宮古島市議会 > 2022-12-15 >
12月15日-05号

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  1. 宮古島市議会 2022-12-15
    12月15日-05号


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    令和 4年 12月 定例会(第9回)          令和4年第9回宮古島市議会定例会(12月)議事日程第5号                           令和4年12月15日(木)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            令和4年第9回宮古島市議会定例会(12月)会議録 令和4年12月15日(木)                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(24名)                          (延会=午後4時53分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(22番)  上 地 廣 敏 君  議   員(11番)  上 地 堅 司 君 ┃┃ 副 議 長(18〃)  長 崎 富 夫 〃    〃  (12〃)  仲 間 誉 人 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  久 貝 美奈子 〃    〃  (13〃)  平 良 和 彦 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  下 地   茜 〃    〃  (14〃)  下 地 信 広 〃 ┃┃   〃  (3 〃)  砂 川 和 也 〃    〃  (15〃)  我如古 三 雄 〃 ┃┃   〃  (4 〃)  狩 俣 勝 成 〃    〃  (16〃)  前 里 光 健 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  富 浜 靖 雄 〃    〃  (17〃)  西 里 芳 明 〃 ┃┃   〃  (6 〃)  下 地 信 男 〃    〃  (19〃)  友 利 光 徳 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  新 里   匠 〃    〃  (20〃)  上 里   樹 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  狩 俣 政 作 〃    〃  (21〃)  粟 国 恒 広 〃 ┃┃   〃  (9 〃)  山 下   誠 〃    〃  (23〃)  平 良 敏 夫 〃 ┃┃   〃  (10〃)  池 城   健 〃    〃  (24〃)  山 里 雅 彦 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 座喜味 一 幸 君 │ 水  道 部  長 │ 兼 島 方 昭 君┃┃ 副   市   長 │ 伊 川 秀 樹 〃 │ 消   防   長 │ 宮 國 和 幸 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 與那覇 勝 重 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 石 川 博 幸 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 仲宗根 美佐子 〃 │ 情 報 政 策 課 長 │ 池 間 幸 生 〃┃┃ 市 民 生 活 部 長 │ 友 利 毅 彦 〃 │ エコアイランド推進 │ 下 地 洋 子 〃┃┃           │           │ 課       長 │          ┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 砂 川   朗 〃 │ 秘 書 広 報 課 長 │ 下 里 盛 雄 〃┃┃ 建  設 部  長 │ 大 嶺 弘 明 〃 │ 総  務 課  長 │ 豊見山   徹 〃┃┃ 観 光 商工スポーツ │ 上 地 成 人 〃 │ 財  政 課  長 │ 国 仲 英 樹 〃┃┃ 部       長 │           │           │          ┃┃ 産 業 振 興 局 長 │ 宮 國 範 夫 〃 │ 教   育   長 │ 大 城 裕 子 〃┃┃ 環 境 衛 生 局 長 │ 下 地 睦 子 〃 │ 教 育  部  長 │ 砂 川   勤 〃┃┃ 会 計 管 理 者 │ 天 久 珠 江 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 友 利   克 〃┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  下 地 貴 之 君   次  長 補  佐  砂 川 晃 徳 君  次       長  仲 間 清 人 〃   議  事 係  長  国 吉 たかよ 〃 ○議長(上地廣敏君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は24名で、全員出席であります。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第5号のとおりであります。  この際、日程第1、一般質問について、昨日に引き続き質問を行います。  本日は下地茜君からであります。  これより順次質問の発言を許します。 ◆下地茜君   議員番号2番、下地茜です。3日目、朝一ということで、気分もフレッシュなうちに質問していければと思います。一問一答方式で質問させていただきます。当局におかれましては、簡潔で誠意あるご答弁をお願いできればと思います。  早速1問目ですが、学校施設についてお伺いします。昨日の上地堅司議員への質問で既に当局回答されていると思いますが、重ねてですが、私からも質問できればと思います。令和4年度に申請のあった学校施設の修繕の件数と、それを対応できたという対応済みの件数をお教えいただければと思います。 ◎教育部長(砂川勤君)   今年度における修繕要件につきまして、まず幼稚園29件、小学校92件、中学校59件となってございます。既に修繕を行った件数につきまして、幼稚園22件、小学校37件、中学校が38件の修繕を行ってございます。 ◆下地茜君   私も学校からいろいろ相談があるということで、行ってお話を伺うことがあるんですが、十中八九校舎の修繕等ということが多いです。例えば9月定例会でも取り上げた鏡原中学校のトイレの修繕ですとか、それから今回の議会でもたくさん質問が予定されていると思いますが、平良第一小学校の体育館の雨漏りとか、それから以前から実は福嶺小学校が、ベランダの天井が剥離をしてきていると、このことを相談されていまして、ここは避難訓練で使うかどうかということを学校側は聞かれたときに、今は締め切っていて出れないようにしているから、結局訓練から外したということになっていると思いますが、申請自体は教育委員会に修繕してほしいという申請自体を出していて、そしてすぐに対応して、見積りまで出してくれたということなんですが、なかなかこの修繕工事が始まらないと。これをこの秋頃にどういう状況かというのを聞きに行きますと、ほかの学校との兼ね合いで予算のめどがつかないと。これは、今年度内でほかの学校と調整をしてやるよりも、もう当初の、来年度の予算で取ったほうが確実かもしれないということで今調整をしているというようなお話を聞いたのが最後でした。  まだ修繕はしていないということなので、このままいくと当初で予算を組んでということになるのかなと思うんですが、学校の施設、4月、5月で新しい先生が来て、修繕箇所を見つけて要請上げても、次年度でないと修繕ができないというのが今の実情なのかなと思っております。大きな修繕に関しては、県の予算でやっていくと。小規模な修繕、例えば窓ガラスが割れるような数万円のものであれば学校の予算でできているのかなと思いますが、こういうトイレの修繕とか壁の剥離といったような例えば40万円、60万円というような、数十万円かかる中規模なものの予算と措置についてはなかなかその確保が難しいのが現状かなと思っておりまして、それで2つ目の質問なんですけれども、あらかじめ教育委員会などで裁量を持って使えるような予算の確保というものができないかというところをお伺いしたいと思います。 ◎教育部長(砂川勤君)   学校施設の老朽化に伴い、年々修繕の要望は増加してございます。教育委員会としてもそれに伴い、予算の確保に努めているところでございます。来年度当初予算においても今年度より増額での要求を行っております。  ちなみに、学校長の裁量予算というのがございます。令和4年度で申し上げますと小学校241万4,000円、中学校174万円、合計415万4,000円。金額にして、1校当たり13万円から25万円程度予算をつけてございます。  また、教育委員会としましては、緊急性の高い修繕、その他突発的な修繕ということを、予算としては令和4年度当初予算では1,175万円計上してございます。令和5年度当初予算要求額が1,565万円増の2,740万円を現在予算要求をしてございます。  ちなみに、先ほどの福嶺小学校は、10月に私も校長面談で現場を確認したところです。ただ、金額という面で、令和4年度の先ほどの予算現額からする執行率、先週までに81%の執行率となっております。なので、予算残が少なくなってきておりますので、また優先順位を決めながら取り組んでいきたいと、そのように考えております。 ◆下地茜君   少しその予算のほうも増やしてということでしたが、ぜひ現場裁量制の各校ができるような形でもお願いしたいと。学校のほうにも予算があるということは聞いているんですが、やはりそのやりくりをこの学校だけでというものではないということで、ほかのところで修繕があればこの学校はできないというようなことで、最終的にはこのやりくりで時間がかかってしまっているようなところもあると思いますので、もう少し使いやすいような予算措置というのも、財政課とぜひお話しいただけたらなというふうに思っております。宮古島から育っていく子供たちなので、どういうこの校舎で育ったかというこの体験も、トイレが壊れているとか、天井が剥離してベランダに出れなかったとかいうようなことが当たり前になっていかないように、しっかり対応していただきたいなと思います。  続いて、情報政策行政についてでございます。ICT交流センターについてお伺いしたいんですが、指定管理の施設なので、ここには目的などがあると思います。このICT交流センターの目的と、それに対した実績といいますか、現状についてお伺いできればと思います。 ◎情報政策課長(池間幸生君)   ICT交流センターの目的と現状についてというご質問です。宮古島市ICT交流センターは、先進技術による産業振興と技術集積、市民と企業の情報通信技術に関する知識と技術の向上を図り、新たな産業や雇用を創出し、定住人口増加につなげることを目的に、令和元年10月に下地庁舎3階にオープンいたしました。施設にはコワーキングスペースが56席、個室6室、フォンブース3室、お試しオフィス1室、研修施設が1室、あとサテライトオフィス4室が設けられております。異なる職業や仕事を持つ人たちが同じ場に集まり、通信設備が整った環境で作業場をシェアすることができるようになっております。  これまでの主な取組としましては、県外企業に向けたワーケーション誘致活動や本市でワーケーションを行う企業と地元団体による地域課題の解決に向けたワークショップを開催し、意見交換を行いました。また、令和3年度からは、先ほどお話がありましたとおり施設の指定管理を行っていまして、コロナ禍によるテレワークの広がりや指定管理者によるSNS等での広報活動により、施設の利用者数は市直営時と比較しまして3倍程度増加しております。具体的な実績としましては、令和3年度の利用者が1,335人、今年度も前年と同水準で推移しております。 ◆下地茜君   今実績のほうで、県外にワーケーションの誘致をされている、活動されているということでした。簡単で結構なんですけれども、どの程度、例えば令和何年度に何回というような、大まかで結構なんですけれども、分かればお教えいただけたらと思います。 ◎情報政策課長(池間幸生君)   令和3年度、ワークショップに関しましては県外企業を誘致という形で、令和3年度で2回行っています。令和4年度は、件数がゼロ件となっております。 ◆下地茜君   実は委員会視察で、この秋に香川県へ総務財政委員会のメンバーで、皆さんと一緒に行ってきました。香川県にも行政が運営するコワーキングスペースがあるということで、ここは宮古島市と同じ指定管理でやっております。ただ、大きく違う点として、コーディネーターが8名と、アドバイザーが12名と、役割を持った人の配置があって、このコーディネーターという人たちが何をしているかというと、企画を担当すると。自分たちが企画をつくるのではなく、できる人、企画、イベント等をできる人を応募して、またそういう人を声かけして、この人と場をつなぐような役目をしているのがコーディネーターの役割で、それからアドバイザーというのは、交通費などの実費を払って、基本的には報酬がないボランティアのスタッフなんですけれども、パソコンの講習会の講師といったような、こういうことをやってくれる人たちを配置しているということでした。宮古島と香川県と、やはり予算規模も違いますので、同じようにはできないとは思うんですけれども、例えば宮古島であればコーディネーター1名というような形であったり、既に産業振興局で地域プロジェクトマネージャー制度を使っているという話を聞いておりますけれども、この制度を使えるのであれば、そういう制度を使いながら配置するということもできるのかなと個人的には思っております。なかなかその環境が完備した施設があるだけでは、今目標にありました定住者の促進であったり、雇用の促進というところにはつながっていかないのかなと思っておりまして、やはり運営側が何か仕掛けをつくって、施設と目的をつなぐ必要があるのかなと思っておりますが、まずこのICT交流センターの目標等に向けて、利活用に向けて、今後市が考えていることがあればお教えください。 ◎情報政策課長(池間幸生君)   コーディネーターの設置についてのご質問にお答えいたします。  宮古島ICT交流センターは、令和3年から令和5年度まで3年間の指定管理契約を結んでおります。新型コロナウイルス感染拡大によりイベント開催が制限され、当該企業と地元企業や市民との交流促進が難しい状況が続いておりますが、今後は感染状況の推移を見ながら、指定管理者によるテレワークセミナーや入居対象のワークショップ交流イベントの企画、ワーケーション誘致活動を予定しております。  現在指定管理を委託しております株式会社マッシグラ様というところは、沖縄本島で3か所、宮古島でも1か所、既にコワーキングスペースを運営しております。そちらのほうにコミュニティマネージャーという者がおりますので、コーディネーターの設置というよりは、まずこのコミュニティマネージャーのほうを活用させていただいて、事業のほうを進めていきたいと思っております。 ◆下地茜君   コミュニティマネージャーを活用するということでした。形は問わないというか、どういう形でも結構かと思います。ぜひ、ここがまたいろいろ企画が進んでいくような場所になってほしいなと思います。  宮古島の平良の市街地には、このコワーキングスペースが2つあるんです。仕事をするということだけ考えると、やはり市街地のほうが圧倒的に使われやすいのかなと思っておりまして、そこを考えると、下地庁舎にあるこのICT交流センターが選ばれる施設になっていくためには、やはり差別化を図る必要があるのかなと思っていまして、ではどういうふうな差別化をしていけばいいのかということを考えると、交流ができる場所として、そこに来ると何となく雑談ができるような空気があって、移住したいけど空き家がないかなとか、スタートアップのアイデアがあるんだけど聞いてくれないかなといったような雑談が生まれるような場にぜひしていっていただければなと思っております。  このICT交流センターなんですけれども今少し課題の部分に感じている部分をお話ししましたが、実際にはコロナ禍が少し落ち着いて、活用が進んでいるというふうにも感じております。使う人が増えているかなと思っております。もっと利活用が進むように、環境を整備するよい機会でもあると思っておりまして、そこで次の質問なんですけれども、開館が今、週末が土曜日のみの開館となっております。イベントなどをやりたい、例えばワークショップをやりたい、セミナーをやりたいというようなときに、どうしても週末に集中してしまうということで、土曜日にこの予約が集中してしまって、日曜日の開館を何度も相談しているんだけどということで相談受けておりまして、そこで日曜日の開館というものができないかというところをお聞かせください。 ◎情報政策課長(池間幸生君)   日曜日の開館についてのご質問です。宮古島ICT交流センターの開館時間は、午前9時から午後9時までとなっておりまして、毎週日曜日と年末年始が休館日となっております。施設の利用状況について指定管理者に確認しましたところ、平日はワーケーションや出張などテレワークでの利用が多く、土曜日はセミナーや研修の利用が多いとのことでございます。日曜日の利用について、年に数回程度、今問合せはあるということなんですが、休館日の変更については条例改正が必要となることですから、利用状況をもう少し見極めた上で検討させていただきたいと思います。 ◆下地茜君   ぜひ利用したいという声が出ておりますので、できれば前向きに、日曜日も開館できるような方向性でぜひ検討していただきたいなと思います。  もう一つなんですが、ICT交流センターは下地庁舎を使っているんですけれども、3階にあるんですけれども、この施設内に駐車場があるんですが、これが少し点在していて、例えば50人くらいのセミナーをやったときに、この施設の手前の駐車場に車が集中してしまったと。車体が少し、お互い擦るような混雑があったということで声を聞いております。私もこのセミナーに参加していたんですけれども、施設の裏側は結構すいていて、そしてまた施設の西側にある駐車場もすいておりました。もう20台ぐらいは止められたかなという感じでしたので、案内板を置くのがいいのかなと思っていますが、これに対して何か方法がないか、お聞きできればと思います。 ◎情報政策課長(池間幸生君)   施設内に点在する駐車場への案内板設置についてということでございます。現在下地庁舎には、宮古島ICT交流センターのほか、宮古地域雇用創造協議会など他団体も入居しておりまして、下地庁舎駐車場を共同で使用しております。指定管理者に確認しましたところ、これまで駐車場に関する問合せ等はないということでございましたが、議員ご指摘のとおり案内板の設置については、今後利用者の声を聞きながら、各入居団体や下地庁舎の施設管理を担当する総務部を交えて検討したいと思います。 ◆下地茜君   よろしくお願いします。例えば少し規模の大きなセミナー等をやるときには、主催者側に交通整理を注意を呼びかけるとか、まずできることはあるかなと思いますので、工夫してやっていただきたいと思います。  次に、道路行政に移りたいと思います。11月15日に福祉事業所と、それからタクシーやバスなどの交通事業者の意見交換会を行いました。ご参加くださった道路建設課、そしてご調整いただいた企画調整課の皆様、ありがとうございました。交通弱者と観光客、共に利用しやすいユニバーサルな宮古島の交通事情にしていけるといいなと思っておりますので、また今後一緒に取組を続けていければと思います。  この意見交換会で出た一つを取り上げたいと思うんですが、文教通りのバス停、くらはし病院前、これは宮古郵便局の隣になるんですけれども、ここにバス停があります。整形外科の病院の前なので、一定数乗客はいるんですけれども、足が悪いということで通っているなどの方が、バス停の前で立ってバスを待つということが困難という利用者の姿が見られるということで、このバス停の上屋の設置が可能かというところをお伺いできればと思います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   くらはし病院前にバス停上屋が設置できないかということについてのご質問にお答えいたします。  くらはし病院前は、議員ご質問のとおり近くには中央郵便局などもあり、また去る11月15日の議員がただいまおっしゃいましたとおり、交通弱者に係る宮古島市と宮古島市内交通事業者の意見交換会の中でもベンチなどの設置の希望意見があったということでございます。そのため、必要等については認識しているところでございますが、そこでまずバス停上屋はバス会社の利益につながるものでありまして、一義的にはバス会社で整備することが望ましいかとは思いますが、市としましてはバス路線の確保等については補助金で支援するなど、バス会社運営は公共的な面もあると認識しておりますので、議員ご質問のバス停上屋についても、市民及び利用者の利用度、それから必要性等も調査し、バス会社と協議に向けて、整備に向けて協議しながら考えていきたいと考えております。 ◆下地茜君   宮古島市内のバス停の上屋の整備も進んでおりまして、この意見交換会の中では、サンエーのATMの前、あそこにも年度内に設置を進めているということでした。着実に進めていっていただけているかなと思いますのでまた、このくらはし病院前についてもぜひご検討をお願いしたいと思います。  それから、環境行政についての1番ですが、この東平安名崎の環境整備については、一昨日砂川和也議員への答弁もありましたので、私からの質問は割愛したいと思いますが、要望だけ述べさせてください。東平安名崎は城辺町時代には町の管理でした。これが国指定の文化財となって、地元の管理の手を離れています。宮古島市としては、年に1回草刈りをしているということなんですが、アダンとススキの成長の勢いがすごくて、テッポウユリであったり、そこにある天然記念物のテンノウメが生えている範囲を狭めているというような話もあります。地域が担い手となって整備していくことが理想ではあると思うんですが、今どういうやり方でやるかというところは調整、協議中ということですので、私からは市と地域が向き合うということ、手間もかかるし、時間もかかるし、体力も必要というような、面倒くさいものではあるんですけれども、それでも市と地域が向き合っていくということを今後もお願いしたいなと思います。  続いて、次の水道水と地下水のことについてお聞きしたいと思いますが、6月に市民団体から地下水の検査をして、微量の農薬成分が検出されたという会見がありました。これに水道部のほうすぐに対応して、取材に答えて、年度内で追加調査を行うというような発表もされておりました。このことの進捗をお伺いできればと思います。 ◎水道部長(兼島方昭君)   農薬についてですが、水道部では市民団体からの水道水及び地下水の農薬検査結果を受け、袖山、加治道両浄水場から配水される上水を各1検体、4つの水道水源流域内の水源地から原水を各1検体ずつ採水し、合計6検体の農薬成分の分析を去る8月に行いました。  農薬成分の分析数は、市民団体が調査した内容と同じ、ネオニコチノイド系農薬及びフェニルピラゾール系農薬の14種類で、分析結果は上水からは2種類、原水からは4種類の農薬成分が検出されましたが、そのいずれも水質管理目標の目標値または水質汚濁に係る農薬登録基準値を大きく下回っている結果となっておりますので、水道水は安心してご利用いただけるものと考えております。
