宮古島市議会 > 2022-09-21 >
09月21日-03号

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  1. 宮古島市議会 2022-09-21
    09月21日-03号


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    最終取得日: 2023-05-28
    令和 4年  9月 定例会(第6回)          令和4年第6回宮古島市議会定例会(9月)議事日程第3号                           令和4年9月21日(水)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            令和4年第6回宮古島市議会定例会(9月)会議録 令和4年9月21日(水)                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(24名)                          (延会=午後4時47分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(22番)  上 地 廣 敏 君  議   員(11番)  上 地 堅 司 君 ┃┃ 副 議 長(18〃)  長 崎 富 夫 〃    〃  (12〃)  仲 間 誉 人 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  久 貝 美奈子 〃    〃  (13〃)  平 良 和 彦 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  下 地   茜 〃    〃  (14〃)  下 地 信 広 〃 ┃┃   〃  (3 〃)  砂 川 和 也 〃    〃  (15〃)  我如古 三 雄 〃 ┃┃   〃  (4 〃)  狩 俣 勝 成 〃    〃  (16〃)  前 里 光 健 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  富 浜 靖 雄 〃    〃  (17〃)  西 里 芳 明 〃 ┃┃   〃  (6 〃)  下 地 信 男 〃    〃  (19〃)  友 利 光 徳 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  新 里   匠 〃    〃  (20〃)  上 里   樹 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  狩 俣 政 作 〃    〃  (21〃)  粟 国 恒 広 〃 ┃┃   〃  (9 〃)  山 下   誠 〃    〃  (23〃)  平 良 敏 夫 〃 ┃┃   〃  (10〃)  池 城   健 〃    〃  (24〃)  山 里 雅 彦 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 座喜味 一 幸 君 │ 環 境 衛 生 局 長 │ 下 地 睦 子 君┃┃ 副   市   長 │ 伊 川 秀 樹 〃 │ 会 計 管 理 者 │ 天 久 珠 江 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 消   防   長 │ 宮 國 和 幸 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 與那覇 勝 重 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 石 川 博 幸 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 仲宗根 美佐子 〃 │ 総  務 課  長 │ 豊見山   徹 〃┃┃ 市 民 生 活 部 長 │ 友 利 毅 彦 〃 │ 財  政 課  長 │ 国 仲 英 樹 〃┃┃ 観商工スポーツ │ 上 地 成 人 〃 │ 教   育   長 │ 大 城 裕 子 〃┃┃ 部       長 │           │           │          ┃┃ 産 業 振 興 局 長 │ 宮 國 範 夫 〃 │ 教  育 部  長 │ 砂 川   勤 〃┃┃ 建  設 部  長 │ 大 嶺 弘 明 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 友 利   克 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 砂 川   朗 〃 │ 宮 古 島市選挙管理 │ 仲 間 正 人 〃┃┃           │           │ 委 員 会 委 員 長 │          ┃┃ 水  道 部  長 │ 兼 島 方 昭 〃 │           │          ┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  下 地 貴 之 君   次  長 補  佐  砂 川 晃 徳 君  次       長  仲 間 清 人 〃   議  事 係  長  国 吉 たかよ 〃 ○議長(上地廣敏君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は23名で、定足数に達しております。  本日の日程はお手元にお配りした議事日程第3号のとおりであります。  この際、諸般の報告をします。  事務局長から報告をさせます。 ◎事務局長(下地貴之君)   議長の命により、諸般の報告をいたします。  9月13日、議会運営委員会が開催され、令和4年10月25日に浦添市で開催される令和4年度市議会議員職員研修会への議員の派遣については、最終本会議において処理することと決しました。  そのほかにつきましては、お手元に配付の報告書によりご了承願います。  諸般の報告は以上です。 ○議長(上地廣敏君)   ただいまから日程第1、一般質問に入りますが、通告外の質問にわたらないよう、議事進行にご協力を願います。  また、質問方式、質問場所については、一般質問通告書により事前に通告した方式及び場所を遵守するようお願いいたします。  なお、議会運営に関する申合せ事項により、質問の1人持ち時間は、いずれの質問方式も質問時間、答弁時間、移動時間を含めて60分以内、質問回数は一括質問方式については3回以内、一括質問・再質問から一問一答方式及び一問一答方式については回数の制限は設けないこととなっております。  なお、質問の際は、聞き取りにくい部分がありますので、マスクを取って発言していただきますようお願いいたします。  それでは、通告順に従いまして順次質問の発言を許します。 ◆我如古三雄君   自由民主党、我如古三雄です。よろしくお願いいたします。  質問に入る前に、所見を申し述べます。長引くコロナ禍で、観光業や飲食業など人手不足が問題となっており、特にレンタカーなども不足をしていると聞いております。このように、失われた3年間を取り戻すために、今まさに経済にかじを切る時期であると考えます。一方、急速なコロナ感染拡大から、少しずつではありますが、ようやく下げ止まりに転じてきており、市民の皆様にも安心感と明るさが戻ってきているのも確かであります。このまま収束に向かってほしいと願うものであります。行政当局におかれましては、今後とも市民の安心、安全にしっかりと取り組んでいただきますよう要望申し上げまして、私の一般質問に入ります。当局の皆様におかれましては、市民の皆様に分かりやすい、明快な説明、答弁を求めたいと思います。  市長の政治姿勢について。1つ目に、物価高騰に係る水道基本料金の免除についてであります。原油価格、物価高騰によって経済的に厳しい環境に置かれている市民及び事業者の皆様を幅広く支援するために、水道料金の基本料金を免除すべきと考えますが、市長の見解を伺いたいと思います。 ◎水道部長(兼島方昭君)   我如古三雄議員の水道基本料金の免除ということなんですけども、市の一般用1世帯当たりの水道基本料金は月550円で、一月で約1,500万円となっております。免除等を行っている多くの自治体は、新型コロナにおける感染症対応地方創生臨時交付金が活用され、財源の補填措置が講じられておりますので、本市においても同様な交付金措置が可能かどうか、関係部署と協議をしながら取組を行ってまいりたいと思います。 ◆我如古三雄君   私、今冒頭でも申し上げました。もうそろそろ経済面にかじを切るべきだと。この問題は、今度市長に伺いますが、この水道基本料金の免除支援策については全国多くの自治体においても既に実施をしております。本市においても支援をすべきと考えます。再度市長に伺いますが、この水道基本料金の免除策について市長はどのように考えているのか、答弁をお願いしたいと思います。 ◎水道部長(兼島方昭君)   先ほども申し上げましたが、感染症対応地方創生臨時交付金のほうで協議をしながら対処してまいりたいと思います。 ◆我如古三雄君   ぜひ早急に検討の上、市民に対する支援策が得られるように当局の取組を期待しております。  次に、新総合体育館建設用地についてであります。まず最初に、建設候補地を3か所、つまり現存地と前福運動場内、それにカママ嶺公園内に決定した経緯について伺いたいと思います。 ◎生涯学習部長(友利克君)   建設候補地3か所に決定をした経緯についてでございます。8月17日と8月26日に用地選定委員会を開催いたしました。委員会では、現総合体育館、前福運動場、カママ嶺公園の3か所を候補地として挙げました。この3か所を挙げた経緯、理由でございます。まず、新総合体育館は現総合体育館の機能を引き継ぐ施設であることから、建て替えを前提としております。令和2年度にまとめた基本構想でも、現在地での建て替えが前提となっております。そのため、人口重心から2キロ圏内であることを1つ目の用地選定基準といたしました。候補地としましては、ほかにも国有地なども調査いたしましたが、用地取得に長い期間と用地取得等に多額の費用を要することから、市有地であることを第2の基準として、また1.2ヘクタール以上の面積を有することといたしました。第3の基準としましては、市の災害危険区域外であることを挙げました。この3つの基準に合致するのが、この時点では10か所ほどございました。そして、第4の基準として、敷地の地形、形状などに大きな支障がないことといたしました。この基準により、先ほどの3か所に絞られたということになります。用地選定委員会でこれら候補地の選定基準について説明をし、各委員の了承が得られたことから、3か所の候補地から絞り込みを行いました。  なお、委員会での採点、協議の結果、現総合体育館を最終候補地とすることで意見の集約が図られました。  その後、8月26日に用地選定委員会委員長から教育長に、9月9日には教育長から市長に結果が報告され、用地選定委員会の結論どおり、現総合体育館の用地とすることで決定をしております。 ◆我如古三雄君   次に、用地選定委員会に委員が16名いるということでありますが、この16名の委員の皆さんから3候補地以外の意見といいますか、そういったことは全く出なかったのかどうか。建設用地の最終決定の前に、これから委員会の諮問を市長に答申するかと思うんですが、この市長の最終判断の前にやはりもっと広く、市民にも分かりやすく、市民アンケート調査あるいは意見等を求めるべきだというふうな意見等も多々あります。そういったこと等考えますが、この件について当局の見解を伺います。 ◎生涯学習部長(友利克君)   先ほどの答弁でも経緯などを説明したところでございますけども、新総合体育館は現体育館の建て替えを前提として、令和2年度基本構想・基本計画を取りまとめております。その取りまとめをする際に、宮古島市スポーツ協会に加盟をする21団体にニーズ調査、アンケートを実施し、12団体から回答を得ております。特に用地についての設問はございませんでしたが、自由回答においても用地に関する意見は特に上がっておりません。また、基本構想・基本計画策定委員会も実施をしておりますけども、宮古島市スポーツ協会宮古島商工会議所宮古島観光協会など14団体などで検討した際にも、特に別の用地について検討すべきとの意見などはございませんでした。議員ご指摘の市民アンケートの実施については、これらの団体から意見の集約を終えているところでありますので、現在の体育館用地を新総合体育館の場所とするという決定についてはご理解いただきたいというふうに思っています。 ◆我如古三雄君   この建設用地について、利便性、あるいは防災性、中心市街地との関係などとしておりますが、私は建設場所については現存地ありきではなく、もっと大胆な発想に立って決定すべきというふうに考えます。空港東側にスポーツ観光交流拠点施設JTAドーム宮古島ができて、宿泊施設、ホテル、大型スーパーなどが進出しております。また、近い将来において空港トンネル道が開通した場合、道路ネットワークの整備に伴い、中心市街地との関係もより近くなってまいります。さらに、まちづくりなどの面からも旧町村部、城辺、上野、下地地域との均衡ある振興、発展と整合性を考慮して、ドーム周辺を建設用地として推進すべきと考えております。  次に、予算確保のめど及び今後のスケジュールはどのようになっているのか、概要について伺いたいと思います。 ◎生涯学習部長(友利克君)   新総合体育館の予算確保のめど、今後のスケジュールについての概要です。まず、予算確保についてでございます。今定例会において基本設計に関する補正予算をご承認いただければ、今年度中に事業費の概算を行いたいと考えております。必要となる事業費は、資材、人件費などの高騰、変動が大きい状況においては、現時点で明確に述べることはなかなかできません。  今後のスケジュールについてですけども、令和5年5月末になります。防衛省に補助金の申請をしたいというふうに考えているところです。この来年5月の補助金の申請といいますのは、令和6年度に実施設計を目指しての申請ということになります。令和6年度に実施設計が認められましたら、令和7年度、8年度に現体育館の解体と新体育館の建設工事を予定しているところでございます。予算の確保が順調に進めば、令和9年度の供用開始を目指しているところでございます。 ◆我如古三雄君   予算の確保、それから着工時期、はっきりした見通しといいますか、まだ聞いていないような状況であります。建設場所の選定については、市民のコンセンサス、合意形成を図る、得ることにおいても時間的にもまだ十分ありますので、そういった市民アンケート等も、意見等も得る必要があるのではないかと、何よりも重要なことだと考えます。加えて、このような大きなプロジェクトについては、時の首長が強い信念と覚悟を持って先頭に立つことが求められます。座喜味一幸市長には、そのような動きが全く見えません。  次に、上野トロピカルフルーツパークの活性化及び再整備についてであります。上野トロピカルフルーツパークの活性化及び魅力ある公園に向けた民間事業者による施設に対する事業提案の進捗状況は、今現在においてどのようになっているのか、今後の見通しについて伺いたいと思います。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   上野トロピカルフルーツパークの活性化及び再整備についてでございます。上野トロピカルフルーツパークの活用方法につきましては、令和3年度からトライアルサウンディングを公募しており、令和4年度におきましても引き続き公募を行っている状況でございます。現時点におきましては、複数の民間事業者からの問合せ等はございますが、具体的な計画提案書の提出はまだ出されていない状況でございます。今後、公募期間内、これ令和5年2月末となりますが、公募期間内に計画提案書の提出がない場合、活用方法として、トライアルサウンディングにとらわれない公募の方法について検討してまいりたいと考えております。 ◆我如古三雄君   今現在、公募の状況がないというふうなこと、来年2月末までということでありますが、しっかりとどうぞ多くの民間事業者がこの事業に賛同して、いい提案ができますように当局の頑張りを期待したいと思います。  次に、市税の徴収強化対策についてであります。令和3年度の市税の収入状況が前年度の97.2%に比べて0.8%上回り、市税の収入済額は前年度と比較して全体的に723万6,755円減少しております。市税は主要な自主財源であり、収納強化は財政健全化の根幹であります。収納率の向上に向けた今後の取組について伺いたいと思います。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   市税の徴収強化対策について、収納率の向上に向けた今後の取組についてお答えをいたします。  令和3年度の市税の収納率は、前年度を0.8%上回る過去最高の98.0%となっております。議員ご指摘のとおり、収納額につきましては、コロナ感染拡大に伴う収入減の影響で令和3年度の市民税の調定額は約9,200万円落ち込んだことから、収納額は前年度と比較して723万6,755円の減となっております。経済の回復を見通せない中におきましては、当面は厳しい状況を見込んでいるところですが、適正な課税に努めるとともに、収納率の向上に向けては今年度も徴収対策会議の中で全庁体制で取り組むことなどを確認しております。さらなる徴収強化を図りながら、市税の確保に努めていきたいというふうに考えております。 ◆我如古三雄君   次に移ります。バス停上屋の整備についてであります。  宮古島管内におけるバス停上屋の現状と、雨天時や夏場の炎天下における利用者対策は急務であります。バス停上屋の整備計画について伺いたいと思います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   バス停上屋の整備についてお答えいたします。  バス停上屋の整備については、今年度は市道中央縦線のサンエーターミナル店ATM前バス停において、福祉団体の要請を受け、現在、整備に向けて事業に取り組んでおりまして、年度内には完成見込みでございます。このバス停上屋が、雨天時や夏場の炎天下などにおける利用者対策については理解しておりまして、今後の整備計画については各バス会社と協議しながら検討してまいりたいと思います。
    ◆我如古三雄君   やはり利用者の立場や視点に立って対策を講じるべきだと痛感をしております。当局の取組を期待しております。  次に、農業振興について。2023年産サトウキビ生産見込み調査についてであります。2023年産サトウキビ生産見込みの第1回調査が終わっていると思いますが、面積、作付体系、昨年度と比べてどのような状況になっているのか伺いたいと思います。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   来期産のサトウキビの生産見込み調査、前期と比較してお答えいたします。  まず前期、令和3年、年産の実績ですが、収穫面積が5,563ヘクタール、生産量が33万308トンとなっております。作型別では、夏植えの収穫面積が2,084ヘクタール、生産量にしますと15万507トン、春植えの収穫面積が321ヘクタール、生産量1万4,586トン、株出しの収穫面積が3,158ヘクタール、生産量16万5,235トンとなっております。来期の見込みでございますが、第1回目の生産見込み調査では、面積が5,298ヘクタール、生産量で31万1,901トン、作型別では夏植えの収穫面積が1,635ヘクタール、生産量が12万4,156トン、春植えの収穫面積が241ヘクタール、生産量1万1,687トン、株出しの収穫面積3,422ヘクタール、生産量で17万6,057トンとなっております。生産量につきましては、全体で4.8%の減を見込んでいるところでございます。また、作型別では夏植えの前期比で21.5%の減、春植えで24.9%の減、株出しになりますと8.4%の増というふうな現在の段階の見込みでございます。 ◆我如古三雄君   面積、生産量ともに減少というふうなことでありますが、これ10月に第2回の生産見込み調査があると思いますが、そんなに変わらないだろうと思っておりますが、今後しっかりと生産振興に向けて当局の取組を期待したいと思っております。  次に、福祉行政についてであります。住民健診・がん検診対策について伺います。住民健診、がん検診が新型コロナ感染拡大の影響で、予定していた集団健診が中止や延期、期間短縮等によって、さらに長引くコロナ禍で健診会場から足が遠のいている傾向にあると言われます。現状と、受診者増加対策についてどのように取り組んでいくのか伺いたいと思います。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   住民健診、がん検診の現状と受診者増対策に向けた今後の取組についてお答えいたします。  昨年度は、コロナ禍という状況もありましたが、集団健診を10月に、集団婦人がん検診を3月に実施してございます。特定健診受診率は38.1%、がん検診受診率は平均して12.6%となっております。令和2年度と比べますと、特定健診、がん検診ともに受診率はアップしておりますが、目標には程遠い状況となっております。今年度は、集団健診を7月に1回は終えており、来る10月に2回目を実施する予定となっております。より多くの市民が特定健診及びがん検診を受診することで、自身の健康管理ができる環境を整えていきたいというふうに考えております。健診における受診者増へ向けての取組としましては、受診勧奨のはがきの送付、新聞や広報誌への掲載、ショートメール、ホームページ、電話等での周知をするなど、受診勧奨に向けては積極的に情報発信を行っているところでございます。 ◆我如古三雄君   がん検診は不要不急の外出ではありません。コロナ感染を恐れてがん検診を後回しにする検診控えが今後発生しないように、当局の手だてについて今後ともしっかり取り組んでもらいたいと思います。  次に、環境行政についてであります。名嘉山ウナトウ地域の犬、猫の保護活動団体と地元住民側が対立している事件の解決に向けた行政指導についてであります。名嘉山ウナトウ地域における犬、猫の保護活動団体による騒音と悪臭等によって被害を受けている名嘉山ウナトウ地域住民保護活動団体との対立が日に日にエスカレートしておりますが、解決に向け早急に行政指導が必要と思料します。当局はこの問題をどのように捉えているのか、解決に向けた対応策について伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   名嘉山ウナトウ地域の犬、猫保護活動団体の活動に対する騒音や悪臭などについて地域の住民の方々から直接話を伺っておりまして、各種報道でも掲載されていることは承知しているところです。これまで同団体に対し宮古保健所並びに市で地域の意見や要望に対する助言等を行っておりまして、それらを受け、団体ではこれまで飼育頭数の削減を行うとともに、二重窓の整備やブロック塀を設置するなど、苦情に対する取組を実施しております。一方、団体代表の方に聞き取りを行ったところ、本市の野良犬、野良猫をなくすことが目的で、施設の存続が目的ではないということ、また地域住民と争う意思はないという内容の説明を受けております。地域住民と同団体の双方が真摯に話し合い、お互いの主張や意見、考えを理解した上で解決策を探り、よりよい関係を構築する必要があると考えております。