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09月22日-04号

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  1. 宮古島市議会 2022-09-22
    09月22日-04号


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    令和 4年  9月 定例会(第6回)          令和4年第6回宮古島市議会定例会(9月)議事日程第4号                           令和4年9月22日(木)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            令和4年第6回宮古島市議会定例会(9月)会議録 令和4年9月22日(木)                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(24名)                          (延会=午後4時47分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(22番)  上 地 廣 敏 君  議   員(11番)  上 地 堅 司 君 ┃┃ 副 議 長(18〃)  長 崎 富 夫 〃    〃  (12〃)  仲 間 誉 人 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  久 貝 美奈子 〃    〃  (13〃)  平 良 和 彦 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  下 地   茜 〃    〃  (14〃)  下 地 信 広 〃 ┃┃   〃  (3 〃)  砂 川 和 也 〃    〃  (15〃)  我如古 三 雄 〃 ┃┃   〃  (4 〃)  狩 俣 勝 成 〃    〃  (16〃)  前 里 光 健 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  富 浜 靖 雄 〃    〃  (17〃)  西 里 芳 明 〃 ┃┃   〃  (6 〃)  下 地 信 男 〃    〃  (19〃)  友 利 光 徳 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  新 里   匠 〃    〃  (20〃)  上 里   樹 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  狩 俣 政 作 〃    〃  (21〃)  粟 国 恒 広 〃 ┃┃   〃  (9 〃)  山 下   誠 〃    〃  (23〃)  平 良 敏 夫 〃 ┃┃   〃  (10〃)  池 城   健 〃    〃  (24〃)  山 里 雅 彦 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 座喜味 一 幸 君 │ 水  道 部  長 │ 兼 島 方 昭 君┃┃ 副   市   長 │ 伊 川 秀 樹 〃 │ 環 境 衛 生 局 長 │ 下 地 睦 子 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 会 計 管 理 者 │ 天 久 珠 江 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 與那覇 勝 重 〃 │ 消   防   長 │ 宮 國 和 幸 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 仲宗根 美佐子 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 石 川 博 幸 〃┃┃ 市 民 生 活 部 長 │ 友 利 毅 彦 〃 │ 総  務 課  長 │ 豊見山   徹 〃┃┃ 観商工スポーツ │ 上 地 成 人 〃 │ 財  政 課  長 │ 国 仲 英 樹 〃┃┃ 部       長 │           │           │          ┃┃ 産 業 振 興 局 長 │ 宮 國 範 夫 〃 │ 教   育   長 │ 大 城 裕 子 〃┃┃ 建  設 部  長 │ 大 嶺 弘 明 〃 │ 教  育 部  長 │ 砂 川   勤 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 砂 川   朗 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 友 利   克 〃┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  下 地 貴 之 君   次  長 補  佐  砂 川 晃 徳 君  次       長  仲 間 清 人 〃   議  事 係  長  国 吉 たかよ 〃 ○議長(上地廣敏君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は24名で、全員出席であります。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第4号のとおりであります。  この際、日程第1、一般質問について、昨日に引き続き質問を行います。  本日は前里光健君からであります。  これより順次質問の発言を許します。 ◆前里光健君   16番、前里光健です。早速一般質問に入ってまいります。よろしくお願いいたします。  まず初めに、福祉行政について伺います。食の自立支援制度について伺います。福祉部高齢者支援課によって食の自立支援制度が実施されております。私も高齢者の方から、この制度を利用したいということで相談を受けました。その中で周知も兼ねて伺いたいと思いますが、この食の自立支援制度の概要について伺います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   食の自立支援制度についてご説明したいと思います。  食の自立支援事業とは、65歳以上の独り暮らしまたは65歳以上のみの世帯を訪問し、栄養バランスの取れた食事を定期的に提供するとともに利用者の安否確認を行う事業となっております。対象の主な条件としては、自ら食事の用意ができない方または困難な方で近隣に扶養義務者が居住していない方、居住していても、食事の提供が受けられない状況にある方が対象となっております。 ◆前里光健君   次に、近年における予算と利用者数の伸び率について伺います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   近年における予算と利用者の伸び率についてお答えいたします。  利用者については、令和元年度が利用者116名、令和2年度、利用者149名、令和3年度は196名となっており、令和2年度からの前年比率は31.5%増となっております。今年度、令和4年8月30日までの利用者数は今現在183名となっております。予算につきましては、決算額として令和元年度が686万8,300円でございました。令和2年度が908万3,700円で32%の増、令和3年度が1,166万5,690円、令和4年度予算になりますが、1,231万2,000円で、令和3年度より5%増となっており、年々予算も増加している状況でございます。 ◆前里光健君   この伸び率、とても高い状況で、利用者数も増えているということで、周知が広がっていく中で利用者数増えていると思います。その中で、本事業の今後の拡充について、どのようなお考えがあるのか伺います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   本事業の今後の拡充についてお答えいたします。  現在、週3回の昼食の利用で、昨年はコロナ禍で買物に出かけられない高齢者も増えたことから、利用者数も伸びています。また、この事業は利用者の見守り事業も兼ねており、遠方に住まわれる家族からの申請も増えている状況です。今年8月からは、委託をする委託業者も従来4社でありましたが、6社に増えており、これまでの普通食提供だけから特別食も提供できる事業所も増えて、事業も拡大しているところです。食事内容も利用者が楽しみながら食事できるような提供内容にどんどんなってきているかなと思われております。 ◆前里光健君   コロナ禍によって伸び率も高くなっている、そして申請者は大体家族が多いということで、今後そういった家族の要望も伺って、拡充を図っていただきたいと思います。  少し資料を用意しました。こちらちょっと分かりづらいかな。これは、他市との比較の表になります。これは、一番上のほうが宮古島市のほうになるんですが、配食委託料が950円、それで利用者負担が課税世帯が400円、非課税世帯300円で、週、月から金の間の3回、時間帯が昼間のみということでありますが、下の豊見城市、名護市というところも、11市全てこの事業は行われていますが、月から金までの間の昼と夜10回、また名護市は月曜日から土曜日の週10回、昼と夜ということで、石垣市のほうは月から金の週5回、夜のみということでありますが、ここで申し上げたいのは、福祉部長、利用者の中で家族から夜の配食を希望される方が多いと聞いております。これは、もう要望届いていると思います。この回数を、昼間も大事なんですが、昼間はどちらかというとデイサービスとかに通われていて、食事に対しては問題ない方も多いと、ただし夜がとても不安だということでの夜の部分も拡充をしてほしいという要望がありますが、これについて、この考えについて当局の見解をお伺いします。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   食事時間の提供についてでございますが、現在5時以降の配食となりますと、窓口への対応とかも厳しい状況にありますので、即答して、では夜の配食もできますというふうなことは申し上げられませんが、利用回数や配食の時間帯、例えば夕食に合わせた早めの配食とかについては、今後利用者のご意見も聞きながら、検討していきたいと思っております。 ◆前里光健君   やはりこの制度まだこれからどんどん増えていく可能性があると思います。そして、9月、敬老の日を迎えました。そして、福祉関係の資料、地元紙の新聞にも載っておりましたけども、宮古島市の人口というのは5万6,646人、これは2020年10月のデータ資料であります。65歳以上の人口は1万4,785人、高齢者率は26.1%ということで、沖縄県の平均の22.2%より約4%高いという数値になっております。その中で高齢者の単身世帯というのは4,568世帯ということであります。やはりここで今後もニーズが高まる事業と考えますので、この事業の予算確保、これ特別会計ということでありますが、拡充の取組をお願いしたいということと、最後に、これは提案になりますけれども、もちろんこの中で地産地消ということを市長は取り上げておりますけれども、その中で事業者に可能な限り地元の食材を扱っている事業者はもうおられるかとは思いますが、できる限り献立の中に地元産を使って、そして事業者を増やしていくと、予算も増えていくと思いますから、その中で要望ベースで伝えて、ぜひこれの周知を図って、よりよい地元の食材の料理を高齢者の地元の皆様に提供できるような体制を取っていただきたいと思います。こちらについて最後答弁をお願いします。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   地産地消の食品提供についてお答えしたいと思います。  今回新しく委託をしました事業所の中にも、ぜひそういうのを取り組んでいきたいと、地産地消、地元の食材を使ってということが売りの事業所というのもございました。それも大変すばらしい事業者だと思いましたけれど、また一方で全国共通のチェーン店といいますか、そういうところは全国の冷凍食材をストックしておいてというところもございます。災害時とか、地元が台風とかで地元の食材が使えないというときにも即対応できるようにということで全国一律のメニューを展開しているということで、それはそこでそういう事業所もまた利点があるなというふうに業者選定のときに思いました。なので、それぞれのいい事業者を生かして、できるだけ地元の事業者はまた地元の食材が使える、それから全国チェーン店のようなところはいつ何どきここで何かあっても使えるような体制づくりというのは大変重要だと思いますので、両方の利点を生かしたような食事提供体制に努めていきたいと思います。 ◆前里光健君   県外企業もあって、地元企業もあるということで、その両方の利点を活用するということでありますが、例えば地元の野菜また果物が取れる月間に合わせて、そういった食材の活用もお願いしますというようなベースで要望もお願いしていただきたいというふうに考えております。こちらについては以上であります。  次に、教育行政について伺います。学力向上の取組について伺います。7月29日の新聞で全国の小学校6年生と中学校3年生が受けた2022年度全国学力・学習状況調査の結果が報道されました。そして、テストは国語と算数・数学、理科の3科目で、中学生の平均正答率は全教科で県平均と同じ数値、同値か上回る結果となりました。小学生は、全科目とも昨年よりも県平均、全国平均との差が縮まったものの、今年度も県平均を下回ったということであります。以上を踏まえて伺いますが、小学校、中学校の全国学力・学習状況調査の結果について教育委員会の見解を伺います。 ◎教育部長(砂川勤君)   今年度の全国学力・学習状況調査につきましては、小学校、中学校とも昨年度と比較すると改善を示す結果になったと捉えております。特に中学校においては、国語、理科において全国水準と考えられるマイナス5%以内となるなど改善が見られました。しかし、小学校の算数、中学校の数学では、問題形式で記述式に課題があることも明らかになっております。今後とも各学校と連携し、授業改善など課題解決に向けた取組を推進してまいります。 ◆前里光健君   次に、②の質問ですが、「文部科学省」というふうに書いてありますが、訂正いたします。大変申し訳ありません。これは国立教育政策研究所の情報でございます。  正解率がおおむね80%以上のものを成果として認められる内容、正答率がおおむね70%以下のものを課題として考えられる内容と示しております。この正答率の考え方について教育委員会の見解をお聞かせください。 ◎教育部長(砂川勤君)   今年度の全国学力・学習状況調査では、正答率が80%以上の問題は小学校において国語は14問中2問、算数が16問中1問、理科は17問中1問、中学校において国語は14問中4問、数学は14問中1問、理科は21問中1問となってございます。この状況は全国においても同様で、本市とあまり変わらない状況が見受けられます。全国学力・学習状況調査の目的をお話ししたいと思うのですが、児童生徒の学力や学習状況を把握、分析し、教育指導の充実、学習指導の改善等に役立てるということでございます。平均正答率等の数値のみにとらわれることなく、全国学力・学習状況調査結果の分析を通して、Society5.0時代を生きていく宮古島市の子供たち一人一人に確かな学力を育む学力向上の取組を推進していくことが大切だと考えております。 ◆前里光健君   今おっしゃっているように、1問当たりの正答率、回答が上がるといろいろと何ポイントとか大きく数字が変わってくるという平均値の部分もご説明いただいたんですが、私の正答率に対しての考えなんですが、学力調査の新聞の報道を受けて、私も同僚の議員の皆さんも一緒になって情報共有した上で学校へ行って、現場の話も聞いたりすると、やはり調べていくと正答率に対する考え方が少し変化してきたというのがあります。それはなぜかといいますと、近年は学習指導要領の改訂が行われて、またプログラミング教育の導入、そしてコロナ禍によるGIGAスクール構想の前倒しとか、その中で学校教育の実施で教育現場が大きく変化している状況の中、その中でまた全国学力テストの内容も変わってきているというところでの今回の全国学力テストということであります。また、正答率は一つの評価の指標にはなり得ると考えておりますが、発表される正答率はあくまでも平均値ということになるため、実際には個々の学習状況が分かりづらい評価であるというふうに考えておりますので、文部科学省が示している全国平均に近づけていくという、そういう指標も一つ参考とはなるんですけれども、重要なのは今後児童生徒の回答の分析をしっかりと行って、一人一人の学習状況、理解度に注視をするということで、個人のレベルの学びの充実を図っていくことが重要だというふうに私も考えますし、そのために教育委員会の考え方をしっかりと学校現場と共有していくということ、それによって正答率が全国の部分に近づいたり、また超えていくというような結果が出るというふうに考えております。その上で、今後の確かな学力の向上に向けた教育委員会の取組について伺います。 ◎教育長(大城裕子君)   教育委員会といたしましては、今年度の全国学力・学習状況調査の結果を踏まえ、学習指導の充実、改善を図るとともに、第3次宮古島市教育ビジョンにおける確かな学力の向上の推進の重点施策、学校、地域の特色を生かした魅力ある学校づくりによる幼児、児童、生徒の資質、能力の育成、保育園、幼稚園、こども園、小学校協働でのカリキュラム作成によるスムーズな幼小接続及び幼児教育の推進、教員の授業改善と児童生徒の情報活用能力の向上を目指したGIGAスクール構想の推進、そして今回の結果でも現れておりました、そのほかあらゆる調査から課題となっております言語能力の育成にも取り組みます。そして、確かな学力の向上を含めた宮古島市の子供像、宮古の自然や文化に誇りを持ち、超スマート社会を心豊かにたくましく生きる主体性、創造性、国際性にあふれた明るい子の育成を目指してまいります。また、調査結果は学校だけのものではないと考えております。家庭や地域の影響も受けていると捉えており、調査の結果は学校、家庭、地域のこれまでの教育の結果だとも言えます。教育委員会といたしましては、さきに述べた取組を学校と共に進めてまいりますが、今後とも本市の調査結果を公表しながら、ご家庭や地域のご協力も得ながら、宮古島市が目指す子供像の実現に向けて鋭意取り組んでまいります。宮古島の宝である子供たちを宮古島市全体で、それこそ島を挙げて育てていくという意識で、子供たちを大切に育む地域の教育力の向上、また子育てに悩み、奮闘する保護者を福祉部と連携して支えながら、家庭の教育力の向上にも取り組みたいと考えています。宮古島の将来を担う子供たちが心身ともに健やかに、そして豊かに人生を歩んでいけるよう努めてまいります。そして、前里光健議員がおっしゃっておりました、先ほどの数値とは本当に学校の教育活動の一側面を捉えているものであります。確かに文部科学省は、この問題の出題によって、どういう子供たちを育成したいと考えているのかというメッセージにもなるものでもあります。しかしながら、そこだけにとらわれることなく、子供たちの資質、能力を高めていけるように、可能性をどこまで引き出せるかというところに焦点を当てながら、今後も育成してまいりたいと考えています。 ◆前里光健君   島を挙げて取り組んでいくということで、学校、地域、家庭、連携していくということでありますので、ぜひこの全国学力テストも後追いでまた私も勉強しながら、一般質問等取り上げていきたいというふうに思います。こちらについては以上であります。  次に、鏡原小学校体育館の建て替えについて伺います。鏡原小学校の体育館は、市内で一番古く、建て替え時期が過ぎております。こちらは先日の一般質問でもありましたが、以上を踏まえて伺いますけれども、以前から建て替えの要望が来ていたと思いますが、現在の状況について伺います。 ◎教育部長(砂川勤君)   鏡原小学校の体育館の建て替えについてでございます。令和7年度に設計、令和8年度から建て替え工事を行う計画で沖縄県と調整を行っております。体育館内の修繕については、昨年度、放送室、照明器具修繕などを行っております。工事までの期間、修繕等で対応を行ってまいります。