    ◆下地茜君   調査結果もホームページのほうで掲載していただいているかと思いますが、少し関係して、更竹新井戸という地点の塩化物イオンの数値を以前も議会で何度か取り上げてきたと思います。調査結果を今後公開するということで、これに関しては8月の調査結果を9月に掲載しているという形かと思いますが、併せてホームページでの公開、今回のことと、それからこの塩化物イオン関連のことで出した調査結果と、今後も公開はされるのかというところを少しお聞かせください。 ◎水道部長(兼島方昭君)   塩化物イオンの濃度については、随時公開していると思います。今回の農薬成分については、本来なら市として、環境も併せて公表するということでしたが、まだ環境の判断が少しかかるということなんで、おととい水道のホームページに掲載したところです。これは、継続して公表はしていきます。 ◆下地茜君   水道部のホームページもとても見やすいホームページかと思っておりますので、ぜひ情報を今後も公表していっていただければなと思います。  次の質問ですが、水道水源流域以外の地下水については、地下水審議会の開催を受けて今後の対応を決めていくということでした。これについても進捗をお伺いいたします。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   環境衛生局では、地下水審議会の学術部会を先月11月1日に開催いたしました。学術部会での審議内容は、9月定例会で補正を行いました地下水モニタリング調査、これは農薬、有機フッ素化合物に関する調査の業務内容の確認、その他地下水研究会からの要請文を提示し、内容についてのご意見をいただいております。  地下水モニタリング調査の業務内容につきましては、おおむね了承していただきまして、現在委託業務を発注し、調査を進めております。採水、分析を行い、結果が出るまでには、もうしばらく期間を要する見込みです。また、地下水研究会からの要請文に関しましては、議員から様々なご意見をいただいております。それにつきましては、現在まとめ作業を行っているところです。  市の今後の対応といたしましては、調査結果を確認し、調査を継続するかということは検討する考えです。 ◆下地茜君   継続するかについては、調査を今後も一度やった後、するかどうかは結果を見て検討していくということでした。追加でお聞きしようかなと思っていたことを答えていただいたので、要望だけと思いますが、年間を通してのモニタリング調査を市民団体の方たち求めていらっしゃると思うんです。というのも、雨量が多い時期とか、農薬を散布する時期でこの数値が変化するんではないかということ、硝酸性窒素を宮古島は水の地下水から減らすという努力をずっとしてきたんですが、その方法として緩効性肥料を適切な時期にまくということで対策をしてきたと思いますので、そういう意味でもどういう対策をすればいいかという検討の手がかりになっていくと思いますので、ぜひ年間モニタリング調査というところも前向きに検討していただきたいと思います。  続いて、国民保護について、今回たくさんの議員の皆さんが取り上げておりますが、私も少し時間を割いてお聞きしたいと思います。宮古島市が策定しています国民保護計画の中には、避難所という言葉と、それから国民保護措置に係る協力等のために使用される場所という言葉があります。具体的にどのような場所を指すのかということまでは、市の策定している保護計画の中には書いていないんですけれども、具体的にどこなのか、あるいは速やかに指定できるような規定があるのかというところをお伺いできればと思います。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   国民保護計画における避難所及び国民保護措置に係る協力等のために使用される場所についてお答えをいたします。  宮古島市国民保護計画における避難施設としまして、各小中学校や公民館、公園などがあり、計81施設を指定してございます。指定につきましては、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律、国民保護法第148条、同施行令第35条に基づいております。  また、国民保護措置に係る協力等のために使用される場所につきましては、現在具体的な場所を定めてはおりませんが、国民保護措置に係る職務、業務、または協力を行う者及びこれらの者が行う職務等に使用される場所を対象とすることになりますので、国や県、関係機関と連携しながら対応してまいりたいというふうに考えております。 ◆下地茜君   避難所については、例えば鹿児島県では災害用の避難所、緊急時一時避難施設というものを1,672か所を指定しているということなんですが、ではこの有事というときに使えるかどうかというところを精査したところ、2つの市の数か所のみというようなことが分かったという報道等がありました。なので、その防災の避難所のままでいいのかというところの精査の必要はあるんではないかということは指摘しながら、今回少しお話ししたいのは、この国民保護措置に係る協力などのために使用される場所なんですけれども、宮古島市の国民保護計画では、この5万4,000人の宮古島の人口をどうやって島外に逃がすのかということを過去に議会のほうでも質疑されて、一般質問で取り上げられていますけれども、当時の総務部長の答えは、港や空港からピストン輸送で島民を島外に出すということでした。そうすると、やはり港や空港が国民保護措置に係る場所ということになってくるんだろうと思うんですけれども、そこを速やかに、この有事となった際に、なるだろうという際でも結構なんですが、予定地として指定ができないか、この国民保護計画などの中でと思っております。  というのも、ちょうど今回総務財政委員会の陳情のほうでも上がっていたんですけれども、これを、このマークがあります。これは特殊標章というマークで、国民保護法とか、国際法でいうとジュネーブ条約で規定されていまして、このマークを掲示することで、ここは保護すべき場所ですよということを知らしめるという、こういうマークですけれども、これを速やかに、ここということで指定できるような形にしていくということが必要ではないかと思っております。何か有事が近いとか、有事になったとかいうようなときに、協議会あるいは国や県と話し合ってここと決めるのではなくて、あらかじめ決めておいて、そういう事態になったら速やかにこれを掲示するというような事前の準備が必要ではないかと思いますが、そういうことが可能かというところをお聞かせください。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   国民保護措置に係る協力を求める場合には、武力攻撃の対象とならないよう、議員お示ししてありますジュネーブ諸条約及び第1追加議定書に規定する特殊標章や赤十字標章を掲示することなどの保護措置を講じていくものと考えておりますが、これらの特殊標章等は国民保護法第157条、第158条において、みだりに使用してはならないというふうにもされておりますので、本件に関しましても適切な運用ができるよう国、県、関係機関と連携し、対応してまいりたいというふうに考えております。 ◆下地茜君   以前からこの国民保護のことを議会で聞くと、市だけではできないと、県や国というようなところで話が止まってしまっているのかなと思っています。国民保護計画は、宮古島市が策定するものになります。責任の主体は自治体になりますので、必要だと思うものをやはりしっかり、国、県の調整が必要という場合にも、少し主体性を持って働きかけていくようなことも必要ではないかと思っています。これについては、引き続き進捗をお聞きしていきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。  次は、今住民保護ということがメディアでも結構大きく取り上げられています。八重山の石垣島とか与那国島ではシェルターの話などが出ていて、少し話が進んでいるかなと思うんですが、与那国島では、昨日の総務部長のご答弁の中にもありましたけれども、既に弾道ミサイル攻撃を想定した避難訓練をしているんですね。今年の11月頃だったかと思いますが、その折に与那国町長がインタビューに答えたコメントとして、移動する時間を考えると、一、二分で飛び込める、このような自宅の庭にシェルターがあるというようなことが必要かと思うというふうに答えられています。  この与那国町長の言葉、本当にそのとおりだと思っていますが、私保良という地域に住んでいます。もしミサイルが飛んでくるとなったら、シェルターに避難しようと思うと、このシェルターがどこにあるかというと、恐らく人口の4分の3が集中する市街地の近辺とか、あるいは公共施設の地下にという話もありました。そこに向かうのに、車で30分かけてシェルターへ向かうのかというようなことで、ミサイルというのは5分、10分で着弾するようですので、これではこの保良に住んでいる私からすると、ナンコウジ坂も越えられないということになりかねないです。  ミサイル基地は保良に造って、避難シェルターは平良に造るのかというような思いもあって、これは自治会では今年の4月に避難シェルターの設置の要請も出しています。この辺りも考えながら、こういうような動きを見ていただきたいと思うんですが、田舎のほうには免許のないお年寄りもいますので、与那国町長のおっしゃったような、それこそ庭先に一、二分で逃げ込めるようなシェルターがあるようでないと、地域に住む私たちにとっては、これは私たちのためのシェルターではないなというような感想を持ってしまいます。  そこで与那国町では、9月定例会で、全会一致で有事基金というものを創設しております。これどういうものかというと、有事になる前、今のうちから島を出ると。そのことに町がお金を出すというようなこの有事の基金が町議会で通りました。個人的には、避難シェルターを造るよりもずっと有効的かなと思っております。ただし、これをやってしまうと人口の流出が進んでしまうんです。行政の運営はどうなるのかとか、自治権はどうなるのかというような問題も出てきかねません。私の周囲でも最近の流れの中で、年内には宮古島を引っ越すというような方もいらっしゃいます。自衛隊が来て人口が増えるということでしたが、むしろ島民が出ていくということに行政がお金を出していくという、そういうような流れにもなりかねないですので、シェルターにしても、この基金にしても、もっと議論があるべきだと思っておりますが、住民避難の議論が最近騒がしくなっておりますが、このことについての宮古島市の見解をお聞きできればと思います。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   有事の際の基金の創設についてお答えをいたします。  与那国町が創設を予定しております危機事象対策基金につきましては、与那国町の担当者へ確認をしましたところ、与那国町における危機事象に関する予防、応急対策、復旧等に係る事業を推進することを目的とし、基金を創設すると聞いております。具体的な支援の詳細については、今後精査していくということでございます。  本市におきましては、現在のところ同様の基金の創設は予定しておりませんが、今後国、県、関係機関との調整を進める中において、情報収集を行いながら適宜対応してまいりたいというふうに考えております。 ◆下地茜君   今にわかに国民保護の話題がメディアでも取り上げられていますが、本来今すべき議論ではないと私は思っています。配備の前に済ませておくべきものだったと思っております。その指摘は、ずっとされてきました。住民が避難できるのかということをきちんと検証して、その上で誘致をするというようなことは考えていくべきではないかというようなことは以前から指摘されていましたが、宮古島市議会では誘致決議を2015年に出して、その後市民団体から2016年に住民投票してほしいという陳情が出ましたが、これも否決しました。否決はされたんですが、議会のほうでは、これは市長の判断で住民投票をすべきではないかというような議員の求めもありましたが、これに当時の下地市長が答えたこととして、国の進めることに市民の議論があるということがなじまないとして、このリスクの見積り、検証をする機会というのを全く持たないまま配備を進めてきたという経緯があります。  一方、秋田県ではイージスアショアの配備の際に、防衛省にこのミサイルを発射したときのシミュレーションを出させたりして、その結果住民避難というのは自治体が負うには少し任務が重過ぎると、責任が重過ぎるということで、配備撤回をしております。  そういうようなことを考えると、しっかり本来であればもっと早い段階で検証して、そして配備をするべきかというところを検証していくべき、判断していくべきではなかったかと思っておりますが、このことを踏まえながら次の質問をしたいと思うんですけれども、12月11日にブルーインパルスの展示飛行がございました。これに関しては、軍事利用ではないという声もありましたけれども、私はこれは見積りとして甘いと思っていて、国のほうでは次の動きが始まっています。11月23日に、南西諸島の港と空港を自衛隊が使えるレベルに整備するとして岸田首相が答えておりまして、これはちょうどみやこ下地島空港の利用が取り沙汰されている時期でしたので、みやこ下地島空港の自衛隊の利用を念頭に置いたものだろうとNHKなどでは報道しておりました。このブルーインパルスのみやこ下地島空港の利用を予行演習的になぞらえて、次はこの自衛隊の飛行場利用を求めてくると私は思っています。  この質問ですけれども、国はこの整備と引換えに自衛隊の利用を求めていくだろうと。一方で、県は屋良覚書があるという立場です。みやこ下地島空港は、空港を建設するときから、米軍の利用というところを懸念して反対運動があって、屋良覚書が交わされたという経緯があります。2005年にも伊良部町議会で誘致決議を住民が反対をして、翌日議会で白紙撤回するという動きもありました。こういった今後の国の動きを見据えて、またこの地域の事情等も見据えて、国が整備と引換えに、港湾、空港を整備していくというようなことに対しての市の見解を求めます。 ◎秘書広報課長(下里盛雄君)   下地島空港の軍事利用につきましては、屋良覚書と西銘確認書を遵守すべきであるという考えでございます。 ◆下地茜君   先ほどの質問の流れから、米軍の利用ということも少し言葉として出しておりますが、2005年の旧伊良部町での自衛隊誘致をめぐる住民説明会では、議員の方、町議の方がこうおっしゃっておりました。自衛隊を誘致するのであって、我々は米軍を誘致するのではないと、米軍が来るわけではないということに対して、住民側から、ではどうやって米軍が来ないということができるのかということを聞いておりました。同じことをお聞きしたいと思います。民間空港と質問のほうには書かせていただきましたが、公道等も同じです。自衛隊が使って米軍には使わせないという、そういうことができる行政上の仕組みがあるのか、お伺いいたします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   米軍機は、日米地位協定第5条によりまして、我が国の空港に出入りすることができ、その上で空港を使用する際には、国内法令の規定に伴い、施設管理者などとの必要な手続を得て使用していると承知しているところでございます。このことから、米軍使用を認めず、自衛隊のみの使用に限定することはできないものと思料いたします。 ◆下地茜君   この議論は、今後、私はまだまだこの議論が高まっていない状態でお話をしているので、少しきょとんとして聞いている方もいるのかなと思いながら話ししていますが、また引き続きこういうような話が進んできたときには議論になっていくと思いますので、ぜひ皆さんそれぞれに考えていただきたいと思います。  少しだけ時間があるので、もう少しお話ししたいんですけれども、2月10日に講演会がありました。伊勢崎賢治さんという方で、この方は国連で紛争国の武装解除とか平和構築に関わってきた方です。講演の趣旨として、日本やこの南西諸島というのは緩衝地帯であると。大きな国の間で、大きな国同士の衝突を和らげるような役目をする地域だと。この地域に、例えばミサイルを置くというようなことだと、過去の例で言えばキューバ危機などのようなことにもなっていくし、ノルウェーであったり、アイルランドというところは逆に非武装中立ということで、緊張を高めないようにしている。ましてや宮古島のような小さな島で、中国とアメリカとロシアというようなところがある中で、本当に私たちにとって何をすることがこの島のためになるのかということをそれぞれに考えていただきたいと思います。  国民保護について、市長と市当局へということで質問してきましたが、同時に議員の皆さん、そして市民の皆さんにも問いかけたつもりです。これからますます、それぞれに判断に迫られる瞬間が増えていくと思います。それこそ先祖から受け継いできた宮古島の歴史を次につなげられるかという、そこの鍵を私たちが持っていると言っても過言ではないと思いますので、ぜひ真摯にそれぞれが考えていただきたいと思います。  このことを申し上げながら、私の12月定例会の一般質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで下地茜君の質問は終了しました。 ◆平良和彦君   一般質問3日目の2番、議員番号13番の平良和彦です。通告に従いまして一般質問を行いますので、答弁のほうは市民に分かりやすいご説明と、誠意あるご答弁をお願いします。  それから、質問の方法は、最初一括質問をし、再質問から一問一答方式に移らせていただきます。今日から下地茜議員が一問一答に移りましたので、一括質問・再質問から一問一答は私1人ということになりました。頑張りたいと思っています。よろしくお願いします。  それでは、最初に市長の政治姿勢についてですが、私見を交えながら述べたいと思っております。質問を行いたいと思いますので、ご理解のほうよろしくお願いします。  先日の11日に行われました航空自衛隊の宮古島分屯基地の開庁50周年記念に伴い、航空自衛隊による大空に夢、感動を描くアクロバットのブルーインパルスの展示飛行がありました。市長も御覧になったと思います。終了後の家族連れの皆さんの笑顔と、またこのお子さんの感動、また満足感にあふれた顔が私には印象的でございました。そして、市長は新聞等で見ますと、軍事利用ではないかという指摘に、政治的な考え方には違いがあるか、展示飛行については別物だと考えてもらいたいと、新聞記者に肯定的に答えております。  そこで、市長は今回のブルーインパルスの展示飛行についてどう考えているのか。また、市民に対するメッセージをお聞かせください。  次に、宮古島市の武力攻撃に備えた宮古島市国民保護計画に基づく住民避難訓練等についてですが、同僚議員数名からも同質問を行っておりますが、私は角度を変えて質問したいと考えております。この宮古島市国民保護計画を読んでおりますと、私が感じておりますのは、市が、要するに市長が市民の生命、身体、及び財産の保護するに、法律、基本方針、そういったものが一番大事かなというのは感じますが、それ以外に現場でやはり重要なのは関係機関との連携で、消防、県、警察、海上保安本部、自衛隊などとの連携が大切だと考えております。もう少し言えば、避難住民の誘導に関して重要なのは、協力者としてボランティア団体の自主防災組織や自治会長等の地域のリーダーだと考えます。このようなことを鑑みますと、日頃から市はしっかりと関係を持ちましていかないといけないんではないかなと私は考えております。  そこで、武力攻撃に備えた初歩的な措置として、住民への国民保護に関する啓発について、そして住民避難訓練の実施についてお伺いいたします。  続きまして、宮古島市定員適正化計画についてですが、先日の西里芳明議員に対する答弁で、休職している職員が14名いるということを総務部長が答弁しておりましたが、また市長も先日、昨日ですか、狩俣勝成議員に定員不足している、また見直す時期に来ているというふうな話をしておりました。各部署からも業務量に対する職員数が限界との悲鳴が聞こえております。そうなると、市民に対しての行政サービスの低下が懸念されます。  それでは質問ですが、1つ目に本市のこれまでの定員適正化計画に対する進捗状況について、そして次に近年の市職員を取り巻く状況を鑑み、定員適正化の変更は考えていないのか、お伺いいたします。  続きまして、医療行政についてですが、住みよい宮古島の医療拡充についてです。宮古島内の病院で実施できないため、沖縄本島の病院へ検査で10日ほど入院したりするとか、また専門医がいないということで、手術しに沖縄本島の病院へ行くということがよく聞かれます。そして、住民からは、宮古島でできればいいねという声も聞かれます。  第2次宮古島市総合計画後期計画の中に、今後も緊急医療体制の維持に向けた医療従事者の確保や地域完結型の医療体制構築に取り組む必要があると、そのようなことと、そして施策では県との連携による安定的な医療確保と施設の充実とあります。  そこで、住民が島内の病院にて高度先進医療を受けることができるような医療体制構築の取組についてお伺いいたします。  次に、環境行政についてですが、市の次期一般廃棄物処理基本計画の策定について、去る10月18日に市廃棄物減量等推進審議会を発足させております。諮問事項としまして、1つ目に次期一般廃棄物処理基本計画の策定、2つ目に新ごみ袋導入について、そして3つ目に自己搬入ごみ料金の改定の3つとなっております。そして、第2回目の審議会も行われたと聞いております。  そこで質問ですが、1つ目に市廃棄物減量等推進審議会の進捗状況についてお伺いいたします。  それと、新ごみ袋導入についてですが、アといたしまして、新ごみ袋形態等のメリットとデメリットについてと、イとしまして既存の点字式ごみ袋の取扱いについてお伺いいたします。既存の点字式ごみ袋の取扱いについてですが、私のほうにも愛好者、今使っている点字式ごみ袋を今でも使っていますし、なくしてほしくないという電話もありました。  続きまして、公園行政についてですが、保良自治会は東平安名崎公園を昨年の12月下旬から環境整備協力金を活用し、保良漁港や保良堤防、また灯台、崖の下、それから公園内を覆い茂っているアダンやススキの伐採などを実施してまいりました。  まずはこれで。市長、これです。見えていますか。これは、画面から左側が21年のごみが、上から流れてきた漂流ごみがたくさん集まっているところです。あと、右のほうが2020年に、保良の皆さんが協力して清掃した写真でございます。それと、東平安名崎の象徴植物のテッポウユリと県天然記念物のテンノウメ、これがテッポウユリですね。左側で、右側がテンノウメとなっております。また、園内にはススキとアダンの繁殖拡大により、20年前と比べて7割以上が減少していると言われております。これがススキに飲み込まれているテッポウユリです。隙間から何とか顔を出しておりますが、苦しそうな感じをしております。そういう状況で、絶滅する前に、早めに保護活動をしなければいけないと考えております。  そこで、保良の東平安名崎公園の整備等について、まず最初に公園内でのススキやアダンの繁殖が拡大し、テンノウメの群生地を浸食している現状を踏まえ、今後の取組について当局の見解をお伺いいたします。  次に、保良自治会が環境整備協力金を活用し、漂着ごみの清掃活動など、岬の整備、保護、保全に取り組んでいることについて、当局の見解をお伺いします。  続いて、国に清掃する範囲の許可申請を行っているが、速やかにできない理由とは何か、当局にお伺いいたします。  続きまして、農業行政についてですが、農業生産力向上及び農家所得アップ支援事業は、農業の基本である土づくりに係る経費を現金支給し、経営コストの削減、地力増進による農家所得アップや生産意欲の向上を図るとなっております。私も、農家収穫増につながると評価しております。その反面、サトウキビ農家以外のたばこ、野菜など、特に飼料の高騰で頭を抱えている畜産農家の方々から、私たちにも何か支援、または施策等はないのかと。それでないと畜産農家がだんだんと減っていくよという懸念を訴えておりました。  そこで、畜産農家等の所得アップや生産意欲の向上を図るための施策についてお伺いいたします。  続きまして、道路行政についてですが、城辺の西中自治会、中底原の市道城辺19号線と市道城辺332号線が交わる交差点の止まれという標識とミラーの設置、整備を速やかに実施することはできないのか、お伺いいたします。