今後も宮古保健所と連携して住民と団体の意見交換が持てるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ◆我如古三雄君   この問題は今に限ったことではなくて、3年前にも当局と宮古保健所を集めて、保護活動団体、地元住民、4団体で話合いを持ったんですが、円満な話合いによって解決をお願いしたいというふうなことでありましたが、なかなか双方いろいろと立場がありまして、この保護活動団体はもう日に日に施設の増築等もやっております。なかなか一向にこの騒音問題、悪臭が途絶えないというふうなことで、地域の皆さん方も、元の平和なこの地域にこういういきなり保護活動団体が来て、悪臭と犬の鳴き声、もう大変な状況だと、昔の生活を取り戻したいと悲痛な叫びを持っております。やはり行政当局が間に入って、円満な行政指導が今後とも必要と考えますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、水道行政についてであります。水道水及び地下水からの農薬検出についてであります。宮古島地下水研究会による2021年11月に本市で採取した地下水、水道水及び市民の尿からそれぞれ複数の農薬成分が検出されたと公表し、採水地点などでの農薬濃度調査の実施と結果の公表を求めております。また、本件に対して多くの市民が水道水に対する心配と不安を持っております。水道法で定める水質基準のクリアと市民への不安払拭を当局はどのように捉え、対処する考えなのか伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   水道水及び地下水からの農薬検出についてです。環境保全課では、宮古島地下水研究会が調査を行った調査地点の中で、水道水源保全地域や水道水を除くその他の地点で調査を行う予定で、本議会で調査費の予算について補正をお願いしているところです。調査項目につきましては、同研究会と同じ項目で行い、定量下限値も同じ数値の単位で調査を行う予定でおります。市民の不安を早急に解消できるよう、調査結果が判明次第、市のホームページやマスコミ等を活用し公表する方向で検討しております。  水道水については、水道部長のほうでお答えします。 ◎水道部長(兼島方昭君)   去る6月29日に地元紙で掲載された記事の内容によりますと、宮古島市地下水研究会は、昨年11月に採取した地下水、水道水、市民の尿からそれぞれ微量ながらも複数農薬成分が検出されたと公表しました。この農薬成分は、人間の脳や神経の発達に悪影響を及ぼすおそれがあるとされておりますが、同研究会が公表した水道水から検出された農薬成分の測定値は、本市が参考としている目標値を大きく下回り、直ちに人体に悪影響を及ぼすものではないと考えております。しかしながら、市民のご心配や不安の払拭と水道水の安全性の確認のため、市として環境衛生局と水道部で地下水及び水道水について農薬成分の追加検査を行い、その結果を今年度内に公表することとしております。加えて、水道部では既に水道水2か所、水源地4か所における検査結果を得ており、そのいずれにおいても検出された農薬成分は目標値を大きく下回る結果でした。その結果も踏まえ、再度申し上げますが、市民の皆様におかれましては本市の水道水質が水道法の定める水質基準は十分にクリアしておりますので、これまで同様ご安心して水道水をご利用いただくようお願い申し上げます。 ◆我如古三雄君   直ちに人体に悪影響を及ぼすものではないというふうな、こういう断言できるように、市民にしっかり自信を持って公表してもらいたいと思います。  次に、公共下水道について。本市における公共下水道の加入率と整備率等についてであります。本市における公共下水道の加入率及び整備率は現在どのようになっているのか伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   本市の公共下水道について、令和4年3月末時点の数字で説明させていただきます。  公共下水道の整備率から申し上げます。認可面積整備率は44%です。これは、既に事業計画が認められている面積に対して整備が完了している割合ということになります。現在、事業計画が認められている面積は441.3ヘクタールで、そのうち整備が完了している面積が194ヘクタールという状況です。  次に、加入率は85.3%です。加入率というのは、整備が完了している区域の中に居住地などがあり、公共下水道を利用することが可能な人口のうち、実際公共下水道に接続を行っている人口の割合を示した値になります。公共下水道整備が完了している面積の194ヘクタールの区域では、利用可能人口は8,406人、接続人口はそのうち7,173人という状況です。 ◆我如古三雄君   加入率が前年度と比較して増加しているとのマスコミ報道がありました。加入率は伸びてはいるが、依然として県内11市の中では低い水準であります。  伺いますが、当局は増加した主な要因をどのように捉えて分析しているのか伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   加入率が上がったことの原因としては、公共下水道が整備されている区域内に新たに建設されたアパートなどの加入によって加入率が上がったものと考えております。 ◆我如古三雄君   次に、家庭からの排水が環境に及ぼす影響を考慮し、市民に対する公共下水道への早期加入を促すためにも、下水道管から各戸への排水管引込み費用の一部を助成すべきと考えますが、当局の見解を伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   我如古三雄議員ご指摘のとおり、加入率向上を図るには自己負担の軽減を行う必要があると考えておりますので、現在、助成等に関する交付要綱の策定に取り組んでいるところです。 ◆我如古三雄君   前向きに取り組んでいるということであります。よろしくお願いしたいと思います。この公共下水道の加入率は、増加はしておりますけれども、実際にはこれは新築アパートの建築が増加して、新築物件を設計する段階で個人の浄化槽を用いないで公共下水道に結節をしているのが現状だと思っております。下水道管から各戸へ引き込む排水管の工事が自己負担となるために、公共下水道までの結節管工事が個人で行う必要があるというふうなことで、工事費用が平均して20万円から30万円かかるというふうなことで、この加入を先送りする家庭が多いのが実態だというふうに聞いております。  伺いますが、本市の顔であります市街化区域が県内11市の中でも最下位の状況を踏まえて、さらに宮古島市は県内唯一の環境モデル都市であります。環境モデル都市に認定された自治体は、全国でも多くはありません。環境保全の観点からも早急に行政の手だてが必要と考えます。助成策を講じてもらいたいというふうに思っております。  次に、地域振興について。千代田公民館の建て替え工事が初期の段階であると伺います。現在における進捗状況についての概要等について伺います。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   千代田公民館建て替えに伴う事業の概要についてご答弁いたします。  現在実施している千代田公民館の建て替えは、防衛省補助金を活用した宮古島市コミュニティ供用施設等整備事業補助金を自治会に対して交付する間接補助事業となっております。総事業費は、約1億2,200万円を見込んでございます。また、令和6年4月(  部分は108頁に発言訂正あり)の供用開始を目指し、今年度に実施設計、令和5年度に建築工事を実施する計画となっております。 ◆我如古三雄君   この上野地区の千代田地域は、合併前の旧上野村の中でも戸数も少なく、小さな集落で、様々なハンディを常に背負いながら、また活動の拠点となる公民館も狭隘のために、地域の活動にも大変支障を来しておりました。けれども、千代田地区への陸上自衛隊駐屯地所在部隊の配備に伴って、隊員とその家族などの転入に伴って人口も増加し、千代田地域における自治体活動も活発化して、公民館の建て替えは地域住民の喫緊の課題となっておりました。今般、行政当局の熱意によって、建て替えに向けた作業が進行しているというふうに思います。よろしくお願いしたいと思います。  次に、野原公民館と大嶺公民館の建て替えについてであります。野原公民館と大嶺公民館の老朽化がかなり進んで、建て替えに向けての両自治会からの強い要望があります。事業採択に向けた取組について伺いたいと思います。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   ご答弁の前に、先ほどの答弁についての訂正をお願いしたいと思います。  先ほど千代田公民館の供用開始を「令和4年4月」と答弁したというふうに指摘がありましたので、正確には「令和6年4月」でございます。大変失礼いたしました。  それでは、野原公民館、大嶺公民館の老朽化が進み、建て替えに向けて両自治会の強い要望がある、事業採択の規定の取組についてお答えいたしたいと思います。地域コミュニティーの活動拠点となる自治公民館の整備に当たっては、活動の主体となる地域住民の要望が出発点となります。具体的には、現施設での活動の妨げとなる障害やその解消に向けた地域住民の要望等を集約し、自治体等に対する要請として発出することとなります。直近の事例といたしましては、先ほども答弁したとおり、今年度より実施しております千代田公民館の建て替えは防衛省の補助事業を活用したものですが、その際には千代田自治会から沖縄防衛局長並びに宮古島市長宛てに自衛隊配備に伴う地区人口の増加等を踏まえたコミュニティー供用施設の建設に係る陳情書が提出され、それをもちまして事務調整が行われたという経緯がございます。 ◆我如古三雄君   千代田公民館同様、今後いろいろと要望、条件等を集約して両自治会から陳情書が行くと思いますので、当局の皆さん方の取組をよろしくお願いしたいと思います。  次に、文化振興についてであります。文化ホールの機能向上対策について。新型コロナ感染拡大の影響によって、文化芸術活動が停滞をしております。今後、市民が芸術文化への関心を深めるためにも、文化拠点施設の充実は大変重要と考えております。文化ホールの機能向上対策を今後どのように図っていく考えなのか伺います。 ◎生涯学習部長(友利克君)   文化ホールの機能向上についてお答えいたします。  議員のご指摘のとおり、文化芸術の発展のためには拠点施設の充実化というものは大変重要だと考えているところでございます。市の文化ホールは、平成8年5月の開館から26年が経過をしております。設備、建物の老朽化、そして旧式化が進みつつあります。文化ホールの機能向上につきましては、現在実施をしております設備機能強化工事によりまして、現在のハロゲンランプ等を主とした照明器具及びアナログ制御装置をLEDを主とした照明器具及びデジタル制御装置に更新をいたします。これによって、照明から発せられる高熱を抑え、快適な舞台環境が提供できるようになります。また、スムーズで多彩な照明演出も可能となり、大きな機能向上につながるものと考えているところでございます。照明設備以外の設備についても、施設の状況を見ながら、令和3年度に策定しております個別施設計画に沿って段階的な整備を図ってまいりたいと考えているところでございます。 ◆我如古三雄君   次に、文化財の保護・保存と指定及び整備、管理について。名嘉山駐在所記念碑の保護・保存と文化財指定についてであります。区分創立兼名嘉山駐在所建設記念碑について、県内で唯一無二の存在と言われる駐在所記念碑を後世に広く継承し、保護及び保存する観点から、行政当局が手だてを行い、文化財に指定すべきと考えます。当局の見解を伺います。 ◎生涯学習部長(友利克君)   名嘉山駐在所記念碑の文化財指定についてでございます。名嘉山駐在所記念碑は、名嘉山集落の歴史を語る記念碑であり、大正6年に建立されたという点も特筆される物件であると思われます。市の文化財指定は、文化財保護条例に基づき、文化財保護審議会へ諮問する必要がございます。その前段として、同審議会の専門部会に意見聴取を行い、文化財指定等の基準を満たす可能性があると判断されれば、正式に諮問手続を進めてまいりたいと考えているところでございます。 ◆我如古三雄君   記念碑は歴史を語る証人ともいいます。旧上野村の名嘉山集落センターに建っている区分創立兼名嘉山駐在所記念碑もその一つであります。名嘉山集落が誕生したのは、18世紀の初めであります。テマカ、ウナトウ、ヤマニの集落から成り、長きにわたって宮国集落の下部組織にありましたが、昭和5年4月1日に分離、独立しております。記念碑の題字である区分創立は、そういった意味であります。ぜひ当局におかれましては前向きに文化財に指定をされますように、取組をお願いしたいと思います。  次に、上野新里に生息する天然記念物ツマグロゼミの繁殖対策と増殖施設の整備及び管理についてであります。天然記念物ツマグロゼミが年々減少し、存亡の危機にあります。また、増殖施設が老朽化に伴って機能を維持していない状況にありますが、繁殖に向けた取組と繁殖施設の整備及び管理体制はどのようになっているのか伺います。 ◎生涯学習部長(友利克君)   ツマグロゼミの増殖施設の整備、管理についてでございます。上野新里のツマグロゼミ増殖施設は、設置から31年が経過をしております。施設の老朽化は、機能維持に支障のない程度というふうに考えております。ツマグロゼミが存亡の危機にあるという点では、議員のご指摘のとおり、その原因はツマグロゼミの分布域の縮小と個体数の減少による近親交配の進行と、本年度に限って言えば5月から6月の長雨が影響しているものと考えているところでございます。ツマグロゼミは、繁殖の際、イスノキに特化して依存するという特徴がございます。増殖施設内には20本以上のイスノキがあり、新里子ども育成会に補助金を交付して年4回の清掃作業を行っていることもありまして、その生育の状況は良好だというふうに見ております。しかしながら、増殖施設以外ではイスノキが減少していることが分布域の縮小と個体数の減少につながっていることから、それらへの対策については文化財保護審議会やツマグロゼミの専門家などから意見を聞きながら、対策を検討してまいりたいと考えております。  また、増殖施設におけるツマグロゼミの観察、記録などは、現在、元文化財保護審議委員の個人の厚意により、無償ボランティアで行っている状況でございます。市として責任ある運用とするためにも、適正、適切な体制を整えてまいりたいと考えているところでございます。 ◆我如古三雄君   どうぞ前向きによろしくお願いしたいと思います。  以上、質問の制限時間でございますので、私見と要望を交えて質問しましたが、当局の皆さん方におかれましては早急に解決に向けて取り組んでいただきますよう要望申し上げまして、15番、我如古三雄の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで我如古三雄君の質問は終了いたしました。 ◆下地信男君   議員番号6番の下地信男でございます。私も一般質問、通告してありますので、通告の順次質問してまいりますので、当局の皆さん方の誠意あるご答弁をよろしくお願いします。  順序を変えまして、5番の地域振興イベントについて、サニツ浜カーニバルの廃止についてからまず質問させていただきます。本年6月24日の実行委員会総会において、サニツ浜カーニバルは廃止が決定いたしました。この総会を終えて、実行委員会の大会長である市長は「せっかく29回まで続いてきた。そのよさを引き継げるような新たなイベントができないか検討していきたい」というふうにマスコミにコメントをして、これが掲載されております。この新たなイベント実施の可能性について、市長の見解をお伺いいたします。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   サニツ浜カーニバルにつきましては、議員ご指摘のとおり、本年6月24日の実行委員会総会で廃止とすることを正式に決定をしております。ご質問の廃止後の新たなイベント実施の可能性でございますが、現在のところ、サニツ浜カーニバルに代わる市主催の新たなイベントは予定しておりません。しかしながら、下地地域づくり協議会がサニツ浜を活用してイベントの開催を検討しているということを聞いております。市としましては、地域の活性化が市全体の活性化につながると考えており、地域主催のイベント開催においては協力してまいりたいと考えております。 ◆下地信男君   市長、市において実行委員会総会の場で正式に決定した後に、新たなイベントの実施の可能性を検討したいという発言がされていますけども、こういう発言するというのは、このマスコミの報道を見て地元の方々は何か継続していく可能性というものに期待したという声があります。地元の下地地区の皆さん方、特に与那覇自治会の皆さん方からは、なぜこういう市民参加型のイベントが本当に廃止になったのか、あるいは継続してほしかったという声があります。これは、市長のこういう発言を受けたという期待感もあったというふうに思っておりますけども、今観光商工スポーツ部長の答弁では下地地域づくり協議会が今後やったら協力するという話ですけども、これは市としてはもうやらないということに総会では決定しています。ただ、この検討したいと言った市長の真意を少しお聞かせいただきたいと思います。 ◎市長(座喜味一幸君)   サニツ浜カーニバル、市民参加の大変盛大な行事だったし、また多くのメニューがあった楽しいカーニバルだったというふうに理解しておりまして、そのときは旧下地町を中心として地域ぐるみの運営というものがなされていたかなというふうに思っておりますが、その庁舎等の合併後、そのときその地域の宮古角力だとかいろんな、ビーチバレーとか、そういう中心になって情熱的に働いてきた人たちが高齢化して、下地地域づくり協議会もちょっと力が落ちてきたなというようなことの中での要因というのが大きかったかなと思っております。しかしながら、与那覇湾ではその他マリンスポーツを含めて今後いろんな可能性があるというふうに思っておりますから、できればこの下地地域づくり協議会の組織等、地元の意向等が十分に反映されながら、また市としてもこのイベントを催すことは市の活性化にもつながるものと思っておりますから、いま一つしっかりとサニツ浜カーニバルのありようというものを大きく検討しながら、市でやれること、地域で頑張れること、しっかりと対応すべきかなというふうに思っております。 ◆下地信男君   イベントが廃止になった要因、原因というのは、何も運営してきた方々の高齢化とか、そういうのは関係ないと思います。市が実施してきた部分を市の決断で廃止したということなので、この辺は少し、私も下地地域づくり協議会で関わっていますので、確かに高齢化はしていますけども、ただ運営していた方々からは何でやめるのかなという思いも多々あるということはご理解いただきたいと思います。こういうイベントがどんどんなくなっていく。特にコロナで疲弊した市民の皆さん方の疲れを癒やして明日への活力を育んでいくというのが市が主催する大きな意義だったと思います。イベントの持っている力というのは、市民を元気にしていく、またこれで疲れを癒やして、市民同士が頑張って、また明日から頑張るぞという、そういった気持ちを生み出すためにイベントはあったと思いますけども、その辺がどうも置き去りにされているような気がして残念でなりません。  もう一点だけ。地元の皆さん方有志で復活するということになれば、市は応援してくれるんですね、市長。 ◎市長(座喜味一幸君)   先ほど申し上げましたように、最も地域の活性化につながることが流れとしては大事だと思いますが、市のトータルとしての活性化も含めて私は大変サニツ浜、あの地域というのは大変宮古島の財産だと思っておりますから、活用していくことは観光振興も含めて大変重要だということです。 ◆下地信男君   行政が長年やってきたことを民間でやるというのは簡単なことではないです。民間のいろんな柔軟性を取り入れたということは口では言えますけども、財政の問題、あるいは人を動かしていくという問題もぜひ行政のバックアップが必要だと思いますので、今後ともそういう行動が起きてきたときには行政のご支援をよろしくお願いしたいと思います。  戻りまして、最初のほうに、市長の政治姿勢、与那覇及び周辺利活用基本計画についてであります。平成24年に与那覇湾がラムサール条約湿地に登録されたことを受けて、市では与那覇湾を将来にわたって保全、活用していくことを目的に、与那覇湾及び周辺利活用基本計画を策定しております。ここにある冊子がしっかりできている状況でありますけども、この計画に基づく事業の進捗状況、これまでどういった事業がなされてきたのか、またそこの辺の進捗具合についてお聞かせください。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   与那覇湾及び周辺整備について、これまでは湾奥部のしゅんせつ、崎田川遊水池周辺整備、突堤の改修、自然観察用進入路、遊歩道、駐車場の整備を行っております。この基本計画において示された施策は多岐にわたっておりまして、進捗の程度としては、全体の総事業費が示されていないことから、進捗率で示すことが難しい状況です。しかし、与那覇湾の周辺整備等の効果が十分に発揮されるのは与那覇湾の水質、底質の改善がなされ、多様な生物が豊富に生息していた環境に回復してこそと考えております。そのため、基本計画において基本目標1として掲げる「干潟生態系の保全と豊かで多様な環境の創出」に重点を置いた保全に関する取組を推進してまいりたいと考えております。 ◆下地信男君   次の質問のところも回答があったのかなと思いますけども、ラムサール条約の湿地登録というのは日本に53か所ある。県内では5か所があります。それだけ貴重な自然環境が残っているということで、やはりこの辺の保全をしながら利活用して地域の活性化にも資するということがこのラムサール条約湿地登録の大きな目的でありますけども、私は実態見ているとこの二、三年ほとんど事業がなされてない状況にあるのかなという気がして、この計画がどうも今後埋もれていくのではないかという心配もあって質問をさせていただいておりますが、ラムサール条約に登録された多くの自治体では、やはりそこを保全をしながら学習の場にする。保全というのは本当に大きなエネルギーが必要で、財源も必要だということですけど、まずはできることからということで、湿地にすむ生物を展示したり、あるいは登録された湿地を観察する場所をつくったり、まずはそういった市民の皆さん方にこのよさを知ってもらうという取組をしておりますけども、こういった事業というのが、もちろん計画にはそういう事業計画がありますけども、具体的な事業というのが進まないというところがあります。ぜひ市でもこういう学習の場として、まずはこれ本当に広大な、スケールの大きい計画になっているので、その辺も何からできるのかなということも考えながら、できるところからやっていただきたいと思いますけども、今後どのような事業を実施していくのか、当局の見解を求めたいと思います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   先ほども少し触れさせていただきましたが、やはり与那覇湾の水質などが改善されて、多様な生物が生息していた環境に回復することが大前提だと考えております。ですが、議員がおっしゃるとおり、学習施設、観察施設などの整備に関してほかの関連部署全体で取り組んでいかなければならないと考えておりますので、他部局との連携を図りながら、現状に照らし合わせた上で具体的に計画を推進していきたいと考えております。 ◆下地信男君   計画の中には、やはり本当に幅広いといいますか、こういう計画なので短期的、中期的、長期的、そういう視点で計画を、事業を進めていこうということで、赤土流入防止対策というのはもう本当に長期的な取組が必要です。