宮古島市議会 > 2021-12-16 >
12月16日-05号

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  1. 宮古島市議会 2021-12-16
    12月16日-05号


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    最終取得日: 2023-05-28
    令和 3年 12月 定例会(第9回)          令和3年第9回宮古島市議会定例会(12月)議事日程第5号                           令和3年12月16日(木)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            令和3年第9回宮古島市議会定例会(12月)会議録 令和3年12月16日(木)                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(24名)                          (延会=午後3時34分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(22番)  上 地 廣 敏 君  議   員(11番)  上 地 堅 司 君 ┃┃ 副 議 長(18〃)  長 崎 富 夫 〃    〃  (12〃)  仲 間 誉 人 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  久 貝 美奈子 〃    〃  (13〃)  平 良 和 彦 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  下 地   茜 〃    〃  (14〃)  下 地 信 広 〃 ┃┃   〃  (3 〃)  砂 川 和 也 〃    〃  (15〃)  我如古 三 雄 〃 ┃┃   〃  (4 〃)  狩 俣 勝 成 〃    〃  (16〃)  前 里 光 健 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  富 浜 靖 雄 〃    〃  (17〃)  西 里 芳 明 〃 ┃┃   〃  (6 〃)  下 地 信 男 〃    〃  (19〃)  友 利 光 徳 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  新 里   匠 〃    〃  (20〃)  上 里   樹 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  狩 俣 政 作 〃    〃  (21〃)  粟 国 恒 広 〃 ┃┃   〃  (9 〃)  山 下   誠 〃    〃  (23〃)  平 良 敏 夫 〃 ┃┃   〃  (10〃)  池 城   健 〃    〃  (24〃)  山 里 雅 彦 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 座喜味 一 幸 君 │ 上 下 水 道 部 長 │ 兼 島 方 昭 君┃┃ 副   市   長 │ 伊 川 秀 樹 〃 │ 会 計 管 理 者 │ 與那覇 勝 重 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 消   防   長 │ 羽 地   淳 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 宮 国 泰 誠 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 石 川 博 幸 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 下 地 律 子 〃 │ 総  務 課  長 │ 砂 川   勤 〃┃┃ 生 活 環 境 部 長 │ 友 利   克 〃 │ 財  政 課  長 │ 国 仲 英 樹 〃┃┃ 観 光 商 工 部 長 │ 上 地 成 人 〃 │ 教   育   長 │ 大 城 裕 子 〃┃┃ 産 業 振 興 局 長 │ 宮 國 範 夫 〃 │ 教  育 部  長 │ 上 地 昭 人 〃┃┃ 建  設 部  長 │ 大 嶺 弘 明 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 楚 南 幸 哉 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 平 良 恵 栄 〃 │           │          ┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  友 利 毅 彦 君   次  長 補  佐  砂 川 晃 徳 君  次       長  与那覇 弘 樹 〃   議  事 係  長  川 満 里 美 〃 ○議長(上地廣敏君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は24名で、全員出席であります。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第5号のとおりであります。  この際、日程第1、一般質問について、昨日に引き続き質問を行います。  本日は西里芳明君からであります。  これより順次質問の発言を許します。 ◆西里芳明君   質問をする前に、私も市民の皆様にお礼を申し述べてから質問したいと思います。去る10月24日に行われました市議会議員選挙において、市民の皆様の温かい志をいただき、再びこの市議会に戻ってくることができました。市民の皆様におかれましては、私のような未熟者でもですね、頑張ってくれという叱咤激励だと思っておりますので、誠心誠意頑張って4年間務めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして、一問一答方式での質問をさせていただきます。市長の政治姿勢についてでございますが、市長の公約の中にですね、サトウキビの1トン当たり500円補助は、サトウキビ農家の皆さんにとっても、市民にとってもですね、ぜひともそういった農家的な補助を出していきたいという市長の発言がありました。なのに、10月の改選議員選挙が行われて、まだそれも出していないと。なぜそういうことになるのか、市長の見解をお伺いしたいと思います。 ◎市長(座喜味一幸君)   サトウキビの支援に対する質問にお答えいたしたいと思っております。  サトウキビの増産意欲、農家大変盛り上がってきていると思っております。それから、行政が農業を支援するということに関しても大変な期待があると認識しております。サトウキビの1トン当たり500円の支援に関しましては、やはりいろいろと期待が大きいことがありますので、2020―2021年産についても、しっかりと支援をしてまいりたいというふうに思っております。  それで、併せまして、サトウキビの500円の支援に関して、地力増産に振り向けるべきだ等々の議会でも意見等がございました。そういうことを含めまして検討してまいりましたが、やはり持続可能な地力の増産ということ、これは大変重要でありまして、検討を進めてまいりました。いよいよ実証の段階まで見えてきたということがあります。1つは、製糖工場、農家、JAを含めた意見交換の中で、バガス、糖蜜、ケーキ、トラッシュ等を攪拌して、その堆肥の出来が大変いい方向が見えているということがありまして、議論になりましたサトウキビ増産への地力増産事業、これも次年度はしっかりと進めてまいりたいというふうに思っておりますので、その辺は農家の生産意欲、収穫作業のコスト低減等への500円の支援に関しては実施してまいりたい。あわせて、地力増産については、はっきりと全圃場に対して、優良なバガス、糖蜜を攪拌したいい堆肥を還元しながら、地力増産と地下水の保全、それをやっていきたいということで、議論になったこの地力増産に向けても方向性が見えてきたということで、議会の皆さんの懸念だったことに関しても併せてやっていけるということで、今回の500円の収穫作業支援事業、これを進めてまいりたい、このように思っております。 ◆西里芳明君   地力増産の話をしているんじゃないんですよ。市長は、やはりサトウキビ生産農家の皆さんのためにね、自分の公約の中に、やはりこの補助金を導入しないといかないと、それをなぜそういうふうに計上しなかったのかという話を聞いているんであって。これ3月定例会では取り上げてもらえるんですか、お願いします。 ◎農林水産部長(平良恵栄君)   サトウキビ収穫支援事業の補助金については、年度内で措置をしたいというふうに考えております。 ◆西里芳明君   年度内でやらせてもらうということは、すばらしいことなんですよ。やはり言い出したことは最後までやれる、そういうのが私は座喜味一幸市長だと考えておりまして、私もそれに賛同したから市議会議員の選挙にも打って出ることに決めたんですからね。ぜひともこれ年度内で予算計上してですね、サトウキビ生産農家のためにも頑張っていってほしいと思います。  次に、畜産農家の牛の飼料に対する、今年度の9月、10月頃から、原油価格が高騰してしまっている。それによる輸送費の高騰、飼料の原材料になるべく、トウモロコシの輸入価格の高騰などから、牛の飼料代金が値上がりしてしまっているんです。思うような経営が成り立っていないのが現状なので、輸送費に対する補助を設けられないのか、お伺いしたいと思います。 ◎農林水産部長(平良恵栄君)   牛の飼料に対しての補助を行うつもりはないかということについてでございます。畜産農家の配合飼料については、国が実施している配合飼料安定基金、これは国とメーカー及び生産者が拠出した積立金により運用されております。配合飼料価格が上昇すると補填される仕組みとなっておりますので、市としましては、国、県の補償制度に積極的な加入を推進しているところです。加入することで経営安定化につなげていただきたいというふうに思います。今回質問の市単独の補助については現在のところ考えておりません。 ◆西里芳明君   国、県と調整しながらということなんですけど、座喜味一幸市長が県議時代に農作物に対する不利性解消事業を行った際、大変農家の皆さん喜ばれて、すばらしいことを座喜味県議はやっていただいたと、もう手挙げて喜んでいたんですね。そこでお伺いしますけど、野菜農家不利性解消事業の逆バージョン的な考えでですね、飼料に対する輸送費の補助、やはり宮古島市単独でやるということは物すごく厳しいと思うんですよ。それをですね、国や県と調整して、なるべく早い時期にやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎農林水産部長(平良恵栄君)   配合飼料についてはですね、JA、民間が宮古島のほうに持ってきて、畜産農家のほうへ販売をしているというような状況でありますので、それに対してですね、補助ということについては考えておりません。 ◆西里芳明君   補助は考えていないと。でも、やっぱり市長がおっしゃっている市民所得10%アップ、それを考えると、やっぱりそういった枠を利活用しながらですね、やっぱりやっていかなければ、市民の所得10%アップに結びつかないと思うんですけど、市長どのように考えていますかね。 ◎市長(座喜味一幸君)   畜産の振興に当たっても、やっぱり高齢化が大分進んでおりまして、持続して畜産を振興し、また担い手が定着するにはどうするかということにおいては、大変いろんな様々な課題を解決しなければならないというふうに思っております。なお、今指摘の飼料代というのは、畜産振興を進めて、経営の中では大変大きな要因であります。そういう意味では、これから繁殖牛から、その観光業界等をターゲットとした、この肥育牛の生産ということも生産農家のほうは既に連携を取って進めておりますから、この肥育に当たっても、この資金の問題と飼料の問題というのは大変大きな要因にありますから、宮古和牛改良組合としっかりと連携しながら、どこをどう集中的に支援していくのか、その辺はしっかりと研究、連携をしていきたいと思います。 ◆西里芳明君   やっぱりこの件に関しては、宮古和牛改良組合とか肥育牛の話も出たんですけど、やはり真摯に取り組んで、できるだけ早めに解決できるようにやっていただきたいと思います。  3点目、現在市が発注している公共工事について、指名競争入札から、県並みに一般競争入札に移行していく考えはないのでしょうかという質問ですので、よろしくお願いします。 ◎副市長(伊川秀樹君)   市長の政治姿勢の中の、現在市が発注している公共工事について指名競争から一般競争入札に変えていこうという考えについてご答弁いたします。  現在宮古島市におきましては指名競争入札ということで対応しておりまして、市内業者への受注機会等の確保という観点から、いきなり一般競争入札ということに移行するということは、なかなかやっぱり大きないろんな課題があるものと考えています。まずは宮古島市におきましては令和4年度から電子入札システムを導入し、まず建設業者の等級格付ランクがAランクとBランクの業者に対して電子入札を実施していくということを考えております。今後、ご指摘の指名競争入札から一般競争入札への変更等につきましては、令和4年度から導入を考えています電子入札システムを活用しながら、一般競争入札の方法、また条件等についてもですね、検討していきたいと考えております。 ◆西里芳明君   私がこういう質問をするというのは、これやっぱりですね、指名がいただけない会社、また頻繁に指名をいただいている会社、そういうのがあって、市の業者間の中で、これって不平等ですねと、やっぱりノミネートさえすれば、一般競争入札は入札する機会があるんです。それにおいてまた令和4年度の4月から電子入札が始まると。これも県並みですね。それを始めることによって、その不平等感というか、平等性というのが保たれると私は信じております。それで、そういうふうなことでですね、やはり宮古島市も、そういった平等性、不平等性を、平等性は守り、不平等性は切り捨てていくみたいな感じで、やっぱり入札されたら私、市内に在住している企業の皆さんは喜ぶと思うんですが、この辺についてはいかがでしょうか。 ◎市長(座喜味一幸君)   ご提言の件であります。私も、この受注の在り方に関してはいろんな批判とか不満とかというのは、出るのはもう常でありますけれども、今後はこの入札、受注の公明公正というのはやっぱり担保していくべきではないかというふうに思っております。そういう中で、受注機会をできるだけ公正というか公平にしていくこと。企業の皆さんは、社員を抱えてやはり生活を抱えているという意味においては、受注機会の公平性というのは担保されるべきではないか、そういうことが大変重要になりますし、競争入札の中で、この建設業も高齢化とか進んでおりますし、人材不足とかというようなこともありますから、その辺はぜひともに公正公平といいますか、そういう受注機会の公平性を保っていくべきではないのかというような考えを持っております。  また、実際として、この取り抜け制度というのも厳としてありますから、1者に集中して、ある期間に集中しての受注があっては、やはり地域循環の経済という目からすると好ましくない。そういう面では取り抜け制度等も含めながら、受注の機会を与えて人材を育成し、経営が安定していく中で人材育成、技術力を高めていくという方向性が大事だというふうに認識しております。 ◆西里芳明君   市長の答弁を聞いていますと、やっぱり偏りがちになることを恐れているという話ですね。これやっぱり宮古島市における企業の皆さん全部企業努力して、積算から何から、ソフトまで、あらゆるものを使って駆使して入札するわけですから、それ当たる機会はAクラスが60者いれば60者分、60分の1みたいな感じで、でも当たるときはまた、当たらなくてもいいと思うときに当たることがあるんですよね。そういったことも考えながら、落札した方は工期の60%が過ぎないと再度入札はできませんよというふうなことも考慮しながらやっていかないと、これやっぱり当たる人にばっかり当たる可能性もあるんです。そういったことも考慮しながらやっていっていきたいと思いますけど、どうでしょうか。 ◎副市長(伊川秀樹君)   まさに西里芳明議員ご指摘のとおりだと思います。県における複合機、コピー機等の入札ございますけれども、地区ごとに南部、中部、北部、宮古、八重山と来まして、台数等の多い、南部、那覇地区の入札をやった業者につきましては、中部、北部とかですね、そこら辺の参加はできないような一抜け方式という方法等もございますので、まさに議論した部分というのは非常に大事な部分だと思っておりますので、今後一般競争ないしいろんな方法、総合評価方式等、いろんな入札方式ありますんで、その中で次年度以降、きちんと確認しながら確保していきたいと思います。 ◆西里芳明君   これは、やはり宮古島市においては、やはりそれ時期尚早みたいな話になってるんですけど、やはりこれはね、市役所の中でも努力をしていただきたいと。頑張りますという言葉が欲しかったんだけど、副市長、頑張ってなるようにしますという話をいただけないでしょうか。 ◎副市長(伊川秀樹君)   西里芳明議員のおっしゃるとおりで、ただ副市長一人で頑張れるものではございませんので、職員も含めてですね、共々頑張っていきたいと思います。ありがとうございます。