この交差点は、現在土地改良をされており、サトウキビがない状況でありますが、今後工事が終了すると、サトウキビ収穫時期になると道路右、左からの自動車、トラクター等が見づらい状況になると事故が発生するおそれがある危険な交差点であります。そういうこともありますので、早めに止まれ標識とミラー整備はできないのか、当局に見解をお伺いいたします。  最後に、教育行政についてですが、同僚議員もコミュニティ・スクールについて質問をしておりますが、重複するかもしれませんが、私からも質問をしたいと思っております。今定例会でも出ておりましたが、池間小中学校が今コミュニティ・スクールの準備中と聞いております。そして、来年度からは城東中学校が始まるというふうに聞いておりますが、この城東中学校のコミュニティ・スクールと地域学校協働活動のこれまでの取組、また今後のスケジュールについて教えていただきたいと思っております。  私が気になるのは、特に人材的なものが不足するのかなという懸念はありますが、学校には組織としてPTA、学校評議員、そしてコミュニティ・スクールを立ち上げるということで、学校運営協議会が設置されると思っております。そういった場合に、人材をどのように確保するのかが気になるところでございますので、よろしくお願いしたいと思っています。それはなぜかというと、やはり来年度からスムーズにスタートするためには、そういった面もしっかりと取り組んでもらいたいという思いがありますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、ふるさと文化村基本計画に伴う、高腰城址等の学術的調査と保存目的の発掘調査等についてお伺いいたします。これは、城辺町時代に、平成8年3月に製作されました城辺町ふるさと文化村基本計画でございます。城辺ふるさと文化村構想に基づきまして城辺比嘉自治会の北側にあります高腰城址を中心とする周辺一帯を歴史と文化の象徴的な地域として整備するための基本計画調査でございます。この調査の日程はどうなっているのか、お聞かせください。  よろしくお願いします。 ◎秘書広報課長(下里盛雄君)   2つのブルーインパルス関係でご質問がございましたので、お答えいたします。  今回のブルーインパルスの展示飛行については、様々な実績を踏まえ検討した結果、地域の活性化策として期待できるとして県へ要請を行った経緯がございます。そういう意味では、当日の観覧者数に加え、全6機による編隊飛行などの実施内容からいたしますと、大変有意義な開催であったのではないかと考えているところでございます。  2つ目に、市民等へのメッセージということでございます。12月11日に開催されましたブルーインパルスの展示飛行については、トゥリバー地区をはじめ、各所において島内外から多くの観覧者がありましたことは、宮古島分屯基地開庁50周年記念行事及び復帰50周年の節目に当たり、大変有意義な行事であったのではないかというふうに考えているところでございます。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   4点ほどのご質問がございました。順を追って説明をさせていただきます。  まず最初に、国民保護計画に基づく住民避難訓練等について、その中のまず1点目、住民への国民保護に関する啓発についてでございます。住民への国民保護に関する啓発の重要性は認識をしているところでございます。国民保護事案に関する対応などでは、これまで主に弾道ミサイル落下時の行動につきまして、市のホームページや行政チャンネル、広報誌等で周知をしてございます。また、これまでの市議会においても、国民保護に関する様々な質問に対し答弁を行ってきていることからも、一定程度の周知はされているものと考えておりますが、現在の世界情勢により関心が高まってきていると思いますので、市民をはじめ関係機関と協力しながら、今後も周知に努めてまいりたいというふうに考えております。  2つ目に、住民避難訓練の実施についてお答えをいたします。国民保護事案への対応につきましては、これまでも答弁してきましたとおり、来年3月の図上訓練に向け、県主導で関係機関との調整を進めており、実動訓練につきましては今後段階的に調整していくものと考えております。  次に、宮古島市定員適正化計画についてお答えをいたします。1つ目に、本市のこれまでの進捗状況についてお答えをいたします。本市は、平成22年に宮古島市定員適正化計画を策定し、平成21年度には職員数が946名でしたが、令和4年度当初で派遣研修等の4名を除く693名となっているところでございます。  2つ目に、定員適正化計画の変更についてでございます。定員適正化計画は令和6年度を終期とし、最終目標を668名としているところです。しかしながら、地方公務員法の改正に伴い、段階的に定年退職年齢が65歳まで引上げになり、定年退職による自然減が鈍化しますので、そのことを加味した計画の変更が必要であるというふうに考えております。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   医療行政について、住みよい宮古島の医療拡充についてのご質問にお答えいたします。  沖縄県地域医療構想にも示されておりますが、地域完結型医療とは、高度な医療を含む全ての医療を地域で完結することではなく、限りある医療資源を有効に活用し、医療需要に対応できる体制を確保していくための取組が必要とされております。  ただし、脳卒中や心筋梗塞などの救急医療や産科医療、回復期リハビリテーション等は、住み慣れた地域での質の高い医療提供体制の構築が求められております。今後も県と連携しながら、離島である本市の生活に寄り添う形での医療体制の確立に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   畜産農家等への所得アップや生産意欲の向上を図るための施策についてでございます。今回補助事業としまして補正予算計上している事業に関しましては、畜産農家の草地への有機質肥料の散布も含まれているところでございます。その上で、畜産農家の所得向上対策につきましては、競り市場への安定した上場頭数の確保が重要であるというふうに考えております。  安定した子牛生産に向けた取組としましては、令和元年度から分娩時の事故低減のために、分娩監視装置の導入補助、また新規事業ではございますが、県外及び県内からの母牛更新事業の導入を一括交付金を活用してやっております。そのほか市の単独事業といたしまして、優良繁殖雌牛奨励事業を実施しており、この事業の実施により生産の向上につながっているものと考えております。引き続き同事業を継続していくことが必要であると考えております。  今後は、新たな課題が出てきた場合においては、関係機関と調整して対策を講じてまいりたいというふうに考えております。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   順を追ってお答えいたします。  まず、保良の東平安名崎公園の今後の整備の取組についてでございます。公園を管理しております市といたしましては、令和2年度、それから令和3年度の2年度にわたって、一括交付金を用いて保良の岬の中央を走る道路から右側、そこは国指定名勝地第2種保護区といいますが、その右側の繁殖しているススキなどについて伐採作業を実施したところでございます。今後についても、ススキなどの植生状況を踏まえ、文化庁へ伐採作業を行うための許可申請を提出し、適切に管理していきたいと考えております。  次に、保良自治会の入場協力金についてのご質問についてお答えいたします。現在保良自治会が行っております環境整備協力金を用いての清掃活動については、公園の環境整備にご協力いただき、大変感謝しているところでございます。そこで、東平安名崎公園で実施されている環境整備協力金における実証実験の期間は、令和3年12月14日から令和4年12月14日の1年間となっております。  この協力金の目的は、保良自治会からの要請書によりますと、東平安名崎海岸の漂着ごみの清掃、それから天然記念物テンノウメ群生地の保護、それからマムヤの墓の保全、テッポウユリの植栽が目的となっております。  現在宮古島市といたしましては、協力金の徴収方法などについて観光客及び地元住民から苦情等も寄せられていることから、徴収方法の改善、それから見直しについて、保良自治会と調整を行っているところでございます。  次に、この東平安名崎の清掃が速やかにできない理由は何かということについてお答えいたします。清掃に対する許可については、教育委員会を通して文化庁に史跡名勝天然記念物の現状変更の許可を得ることとなっております。許可の範囲につきましては、宮古島市教育委員会が策定しました保存管理計画書において、第1種保護区、道路から左側のほうですね、この第1種保護区については現状変更等の取扱基準では、原則として認めないこととなっております。なお、道路から右側の第2種保護区については保存、それから管理、活用の観点から有益と判断されるものについてのみ伐採が可能となっております。  次に、城辺西中自治会の中の止まれ標識とミラーの整備についてお答えいたします。カーブミラーの申請につきましては、市といたしましては優先順位をつけ、順次整備を行っているところでございますが、各地域からの設置要望、要請等も多くて、全てに対応できていないのも実情でありますが、議員ご指摘の箇所についても可能な限り早期に設置できるよう努めてまいります。  また、停止線並びに止まれ標識につきましては、沖縄県公安委員会との調整が必要ですので、早急に協議し、対応していきたいと考えております。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   3点ご質問をいただいております。  1点目、市廃棄物減量等推進審議会の進捗状況についてでございます。審議会については、既に2回開催しております。3回目を年明け1月下旬を予定しているところで、3回で審議を終える予定です。内容といたしましては、次期一般廃棄物処理基本計画につきましては、現計画が令和4年度までの計画となっているため、令和5年度から令和14年度までの次期計画の策定を行っているところです。  新しいごみ袋の見直しについては、市指定のごみ袋に取っ手をつける形状の変更、取っ手をつけることにより製造経費が増額することになるため、それに伴うごみ袋料金の見直しについてです。また、自己搬入の料金見直しにつきまして、現在多量ごみを自己搬入した場合、自宅前でごみを出すより安価な場合があり、不公平感があるとの意見がございますので、見直しを行う必要性について提案をしております。それに付随しまして、事業系ごみの料金に関しましても、事業系ごみの増加傾向を考慮し、処理費用の市民負担を軽減する目的で見直しの提案を予定しております。  2点目です。新ごみ袋のメリット、デメリットについてです。新しいごみ袋に予定している取っ手つきのごみ袋のメリットとは、1つ目にその形状から開け口が判別しやすく、高齢者や視覚障害者の方にも開けやすい。2点目、持ち運びが容易であり、結びやすいなど使い勝手がよくなっております。なお、袋の容量に関しましては、業者に確認したところ、理論上ほぼ変わりがないとの回答でしたが、実際試してみますと、僅かですが内容量は増加しました。デメリットは、取っ手部分両サイドのまち部分で原材料の面積が増えるため、若干経費が増えることが考えられます。なお、指定袋の販売価格に関しては審議会で議論を行っている最中です。  3点目、既存の点字式ごみ袋の取扱いについてです。現在視覚障害者や高齢者の方に袋の扱いを容易にできるように、指定ごみ袋の大に50万枚ほど点字打刻を行っております。先ほども述べたように、袋の形状を変更することにより開け口が判別しやすいなどのメリットはございますが、長年使用されてきたことから、当分の間は現状を維持しながら、取っ手つきと平袋の両方を併用していくことで審議会に提案していきたいと考えております。 ◎教育部長(砂川勤君)   コミュニティ・スクールについてお答えいたします。  市内の小中学校には学校評議員制度がございます。各校で評議員の意見を校長が学校運営に生かすというものです。学校運営協議会制度、コミュニティ・スクールは、地域も一緒になって学校運営に携わっていくというものでございます。城東中学校だけではなく、どの小中学校も学校長はこの学校評議員制度を学校運営に生かしているところでございます。これを城東中学校区にコミュニティ・スクール、令和5年度に導入し、そこで任命された運営評議員とともに学校運営に関わっていくことになります。  城東中学校の生徒は、主に城辺地区4小学校から進学してきます。どの小学校区にも地域の大切な文化が存在し、子供たちはその文化を継承していくという大切な役割がございます。中学校に進学し、心身の成長とともに、地域文化の担い手となれるよう、地域コーディネーターが各地域と学校をつなぎ、地域と学校の課題解決に向けた取組を推進できるよう教育委員会としましても支援してまいります。  ちなみに、今年度開始しました池間小中学校を少しご紹介させていただきたいと思います。取組について、学校、家庭、地域の3者で構成する学校運営協議会の制度づくりを目指し、特に地域行事などに密接した海に関する活動、みそ造り、海神祭の取組、ミャークヅツなどの取組を通して、地域と学校が一体となった活動を実践してございます。 ◎生涯学習部長(友利克君)   高腰城跡の学術的調査関係についてお答えをいたします。  高腰城跡の学術調査については、これまでの議会において、アラフ遺跡及び浦底遺跡の出土資料が国の文化財に指定された後の令和5年度をめどに学術調査を開始する予定と答弁してまいりました。  しかしながら、アラフ遺跡と浦底遺跡の調査はまだ完了しておりません。そのため高腰城跡の学術調査については1年から2年ほど遅れる見通しとなっております。  なお、高腰城跡で予定をしている学術調査では、石積み内部の機能や性格を明らかにするための確認調査を行い、高腰城跡の石積みの復元整備に向けた基礎資料としたいと考えております。 ◆平良和彦君   それでは、再質問を行いたいと思っております。  まず最初に、ブルーインパルスの展示飛行が終わりまして、その後には航空自衛隊の上野のほうで記念式典がありましたけれども、市長、これ答えるかどうか分かりませんけども、新聞等では市長も参加というふうに私は見ましたけども、残念ながら副市長が来て、代読を行っておりました。先ほどから言っていますように、何かあるときはやはり手を取り合ってやっていかないといけない自衛隊なのかなと私は思っておりますので、そういった面もやはりしっかりと参加して、気持ちを分かち合えばいいのかなと私は思っておりますが、これどうして出なかったのかは、答えられますか。 ◎市長(座喜味一幸君)   復帰50周年記念、宮古島分屯基地開庁50周年記念事業ということで、この事業、大変これは国の事業として、大変粛々と進められたなと評価いたしております。午前中は、もう少し晴れたらいいなと思いながらも、現場を見させてもらいました。午後は、最初から日程入っておりまして、少し体調の影響等もありますが、私はあらかじめ副市長に急遽出ていただくように変更してもらった次第です。 ◆平良和彦君   分かりました。今定例会、市長は体調不良ということで大変だなと思っておりますが、今後体には気をつけていただきたいと思っております。  続きまして、国民保護に対する啓発についてなんですけど、住民に対しての、これまでどれぐらい、議会等でも答弁しているので、これで周知されているというふうに言っておりますが、国のほうもいろいろ資料を出しておりまして、やはりこの資料等を市民も読んでいただければなと思いますが、そういった市民に対しての周知をしてもらえないかなと思っております。今探せませんので、いいのですけども、この保護計画の中に、可能な限り全市民の避難を視野に入れた体制を整備するとありますが、この場合、どのような輸送手段、幾度と答えておりますが、考えているのかということをお聞きしたいと思います。  昨日NHKのテレビを見ておりますと、沖縄HOTeyeのほうで、石垣市の有事の住民避難と課題というふうなことで放送されているの見ました。そうしますと、島外へ避難すると、市の試算では住民、観光客全員の避難には旅客機を使用して、少なくとも10日かかると言っておりましたが、宮古島市もそれぐらいかかるんですか。答えられる範囲で、よろしくお願いします。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   議会等でも住民の避難ということに関してはこれまでも答弁してきているところでございますが、詳細につきましては、まだお話しできることはないのかなというふうに思っております。基本的には航空機、船舶を利用した避難にはなると思いますけど、詳細については今のところお答えできないという形になりますので、ご理解いただきたいと思います。 ◆平良和彦君   分かりました。まめに詰めて公表できればなと思っております。  あと、続きまして医療行政についてなんですけれども、宮古島市は少子高齢化がかなり進行しておりまして、少子化を少しでも食い止めるためには、産婦人科医療の充実、支援の取組が必要だと思いますが、当局はどのような見解を持っているのか、よろしくお願いいたします。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   まず、産科医療の充実支援のための具体的な取組としましては、本市においては宮古島市産婦人科医療施設整備助成制度も創設されており、活用された事例もございます。今後も産婦人科医院の開業等の希望があれば、沖縄県と連携して、助成してまいりたいと考えてございます。 ◆平良和彦君   よろしくお願いいたします。  続きまして、公園行政についての再質問なんですけども、市長にたしか保良自治会の砂川春美会長が今年の6月2日に、環境整備協力金の収支報告を行う際に、市長は先進事例であり、いましばらく続けてほしい、試行錯誤の中で、みんなが納得いくような形になる過程だと思っていると、観光資源を地域で管理して活性化につなげていくルールが必要だねという激励というか、話をしておりました。その言葉を保良住民の方は、言わば喜んで保良のきれいになる、地元の岬でございますので、頑張っているところでございます。ですけど、今回の公園占用許可申請書で、環境整備協力金の協力への声かけは禁止というふうに言われているというふうに聞いております。このことについて、これまで同様活動させていただけないのか、地元からの声がありますので、市長その面はどうでしょうか、考えていただけませんでしょうか。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   協力金については、そのやること自体については、市といたしましても大変感謝しているところでございます。一方で、その協力金のQRコードの手前辺りに自治会の皆さんが立っていらっしゃるということで、様々な苦情等が市のほうにも寄せられておりますので、そういったこと自治会のほうにもお話しして、是正等、勧告等をしているところでございますが、そういった市の是正について、守られるかどうかというところがポイントかと思いますので、今後更新の申請が上がってきたならば、その辺を調整していきたいと考えております。 ◆平良和彦君   市は、一方的とは言いませんけども、やはり保良の自治会と話合いを持ちまして、今やり方だと思うんです。ただ立っている、ただ声をかける。ですけど、私からすれば、立っているということは、観光客、本土から来た方からすれば、地元の方と少しでも話がしたいとか、どういうふうに触れ合えることができるのかと。中には観光客の方も、やはり地域の方とお話ができて、喜んで帰られる方もいるというふうに聞いておりますので、ただ協力金をもらうために立っていると、そういうふうな見方ではなくて、いろんな方向から調整してもらえればなと私は思っております。  というのは、公園内に、もし保良の方がいなければ、例えば販売する方しかいないんです。この方も販売をするので、いろんなところは見ることはできないんですけど、そういったこちらに立っている保良の方は、いろんな公園等で事故とか、そういったことが起こらないように、また未然に防ぐということもできるかと私は思っておりますので、必ず協力金をもらうために立っていると、そういう見方ではなくて、やはり公園内をしっかり守っていると。守っている役目しているというふうな見方をすれば、もう少し歩み寄ることができるのかなと私は思っておりますので、今後とも、やはりこれは今まで観光地で、なかなかもうけるという言葉は変ですけども、いつも行政のほうがお金を出していたんですけども、やはり少しは還元してもらうためには、観光客からも少しは頂いたほうがいいのかなと私は思っておりますので、よろしくお願いしたいと思っております。これについて、何かありますか。前向きな意見をお願いしたいんだけど。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   議員のおっしゃることについても理解はしているところでございますけれども、やはり東平安名崎は宮古島で最も観光客が訪れるところでございますので、この観光地に来まして、宮古島のイメージを損ねるようなことについては厳しい面があるかと思うんですが、やはり市が是正を勧告しているという、そういったことを遵守をするようなことについて調整は行っていきたいと考えております。 ◆平良和彦君   建設部長、せっかく宮古島で初めて、そういった事例でございますので、大事に守っていければなと。もう一度、宮古島であればそういった立地的に整っている伊良部の通り池、そこもそういったものはできるのかなと思っておりますので、ぜひとも前向きに検討していただければなと思っております。これからもまた話合いをするように、私のほうも頑張っていきますので、よろしくお願いしたいと思っております。  次、教育行政についてなんですけども、これ少し勉強をしましたけども、やはりこれのキーマンになるのは地域学校協働活動推進員、要するに地域のコーディネーターですか、それがキーマンになるのかなと思っております。やはり先ほど教育部長も申しておりまして、城辺には4学区ありまして、一つ一つの学区にも、また一つ一つの自治会にも伝統文化があります。こちらの比嘉のほうで言えば獅子舞と、またクイチャーとかもあります。そういった文化を引き継ぐためにも、ぜひともこのコミュニティ・スクールというのは大事だなと私も考えておりますが、やはりこの地域と、また学校、またこれを勉強をしますと、これ言わば地域のことも考えていかないといけないと。学校が地域のことも考えていかないといけないよというふうなことになっています。  このコーディネーターなんですけども、この仕事もかなりハードで、これは分かりませんけども、地域、学校の実情に応じた地域学校共同活動の企画立案、また学校や地域住民、企業、団体等の関係者との連絡調整、地域ボランティアの募集、確保、地域学校協働本部の事務処理、経費処理と、また地域住民との情報提供、助言、活動促進などがあります。やはりこれを、各地域と多分話合いを持たないとできないと。持つとすると、学校のほうで行われるかなと思っております。1つだけまた気になるのが、学校でやると、また先生に対しての負担がかかってくるのかなというふうな危惧をしておりますが、この地域学校協働活動推進員、地域コーディネーターなんですけども、この方はどのような方を配置するのか、またそういった方の人材育成というふうなことを考えているのか、お聞かせください。 ◎教育部長(砂川勤君)   学校運営協議会につきましては、教育委員会によって学校に設置され、その委員、その学校、その地域の実情に合わせ、教育委員会が任命することになっております。人材確保につきましては、地域の皆様に出向いたり、意見交換しながら任命していきたいと、そのように考えております。 ◆平良和彦君   少し分かりづらかったんですけども、例えばこの方はどういう方は、例えば校長先生上がりなのか、やはりこの地域をしっかり把握しないとできない方なのかなと思っておりますが、誰でもいいというわけにはいかないと思いますが、それ何か今までやっている経験とか、そういったものも要する方なのか、どういう方をと考えているのか。 ◎教育部長(砂川勤君)   経験者とか、そういう特に決まりはございませんけども、そういうことを含めて、我々のほうも的確な人材の確保に取り組んでいきたいということでございます。 ◆平良和彦君   というのは、もう城東中学校、来年から始まるというふうなことを聞いておりますので、やはりスムーズにいくためには前もって準備して、またこれ地域の方も関わらないといけない事業だと思っておりますので、やはり地域の方も区長さんとか、地域の行事とかまたいろいろあって、先ほど言ったようにPTA役員も決まるのも大変な状況でございますので、そういった面も含めまして、このコーディネーターの方がしっかりとリードしていかないとスムーズにいかないのかなというのが私の考えでございました。しっかりとこの方、人材を確保して、頑張っていただければなと思っております。  時間がございませんので、最後になりますけども、今年はコロナの感染のほうも少しは緩んできたのかなと思っておりますが、これからまた8波が来るというふうなテレビ等の報道もあります。今年は、コロナで始まって、またコロナで終わったのかなと思っておりますが、気を引き締めて、また年末まで頑張っていきましょう。また、来年は市民の皆さんにとりまして、幸せ多い、いい年になりますようにお祈り申し上げます。また明るいお正月を迎えることを願っております。  これをもちまして議員番号13番、平良和彦の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで平良和彦君の質問は終了しました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時30分から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午前11時53分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分) ○議長(上地廣敏君)   午前に引き続き一般質問を行います。  順次、質問の発言を許します。 ◆富浜靖雄君   本日3番目、午後1番目の登壇となります。議員番号5番、公明党の富浜靖雄です。通告に従い、一般質問を行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。  初めに、福祉行政について、出産・子育て応援交付金について、事業導入についてお伺いいたします。去る12月2日、第二次補正予算が政府案のとおり成立し、予算化されました。本事業は、全ての妊娠、子育て家族が安心して出産・子育てをできるように、妊娠期から出産、子育てまで一貫して身近で相談に応じ、様々なニーズに即して必要な支援につなぐ伴走型の支援と、経済的支援を一体的に実施する事業となっております。  そこで、この交付金事業を導入する考えはあるか、お伺いいたします。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   福祉行政について、出産・子育て応援交付金についてのご質問にお答えいたします。  出産・子育て応援交付金は、妊娠期から出産、子育てまでを一貫して身近で相談に応じ、様々なニーズに即した必要な支援を行うもので、伴走型支援と経済型支援を一体に実施することを目的に、ただいまの富浜議員からもありましたが、令和4年12月2日の臨時国会において第二次補正予算が成立してございます。本市におきましても同事業の実施を予定しているところであります。 ◆富浜靖雄君   本市においても実施の予定とお伺いいたしましたが、どのような内容をお考えなのか、どのような支援をするお考えなのか、お聞かせください。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   どのような支援を行っていくのかというご質問ですが、まず国の交付要綱など、まだ詳細がはっきりしてございませんので、その内容を精査しまして、検討して、きちんと考えていきたいと思っております。 ◆富浜靖雄君   この交付金なんですけど、予算が12月に成立したばかりなので、今すぐぱっとというふうな形にはできないとは思います。この内容としては、ゼロ歳児から2歳までの、今まで支援が手薄だったところをケアしていこうと。経済的支援という一面もありまして、国のほうの考えというか方針は、妊娠届出時に5万円相当の交付、出産届時に5万円相当の交付というのを考えております。これは、また市の現在行われている政策とかに足してというか、プラスして使えるという制度になっていると思いますので、これをぜひやれるように、今年度の予算ですので、遡ってもしかしたらできるかと思いますので、制度をしっかり考えていただいて、利用していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、宮古島市産後ケア事業について、産前申請についてお伺いいたします。9月定例会でも質問いたしましたが、市民生活部長の答弁で、可能だというふうに考えておりますとの答弁がありました。その後、検討をなさったのか、お伺いいたします。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   産後ケア事業についてのご質問にお答えいたします。  産後ケア事業は、出産後のお母さんが安心して子育てができるように心身のケアや育児サポートなどを行い、出産後の生活を支援する事業で、本市においては令和2年7月にスタートしてございます。産後ケアの申請方法は、原則利用希望日の5日前までに申請書を提出していただくことになっておりますので、議員ご質問の出産前の申請は可能でございます。申請書には、子の氏名、出生日、利用希望日などの記入欄がありますので、出生後に聞き取りをしまして受付完了となります。 ◆富浜靖雄君   可能ということの答弁で、ありがとうございます。先ほどの応援交付金にもやはり類似するんですけど、結局、子育て、子供が生まれる前と生まれた後、結構大変だと思います。特にこの宮古島市が子育てのほうにもかなり支援をしていただければ、若い世帯の夫婦とか、本当に自信を持ってというか、余裕を持って子育てができるような取組をぜひとも拡充していっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、農業行政について、農業生産能力向上及び農家所得アップ支援事業についてお伺いいたします。この支援事業は、サトウキビ農家支援の収穫量1トン当たり500円支給に代わる支援策で、土づくりに係る経費を現金支給として支援する事業だと聞いております。農家の基本である土づくりが向上すれば収穫量の向上も期待できるので、農家の所得アップにつながるいい支援策だと思っております。  そこで、この支援策の事業成果の判断について、当局はどのようにお考えなのか、お伺いいたします。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   生産力向上、農家所得アップ支援事業についての事業成果の判断についてでございます。本事業は、農業の基本である地力増進を推進することで、持続的かつ安定生産につなげ、農家所得や生産意欲の向上を図ることとしております。地力増進の成果としましては、基幹作物でありますサトウキビの反収を目安に判断していきたいというふうに考えております。 ◆富浜靖雄君   続いて、当局としてこの支援成果の目標についてお伺いいたします。昨日の前里光健議員の一般質問で、農家所得の何%の増加を目標としているのかとの質問に対して、農林水産部長が平均5.9トンの反収を7トンの反収にと、約18%の増加目標というふうな答弁だったと思っておりますが、これは、サトウキビに限った話だと思っています。そこで、サトウキビ以外の成果目標があるのか、お伺いいたします。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   成果目標についてでございます。議員からありましたように、サトウキビに関しましては前期の3期におきまして、反収5.9トン、これを令和7年産の目標値7トンに向けて取り組むというふうに考えているところでございます。そのほかの作物等については、反収等そういった部分で、なかなか指標となる数字がございませんので、この事業を実施する中で、高騰が続く化学肥料との置き換えが可能な堆肥を活用することで、経費の抑制、全ての作物における堆肥使用による地力増進を図ることで、高品質、高収量を図っていきたいというのが目標ではございますが、具体的な数値目標、まだ指標となる、基となる数字はございませんので、まず前年度の収量を上げるというような形で進めていきたいと考えております。 ◆富浜靖雄君   具体的な数字はないと。ただ、やはり反収が上がってくるであろうというふうな答弁だと思いますけど、この事業は本当に土づくり、根本的なところで農家の支援になるというふうに私も思いますので、ぜひ取り組んでいただいてもらいたいんですけど。ただ、できたら本当に成果というんですか、これをやったおかげでこうなりましたというのが言えるような、本当にそういう、逆に言うと私は農家ではないので、客観的な話がなかなか難しいんです。なので、具体的な数字、もしくは何年度よりも収量が上がりましたとか、この作物についてはこうなりましたというアンケートでもいいですし、調査でもいいですし、それをやっていただいて、本当にやってよかったと思えるような、何か見せることを市でもやっていただきたいなと思います。これ今後の課題になっていくかと思いますけど、農家をしていない方でも分かるような形で、ぜひ数値化できれば、よろしくお願いいたします。  続いて、この支援策の事業継続についてお伺いいたします。これも定例会初日の山下誠議員の一般質問で、3年以降の事業スキームはとの質問に農林水産部長は、国の政策もあり、活用していくとの答弁だったと思います。社会情勢に応じて有機肥料の普及に移行するとも聞いておりますが、再度当局のお考えをお聞かせください。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   3年目以降の事業継続についてでございます。本事業1年目におきましては、堆肥の散布実績を問わずということで、調査による栽培面積に対して支給を予定しているということでございます。2年目におきましては、この支給されたものをもって実際の堆肥を購入していただく資金として、地力増進につなげていきたいというふうに考えております。  ご質問の3年目以降についてでございます。国においても有機物の循環利用として、堆肥の投入による生産性の向上を実証し、農家の堆肥量を促進するとともに、堆肥の高品質化、ペレット化技術等の開発や広域流通なども進め、耕種農家が使いやすい堆肥等がどこでも手に入る環境を整備することにより、堆肥等による化学肥料の置き換えを進めることとしております。  今後本市におきましても、島内の資源を活用した堆肥生産を図るため、補助事業等を活用した堆肥製造について検討し、循環型農業の推進に努めてまいりたいというふうに考えております。事業を実際、今後つなげていけるように取り組んでいきたいと思っております。 ◆富浜靖雄君   今の答弁で、島内の資源を活用した堆肥づくりというふうなことをお聞きしたんですけど、その島内の資源というのは何に当たって、何を活用しようと思っているのか、お聞かせいただければありがたいです。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   島内の資源ということでございます。現在サトウキビ、機械刈りとなっておりまして、製糖工場のほうにトラッシュ、またこれまで出ているバガス、あと糖蜜等がございます。現在それらを実証事業として、堆肥の取組を行っているところでございますので、こういった部分も含めて有効な資源となるというふうに考えておりますので、今後はそういったものの実証化から事業化へ進めていきたいというふうに考えております。また、島内で出される下水汚泥、これも既に肥料化されている状況でございますので、これについても引き続き行うとともに、また畜産農家から排出される牛ふん等、こういったものもどんどん取り入れながら、有効資源の活用ということでやっていきたいと考えております。 ◆富浜靖雄君   トラッシュ、バガス、下水汚泥、牛ふんなどなどと、本当に島内で出たものを利用してやっていくと。本当に資源循環型になってくるかなと思います。本当に島内で生産したものを島内で使って回していくような仕組みは、これからもいろいろ考えていかなきゃいけないんではないかなと思いますので、技術的な面は私も詳しくはないので分からないんですけど、こういういろんな取組をぜひしていただいて、自分が考えるのは、やってみて駄目なら変えていけばいいと思います。ただ、やらなければ、いいのか悪いかの結果も分からないので、ぜひいろんなことにトライして、農産業の発展に寄与していただければなと思います。  また、これはちょっと要望なんですけど、いろんな議員の方々が質問しておりますが、農業だけではなくて水産業もという話をよく聞いております。この話も確かにそうだなと自分も思いますし、これは農業は本当に生産、作り上げて育て上げていくと。水産業は、逆に言ったら収穫というか、取るというようなイメージがあるんですけど、性質も違えば、やり方も違うと思います。もちろんそうだと思いますけど、本当に困っているのであれば、やはり水産業も。今のガソリン価格の高騰だったりとか、いろんな資源がもう高くなっている中で、どうしても援助していかなきゃいけないところもあると思います。そこには、ぜひアンテナを立てていただいて、農水産業の発展に頑張っていただきたいなと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。  次に、市長の政治姿勢について、旧平良庁舎の利活用について、検討委員会の進捗状況についてお伺いいたします。昨年の12月定例会でも質問しましたが、総務部長の答弁で、十分に検討委員会の中で議論をして、決定していきたいとお聞きしております。検討委員会の進捗状況はどのようになっているのか、お伺いいたします。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   旧平良庁舎の利活用についてお答えをいたします。  検討委員会の進捗状況についてお答えをいたします。去る8月19日に第2回の検討委員会を開催したところでございます。第2回平良庁舎利活用検討委員会終了後、民間企業から提案された利活用案も含めまして、現在再度計画案を作成しているところでございます。次回の利活用検討委員会は、年内または年明けを予定しておりますので、第3回の検討委員会をもって委員会としての利活用案を取りまとめたいというふうに考えております。 ◆富浜靖雄君   8月19日に2回目が行われたと。自分が、申し訳ないですけど、内容を把握していないので、どのような内容が話し合われたのか、協議されたのか、分かる範囲で、よければお聞かせ願います。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   様々な意見がございました。まず、売却ではなく賃貸とかテナントという形にして、市民が有効活用するような方式をしていただきたいと。あとは、地域経済の拠点として盛り上げるための拠点となるということなどありました。あとは、那覇の国際通り的なにぎわいづくりという意見もございました。あとは、各種団体が集約するような商工会館的な形ができればよいという意見もございました。あとは、シェアカーの受渡し場所としての活用や地元カフェを入れる、あるいはスーパー銭湯を入れてはどうか、あとはロッククライミングを整備してはどうかというような様々な意見がございました。おおむね売却ではなく、賃貸をしていただきたいという意見でございました。 ◆富浜靖雄君   おおむね賃貸利用の意見が多かったと。ということは、賃貸の方向で話が進んでいくのかなと思うんですけど、そうするとその建物自体、庁舎全体を1個の企業に、誰かにお貸しするという形なのか、それとも階を割って、この場所はどこの企業、この場所はどこの団体というふうな形でやっていくのか、そういうのも検討していくのか、それとも公募によって変わるのかというところの、1団体なのか複数団体なのかというところをちょっとお聞かせ願えますか。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   賃貸の方法を今議員がおっしゃったとおり、1棟貸しをするのか、フロアごとの賃貸するのかという方法があるのかなというふうには認識をしているところでございます。ただ、市としましては、市の負担ができるだけないような賃貸の方向というふうに考えておりますので、この2つの方向性はあるんですけど、市としては1棟貸しが望ましいのかなという方向で今検討しているところでございます。 ◆富浜靖雄君   1棟貸しの方向であれば、本当にその全体を網羅した形に網羅したというか、この会はこういうふうな使い方とかという、いろんなその借りたところの企業さん、団体さんが考えていくとは思うんですけど、この検討委員会の結論というか、まとめていただいて、公表していただけると思っているんですけど、結論を出していく内容をまとめて公表するのはいつ頃というふうな考えがあるか、お聞かせください。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   年明けまでに検討委員会で取りまとめ、案を取りまとめるということではございますけど、検討委員会を開催して取りまとめて、いろんなまた細かい作業があると思いますけど、遅くても年度内には公表できるのかなというふうに思っております。 ◆富浜靖雄君   ちょっと今自分が勘違いしていたのかもしれないですけど、もう一回検討委員会を開いて、公表までを年内に行うという形……年度内という形でよろしいですか。分かりました。ありがとうございます。  この旧平良庁舎は、もう本当に皆さんいろんな意見というかアイデアで、ああいうふうに使ったり、こういうふうに使ったらいいという話が出てくると思います。私は近くに住んでおりまして、やはり中心市街地、各通り会も隣接しているこの庁舎ですので、近くには学校もありますし、本当にあの立地条件というか、この立地、立っているこの周りの環境もぜひ考慮してというか、考えていただいて、本当に何が一番、どういう利活用の仕方が一番いいのかというのを今検討委員会で話されているとは思いますが、本当に地域の状況も考慮しながら、本当に最終的に結論を出していただいて、いい利活用ができるように私も祈っておりますので、当局のほうにはご尽力のほうよろしくお願いいたします。  次に、職員用のパソコンについて、セキュリティーについてお伺いいたします。一般的なパソコンのセキュリティーは、ウイルス対策ソフトなどをインストールして使うのが一般的かなと思いますけど、職員利用のパソコンのセキュリティー対策はどのようになっているのか、お伺いいたします。 ◎情報政策課長(池間幸生君)   職員利用のパソコンのセキュリティーについて伺うというご質問にお答えいたします。  職員が利用するパソコンにつきましては、大きく分けて2種類あります。1つ目が総合行政ネットワーク、一般的にLGWANと呼ばれておりますが、そちらに接続され、財務会計や文書管理などの内部事務に利用する情報系パソコン、そしてもう一つが住民情報システムなど住民サービス関連システムが導入された基幹系パソコンがあります。それぞれ全ての端末にセキュリティーソフトを導入しておりまして、利用に関しましては宮古島市情報セキュリティーポリシーにのっとって運用しており、情報資産の管理やウイルスへの対策などを行っております。  また、情報系パソコン、基幹系パソコンの利用やUSBメモリーなどの外部媒体の使用、端末間のデータ移動などにつきましても情報政策課への申請を必要としており、担当課と情報政策課のダブルチェックができる体制となっております。また、外部からのネットワーク接続に関しましては、サーバー等においてファイアウオールを設置し、不要な接続がないよう監視をしております。 ◆富浜靖雄君   やはり使うパソコンは系統的に1つではないと。LGWAN、住民系のパソコンもありますよと。本当に市としては、個人情報もありますし、大切な情報を扱っているところなので、セキュリティーはすごく盤石ではないかなとは思います。ただ、セキュリティーを盤石に、がちがちにし過ぎると、先ほど言った情報政策課で一元管理というのですか、USBだとか、そういう外部のものを接続するのにはもう本当に細心の注意を払いながらもやらなきゃいけないという、ちょっと使い勝手の難しいところも出てくるかとは思いますけど、本当にがっちりしている感じでやっているなという感覚はあります。  それで、関連してというわけではないんですけど、続いてテレワークについてお伺いいたします。職員利用のパソコンは、セキュリティーの観点から庁舎外に持ち出しができず、自宅や出張先での、そのパソコンを利用しての仕事はできないかと思います。新型コロナウイルスに感染したり、濃厚接触者になったり、自宅で待機を余儀なくされた場合に、職場のパソコンを利用して、持ち帰って、インターネットにつないでテレワークができれば、出張先でも利用できるようになれば、行政サービスの低下に、仕事の低下につながらないと思いますが、このテレワークができるような形にはなっていないのかなと思いますので、当局のテレワークに関しての見解をお伺いいたします。 ◎情報政策課長(池間幸生君)   テレワークへの今対応というところですが、現在宮古島市のテレワークに対する対応としましては、今年の2月からテレワーク用端末を各職員のほうに貸出しをしております。職員の情報系端末に外部からリモートで接続する方式を取っております。ですので、出勤しているときとほとんど同じような環境で情報系端末、内部事務を行えるようになっております。  ただ、窓口等の基幹系端末に関しましては接続はちょっと今できないようにしておりますので、内部事務に関する業務はというところに限らさせていただいております。 ◆富浜靖雄君   今年の2月からそういうテレワーク関係で使えるようなパソコンを貸出してやっていると。これ配付された個人で使っているようなパソコンではないかと思うんですけど、このときに情報というか、関係資料とか、そういうのを作成している途中の資料だとかデータというのは、そのパソコンに入れて持ち出すのか、先ほど言ったUSBの接続してやるのも許可が、申請やって許可が要るという話だったので、そういうふうなデータの持ち出しというのはどんな感じで行う形なのか、ちょっとそこら辺を教えてもらってもいいですか。 ◎情報政策課長(池間幸生君)   テレワーク時でのデータの持ち出しについてとの質問です。今回のお話ししておりますリモートで接続する方法というのは、通常内部事務で使っているパソコンに対してアクセスをする形ですので、内部パソコンでつくられているファイルとか資料等は既にリモートで確認することができるようになっておりますので、引き続きそのデータを持ち出さずにリモートする端末のほうから確認ができる、操作ができるという形になります。そのリモート系の端末に関しては、データを抜き出すことはできませんので、画面で見るだけという形、画面で操作するだけということですので、情報漏えいの心配もありません。 ◆富浜靖雄君   データを外部から見るだけというふうにおっしゃっていますけど、それでも結構仕事はできるのかなと思います。今インターネットの技術もいろいろ普及して、いろんなやり方、捉え方があるんですけど、もう一点ちょっとお聞きしたいんですけど、今のこのセキュリティーの技術があって、今それを一番いい、しっかりとしたものを使っていると思うんですけど、もしこれから新しい技術が出てきて、今のセキュリティー技術よりも安価で、使い勝手のいいようなものが出てきた場合に、市として検討していくということができるのかどうかというところを少し教えていただいてもいいですか。 ◎情報政策課長(池間幸生君)   宮古島市のセキュリティーに対する今後の捉え方という考え方でよろしいですか。