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  1. 南城市議会 2006-12-07
    12月13日-04号


    取得元: 南城市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    平成18年 12月 定例会(第6回)          平成18年第6回南城市議会(定例会)会議録1.招集年月日  平成18年12月7日(木)2.招集の場所  南城市議会議事堂3.開議     12月13日 10時宣告4.散会     12月13日 15時46分宣告5.出席議員 1番 仲里 隆議員       12番 島袋賢栄議員 2番 大城憲幸議員       13番 大城 悟議員 3番 佐久川政信議員      14番 具志堅哲美議員 4番 比嘉徳吉議員       15番 嘉数松一議員 5番 屋冝宣勇議員       16番 照喜名 智議員 6番 国吉昌実議員       17番 仲村和則議員 7番 長嶺勝盛議員       18番 照屋盛敬議員 8番 座波 一議員       19番 玉城正光議員 9番 仲村勝秀議員       20番 中村康範議員10番 嶺井達也議員       21番 大城幸雄議員11番 小波津幸雄議員      22番 川平善範議員---------------------------------------◯欠席議員(人)  無し---------------------------------------6.欠席議員   無し7.本会議に職務のため出席した事務局職員の職、氏名  事務局長 玉城秀雄   副参事  普天間官一  主査   八幡恭光8.地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者  市長       古謝景春       教育長      高嶺朝勇  助役       與那嶺紘也      教育部長     呉屋善永  総務企画部長   仲宗根正昭      上下水道部長   當山全章  総務企画部参事  知念良光       産業建設部長   仲村正浩  市民福祉部長   八幡正光  市民福祉部参事  玉城康雄9.議事日程---------------------------------------   平成18年第6回南城市議会12月定例会 議事日程〔第4号〕                  平成18年12月13日(水)午前10時開議日程第1    会議録署名議員の指名 〃第2    一般質問(7人)        (1)仲村勝秀        (2)照喜名 智        (3)国吉昌実        (4)嶺井達也        (5)佐久川政信        (6)照屋盛敬        (7)具志堅哲美---------------------------------------10.会議に付した事件  議事日程の事件と同じ11.会議の経過  次のとおり ○議長(川平善範)  これから本日の会議を開きます。諸般の報告を行います。中村康範議員から本日は、欠席する旨の届け出がありました。 本日の議事日程は、お手元に配布してあるとおりでございます。諸般の報告を終わります。 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定によって、21番大城幸雄議員及び1番仲里隆議員を指名します。 日程第2.これより一般質問を行います。 なお、本日の質問者は事前に配布しました資料のとおりでございます。順次、発言を許します。仲村勝秀議員、登壇願います。 ◆9番(仲村勝秀議員)  皆さん、おはようございます。3日目で私朝にあたってしまったということで、午後はみんな疲れているようですので、大変喜んでおります。よろしくお願いいたします。 それでは、通告に従って二つほどお伺いしたいというふうに思います。まず、南城市を美しく市民が誇りに持てるようにしたいということで、道路公園施設の清掃管理について質問いたします。市民が心豊かに誇りをもって暮らしていくためには、生活圏の整備がかかせないことであります。道路や公園施設はジョギングやウォーキングを楽しんでいる人がたくさんいますが、管理が行き届いていないところがあります。 特に南部観光案内センターからグスクロードにかけては、歩道を避けて車道に出たりしております。雑草がたくさん茂っておりまして、そういうところが見られます。グスク公園内においても雑草が伸び放題であります。大里城跡も行ってみましたけれども、各商工会の行事のたびに商工会会員が刈りているような状況も見られますので、その点でお聞きをしたいというふうに思っております。道路整備については、9月議会にも何名かの議員が取り上げておりましたが、工事に関しては予算が少ないということもありまして、拡張工事とか、改良工事ではなく、今回草刈りとか、清掃、多額の金のかかるものではないので、その都度できるんじゃないかというふうに思っております。南城市は、観光客が年間200万人も訪れる名所地であり、自然の美しさと調和した各施設の清掃管理が必要であります。市内がきれいになることで、心豊かになり、市民にお客様を迎え入れる心が育ち、市民が誇れる南城市になるものと思っております。 そこでお伺いいたしますが、まず一つ目に道路、公園等の管理状況の把握は、どうなっているのか。その点について。2点目に草刈り、清掃の定期的な計画があるのかどうか。以上、お尋ねいたします。 二つ目は、公民館(コミュニティー施設)の整備と活動の充実についてお伺いいたします。南城市が誕生し、人口、面積が大きくなり、市全体としての交流活動に関心が薄い中で地域コミュニティー施設が住民の交流の場として、青少年健全育成、地域文化の継承保全、福祉健康づくり等、社会教育の推進に大きな役割を担っております。 特に糸数公民館は、昭和28年に建設されて53年が経過し老朽化による損傷が激しく、コンクリートの剥離落下や雨漏りがあり、梁にも亀裂が生じて大変危険な状態であります。 社会教育を推進し、住民ニーズに応えるためにも、建て替えが必要であります。平成15年に旧玉城村に建設を要請しておりますが、補助事業での建設は厳しいということでありました。私はいま建築の仕事しておりますので、特に一階の骨組みが粟石で造られているために地震の横揺れに対しては力がありません。このまま使用し続けることは、大変危険であるというふうにいつも公民館に入りながら思っております。 そこで公民館活動の位置づけはどうなっているのか。そして公民館施設建設への市独自の補助制度がないものかどうか。それから各自治体からの建設要請とその対応は、どのようになっているのか。糸数以外からもこのように公民館の建設の保全についてのそういうことがあるのかどうかということであります。以上、お尋ねをいたします。よろしくお願いいたします。 ◎市長(古謝景春)  おはようございます。仲村勝秀議員の質問にお答えいたします。道路公園施設の清掃管理についてということで、その質問の詳細につきましては、部長より答えていただきますけれども、私の基本的な考え方を申し上げますが、いわゆる受益をよく受ける方々、公園等におきましての例を申し上げますと、旧知念における野球、そしてサッカーチームには、いわゆる借用するときに私はそういう話をしております。借りるからには、管理もひとつお願いしますということで、父兄が集まって年何回か草刈りをしたりということで、運動場、そして公園等の管理をしております。そういった地域で維持管理をおさえていくということがまず大事だろうと思っております。この道路につきましても、できれば地域の道路は地域できれいにするというふうなことが仮に南城市全域で行われれば、私はいま皆さんがいろんな要望しているその裏負担分もそれで賄えるような状況になってくるんじゃなかなと、いわゆる小さい金の積み重ねが莫大な金になるわけですから、そういった協働の精神をまず地域づくりは考えていくべきだろうということで思っておりますので、大変いい機会でございますので、ぜひ議員の皆さん方もそういった意識改革、視点を変えて私共、これからの厳しい時代をどう乗り切っていくかということをぜひ地域でできることは地域でやるというふうなことをぜひ心掛けていただきたいと思っております。 私共も産業建設部長から市長ここはもっと伐開して奥武が見えるようにやりたいということで、日曜日休みでございますけれども、国道沿いを伐開したいけども、どうかというお話もございましたので、私は率先して時間が空いているからやりましょうということでオッケーをしておりますが、ぜひ皆さん方もボランティア精神を旺盛に出していただいて、この地域の草刈りにもぜひ率先してお願いをいたしたいと思っております。 それで次でございますけれども、公民館、コミュニティー施設の活動の充実ということで、この地域のコミュニティー施設というのは、大変大事な拠点でございます。そういったことからいたしまして、私共この老朽化している施設におきましては、いろんな補助メニューを探して、それを手当するということを念頭に進めるようにということで指示をいたしております。多くの自治体がございまして、要望も結構あるようでございます。そういったものを逐次整理しながら、その方向性を定めるということをいたしたいと思っております。それでは部長が答えます。 ◎産業建設部長(仲村正浩)  道路公園等の管理状況についてお答えいたします。市道は835路線ございまして、公園も7箇所管理しております。道路の維持管理は、主要公共機関へのアクセス道路や通勤、通学路として比較的利用度の高い、歩道の付いた主要幹線道路を年2回から3回行っているということでございます。 そしてその他の道路につきましては、パトロール等を随時実施しているということでございます。それから公園についてでございますが、各施設2ないし5回、ローテーションで草刈り作業等を実施しているということでございます。 特にグスクロード公園等については、行楽シーズンになると、職員等も動員して草刈り等を行っているということでございます。道路及び公園の草刈り清掃につきましては、予算の都合等もございまして、8名の作業員を雇用して実施しているわけでございますけれども、特に道路等については肩掛けの草刈り機によって、要するに人力作業の草刈りもやっておりますけれども、草の伸びる成長に追いつかないというのが現状でございます。 また、公園も面積が広くて、人が乗ってやるトラクターみないな草刈り機2台を持ち回りして整備をしているということでございます。しかし、いま遊歩道とか、そういった歩道とかのところは、草刈りやっても、一巡する頃にはまた草がだいぶ伸びているということで、大変管理に頭を痛めているというのが実態でございます。そして集落内の歩道等の草刈り等につきましては、地域にもお願いいたしまして、地域でできる分は、地域でお願いしたいということでお願いしているところでございます。 それから草刈り清掃の定期計画があるのかということでございますが、定期計画というのは、具体的な計画はございませんけれども、8月の道路月間等のときには、商工会の皆さんにもお願いし、佐敷の商工会あたりでは、新開を中心とする空き缶拾い、草刈り等、いろいろやっていただいておりますし、大里商工会の皆さんにも道路等の空き缶拾い、草刈り等をやってもらっておりますし、玉城商工会にもグスクロード等の整備を協力してもらっております。それから知念商工会も国道沿い中心に見晴らし、景観がよく見えるように国道を中心として草刈り等をお願いしていると、そしてまた尚巴志ハーフマラソンの前には、このコースを中心として建設会、去ったハーフマラソンの前、今回も実施したのでございますが、市内の建設会や沖縄県の職員、そして国道事務所の所長を先頭にやっていただきまして、市職員も動員して総勢170~180名ぐらい参加いただいて、市内の国道、県道、そして市道と、尚巴志ハーフマラソンのコースを中心として整備したということでございます。以上であります。 ◎総務企画部参事(知念良光)  仲村勝秀議員コミュニティー施設の整備について、お答えをしたいと思います。なお、1点目の公民館の活動の位置づけにつきましては、市長から答弁がありましたので割愛をさせていただきます。 2点目の公民館施設建設への補助制度についてであります。公民館施設建設への補助制度としましては、財団法人自治総合センターが行っております。宝くじの普及広報事業であるコミュニティーセンター助成事業があります。助成金額は最大で1,500万円になります。対象事業費の5分の3以内の相当する額が交付をされます。 3点目の各自治体からの建設要請と、その対応についてお答えをします。コミュニティーセンター助成事業を受けての建設は、平成17年度においては島袋区のコミュニティーセンターが完成をしております。今年度、平成18年度は現在具志堅区で建設中でございます。平成19年度の申請にあたっては、去る9月に文書でもって各自治会に助成事業の募集をご案内申し上げました。その結果、糸数区のみの申請がありました。それにつきましては県への申請は済んでおります。 なお、助成決定は来年4月上旬となっていることをご報告したいと思います。以上であります。 ◆9番(仲村勝秀議員)  ありがとうございました。市長からありましたように協働の精神でもって市内を良くするというお話で、私も大変共感をしております。しかし、住民がそういう気持ちにまだなっているかと言うと、そうでもないというふうに思います。あるいは公園に関しても専用でもって借りるようなスポーツ施設とかであれば、その使う団体が共同でそこを終わったらきれいにするということも考えられますけれども、公園等、個人個人で使うような施設に関しては、やっぱり市の方で管理をしていかなければいけないんじゃないかなというふうに考えております。そして以前はまた民間といいますか、シルバー人材といいますか、そういう方々を使って委託の方もやっておったと思いますけれども、そういうことも考えられるんじゃないかなと、このように思いますので、ご検討をお願いしたいと思います。 そして先程お話がありましたように私那覇に行く場合に大里の大城、当間辺りは県道沿いでありますけれども、草花を植えたり、地域の人でやっているのをよく見かけます。大変気持ちはいいことでありまして、そういうところには先程あったように協働の精神を育てる意味からも何かの補助といいますか、その苗を支給するとか、そういうことが考えられないかなと、そうすることによって、そういう精神も芽生えてくるものというふうに思いますので、そういうことができないかももう一度お聞きをしたいというふうに思います。 それから毎年、特にグスクロードは来年1月だと思いますが、視覚障害者マラソンが行われると思います。その間にはぜひコース周辺だけでもきれいにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。お願いいたします。 ◎市長(古謝景春)  お答えします。国道、県道の場合は、この花植えの場合、申請すれば国、県から花も差し上げております。それと肥料も差し上げることになっております。 また、いまおっしゃられるように市道も地域で管理して花植えするのであれば、私共も前向きに検討してまいりたいと思っています。 ◎産業建設部長(仲村正浩)  いまご提言がございましたシルバーの活用についても、現在シルバー人材センターの設立も準備、検討しておりまして、このシルバー人材センターも設立した場合には活用していきたいというふうに考えておりますし、また、1月に視覚障害者のマラソンがあるということも重々承知しておりまして、担当課にはその前までにはちゃんと整備するように話をしてございます。以上でございます。 ◆9番(仲村勝秀議員)  ぜひ市外から、あるいは県外からも来られる大会でありますので、あと1月ぐらいしかありませんが、お願いをしたいと思います。 それでは2点目についてお聞きをいたします。公民館の位置づけ、これは特に介護の問題とか、いま糸数でもそうですが、一人暮らしの方がだいぶ出てきましたので、そういう方がお家から出て、区民みんなと一緒にお話ができる、そういう出会いの場といいますか、これは介護の問題、医療費の問題にもだいぶあれすると思うんですが、それも含めて公民館活動を生涯教育の場から教育長にでもお話いただければと思いますが、どのように活用するのか。これからの生涯教育において、あるいはこういう老人の方々がいまお家でも一人暮らしでおられる方々をどうにかして、そしてそれがまた活用することによって、これからの私たち年配に関しても生涯教育のいろんなメニューがあると思いますけれども、そういう面での公民館の活用としてはいかがなものでしょうか。ひとつお願いいたします。 ◎教育長(高嶺朝勇)  お答えいたします。各字にある公民館は、自治公民館という呼び方をしておりますが、公民館の設置の趣旨から申しましても、地域住民の福祉の向上ということがうたわれております。いま地域ではだんだん人々がバラバラにと言いますか、お互い交流が少なくなりまして、連帯感も少なくなっております。そういう中で、高齢化社会を迎えまして、ますますお家の中に引きこもってしまうお年寄りが増えていると、テレビばっかり観ていると、それでは健康に良くないということもはっきりしているようであります。ですから、高齢者の健康維持、あるいはまた高齢者の生きがいづくり、そういうものを通して、福祉の向上といいますか、そういうことを図るのが公民館の大きな目的の一つでもありますので、地域の公民館、各字の公民館におかれましては、区長さんを中心にそういう高齢者学級とか、あるいは高齢者の交友会とか、子供たちとの交流会とか、そういうふうな活動を盛んにもっていただいて、生涯学習、社会教育の振興に頑張っていただきたいと、こういうふうに考えております。教育委員会としましても高齢者学級、あるいは婦人学級、そういうふうなものを各字にお願いしている部分はありますが、すべての字にお願いしているというわけではございません。