    西里芳明君   副市長、ありがとうございます。頑張って取り組んでいっていただきたいと思います。  次に、野そ防除の航空防除についてでございますけど、なぜ航空防除から地上防除になったのか、その理由をお聞かせ願いたいと思います。 ◎農林水産部長(平良恵栄君)   野そ防除の航空防除をなぜ地上防除に切り替えたのかということについてでございます。ヘリ防除による委託料の予算面や、牧草地へ散布しないでほしいとの要望、風の影響により圃場外への散布も多く、ピンポイントでの散布が行えないこと、また現在使用している薬剤はネズミを誘引する効果があり、圃場へ満遍なく散布しなくても効果が認められるとのことから、地上防除へ切り替えた経緯があります。 ◆西里芳明君   ヘリでの防除はピンポイント性がないと。風によったり、面積であったり、そういうものに影響されがちというんですけどね、これ地上防除で本当に本気で野そ防除ができるのかということを考えると、航空防除に切り替えていってほしいと。その一例としましてですね、ドローンでの野そ防除、現在では農薬散布も、もうドローンで宮古島でやられている方もいます。1ヘクタール当たり100リットルの農薬で可能だということ、それもピンポイントで農地に圃場にだけ配れる機能性を有していると。  ドローンでね、散布するために当たってピンポイントで低空飛行してまけることから、的確な散布ができると思われるとその人は言っているんですね。ドローンでの散布を考えていないのかというのは、このハーベスターのオペレーター、サトウキビ農家の皆さんにお伺いしたところ、年々野そによる被害が増え続けている傾向にあると。ですので、野そ防除をですね、やはり航空から。地上からまけるのって、普通の成人男性でさえキビ畑に入っていってまけませんよ、これ。老人だからできないからとかいうんだけど、普通の成人男性だってね、あんな生い茂っている畑の中、歩いて配れませんよ。そういったことを考えておりますか、部長。 ◎農林水産部長(平良恵栄君)   ドローンでの散布はできないのかということについてでございます。  製薬会社によりますと、ドローンで散布できる登録農薬に野そ剤がまだ登録されていないとのことであります。今後散布できる農薬に登録されれば、活用可能かも含めですね、関係機関と情報を共有しながら検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆西里芳明君   ぜひとも製薬会社ともやっぱり調整しながらですね、これやっていただきたいと思う。  ドローンを使用することによるメリット、農薬を散布した方がおっしゃっていること、使用薬剤の削減、畑地以外の散布抑制が可能、全自動航行により、確実な薬剤散布が可能になる。それにしても後から出てくるメリットとしては、低空飛行であるとか、実機ヘリと比べて騒音もないんだと。CO2の排出も減って、またヘリチャーターでの散布になると大量散布になるが、ドローンだとキビの成長に合わせて細かく散布できると。やっぱり製薬会社の皆さんもこれ、ヘリで散布するのとドローンで散布するのと何も変わりないと思うんだけど、部長、どうでしょうか。 ◎農林水産部長(平良恵栄君)   確かにヘリで防除するのとですね、ドローンで防除するのは大して変わりはないのかなと。ただ、ヘリの場合はちょっと広範囲にやってしまうというので、ドローンはピンポイントといいますか、低空飛行でやっていきますので、できるかなというふうに考えております。ただ、今現在ですね、使用している薬剤はネズミを誘引する効果がありますので、現在は地上防除で対応してまいりたいというふうに考えております。 ◆西里芳明君   部長、私の話聞いていますか。地上防除でままならないから、そういうことをやってほしいという農家からのお願い、それを、じゃ苦慮してでも考えて考えてドローンでやろうというふうな意見を出しているんだけど、地上防除で必ずやる。じゃ役所職員やるんですか、それを。農家がやるんですよね。それを皆さんはどう考えているかということを聞いているんですよ、私は。よろしくお願いします。 ◎農林水産部長(平良恵栄君)   確かにですね、地上防除では労力がかかるというふうに考えております。そういうことですので、さらなる労力の省力化に向けては、ドローンの活用もですね、視野に入れながら検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆西里芳明君   部長、やっぱり農家はサトウキビ、マンゴー、葉たばこ、牛、施設園芸農家、皆さんいて、やっぱり害虫から自分の作っている作物を守らないといけない。その農家の皆さんを守るのは行政であって、行政に守られながら農業を営んでいくのが農家だと思う。ぜひともね、宮古島市の農家すばらしいねと、毎年、年々、年々被害が減って。  話は違うんですけど、イノシシ防除でもね、あれ宮古島に猟友会ないから石垣から連れてきてやっていると思うんだけど、やっぱり何とか市でやりましょうよということで、部長にはありがたい答弁だったなと思っていますんで、ありがとうございます。  次に、地域行政についてでございます。城辺地区の陸上競技場清掃委託管理はどちら、団体でもいいし、市役所の教育委員会がやっているなら教育委員会でもいいですから、それを教えていただけないかなと思って質問しました。 ◎生涯学習部長(楚南幸哉君)   城辺地区の陸上競技場の清掃の管理はどこが行っているかということであります。城辺陸上競技場については、現在は教育委員会の生涯学習振興課が管理しております。 ◆西里芳明君   陸上競技場は、教育委員会教育施設課ですか。教育委員会の生涯学習部ですか。部長、ちょっとこの写真見てもらえませんか。お願いします。これはですね、私が11月の下旬頃、自分の携帯で撮影した現場の状況。フィールドグラウンドというのはきれいに芝が刈られ、陸上競技場へのコースは、もう何が何やら分からん、草が繁茂して。スタンドに至っては、刈り取りが厳しいか分からんけど、除草剤まいてある。そのスタンドの外壁側の周辺は、一切手がつけられていないと。これ1年間にどれぐらいのペースで、グラウンド草刈り清掃とか、芝刈り清掃とか、そういうのをやっているんですかね。 ◎生涯学習部長(楚南幸哉君)   議員のご指摘のとおり、本当に城辺陸上競技場ですね、フィールドのほうは、マラガCF宮古島というサッカーチームのほうで管理をしているところでございます。トラックのところ、この周辺、また議員がおっしゃっている外壁、外周の部分はですね、生涯学習部のほうで管理はしておりますけど、この管理方法については、会計年度職員のほうで1名で、城辺陸上競技場上野陸上競技場、上野の体育館周辺のほうを除草作業を行っておりますので、毎日行っているんですけど、上野行ったり、城辺の陸上競技場行ったりとしておりますので、年に何回、月に何回ということじゃございませんで、回ってきて、また除草作業するということであります。議員のご指摘のとおり、陸上競技場の中の周辺の部分は、本当に草が荒れておりますので、地域の皆様にも快適なご利用ができますように、生涯学習部としては定期的に除草作業を行っていきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆西里芳明君   部長、こういうことよ。陸上競技場はね、国道78号か79号か、あそこのすぐ隣だよね。それ、県道だから県が道路の植栽ますなんか掃除するわけよ。でも、目立っているわけ。だから、真剣に取り組んで掃除してほしいというのは、やっぱり宮古島が抱えるスポーツアイランド、それをうたいながら、何で城辺の陸上競技場そんな汚いのと。さっき見せた写真の中にスタンドの中に、ススキが生えていますよね。これ除草剤では死なないですよ。ちゃんと根っこを取って捨てない限り、これは繁茂しますよ。その辺をどういうふうに考えているかお聞かせください。 ◎生涯学習部長(楚南幸哉君)   議員がおっしゃっているように、本当にスタンドのほう、フィールドはちょっとマラガCF宮古島のほうで整備はしていますけど、その周り、周辺ですね、スタンドのほうも含めて早急に整備していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆西里芳明君   これはもう一生懸命やるということですので、頑張ってきれいにお色直しして、やってほしいなと思う。  2点目ですね、今後も陸上競技場として使用するのか。ちょっと引っかかることがあるからこれ聞いているんだけど、答弁願えますか。 ◎生涯学習部長(楚南幸哉君)   2点目の今後も陸上競技場として使用しないんでしょうか、していくのでしょうかということであります。最近ですね、城辺陸上競技場については、11月14日に城辺学区の体育協会主催の駅伝大会で利用しております。今後も地域の陸上競技場として活用してまいりたいと思います。 ◆西里芳明君   陸上競技場と使用できるかということで、体育協会の皆さんと駅伝競走もやりましたよと。でもね、私が見る限り、このマラガCF宮古島、彼らが勝手にやったんですかね、砂場が埋まって。これ陸上競技場に砂場がないと、ちょっとフィールド競技できないんですよね。これサッカーチームが埋めたのか、市が埋めたのか、砂場ないんですけど、それ。それで陸上競技会ができるとお思いですか。部長、どうぞ。 ◎生涯学習部長(楚南幸哉君)   陸上競技場の使用に関しては、今、先ほどおっしゃいましたマラガCF宮古サッカーチームのほうに借用させております。その中において、使用においてですね、地域の皆さんとも話合いをしております。城辺老人クラブの皆さん、それから城辺地域づくり協議会と城辺の体育協会、各学区体育協会のほうとマラガCF宮古島と市と、宝塚医療大学を含めた話合いを持ちました。その中において、陸上競技場フィールドの部、今議員がおっしゃっている砂場がないという部分においてですね、これどうしますかという話合いも持っております。その中において、城辺学区の体育協会のほうから、砂場、陸上競技大会を行うにつれては、砂場は小学校のほうで行うので、埋めてもいいですという回答をもらってですね、この砂場の整備というか、埋めたのはマラガCF宮古島のサッカーチームのほうで撤去という形で埋めております。 ◆西里芳明君   同じ競技場でできない。城辺小学校のグラウンドで砂場使うとか、宮古島市っておかしくないですか。関連するから言わせてもらうけど、城東中学校ですよ、スクールバスの駐車場もない、プールもない、それでいて元城辺中学校のプールを使うんだと。宝塚医療大学が来たら、プールはどうするのですか。宮古島市全体の話ですよ、これ。もう地域の行事ができない、それで本当に宮古島市って大丈夫なの。その辺は体育協会と協議をした結果そうなったという話ですけど、やはりもう少し真剣に地域のことも考えてですね、やってもらいたいと思います。  次に、西城市営住宅の空き地にススキやら木が繁茂しているところがあって、せっかく建て替えたのにですね、やはり新しい市営住宅ですので、ススキやら草が繁茂しないように、その辺にあずまやとか、元あったバスケットボールリングなどを設置して、地域の住民が集えるような、市営住宅の住民が集えるような場所はできないものかと質問書いてありますので、よろしくお願いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   まず初めに、西城市営住宅においてススキなどが繁茂しているということについては、大変こちらの市としまして管理が不足しているなと思いますので、早急にですね、このススキなどについての除草作業は行いたいと思います。  それから、あずまや等の建設についてですが、まず西城市営住宅は6棟、60世帯が入居している市営住宅でありまして、平成30年度に建て替えを終了しております。その際に、余剰地といいますか、跡地の用地が残っております。この跡地は、現在、議員ご質問のとおり利活用されておりませんので、この跡地の活用についてはですね、早めに入居者たちとも意見交換を行いながら、議員提案のように、議員提案も含めてですね、有効的に活用できるように取り組んでまいります。 ◆西里芳明君   やはり市営住宅もですね、もう田舎に行くほど何か老朽化が進んで、西城市営住宅は昨年度ですか、もう修理をしていると。それでいて、新しくできたその市営住宅の中にそういう施設のところがあったら、これやっぱり有効利用していただいて、やっぱり地域の市営住宅の皆さんも、近くにある小学校の学校帰りの皆さんも来て、そこで集えるんじゃないかなと思っていますので、ぜひともやっていっていただきたいと思います。  これで私の一般質問は終わりましたが、やはり宮古島市にとってですね、当局の皆さんが真摯に考えて、宮古島市をもっとよくするんだということを自覚しながらやっていっていただきたいと思います。でも、やっぱり私は、来年がまた、新年が皆さんにとってすばらしい一年であることを祈願しながら、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで西里芳明君の質問は終了しました。 ◆山下誠君   議員番号9番、新政会の山下誠です。当局の皆様には簡潔明瞭な答弁を求めます。どうぞよろしくお願いします。質問が多岐にわたっておりますので、早速質問に入らせていただきます。  初めに、市長の政治姿勢について伺います。いずれも令和3年度施政方針において打ち出されている市長の考えに基づくものです。まずは農林水産業の所得向上について。担い手育成プロジェクトワンチームの結成についてお伺いします。これは、その名のとおり、次代の第一次産業を担う人材の育成が最大の目的だと考えます。その趣旨には大いに賛同します。宮古島市における第一次産業の生産者は年々高齢化しており、廃業、離農は今後ますます進むと考えます。したがって、ここに効果的な手を打たなければ、宮古島の第一次産業の振興発展はありません。極めて重要なプロジェクトチームの現状と活動内容をお伺いします。  次のICT先端農業の取組については割愛させていただきます。  次に、サトウキビの収穫農家への支援金支給についてお伺いします。これ先ほど西里芳明議員の質問の中でもありましたが、ちょっと分かりにくい答弁だったので、補足の意味も込めて答弁をお願いします。これまず、地力増産と1トン500円の支援金を両方やるというような、まさにそういうふうに聞こえたんですけれども、まずはこれ、支援金についてはこの1億5,000万円かかったと思うんですけども、これを復活させるという理解でよいのか、ご明確に答弁ください。  それから、これは今の収穫分、まさに2021―2022年産ですね、これに適用されるのかどうか。  それから、市長が2020、2021年産についても支援をして、これ前期なんですけども、そういうご答弁があったかと思います。これは遡って、そこにも1億5,000万円手当てするのか、明確にお答えください。  続けて、水産業振興についてお伺いします。離島の販売、生産面等の不利性解消に向け、漁場の生産力向上や漁業再生に関する取組を促進すると明記されています。そのプロセスをお伺いします。  次に、離島医療の充実、支援拡充についてお伺いします。これについては、厚労省がこのほど子宮頸がんワクチンを積極的に勧奨するよう各自治体に通知しています。再開時期は来年4月との基本方針が示されています。子宮頸がんワクチンをめぐっては、2013年4月に定期接種が始まっていますが、全国各地で接種後の痛みや倦怠感、運動障害など、副反応の報告が相次ぎ、2か月後の6月には厚労省が積極勧奨を中止して現在に至っています。ただ、この間、世界保健機構においては一貫して接種を勧奨しており、日本の勧奨中止については、がんの危険に若い女性をさらしているという批判まで繰り広げています。一方で、激しい副反応に苦しむ国民、市民がいることも事実としてあり、この点は決していないがしろにできるものではありません。今回の積極勧奨の再開について、市の見解を求めます。  続いて、新型コロナウイルス対策についてです。空港PCR検査の実施状況を示してください。②の第6波に備えたPCR検査の拡充については、昨日の下地茜議員の質問に対して当局答弁がありましたので、割愛させていただきます。  続いて、ワクチン接種についてです。宮古島市において副反応の報告、訴えはどの程度あるのか、またその対応をお伺いします。3回目の接種、いわゆるブースター接種ですけれども、これに向けた市の考え方も併せてしてください。  最後に、経済対策についてお伺いします。18歳以下への10万円相当の給付についてです。これ先日の前里光健議員の質問とかぶりますが、政府の新たな方針が示されている、指針ですね、示されていることを踏まえて質問させていただきます。給付をめぐり、政府は、①ですね、3方式を示しておられます。5万円ずつ分けて支払うのか、現金5万円とクーポン券を配るのか、あるいは年内現金一括給付の3方式を示しています。この通知が届いていることを前提にお伺いします。既に大阪市や京都市、神戸市、和歌山市といった自治体は、年内の一括給付を表明しています。