宮古島市議会 2021-12-14
12月14日-03号
令和 3年 12月 定例会(第9回) 令和3年第9回
宮古島市議会定例会(12月)議事日程第3号 令和3年12月14日(火)午前10時開議 日程第 1 一般質問 ◎会議に付した事件 議事日程に同じ 令和3年第9回
宮古島市議会定例会(12月)会議録 令和3年12月14日(火) (開議=午前10時00分) ◎出席議員(24名) (延会=午後4時48分)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議 長(22番) 上 地 廣 敏 君 議 員(11番) 上 地 堅 司 君 ┃┃ 副 議 長(18〃) 長 崎 富 夫 〃 〃 (12〃) 仲 間 誉 人 〃 ┃┃ 議 員(1 〃) 久 貝 美奈子 〃 〃 (13〃) 平 良 和
彦 〃 ┃┃ 〃 (2 〃) 下 地 茜 〃 〃 (14〃) 下 地 信 広
〃 ┃┃ 〃 (3 〃) 砂 川 和 也 〃 〃 (15〃) 我如古 三 雄
〃 ┃┃ 〃 (4 〃) 狩 俣 勝 成 〃 〃 (16〃) 前 里 光 健
〃 ┃┃ 〃 (5 〃) 富 浜 靖 雄 〃 〃 (17〃) 西 里 芳 明
〃 ┃┃ 〃 (6 〃) 下 地 信 男 〃 〃 (19〃) 友 利 光
徳 〃 ┃┃ 〃 (7 〃) 新 里 匠 〃 〃 (20〃) 上 里
樹 〃 ┃┃ 〃 (8 〃) 狩 俣 政 作 〃 〃 (21〃) 粟 国 恒 広
〃 ┃┃ 〃 (9 〃) 山 下 誠 〃 〃 (23〃) 平 良 敏
夫 〃 ┃┃ 〃 (10〃) 池 城 健 〃 〃 (24〃) 山 里 雅
彦 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明
員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市 長 │ 座喜味 一 幸 君 │ 上 下 水 道 部 長 │ 兼 島 方 昭 君┃┃ 副 市 長 │ 伊 川 秀 樹 〃 │ 会 計 管 理 者 │ 與那覇 勝 重 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 消 防 長 │ 羽 地 淳 〃┃┃ 総 務 部 長 │ 宮 国 泰 誠 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 石 川 博 幸 〃┃┃ 福 祉 部 長 │ 下 地 律 子 〃 │ 総 務 課 長 │ 砂 川 勤 〃┃┃ 生 活 環 境 部 長 │ 友 利 克 〃 │ 財 政 課 長 │ 国 仲 英 樹 〃┃┃ 観 光 商 工 部 長 │ 上 地 成 人 〃 │ 教 育 長 │ 大 城 裕 子 〃┃┃ 産 業 振 興 局 長 │ 宮 國 範 夫 〃 │ 教 育 部 長 │ 上 地 昭 人 〃┃┃ 建 設 部 長 │ 大 嶺 弘 明 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 楚 南 幸 哉 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 平 良 恵 栄
〃 │ │ ┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者 事 務 局 長 友 利 毅 彦 君 次 長 補 佐 砂 川 晃 徳 君 次 長 与那覇 弘 樹 〃 議 事 係 長 川 満 里 美 〃
○議長(上地廣敏君) これより本日の会議を開きます。 (開議=午前10時00分) 本日の出席議員は24名で、全員出席であります。 本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第3号のとおりであります。 ただいまから日程第1、一般質問に入りますが、通告外の質問にわたらないよう、議事進行にご協力願います。 また、質問方式及び質問場所については、一般質問通告書により事前に通告した方式及び場所を遵守するようお願いいたします。 なお、議会運営に関する申合せ事項により、質問の1人持ち時間は、いずれの質問方式も、質問時間、答弁時間及び移動時間を含めて60分以内、質問回数は一括質問方式については3回以内、一括質問・再質問から一問一答方式及び一問一答方式については回数の制限は設けないこととなっております。 それでは、通告順に従いまして順次質問の発言を許します。
◆我如古三雄君 自由民主党、我如古三雄です。よろしくお願いいたします。 一般質問に入る前に、所見を申し上げたいと思います。
新型コロナウイルス感染拡大で長引くコロナ禍からようやく光が差して、市民の皆様にも安心感と明るさが戻ってきたのも確かであります。このまま終息に向かってほしいと願うものでありますが、新たな変異株、オミクロン株の確認などによって感染拡大が懸念されます。油断できない状況にありますが、コロナ対策はこれからも長丁場になると思います。行政当局におかれましては、市民の安心、安全に対応を怠ることなく、しっかりと取り組んでいただきますよう要望を申し上げまして、私の一般質問に入ります。当局におかれましては、市民の皆様に明快な説明、答弁を求めたいと思います。 まず、市長の政治姿勢について。最初に、
新型コロナウイルス感染防止対策についてであります。宮古島市の経済を支えて好調でありました観光分野等において、観光客の減少により宿泊施設や観光バス、タクシー、飲食業など、また各種イベント等の中止に伴って経済の落ち込みが大変懸念されますが、新型コロナの感染拡大に伴い、この1年間において宮古経済がどのような影響を受けているのか、本市経済への損失額について伺います。
◎観光商工部長(上地成人君)
新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして、県民の外出自粛、飲食業での時短営業や休業要請等、県内の経済に大きな影響がもたらされております。本市の経済におきましても、入域観光客の減少から観光産業に大きな影響がもたらされております。令和3年の入域観光客の見込数ですが、約40万人を見込んでおります。
新型コロナウイルスの影響が少なかった令和元年の約114万人と比較をしましてマイナス74万人と大きく減少し、減少率は約65%となっております。観光収入でございますが、令和3年見込額が約379億円、令和元年収入額が652億円となっておりまして、比較をしますと273億円の減少でございます。空路と海路の内訳といたしまして空路で約225億円、海路で約48億円の観光消費額の減少が見込まれております。
◆我如古三雄君 次に、コロナワクチン3回目接種と交差接種の方針及び接種歴について伺います。その前に、ワクチンの集団接種が5月から始まりまして、約7か月間にわたり行われております。80%以上の高い接種率となって、目標が達成されたというふうなことでございますが、まずもって医療従事者の皆さん、担当職員、当局職員、市民の皆様に心から敬意を表したいと思っております。本当にご苦労さまでした。このようにみんなが協力して取り組んだことが今日の感染拡大防止につながっているわけであります。 コロナワクチンの3回目接種が医療従事者を皮切りに始まっていると聞きますが、一般市民への接種時期と、1回目、2回目までのファイザー製のワクチン接種から今回3回目は異なるモデルナ製のワクチンを打つ、つまり交差接種を国は認めております。本件について本市の方針と、接種券の発送に必要な接種歴の把握ができない状況が生じるなど問題点はないのか伺いたいと思います。
◎生活環境部長(友利克君) コロナワクチンの3回目接種と交差接種、また接種歴の把握についてでございます。ワクチンの3回目の接種につきましては、市民への接種を1月初旬から開始いたします。3回目接種は2回目の接種後、原則8か月経過後からとなっておりますので、1月には市内のかかりつけ医などの各医療機関で接種が始まります。2月以降にJTAドーム、市役所などでの集団接種を進めていく予定、計画となっております。 交差接種についてでありますけども、本市ではこれまで国のワクチン配分に基づいてファイザー社製のワクチンを使用してまいりました。3回目接種に対する国からの配分がモデルナ社製となる場合は、モデルナ社製も使用することになります。 接種履歴の把握については、今のところ把握漏れなどのトラブルは生じておりません。
◆我如古三雄君 国内でも新たな変異株、オミクロン株が確認されております。本市として接種間隔の短縮、おおむね8か月というふうなことでありますが、この6か月、あるいは短縮は検討しているのか伺いたいと思います。
◎生活環境部長(友利克君) 3回目接種の時期の短縮についてでございます。国内におきましては、感染者数は全般的に落ち着いている状況でございます。本市においてもこの1か月間、感染者は確認されておりません。一方で、新たな変異株であるオミクロン株の感染が世界的に急拡大をしている状況でございます。国は、8か月を待たずに3回目の接種ができるよう、つまりは前倒しができるような検討を始めているところでございます。市としましては、このような国の動向を注視しながら、ワクチンの前倒し接種に対応ができるよう、体制の整備をしているところでございます。
◆我如古三雄君 次に移ります。軽石の漂着被害による撤去対策について伺います。宮古諸島の軽石漂着の現状と被害について。宮古諸島において、11月下旬から12月上旬までに大量の軽石が流れ着いております。今後も風の影響等が出ると、軽石はまだまだ漂着すると予想されます。漁業や観光業への影響が懸念されるところでありますが、今日現在において宮古諸島の海岸等における軽石漂着の現状及び被害の状況はどのようになっているのか伺いたいと思います。
◎生活環境部長(友利克君) 軽石の漂着の現状と被害状況についてお答えをいたします。 海底火山由来の軽石について、軽石の漂着は海流、そして風の影響を大きく受けるため、日々変化している状況にございます。現在宮古諸島の広範囲にわたり漂着をしており、中でも保良から狩俣にかけての沿岸に多くの軽石が漂着をしている状況でございます。その被害状況につきましては、今後ですね、詳細な調査を進めていくことになります。漁港など、また砂浜などですね、大量の軽石が漂着をしておりますけども、その被害状況の確認、把握についてはこれからという状況でございます。ちなみに、生活環境部関連の影響でいいますと、大神航路でこれまで5便の欠航という影響が出ております。11月24日に1便、11月26日に1便、そして11月30日に3便というような影響が生じております。 それから、各漁港等の産業等の被害状況については、担当部長でもって答弁いたします。
◎農林水産部長(平良恵栄君) 軽石の漂着被害による撤去対策についてということの中の宮古諸島の軽石漂着の現状と被害についてということでございます。現状についてですが、市管理漁港、9漁港において宮古島の北及び東に位置する6漁港、狩俣、島尻、真謝、高野、浦底、保良に軽石の漂着を確認しており、対策として港内への軽石侵入を防ぐネットを港口に設置し、港内への侵入を防ぐ措置を行っています。
侵入防止ネット設置前に既に港内に侵入している軽石については、各漁港の船主組合と協力し、撤去作業を進めているところです。軽石の漂着が確認されていない3漁港、久松、川満、棚根についても
軽石侵入防止ネットを準備し、対応してまいります。 県管理漁港、5漁港ございますが、それについては3漁港、池間、佐良浜、博愛に軽石の漂着を確認しており、池間、佐良浜漁港においては
軽石侵入防止ネットを設置し、博愛漁港については現在設置してはおりません。漁港内に侵入した軽石の除去については、各漁港の船主組合の協力により撤去作業を実施しております。
◎建設部長(大嶺弘明君) 平良港湾区域における軽石の状況でございますが、現在海浜ですね、パイナガマビーチで若干の微量のですね、漂着は見られるものの、平良港岸壁周辺及び海上での漂流は見られず、港湾施設内への軽石の漂着や被害状況につきましても現在のところ確認されておりません。
◆我如古三雄君 次に、自衛隊への撤去の協力要請と今後の救済措置について伺います。宮古諸島のほとんどの島で軽石は漂着し、見つかっており、各自治体や漁業者、ボランティア等によって適宜撤去、除去している状況にありますが、そこにはおのずと限界があります。限界があるのは明白であります。そこで、今回の軽石災害復旧に当たり、自衛隊に対し早急に撤去の協力要請をすべきと考えますが、協力を求める考えはないか、市長の見解を伺います。
◎企画政策部長(垣花和彦君) 自衛隊への撤去協力要請ということでございますが、軽石の漂着、それから漂流によりまして、水産業や観光業、船舶の航行などに、様々な分野での影響が出始めております。平良港や漁港、ビーチ等については、市の担当部局において防止措置、それから撤去等の対策に取り組んでいるところでございます。また、地元住民などによるボランティア活動で撤去作業を実施しているところもあり、これについては感謝を申し上げたいと思います。軽石の漂着場所によりましては重機等での対応が非常に難しく、多くの人々の協力をお願いする必要も出てきますので、既に建設業協会、それから観光協会、商工会議所等、漁業協同組合もですね、等の団体へも撤去についての協力をお願いしているところでございます。 軽石は、今後も繰り返し漂着することが予想されておりますので、状況を見極めていく必要があると思いますが、現時点では自衛隊への撤去協力要請については考えておりません。
◆我如古三雄君 軽石問題について再質問いたしますが、宮古島市対策本部としまして、今回の軽石災害復旧に今後どのような救済措置を立てているのか伺いたいと思います。
◎生活環境部長(友利克君) 救済措置についてでございますけども、先ほど答弁しましたように、被害あるいは影響の詳細はこれから調査をしてまいります。水産業関係についてはですね、漁業協同組合などとですね、いろいろと意見交換はしているかというふうに思いますけども、今のところはどうやって漁港内の軽石を撤去するかとか、そういった侵入を防ぐかとかですね、そういったところの意見交換、情報交換が主になっているというふうに思っております。海岸などについてはですね、
先ほど企画政策部長からもありましたように、先日宮古島市の主立った団体に対して撤去等に対する協力要請をしたところでございます。大変前向きな回答といいますか、返答といいますか、をもらったところでございます。それから、被害の状況によってはですね、これは市のみではなかなか対応できないということも想定されますので、今後県、そして国などに対しましてですね、支援の要請をしていくと、お願いをしていくということになろうかというふうに思っております。大神航路についてはですね、例年これは収支状況に合わせて国、県、市、3者でもって赤字補填というものをしておりますので、今回の欠航の影響がどういう形で現れるか分かりませんけども、例年どおり国、県、市でもって赤字補填をしていくということになります。 それから、海岸の軽石の撤去については、何分宮古島には1キロ以上にわたる砂浜が幾つもございますので、今のところといいますかね、市でもってボランティア的な活動をしようということで、浦底海岸の軽石の撤去を今週末の19日日曜日にですね、市長、副市長、そして市職員を中心に撤去活動をする予定をしております。ぜひ議員の皆様方も参加していただければというふうに思っております。
◆我如古三雄君 いろいろと今回の軽石による災害復旧に向けては、やっぱり本市の各関係団体等々を網羅してはいるようでありますが、しっかりと今後とも対策本部を置いてこの復旧に当たっていただきたいと思っております。 それと、自衛隊への撤去協力要請は考えていないということでありますが、聞くところによりますと、自衛隊のほうもそういった要請があれば協力は惜しまないというふうなことを聞いておりますので、そういったことも今後よろしくお願いしたいと思っております。 次に、本市の長期財政ビジョンについてでありますが、ちょっと飛ばします。港湾事業について伺いたいと思います。平
良港国際クルーズ拠点について伺います。最初に、供用開始時期について伺いますが、昨年の10月に平
良港国際クルーズ拠点が整備されてから、コロナ禍の影響で一度も使用されておりません。いつ頃の供用開始になる見込みなのか、運用が始まる予定なのか伺いたいと思います。
◎建設部長(大嶺弘明君)
クルーズ拠点施設の供用開始時期についてですが、
クルーズ船専用バースの整備については、平良港
クルーズ拠点整備事業におきまして、
沖縄総合事務局平良港湾事務所が14万トン級大型クルーズ船の接岸可能な専用バース370メートルを暫定供用しておりましたが、現在は22万トン級に対応した施設、420メートルへの延伸工事のために供用を停止しております。供用再開時期につきましては、この延伸工事が完了する令和4年4月を予定しております。
◆我如古三雄君 次に、クルーズ船の今後の寄港計画についてでありますが、外国船が寄港する前ににっぽん丸など国内船の寄港が始まると聞いております。クルーズ船の今後の寄港計画について伺います。
◎建設部長(大嶺弘明君) クルーズ船の今後の寄港計画については、現在国内船社、国内の船会社ですね、国内船社による国内クルーズは再開されておりますが、平良港への寄港については12月現在で令和4年、来年の寄港予約は132回となっております。このうち国内船社は4月の3回、それから6月の1回となっており、寄港に向けて関係機関と調整を行っているところであります。現在の運行状況について国内船社、国内の船会社に確認したところ、乗客のほとんどが日本人で、コロナ感染症対策として乗客数を定員の6割程度に減らして運行しているとのことであります。それから、外国船社、外国の船会社による国際クルーズにつきましては、来年6月にポナン社のル・ソレアル号の寄港が予定されておりますので、その際には国土交通省がコロナ対策に係る運航ガイドラインを策定し、それに基づいて本格的な寄港調整を行う予定としております。
◆我如古三雄君 次に移ります。上野庁舎の今後の利活用について伺います。4番ですね、市長の政治姿勢の4番。宮古島市
公共施設等総合管理計画と六次産業化に向けた
サウンディング型市場調査の取組との整合性について市長の見解を伺いますが、宮古島市の長期財政ビジョンに定められた取組の中で、定員適正化計画を踏まえた人件費の抑制に加え、合併前の旧市町村で有していた類似施設の統合、廃止による維持管理費等の抑制を図るとうたわれております。その一環として、今回伊良部庁舎の解体、取壊しが計画されており、上野庁舎も来年度その計画に入っております。しかしながら、今回新たに上野庁舎を利活用して六次産業化に向けた事業の取組が計画されているようでありますが、市の
公共施設等総合管理計画に大きく逆行することになります。その整合性について伺います。
◎総務部長(宮国泰誠君) 上野庁舎ですね、ご存じのとおり取壊しという方針で今回進めてまいりました。これが逆行していないかというふうなご質問かと思いますが、個別計画に沿ってですね、解体するというふうな考えで来ましたけども、やはり地域の活性化を図るために、六次産業化の関連でですね、利活用したいというふうな部分が出ておりますので、やはり地域がいかに活性化していくかというふうな観点に立ちますと、まずその利活用の方法であるとかですね、ことを1番目に考えることが重要だろうということで、確かに計画とはちょっと違っておりますけども、そのように対応しているところです。
◆我如古三雄君 地域の活性化にはいろいろあります。そういうことで、次に庁舎跡地を分譲住宅用地として整備する考えはないか、再度市長の見解を伺いますが、私この件に関して9月定例会でも取り上げましたが、上野庁舎は市の
公共施設等管理計画書において、令和4年度から令和5年度にかけて解体することとなっております。解体後は、旧上野村役場庁舎の史実としてのモニュメント、記念碑を建立して後世に残すことになると思いますが、この庁舎跡地を住宅分譲用地として整備して地域の活性化を図る、活性化につなげることが肝要であると考えます。再度市長の見解を伺います。
◎総務部長(宮国泰誠君) 先ほどもご答弁したとおりですね、上野庁舎、現在六次産業の加工施設を導入して活性化を図っていきたいというふうな話が出ておりますので、これについてはですね、今後の上野庁舎の利活用については分譲用地の整備も含めましてですね、含めて地域の活性化にいかにつながるかというようなことで協議を進めてまいりたいというふうに考えております。
◆我如古三雄君 この庁舎の近隣にはですね、上野第一市営住宅及び上野第二市営住宅があって、そこに若い世代層が集中しており、活気のある地域でもあります。最近特に若い方々が住宅を建てたいといった状況下において、多くの法的な制約等があって時間がかかり過ぎるなどの不満の声を多く聞きます。この庁舎跡地において、前述したような制約はないものと考えます。ぜひとも検討の上、対処していただきたいと思っております。 次に、
うえのドイツ文化村の利活用計画及び管理体制について伺います。
うえのドイツ文化村
土地境界確定測量委託業務が去る5月に終了していると思いますが、今後の利活用計画はどのようになっているのか伺います。
◎観光商工部長(上地成人君)
うえのドイツ文化村
土地境界確定測量委託業務につきましては、今年度5月に完了しております。それに伴いまして、本市では6月末に宮古島市
観光施設等処分検討委員会を開催しております。
うえのドイツ文化村の処分につきましては、検討を行った結果、委員会の中で令和3年3月に策定されました宮古島市個別施設計画に基づきまして、同施設は売却をすべきであるということを確認をいたしております。しかしながら、売却に向けては財産処分等の手続のほか、売却方法や売却範囲、もろもろの課題を整理する必要があることから、今後も引き続き検討を続けていきたいと考えております。当面の間は、建物の指定管理や土地の賃貸契約によりまして維持管理を行ってまいりたいと考えております。
◆我如古三雄君 これは、市長の見解をぜひ聞きたいと思いますが、
うえのドイツ文化村、施設全体の売却について、市長の考えをちょっとお聞かせください。
◎市長(座喜味一幸君) 今観光商工部長から答弁がありましたけれども、1つはやっぱりこの財産の処分に当たっては、これまでの事業者等との整合も図りながら、地域の活性化につながるというような方向性をしっかり持つことが大事だと思っております。それからもう一点は、やはり地域の声、それぞれの専門的な人たちも含めた意見を踏まえながら、公共財産の総合的な運用というのは進めていくべきだというふうに考えておりますので、今議員の提案の件も一つそういう方向で検討してまいりたいと思います。