海藻の藻場の保全とか底質の改善というのは、これはもう長期的な視点でやらなくてはいけないと思います。ただ、短期的にできる計画として、今話をしています観察遊歩道の整備でありますとか、散策サイクリングのコースの整備とか観光プログラムの開発、それから海岸沿道の景観整備、こういう短期的にできる部分というのをきちっと区分けされて計画の中に入っています。その辺をやはりどういった事業からやるかということで、ぜひ今環境衛生局長の答弁にあるようにそういった考えの下に、まずできることから少しずつやっていくと。それで、将来、本当に長期間にわたる計画は、各部と連携をしながらやっていくという、そういう考えでやっていただければなと思います。  ここで、1点だけですけども、計画の中に施策の推進体制というのが示されていて、取組の進捗と達成内容を点検するため委員会を組織することとすると。そして、やはり外部の皆さん方といろいろやり取りしながら、客観的に事業を見ながら、そういう方々といろいろキャッチボールしながら進めていくということがまず計画的に、計画にも落とされていますけども、この委員会の設置というのは今のところどうなんですか、設置されているんですか。されているか、されていないかだけで結構ですので、お答えください。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   今はされておりません。 ◆下地信男君   スケジュールの管理という観点からも、あるいはまた外部からのアドバイスを受けるという観点からも、そういう有志の皆さん方の委員会を立ち上げて、ぜひ進めていただきたいと思います。  次の質問ですけども、このラムサール計画にうたわれている海岸沿道の景観整備という部分で、下地地区の沖縄製糖株式会社工場前の赤名宮御嶽というのがあります。それから南のほうに行くと消防団下地分団の詰所という施設がありますけども、この区間というのは本当に与那覇湾が、平良から下地に向かうと右手に本当にすばらしい景観があって、夕方は夕涼みをしながら、本当にあの日の落ちる景色を見ながら、朝はまたその辺を朝の散歩をしながら、ウオーキングしながら楽しんでいる、本当にいい場所だと思っていますけども、この辺沿道沿いが本当に雑木が繁茂して、また県の事業でやっている護岸のブロックの間だから木がもう育ってしまって、景観が悪い状況になっています。県のほうにはこれ何とかやってくれという話をしていますけども、市でも、この沿道沿いの護岸との間に本当にちょっとしたいいスペースがあるんですけど、この辺を何とか景観改善という観点からいろんな雑木を除去して、あるいは何らかの植栽を施して整備できないかなという要望ですけども、この辺をぜひお答えください。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   下地信男議員がおっしゃっておりました区間の雑木等の除去については、現場を確認いたしまして、関係機関への聞き取りも行っております。民有地に関しましては、下地地区の地域づくり協議会で雑木除去を実施するとの話を伺っております。沖縄製糖株式会社側の敷地に関しましては、一部保安林となっておりますので、必要な手続などを行うなど関係機関と調整いたしまして、雑木を除去した後、植生整備等を行い、景観改善に努めてまいります。 ◆下地信男君   下地地区の地域づくり協議会や地元の方々とも連携しながらやっていくというお答えだと思いますけども、これ雑木除去するというのは一つの工程だと思います。その後にこの沿道沿いをどういうふうにして、地元の人たちを癒せる、あるいは観光客、訪れた方々にも癒やしが提供できるような、環境としてはそういう環境になると思うので、その辺をしっかりと整備していただきたいという要望です。ぜひよろしくお願いします。  次の質問です。市長の政治姿勢の2点目です。宮古島市政策参与報酬についてでありますけども、今定例会提案の議案第68号、令和4年度宮古島市一般会計補正予算(第4号)において、政策参与の報酬が201万円計上されています。政策参与報酬については、当初予算において1名分、216万円が計上されております。増額補正の理由として、当局は4月から新たに1名の任命追加があって政策参与が2名になったというために予算が不足している状況であるというふうに質疑の中で答弁しています。予算措置がされない中での任命でありますので、これは不適切な予算執行だと考えますが、当局の見解を伺います。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   宮古島市政策参与の報酬についてお答えをいたします。  本来であれば、年間予算で2名分の予算措置をした後に委嘱すべきであったと考えますが、令和3年9月から池間作一参与にお願いしている佐良浜地区の都市計画区域の編入への取組等に加え、公共施設の利活用や農林水産業の振興、六次産業の推進等、早急に新里聡参与に取り組んでいただく必要があったため、お二人とも4月1日付での就任をお願いしたところでございます。 ◆下地信男君   2名分の予算を計上してから任命すべきだったと。これは、質疑の中でもそういう答弁でございました。私は、政策参与の必要性がどうなのかという話はしていません。ただ、予算というものを計上する、こういう財務執行というんですかね、そういう手続が逆ではないかという話をしています。これは、明らかに地方自治法第232条の3、そういう支出負担行為に抵触する、これ違法な行為になっていきます。ただ、私ここで気になるのは、質疑の中で、この予算措置がなされない中での任命であると、不適切な予算執行だよと、市長これどう考えますかと質疑をしました。ところが、議員からの質疑の時間にもかかわらず、これ一般質問で取り上げてほしいという市長からの答弁が返ってきて、もうびっくりしましたけれども、これとても誠意のある答弁には私には思えない。むしろ議会を軽視した発言なのかなという考えがしております。これなぜこういう、とても県議会議員経験も長い市長がそういう発言をされたのか、その辺を、市長の考えはどういう考えがあったのか、少し答弁していただけますか。 ◎市長(座喜味一幸君)   少し唐突な話になっているかなという感は私もいたしておりますが、少なくとも質疑と一般質問、その辺の部分の線引きがどうなのかなという部分、私も県議会を通して、この一般質問と質疑については、沖縄県議会の場合はほとんど質疑時間はありません。なお、ここでは質疑も大変重要にされておりますけれども、市の場合、質疑、それから委員会含めて最終的に一般質問が来るわけですが、いずれにしてもこの流れを見ましたときに、県議会等ではこの事業の概要等々について、あるいは予算の不明な部分等々での質疑等が行われているものですから、ここの質疑の時間少し細かいところまで入るんではないかというような部分を感じたもんで、そういう発言になりました。しかしながら、私といたしましても議会を軽視するつもりは毛頭ありませんので、できれば私のほうでも少しその辺は質疑と一般質問等の部分についても理解をもっと深めないといかんかなということで、私も今後それを勉強しながら少し整理をしたいとは思っておりますが、議会を軽視するような思いというものは全くありませんので、ご理解いただければと思います。                 (「議長、ちょっと休憩お願いします」の声あり) ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時28分)  再開します。                                     (再開=午前11時29分) ◆下地信男君   市長の発言は、いろいろと釈明していますけども、議員の質問には誠意を持って答弁していくということが基本原則だと思いますし、そういう議論をする場で質疑をかわすような、そういう発言というのはいかがなものかというふうに指摘をさせていただきたいと思います。  加えて、言葉尻を捉えて言うわけではありませんけども、市長は政策参与2名制をいつから考えていたのかという質疑に対して、就任当時から考えていたと、ただ予算措置がなされていないのは職員との連携がうまくいってなかったからという答弁をされています。これも内部統制の問題だと思います。市長が議会に提案する中身が市長の考えと違うということがあってはなりません。私たちは、当局から出されている議案については真摯にこれを吟味していくという責任を負っていますけれども、議案を提案して質疑の段階までよく分からなかったという状況が発生していいんですかねと、そういうことになりますよ。こういった市政運営を信頼できるかということになっていきますので、ぜひ市長、むしろ職員がやらなければこの責任はトップリーダーの責任だと思います。その辺をわきまえて、先ほどの議会軽視ということも含めて本当に議会との向き合い方をぜひ考えていただきたいと思います。  次の質問です。福祉行政について。下地地区の放課後児童クラブの整備についてであります。6月定例会において、福祉部長はこの件について、教育委員会の担当課と協議の中で設置場所は下地小学校ランチルームを解体した後に整備することで調整しており、県とも調整を進めていくと答弁しています。その後のランチルームの解体、それから県との調整の進捗状況についてお伺いします。 ◎教育部長(砂川勤君)   福祉行政について、私のほうから先に下地小学校のランチルーム解体について答弁させていただきます。  解体設計委託業務を令和4年4月28日に入札を執行し、5月2日に契約を締結しております。委託業務期間です。令和4年5月3日から7月31日までの期間で、業務は既に完了してございます。解体工事については、早期の着手に向けて関係部署と調整を図りながら、予算確保に努めてまいります。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   下地地区の放課後児童クラブの整備の進捗状況についてお答えします。福祉部からの回答です。  県との調整についてですが、放課後児童クラブの整備に関して沖縄県の放課後児童クラブ整備支援事業を活用し、施設整備を予定しております。本事業の今後の所要額調査がございましたので、下地放課後児童クラブの建築事業費として、概算で6,000万円を県に報告しているところでございます。今後のスケジュールとしましては、ランチルームの解体後、令和5年度に設計をし、令和6年度に建築工事を行い、令和7年度の施設改修に向けて進めていく予定となっております。 ◆下地信男君   教育委員会のほうで解体に向けての設計とかがもう進んでいると。解体工事の予算確保に努めるという話でしたけれども、大体もう委託設計業務を終えているので、全体のボリュームは上がっているわけですね。あとは予算計上してということなので、ぜひその辺は取り組んでください。  福祉部長、令和7年度の供用開始という話でした。あと3年も待つんですねという形になりますけども、下地小学校の保護者へのアンケートの中で、保護者の約70%近くが共働きというんですかね、就労しているという形なので、この放課後児童クラブの設置を本当に強く要望しています。そういった方々のためにも頑張って、令和7年度の供用開始という回答ですけども、ぜひ早急に放課後児童クラブが整備できるように、教育部、それから福祉部、連携して取り組んでいただけるようにお願いしたいと思います。  次の質問です。水産業の振興について。漁港の維持管理・環境整備についてでありますが、令和3年度の決算における宮古島市管理の各漁港の維持管理費用、おのおの教えていただきたいと思います。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   宮古島市管理漁港の維持管理費用についてでございます。宮古島市が管理する漁港は10漁港ございまして、主な維持管理としましては除草、トイレ清掃、ごみ拾い等の清掃と、あと浄化槽の管理を実施しております。令和3年度決算におきます各漁港の維持管理費は、漁港ごとで、久松漁港、こちらは清掃委託業務を行っておりまして、約272万5,000円。狩俣漁港、こちらはトイレの浄化槽管理のみとなっておりまして、約3万6,000円。島尻漁港が、清掃が約55万4,000円、トイレ浄化槽管理で3万6,000円。大神漁港が清掃委託のみで約70万8,000円。真謝漁港が清掃業務で約61万5,000円、トイレ浄化槽管理で約3万6,000円。高野漁港が清掃で約228万2,000円、浄化槽管理で約9万円。浦底漁港が清掃委託で約43万4,000円。保良漁港が同じく清掃委託で約21万6,000円。棚根漁港がトイレ浄化槽管理で約3万6,000円。川満漁港が清掃委託で約203万円、トイレ浄化槽管理で約5万4,000円となっております。合計しますと、全部の維持管理合計で約985万2,000円となっております。 ◆下地信男君   清掃委託をしている漁港、あるいはトイレの浄化槽管理をやっているというところも、いろいろまちまちのようですけれども、気になる棚根漁港が、トイレの浄化槽は3万6,000円しかないということを今確認させていただきました。  そこで、次の質問ですけども、下地地区の棚根漁港においては、これ入江湾のほうにありますけども、設置されたプレハブはもう台風で破損しております。長い間放置された状況にあります。また、その周辺の雑木が繁茂して、トイレまで木の根っこが伸びて、もう使用不可の状況にあります。ここは入江湾のアカハラダカの計測地点でもあって、そういう観光客も通ってもらう一線の中継点みたいな感じです。小さな公園も整備されています。そこは船主会だけでなくて、地域の方々とか観光客の皆様がトイレを使うということなんですけど、トイレを見てびっくりと、あるいは周辺の環境を見て、整備してできればなという声があります。トイレと、それから周辺の環境を少し改善してほしいという声がありますけども、これについて当局の見解を伺います。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   棚根漁港の破損したプレハブの処置とトイレ並びに環境周辺の維持管理でございます。棚根漁港に設置されているプレハブですが、こちら旧下地町におきまして船主組合のほうから漁業で使用する氷の保管場所として設置してほしいという要望があり、設置した経緯がございます。下地信男議員のご指摘のとおり、現在は破損し、長年使用されず放置されている状況であることは確認しております。今後の対応としましては、棚根漁港を利用している関係機関、関係者の皆さんと撤去に向けた調整を行ってまいりたいと考えております。  漁港内のトイレの再整備につきましては、この施設は平成4年度、棚根漁港環境整備事業で整備されており、令和4年度時点で29年が経過しておりますが、公共施設の減価償却資産の耐用年数50年と定められていることでございますので、建物自体の建て替えではなく、現在のトイレを内部しっかりきれいに使えるような改修を行ってまいりたいというふうに考えております。  また、周辺の雑木の繁茂についてです。トイレ周辺をはじめとする漁港内の緑地において雑木の繁茂状況は確認できておりますので、こちらにつきましても除草作業は実施したいと考えておりまして、今後の維持管理としましても地元漁業者や自治会と協議し、定期的な清掃委託の実施に向けて調整してまいりたいというふうに考えております。 ◆下地信男君   市の計画として、令和4年度の漁港等清掃委託積算書というものの資料を入手しました。その中には、残念ながら棚根漁港に対する費用は見当たりません。先ほども農林水産部長から答弁があった久松、狩俣、島尻、大神等の漁港本当に何百万円という予算措置がされている中で、棚根漁港は維持管理費で約3万6,000円という話でした。目が行き届いていないなという気がします。そこには、農業振興という観点から設置された漁港の維持管理についても、市当局のそういう目配り、気配りをぜひお願いしたいなと思います。ぜひこの周辺の整備については、客観的に見て本当に管理が行き届いていないなという気はしますけども、このトイレの改修が無理だということであれば、全体を少し俯瞰して見て、船主会とぜひ話合い持って、今後どういった計画、管理をどういった形にしていくかということを話をしていただきたいなという気がしますので、双方でいろいろ協議しながら整備を進めていただければというふうにお願いをいたします。  次、教育行政について。中学校における部活動の地域移行についてという質問です。スポーツ庁と文化庁は、公立中学校の休日の部活指導を2025年度までに地域に移行するという方針を掲げております。2023年から3年間は、改革集中期間としてこの改革を推進することとしています。これまでの中学校部活の指導は主に教師が担ってきましたけれども、この改革で人材の確保、指導の質等による地域間格差、報酬などが発生した場合、家庭の負担などが課題として浮かび上がってきます。この改革に対する今後の取組について教育委員会の見解をお伺いします。 ◎教育長(大城裕子君)   部活動は、生徒の自主的、自発的な参加によりスポーツや文化に親しませ、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養など、学校教育が目指す資質能力の育成に資するものです。これまで部活動は、議員もおっしゃるように、教師による献身的な勤務の下で成り立っておりましたが、休日を含め、長時間労働の要因であることや指導経験のない教員にとって多大な負担であるとともに、今後さらなる少子化等により生徒にとっても部活動の選択肢の減少を含め、継続した望ましい指導を受けられない場合が生じてまいります。本市といたしましては、生徒にとって望ましい持続可能な部活動と学校の働き方改革の両立を目指して取り組んでまいりたいと考えております。  休日の部活動の地域移行につきましては、令和5年度以降、段階的に実施していけるよう準備を進めているところです。休日の指導や大会への引率を担う地域人材の確保には、育成やマッチングなど、民間人材の活用の仕組みを構築すると同時に、教師の兼職、兼業の仕組みもつくっていきたいと考えているところです。また、その際、保護者の費用負担を軽減できるよう費用負担の在り方の整理も必要となります。同時に、合理的で効率的な部活動を推進していくために、合同部活動の推進、地理的制約を超えて生徒指導者間のコミュニケーションが可能となるICT活用の推進、大会の在り方の整理などにも取り組み、国や県の推進計画等を踏まえながら、本市の実情に応じた改革に取り組んでいきたいと考えています。 ◆下地信男君   スポーツ庁と文化庁がなぜこういった改革をするかということの理由の一つとして、まず少子化を挙げています。もう一つは、教師の長時間労働の改善があるという話をしていますけども、これはもう時代の流れ、要請としてこういう改革が生まれてきたということで、教育委員会、教育業界においても大きな改革になっていると思いますけれども、この部活動の地域移行で気になるのは、保護者の皆さん方はこれまで学校内の部活、学校内の施設において教師が指導を行っているということで、本当に安心感というのがあったと思います。でも、地域に移行した場合に、安心して任せられるほどの、教師並みの知識とか指導力を持った指導者がこの地域にいるかどうか、この人材を確保していくかというのがまさにこの改革の大きな核心なのかなと思っています。質の違う、やはり地方と都市部と、そういった環境が違いますし、人材の持っている力というんですかね、それも違ってくると、これが地域格差になっていくということがとても懸念される部分だと私は感じています。その辺も、今宮古島の環境の中で他の都市部と遜色なく同じような環境にというのはすぐできないかもしれませんけれども、この辺をぜひ丁寧にやっていくということが大事ですし、この辺の情報は保護者の皆さん方にも進捗具合をオープンにしてこの改革を進めていくべきだと思いますので、その辺の取組もぜひお願いしたいと思います。  次の質問になりますけども、地域の人材確保といったときに、やはりこの地域の受皿となっている宮古島市の実態として、スポーツ協会とか総合型地域スポーツクラブ、スポーツ少年団という、もう民間、企業ではない地域のボランティアに支えられた団体が今主になっていると思いますけども、そういった団体の育成、強化というのがまずは求められていると思います。この改革を契機にして、これ私個人はこれまで部活動というのは学校教育の一環として見られてきましたけども、これからは地域が子供を育てていくという形になっていくと、これはもう社会教育、社会体育の分野。行政の中では学校教育と社会教育は分けていますけども、これがまさにこれから地域の皆さん方にお願いしていくという社会教育、社会体育の分野を今後どうしていくかというまた行政内部の問題も私はあると思うんです。連携していきながらやっていくと、学校教育と社会教育の連携、特に今後は社会教育の部分にやはり力を入れてやっていくというこの施策の転換が求められていると思いますけども、その辺の教育長の考えをお聞かせください。 ◎生涯学習部長(友利克君)   中学校における部活動の地域移行に係る指導者の養成でありますとか、それから社会体育施策の充実、スポーツの推進という一つの連携といいますかね、今後この地域移行をどうするかというところの課題について、スポーツ参加への推進という視点から答弁したいと思います。  議員ご指摘のとおり、中学校における部活動の地域移行には地域の受皿づくりが大変重要だというふうに考えております。指導者の養成、確保には宮古島市スポーツ協会、また協会に加盟するスポーツ団体、総合型地域スポーツクラブ、スポーツ少年団のほか、リーダーバンクに登録された指導者の協力を得ることが大変重要だと考えております。関係団体や関係部署との連携、国や県の補助事業活用も含めて社会体育施策の充実、市民の体育スポーツへの参加を推進していきたいというふうに考えているところでございます。  指導者育成支援をどうするのかということについては、スポーツ少年団については日本スポーツ協会が主催をするスタッフコーチ講習会を宮古島で開催するよう求めております。今年9月には、この宮古島でも実施をしたところでございます。これまでも社会教育団体等育成補助金を関係団体に交付をしておりますけども、今後中学校における部活動の指導者養成の支援の方策については、国、県の動向、方針を注視しながら、教育委員会と学校、そして関係団体が連携し、検討を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆下地信男君   この計画は、もう来年度からの3か年間で、改革集中期間の中で具体的な改革を進めていくというご答弁だったと思います。まずは地域格差の問題、指導者の確保、あるいは質をどう高めていくかという問題、それから民間に移行していく、あるいは教師の兼業の形もつくっていくという話でした。多分ボランティアではなくて報酬を支払うというケースも出てくるでしょうということで、本当に教育界においては大きな改革になっていくと思います。3か年間というこの改革期間がありますけども、私はスポーツ団体とかスポーツ協会に全てを投げていくんではなくて、もちろん連携は必要です。ただ、そういった改革にはやはり行政がしっかりした方針を持ちながら、そういう関係団体を引っ張っていく、むしろこういう社会教育施策の本当に大転換だと思うので、教育長、ぜひ教育長のリーダーシップを発揮して、目標は子供たちがいかに、先ほど教育長がおっしゃったような学びを本当に、部活を通した学び、経験をどういうふうにして磨き上げていくかということが大きな目標だと思いますので、その辺はぜひ教育委員会全体でしっかり取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。  