県内では浦添市が年内に配るという意向を示されていると聞きます。一方で、2回に分けて支給、あるいはクーポンを出すという自治体もあり、その対応は自治体によって分かれています。この事業は、極めてスピード感が求められる給付事業です。宮古島市はどの方式を採用するのか、お答えください。  陸上自衛隊の配備についてお伺いします。保良弾薬庫への先日の弾薬搬入については、これについて市民の強い反対運動が展開されました。防衛省の見解と市の対応をお伺いします。  加えて、市民の理解促進に関する質問です。市民団体が市に提出された要請、質問書と、それに答えた市の回答書に目を通しましたが、まるでかみ合っていません。防衛上の機密を理由に詳細を示せないという防衛省側の対応と、安全の担保を求める市民団体との溝は大きく、このままではさらなる分断を招きます。市としてどう理解を求めていくのか、考え方を示してください。  次に、農業振興について質問させていただきます。まずは持続可能な生産体制についてですが、高齢化に伴う生産人口の減少とどう向き合っていかれるのか、市の考えをお聞かせください。5年後、10年後の生産体制は大きくさま変わりしていくと思います。今動かないと間に合いませんので、中長期的な視点に立った答弁を求めます。  次に、市の農産物流通条件不利性解消事業の実績を求めます。サトウキビの新植促進事業の取組と効果についてもお伺いいたします。  サトウキビの品質確保に関する質問です。今はもうハーベスター収穫が主流となっていますが、天候が原料の確保に大きく影響しています。製糖工場はスロー運転を強いられたり、時にはコストの増大を招く工場停止を余儀なくされています。圧搾能力の面で心配なのが、宮古製糖の伊良部工場です。製糖期間が4月あるいは5月と延びていけば、その分サトウキビの収量や品質に影響してまいります。市としてこの問題にどう捉え、どう対応していくのか、お答えください。  水産業振興についてです。平良高野のクルマエビ養殖場における大量死滅というんですか、これはとってもショッキングな報道でした。要因について今分かっている範囲でお答えください。また、今月1日に、座喜味一幸市長は宮古島漁業協同組合の栗山組合長と面談されています。その席で、座喜味一幸市長ご自身が砂を入れ替える必要性に言及しておられます。老朽化している施設の全面改修を含めた市の考えを求めます。  次に、軽石問題についてです。①に示した軽石漂着の現状と対策については、既に複数の同僚議員の質問にお答えになっているため、割愛させていただきます。②のモズク、アーサ等に与える影響と対策及び③のボランティア清掃の取組についてお答えください。  畜産振興についてお伺いします。肉用牛生産の新規参入においては、多額な初期投資を要します。これに関する支援策をお伺いします。また、肉用牛監視システム導入補助事業の事業効果を示してください。すみません、牛舎団地の質問に関しては割愛させていただきます。  スポーツ振興についてお伺いします。①についてですが、事業概要については下地信男議員に答弁がありましたので、現時点での実績のみをお示しください。  次に、総合体育館の更新建て替えについてです。これは、建て替え、建て替える方針であったり大型修繕という方針になっているとか、そういう経緯をたどっていますが、現状どうなっているのかお伺いします。  次に、平良多目的屋内運動場についてです。これについては一部屋根の修繕を行うとのことですが、過去にも修繕していることを踏まえれば、屋根の全面張り替え、あるいは施設そのものの建て替えも必要になると考えます。ただ、伊良部野球場整備事業が進められており、キャンプの誘致はこの施設を中心に行われ、平良の屋内練習場の価値は相対的に下がってしまうのではないでしょうか。こうなると、当然に修繕や建て替えに費やす予算措置に大きく影響してくるものと考えます。市は平良の屋内練習場の価値をどう捉え、どう利活用していこうと考えているのか、明確にお答えください。  次に、クロスカントリー場の整備についてお伺いします。これも昨日の下地信広議員にお答えになっていますが、既存の施設を利用して整備できないか検討したいとする市の考え方については理解できます。ただ、このクロスカントリー場の整備をめぐっては、過去にも関係団体の要請を受けて調整した経緯があるとお伺いしています。候補地の選定作業なども行ったのでしょうか、お伺いします。  続いて、伊良部野球場の整備事業についてです。この野球場実際に見てきましたが、大変立派な施設でありました。私自身の想定を大きく超えるもので、素人目線ですが、プロ野球のキャンプに対応できると思います。そこでお伺いしますが、そのプロ野球のキャンプ誘致の実現性についてお伺いします。  次に、トライアスロン代替イベントについてです。これは、新型コロナウイルスの影響を受けて、もう3年連続で開催が見送られていますが、代替イベントの実施について、その可能性について市の考えを聞かせてください。12月3日付の地元紙の特別寄稿に掲載されておりましたトライアスロンに関する寄稿は、大変共感する部分がありました。とりわけ、3年連続中止に伴う大会ノウハウがスムーズに引き継げるかどうか、あるいは国内外の選手をはじめ、ボランティアの皆さんのモチベーションが低下しないかどうか、さらには予算確保に欠かせないスポンサーの協力がしっかりと得られるのかどうかといった視点は大変重要だと考えます。こういった点や、現状抑え込めているコロナの感染状況を踏まえ、参加選手を島内に限定した大会の開催を提起しておられます。大会に関わる全てのスタッフの皆さんの負担及び時間的な制約など課題は多々ありますが、イベントの実施は島内の機運を盛り上げる上では欠かせません。市の考え方はいかがでしょうか。  空き家対策についての質問ですが、これについても昨日下地茜議員に答弁されているので、この質問も割愛させていただきます。  最後に、環境衛生行政についてお伺いします。これは、市民の関心が極めて高いし尿処理施設に関して質問させていただきます。市のし尿処理等施設整備事業に関する市議会の調査特別委員会の報告書を読みましたが、どうも当局の答弁の歯切れがちょっと悪い。当局については、伊良部から荷川取地区での整備に計画変更したメリットとして、建設コストや維持管理費の縮減、汚水処理の集約化、さらには市民負担増の回避などを挙げています。この点を踏まえれば、みなし案については支持をしますが、幾つか質問にお答えください。まずはその調査報告書の3ページにあります。これ当局答弁として、建設コスト、維持管理費の縮減、汚水処理集約化、市民負担増の回避などが挙げられるが、まだ方針が固まっておらず、その根拠となる明確なデータを示せる状況にはないとしています。方針がもう定まっていると思います。見直し案の利点として新たに示せる根拠があるのであれば、しっかりと示してください。  次に、5ページ、委託費、管理費、建設費の概算見積りを踏まえ、沖縄防衛局とのヒアリングに臨むと回答しています。その結果をお伺いします。  次に、11ページです。これは、環境衛生課長の答弁として記載されていました。投入施設への搬入制限は回避できるというふうに記されていました。現状と比較して、どの程度緩和できるのかお伺いします。  最後、12ページです。まとめなんですが、調査段階において、この当時は補助金獲得も不透明だったと書かれています。現状の調整結果をお答えください。  以上、質問させていただきます。当局のご答弁をいただいて、再質問させていただきます。 ◎市長(座喜味一幸君)   山下誠議員の質問の中で、サトウキビ収穫に係る支援事業が分かりにくいという点でありました。ちょっと簡潔に申し上げますが、まず、2020―2021年産についての収穫に関する支援をしたいということであります。それから、内容といたしましては、機械狩り、プラス手狩りも含めて支援をしたいというふうなことでございます。地力増産について触れまして、ちょっと分かりにくくなったと思いますが、そのサトウキビの給付支援事業に関しては、地力増産に力を入れるべきだというような代案が出された議論が議会であったんで、糖蜜、バガス、ケーキ、トラッシュ等を含めた1つの堆肥化への技術的な意見交換等ができて、実証への段取りが見えてきたので、地力増産は地力増産でやっていくと、生産意欲を高めるための収穫支援事業は支援事業でやっていくということでございます。 ◎副市長(伊川秀樹君)   まず、新型コロナウイルス対策の中の経済対策で、子育て世帯等臨時特別支援事業について、18歳以下に10万円が給付されるが、その状況について宮古島市の選択の状況についてというお話でございます。  まず1点目、実施要領が示されるということで、いろんな報道等がされておりますけれども、給付の手続などを定めました正式な実施要領はまだ実際は示されておりません。昨日来たのは事務連絡という通知の中で、15日版で、子育て世帯への臨時特別給付5万円相当のクーポン給付に係るQ&A(暫定版)ということで、それのみが今示されている状況です。ただ、その中におきましても、先ほど山下誠議員が述べたとおり、3点の選択肢がありますよということはきちんと明記されておりまして、1点目が先行分の5万円の給付と追加分の5万円相当のクーポンの給付、これはもう基本的な制度の設計の原則です。2点目が、先行の5万円分の給付と、併せて追加分の5万円の給付の組合せ、3点目は、年内の先行分の5万円の給付と合わせて10万円の現金を一括で給付することも自治体の判断により可能ですということで示されております。  宮古島市としましては、前里光健議員にもお話ししましたけれども、財源の確保、あと実施要領等、正式な通知等を踏まえながらやるということを考えますと、やっぱり年内にまずは5万円の現金給付を早急にやると、これはもう通知済みでございますんで、今のところ23日の給付を考えてございます。あわせまして、進学、卒業シーズンに合わせてのやっぱり経済対策ということを考えれば、1月中に残りの5万円の給付は併せて実施していきたいということでございます。  続きまして、スポーツ振興の中の部分で、伊良部屋外運動場整備についてのプロ野球キャンプ誘致に向けた取組についてお答えをいたします。伊良部野球場は、プロ野球のキャンプの練習にも十分対応できるような施設整備計画となっております。現に年明け早々にもプロ野球選手の皆さんによる自主トレーニングが行われる予定であり、プロ野球球団の関心も高いものと見ております。市といたしましては、宮古島市スポーツコンベンション推進協議会とも連携しながら、プロ野球球団等への伊良部野球場のPRを積極的に行い、プロ野球キャンプを実現できるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   自衛隊配備に関するご質問にお答えいたします。  まず、弾薬の搬入に関する防衛省の見解と市の対応についてでございます。これにつきましては、沖縄防衛局に改めて防衛省の見解ということで確認をいたしました。その結果、陸上自衛隊宮古島駐屯地の保良訓練場に整備した火薬庫については、所要の準備が整ったため、誘導弾、弾薬の搬入を開始することとし、今年の5月13日にその旨を沖縄防衛局から宮古島市にご説明したところですけれども、弾薬の輸送や火薬庫への保管状況など詳細については、自衛隊の能力、体制に関することであり、お答えを差し控えさせていただきます。その上で、弾薬の輸送に当たっては、火薬類取締法等の関係法令を遵守し、安全対策に万全を期して輸送を実施することは当然であり、周辺住民の皆様の安全確保に万全を期すため、必要に応じて、警察署をはじめ、他の関係機関とも緊密に連携を図るとともに、新型コロナウイルス感染症の対策をしっかりと取った上で適切に対応したというふうな回答をいただいております。  弾薬搬入に当たりまして市の対応ということですけれども、市といたしましては対策本部会議の対応といたしまして、申請書に記載された入港予定時間の7時30分に合わせまして、関係機関との連絡調整を担当する職員2名が、緊急時の対策など不測の事態に備えて、庁舎に待機をいたしておりました。この間、市長も確認のために登庁しております。  次に、反対住民の声があるが、どういうふうに理解を求めていくのかということでございます。平良港の使用許可後、複数の市民団体から使用許可の撤回、それから弾薬搬入に反対などの要請書が提出されております。自衛隊活動について地元住民の理解を得ることは大変重要なことであると考えております。反対が多いということにつきましては、危険性を払拭できないという反対派住民の皆さんの声があるためだということだと思います。そういうことで、この不測の事態が発生したという際のシミュレーション、そういうものを示すように、再度沖縄防衛局に求めたところでございます。加えまして、国には、地元住民に丁寧に説明をして、反対される住民の皆さんの懸念されることを払拭するように努めていただきたいというふうに考えております。  また、宮古島市から住民の理解を得るためにですね、説明会がなかなか開催できないということもありますので、沖縄防衛局、それから宮古島駐屯地、市、住民代表等で構成される協議会等を立ち上げて、配備に関すること、それから災害救助に関すること等を話し合う場を設けることはできないかということで沖縄防衛局に提案し、現在調整を進めているところでございます。この協議会が設立されれば、住民への理解を深めることにも寄与していくというふうに考えております。  要請についての市からの回答がまるでかみ合っていないというご指摘もございましたけれども、これについては、市で回答できない部分というのもかなりございますので、私たちも市としても沖縄防衛局のほうにいろんな情報を提供していただくようにということで求めてはいるんですけれども、国防上の機密に関することということで、なかなか情報提供してくれないということがございますので、なかなか要請する団体の回答に細かく対応できないというのが現状でございます。 ◎生活環境部長(友利克君)   たくさんの質問をいただきました。順次、答弁をさせていただきます。  まず、子宮頸がんワクチンに関する国の新たな方針、勧奨についての市の対応でございます。市でもHPVワクチン接種に関しては、国の指針に基づき、積極的な勧奨を控え、対象者への周知は行っておりませんでした。そのような中、国は昨年度、ワクチン接種を受けないで子宮頸がんに罹患するリスクが増加しているとして、接種対象者への子宮頸がんとワクチンについての周知をするよう市町村に対し通知がありました。それを受け、市も昨年度から、対象者となる最終年度の女子に対し、HPVワクチン接種のリーフレットの配布を行っております。来年4月からは国の積極的勧奨の差し控えが終了いたしますので、個別勧奨が再開されます。市としても、予防接種法に基づき、対象者には案内を通知することになります。これまで対象年齢が過ぎ、自費で接種している方もいました。そのような対象年齢が過ぎている方のキャッチアップも含め、対応したいと考えております。HPVワクチン接種は、定期予防接種に位置づけられておりますけども、保護者の方で十分検討し、接種について判断していただければと思っているところでございます。  次に、新型コロナ対策、ワクチン接種についてでございます。副反応の数などです。コロナワクチンの集団接種において、本市から国へ副反応疑いとして報告しました件数は13件でございます。そのうち呼吸症状やかゆみを伴う発疹などのアナフィラキシーの症状で救急搬送されたのは2件でございます。搬送された方につきましては、搬送されたその日のうちに症状は回復し、入院はしていないとの報告を受けております。残りの11件に関しましては、緊張やストレスなどで一時的に血圧の低下や脈拍の減少などの症状により、集団接種会場内に設置されたベッドでしばらく休んだ後、帰宅をしていただいております。市が主催する集団接種会場では、常時救護室を設置し、医師1名、看護師2名を配置しまして、副反応や接種について不安を訴える接種者の診察並びに看護に当たっております。  次に、3回目接種に向けた取組についてでございます。3回目接種については、今月から医療従事者への接種を開始したところでございます。今月中には、4月と5月に2回目接種を完了した市民の方々へ接種券を発送する予定でございます。また、市民への3回目接種は、1月初旬から医療機関における個別接種を開始し、高齢者施設入所者をはじめ、接種券を受け取った皆様への接種を順に進めてまいります。市の集団接種は、2月から開始できるよう体制を構築しているところでございます。  次に、軽石問題についてでございます。ボランティアによる作業の広報戦略などについてです。多くのボランティアの方から問合せをいただいている状況でございます。市としましては、12月19日、あさって日曜日ですね、浦底海岸において、市長、副市長、市職員を中心に一斉清掃を行う予定でございます。その中で、回収の方法など、効率的、効果的な方法を検討していきたいというふうに考えております。環境衛生課には、ボランティアの皆様から、回収したいが、どうしたらよいか、回収したが、どこに運んだらよいかなどの問合せが寄せられております。環境衛生課では、軽石回収に関するボランティアについては、今後、市ホームページや広報紙などを通じ、周知を図ってまいりたいと考えております。  次に、し尿処理施設関係についてでございます。