◆我如古三雄君 次に、上野新里エリアにおける農業振興施設、農家レストラン計画遅延の原因と進捗状況及び今後の事業計画の展開についてでありますが、この計画は以前から民間事業者が取り組んでいる事業で、去る3月に必要な書類を市に提出をしておりますが、12月になるまで県に対して書類が提出されておりません。この問題をどう理解すればいいのか。任意で資料作成などにも協力をしている申請業者に対して、市の担当者が可否判断者という立場を濫用して申請を認めないなど圧力をかけてハラスメント行為を取るなど事業計画が進展していない状況、この問題を担当部長は把握しているのか。把握していると思いますが、計画遅延となっている原因と今後の事業展開について伺います。
◎農林水産部長(平良恵栄君) 上野新里エリアに民間事業者が計画している農家レストランは農振農用地内にあり、農業振興地域の整備に関する法律施行規則第1条の第3号ハの規定に該当する農業用施設でなければなりません。そのため、提出された計画書が本規定に該当するか確認することに時間を要しております。また、市の見解を沖縄県に意見を聞いた上で慎重に進めていきたいというふうに考えております。
◆我如古三雄君 ここにてんまつ書があります。てんまつ書を見たら一目瞭然であります。今回この問題の最大の原因は、農林水産部内の合意形成が全くされていない点と、五月雨式に追加資料の請求など、市当局の不手際の解決もないまま、さらに資料の追加請求や業者社員に対し申請取下げを含むハラスメント行為など、我慢も限界と、限界を超えていると、そういう状況と聞いております。この事業計画は、座喜味一幸市長が公約としている農畜産業所得向上に資するものであり、率先して事業の推進に寄り添ってアドバイスをするべき行政担当部署が逆に進展を遅らせているだけであります。今後内部体制をしっかりまとめて、早急に事業実施に取り組んでいただきたいと思います。 次に、上野トロピカルフルーツパークの再整備計画についてであります。上野トロピカルフルーツパークを活性化させるための再整備に関して、施設敷地内スペースを無償で民間事業者に貸し出して、施設の利活用の可能性調査を始めていると聞きますが、再整備計画に向けた試験事業の具体的な内容、どのようになっているのか伺います。
◎農林水産部長(平良恵栄君) 再整備計画に向けた試験事業の具体的な内容についてということでございます。当施設の再整備計画については、これまで現地調査をはじめ、民間企業や農業従事者などにアンケートや聞き取りを実施し、市民が楽しく過ごせる農村公園としての機能に加え、体験型観光施設、地場農産物の発信拠点、エコアイランドの発信の拠点として検討を行い、約10億円の事業が提案されています。現在は、対象となる補助事業を模索しているところですが、併せてトライアル・サウンディング事業として施設を試験的に利用できる期間を設け、立地条件や採算性の検証、利用する中で意見や要望を募り、加えて民間事業者の関心度についても検証し、今後の事業展開に生かしたいと考えております。
◆我如古三雄君 再質問しますが、試験事業の実施事業者は1件、1社に特定して行うものなのか、複数でも可能なのか。
◎農林水産部長(平良恵栄君) 試験事業については、トライアル・サウンディングといって、募集をですね、今公募をかけている状況にあります。1社だけということじゃなくて、数社がいろんな意見をですね、いろんな事業者が入ってトライアル・サウンディングをしていただいて、それで決めていくという形になります。
◆我如古三雄君 農林水産部長、もう少し大きな声でお願いしたいと思います。ちょっと聞きづらいところがありましたので。 次に、利活用に向けた民間事業者等の取組状況と今後の計画について伺いたいと思います。
◎農林水産部長(平良恵栄君) 利活用に向けた民間事業者等の取組の状況と今後の計画についてです。現時点では、複数の民間事業者から問合せはありましたが、具体的な取組の計画はまだ提出されておりません。トライアル・サウンディングは、10月から3月までを事業期間として実施しておりますが、開始時点ではコロナ禍による影響で社会情勢が停滞期であったことを鑑み、事業期間を延長することも考えております。今後の事業の進捗状況の結果を検証し、これまでの検討結果や対象となる補助事業を精査していきたいというふうに考えております。
◆我如古三雄君 再度伺いますが、この既存の公園のイメージにとらわれない柔軟かつ独自性に富んだ事業提案と同時に、一時的な営利目的ではなくて、この施設を官民一体と連携でき、発展させられる事業の提案を求める必要があると考えますが、その点答弁お願いします。
◎農林水産部長(平良恵栄君) 官民一体となってこの事業が進められていくことが一番望ましいことであると思いますので、このトライアル・サウンディングを利用していろいろな提案をですね、出していただいて、その事業の可能性について探っていきたいというふうに考えております。
◆我如古三雄君 次に移りたいと思います。8番の大型ショッピングセンター、サンエー宮古島シティ建設についてであります。今多くの市民が心待ちにして期待をしているのが宮古空港及びJTAドーム隣に建設が進行しております大型ショッピングセンター、サンエー宮古島シティの完成ではないかと思っております。完成されたときの店舗内には、ふだんの生活に必要なものは恐らくほとんどそろっていて、大変利便性が高いものと思います。また、空港からも近くてアクセス的にもよいことから、市民をはじめ観光客からも多くの利用があるものと考えます。 そこで伺いますが、ショッピングセンター内にはどのような店舗がどの程度入居する計画となっているのか、その内容等について伺います。
◎観光商工部長(上地成人君) 議員ご質問の件につきましては、株式会社サンエーに聞き取りを行いました。広報担当者のお話によりますと、当該施設につきましては今月の下旬に宮古島市との共同記者会見において店舗内容等の詳細の発表を予定していることから、同社より議員ご質問の内容については公表は控えていただきたいとの要望がございました。そこで、答弁は差し控えさせていただきたいと思います。
◆我如古三雄君 そういう内容であれば、市民の皆さん方もやっぱり一日千秋の思いでこの完成を待ちわびているというふうな状況で、議会のほうとしても取り上げて質問をしているわけでございますが、次に地元の農林水産物等においても地産地消に向けた取組と、職員の採用につきましても地元の方々を優先的に採用してもらいたいというふうな質問でございますが、この件についてもお願いします。
◎観光商工部長(上地成人君) 議員ご質問の質問に対してもですね、確認をしたところ、記者会見で発表する予定であるということでございますので、この場での答弁は差し控えさせていただきます。 (「休憩お願いします」の声あり)
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午前10時50分) 再開します。 (再開=午前10時50分)
◎市長(座喜味一幸君) 我如古三雄議員の質問ですが、先月サンエーの上地哲誠社長と話合いを少し持つ機会がありました。そういう中で、創業者であります折田喜作さんの思い、宮古島出身の大型スーパーであるという思い等、いろいろと意見交換させていただきました。その中で、やはり宮古島に対する思いというのは大変熱いものがございます。そういう意味で、宮古島の農業含めた振興、それから経済に対する振興について、非常に熱い思いとビジョンを持っておりましたこと、そういう意味におきましては、大変今後大型スーパーのサンエーのオープンというのは大きなインパクトがあるものというふうに期待をしておりますし、また議員おっしゃる農林水産物等の店舗での販売等促進、それはぜひともにやっていただく方向で話合いができるものというふうに思っております。詳細につきましては、近々社長おいでになってのリリースがあるという予定になっているもんですから、詳細については差し控えているところであります。
◆我如古三雄君 ③の現在における進捗率、供用開始についても一緒ですか。答弁お願いします。
◎観光商工部長(上地成人君) 進捗状況と供用開始の時期につきましても、この記者会見の中で発表するということになっておりますので、差し控えさせていただきます。
◆我如古三雄君 共同記者発表が今月下旬と伺いましたが、日にちは決まっておりますか。
◎観光商工部長(上地成人君) 予定といたしましては、12月24日を予定いたしております。
◆我如古三雄君 次に移ります。農業振興について伺います。2022年産のサトウキビ生産者交付金単価についてであります。国が農家に支払う2022年産のサトウキビ生産者交付金単価が3年連続のトン当たり1万6,860円の増額となりました。サトウキビ生産農家は高齢化が進んでおりますが、機械化に必要な投資を補助するなど、若者にも魅力的な農業にするための支援策の整備も必要と考えます。本市において基幹産業として位置づけるために、今後サトウキビの増産振興対策をどのように推進していく考えなのか、当局の見解を伺います。
◎農林水産部長(平良恵栄君) サトウキビの振興についてということでございます。今後のサトウキビ生産振興につきましては、地下ダムを水源とする畑地かんがい施設整備など生産基盤の整備を推進します。さらに、奨励品種、優良種苗の普及に加え、バガス、トラッシュなどの畑地還元、有機質肥料を活用した土作りを推進するとともに、適期株出し管理、新植への更新を促し、反収及び品質の向上を図ります。
◆我如古三雄君 ②はちょっと飛ばしたいと思います。後で時間があれば質問したいと思います。 次に、2番の福祉行政についてであります。宮古島市こども医療費助成について。こども医療費助成に関する条例の一部改正について、今回改正の主な内容について伺いたいと思います。
◎福祉部長(下地律子君) こども医療費助成に関する条例の一部改正についてお答えいたします。 宮古島市こども医療費助成事業における令和4年4月診療分より通院の対象年齢を中学校卒業までに拡大することに伴い、条例を改正するものでございます。具体的には現行の宮古島市こども医療費助成の対象年齢が通院は未就学児まで、入院は中学校卒業までとなっており、今回通院の対象年齢を中学校卒業までとする改正内容となっております。
◆我如古三雄君 次に、この改正に伴ってかかる措置費等についてでありますが、県と市の負担割合について、どうなるのか伺います。
◎福祉部長(下地律子君) こども医療費助成の県と市の負担割合ということでございますが、扶助費、医療費の助成のほうですね、今回令和3年度当初予算におきましては、今現在の制度におきまして9,972万4,000円を計上しているところです。令和4年度から通院対象を中学校卒業までと拡大した場合の医療費については、令和元年度国民健康保険加入者医療費データを参考に試算いたしますと、およそ5,990万円の増加を見込んでおります。こちらのほう沖縄県が2分の1の補助事業となっております。県が2分の1、市が2分の1となっております。その際、システム改修等が必要になりますので、システム改修費につきましては全額県が負担をして実施をすることとなっております。
◆我如古三雄君 この条例の改正後ですね、本市のこども医療費助成に関する条例の規定、施行日以降に対象児童が受けた医療費に係る診療分からの適用となるのかどうか、ちょっと伺います。 (「休憩お願いします」の声あり)
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午前10時58分) 再開します。 (再開=午前10時59分)
◎福祉部長(下地律子君) 今回の改正によりまして、中学校卒業まで通院のほう拡充することにつきましては、令和4年4月以降の診療分となります。
◆我如古三雄君 ちょっと時間が迫ってまいりましたが、水道事業についてであります。第4次宮古島市地下水利用基本計画について、水道水源保全地域の一部変更拡大に伴う水道水源保全地域について伺います。第4次宮古島市地下水利用基本計画の策定に伴い、水道水源保全地域の一部が変更され、拡大されたと聞いておりますが、どこが新しい水源地候補として計画されているのか伺います。
◎上下水道部長(兼島方昭君) 第4次宮古島市地下水基本計画において新たに追加された水道水源保全地域の範囲は、平良流域の一部で、ニャーツ水源と旧水道庁舎の新水源地候補も含みます。そして、その場所なんですが、ちょっとイメージをお願いします。場所については、厚生園から市総合体育館、袖山浄水場にかかる峰を境に東は鏡原小学校から宮古空港を西に横断し、宮古島市総合庁舎、平一小学校、サンエーターミナル店を経て盛加越公園西、大和川、平良土建、吉信産業から厚生園という範囲になっております。
◆我如古三雄君 今回の主な変更内容はどういった内容になっているのか。また、保全地域内における市民及び対象事業所等に対する地下水保全の周知についてどのような対策を講ずる予定なのか伺います。
◎上下水道部長(兼島方昭君) 市は、新たに指定された範囲において存在する約100件の対象事業場に対し、水道水源保全地域協定の締結を行う必要があるとしております。締結のための周知方法としましては、それらの対象事業場に対し、協定締結の概要説明チラシを作成しておりますので、依頼文に添えて送付を行い、その後、個々の事業場にお伺いしてお願いに上がりたいと考えております。ちなみに、市の施設である平良鏡原市営住宅、市営体育館、盛加越公園については所管する課との協議は終了しており、今月内での締結の運びです。なお、市民への周知はホームページの掲載、看板設置及び新聞等掲載で行うこととしております。
◆我如古三雄君 ちょっと宮古島市の長期財政ビジョンについては、時間の都合上できませんので、次回に質問したいと思います。 いろいろと私見と要望を交えて質問をしてまいりましたが、当局におかれましては早急に解決が図られますよう要望いたしまして、15番、我如古三雄の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(上地廣敏君) これで我如古三雄君の質問は終了しました。
◆下地信男君 議員番号6番の下地信男でございます。まずは質問の前に、市民の皆様方にご挨拶を申し上げます。去る10月24日の市議会選挙におきましては、市民の皆様方のご支持、ご支援をいただきまして当選を果たすことができました。心から感謝を申し上げます。これから向こう4年間、市議としての職責を全うし、市勢発展のために微力を尽くしてまいる所存でございます。どうぞ今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。 それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。何せ新人、初めての経験ですので、当局の皆さん方の誠意あるご答弁をお願いいたします。まず最初に、市長の公約についてでございますが、先日、企画政策部から市長の公約の資料を頂きました。その中から何点か拾い上げて質問してまいります。まず最初に、旧町村地域における行政サービスの向上を目指すとされていますが、その方策について伺います。
◎市長(座喜味一幸君) 合併以来、どうも旧郡部の行政力が落ちているんじゃないかというような声はよく聞くところでございます。新庁舎ができて支所が出張所に変わったというような状況にあって、やはり行政サービスが地域ごとに薄れるようであってはならないというような思いは持っております。支所機能から出張所機能に変わったんですが、改善という形を取らせてもらっております。今年度よりは支所機能を証明書等の発行業務のみに縮小し、出張所として運営しておりましたが、現在文書の回送事務を追加する、本庁とオンラインで相談等ができる仕組みを導入するなど、限られた体制の中で可能な限り対応していくという方針で今改善に努めております。直近では、やはり市民の声をしっかりと受けたいということで意見箱を設置して、できるだけ市民の声が届けていただけるようにしております。 今後も市民の声を大事に反映させながら、出張所として足らないのは何なのか、何が改善できるかということはしっかりと継続して対応してまいりたいと思います。
◆下地信男君 職員数が削減する中で本庁を手厚く職員を配置して、ちょっと支所機能を縮小してきたという点ですけども、やはり身近にいる、特にお年寄りを中心とした地域の皆さん方からは、やっぱり支所の窓口業務を充実してほしいという要請がありますので、本当に前向きに取り組んでいただきたいと思います。ありがとうございます。 次に2点目です。市街地への一極集中を見直して、地域の均衡ある発展に取り組むとされておりますけども、一極集中を見直すというのはかなり難しいことだと思います。社会インフラの進んだ地域で生活しやすいという側面がありますから、それを見直すということが果たしてどういうことができるのかという疑問があります。どのように取り組むかお伺いします。
◎企画政策部長(垣花和彦君) 先ほど来市長からもありましたとおり、市町村合併によりまして行政の効率化が図られ、当初の分庁方式から行政機能の多くが新しい総合庁舎に統合されております。また、議員からもありますとおり、病院、それから大型店舗等の社会インフラ、民間事業所等も市街地に集中いたしまして、旧町村部においては市街地への人口流出等により、高齢化や過疎化が進んでいる状況がございます。議員ご指摘のとおり、一極集中を見直すということは非常に難しいことだというふうに考えておりますけれども、市街地への一極集中を見直すということではなくて、こういう状況を受け入れながら、周辺部についても振興を図っていくということで対応していきたいというふうに思っております。こういうことで過疎化が進んでいる部分について歯止めをかけるということを取り組んでいきたいというふうに思っております。 具体的に今の計画を言いますと、農地が多く集積する城辺、上野、下地、伊良部地域と平良の市街地以外の地域におきましては、農業振興のための農業生産基盤の整備をこれまで同様進めるとともに、農業地域という特性を生かすべく、旧上野庁舎を農水産物加工、流通拠点となるよう取組を進めているところでございます。 また、人口流出が著しい城辺地区においては、若年層の定住人口増加と人材育成を図るため、旧城辺中学校校舎跡地を活用して、令和5年4月の開校に向け、宝塚医療大学の開設準備を進めているところでございます。また、子育て支援機能や高齢者を含めた地域の交流拠点として、城辺地区の世代間交流施設の整備に取り組んでいるところでございます。 また、国がデジタル化を加速させる中、旧下地庁舎3階の宮古島市ICT交流センターを活用して、テレワークやワーケーションを推進するデジタル社会の拠点施設としての役割を強化し、産業創出に結びつけていきたいというふうに考えております。加えて、下地地域におきましては、県営公園の整備計画が進められておりますので、この広域公園と連携した地域づくりに取り組んでいきたいというふうに考えております。 また、伊良部地域におきましては、伊良部大橋開通を契機にリゾート産業が展開されつつあり、下地島空港及び周辺用地の利活用と併せて特色ある地域づくり、産業振興に取り組んでいきたいというふうに考えております。 加えて、最後になりますけれども、これらの取組に加えて旧町村部の特性、魅力、資源等を有効に生かして、市民はもちろん、観光客も訪れるような交流施設を地域ごとに設置し、地域のにぎわいを創出する取組を検討していきたいというふうに考えております。
◆下地信男君 一極集中の見直しということではなくて、地域の均衡ある発展ということの視点で取り組みたいという話でした。市街地と旧町村部、それぞれ生活環境、あるいは環境違います。ただ、旧町村地域においては第一次産業を担っている地域ですけども、高齢化、少子化が進んで担い手不足という大きな課題がありますね。地域の均衡ある発展というためにはやはりそれぞれの地域の課題をしっかり捉えて、それをどうするかという議論を進めていくことが大事だと思います。これは難しい問題ですけども、やっぱり地域の均衡ある発展のためにはこれは避けて通れない問題です。これからもしっかり議論してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 3点目に、生徒の大会派遣費を抜本的に改善して親の負担軽減を図るとしていますけれども、その改善策について伺います。また、派遣費補助対象に現在児童生徒のみを対象にしておりますけども、指導者の皆さん方、これも含めてできないかと。やはり児童生徒の活躍の陰には指導者の存在があります。実態は指導者の旅費については保護者が負担していると、保護者に負担がのしかかっているという状況にありますので、ぜひこれも改善していただきたい。その取組について伺います。
◎教育長(大城裕子君) 令和3年度選手派遣費補助金交付事業の予算額は総額2,541万9,000円で、宮古島市立学校選手派遣補助金交付要綱及び内規の規定により、児童生徒が県内に派遣される場合は航空運賃の50%、県外に派遣される場合には航空運賃の70%を本市が負担しております。また、島外で開催される文化活動やコンクール、コンテストに派遣される際の楽器輸送費として、1校当たり5万円以内の費用も本市が負担しております。下地信男議員のおっしゃるように、指導者の航空運賃や選抜試合のない県内のフリーの大会への参加費用と併せて、県、九州、日本代表選手として選抜された選手が島外で行われる合同練習や合宿等に参加する費用への補助に関しても要望が上がっていることから、これらの項目を同要綱に補助対象として追加することにより、新年度から対応できるように準備を進めているところでございます。