新しい技術であるとか、安価な技術が出た場合のそちらへの対応、検討についてという趣旨のご質問だと思います。  もちろん宮古島市の今情報セキュリティーに関しての各種システム、パソコンであるとか、サーバー類の整備に関しては、それなりのやはり費用、また職員の負担というのももちろんあります。おっしゃるとおりその技術がどんどん革新していく中で、新しい安価な技術とかが出てきた場合、そちらの導入に関して、どういう考えを持っていくかというところですが、今LGWAN、その国の接続するLGWANであるとか、住基ネットとか、いろいろセキュリティーを必要とするある程度の要件が定められたものに対する接続というものがありますので、そちらの範囲内、国が定めている基準を満たす内容でのセキュリティーの考え方というところになってくるかと思いますので、おっしゃるように今後新しい技術が出てきた場合、その基準に照らし合わせて導入を検討していくという形になると思います。 ◆富浜靖雄君   行政のネットワークというんですか、パソコンで仕事する以上は、県につながったり、国につながったり、すごく大きなネットワークの話も出てくると思います。ただ、本当に新しい技術がもう日進月歩でありますし、国も県もいろいろそこら辺は考えていると思いますので、ぜひとも市としても連携していただきながら、使い勝手のいいネットワーク環境、もしくはテレワークが、これからもやりやすいようなシステムを検討したり、構築していっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  では、次に行きます。行政チャンネルについて、放送内容についてお伺いいたします。市が運営する行政チャンネルですが、行政に関わるタイムリーな情報を市民に提供していると思っております。そこで、どのような内容を放送しているのか、お伺いいたします。 ◎情報政策課長(池間幸生君)   行政チャンネルについて、放送内容についてお伺いするというご質問です。行政チャンネルは、平成16年度から宮古圏域田園地域マルチメディア整備事業のサービスとして、ケーブルテレビ回線を使用し、放送しております。令和3年度における行政チャンネルは、実績としましてコロナ関連で20本、e―Tax、税金関連で11本、福祉関連で2本、その他14本、それとまた外部組織関連で4本の合計51本を放送しております。また、その中で、行政チャンネルの中で放送しております文字放送につきましては、件数の多いもので挙げますと、税金関連で25件、農業関連で22件、イベント関連で18件、医療関連11件、商工関連6件、コロナ関連6件、防災関連で5件などとなっており、その他の放送を含めますと、合計で145件を放送いたしております。  令和2年度まで、番組の撮影、編集を宮古テレビに委託しておりましたが、令和3年度以降自主制作に移行しておりまして、現在では文字放送等の周知活動に加え、新規自主制作番組に力を入れ、業務を行っております。内容については、各種イベントや各課からのお知らせを放送しているところであります。 ◆富浜靖雄君   令和3年度から自主制作、自分たちで情報をつくって提供しているというふうな形だと思いますけど、テレビの中の放送、文字放送はテロップみたいな形で、繰り返し繰り返し流されているのを私も拝見させていただいております。これをつくっていくというのを本当に職員ができるようになっている、委託していたのが職員ができるようになっているというのはいいことかなと思います。なぜかというと、そうすれば職員ができるのであれば、いろんな情報を職員の手で、急なものであっても作成して、すぐ放送を流すことができるので、まさしくタイムリーな情報が流れているんではないかなと思います。  そこで、続いてタイムリーな行政情報を提供している行政チャンネル、庁舎の1階ロビーなど、市民が集まって手続をした後にちょっと待つ時間があるというような場所で視聴できるようにできないか、当局の見解をお伺いいたします。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   ロビーでの放送はできないかということについてお答えをいたします。  行政チャンネルのロビーでの放送につきましては、どのような方法でテレビを設置するであるとか、お示しできるかというのをちょっと関係課と少し調整を図って、検討していきたいと思っております。 ◆富浜靖雄君   検討していただけるということで、その文字放送、行政チャンネル、動画でいろんな紹介とかもありますし、この放送の仕方はいろいろあるのかなとは思うんですけど、こういうタイムリーな情報を市の番組として市民に提供できているというのは、ほかの市町村でもなかなかないことだと思いますので。  ただ、いい情報の提供の仕方なんですけど、市民が分からないというようなことが何かあるのかなと。見ている人いますかと聞いても、なかなかいないのかなと思うんですけど、ただ本当に人が集まるところで、そういう情報を、こういう放送していますよというのが分かれば、市民も、これは確かにケーブルテレビに加入していないとなかなか難しいんですけど、こういう情報が流れているというのが分かれば、市民も見ながら、本当に作業しながら、ちょっと目に映るようなところでやって、こういうことを市がやっているんだと、こういう募集をしているんだとか、気づきになるような形になるのかなと思います。ぜひせっかくある行政チャンネルですので、市民にアピールして、本当にあの番組1本つくって流すのも、これはもう、今自主制作と言っておりましたので、できると思いますので、逆に番組をつくって、ここでアピールしていくというのもすごくできるところではないかなと思いますので、ぜひとも活用して、市民にこういう情報がありますよというのをお知らせできるツールとして活用していただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、大雨時の冠水について、宮古島市立平良中学校正門前の冠水についてお伺いいたします。近年大雨が起こる回数が増えてきているなと感じております。今定例会の一般質問でも冠水被害の質問が多く出ております。この平良中学校正門前の場所には大きな排水溝がありますが、この排水溝があるんですけど、冠水をするのが度々あります。この原因を把握なさっているのか、お伺いいたします。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   平良中学校正門前の冠水についてお答えいたします。  同地域には、東仲・荷川取雨水幹線の排水路が宮古高校の通りを起点として、サンエー衣料館ターミナル店の敷地を横断し、盛加越公園を中継し、荷川取漁港入り口までの区間で整備されております。ご指摘の箇所については、宮古高校前面の道路の雨水、平良第一小学校前の道路の雨水を集め、平良中学校の正門前をその排水で通っております。ちょうどその平良中学校の正門前に県道78号線、これは通称を平良城辺線のサンエー前交差点の側溝からあふれた多量の雨水と市道中央縦線の側溝から流入する雨水が集中している状況です。それに加えて、平良中学校の敷地内からの雨水排水が大量に流れ込み、大雨の際、同幹線の排水路の容量を超えてしまい、冠水する状況になるものと考えられます。 ◆富浜靖雄君   ここを担当課にお伺いして、地図を私も見させてもらいました。市道側、本当に平良第一小学校から平良中学校側のあそこら辺から雨水が流れてくるんですけど、県道側のほうからも流れてくると。この流れなんですけど、結局それは容量が間に合っているときにはうまく流れていくんですけど、結局この2つのところの処理能力というか、容量が超えた場合にあふれるんですけど、これが平良第一小学校、平良中学校側から流れてくるのに対して、県道から流れてくるものの流入というか、入っていき方がちょうどぶつかる感じになっています。結局このぶつかる感じってどういうことかというと、流れは平良第一小学校、平良中学校側からサンエーを通って盛加越公園、荷川取のほうに流れていくんですけど、結局県道78号線ですか、そちらから入ってきてぶつかるような形になっているので、流れているものを押し返す、ぶつかっているような形になっているので、その後結局噴水というんですか、ぶつかり合えばあふれ出るので、そういうふうになっているんではないかなと思っています。これは、結局県道からの雨水の流水も考えないといけないので、市だけで考えてどうにかなるようなことではないような気がしております。  実際最近の大雨のときに、平良第一小学校側の南側というのですか、そこも普通の道路が川のようになっていました。これ結局そこの平良中学校側であふれて、結局せき止められるという形ではないですけれども、あふれてしまったので、その上のほうでも処理ができないから、結局その水がどんどん、どんどん流れているというふうになっているかと思います。この大雨災害時に、このような一つこちらが詰まったらというのですか、影響を及ぼしたら広がっていく、影響が広がっていく可能性がすごく考えられるので、この対応を県と話し合って、広域的な調査をしながらやっていかなきゃいけないんではないかなと思います。これいろんな同僚議員からもありましたけど、農道も含め、本当にこれだけの降水量だったら、どういう被害が起きてくるよという調査を県と相談して、もしくはもう国に行って予算を取るなり、調査をするなりできたらいいかなと思うんですけど、その対応を考えているか、そこら辺をお聞かせ願えればありがたいです。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   現在排水路の排水などの状況について、各道路管理者と各施設管理者と協議を行っているところですが、記録的な雨量という状況ですので、早急に対応してまいりたいと考えております。 ◆富浜靖雄君   これ本当に起こってからだったら、もうまた大変なことになってくるかなと思うので、ぜひともやっていただければなと思います。私も県のほうに、県議のほうにも話を持っていって、どういうふうに、考えられる対策を調査できないかというふうなところも、私からも提案して、押していきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  今広域的な大きな話をしましたが、続いて私道の冠水についてお伺いいたします。市道や県道は行政の管轄になるので、対策なども検討して、いろいろ対応を考えてやっていただいていると思いますが、個人の所有の私道の冠水について、市としてどのようにお考えなのか、お伺いいたします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   私道の冠水についてお答えいたします。  私道の維持管理についてですけれども、まず私道は公共的財産ではなくて、基本的には個人の財産でありますので、直接的に市が対策を講じることはできませんが、現在宮古島市におきましては、宮古島市私道整備補助金制度を設けておりまして、この排水路などの整備も補助率90%で補助対象としておりますので、対策方法なども相談に応じますので、同補助金を活用し、対応していただければと思います。 ◆富浜靖雄君   冠水するというところは、周りよりやはり低い土地というふうになるので、集まりやすい、もしくは水を吸い込みにくい土地ということになります。ただ、私道は本当に個人の所有地なので、市とか県、行政がどうのこうの口出すことできないんですけど、補助金をつくっていらっしゃる、相談にも乗ってくれるということなので、よろしくお願いいたします。私道やっても、やはりこの市民の財産ということで、結局この道、個人の所有ですよといっても、本当に一般の周りの近隣の人たちも使っているので、逆に個人の所有地だからって止められても、もうここ誰も入れませんと言われても、通しませんと言われてもすごく困ると思いますので、ぜひとも相談に乗っていただいて、補助金も利用させていただきながら解決できるように、一緒になって考えて、市民と市民に寄り添って考えていただければなと思います。よろしくお願いいたします。  次に、空き家対策について、集合型の仏壇創設についてお伺いいたします。これは市民の方から提案がございまして、空き家にある仏壇、よく言われるのは、空き家があるんだけど、貸さないよと。何でかといったら、仏壇があるからと。この仏壇を市がどこかの場所で集約して管理すれば、その空き家になっていた家を誰かに貸すことができて、これを逆に言うと貸すことができるんであれば、その貸した家賃収入で、その仏壇を市に集約してもらって、そこの管理費も払いながら、固定資産税の支払いに充てるなど、いろんな捻出ができていくのではないかなというふうな話でございました。  これは家主の方にもメリットがある話だと思いますし、地域、空き家はどんどん放っていって、人が住まなくなるとどんどん、どんどん寂れていったら、もう本当に大変な、ごみ捨場になったり、何か変なわけの分からないものが寄りついたりするような、地域にとってはちょっと負の部分も見えてきますので、そういうことができるかどうかという提案でございましたけれど、当局の見解をお伺いいたします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   集合型の仏壇創設についてお答えいたします。  現在宮古島市におきましては、議員ご承知のとおり空き家対策を行っておりまして、その一つに空き家になっている家の所有者に対しまして、相続登記や不動産売却の相談などの窓口となり、関係機関、いわゆる司法書士とか行政書士、それから不動産事業者などを紹介しているところでございます。集合型の仏壇創設については、所有者から相談があれば、現在はお寺などを紹介しているところでございまして、現在はこの集合型仏壇創設については計画はございませんが、空き家対策の一環として今後検討してみたいなと思います。 ◆富浜靖雄君   私もこの提案を聞いたときは、すごくいい発想だなと思いました。ただ、思ったんですけど、すぐいろいろ考えたら、やはりなかなか難しいかなと思いました。ただ、今お寺の紹介などを検討していくという話があったので、この空き家に対しての、これ本当にまた、先ほどの私道とは一緒なんですけど、個人の所有物なので、本当に行政が入っていってどうこうというのはなかなか難しいかもしれないんですけど、本当にこういう管理してあげますよという形が、市がもしできるのであれば、本当に宮古島に住んでいない、もう内地にいる、これも外国にいるような方でも管理を市がしているのであれば、今度安心して、地元に帰ってきたときも、掃除とかそういうのではなくて、同じ場所というか、その場所で手を合わせるということもできるのかなと思います。これ本当に、なかなか自分も難しいかなとは思うんですけど、いい提案だと思いますので、ぜひ検討していただいて、違う形になってもいいので、本当に空き家を持っている家主の方、市のほうもメリット、両方メリットが出るような取組になっていけば本当にいいかなと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に行きます。レンタカーの逆走について、取組状況についてお伺いいたします。昨年の12月定例会において建設部長から、ホテルやレンタカー会社に注意喚起を促すように対策を講じる、との答弁をいただきました。約1年間が過ぎておりますが、いまだにレンタカーによる逆走が見受けられております。当局の今までの取組状況をお聞かせください。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   レンタカーの逆走についてお答えいたします。  議員から前々回の議会の中でもご指摘がありましたので、ホテルなどについて、その宿泊客などに対してホテルの前の市道が一方通行であるということを注意を促すよう協力を求めていたところでございます。しかし、現在も一部においては逆走が見られるということがありますので、再度強力にホテルなどについて、宿泊客などに対しまして、一方通行でありますよということの注意喚起を徹底していきたいと思います。 ◆富浜靖雄君   いろいろ注意喚起もしていただいているということなんですけど、逆走がいまだに見られて、どのような対策があるのかなと思っていて、次に、続いて進行方向の表示についてお伺いいたします。私の知人も、逆走する車を止めて声かけて、ここは逆走ですよと言ったら、レンタカーだったので、観光客だと思われるんですけど、何か逆ギレされたと。何でここは注意してあげているのに、何でキレられなきゃいけないかという、またキレて、私にちょっと話をしていたんですけど、この一方通行を逆走する車は、結局ここは一方通行ですよ、ここに進んでくださいという方向、進行が分からないと思うので、この進行方向が一目で分かるような表示ができないか、お伺いいたします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   市道に面するホテルなどの駐車場については、出口の方向のほうに進行方向を示す表示がありますが、今後は駐車場にあります遮断機、そういったものについても進行方向を表示するような注意喚起をホテル側に協力を求めていきたいと考えております。  また、市道における進行方向表示については設置はされているものの、劣化している場合も見受けられますので、未設置の箇所も含めて、沖縄県公安委員会と連携しながら修繕、設置について取り組んでいきたいと思います。 ◆富浜靖雄君   自分もこの逆走問題は、一方通行のやはり道に限るので、両面で通っているところには何の問題もないんですけど、限られた道路です。自分も調査というか、見て回ったんです。したら、やはり表示されているところもあれば、表示されていないところもある。結局表示されていないところは分かりづらい。表示されているところであってもちょっと見えづらい、分かりづらいところがあります。これは、ちょっと提案というか、アイデアなんですけど、必ず有料駐車場は料金を払うので、料金を払うところの目線に入る部分、出るときは右側とか、そういうふうな紙を1枚貼るだけでも効果があるのかなと思いますので、そこら辺も検討していただいて、取りあえず利用する方が分かりやすいような形、観光客の方が、レンタカーを使う方が分かりやすいような形を考えて進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  最後に一言申し上げます。今定例会の一般会計補正予算において、宮古島市の結婚生活支援事業の予算が計上されております。予算計上に当たった職員の方には、ご尽力された職員の方には御礼を申し上げます。ありがとうございます。師走となっておりますが、宮古島市民の皆様がよりよい年越しができますように祈願しまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで富浜靖雄君の質問は終了しました。 ◆下地信広君   お疲れさまでございます。本日の4番バッターであります宮古島市の健康寿命日本一を目指しております自民党、保守宮古未来会の下地信広でございます。しばらくの間付き合っていただきたいと思います。  それでは、早速でありますが、一般質問に入らせていただきたいと思います。まず、市長の政治姿勢について、みやこ下地島空港周辺用地の利活用についてお伺いします。確約書の件でございますが、この確約書を見ますと、ちょっと読み上げてみます。私は、現在琉球政府と地主会との確認書に基づき県有地で耕作を行っておりますが、補償を要求せずに、令和6年、2024年3月末までに土地を明け渡すことを約束しますという内容でありまして、その記入欄に、この耕作地を明け渡す予定年月日、そして耕作面積、あとは農作物等がありますけど、一番問題にしているのは、非常に記入しにくい内容になっているのに、令和4年、今度の12月9日までに、これを確約書を出しなさいと命令しております。50年間事業計画のないままほったらかしていたにもかかわらず、11月に説明会をして、12月にこういうふうに提出をしなさいと。非常に冷たいのではないのかなと思っておりますが、もしこの確約書を提出しない場合、どのように対応するのか、お伺いしたいと思います。 ◎企画調整課長(石川博幸君)   沖縄県空港課に確認しましたところ、確約書の提出期限は12月9日となっておりますが、今後も引き続き受け付けるとのことでありました。確約書については、できるだけ提出していただきますようお願いしたいということでありました。 ◆下地信広君   この11月9日の説明会は、県と宮古島市がこれは共催になっておりますので、県と宮古島市は1つの見解だという認識で私は質問しますので、その上でこの9日までの確約書、もう既に過ぎておりますけど、何件ぐらい提出したか把握していますか。 ◎企画調整課長(石川博幸君)   確約書の提出件数については、現段階で最終的に確定した件数ではないこと、またデリケートな事案でございますので、お答えを差し控えいただきたいとの回答を得ております。 ◆下地信広君   まずは一人一人の耕作面積、そして農作物の収入、こういったものを調査した後に、振興策といいますか、例えば耕作した跡地に施設ができた場合に、優先して仕事をあっせんするとか、そういう振興策等も考えながら、やはり説明したほうが耕作している人も納得するんではないかなと思っておりますし、また現在この利活用を計画というか、今この用地には1事業者しか応募していないので、その事業がまだ確定していない、計画が確定していないにもかかわらず、こういうふうに明け渡すと、このせっかくいい土地が荒れ放題になったり、今サトウキビとカボチャが年間2億5,000万円収入が入ってきますので、そういった部分も相当マイナスになるんではないかなと思っております。  ですから、計画を確定した後に用地に引き渡しても遅くはないんではないかなと思っておりますので、そういった部分を、市長、どういうふうに思っているのか、市長の見解をお伺いしたいと思います。 ◎企画調整課長(石川博幸君)   沖縄県は、第3期となるみやこ下地島空港及び周辺用地の利活用事業の募集に当たって、観光リゾートゾーン279ヘクタールを事業提案募集の範囲として示しており、応募した事業者も観光リゾートゾーン全てを活用する事業計画を示しております。  県は、去る11月16日に開催された説明会において、観光リゾートゾーンの段階的な開発が可能であるか事業者に確認すると回答したことから、今後の県と事業者の交渉を見守りたいと考えております。 ◆下地信広君   非常に丁寧に説明すると言いながら、なかなか冷たいのかなと思っておりますけど、次に②のこの周辺用地の事業、先ほども述べたように観光ゾーン事業で279ヘクタール、1事業者が応募しておりますが、この279ヘクタールを事業者が買うといった場合に、全部県は売るのかどうか。 ◎企画調整課長(石川博幸君)   先ほども答弁しましたけども、県は利活用事業の募集に当たりまして、279ヘクタール全体を事業提案募集の範囲として示しております。応募した事業者も観光リゾートゾーン全てを活用する事業計画提案を示しておりますので、現段階では全てを活用することに向けて話合いが進められているというふうに認識しております。 ◆下地信広君   この279ヘクタールといいますと、1ヘクタールが大体3,000坪ですので、正確には3,025坪ですけど、非常に大きい。ですから、私は前も言ったようにこの利活用計画が明確になった時点で、なぜここは使わない、残地が残るとした場合に、この残った部分を農業用地でも使えるんではないかなと思って質問しているわけですので、ぜひともそういった部分を、市もやはり方向性を示していただきたいなと思っております。これの質問はこれで終わります。  次、2番目の佐和田の浜とホテル間の夕焼け遊歩道についてお伺いします。夕焼け遊歩道は私がつけたんですが、ちょっと写真を見ていただきたいんだけど、こういった佐和田の浜です。佐和田の浜の部分に4階建てのホテルが建設されています。佐和田部落から夕日が見えないので、散歩しながら夕日を見に行くのですが、絶景のこの散歩道が足元が悪く、歩きにくいとの相談を受けました。歩道の整備はできないか、お伺いします。よろしくお願いします。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   佐和田の浜に遊歩道を設置できないかということでございます。佐和田の浜での遊歩道設置についてでございますが、当該地区には以前補助事業によって、周辺にあずまや、トイレなどを整備した経緯もございます。補助事業で整備された財産の管理の面、そういったところを含めまして、現場の状況等について調査をした上で、検討してまいりたいと考えております。