まず1点目、見直し案の利点についてです。建設コストの縮減について、事業費を比較すると、佐和田案が約34億9,000万円です。荷川取案が約21億5,000万円となりますので、その差額は13億4,000万円が縮減されることになります。維持管理費については、基本設計をまだしておりませんので、詳細について述べることはできませんけども、既存施設などとの比較をしますと、縮減は可能であろうというふうに考えております。  次に、汚水処理集約化についてです。建設予定地は荷川取の浄化センター隣接地を予定しておりますので、汚水処理施設は集約化が図られることになります。また、し尿・浄化槽汚泥の脱水後の汚水は、公共下水道と共同で処理することになりますので、国の進める共同化にも合致しております。  次に、市民負担の回避、浄化槽の清掃及び維持管理費の負担については、佐和田から荷川取に変更になることによって、市民負担、それから清掃事業者の搬送に係る負担などは現状のままということでありますので、値上げは回避されることになるというふうに考えております。  次に、沖縄防衛局とのヒアリング状況についてでございます。令和3年4月5日付で補助金等交付内定通知をいただいた佐和田案については、計画変更の経緯を説明し、9月30日付で事業計画を取り下げ、同日付で新たな補助事業等計画書を提出いたしました。建設予定地の変更、処理能力の変更、公共下水道との汚水処理の共同化などについて説明をさせていただき、現在は沖縄防衛局で審査をしていただいている段階でございます。  次に、投入施設への投入制限は回避できると記されているが、現状と比較してどの程度の緩和になるのか。既存の投入施設の受入れ状況については、10月4日から受入量を1日当たり55キロリットルと設定し、下水道処理施設への投入量を1日当たり45キロリットルとして運用をしております。受入量と投入量の差が10キロリットルほどございます。それについては、当日残った分については貯留槽にためて、受入れのない日曜日にそのたまった分を下水道処理施設に投入する方法で処理をしているところでございます。今後は業者と定期的に話合いの場を持ちながら、受入量の調整を行ってまいりたいと考えております。  最後に、補助金獲得、現状の調整結果についてでございます。これ先ほどの答弁と重複するかと思いますが、沖縄防衛局へは9月30日付で補助事業等計画書を提出し、新たな計画の説明を行っているところでございます。ご理解をいただいているものだというふうに考えております。 ◎農林水産部長(平良恵栄君)   まず初めに、担い手育成プロジェクトチームの結成についてということでございます。担い手育成プロジェクトチームは、まだ結成はされておりません。現在のところ、宮古地区農でグッジョブ推進会議などで担い手について協議し、沖縄県新規就農一貫支援事業において、担い手となる新規就農者に対し、施設、機械の整備等、就農相談から就農定着まで一貫した取組を支援をし、また沖縄県農業次世代人材投資事業において生活費など金銭面への支援を実施しております。  続きまして、新規就農コーディネーターの配置についてなんですけれど、これご質問されましたか。                 (「していない」の声あり) ◎農林水産部長(平良恵栄君)   していないですか。これは、じゃよろしいですね。  では、続きまして、水産業における漁場の生産力向上及び漁業再生に関する取組についてプロセスを伺うということについてでございます。宮古島市では、平成24年、第1次宮古島市水産振興計画を策定し、具体的な取組としては漁業再生支援事業を活用し、取組を進めてまいりました。さらなる効果の発現に向けて、来年度に第2次宮古島市水産振興計画を策定し、取組を強化してまいります。  続きまして、持続可能な生産体制についてということで、高齢化に伴う生産人口の減少に市としてどう対処するか、対応するかとのことについてでございます。新規就農一貫支援事業などを活用した担い手の育成、機械化農業による大規模経営の促進、農地中間管理事業を活用した農地の集積、集約化など、また地域農業の在り方を検討する宮古島市人・農地プラン推進検討会において改善策などを検討し、農業生産人口の減少に対応してまいります。  続きまして、市の農産物流通不利性解消事業についてでございます。実績でございます。本事業は、新規事業で令和3年4月1日から令和4年3月1日までの期間で本市から沖縄本島へ出荷される農産物について、輸送費の一部を補助する事業であります。8月13日の申請受付期間を終えて、現在の申請状況としましては、申請件数30件、輸送品目13品目、輸送重量18万7,183キロ、約187トンです。申請額が613万3,871円となっております。なお、輸送量、申請額については、令和4年3月1日までの事業期間であることから、現段階では概算の数値となります。  続きまして、さとうきび新植促進事業の取組と事業効果を伺うとの件でございます。11月の申請数が104名、面積96.41ヘクタール、補助額で241万250円で、予算の執行率に換算しますと25.3%となっております。今年度からの新規事業であり、執行率で見ますと低い状況ではありますが、農家からの継続要望があり、低反収の株出しからの更新を推進する上でも、事業効果は高いものと考えております。  続きまして、ハーベスター収穫が主流となった今、天候が原料の確保に影響すると。伊良部工場における操業の長期化は深刻である。市としてこの課題にどう取り組むかということについてでございます。今期伊良部工場管内のハーベスター刈取り申込件数が、前期の82.7%から5.5%増の88.2%となっております。生産農家の労働力の低下に対処するため、ハーベスター等の機械化一貫作業体系による省力化を推進しておりますが、長期化の要因として、天候に大きく左右されることや、1日当たりの処理能力が500トンと小規模であることが考えられます。去る6月に伊良部工場へ再整備について聞き取りを行ったところ、設備等の部分的な更新や改善はあっても、工場の建て替えは今のところ考えていないとのことですので、市としましては現状を見守っていきたいというふうに考えております。  続きまして、平良高野のクルマエビ養殖場における大量死滅についてということについてでございます。ウイルスの蔓延の要因を伺うとの件でございますが、現在、宮古島漁業協同組合では沖縄県水産海洋技術センターに調査を依頼しておりますが、原因の究明には至っていないとのことであります。  続きまして、養殖池の現状、老朽化を問うということで、砂の入替えまたは施設建て替えの検討はということについてでございます。砂の入替えに関しましては、施設運営者である宮古島漁業協同組合が判断し、対応するものと考えております。クルマエビ養殖施設の建て替えについては、施設の問題点を確認するための詳細な原因究明の調査を行う必要があるため、宮古島漁業協同組合から調査依頼があれば、調査予算の確保及び調査の結果を踏まえて、建て替えまたは補修工事での継続利用の判断を宮古島漁業協同組合及び宮古島市の両者で協議しながら対応してまいります。  続きまして、軽石問題ですね。モズク、アーサ等に与える影響はどの程度かということについてでございます。宮古島漁業協同組合への聞き取りでは、現在のところ、モズク及びアーサ養殖業への漂着軽石の影響はないとのことであります。なお、漁業への影響等は、随時漁業協同組合及び漁業者からの情報収集を行ってまいります。  続きまして、肉用牛生産における新規参入農家の支援策についてでございます。本市の新規就農支援策については、国の制度を活用した新規就農一貫支援事業、スタートアップ支援事業があります。また、宮古島市単独予算で優良繁殖雌牛奨励補助金等の各種単独補助事業で支援しております。  続きまして、肉用牛監視システム導入事業効果はということについてでございます。肉用牛分娩監視装置に対する補助を宮古島市では令和元年度から実施しており、令和元年度に18基、令和2年度に19基導入しております。また、個人購入及び肉用牛母牛増頭改良推進事業、これ県の単独事業でありましたが、事業の導入を含めると、令和2年度末までに56基導入されています。令和2年12月末、家畜、家禽等の飼養頭羽数調査を基に事業効果の検証を行うと、肉用牛分娩監視装置を導入した農家の生産率は105%となっております。目標とする年1産のサイクルを上回っております。また、導入していない農家の生産率は90%にとどまっており、全体の生産率93.1%より下回っています。これは、肉用牛分娩監視装置を導入することで分娩事故が低減され、生産率の向上につながっていると言えます。また、導入した農家からは、分娩開始時間が予測されることから、出産に立ち会えているので事故が減ったとの声もあり、導入することで精神的、肉体的負担という重労働から開放されるというメリットもあります。 ◎観光商工部長(上地成人君)   まず、空港PCR検査の実施の実績についてということでございます。宮古空港、下地島空港の両空港におきましては、今年6月3日からPCR検査を実施しております。沖縄県文化観光スポーツ部観光振興課の公表でございますが、検査の実績はですね、宮古空港が検査期間6月3日から12月5日まで行った結果、総数で7,079件、その内訳としまして県外が854件、県内が1,406件、それから島民が4,819件となり、そのうち陽性者が101名出ております。それから、下地島空港も同時期で6月3日から12月5日まで検査を行いました。総数で1,486件、内訳としまして県外が299件、県内が392件、それから島民が795件、そのうち陽性者が26名出ております。  続きまして、トライアスロン代替イベントの実施についてでございます。第37回全日本トライアスロン宮古島大会につきましては、中高校生へのアンケート結果、それから宮古病院の院長との意見交換会、その内容を踏まえまして、大会の可否につきまして競技委員会、それから専門委員会の中で協議を行い、10月15日に開催されました実行委員会総会に諮りましたが、その結果、再延期が決定をしております。代替イベントの実施についてですが、専門家の意見としまして、来年1月頃、第6波、それから5月から6月にかけまして第7波が押し寄せるということが危惧されております。医療関係者、それから関係機関、ボランティアの皆さんの協力を得られなければ、実施については大変厳しいということから、現段階ではコロナ収束後のイベント開催に向けた準備、それから強化に取り組まなければならないと考えておりまして、代替イベントの開催は現在考えておりません。  また、3年間連続開催されないということに伴いまして、これまでどおりのスムーズな運営が懸念をされますが、今後の大会開催に向けては、競技委員会、それから専門委員会をはじめ、関係機関との連携を密にするとともにですね、市役所内部でもこれまで大会に関わった経験豊富な職員を招集しまして、大会に支障が出ないよう、万全の体制を構築してまいりたいと考えております。  また、運営費の確保についても大変懸念されるところでございますけども、特別協賛や協賛者につきまして、大会長であります市長はじめですね、事務局で去る11月10日、11日の両日、企業を表敬しまして大会延期の報告、それから次回大会開催への支援、協力要請を行ってまいりました。 ◎教育部長(上地昭人君)   選手派遣費補助金交付事業の実績についてお答えします。  令和3年度の実績につきましては、12月10日時点での実績額は、予算額で2,541万9,000円ですが、それに対し874万9,000円でございます。ちなみに、令和2年度は予算額2,108万6,000円に対して実績が368万2,000円、令和元年度は予算額1,988万7,000円に対して、派遣数が増えましたので、補正予算を組みまして、2,725万2,000円に増額し、実績額は2,233万3,000円となっております。なお、令和2年、3年度の実績が予算額に対して少ないのは、ご存じのとおり、コロナ禍により児童生徒の大会が中止になるなど、減少したことによるものです。 ◎生涯学習部長(楚南幸哉君)   まず1点目、総合体育館の更新及び建て替えについて、新築状況ということであります。宮古島市総合体育館は、現在、建物の状況を確認するための耐力度調査を行っております。今後は、耐力度調査結果を踏まえ、財源などを総合的に勘案し、建て替えか修繕かを判断してまいります。  続きまして、平良多目的屋内運動場に関する市のスタンスということです。平良多目的屋内運動場については、多目的前福運動場、市民球場と併せてスポーツイベントの実施に重要な施設であると理解しております。特に野球のキャンプや合宿で多く利用されております。当該施設は、宮古島市公共施設等総合管理計画の中で、施設を維持する方向で位置づけられております。しかしながら、電気設備や機械設備などについては老朽化が著しく、今後は状況を見ながら更新について検討してまいります。  続きまして、3点目であります。クロスカントリー場の整備についてであります。昨日も下地信広議員にお答えしましたとおりであります。クロスカントリー場は、利用者の心肺機能や脚力の向上について大変有効であることは承知しております。市としまして、今後はクロスカントリー場を市スポーツ協会と各スポーツ推進委員と意見交換を行い、既存の施設である植物園やカママ嶺公園、学びの森、憩いの森などの利活用で対応できないか、調整してまいりたいと考えております。 ◆山下誠君   持ち時間がもうほとんどなくなってしまいました。何点かだけ。市長、サトウキビの収穫支援金なんですけど、これは質問でもしましたけど、2021―2022年産、今の収穫物に適用されるという理解をしてよろしいんですね、お答えください。 ◎市長(座喜味一幸君)   2020―2021年産の実績に対して支援をするということでございます。 ◆山下誠君   つまり、もう収穫が終わっているもの、今やっているもので前の前期のものということですね。そこに1億5,000万円を手当てするというふうに理解しました。これについては、今もまさに農家の皆さんが収穫されていますけれども、ちょっと農家の皆さんが勘違いされるおそれもありますので、これ、今のものに対してはどうされるのか、どういうお考えをお持ちなのか、お答えください。 ◎市長(座喜味一幸君)   2020―2021年産の収穫支援ということで、若干遅くなったけれども、施行したい。このちょっと遅れた理由として、議会でこの給付事業よりも地力増産のほうが重要ではないかという様々な意見が出ました。それは議会の意見として丁寧に検討する必要がありましたんで、その辺をるる検討したところ、今、バガス、糖蜜、ケーキ、それにトラッシュを混ぜて、極めていい堆肥の方向性が見えてきたので、それはそれで、新年度からは地力増産に向けての方向性もお示しできるので、議会でもろもろあった意見、賛成、反対の中でもご理解がいただけて、給付金にもご理解がいただけるんじゃないかというようなことでございます。 ◆山下誠君   では、今やっている収穫物に対しては、支援金給付ではなくて、地力増産の形で何らか次期に向けて何とかやっていきたいということでよろしいですね。 ◎市長(座喜味一幸君)   この地力増産事業もですね、大変重要な大きな、農家の期待する事業でありますから、来年度で、令和4年度ですね、新規のほうで実施要領を進めていきますが、今あるサトウキビの補助事業の中でも、場合によったらトラッシュに対する補助への運搬等の補助等もあったんですが、今度は新規の場合は少し、それらも含めて、ちょっと検討する項目がありますが、それも継続しながら、整理をしながらの考え方を示したいと思います。 ◆山下誠君   市長、明確にしてほしいのは、今収穫しているものに関して、サトウキビ支援金は交付しないということでよろしいんですね。 ◎市長(座喜味一幸君)   スクラップ・アンド・ビルドを進めながら、一応、この生産、収穫、給付という収穫事業支援事業というのは次年度も継続して検討していきたいということでございます。 ◆山下誠君   分かりました。じゃ、前期の分と今期の分と支給される可能性があると受け取りますので、これは農家にとって大変喜ばしいニュースだと思います。ありがとうございます。  もう一点、副市長、先ほどの18歳以下への10万円相当の給付についてで、これは年内の現金一括給付のほうがですね、職員の皆さんの業務負荷が抑えられるのかなと思いますけども、もう一度検討できないのか、ご回答ください。 ◎副市長(伊川秀樹君)   確かに山下誠議員のおっしゃるとおり、事務の構築等を考えればそのほうがよろしいかとは思うんですけれども、いかんせん、議会との調整も含めてですね、丁寧に対応していく部分がございますんで。あとは財源の確保ですね。今のところ何とか足りるという話はありますけれども、万が一足りなくなれば財政調整基金の繰替え運用、一時立替えという形になりますけれども、そこら辺の財源の確保とかですね、そこら辺の調整、本当に今一番大事なのは議会との事前の調整が必要かと考えておりますので、そこら辺はいま一度検討させていただきたいと思います。今のところは年内の23日の5万円と、1月早々に5万円ということでの現金給付ということを考えております。 ◆山下誠君   教育長、ちょっとお伺いしたいんですけど、選手派遣費のことなんですけど、これ事業規模を拡充すると受け取ったんですけど、どういうふうに拡充されるのか、具体的に今示せるんだったらお願いします。 ◎教育長(大城裕子君)   まず、指導者の航空運賃に関する補助、それからフリーの大会に派遣する補助等々を考えております。 ◆山下誠君   教育長、これは次年度からもう実施される方向で進めるということでよろしいですか。 ◎教育長(大城裕子君)   今回の議会に上程しておりますので、それが可決されましたら、次年度以降対応してまいりたいと思っております。 ◆山下誠君   本当に再質問がなかなかできませんで失敗しましたけれども、また次回…… ◎教育長(大城裕子君)   訂正いたします。今後、議会に上程してまいります。12月定例会には上程しておりません。大変失礼いたしました。 ◆山下誠君   終わります。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで山下誠君の質問は終了しました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時30分から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午前11時46分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午前に引き続き一般質問を行います。  順次、質問の発言を許します。 ◆久貝美奈子君   1番、久貝美奈子と申します。よろしくお願いします。現在手話の勉強をしておりまして、少しだけ手話で自己紹介いたしました。  まず、一般質問の前に、市民の皆様にご挨拶を申し上げます。去る10月の市議会選挙におきまして、多くの皆様の負託を受け、この場に立つことができております。この場を借りましてお礼を申し上げます。ありがとうございます。改めて身の引き締まる思いであります。宮古島を今よりももっと住みやすいまちにするため、議会においては前向きで活発な議論を行い、市民の皆様の期待に応えられるよう頑張ってまいります。市民の皆さんをはじめ、議員の皆様、執行部の皆様、どうぞよろしくお願いします。  それでは、一般質問に移らせていただきます。ちょっと初めての質問で緊張しておりますが、よろしくお願いします。まず、通告に従いまして質問いたします。  福祉行政について。1、障害者福祉について伺います。宮古島市は、第3次障がい者計画の基本理念として、誰もが自分らしく暮らせる共生のまちづくりを掲げています。市役所においても、職員、会計年度任用職員の障害者雇用を率先し進めていくべきだと考えますが、現在の雇用状況と今後の計画について伺います。 ◎副市長(伊川秀樹君)   福祉行政についての中の障害者福祉についてお答えをいたしたいと思います。  本市における障害者雇用につきまして、教育委員会を除きました市長部局及び水道事業におきまして、法定雇用率の2.6%の達成に至っていないのが現状でございます。今後の対策として、職員採用試験における障害者雇用枠での募集を継続していくとともに、会計年度任用職員においても、それぞれの障害の特性に合った業務の提供について検討し、障害に関係なく、希望や能力に応じて、誰もが職業を通じた社会参加のできる共生社会の実現に向けて、一人でも多くの障害者の雇用につなげていきたいと考えております。 ◆久貝美奈子君   職業生活において、障がい者の有無にかかわらず、共に働くことが当たり前の社会をつくっていくことが大切だと考えます。また、障害のある方にとって働きやすい職場は、コミュニケーションの活性化が図られることで、ほかの職員にとっても働きやすい職場になると思います。まずは官公庁、市役所から障がい者雇用率を上げていくことが重要だと思います。そこで、会計年度の任用職員の採用枠に2名ほどの障がい者の枠を設け、次年度からでも雇用を考えていただけないかと伺います。 ◎副市長(伊川秀樹君)   ただいま答弁しましたように、障害に関係なく、希望、能力に応じて、誰もが職業を通じて社会参加のできる共生社会の実現、これは非常に大事なことだと思っております。ご提言の内容につきましては、関係部局等と相談しながら、実現に向けて頑張っていきたいと思います。 ◆久貝美奈子君   なかなか職員の採用につきましては難しい面もあると思いますが、会計年度任用職員については2人ほどですね、ぜひ枠を設けていただいて、障害者雇用率を上げる努力をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  続きまして、障害や難病を抱える子供たちが島外の医療機関に定期的に通院しているケースがありますが、宮古島市難病患者等に係る渡航費等の一部助成制度、また宮古島市重度障害者(児)等の渡航費等助成制度について伺います。 ◎生活環境部長(友利克君)   宮古島市難病患者等に係る渡航費の一部助成制度は、本市以外の医療機関で治療や入院を余儀なくされているがんや難病、小児慢性疾患などの患者が島外に渡航した場合に、渡航に伴う経済的負担を軽減する目的で、渡航費用や宿泊費用の一部を助成するものでございます。 ◎福祉部長(下地律子君)   宮古島市重度障害者(児)等の渡航費等助成制度は、本市以外の医療機関で通院治療等を目的として渡航する際にかかる航空運賃及び宿泊費の一部、航空機内で使用するストレッチャー及び酸素ボンベの使用料を助成し、障害者及び付添人の経済的負担を軽減することを目的に、市の単独事業として実施しております。  助成の内容といたしましては、本市に居住する重度障害者等の方で、本市以外の医療機関で通院等の治療が必要と主治医が認めた方及び付添人を対象としており、航空運賃の往復1万3,000円を上限とする額、宿泊費1泊当たり8,000円を上限に3泊までとする額、ストレッチャー及び酸素ボンベ使用料は全額を助成対象とし、助成の回数については各年度2往復分までとなっております。なお、当該制度を利用する方は、障がい福祉課へ交付申請が必要となっております。 ◆久貝美奈子君   昨日狩俣政作議員からも要望があったところですが、当該の病院へ行かなければ必要な治療が受けられない方々や子供たちがいます。実際多くの方から、2回ではちょっと少ない、回数を増やしてほしいとの要望があります。この事業の予算は県からの補助もあるということですので、ぜひ渡航費の助成回数を増やしていただきたいと思いますが、見解を伺います。 ◎生活環境部長(友利克君)   まず、助成の状況について、先に答弁いたします。助成回数は、放射線治療を行っている方が年3回、そのほかについては年2回となっております。助成金額は、航空費が往復1万3,000円、宿泊費が8,000円でございます。令和2年度の利用延べ人数は、がん患者が本人186人、付添人42人、指定難病患者につきましては、本人34人、付添人16人、小児慢性特定疾患の児童等は、本人15人、付添人が15人、昨年から開始をしております新型コロナウイルス感染症患者等につきましては、本人が1人、付添人が1人となっております。  利用者からの要望については、助成回数を増やしてほしいが一番多く、ほかに宿泊助成の要件を緩和してほしいなどがございます。回数につきましては、令和3年4月から、がん患者の放射線治療に係る渡航に対して、従来の2回から3回へ増やしております。その他の疾病に係る渡航費や宿泊助成要件等については、県や他の離島の状況なども見ながら、今後検討してまいりたいと考えております。 ◎福祉部長(下地律子君)   重度障害者助成事業について、令和2年度の実績のほうからお答えしたいと思います。令和2年度の実績は23件となっており、助成金額は航空運賃及び宿泊費の合計で56万4,599円となっております。なお、ストレッチャー及び酸素ボンベの使用の実績はゼロとなっております。  利用者からの要望等についてでございますが、本助成事業については平成30年度から事業化され、市議会及び市民からの要望により、当該交付要綱の改正を経て、現行の制度設計となっており、利用者からは助成に対する感謝の声も多く寄せられているところでございます。現行制度に対する要望等については、手術後の定期的な通院を余儀なくされるケースもあり、助成対象の2往復を超える一部の利用者等から拡充を求める声も届いております。助成回数の拡充についてでございますが、この事業は市の単独事業でございます。現行制度となって1年が経過したところですので、今後全体的な要望や実績等も含めて精査をしていきたいと考えております。 ◆久貝美奈子君   要望が多い、渡航費を助成を増やしてほしいという要望がありますので、ぜひ検討のほうよろしくお願いいたします。  次に、次の質問を飛ばしまして、子育て支援について伺います。①、宮古島市特定不妊治療等に係る航空運賃の一部助成制度について伺います。治療費について、国でも一部保険適用が決まっていますが、離島である宮古島市において渡航費助成の制度の拡充が必要だと考えます。見解を伺います。 ◎生活環境部長(友利克君)   市では、島外において特定不妊治療を行っている夫婦おのおのに対しまして、年3回の渡航費の助成を行っております。ご指摘のように、国でも不妊治療の一部保険適用が決まり、今後不妊治療に関しては受診しやすい環境が整うものと考えております。本市からも渡航して治療する夫婦も増加すると考えられますので、希望する全ての夫婦に渡航費用や宿泊費用が助成できるよう、拡充について県とも調整しながら検討していきたいと考えております。  また、本年8月からは、不妊治療だけでなく、医療状況により本市以外の医療機関で妊産婦健康診査及び出産を余儀なくされていると医師が認めた者や付添人についても渡航費の支援を行っております。離島である本市では、不妊治療だけでなく、不育治療をはじめ、妊婦が安心して子供を産めるような渡航費の支援をしてまいりたいと考えております。 ◆久貝美奈子君   令和4年4月から支援拡充の予定はありますでしょうか。 ◎生活環境部長(友利克君)   ちょっと確認をしまして、後ほど答弁させていただきたいと思います。 ◆久貝美奈子君   この助成事業で、不妊治療をされている方の精神的経済的負担が軽くなると思いますので、ぜひ検討のほうをよろしくお願いいたします。  続きまして、またちょっと順番を変えます。子供の居場所づくりについて伺います。沖縄子供の貧困緊急対策事業において、子供の居場所の運営支援事業がありますが、現在宮古島市ではどのような事業が行われているか伺います。 ◎福祉部長(下地律子君)   沖縄子供の貧困緊急対策事業についてお答えいたします。  沖縄子供の貧困緊急対策事業につきましては、子供の貧困対策支援員配置事業、子供の居場所の運営支援事業、拠点型子供の居場所の運営支援事業、若年妊産婦の運営支援事業などがあり、本市では子供の貧困対策支援員配置事業、子供の居場所の運営支援事業、若年妊産婦の運営支援事業を行っております。子供の貧困対策支援員配置事業につきましては、2名の子供自立支援員を配置しており、子供の居場所とのマッチングをはじめ、子供の養育環境の把握、学校や各関係機関との連絡調整、必要に応じて保護者への支援など、家庭への総合的な支援を行っております。子供の居場所の運営支援事業につきましては、委託事業として、学習支援型居場所4か所、子ども食堂1か所、また市からの補助事業として学習支援型居場所1か所を運営しております。学習支援型居場所では、家庭学習の習慣づけ、高校進学のための受験対策など、個々の状況に応じた学習支援、基本的な生活習慣及び規律的な生活を身につけるための生活支援、キャリア形成支援、食事の提供などの支援を行っております。  また、若年妊産婦の居場所運営支援事業につきましては、委託事業として1か所運営をしております。おおむね18歳以下の妊産婦に対し、妊娠、出産及び育児に関する相談、指導、就労のための支援等を行うことで、家庭や社会から孤立することなく、安心安全な居場所で産前産後が過ごせるよう支援するとともに、安定した生活を営むための自立に向けた支援を行っております。 ◆久貝美奈子君   現在行われている子供の居場所運営支援事業と、まだ実施されていない拠点型子供の居場所運営支援事業との違いは何でしょうか。 ◎福祉部長(下地律子君)   拠点型居場所についてでございます。拠点型子供の居場所の運営支援事業は、先ほどの一般的な居場所では対応困難な子供やその保護者に対し、その家庭が抱える問題を理解し、援助等を行うとともに、支援を必要とする子供の置かれた状況に応じて、より手厚い専門的支援を行う事業となっております。本市においても、様々な困難な課題を抱えた子供たちの居場所の必要性は高まっていると考えております。今後関係部局と連携協議しながら、設置を検討していきたいと考えております。 ◆久貝美奈子君   この拠点型居場所の設置予定はありますでしょうか。 ◎福祉部長(下地律子君)   拠点型居場所の設置予定ということでございますが、こちらの事業に関しましてはとても専門性の高い職員ですね、支援員の配置が必要となってまいります。今後様々な課題はあるかと思いますが、やはり必要とされてくると考えておりますので、時期につきましてはまだ、いつからということは申し上げることはできないんですが、現在も検討を続けているところでございます。 ◆久貝美奈子君   先日、支援学級について文教社会委員会でも伺いましたが、本市小中学校において、令和3年度、特別支援教室が77学級、人数で350人、令和4年度においては未定ですが、およそ88学級、430人に増える見込みだということです。一般的な居場所では対応が困難な子供たち、またその保護者への支援などができる拠点型の居場所の設置を早めにお願いしたいと思います。実際ですね、発達障害のあるお子さんのお母さんからの相談が私のところにも多くて、設置に向けてはぜひ、様々な課題はあると思いますが、よろしくお願いします。  続きまして、道路行政について伺います。道路ボランティア支援事業について伺います。沖縄県では、県管理道路について、道路の管理活動を行う団体に対し、報奨金を支払う支援事業がありますが、宮古島市においても同じような事業があるか伺います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   宮古島市においては、現在、道路ボランティア支援事業はございませんが、ここ数年ですね、道路清掃をボランティアで行うグループや団体が増えてきている状況にありますことから、この支援事業の創設を検討してきたところでございます。そこで現在、道路美化ボランティア清掃活動実施要項などについて、県の要領を参考にしながら作成をしているところでございます。市の要項は年内には整備を行い、年明けからボランティアで市道の環境美化活動に協力、ご理解をいただける市民や団体、それから事業者などを募りまして、道路の管理活動を行う際には報奨金を交付するなど、道路のボランティア支援事業を実施してまいります。 ◆久貝美奈子君   今の答弁で、来年からということでよろしいですか。現在、今年度予算が計上されていると思いますが、今年度あと1月、2月、3月になりますが、どのように進めていく予定でしょうか。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   このボランティア支援事業の進め方についてですけども、先ほども申し上げましたが、年内には実施要項を作成しまして、年明けから団体を募ります。そして、いろいろ説明会などを催しまして、早速年明け早々から実施できるような取組を進めていきたいと考えております。 ◆久貝美奈子君   これは、もちろん来年度も引き続き行うということで。どちらかに委託とかを考えているんでしょうか、この事業について。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   進め方ですが、業者に委託ということじゃなくて、清掃ボランティアを募りまして、市民からですね、そういったボランティア団体に道路の清掃を委託といいますか、ボランティアで清掃していただくと。そして、金額は幾らですよというような契約でもって支援をしていきたいと考えております。 ◆久貝美奈子君   ぜひ早めの実施をお願いしたいと思います。ボランティアをされている方は、道路をきれいにしたいという思いで活動しております。必要な器具、のこぎりや鎌など購入に使いたいという要望もありましたので、予算も確保できているのであれば、ぜひ早めに行っていただきたいと思います。  次に、都市計画行政について。都市公園について伺います。根間公園の今後の計画について伺います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   根間公園は平成29年度から事業に着手しておりますが、公園用地5筆のうち4筆は購入されていますけれども、残りのですね、1筆が未購入となっており、公園整備事業が計画的に進んでいないのも現状でありまして、この残りの1筆については購入できるよう努めているところでございます。そこで、今後の整備事業ですけども、内容としましては、キッチンカーが乗り入れ可能な屋台、それから屋台ステージスペースの整備及び市民や観光客の交流拠点としてのイベント広場を計画しております。 ◆久貝美奈子君   地域の方の意見として、公園としての整備をしてほしいという要望ありますが、キッチンカーについてですが、以前、この公園の近くの駐車場で夜間キッチンカーを営業していたところ、近所の方からのクレームがありまして、場所を移動させた経緯があるということです。夜店まつりなど、一時的なイベントの際の屋台などの出店に対しては歓迎なんですが、ふだんからのキッチンカーの利用はできたら避けてほしいという住民の方からの意見もありました。この公園の整備に当たり、地域の住民の方々の声を聞く機会というのはあるのでしょうか。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   公園整備に際しましては、何度か地域住民を交えた意見交換会などは実施してきておりますけれども、今後正式に整備する上ではやはり、再度ですね、地域住民の声を聞くことは重要なことであると認識しておりますので、用地購入がほぼ確実な状況になった段階では、再度ですね、地域住民を含めた意見交換会を実施していきたいと考えております。 ◆久貝美奈子君   根間公園については、周りに飲食店も多く、観光客も多く通ります。公園の中の設備、トイレの設置等に対して住民の方がいろいろ意見を言われていますので、ぜひ住民の方の声を聴く機会をよろしくお願いします。  続きまして、港湾緑地管理について。漲水公園の管理について伺います。漲水公園の管理については委託し、清掃、草刈りなどを行っていると思いますが、道路に面している樹木の伐採やトイレ管理などについて伺います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   漲水公園の管理につきましては、市内の福祉施設に清掃を委託しており、月2回の草刈り及び清掃を実施しております。議員ご指摘の道路に面している樹木につきましては、公園内から伸び茂った樹木や歩道沿いに面した樹木により、周辺が薄暗く、鬱蒼としている現状にあります。このことにつきましては、地域住民からボランティアで清掃したい旨の申出があり、去る11月に地域のボランティアにより低木の伐採や剪定を行っていただきました。しかしながら、公園内から伸び切った高木の剪定につきましては、高所作業車が必要になることから、ボランティアでは実施できず、また公園内の清掃委託業務に含まれていないことから、一部樹木が生い茂っている現状にあります。市といたしましては、今後はこの高木についても業者に定期的に剪定させる仕組みづくりを行い、周辺環境の美化に努めてまいりたいと考えております。  また、公園内のトイレにつきましては、建設から41年が経過していることから、老朽化により現在使用できない状況となっておりますので、撤去してですね、利用者側からトイレが必要だということであれば、また再設置も検討していきたいと考えております。 ◆久貝美奈子君   今建設部長もおっしゃっていたのですが、漲水公園、元港、平良港の近くにある公園なんですけれども、ちょっと樹木のほうが道路のほうに覆いかぶさっていまして、公園があるかどうかさえもちょっと分かりにくい状態になっておりました。そこをですね、先ほども言った県道ボランティアの方々がですね、近くの道路を清掃しておりまして、ついでにこの公園をきれいにしたいという思いで、皆さんで樹木の伐採や草刈りなども行っていますので、港湾課のほうにもぜひ管理のほうをよろしくお願いします。  先ほどから道路のボランティア、根間公園の整備、港湾、この漲水公園のことについて質問しておりますが、やはり地域のボランティアの方々にお話を伺いますと、公園や道路を清掃していると、近所の方が差し入れを持ってきたり、散歩中に話しかけてきたり、コミュニケーションの場所として広がってくるということですので、ぜひこの地域にあるそれぞれの公園のですね、管理をきちんとしていただいて、地域のコミュニティーの場所として、町もきれいになるし、いいこと尽くしですので、ぜひよろしくお願いいたします。  教育行政について伺います。施設の利用について。マティダ市民劇場の使用料について伺います。市民の文化芸術活動を促進し、支援する意味でも、マティダ市民劇場の使用率を上げていくことが必要だと考えます。高校生主催で行われるイベント等について、使用料の免除等の助成はあるか伺います。 ◎教育長(大城裕子君)   宮古島市文化ホール条例第8条第3項及び宮古島市文化ホール条例施行規則第11条に使用料の減免が規定されており、その第1項第3号において、学校教育法に規定する学校が教育目的のために利用する場合、使用料の5割を減額することがうたわれております。学校主催ではなく高校生有志が主催するイベント等については、利用者から提出された申請書について、その申請内容を市の条例に照らし判断することになります。 ◆久貝美奈子君   12月5日にマティダ市民劇場において、高校生主催による音楽イベントが行われました。高校卒業前に、支えてくれた親や先生に対し恩返しができたらと、島を出る前に感謝の気持ちを伝えるという意味を込めてイベントを開催したということです。入場料を取らないということで、マティダ市民劇場の使用料免除について、私も実行委員会のメンバーと何度か、教育長、担当職員にお願いに参りました。その際は5割免除いただきまして、ありがとうございました。免除の内容がですね、芸能文化団体が住民の文化向上のために利用する場合5割減免という理由での減免をしていただきました。今後ですね、この規則の中で、高校生主催のイベントについて何らかの減免規定をつくっていただけないでしょうか。教育長に伺います。 ◎教育長(大城裕子君)   12月5日に開催されました「歌舞の月影」に関しては、文化ホール条例施行規則第11条第1項第6号を適用して認めたところです。減免措置をしたところです。実は利用者からの申請内容に課題が見受けられましたので、その点について久貝美奈子議員にもお伝えしました。そして、久貝美奈子議員を通して主催者に伝え、結果的には主催者と久貝美奈子議員の努力により開催できました。主催した、出演した皆さんにとっても、実現できたことはまた一つ大きな成長につながったと思いますし、教育委員会としても安堵しているところです。  ただ、この教育長が認めるところという部分、第9号もあるんですが、使用料の減免が適用される場合はどのような場合かということを考えますと、一般的にですが、道路や公園等の市民が誰でも利用する施設等の整備については税金で賄うことが適当である一方、スポーツ施設や文化芸術施設等の利用者が限定される場合には、施設整備、維持管理に要する費用を全て税金で賄いますと、利用する市民と利用しない市民の間で不公平が生じます。そのため、施設使用料は受益者負担の原則に基づき、地方自治法第225条を根拠として利用料金を定めています。文化ホール条例施行規則では使用料の減免規定を設けていますが、これは市が主催、共催したイベント等を実施する場合や教育目的、福祉目的など高い公共性を備えていることが求められます。ただ、高校生が本当に自主的にこのようなイベントを開催したいという熱い思いで計画を提出してまいりました。その点については高く評価し、また支援したいとも思いました。これからは、条例とまた照らし合わせながら適切な判断をしていきますが、なるべく支援できるような形で取り組んでまいりたいと思います。 ◆久貝美奈子君   先日、イベントを見てきたんですけれども、出演、司会から舞台配置替えまで、ほとんどの作業を高校生で行っていました。このようなイベントをですね、自分たちでつくり上げていくことは、今後の人生においても大変役に立つものだと思っています。何よりも子供たちがとても楽しそうで生き生きしていましたので、応援したいと思いました。また、マティダ市民劇場の大きな舞台に立つという経験は、大人でもなかなかありません。ぜひ学生利用については柔軟な支援を今後ともお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  少しまた順番を変えます。職員の福利厚生について。1、妊娠、出産、育児に係る休暇の新設、有給化について伺います。不妊治療のため、休暇の新設について、不妊治療を受けやすい職場環境の整備は社会全体の課題であり、国においても不妊治療の一部保険適用実施に向けた動きなど、不妊治療と仕事の両立を支援する必要性は高いと思われます。離島である地域のハンデ、実情も踏まえた上で、会計年度任用職員も含めた休暇の新設、有給化を検討していただきたいと思います。市長の見解を伺います。 ◎市長(座喜味一幸君)   久貝美奈子議員の質問にお答えいたします。  大変重要なご指摘だと思います。市としては、不妊治療と仕事の両立を支援するため、会計年度任用職員を含めた全ての職員が不妊治療に係る休暇を有給休暇として取得できるよう、市の規則を改正して対応していきます。 ◆久貝美奈子君   これは、来年の4月からの実施は可能でしょうか。 ◎総務部長(宮国泰誠君)   この規則の改正等についてはですね、準備を進めまして、令和4年1月(  部分は254頁に発言訂正あり)からの実施を予定をしております。 ◆久貝美奈子君   この件については、12月1日に自治労宮古島市職員労働組合からも市長へ要求があったと思います。働きやすい職場づくり、ワーク・ライフ・バランスを守っていくことは、職員の働く意欲を上げ、ひいては市民サービスにつながるものと考えます。ぜひこの件、4月から、どうぞよろしくお願いいたします。  続きまして、庁舎管理について伺います。1、障害者専用駐車場と喫煙所について伺います。①、庁舎の障害者専用駐車場の屋根の設置について、利用者より入り口までの距離が遠い、また屋根をつけてほしいなど要望があり、早急な対応が望まれます。9月定例会において検討を進めているとの答弁がありましたが、現在の進捗状況を伺います。 ◎総務部長(宮国泰誠君)   ご指摘のとおり、庁舎駐車場ですね、障害者用、屋根がありません。確かに利用者に大変不便をかけているということで認識をしているところです。この屋根の整備についてですが、今回提案しております補正予算8号のですね、債務負担行為として、太陽光発電システム運営・保守管理業務を提案させていただいておりますが、この事業と併せてですね、庁舎駐車場の屋根を設置していきたいというふうに考えておりますし、また障害者の専用駐車場についても同様な屋根を設置していきたいというふうに考えております。 ◆久貝美奈子君   最近もですね、車椅子の方が駐車場に車を止めていたんですけれども、役所に入る前は雨が降っていなかったんですが、役所で用を終えて出てきたときにちょっと小雨が降っていまして、とても使いづらそうだったので、ぜひ早めの整備をお願いいたします。  ②、庁舎西側にある喫煙所ですが、1階の福祉部を利用している市民の方々や職員の方々から、たばこの臭いがきついとの苦情があります。場所を移動する考えはないか伺います。 ◎総務部長(宮国泰誠君)   庁舎西側にあります喫煙所ですけども、確かにそのような声は聞いております。この喫煙設備ですけども、これはたばこを吸う方、吸われない方、それに双方にですね、配慮した喫煙環境の整備というふうな考えで日本たばこ産業株式会社から設置をしましてですね、市のほうに譲渡させていただいております。喫煙設備はですね、健康増進法第28条第13号に基づいた特定屋外喫煙場所として今設置をしております。これについて、日本たばこ産業からの寄贈ということもありますので、ちょっと協議をしてですね、場所、あるいは入り口のですね、向きを変えるとかということで少し検討していきたいというふうに思っております。 ◆久貝美奈子君   続きまして、すみません、また子育て支援についてちょっと戻ります。2番、②番、宮古島市子育て世代包括支援センターについて伺います。妊娠、出産、子育てに伴う不安や悩みを抱えている方に対して、切れ目のない支援を行う必要があると考えますが、現在どのような支援制度があるかお伺いします。 ◎生活環境部長(友利克君)   まず、先ほどの不妊治療に関して、来年度拡充の予定はないかについてお答えをいたします。現在、年3回の渡航費の助成を行っているところです。一方で、不妊治療に係る宿泊費については現在は実施をしておりません。そこで、新年度から宿泊についても助成できるよう、新年度予算に要求をしているところでございます。  それでは、支援制度についてお答えいたします。市では、子供を安心して産み育てる環境づくりと切れ目のない支援を目的に、令和2年7月に子育て世代包括支援センターを設置しております。妊婦に関しては、親子手帳交付時に保健師等が全数面接を行い、妊娠や出産に関する不安等を聞き取りながら交付を行っております。妊娠や出産について不安を感じる方や問題を抱えている方に関しましては、保健師等による訪問やマタニティースクールでの情報提供、また関係機関への紹介等を行っております。出産後の産後健診費用を助成し、産婦の心身の状態をチェックし、産後鬱等の早期発見に努めております。心身の不調や育児不安を抱えている方に対しては、宿泊型と通所型の産後ケア事業で産婦の心身のケアと育児のサポートを行っております。経済的不安や育児支援者がいない等、支援を必要としている方に対しては、児童家庭課や他機関等への情報提供や紹介を行っております。出産後から子育て期にかけて、支援が途切れないように、協働で支援を行っております。 ◆久貝美奈子君   その中の産後ケア事業についてですが、利用者には県外から移住された方も多いと伺いました。移住者の方については、親や親戚など育児支援者がいなくて、育児に不安や疲れを感じる方もいると思います。安心して子育てができる支援を引き続きお願いいたします。  この制度は、里帰り出産についても、このケア支援事業を受けることができますでしょうか。                 (「休憩お願いします」の声あり) ○議長(上地廣敏君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時23分)  再開します。                                     (再開=午後2時24分) ◎生活環境部長(友利克君)   里帰り出産の産後ケアについては、宮古島市に住所がある方については対象となるということでございます。 ◆久貝美奈子君   この産後ケア事業については、宮古島市はほかの市町村に比べても支援の内容が充実していると思います。ぜひこれからも子育て支援を引き続きよろしくお願いいたします。  続きまして、またちょっと戻るんですけれども、福祉行政について質問を行います。障害者福祉について。③、宮古島市において、聴覚障害者の方への窓口対応について伺います。
    ◎福祉部長(下地律子君)   宮古島市では、聴覚障害者の意思疎通支援を図るため、障がい福祉課に会計年度任用職員の手話通訳士を1名配置し、対応しているところでございます。聴覚障害者が来庁した際の具体的な対応といたしましては、来庁した方の希望により、各課の職員から手話通訳士へ対応依頼を受け、出向いて支援するケースと、ご本人が障がい福祉課に立ち寄り、手話通訳士が各課窓口へ同行して支援するケースがあり、ニーズに合わせて対応しているところでございます。なお、手話通訳士が不在の場合は、遠隔手話通訳サービスを活用した対応を行っております。 ○議長(上地廣敏君)   答弁の訂正がありますので、それを認めたいと思います。 ◎総務部長(宮国泰誠君)   先ほどですね、妊娠、出産、育児に係る休暇の新設、有給化というところで、その実施について令和4年4月とお答えいたしましたけれども、来月、令和4年1月からの実施ということで今進めております。訂正いたします。 ◆久貝美奈子君   現在、手話通訳のできる職員が1名と伺いました。人数については十分なんでしょうか。利用者の方から何か要望とか、そういったのはこれまでなかったんでしょうか。 ◎福祉部長(下地律子君)   宮古島市に会計年度任用職員として配置しているのは1名でございます。そのほか様々な、例えば病院受診であったり学校の行事とかですね、通訳が必要な場合は、依頼を受けて、手話通訳のできる方が、登録している方がですね、その支援を行っているところでございまして、そういう方が5名いらっしゃいます。その方たちで対応しているところでございます。手話通訳のできる方というのがなかなかやっぱり少ない状況もありまして、配置には今至ってはいないところでございますが、配置に向けて、あと1人ですね、1人が支援で出かけていると、今遠隔手話通訳サービスを利用してはいるんですが、あと1人の確保を今後も取り組んでいきたいと考えております。 ◆久貝美奈子君   遠隔手話通訳サービスというのはどのようなサービスでしょうか、教えてください。 ◎福祉部長(下地律子君)   遠隔手話通訳サービスでございますが、こちらのほうはタブレットを使用いたしまして、宮古島にはいない方なんですが、1回当たり15分という制限があるんですが、15分を過ぎるとまたもう一度やり直しをしてはいくんですけれども、遠隔でタブレットを使用して通訳をしていただくというサービスでございます。 ◆久貝美奈子君   タブレットを使うということなんですが、聴覚障害者の方の中には高齢の方もいらっしゃると思いますが、現在それはスムーズに行われているのでしょうか、その辺教えてください。 ◎福祉部長(下地律子君)   タブレットということよりもですね、聴覚障害をお持ちの方であっても、例えば手話を利用していない方もいらっしゃるんですね。