宮古島市議会 > 2020-06-25 >
06月25日-06号

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  1. 宮古島市議会 2020-06-25
    06月25日-06号


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    令和 2年  6月 定例会(第4回)          令和2年第4回宮古島市議会定例会(6月)議事日程第6号                           令和2年6月25日(木)午前10時開議 日程第 1    諮問第 1 号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて   (市長提出) 〃 第 2     〃 第 2 号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて   (  〃  ) 〃 第 3     〃 第 3 号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて   (  〃  ) 〃 第 4           一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            令和2年第4回宮古島市議会定例会(6月)会議録 令和2年6月25日(木)                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(22名)                          (散会=午後3時50分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(20番)  山 里 雅 彦 君  議   員(12番)    欠   員   ┃┃ 副 議 長(11〃)  高 吉 幸 光 〃    〃  (13〃)  友 利 光 徳 君 ┃┃ 議   員(1 〃)  新 里   匠 〃    〃  (14〃)  上 里   樹 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  平   百合香 〃    〃  (15〃)  下 地 勇 徳 〃 ┃┃   〃  (3 〃)  仲 里 タカ子 〃    〃  (16〃)  粟 国 恒 広 〃 ┃┃   〃  (4 〃)  島 尻   誠 〃    〃  (17〃)  上 地 廣 敏 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  平 良 和 彦 〃    〃  (18〃)  平 良 敏 夫 〃 ┃┃   〃  (6 〃)  下 地 信 広 〃    〃  (19〃)  佐久本 洋 介 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  砂 川 辰 夫 〃    〃  (21〃)  棚 原 芳 樹 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  我如古 三 雄 〃    〃  (22〃)    欠   員   ┃┃   〃  (9 〃)  前 里 光 健 〃    〃  (23〃)  濱 元 雅 浩 〃 ┃┃   〃  (10〃)  狩 俣 政 作 〃    〃  (24〃)  眞榮城 徳 彦 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃        長 │ 下 地 敏 彦 君 │ 会 計 管 理 者 │ 上 地 成 人 君┃┃ 副      長 │ 長 濱 政 治 〃 │ 消   防   長 │ 来 間   克 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 友 利   克 〃 │ 総  務 課  長 │ 与那覇 弘 樹 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 宮 国 高 宣 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 上 地 俊 暢 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 下 地 律 子 〃 │ 総 務 部 次 長 │ 砂 川   朗 〃┃┃           │           │ 兼 財 政 課 長 │          ┃┃ 生 活 環 境 部 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 教   育   長 │ 宮 國   博 〃┃┃ 観 光 商 工 部 長 │ 楚 南 幸 哉 〃 │ 教  育 部  長 │ 上 地 昭 人 〃┃┃ 振  興 開  発 │ 下 地 秀 樹 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 下 地   明 〃┃┃ プジェクト局長 │           │           │          ┃┃ 建  設 部  長 │ 大 嶺 弘 明 〃 │ 農 業 委 員 会会長 │ 芳 山 辰 巳 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 松 原 清 光 〃 │ 農業委員会事務局長 │ 渡 真 利 忍 〃┃┃ 上 下 水 道 部 長 │ 兼 島 方 昭 〃 │           │          ┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  友 利 毅 彦 君   議  事 係  長  川 満 里 美 君  次       長  下 地 貴 之 〃   議   事   係  久 志 龍 太 〃  次  長 補  佐  砂 川 晃 徳 〃 ○議長(山里雅彦君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は22名で、在職する議員全員出席であります。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第6号のとおりであります。  この際、諸般の報告をします。  事務局長から報告させます。 ◎事務局長(友利毅彦君)   議長の命により、諸般の報告をいたします。  6月24日、下地敏彦市長から今定例会に付議すべき追加議案、諮問第1号から諮問第3号までの計3件、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての送付がありました。  6月25日、本日、本会議前に議会運営委員会が開催され、追加議案、諮問第1号から諮問第3号までの計3件の取扱いについて諮問したところ、本日の一般質問前に、議案上程、説明、聴取、追加議案に対する質疑を行い、委員会付託を省略し、6月26日の最終本会議で処理することと決しました。  諸般の報告は以上です。 ○議長(山里雅彦君)   これより日程第1、諮問第1号から日程第3、諮問第3号までの計3件を一括議題とし、提案者から提案理由の説明を求めます。 ◎市長(下地敏彦君)   令和2年第4回宮古島市議会定例会の追加議案といたしまして、諮問3件を提出いたします。ご説明申し上げます。  諮問第1号から諮問第3号までの人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。人権擁護委員の任期が令和2年6月30日に満了となりますが、引き続き委員として推薦したいので、本案を提出します。  慎重なるご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(山里雅彦君)   これで提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑あれば発言を許します。 ◆濱元雅浩君   今の案件ですけれども、任期が6月30日で、この6月25日の議会に提出になったということの経緯をまずご説明ください。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   本日の提案となったことについて経緯を説明をしたいと思います。  那覇地方法務局からの候補者の推薦依頼についての文書が6月4日に那覇中央郵便局で受付され、6月8日の週にに届いているというふうに考えております。ただ、宮古島が4月に組織改革をいたしまして、法務局のほうの文書、封書が市民課宛てになっていたということで、まず文書が市民課のほうに届きまして、市民課で開封をいたしまして、担当が違うということで新しく組織変更で地域振興課に移っておりますので、市民課から地域振興課のほうに文書が渡ったということでございますが、この間に市民課から地域振興課に文書を引き継ぐときに、お互いの担当同士が確認をせずに担当者の机の上に置くというような形で、お互いに確認が十分にできていなかったということで今回議会への上程手続が遅れたということでございます。担当職員の不適切な手続によってこういうふうに議案の上程が遅れたことに関しまして、大変申し訳なく、おわびを申し上げたいと思っております。 ◆濱元雅浩君   これ諮問の何か同意を受けるということなので、議会でどのような判断がされようと、答申がされようと、それに拘束されないという案件であるので、極端な議会の権限が薄いような議決案件ではありますけれども、法的に諮問といいますと、やっぱり意見を聞く上ではその聞かれる側としても調査をして、しっかりと判断をしていくというものであります。特に今回見ると新任等々ではなくて、継続の案件であります。任期を見ても3年スパンで、3年ごとにずっと行われてきているものでありますので、これはしっかりとそれを注視するというか、管理して、所管でやっていけば何の問題もなく、その法務局から届いたのがいつではなくて、3年間の中で更新時期というのは把握しているはずでありますので、その流れの中で業務として引継ぎをしていくというのが、これが普通の業務の流れだと私は感じております。この部署横断的にしっかりと情報交換をしながら、そしてこういう当然来る任期等々に関しては、当然にみんなで把握をして、しっかりと進めていただきたいというふうに思います。これ推薦で、個人的なことがある特に慎重にしていただきたい案件。これでトラブっても、その方の問題ではなくて、その提出の仕方の問題でこういう議論になるというのは、当人の方にもご迷惑をおかけすることになってしまうので、このあたりは慎重に今後はやっていっていただきたいという意見として述べて終わります。 ○議長(山里雅彦君)   ほかに質疑はありませんか。 ◆仲里タカ子君   質疑といいますか、これ人権擁護委員の推薦ですけども、この推薦はのほうから出されているものなんですね。ということは、3年ごとのこの改定に当たって宮古島が法務局のほうに人権擁護委員として推薦をする。先ほどの生活環境部長の説明ですと、法務局からの郵便物が、部署が変わったことによって職員同士の連携がうまくいかなかったからその上程が遅れたというようなことだったんですけども、この推薦についてはどの部署で推薦を決定しているのかなと、この短い間で。これどの部署が推薦をする担当になるんですかということをお聞きします。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   人権擁護委員の推薦依頼の文書がのほうに届きます。としては、担当部署が先ほど説明しましたとおり、この4月から地域振興課生活安全係のほうになっておりますので、そちらで宮古島地区人権擁護委員協議会の意見、そういうものをお聞きしながら、その中で新しく委員を選定するのか、あるいは現在の委員を継続で、再任用といいますか、再任期で推薦するのか、そういう意見を人権擁護委員会の皆様に担当者でお聞きして、その意見を市長のほうに伝えて、市長が推薦を判断していくということになります。 ◆仲里タカ子君   ですよね。この推薦に関して、今の同じずっと人権擁護委員をお務めになっていらっしゃる方を継続で推薦をされるということですから、この推薦文書が上がってきているというのは理解できるんですけども、こんなふうに担当が替わったということでどたばたっと上程されるということが、真剣に推薦をしている法務局の人権擁護委員の皆さんの意見もお伺いして、そしてこの推薦をしていくという流れから見ると、もうちょっと真剣によく考えて、じゃ新しい人がふさわしいと言えるのかということも含めてやるとなると、この出し方というのはやっぱりちょっと疑問もあります。私たちも含めてですけれども、人権擁護委員の皆さんが職務を受けて一生懸命頑張っている、このことにもっと関心を持ってちゃんと、どたばたっと継続だからということで推薦するのではなくて、ちゃんと関心を持ってきちんと推薦できるようにしていくというのが望ましいというか、そうするべきなんではないかなということ意見を申し上げて終わります。 ○議長(山里雅彦君)   ほかに質疑はありませんか。                 (「質疑なし」の声多数あり) ○議長(山里雅彦君)   これにて質疑を終結します。  お諮りします。ただいま議題となっております日程第1、諮問第1号から日程第3、諮問第3号までの計3件については委員会付託を省略し、明日6月26日の最終本会議において処理したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(山里雅彦君)   ご異議なしと認めます。  よって、そのとおり決しました。  次に、日程第4、一般質問について、先日に引き続き質問を行います。  本日は、砂川辰夫君からであります。  これより順次質問の発言を許します。 ◆砂川辰夫君   7番の砂川辰夫です。通告に従いまして順次質問をさせていただきたいと思います。  質問の前に、私見と要望を述べながら質問をしてまいります。私は最近、感動した出来事がありました。それは、特別定額給付金が支給された1人当たり10万円の申告の際、池間島自治会では市役所への書類提出の前に、仲間自治会長を中心に公民館での事前チェックを行い、書類手続に不備がないよう住民の皆さん、特に独り暮らしの高齢者を重点的に書類のチェックをされている光景を目の当たりにして、その献身的な取組に感動した次第であります。非常に感銘を受けました。この場をお借りいたしまして、池間島自治会の仲間会長に心から感謝と敬意を表したいと思います。おかげで35世帯の542人中、6月22日現在で533人と、98%の給付率とのことでございます。早速いいことは見習って即実行すべく、私の住む保良の自治会でも即日対応していただき、スムーズに給付金が支給されました。自治会長に心から御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。  先日、平良和彦議員から、行政連絡員委託料増額についての質問がありました。地域住民へ容易な行政サービスを提供するためには自治会長の活動は欠かすことはできませんし、また多くの自治会の懸案事項でもある行政連絡員担い手不足解消対策のためにも、増額は必要と思うのであります。各自治会によれば、地域ごとの行事が頻繁にあるところ、そうでないところ、地域の差こそあれ、私も経験がありますが、行政からの全ての連絡、調整等の対応はもちろん、集落内の清掃活動、集落住民の御用聞きに加え、さらには拝所の神事行事など多岐にわたります。最近では、保良自治会では運動不足解消のため、新型コロナウイルスの影響ですが、毎日7時からラジオ体操を実施しております。地域自治会の活発な活動を継続していくことにより、地域の活性化につながると思うのであります。当局にはぜひ行政連絡員委託料増額のご検討をお願いいたします。  報道によれば、もう一つ、コロナ禍の中、経済対策として具体的な給付対象業種を広げる方向で検討が進められているとのことでありますが、農業従事者支援に関しては野菜、果樹の市場動向や肉用牛の競り値の見極めを適切に行い、判断したいとの考えを示しております。2次補正予算も成立いたしました。自治体向けの交付金も大幅増とのことで見出しもありました。経済産業省が出している給付金は、宮古島商工会議所窓口を設けて給付がされております。これは、持続化給付金制度がそれに当たると思いますが、農林水産業に従事する農家や漁業者においても、同じような全くこれは似たものです。持続化給付金制度というのがございまして、全般に広く使えるような給付金として農林水産省より予算計上がされております。この給付金を素早く申請できるような窓口の設置を関係機関を網羅して、の畜産課、JAの各支店窓口、宮古家畜保健衛生所等に取り急ぎ設置を行い、関係従事者向け周知を実施するよう要望したいと思っております。野菜、施設園芸、果樹生産農家和牛生産農家に至っては、相場的な需要が減少しての落ち込みではなく、これは明らかに新型コロナウイルスの影響による値下がりの競り値であり、経営的に苦しい状況に至ってはいないかもしれないが、生産農家にとってはこれは明らかに収益の減少であります。この持続化給付金制度を使って補えるよう、相談窓口の設置を早急にお願いいたします。今、議会の中でもあったんですが、宮古島商工会議所のように実際の窓口設置のお願いをして質問に移っていきます。よろしくお願いします。  それでは、初めに農業行政について。外国人就労支援についてお伺いをいたします。外国人就労支援を受け入れる事業所は事業規模拡大を希望しており、これは雇用の拡大にもつながるものと思っております。外国人就労者は賃金面でも地元の方の賃金相場よりも幾らか低めのため、事業主にとって受け入れたい存在であります。そこでお伺いします。農業事業者への人手不足の対策はあるのか、お伺いいたします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   この農業支援外国人受入事業は、経営規模拡大による産地強化や労働力不足の解消を目的として、即戦力として活躍できる外国人を雇用し、労働力の確保につなげる事業であります。事業実施の流れといたしましては、国の許可を受けた派遣企業が要件を満たした外国人を雇用し、人材を必要とする生産法人などの経営体へ外国人材を派遣し、農業支援活動を行う事業であります。派遣企業は、沖縄県内では令和元年12月時点で3企業が許可を受けております。 ◆砂川辰夫君   事業者は、規模拡大をするために外国人就労者を容易に受け入れたい。その背景には、やはり賃金の問題が大きく関わっていると推察いたします。あるマンゴー農家は、事業規模を拡大したいけれども、地元の人を雇うと20万円以上の賃金がかかるが、外国人就労者は20万円以下で雇用ができると。何よりも農業のエキスパート、これは研修されている方々がおりまして、この農業のエキスパートの方々で即戦力になり、すぐにでも受け入れたいという話をしておりました。  そこでネックになるのが、宮古島の高額の賃貸料が問題となってきます。20万円以下の賃金で家賃が8万円から10万円となれば、外国人就労者にとっては苦しい生活環境にあえぐ結果になりかねず、そこでマンゴー農家就労者の宿舎施設の確保のため、倉庫を改修して部屋を確保したいが、工事費が200万円から300万円かかるため、悩みどころであり、規模拡大にやっぱりちゅうちょして歯止めがかかる要因の一つとこれはなっております。そこで、外国人就労者を受け入れる態勢は取れるのか、お伺いをいたします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   事業を活用することで経営体の労働力の確保が図られますが、活用するための課題といたしまして、派遣企業や受け入れる経営体が1年間を通した労働力の確保と外国人就業者の居住を確保しなければなりません。現在の宮古島の状況といたしまして農閑期の労働力の確保とアパートなどの賃貸物件などにあまり空きが見られないことから、事業を実施するためにはこれらの状況が改善される必要があると考えています。そのことから、といたしましては、事業内容の広報周知や実施に向けた支援体制を関係機関と連携しながら取り組んでいきたいと考えております。