    ◆下地信広君   確かにこのあずまやも、トイレもあります。ただ、今トイレも故障して使えない状態なので、ぜひともこの歩道、夕焼け歩道を整備する際には、そのトイレも一緒にぜひ整備していただきたい。トイレはもう一つみやこ下地島空港寄りにありますが、佐和田の浜から向こうまで行くと多分おしっこ漏れるんではないかなと思って、この夕焼け歩道が漏れる歩道になるおそれがありますので、ぜひとも整備をお願いしたいなと思っております。  次、3番目の不法投棄対策についてお伺いいたします。まず、②からお伺いいたします。②の資源ごみの回収についてでありますが、個別の回収はそれほど問題ないのですけども、集合住宅のごみ置場の缶とかペットボトル、その回収が一月もされないのがあります。なぜ回収されないのか、お伺いしたいと思います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   議員ご指摘のごみの集積所については、以前から担当2課、衛生施設課と環境保全課双方の職員で場所の確認を行い、状況は把握しております。ごみの分別が不十分で、さらに不法投棄ごみが混ざって散乱している状況となっていたため、委託業者が収集できない状況になっておりました。今回指摘があった1か所、港近くの神社前のほうを担当2課の職員で清掃を行っております。今後ごみが散乱しないように、周辺地域の住民に対し、ごみの分別について個別に訪問し、周知を行っていく考えです。 ◆下地信広君   今場所の確認をしましたとおっしゃいましたけど、このさしばの里のごみ置場も確認しましたか。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   場所については確認しております。 ◆下地信広君   私が11月に行ったんですけど、そのときには向こうのごみ置場は大体2メートル以上あります。その天井までペットボトル、下にペットボトル、缶、いろんなのが混ざっている。多分住民がごみのペットボトルと缶を間違えて出したかもしれない。ちゃんとシールは貼られておりましたけど。ただ、であれば1週間後には必ず私はその収集日が来ると思うんで、なぜ下まで持っていかないのかなと。そこがちょっと疑問でならないので質問しているわけですけど。今確かに分別しないで出すのは、私らにとってはおかしくなります。ただ、もしそういうふうに分別不可能なのが積み重なってたくさんになった場合に、行政、今どうしていますか。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   先ほどそのうちの1か所を職員で清掃を行いましたとお答えいたしましたが、そのように次の場所、こういう場所がありましたら確認を行って、職員で清掃を行うようにしているところです。 ◆下地信広君   ぜひともパッカー車が行った後には、そのごみ置場はきれいにすっきりする、そういうふうにご指導してもらいたいなと思っております。  次、不法投棄の要因について、もちろんこれは不法投棄はやってはいけませんけど、個人のモラルが問題だと思いますが、その要因について当局の見解をお伺いしたいと思います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   不法投棄の要因についてというご質問ですが、多くの市民の方がルールやモラルを守っている中で、一部のそういうルールやモラルを守らずにポイ捨てしている方がいらっしゃるその状況をクローズアップしているといいますか、公にそこが目立ってしまうことという状況は残念に思っております。所管する環境保全課では看板設置などを行って、ポイ捨てをしないよう、不法投棄をしないように呼びかけているところです。 ◆下地信広君   去年から何か不法投棄とか、非常に問題が出ているのかなと感じております。少なからず、このごみ収集の委託業者、この選定は市長が行うわけでありますけど、その委託業者の選定にも原因はあると少なからず思いますが、市長、見解をお伺いしたいと思います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   本市において、今年度はボランティアによるごみ拾いの参加者が増加しておりまして、ポイ捨てなどのごみに関する市民の意識が高まっている状況であるということを歓迎しております。一方、不法投棄がなくならない現状に対しては、対応に苦慮しているところです。  所管しております環境保全課では、先ほど申し上げました看板設置やテレビCM、広報誌などを活用して、不法投棄防止を広く呼びかけております。さらに、現場のほうでは分別撤去などの対応も行っております。現場において投棄者が判明した場合は警察へ通報し、対処も行っております。その他離島の不利性解消のため、洗濯機、冷蔵庫、テレビ、エアコンのリサイクル家電など、あと自動車の沖縄本島までの輸送費を補助して不法投棄を減らすための取組を行っているところです。市民の皆様におかれましては、ごみの適切な処理にご協力をお願いしたいと思っております。 ◆下地信広君   なかなか市長が答えてくれないので、私も苦慮しております、ごみと同じように。  それでは、今日の新聞にありましたように、平良中学校の子供たち、生徒たちが、ごみのもので、どんなにしたら減らせるのかという部分で、道路が汚れているというか、雑草が生い茂っているから捨てるんであって、きれいだったら捨てない、そういう内容だったと思いますけど、ぜひ市長はじめ建設部長、肝に銘じて、言う前にちゃんと清掃していただきたいなと思っております。以上です、これは。  次に重度心身障害者(児)医療費助成についてお伺いいたします。まず、対象者は何人いるのかお伺いします。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   重度心身障害者(児)医療費助成の対象者についてお答えします。  令和4年11月末現在で、障害者が1,186人、障害児が36人、合計1,222人となっております。 ◆下地信広君   次、現物給付についてお伺いしますが、令和元年8月まではこの医療機関受診後に、領収書と受給者証等を持って役場のほうに手続に行っていました。重度障害者ですから、本人は寝たきりで、歩けない人もいる。そういう中で、やはり家族のほうが相当負担があるわけであります。  そういう中で、令和元年8月からは自動償還払いということで、役所には来なくても、手続しなくても受診できるようになりました。ただ、今でもなおこの病院に行った場合に自己負担分を払っている。そういった部分で、払った後に、また3か月後に還付しているという状況であります。ですが、この現物給付になりますと、自分の負担分も払わないで済む、これが窓口軽減につながるわけでありますので、ぜひともこれを実現していただきたい。これは、もう私も何年前から言っていますが、なかなか実現できない。この現物給付を当局はどう見ているのか、できるのかできないのか、また検討しているのか、お伺いしたいと思います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   現物給付についてお答えしたいと思います。  当該医療費の現物給付への移行につきましては、令和4年3月定例会において現物給付に移行した場合、沖縄県からの2分の1の補助が受けられないなど多額な財政負担が生じることから、慎重に検討していくと答弁したところでございます。県に確認したところ、現在他市において現物給付化の検討はされていないと聞いておりますが、県としては全国知事会を通し、国において重度の障害児に対する新たな医療助成制度の整備を要望していると伺っております。  本市としましては、引き続き国や沖縄県、他市の状況を注視していくとともに、当該医療費の現物給付化に向けて、沖縄振興拡大会議や美ぎ島美しゃ市町村会において要請をしていきたいと考えております。 ◆下地信広君   県が先にやらないので、何で市町村かという部分もあると思いますけど、全国的に見ますと、現物給付やっている市町村もあるんです。ですから、こういうふうにやはり重度障害者、なかなか自分では何もできない、そういった部分で手厚く手を差し伸べるのが行政だと思っていますので、一日も早い実現をお願いしたいなと思っております。  次、国の追加物価対策5万円給付について、これは9月にも私が質問しましたけど、今どのようになっているのか、その進捗状況をお伺いしたいと思います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   国の追加物価対策5万円の給付については、去る10月24日に開催されました、市議会臨時会において、給付金事業費4億9,854万6,000円の補正予算を認めていただいたところです。予算成立後、給付に向けて、システム改修や対象世帯である非課税世帯の抽出作業を行い、対象世帯に送付する支給要件確認書及び申請書の印刷、封入封緘作業等を行い、11月29日に対象者へ発送いたしました。補正予算においては、対象者を9,600世帯と見込んでおりましたが、実際には9,930世帯が対象世帯として上がっております。12月13日現在で約4,400世帯から支給要件確認書の提出があったところです。  第1回目の支給分としましては512世帯、2,560万円について振込依頼の処理確認を行っており、12月20日までには振り込む予定となっております。今後も速やかに支給処理を進め、順次支給を行い、来年1月末までには、対象となっている全ての方に、支給要件確認書等の必要書類返送などの手続を行っていただきたいと考えております。 ◆下地信広君   当初見込んだ1万世帯よりかは若干少なくなっておりますけども、引き続きよろしくお願いしたいと思っております。  次、介護保険についてお伺いいたします。まず、①の住宅改修事業の申請から着工までの期間をお伺いしたいと思います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   住宅改修事業の申請から着工までについてお答えします。  介護保険における住宅改修事業は、まず要介護認定を受けた利用者が改修前に事前申請を行います。申請された工事内容等を含む書類を担当と専門職で確認し、その際、必要があれば現地調査も行っております。その後、内容に問題がなければ工事許可を出すという形式で行われております。書類提出から工事許可までは、およそ10日から15日程度となっておりますが、現場確認の日程調整や提出書類の差し替えなどが必要となる場合にはさらに日数を要することがあります。工事許可後から着工日までは期日の指定はありませんので、市が工事許可を出しても、施工業者等の都合等でさらに工事まで時間がかかることもございます。 ◆下地信広君   工事が遅い早いは別として、やはりいかにこの緊急性要するかという部分で、しっかりと業者のほうにも対応していただきたいなと思っております。  また、2番目の介護認定更新が遅いとの苦情がありますけど、何か原因ありますか。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   介護認定更新の遅れについてご説明をいたします。  介護認定の流れにつきましては、介護認定申請を受け付けた後に、認定調査員が身体機能や認知機能などの調査を行い、その結果と主治医による主治医意見書を併せて介護認定ソフトと介護認定審査会に諮り、判定するものです。  今年度一時期、期限内の介護認定に一部遅れが生じました。要因の一つとして、6月から8月にかけて介護認定の申請数が大幅に増加し、その時点での調査員人数では認定調査が間に合わない事態に陥りました。2つ目に、医療機関からの主治医意見書の回答の遅れが多く見られたことによります。この2つの要因により介護認定審査会に遅れが生じ、一部の申請者と各介護事業所にご迷惑をおかけしたものと考えております。現在は、申請数が落ち着いたこともありますが、各介護関係事業所などには認定更新申請を早めにしていただくこと、また各医療機関に対しては主治医意見書の催促を行うことで遅滞なく審査できるよう取り組んでおり、現在は介護認定更新において遅れは改善されております。 ◆下地信広君   改善されているということで安心しておりますけど、私も少しだけかじったことがありまして、大体この主治医の先生によって変わるんですね。遅い先生がいるわけよ、ドクターね。そういう面では、ケアマネジャーもそうだし、役所の職員も、ドクターに電話して、早く出せとはなかなか言えない部分がある。だけど、遠慮しないで、仕事ですから、言ってほしいなと思っております。もしこれが更新が遅れた場合には、やはりケアマネは暫定計画を立てないといけないと思うんで、立てた場合でも、暫定ですから、これは要介護1になるのか、要支援になるか分からない。そういった部分では、サービスがまた変わってくるところがあるので、ぜひとも遅れないように、ドクターにはしっかりと指示していただきたいと思います。  次、観光行政についてお伺いいたします。観光客増加に伴うタクシー、レンタカー不足の対策について、当局の見解をお伺いいたします。 ◎企画調整課長(石川博幸君)   タクシー、レンタカー不足の対策についてです。新型コロナ感染症拡大の影響を受け、市内タクシー、レンタカー業界では離職による人材不足が進み、観光客が回復している現在においても人材確保が図られていない状況です。そのことから、レンタカーを予約できない多くの観光客がタクシーを求め、去るゴールデンウイークの期間中においては十分な配車が行えず、宮古空港で1時間以上のタクシー待ちが発生するなど、二次交通の不足が大きな課題となっております。このような状況を踏まえ、市では宮古島内において8月10日から空港、宿泊施設、主要観光地等を結ぶ宮古島ループバス事業を開始しております。1日に13便運行して、移動手段の確保を図っております。  また、伊良部地区においては、12月15日、本日から、同じ方向へ向かう不特定多数の乗客が利用できる乗合タクシー実証事業を開始しており、タクシー1台に対し、利用できる乗客が増えることで、これまで以上の輸送量が確保されるということになりますので、二次交通不足の課題解消に寄与するものと考えております。  一方で、このような短期的な対策を実施するとともに、コロナ禍から回復する観光客の増加や高齢化社会の進展に対応するため、新たな公共交通の検討、既存バス路線の再編など、長期的視点に立った対応策を講じていく必要があります。そのため、市では市民や交通事業者、経済団体など関係者と協議しながら、地域のきめ細かな交通需要に対応するためのマスタープランとなる地域公共交通計画について、来年度末を目標に策定作業を進めていく予定となっております。 ◆下地信広君   引き続きよろしくお願いします。  それでは、次の二次交通、チョイソコ乗合タクシー、この概要についてお伺いしたいと思います。 ◎企画調整課長(石川博幸君)   伊良部地区においては、伊良部大橋開通後、宿泊施設も多く建設され、みやこ下地島空港ターミナル供用開始以降、多くの観光客が訪れている一方で、高齢化が進み、住民の移動手段も課題となっております。その課題解決手段の一つとして、ジャンボタクシーによる乗合制度を活用した実証事業を本日から来年2月28日まで予定しております。  運行時間は、朝10時から夜9時30分出発分までとし、伊良部島40か所、下地島4か所、宮古島1か所に設けられた停留所間での運行となります。伊良部から宮古島間におきましては、路線バス事業者との共存を図るため、18時、夕方以降の運行となります。料金につきましては、伊良部島、下地島内は1人500円、伊良部島―宮古島間は1人1,000円で設定しておりますが、伊良部島、下地島内での移動については300円の市民料金を設定しております。全市民が対象となりますが、市民料金の適用を受けるためには、乗車の際にマイナンバーカードや運転免許証等の住所が確認できるものを提示していただくだけで適用可能となっております。  また、予約時に予約した情報を素早く把握するために、基本的に会員登録、このようなパンフレットが各伊良部島内のスーパーとかホテルに置いておりますので、これの会員登録をお願いしております。LINEとかでも申込みができますので、会員登録のほうをよろしくお願いいたします。 ◆下地信広君   これは会員登録やれば、宮古島市全域利用できるということでよろしいんでしょうか。 ◎企画調整課長(石川博幸君)   この実証区間が伊良部島と下地島、夕方のみ平良の公設市場前から伊良部島となっておりますので、その区間で利用できるということになります。宮古島市全域でということではないです。 ◆下地信広君   次、道路行政についてお伺いいたします。  長山農村整備事業道路の整備について、道路両側に草木が繁茂して生い茂り、交通に不便を来しております。早急に対応できないか。一応せっかく写真も撮ってきたので、見ていただきたいと思いますので。こういうふうな感じで道が狭くなっております。ぜひ建設部長、よろしくお願いします。 ○議長(上地廣敏君)   質問は終わりですか。質問をしなかったの。 ◆下地信広君   いや、早急に対応できないかお伺いしたいと。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   まず、市としましては、雑草や街路樹等の清掃につきましては、市民からの情報や、あるいは日頃の職員によるパトロールなどで場所の特定をしておりまして、島内全域で、作業員で計画的に実施しておりますが、この伊良部131号線の除草作業については作業量が多いため、業者での対応を予定しておりまして、既に現在見積りを依頼しているところでございますので、契約が整い次第、早急に除草作業を行います。 ◆下地信広君   相当困って、対向車が来た場合にもバックしていくしかないので、ぜひ早急にお願いしたいなと思っております。ありがとうございます。  次に、総合体育館前の道路、砂川金物店もありますけど、前のほうに。この植物園に下る添道18号線と添道1号線の交差点、見通しが悪く、2度停止しないと横からの車が確認できない状態なので、ミラーを設置できないかどうか、お伺いしたいと思います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   カーブミラーの新設についてお答えいたします。  カーブミラーの新設につきましては、各地域からの要望、要請等も多数ありまして、優先事業に位置づけながら、順次整備しているところでございます。議員ご指摘の箇所についても、設置の必要性の確認が取れれば、早急な対応をしていきたいと考えております。 ◆下地信広君   よろしくお願いしたいと思います。  また別問題ですけど、この道路の何号線、何号線というのを調べるのに時間かかるわけよね。ですから、何かアプリで市道、県道、何かぱっとできるような方法はないのか。これは質問ではないので、そういう方法も考えていただきたいなと思っております。  次、農林水産行政についてお伺いいたします。宮古島市の食料自給率についてどれぐらいか、お伺いしたいと思います。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   宮古島市の食料自給率についてでございます。食料自給率は、食料供給に対する生産の割合を示す指標となっており、栄養素であるカロリーと食料生産に関わる経済活動を評価する生産額の2つを用いて積算しているところです。国が公表する令和2年度の食料自給率の都道府県別資料におきましては、沖縄県はカロリーベースで32%、生産額ベースで64%となっております。国全体の食料自給率は、カロリーベースで37%、生産額ベースで67%となっていることから、沖縄県はおおむね平均程度の食料自給率となっているところでございます。  本市におきましては、市独自の食料自給率についての特段の取組を行っているものではございませんが、食料自給率を試算する際に必要となる本市の農水産物の生産量で試算しますと、令和2年度で野菜2,120トン、かんしょで138トン、果樹で661トンとなっており、畜産については食肉センターでの枝肉量が牛で約10.8トン、馬で約0.3トン、豚で約43.6トン、ヤギで約8.1トンとなっております。水産については、平成30年の漁獲量として、魚類系で983トン、水産動物累系で20トン、貝類で6トンとなっております。  今これらの数字に国が示す積算方法に基づき試算したところ、サトウキビを含めて試算を行いました。そうしますと、カロリーベースで311%、生産額ベースで132%というふうな数字となっておりますが、サトウキビの場合、ほとんどが原料糖として出荷されることを踏まえますと、サトウキビを除く農水産物の本市の自給率はカロリーベースで3%、生産額ベースで17%というふうに低い状況になっているところでございます。  食料自給率の積算におきましては、人口と農産物の生産量のバランスが大きく影響することから、本市は県内でも多くの耕地面積を有しております。生産量から積算すると、自給率は高い状況というふうになりますが、サトウキビは主なものであるということから、低い状態になるということになります。 ◆下地信広君   あまり早過ぎて、よく分からなかったんだけど、とにかくありがとうございました。なぜこのような質問をしたかといいますと、私も毎日スーパーに行くんです。自分で自炊しておりますので、結婚はしていますけど、自炊しているんです。それで行くんですけど、野菜の高いこと。最初ゴーヤも2つで100円ぐらいだったのが、いま1つで300円のゴーヤもありますので、葉野菜も上がっている。非常にそういった部分で、この物価高騰が抑えられないかなという部分で、市長が提案している農業生産力向上及び農家所得アップ支援事業、この中では肥料の補助がたくさん入っておりますので、30%、70%、100%、安くならないのかなと期待して、毎日スーパーに通っております。いつ頃からこれ安くなるか分かりませんけど、農林水産部長、その可能性について分かればお願いしたいと思います。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   ご質問は、現在の物価高騰において、野菜、果物等の値段が高騰していると。市が実施している高騰支援後に値段が下がる影響があるかというような趣旨のご質問かと思っております。昨今の国際情勢の変化により、生産農家の経営コストの上昇が危惧されることから、緊急対策として肥料及び燃料の高騰対策支援を進めているところでございます。これらの取組は、生産農家の経営コストの上昇に対する支援でございます。生産農家の経営判断にて、島内で生産される生産物は島外へ出荷され、本市で生産される農産物全て島内で販売、消費されていない実情を踏まえますと、高騰対策後においてスーパー等で販売される商品の価格安定化には直接的な結びつきは難しいかというふうに考えております。  なお、野菜等の価格高騰の背景には様々な要因があると考えております。例えば干ばつや豪雨など栽培時における自然災害の影響に加え、輸出国の社会情勢の変動による輸入量の減少など、商品の需要が高まり、市場価格が高騰するというような背景もございますので、一概に島内のほうで支援されたということで、島内の商品が直接影響を受けるというのはちょっと厳しいのかなというふうに考えております。 ◆下地信広君   丁寧に説明して、ありがとうございます。  次に移ります。教育行政についてお伺いいたします。伊良部地区小中一貫校の結の橋学園は、国際理解、英語教育、ふるさと学習、道徳に柱を置き、2019年に開校いたしました。そのキャリア教育の成果は上がっているのか、お伺いしたいと思います。 ◎教育部長(砂川勤君)   結の橋学園のキャリア教育の成果についてお答えいたします。  結の橋学園では、教育目標を「ふるさとに誇りを持ち 世界へはばたく いらぶの子」とし、ふるさとを誇りに思う気持ちを基盤に、国際化社会の中で活躍できる児童生徒の育成を目指して、子供たちに夢や希望を育む教育に取り組んでおります。  