◆下地信男君 大会派遣費、これは親の負担が大きいということもありまして、従来から補助されていますね。離島のハンディを抱えるという部分でそういう負担が生じているということなので、ぜひこれは市民で共有しながら、あるいは負担、分担をしてやっていくべきだと考えていますので、ただ市長は予算を増額して、これから既にそういった議論が始まっているということなので、ぜひ歓迎したいと思います。ぜひこの支援策については、今後も児童生徒の状況を見ながらですね、本当に支援していただきたいと思います。 次に、宮古広域公園の件ですけども、先ほど均衡ある地域の発展というところでも企画政策部長が触れておりましたけれども、こういう大きな施設ができる、人のにぎわいが創出できる施設ができるということは、本当に地域の活力という意味でとっても意義あることだと思っています。それから、次の道の駅にも絡みますけれども、こういった施設ができる、広域公園ができる、さらに道の駅というか、地域の物産、あるいは人の交流を目的とした施設が連動する形でできればさらに相乗効果が高まっていくと、それによってさらに地域の活性化が期待できると、下地地域ではそういう期待を持っております。 そこで伺いますけれども、県立公園、宮古広域公園と道の駅、連動する形で下地地区に誘致できないかということについてお伺いいたします。
◎建設部長(大嶺弘明君) 広域公園の現状について説明したいと思います。本市としましては、早期実現に向けてですね、美ぎ島美しゃ市町村会などで一年でも早い着工を要請しているほか、県設置の宮古広域公園整備推進会議を含め、機会あるごとに県へ要請を行い、早期の着工及び供用開始により地域活性化が実現できるよう、県と連携を強化してまいりたいと考えております。加えて、県公園のですね、実現によっては、県内の県営公園の整備地区と同様に地域振興が大きく図られていくものと考えておりますので、今後とも積極的に早期実現を要請していきたいと考えております。
○議長(上地廣敏君) 一問一答の質問方式ですから、県営公園は県営公園、道の駅は道の駅ということで分けて質問をしていただきたいと思います。
◎産業振興局長(宮國範夫君) 道の駅等の構想につきましては、市内の農水産物の直売や飲食、特産品販売等の拠点施設をイメージしており、基本的な考え方としては、民間事業者の皆様方の主体的な取組を市が支援する形で官民連携で進めていくことが望ましいと考えております。具体的な取組といたしましては、現在上野庁舎の活用を検討しており、民間事業者の持つアイデアやノウハウを取り入れるため、民間事業者と対話しながら検討を進める
サウンディング型市場調査を行っているところです。 県営公園につきましては、具体的に道の駅の詳細等は把握しておりませんので、お答えできませんが、あくまでもやっぱり地域の声をそういった県営公園の整備にですね、少しでも反映できるような形で市としても取り組んでいけたらと思っております。
◆下地信男君 下地地域の思いとしては、広域公園と連動して道の駅ができたらという思いでしたけども、上野庁舎の活用の中で六次産業化の推進と道の駅という話も今出ていますけれども、そういう話が具体的に進んでいるんですね。分かりました。 それでは次の質問です。産業振興局の設置についてということで、市の組織改編で本年4月に産業振興局が設置されています。局の所管している六次産業化の取組状況について伺います。
◎産業振興局長(宮國範夫君) 産業振興局における六次産業化の取組状況についてお答えいたします。 4月に産業振興局が設置されて以降、農水産業の生産者、加工、流通、飲食、販売など多くの民間事業者の皆様方から実情をお聞きしてまいりました。また、7月からは基礎調査業務を調査会社に委託し、食料システムの在り方や将来動向に関する専門家ヒアリングのほか、事業者ヒアリングを継続しているところでございます。 現時点における課題認識としましては、現状、市内における飲食の多くを域外からの調達に依存しており、地域経済の流出が生じていることから、農水産物の加工、流通の仕組みづくりによって、生産と消費をつなげることで、生産者や市民の所得向上につながるものと考えております。六次産業化につきましては、その手段の一つであると考えておりますが、さらには生産者と加工、流通事業者や飲食、販売事業者が連携する農商工連携によって、より広く生産者の所得向上につなげられるものと考えております。現在、生産、加工、流通の連携に関わる最初の取組として、学校給食への地産食材提供の実証を進めております。今後は、継続的に提供可能な仕組みづくりを進めていくとともに、市内小売店や飲食店、ホテルなどへの展開につなげていきたいと考えております。
◆下地信男君 六次産業化、これまで観光振興の面で農業と観光の連携が必要ということが長く言われてまいりましたけども、六次産業の取組はまさにその連携の形だと私は思っています。ただ、生産から加工販売を手がける農家、個々の農家ではなかなか難しいというふうに考えていますので、地域全体で役割分担して実施していくことが望ましいと思います。農業あるいは観光の振興の面で、ぜひしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 次に行きます。救難ヘリの誘致についてということで、令和3年2月に宮古島の医療福祉を考える会から宮古島への航空自衛隊の救難ヘリ配備に関する要望書が提出されております。救難ヘリ配備について、市長は9月定例会において、島に常時配備して救急搬送が可能となるということであれば取り組むべきことと答弁していますが、今後の対応について伺います。
◎総務部長(宮国泰誠君) 救難ヘリの誘致についてということでございます。確かに去る9月定例会でもですね、粟国恒広議員からのご質問がありまして、宮古島市に常時配備して救急搬送が可能になるということであれば、取り組むべきだというふうな考えを持っております。ただ、航空自衛隊のですね、救難ヘリの配備ということになりますと、様々な配備要件等が大きくかかってきますので、これらについてはほかの地域にですね、情報収集しながら今後進めていければなというふうに考えております。
◆下地信男君 救難ヘリの配備、航空自衛隊の、国に対応を求めるということになりますので、そう簡単なことではないと思いますけれども、人命、市民の命を救うという取組につながってまいります。宮古島の医療福祉を考える会では、やはりこの必要性について市民の皆さん方に広く理解していただけるように、今後各団体にも呼びかけて賛同を得る活動をしていくということにしております。あくまでも人命を救うという視点での活動になります。市長にもぜひ行政の立場から推し進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 次に移ります。農業の振興について、農家所得の改善について。①のサトウキビの農家所得の改善につきましては、先ほどの我如古三雄議員の答弁にもありましたので、飛ばしまして、②の製糖工場に大量にあるトラッシュ残渣の活用について、この残渣の活用によって地力アップが図られて増産につながると考えておりますけども、当局の見解を伺います。
◎農林水産部長(平良恵栄君) トラッシュの活用に向けては腐食が遅く、利用するために期間を要する等の課題があります。市としましては、沖縄製糖、JA、生産農家グループの代表者を交えて意見交換を行い、トラッシュの腐食を早めるため、トラッシュにバガスや糖蜜を混ぜ、攪拌をし、農地へ還元する実証実験を行っていくことを確認しております。その支援について調整を行っているところであります。
◆下地信男君 このトラッシュ残渣につきまして、ハーベスター刈取りが進んで大量に発生しているということで、製糖工場も何らかの形で農地に還元できないかということでいろいろ苦慮しているという状況を聞きました。また、完熟堆肥というんですかね、発酵が進むのに二、三年かかるということで、ちょっとこの活用がスムーズにいけばという話をされておりました。特に2021、2022年度のサトウキビはもう増産の見込みだということで、またこの残渣の問題というのはますます大きくなってくるんではないかと思いますけども、ただ畑に還元するということは一言で言いますけど、その間にいろんな工程があるという話をしておりました。この工程を行政が支援していただきたいという話でしたので、この取組はエコの島、宮古島の取組、資源循環型に通じる、それからSDGsの目標にもつながるものだと思いますので、ぜひ製糖工場、農家と連携してですね、増産につながる取組になりますようにぜひ取り組んでください。 次に進みます。同じ農家所得の改善についてということで、野菜や果樹など出荷できない規格外品が約2割から3割になると言われています。この規格外品を農家から仕入れて、自前で瞬間冷凍機などを導入して島外に出荷して農家収入の向上に寄与する、こういう民間企業が宮古島にも存在します。SDGsの目標につながるこのような取組を市として推進、または支援できないか伺います。
◎産業振興局長(宮國範夫君) 野菜や果樹等の規格外品を含む未利用資源につきましては、その有効活用が生産者所得向上につながるだけでなく、廃棄物削減など様々な社会的利益につながるものであり、重要な課題であると考えております。規格外品につきましては、農水産物の大きさ、傷、色など様々な状態にあると考えられますが、効率的な利用を図る上では加工、保管することが一つの有効な方策になると考えております。規格外品の活用については、社会的な利益のほか、経済的にも地域全体的には利益が大きいと考えられますが、加工、流通の部門に関しては、個別の事業者にとっては採算性が課題となると考えられることから、効率化を含む全体最適化に向けて、仕組みづくりを進めていくことが重要と考えております。具体的な仕組みについては、学校給食や上野庁舎活用の検討などの取組の中で、生産者、事業者、関係機関の皆様と連携して検討していきたいと考えております。
◆下地信男君 農業、漁業、その生産や漁にはコストがかかると。コストをかけたのに収入につながらないという状況は何とか改善していただきたいという声もあります。この取り組んでいる企業はマグロのヤケ、商品価値がない、少ないというマグロにも何とかできないかというふうに真摯に取り組んでいるんですね。民間が一生懸命努力している中で、こういう支援が島全体でできたら、本当に島の経済にとっても、あるいは農家所得、漁家の所得にもつながることだと思います。大胆な発想でしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 次に、園芸施設設置事業補助金につきまして、園芸施設を設置する農家などに対して補助金を交付するということを目的で実施されておりますけども、この補助率が交付規定では50%以内とされています。しかし、過去3年間の農家への補助率を見ると平成30年度が40%、令和元年度が45%、令和2年度40%とばらつきがあるのが実態です。補助を受ける市民にとっては、年度が違うのに補助率が違うのかという不平等感があります。これを改善して規定どおりに同率50%に統一していただけないかというご質問ですけども、やはり施設を導入する資金計画等々にも影響をします。5%の差はですね、ハウス1反導入すると約250万円ぐらいかかります。10万円以上の差がするんですね。年度が違うのにこれだけの差があるということは、やはり不平等があると私は思いますので、それを統一して50%にすべきか、当局の見解を伺います。
◎農林水産部長(平良恵栄君) 園芸施設設置補助事業の補助率に関しましては、議員のおっしゃるとおり、宮古島市園芸施設設置補助金交付規程第4条で補助率が50%以内とうたっております。議員ご指摘の年度ごとの補助率にばらつきがあることに関しましては、各年度で申込み件数、事業量、パイプハウス資材等の規格が異なること、各年度の予算の範囲内において同補助交付規程の50%以内によって交付することから補助率に変動が生じます。また、毎年申請時には農家に対し、各年度の申請状況により補助率の変動については説明し、ご理解をいただいているところです。ちなみに、今年度の補助率は50%となっております。 補助率を50%ですね、確保する考えはないかということでございますけれど、同補助事業の申込みの状況を鑑みですね、各年度において補助金交付規程の上限50%に近い補助率で園芸農家へ補助金交付ができるように、予算確保に向けて調整を図っていきたいというふうに考えております。
◆下地信男君 これまでの補助率にばらつきがあるということは、今の農林水産部長の答弁では予算づけに問題があったということですか。当局の予算が得られないので、申込みにばらつきがあって、仕方なく、やむなく補助率が変わってきているというご答弁だったと思いますけども、そういう理解してよろしいですか。
◎農林水産部長(平良恵栄君) 予算づけにばらつきがあるということに関しましてですね、これは毎年予算化に向けて予算措置を行っているところではございますけれど、毎年同じような数量で上がってくるわけではございませんので、そこに対して補助額のばらつきが生じてしまっているということでございます。
◆下地信男君 申請する農家側にとっては、今年度何件来るかは分からないわけですよね。ただ、補助金交付規程に50%と示している以上は、私はそういう考えで経営計画も立ててくると思うので、何より年度をまたいで一人一人の市から交付される補助率を見る、金額を見るとやっぱり不平等感があります。ぜひこれを見直していただきたいと思います。 次の新規就農一貫支援事業については、ちょっと後でまた時間があれば質問したいと思います。 次の質問もちょっと前倒しで、軽石対策について質問したいと思いますけども、先ほど我如古三雄議員からも軽石の状況についてのご質問があり、答弁がありましたけども、ちょっと別の視点で、漁業者への支援という課題があると思います。ある漁業者に話を聞きました。沖縄本島での軽石によるエンジントラブルという事案があったそうですね。そういう事案を受けて、エンジンを保護しなければ漁に出られないということで、宮古島近海、特に多良間島辺りには軽石がかなり漂着している状況にあるということで、これ対策しないと危ないということで、約40万円かけてエンジンの保護装置を取り付けたという話をしておりました。これらの対策をしないと安心して漁ができないということなので、また取付けのできない方々は漁に出れないんじゃないかという話もしておりましたので、この辺の軽石の漂着に伴うそういった漁業者の取組に対する支援というのができないのかどうか、この辺の市の見解を聞かせてください。
◎農林水産部長(平良恵栄君) 軽石対策については、現在のところ侵入防止ネットを設置して対策を講じているところであります。ただ、災害の適用を受けようとしますとですね、事前の対策というのが補助の対象にならないということで、市としましても侵入防止ネットの場合においては市の単独事業という形で今実施しているところなんですけれど、漁船等の被害が、影響が出た場合ですね、各漁業協同組合と話し合いながら支援をですね、検討してまいりたいというふうに考えております。
◆下地信男君 災害復旧で対処するには事前の取組が補助対象にならないということです。これ行政手続上の問題ですね。ただ、市としてはぜひですね、この実態を調査をして、どれほどの漁業をされている方々の負担が生じているかということは事前にしっかり調査すべきだと思います。まずそこからやっていただいて漁業への影響、それから漁家への支援策というものをぜひ見いだしていただきたいなと、これは要望です。お願いします。 次に、観光振興について、今後の観光の振興策ということで、県は第6次観光振興基本計画、素案の中でですけども、滞在日数と1人1日当たりの消費額を向上させ、長期滞在型の観光を目指すとしています。この消費額を向上させる、これが究極的な観光の目指すべきところだと私は思っていますが、コロナ禍でいろいろと観光業が苦慮しているというんですかね、ただやはり消費額を向上させるというところの市はどのような取組をされているか、また今後どういうふうにして取り組んでいくかということについてお聞かせください。
◎観光商工部長(上地成人君) 沖縄県が公表しております観光統計実態調査によりますと、宮古圏域の平均宿泊数は令和元年度におきましては2.63泊、令和2年度において2.83泊となっております。また、観光消費単価は令和元年度におきまして8万1,320円、令和2年度におきまして9万5,081円となっております。令和3年度につきましては、公表は来年度になりますけども、長引くコロナ禍の影響により、平均宿泊数、観光消費単価ともに落ち込むことが予想されます。 今後といたしましては、観光客の滞在日数及び観光消費額を向上させるための対策といたしまして、沖縄県観光振興基本計画と連動いたしまして、長期の滞在型の観光を目指していくため、観光産業の量から質への転換を図ってまいります。具体的な取組といたしましては、第六次産業化の推進による特産品の開発を進めるなど観光メニューの多様化を図り、観光客の滞在日数及び満足度の向上に努めてまいりたいと考えております。
◆下地信男君 先ほど六次産業化の取組もありましたけども、やっぱり具体的に観光客にちょっと島にお金を落としてもらう仕組みというのはですね、これはどんどん追求していく必要があると思います。観光協会のほうでですね、その取組の一環として特産品の開発、島の出てきた農産品等含めてですね、そういったものを活用して特産品の開発に取り組んでいるという話をお聞きしましたけども、その内容、どのような内容になっているか教えていただけますか。
◎観光商工部長(上地成人君) 観光協会での特産品等の開発の取組でございますが、観光協会では観光客をターゲットといたしまして特産品を推進するため、Tシャツ等のですね、観光協会オリジナル商品の開発や、市内事業者に新商品開発を促すとともに、新規の事業者の開拓も進めているとのことでございます。
◆下地信男君 島の経済を回していくためにも観光振興というのが大きな要因であるということは誰もが知っていることだと思います。観光を磨き上げて、島を盛り上げて、民間手法の誘発を図るということが、これが島の持続的発展につながると考えています。観光に携わる職員の皆さん、しっかりと頑張ってください。 次に、公共施設の管理について。合併により多くの公共施設を抱える本市においては、維持管理費用などの財政面でも大きな負担となっております。公共施設の整理統合は喫緊の課題と考えておりますけども、市では個々の施設について、この処分等の方針を定めた個別計画を策定していると聞いておりますけども、その取組状況についてお伺いします。
◎総務部長(宮国泰誠君) 議員ご指摘のとおりですね、宮古島市は平成28年度に宮古島市
公共施設等総合管理計画を策定しておりまして、この計画を基にですね、令和2年度までに個別施設計画というものを策定してございます。個別施設計画につきましては、各施設ごとに基本方針あるいは施設の再配置計画などを取りまとめたものとなります。今後につきましては、やはり施設の整理統合ですね、利活用、それを進めまして、当初の目的であります維持管理費の削減を図っていくというのがやはり大きな目標というふうになっております。今後につきましては、やはり先ほど施設においてはですね、新たに利活用というふうな部分も出てきておりますので、そこら辺の意見も十分に勘案しながら進めていきたいというふうに考えております。
◆下地信男君 今出てきました総合管理計画の中には、303の公共施設の管理について、71億円もの費用がかかっているということがコスト表で示されています。この個別計画で拾い上げた施設が147、すみません、これ私がこの計画の中からカウントしたので、147を拾い上げてマネジメント委員会で議論した結果、61の施設について解体、売却、譲渡、いわゆる処分の方針が出されています。そこで伺いますけども、この処分の決まった61の施設、今後具体的にどういった作業で処分に進めていくのか、これ総体的でいいです。計画はつくったけども、実現に五、六年、10年もかかるというのでは話にならないと思いますので、早急に方針に沿った処分をする必要があります。私、本会議の質疑の中でもお話ししましたけども、やっぱりこれだけの量を処分していくというのは、それぞれのセクションではなかなか難しいと思います。これを処分するに特化したプロジェクトチームなり、あるいは組織のどこかに位置づけるなりしてやらないと、いつまでも維持管理費を引っ張っていくという形になりかねませんので、それを具体的に推進する方法について、お答えできるんであればぜひお願いします。
◎総務部長(宮国泰誠君) 大変下地信男議員からですね、いいご提案をいただいたというふうに感じております。ご指摘のとおりですね、これだけの施設を個別の計画を策定いたしましたけども、処分していくというふうな部分については、先ほど来から出ています地域の思いとかもですね、十分に勘案しないと、行政が計画したから、もう潰しますよというふうなものをですね、強引に進めるということもちょっといかがかなというふうな思いもあります。ただ、先ほどもありましたように、期間が延びれば延びるほど維持管理費がかさんでいくという現実もありますので、ここは地域の方々の意見もですね、やはり参考にしながら、速やかにその方向性をしっかりと持った上で対応していければというふうに思っております。また、その専門とするセクションですかね、そういうことにつきましても、やはり重要なことかなというふうに考えておりますので、それはまた上司のほうとも相談をしながら考えていきたいというふうに考えております。
◆下地信男君 推進体制について、これは行政側の問題なので、私が立ち入ったという話になると思いますけども、一つの提案として申し上げました。 次の質問に移ります。宮古島市総合交流ターミナルてぃだの郷の管理運営について、現在この施設は指定管理期間が今年の3月31日に終了して、指定管理の更新がなされていないと聞いておりますけども、現在どのような管理運営になっているか伺います。
◎農林水産部長(平良恵栄君) 宮古島市総合交流ターミナル施設てぃだの郷については、令和元年度の宮古島市
公共施設等総合管理計画での結果に基づき、宮古島市個別施設計画の中において、廃止、売却の方針が出ています。本施設は、指定期間満了が令和2年度で終了し、売却に向けた手続等を進めています。現在は、使用許可申請により使用を認めているところであります。
◆下地信男君 現在は使用申請に基づく許可で運営がなされているという話でしたけども、使用許可はいつなされたんですか。
◎農林水産部長(平良恵栄君) 使用許可の申請に当たりましては、令和3年7月にですね、通知を出しております。それに基づいて方針を出しております。それに基づいて使用許可が出されたのが12月ということになっております。
◆下地信男君 使用許可が市からなされたのが12月、今月ですか。では、指定期間の切れた4月から12月の許可までの間はどういう形の管理運営になっていたんですか。