    砂川辰夫君   農業規模拡大、これは人材育成事業ですけども、今後の宮古島農業発展には欠かせない大きな役割があると私は思っております。この外国人就労支援に対し、家賃の一部を補助する、もしくは住まいの工事費を一部補助することにより、多くの農家が事業規模が拡大すると思うのですが、いかがですか。 ◎農林水産部長(松原清光君)   現時点でといたしましては、農業経営体が負担する費用等についての補助は検討しておりません。しかし、当市においては農家の高齢化や担い手不足に伴う労働力の不足が顕著であることから、宮古島の第1次産業振興のためには労働力の確保は重要な課題であると認識しております。そのために他市町村の取組も考慮しながら、適切な支援体制を取り組んでみたいと考えております。 ◆砂川辰夫君   実は池袋を拠点として活動して学校経営をされているMTTジャパン外国人向け日本語学校とか農業支援の受入れを支援している事業所がございまして、宮古島で11月から3月までの農業就労を支援したい。これはいろんな各国の人がおられまして、本土で農業をしたりとか、農業を専門に就労している外国人とか、ここに就労されている外国人等もあったりしたんですが、やっぱり言葉があまり通じない。たばこ農家のことを聞きましたら、言葉が通じなくて使うときに障害が生じて全く仕事にならなかったということで、私はいいですという話等も聞き及んでおりますが、ここに関しては日本学校に通っている、そういう選ばれた就労者が、人材がおりまして、そこでそこのところの派遣についてどういうふうに思うのか。ちょっと関連質問ですけど、いいですか。 ◎農林水産部長(松原清光君)   まず、外国人労働者の要件というのがありまして、これについては満18歳以上で農作業に1年以上の実務経験があること、それから農業支援活動に必要な知識、技能、日本語能力を要していること、そういったのが条件になりますので、そういった外国人労働者が派遣されることと考えております。 ◆砂川辰夫君   次に、今後、外国人就労支援を受け入れた事業所に対して、宮古島からの支援はできるのか、お伺いをいたします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   これについて先ほどもちょっとお答えはしたんですけども、補助といたしましてはまず国、県補助事業等を見たときに、それでは入っていませんでした。としても、今のところはその補助というのは検討していません。また、宿泊等の場所確保となると、これは派遣企業が一応は確保することになっていますので、そこら辺も考えた場合に難しいかと思っていますけども、また今後の状況を見ながらちょっと考えてみたいと思っております。 ◆砂川辰夫君   この支援事業に関しては、いろんな障害等もあって難しい面もあります。交通の面でもですが、やっぱり通うということに関しても運転免許の問題もありますし、また事業所にとっては近ければ自転車で通うということもできるんですが、いかんせん平良にしか宿泊施設が集中していないということ等もあって難しい面ありますけども、ぜひその辺はいろんな所で、今さるかの会だっけ、そういう民間で運営している宿泊施設等もありますんで、ぜひともその辺を考慮に入れながら検討をいただけるようお願いいたします。  私はこの事業については、先駆けて取り組む必要があるのではないかと思っております。と申しますのも、事業経営体にもよりますが、企業の規模拡大につなげることができ、雇用の拡大にもつながることになると思うのであります。そこで、現在の状況では地元の人材確保が難しいこともあり、企業が拡大していく支援は必要な取組と考えます。同じような質問になるかと思いますけども、全国に先駆けて宮古島が率先して取組を始めたらいいのかなと私は思うんですが、その辺お願いします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   先ほども答えましたように、外国人労働者の確保というのは、今の宮古島の現状を見たときに、高齢者の問題、人材不足という形で非常に緊急な問題かと思っております。それとあわせて、先ほども答弁したとおり、年間通した仕事量ですか、そこら辺を十分確保しなければ外国人労働者もなかなか難しいのかなと思っているんです。この辺を踏まえながら農業者とも調整をして取り組んでいければなと思っております。 ◆砂川辰夫君   私が今言っているのは、11月から3月までという農家のそういう、収穫した、終わったとか、これから収穫するとかというふうなこと等もあるし、まだ年間通してというのも話は聞いていないんですが、あるかもしれません。ぜひともこれ検討していただきたいと思いますが、よろしくお願いをいたします。  次に、高収益の作物次期支援交付金についてお伺いをいたします。この事業内容については、次期作、二期作ですね。また、年度のそういう次の作物に前向きに取り組む生産者への支援事業で、これはそういう事業であります。新たな需要に対応した生産強化としての事業イメージの取組例も示されているホームページがございます。このことについては農家への周知はされていますか。または、この事業はご存じですか、農林水産部長。 ◎農林水産部長(松原清光君)   この事業は、外食需要の減少や新型コロナウイルスの影響による市場価格が低落するなどの影響を受けた野菜、花卉、果樹、お茶などの高収益作物について、次期作に前向きに取り組む生産者を支援し、国内外の新たな需要促進を図るための事業であります。本事業は、令和2年2月から4月までの間に新型コロナウイルス感染症の影響で卸売市場での売上げが前年同月比2割以上が減少した品目が対象になります。JA宮古地区営農センターに確認したところ、本市の冬春期の出荷野菜は今月終了予定であり、出荷単価につきましても、カボチャ、ゴーヤなどの各品目とも前年度並みに推移しており、比較的安定した取引がされているとのことであります。このことから、この交付金の対象となる農家は今のところいないと思われますが、今後の出荷状況などの推移を見守りながら取り組んでいきたいと考えております。 ◆砂川辰夫君   この事業は、今の相場のどうのこうのじゃなくて、それもあるんだけども、花木などの場合に菊の購入、次の次年度に向けてのね。これは10アール当たり80万円とか、苗の購入がないもの、これ果樹、宮古島でいえばマンゴーに当たるかと思うんですが、これ10アール当たり25万円の給付金があるというふうに思いますけども、奨励する企業など農家の希望がそぐわない状況があるかとは思います。農林水産部長、この事業についてどう考えているのか、この事業ですね。農家に周知していくのか、どう取り組むのか、ちょっとその辺お伺いします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   周知等の件でありますが、この事業は先ほども述べたように、新型コロナウイルス関連での農家支援の事業であります。ですから、それに対して該当する農家などがあればしっかりと調査、確認をして、JAなどともしっかりした支援体制を取り組んでいきたいと考えております。 ◆砂川辰夫君   ぜひともこれしっかり調査していただいて、企業によっては、物によっては下がっているかもしれないし、そういうもの、次への前向きな取組をする農家に対してのこれ支援金でもありますので、ぜひその辺はしっかり検討していただき、取り組んでいただきますようお願いをいたします。  次に、畜産振興についてお伺いをいたします。今議会でも取り上げております宮古島団地牛舎の設置についてでございますが、新規の農家については雌牛を一括して導入するのか、段階的に導入するのか、ちょっとお伺いします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   この施設は、新たな担い手を育てるためにも、設備投資することなく畜産経営に取り組み、規模拡大することで農業収益の向上を目指す中規模農家の育成を図る目的で設置しております。施設の賃貸を希望する畜産農家は、申請する際に母牛頭数を計画した利用計画書を提出してもらいますが、農家においては段階的に導入することが理想かと考えております。 ◆砂川辰夫君   この導入に際して1頭購入した、その1年間で1頭の計画しかできないというふうになれば、産むまでの期間というのは2年かかるわけですね、産むまでは。これはある程度餌を与えているわけですから、二、三頭でもいい。経産牛でもいい。そういうもので一応対応させていくようなそういうアドバイス等も、ぜひつなぎ資金としてやっていくためには、そういうすぐ産むような牛、種つけされている牛とか、これを持ってきて導入するとか、新しい新規の素牛だけを導入するんじゃなくて、その辺の指導等もぜひお願いしたい。というのは、金になるためにお金がかかり過ぎると、途中で投げ出すというふうな農家もありますから、その辺の指導もお願いしたいと思います。その辺に関しては、JA等の貸付けは利用されますか。貸付牛ですね。 ◎農林水産部長(松原清光君)   新たな畜産農家育成ということについては砂川辰夫議員おっしゃるとおりでありますし、それについては関係機関を通して指導、助言していかなければならないと思っております。今おっしゃった貸付牛についても、その畜産農家が希望するのであれば導入できるような形で取り組んでいきたいと考えております。 ◆砂川辰夫君   農林水産部長、この事業は、実は私は継続していけるのか疑問視しているところもございまして、宮古島におけるこれから実施していこうとしている事業は、過去に共同牛舎利用ということで35年前に、1985年、昭和51年に肉用牛生産団地育成事業としてこれ85棟ですね、各地区にこれ建設して、設置されていた事業でございます。今なお牛舎として利用されている牛舎、これもあります。これが物置小屋だったりとかというふうな状況で残っているところがたくさんございます。この35年前の肉用牛生産団地育成事業においては、兄弟とか近しい人同士、隣近所同士ですね、2戸の農家で10頭、10頭規模で飼育経営がスタートしましたが、85棟全牛舎が共同利用できない状況等のトラブルになっております。衛生面でのトラブルが続出したり、意見の相違、細かい話は、草をちょっと黙って借りたりとか、もう些細なこういうこと等のトラブルがありまして、この共同利用事業が破綻しております。この宮古島には向かない、宮古島の人の気質に合わないというか、共同利用ということでこれ合わないんじゃないかということでずっと長い間敬遠をされてきた事業であります。あえてこういう過去にある事業を、今なぜこの事業を導入したのか、お伺いいたします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   この牛舎を賃貸する畜産農家は、将来的に中規模畜産農家を目指す目的で賃貸をいたします。牛舎利用計画では、5年間で母牛10頭規模まで規模拡大する利用計画を作成しますので、関連機関と連携して目的が達成できるよう指導してまいります。目標の10頭規模まで規模拡大をした生産農家については、クラスター事業や担い手事業などによって支援してまいりたいと考えております。この施設を利用するに当たっては、利用組合を立ち上げて施設の維持管理を行ってもらいますので、規約、ルールを設定して運用して取り組んでいきたいと考えております。 ◆砂川辰夫君   今、農林水産部長の答弁にもありましたとおり、この規約とかぜひともこれはみんなで守らなきゃならないとかで、ましてやこの牛舎の中で6戸ですか、20頭、20頭の10頭、10頭、5頭、5頭。6人。これが一緒の時間じゃないにしてもいろいろ接触する機会等がございます。規約をしっかり守るようなそういう皆さんの指導がないと続かないんじゃないか。必ずこれは、特に衛生面、ハエの駆除とか、そういうふうな堆肥の問題、清掃の問題、これはしっかりきちっとやるような、そういう週に何回とか、消毒にしても月に何回、1回とか、毎月するのか、月2回するのか、そういう細かい作業等もぜひ指導していただいて、やっていければなというふうに私は思っております。この事業はうまくいってほしいというのが私の本当の心情であります。5年以内の入替えになっていくというふうなお話ですが、スムーズな運営であれば規模拡大が図れ、なりわいとして生活できる畜産経営がこれは理想的であります。畜産課はこの事業導入について、強い覚悟を持って導入したと私は思っております。  牛舎の利用期間は原則として5年以内とありますが、常に5年ごとの新規の農家に貸出しをするのか、お伺いいたします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   先ほどにも答弁いたしましたが、目標といたしましてこの牛舎で10頭規模の母牛を飼って取り組んでいくというような取組であります。ですから、それ以上になったときにはその他の事業、要するに20頭規模までできるようなクラスター事業などを導入して畜産経営をしっかり頑張ってもらいたいというような取組ですので、そういった形で取り組んでもらいたいと。その10頭規模の規模拡大が5年間でやってもらいたいということでありますので、5年間を更新していきたいと考えております。 ◆砂川辰夫君   この牛の導入については、最初から市場性のある今で言えば安福久、あれが導入できるような、そういうしっかりした種牛、母牛、素牛、これをどうしても確保して、これから産ませて増やしていくような計画とか、それからクラスター事業の話等もありまして、これ新規にこれから5年後に、5年してこの農家が巣立っていくための準備期間というふうにも思いますが、この5年間の間にしっかりと順番よくこのクラスター事業でもって新規農家の畜舎なり、機械なり、まだ6人いるわけですから、そこで団体でこのクラスター事業で、堆肥舎のシャボとか、トラクターとか、草刈り機とか、こういうのが取れるかと思いますんで、ぜひその事業等を導入していただいて、今のうちから取り組んで、計画して頑張っていただきたい。ぜひこれは、畜産農家が伸びていく、頭数が増えていくというふうなものに関しては、皆さんがしっかりきちんとしたルールをつくって農家に指導していけば、これはもうすばらしい、新規農家にとってはやりやすい事業になっていくのかな、称賛される事業になるんじゃないかというふうに私は思っておりますんで、下手したらこれは前の35年前の肉用牛生産団地育成事業になりかねない事業ですので、ぜひともしっかり取り組んでいただきたいというふうに思います。  そこで、農林水産部長としてどのような気概を持って取り組むのか、決意、覚悟のほどをお伺いしたい。 ◎農林水産部長(松原清光君)   まず、畜産振興を図る上で、宮古島の課題というのが、高齢化、それから小規模農家の多さであります。それを解消するためには、やはり若手農家の育成、それから中型ですか、大型化の取組、要するに母牛増頭を持っていくという形の取組が非常に重要であります。この牛舎を活用して、そういう取組ができるよう取り組んでいきますし、今後の畜産振興のためには欠かせない施設だというふうな認識で取り組んでいきたいと考えております。 ◆砂川辰夫君   農林水産部長、これは本当に下手したら肉用牛生産団地育成事業そのものになるかもしれない。皆さんで、JA等も、宮古家畜保健衛生所等もあるし、そこにいる6戸の農家、これが模範となるような、こういう仕掛けをしていけば絶対これは、それから巣立っていく20頭規模、30頭規模という牛舎が、クラスター事業で農家に負担が少なくこれは展開できる事業核となると私は思っていますので、その辺は絶対こけないように頑張っていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。  次に、教育行政についてお伺いをいたします。城東中学校の進捗状況についてお伺いをいたします。これは平良和彦議員からも質問がありましたが、具体的にきちんと説明いただきたいと思います。 ◎教育部長(上地昭人君)   城辺地区統合中学校実施計画策定委員会の各検討部会の進捗状況についてお答えします。  まず、教育課程については、城辺地区ならではの特色ある教育活動の展開を目指すため、3本の柱について検討を重ねております。1つ目は、プロジェクト型学習を実践すること。2つ目に、キャリア教育を中心に生徒の自立に向けて必要な資質、能力を高めることを目指すこと。3つ目は、ICTをツールとして国内外との遠隔学習や交流学習、表現力の育成を目指すこと等が示されております。  校訓につきましては、城辺地区の中学校長で組織されるワーキンググループで協議しており、開校に向けて実施した保護者アンケートの結果により、自ら進んで積極的に事をなし、決断力が強く、大胆に物事を行うさまを現した「進取果敢」が検討されております。  校章につきましては、原画を城辺地区の小中学校の児童生徒から公募して選定した作品について、現在デザインを専門とする教職員により補正作業を行っているところです。  校歌につきましては、依頼した歌詞、曲ともに原案が出来上がっておりますので、今後部会で決定してまいります。  制服につきましては、現在の学生服、セーラー服からブレザー型とすることが決定されており、現在業者のプレゼンテーションを受け、児童生徒や保護者による投票により決定する予定となっております。  8月中には、各部会からの報告を受け、実施計画策定委員会において実施計画の原案を策定し、教育委員会の承認を得た後、令和3年4月の開校に向け、万全の体制で取り組んでまいります。  なお、生徒たちの登下校につきましては、生徒の安全確保及び利便性、保護者の負担軽減を図るため、スクールバス2台の導入を決定しており、現在入札の準備中であります。  次に、城東中学校の施設整備につきましては、当初予定していた4月7日の新学期開始前に仮校舎への引っ越しを済ませ、令和2年5月29日には解体工事も完了しております。また、新築工事につきましては、令和2年5月25日に行われた入札におきまして、建築1工区、2工区ともに落札業者が決定しており、今議会において契約締結について議案上程を行っているところです。