宮古島市議会 > 2019-03-20 >
03月20日-06号

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  1. 宮古島市議会 2019-03-20
    03月20日-06号


    取得元: 宮古島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-28
    平成31年  3月 定例会(第2回)          平成31年第2回宮古島市議会定例会(3月)議事日程第6号                           平成31年3月20日(水)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            平成31年第2回宮古島市議会定例会(3月)会議録 平成31年3月20日(水)                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(22名)                          (延会=午後3時48分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(19番)  佐久本 洋 介 君  議   員(11番)  高 吉 幸 光 君 ┃┃ 副 議 長(17〃)  上 地 廣 敏 〃    〃  (12〃)  國 仲 昌 二 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  新 里   匠 〃    〃  (13〃)  友 利 光 徳 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  平   百合香 〃    〃  (14〃)  上 里   樹 〃 ┃┃   〃  (3 〃)  仲 里 タカ子 〃    〃  (15〃)  下 地 勇 徳 〃 ┃┃   〃  (4 〃)  島 尻   誠 〃    〃  (16〃)  粟 国 恒 広 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  平 良 和 彦 〃                        ┃┃   〃  (6 〃)  下 地 信 広 〃    〃  (20〃)  山 里 雅 彦 〃 ┃┃   〃  (7 〃)    欠   員 〃    〃  (21〃)  棚 原 芳 樹 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  我如古 三 雄 〃    〃  (22〃)  砂 川 辰 夫 〃 ┃┃   〃  (9 〃)  前 里 光 健 〃    〃  (23〃)  濱 元 雅 浩 〃 ┃┃   〃  (10〃)  狩 俣 政 作 〃    〃  (24〃)  眞榮城 徳 彦 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(1名)  議   員(18番)  平 良 敏 夫 君 ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 下 地 敏 彦 君 │ 上 下 水 道 部 長 │ 大 嶺 弘 明 君┃┃ 副   市   長 │ 長 濱 政 治 〃 │ 会 計 管 理 者 │ 仲宗根   均 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 友 利   克 〃 │ 消   防   長 │ 来 間   克 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 宮 国 高 宣 〃 │ 伊 良 部 支 所 長 │ 上 地 成 人 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 下 地 律 子 〃 │ 総 務 部 次 長 │ 渡久山   繁 〃┃┃           │           │ 兼 総 務 課 長 │          ┃┃ 生 活 環 境 部 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 上 地 俊 暢 〃┃┃ 観 光 商 工 部 長 │ 楚 南 幸 哉 〃 │ 財  政 課  長 │ 砂 川   朗 〃┃┃ 振  興 開  発 │ 砂 川 一 弘 〃 │ 教   育   長 │ 宮 國   博 〃┃┃ プジェクト局長 │           │           │          ┃┃ 建  設 部  長 │ 下 地 康 教 〃 │ 教  育 部  長 │ 下 地 信 男 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 松 原 清 光 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 下 地   明 〃┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  上 地 昭 人 君   次長補佐兼議事係長  仲 間 清 人 君  次       長  友 利 毅 彦 〃   議   事   係  久 志 龍 太 〃  次  長 補  佐  富 浜 靖 雄 〃 ○議長(佐久本洋介君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は22名で、定足数に達しております。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第6号のとおりであります。  この際、日程第1、一般質問について、きのうに引き続き質問を行います。  本日は、下地勇徳君からであります。  これより順次質問の発言を許します。 ◆下地勇徳君   2日目の最初の登壇であります下地勇徳です。よろしくお願いいたします。  一般質問の前に、今年度で定年される砂川一弘振興開発プロジェクト局長仲宗根均会計管理者ほか37名の皆さん、長年お疲れさまでした。定年後は、第2の人生を楽しみながら、今まで培った力を宮古島市発展のため、側面からお力添えをよろしくお願いいたします。  それでは、私見を交えながら一般質問に入りますが、当局の誠意ある答弁をお願いします。  まず初めに、宮古島冬まつりについてお伺いいたします。去る2月10日に「宮古島をアップデートせよ」を名目に掲げ、JTAドーム宮古島でミャークラボ主催宮古島冬まつりが開催されました。ミャークラボとは、宮古を研究するという意味で、「ココロをカタチに。」をスローガンに、宮古島をもっと元気にすることを目的として、根間玄隆さんを代表さんに、運営スタッフ、一般8名、小学生から高校生24名で構成され、宮古島冬まつりでは、企画運営を沖縄県立宮古高等学校2年の佐久田樹里さんをリーダーに、運営スタッフのほか、小中高校、一般のボランティア110人が協力し、運営を支えたと聞いております。20余りのブースが設置され、子供たちを中心に2,000人ほどの入場者が大いに盛り上がったと聞いております。ミャークラボの皆さんは今後も宮古島冬まつりを継続して行っていきたいとのことですが、市長の宮古島冬まつりに対しての見解をお伺いいたします。 ◎観光商工部長楚南幸哉君)   2月10日にJTAドーム宮古島で開催された宮古島冬まつり「宮古島をアップデートせよ」は、学生を中心に、地元ボランティア、産官学の協力で運営され、約1,500名の来場者が訪れ、とてもよいイベントになったと聞いております。運営が厳しかったとのことですが、今回は初の開催ということもあり、主催者側のイベント運営方法手探り状況だったと思われます。まず、主催した団体が今大会の運営について分析を行い、今回大会の改善策を検討することが必要だと思います。  市としての何らかの支援はできないかというご質問ですが、市としましては、今回の実績を確認した上で、どのような協力ができるかの協議をしていきたいと考えております。 ◆下地勇徳君   本来なら市長の見解をお聞きしたかったんですけども、ありがとうございます。  ここでですね、ミャークラボの設立の経緯として私が聞いている範囲で紹介をさせていただきます。ミャークラボは、昨年の夏に宮古島市に住む方々にこれからの宮古島市に必要なことは何だろうと投げかけたところ、日々発展、変化を遂げている宮古島市に希望と不安に対する意見が数多く、こんなにも宮古島愛にあふれ、課題意識が高い人が多くいることがわかり、昨年9月にミャークラボを設立し、10月14日に小学生から高校生を主体に、「近いミライの経済活動を体感しよう!in宮古島」を題材に未来に向けてワークショップを行っています。11月11日には地元ボランティア子供たちも参加して、学童、生徒向けのワークショップ「みんなでつくる未来のイベント」、一般向けセミナーでは、講師に山口薫先生を迎え、「~クラウドファンディングで夢を現実にしよう!~」プロジェクト、「成功へ近づくための仲間と資金の集め方」の講演を行っております。  宮古島冬まつりは、子供たちを中心とした祭りです。子供たちが企画運営を行い、大人がサポートに回る、すばらしい祭りだと思います。大人の祭りは、夏祭りのほか多くのお祭りがありますが、子供を主体にした祭りは冬まつり以外には少ないと思います。宮古島市としても、子供たちの未来のため、宮古島市の将来のため、要望として宮古島冬まつりのほか、ミャークラボに限らず子供たちの活動を支援する団体等にも、市長、協力をよろしくお願いいたします。  次に、西辺小学校5年生による市長提言発表会についてお伺いいたします。昨年7月25日から28日までの3泊4日、石垣島で西辺小学校5年生13名のほか5つの小学校で全生徒46名の沖縄離島体験交流促進事業(離島版)が実施され、石垣島での民泊で子供たちは大変刺激を受け、自分たちの住む宮古島市に対し考える機会となり、9回に及ぶ島おこし会議を行い、2月19日10時より「石垣島離島体験学習活動報告」、「僕たち・私たちが発見した宮古島の魅力」、「僕たち・私たちが思い描く将来の宮古島」、「将来の明るい宮古島づくりに向けての提言」、「僕たち・私たちの将来の夢」の発表があり、その後市長への提言が行われました。子供たちの提言書を読み上げたいと思います。「提言2019。私たちは、離島体験交流学習をとおして、人をあたたかくもてなすことのありがたさと大切さを学びました。私たちをあたたかく迎え入れてくれた石垣島の人たちや民家さんに感謝したいと思います。