    前里光健君   その答弁も昨日聞いたわけなんですが、例えば基本設計、そして工事着工、そして完成という流れというのは、この年度からいくと令和9年度、また令和10年度、どのあたりになるのかご説明ください。 ◎教育部長(砂川勤君)   令和7年度に設計を行いまして、工事が2年にわたる予定となってございます。令和8年度から建て替え工事を行う予定で、令和9年度に完成という流れになるかと思います。 ◆前里光健君   その流れの中で、昨日も質問であったと思いますけども、宮古島市学校施設長寿命化計画とか、そういった中ではもう既に建て替えが終えている時期、2022年度、前の議事録調べますと、今年でもう本来終わっているはずだったと思います。遅れている理由があれば教えてください。 ◎教育部長(砂川勤君)   長寿命化計画では、令和4年から令和5年を工事期間として設定、計画をしてございました。その中で、以前に小中一貫という話題が出ております。その中で校舎をどう配置するのか、そういうところも含めて一旦見送ったという経緯がございます。 ◆前里光健君   小中一貫についてということで延びたということでありますので、少し昨日の質問と重複していく部分がありますが、4の鏡原小学校、中学校の一貫構想について伺うところであります。  その前に、放送室、小学校体育館の、かなり老朽化しておりまして、床の張り替えとか、また雨漏り等々修繕が必要な状況であります。ここも早めに対応をお願いしたいと思います。  そして、鏡原小学校中学校一貫構想についてであります。ボードを用意しました。こちらは、私がもう2年以上前に作成をした資料になります。鏡原小学校中学校一貫構想については、約2年半前に教育委員会と共催で、地元の自治会長やPTAの代表と一緒になって、一貫設置に向けての話合いを行っております。そして、地元の皆さんから小学校、中学校一貫の設置についての強い要望、希望があった。その当時いたメンバーは全てそれに向けて頑張ってほしいという要望があったんですが、以上を踏まえて伺いますけれども、2年前、当時は教育委員会は、一貫による小学校から中学校まで一貫した教育課程の中で連続性を持たせることが今後の義務教育には必要であると考えていました。加えて、その中で鏡原幼稚園、小学校、中学校のハード面の課題も含めて整備していこうという考えがありました。課題というのは小学校の体育館、そして中学校の校舎の老朽化、建て替えの時期、そしてグラウンドの水はけの問題、そして小学校、中学校とも児童生徒数が増加している、そして教室や特別支援クラスの教室の不足、トイレも不足しているということであります。また、インクルーシブ教育を推進していくためのバリアフリー化などハード面の課題もあります。そして、やはりこの学校の、鏡原小学校、中学校、幼稚園の敷地というのはもう限られているんです。ですから、増えたときに増設するとなると、その敷地内を潰していくということもあります。そういったいろいろな課題もある中で進めていた。現在の教育委員会の一貫の設置に対する考えをお聞かせください。 ◎教育長(大城裕子君)   資料のご提供ありがとうございました。議員がおっしゃるとおり、宮古島市全体としましては、現在も中学校区内にある小学校と中学校が連携して、学びの連続性を重視し、義務教育の9年間を系統的な教育課程を編成し、目指す資質能力の育成に取り組んでいるところです。これは変わっておりません。  鏡原小学校鏡原中学校の一貫としての設置につきましては、令和2年11月に前里光健議員が主催されました鏡原地域の学校のあり方を考える集いにおいて参加した地域の方々と小中一貫についての考えが深められたと認識しております。また、鏡原小学校、中学校においては、令和2年度に小中一貫教育の研究指定校として小中9年間を通じた系統的な教育課程の編成について研究が推進されました。しかしながら、令和2年度、令和3年度と新型コロナ感染症の感染拡大で学校は相次ぐ臨時休業、学習活動の制限などの対応に追われ、小中の連携した活動も制限された状況にありました。PTA活動や地域の皆様の集う機会も同様に制限があり、小中一貫に向けた取組が進められない状況がございました。今後、令和2年度に行われた鏡原小中学校の研究成果や伊良部島小中一貫の成果等を踏まえ、幅広く保護者、地域の皆様の意見をまとめて、鏡原小中一貫設置に向けて引き続き取り組んでまいる所存です。 ◆前里光健君   教育長、答弁いただきましてありがとうございます。ただ、これはこの質問の中にもあるように、強い地域の考えであったり、学校、教育委員会、そういった中での強いビジョンがなければ、これは進まないんです。その部分を語り合った上で、その中で施設の部分も同時に合わせた構想の中で整備していく、そういった展開をしていこうというのが当時あったわけです。その当時は、強く一貫に向けての考えがありますということでの教育委員会の答弁で、それに合致した地域が一緒になってそれに向けて頑張っていこうと。もう今おっしゃるとおり、コロナで集まれない状況もありました。PTAの役員も皆様替わって、学校の校長先生も替わっていると。地域の代表の皆さんも、自治会長とかそういった部分で替わってきました。これはまたもう一度コンセンサスを取り直し、そして進めなければいけない、要するにゼロベースの考えなのか、今教育長おっしゃっておりましたけども、令和2年度には研究指定校としての役割があった。それが途絶えたということであれば、これはすなわちもうゼロスタートだという表現でよろしいですか。 ◎教育長(大城裕子君)   研究指定校としての研究成果も踏まえ、また現在伊良部島小中一貫の成果も踏まえた上で、ゼロではなくて、以前の地域が要望したことも鑑みながら、今後改めて地域との話合いを重ねて、それに向けて取り組んでいくというふうに考えております。 ◆前里光健君   教育長、こういうふうに連携を重ねて、ゼロベースではないというような話だと思います。私が今聞きたいのは、地元はもう一度コンセンサスを取って合意形成を取るということでありますけど、教育委員会は強く推進する考えがあるんですかと聞いているんです。 ◎教育長(大城裕子君)   小中一貫教育については、強く推し進めたいと考えております。 ◆前里光健君   やはり教育委員会のビジョンもあって、そして地域にどういう学校が必要なのかというのは共有していかなければいけません。私もそのための努力は惜しみませんが、やはり一緒になってここは強力に推進していくという姿勢、そしてまた一緒になっていく、ここが重要であると考えております。今おっしゃっている、教育委員会も積極的に進めるという考えの中ではありますが、これ次の質問に移るんですけど、一方で今現在、一貫が設置が遅くなるのであれば、もう早めに小学校と中学校の校舎と体育館、こちらを整備をしてほしいという考えもあります。その点について教育委員会の考えを聞かせください。 ◎教育部長(砂川勤君)   鏡原小学校体育館鏡原中学校校舎について、建て替え計画をしております。計画に基づき、順次委託設計、建て替え工事を行っていくという現在の長期計画に基づいて実施していきたい、そのように考えております。 ◆前里光健君   先ほど答弁いただいた令和7年に合わせて、その中で考えていくということかもしれませんが、そこの中で私としては強く要望することによって、また一緒に共有することによって早まる可能性はありますかということも併せてお尋ねします。 ◎教育部長(砂川勤君)   一貫の話がまとまりとか沖縄県と調整する必要がございますので、それで前倒しするというのであれば、県と調整しながら進めていきたいと、そのように考えております。 ◆前里光健君   前倒しするのであれば、ということであればということではなくて、教育委員会も一緒になって前倒しに向けて強く推進をしていただきたいと考えています。いかがですか。 ◎教育部長(砂川勤君)   そのように取り組んでまいりたいと思います。 ◆前里光健君   ぜひまた地元の皆様とコンセンサス取りながら協力体制で進めていただきたいというふうに思いますので、今後も引き続き質疑もしていきますので、よろしくお願いいたします。  続いて、港湾行政について伺います。平良港総合物流センターについてです。島内ストック機能を強化するための平良港総合物流センターが3月末までに完成し、供用が開始されております。当初は、平良港総合物流センターの設置により品薄解消などに寄与することが期待されておりました。しかしながら、先日の発生した台風11号、また12号の影響によって、市内の小売店では食品や飲料水の棚が空になるなど、品薄状態が解消されなかったということでございます。先週、私もその平良港総合物流センター、確認を行って、説明を聞いてまいりました。そんな中で質問をさせていただくんですが、平良港総合物流センターの運用に課題があったため品薄状態が解消されなかったと考えますが、当局の見解をお聞かせください。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   まず、平良港総合物流センターの現在の利用状況でございますけれども、平良港総合物流センターは4月から供用開始され、港運会社2社が使用しております。利用状況としましては、大型貨物船から物資などの荷下ろしを行い、そして荷さばきをし、配送前または一般利用者が引取りに来るまでの間、一時保管場所として使用されております。そこで、平良港総合物流センターの運用に課題があったのではないかということでございます。台風時においても、確かに平良港総合物流センターは商品などのストック機能としての使用も想定しておりましたが、今回の台風では、供用開始間もないこと等もあったと思いますが、港運会社と小売業者などとの連携、そういった流通構築が十分ではなかったと考えております。このためこういった課題を解決するため、台風時の品薄への対策としましては、港運それから流通、小売業者など関係機関と意見交換会の場を設け、課題を洗い出すとともに情報を共有し、流通システムの構築、台風時の品薄改善に向け、取り組んでまいりたいと思います。 ◆前里光健君   今その流通システムの構築ということであります。供用開始が4月1日、今年ですね。それまで大きな課題であった台風時、災害時におけるストック機能がこれまでにないぐらい強化されて、今回の台風11号とか12号の襲来がありましたが、そのときには恐らく改善がされているものと、市民の多くの皆様がそう考えていたと思います。ここに来て流通システムの構築ということは遅いのではないか、なぜ今までやっていなかったのかということが問われると思います。その点に関しての答弁お願いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   流通システムの構築がうまく機能していなかったということについては、確かに市といたしましても、そのことについては十分改善する余地があると考えております。そこで、なぜそれが十分ではなかったかということでございますけども、市といたしましては、センターを整備する中においては、そういった関係者の方々にもいろいろ情報を提供してまいっていたところでございますが、そこが十分ではなかったなと。そういう啓蒙とか、経営者の方々に利用について浸透していなかったかなということもございますので、その辺は反省を踏まえて、どこに課題があったかということも洗い出しながら、品薄解消に努めていきたいと考えております。 ◆前里光健君   この部分周知が、また連携が取れていなかったというお話なんですが、ですから、それがなぜここまでできていなかったかということを問うているんですが、いま一度お願いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   なぜ連携が取れていなかったかということでございます。確かにこういった状況が発生しているということについては、十分に市の課題であると思っておりますが、ただ市といたしましても、そういう平良港総合物流センターができる過程においては、そういった関係者の方々にも有効活用してほしいというようなことについてはそれなりにヒアリング等をしてきていったところでございますけども、こういった今回のことを踏まえて、改善するべきところはしっかりと改善しながら対応していきたいと思います。 ◆前里光健君   情報提供していたけど、それがうまく機能しなかったということでありますが、本来基本構想の中において、これは2020年の8月臨時会とかにはもう上程されていたと記憶していますけども、もともと自前で、冷蔵冷凍施設というのは基本構想の中では、市が整備する流れであったんではないか。その中で、それを進めるうちに、それが機能として実施する中、実施設計に入れる中でなくなっていくと、そしてそれを自前で港運会社に用意してくださいと。それは、でも支出いろいろコストかかっていくと。電気料の部分、設置の部分とかというのを考えると、やはりこれからの課題もありますけども、基本的にそういう構想ではあったのではないか、まずそこから少しお聞かせいただけますか。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   確かにこの平良港総合物流センターを計画する初期の段階では、冷凍冷蔵コンテナについても市のほうで整備するというような考えもございました、計画では。しかし、その後計画を進めていく中で、市で冷凍冷蔵庫を設置するということは港運会社とかが商品の管理について保証できない、あるいは責任が持てないというようなこと等の意見もあって、その後冷凍冷蔵コンテナについては会社のほうでそれぞれ整備するというようなこと等の流れがあって、市のほうで冷凍冷蔵コンテナについては整備しなくて、これを使用するリーファー、電源ですね、そういったものを整備したという経緯はございます。 ◆前里光健君   最初、当初は予定にはあったけども、協議の中で、責任が持てない冷蔵冷凍施設に関しては市の自前ではなくて、港運会社のほうで管理していくという協議がなされていたということですよね。ここになって今完成しました、現場見に行きました。荷さばき、上屋だけの取扱いになっている。本来整備の目的は、台風であったり災害時、また上屋とか荷さばきの機能というのももちろんあるんですが、機能を果たしていない。そして、これから協議ですといったときに、自分たちで整備してくださいという流れがあると思うんですが、その協議はいつ行われる予定なんでしょうか。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   協議については、意見交換会の場を設けるということを想定していまして、議会終了後には直ちにやるという、開催していくということで、委員のメンバー、そういったのもリストアップしておりますので、議会終了後には直ちに行って課題解決に取り組んでいきたいと思います。 ◆前里光健君   これ早急に協議していくということが重要だと思うんですが、経営なんですよね、物流業者、例えば港運会社。それで、昨日もニュースにはありましたけど、自前でやるときにはコストがかかっていくというときに、その部分はどうするのかということになります。市としての考えは持っているのか、そこをお聞かせください。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   先ほど申し上げましたが、当平良港総合物流センターを整備する中においては、冷凍冷蔵施設については港運会社などの意見を取り入れ、商品管理をどうするかというようなリスクなどの考えから、港運会社としては自社のリーファーコンテナで対応するというような計画であったということ、それから県内において港湾管理者が冷凍冷蔵施設を設置し、管理しているという事例はありませんけれども、こういった実情が発生しているということに鑑みまして、市としても設置することが望ましいのかどうか、それについては前向きに検討していきたいと思います。 ◆前里光健君   前向きな方向で市も考えていくということでありますが、大切なことは当初の計画の目的を果たす機能を十分に発揮しなければならない施設で、平良港総合物流センターは様々な災害とか食料の生活用品の不足を解消することが当初の計画の中に盛り込まれていたということで、やはり当初の目的を果たすために、これ国土交通省でしたか、この補助金。違いました。だと思うんですが、補助金を使っての整備がなされていると。その目的以外の整備がなされて、運用がなされているということは、例えば国の会計検査院、そういった調査が入って、補助金とかそういったものが目的の運用とは違っているので返還の可能性も出てくると思いますし、そういった中では早期その目的に合わせた整備が必要だと思いますが、市長、先ほど部長答弁ありましたけども、市の自前の整備を行うという考えでよろしいですか。 ◎市長(座喜味一幸君)   今回の平良港総合物流センターの機能が十分ではないかという市民の目線、市民のもう効果発現しているはずだという期待があって、結果として商店の店には何もなかったというような事態、これは総合的に判断せんといかんなというふうに思っております。先般、沖縄総合事務局の次長と国の平良港湾事務所の所長おいでいただきました。現場は、工事担当でございますから、ソフト事業そのものはちょっと苦手かもしれませんが、港湾の利活用に関する審議会等々ありますから、いま一つこの事業の効果をどう検証していくか、この港湾事業がどのように地域の物流や経済に好影響を与えていくか、その辺をしっかりと検討願い、また国の補助事業等も含めてしっかりとした支援をお願いしたいと、今回の平良港総合物流センターの問題、大きな課題だということでお願いも申し上げました。今後は、この平良港総合物流センターについては、いま一度総合的な検討が要るな、観光客が来たときに今の荷さばきの状態でいいのか、それから台風や緊急時のときの生鮮食料品等の保存をどうしていくのかというような課題をトータルとしていくべし、それから農水産物も含めて保全保冷等の貯蔵センター拠点といいますか、そういうものとの連携等も含めてトータルとして今私も大胆にも本土の物流の専門業者等ともそういったコンタクトが取れておりますので、その辺も含めて進めていく必要がある。それから、売店等企業の皆さんは、できれば低コストで利益を得るような運営というのをするわけですが、しかし企業の皆さんにもできるだけ台風時等の生鮮食料品等の保全保冷というものにどういう協力がお願いできるか、またその部分を行政として施設の整備等でどう支援していくのかというようなすみ分け、そういう問題が今回大きくなったのかなと思っておりますので、ご指摘の件、トータルとしてしっかりと急ぐこと、また将来にわたる構想ももう少し見直しながら検討させてください。 ◆前里光健君   こちらは早期、年度内にでも解決が図られるような体制を整えていただきたいというふうに思っております。こちらについてはまたほかの議員の皆様も質問を出されておりますので、私は以上とさせていただきます。  次に移ります。市長の政治姿勢について伺います。今定例会の令和4年第6回宮古島市議会定例会における質疑の中で、下地信男議員からの質疑に対して、市長から、詳細については、この質疑の中で大分重複しているので、一般質問で質問いただきたい旨の発言を行い、質疑が一時中断しました。以上を踏まえて伺います。議員の質疑を阻害する発言であると私は考えますが、市長の発言の真意について伺います。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   議員の質問を阻害する発言であると考えられるが、市長発言の真意を伺うということについてでございます。一般質問で質問いただきたいと市長が発言した真意につきましては、昨日も下地信男議員の質問に市長が議会軽視の考えはないと答弁されており、議員の質問を遮る意図はございませんでした。市長のこれまでの経験上、委員会に付託され、審査される議案につきましては、説明の後に行われる質疑で総括的な質疑を行い、詳細な個別質疑は委員会で行うものと認識していたため、詳細な質疑については一般質問で質問いただきたいというふうに答えられたものと思われます。 ◆前里光健君   市長が答弁されると思ったので大変残念ですが、これ市長の発言ですから。これは市民の皆様にちゃんとお伝えしておきたいんですが、この定例会で提案しているのは市長なんですよね。予算であったり質疑、そしてこの提案をした次の日に、その提案の内容について、市民の皆様から負託を得た議員の皆様が市長に、当局に対して質疑をするんです。その中で、例えばちゃんと明確に答えることができるのであれば、納得すればそれはそれで終わります。そして、一般質問で納得しなければやっていくというのは議員の判断なんですよね。市長はそれを一般質問でやってくださいという話をしたんですが、そもそも質疑の間でしっかりと答えれば、それは議員が判断することなんです。それを市長は、市長の権限として、これまでの経験があるということは分かりますが、そのルールを知らない状態で、一般質問でやってくださいと。それは権限上できると思ったんですか、市長。 ◎市長(座喜味一幸君)   いずれにしても、そういう議員の皆様に議会軽視というような見方が取られたというのは、これは反省すべきだというふうに思っております。丁寧に議案に関してはご説明を申し上げていく、こういう原点に戻りたいと思います。 ◆前里光健君   市長は、今しっかりとその部分を認めました。やはりリーダーとして予算に対して、また議案に対しては丁寧に何度でも答えるというような思いでそれを審議しているわけですから、ここにいる議員の皆さんもその中で、権利の中で、また制限の中で絞って質問しているわけですから、それを市長が権限において、そういうふうにやってくれというようなことは自分はできないと思いますので、今認めていただいたんですが、この情報だけはちゃんと共通認識で持っていただきたいと思います。宮古島市議会の基本条例がございます。この第11条に議会は、市長が提案する重要な計画、政策、施策、事業等(以下「政策等」という。)について、審議を通じて政策等の充実・向上を図るため、市長に対し、説明を求めることができると書いてあるんです。しっかりと、市長、今後も真摯に答える姿勢を強く求めたいと思いますし、そういうことでなければ、また混乱が生じます。今、総務財政委員会の審議というのは止まっています。それはなぜか。市長が一般質問でやってくださいという、この流れがあったから、今そういう部分でも止まっております。以上、反省していただいて、今後はまた議論を重ねて、よりよい政策づくり、そして市民への行政サービスの向上、よりよい宮古島市づくりのためにつながる姿勢を見せていただきたいというふうに思います。  終わります。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで前里光健君の質問は終了しました。 ◆下地信広君   自民党、保守宮古未来会の下地信広です。12時までには終わりたいと思いますので、しばらくの間一緒に付き合っていただきたいと思っております。  それでは、早速ですが、一般質問に入らせていただきたいと思います。先ほど前里光健議員の質問にもありましたけど、平良港総合物流センターが今年の7月に供用開始されました。それに伴って物流事業の対応とか生活物資の補給面で非常に期待したんですが、今度の台風で機能があまり発揮できなかったということを皆さん、議員の方々も指摘しておりますが、いま一度なぜこの機能が発揮できなかったのかお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   確かに台風時において、スーパーなどにおいて品薄状態が見られたということについては市の課題だと認識しておりますので、その課題の改善に向けて取り組んでいきたいという考えでございます。なぜそういった状態が発生したかということでございますけども、課題に向けてしっかりとした、まだ課題は出ており……漠然とはありますけれども、課題を流通会社、港運会社などとの意見交換の場を設けて、そこでどういった課題があるのかということを洗い出して、その改善に努めていきたいと思います。 ◆下地信広君   台風というのは急には来ないんですよね。熱帯低気圧から台風に発達して、進路、そういった部分で十分対策ができると私は思っておりますし、また議員の先生方がこれを取り上げたということは、それだけやはりこの平良港総合物流センターは、宮古島は今後どうなるんだろうというふうな考えがあったと思っておりますので、そういう面では連携ができなかったと言っているんだけど、そのチェック機能というのは考えなかったのかなと。特に職員ばっかりいじめるとあれだから、市長、市長は7月の供用開始式の挨拶の中で、ストック機能が強化された、そして冷凍冷蔵のスペースもあって、台風などの悪天候対応には強化ができると、そういうふうに挨拶しておりますけど、市長からの指示はなかったのか、この台風時の対策の中に。市長、お伺いしたいと思います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   市長からの指示はなかったかということでございますけども、常日頃コミュニケーションは取っておりまして、市長の意思は我々にも行き届いておりますので、市長からの意思は届いていると理解しております。品薄になったということは、スーパー側も台風を予測して通常よりの物資を発注していなかった、そういうこともございますので、そういった予測して、スーパー側も発注できるような体制、そういったものを改善していく、そしてそこで、ではどういったことでそういったことができるのかどうか、そういったことについても港運会社などとも連携取りながら、今後の備えはしっかりと対応していきたいと考えております。 ◆下地信広君   先ほどの市長の答弁見ても、非常に理論的にはすばらしいんですけど、行動が伴わないんではないかなと、ちょっと遅いのかなと思っておりますので、せっかく17億3,000万円のお金を使って建てた建物ですから、ぜひとも魂を入れていただきたいなと思っております。この件に関してはもうこれでよろしいです。  次に移ります。次に、令和6年度末において沖縄県に明渡しが提示されている下地島農業利活用について、県の計画では観光リゾート・コミュニティゾーンに279ヘクタール、空港及び航空関連ゾーンに395ヘクタール、農業的利用ゾーンに85ヘクタール、緑化関連ゾーンに138ヘクタール、自然環境保全ゾーンに71ヘクタール、計968ヘクタールの事業提案箇所の概要が示されておりますが、観光リゾート・コミュニティゾーンに専業農家もおり、全面明渡しになると生活できなくなる危機に陥ります。観光も重要ですが、農業も地元にとっても、県にとっても重要な産業です。85ヘクタールの農業ゾーンは市有地で、賃貸契約を結び、耕作が継続できる見通しですが、県有地である観光ゾーンに一部の農業ゾーンを設け、市有地と同様耕作できれば、地元を生かしたバランスの取れた計画になると思いますが、市長の見解をお伺いします。これは昨日下地茜議員も質問しておりますが、再度お願いしたいと思います。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   下地島の土地利用計画についてのご質問にお答えいたします。  先ほどもありましたとおり、昨日もこれは下地茜議員のほうにお答えしましたけれども、県のほうでは今年3月に、先ほど下地信広議員が説明しました現在のゾーニングの中で、第3期となる下地島空港及び周辺用地の利活用事業として7件の利活用候補事業を選定いたしまして、5月には第1期及び第2期の利活用事業者と第3期の事業者候補による用地の使用範囲、それから業務の提携、事業開始時期など具体的な協議を開始しております。