施設の延べ床面積は1,543.72平方メートル、鉄筋コンクリート1階建てで、普通教室3室、特別支援教室1室、技術、理科、音楽、家庭科の教室のほか、図書室や食堂棟を完備いたします。 ◆砂川辰夫君   詳しく説明をいただきまして、ありがとうございます。私が一番心配しているのは、結の橋学園の建設に当たって、新聞報道で見出しに大きく、進捗の遅れ、大丈夫かというふうなことが何回も載りました。そういうことがあってはならないと思います。教育長、これ大丈夫ですか。遅れとか何とかそうならないですか。 ◎教育長(宮國博君)   実はこの事業は、後ろが切られている事業なんですね。つまり来年度の4月1日には開校しなければならないという大前提があるわけです。ですから、そこを押さえた上での今我々が進めている事業でございますので、工期の延長とか、あるいは間に合いませんでしたよという話にはもう絶対ならないこの作業なんです。そういう意味では、結の橋学園を我々建築したという経験がございますね。それも、関係者の人たちが必死にその切られている時間に間に合わすために努力をして、順調に向こうも開校できたという実績がございます。したがいまして、砂川辰夫議員ご心配のところはまずないというふうなことで私はお答えをしておきたいと思います。どうぞ心配しないでください。 ◆砂川辰夫君   余裕を持ってぜひ完成にこぎ着けていただきたいというふうに思います。  次に、新型コロナウイルスによる学習の遅れについてお伺いをいたします。 ◎教育部長(上地昭人君)   一応通告で、まず体力面における問題点とか特別な指導、解消の取組というのがございましたので、まずそこについてからお答えします。  学校の臨時休業期間中や外出自粛期間中におきましては、児童生徒の運動不足が懸念されることから、スポーツ省が示す屋外で行える運動や個人で実施できる運動の例を各学校に通知してきました。また、一部の学校においては、体育の授業を遠隔で実施した学校もございました。その際は不登校の生徒が参加されたということで、非常に喜ばしい報告もございました。学校再開後は運動不足の生徒もいると考えられるため、児童生徒の実態を把握し、けが防止に十分留意すること、軽度な運動から始め、徐々に負荷をかけていくこと、体調が優れない児童生徒の参加を見合わせることなどを実施しております。 ◆砂川辰夫君   同じような質問ではございますが、教育委員会では子供の夏休みですね、これ大事だと思います、この期間はですね。遅れについてもそうですけども、体力面もそうですけども、どうやってこの夏休みの、どのような対策を講じているのか、ちょっとその辺お伺いいたします。 ◎教育部長(上地昭人君)   夏休みについての対策についてお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症の影響により授業時数の不足が生じたため、学校管理規則で定めている1学期終業式を7月20日から8月14日へと変更しました。夏休みを短縮することによりまして16日間の授業日数の確保を行いました。これにより、夏休みが今年度は8月15日から8月31日までの17日間となります。このことにより、新学習指導要領に示す各教科における年間標準時数の確保は可能であり、学習の遅れは解消できるものと考えますが、必要に応じ、校長判断により、夏休み期間における5日以内を学校全体または学年ごとに授業日とすることができ、学校の状況に応じましてはその校長先生の適宜、適切な判断により授業をすることにより、授業時数の確保は確実にできるものだと考えております。 ◆砂川辰夫君   多分運動会等々もいろいろあるかと思いますけども、その辺は現場の校長次第ということで、開催するのか、しないのか。 ◎教育長(宮國博君)   学校行事というのは、運動会にしても、あるいは卒業式、入学式、あるいはその他の学習発表会とかいろいろございますね。学芸会なんて昔は言っていましたけどね。こういうふうなもろもろの行事というのは、これは学校長が判断をして、先生方と相談の上行うもの、各学校単位の行事なんです。ですから、その規模なり、時間なり等々については、これはそれぞれの学校が判断をすることになります。ただ、今年度は従前と違って、この武漢ウイルスの影響で大変な状況に社会はなっているわけです。それをにらみながらの学校行事の選択というふうになっていきますから、時間の短縮なり、あるいはほかの行事への振替なり、校長をはじめ現場の先生方がいろいろ工夫をしまして、生徒に負担にならないようにこの行事を展開していくというふうなのがその学校の状況でございますので、これに対して個別具体的に、この行事はどうなりますか、あの行事はどうなりますかという議論は、ここでは不適当であろうと思っております。 ◆砂川辰夫君   最後の質問になりますが、新型コロナウイルスの影響によりまして、様々なあちこちで被害が出ておりますが、行政当局の指定管理を受けて事業をしている指定管理業者の契約延長、海岸とか指定管理を受けている、吉野海岸もそうだけども、そういうところの契約延長、これはもう事業やって、満杯の状態を本当は思い浮かべていたんですが、梅雨入りもしたし、新型コロナウイルスの影響を受けて誰一人海にいなかったというふうな状況等もございます。この契約延長はいろんな部署で何か所か、3部署かな、4部署か分からないけども、この契約がされているかと思いますんで、その部署ごとの契約延長は検討されないか、お伺いをいたします。 ◎総務部長(宮国高宣君)   公の施設の指定管理者の決定は、議会への提案の前に指定管理者候補者の選定を行い、指定管理期間も含めて、議会議決により指定管理者を決定していることから、救済措置として期間の延長は考えておりませんが、指定管理施設において指定管理委託料が発生している施設の指定管理者で、施設利用料、自主事業による収入が見込めない指定管理者施設もあることから、公共施設の適正な管理をしていく中において、指定管理者に対する救済措置を講じることは必要だと考えております。  救済方法については、年度協定見直し等により、新型コロナウイルスの影響により収入減となった期間、施設の閉鎖期間における施設の管理にかかる費用の一部をが負担することなど、各施設の状況を踏まえてどのような対応が必要か前向きに進めるよう、施設を担当している各課に通知をしたいと考えております。 ◆砂川辰夫君   これはぜひ、いろんな部署、海岸でもそうだし、宿泊施設でもそうだし、あるかと思うんですけども、これが当たるかどうか分からないけれども、当たると思うんですけども、持続化給付金制度宮古島商工会議所で今やっているそういうもの等にも該当するのかどうか、その辺どうですかね。申請ができるのかどうか。 ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時06分)  再開します。                                     (再開=午前11時07分) ◎総務部長(宮国高宣君)   今、砂川辰夫議員がおっしゃっている持続化給付金の対象になるかと、指定管理者がですね。これ個別会社いろいろございますので、その辺注意深くちょっと見ないと、それが対象の企業かどうかちょっとお答えすることできませんけど、ただ前段でそういった手続等の部分が、全体的にそういった窓口がで必要じゃないかという質問もございましたので、その辺は全庁でどういう対応ができるということは至急検討し、宮古島商工会議所で行っているような形の、で対応できるかどうかは検討させていただきたいと思っております。そこで対象企業であるかどうかは判断させていただきたいと思います。 ◆砂川辰夫君   これは、今最後に質問したの私のちょっと勘違いなのかなと思っているんだけど、これが多分使えるんじゃないかと。広い用途で使えるというふうなこと等もちょっとありましたんで、その辺は検討していただいて、対応していただきたいなというふうに思います。  6月定例会、7番、砂川辰夫、質問これで終わります。ありがとうございました。                 (「教育長、先ほど武漢ウイルスと言いましたけど、こ                   れでよろしいですか」の声あり) ◎教育長(宮國博君)   先ほど武漢ウイルスというふうな発言を私しましたけども、WHOでは武漢ウイルスとは呼ぶなと言っているらしいんですね。コビット19でしたかね。いわゆる新型コロナウイルスのことでございます。 ○議長(山里雅彦君)   これで砂川辰夫君の質問は終了しました。 ◆新里匠君   新里匠です。通告に従いまして、順次質問をしてまいります。また、宮古島市民の権利維持と社会の継続的な発展のために、再質問、関連質問をしながら行っていきます。よろしくお願いいたします。今回も多くの質問事項を通告してありますが、進行順序につきましては、観光行政、新型コロナウイルス対策、環境行政、建設行政、農業行政、教育行政、そして福祉行政の順に行っていきます。時間の都合上、割愛を行う分野や質問があると思いますが、それにつきましては次回に重点的に行っていきたいと思います。あらかじめご容赦いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  初めに、これ観光部長のほうにはちょっと取り上げないというふうに言っておりましたけれども、大変申し訳ないです。これを1番にやらせてください。観光行政についてでございます。その①は割愛いたします。  池間島のフナクストイレの修繕についてお伺いいたします。この質問に関しては、私を含めほかの議員も質問を行ってきました。現在の方針をお願いいたします。 ◎観光商工部長(楚南幸哉君)   池間島のフナクスのバイオトイレの件でございます。池間島フナクスのバイオトイレは、水の循環にかかる電力を太陽光発電により賄っておりますが、平成30年6月に、落雷により制御回路が故障しました。その後、修繕の検討を進めてまいりましたが、バイオトイレであり、施設維持の効率が悪いこと、また近隣の池間大橋橋詰にトイレが存在していることから、宮古島主要インフラの整備計画の中でバイオトイレは廃止とし、池間大橋橋詰に集約することを方向性として定めております。本施設については、ほかの観光施設と比べて総体的な優先度が高くないことから、令和4年度までの期間で具体的な検討を行うこととしております。 ◆新里匠君   観光商工部長、これ検討をするといった結果から、維持の効率が悪いということでバイオトイレ廃止をするということです。橋詰広場のトイレからは、各ビーチまでは遠いのかなと私は思っております。これからの池間島は、その環境を生かし、観光を産業の柱としていかなければ生活は成り立たないと考えております。観光にとっては、トイレとシャワー室は必須であり、そのほかについても水というものが絶対不可欠であると考えます。島の暮らしを安定的にするために、一周道路について水を供給するような事業を行うことが必要であると考えます。池間島観光環境整備事業と銘打って行うことはできないか、お伺いいたします。 ◎観光商工部長(楚南幸哉君)   先ほども池間島のフナクスバイオトイレの廃止ということでありました。そのまた池間島の観光整備事業ということであります。本年度3月に宮古島における重点的に整備する観光地の主要インフラ整備計画ございますので、この中で検討してまいりたいと思います。 ◆新里匠君   これ重点的に整備をする計画の中にぜひ市長、入れていただきたいと思っておりますから、ぜひよろしくお願いいたします。  次に参ります。環境行政についてでございます。その中の②についてです。質問の通告どおり、佐和田、長浜の冠水についてでございますけれども、いわゆる佐和田の浜一帯についてであります。大雨になると以前から大規模な冠水が起き、台風が大潮の満潮に当たるとさらに大きな被害になります。各家においては、床下浸水等々も起きていると。この前の台風のときには、車も10台ぐらい浮かんでいたというのを記憶しております。地形、地質的な問題と排水の詰まりと複合的な要因があると考えられますが、この冠水について当局の見解をお伺いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   この佐和田付近の排水の処理がうまく機能していないために冠水が起きていることは確認しておりますが、この冠水に至るまでの行程といいますか、流れの中で、いろんな地区からの生活雑排水とか、いろんなのが流れてきているのもまた確認しておりますので、そういったことも原因を確認して、分析しまして、どういった排水処理の施策がいいのか、どういった排水溝を設置したほうがいいのか、あるいは浸透ますを設置したほうがいいのか、そういったのは対策を講じてまいりたいと考えております。 ◆新里匠君   すみません。この案件に関しましては、個々の課のほうにお願いをして再三やってもらってきたところでございますけれども、やはりこの整備をするに対してもその整備環境が悪いと。少ない予算ではその改修ができないと思いますので、この質問をしました。そして、この一帯は有名ホテルの進出や不動産会社の進出により、将来大規模な発展が見込まれる土地であります。そして、伊良部屋外運動場、伊良部野球場も今計画が進んでおります。現状のままではそれらが建築された後、環境の悪化などによるものや建築物に係る補償等により、大きな損害がにもたらされるということも予想されます。早めの対応をお願いしたいと思いますけれども、事業を何年ぐらい以内にできるかどうか、お答えできればよろしくお願いいたします。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   直接冠水対策ということではございませんが、この地区の集落排水については平成25年度の調査が行われております。その結果、3か所の集落排水が確認されておりますけれども、その中で先ほど建設部長からもございましたとおり、集落排水が機能していない部分というのが確認をされております。その十分に機能していない影響で多分冠水が大きくなっていると、被害が大きくなっているということが考えられているというふうに思います。先ほど建設部長からもありましたとおり、いろいろな対策が取れると思いますので、浸透ますあるいは沈砂池、そういうものを複合的に考慮しながら関係部所間で調整をして、具体的な事業今めどが立っておりませんけれども、具体的な計画を作成して、できるだけ早めに実現できるように取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆新里匠君   生活環境部長、二、三年以内、野球場も令和5年にはできてくるというところであるし、ちょっとその現地を見ると、排出の末端はこのサブグラウンドのほうですか、そこの下を通っているような感じも見受けられるわけですね。ですから、それと並行して令和5年というのはもう遅いと思うので、ちょっと早急に調査をして、行ってもらいたい。よろしくお願いいたします。  次に参ります。新型コロナウイルス対策についてであります。観光産業の回復についてでございますけれども、当局はこの新型コロナウイルスの中、著しく落ち込んだ観光産業をどうすれば立て直せるとお考えか、お聞かせいただきたいと思っております。よろしくお願いします。 ◎観光商工部長(楚南幸哉君)   現在、の観光需要回復に向けて、宮古島観光協会を事務局とする宮古島リカバリープロジェクト委員会が立ち上がり、の観光事業回復に向けた議論が始まっております。同委員会では、安全、安心な観光受入れ態勢づくりのため、宮古島版ガイドラインを策定しております。また、GoToキャンペーンに向けた取組などについても、同委員会において準備が進められております。も同委員会に参加し、必要な支援策について議論を深めており、国、県の支援策と連動した形で観光需要回復に向けた取組を実施しております。 ◆新里匠君   いろんな対策をしているということでございますけれども、このコロナ禍の中でも宮古島に来たいという島外の方はたくさんいるようですし、他方では新型コロナウイルスの足音が消えたわけではありません。先ほどおっしゃっていたとおり、宮古島独自のこの安全対策しっかりと行っていきたいという答弁でございました。これ実施をしっかりやってほしいと思いますけれども、私がこの質問をしたのは、やはり真っすぐ1本筋の通った、どういうふうにこの観光を戻していくんだという指針と考えがなければ、この問題は乗り越えていけないと思っているからです。宮古島の観光をしっかり牽引していくのはやはり商工観光部長だと思っておりますから、しっかりみんなを引っ張っていってもらいたい。激励も込めて質問をいたしております。よろしくお願いします。  続きまして、建設行政についてであります。これは、伊良部島の野球場の件でございますけれども、2018年に防衛施設用地民生安定施設整備事業の補助金を活用して整備すると、そして費用は13億円程度という、これ棚原芳樹議員への答弁でございました。そして、プロ野球のキャンプに対応するということでございました。そして、2019年、昨年の9月20日には、メインスタジアムとスポーツコンベンションの実施設計を2018年度から実施と。事業費は21億4,000万円。その他、室内練習場、サブグラウンド、ブルペン等整備構想があり、全体の整備費は35億円を想定ということが報道されております。そして、2020年ですか、2月10日に起工式が行われて、現在に至っております。  そこで、最終の事業規模についてお伺いをいたします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   伊良部屋外運動場整備事業は、現在メインスタジアムとスポーツ交流棟の整備を行っております。今後の計画としましては、今年度に室内練習場、投球練習場、サブグラウンドの実施設計を行い、令和3年度で投球練習場の整備をし、室内練習場は令和3年度から令和4年度、そしてサブグラウンドについては令和4年度でそれぞれ整備を行う予定でございます。最終的な全体事業費は約35億円を見込んでおり、全体敷地面積は約3万8,000平米でございます。 ◆新里匠君   建設部長、これ再質問なんですけれども、この財源比率というのは何対何。何%かお分かりになられたらよろしくお願いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   防衛省の予算、補助金を充当しておりまして、補助金の割合は3分の2でございます。 ◆新里匠君   次に進みます。ここで想定している事業の目標、そして完成後の展望についてお伺いをいたします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   伊良部野球場を整備することによりまして、市民の健康の増進に寄与するとともに、県内外の高校、大学、社会人野球の大会開催や国内外のプロチームのキャンプ、合宿などによりまして、宮古島の一層の地域活性化を図ることを目標としております。また、地元伊良部地域からも、スポーツキャンプを通した地域住民との交流や活性化を目的とした野球場の整備が強く要望されているところでございます。施設の完成後は、プロ野球チームをはじめ、県内外の高校、大学、社会人チームのキャンプ、合宿や各種大会の誘致に取り組むとともに、学童、中学、高校、社会人などの野球大会が市内で毎月のように開催されておりますので、年間を通した施設の使用で市民の健康増進や経済を含めた地域の発展に大いにつながることが期待されております。 ◆新里匠君   建設部長、今答弁ありました。具体的な予定というのは、もう今の段階から組んでいらっしゃるんですか。                 (「休憩します」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時30分)  再開します。                                     (再開=午前11時30分) ◎建設部長(大嶺弘明君)   完成後を見据えて、いろんな関係機関への球場のPR、そして地元野球関係の機関ともいろいろ連携しまして、やはり完成後の施設の運用について、しっかりと利活用するように、いろいろPR活動とか連絡、意見交換会などを行っているところでございます。 ◆新里匠君   次に、この事業の事業効果と経済効果についてお伺いいたします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   建設中の伊良部野球場は、プロ野球仕様の本格的な球場であるとともに、伊良部大橋の開通により市街地から近く、下地島空港の開港や多数のリゾートホテルの整備など、立地条件にも恵まれており、完成によっては国内外からのプロ野球キャンプをはじめ、プロ、アマなど全国から多数の野球チームなどの活用が期待され、このため観光産業や農水産業の振興、市民の健康増進など、様々な事業効果と経済効果は高いものがあると期待しております。 ◆新里匠君   ここで、事業効果と経済効果というのが金額で出るのかなとちょっと思ったんですけれども、影響が効果があるというところの答弁でございました。伊良部島の近くにはホテルオークラもできると聞いておりますし、下地島空港も今決まっている便だけではなくて、本土便も相当増えるというのを聞いているので、相当経済効果は上がってくるとは思いますけれども、そういう部分は数字でしっかり追っていただきたいと思っております。  そして、ここでこの伊良部野球場、ランニングコストどれぐらいか、お伺いをいたします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   ランニングコスト、維持管理に充てられる費用というのは、この球場を策定する中におきましては、概算でおおよそ年間約1,600万円を見込んでおります。 ◆新里匠君   ここでもう一個、この費用便益というのがあるんですけれども、費用便益、これについてはどれぐらいを、分かれば。                 (「休憩」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時35分)  再開します。                                     (再開=午前11時35分) ◎建設部長(大嶺弘明君)   費用対効果の資料今ちょっと持ち合わせておりませんので、後でお答えしたいと思います。 ◆新里匠君   続きます。例えば費用対効果が1の場合、35億円の効果が出るというところで、先ほど補助率3分の2を考慮して計算しますと、イニシャルコストですね、負担が11億円というところで、そしてランニングコストが1,600万円で、大体事業の最長事業期間である30年間を足すと5億円と。それで、足したら30年間で16億円ぐらいかかって、そして35億円ぐらいの経済効果を生むというような感じなんですかね、きっとね。そういう意味で、この30年間で1年当たり1,600万円のランニングコストがかかる。それをが管理をして出していくのかという部分は、相当ちょっと注意をしなければいけないと私は思っております。そして、そのコストの削減のために、PFI、こういった民間活動を利用していくという部分をしていくことによって、将来にわたる財政負担が減っていくのではないかと思っております。当局はこの1,600万円についてどうお考えになるのか。事業効果が出るというところでのこの質問ですけれども、1,600万円どうしていくのかという部分をお聞かせください。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   年間の維持管理費に1,600万円、これは義務的に施設を造るとかかってくるわけでございますが、やはりその支出だけについて見るのではなくて、やはりその収益という部分についてもしっかりと対応していくように、その支出する1,600万円より以上にこの球場を活用することによって宮古島へ収入が生まれてくる。そういうような部分もいろいろ探っていきたいと考えております。 ◆新里匠君   収益を求めていくと、それで補っていくと、現在の状況はそういう答弁でしたね。しっかりとこの負担がないように、今のうちに考えていけたらいいのかなと思っておりますから、ぜひよろしくお願いします。  続きまして、PFI事業の活用についてでございます。私は、2018年9月定例会において、公共サービス提供を民間が行うPFI、パブリック・ファイナンス・イニシアチブの提案を行いました。当局答弁において、上原市営住宅の再整備について活用を検討する旨の答弁がありました。検討結果をお伺いしたいと思います。また、この事業の今現在の位置をお伺いしたいと思っております。                 (「休憩して」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時40分)  再開します。                                     (再開=午前11時40分) ◎建設部長(大嶺弘明君)   公営住宅に係るPFI事業は、地域でこのPFI事業への参画意欲のある民間事業者などと主要公共団体とが連携して行う基本構想を支援することにより、民間を活用した地方公共団体における公営住宅などの整備事業の取組を推進することを目的に、国土交通省が推奨しているところでございます。そこで、今年度も4月に公募が国土交通省より行われ、その結果、上原市営住宅の建て替えに伴う余剰地活用などの事業について、民間コンサル会社によるPFI事業が国土交通省より採択されているところでございます。 ◆新里匠君   これ採択されたというところにおいては、どこなんですかね。この採択という部分がちょっと分からないんですけど、これは民間による提案が通ったという答弁でしたけれども、これは余剰地という答弁がありました。これは、上原市営住宅を解体した後のその跡地ということでしょうか。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   余剰地についてお答えいたします。  今現在、上原市営住宅の敷地が100アールといたしますと、この上原市営住宅については今は3階建てでありますけども、これ集約しまして建て替えるわけですね。そうすると4階とか5階建てで建てますので、敷地は半分で済むことになるんですよ。今まであった上原市営住宅の敷地が余剰するわけですね、半分ぐらいは。そこの土地についてどういった活用を提案しますよといろんな提案をしているということで、この提案について、国土交通省が認可をしたということでございます。 ◆新里匠君   では、これ上原市営住宅そのものではないという見解ですね。それで、この業者の選定方法いろいろあったかなと思っているんですけれども、これも市民の皆さんも知らしめるということは必要じゃないかなと思っておりますし、私も今日初めて聞いたので、こういうものに対してはPFIを提案した側からすれば、一生懸命アピールして、それを理解を得ていくということが大事なのかなと思っております。  こういうのを踏まえて、財政負担が生じる公共投資については縮小の手だてを考慮するべきであると考えますけれども、先ほどの件も含めて。今後PFIの実施の有効性ですね、それをどう考えているかお伺いいたします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   PFI事業を導入いたしますと、やはりの財政負担が低く抑えられるわけでありまして、また民間のノウハウなどもいろいろと活用することができますので、有効な手段であると認識しております。 ◆新里匠君   有効な手段だという見解でございました。これから特にその財源の確保がどの自治体も難しくなっていくのかなと思っていますから、このPFI事業についてはほかの自治体も1つ2つやっているぐらいあまり進んでいない、沖縄のほうではですね。ただし、本土のほうでは相当進んできているという意味においては、ぜひこの事業を皮切りにこれを推進して、宮古島のこの公共投資の負担を少しでも軽減できるようにお願いをしたいと思っております。  次に、農業行政についてでございます。農業委員会についてということで、主に農業委員会の手続関係について質問をしていきます。農地の権利移転や地目変更を行う主体についてお伺いをいたします。 ◎農業委員会会長(芳山辰巳君)   総会で審議が必要となる申請案件として、非農地証明願、農地法第3条の許可申請、これは農地の売買、料金の設定等になります。それと、同法第4条、第5条の許可申請、これは主に転用関係になります。そして、農業経営基盤強化促進法に基づく承認申請等があります。許可申請案件については、毎月1日を申請締切りとし、事務局の事前審査を経て、総会前事前審査会に諮り、当月下旬に開催する総会へ上程し、審議する流れとなっております。お預かりした申請案件については、農地法の定めにある許可基準、転用の制限、権利移動の制限等に基づき精査し、受理、不受理について判断しております。 ◆新里匠君   今の答弁ですけれども、ということはこの主体という部分については、農業委員会の総会と捉えてよろしいですか。 ◎農業委員会会長(芳山辰巳君)   あくまでも事務局で受理した案件に関しては、総会に提出し、総会に諮って採決を取ります。 ◆新里匠君   この質問なんですけれども、もう一個観点がちょっとありまして、農業委員会と登記という部分で、この関係性をお答えできたらよろしくお願いします。                 (「休憩」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時49分)  再開します。                                     (再開=午前11時50分) ◎農業委員会会長(芳山辰巳君)   総会の中で許可ということで採決された場合に、事務局から申請者にちゃんと許可しましたという知らせが来ます。そこでもって、それから登記はしてもらうように指導しております。 ◆新里匠君   農業委員会会長、これ許可を与えるのは農業委員会というところで、そして登記をするのは個人が持っていって、登記機関が登記をするということでよろしいですかね。  続いて参ります。農地を売却または権利の制約を受けた場合、新たな農地を取得することについての見解をお伺いいたします。 ◎農業委員会会長(芳山辰巳君)   農地や採草放牧地を売買等により所有権を移転しようとする場合や賃貸借等により使用収益権を設定、移転しようとする場合には、農業委員会の許可を受けなければなりません。この場合、農地法第3条の申請許可の手続となり、許可基準として同条第2項各号に規定があります。ご質問の農地を売却し、または権利の制約を受けたとき、新たに農地を取得しようとした場合、農地法第3条第2項第1号、これは全部効率利用要件という内容になり、許可基準及び同法第51条第1項各号、これは違反転用者及びその一般承継人となります。同法第32条第1項各号、これは耕作放棄地になります。等により制限があり、その案件、目的ごとに判断していくことになります。 ◆新里匠君   農業委員会会長、私が聞いたのは、この農地を売る人、買う人というのがいますね。それで、この売った側がこの農地を売ったことによってその次の、売ったからもう畑はできない。それで、ほかのところを買いたいという場合に買えるかどうかという質問なんで、その観点からお願いします。 ◎農業委員会会長(芳山辰巳君)   農地法第3条第2項第1号の全部効率利用要件ということになりますけれども、これ農地法では権利を取得しようとするものは農地を効率的に利用して、耕作または養畜の事業を行うこととしております。ここでいう効率的利用とは、遊休農地化している、農地が適正に耕作されていない、農地を自ら耕作することに支障がないことにもかかわらず、他の者に使用及び収益を目的とする権利を設定したままほかの農地等について権利を取得しようとする者、このような場合は全てを効率的に利用して耕作または養畜の事業を行うこととは認められないとしております。また、権利を取得しようとする者の経営規模、作付作物等を踏まえ、農業機械、労働力、現地の様子等も総合的に判断することとなります。 ◆新里匠君   農業委員会会長、今農地法の第3条第2項第1号のお答えがありました。これについては、今の答弁だと農地を売った者が売ったことによってほかの畑を買えないと、要は全部効率的な利用が見込めないからこれ買えないですよという答弁ですか。 ◎農業委員会会長(芳山辰巳君)   農地を売るというのは、規模縮小ということに我々は思っております。農地がこれ以上できない、また管理ができないという場合に売る、よっぽどの条件がない限りはそういった規模縮小ということに捉えております。規模縮小しながら何でじゃまた農地買うかということも、これはまた規模拡大になりますので、その観点で売った場合にまたすぐ農地を求めるというのは、一応農業委員会としては受付は今しておりません。 ◆新里匠君   今の農業委員会会長この答弁ですね。この農地法第3条第2項第1号については、解釈としては買った者がほかの土地を買って、それを効率的に利用していない場合に、その今買おうとすべき土地が買えないというこれ解釈なんですよ。これは逆の捉え方をしていると私は思っております。これはもう一度確認をしていただきたい。  この農地を売って規模縮小とはいうんですけれども、売ってその金額、お金をもらってじゃ高く売りました。そしたら、もっと広い土地を買いたい。買うと拡大をしてこの畑は集積できる。そういう土地を買えると。そうしたら農業をもっと拡大できるという解釈もできるわけですよ。この農地法第3条第2項第1号については、解釈をちょっともう一回確認をして、今回でなくてもいいので、これ持ち帰っていろいろ調べていただきたい。私が付け焼き刃でこう言うのもあれですけれども、私の見解ではこれは逆の解釈だと思っております。 ○議長(山里雅彦君)   午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時30分から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午前11時58分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午前に引き続き一般質問を行います。  新里匠君の残りの質問からでありますが、建設部長から答弁をお願いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   先ほどの質問の中で、伊良部野球場の費用対効果について答弁しておりませんでしたので、お答えいたします。  伊良部野球場の費用対効果の算出については、国土交通省の小規模公園費用対効果分析手法マニュアルに基づいて検証を行っております。当初は、事業費12億8,700万円以内で算出した結果、費用対効果、費用便益費ですね。これは0.6で1.00を超えていませんでしたが、今後最終的な事業費や規模決定の算出なども含めて、沖縄防衛局とその費用対効果の検証については協議を進めてまいります。                 (「議長、休憩」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後1時31分)  再開します。                                     (再開=午後1時31分) ◎農業委員会会長(芳山辰巳君)   午前中の答弁に続いて説明を申し上げます。  沖縄県農地法関係事務処理の手引きに基づき、農地法第3条第2項第1号、全部効率利用要件について改めて説明いたします。この中で、農地を自ら耕作することに支障がないにもかかわらず、ほかの者に使用及び収益を目的とする権利を設定したままほかの農地等について権利を取得しようとするとき、一定の制限がかかります。ただし、その案件、目的が農地集積または特段の事情がある場合はこの限りではないとしております。 ◆新里匠君   農業委員会会長、ということは、この売主は耕作できる状況ではないとき、要は制限を受けている場合ですね。それは、仮登記を打ったり、抵当権を設定したりと、相手のいろんな声によって変わる場合というのが、これは買えるということにならないんですか。今の答弁だと、その売った人が本当は耕作できるのに、これをできない。できないから、ここは売った人が本当は耕作できるんじゃないか、だから別のやつは買えないんだよという答弁でしたよね。 ◎農業委員会会長(芳山辰巳君)   自ら耕作をすることができるんだけれども、その自ら所有する農地を耕作されていない。にもかかわらず、ほかの農地を取得しようとする場合は、そこに制限を受けているということになります。 ◆新里匠君   今この対象となるような土地があったとして、これをでは耕作できなければそれは別を買えるということですね。プラスこの当てはまるような土地を例えば売ったけれども、耕作していると仮定すると、さらに畑地の拡大になるからそれはほかを求めることもできるという見解でよろしいですかね。ちょっと答弁お願いします。 ◎農業委員会会長(芳山辰巳君)   おっしゃるとおり、今利用、所有している農地を十分に管理して、これからまた規模拡大しようというときは、別の農地も買えるということになります。 ◆新里匠君   ありがとうございます。これ条件によると思いますけれども、ちゃんとこれは仮登記打たれた時点で、売った側の権利がやっぱり生じるわけですから、これはもう自分が耕作しようと思ってもできない場合あるということになってきますから、これはやっぱり買えるという判断が正しいのかなと私は思っておりますから、これぜひ確認をもう一度してもらって、ちゃんと公式な見解をちょっと聞きたいと思っておりますから、よろしくお願いします。  引き続きまして、非農地の認定はちょっと飛ばします。農業委員会の受付について、条件によって受理しないということはあるか、お伺いいたします。 ◎農業委員会会長(芳山辰巳君)   さきにも述べましたが、許可申請案件については、毎月1日を締切日とし、事務局の事前審査を経て、現地調査及び総会前事前審査会に諮り、同月下旬に開催する総会へ上程し、審議するという手続になっております。 ◆新里匠君   農業委員会会長、私が質問したのは、この書類自体を受け取るか受け取らないかということを聞いております。というのは、これは行政手続法上、提出されたものに対してはこれ受け取らないといけないんですよね。ですから、受け取らない場合があるんですかという質問をしております。