ですから、市の教育委員会がやるというよりも、各字がそれぞれに計画を持って、各字のニーズに応じた活動をぜひ活発にやっていただきたいと、こういうふうにお願いをいたします。以上でございます。 ◆9番(仲村勝秀議員)  いまいろんな広報を通じて、各家庭にそういうのを配られておりますけれども、なかなか団体を通していろいろなものを呼びかけていただければ、そういう高齢者学級、いろんなものがきようできるかなというふうに思っております。 先程、私は公民館建設についての補助制度、これは各省庁といいますか、各部においてあると思いますけれども、コミュニティーだけではなくて、改善センターもできなくなりましたでしょうか。そういうことも農林省いろいろあると思いますが、私がお尋ねしたのは、特に市としてのそういう制度がないかどうかということでありますが、それはありませんでしょうか、ひとつお願いをいたします。 ○議長(川平善範)  休憩します。          (休憩 10時22分)          (再開 10時24分) 再開します。 ◎総務企画部参事(知念良光)  お答えいたします。市単独としての公民館の補助制度というのはございません。 ◆9番(仲村勝秀議員)  補助事業ということはないにしても、いくらかのあれはあってもいいと思いますが、いまお話を聞きますと、自治宝くじの件で1,500万円あるということで、19年度は糸数だけがいま申請されているということで希望を持っておりますが、それ以外にも市独自のいくらかのお祝いみたいなあれがあってもいいと思いますが、それは各こういう公民館の事業者からすると、そういうことは市長考えられませんか。お願いいたします。 ◎総務企画部参事(知念良光)  お答えします。いま建築中であります具志堅につきましても市からの補助金というのは考えておりません。ないということでございます。 ◆9番(仲村勝秀議員)  それでは大きな財産ですので、各地域においてはなかなかそういう補助事業がなければ進まないような施設でありますが、これもみんなのお金で造るものですからわかりますけれども、ぜひともこの自治宝くじ以外にもいろんな補助メニューがあると思いますので、各部でもって探していただいて、市長を先頭に各地域のそういう要望に応えていただきたいというふうに思います。以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(川平善範)  一般質問を続けます。 次に照喜名智議員、登壇願います。 ◆16番(照喜名智議員)  おはようございます。一般質問を行います。先程来、産業建設部長が少し元気がないのが気になっておりますけれども、今議会かなり産業建設部長の質問が多いということで、気は引けますけれども、大変お疲れさんでございます。住民の声でございますので、一般質問をさせていただきます。 まず、市道・知念157号線の道路改築事業についてでございます。当該事業は、平成13年度から19年度まで、これ旧知念村で始まった継続事業でありますけれども、安座真~知名間海岸道路でございます。当事業は、県における護岸整備事業に伴い計画されまして、サンサンビーチのピーク時における交通渋滞の緩和策、そして太陽御川への侵入道路、又、将来における観光関連道路として地域住民からも大きく期待をされております。 現在、未購入用地があり計画が滞っているとの認識を持っております。事業の経過と現況、今後の見通しと課題について伺います。 太陽御川までの間は東御廻りの進入路として重要であり、地域住民の要望もあります。駐車場も含め現行の計画どおり整備するべきだと思いますが、いかがでしょうか。また、県護岸工事が養殖センターの一角で終了しており、波浪の影響で浸食され擁壁の基礎部分が露出し、大変危惧されております。見解を伺います。 国道331号との取り付けにつきましては、用地交渉が滞っている状況であれば、法線を変更し、わちばる入口側、すなわち市道知念113号線、市道知念103号線を拡張整備し連結する考えはあるか伺います。 当該道路は、供用開始後、サンサンビーチとの連携で観光関連道路として期待されております。付近一帯は近年初日の出のメッカとなっております。また、太陽御川との関連で東御廻りジョイアスロンのコースとしても有効活用でき、公共空地も含め大変素晴らしい場所となり得るものと考えております。市長の見解をお伺いいたします。 ◎市長(古謝景春)  照喜名智議員の質問にお答えいたします。市道知念157号線というのは、ご承知のようにあざまサンサンビーチの入口から太陽御川までの道路でございますけれども、現護岸から前倒しをして高潮対策事業で護岸整備を終えて、その後ろに市道を取り付けるということでいま実施されておりますけれども、この知名崎の用地交渉が困難になっておりまして、いま見直しを図らなければいけないという状況になっております。いまその手続きについて部で検討いたしております。この道路につきましては、すごく市民から地域から喜ばれておりまして、私もたまに朝起きをしてウォーキングをしておりますけれども、5時半ぐらいから結構いろんな人たちがウォーキングを親しんでおられます。 それと夜になってもまた地域住民がそこを散策するというようなことで、素晴らしいウォーキングのメッカともなっておりまして、特にまた「わちばる太郎」とのいわゆる第三セクターの我々の食堂、レストランも、そこを通ってサンサンビーチとの連携をすれば、また、それなりの活性化もできるものかということで、多くの活用方法ができるのではないかと思っております。先にこの活用についてのことを話したんですが、全国の屋台村でもまず冬にやったらどうかという話もしたことがございますけれども、そういったいろんな形で今後のこの公共空地の使い方もできるだろうと思っております。特に、この地域は国道331が集落の真ん中を通っておりまして、こういう大きな行事になりますと国道沿いに車がいっぱいで大変危険な状況にあると。それを告別式とか、いろんな人が集まるときにその公共空地を利用できるような状況もまたあるということで、今後の活用を考えれば、いろんな形で利用できるものと思っております。詳細につきましては、また各部長からお答えをさせたいと思います。
    産業建設部長(仲村正浩)  市道知念157号線、道路改良事業について現況をご説明申し上げます。いまさっき市長からもご答弁がございましたようにいま用地の問題で、なかなか前に進まないというのが現状でございます。役所からの鑑定を入れて、その単価を提示したのでございますけれども、地権者の希望額と大きく開きがあるということで、なかなか応じていただけないというのが実態でございます。 それからエビ養殖場の問題もございまして、当初の段階ではこのエビ養殖に関しては機械だけの問題だというふうに考えているということでございますが、最近、振動や騒音にも影響があるのではないかということがございまして、現在、そのエビ養殖に対する影響調査を委託調査をお願いしているところでございまして、その結果がまとまったら、その調査結果に基づきまして、いま計画しております法線を検討しなければならないというふうに考えております。 ですから、この法線問題については、その調査結果をもとにして今後検討していきたいということでございます。以上であります。 環境調査の結果に基づいて、この用地変更、法線変更が生じた場合のことでございますが、この場合、地元にも説明会を開催して、十分その内容を調整して今後の方針を考えていきたいということでございます。 そしてまた太陽御川へのアクセスの問題、これが法線変更した場合の太陽御川へのアクセスをどうするのかというのも大きな課題でございます。現在、県が整備した護岸先は道路事業で海岸整備までも予定しているところでございまして、この道路が整備ができないとなると、この護岸整備までも影響すると、太陽御川まで行く道路整備までも影響するということです。そういった課題も出てくるということでございます。 先程また養殖センターの話もございましたけれども、そういった課題もいろいろ検討しなければならないということで、この変更することによって、また、いろんな課題もございまして、予算面の問題とか、検討しなければならない課題もあるということでございます。以上であります。 ◆16番(照喜名智議員)  答弁もらいましたけれども、当道路について、これは平成12年度に当該区であります字知名区で、この法線の説明会といいますか、三つの案があって、そのうちの一つをどうかということで、その一つの案がいまある案でありますけれども、この字でこの当案、すなわち太陽御川を通る道路に決定した経緯というのは、やはりこの東御廻りの参拝地であります太陽御川、この太陽御川へのアクセス道路、昔から字で要望していたという経緯があって、そうであれば、この太陽御川を経由して通ってくるこの案の方がいいだろうと、当初は、太陽御川を通らない案もあって、三つの案の中から一つを選んでくれというふうな経緯もあって、この用地交渉がうまくいかなくなるということになると、道路変更も法線変更もあり得るのかなと、そうなりますと、太陽御川までのこのアクセスはどうなっていくのかと、いま養殖場の「わちばる太郎」の一角で道路は止まっているわけですよね。ですから、この声と言いますのは、変更になった場合でも太陽御川までは、先程市長が言われました護岸の保全、そういった面も含めますと、太陽御川まではできるんじゃないかと、用地交渉の件もありますけれども、ぜひとも太陽御川までやってもらいたいというのが、この質問の趣旨なんですよ。 そして先程、太陽御川の件までは、今後の検討課題というような話もありましたけれども、この辺太陽御川までは、ぜひ繋げられないものか。そして現いま止まっているところから変更するのであれば、国道331号線わちばる側にそのまま村道を経て、市道を経て抜けていってもいいのではないかというふうな考えがあって質問しているわけなんですけれども、まず太陽御川までのこの法線の件をどうお考えなのか。変更となって、そのままここから国道に抜ける法線で考えておられるのか。私は、なぜ太陽御川、このジョイアスロンまで出したかと言いますと、やはりこの太陽御川までの道を有効に活用する。そして従来からあった字の要望事項にもマッチするということで、ぜひともそこまでは必要だろうというふうに思っておりますけれども、その辺の見解をお願いします。 ◎産業建設部長(仲村正浩)  お答えします。この道路は、先程申し上げましたようにサンサンビーチへのアクセス道路ということでございまして、どうしてもこの先が地権者の同意等が得られなくて、整備できなければ国道への別のルートをやって接続をしなければ、この道路の意義がないというふうに考えております。 ただ、太陽御川へ行く現計画につきましては、これは道路事業で護岸も整備するようになっているんですよね、この事業そのものが護岸整備までですね。道路が整備されないとなると、護岸もこれは補助がないということになるということでございまして、単費で対応できるのかというまた財政的な問題も出てくるわけでございます。 ですから、そういった諸々の件を検討して、このアクセスについては検討してまいりたいということでございます。 ◆16番(照喜名智議員)  道路工事で護岸もやらないと、これはできなくなるという話ですよね。太陽御川までのいまの現計画に入っているわけでございまして、まだ変更ではないんですけれども、この変更というのを想定しているのであれば、太陽御川までを持っていくと、ここまでを持っていって、その先を変更という考えでもいいんじゃないかと私思うんですよ。太陽御川までもっていって、いま止まっているところから国道に抜けていくと、いま現計画はあるわけですよね。板馬の1198番地に出るこの計画はあるわけですから、これを太陽御川まで持ってきて、そこから先を変更すればいいんじゃないかという私は考え方なんですよ。それと用地交渉の云々の話もありましたが、途中までは工事はできるんですよ、太陽御川の直前までは、そこから先が用地の1法人の用地があるんですけれども、そこから先に用地がある。そのギリギリまではできるんじゃないかという観点があって、そして用地があるところからは、遊歩道にしてもいいんじゃないかと、意味わかりますよね。ギリギリ用地交渉にかからないところまでは、現計画があるわけですから、ここまで持っていけるんじゃないかと、ここから先は遊歩道で太陽御川までは繋げると、これは別の事業で皆さん方はまた専門家ですので、補助事業、補助メニューを模索して、短い距離であれば可能ではないかと私は思うんですよ。この辺もぜひ考慮に入れて検討していただきたいというふうに思いますが、いかがですか。 ◎産業建設部長(仲村正浩)  まだ方針決定については決定したわけではございませんで、先程申し上げましたようにいろいろいま基礎調査等もやっておりますので、そういった調査も結果も踏まえて対応してまいりたいということでご理解願います。 ◆16番(照喜名智議員)  いま言った件については、十分考慮に入れて検討していただきたいというふうに思っております。 用地交渉以外にもエビの養殖場等の問題もあるんだというふうな話がありました。振動、振動というのは、やはり道路の振動のことというふうに思っておりますけれども、この振動によってエビの生育に影響が出るという話があって、いま環境調査をしているわけですよね。この環境調査、いくらぐらいで環境調査しているのか。そしてこれいつまでに結果が出るのか。この事業は平成19年度までの事業ですので、そうしますと事業の延長等々もあり得るのか、この辺の説明をお願いします。以前の話では、このエビ養殖場の振動プラス、照明、車のライト、道を通りますと車のライトが当たってエビが夜間に撥ねてしまって、生育に影響が出るという話も以前にはございました。こういった諸々のことも勘案しての再調査ということだろうというふうに思っておりますけれども、この予算額と、いつまでにこれが結果が出るのか、お伺いします。 ◎産業建設部長(仲村正浩)  現在、エビの影響調査を委託しておりますけれども、報告は今月いっぱいには報告できるようになっています。そういうことで、照喜名議員がおっしゃるように、この事業が平成19年度、来年度までございますけれども、そういったエビの養殖環境の問題等いろいろございまして、県の方にはこの事業年度の延長を調整しているところでございます。 委託料については把握してございませんので、ご了解願いたいと思います。 ◆16番(照喜名智議員)  把握してないのであれば、あとで報告しても構いません。平成19年度よりまた延長もあり得ると、これは結果によっては延長せざるを得ないだろうというふうに私も考えております。この用地交渉がうまくいかなくなって、また、新たな法線を敷くということになりますと、この新たな法線についてのまた調査、あるいは調整、いろいろ出てくるというふうに思っております。これは延長せざるを得ないなという観点もございます。この辺重々検討した上で用地の変更が必要であれば、また変更もして、そして当初からの要望であります太陽御川までのアクセスもぜひとも確保していただきたいと、そこまでは計画どおりにできるようにやっていただきたいというふうに思っております。 そして私は一つ触れておりますのが、県護岸工事がいま養殖場の一角で終了しておりまして、こっちは角になっているんですよね。見た限り波浪の影響で、これが浸食されているのではないかというふうに私はみて、写真も撮ってきたわけなんですが、基礎部分がえぐられて露出している状況なんですよ。以前に台風もあったんですが、台風の後にさらにえぐられているというふうな感触をもっております。ずっと30年か、40年前にここがエビ養殖場でなかった頃に掘った珊瑚礁を切った後が、これ砂で埋まっていたんですよ、台風後も。これがいま露出している状態ですので、明らかに潮の流れが変わったのかなというふうな感じがしますけれども、この辺の擁壁の保護も含めた、これは誰も補償しなさいという話ではありませんので、これは第三セクターですので、そういった保護も含めて、現計画どおりにこれがいけば、こういった諸々の問題も表に出ることなく解決するのではないかというふうに思いますので、この辺、十分養殖センター側と調整して下さい。調整した上で道路のまた大まかな計画にもっていってほしいというふうに思っております。これについては見解はよろしいです。 そして将来についての道路の活用方法について、私、市長に伺いますというふうに申し上げたんですけれども、やはりここは近年、初日の出のメッカとなっていまして、この国道331、東側、大みそかの夜10時ぐらいになりますと、正月の朝方になりますと車がいっぱいして、数珠繋ぎなんですよ、岬公園、あの辺まで。そして間に合わなくて、ちょうどこの並んでいるところで車を降りて、歩道で初日の出を拝むという方がいっぱいいます。そういった初日の出のスポットにもなり得るだろうというふうに思っております。 先程市長が話しておりました屋台村の案も非常にいい案だというふうに思っております。そこで公共空地等々もあります。この公共空地の開放がぜひとも大前提となりますので、この辺の見解も含めて、市長からいま道路の法線の変更の件もあります。おそらく市長も用地交渉に出向いたというふうに私は理解しております。この辺の事情は産業建設部長よりも市長の方がよくわかるだろうと思っておりますので、この事業の経過、そして用地交渉の経過、それを踏まえた将来の次の市長もいま考えている道路変更を考えているのか。それとも現計画どおりでいいというふうに思っているのか。 もう一つは、このサンサンビーチと連動した形での観光関連道路としての有効活用という観点について、市長のいま一度見解を伺います。 ◎市長(古謝景春)  お答えいたします。最悪な状態で法線変更という形に、まず問題になるのは、起点と終点がどこになるかということが問題になるだろうと思っております。