また、伊江島・水納島・津堅島・西表島・与那国島の小学生との交流も素晴らしい思い出となりました。一人ひとりが自分の島の良いところを堂々と発表していたのが印象的でした。このような体験をとおして、私たちは、自分たちふるさと宮古島のことを真剣に考えることができました。宮古島は、どこにも負けない青い海と白い砂浜など豊かな自然に恵まれています。しかし、この美しい自然は私たちが守らなければ失われてしまいます。私たちは、地域のゴミ拾いなどを続けて、島の自然を守っていきます。そして、下地敏彦市長さんに次の3点を提言します。1、「持続可能な社会のための教育」に力を入れてください。2、仮称「グリーンレンジャー」をつくり、ポイ捨てや不法投棄を厳しく取り締まってください。3、「エコアイランド子供会議」を開き、子どもたちが宮古島の未来のことを話し合う場をつくってください。2019年2月19日、西辺小学校5年生」。子供たちの活動、提言に対して市長の見解をお伺いいたします。よろしくお願いします。 ◎教育長(宮國博君)   西辺小学校5年生13名から平成30年度沖縄離島体験交流促進事業の中で学んだことについて提言を受けました。そこでは、不法投棄ごみ問題やエコアイランド子供会議開催の要望など、島の環境と今後の教育に関する提言であり、宮古島の将来のことを真剣に考えた内容となっています。これらの提言は、まさに本市の抱える課題を捉えたものであり、今後の行政を進めるに当たり大いに反省されるべき事柄であると思います。特にエコアイランド子供会議の開催については、どのような形がよいのか現在検討しているところでございます。 ◆下地勇徳君   教育長、ありがとうございます。離島体験活動を行っている元沖縄県教育委員長の開梨香さんの話の中で、子供たち離島体験後、今までおとなしかった子が発言するようになったり、落ちつかない子が授業をちゃんと受けるようになった、食べ物を残さなくなる、積極的になる、みずからの地域に関心を持ち始める、潜在能力が表に出るなど、喜びの声が多く寄せられていると。そして、好奇心や向上心がアップすると学力向上の傾向が見られるそうであります。市長、子供たちの将来のため、宮古島市の税金は大いに子供たちのために使っていきましょう。ぜひよろしくお願いいたします。未来の人材を育てること、これが私たち大人の仕事なのかなと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  次に、宮古島甲子園プロジェクトへの支援についてお伺いします。近年、宮古島の子供たちはスポーツ、文芸、音楽の分野で大きな活躍が見られます。その中でも離島甲子園での宮古島アララガマボーイズの連続優勝、準優勝の強さは格別です。昨年夏の甲子園準優勝の金足農業高校の快進撃は、秋田市の総力を挙げての支援のたまものだと思います。宮古島市も宮古島アララガマボーイズ宮古島ドリームズへの支援は考えられないのかお伺いいたします。 ◎生涯学習部長(下地明君)   甲子園を目指す高校球児への支援については、市内野球愛好者が中心となって宮古島甲子園プロジェクトと支援活動を行っており、宮古島から甲子園を目指す球児たちにとっては心強い応援団としての役割を果たしているものと思います。  行政からの支援はできないかとのことですが、特定の競技の全国大会への支援に関しては、ほかの競技との兼ね合いもあり、困難であると考えております。行政といたしましては、利用しやすい環境や施設整備などを図るなど、側面からの支援を行ってまいります。 ◆下地勇徳君   ありがとうございます。県内の野球関係者から、宮古島市の球児たちは身体能力が全体的に高く、地域が一体となって組織を結成し、指導強化に乗り出せば、2007年に宮古高校、2016年に宮古総合実業高校が21世紀枠の県候補として推薦されたように、甲子園出場へは大きく近づいていくと思います。  昨年、宮古島甲子園プロジェクトが創設されました。活動としては、技術向上のための専門家の招致、交流試合への派遣などを行っていくとのことですが、宮古島市としてもぜひ協力をお願いしたいし、そしてまた議場にいる議員の皆さん方にもぜひ協力をお願いしたいと思います。市民の皆さん方にもぜひ協力をよろしくお願いします。  次に、池間湿原について。池間湿原周辺に遊歩道の設置は考えられないのかお伺いいたします。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   池間湿原の周辺に遊歩道の設置をというご質問にお答えいたします。  池間湿原は、県内最大の淡水湿地として国指定の鳥獣保護区になっております。その整備につきましては、環境省が中長期の事業計画及び年度ごとの整備計画を作成し、実施しているところでございます。宮古島市としては、いけま島おこしの会の要請を受け、新年度から始まる湿原中心部しゅんせつを行う環境省事業を見守り、その施策に協力していくことにしております。なお、環境省のこの事業におきまして遊歩道の整備は入っておりません。 ◆下地勇徳君   2月23日にですね、これも先ほどの離島観光促進事業の件なんですけども、交流促進事業で県内のですね、学校長を退職した皆様方がツアーを組んで宮古島に民泊で見えていました。たまたまですけども、私の家に宿泊なされた皆さんの中でですね、池間湿原、これは観光に行ってきたということで、宮古島をずっと観光して回った後、自分のおうちで宿泊されたんですけども、夜の懇親会の中で池間湿原に対する話が非常に多く出されておりましたので、一応これを取り上げました。池間湿原をなぜ放置しているのか、沖縄県で一番大きな湿原なのに、こんな状態では情けないと、どうにかならないのかと、そういった多くの意見が出されておりました。これは市長に対する要望ですけども、あれだけの湿原をですね、これだけの観光客が今ふえております。100万人を超え、もう本当に200万人まで達するんじゃないかという勢いでふえております。そのままあれだけの施設を放置するわけにはいかないのではないかと思います。今、環境省、次年度から工事に入るという話も聞こえていますけども、しゅんせつに入るということをね、生活環境部長は話されましたけども、ぜひ野鳥の観察展望台、遊歩道、これはぜひお願いして設置していただけるよう、よろしくお願いいたします。  続いて、農業行政についてお伺いいたします。最初に、池間島のサトウキビにネズミによる甚大な被害が出ています。今後の対応をお伺いいたします。 ◎農林水産部長松原清光君)   池間島の野そ防除につきましては、昨年の7月に生産者や病害虫対策協議会の関係者による地上防除を実施しております。また、10月には池間地区も含めた宮古島全体での航空防除を実施して被害防止に努めているところであります。しかし、池間島は島の中央に湿原があり、全体的な防除作業が難しいことから、野その被害が多くなっているとのことであります。このことから、今後の対応といたしまして、畑の管理者は野その生息環境となる葉がらの野積みや農作物の放置等しないことを徹底してほしいと思います。また、生産者も含めて関係機関で定期的に地上防除にも取り組んでまいりたいと思っております。 ◆下地勇徳君   農林水産部長、実際に池間島の、今製糖期に入っていますけども、現場を見たことはありますかね。実際にですね、自分は2回ほど、住民の皆さん方から声かけられて、実際にサトウキビを収穫している場所に行ってきました。本当にですね、3反ほどの畑から1トンぐらいしかサトウキビが収穫できない現状。もう本当に収穫しているそばからですね、ネズミがサトウキビを食っているのが現状です。もう本当に死活問題ではないのかなと思うほど非常に大変な状況になっております。もう本当に殺そ剤だけに頼るのではなくてですね、先ほど農林水産部長が話しされたように住民の皆さん方いろんな対話をしながら、今後殺そ剤以外に対応方法はないのか、そういった方法、先ほど述べたと思うんですけども、それ以外にですね、方法はないのかどうか、もう一度よろしくお願いします。 ◎農林水産部長松原清光君)   それ以外の防除対策があるかという質問ですけども、今の段階でやはり殺そ剤等を利用してですね、野その防除が一番重要かと思っております。それに含めてもですね、その殺そ剤に関しても農政課のほうで配布しておりますので、気軽に取り寄せてですね、駆除もしてもらいたいと思いますし、それとあわせて地域住民ともですね、また懇談を含めながらその野そ対策についてもですね、取り組んでいきたいと思っております。 ◆下地勇徳君   野そ被害というのはもう本当に甚大なものがありますので、実際にですね、農政課の皆さん方は現場に赴いてですね、実際に見ていただきたい。まだ製糖期の最中ですので、途中でですね、もう収穫を諦めてそのままほったらかしになっている畑が多く見られます。ぜひ自分の目で確かめていただきたいなと。そうすることによっていろんな解決策は見つかると思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、毎回のように質問をさせていただいております成川地区農業用排水路について、現在の進捗状況と今後の計画についてお伺いをします。 ◎農林水産部長松原清光君)   成川地区農業用排水路進捗状況については、本年度で調査測量設計委託業務を完了予定となっております。今後、業務の成果をもとに予算措置を図り、末端沈砂池の改修を行うことで海域への赤土等の流出を抑えていきたいと考えております。 ◆下地勇徳君   多分前回も同じような答弁だったかなと思うんですけども、特にことしはですね、大雨が非常に多い。もう本当に大変な状況になっています。毎日のように赤土流出という形でですね。それと、成川地区は今ホテル、レストランの建築が始まっています。ちょうど公園のそばなんですよね。そして、三菱地所が次年度から造成工事に入ります。クウラ浜というのは非常に大切なところになっております。そこにですね、そのまんま、もうヘドロ状態になっているのかなと思うんですけども、確認に行きたくてもその砂浜に今現在入れない状態というのが起きています。それは大雨による、今までは通れる状態があったんですけども、大雨でえぐり取られてですね、今まで入っていた通り道がなくなっていますんで、本当にですね、上流のほうからしっかり考えて対応していただきたいなと。いろいろ自分も県のほうにもお願いに上がりました。そして、保健所のほうでも対応をお願いしに行きました。実際に見て対応していただきたいというお願いをしてまいりました。ぜひ早急に対応していただきたいです。次年度予算が入っていないんですけども、計上されていないんですけども、ぜひ6月補正でですね、予算計上して早急に対応していただきたい。