宮古島市議会 > 2021-03-23 >
03月23日-08号

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  1. 宮古島市議会 2021-03-23
    03月23日-08号


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    令和 3年  3月 定例会(第2回)          令和3年第2回宮古島市議会定例会(3月)議事日程第8号                           令和3年3月23日(火)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            令和3年第2回宮古島市議会定例会(3月)会議録 令和3年3月23日(火)                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(24名)                          (延会=午後4時26分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(10番)  山 里 雅 彦 君  議   員(13番)  前 里 光 健 君 ┃┃ 副 議 長(12〃)  高 吉 幸 光 〃    〃  (14〃)  下 地 信 広 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  下 地   茜 〃    〃  (15〃)  砂 川 辰 夫 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  仲 里 タカ子 〃    〃  (16〃)  我如古 三 雄 〃 ┃┃   〃  (3 〃)  島 尻   誠 〃    〃  (17〃)  下 地 勇 徳 〃 ┃┃   〃  (4 〃)  友 利 光 徳 〃    〃  (18〃)  粟 国 恒 広 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  狩 俣 勝 紀 〃    〃  (19〃)  上 地 廣 敏 〃 ┃┃   〃  (6 〃)  新 里   匠 〃    〃  (20〃)  平 良 敏 夫 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  平   百合香 〃    〃  (21〃)  佐久本 洋 介 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  平 良 和 彦 〃    〃  (22〃)  棚 原 芳 樹 〃 ┃┃   〃  (9 〃)  上 里   樹 〃    〃  (23〃)  濱 元 雅 浩 〃 ┃┃   〃  (11〃)  狩 俣 政 作 〃    〃  (24〃)  眞榮城 徳 彦 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 座喜味 一 幸 君 │ 会 計 管 理 者 │ 上 地 成 人 君┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 友 利   克 〃 │ 消   防   長 │ 来 間   克 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 宮 国 高 宣 〃 │ 総 務 部 次 長 │ 宮 国 泰 誠 〃┃┃           │           │ 兼 総 務 課 長 │          ┃┃ 福  祉 部  長 │ 下 地 律 子 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 上 地 俊 暢 〃┃┃ 生 活 環 境 部 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 総 務 部 次 長 │ 砂 川   朗 〃┃┃           │           │ 兼 財 政 課 長 │          ┃┃ 観 光 商 工 部 長 │ 楚 南 幸 哉 〃 │ 教   育   長 │ 大 城 裕 子 〃┃┃ 振  興 開  発 │ 下 地 秀 樹 〃 │ 教  育 部  長 │ 上 地 昭 人 〃┃┃ プジェクト局長 │           │           │          ┃┃ 建  設 部  長 │ 大 嶺 弘 明 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 下 地   明 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 松 原 清 光 〃 │ 農業委員会事務局長 │ 渡真利   忍 〃┃┃ 上 下 水 道 部 長 │ 兼 島 方 昭 〃 │           │          ┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  友 利 毅 彦 君   次  長 補  佐  砂 川 晃 徳 君  次       長  与那覇 弘 樹 〃   議  事 係  長  川 満 里 美 〃 ○議長(山里雅彦君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は24名で、全員出席であります。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第8号のとおりであります。  この際、日程第1、一般質問について、昨日に引き続き質問を行います。  本日は、粟国恒広君からであります。  これより順次質問の発言を許します。  休憩します。                                     (休憩=午前10時15分)  ※議場以外において、録音等を含む音響機器のトラブルにより、庁内放送及び宮古テレビの放映で音声   が出ない状態が発生したことから休憩。 ○議長(山里雅彦君)   再開します。                                     (再開=午前10時26分) ◆粟国恒広君   突然の音響の不良ということで、改めて質問します。  市長の政治姿勢についてですが、PCR検査の件でですね、公約撤回だという感じでおっしゃっていたんですけど、やはり市民に対する謝罪、これ大きな公約だったと思うんですよ。そういう意味で市長の謝罪ができるかどうか、謝罪の意思があるかどうか。 ◎市長(座喜味一幸君)   現行の感染症法での中では強制力、要するに義務化ということはできません。したがいまして、表現は不適切だったというふうに思いますが、いずれにしても水際対策は我が宮古島市にとって大変重要であって、県、国に対しては水際対策の決定、あるいは義務化に近いような法律の改正等含めて申し入れていきたいというふうに思います。 ◆粟国恒広君   今答弁している法律の改正、条例の改正等は、もちろんそうです。感染症に関しては、地方団体でどうこうだというもの、私もこれは十分知っています。ただ、市長が掲げた公約の中で、この水際対策ということでPCR検査をし、旅行者に対して陰性証明書を発行するということですから、それができないということですから、市長が掲げた、市民に訴えたことに対する私は謝罪と言っているんですよ。その件に関してもう一度答弁お願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   繰り返して申し上げますけれども、義務化という表現は不適切で、協力ということが正しかったと思いまして、その辺に対する誤解を招いたことに対してはおわびを申し上げます。 ◆粟国恒広君   分かりました。何かスタートでつまずくと…… ○議長(山里雅彦君)   申し訳ない。 ◆粟国恒広君   空港での水際対策が重要だということで、今答弁されたかなと思っています。新聞紙上でも18日から渡航前に本土、東京発着、羽田発着でですけどね。実証実験を行うということですので、ただ感染拡大を防止するためには、本当にこの水際対策が必要だと思うんですよ。そういう意味では今市販でもされている、もう3,000円ぐらいで買えるね、誰でも、どこでも、いつでも検査という感じのね、やっぱり措置を取らないと市長が施政方針で掲げている感染拡大、人にうつさない、うつらない、それは防げないと思うんですよ。市長、改めてこの水際対策、市長は今どういうふうな感じで対策を考えているのか、それをじゃ答弁お願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   国のほうもいろいろと試行錯誤の部分もあったと思いますが、いずれにしてもこのPCR検査機の技術、日進月歩、議員がおっしゃったように安いものが出てきているということで、今大規模なPCR検査等もキット等が開発されておりますが、いずれにいたしましても那覇空港での県の行っているPCR検査、そして県に対しては宮古島市の下地島空港、宮古空港においてもぜひともというようなことで、そういう動きもあります。いずれにいたしましても、しっかりと効果的な水際対策、これを国、県と連携しながらやっていく、しっかりと対策していくことが離島である我が宮古島市の安全につながるというふうに思います。 ◆粟国恒広君   これは、市長、本市で対策を考えているということでよろしいですか。市がPCR対策をやるという感じで理解していいですか。 ◎市長(座喜味一幸君)   県の空港対策については、県の企画部で担当しております。県のやる仕事と、またそれで対応できない我が宮古島市における必要な項目、対象等々については、より具体的に市の財政出動でもって対応することも必要なこともあろうかというふうに思います。 ◆粟国恒広君   何か答弁の歯切れが悪いですよ。あろうかと。やりますと言えばいいんですよ、これ公約で掲げていたんだから。やりますと一言言えばいいんですよ、市長。そういうの答弁お願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   しっかりとやっていくという思いを伝えました。 ◆粟国恒広君   我々もしっかりその思いを受け止めました。ぜひよろしくお願いします。  次に、全島民に対するPCR検査ですが、これちょっと飛ばして、時間短縮に、営業に関する市独自策に関してですね。先ほど県の支給が大幅に遅れて、事務処理の煩雑が指摘されていると。やはり支援を求めている企業、団体は、いつ頃この給付金が出るのかというのはすごく関心があるんですよ。ですから、先ほども言ったように3月31日で締め切ってというのがありましたけど、その件に関して市としてはいつ頃をめどにしているかをちょっとお答えください。                 (「休憩」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前10時34分)  再開します。                                     (再開=午前10時34分) ◎観光商工部長楚南幸哉君)   いつ頃かということでございます。沖縄県がですね、時短協力の申請が2月8日から3月31日までの申請期間となっております。市の協力金としましては、沖縄県から協力金の交付を受けた事業者のデータを提供していただき、対象事業者に市から申請書を郵送いたします。申請書に必要事項を記入後返信いただき、不備などがなければ県の協力金の振込を受けた口座に上乗せ協力金を振り込むこととなっております。3月31日以降でございます。 ◆粟国恒広君   私が聞いているのはいつ頃、これ3月31日というのはどういうことなんです。今3月31日と言っているんですが、これ申請締切日だと私は理解しているんですけど、私が聞いているのはいつ頃に支給されるかということです。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   県の申請の締切りが3月31日でございますので、県の締め切った後、事業者から県に申請したデータをいただいて、また市がその口座のほうに振り込むということです。だから、3月31日以降ということでございます。
    粟国恒広君   申請を締め切った後の支給だというから、この場ではいつ頃というのが答弁できないというのは分かりました。ぜひですね、この企業に関しては早めの支給をですね、お願いしたいと思います。  次に、中小零細企業の支援拡大についてですが、先ほど市長は宮古島の経済団体との意見交換の中で、この企業、またその下で働いている労働者に対しての支援が行き届いていないという意見が聞かれました。そういう意味では市が助成する、支給する資金に対して労働者まできちっと行き渡るような仕組みとか、そういうのは考えているんですか。答弁お願いします。 ○議長(山里雅彦君)   今③です、③。聞いたものだけで。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   通告に従って答弁書も書いておりますので、通告に従って、まず支援拡大についての答弁をいたします。  宮古島市独自の支援対策としては、家賃支援助成金事業として事務所や店舗の賃貸料を支払っている事業者に家賃3か月分、上限20万円までを助成いたします。支出のうちで大きな固定費である家賃を支援することにより、事業継続を支援したいと考えております。また、令和2年9月から令和3年2月まで行った消費喚起促進事業、Go!5フードラリー対象事業者を拡大し、新年度も継続いたします。さらに、経済産業省が行う事業者支援事業もございます。まずは国の緊急事態宣言により売上げが50%以上減少した中小法人に上限50万円、個人事業者に上限30万円助成するという一時支援金という事業が3月から申請開始となっております。緊急事態宣言地域との取引がある県内事業者緊急事態宣言による観光客の減少により影響を受けた事業者も広く対象となることです。また、同じ経済産業省が行う事業再構築事業がございます。これは、コロナ禍において、事業者が新分野への展開や業態の転換を行う場合の補助金であり、3月から公募を開始し、複数回募集を行うということでございます。中小企業の皆様におかれましては、各種支援策を積極的にご活用いただきたいと考えております。 ◆粟国恒広君   ちょっと聞き取り調査がまずかったのか、私これを聞いていなくて、結局働いている方々への支援をどうするかということでしたけど、もういいです。  次に、2号の入島協力金制度についてですが、創設についてですが、これも市長が掲げた、施政方針でも挙げている政策でも掲げていることですが、この件に関しては私もう何度かこの定例会で申し上げてきました。2017年から法定外目的税導入を検討してまいりました。しかしながら、県が宿泊税という条例化の方向で進めていることから、方向転換をいたし、本市としては任意に基づく入島料という感じの徴収をやっていきたいという旨の答弁だったと思っています。この質問はですね、やっぱり同僚議員もこれからの宮古島の観光の在り方については、どうしてもこの環境税というんですかね、そういうものはぜひ創設してほしいということで、多くの議員が質問していると思います。しかしながら、今までの答弁を聞くと入島料金に関しても、そして実施時期に対しても明言されていないんですよ。市長は4年間の中でこれやればいいんじゃないですかという考えかもしれません。しかし、県もこれに対しては宿泊税という感じで取り組んでいます。今本市で取り組んでいる検討委員会がどういうふうなスケジュールで今後開催して、どの時期に、スケジュール的にですね、これを実施していくか、その計画だけをお答えください。 ◎企画政策部長(友利克君)   法定外目的税を導入することについては、庁内検討委員会を設置をしまして議論をしてきたところです。結果として、議員ご指摘のように沖縄県が宿泊税の導入を決定をしたと。ただ、時期的なものは、新型コロナウイルス等々あって、なかなか導入については導入に至っていないという状況。市としても、県の宿泊税と連携をしたほうが、連携といいますかね、優先するといいますか、に沿って、市の宿泊税も、考え方もあるべきではないかということで、市としての導入は一応断念をしたということですね。入島協力金については今定例会で多くの議員から取り上げられているところですけども、入島協力金についての議論、検討をする庁内の委員会なりというものは設置はされておりません。答弁をしてきましたように、入島協力金については観光施設などなどですね、それぞれの。それでもって導入をするというのが一般的ではないかというふうに考えているところです。したがって、これをおのおのの所管する施設を担当する課がですね、導入をしていくかどうかということがですね、責任を持って判断をしていくべきだろうというふうに思っておりますので、観光商工部長が答弁をしているように、そういう入島協力金の考え方についての提案などはありますよと。ただ、それを具体的に導入しますというような段階には至っていないと。今後それぞれの所管でもって、導入の判断をしていくということになろうかというふうに考えております。 ◆粟国恒広君   企画政策部長、それではこの導入は、今後検討するという理解でよろしいですか。 ◎企画政策部長(友利克君)   改めて答弁いたしますけども、それぞれの施設の所管でもって導入の検討をするというふうになるというふうに考えております。 ◆粟国恒広君   せっかく市長が施政方針で述べておって、今の企画政策部長答弁だったら何かトーンダウンという感じで見えますよ。市長、市長の見解をお聞かせください。 ◎市長(座喜味一幸君)   私は、入島協力金、大変重要な考えだというふうにもちろん認識しておりまして、ぜひともに将来の宮古島の観光の持続的発展、それは自然環境を守り、そして文化、歴史等々を含めたやはり受皿づくりというのが大変重要。また、観光客が来島した際のインフラへの負荷等を含めていっても、やはり離島である宮古島市は宮古島市としてしっかりとした地域に合った入島協力金の下に、持続可能な宮古島に向けるべきだと思っておりますから、各課のいろんな課題を整理しながら、速やかに入島協力金仕組みづくり、それは急ぐべき課題だと思っております。 ◆粟国恒広君   市長、ぜひですね、これは本当に今からの宮古島の観光にとっては必要な措置だと思うんです。ですから、市長も先ほど言っているように施政方針の中でもうたっていると思うんですよ。ただ、今までの答弁を聞くと、やはりいつ実施するのか。料金に対しても、まだまだ見いだせない。そういう流れですので、ぜひ市長が今答弁されたものだったらスピーディーに、市長のリーダーシップをもって、ぜひこのことで取り組んでください。よろしくお願いします。  次に、市民所得10%アップについてですが、その件に関してちょっと市長、これさとうきび収穫管理支援事業所得アップにつながっているのかなと思うんですけど、その関係性はあるんですか。市長、答えてください。                 (何事か声あり) ◆粟国恒広君   休憩お願いします。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前10時48分)  再開します。                                     (再開=午前10時48分) ◎農林水産部長(松原清光君)   まず、さとうきび収穫管理支援事業1億5,300万円の支援という形で取り組んでおります。それについては、まず所得を10%上げるということについて、まず宮古島の農林水産業、平成29年数値で165億円あります。