令和4年度の児童生徒質問紙調査では、将来の夢や希望を持っていますかの質問に当てはまると回答した小学校6年生は全国を10ポイント下回りました。義務教育終了時の中学校3年生は16ポイント大きく上回っております。また、学校に行くのは楽しいと思いますか、地域や社会をよくするために何をすべきか考えることはありますか、道徳の授業では自分の考えを深めたり、学級やグループで話し合ったりする活動に取り組んでいますかについては、小学校6年生、中学校3年生とも全国を上回る結果となっています。このように質問紙調査結果から見ますと、平成31年度の開校後、令和2年度、令和3年度、コロナ禍による教育活動が制限される中ではありましたが、一定の成果を上げていると考えております。 ◆下地信広君   先ほどの同僚の下地信男議員と同じような内容ですので、内容も質問も同じだからいいんですけど、小学校から中学校に上がる場合には、同じ学校で環境は変わらないと思いますが、そのつなぎの部分で、小学校から中学校に上がったときに、少しまだ中学校までのレベル、こんなこと言ったら大変失礼かもしれんけど、ちょっと落ちこぼれになりそうな、そういった方々が出る可能性もあると思うんだけど、そういった部分でその対策、小学校から中学校に行く対策、そういった部分は何か工夫というのはあるのかどうか。 ◎教育長(大城裕子君)   結の橋学園伊良部島小中学校は、小中一貫校として9年間、計画的な系統的な学びを期待できます。いわゆる小学校から中学校に移る際の中1ギャップの解消にもつながっているものと思います。滑らかな接続ができているものと捉えています。 ◆下地信広君   私も初めて質問したような感じがしますけど、先ほど同僚議員もいろいろ結の橋学園についてはおっしゃっておりますし、バスの問題もありましたよね。やはり教育は投資が私は必要だと思っていますので、いい人材を育てるためには、やはり教育にはもっともっと投資していただきたい。そういう面で、バス、あのポンコツスクールバス、いろんな補助金制度を利用して新車を、新品スクールバスを購入していただきたい。よろしくお願いします。教育長、市長、よろしくお願いします。  次に移りたいと思います。エコアイランドについて、電気自動車補助について、9月定例会で、新年度は10万円を考えていると、そういうふうに答弁しましたけど、この予算措置とか、そういったのは進んでいるのかどうかお伺いしたいと思います。 ◎エコアイランド推進課長(下地洋子君)   電気自動車の補助についてお答えいたします。  電気自動車の購入補助につきましては、次年度以降の事業実施に向け、予算化の調整を行っているところです。来年度の予算については、現在予算の要求が出そろったところであり、全体の要求規模や財源の調整、全体のバランスなどを考慮し、これから調整が行われることになっていますので、現段階では事業の内容について申し上げることはできません。  ですが、電気自動車の普及における課題として、同種のガソリン車と比べ、購入費用が高額であることが挙げられます。現在国が最大85万円の購入補助を行っており、本市としては国の補助に上乗せ、または単独で補助を行うことで普及の促進につなげていきたいと考えております。 ◆下地信広君   宮古島市の補助があれば10万円と、国の補助で、この購入価格どれぐらい、何%ぐらいかなと聞こうとしたんだけど、では今のところこれも答えられないね。  ただ、この停電時、災害時に一番大事だと私は思っていますので、ぜひとも停電時には洗濯機で、夜間照明、いろんな家事の部分にも使えますので、ぜひとも急いでこの普及に力を入れていただきたいなと思っております。これはもうよろしいです。  次、最後になりますけど、市の交流都市について、市貝町との交流について、今後どのような方向性を持って交流していくのか、お伺いしたいと思います。この前産業まつりに来て、この市貝町の役員たち、議員も、観光の皆さんも、業界の皆さんも来ていたんですけど、二次会、三次会まで流れて、必ず自分の中のこの市貝町のこの話を一般質問出しなさいと言われていたもんで、私は出しておりますので、ご理解いただきたいと思います。それでは、よろしくお願いします。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   市貝町との今後の交流につきましてお答えをいたします。  栃木県市貝町とは、平成29年度に国際保護鳥であるサシバが縁で交流都市として締結されております。令和元年度にはサシバの繁殖地であります市貝町におきまして、サシバの未来について考える国際サシバサミットが開催されまして、本市からも参加をいたしております。さらに、令和3年度には中継地である本市でサシバサミットが開催されましたが、コロナ禍によりましてオンラインでの開催となっております。その中で、子供たちによるサシバに関する学習発表なども行われております。今後は、越冬地である台湾、フィリピンでも開催される予定となっております。  その他、平成30年度には市貝町の町民祭におきまして、宮古島の物産品販売と観光PRをさせていただいております。  去る12月3日、4日に開催されました。本市の宮古の産業まつりに市貝町からもご参加いただいております。市貝町の物産品、多くの市民が購入いたしておりました。  また、令和元年度には、市貝町の道の駅サシバの里いちかい、そのリニューアルオープンに際しまして、宮古島市の物産品の販売が開始されております。今後も引き続き相互にイベント参加や物産交流等を重ねまして、さらなる交流を深めていきたいと考えております。 ◆下地信広君   市長、今日私が質問するのをみんな見ていますので、せっかくですから、すてきな声で、一言。今の内容、30秒でよろしいですから。 ◎市長(座喜味一幸君)   市貝町長さん、それから議員さんと交流をしっかりとやっております。懇親会もやりました。また、産業まつりでも結構熱を持って、ちゃんとバイヤーも派遣して、人気の上がった産業まつりでありましたので、こういう人との交流、山と海というテーマでの交流、それから物産、子供たちの交流、そういうものをぜひやっていきたいという思いをいただいておりますので、ぜひ議会、行政当局、併せて知恵を絞っていきたいと思います。 ◆下地信広君   大変すてきな、ハスキーな声で、ありがとうございました。  これで私の一般質問は終わりますが、臨時職員のボーナス手当が今回追加されなかったのが非常に残念でありますが、ぜひともこの臨時職員の待遇改善に向けて、よろしくお願いしたいと思います。来年、う年、ウサギの年であります。ウサギは跳びはねる特徴がありますので、景気が上向きに跳びはねることを願いまして私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで下地信広君の質問は終了しました。  しばらく休憩し、15時50分から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午後3時31分)  再開します。                                     (再開=午後3時50分)  本日の会議時間は、議事の都合によりこれを延長します。  休憩前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆狩俣政作君   今回ちょっと質問が多いので、早速質問に入ります。  まず1番、教育行政です。今年は、例年に比べて雨がとても多いんですけども、各小中学校の雨漏りについてですが、教育委員会としてどのような調査を行っていますか、伺います。 ◎教育部長(砂川勤君)   各小中学校からの雨漏りについては、学校側から修繕要望書の提出を受けた後、担当職員が実際現場に行き、対象箇所、状況の把握を行っております。 ◆狩俣政作君   では、学校からの要望がないと教育委員会は現場に行かないってことですよね。では、現在雨漏りが発生している学校は何校ありますか、これは、この件数が県内11市のほかの自治体に比べて多いのか少ないのか、学校の数もあるんですが、客観的に見て多いのか少ないのか、お答えしてください。 ◎教育部長(砂川勤君)   令和4年11月現在、教育委員会で雨漏りの発生を把握している学校数、小学校校舎で3校、体育館で6校、中学校校舎で4校、体育館で3校となってございます。  ご質問の県内10市について問合せをしまして、9市から回答を得てございます。議員おっしゃるとおり、児童生徒数とか学校数、構造等違いがあるので、単純には比較はできないかもしれませんけども、多いか少ないかという点でご質問がありましたので、パーセンテージで順位をお示ししたいと思います。小学校校舎、体育館の雨漏りは、回答いただいた9市のうちに4番目に多い状況です。中学校については5番目という結果を得ております。 ◆狩俣政作君   多分これ構造上の問題もあると思うんですけど、台風とかも。この雨漏りが原因で、事故かけがとかした報告、今年度11月末現在で何件あるか伺います。 ◎教育部長(砂川勤君)   令和4年11月現在でお答えいたします。  市内小中学校において、雨漏りが原因で生じた事故はゼロ件でございます。けがは5件起こっております。5件のうちの内訳といたしまして、擦り傷が4件、足をひねった、捻挫ではございませんけど、軽度ですけども、足をひねったというのが1件となってございます。 ◆狩俣政作君   では、今後このような雨漏りの対策というか、どういうふうに考えていますか。 ◎教育部長(砂川勤君)   今後も雨漏りによる床の剥がれや床の腐食等の危険箇所につきましては、子供たちの危険性を除去するためにも、早急に対応してまいりたいと思います。 ◆狩俣政作君   東小学校のぐんぐんワールドといって、校舎と校舎の間の廊下なんですけど、広いスペースが、そこも多分構造上つないだ隙間からだだだって雨が落ちているので、先生方が厚手のビニール張って傾斜をつけて、そこから流れるように、ポリタンクにやっているのもありますので、早急に改修をお願いします。  次に行きます。2番、生徒の身だしなみです。これ各学校で身だしなみの指導は共通しているのか、伺います。 ◎教育部長(砂川勤君)   生徒の身だしなみに関する指導につきましては、各学校で校則または生徒心得の中に明記してございます。校則や生徒心得は、各学校が教育目標を実現していく過程において、生徒の発達段階や学校、地域の状況、事態の変化等を踏まえて、最終的には校長により制定されているものでございます。 ◆狩俣政作君   各学校の校長先生の判断と思うんですけども、時代とか各学校の校風といっても、皆同じ宮古島市の生徒ですよね。例えば髪の長さ、女の子の髪の長さは肩までとか、男子は耳にかからない程度とかあるんですけども、その中でも例えば女の子が思春期で、眉毛の間の産毛をちょっと調整するというか、だけで指導を食らったとか、大会に出れないとか、男子も授業中は上着を脱げない、暑くても、休み時間はいいけども、こういうのがあったりとか。今多様性の時代ですよね。例えば女生徒でも心が男子の方とかはズボンがはける状態になっているし、その逆もありますね。その中で、そういった学校によって身だしなみルールが違うというのもどうかなと思います。すごい思春期なので、一人の子たちがアイプチといってやってくると指導を食らう。これがいいか悪いか別にして、今後こういった時代になっているので、新しいルールづくりとか、そういうのをしっかりと教育委員会から学校側に提言して、できれば学校で校則が違うのではなくて、一律にしていただきたいと思います。その辺で教育長の見解をお願いします。 ◎教育長(大城裕子君)   校則や生徒心得の内容につきましては、議員おっしゃるとおり時代の流れの中で、学校を取り巻く社会環境、生徒の実情、社会通念などが変化していくため、必要な見直しを行うことは大切だと考えます。例えば議員おっしゃるように眉毛などの個別の規定につきましては、その内容と必要性について、生徒や保護者との間に共通理解を持てるようにすることが重要だと考えています。校則や生徒心得によって不要に行動が制限されるなどマイナスの影響を受けている生徒がいる場合は、どのような配慮が必要であるか、検証、見直しを図ることも必要です。  見直しに当たっては、生徒総会といった場において校則や生徒心得について確認したり、議論したりする機会を設けるなど、絶えず積極的な見直しが求められます。生徒の意見を必要かつ合理的な範囲で取り入れることは、生徒が主体的に校則や生徒心得を守っていこうとする態度を養うよい機会になると考えています。  教育委員会といたしましても、学校の実態に即した運用や指導ができているかなどの観点から、必要に応じて校則や生徒心得を見直すような依頼や生徒の意見を取り入れた事例を紹介するなど、効果的な教育活動ができるよう、学校への支援を行ってまいります。 ◆狩俣政作君   教育長、本当に私もそう思います。生徒自らの意見を聞く、生徒がつくるルールですから、守ると思います。本当に悲しい事案もたくさんあります。県大会に行くために、やはりちゃんとしようと思って眉を整えたら、指導を食らって大会に出られなかったとか、こういうことがあってはまずいと思いますので、ぜひよろしく願います。  次に行きます。3番です。学校給食ですけども、①、児童生徒の要望を聞いたメニューに対応可能かですけども、12月2日に粟国恒広議員の提案で、同僚議員5人で久松小学校に行きました。交流給食会として、これも一緒に、5人別々のクラスに入って食べました。その後に意見交換をしたんですけども、児童と。もういろんな要望を聞いて、ほとんどの子供が温かいものを食べたいと。ラーメン、そば、カレーの回数を増やしてほしい。牛乳を元気の子とかコーヒー牛乳に変えてほしいって話をしていました。栄養士の方が考えて、バランスを考えて作っているものですけどこうして、平良学校給食共同調理場と郡部のほうの学校給食共同調理場ではメニューに開きがあります。これホームページで見れるんですけど、郡部のほうではガパオライス、肉野菜丼、生姜焼き丼、なかみそば、ホイコーロー、ドライカレー、マンゴーカレー、もう本当においしそうなメニューが多いです。ここで要望は、断トツにカレーが好きなんですって話をしていたんです。カレーが出ると、まず残らない。なのに、このカレーが平良学校給食共同調理場には月に1回あるかないか。ない月もあります。今月はありません。でも、郡部は月2回あるんです。5月にはドライカレーとマンゴーカレーがありました。カレーのほうが、私はコスト的にも安いのかなと思うんですけど、それを踏まえて、カレーってすごい種類がたくさんあります。SNSでも人気1位はビーフカレー、2位がチキンカレー、3位にはキーマカレー、ポークカレーというんですけど、これ毎週1回カレーを出してもいいのかなというふうに思うんです。御飯の月もあれば、ナンの月があってもいいし。子供に聞くと、月曜日の登校が、なかなか気持ちが乗らない。日曜日の夕方のアニメを見ると、あしたは学校かって、テンションが下がると言っていました。  ここで提案です。毎週月曜日をカレーの日としてはどうですか。少しはテンション上がって、学校行こうと思う子供が増えると思いますけどね。カレーがどうこうではなくて、元プロ野球選手のイチロー選手も大リーグに在籍して7年間、毎朝カレーだったそうです。同じカレー、7年間。松井秀樹選手もカレーが大好きで、試合用と練習用でカレーを分けて作っていたと。好きが高じて、自分が監修のカレーを作っております。今回のワールドカップサッカー日本代表もカレーを食べたとよく言っていました。なので、アスリートが賛嘆しているぐらい、カレーって栄養がすごく豊富なんです。ですから、このカレーを週1回、カレー月曜日というのはどうですかね、教育長。見解を伺います。 ◎教育長(大城裕子君)   私もカレーは大好きです。もう毎週食べたいと思っています。子供たちの要望に応じた学校給食を提供したいという思いは強く思っております。学校給食共同調理場は、児童生徒に中学校3年生と6年生卒業時にアンケート調査を行っていまして、これまで提供した学校給食の中で一番何がよかったかというようなリクエストのアンケートを行っています。その要望に応じた献立なども提供しているところですが、週1カレーというご提案に対しては、今後検討してまいりたいと思います。ありがとうございます。 ◆狩俣政作君   ぜひ前向きに検討をお願いします。多分この話が表に出ると嫌がらない子供はいませんよ。  次に行きます。②です。アレルギーがある児童生徒ですけども、今年度9月からアレルギー等に完全弁当対応の児童生徒には、出席日数に応じて給食費と同等の援助金が交付されます。しかしながら、給食に食べれないメニューが出て、それを省いて給食取ると、とても栄養バランスがよくない食事になり、午後からの授業とか部活にも影響するのかなと思います。  学校給食共同調理場は、アレルギーに関わる食材を使用していないと聞いていますけども、アレルギーではなくても食べれないものが私はあると思うんです。私もアレルギーではないけど、糖分が取れません。甘いものが嫌いなので、甘い物を食べると一日具合が悪くなるというのがあるんですけども、その最たるものが牛乳だと思います。どこに行っても牛乳が余っているんです。余った牛乳を放課後先生方で配って持ち帰るという。それでも余っている中で、例えばこの牛乳を週2、3回にして、元気の子とかコーヒー牛乳でもいいし、栄養バランスが悪いんであれば、オレンジ100%のジュースとかリンゴ100%とか、変えてみてもいいのかなと思うんですけど、その見解をお願いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   基本的に、加工食品を除いて、アレルギー反応のある食材は使用しておりません。その際には、保護者、本人、担任、養護教諭と確認しながら、喫食しないようにしてございます。  ただいまの提案であります牛乳につきましては、ちょっと要望、今いただいたところでございますので、調理場と調整しながら進めていきたいと思います。 ◆狩俣政作君   ぜひともよろしくお願いします。  次の質問に行きます。4番、中学校の定期試験ですけども、本市の中学校の定期試験を一律にできないかということですけど、これは9月定例会でも少しお話をしました。各学校によって授業の進行度合いが違うので、生徒にも負担が来ていると。でも、定期試験まで終わらなくてはいけない単元が終わっていない。なので、試験の前になるともう流れ作業のような授業になって、何も頭に入ってこないと。その結果、その科目だけ試験の平均点数がすごく下がっているという苦情が多々来ています。多分先生方もこの授業も進めながら試験の問題を作るとか、採点回答するので負担が大きいのかなと思うので、このような定期試験を委託して一律にするという考えはございませんか、伺います。 ◎教育部長(砂川勤君)   各学校で行われている定期試験をはじめとした学習評価の資料としての諸テスト等は、各教科等の目標の実現に向けた学習の状況を把握するために、指導内容や生徒の特性に応じて、単元や題材などの内容や時間のまとまりを見通しながら、評価の場面や方法を工夫し、学習の過程の適切な場面で評価を行う必要がございます。  また、令和の日本型教育で示されている個別最適な学び、協働的な学びの実現に向けて、各学校では在籍する生徒一人一人の実態や学級集団の特性に応じた授業づくりに取り組むとともに、教育等横断的な視点に立った資質、能力の育成のための単元計画に基づく授業実践に取り組んでいるため、学校間における各教科での進路や単元配列の違いが生じることもございます。そのため、市内の中学校の定期試験を一斉、一律に実施することは困難であると考えます。教育委員会としましては、各学校の実態に応じ、生徒の学習状況を適切に見取り、資質、能力の育成に生かすことができる定期試験等を含めた学習評価の在り方について支援することが大切だと考えます。  9月定例会と今回もおっしゃっております委託という面について、今現在は委託ではなくて、現状のままでという考えを持っております。 ◆狩俣政作君   各学校によってばらつきがあったりとか、教科によってばらつきがあるというのが現状なんですね、教育部長。そこに負担が来るのは子供さんたちです。ちゃんと進んでいる学校は、ちゃんとできている。点数も高い。これがひいては受験につながっていって、いい学校に入れる。それができていないというのが現状なんですね。実際そういう部分を学校現場に行って、しっかりと調査をしてから、また答弁してください。そのときにまた質問しますので、よろしくお願いします。  次に行きます。5番、ヤングケアラーについてです。①、本市独自で調査を行って以後、当該生徒にどのような対応及び支援を行っているかですけども、沖縄県内に1,000人いると言われているヤングケアラーですけども、本年度、9月と10月に県内13万人を対象に国と同等の調査を実施したと先日ニュースがありました。今年度中に検査結果を発表するとのことですが、本市でも調査はありましたか、伺います。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午後4時10分)  再開します。                                     (再開=午後4時12分) ◎教育部長(砂川勤君)   最近県のほうでは、県独自でウェブ調査ということで、直接学校のほうに調査をかけたらしいです。ということで、人数についても今集計中であり、市を通してということではございませんということでございます。 ◎教育長(大城裕子君)   議員がおっしゃるアンケート調査というのは、6月に市独自で行った調査のことかと思いますので、そのことではないですか。県の……                 (議員の声あり) ◎教育長(大城裕子君)   県の調査の中で……                 (「休憩お願いします」の声あり) ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午後4時13分)  再開します。                                     (再開=午後4時14分) ◆狩俣政作君   調査はあったんですね。国もヤングケアラーについては対策チームをつくって動いております。当該児童生徒も早めの発見と支援がとても大切になるのがこのヤングケアラーです。本市の現状を伺います。 ◎教育部長(砂川勤君)   これまでと少しかぶりますけれども、6月に実施しましたヤングケアラー実態調査の後、教育委員会の対応及び支援としまして、ヤングケアラーについての周知、理解を図る取組として、各学校にヤングケアラーについての資料提供、教育相談担当者研修会や生徒指導主任研修会等での本市の現状と支援の取組についての周知を行っております。  さらに、状況把握、支援に向けた取組として、教育相談室、スクールソーシャルワーカー、問題行動等学習支援員、今年度から設置しました校内自立支援室支援員による学校からの情報収集、関係機関への情報共有、支援へのつなぎを行い、支援状況を把握し、継続的な見守りや状況の変化に応じて、適切な支援へとつないでございます。  また、学校への取組としまして校内研修等において、教職員全体でヤングケアラーへの理解を深めたり、日頃の様子や毎月の生活アンケートにヤングケアラーの項目を追加してもらい、該当する児童生徒には個別に教育相談を実施し、早期発見につなげられるような取組や情報共有チェックシート、アセスメントシートの活用等も周知してございます。令和4年11月現在ヤングケアラー疑い例を把握している子供は、小中合わせて5件となっております。全て関係機関につないで、支援中でございます。 ◆狩俣政作君   ヤングケアラーになる当該児童生徒は、自分がヤングケアラーと思っていないケースが多いので、定期的な調査というのをぜひとも行ってください。よろしく願います。  次に行きます。6番、本市の施設の光熱費についてですけども、これは宮古島市未来創造センターに限定します。①、光熱費の高騰に伴い、今後も予算が増えることになると思いますけども、本庁舎で現在施工中の駐車場の屋根への太陽光パネルの設置の事業を他の施設にも検討できないか、宮古島市未来創造センターですけども。