行き止まりで道路を造るという形になると、なぜそこで止めたのかということで、そこだけで止めれば別に問題ないと思いますが、また、わちばるに法線変更というときに、なぜそこの分は無駄じゃないかというようないわゆる会計検査のクリアすべき点もあるように思われます。そういったことも含めながら、検討しなければいけないというようなことが起こるんじゃないかということを予想いたしております。 それと公共空地に関しましては、ポケットパークなり、駐車場、そういった諸々の計画があるようでありますので、そういった空地をすぐ利用できるような形に整備をすれば、いろんな利用の形態があるのではないかと思っております。 特に安座真地域のすぐ背後地は結構な空地がございまして、いろんな子供たちの遊び場とか、いろんな利用ができると思っております。それも含めまして、これから議論をしながら、いい方向でそれを整備してまいりたいと思っております。 ◆16番(照喜名智議員)  道路計画、計画はもちろんどんな計画もそうなんですけれども、計画どおりに進めるのがまず第一の基本でございます。まず前提となっている用地交渉が滞っているという話で質問しているわけでございますが、とにかく用地交渉も最善の努力を尽くして、現計画どおりにやるというのは、まず努力をして、そしていま市長が言われた最悪の状態であれば、法線変更もやむを得ないだろうということも想定しながらやっていただきたいというふうに思っております。 そしていま言った起点と終点の問題もありますが、そういった問題が出れば別の事業でも模索もできるのではないかというふうに私は思っております。太陽御川については、市の文化財にも指定されておりますので、こういった観点からも遊歩道なり、道路なりの整備は可能かというふうに思っております。いまの機会を逃しますと、この太陽御川へのアクセス道路は、かなり難しい問題になるだろうというふうに思っています。だから、あえて何度も何度も言うわけですけれども、別の事業を模索してでもやっていただきたいというふうに強く要望しまして、一般質問を終わります。 ○議長(川平善範)  休憩します。          (休憩 10時58分)          (再開 11時10分) 再開します。 一般質問を続けます。国吉昌実議員、登壇願います。 ◆6番(国吉昌実議員)  皆さん、おはようございます。午前中、最後の質問者となりました。一般質問も3日目となりまして、執行部の皆さんも行政懇談会をこなしながらのことでありますので、さぞお疲れのことと思いますが、何卒市の発展のためでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。 それでは先だって提出をいたしました通告に従い質問をさせていただきます。はじめに、ブロードバンド環境の整備についてでございます。情報基盤、いわゆる情報インフラの整備は、新しい産業の創設や既存の産業の振興につながり、多くの企業の誘致を可能といたします。また、住民生活の豊かさという観点からいたしますと、地域住民の参加意識と連帯感が醸成され、教育、文化、福祉の向上が期待できるのであります。このことについては、これまでの議論の中で再三確認されてきたとおりであります。したがって、ポスト平成27年を視野に入れた今後のまちづくりを考える上で、このブロードバンド環境の整備は、行政における大変重要なテーマであり、課題であります。しかし、現在における南城市のブロードバンド環境は、ADSL未提供エリアと、提供はされているが、利用できない区域を合わせると、約23%ございます。世帯数にして、約3,030世帯あります。 一方で、Bフレッツのサービス提供エリアも那覇空港から近く、年間約200万人もの観光客が訪れる地域にしては、未だに17%しかございません。このような状況では、活力に満ちたまちづくりは到底望みようがございません。したがって、ブロードバンド環境の整備は、急ピッチで推進をしていかなくてはならないとの結論に容易に立つことができますが、何しろ莫大な費用を要するわけでございますので、市民の皆様にご理解をいただけるように以下の点についてお伺いいたします。 (1)ユビキタス社会をイメージした環境整備をしていきたいとのことでございましたが、具体的な説明を求めます。①公共施設間における整備がどのような方針で行っていくのか、お伺いをしたいと思います。②教育施設における整備についてであります。③市民生活におけるブロードバンド環境の格差是正についてはどうなっていくのか、お尋ねをしたいと思います。 (2)事業にかかる必要経費は、どのぐらいとみておりますか。その資金計画は、どうなっておりますか。お伺いをしたいと思います。 (3)いくつかの会社からプレゼンを受けていると思いますが、業者選定のポイントは現時点でどのように考えておりますか、お伺いをしたいと思います。 (4)当局の計画どおりブロードバンド環境が整備されますと様々な効果が期待できると思います。以下にあげる面から説明を求めたいと思います。①産業振興の面から、②観光振興の面から、③教育環境の面から、④福祉の面から、⑤財政改革の面から。 (5)といたしまして、事業採択の可能性について、そしてまた今後の取り組みについてお伺いをしたいと思います。 次に発言事項の2点目でございますが、大里地域福原区の土地の総合的有効利用に関する要請についてでお伺いいたします。合併支援策が受けられなくなる10年後のことを想定すると、一日も早く財政基盤のしっかりとした日本一元気な南城市を建設していかなくてはなりません。そのためには、まず思い切った土地利用の見直しを図り、計画的な宅地化や企業誘致の推進をしていかなくてはなりません。最終的には現在各地で行っている行政懇談会での意見等を総合計画に反映させていく中で、南城市における土地の有効活用は決定されていくものと思いますが、確認の意味で次の点をお伺いしたいと思います。 (1)市街化調整区域を外す手続きは、総合計画や基本構想を策定した後でなければできないのかをお伺いいたします。 (2)福原区からの要請には、土地利用の見直しをすることによって、南城市の経済効果・財政効果もかなり期待ができるとの指摘があり、又、私たちの大きな課題でもある大里北小学校の児童生徒が年々減少していく状況にも歯止めがかけられるとあります。それらを行政としてどのように受け止めておられるのか。また、今後どのような形で整理していこうとされているのか、お伺いをしたいと思います。以上、再質問は自席にて行います。 ◎市長(古謝景春)  国吉昌実議員の質問にお答えいたします。ブロードバンド環境の整備についてということで、先にも議員各位にご説明をした南城市ワイヤレスブロードバンドネットワーク整備ということで、いまそれを進めておりますが、私も当初から公約として、このブロードバンドの環境整備というのは、急務であるということを政策的に述べてまいりましたけれども、それを実施するために頑張っております。 いま我々が計画しているのは、全国でも大変珍しいケースではなかろうかと思っております。それにつきましてもまた内閣府にもお願いに行きまして、その全体の概要を説明してございます。そのときにも西銘代議士から直接、南城市長が来るからよろしくというようなことで課長対応であったというのが大変印象深く残っております。地域からあがってきたら、それを考慮しながらこの予算の配慮があるのかということを考えておりますが、いまその予算の件につきまして、いま一生懸命頑張っております。その件につきましては、久高をどうするかというようなことがございましたけれども、久高におきましては離島ブロードバンド環境整備補助促進事業ということで、国が10分の8、県が10分の1ということで、高率でございますので、3,800万円ぐらいですか、それはその事業で導入を考えていこうというようなことで計画をされております。 それと地域イントラネット基盤整備事業がこの南城市全域をその事業でやっていこうというようなことで考えております。詳細につきましては参事からお答えをさせます。 失礼しました。2点目でございますが、私の基本的な考え方としては、いま南城市全域で那覇広域圏の市街化調整区域が結構多ございまして、なぜ我々が那覇市のためにこの土地が制限されなければいけないかと、いわゆる地方分権、税収を求める中で、なぜ我々が犠牲にならなければいけないかというふうなことを当初、私は就任と同時に部長にも申し上げております。そういったことで秩序ある土地利用計画を考え、その産業の活性化、そして次男、三男が住めるような状況を作っていくということをいま念頭に、その全体の土地利用計画を見直していこうということで申し上げております。部長の話では、まさかこんなに早く、大里地域まで人口、住宅が伸びるとは思ってなかったということを言っておられましたが、いままさにそういう見直しの時期であるということで、私共、関係課にもしっかりと住民の意思を反映させる意味の土地利用計画を策定すべきだということをいま申し上げておりますので、そのような形で南城市の意見として、しっかりそのすり合わせをしていきたいと思っております。詳細につきましては、参事からお答えをいたしたいと思います。 ◎総務企画部参事(知念良光)  国吉昌実議員の質問にお答えをしたいと思います。1点目のユビキタス社会をイメージした環境整備の部分の1点目の公共施設における整備、2点目の教育施設における整備、あるいは市民生活における格差是正について答弁をしたいと思います。 南城市のネットワーク網の整備にあたっては、現在の社会背景とイニシャルコスト等、あるいはランニングコスト、将来的な市内の公共施設の配置等に考慮して、庁舎間などの回線については光ファイバー、その他公共施設や市民が利用するラストワンマイルについては、高速無線によるネットワーク整備を予定しております。 庁舎間のように大量のデータを取り扱う回線については、光ファイバー、大容量のデータを取り扱う必要がない市民、あるいは個人、公共施設については、高速無線によるネットワーク等の整備で行う予定であります。 なお、無線ネットワークについては、市内全域をカバーすることとしており、無線ネットワークの利用については、市内のどこからでもインターネットに接続することが可能となります。したがいまして、市民におけるブロードバンド環境の格差についても解消することができます。 次の2点目の事業にかかる経費でございます。その事業にかかる経費と、その資金計画については、南城市のネットワーク整備網につきましては、イントラネット基盤整備事業と離島ブロードバンド環境整備事業により、庁舎間ネットワーク、施設間ネットワーク、教育委員会ネットワーク基盤の構築と、防災情報、あるいは地域情報配信システムの整備、自治会公民館へのパソコン等の整備、市民開放型のネットワーク整備を行うこととしており、総事業費で9億円を予定しております。 資金計画につきましては、地域イントラネット基盤整備事業が国庫補助が2分の1、離島ブロードバンド環境整備事業が国、県合わせて10分の9補助で、補助裏については、市町村合併特例債で対応する予定でございます。 次の業者選定のポイントについて説明をしたいと思います。地域イントラネット基盤施設整備事業の事業採択に向けての申請が2月に行われるため、早急に基本設計を行う必要があることから、業者選定については既に済んでおります。そこでの業者選定のポイントとしては、使用する無線技術の整備後の地域づくりにあたっての利用方法、市民開放に向けての運用方法、整備にあたってのイニシャルコストの軽減方法、整備後のランニングコスト等を総合的に評価し、選定をいたしております。 次の計画どおり整備された場合の効果でございます。これについては企業誘致を含めた産業振興の面においては、整備後に沖縄県の情報通信産業振興地域の指定を受けることが可能と思われます。したがいまして、地域指定を受けることにより、税制の優遇措置を受けることが可能となり、情報通信産業の企業誘致に繋がることを期待します。その他には農産物や海産物などのオンラインショッピングなどが可能となり、新たな販売ルートによる事業等も見込まれます。また、観光振興の面からは、地域ポータルサイトの開設等により、市民参加型の通信、配信が可能となり、配信する観光情報の充実が図られます。 また、PDAなどのモバイル端末を活用した観光ナビ等を活用し、南城市を訪れた観光客にサービスの一環として貸し出しすることも可能となります。 また、教育面においては、学校間の格差が是正されるほか、調べ学習等、あるいはまた野外授業においてもモバイル端末から利用できるようになり、教育内容の充実が図られます。また、校内等にウェブの監視カメラを設置することで防犯対策も行います。 福祉面でございます。福祉面においては、血圧や脈拍などの情報を配信するシステムを導入すれば、独居老人世帯などの健康情報の管理と安否確認を行うことが可能となります。財政面からであります。財政面としては、一例として教育委員会、現在、小学校、中学校のネットワークを一元管理することで、インターネットの接続料の軽減や各種システムの一元化による経費節減、あるいは各教室までの校内LANの整備が不要となります。その他にもIP電話の活用等により、通信費の経費節減など、アイディア次第では様々な効果が期待できます。 南城市ネットワーク構築にあたっては、行政事務の効率化や市民サービスの向上に向けて、内部検討、あるいは市域づくりのための基盤としての活用方法等について、市民とともに考えてまいりたいと思います。 最後の事業採択の可能性についてでございます。それにつきましては、現在、事業採択に向けて、関係機関との事前協議を含め、全力で取り組んでいるところでございます。事業採択の可能性は、2月申請時点での事業内容の熟慮が重要であることから、選定業者及び関係機関と力を合わせ、事業内容を精査いたしております。 また、本事業を成功するためには、議員はじめ市民のお力添えが必要となりますので、ご協力を賜りますようお願いを申し上げます。以上でございます。 ◎産業建設部長(仲村正浩)  国吉議員の2点目の大里地域福原地区の土地の総合的有効利用に関する要請について、まず1点目に市街化調整区域を外す手続きはについてお答え申し上げます。調整区域を外すことは都市計画区域の区域区分の見直しになります。区域区分の見直しは、都市計画の中でも最も重要な事項でございまして、その決定は、県知事が行いまして、国土交通大臣が認可をすることになっております。よって、本市の総合計画等の策定の有無によって、直接左右されるものでございませんけれども、県が決定する際に地元の意見を聞くことになっておりまして、市のまちづくりの方針、総合計画等に盛り込んで、今後南城市はそういうまちづくりにするんだという措置しておく必要があるというふうに考えております。 それから福原からの要請についてでございますが、福原区の要請にあります土地利用の規制によって、様々な問題が生じていること、当該地域が商工業や市街化区域としての高いポテンシャルを秘めて、土地利用の見直しによる経済効果、財政効果が期待できるとの指摘も十分認識しております。 ただ、それは地元市町村の希望や要請だけで、直ちにこれが変更できるというものではございませんで、都市計画法に定められた調査や見直し基準に基づいて、那覇広域としての観点から県が決定することになっております。これまでなかなか実現できなかったのは、こういった側面がございます。 しかし、現在、合併によって新たな都市計画区域設定や、市街化区域の見直し、それからまだ予算措置してございませんけれども、農業振興地域の見直しなど、こういった作業の見直しが一斉に動き出していくということで、土地利用にかかる新市全体の抜本的な見直しを行う良い機会じゃないのかなというふうに考えております。 そういうことでは、合併して新たなまちづくりについての県や国の理解も得やすいのではないかなというふうに認識しております。よって、今後地域の状況を一番よく知っておられる地域住民の方々のご協力を得ながら、そしてまた各種検討委員会等の議論も得て、そして諸条件の整理を行って、南城市としての具体的な土地利用計画、都市計画案等を取りまとめて、市の方針に添った都市計画区域と土地利用規制等の見直しを県や国の方に求めてまいりたいというふうに考えております。以上であります。 ◆6番(国吉昌実議員)  まず、1点目のブロードバンド環境の整備についてでございますけれども、(1)のユビキタス社会をイメージした環境整備をしていきたいというふうな答弁の中で、公共施設における整備、それから教育施設間における整備、そういった公共的なものについては、有線か、無線かというふうな大雑把な分け方でいたしますと、有線で行うというふうなことで理解をしております。 そして市民生活におけるブロードバンド環境については、この無線を利用するというふうなことで理解をしております。そういった中で先程もちらっと申し上げて、答弁の中にありましたけれども、やはり一斉告知放送ですか、防災無線というか、それを単独で設置をするとなると、約5億円、6億円かかるとも言われています。今回、こういったブロードバンド環境の整備がきっちり構築をされると、そういった役目もしっかりと補っていけるのかどうか。その辺を再度確認をしたいと思います。 それから全体的に先程有線で公共施設化についてはやっていくというふうな話でありましたけれども、実際には国土交通省の持っている光ケーブルを利用する。そしていま大里まで来ている光ケーブルを利用する。そして佐敷の方の光ケーブルを利用するというふうな形で、この繋がってない部分については、それを利用しながら、繋がっていない部分については、新たに設置をしていくというふうなことになろうかと思いますが、その辺も含めて確認をしておきたいと思います。 