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09月28日-07号

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  1. 宮古島市議会 2022-09-28
    09月28日-07号


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    令和 4年  9月 定例会(第6回)          令和4年第6回宮古島市議会定例会(9月)議事日程第7号                           令和4年9月28日(水)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            令和4年第6回宮古島市議会定例会(9月)会議録 令和4年9月28日(水)                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(24名)                          (散会=午後3時37分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(22番)  上 地 廣 敏 君  議   員(11番)  上 地 堅 司 君 ┃┃ 副 議 長(18〃)  長 崎 富 夫 〃    〃  (12〃)  仲 間 誉 人 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  久 貝 美奈子 〃    〃  (13〃)  平 良 和 彦 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  下 地   茜 〃    〃  (14〃)  下 地 信 広 〃 ┃┃   〃  (3 〃)  砂 川 和 也 〃    〃  (15〃)  我如古 三 雄 〃 ┃┃   〃  (4 〃)  狩 俣 勝 成 〃    〃  (16〃)  前 里 光 健 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  富 浜 靖 雄 〃    〃  (17〃)  西 里 芳 明 〃 ┃┃   〃  (6 〃)  下 地 信 男 〃    〃  (19〃)  友 利 光 徳 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  新 里   匠 〃    〃  (20〃)  上 里   樹 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  狩 俣 政 作 〃    〃  (21〃)  粟 国 恒 広 〃 ┃┃   〃  (9 〃)  山 下   誠 〃    〃  (23〃)  平 良 敏 夫 〃 ┃┃   〃  (10〃)  池 城   健 〃    〃  (24〃)  山 里 雅 彦 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 座喜味 一 幸 君 │ 環 境 衛 生 局 長 │ 下 地 睦 子 君┃┃ 副   市   長 │ 伊 川 秀 樹 〃 │ 会 計 管 理 者 │ 天 久 珠 江 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 消   防   長 │ 宮 國 和 幸 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 與那覇 勝 重 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 石 川 博 幸 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 仲宗根 美佐子 〃 │ 総  務 課  長 │ 豊見山   徹 〃┃┃ 市 民 生 活 部 長 │ 友 利 毅 彦 〃 │ 財  政 課  長 │ 国 仲 英 樹 〃┃┃ 観商工スポーツ │ 上 地 成 人 〃 │ 教   育   長 │ 大 城 裕 子 〃┃┃ 部       長 │           │           │          ┃┃ 産 業 振 興 局 長 │ 宮 國 範 夫 〃 │ 教  育 部  長 │ 砂 川   勤 〃┃┃ 建  設 部  長 │ 大 嶺 弘 明 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 友 利   克 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 砂 川   朗 〃 │ 農 業 委 員 会会長 │ 芳 山 辰 巳 〃┃┃ 水  道 部  長 │ 兼 島 方 昭 〃 │ 農業委員会事務局長 │ 渡真利   忍 〃┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  下 地 貴 之 君   次  長 補  佐  砂 川 晃 徳 君  次       長  仲 間 清 人 〃   議  事 係  長  国 吉 たかよ 〃 ○議長(上地廣敏君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は24名で、全員出席であります。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第7号のとおりであります。  この際、日程第1、一般質問について、昨日に引き続き質問を行います。  本日は平良敏夫君からであります。  これより順次質問の発言を許します。 ◆平良敏夫君   自民党、平良敏夫です。早速ですけど、一般質問に移っていきたいと思います。  まず、市長の政治姿勢についてでありますけど、総合庁舎駐車場太陽光発電設備設置工事についてであります。現在庁舎駐車場太陽光発電設備設置工事が行われていますが、工事完了はいつになりますか。 ◎総務部長與那覇勝重君)   工期は、令和5年1月末となってございます。 ◆平良敏夫君   1月末ですか。駐車場不足について伺うということで、その工事によって駐車スペースが大きく縮小しております。市民は、駐車スペース探しであたふたしていますけど、当局はそのことについて混乱しているんですけど、どう考えますか。 ◎総務部長與那覇勝重君)   駐車場不足についてお答えをいたします。  8月から市民駐車場の一部を封鎖し、太陽光発電設備架台設置工事が実施されております。市民駐車場は、通常であれば約200台駐車可能ですが、工事期間中は一部封鎖している影響で約150台利用可能で、駐車可能台数は通常から50台減となっている状況にございます。市民駐車場北側の民有地を臨時駐車場として約30台分確保しておりますが、来庁者の駐車スペースが不足しており、ご迷惑をおかけしている状況にございます。現在は保健センター側の駐車場を封鎖し、架台設置工事を行っており、市民駐車場での架台設置工事につきましては10月中旬の完成を予定しております。来庁者には多大なご不便、ご迷惑をおかけして大変申し訳なく思っておりますが、市民の皆様へのご理解とご協力をお願い申し上げます。 ◆平良敏夫君   工事を計画して進めるに当たって、駐車場が足りなくなることは十分予想できたと思うんですけど、どのような対策を取りましたかということでありますけど、北側に30台準備したと。これは一般市民、住民のための駐車場ですか。そこは利用されておりますか。 ◎総務部長與那覇勝重君)   一般市民用の駐車場でございます。駐車場の使用はされていると認識しております。 ◆平良敏夫君   何か一問一答は面倒くさいんですけど、その場所はどこですか。例えば何か議員が止めるような場所がありますけど、そこのことですか、別のところですか。 ◎総務部長與那覇勝重君)   市民駐車場がございます。その北側に警察署へ向かう道路がございます。市民駐車場の北側に一部舗装されていない場所がございますので、そこになります。 ◆平良敏夫君   そこは、市民にはちゃんと知らせてありますか。というのは、ちょっと私分からないんだけど、ちゃんと使われているんですか。例えばほかの人が、近くの人が使っていたりしていませんか。 ◎総務部長與那覇勝重君)   臨時駐車場という看板を設置してございますので、それで利用していただけているものというふうに思っております。 ◆平良敏夫君   思っているではなくて、分からない人が多いんではないかなと思う。それと、いつ見ても、今はちょっと落ち着いているけど、今でもやはりちょっと大変。期日前投票のときはひどい状況だったからね。  それで、工事するに当たり、駐車場が足りなくなることは分かっていると思ったんですけど、市職員の制限とかありましたか。例えば職員はバイク通勤してくださいよ、自転車で通勤してください、近い人は徒歩で通勤してくださいということは、そういう制限って出しましたか。 ◎総務部長與那覇勝重君)   一般駐車場には、原則市民のみが駐車することになっております。職員は、職員の駐車場を確保しているということでございます。 ◆平良敏夫君   根本言いたいことは、市民は駐車場がなくて探したりしているのに、何で職員は何もないのかということを根本的に言いたいんですけど、これは今から言っていきますけど、臨時駐車場設置について、市民は駐車スペースを探して走り回っていますと。スペースが空くと、そのスペースに一遍に2台、間違ったら3台突っ込んでくるもんですから、非常に危険なんです。私も、何で私ここに止めるかという話になっちゃうんですけど、やはりそういう状況も見たいということもあって、そこに止めるんですけど、やはり私が、どこか空くところないかなと待機して待っているんですけど、それで空いたからそこに行こうとしたら、向こう側から来た車が急いで入ろうとして、やはり入ってくる。ごめん、こっちは、私が入るべきだけどということでやると、嫌な目で見られる、そういう状況があったんです。そういう状況が幾つも起こったと思うんですけど、そういう状況で、例えば事故が起こりかねない、そういうことがあったかなと思うんですけど、事故の報告とかトラブルの報告ないですか。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午前10時09分)  再開します。                                     (再開=午前10時09分) ◎総務部長與那覇勝重君)   混雑による車と車同士の事故につきましては、報告を受けてございません。 ◆平良敏夫君   やはりマスクしていると、その人にもよるかも分からないけど、聞きづらい方と、マスクしていてもちゃんと聞ける人もいますから、そういう方はぜひマスク取って話してほしいなと思っております。  駐車場が満杯の場合、市民はバイク用駐車場に止めたり、歩道に止めたりですね、または障害者用駐車場、本来止めちゃいけないような場所に止めていましたけど、当局はそのような状況を見て、確実に違反ですよね、駐車場の中での。当局そういうこと、状況見ながら、対策をしましたか。例えば取り締まるとか、そういうことをやりましたか。そのままだったんですか。 ◎総務部長與那覇勝重君)   取締りはいたしておりません。 ◆平良敏夫君   一番の問題は、障害者用スペースが満杯になったことだよね。みんなその障害者がたくさん来たよというんだったら分かるんだけど、そうは思えない、ふだんの見方からして。そういうのも取り締まらないというのはどういうことなのかと思うんですけど、もう一つ言うと、前も聞いたことあるんですけど、いつも満杯になるようなところがあるんですけど、役所に関係のない方も来て止めている可能性もあるわけです。そういうことも考えると、庁舎を管理する警備員とか何か、そういう方を置くべきだと私は考えますけど、いかがですか。
    総務部長與那覇勝重君)   市民の皆様には、本当に大変ご不便をおかけしているところでございます。議員ご指摘の件もありますので、少し内部で検討してみたいと考えております。 ◆平良敏夫君   今架台造っているんですけど、上物載せる工事、それが全部終わって、終わるまでは1月と言っているから、まだ長いです。いろいろトラブルある可能性あります。職員はその状況でも、向こうで工事していますけど、そういう状況でも職員は駐車スペースちゃんと確保されていると。だけど、市民には駐車スペースが与えられないと。これ幾ら考えたって、これからいろいろ何回か言うけど、自分から身を挺してからやりなさいよということが言いたいわけです。言ってみたら、高齢者っていつ見てもたくさん空いている。あちこちに、どこにも駐車、どこにもかしこにも止めていたからね、あの当時は。ああいうのを見て、何も考えない、対策取らないのっておかしいと思うんですけど、庁舎を訪れる市民は駐車する権利があり、市は駐車場を提供する義務があると考えますけど、この点に対してはいかがですか。 ◎総務部長與那覇勝重君)   議員のおっしゃることは当然だと思っております。反省しているところでございますので、しっかりと市民向けの駐車場を確保できるように、もう少し調整を図ってみたいと思っています。 ◆平良敏夫君   市長は、大事にしているのか。市長、大事にしているのか。市民目線市民ファーストですよね。そういうこというと、市民に今迷惑かけています。どうぞご理解のほどよろしくお願いしますでは済まされないよ、当たり前。工事を始める前に、まずその対策を取ってから工事を始めるのが当たり前でしょう。普通の民間はそうします。  提案しますけど、北側と南側駐車場の間に大きな広場がありますが、大きな広場ありますよね、何の広場か分かんないけど。そのスペースを臨時の駐車場として市民の利便性を図るべきだと考えるが、いかがですか。あそこ駐車場にしたらどんなかということですけど。芝生えてきますよ。 ◎総務部長與那覇勝重君)   議員ご指摘の部分につきましては、市民広場という位置づけでございまして、市民の憩いの場として整備してございます。駐車用としての整備ではございませんので、今のところは駐車スペースとして活用する考えはございません。 ◆平良敏夫君   あそこで、市民広場として、市民が憩っているのを見たことはない。ありません。場所が空いている。だけど、さっき言ったように市民に負担ばかりかけて、理解お願いしますとは、幾ら考えたっておかしい。あそこは、どうにか駐車場にできる。簡単だと思う。駐車場にできる、そういう処置を取るというのは。今考えていない、だけど考えてください。市民ファースト市民目線と言うんですから。市長、どうですか。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午前10時15分)  再開します。                                     (再開=午前10時16分) ◎市長(座喜味一幸君)   平良敏夫議員のご指摘もごもっともだと思っております。工事が始まる前に、できるだけ私も上から見ていて、大変市民の駐車がちょっと困っているなという状況を確認しましたんで、一応施工業者とできるだけスペースは縮小しながら考えんといかんよというような、施工業者にも工夫をしてくれというような相談をさせてもらって、少しは改善されたと思います。しかしながら、トータルとしてやはり駐車場足りない状況だということでございますんで、次の工事に向けての、民間の駐車場の今整備進めておりますが、そこも含めて、市の職員優先ということではなくて、市民の駐車場としてのスペースが取れないかどうか、その辺少し検討していきたいというふうに思います。 ◆平良敏夫君   市長は公約で、市民ファースト市民目線を強く言ってきており、今回の議会でも公約進捗について、市民ファースト市民目線で取り組んできたと答弁しています。駐車場が足りなくなることは予想できたし、市民のために対策を取らずに工事を進め、混乱させたことは、今定例会でも混乱させたことと、もう一つ、今定例会でも敬老祝金の質問がありましたけど、敬老祝金は欲しい方はどうぞ申請してください、通帳に振り込みますよとのやり方は行政の上から目線で、市長の言うところの市民ファースト市民目線とは到底言えません。敬老祝金は、今の振込システムでは祝金としてはそぐわない。敬老祝金とは、祝って手渡すご祝儀ですよ。名前を変えて、いかがですか、敬老給付金とか。そうしたら、まだ私ももらっておりませんけど、申請しますよ。来年から、どうぞ敬老給付金にしてください。  もう一つ、庁舎を訪れた高齢者女性が受付で案内されたとおり行くと、たらい回しにされ、挙げ句に言われたとおり、中で待っていたら、ここはあなたが入る場所ではないから外に出てくださいと、若い子に叱られたと言って、嘆いておりました。その注意した若い女性が、そのときどうしましたかと一言声をかけるだけで、全てが丸く収まるんです。83歳女性本人の勘違いはあったかもしれませんけど、気分悪くしたことは間違いありません。市民ファースト、お年寄りを大切にしようとの公務員としての基本、また人間としての基本があれば、そのような扱いはしません。もちろん多くの市職員はしっかり対応して、市民を喜ばせている方々もたくさんいますが、一部の職員で悪いイメージを市民に持たれてはいけない。市民がいればこその市役所であり、市役所があるから市職員は飯が食えているんです。市長の言うところの市民ファースト市民目線をいま一度考えていただきたい。そして、職員と共有して、しっかりと実践してほしいと思いますけど。  市長、よく市民目線市民ファースト使いますけど、そのことに対するちょっと見解というんですか、市民目線市民ファーストに対する一言お願いできますか。 ◎市長(座喜味一幸君)   行政執行に当たっては、市民ファースト市民目線ということ、これ徹底してやってきましたし、今後もやっていきます。大分いろんな面での改善というものは進めてきておりますけれども、いろいろと指摘を受けますと、まだありますし、また市民からのいろんな意見等もございますので、できるだけ速やかに、しっかりと市民サービスというものを市民目線で実施していきたいというふうに思います。 ◆平良敏夫君   行政執行に当たっては、しっかりと市民目線市民ファーストでやってきたと。だけど、私が今述べたようなそういう細かいこと、小さいこと、それが積み重なって、大きな市民ファーストになるんではないかと思っております。  と言うんだったら、ひとつ市民ファースト市民目線の例えば行政執行に対する大きな目線、そういう具体的な目線、具体的な実践を簡単に、二、三で提示できますか。何をやってきたとか、市民目線で。簡単でいいです。 ◎市長(座喜味一幸君)   いろんなごみの問題、街路樹の問題、それから市民窓口……                 (「街路樹の問題」の声あり) ◎市長(座喜味一幸君)   街路樹。街路樹の枝が落ちている、台風後のいろんな情報とか、私にも直接電話来ますし、私もできるだけ下の市民の窓口のほうには行って、愛嬌を持って丁寧にやってちょうだいというような話を進めておりまして、各全般に関して市民目線という件は、職員には徹底されてきたんではないかというふうに思います。 ◆平良敏夫君   ごみの問題、街路樹の問題、今回ごみの問題もたくさん質問出ておりますけど、これ私も質問上げてありますから、後から言いますけど、次に移ります。  離島不利性解消事業としてありますけど、その離島不利性解消事業が、農産物を出荷するときの運賃の不利性もありますけど、物資が入荷するときも不利性があると考えて、離島不利性解消事業と題目をつけましたけど、まさに今回の台風11号、12号で、2週間も食料品を含め、日用品の入荷が途絶えるということ自体が離島の不利性です。