次の質問です。市営住宅の管理について。令和3年度の決算において、監査委員の審査意見書には収入未済額が対前年度で増加していますよと、厳正かつ的確な滞納整理を要望するという指摘があります。令和3年度中の使用料未納者は何件か、滞納金額は幾らか、まずはお聞かせください。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   令和3年度の使用料未納者、いわゆる滞納者の件数でございますが、これは現在も入居している世帯件数が90件、それから既に退去している世帯件数が151件で、合計241件が滞納している状況でございます。それから、令和3年度の現年度収入未済額が1,628万1,460円でございます。 ◆下地信男君   監査委員から対前年度で年々増加しているということで、241件の滞納者数があるということでした。77市営住宅、1,414戸あるという話が長寿命化計画にありますけども、6.3%の滞納者がいるという監査委員のご指摘ですけども、こういう監査委員の指摘に対して今後どのような対策を講じていくか、つまり家賃未納が増えていっている状況に対してどう市は対策を講じていくのかお聞かせください。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   市は、これまで住宅使用料未納分及び滞納分につきましては、市営住宅等指定管理者及び債権回収事業者と連携して徴収などを含めた対策を講じてきておりますが、今後も滞納者については督促状の送付、それから訪問、電話などによる滞納徴収に努め、徴収対策を一層強化してまいります。また、長期滞納者においては、現入居者や既に退去した者も含め、住宅の明渡し、あるいは差押えなどの法的措置についても行うべく、調査を進めているところでございます。 ◆下地信男君   指定管理者、あるいは債権回収業者というのがいるんですかね、こういう方々と連携ということですけども、市営住宅の家賃滞納整理事務処理要綱というのを少し確認しました。それと、無断退去者に係る明渡し事務処理要綱というのがあるんですよね。この中で、私これ見ていてびっくりしたのは、指定管理者の役割というか、業務というのがもう本当にすごいんです。例えば家賃滞納者のリスト作成、督促状送付、催促書の送付、連帯保証人への通知、納付指導、住宅訪問による督促徴収、明渡し待機者への催告、それからさっき言った明渡し事務処理要綱の処理、これほとんど指定管理者に丸投げです。これはもう少し調べて、後でまた次の機会にやりますけども。  私は、これがどうもこういった要因もあるのかなと思いつつ、次の質問ですけど、入居者不在のまま数年間放置されていた部屋があるという、市営住宅の自治会長や入居者の周辺の方々からそういうことが話がありました。聞くと、ある人によったら四、五年前だよと言う人もいるし、三、四年前からと言う人もいますけども、いつからいなくなったかも分からない、地域住民の皆さん方が。入居者不在のまま放置されている状況にも、なぜこういう状況が出ているのかなというふうに地域の入居者の皆さん方から相談がありました。少し調べたら、この件に特化してではなくて全体的に、こういう事情が多分あったときに市はどういった対応をするのか。住んでいる人が突然いなくなって、そのままの状況が四、五年続いているという状況、こういった案件に対して市はどういう対応をするんですかというところを少しお聞かせください。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   長期にわたって入居していない状況がある場合が見られるわけでございますけど、これはその入居している方に電話や呼出しなど、再三にわたり指導は行っておりまして、そういう長期にわたっていない場合はもう入居の意思はないものだと受け止めまして、退去届を出すよう指導は行っているところでございます。また、入居していない箇所については、退去したものの、その方の財産などが置かれていて、早めに撤去するようには伝えているところでもございますけれども、そういった個人の財産に市が強制的に直ちにできないということもありまして、そのことについては手続を踏みながら、撤去するように努めているところでございます。 ◆下地信男君   時間もないので、ただ退去した方の財産にはなかなか手をつけられないということですけど、しかし四、五年もそのまま放置。長寿命化計画の中で平均応募倍率というのがあって、4.7倍なんですよ。入居したい人がたくさんいるわけです。市民の財産がこういうふうに放置されて、入りたい人がたくさんいるのにそのまま入居できないような状況で放置されている状況がとても気になるということがあります。ぜひ改善を、まずそういう部分を少し踏まえて検討していただきたいと。  最後の質問でしたけども、参議院選挙の期日前投票。これ予算決算委員会でも、もう議長も一生懸命話をされておりました。ぜひ投票率を上げるためにも、郡部、各旧町村部において期日前投票所をぜひ開設してほしいと、これは要望しておきたいと思います。  時間がなくなってまいりました。これで私、下地信男の今定例会の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで下地信男君の質問は終了いたしました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時30分から再開いたします。  休憩します。                                     (休憩=午後零時04分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆砂川和也君   議員番号3番、砂川和也、今定例会の一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  まず、農村整備行政について伺います。  下地の竹アラ地区ほ場整備工事について伺います。現在の進捗状況について教えてください。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   竹アラ地区ほ場整備工事についてでございます。進捗状況でございますが、竹アラ地区ほ場整備工事は令和2年度から令和6年度までの5か年間の事業期間となっております。総事業費5億4,200万円、受益面積が10ヘクタールとなっております。令和3年度の事業に関しましては、繰り越したことで6月30日に完了しております。この令和3年度までの進捗状況が、事業費1億3,967万円を執行し、総事業費ベースでの執行率が25.7%となっているところです。本年度の事業費1億5,700万円の整備面積が1工区で、令和3年度の取り残し分、畑面処理が4.6ヘクタール、2工区で区画整理で5ヘクタールで工事を行う予定となっております。そのほか、現場技術業務、換地事務委託業務、畑かん設置委託業務等を実施する予定となっております。 ◆砂川和也君   竹アラ地区については、予算決算委員会でも議長のほうからも質問がございました。この竹アラ地区の中で今回私が注目しているのは、下地中学校前の圃場整備工事でございます。今、現場を見に行ったんですが、工事完了となっているんですが、見た目では全く工事完了になっていないという状態が出ております。そもそもこの私が今やっている質問書の前のところは、当初予算が7,800万円というものがついておりました。この7,800万円であそこの面積を全てやろうとしたのかなという疑問が生じております。見たところ、本当に中途半端に終わっております。そもそもこの予算内であそこの工事を収めようって思っていたのかということを教えてください。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   当初契約で7,800万円の工事請負契約を締結したところでございます。この7,800万円の契約の段階におきましては、畑地の路盤工工事及び構造物、こういったものの底引き設置工までを施工を行う予定となっておりました。しかしながら、想定以上の粘性土が確認されたこと、また掘削を行った際に石積み用の石がなかなか確保できないという状況がございまして、変更契約を行いまして、石の購入、また搬入、それと粘性土の搬出等残土の運搬等に予算を費やしたことが、想定外の予算を費やしたことで畑面処理工、また構造物の工事を断念し、令和3年度事業においては工事を完了したということになっております。 ◆砂川和也君   農林水産部長、私もこの情報開示請求をして見させていただきました。区間が5区間ほどに分かれております。この工事は5区間全て手をつけているんですが、途中で施工管理の方とかといろいろ工事を進めていく中で、こういうふうな想定外のクチャや岩が出てきたということはあると思うんですが、選択と集中というんですかね、規模を縮めて、1区間からまず圃場整備をやって、そこを終わらせて農家に使わせる。今回何でこの問題を取り上げているかといいますと、これ誰のための工事をやっているんですかという話なんです。これ農家のためになっていますかという話をしたいんです。農家は期待して整備を待っています。でも、その整備がちゃんと行われていないというあの工事現場を見たら、農林水産部長、すみません、工事を完了したというんですけど、あそこを見るとどうやって竣工検査を終わらせたのかなとか疑問が浮かぶんです。  そこで、なぜ規模を縮小して、少しでも畑を使わせるような、農家のために、これ誰のために工事やっているんですかということなので、なぜ縮小をして規模を小さくしてできなかったのかという理由を教えてください。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   まず、規模を縮小する判断はなかったのかというご質問だと思っております。規模を縮小する段階以前に、既に表土剥ぎ取りの工事を全体的に行っているということがございまして、その後でクチャ等の粘性土が出てきたということから、新たな費用負担が発生している状況にございました。ただ、この場合、当時課内で業務執行体制に余裕がないというふうな部分もありまして、全体の見直しについてどういった形でやっていくのかというような意思疎通ができていなかったものと考えております。この体制を今後見直して、担当者一人一人の業務が過多にならないような感じで、課全体での共通認識の下で現場把握を行って、事業執行に努めてまいりたいというふうに考えております。 ◆砂川和也君   農林水産部長がおっしゃるとおり、課の中でこういう連携を取れなかった。担当だけの一人に仕事を押しつけてもいけませんと思いますし。私正直素人なので、土木系に関してはよく分からないんですが、やはりこういうものってキャリアとか経験が物を言うものでもあるのではないかなと思います。もしその部署の中でそういうキャリアを積むような仕組みができていない、職員の皆さんに、担当に負担がかかる、そういうものがあるんであれば、逆にそこにしっかり予算をかけて、部署内でしっかり連携を取れる、規模縮小等も相談できるような仕組みができないと、ここに予算をかけないせいで大きい予算が出ていっています、工事の。本当に言いたいのは、この工事は誰のためにやっているんですかということを、農家のためにやっている、農家はずっと使えない状態ですよ。市長がおっしゃる農業所得を10%上げたいと言っても、畑使えなかったら上がらないです。やはりそういうところしっかりと対策というんですか、今少しおっしゃったんですが、具体的に今後どうしていくかというのがあれば教えてください。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   まず、工事がなかなか進んでいないという状況になっておりまして、農家のためになっていないのではないかというご質問でございます。議員ご指摘のとおりであるというふうには認識しております。予定していた工期期間内に完了していないことについて、農家の皆さんにご迷惑をおかけしたことについては申し訳なく思っております。今後、令和3年度の取り残し箇所を早急に完了し、年度内で使用できるように進めてまいりたいというふうに考えております。ただ、課内の体制づくりについてですが、これは人事サイドとも相談する必要があるとは思うんですが、課の要望として専門的知識を有した職員の積極的な採用をしていただけるよう人事サイドのほうに働きかけながら、チェック体制の手薄のところはしっかりと埋めていきたいというふうに考えております。 ◆砂川和也君   農林水産部長は4月からなので、農林水産部長がやったのではないと思うんですが、行政は継続ということですので、では総務部長、人事のほうよろしくお願いします。  次の質問に行きます。砂川第2地区のほうもほぼ同じような意見ですので、そこは割愛させていただいて、畜産行政について伺います。こちら、6月でも取り上げさせていただきました宮古食肉センターの赤字問題です。その後、赤字改善の市の取組があればどういう取組をしているかということを教えてください。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   宮古食肉センターの経営状況、赤字改善の市の取組についてということでございます。毎月、宮古食肉センター経営改善会議を開催しておりまして、令和4年度経営改善内容、改善目標、到達時期などについて経営改善指示進捗状況表の作成、報告を行っているところでございます。また、沖縄県畜産振興公社とフォローアップ事業を活用し、7月7日から8月7日の1か月間、宮古食肉センター職員のカット技術を学ぶため本土の加工施設での研修、また8月10日から8月11日の2日間、専門技術者による現場指導を実施するなど、職員による豚肉のカットが可能となることから、これまで業者に委託していたカット業務を職員が行うことで、委託費の削減を図ることができるものというふうに捉えております。こうした加工技術の向上に加え、ヤギの血液採取による血液販売等の高付加価値商品開発に努め、島内飲食店、ホテル等への地産地消を推進し、経営改善に取り組めるものと考えております。今後、市としましても沖縄県畜産振興公社、JAなど関係機関と調整し、宮古食肉センターの経営改善に取り組んでいきたいと思っております。  なお、このカット技術を新たに習得した職員がカットした豚肉の販売促進のために、市役所のほうでしばらくは毎月第1、第3水曜日に限定して、月2回の販売も予定しているところでございますので、そこら辺にもご協力をお願いして、購入していただきたいと思っております。(127頁に発言訂正あり) ◆砂川和也君   農林水産部長、今日水曜日ですが、今日から販売をするということでしょうか。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   第3水曜日ですので、本日から、午後4時30分から市役所の保健センター前の広場になっている場所で販売いたします。(127頁に発言訂正あり) ◆砂川和也君   すごくいい試みだと思います。すごく評価したいと思います。ただ、今聞いたので、今日が水曜日というのを分かってない市民も多いと思いますので、市民の皆様にも周知していただいて、地産地消というのを上げているということで、この島の豚肉を食べていくということで、周知のほうをよろしくお願いします。  あと、ヤギの血液が採取できるようになったということですが、ヤギの血液って幾ら、どういう販売方法で販売しておりますか。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   ヤギの血液ですが、1袋約1キロから1.5キロでございます。税込み価格で500円ということで販売しております。ヤギの屠畜日は毎週木曜日となっておりますので、屠畜日から1週間以内の販売となっております。 ◆砂川和也君   500円なので、あまり売上げには影響はそこまでないと思うんですが、こういうことの積み重ねが経営改善につながっていくのかなと思います。本当に、この宮古食肉センターは3,000万円の赤字が出ていて、72%を市が補助していると、2,146万円ほどですかね、やはり持ち株比率が市のほうが低いのに市のほうが多く出しているという矛盾が生じるというのも大きな問題だと思いますし、普通の民間会社であればやはり経営改善というのを数年以内でやっていくと、3年以内には経営改善する、5年以内に改善するということが必要だと思います。まず7対3ぐらいのこの比率をやはり見直さないといけないのかなとは思いますので、その辺はしっかり経営改善、赤字圧縮、宮古島に宮古島の豚肉、牛肉、ヤギがしっかり回るという、しっかりと宮古食肉センターがある意味というのを私は考えていただかないと、今後この宮古食肉センター本当にあるべきかどうかという議論につながってくると思いますので、しっかり考えてください。これは今後も一般質問で取り上げていきますので、よろしくお願いします。  続きまして、公園行政についてお伺いします。学童レオクラブの子供たちが夏休み期間中、盛加越公園でごみ箱を設置して、ポイ捨ての増減の実証実験を行いました。どういう実験を行うかといいますと、一応これ教育委員会にはご報告というか、子供たちも一緒に行って、こういうことをやりますという説明はさせていただいております。都市計画課の方でごみ箱設置という許可をいただいて、やりました。まず、8月の第1週目、ごみ箱設置なしで子供たちが盛加越に行ってごみを拾いました。2週目、ごみ箱を設置しました。あずまやの下に。3週目、ごみ箱と看板を設置しました。ここにごみ箱がありますよという。4週目はまたごみ箱を取ったそうです。1週目、ごみは散乱していた。2週目、ごみ箱を設置するとごみが大分減って、ごみ箱に捨ててくれる人が増えたそうです。看板を設置するとほぼごみはなくなって、ほぼごみ箱のほうに入っていたそうです。また4週目ごみ箱をなくすと、やはり今までどおりポイ捨てがたくさん目立った。宮古島市は、自分のごみは自分で持ち帰るという前提があると思うんですが、ごみ箱を設置したらごみが減ったという、もう子供たちが答えを出してしまいました。なので、ごみ箱を設置したほうがいい場所というのはあるんです。もうある程度、これは子供たちがやったことなので、もうちょっと実証実験が必要かもしれませんが、一つの答えが出ているので、大人がどう子供たちの答えに向き合っていくかという話にもなってきます。今後、宮古島市はごみ箱を設置するかということ、そういう体制、全部の場所は必ずしも当てはまらないと思うんですが、比嘉ロードパークもすごくきれいなんですよね。ごみ箱があるからだと思うんです。これどうお考えですか。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   学童レオクラブの子供たちによるごみ箱設置の実証実験についてですが、まずこの学童レオクラブの子供たちがどうすれば宮古島からポイ捨てがなくなるのかという取組をしたということについては大変高く評価したいと思います。そこで、盛加越公園におけるごみ箱設置実証実験についてですが、今年、令和4年7月29日に公園の占用許可申請書が提出され、これを受けて8月1日に公園占用許可書を交付しております。約1か月間の実証実験の検証結果については、ごみ箱設置によりごみのポイ捨てはなくなると結論づけておりますが、市としましては、この学童レオクラブの頑張りを全て否定するものではございませんで、ごみは基本的にごみを出す方が持ち帰るなど、適切に処理することが望ましいということで、議員が先ほど申し上げているとおり、ごみ箱の撤去をしてきておりますが、今回、子供たちがそのような実証実験もあったということについては今後の、ごみ箱が必要かどうかということについて検討させていただきたいなと思います。基本的には市のスタンスといたしまして、ごみのポイ捨てにつきましては、自分のごみを当たり前に持ち帰って処分する意識やモラルを養うことで公園の美化が図られるとともに、今後、宮古島市の不法投棄がなくなることにつながると考えております。  加えて、このように子供たちがごみのポイ捨てについて行動を起こしているわけでございますので、大人の市民一人一人も絶対にポイ捨てしないようお願いしたいと思います。 ◆砂川和也君   ということは、検討するけど、しばらくはごみ箱設置する予定はないという認識でよろしいでしょうか。そうなんです。本当に自分のごみは自分で持ち帰る人がいっぱいいればいいんですけど、それが捨てていく人が多い。ここが問題ですよね。ですから、その問題を子供たちが一つどうしたら美化にできるのかという答えを出したんだけど、宮古島市としては、この子供たちの行動を否定はしないけども、検討はするけども、ごみ箱は設置したくないなという解釈になってしまうんです。だから、先ほど申し上げたんですけど、別に全部の場所にごみ箱を設置すればいいということでないと思っていて、こういうふうにごみ箱を設置したらきれいになるという場所があるんだったらごみ箱を設置したほうがいいんではないですかって普通、人は思うと思うんです。何でかたくなに、それはごみを捨てる人が悪いですよ。でも、そういう人がもういるんだもん。性善説でなくて性悪説の方々がいらっしゃるんで。多分子供たちも結局やってきれいになると思ってごみ箱やったのに、あったほうがきれいになるのに大人たちはやらない。これどうやって教育の面からでも説明できるんですか。建設部長、もう一回お願いします。子供たちが納得するように、ではお願いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   先ほど申し上げましたが、この子供たちの行動について全て否定するものではございませんで、議員もおっしゃっているとおり、全体的に必要ではない、撤去をするということではなくて、どこか必ず必要な箇所があるということでもありますので、そういう箇所については市としても設置について検討したいと思います。 ◆砂川和也君   全てを否定するわけではないが、では何を肯定してくれるのかなと逆にも捉えられますし。では、どの部分を否定しているんですか。全ては否定しないけどということになってきますが。市長、これ今後難しい問題ですか。 ◎市長(座喜味一幸君)   私は、海岸漂着物を含めて海岸の清掃等、そしてごみ問題等は大変重要な、我が宮古島市の観光振興にとっての受入れ態勢の整備という中では大きな項目だと思っております。そういう中で、今盛加越公園の事例が出ましたけれども、今ボランティアでもって積極的にごみ拾いしたり、海洋漂着物拾ったり、軽石拾ったりというような、若い人たちの意識も大変高揚してきているというふうに思っております。そういう中で、しっかりと今後、例えば海岸等の指定管理者等に関する運用と環境保全、ごみ等の問題、我々公共施設においても本当にごみ箱の必要性というものを考えなければならない。試験的に私も少し注目したのは、あるごみ箱を設けると非常に悪い事例としては、あっという間に弁当箱とかいろんなごみがここで、車から降りてきてこのごみ箱の中に入れて立ち去るというような事例等も目撃して非常に残念に思ったこともありますが、少なくとも公共施設等においてのごみの取扱い、ごみの問題というものは何らかで行政でできることはたくさんあるのではないか、またいろんなほかの他府県等の観光地でのごみ問題等をいろいろと事例を見ますと、ごみ袋を差し上げて、お帰りになる際にごみ袋にごみを拾った方に関してはそれなりの対応をする等のいろんな工夫があると思っておりますから、このご指摘の件、難しい面もありますけれども、行政はこのごみ問題だけはしっかりと対応していくべきだと思っておりますから、今の建設部の施設の管理側、それから環境衛生局等も含めながら、宮古島市におけるごみ問題というものは本気で取り組んでいく必要があるというふうに思っております。 ◆砂川和也君   ぜひ前向きな、設置するという方向の検討をよろしくお願いいたします。  続いて、根間公園の放置バイク・自転車について市の取組を伺います。ファミリーマート宮古西里大通り店の裏というより横ですかね、あそこにずっと放置のバイクがありまして、市街地型エコハウス側にも何か自転車が集めてばあっと置いてあります。このファミリーマートの横の放置バイクに関しては、近所の人に聞いたんですけど、2013年ぐらいからもうあるそうです。もう今何年かなと、9年ぐらいあるのかなと。貼ってあるんです。持ち主はやってください、撤去してくださいって。もう9年もやらないで、持ち主もどこか行っちゃったんではないですか。やはりそういう本来であれば捨てた人が悪いというのは分かります。先ほどのごみ問題も一緒で。ただ、やはり先ほど市長もおっしゃいました観光の島であるということもありますし、ファミリーマート、あそこら辺はすごく観光客が多いです。その中で、やはり市がしっかり整備しているという姿勢を見せないと、ごみがあるところにはごみが増えます。さっき市長が言ったとおり、ごみ箱があるとごみが増えてくる。なので、そこに放置バイクがあると、ここは捨てていいんだって思うところで、どんどん、どんどんごみが増えていく。それだと治安が悪くなってくる。治安が悪くなってくるとどうなるかというと、犯罪が起きる。犯罪が起きてくるとどうするんですか。こういう小さいとこからしっかりと取り組んでいかないといけないと思うんですが、あの放置バイクどうしますか、教えてください。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   放置バイク3台がありますが、警告文の掲示による撤去を促しているところでございますけども、期限内に撤去されなかったため、関係機関に所有者の照会を行い、既に所有者に撤去の通知済みであります。それでも今後撤去に応じない場合は、宮古島市放置自動車等防止条例及び同施行規則に基づき撤去を行うこととしております。 ◆砂川和也君   捨てた人間が悪いところでございますが、9年間放置している行政も悪いと思います。しっかりと所有者、いつ頃その照会をかけたのかというのもいろいろ聞きたいですが、質問も詰まっておりますので、次の質問に移らせていただきます。  街灯・防犯灯・防犯カメラ行政について。宮古島のまちが暗い、街灯、防犯灯が少ないとの声が多く聞かれております。特にイーザト周辺、観光客や周辺の飲食店に勤めている方が夜歩くのがとても暗くて怖い、怖くてなかなか歩きたくないという声も多いです。市としてはどういう対応を行っているか伺います。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   防犯灯とは、地域の犯罪の防止及び通行の安全確保を目的として設置する公衆防犯灯をいいます。犯罪を未然に防ぎ、安全なまちづくりを推進するため、夜間に不特定多数の人が通行する生活道路において、暗がりなど、犯罪が発生するおそれのある場所に防犯灯を設置しております。設置に関しましては、当該地域住民または自治会等に防犯灯設置申請書を市民生活部地域振興課に提出していただき、その申請書に基づきまして調査及び検討を行い、電力柱や、または電信柱に防犯灯を設置してございます。議員ご指摘のイーザト周辺につきましては、宮古社交飲食業生活協同組合から防犯灯設置申請を7月に受けまして、現在2基の設置が完了し、残りの1基は沖縄電力から電柱使用許可を待っているところであります。 ◆砂川和也君   申請が宮古社交飲食業生活協同組合から出てつけるということで、多分宮古社交飲食業生活協同組合が電気料金とかも持っていたりするのかなとは思います。やはりそれでも足りないなと思うんです。明る過ぎるのもどうかと思うんですけど、宮古島全体的にやはり暗いなというのもありますし、特に観光で人が集まるところ、先ほど申し上げたんですけど、暗いところは防犯上よろしくないというのが多いので、やはり早急につけて、これ一般市民からもこういうのをつけたいという申請があれば、つける費用は市が出してくれて電気代は個人負担みたいなものがあるとお聞きしたんですが、それは別に団体、個人含めてどなたでも大丈夫ですか。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   砂川和也議員ご指摘のとおり、個人でも申請はできます。ただ、維持管理につきましては、また個人の負担ということになります。 ◆砂川和也君   市民生活部長、維持管理費って月お幾らぐらいですか。 ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時03分)  再開します。                                     (再開=午後2時03分) ◎農林水産部長(砂川朗君)   申し訳ありません。先ほど宮古食肉センターの経営に関して、豚肉の販売促進の市役所販売について、答弁の中で毎週水曜日、本日4時半から実施しますという答弁をしたところですが、しばらくは毎月第1、第3水曜日に限定して、月2回の販売といたします。訂正しておわびいたします。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   大変失礼いたしました。LEDで月に200円程度とのことでございます。電気料です。 ◆砂川和也君   200円程度であれば結構協力してくれる市民も多いのかなと思いますので、調査状況の、アンケートなり調査していただきたいなと思います。よろしくお願いします。  続きまして、海面・海浜・海岸行政について伺います。侵入禁止のブイ設置の実証実験のスケジュールについて伺うって書いてあるんですが、通告出した後の先週金曜日に前浜ビーチのほうでブイを打っているのを新聞でも見ましたし、私も実際現場に行って確認しましたので、この実証実験をやっているんですが、今後のスケジュールについてお伺いします。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   本市では、ビーチ等で遊泳する市民や観光客が水上オートバイ等の危険航行による事故を防止する対策といたしまして、水上オートバイ等事故防止重点区域を設定する条例制定を目指しております。現在、事故防止対策といたしましての実証試験でありますが、前浜ビーチ沖合の海上にブイを設置し、事故防止重点区域を設定しております。実証試験の内容といたしまして、区域内での航行を禁止すること、それから海岸からブイまでの距離や間隔の妥当性、それから悪天候時のブイの耐久性などを検証いたします。その検証結果を基に、マリン事業者や地元漁業協同組合等の関係者からの意見聴取を行い、条例制定に反映させていきたいと考えております。 ◆砂川和也君   ブイの設置はすごくいいことだと思います。やはりジェットスキーの問題というのはすごく今皆さん気にしていることですので、この実証実験はすばらしいなと思います。ただ、海の境目がすごく難しいではないですか。どこまでが県なんだ、どこまでが市なんだというのが。結構海面の利用ってはっきりした線がないのでなかなか難しいと思うんですけど、ブイはこれは市が全部負担して設置していますか。市だけではなくて県とかにも、今後このブイを設置するとなると、宮古島って海に全部囲まれているんで、すごく範囲が広いではないですか。そうなってくると、市だけでこれをやっていくとなると負担が大きいなと思うので、そういうの県とかも負担できないのかなということは考えておりますでしょうか。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   設置費用につきましてお答えをいたします。  市では、沖縄県に対しまして宮古島市周辺の海面の適切な利用促進を図るよう、要望書を提出しております。それに伴う県との調整の中で、海面の管理につきましては明確な法律が存在しないため、対応に苦慮しているとのことでございます。今回の実証試験は、海岸利用者の安全確保の観点から緊急性を要する事案であると考えまして、本市の費用負担で実施をしております。今後は、県の費用負担や補助金等での対応ができないか検討してまいりたいと考えております。 ◆砂川和也君   観光商工スポーツ部長、この今回打ったブイの設置にかかったお金というのは幾らぐらいか分かりますか。
    ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   設置費用に関しましては、約100万円ほどかかっているということでございます。 ◆砂川和也君   100万円も、やはり場所が多いとばかにならなくなってくると思うので。今観光商工スポーツ部長がおっしゃったとおり、条例制定に向けていろいろやっているということですが、条例制定のスケジュール等が考えあれば、スケジュールについてお伺いします。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   条例制定のスケジュールにつきましてお答えをいたします。  周辺海域におきまして、水上オートバイ等の危険航行による事故の防止、その条例の制定を目指しまして、現在、警察などとの関係機関と調整を行っているところでございます。今後のスケジュールといたしまして、10月上旬に開催予定の宮古島市海岸利用促進連絡協議会におきまして海岸関連団体と協議をいたします。また、那覇地方検察庁と条例中の罰則に関しまして協議を行い、条例をまとめる予定でございます。その後、本市の例規審査会を経て、本年度中の議会に上程しまして、早ければ令和5年4月1日からの施行を考えております。 ◆砂川和也君   来年の4月1日からということで、ぜひ順調に進めていただきたいと思います。多くの市民が待っております。  今これ前浜ビーチだけで実証実験行っておりますが、この条例というのはこの前浜ビーチ以外の海域でも適用されるという認識でよろしいでしょうか。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   前浜ビーチ以外の海域での条例の適用でございますけども、宮古島市の6つの島の周辺海域におきまして、遊泳者や漁業者に対しまして水上オートバイ等の危険航行等が確認された場合、関係機関と協議を行い、本条例の適用が妥当であると判断した場合は、水上オートバイ等事故防止重点区域として指定をしてまいりたいと考えております。 ◆砂川和也君   この条例というのは求められていると思うんですが、指定管理の条例とかも今後できてくると思うんですが、この条例等を逆につくることによって、今まで市民が普通に利用できていた、普通に入れたところとかが入れなくなるような、いわゆる制限が市民にかかるというようなことはなく、しっかりと今市民とか優良なマリン事業者の皆さんがしっかり今までのなりわいというか、営業もできるような担保はできているのかということを伺いたいと思います。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   沖縄県には、海浜を自由に使用するための条例で「何人も自由に海浜に立ち入り、利用することができる」と明記をされております。市民やマリン事業者の利用は、この条例により担保されているものと考えております。 ◆砂川和也君   しっかり担保のほうをお願いいたします。  次の質問に移らせていただきます。順番を変えまして、パイナガマビーチ行政について伺います。コインシャワーが100円2分になっているんですが、少し短過ぎるという声があります。この100円2分の根拠についてお伺いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   コインシャワーが100円で2分の根拠についてですが、まず料金設定を100円で2分と100円で3分に設定した場合の使用料収入と年間維持管理費との比較検討を行ったところ、その結果、100円2分と設定した場合が4万1,680円のプラスの収支、それから100円で3分と設定した場合は105万4,620円のマイナス収支となったために、この100円で2分のシャワー料金としたところでございます。 ◆砂川和也君   ほかのコインシャワーって4分とか結構あるんですが、パイナガマビーチだけこの算定をして、ほかは4分。では、ほかのところは赤字。でも、ここのシャワー室、男性用もありましたけど、4つシャワー室ありまして、3つコイン式になっています。1つは、ただもう使えない状態になっていますよね。4つあって、3つがコイン式になっていて、1つはもう水道がついていない。ここ使っていないせいで、ここすごく臭いんです。この100円2分というのは私少し短過ぎると思うんですけど、3分にしたら赤字が出るって言うけど、今まではではどうだったんですか。2分ってやはりちっちゃいお子さんとかが一緒に入ったときにお子さんも、私も2分で自分の体全部洗えないです。なので、ほかの同じ宮古島でも4分のところがあって、前浜ビーチの2分があるというのは、これ統一したほうがいいんではないですか。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   このパイナガマビーチのシャワー室におきましては、いろいろ工事使用料とか年間維持費、それからこの工事費に係る償還金などを支出ということで、収支をいろいろ検討した結果、100円で2分の根拠で利用させているところですが、ほかの場所が4分ということとで統一が望ましいんではないかということでございますけども、我々担当部署としてもそういったことも念頭に置きながら検討いたしました。2分でどれぐらい、大人でも子供でもシャワーができるのかとか、あと2分でも十分ではないかというようなことでこの設定をしたところでございますけれども、宮古島市で統一することが望ましいということも確かに理解できないわけでもないので、その辺統一することについて検討させていただきたいと思います。 ◆砂川和也君   ぜひ2分に統一しないで4分に統一してください。お願いします。  続きまして、パイナガマのあずまやが立入禁止になっております。トラテープがもうぐるぐる巻かれていますが、これはいつ頃改修するのか、もう本当取り壊すのか、取り壊した後にまた新しく建てる予定があるのか教えてください。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   パイナガマビーチ北側のあずまやについては、当該施設は老朽化が激しいため、解体撤去を行います。解体撤去につきましては、令和4年8月25日付で工事請負契約を締結し、9月30日までに解体撤去を終える予定でございます。議員ご質問の新たなあずまやの整備についてですが、現在、あずまやは中央付近に2か所、トイレ、シャワー室付近に4か所の計6か所設置されておりまして、設置数としては十分だと考えているため、現在のところ新たな整備計画は予定しておりません。 ◆砂川和也君   ちょっと時間がないので進ませていただきます。道路行政について伺います。  平良字下里1090―1の縁石除去について伺います。こちら奥原ストアーの駐車場のところにある縁石なんですが、共和マンション側から来る場合とイオン側の久松側から来る道路があるんですが、この久松側から来て曲がるときによく高齢の方がこの縁石にすごく乗り上げていることが多々あるそうです。なので、縁石除去するというよりは逆に高さを出して、多分見えないんですよね。ここ通学路でもあるので、子供たちがあそこで待っていて結構危ないです。昔はそこに公衆電話ボックスがあったので多分すごく分かりやすくて、そこは全然もうカーブすることができたと思うんですが、もう今電話ボックスはなくなっているので、非常に危険です。結構スピードを出して来ることもあるようなので、除去というよりはもう少し高さを出したほうが私的にはいいのかなと。しっかり見えるように。何かここにちゃんとありますよというのをやっていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   議員ご指摘の箇所につきましては、道路整備の際に歩行者の安全確保のためにこの縁石を設置したところでございます。スーパーなどからは撤去してほしいというような要請等もあるということですが、あくまで歩行者の安全を確保しなければならないと考えておりますので、今議員が提案しているとおりのことについても現場を再度確認しまして、縁石を高くするということも含めて、これについては調査したいと思います。 ◆砂川和也君   来間島の里道コンクリート階段施工について、少し述べさせていただきます。  今、来間島の長間浜のところに大型ホテルがありまして、その横に里道がございました。ここを工事したいというホテル側から申出があったそうです。当初の計画の写真つきみたいのがありまして、こういうふうに道を造りますよという写真がありました。これは木で造って、板というか、そういう感じの写真がついておりました。ただ、実際造ってみると、もうコンクリートがちがちの階段ができております。これ担当、道路建設課、自治会、ホテルの方々という話合いにちょっと参加させていただきましていろいろ聞いたんですが、いろいろいきさつがうまくいっていないです。道路建設担当は、この施工業者にしっかりと自治会に説明してくださいって言ったんだけど、自治会は総会を開いてもいないし、してもいないんだけど、一応自治会の許可をもらったよという形にもなっている。そもそも途中で計画が変わったんであれば何でそれを自治会に知らせなかったのかという問題にもなってきておりますが、まず私がこれ一番すごい問題というのは、ここに本当に階段を造っていいのかなという。今までどおりの環境を変えると、人がいっぱい来ちゃうことがあります。ここには招かれざる客も来る可能性があります。今までひっそりと地元の人たちが使っていた、ホテルの人たちも使っていた、便利だから階段にしようねって思うんだけども、ここはウミガメの産卵地でもあるそうです。人が来ることによって、ウミガメはすごく敏感で、逃げていくそうです。そうすると、ウミガメの産卵地でもなくなってくる。でも、ウミガメの産卵とか、そういうのがあるからということは観光資源に本当はなっているはずでもあります。でも、この階段を造ることによって、例えば今問題になっている違法業者、マリンの違法業者とかがテントをあそこに張り出したりしますと、そうなってくるとこれ道路建設課だけの問題ではなくなってくると思うんです。道路建設課、道路を造るよという観点なんだけど、ここ道路を造ったらこの地域の環境が変わってしまう。もう既に今路上駐車いっぱいになっています。この階段の近くは。そこにどんどんもし、マリン関係の違法業者とかが入ってきます。では、今度これ誰が除去するんですかと。観光商工課ですか、県の土木建築部ですか、農林水産部ですか。多分これいろんなものが今度問題になってきます。なので、道路建設課だけで造っていいよというような案件が、大分宮古島は複雑になっています。もしかすると、このようなことってほかにもあるのかもしれません。ほかにもこのようなことで。だから、もう一度、1つの課だけで決められない、やはり横断して相談しなきゃいけないということが増えているというのは皆さん認識していると思いますが、やはりもう少し慎重にというか、そのために人事でいろんな課を回ってきているというのもあると思いますし、もう少し考えなくてはいけないのではないかなと思います。これは今自治会と区長がいろいろ話しているそうなので、これに関して特に建設部長からの答弁は要りませんが、やはりすごく環境が変わるとここに今までいなかった人、招かれなかったお客様も来たり、本当に来てほしい人たちが来なくなったりする可能性もあります。そういうことも真剣に考えながら行政を進めていかないといけないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。  次、観光行政について。観光地のトイレ衛生環境について、汚い、使いづらい、先ほど下地信男議員等からもありましたが、漁港のトイレ等も含めてトイレの清掃や整備の財源は十分と考えているのか伺います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   観光地のいわゆる東平安名崎公園とかカママ嶺公園、それからパイナガマ公園につきましては、清掃については委託業務で月12回、週3回程度清掃業務を行っており、観光客、市民から苦情等もさほど、めったに届いていない状況でありますので、トイレの衛生管理も十分保たれていると見ております。そのことから、財源については十分であると考えております。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   観光商工課で維持管理を行っておりますトイレは、前浜、吉野海岸、そのほか11か所となっております。維持管理につきましては、毎月1回の定期点検と軽微な修繕業務を含む委託契約を結んでおりまして、点検報告を基に修繕を行っております。清掃業務につきましても、障害者支援施設の団体と清掃業務委託契約を結んでおりまして、清掃を行っております。それから、前浜海浜広場、吉野海岸利便施設につきましては指定管理施設でございまして、その指定管理者が清掃を行うこととなっていることと、軽微な修繕についても対応することとなっております。観光商工課の管理するトイレにつきましては、財源につきましてはコインシャワーの使用料と一般財源を充当しております。年間約550万円ほどを要しておりますが、その予算でもって管理できていると考えております。ただ、今後は観光客の増加が見込まれます。市民及び観光客の皆様の意見も取り入れながら、快適なトイレを利用していただけるよう取り組んでまいります。 ◆砂川和也君   時間がないので、また別の機会を捉えたいと思います。  最後、人事行政について。もう時間がないので、これも要望だけになるかと思うんですが、人事評価制度で部下から上司を評価する制度の導入はできないか伺う。これ人事の制度にゴールはないと思いますので、常にこの人事というのは時代に合ったというか、職場に合った、環境に合ったということをやっていかないといけないと思うんです。私はこれ何を言いたいかというと、部下から上司を評価するとか、そういういろんな仕組みをやはり制度として人事制度というのをしっかりとつくっていく。やはり職員の皆さんにちゃんと我々皆さんの人事を考えていますよという姿勢を何か示すような、やはりトライアンドエラーでもあると思うんです。何かメリット、デメリットが出てくる。その中で、メリット、デメリットをてんびんにかけて考えると思うんですが、凝り固まった人事制度ではなくて、やはり宮古島市としては職員のためにいろんな人事評価やっていくよというような姿勢を試すために、まず部下から上司を評価するという、そういうものを導入とかもしできるのであればご検討をお願いします。  もう時間もありませんので、今定例会の私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで砂川和也君の質問は終了いたしました。 ◆仲間誉人君   議員番号12番、仲間誉人でございます。一般質問の前に所見を述べさせていただきます。  令和4年6月定例会において、高校生のバスの無料化について質問をさせていただきました。高校生のバスの無料化に向けて、今定例会に補正予算が計上されております。バス運賃、9月の購入分からの実施になるということであります。高校生のバスの無料化は、親の負担の軽減、子育て世代への支援等、子供たちの元気で健やかな生活を確保する上でも重要であると考えます。バス利用の推進に向けても広報や周知のほどよろしくお願いいたします。