もう本当に地元の住民の皆さん方は大変な思いしていますので、これからあの砂浜というのはすごく観光地としても多大な貢献もしてくれると思いますんで、早急な対応をよろしくお願いいたします。ぜひ市長も副市長も機会あれば大雨の後に視察でもしていただければと思います。  次に、関連しますけども、今言っているクウラ浜への遊歩道の設置はできないのか、考えられないのかお伺いをします。 ◎農林水産部長松原清光君)   クウラ浜への遊歩道については、議員も先ほどおっしゃったとおり、現在公園に隣接して民間の開発が行われております。その中で住民が砂浜を歩けるような通路の整備も計画しているとのこともありますので、そこら辺を確認してですね、しっかりと調整してまいりたいと思っております。 ◆下地勇徳君   先ほどから言っているようにね、早急な対応が欲しいということで自分もですね、先ほども言ったように県のほうにも出向いて一応話をしてきました。県庁のほうの話では、宮古事務所のほうに話を通してありますという話を伺って、宮古事務所のほうに行くと、何らかの附帯事業で対応していきたい旨の答弁もなされておりました。ぜひ農林水産部長、県との対応も考えながら、一般の方がつくるから、成川自治会としてもこのホテルからの通路として浜に出られるような話は一応上がっております。これはまだ住民の皆さん方との話し合いがなされていない状態なので、自分としても答えようがないんですけども、本当にですね、公園も目の前にあるし、公園の中にはシャワー室もちゃんと完備されているんですよね。砂浜へおりられないからシャワーも全く意味をなさない現状というのがね、今の現状ですけども、ぜひしっかりとですね、農林水産部長、対応していただきたいなと思います。本当に排水路と砂浜との遊歩道の件はしっかり捉えて考えていただきたいなと思います。  次に、道路行政についてお伺いいたします。最初に、大道線、サンエーV21カママヒルズ食品館から国道バイパス390号線までの進捗状況と今後の計画についてお伺いをします。 ◎建設部長下地康教君)   道路行政についてのご質問にお答えいたします。  議員ご指摘の路線は、都市計画課が街路事業で進めておる路線でございまして、サンエーV21カママヒルズ店を起点として国道バイパス390号線を終点とする延長約400メートルの大道線2工区でございます。工事の進捗状況は、事業費ベースで、平成30年度末時点において6億円です。進捗率が9.4%となっております。平成31年度は事業費を7,500万円計上し、工事物件移転補償及び用地購入を行う予定となっております。
    下地勇徳君   大道線の件ですけども、本当にですね、私も昔、30年間自動車学校に勤務していた関係で、大道線では路上教習関係でね、非常に利用した。もう十何年も前の話なんですけども。最近ですね、孫の送り迎えが時々あって、どうしてもその大道線も通る機会が多くなりました。保育所の保護者の皆さん方からいろいろな苦情が寄せられてきて、今回一般質問で取り上げさせてもらったんですけども、本当に一般車両でですね、ちょっと大き目な車両とすれ違うと非常に危険な状況の道路だなと思っております。これだけ予算計上されておるんであれば早急に対応していけると思っております。ぜひ建設部長、よろしくお願いします。  続いて、東環状線の進捗状況と今後の計画をお伺いします。 ◎建設部長下地康教君)   東環状線はですね、現在道路建設課が事業を進めている道路でございまして、元先嶋シャッター前交差点を起点として、平良土建前の丁字路を終点とする路線でございます。事業計画は、平成29年度から平成33年度の5カ年で、延長515メートル、幅員10メートルで整備を計画しております。進捗状況は、平成29年度に実施設計を完了しておりまして、平成30年度より用地買収及び物件補償の業務を進めております。今年度末時点での進捗率はですね、事業費ベースで23%というふうになってございます。今後の計画としましては、引き続き用地買収及び物件補償業務を先行しながら進め、道路改良の工事を実施するというふうになっております。 ◆下地勇徳君   建設部長、ありがとうございます。私としても地元なんで、ぜひ残された車線、大型車両の通行が今非常に多くなっております。港湾事業その他もろもろ、観光バス等々もね、非常に多くなって、交通量が非常に厳しくなっている状況ですので、ぜひ早目に対応をよろしくお願いします。  それでは、次に荷川取線の進捗状況と今後の計画をお願いします。 ◎建設部長下地康教君)   それでは、荷川取線の進捗状況についてご説明申し上げます。  これは、都市計画課が事業を進めている路線でございます。臨港道路荷川取線の交差点を起点として、高校東線を終点とする延長1,640メートルの幹線道路でございます。事業の進捗状況は、事業費ベースで、平成30年度末時点において7.4%、総事業費が約23億円というふうになっております。平成31年度は事業費が340万円の計上となっておりまして、物件及び用地確定測量業務を行う予定というふうになってございます。 ◆下地勇徳君   建設部長、ありがとうございます。平成31年度の予算計上がすごく少ないですけども、ぜひですね、地域の皆さん方の期待は非常に大きいんで、早目早目の対応をよろしくお願いいたします。  次に、宮古島分屯基地等周辺屋外運動場整備助成事業についての説明をお願いいたします。 ◎建設部長下地康教君)   宮古島分屯基地等周辺屋外運動場の整備事業についてお答えいたします。  伊良部屋外運動場整備事業は、平成の森公園野球場を再整備をして活用する事業でございます。平成30年度に実施設計を行い、平成31年度、平成32年度の2カ年にまたがりまして野外運動場のメーンスタジアム、これ野球場のほうですけれども、それとスポーツ研修棟を併用して建設していきます。事業の内容は、野外運動場メーンスタジアムはRC構造、延べ面積が1,030平方メートル、観覧席、それとセンターまでの距離が122メートル、両翼が100メートル、面積1万5,335平方メートルの整備計画となっています。それと、スポーツ研修棟につきましては、管理事務所、それと研修室などを配置する計画でありまして、面積が480平方メートル程度を予定しています。事業費は、平成31年度、平成32年度を合わせまして約16億円を見込んでおり、防衛局と詰めの協議を進めているところでございます。 ◆下地勇徳君   建設部長、ありがとうございます。  次に行きます。次に、宮古島市平良多目的屋内運動場の雨漏り修繕についてお伺いをします。よろしくお願いします。 ◎生涯学習部長(下地明君)   室内運動場の雨漏りについて、同施設の雨漏りがひどいと聞いているが、どのように整備するのかという質問でございます。多目的屋内運動場は平成4年に建設され、経年劣化による雨漏りが数カ所確認されております。修繕に関しては、これまでも台風被害等の場合、その都度対応はしておりますが、総合体育館同様、改善できておりません。多目的屋内運動場の整備につきましては、現在進められております公共施設総合管理計画再配置計画の中で議論し、体育施設の長寿命化計画の中で施設ごとの個別計画を立て、改修等を行ってまいりたいと考えております。 ◆下地勇徳君   屋内運動場のですね、本当に雨漏りがひどいということで利用者の皆さん方からですね、屋内運動場の意味がないんじゃないかという苦情がですね、非常に多く寄せられていると。そして、ことしはですね、特に雨が多くて、屋内運動場の利用も非常に多いのかなと聞いております。特にキャンプで見えている皆さん方、一般、学生を問わずですね、多くの皆さん方が島外からキャンプに見えたりしております。本当にですね、せっかくの屋内運動場、1つしかありませんのでね、ぜひ早急に対応していただきたいと思います。  次に、各球場の雨天時の内野シートの購入についてお伺いします。宮古島は野球熱が高く、毎週のように各球場で野球が行われております。ことしは特に雨が多く、試合の消化にいろいろと苦慮しています。内野シートの購入は考えられないのかお伺いいたします。 ◎生涯学習部長(下地明君)   内野シートに関しては、社会人、大学など、快適な野球でキャンプを実施するためには必要であることは認識しております。特にことしのキャンプにおいては長雨が続き、十分な練習ができなかったものと思いますが、雨天時にはマウンド及びバッターボックスに大型のブルーシートをかぶせ対応いたしました。利用者の遠慮もあったと思いますが、来島した野球部からは特段に内野シートの購入要請はありませんでした。しかしながら、快適なキャンプを実施するためにはそのような配慮も必要と考えていますので、関係者からの意見を伺いながら検討してみたいと考えております。 ◆下地勇徳君   生涯学習部長、県外からキャンプに来ている皆様だけの話ではなくてですね、宮古島には職域野球で年間5つの大会があるんですよね。それに少年野球が入り、少年野球だけでも3つかな、いろんな大会が組み込まれています。中学校、高校、全てを含めると本当に毎週、地元の大会だけでも毎週のように球場が使用されているのかなと思います。内野手にとって非常にですね、県外からの皆さんだけのためのものではなくて、地元の子供たちの、球児たち子供たちのことも考えてですね、早急に対応していただきたい。もう本当にこれからまた雨季に入ってきます。5月ごろからね。そのときにも本当に内野シートというのは非常に大切になってきますのでね、ぜひ検討をよろしくお願いいたします。  次に、宮古島市民球場についてお伺いいたします。球場利用者の皆さんより、バックネット、観客席等の老朽化が進んでいるが、改修はできないのかとの苦情がありますが、改修工事の計画はないのかお伺いをいたします。 ◎生涯学習部長(下地明君)   市民球場のバックネット及び観客席の老朽化対策としましては、さきにお答えしたとおり、屋内運動場と同様に施設ごとの長寿命化計画を策定後、改修してまいりたいと考えております。 ◆下地勇徳君   ありがとうございます。  下地勇徳、平成最後の一般質問をこれで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。                 (「議長、休憩お願いします」の声あり) ○議長(佐久本洋介君)   休憩します。                                     (休憩=午前10時48分)  再開します。                                     (再開=午前10時51分)  これで下地勇徳君の質問は終了しました。 ◆仲里タカ子君   3番、市民ネット宮古結の会、仲里タカ子です。それでは、通告に従いまして、私見を交えながら質問をしていきます。当局の皆様には、簡潔でわかりやすいご答弁をお願いいたします。  