この不利性も、農水産物流通不利性事業と同じように、国と県の補助事業として構築すべきだと考えますけど、市長ちらっとそういうこと言っていたんですけど、いかがですか。いいですか、答弁しなくて。 ◎建設部長大嶺弘明君)   議員ご質問の台風時において、物資などが宮古島に届かないというような現状があるということで、これについて離島の不利性ではないかということでございます。その件につきましては、るる市長、いろんな会合とか要請等についても、宮古島市の離島不利性解消については、県及び国についてもその都度要請を行ってきているところでございます。 ◆平良敏夫君   平良港総合物流センターについてでありますけど、平良港総合物流センターは台風時の悪天候や災害時による物流の停滞を防ぎ、島のストック機能を強化することを目的に17億3,000万円かけて建設され、今年7月に供用開始されております。しかし、今回の台風で物流センターの機能は果たされませんでした。建設部長は、市と港運会社と小売業者の連携が十分でなかったとしてということなんですが、問題はそのことよりも、冷凍冷蔵施設港運会社が整備するということであります。莫大な費用がかかり、採算が取れない冷凍冷蔵施設の整備は港運会社はやりません。当たり前です。ボランティアではないんですからね、港運会社は。  聞きますけど、基本構想では冷凍冷蔵施設は市が整備することになっていたが、商品の管理について責任を持っていないとの意見があり、港運会社で整備する流れになったと部長が答弁していましたが、そういう流れになったのはいつですか。 ◎建設部長大嶺弘明君)   冷凍冷蔵施設を、市が構想の中で整備するというようなことはございませんで、当初の今ある上屋が老朽化していて、建て替える時期に来ていますので、その際にいろんな意見交換の中で、冷凍冷蔵施設も整備したほうがいいんではないかとか、いろいろな議論はありました。しかし、その後平成29年度に平良港総合物流センター整備基本計画、これを策定する際には、冷凍冷蔵施設については港運会社のほうでリーファーコンテナを設置しますよということで、市としましてはこの冷凍冷蔵施設を設置するリーファーコンテナ用の電源機能を整備するということと、それからそういう冷凍冷蔵施設を設置するスペースを設けるということでの港運会社との意見交換なども踏まえて基本計画は策定しております。平成29年度にです。 ◆平良敏夫君   視察させてもらったんですけど、今2か所使っていますよね。それで、向こう、どこになるのかな、北側になるのか。北側の端っこが、こっちが冷凍冷蔵施設を設置する場所だよと見せてもらいました。それで、以前の答弁にもありましたけど、冷凍冷蔵施設というのはリーファーコンテナのことですか。リーファーコンテナを向こうの中に入れるんですか。 ◎建設部長大嶺弘明君)   施設の中に、議員ご質問のとおり、リーファーコンテナ港運会社が設置するということでございます。 ◆平良敏夫君   私の認識とちょっと違うんではないかなと思っておるんです。というのは、リーファーコンテナというのは、そのコンテナ自体に普通クーラー入れたら、室外機、そういうのを一緒に設置しているわけ。中が冷えると、その冷えた分どこに行くかというと、なくならないよね。外に出しているわけ。この外に出す、リーファーコンテナの室内の中にたくさん入れて、ほかに何の影響もないということは考えられない。それで、ちょっと違うんではないかと思っているから、例えば中には、冷凍設備において、室外機、冷やすためのコンプレッサーとか、そういうのを外に出してやる。そういうシステムでないと向こうが、そういう物流総合センターの趣旨、そういうのに全然合っていないと思うんですけど、今言っているリーファーコンテナを置く予定だというのは、本当に当たっているのですか、向こう。ちょっと調べてみる必要があるんではないですか。  まあいいです。というのは、新聞によると莫大な投資がかかるということありました。莫大な投資というのが、多分リーファーコンテナのことではないと思うんですけど。市は、冷凍冷蔵施設を市が整備すると商品の管理に責任を持てないから、商品の管理にですよ。そういう答弁しましたよ。港湾管理者に反論できない港運会社に責任を押しつけたと言われても仕方ないと思うんですけど、そう捉えていいですか。港湾施設管理者、市ですよ。要するに港運会社に、あんたなんかがやれよと押しつけたように聞こえるんですけど、そう捉え方してもよろしいかと言っています。 ◎建設部長大嶺弘明君)   基本的には、この物流センターを整備する際には、港運会社など関係機関とも調整し、その上で意見を総合的にまとめて、基本計画を策定しているところでございます。この中で、冷凍施設がないのは港運会社の責任ではないのかというような、押しつけではないかということですけど、そうではなくて、いろんな意見を聴取しながらやってきておりますので、港運会社だけの要因ではないということは認識しておりますので、それは総合的に含めて、市の取組などいろいろな現在の状況に至ったということについては、市としましてもいろいろな課題はあるものだと認識しております。 ◆平良敏夫君   そういう検討委員会か何かがあったんだけど、やはり管理している方に、港運会社がそういう、基本的に言っていることは、私も聞き取りしたんです。こんな高いものは、高価なものはなかなか設備は港運会社、民間会社ですから、採算取れないものは入れないです。立派な箱物を造って、心臓部が抜けているような物流センターの趣旨としては使い物にならない。ただの荷さばき場に現在なっていますよね。基本構想設計の中で、冷凍冷蔵施設の整備も加えて国に補助事業申請すべきではなかったかと私は考えております。そこまで頭行かなかったのかなということであります。冷凍冷蔵施設整備は、港運会社でできることではない。まして小売業者はできません。宮古島市が補助メニューを探してしっかりと整備すべきです。市長は、将来にわたる構想を見直しながら検討する、行政側の施設整備支援などについて検討するとしていますが、施設整備は市でやるということでよろしいでしょうか。市長、そういう答弁しておりますけど。 ◎建設部長大嶺弘明君)   まず基本的に、これまでの流れの中では、物流センターの中においてはリーファーコンテナを、これ移動式のものを持ってきて、その電源で設置するというような考えでございました。ですから、固定式か移動式かというようなところでも、ちょっと見解の違いがあるのかなと思うんですけども、まず港運会社としましては、移動式のリーファーコンテナを持ってきてやるということで、固定式のものではないということでございました、この中でですね。ですが、今回こういった品薄の状況を生み出してきているという実態、実情については、市としても解決策を見いだしていかなければならないと考えておりますので、今後市としまして、今回の解消できるように、今後市としての冷凍冷蔵施設の整備については検討をしていかなければならないと考えているところでございます。 ◆平良敏夫君   建物の中に、移動用のリーファーコンテナを設置ということ自体が私には考えられない。幾ら考えたって、中冷える分、外暑くなるのは当たり前ですよね、これ熱交換器ですから。そこちゃんと閉めたら、中全部暑くなるよ、そういう状況で物が置けるかというのは、そのことも最初の設計でそういうことになっていたというんだったら考え直して市がやるべきだと思うというのは、漁業協同組合にあるようなしっかりした中だけ冷やすような固定式のやつ、あれをつけることによって、向こうの物流センターの機能を十分アップすると思いますから、そのことも含めて国、県に申請して、補助メニューでもってそういう整備できるようにしないことには、何か一回入れちゃったけど、駄目だよ、これは。もう相当中が暑くなって、外に出せという話になっちゃう。全くまた遠回りになりますので、最初からそういうところで検討してほしいなと思っております。  次に、新総合体育館についてですけど、場所とタイムスケジュールということを言ってありますけど、何か我如古三雄議員にあったようですので、私は聞いていませんけど、うちはちょっと。関連質問で、現在の総合体育館は災害時の防災拠点となっているかということで、よろしくお願いします。 ◎生涯学習部長(友利克君)   防災拠点施設というものと防災機能を併せ持つ施設というものを少し分けて考えていただきたいというふうに思います。防災拠点施設といいますのは、これは沖縄県が指定をするものでございますけども、県が指定をしている防災拠点施設といいますのは、県の庁舎、宮古島でいいますと合同庁舎です。それから、市町村庁舎、つまりは市のこの総合庁舎、そして消防署、警察署、自衛隊、空港、重要港湾などが防災の拠点施設という位置づけになっております。これ県が指定をするものでございます。  体育館は、この中でいいますと防災拠点には当たりませんので、防災機能を併せ持つ施設ということで整備をしていくということでございます。 ◆平良敏夫君   現在の体育館は防災拠点ではなくて、防災機能を併せ持つ施設ということになっているわけですか。現在の体育館。 ◎生涯学習部長(友利克君)   防災計画では、災害時にお亡くなりになられた方の一時慰安所といいますか、そういう位置づけになっております。防災機能を併せ持つという位置づけで構わないかと思っております。 ◆平良敏夫君   マスコミの情報の範囲でありますけど、新総合体育館も現在の場所に決まりそうだと。決まったのかな。よく分からないけど、決まりそうだという話なんですけど、その中で、やはり体育館というのはそういう防災拠点であるべきで、その中で緊急輸送道路、そういうのがあるみたいで、緊急輸送道路、言ってみたら役所の前の道路だったり、城辺線だったり、そこに接続する必要があるということをマスコミでちょっと見たんですけど、私が言いたいのは災害があったときに、体育館に人が集まって、そういうことがあるわけでありますので、その緊急輸送道路と新体育館、そこをつなげる道路を、それも同じように一緒に整備していく考えが必要ではないですかということでありますけど、いかがですか。 ◎生涯学習部長(友利克君)   緊急輸送道路といいますのは、これも先ほど申し上げた県が指定をする道路ということになります。これは、先ほど申し上げました県庁舎でありますとか、市役所でありますとか、消防署などを結ぶようなルートになっているということで、宮古島市の場合ですと2つの路線があるというふうに考えてよろしいかと思います。1つは港、平良港から漲水の坂を上り、旧平良庁舎をそのまま真っすぐ行きまして、サンエーの交差点、信号ですね、これを城辺線に左折をして、4車線に入ります。4車線を、今度また郡農協前の交差点を空港のほうに右折をし、空港までが1本。もう一つは、公設市場からこれまた直進をする形で、県の合同庁舎を通って、消防を通り、またこの交差点を左折をして、この総合庁舎の前を通って4車線まで、この2つが県が指定する緊急輸送道路というふうになっております。そのため、今回新総合体育館の場所を選定するに当たっては、体育館類は防災拠点、県の防災拠点にはなっておりませんので、防災機能を併せ持つ施設ではありますけども、この緊急輸送道路に隣接するということは選定基準には加えておりません。 ◆平良敏夫君   いろいろルールだったり、決まりだったりあろうかと思いますけど、問題はやはり災害が起こったときにどうなるのよという話になるわけです。これを言いたいのは、しっかりと体育館から緊急道路、そこまでどうのこうのというか、スムーズに移動できるような道路を整備するべきだと思っておりますので、現在あちこちの道路整備止まっておりますけど、そのことを市長、北学区というか、向こうの辺の道路を整備するという意味で、それに関連づけて道路整備するということできないですか。いかがですか。 ◎市長(座喜味一幸君)   今防災道路については、説明があったとおりでございます。これは、今後新総合体育館等の建設等の新たな条件が加わった場合におきましては、おっしゃる北学区等の避難経路としての合理性等も見ながら、また計画の見直しもあるかというふうには思いますが、ぜひより具体的に計画が見えた段階で、議員おっしゃる案件についても検討、課題として受け止めていきたいと思います。 ◆平良敏夫君   北学区出身の座喜味一幸市長に関しては、地域住民みんな新しい道路ができるべきだと期待しておりますので、ぜひいろいろとよろしくお願いしたいと考えております。  市民プールの建設についてでありますけど、以前、前教育長は小中学校では新しいプールは造らないと、市民プールを建設して、児童生徒と市民が利用できる方向に向かうとの教育委員会の方針を示しましたが、この方針は現在でも変わっておりませんかという質問であります。 ◎生涯学習部長(友利克君)   議員ご指摘のように、市民プールについては、これまで学校の水泳授業での利用を前提とした議論が続けられてきたところでございます。しかしながら、今年6月に各小中学校から意見を募ったところ、プールを1か所に集約した場合、水泳授業の準備も含め、移動などに多くの時間を費やすことになり、ほかの授業や行事などへ影響が大きく、現実的に対応が困難とのことでございました。そのため、教育委員会では学校プールを兼ねた市民プールの整備については考えを改めまして、学校のプールは学校のプールとして整備をする、また市民プールは市民プールとして、学校のプールとは分けて議論をするということの一応の方向性を見いだしているところでございます。 ◆平良敏夫君   今現在小中学校でプールが何か所あり、実際使用している学校何か所かということですけど。 ◎教育部長(砂川勤君)   現在小学校のプールは13か所ございまして、全て使用してございます。中学校につきましては6か所あり、使用しているのは5か所、1か所使用していない学校は西辺中学校でございます。 ◆平良敏夫君   プールのない小中学校、何か所ありますか。何校、プールがない学校は。 ◎教育部長(砂川勤君)   プールがない学校、小学校で3校、中学校で5校となってございます。 ◆平良敏夫君   先ほど生涯学習部長の話によると、そういう学校にもプール造るという、そういう計画になるんですかね。現在プールがない学校があるわけね、3校、5校。小学校に3校、中学校に5校あるんですけど、さっきの答弁で、そういう方針として、前の方針は費用対効果が非常に悪いから掃除も大変よ、そういう話もあったもんですから、学校にはプール造らないって話になったんですけど、方針が変わって、今学校にもプール造るべきだという話になっておりますけど、現在ないところのプールは建設する予定ですか。 ◎教育部長(砂川勤君)   現在活用している運用の方法で今後も行きたいと思うんですけど、例えば鏡原中学校はプールはございません。ただし、鏡原小学校を使用しているとか、ほかの学校も隣接する小学校や中学校を使用しておりますので、これにつきましては今後もこのように運用していきたいと、そのように考えております。 ◆平良敏夫君   結の橋学園でのプール建設は進めるべきですか。 ◎教育部長(砂川勤君)   これまでも少しご質問がありました結の橋学園のプールにおきましては、伊良部島内に利用できる既存のプールがなく、スクールバスを利用して、市内の民間プールの活用も想定しております。移動に要する時間がかかり過ぎること、時間割の調整、児童生徒の負担等の観点から、現実的に厳しいのではないかと予想されております。ただし、児童生徒の学びの保障、水泳学習の充実に向けて、関係者の意見を伺いながら、現在学校プールの建設について検討しているところでございます。 ◆平良敏夫君   教育委員会が方向転換したということでありますけど、私としては移動が大変どうのこうのという話を、どうにか対処できないことはないと思うから、市民プールを使って、それは小学生も市民も中学生も、また競技者も一緒にみんな使うと。そのことが本当に費用対効果というんですか、そのこともすごくよくて、充実して使えるんではないかなと思っております。  ちょっと聞きますけど、市民プールって造る予定ですか。何か所か造る予定ですか。 ◎生涯学習部長(友利克君)   市民プールを何か所造るかのお答えの前に、先ほど教育委員会として市民プール、それから学校のプールの整備について方針を見直したという答弁をいたしました。ただ、これはまだ正式な決定ということではなくて、今後教育委員会に整備方針を確認する議案として上げ、その後市の総合教育会議などに諮って、正式な方針の変更、また新たな方針の決定としたいというふうに考えているところでございます。  それから、市民プール何か所整備する予定かということでございますけども、現段階においては市民プールの整備について、具体的な計画はございません。今後この市民プールというものがスポーツ振興の観点からなのか、あるいは体力増進、健康増進という側面からなのかを全庁的に議論、また検討する必要があるかというふうに思っております。 ◆平良敏夫君   プールの目的がスポーツ目的なのか、健康増進の目的なのかというところ、そういう分ける必要ないと思います。というのは、例えば老人施設、そういうところも、やはりプールというのは健康に十分寄与するもんですから、そういうところも現在市内にあるプール1か所にしか行っていないわけです。十分混雑して、そういうことで。どんだけ市民プールの需要が必要かということを十分考えていただいて、早めに、これ前から言っているんですけど、なかなか前に進んでいないということで、市民プールに関してはぜひ屋内プールにしてほしいと。これ外に造ったりしたら本当に水掃除、そういうのが大変ですから、できたら温水プール、年中使えるような、そういう立派な施設造って、小中学校生も一緒に使えば、本当に費用対効果もそうですし、上等だと思うから、ぜひそのほうも検討に入れてほしいなと思っております。  時間がありませんので、まず5番目の植栽ますの雑草についてちょっと質問してみたいと思います。植栽ますって何のためにあるのか、ちょっと説明していただけますか。 ◎建設部長大嶺弘明君)   植栽ますが何のためにあるかということでございますけども、道路を整備する際には植栽ますを整備しておりまして、これはやはり歩行者、あるいはドライバーなどの交通の利便性のために植栽ますを施している状況でございます。 ◆平良敏夫君   何か歩行者、交通の利便性というのは全く今現在真逆ですからね。真逆です。東小学校東側道路ですけど、学びの森との間の道路の植栽ますについてですけど、あの道路はいつ通っても植栽ますの雑草で荒れていて、見通しが悪く、通学路でもある道路ですが、危険です。私もスロージョギングはしますけど、そしてあの道通ります。雑草が伸び放題で、歩道は通れないので、仕方なく車道を通ります。子供たちも同じように車道を通っていると考えると、本当に怖いものを感じます。あの道路は、車が結構なスピードで走っていて、私もジョギング中、横を走り抜けられて怖い思いをしたことが何度もあります。その植栽ますの草刈り清掃はどうしていますかということですけど、答弁は要りません。道路の路肩も汚い、植栽ますも雑草で荒れている、そのようなところにポイ捨てが起きます。もともと汚いから、1個の缶ぐらい捨ててもいいんではないかと、良心の呵責を抑えて捨てます。  今回の議会でもごみ問題を多く取り上げられております。ごみのポイ捨てを防止するために、ごみ箱を設置できないですかとの質問に環境衛生局長は、今後も個人の意識啓蒙に向けて呼びかけを行っていくとか、市長は今後の重要案件だが、市民の努力によるものが大きいとしております。さきに言いましたけど、汚いところにポイ捨てはあるんです。汚れているし、別にいいんではないかとか、それで捨てる。見えないからといって、植栽ますの雑草の中に捨てる。