また、市道伊良部103号線の街路樹整備予算も計上されております。担当部局の迅速な対応に感謝をいたします。ありがとうございます。  それでは、通告に従いまして一般質問を始めさせていただきます。まず初めに、市長の政治姿勢について。航空自衛隊ブルーインパルス曲技飛行についてでございます。宮古島市のほうへ航空自衛隊の表敬訪問等あったと思いますが、曲技飛行、展示飛行の目的として、宮古島分屯基地開庁50周年の節目に当たり、協力団体、住民、企業及び団体に謝意を表すとともに、宮古島市民等に夢と希望を与え、航空自衛隊と宮古島との関係をより強固なものとすべく、ブルーインパルスによる展示飛行を実施するものとあります。期日が12月11日。曲技飛行の実施に向けては、飛行経路、燃料を考慮した検討が必要であると。那覇基地で給油を行い、宮古島まで約280キロを往復。その場合、降下飛行を行う程度になると。様々な曲技飛行を行うには、ブルーインパルス機体の駐機数も考慮し、下地島空港を使用して給油を行う必要がある。下地島空港の使用が望ましいと考えられます。また、新聞報道等によると、宮古青年会議所、宮古島商工会議所宮古島観光協会、伊良部商工会青年部から成る宮古青年4団体連絡協議会から下地島空港の活用を求め、航空自衛隊へと要望書が出されております。その中で、下地島空港から離発着できれば曲技飛行を含めた様々な演目を披露してもらうことが可能になる、一目見ようと宮古地区内外からも多くの観光客が見込まれ、コロナ後の経済及び観光の復興を図る上で大きな原動力となると述べております。その点も踏まえて、航空自衛隊宮古島分屯基地開庁50周年記念事業におけるブルーインパルスの展示飛行の開催について市長の見解を伺います。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   航空自衛隊の宮古島分屯基地の開庁50周年記念事業における航空自衛隊ブルーインパルスの宮古島での展示飛行については、先般、防衛省航空自衛隊から直接説明を受けております。今回は大まかな内容ということで、今仲間誉人議員が紹介したとおりでございます。飛行経路、それから展示内容、来場者の受入れ態勢などについての説明がございましたけれども、詳細は検討中ということで説明を受けております。このイベントについては、議員からもありましたとおり、誘客効果も期待できるという反面、また様々な意見があることも理解をしております。また、あくまでも国が実施する事業でありますので、今後、事業の詳細が決まり、市内経済団体や市民団体の取組状況等も勘案しながら、市として何ができるのか、市の関わりについても検討していきたいというふうに考えております。  それから、下地島空港の利用についてのご質問もございましたけれども、下地島空港は沖縄県管理の空港でありますので、利用については県において判断されるものというふうに考えております。 ◆仲間誉人君   下地島空港の利用は県の判断ということでありますけれども、私も北海道の千歳基地の航空祭を見てきました。5万人が訪れる大きなイベントでございました。宮古島でブルーインパルスの曲技飛行を行うことは、経済効果においても、宮古島を全国にアピールするという面でも、入島が3万人ぐらいを見込まれてもおります。ぜひこのチャンス、絶好の機会だと思いますので、宮古島市としても支援をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に移ります。観光行政について。牧山公園の整備スケジュールについてお伺いをいたします。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   牧山公園の整備につきましてでございます。牧山公園及び展望台は風光明媚な観光地ですが、施設の老朽化によりコンクリートの剥離が確認されております。今後は、施設周辺を含めた利活用につきまして検討を進めております。昨年度は、宮古島市観光推進協議会におきまして展望台とトイレの改修、それから駐車場及び遊歩道の整備、カフェや飲食施設等の設置及びアクティビティーの新設等が提案され、検討されております。今年度は、牧山公園活用構想を作成しまして、次年度に整備計画を策定する予定となっております。 ◆仲間誉人君   次に、具体的にどのような整備を行うのかお伺いをいたします。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   具体的な整備につきましては、今年度、伊良部島地域の住民との意見交換及び観光客のアンケート調査を行っております。整備に対しまして多くの意見をいただきました。今後、活用構想を作成し整備していくこととしておりますが、整備後の施設運用を見据え、PFI等で実施することを検討しております。今年度は、広く民間事業者の意見を聞くべく、サウンディング型市場調査を実施したいと考えております。その結果を踏まえまして具体的な整備を進めていく方針となっております。 ◆仲間誉人君   住民との意見交換等、運用方法についても検討し、整備を行っていくということでよろしいでしょうか。この展望台は、伊良部町時代からその周辺についても私たち子供の頃から遠足等、小さい小学生から中学生まで足を運んでいた大変眺めのいい場所でございますので、ぜひしっかりと整備を行って、観光客においても地元の住民においても利用、活用できるような施設をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、三角点について。この場所は眺めがいいことで知られ、崖下に見える海のきれいさが人気の地点となっております。SNS等で画像をアップする方も多く見られます。新聞報道やネットニュースでも取り上げられるなど、注目度は高いと思われます。ただ、危険区域ということで、立入禁止の看板が設置されております。しかしながら、訪れる観光客は後を絶ちません。現在の宮古島市の対応についてお伺いいたします。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   その三角点でございますけど、議員おっしゃるとおり大変眺めのいいところで、ウミガメ等も見えるという、大変観光客に話題のスポットとなっております。この三角点は、国土地理院の測量基準点でございまして、観光地ではございません。最近SNS等でも本当に話題になっておりますが、安全対策用の柵とか設置をされていなく、大変危険な場所となっております。現在は、立ち入らないよう注意喚起の看板を設置しております。 ◆仲間誉人君   次に、整備計画はあるか伺います。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   観光地としての整備計画でございますが、現在のところ本市としましては観光地として整備する予定はございません。 ◆仲間誉人君   整備計画はないということでございますけども、危険区域でありながらこれだけ多くの人が訪れるということは魅力があるということではないかなと考えられます。そして、白鳥を含め、サバ沖のほうから白鳥一帯、また下地島周辺地域まで県の自然公園として指定されていると思います。公園を整備していく、観光地をつくっていく。やはり観光客から見た宮古島というのは住民から見た視点とはまた違った視点で見られているというふうに考えます。なので、周辺整備、柵を整備するとか、駐車場を整備するとか、そういった観光客に向けて宮古島を発信する上でも整備することを検討していってもいいのかなという私の考え、思いがありますが、それについてはどう思いますか。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   その現場につきましては、私も何度か確認をしております。観光地の整備ということなんですけども、まだ確認は取っておりませんが、あの辺一帯は保安林区域になっているのではないかと思っております。まず、そういう県との協議も必要になってくると思いますので、観光地の整備につきましては今後そういう点も含めまして検討していきたいと思います。 ◆仲間誉人君   ぜひ検討のほどをよろしくお願いいたします。  次に移ります。次に、海浜利用等について。こちらは先ほどの砂川和也議員と重複するところもありますので、少しだけ私からも伺いたいと思います。水上バイク利用規制について。現在、前浜ビーチのほうに実証実験を行っているということでありましたが、伊良部地区の渡口の浜においても以前から危険性が指摘をされております。住民からの意見等、観光客や島外から訪れる方からも、私のほうに水上バイクが危険なのでどうにかしてもらえないかという声が結構あります。なので、今回前浜ビーチに実証実験を行ったということで、渡口の浜においても同じようなブイを設置して試験的な実証実験を行うという計画等ございますか、伺います。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   現在、前浜におきまして水上オートバイ等事故防止重点区域を設定する条例制定を目指しております。ブイを設置しまして事故防止重点区域を設定しておりますけども、この実証試験の検証結果を基にマリン事業者や地元漁業協同組合との関係者と情報共有を行いながら、今後、渡口の浜でも水上オートバイ等の利用者が多く見られます。渡口の浜につきましてもブイ設置に向けて検討していきたいと考えております。 ◆仲間誉人君   次に、水上バイク利用に関する条例制定についてですが、先ほどの砂川和也議員の答弁の中で、令和5年4月1日の施行に向けて調整をしていくということでよろしかったでしょうか。こちらは答弁は大丈夫です。  次に、海浜利用海洋基本計画についてでございますが、これは伺うというよりも要望が多いかと思います。宮古島市には多くのビーチ、海岸、港があります。その中でも、宮古島市の管理であったり、沖縄県の管理であったり、宮古島市の管理においても観光商工課、水産課、港湾課、沖縄県でも宮古土木事務所、農林水産振興センター等、管理は様々です。宮古島市内に点在する全てのビーチや港の概要、現状、今後の計画、管理者情報等を一元化した海洋基本計画のようなものを作成していただきたい。これから作成するのも遅いぐらいではないかなと考えます。宮古島周辺海域の現状、周知を図るという意味においても必要であると考えます。これは要望になりますが、当局の考えをお伺いいたします。 ◎観光商工スポーツ部長(上地成人君)   仲間誉人議員ご質問の件につきましては、観光商工スポーツ部所管の海岸につきまして答弁をいたしたいと思います。  現在、海浜利用海洋基本計画及び周辺海岸全体に適用される海岸利用に関する条例等は制定されておりません。県から管理権限を移管された前浜、吉野、砂山、中の島、この4つの海岸につきましては、宮古島市海岸管理条例を制定して運用をしております。本市には市民や観光客が利用できる海岸が数多くありますが、海岸の管理につきましては場所によって国と県及び宮古島市と、所管が分かれております。今後、海岸管理者等の確認が容易になりますよう、関係機関と調整してまいりたいと考えております。 ◆仲間誉人君   隣の石垣市においては、海洋基本計画というものがあります。その中では、八重山地域における海洋の保全、利活用に関すること、赤土問題やサンゴについて、観光について、マリンレジャーについてなど、様々な件についての現状と課題等、計画が明記されております。宮古島市においても、海に関する全てを一元化した基本計画をぜひつくっていただきたい、そういうふうに思います。ぜひ検討のほどをよろしくお願いいたします。  次に移ります。二次交通について。現在、宮古島市内において、コロナの影響によりタクシー運転手の数が減少し、回復に向かっているにもかかわらず、依然として運転手不足は否めない状況にあります。タクシーの運転手不足についてどのように捉えているのかお伺いをいたします。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   二次交通のタクシーの運転手不足についてのご質問にお答えいたします。  新型コロナウイルスの感染症拡大の影響を受けまして、市内タクシー業界では離職による人材不足が進み、観光客が回復している現在においても人材確保が図られていないのが現状となっております。去るゴールデンウイークの期間中においては十分な配車が行えず、宮古空港で1時間以上のタクシー待ちが発生するなど、二次交通不足が大きな課題となっております。このような状況を踏まえ、市としてはタクシー運転手不足による課題解消を図るため、同じ方向に向かう不特定多数の乗客が利用できる乗り合いタクシーの実証事業を予定しております。事業の実施により、タクシー1台に対し利用できる乗客が増え、これまで以上に輸送量が確保されることで、二次交通不足の課題解消に寄与するものと考えております。一方、このような短期的な対策を実施するとともに、またコロナ禍からの回復による観光客の増加や高齢化社会の進展に対応するための新たな公共交通形態の検討、既存バス路線の再編など、長期的な視点に立った対応策を講じていく必要があります。そのため、市では市民や交通事業者、経済団体など関係者と協議をしながら、地域のきめ細かな交通事情に対応するためのマスタープランとなる地域公共交通計画について、来年度末を目標に策定作業を進めていくことを計画しております。 ◆仲間誉人君   次に、運転手確保のための宮古島市としてのタクシー事業者への支援はあるか伺います。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   タクシーの不足についての対策としては先ほどの事業の実施がございますが、運転手不足に対する具体的な事業、今のところ具体的には検討しておりません。タクシー運転手を確保するために第二種運転免許取得に係る費用負担等の補助事業、こういうものがいろんな自治体で検討されているようでございますが、ただこれについては免許取得に係る費用負担補助が個人の資産形成となるということで課題が指摘されておりまして、現在まで導入を行った自治体はないというふうに確認をしております。 ◆仲間誉人君   これまでタクシー運転手が離職し、戻ってこないという現状があると思います。また戻ってこないという理由もあるところでございます。第二種運転免許を若い方々に取ってもらうような事業者との調整も大事かなというふうに思います。やはりタクシー事業者もいろんな面から考えているとは思うんですが、なかなか運転手の確保、事業自体をしっかりと守っていく、これまでに経営を戻していく、それが今厳しい状況にあると考えられます。タクシー事業者も依然として厳しい状況にありますので、ぜひ宮古島市としてもタクシー事業者、宮古タクシー協会と調整、意見交換等を行っていただきたい、ぜひタクシー事業者についても支援を行っていただきたい、そういうふうに考えます。よろしくお願いいたします。  次に、農業行政について。製糖操業期間についてお伺いいたします。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   製糖操業期間です。各工場の操業開始時期の見込みも含めてお答えさせていただきます。  各工場によりますと、毎年10月末から11月頃に行われます第2回の生産見込み調査の結果、また工場内の整備状況等により決定するとのことでございます。昨年7月まで昨期の高騰、昨年期の操業が7月までずれ込んだ宮古製糖伊良部工場の操業開始の時期につきましては、去る7月に意見交換を行っております。その中で、今年7月まで操業期間が延長したこともあり、来期の操業開始を11月からできないかとの意見もございました。また、来期以降の操業開始につきましては、今後も関係機関と意見交換を行う必要があると考えておりますので、引き続き意見交換しながら、早期の操業ができないかということについても検討してまいりたいと思っております。 ◆仲間誉人君   今の農林水産部長の答弁の中で、7月までずれ込んだこともあり11月に操業開始できないか意見交換をしていくということも踏まえて次に移っていきたいんですが、次の早期収穫についてでございますが、先ほどのとおり、伊良部地区においては長雨等の影響により7月まで収穫が長引く事態がございました。それを踏まえての市民の声であります。農家の声であります。伺うというよりも要望になると思いますが、収穫開始を例年の12月から11月に前倒しできないか。2月、3月の雨の日の日数と比べて、2021年11月の降水量が48.5ミリ、2022年2月224ミリ、3月が143.5ミリと、天候が安定している11月に前倒しをする。前倒しをすると糖度が上がらないという課題もあると思います。その糖度が上がらない部分と平均糖度との差を宮古島市が補填してあげる。例えば11月収穫分が平均13度として、以降の平均糖度が14度とした場合、その差額分を補助してあげるとか。今後も収穫が長引く可能性は十分にあります。長引かせないためにも十分検討する必要はあると思います。当局の見解を伺います。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   早期収穫による品質の低下が見込まれるのではないかというご質問でございます。11月から操業開始した際に、先ほども申し上げましたとおり、関係機関との意見交換の中で、品質の問題等で農家が11月の収穫を嫌がる、拒否するという可能性もあるのではないかという意見がございました。その際には、まず早期収穫に理解が得られる方の収穫から収穫していくという方法もあるのではないかなということについて、製糖工場、JA、市のほうの意見としてここは一致したところでございます。11月からの操業開始によって、品質がどの程度低下するのかというのは実証の部分も出ておりませんので、早期による品質低下に対する補填というところについては意見の中では出ておりませんので、まだそこまでの考えは持ってないところが正直なところでございます。 ◆仲間誉人君   関係機関との調整、意見交換の上、検討のほどよろしくお願いいたします。  次に移ります。漁業行政について。物価高騰について、漁業者への支援についてどのような支援を行ったのか伺います。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   漁業に対する物価高騰対策の支援でございます。8月の臨時会におきまして、地方創生臨時交付金を財源として、漁業者への影響が最も大きいというふうに思われる燃油高騰分の差額を支援する事業として4,599万円の補正を計上して、認めていただいたところでございます。まだ交付のほうには至っておりませんが、現在、交付要綱のほうの案が作成されておりまして、それを各漁業協同組合のほうに、委託することになりますので、その委託内容についての詰めの作業を行っております。早めの交付ができるように取り組んでおります。 ◆仲間誉人君   漁業協同組合等において、市の対応が遅いというのを私よく言われますので、ぜひ早めの対応をよろしくお願いいたします。  次に、餌代、漁具等の支援はあるか伺います。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   餌代、漁具等の支援についてでございます。今回の物価高騰に伴う支援につきましては、燃油の支援を行う予定となっておりまして、餌代、漁具等の支援については予定にございません。ただ、今後、引き続き全体的な物価高騰等が続くような状況であれば、社会情勢等を見ながら対応を検討する必要があるのかなというふうに考えております。まずは新型コロナウイルス感染症対策、物価高騰、燃油高騰等、地方創生臨時交付金を活用した燃油高騰分差額の支援を優先して実施し、餌代、魚具類等の支援については高騰の要因がこういった社会情勢の中の何に要因があるのかを精査しながら、各漁業協同組合の意見を聞きながら、状況を踏まえつつ対応について検討してまいりたいと考えております。 ◆仲間誉人君   要因の検証をしながら、意見を聞きながらということでございますが、漁業において漁具もほとんど石油製品なんです。先日、先月ですか、意見交換の際に私池間、伊良部、宮古島、3漁業協同組合に足を運んで、各組合長に話を聞いてきました。その中で、ある漁業協同組合からは、この値上がりした分のリストを作ってもらって、こういうふうに、餌代、漁具等の令和元年度から令和4年度までの金額の差とか、それを先月ですか、農林水産部長のほうに渡しました。なぜ私はそういう話をするかというと、水産業においてコロナ問題、軽石問題、燃料の高騰、物価の高騰、四重苦です。そして、これまで聞き取った漁業協同組合の組合長が口をそろえて言うのが、宮古島市の職員に限らず来たことありますかと私が聞いたら、ないですと言うんです。宮古島市からは何もないと言うんです。なので、私はこういう質問をするんです。やはり農業に対してもそうですけども、漁業者に対しての支援もしてほしい、そういうふうに私は考えております。この四重苦を踏まえて、水産業自体が存続の危機に直面しているんではないかと私は考えております。漁業者の暮らしと福祉を守ってほしいんです。それについて市長の見解を伺います。 ◎市長(座喜味一幸君)   水産業そのものが、これまでかつて宮古島の大きな経済を支えてきたカツオ節に始まった南洋漁業を含めてそうでありますが、やはり第1次産業、水産業というものをしっかり振興していかなければならないというふうに思っております。そういう中で、大変高齢化を含めて厳しい状況になっておりますが、ここ学校給食等も含めて六次産業への今取組をしておりますが、もっと思い切って、カツオ節工場の再編等も含め、漁業者の現場の実情というものをしっかり把握しながら、漁業協同組合、漁業者の皆さん、しっかりと支援していきたいと思います。 ◆仲間誉人君   ぜひ漁業者への支援もお願いいたします。  次に、消防行政について。伊良部地区の消防庁舎の耐用年数についてお伺いいたします。 ◎消防長(宮國和幸君)   耐用年数についてお答えいたします。  宮古島市公共施設等総合管理計画において、伊良部出張所の庁舎については耐用年数は50年となっております。 ◆仲間誉人君   次に、建て替えの計画はあるか伺います。 ◎消防長(宮國和幸君)   建て替えの計画についてお答えいたします。  伊良部出張所は、平成7年に竣工し、今年で築27年となります。消防の庁舎に関しましては、現在、上野出張所の建て替えに向け、今年度から設計業務が始まっております。また、消防本部が築35年となることから、建て替えについては消防本部の庁舎が先になるかと考えますが、現時点において伊良部出張所の建て替え計画はございませんが、今後、伊良部出張所の建て替え等については段階的に検討していきたいと考えております。 ◆仲間誉人君   今のところ、段階的に検討していくとのことで現時点では建て替えの計画は伊良部出張所においてはないということでありますが、次の人員の配置、体制の強化はあるか伺います。 ◎消防長(宮國和幸君)   現在、伊良部出張所には3つの係があり、各係5人の職員が3交代制、24時間勤務しています。火災事案には、通常ポンプ車に4人から5人、タンク車に2人の合計6人から7人での出動体制となるため、現在の各係の人数では基準に満たず、消防署や状況によっては上野出張所から同時出動する体制となっています。また、救助事案にも対応することが困難なため、救急隊のみ出動し、救助隊は消防署からの出動となっています。  以上のことから、体制を強化するために、令和4年度は伊良部出張所3人増の予定をしておりましたが、受験者の都合による辞退等で実現には至っておりません。今後も引き続き必要な職員増を関係部局に対し要求しているところでございます。 ◆仲間誉人君   職員数の基準に満たないということであります。