それでは、まず2019年度市長の施政方針についてお尋ねします。タイトルは「千年先の、未来へ。」。いいですね。格好いいんです。1,000年先にここにいる私たちはもういないと思いますけれどもね、でも1,000年先も私たちの子供たち、その先の未来が平和で豊かな環境の中で穏やかに育まれますようにというのは私たちの変わらぬ願い。その願いは市長も同じ。平和であることが福祉と環境を守る1丁目1番地であるということも市長もそうお考えだろうと思います。  私は、辺野古にも宮古島にも新たな基地は要らないと考えています。そこで、まず辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票についてお伺いします。宮古島市議会は、県から委任された県民投票に係る予算を与党の皆さんの賛成多数で否決し、市長も市民に選ばれた議員の議決は重いとして、県民投票を実施しないということを県下でイの一番に表明して有名になりました。宮古島市民からも多くの疑問が寄せられましたが、県外に住む宮古島出身者からも「こんなことで有名になるとは」という声が私のもとにも届いていました。  そこで、初めにお伺いします。市長は、県議会の3択条例改正を受けて実施を表明しました。2択が3択になったことを評価するとし、その際、市民に選ばれた議員の重い議決を全く無視して、議員の意見は必要ないとのコメントでした。その理由、真意についてお聞かせください。  宮古島市の県民投票の参加は大幅におくれて、1月31日。投票日までは1カ月を切っていました。県民投票に向けて、市民に投票に行くよう呼びかけを強化してほしいと私たちは要請もしましたが、投票所がわからないという声も聞かれました。宮古島市としてはどのような投票の呼びかけを行ったのでしょうか、お伺いします。  次に、自衛隊の配備についてお伺いします。先ほどもお話ししました市長の施政方針のサブタイトルは「千年先の、未来へ。」。エコアイランド宮古島宣言2.0にちなんでのタイトルだと思いますが、すばらしいエコアイランド宣言に全くそぐわないのが新たな基地建設だと思います。施政方針の中には、中国公船等の我が国の領土へのたび重なる侵犯、北朝鮮の核問題、韓国の徴用工訴訟など挙げ、東アジアの情勢が混沌とした状況が続いています。本市における自衛隊配備については、市民の平和と安全を守るために了解しているところです。4月には千代田地区において宮古島駐屯基地の開設が決定していますとあります。この島にどのような事態が起こる可能性があり、そのとき私たち、私たちの子供たちはどうなっているんでしょうか。駐屯地の開設を決定したのは市長なのではありませんか。まるで自明のごとく配備されることになったというのは無責任だと考えます。東アジアの混沌が有事に至ると想定していると防衛省は説明していませんし、島に武力を持った自衛隊を配備することが有事を回避することになるのでしょうか。防衛省は、有事の際に島民を優先して守るとは説明していません。国民保護法で避難計画をつくるのは自治体、つまり市が責任を持つということになっています。自衛隊は、国土、国体を守るために安保条約にのっとりアメリカ軍と一体になって戦う、今や最新兵器をどんどん強化していく自衛隊という名の軍隊である。この島には地対艦、地対空ミサイルが配備され、指令部も置かれると言われています。軍隊は住民を守らない、もしくは守れない、沖縄ではさきの大戦で身にしみて得た教訓であることをよもや市長も否定しないでしょう。宮古島は辛うじて米軍の上陸を免れただけでした。攻め入るにやすい島で防御方法は厳しく、最後は野原岳で玉砕するか本土結成のために戦闘を引き延ばすか明らかでなかったと「先島群島作戦」には記されています。  先日、宮古島出身で沖縄国際大学大学院教授の前泊博盛氏の講演を聞く機会がありました。軍隊は住民を守れない、軍隊は戦争を呼ぶ、さらに基地は環境を汚染する危険と隣り合わせです。4月に警備部隊が配備される予定の自衛隊基地について、環境汚染の不安についてお伺いします。  千代田への陸上自衛隊の配備が進んでいますが、ジェット燃料の保管庫が既に設置されていること、その燃料保管庫近辺の地下には空洞、N値の低い地盤があり、専門家は地盤改良が必要と指摘しています。宮古島市から防衛省へ確認や要請はできるかお伺いします。  千代田で建設されている基地はちょうど真ん中付近を東西に断層があり、地震等何らかの事故で地下水が汚染されると、地形上、汚染は上野地区、下地地区広範囲に広がるとの指摘があります。市はそのことを把握していますか。お伺いします。  基地内での地下水モニタリング調査を市が定期的に行うことはできますか。お伺いします。  次に、宮古島市の財政についてお伺いします。平成31年度当初予算で財政調整基金が13億円余の取り崩しとなりました。庁舎建設費は当初予算で一番大きい額を占めます。平成31年度の予算は、合併特例債を使い切ってもなお足りず、予算を補ったということになっていますが、庁舎建設は完成までに総額でどのくらいになる見込みかをお伺いします。  合併特例債はもう限度額を使い切って、次年度以降は合併算定加算もなくなるということですが、増加した公債費、通告書には市債と書きましたが、借金という意味で書きました。今後の償還計画についてお伺いします。  建設が予定されている博物館が振興開発部局に移されます。建設のスケジュールはどのようになるかお伺いします。  城辺の人たちが平成25年にはできる予定だったと建設のおくれを懸念して待ち望んでいる児童館を含む複合施設について、基本構想にのっとり確実に実行されるかお伺いいたします。  次に、通告書の順番をちょっと入れかえて、市民生活に大きな影響を及ぼす家賃の値上げ、住宅の不足についてお伺いします。アパート家賃の値上げについての相談が市民生活課、消費生活センターに寄せられていると報道されています。低いところでは2,000円、多いところでは3万円もの値上げがあるということです。市民の暮らしを脅かす状況になっておりますが、市としてはどのような対処が考えられるかお伺いします。  このような状況の中で生活困窮者に対する対応がどうなっているかお伺いします。  このような状況が生活保護世帯への影響があるかどうかお伺いいたします。  次に、エコアイランド宮古島宣言2.0「千年先の、未来へ。」、このサブタイトルは持続可能な島づくりの取り組みで、エコアイランド宮古島推進計画でエコな宮古島をどうつくっていくか詳細に整理されています。その中から地下水の保全に向けた取り組みについてお伺いいたします。  地下水のモニタリング調査について、今年度行われる内容についてお伺いします。  地下水窒素負荷量起源別寄与率調査を10年に1度行うとなっており、平成31年度事業となっていますが、どのような調査かお伺いします。  この2つの調査を受けた専門家による審議が行われる予定か、また市民へ調査結果や分析を含めた情報公開、説明が行われる予定があるかお伺いします。  宮古島にはその地形から多くのドリーネがあり、ミズヌンアブと呼ばれています。市はそのドリーネ、ミズヌンアブについてのデータがあるかお伺いします。  ミズヌンアブの保全を行うということは地下水を守ることにつながると考えますが、この保全についてどう考えているかお伺いします。  宮古島は命と暮らしを守る地下水が支える島です。新しくできる図書館に地下水の研究、データ等、地下水に関連する資料を集めたコーナーをつくることができないかお伺いします。  続いて、ごみの減量についてお伺いします。観光客の増加による事業計ごみの排出量を抑えるには、生ごみの分別が有効としています。具体的な取り組みについてお伺いいたします。  家庭系ごみについてお伺いします。宮古島市は1日1人当たり542グラムとなっており、県平均の472グラム、これ平成25年度ベースだそうですけど、多いと指摘しています。排出量の減量化を進める必要があるとしていますが、ごみの減量について具体的な取り組みをお伺いします。  森林の保全のために下草刈りを行っている現場をよく見かけます。すっきり下草を取るとその下に不法投棄されているさまざまなごみ、空き缶、古タイヤ、ビニール袋、さまざまなものが目につきます。市民からその処理はどうしているのかという声がありますが、それどのように対処しているかをお伺いします。  市民や団体等によるクリーン活動拡大という項目を設けてボランティア清掃支援業務という事業を掲げていますが、具体的にどのような支援を行うのか、内容についてお伺いいたします。  最後に、エコな宮古島のシンボルともなるのではないかと思う宮古馬の保存と活用方法について、具体的な計画があればお伺いいたします。  それでは、答弁をお伺いしてから再質問させていただきます。 ◎市長(下地敏彦君)   それでは、県民投票に関連しての答弁をいたします。  県民投票にかかわる予算は、地方自治法第177条第1項第1号に規定する経費であることから、議会で否決された後、同法第1項の規定により再議に付しましたが、それでもなお当該予算が認められませんでした。そこで、同法第2項に、再議に付してもなお当該予算が認められない場合は、普通地方公共団体の長は、その経費及びこれに伴う収入を予算に計上してその経費を支出することができると規定されていることから、この規定に基づき予算を計上し、県民投票を実施したものでございます。  なお、議員の皆様には、仲里タカ子議員は市議会に全く意見も聞かずというふうに申し上げておりましたけれども、1月31日に記者会見をする前に説明会を開き、県民投票実施についての説明をさせていただいたところであります。 ◎企画政策部長(友利克君)   自衛隊の配備について、千代田について、専門家は地盤改良が必要と指摘をしている。市から防衛省に確認や要請はできないかについてお答えをいたします。  防衛省に確認をしましたところ、燃料タンクの設置については、地質調査、実施設計を行った上で、消防法などの規定に基づき危険物の設置における基準を満たすよう平板載荷試験を実施し、設置するために必要となる地耐力を確保していることを確認しているとのことでございます。 ◎総務部長(宮国高宣君)   辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票についてでございます。質問の内容が、投票所がわからない等の声があった。県民投票への参加を拒否した宮古島市は取り組みがおくれたが、投票の呼びかけはどのように行われたかという質問でございます。お答えいたします。投票所につきましては、辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票条例施行規則第13条の規定により、県内41市町村一斉に2月14日に告示を行い、入場券にも印刷を行っております。