手話を通常使われている方に関しては、導入の際には説明会を開催して、実際にやってみたりとかですね、そういったのを実施してきたところでございます。特に、ただ時間が15分で切れるということに関しては、いろいろ提案はいただいているところではございます。 ◆久貝美奈子君   障害者の方、聴覚障害者の方だけでなく、高齢者の方、妊婦など、その都度ですね、意見を聞いて、みんなが利用しやすい市役所にしていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで久貝美奈子君の質問は終了しました。 ◆平良和彦君   一般質問3日目の4番目になります。議員番号13番の平良和彦です。よろしくお願いいたします。質問方式はですね、一括質問をし、再質問は一問一答方式となります。  同僚議員が述べておりますように、私のほうもですね、少し述べさせていただきたいと思っております。去る10月24日、皆様のおかげをもちまして2期目に当選することができました。またこの場に戻ってこれることを本当にうれしく思っておりますし、市民の皆様、本当にありがとうございますと感謝を申し上げたいと思っております。また、これまでの1期の4年間の体験と経験を生かしまして、市民の目線に立ち、寄り添い、宮古島市の発展に全力で取り組んでまいりたいと思っております。皆様のご支援、ご指導、ご鞭撻のほうよろしくお願いいたします。  それでは、一般質問に移らせていただきます。最初の1つ目ですね、市長の政治姿勢についてですが、その中の1つ目に、市長は市民に開かれた行政を必ず実現すると。また、市政刷新という強い意思を持って当選されたと私は考えております。これまで約1年を通してですね、市民と約束をした公約の進捗状況についてお伺いいたしたいと思っております。市長の公約は、たしか医療福祉や教育、貧困対策、そして農畜産業の振興、物流で離島のハンデを克服するための市独自で沖縄本島への輸送費補助をする、またそういった施策をすることにより、市民の所得をですね、10%アップを目指してですね、約束しておりましたが、現在どこまで進んでいるのか、どうなっているのかお聞かせください。  次に、発言要旨2号としまして、安全保障問題についてお伺いいたします。その中の質問要旨①です。近年、尖閣諸島を含め、宮古島市を取り巻く安全保障環境について、市長の見解をお伺いします。というのは、防衛省によると、今年の5月16日の久米島の海域ですね、中国海軍艦艇3隻とロシア海軍の6隻を確認したと。また、5月17日までには沖縄本島と宮古島間をですね、南下し、太平洋に出たというのを確認しているそうです。それから、同年11月22日には、また中国海軍の艦艇のフリーゲート艦2隻が宮古海峡を通過したことを確認したと発表しております。このようなことですね、近年、尖閣諸島を含め、宮古島を取り巻く安全保障環境について市長の見解をお伺いいたします。  続きまして、質問要旨②としまして、保良訓練場への誘導弾搬入等について、市長は防衛省へ港湾使用許可申請に対して使用許可をしました。その根拠をですね、教えていただきたいと思っております。  次に、質問要旨③としまして、市長は当選直後ですね、これテレビのインタビューでございましたけれども、ミサイル配備問題について、市民の不安については市長が率先して情報を公開していくと、市民の理解を得ない安全保障はないよというのを考えていると力強く話しておりましたが、現在でもその考えは変わらないのかお伺いいたします。  続きまして、環境行政の宮古島の軽石漂着問題についてですが、港湾と海岸漂着軽石の撤去作業についてお伺いしますが、私は12月4日に保良漁港から池間漁港まで、海岸や漁港を視察してまいりました。保良漁港の隣にあります砂浜ではですね、50センチか60センチぐらい盛り上がって、軽石が漂着しておりました。また、新城海岸などではですね、やっぱり目玉でもあります白い砂浜がですね、軽石により灰色となっているという部分もあります。このすばらしい砂浜をですね、新城海岸に限って申しますと、観光客が多く訪れる場所でもありますし、順番があるかと思いますが、やはりこういう観光地はですね、早めに撤去作業を行ったほうがいいのかなと考えますので、漂着した軽石の撤去作業はどのように行うのか、お伺いいたします。また、県と市との管轄等がありますので、市の部分だけでいいですので、教えていただきたいと思っております。  質問要旨②、漂着軽石撤去後の軽石処理についてですね、お伺いいたします。軽石撤去作業を行って集めて大量の軽石が発生しますけれども、これを置く場所がなくて、例えば池間島のほうでは1トン袋に入れてあるんですが、歩道などに置いて、そのまま置いてあるもんですから、交通上、危険でないかなと考えます。市のほうで仮置場を借りてあるんであれば、その場所でよろしいんですが、軽石を置いておくことはできないのか、また軽石は何か今後使い道はないのか、そういった研究を行っているのか、お伺いいたします。  次に、道路行政についてお伺いいたします。発言要旨1号ですね。市道B―26号線、下里通り線の認定の法的手続についてお伺いいたします。この市道B―26号線、下里通り線の一部にこれ久松の方なんですけれども、立津豊吉さんという方の名義の土地がありまして、これは平良字下里50―5番地、面積が32平方メートルの土地があるんですけども、これはマティダ通りの近くの十字路をちょっと市内のほうに向かう坂のほうにあるんですけども、要するに立津豊吉さんのこの土地をですね、道路に認定した際、法的手続に基づいて行ったということですが、例えば権限、所得の対応や議会の議決、また認定の公示などですが、この辺をしっかりと行ったのかというのを、どうなっているのかというのをお伺いいたします。  次に、宮古島市畜産農家及びサトウキビ農家の後継者問題についてお伺いいたします。この後継者問題はですね、今喫緊の課題かなと私は思っております。というのは、現在の80代の大先輩たちがしっかりと基盤を築いてですね、また努力し、また今現在、現役で行っております。こういう現役の方々がしっかり行っているものをですね、やっぱり見習うべきところはしっかりと見習って、これが今行わないと、本当にこの宮古島の農家というか、農業ですね、廃れていくのじゃないかなと私は心配しております。そういうことで質問をしております。  畜産農家の後継者状況についてお伺いをいたします。質問の前にですね、去る令和3年11月5日に行われました第47回沖縄県畜産共進会において、見事団体賞をいただいております。これは何か21年ぶりで、宮古島市になっては初めての快挙を成し遂げたというふうに申しております。肉用牛経営としてはすばらしいものだと、またこの場をお借りしましておめでとうと言いたいと思っております。おめでとうございます。  しかし、こういうような中ですね、去る11月の競りに出品した子牛の上場頭数はですね、これは狩俣勝成議員も申しておりましたけれども、本当に300頭を下回っている。298頭という少ない数の、これまでで最も少ない数だったと思います。ちょっと調べてみましたけれども、肉用牛農家年齢別戸数の表からですね、これは平成30年と令和2年の3年間の比較をしてみますと、また年齢がですね、60歳未満と60歳以上というふうに分けて比較してみますと、60歳未満が平成30年が219戸に対して、令和2年は167戸で、比較しますと52戸の減。また、60歳以上で、また平成30年では507戸に対して、令和2年には473戸で34戸の減と。合計で、3年間で86戸の減となっております。これを勝手に私が、仮定でですね、この86戸にですね、大体平均3頭かなと勝手に思っておりますが、掛けてみますと、3年間で258頭が減っているよということになります。これ大変なことかなと私は本当に驚いております。この要因はですね、家畜農家の高齢化で、また昔は子供等もおりましたが、現在は同居もしていないし、また島外に住んでいる子供たちも多いということもあります。高齢化で飼育をするのも大変だから、また体力的にも大変ということで、肉用牛を減らしていく。また、辞めていく方もいるかと思います。そこで、畜産農家の後継者状況についてお伺いいたします。  続きまして、各地の空き牛舎の利活用についてお伺いいたします。これについては飼育牛を増やしたい方、またはこれから始める農家の皆さんで牛舎を増築や新しく建てる方もいらっしゃると思いますが、その場合にやはり資金がかかるし、またどこに飼っていいのか、民家があると、臭いとかいろいろ苦情等がありますので、そういうところを避けるために土地を探さないといけないという苦労もあるというふうに聞いております。  そこで、私の考えではございますが、例えば農地中間管理機構みたいなですね、組織等を構築して、民間とまた行政とですね、つないでいく畜産農家の方に対してですね、各地域にある空き牛舎の利活用はできないのかお伺いいたします。  続きまして、質問要旨①、ウのほうへ移りますけれども、自家保留牛への補助金支給頭数を増やすことはできないのかお伺いします。これは、狩俣勝成議員ともちょっとかぶってきますけども、狩俣勝成議員のほうは、言わば補助金を少し上げないかという形だったかと思うんですが、私のほうはですね、これは金額のほうは要綱等で決まっておりまして10万円以内、県内導入牛も10万円以内、県外導入が1頭につき25万円以内と。これ25万円、来年は、聞くところによると40万円になるのかなと思っておりますけども、そういう中でですね、要するにこのままでいくとですね、子牛の上場頭数が減り、狩俣勝成議員も言っておりましたが、購買者が宮古島市にですね、足を運んでくれないんじゃないかなというおそれもあります。そういうふうにならないためにもですね、特にまた若い、最近では競り場に行きますと、若い男性、女性の方も見受けられます。この若い農家の皆さんですね、畜産農家の皆さんにですね、飼育肉用牛頭数を増やさせるためにも、ぜひともこの頭数を、例えば6頭飼っている、言わば畜産農家がおりますけども、それとまた、あるいは30頭飼っている畜産農家もおります。やはり同じ農家1頭じゃなくて、やはり五、六頭のところは1頭、それと例えば20頭以上であれば五、六頭はこの補助を受けられるよと、そういったふうにやっていかないと、肉用牛の競りに出す頭数、要はしっかりと自家のほうで牛をですね、この自家保留牛をですね、育てていかないと、やっぱり競り場に出す頭数も減っていきますので、ぜひともこの補助金をですね、増額ではなくて、自家保留牛に対する補助金の頭数を増やすことはできないのかお伺いいたします。  続きまして、サトウキビ農家についてお伺いします。サトウキビ農家の、これも後継者状況についてお伺いしますけれども、近年は収穫もハーベスター等でほとんど機械化になっておりますが、やはり畜産農家と同様ですね、子供等が近くにいなくて、やはり収穫はいいんですけども、植えたりとかですね、やはりサトウキビの草取りとか、そういったいろいろ作業等があります。こういうのだと、高齢者の方はかなり大変な作業となりますので、そういう意味でもですね、やはり何とか、昔であれば、部落内にいる若者を使えば手伝いとかできたと思うんですが、最近はそういうのもいなくてですね、苦慮している農家が多々見えております。そういう中のですね、後継者状況はどうなっているのかお伺いいたします。  また、質問要旨②、イとしまして、収穫直後に行う株そろえ機に対して購入費用、補助金を出すことはできないのかお伺いいたします。これについては、株出し管理機等は学区に1台とか、学区に二、三台あるんですが、これはハーベスターでサトウキビを倒した後に、やはり順番等で待つ、ちょっと期間があります。そうすると、農家の皆さんは収穫直後に、やっぱりこの株、言わば株出し管理機をかけたいんですけども、それはできないと、やはり順番があるので。そういうのを回避するために株そろえ機というのが、ちょっと小さめなトラクターにつけることができますけども、そういったものを購入する、それによって所得のアップにもつながるんじゃないかなと思いますので、こういった株そろえ機に対してですね、購入費用、補助金を出すことはできないのかお伺いいたします。  最後になりますけども、続きまして教育行政の宝塚医療大学の宮古島キャンパス設置についてお伺いいたします。キャンパス設置に向けての進捗状況についてお伺いいたします。この宝塚医療大学のほうにはですね、私も行ってまいりました。岸野学長をはじめ、中村副学長、また、多くの教授の先生方とも意見交換をしてまいりました。そのときの岸野学長のですね、意気込みとかやる気、本当に城辺でなければいけないんだという、この意気込みをですね、感じてまいりました。また、去る令和3年12月3日には城辺公民館で説明会も行われております。多くの住民の方も来ておりましたし、同僚の議員も多く参加しておりました。本当にありがとうございます。そこで、言わば進捗状況を伺いますが、どこまで進んでいるのかお聞かせください。仮契約まで来ているというふうに聞いておりますが、教えてください。よろしくお願いします。  質問要旨②、宝塚医療大学の観光学部観光学科が開校した場合、城辺地域または宮古島にどのようなメリットがあるのかお聞かせください。どういうのを考えられるのかというのをお聞かせください。本当に城辺、宮古島もそうなんですけども、高校を卒業すると、島外に出られる生徒が本当に95%いるかと思いますが、19歳、20歳、この若者がですね、宮古島には本当に見受けられません。ですが、この宝塚医療大学が来ることによって、定員100名でございますので、100名の19歳、二十歳の若者がですね、この島を歩いて、またいるだけでですね、雰囲気は変わるんじゃないかなと私は思っておりますし、また学業面でもですね、小、中、高の生徒の皆さんにもですね、宮古島の生徒の皆さんは大学生というのを見ることはなかなかないと思うんですよ、こういった機会をですね。そういうことで、大学生が学習に挑んでいる姿、姿勢の刺激を受けるんじゃないかなと私は思っておりますので、この島にどのようなメリットがあるのかお聞かせください。  質問要旨③、東洋医学専門の教授等が在籍していると思いますが、住民等に対して専門的な治療等の実施はできないのかお伺いいたします。聞くところによると、すばらしい先生、教授とかいるというふうに聞いております。世界でも指折りの鍼灸、はり治療ですね、そういう専門の教授もいるというふうに聞いておりますので、ぜひとも住民にですね、この専門の治療が受けられないか、お聞かせください。  質問は以上です。再質問を行いたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   市長の政治姿勢、公約の進捗状況についてのご質問にお答えいたします。  私は、令和3年1月25日に第5代宮古島市長に就任して以来、市民目線の市民ファーストを基本姿勢に政策の推進に取り組んでまいりました。就任直後は新型コロナウイルス感染者が多数発生し、市民生活や事業活動が大きく制約を受ける中で、目指す市政運営にも支障を来したというふうに考えています。  公約の一つでありますコロナ禍の危機を乗り越えるためには、市民と一体となり、感染の蔓延防止に取り組む必要があったことから、令和3年2月5日に市独自の緊急事態宣言を発出するとともに、水際対策についても、要請活動や各種の会議において、本土からの航空機への搭乗前のPCR検査の実施や陰性証明を行う等の仕組みづくりの制度化を求めました。宮古、下地島、両空港でのPCR検査体制整備を促進しました。  また、農畜水産業の所得向上につきましては、4月に産業振興局を新設することで、生産から加工販売まで、いわゆる六次産業の取組を加速する体制を構築して、まずは地域内循環の推進に向けて取り組んでいます。この中で、マンゴーや水産物の加工品を学校給食で提供する仕組みづくりに取り組み、一定の成果も出ております。さらに、旧上野庁舎を農水産物加工・流通拠点とする取組を進めており、民間のノウハウや活力を最大限取り入れつつ、農林水産物の付加価値を高め、所得向上に資する拠点として取り組んでまいっております。  離島である本市の大きな課題となっていた沖縄本島への農水産物輸送については、市独自の不利性解消支援事業として事業導入をして今進めておりまして、本土のみならず、沖縄本島の大市場を戦略として取り組む事業を進めております。誰一人取り残さない社会の実現の一環として、新型コロナの影響で苦しい状況にある非課税世帯への1世帯当たり2万円の支援金の給付も実行いたしました。  令和4年度の選手派遣支援事業、これは保護者のみならず、多くの方々が大変興味があって期待しております事業でありますから、新年度に向けたその事業の拡充について、それなりの一定のルールづくりを始めております。  地下水保全に関わる公約や海岸漂着物の処理、農業用廃ビニールの処理等に関するものなど、公約実現に向けて、対策の検討を具体的に取り組み始めております。多くの公約実現には市職員の理解と協力、体制整備や財源確保なども必要ですが、市民所得の10%向上を含め、市長として任期4年間でこの公約の成果を、結果を出していけるよう、全力で取り組んでまいりたいと思っております。 ◎企画政策部長(垣花和彦君)   市長の政治姿勢に関しまして、安全保障問題についてのご質問にお答えいたします。  