先ほどのゾーニングの中にありましたリゾートゾーンについても、現段階では事業者の提案で、このゾーニングの区域全てを活用したいというような内容の提案がなされているというふうに聞いております。現在もう10月下旬の最終の協議、確認、調整の段階へ向けて各事業者と協議を重ねておりまして、来年の3月までに利活用事業者が決定される予定となっております。この活用事業につきましては、沖縄県が策定しました下地島土地利用基本計画に基づき、事業実現に向けての取組方針を定めた下地島空港及び周辺用地の利活用基本方針と下地島空港及び周辺用地の利活用実施計画に基づき事業を進めております。この中で新たに農業ゾーンを設けるということについては、基本計画及び基本方針の変更が必要となります。企業の応募を受けて第3期の利活用事業に向けて協議が進められている中で新たに農業ゾーンをさらに増やすということについては、現状ではなかなか厳しいというふうに考えております。 ◆下地信広君   今厳しいという答弁がありましたけど、今現在、この残地耕作している農家はサトウキビ生産農家が170件、収穫量が7,000トンから8,000トンと言われております。収入にしますと年間で1億7,000万円入ってきております。また、カボチャ生産農家も30件あり、年間収穫量が200トンから300トン、年収が6,000万円から9,000万円となっております。サトウキビとカボチャだけでも年間2億5,000万円以上ありますので、観光リゾート・コミュニティゾーンの279ヘクタール、これはゴルフ場、ホテル等いろんなのがありますが、ちょっと大き過ぎるんではないかなと思っておりますので、279ヘクタールの一部を農業リゾートに増やせば、いろいろ農家の方々も喜ぶのではないかと。また、市長が言っている第1次産業と六次産業、一番これは第1次産業イコール六次産業だと思っておりますので、ぜひとも沖縄県にいま一度要請してもらえないか、市長、見解をお伺いしたいと思います。 ◎副市長(伊川秀樹君)   先ほど企画政策部長からお答えありましたけれども、確かに新たに農業ゾーンを設けるに当たりましては基本計画及び基本方針の変更が必要となりますが、現在協議中の第3期利活用事業の影響も含めて沖縄県と意見交換を行ってみたいと考えております。あわせて、今現在この事業の部分については沖縄県の土木建築部空港課あたりで対応しておりますけれども、離島の振興という部分から考えてみますと、総合的な調整機能を持つ企画部あたりでやっていただければ非常に物事進むのかなと考えておりますので、それも併せて意見交換を行っていきたいと考えております。 ◆下地信広君   ぜひ検討をお願いしたいと思っております。  次に移ります。宮古島市のエコアイランド構想について、再生エネルギー、カーシェアリングを含めた見解をお伺いしたいと思います。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   電気自動車の普及事業について、公用車、民間、個人所有の電気自動車が何台あるかというご質問でよろしいですか。                 (「最初は構想」の声あり) ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時15分)  再開します。                                     (再開=午前11時16分) ◎企画政策部長(垣花和彦君)   準備をしていた答弁書の内容が少し違いますので、概要としてお答えをしたいと思いますけれども、宮古島市のエコアイランド構想につきましては、脱炭素に向けて様々な取組を行っているところでございます。特に再生可能エネルギーにつきましては、構想を策定しながら、再生エネルギー、これをどういうふうに広めていくかということで、今取組を進めているところでございます。具体的には太陽光の導入、それから太陽光以外の再生エネルギーの導入についても今検討を進めているところでございますが、民間事業者、そういうもの、それから沖縄電力、こういう事業者と協力をしながら、ある程度先行地域を定めて、そこで先進的なモデルをつくりながら、全体に再生エネルギー、これの普及を取り組んでいこうという取組を進めているところでございます。 ◆下地信広君   私がこのカーシェアリングを入れたのは、レンタカー会社と連携したほうが電気自動車の普及につながるのではないかという部分と、充電器の設置も各レンタカー会社にあれば、利便性、電気自動車の普及の促進になると思ったから、全体的にそういうふうに再生エネルギーと一緒にということを質問しました。  それでは、電気自動車の普及促進事業について、公用車含め民間、個人の所有、この電気自動車は何台あるのかお伺いしたいと思います。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   電気自動車の普及についてでございます。電気自動車の普及台数につきましては、沖縄総合事務局、それから軽自動車検査協会の公表値で把握をしております。宮古島市は、令和4年3月末時点で207台、これは車種でいいますと普通自動車が50台、軽自動車が157台というふうになっております。全車両台数の0.4%、これが電気自動車ということになります。このうち市の公用車の台数は6台となっております。企業やレンタカーなどの民間事業者及び個人所有の台数について、統計データがございませんので、その内訳は把握できておりません。また、沖縄県全体における電気自動車の普及台数は1,845台で、全車両台数の0.16%となっております。ちなみに、全国における普及台数は16万1,651台で、これは全車両中の0.2%となっております。宮古島市は、県、それから全国の平均を上回っているという形になっております。これは宮古島市がエコアイランドの推進を掲げ、以前から電気自動車の普及に取り組んできたことが少なからず影響しているものというふうに考えております。 ◆下地信広君   次に、充電器設置場所について何か所あるのか伺うとありますが、これこの前8か所と言っていましたよね。8か所でいいですか。何か所ですか。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   下地信広議員がおっしゃっているものについては、これは有料の充電器のことだと思いますけれども、中速充電器、これは6か所でございます。それから、急速充電器が1か所、普通充電器が10か所、計17か所でございます。これは市のほうが設置している台数でございます。急速充電と中速充電については、電気自動車が走行中に電欠、つまりガソリン不足といいますか、燃料不足に陥ったときに緊急的に充電できる設備として、市内の一定区間に1基ずつ配置しておりまして、電欠による走行不能の心配を緩和して、安心して電気自動車を購入できるように政策的に設置をしております。また、民間事業者などが設置している普通充電器も数か所ございますけれども、これについては全てを把握はしておりません。 ◆下地信広君   それでは次に、市独自の電気自動車購入時の補助はあるのかないのかお伺いしたいと思います。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   宮古島市におきましては、平成29年度から令和2年度まで4年間にわたって、電気自動車を導入する市民や法人に対して一律10万円の補助を市の単独事業として行ってまいりました。しかし、現在は市の補助金適正化の方針によって令和2年度に事業を終了しております。 ◆下地信広君   宮古島市がエコアイランド宮古島宣言してもう13年、多分それぐらいになるのかなと思っていますけど、なかなか電動車の普及が進んでいないような感じでございます。電動車には電気自動車、EV、ハイブリッド、HV、燃料電池自動車、FCVとかありますけど、2019年の台風15号の際に千葉県で停電が長引いたことがあるんですけど、停電が長引く中でこの電動車を派遣して、携帯電話の充電をはじめエアコン、扇風機、冷蔵庫、洗濯機、夜間照明など電力供給を行い、被災生活の負担軽減に大いに役立ったという番組を見ました。非常にすばらしいなと思ってこれを取り上げたんですけど、宮古島もまさに台風銀座でございますので、エネルギーインフラとしての価値があるだけでなく、環境面の価値、つまりは二酸化炭素を出さないですよね。そして、モビリティーとしての価値、振動が少なく、早朝、深夜の走行時に騒音の心配がない。あとSDGsを推進する自治体にとっては一石二鳥のソリューションとも言えるんではないかなと思って取り上げたんですけど、どうでしょう、市長、これ前も10万円やったんだけど、今は全くないということですので、こういう災害時の面でも私はこれがあれば非常に役立つのではないかなと思っておりますけど、いま一度、市長、この取組についてやる気みたいのを示してもらえませんか。よろしくお願いします。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   2050年のゼロカーボンシティの構築を目指して、モビリティーとしての機能だけでなく、エネルギーの自給率の向上、それから災害時の非常用電源としての活用、カーシェアなどの再生可能エネルギーの普及と連動した電気自動車の活用計画を現在宮古島市も策定をしているところでございます。この中で普及策についても以前の補助制度をさらに拡充し、次年度からの実現に向けて検討を行っていきたいというふうに考えております。 ◆下地信広君   検討を行っていくということで、検討だけではなく、やはり行動で示してほしいなと思っております。本土でもこの補助については、たくさんやっている市町村もありますので、参考にしながら、本当にこれが将来あと何年か後には今ガソリン車はもうなくなる時代が私は来ると思っておりますので、ぜひともほかの市町村より先に取り組んでいただきたいと、市長、お願いしますよ。答弁はよろしいですから。  次に、国の追加物価対策として5万円給付がありますけど、これについてお伺いしたいと思います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   国の追加物価対策5万円給付についてお答えしたいと思います。  国は先日9月20日、閣議において、住民税非課税世帯を対象に1世帯当たり5万円を給付することを決定しました。その費用は、新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰対策予備費を充てることとしております。本市も急ぎ対応してまいりたいと思っております。 ◆下地信広君   この5万円の給付についてですけど、住民税非課税世帯が対象とあるんですけど、宮古島市の住民税非課税世帯は何世帯あるのかお伺いしたいと思います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   宮古島市の住民税非課税世帯についてお答えします。  令和4年度の住民税非課税世帯数については、まだ詳細なデータ抽出は行っておりませんが、今基幹系システムによる簡易抽出を行ったところ、9月17日現在で1万297世帯でありました。今回実施する住民税非課税世帯に対する5万円の給付事業の対象世帯については、令和4年10月1日を基準日とすることが予定されております。担当部局としましては、対象世帯は約1万世帯になると見込んでおります。 ◆下地信広君   それでは、住民税非課税世帯以外でもらえる方というのはどういう方なのかお伺いしたいと思います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   住民税非課税世帯以外の対象者についてお答えします。  先日9月17日に国のほうから補助金交付要綱や支給要領案などが届いているところでございます。それによりますと、住民税非課税世帯以外の対象者については、令和4年度住民税の課税世帯のうち令和4年1月以降の収入が減少し、世帯員全員が住民税の非課税相当の収入となった世帯になると想定しております。 ◆下地信広君   それでは、宮古島市の定める低所得者の基準、前年度の合計金額をお伺いします。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   低所得の基準額についてお答えしたいと思います。  非課税となる合計所得金額は、単身世帯で年間所得金額が38万円以下、2人世帯で扶養者お一人の場合、年間所得金額が82万8,000円以下となります。あと、夫婦と子供3人の5人世帯では、妻が夫に扶養されているとした場合、年間所得金額166万8,000円以下となります。 ◆下地信広君   非課税世帯ということを答弁しておりますけど、世帯の中では、例えば2人でも3名でもいいんですけど、1人は非課税、2人は非課税でない場合には、非課税の方ももらえないということになるんでしょうか。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   世帯員全員が住民税の非課税相当の収入となった場合となっております。 ◆下地信広君   これは、生活保護世帯はもらえますか。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   申し訳ありません。私のほうで詳細を把握しておりませんので、非課税世帯ということは聞いておりますが、生活保護世帯が該当するかどうかというのは、調べてから答弁を後からしたいと思います。 ◆下地信広君   次、質問に移りたいと思います。次、総合福祉センター、仮称でありますが、建設について7団体の要請があったと思いますけど、市長の見解をお伺いいたします。 ◎副市長(伊川秀樹君)   本年7月12日に宮古島市の社会福祉協議会を含む7つの福祉関係団体から要請があり、私のほうで対応させていただきました。要請の内容としましては、現在宮古島市社会福祉協議会の施設の中におきましては、活動中心拠点としての場所の確保ができない団体が多くあること、また会議場所や事務作業所の確保に支障があり、自助、共助活動への影響が少なくないこと、福祉団体やボランティア等を支援する社会福祉協議会の部署を分散していること等により各業務の運営に影響が出ていること等を踏まえて、市において総合福祉センターを建設してほしいとの要請でございました。市といたしましては、現在進行中の事業と実施すべき計画段階の事業等、数を抱えている中において、今すぐ総合福祉センター建設を着手することは非常に難しいと考えておりますけれども、例えばですけれども、旧平良庁舎、旧中央公民館等、統廃合後の学校施設等、利活用ができる施設等があれば、そこら辺を含めて検討していきたいという旨はお伝えをしているところです。一方、社会福祉協議会において、全ての施設を総合的な庁舎に持ってくるのは果たしていいのか、旧下地町、旧城辺町、旧郡部の関係等もございますので、そこら辺の施設の在り方を含めて、また設置場所の導入についても検討いたしまして、社会福祉協議会の中で要請団体として意見のすり合わせを行ってほしいという旨の意見もお伝えをしております。今後、要請団体と協議を継続しまして、総合福祉センターの設置、建設の是非について引き続き議論してまいりたいと考えております。 ◆下地信広君   福祉センター、サービスを一元化するためにもどうしてもやはり1つに集まったほうがやりやすいのかなという部分もあります。特に私が考えているのが地域包括センター、これは宮古島市が設置主体でありますけど、非常に交通の不便なところにあるという部分で、前々から何で庁舎の中に、委託されておりますけど、入れなかったのかなという、これを前から言っております。そういう面で、もしこういうセンターができれば、包括センターも含めて老人クラブ等々福祉団体が入れる、そういうスペースを確保していただきたいなと思っております。これは市長の公約ではなかったですか。市長、福祉センターは市長の公約ではありませんか。お伺いしたいと思いますけど。 ◎市長(座喜味一幸君)   高齢化含めて大変社会福祉協議会の使命というものが多様にわたって重要になっております。要請の話、副市長から報告させてもらいましたけれども、まずは社会福祉協議会においてどういう方向性が最も好ましいかというような整理もしていただく、そして拠点はどういう形が、連携はどのような形がいいのかというようなこと等を、福祉協議会の問題等も整理しながら、しっかりとその辺は整理をしていくということが大変重要かなというふうに思っております。社会福祉全般にわたりますから、そういう情報の一元化等々包括的な課題が整理されるということは最も必要なことかなと思っております。 ◆下地信広君   ぜひよろしくお願いしたいと思っております。  次です。政策参与についてお伺いしますが、これはもう先ほど来非常に厳しい意見がありますので、多くは言いませんけど、私この質問が出る自体、市長の一般質問で答えますという答弁が、議員は一般質問をまだ出していないのに、なぜこういうことを言ったのかなという部分で疑問残るんですけど、それが言わなかったらこういう一般質問で出なかったと思いますけど、市長いろいろ反省しているようでありますので、答弁はよろしいです。ぜひ次から気をつけていただきたいと思っております。  次、宮古製糖伊良部工場の問題でありますけど、宮古製糖伊良部工場の操業期間、7月までずれ込みました、今年の。操業が終わって、いろいろ話し合うということを伺っておりますので、どういう話合いがなされたのかお伺いしたいと思います。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   宮古製糖伊良部工場の操業期間についての意見交換についてでございます。宮古製糖伊良部工場の操業終了後、7月28日に宮古製糖伊良部工場、JAさとうきび対策室、市のほうで宮古製糖伊良部工場におきまして意見交換を行いました。意見交換の内容としましては、今期の前期のサトウキビ操業期間がやはり7月までだということで、この課題について話合いを行いました。その内容としましては、宮古製糖城辺工場や沖縄製糖へ搬入、工場の規模拡大、手刈りの搬入時期の調整、小型刈取機の導入、11月の早期操業開始、ハーベスターの効率的な稼働方法などの意見がございました。その中では、やはり宮古島島内への工場の搬入や工場の規模拡大につきましては、工場の経営判断、制度等もございますので、こちらについては現実的でもないという話も出ました。ただ、そのほか実現できそうな件につきましては、今後も引き続き工場関係機関と意見交換をしてまいりたいというふうな意見がございました。 ◆下地信広君   いろいろやはり難しい問題もありますけど、11月からやったとしても糖度の問題とかいろいろあります。やはり最終的には農家の所得の向上のためだと私は思っておりますので、そういう面ではこれからは設備投資とか、そういう話は出ませんでしたか。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   設備投資の件につきまして、これは宮古製糖株式会社のお話になろうかと思いますので、先ほども申し上げましたとおり会社経営の問題になるということでその場で特に踏み込んだ話はございませんでした。そこはもう経営判断ということで対処していただきたいというふうに思っています。 ◆下地信広君   これからもまたよろしくお願いします。  次、農福連携について。これまでどのような取組が行われたのか。施政方針の中にもうたっておりますので、ぜひともお伺いしたいと思います。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   農福連携についてでございます。農福連携の推進につきましては、令和4年度の施政方針において、農家や障害福祉サービス事業所等におけるニーズを把握し、活用の可能性を調査することとしております。農業者のニーズ調査の方法としまして、令和6年度までに地域での話合いを踏まえた農地利用の地域計画を全国の自治体ごとに策定することとなっております。本市といたしましても、11月以降、順次地域での話合いを進めることとしておりますので、今後開催する地域での話合いの場において、議題として各地域の農業者の意見交換を行うことを考えております。この農福連携については、まずは農業者のニーズ調査を把握する必要があるというふうに考えておりますので、今年度各地域での話合いの場を11月以降に開催する予定となっておりますので、現段階の取組としては農福連携に対する国の支援策等の情報を整理して、また11月以降の調査に向けて取り組みたいというふうに考えております。 ◆下地信広君   11月以降また話し合って、国との調整等を言っておりますけれども、11月まで何をしているのかなと、非常に遅いのかなと思っておりますので、スピード感を持ってぜひとも対応していただきたいと思います。  次、今度福祉行政についてお伺いしますが、今宮古島で介護サービスが受けられるサービスは何種類あるのか。これは多種にわたりますので、在宅だけでいいです。在宅サービスだけで結構ですので、施設サービス入れたら大変なことになりますから、よろしくお願いします。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   介護サービスについてお答えする前に、先ほどの質問にありました、非課税世帯の中に生活保護の方も含まれるかということを確認しましたところ、生活保護世帯も含まれる、入るということでございました。失礼しました。  では、介護保険の介護サービスについてお答えしたいと思います。居宅サービスのみについてということでございましたので、居宅サービスにもいろいろありますが、居宅サービスとしては訪問介護や訪問看護、訪問リハビリテーション、あと居宅療養管理指導、通所介護、通所リハビリテーション、短期入所介護等、福祉用具貸与、特定福祉用具販売とか住宅改修などありまして、居宅サービスで12種類がございます。介護予防支援サービス等もございます。あと、地域密着型サービスも5種類ございます。あと、今始まった総合事業サービス等も5種類がありますので、居宅サービス、施設サービスも含めて、合計宮古島市では40種類のサービスの提供が可能となっております。 ◆下地信広君   今宮古島で受けられるサービスの種類を挙げてもらいましたけど、その中に入浴サービスが含まれていませんよね。ということは、入浴サービスは宮古島では受けられないと、訪問入浴サービスは受けられないということになろうと思いますが、やはりよく介護サービスというのは商品と一緒で、スーパーにいろんな商品が並んで、それを我々が選んで買うという、同じようにサービスも同じだと私は思うんです。ですから、サービスを受けるか受けないかは別として、まずサービスはちゃんとあるべきだと、商品はあるべきだと、そういう考えですので、スーパーに品物がないから買わないことになるわけよね。ですからあったら買う人もいるかもしれない。そういった部分でやはりその地域で安心して暮らすためには、全てのサービスがないと私はいけないと思っております。確かに訪問入浴サービスは設備投資が大変でありますけど、ただやはりあれば使う人は私は出てくると思います。そういう面では、こういった部分は行政が関わって、積極的にサービスが切れないように、商品が切れないようにぜひとも訪問入浴サービスも再開できることをお願いしたいと思っております。答弁はよろしいです。  次に、前年度の敬老祝金の給付対象者と振込件数をお伺いしたいと思います。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時48分)  再開します。                                     (再開=午前11時48分) ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   令和3年度の敬老祝金の実績についてお答えしたいと思います。  令和3年度の給付対象者数は1万799人でございましたが、支給人数は1万553人で、支給率97.72%となっております。 ◆下地信広君   給付対象者と振込件数が合わないんだけど、これはもらわなかった人もいるということですか。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   給付の対象者通知を行った1万799人ですけれど、口座の申請とか、そういうことがなかったので、振込ができていない方がいらっしゃるということです。 ◆下地信広君   では、振込ができなかった方はどうしましたか。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   口座が確認できなかった方たちに対しては、振込ができませんでしたので、支給はされておりません。口座の振替については、本人から連絡がない場合であっても、確認が取れる方に対しては、職員が電話をしたり自宅に訪問をしたりして振込の確認をして、対応したとお聞きしています。 ◆下地信広君   前みたいに自治会長が行って、顔を見ながら、安否確認をしながらやった時期もありますけど、そういう外に出ることができない方に関しては、ちゃんと手厚く足を運んで、職員でもいいし、自治会長でもいいからやっていただきたいなと私は思っております。  それでは、今年の振込件数予定は何件でしょうか、お伺いします。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   今年度の対象者についてお答えします。  令和4年度の支給対象者数は、1万1,216人となっております。 ◆下地信広君   今年もまた同じように振込ができない方がいると思いますので、ぜひとも去年と同じようなことにならないように手厚い支援をお願いしたいなと思っております。  次に行きます。環境衛生の部分でありますが、苦情処理、6月の定例会で、1日に50件とか80件苦情があったということを聞いておりますけど、非常に大きな数だなと思いますが、その苦情をちゃんと上まで上げているのかどうか。係長止まりか、課長止まりなのか、部長止まりなのかお伺いしたいと思います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   ごみ収集に関する苦情処理の決裁についてです。衛生施設課では、これまで苦情があった際には担当係で直接収集委託業者に電話し、指導や注意を行って処理しておりました。1日の問合せ件数が相談、苦情を合わせますと相当数の電話がありますため、このような処理を行っているという状況でした。苦情を受け、直接委託業者へ口頭注意を行っても改善が見られなかったため、今年の7月から問合せ、相談、注意に関してはこれまでどおりの対応で処理しております。苦情、特に作業状況に関してモラル的にひどい苦情に対しましては、局長決裁を受け、指導、厳重な注意の通知文書を全委託業者へ送付しております。 ◆下地信広君   1日50件も80件も大変だと思いますけど、やはり苦情来た後に局長だけでは解決できないところも、問題も出てこようかと思いますので、そういった場合には市長までは報告とかはありますか。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   これまでのところは、市長までの報告はございません。 ◆下地信広君   市長までの報告はないということは、何をしているか分からないことになりますので、問題がなければいいんです。ただ、前も質問したように、ごみ収集の大きな委託業者の問題もありますので、そういった部分ではしっかりと対応していただきたい。その苦情を今後の行政に生かすことが一番大事だと思っておりますので、ぜひともそういった連携はお願いしたいなと思っております。  次に、ごみ収集の時間帯でありますけど、前は午前中で取っていたんだけど、最近は午後2時以降、3時以降という苦情も寄せられております。これむしろ8時半に出せばそれでいいと思いますが、ごみ収集の件に関しては、行政は指導はできないんですか。それとも、業者の判断に任せているのでしょうか、お伺いします。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   ごみ収集の時間帯についてですけれども、本市のごみ収集業務は8時半から5時までとなっております。ごみ収集委託業者ごとにごみ収集ルートが大体決まっておりますので、収集時間は各地区で大体決まっているものと考えております。そうはいいましても、台風時などの後はごみ量が多くなりますので、じんかい車などがすぐにごみでいっぱいになって、クリーンセンターに一旦ごみを持ち込むということがございます。クリーンセンターに一旦積んだごみを下ろしてから、再度戻って収集を行うことになりますので、収集時間がいつもより遅れる場合などがございます。そういうことなども念頭に置いていただいて、しばらく収集を待っていただくなど、ご理解とご協力をお願いいたします。 ◆下地信広君   なるべくだったら、燃えるごみはおよそルートが決まっていると思いますけど、そのルートの時間になるべく合わせて、つまりは2時間以内ぐらいで、1時間以内ぐらいで回収できればなと思っておりますけど、朝8時に出して、しかも魚とか臭いのがあれば3時まで腐れて、ハエが飛んだり、また犬が散らかしたりしますので、そうした部分では、ある程度のルートは決まっていればあまりルートに遅れないように、例えばの話、前は12時に来たから、12時前に出そうとしたら、もう既に行ってしまっているときがありますので、ぜひともそういった部分も話合いの中でなるべくだったら早めに燃えるごみは収集していただきたいと思っておりますので、ご指導お願いしたいと思います。  次です。観光行政について。池間大橋の狩俣寄りのトイレがもう閉鎖されて、観光客も戻っていったりしておりますけど、なぜこれいつまでも閉まっているのかお伺いします。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   池間大橋狩俣側にある橋詰広場のトイレでございますが、このトイレは築30年以上経過をしております。至るところで劣化が見られます。それから、海に近いということで塩害で老朽化が進んでおります。この施設につきましては修繕は行わず、今後解体をするという予定でございます。 ◆下地信広君   これを建てたときにはニーズがあるから建てたと思うんで、しかもこれから観光客増えていきます。ぜひとももう一度考え直して、建て替えていただきたいなと思っております。  以上で私の一般質問を終わります。ちょうど12時になると思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで下地信広君の質問は終了しました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時30分から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午前11時59分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆久貝美奈子君   1番、市民ネット結、久貝美奈子です。よろしくお願いします。  それでは、早速ですが、通告に従いまして質問をいたします。1、市政運営について。市長公約について、市長の公約の進捗について伺います。座喜味一幸市長就任から1年半が過ぎました。これまで市長が掲げた公約の中で実現した事業、また現在進めている事業など進捗状況について伺います。
    ◎市長(座喜味一幸君)   市長の公約の進捗状況についてをお答えいたします。  私が就任したのが令和3年1月25日でございまして、直後から新型コロナ感染による影響、海底火山噴火、軽石問題、ウクライナ侵攻に伴う原油高騰、物価高騰等々、大きな社会情勢の変化もございました。そういう中にあっても、できるだけ迅速に対応してまいったつもりでおります。まず、私、公約多く皆さん方とお約束をいたしまして、基本的に市民ファースト、市民目線というようなこと、行政の透明化、そして刷新を通して所得の10%を上げていくという約束をしましたから、所得10%アップということも大変厳しい目標に掲げたわけですが、より具体的に速やかに対応してきたし、これからも具体的に対応してまいりたい。  特にまずコロナ対策の問題については、宮古島の場合極めて感染拡大が急速に広がりやすく、対応によっては縮小も早いというような傾向もありましたけれども、まずはこれまで不十分だった宮古病院、そして保健所、それから宮古医師会、市との連携強化というものが出されまして、宮古島の場合はほかの地域に比べて極めて感染対策に対する体制というものは十分にできていたなということで、医療関係者の皆さんに感謝、そしてまた市民の皆さんにも大変感謝をしたいなと思っております。時折のコロナ対策による臨時給付金等々も含めて、市単独予算も含めて対応して、何とか今後経済を早めに回復したい。現在は、ほかの地域に比べて、宮古島は観光客の入域者も搭乗率も非常に高うございますので、できるだけそういう宮古島の観光を含めた経済の立ち直りを促進して、早めの回復をすべきだと思っております。  所得10%については、基本的に農業の六次産業化等を含めておりますから、行く行く宮古島の市域内経済の好循環というものを、仕組みづくりを早めに構築したいということで、今、生産から加工、販売という形を一生懸命努力しております。なかなか新たな企業を起こす、六次産業を興す、食品産業を興すというのは厳しゅうございますが、今産業振興局を中心にやや具体的な項目も見え始めましたので、より一層の促進を進めてまいりたい。午前中にも議論になりましたけれどもが、いま一度観光客が100万を超えるというような状況等も踏まえ、また台風等で我々の物流の保存、保管機能というのが今見直されておりますから、この問題については未使用生鮮食料品の保存、それから農林水産物等の保存、保冷等々の拠点づくりについては、紅はるかというイモを通し、またカット野菜等の流通の可能性等含めて、民間企業の提案等もありますので、そういう連携の中でしっかりとしたロジスティクス機能というものを構築していきたいと思っております。  細かくは大会の派遣費だとか中学生までの通院費の無償化、がん患者等の渡航費等の支援拡大、いろいろと取り組んでまいりました。今後、八重干瀬等につきましても、環境の保全、産業の保全というような機能も含めまして、宮古島の大きな宝であります八重干瀬をぜひ世界遺産まで持っていけないかということで、今作業を鋭意教育委員会で進めておりますが、国定公園の指定候補ということで今挙がっておりますので、観光資源として、あるいは我々の大事な自然資産として、ジオパークを含めた今後の展開というものを考えていきたいというふうに思っております。事業の執行に当たっては、なかなか事業の目的が何ぞやという効果までしっかりと維持管理まで見通した事業を執行するように、現場には足しげく通うようにというようなまた執行体制についても、全庁を挙げて取り組ませていただいております。  なお、財源につきましては、ふるさと納税さらなる拡大、企業型ふるさと納税の拡大、それはしっかりと取り組んでまいりたい。それから、なかなか手がつけられなかった入島協力金という私約束をしましたが、今宿泊税というような形でこの条例に向けても取り組んでおりますので、財源の確かな確保というものも通して宮古島の市民の福利厚生、所得の10%アップ、しっかりと残り期間取り組んでまいります。 ◆久貝美奈子君   これからもまだまだコロナ禍も続いておりますが、ぜひ公約実現に向けて頑張っていただきたいと思います。  また、本市においてはこれまでに使われていない公共施設、廃校となった学校施設などがあります。平良庁舎についても、座喜味一幸市長就任後やっと動き出しました。ほかの使用されていない施設利用についても、しっかりと進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、福祉行政について伺います。障害者雇用について、市役所の障害者雇用について伺います。市役所においては障がい者活躍推進計画を策定し、障害者雇用に取り組んでいると思いますが、計画の進捗状況について伺います。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   市役所の障害者雇用について、障がい者活躍推進計画の進捗状況についてお答えをいたします。  本市におきましては、市長部局、教育委員会、水道事業においてそれぞれ障がい者活躍推進計画を策定し、障害者の法定雇用率2.6%を目標に障害者の雇用率の向上や障害者の働きやすい環境づくりについて取り組んでいるところでございます。令和4年6月1日時点における本市の障害者雇用率につきましては、市長部局、教育委員会及び水道事業において、いずれも法定雇用率の達成には至っていない状況でございます。達成に向けて速やかな取組が必要と考えております。今後の取組としましては、障がい者活躍推進計画に沿いまして、まず障害者を対象とした採用枠の設置、市役所内での人的サポート体制の構築、市役所に勤務している障害者へのアンケートの実施、障害者雇用に関する市職員のセミナーの参加など、障害者雇用率の向上及び障害者がより一層活躍できるような職場づくりに取り組んでまいりたいと考えております。 ◆久貝美奈子君   今後もこの計画に基づいて、ぜひ障害者雇用を推進していただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、民間企業の障害者雇用について、民間企業の障害者雇用の促進のために、市はどのような取組をしているか伺います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   本市における民間企業の障害者雇用についてお答えします。  本市における民間企業の障害者雇用促進への取組については、毎年9月の障害者雇用支援月間に合わせ、宮古公共職業安定所と共に障害者の雇用促進について宮古島商工会議所へ要請を行っているところです。また、本市に設置しています自立支援協議会就労支援部会において、障害者の雇用促進に向け、障がい者雇用企業等実践意見交換会等を開催しているところです。 ◆久貝美奈子君   先日、新聞でも商工会議所のほうへ要請している様子を拝見しました。障害のある方の働きやすい職場は、障害のない方にとってもよい職場環境になると思います。障害のある人もない人も共に働ける職場づくりは必要です。誰もが生き生きと働ける宮古島市へ向けて、今後も障害者雇用推進に取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、2、第2期障がい児福祉計画について伺います。①、医療的ケア児の支援について伺います。医療的ケアが日常的に必要な子供たち、医療的ケア児の人数は現在何人ですか。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   医療的ケア児についてお答えします。  まず、医療的ケア児とは、人工呼吸器などを装着している障害児や、その他の日常生活を営むために常時医療を要する状態にある障害児のことです。人数につきましては、沖縄県立宮古病院や保健所、障害福祉サービス事業所へ確認をしましたところ、令和4年度6月末現在で23名となっております。 ◆久貝美奈子君   医療的ケア児等に関するコーディネーターの配置はありますか。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   医療的ケア児のコーディネーターについてお答えします。  医療的ケア児等コーディネーターは、自らの専門性による支援を行いつつ、ほかの分野にも一定の知見を有し、対象児の支援に当たり関係者や関係機関と連携を図る者のことです。沖縄県では、平成30年度から医療的ケア児等コーディネーター養成研修を実施しております。本研修を修了した者が医療的ケア児等コーディネーターとして各市町村に配置されます。本市においては4名の受講修了者がおり、現在医療的ケア児を受け入れている障害福祉サービス事業所に3名、当市障がい福祉課のほうに1名配置されている状況です。 ◆久貝美奈子君   ②に行きます。小児慢性特定疾病児童等日常生活用具給付事業について伺います。令和2年度、令和3年度の申請件数と認定件数を伺います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   小児慢性特定疾病児童等日常生活用具給付事業についてお答えします。  小児慢性特定疾病児童等日常生活用具給付については、令和2年度の申請件数及び認定件数ともに3件となっております。令和3年度につきましては、申請件数及び認定件数ともに4件となっております。 ◆久貝美奈子君   実はこの給付事業について、市民の方から相談がありました。相談者は、医療的ケアの必要な3歳の男の子のお母さんなんですけれども、吸引器の購入のために給付事業を利用したいと去年から何度か窓口へ相談に通っているとのことです。男の子には脳障害があり、それに起因する嚥下障害などもあり、また筋力の低下により飲み込む力が弱く、たんが絡みやすい、嘔吐しやすい状態が日常的にあり、誤嚥性肺炎のリスクも高いとのことです。この子の日常生活には呼吸器とパルスオキシメーターがなくてはならないとお母さんが話しておりました。しかし、この子の場合、呼吸器の障害ではないため、相談の段階で医者の意見書などの書類がなかなか準備できず、前に進めず、まだ呼吸器が購入できていないとのことです。現在は、訪問介護事業者からレンタルしているという話を聞いています。最初の相談からもう約1年になります。今回、私も何度か担当課へ相談に行きまして、担当者からいろいろ経過など伺いました。担当課長、福祉部長からも話を伺いました。これまで担当の方も相談者へ丁寧に対応し、しっかり説明してきたと思います。しかし、相談者へうまく伝わっていません。本人が納得できない状態であり、申請までにかなりの時間がかかっています。先ほど伺った医療的ケア児等コーディネーターの方にしっかり間に入って寄り添っていただき、本人が納得し、早めにこの子に必要な支援が受けられるよう進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。  またこれにちょっと関係します。福祉分野においては、専門職の配置、相談員の配置はやはりとても重要だと感じました。6月定例会でも取り上げましたが、専門職の人材不足が懸念されています。人材不足は、このように市民サービスにもつながりますので、ぜひこのことにおいても対策を考えていただきたいと思います。総務部長、よろしくお願いします。  次に、3、ひとり親家庭生活支援事業について伺います。①、ひとり親家庭生活支援事業、ゆいはぁと事業について伺います。ア、関係して、本市のひとり親世帯の数を伺います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   本市のひとり親世帯数についてお答えします。  本市のひとり親世帯数は、児童扶養手当の受給申請者の世帯数となりますが、令和4年8月末時点で895世帯となっております。 ◆久貝美奈子君   市長公約で掲げているこのひとり親家庭生活支援事業、ゆいはぁと事業の進捗状況についてですが、このことについては、昨日、下地茜議員からも質問がありました。福祉部長から、令和5年度の事業実施を目指していくと答弁がありました。福祉部長、ありがとうございます。以前から、手当や補助だけではなく、寄り添い型の自立に向けた支援制度が必要だと感じておりました。そこで、市長の公約でもあるこの事業について、会派で、実施しているうるま市へ視察に行ってきました。うるま市では、この事業を母子寡婦福祉連合会へ委託し、うるはしとして他の子育て支援事業、ファミサポや無料学習支援などと併せて行っていました。また、こういった事業を進めていく上で、本市においても受託をする事業者の選定は重要になってくると思います。今後事業所等の育成も必要になってくると思います。引き続きひとり親支援、子育て支援に力を入れていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、4、沖縄子供の貧困緊急対策事業について伺います。①、拠点型子供の居場所運営支援事業について伺います。一般的な居場所では対応が困難な不登校、ひきこもり、発達障害、非行の子供たち及びその保護者を支援する拠点型子供の居場所設置について進捗状況を伺います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   拠点型子供の居場所運営事業について、進捗状況をお伝えしたいと思います。  令和5年度当初からの拠点型子供の居場所設置に向けて、今定例会提案の補正予算(第4号)において、債務負担行為の補正をお願いしているところです。補正予算の成立した後に事業実施要綱の制定や委託事業者の公募の手続などを行った上でプロポーザル方式による事業者の選定を行いたいと考えています。あわせて、内閣府及び県との次年度補助金の活用について協議を進めるとともに、庁内関係部署や市内小中学校等の関係機関に向けて、事業実施に関する情報共有をしっかり行ってまいりたいと思います。今年度末の令和5年3月には利用者募集を開始し、令和5年度当初からの事業開始に向け、着実に事業を進めていきたいと考えております。 ◆久貝美奈子君   このことについては、12月定例会から設置を要望してきました。専門職の配置など、また課題も多いと思いますが、引き続き設置に向けて進めていただきたいと思います。  次に、居場所型学習支援教室について伺います。市内にも居場所型学習支援教室が4か所設置されております。場所の選定、学習環境の改善、施設修繕について伺います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   居場所型学習支援教室についてお答えします。  宮古島市の居場所型学習支援教室は、平良地区の下里、久松、鏡原の3か所と伊良部地区佐良浜1か所の合計4か所に設置しています。また、児童養護施設の漲水学園が市の補助金を活用して学習支援教室を運営しております。場所の選定につきましては、令和4年1月に実施した子供の居場所運営事業業務委託企画提案募集の際に設置地区、平良地区3か所、伊良部地区1か所を募集要項に提示して公募を行ったところ、現在の設置場所での提案があり、選定されています。現在設置されている居場所型学習支援教室4か所については、市内のほとんどの地域をカバーできるバランスの取れた設置になっているものと考えております。 ◆久貝美奈子君   先日、伊良部島の学習支援教室サンゴ教室へ同会派の下地茜議員と行ってきました。事業所が借りている建物がとても古く、少し修繕が必要とのことでした。支援教室の建物の一部修繕、またクーラーの設置、取替えなどの費用はこの委託料の中に含まれているか伺います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   居場所型学習支援教室の修繕についてです。基本的には受託事業者と不動産の賃借契約内容に基づくこととしており、通常は不動産の所有者である家主が行うことになると考えております。一方で衛生環境改善を目的とする今回のようなクーラーや網戸の設置については、委託料、備品費から計上することも認めております。その他委託料から計上できない修繕費につきましては、県担当課と相談しながら協議を行うこととしております。 ◆久貝美奈子君   サンゴ教室、とてもアットホームな雰囲気で、子供たちが元気に勉強していました。建物の修繕については、先ほど部長もおっしゃったように大家との調整が必要な部分もあると思いますが、子供たちの教育環境を整えるためにも、修繕費など予算確保に向けて検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、5、介護予防事業について伺います。①、回復期リハビリテーション病院について伺います。回復期リハビリテーション病院は、脳梗塞を発症したり、転倒骨折をした方の退院後の歩行の再獲得、在宅復帰を目指すための施設です。早期のリハビリテーションは体の運動機能の回復だけでなく、心理的、社会的な回復にもつながります。宮古島市においても設置が必要だと考えますが、市としての見解を伺います。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   福祉行政について、回復期リハビリテーション病院についてのご質問にお答えしたいと思います。  要介護状態となり、リハビリを必要とする方に対する宮古圏域の課題として、回復期リハビリテーション病院がないことが挙げられます。そのことで島外での入院医療のために疾患によっては2か月から6か月ほどの入院期間となり、本人やご家族の負担となっていると考えられます。平成29年3月に策定されました沖縄県地域医療構想にも示されておりますが、地域完結型医療の充実を目指し、住み慣れた地域での生活を継続できるよう、バランスの取れた医療介護サービスの提供体制を構築する必要があります。そこで、構想実現に向けた取組として、宮古病院で在宅復帰支援等の役割が期待される地域包括ケア病床25床の設定を今年度の取組の大きな柱としております。宮古島市としましても、県と連携しながら、医療体制の確立に向けて取り組んでまいりたいと考えてございます。 ◆久貝美奈子君   ぜひ宮古病院のほうで病床を設置できるように進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、環境行政について伺います。1、ポイ捨てごみについて。ごみ箱設置について伺います。市内の至るところにポイ捨てごみが目立ちます。基本ごみは持ち帰ることが前提だと思いますが、なかなかごみが減らない現状があります。まちをきれいにするためにも、ごみ箱の設置が検討できないか伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   久貝美奈子議員には日頃から町なかのごみを拾っていただいていると聞いております。ボランティア活動にご協力をいただいていることに感謝しております。  ご質問のごみ箱設置についてお答えいたします。6月定例会でも説明しておりますが、ごみ箱の設置はその施設の管理者の判断によるものです。それぞれの施設の管理者がごみ箱設置をご判断いただくものと考えております。ご質問は、まちをきれいにするために町なかでごみ箱が設置できないかというご質問ですが、それぞれ管理者がいるところですので、環境衛生局で各施設の許可を得てごみ箱を設置するようなことは考えていないところです。議員ご指摘のとおり、なかなかポイ捨てがなくならないことは承知しているところではございますが、現状の人員の体制ではごみ箱を設置し、管理、回収していくことは厳しい状況でございますので、ご理解いただきたいと思います。今後も個人の意識を変えていくことがポイ捨て防止につながることだと考えて、市民への協力を呼びかけてまいります。 ◆久貝美奈子君   昨日、砂川和也議員からもごみ箱設置に関連する質問がありました。また、6月定例会でも取り上げられていました。本定例会でも、何人かの議員からもこのごみの問題は質問に上がっていると思います。確かにごみは、基本持ち帰るものです。しかし、市民の一人一人の意識を変えていくのにあと何年かかるんでしょうか。私も毎朝ごみを拾っていますが、ポイ捨てごみはなかなか減りません。そろそろ次の対策を考えなくてはいけないと思います。例えば砂川和也議員も提案していましたように、一部の公園などから実証実験的にごみ箱を設置してみる。また、一部の通りにごみ箱、行動心理的なナッジという行動心理があるんですけど、それを利用した、みんなが注目するようなごみ箱を設置してみるなどどうでしょうか。しかし、いずれにしても、設置したごみ箱の管理、先ほど局長が答弁しましたように、ごみ箱の管理の課題が残ります。そこで、ふるさと納税または検討されている宿泊税、また市長が先ほどおっしゃった入島税などを利用してごみの回収作業員を雇う、または今道路建設課で市道ボランティアを進めております。この市道ボランティア、県で進めている県道ボランティアなどを利用してごみ箱の管理、ごみの回収作業はできないものなのでしょうか。ごみ箱を設置すると、昨日市長もおっしゃっていました、分別をせずに食べかけの弁当箱などいろんなものを捨てる人が一部出てくるという課題もあります。しかし、こういう方は残念ながら、ごみ箱があってもなくても、その辺に捨てていきます。ごみ箱を設置することによって、きちんと捨てたい人、そこにごみ箱があればごみ箱に捨ててくれます。習慣化してくれると思います。エコアイランド推進課が実施しているせんねんトークでも、ボランティア市民の方を交え、ごみ問題を取り上げて意見を交わしています。何か次のアクションを起こさなければ、前に進まないと考えております。ぜひ行政にできること、市民ボランティアにできること、考えていきましょう。どうでしょうか。設置に向けて検討していただけないでしょうか。 ◎市長(座喜味一幸君)   ごみ問題、もうたくさん質問も出ていて、やはりこれからの観光も含めて大変宮古島市の重要案件と思っております。先ほど環境衛生局長から話ありました市民の努力もさることながら、今観光客が増えていくこの宮古島を考えたときに、多くの議員もやはり意識しておりますし、市民からの意見も大変多うございます。そういう中では各部局、横の連携取りながら、その辺についてはより具体的にごみ問題についてのワーキングチームとでも申しましょうか、取り組ませていただきたいと思います。 ◆久貝美奈子君   宮古島、島だからこそできることがあると思います。ご検討よろしくお願いいたします。  次に、漂着ごみについて伺います。漂着ごみの処理について伺います。ボランティアの皆さんにより海岸の漂着ごみを拾う活動が行われていますが、拾ったごみの処理について伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   日頃から本市でボランティア活動をされている皆様には深く感謝しております。海岸清掃ボランティアの皆様が拾ったごみの処理についてです。本市においては、海岸清掃ボランティアへの支援として、回収された漂着物などはそれぞれの海岸から市担当職員が回収し、可燃物、瓶、缶はクリーンセンターで処理し、その他大型発泡スチロールや漁業用のブイなどは産業廃棄物処理業者へ持ち込み、処分しております。 ◆久貝美奈子君   長崎県のある離島では、漂着プラスチックごみをチップにする設備があり、リサイクルして、燃料などにしているとのことです。本市においても、埋立てなどには限界があると思いますので、ぜひ将来に向けてリサイクルできる仕組みを検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、世界的な問題になっている海のプラスチックごみについて、宮古島の環境への影響、海を守る取組等について伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   久貝美奈子議員ご指摘のとおり、海洋プラスチックごみの問題は世界的に深刻化していると言われ、海の生物などへの甚大な影響が懸念されているところです。本市においても、海岸へ漂着するごみの大半がプラスチック製のもので、その影響は島の周辺海域でもあるものと考えており、市としても問題視しているところです。現在、ボランティアの皆様に多くの海岸清掃活動を担っていただいているところです。加えて、市民に現状を広く知ってもらうために、エコアイランド推進課のほうでせんねんシネマにおいて「プラスチックの海」の上映を行い、意見交換を行っております。一方、回収しても、回収しても海岸漂着ごみは減る傾向はうかがえず、毎年増えていく状態で、一地方行政で行うには限界があると感じているところです。現状では、県の海岸漂着物等地域対策推進事業補助金を活用し、海岸漂着物の回収、処分という形で海洋プラスチックごみの除去作業を行っておりまして、当面はそれで対応していく考えです。海洋プラスチックごみにつきましては、社会的にもいろいろ議論されているところでございますので、国の動向を注視し、新しい支援制度等を模索しながら、国、県と連携して対応していきたいと考えております。 ◆久貝美奈子君   今宮古島で私たちができることをやはりしっかり考えていかなければならないと思います。また、子供たちの未来のためにも環境、海を守る取組、行政としてしっかり取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、少し質問の順番を変えます。教育行政について伺います。1、学校施設管理について。学校施設修繕について伺います。学校校舎、トイレなどの修繕に係る予算はどのように算定されているのか伺います。 ◎教育部長(砂川勤君)   当初予算編成時においての修繕費の算定につきましては、これまで学校側から要望のあった修繕計画を立てた修繕費を除き、幼稚園1園につき15万円、小学校1につき20万円、中学校1につき60万円で算定しております。令和4年度当初予算、全て合わせて1,175万円を予算計上しております。また、年度途中におきましては、その都度見積りをもって算定して、補正予算でお願いしているところでございます。 ◆久貝美奈子君   この質問についても、下地茜議員、前里光健議員からの鏡原中学校について幾つか質問がありました。同じような質問になるので、私からは要望だけちょっと伝えさせてください。前に鏡原中学校を視察する機会がありました。トイレや壁、教室など修繕が必要な箇所が幾つかありました。建て替え予定もあるので、修繕に係る予算が少ないと思いますが、教室も狭く、備品などもかなり古くなっていました。今私が働いているこの新しい総合庁舎、ぴかぴかの廊下、新しい備品、それと比べると何だかとても子供たちに申し訳なくなり、正直涙が出そうでした。学校の体育館、校舎、教室、トイレの修繕、備品購入など、子供たちの教育の環境に係る予算をもっと増やしてほしいと思っています。まてぃだ教室についても、私たちは新しい机で仕事をしていますが、子供たちはどこかで使っていた古いビジネス用の机を使っておりました。市長、教育長、ぜひ来年度、教育に係る予算をもっと増やしてください。よろしくお願いします。  次に、学校内敷地の管理について伺います。学校の校庭、運動場の草刈りなどの管理について、中学校は環境衛生作業員が行っているとのことですが、小学校についてはどのように管理しているか伺います。 ◎教育部長(砂川勤君)   小学校の草刈りなどの簡易な環境整備につきましては、各小学校で対応しております。樹木の伐採など特殊な作業につきましては、教育施設課で対応しております。 ◆久貝美奈子君   教職員の皆さんもイベント前には草刈りなどをしていると聞いていますが、校内の草刈りなど環境美化については、作業員を雇用することはできないんでしょうか。 ◎教育部長(砂川勤君)   小学校に環境清掃員がついていないというのは用務員が配置されているためとなっておりますので、中学校を中心に樹木の伐採などについては教育施設課が対応しているということになります。 ◆久貝美奈子君   小学校には確かに用務員の配置がありますが、ほとんどの方が女性で、業務の内容は大体先生方のお手伝い、プリントのコピーとかお客様への電話の対応など、そういったことが多いかと思います。以前一時的でしたが、コロナ対策関係の予算で平良第一小学校と南小学校に衛生作業員として雇用対策の予算で聴覚障害者の方が雇用されていたと思います。予算がなくなり、もう退職されていますが、こういった実績もありますので、こういうところに障害者雇用をぜひ活用してはいかがでしょうか。先生方の負担軽減にもつながりますので、ぜひこのことについてもご検討よろしくお願いいたします。  次に、住宅行政について伺います。空き家問題についてまず伺います。空き家対策について、全国的に空き家の問題は深刻となっていますが、本市での空き家の件数を伺います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   本市でも、議員ご質問のとおり、空き家については対策を行っているところでございます。平成29年度に空き家の実態調査を行っておりまして、その際に調査した結果、空き家件数は486件でございます。 ◆久貝美奈子君   どのような空き家対策を行っているか伺います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   先ほども申し上げたとおり、宮古島市の空き家は486件でございました。その中でも215件は適切な管理が行われていない空き家となっておりましたので、こういった適切に管理が行われていない空き家につきましては、所有者に建物の除却を含め雑木等の切除などを行うよう指導を行っているところでございます。また、年度始めにほとんどの市民にお配りしておりますが、固定資産税納税書の通知と一緒に空き家に関するチラシを同封し、空き家対策の周知を図っているところでございます。 ◆久貝美奈子君   新たな住宅セーフティーネット制度を利用した空き家対策を検討する考えはないか伺います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   議員ご提案のセーフティーネット制度、これは子育て世代とか高齢者、あるいは低所得者への入居支援及び空き家改修補助、あるいは家賃低廉化補助などの経済支援でございますが、現在本市においては全国版空き家バンクを紹介しておりまして、空き家への入居支援というのは具体的には現在のところ経済的な支援制度等、補助などそういったのは行っておりません。しかしながら、空き家が増えている状況を鑑みますと、空き家改修費などの経済的支援についても今後の社会情勢及び空き家の増加の推移を見ながら検討してまいりたいと思います。 ◆久貝美奈子君   この新たな住宅セーフティーネット制度は、先ほど部長がおっしゃったように空き家対策と福祉政策を連携させた低所得者、高齢者、障害者、子育て世帯など、空き家、空き室を利用して住まいの確保や生活の安定、自立の促進に係るセーフティーネット機能を強化させる制度です。国土交通省のホームページの執行状況を見ますと、沖縄県でも令和3年5月末に11戸の民間住宅が登録されておりました。空き家問題の解決につながり、居住福祉政策にも寄与するものと考えますので、ぜひ将来的に検討も必要ではないかと思います。よろしくお願いします。  次に、環境行政の動物愛護行政についてお伺いします。1、地域猫のTNR活動について伺います。野良猫を増やさないため、飼い主のいない猫に不妊去勢手術をし、元の場所に戻す活動、TNR助成事業が本市においても令和4年4月から始まりました。この実施状況について伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   飼い主のいない猫の不妊去勢手術の実施状況についてです。4月から8月までの実績で去勢54頭、避妊43頭となっております。 ◆久貝美奈子君   この制度については、今年2月の時点で県内26市町村が実施しています。その中の23市町村は、公益財団法人どうぶつ基金、さくらねこ無料不妊手術事業から無料のチケットの配分を受けて実施しております。この基金を活用することで市の予算の負担が軽減され、その他の動物愛護事業に予算を配分することができると考えます。この基金の活用を検討しているか伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   公益財団法人どうぶつ基金が実施するさくらねこ無料不妊手術事業については、所有者不明の猫を原因とする生活環境被害の軽減と所有者不明猫の行政での引取り数の減少及び地域活動を支援し、行政による猫の殺処分ゼロの実現に資する目的で実施されているようです。本事業については、不妊手術費の全額が同基金から支援していただけるという内容の要綱になっており、議員がおっしゃるとおり、市の負担の軽減が期待されるものと思われます。活用については、他市町村の状況や事業内容の詳細を確認しながら検討してまいります。 ◆久貝美奈子君   沖縄市でもこの動物基金を使ってこの事業を行っております。市の予算の負担軽減につながるだけでなく、地域猫を病院へ連れていく市民の方の負担軽減にもなるとのことです。本市においても基金を活用し、浮いた予算でその他の動物愛護事業、例えばマイクロチップ事業などが実施できるのではないかと思います。この基金の活用を検討していただければと思います。  次に、この9月20日から26日は動物愛護週間となっております。市内の小中学校などで動物愛護と適正な飼育についての普及啓発行事などは行っているか伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   動物愛護週間について、環境保全課としましてはポスターを市内各小中学校及び幼稚園、保育園へ配布し、動物愛護週間の普及啓発を行っております。また、現在市役所1階ロビーにおいて宮古保健所が動物愛護と適正な飼育についての展示を行っておりますので、帰りに御覧になっていただければと思います。 ◆久貝美奈子君   ごみ問題もそうなんですが、動物愛護についても市民一人一人の意識改革が必要だと思います。子供の頃にしっかりとした正しい情報を得るということが重要だと思います。こうした強化月間などを利用して市内の小中学校などで普及啓発行事をして、命の大切さを学ぶ機会にしていただきたいと思います。来年度からまたよろしくお願いいたします。  次に、観光行政について伺います。持続可能な観光振興について。観光産業の人材不足解消について伺います。観光産業の人材不足が課題となっております。観光産業においても、本市が進めている特定地域づくり事業協同組合制度を活用し、安定した人材確保に向けた取組を進めているとのことですが、制度の進捗状況を伺います。 ◎産業振興局長(宮國範夫君)   特定地域づくり事業協同組合制度については、令和2年度に施行された総務省所管の制度になります。人口減少が進む全国の各地域において、個別の事業者単位では年間を通して安定的な雇用と給与水準を維持することが難しいことから、人口流出などの要因になっており、地域にある複数の事業を組み合わせることで年間を通じた安定的な雇用を創出し、地域の担い手を確保していこうという制度になっております。具体的には、地域内の複数の事業者が集まって法律に基づく組合を設立し、その組合で雇用した職員を地域内の事業者に派遣するもので、事業の運営に対して国や市町村から財政的な支援を受けることができるものです。地域の中で人材派遣の仕組みをつくることで各事業者にとっては繁忙期の人手確保につながり、働く側の職員にとっては組合に雇用されることで年間の安定雇用と一定の給与水準を確保することができるという制度となっております。本市におきましては、主要な産業である観光や農水産業において深刻な人手不足となっており、またこれらの産業は時期によって必要となる賃金に一定の隔たりがあることから、本制度を活用することによる社会的な効果が大きいのではないかということで昨年度から検討を進めてきたところです。昨年度は民間事業者の皆様との意見交換や勉強会を重ね、制度の活用価値が大きいとの判断から、組合の設立準備会を公募によって設立しました。現在はおおむね月に1回程度の会合を重ねており、今年度内の組合設立に向けた検討を進めているところです。 ◆久貝美奈子君   少し時間がなくなってきましたので、再質問はしません。この組合制度、いろんな産業、事業の繁忙期の人材不足解消につながることを期待しています。よろしくお願いします。  まだたくさんの質問が残ったまま終わることになりましたが、また12月定例会に残った質問については質問していきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで久貝美奈子君の質問は終了しました。 ◆狩俣政作君   議員番号8番、公明党の狩俣です。  質問の前に一言申し上げます。去る6月定例会において、私が庁舎にベビーカーが配置できないか質問したところ、早速2台のベビーカーが配置されました。市長をはじめ関係職員に感謝申し上げます。ありがとうございます。  それでは、質問を順次始めます。教育行政について。1、学校給食費についてです。食材費の高騰また燃料費の高騰で給食費の不足分を補正で計上してありますけども、本年度の当初予算において教育費雑入の学校給食費(準要保護)が計上されていませんでした。毎年6,000万円か7,000万円入っていますけども、今年度は入っておりませんでした。県の都合でですけどね。8月臨時会においても、食材費の高騰を受け、食材費を補正し、今回は燃料費を補正で計上しておりますが、今後学校給食費完全無償化を維持できて、また子供たちに栄養のバランスのよい給食を提供できるのかという心配の声が聞こえておりますが、当局の対策をどのように講じるか伺います。 ◎教育部長(砂川勤君)   食材費につきましては、先月8月9日開会の臨時会で承認をいただいたところです。今定例会におきましては、燃料費、光熱水費、修繕費などの増額をお願いしているところでございます。燃料費に限っては820万円余り、よろしくお願いいたします。今後につきましては、物価高騰の推移を注視し、保護者負担がないよう補正予算等で適切に対応してまいりたいと考えております。 ◆狩俣政作君   教育部長、これは、では当初予算を上げるのではなくて、随時その時点で補正予算で対応していくという考えでよろしいですか。 ◎教育部長(砂川勤君)   これにつきましては、まだそこまでの検討はしていませんので、これから状況に応じて検討してまいりたいと思います。ただ、保護者負担がないようには努めてまいります。 ◆狩俣政作君   4年ぐらい前に文教社会委員会で狩俣小学校と佐良浜小学校の学校給食を試食してきました。狩俣小学校においては給食を残す児童が多くて、平良区域内の学校給食なんですけど、佐良浜小学校のほうは地元の食材がかなり使われていて、残すどころか、お代わりがかなり多かった印象がありますので、こういう部分でも地元の食材を多く利用していただいて、ふだん食べているようななじみのある給食を提供できるようによろしくお願いいたします。  次に行きます。②です。アレルギー等で学校給食が食べられない児童生徒の給食費ですけども、アレルギーがあって学校の給食が食べられないという、自ら弁当を持参している児童生徒がいますけども、給食を食べる生徒は無償化なのでいいですけども、アレルギーで弁当を食べる生徒は保護者が材料負担しているのがありますので、当然不平等だという声が聞こえてはいますけども、このことについて市の対応を伺います。 ◎教育部長(砂川勤君)   先月要綱を制定いたしまして、今月から執行、施行しておりますけれども、アレルギー等により完全弁当対応の児童生徒には、今年度から出席日数に応じて給食費と同額の援助金として交付する予定でございます。これは議員おっしゃるとおり給食無償化を行っている中で恩恵が受けられず、不公平さが生じているということが大きな原因となっております。よろしくお願いします。 ◆狩俣政作君   教育部長、今、今年度からと言ったんですが、来年度ですか、今年度ですか。今年度からもう実施していると。                 (「9月から」の声あり) ◆狩俣政作君   9月から。分かりました。ありがとうございます。