また、期日前投票所につきましては沖縄県のホームページにて公開されているほか、こちらも入場券に印刷を行っております。投票呼びかけなどの広報につきましては、県民投票条例第11条の規定により沖縄県が実施しております。これにつきましては、昨年11月に行われた県の説明会におきましても、県としましては、多くの県民が投票へ参加するよう、可能な限りあらゆる媒体を活用して県民がわかりやすいような広報活動を行い、県民への周知を図りたいとの説明がありました。宮古島市としては、地元新聞記事の活用、懸垂幕やのぼり旗、チラシの設置、ポスターの掲示を行っております。  次に、財政につきましてでございます。合併特例債は限度額を使い切り、次年度以降の算定加算もなくなるが、増加した市債総額と今後の償還についてでございます。一般会計・特別会計における2018年度、平成30年度の地方債現在残高の見込み額は416億8,000万円となっております。地方債現在高のピークは2020年度で、約457億円を見込んでおります。償還は、借り入れる地方債ごとに償還期限があり、主に10年から25年の償還期限となっております。地方債は公債台帳で管理しております。借り入れが行われた時点で毎年度の償還予定額を把握しております。よって、公債費のピークは2022年度で、元金、利子の合計で約45億5,000万円を見込んでおります。ちなみに、起債の部分の内容につきましては、平成31年度一般会計・特別会計予算書の300ページに区分について内容は記載されております。よって、起債につきましては、教育費、約400億円余りの中の約24%を占めております。残りについては、財政調整基金の中のこれも約28%、この2つの部分の中で約457億円の部分の中については、残高につきましてはそういう形で起債は明細を、内訳は表示されておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   質問が多数ありますので、順次順番でお答えしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず、自衛隊の配備に関連しまして、千代田の基地の中央部に断層があるということで、地下水の汚染が懸念されるけども、市は把握しているかというご質問がございました。千代田の基地に限らずに、宮古島において大地震等、何らかの原因で地下の断層が動いた場合、当該地下水流域の下流域に影響があることは予想されるというふうに把握をしております。  次に、関連しまして基地内での地下水モニタリング調査についてのご質問がございました。防衛省の協力があれば敷地内の既設井戸の定期モニタリングが可能と考えております。  次に、家賃の相次ぐ値上げについてのご質問がございましたので、お答えいたします。現在、市では市民生活課に消費生活相談員を配置して市民の暮らしにかかわるさまざまな相談に対応しておりますが、家賃の値上げに関する相談は、ことし3月12日現在で9件寄せられております。ただ、家賃の値上げに関する相談は民間の契約に関することでありまして、行政が介入することは難しい状況にあります。したがいまして、賃貸借契約にかかわる情報を提供しまして、弁護士など法律事務所へつなぐことで対応をしております。また、事前予約制で弁護士、司法書士による夜間暮らしの無料消費者相談会を月2回開催しておりますので、こちらのほうでは専門的な相談に対応することができるということになっております。  次に、エコアイランド宣言2.0について、地下水の保全に関するご質問がございました。地下水のモニタリング調査について今年度行われる内容でございますが、宮古島市全域において7カ所の井戸で水位測定、それから22カ所の井戸や湧水等で硝酸性窒素、塩化物のイオンの水質項目の測定分析、このうち20カ所でホウ素、フッ素、全窒素の排水監視項目の測定をそれぞれ年6回行います。また、13カ所の井戸や湧水において農薬項目の含有分析を年1回行うことになっております。  続いて、地下水窒素負荷量起源別寄与率調査についてのご質問がございました。地下水に含まれます硝酸性窒素は、大きく分けると化学肥料等が原因の農業由来、家畜ふん尿等が原因の畜産由来、生活排水等が原因の生活由来、もともと自然界に存在する自然由来の4つに分かれております。起源別寄与率につきましては、水質改善対策等による効果が発現するまでに相当程度の時間を要すると思われることから、頻繁にこの調査を行う必要ありませんが、硝酸性窒素濃度の低減状況を見守り、その原因を検証していくに当たって10年スパンでの調査は必要であるというふうに考えております。新年度につきましては、調査委託の予算措置はされてはおりませんけれども、次年度以降の調査に向けた下調べ、関係部署との調整、諸準備を行っていくということにしております。  次に、これらの2つの調査を受けた専門家による審議が行われる予定か、また市民への情報公開はということでございますが、モニタリング調査の結果につきましてはホームページにて公開するとともに、専門家による分析等を行い、今後の調査のあり方などを審議、検討してまいります。  次に、ドリーネに関する質問がございました。市はドリーネについてのデータがあるかというご質問でございましたが、過去に市全域にある井戸、湧水の一斉調査を行った経緯がございますが、市内にあるドリーネ全ての場所は把握しておりません。  ドリーネの保全についてのご質問がございましたが、古くからドリーネ等のくぼ地や洞窟及びその周辺、周囲はその地域集落においてウリガー降り井戸としての湧水利用や御嶽として生活に密着し、神聖な場所として守られてきております。その遺構、遺産につきましては、文化財や天然記念物として引き続き保全していくとともに、先人の知恵や苦労を未来に語り継いでいく必要があると考えております。  次に、ごみについてのご質問にお答えいたします。観光客の生ごみの分別について、有効であるが、具体的な取り組みはというご質問がございました。事業系のごみにおける生ごみにつきましては、宮古島市許可業者が収集をすることから、事業系排出者と許可事業者間で調整を行い、収集運搬量等を決めることになります。現状では、分別することで排出者側の労力負担がふえることや、生ごみの分別を行わない場合でも収集運搬量は変わらないなどの問題があり、対策を現在検討しております。  次に、家庭ごみにつきまして、宮古島市では1人当たり542グラム、県平均の472グラムを上回っておりますので、その減量化を進める具体的な取り組みについてのご質問がございました。これは12月定例会でもお答えしましたが、ごみの減量化に関しましては、市民の皆様の協力なしにはできませんので、現在分別収集を行っている生ごみの分別収集を周知し、分別世帯件数をふやす取り組みを進めていきたいと考えております。また、紙類の分別を市民の皆様にさらに周知を行い、収集量を伸ばす等を図っていきたいと考えております。また、12月から供用開始をしましたリサイクルセンターの工場棟によるリサイクルごみの資源化の推進も効果が期待できると考えております。さらに、衣類全般及び食器類、リユースできるものに関しましては今後建設されますプラザ棟にて受け入れし、新たに必要とする方へリユースを行うということでごみの減量化を目指すことにしております。  次に、市民団体によるクリーン活動拡大ということで、ボランティアの清掃支援業務、どういうことを行っているかというご質問がございました。宮古島市では現在、ボランティア清掃を申請する方に対し、ボランティア用ごみ袋の無料配布、クリーンセンターへの無料での受け入れ支援を行っております。これに加えまして、新年度から県の補助金を活用し、ボランティア清掃で回収したごみの収集運搬を予定をしております。収集に際しましては、担当課で対応できる範囲に限界があるために、ボランティア清掃に向けての事前調整をお願いし、ごみの回収日時、その方法等を調整、確認した上で実施するように協力を呼びかけていきたいと思っております。 ◎福祉部長(下地律子君)   3点ご質問をいただきました。まず初めに、城辺地区の児童館を含む複合施設について、基本構想にのっとり確実に実行されるのかというご質問でございます。城辺地区の児童館とその他複合施設の整備につきましては、今年度に策定した基本構想に基づき進めてまいります。基本構想に基づく整備スケジュールといたしましては、平成31年度に基本計画を策定し、平成32年度に基本及び実施設計、平成33年度に建設工事を終え、平成34年4月の供用開始の予定となっており、確実な実施に向けて取り組んでまいります。  次に、市民生活に大きな影響を及ぼす家賃の値上げ、住宅の不足について、生活困窮者に対する対応はというご質問でございます。住宅の不足や家賃の値上げに関係なく、相談者に対して生活困窮者自立相談支援制度での支援もしくはその他の制度につなぐなどの対応をしております。住居喪失による相談があった場合は、必要に応じて一時生活支援事業の活用が想定されます。この事業は、原則3カ月、最大6カ月の利用が可能であり、その期間中に自立に向けた支援を行うこととなります。  次に、生活保護世帯への影響はどうなっているかというご質問でございます。最近の住宅不足の問題が生活保護世帯にも少なからず影響を及ぼしていることは事実でございます。現在、家賃値上げや退去等の通知を受け、相談を受けているケースが15件ございます。そのほかに、基準額の範囲内で値上げがあり、既に家賃認定変更を行ったケースが3件、基準額を超過している部分をやりくりしているケースが2件ございます。 ◎農林水産部長松原清光君)   エコアイランド宮古島宣言2.0についての中のごみ減量についての森林の保全目的で下草刈りを行う現場で不法投棄されたごみが目につく。この処理をどのように行っているかとの質問にお答えをいたします。  市有林にある不法投棄ごみで、一般廃棄物については、下草刈りを委託している宮古森林組合の自主的な収集により、分別した後に宮古森林組合の事業系ごみとして処理してもらっている状況にあります。また、市といたしましても不法投棄を禁止する看板等を設置し、不法投棄対策といたしまして注意喚起もしているところであります。 ◎振興開発プロジェクト局長(砂川一弘君)   財政についての質問の中で、庁舎建設は完成までに総額どのくらいになる見込みかという質問についてお答えいたします。  総合庁舎建設工事費については、本体工事に係る予算として95億2,540万円の債務負担行為を昨年12月定例会の補正予算で設定をさせていただいております。現在造成工事を行っておりますが、その費用として6,200万円、用地費は民有地を含め6億520万円、その他外構工事に関しましては3億5,000万円程度を見込んでおります。