それから市民生活においては、専ら先程も説明がありましたけれども、無線LANを使用すると、無線を利用するというふうなことになりますけれども、そのサービスを受けようとしたときにもちろんまだ採択されているわけではありませんけれども、やはり市民の皆さんのやる気というか、協力体制、やろうというふうな、ぜひやってもらいたいという気運を高めるためにも、そのようなことも少し答弁をいただきたいと思いますが、このサービスを受けようとするときに発生する費用、想像するにこの通信、無線を使うわけですから、その発信する、また受信をする装置が必要になると思います。それから1カ月単位、月単位で使用料、そういったものも発生するかと思いますが、その辺も含めてどのぐらいになるのか。その辺をお答えをいただきたいと思います。 それから市民生活で使う無線については、デメリットとして非常に環境に左右されると言いますか、そういったことで、南城市は大変起伏にとんだところでございまして、霧も発生するところもいっぱいありますし、それから風、それから雨、台風時等に通常と変わらぬような繋がりが確保できるのかどうか。その辺もちょっと確認をしておきたいと思います。 そして先程も申し上げましたけれども、大変低いところ、高いところ、様々な地形がありますので、本当に市全体をカバーするような形で整備が構築されるのかどうか。その辺も確認をしておきたいと思います。まず。以上、いま申し上げた点について、再度答弁をいただきたいと思います。 ◎総務企画部参事(知念良光)  1点目の防災の件のご質問かと思いますが、防災情報、あるいは防災のときの活用の方法でありましたが、これについては今回の整備事業で防災まで賄えるということでございます。十分だということでございます。 あと起伏の激しいこの地形なので、もし、そういう場合にはどうなるかという部分でございました。先だって、玉城議員の質問にもお答えしたように、現在、計画しているのは、一部国道で敷設された部分を活用して、あるいはまたそれにできない部分につきましては、無線アンテナをいま15基予定しております。市内で15基です。そのうちアンテナと言っても、いま言う矢倉式のアンテナではなくして、ポール式のアンテナ、大きいものが5基、それをポイント、ポイントに、あとさらに細かく10基は建物等の屋上に設置をして、市内にくまなく通信網を張り巡らせている計画であります。 現段階、いま詰めている段階では、そういうものには支障ないということで受けております。それについてはさっきも言いましたように細かい部分の詳細についての詰めもこれからでありますが、現時点ではそういうふうな心配はないということで受けております。 利用料金、コスト、いまの予定では1カ月の前先だってのアンケート調査でやはり3,500円程度、許容と言うんでしょうか、市民がもってもいいんじゃないかなということがありましたので、仮に3,500円に抑えるとすれば、約3,000世帯~3,500世帯の加入があれば、利用料金は月に3,500円ということでございます。いまの試算。これもこれからのまた詳細の詰めによって若干変わると思いますが、いまの予定ではそういう状況でございます。 ◆6番(国吉昌実議員)  どうもありがとうございます。この無線の受信、それから発信をする、自分のパソコンに繋いで、それをやるこの機械については、ちょっと値段がいま出ておりませんでしたけれども、それはいいといたしましても、この光ケーブルの場合には、使用料が大体6,000円ぐらいだというふうに言われておりますけれども、そういった意味からすると、3,500円で本当にできるのであれば、これに越したことはないなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。 そして事業にかかる必要経費はどのぐらいか、その資金計画はというこの(2)については、先程も説明いただきましたので、これはこれでいいとしたいと思います。そして業者選定、先程の答弁からいたしますと、既に選定も終わっているということでございましたので、その中にその選んだ理由を先程述べていただきましたけれども、ランニングコスト、それから運用の方法、それから技術的なこと、そういったところも総合的に判断をして、この業者に決定をしたというふうなことがございましたけれども、なにせこの通信作業とか、それからIT業界というのは、非常に発展が著しいというか、成長がものすごい早いわけです。3年先、構築されて後の4年先、5年先、このバージョンアップに耐えられるかどうかですね。その辺のことも検討されたのかどうかも含めて、お答えをいただきたいと思います。 それから先程お話がございましたように市民の皆さんが使うというのは、専らこの無線を使ってやるわけでございますので、先程は15基このアンテナを当初は構築していきたいというようなことでありましたけれども、このアンテナというのは、どうしても年月とともに消耗していくものだと思うんです。ですから、この耐用年数というのは、大体どのぐらいなのか、その辺をちょっとお聞かせいただきたいと思います。 そして専ら市民の皆さんが無線を使うわけでございますが、将来このアンテナの取り替え工事が起きたときに、この工事代というのはどこがもつのかというふうなことも少しわかるようにちょっと答弁をしていただきたいと思います。とりあえず、以上お願いいたします。 ◎総務企画部参事(知念良光)  お答えします。業者の選定にあたっては、当然のことながら将来の拡張性等も含めての選定でございます。あとアンテナの耐用年数は10年ほどだと伺っております。あと取り替え等についても業者が行うということであります。構築業者が行うということでございます。 ◆6番(国吉昌実議員)  勿論、その業者が行うことだと思いますが、今回の例えば先程の必要経費の中に全部含まれていると、新たに発生をしないということなのか、その辺はどうなんでしょうか。 ◎総務企画部参事(知念良光)  その費用につきましては、新たに発生ということでございます。 ◆6番(国吉昌実議員)  どうもありがとうございます。このような形で本当に先程答弁をいただきましたけれども、様々な効果が期待できると、産業振興の面からでも、この企業誘致というふうな観点からも含めて、既存の産業についてもいろんな情報が発信できるわけでございますので、自分の会社の紹介であるとか、そういったこともどんどん発信をして、自分の商品が何を取り扱っているんだというふうなこともどんどん発信できるわけでございますので、活力が出てくるのかなというふうに思っております。 観光振興の面からも先程答弁がございましたようにいろいろと期待できます。教育環境の面からも、それから福祉の面からも、財政改革の面からも、本当にそういった意味では、このまちづくりにはやっぱり欠かせない一つのインフラ整備だろうというふうに思っておりますので、ぜひ進めていただきたいと思います。 先程、市長の方からもお話がありましたけれども、今回もし採択をされて構築をされるというふうなことになれば、このユビキタス社会に一歩近づいた無線LANというふうなことになりますので、しかも県内初になるのかなと、そういうふうなことでは大変大きなインパクトがあるのかなと思っております。それはアピールの仕方によっては、全国的にもかなり話題になるのではないかなと思っております。そして何と言っても、私たち市民がこの南城市のひとつの誇りとして語ることができ、また、ピーアールすることができるひとつに加えられるんじゃないかなというふうに思っております。 冒頭に申し上げましたとおり、ポスト平成27年、10年後のことでございますが、それを想定したときに、本当に日本一元気で魅力ある南城市の構築ができるかどうか。相当な部分が今回進めているところの担当部の双肩にかかっているというふうに思いますので、どうか市長を中心に、それこそ光ケーブルではなく、光あふれる南城市を目指して頑張っていただきたいと思います。いずれにしても、今回、採択されて、この構築がされたとしても、これはゴールではなくて、ある意味スタートなんだというふうなことだと思います。このパソコン、そのIT関係については、この文書を作るとか、表計算をするとかというふうな使い方が主にされているわけでございますけれども、これは基本的なことであって、本当のパソコンやこのITの利点というのは、やはり情報を発信する一人一人になれるかどうかだと思うんです。その辺を含めて、いずれにしても今回構築されることによって、これがゴールではなくて、スタートなんだというふうなことを申し上げておきたいと思いますので、担当部においては、市長もはじめ、本当に大変だと思いますが、ぜひこの採択を勝ち取っていただきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。その辺の決意で、ぜひ市長答弁をお願いいたします。 ◎市長(古謝景春)  一度は総務省の担当課長ともお会いして要請をしてまいりましたけれども、いろんな角度からそれを要請し、その19年度採択に向けて頑張ってまいりたいと思っております。 ◆6番(国吉昌実議員)  ありがとうございます。次、大きな2点目でございますけれども、大里地域福原区の土地有効利用に関する要請について、産業建設部長も今回一般質問で本当に集中砲火を浴びているというか、そういうふうな状況でございますので、多くは聞きませんけれども、1点だけやはり今回最大のチャンスを迎えているのかなと、土地利用の見直しをできる最大のチャンスを迎えているなというふうに考えますので、ちなみに例えばこの福原区の要請の中には、先程も私申し上げましたけれども、北小学校の在籍生徒数、年々減少していく方向であるというふうなことで、次の幼稚園児をみてもやはり少なくなっていくというふうな状況でありますので、その辺のところも含めて、やはり土地利用の見直しを早急にやっていくことが、ある意味それに歯止めをかけることができるんじゃないかなというふうに言われているわけです。 そしてこの大里地域の北部地域の北側の方の共通な課題だと思いますけれども、昨日でしたか、道路の問題、通学路の問題もありました。いろんなことを含めて、本当にグランドデザインをしっかりやっていくというふうな中で整理されていくものなのかなというふうに感じておりますので、例えば教育委員会の方から、この在籍数が年々減少するというふうなことで、担当部の方にこういったこともぜひしっかりと考えてもらいたいというこの要請があったのかどうか。その辺だけちょっと確認をさせていただけませんでしょうか。 ◎産業建設部長(仲村正浩)  お答えします。大里北小学校、児童数の減少もあるということでございます。市街化調整区域、あるいはまた市街化区域の見直しについては、先程も申し上げましたように都市計画法によって見直し基準がございます。そういうことで、この都市計画市街化区域への移行等についての現在の市街化区域から連たんしているところとか、飛地は何ヘクタールとか、いろいろ基準はございます。そういったのも勘案しながら、この見直し作業になると思います。 そして先程、子供たちが年々減少して、小学校も児童数も少なくなっているということでございますが、そういう手立ては区画整理なり、そういうふうにやって、こういった基盤整備すれば住宅も形成されるし、市街化がまたできるんじゃないかなというふうに考えております。 現在、県の方でも平成16年に那覇広域都市計画区域の開発及び保全の方針を整備して、平成17年度からいろいろ事前協議調整を行って、今年度は基礎調査を行っているところでございまして、次年度からこの基礎調査に基づくいろいろ分析作業をやって、平成20年には那覇広域都市計画区域の線引き見直し等の手続きを行う手順になっておりますので、本市としましても、この作業に市の考え方をもっていけるように、いろんな手立てをやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(川平善範)  残り時間3分です。 ◆6番(国吉昌実議員)  再質問はしないという話でしたけれども、すみません。通告の趣旨とはちょっと違うかもしれませんけれども、この北小学校のいま置かれている状況といいますか、その辺のこともやはり教育委員会としても、どうしたらこれを歯止めがかけることができるのか。その辺の認識をもってやっていただきたいなというふうに希望したいと思います。 ですから、教育委員会としても、やはりそういったことをバックアップするような形でぜひやっていただきたいと思うし、それ以外にもしこの北小学校の減少するこの問題について、何かやっぱり方策と言うか、そういったものがいま持ち合わせでありましたら、どういった認識をされているのか。ご答弁をいただきたいと思いますが、教育長、よろしくお願いいたします。 ◎教育長(高嶺朝勇)  お答えいたします。大里北小学校、地元の方々、大変優秀な学校ということで誇りも持っておられますし、伝統もあります。この北小がこれから児童数が増えて、もっと活気のある学校になればというのは、私たちの願いでもあります。 教育委員会として、子供たちを増やすという積極的な何かそういう策は持ち合わせておりませんが、決められた学区以外から北小を希望した場合は、これは柔軟に対応するというふうに考えております。これは与那原地区も含めて、そういうふうに考えております。 また、北小の校長先生はじめ先生方には特色ある教育の取り組み、よそではできないような、そういう特色のある取り組みによって、魅力のある学校を作っていただいて、多くの方が北小に転校したいと、こういうふうな希望を持つような学校づくりをぜひお願いしますと、こういうふうに申し上げております。 もし、地域から教育委員会も一緒に動いて何かやってほしいというふうな盛り上がりがありましたら、一緒に動いて、できることは何でもやりたいと、こういうふうに考えております。以上でございます。 ◆6番(国吉昌実議員)  急にふって大変答弁いただきましてありがとうございます。そういうことで大変難しい問題だと思いますので、ぜひこの地域づくり、まちづくりは人を育てることからだというふうな話がありますけれども、やはりこの教育の問題ということを差し置いてはなかなかこのまちづくりというのはできないわけでございまして、そういったこともこの土地利用の見直しの中の一つの理由として、ぜひ組み込んでいただきたい。これ切実なる地域の皆さんの願いだということをぜひ忘れないでいただきたいと思います。今回、那覇広域都市計画ということで、市街化調整区域に南城市全体を組み入れようと、指定しようというふうないま動きのある中で、今回は本当にある意味、最大のチャンスだと思います。しっかりとしたグランドデザインをしていただいて、その中でやっぱり南城市発展のための土地利用の見直しができればいいなと思っております。どうかよろしくお願いしたいと思います。本当に10年後のことを考えたときに連日新聞やテレビで報道されている北海道夕張市の問題、そのことは決して対岸の火事ではありませんので、どうかよろしくお願いをしたいと思います。10秒前になりました。以上で質問を終わります。 ○議長(川平善範)  休憩します。          (休憩 11時56分)          (再開 13時30分) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。嶺井達也議員、登壇願います。 ◆10番(嶺井達也議員)  こんにちは。お昼後でニーブイ、カーブイする皆さんも多いと思います。仲間の皆さん方には、別に答弁はありませんので、どうぞ休む方は休んでよろしいですが、通告に従いまして質問いたします。少子化対策と子育て支援について、急速に進展する高齢化や少子化により、生産年齢人口の減少は我がまち南城市の危機につながる重要な課題だと思います。 そこで下水道使用料の免除、子育て真っ最中の若い夫婦の家族にとって、1世帯当たり1,000円、さらに一人当たり400円は大きな負担だと思います。子育て支援を考える立場から、0歳児から7歳児までを一人当たり400円を免除し、我が南城市の未来を背負う子供たちを一人でも多く誕生させるような環境づくりに取り組んでいただきたいと思いますが、市長の所見を伺います。 ◎市長(古謝景春)  嶺井達也議員の質問にお答えいたします。少子化対策と子育て支援についてということで、私も政策に掲げておりまして、その方策を含めましていま検討しておりますが、すぐに私が当選すると同時に4月から保育所の土曜日の延長保育というのもいま実施をしておりまして、保護者にとっては大変有り難いことだということで、いま結構預ける方が多いということを聞いております。これまで法人の保育園に流れたということも、この土曜日の午後を保育しなかったからというようなこともござまして、そのニーズに合った子育て支援をやっているというような状況でございまして、これから我が南城市、未来を担う子供たちが、いわゆる環境がいい、子育てがしやすいような環境を作らなければいけないというふうなことで考えておりますが、その一環として下水道使用料金の免除というようなお話だと思いますけれども、いろんな策を考え、それを検討するということでございますけれども、いま現在はそういった下水道については考えておりません。部長からそのことも含めまして、お答えをいたします。 ◎上下水道部長(當山全章)  皆さん、こんにちは。嶺井議員のご質問にお答えをしたいと思います。少子化対策と子育て支援についてなんですけれども、0歳児から7歳児までの処理料金の減免の件なんですけれども、いま少子化対策と子育て支援については、南城市の全体的な取り組みが必要だと思います。 しかしながら、下水道使用料については、旧町村の取り組みの相異により、使用料の格差や処理施設に対する接続の利用者が少なく、接続推進員と下水道の職員が個別訪問を実施して、市民の理解を得ているところであります。 ところで、ご質問の使用料の免除の件なんですけれども、処理場は使用者が公正公平に負担をし、維持管理をしなければなりません。仮に免除した場合には、いままでの財政の厳しい中、一般会計からの繰り入れや使用料の値上げしかありません。使用料の値上げによりますと、いま以上に負担がかかり、接続に支障を来しますので、0歳から7歳までの使用料は、いま議員からの財政の危機感、そして執行部からの財政難の答弁がありまして、いまのところ使用料の免除は考えておりません。 ◆10番(嶺井達也議員)  子育て支援と、これは財政の問題でもありますが、例えば、1家庭でこの使用料、水道とか、ガス、電気料などは1家庭が使って、請求書が来るということで、例えば、この家庭に赤ちゃんが産まれてもそんなに負担はかからないということに大体いくが、この400円があるがために1家庭が赤ちゃんが産まれたら使用料がまた400円上がってくるんだなと、二人いたら800円、3番目の子が産まれたら1,200円かかっていくと、この赤ちゃんまで一般の人も同じはっきりした徴収のやり方が自分にしては、ちょっと子育て支援にしたら合わないんじゃないかなという思いもしているところであります。 だから、この400円、産まれたらすぐ400円というのが、どうにかこれ一般のものに変えても産まれたらこの400円、再度申しますが、もう免除みたいにやらないと、話は子育て支援でいくが、産まれたと同時に一般と、赤ちゃんも同じ徴収料が目に入るというのが一番の自分は欠点だと思います。いま一度、市長よろしくお願いします。 ◎市長(古謝景春)  お答えいたします。下水道の趣旨というのは、皆さんご承知のように、この汚染を防ぐというのが最大の目的でございまして、この環境を保全していくというような視点でございます。したがいまして、この家庭から出る汚水量によって、その応分の負担をしていただくというようなのが趣旨でございます。したがいまして、子育て支援とそれをかけますと議論がかみ合わなくなると思いますけれども、実質的には、この人数によって増えれば排水の量も増えるというふうなことで、そういう按分の料金体系になったということをひとつご理解をしていただきたいと思っております。その支援のまた方法につきましては、あらゆる角度からまた検討すべき課題と思っております。 ◆10番(嶺井達也議員)  いま部長からは、せっかく工事しても本管から個人まで引くのがまだ進んでないと、いまお話も聞いておりますが、旧玉城村では、各部落の地域から推進委員を出して、この接続を早くしてもらいたいと、この推進委員にしっかりさせてもらって、これが高まればどうしてもこれは安くいくと、このように感じますので、どうか頑張って下さい。 石川県では、独自の子育て支援事業、子供3人以上持つ家庭が買い物の際に割り引きなどの特価を受けられるプレミアムパスポート事業が行われていると最近の新聞に載っておりました。どうですか、市長。南城市でもこのように子供が3名以上おられる方は、この沖縄県で南城市からトップを切って、プレミアムパスポートを発行して、その券で南城市のスーパーとか、各店でまたこれを利用してもらうとやれば、このお金自体も外には行かないということもありまして、この石川県でこのように活用していると新聞がありました。このように3人以上子供がいたら特典をあげてやってあげると、いま一度お願いします。 ◎市長(古謝景春)  お答えいたします。子育て支援の策については、いろんな方法があると思っております。いま我々合併をして、多くの課題を抱えながらのスタートでございまして、皆さんの地域要望にはまだまだお応えできないというのが実態でございます。 そういった中で、その子育て支援をいわゆる財政の厳しい時代の突入する中で、どういった方法でそれがベターでベストなのかということも、今後、議論しなければいけないということで考えております。いまの方法も一つの方策だということでございますが、また、財源を伴うわけですから、その方向もぜひ検討しなければいけないと、今日届いた総合事務局の私にパネラーというような文章の中で、こういうことを言われているんです。いわゆる財政が厳しい離島の本土の県ですが、大変厳しいということで、財源的に厳しくなった中で、こういうことを書いてあります。もう区民がバス料金を引き上げてくれないかとか、それとゲートボール協会の補助金を返上して積み立てたと、資金が2億円以上に貯まったと、そういう補助金の中も厳しいから、補助金は少なくしてくれということで2億円貯まったと、その2億円を使ったのを一部出産祝い金や、結婚祝い金などに回したと、そのために出生数が10人から15人に増えたというような実例もあるわけですが、これも沖縄県に来てパネルディスカッションするということで、その町長がみえる予定になっておりますけれども、そういったひとつの工夫で地域が盛り上がったというようなこともございますので、その辺の子育て支援について、どういった方策がいいのかということは、今後、議論しながら経費というのは、限られた中でのまたことを考えて、地域全体でその子育ても考えていくということをぜ今後議論をしていきたいと思っております。 ◆10番(嶺井達也議員)  先程の部長のお話は、せっかく本管はそろそろ終わっても個人に引くあれが遅れているというのが一番課題で、この問題も生まれていると思いますので、部長を中心に各部落の推進委員を先頭に立てて、早急にこの本管から個人の家に引くパーセントを高めれば、これがまたゼロになるかもしれないと、このように期待もしております。 いま全国で少子化対策というお話がありますが、なかなかこれが前に進まないというのが状態であります。これに力を入れて、いかに子供たちが我が地域で生まれて育っていくのが本当の新しい新市の役目であります。どうか皆さん頑張って下さい。ありがとうございます。終わります。 ○議長(川平善範)  一般質問を続けます。 次に佐久川政信議員、登壇願います。 ◆3番(佐久川政信議員)  グスーヨー、チューウガナビラ。皆さん、こんにちは。午後の一時、先程も午後の一番バッターからありましたように大変でしょうが、お付き合い下さい。 これまでもいろいろと一般質問の中でご議論をしていただいて、特に執行部におきましては、古謝市長を中心に合併もいよいよ1年を経過しようかという中で、大変な頑張りしているなということで、まずは冒頭に敬意と感謝を申し上げまして、先に通告をいたしました3点につきまして、明確なる、そして前向きなご答弁をお願いしまして質問をさせていただきます。 まず、はじめに女性管理職の登用及び人材育成についてということでございます。現在の南城市の中で、私の記憶するところでは、女性の管理職が一人もいないというのが現実かなということでは、大変寂しい思いをしております。と同時にまた先だって石垣市の方で沖縄県下の11市の市の議員の研修がございまして、その中でも女性議員がいないのが南城市かなということもありまして、ある面では非常に寂しい思いをしたという経緯もございます。そういう中で、この件につきまして3点ほどお伺いをいたします。 まず、南城市における登用率、管理職、私の記憶ではゼロということで申し上げましたが、どうなっているのか。2点目に各種委員会での女性の登用率、これも併せて数字があればひとつお願いしたいと思います。 それから、こういうことの中で、別に女性だけということではないわけですが、特に旧佐敷町におきましては、女性の地位向上ということで、トントンミープランというのを策定した経緯がございます。これは女性の地位向上、社会への参画を含めてのひとつの計画書でございますが、それと連動するという部分での南城市ではどうなっているのかということも含めて、ひとつお願いを申し上げたいと。 2点目でございますが、教育現場におけるいじめと自殺の問題について、先日、玉城議員からもありまして、一定程度の状況といいますか、ご答弁いただいたわけですが、もうちょっとその中で、だぶらないように、まず1点目に実態の把握はどうなっているのかと、答弁では、小学校で1件、中学校で4件、5件が発生していますということで、その中でもなかなかいじめというのがどういう形という部分ではつかみにくいということがございましたが、そういうことも含めてもうちょっとその傾向も含めて、ひとつご答弁いただけたらというふうに思っています。そして対応、対策についてはということで、いろいろ教育相談員の話とかされていたんですが、それも含めてもう一度、具体的にどう現場、さらには教育委員会、地域も含めて、どのような5件の件数に対して対応されたのかを具体的にもうちょっとご答弁をお願いしたいと。 そして今後の具体策、解決策について、ひとつ教育長なりの所見をお伺いしたいと思います。 3点目でございますが、尚巴志ハーフマラソン大会と、南城市まつりの開催についてということで、ひとつ市長のご所見なりをお伺いしたいと思います。ご承知のように尚巴志ハーフマラソンは、旧佐敷町で4回大会を開催いたしております。5回大会、記念大会、ちょうどタイミング的に良かったのかなという感じがするわけですが、南城市の合併をして初めて、この尚巴志マラソンを所管したということでは、これまでの4回大会にも増して、参加者、規模、それと大会の持ち方等を含めて、非常に素晴らしかったというのが巷での話であります。そういう中でも参加者のことでございますが、私たちの旧佐敷町といいますか、その中では、できるだけたくさんの人が参加いただくということで、ある面では1万人規模ぐらいにもっていったらということがございました。そういうことで、年々年々、1回大会、2回大会、3回大会ということで数が増えて、それなりの効果、それなりの目的というのが達成されてきたかなということでありました。 今回は先程申し上げたように5回大会、そして南城市が主催する第1回大会ということで、非常にこれまでと違ったものがあったわけですが、7,700の多数が参加したと、しかし、その中でもそこに参加できなかったと言いますか、申し込みの時点での話でありますが、もちろん公募して、その部分できちっと公募要領どおりやったわけですが、そこには参加ができなかったということで、不満の方も多々意見を聞いております。もうちょっとというような形の部分がございました。それも含めて先程申し上げました1万人規模ということとの関連、整合も含めて、やっぱり市になったということもございますので、その点を含めてひとつご所見を賜りたいと思います。 それから合併をして1年を経過しようとしている中で、これまでのご議論の中でもいろいろと課題が山積をしている。地域間のいろんな状況も含めてあるということを私も改めて認識をいたしました。さらにはまた、これからのまちづくりに生かすために地域での懇談会も着々と進められているという状況の中でございますが、1年ということも含めて、やっぱり全体でのみんなが元気になるような、そしてみんなが輪をもてるようなひとつの催しというのがある面では、南城市の第1回のまつりを開催することもひとつの方法かなということで、いまこの件につきましても、市長の所見なりをお伺いをしたいと思います。ひとつよろしくお願いをいたします。明確に答弁をいただければ一回で済みますので、よろしくお願いします。 ◎市長(古謝景春)  佐久川政信議員の質問にお答えいたします。これまでは佐久川議員におかれましては、質疑を受ける方であったと思いますが、今日は逆に質問をするという立場で大変、顔も明るく、我々をどうしどろもどろさせるかということで楽しみにしておられると思いますけれども、お手柔らかにぜひお願いを申し上げます。 女性の管理職の登用及び人材育成についてということで、これは率とか、数値的なものでございますので、部長にお答えをさせたいと。そして2点目は教育部から答えをいたします。3点目の尚巴志ハーフマラソン大会と、南城市まつりの開催についてということで、これまでの総括についてでございますけれども、私は大変いい財産を受け継いだなということが感想でございます。これまで第1回目から私はちょうど旧知念村の村長として当選してから1回目からずっと参加をしておりまして、我が旧知念村をずっと通るということで、また、住民あげてその伐開をしたり、花植えをしたり、その大会を盛り上げるために参画をしてきたというのがございまして、むしろ旧佐敷町のみではなくて、我が旧知念村の大会でもあるということで、大変誇りに思っている次第でございます。今後の展望につきましては、今回、ご承知のように第1回の申し込みで締め切りをいたしました。これもひとつの意味がございます。これまで2回募集をしたんですが、全員がギリギリの第2次の募集でどさっと何千名と集まってくるものですから、事務的にも大変でありますし、むしろこれからの時代は、その価値というのをもう少し濃縮する意味で誰でも参加できないという、むしろいっぱい参加しても約8,000人ぐらいがマックスじゃないかなと、私は大会の内容をみて思っておりますが、そのハーフにはたくさん参加することが可能だと思いますけれども、全体を見て約8,000人ぐらいが妥当かなということでみておりますが、それはまた専門的見地からいろんな議論をしながら増やしていくという方法を考えておりますけれども、東京マラソンなんかすぐ締め切りされて、誰でも応募しても参加できなくて待っている状況らしいです。そういう尚巴志マラソンというのは、それだけ魅力がありまして、応募というのはどんどんこれから来るのではないかということを考えております。そういったことの今後の展望については、いわゆる価値ある尚巴志マラソンに仕上げていきたいなというのが私の願望でもございますし、また、それを成し遂げてまいりたいと思っております。 それと南城市まつりの開催についてということで、合併をいたしましたので、旧町村の佐敷町まつり、旧知念村まつり、そして玉城まつり、大里まつりということで、各々行われてきておりましたけれども、これからは一つの南城市まつりとして、それを確立していかなければいけないということで考えております。これは当然4年に一回ぐらいのことを考えたいと思っております。 これと併用して、尚巴志マラソンとやるかということにつきましては、今回、皆様ご承知のように前夜祭におきましては、民謡の皆さんが前夜祭を飾りたいということで、反省会も私呼ばれたんですが、ぜひ来年もその前夜祭をさせてもらえないかというようなことで、むしろ時間帯におきましても本部と調整をしながら、できれば3時、4時ぐらいからでも行いたいというようなお話をされておりました。 それと後夜祭におきましては、青年会が常時、尚巴志マラソンのフィナーレを飾りたいというようなことで、それも今後、検討していただきたいというような話を聞いてございます。したがいまして、尚巴志マラソンにおきましては、こういった形でずっと継続してこれができるのかなということで考えております。 先程申し上げましたように、まつりというのは、旧4町村の住民が一体化を醸成する大変いい機会だと思っております。文化の交流によって市民が一緒になって、それを盛り上げていくという気概が大変大事なものでございまして、それは私共も前向きに進めてまいりたいと思っております。 ◎市民福祉部参事(玉城康雄)  部長に代わりまして、佐久川議員の女性管理職の登用及び人材育成のご質問に対してお答えを申し上げたいと思います。 ご質問の1点目の南城市における登用率の件でありますが、平成18年4月1日現在、南城市職員における女性登用率についてお答えをします。課長以上の管理職は、53名中1名で割合は1.9%、係長職は144名中、32名で割合は22.2%となっております。この課長職以上の登用率の中で、女性の1名の登用と申し上げましたのは、学校教育指導主事でございます。 2点目の各種委員会での女性登用率の件でございます。これにつきましても平成18年4月1日現在、地方自治法第180条の5に基づく委員会で、女性の委員は教育委員会は、5名中1名、選挙管理委員会は4名中2名、監査委員は2名中ゼロであります。農業委員会は、当時はまだ改選前でございましたので、53名中4名、固定資産評価審査委員会委員が3名中1名となっておりまして、委員合計67名中、女性の委員は8名で、11.9%となっております。 また、地方自治法202条の3に基づく審議会等の状況は、7審議会ありまして、女性委員のいる審議会数は5審議会であります。女性の登用率は、委員総数72名中15名で、20.8%となっております。 なお、先程、農業委員会の登用率を申し上げましたけれども、現時点におきましては、農業委員会におきましては、22名中3名となっております。 次に3点目の各種団体の活動の場の確保の件でございます。南城市における男女共同参画社会の実現に関する施策、提言等を行い、総合的に推進するため、男女共同参画社会をつくる懇話会を設置に向けて作業を進めているところであります。各種団体の活動につきましては、各団体が自主的に活動ができるように取り組みをしていきたいと考えております。以上でございます。 ◎教育部長(呉屋善永)  佐久川政信議員の2点目の教育現場におけるいじめや自殺の問題についてということで、3点のご質問にお答えをしていきたいと思います。 まず、1点目の実態の把握はどうなっているかということですが、昨今の全国におけるいじめ、自殺については、対岸の火とは考えておりません。教育委員会としましては、危機感を持って、いじめの予防、解決に取り組んでいるところでございます。各学校、それぞれの様式によりまして、いじめの主な調査を実施いたしました。その中で先程ご指摘があったとおり、5件の報告があったわけでございますが、主な中身は仲間外れとか、集団的に無視するというふうな中身でございます。被害者、加害者は勿論のこと、いじめを目撃したことについても情報を収集しております。 それからいじめの発見及び指導、予防につなげられたと考えております。 次、2点目の対応、対策はどのようになされているかというご質問でございますが、このいじめに関する詳細な実態把握と保護者との連携が肝要と考え、対応、対策を進めているところでございます。学年職員や学校の生徒指導部の協力を仰ぎながら、指導の充実を図っているところでございます。他にいじめの早期発見のため、定期的に教育相談週間を開催するほか、子供理解のための指導支援カルテの活用充実等を通して、職員相互に情報交換が活発に行われるよう指導をしているところであります。 