◎農林水産部長(平良恵栄君) てぃだの郷の指定管理は、令和3年3月31日で終了しております。令和3年2月にですね、指定管理が満了しますよということで撤退のですね、通知を出しておりますが、それが4月1日以降ですね、ちょっと失礼しました。指定管理終了後の取扱いをですね、通知しているところなんですけれど、まず令和3年2月3日ですね、宮古島市総合交流ターミナル施設のてぃだの郷の指定管理終了後の施設の取扱いということで通知を出しております。令和3年3月31日で終了することから、4月1日以降については指定管理及び賃貸での施設の運用は行わないという通知でありましたけれど、6月までのですね、退去を求めていたんですが、それがちょっとできなくてですね、7月に市の方針を再度示した上でですね、これ以上の延長は認めませんよということで通知を出したんですけれど、12月に利用許可申請が出されて、12月に市としては指定管理の利用期間を遡って4月1日から令和4年3月31日までということで認めるということの通知を出しております。
◆下地信男君 この交流ターミナル施設てぃだの郷を運営している方にも話を聞きました。それから、市からがじゅまる観光に出されている文書も少しまとめました。農林水産部長おっしゃるように、令和2年2月3日にですね、3月31日で指定期間が満了しますよと、6月末までには退去してくださいという文書が、通知がありました。出されています。ところが、がじゅまる観光株式会社は、この3年間の指定管理の期間の公募時期、いわゆる平成29年度の公募のときに、何らこの施設が閉鎖するという記載がなかったので、引き続き公募があって指定管理が継続されると思っていたと。それで、このことを確認しているんですね、市に対して。市では、評議委員会の開催までそのままでお願いしたいと、そのまま運営してくださいという話です。7月13日に市から市の方針が示されています、文書で。この文面です。特別な配慮として市が示す条件が10項目ぐらいありました。これを承諾して利用許可申請の提出があれば、施設の利用を許可しますよという文面になっています。いわゆるこの時点で施設の利用許可でやりましょうということですね、指定管理ができないので。これに対して、10項目の条件についてがじゅまる観光から異議申立てがありました、とてものめないですよと。そうすると、8月16日に市からの再度方針が示されています。従来どおり利用許可申請に基づいて施設の使用を許可します。ついては、8月23日までに使用許可申請書を出してくださいと、出さなければ法的措置を検討しますよと。ところが、一転して9月16日に催告書が発送されております。11月10日までに明け渡すこと、明け渡さない場合は訴えを提起しますよと。令和3年4月1日から退去までの施設使用料が発生しますよ、義務が生じますよという話です。9月30日に不服申立てをがじゅまる観光から市に対して提出されています。これは、市の方針が二転三転して、がじゅまる観光もどうすればいいかと困惑しているんですよ。さらに加えてですね、文章の中に法的措置を検討するとか訴えを提起するという文言が入っています。これ脅しですかと。市の方針が二転三転しているから問題がこじれていると。これ本来問題解決のために真摯に話し合うべきじゃないですか。訴えを提起すると、これ20年近く市に代わって施設を運営してきたがじゅまる観光を、市民を足蹴にするようなもんですよ。この問題については、双方向き合って真摯に協議すべきです。モニタリング制度等もあります。どういった運営がなされているかとしっかり検証して、ぜひ方針を出していただきたいと思いますけども、この問題を今後どのように解決していくかお答えください。
◎農林水産部長(平良恵栄君) 市としましてはですね、てぃだの郷の件に関しましては、まず廃止、売却という方針が出ているところですので、それに沿ってですね、行政的な手続を進めてきたところであります。この問題に関しましては、指定管理は行わないという方針も昨年ですね、伝えられていて、令和3年3月31日に指定管理は終了しますよということもですね、伝えられていたところです。そういう中で、退去に伴う通知というのは令和3年2月ですか、に出したところなんですけれど、これについてもこれは伝えられていた内容を再度確認するためのものということになっております。そういうことで、今現在ですね、本市としましては令和4年3月末までの期間をもって終了してですね、令和4年4月1日からは売却に向けての作業を進めていきたいというふうに考えております。
◆下地信男君 市の方針が二転三転している中でこの問題が起きてきたと思っていますので、ぜひ双方真摯に向き合って、まずは協議をしてみてください。 時間がなくなってまいりましたけども、たくさんの質問を残してしまいました。職員の皆さん方にも答弁をつくって、大変ありがたく思いますけども、また残った質問については次の機会を捉えて質問したいと思います。 そして、今年も残り少なくなってまいりましたけれども、議会が終わると本当に年末ですね。また新しく来る2022年も市民の皆さん方にとって本当に明るく幸せな年となりますようにお祈りしまして、下地信男の質問を終了いたします。ありがとうございました。
○議長(上地廣敏君) これで下地信男君の質問は終了しました。 午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時30分から再開します。 休憩します。 (休憩=午後零時04分) 再開します。 (再開=午後1時30分) この際、諸般の報告をします。 事務局長に報告をさせます。
◎事務局長(友利毅彦君) 議長の命により、諸般の報告をいたします。 座喜味一幸市長より依頼のあった宮古島市都市計画審議会委員の推薦については、12月2日開催の全員協議会で決したとおり、3常任委員会委員長から、砂川和也議員、我如古三雄議員、新里匠議員を選任したとの報告を受け、12月9日付で、議長において座喜味一幸市長に報告いたしました。 諸般の報告は以上です。
○議長(上地廣敏君) では、午前に引き続き一般質問を行います。 順次質問の発言を許します。
◆砂川和也君 3番議員、砂川和也でございます。初の一般質問になりますので、一言申させていただきたいと思います。去る10月の選挙にて初当選いたしました。選挙の際は、多くの市民の皆様にご声援いただきまして、誠にありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。私どもは中立会派、市民創会、市民と創る会というのを狩俣勝成議員と組んでおります。我々は、議会は対立ではなく、議論を重ね、市民目線、市民ファーストの議会運営というのを目指してまいります。初の一般質問でございまして、当局の皆様には不手際あると思いますが、真摯的な態度をお願い申し上げて、私の一般質問に移りたいと思います。よろしくお願いいたします。 まずは、マリン事業者届違反業者対策について伺います。現在宮古島のリーディング産業、観光業ですね、ほとんど宮古島の海というところでマリン事業というのが行われていると思います。現在このマリン事業を営んでいる業者の数ですね、どのような業者がいらっしゃるのかということをですね、当局は把握しているのかということをお聞きしたいと思います。
◎観光商工部長(上地成人君) 業者の数、実態を把握しているかというご質問でございます。本市においてマリン関係事業を営業する者は、沖縄県公安委員会に海域レジャー事業届出書を提出する必要がございます。現在本市では、その事業者の届出を把握をしておりません。そのため、業者の数、実態は把握をしておりません。
◆砂川和也君 今観光商工部長がおっしゃられたとおり、マリン事業者はですね、沖縄県公安委員会に届出を提出するということになっていると思います。ちょっと私が調べたところ、沖縄県警のホームページのほうに7月現在の情報が載っておりました。プレジャーボート事業者は186社、潜水、ダイビングは101社、シュノーケル業者は23社、計310社の7月時点で、これは宮古島市のものを私がちょっと抜粋してやったので、多少数値は変わるかもしれません。この事業者がですね、あるんですが、今12月現在の事業者は多分これとは変わっていると思います。この最新の情報をですね、公安委員会と協定等を結びまして、これ一般公開しているので、情報共有できるかと思うんですが、共有をすることは考えていらっしゃいますか。
◎観光商工部長(上地成人君) 事業者数につきましては、公開をしているということでございますけども、その他のことの件も含めてですね、沖縄県公安委員会に届出を共有できないか、現在確認をしている途中でございます。
◆砂川和也君 この公安委員会に提出するものはですね、水難救助員の資格を有する者、あと保管場所、代表者、何かあったときの緊急連絡網、あと最近であれば戸籍抄本とかも取っているということもお聞きしております。公安と同じようなものをですね、当局も把握していただきたいなと思っております。 また、この届出をしていない業者というのが多分今宮古島のほうにいます。今ちょっと問題なのが、これがちゃんとした事業者なのか、届出をした事業者なのかということが見分けがつかないんですが、このような対応はどうなっておりますでしょうか。
◎観光商工部長(上地成人君) 届出制ではありますが、届出をしていない業者への対応ということでのご質問でございます。先ほども答弁いたしましたが、海域レジャー事業届出書につきましては、県公安委員会のみの届出であるため、本市では対応できない状況となっております。今後は公安委員会をはじめ、関係機関との意見交換会などを実施をしていきたいと考えております。
◆砂川和也君 ぜひですね、届出事業者なのか、無届け事業者なのかということのですね、区別をはっきりさせるようなシステムを構築していただきたいと思っております。1つとしては腕章、ビブス、遠くから見てもこの業者がちゃんとした登録事業者であると。海の上だと結構見にくいので、名刺とかちっちゃいのでは駄目だと思うんですね、やっぱり派手な色のビブス、腕章というものをナンバリングとかをしていただければ、どの業者かというのはそのナンバーを見て分かりますので、そういう対策をしていただきたいなと思います。やはり安心、安全な海づくり、海遊びというのが宮古島の観光の皆さんは一番求めていることだと思います。現在はですね、インターネット、SNSを通じて予約するという方がほとんどだと思います。ビーチに行ってですね、どの業者かも見た目でぱっと選ぶという観光の方もいらっしゃると思うんですが、なのでですね、正直このスマホ上、ホームページ上だと、この業者が違法なのか登録業者か分からないというのがすごく問題だと思います。なので、必ず利用客に提示する何か、登録業者ですというのが早急に必要なルールだと思っております。コロナがですね、落ち着きまして、来年、リバウンドで多くの観光客が来られたときにですね、やはり安心、安全な業者を選んで遊んでいただく、これがすごく大事だと思いますので、このようなですね、ビブスなり腕章というのをやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎観光商工部長(上地成人君) 議員ご提案の届出事業者か無届け事業者かという判断、それは大変重要なことだと思っております。このことも含めましてですね、関係機関との意見交換会の中で検討していくと考えております。
◆砂川和也君 もう先ほどから何度もお答えいただいているんですが、マリン事業者の適正管理のためですね、市独自で条例等を制定できないかということをお伺いしたいと思います。
◎観光商工部長(上地成人君) マリン事業者の適正管理のため、市独自の条例等を制定できないかというご質問でございます。市内のマリン事業者の適正管理のためには条例等の制定や、あと県知事が認定をする海岸保全利用協定書、それらを基にした海岸利用ルールづくりが必要だと考えております。その策定に向けまして、今後は海岸を所管する沖縄県や市内マリン関係事業者との協議を実施してまいりたいと考えております。
◆砂川和也君 早急にそういう条例等をつくっていただきたいと要望いたします。ちょっと条例にも関わるんですが、ビーチのほうに行きますと、入れ墨、タトゥー等ですね、ちょっと公衆の面前でやっているというのが散見されております。タトゥーを入れるというのはファッションなり信条というのはいろいろありますので、入れることは規制は全くできないと思うんですが、やはり公共の場所でですね、威圧感を感じ、不快に思う人がいるということはですね、やっぱり市民からよく聞いております。保良ビーチ入り口にですね、タトゥー、入れ墨を露出しての施設入場を厳禁しますという看板がございます。このような看板をですね、ほかの海岸、ビーチにも立ててですね、注意喚起ということをしていくことはできないでしょうか。
◎観光商工部長(上地成人君) 入れ墨、タトゥー、そういうものを露出しての施設入場を厳禁するという看板が立てられるかというご質問でございます。この質問につきましてはですね、市民の皆さんからも多数同様なご意見がございます。海岸利用ルールづくりを先ほど答弁しましたけども、その中にですね、盛り込みたいと、今後関係機関と協議を行い、検討していきたいと考えております。
◆砂川和也君 ぜひですね、ルールづくりをしていただきたいと思います。これは、海や海岸にかかわらずですね、市内、まちのほうもですね、一緒に行っていただきたいなと思います。飲食業組合、社交飲食業組合、調理師組合の力もお借りしてですね、ポスターなりを掲示して、そういう喚起をしていくというのが安心、安全な宮古島、これから観光がもっともっと伸びるということにつながると思いますので、ぜひ来年のピーク時に向けてですね、早急に取り組んでいただきたいと思います。 次の質問に移ります。サンセットビーチの利用期間と利用時間についてお聞きします。現在トゥリバー地区にありますサンセットビーチ、現在の利用期間がですね、7、8、9、10の4か月、7月が9時から18時、8月、9月が9時から19時、10月が9時から18時となっておりますが、このビーチ、サンセットビーチというんですけど、サンセットを見る時間帯に施設が閉まっているんですね。なので、10月10日ほどもちょっと私行きまして見たんですが、駐車場がもうほとんど宮古島市民の方とレンタカーで埋まっておりました。この時間にやっぱり施設が使えないというのはですね、サンセットビーチという名前にちょっとふさわしくないんじゃないかと思うんですが、市長のお考えをお聞かせください。
◎建設部長(大嶺弘明君) サンセット時間帯に施設が閉鎖されているというご質問でございますけれども、この施設はですね、海水浴場の遊泳時間に合わせて施設の利用時間が設定されていることから、遊泳時間終了後は施設を閉鎖しているところであります。なお、遊泳時間の設定につきましては、遊泳者の安全性を考慮し、日没前となっておりますので、施設のみ開放時間が延長となりますと監視員が不在となり、同ビーチが万が一の事態が発生した場合の対応が困難であることから、施設の開放時間の延長につきましては現状のままで見守っていきたいと考えております。なお、この時間帯の設定につきましては、県条例であります沖縄県水難事故の防止及び遊泳者等の安全の確保等に関する条例に基づいて利用期間、それから利用時間についても設定されているところでございます。
◆砂川和也君 この7、8、9、10という4か月も条例に基づいて決まっているんでしょうか。
◎建設部長(大嶺弘明君) 繰り返しの答弁になりますけれども、この7月から10月にかけての利用時間、利用期間は県条例に基づく利用期間、それから利用時間となっております。
◆砂川和也君 条例があるということですが、現状の観光客の皆さんが利用されるのとその条例がマッチしていないというのは皆さん今のお話を聞いて感じると思うんですが、サンセットビーチという名前をもうつけてしまっていますので、サンセットを楽しむビーチでございます。なのにですね、この施設が何か使いにくい、使わせないようにしているというですね、イメージがあります。やはり公共施設は市民のサービスですね、生活向上サービスというのを上げるためのものであると思いますので、であればこの条例をですね、少し変えて、変更していくということをですね、ぜひ検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎建設部長(大嶺弘明君) 確かにサンセット時間帯になりますと大勢の市民、それから大勢の観光客がこの美しい夕日を眺めに来ておりますのも現状でありますので、ルールが条例に基づいているということではありますけれども、今後そういった市民のニーズ、観光客のニーズにですね、応えられるような施設管理を検討していきたいと思います。
◆砂川和也君 ぜひ検討をお願いします。 トゥリバー地区なんですが、今ヒルトンが計画をしていると思いますが、ヒルトンのホテルができた後のサンセットビーチというのはどのような利用を考えているのか、お聞きしたいと思います。
◎建設部長(大嶺弘明君) 確かに現在三菱地所が大規模なホテル建設をしておりまして、それをヒルトンが管理運営していくということになっております。もちろんそういった状況を踏まえますと、トゥリバー地区全体についてもどういった管理運営がいいのかどうかですね、現在も研究中でありますので、これについてはもうしばらくですね、庁内でも検討し、議論していきたいと考えております。
◆砂川和也君 ぜひ市民の皆さんが使いやすいようなですね、施設運営というのをつくってですね、決まりましたら議会や市民のほうにもお知らせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。 次の質問のほうに移らせていただきます。所轄する管理施設と配置人員数について。現在いろんな観光施設があると思いますが、今回一般質問をつくっているときにちょっと気になったので、ご質問させていただきます。トゥリバー施設は港湾課、パイナガマは都市計画課、新城、吉野は観光商工課と同じビーチでもですね、課が異なっております。同じような質問を別々の課に行ってですね、質問をしているということで、そういうのをちょっと一元化できないのかとお聞きしたいと思います。
◎総務部長(宮国泰誠君) 議員ご指摘のとおりですね、今各ビーチいろいろありますけども、管理する課が違っているという現状はございます。一元化できないかというふうなご質問ですが、確かに市民からするとですね、問合せ先が一元化されるというのは非常に利用する側としては利便性が高まるというふうに認識をしております。ただ、今ちょっと我々が課題として持っているのは、今は例えばトゥリバーについては港湾課、新城、吉野については観光商工課というふうにありまして、ちょっと責任の所在といいますかね、そこが少しまだまだ整理できていない部分がありますので、そこら辺りをまず整理をした上でですね、他市の事例等も参考にしながら一元化に向けては取り組んでいきたいというふうに考えております。
◆砂川和也君 やはりいろいろ問題があるので、分かれているというふうには思います。もしかすると不動産なのか、予算の関係なのかで部署が分かれているとは思うんですが、ちょっとやっぱりたらい回し感があるとどうしても不満が出てしまうので、一元化を望みます。 他市とおっしゃったんですが、他市とはどちらでしょうか。
◎総務部長(宮国泰誠君) 今私が他市と答弁いたしましたが、それは石垣市をですね、一応モデルというか、先行事例として検討しているところでございます。
◆砂川和也君 石垣市であれば何かと聞きやすいのかなと思ってしまったので、いい例があれば徹底的にまねをするというほうがいいと思いますので、よろしくお願いいたします。 あと、今回よく観光商工課にお伺いしてですね、やっていたところ、ちょっとお聞きしたいんですが、観光商工課は観光施設というところは何施設を何名で見られているんでしょうか。
◎観光商工部長(上地成人君) 観光商工部が県から移譲されているという海岸、それからビーチですね、その箇所が4か所ございます。まず砂山ビーチ、前浜ビーチ、吉野海岸、それから伊良部島の中の島海岸、この4か所でございます。その4か所の管理業務といいますか、事務に従事している担当職員は1名となっております。
◆砂川和也君 県から多分今委託されている施設をお答えいただいたと思うんですが、県から委託されていない、宮古島市全部含めて観光施設幾つ担当しているのかをお願いいたします。
◎観光商工部長(上地成人君) 今私が答弁したのは県から権限移譲されているビーチ、海岸ですけども、この施設についてはですね、全て市の施設でございます。細かい施設が点在しておりますので、箇所数については調べまして答弁したいと思います。 (「休憩お願いします」の声あり)
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午後1時57分) 再開します。 (再開=午後1時57分)
◎観光商工部長(上地成人君) 失礼しました。市が設置してある施設でございますけども、トイレであったり、シャワー施設であったりですね、その施設が宮古島市全体で33か所でございます。
◆砂川和也君 33か所を現在何名で見ていらっしゃいますか。先ほどいただいた中の島、前浜、砂山、新城は1人が見ているというお話だったのですが、この33施設は何名で見られているのかということと、この33施設というのは全部宮古島市の税金でございますよね。何人で見られているのかということを教えてください。
◎観光商工部長(上地成人君) 先ほどの県からの移譲、ビーチ、海岸も含めて、33か所も含めてですね、管理事務業務の担当職員は観光商工課の中には1名おりますけども、この施設がですね、宮古島市全体に点在しているということで、特に夏場になりますと故障であったり、100円を入れてのシャワーですね、そういう目詰まりだったりですね、そういうのが苦情が寄せられます。それで、うちとしましては本年度より業者にですね、巡回の委託をしまして、随時故障箇所があれば修繕をお願いしているというところでございます。
◆砂川和也君 観光商工部長、そういう巡回は職員ではなくて別の業者に委託しているという認識をしました。私が思っているのは、この幅広い33施設を今の人員で見るのが、ちょっと何度か伺って質問しているときにですね、この施設、この人員で大丈夫なのかなと。また、来年もどんどん、どんどん、今年、おととしはコロナでちょっと落ち着きがあったと思うのですが、このリバウンドでですね、観光客が増えたときに、多岐にわたる宮古島全域の施設をこの人員だけで見れるのかなと、いわゆる職員のライフワークバランスも大丈夫なのかなと。やっぱり残業時間がないから大変な仕事じゃないよねということだと思うんですね。やっぱりその業務の内容によって職員の負担というのもあると思うので、今現在の観光商工課が33施設を何名で見ているのかということを教えていただきたいと思います。