    ◎農業委員会会長(芳山辰巳君)   事務局としてお預かりした審査案件については、農地法に定めてある許可基準、転用の制限、権利移動の制限、加えて沖縄県農地法関係事務処理の手引き等に基づき精査し、受理、不受理について慎重に判断しております。 ◆新里匠君   受け取った上で慎重な審査をしていると解釈してよろしいですか。 ◎農業委員会会長(芳山辰巳君)   受け取った書類に関しては、受理したものに関しては、事務局と農業委員、併せて現場も調査した上で指示しています。                 (「休憩」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後1時40分)  再開します。                                     (再開=午後1時40分) ◎農業委員会会長(芳山辰巳君)   内容を審査しながら、不備とかそういうのがあれば、受理、不受理については慎重に判断しております。ただ、受け取らない場合もあります。 ◆新里匠君   これ行政手続法上の問題なんですけれども、例えば農地法第3条許可申請書に本来であれば添付を要する必要書類が添付されていなかったと。それを農業委員会の職員が添付をされていないからといって、これ受け取らないということはできないと思うんですけれども、これできますか。できるか、できないかだけで。 ◎農業委員会会長(芳山辰巳君)   この場合、相当の期間を定めて当該申請の補正を求め、または当該申請により求められた許認可等を拒否しなければならない場合もあります。 ◆新里匠君   農業委員会会長、場合ではなくて、1回受け取って、それから慎重な判断をするというのが行政手続法上これは決められていると私は認識をしております。そして、これを拒否を、足りない書類をじゃ持っておいでということを言って拒否した場合でも、これは今言ったとおり、期間を定めてこれを出しなさいと言って、出さない場合には戻すことができるんです。これで、この行政指導を例えば間違った判断によってこれをやるとしたら、これは相手にとって不利益が生じますから、これは訴えをされる場合もあるということになっていくわけですよ。  なぜ私がこれを言っているかというと、これはやはりおのおのの権利の問題であるから、やはり慎重に法律に照らし合わせてこういうのはしっかりとやっていくべきだと私は思っております。この行政手続法上もそうで、第1種農地、第2種農地、第3種農地の判断にしてもそう。もっといっぱいありますよ。いろんな方から聞くよ。だから、そういうことについてはおのおのがちゃんと法律を勉強して、顧問弁護士にもちゃんと聞いてこれやらないと、もう本当にこれ1人の職員がそれをやって訴えられるとすると誰がじゃ責任を取るのかと。これは宮古島が、その裁判の生じた不利益を払わないといけないんですよ。イコール市民が払わないといけないということになる。だから、しっかりとそこら辺はやっていただきたい。よろしくお願いします。  最後になりますけれども、照明灯の問題をやりたいと思います。照明灯は、伊良部大橋を下りて右側のほうから佐良浜に向かって暗い道が続いております。これいつできるのか、お答えをいただきたいと思います。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   ご質問の伊良部大橋から佐良浜側に向けての照明灯の設置でございますけども、今年度この伊良部大橋から佐良浜側の市道伊良部103号線におきましては、およそ20基程度の道路照明灯の設置工事を行うことで現在実施設計を行っております。今後とも必要とされる箇所については調査を行い、設置に向けて対応してまいります。 ◆新里匠君   ありがとうございました。 ○議長(山里雅彦君)   これで新里匠君の質問は終了しました。 ◆平良敏夫君   自由民主党、平良敏夫です。早速質問していきますけど、市民に分かりやすい質問しますので、どうか皆様方よろしくお願いします。  新型コロナウイルスについてですけど、1番、2番、3番は割愛したいと思います。4番ですけど、現在国の特別定額給付金1人当たり10万円の給付作業をしていると思いますが、進捗状況はということですけど、ちなみにこれまで何回もしているんですけど、昨日現在のパーセントを教えていただければと思っております。 ◎観光商工部長(楚南幸哉君)   国民1人当たり10万円の特別定額給付金についてお答えします。  国が支給する特別定額給付金の6月24日現在の進捗状況についてお答えします。書類審査を経て、これまでに受け付けている世帯の件数は2万7,006件、給付人数は5万3,926人となっております。既に給付金の振込は開始されており、受付済みの各世帯主の口座に振り込まれている総額はこれまでの振込金額を含めて6月30日までに53億9,260万円となり、現時点の給付率は予算総額55億6,000万円に対して97%でございます。世帯割では、4月27日時点の2万8,234世帯に対して96%で、残り1,228世帯となります。人口割では、4月27日時点の5万5,536人に対して97%でございます。残り1,610人となっており、今月の末までには予定されている対象世帯へ給付はおおむね完了するものと事務局では考えております。今後の事務処理は、まだ支給されていない世帯の再調査や書類不備で連絡の取れない世帯へ再度連絡などを行い、申請受付を進めてまいります。対象者である全市民へ100%の給付金支給を目指して取り組んでまいります。 ◆平良敏夫君   私の聞き間違いかどうか分からんけど、6月30日、53億円と話さなかったですか。6月24日の間違いではないですか。違う。じゃ、いいです。大丈夫です。しっかり一人一人に給付金を全てに、誰も漏れないために頑張っていると。大丈夫ですか。聞いていますか。言っていますけど、またそれ一生懸命1人も漏れないように頑張っていると思うんですけど、いろんな人がいるからね。例えばちょっとひどいところではDVの家庭で、DVを受けて隠れている方だとか、連絡取れていない方だとか、そういう方に対してどういう方法で給付するのか、ちょっとそういう問題大丈夫ですか。手短にお願いします。 ◎観光商工部長(楚南幸哉君)   先日もお答えしたんですけど、自分自身で申請が困難な市民の皆様や手助けを要する単身世帯の対象については、関連部署と連絡しながら支給を講じてまいります。 ◆平良敏夫君   やっぱり普通に考えて、全額、全員に給付というのちょっと厳しいところがあるのかなと思いはするんですけど、ただその努力はしてほしいなと思っておりますし、その納付の期限ってありましたよね。何日ですか。 ◎観光商工部長(楚南幸哉君)   特別定額給付金の申請受付の期限は、8月22日消印有効となっております。 ◆平良敏夫君   8月22日、期限があるわけですから、それまでに連絡取れない、そういう方たちには、その時点では給付をやめるのか、どういうふうになるのか、ちょっと教えてください。 ◎観光商工部長(楚南幸哉君)   8月22日までは、職員一同頑張って、一人も残らず給付できるように頑張りたいと思います。 ◆平良敏夫君   すごく頑張っていることは評価するんですけど、私が言っているのはその日までに給付できなかったというのは、そこでもうやめちゃうのか、それとも何か手だてはあるのか、そういうことを聞いているんですけど。 ◎観光商工部長(楚南幸哉君)   特別定額給付金に関しては国が定めた日にちでありますけど、一人残らずという形でありますので、国に相談をしながら、給付期限の延長ができるかどうかちょっとお聞きしたいと思います。 ◆平良敏夫君   誰一人取り残すことなく給付するという、そういう思い持っているわけですから、今から国に相談するどうのこうのってちょっと遅くないかという正直な気持ちです。だから、私言いたいのは、そこでやめちゃうのかなと。給付されなかった方なんかは、もう例えばちょっと応急的に5日までみたいなこと、決まりないのかなと。そこはすごく興味があるところだと思うんですけど、まあもういいです。職員が頑張っているの分かりますよ、本当に。今一生懸命頑張っていると思うよ、残業したり、何しながらね。だけど、やっぱり誰一人として取り残すことのないように頑張ってほしいなと思っておりますので、ぜひぎりぎりまで頑張ってほしいなと思っております。  次に移ります。次、教育行政についてですけど、飛ばしていきます。  次にクリーンセンターについてであります。昨年度の焼却施設の年次点検が行われていなくて、今年度に繰り越して行うことになっていると思いますが、1週間程度焼却作業を止めることになると答弁していましたが、予定は決まりましたか。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   昨年、年次点検が、ごみの残量の問題、それから事業者との日程の調整で実施できませんでした。今年度早いうちにということで予定はしていたんですけども、業者と調整の結果、修理工事が新たに発生したこともありまして、計画として7月1日から7月15日までの期間に行うということで調整を行い、今その日程で実施をするということで最終調整を行っております。 ◆平良敏夫君   前から何回も言っているんですけど、法定検査、年次検査というのはしっかりやらないことには、今回もちょっと補修が多くなっておりますので、ぜひしっかりやってほしいなと思っております。  3番と2番をちょっと入れ替えまして、何か順番的に3番やったほうがよさそうに見えますので、3番から先に質問します。議案第66号、令和2年度宮古島一般会計補正予算(第3号)、4款衛生費、2目塵芥処理費で3,822万5,000円が計上されていますが、内訳は焼却設備耐火物補修工事で2,381万5,000円、焼却灰出設備補修工事で1,441万円と、そういう説明が委員会でありましたけど、まず焼却設備耐火物補修工事のほうから説明してもらえれば。焼却施設のほうですね。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   今回の補正では、2種類の焼却施設の補修工事を計上しております。そのうち、焼却設備の耐火物の補修工事についてでございますが、今回は1号炉、2号炉ともに補修工事を行います。2号炉については、今年1月に2次燃焼室入り口部分耐火材の補修工事を行いましたけれども、その際に燃焼室反対側にも耐火物の劣化が確認されましたので、補修工事を行います。また、1号炉につきましては、2月に行った点検整備の際に2次燃焼室上部の煙道に耐火物の劣化が確認されましたので、その補修工事を行います。 ◆平良敏夫君   この耐火れんがの補修というのは、前回からまだ1か年間たたないうちに落下しているということで、大きな事故というのあったように覚えておりますけど、それと同様の故障なんですか。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   焼却炉につきましては、平成28年の4月から供用開始を行っております。1年未満に耐火材の落下工事が起きたということで、供用開始後間もない事故ということでありましたけども、その当時は、これ業者の判断でございますけれども、炉を造る際には宮古島のごみの質、それを検査いたしまして、大体炉の温度どれくらいが適当であるということで炉の設計を行います。その設計に基づいて炉を造りまして、それで供用開始を行ったわけですけども、その後実際にごみを燃やす段階の中で、白ものという表現を行いますけども、これ単純に言いますとプラスチック類でございますが、プラスチック類が予想以上に多くて、温度が当初の想定よりも上がったということで、供用開始後間もない事故については、想定以上の高温になったのが原因ではないかというふうにメーカー側は判断しているようでございます。2年目は焼却炉の補修はございませんでしたけれども、また3年目以降補修が何回も続いております。これについては、ごみのいろんな量が増えたこととか、補修で炉を止めた部分の遅れを取り戻すために運転をフルに行ったとか、そういういろんな炉に対する負荷が予想以上にかかって劣化が早まって、その劣化負荷、いろんな複合的な部分があってこういう事故が、補修が発生しているというふうなことであるとメーカー側は見ているようでございます。 ◆平良敏夫君   今の説明を聞くと正直な話メーカー側の言い訳にしか聞こえない。例えばごみの質を見て設計したとか、その後で白ものが増えたから想定外だったみたいなこと言ったりしているんですけど、あんな耐火物、例えばこれに100度、200度変わったからって落ちるようなものがあるべきではないと私は思いますよ。例えばあんな微妙の問題じゃない。焼却炉なんて最高温度を想定して造るのが当たり前であって、だから今度の場合もやっぱりいろいろ言っているみたいだけど、ごみの量が増えたとか言っているようですけど、これはちょっとやっぱり問題だと私思うよ。後で質問しますけど、メーカー側のそういう説明に、宮古島にちゃんと対応して、同じような技術を持った、能力を持った人は、後で質問してもいいけど、まずそこでやっておきますけど、いますか、そういう方って。職員に。そういう技術的な問題言われたって、もし役所側が何も分からなかったら向こうの言いなりになるんじゃないかと思うわけよね、当たり前の話で。私聞くから。私少しだけエンジニアですから、分かるわけよ。分かるといったって多分予想だけどね。そんな方は、役所はそのクリーンセンターの中で対応できる方はいますかという話ですけど。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   そういう専門的な技術、知識を持った職員はなかなかいないというのが現状でございます。ただ、そういう部分を補うために、メーカー側だけじゃなくて、同じような施設を持っている県内のほかの市町村あるいは県外の市町村にもいろいろ話を聞きながら、メーカー側の説明、そういうものを確認をしているというところでございます。 ◆平良敏夫君   クリーンセンターの点検報告書等頂いて、点検させてもらっております。ただ、この説明は、この報告書は、向こうはもちろんこういう説明するよね、こっちこんなになっておったから、ちょっと調子が悪かったから次交換してよ、ワイヤーロープは素線切れているから早めに交換してくださいとか、いろいろあると思うんですけど、そういう説明は誰が受けて、誰が確認するんですか、点検、報告書の。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   これクリーンセンター内に担当課、それから担当者がいますので、報告は担当者が受けまして、担当者が確認をするということになります。 ◆平良敏夫君   その担当者話を聞けば内容分かるのかなというさっき言った質問と関連するんですけど、これもいいです。  そして、その上で補修の判断、その点検を受けて補修の判断、指示は誰がするかという話ですけど。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   補修については、メーカー側が点検の結果を報告してきますので、その報告を見ながら課内で判断をしまして、課内でその見積りなどを参考にしながら補正を上げていきますので、そこで調整をして実施するということになります。 ◆平良敏夫君   さっき話したんですけど、メーカー側としっかり話できて、ああ、なるほどねと納得できるような判断ができる人が必要だと思うんですよ。じゃなかったら、質問しますけど、こういうことも全部メーカー任せになっていないですか。変な質問か。例えば修理の判断だったり、報告だったり、修理はあんなにするべきだよ、いついつ修理しようね、こっちの部品は交換しようねと、そういうこともみんな含めてメーカーがやっていないかって話だよ。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   焼却施設を整備したメーカーの点検報告、提案等につきましては、担当のほう、それから担当部署で確認をするわけですけれども、それについては数字的なもの、予算的なものもチェックしながら、またほかの焼却炉の施設を持っている市町村とかにも、必要であれば確認をしながら判断を行っているというところでございます。 ◆平良敏夫君   まだ4年しかなっていないですよね。それで、ちょっとやっぱり私も清掃センター、クリーンセンターと少し見させてもらっているんですけど、幾ら考えても補修、修理が多くないかという気持ちはあります。まだ次ホッパークレーンというところもないんですけど、ホッパークレーンは人的な、技術不足かなと思うところがあるんですけど、今まで言った例えば簡単に4か年の間にその焼却炉、れんがが何か落ちたり、ひびが入ったりということは幾ら考えても、やっぱりちょっといろいろ説明しているよ。白ものが増えて自分らの想定外だったとかいろいろ言っているけど、正直私には言い訳にしか聞こえない。何であんなの一番最高度に合わせるべきであって、ちょっと温度が上がったからってひびが入る、崩れ落ちる、そういうことがあっていいんですか。だから、言いたいことは、もっとメーカー側に強く言える人が必要じゃないかと私は思うの。これからもしっかりと見ていきたいと思うんですけど、やっぱり何やかんや言ったってああいう工場は安全第一でありますので、いつも言っているように。ぜひ少し、ちょっとメーカーとの取り組み方を考えてほしいなとは思っております。  ホッパークレーンのほうも準備はしたんですけど、ただ何か私の意見として、この報告書にごみクレーンの点検の中で。ワイヤーロープの素線切れが見受けられる。巻き上げドラムに著しい乱巻きの跡があります。バケットのつりチェーン部分に著しい破損があると、そういう3点の指摘あるんですけど、これの説明が欲しいんですけど、多分しっかりした説明もらえないと思うからいいですけど、ワイヤーロープの素線切れも、ドラムの乱巻きも、つりチェーンの損傷も、大変危険な事故につながるおそれがあるんですよ。國仲昌二さんが大好きだった労働災害事故でハインリッヒの法則があって、1件の重大な事故の背景には29件の軽微な事故があり、その背景には300件の異常があるという、これがもう何か定番ですから、ずっとどこの災害の、例えばそれ現場でも言われるということでありますので、毎日の点検、毎月の点検、年次点検全く怠ることできないと思っております。  1か所だけ。現在、オペレーターは何名いるかということ。最初のオペレーターからそのまま現在続いていて、オペレーター現在何名いるかということ。技能が絶対必要なんですね、クレーンですから。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   焼却施設の受託管理を行う資格として、クレーンの免許を所持している方がいらっしゃるというのも大きな資格になっております。現在、18名の方が焼却施設での業務に当たっておりますが、このうちクレーンの研修受講者は8名というふうになっております。 ◆平良敏夫君   これ8名みんなクレーンの免許を持っているんですか。私が言いたいのは、クレーンのオペレーターというのすごく技術必要で、乱巻きしたり、素線切れがあったりしたのは、あれ最初にドラムを緩ますぐらいワイヤーロープを踏み込んでいくとそういうことになるわけ。