個人の意識啓蒙とか市民の努力とか、市は市民のモラルばかり問うておりますけど、市はまず道路の路肩、植栽ますを清掃してきれいにするべきだと考えますけど、3年前に道路清掃車を稼働させて、定期的に道路清掃すべきとの要請に建設部は、700万円ほどでしたか、予算を計上してもらいました。本当にありがとうございます。ただ、そのときの予算は執行されましたか。 ◎建設部長大嶺弘明君)   路面清掃につきましては、いろいろ議員のご指摘等もありまして、令和3年から実施しております。令和3年度で、また今年度も予算措置等はされております。当時も予算は執行しております。 ◆平良敏夫君   現在も道路清掃車の稼働は行っているということでよろしいですか。それで、業者のほうに確認したんですけど、その前に、2年、3年ほど前に1回動いたきり、それ以来動いていないって話ありました。確認してください。道路清掃車動いてないと。ぜひ道路清掃車を定期的に動かしてください。宮古島の道は汚い。  さきにも言いましたけど、ポイ捨てで道路が汚いことを市民のモラルが原因だとするというのは、本当に考え直してほしいです。汚いところにポイ捨てが起きます。そういう意味では、ちり箱を設置することも、その周りから汚れ散らかる様子が見えてきて、私は反対ですと。市は、道路を徹底的に清掃して、植栽ますをきれいにして環境を整備することによって、市民のポイ捨ては完全になくならなくても、かなり減ると思います。もちろん市民のモラル向上を啓蒙することも大事でありますが、まず市自らがやるべきことをやる、市長も市民のモラルについて答弁していましたが、市長の答弁が欲しいところではありますけど、時間ないですから、いいです。  植栽ますの樹木で、歩道からも車道からも見通しが悪く、危険なので、ないほうがいいという市民の声は少なくありません。先ほどの部長の答弁で、真逆です。まして雑草で荒れていたら景観も悪いし、景観悪いんですよ。危険だし、果たして何のためにあるのということになります。学びの森の前の植栽ますの北側は、地域の皆様方が管理しているようで、花を植えたりしてきれいにしておりますけど、東小学校のちょうど東側の植栽ますは雑草で伸びて、伸び放題で、残念なこととなっております。あの通りは、今年何回掃除しましたかねということでありますけど、それも答弁要りません。私が見る限りでは、今年度は1度だけだと思いますけど、1度だけでよろしいですか。何回かやりましたか。まあいいです。6月頃きれいに掃除されて、地肌、土の肌が見えておりました。きれいに掃除しているねと。草は、本当に伸びるのが早い。これの対策として、もうこれも大変だと思っているんです。そういうこともね。それの対策をちょっと提案したいんですけど。学びの森前の植栽ます、今度雑草を刈り取るとき、上に伸びないような横に広がる草、そういう草ありますけど、それを植えたらいかがかなって、全部刈り取って、高木全部取ってください。それで、そういう上に伸びずに広がる草ですけど、例えばリュウノヒゲとかいう草ありますよね。私これ知らないんですけど、探せば幾らでもあると思います。繁殖力が強くて、他の雑草が生えないような植物、これをあの通りに植えて、まず学びの森のあの通りをモデル地区として、実施を試験すればいいと思っておりますけど、いかがですか、そういうやり方というのは。ちょっと答弁できますか。 ◎建設部長大嶺弘明君)   植栽ますについて、いろいろご指摘を受けておりまして、植栽ますの管理については、これまで以上にしっかりとしていきたいと考えておりますし、またこの中で議員から植栽ますについていろいろ提案ございますので、この議員の提案を踏まえて、これからもしっかりと植栽ますについては管理していきたいと思います。 ◆平良敏夫君   そういう繁殖力の強い草を一回植えてみたらいいです。ぜひやってください。  市は、いろいろな問題の対策として、なかなか新しいことを取り入れないように見えます。間違ったらどうするか、何か起こったらどうするか、責任は誰が取るか、現状のままでいいんではないか、そういうまったりとして空気は職場から追い払ってください。実証実験に挑戦してこそ新しい宮古島が生まれるというもんであります。植栽ますの改革と道路の定期的な清掃はぜひやってください、市長、市長ほど挑戦的にやるべきものだと私は思っておりますので、どうか本当に宮古島市をよくするために頑張っていただきたいと思います。  平良敏夫の一般質問を終わります。 ○議長(上地廣敏君)   これで平良敏夫君の質問は終了しました。 ◆新里匠君   7番、新里匠でございます。一般質問していきたいと思っております。  まず初めに、4番、水道行政からやらせてください。その前に、ちょっと一言言っておきたいことがあるんですけれども、先週の金曜日ですか、ちょっと日にちは忘れてしまったんですけれども、庁舎内で豚肉の販売をしたと思うんですけれども、あれは写真見たんですけど、肉がそのまま机の上にぱんと置かれて、それ売っていたんですけれども、あれは保健所さんは通っているんでしょうか。そこら辺ちょっと違うんではないかなと思っているので、何かあったときは役所の責任になるんで、ぜひそこは注意をしていただきたいなと思っております。  水道行政からやっていきたいと思っております。水道行政について。1、水道水提供方針についてお伺いします。1番、水道水提供の平等性の確保についてお伺いします。ア、 個人及び事業者への水道水提供の方針についてお伺いいたします。 ◎水道部長(兼島方昭君)   水道水の平等性ということですね。水道水の供給に関しては、新たに給水を受けようとする者は、自らの負担で給水管を設置する必要があります。また、給水量については、給水指針の中に示された建物別単位給水量に基づき算定された給水量の範囲や地域の水事情を勘案し、給水量は決定されるものとしております。要求水量によって、全量供給しなければならないということはございません。  なお、多量な水の給水等については、配水管の口径など地域の水事情も関係し、水圧、水量の不足が懸念することもありますので、受水槽の容量の協議などについて、より慎重な精査が必要となり、給水量の決定に時間を要する場合もあります。 ◆新里匠君   この1番の、基本的には全員に提供するという方針だということでありますけれども、大量の水に関しては、受水槽などとか地域の水事情にという話でした。それで、その地域の水事情とか、そういうものについて、どうしてもその全量提供できない、水道を必要とする個人または事業者が必要な水量を上げられないときについて、この対応方針についてお伺いします。 ◎水道部長(兼島方昭君)   大量の水の制限ということですよね。では、本市の多量な水の供給の方法として述べたいと思います。水道事業者は、申請者の使用水量の多少、用途、信条、社会的地位にかかわらず給水契約を締結しなければならないとなっておりますが、多量な給水量の申込みについては、水道法により給水を拒むことができるとしております。先ほども言いました多量の水とは、水道全体計画、各配水系統、各地域における水量、水圧等に大きな影響を与える水量となります。そのことから、事業者からの要求水量を全量給水する必要はありませんが、本市は多量な水の申請を行うとする事業者との協議の中で、水道計画、地域社会に与える影響等を考慮し、給水計画の精査を行った上で、水道計画等に影響のない範囲での給水量の決定を行い給水を行うこととしております。  足りないものについての事例ですか。この協議の中で、どうしても足りないということについては、さらに協議を深め、水道指針の量、これを見直しながら協議を行ってまいります。それでもうちが供給できないという水量については、自ら水源を、井戸等を開発してやっているホテルもあります。 ◆新里匠君   兼島方昭部長、このときに自ら井戸を使ったり、そういう手段を取って水を揚水するとか、そういうのについて制限はありますか。例えば海水を真水にしたりとか、そういうことについてとか、あと今井戸の話が出たんですけれども、井戸を勝手にどこでも掘っていいかとか、そういったものに制限はありますか。 ◎水道部長(兼島方昭君)   海水の淡水化については制限はございませんが、井戸の掘削、井戸水を使う場合には、地下水条例に関していきますので、水道水源保全地域内では井戸は掘削できません。それ以外の場所はオーケーということです。(345頁に発言訂正あり) ◆新里匠君   分かりました。あらかたそういう範囲であれば、水は揚水してもいいという理解をします。  次に、教育行政に行きたいと思います。GIGAスクールについてお伺いします。①、不安定な通信環境についてでございます。  ア、通信環境が不安定な環境を改善するための調査費用が計上されていません。これは事実上、無策な行政運営に思えるんですけれども、この原因を伺います。 ◎教育部長(砂川勤君)   校内ネット環境の改善に向けては、GIGAスクール構想に向けた環境施設整備により、インターネットへ抜ける回線は市内全ての学校で光回線に切り替わっております。一方で、昨年度市内の規模が大きな学校では、インターネットへの接続台数が多くなることから1台当たりの使用可能帯域の影響により、通信速度低下等の障害報告がございました。そのことから、回線提供事業者及びネットワーク保守事業者と調整を行い、調査費用等はかけず、接続環境の改善対策を講じてまいりました。昨年には平良第一小学校でインターネットに接続するためのプロバイダー契約を個人契約から法人契約への変更、平良中学校でネット回線の回線数を現行の1回線から2回線へ増設し、通信速度の調査を実施いたしました。その結果、プロバイダー契約を法人契約に変更した平良第一小学校では若干の速度改善が見られた一方、通信が一部不安定な部分がありました。回線数を増設した平良中学校では、2回線にしたことにより通信速度も改善し、有効性が確認されております。  その結果を踏まえ、今後の対策を検討してまいりました。新たにGIGAスクールに対応した教育機関専用プロバイダーのサービス提供が開始されたことから、令和4年3月に平良第一小学校に同プロバイダーを試験的に運用いたしております。その結果、回線数を増設した際と同様に通信速度の改善が見られ、有効性について回線数の増設と比較したところ、教育機関専用プロバイダーへの変更が、回線数の増設よりコストを抑えられることから、令和4年5月から平良第一小学校、平良中学校をはじめとする比較的規模の大きな8校において、教育機関専用プロバイダーへの変更を行い、校内ネット環境の改善を図っております。  しかしながら、通信環境に係る無線の電波強度の面で各校舎の構造が異なっていることから、一部の学校で電波が弱い教室があるとの報告を受けております。現在ネットワーク保守事業者と調整しながら、校舎の構造に合わせたアクセスポイントの一部増設、設置箇所の移動など、調査費用の計上を含めた対策を検討してございます。今後も通信環境のさらなる改善に向け、通信速度、電波強度の両面から対策を講じたいと考えております。 ◆新里匠君   先ほどは失礼しました。いろいろ対策をしていただいているということですね。8月6日に平良中学校を訪問して、今部長がおっしゃったことをいろいろ聞いてまいりましたけれども、やはりまだ強度の面で弱いという部分がありましたので、その場で職員の方に、これはいつやるのかという話をしたら、今部長がおっしゃったように調査費用の検討をするという話でありますけれども、これ一刻も早くやるべきことなんではないかと思っております。コンセントがないところに電化製品持っていって使えというようなのと同じですよね。これ学びの保障というところは、やはり離島であるからこそ守らないといけない部分だと思っております。これ今年度中に予算をつけてもらってと、来年からですよという話なのかなと聞こえるんですけれども、もっともっと早くしてもらいたいんですけど、これは可能ですか。 ◎教育部長(砂川勤君)   今後の改善のための予算確保についてでございます。校内ネット環境の改善に係る費用については、現在予算計上を含め、各学校、教室における電波強度の調査事業を予定してございます。無線LANにおける電波強度には一定の基準があり、その基準を基に各学校に設置してあるアクセスポイントの電波強度を確認し、可視化することにより、無線LANの電波がそのエリアに届いているか調査するものとなっております。同事業を全学校で行う場合、調査費用が必要となることから、予算確保に努め、なるべく早急に実施できるよう取り組んでまいります。 ◆新里匠君   予算の確保が必要だと、だから早くやってくれという話だったんですよね。なので、早急にやる意思は確認できるんですけれども、これは市長、副市長、総務部長、予算に関係し得る方にお聞きしますけれども、これってすぐできないですか。 ◎総務部長與那覇勝重君)   申し訳ありませんが、内容をちょっと、教育委員会と意見交換をして、対応できるかどうかというものを調整してみたいと思います。 ◆新里匠君   内容を調査するので、時間がかかりますというのは分かるんですよね。これを、もう内容は全部現場は分かっているわけです。去年からこれやっているんで、調査もいろいろ。それで試して、これが有効ありそうだということも分かっているわけです。なので、実質的にGIGAスクールできるようにやってほしいんですよね、いち早く。だから、まず調査をしないと、前に進まなかったら調査費をすぐつけてください。 ◎総務部長與那覇勝重君)   実際に予算額はどの程度になるのかというのがちょっと今把握できておりませんので、それを把握して、対応できる部分は対応していきたいというふうに思っております。 ◆新里匠君   教育部長、総務部長ああ言っておりますから、ぜひ内容を上げていただいて、調査費いただいて、なるべく早くやっていただきたい。教育長、それについてご見解をお願いします。 ◎教育長(大城裕子君)   GIGAスクール構想実現のために、今教育委員会も必死で取り組んでいるところです。子供たちの学校間の格差も解消し、そして全ての児童生徒が1人1台のタブレット端末を活用して、全ての、またグローバルで革新的な扉を開けるようにというところで鋭意努めているところですが、通信環境の整備に関しては細かな調査も必要になってまいります。先ほど部長答弁でもありましたように、校舎の構造的な問題等も出てまいりますので、どこにアクセスポイントを置けばいいのか、またそういう部分も課題となってまいりましたので、調査にも少々時間がかかってまいりました。ただ、現時点ではアクセスポイントの増設等が通信環境の改善につながるということが分かってまいりましたので、その部分に関してはまた関係部署と調整を図りながら、学習環境の充実、整備に努めていきたいと思います。 ◆新里匠君   現場の声なんですけれども、不登校の生徒の支援にも活用されるなど、教育効果の向上が確認できるとされていますので、ぜひよろしくお願いしたいと思っております。  次に、消防行政についてでありますけれども、消防体制について。①、伊良部地区の消防体制について。  ア、体制の脆弱性があると思われるが、どのような体制が望ましいかお伺いをいたしますけれども、仲間誉人議員の質問でしたか、6名掛ける3交代というような話があったかなと思っております。現在15人ということで、人員が足りていないということもありました。この6人3交代で、これは間に合うんですか、伊良部島の消防体制は。 ◎消防長(宮國和幸君)   伊良部地区の消防体制に脆弱性があると思われるがということなんですね。それで、どのような体制が望ましいかということについてお答えいたします。  現在伊良部出張所には3つの係がありまして、各係5名の勤務員が24時間の3交代制で勤務に当たっております。各係に救急救命士が3名以上配置され、救急出動時には必ず乗車し、対応に当たっています。また、各種研修においても積極的に参加させ、有事に備え、日々訓練等を行っているところです。車両や資機材、装備についても、議員の皆様や市当局の理解を得ながら整備しているところです。その中において、脆弱性があるところといえば、職員数だと考えております。火災や救急出動に当たっては、基本的には消防署との連携で活動することになりますが、伊良部出張所の体制としましては、火災に関しては勤務員全員、5名ですね、5名のほうが出動することとなり、その中には指揮を執る隊長、ポンプを運用する機関員を除くと、前線で活動する単位は1人から2人となり、負担が大きくなります。また、救助出動に関しては救急隊のみの出動となりますので、救助活動における初動体制に制限が出てきます。  以上のことから、職員増を実現した上で、これまで同様の研修や訓練等における職員の質の向上と資機材の整備を継続していくことが災害発生時における活動を充実させるための体制づくりに必要だと考えます。 ◆新里匠君   今問題になっているのは職員数であります。やはり火事のときには、緊急で出るから手薄になる。この前仲間誉人議員も言っておりましたけれども、それが原因かどうか分からないですけれども、そういうことがあってなくなると、それが原因だったんではないかなということも思ってしまいます。この人員増については、座喜味一幸市長が予算をつけていただいて、募集をしたんですけれども、募集が集まらなかったというところが、辞退とかあって集まらなかったということがあります。集まらなかったから人員が確保できなかったという原因は分かりますけれども、今後、市長、これどういう体制でやっていけば、この脆弱性なくせると思いますか。 ◎総務部長與那覇勝重君)   まず、人材の確保につきましては、消防職での採用を希望する人材を広く募集するという意味で、昨年度に引き続き、救急救命士免許を有する者という文言を外した募集となっております。職員数につきましては、基本的に定員適正化計画にのっとり採用を行っておりますが、他部局とのバランスもありますが、地域の実情を踏まえつつ、必要な職員数が確保できるようにしっかりと消防本部と連携してやっていきたいと考えております。 ◆新里匠君   昨年も救急救命士の枠を外したんですよね。それでも来なかった。なのに、今回も救急救命士の枠を外しただけというところでは、多分同じ状況になると思われるんですよね。もしかするとですね。なので、例えば高校生とか、そういう消防士に興味がある方々について、広く消防士になってみないかということを高校生とかに周知していけば、やはりこの島に残る子供たちも多くなるし、島の救急の脆弱性も少なくなっていくのかなと思っていますけれども、これは工夫して、今年からやる意思はありますか。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時26分)  再開します。                                     (再開=午前11時26分) ◎総務部長與那覇勝重君)   今年度から広く広げて募集できないかということでございますけど、実はもう一次試験を今月、先月も開始しておりますので、今年度は少し取り組めないのかなと思っていますけど、次年度、少しその件については検討させていただきたいというふうに考えております。 ◆新里匠君   部長、一次試験が終わっても、人の命は危険にさらされているわけです。なので、一次試験、追加やればいいんではないですか。これできないですか。 ◎副市長(伊川秀樹君)   本当に市民の生命、財産を守る、これ一番大切なことだと思っております。昨年度もそういう救急救命士の枠を外して、定員の抑制枠を超えた中での採用枠を施したんですけど、やはり島外の方が多くて、最終的には3名ほどの辞退がおりまして、最終的にはなかなか採用に至らなかったと。今新里匠議員がおっしゃっている部分の中においてのキャリア教育の一環的な部分で、高校生の皆さんに職場体験なり、そこらを活用していただいて、消防職への本当に興味を持っていただいて、島内での就職をまず頑張っていただくというのも一つの手かなと思っておりますし、併せて先ほど総務部長がお話をしておりますように、今年度の一次というんですか、採用試験は終わっておりますけれども、本当に市民の生命、財産をどうやって確保、維持していくかというのは大事な部分だと思っておりますので、新里匠議員の今回の提案につきましては検討させていただきたいと思います。 ◆新里匠君   副市長が出て、答弁をしていただいて、ありがたく思うんですけれども、試験採用できなかったということであります。これって選考採用できないですか。これ島にもそういうことを担える人材はいると思われるんです。まず選考採用、募集してみたらいかがですか。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時29分)  再開します。                                     (再開=午前11時30分) ◎副市長(伊川秀樹君)   どのような人材が必要か、本当に試験採用も一つ、今お話しの部分の選考採用とおっしゃるんですか、そこら辺も一つあると思っておりますけれども、これが果たして今の宮古島市の条例ないし規則ないし要綱の中で可能かどうか含めて、調査研究してまいりたいと思います。 ◆新里匠君   宮古島市の条例に適さない意味がよく分からないんですけれども、水道職員は選考採用しましたよね。これ命がかかっている問題なので、これをやれるようにしていただけないかといったら、条例がと、規則がという。去年は、水道職員、これ違反ではないかと言ったら、これは適していると。スピーディーにやるのが座喜味市政ではないんですか。 ◎市長(座喜味一幸君)   伊良部島の消防体制の強化ということにおきましては、就任間もなくから取り組んでまいりました。採用についても定員を前倒しして、採用枠を増やして、8名採用という方向で進めてきたんですが、アメリカでは大変ファイアマンというのは人気のある職種でございますし、この宮古島においての採用後、辞退というようなことがあったということで、後で、もう伊良部島の体制はできたと思っていたんですが、辞退3名で、必ずしも十分ではないというようなことを聞いて、今認識はしておりますけど、ぜひその次、これからの追加での採用ができるのか、あるいはどういう形で今の消防団員等々の連携はどうするのか。消防長と相談しながら、任用、採用の際の基準をどうしていくのか含めて検討してみたいと思います。 ◆新里匠君   現場は、もう疲弊をしております。休みたくても休めない。事情も分かると。伊良部島の職員の今の環境は、多分報告行っていると思います。今年中にやってもらいたいですね。ここにも答弁いただけないですか。今年中に、ではチャレンジするという一言お願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   現場のいろんな必要な要件等もあると思いますし、消防長と相談しながら、できるだけ前向きに取り組んでまいります。 ◆新里匠君   休憩お願いします。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時34分)  再開します。                                     (再開=午前11時34分) ◆新里匠君   2番に行きたいと思います。市長の政治姿勢についてでございます。  市民から市長への要請に対する取組について。1、きめ細やかな行政運営について。  ア、就任以来、市長への市民要請件数について、何件か教えてください。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   就任以来、市長への市民要請件数ということでございます。市民からの要請件数につきましては、就任以降、令和2年度が28件、令和3年度が116件、令和4年度9月22日現在で38件、合計182件の要請を受けております。 ◆新里匠君   要請に対する取組結果についてお伺いをいたします。これは実施、未実施問わず、宿題はないかと。これは、もう結論づけているかというところを教えてください。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   要請につきましては、宮古島市陳情等処理要綱第4条第3号の規定に基づきまして、秘書広報課のほうで一元的に受け付けまして、担当と思われる部署に陳情等処理指示票を依頼し、要請を受理した日から起算して30日以内に担当課から回答を送付するとともに、直ちに対処できる要請につきましては、可能な限り速やかに対応しているところでございます。 ◆新里匠君   この要請については、今後市長のほうにお願いをして、1件今事業が進んでいるというところがあって、ありがたいと思っております。それで、9月6日に、これ新聞に載りましたけれども、島っこ子育てママの会のメンバーが要請しました平成の森公園遊具の存続、そして結の橋学園放課後児童クラブの設置、同学園のプールの設置、市民プールの新設とあります。市民プール、学園のプールについては、これも検討するというようなお答えが、先ほど平良敏夫議員への答弁でありましたけれども、これ検討するのが、2018年からもう4年間も続いているわけですよね。これは合併を、統廃合するときに、プールはぜひ必要だというところで、市民、住民、保護者は納得をやむを得ずして統廃合した経緯もあります。なので、これについてはしっかりとやっていただきたいんですけれども、これも検討しますで終わるんですかね、これ。答弁お願いします。一言でお願いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   先日島っこ子育てママの会から、プール設置につきまして要請文がございました。報道と内容についてちょっとご紹介させていただきます。海に囲まれた島なのに、泳ぎを練習する場もない。海は天候次第など危険がつきまとうなど、ある程度安全が保障された場所で泳ぎの練習や水の危険さを学べる環境が必要であること。2つ目、内地の子供たちと同じように、学校でプールの授業に触れられる当たり前の環境を与えてあげたいとの声が寄せられております。結の橋学園のプールにつきましては、これまで市内の民間プールの活用も想定しました。しかし、移動に要する時間、時間割の調整、児童生徒の負担といった観点から、現実的に厳しい状況かと予想されることをこれまで答弁してまいりました。検討するということをこれまで述べておりますけれども、6月以降ですね、具体的に改めてこれまでの議会会議録や令和元年度に行われました宮古島市総合教育会議の議事録、地元からの要請文、あと関係者の意見や全国の自治体等の資料をいろいろ探って、参考に検討しているところでございます。 ◆新里匠君   これは全国的な流れだと、学校にあるよりは地域にあって、そこをみんなで使うという流れがあるというのも承知をしておりますけれども、これ小学校の学校指導要領にも多分入っているということだと思うんで、学びの保障というわけですから、ぜひやっていただきたいなと思っております。そして、結の橋学園の放課後児童クラブの設置なんですけれども、これは児童福祉法における事業というふうに思っております。下地信男議員への答弁では、令和7年に下地に設置するんでしたっけね。ここで思うのは、伊良部島はどうなんだと。伊良部島には児童福祉法は適用されないんですかということを言いたい。  やはり今女性が活躍する時代です。なのに、子供がいるから、職場に子供を連れていければいいんですけれども、そういう職場は少ないです。子供がいるために、もう仕事にも行けない、また活躍する場を失ってしまうということについて、やはりもっと真剣に考えないといけないと思います。伊良部島のお母さんたち、もうおじい、おばあが若かったらいいんですけれども、みんな年寄りになって、それを連れることもできないんで、ぜひ建物は要らないんで、結の橋学園の教室多分空いていると思うので、これ教育部と福祉部連携してやってもらえないですか。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   子育て環境に関する要望書ということで、確かに先日島っこ子育てママの会からいただいております。伊良部地域においては、児童クラブ以外にも児童館の老朽化という問題もありまして、確かに子育て環境がちょっと不備な状況にあるなというのは認識しております。児童クラブに関しましては、議員おっしゃるように空き教室の利用等も含めまして、これからこの当事者である島っこ子育てママの会とかと意見交換もしながら教育部と検討していきたいと思っております。 ◆新里匠君   いろんなもの言っておりますけれども、予算必要ですよね。市長、迅速、スピーディーな、先ほど平良敏夫議員が言っていましたけれども、市民目線、ぜひお願いをしたいと思っております。  その観点からもう一つ、平成の森公園遊具の存続についてというのがあるんですけれども、これは写真も市長に見ていただいたんですけれども、相当老朽化しているんですけれども、遊ぶ場所がない、遊ぶ遊具がない、こういうことに対して、市長はこれスピーディーに設置をしていくということができないのか、お伺いをします。 ◎建設部長大嶺弘明君)   平成の森に遊具が整備されないかということでございます。現状把握しまして、この遊具の必要性なども調査して、整備が必要ということであれば、整備については検討していきたいと思います。 ◆新里匠君   これは私の意見ではなくて、島の若いママさんたちが初めて声を上げてきた案件です。それを本当に真剣にやっていただきたいなと、こういう気持ちというか、行動をないがしろにしたら、もうこれからの女性活躍はないです。ぜひ子供たちのためにも、また未来の私たちのためにも、ぜひ真剣になってやっていただきたいと思っております。  続いて、出張の内容についてでありますけれども、市長、私が市長は要請等行っているかということを上げたら、6月から結構行っていただいて、いろんな成果を上げているようであります。まず、愛知県及び東京への出張内容についてお伺いいたします。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   愛知県、それから東京出張の内容についてお答えいたします。  この出張は、7月18日から7月21日まででございました。出張の目的は、廃プラスチック処理に係る視察、それから防衛省、沖縄県選出国会議員への要請でございます。18日から21日まで、秘書広報課の職員1名が随行いたしまして、20日は私と東京のほうで合流をしております。  出張の行程といたしましては、7月18日に那覇空港を経由して名古屋へ移動、そのまま名古屋市において滞在をしております。翌19日に、豊橋市においてプラスチックを含む廃棄物の再生資源抽出施設の視察を行い、午後には東京のほうに移動しております。7月20日には、防衛省にて整備計画局長を表敬訪問、防衛大臣宛ての新総合体育館の早期整備に係る要請書を地方協力局長へお渡しをしております。午後には、衆参両議員会館を訪問しまして、沖縄県選出の国会議員の皆様に対し要請書をお渡しして、翌21日、那覇空港経由で帰任をしております。 ◆新里匠君   続いて、熊本県への出張、県外ですね。県外への出張内容について、新聞には県外と載っておりますので、これについてお願いをいたします。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   8月15日から8月18日までの県外出張についてご説明を申し上げます。  これは、宮崎県と熊本県のほうに出張に行っております。出張の目的は、六次産業化推進に係る視察と、それから熊本県の山鹿市との交流促進に向けた山鹿市の訪問、それから帰任しまして沖縄本島で県の市長会の総会のほうにも参加をしております。これも随行者は秘書広報課の職員1名が随行しております。  大きな出張の日程と行程といたしましては、8月15日に那覇空港を経由して宮崎に移動、それから新里聰政策参与と合流をいたしまして、宮崎市内で滞在をして、翌16日の午前中に都城市のサツマイモの圃場を視察、午後には熊本県の八代市において家畜飼料製造に係る視察を行った後、熊本県山鹿市において八千代座を視察いたしまして、山鹿市内で滞在をしております。  翌17日には、午前中に山鹿市長へ表敬訪問を行い、表敬訪問後は飼料用米の圃場、菊鹿ワイナリー及び道の駅小栗郷を視察して、午後福岡から沖縄に移動しまして、那覇市内に滞在しまして、翌日には県の市長会の総会に出席して、その日のうちに帰任をしております。 ◆新里匠君   これ熊本、宮崎の出張なんですけれども、これは新里聰政策参与と合流をして行ったということでありますけども、計3名で行ったということですね。分かりました。プラスチックとか六次産業とかいろいろあると思うので、その成果も今度教えていただけたらなと思っております。  続きまして、3番、医療及び緊急事態への対応について。①、救難救護ヘリ配備についてお伺いをいたします。これ救難救護ヘリが必要と思うんですけれども、これについて当局の見解をお伺いします。
    ◎市民生活部長(友利毅彦君)   救難救護ヘリ配備についてのご質問にお答えしたいと思います。  現在本市においての緊急患者搬送に関する事業は県が行っており、緊急患者搬送時には海上保安庁や自衛隊のヘリによる空路によって搬送されております。所要時間については、要請を行った後、沖縄本島から宮古島へ到着するまでに約2時間から2時間30分とのことで、沖縄本島内の病院へ到着するまでには、その倍の時間を要すると考えてございます。搬送件数は、直近5年間で合計で145件、年平均29件、月平均で2.4件となってございます。緊急搬送を必要とする傷病者の救命率の向上を図る上で、搬送時間の短縮は大きな課題と考えております。今後情報を収集しながら、どのように取り組んでいくかを考えていきたいと考えております。 ◆新里匠君   これ5時間ぐらい病院に行くまでにかかるということなのかなと思っております。沖縄本島から来て、宮古島に来て、搬送すると。もうちょっとかかるんですかね。高度医療については本島とか、そういう島外のほうに行くのが宮古島では普通になっております。それは、やはり高度な医療技術を持った病院がないからだと思っています。それを融資するにも、造るにもお金がかかるんですけれども、なのでそういう病院がなければ、速やかに輸送ができる防衛ヘリ、救難救助ヘリ、これを誘致するのがもう一番早いなと思っているので、ぜひこれ検討をお願いをしたいと思います。  続いて、自衛隊病院の新設について、これも同様の理由で必要だと思っております。見解を伺います。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   自衛隊病院の誘致について、市として要請をする考えはないかとのご質問にお答えします。  本市としましては、市民が安心して医療が受けられる体制づくりは必要であると考えております。本市の医療機関の状況は、令和4年3月末時点で病院4施設、診療所44施設、歯科診療所25施設となっております。その中において、本市の主幹病院である県立宮古病院がございます。新たな病院建設や誘致の前に、まずは県立宮古病院の医療体制の充実を含め、宮古地区医師会等とも意見交換をしながら、本市の医療体制の強化に努めていきたいと考えていることから、自衛隊病院の誘致については現段階では考えてはおりません。 ◆新里匠君   これ県立宮古病院とか、圏域の病院をまず医療体制の充実を図るということは、もう何十年も前からいろんな職員なり政治家がやってきたんです。けど、できていない。お金もかかる。ここに来る医者もいない。こういう中で命が危険にさらされているわけです。そういう中において、自衛隊病院誘致することにチャレンジしたらいいではないですか。これを、市長、やる意思はないですか。 ◎市長(座喜味一幸君)   こういう緊急の専用ヘリがもし宮古島に配備されるというようなこと、これは大変画期的なことだとは認識しております。その辺に対しては、まだあるちょっとした意見交換をしたことがありますけれども、その実現性、本当にこの離島までの専用ヘリコプターが可能性があるか等々についても、少し突っ込んだ意見交換しながら、ちょっと勉強、調査研究を進めます。 ◆新里匠君   私たちの宮古島は、日本の防衛のために基地を提供しています。ぜひこれは要求をして、速やかにヘリも病院も誘致をしていただきたい。そのようにまた私たちも動きたいと思っております。  続きまして、ちょっと休憩お願いします。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時56分)  再開します。                                     (再開=午前11時56分) ◆新里匠君   農林水産行政について、土地利用について1点だけお伺いをいたします。  ア、第1種農地の考え方について、沖縄県と宮古島市の考えに隔たりがあると考えられるが、実態について隔たりがあるかないかだけお願いします。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   現在事前協議の段階で、沖縄県宮古農林水産振興センターと協議の最中でございます。やはり事前協議の段階ですので、お互い市と県の中では解釈の相違は出ているものと考えております。 ◆新里匠君   私がこう言うのは、やはりその事前協議の中で、市が270件受け付けたと、大体ですけれどもね。それを160件、170件に減らした。それを出しても、また減らすという。これ意見の隔たり以外の何物でもないと思っております。様々な観光についても、観光地生計促進計画とか、そういう島の有効な土地利用についても制限を受ける可能性があるので、ぜひこれは今後、今一生懸命闘ってほしいと思っております。これについては、今定例会で意見書を出したいと思っておりますので、ぜひよろしくお願いをいたします。  最後に、すみません、もう予算について行きたいと思っておりますけれども、2番の入札については取り下げます。  これの中のイ、市長が新年度において特に推進する事業についてお伺いをいたします。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   新年度におきましては、市民が安心して暮らせる定住条件の整備と地域特性を生かした産業振興の取組を進める必要があるというふうに考えております。定住条件の整備といたしましては、災害時における生鮮食品が品切れとなり、市民生活に影響が出ている状況への対策として、平良港総合物流センターにおける保冷及び冷凍施設の整備に向け、検討していきたいというふうに考えております。  また、産業振興の取組といたしまして、農林水産物の安定供給と域内自給率の向上を図るため、冷凍冷蔵設備や急速冷凍、セミドライ加工等の新たな技術導入を検討し、品目等を選定した上で、年間を通して安定供給が可能となる拠点施設の整備に向けて、実証事業等に取り組みたいと考えております。このような物流拠点施設を整備することで、地元産の農水産物の付加価値を向上させる体制構築に寄与し、所得向上へも波及するものと考えております。  ほかにも観光施設の再編整備による拠点形成を目指し、地域の景観や特色ある伝統文化の地域特性を生かし、飲食店や特産品が販売できるスペース等も併せ持ったにぎわいの拠点となる地域賑わい創出事業を進めることで、旧町村地域の振興発展を図っていきたいというふうに考えております。  なお、これらの事業を推進するに当たっては、従来の一括交付金に加え、沖縄離島活性化推進補助金、沖縄特定事業推進費、さらには防衛施設周辺整備関連補助金など国の補助金等を活用するとともに、企業版ふるさと納税やPFI事業など、民間活力による整備を検討するなど、本市の負担ができるだけ縮減されるよう効果的、効率的な財源確保に努めていきたいというふうに考えております。 ◆新里匠君   ぜひ新年度において、特に推進する事業と聞いたので、新年度予算がつくものと思っております。  次に、財政調整基金の取崩しについてでありますけれども、財政調整基金の取崩しは、今年15億円程度行われております。本議会終了後に残高が70億円になると質疑で明らかになっています。けれども、私は財政調整基金の取崩しについては、これは致し方ないと思ってはいますけれども、なぜ財政調整基金が取り崩されているかというところについて目を向けなければいけないと思っております。これは、やはり物件費、経常的経費、それがかかり過ぎているというところから、やはり財政調整基金での調整が必要になってきていると思われるんですけれども、これについて今後どうしていくか、副市長、考えていると思いますので、お答えをいただきたいと思います。 ◎副市長(伊川秀樹君)   財政調整基金、まさに一般家庭に例えれば預貯金に当たりますけれども、本当に新里匠議員おっしゃるようなところで、その取崩しについては非常に将来の財政推計も含めて、慎重にならざるを得ない部分もございます。ただ、今回、この一、二年で財政調整基金が取崩しに至った経緯の大きな要因というのは、合併算定替えの交付税の、それが終了したことが一番大きな要因ということと、あとコロナ禍においてのやはり市民の生活を守るということの中において、もちろん臨時交付金等は国から配布されますけれども、宮古島市独自の課題等もございますので、その中において、そこら辺の対応が出てきたというのが大きな要因だと考えております。 ◆新里匠君   財政調整基金があるうちに、その経常的経費削減するようにお願いをしたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで新里匠君の質問は終了しました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時30分から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午後零時04分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午後の日程に入る前に、水道部長から、午前中の新里匠君の質問に対する答弁に訂正の申出がありますので、これを許します。 ◎水道部長(兼島方昭君)   では、午前の新里匠議員の井戸の設置についての制限はあるかとの質問で、私は水道水源保全地域内では井戸の設置は認められないが、水道水源保全地域外ではオーケーと答弁しましたが、正しくは水道水源保全地域内では地下水の採取は認められず、水道水源保全地域外でも淡水レンズ、公的地下水利用施設などの付近では地下水採取許可が得られないケースがありますと訂正させていただきます。加えて、地下水採取については許可が必要と思っております。 ○議長(上地廣敏君)   午前に引き続き一般質問を行います。  順次、質問の発言を許します。 ◆上里樹君   日本共産党の上里樹です。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  まず最初に、質問に入る前に所見を述べさせていただきます。岸田政権について、新聞各社が行った世論調査は、共通して岸田内閣の支持率が急落していることを示しました。毎日新聞の調査では、過去最低の36%に急落しています。これはまず、自民党と統一教会、底なしの癒着、これが影響していると思います。第2に憲法違反の国葬の強行、第3にコロナ対応や物価高騰への無為無策などの失政に対する怒りと不信が爆発的に示されていると考えます。さきの参議院選は、野党共闘を恐れる勢力が日本共産党たたきで共闘分断を図り、共闘がうまくいかず、残念な結果となりました。しかし、沖縄は立場の違いを乗り越えた共闘の力で、参院選、県知事選を勝ち取りました。沖縄のように戦えば勝利できる、共闘こそ力、全国に示しました。  日本共産党は、今年党創立100周年を迎えました。国民の苦難の解消、自由と平和を真っすぐ貫いてきました。立場の違いを超えた共闘は、沖縄の人民の闘いから学んだと言われています。沖縄は、それに大きく励まされ、揺るぎない闘いを続けています。引き続き国民の苦難の解消、自由と平和を貫く奮闘をして、頑張っていきたいと思います。  それでは、質問に入らせていただきます。まず、新型コロナ感染症について。新型コロナ感染症対策について伺います。これから秋、冬に向けて、コロナ感染者の増加に備えて対策が求められます。  そこで伺います。コロナ感染拡大は、発熱外来が混雑して医療現場に大きな負担となります。そこで、抗原検査キットを事業所、学校、保育所などを通じて全ての人に配布し、風邪症状のある場合の積極的活用を呼びかけるべきだと考えます。ご見解を伺います。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   新型コロナウイルス感染対策についてでございます。宮古島市において無料の抗原検査を行っている場所は、移動検査所を含めて7か所となっております。また、介護事業者や保育所等へは沖縄県から抗原検査キットとPCR検査の配布が行われています。また、学校では保護者が申請することにより、児童及びその家族への抗原検査キットの配布が行われています。医療用の抗原検査キットを利用することで、沖縄県の陽性者登録センターにウェブ申請を行うと、発熱外来を受診することなく陽性者の登録をすることが可能となっております。 ◆上里樹君   確かに県の努力でPCRの検査、それも拡充されてきています。そして、検査キットも配布されています。ある事業所、それから病院関係者に聞きますと、県から配布される無料配布のキットも足りないというのが現状だと。万全の体制を確立するために、どうしてもこの高い検査キットを購入しなければいけない状況にあるという声が寄せられました。ぜひこれは医療現場の負担を軽減するという意味でも発熱外来を、これから冬に向けて風邪症状がある、そういう事態が想定されます。ぜひ市としても県と協力し、また国に対しても要求していただきたいと思います。  次に、定期的なPCR検査を行う事業所への支援、それからPCR検査事業者を増やすよう手だてを取り、事業者に対して換気施設、資材への財政的支援を行うべきだと考えます。ご見解をお伺いします。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   感染対策の支援について、沖縄県の事業により介護事業者、保育所、幼稚園等にPCR検査キット、抗原検査キットの配布が行われています。無症状者へのPCR検査所は、沖縄県のホームページによりますと、島内においては9か所で受検が可能となってございます。那覇市が12か所、沖縄市5か所、浦添市4か所、石垣市3か所、宜野湾市1か所、うるま市3か所と、県内のほかの市と比べましても検査が受けやすい環境にあるというふうに考えております。 ◆上里樹君   いつでも誰でも気軽に受けられる、これが求められます。県内でも宮古島市の頑張り、県の頑張りで9か所という、ほかの自治体に比べても検査所が数多くある、これは評価、敬意を表したいと思います。引き続き、いつでも誰でもどこででも、そういう気軽に受けられる体制の強化をお願い申し上げます。  次に、子育て支援について伺います。子供の医療費助成制度は、4月1日から県内全ての自治体で、中学校卒業までの医療費が窓口負担がなくなりました。安心して子育てができると、喜びの声が上がっています。私は、かねてから高校卒業まで、18歳までの医療費の無料化の実施を要求してまいりました。さきの議会での質問で、今年度から実施される中学校卒業までの医療費無料化に、本市独自で高校卒業までの拡充で幾らの金額が必要かと言いましたら、3,500万円という答弁でした。  そこでお伺いします。子育て支援と子供の医療を受ける権利の保障という点でも、子供の医療費無料化の拡充で、入院、通院ともに18歳までの完全無料化を実施すべきと考えます。ご見解を伺います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   こども医療費の無料化の拡充についてお答えしたいと思います。  本市のこども医療費助成制度については、県のこども医療費助成制度の拡充に合わせて、今年度、令和4年4月から通院対象年齢をこれまでの就学前から中学校卒業までに拡充し、通院、入院ともに中学校卒業までを対象に、現物給付による無償化を実現したところであります。県に先行して、対象年齢を18歳まで拡充した場合、拡充した部分については県の補助対象外となり、また現物給付による国民健康保険の国庫負担金減額調整のペナルティーに対する補助も先行拡充部分については対象外となるため、財政負担の観点からも、県が制度拡充する時期と合わせて実施していきたいと考えております。 ◆上里樹君   県の実施に合わせるというご答弁ですけども、私も本来は国が18歳までの医療費は負担すべきだと考えます。全国で100%の自治体がゼロ歳から18歳、自治体によっては大学に在学する22歳まで、幅広く何らかの形で医療費の無料化を実施しています。にもかかわらず、国は市町村が国以上の水準のサービスをすると、国民健康保険の交付金を減額するというペナルティーを科しています。全国の怒りの声に押されて、今年4月からは未就学児までの医療費助成に対するペナルティーは廃止となりました。このようなペナルティーは完全に廃止すべきです。市として国へ、そしてペナルティーの全廃、それと18歳までの医療費の窓口無料化を国の制度にすることを強く要望していただきますようお願いします。  あわせて、お伺いしますけども、この拡充した場合の、18歳まで、ペナルティーについて金額が分かればお答えください。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   助成対象を拡充した場合の医療費の試算については、先ほど議員もおっしゃったように試算はしておりますが、ペナルティーについてのちょっと試算は持ち合わせておりませんので、ちょっとお答えすることができません。申し訳ありません。 ◆上里樹君   金額は、ペナルティーの額は分からないと。この3,500万円の拡充に要する費用、これはこれまで宮古島市が負担してきたペナルティーの金額に匹敵すると考えます。これだけのペナルティーを国が自治体に与えていいんでしょうか。高校生になると、学校に通うための制服、交通費、部活動、新たな負担を余儀なくされます。そこにコロナ禍と物価高騰が追い打ちをかけています。病気になれば、中学校卒業まではお金の心配なく医者にかかることができます。しかし、児童福祉法で位置づけられた社会的責任で守られるべき児童が、中学校を卒業した途端、医療費の負担が重くのしかかります。親の経済的理由で、先立つものがなくて医療にかかれない。治療回数を減らす。これでは医療費の削減どころか、病気が重症化して医療費が重くのしかかり、自立できない体になってしまいます。子供は、ちょっとした変化で受診することにより早期発見につながることもあります。病気が重症化しない前に治療することで、長期的に見れば医療費は減ると考えます。さらに、医療費無料化などの子育ての支援によっては、市民に定住してもらう。さらに、宮古島市に移住を促す。人口増につなげることも考えられます。そして、支えてもらった方々が今度は税金を納めて、別の人を支えるよい循環が生まれると思います。マイナスばかりではありません。ぜひ今の宮古島市の財政状況、財政調整基金を取り崩している状況、憂える声もありました。コロナ禍だからこそ、今それに追い打ちのかかる物価高騰で節約を余儀なくされている、そういう状況にある。心療内科に通う子が、親に医者にかかりたいと話ができないそうです。こんなことでいいんでしょうか。今だからこそ自治体として独自に実施すべきと考えますが、ご見解をお聞かせください。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   議員おっしゃるように、今コロナ禍において、子供たちの医療費というのも大変なことだと思っております。しかし、先ほど答弁したように、医療費の拡充についてはちょっと今後見合せながら、検討していきたいと思っております。よろしくお願いします。 ◆上里樹君   ぜひ県とも連携を強化して、国として制度化するように改めて要望いたします。  次に、国保税の均等割についてですが、これもかねてから要求している課題です。就学前の子供の均等割軽減、これが今年度、4月からスタートしました。全国の世論に押されて、国がようやく動き出したというところです。これを18歳までやはり拡充すべきだと考えます。ご見解をお伺いします。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   就学前の子供の均等割軽減を18歳まで拡充すべきです。見解を伺いますとのご質問です。  子育て世帯の経済的負担軽減の観点から、未就学児を対象とした子供の均等割の5割軽減措置が国において制度化され、今年度4月から実施されております。対象年齢の拡大及び軽減額の拡充を図るよう、全国知事会や全国市長会においても要請しております。まずは国の動向を注視したいというふうに考えております。 ◆上里樹君   ぜひ力を合わせて頑張っていただきたいと思います。市独自に軽減を行っている自治体もあります。年々増えています。これは、子育て支援の観点からということです。少子化対策にもなると考えます。子供が生まれた途端に、1万7,000円均等に課税されるというのはいかがなものでしょうか。自治体として、コロナ禍だからこそ今求められる課題でもあると、これも強調したいと思います。  次に、インボイスについて伺います。インボイス制度の実施についてですが、来年10月1日よりインボイス制度が導入されます。政府は、制度の実施によって2,480億円の消費税収が増えると試算しています。問題は、インボイスがないと消費税額が計算できなくなるため、これまで売上高が1,000万円以下で、消費税を申告、納税が免除されていた小規模事業者やフリーランス、俳優、劇団関係者、個人タクシーや軽運送者、プロアスリート、シルバー人材センターの会員、1,100万人を超える人々がインボイスの発行、消費税の納税を迫られることになります。自治体の一般会計、特別会計も無関係ではありません。インボイスの発行事業者として登録し、消費税の課税業者になった社会福祉協議会も出てきました。事業者のプライバシーを侵害するという指摘もあります。  そこで伺います。インボイス制度の実施に伴い、本市で対象となる事業所は何事業所になりますか。 ◎総務部長與那覇勝重君)   本市で対象となる事業所は何事業所かということについてお答えをいたします。  本市におきましては、対象となる事業者数は把握できないことから、宮古島税務署へ問合せを行いましたが、消費税の納税事業者等について、そのような区分では整理や統計を行っていないため、ご質問の数字につきましては把握していないというご回答がございました。 ◆上里樹君   私は、そういう実態も調べていないというのが、来年10月実施、これは自治体の取組としてもいかがなもんかと考えます。対象事業者は、宮古島市の事業所の9割以上になるかと思います。シルバー人材センターもしかり、社会福祉協議会もしかり、自治体のこういう特別会計に影響するような自治体と取引をしている業者まで対象になります。ぜひ実態調査を急ぐべきだと考えます。  それから、次に物価高騰から事業所を守るためにもインボイスは中止して、消費税の減税が必要だと考えますが、ご見解を求めます。 ◎総務部長與那覇勝重君)   消費税の減税についてお答えをいたします。  国税となる消費税の減税の要否につきましては、国の政策に関わるため、市としての回答は差し控えたいと思いますが、同制度が始まる、先ほど議員からもありましたけど、令和5年10月1日からの同制度の開始でございます。同制度の事業所への周知は必要だと思っておりますので、関係機関と連携しながら制度の周知を図りたいというふうに考えております。 ◆上里樹君   関連してお伺いします。これは「しんぶん赤旗」の8月25日付の記事です。自治体対応に混乱という見出しで報じられています。地方自治体から商品サービスを仕入れている事業者にインボイスを発行しなければならなくなるのに、その準備が進んでいないということです。宮古島市と取引をしている事業所、そういった関係、これは社会福祉協議会の関係も出てきましたけども、水道事業もあるでしょう。そういった事業所とのインボイスの取引、これの準備は宮古島市として進んでいますか。 ◎総務部長與那覇勝重君)   すみません、そこら辺については承知していないところでありますので、ちょっと確認をしてみたいと思います。 ◆上里樹君   これは、自治体として対応しなければ、土壇場になって課税対象事業者とならざるを得ないような状況にも追い込まれます。ですから、そういう今の現状でこれをスタートすれば、宮古島市と契約のできない事業所もたくさん出てくるかもしれません。そういった現状で今のインボイスを実施するのは、いかがなものかと考えます。インボイスの導入、これは中止して、コロナ禍だからこそ物価高騰で、事業経営が行き詰まっているからこそ、しっかりとこの対策、そのために消費税を減税して5%に戻す。それも進めるべきだと考えます。  自公政権は、軍事費をGDPの2%に倍増しようとしています。その財源をどうするのか明確にしていません。岸田首相が消費税減税を拒否しているところから、インボイス導入後、消費税が増税される可能性が指摘されています。コロナ禍の中、軍備増強をしている場合ではありません。ウクライナ戦争に乗じて、台湾有事を声高に叫び、大軍拡をあおり、敵基地攻撃能力の保有、核共有、憲法を変えて自衛隊を戦場に送る、この方向に向かえば消費税の大増税で、平和も社会保障も破壊されてしまいます。政治の果たすべき責任は住民の福祉の増進です。消費税ストップ、軍事費増税をストップする、そして減税する、軍事費の2倍増強は中止をすべきです。  次に、記念碑についてお伺いします。これは、連続して取り上げていますけども、愛と和平の記念碑、下地中学校に設置されております。1871年、明治4年に宮古島市から船で人頭税を琉球王府に納めた、その帰路で台風に巻き込まれ、台湾南東部に漂着した宮古島の船員66名が原住民の村に迷い込み、言葉が通じなかったことから誤解と疑念が生じて、54名、宮古島出身者が41名、那覇の出身者が5名殺害された痛ましい事件です。150年も前の事件ながら、2005年6月14日、加害者に当たるパイワン族の遺族と関係者たちが沖縄を訪問して、犠牲者の遺族に会い、直接謝罪を行って、6月16日、那覇市の波之上にある護国寺の境内に立てられた臺灣遭害者之墓の前で慰霊祭、和解の式典が行われています。6月17日には、一行は平良庁舎を表敬訪問し、和解の席上、先祖による殺害を宮古島市の遺族に謝罪し、未来志向の友好を築きたいと提案しました。沖縄宮古島の遺族たちからは感謝と和解の賛意が表明され、参加した関係者からはその事件を口実にして、3年後、日本が台湾に出兵、戦闘により殺傷行為を行ったことに対する謝罪がなされたということです。平良市を訪問したタイミングは、市町村合併で新市になる準備で大わらわの真っただ中で、準備作業に忙殺される中、訪問団を市役所が一丸となって歓迎に当たったということです。  その後、2007年12月に愛と和平のこの石像、これが宮古島市に寄贈されたということです。つまり台湾と日本がいつまでも兄弟のように仲よく付き合っていこうという決意を示す愛と和平を象徴する石像です。以上紹介した内容は、平野久美子さんという作家が書いた本の中に紹介されています。