まず、近年の尖閣諸島を含め、宮古島を取り巻く安全保障環境についてということでございます。近年、特に東シナ海や南シナ海において、中国艦船や航空機の活動が活発になっております。尖閣諸島周辺の接続水域においては、中国海警局船の侵入が過去最多を記録するなど、宮古島近海の公海上で中国海軍の艦艇や潜行した潜水艦が相次いで確認をされております。去る令和3年8月には、中国軍の偵察用無人機、有人の情報収集機が沖縄本島と宮古島の間の上空を通過し、太平洋まで飛行したことも確認されております。また、平良和彦議員から紹介もありましたとおり、ロシア艦艇との合同の活動も行われていることが確認をされております。尖閣諸島や宮古島周辺のみならず、また台湾海峡においても、台湾の設定した防空識別圏に中国機が侵入するなど、緊張が高まり、宮古島を取り巻く安全保障環境への影響も懸念される状況にあるというふうに認識をしております。  次に、ミサイル配備問題についてでございます。陸上自衛隊の配備計画については容認する方針ということをこれまでも公表しております。ただ、地元の理解を得ない強硬な配備には反対だというふうに説明をしてきているところでございます。自衛隊の配備、運用について地元住民の理解を得ることは大変重要なことであると考えております。そのため、沖縄防衛局や宮古島駐屯地、市、住民代表等で構成する協議会等を立ち上げ、配備に関すること、災害救助に関することなどを話し合う場とすることができないか、沖縄防衛局に提案し、現在調整を行っているところでございます。この協議会が設立されれば、住民等への理解を深めることに寄与していくことになるというふうに考えております。 ◎生活環境部長(友利克君)   軽石関係について2点質問をいただいておりますので、答弁をいたします。  海底火山由来の軽石については、各所管部署において試行錯誤しつつ撤去作業に取り組んでいるところです。現在、今のところボランティアの方々が中心となって軽石の撤去を行っているところでございますけども、そのボランティアの方々が集めた軽石については、環境衛生課が回収をしているところでございます。一般海岸は沖縄県の所管であることから、今後も沖縄県と連携をしつつ対策を講じてまいりたいというふうに考えております。  また、これはこれまでも何度か答弁をしてきましたけども、令和3年12月19日日曜日10時から、浦底海岸の砂浜を市長をはじめ市職員でもって軽石の撤去作業を実施いたします。この作業を通して、各地に大量に漂着をしている軽石の効率的な撤去方法を見いだすことができればというふうに考えているところでございます。  次に、撤去後の軽石処理についてでございます。県が公表している軽石の分析結果によりますと、土壌環境基準は満たしており、環境安全性に問題はないと考えると。しかし、塩分を含むため、利用に当たっては十分に洗浄をするなど、塩分の影響を考慮する必要があるとしております。軽石の処理については、現在、最終処分場に仮置きをしている状況でございますけども、市としましては、有効活用を含め、最終的な処理方法について情報収集をしながら、適切な処理に努めてまいりたいと考えております。  市民の中にはですね、これは持ち帰ってよいかというような問合せなどもございますけども、軽石は廃棄物に該当しないため、廃棄物処理法の適用は受けません。しかし、一度持ち帰った軽石については、自身で適切に処理する必要がありますので、責任を持って持ち帰るようご留意をいただきたいというふうに考えております。 ◎農林水産部長(平良恵栄君)   農業行政についてでございます。その中の宮古島市の畜産農家及びサトウキビ農家の後継者問題等について。  まず初めに、畜産農家の後継者状況についてお答えいたします。畜産農家の状況については、窓口で随時聞き取り調査を行っています。また、月に1度の競り市でも窓口を開催して聞き取りを行っているところであります。後継者については、644戸のうち163戸から聞き取りを行い、79人から後継者がいるとの回答を得ているところでございます。  続きまして、各地域の空き牛舎の利活用についてでございます。空き牛舎については、ほとんどの牛舎が持ち主により農機具倉庫等で利用されています。またほとんどの牛舎が圃場内に建設されていることから、他の農家に貸さずに地主が管理している状況にあります。  続きまして、自家保留牛への補助金支給頭数を増やすことはできないかということでございます。令和2年度は、1農家1頭で申請受付をしておりました。令和3年6月定例会において1,235万円補正増を行い、今年度の予算額は4,465万円となっております。予算の範囲内での執行となっておりますので、現在1農家当たり5頭までの申請を受け付けております。今年度末の執行状況で6頭目以降の申請の受付を検討しております。  続きまして、サトウキビ農家について。サトウキビ農家の後継者状況についてでございます。サトウキビ対策室に聞き取りを行っております。2021―2022年産におけるサトウキビ栽培農家数は4,804名、年代別の状況としまして20代から50代が26.4%、それと60代から70代が58.5%、80代以上が14.2%となっています。農家の高齢化が進む中で、サトウキビや他の作物を減少させないためにも、農地の賃貸借の手続、管理、賃料について、農地中間管理事業を活用し、農家から預かった農地を地域での人・農地プランで話し合われた今後育成すべき農業者として登録された方へ農地を集積、集約しているところであります。今後もサトウキビ等の面積が減少しないよう推進してまいります。  続きまして、収穫直後に行う株ぞろえ機に対してのご質問でございます。株ぞろえ機等の導入に関する事業として、さとうきび農業機械等リース支援事業があります。おおむね25ヘクタールの受託面積の地区囲い等の調整や事業計画書の作成、法人設立の準備等に時間を要しますので、担当課とご相談いただきたいというふうに考えております。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   3点について答弁いたします。  まず、誘導弾搬入に係る港湾使用許可の根拠の質問についての答弁でございます。弾薬類搬入に係る平良港の使用許可につきましては、去る令和3年8月20日付で申請のありました港湾施設の使用許可申請につきましては、宮古島市内の新型コロナウイルスの感染急拡大の状況に鑑み、日程の再調整をお願いし、了承いただいた経緯がございます。そこで、今回、令和3年11月14日に弾薬類の搬入のありました港湾施設の使用許可につきましては、申請内容について関係法令に照らし精査を行い、条例に基づき許可したところでございます。  許可した根拠でありますが、弾薬類の輸送に係る安全対策が講じられていること、また法律に基づいた輸送可能である危険物であること、それから沖縄県の緊急事態宣言も解除され、感染状況も落ち着いてきたことから、平良港の使用を許可したところでございます。  次に、軽石漂着問題についてのご質問にお答えいたします。建設部所管の港湾施設内につきましては、現在のところ軽石の漂着は確認されておりませんが、港湾施設内に軽石が流れ着き、船舶の航行に支障を来す状況となれば、バックホーを使用して撤去を考えております。撤去する箇所としましては、トゥリバー海浜、それからマリーナ、そしてパイナガマビーチ、下崎船だまり、第4埠頭、第2埠頭、西仲船だまり、下崎ふ頭、大浦湾の9つの施設を想定しております。撤去した軽石の仮置場は、平良港第3ふ頭内の防災緑地を予定しております。  最後にですが、市道B―26号下里通り線の認定の法的手続についてお答えいたします。市道B―26号線、通称下里通り線につきましては、道路法第8条第2項及び市の道路認定要綱に基づき、昭和58年12月10日の議会議決をもって昭和59年1月6日に道路認定がなされております。また、同年1月20日に供用開始となっております。 ◎教育部長(上地昭人君)   3つほどご質問をいただきました。  まず1点目、宝塚医療大学の宮古島キャンパス設置の進捗状況ということでございます。時系列でご説明いたします。宝塚医療大学の観光学部設置に関してのこれまでの状況については、令和2年11月9日に宝塚医療大学学長名で、宮古島市長に対し、設置計画に関する要望書が提出されました。また、城辺地域づくり協議会から教育長に対して、城辺中学校に宝塚医療大学宮古島キャンパスの設置、新学部観光学部観光学科の令和5年4月開校を内容とした城辺中学校の利活用に関する要望書が提出されました。令和3年3月26日には、宝塚医療大学による第1回住民説明会を開催しております。令和3年5月24日には、学校法人平成医療学園理事長から、普通財産の無償譲渡並びに土地の貸付申請書が提出されております。申請書の受理後には、市は、令和3年7月19日に旧城辺中学校の利活用に関して市長との調整を行い、宝塚医療大学の宮古島キャンパスとしての利活用を進めることとして方針を決定をいたしました。その方針の決定を受け、旧城辺中学校の不動産鑑定評価を行い、令和3年11月4日に公有財産検討委員会において建物の無償譲渡に関する審議を行い、決定し、審議結果を受け、今定例会に旧城辺中学校の財産無償譲渡の提案をしております。さらに、12月3日、第2回目の住民説明会を城辺公民館において開催をしております。本市と共催で開催しました。  今後につきましては、まず議会のご理解を得た上での議決後になりますが、令和4年3月、大学の学部設置に関する文部科学省への認可申請前までに土地の貸付契約を締結するなど、令和5年4月開学に向けて、市としての対応が必要な手続等については令和4年4月の譲渡前までに行ってまいります。大学側としては、これらの手続を踏まえ、令和4年4月以降から工事等、改修工事あるいは寮の新築工事等に着手することになります。各手続等を行っていく中で、大学の事業計画に基づいた、地域と一体となった地域行事への大学関係者並びに学生などの参加や、施設の市民への開放、公開講座の実施など、地域に根差した大学として取り組んでいただけるよう、市と大学とで協定書を締結したいと考えております。  2点目に、大学設置のメリットについてのご質問がございました。宝塚医療大学の設置による本市並びに城辺地域のメリットということでございますが、本市におきましては大学、専門学校など高等教育機関がないということで、これまで高校を卒業すると、進学する場合には島外または県外へと親元を離れることとなります。この場合、保護者にとっては経済的な負担も大きなものとなっております。今回の宝塚医療大学の観光学部の設置計画により、1年次のみではありますが、市内の高校を卒業し、地元の大学に通える環境ができることで、保護者の負担の軽減や、高校生の進路選択において市内にある大学に通うことで精神的な安心感、それに大学側が設ける地元の高校からの入学枠の確保により、多くの高校生の進路の選択肢が広がるものと期待しております。また、市内及び城辺地域に若者が多く集うということで、積極的に地域の行事に参加していただくことで地域の活性化につながっていくものと考えております。さらには、大学側の設置計画によりますと、大学の授業への市民の一般受講や地域の方々を招いての地域交流事業、中学校や高校への出前講義なども積極的に行うなど、地域と一体となった大学運営を行っていくとのことですので、市民の学ぶ機会の創出、地元中高生の学習意欲の向上にもつながっていくものと考えております。  3点目に、東洋医学専門の教授等が在籍していると思いますが、住民等に対して専門的な治療等の実施はできないのかというお尋ねでございます。大学としては、開学後には、これは副学長になりますけども、東洋医学の先生がいらっしゃいます。その授業に「人体の構造と機能」という授業を予定しておりまして、市民への治療等につきましては、専門教員、これは副学長になりますが、先ほど平良和彦議員がおっしゃっていた、日本でも非常に権威のある鍼灸の先生だとお聞きしております。専門教員によって実施できるような方向で現在検討しているとのことでございます。  また、予定している授業のうち、「東洋医学入門」については公開講座を予定しており、市民の皆さんはこの公開講座を受講することができるよう取り組む予定とのことでございます。現在も大学近隣の住民の方々に鍼灸の実習講座などを開いているということで、宮古島でも同様に関わっていきたいとの考えを示しております。 ◆平良和彦君   時間がちょっとないんですけども、少し聞きたいところがありますので、再質問を行いたいと思っております。  まず、環境行政の宮古島市の軽石漂着問題なんですけども、聞くところによると、令和3年12月19日には浦底海岸を市長はじめ職員でやると。いろいろ地域の方も来るかと思いますが、ボランティア的な形でやるのかなと思っております。ですけど、今回補正予算でですね、海岸漂着物等の地域対策推進事業費ということで4,620万円、また港湾施設災害復旧費の4,704万5,000円等を計上しております。これ試算とかいろいろやっての金額だと思いますが、なぜこれを言うかというと、せっかく予算も取ってありますし、例えばなんですけど、浦底漁港のほうに見に行くんですけども、やはり人の手でやるというのはかなり厳しい面がうかがえます。それで、ちょうど向こうに漁師もいたんですが、聞くところによると、本当は重機でやりたいんだけども、重機を使う時間が限られていて、潮が満ちたり引いたりするんですけど、干潮とかあるんですけども、この時間帯が合わないというのもあります。ですから、せっかく予算等も取ってありますので、自由にですね、こういう、先ほど下地信広議員も言っておりましたが、浦底漁港のほうにも一応軽石が来ないようにゲートというんですか、やっているんですけども、下のほうから、潮満ちてくると下のほうに入ってくるんですよ。ほとんど意味をなしていないという状況で、言わばもっと1メートル深く、じゃなければ海底までネットを張らないと、これちょっと効果ないのかなと思われるんですけども、それはそれとして、やはりこの軽石をですね、回収しなければ海にも出れないし、機械じゃないとこの大量の軽石は除去できないしということで、機械を使っての作業とかできないのか、お聞かせください。 ◎生活環境部長(友利克君)   まさに軽石撤去については、かつて経験のない事態、状況でございますので、試行錯誤をしているという状況でございます。港湾といいますかね、漁港などについては、エリアも限定されていますし、重機の利用と活用というようなことも十分可能だというふうに考えております。むしろ重機による撤去が中心になってくるのかなというふうに思っております。  海岸についてはですね、本当にどの程度の機材が投入できるのか、そういったところがなかなかまだ実際に作業していない中で分からないというところで、今度の日曜に、職員が中心ではありますけども、撤去作業する中で、重機の乗り入れの可能性であるとか、どの程度の重機が入れるかと、活用できるかといったところも含めてですね、何かいい撤去方法が見いだせればというふうに思っているところです。  予算の活用については、確かに建設業協会などに要請に伺った際もですね、そういう委託を受けた撤去については大変前向きな検討といいますか、回答をいただいたところでございますので、やはり将来的にはですね、建設業協会等々ですね、いろんなところに委託をしながら撤去を全体的に進めていく必要があるかというふうに思っているところでございます。 ◆平良和彦君   せっかく予算取ってありますので、しっかりと作業のほうを進めていただきたいと思っております。  道路行政についてなんですけども、再質問といたしまして、相続人、言わばB―26号線なんですけども、それの土地の問題なんですが、言わば立津豊吉さんの孫に当たるんですけど、中村正一氏がおりまして、この方がこの土地を売却したいというときに、市はどういうふうな対応をするのか。これ本当買うのか。それで、買うとなると、代金ですか、それは今の価格で買うのか。また、この土地は37年間道路として使っておりますので、この土地のですね、使用料が発生するんではないかということで、請求した場合、当局の対応はどうするのか、お聞かせください。ちょっと時間ないので、早めにお願いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   ご質問の下里通り線の未買収用地につきましては、相続がなされていない土地であります。それで、今後ですね、土地関係者から相続手続がなされた後、相続人の申出により土地の鑑定評価を行い、用地買収の手続を行います。また、土地の使用料や賃借料等の支払い義務が生じた場合は、速やかに対応していきたいと考えております。 ◆平良和彦君   もう時間がないので終わります。  それでは、13番、平良和彦の一般質問はこれで終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(上地廣敏君)   これで平良和彦君の質問は終了しました。  お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(上地廣敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会します。                                     (延会=午後3時34分)...