人員の確保に努めていくということでございますが、やはり観光客の増により伊良部地区へのホテル等の建築物の増、宿泊客の増等が予想されますので、ぜひとも体制の強化、十分に検討、対応していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、救急搬送についてですが、これは救急搬送事案に対しての要望です。市民であります当事者からのお願いです。私が聞き取りした件をお話をいたします。市内に住む女性が体調を崩し、一刻を争う事態になり、119番通報をしました。伊良部地区の消防署に配置されている救急車が他に出動しているとのことで、平良地区のほうから行くことになるので少し時間がかかりますとの返事だったようです。救急隊員の方と電話で応急処置方法を教わり、処置を行いながら到着を待っていたそうです。その間にも女性の容体は悪化し、目に見えて顔色も悪くなっていったそうです。ようやく救急車が現地に到着したのは、通報から30分ほど経過した後です。そして、ようやく救急車に乗せ、出発をしました。しかし、救急車の後から出発した親族の車のほうが伊良部大橋の中間付近まで救急車より先に着いた。なぜか。女性を乗せた救急車は、乗せた地点の先を右に曲がればすぐ伊良部大橋に向かえるんです。ですが、右折せずに直進をしてしまった。直進をしたことによって、時間のロスが7分から10分ぐらいあると考えられます。その間、親族の方は橋の上でまだか、まだかと待っているんです。親族の方の車が救急車より先を走っているということはあり得ないです。病院に到着したのは、通報から1時間はかかっております。このときに搬送された女性は、翌日お亡くなりになられました。この親族の方々が何を言いたいのか。道幅の狭い危険地域の解消もそうですが、各消防署、出張所には地域の道路事情を知った方を配置する等の考慮をしていただきたい。そして、この親族の方が私に言うんですが、自分たちと同じ思いをさせたくないと。という思いが親族の切な思いです。これについて当局の見解を伺います。 ◎消防長(宮國和幸君)   伊良部出張所の救急車が出動中、伊良部管内で別の事案が発生した場合には、消防署や状況によっては上野出張所からの応援出動で対応しています。救急車等の緊急走行時、AVMという指令システムのナビゲーションモニターで最短のルートを選択し、現場や病院に向け走行します。しかし、車体の大きい消防車をはじめ、救急車は最短距離であっても道路の状況によっては逆に時間を要す場合があり、迂回する場合もあります。また、救急搬送時、傷病者の状態によっては点滴を行うこともあり、針刺し事故防止やその他処置を安全に行うため、徐行や一時停止をする場合もあります。職員配置に関しては、その地域に詳しい職員のみを配置するには厳しいところがあります。職員は、配置後に所属先管轄の地理に慣れることと、緊急車両が安全に通れるルートを確認するため定期的な警防調査等を行っていますが、今後も所属先の地理に不慣れな職員には自主的な地理調査を実施しながら、災害出動時に最適なルートで安全、迅速な活動ができるよう指導していきます。 ◆仲間誉人君   安全な走行とルートの確認を行った上で、今後も消防職員の皆様におかれましては人員不足等いろんな課題がある中ではございますが、ぜひ今回の件をご理解いただき、職務を全うしていただきたいと思います。当局のほうにおいては、ご高配のほどよろしくお願い申し上げます。  次に移ります。環境衛生行政について。白鳥苑について、現在の運営について伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   白鳥苑の運営は、宮古島市斎苑と併せて指定管理者による運営を行っております。同苑の火葬炉及び関連する設備については、定期点検を毎年実施し、常時施設運転ができる状態を維持するように努めております。 ◆仲間誉人君   指定管理の運営ということでございますが、それを踏まえて今後の方針について伺います。  次年度も指定管理に向けて行うのですか、伺います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   白鳥苑の今後の方針についてですが、現在の状況としましては利用件数が非常に少なく、令和3年度で4件、令和4年度は、昨日現在ですが、ゼロ件となっております。火葬ができる状態を維持するための維持管理を要する一方で、このまま利用件数が少ない状態が続けば廃止もやむを得ない状況になり得ると考えております。  なお、現状を踏まえ、現在募集を行っている令和5年度から令和7年度までの宮古島市火葬場の指定管理者募集要項には、白鳥苑の運営費を別途計上し、廃止された場合にはそれを差し引いた額に指定管理料を変更する旨を記載しております。ただし、廃止するかどうか、またいつ廃止するかといったことは、地元の意見を十分に聞いた上で検討していきたいと考えております。 ◆仲間誉人君   令和3年度で4件、令和4年度でゼロ件。指定管理を受けて行っている上でゼロ件。これは、利用を推進するとか、周知をするとかは行っているんでしょうか。答弁お願いします。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   白鳥苑の使用利用に関しましては、電話でお問合せをいただいた際には、利用できるという説明は行っております。 ◆仲間誉人君   利用できるという説明を行っていてゼロ件というのは、廃止をやむを得ないという当局の考えもあるのかなというふうに思います。やはり廃止が地域においても市民においてもいいというのであればそれは仕方ないかなと思いますが、やはりあるものをなくすというのは簡単にはできないという考えがあると私は思います。なので、やはり売却、無償譲渡等、いろんな方面から利活用できないのか考えていただきたいなと、ぜひ当局においてはお願いしたいなと思います。よろしくお願いいたします。  次に、地域振興行政について。伊良部庁舎跡地について。跡地の利用について、伊良部地区の自治会から跡地利用について要請が出されていると思いますが、その後計画進展等はあるか伺います。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   伊良部庁舎の跡地につきましては、現時点で利活用計画はございません。議員おっしゃるとおり、先日、伊良部地区自治会はじめ、3つの団体から市民のための憩いの場として公園整備の要請がございました。今後、公園整備も含めてどのように活用していくか検討してまいりたいというふうに思っております。 ◆仲間誉人君   現在のところないということではありますが、報道等によると先島地区への地下シェルター等の報道もありますが、地下シェルターとして整備、避難所の機能を併せ持った公園整備等も考えられないですか。どうですか、伺います。 ◎総務部長(與那覇勝重君)   今のところ、具体的にどういった整備をするかということにはお答えできませんが、いろんなことを考えて、公平性を含めて補助メニュー等、いろんなケースを想定してこれから関係部署と協議してみたいというふうに考えております。 ◆仲間誉人君   関係機関との調整等も含め、やはり住民に求められるような整備をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、都市計画行政について。伊良部カントリーパークについてです。これまで何回か担当課へ出向いてトラックの整備をお願いしているんですが、なかなか整備に時間がかかっているようなので、いつ頃整備をしていただけますでしょうか、お伺いをいたします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   伊良部カントリーパークの清掃については、これまで清掃委託業務として通常は月1回の清掃作業を行っておりますが、陸上競技大会などの行事が開催される場合は受託業者と日程調整を行いながら、大会間近に清掃をするよう工夫を行ってきております。現在、伊良部トラック・フィールドにおいて清掃しなければならないという箇所があるというご指摘でございますので、これについては早急に清掃業務を行っていきたいと思います。 ◆仲間誉人君   清掃業務もそうなんですが、トラックの整備をしてほしいんです。走れるように。それをお伺いしているんです。お願いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   先ほど申し上げましたとおり、清掃も含めて、整備も含めて早急に取り組んでいきたいと思います。 ◆仲間誉人君   ぜひ迅速な対応をよろしくお願いいたします。ありがとうございます。  これで私の一般質問は終了いたしますが、これからも市民の声を伝えていきたいと思います。以上で私の9月定例会一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで仲間誉人君の質問は終了いたしました。  しばらく休憩し、15時45分から再開いたします。  休憩します。                                     (休憩=午後3時30分)  再開します。                                     (再開=午後3時45分)  本日の会議時間は、議事の都合によりこれを延長します。  休憩前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆下地茜君   議員番号2番、下地茜です。一般質問1日目の最終となりました。皆さん終わりが待ち遠しいところかと思いますが、いましばらくお付き合いいただければと思います。  早速ですが、通告に従って一般質問をさせていただきます。まず初めに、福祉行政についてでございます。1、離島医療体制確保支援事業について。専門診療の受診が困難な離島の住民の渡航費などを支援する離島患者等通院費支援事業は、令和4年度、今年から離島医療体制確保支援事業へと変更になりました。県の制度設計に伴い市の負担も軽減される中で、本市における支援拡充の検討があるかお伺いします。  2、ひとり親支援事業について。令和3年3月定例会において、ひとり親支援について課題の解決及びニーズの精査をして取り組んでいきたいと答弁がありました。ひとり親支援に関する今後の本市の取組についてお伺いいたします。  次に、教育行政についてお伺いします。1、宮古島市適応指導教室「まてぃだ教室」について。①、昨年実績についてお伺いします。  ②、運営体制についてお伺いいたします。  2つ目です。鏡原中学校について。①、鏡原中学校は来年度入学する児童の数が増え、1クラス増加の見込みと聞いています。教室増設の予定と進捗をお伺いします。  ②、校舎の建て替え計画について。ア、本市の小中学校の校舎について、建て替えが必要とされる施設(老朽化比率80%以上)が幾つあるかお伺いします。  イ、本市における校舎の総合的な建て替え計画があるかお伺いします。  ウ、鏡原中学校の校舎建て替えについてお伺いします。  続いて、農林水産業行政についてです。1、死亡牛の適正処理について。本市では、死亡した牛の不法投棄などの問題から、死亡牛の適正処理の支援体制を検討してきた経緯があります。背景には、死亡牛の適正処理の費用が1頭につき数万円かかるなど、県内のほかの市に比較して高い農家負担がございます。令和3年3月定例会においては、冷凍コンテナによる海上輸送に取り組んでいきたいとの答弁がございました。その後の進捗についてお伺いいたします。  農林水産行政の2番目です。下地島空港周辺の県有地について。下地島空港周辺の県有地は、昭和46年に県が買い上げ、政府が使用するまで無償で耕作を認める、ただし耕作中及び明渡し時における各補償は行わないとする確認書の下に耕作が続けられてきた経緯がございます。県は、耕作者に対して令和6年度末に土地の立ち退きを提示していますが、本件について次のとおりお伺いします。  ①、下地島残地の県有地における耕作面積及び耕作者数。  ②、現在、下地島残地の県有地で耕作される農作物の品目とその収穫高。品目は主なものでよいかと思います。  ③、令和6年度以降、県有地明渡しが行われた場合の経済的損失についての市の見解。  続いて、4番、環境行政について。1、地下水モニタリング調査に係る地下水審議会について、本市は宮古島の地下水にネオニコチノイド系の農薬が微量ながら検出されたという報道を受けて、地下水モニタリング調査に係る地下水審議会を行うとしています。以下のとおりお伺いいたします。  ①、目的をお伺いします。  ②、学術部会の委員はどのように決められるかお伺いします。  最後に、市民行政についてでございます。宮古島市は、2017年以降、自衛官募集のため18歳を迎える住民の名簿を自衛隊に提供しているとの報道がありました。以下のとおりお伺いします。  ①、国の定める個人情報の保護に関する法律では、個人情報を第三者に提供する際には本人の同意を得ることを原則としています。本市は、自衛隊への住民名簿の提供に際し、本人同意を得る機会を設けているか。  ②、福岡市や大阪市などが事前に自衛隊への名簿提供を周知し、除外を希望する人の申請を受け付けているとされています。今後、本市においての対応をお伺いいたします。  以上、質問させていただきました。ご答弁をいただいて、また再質問させていただければと思います。 ◎福祉部長(仲宗根美佐子君)   ひとり親支援事業についてお答えしたいと思います。  ひとり親支援については、現在、児童扶養手当や母子・父子家庭医療費助成、また高等職業訓練促進給付金、そのほか自立支援教育給付金など、様々な支援をしているところです。自立支援についてまだ不十分な支援もあるということで、次年度、新たに沖縄県や他市等で実施しているひとり親家庭生活支援事業、通称ゆいはぁと事業の本市での実施に向け、現在調整をしているところです。本年度においては、先行している石垣市やうるま市などの実施状況や運営方法などを参考にしながら、宮古島市に合った事業計画の作成や受託事業者の検討を行い、令和5年度の事業実施を目指していきたいと思っております。 ◎市民生活部長(友利毅彦君)   福祉行政について、専門診療の受診が困難な離島の住民の渡航費について、県の制度変更に伴い市の負担も軽減される中で、本市における支援拡充の検討があるかというご質問にお答えします。  去る6月に、県から沖縄県離島患者等通院費支援事業補助金交付要綱の変更通知が届いてございます。県の補助率が5割から9割へ拡大される内容となっていることから、現在、渡航回数の増を考えているところで、要綱の一部改正を行い、運用できるよう検討してまいりたいと考えてございます。  次に、生活行政について、本市は自衛隊への住民名簿の提供に際し、本人同意を得る機会を設けているかとのご質問です。本市におきましては、平成27年度に自衛隊沖縄協力本部から根拠法令を提示された上で資料提供を求められたことにより、平成28年度から紙媒体で提供しております。個人情報の保護に関する法律においては、第27条第1項において第三者への提供に制限をしていますが、同項第1号において法律に基づく場合には提供することができる旨規定されており、法令に基づいて提供しようとするものであり、提供に際し本人の同意を得る機会は設けてはございません。  次に、同じく生活行政について、福岡市や大阪市などが自衛隊への名簿提供を周知し、除外を希望する人の申請を受け付けているとされる、今後本市においての採用とのご質問でございます。現在、本市においては、名簿提供についての周知及び除外申請の対応は行っておりません。引き続き、名簿の提供を行う場合は事前に自衛隊への名簿提供を周知すること及び除外を希望する人の申請を受付することを検討していくと同時に、紙媒体での名簿提供なのか、閲覧式への見直し等も含め検討していきたいと考えてございます。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   農林水産行政についてでございます。まず、死亡牛の適正処理についてということで、冷凍コンテナによる海上輸送の取組についてお答えをいたします。  本市では、死亡牛の処理につきましては島内処理という形を取らせていただいております。死亡牛の冷凍コンテナによる海上輸送の状況につきましては、令和3年11月に県内の離島で死亡牛処理施設を運営する石垣市と伊江村を視察し、主に事業メニュー、建設費、海上輸送費、処理施設までの運搬費、機械購入費、人件費を含む維持管理費、稼働状況、施設運営などの調査を行っております。石垣市と伊江村では、施設整備の経過年数に伴い冷凍コンテナ、冷凍施設の故障、また光熱水費などの維持費や輸送に係る燃料の高騰などにより施設運営が厳しくなっているとの課題があるとのことです。このことから、処理費に係る畜産農家の負担額を上げなければならないとのことで、宮古島市の処理に対する方向性としましても冷凍コンテナによる海上輸送以外にも島内処理も含め、再度処理方法についてJAなど各関係機関と協議を行い、なるべく農家負担軽減につなげられるよう考えていきたいと思っております。  次に、下地島残地の県有地における耕作面積及び耕作者数についてでございます。下地島の県有地について、今回質問をいただいた内容を県有地の所管である沖縄県に確認いたしました。まず、耕作面積につきましては、具体的な調査を実施していないため、正確な情報を把握していないという回答をいただいております。ただ、耕作者数については、全体で156名という回答はいただいているところでございます。  次に、現在、下地島残地の県有地で耕作されている農作物品目とその収穫高ということでございます。こちらのほうも沖縄県に確認したところ、作物別耕作面積、生産額に関する調査は実施していないという回答をいただいておりますので、県有地全体における正確な情報は把握していないということでございます。  なお、令和3年度以降に確約書の提出がありました88名の耕作者に対しては、沖縄県がヒアリングを行っているところです。そのヒアリング結果から見ますと、栽培状況としましてはサトウキビ栽培が72名、サトウキビとその他の作物との複合栽培が10名、カボチャが5名、牧草地が1名というふうになっております。サトウキビとその他の作物ということの内訳になりますが、サトウキビとカボチャを複合していると、あとサトウキビとカボチャとオクラ、これを複合しているという方がいらっしゃるということでございました。  次に、令和6年度以降、県有地明渡しが行われた場合の経済的損失についてということでございますが、現在、県有地、農地として使われているということで、農業における部分についてお答えしたいと思います。下地島におけるサトウキビ栽培に関して宮古製糖株式会社伊良部工場に生産状況を確認したところ、集計を行っている2019年、2020年産における生産量は6,202トン、生産額にして1億3,834万8,000円と報告を受けているところでございます。ただ、この金額、収量は、県有地279ヘクタールを含む下地島全体における内容となっておりますので、県有地のみの面積、生産量ではございませんということをお答えしておきます。その後、2020年、2021年産につきましては集計を行っていないということで、集計が行われた最も新しい資料が現在の数値となっております。この部分で、面積、これだけの生産量がございましたので、県が計画する約279ヘクタールの観光ゾーンについて、現在の農地利用から沖縄県での新たな利活用に転換されることになりますので、サトウキビの栽培面積の減少に伴う市の農業生産額の減少は見込まれます。ただ、現在、伊良部地区におきましては、現在進めている農業の基盤となる区画整理や畑地かんがい施設の整備などのハード事業に加え、優良種苗の配布支援や農薬の購入補助など各種ソフト事業の推進など、様々な施策の実施を通して市全体の農業振興には努めてまいりたいというふうに考えております。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   2点ご質問をいただいております。1点目です。地下水審議会を行おうとしている目的ですけれども、今回実施を予定しておりますのは地下水審議会専門部会の学術部会への意見照会です。専門的な話ですので、地下水について学識経験のある同学術部会に地下水研究会からの緊急提案の要望書を提供し、その内容について意見を聴取する目的で実施する方向です。  2点目、学術部会の委員はどのように決められるかということですけれども、学術部会については地下水審議会に専門部会を置くことになっており、その一つに学術部会があります。学術部会の構成委員については、学識経験者6名の任命を予定しております。その決定方法については、庁内で調整後、市長決裁にて決定し、委嘱する運びとなります。 ◎教育部長(砂川勤君)   まず、教育行政について。宮古島市適応指導教室「まてぃだ教室」について、1点目、昨年度の実績についてでございます。令和3年度に適応指導教室「まてぃだ教室」への入室申請のあった児童生徒数でございます。小学生1名、中学生6名の、合わせて7名となっております。  2点目、運営体制についてでございます。適応指導教室の職員構成は、県費負担の教諭が指導教諭として1名、市負担の会計年度任用職員が指導員として2名の、合わせて3名体制となってございます。  次に、鏡原中学校について。1点目、教室増設の予定と進捗についてでございます。鏡原中学校は、現在、普通教室が5クラス、特別支援教室が2クラスとなっています。来年度は、普通教室が6クラス、特別支援教室が2クラスとなるため、1クラス教室が不足することが見込まれます。そのことから、パソコン室の間仕切り改装工事を行い、教室の増設を計画しております。改装工事につきましては、本議会において補正予算を計上しており、補正予算成立後、工事の発注を行い、年度内に工事を完了する計画です。  2点目、建て替えが必要とされる施設は幾つあるかでございます。宮古島市学校施設長寿命化計画では、小学校で下地小学校家庭科室、鏡原小学校体育館、合わせて2棟。中学校で、いずれも校舎となります。鏡原中学校3棟、西辺中学校3棟となり、全体で8棟が本市の小中学校の建て替えが必要な施設となっております。  次に、校舎の総合的な建て替え計画についてでございます。本市における総合的な建て替え計画は、先ほど述べました宮古島市学校施設長寿命化計画に基づいて行っております。ちなみに、この計画期間は令和3年度から令和17年度までの15か年計画となっております。  もう一点、鏡原中学校の校舎建て替えについてでございます。鏡原中学校の校舎建て替えについては、令和7年度において実施設計、令和8年度から建て替え工事を行う計画で、沖縄県と調整を行っております。 ◆下地茜君   順次再質問をさせていただきたいと思います。  福祉行政の離島医療体制確保支援事業については、来年度、令和5年度になるかと思いますけれども、県のほうの補助率も変わるということで、支援拡充を検討していきたいというようなご返事だったかなと思っております。たしか5月だったかと思いますが、市民からの要請という形でも上がっていて、私も6月定例会で取り上げさせていただいて、血液がんの患者は不安定な病状になると毎週でも沖縄本島のほうに渡航して治療するというような状況がある中で、少しでも拡充を、この回数について増やしてほしいということを6月定例会ではお話ししたんですけれども、この1つの病気に対して増やすということになると平等性の問題があるというような話だったかなと思うんですけれども、ちょうどその予算のつき方も変わって市の負担も下がると思いますので、そうしたら広い形での拡充という形で宮古島でできるのかというところをぜひ取組を進めていただきたいなと思います。これに関しては要望とさせていただきます。  