もしかしたら、横にぶつけたら一瞬で無負荷状態になるから、そのときに乱巻きしているかも分かんない。そういうことだから、あのクレーンのオペレーターというのは絶対、粟国恒広議員が一番分かると思うんですけど、本当に技術職なんですよ。だから、8名いるからといって、そうじゃなくて、しっかりとそのクレーンの担当の方には、しっかりさせることによってますます技術が上がりますので、ぜひそのようにやってほしいなと思っております。  時間ないので、次に行きます。次、港湾行政についてですけど、係船料ということで眞榮城徳彦議員も聞いていましたけど、ほかの地区に比べて非常に高くなっているとの指摘がありますが、当局の見解を伺いたいというのは、料金が幾らになっていて、これ分かっているんですけど、聞いていますから。14円ということを聞いています。その料金設定の根拠を説明してください。料金が幾らになっているというのはいいです。この設定の根拠ですね、何で14円になったのかと。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   係船料の14円の決定した根拠について説明いたします。  ご承知のとおり、宮古島ではCIQ施設などを整備しておりまして、多額の財政支出をしておりますと同時に、それに伴って多額の起債を発行いたしました。このため、この起債を20年で償還するために14円と決定しました。このクルーズ船の寄港で係船料を充てるということで、当初は10年でも計画したんでしたけども、10年では係船料の大幅な増加になることから、10年ではクルーズ船に与える影響が大きいのではないかということで20年と設定しまして、それによって14円という数字を、係船料を導き出したということでございます。 ◆平良敏夫君   今までの答弁の中で、起債の償還は6,170万円、年でね。という話がありましたけど、この程度の係船料だったら計算上では8円にしても8,517万円年に入るんですよ。さっきの1億5,000万円、14円で1億5,000万円から計算するとね。8円でもいけるんじゃないかと。平良港の14円は、石垣港の3円、那覇港の4.5円に比べて3倍以上となっています。10万トンクラスのクルーズ船だと、平良港の係船料は140万円となり、石垣港は30万円で、差額は110万円となります。係船料が高過ぎてクルーズ船の寄港が減らないか、そういうことを心配しているんですけど、当局の見解はいかがですか。実際に船会社からそういう意見等あるんですけど。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   確かに係船料を現在よりも11円増額するということでございますけれども、この理由としましては先ほど申し上げたとおり、施設に伴う起債の償還についてしっかりとその償還計画を立てて、返済に充てていこうということでその14円にしました。確かにいろいろ高いのではないのかというような懸念する声もありますが、これに対しましてはやはりしっかりと宮古島の14円に至った実情について船舶代理店などに説明して理解を求めるとともに、宮古島がより行きたいというような、クルーズ船に対して宮古島の魅力アップにも努めていきたいと考えております。 ◆平良敏夫君   私が心配しているのは、多分一生懸命今からそういう繰入れもやるだろうし、やるかとは思うんですけど、そういう値段、こんなに増えちゃったけど、よろしくねという話にしかならないと思うんですけどね、この中で寄港するクルーズ船が少なくならないかということなんですけど、そういうことに関してどう思いますか。減らないと思いますか。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   クルーズ船の寄港回数については、減らないような対策といいますか。しっかりとこの船舶代理店に、先ほども申し上げたんでしたけども、宮古島の実情について説明して理解を求めていくということに努力してまいりたいと思います。 ◆平良敏夫君   やっぱり対策としては、今のところはしっかりとプレゼンテーションして、しっかりと説明する営業以外ないようなことなんですけど、これがうまくいけばなと思っているんですけど、しっかり頑張ってほしいなと思っているんです。  クルーズ船の係船の話をしているんですけど、昨日、おとといでしたか、それどころではないような質問が眞榮城徳彦議員からありまして、ちょっと読みますけど、「起債償還計画大幅見直しか」、宮古毎日新聞です。「新型コロナウイルス感染拡大によるクルーズ船需要の消失で、平良港に整備されているクルーズ船受け入れ施設の起債償還計画に与える影響が懸念される。コロナの収束とクルーズ船再開の見通しが立たず、起債償還の財源となる岸壁を利用する「係船料」が当て込めないためだ。の計画によると、元金償還は2022年度に始まり、利子を含めて年間約6,170万円を17年間にわたって支払わなければならない。年間係船料1億5,000万円が吹き飛べば、償還計画の大幅な見直しを迫られる。」ということを、これ答弁に対することを新聞記事として載っているわけですけど、そのことに対して当局の見解述べられますか、新型コロナウイルス収束とクルーズ船再開の見通しが立たず、償還計画の大幅な見直しを迫られているということに対する。 ◎副市長(長濱政治君)   償還計画は、このクルーズ船の寄港回数が見通せないというところからあります。幸いなことに3か年間元本据置きということになっておりますので、その間にクルーズ船がたくさん来ていただくような方策を取りながら、そしてそれがたくさん来れば来るほど収入が増えるわけですから、その収入を増やしながら、全体的な償還の計画については必要ならば考えたいと思います。 ◆平良敏夫君   今回の新型コロナウイルスの騒動、もうどうしようもなかった、言ってみたら大災害と同じような不可抗力のところあるかなと思っているんですけど、やっぱり新型コロナウイルスの収束とクルーズ船再開の見通しというのは、世界中の新型コロナウイルス騒動が収まらない限り外国のクルーズ船は入らないし、また入れてはいけないということになっているんですけど、クルーズ船受入れの再開がいつになるか全く見通せないと。しかし、ちょっと提案なんですけど、多分考えてもいると思うんですけど、国内のクルーズ船は渡航自粛要請も解除されているし、大丈夫だと思いますので、国内巡りのクルーズ船にどんどんアプローチをかけるべきだと思いますけど、そういう考え方ってされていますか。 ◎副市長(長濱政治君)   平良敏夫議員ご指摘のとおりでございまして、来年のたしか3月か5月頃、国内の大きなクルーズ船が来たいという話はあります。でも、本来は、今年は5月には国内の大きなクルーズ船が来る予定でもございました。しかし、新型コロナウイルスで来れなくなったということで、一応今年は2回ぐらい国内のクルーズ船が来る予定だったんですよ。それが2つ今ちょっと駄目になっていますけども、1つは来年のたしか5月だったかな。その近辺に来たいという話が出ておりますので、その辺の営業はしっかりとかけていきたいと思います。 ◆平良敏夫君   現状を変えろと言われてもなかなかできないところあると思うんですけど、ぜひそういうものをできるだけ、できることを一生懸命やるということが必要だと思っておりますので、宮古島経済かかっておりますので、副市長の肩にかかっていると思う。よろしくお願いします。  次、2番。2番は割愛しますね。  次、道路行政についてということですけど、A―76号線の工事の進捗状況というのは下地勇徳議員も聞いてきましたので、私が聞きたいのは1点だけで、用地買収が1か所できていないと、そういう話していましたけど、その用地買収ができなかった場合、これは今年度中に終わるという話もしていましたし、できなかった場合どうなるの。工事が延びるの、それともほかの何かあるの。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   確かに一部で用地買収がうまく進んでいないところがありまして、どうしても駄目という場合になったらですね、反対側のほうを大きくするとか、そういうような工夫でもって対応しまして、年度内には終了するという計画でございます。 ◆平良敏夫君   用地買収がうまくいかなくても、それなりに対応してちゃんと終わるよという話ですね。  道路行政について、次ですけど、植栽ますの管理はちょっと飛ばします。後でできたらやりますけど。  道路の清掃についてですけど、宮古島は道路の路面の清掃をどのように行っているか、説明してください。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   まず、宮古島が管理する道路は、本数でいきますと1,479路線、総延長は93万9,000メートル余でございまして、現在は沖縄振興特別交付金を活用しまして、作業員8名の3班で観光地アクセス道路の32路線、延長が77キロを清掃しております。このほかにも、作業員6名で市民からの道路雑木などを伐採してほしいというような要望に対応しております。 ◆平良敏夫君   8名で3班で77キロやっていると。だけど、やっていても正直な話きれいになったねというのをよく見かけないですけど、ひとつ宮古島の路面清掃にかける費用は年間幾らになっていますか。ちょっと聞き取りでやったような気がするけど、調べなかったかな。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   特別に路面清掃のみの予算の措置をしていませんで、先ほど申し上げたように各路線の清掃、除去なども含めたそういう予算の確保をしているところでございます。この路面だけの清掃ということではなくてです。木の伐採なども含めた予算確保ということです。 ◆平良敏夫君   8名の3班でやって、何か計算で出そうなもんですけど、100万円なのか、500万円なのか、1,000万円なのかと、そういう話は大まかでよかったんですけど。というのはね、何か右肩上がりで急成長している宮古島の観光客は、2019年には114万人となりました。今年は新型コロナウイルス騒動で大幅減となっていますが、宮古島はこれからも観光をリーディング産業として成長することとなります。そんな中、観光立島を目指す島の道路が汚い。路肩にはごみがたまっているのが現状です。隣の石垣に電話して電話で確認したところ、路面清掃は業者に委託して、道路清掃車を活用して行っていて、今年は770万円で契約しているとのことでした。道路清掃車使ったからといって、そんな多分予算がたくさんかかっているわけじゃないんだけど、8名3班でやる以上の何十倍もできるような気がするんですよね。  質問ですけど、宮古島はこれまで道路清掃車で契約して路面清掃をしたことはありますかということでひとつお願いします。                 (「休憩して」の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時30分)  再開します。                                     (再開=午後2時30分) ◎建設部長(大嶺弘明君)   清掃車における路面清掃については、トライアスロン宮古島大会の時期などで委託して実施しております。 ◆平良敏夫君   業者は、古くなった道路清掃車を買い換えたくても、収益の見通しが立たないので買い換えることができないとのことです。トライアスロン前は、からのボランティア依頼で道路清掃車で路面清掃するんですけど、もちろんボランティアですから、お金が入ることはありません。市民からは、なぜトライアスロン時のように道路をきれいにしないかとの意見も聞きます。  以上を踏まえて質問しますが、宮古島でも予算を立てて道路清掃車で路面清掃すべきだと考えますが、いかがですか。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   確かに年間を通した路面清掃につきましては、現在宮古島内の両端には小石やごみなどが見られまして、環境的には好ましくない路線も見られますので、したがいまして適正な道路環境を維持する上からも年間を通した清掃車による路面清掃については前向きに取り組んでまいりたいと思います。 ◆平良敏夫君   多分今の8名の3班どうのこうのということであっても、予算的にあまり変わらないと思うんです。だけど、清掃できる距離は相当変わるわけですから、その辺もぜひ予算は予算としてスタートしてほしい。これ見ていいか悪いかを考えながら進めていけばいいわけですから、ぜひ頑張ってほしいなと思っておりますんで、よろしくお願いします。  宮古病院北側用水路については、用水路と書いたの下水道のことですので、下水道行政に回しまして、5番は一応飛ばします。  下水道行政について、下水道接続工事の補助についてですけど、昨年の12月定例会で下水道接続促進のための接続費用の補助を質問したところ、下水道接続促進に係る補助金交付要綱の策定に取り組んでいるところだと答弁していましたが、要綱の策定は進んでいるか答弁してください。 ◎上下水道部長(兼島方昭君)   要綱自体の立案はされておりますけども、今年度県との協議によって予算が確保できなかったために、これはこのの中で予算が獲得できたときに要綱として通しましょうという話になっております。 ◆平良敏夫君   来年度は予算確保できるんですか。来年のこと聞くなと言わないで。 ◎上下水道部長(兼島方昭君)   頑張って取り組んでまいりたいと思います。 ◆平良敏夫君   前も言ったんですけど、私は引込線入れるだけで3,000万円かかった覚えがありますから、こういう金額というのはやっぱり出せない世帯たくさんいる。特にお年寄りなんかね。だから、ぜひその上限10万円という話聞いておりましたので、これ宮古島の地下水の問題にも関わることでありますので、ぜひ頑張ってほしいなと思っております。宮古病院北側道路の下水道のことも聞きたいんですけど、先に行きます。  未来創造センターについてですけど、中央公民館劇場での人身事故についてでありますけど、未来創造センター内の中央公民館も2019年8月17日に開館して10か月たっていますが、これまで公民館内劇場での人身事故は何件起こっているのか、答弁よろしくお願いします。 ◎生涯学習部長(下地明君)   中央公民館の多目的大ホールでは、これまでに4人の方が床面の段差により足を踏み外し、捻挫等のけがを受けたとの報告を受けております。そのため、段差のある箇所に張り紙や目立つテープを貼ったり、椅子を置いて注意喚起を促しておりましたが、結果的にけが人が出たことに関しては申し訳なく思います。このような状況を改善するために、段差への転落防止用の柵や舞台階段への手すりを11月に設置し、安全対策を施したところでありますが、今後も市民の声を聞きながら使い勝手のよい施設として改善を図っていきたいと考えております。 ◆平良敏夫君   今説明だと4名という話。市民からあんなもんじゃないよという話も聞いておりますけどね。骨折した方もいらっしゃいますという話も聞いております。何でそんな危険な舞台の下、客席の前方に30センチ低くなった段差があるんですよ。この段差が一番の問題であって、そこでみんな足踏み外しているわけよね。何であのような構造になったのか、ちょっと説明できますか。何でああいう構造になったか。 ◎生涯学習部長(下地明君)   段差がある理由についてお答えいたします。  多目的ホールでは、電動で稼働する稼働観覧席を200席、そして段差の下の部分はオーケストラピットとして単独の椅子を100席設けることが可能です。段差で下げた構造としたのは、それぞれの客席の目線をずらし、舞台が容易にゆったりと観覧できることを考慮した計画のためです。移動観覧席と舞台の間に設置されている段差部のオーケストラピットは多機能で、客席使用以外にも舞台下で吹奏楽演奏のできる場所としての使用等も想定しております。また、舞台との間に距離を取ることでイベントの演出効果を狙う目的もあり、設置しております。 ◆平良敏夫君   ちょっと私が聞いた内容と違うというのは、向こうは都市計画法で第1種中高層住居専用地域であるために集会場はできないと。だけど、集会所としてはできるよと。集会所としては、200平方メートル以下とすること、観客席をね。そういうことで、200平方メートル以上になっているそれ以上のところ、ピットを掘って、そこの上をオーケストラピットとして申請したようなこと聞いたんですけど、そのことでよろしいですか、このことで。 ◎生涯学習部長(下地明君)   平良敏夫議員がおっしゃるとおり、当初の考案では200平方メートル以上を造りたいという考え方を持って取り組んでまいりましたが、第1種中高層住居専用地域ということでそこでは200平方メートル以上はできないというような話があったとは聞いております。そこで、そういう設置の対策としてなるべく大きな面積を確保したいということで、今オーケストラピットも造って、その200平方メートルを超しているという面積になったということは聞いております。 ◆平良敏夫君   本来は大切なことだから設計段階で、これ多分設計段階の後で分かったことで、いろいろ工夫してああいう状況になったと思うんだよね。第1種中高層住居専用地域では200平方メートル以上の集会場はできないと。だけど、収容上、それ以下だったら集会所としてできるというこれもらった資料ですから、本来はそういうのしっかり精査してから設計するべきだと思うんです。造れてるものは仕方ないんですけど、鉄パイプが今交差されているんだよね。ただ、鉄パイプというのは幾ら見ても、私が見てもあんなきれいな劇場に鉄パイプをばん、ばん、ばんと立てて、安全のために鉄パイプ置いてあるよということ自体全然そぐわないし、一番やるべきことはね、あの掘り込まれたピット、あそこをフラットにすることできないかということを質問しますけど。短くお願いします。 ◎教育長(宮國博君)   いえ、これは具体的に答えます。あそこは、今平良敏夫議員がおっしゃる大きな課題を抱えたところなんです。それで、私も非常に危険だなというふうなことずっと言い続けてきたんです。どうするかって話です。台をセットして床をフラットにすると、こういうことでしかもう解決策はないと私は思っているんです。その準備をするように申し渡してありますので、そこの準備ができるまであの周囲の柵、これはぜひ設置させてもらいたい、このように思います。 ◆平良敏夫君   ありがとうございます。フラットにするとほぼ事故なくなります。それで、向こうから落ちて骨折した人もいるということで、前のほうにだけ柵を設けてあるんだけど、去年の11月に柵を設けてあるんだけど、今年の1月30日に舞台に上るときにこっち柵されていないもんだから、そこで足踏み外して捻挫した方もいます。だから、ちょっと片手落ちという感じはする、その柵にしてもね。だけど、本当にさっき言ったんですけど、ぜひ全くそぐわない鉄パイプ取って、フラットにしてもらいたいなと。今話あったように、フラットにするという話でありますんで、ひとつよろしくお願いします。  最後に、2つほど苦言を呈して、と県に対してですけど、私の一般質問を終わりたいと思います。今議会一般質問初日に全国瞬時警報システム、Jアラートの訓練がありましたが、議場ではアラートの警報がありませんでした。