これらを合計しまして、現時点で事業費が105億4,260万円を見込んでおります。 ◎生涯学習部長(下地明君)   博物館が振興開発部局に移されるが、建設のスケジュールについてという質問です。新博物館建設にかかわる業務については、新年度から振興開発プロジェクト局への移管となりますので、振興開発プロジェクト局が総務部財政課と予算調整を行いながら年度ごとに取り組んでいくことになります。  次に、地下水保全についてであります。新しくできる図書館に地下水の研究、データ等、地下水に関連する資料を集めたコーナーをつくることができないかという質問でございます。宮古島市未来創造センター内に開設する新図書館では、郷土資料エリアの中で宮古島の地下水に関するエココーナーの設置を検討しております。宮古島市立図書館資料収集方針において宮古島市に関する資料は可能な限り網羅的に収集することとうたわれており、市民の関心の高い地下水関係の資料につきましては、関係機関と連携を図りながら可能な限り収集を図ってまいります。  次に、宮古馬について、宮古馬の保存と活用について具体的な活用はあるのかという質問でございます。宮古馬の保存、活用については、現在、学識経験者、県文化財課、飼養者、行政関係課等のメンバーで宮古馬保存計画策定委員会を昨年の10月31日に発足し、宮古馬の保存方針や宮古馬飼養地の確保、宮古馬の利活用方針などの協議をしている段階であることから、現段階では具体的な活用計画については審議中であり、今後は委員会で調査、協議を重ね、宮古馬保存計画の基本方針を策定することになります。 ◆仲里タカ子君   多岐にわたる質問にお答えいただいて、ありがとうございます。では、答弁を受けて再質問をさせていただきます。  自衛隊基地についてですが、自衛隊基地については平板載荷試験を行って、問題がないというふうに防衛省から報告を受けているというジェット燃料の保管庫の空洞についてですけれども、これ市民団体は防衛省から地下の調査資料を情報開示してもらって、その調査の結果、空洞がある、私も防衛省の方に聞きました。これ空洞じゃなくて空隙だというふうに言っていましたけれども、空隙と言っても、空洞と言っても、地下に何かあれば、そこはやっぱりそれを埋める、きれいにするという工事が必要だという専門家の指摘だったので、そういうことが行われたかどうかというのがちょっとね、わからないのが問題かなというふうに思っています。安心だから安心だよというのは、毎回防衛省の方が市民団体にお答えする答えの内容です。 ○議長(佐久本洋介君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時31分)  再開します。                                     (再開=午前11時32分) ◆仲里タカ子君   では、ごめんなさいね、改めて自衛隊の配備についての中の基地内での地下水モニタリング調査を市が定期的に行うことはできるかということに関して、協力があれば可能だというお答えいただきました。市民団体からですね、例えば私も防衛省にいろいろ質問をする機会があっても、防衛省のお答えは、基地の中の細かいことに関して、我が国の、我がほうの手のうちを明らかにするため、この件に関してはお答えできないというお答えが必ずと言っていいぐらい返ってきます。そうすると、なかなか市民からこれをいろいろ申し入れをしたり、要請するのは難しいので、これを改めて市のほうから、今モニタリング調査行いますが、これを自衛隊の基地内でも調査させてほしいというふうにお願いすることができるか、改めてお伺いします。再度お伺いします。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   基地内での地下水のモニタリング調査についての再質問がございました。市といたしましては、定期的なモニタリング調査におきましては、基地下流域での数値異常が、定期的なモニタリング調査において異常が認められた場合、それから異常が認められるおそれがある場合は防衛省に対して協力を求めていきたいというふうに思っております。定期的なモニタリング調査を通常的に実施するということではございません。 ◆仲里タカ子君   今、千代田の基地の中に入っていくのはなかなか難しいかもしれないと思いますが、ぜひともですね、下流域と言わず、市民の心配もありますので、ぜひとも定期的にモニタリングができるように防衛省と調整していただけたらというふうに、これは要望します。  財政の中でですね、庁舎建設の完成までに総額どのぐらいになる見込みかというふうにお伺いしましたが、これ新聞でも105億円というふうに書かれて報道されています。細かいところがよくわからないので説明していただいたんですけれども、この間ちょっとお聞きしたときにですね、建設1工区、2工区の95億2,500万円については出ていますけれども、これ設備についてはまだ契約がされていないということですし、それから施工管理についてもまだできていない。それから、外構についてはというふうなことがありましたが、これ全部合わせて、設計、施工管理、造成も全部含めて105億円という理解でよろしいでしょうか。もう一度お願いします。 ◎振興開発プロジェクト局長(砂川一弘君)   先ほど申し上げました事業費は、本体工事に係る部分、それから造成工事、そして用地費、それから外構工事等を含めましての105億4,260万円を見込んでいるという答弁をさせていただきました。施工管理については、今設計を積み上げているところでして、若干ふえる見込みでございます。 ◆仲里タカ子君   施工管理詰めているけども、若干、じゃ105億円からまたふえるという理解でいいですか。そして、これ例えば庁舎を新しくつくるための引っ越しもしなきゃいけないから、そうすると新しい庁舎に移転してここで業務を始めるまでには105億円以上はかかるという理解でいいですかね。もう一回お願いします。 ◎振興開発プロジェクト局長(砂川一弘君)   工事費につきましては先ほど申し上げたとおりでございますが、施工管理ですね、次年度分を今3,300万円ほど見込んでおります。これらを積み上げますと、先ほど申し上げました105億4,260万円に約3,300万円追加される見込みとなっております。 ◆仲里タカ子君   ありがとうございました。105億円からちょっと足が出るのかなというふうに考えています。新しい庁舎をつくって、宮古島市が新しい庁舎で業務を進めていくのはそんなに悪いことではないとは思うんですが、でもこの庁舎に使っていくこの予算が後々の財政に影響を与えるのではないかという市民の声がたくさんあります。そこで、じゃ借金をどうやって払うのということをね、ちょっとお聞きしたんですけれども、これは計画的にできるから割と問題はないというふうなお答えだったのかなというふうに考えています。  公債費ですけども、これが39億9,246万6,000円、これ宮古島1人当たりの借金というふうに考えると、市民の1人当たりの借金と考えるとどのぐらいになるかちょっと教えていただけませんか。お願いします。 ○議長(佐久本洋介君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時39分)  再開します。                                     (再開=午前11時42分) ◆仲里タカ子君   この借金についての心配というのが市民の中にあると思ったので、市がですね、ちゃんとこれに関しては財務管理という事業を新しく立ち上げて頑張っていただいているものと思ったので、これ聞こうと思いました。でも、余り長くなると次にかかるので、これは後でお聞きします。  市民の中からはですね、今家賃に関する、家賃が高過ぎて、もうどうしていいかという相談がとても多いんですよね。それで、家賃が3万円値上げするということになると本当に生活を破壊するものというふうに考えています。宮古島は今もう超バブルで、有効求人倍率が2.1と言っていますから、県内でも一番景気がいいということになっていますが、じゃ市民の給与、所得はとても上がっているかというと、そうでもないのじゃないか、宮古島市の臨時職員の日額は6,500円ですから、20日働いても13万円にしかならないですよね。たとえもうちょっと頑張っていたとしても月額13万円です。もうちょっと頑張っていたとしてもそんなに多くはなっていない。2017年度の宮古島市民の平均所得は252万7,000円というふうな情報があります。300万円未満の世帯が64%。例えば5万円の家賃を8万円にすると、1年間で96万円。年収250万円の世帯ではとても、4割も家賃払えば生活困窮になってしまって、とても景気がいいとは言えないわけですね。これは大体いつまで続くんだというふうな見通しというようなことがね、お答えできるのであればちょっとお答えをいただけるといいのですが、もう答えがありますか。こういうことで生活困窮になったときの困窮者支援ってどういうふうに行われるんだろうということがあったので、この質問を出しました。もしお答えできるのであれば、どなたかお答えいただきたい。 ○議長(佐久本洋介君)   ちょっともう少し絞ってください。                 (「議長、休憩……」の声あり) ○議長(佐久本洋介君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時45分)  再開します。                                     (再開=午前11時45分) ◎総務部長(宮国高宣君)   先ほどの地方債の残高のですね、これ2020年度で457億円、これがピーク時でございます。これをまず5万4,000人という形の人口でやりますと、1人当たり、市民のですね、84万6,000円という形の部分になります。 ◆仲里タカ子君   じゃ、質問を2つに分けてということでしたので、このような状況がいつまで続くかというさっきの質問を1つお願いします。家賃の値上げについてです。 ◎企画政策部長(友利克君)   家賃の高騰についてはですね、非常に対策に窮しているといいますか、行政としても、例えば先ほど生活環境部長ですかね、お答えしていたように対策に限りがあるという説明をしたかというふうに思っております。これはいろんな要因が循環する形でですね、絡んでいるわけですね。例えば観光非常に好調だということで、観光関連の大型、あるいは大小のですね、宿泊施設が一気に建築ラッシュになっていると。島内の労働人材では間に合わないということで、多数の島外からの労働者の方々が島に流入していると。