3点目の今後の具体的解決策はどのように考えているかということですが、いじめはいつでも、どこでも起こり得るということを前提に小さいいじめも見逃さない、教師の気づきや、いじめが発生した場合、素早い対応と、保護者との緊密な連携の下、解決に全力を尽くす体制を構築していきたいと考えております。 また、中学校区に一人ずつ教育相談員を配置し、教育活動の充実を図っているところであります。それと併せて級友テストを全学校で実施をし、集団の中で見落としてしまいそうな人間関係を分析的にとらえ、いじめの早期発見に努めるとともに道徳教育の充実を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。 ◆3番(佐久川政信議員)  それではいま答弁いただいたわけですが、若干もうちょっと掘り下げてお答えをしていただきたいと思います。まず、女性の管理職の登用率及び人材育成ということで、参事からいただきましたが、この数値どのようにとらえているのか。例えば、類似と比較しまして、私の理解する上においては、非常に少ないなと、例えば、先程女性一人ということであったわけで、これは指導主事というのは、派遣主事のことですよね。具体的に南城市の部分でということではゼロかなと、そういうことでは、確かに市長はこれまでも公平公正な人事、それから適材適所、能力主義ということでおっしゃって、これは当然、人事の常道だというふうに理解をしているわけですが、合併もしまして、11番目に誕生した南城市と、そうであるならば、市長も日本一元気な南城市ということをよくお話されております。これも素晴らしいことだと思っています。 そして市長そのものも私の知る限りにおいては、一番元気のある全国で古謝市長かなという感じをもっております。そしてまた決断も非常に早いし、これまでの答弁を聞いていましても非常に明瞭明確で、その意欲と言いますか、非常に感じられるわけです。そういうことであれば、肝心の南城市においてぜひ10名とは言いません。一人でもいいですから、管理職の女性を登用されるようにいま一度の決意も含めた、来年は平成19年でありまして、その人事に生かせるような決意といいますか、人事はいろいろあるでしょうが、私が申し上げたような視点でするならば、当然その女性の地位向上も含めて、南城市はこれからもっと元気、元気にするためにということでは、女性の地位向上ということの視点からは、とっても大事なことだと思っておりますので、いま一度の来年4月の人事に向けて、決意の一端をひとつお願いをします。 ◎市長(古謝景春)  私も女性の参画につきましては、政策にもあげてございまして、その方向性でいま考えながら人事も進めていこうというのを基本姿勢に変わりはございませんが、中身をみると、皆さんご承知のように旧町村がそのままの状態で課長職があがっております。それで合併をしたがために課が少なくなりまして、副参事制度になりまして、結構その副参事の数が相当いるわけです。そういった中で、今後、機構改革も考えなくてはいけないし、また、その中で退職をされる部課長の皆さんもいらっしゃいます。そういったことも考慮しながら、その方向性にいま公平平等な形で、また女性の一番適している職もございますので、そういったことも含めまして前向きに検討すると、その女性の参画につきましては、私はもっとその方向で進めていくということには変わりはございません。 ◆3番(佐久川政信議員)  いま市長が答弁された部分では、旧4町村がそのまま引き継ぎをして、機構、人事を含めて、大変さというのは当然私も理解をするわけですが、先程申し上げたような視点の部分で、やはりひとつの元気のある南城市、そして4町が一つになって、これが新しくスタートしてもう1年にもなりましたという意味では、英断といいますか、特段のということが必要かなということでいま申し上げたわけです。ぜひ、19年度におきましては、いま私が申し上げたようなことが実現するように大きく期待をしておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 それから、この件で各種団体の活動の場ということで先程あったわけですが、もちろん自主的に活動するというのは、これはひとつの基本であります。ただ、私がいま質問しているのは、合併をしました。そして旧4町村の庁舎が活用されているわけですが、わりとスペースを含めて、もうちょっと合理的に各団体への提供もということの部分があってしかるべきじゃないかなと、いろいろな団体からそういう意見もございました。これまでは私たちは4町村で一つの行政をしていたわけですが、なかなかそこまでは手が回らないといいますか、現実、おそらく旧町村であったと思います。そういう中で、やっぱり合併しますと、そういうことの部分が方向としてできるんじゃないかということの部分もあった手前、やってみたんだけれども、それはなかなかされてないということがあります。 ですから、合理的な利用といいますか、そういう観点から、別に団体を甘やかせて、そこに活動の場をということではなくて、当然、元気を作るということであれば、そういう地域のボランティアの活動を含めて、活性化しているということが一番前提だというふうに私は思っています。そういう意味での部分をもうちょっと部長に答弁を願いたいと思います。 ◎市民福祉部長(八幡正光)  ただいまの佐久川議員の質問にお答えします。現在、庁舎の使用については、これはいろいろと各種団体から利用できませんかというそういう話がようございます。そういうことで、施設の方についても、いま総合計画、あるいはまた庁舎検討委員会、行政改革等でこの審議もなされていると思いますけれども、そういうことで、ある団体に貸してしまうとみんなに貸さないといけないし、そういうことで、そういう庁舎の整備というんですか、それを終わって、その部屋が空いておれば、この各種団体のその利用も考えております。そういうことで、まずは庁舎検討といいますか、それがまず1番だと思っています。以上です。 ◆3番(佐久川政信議員)  確かに現実の部分と、そこを要求する部分との乖離というのはあるわけですが、少なくとも市長がおっしゃるひとつの日本一元気なということがあるのであれば、当然、そこにボランティアとか、そういうことで活動しているのに、ボランティアでやっているからといって甘やかすという意味ではなくて、いま部長がおっしゃるようにトータルに整理をして、そこの部分でぜひ活動もバックアップして、より活動させるようなひとつの方向というのを考えていただきたいなというふうに思います。 それでは教育問題でございますが、先程の玉城議員のときにも同じような視点の質問をして答弁をいただいたわけですが、現実の中でいろいろ行政的な対応としてはこうこうしかじかでやっていますというのは、これはある面では当たり前のことかなという私は考えであります。やはりいじめは学校現場だけの問題ではなくて、地域も含めてということの取り組みが必要なのかなと、先日の答弁で教育長はやはり自分たちが子供だった頃の状況と違うと、それ違いは何かと言いますと、そのときには地域全体で子育てということがあったというようなことが言われております。私もそうかなと、同感であります。ですから、教育現場で教育行政の中で、教育委員会の踏ん張りだけでは、おそらくこの問題はなかなかじゃないかなと、そして理念理屈的には、いまあるようなことはみんなどこでもおっしゃっているわけです。その一環も例えば学力向上対策も知・徳・体ということでやってきたんですが、その成果は何だったんですかと言われたときに、なかなかどうしてということがあるわけです。特に徳の部分、道徳をということでおっしゃっているんですが、それは理屈で教えるものではなくて、地域の中でやはりみんなが子供を育んでというようなことじゃないかなと、思うわけです。 ですから、そういう視点で教育相談員を置いて、そこで問題が発生したものにするということではなくて、やっぱりそこを起こさないような形をというのは、全体の部分じゃないかなと、私は今回の市議選に決意するにあたりまして、学事奨励会みたいな類いのものを復活させたらどうなと、これはまさに地域の中で子供を持つ親御さん、そうじゃない方も含めて、この地域で公民館、昔はムラヤーと言っていたんですが、そこを中心に地域全体が子育てしたというふうな歴史があるわけです。これ復古調になってダメじゃないかというような意見の方もいるわけですが、そういう視点ではなくて、こんな少子高齢化の中で、大事に育てるというのは、そういうことと思っています。 ですから、教育委員会の行政の場、学校現場ではなくて、地域と一体となったというようなことも含めてのいま例を申し上げたんですが、別に学事奨励会ではなくてもいいわけです。そういう類いのスポーツでもよろしいでしょうし、地域全体が集まって、子供たちを激励するという場が学校だけや、行政の場だけではなくて、地域そのものであってしかるべきじゃないかなという感じを私は持っています。 ですから、その件について、いま一度教育長の所見をお伺いします。 ◎教育長(高嶺朝勇)  佐久川議員の再質問にお答えいたします。おっしゃるように教育委員会だけで、いじめが解決できるとは思いませんし、学校だけでも勿論できないと思います。新聞報道、マスコミの報道、その他で非常に欠落しているなと思うのが一つありまして、いじめた方の子供たちの家庭教育とか、地域の問題とか、そういうことについての報道はあんまりなされなかったなと思います。それに比べますと、自殺のセンセーショナルな部分だけが非常に増幅されたのではないかなと思っております。少し長い答弁になって恐縮ですが、いじめはどこでも、大人社会でもあると思います。私共の子供の頃を考えてみましても、いま議員の方々も考えてみたら、頭に浮かぶ方がいると思います。小学校からずっとあだ名がついたりしていじめられて、そういうふうに卒業した方々もいらっしゃいます。その中で昔は子供の自殺というのは、これによる自殺というのは、私はなかったと思います。いじめられても、踏まれても、踏まれても強く道芝のように生きなさいというふうによく教えられまして、それを支える周りの温かい愛情があったのではないかと思います。それがいま佐久川議員の言われる地域の支えということではないかなと思います。その一つの視点が多様な子供たちの評価の尺度といいますか、勉強だけではなく、スポーツだけでなく、昔はメジロを取るのがうまい。鳥籠を作るのがうまい。それからビー玉させたら非常にうまいと、あるいは山羊の草刈らせたら誰よりも上手とか、魚釣りがうまいとか、実際の地域の活動、いろいろな日常生活を通して、子供たちの能力、あるいは素質、将来性、こういうものが非常に多様に評価されておりました。 ただ、子供はこの道ではダメでも、自分はここなら大丈夫というのをみんなある程度持てたのではないかなと思います。福岡で亡くなった中学2年生は成績も優秀だったそうです。これはその先生から向こうの特産品のいちごに例えられて、名前をいろいろ付けられたりしておりますが、「あまおう」といういちごの名前を付けられたと、成績優秀です。それからバレー部の主将でもあります。だけども、いじめで自殺をした。こういうのを見ますと、やっぱり子供たちを評価する尺度が社会にたくさんないといけない。それはたくさんのこども会活動ですとか、地域活動ですとか、伝統芸能ですとか、様々な中でそれぞれの子供が自分の居場所を見つけ、自分の可能性を見つけ、そして希望を持って生きていく、こういうことが大事だろうと思います。少し長くなりましたが、いじめはどこでも起こりますので、私は学校の先生方には、機会があるたびに子供と遊んでほしいということをお願いしております。子供と遊ぶというのは、先生方の大きな務め、仕事だと私は思っております。申し訳ないが、事務処理はお家でやっていただきたいとも言っております。私も昔、教員でしたから、事務処理はお家に持っていって、教材研究、試験作り、そういうのをやりましたが、申し訳ないが、それは家でやっていただいて、学校では子供と遊んでほしい。教育基本法も教育の目的は人格の完成と言っております。知識や技術の習得というふうには書いてはおりません。知識や技術の習得をしながら、人格を完成していくというのがもし教育の目的であるならば、先生方は勉強を教えながら、子供たちとよく遊んで、そしていじめが起こったときに先生にすぐ相談ができるような信頼関係を築いていくことが大変大事なことじゃないかなというふうに思っております。その中で地域、家庭には子供を様々な角度で評価してあげる。居場所を作ってあげる。あるいは希望を見つけてあげる。そういうふうな学事奨励会も含めまして様々な取り組みをお願いしたいと、教育委員会としてもそういうことを率先して呼びかけをしていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ◆3番(佐久川政信議員)  大変、格調高いといいますか、見識のある教育長のお話を聞いて、ぜひいま申し上げたことを行政も勿論でありますが、先程から申し上げている地域の関わりというのは大事ということを私は認識していますので、ぜひその部分を全面で頑張っていただければ幸いかと思っています。 時間もないようでございますので、最後にあと1点、南城市まつりの開催について、市長のもう一度の力強い決意をお伺いします。4年に一回ということでございます。これまでの旧4町村でもそういう形の開催をされてきた経緯がございます。莫大なお金もかかるし、しかし、お金がかかるわけでございますが、全体が一つになって物事をということの部分では、非常にいろんな面での多大な効果があるというのは、私も同じような認識をしています。そうであるならば、南城市がいろいろああだこうだ議論もある中で、ある面では一つが離脱をするところがあっても、やはり雨降って地固まるという感じで、南城市は誕生したわけです。そうであるならば、4カ年に一回の中でも、ぜひ合併1年を記念するということと、やはり和を以て貴しということもございます。そういう意味合いの部分において、元気のある南城市ということを市長もずっとおっしゃっているわけですから、ぜひこれを4万1,000の市民が一体となれるような部分はまつりの開催かなということがございますので、4カ年にいっぺんということは先程答弁いただきました。しかし、19年度、これは西暦にすると2007年であります。ラッキー7の7でありますので、ぜひそのように開催と、19年度の予算には、2007年度の予算には乗っけてやりますよということがあれば、ひとつお願いします。 ○議長(川平善範)  残り2分です。 ◎市長(古謝景春)  いま合併の記念事業としては、総務大臣をお招きして、2月4日にそれを開催することになっております。南城市まつりにつきましては、4年毎にということで方針を持っておりますけれども、19年度開催というのは、まだ早いように感じております。2周目か、3年目ぐらいが一番いいんじゃないかというふうなことで、まだまだ地域の伝統行事なんかも把握できておりませんし、いろんな角度から住民が一緒に頑張っていこうということをぜひ醸成して、その時期に開催をしたいと、私のいま考えている範囲では、3周年がむしろけじめがいいんじゃないかなということで考えておりますが、佐久川議員からすぐにでも19年度というようなお話がございますので、その点はまた内部で検討し、どの方が好ましいかということを早急に検討してまいりたいと思っております。 ◆3番(佐久川政信議員)  最終年という、いろいろ考え方、とらえ方というのはあると思いますが、どうも日本一元気な南城市というひとつのキャッチフレーズということの部分であれば、最終年度はちょっと遅いというふうに私は思っています。ぜひ先程の各地域、各部分の掌握も含めてということもおっしゃっております。そういうことも含めて、やはり職員も含めて一体となる部分が作れるし、ましてやまた南城市市民が一体となれるということが日本一元気な南城市になるひとつの基本かなということがございますので、ぜひ頑張って、いまお話、答弁いただいたことを全うしていただきたいと、そして部長の皆さんも頑張っていただきたいと思います。これで私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(川平善範)  休憩します。          (休憩 14時26分)          (再開 14時40分) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。照屋盛敬議員、登壇願います。 ◆18番(照屋盛敬議員)  皆さん、こんにちは。行政側の皆さん、大変ご苦労さんです。あと二人ですので、どうにか頑張って下さい。ひとつよろしくお願いします。 今年1月に合併をし、もう1年なろうとしております。いままで合併をして行政を執行しているわけですが、合併前に私たちはいろいろ議論をしてまいりました。合併したら各々自治体が抱えている諸問題をこれはどうする、これはどうするというような問題で山積をし、相当議論を交わしてきたわけですが、その中で、事業について新市建設計画というのがありまして、それをもとに新市になったら、それからその事業を優先的にやってくれというような各自治体からの要望があったと思います。 先に通告してありましたように振興策・建設計画についてお尋ねいたします。旧4町村から出された建設計画、振興策がありましたが、それに基づいていま現在事業が執行されていると思いますが、次の点について伺います。事業計画に基づいて執行している事業は、現在どういった事業があるのかどうか。できるだけわかりやすく示してもらいたいと思います。 それから私たちが望んでおりました新市建設計画なるものを今後の事業展開において、どう生かせるかどうか。いま盛んに来年の1月までですか。あと少しですが、各地域入り懇談会がいま始まっておりますが、それをもとにして基本構想とか、そういうのが練られるようでありますが、それとの兼ね合いもあろうかと思いますが、そういったものを加味して、この事業に関してどういったものが計画されているのか。どう取り扱うか、それについてお答え願います。 