それを引用しながらご紹介させていただきました。「マブイの行方」という本です。  そこで伺います。和解のシンボルとしての石像、愛と和平記念碑の移転について、取組の状況をお伺いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   6月定例会において下地中学校の台湾との国際交流、この記念碑の設置に携わってきました元教育委員の方に設置の経緯などの聞き取りを行い、教育委員会におきましても移転に向け、検討している旨の答弁をさせていただきました。その後、何名かの方に移設候補地について意見を伺ったところ、複数の意見が上がっております。今後移設のためには、移設先である関係部局との調整、例えばスペースの確保、エリアをどの辺にするのか、あるいは予算調整、移設予算も予算が必要ですので、予算調整も必要であることから、もうしばらくお時間をいただき、調整してまいりたいと、そのように考えております。 ◆上里樹君   移設に向けて取組がスタートしているということで、評価したいと思います。この愛と和平の記念碑、これは台湾と宮古島市の下地中学校の2か所に設置されているそうです。設置の目的からも、人々の出入りがしにくい学校敷地内の設置ではなくて、多くの人の目に触れる機会の多い場所に設置するのがよいと考えます。私も関係者に聞き取りをする中で、下地中学校での設置は先方の要求ではなくて、市町村合併の慌ただしい中で、来間島の展望台、下地庁舎前広場、下地中学校の3か所が候補に上がったそうです。下地中学校に結果として落ちついたという経緯が分かりました。  台湾有事が叫ばれています。150年も前の事件から私たちは何を教訓にすべきか、薩摩の沖縄の侵攻に始まり、琉球民の台湾の遭難、そこで出会った異民族のクスクス社、牡丹社、琉球王府、日本帝国と清帝国、そして被害者と加害者の入り組んだ関係、時間の関係による政治状況の変化、国籍も言語も文化も立場も歴史認識も違う、そういう和解の努力、しかしそういう和解の努力が日本でも台湾でも今続いている。昨年も沖縄で平和と交流のイベント、これが開催予定だったそうです。残念なことに、コロナ感染拡大で中止になったということです。この愛と和平の石像に込められた思いを大切にして、軍事対軍事の対決ではなく、交流と対話の努力こそ大切にすべきだと考えます。この移設を機会に、台湾との交流がもっともっと深まることを願っています。  次に、市の宣言について伺います。核兵器廃絶平和都市宣言についてですが、核兵器廃絶平和都市宣言の標柱設置について、この取組の状況をお伺いします。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   核兵器廃絶平和都市宣言の標柱設置についてのご質問にお答えいたします。  核兵器廃絶平和都市宣言に係る標柱等の設置につきましては、本市においても何らかの宣言周知の掲示を検討するという方向で今調整をしているところでございます。ただ、この掲示方法については拙速に実行するよりも、効果的な掲示の方法、これをじっくり検討する必要があるというふうに考えております。今後は、可能な限り速やかに掲示内容を決定し、設置に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ◆上里樹君   前向きなご答弁ありがとうございました。ぜひ私は復帰50周年の機会にと考えましたけども、愛と和平の記念碑も同じように考えました。ぜひ今被爆の実相を広げ、それからロシアのウクライナ侵略、そんな中で核兵器を使う、そういうことを公言してはばからない、そういう状況が生まれています。そんな中での標柱設置は大切な意義あるものだと考えます。ぜひよろしくお願いします。  次に、冠水についてお伺いします。冠水対策についてですけれども、国道390号線、これは城辺の仲原バス停付近の冠水です。これがバス停付近の写真になります。この件については、近隣住民から対策を講ずるよう市長へ要請もなされ、現在それに応えて、関係機関が改善策を進めています。担当課の取組で、水の引く時間が以前より早くなったという声もあります。  この冠水の状況は、この写真でも示すとおりかなりの深さに達しています。依然として、一定の雨が降ると家に入れなくなる、道路が通れない、何とかしてほしいという声が寄せられています。定例会に、この問題で冠水箇所の上流側に横断溝を設置するための工事費の補正予算が計上されています。担当課の努力に敬意を表します。その横断溝の設置で、一定の改善はされると思います。しかし、冠水現場は形状がすり鉢状の底の部分に当たり、一方の上流側だけの対策では不十分と考えます。人が入ったほうが分かりやすいと思いますけども、ごみの収集車両が来て入れなくて困って、ごみを取りに入ったところです。膝の辺りまで達しているのが分かると思います。  そこで伺います。城辺地域仲原バス停付近の冠水が長期間にわたり解消されていません。抜本的な対策が求められます。どのような計画になっているのか、対応策について伺います。 ◎建設部長大嶺弘明君)   議員ご指摘の箇所については、これまでも浸透ますなどを設置するなど冠水対策を講じてきましたが、集中豪雨などの際にはいまだ冠水が見られますので、今年5月の大雨の後、浸透ます及び排水路などを大規模に清掃した結果、冠水状態が大幅に短縮されたと付近住民から聞いておりますが、いまだ冠水状態は完全に解消されていないため、市といたしましては上流からの水については横断溝を整備するとともに、下流については新規の浸透池、または浸透ますを新たに整備し、冠水対策を講じていきたいと考えているところです。 ◆上里樹君   その横断溝の設置、これで一定は改善はするものの、やはりすり鉢の底の部分はかなり深い冠水を余儀なくされています。この対策、浸透ますなりいろいろ考えて、お考えのようですが、いつ頃までに解消をしたいとお考えなのかどうか、お伺いします。 ◎建設部長大嶺弘明君)   横断溝については、補正で予算措置をしておりまして、新規の浸透池、それから浸透ますについては、今後の補正をにらみながら早期の予算措置をするとともに、冠水対策に努めていきたいと考えております。 ◆上里樹君   対策を急いでいただきたいと。と申しますのは、これは旧城辺町時代からの長期にわたる悩みなんですね。旧城辺町としても、いろいろ吸い込みますを造ったりやった形跡がありますけども、効果がありません。抜本的な対策をぜひ住民とともにしっかり協議をしながら、納得のいく対策を進めていただくよう要望いたします。  次に、個人情報の保護について伺います。本市住民の自衛隊への名簿提出についてですが、18歳の個人情報、この名簿を自衛隊に提供していることが7月19日付琉球新報の報道で、宮古島市は2017年、平成29年度、答弁では平成28年、2016年度からというご答弁がありますけども、防衛省の求めに応じて自衛隊に対し、18歳を迎える住民の名簿を提示していることが分かりました。  そこでお伺いします。新聞の報道では、2017年以降は名簿を提供していると言います。さきに登壇しました下地茜議員への友利毅彦市民生活部長の答弁では、平成28年から紙媒体で提供ということでした。答弁のとおり間違いないでしょうか。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   平成28年度からというふうに考えております。 ◆上里樹君   名簿提出は、41市町村のうち宮古島市、名護市など2市1町3村の6市町村にとどまっています。沖縄市は2015年度のみ、1回で名簿提出をやめています。宜野湾市も同じくやめています。この名簿提出の根拠についてですけども、さきに登壇しました下地茜議員の個人情報を第三者に提供する際、法律の原則である本人同意を得る機会を設けているかという質問に対して、友利毅彦市民生活部長は平成27年に、自衛隊沖縄協力本部から根拠法令を提示された上で資料提供を求めたことにより、平成28年から紙媒体で提供しておりますと答弁なさいました。  個人情報の保護に関する法律においては、第27条第1項において第三者への提供に制限をしていますが、同法第1項において法律に基づく場合は提供できる旨規定がされており、法律に基づいて提供しようというものであり、本人同意を得る機会を設けてはおりませんという答弁を併せてなされております。  部長答弁の法律に基づく場合には提供をすることができる云々は、当該自治体が保有する当該情報を目的外に提供できると定める法令がある場合のことだと私は理解しています。本人同意は、個人情報提供の大原則です。  そこでお伺いします。友利毅彦市民生活部長の答弁、平成27年に自衛隊沖縄協力本部から根拠法令を提示されたということですけども、その根拠法令とは何でしょうか。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   自衛隊協力本部への資料提供につきましては、自衛隊法施行令第120条及び住民基本台帳法第12条の2の法令に基づき、これまで名簿の提供を行ってきたところでございます。 ◆上里樹君   自衛隊法の第97条第1項が、市町村長は自衛隊は、中省略しますけども、自衛隊募集に関する事項の一部を行うと定めていることのことです。これについて言えば、この法律は募集事務を具体的に定めるものではないと理解します。ましてやプライバシーや個人情報保護に抵触するおそれのある情報提供の根拠にはならないと考えます。  同法施行令の第120条が、自治体が防衛大臣は必要な報告または資料の提出を求めることができると定めていることを根拠として上げていると思いますけども、この施行令の報告、資料提供要請は、募集業務などが円滑に行われているかどうか確認する目的であって防衛大臣の権限を定めたもので、個人情報を提供する根拠とはならないと考えます。また、これに答える義務もありません。  さらに、宮古島市個人情報保護条例で、個人情報の利用や提供が制限されていますが、第11条第1項で正当な行政執行に関連があるときは除外されることも根拠に上げておられました。しかし、除外根拠とされる法令の一つである住民基本台帳法は、閲覧は認めていますけれども、名簿の提出までは認めていません。しかも2006年の改正によって、閲覧請求についても、それまで閲覧自由の原則から、原則非公開に改めています。この経緯からして、同法が明文の根拠のない名簿の提供を容認していると解することはできないと考えます。自衛隊法施行令は、名簿提出の根拠になりません。  このように自衛隊法第97条、同法施行令第120条及び宮古島市個人情報保護条例の除外規定のどれをとっても名簿提出を正当化する根拠とはなり得ないと考えます。名簿提出をしている自治体は、41市町村の、繰り返しになりますが、6市町村のみです。  そこでお伺いします。自衛隊募集のために、本市の18歳を迎える住民の名簿を自衛隊に提供することは、以上のことに照らしてもやめるべきだと考えますが、ご見解を求めます。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   今上里樹議員からのご指摘もありますが、様々な意見が寄せられているところでございます。議員からのご指摘も含めまして、今後につきましては検討させていただきたいと考えております。 ◆上里樹君   ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。住民の情報というのは、これまで何件出されたか、数字もお聞きしたいところなんですが、時間がありませんので、この個人情報が定期的に、少なからず5年間継続してなされていることになります。この量にすれば、膨大な個人情報が自衛隊に渡っていることになります。知らない間に本人が使われている、また提供された後にどのように取り扱われるかも分からない。毎年毎年繰り返されて、この膨大な個人情報が蓄積されて、その利用に関する実効的な歯止め、これも事実上ありません。個人情報に係る基本的人権の侵害を防止するための措置を講ずるとともに、あらゆる施策を通して個人情報の保護に努める。この立場を条例で制定している本市としては、市民の個人情報を守る立場にしっかりと立つべきだと考えます。  自衛隊は、7年前の安倍政権の下、安保法制の強行採決で、憲法が禁じる集団的自衛権の行使を容認され、海外で軍事行動が可能になりました。宮古島市の若者をそのような場所に送り出すことを絶対に認めるわけにはいきません。自衛隊の名簿提出を中止すべきです。  次に、国民保護計画についてお伺いします。住民の避難について、台湾有事を想定して住民の避難計画が策定されていることが県紙の報道で明らかになりました。  そこでお伺いします。本市の避難計画はいつ策定したんでしょうか。時間の関係で、簡単にお答え願います。 ◎総務部長與那覇勝重君)   避難計画の策定の時期についてお答えをいたします。  本市の国民保護計画は、平成20年3月に作成し、その後平成31年2月に変更を行ってございます。 ◆上里樹君   ただいまのお答えは、国民保護計画の策定の期日だと思いますけども、私がお聞きしているのは、避難計画はいつ策定したのかということです。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時19分)  再開します。                                     (再開=午後2時20分) ◎総務部長與那覇勝重君)   失礼しました。避難計画の策定時期についてお答えをいたします。  保護計画の避難実施要領のパターンにつきましては、市国民保護計画の変更に合わせて、平成31年3月に作成してございます。 ◆上里樹君   この計画の策定は、どこが策定したんでしょうか。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時21分)  再開します。                                     (再開=午後2時22分) ◎総務部長與那覇勝重君)   委託にて作成しております。委託先、お調べしてお答えしたいと思います。 ◆上里樹君   ②については割愛させていただきます。  それで、自衛隊の訓練についてですが、自衛隊の施設外の訓練について伺います。自衛隊の施設外訓練が関係課に申請され、許可後、訓練が実施されていること。これも市として認めないように私は求めてまいりました。市の管理施設での自衛隊の訓練、これが最近伝え聞いた話では、道路を使用した陸上自衛隊の行軍訓練が予定されているということです。  そこでお伺いします。防衛省主催で行われた陸上自衛隊の配備についての住民説明会で、市民の質問に答えて、基地施設外での訓練はしないという約束があります。基地施設外での訓練は認めるべきではありません。ご見解を伺います。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   基地施設外で行われる各訓練については、地域及び関係機関が共通認識の上で、連携強化を目的として一体となって実施されることが望ましいというふうに考えております。その中で、市の管理する施設で訓練を実施する際には、使用についての申請を行っていただき、許可を得る必要があると考えますが、市の管理施設外であれば、市民生活に影響のないよう、かつ地域住民に対し訓練内容等について丁寧な説明と理解を得た上で実施を行っていただくという方法が望ましいというふうに考えております。 ◆上里樹君   その計画については、やはりしっかりと、住民との約束事でもありますから、市としてはその立場を貫いていただきたいと思います。  次に、市庁舎の駐車場の管理についてですが、9月3日の午後4時28分、台風11号の暴風警報が解除後、台風被害の状況を確認するため市役所に向かいました。そこで異様な光景を目にしました。市役所保健センター側に陸上自衛隊の装甲車、これが駐車していました。台風から市民を守るとはいえ、装甲車は大袈裟だと考えます。  そこで伺います。市の施設への装甲車等の軍用車両の乗り入れは禁止すべきです。ご見解を求めます。 ◎総務部長與那覇勝重君)   自衛隊車両乗り入れについてお答えをいたします。  宮古島市庁舎管理規則には、自衛隊車両等の駐車禁止の文言はないため、禁止することは困難だと考えております。保健センター前に駐車していた件につきましては、災害対応として無線機器の設置を行うに当たり適した場所を選定し、駐車をしてございます。ご指摘の場所は、ふだん昼食の販売を行うキッチンカー等が五、六台駐車していることもあり、災害対応のためとの理由から、特に問題はなかったと考えていますが、今後は指定された駐車スペースに駐車できないか、調整を図ってみたいと思います。 ◆上里樹君   軍用車両を乗り入れを拒否できないというのは、いかがなものでしょうか。やはりきちんとこれに対しては物を言っていく、そして自衛隊が車両が駐車しているときは、アイドリングをぜひやめるように、これも要求しておきます。  次に、番号を飛ばして12番の公文書について、情報開示請求について伺います。情報開示請求で取り寄せた書類、公文書について伺います。情報開示請求で、宮古島市総合庁舎建設工事1工区の第1回と第2回設計変更について、宮古島市工事設計変更要領第8条第1項の規定に基づく審査依頼書、様式1と、同要領第8条第2項に基づく承認様式の2種類を取り寄せました。まず、第1回の設計変更について、設計変更に係る審査検討の伺い様式1、宮企振となっています、第721号、平成31年3月29日、当時の振興開発プロジェクト局長、砂川一弘から、当時の宮国高宣総務部長へ提出され、受理されています。工事設計変更承認について、様式2、宮総契第1174号、平成31年4月4日、当時の宮国高宣総務部長から当時の大嶺弘明振興開発プロジェクト局長へ提出されています。第1回の設計変更は、宮古島市総合庁舎建設工事の電気機械設備を分離して発注し、入札不調となりました。再度入札を行い、不落となったため、建築1工区の工事に設計変更を行い、20億円の追加増額の随意契約を行い、事業を執行するということです。  そこで伺います。第1回の設計変更、宮古島市建設工事設計変更要領第8条第2項に基づく工事設計変更承認について、様式2の文書番号が宮総契第1174号、平成31年4月4日となっています。なぜそのような文書番号になっているのか、お伺いします。審査会は、本当に開かれたのでしょうか。 ◎総務部長與那覇勝重君)   申し訳ありませんが、聞き取り内容と大分違っておりまして、その旨の答弁が準備されておりませんので、一般的な回答をさせていただきます。  行政文書につきましては、市民の知る権利に不可欠であり、市民共有の知的資源と考えております。そのため、行政文書の適切な管理や保全を行い、透明性の高い市政運営に努めているところでございます。 ◆上里樹君   次に、建設審査会を開いたかということですが、開いたということですけども、会議録の開示請求しましたところ、会議録は作成していないため存在しないということで、不開示の通知を受け取りました。  そこで伺います。法的には上位法に基づき会議録は作成すべきです。作成しない法的根拠は第何条に当たりますか。 ◎総務部長與那覇勝重君)   あらゆる審議会におきましては、会議録を作成すると明記されている審議会もございますし、明記されていない審議会もございます。そこら辺につきましては、総務課のほうでもより透明性を図るためにも、そこら辺はもう統一して、要するに議事録は作るように今後改正を進めてまいりたいというふうに思っております。 ◆上里樹君   次に、当初設計書、これ開示請求しましたら、第1回建設変更設計書と第2回建設変更設計書に県補助金が計上されています。ところが、開示請求で取り寄せた工事設計書精算には県補助金が入っていません。  そこで伺います。なぜ、県補助金が入っていないのか伺います。