それを10%上げるためには17億円増の182億円あります。その中で、やはりサトウキビ産業が宮古島の産業を支援するという形で重要でありますので、それに向けて取り組んでいくと。そして、反収を上げていくという形で取り組んでおります。その中でサトウキビ栽培の農業者1人当たりが15万2,000円アップの167万5,000円に上げていきたいといういう目標を持っておりまして、農家1人にしますと約7トンの増収を見込んでおります。現状、1農家当たり平均収穫面積が1ヘクタール、10アール当たりの平均反収が6.5トンであります。それを10アール当たり反収7.2トンまで引き上げたいという目標を持っておりまして、直近の面積にしますと5,000ヘクタールの収穫面積があります。それに目標の7.2トンの反収を掛けますと目標産出額が80億円になりますので、それに向けて取り組んでいきたいというふうに思っております。 ◆粟国恒広君   農林水産部長ね、私聞いたのは市長が公約で掲げている市民所得10%アップ。これ農業政策でアップするという関連だけを聞いているんですよ。今すると、もう農政質問でやろうとしているのが全く答弁されているかなということです。  市長は、市長選挙のテレビ討論会で、所得アップにつながるのは第一次産業だと明言し、農業所得を上げるために沖縄本島までの輸送補助や農産物振興、六次化ですね、立ち上げたいと説明しています。そして、六次化にする、この生産、加工、販売を一体とした六次産業につなげて、観光とマッチすることが市民の所得10%アップにつながるというふうな感じでおっしゃっているんですよね。そう言いながらサトウキビに補助して1億5,300万円。所得アップというの、この六次化という取組が全然見えてこないんですけど、その辺に関して市長、どういう考えですか。 ◎市長(座喜味一幸君)   農林水産部長の答弁は、農業所得10%に向けて、サトウキビを中心としながら高収益型の作物との複合的にやっていくというような思いを話をいたしました。私が申し上げている公約の中には農業所得の向上ということと併せて、一、二、三次の連携による六次産業、これが宮古島の経済の振興、所得10%アップには不可欠だというようなことで政策に掲げております。したがいまして、観光、こういうものの中でもですね、いろんな課題を問題意識として持っておりますし、また農業所得についてもいろんな課題を、考え方を持っております。したがいまして、この観光、農業、観光を切り取っても、やはり地元での農林水産業の力を上げなければならない。片や農業から見ても、生産だけではなくして、加工とお土産等の観光とリンクしていくというように、宮古島において今大事なのはこの六次産業化というものが大変重要になっているという意味において私は政策に掲げておりますけれども、観光においても新型コロナウイルスを速やかに終息させ、今度観光客を増やしていく。そして、観光客の1日当たりの消費額、それを宮古島のおいしいメロンとか、かつおぶしとか、いろんなお土産を作っていく、そういうこと。それから、農業についても、サトウキビは安定産業、基幹産業でありますから、併せて高収益型の土地利用型の農業、施設型農業、水産においてもモズク等の加工、付加価値を高めていく。そういう、また学校給食地産地消も活用していく等々の仕組みの中で市民の所得向上というのは図られるもんだと、それをしっかりと産業振興局等を通して横断的な産業にしていきたい、そのような思いです。 ◆粟国恒広君   座喜味一幸市長の今の答弁、本当に私はすごくいい答弁だと。しかしながらですね、令和3年度のこの重点施策に対しては、六次化産業についてはこれ78万円しか予算ついていないんですよ、これ。今おっしゃったことをやろうとするんであれば、もっと予算措置をするんですよ、これ。何の根拠もなく、今おっしゃっていること私すばらしいことだと思いますよ。まさしくそのとおりだと思います。しかしながら、政策に上げて、予算が78万円。この整合性はどうですか。市長、答弁お願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   今おっしゃったことなんですが、産業振興局、これを一、二、三次産業含めて組織化していく。そういう中で、今宮古島の中では各現場に行くと、農業から加工産業まで含めていろんな要因がある。そういうものを集合、整理しながら一つの大きな骨組みをつくっていくというのが産業振興局の仕事だと思っておりまして、今回予算の計上というのは具体的には計上されておりません。しかし、今後粟国恒広議員も先ほどから六次産業の重要性訴えておりますから、しっかりとこの辺を実現していくためには組織というものの形をつくり、明確な目標を整理しながら予算計上していく。そういう意味では補正予算も含めて対応していきたいと思いますんで、また粟国恒広国議員からの提言、提案等もいただきたいと思っております。 ◆粟国恒広君   私は、逆だと思うんですよね。物をやることには、まず基本設計があり、実施設計があり、それで実施していくんです。今の答弁を聞くと、予算は後から補正します。そんなもの、あまり信憑性がないというか、ぜひ頑張ってください。  次に、公約実現に向けての振興策、これは先ほどおっしゃったように産業振興局の設置ということでですね、先ほどこの件に関しても前日に局長が1人、課長が1人、4名体制でいくということですので、これはちょっと割愛していきたいと思います。  次に、財政についてですが、本年度の予算について、予算編成に当たった特徴をお聞かせください。 ◎総務部次長兼財政課長(砂川朗君)   令和3年度当初予算でございます。378億9,400万円となっておりまして、前年度比で約64億4,600万円、率にしまして14.5%の減となっております。また、前年度比で大幅な減の要因となったことですが、令和2年度におきましては、総合庁舎整備事業がございました。また、伊良部屋外運動場整備事業、こちらもございまして、これら普通建設事業で80億円余の大幅な減となったことで、前年度比と比較して大幅な減となっております。また、歳入におきましてもこれらに関わる財源となっておりました庁舎等建設基金繰入金で約14億6,000万円、合併特例債など市債のほうで約53億5,000万円など、普通建設事業に係る経費等に関するもので大幅な減となっている予算編成となっております。 ◆粟国恒広君   答弁でおっしゃったように、大型公共工事がめどがついたということかなと思っています。それに関しては予算のスペシャリストであります眞榮城徳彦議員も控えていると思うんで、私はこの程度にとどめたいと思います。  財源確保にですね、財政調整基金から繰り入れているんですけれど、今回前年度よりも3億4,000万円余り多く繰り入れているんですけど、その要因についてお答えください。 ◎総務部次長兼財政課長(砂川朗君)   令和2年度と比較して財政調整基金が増額になっております。令和3年度当初予算におきましては、前年比で64億円の減と先ほど申し上げました。この中でですね、財政調整基金からの繰入れの要因となっておりますのが普通交付税が一本算定となります。令和3年度から一本算定となりまして、合併算定替における加算額がなくなるということで、一般財源の不足が生じております。それによって、財政調整基金の取崩しが引き続き行われているということで、前年度比よりも増となっております。そのほか一般財源を財源としております歳出におきまして、公債費の増、また施設維持補修費等、こちらが約2億円ずつ伸びている状況とですね、予備費におきましても新型コロナ対策に備えるためとして2億7,000万円の一般財源を投じているところで、前年度比と比較して財政調整基金の繰入金が増額となった次第でございます。 ◆粟国恒広君   これは、今後ともやっぱり交付金の減少について、これ財政調整基金から繰入れという感じで今後とも推移していくんですか。その結果だけをちょっと。 ◎総務部次長兼財政課長(砂川朗君)   今後の財政調整基金からの繰入れの見込みでございます。財源不足に対する財政調整基金からの繰入れに関しましては、令和4年度以降においても試算では見込まれているところです。今年度中に策定を予定しております宮古島市長期財政ビジョンにおきましても、令和8年度頃まで財源不足は見込まれておりますので、それまでは財政調整基金から繰入れを行って、収支の均衡を図ってまいりたいと考えております。 ◆粟国恒広君   財政調整基金ですね、下地敏彦前市長が積み上げたかなりの預金高というんですかね。市長、ぜひその意向をしっかり踏まえて、今後の財源についてはしっかり編成するようお願いしたいと思います。  ちょっと時間の都合で、8号の路線バス事業についてお伺いしたいと思います。バス路線の決定については、毎年6月にバス路線協議会が開かれていると思うんですが、どのような感じで決定されるのかお伺いします。 ◎企画政策部長(友利克君)   通告が対策会議の内容というふうになっておりましたので、その旨準備してきたところですが、質問はどういう過程でバス路線が決定するかということでした。バス路線の決定につきましては、生活バス路線確保対策補助金交付に必要な生活バス路線の指定、維持方針について協議を行い、新城吉野保良線、佐和田伊良部線など7系統を継続して生活路線として指定をしたところです。 ◆粟国恒広君   企画政策部長、これは八千代バスが運行する池間狩俣線は入っていないということですか。 ◎企画政策部長(友利克君)   先ほどの7路線は、協栄バスの5路線、そして八千代バスの1路線、共和バスの1路線でございます。 ◆粟国恒広君   企画政策部長、私がこの質問をずっと取り上げているのはですね、伊良部島のバス、共和バスがですね、伊良部大橋開設に向けて、これまで協栄バスが平良―久松間を運行していた路線が廃止になったんですよ。しかしながら、このバス路線の補助というのは県が今回も3,000万円、3,500万円ですか。宮古島市が約6,000万円余り。約9,600万円ぐらい予算つけているんですよ。バス路線が減少する中で、バス事業者を守るために年々、年々予算がアップしているんですよ。今回もちょっと聞きましたらバス購入費に対してですね、約1,200万円予算をつけて、バス購入費として上がっているんですよね。バス事業を守るんであれば、パス路線も守ってほしいというのが私の考えなんですよ。企画政策部長、答弁お願いします。 ◎企画政策部長(友利克君)   バス会社の支援のために予算計上、増額などをしているんじゃないかというような質問かと思いますけども、あくまでも最低限の市民、住民の交通、足を確保するということが大前提でございます。その中で先ほどのバス協議会でもって、本当に最低限必要なバス路線の確保というものをこれまでやってきているわけでございます。  今回増額になっているというご指摘でございますけども、その要因としましてはですね、全国的な運転手不足から人材確保のため、人件費が増加していること、それから燃料単価も高騰していると。こういった経常的な費用がかさんでいるということが一つの要因でございます。そして、そのバス3台分の購入費用についても計上されている。それも増加の要因になっておりますけども、これも先ほどから申し上げているような、やっぱり最低限の交通の手段というものを確保するためにはそういうバス購入費も支援せざるを得ないという状況でもって、沖縄県と宮古島市でもって1台当たり上限450万円を補助するという一つの取決めをしているわけです。今回も3台バス導入されますけど、購入が予定されておりますけども、この1台についてはですね、先ほど450万円の2分の1ずつ、つまりは225万円ずつ県と市が負担をするという支援をしていくということでございます。  それから、久松線が廃止されたということでございますけども、これやはり久松線についてはですね、やはり行程距離が2.5キロということもありまして、規定の7キロ以上という要件を満たしていなかったと。そういう中にあっても、協栄バスが補助路線ではなくて、自前といいますかね、独自でもってバスの運行を続けていた。しかしながら、利用者がやはり少ないということもあって、独自の路線展開は困難ということでもって平成28年3月には運行をやめたという経緯がございます。今後バス路線、久松線の復活ということについてはですね、これやはりバス事業者独自の運営ということになりますので、バス事業者がですね、それをやはり了解をするといいますか、納得をするといいますか、そうじゃないとなかなか復活というのは難しいのではないかというふうに考えております。 ◆粟国恒広君   企画政策部長、この利用者とこの距離の問題ですけど、これは何も7キロという、これは県の沖縄総合事務局に聞いたら、これは路線バスと指定されたら、その距離というのは対象外ですよということを私伺いました。この利用者に対しても、朝1回、夕方1回、誰も利用しませんよ。今日言っていた、これ新聞で見た。無料バス1年延長、下地島―羽田利用者に対して。きめ細かく運行時間を決めてやっているんですよ。ですから、バス会社が採算が取れないから、廃止にします。じゃ、なぜ行政で交付金やっているんですか。私が言っているのは、バス路線を守るためには、しっかり県と市が援助してやるから、バス路線を廃止するべきじゃないと言っているんですよ。  それと、あわせて見積りも、余談ですけど、これ平成14年のバスを今度買って運行しようと言っているんですよ、1台。もう一台は平成16年。何年落ちですか。補助金を出している以上はきちっと、平成14年といったらもう約20年落ちですよ。20年落ちのバスに補助金を出すんですよ。しっかり考えてもらいたいと思います。その件に関して、簡潔でいいですから、答弁をお願いします。 ◎企画政策部長(友利克君)   やはりバス会社としてもですね、これやはりいい車、バスを購入をしたいというのはやまやまだと思っております。ただ、やはり厳しい運営、経営が続く中ではですね、最低限の支出というものを念頭に置きながら、バスの購入があるのではないかというふうに思っているところです。ちょっと型式がもう古過ぎるのではないかということについてはですね、改めてバス会社に確認をしたいというふうに思っております。 ◆粟国恒広君   時間がないので、付け加えて。企画政策部長、やはり平成14年式は、20年落ちはひど過ぎますよ。市民の命を守るバスなんですよ。皆さん20年遅れのバスがですね、路線バスとして運用されているんですよ、これ。あまりにもひど過ぎると思います、私は。ぜひその辺はバス会社ときちっと協議して、行うようお願いしたいと思います。  時間がないので、ちょっと教育行政を通り越してですね、農林水産行政について伺いたいと思います。先ほど市長がおっしゃっていましたこのさとうきび収穫管理支援事業1億5,300万円。これは農業所得者。しかし、サトウキビ生産農家にだけに対しての補助なんですよ。我々の公金を単費で、なぜサトウキビ農家にだけこういった補助するんですか。サトウキビに対する補助をするんだったら、私はサトウキビ生産農家の所得向上に関してはこれまで議会でハーベスター料金を下げることが一番の先決だと訴えてきました。ちなみに、石垣は3,500円。農林水産部長、聞いていますか。石垣は3,500円、一番安いところ、南大東3,200円ですよ。宮古島はハーベスター導入してから、下地町の農協銀行がハーベスター導入して20年余り。当時5,000円でした。今も5,000円です。サトウキビ収穫に関するこの支援策、改めて市長、聞きますけど、この予算が4年間でサトウキビの生産アップにつながると思いますか。答弁お願いします。市長ですよ、市長。 ◎市長(座喜味一幸君)   サトウキビ生産、大変農業の要だというふうに思っております。サトウキビに関わる皆さん、約7割以上の方でございます。しかしながら、もう高齢化も進んでおります。今後ともやはりサトウキビの安定生産というものは、地域を支え、宮古島の大きな経済に貢献するものと思っております。るるサトウキビの支援事業というのは多々ありますけれども、私はサトウキビを行政がしっかりとした支援をすることによって生産意欲を持つこと、先ほど粟国恒広議員がおっしゃったように、私はこのハーベスターの組合に対しても合理化をお願いして、コストを下げていただきたいと思っておりますし、また農協の手数料等についても再考願いたいというふうに思っておりまして、トータルとして今のサトウキビの生産農家を支えていく、そのことが大きな、大事なことだと思っております。  それから、サトウキビに対するいろんな支援金、補助金がありますけれども、それをもう一度、ちょっと総合的に点検しながら、最も効率的なサトウキビ増産、生産意欲につながるような、これは検討はいま一度やっていくべきだというふうに思っております。 ◆粟国恒広君   市長、私は提案します。去年からトラッシュの圃場への運搬が補助されました。今回の1,200万円補助がついているんですけど、製糖工場、農家の意向を聞くとですね、サトウキビ生産向上に向けては地力をアップすることが最大の課題だと。刈り入れに対して500円補助というのは、ハーベスター組合を説得して、いろんな公正取引委員会でも注意がありました。それは見直すべきですよ。この1億3,500万円という予算はですね、製糖工場と生産農家と協議し、地力アップにつなげるべきだと思うんですけど、市長、その点に対して見解お願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   宮古島のサトウキビの生産アップ、安定というのは、地下ダムの水を使って安定してきたことは、誰もが認めるところでございます。片や水を使うことによって増収があるということは、地力の消耗があるということであります。そういう意味で地力を上げること、栽培管理をしっかりすること、それから品質というものを常に更新といいますか、選別していくこと。そういうトータルの中で、やはりサトウキビというものは増産、安定させるべきものであるというふうに思っておりますから、粟国恒広議員のご指摘の地力をアップする。確かに製糖工場のバカスも産業廃棄物であります。糖蜜等もいい素材であります。そういう資源が果たして今まで活用されてきたかという意味においては、地力の増産という肝腎要の基礎の強化という意味においては、やはりこれは市としてもしっかりと地力アップに対しても取り組むべき。先ほどあったマニュアスプレッダーとか搬入の合理化等も含めて、しっかりとバカス、糖蜜等、堆肥の投入等に対してもですね、仕組みづくりをする。そこの肝腎要の部分に市が投資していくというのが大変大事じゃないか、そういうふうに思います。 ◆粟国恒広君   市長、ですからね、このサトウキビ生産向上のためには、やはり地力が、市長も今言っているじゃないですか。地力アップが大事だと。宮古島は、水なし農業から、地下ダムあって、水が出ています。かんがい作業ももうほとんど圃場整備には行き渡っています。農家が求めているのは、地力アップすることなんですよ。そして、ハーベスター収穫で出たこのトラッシュがですね、大体トラッシュ率25%。毎年製糖工場には山積みされているんです。今市長が掲げている基幹作物のサトウキビの生産向上、アップにつながるんであれば、この予算をね、今からでもいいですから、製糖工場、生産農家ときちっと議論し、前も上地廣敏議員がおっしゃっていたように、散布、すき込みまで実施できるような予算転換が私は必要だと思うんですよ。改めて答弁お願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   粟国恒広議員のおっしゃること、全く同感でございます。したがいまして、全体の事業もトータルとして整理をしながら、今おっしゃる地力の増進というのも大変重要であります。