よろしくお願いします。  次に行きます。2番、コロナ禍での中学校での生徒の対応についてです。①、新型コロナウイルスに感染または濃厚接触者になった生徒についてですけども、学校を休むことになって、授業が遅れる生徒の対応です。コロナで欠席をして、授業を受けられない生徒には様々いらっしゃいます。発熱をしてせきなどがあって何かしら症状がある生徒、無症状の生徒、あるいは濃厚接触で陰性の生徒といます。症状がある生徒に関しては自宅で安静にしているのが一番と思いますけども、無症状や濃厚接触で陰性の生徒などはタブレットを使用して、リモート授業なり課題等もできると思いますけども、定期試験の前に欠席をして、試験範囲の授業を受けていない状態でとても不安な気持ちで試験を受けている生徒がいるようです。タブレットを使用したリモート授業が行われる中で、学校によって使用度の差があるように感じますけども、どのように対応しますか、伺います。 ◎教育部長(砂川勤君)   まず、1点目、学校を休むことになり、授業が遅れる生徒への対応についてでございます。新型コロナウイルスへの感染や濃厚接触者となり、長期欠席をした生徒が不安感を持たないようにするため、欠席の期間中、学校と生徒がつながりを保つよう取組が大切です。そこで、生徒の体調等を考慮しながら、タブレットを活用した遠隔授業、ドリル学習等を実施し、学びを継続する取組を実施してございます。また、登校後も生徒の学習状況を把握し、必要があれば個別に学習を行うように取り組んでいるところでございます。再度、新型コロナウイルス感染症等により長期欠席する児童生徒への対応について各学校と再確認し、学びの保障に向けた取組を実施してまいります。 ◆狩俣政作君   教育部長、今の答弁で、ドリルとかいろんな課題をリモートでやったと、全てをやったという話をしていますけども、私の聞き取りというか、学校の聞き取りでは、タブレットを使ったそういったドリルとか何もなかったという生徒もいたんですけど、これは全ての学校で実施できたという認識でよろしいですか。 ◎教育部長(砂川勤君)   失礼しました。一例として挙げましたけども、児童によってはちょっと体調が悪いということで、宿題の課題とかそれだけ、資料を提供するだけとか、そういったケースもございます。 ◆狩俣政作君   症状によってですけども、ただ、無症状とか、濃厚接触で陰性の子たちに、タブレットを使ったそういった授業、授業というか、ドリル、課題等は全ての学校で全ての生徒ができたという認識でよろしいですか。 ◎教育部長(砂川勤君)   申し訳ございません。少し確認して、後で答弁したいと思います。 ◆狩俣政作君   次。いいです。定期試験が受けられなかった生徒の対応ですけども、これは定期試験の期間中にコロナに感染した生徒及び濃厚接触の生徒ですけども、再試験を受けて、その後試験の点数と順位が書いてある個票というのをもらいます、生徒は。その個票に問題があります。私が相談を受けた保護者の生徒は1つの教科だけ再試験を受けて、点数がありました。ほかの4教科の点数は零点でした。点数が少なかった理由として、同じ日程、同じ日に試験を受けていなかったからという話がありました。もちろん1項目だけの点数なので、順位も最下位です。受験生ということもあり、とてもショックを受けたと話していました。その後先生に確認すると、個票には点数はつけていませんが、成績には反映されるということでした。このことを受けて、私は他の学校にも状況を確認しました。学校名は言えないので、A中学校は、再試験を受けた3年生は1つの教科だけ個票に点数を記載してあり、他の教科は零点で記載、総合順位もつけた。B中学校の再試験を受けた3年生の生徒は、全ての教科の点数も順位も記載してあった。B中学校の2年生の再試験を受けた生徒は、個票はもらえなかった。生徒の成績をつける重要な作業において、なぜこのような学校、学年によって対応が違うのか。それぞれの学校の方針とかあると思いますけども、問題は生徒への対応だと思います。ただでさえコロナで影響を受けて、勉強ができないような中で子供たちは頑張っております。塾に通える生徒は補習もできるんで、多少救われますけども、学校全体で考えると理不尽な扱いを受けている生徒がいるのではないかと思ってしまいます。そういうコロナ禍の状況だからこそ、大人たちが知恵を絞って、エネルギーを使って、子供たちのために学びの環境をつくるのが大事と思っています。個票に点数が記載ないけど、成績は反映させるとか、そういうことを事前に再試験に来る生徒に言えなかったのか、その辺の配慮がとても足りないと思います。当局の見解を伺います。 ◎教育部長(砂川勤君)   定期テストにつきまして、各中学校で実施計画を作成し、その評価方針の下、実施されております。また、その評価方針につきましては、保護者への説明が行われているものと考えております。その中で定期テストが受けられなかった生徒への対応も実施されております。定期テストの成績や評価等との関わりもあることから、生徒や保護者に丁寧に説明を行うことが大切であると考えております。テストを欠席した生徒への対応も含めた定期テストの実施について、生徒や保護者から不安を持たないような学びの保障という観点で取り組んでまいりたいと考えております。 ◆狩俣政作君   教育部長、ぜひよろしくお願いします。  学校や学年によって授業の進み具合も大分違うと聞いております。教職員の負担軽減においても、私は今後は定期テストを外部委託して、全中学校一律で定期テストを行ったほうがいいと思います。この件に関しては質問したいので、12月に質問しますので、よろしくお願いします。  次に行きます。3番です。児童虐待についてです。①、令和3年度、沖縄県は過去最多の件数を発表しました。2,509件で前年度比674件の増、率でいうと37%です。全国でも過去最多で20万7,659件です。本市の児童虐待の実態件数と相談件数を伺います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   児童虐待について、本市で相談を受けている件数についてお答えしたいと思います。  本市の児童家庭課における令和3年度の児童虐待相談件数でございます。児童全般に係る相談件数は2,963件となっておりますが、そのうち虐待相談の実件数は令和3年度、36件となっております。前年度は70件でございましたので、本市における相談件数は減少しております。しかし、延べ件数は前年度は319件に対し、今年度、476件と延べ件数については増えている状況です。 ◆狩俣政作君   延べ件数がかなり増えている要因として何が考えられるかお伺いします。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   相談件数が増えたという要因でございますが、相談件数の増加にはコロナ禍による学校休校とか自宅自粛の機会が増えて親子の時間が増えたことも要因の一つではないかと考えられますが、近年社会全体の児童虐待への関心が高まっていることや児童相談所虐待対応ダイヤル「189」番、いちはやくですね、児童虐待防止予防等の周知が進んでいることも相談件数は増加してきているのではないかと思っております。 ◆狩俣政作君   本市として児童虐待の対策があるのか伺います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   本市の児童虐待への対策についてお答えします。  本市の児童虐待への取組としては、児童家庭課において家庭児童相談員や虐待支援専門員を配置し、虐待の相談等があった場合には速やかに訪問、来所、電話等で継続的に対応に当たっております。また、児童虐待の背景には生活困窮や育児負担、家庭内暴力など様々な問題も混在し、複雑化しておりますので、庁内の関係部署からも相談が多く寄せられているところです。庁内の関係部署とも密に連携を取りながら、対応しております。また、虐待は他機関との連携支援も重要でありますので、沖縄県中央児童相談所宮古分室を含む警察、教育、医療機関など関係機関との連携を図り、同関係機関のメンバーで構成される宮古島市要保護児童対策地域協議会を適宜開催し、支援体制の構築を強化しながら、各機関で対応しているところです。 ◆狩俣政作君   福祉部長、ぜひともよろしくお願いいたします。とても大事なことなので、本当によろしくお願いします。  次にいきます。4番、教職員の安全衛生管理業務についてですけども、①、公立学校共済組合に委託したストレスチェックですけども、どのような内容だったのかお伺いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   ストレスチェックは、心理的な負担の程度を把握するための検査について労働安全衛生法第66条の10及び宮古島市立小中学校職員安全衛生管理規程第12条において事業者が実施することが定められており、宮古島市においては毎年10月下旬頃、1週間の期間で実施しております。対象者は学校に勤める全ての職員となっており、教員のほか事務職員、図書司書、支援員、用務員も対象となります。手続、流れとしましては、8月に学校側に名簿作成の依頼を行いまして、学校から提出された名簿を取りまとめ、委託先の公立学校共済組合へ提出いたします。10月初めには教育委員会から各学校長宛てに所属職員への受診の呼びかけの協力依頼、務支援システムを通して通知しております。実施期間中におのおのの都合がつく時間帯にパソコンであったりスマートフォンで入力してもらい、結果については本人宛てに届くという仕組みになってございます。令和3年度の実績といたしましては、対象者588人に対して受験者数、回答者数ですね、386名、受験率が65.6%となってございます。 ◆狩俣政作君   教育部長、この65.6%という数字が多いか少ないか分からないんですけども、このチェックを行って、今後どのような対応をするのか伺います。 ◎教育部長(砂川勤君)   まず、比較です。令和2年度が61.4%、令和元年度が56.3%ということで、令和3年度は伸びているものとなります。高ストレス者の人数、令和3年度の高ストレス者数は44名で受験者数の11.4%となります。自ら申出により産業医による面接指導をすることができ、面接実施者は実際は1人でございました。今後、面接指導が受けられるということを広く周知するとともに、ストレスを抱えない、働きやすい環境づくりについて、現場の声も聞きながら、一緒に取り組めていければと思います。 ◆狩俣政作君   高ストレスが11.4%、とても多いかなと思います。②の質問はもういいかなと思います。本当コロナ禍でストレスを抱えている、業務が多くて疲弊している教職員は多くいると思います。なかなか声を上げられない教職員もいると思います。このようなチェックや健康診断を行うことで気づくことはたくさんあると思うので、これからも本当に教職員守る体制づくりをよろしくお願いします。  次に行きます。2、福祉行政です。コロナ禍での医療機関受診と宿泊施設隔離についてですけども、①です。発熱があると民間等の医療機関を受診できず、発熱外来に回され、長時間待たされています。本市の対策ですけども、実際に具合が悪くて、民間の医療に行ったんですけども、発熱があって回された、発熱外来に。そこにたくさんの患者がいて、長時間待たされたと、どうにかなりませんかという電話が来ました。本市としてどのような対策を講じていますか、伺います。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   沖縄県では、新型コロナウイルスの感染拡大とともに救急や発熱外来を受診する患者が増加し、7月21日に沖縄県医療非常事態宣言が発出されております。本市でも県立宮古病院が一般外来の制限や、宮古地区医師会等の発熱外来への受診増加で、医療体制が厳しい状況にありました。宮古島市では、宮古島市新型コロナウイルス感染症電話相談室で市民の発熱に対する不安や受診可能な病院についての相談等に対応しております。発熱に関する相談があれば、状況を確認し、発熱外来の案内や受診の仕方などの説明を行っております。また、市のホームページでも発熱外来の一覧を載せているほか、SNSでも情報発信をしております。 ◆狩俣政作君   本市のコロナ対策窓口の取組は、とてもすばらしいと思います。ただ、窓口が17時で終わってしまいますという部分もありますけども、なかなかホームページ見る方もいないと思いますけども、このときにキッズドクターというアプリがあります。何時でも気軽に利用できるキッズドクターアプリってとてもいいと思います。担当の看護師が医師会にも会って話をされたようですけども、このサービスがあることで家族移住が増えるといいですねとか、また急な観光客の患者を減らすためにも、観光客にアナウンスしてもいいと思いますという話を聞きました。このような事業ですけども、来週あたりから役所のほうでも庁舎でポスターとかチラシを配布するという話を聞いております。ツイッターでキッズドクターと検索すると、発熱外来がいっぱいで受診できないけど、無料で看護師に相談できてよかったという声がたくさん上がっております。離島という宮古島、やはり医療に関してはデメリットの部分が多くありますので、このようなキッズドクター事業と市が提携すれば、かなりメリットは大きいと思います。ぜひともスムーズな医療体制づくりの構築にこのキッズドクターについての見解を伺います。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   ただいま狩俣政作議員のほうからキッズドクターのお話が出ましたけど、オンライン診療のことだというふうに理解してございます。最近では、会議もオンラインで行われるなど、オンラインが普通といいますか、当たり前のようになってきておりまして、狩俣政作議員のただいまのオンライン診療につきましては、時代に適したご提案なのかなと思ってございます。ただ、いろんな関係機関が絡んでくると思いますので、そこら辺との調整を図りながら、意見を聞くなどしながら検討していきたいと考えてございます。 ◆狩俣政作君   このキッズドクター事業は、オンラインの前にチャットがあります。チャットである程度の問診をして、その時点で引っかかる、要するに医者の助言が必要だなというときに看護師とのオンラインがあって、それから看護師が問診をして、この方は病院に行ったほうがいいということで病院につなげるというような流れのアプリになります。ぜひともよろしくお願いします。  次、②、新型コロナウイルス陽性になり、症状があるも宿泊施設隔離ではなく、自宅隔離になり、家族全員感染したことについてですけども、市は宿泊施設を確保できなかったのかなという部分でお伺いします。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   コロナ感染者の宿泊療養施設の運営は県が行っております。県によりますと、宿泊療養施設の利用可能な部屋数は40部屋となっており、今回のオミクロン株BA.5の新規感染者拡大時期、これは7月から8月の間になりますが、その時期に部屋数が足りない状況があり、住まいのない方、これは観光客とか島外の方で宮古島市に住まいのない方ということになります、を優先的に対応せざるを得ない状況だったと聞いております。その後、市と宮古島観光協会、宮古保健所で話合いを持ちまして、宿泊療養者が退所した後の清掃回転を早めることでより多くの対象希望者が利用できるよう、8月中途より清掃業者数を増やし、体制を整えたと聞いてございます。市としましても、自宅療養者の相談対応、観光客への来島時の注意喚起などを継続して行っていきたいと考えております。 ◆狩俣政作君   市民生活部長、早急の対応をお願いします。結局4人家族で1人が感染して、そこにいたら間違いなく皆感染すると思うので、それが多分感染拡大につながったのかと思うので、そういった部分での対応をよろしくお願いいたします。  次に行きます。2、未就学児の食費です。①ですけども、未就学児の健常児の食費は無償ですけども、今回は児童デイに関して話をします。児童デイに通う未就学児の障害児の食費は、基本通所を利用しているということで食事提供では加算が取れないということで、レトルトパウチの加工をして食事を提供しています。このレトルトパウチ料金を保護者は支払っております。そのほかにも通所利用の場合は、サービス料金の負担上限額の4,600円も支払っています。入所利用の場合は、負担上限額の9,300円を支払っております。健常児の未就学児の保育料は無料です。このように障害を持つ保護者の負担は、健常児の保護者に比べてかなり多いと思います。まず、この児童デイを通所利用、入所利用している未就学児の障害児は本市に何名いるかお伺いします。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   本市の児童発達支援事業所に通っておりますお子さんは、65名となっております。 ◆狩俣政作君   65人ですよね。これ1食の学校給食費って多分200円ちょっとだったかなと思うんですけど、大体65人で200円掛けた場合、年間の料金は380万円ぐらいになります。250円でも400万円ちょっとかな。この数を踏まえて、児童デイに通所利用、入所利用している障害児に対して、食費が無償にできないのか伺います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   保育所の食費については、ご指摘のとおり、確かに市独自の助成事業があり、保護者の負担軽減が図られているのに対し、児童発達支援事業所の食費は有償となっております。児童発達支援事業所の設置基準に保育所のような調理員の配置及び調理室の設置義務がないため、全事業所での食事提供がされておらず、一律での助成というのはございませんでした。県内他市でも例がなく、本市でも取り組むことができておりませんでした。しかし、これから各事業所の食事提供体制や課題などを調査しながら、児童発達支援事業所に通う保護者に対しても、食費の助成等について早めに検討してまいりたいと思っております。 ◆狩俣政作君   福祉部長、早めにお願いしたいと思いますけども、市長、いつ頃できますか。市長の答弁お願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   今福祉部長が答弁したとおりでございますので、ましてやそういう発達障害等々の部分に差があってはいかないというようなことで、全面的に調査しながら対応しようやということで福祉部長とも方針が出ておりますので、よろしくどうぞ。 ◆狩俣政作君   ぜひともよろしくお願いします。今おっしゃったとおり、そうした料理を作る専門の人もいないので、レトルトで提供しております。毎日毎日レトルトを食べて、私たちは過ごせますか。ぜひとも早くお願いします。  次行きます。3番、訪問入浴サービスです。①、訪問入浴サービスの概要を伺います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   訪問入浴サービスについてお答えします。  訪問入浴サービス事業は、自力または家族の介助のみでは入浴することのできない在宅の要介護認定者や重度の身体障害者に対して、訪問により居宅において入浴サービスを提供する事業内容となっております。訪問入浴サービスを実施できる事業者の要件としまして、看護師または准看護師1人、介護職員2人の人員体制となっており、サービス提供に必要な浴槽などの設備を搭載した専用車両を備えることが必須条件となり、県から介護事業者の認定を受けることが必要となります。障害福祉における訪問入浴サービス事業は、地域生活支援事業の任意事業として位置づけられております。 ◆狩俣政作君   この訪問入浴サービスがなくなった背景を伺います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   訪問入浴サービスがなくなった背景でございますが、訪問入浴サービス事業につきましては、これまで宮古島市社会福祉協議会が専用の車両を保有し、サービスを提供しておりましたが、車両に搭載されているボイラーの故障などにより平成30年9月からサービスを提供できない状態となっております。令和3年度に宮古島市社会福祉協議会と再開に向けて協議を重ねましたが、車両の老朽化だけではなく、人員の不足等の課題もあり、また既に訪問入浴サービスの指定取消しを受けており、事業の再開に至ることができませんでした。 ◆狩俣政作君   この訪問入浴サービス、とてもいいサービス事業と私は思っております。私の父も10年ぐらい介護していましたので、週に一、二回来ていただいて、入浴しました。体はもう動かないし、しゃべれないし、意思の疎通はできませんでしたけども、やはりお風呂入ると気持ちいいのかなという感じはとてもしました。この事業がなくなってとても困っている家族、その方々は、当事者がいると思いますけども、現在那覇市と浦添市とうるま市だけかな、やっているのは。どうにかこの訪問入浴サービスが再開できないのかお伺いします。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   現在、島内に訪問入浴サービスの指定事業所がなく、高齢者の介護保険事業については訪問介護や通所介護で入浴サービスを受けております。また、重度の障害児者の入浴サービスについては通所サービスを利用したり、住宅改修助成や簡易浴槽などの購入補助を行い、入浴サービスの提供を行っているところです。訪問入浴サービス事業については、議員もおっしゃるように大変重要なサービスと認識しておりますが、現在指定事業者が島内にないことから、再開ありきの方向ではなく、ニーズ調査も実施しながら、他のサービスでの入浴サービス拡充も検討し、また事業者への支援策も含め、各法人と調整をしていきたいと考えております。 ◆狩俣政作君   福祉部長、入浴サービスがしっかりできるように、またぜひともよろしくお願いします。ありがとうございます。  次に行きます。3、経済産業行政についてです。1番の、台風の影響で船が出ないために物資が滞る状況についてですけども、①の本市の対策を伺いますとあります。台風等の悪天候や災害時による物流の停滞を防ぎ、島内のストック機能を強化することなどを目的に建設された平良港総合物流センターのことです、これは。台風11号と台風12号が1週間ごとに襲来して、市内の大手スーパーの陳列棚はほとんど空の状態でした。この状況を本市はどのように捉えているのかという話ですけども、前里光健議員や下地信広議員の話にも、質問にもありました。流通システムの構築が十分ではなかった、これからは港運会社と関係者、利用者にも広報も兼ねて課題解決に向かいたいと答弁していましたので、対策については質問いたしませんが、気になったのは建設部長の答弁で、初期の段階で冷凍冷蔵庫の設置の構想はあったが、港運会社の冷凍冷蔵庫の商品管理の責任を持てないという問題があったので、リーファーコンテナに移行したと答弁しておりました。この事業の交付要件を申請するときに冷凍冷蔵庫は入っていましたか、伺います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   本事業は沖縄振興特別推進交付金で事業を執行しておりまして、その際の交付申請書では冷凍冷蔵庫スペースが交付申請でありまして、設備を設置するというのはございません。 ◆狩俣政作君   ということは、もう最初の段階で冷凍冷蔵庫を設置しようという考えはなくて、誰か港運会社とか民間会社にやらせようという考えという認識でよろしいですか。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   当初の初期の段階では、いろいろな意見、あと考えなどがあったかと思いますが、その後関係者などからのヒアリングを行い、現在ある第3埠頭上屋倉庫の老朽化による建て替えがそもそもの発端でございましたので、上屋倉庫の機能を新たに整備する方向でいこうということで、冷蔵冷凍設備そのものは設置しなくて、スペースを設けて整備していくということで基本設計が固まっております。具体的には冷凍冷蔵庫を設置する設置事業者が電気工事を容易にできるように、床コンクリートと土間に事前に管路を配置しておく工事となっております。 ◆狩俣政作君   私的には、この冷凍冷蔵庫は市が責任を持って設置するべきだと思います。でないと、この平良港総合物流センターの意義というか、市長が挙げている六次産業化の活性化はできないのかなと思います。  先ほど前里光健議員の冷凍冷蔵庫の在り方についての質問に、市長は、本島の業者ともコンタクトが取れていると答弁されていましたが、どのような業者で、どのような話が進んでいるか伺います。 ◎市長(座喜味一幸君)   今詳細にご説明ということにはならないと思うんですが、まず農林水産物等々の出荷を中心とした保存、保冷ということ、結局これはある現場から港湾にも持ってくることになるんで、そういうもののトータルの中で日常の生鮮食料品、それから島から出していくものの保存、保冷等々含めた総合的な計画というものに今検討しておりますが、近々また計画で出てくるものと思います。