◎観光商工部長(上地成人君) 先ほど答弁しました、業者にその点検の作業を委託しておりますけども、点検の確認を受けてですね、予算化、それからその予算の支出、手続ですね、それにつきましては係と補佐2名で、あと課長までですね、そのメンバーで行っております。ただですね、やはり観光客が100万人を突破いたしまして、各施設でトラブル、利用頻度が多くなりましてですね、故障するという施設が多々見られます。今後は、人数をどうするかというのは観光商工部で決めるわけではございませんけども、やはり観光客、住民にですね、スムーズに利活用ができるようにですね、体制を整えたいと思っております。
◆砂川和也君 やっぱり2名で33施設はちょっと大変かなと思います。なので、今後の人事も含め、配置のほうをぜひ検討していただきたいと思います。 この問題、一元化から今この質問とかになっているんですが、やはり今もういろんなことが複雑に絡み合っていますので、この前の宝塚医療大学や琉球リハビリのように高等教育の誘致のほうも、建物が別なので、窓口が違うという形で一元化できていなかったということもありまして、やっぱりいろいろなことが一元化したほうがノウハウや知識がたまっていくのかなと思います。また、ちょっと1つこれは提案でございますが、市長のほうにお願いしたいと思います。これからやっぱりどんどんテクノロジーが進化しまして、AI、デジタルトランスフォーメーション、メタバース、VR、ドローン等ですね、多分いろんな新しい事業というのが来ると思います。これをどこの部署が、どこの課がやるかというのがすごく難しくなってくるんじゃないかと思っております。なのでですね、一旦こういうのを全部1つの部署がまず受け入れて、ある程度スキームをつくって、フローをつくってからどこかの部署に移行というような部署があるとすごくいいんじゃないかなと一議員として、一市民として思いましたので、要望とさせていただきます。 次の質問のほうに移らせていただきます。4番、海岸、湾岸、港湾、海に関する協議会の内訳と数。現在宮古島の湾岸、海岸、港湾、海に関する協議会は幾つ存在しているのか、一覧等があればお聞きしたいと思います。
◎生活環境部長(友利克君) 港湾、湾岸関係の協議会が幾つ存在するかについてですけども、まず市のほうが事務局となっている協議会は生活環境部関連で1件、観光商工部関係で1件、それ以外にですね、県が事務局となっている協議会が2件、そして民間がまた事務局となっている協議会が1件ということになっております。
◆砂川和也君 今多分名称を言われてもちょっと覚えられないんですけども、その協議会の役目、狙い、できた経緯とかがあると思うんですが、ちょっとこの場でじゃなくてもいいので、後でちょっと資料として一覧とですね、この協議会がなぜできたのか、役目は何なのかということとですね、この構成員はどのように選出されているのかというですね、資料のほうを頂きたいと思います。 ちょっと時間の関係で次の質問のほうに行かせていただきます。宮古島市クリーンセンターで処理できない廃棄物について。4月頃からですね、廃棄物ごみに関して受入れが厳しくなっており、市民、事業者の不安が出ております。これ例えばですね、事業者でいえば今まで発泡スチロール等は持っていってくれていたんですが、4月頃からですね、各事業者が委託している産廃事業者ですね、週3回とか毎日というのはこれ事業者によって違うんですけども、この事業者が今までは発泡スチロール等も持っていっていたんですけど、4月頃からこれもう持っていけないよという話になりまして、事業者独自でこれを産廃にしてくださいという形になっております。今度事業者がですね、これを産廃業者に持っていきますと、ちょっと今受け入れられないよという形で、ごみの出口がないというのが出てきております。これちょっとですね、問題だと思うのは、発泡スチロールって一般ごみでは捨てれるんですよね。なので、真面目にやっている業者はちゃんとしているんですけど、一部の業者たちはこれ一般ごみに入れて捨てちゃっていますよという状況が発生しています。これは、非常に不公平感、公平感が今失われております。事業者は、これ飲食店、ホテル、よく厨房があるところなんですが、グリストラップというですね、油をためて月に1回とかですね、取ることをやっております。これが2年ぐらい前からですかね、宮古島で処理できる施設がないということで本島に送って処理するという形になってですね、料金がすごくはね上がっております。これも適切に処理している業者は、業者にお金を払って、これね、1件当たり、1店舗で聞くと、高いと5万円ぐらい月に払っているというところも出てきています。なので、事業者にはすごい負担がかかっています。これも実はこれ一般ごみには捨てれるんですよね。なので、正直に真面目にやっている事業者がすごく今ごみに対する処理の負担が、コストが非常に高くかかっています。先ほどもこのリーディング産業、観光の受入れというのはホテル、飲食店たちが主に受け入れてくれて、観光客のほうを皆さん満足させていると思うんですが、ちょっとですね、これ飲食店だけじゃなくてですね、設備屋とか、あと建築屋も発泡スチロールとか捨てるのが今ごみの出口がないと言って困っています。この宮古島市過疎地域持続的発展計画の中で不法投棄に対する監視を強めるとかですね、パトロールをすると言っているんですが、今このごみの現状だと不法投棄を助長しかねないという現状になっておりますが、これ市としてはどういう考えかお聞かせください。
◎生活環境部長(友利克君) 今お尋ねの質問を通告で上げていただけるとよかったんですけども、なかなか今質問いただいた内容の答弁にはならないかというふうに思いますけども、通告に従って答弁をさせていただきます。 クリーンセンターでは、一般廃棄物の処理をしておりまして、家庭から出るごみは一般廃棄物として委託業者が戸別収集をしているところでございます。事業所から出るごみは、一般廃棄物と産業廃棄物の2つに分けられますけども、一般廃棄物についてはクリーンセンターに自己搬入する方法と一般廃棄物収集運搬許可業者に依頼して処理する方法があります。事業所から出る産業廃棄物については、専門の処理業者で処分していただくようお願いをしているところです。 それから、発泡スチロールを一般ゴミに紛れ込ませて処理をしている業者があるという質問でありましたけども、これはちょっといけないことだと思いますので、指導といいますか、それは徹底したいというふうに思います。
◆砂川和也君 一応聞き取りのときにちょっと担当の課長には今の感じでお話ししたんですが、ちゃんと伝わっていなかったようで、次からは気をつけます。 家庭ごみの、今個人搬入って制限がかかっていると思うんですが、クリーンセンター。今制限はかかっていないか教えてください。
◎生活環境部長(友利克君) 家庭ごみの搬入制限については通告がありませんでしたので、用意はしておりませんでしたけども、後日の議員の質問にありますので、それを答弁させていただきたいと思います。 家庭ごみの個人搬入制限については、市におきましては、先ほど申し上げましたように、家庭から出るごみを市の委託業者により戸別収集をしているところです。家庭ごみの自己搬入については、これちょっと違いますかね。厳密に言いますと、制限を一部はしておりますので、以前に比べると制限がきついのではないかということでありますけども、戸別収集業務に支障が出るため、なるべく自己搬入については制限をしていただいているところでございます。ただ、多量のごみが発生をする、また多量のごみとはどういったことかといいますと、軽トラック1台分ぐらいを目安にして、そういったごみを持ち込むような場合は事前に連絡をしていただくなど、方法を取りながらですね、搬入は受け入れているという状況でございます。
◆砂川和也君 すみません、ほかの議員の質問があるので、そこで回答を聞きたいと思います。 ちょっと先ほども申し上げたんですが、事業者が今すごくごみのコストがかかっております。通常毎日、週3日なりお願いしている事業者にもごみ処理代を払う。そこで今まで持っていっていた発泡スチロールというのは持っていけない。これもまた別途産廃業者に行って自分で搬入する。これがなかなか受け付けてもらえない。このごみどうしようか迷っている。でも、ためられない。じゃ、どうしよう、どうしよう、たまってくる。不法投棄につながりかねないということが起きております。あと、この廃油ですね、グリストラップとかの処理が宮古島で処理できないということがまず大きな問題ではないかなと思います。これが1業者1か月5万円払っているというところも聞いております。これ差がありまして、2万円から5万円という間でやっているそうです。これがもし2店舗、3店舗となってくると、これホテルも関係してくると思います。ホテルの方もですね、これ本島に送っているという話なんですね、宮古島で処理できないので。今後観光が増えて、人が増えたときにこの量も確実に増えてきます。なので、今事業者はもうごみ、ごみ、ごみでいっぱい払って、また自分の一般ごみも有料ごみ買って払います。葉たばこのマルチシートのごみとかは補助が出ていますよね。であれば、この事業者にも補助ないのかなというふうな思いがあるという声も出てきていますので、その点ちょっと市長はどうお考えかお聞かせください。
◎生活環境部長(友利克君) 事業所の方々に産業廃棄物の処理についてはやってもらっているという状況ではありますけども、これは法律に基づいて、事業者はその事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならないというような法律がありまして、それに基づいて市としても適切な産業廃棄物の処理をお願いしているところでございます。しかし、今議員からご指摘ありますように、島外に搬出し、処理をしなければいけないようなものもあると、負担が重いというような声もあるということでありますので、そこは生活環境部、環境衛生課としてもですね、状況をしっかり調査しながら、協力できることがないかを検討してまいりたいというふうに考えています。
◆砂川和也君 多くの事業者がですね、やはり持続可能な宮古島をつくっていくためには、ごみにコストがかかるということは理解している方は多いです。ただですね、今回4月から急に厳しくなったということで、説明が足りなかった、周知が足りなかったんじゃないかという声も多くいただいております。なのでですね、多くの方理解しているので、さらにしっかりした説明をすれば賛同は得られたと思いますが、急に厳しくなっているので、何だと、どうしたんだという声が上がっております。その点はですね、真摯に受け止めて対応していただきたいなと思います。 次の質問に移らせていただきます。市役所周辺地区の交通状況についてですね。ちょっと市役所がですね、移転に伴いまして、周辺地域の交通量が増加しております。その対策をお聞きしたいんですが、一部ですね、ちょっと紙を持ってきたんですけど、腰原地域の共和マンションからですね、役所のほうに向かう道路でございます。途中におおぞら南保育園等ですね、保育園がありまして、以前からちょっと車が多いなという話になっていたんですが、役所の移転に伴いまして交通量が増えている、スピードを出す車が非常に多くなっているという意見があります。こちら保育園がありまして、やはり小さいお子様とですね、あと車も増えているので、ここは一部でございまして、ここが増えているということはドン・キホーテ前やツタヤ前や、いろんな道路のほうがこちら確実に増えていると思います。その点についてですね、どういう対策を今後考えているのか。まだ移転して1年もたっていないので、今は情報収集の段階ですのかと。ただ、事故が起きてからではやっぱり遅いので、どういう考えがあるかということと、どのような時期に対応していくということがお考えがあれば教えていただきたいと思います。
◎建設部長(大嶺弘明君) 市役所移転に伴いまして、議員ご質問のとおりですね、交通状況を含めた市役所周囲のですね、環境が以前とさま変わりしているため、市としましては道路ネットワークなどの調査、検討を目的に、今年度から総合都市交通体系調査に取り組んでいるところでございます。今年度は交通に関する現状分析や課題の整理、それから市民アンケートなどを実施しており、これにより得られた分析結果を踏まえ、次年度は都市交通に関するマスタープランを策定予定であり、その中で議員がご質問しているおおぞら南保育園前の道路のですね、交通安全の確保についても調査、検討してまいる計画でございます。
◆砂川和也君 私もちょっと朝の時間帯に1時間ほど測ったんですけど、乗用車が1時間に420台、大型車が17台、オートバイが11台、計400台、正直申し上げてそれほど交通量が多いと、ひっきりなしというのは感じませんでした。これは、朝8時半から9時半に測りました。やはりですね、スピードを出す車がすごく増えております。あと、大型車のスピードを出す車が増えております。なので、スピードを出させないというですね、対策というのが必要になるのかなと思いますので、それで先ほど申し上げましたが、事故が起きてからでは遅いので、早急な対策をお願いいたします。 次の質問のほうに移らせていただきます。ボランティアさんのですね、ビーチクリーンや市内清掃についてちょっとお伺いしたいと思います。今現在多くのボランティアの皆さんによって、宮古島の美化は助けられております。ボランティアの皆さんの位置づけ、これあくまでもボランティアはボランティアさんでやっているんですが、ボランティアさんの位置づけというのは市として今後どのようにお付き合いして、ずっとボランティアさんに頼っていくのか、そろそろ私はこのビーチクリーン等については行政の力をしっかり入れて、今回軽石等でもいろいろできるような体制が取れるということであれば、ビーチクリーンについてもできるかなと思いますが、ボランティアさんもずっとボランティアできるわけではないと思います。このボランティアさんの位置づけを市長はどのようにお考えかお聞かせください。
◎生活環境部長(友利克君) 一概にボランティアと申し上げましても、役所の業務に関連することでいえばそれこそ様々です。私が所管する生活環境部関連でいいますと、今おっしゃるようなクリーン活動もそうですし、あるいは健康増進、あるいは地域づくり、様々です。その他観光、福祉、教育、本当に広い分野にそれぞれのボランティア活動される方々がいらっしゃると思います。本当に自主的な地域貢献といいますか、地域づくりといいますか、そういったものへの貢献をしていただいているということで大変感謝申し上げたいというふうに思います。 それから、市としましてはですね、市民との協働のまちづくりという1つの大きな施策を掲げておりますので、その施策を実現する上ではですね、ボランティア活動をされる皆様方のご協力というものはですね、今後とも必要ですし、むしろますます重要性を増していくものというふうに考えております。
◆砂川和也君 本当にボランティアの皆さんには多種多様にわたりまして、私のほうの自治会の婦人会の方々もボランティア、いきいき百歳体操をはじめですね、いろんなボランティアのほうをやっております。私のほうがちょっとビーチクリーンや市内清掃をやっているもので、最近すごくビーチクリーンに関しましてはですね、拾ったごみも申請書を出せばちゃんと回収車が来ましてですね、ボランティアごみ袋に入れておれば市が回収していただいて、そのときに出る産廃のほうも市が持っていっていただいておりますので、クリーンセンターのほうですね、今伺うとすごくごみの分別もきれいにされていて、すごくきれいな稼働をしているというふうに伺っております。市内のビーチのごみの産廃は持っていってくれるんですが、まちのごみを拾ったときの産廃というのは、これも持っていっていただけているんでしょうか。
◎生活環境部長(友利克君) 海岸の漂着ごみの回収については実施していると。ただ、いわゆる生活環境の中でのクリーン活動での回収は、自己搬入をしていただいているという状況でございます。
◆砂川和也君 一応宮古高校のボランティア部というのがあるそうでして、こちらの方々が市内のごみを拾うときにですね、ちょっと拾ったごみの、ちょっと高校生たちが多いものですから、何か自己搬入というのはできないということでですね、産廃のほうもちょっと費用がかかるんじゃないかということを心配されている先生がいらっしゃいましたので、もしそのような申請を出せばそういう産廃を持ってきても費用がかからないというのがあるのであれば、ボランティア部のほうにしっかり伝えていただければなとも思います。 あとですね、ボランティアといっても多岐にわたると思うんですが、ボランティアさんが使用する手袋なり、今回ごみ袋等は頂いて、ボランティア袋に入れればしっかり持っていただくという形になっているんですが、例えば今回軽石の除去ですね、19日に行うというときには手袋のほうは支給いたしますよということがありました。こういうことができるんであれば、今後も市がボランティアさんに何かできることというのはないのかなと。例えば先ほどちょっと自分で搬入できないよという方にはトラックを貸してあげたり、軍手を支給したり、ちょっと熊手があるんなら熊手を貸してあげたり、あと海の清掃事業であれば、遠くの海から水をいっぱい含んだロープ持ってくるのはすごく大変なんですよね。そういうのを運ぶもののですね、バギーとか、そういうのがあればいいなという声も聞こえてきております。これは、一概に私も今どういうものがいいかということはちょっとなかなか言えないんですが、ちょっと一度このボランティアをやっている方々を集めてですね、どういう備品があれば非常にボランティアに効率よくできて助かるよということをですね、ヒアリングしていただいてですね、ぜひ市のほうで購入して、こういうのを貸し出していくというシステムをですね、つくっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
◎生活環境部長(友利克君) 海岸等々ですね、ボランティア活動を展開されている団体、個人についてはせんだっても答弁したところですけども、150団体、個人いらっしゃるわけですね。これからの課題といいますのは、やはりこれだけクリーン活動だけでも、いらっしゃるボランティア団体、個人をですね、どうやって統制よくまとめていくかといいますかね、活動していただくかというところだと思いますので、やはり今後は効率的なボランティア活動を推進するという意味でもですね、そのような団体の方々と意見交換などを十分にやっていく必要があるのかなというふうに思っております。支援としましてはですね、手袋などのお話もありましたけども、極力支援できるような体制を取っていきたいというふうに考えているところです。ボランティアの方々には大変ありがたいんですが、やはりまたちょっと危険を冒してまでですね、やっていただくというのもなんですから、やはりできる範囲でというところでお願いをしたいというふうに思っています。
◆砂川和也君 時間も少なくなってまいりました。最後に要望のほうをひとつお願いします。私、小さい頃ボーイスカウトをやっておりまして、ボーイスカウトのとき小学生だったんですが、町中クリーン作戦みたいなのがありまして、すごいまちの中のごみを拾った記憶があります。そのときすごいごみの量が、その頃まだ黒いビニール袋だったと思うんですが、トラック何台もですね、やった覚えがあります。すごく子供の頃ちょっと衝撃を受けました。なのでですね、ぜひ議会も当局も市民もですね、交えて宮古島一掃クリーン作戦みたいなですね、役所の皆さんも全員ですね、参加という形で、多分以前フラダンスのギネス記録つくるよというときにですね、皆さんにお願いして伊良部大橋のほうに来たという実績ありますので、こういうふうに人を集めるというのはできるのかなと思います。ただ、人が集まるとやはり駐車場問題やですね、先ほど言ったように危険なことというのも出てくると思いますので、いろいろあると思いますが、宮古島でですね、みんなできれいにしていくというですね、やはり観光というのは、きれいなところに行きたいと思うと思いますので、やっぱりきれいなところは汚さない、汚れているから汚す。やっぱりきれいにしていくということがすごく大事なことかなと思います。この点をですね、ぜひ来年度の事業の中に入れていくということをお願いしたいと思います。 本当に時間もなくなりました。ちょっと職員の何名かの方にお礼を言いたいと思います。私が議員となって初めてですね、道路の陥没の依頼をいたして、迅速な対応をしてくれました道路建設課の上里さん、どうもありがとうございました。今回一般質問に関しまして、都市計画課の前泊さん、観光商工課の川満さん、仲間俊貴さん、本当にですね、皆さん真摯的に対応していただきまして、市民目線の感覚で私どもいろいろご相談させていただきました。最初の一般質問でですね、ちょっと至らない点ありましたが、今後もですね、職員の皆様、いろいろ聞きに行きますが、また真摯的な対応をですね、お願いしたいと思います。どうもありがとうございました。
○議長(上地廣敏君) これで砂川和也君の質問は終了しました。
◆前里光健君 16番、前里光健です。それでは、令和3年12月定例会に当たり、一問一答にて通告に従いまして一般質問を行ってまいります。当局におかれましては、市民の皆様に分かりやすいご説明、ご答弁をよろしくお願いいたします。 まず初めに、福祉行政についてです。子育て世帯等臨時特別支援事業費補助金について伺います。令和3年11月19日の閣議で、
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、子育て世帯への新たな支援策が決定されました。それを受け、本市においても子育て世帯等臨時特別支援事業費補助金が、こちらは先議案件で可決されております。それを踏まえて伺います。市民の皆様からクーポンは使い道や利用できる期間が制限されるため、使い勝手が悪いので、現金で給付してほしいとの声が多く寄せられております。この給付は、経済対策の側面もありますが、子育て支援が主な目的であると考えます。子育て世帯にとって使いやすい支援であるべき。本市の実情も踏まえると、現金給付が最適であると考えますが、市長の見解を伺います。