それから3番目の資料提出ですが、これ資料はもらいましたので、ありがとうございます。 それと2番目に昨日、一昨日の新聞にもありましたように屋冝議員からの質問で、厚生年金センターの払い下げのことがありました。全く私も同じような質問ではございますが、改めまして視点を変えて質問したいと思います。この厚生年金センター、この一帯は、私たちが合併するときに条件として、その一帯に総合庁舎を将来持ってくるという約束事がありました。それについては、これは大変申し訳ないんですが、最初に合併を模索しておりました与那原町とのときに、与那原町がそれにそういうことならということで離脱をしたわけですが、大里村が加わり、その4町村がそれをもとに合併をしたわけであります。あの場所は、もう皆さんよくご存じかと思いますが、戦後、民政府があった場所でもあります。大変縁のある土地であります。そして見晴らしもいいし、先の質問で屋冝議員が言っておりました。本当に南城市の宝と申しますか、大変素晴らしい場所であります。東側には、当時、知念高校がありました。そういった由緒ある場所をいま噂では、他の民間人から譲り受けを模索しているという、そういう話が聞こえます。そういったときに、ぜひ市は、市の財産としてあの土地を買い上げてもらいたい。私はそう思います。そのことは市民みんなが等しく思うところであると思いますが、市長の所見を伺いたいと思います。 次にタイトルは農林水産業とございますが、佐敷のハーリー、そして奥武のハーリーに補助金が現在出ております。その補助金に相当の開きがありますが、それについてどういう理由でそうなっているのかどうか。 それと南城市にはハーリーはもっと知念地区においてもあります。知念地区についてはどうなっているのかどうか。このハーリーというのは、伝統行事といいますか、玉城村時代には、私たちは地域の伝統文化は勿論のことではありますが、観光振興にも役立つということで、観光の中でこのハーリーの助成金がありました。そういう観点からしますと、伝統行事ということは、勿論、将来の子供たちへの教育、あるいは外へのピーアール、そういった効果がございます。勿論、観光においてもそうであります。ぜひ文化伝統、芸術にはいろいろございますが、いろいろ補助対象となっている行事があるわけですが、ぜひこのハーリーにも今後も助成をしてもらいたいと思います。 それから知念地区のハーリーにぜひ頑張って、市からもその補助を出して、伝統文化を引き継いで、そして大いに南城市をピーアールしてもらいたいと思います。それについて、市長の見解を伺います。以上です。 ◎市長(古謝景春)  照屋盛敬議員の質問にお答えいたします。振興策・建設計画についてということで、照屋盛敬議員は、合併協議会の委員としてもまたご議論をし、私共の大変難しい作業をつぶさに見て、またご提言をいただきましたこと、敬意を表するとともに感謝を申し上げます。旧4町村から各々の建設計画が出されて、それをまとめていく作業をしてまいりました。 それはひとつの額も入ってございますので、我が10年間の財政計画を含めまして検討しておりますが、全体をこなすというのは、まず難しいというのが実態でございます。それを緊急性、そして経済効果の高い、そして市民にとってそれがベストであるというようなことも含めまして、これから検討していくということで、いま実施計画も含めて、その議論をしているところでございます。詳細につきましては、各部長からお答えをさせたいと思います。 それと2点目の厚生年金センターの買い上げについてということでございますが、ウエルサンピアは、当初の我々の庁舎の位置の問題におきましても、この地が大変相応しいということで、4町村の合意をみて、将来の庁舎はこの辺で造った方がいいということを認識をいただいて合併ということにこぎつけましたけれども、約3万5,000坪の敷地だということで、大変魅力ある敷地でございます。北側においても空いてございますし、また、その当時の土地の買い上げの状況を見てみますと、いわゆる厚生年金センターという、その保健事業に利用され、活用されるんだということで、渋々用地を離したという方もいらっしゃるということを聞いております。そういった歴史的な背景からいたしましても、ぜひ地域のためになるような土地の利用計画をするのがまた売却をされた地権者に対しても、その恩返しができるのかなということで考えております。 しかしながら、この厚生年金制度というのは、皆様ご承知のように、いろんな我々の年金の財源を投資して、それを造ったという経緯がございまして、その問題がいま相当いろんな角度から議論をされておりまして、いわゆる原資を作るためにこれまでの年金センターを売却しなさいというようなことで、独立生産法人が設立されておりますけれども、一般競争入札に付するということが基本にあるということを聞いております。 そのために我々の南城市での方針というのは、どうなるかということを聞かれたときに買い上げの方向で、我々は検討したいということでございます。それにつきましても実質的には一般競争入札ですよというようなことを聞いております。そのことにつきましても我々の歴史的な背景、そしてこれからの活用について、この本旨といいますか、そういったものを崩さないような形で運営できれば、何とかその方向性が見出せるのかということも含めまして、今月いっぱいに任意で議会議員の代表者何名か、そして内部の検討、商工会も含めまして、立ち上げてその方向性を定めてまいりたいと思っておりますので、私としては買い上げの方向でそれを進めてまいりたいと、いわゆる合併の効果として、これからの振興策、そして新たな観光の拠点として、その活用を考えてまいりたいと思っておりますので、ひとつ議員各位の皆さん方のご理解、ご協力をお願いいたしたいと思っております。 それと農林水産業についてのハーリーの件でありますが、当初も3月議会で相当ご議論がございました。それはなぜ開きがあるかということでございますが、合併時にその事業は継承発展させるというようなことでございますが、その公平公正な立場で、要のものを実施するという議論のいわゆる余裕がなかったということで、そのまま旧町村のものを引き継いでやったというのが、こういう差があるということでございます。19年度からは、この前3月議会でも申し上げましたように19年度からはそれを検討するということでございますので、いま19年度予算には、そのような形で表れてくるだろうと思っております。多少の差はあると思いますが、そういった地域ぐるみでやっている箇所、そして地元を中心にやっている箇所、いろんなことがございますが、それについても多角的な見地からそれを公正公平な立場から実施をいたしたいと、また、南城市の新たな伝統文化として、それを内外に発信するためにも、ぜひそういった補助金といいますか、そういった文化行政に対しても長い目でそういった継承発展をさせたいということで考えておりますので、ひとつよろしくお願いを申し上げます。以上です。 ◎総務企画部参事(知念良光)  照屋盛敬議員の新市建設計画についての1点目の旧4町村から出された事業計画をもとに執行している事業について、お答えをしたいと思います。 戸籍事務電算化事業、戸籍の電算化をいま進めております。あと体験滞在型交流施設整備事業、農村整備事業で佐敷地区、あと同じく同事業で知念地区、あるいはまた集落整備事業で湧稲国地区、あと仲伊保~冨祖崎線の道路整備事業、同じく小谷~真謝線、真境名線、屋宜原線、あと長堂上原線、あと知念城跡の整備事業、糸数城跡の整備事業、あと教育関係におきましては、知念小学校の校舎、あるいは体育館、あるいはプール等々、環境整備を含めて小学校関係の整備事業、あと玉城小学校の校舎、体育館、プール、環境整備事業が主なものでございます。 2点目の今後の新市建設計画について、どう取り扱うかという質問にお答えをしたいと思います。合併前に各町村から要望されている事業については、大きく分けて旧4町村から引き継いでおります継続事業及び今後また新たに実施する新規事業の二つに大きく分かれております。継続事業については、南城市においても引き続き取り組んでまいります。また、取り組みしているところでございます。新規事業については、地域住民の要望等を踏まえ、必要性及び緊急性の高い事業、さらにはまた市の活性化や経済効果のある事業を優先的に取り組んでまいりたいと存じます。 また、新市建設計画については、新市における総合計画の基本として位置付けられることから、平成19年度に出来上がる予定の第一次南城市の総合計画に引き継がれることになります。以上でございます。 ◆18番(照屋盛敬議員)  それでは順番を追って再質問していきたいと思います。まず、いま継続事業はそのまま続行しているということをおっしゃっておりました。 それから新市建設計画においても継続事業はそのまま続けると、そして新規事業においては、その費用対効果といいますか、あるいはどれが重要かというような緊急性を鑑みてやっていくと、そういうお話でありますが、いまこの資料をいただいたんですが、これを見ますと、継続事業、新規事業というのがたくさんございます。これに載っている継続事業というのは、いま答弁なさった継続事業としてとらえていいのかどうか。それをお答え下さい。 ◎総務企画部参事(知念良光)  ご質問のように事業を実施している事業につきましては、それぞれ町村からの継続事業としてあげられている事業でございます。 ◆18番(照屋盛敬議員)  わかりました。もうちょっと詳しくお願いします。各町村から出されている継続事業、その中身も全く一緒と思ってよろしいですか、内容も同じく継続。 ◎総務企画部参事(知念良光)  お答えします。基本的には同じでございます。若干事業の変更と言うんでしょうか.用買等も絡む部分については法線等の変更もあるかと思いますので、そこら辺は若干違う部分も出てくるかと思います。 ◆18番(照屋盛敬議員)  わかりました。継続事業でもある程度はいまおっしゃっているように中身は修正されて違うということは私も認識はしております。ぜひ、そういう変更がある場合、議会にぜひ報告してもらいたいと、そう思います。 それから優先順位、新規の事業の場合、それも旧町村から出された案件、それから旧町村からの希望をできるだけくみ取るようにひとつご配慮をお願いしたいと、そう思います。 それから次に農林水産業の水産振興費についてですが、市長、いわゆる知念地域のハーリーに対しては、どうお考えですか。 ◎市長(古謝景春)  この伝統的なハーリーは、字海野区が中心にこれまでも行っておりました。当時の村と一緒にその芸能文化を継承発展させるというよりも、地域のひとつの行事としてやっていたと、また、その前は、字安座真もそのハーリーをやっていたという経緯があって、これまで2箇所が行われたということで、そういった形になっただろうと思っております。 ○議長(川平善範)  休憩します。          (休憩 15時02分)          (再開 15時02分) 再開します。 ◎市長(古謝景春)  お答えします。補助金につきましては、19年度公平平等に取り扱いたいということで考えております。 ◆18番(照屋盛敬議員)  わかりました。ぜひ地域のある伝統行事を守っていくように、これからもそういう制度をずっと続けられるようにお互いは頑張っていきたいと、そう思います。そして行政の方もひとつよろしくお願いします。 大変、明解な今日の答弁でございました。これで私の一般質問を終わります。 ○議長(川平善範)  一般質問を続けます。 次に具志堅哲美議員、登壇願います。 ◆14番(具志堅哲美議員)  皆さん、こんにちは。長い3日間、21名の全員の議員が一般質問をしたということで、私で最後ということで、大変お疲れもあるかと思いますけれども、最後までよろしくお願いいたします。 それでは通告に従いまして2件について一般質問を行います。 まず、1点目、南城市内に高等学校の開設について、合併して早1年が経過しようとしております。南城市の人口も4万700名余りになりました。住民は、合併して本当に良かったのか。これにつきましては、この判断はいまの時点で大変難しいと思います。これからが行政としての計画性が重要であると考えます。南城市に高等学校が1校もありません。地域住民は、南城市に高等学校を開設を首を長くして待ち望んでおります。現在、高校生は遠い市街地へ通学をされております。教育の基本である「ゆとり教育」の実現に程遠いものがある。又、少子化問題を考えるにも、これを判断する大事な数値が沖縄県をはじめとして、ほとんどの市町村では統計が取られていない状況であります。行政はどのようにして少子化問題を解決しようとするのでしょうか。 高校生たちは遠方まで通学しており、時間的・精神的・肉体的にもかなりの負担があると思われます。また家庭にとりましては経済的負担が大きく、これから考えますと、当然、出生率の低下が続くと心配される高齢者人口が多くなり国全体の生産力が低下していくことにつながります。市長、教育長の所見を伺います。 次に粗大ゴミ収集・不法投棄についてでございます。ゴミ問題は、いま大変重要な課題になっております。粗大ゴミもその一つである。行政側も問題解決に大変ご苦労され、住民への協力願いも行っておりますが、なかなか効果が上がらない状況である。 南城市内においても農道の草むらや海岸付近の不法投棄が多くみられます。地域住民・地主側の協力はもちろん行政側の積極的な対応が急務であると考えます。合併後、家庭から出る粗大ゴミ収集がスムーズに行われているとは思いません。一部の地域では定期的に家庭粗大ゴミの収集を行っているようでありますが、この際、早めの統一化に向けて取り組みが必要である。行政側としても、あの手、この手を使って取り組んでいると思われますが、今後どのような対応・対策を考えているのか、お伺いをいたします。 ◎市長(古謝景春)  具志堅哲美議員の質問にお答えいたします。最後の21番目ということでございますけれども、本当に南城市スタートの時点でありますが、課題が多いのに本当にこれから我々職員が一丸となって、その解決に励んでいかなければいけないということを痛感いたしております。 ご質問の南城市内の高等学校の開設についてということで、いま少子化問題で南部工業も閉鎖にするというようなことが起きている中で、私共にまた新たな高校を新設できるかということは、ちょっと疑問に思っておりますが、機会あれば、その方向性というのは、誘致がもし可能であれば方向性を定めるには変わりはございません。また、ある大学がここに来たいというような話もしている大学もございました。そういったことで、ひとつ地域の活性化のためにも、そのような方向性がございましたら、我々も積極的に誘致をしてまいりたいと思っております。 そして行政はどのようにして少子化問題を解消していくのでしょうかと、これは学校誘致の件にかけて言っておられると思いますけれども、私は一番の問題は土地利用計画にも問題があると思っております。その全体の土地利用計画を見直しを図っていくという今回の一番のネックになるのが、それだろうということで考えております。それと地域イントラネット事業、それはどこでも情報を得るという環境にないというのが、いま大変危惧されております。そういったことも緊急課題として取り組むということでございますので、その環境の整備が整えば、ある程度、若い者が住みやすい環境になるのではなかろうかと思っております。その辺も含めまして進めてまいりたいと思っております。 2点目でございますが、粗大ゴミの収集・不法投棄についてでございますが、ゴミ問題というのは、大変頭の痛い問題でございまして、いわゆる経費がかかる部分を受益者負担で求めようとしたら、また、夜こっそり捨てるというようなことがございます。それは学校教育においてもこのゴミというのは、どういったものであるということを教育の中でも子供たちに教える必要があると思っております。 特にいまの子供たちは、缶ジュースを飲んだらそのまま置いて、ゴミを捨てるという習慣が身についているようでございまして、私が当選して初登庁したときにゴミの散らかっているのがすごい目についたのが、いまでも覚えておりますが、しかし、一人一人に毎日注意をすると直るんです。これは大人が私は、この子供に無関心であるということがそういう実態が起こっているものだと思っております。長い目で子供たちをしっかり見つめて指導していくということが将来はゴミを捨てない大人が育まれてくるんじゃないかと思っておりますので、ぜひ地域でそういったゴミを捨てさせない、捨てない、そして環境を守っていくということを作ってまいりたいと思っております。 それと粗大ゴミの収集について統一化ということがございますけれども、私もまだ全体を把握しておりませんが、そういうばらつきがあるのであれば、早めにそれは対策しないといけないと思っております。その点につきましては、各部長がお答えいたしますので、よろしくお願いをいたします。以上です。 ◎教育部長(呉屋善永)  具志堅哲美議員の1点目の南城市内への高等学校の開設について、お答えいたします。県においては、県立高等学校編成整備計画に基づき、各年度ごとの学校数、学級数、入学定員等の適切な配置や規模の適正化を進めております。この計画は、中学校卒業者数を基礎に生徒の進路の動向、各高等学校の在籍状況等を考慮し、各地区ごとに高等学校進学希望者数に見合った定員を確保することを基本として策定をされていて、再編統合も視野に入れて進めているところであります。本県の中学校卒業者数は、復帰の年から平成13年度までの29年間に約3,873人の減少となっております。さらに平成13年度から平成23年度までの10年間には、約3,041人が減少すると統計上推測をされております。 本市においても平成17年度の約514人から平成24年には約437人となって、約15%が減少すると推測をされます。このように県立高等学校編成整備計画での高等学校の再編統合の動きや本市の中学校卒業者数の減少傾向等を踏まえ考え合わせますと、市内に高等学校の新設を陳情するのは非常に厳しい状況にあると考えざるを得ません。