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時31分)  再開します。                                     (再開=午後2時32分) ◎総務部長與那覇勝重君)   議員ご指摘の補助金が記載されていたという文書についてでございますが、まずその補助金自体が記載されていた文書が誤りで、その後差し替えを行って、修正された資料で審査会は行っておりましたが、保存文書で修正された資料が差し替えられていなかったということで、開示請求で誤った資料を提出してしまいました。今後このようなことがないように適切な文書管理を行っていきたいというふうに思っております。申し訳ありませんでした。 ◆上里樹君   これは、情報開示請求で取り寄せた文書です。公印もありません。供覧もありません。そういう文書が、情報開示請求でお金をもらって出すわけですから、謝って済む問題でしょうか。ですから、これが本当に、文書が公文書で、取り寄せた文書が間違いということで通るんでしょうか。 ◎総務部長與那覇勝重君)   大変申し訳ありません。これは、差し替えをさせていただきたいと思います。申し訳ございません。 ◆上里樹君   締めをさせてください。時間となりましたので、今後については、納得のいかないところも結構ありますから、しかるべき対応、これを取らざるを得ないということを申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(上地廣敏君)   これで上里樹君の質問は終了しました。 ◆山里雅彦君   質問の前に、私も少し私見を述べたいと思います。市長が就任し、来年1月で丸2年になります。その2年目、折り返しを迎えようとしているこの時期において、今現在誰が市政を担っているのか、誰が行政運営者なのか分からない発言を市長自らが発言していると。そう感じるのは私だけではないと、私は思います。そういう意味で、本定例会における指定管理者に関する山下誠議員への答弁が次のようにありました。指定管理の在り方に関して、3行ぐらいありまして、長いので割愛しますが、端的に申し上げますと、指定管理した後、ほとんど職員が現場を把握していない。それから、指定管理して、お任せという状態になって、技術の進化、技術の蓄積がなかなか蓄積されていないというような、指定管理したけれども、まだ現場を一度も見ていない、ほとんど機能していないけど、その把握さえもしていないというようなこと等がありましてですねということで、あと10行ぐらいありますが、本当にこれで大丈夫ですか。これで、本当にこの。これ市長の市政運営の中での出来事ですよ、市長。もう一度言いましょう。指定管理の在り方に関して、端的に申し上げますと、指定管理した後、ほとんど職員が現場を把握していない。それから、指定管理してお任せという状態になって、技術の進化、技術の蓄積がなかなか蓄積されていないというような、指定管理したけれども、まだ現場を一度も見ていない、ほとんど機能していないけど、その把握さえもしていないというようなこと等がありましてですねということで、これ一字一句起こしましたので、後で確認してもらっても結構ですから。市長、そういうことで、もう一点、旧上野庁舎の利活用についても、自ら新設した産業振興局、局長もいます。局長を中心に頑張って取り組んでいる事業とは別に、その質疑の中でも、自身の知り合いの事業者の事業導入の話等々来ていますが、そういった内部の連携という意味では本当に、市長、市政内部の運営、本当にこれ大丈夫ですか。市長、市政刷新か否か、今そのテーブル上にのっているのは誰ですか。大丈夫ですか、分かりますか。                 (何事かの声あり) ◆山里雅彦君   いやいや、私見ですから。もう一点だけ。                 (何事かの声あり) ◆山里雅彦君   台風11号、12号が続いて襲来しました。サトウキビを中心に被害がありました。被害を受けられた市民の皆様に、農家の皆さんにお見舞い申し上げます。そういう意味においては、我々がこれまで農林水産業支援のために行った3月定例会、そして6月定例会での肥料や生産資材の値上げ、燃料の高騰など、農家負担軽減のため、幅広く農林水産業全体を支援する要請決議は改めて正しい判断であったと思っております。  そういう意味では、なかなか我々の要請決議に沿っての、8月臨時会での農家支援事業だったと思っているんですが、なかなか認めようとしません。でも、結果的には、我々が3月から6月にかけて、要請決議に沿っての事業であると我々は認識しておりますので、その点は改めて指摘したいと思います。  質問に入ります。順番を変えます。3、2、1、4でいきます。初めに、政策参与についてであります。まず、今回の予算措置なき政策参与任命は不適切であると考えます。そして、下地信男議員と同じく、今回の財務執行の手続は明らかに地方自治法の支出負担行為に抵触する行為ではないか、指摘したいと思います。質疑において、議長を通さず答弁を先送りした件においても不適切であり、議会軽視であると指摘したいと思います。以上のことを踏まえて質問します。  今定例会において、政策参与報酬、200万円余が一般会計補正予算で計上されています。なぜ1人分の予算で政策参与が2人なのか、その判断の根拠を説明していただきたいと思います。 ◎総務部長與那覇勝重君)   本来であれば、年間予算2名分の予算措置をした後に政策参与として登用すべきだったと考えますが、市長の政策実現や宮古島市が抱える課題解決には政策参与が2人いたほうがよいという考えから、令和4年4月1日から、お二人に就任をお願いしたところでございます。 ◆山里雅彦君   去る6月定例会において、新里匠議員が政策参与の足りない残りの部分の報酬についてどうするのかとの質問がありました。そのときも驚きの発言がありました。本当にそういう認識でいいんですかというふうな発言です。市長は、4月の年度当初に政策参与2人目を追加任命し、6月の時点で新里匠議員の質問に答弁しています。予算確保については、トータルとしての人件費の中で収まるのか。それともやはり補正が必要なのか、しっかりと精査しながら9月をめどに対応していきたいと答弁しております。本当にそういう対応、そういう認識でいいんですか、市長。4月1日に政策参与を起用したが、報酬予算がない。6月になってからそういう対応を考える。本当にそういうやり方でいいんですか、この宮古島市の予算措置は。民間なら予算なし工事ですよ、市長、これ。大変なことになりますよ、こういう手法は。その点について、市長の考えどうなのか、少し聞かせてください。 ◎副市長(伊川秀樹君)   ちょっと誤解のないように、1つずつ説明をしていきたいと思います。まず、これまで政策参与の2人分の当初予算の措置について、当初予算から2人分がなかったことにつきましては、総務部長からこれまでどおり、本来の手続であればきちんと当初予算の中において2人分を措置すべきであったということについては、説明があったとおりだと考えております。  ただ、私たちとしても、その中において、当初から1人分の中で2人をということは全く考えておりませんでした。ずっと市長が就任以来、口をずっとそろえて言ってきたのが、宮古島市の農業所得等を合わせて、市民所得の10%向上の中において、1次産業の基本である農業所得の向上が一番大切だということで、農業等を含めた六次化が大切であると。その中において産業振興局をつくり上げて、その中で議論をして、その施策実行に向けて頑張ってきたところですけれども、それでもなお足りない部分がある中においては、改めてもう一人の政策参与が必要だということで議論がずっとあったところです。  その中では、農業的な分野が非常に中心を占めますので、その農業的経費の中で、政策参与に予算計上すべきだということで、指示といいますか、議論がされていたところではあるんですけれども、私たちが途中で12月頃から、旧平良庁舎の利活用、そこら辺を、利活用の議論を始めたんですけれども、なかなかコロナ禍の中の部分もあって、なかなか前に進まないと。それも含めて、では全体的な経費の中で面倒見ようではないかということで、それも議論として出てきました。  以前海中公園やったときに、農業的経費の中で、そういう技術的アドバイザーを、政策参与的な経費なんですけども、そういう部分を措置したこともありましたんで、農業的分野の中でやったほうが好ましいのか、それとも旧平良庁舎の部分も含めて、総合的な総務的経費の中でやったほうがいいのかという議論の中で、やはりきちんとした適切な指示、確認、最終的な予算措置の部分が整理できなかったということは、非常にこちらも行き届かなかった分はあったと感じております。                 (「休憩お願いします」の声あり) ○議長(上地廣敏君)   休憩…… ◎副市長(伊川秀樹君)   では、2つ目です。予算執行につきましては、先ほど言った年間契約とか工事請負契約と違って、給与の部分とか、その部分部分での…… ○議長(上地廣敏君)   ちょっと待って。  休憩します。                                     (休憩=午後2時47分)  再開します。                                     (再開=午後2時47分) ◎副市長(伊川秀樹君)   工事請負契約とか年間の委託契約とは違って、給与の場合にはその支出支出の段階で負担行為を起こしますんで、予算措置のない負担行為とは違うということをご理解いただきたいと思います。 ◆山里雅彦君   副市長、そういうのを聞いているんではないんです。なぜ1人分の予算で2人なのか。なぜ2人と当初から考えているのであれば、2人分の予算を計上して、正しい予算措置の在り方、ルールにのっとってやらないんですかという話なんです。  それでは聞きます。市長、それではいつの時点でこの予算措置をしていなかったことに気づかれたんですか。端的にお答えください。よろしくお願いします。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時49分)  再開します。                                     (再開=午後2時49分) ◎市長(座喜味一幸君)   ちょっと申し訳ない。詳細ではないんですが、予算の議会の送り込みと、ぱたぱたしていた中で、予算の内示と前後した時期に計上漏れ等あったりして、この流用で効くのか効かんのかという議論をして、その辺が甘かった部分あるんですけれども、人件費、目間の流用等で対応できるんではないかという議論が出たと記憶しております。 ◆山里雅彦君   それは分かります。分かります。6月定例会の新里匠議員の答弁でも、そういう内容の話が、答弁がありましたので。ですから、具体的にこの予算措置が1人分しかされておらずに、4月1日で2人目を追加任命しました。どの時点で、この新里匠議員が指摘したときにですか、皆さん、2人分の予算がないというのは。そこら辺なんです。内部統制がうまくいかずに、いつも市長は、そうすると連携がうまくいかなくてと、そういう話をするんですが、これ市長の今の市政運営ですから、行政の中でですから、このところをしっかりしてもらわないと、今までのことの話をしているんではないんです。もう市政刷新して、市長もう既に市政運営、行政のトップなんです。その中で起きた出来事なんですよ。職員のせいにしては困りますよ、市長。職員に言ったのが、それを職員が予算措置していなかったのか、市長が勝手に職員と相談せずに政策参与やりましょう、はい、出しました。手続が間に合わなかったのか、そういうのが我々は今、私は今こうして、次の質問に入るんです。だから、そこら辺を明確に知っていて、これやらなかったということになると大変なことなんです。議会軽視も甚だしいんです。予算に関して、我々は必要であるという、予算であるということを認識して提案されてきましたから、しっかりと議会として仕事、審議して、了解するんです。  市長、この時間本当大変ですよ。市長がちゃんとそういうルールにのっとって提案の仕方したら、この時間はないんですよ。下地信広議員も言ったではないですか。市長がそういう質疑の先延ばししたから、この政策参与の件については一般質問しましたって。要望だけしましたが、そういうことなんです。今まさにこの時間が、市長がちゃんとやっていれば無駄な時間ではないんです。市長が言いましたよね、3月定例会においても。年度末で忙しいときに何ですかと。休憩中でありましたけど、そういうことで、我々議員にも議長にも大声出して言いましたよね。覚えていますか。ですから、そういうことも含めて、我々も議長がこういうふうにちゃんとしたルールにのっとって、出していない予算の影響で言って、今の議論が今度は大勢の部課長の皆さん、議員もそうです。これがなければ、無駄な時間ですよ、本当に。分かりますか。その点について、市長よろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   特に今回の多くのこの時間を割いていただいているということ、大変申し訳ない部分もあるんですが、特に政策参与という大きな政策遂行の立場の人事に関しての予算が当初計画どおり計上されていなかった。それを今になって補正計上するというような計画性のなさ、そういうものがやはり指摘を受けているんだというふうに思っております。それは、連携の調整不足だとかなんとか言ったって、結果として今こういう政策参与の賃金、報酬を補正でお願いするということ、それは計画性がなかったということにおいては反省し、今後改善しなければならない、そのように思っております。 ◆山里雅彦君   この件は分かりました。大声出してすみません。でも、先ほどの、いつの時点で気づいたのかだけお願いします。 ◎副市長(伊川秀樹君)   私ごとで申し訳ないんですけれども、途中でちょっと2週間ほど休んでおりましたけど、やはり最終の予算編成の中において1人分しか計上されていないという部分もありましたんで、本来であれば6月の新里匠議員のご質問にあったとおり、早い時期においてきちんと対応すべきだったと、今市長の答弁のとおりだと思っております。また内示とか、追加での予算の計上とかなんとか、いろいろと出てきますし、少し議会に対する部分の中で、1人分計上している中において、全くゼロではないので、皆さんのご理解を得ながら、9月定例会で対応すべき部分があるんであれば、そこら辺で対応すべき部分もあるんだろうということの考えもあったように考えております。 ◆山里雅彦君   質問の答弁になっていない答弁なんですが、まあいいでしょう。なぜそういうことを聞いているかというと、私は新里聰政策参与、2人目ですね、これ市町村合併して、平成17年合併して、12年3期にわたり、共に議会議員活動を行ってまいりました。リーダーシップがあり、探求心があって、芯が強く、目標とする議員の一人でありました。今は過去形です。その新里聰政策参与は、曲がったこと大嫌いなんです。粟国恒広議員も言っていたように、政策参与の件では、2016年度でしたか、上がってきました。しかし、彼は委員会の中で、優秀な部課長がいて、副市長がいて、職員もすばらしい職員がたくさんいるんだと。そういうことで、今の宮古島市は様々な面でちょっと厳しいからよろしくないという委員会等々での発言がありました。そういう意味では、そういった曲がったことが大嫌いな新里聰政策参与が、予算措置がないまま受けるわけがないと思うんです。どうしたんですか。どういうふうに伝えたんですか。その点、市長、市長が伝えたと思うので、よろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   伝えたことは、しっかりとこのプロジェクトをよろしくということでございまして、当然本人は、我々行政当局は適正に予算確保しているものという理解で来てもらうと思っております。 ◆山里雅彦君   いや、市長が今言った、よろしく頼むというときに、我々は政策参与が必要か必要でないかと言っていないです。必要だと思っているんです。私も大賛成であります。その予算措置がないことをいつの時点で政策参与に伝えて、反応等はどうだったのか。その辺少し、市長。市長でしか分からないと思うんですが、よろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   定かではありませんが、年間の1人分の政策参与の予算しか計上されていないというようなことで、9月の補正に計上するというようなことは、日付ははっきり覚えておりませんが、そういう取組をするということを具体的に言った記憶にちょっとありませんけれども、予算についての詳細な報告はしていないと思います。 ◆山里雅彦君   答えになっていない答弁なんですが、ではもう一度、総務部長に改めて聞きます。今回の件で、本来あるべき予算措置について、改めて、総務部長、よろしくお願いします。 ◎総務部長與那覇勝重君)   やはり本来は、2名採用であれば、年間予算として当初計上して予算運営をするべきだというふうに感じております。 ◆山里雅彦君   そういうことなんです。予算が正しく、ルールにのっとって提案されない限りは、ほかの事業にもそういう事業を出しました。後から予備費であります。流用できますよ。では、議会はどう対応する。議会はどうなるんですか。ぐちゃぐちゃになります。今回の予算措置がなく、今回の予算案が通らなければ、政策参与のお二人はどうなる。対応をどうするのか、お伺いします。 ◎副市長(伊川秀樹君)   今回の予算措置において、2人分の年間分というんですか、新たな予算措置をお願いしておりますけれども、もし議会の同意、議決が得られなければという非常に厳しいご質問でございますけれども、今の段階におきましては、先ほどから市長がおっしゃっているとおり、2人の政策参与はそれぞれの分野で非常に卓越した知識を持っておられますので、今の段階ではいま一度丁寧に説明をして、改めて議員各位の考えを聞き、きちんとした同意、議決をもらって、今後執行していきたいというのが今の偽らざる気持ちでございます。よろしくお願いいたします。 ◆山里雅彦君   答弁になっていない答弁のような気がしますが、今回の予算措置がなく、この政策参与を任命したことについて、行政手法として正しいか正しくないのかだけ、よろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   計画性を持って、予算措置というものはしっかり根拠を持ってやるべきだというふうに思います。 ◆山里雅彦君   そういう意味では、やはり我々宮古島市議会は、市民の様々な要求に対応していかなきゃなりません。その一つが今回の政策参与であろうかとは思っております。そういう意味では、しっかりと予算措置はルールにのっとって、正しい、誰からも疑義が持たれないような形でやるべきだと思います。指摘して、次に移りましょうか。もうこればっかりやっているとあれですから。  次に、し尿処理施設建設についてであります。まず、し尿処理施設の進捗状況、現在の取組について、これまでもありましたが、説明をお願いします。