◎副市長(伊川秀樹君) 子育て世帯等臨時特別支援事業費補助金、まさに議員おっしゃるとおりだと考えております。クーポン券で給付する場合には事務の煩雑さ、受給者の利便性を考えると現金で給付するのが望ましいと。宮古島市としましては、従来から市長等を含めてですね、そのほうが、現金で給付するほうが望ましいということで考えております。
◆前里光健君 クーポンの支給になってしまうとですね、3月、4月になるんですが、そうなってしまうとですね、役所のほうも年末、また年度初め、年度末ですね、また転入、転出などの業務が立て込む時期であります。また、恐らくですね、その時期は
新型コロナウイルスワクチン接種、第3回目というものが重なる可能性がございます。役所の皆さんの負担もですね、増える可能性もあります。また、先ほど答弁ありましたけど、軽石のボランティアというものも、軽石の影響というのもですね、長期化が予想されておりますので、そういった中で忙しい中にクーポン配布ということになればですね、クーポン製作、そしてクーポンを扱える事業者の調整、またはクーポン利用に係るシステムの構築など業務が重なるということになります。負担がかかります。そして、何よりも給付に至るまで時間がかかるということは容易に予測できます。子育て世帯にとってはですね、速やかな支給が肝要かと思います。そしてですね、補助においては子供の貧困率、また片親率も高く、また金銭的な負担もかなりのものになっている中でですね、やはりこういう声が寄せられるんですが、クーポンというものが入学金の支払いができるのかとか、あとは教科書代になる、それが支払いできるのかとか制服代に充てられるのか、そういうような要望が寄せられているところであります。その中でですね、石垣市とかも先んじてもう現金給付をするというふうに早々と明言しています。これは、全国で広がりを見せているというところでありますが、昨日ですね、また衆議院予算委員会においても岸田首相が18歳以下の子の10万円相当の給付、自治体の判断によって年内からでも先行分5万円の給付と併せて10万円の現金一括で給付することも選択肢の一つとして加えたいということで、地方自治体の一括での現金給付というものは無条件で容認するという考えを示しております。ぜひですね、臨時会で諮るということも考えられますが、私は今定例会の中で市長がですね、先議案件のような形でもう一度追加をするということも一つ考えられる方策だと思います。最後に市長の見解をもう一度お願いします。
◎副市長(伊川秀樹君) ただ、当市としましては現金の給付ということで、本当に支援が必要な卒業、入学シーズン、この辺りで現金の給付というのが一番好ましいと考えております。ただ、この1週間見ますと、今前里光健議員もおっしゃっておりますけれども、ただ今回の子育て支援等の補助金につきましては、10万円という総額は変わらずに5万円というのは現金、5万円をクーポンという制度が原則として残っております。当初は6月までにクーポン等給付が開始できない場合に限って自治体に例外的に現金給付も可能ですよというのが一つの流れだったんですけども、おっしゃるとおり、昨日年内からの現金10万円一括給付も選択肢に加えるという表明はしておりますけれども、ただ担当大臣はですね、クーポン分の財源であれば、補正予算が成立前に自治体が一括給付を行った場合は適切であればという少し気になる断り書きがございまして、政府は十分に補助金を交付する考えも示しておりますということなんですけれども、もう一つ当市の気になる部分が実はございまして、一括で約11億余の現金を配るとなりますと、実はキャッシュフロー、現金をそれだけ準備できるのかという部分がございましてですね、今日会計管理者ないし会計課にもちょっと確認しましたけれども、何とか間に合いそうではあるんだけども、万が一の場合には財政調整基金等の基金の繰替え運用等ということもございますけれども、当分の間は国がまず補正を成立をさせていただいてですね、実施要綱等が通知がある中においてきちんと判断すべきかなと考えて、今回先議案件で可決していただきました5万円を23日までに交付することによって、残り5万円については早いうちに、1月以内にですね、補正、追加提案として現金で給付と。あと、15歳以上18歳以下の子供たちについては一括で10万円給付という方法もございますので、その辺りを少し模索していきたいなと考えております。
◆前里光健君 2回に分けるとですね、システムというものをもう一度使って申請なりをやっていくということになってしまいますので、また手間暇がかかってしまう、時間がかかってしまうということになります。そして、できるだけ速やかにですね、配付できるような形で進めていただきたい。そして、今財政調整基金のほうも、そこまでしっかりと考えたということでありますので、ただ財政調整基金というのはそういうふうにこういうときにですね、活用するというのがやはり肝要かと思います。これまでも予備費を活用した対応をされてきたわけでありますから、その点をですね、踏まえてもう一度ですね、お考えいただきたいと、詰めていただきたいというふうに思います。 次に移ります。次に、指定管理者制度について伺います。例年、指定管理者の議案は12月に審議が進められておりましたが、状況を確認すると、指定管理者は選定委員会において既に選ばれており、通知決定も既に発送されていると聞いております。補足ですが、以前にですね、指定管理者の議案は3月に審議をしておりました。3月の審議はスケジュール的にも厳しく、また議会側でもですね、しっかりとした審議がなかなかできていない。そしてまた、4月1日に合わせた行政側も、また管理業者としっかりとした調整ができないという課題があった。そんな中で議会側からですね、提案をした。そして、12月からの審議にするという流れがありました。以上を踏まえて伺いますが、指定管理案件が今回の12月定例会で提案されていない理由について伺います。
◎総務部長(宮国泰誠君) 指定管理案件ですね、今回確かに12月定例会で提案をしておりません。その理由としましては、指定管理制度を導入ずっとやっておりますけども、モニタリングをまだ実施をしたことがないということで、第三者のですね、第三者のモニタリングを実施をしたことがないということで、これまでの反省も踏まえて、しっかりとしたモニタリング調査をした上でその指定管理者についてですね、お願いをしていきたいということで、今回の12月定例会では見送らせていただいております。
◆前里光健君 これまで第三者委員会のモニタリングをしたことがないということなんですが、これは実施してこなかった理由というものが分かればお答えください。
◎総務部長(宮国泰誠君) 第三者によるモニタリングなんですけども、指針のほうでは確かにうたわれておりますけども、行政として正式な公認会計士であるとかですね、税理士等に声をかけて実施をしてこなかったというような反省も含めてですね、今回実施しようということになっております。
◆前里光健君 総務部長、これはですね、スケジュール的に少し、ちょっと不可解なんですね。まず、この指示はなぜこのタイミングで出されたのかというのが分からないんですね。これはですね、宮古島市公の施設に係る指定管理者候補者選定委員会規則というものが、これインターネットでも確認できるんですね。その中の第11条にあります。こちら2項ですかね。前項により市長に報告した結果、指定管理者の候補者を決定した場合は会長、会長というのは部長ですね、指定管理者予定実施所管課長に指定管理者候補者決定通知、これを通知するものとするということになっているんですね。要すればもう決まっているはずなのに、そして通知を出している。これは、市長に報告した上で通知が行っているのに、またモニタリングをする。これどういうことなのか。これは誰の指示ですか。
◎総務部長(宮国泰誠君) 確かに公募をいたしまして、選定をしまして市長に報告をしてございます。なぜ今の時期なのか、誰の指示なのかということですが、これについては9月定例会で副市長のほうが、やはりモニタリングというのは大事なことなので、実施すべきだろうという答弁をしたかと覚えておりますが、その答弁によりましてですね、事務方としてはしっかりとモニタリング調査した上で進めていきたいという考え、判断に立ちまして、そのようにしております。
◆前里光健君 ではですね、そのモニタリングというものは、これまで募集要項に書かれていたモニタリングというものと別のモニタリングということでよろしいですか、モニタリングの内容も教えてください。
◎総務部長(宮国泰誠君) 募集要項にもですね、確かにモニタリングという記載はございます。ただ、これにつきましてはこれまで実態としてですね、実績報告書を取ったり、毎月の月例報告を取ったりということで、それをモニタリングということでですね、取り扱ってきたと思いますが、今回は公認会計士であったり、税理士であったりですね、施設の利用団体の代表者等々を含めまして運用委員会というものを立ち上げまして、その中でその結果について審査をしていくというようなことでございます。
◆前里光健君 本来モニタリングというものはですね、例えば決定しました、そして1年間、そして状況確認をする。その施設に係る会計ですよね。そういったものを調査を入れるというのがモニタリングなんですよね。それで、ある基準をつくって、設けて、その基準に照らし合わせてしっかりと運用ができているのかというのがモニタリング。その上で進められるものなんですよね。ということは、今回進められている指定管理案件、もう決まっているんですよね。また、その事業者、内定ですよ、内定している事業者に対してもモニタリングをするというのが分からないんです。その説明をお願いします。
◎総務部長(宮国泰誠君) 確かに今指定、公募して選定されている団体についてもですね、モニタリングを実施するということなんですけども、先ほど申し上げましたとおり、本格的なといいますかね、公認会計士であるとか、そういう運用委員会を立ち上げてのモニタリング調査をしたことがない、これまでですね。ですから、確かに時期的になぜ今なのかという疑問はあるかと思うんですが、公募された、決定された団体、施設管理者ですね、それを今回のモニタリングによって指摘を受けることがあったりしてもですね、それはあくまでも改善をしてくれということをやって、指定管理を受けた後ですね、これが改善されていかなかった場合について指定の打切りだとか、そういうふうなことに持っていこうと。ですから、今回公募決定された施設をすぐさま不適切だから打切りになるということではございません。スタートということでですね、若干時期的に無理があったかと思いますけども、そういうスケジュールで取り組んでいきたいというふうに考えております。
◆前里光健君 総務部長、ちょっと矛盾が生じるんですよ。だったら12月定例会に上げるべきです。しかも、その決定した事業者はまだ運営していないんですよね。契約まだですよ。どうやってモニタリングをするんですか。継続している事業者に対してのモニタリングという理解でよろしいですか。
◎総務部長(宮国泰誠君) ご質問のとおりですね、これまで指定管理を受けて、今回の公募において選定された事業者という考えでモニタリングを実施したいというふうに思っております。 (「休憩お願いします」の声あり)
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午後2時53分) 再開します。 (再開=午後2時55分)
◎副市長(伊川秀樹君) 前里光健議員おっしゃるとおり、この
疑問点は
疑問点として正しい部分ございますけれども、今回の指定管理ということで2年前に要綱改正が行われまして、部長等が委員長となって、今回何件かの指定管理が決定というんですかね、あくまでも今回は優先交渉権ということでの部分で決定されたということであって、議会の議決をもって最終的には指定管理者ということでの契約の運びになるというのは皆さんご承知だと思いますけれども、今回指定管理者の公募をして、部長等が委員長になって、各関係課長等が委員会等をやって決定した中において、継続的な業者もいる中において、じゃこれまでやってきたことが果たして正しかったのかどうかという、特に今回やる部分についてはですね、利用料金制を取っている事業所、事業内容が特に多かったんで、その部分も含めて過去5年間遡って、適切な財政運営等含めてですね、されてきたかどうかを確認するということで今回やっております。 今回この時期に至ったという正直な流れとしましては、私が6月22日に就任をいたしまして、各部局長ないし関係課長の協力を得まして、今指定管理制度は利用料金制等含めて約50の指定管理を行っておりますけれども、その50の指定管理のヒアリングを行った中においてモニタリングが全くされていなかったというのが一つのきっかけでございます。9月定例会に粟国恒広議員が、じゃどうなっているんだという話があって、指定管理はやっぱり実質的には実施していくべきだろうと。もう一点ですね、実は今年4月、福祉関係で新たな指定管理が行われたんですけれども、実はこの年度中途においてですね、辞退されてしまった事業があります。そういう意味では、この指定管理の中におけるモニタリングというのは、本当に事業の指定管理の趣旨目的に沿った運営がされているのか、経営はどうなのかというのはいま一度改めて確認するのは必要かなということが発端になっております。 あと、指定管理、もともとはこれまで委託料という事業の中でやっておりましたけれども、元をただせば市民の税金、市民の財産でございますんで、そこら辺が公正公平ということできちんとされていますよということをいま一度今回の何件かの利用料金制ないしそこら辺を確認することによって、今後はきちんとやっていくということを確認するということの流れでございます。
◆前里光健君 副市長、今の答弁、少し理解に苦しむんですね。これまでやってこなかった、そして公平公正な運営がなされていなかった可能性があるという答弁に聞こえるんですよ。ということは、今まとめますと50ある施設、指定管理あります。その中でも今言ったような収益源に関するような施設、さらには継続に係る施設をモニタリングをする。しかも、継続するに当たっては5年間ないしは3年間の契約がありますから、それを遡って調査をすると。じゃ、お伺いしますが、今モニタリングをする運用委員会なるものは、その要綱といいますか、または基準、そういったものはもう定められているということでよろしいですか。定められているのであればいつですか。
◎総務部長(宮国泰誠君) 先ほどのご質問につきましては、宮古島市指定管理制度導入に関する指針というのがございます。この中にですね、モニタリングの実施、そして運用委員会による検査の検証等々がございまして、運用委員会の構成としましては学識経験者、財務に精通する者、先ほど申し上げた公認会計士、税理士、中小企業診断士等ですね、あります。それからまた、施設の機能または管理業務の性質に応じた専門的知識を有する者、施設の利用団体を代表する者というようなメンバーで一応構成する予定としておりまして、この部分につきましては11月12日に県の指針をですね、参考に追加をしてございます。
◆前里光健君 その宮古島市指定管理者制度導入に関する指針というものに関して、今おっしゃったその運用委員会なるものを追加して、県の資料を基にですね、追加したということなんですが、それは理解できるんですが、その運用委員会が設置されます。そして、これから新たな基準を設けます。ですよね、そのメンバーでやるわけですから。税理士、公認会計士、ほかにもいろいろな有識者がおられます。そういった方々の、まずその基本的なベースのチェック方法があるわけですよね。そのチェック方法がこれから定まっていく、このメンバーでやっていきますよというのに、5年間遡ってその運用をチェックする。モニタリングというのはですね、1年間この運用が適切かどうかというのは目標があるんですよ。定めた設計の下に、それに合わせてつくっていくんですね。分かりにくいですかね。それに沿って進められるべきなんですよ。後づけでやった、その運用委員会の組織が決めたルール、基準を何で過去に遡ってそれを適用してチェックができるんですか。分かりますか。もう一度答弁お願いします。 (「休憩お願いします」の声あり)
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午後3時03分) 再開します。 (再開=午後3時03分)
◎総務部長(宮国泰誠君) 前里光健議員ご質問の3年、5年遡ってというふうなところでですね、ちょっと難しいんじゃないかというふうなご指摘だったかと思います。一応これについてはですね、所管する各課でですね、こういった、これは県のものを参考にしてありますけれども、一応モニタリングシートというのを作成することとしております。その中で、もちろん先ほど言った財務関係ですね、そういったものの評価を記入していただきまして、これを総合的に判断するというような手法でモニタリングを実施していきたいというふうに考えております。
◆前里光健君 ですから、新たな運用委員会が定めるもので、委員がいますよね。その中で過去の基準にのっとってチェックをしていく。じゃ、その基準にのっとってやっていくので、メンバーはこれから設置をしていくということなんですが、それではお聞きしますが、そういう運用をしていくというのは事前に指定管理を受ける、この内定しているという事業者にですね、そういう通知または説明、または要綱なりに定めているものでしょうか。事前にこういう話合いができているかということです。
◎総務部長(宮国泰誠君) これにつきましてはたしか公募、審査の段階でですね、このような話はなかったかというふうに思っております。ただ、市として先ほど副市長が答弁しましたけども、市の財産でありますので、しっかりとした企業にしっかりとした指定管理をしていただくというのが目標でありますので、これからはですね、先ほど言ったモニタリングシート等配布をしまして、記入いただきまして、それをチェックしていきたいというふうに考えております。
◆前里光健君 分かりました。進めていくということなので、また全員協議会の中で副市長が答弁されておりますけれども、1月、2月の間でそういった中で決めてですね、公表していくと、その後に議会に提案していくということなんですけれども、これは④の質問になります。令和4年度の指定管理者の議決へ向けたスケジュールというのはどのようになっているのか伺います。
◎総務部長(宮国泰誠君) 現在はですね、指定管理施設担当課においてですね、先ほどありましたモニタリングシートの作成を依頼をしてございます。これをですね、来年の1月中旬には運用委員会を開催しましてモニタリングシートの検証、その後ですね、ちょっと時期は明確にお答えできませんけども、運用委員会の検証終了後にですね、臨時会等々でご審議いただきたいというふうに考えております。
◆前里光健君 臨時会のお話がありますが、やはり審議時間をしっかりと設けていただきたいという要望なんです。これは、議会運営委員会で諮ることにはなるんですが、そのモニタリングですね、進めていくということではありますけれども、今スケジュール感でいうと、なぜこの時期なのかというものも疑義があります。そういった部分もですね、選定委員会で決まったものがまた新たな運用委員会によって審査されるというものが少しいびつに見えます。その説明もですね、できるような形で議会の提案をですね、していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。こちらについては以上であります。 続いて、教育行政について伺います。旧宮原小学校の跡地利用について伺います。宮原小学校は、2015年に廃校となりました。その後、築年数の浅い元の幼稚園舎や体育館は、市民や鏡原小中学校の生徒児童によって利用されております。全体的な跡地利用は進んでいない状況ですが、以上を踏まえて伺います。地域から校舎解体への要望が出されておりますが、教育委員会の見解を伺います。
◎教育部長(上地昭人君) 旧宮原小学校の校舎並びにプールにつきましては、校舎の老朽化が進み、コンクリートの剥離によるコンクリート片の落下が見られるなど危険な状況にあることから、解体に関する要望書を令和3年9月27日に宮原自治会から受けております。市教育委員会といたしましても状況等は把握しており、解体に向けて協議を進めていたところであります。解体に向けては、令和4年度におきまして解体に係る設計委託費を計上し、解体に係る金額の算定後、解体費用を計上し、解体を行い、安全確保に努めてまいりたいと考えております。
◆前里光健君 解体の要望が出されている中でですね、私も数年前にその校舎の中に入ってですね、実際にどういう状況かというのを確認しましたが、やはり耐震基準を満たしていない中で、校舎の中に入ること自体が危険な状態で、外壁なりももう劣化しているということで、一刻も早い危険性の除去という観点の中でですね、そこは解体を進めていくというのが私も妥当だというふうに考えておりますので、ぜひこの方向でですね、進めていただきたいというふうに思います。 その中でですが、②の質問になります。跡地利用に向けた取組と内容ですね、そのスケジュールについて伺います。
◎教育部長(上地昭人君) 解体後のスケジュールでございます。建物が解体された後の跡地利用につきましては、現状として旧宮原小学校内の敷地の大部分におきまして、個人や共有名義の土地が多くあることから、市として地域の方々に対して利活用に関する計画が示されていない状況にあります。今回の自治会からの要請を受け、市としてはまず危険建物の解体を進めながら、今後の利活用について自治会及び地権者と話合いを持ちながら、利活用に関しての協議を進めてまいりたいと考えております。
◆前里光健君 ③の質問にもかぶっているかと思いますが、今の答弁はですね。跡地利用が進まない理由、こちらについても併せて答弁お願いします。
◎教育部長(上地昭人君) 先ほども答弁いたしましたけど、旧宮原小学校の敷地の大部分は個人または共有名義となっております。学校閉校後の後利用につきましては、まず地権者との協議が必要となります。また、民有地をこれまで学校用地として使用してきた経緯や地権者の後利用に関する意向についても確認する必要がありますが、これまで自治会や地権者との協議の場がなく、利活用に関しての意見を交わす機会がなかったことから跡地利活用が進んでこなかったものと考えております。今後は解体を進めながら、跡地利用については市、自治会、地権者と話合いを持ちながら進めていきたいと考えております。
◆前里光健君 午前中のですね、下地信男議員の質問の中にもありましたが、宮古島市の