マスコミによると、システムに想定外のトラブルがあり、宮古島全域でJアラートの警報と速報はなかったようです。今回は訓練でよかったようなものですが、実際の地震、津波、ミサイルのJアラートがトラブルで住民に知らされなかった場合を考えると恐ろしいものがあります。災害を知らせるJアラートのトラブルは絶対あってはならない。担当職員のみならず、職員全員気を引き締めて当たってください。私たち市議も含めてであります。  もう一つですけど、沖縄県は新型コロナウイルス対策本部会議、本部長が玉城デニー知事でありますけど、それの議事録を作成していなかったと新聞報道にありました。新聞記者が有り得ない、説明責任を果たすべきだに対して、知事の回答で、知事は公文書管理と情報提供については今後しっかりと精査して、必要な範囲で規定を決めていきたい。何言っているかというと、これから公文書条例を考えると言っているわけであります。今回の新型コロナウイルス関連の対策を決める非常に重要なコロナ会議は、公文書条例じゃなかったから作成しなかったと知事は言っていることになります。宮古島はそんなことはないと信じていますが、沖縄県の玉城デニー知事を反面教師として、しっかり学んでほしいと思っております。  まだ時間ありますので、もう一つ、教育長、どっかでやっているんですけど、学校によって決定事項がまちまちだという話がありますので、こんな配布がまちまちだったわけよ。それ何でそうなったかと。  それともう一つ、それの線引きってどこでされているのということをひとつご答弁よろしくお願いします。 ◎教育長(宮國博君)   平良敏夫議員、その点なんですけどね、これは市民に誤解があっちゃ大変いけませんので、こっちも詳しくお答えします。  新型コロナウイルスで学校休業にするとき、これは4月7日が始業式になりますね。その場合の始業式から学校休業に入りますという状況がございましたね。その前から既に休んでいるんですけれどもね、休業に入っているんですけども、教科書配布についてはその前に学校長会を持ちました。その中で、これは学校の状況というのは、数の多い学校もあれば、非常に少ない学校もありますから、学校長としての判断でぜひ子供たちへの教科書配布は進めるようにという形でございました。 ○議長(山里雅彦君)   時間です。 ◎教育長(宮國博君)   ところが、その学校の判断によっては教科書というのはもともと自分で家で勉強するために作られているもんじゃないんです。あくまでも先生方の指導を受けながら使う教科書ですので…… ○議長(山里雅彦君)   教育長、時間です。 ◎教育長(宮國博君)   いやいや、誤解がありますから、時間ありますけど、説明させてください。学校長の判断で教科書を配布する前に教科書に対するガイダンスを済ませてから配布しようと考えた学校長もいるわけです。そうすると、多少1日、2日のずれはあったということと、さらに新型コロナウイルスで再休業しなきゃならないという行為を、極めて緊迫した状態の中でございましたので…… ○議長(山里雅彦君)   教育長、時間であります。 ◎教育長(宮國博君)   これを学校によって配らなかったとか、配るとか、そういうふうな差で比較することは適当ではないと思っております。 ◆平良敏夫君   議長、30秒だけ。 ○議長(山里雅彦君)   いやいや。 ◆平良敏夫君   何で。これね、言われっ放し嫌だよ、私。 ○議長(山里雅彦君)   これルールですから。 ◆平良敏夫君   分かりました。じゃ、意見違うんですけど、また後で質問したいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(山里雅彦君)   これで平良敏夫君の質問は終了しました。 ◆棚原芳樹君   6月定例会一般質問も最後となりました。最後となりますと似たような質問も多々ありますので、角度を変えながら、割愛などもしながら一般質問をしていきますので、当局の皆様方の誠意あるご答弁をよろしくお願いいたします。  まず、市長の政治姿勢についてでございます。過疎地域自立促進特別措置法の期限到来による制度の見直しについて、平成17年の10月に、旧平良、旧城辺町、旧伊良部町、旧下地町、旧上野村の合併により宮古島が誕生し、過疎地域の要件には該当しないものの、いわゆるみなし過疎として過疎地域自立促進特別法の適用を受けています。しかしながら、令和3年3月には同法が期限を迎え、現在国のほうでは制度の見直しが検討されていると聞いております。市町村合併から、過疎地域であった旧町村部においては、市街地周辺部への人口の移動により、過疎化の問題は依然として解決しておりません。過疎地域自立促進特別措置法は、地域の自立促進を図り、もって地域の福祉の向上、雇用の拡大、地域格差の是正及び美しい風格ある国土の形成に寄与することを目的に制定されておりますが、本市の現状を見ますといまだ道半ばであると考えます。  そこで、新たな過疎対策法においても、現行法第33条の規定による市町村の廃置分合等があった場合の特例の継続を国に対しとしても強力に働きかけていくべきことだと思いますが、の考えをお聞かせください。 ◎企画政策部長(友利克君)   過疎地域自立促進特別措置法の制度の見直しについてでございます。棚原芳樹議員ご指摘のとおり、現在みなし過疎の指定を受けているところでございます。期限が来年3月末をもって終了するということで、これまでも関係機関に積極的な継続の要請を続けてきたところでございます。今現在の状況について、答弁をさせていただきます。自由民主党の政務調査会過疎対策特別委員会の中で、新たな過疎法の制定に当たっては人口減少が著しい地域で過疎対策事業が実施されることを基本とする必要があると。そのため、合併市町村に対するみなし過疎の特例は、設けることの是非を含めて検討するとの考えを示されております。まだ継続するか否かが決まっていないという状況でございます。  もう一つ、重要なことがございまして、過疎地域指定の要件の一つである人口の減少率の基準について、現行法では昭和35年が基準になっております。新法では、昭和50年もしくは昭和55年への変更を検討がされております。それに照らし合わせますと、合併市町村の区域のうち当該市町村の合併が行われた日の前日において、過疎地域であった区域を過疎地域とみなすいわゆる一部過疎についても、本市の場合、下地地区、上野地区は対象から外れ、城辺地区、伊良部地区のみが対象となるという状況になっております。いずれにしましても、現在議論中でございます。今、自由民主党政務調査会の中で議論が進められている状況からしますと、宮古島だけではなく、県内18の過疎市町村のうち、昭和50年を基準としますと6市町村が該当、昭和55年を基準としますと4市町村のみが該当するという大変厳しい状況になっております。このように過疎対策特別委員会で議論されている新たな過疎法に照らし合わせると、県内多くの過疎指定団体が大きな影響を受けてしまう。そのため、今後も引き続き県内過疎団体などと連携をしながら制度の継続を強く要請してまいりたいと考えております。 ◆棚原芳樹君   ぜひこの過疎法を継続していけるように、各市町村とも取り組んで、政府自民党にも強く要請をしてもらいたいと思っております。  次に、平良港のさらなる機能拡充に向けた支援について。平良港は、昭和47年、重要港湾に指定され、宮古圏域の物流の起点として重要な役割を果たしています。その中、荷さばき地の不足や荷役の効率化、大規模地震時の緊急輸送の確保が喫緊の課題となっております。その課題を解決すべく、平成24年度から平良港漲水地区複合一貫輸送ターミナル改良事業が進められ、平成29年12月には耐震強化岸壁、埠頭用地等の暫定供用を開始したところでありますが、残り145メートルの岸壁延長、南防波堤の撤去等についても早急に進めていく必要があります。また、平成29年7月には、官民連携による国際クルーズ拠点形成港湾に指定され、現在国際クルーズ拠点港としての運用開始に向け、取り組んでいます。今後は、22万トン級の大型クルーズ船の寄港にも対応した岸壁の整備の必要性も高まっており、平成30年11月には港湾計画の一部を変更しております。つきましては、平良港のさらなる機能の強化に向け、引き続き国に対し働きかける必要があると考えますが、はどのように対処するのか、お伺いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   平良港は、棚原芳樹議員ご質問のとおり、宮古群島を背後圏とする物流、人流の拠点としまして、さらに海洋性レクリエーションの拠点としまして重要な役割を果たしております。平成29年7月には、国土交通大臣より、官民連携による国際クルーズ拠点を形成する港湾に指定され、14万トン級のクルーズ船が接岸可能となる専用バースに整備されております。さらには、平成30年の港湾計画の変更により、引き続き22万トン級のクルーズ船が接岸できる岸壁整備拡充を予定しているほか、クルーズ船用岸壁及び港湾道路の完成に関連して、陸域側には現在においてクルーズ船旅客受入施設を整備しており、今年7月末頃の完成を予定しております。今後は、宮古圏域の地域経済や住民生活の安定、向上に貢献するとともに、物流、交流、環境、安全と多岐にわたる役割を担う港湾を実現するため、港湾計画の改定を行いながら平良港の機能強化を一層図ってまいります。 ◆棚原芳樹君   ありがとうございます。新型コロナウイルス禍の中ではありますが、やっぱりしっかりとして整備して、新型コロナウイルスがまた終息した後に世界から、また全国からクルーズ船のお客さんが来れるように、整備をよろしくお願いします。  次に、宮古島の児童生徒の選手派遣の支援について。宮古島は、地区の対応として県大会や全国大会へ出場する児童生徒に対して、保護者負担の軽減と公平な教育機会の享受を目的に、一括交付金を活用し、航空運賃の半額助成しており、保護者の皆様は喜んでおります。離島という地理的な要因からくる交通、生活コストの負担増によって、児童生徒らの教育を受ける機会が損なわれないよう、教育諸活動に参加する際の移動経費の支援に取り組むことは、沖縄県の沖縄21世紀ビジョン基本計画にも掲げられております。現在は、日本中学校体育連盟や全国高等学校体育連盟主催の大会へは、地区の中学校体育連盟などから一定額の補助はあるものの、それ以外の団体が主催する大会や小学校児童が参加する大会への支援は一括交付金を活用した本市の支援事業となっております。一括交付金の制度があと2年で期限を迎え、その後継続できるかどうか不透明な状況にあります。そのため、一括交付金の制度終了後も将来にわたって離島に住む全ての児童生徒の支援ができるよう国や県に対して強く求めるべきだと考えますが、並びに市長はどのように対処するつもりか、お聞かせください。 ◎教育部長(上地昭人君)   国、県に求めるのはまた教育長が改めて答えるとして、私は現状のほうをまずお答えします。本市におきましては、宮古島市立学校のスポーツ、文化活動の振興のため、対象行事、試合などへの派遣を奨励すると同時に、参加する児童生徒の派遣に係る費用の保護者負担軽減を目的に、市立学校に在籍し、スポーツ活動行事、または文化活動行事を通して上位大会に派遣される児童生徒を対象に支援をしております。内容といたしましては、派遣に係る航空運賃につきまして、県内派遣で5割、県外派遣で7割の補助、楽器輸送費については5万円を上限に補助をしております。直近の派遣費補助の実績としましては、平成29年度は1,950名、平成30年度は1,986名、令和元年度は2,172名となっております。今年度は、新型コロナウイルス感染防止拡大の観点から各地域において各種大会が延期または中止となっており、島外への派遣費の助成は現在行っておりませんが、状況が改善され次第大会等が持たれましたら、これまで同様に派遣費の補助をしていきたいと思います。一括交付金の期限が切れまして、今後の状況を国に働きかけていくというのは教育長のほうからまた答弁するということですので、よろしくお願いします。                 (議員の声あり) ○議長(山里雅彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時02分)  再開します。                                     (再開=午後3時03分) ◎教育長(宮國博君)   これは我々選手派遣についても、その他の経費についても、私ども計画をし、そして要求事項として市長部局のほうに届けるわけなんです。ですから、もうお金に関してはぜひお願いしたいというふうなのが、これもう教育委員会の立場なんですね。そういう意味では、一括交付金の話、今教育部長は分を超えて説明していますけど、一括交付金があろうが、なかろうが、この子供たちのそういう教育環境の整備については、恐らく市長としてはしっかりと支えていこうと、こういう姿勢を私どもに示してくれるだろうと思うわけでございます。ですから、棚原芳樹議員が幸い質問していただきましたので、市長としては恐らく予算については私に任せと、こういうところになるんじゃないかと思います。事実ですね、下地敏彦が市長になってからが、生徒の派遣費なり、それから補助なりは、これはもう相当量増えているということ、事実だけは、教育行政をあずかっている私としてはきちっと議会の皆さんには話をしておきたいと思います。大丈夫だろうと思います。 ◆棚原芳樹君   教育長の答弁に対して、市長も何か一言。市民の皆さんは不安がっていると思いますから、大丈夫というぐらいの一言が欲しいと思いますけど、よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   まさか私にまで振られるとは思いませんでしたけれども、今私どもはやっぱり一括交付金の継続というものを県や国に対して要請をしております。県に対しては、沖縄振興拡大会議を通して、全市町村がこの一括交付金はぜひ延長すべきだという話をしていますし、県も一括交付金についてはぜひ強く国に要請をしたいというふうにお話をしております。また、私どものチーム沖縄のメンバーも、自民党に対してぜひこれらを全市町村がやってほしいという強い要望がありますから、これだけは継続してほしいということを言い続けているところであります。この継続に向けてまた一生懸命努めてまいります。 ◆棚原芳樹君   教育長、市長、教育部長、ありがとうございました。やはりこの制度がないと、この離島のハンディをしょって我々子や孫が行くわけでありますから、しっかりとした制度の継続を要請して次に行きたいと思います。  次に、下地島に独自でのサトウキビ優良種苗増殖施設の早期整備について。県は、下地島土地利用基本計画において、下地島の農業的利用については周辺の土地利用と整合を勘案しつつ、農業の基盤整備と併せて担い手の育成までを含めた農業経営を展開し、宮古島型の新しい農業生産拠点の形成を図るとしております。これを受け、宮古島では下地島農業基本計画をつくったりしております。その中で、下地島空港周辺用地の有効活用を促進し、農業の振興及び地域の活性化を図ることとしています。サトウキビ生産は島の重要産業であることから、特に優良な種苗の確保が必要不可欠であります。下地島地区の基盤整備を契機に、受益地から独自の優良種苗増殖施設を整備し、サトウキビ生産の増産に取り組むべきと考えますが、の考えはどうか、お伺いいたします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   サトウキビ優良種苗生産については、現在サトウキビ優良種苗安定確保事業を県より委託を受け、優良農家を選定し、実施しているところであります。しかしながら、圃場条件等にばらつきがあることから、均一な種苗確保が厳しい状況にあります。このことから、では独自の優良種苗増殖施設を整備し、健全な種苗を生産することでサトウキビの増産体制を整え、生産農家の所得向上を図りたいと考えております。そのためには約20ヘクタールのまとまった農地の確保が必要でありますが、下地島農用地ゾーンでの下地島地区農地基盤整備事業の整備の完了後、速やかに実施する方向で検討しております。 ◆棚原芳樹君   ぜひこの優良種苗施設の早めの建設をして、サトウキビ農家が意欲を持って増産をして、また笑顔で農業に取り組めるようによろしくお願いいたします。  次に、宮古空港横断トンネル整備について。現在、宮古空港の利用者数は、観光需要の増加を背景に、平成30年旅客利用者実績は過去最高の180万人余となるなど、年々増加しています。空港東側のスポーツ観光交流拠点施設は各種のイベント等で活用されており、隣接地にはサンエーが店舗の建設を予定しております。また、千代田地区においては陸上自衛隊駐屯地の建設が進んでおり、空港西側には2021年1月、市役所総合庁舎の開庁を迎えるなど、宮古空港周辺一帯においては今後も人流、物流の増大が予想され、これに対応するアクセス道路の整備が課題となっていると考えられます。横断トンネルの早期実現に向け、平成28年11月に整備促進期成会が発足し、沖縄県への要請活動を実現するなど、その必要性は多くの市民が感じているところです。つきましては、交通ネットワークの機能向上に向け、宮古空港横断トンネルの早期整備の取組を図る必要があり、市民ぐるみで取り組んでいかなければ実現は困難と思われます。伊良部架橋の経験からしますと、やはり沖縄県に対し粘り強く要請を続けるべきだと考えますが、の考え方はどうか、お伺いいたします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   宮古空港横断トンネル整備につきましては、整備期成促進会を設立するなど、あらゆる機会を捉えて、県への要請を重ねているところでありますが、沖縄県の回答は平良城辺線及び高野西里線などの4車線道路の利用状況を踏まえ、道路ネットワークとしての必要性や航空機の安全運行への影響、技術的課題、費用対効果など解決すべき課題が多いことから、今後の検討課題とするとのことでございます。しかしながら、といたしましては、総合庁舎が建設中であることや大型商業施設が近々着工することなど、社会状況が大きく変化していることから、新たな道路ネットワークを構築するためにも喫緊の課題であると認識しておりまして、県に対し今後も継続して要請をしてまいる考えでございます。 ◆棚原芳樹君   サンエーがやはり空港東側に建てられますと、大きなまちの変化があろうかなと思われますし、また伊良部架橋も要請活動は四十数年にわたってやっと着工できたという、40年以上かかって着工まで来たわけでありますから、5年、10年ではできなくても、やはり粘り強く要請の活動をしていけば大きなこの宮古島の変化にも鑑みてまたやってもらえると思いますので、これから粘り強くこの要請活動を続けてくださいますように、よろしくお願いをいたします。  次に、下地島空港における実機飛行訓練の促進と空港運用時間の拡大について。下地島空港は、昭和54年に国内航空会社のパイロット養成の拠点空港として整備され、3,000メートルの滑走路があり、東アジアの中心に位置する地理的優位性から、同空港の訓練飛行場としての役割は再評価されています。近年、LCCの普及に伴い、世界の航空需要は大幅に増加し、新たなパイロットの養成が必要となっています。そのことから、引き続き訓練飛行場としての利用の可能性は大きいと考えます。ついては、下地島空港における操縦練習使用料の減額等を行うことで実機飛行訓練のさらなる促進につながるのではないでしょうか。また、下地島空港には、国内定期路線としてジェットスター・ジャパン社による下地島成田線、現在はやっておりませんが、下地島大阪関西線が就航し、令和元年7月には宮古圏域初の国際定期路線となる香港エクスプレス社による下地島香港線の就航、韓国や台湾とのチャーター便就航など、宮古島の新たな空の玄関口として多くの観光客を受け入れています。国際線の誘致に際しては、就航との時差や就航時間が長くなることから、現在の短い運用時間では就航路線が限定される状況にあります。世界水準のリゾート地として高いポテンシャルを持つ下地島空港への国際空港路線の就航は、宮古島のリーディング産業である観光産業の振興発展に重要な役割を果たすものであり、同空港の運用時間を拡大することは必要だと考えており、はその要請活動を官民一緒に進めるべきだと思いますが、の考えをお伺いします。 ◎企画政策部長(友利克君)   下地島空港における実機訓練の促進と運用時間の拡大についてです。下地島空港はパイロット養成の拠点空港として活用されてきており、近年では香港のキャセイパシフィック航空、国内のソラシドエア、エアドゥなどの航空会社が実機訓練を実施するなど、訓練空港としての重要性が見直されております。一方で、沖縄県空港の設置及び管理に関する条例及び規則では、下地島空港において訓練機がタッチアンドゴーを実施する場合、その回数に応じて操縦練習使用料を納めることと規定されております。これによりますと、訓練費用の負担が大きくなるという課題が生じます。また、下地島空港の運用時間は、宮古空港や新石垣空港が8時から21時までとされているのに対し、下地島空港は8時から19時30分までと短くなっております。これが国際線あるいは国内線の誘致促進に影響を及ぼしているところでございます。このような状況を踏まえまして、としましてはこれまで操縦練習使用料の軽減、運用時間の拡大について県知事に要請をしてきたところでございます。本市の振興、発展に下地島空港の有効活用は重要なものであります。今後も引き続き関係機関と連携して県への要請を積極的に続けてまいりたいと考えております。