これは、この事業がとてもいいのは、売電をしないということが重要です。余った電気を売電せずに、蓄電してEVに使用する。そのことで電気代のみならず、ガソリン代も抑えることができる。国のFIT制度、売電の制度は、もう廃止に向かうと。11月に私たち環境省のほうに行ってきたんですけど、勉強しに。そう話しておりましたので、もう実際、沖縄電力宮古支店のほうで買電はできない、この庁舎の電気を売電したらもうパンクするので、できませんという話です。なので、現在のこの庁舎のやっていることがすばらしいと思いますので、現在の庁舎の電気使用料、年間使用料は幾らで、この事業を導入して、設置後の電気料金がどれぐらい下がるのか。下げ幅は幾らか算定していますか、伺います。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   まず、総合庁舎の電気料金についてお答えをいたします。  令和3年度における総合庁舎の電気料金は、約4,158万円となってございます。令和4年度の電気料金につきましては、約4,800万円を見込んでおります。太陽光パネル設置後に、電気料金の下げ幅の算定額についてでございますが、令和5年度の総合庁舎の電気料金に係る値上げ率は、沖縄電力が発表した内容によりますと、500キロワット以上の業務用電力に該当し、42.6%の値上げ率が適用されます。令和4年度の総合庁舎の電気料金は約4,800万円と見込んでいるため、42.6%値上げを考慮すると、令和5年度の総合庁舎の電気料金は単純計算で約6,800万円になる見込みとなっております。  太陽光発電の運用が始まりますと、庁舎の日中の電気料は太陽光発電によってほぼ賄える見込みです。夜間の電力及び悪天候時のみ沖縄電力から購入する予定となっており、令和5年度の電気料金を約2,000万円と試算をしております。管理業者に支払う太陽光発電設備の発電量に応じた使用料を含む保守料は約3,300万円を見込んでいます。よって、トータルコストで年間約5,300万円となり、太陽光発電を利用しない場合の電気料金6,800万円と比較すると、年間約1,500万円のコスト削減になる見込みでございます。 ◆狩俣政作君   すごい値下げ幅ですね。  では、宮古島市未来創造センターの年間電気使用料を伺います。 ◎生涯学習部長(友利克君)   宮古島市未来創造センターの電気料金についての把握は、今正確な把握はできておりませんけども、この庁舎と比較しても大きく、少ないというふうなことはないと思います。稼働の日数も土日も稼働しておりますし、それから24時間エアコンを稼働させなければならないというようなスペースもありますので、相当な光熱費になっているという現状でございます。 ◆狩俣政作君   予算書、見ると宮古島市未来創造センター大体4,000万円ぐらいです。同等の金額と思います。これは令和5年4月から沖縄電力は使用料金を39.3%上げると公言しておりましたが、先日報道で43.7%に変えました。かなり大きな幅になります。国も支援金として1月から8月まで、1キロワット当たり7円の支援をすると発表しており、9月以降は3.5円の支援をすると言っています。しかし、これは公共施設には該当しませんので、必ず電気料金が大きく変わります。4,000万円だったら、本当にもう6,000万円、7,000万円近くなります。なので、この総合庁舎の事業を宮古島市未来創造センターにもできないのか、伺います。 ◎生涯学習部長(友利克君)   先ほどの宮古島市未来創造センターの光熱水費、電気料金についてでございます。これ12月までの段階ですけども、1,864万5,000円、ちなみに令和3年度がコロナ禍ではありましたけども、1年間で1,763万3,000円というふうになっております。  それから、宮古島市未来創造センターでの太陽光の設置についてでございますけども、総務部長から沖縄電力の電気料の引上げ申請が40%を超えているというような答弁ございました。これ正式に国の認可を待って、引上げ額というものが決まってくるかというふうには思っておりますけども、いずれにしても現在よりは上がっていくだろうというふうな見込みはしているところでございます。  その上で、宮古島市未来創造センターでの太陽光設置については、光熱水費の抑制をはじめ、エコアイランドの推進、再生可能エネルギーの有効活用等の観点から大変興味深く、関心を持って受け止めているところでございます。  一方で、費用対効果の視点からも検討を加える必要があるものと考えております。そのため、現在総合庁舎の駐車場で進められている太陽光発電の発電設備の成果を検証するなどし、設置の可能性を探っていく必要があるものと考えております。 ◆狩俣政作君   ぜひ検討のほう、よろしくお願いします。  次に行きます。2、福祉行政についてです。1番、リトルベビーです。本市のリトルベビーに対する取組についてですけども、日本の出生児の平均体重3キログラムで、身長50センチ、これが平均です。2019年度統計で、全体の9.4%、つまり10人に1人が2.5キログラム未満で、1キログラム未満も0.3%、2,600人います。そのような出生児をリトルベビーといいます。出産予定日より早く生まれることが多いために体が小さく、その機能が未熟な場合があり、お母さんは自分のことを責めてしまいますが、本市にリトルベビーに該当する赤ちゃんは何人いますか、伺います。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   リトルベビーに関する取組についてのご質問にお答えいたします。答弁につきましては、低出生体重児ということでお答えさせていただきますので、よろしくお願いします。  宮古島市の2,500グラム未満の低出生体重児数は、令和元年58人、令和2年49人となってございます。これは、県の公表によるものです。現在市へ届けられている件数としましては34件となってございます。令和3年度の届出です。 ◆狩俣政作君   そのようなお母さんたちの気持ちのケアができるようなサークル等はありますか、伺います。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   低出生体重児のサークル等については、現在のところ把握してございません。 ◆狩俣政作君   リトルベビーは、母子手帳に体重を記載するんですけども、記載欄が1キログラムからしかないんです。早産児の場合は記録できない項目が多くあります。質問事項に、はい、いいえに丸をつける項目があるんですが、1歳児までにかなりのずれがあり、お母さんが記入すると、全部いいえに丸がついてしまうと。とても気持ちが沈んでしまうんですと。  そのような中、リトルベビーハンドブックという取組があります。これも沖縄県も本年度から作成に取り組んでいると聞いていますが、本市の状況をお伺いします。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   現在沖縄県がリトルベビーハンドブックを作成中であり、今年度中に完成の予定と聞いてございます。作成後は、市町村への配布を予定しているということで、現在宮古島市ではリトルベビーハンドブックは製作はしておりませんが、小さく生まれた赤ちゃんという冊子を、これ議長の許可も得ています。こういうものです。これは、公益財団法人から出版されているものですけど、お配りしているという状況になっております。 ◆狩俣政作君   そのようなお母さんたちの不安な気持ちに寄り添える、また取組をよろしくお願いします。  次に行きます。2、障害児が利用する施設での食事の補助ですけども、これ9月定例会で質問しました。その後の進捗状況ですけども、本市の児童発達支援事業所に通っている子供は65人です。これは、仲宗根美佐子福祉部長が答弁しておりますけども、この65人の1人分の食事代、大体幾らか分かりませんけども、300円と仮定しても、24日利用して、年間560万円です。  ここでお聞きしますけども、逆にこの保育所の健常児に本市が独自で助成事業で補助している食費は1日当たり幾らで、何人分助成して、総額は幾らですか、お伺いします。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   保育所を利用する子供の1人当たりの食費についてお答えします。  ただ、保育所の食費についてですが、3号認定、3歳児未満の子供の給食費については、国の無償化制度に基づき、保育料の中に含め徴収しておりますので、ちょっとこちらでは把握ができかねております。  それで、3歳から5歳児までの1号認定と2号認定についてお話ししたいと思います。1号認定、午前の保育、午前の教育のみの園児は1人1日170円で、週5日ですので、大体月額で3,400円。それから2号認定、保育を必要とするお子さんの場合は、2号認定の場合は1日200円で、月で5,000円というふうに助成をしております。現在1号から2号のお子さんで、こちらが、市のほうが単独助成をしております人数は930人程度になっており、総額にしますと3,174万560円を令和3年度の決算ベースでは助成してございます。 ◆狩俣政作君   930人、3,170万円余りですけども、65人の障害児に500円の補助ができていなくて心苦しいんですけども、どうにかして、なかなか難しいと思いますけども、最初はレトルトからでもいいと思いますし、だんだんそれが慣れていけば委託して、食事を提供するということなんで、そういうものをつくっていただきたいと思うんですが、福祉部長の見解を伺います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   9月定例会でもお答えしましたように、児童発達支援事業所の設置基準に基づいて、調理員や栄養士の配置及び調理室の配置等が規定されていないことから、本市においては事業所ごとに食事提供に関して対応が異なっております。そのため現在食事提供については、各事業所にアンケート調査を実施しておりますので、その結果を踏まえながら、事業所の意見を伺いながら、障害のあるお子さんを持つ保護者の負担軽減と、それから併せて事業所の負担軽減をも調整をしながら、引き続き前向きに検討していきたいと思っております。 ◆狩俣政作君   福祉部長、よろしくお願いいたします。  次に行きます。4番、難治性てんかん患者の渡航費助成ですけども、これもなかなか難しいです。本市の難病患者等渡航費助成事業に関しても、これは難病とついているので、国が定めた難病患者でないとできないというのも重々承知ですが、その中に医者の意見書を要するとあるんですね。ただ、医者の意見書、要するに専門医がいないがゆえにここではできないので、島外の病院に行ってくださいといっても、そこに行くと難病認定されない、でも難治性てんかんではあるという部分では、本当に歯がゆい部分があるんですけども、難しいですね。離島に住んでいるという中で、ハンデになっているという部分が私はあると思います。なので、宮古島市独自で何かできないのかなと。遠征費もそうです。今回山下誠議員が言って、遠征費、高校生の補助ができるそうですけども、本当優秀な子供が多くて、宮古島市には。いろんな大会で、いい結果を出しております。今月もアンサンブルコンクールで、平良中学校の金管と北中学校の木管が県代表になりました。そんな中で、やはり負担が大きいのも否めません。医療費も脆弱なので、島外に行くしかない。そうですよね。私つくづく思うんですけど、宮古島市の福祉と教育の予算が少ないと思うんです。この障害児の食事に関しても500万円ちょっと。窓口負担にすれば、市が負担すれば、この重度心身障害者もゼロになるのに、この難治性てんかんの渡航費だって100万円もしないと思うんですよ、年間。もしかしてゼロかもしれません。こういう部分で、なぜこれの話がずっと続くのかなとすごく歯がゆいんですけども、市長、ぜひ3月には予算を提案してください。もう僅かな金額で救える命がいっぱいあります。市長にお願いします。市長、もししゃべれたら、少しでもお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   狩俣政作議員に前回も指摘を受けました。これは、地域でお医者さんがしっかりとしたカルテ認定していけばいいではないか、そういう地域においての弾力的な在り方というのもありではないのかなというようなことで、もう解決したものだと思っておりましたけれども、いま一度私もちょっとチェックをしてみたいと思います。 ◆狩俣政作君   ぜひよろしくお願いします。強く要望します。  次に行きます。5番、保育園での保育士の対応についてですけども、①、最近保育士の子供に対する虐待等のニュースが多々報道されていますが、ストレスを抱えたことが原因ということが多いそうです。本市において保育現場の状況を伺いますけども、保育士1人が見る、担当する子供の割合、人数を教えてください。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   保育士の配置基準についてお答えします。  国の配置基準によりますと、クラス、年齢ごとに、保育士1人に対しゼロ歳児で3人、1歳児及び2歳児で6人、3歳児で20人、4歳児及び5歳児で30人となっております。 ◆狩俣政作君   1、2歳児に6人というのは、ちょっと重いなという気がします。海外に行くと、大体3人以内、これが日本でも5人という中で、宮古島市は多分保育士不足かなと思うけど、それがストレスにつながって、虐待に行かないのかなという気になるんですけども、こういう事案はありますか、伺います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   本市の認可保育所等では、保育士と保育者による虐待事案については、現在のところ報告を受けておりません。しかし、保育施設を利用する保護者からは、日々の保育や保育園の運営に対するご意見等いただくことが多々ありますので、その場合は施設長に聞き取りを行いながら適切な対応を依頼しております。 ◆狩俣政作君   すみません、3番の質問を飛ばしてしまいました。障害児の窓口負担ですけども、これちょっと読ませてください。本市の現在の取組ですけども、先ほど下地信広議員も話しておりました。あるお母さんから相談があったんですけども、障害のある息子の虫歯を治療するために、全身麻酔が適用するか判断するための検査入院しましたと。1日入院して検査を終えて、会計に呼ばれていくと、医療費が8万円だそうです。とてもびっくりしたそうです。医療費が高額なこともありましたけども、なぜ健常児の方は全額現物給付で、窓口で支払いすることもなくいくのに、障害児は窓口負担なんですかという話をされていました。これは、この医療費制度が、その他の制度の助成を受けることができる子供が対象外だからになっているんですけど、それも重々承知です。窓口で一旦支払って、後々自動償還方式で口座に振り込まれます。しかし、助成金が振り込まれるのは診療月の翌々月末で、12月に診察して、窓口に支払ったお金が来るのは2月末、しかし医療機関等への照会などにより振込が遅延することが多々あるそうで、3か月ぐらいかかるそうです。  そもそもこの事業もそうなんですけど、宮古島市こども医療費助成制度なのに、なぜ健常児と障害者が分かれるのか、私はちょっとこの辺が分かりません。なるべく制度設計をしていただいてください。これは要望で終わります。  次に行きます。3番、市民生活行政についてですけども、1番、水道料金免除について、①、1月と2月の水道料金全額免除について伺います。一般市民の水道料金に大きな差が生じているが、どのように考えているか。質疑への答弁の中で、水道部長が一番使うところが3万8,000円、使わないところが1,700円とおっしゃっていました。多分その3万8,000円というのはアパートの経営とか、そういうのかなと思うんですけども、それでも私的には、私でもふだん出張でホテルに行くと、ふだんシャワーしか入んないけど、ホテルに行くと湯船にためて入ります。気持ちいいからです。そうなると、多分この次に、みんなそういう気持ちで入ると、水道水が相当使われるのかなということが危惧してならないんですけども、もう前年度から使用量が増える場合の制限だとかを考えていますか、その使う方に対しての。お伺いします。 ◎水道部長(兼島方昭君)   今回の積算の内訳については、前年度分、令和4年1月分と2月分を参考にしておりますが、その中に、1月分においては当然12月の掃除、年末の掃除等々が毎年含まれます。2月分においては、年明け早々にまん延防止が出たおかげで、巣籠もりですか、それで一般用の需要がぐっと伸びたという算定をしておりますが、使用量がそれに伴って、今回ただだからということで増えるということであれば、それはちょっと控えていただきたいなと。普通に使って、普通の節度ある生活で、使用量でお願いしたいと思っています。 ◆狩俣政作君   市民のモラルによると思うんですけども、使うと思います、私は。なので、私的には、これ年度内に使い切るということが目的かと思うんですけども、繰越しもできるという話も聞いておりますので、なるべく一律にするために、一般市民の基本料金と事業者の基本料金をこの予算内でできる期間、半年なり1年なりでやったほうが公平かなと私は思うんですけども、その辺はお任せします。  次に行きます。4番、環境行政です。1、脱水汚泥の利用についてですけども、順番を変えて質問します。③、①、②の順に行きます。③ですけども、グリストラップの処理についてですが、現在宮古島市においてグリストラップが処理できる業者はいるのか、伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   グリストラップは、飲食店などの業務用厨房からの排水に含まれる油分などを下水道へ流れ出るのを防ぐ設備で、各事業者にて設置の義務があります。グリストラップにて分離された油分などは産業廃棄物となりますので、産業廃棄物を所管している保健所に問い合わせたところ、ホテル等の事業者が各自で産業廃棄物収集運搬許可業者及び処理業者と契約を行い、島外にて処理を行っているということでした。島内には許可を受けている事業者はございますが、処理を行っている事業者はないということです。
    ◆狩俣政作君   では、①に行きます。どのような処理をして農地に還元しているかですけども、堆肥製造会社に聞いたところ、脱水汚泥自体に、これを作る自体に多くの薬品を使っているので、農地に散布するためには脱水汚泥自体の成分分析をしっかりやらないといけないという話をしておりました。そのような成分分析を行った上で農地に散布していると思いますけども、現状を伺います。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   脱水汚泥、下水汚泥の利活用についてということでございます。浄化センターの汚泥処分計画としましては、宮古島内での広大な農地への還元を図ることとし、肥料として再利用する方針となっております。浄化センターからの下水汚泥は、平成29年度から全量を上野資源リサイクルセンターへ搬入し、同センターで微生物を用いた発酵システムにて堆肥化をし、販売しているところでございます。もちろん販売していることにつきましては、肥料販売業開始届も出されておりますし、あと同センターにおきましては産業廃棄物処分業許可を受けて、堆肥製造に関わっているところでございます。この堆肥化された製品につきましては、全量が宮古島の農地へ還元されているところでございます。 ◆狩俣政作君   私も調べたところ、この脱水汚泥自体を使っているのかなと思ったらそうではなくて、いろいろ混ぜて、加工して使っているということでしたので、そういう流れがいけば本当にいいのかなと思うんで、ぜひともよろしくお願いします。  ②に行きます。し尿処理施設の進捗状況について伺いますけども、去年4月に設計が変更になって、6月定例会で、予算総額7億円でできるという話をしていて、8月特別委員会で10億円になり、9月には15億円、今年度20億円を超えると話しておりました。6月定例会の答弁で、局長の、11月に基本設計が完了すると言っていましたので、ではこの事業の予算総額を伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   新し尿等処理施設整備事業に関しましては、11月末に基本設計が完了しております。概算ですが、総事業費に関しては約28億3,880万円となっております。 ◆狩俣政作君   28億円、去年の6月に話したときより21億円も上がっていますね。6月定例会のときに、私は軟弱地盤ですけど、土工費用を算定されていますかと話をしたら、まだ基本設計が終わっていないので算定されていませんと話をしていました。この28億円のその中に、土工費用入っていますか、伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   土工の費用も入っております。 ◆狩俣政作君   また次の質問にも関連するんですけども、防災、減災のほうにも。私が一番危惧するところは、この荷川取が省かれた理由に、とても災害時に対応できないという部分があったんです。伊良部佐和田は15メートル以上高さがあるという部分で。それで、この防災、減災に関して防潮堤を造る予定はあるかという話の中で、基本設計が決まっていないので何も検討しておりませんと答弁しておりました。基本設計が決まった今、この問題はどう検討されるか伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   新施設用地の津波想定浸水深は、2メートルから5メートル未満と想定されております。新施設に関しましては盛土を行い、計画地盤を海抜7.5メートルとし、対策を講じていきたいと考えております。 ◆狩俣政作君   環境衛生局長、これ盛土を行うということは、建物の高さを上げるということのニュアンスなのか、周りに盛土を置くということのニュアンスなのか、どちらですかね。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   建物の1階の部分を7.5メートルのところからということです。 ◆狩俣政作君   建物を7.5メートル上げたとしても、この既存のOD槽も下にありますよね。結局し尿処理前処理施設を7.5メートル上げたとしても、そこから希釈して流れていくOD槽は海抜ゼロになるんですけども、その辺のOD槽の、下水処理施設のほうの防潮堤は考えていませんか、お伺いします。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   議員ご指摘のとおり、下水処理施設が被害に遭った際の施設の稼働は厳しいかと思います。施設稼働が早期にできること、新しい施設は作業員の避難施設になるものと思っております。施設を整備する辺りの港湾の区域に関しては、建設部と調整して対応していきたいと考えております。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   港湾区域を所管する建設部としましてお答えいたします。  この下水処理施設があります平良港下崎地区につきましては、港内の静穏度を確保するべく、下崎北防波堤、それから下崎西防波堤の改良工事を継続して行っているところでありまして、災害時においても港湾の重要機能であります物流機能などを最低限維持できるよう、今後とも防波堤関係の整備についてしっかりとした取組を進めていきたいと考えております。 ◆狩俣政作君   次の機会にまた質問します。  今回私の一般質問に対して真摯に調査をしてくださった職員の皆さんに心から感謝をして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで狩俣政作君の質問は終了しました。  お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(上地廣敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会します。                                     (延会=午後4時53分)...