公共施設等総合管理計画の中で個別計画というのも進められているという中で、今進まない理由というのはですね、そういった個人名義が残っている、共有名義が残っている、そういう権利の問題が発生してくるわけです。そういった中ではやはりその跡地利用を進める、そういったときには、下地信男議員も提案ありましたけども、プロジェクトチームのようなものをつくってですね、そういった協議を重ねて、これは教育委員会のみではできないと思いますので、そういったチームをつくって進めていただきたいというふうに要望させていただきたいと思います。こちらについては以上です。 次に、順番を変えたいと思います。いじめ防止対策ではなくて、その中の教育行政のですね、④、教員による児童生徒に対するいじめ、いじめという定義はですね、児童生徒が児童生徒に対してということなんですが、ここでは暴言や威圧的な態度、体罰についてということでお聞かせください。この状況を把握しているか伺います。
◎教育部長(上地昭人君) 教員による児童生徒に対するいじめ、体罰についての状況というご質問でございます。教育委員会としまして、学校や保護者、学校関係者からの体罰等の情報提供により把握しております。把握後の対応につきましては、学校の管理職、校長先生による当該教職員から事実確認を行うよう指示し、報告を求めております。体罰等が認められる場合には、報告書の提出と対象の児童生徒、保護者への対応について学校へ確認し、必要に応じて助言を行います。また、個々のケースによりましては、教育委員会においても当該児童生徒や保護者への聞き取りを行います。確認しているケースにつきましては、現在こういったことが進行中でございます。
◆前里光健君 実は教育部長、これは個別の案件をですね、私は相談をさせていただいております。この案件は、とても機微な問題でありますので、少し言葉を選びながら質問させていただきたいと思います。また、パネルを使用させていただきます。今年11月24日に教育委員会、そして私、保護者、教育委員会のメンバーでですね、3者で話合いを行いました。そのとき、保護者の説明の内容をかいつまんで、時系列でご説明申し上げます。今年の9月頃、児童は腹痛を訴え始め、休む日があったと。これは、ある小学校の男の子のお話でございます。不登校になる前兆があったということであります。そして、児童はおなかが痛いので、保健室に行きたいと伝えたが、先生は行かせてくれなかったと。そしてまた、保護者にも連絡をさせてもらえなかったということであります。10月の初旬、不登校が本格的に始まり、親からの問いかけに対して児童は泣いて震えながら、先生が怖い、学校へ行きたくない。その状態を見たときに、父親は初めてこのことの重大さに気づいたということであります。そして、11月1日、心療内科へ行くと、適応障害と診断を受けます。心療内科の先生は、保護者に対して学校の先生の影響があるというふうに伝えたということであります。診断書をですね、その日に担任の先生にお渡しをしたということであります。そして、11月11日、母親、担任、校長、そして教頭先生、4人で話合いが行われて、校長先生が担任の先生は怖くないので、ぜひ学校へ連れてくるようにというふうに促したということであります。慣れさせようということだと思います。しかし、その当時、児童はですね、夜中でもフラッシュバック、パニック状態に陥っている、そういう精神状態ということだったので、やはり学校には行けないということで母親は伝えたということであります。11月16日、父親、そして校長先生、担任の先生の3人で話合いが行われました。父親は、教育委員会のほうに学校のほうから心療内科の診断書は提出しましたかという問いに対して、校長先生は理由が分からないので提出をしていないと回答されたそうです。その中で、その日のうちに、理由は分かりませんが、校長先生は転校を、最終的にはそういう道も残されていますよというような提案をされたということであります。そして、11月24日、私と保護者、そして教育委員会の担当課の皆さんと話合いを行ったと。学校側からその日にですね、教育委員会のほうに不登校案件についての正式な文書が届いていたという流れであります。教育長、この案件は把握されていると思いますが、いつ把握されたのか、その点に関してお答えください。
◎教育長(大城裕子君) 教育委員会としても大変心配しているところでございます。教育委員会に第一報が入りましたのは11月17日です。これは、学校長より学校教育課の課長に電話連絡が入っております。その後11月24日、教育委員会のほうにですね、学校のほうより不登校事案についての報告書が届きました。同日、父親と前里光健議員とが来庁されました。その間、学校教育課で面談を行っております。そして、保護者、そして前里光健議員より事情を伺って詳細を把握したという状況です。この日に子供のケア、心理面、学習面について教育相談室やまてぃだ教室を教育委員会としては案内しております。同日、担当指導主事が学校のほうにも赴きまして事実確認を行っております。そして、学校長への指導、助言も行っております。その後、11月30日に児童向けのアンケート内容の確認が学校長より教育委員会にありました。アンケートの実施を伝えております。そして、12月1日から12月3日、児童向けのアンケートを実施しております。そして、12月3日、保護者向けのアンケートを配布しておりまして、12月7日までに回収しております。現在、児童向け、保護者向けアンケートの集計作業中ということです。そして、父親には学校教育課の課長からも電話連絡を入れております。私のほうもその後の対応について、今集計作業中ということですが、その後時間がかかっておりますので、学校長のほうに迅速に対応するようにと指導、助言を行ったところです。大変心配しております。
◆前里光健君 いろいろアンケート調査を行って助言、指導等を行っているということで進めているということなんですが、時間かかり過ぎていると私は思います。そういった中でですね、お聞きしたいのは、このクラス、不登校というのは学校に通えないんですが、クラス、教室に通えない子供たちというのはこの子以外に何名いるか把握されていますか。
◎教育長(大城裕子君) 同じ学級に登校渋りの子が数名いる可能性があるということは聞きました。可能性といいますか、その話を聞いて、その後実際に登校渋りをしている子がいると。本日学校長に確認をしたところ、現在は全員登校しているという報告を受けました。
◆前里光健君 これまでそのクラスに通えないほかの児童生徒がいたということなんです。そういったこと自体がかなり問題だと私は思っております。そういった部分もですね、しっかりとつまびらかに詳細を把握した上でですね、対応を進めていただくというのが肝要かと思います。その中でですね、分からないのがですね、この心療内科の結果です。こういったものが学校側からですよ、教育委員会側に上がっていたのか、そこを確認をさせてください。
◎教育長(大城裕子君) 教育委員会として診断書を確認させていただいたのが11月24日です。
◆前里光健君 今の答弁、残念ですね。学校側からその診断書というものは上がってきていなかったということなんですよ。そういった実情を考えますと、まだまだ解明されていないと、しっかりと詳細がですね、分かっていないというのもあると思いますので、今後その学校に通えない児童生徒、今も現在そういう状況なんですから、その子を見て苦しんでいる保護者というのがおられます。保護者はですね、現場で何が起こったのかというのを知りたいということでありますので、しっかりと調査を行っていただきたい。そして、こういったことが二度と起きないようにですね、再発防止のための取組をしっかりと行っていただきたいというふうに思っております。こちらについては以上とさせていただきます。ありがとうございます。 すみません、順番また戻ります。いじめ防止対策について伺います。沖縄県教育委員会は10月13日、暴力行為やいじめ、不登校など現状を把握する2020年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査の県版を公表しました。重大事態のいじめは14件、児童生徒1,000人当たりの発生件数は全国値を上回ったと新聞に報道がありました。以上を踏まえて伺います。市内小中学校で確認されているいじめの件数についてお伺いいたします。
◎教育部長(上地昭人君) 令和2年度市内小中学校で認知されているいじめの件数は小学校で396件、中学校58件、合計で454件となっております。そのうち1件の重大事態件数が報告されております。令和3年度11月現在では小学校で363件、中学校で36件、合計で399件となっております。そのうち重大事態件数は、今のところ報告を聞いておりません。
◆前里光健君 重大事態というのがなかなか分かりづらいかと思いますが、重大事態というのはですね、いじめにより当該学校に在籍する児童等の生命、または心身、財産に重大な被害が生じた疑いがあると認める事態ということでありますので、こういった事態がですね、本来あってはいけないですし、また件数に関して言いますと、令和2年度が454件ということであります。このいじめ発覚後、どのような対応をされているか。恐らくマニュアル等もあると思うんですが、その件に関して伺います。
◎教育部長(上地昭人君) いじめ発覚後の対応についてお答えいたします。 まず、学校の対応といたしましては、いじめの発見、通報を受けた場合には、校内のいじめ防止対策委員会による組織的な対応を行っています。被害児童生徒に対しましては、事情や心情を聴取し、児童生徒状態に合わせた継続的なケアを行います。加害児童生徒に対しては、事情や心情を聴取し、再発防止に向けて適切に指導を行うとともに、児童生徒の状態に応じた継続的な指導及び支援を行います。重大事態においては警察署及び関係機関と連携して対応し、教育委員会への報告を受けることになります。教育委員会の対応といたしましては、学校からの報告を受けたときは、必要に応じて当該学校に対する必要な支援、措置、指導助言を行います。状況によっては、自ら必要な調査を行うこともあります。
◆前里光健君 ③の質問なんですが、宮古島のほうでですね、宮古島いじめ防止基本方針の中の宮古島市立学校重大事態に関する調査委員会の設置に向けて取り組んでいると思いますが、そのことについてご答弁ください。
◎教育部長(上地昭人君) 現在、宮古島市立学校重大事態に関する調査委員会設置条例の制定に向けて準備をしているところです。今年度中には策定をし、3月定例会には議案の上程ができるよう努めてまいります。同法は、平成26年6月20日、法律第76号により改正公布され、平成27年4月1日から施行され、国による地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律に基づくものでございます。よって、この条例を制定することによって、重大事態に対する対応が可能になるかと思います。
◆前里光健君 今年度中に条例設置していくということなんですが、ちょっと認識を確認したいんですが、この宮古島市立学校重大事態に関する調査委員会、こちら条例を設置します。その後常設といいますかね、この設立をするということなのか、何か重大事態があったときに立ち上げるという認識なのか、どちらなのかお伺いします。
◎教育長(大城裕子君) ただいま教育部長から答弁がございました宮古島市立学校重大事態に関する調査委員会に関しましては、個々のケースに応じて、その必要が認められたときに立ち上げるという認識です。
◆前里光健君 こちら、宮古島市いじめ防止基本方針というのがございます。その中のですね、3ページ、上のほうにですね、学校におけるいじめの防止等のための対策を実効的に行うために、教育委員会の附属機関として宮古島市立学校重大事態に関する調査委員会を設置すると、こう書かれているんですね。そして、文部科学省が発行しているいじめ防止等のための基本的な方針というのが定められております。その中にですね、重大事態が起きてから急遽附属機関を立ち上げることは困難である点から、地域の実情に応じて平時から附属機関を設置しておくことが望ましい、望ましいんですよ。こういうのが起きてからですね、対応するというのは遅いんではないかという懸念もありますし、そういう組織というものはですね、条例設置後、私はこの附属機関というものは設けるべきだと、調査委員会ですね、というものは設けるべきではないかと私は思うんですが、もう一度教育長の見解を伺います。
◎教育長(大城裕子君) 前里光健議員のおっしゃるとおりだと思います。現在前里光健議員がおっしゃっておられた宮古島市いじめ防止基本方針、こちらになります。こちらが策定から3年の経過をめどとして、法の施行状況等を勘案し、宮古島市基本方針の見直しを検討し、必要があると認められるときは、その結果に基づいて必要な措置を講じることができるというふうに定めてありますので、こちらの見直しも進めながら、設置に向けて今年度中に取り組んでまいりたいと思います。そして、常に何かあったときに迅速に対応できるように、常設という形で取り組みたいと思います。
◆前里光健君 ぜひよろしくお願いいたします。 少し時間が迫っていますので、次に生活環境行政について伺います。インターネット環境の強化に向けた整備について伺います。本市におけるインターネット接続環境に関するアンケート調査が令和3年9月13日から同年9月24日に実施され、12月2日に行われた宮古島市インターネット接続環境に関する意見交換会でアンケート結果が示されております。以上を踏まえて伺いますが、アンケート結果の概要についてお答えください。
◎企画政策部長(垣花和彦君) 沖縄総合通信事務所のアンケートの結果の概要について説明申し上げますが、概要によりますと、全般的に多くの利用者において、遅延が発生する時間帯はあるものの、宮古島市が特に通信品質が悪いという状況にはなく、利用者の環境について個別に精査することが必要だというふうな内容になっております。ちなみに、遅延が発生する時間帯については20時から24時、利用が集中する時間帯に多いというような形になっております。
◆前里光健君 終わります。ありがとうございました。
○議長(上地廣敏君) これで前里光健君の質問は終了しました。 しばらく休憩し、3時50分から再開したいと思いますが、よろしいでしょうか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(上地廣敏君) では、休憩します。 (休憩=午後3時37分) 再開します。 (再開=午後3時50分) 本日の会議時間は、議事の都合によりこれを延長します。 では、休憩前に引き続き一般質問を行います。 順次質問の発言を許します。
◆仲間誉人君 質問に入る前に所見を述べさせていただきます。さて、今宮古島市議会議員選挙において、市民の負託を受け初当選を果たすことができました。身の引き締まる思いであります。市議選で有権者の皆様に提示した第一次産業の振興をはじめ、市勢発展と住民福祉の向上を目指していきたいと決意を新たにしているところであります。行政は市民の目線に立ち、常に先手先手で問題解決に取り組むことこそが宮古島市を活性化させ、ひいては元気なまちづくりを推進するものと確信をしております。地方の元気なくして我が日本の発展はありません。宮古島市民の暮らしと福祉を守るため、皆さんの大きな声、小さな声をしっかりと聞いて市政に訴えてまいります。この宮古島市のため、全身全霊、力の限りを振り絞って、第一次産業の振興をはじめ、市勢発展と住民福祉の向上のため、粉骨砕身頑張ってまいります。政策に掲げた暮らしと福祉を守るなどの10項目について、実現に向けて取り組んでいく決意を改めて表明し、所見とさせていただきます。 まず初めに、暮らしと福祉における福祉行政についてお伺いをいたします。佐良浜地区の防犯灯設置については、安心、安全な暮らしを守るためにもこれまで住民からの要望も多く、早急な設置が求められてきたことはご承知のとおりであります。現在佐良浜地区集落内の防犯灯は、住民から夜道における安心、安全面で不安の声が上がっており、特に子供たちの夜間における帰宅や外出に支障を来しております。そこでお伺いをいたします。1点目は、佐良浜地区集落内の街灯及び防犯灯は何か所あるのか。 2点目、現状の街灯及び防犯灯で対応は十分と考えているのか。 3点目に、今後の街灯及び防犯灯の設置についてどのように考えているのか、分かりやすく具体的にご説明願います。 次に、バスの無料化、シルバーパスについてお伺いをいたします。まず、バスの無料化についてお伺いいたします。宮古島市における生活バス路線確保対策補助金についてお伺いいたします。さて、コロナ禍の中で宮古島市においても非常事態宣言に伴う観光客の激減による経済活動の停滞等、市民生活は厳しいものがあります。特に生活困窮者が増加する中で、社会福祉の向上をはじめ、市民生活の安定等を目指す宮古島市において、公共交通機関の無料化は経済活性化の一翼を担うものと期待しています。宮古島市の人口は約5万5,000人余り、約2万8,000世帯の市民の多くが生活に困窮しているのが実態であります。これまで宮古島市の発展に貢献してきた65歳以上の高齢者のバス利用を援助する、助けてあげるというのが誰一人取り残さない社会の実現に向けた福祉社会の充実につながると思います。そこでお伺いいたします。1点目に、バス事業者に対する補助金について、当局のご説明を願います。 2点目に、65歳以上の皆様のバス利用無料化について、当局の明確なご答弁を賜ります。 次に、シルバーパス事業についてお伺いをいたします。シルバーパス事業は、高齢者の社会参加を目的に、高齢者の生きがいと健康づくり推進事業の一環として、高齢者を対象に福祉バス事業を行うものであります。対象者は、市街地を除く全ての地区、65歳以上で寝たきり状態にない者であって、地方税の規定による市民税が課されていない非課税世帯であります。シルバーパス事業の内容は、バス会社の乗り放題になるバス路線を半額補助するもので、ふるさと納税を原資にして補助するものであります。課題としては、全国的に発生している高齢者の交通事故による免許返納に伴う交通手段の確保や、宮古島市においては市役所や宮古病院などの移転等に伴い、地域や対象者の検討等が挙げられます。同事業は、高齢者の介護予防活動支援も含まれていると思われますが、高齢者の介護予防支援はお年寄りだけでなく、市民の元気で健やかな生活を確保する上でも重要な施策であり、積極的に推進すべきものと考えます。また、十分に利用できるようにすることで、高齢者の社会参加と介護予防支援につながるものではないかと思料されます。そこでお伺いいたします。住民福祉の向上につながるシルバーパス事業についてどのようにお考えなのか、具体的にお示し願います。 次に、道路行政についてお伺いをいたします。佐良浜地区で市道認定された道路は何か所あるのかお伺いをいたします。 また、佐良浜地区における道路についてはご承知のとおりであり、緊急車両も入れない危険区域の解消、道路交通における安心、安全を確保するためにも、市道認定道路としての拡張工事が喫緊の課題であります。そこでお伺いをいたします。佐良浜地区における幹線道路整備計画はあるかお伺いいたします。 次に、伊良部島一周道路の維持管理について伺います。今後、新型コロナの落ち着きによる観光客の増により、伊良部島一周道路においてはレンタカー、大型バス等交通量の増加、また製糖期に入り、サトウキビを積載した大型ダンプの通行量増が予想されます。現在の道路における維持管理、草刈り作業等は年に何回行われているのかお伺いいたします。 次に、市道伊良部103号線、伊良部大橋海の駅近くの道路冠水箇所についてお伺いいたします。この場所は、何年も前から大雨のたびに道路全体が冠水し、車両通行の妨げとなっており、何度か修繕は行われておりますが、冠水の解消には至っておりませんので、大幅な改善が必要だと考えられます。市としてどのように対応、改善していくのかお伺いをいたします。 次に、漁業行政、伊良部漁協関連施設についてお伺いをいたします。伊良部漁業協同組合、佐良浜地区においては、皆さんご承知のとおり沖縄県内でも有数の漁業のまちとして知られている地域であり、漁港から見た地域の独特な景観も魅力の一つであります。しかしながら、現状として地域人口の減少、漁業従事者の高齢化や伝統漁法である追い込み漁の継承の危機、後継者育成問題、漁業を伊良部島で始めたいという本土からの問合せもある中、その場所を提供できないなど多くの課題を抱えているのが実情であります。お伺いいたします。漁業資料館、体験施設、加工施設の建設についてお伺いをいたします。パヤオ発祥の地として世界にアピールする拠点づくり、過疎地域の持続的発展、若い世代への地域への流入による地域人材の確保、雇用の確保、後継者育成、地域づくり、まちづくり、地域の活性化、市長が施政方針で挙げる農畜水産業の所得向上、ブランド化の推進、六次産業の促進による加工技術の向上や販路の開拓を図るためにも地域においても漁業資料館、体験施設、加工施設は重要な役割を持つ施設になると考えます。同施設建設について、当局の考えをお伺いをいたします。 次に、農業行政について伺います。現在の家畜ふん尿処理状況について、どのような処理を行っているのかお伺いをいたします。 次に、どのような処理施設において処理をされているのかお伺いをいたします。 次に、教育行政について、佐良浜小学校跡地についてお伺いをいたします。学校統廃合後の跡地の管理、利用状況、利用計画についてです。1点目に、旧佐良浜小学校の跡地の管理状況についてお伺いをいたします。 2点目、旧伊良部中学校の跡地においては民間企業におけるイベントの開催、城辺中学校跡地については大学観光学部構想が計画されるなど利活用の実施計画が上がっておりますが、旧佐良浜小学校跡地について、民間企業からの利用の提案があるのかお伺いをいたします。 3点目に、宮古島市として利活用計画はあるのか。砂川中学校跡地については宮古島市歴史資料館として活用されており、埋蔵文化財の保管や宮古上布の後継者育成などの計画もされており、宮古島市の歴史、文化を学ぶ場として期待を寄せられているところであります。そこでお伺いをいたします。旧佐良浜小学校跡地について、宮古島市としての利活用計画があるのかお伺いをいたします。 次に、伊良部カントリーパークについてお伺いをいたします。1つ目に、同施設の管理状況についてお伺いします。 2つ目に、伊良部カントリーパーク競技場について。最近では伊良部大橋の開通で伊良部島へ渡る利便性も向上されたこともあり、少年サッカー大会等の利用も増えてきております。そこで、伊良部カントリーパーク競技場をプロサッカーチーム等キャンプ誘致、また各種大会、リーグ戦の誘致、国際線が就航できる下地島空港の活用も見据えた国際大会等を誘致可能な宮古島市営サッカー場として整備可能かお伺いをいたします。 以上、質問を申し上げました。必要であれば再質問を行いますので、市長をはじめ、当局の明快なるご答弁に期待をいたします。