以上でございます。 ◎市民福祉部長(八幡正光)  具志堅哲美議員の質問にお答えいたします。粗大ゴミ収集・不法投棄についてですが、粗大ゴミ収集については、知念、佐敷地域は、合併前から玉城と大里地域とは異なる方法で収集委託業者がゴミ回収日に粗大ゴミの回収を行ってきております。 平成18年度は、知念、佐敷地域は、旧町村の収集方法で収集業務を行ってきておりますが、平成19年度からは統一した方法、いま現在やっております電話申し込み制を利用して、収集を実施していきたいと取り組んでおります。 それから不法投棄についてですが、これまでも一般質問や、あるいは会議等でも不法投棄について、対処について説明もしておりますが、とにかくいま自然環境と快適な生活環境保全、公衆衛生向上を図るためには、景観を損なわないために不法投棄された粗大ゴミ、家庭電化製品等は回収しております。地域の区長さんにも清掃作業等でその実施協力も求めております。行政も極力回収できる分は、それを対応しておりますが、もう一向に減らないのが現状であります。農道や、あるいは野山等には不法投棄がありまして、行政としては立て看板も随時やっておりますけれども、これもいたちごっこであります。そういうことで職員も巡回パトロールも行っておりますが、また、市広報等でも啓発を行っております。 それからいま南城市では、ごみの減量対策会議ということで、その中でもそういうごみ問題、いま話し合いを行っている最中で、こういう廃棄物不法対策防止ネットワーク会議とも連携をしまして、悪質なそういう事犯については、これを検挙も視野に入れて地域住民の協力も得たいということであります。 特にこういう不法投棄の場合は、監視カメラも設けた方がいいのではないかなという会議の中でも話が出まして、もう埒が明かないので、そういった監視カメラがここやっていますよということであれば、こういう不法投棄も少なくなるのではないかと、もっといい方法があるかもしれませんけれども、いまは立て看板もしてもなかなかいたちごっこであると、そういうことで行政としても大変頭の痛い問題であります。とにかくこれはモラルの問題でありまして、南城市も観光立市を目指す南城市でありますので、当然みんなが市民がそういう景観を守る意味で不法投棄をしない、そしてごみの減量化、そういうことで意識を持ってやれば、大変住みよい市、村づくりにできると思います。そういうことで職員も頑張っていきますので、また市民のご協力も得たいと思っています。以上です。 ◆14番(具志堅哲美議員)  ただいま市長、そして各部長の答弁を聞いておりまして、特に1番目、精査しながら再質問いたしますけれども、この高等学校、これは年々生徒数が減っていくというふうに考えがちですけれども、他にまた他の方法も、減らない方法、これも僕はあると思います。いま実際、南城市出身の高校生が何名いらっしゃるのか。そしてこの数字をみたときにどういうふうに感じたか、そこら辺ひとつご答弁をお願いいたします。 ◎教育部長(呉屋善永)  再質問にお答えをしたいと思いますが、詳しい細かい数字は持ち合わせしてないんですが、南城市内の中学校卒業生の進路状況で、市内からわりと近い高等学校、例えば知念高校、南風原高校、向陽高校、南部工業高校、南部商業高校、南部農林高校を合わせますと、約70%が市内からわりと近いところに通学しているわけです。残りの30%につきましては、やはり希望する学科等に関係がありまして、やや遠い市外の方に通学しているというのが現状でございます。 ◆14番(具志堅哲美議員)  当然、こういう質問するわけですから、その正式な数値もやっぱり調べる必要があると思いますよ。私、調べてきましたよ。男子が786名、女子が763名、計1,549名、これは平成18年5月1日現在でございます。若干、夏休み挟んでいますから増減はあると思いますけれども、この数字を見たときに非常に数多くの方々が南城市以外に当然大里あたりからは近いですよ。知念、佐敷からは結構遠く感じます。ちなみに隣町に高等学校、与那原には知念高校があります。南風原には南風原高校、八重瀬町には南部商業高等学校、南部工業、そして向陽高校、3校あるんですよ。そして豊見城に南部農林と、そこに通っている方々がほとんどバス通学なんです。昨日も東陽バスの営業所の廃止という問題がありましたけれども、その12月1日から知念営業所が馬天営業所に統合されて、知念営業所廃止になっております。これも含めて、1日からこれまでバス便が60便一日ありました。これが12月1日から31便に減っているんですよ、約半分。特に佐敷の一部、知念全域からしますと乗り換えがあるわけです。この通勤、通学に非常に支障を来す。これにつきまして、4月か、はっきり記憶にないんですけれども、おそらくバス会社からその便の件で行政にも説明会があったと思います。それはどなたが出席されたのか、ひとつご答弁の方、お願いいたします。 ○議長(川平善範)  休憩します。          (休憩 15時24分)          (再開 15時25分) 再開します。 ◎市民福祉部長(八幡正光)  いまバス関係のことについて回答します。これは東陽バスさんから11月21日に文書でありまして、系統38番志喜屋線の減回数ということで、上りが志喜屋線那覇線、61運行から30運行に減回したと、それから下りが那覇から志喜屋56運行ですか、これが30回ということで、56から30回ということで減回されていますということであります。 ◆14番(具志堅哲美議員)  そういう説明会もおそらく受けたと思います。そのときにどういうふうに感じ取ったのか、これをただ聞いて流したのか。ここはこれではいかんじゃないのかという提言もあったのかどうか。そこら辺お願いいたします。 ◎市民福祉部長(八幡正光)  この件については、東陽バスさんからは結局、平成18年12月1日より運行回数の減回を実施したいということで通知がまいりまして、この件に関しては、そういう減回については、例えばなるべく早めに通知文書を出してくれということで、こちらはお願いをしました。すぐいきなり、これ文書を持って来られたら困りますと、そういう減回をやるんだったら、1カ月、2カ月前には行政の方に減回しますということで、それについては県のバス対策会議で話されたみたいですけれども、それから行政側にその通知が出されたが、ちょっと遅れたみたいで、この件については。 ◆14番(具志堅哲美議員)  ポイントずれているんじゃない。 ◎市民福祉部長(八幡正光)  この会議については合併前の件ですので、減回については通知はいま現在ですから、減回しますよというのは、既に合併前から話し合われているみたいです。以上です。 ◆14番(具志堅哲美議員)  いまの答弁では、少しポイントがちょっとずれているような感じがしますけれども、南城市としてどういうふうな対策、意見もそのバス会社に、もちろん向こうは営利目的ですよ。これはわかっていることです。やはりお願いするところはお願いしなくてはいけない。これだけの数の高校生がバス通学しているわけですから、当然、市当局としても何らかの対策はやっぱり打つべきだというふうに思いますけれども、もう一度お願いいたします。 ◎市民福祉部長(八幡正光)  この件については、琉球バスもそうですけれども、東陽バスさんもそうですけれども、いま結局、利用者が少なくなって経営にも非常に厳しいということで、そういうことになっております。もちろん琉球バスさんも志喜屋線、あるいは百名線ですか、それも減回もありまして、それからいま市が赤字分を負担もしておりますけれども、東陽バスさんはまだ赤字分ではないんですけれども、いまは減回をして、どうにかこういう路線を減回をして、適用できませんので、おそらく交通弱者のためにどうしても減回はやるんだけれども、こういう運行回数を減らすけれども、この61番と16番は運行していくことで、当然、市としては減回するのも困りますということで会議では当然申しています。ですけれども、琉球バスもしかり、東陽バスさんもしかり、市としてはどうしてもその現状のままでお願いということで、会議では私共も話はしてきました。しかし、会社としてはどうしても厳しい状況ではあるので、そういうことにならざるを得ないと、もちろん高校生あたり、通学の皆さんには、大変迷惑をかけるということなんですけれども、市としては、そういう減回もしないでほしいということで、会議にも再三話し合いをしましたけれども、どうしてもそういうことで減回せざるを得ないということがありまして、そういう状況であります。会議では市としてはそういう好ましくないということは強く話はしております。 ◆14番(具志堅哲美議員)  当然、市当局としては止めるということをおっしゃると思います。これはやはり本当に便数を減らすためにどの程度の市として、その熱意をもって会社にお願いするのか。そこら辺にかかってくると思います。 そこで県の教育委員会では、この地域の方々、非常に遅刻が多いと言っております。おそらくこの便が減った理由も僕はあると思います。そういう中で、ぜひそのためには、家族のいろんな負担、時間の負担、経費の負担、非常に大きいわけですよ。ですから、これから例えば市長の答弁にありましたけれども、少し消極的な感じがしますので、ぜひこれだけの数を維持するためにも、また、増やすためにも、どうしても南城市内に私は1校をぜひ必要だというふうに感じております。勿論、これすぐできるものではございませんけれども、県立高校ではなくしても、私立高校でも私は意欲があればできる可能な学校じゃないかなというふうに思いますけれども、いま一度、市長そういった点で今後の少子化の歯止めにしても、もう一度ご答弁をお願いいたします。 ◎市長(古謝景春)  お答えします。先程もお答えいたしましたように南城市が土地利用計画、いろんな施策によって人口が増える状況であれば、それは可能性としては十分みえてくるだろうと思っております。そのような形で、私もこの高校の誘致につきましては、前向きに検討してまいりたいと思っております。 それと私もずっと泊の方に高校は通っておりまして、自分自身は苦にならなかったというのが実感でございますが、いま感想として申し上げますと、いわゆる圏域に情報網を持ったというのがいま人生の中で一番プラスになっております。この地域の輪で交流するということも大事ですが、外に出て交流をして、いまの私も自分があるということを誇りに思っておりまして、そういう長い目から、大きな視点から見ても、またこういう視野というのはあるのかなと思っておりますので、参考に私の思っていることを申し上げますけれども、そういった感想もございますので、ひとつその点はメリット、デメリットあると思いますが、ぜひその点もご理解を願いたいと思っております。 ◆14番(具志堅哲美議員)  確かにいま市長がおっしゃっている一例もあると思います。しかし、時代はかなり変わってきております。いまこの高校生たちがいずれは卒業し社会に出て結婚して子供を作ります。本当にこの子たちが子供をたくさん作る気持ちになれるか、なれないか。非常に疑問を感じるわけですよ。そういった意味からも何らかの対策は僕は講ずる必要があるんじゃないかなと思いますけれども、教育長、その点ひとついかがお考えでしょうか。 ◎教育長(高嶺朝勇)  具志堅哲美議員の質問にお答えいたします。個人的なことを申し上げて、大変失礼でありますが、私も高校教育に長い間携わった者としまして、南城市という大きい市になって、ここに高校があればなということを思って、そういう思いは具志堅議員も、あるいは他の議員さんたちもみんな同じだろうというふうに思っております。 ただ、一方ではまた県が進めている高校再編統合を含めた高等学校編成整備計画、これは現在の高校の持っている教育機能をもっとレベルを上げる。例えば、英語で授業をするような学校もできるとか、それから総合工芸学校みたいなものもできるとか、そういうことで沖縄県の高校教育全体の資質の向上とか、あるいは人材育成のためにどうしても進めなければいけないものだろうなというふうに理解をしているわけです。 そういう中で、これから新しく高校を造りましょうという時点であれば、地域をあげて南城市が誘致運動をすべきだと思いますが、現在ある学校をいろいろ整理をしている状況でありますので、部長から答えましたように残念ながら現状としてはあまり風向きはよくないなというのが実感でございます。しかし、おっしゃるように若い人が住みついて、ここで安心して子育てをして、子供を高校に安心して通わせることができる。そういうふうな環境づくりは大事だと思いますので、これからの高校再編の状況をみながら、これは教育委員会の問題というよりも南城市全体の問題でありますので、みんなで高校を含めた高等教育機関、これの将来の誘致に向けて頑張ることができれば有り難いなというふうに思っております。以上でございます。 ◆14番(具志堅哲美議員)  ただいま教育長のご答弁を聞いて、少しは私も落ち着きを取り戻したという感じでございます。これから南城市がどういうまちづくり、市づくりをしていくかと、市長も選挙公約に日本一元気で魅力ある南城市づくりというふうに、その中で南城市に生まれて良かった。住んで良かった。これからも住みたいという言葉は市長も結構使われております。そのためにも子供たちに、あるいは地域の方々に本当に南城市に夢を持てる南城市づくりをしていくためにも、やはり教育は一日にしてならずということもありますので、ぜひその継続的なお考えでぜひ積極的な誘致に頑張っていただきたいというふうに思います。 次にゴミ問題に入りますけれども、南城市は海と緑と光あふれる南城市を将来像として掲げ、自然環境でも素晴らしい地域として位置付けをされておりますが、残念ながらあらゆるところに不法投棄はあとをたちません。行政側もその件につきましては、先程の答弁からも大変苦労なされているというのが実情でございます。これはやはり行政側だけではなかなか難しい、地域住民、そして地権者、この方々の協力がないと、なかなかできない。立て看板も結構設置してあると言っておりますけれども、私はあちこち回ってもなかなか立て看板が見当たらないんですよ。この立て看板もあるところに行きますと、地主が負担してもいいという方もいらっしゃるわけですよ。ですから、地域に投げかけて、地域ぐるみでこの不法投棄の問題の解決方法もあるんじゃないかなというふうに思いますけれども、そこら辺どういうこれから考えをなさっているのか、お聞かせいただけますか。 ◎市民福祉部長(八幡正光)  立て看板も結局は担当課といたしましても、これを作って、こういう不法投棄の場所にゴミを捨てるなとか、そういう名目で立て看板も設置しております。そういうことでいま議員さんがおっしゃるように地権者の方の地主の方にもそういった自分たちで看板を立てて行政側だけではなく、そういう地権者の方の地主の皆さんの方でも、こういう看板を立ててやった方がいいということで、大変いい話であります。そういうことで、行政としては各区長さんにもお願いをしまして、そういう箇所に不法投棄できないように、また地権者の皆さんも自分たちでできるんでしたら、ご協力を得て、よりこのゴミ問題、不法投棄ができないように、大変これはいい案でありますので、これをまた積極的にご協力をいただきたいと考えております。以上です。 ◆14番(具志堅哲美議員)  そういうことで非常に部長も前向きの答弁ですので、ぜひその件につきましては、地域ぐるみで取り組んでいただきたいと。 それから家庭から出る家庭の粗大ゴミ収集ですけれども、これはおそらくシールを購入して連絡するということですけれども、こういった不法投棄は多くなるということは、この金額にも問題があるのではないかなという感じがするんですよ。小さいのは300円から500円、600円ありますよね。そういったものも再度金額を変えるか、変えないかわかりませんけれども、検討する余地があるのかどうか。また、僕は検討に値するんじゃないかなと思いますけれども、その辺お伺いいたします。 ◎市民福祉部長(八幡正光)  ゴミの減量化については、大変頭の痛い問題でありますけれども、そういう粗大ゴミのいま大中小ですか、300円、600円とありますけれども、それもこの金額については、いまのところそういう方法でやっていきたいと、今後、それがそぐわなければ検討していきたいと考えております。以上です。 ◆14番(具志堅哲美議員)  ぜひ、そういう形で取り組んでいただきたいというふうに思います。それからこの粗大ゴミ収集の一元化、おそらく19年度から行うと思いますけれども、いまどういう形で、その収集方法をなさろうとしているのか。もし、案がある程度まとまっているのであれば、お聞かせいただけますか。 ◎市民福祉部長(八幡正光)  いまの玉城、大里においては、月曜日に粗大ゴミをやっております。また、19年度からは、その曜日等、あるいはその粗大ゴミについては検討していきたいと考えております。 ◆14番(具志堅哲美議員)  ぜひ、週1回の割合で各旧4町村の収集をしていただきたいと、それと先程公用車の持ち台数も結構あるように感じておりますので、車もおそらくトラック、2トン車、いろいろ車に関しては、まず問題はないというふうに思いますので、ぜひこの件につきましては、一元化に取り組んでいただきたいと、要望いたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(川平善範)  これで本日の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は、全部終了しました。 次回は、12月14日(木曜日)午前10時から本会議を開きます。 本日は、これで散会します。          (散会 15時46分) 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。      議長   川平善範      署名議員 大城幸雄      署名議員 仲里 隆...