    ◆棚原芳樹君   全世界でコロナ禍ではありますが、新型コロナウイルスが収束すると下地島空港の利用が大きく増してくると思っておりますので、どうぞ県に対する要請活動は続けていってください。  次に、トゥリバーリゾート開発についてでございますが、元平良市長、下地米一氏時代に、宮古島に第2のハワイをつくるということでトゥリバーリゾート開発がスタートしました。多くの宮古島市民が宮古島観光発展のためになるであろうと大きく期待を寄せているトゥリバーリゾート開発の現在の進捗状況をお聞かせください。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   三菱地所へ確認しましたところ、現在は地上8階、延べ床面積2万8,000平方メートル、客室数329室、共用施設としてレストラン、バー、ミーティングルーム、ボールルーム、プールなどの2020年度内着工を目指して設計を行っているとのことでございます。 ◆棚原芳樹君   ぜひコロナ禍ではありますが、三菱地所にはこの宮古島の観光のさらなる発展にはどうしても必要な場所だと思っておりますので、頑張ってもらいますようにお願いをいたします。  次に、砂山リゾート開発の現在の進捗状況についてお伺いいたします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   砂山リゾート開発につきましては、平成4年に沖縄県知事より都市計画法第29条第1項に基づく開発行為の許可を得ております。その後、事業者における地位承継や開発区域などについて変更許可を受け、事業は進んでおります。現在、事業者は6つの工区に分けて実施するとし、現在区域の北東側、第6エリアにおいて令和元年7月に着手届が提出され、造成工事が実施されております。 ◆棚原芳樹君   トゥリバーリゾート開発と砂山リゾート開発は、宮古島観光に大きなインパクトを与えるものと島民も期待しておりますので、速やかな実施をよろしくお願いいたします。  次に、伊良部地区観光地総合整備事業について、現在の状況と今後の計画についてお聞かせください。 ◎観光商工部長(楚南幸哉君)   伊良部地区観光地総合計画は、伊良部地区の観光をより発展させるために、具体的かつ実効性のあるコンセプト、施策を示すことを目的に、平成27年度に策定されました。は、同計画を基に伊良部地区の観光地整備を実施しております。今後は、同計画の実施については、宮古島観光推進協議会などで議論してまいります。 ◆棚原芳樹君   伊良部地区の観光地の周辺整備は、今本当に大事だと思っておりますので、早急な整備をよろしくお願いします。  次に、伊良部屋外運動場整備事業の現在の進捗状況と今後についてお聞かせください。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   伊良部屋外運動場整備工事は、令和2年2月に現場着工し、現在5月末の進捗率は、メインスタジアム建築で19.46%、スポーツ交流棟で22.97%、外構工事で10.47%で、予定どおり進捗しております。今後の計画としましては、今年度で室内練習場、投球練習場、サブグラウンドの実施設計を行い、令和3年度で投球練習場の整備を行い、室内練習場は令和3年度から令和4年度まで整備を行います。なお、サブグランドにつきましては、令和4年度で整備を行う予定です。全体施設の供用開始を令和5年4月を予定しております。 ◆棚原芳樹君   この野球場は、メインのスタジアムが完成した後、プロ野球の誘致とか社会人野球、大学野球のキャンプ誘致、そのほかこけら落としの準備とか、そういうのも今から誘致活動をしていかないといけないと思いますが、この辺はどういうふうにしておりますか。 ◎副市長(長濱政治君)   棚原芳樹議員のおっしゃるとおりでございまして、完成してからでは間に合わないということで、プロ仕様の球場を目指しておりますので、できるだけこういった球場を今造っているよというアピールを今やっている最中でございまして、今新型コロナウイルスでちょっと動けないという状況なんですけども、そういうことをやりながら、特に大学とか高校野球のキャンプにつきましては、例年、毎年断っている状況がたくさんございます。それから、去年ですかね、去年は韓国の高校生が1か月ぐらい来ておりました。そういうことなどを考えますと、今の宮古島にある球場よりも、もっといいプロ仕様になりますので、いろんなところから引き合いが出てきているというところでございます。 ◆棚原芳樹君   ぜひオリックス時代、やっぱりプロの野球選手の練習とか試合を見て、大変少年野球が大きな夢を持っていたと思っておりますので、ぜひプロ野球のチームが伊良部島の野球場に来るように、もっともっと要請活動を続けてもらいたいと思っております。ありがとうございました。  次に、下地島空港南側の通行止めになっている場所での駐車場の整備と展望台設置でございますが、駐車場はもう整備されているそうです。私も五、六回質問しておりますが、駐車場の整備はできているということでございます。やはり青の洞窟を見るために観光客が押し寄せております。そこでお伺いしますが、駐車場南側辺りに展望台を建設して、子供やお年寄り、障害者の方にもスロープを設置して見渡せるような展望台の建設はできないものか、お伺いします。 ◎観光商工部長(楚南幸哉君)   観光地として人気の高い場所であるため、下地島空港南側の駐車場を昨年、大型バス5台分、乗用車20台分の駐車場を整備しました。現在は、棚原芳樹議員がおっしゃるように展望台の設置ということでありますけど、展望台の設置については現在考えておりません。 ◆棚原芳樹君   観光商工部長、現在考えていないということでございます。しかし、私はあの南側に2階建てないしは3階建ての展望台ができれば多くの観光客が押し寄せてくるもんだと思っておりますし、ぜひあそこは展望台ができるともう2階に上がって眺めているだけで内地から来た観光客は幸せを感じるそうでございます。私はすばらしい観光地になるもんだと期待をしておりますので、どうぞ、市長、ぜひ検討してくれるようにお願いを申し上げます。  引き続き、下地島周辺残地の利活用について。下地島周辺残地の利活用によって、宮古島の観光と将来が大きな発展を目指すものと大きく期待をしております。そこでお伺いしますが、現在下地島周辺残地の利活用計画についてお聞かせください。 ◎企画政策部長(友利克君)   下地島周辺用地の利活用計画の状況についてでございます。平成30年3月、もう2年もたちました。5つの事業が県の下地島利活用候補事業として選定をされておるわけでございますけども、現状としましてはなかなか基本合意の締結にまだ至っていないという状況でございます。そういうこともありまして、今年の3月には副市長が県を直接訪ねまして、進捗の状況でありますとか今後の下地島利活用の展望などについて意見交換をしてきたところでございます。なかなか進展のないところでございますけども、現状としましては第2期の公募事業の進捗状況を注視しながら沖縄県と連携をして下地島の有効活用というものをしっかりと取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。 ◆棚原芳樹君   下地島周辺の観光ゾーンとか、これが本当に利活用が始まれば、宮古島観光に大きく寄与するもんだと期待をしております。なかなか県が決まらないような感じでですね、伊良部島の方々もいつやるのかとよくおっしゃいますので、ぜひ県との調整を早めにお願いして、早めな着工ができるようにお願いします。  次に、下地島残地の85ヘクタールの農業的利用ゾーンについて、現在の進捗状況をお聞かせください。 ◎農林水産部長(松原清光君)   下地島農業的利用ゾーンの整備については、県、市町村会主催の離島過疎地域振興に関する要望や沖縄振興拡大会議への要望、美ぎ島美しゃ市町村会などで沖縄県に強く要望しているところであります。また、沖縄県と本市で計画する宮古島農業農村整備事業管理計画では、令和4年度の新規地区としての計画をしているところであります。今後は、事業の早期導入、早期整備に向けて、関係機関と調整を図ってまいりたいと考えています。 ◆棚原芳樹君   小作している方々も、早くやってほしいという思いと、またいつやるのかという少し不安もなされておりますので、ぜひ農業的利用ゾーンの計画を伊良部島の小作している方々にもお伝えしてほしいなと。何年度にどういうふうにスタートするとか、お願いしたいと思います。  次に、県営公園の進捗状況と今後の計画でございますが、多くの議員も質問しておりますので、割愛したいと思います。  次に、総合庁舎周辺国有地払下げについてでございますが、空港東側にも国有地はありますが、やはり総合庁舎が来年1月に移転してくるということを考えたときに、宮古空港西側国有地は小作地主に払下げしたほうがいいと思いますが、の考えをお伺いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   現在では、総合庁舎建設後の新庁舎周辺地区のまちづくり構想を策定しているところであり、今後は本構想の目指す姿を実現するために、より具体的な方策を検討していくこととなりますが、周辺国有地の具体的な利活用法につきましては、と国の関係機関で組織する宮古島地域づくり連絡協議会において検討していくことになります。 ◆棚原芳樹君   どういうふうな検討と計画なされていくかは分かりませんが、区画整理事業なども考えながら、そのままでいるとまちづくりの大きな障害になろうかと思われますので、早急な対策をよろしくお願いします。  次に、道路行政についてお伺いします。松が原ゴルフ場の東側道路整備計画についてでございますが、私は何回か質問をしてきております。総合庁舎が来年1月に移転することが決まっております。そこでお伺いしますが、総合庁舎が移転すると市内や久松や下地地区方面から庁舎へのアクセス道路として大変重要な路線になると思いますが、現在の道路整備計画はどうなっておりますか、お伺いをいたします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   ご質問の道路は市道A―56号線で、起点は市道B―54号線、大成建設コンサルタント前交差点から、終点が国道390号線、松が原ゴルフ場交差点までの延長1,630メートルの道路でございます。整備計画ですが、同路線の工事は今年度に事業採択されておりまして、令和2年度から令和6年度までの事業工期で整備を実施してまいります。今後のスケジュールとしましては、今年度に実施設計を行い、令和3年度から用地購入を行いながら順次工事に着手してまいります。 ◆棚原芳樹君   道路が建設されますと、本当に重要な総合庁舎へ向かう久松や下地の方々からは重要な道路になると期待をしております。ありがとうございます。  次に、宮古島総合庁舎建設に伴う周辺道路整備計画はないか。近くの富名腰や越原地区は、大変狭い生活道路になっております。そこでお伺いしますが、総合庁舎建設に伴う周辺道路整備計画はあるのかお伺いをいたします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   現在で取り組んでおります新庁舎周辺地区のまちづくり構想の策定後におきまして、より具体的な方策を検討していくこととなりますが、このまちづくり構想の中で道路や公園などの公共施設の新設、または変更、さらには上下水道など土地の利用促進のため、必要な事業については調査検討していく予定となっております。 ◆棚原芳樹君   ぜひ早めの検討をお願いしたいと思います。  次に、久松中学校北側の県道から宮古総合開発南側に抜ける道路整備について、私は何回か質問をしておりますが、近年宮古総合開発北側周辺の住宅地の建設が盛んに行われております。久松小学校、中学校の生徒たちの通学路として整備してほしいとの声が多く寄せられております。そこでお伺いしますが、久松中学校北側から宮古総合開発南側に抜ける道路整備計画についてお伺いいたします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   ご質問の道路は、市道久貝19―2号線でございます。では現在、ご承知のとおり計画的なまちづくりを目指して都市計画マスタープランの変更作業を進めており、その中で棚原芳樹議員がご質問しております道路当該地区における用途地域の検討も行うこととなっております。このため、本道路整備につきましては都市計画マスタープランの変更作業の状況を見据えながら事業採択については検討してまいります。 ◆棚原芳樹君   宮古総合開発北側辺りを見て分かるように、住宅地がもう毎年何十件と建ってきております。それで、小学生、中学生はこの国道390号線を大きく渡って、遠回りをして学校に行っているのが状況であります。ぜひ早めの建設着工をお願いしたいと思います。  次に、伊良部長浜地区の南スーパーから佐和田の浜に抜ける市道の整備について。近年、伊良部大橋開通により、観光客の大幅な増加があり、歩道のない佐和田地区では交通安全面で大きな危険性が生じております。そこでお伺いしますが、市民の安心、安全のためにも歩道設置ができないものか、お伺いします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   伊良部島では、伊良部大橋の開通後島内の交通量が増加しており、棚原芳樹議員ご質問の本路線の整備についての必要性については認識しておりますが、現時点での整備計画をありません。しかしながら、現在実施している道路事業後の進捗状況を見据えて検討してまいります。また、県道での整備につきましては、県に問い合わせたところ、沖縄県の道路網計画において本路線の県道への編入計画は現在のところはありませんが、今後の道路網計画の見直し状況を見ながら県道での整備についても検討するとのことでございます。 ◆棚原芳樹君   伊良部、仲地、国仲、長浜の各地区までは、歩道設置のある道路がみんなあるんですけど、佐和田地区だけこの歩道設置がなされている道路がないんですよ。ですから、観光客が増えるにつれて大変危険な道路になっておりますので、ぜひ早めの着工をお願いしたいと思います。  それから、伊良部大橋入り口から長山港への道路整備について、多くの市民の皆様方はもとより、観光客の増加に伴い、早めの道路整備が求められております。現在の道路整備計画の進捗状況についてお伺いいたします。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   県道平良下地島空港線について県に問い合わせたところ、現在伊良部大橋の取付け部から伊良部字佐和田の下地島空港までの7.7キロメートルについて、平成25年度から事業に着手しており、令和元年度末の進捗率は事業費ベースで76%とのことです。今年度は、長山港付近の不良箇所のバイパス工事に着手するとのことでございます。 ◆棚原芳樹君   次の大原線、大道線は割愛いたします。  次に、私も何回か質問しておりますが、総合庁舎建設に伴い、株式会社南九州沖縄クボタ宮古営業所より富士パンに抜ける道路、整理計画についてお聞かせください。 ◎建設部長(大嶺弘明君)   ご質問の道路は、越原3号線、それから越原12号線、越原13号線の市道3路線を通る道路でございます。当該道路は幅員が4メートル未満と狭く、車両のすれ違いに支障がある状況にあり、最近は交通量の増加も見られます。なお、現時点での整備計画はありませんが、新総合庁舎周辺のまちづくりや道路整備計画、それから現在実施している道路事業を見据えながら本路線の整備については対応してまいります。 ◆棚原芳樹君   ぜひ整備計画をしてくださいますようにお願いいたします。  福祉行政については、多くの議員の皆様方も質問しておりますので、割愛をいたします。  最後になりましたが、世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスでありますが、罹患された方々には心よりお見舞い申し上げますとともに、そんな中でも第一線で自らの命も顧みず新型コロナウイルスと闘っている医療現場従事者の皆様方お一人お一人に敬意と感謝を申し上げるとともに、日本全国の新型コロナウイルスによって多大な被害を被った各種事業者の皆様方にお見舞い申し上げます。今後、第2波、第3波の拡大が懸念されております。この新型コロナウイルス戦争に負けずに、全国民、全宮古島市民の皆さんが一丸となって新型コロナウイルスに勝利することを心から願って私の6月定例会の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(山里雅彦君)   これで棚原芳樹君の質問は終了しました。  これをもちまして一般質問を終わります。  これで本日の日程は全部終了しました。  よって、本日の会議はこれにて散会します。                                     (散会=午後3時50分)...