◎企画政策部長(垣花和彦君) バスの無料化、シルバーパスについてお答えいたします。3点質問がございましたので、順次お答えいたします。 まず、バス事業者に対する補助金についてでございます。路線バスに対する支援でございます宮古島市バス路線確保対策補助金につきましては、地域において必要なバスの運行についてその確保を図り、住民の福祉向上に資することを目的として、沖縄県と市が分割して、路線を運行しているバス会社へ経常経費と経常収支の差額分、赤字分ですね、これを支援する制度となっております。現在、宮古協栄バス、八千代バス・タクシー、共和バスの3事業者が運行する7つの路線が補助対象となる生活バス路線として県から指定を受けており、昨年度は合計で1億66万円が支援をされております。このうち6,556万8,000円が市からの支援金ということになっております。 また、運行経費とは別に、生活バス路線に要するバス車両の購入につきましても、バス1台につき450万円を上限とする補助についても県と市で分割して行っております。今年度、宮古協栄バスの2台分の車両購入費876万8,000円、このうち市は438万4,000円を支援をしております。また、共和バスの1台分の車両購入費に対しまして430万円、このうち市の負担は215万円となっておりますが、これを支援をしております。 次に、65歳以上の非課税世帯のバスの無料化についてでございます。本市におきます高齢者への交通支援といたしましては、高齢者支援課におきまして自家用車がない65歳以上の非課税世帯へタクシーチケットの初乗り分を交付する事業を実施しており、約90名の方が利用されております。また、市内路線バスを運行している各事業者におきましては、免許返納者に対する割引制度がございまして、乗車運賃に対して、これバス会社によって違いますけれども、10%から50%の割引を受けることができるようになっております。高齢者への交通支援は、今後も重要な取組であると考えますけれども、本市の65歳以上がいる非課税世帯は6,800世帯以上あり、その全てを無料化するに当たっては財源確保という大きな課題がございます。交通支援の対策は高齢者のみでなく、障害者や児童生徒など、いわゆる交通弱者と呼ばれる方へ支援を総合的に検討し、取り組む必要がございます。高齢者の免許返納も増える傾向にあることから、市といたしましてはほかの自治体の事例も参考にしながら、様々な部署、分野、機関が連携して、それぞれの役割と機能を発揮する支援方法を検討していきたいというふうに考えております。 次に、シルバーパス事業の導入についてでございます。議員からもございましたとおり、シルバーパスとは自治体の高齢者向け公共交通利用助成制度の通称でございます。高齢者の社会参加を助け、高齢者の福祉向上を図るため、各自治体において実施をされております。隣の石垣市でも高齢者の福祉サービスとして、市内在住の65歳以上の非課税者で自家用車を有していない方を対象に、民間バス事業者が提供している高齢者専用の回数券の購入費を全額補助するシルバーパスに取り組んでいるということでございます。今年度の申請件数は、12月10日時点で288件に上っているということでございます。市といたしましても石垣市の事例を参考にしつつ、関係機関と連携して、本市の公共交通に関する課題等を議論する地域公共交通会議というのがございますので、そのワーキンググループ等において、効率的、効果的な支援方法を検討していきたいというふうに考えております。
◎生活環境部長(友利克君) 佐良浜地区の街灯及び防犯灯関係についてお答えをいたします。 私の所管、防犯灯の担当でありますので、防犯灯についてお答えをいたします。佐良浜地区に設置してあります防犯灯は29基設置されております。維持管理費は自治会が行っております。 現在の防犯灯で対応は十分と考えているのか、それから今後の街灯及び防犯灯の設置についてどのように考えているかについて一括してお答えします。防犯灯とは、地域の犯罪防止及び通行の安全確保を目的として設置する公衆防犯灯のことをいっております。防犯灯の設置に当たっては、当該地域住民または自治会等から申請を受け、現場調査及び検討を行い設置をしております。設置した防犯灯の維持管理は、管理責任者である地域住民または自治会等が行うこととし、電気料の支払い、電球の交換、機器補修の適正な管理をお願いしているところでございます。今後の防犯灯の設置については、自治会等からの申請を受けた後、現場調査を行い、設置の必要性を確認した上で設置を検討することになります。
◎農林水産部長(平良恵栄君) 佐良浜地区の街灯及び防犯灯は何か所あるのかということのご質問でございます。農林水産部で所管しています街灯は、水産課管理が40基ですね、あと農村整備課の管理が18基ございます。 現状の街灯及び防犯灯で対応は十分と考えているかどうかということについてでありますが、これについては十分であると考えております。 今後の街灯及び防犯灯設置についてどのように考えているかということについては、水産課が管理する街灯につきましては新規設置の計画はなく、現状の維持管理を行ってまいります。農村整備課の街灯につきましては、現在老朽化も進んでいるということであり、新たな補助メニュー等も含め、今後設置については検討していくということであります。 続きまして、伊良部漁業関連施設についてということで、漁業資料館、体験施設、加工施設の建設についてでございます。当該地区のですね、水産業の振興については、ご承知のとおり海業支援施設が建設され、効果が発揮されつつありますが、議員要望のことについては今後どの事業が必要であるか、関係者、関係機関と協議するとともに、調査研究してまいりたいというふうに考えております。 続きまして、家畜ふん尿処理について、現在の処理状況についてということでございます。家畜のふん尿処理についてですが、本市の畜産は肉用牛繁殖経営が主体であります。家畜排せつ物処理法により、飼養頭数が10頭以上の農家は堆肥処理施設、堆肥盤の設置が義務化され、家畜ふん尿処理の管理を行うことになっております。 続きまして、処理施設についてということでございます。処理施設については、市が管理する施設として上野地区にあります資源リサイクルセンターが堆肥生産の原料として受け入れています。資源リサイクルセンターの積極的な活用をしていただきたいというふうに考えております。その他下地ですね、城辺、伊良部島においても堆肥化処理施設がございます。
◎建設部長(大嶺弘明君) それでは、順を追ってお答えいたします。まず、佐良浜地区における市道認定道路の数でございますが、伊良部地区全体のですね、市道認定道路は約150路線ございますが、そのうちの佐良浜地区の認定道路は約50路線でございます。 次に、佐良浜地区における幹線道路の整備計画はあるかということについてお答えいたします。佐良浜地区における幹線道路整備計画についてですけども、現段階においては具体的な計画はございませんけれども、地元自治会などからの要請や要望などを考慮しながら、今後検討していきたいと考えております。 次に、伊良部島一周道路の維持管理についてお答えいたします。伊良部地区の道路清掃や植樹帯の剪定については、観光地へのアクセス道路、あるいはその他の市道を市の作業員で定期的に木の剪定など清掃作業で対応しているところでございます。 次に、市道伊良部103号線の冠水の件についてお答えいたします。市道伊良部103号線のご指摘の箇所は、大雨や台風時に冠水し、車両などの通行に支障を来していることから、昨年度に道路内に従来より大型のですね、浸透ますを設置して雨水対策を行っておりますが、それでも水はけまでには時間を要している状況にあります。このため、今定例会で補正予算を計上しておりまして、現地での調査測量や排水工法などの比較検討により次年度で冠水対策を実施し、冠水解消に努めてまいりたいと考えております。 次に、伊良部カントリーパークの施設管理状況についてお答えいたします。伊良部カントリーパークの施設管理状況についてですが、現在カントリーパーク全体をですね、月1回除草作業をはじめ、競技場の整地業務を行い、利用者の利便性の確保に努めているところでございます。 最後に、伊良部カントリーパークを市営サッカー場として整備できないかということについてお答えいたします。伊良部カントリーパークは、旧伊良部町において陸上競技場として再整備されておりますが、現在は宮古サッカー協会主催のサッカー大会で主に利用されております。議員提案のですね、市営サッカー場としての再整備については、宮古陸上協会や、それからサッカー協会等の意見を伺うと同時に、同施設の整備に係る補助金の法制度や法規制なども調査する必要があると思われ、それから市の公共施設の整備や管理の在り方などの観点からも検証し、検討していきたいと考えております。
◎教育部長(上地昭人君) 3点ほど質問をいただきました。まず、旧佐良浜小学校跡地の管理についてというご質問でございます。旧佐良浜小学校跡地の管理につきましては、教育委員会教育施設課において管理を行っております。管理の内容としましては巡回警備業務、消防用設備等保守点検業務、電気工作物保安業務、浄化槽設備管理業務を専門業者に委託を行い、管理しているところでございます。環境整備につきましては、2か月に1回作業員を派遣し、除草作業等を行っております。また、台風など自然災害後は職員が巡回を行い、被害状況の確認、危険物などの除去を行っております。 続きまして、学校統廃合後の校舎敷地の管理についてでございます。まず、1点目に民間企業からの利用提案はあるのかということでございます。旧佐良浜小学校の後利用計画につきましては、本年、令和3年度に入りまして1団体から要請がございました。しかし、その団体が現状を精査した結果、建物の築年数が昭和47年から59年と老朽化していること、そのことにより修繕と改修に多額の費用が見込まれることが判明しました。そのほか事業計画に対して敷地が広大で、事業開始後の維持管理面においての課題が出てくるなどの理由により提案が取り下げられた経緯があり、現時点では民間からの提案はございません。 続きまして、宮古島市としての利活用計画ということでございます。教育委員会としましては、閉校後の学校の後利用につきましては、各部局に対して後利用についての要求といいますか、文書で発送しているところでございます。議員おっしゃるとおり、旧砂川中学校はそのように後利用が進んでいるところでございます。しかし、現時点におきまして公共施設としての利活用計画は上がっていないのが現状でございます。今後利活用を進めるに当たっては、様々な分野での利活用に向け、関係部署と協議しながら利活用計画を策定し、利活用に関する方向性を示していきたいと考えております。
◆仲間誉人君 今後の防犯灯の設置については、自治会等と地域各団体との調整を行いながら再度設置申請を受け、要請に従って考慮していくという話でございましたので、自治会とも今後私のほうも相談をして、要請に上がれるように調整をしていきたいと思います。 次に、バスの無料化ですね。市長の掲げるバス事業の誰一人取り残さない社会の実現に向けた福祉の充実につながるのがバスの無料化であり、それをループバスにも適用することで、より利便性の向上が図られるかなと考えております。高齢者に対しても住みやすい、思いやりのある宮古島市であると考えます。ぜひ前向きに検討いただきたいと思います。 次に、道路行政について、佐良浜地区幹線道路の答弁がありました。要請、要望を考慮しながらということではありますが、幹線道路を整備することで危険区域の解消、令和3年4月に改定された宮古島市都市計画マスタープランにおける重点推進プロジェクトの位置づけ、安全で安心できる暮らし環境の充実を目指すまちづくりに、この幹線道路は必要不可欠であると考えます。当局の見解をお伺いいたします。
◎市長(座喜味一幸君) 仲間誉人議員のご質問にお答えしますけど、伊良部大橋開通以来、下地島空港との連携を含めて大変宮古島の観光の起爆剤といいますか、大きな効果を出していることは皆が認めるところであります。伊良部島におきましては、都市計画区域指定というようなことがなされておりませんで、早急に将来に向けての都市計画の策定を進めなければならない。その中で土地利用の在り方、社会インフラ、要するに道排水路等々も含めて将来に向けた計画を定める必要があるというふうに認識しております。そういう中で、1つ伊良部地域全体の道排水路網等も含めた計画、用途計画等の策定というのが速やかになされなければならないと思って、その作業に入っているところでありますが、その中でも佐良浜、大変道路等、消防等の進入等も大変厳しいような状況にあること、そういうことを踏まえますと、佐良浜地域においては防災機能、生活の安定等々を含めたまちづくりというものの計画を進めなければならないというようなことで今作業を進めているところであります。そういう地域の将来のまちづくりの計画の中で基本的な生活道路、観光道路、産業道路等を明確にしながら整備をしていくべきものと考えておりまして、その中でおっしゃる道路計画についてもしっかりできればスピード感を持って詰めていきたい。その際においては大変大きな事業でありますから、地元の同意というものが、ご理解というのが大変重要になってくる事業でありますので、議員のお力もまたいただければと思っております。
◆仲間誉人君 ぜひ実現に向けて取り組んでいただきたいと思います。 次に、伊良部島一周道路のご答弁の件でお伺いいたします。佐良浜地域から伊良部大橋に向かっていく道路左側の街路樹、松の木があるのをご存じかと思いますが、車道の白線上にはみ出している部分が何か所もございます。その松の木ですが、大型車両が通行する際に運転手もやっぱり気を使いますね。左側に注意しながら、今度左を注意すると対向車のほうにも注意が散漫になる。歩道から車道の白線上を車道側にはみ出ている街路樹についてはぜひ対応していただきたい。伐採なり剪定するなり、事故があってからでは遅いですので、早急な対応をお願いしたいと思います。 次に、市道伊良部103号線については、次年度に計画があるということでありますが、夜間の冠水について、見づらくてですね、たまっている箇所に車が突っ込んだり、特にレンタカーの往来も多くなります。たまっている箇所に突っ込むと、その車だけでなく、対向車両があった場合にも危険を伴いますので、早急な対応をお願いいたします。 漁業資料館、体験施設等についてでございますが、これも宮古島市都市計画マスタープランにも当てはまるのではないかと思われますが、先日佐良浜地域においてアンケートの募集がありました。その際にもやっぱり地域をどうしたいのかという住民の意見を吸い上げる目的でのアンケートかと思われます。その中で、やはり佐良浜地域というのは漁業で栄えてきた地域でございますので、漁業資料館、現在の漁業協同組合が入っている施設ですね、おーばんまい食堂があったり、漁業協同組合、隣には製氷施設があったりしておりますが、足を止めて佐良浜を回る、地域を感じるという点において、やはり地域活性化、後継者育成も図りながら海の生き物と触れ合うとかですね、そういった施設があっていいのじゃないかという意見を私のほうに受けております。ぜひ調査、検討をお願いしたいと思いますが、当局の見解をお願いします。
◎農林水産部長(平良恵栄君) 佐良浜地域において漁業資料館の設置とか、佐良浜漁業集落の活性化に向けてという形だというふうに考えておりますが、漁港における整備計画ですね、そういった中でも漁港内、泊地内を利用してのいろんな体験とか、そういったものも今現在取組が行われているところであります。そういう中でですね、海業支援施設はそういった周りの環境とまた一体となった形で整備された施設でもございますので、今後またこの事業がどんどん拡大していって、まだ足りないというような状況になればですね、施設の拡大に向けての、事業の導入もまたできるのではないかなというふうに考えております。今は施設が建設されてちょっと間もないですね、3年か4年ぐらいしかたっていませんので、その事業の効果も検証しながら、そしてまた今後どのような形でですね、また発展させていくかということを関係者と協議しながら、またこういった事業についてはですね、進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆仲間誉人君 リサイクルセンターでの処理等について、家畜ふん尿処理についてのお伺いをいたします。現在聞き取りによると、ふん尿の受入先がないというふうに農家からの話がありましたが、リサイクルセンター等で受入れができなかった場合があったのかないのかお伺いいたします。
◎農林水産部長(平良恵栄君) 資源リサイクルセンターの受入れに関してですね、今年の3月でしたかね、堆肥の受入れがちょっとできないということでいろいろと宮古和牛改良組合からですね、要請等もございました。ただ、この要請についてもですね、現在は解決がなされてですね、資源リサイクルセンターも堆肥の回収に向けて人員の確保をしたりですね、やっているところでございます。それと、堆肥の今年の原料の目標値といいますか、計画値も500トンぐらいを、多くですね、また取ることができるという形で、堆肥の原料受入れもスムーズにいっているということをですね、伺っているところです。
◆仲間誉人君 牛ふん堆肥についてお伺いいたします。現在、九州からの牛ふん堆肥を仕入れているという話を聞きましたが、実際ありますでしょうか。お伺いいたします。 (「休憩お願いします」の声あり)
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午後4時37分) 再開します。 (再開=午後4時39分)
◎農林水産部長(平良恵栄君) 今現在ちょっと把握しているのは、マルイ有機といって鶏ふんですね、そういった関係が入ってきているというのは承知しているところなんですけれど、今ご質問のことに関しては把握がちょっとできていませんので、これについては後日資料を提供するという形でよろしいでしょうか。すみません。
◆仲間誉人君 処理についての提案なんですが、家畜堆肥センター的な施設を建設して、ふん尿と環境整備作業等から出る剪定枝葉を混ぜた堆肥作り、循環型の土作りを推進することによって、ふん尿の地下への浸透、地下水汚染対策にもなり、宮古島市の挙げる命の水を守る、地下水の保全にもなると考えられますので、今後家畜堆肥センター建設検討を、調査等をお願いしたいと思います。 次に、佐良浜小学校の跡地利用について、令和3年度に1団体、利用提案、施設の見学等があったと伺いましたが、やはり老朽化、この校舎、新しいほうでも私が小学校入学のときにできた校舎でありますので、古いのは承知しております。しかしですね、現状を見てみると、いろんな学校からのものが入っていますよね。使わないなら佐良浜小学校に持ってくるんじゃなくて、その都度廃棄するなり処理をしていただきたい。地域の皆さんが統廃合についてどういう思いで結の橋学園になったのか。残っている校舎をごみだめみたいにしているのはいかがなものかと考えます。今後どのように対応していただけるのかお伺いいたします。
◎教育部長(上地昭人君) 実は私も何回か佐良浜小学校、現地を見てまいっております。その都度議員がご指摘しているこの場所ですね、ごみではないんですが、これは4つの学校を閉校して結の橋学園を造ったときに、伊良部小中学校、佐良浜小中学校に残されてあった備品を、まずほかの学校の利活用があれば、備品の所管替えをして持っていってあるんですね。その残されたのが結局ああいう形で残っているということで、今教育施設課と協議しまして、これを早急に廃棄するなり、民間への有効利用への案内なりをするように今指示しているところでございまして、早急に対処してまいりたいと考えております。
◆仲間誉人君 ぜひ対応をお願いしたいと思います。 宮古島市としての利活用の件でございますが、地域住民のコミュニティーの場としての利用を提案したいと思います。こども園の計画も伊良部地域であると思いますが、こども園の機能と地域住民のコミュニティーの場としてですね、佐良浜地域において前里添多目的施設、池間添児童館、もう老朽化しております。そこで、地域の皆さんが公民館として利用できる場、公園の機能を有したコミュニティーの形成計画等、ぜひまちづくりを合わせた施設を建設できないかと思います。伊良部地区には離島振興総合センターもありました。B&G財団が建設した体育館もございました。全て解体、撤去、現在更地でございます。壊しても何も残らない。新しいものができない。何もないところには人が入ってこないと思います。ぜひ地域のコミュニティーの場としてですね、利用の計画を立てていただきたいと思います。 次に、カントリーパークの管理状況、月1回の除草等とお伺いしておりますが、先日カントリーパークの利用者から伺った件なんですが、去年の台風の通過後から照明がつかなくなり、1年ほど照明がつかなかったというふうに聞いております。そして、雨の日にですね、トラックの部分とフィールド、タータンの部分には雨がたまって排水が弱くなっておりました。そして、トラックについてはもう土が固くなっており、水はけも悪くなっていました。タータン部分においては雨天時には滑りやすくなっており、現在少年サッカー大会等で行われる際は危険を伴うのではないかと考えられます。使わないから整備をしないとかではなくて、整備していく中で利用を推進して、利用しながら整備を行っていくと。今後の管理の徹底をしっかりとしていただきたいと思います。 市営サッカー場についてでございますが、キャンプ誘致を含め、地域活性化、経済活性化にもつながると考えています。また、子供たちのスポーツの交流や楽しさを学ぶためにもぜひ検討をしていただきたいと思います。 初めての質問で大分緊張しておりましたが、これで私の一般質問を終了させていただきたいと思います。ありがとうございました。
○議長(上地廣敏君) これで仲間誉人君の質問は終了いたしました。 お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(上地廣敏君) ご異議なしと認めます。 よって、本日の会議はこれにて延会します。 (延会=午後4時48分)...