この事業も含めて、やっぱり総合的にサトウキビの増産に向けた取組をしていきたい、そのように思います。 ◆粟国恒広君   市長ね、私この予算、本当に農家に還元できるのかね。安易に500円補助します。委員会でもいろんな話がありました。何でサトウキビ農家だけですかと。市長が公約で掲げている市民所得10%アップ。それには、いろんな産業がありますよ。ですから、地力を上げるための予算だったらこれ納得しますよ。そういう意味では私たちもね、予算に対しては最終本会議の委員会でしっかり審議するのがありますよね。これ修正案も含めて、今度検討していきたいと思いますので、時間がないので、ちょっと次行きます。  次に、農産物流通条件不利性解消事業に関してもですね、市長、単費で700万円やっているんですよね。しかし、市長が言っていた水産加工品、水産業に対する加工品、これ71万円ですよ。一括交付金でやっていると。この格差は一体何ですか。それについて市長、答弁お願いします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   現在水産物の補助は、一括交付金事業を活用して、平成25年から令和3年までの事業として実施しているもので、事業化に当たり宮古島から那覇までの約300キロを陸送を想定した場合の輸送費53円、キロですね。と空輸実績との差額分しか国は認められなかったことから、現在補助額は6円程度となっております。令和3年度事業で118.9トンの出荷量を想定しており、予算計上しておりますが、仮に農産物の55円となるよう49円の市単費を充当すると580万円余りの予算を必要としてきます。令和3年度の当初予算の補正予算として計上できるかどうかは財政上の問題でありますので、そこら辺は検討していきたいと考えております。 ◆粟国恒広君   農林水産部長ね、今回単費でこれも700万円農産物に関して輸送するということですよ。私が言いたいのは、なぜ生鮮水産物に対しても、今おっしゃったように単費で補助をやるのかということですから、座喜味一幸市長、この件に関してですね、農業だけじゃなくて、水産業に対しても同じような補助金を補正でやりますと。それはできないですか。市長、答えてください。 ◎市長(座喜味一幸君)   今は農畜産のほうを中心とした流通条件不利性解消事業の話をしております。もともと一括交付金使った水産に関する流通条件不利性解消事業がありました。今回沖縄本島への輸送費補助を検討していく中で、なぜ水産がたしか6円だったのかな。たしか非常に額が低い。そういう意味においては、取れたシビマグロからいろんなカツオから含めて3枚におろし、急速冷凍して沖縄本島に送っている人たちもおります。そういうものを含めると、この水産における振興という意味においては流通条件不利性解消事業の単価を見直そうではないかというようなことで一応見直しに入っているところでありますから、しっかりとその辺は精査してやっていきたいと思います。 ◆粟国恒広君   市長の前向きな答弁ですけどね、市長ね、これ一括交付金じゃなくてですね、市長も先ほど答弁したように法律でね、予算じゃなくて、条例か法律で流通条件不利性解消事業の予算は私は提示するべきだと思います。それに関して今言ったように、今農林水産部長が言った560万円の差があるということを補正予算で、6月定例会の補正予算でもいいですよ。それが計上できるかどうかだけを、考えているかを答えください。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時27分)  再開します。                                     (再開=午前11時27分) ◎市長(座喜味一幸君)   幾つか質問があったかと思いますが、1つは法制化の話。沖縄振興計画の新たな見直しの中で、私は直接に離島のハンデ克服、それは航空運賃を含め、生活物資等のコスト低減、それと流通条件不利性解消事業、そういう離島の主要事業においては、予算措置ではなくて、ぜひともに永久法、要するに法制化をしてくれという要望は審議会、県とのミーティングの中で申し上げ上げております。  また、水産物の件、これは本土までのソフト交付金を使っているんですけれども、沖縄本島までの対象になっていない部分、それはやはり宮古島は沖縄本島という大きな市場を抱えていますから、これもできればソフト交付金で国、県の補助でやっていただきたい。  なお、それでも足らない部分は農業振興、水産業の振興のためであれば、市からの予算ででもしっかりと支援して、農林水産業を振興していく、そういう姿勢はしっかりと持っていきたいと思っております。 ◆粟国恒広君   最後の質問であります、市長。ですから、私が言っているのは農産物の700万円に対して生鮮水産物のほうのが73万円。その差額が多いもんですから、一括交付金の予算の絡みもあるんですけどね。それをきちっと補正できるかどうかだけを答えてくださいと言っているんですよ。やりますでいいんですよ、できるんだったら。 ◎市長(座喜味一幸君)   先ほどの説明でしっかりと精査してやっていきますということで答えておりますから、前向きにしっかりと予算措置も考えてまいります。 ◆粟国恒広君   残りの質問に対しては6月定例会でもってやっていきたいと思います。  時間となりましたので、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(山里雅彦君)   これで粟国恒広君の質問は終了しました。 ◆島尻誠君   午前中のトラブルで、30分ですかね。これ延長もできるんであれば、ちょっとお願いしたいんですけども、まず今定例会最後となります松原清光農林水産部長、そして来間克消防長、長きにわたるその公務員生活、大変お疲れ様でした。お二人の活躍されたご尽力いただいた市政ですね、発展のために、これまで市民のために、大変ご苦労さまでした。感謝申し上げたいというふうに思います。そして、座喜味一幸市長、大城裕子教育長、ご就任おめでとうございます。今定例会、お二人にとって初めての一般質問でございます。新年度予算案をはじめ、多くの施政方針で掲げた公約実現、そして市民のための政治をぜひとも貫いていただきたいというふうに思います。  それでは、質問始めてまいりたいと思います。順番をですね、ちょっと変えまして、2項の農林水産業から始めてまいります。令和2年度畜産課実績についてお尋ねしますけども、①ですね、優良繁殖雌牛奨励事業の今年度実績についてお聞かせください。 ◎農林水産部長(松原清光君)   令和2年度の優良繁殖雌牛奨励補助金の予算は3,230万円で、頭数では県外JA貸付牛が50頭、県内JA貸付牛及び自家保留牛が198頭で合計248頭の計画となっております。令和3年2月末の交付決定額が2,550万円で、保留雌牛は県外JA貸付牛が12頭、県内JA貸付牛及び自家保留牛が225頭の合計237頭となっております。  なお、令和2年度の優良繁殖雌牛奨励事業の予算執行率は95%以上になる見込みであります。 ◆島尻誠君   2月末時点ということは、今月いっぱいの見込みですよね。70%。聞き取りの中で最終的な見込みを、今後受付申込みを含めて120%程度を見込んでいると。実際充当の40万円から50万円程度不足が生じるというふうな話でしたけども、これは実績の今の答弁に基づいて、若干の差があるんですけども、その辺はどうなんですか。                 (何事か声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時34分)  再開します。                                     (再開=午前11時35分) ◎農林水産部長(松原清光君)   先ほども答弁したとおり、合計237頭執行しているという形で、執行率95%となる見込みということで報告しております。最終的に調整をしておりまして、95%、約100%程度いくのかなと考えております。 ◆島尻誠君   そうですね。最終的な3月末時点ということでいうと120%程度。要は先ほど申し上げているように、金額にして40万円ほど足りない感じになるので、その辺はやはり新年度予算に反映されていく、おのずと。そういうふうに思っています。しかしながらですね、令和元年度、そして前年度と今年度、予算額が同額なんですよ。これ前年度の実績に基づいて次の年度の新年度予算を組み立てていくというふうになると思うんですけども、実際見込みとしてこういうふうな実績が上がってくる。今年度予算は前年度同額、新年度予算ですね。同額になっているという現状は、この繁殖雌牛に関しては幅広い今支援策が求められております。新年度予算に関してどういうふうな施策、今は上限10万円というふうな範囲が設けられていましたけども、変更等がありましたらお聞かせください。 ◎農林水産部長(松原清光君)   来年度の計画でありますので、今年度の計画と併せて取り組んでいるところであります。先ほど申し上げたとおり県外のJA貸付牛が50頭、それから県内のJA貸付牛及び自家保留牛198頭の合計248頭という形で取り組んではいるんですけども、今年の実績として県外のJA貸付牛が12頭しかありませんでした。やはり県外の優秀な貸付牛というのを宮古島に入れながら取り組んでいきたいということを考えていますので、県外の貸付牛50頭はですね、同じ頭数で計画しておりますので、前年度同様の予算額として取り組んでいるところであります。 ◆島尻誠君   同額の話はさておいて、仕組みですね。要するに1頭当たりの支援が上限10万円万だと、これまではですね。県外導入が25万円。この設定に変更はあるのかと聞いているんですね。 ◎農林水産部長(松原清光君)   今年度の貸付牛の取組といたしまして、1農家1頭という形での取組をしておりました。この1農家1頭という取組をする中で、やはり増頭を希望する農家からは全頭にしたほうがいいのではないかという意見もありました。それで、宮古和牛改良組合とも調整した結果、今のところは単価はですね、10万円という単価を10万円以内という形で取り組んでまず設定をして、補助していきたいと考えております。 ◆島尻誠君   1頭10万円以内というと、予算が3,200万円余と大体決まっていますよね。要はこの幅というのは、これまで1人1頭10万円上限、これを少し緩くして、全体に行き届くように10万円以内もしくは頭数が多くなれば支援金が減っていくということの理解でよろしいですか。 ◎農林水産部長(松原清光君)   そうですね。要するに今年度は5頭、自家保留するにしても1頭分しかありませんでした。そういった形から、やはり増頭希望する農家からはおかしいんじゃないかというのがありましたので、それをやっぱりできれば自家保留する全頭に支援したいということから取り組んでいるところであります。ですから、予算の規模もありますので、もしそれをオーバーした場合にやはり10万円以内という形を取りまして、もしオーバーした場合には9万円になるとか、8万円になるとかということもあり得ますけども、やはりこれを全頭に支援するという形で増頭する農家の支援にはなるかと思っております。 ◆島尻誠君   ちょっと10万円以内と設定するとですね、これいろんな声もありました、確かに。宮古和牛改良組合の役員会でも各支部集めて、いろんな提案を市の当局からですね、なされたようですけども、なかなか上限10万円以内というのがちょっと引っかかるようで、やはり設定をしてほしいという声が多く上がっております。だから、従来の例えば10万円設定。先ほど申し上げました120%にもいくような、要するに足りない時点であったときの補正予算を組む。そのやり方が一番妥当なのかなというふうに思っています。10万円以内という設定すると、結局取れる人だけが取るという形になってしまいます。それは、ちょっとバランス的によくないのかなと思っていますので、ぜひいま一度ですね、宮古和牛改良組合とも協議を重ねて、この設定に関しては取り組んでいただきたいなというふうに思います。  次にですね、②の肉用牛監視システム導入について、これも年度末見込みでの実績をちょっとお聞かせください。 ◎農林水産部長(松原清光君)   肉用牛監視システムの導入については、母牛の分娩時の死亡事故防止を図る目的で補助をしておりまして、令和2年度の肉用牛監視システム導入補助金の予算額は20基分の400万円を計上しております。令和3年2月末時点では交付決定額が379万円の19基分が交付されており、執行率については95%であります。 ◆島尻誠君   この牛温恵システム、分娩時の事故を防止するために導入された。これは、たしかもう3年ぐらいになるんですかね。非常に農家にとっては安心な機器の導入で、夜間兆候があったときに携帯電話、スマホのほうにダイレクトで通信が流れるようになっていると。当初予算の400万円からほぼ19基ですか、ほとんど消化されるということで、引き続きですね、これも農家の支援のために、新年度も続けていただきたいというふうに思います。  それでは、次ですね、肉用牛の死亡牛に関してちょっとお尋ねします。これは、年間150頭程度、母牛に関しては死廃牛が出ております。子牛も含めますと約500頭前後。この処分がですね、処分費がやはり農家の声からすると高額になる。そのことがいろいろ家畜共済への負担にもなっているというふうなお話が来ております。実際市長と農家がですね、若い農家の皆さんが、これ畜産農家だけではなくて、園芸、そして露地の栽培の皆さん、葉たばこの農家の皆さん、いろんな若い方たちがタウンミーティングを行っております。その中で畜産農家から出た要望ですね。これがやはり畜産死廃牛、事故や病気で亡くなった牛の96か月以上は宮古家畜保健衛生所での検査がありますが、BSE関係の。これ以外は要するに民間の産業廃棄物処理で処理されております。これが1社しかありませんので、その経費がですね、莫大なんですよ。例えば100キロ未満、これはほとんど子牛が該当しますね。3万3,000円。100キロ以上、3万8,500円。200キロ以上となると、大体7か月から9か月ぐらい、競りに出荷させる二月前ぐらいの体重です。これが4万9,500円。400キロ以上、5万5,000円。大体成牛となると500キロ前後、ほぼ今大型化されております。500キロ以上になる牛になると、要するにキロ単価が160円になるんですよ。この計算式が1キロからの計算式になっていて、例えば550キロの成牛がですね、何らかの原因で死亡しました。これは、96か月以上となると、先ほど申し上げたように宮古家畜保健衛生所のほうで検査を受けて、向こうでの費用だけで済みます。しかしながら、その以前の若い牛になると1キロ以上からの計算になりますので、550キロで9万6,800円。これが自己負担になっているんですね。これは、これまでも、ちょっと私もびっくりしたんですけども、この金額に関して県もある意味市もなかなか手が出しにくいということでありました。実際石垣とかですね、沖縄本島、食肉センターで処理場持っている施設の皆さんは、行政はですね、そこで処理されていると思います。石垣のほうも冷凍で空輸で送っている。宮古島での支援の在り方がちょっと今必要になってくるというふうに思っています。この辺をですね、行政としてどのような支援ができるかちょっとお聞かせ願いたいなというふうに思います。 ◎農林水産部長(松原清光君)   死亡牛処理については、現在産業廃棄物として、産業廃棄物処理場で処理するように指導しているところでありますけども、今後の対策といたしまして、それについては前々から対策等考えているところでありまして、宮古島市、それから沖縄県、JA等々ともですね、その問題解決に向けて取り組んでいるところであります。その内訳として島内処理、島外処理あるんですけども、我々の考えとして島外処理、それを考えておりまして、宮古食肉センターでの処理を考えております。死亡牛を一時保管する冷凍コンテナを宮古食肉センター内で置いてですね、それを沖縄本島の沖縄県食肉センターにある処理場に海上輸送するということで、農家負担が大分軽減されます。それに向けて、今諸問題の問題解決に取り組んでいるところでありますので、それについて早めに回答を出して、取り組んでいきたいと思っております。 ◆島尻誠君   その手もあるかなとは思うんですね。冷凍保存での海上輸送、これ石垣が実際やっています。それでですね、南城市でしたかね。沖縄県食肉センターでも同じように施設があって、焼却施設。これは、宮古島に1社しかございません。例えば市でそういうふうなものが造れたら、例えばランニングコストも含めて、経費も含めてどっちが5年後、10年後になったときにいいのか。例えば宮古島市がですね、言っている例えば500キロ未満の牛の5万5,000円の3分の1とか2分の1の支援ができたら、それがいいのか、それとも今お考えになっている輸送で経費がどれぐらいバランスがいいのか、その辺を見極めてやはり方向は示したほうがいいかなというふうに思います。だから、最終的にね、結論出すまでにそういった積算も出しながら、どのほうがメリットがあるか、行政にとっても、市にとっても、農家にとっても、どういった負担が強いられないで済むか。その辺をやって、見極めてやるべきだというふうに思いますので、ぜひこの辺は力を発揮していただきたいなと思います。  じゃ、次に行きます。これ1月、2月でしたかね。上野資源リサイクルセンターの運営体制について、4号のものですけども、ごめんなさい。3号を飛び越していますね。漁業者支援についてということであります。これも何名かの同僚議員の皆さんが支援に、先ほど粟国恒広議員もおっしゃっていました。漁業者の支援、在り方ですね。様々な行政の支援がある中で第一次産業の底上げが、観光とリンクして、市長が掲げている施策の一番重要な課題だと、そこを力入れていくということに、やはりその辺が重要なポイントになってくると思います。手始めにですね。サトウキビのお話もありました。いろんな分野で、これは支援の手を差し伸べる、必要なことだと思っています。これは、先日伊良部漁業協同組合の組合長といろいろ聞き取り、意見交換をして、上地廣敏議員もおっしゃっていました。漁獲高はあるんだけども、要するに消費がない。要するに漁業者支援の在り方を求める声があるんだよと。実際漁業組合の負担というのは、それぞれ3漁業協同組合ありますけども、その人たちにやっぱり支払うものが出てくる。要するに漁獲高はあるんだけども、消費低迷している中をやはり支援してほしいと。農林水産部長がこの間おっしゃっていた学校給食の支援、要するに献立の中にマグロやカツオ、そういった給食の提案がございました。具体的な中身というんですかね、それをちょっと聞かせてもらいたいなと思います。 ◎農林水産部長(松原清光君)   海産物の消費の低迷という形で、漁業協同組合等が非常に苦しんでいるということであります。魚介類の消費激減への対策といたしましては、学校給食への提供できないか、今現在教育委員会と連携して検討を進めているところであります。学校給食の食材といたしまして提供するためには、まず単価のほかに一定の条件を満たす一次加工が済んでいることが条件になります。冷凍マグロの角切りについて行った試算では、年間1,453キロを給食として消費できるという可能性も持っているようであります。今後漁業協同組合とも協議をして、条件を満たす一次加工が可能であるのか、漁業協同組合から提供する際の単価は幾らになるのか、学校給食として支出できる単価との差額はどの程度になるのか、その差額を補助することが可能になるのかですね、そこら辺詰めていきながら支援策を考えていきたいと考えております。 ○議長(山里雅彦君)   ちょっと休憩します。                                     (休憩=午前11時55分)  再開します。                                     (再開=午前11時55分)  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時30分から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午前11時55分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午前に引き続き、島尻誠君の一般質問を続行します。 ◆島尻誠君   先ほど午前中ですね、中断をして、農林水産部の漁業支援、給食関係も教育委員会のものもありますので、また向こうでお尋ねしたいと思います。  4号のですね、上野資源リサイクルセンターの運営体制ですね。まず、現状をちょっとお聞かせください。 ◎農林水産部長(松原清光君)   上野資源リサイクルセンターは、牛ふんの受入れ量は旧上野村の家畜飼育頭数700頭の規模で造られており、現在の宮古島市全体における家畜頭数1万頭の牛ふん回収については、キャパなど受入れ条件も含めて厳しい状況になります。また、宮古和牛改良組合から家畜排せつ物処理に関する要請が令和3年2月17日に市長室において行われております。このことから、宮古和牛改良組合と上野資源リサイクルセンターの指定管理業者、また宮古島市の農村整備課、畜産課を交えて今回の要請内容を含めた問題解決に向けて、意見交換を早急に開催したいと考えております。 ◆島尻誠君   そうですね。要請があったのが2月11日ですか。要するに要請に対しての回答を宮古和牛改良組合宛て、組合長にですね、出されている内容が今農林水産部長がおっしゃった協議会、協議をして、問題解決に取り組みましょうなんですよ。これ私も2年前、もう何度も議会で提案して、議論してきました。これ今さら、今からがスタートということになるんですよね。これまでは何をやっていたかと言いたいです、私は。宮古和牛改良組合が動かないと動かないのかと。だから、こういった問題は、この回答も1か月。2週間以内ですよ、普通は。1か月たってから回答する。ちょっと考えられない。これね、この指定管理者と管理運営協定書、そして指定管理されている上野資源リサイクルセンターの場所の野原部落、豊原部落の皆さんとのですね、自治会と公害防止協定書を結んでいるんですよ。この中でですね、ちょっと読み上げますけど、事業の実施ということで、第3条の2項ですね。甲は、事業執行に当たり、地域住民の要望並びに意見を最大限尊重するとともに、運営を委託する基幹民間事業者に対しても、本協定を履行する義務を持たせるというふうにちゃんとうたわれているんですね。要は指定管理されているこの業者、地域の、この要請書の中の回答では旧上野村の700頭規模ですか、そういうふうにうたわれて、その範囲しかできないんだと。だから、宮古島全体の受入れができないというふうに回答しているんですけど、当然なんですよね、村時代に出来上がったものですから。地域のやっぱり協定結んでいる以上は、地域から声があるということは、これにも違反している、もう既に。このことをですね、やはり問題意識ないといけない。ずっと議会でも言い続けていますよ、これは。堆肥の問題は、まあ、サトウキビの悪臭の問題もありますけども、その辺をちゃんと圃場に還元していくこの一助とならなきゃいけない、この事業は。ぜひとも考えていただきたい、そういうふうに思います。  続きまして、教育行政ですね。学校規模適正化方針についてなんですが、まず池間幼稚園、今自治会のほうからですね、連名で先月ですか、幼稚園の存続、学校統廃合に関しての存続の要望、要請書がマスコミ等でありました。市長にも教育長にも提出されていると思います。この内容がですね、ちょっと2年前の福祉部長にも答えていただいた、関連するんですけども、以前狩俣小学校が4名で、要するに12月末時点での応募を待って締め切るんだと。恐らくこれは、教職員の人事の関係もあると思ってはいるんですが、2月、3月で派出所、県職員がですね、人事が内示が出ます。前回がそうだったんですが、2月の後半に内示が出て、狩俣小学校の場合ですね。1人の入学、入園予定の方が該当がいたということで、これも議会で取り上げました。なかなか12月で締めたものを、そろったからといって、5名以上のね、25名以内の枠の縛りの中に入れる、それができない。じゃ、4月以降でという話もしました。厳しいと。規則ですからね。私はね、だから今の問題もそう一緒なんですよね。今の時点でちょっと休園せざるを得ない。こういう状況を、教育長ちょっと今来たばかりで、いろんな情報を集めるの大変かと思いますけども、この幼稚園管理規則、この中でやっぱりこの規則をですね、緩くするという方向性はないのか、その辺をですね、ちょっとお聞かせ願いたい。 ◎教育部長(上地昭人君)   島尻誠議員おっしゃる12月末ということでございます。これは、幼稚園管理規則第3条でもって、幼児数が基準の5人に満たないと見込まれる幼稚園については、毎年12月末までに教育委員会の承認を得て、休園することができるという措置を取っております。これ園児の募集は児童家庭課で行っており、幼稚園のほか、こども園、保育所も併せて募集をしております。今島尻誠議員がおっしゃった募集期間終了後、書類等の調査や確認などを踏まえ、12月末までに次年度の開園や休園について教育委員会で決定することになりますが、園の存続について決定した後の教育委員会の対応としましては、休園から再開する場合はその施設の状況確認、特に狩俣が3年ぶりに開園しますけども、やはりクーラーとかですね、もろもろの機器、そして湯沸かし器、トイレ、いろんな部分の修繕や改修が必要になってきます。こういう改修、修繕等の対応がまず必要になります。それと、園の骨子となる次年度に向けた教育課程の編成を2月末までに提出するよう、教育委員会としては求めております。どちらもその準備作業に時間を要するため、一応12月末までに開園や休園を決定することとして規則の運用を図っているところであります。 ◆島尻誠君   この幼稚園のですね、管理規則。小学校の規則においては、例えば4月以降に変動があった場合は複式学級を例えば1クラスに分けれるような規則がありますよね。これは、幼稚園も同じ考え方だと思うんですよ。要はこの規則を先ほど来申し上げているように、5名の縛りをですね、緩くしない限り、特に郡部の辺りの幼稚園園児のですね、再園、それはちょっと厳しくなるんじゃないかなというふうに見ています。これは、それぞれ城辺、砂川とかいろいろもそうです。なので、やっぱりこの管理規則を方向転換をして少し改める。今4名、3名、それでも開園できるようなですね、やっぱり地域に根差したコミュニティーの核としての存続を要望していますので、ぜひもう一度見解をよろしくお願いします。 ◎教育部長(上地昭人君)   先ほどの5人以下だと休園している措置ということでございます。今現在教育委員会におきましては、この平成27年に、12月24日に規則第16号でもって、10人以下をというのを5人以下に変えた経緯がございます。まずそこら辺について現状を説明いたします。  池間幼稚園は、幼稚園管理規則第3条により、応募園児数が5名に足りないことから、教育委員会の定例会で休園が決定をいたしました。去年ですね。幼児教育に対する認知度が近年高まっております。幼児教育で育まれた資質、能力がその後の小学校の学びはもちろん、人格の形成に大きく影響を与えることが様々な研究で報告されております。その重要性は、平成30年に保育所、こども園、幼稚園の3つの教育要領や保育指針が一斉に改正され、どの種別の園においても同等の幼児教育の質が確保されることが義務づけられていることからも認識できます。様々な経験や活動を友達との協働的な学びの中で深めていくことが子供の資質、能力の育成に大きく関与していくことから、ある程度の人数を確保した教育環境での幼児教育の実施が必要であると考え、平成27年に10人から5人に減らしてありますけども、その時点でも教育委員会の議事録を見ますと10人が望ましいと。しかし、これを、10人のままだと郡部の幼稚園がもう何園も閉めなくてはいけないと。しかし、子供の集団での学びというのは、じゃ2人でも集団なのか、3人でも集団なのか、5人でも集団なのかという議論になりますけども、最低5人は必要じゃないかという、いろんな議論があったように議事録では見られております。そういった議論の中で、現在は5人という線を引いて、そして子供の集団的な学びをどこで担保するかということが、やはり教育委員会としてはそこら辺が一番大事であろうということで現在この規則の運営を行っているところでありまして、これは今後もし議員の提案が、こういったご提言がある、そうやって地域からの要望があれば、これは教育委員会としてもその地域の要望もお聞きした上で議論をしていくことになろうかと思いますが、あくまでも今現在はそういった状況での運用をしているということでご理解いただきたいと思います。 ◆島尻誠君   教育部長のおっしゃることは、よく分かっております。学校規模適正化のね、方針においても、そのような文科省のね、指針が示されているのはよく存じております。だから言うんですよ、地域のコミュニティーと。やはり要請があるということは、声を上げているということですから、それ受け止めて応えるのが行政です。例えば存続が難しい。狩俣もそうでした。池間からどこに行くと思いますか、この子供たちは。その後のことも考えないといけないんですよ。再園するまではどっかに行かせなきゃいけないんです。その辺も考えて、しっかりと地域は地域の、行政は行政の役割を果たしていただきたい。せっかく声上げている。それは、応えるべきです。  次に行きます。次はですね、先ほどの農水関係の水産物の支援で学校給食の提案がございました。これ地産地消を目的とした取組についてですけども、地元食材、今は学校給食に様々な食材が取り入れられております。その価格の設定が業者のですね、折り合いつけばそれなりに取り入れていける。その辺の方向性がどういうふうになっているのかちょっとお聞かせください。 ◎教育部長(上地昭人君)   調理場ではこれまでも地産地消に取り組んでおり、地元食材を優先に利用してまいりました。農産物におきましては、トウガンやパパイヤは100%宮古島産を使用しており、キュウリやニンジンなどにおいても島で取れる時期には優先して宮古島産を使用しております。また、水産物におきましては、モズクやアーサは100%宮古島産を使用しております。地産地消の新たな取組として、現在午前中に農林水産部長がお答えしましたけども、水産課と調整し、地元で取れるマグロが学校給食に提供できないか検討を進めているところであります。学校給食調理場というのは、やはり五、六千食を作るわけですね。そこで、マグロにおきましても衛生の観点と調理のしやすさの観点から、瞬間冷凍して角切りにして数量を納めてくださいと。できたら野菜もそうやってある施設で、例えば形の悪いニガウリとかもですね、刻んで一定の形にして、そして冷凍して納めれば十分にこれまで以上に提供は可能だと考えます。そして、今現在学校給食会からの提供単価というのが品目によって決まっておりまして、やはり単価が上がると、年間の賄い費というのは予算が限られていますので、それは単価を低く、せめて学校給食会の単価に抑えていただきたいと。市長にもその話を申し上げまして、市長はその差額についていろいろ検討する必要があると。別予算でですね、コロナ対策費とかで補填してやればいかがかなという話がありました。それでしたら十分に学校給食として対応していけるものだと思っていますので、今後のこういった取組を農林水産部と調整しながら進めていけたらなというふうに思っております。 ◆島尻誠君   漁師がね、水揚げした魚介類のマグロや、先ほど市長にもお話ししたというので、市長、今ちょっとこの件に関して漁業者支援、我々は漁業協同組合ともいろいろ聞き取りをして、昨年からの水揚げはそんなに変わっていないんだけども、やはり売行きが、消費が落ち込んでいると。やはり全般にですね、支援していく。大変なことだと思うんですよ。ぜひやっていただきたい。市長のコメントをちょっといただきたいなと思います。 ◎市長(座喜味一幸君)   島尻誠議員にお答えします。  大変この案件は、これまでやっていそうで、なかなか大きく動いてなかった部分を感じておりました。今回経済団体との意見交換の中で、魚が売れない、取ってきても売れないという漁業協同組合からの提案等々検討いたしましたときに、この地方創生給付金等々を活用しながら、何とか漁業者の生活等々を支援できないかということで、ちょうど農林水産部を窓口にして、今検討を始めてもらっております。漁業に関する、まずは量的に確保できるマグロから始めてみようじゃないかということで、急速冷凍施設等も整備されておりますことから、午前中にも答弁があったように1.5トンぐらいでしたかね。の供給が可能だということで、まずやっていこうじゃないか。また、野菜等のカット野菜等しながら保冷保存して、それを安定的に供給していくような仕組みづくり、そういうカットする人たちに支援をする、あるいは学校給食の単価に対する補填をする、そういうことでコロナ禍の対策、あるいは地産地消というような、あるいはまた食育等々の影響も大きいことから、ぜひともに実行してみたい。教育委員会としては、給食センター等々との今連携を取り始めておりますから、これをぜひともに永続的にやっていけば、この選別残といいますか、そういうもの等もしっかりと利用されて、農家の、あるいは漁業家の収益につながる。また、地産地消という大きな財産も継続してつくっていけるというふうに思っておりますから、丁寧にしっかりと取り組んでいきたいと思います。 ◆島尻誠君   そうですね。漁業者支援、第一次産業の底上げの一助ですね。農産物、サトウキビもそうですけども、教育部長からもお話がありました。トウガン、地元野菜の全面的なバックアップが給食に転換されていくということが非常に今後も魅力ある、生産者がね。支援になっていくのかと思いますので、ぜひとも力を入れていただきたいなと思います。  続いて、福祉行政ですね。1号は割愛します。  2号の障害を抱える方たちの支援についてですけども、これはワクチン接種の対応ですね。医療従事者先行に当たって、4月からは高齢者施設等々、65歳以上等々で、いろいろ障害を抱えている方たちの施設、あるいは入所、通所の方たちが例えばですね、聴覚障害者、この人たちに接種受ける際のですね、周知の仕方というか、どのような連絡というかを図っていくのかですね、この辺をちょっとお聞かせ願いたいなと思います。 ◎福祉部長(下地律子君)   新型コロナウイルスのワクチン接種については、今月15日に設置されたワクチン接種対策室が主体となって、進められることとなっております。障害を抱える方たちへの対応につきましては、ワクチン接種対策室が示す接種方針のスケジュール等に合わせ、障害福祉サービスを提供している各事業所及び障害児を抱える保護者、意思疎通が困難な方々への確実な情報提供に向けて、関係部署と連携しながら対応してまいります。 ◆島尻誠君   丁寧な対応をですね、お願いしたいなと思っております。  ちょっと時間がないので、急ぎますけども、6項のですね、地下水保全についてであります。市長は、さきの宮古島地下水研究会からの公開質問状への回答の中で、3か所に限定された水道水源保全区域を宮古島全域に広げることや健康に影響し得る環境化学物質の適正なモニタリング体制の構築と削減対策の実施を条例に明記するという賛成か反対かの質問に、賛成であるとの回答をしております。そして、その中で意見を市長は付していますけども、まず地下水保全についての市長の見解を伺いたいなと思います。 ◎市長(座喜味一幸君)   まずは通告にありましたことから、答弁をさせていただきたいなというふうに思います。地下水研究会からの公開質問状、そういうことに関する回答になりますけれども、宮古島地下水研究会から予定候補者への提言と公開質問状というのが出されました。現在3か所限定された宮古島市地下水保全条例の水道水源保全区域指定を変更し、宮古島市全域、特に宮古本島を伊良部島に広げるとの質問に対し、賛成として、地下水が唯一の水資源である宮古島市は、宮古島全域の地下水の水量、水質の保持が最重要であります。宮古島市地下水保全条例では、白川田流域、東添道流域、福里流域の3か所が保全対象地域に指定されておりますが、新たな水源可能流域に関しては今の市の社会状況の変化を見据えた迅速な対応が必要である。新たな水源流域については、これまでのボーリングデータや地質調査結果を基に補足調査を行い、地質層状、開発可能量等を総合的に策定する。水源流域については、地下水水質を良好に維持するため、監視体制の充実を図る必要があると回答させていただきました。その回答を踏まえて、できるだけ早い時期に地下水市民会や専門家の意見を積極的に取り入れた施策を講じてまいりますというような答弁になりますけれども、いずれにしても地下水は宮古島の命でありますから、今後計画される、その3つの水源流域のほかにも新たな開発の予定がありますし、そういう流域も水道水源流域として指定しながら水質の保全、水量の確保を努めていく、また、全域としてもやはり地下水の賦存量を確保すること、水質をしっかり守っていくこと、そういう意味では水質のモニタリングしっかりとやっていくということは大変重要と認識しております。 ◆島尻誠君   ありがとうございます。それでですね、今伊良部島の有機というんですか、水源の。今休止になっていると、もう。この10か所のモニタリング調査、今本島から畑かんもそうですけども、かんがい施設の水も飲用水も本島から送られています。畑かんはね、今始まりますけども、この今休止している、まだ廃止とはなっていないはずなんですけども、以前使われていた、例えば大渇水年が起きたその対応というか、地下水も、これは地下水自体もモニタリング、ちゃんとした調査も必要だろうし、伊良部島の今休止している、これを前提としてモニタリング調査をする、入れる必要性について、部長、お答えできますか。どちらでも。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   今休止中の伊良部地域における地下水モニタリング調査、それから再開ということですかね。そういうことでのご質問であったかと思いますけれども、現在毎年モニタリング調査、地下水の行っているわけですけれども、これについては伊良部島、それから来間島を含めて、18の地下水流域において、24地点で地下水や湧水を採取いたしまして調査を行っております。実際に伊良部島のほうでもフナハガーというところで調査を行っているところでございます。宮古島本島には27か所の地下水流域、それから伊良部地区には3つの地下水流域、さらに池間島、大神島、来間島を加えて市内全域で33か所の地下水流域があることが分かっております。伊良部島も含めてですね、宮古島全域の地下水を保全していくためにはこの33か所の全ての地下水流域において、最低1か所以上のモニタリング調査を設けることが必要であるというふうに考えております。  それから、伊良部地区の地下水の活用につきましては、現在水道を上下水道部のほうで、その可能性調査を行っております。まだ結果が出ておりませんので、今後また検討しながら進められていくということになるかと思います。 ◆島尻誠君   2号のですね、自衛隊基地周辺における地下水モニタリング調査についてということなんですけども、調査結果もそうなんですが、②のですね、千代田駐屯地周辺及び保良弾薬庫予定地周辺の調査の必要性、これは去年ですね、上野地区の千代田駐屯地北側を去年の10月ですか、これ開始されています。数値を見ても、ややちょっと高めですね、これ硝酸性窒素、成分的にはですね。一番高かったのが、これ塩化物イオン、白川田、更竹西、これがですね、すごい数値を出しているんですよ。