    ◆狩俣政作君   今話していた様々な保存、保冷の話を業者とはしていると話していましたけども、これは市長が個人的に話をしているのか、行政を含めて話ししているのか、どちらになるんですか。お伺いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   いろいろと今食品加工から流通等々、カット野菜から食品加工等々のいろんな提案が今入ってきておりますから、その中での事例の中で一つの私の基本的な物流のありようというものを組み立てて、今説明しております。 ◆狩俣政作君   今の市長の話を、市長はある特定の業者と個人的に話をしているのか、それともちゃんとした行政としてこれからのプログラムとして話をしているのか、どちらですか。 ◎市長(座喜味一幸君)   政策参与等の情報等も私のところへ入ってきておりまして、産業振興局等と個人の提案、組織への提案、るるあります。 ◆狩俣政作君   とてもそこが大事な部分だと思います。産業振興局が動いている中で政策参与も動いている、それが別々であるととても困ると私は思います。市長も今業者とコンタクト取っている。これが単体で動くと、なかなかまとまるのに時間がかかるのかなと私は思うので、ぜひともその辺の情報は一元化していくようによろしくお願いします。  次の質問に行きます。リーファーコンテナの動力電源が、コンセントが19基ありました。現時点での契約内容の基本料金は幾らかお伺いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   ただいま資料を持ち合わせておりませんので、取り寄せ次第答弁させていただきます。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時17分)  再開します。                                     (再開=午後3時17分) ◎教育部長(砂川勤君)   大変失礼いたしました。ご質問で学校を休むことで授業が遅れる生徒への対応についてでございます。全ての学校がタブレットを活用しているかというところまでは確認はされておりません。ただ、休んだ期間の学習の保障については、しっかり対応するよう学校へは通知を行っております。改めて、務支援システムに考えられる取組とか例を示しながら、例えば、実際やっているかと思うんですが、個別補習をしているとか、ほかに例があればそれを示しながら、再度文書を発送して周知していきたいと考えております。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   リーファーコンテナ、電気の基本料金ですが、契約電力55キロワットで8万8,935円となっております。ちなみに、契約電力につきましては、当月を含む過去1年間の各月の最大需要電力のうちで最も大きい値で設定されることとなっております。 ◆狩俣政作君   今19基あって、最大の値で基本料金を設定しているんですが、たしか今使っているコンセントは3基か4基かなと思うんです。その辺で使っていない部分の契約がもったいないので、当分いろんな業者との話合いが進まない中で、使わなければ、この期間は契約を変えてもいいのかな、減らしていいのかなと思うんですけども……いいです。  この冷凍冷蔵庫の設備もリーファーコンテナの電力電源の設備も停電時の対応について伺います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   現在、平良港総合物流センターで整備されておりますリーファーコンテナ19基分の電源については、発電機は容易に接続できる仕様となっていることから、設置準備を設置事業者で準備していただき、活用していただくこととなっております。市といたしましては、発電機購入については、温度管理、それから品質管理を考えた場合、設置事業者が準備することが望ましいと考えております。また、事業者ともそのような発電機については設置事業者で準備するということで平良港総合物流センターの整備は進めてきたところでございます。 ◆狩俣政作君   使うほうで発電機を準備すると言っていますけども、19基あって、3基は誰々と分かれたときに、なかなか難しいと思うんです。私らであれば、これまでの再生可能エネルギーの実証実験のノウハウがあると思うんです、市には。それというのを利用していただいて、停電時でも太陽光パネルか何かつけていただいて、その蓄電池を活用するとか、そういうことをやったらどうかなと思います。これは要望です。これで終わります。  ②番に行きます。六次産業化の取組です。市長の所得10%向上の一番の要になっているのが六次産業化です。そのために市長肝煎りで創設したのが産業振興局だと思いますけども、創設して1年半になります。現在までの取組状況を伺います。 ◎産業振興局長(宮國範夫君)   産業振興局としてこれまで取組につきましては、令和3年度においては市内における農水産物の生産から加工、流通、消費までの状況を全体的に把握するため基礎調査を実施するとともに、学校給食において地元農水産物を多く取り入れるための取組を進めてまいりました。学校給食における取組としましては、学校給食の栄養士や生産者との意見交換、産地見学会など情報を共有するための取組に加えて、具体的な食材を提供につなげるため、JAあたらす市場や伊良部漁業協同組合と連携し、加工冷凍食材を給食に提供する実証事業を行いました。伊良部漁業協同組合と連携したマグロの提供については、実証事業終了後も継続して給食に提供されており、令和4年4月から9月までの実績は、マグロのなまりフレークが9回、メンチカツ4回、フィッシュボール5回、ミンチ1回、マグロフライ2回となっております。また、JAあたらす市場についても、冷凍野菜等の継続的な提供に加えて、納品する地元産野菜の品目、量ともに増えており、地産食材利用率の向上につながっております。 ◆狩俣政作君   もちろん先ほどの平良港総合物流センターに市が本当に責任を持って冷凍冷蔵庫を置いていただいて、こういった宮古島の特産の野菜、果樹を加工する、もう普通にぶつ切りで冷凍してもいいと思います。そうすることによって台風明けでも、野菜や果物がないときでも学校給食には安定して供給できるという体制の構築が私は先かと思っておりますので、よろしくお願いします。  4番に行きます。環境行政について。し尿処理施設です。①、既存のし尿処理等施設についての現状ですけども、これまで毎年のように搬入制限を行ってきました。令和3年度の決算書を見ても、一般廃棄物処理手数料も使用料、賃借料も前年度比で増になっておりますけども、本年度現時点においての搬入量の状況が増えているのか、減っているのか伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   搬入量は、今年度増えております。令和2年度で1万2,550キロ、令和3年度で1万3,620キロと1年間で8.5%増でして、今年度におきましては8月末時点で去年の8月末時点と比べて11.5%増となっております。 ◆狩俣政作君   今年は搬入制限は行っていますか、伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   搬入制限は行っておりません。 ◆狩俣政作君   これまでの投入量より増えている中で搬入制限を行っていない理由を聞きます。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   現状なんですけれども、浄化槽清掃業者から搬入されるし尿及び浄化槽汚泥の受入れについては、月曜日から土曜日までの週6日間行っております。受入れ量は1日当たり約50キロリットル程度です。下水道への投入に関しましては、1日当たり45キロリットル程度で、1日当たり多いときで約5キロリットル残し、繰り越すという状況です。残った汚泥に関しては貯留槽に保管し、日曜日や夜間に下水道投入して、処理を行っております。 ◆狩俣政作君   環境衛生局長、ごめんなさい。時間ないので、②、③、④は次回やります。  5番の防災減災行政について行います。1、防災行政無線についてですけども、①、フリーダイヤルで聞くことができる仕組みはできないか伺います。市民の中には宮古テレビにも加入していない、新聞も取っていない、ラジオもない方にとっては、防災行政無線はとても大事になってきます。しかし、気象状況や周辺環境によって聞きづらい状況があると聞いております。特に災害時において早めの避難誘導が大切になってきますので、フリーダイヤルを使用しての台風の状況が分かることができ、避難所の情報など様々な情報が分かればいいと思いますけども、これ沖縄市で取り組んでおります。とても市民から好評と伺っていますけども、本市においてもできないのか伺います。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   防災行政無線につきまして、フリーダイヤルで聞くことができる仕組みはできないかという質問にお答えをいたします。  狩俣政作議員から紹介されました沖縄市の総務部防災課へ確認を行っております。現在、宮古島市が運用しております防災情報システムにおきましても、有料でございますが、無線放送を聞き直す機能はございます。沖縄市同様フリーダイヤルの仕組みの導入につきましては、まず予算の確保や契約内容等の調整に一定の期間を要しますので、県内他市の実績や動向等も調査しながら取り組んでいきたいと考えております。ちなみに、75―3081にダイヤルしますと放送内容は確認することができます。放送内容の問合せをしてくる市民につきましては、無線放送を聞き直す機能の紹介をしておりますが、今後は市のホームページや広報誌を利用して周知をしてまいりたいと考えております。 ◆狩俣政作君   総務部長、ぜひともフリーダイヤルでよろしくお願いします。  以上で私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで狩俣政作君の質問は終了しました。  しばらく休憩し、15時45分から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午後3時31分)  再開します。                                     (再開=午後3時45分)  本日の会議時間は、議事の都合によりこれを延長します。  休憩前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆上地堅司君   議員番号11番、上地堅司です。本日最後の質問になります。通告に従って質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  まず最初に、教育行政について。スポーツ少年団について。スポーツ少年団の登録件数を伺います。6月に登録件数はバスケットが18、バレーボールが12、陸上が2、軟式野球が1の答えがありました。現在の登録件数を伺います。 ◎生涯学習部長(友利克君)   スポーツ少年団の登録件数です。スポーツ少年団の登録件数は、昨年度は21団体でございました。今年度は45団体の登録がございます。 ◆上地堅司君   6月現在で33で、今8月現在が45ですか。ありがとうございます。  続いて、補助金申請した少年団の件数について伺いたいと思います。8月現在、選手派遣補助金を申請した団体、個人、件数を伺いたいと思います。 ◎教育部長(砂川勤君)   日付がちょっと違うんですけど、選手派遣費補助金交付事業で申請のあった団体数、令和4年9月16日現在でお答えいたします。申請のあった団体数は81件でございます。 ◆上地堅司君   81件。これは、令和3年度に比べてどれぐらいの差がありますか。お答えお願いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   すみません。資料を今持ち合わせておりませんので、後ほどよろしくお願いします。 ◆上地堅司君   後で資料をお願いします。  この申請に係る補助金の申請の申込みは去年と今年とではどのような申込みが変わりましたか、お伺いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   今年度、要綱の改正によりまして、学校長からの申請だけでなくて、スポーツ少年団、登録されている団体等からも補助金を直接申請できるようになってございます。 ◆上地堅司君   今年から団体でも申請できるということで、去年までは学校に申し込んで、それから役所のほうに申請をしていたということですか。                 (何事か声あり) ◆上地堅司君   ありがとうございます。それで、この内容がホームページに記載されていないのはどうしてですか、お伺いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   これは要綱改正する際に反省しているところでありまして、市のホームページ、あるいは広報誌、あとは宮古島市のLINE、そういったところを活用して今後周知を図っていきたいなという内部での今話合いをしているところです。 ◆上地堅司君   ぜひ早めの周知をお願いします。  続いて、今月にスポーツ少年団の指導者講習会がありました。その参加人数をお伺いします。 ◎生涯学習部長(友利克君)   沖縄県スポーツ協会の主催によるスポーツ少年団の指導者講習会を9月10日に開催をいたしました。参加人数は、53名の参加がございました。 ◆上地堅司君   久しぶりの講習会で53人もの人数が講習したということで、話を聞けばもっと参加したいという声も聞こえていますので、今年度、来年の3月までに、もう一度こういった講習会は開催はないですか、お伺いします。 ◎生涯学習部長(友利克君)   指導者講習会の本市での開催については年1回を予定していると沖縄県スポーツ協会は話はしております。2回目を同じ年度で開催するというふうになりますと、市が開催するということになりますけども、今のところ講師の手配や費用負担など不明な点がございますので、現段階では実施についての明確なお答えというものはできないという状況でございます。これまでの子供たちのスポーツ振興は、教職員の先生方、そして保護者、地域の理解者の協力によって成り立ってきたものというふうに思っております。しかし、昨今の子供たちを取り巻く状況、また少年少女スポーツを取り巻く環境は、ハラスメントの防止、それから勝利至上主義の見直しなど、指導者の少年スポーツ活動に対する高い深い理解が求められておるところでございます。市としましても、少年少女スポーツの活動を通しての豊かな人間性の育成を推進するためにも、スポーツ少年団の積極的な登録、加入、そして指導者の育成にしっかり取り組んでいきたいというふうに考えているところです。 ◆上地堅司君   今言っているように、指導者の育成と子供たちを指導するためには、やはり大人がしっかりとちゃんとした講習会を受けて、子供のために一生懸命指導することが一番大事と思いますので、ぜひとも講習会だけではなくて、年に1回は別の講習会でも講演会でも、そういったのを呼びながら、宮古地区の子供たちのために指導者育成のほうもよろしくお願いします。  続いて、部活動の在り方についてお伺いしたいと思います。昨日の答弁でも下地信男議員の質問にもありました。休日部活動指導を2025年までに地域移行するということで、2023年から3年間は改革集中期間として改革を推進するということになっています。具体的に宮古島市はどのように取り組んでいくのか、もう一度お伺いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   部活動の在り方についてお答えいたします。  令和4年6月6日付スポーツ庁の資料によりますと、運動部活動の地域移行とは、中学校の運動部活動を対象に、少子化や教師の働き方改革等を背景に、学校の運動部活動では支え切れなくなっている中学生等のスポーツ環境について、学校単位から地域単位の活動に変えていくことで少子化の中でも将来にわたり子供たちがスポーツに継続して親しむことができる機会を確保するとともに、学校の働き方改革を推進していくことを目指しています。具体的には休日の運動部活動から段階的に地域移行をしていくことを基本とし、令和5年度から令和7年度末までの3年間を改革集中期間に位置づけ、推進していこうというものでございます。運動部活動の地域移行につきましては、地域の受皿、指導者の質、量の確保、施設の確保、大会の在り方、会費や報酬等様々な課題がございます。教育委員会としましては、国や県の具体的な取組やスケジュール等を定めた推進計画、ほかの自治体の事例等を参考に取り組んでいこうと考えております。その際にまず生徒の文化、スポーツ活動を保障すること。2つ目に、教職員の負担を軽減すること。3つ目、保護者の負担にならないようにすること等を含めた多様な方法を模索しながら、地域の実情に合った取組を進めてまいります。また、地域の受皿や人材確保、保護者負担等の課題につきましては、関係団体や関係部署との連携、国や県の補助事業活用等も含め、検討してまいりたいと考えております。  また、部活動の中には今申し上げました運動部活動のほかに文化部活動もございます。文化部活動についてでございます。令和4年8月9日付文化庁の資料によりますと、運動部活動と同様、文化部活動は少子化や教師の業務負担等を背景に部活動の適正化に向けた改善方策、地域との連携、協働や地域への移行の方向性が示されました。具体的な休日の文化部活動の段階的な地域移行を令和5年度から開始し、令和7年度末までの3年間を目標達成時期のめどとして推進していくものでございます。 ◆上地堅司君   この取組はスポーツだけではなくて、文化の面も一緒に取り組むということで、この取組は地域と一体として、先生の負担軽減もあると思います。そのことでやはり指導者講習会とか講習会はこのためにどのような地域との取組をしていくのか、考え方があればお願いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   地域との取り組み方でございます。先ほども少しお話ししましたけども、会費とか報酬とかいろいろ様々な問題があります。先々月ですか、教育長会も開かれまして、名護市、うるま市、糸満市が先行事例市になっております。そこの意見も聞きながら、集約しながら今後在り方を検討していきたいと、そのように考えております。 ◆上地堅司君   このことはとても重要なことですので、しっかりと考えて、地域と一緒に連携しながら、子供たちをしっかりと指導しないといけない立場になると思いますので、学校と地域が一つになって取り組まないとこれはなかなか解決できないと思いますので、ぜひ来年からでも少しずつ取り組んでもらいたいなと思います。  続いて、上野小学校の体育館の修繕についてお伺いします。3月、6月、私が修繕のことを一般質問で言っているんですけど、6月では5月、6月の雨で体育館が水浸しになり、大変な思いをしていました。そして、今月台風11、12号で、まさにそれ以上にまた体育館のほうで被害を受けています。このような状態が続いたら、あと1年、2年では体育館が使えない状態になるかなと私は思っています。前の答弁では段階があると、あと二、三年しないと修繕はできないということで答弁がありましたけど、あと二、三年待つ間に体育館が使えなくなったら、それ以上の修繕費がかかると思います。その修繕費を前倒しできないかお伺いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   現在の上野小学校体育館の状況につきましては、教育委員会としても状況は把握してございます。応急処置を行うために業者へ見積りを依頼したところでございます。確かに上野小学校の修繕につきましては、令和7年度に実施設計、令和8年度に修繕工事を計画しております。なかなかほかの計画との兼ね合いもありますから、前倒しはまだ厳しいかと思いますけども、修繕工事までの期間、少しでも現状の改善を図れるよう、今できる対処、処置を検討し、対策を講じてまいりたいと考えております。 ◆上地堅司君   ぜひとも早めの修繕をお願いしたいと思います。このような状態が上野小学校だけではなくて、ほかの学校も結構あります。学校の修繕とかいろんなのが後回しになっている今の現状があります。ぜひ子供たちが学べる学校を、しっかりと学んでいく子供たちのために早めの修繕また保守をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、鏡原中学校の修繕についてですが、先ほど下地茜議員、前里光健議員、久貝美奈子議員も質問していました。私は、2点ほど質問したいと思います。鏡原中学校の修繕について、7月くらい要請があったと思いますけれども、トイレ、ドア、柱のコンクリートの破損、そういった修繕はもう修繕はされていますか。お伺いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   要望のありましたうちトイレの修繕については完了してございます。ただいま校舎柱のコンクリートの剥離については、現況を調査しているところでございます。 ◆上地堅司君   なぜこの質問をするかというと、先ほど言っていたように建て替えということで、多分やらなくてもいいなと思っている状況が続いているかなと。ですけど、現場行ってみたら、コンクリートの破片は落ちているし、見たら破損しそうなものも見えていますので、それはぜひ早めの修繕をお願いします。  そして、もう一点聞きたいと思います。鏡原中学校は今生徒数も増えて、教室が足りないということを校長先生も言っていました。そして、今建て替えも検討しているということで、令和7年ですか、それから令和8年の、その前に今教室が足りないので、応急措置としてプレハブ校舎を建てたらどうかなと。そして、なぜそう言うかというと、建て替えの時の順序は多分プレハブを建てて、子供たちをプレハブに移動すると思います。その順序同様に教室が足りない場合も、プレハブを建てて子供たちをプレハブに移動する、そういった考えはないかお伺いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   確かにプレハブのお話もございました。それとプレハブの位置なんですけど、2階のピロティといいますか、空間があるんですけど、そちらに建てた場合、高さ、あと2階ですので強度、あとは建築基準法にも引っかかるというか、検査を受けないといけないという部分も検討いたしました。また別のところでは、少し鏡原については狭隘な敷地ですので、それについては学校側といま一度調整しながら検討させていただきたいと思います。 ◆上地堅司君   ぜひとも来年の3月まで、4月から教室ができるように早めの対応をお願いします。  続いて、環境行政について。ごみ問題について。本当に6月の質問からごみ箱問題、そして今回の質問も砂川和也議員、久貝美奈子議員も質問していました。本当に宮古島は、このごみ問題が一番の課題と思っています。今回の台風でも、台風11号、台風12号でも、海岸沿いを回ってみたら、もう葉っぱが落ちて、木の隙間からごみが見えて、ごみが多いのが目立っています。そういったことを考えたら、やはり何かの対策が必要と思いますので、市はどういった対策を今から考えているのか、考えがあるんでしたらお伺いします。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   ごみは、自らが適切に処理しなければならないものではありますが、残念ながら、現状ではなかなかポイ捨ては減らず、不法投棄もなくならない状況です。そのような状況ではありますが、担当課へは以前に比べ不法投棄に関する相談や、さっき上地堅司議員がおっしゃっていたような台風後にいっぱい出てきたりという、そういうようなことに関する相談や通報などが増えていまして、毎日環境保全課にはそれらの連絡が来ております。これは不法投棄、ポイ捨てはしてはいけないという市民の意識の向上から相談等が増えているものと考えております。今後も広報活動を通して、市民一人一人の意識を変えていくため取り組んでまいります。また細かい計画に関しては、現状を鑑みて検討してまいりたいと考えております。 ◆上地堅司君   意識の向上を高めるということで、私としては、ポイ捨て条例でもつくって、しっかりと市がそれに対応していくのが筋かなと。そうしないと、今まであるごみはあっても、これ以上増やさないためにどうするかを考えないと、これからは。私そこからの意識が大事かなと思っています。子供たちも実証実験でごみ箱を設置しておいたらごみは減ったと、そういった事例もあります。減らすためにはやはり市がしっかりと業者に伝えて、ごみ問題をしっかり宮古島全体の問題として捉えるのが一番だと思っています。その中でこのごみ問題一番大事なのは、そこを出して売っている企業、ファミリーマートでもいいし、お店、そこらの責任者がしっかりそこにごみ箱を置いて、しっかりとごみを回収する。できれば宮古島市がそこのとこにリサイクルショップみたいなのを置いて、ごみ箱を置いて、段ボールとかペットボトル、そういった大きなものを置きながら、そして業者にそれを回収させるとか様々なやり方があると思います。そういう中で市ももう少し真剣に考えてこれを取り組まないと、宮古島からはごみはなくなりません。少しでも減らすためには今から取り組んでいかないと、私が言ったように、宮古島は海はきれいだけど、ごみはいっぱいあるねと、ごみの島だなと言われかねません。ぜひともこの問題は市同様私たちも一生懸命考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、2番、農業用のマルチ、発泡スチロール、ビニール等について。宮古島市は、廃棄処分をどう考えているかお伺いします。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   農業用マルチ、ビニール等の処分についてでございます。農業用廃プラスチックの処理につきましては、産業廃棄物等処理場へ適正に処理をするよう呼びかけております。それを処理した方へは一部処理費用の助成を行っておりますので、引き続き適正処理をしていただくよう呼びかけてまいります。 ◆上地堅司君   補助があるということで産業廃棄物処理場に農業用マルチを持って行ったところ、機械が壊れているから取らないと、そういった話も聞こえてきています。そして、宮古島に発泡スチロールを取る業者がないと、こういったのもどうしたらいいかと業者も悩んでいます。このことで伺います。宮古島でそういった業者が何件あるか、それをどういうふうに処理しているかお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   現在、宮古島市においてビニール、あと農業用マルチなど発泡スチロール等の産業廃棄物を処理している業者は2業者ありまして、処理について聞き取りを行っております。機械が故障していたということですが、現在は処理できる状態であるとのことでした。また、1社だけではなくて2社ございますので、その際は壊れているというように処理業者から言われた場合は、保健所のほうに連絡をしていただいて、確認を取っていただきたいと思います。 ◆上地堅司君   発泡スチロールの業者もありますか。2件ありますか。                 (何事か声あり) ◆上地堅司君   分かりました。そして、この発泡スチロール業者は今は回収していますか。伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   発泡スチロールを受け入れている業者もございます。 ◆上地堅司君   なぜこれを聞くかというと、業者が発泡スチロールを引き取るところがないということであったので、そうしたら2社は確実に発泡スチロールも業者からは受け取るということですね。ありがとうございます。  続いて、道路行政についてお伺いします。信号機設置について。宮国地区の交差点に設置できないか伺います。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   宮国地区の交差点に信号の設置ができないかとのご質問です。答弁は、宮国公民館前交差点ということでお答えしたいと思います。現在、宮国公民館前交差点には1灯式信号機、点滅信号になります、が設置されております。ご質問の箇所について宮古島警察署に確認したところ、信号機設置の指針では信号機を設置する目安として、主道路の往復交通量が1時間当たり原則300台以上であることなどが条件とされているとのことです。現在同交差点の設置については、目安となる交通量に達していないことや、現在1灯式信号機の設置により交通事故抑止、安全の確保ができており、プログラム多様式信号機への代替は予定していないとのことです。宮国公民館前交差点においては、停止位置にカラー舗装を行い、安全対策を行っております。 ◆上地堅司君   宮国部落の住民が会うたびにここに設置できないかと、もう何度も何度も訴えていますので、ぜひ今観光客も増えて、すごい交通量になっていますので、その分検討をお願いしたいと思います。  そして、これに付け加えて、うえのドイツ文化村から一周道路に交わる交差点、そこにも設置できないかと、ここが駄目だったら、との話もあります。そこは、結構毎年二、三件は交通事故が起きています。本当にそこも一番危ないところで、今は宮古島まもる君も立っているところですので、そこもできないかお伺いします。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   ただいま答弁しましたとおり設置基準がありますので、現場を私どものほうも確認をしてから検討してみたいと思います。 ◆上地堅司君   ぜひ確認して、事故が起きる前にできればいいかなと思っていますので、よろしくお願いします。  続いて、もう1件、アットホームこころの前の交差点にも設置できないかお伺いします。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   アットホームこころ前の交差点に信号機の設置ができないかとのご質問にお答えいたします。  お答えする前に、さきに答弁しました宮国公民館前交差点への答弁とほぼ重複しますので、ご理解願いたいと思います。アットホームこころ前の交差点には1灯式信号機が設置されております。ご質問の箇所について宮古島警察署に確認したところ、信号機設置の指針では信号機を設置する目安として、主道路の往復交通量が1時間当たり原則300台以上であることなどが条件とされているとのことです。現在同交差点の設置については、目安となる交通量に達していないこと、現在1灯式信号機の設置により交通事故抑止、安全の確保ができており、プログラム多様式信号機への代替は予定していないとのことです。よろしくお願いします。 ◆上地堅司君   300台以上通らないということで、なぜここを言ったかというと、北から南に入る道路がずれているんです。ずれて、入るときにも斜めに入ってこないと真っすぐ行けなくて、そのときに右、左見ながら入るんですけど、とても危険な状態で、見づらい、そして走りにくい、そういった現状があります。そのことでお伺いします。そこの道の改善はできないかお伺いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   議員ご指摘の交差点、市といたしましても道路改良の必要性を認識しておりましたので、今年度既に概略設計を発注しておりまして、交差点の改善ができるよう、改良工事に向け取り組んでいるところでございます。 ◆上地堅司君   ぜひとも改良をお願いします。  続いて、台風後の道路清掃活動についてお伺いしたいと思います。そこはうえのドイツ文化村から入江のほうの海岸線の清掃のところです。そこは台風11号、台風12号で結構枝も折れて、歩道に散らばっていました。この歩道は結構ランニング、ウオーキング、そういった市民の憩いの場所もありながら、海岸に入る駐車場へのところもあります。そこに駐車場にこの台風で砂、石、そういったのが打ち上げられて、最初は駐車できなかったんですけど、石ころを拾って、駐車はできるようにしてあります。そのことでお聞きしたいと思います。そこの除去作業はどうしたらいいかお伺いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   議員ご質問の道路は県道でありまして、管理します沖縄県宮古土木事務所に問い合わせたところ、台風後にはパトロールを行い、まずは通行に支障のある倒木、それから落下物の除去から優先的に行い、道路清掃については順次行っていくとのことでございます。 ◆上地堅司君   道路は順次やってあるということで、駐車場のある海岸に行く駐車場はどういうふうに除去する予定ですか、お伺いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   駐車場についても、道路清掃と並行して清掃するということで回答をいただいているところです。 ◆上地堅司君   ぜひとも早めの対応をお願いします。  それに関連して、うえのドイツ文化村から今言っているフカイバーの間にあずまやがあります。今そこは立入禁止になっているんですけど、これは四、五年立入禁止になっているんですけど、この台風で立入禁止の表示もなく、ただロープが巻かれているだけで、大変な破損しているところもあるんですけど、この撤去作業か建て替えがあるかお聞きしたいと思います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   このあずまやについても県が管理しているところでございまして、大変危険であるということでございますので、このあずまやについては、管理する県へ対応を求めていきたいと思います。 ◆上地堅司君   まだ県の回答はないということでよろしいですか。ぜひとも早い対応をお願いします。ここはいい憩いの場所になっていますので、ぜひ修繕ではなくて、建て替えをお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、福祉行政についてお伺いします。90歳以上の独り暮らしの高齢者は、宮古島には何人いますか、お伺いします。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   本市の90歳以上の独り暮らしについてお答えします。  本市の9月1日現在の90歳以上の独り暮らしの方は、施設に入居されている方も含め男性174名、女性664名で合計838名であります。ちなみに、施設での入居している方を除きますと、在宅でのお独り暮らしは711名となっております。 ◆上地堅司君   結構いますね。711名、これだけの独り暮らしの高齢者がいるとは驚きました。それで、独り暮らしの高齢者の災害のときの避難はどのようにされていますか、お伺いします。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   災害時の避難についてお答えしたいと思います。  現在、避難所には一般避難所と福祉避難所がございます。独り暮らしの高齢者であっても、自立している方はご近所の住民や親族など、または交通機関、タクシー会社などに各自で連絡して、一般避難所に来ていただいております。お独り暮らしで介護認定を受けている方などは、ケアマネジャーがついておりますので、まずはケアマネジャーにご連絡していただき、支援者の有無、避難方法、また必要であれば福祉避難所への登録などについてご相談していただいて、避難しております。 ◆上地堅司君   この質問は、今台風11号のときに私のおばさんが独り暮らしで大変なことになっていましたので、いろいろ市民課の人とか、そういう相談をしてやっていたんですけど、警報が出なければなかなか連れてこれない。しかし、高齢者ですので、警報が出る前に避難させないと、何かあった場合、警報が出た場合に災害に見舞われるかもしれない。そこで、警報が出る前の避難はできるかお伺いします。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   災害時の避難所については、一般避難所については市民課のほうで担当しておりますが、多分警報が出てから一般の避難所は開設となっております。ただ、福祉避難所については早めの対応も必要であることから、警報が出そうなときに事前に開設の準備をしていただいて、対象者は早めに入れるように連絡をしているところです。 ◆上地堅司君   警報が出る前に対応をぜひお願いしたいと思いますので、それは業者と連携しながら、近くの施設に連れていけるような感じで、できれば同じ、ベッドではなくて、体育館とか避難するときにもそういった避難の施設があると思いますので、しっかりと業者とも話し合いながら、そういった改善をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、介護職員が不足しているという声が聞こえてきています。宮古島市は、どのような取組を考えているかお伺いします。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   介護職員の不足について、取組についてお答えします。  宮古島市内の介護事業所における人材不足については、事業所から声が上がっているところでございますが、これは県内全域の課題でもありますので、先日県と意見交換会をした際に喫緊の人材不足対策として県外の人材を誘致することも必要であるとの意見等も上がっておりました。また、沖縄県の事業として本市内での人材育成事業として、夏休み期間中に高校生を中心とした介護職員初任者研修資格が取得できる講習等も開催されており、市としても協力してきているところでございます。市独自の取組はまだございませんが、まず介護事業所人材不足については、介護事業所から自ら率先して取り組むことも重要だと思いますので、事業所からの相談や意見を伺い、市としてどのような取組ができるか検討してまいりたいと思っております。 ◆上地堅司君   ぜひ取り組んでもらいたいと思います。私が調べた範囲で企業奨学金という制度があります。この制度は、卒業後就職先である企業が奨学金の返済支援、または学業に関する費用を支援する制度です。現在、本島を含め、この宮古島でも医療福祉、介護、ケアマネなど関わる方の人材不足は問われて、問題視されています。人材不足の理由に、経済的困窮により進学したくても進学できない学生たちがいることも考えられます。企業は、学生たちの奨学金制度を活用し、学び、この場を提供し、資格取得後、企業に就職、勤務することで返済をしなくてもよいという制度があります。この制度が企業奨学金制度です。これは、企業によって方法は異なるそうです。そして、この制度は沖縄県、宮古島は企業奨学金制度を活用している企業はほぼないと言っています。次世代を担う子供たちの中には、様々な理由により進学を断念し、内地に就職するケース、企業奨学金を求めて内地に行き、そのまま就職し、宮古島に戻ってこない子供たちもいます。それでいいでしょうか。2027年頃から宮古島で逆転現象が起こり、70以上の方が増加して、介護ピークを迎えるそうです。島内の企業が医療と福祉に従事してくれる子供たちを支援することで、学問に励み、資格を取得し、契約を交わした企業に就職することで宮古島にも戻ってくると思われます。これから起こる高齢社会増加に向けて、医療福祉人材を企業で育成することは宮古島にとっても、地域にとっても画期的な取組になると考えています。介護士不足、ケアマネジャー不足、支援員不足、医療者不足は地域の皆さんにどれだけ影響を与えるのか。待っていても状況は変わりません。それなら、宮古島市と企業が連帯を図り、人材を育てることが一番大事と思っていますので、宮古島市も企業との提携をよろしくお願いします。  それから、医療者の声を伝えたいと思います。ある宮古島の医療者の声です。内地では、この取組は私が高校の頃からあるそうです。私自身も企業型奨学金制度を活用し、医療従事者になりました。宮古島には医療福祉関連学校がないのです。観光事業も大切です。でも、ここで暮らす方たちの支援する人が不足することにもなりかねません。また、資格を得たからよいというわけではなく、資格保持者の質も問われます。資格保持者の質の向上にも目を向けて、幅広い視野を持ち、正しい教育へ導くことができる、私は宮古島にそのような働きを願っているそうです。お願いします。自分たちもあと何年かしたらお世話になるかもしれません。やはりこれから高齢者も増えていくと思いますので、ぜひとも宮古島市も積極的に取り組んでいってもらいたいなと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、市長の政治姿勢についてお伺いします。宮古島市のために、市長は安心、安全な暮らしができるためにどのような考えがあるかお伺いします。そこで、私が6月定例会で私見を述べた海問題、3漁業協同組合、海上保安部、話合いは行われましたか。市長にお伺いします。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   3漁業協同組合と海上保安部との話合いが行われたかということでございます。3漁業協同組合と海上保安部との話合いはこれまで行われておりません。ただ、海上保安部や漁業協同組合から、市民に対して、漁業権を理解していただくようにとのことで、魚介類及び海草類の採捕禁止看板設置の要望がございました。それを受けまして、市といたしましては、看板の設置については掲載内容、設置場所また設置場所に伴う地権者や管理部署との調整などを行い、実施に向け検討したいというふうに考えております。また、現在、市の広報誌であります「広報みやこじま」、これ8月号になりますが、採捕できない魚介類及び海草類について掲載しているところでございます。いずれにせよ採捕禁止等の部分については市民に周知してまいりたいというふうに考えております。 ◆上地堅司君   この問題は、沖縄全島の問題が上がっています。2017年、名護市議会でも、こういった問題が批判されています。その中で、明治大学の熊本教授は「漁業権は漁村集落の持つ入会漁業権に由来する権利」と言い、「本来であれば、入会集団である地元の漁師、住民、組合員等々の権利が保障される」と述べています。そのとおりだと思います。住民もその権利があると思います。それを漁業権で縛るのも、何だかんだといって法律あるそうですけど、そういった看板は違反になるそうです。そういった告知をするのは違反になると言っていますので、もう一度県とゆっくり相談して、今まで自由に来た海、そして今まで本当にアーサも取れて、何も取れた、そこに漁業権がないといけないというのはちょっとおかしなことだと思いますので、市長、ぜひこれは今年中に相談して、検討してもらいたいなと思います。本当にもう今の状態では、近くの海にも入れない、貝も拾えない、そして子供たちにもアーサを取ってあげることもできない。そういった宮古島でいいですか。私はそう思いません。この問題は大事と思いますので、ぜひ考えてくれたらありがたいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、農業行政についてお伺いします。野そ防除についてお伺いしたいと思います。今、サトウキビはほとんどハーベスター、90%以上がサトウキビをハーベスターで刈り取っています。何%かは手刈りでやっています。手刈りをしたサトウキビ農家から年々野そが増えているということで、地上防除よりヘリコプターの防除でできないかと相談がありました。私も今年は2台ぐらい手刈りしました。手刈りして、結構野そにやられて、積んだ後にも野そに食われて、相当な被害が出ている状況でした。その中で、地上防除ではなくて、航空防除でもできないか、6月定例会で西里芳明議員も言っていました、ドローンでできないか、本当にこういう状態になっています。その中で市はどういう考えを持っているかお伺いします。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   野そ防除についてのご質問でございます。航空防除ができないかというようなご質問でございますが、去る6月定例会におきましても、こちらのほうお答えさせていただいたところでございます。航空防除をする際の予算面、サトウキビ以外の耕作地、これも6月定例会で申し上げたんですが、牧草地などがやはり点在しておりますので、航空防除を行った場合、牧草地への散布も行われることとなりまして、そういった農家の方からそういった草地のほうに散布しないでいただきたいという要望もございます。そこで、ピンポイントでできないかというような声もございましたが、やはり航空防除ですので、風の影響等も受けて、なかなかピンポイントでできる状況にはないということで、以前行っていましたヘリコプターを使っての航空防除は、これはできないということに判断しております。 ◆上地堅司君   何らかの方法をぜひお願いしたいと思います。  続いて、実証栽培施設、ポットファームの進捗状況をお伺いします。6月定例会で、新たな作物での実証事業を実施すると答弁がありましたけれども、いまだにそこは整備もされないで、繁茂している状態です。時間もないですので、短めにお願いします。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   実証栽培施設、ポットファームの今後の実証事業についてでございます。この施設は、新技術、栽培技術の修得、新技術の確立及び普及促進の研修施設として整備されたものでございます。この目的を踏まえまして、現在休止中になっておりますが、新たな作物を栽培品目として新技術の実証事業に取り組んでいきたいということで、現在施設の復旧といいますか、修繕等そういった部分を改善しながら、来年4月からの使用に向けて準備を進めているところです。 ◆上地堅司君   時間も過ぎていますので、これで私の一般質問は終わりたいと思います。 ○議長(上地廣敏君)   これで上地堅司君の質問は終了しました。  お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(上地廣敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会します。                                     (延会=午後4時47分)...