ひとり親支援事業に関しても、進めていただくようなお話で、ありがとうございます。実は会派のほうで視察に行きまして、うるま市のほうではこの事業一つあることで様々な事業につないでいけているようなところがあって、住宅支援の事業があって、それから学習支援の事業があってという、結構幅広くされている印象だったんです。一方で、石垣市のほうは住宅支援の事業を主にこの一括交付金を充ててやっていまして、それを見ると割とその自治体、宮古島なら宮古島市のほうでできる規模でその事業をまずつくっていけるような内容になっているというふうに思いますので、これもぜひ宮古島のそのできる規模というところからまず始めていただくと、様々な県のほうで持っているメニューとつなげてまた広げていく、その場にもなっていくかなと思いますので、こちらについてもぜひ進めていただけたらと思います。ありがとうございます。  まてぃだ教室についてですが、過去の議会の中でも不登校児の質問って度々取り上げられていると思うんです。例年50名ほどで推移しているということで過去の答弁のほうも見ておりますが、そういう中で、ではその不登校児の子たちをどういうふうに学校に通えるようにしていくかと、いろんな各関連機関と連携しながら取り組んでいるところだと思うんですが、そのうちにこのまてぃだ教室には、ここに通ってそこでもう一度学校に戻れるように、通いながら不登校の状況を解消していくというようなところで、大変本当にここを視察に行かせていただいて、ここに来られた児童の子が、初めは全然しゃべれなかった子が通っていくうちにどんどん心を開いていくというような話も聞いて、本当にこの場所って大事な場所だなというふうに感じたんです。ただ、少しもう一つ感じたところが、もともと旧下地庁舎に学校が、教室があって、それが今宮原(  部分は148頁に発言訂正あり)小学校の裏の幼稚園の跡地で使っていると思うんですけれども、学校が結構ころころ変わる、今度はその宮原(  部分は148頁に発言訂正あり)小学校の解体もありますので、そしたらその子供たちはどういうふうにここに通うんだろうとか、その環境整備とか、この子供たちを囲むその環境の部分というのはしっかり体制が取れているんだろうかということも同時に感じたんです。少し追加してお聞きできればなと思うんですが、例えば消耗品を買ったりですとか備品の修繕費など、需用費に当たるのかなと思うんですが、その辺りは年間その予算というのは幾らかついているんでしょうか。その辺りお聞かせいただければと思います。 ◎教育部長(砂川勤君)   宮原小学校ですね。                 (議員の声あり) ◎教育部長(砂川勤君)   はい。解体工事につきましては、プール、校舎解体予定ですけど、請負業者と綿密に調整をして、まてぃだ教室までの通路、通行をどうするのか、そういうことで児童生徒の安全面は優先して解体していきたいと思います。  あわせて、需用費です。今年度におきましては、教育研究所運営費の消耗品の中に含まれております。9万6,000円なんですけど、まてぃだ教室で2万円を配分する予定となっております。昨年度におきましては、中身としましては文具用品、あと指導書、あとトナーカートリッジが、昨年度購入していまして、約3万円前後が昨年度の実績となっております。我々も少し少ないなという感じは持っておりますので、その配当を確実に増やしながら運営させていきたいと考えております。 ◆下地茜君   大変失礼しました。「宮島」と言ってしまったようでしたが、宮原幼稚園の跡地を使っているということでございます。  この2万円というのは月額になりますか。 ◎教育部長(砂川勤君)   消耗品2万円に関しては、年間2万円になります。 ◆下地茜君   年間2万円、紙などは買えると思うんですが、電球が切れたとか、そういうときにはもう使い切ってしまうような気がします。まてぃだ教室にお伺いしたときに、机や椅子が結構デザインがばらばらというか、それでいろんなところから寄せて集めて使っているのかなという印象を持ちまして、それはそれでその子供たちが来てどの席に座ろうかというような楽しみもあるとは思ったんですけれども、それでもやはり環境を整えるためのその予算というのが少し少ない中でやっているようにも感じましたので、本当に大切な事業で、できれば今後、年間今7人くらいということだったので、配置されている職員の皆さんからしても多分今7人以上になるともっと人を増やさないといけないしというような状況かなとは思うんですが、やはりこの事業をしっかり育てていくという意味でも予算を充てていただきたいなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  引き続いて、鏡原中学校なんですが、予算書のほうに今回ついているということでした。予算書を確認しますと、学校施設改修事業で工事請負費というのが133万円ついていたんですけれども、この内容になりますか。ありがとうございます。ここも教室のほうを見させていただいたんですが、このPC教室というのが天井が、ここもそうなんですけど、ちょっと段々になっていて、壁を造ってもどうしても上は空いてしまうんではないかなというふうに思ったんです。そうすると、2つのクラスの子たちが1つの教室のパーティションの両脇にいて、隣の声が聞こえるような状態で毎日授業をされるのかなというふうに思ったんですけれども、この辺りはどんなふうな改修をされるのか少しお聞かせいただけたらと思います。 ◎教育部長(砂川勤君)   申し訳ございません。今見積りとかを持ち合わせていないんですけど、工事の133万1,000円、主な大きなものは引き戸とか、あと壁のクロス貼りというものがあるんですけど、今議員のおっしゃったものはどのような工法になるのか確認できないので、今は失礼します。 ◆下地茜君   少しその教室の状態見ると、もしかしたら天井も改修をかけるのか、あるいは天井には届かない形でパーティションのようにするのか、どちらかなというふうに思っているんです。今年は取りあえず応急処置でそれをやって、また来年度以降この環境をどう整えるのかやっていくのか、次の質問にも関わるんですけど、学校施設長寿命化計画のほうで改修というところもあると思うので、そこがあるので、そこまで学校のほうには少し苦労をかけるのか、その辺りはここはどんなふうに考えていますか。まずは応急処置でというふうに考えていますか、それともしばらく、今回の処置をして改修までつなげたいというような考えでしょうか。 ◎教育部長(砂川勤君)   学校施設長寿命化計画までの間は、現在行っているような修繕で対応してまいりたいと、そのように考えております。 ◆下地茜君   先ほどのご答弁いただいた中だと、令和7年度に実施をして令和8年度には使えるようにという、工事が始まるというようなことなのかなと思います。この学校施設長寿命化計画のほうを見ると、そのつくった当時のざっくりした計画なのかなとは思うんですが、鏡原中学校のほうは実は令和5年、令和6年でやるようなところというように書いてありまして、そこが令和7年、令和8年ということなので、少し後ろ倒しになっているかなと思うんです。ほかにも下地小学校の校舎とか、鏡原小学校の体育館とかもありますので、なかなかここに詰め込むのは難しいんだろうというのも同時に感じてはいますけれども、やはりその間に、ではトイレの破損があったら修繕をしたりとか、壁の剥離があったら修繕したりということがこの間ちょこちょこと出てきて、その分やはり予算も消えていってしまうと思うので、令和7年度に計画の予定ということなんですけれども、ぜひしっかり進めていただきたいなと思います。  それと、農林水産行政の死亡牛の適正処理についてなんですが、伊江村と石垣市のほうと視察にも行って、少しコストがかかるようなところで今この方法以外の方法も含めながら検討されるというような回答だったんですが、例えば宮古島で聞いている話だと子牛から出産前の牛までの、大きさによって違いますけれども、3万円から9万円くらいはこの令和3年度の時点ではかかるというような話で、今もう少し上がっているという話も聞いていますけれども、石垣島だと、これも過去の一般質問の中での情報なので、確認できているものではないんですけれども、石垣島では4,000円ぐらいで済むんだというような一般質問の中の言葉があったんです。なので、この宮古島で3万円から9万円かかっている中で、もし石垣島でもう少しこれ価格上げないとやっていけないなとは言われていても、それよりも宮古島のこの何万円とかかっているものよりも下がるのであれば、やる意味はあるんではないかなというふうには思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。そこを比べて、やはりコストが今のこの3万円から9万円という宮古島の状況よりもかかるというようなことで試算が出ているということでしょうか。 ◎農林水産部長(砂川朗君)   死亡牛の処理についての再質問にお答えします。  農家負担といいますと、多少運営費のほうをそこに転嫁した場合であっても、恐らく宮古島市よりも石垣市のほうが農家負担としては安いのかなというふうな考えはありますが、どれだけ転嫁できるかというところがポイントかなと思いまして、そうすると今度転嫁できない場合は市の持ち出しが結構多くなるような状況もございます。やはり経年劣化が進みますと施設の更新も必要になってくるとか、そういったものがありますので、どこまでやはりこの利用料に対して転嫁できるのかなというところも含めながら、今後他市町村の状況も踏まえながら、そこは検討が必要かなということでありますが、現在、議員がおっしゃったとおり、100キロ以下に関しては宮古島市が2万7,000円の処理料、石垣市の場合は月齢でやっているんですけども、3か月未満で4,000円というような形になっておりますので、かなりの価格差はございますが、これもやはり今後の施設の維持管理とか、こういった輸送費の市の負担分をどれだけ転嫁する必要があるのかなというところにも関わってくると思いますので、そこら辺も含めて検討していきたいと思っております。 ◆下地茜君   少し調べましたら、こういうことは担当課の皆さんのほうが詳しいと思うんですが、特定地域肉用牛等広域処理円滑支援という、半分くらい出るんでしょうか、輸送の取組に対しての支援などもあるようですので、こういうものを使っていただいて何とか冷凍コンテナで島外に出して処理というところも検討していただきたいなと思います。過去の議会でのやり取り見ていると、やはりここ根幹にあるのは宮古島市、島内で死亡牛の適正処理をしようとするとどうしても事業者が限られてしまうので価格が大きくかかってしまって、その結果不法投棄になってしまっている、それが常態化しているというようなことが過去の中ではあったのかなと。今かなり燃料高騰、資材高騰という中で、畜産農家も苦しい中ですので、こういったところもしっかり進めていただきたいと思っております。私自身もこの問題をまだ知ったばかりなので、また担当課のほう通わせていただいて、いろいろどういう方法がいいのか、島外処理で何とかやっていけるのか、それともどうしても難しいということであれば島内処理で仕組みがつくれるのかというところを引き続き取り組めればと思いますので、よろしくお願いいたします。  あと、下地島空港県有地に関してですが、これは県の空港課にも行って話を聞いてまいりました。本当に難しい問題だなというふうに思っていて、今回取り上げた中でもこれをすればいいという答えがあって私も取り上げているわけではないんですが、ただ令和6年度いっぱいで返還をしてほしいという県の、そうすると例えばそこでサトウキビを植えている方、夏植えできるのはもう今年が最後みたいな形で、本当に目の前にある問題になっていると思うんです。それで、県のほうに話を聞きましたら、その農業ゾーンは市の誘致をそこに集めて、そういう調整をして農業ゾーンというのをつくっていて、これを広げる考えはないかということを宮古島市には聞いてきたんだと県は言うんです。なので、本来であればそこで調整をして広げることができたのかとか、もう少し……先ほど1億円ほどはここで生産して売上げがあって、その中からこの耕作者の皆さん納税をしてという形で、市の収入にある程度なっていたところが今後なくなってくる。それで、6月定例会でもこれ取り上げられていたかなと思うんですけれども、ではここでごっそり耕作ができなくなってしまう人たちに対して何か補償はないかというような話をしたときに、県もその補償はしないと過去のこの契約の中ではっきり言っている中で、なかなか市としては何かできるものが今のところない。そうすると、生活保護というようなのが補償の代わりになるんではないかという話も聞いたりもしたんですけれども、やはり納税をしっかりしてきた方が今度は市が一方的に出すだけというのは、市の在り方としては私はよくないんではないかなと思っていて、何かできるようなことを、これは例えばこの県有地で耕作をしている方が何とかしてほしいといって自分たちで県に行って交渉をしても、県としては市の総意ではないとなかなかこれって動かせないと思うんです。なので、本当は市が向き合ってこの耕作者の人たちと何かできることを、これならできるんではないかということがあったらば市でこれを県に交渉するという形が本当は物事が動いていく形なんではないかなと思いますので、そういう意味でも市としてこの問題に向き合っていただきたいなと思っております。いろんな話がある中で、例えばこの県有地に農業ゾーンをつくれないかとか、段階的に明渡しをできないかとか、あとはこの場所が観光事業とか宇宙事業の県の事業が進む中で、地元の人が一定数働けるような人材バンクの仕組みをつくれないかとかいろんなアイデア、意見は出ているんですけれども、この工夫も市がどれだけここにできるかということもこの地域の皆さん、耕作者の皆さんとコミュニケーションを取っていく中でしか出てこないものかなと思いますので、そういう話し合う機会というのを何かしらつくっていただきたいなと思っております。もしそのことで、この問題に関してはもう県がやるものとしてなかなか市が関わってこなかったんではないかなと思っているんですけれども、そのことに関して何か市として考えていたことはあるかとか、考えていることはあるかとか、その辺りお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   下地島の残地の利活用、今実際に農作をなさっている皆さんに対する対応、非常に難しい問題であるというふうに理解をしております。ただ、沖縄県においては、昨年の11月に第3期となる下地島空港及び周辺の利活用事業の提案募集を開始いたしまして、今年3月に7件の利活用事業候補者を選定しております。5月には、第1期及び第2期の利活用事業者と第3期事業候補者による用地の使用範囲、それから業務の提携、事業開始時期など具体的な協議を開始しておりまして、現在も10月下旬の最終協議、確認、調整の段階へ向け、各事業候補者と協議を重ねております。県といたしましては、事業の中身がある程度固まった段階で耕作者向けの説明会を再度開催するというふうな計画をしているようですので、10月から11月頃になるという説明を受けておりますけれども、市といたしましては、この説明会において耕作者と質疑応答も予定されているということですので、土地所有者の県と耕作者の状況を見守りながら検討をしていきたいというふうに考えております。  それから、農業の振興の面で説明をいたしますと、下地島の土地利用計画については、平成10年の第1次計画においては、農業的利用ゾーンについては30ヘクタールの面積で計画をしておりましたが、その後、平成24年の見直しによって、現状の耕作者がいるということなども考慮しまして、これを85ヘクタールに拡大しているというような経緯もございますので、その辺を踏まえながら県と、それから耕作者の意見交換、そういうものを見守りつつ、対応策を検討していきたいというふうに考えております。 ◆下地茜君   市として、ぜひ耕作者の皆さんと意見交換をする機会を何かしら持っていただきたいと思います。そこからまたスタートして、何ができるのかということまでつなげて考えていけたらいいのかなと思います。  それから、地下水モニタリング調査に関して、先ほどの今日の中の一般質問でもこの内容ありまして、定量下限値の検査もするというお話がありましたけれども、これは今回のネオニコチノイドの成分、地下水研究会で調査されたのがかなりナノグラムという微量な検出だったので、宮古島市が依頼をしている県の機関では単位が違うので検出がされないというようなことがあって、ここをこのナノグラムの微量な数値でも取れるような、こういう検査をする、そこも検討されるのかということをお聞きしたいと思います。 ◎環境衛生局長(下地睦子君)   宮古島市で行っている地下水のモニタリング調査に関しましては、通常使用しております調査単位は1リットル当たりミリグラムの含有量で調査を行っております。今回提出されてきた資料については、ナノグラムという単位で調査をされておりました。市がミリグラムで通常検査を行っていて、ナノグラムでやっていなかったからということではなくて、提出されてきた検査実施機関が国が登録している水質検査機関ではございませんでしたので、市としては登録検査機関で検査を実施する予定をしております。調査としては、数量単位は同じナノグラムで合わせて調査を行う予定です。 ◆下地茜君   ナノグラムのほうでもされるということでした。  もう一つ、お答えできる範囲でと思いますが、フッ素化合物、PFASの調査も今回検討されているということでした。水道部のほうももう既にやっているんでしょうかね、それでこの基準値を下回る量だったというような話もありまして、ただネオニコチノイドとフッ素化合物、それぞれその基準というのは宮古島市では設けているのかということをお聞きしたいのと、もし、設けてあればいいんですけれども、基準値が特に定まってないものであれば、それは今後定めていくような考えはあるのかということをお聞きできればと思います。 ◎水道部長(兼島方昭君)   水質の基準値の市の目標値ということですよね。市の目標値というのは、厚生労働省が発表している数値で、これを目標値としております。水質汚濁防止法に係るものが環境の基準値というふうな、2つ比べる数値があるんですけども、我々は目標値として厚生労働省のものを使うということにしております。数値もですか。                 (議員の声あり) ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午後4時38分)  再開します。                                     (再開=午後4時39分) ◎水道部長(兼島方昭君)   ネオニコチノイドについては、検出された成分については目標値はございます。その他三、四種類ほどが目標値としては定められていないのがあるということです。環境基準値のほうでは、全項目基準値は定められているということです。 ◆下地茜君   では、厚生労働省の水質汚濁防止条例に基づいたものでは、特に市独自で基準値を決めているというものではないわけですね。国の基準で今のところはネオニコチノイド系の農薬の3種に関しては、基準値はないということですよね。
    ◎水道部長(兼島方昭君)   基準値ということではなくて、目標値があるということで、厚生労働省が定めている目標値に合わせて結果を出しているということです。 ◆下地茜君   少し私も勉強して、その結果が出る際にはまたいろいろ質問ができればなと思います。今回の早い対応、本当に市民の皆さん評価しっかりしているものと思います。今回、地下水審議会の学術部会をされるということなので、少し補足情報として、このフッ素化合物についても水質調査に入れるということで、ただ基地内での使用実績がないと議会での答弁があったと思うんです。沖縄防衛局の回答を基にしていると思うんですけれども、実は平成27年に陸上自衛隊の駐屯地を福山地区に建設するといった際の、その際の地下水審議会学術部会が開かれていまして、そこで議事録がありまして、それを読むと沖縄防衛局のほうで薬品リストというのをそのとき出したようでして、これを見た委員の方の発言の中に、この洗浄剤のリストを確認すると有機フッ素などを含む洗浄剤もありますというふうに話しています。なので、その沖縄防衛局にこの薬品リストの情報開示請求を私も行ったんですけれども、その資料のことが何のことかよく分からないということで出してもらえなかったんですが、こういったことも踏まえてぜひ今後のこの審議会であったり調査というところもやっていただきたいなと思います。水道水源水域のほうはやっているというのは分かるんですけれども、よろしくお願いします。  市民行政については回答いただいたとおりで、個人情報保護法、今法律に基づいて提示をしているというところは理解いたしました。今後、できれば提供しているということを市としてきちんと周知した上で本人の意向を、これを提供したくない人であればその意向を受ける、申請を受けるという機会もぜひ設けるというところも併せて検討していただきたいと思います。  最後に、少しお時間いただいて、私見を述べて私の質問を閉じたいと思います。先日、県紙の2紙トップで、先島諸島に避難シェルターを造るという報道がありました。また、防衛省の来年度の予算で、南西諸島への配備強化の計画が明らかにされております。例えば読売新聞では、政府が導入を決めている長射程巡航ミサイルについて、1,000発以上保有を検討していることが分かったという報道があります。台湾有事も念頭に、南西諸島から九州を中心に配備をするという報道です。1,000発のミサイルを奄美、宮古、石垣、与那国に配備するという検討をしているという報道です。それから、日本経済新聞のほうでは、南西諸島に燃料、火薬庫を増設すると防衛省が表明したという記事がありました。琉球新報のほうでは、岸信夫防衛大臣が昨年の3月5日の参議院予算委員会で、下地島空港の自衛隊による使用について「今後、府省庁間で相談してまいりたい」と述べています。今後検討する可能性を示唆したということです。奄美大島では、既に日米合同訓練を行っています。それから、今年の1月7日に日米安全保障協議委員会で日本とアメリカで共同発表していまして、その中身に書いてあることは、この南西諸島を含めた地域における日本の施設の共同利用を今後増加させるということを書いてあります。今年は、自衛隊への感謝決議も市議会で出されました。また、12月にはブルーインパルスを飛ばすということで、観光の一環として捉えて大々的にやったらどうかという意見も新聞等にも載っておりましたけれども、一方で台湾有事が今後どうなるかということで、南西諸島で軍事強化をする力が強まっていまして、私はこの岸信夫防衛大臣が言った下地島空港を自衛隊が使うことを検討していきたいと、そういったとおりになると今度は2プラス2で言っているような日米の施設を共同利用するというような、この日米合同訓練というようなところが宮古島でも始まりかねないというふうに思っております。こういうところに宮古島がいるということをぜひ皆さん念頭に入れていただいて、今様々に動いていることを見極めていただきたいと思っております。  時間も終わりましたので、提言いたしまして私の9月定例会の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで下地茜君の質問は終了いたしました。  お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(上地廣敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会します。                                     (延会=午後4時47分)...