    ◎環境衛生局長(下地睦子君)   し尿等処理施設整備事業の進捗状況といたしましては、現在基本設計を行っております。現在行っております基本設計の完了後に、今年度中に実施設計を発注いたしまして、令和5年度から工事着工、令和6年度完成、令和7年度から供用開始を目指しております。 ◆山里雅彦君   国の方針として、これまではこのし尿処理施設と下水処理事業は別々に事業はしてほしいという方向であったと思いますが、最近では両施設の処理事業、一体的に行ってもいいというようなニュアンスがありますが、少しその点について、部長、お答えいただけますか。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   共同化についてということですけれども、汚水処理の共同化、以前は別々にし尿処理と下水道処理施設は処理されるべきだということであったんですが、4省で下水道集約化、共同化を推進するということで、し尿処理と下水道処理の汚水処理施設を共同化し、維持管理及び運転管理費などの縮減をするよう集約化が図られるようになっております。 ◆山里雅彦君   伊良部島のほうから元のといいますか、戻ったということで、あそこには1件当たり、粟国恒広議員の質問で14億円余の予算が、設置するためにはということで、3基ありまして、3基目を今整備中ということです。一体的な整備により、かなり予算は削減されるかと思いますが、いかんせん様々な理由で物価高騰、資材の高騰があります。そういう意味では、14億円、1基ですね。伊良部島の場合、汚水処理するにしても、別の意味のOD槽ではなくて、そういう汚水処理関係の浄化がありましたが、その予算的な、20億8,000万円、当初予算でやっているということでありますが、その点増えるのかどうか、少しその点、さっきみたいに短めにお願いします。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   山里雅彦議員ご指摘のとおり、昨今の資材高騰の影響を受けることで、工事費増額の可能性は高いものと考えております。 ◆山里雅彦君   そういうことになると思いますが、でもそういう意味では、OD槽を新しく設置することがないということでは、いろんな意味で図れる、負担金が図れるんではないかというふうに思っております。狩俣政作議員も質問しておりましたので、まさか割愛すると思わなかったんですが。  港湾区域をちょっとここに編入しまして、港湾審議会の了解を得て新しくしておりますが、そういう意味では埋立地であるということで、狩俣政作議員は軟弱地盤の質問もありましたが、その辺の基礎工事等の影響は工事にどういった形で反映されるのか、少しよろしくお願いします。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   一般的に埋立地は軟弱地盤と言われますが、令和4年6月にボーリング調査を行ったところ、6メートル程度で支持地盤が出ております。今の時点では、特に問題ないのではないかと思っております。 ◆山里雅彦君   私もあの地域の埋立てには、ちょっと仕事が都合上関わりがありまして、事業の埋立て関係もしました。そういう意味では、道路ではなくて、石灰岩でありましたので、その点はそうであろうなということについては思っておりました。ありがとうございます。  次に移ります。次に、総合体育館建て替え事業である複合型スポーツ振興・人材育成拠点施設整備事業についてであります。まず、現在の本事業の進捗状況、取組についてちょっと簡潔にお願いします。 ◎生涯学習部長(友利克君)   複合型スポーツ振興・人材育成拠点施設整備事業の進捗についてでございます。今年8月に2回の用地選定委員会を開催し、選定委員会の結果、現総合体育館の場所とすることで決定をしているところでございます。用地選定が進んだという段階でございます。 ◆山里雅彦君   本定例会に計上されている一般会計補正予算の中で、この複合型スポーツ振興・人材育成拠点施設整備事業の委託料、7,300万円、補正減になっております。質疑でもありましたが、改めてその総合体育館建て替え事業の補助金7,300万円、マイナス補正について、なぜそうなったのか理由を説明していただきたいと思います。 ◎生涯学習部長(友利克君)   当初予算7,300万円からの減についてでございます。当初予算は、離島活性化交付金の活用を目指し、まず基本設計費として6,200万円、2点目に地盤調査として900万円、3点目に用地測量費としまして200万円、計7,300万円を計上しておりました。このたび防衛省予算活用を目指すに当たり、防衛省、沖縄防衛局から求められている内容は、昨今の事業費の高騰などを受けて、より精度の高い事業費の算出を行っていただきたいと、ほしいという要望がございました。そのため事業費積算を行うことを主眼に置き、また併せて市の持ち出し分の低減、抑制をするため、実施設計に回しても問題のない部分を削減をしたほか、この半年ほどで用地が確定したことなどにより、基本設計方針や設計条件整理などに係る業務量の見直しなどを行いました。  具体的には、基本設計において業務量の見直しにより1,080万円、完成予想図等の作成、アスベスト分析、解体工事設計を実施設計に含めることで1,285万円を削減、併せてそれらに係る消費税236万円が減となりました。合計で基本設計に係る部分として2,614万円の減額となりました。  このほか地盤調査を実施設計に含めることで900万円の削減、用地測量の経費を改めて検討しましたところ、39万8,000円の増となりました。合計で当初予算と比べて3,474万2,000円の抑制となりました。そのため、補正予算では3,825万8,000円を計上したところでございます。 ◆山里雅彦君   部長、マイナス補正の7,300万円聞いたんですが、次の同じく教育費の中にある3,825万8,000円についても説明いただき、ありがとうございます。そういうことなんですよね。でも、本来の7,300万円、我々議会はこの当局の取り組んで精査してきた、提案してきたものだと思って、議会で議論、審議して、7,300万円認めてきた予算であります。今回の、内閣府の事業ですよね。この内閣府の事業が補助金が得られなかったことは、そういう意味では非常に残念であります。そういう意味で、何で7,300万円でやったのが、今度は単独事業、単費ですよね。単独事業になると3,825万8,000円になるのか。先ほど部長が丁寧に答弁しておりましたが、本当にこれまでは、事業に関してはこの有効な補助メニュー、補助事業、補助金等使い、最少の持ち出しで最大の効果をということで、これまでの宮古島市が行ってきた各種事業に取り組んできました。そういう意味では、今回の3,825万8,000円、単費による単独事業という点では非常に残念であります。指摘したいと思います。  隣の石垣市長は、ピンチでもチャンスでも中山義隆ということで、トップセールス、営業活動をしているんですよね、営業マンとして。チャンスを逃さない発想力と行動力で、自分は石垣市を史上最高の政治を達成すると、力強くトップセールス、営業活動を行っているんです。前市政においても、しっかりとそういう意味では営業活動、トップセールスをやってきていたんです。市長もぜひ隣の石垣市長に負けないように、前市長に負けないように、このトップセールス、営業活動を市民のサービスの提供のためにもやっていただきたいと思いますが、市長、その点について、ちょっとしぼんで。市長、こうではないよ。こうですよ。覚悟のほど、よろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   ほかと競争しながら、負けないように頑張るというのは大変大事でございますし、またこの宮古島においては基本的な経済成長につながるような、私箱物からソフト事業へというような部分も言いましたけれども、底力のある経済構造をつくっていくという意味において、今回の新総合体育館、略称ですが、についてもしっかりと予算確保、めどをつけていきたいと思います。 ◆山里雅彦君   先ほど、石垣市長の話をしましたが、箱物の話をしましたので、私も。市長はこれまで、この何回か、市長になって、当初は石垣市の庁舎、昨年の11月12日に完成しました。その庁舎を60億円で石垣市は造るのに、なぜここが、我々の総合庁舎は120億円近いんですかという話をいろんなところで発信しているんです。そういう意味では、自分の都合のいい建物だけをそう取ったのか、どこから情報得ているか分かりませんが、最終的に宮古島市も80億円、90億円は周辺整備も含めてやると、117億円、120億円近くなったんです。そういうふうに正確な情報を市民の皆さんに伝えるということは、我々の議会の義務でもあるし、市長の責任でもあるんですよ、責務でもあるんですよ。そういう意味では、今年の初め、2月ですか、3月ですか、石垣に行って、我々同僚議員何名か行って、本人から聞きました。石垣市の総合庁舎は108億円です。108億円かかりました、周辺整備も含めてです。そういう意味では、自分の都合のいいときに、そういった都合のいい部分だけ切り取って、自分の都合のいい話しすると、市民は、今市長の話を聞いた人は、60億円しかかかっていないと思っているんです。掛けるその倍近い108億円なんですよ、実際は。これは石垣市長から聞きましたから。そういった情報を自分の都合のいい形でやるのはもうやめたほうがいいです。しっかりと情報を発信することによって、我々の宮古島市議会はちゃんとやっているんだと。議会も行政も。そういうところを見せようではありませんか、市長。そういう意味では、どこかの時点で60億円を108億円かかりますということは、市長は絶対やるべきです。誤った情報を流して終わりではないんです。どうですか、この辺について、市長。答えにくければいいですけど。 ◎市長(座喜味一幸君)   情報をできるだけ正確にというのは当然でございますから、その都度その都度での事業費等も確認しながら私は発信してきたつもりでありますが、今後もできるだけ正しい情報を発信していくように、特に事業費等については正しい事業費と、それを心がけるのは当然だと思っています。 ◆山里雅彦君   先ほどから基本設計、生涯学習部長が話をしておりますが、基本設計までは生涯学習部でもいいとは思いますが、これから先の実績移行、工事が始まり、完成までの取組の間、担当部署はどうなるのか。どこが責任持って、最後までやるのか、その辺少し説明してください。 ◎市長(座喜味一幸君)   教育委員会、生涯学習部長からも要望がありますのは、非常に技術屋さんが少ない。そういう意味で大きなプロジェクトを推進していくためには、しっかりと組織、技術員も体制を整えていこうというような、提案等ございます。そういう意味では、その大きなプロジェクトに対してどのような形が一番いいのか、また、維持管理においても技術予算の判断が必要な部署部署もありますんで、その辺もどういう形でやったほうがいいのかというのは、今ちょっと検討に入っております。 ◆山里雅彦君   そのとおりだと思っております。市長、これまで振興開発プロジェクト局ということで、大きなプロジェクトはそこでやっていたんですが、市長になって、市長が組織機構の見直しということで、スムーズにいくようにということであったと思いますが、そういうところがあってこれもやってきましたが、やはり職員体制、免許持っていろんな意見が言える方々の手が入らないと、こういう大きな事業は本当にまさにいろんな部署が関わり合っての複合施設でありますので、どこかでそういうチームをつくるか、どこかで、どの部署で併設でやるか、新たに造るか。やらないと大変です。周りが、部局が混乱します。この点について少し、もう一度お願いします。 ◎副市長(伊川秀樹君)   新総合体育館だけではなくて、実際次年度は子供等の関係の、国で言えばこども家庭庁、それも含めて全体的な見直しもありますんで、それと併せて、先ほど市長もお話をしておりましたけども、技術者が少ないという部分の中において、どうやって人を効率的にやって、未来永劫、向こう50年、60年と必要な施設を維持していくかというのがありますので、改めてきちんと対応していきたいと思っております。 ◆山里雅彦君   スポーツとか文化面は市長部局がやると思うんです。教育部といいますか、生涯学習部ではなくて、教育部にも施設課がありますが、そういった免許を持っている方々がいるんであれば、そういった連携取って、どこかで、単独でそういった配置をするべきだと思いますが、もうここまで来ているんですよ、副市長話しましたから。副市長、こうするんだと言ってください。そう言わないと、議会はどこまでこれ追求するんですか。安心して任せられるんではないですか、完成まで。また混乱します。ですから、こうするんだということをいま少し、我々が思い描けるようにちょっと、よろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   山里雅彦議員のご心配、大変ありがたいんですけれども、技術的な評価というものをどうしていくか、計画をどうしていくかということにおいて、最も効率的な組織のありようと、この技術集団の活躍の仕方、活用の仕方、それに関しては今のところちょっと検討しておりますが、施設管理技術課というような名称等でちょっとやるのか、今おっしゃるプロジェクトチームというのが山里雅彦議員はあると思うんですけれども、そういうのも含めて効率的な形を検討してまいりたいと思います。 ◆山里雅彦君   市長、本当に大きな、この名前のついた複合型スポーツ振興・人材育成拠点施設整備事業なんです。予算聞いたら、54億円ぐらいかかるということでありますが、この予算についても、市長、営業活動大事なんです。市長も先ほど新里匠議員の答弁でやってはいるようなことを聞いておりますが、担当、そういった省庁、ぜひ足を運んで、本当に予算化できるのかどうか、取れるのかどうか。やらないと駄目ですよ、市長。日本全国の市町村、みんなライバルです。止まっていたら予算なんか通りません。アンテナが幾つかあるメンバーもたくさんいますから、もしそのときはというふうに思って。  いずれにしても、我々のこれからの宮古島市の、そういう人材育成の殿堂になるであろう施設であります。適当に造るんではなくて、本当にいい施設を造るという、関係部署が一緒になってやることが大事だと思いますので、その辺をよろしくお願いしたいと思います。  次に移ります。旧庁舎の利活用計画についてでありますが、売却か賃貸かを議論し、整備方針を示しています。現在取組状況は、もう聞きましたからいいです。  ちょっと再質問します。旧庁舎は、宮古圏域の振興発展のために中心的な役割を担ってきました。歴史的にも本当に重要な場所であります。部長答弁では、最終的な事業については、これまで12月頃を予定しているということで、本当に再整備については多額の予算が見込まれますが、ここでどういった事業を、この再整備事業を入れようと思っているのか、よろしくお願いします。 ◎総務部長與那覇勝重君)   今のところ具体的にどういった事業というのは決まってございませんが、例えば賃貸する場合とか、まず例えばPFI事業というのがございまして、公共施設等の建設、維持管理、運営権等を民間の資金、経営能力及び技術能力を活用して行う手法でございますが、これも賃貸方法の一つとして、今後開催される委員会のほうで、賃貸の方法、改修の方法も含めて、委員の皆様の意見を伺いながら検討してまいりたいというふうに思っております。 ◆山里雅彦君   旧庁舎は、本当に立地的にもすばらしい場所であります。先ほどPFI事業の話をしておりましたが、やはり昨日の質問でも、産業振興局長が上野の利活用の件で、PFI事業の話もしておりましたが、今回は見送るという話でありました。そういう意味で、PFI事業とは先ほど言ったとおり、本当に民間のノウハウを利用して、質の高いサービスが提供されるということで、本当にこれまではいろんな施設を公が整備して、民間に委託管理みたいなことでやっておりましたが、もう本当にそういう時代ではないと思っているんです。そういう意味では、PFI事業は本当にすばらしいこれからの取組事業だというふうに思っておりますので、コストの削減面においてもですね。  では、もう少しこれに関連して、そういった事業を予定しているんであれば、その事業はどういう形で募集というか、選定というか、考えているのか聞かせてください。よろしくお願いします。 ◎総務部長與那覇勝重君)   PFI事業で持っていくというか、決定しているわけではございませんので、もちろん一つの方法であります。賃貸する場合には、その方法も含めて活用方針が決定しましたら、その内容を条件に、公募、プロポーザル等でも選定の一つだというふうに考えておりますので、その方向で考えたいと思います。 ◆山里雅彦君   プロポーザルという方向が私もいいのかなとは思っておりますが、今回は民間の資金と能力、技術を生かして、改修や、そういった維持管理等も、運営等も行うということでありますが、建物は当然整備して、民間が使用しますが、公共工事という手法の一つでありますよね、このPFI法。この建物の下の土地の使用に関しては、これはどう捉えればいいのか。賃貸なのか、無償提供なのか。 ◎総務部長與那覇勝重君)   議員おっしゃったように、無償か賃貸かということでございますけど、今のところは賃貸のほうで考えてございます。 ◆山里雅彦君   1つ飛ばします。一番下の環境行政について、環境保全事業、クリーンセンタープラザ棟事業についてでありますが、市民の声がありました。様々にリユース事業やイベントがあり、すばらしい施設だという施設利用者の市民の声がありました。本定例会においても、令和3年度の決算資料の事業成果の中に、プラザ棟管理に関する取組の説明がありました。  そこで、令和4年度と本年、これまでのリサイクルプラザ、センタープラザ等の事業内容の取組について聞かせてください。よろしくお願いします。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   クリーンセンタープラザ棟は、令和2年4月に供用開始しました。施設の役割としては、まず1つ目にごみ減量と3Rの推進、2番目に市民活動の支援と市民交流の場、3つ目にごみ問題を中心とした環境問題の啓発という3つを柱に業務を行っております。中でも中心となっているのはリユース、再利用の業務でして、各家庭から不用品を持ち込んでもらい、それを使いたい方に差し上げております。令和2年4月から令和4年8月までの2年5か月の間で利用者登録をしております市民は4,619人、延べ来館者は4万924人となっております。  また、持ち込まれた不用品は12万1,166点で、そのうちのもらわれた不用品は8万6,454点、貸出登録をしているものを含めまして、リユース率は71.4%となっております。そのほかに、3Rを推進するための各種講座やイベントの開催、施設見学などの受入れを通して、ごみ問題に関心を持ってもらう活動を行っております。また、ごみ問題だけでなく、環境保全を考える公開講座として、島内外から専門家を招き、宮古諸島の生物多様性について学ぶ機会を設けております。 ◆山里雅彦君   プラザ棟に関してはありがとうございます。5市町村が合併して、宮古島市のクリーンセンターはごみ処理、ダイオキシンの法律が変わったということで、5市町村合併して、最初のリーディング事業も本当に大事な事業でありました。そういう意味では、2013年に始まって、2016年完成しました。リサイクル棟はその2年後です。プラザ棟はその2年後、2020年に完成しております。利用されておりますが、やはりここをごみのない宮古島の拠点として、宮古島のごみ減量化の拠点としてぜひこの施設を利用して、発信していただきたい。大会議室については2階の、平良敏夫議員がその当時、地域でも使えるようにということでいろいろ話をしておりましたけれども、ぜひ宮古島の環境保全のために利用していただくことをお願いしまして、終わります。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで山里雅彦君の質問は終了しました。  これをもちまして、一般質問を終わります。  これで本日の日程は全部終了しました。  よって、本日の会議はこれにて散会します。                                     (散会=午後3時37分)...