リットル当たり200ミリリットル基準に対し、2月の時点で1,000を超える数値が上がっているんですね。ちょっとこれ月ごとの、二月に1回やっているということなんですけども、非常に数値が高い、この地区だけ。先ほど生活環境部長がおっしゃった伊良部島のフナハガー、そこもちょっと高めです。平均を超えています。まず、この千代田周辺、それと弾薬庫周辺の必要性についてですね、調査の必要性。先ほど化学物質の云々と話しましたけども、その辺も含めてのちょっと生活環境部長の見解をお願いします。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   通告とちょっと内容が違いますので、準備した答弁書からかいつまんで報告したいと思いますけれども、地下水のモニタリング調査につきましては、一番の目的はですね、農業で使用されております化学物質、化学肥料から来ます硝酸性窒素、それから農薬等の検出を行うというのが一番の目的となっております。そういうことで、農地を中心に硝酸性窒素、それからホウ素、フッ素、そういうものを中心にこれまでも調査を行ってきております。自衛隊基地の周辺につきましては、島尻誠議員からもございましたとおり令和元年度10月から千代田の駐屯地南側の上野の北ウナトウ井戸の採水調査、これを追加しております。さらに、令和2年10月からは、陸上自衛隊の協力の下で千代田駐屯地内の北側の井戸の採水調査も追加で行ってきているところであります。これまで調査を行ってきた中で、硝酸性窒素につきましては何か所か基準値を上回るというところが出てきております。それから、先ほどありました塩化物イオンにつきましても、島尻誠議員ご指摘のとおりかなり高いところが1か所出ております。これについては、さらに詳細な調査を行ってですね、原因等の特定につなげていきたいというふうに考えております。 ◆島尻誠君   最後に、市長就任からですね、コロナ禍の中で大変な市政のかじ取りをスタートしていますけども、バイタリティーあふれる市長ですから、ぜひとも乗り切っていただいて、新しい体制でまた新年度を迎えて、かじ取りをですね、よろしくお願いしたいなと思っております。  以上で私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(山里雅彦君)   これで島尻誠君の質問は終了しました。 ◆友利光徳君   私は、まず質問に入る前にですね、私の意見を申し上げたいと思っております。去年の9月定例会に議会改革について通告送付をしましたけれども、事務局長にですね、答弁する方がいないので、取り下げて意見として述べてほしいということを言われました。ということでですね、本来ならば12月定例会で申し上げるべきでしたけれども、別のことがありまして今回申し上げますけども、原則としてですね、議会の定数の減というのに対しては反対をしております。ということは、合併前の城辺町は議会議員は18名いましたけども、合併時にですね、城辺からは4名、現在は4名であります。ということは、高齢者が増加しているということと、高齢者が増加するということは、議会議員に対する要請等とか相談がですね、多くなるということで、やはり議会議員の数はですね、合併前に近づけていったほうがいいんじゃないかなというふうに思っております。  それと、議員報酬についてもですね、増額については反対であります。というのはですね、市民からですね、皆さんは給料に、報酬にマッチした仕事をしているんかという不満の声よく受けます。したがいまして、こういう議員報酬の増額についてはやはりもう少し慎重に市民の声をよく聞く必要があるんじゃないかなというふうなことを考えております。  そして、去年の5月13日のですね、第15回城辺幼小中の大運動会がありました。合計で128名でありましたけれども、これはですね、城辺中学校が44人の大運動会でありましたけれども、当時の城辺小学校の平良勝也校長先生の提案で15回という回数を重ねました。城辺小学校の池村敏弘校長が44人の中学校生に対してですね、小学校の後輩たちは先輩…… ○議長(山里雅彦君)   友利光徳君、マイクをちょっとセンターに、これぐらい。 ◆友利光徳君   中学校の先輩たちを誇りに思うと、そして背中を見て成長するようということを話されていました。生徒を代表としてですね、2年生の鈴木東一朗君が城辺中学校が大好きですということ話していました。生徒会長長濱瑠璃さんはですね、最高の思い出ができて、後輩たちには新しい学校でも胸を張って頑張ってほしいという挨拶をしていました。令和3年3月7日に城辺中学校の最後の卒業式がありまして、生徒会長が「次に」という語りかけからですね、始まったことに対して、学校の統廃合が正当性を持ってされたのかなということを考えると非常に不満を抱くことになりました。  以上申し上げまして質問に入りますけれども、最初は市長の政治姿勢についてでありますが、私はこの質問はですね、今回で3回目でありますけども、市民から文書開示の請求するけども、黒塗りで不透明であると。特にあの頃は千代田カントリークラブや保良弾薬庫の問題がありました。そのときにですね、企画政策部長は今は必要ないと、2回目には条例上義務がないという答弁でありました。今は必要ないということは、今は必要かもしれません。ですよね、企画政策部長ね。これは、答弁をもらいませんけども、市長がこの質問の内容については共感しているんじゃないかなというふうに私思いますので、ぜひ前向きにですね、行政報告をするようにお願いをします。  次は、市街地の空洞化の課題解決についてでありますけども、これは平良庁舎がこちらに移転をしまして、人の流れがさま変わりしていると思います、私は。私は、旧城辺町の庁舎のことでもよく質問したんだけども、予想以上にですね、これは進んでまいります。ですから、市街地の空洞化についての解決について答弁をもらいます。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   市街地の空洞化課題解決についてのご質問にお答えいたします。  旧平良庁舎周辺の中心市街地については、市役所機能の移転などに伴い空洞化が懸念されており、市民や観光客が歩いて楽しめる本市の中心市街地にふさわしいまちづくりが求められております。このため、今後は市民をはじめ旅行者の満足度の向上及び宮古圏域の地域振興につなげることを目的とするみなとまち宮古再生プロジェクトの取組を核としまして、平良港やトゥリバー地区との連続性を高める市街地整備、それから各通り会が主体となった店舗、道路の修景整備などハード、ソフトの一体的整備を検討し、市街地の活性化に努めてまいります。 ◆友利光徳君   次はですね、宮古地区製糖工場整備事業新制度活用についてでありますけども、これは相手があることですので、そのとおりに進むのかどうかなと思いながらやりました。相手企業の会社ですね。これは、国が6割、4割が県、市町村、会社が持つというふうな事業らしいですけども、これ提案しておきますけども、市長のほうにですね。やはりこれ宮古製糖城辺工場は、1959年に操業開始しておりますので、約60年ぐらいかな、たっております。これ高い補助がある間にですね、やはり手がけたほうがいいんじゃないかなということを考えておりますので、ぜひともですね、前向きに考えていただきたいと思います。  4号の家庭ごみ収集運搬業務委託契約についてでありますけども、私はこれを原則としてですね、全企業、会社と契約をしたほうがいいんじゃないかなということは、まず市長のほうに申し上げておきます。というのはですね、要件を満たしている業者をですね、何らかの形で、自分の不具合でですね、不具合というのかな。はっきり申し上げますと、選挙でもってそれを差別するというのは、子育てをしている親に対してもですね、これは不公平な取扱いでありますので、これは要件を満たしている業者に関しては必ず契約をしてくれますように市長のほうにお願いをしておきます。  次に、5号にですね、家庭ごみ収集運搬業務契約における欠格要件業者との契約についてであります。これは以前にですね、不当ごみの問題でトンブロックを計量していたという経緯があります。それでですね、特記仕様書の第2条に遵守事項としまして、終わるまでね、2人で従事をしなけりゃならないという規定があります。しかしながら、情報によると2業者がですね、今1人でやっているという情報が入っております。欠格要件業者とですね、契約するつもりはあるのか、ないのか、生活環境部長のほうで答弁お願いします。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   家庭ごみの収集運搬業務の契約につきまして、欠格事業者との契約があるかというようなお尋ねであったかと思います。廃棄物処理法の施行例第4条におきまして、市以外の者に一般廃棄物の収集運搬を委託する場合の委託基準が定められております。もちろん宮古島市もその委託基準を遵守しまして、毎年受託資格審査を環境衛生課のほうにおいて、担当課のほうにおいて行っております。その委託基準の中に受託者が11項目の欠格要件に該当しないことという条件がありますが、当然ながら宮古島市の受託資格審査の中でも現受託がこれら欠格条件に該当していないということは確認をしております。友利光徳議員からご指摘のありました事業者につきましても、この欠格要件には該当していないということでございます。  それから、収集運搬業務2人で登録しているのに、1人で行っている事例があるということでございます。確かにそういう情報が入っていることもございますが、そういうことに関しましては事業者のいろいろな苦情、そういうものにつきましてはその都度担当課のほうで事業者に直接連絡いたしまして、改善をするように指導を行っているところでございます。 ◆友利光徳君   市とのですね、訴訟についてのお尋ねをしますけども、これ市長のほうに要望しときます。やはり市民がですね、裁判で争うということはあってはならないんじゃないかなと考えておりますので、その会社にですね、組合に話しかけて、和解してもらうようにひとつお願いします。  次は、市町村合併における対等合併についての市長の見解について、市長にお尋ねします。 ◎市長(座喜味一幸君)   友利光徳議員のご質問にお答えします。  合併後、平良地域への人口流入が加速して、そして旧郡部が一部過疎地域が進んでいるという現状は、多くの声であります。そういった地域の声というものは、少なからずしっかりと受け止めながら、やはり行政のサービスの平等性、そういうものは確保しなければならない。そういう意味では今後支所の再編もありましたことですし、その地域にとって活性化、定住化、高齢化対策等々どういう形で進めていくのかというものを今ちょうど検討を始めたところでありますから、地域公民館等々を活用しながら、しっかりと取り組んでいきたいというふうに思っております。 ◆友利光徳君   次はですね、各支所の機能拡充についてでありますけども、令和3年2月19日に伊良部支所の仲宗根健治支所長とワンチームみゃーくの共同代表の方、そして市町村合併小委員会の、これはメンバー、佐良浜の出身なんですけども、伊良部支所長とは意見交換をする機会がありました。やはり伊良部島の方のですね、支所から出張所に変更することについては非常に懸念をしております。心配しておりますと。いうことはですね、福祉関係ですね、福祉関係。合併時にですね、福祉部が城辺庁舎になったときに、私は合併した平成17年12月にこのような質問をした経緯があります。平良の支所長はですね、城辺まで福祉の関係で行かないといけないので、移動が大変だという答弁をしていました。これは、まさにこれが逆になるような形になるんですね。伊良部の支所長も福祉関係、国民健康保険、後期高齢者、保険証の発行など、生活保護の医療券、そして佐良浜出張所の仲間さんは死亡届を出した場合の手続が大変だよということを申し上げております。そして、上野支所の高江洲恵伝支所長はですね、やはり合併はそういうもんじゃなかったと非常に不満を投げかけております。ですから、この支所のですね、機能拡充についてですね、市民がどのように考えているのか、旧郡部の市民がですね。アンケート実施をしまして、必ずその市民の声にですね、応えるような計画はないのか。 ◎総務部次長兼総務課長(宮国泰誠君)   出張所機能についてのですね、アンケートを実施する考えはないかというご質問ですけども、令和3年4月1日から先ほどおっしゃっていましたとおり証明書の交付業務とか、そういう形で出張所を開所いたします。市民からの声についてはですね、令和3年4月1日以降様々な検証をしながらですね、どういったことが市民のために充実していくかというような、行政サービスの向上についてはですね、効果的なのかというふうな部分については検証してまいりたいというふうに思っておりますが、今のところアンケートを実施する予定はございません。 ◆友利光徳君   ちょっと付け加えますけどもですね、これは今政治の力がなければもう限界集落に近づいていきます。総務省がですね、発表しているのは2040年までに896の自治体が自然消滅するんじゃないかなということが発表しておりますので、どうかいい方向に行くようによろしくお願いします。  次は城辺庁舎の跡地利用についてでありますけども、旧城辺町のですね、他の旧市町村にないような、いろんないいのがあります。例えば人頭税廃止運動に関わった4人の方ですね。それから、上皇様に宮古馬を献上した加治道の島尻さん、西中の友利さん、これは西辺なんですけども、楚南さんですね。それから、比嘉トンネル。こういう他の旧市町村にないようなすばらしい資料があります。人材がいます。そういうことをですね、城辺庁舎の後利用に活用できないのか答弁を求めます。 ◎総務部次長兼財政課長(砂川朗君)   城辺庁舎の後利用についてお答えいたします。  城辺庁舎につきましては、後利用につきましては、しばらくはですね、出張所として使用する部分ございます。将来的には出張所のみであれば現在の位置から移転することとしておりますので、その後城辺の庁舎利活用については現在IT産業センターもございます。コールセンターですね。これらも含めてですね、民間での利活用を検討していくということで宮古島市の個別施設計画でうたっておりますので、そのように進めていく予定でございます。 ◆友利光徳君   私の生まれた島でありますので、旧城辺町でありますので、旧城辺町は安く手に入れないようにしてください。  次は各部落、自治会とのですね、意見交換について。これ答弁よろしいですけども、旧城辺町では平成25年に1度やっております。今旧郡部は政治の力を必要としています。どうか地域の皆さんとの意見交換をぜひするように、強く要望しておきます。  次は各部落、自治会長との事務委託料の増額についてでありますけども、旧城辺町ではですね、平成14年度には2,282万円の予算を計上していました。平成17年度には2,297万8,000円ですね。参考までにですけどもね、旧下地町はですね、部落会長に視察研修旅費補助金というのを120万円計上して、手厚い対応をしていたような気がします。現在城辺ではですね、部落会長出すのが非常に困難になっております。総務部長は、よく知っていると思うんだけども、ですからですね、これもう少し部落会長に手厚い増額できないのか、担当課のほうで答弁お願いします。 ◎総務部次長兼総務課長(宮国泰誠君)   事務委託料の増額についてというご質問でございます。本市においては、行政の円滑な運営を図ることを目的に、地域の皆様から各自治会長はじめ、地域を熟知している方をご推薦いただきまして、行政連絡員としての事務を委託しております。委託料については、増額ということではなくですね、行政連絡員の負担軽減を図る、それから事務委託の内容の見直し、各地区の課題をですね、分析いたしまして、より効率的な運営方法を検討しているところでございます。
    ◆友利光徳君   次はですね、宮古製糖城辺工場の製糖期における作業水の処理方法についてお尋ねをします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   宮古製糖へ確認したところ、機械の冷却水や製糖終了後の機械の洗浄水などについては、工場内にある独自で整備した排水処理施設で処理を行った後に水質をチェックするとともに、製糖期には保健所の検査も行い、水質異常がないことを確認し、施設外へ排水しているということで、衛生的には問題ないとのことであります。 ◆友利光徳君   農林水産部長、これ再質問ではないんだけどね、これ地域からの声があったんですよね。私らは旧城辺町で何回か取り上げたんですけども、なかなか返事がもらえなかったんですよね。この周辺の人がですね、風向きによっては臭いがすると、そういう苦情があるので、もう少し入り込んでですね、調査するようにお願いしておきます。  次は農業振興についてお尋ねしますけども、本市の中立委員の任命について、県農業会議によると中立委員の任命は弁護士、税理士、行政書士、司法書士となって、前提となっていますけども、この4つの中のですね、何に該当するのか、値するのか、また値をしないのかでいいです、簡単に。 ◎農業委員会事務局長(渡真利忍君)   現職の中立委員は、弁護士や司法書士等の資格を持っているかどうかということで、聞き取りでは聞いたんですけども、現職の中立委員は弁護士や司法書士等の資格は持っておりませんが、中立委員に特定の資格などは求めているものではなく、農業に従事していない者が該当します。 ◆友利光徳君   市長に提言しておきます。千葉県千葉市の農業委員会が弁護士を登用させてですね、月に1回無料で農業者と相談をしているという新聞も見ましたけども、本市もですね、市長の任期内に1度任命があると思いますので、ぜひともですね、こういうのを活用していただきたいと思います。  次は南西楽園リゾートの農振地域除外許可についてでありますけども、この件はですね、2020年の8月に担当課のほうに申請されていると思います。関係職員によるとですね、7ヘクタール、要するに7町歩ですね。話を聞くと、県下でそういう実例はないと。土地改良済みなので、そういう例はないよということであります。参考までにですね、私が今城辺で進めている城辺小学校裏の後前竹というんだけども、ここがですね、7町歩です、新規採択はですね。この辺について許可するのかしないのかだけでよろしいですので、答弁お願いします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   南西楽園リゾートが申請している農振除外申請については、提出された除外要望書を基に審査を行い、現在はほかの案件と同様に関係各課への意見照会などの詳細をしている段階であります。許可、不許可については、意見照会後に沖縄県と予備協議、それから事前協議を踏まえて農業振興地域整備計画書を作成し、公告縦覧、異議申立て期間の経過後、本協議を行った後に沖縄県知事の許可を受け、決定となります。そのことから、決定については沖縄県が行うことになります。 ◆友利光徳君   おとといですね、宮国での若い農業している方と話をする機会がありました。その方の話によるとですね、宮国地区は8,000トン収穫高があるらしいですね。これは、宮古製糖城辺工場で一番部落単位では高いという話をしていました。やはり農業振興は島を救いますので、農家はですね、これは慎重にやる必要があるんじゃないかなと申し上げて次に移ります。  与並武地区整備工事についてでありますけども、特記仕様書についてであります。令和2年5月に適用に準じて実施しなければならないという法令ができました。第14条にですね、施工条件、残土については指定された残土置場に処理をするとありますけども、これはされていますか。 ◎農林水産部長(松原清光君)   本工事では一時仮置場として使用しながら地区内処理を行っているために、残土置場への処理は行っておりません。 ◆友利光徳君   その2にですね、用地の関係、要するに本工事における借地は予定をしていないというふうにあるんだけども、これなぜ施工業者と残土置場が同一関係かなということについて答弁をお願いします。2番目です。 ◎農林水産部長(松原清光君)   この件については鉱山業者と、それから工事の受注業者が同じ業者であったことから、その土地を使用したという形になっています。 ◆友利光徳君   土質の想定についてでありますけども、掘削中にですね、土質が著しく変化した場合監督職員と協議をしなければならないとあるんですけども、これ協議をされたのか、されたとしたらいつされたのか。 ◎農林水産部長(松原清光君)   委託調査の結果、本地区の土質は粘性土及び岩として報告されており、それに基づいて当初設計から岩切り等を想定して設計しておりますので、別途協議は行っておりません。 ◆友利光徳君   これ④も行きましょうね。③かな。隣接地権者についてですけども、住宅対策ですね。受益農家から連絡がありまして現場に行って、現場確認して5ミリ刃のスタッフで深さを測ると、もう5メートルのスタッフも測定できないような状態まで掘り込みをされていました。これは、住宅の近くでこういうことをするというのは、ちょっと住宅に影響するんじゃないかなと思うんだけども、原則として何メートルまで床堀りを掘削したらよろしいですか。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時38分)  再開します。                                     (再開=午後2時38分) ◎農林水産部長(松原清光君)   友利光徳議員ご指摘の現場で5メートルほどの掘削があったという質問ありましたけども、現場を確認したときに起伏があることですから、計画基盤高、これが切土の2.6メートルで設計してあるということであります。ですから、2.6メートル切った後に、それから岩掘削を、それから土量掘削等を2.4メートルほど掘削したということから、合計的には5メートル程度の掘削ということになったという報告を受けております。 ◆友利光徳君   ④の施工計画確認についてでありますけども、先ほど申し上げたように5メートルまで掘削をしていました。そこで石積みに使用した石が出たと思います。関係法令に基づいて打合せをしたか、受入れ地のですね。④です。 ◎農林水産部長(松原清光君)   まず、地区内での石積みの土量が設計では998立米でありまして、地区内使用のために受入れ地としての協議は行っていないとのことであります。 ◆友利光徳君   幅が10メートルに20メートルに5メートルとした場合にね、1,000立米出ますよね。私はですね、この質問を終わりますけども、この業者はですね、沖縄県において受注高が5番の中に入る業者なんですよね。ですから、何でこういう仕事の仕方をするのかなということで、これは受益農家のほうから電話が、連絡があったんですよ。ですから、これはこれで終わりますけども、こういうことがないように、やはり工事というのは、しかも会社のメンツもあります。ちゃんと看板かかっていますからね、ユンボとかいろんなものにね。これは大変。現場から近いところにあるんですよね、鉱山がね。どこと大体分かると思うんだけども、そういうことやめたほうがいいと思いますよ。  次にですね、これ要望ですけども、瑞福隧道の利活用についてでありますけども、市長のほうに要望しておきます。工事施工によるですね、関係者が3月5日に市長表敬していると思いますけども、これは昭和8年に工事をしております。90年前ですね。やはり日本の技術はすばらしいなと感心をしておるんですけども、何らかの形で入り口をきれいに掃除をしてですね、観光振興に努めてほしいなということを一言申し上げます。  次、⑩ですけども、これはハーベスターに対する修理費を個人の方にも支援できないかということでありますけども、どうですか、農林水産部長。 ◎農林水産部長(松原清光君)   この事業は、耐用年数を経過したハーベスターの機能向上を図ることを目的として取り組んでいる事業であります。本市においても、個人導入のハーベスターが約10台あり、市としては個人導入ハーベスターについても事業対象となるよう要望しているところであり、引き続き関係機関と連携して、県にも要望していきたいと考えております。 ◆友利光徳君   農林水産部長、私はサトウキビ対策室に行って聞き取りをしたんだけども、リースで購入した人はですね、1,667トン刈取りするらしいですね。そして、個人の方はですね、1,518トンらしいですよ。問題のトラッシュですけども、リースの場合は252キログラムというか、それに対して個人の場合は223キログラムです。というのは、個人の人は機械を丁寧に使っているような気がするんですよね。ですから、個人の方にもやはり農業振興に貢献しているのは確実ですので、やはり手厚い補助をするように要望しておきます。  次は浦底地区、これ城辺なんですけども、土地改良事業の採択については、これは旧城辺町で平成25年から平成28年度までに計画を位置づけしておりました。これは、要望ですので、ぜひともその採択に向けて走り出すようによろしくお願いします。  次は教育行政についてでありますけども、廃校になった各小中学校ですね、時間の都合で学校名言えないけども、よく分かると思いますので。この校歌についてのCD化についてお願いします。 ◎教育部長(上地昭人君)   廃校になった各小中学校校歌について確認したところ、8校中7校がCD化されており、CD化されていない1校については今後市民へ提供を呼びかけてまいりたいと思います。 ◆友利光徳君   その学校についての校歌遊戯のDVD化について、これはですね、城辺ふれあいまつりで砂川中学校、西城中学校の保護者の方がですね、踊るのをよく見るんですよ。計画ありますか。 ◎教育部長(上地昭人君)   校歌遊戯のDVDについては、福嶺中学校と城辺中学校がDVDが今のところ見つかっておりません。それ以外はほとんど宮古島市未来創造センターに小学校で15校、中学校で9校の映像が残されております。したがいまして、この2校につきまして、そのほかに宮島小学校と大神小中学校、この4校が校歌遊戯が今のところ見つかっておりません。それにつきましては広報紙等を通じまして、市民の個人のカメラとかですね、そういった映像が残っているのを募集して、なるべく全校保存しておきたいなというふうな思っていますけども、これからちょっと情報収集してみたいと思います。 ◆友利光徳君   時代の流れ、避けて通れないで終わらないように、ちゃんとした考えでですね、行動してほしいと思います。  次はですね、3号は飛ばします。城辺地区における統合中学校の課題についてでありますけども、これは何か不登校やいじめがあるんじゃないかなという、心配する校長先生の声です。どうですか。 ◎教育部長(上地昭人君)   城東中学校開校準備室におきましては、城東中学校の開校に向けて、砂川中学校、城辺中学校、西城中学校の校長連絡会、生徒指導連絡会を開催し、気になる生徒や生徒指導上課題のある生徒の情報交換と効果的な対応について話合いを重ねてまいりました。新年度開始時には生徒への支援の在り方について全職員で共通理解の下、生徒指導体制や教育相談体制の充実を図り、不登校の改善、いじめの未然防止に取り組んでまいります。 ◆友利光徳君   次は、城辺地区における統合中学校の後利用についてでありますけども、城辺小学校については16日に関係者が城辺小学校に来ていたので、いいですけども、福嶺中学校のことももう少し考えてほしいなということを一応要望しとおきます。  それでですね、昨日の4時40分ぐらいかな、朝の。救急車がですね、出動をしております。砂川中学校の後利用にですね、消防署を持っていったら、これはもうたまったもんじゃないなと思いますので、これ答弁よろしいです。あの周辺にそういうものを持っていかないように要望しておきます。  次はですね、新入学生の662名に対するランドセルの支給についてですけども、時間がないので、できるかできないかだけ。 ◎教育部長(上地昭人君)   今年度新入生が618名おります。ランドセルの支給をいろいろ調べてみました。自治体によってはお祝いの意味や保護者の負担軽減の理由、あるいは同じランドセルならいじめられないという理由、定住促進の一環、理由は様々でございます。本市におきましては、経済的に困窮している世帯が入学前にランドセルなど準備できるよう就学援助制度により、新入生を対象に事前支給を行っております。ちなみに、令和元年で1,350名、令和2年度で1,399名の就学援助の準要保護の児童がいます。小学1年生と中学3年生におきましては、小学生で4万600円、中学生で4万7,400円の新入学児童生徒学用品の準備金として支給を行っているところでございます。ランドセルにつきましては、今のところこの約1,400名の生徒たちへの支給でもって代えさせていただきたいと考えております。 ◆友利光徳君   城辺町でよく使われた言葉でですね、自然を保護し、本町においては人材育成は無限な資源であるという言葉、よく聞いたような気がします。  次は7号飛ばしまして、8号の幼稚園の学級編制についての考え方をですね、先ほども島尻誠議員も聞いていたけども、再考してほしいなと思います。福嶺小学校に月曜日かな、行きました。幼稚園がないと、学校はなくなりますねということを話を聞きました。ですから、必ずしもこれ縛らないでですね、再考するように、時間がないので、要請だけしておきます。  議会答弁についてでありますけども、城辺ムイゴシのですね、戦争避難場所について、これは答弁はいいですけども、これはですね、1920年から1932年まで村議を務めた益田忠純さん、それから第25代那覇市市議会議長を務めた友利玄雄さん、それから沖縄大学教授の下地玄栄さんが生まれて育ったところであります。もちろんのこと、こっちで戦争避難はしていると思います。部長答弁は大体分かりますので、前向きに頑張ってください。  それから、陸上競技場のフェンスについてでありますけども、これは私は平成30年の3月に聞いたときに、新年度において早急に対応しますと答弁をしました。答弁をして、その後定年をしてしまいました。ただ、何もされていません。残念です。  北中学校の雨漏りについてでありますけども、令和元年のですね、6月定例会で天井の腐食について、原因について質問したら、雨漏りの工事を対応した後にこの天井板について改修しますと答弁をしました。これは面白いことで、これもまたやらないで定年していきました。残念です。これは面白いことで、また学校側がですね、工事をしております。面白いですね。  次はですね、福嶺市営住宅の1棟の建築時期について明確に時期を示してください。これは、昭和55年に建築されていますので、上原市営住宅と一緒です。だから、できるかできないか、できるとしたらいつか。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   福嶺市営住宅は、議員ご質問のとおり昭和55年から昭和58年に建築され、築40年が経過しております。平成29年度に策定しました宮古島市公営住宅等長寿命化計画において、建て替えの対象として位置づけておりますが、整備の時期については建て替えの順番を建設年の古い市営住宅を優先し、実施していく方針としております。現在事業予算の確保が厳しい状況にありますが、今後計画実現の予算要望を行いながら、早期の整備に向けて検討してまいります。 ◆友利光徳君   少し質問漏らしたので、教育行政について、答弁は要りませんので。福嶺小学校のですね、保護者から要請が来ていると思います。子育て世帯が移住するための住居の確保や空き家の紹介というのがあります。私は、昨日竹富町立鳩間小中学校の資料を渡しましたよね。竹富町立鳩間小中学校は、鳩間島留学制度というのを活用して生徒の確保しております。この辺についてはですね、西城中学校の比嘉校長があちらに2年間在職しておりますので、詳しいかと思いますので、ぜひですね、福嶺小学校の存続については行政の力が一番必要です。よろしくお願いします。  次は竹原1号線の法線変更についてでありますけども、これは答弁はもらいませんけども、市長のほうにお願いしておきます。これは、非常に私は、別の人はどうか分からんけど、私が考えたら非常に疑問のある工事です。というのはですね、市の特別職が3人物件補償にかかっているとかね、そういういろんな疑惑があります。そして、その方が城辺の学校統廃合には必ずいました、説明会には。これはですね、市長の立場を利用してですね、県の土木建設部ですか、そちらから視察を入れるようにしていただきたい。ぜひともこれはお願いしておきます。  次は福祉行政についてでありますけども、これも答弁もらいません。私が今年に入って何回ぐらい行ったかな、窓口に。ちょっと窓口のですね、やはり対応というのかな、対応を改善してほしいですね。誰も生活保護が欲しくて行くんじゃないんですよね。ですから、もう少し柔らかく、市民に寄り添った対応するように、これは強く要望しておきます。  次に移ります。新型コロナウイルス感染症の令和3年1月26日の34人、そして感染者の中で市から工事を受注している業者は何名なのか答弁お願いします。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   新型コロナウイルス感染症に係る感染者、それから濃厚接触者等の調査を行います積極的な疫学調査は、法令等に基づいて保健所が行っております。市は行っておりません。市のほうとしては、調査結果を県が公表しますので、県の公表した情報しか把握できておりません。したがいまして、友利光徳議員ご質問のことにつきましては情報が把握できませんので、お答えすることができません。 ◆友利光徳君   そういうふうに言うんじゃないかなとは思っていましたけども、あまり私から言ってもいいんだけども、じゃ全て、この1号から2、3、4、5、6号まで飛ばしてですね、この7号のですね、工事受注業者に対する指名ペナルティーというのは考えられますか。ほとんどこれ感染者は、市から工事をもらっている受注業者ですよね。私みんな知っています、誰々とどこの会社とは。どうですか、総務部長。 ◎総務部長(宮国高宣君)   質問の要旨でございますけど、新型コロナウイルス感染者についてですね、工事受注者に対する指名のペナルティーはないかということでございます。施工中の工事における新型コロナウイルス感染症の罹患に伴う対応につきましては、感染した作業従事者やその濃厚接触者等が作業現場に従事できなくなることに伴い、受注者からの工期の見直し等の申出があった場合には必要に応じ、工期の見直しやこれに伴う必要となる請負代金額の変更等、適切な対応を講じること、また現場の施工を継続することが困難と認められる事業につきましては、公共工事標準工事請負契約約款第20条第1項に基づいて、発注者において的確に工事の一時中止をするよう、国交省から令和2年2月に通知がされております。宮古島市としましても、新型コロナウイルス感染症に係るこれらの国、県からの通知及び建設業における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインに基づき、適切に対策を講じております。また、受注者の指名に係るペナルティーにつきましては、単に新型コロナウイルス感染症を理由に指名を控えるといったような措置はございませんが、従業員の大半が感染し、事業継続が困難と思われるような事態が確認されれば、当然ながら指名を控えるというようなことは十分に考えられます。 ◆友利光徳君   次は働きやすい環境づくりについてでありますけども、これは職員の上下関係についてはですね、改善についてはですね、答弁はもらいませんけども、働きやすい環境をつくるためにはやはり全庁を挙げてですね、臨時職員であろうが、上下関係にはやはり心の通うようなやり方がいいんじゃないかということを一応要望しておきます。  3号のですね、職員の越権行為についてでありますけども、これは宮古島公民館嘱託館長設置条例第2条にですね、地域づくり協議会と協議をし、履歴書や健康診断、身分証明書を提出しと義務化されていますけども、これを提出した後にですね、城辺支所長が何らかの形でその職員を駄目だと、そういうことで、そういう話が入っております。これは、もう時間がないので、答弁はもらいませんけども、あと1件はですね、担当職員が中間種苗を申請して、近親者にその種苗を渡すと。またもう一件はですね、ハーベスターを申請し、職員がですよ、担当職員が。近親者にこれ補助を与えると。これ実際に上野のほうでありました。こういうことはですね、やはりさせないようにしたほうがいいんじゃないかなということを思っております。  4号はですね、職員の癒着についてでありますけども、補助事業関係部署はですね、人間関係、対人関係が非常に難しいと思います。少し心緩めるとですね、公務員としての立場を忘れる行為があるんじゃないのかなというふうな思いがあります。常に初心を忘れずにですね、公務員としての品位を保ってほしいなと思いますけども、職員管理は副市長がいないので、答弁をすることはできないので、誤解が起きないような職務をしてほしいなということを要望しておきます。総務部長、聞いていますか。 ○議長(山里雅彦君)   友利光徳君、質問の途中でありますが、なるべく答弁できるような形でお願いできませんかね。これでは一方的になるんですよね、答弁書の文言が。今後よろしくお願いします。 ◆友利光徳君   職員のですね、職員が何らかの形で処分されようとする部署に女性の職員を置けないかということを一応答弁してください。 ○議長(山里雅彦君)   これは誰が。5号ですよね。 ◎総務部次長兼総務課長(宮国泰誠君)   職員配置についてのご質問でございます。毎年ですね、定期人事異動を行っておりますけども、この職員の異動につきましては職員の経歴、経験年数などを考慮して、適材適所ということで努めております。 ◆友利光徳君   公営住宅の申込みについての緩和についてでありますけども、これもう私何回ぐらい建築課に行ったか分からないんだけども、この4月の申込みということではなくてですね、二月に1回ぐらいで、昨日保護者から聞いたら3回という話を聞いたんだけども、二月に2回ぐらい申込みをしたらどうかなということを一応思っております。  それと、指定管理者の見直しについては、少し後で、またこの次にやります。  以上、いろいろとうるさいことを申し上げたかと思いますけども、新市長が誕生しまして、新教育長が誕生しまして、行政が刷新されるんじゃないかなと思ったら非常に期待もしておりますので、どうか市民に寄り添うような市政運営に進みますように、心の底からですね、お願いしまして終わります。                 (「議長、休憩お願い」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時07分)  再開します。                                     (再開=午後3時07分)  これで友利光徳君の質問は終了しました。  ちょっと休憩します。                                     (休憩=午後3時07分)  再開します。                                     (再開=午後3時08分)  しばらく休憩し、3時20分から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午後3時08分)  再開します。                                     (再開=午後3時20分)  本日の会議時間は、議事の都合によりこれを延長します。  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆新里匠君   新里匠です。通告に従いまして、一般質問を始めます。  まず最初に、新型コロナウイルスの感染症の中、自らの生命をかけて日々奮闘、ご尽力なされている医療、介護事業従事者に心よりお礼を申し上げます。皆様の生命を尊ぶお気持ちに、市議会議員として、いや、一人の人間として尊敬の念を抱かずにはいられません。日々応援しています。  また、市長、教育長、ご就任おめでとうございます。そして、今年度退職されます来間克消防長、松原清光農林水産部長をはじめとする職員の皆様、長い間ありがとうございました。質問に入る前にお礼と激励をいたしたいと思います。まずは照明設置の件です。伊良部103号線、伊良部大橋から佐良浜向きの道路ですけれども、長年私も含め、佐久本洋介議員、そして棚原芳樹議員、下地信広議員とともに照明設置をお願いしてまいりましたけれども、照明のほう立っております。配線はまだですけれども、沖縄電力がですね、自社でやっていただけるということを部長から聞いておりますので、お礼を申し上げたいと思います。  そしてもう一つ、佐良浜の水がめであるサバオキの件です。これに際しては1,250万円ほどこの予算がついているということで、本当にありがとうございます。  もう一つ、これはですね、本当に先ほどの返しでは全くないんですけども、生活福祉課の皆様に、コロナ禍の中、本当に困っている方々がいる中で対応がですね、私もたまに行くんですけれども、すばらしい対応をしていただいているなと思ってですね、お礼を申し上げたいと思っております。これからもですね、国の運用、またこれからも変わっていく中ではございますけれども、日々市民のためにですね、やっていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。  では、通告に従いまして順次質問をしてまいります。まずは市長の政治姿勢についてでございます。1号、県外からの観光客のPCR検査について。①、観光客へのPCR検査についてはやりますか、やりませんか。答弁お願いします。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   観光客へのPCR検査についてはやるかやらないか。観光客を対象としたPCR検査については、現在県が那覇空港で実施しております。県の取組状況を見ながら、本市の検査実施について県と連携し、検討してまいります。 ◆新里匠君   すみません。1日目、我如古三雄議員の質問、就任後医師会や宮古病院、観光関連事業者と意見交換し、義務化は困難と、自主的な仕組みをつくるという観光商工部長答弁ががありました。2日目ですね、法的根拠がなく、誤りだった、妥当ではなかったという市長の事実上の撤回をいただいております。そして、できれば県や国と併せて法制化をしてもらいたいとの思いがあったという答弁も併せていただいております。座喜味一幸市長は、令和3年2月12日の第1回宮古島市議会臨時会の仲里タカ子議員への答弁の中、コロナ禍をしっかり抑えていくためには、少なからず政治家というもの、市長たるもの、言い訳をしてはならないと話しておりました。これそういう思いがあったと、これは言い訳なんじゃないかと思うんですけれども、どうなんでしょう。はっきり公約撤回と言ってもらえないでしょうか。 ◎市長(座喜味一幸君)   現在の感染症法の中で、強制、義務というようなことができないというようなこと。しかしながら、水際での対策、大変重要ということでありますから、県、国に対しても法律の改正を含めて、しっかりと離島におけるそういう感染症対策は、今後とも求めていくべきものと思っております。発言に関しては、午前中にも申し上げましたように不適切な表現だったというふうにおわびを申し上げたところでございます。 ◆新里匠君   昨日は撤回、その前は困難というところで、今日は答弁変わっております。  ではですね、この市長がおっしゃる義務化という表現は、当初からきついなと考えていたということでありますけれども、義務化という表現は、当初と言いますけれども、この当初というのはいつなんでしょうか。まさか選挙中にきついなと思いながら市民に約束をしたのではないでしょうね。答弁求めます。 ◎市長(座喜味一幸君)   義務化という、この「化」ということが義務に向けて段階的にでもしっかりと取り組めるというような、ちょっと誤った判断もあったと思っておりまして、法律上義務化ということは、調べると、これは義務を課すというようなことになるというような、ちょっと辞書等を調べてみますとやはり不適切だったということでございます。 ◆新里匠君   これが許されるのであれば、公約は言いっ放しでいって、訂正をしてもいいということになりますよ。  次行きます。県外からの観光客や全島民に対するPCR検査を行う時期の基準はあるかないか。あるかないかだけでいいです。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   私のほうからは全島民に対する、全市民に対するPCR検査についてお答えいたします。  先日来お答えしておりますとおり全市民を対象としたPCR検査は、感染状況の関係から実施できておりません。今後地域ごと、あるいは業種ごとに検査を検討していきたいというふうに考えております。現段階で時期の基準ですね、それについては想定しておりません。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   私のほうからは、観光客のPCR検査についてのお答えします。  今現在観光客のPCR検査については、現在のところは基準はございません。 ◆新里匠君   市長、これもですね、令和3年1月29日に回答いただいた文書にてですね、県外からのPCRの検査については専門家の意見を踏まえ、時期を見て判断していくと回答しております。この専門家の判断が基準ならですね、その専門家は誰ですか。その方とはどういう話をされたんですか。 ◎市長(座喜味一幸君)   感染症の権威のある先生方等からの意見を聞いておりますけれどもが、この感染症拡大の中での全島民へのPCR、これは医療の崩壊を招く、そういうことでは全島民へのPCR検査の実施はできない。まずは感染症の拡大対策からというようなことで、おいおい今沖縄県もしっかりと空港をはじめとして水際対策等々やっておりますが、医療関係者、高齢者等々段階的にPCR検査を進めている。こういう県との連携の下で進めるべきと考えております。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   すみません。補足説明をさせていただきたいと思います。  専門家ということでしたけれども、令和3年1月28日にですね、沖縄県立中部病院の高山先生ですね、それから国の機関の神谷先生、そういう方々を交えて話合いを行っております。その中で高山先生等から意見をいただいております。そういう中でそういう話も出たというふうに記憶をしております。 ◆新里匠君   今の話、これ昨年の6月から同じような私ら認識を持っています。これ今さら言うのはですね、おかしいですよ。  これ市長はですね、政策の中に入れてきました。これはですね、沖縄県が主導するようなこのやり方についてですね、市民がですね、不安、不満を持っていたわけです。その中において、市長はしっかりとやるんだという意思を表明したわけです。けれども、いざ市長になりました。感染拡大に影響を与えるから、やらないほうがいいというところでですね、これで、はい、分かりました、やりません。こういうことはですね、これ本当に子供がだまされているような説明に受けますよ、私は。そしてですね、これ基本政策ですから、全島民に対するPCR検査についてですね、施政方針にないのはなぜですか。 ◎市長(座喜味一幸君)   まず、就任して、これまでの市の新型コロナウイルス感染症に対する経過を少し調べてみました。議会のほうもしっかりとこの新型コロナウイルス感染症に対する情報等々、宮古保健所等ともいろいろと要請をしているなということも分かりましたし、また市長もいろいろと県との連携の中で、新型コロナウイルス感染症の権限の一元化というのが重要であるというような方針等々を示していたようなことと、それからちょうど選挙の始まります去年の11月頃については、新型コロナウイルス感染症も収まって、GoToイートとかというようなことで、まだそういう危機感もなかった状況だというふうに思っておりますが、いずれにしてもこのGoToイートというような流れの中で、当時大変レンタカーが圧倒的に多かった。それは、やはり離島にとっては大変怖いことだなというような思い等を持ってですね、この陰性、陽性というものの識別、それは早急にしなければならないという認識、それから水際対策の重要性、これをしっかりと政策にも盛り込んだ、そういうところでございます。                 (「議長、休憩お願いします」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時35分)  再開します。                                     (再開=午後3時36分) ◎市長(座喜味一幸君)   施政方針の中ではですね、市民の皆さんの協力をはじめ国や沖縄県、医療関係者との連携を強化し、水際対策の徹底、PCR検査やワクチン接種の速やかな実施体制を構築しというような表現をさせてもらっておりますから、PCR検査のいろんな対応をしていくというような表現をさせてもらいました。 ◆新里匠君   ③から⑦までは割愛します。ほかの議員からの質問に対してですね、お答えいただけない部分が多いので、無駄ですので、次へ行きます。  2号、3日以内の陰性証明書提出などの水際対策の徹底についてでございます。陰性証明書の提出について、先ほど医療関係者の話がありましたけれども、これはですね、市長は事あるごとに宮古地区医師会の先生と、昨日の答弁でも宮古地区医師会に所属している医師に相談したと答弁がありました。その医師は、PCR検査は沖縄県が主体であることを知っていたのではないですか。議長、休憩お願いします。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時37分)  再開します。                                     (再開=午後3時38分) ◎市長(座喜味一幸君)   時間的にです。去年の12月、年末の選挙戦に入る前と就任してからの話、ちょっと錯綜したらいけないと思うんですが、就任してからの話の中ではもう既に沖縄県の中で感染対策が一元化されているというようなことがありまして先ほどの答弁になっておりますが、12月、選挙前の話ですと、やはり感染拡大にPCR検査というのが極めて重要だということ、それから水際対策が重要だということ、それについてはしっかりと仕分けして、いずれにしても感染拡大がある中ではやはり医療の崩壊というものは、まず守ることが前提だということで、その相談はしておりますから、少し時間的な区分をしないといかんと思っております。 ◆新里匠君   これを知っていたかどうかというのを聞いているんですけれども、これにも答えていただけませんでした。これ私は、何も昨年の11月の話を聞いているわけではございません。この今年1月が選挙期間中でございます。そして、その後も、市長になってからも、これまで、今年になっての話でございます。錯綜しているわけではございません。これだけははっきり言っておきます。  続いてですね、水際対策について、現状で対応できる範囲で徹底されているか否かという件についてですね、令和3年1月29日に回答いただいた新型コロナウイルス対策の迅速な実施についての文書の中でですね、水際対策について現状で対応できる範囲で徹底されていると回答されています。できる範囲で徹底されているのは当たり前じゃないですか。市長の行うべき公約を補完することにはならないと思いますけれども、市長の見解をお願いします。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時41分)  再開します。                                     (再開=午後3時41分) ◎観光商工部長楚南幸哉君)   ②の水際対策についての現状で対応できる範囲は徹底されているか、ないか。県による宮古空港及び下地島空港への旅行者専用相談センター分室の設置など、可能な範囲での対応は行っております。また、宮古島観光協会への委託事業により観光関連事業者への感染対策防止品などの配付やポスター、横断幕などでの注意喚起のほか、宿泊、飲食施設を巡回し、感染対策指導を実施しております。 ◆新里匠君   これは、市長がやるべきことを補完することにはならないかというのを聞いているんですけれども、これ答弁をいただけないということで、要は水際対策はうまくいっていると、今年1月からずっとということになりますよ、これ。ということは、何の対策も要らなくなります、これ。そうでないというんだったら、こういう答弁、質問に対する回答出てこないですよ。  続いて、行きます。 ○議長(山里雅彦君)   新里匠君、答弁必要としているんで、いいですか。 ◆新里匠君   答弁要らないです。どうせ答えないんですから。  3号、検査拡充の支援、判定の迅速化について。宮古地区医師会や宮古病院及び沖縄県に対して、既に要請した結果は来ましたか。来たか来ないかだけでいいです。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   この要請につきましては、令和3年1月28日に行われました市役所でのウェブ会議の中で口頭で要請したものですから、回答という形では来ておりません。 ◆新里匠君   これどういうことですかね。私らは、今定例会の冒頭ででしたかね。ちゃんと要請は、文書でやってくださいと、ウェブ会議でもいつまでに回答もらえるかどうか言ってくれという話をしております。これ私たちのそういう要請などに対してですね、どういう考えでやっているんですか、市長。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時44分)  再開します。                                     (再開=午後3時45分) ◎市長(座喜味一幸君)   今生活環境部長がお答えしたとおりになりますけれども、この係る案件についてウェブ会議でしっかりと検討して、県の方も入っておりましたから、そういうことでこの回答書を議事録を起こして報告したということになっておりますから、文書としての回答は求めてありません。                 (「休憩」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時46分)  再開します。                                     (再開=午後3時47分) ◆新里匠君   4号、コロナ対策宮古地区地方本部との情報共有について、これ文書です。これが先ほど市長が言った部分でございます。コロナ対策宮古地方本部との情報共有についてということでございます。今定例会初日の緊急質問での濱元雅浩議員と約束をした施設におけるクラスターの死亡の報告の遅延の原因究明について、調査報告書は沖縄県からもらいましたか。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   議員の皆様から指摘のありました件につきましては、令和3年3月4日に沖縄県に調査報告書の提出の要請を文書で行っております。回答のほうは、まだ来ておりません。回答が届き次第、速やかに市民に公表していきたいというふうに考えております。 ◆新里匠君   もう19日たちました。玉城デニー知事は、第4波の話もしております。これが返ってこないということは、今はまだあのときと同じ状態だということでございますね。市長、何でこんなに時間かかっているのに、一言も言わないんですか。お願いしますよ。答弁お願いします。 ◎市長(座喜味一幸君)   ご指摘の件ですが、できるだけ速やかに、私ども市民に対して説明がつかないと、ぜひともに丁寧な報告をしてくれということは求めてあります。ぜひとも再度促しながら、報告を速やかにしていきたいと思います。 ◆新里匠君   もう本当にね、体が震えますよ。  5号行きます。事業者、低所得者に対する単独事業について、これも新型コロナウイルス対策の迅速な実施についてという部分での回答でございます。どのような事業を検討したのかお伺いします。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   事業者への単独支援事業についてお答えします。  事業者の経済支援策として、沖縄県の時短要請協力金の交付を受けた事業者へ一律20万円の上乗せ協力金を支給いたします。また、事務所や店舗の賃貸料を支払っている事業者に家賃3か月分、上限20万円までを助成いたします。さらに、令和2年度に実施し、好評だったGo!5フードラリー事業も対象事業を拡大し、新年度も継続いたします。今後も幅広い事業者支援を検討してまいります。 ◎福祉部長(下地律子君)   低所得者の方に対する市独自の支援策についてでございますが、現在国及び県の事業も確認しながら検討しているところでございます。 ◆新里匠君   今年2月から要請をしております。これ1月ですね。25日かな。3月23日になりました。誰一人取り残さない政治、行政はどこにありますか。低所得者に対しては、市長にも直接再三再四お願いをしてまいりました。なのに、本日までもやっていただけていない。これ市長、やる気あるんですか。市長、答弁お願いします。やる気あるかどうか。 ◎市長(座喜味一幸君)   やる気はしっかりと持っておりますが、先ほども答弁ありましたように、いろんな制度が今どんどんと拡充もしておりましてね、言われたとおり何かどこか見落としがないか、救える人を救っていないんじゃないかというご指摘に関しては、一生懸命取り組みますとお答えしました。それで、いろいろと福祉、それぞれの立場でいろいろと救える、今の事業、制度で落ちていること、そういうものがないようにすること、それからどういう形で支援すべき人たちがいるのか、その辺についてはお互い細々とチェックをし合いながら検討は進めているところです。 ◆新里匠君   市長、当局の皆様、この細部の確認は、困っている人たちは関係ありません。なるべく早い支援を求めております。ぜひ一番早い支援をお願いいたします。  次行きます。8号に行きます。産業振興局について、これは公約、主要政策でございますけれども、これは具体的に何をするのか決めたか決めていないかというところでしたけれども、昨日の答弁でですね、各課の横断的役割をするという答弁がありました。独断的な役割とは何か、各部各課との人員の権限関係の整理はできているか答弁を求めます。 ◎総務部次長兼総務課長(宮国泰誠君)   権限といいますか、横断的な役割という部分については、現在六次化産業については観光商工部、農林水産部おのおので進めているところです。産業振興局を設置することによってですね、横断的に各部の中心的な役割を担っていただくというふうなことで今考えているところです。  それから、権限についてはですね、事務分掌を既に決定しておりますので、それに従って業務を進めていくということになります。 ◆新里匠君   権限はもう決めてあるというところなので、ぜひ見せていただきたい。  そしてですね、次、これ産業振興局ですから、やはり部扱いでございますよね。部より下でありますけれども、やはりこれ成果目標を置かないとですね、事業する意味がありません。成果目標はどこに置くのか、どういった目標を立てるのか、立てているのか。これ金額ベースでもいいです。イメージでもいいです。教えてください。 ◎総務部次長兼総務課長(宮国泰誠君)   産業振興局ですね、今年4月1日からスタートいたします。先ほども申し上げましたけども、農林水産部、観光商工部ですね、両方でやっておりますので、先ほど来出ている一次産業の付加価値を高める、そしてそれを加工する、それの販路を拡大する、確保するというふうな部分でもちろん目標を定めております。ただ、現在ですね、その具体的に、産業振興局を設置しての例えば販売額であるとか、数量であるとか、そういうふうな数値については現在のところ定めておりません。 ◆新里匠君   具体的な販売目標は、額としてはありませんという答弁でございました。予算がですね、粟国恒広議員への答弁でも78万円というところでありましたので、当然かなと思っております。  職員の給与についてですけれども、これどこから出るんですか。 ◎総務部次長兼総務課長(宮国泰誠君)   職員の給与に関してはですね、今年4月に入ってから各部の予算を流用して給与については確保します。その後ですね、6月定例会のほうで補正をかけていきたいというふうに考えております。 ◆新里匠君   まだどこから出るか決まっていないということです。  次行きます。9号は飛ばします。10号、市政刷新と市民に開かれた市政を実現することについて。市長、刷新とは悪いところを改めて、全く新しいものにすることと国語辞典に書いてありました。問題点は抽出したかしていないかということでありましたけれども、それについて答弁ありました、先日。物事には結果があると、結果を確認することだということを答えました。選挙戦から刷新と言っているのだから、本当はこれまでの結果を踏まえて、悪いところは確認をしている、当然にと思っております。悪いところとは何ですか。 ◎市長(座喜味一幸君)   悪いところといいところとかではなくして、市民に寄り添った形で、市民ファーストの行政というものをしっかりしていく。それから、予算の効率的な執行というものをする。市民への行政サービスが十分に行き渡るような行政を心がけて、しっかりと実行する、そういうことだと思います。 ◆新里匠君   悪いところは言えませんと、いいところも悪いところもあると。それはそうですよね。いいところも悪いところもありますよ。だけれども、刷新をすると言った以上は、悪いところを認識しないと刷新にはなりません。市政刷新は、選挙における集票のためのキャッチフレーズですか。悪いところは見つからない。これを本当に刷新と言えるのか、私は疑問であります。  続いて、③行きます。登庁時にお話をされた職員の掌握はできたかというところでありますけれども、これちょっと訂正します。登庁時ではございません。当選翌日の囲み取材における選挙事務所での組織の掌握についてできたかに訂正をいたします。市長、前向きに、新たな時代に向けて職員のモチベーションを上げて、市民生活がうまくいくように、伸び伸びと市民目線でやってほしい、減点法じゃなく、加点法だと、しかし最初にやることは組織の掌握だとおっしゃいました。これはですね、掌握という文言でありますけれども、支配権を完全に握って、自分の威令が行われるようにすること、支配権というのは上に立って、ほかの人を思うとおりに動かすこと、威令については絶対的な権力者などから出されるいや応なく従わざるを得ない命令と書いてあります。つまり組織を支配するということと捉えられますけれども、これは言葉の間違いですよね。市長、確認願います。 ◎市長(座喜味一幸君)   行政組織だから、我々組織を掌握するだとかというようなことを簡単に使ってまいりました。しかしながら、よくよく辞書等ひもときますと、極めて権力で支配するというような意味合いが強い、誤解を招きやすい言葉だということを私は勉強しましたんで、それは把握ということがふさわしいのかなと思っております。 ◆新里匠君   まさにですね、把握でございます。これ市長をはじめとして、私たちがいるのがですね、自治というものでございます。自治というのは、自ら進んで自らのことを処理することという意味合いがあります。それの反対にあるのが統治でございます。これが国土、人民を支配することと書かれております。統治はですね、掌握とニアと私は読むんですけれども、それならばですね、私たちが自治をやるに当たっては掌握ではないということで、ご理解いただけてよかったなと思っております。  続きまして11号、誰一人として取り残さない社会の実現に向けた福祉の充実についてというところでございます。①、低所得者に対し、公営住宅を賃貸供給するとしているが、市が賃貸するのかしないのかという質問にですね、2日目、仲里タカ子議員へのものについてはですね、1,460世帯中1,426世帯が入居していてですね、34世帯は事故物件とかですね、要修繕物件だというものがありました。答弁ありました。国土交通省の居住支援事業の活用の提案をしたけれども、これについては答弁は仲里タカ子議員、求めませんでしたね。3日目ですね、狩俣政作議員への答弁、公営住宅はそもそも低所得者に充てる施設、新しい市営住宅建設は令和3年度から上原市営住宅をやるけれども、これ以上増やすかについてはですね、国の流れで人口減少のため、新市営住宅の建設は不適切という建設部長の答弁がありました。市長、これ困っている人、先ほどの低所得者という部分があるんですけれども、低所得者という、もう②行っちゃいますけれども、住民税非課税世帯、100万円万以下という世帯が宮古島市にも一定の数いらっしゃいます。そういう方々がですね、やはり住むところがないというところにおいて、特にこのコロナ禍でございます。支援を求める声、これについてもですね、市長に事あるごとにお話をさせていただいております。市民に寄り添うことを事あるごとにですね、話されている座喜味一幸市長、市民に寄り添うとは何でしょうか。言葉だけで言うんではなくて、実際にやっていただきたい。民間の物件を借りてでも市民に寄り添う気持ちはあるかどうか答弁をお願いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   市が管理する公営住宅はですね、住宅に困窮する低所得者に良好な市営住宅を低廉な家賃で賃貸供給することを目的としております。そこで、公営住宅法の定める収入基準においても大きく2つに分けられて、公営住宅法上の取得は一般世帯で15万8,000円以下、障害者世帯や高齢者世帯などの裁量階層世帯で21万4,000円以下とされています。  それから、低所得者に対する公営住宅の供給につきましては、現在計画している上原市営住宅の建て替えで高齢者や障害者でも円滑に利用できるようバリアフリー化を図り、整備を予定しており、低所得者に対して配慮した計画をしているところでございます。 ◆新里匠君   市長、今上原市営住宅の話が出ました。バリアフリーの話出ましたよ。なので、これ数値を決めてですね、この人たちのためにやるんだというところやってもらえませんか。部屋数ですね。 ◎市長(座喜味一幸君)   宮古島においては、この家賃の高騰に伴う非常にそういう何とか住まいをという声、結構とみに増えてきたというふうに理解しておりまして、先ほどありましたこの34世帯についてもぜひともに対応していくし、また更新時期等についてもですね、速やかに改修工事等して、空き部屋をできるだけ増やしていくというようなこと、今後また住宅事情もですね、大分変わってきている。そういう中での市営住宅等々の建設、それについても見直す時期に見ていないのか、その辺を含めて検討してまいります。                 (「議長、休憩でお願いします」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後4時08分)  再開します。                                     (再開=午後4時09分) ◎市長(座喜味一幸君)   先ほど申し上げた34世帯、しっかりと低所得者層へ提供していくということで、そのほかも含めて対応をしていきたい、対策を講じていきたいと思っております。 ◆新里匠君   建設部長、簡潔にお答えいただきたいんですけれども、今34世帯には実際人が入居しております。この方、今住んでいる人たちですよ、今住んでいる人たち。                 (何事か声あり) ◆新里匠君   ちょっと待ってよ。34世帯例えばつくるとするじゃないですか。その崩すところがありますよね。そこに住んでいる方々がいらっしゃいます。その人たち優先ではないんですか。簡潔にお願いします。優先かどうかだけ。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   上原市営住宅ですね、現在の戸数よりも34世帯を増やす計画しておりますので、その中で低所得者世帯については十分な配慮をしていくということでございます。 ◆新里匠君   15号に行きます。子育て支援、教育環境の充実について。①、無理な学校統廃合は行わないとしているが、伊良部こども園の建設について行うかという部分なんですけれども、市民団体への公開質問状のですね、回答で幼稚園、小学校については統廃合するべきではないと考えますと答えております。やりますかやりませんか、市長。 ◎市長(座喜味一幸君)   当整備計画については、平成30年度に伊良部区域幼保連携型こども園建設基本計画を策定し、令和元年度に基本設計業務、令和2年度には実施設計業務を行い、令和3年度には工事に着手します。
    ◆新里匠君   市民団体への回答とは全く正反対でございます。これですね、場所が伊良部高校の近くでありますね。中央公民館のところであります。これ佐良浜と伊良部の真ん中に造ればいいと思っているんですか。私たちは、伊良部にも欲しいし、佐良浜にも欲しいです。伊良部は使えます。なので、佐良浜にですね、新しいものを造っていただきたい。なので、予算を通しましたので、これその内容の変更できませんか。答弁求めます。 ○議長(山里雅彦君)   休憩しますか。休憩します。                                     (休憩=午後4時12分)  再開します。                                     (再開=午後4時13分) ◎市長(座喜味一幸君)   伊良部島の幼保連携型のこども園、行政は継続だというふうに私は思っておりますから、地元の説明会も十分にされている等々の経過を私は報告を受けまして、予算の措置等も十分に、熟慮も十分にしておりますから、やはり工事は着工すべきという考えであります。 ◆新里匠君   行政は、継続でございます。刷新はありませんね。いや、本当ですよ、こんなの。この前の市民団体へはどう説明するんですか。市民に寄り添うんじゃないんですか。こういうところ、本当に私は指摘したくてですね、そういうところをやっているわけではございません。指摘されるような矛盾があるから、確認をしているのでございます、市長。なるべく相反するところがないようにですね、していただきたい。これ市民誤解しますよ。  次行きます。市長、何かありますか。                 (「ございません」の声あり) ◆新里匠君   次行きます。19号から先にやります。農業振興について。実行力のある農業支援について、伊良部島の製糖工場の問題をケーススタディーとしてと書いてあります。市長、伊良部島の住民が今悲鳴を上げています。農民が悲鳴上げています。それは、収穫したくても、収穫できないからです。今年の収穫予想6万8,000トン、1日当たりの処理量平均500トン、単純計算で操業は136日かかる計算です、計算上は。本日で操業112日目。昨日の時点ですから、111日目。累計搬入量5万1,208トン、平均が461トン、残り33日程度かかる予定でございます。全体で5か月、150日間。座喜味一幸市長、農業のプロですから、何を言わんとしているかは推測できると思います。収穫の遅れによりサトウキビの品質低下、収入の遅れに農民は打ちひしがれています。紛れもなく、これ設備が小さいからでございます。ほかの地域は、ほかの宮古島内のですね、ほかの農民はですね、操業100日で終わります。伊良部島は150日かかります。これについてはですね、差別が、差別というかですね、格差があるとは思いませんか。答弁をお願いします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   新里匠議員おっしゃるとおり伊良部島の製糖期間は150日程度で見込んでおります。ほかの地域は約3か月、90日か100日を見ております。新里匠議員おっしゃられたとおりやはり理想的な製糖期間ということになりますと、90日、100日という形を考えておりまして、そのことについてはやはり伊良部島の製糖工場、それから地域ともですね、調整しながら取り組んでいきたいなと考えております。 ◆新里匠君   望むような状況ではないということですね。とはいえですね、製糖工場を造るには莫大な資金が要ります。多良間は250トンの処理能力で250億円かかったと記憶をしています。これ多分県議時代、多分分かっていると思いますけれども、市長も。伊良部島ならですね、500トンだったら500億円、1,000トンだったら処理能力がですね、1,000億円かかるんじゃないかと予想します。これ市長、高いと思いますか。端的にお願いします。高いか安いか。 ◎市長(座喜味一幸君)   今多良間の工事費、おっしゃった額はですね、多分80億円前後だったというふうに思って、ほぼ間違いないのかな。端数は別にしても、それぐらいかかったと思っております。糖業振興という意味においては、一括交付金を使って、ほかの離島も進めております。もちろん多良間のほうも一括交付金を一部使っておりますけれども、負担軽減をしながらの製糖工場の建設が進められているということでありますから、そのようなやはり今後伊良部製糖、宮古製糖を含めて相談しながら、検討していくべき課題と思います。                 (「議長、休憩で」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後4時19分)  再開します。                                     (再開=午後4時19分) ◎市長(座喜味一幸君)   高いか安いかということよりも、やはり生産拡大、農家の所得向上ということにおいては効率性というものを、合理化を図っていくことは大変重要だというふうに思いますから、その辺からの経済的で妥当な投資というものも検討されるものと思います。 ◆新里匠君   私がこれ聞いたのはですね、安いと思うかどうかは私たちの宮古島にいる状況によると私は思います。サトウキビは、基幹作物であります。基幹作物たるゆえんは、その地域の産業構造や人々の生活に大きな影響を与える事実です。それと、基幹作物に求められる重要事項が幾つかあります。地域の経済的重要性、そして地域の経済の基礎として安定性を持つ、すなわち経済変動が最小限であること。もう一つが地域の価値生産の総量拡大に貢献する機能、すなわち地域で展開されるほかの経済活動の支援をする機能というものが求められるというのを書いてありました。ここが重要でですね、やはり私たちの生活のためには国はですね、やはり年間何百億円も投入してきているわけでございます。私たちの生活を守るためにですね。  そして、もう一つの観点があります。これはですね、市長が昨日ですね、砂川辰夫議員への答弁中、安全保障的観点を持ち出されました。そのことは私も大変重要なことだと認識をしております。まさに国境守ることは日本国の国益につながることでありますし、日本人の生命と暮らしをですね、守ることにつながると。そして、日本国の平和のみならず、世界の平和にも貢献していくと考えます。であるならばですね、やはり私たちがここに存在する意義というのはですね、やはりこの日本国のために、世界のためになっていると考えても不思議ではないと私は思います。そういう観点から、この240億円高くはないんじゃないかと私思っております。なので、基地も造ります。例えば軍備費もですね、飛行機とかも買います。そういうものに比べるとですね、この240億円ぐらいというのはですね、高くはない。私たちがここに住むから、そのことによって私たちの国境が守られるから、そういう観点で防衛省に掛け合っていただけませんか。もう水が来ます。伊良部島に水が来ます。増えることあっても、減ることありません。市長、ぜひこれ防衛省に掛け合っていただきたい。どうですか。 ◎市長(座喜味一幸君)   今の熱いお言葉を、同感というような思いを持って聞いております。東京に行きますと、この経済効果というような意味が重点的にとらわれて、沖縄におけるサトウキビに投資して、非常に採算が合わないというような、いろんな議論もありました。けれどもが、やはり近年は過疎地域、離島というものの定住化というのが国の大きな課題になっておりまして、力を入れております。沖縄県、北南400キロ、東西千何百キロの領土、領海というものを有している。その中で定住する人々がいるからこそ、こういう我々の領土、領海の拡大というものが保全されているという意味等も含めまして、近年ではそういう離島の存在の大きさというものを東京の官僚の皆さんも認識していただいているというふうに私は思っております。今後ともサトウキビ、台風、干ばつにも大変強い作物でありまして、地域の保険的な作物であるとも私は認識しておりますから、その辺はしっかりと主張しながら、やはり定住化にサトウキビが及ぼす大きな力というものをお互い共有していって、しっかりとサトウキビ増産にも努めるべきだと認識しております。 ◆新里匠君   市長、こういうのありますから、いつ頃行きますか。 ○議長(山里雅彦君)   今の質問は、防衛省予算ではどうですかということで。予算ではどうですかと。 ◎市長(座喜味一幸君)   予算をどういう省庁から確保するかという選択肢はあってもいいと思いますが、筋としてはやっぱり沖縄振興という中で農林水産省を中心にまず進める。それでご理解いただく。あわせて農林水産省の対応で不足する部分等についてさらなる要請をしていくというような形が好ましいんじゃないかと思います。 ◆新里匠君   先ほど市長が領土、領海の拡大と言いましたけれども、領土、領海の維持なのかなとちょっと思っているので、そこは私のほうで訂正をしておきたいと思っております。  今回の議会ですね、刷新という部分とか、市長の文言とかですね、市長に対して確認を取りましたけれども、なかなか確認取れませんでした。  最後に、市長に提言をします。当選後様々な要望があると思います。市民の声を聞くのは大変すばらしいことです。しかし、最も考慮してほしいのはですね、やはり長期的に見て、何が行政として有益かどうか、それを考えてですね、駄目なものは駄目と言ってもらいたい。  以上、提言して終わります。 ○議長(山里雅彦君)   これで新里匠君の質問は終了しました。  お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(山里雅彦君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会します。                                     (延会=午後4時26分)...