その方々の住まいを確保するためにまたアパートをつくるということで、まずこのアパートをつくるためにまたさらに島外から人を呼び込むという形で、非常に今宮古島の労働雇用確保の状況というのは大変難しいといいますか、そういう困難な状況にあると。それがアパートの需要を高めて、家賃の高騰にもつながっているということではあります。その時期がいつ、ある意味落ちつきを取り戻すのかということになりますと、例えば公共工事だけですと、今年度中には伊良部地区小中一貫校、それからリサイクルプラザですかね、そういったところが終える。また、来年度にかけては宮古島市未来創造センター、リサイクルセンターを平成30年度、平成31年度にリサイクルプラザというような形で、公共においては、自衛隊も含めてですね、自衛隊も含めて平成31年度にはある程度の大型工事が終了するということで、公共工事における労働者の確保という点においては、平成31年度には終える段階で何とか落ちつくんじゃないかというふうには思っております。ただ、民間についてはですね、非常にホテル建設の意欲といいますか、投資意欲といいますか、非常にまだまだ旺盛でございますので、これについてはなかなか何とも言えません。ただ、公共については、平成31年度を終える段階で落ちつきを取り戻すのではないか、その状況あたり、そのころあたりがですね、一つの家賃等々のですね、推移を見きわめる時期になろうかというふうに思っております。 ◆仲里タカ子君   今企画政策部長がお答えになったようなことをみんな思っているかもしれませんが、でも落ちつくまでの間、市民の暮らしは本当に守れるのかどうかというのは非常に不安です。今転勤のシーズンですが、看護師、教職員、転勤で内示を受けた皆さんがもう部屋が見つからないので大変困っているという相談を多分皆さんも受けていらっしゃると思います。去年から宮古島市の予算は福祉や教育に係る人員が見つからずに人件費の補正減も続いています。市民へのソフト面でのサービスが物すごく低下しているということですし、それから先ほど福祉部長がお答えになりましたように生活保護世帯も退去を迫られるような事態が起きている。どこに行くんだという話ですよね。これに対して宮古島市はやっぱり早急に対策を立てないと、あと5年も6年も続くと、景気はいいけど、市民は不幸だということになっていかないかなというのがちょっと心配です。もう答えを今すぐ見つけるというのはとても大変だと思うので、これはこの辺にしておきます。  ちょっとごみについてお伺いします。家庭系ごみですね、何回も質問しているんですが、市民の協力がなければごみの減量はできないんですよね。生ごみの収集に力を入れるということでしたし、何とか頑張りたいということですが、以前にもうちょっとごみの分別がしやすいようにカレンダーを工夫してもらえないかという話をしたときにですね、予算がかかり過ぎるというお話がありました。予算がかかり過ぎるというお話はありましたが、平成31年度の当初予算ではですね、指定ごみ袋等環境保全対策手数料が7,633万円あります。環境保全対策というのはそういうごみの減量化に使える予算ではないのかなというところをもう一度お願いします。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   確かに仲里タカ子議員ご指摘のとおり、ごみ袋の販売による収益というのは環境保全に使っているところでございますが、ただこれについてはですね、現在さまざまな事業、金額、事業メニュー、具体的に全部ここでお答えすることはできませんけれども、現状でも今ご指摘のあった財源については環境保全に使って対応しているところでございます。 ◆仲里タカ子君   この特定財源ですよね、これに使うべきと決められている予算ですから、ぜひともごみの減量を具体的に取り組めるものに予算を使っていただけるように、カレンダーをつくるというのも一つの案だと私は思っています。もうちょっと市民啓発に力を入れていただけるように要望します。  最後に、宮古馬についてちょっとお伺いします。宮古馬については、今年度は予算額が倍増していますから、本気で取り組んでいくんだろうなというふうに考えていますが、活用についてですね、この間宮古馬のことを調べていたら、今もね、いろいろ活用されているんですよね。皆さんご存じと思いますが、浜競馬ですね、すごく楽しそうな浜競馬とかですね、それから何と植物園の散策、植物園内を馬に乗って散策、それと何と何と結婚式もやったことがある。馬に乗って結婚式。だから、どうしてこれをね、こういうふうに活用されていたものが、今や何かもう一回活用計画をつくらなければならなくなったかということがもしわかったらちょっと。参考になると思うので。わかりますか。 ◎生涯学習部長(下地明君)   保存馬の活用についてですが、今現在でも下地の大型ホテルの観光農園では活用はされております。そして、去年までは植物園のほうで乗馬体験ということで活用はされておりました。このような活用の方法を私たち、宮古馬保存会とか宮古馬保存計画策定委員会がもう少しふやせないかというような話し合いは去年からずっと行っております。何らかの方向でまた飼養者の方たちとも話し合いながら、いろんな活用方法を模索していきたいと考えております。 ◆仲里タカ子君   通告書に書かなかったので、お答えできたらお答えいただきたいのですが、600万円に今年度は宮古馬の予算が倍増していますが、ふるさと納税の中に宮古馬について使ってほしいというコメントのついている納税があるというふうにお聞きしたんですが、こういう宮古馬のための納税というのがあるのか、それは例えば使えるのかということがわかったら教えてください。 ◎企画調整課長(上地俊暢君)   昨年、宮古馬保存に充ててほしいという寄附金がございました。それについては、芸術文化コースの受け入れコースとして宮古馬保存会のですね、補助金に充当されているということになっております。 ◆仲里タカ子君   ふるさと納税でですね、宮古島の宮古馬のことを心配しているふるさと納税の方がおられるというのであれば、それは本当に市の補助金と寄附者からの厚意でいただくものというのを別額にして飼養者の方にね、寄与していただければなと要望します。  それと、今年度の倍増している予算はですね、施設費が余り入っていない。この間お聞きしましたけれども、飼料の代金を上げたし、今後の活用方法についてもいろいろ論議していく、いいことだと思いますが、施設ね、私たち宮古馬を見にずっと歩いたんですが、柵をつくるのにもお金かかるけど、これがないとかですね、屋根のないところで飼っていらっしゃる方がおられて、この施設費も少し要るのじゃないかなと思うので、ぜひとも宮古馬の活用については今後とも頑張って取り組んでいただきたいと思っています。  さて、もういろいろ言っている間に私はいつも時間切れになるので、締めたいと思います。市長の施政方針をずっと読ませていただきました。宮古島市の沸騰するような昨今の状況は本当に市民の幸せにつながっているのかな、観光振興による経済効果と島全体で享受できるようにと書いてありますが、むしろそれを享受できていないと不安に感じている市民が多くいるのじゃないか、そしてこれはその先どうなっていくのだろうかというふうにちょっと心配な面もあります。1,000年先の未来に宮古島がとてもいい島に、もう持続可能なエコの島になっているように、平成30年度、今年度の、次年度の私たちの暮らしはどうなっているのか、この間私も下地島空港の、華やかなリゾート空港の下地島空港のね、開港に参加させていただきました。大変すばらしいと思いました。島外から来るお客様をもてなして、もう宮古島は本当にホスピタリティーのあるいい島で発展してほしいと思いますが、急激な開発とかね、オーバーツーリズムということで島を荒らしていくことがないように、今後ともしっかり皆さんとともに協力しながら、暮らしのことも考えて取り組んでいきたいと思います。もう3月定例会、転勤になる方も退職なさる方もいらっしゃると思いますが、みんなでともにいい宮古島がつくっていけるように、私も微力ながら一生懸命頑張っていきたいと思います。  では、ありがとうございました。これで仲里タカ子の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(佐久本洋介君)   これで仲里タカ子君の質問は終了しました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時30分から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午後零時01分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆濱元雅浩君   よろしくお願いします。議員番号23番の濱元でございます。ちょっとね、今回は量的にたくさん通告してしまったので、時間はないので、できるだけ当局の皆様はコンパクトにわかりやすくご答弁いただければと思います。早速ですが、通告に従いまして一般質問を進めていきたいと思います。  初めに、都市計画改定事業についてお伺いします。この2019年の施政方針にも都市計画マスタープラン及び用途地域、景観計画ガイドラインの見直しがうたわれており、来年度予算にも都市計画改定に向けた委託料が計上されておりましたので、その内容について確認したいと思います。  まずは、今回の都市計画改定の理由とその内容、加えてこの計画改定が地域にとってどのようなメリットがあるのか、それと策定スケジュールが検討されていればご説明ください。よろしくお願いします。 ◎建設部長下地康教君)   都市計画についてのご質問にお答えいたします。  都市計画課ではですね、次年度において都市計画マスタープランの改定と景観計画の見直しを予定をしております。本市の都市計画マスタープランは平成21年に策定され、平成29年に一部改定を行っております。そこで、まちづくりに関する各種施策を展開をしてきております。当初策定から10年が経過しており、策定当時とは都市の状況にも変化が見られることから、必要な調査、検討を行った上で今後の都市計画の基本方針となる都市計画マスタープランの改定を実施したいというふうに考えております。用途地域の見直しやですね、伊良部地域の都市計画区域への編入という問題もありますので、この都市計画マスタープランのプランの改定作業の中で現況調査及び地域住民の皆様方の意見を反映をし、都市の現状及び将来像を見据えて検討していくことになっております。そして、あわせてですね、景観計画の見直しも行っていきたいというふうに考えております。 ◆濱元雅浩君   今回のこのマスタープランと景観計画の改定という流れの中で用途地域の再編というところも出てくるのかなとは思うんですけれども、この用途地域の再編というのはどのような方向性で広げていくとか狭めていくとか、いろいろあるとは思いますけれども、現段階でどのような方向性で議論、検討していくのかという方針が上がっていればお聞かせください。  それとですね、加えてですね、現行の宮古島市都市計画マスタープランにおいてもやはり伊良部地区の都市計画編入の必要性がうたわれております。これ平成21年の段階からうたわれていると思うんですけれども、これは先ほどもご答弁ありましたけど、今回での都市計画の編入を目指して取り組んでいくということか。あと、スケジュールがわかれば、ぜひスケジュールを教えていただきたいなとは思っております。 ◎建設部長下地康教君)   マスタープランのスケジュールといいますか、まずスケジュールのほうからお話ししたいと思いますけれども、次年度の新しい新年度の予算でその検討費用ということで計上させていただいております。まず、マスタープランを検討して、そこで一つの大きな方針を決めて、その後に都市計画の改定というふうに作業が移っていきます。それを次年度とまた平成32年度において、2カ年において実施していきたいというふうに考えております。その中でやはり伊良部地区ですね、それの都市計画区域の編入ということもしっかりと議論もしていきたいというふうに考えております。  それと、マスタープランの基本的な方針といいますか、考え方なんですけれども、庁舎がですね、合同庁舎、新庁舎が新しく移るという形になりますけれども、市役所の新庁舎というのは都市施設ではありませんが、やはり市の中核をなす施設というふうに捉えられますので、その施設が動いていくということはですね、やっぱり都市の人の流れ、物の流れというのも変わっていきますので、そういった形であのあたりも改定のエリアに、エリアといいますか、用途地域のですね、エリアを検討していく必要があるというふうに考えております。 ◆濱元雅浩君   続きまして、この都市計画改定事業がですね、現在策定作業中の第2次宮古島市国土利用計画、それとか公共下水道の整備計画区域または雨水管理計画などとどのように連動していくのかお聞かせください。 ◎建設部長下地康教君)   国が策定する都市計画運用指針におきましては、都市計画マスタープランは県が定める都市計画区域マスタープラン及び市の総合計画に即したものとするとともにですね、市の国土利用計画に即したものとすることが望ましいというふうになっております。国土計画に即した計画となるように策定していくことになりまして、また水道、下水道、それと雨水排水等の計画についても関係部署と連携をしながらですね、各計画にそごがないように都市計画のマスタープランに組み入れたいというふうに考えております。 ◆濱元雅浩君   その全体が連動していくのかなとは思います。そのベースとなるマスタープランというものを策定していくというところで、これ第2次宮古島市国土利用計画、これはまだ案ですけれども、これは企画のほうでつくったのかな、非常に内容がしっかりとしていて、将来像が描けていておもしろいなというふうに思っております。この中でも庁舎の移転に伴ってこの全体像をどうやって設計していくかというのが概略というか、概要ですが、書かれておりましたので、それをしっかりとまたこの都市計画マスタープランの中にも落とし込んでいっていただいて、将来像を描いていただければというふうに思っております。  やはりまちの将来をしっかりと描いて、それをビジョンとして打ち出していくということがしっかりとできている地域が外からのまた投資、ビジネス投資なんかをしっかりと引っ張ってこれるというふうに私は考えておりますので、下水道の整備や雨水排水、最近は大雨で道路が水浸しになったりとかというところもありますので、このあたりもね、一緒に今島の課題となっている部分をしっかりと議論をした上で将来の宮古島像を描いていただければというふうに思っております。  このように総合的に島全体のビジョンを描くという中で、ぜひとも立地適正化計画とか中心市街地活性化計画というものと中身としてはほぼほぼ同じ議論をしていくものだと思いますので、今回の計画策定から都市計画という平成31年度、平成32年度の事業と連動した形でこの2つの計画を進めていくということはできないかどうか、このあたりについてお聞かせください。 ◎建設部長下地康教君)   都市計画であるとか、マスタープランであるとか、そういった大きな計画があるんですけれども、それにもう一方にですね、立地適正化計画というものもございます。こういったものはまた細かくやっていくことになると思うんですけれども、それについてはですね、まず我が国は人口の急激な減少と高齢化、さらに財政及び経済において持続可能な社会を実現することが現在大きな課題となっております。こうした中、医療、福祉施設、商業施設や住居等がまとまって立地をし、高齢者を初めとする住民が公共交通により生活利便施設等にアクセスできる仕組みを構築するためにですね、コンパクト・プラス・ネットワークの考え方を推進しているところがその立地適正化計画という形になります。これは、行政と住民や民間事業者が一体となったコンパクトなまちづくりを推進するものでございます。 ◆濱元雅浩君   ご説明ありがとうございます。立地適正化計画は、今ご説明あったように公共交通機関網というか、そういう整備に基づいて少し離れた地域からでもしっかりとサービスを平等に受けられるようにというのも含めて、島全体の交流や流通も含め、人も物もしっかりと動くというような交通網の整備を含めた島全体計画ということだと私も理解をしておりますので、ぜひね、この機会にそのあたりまでしっかりと広げて計画の策定に向かっていっていただければというふうに思いますので、連動できるかどうかに関してはちょっとご答弁がどうだったかはよくわかりませんが、お願いをして終わりたいと思います。  続いてなんですけれども、観光施策についてということで、第2次宮古島市観光推進基本計画について通告をさせていただいておりましたが、申しわけございません、観光商工部の皆様、せっかく答弁をお考えいただいたと思いますけれども、私もまだこれ資料取り寄せて読み始めたところでもございますし、6月にやりたいなと思いますので、今回は申しわけございません。6月に向けてまた一緒にいろいろな話をしながら質問を考えていきたいと思っております。  続きまして、宮古島市し尿処理適正化構想というものが平成21年に策定されております。これに基づいて少し質問をしようと思っておりますけれども、これ何で始まったかというと、現在し尿処理施設という、単独でし尿処理を、生活排水処理というものができる施設がなくて、下水道投入施設というものが平成24年ですかね、に完成して今稼働しているというところで、なぜ処理施設じゃなくて投入施設になったんだろうというところを調べていったところで出てきたのが平成21年に策定されたこの構想に基づいて事業が進められたということだったので、これを取り寄せて少し中身を確認したところでございました。平成30年3月には、宮古島市一般廃棄物処理基本計画後期計画という中で、これは廃棄物がメーンなんですけれども、その中で一部、生活排水処理基本計画というのが3章に入っていたので、このあたりが新しく改定されたものなのかなとは思うんですけれども、この2つの資料がある中で少しお伺いをさせていただきます。  このし尿処理適正化構想の中で方針として挙がっていたのが公共下水道と集落排水の整備と加入促進というあたりだったり、合併浄化槽の普及というものがありましたので、まずはですね、公共下水道と集落排水の整備の現状と、この資料の中では最終の推計として数字が出ているのが平成34年、2022年ですね。その平成34年の現状での予測をお聞かせください。 ◎上下水道部長(大嶺弘明君)   それでは、公共下水道及び農業集落排水、漁業集落排水の整備の現状について、まずはお答えいたします。  公共下水道の全体計画は、平成29年度で839ヘクタール、このうち認可区域面積が440ヘクタール、認可区域整備面積が183ヘクタール、接続人口が6,369人、接続率が73.5%でございます。また、農業集落排水は6地区で整備率が100%、接続人口が2,252人で、接続率が78.6%です。それから、漁業集落排水は2地区で、接続人口557人で、接続率は37.0%程度でございます。  それから、平成34年度の計画処理人口をどれぐらい見込んでいるかということでございますが、平成34年度は6,986人を見込んでおります。                 (「休憩お願いします」の声あり) ○議長(佐久本洋介君)   休憩します。                                     (休憩=午後1時48分)  再開します。                                     (再開=午後1時48分) ◆濱元雅浩君   この数字なんですけれども、例えば平成21年につくったし尿処理適正化構想の中では、平成29年の段階で公共下水道は、下水道の利用者人口というか、処理形態別人口というふうに書いてありますけれども、下水道を利用されている方の目標値は2万6,935人というふうに示されております。それに対しての結果が現在6,369人ということで、非常に低いなというふうに感じております。同じ資料ですけれども、これには平成34年の段階では公共下水道は3万500人が利用しているというふうな予測を立ててあって、今ご答弁あった平成34年は6,989人。ここにも大きな差が出てきているということは、これは下水道整備が非常におくれているというのが現実かなというふうに思っております。例えばこれが平成21年の少し古い資料だからということで、平成30年3月につくったこの基本計画であったとしても、平成34年の公共下水道の人口は1万2,275人というふうな目標を立てています。この乖離というのは非常に大きな問題だと思いますので、今後しっかりと下水道の整備を急いでいただいて、この目標にできるだけ近くなるような、今結局、平成29年から平成34年までの間に600くらいしか伸びないという数字を目標にされている、推計ですから目標ではないかもしれませんけれども、そういうことではなくて、このあたりの計画に基づいた形でしっかりと目標を立てて、それに向かって事業を入れていっていただきたいというふうに思います。そのお願いをするということで、次に移ります。  合併浄化槽の普及というところでの処理形態別人口推移、今の同じ話ですけれども、現状の合併浄化槽を使っている方の人数、また平成34年の目標というか、見込みというのはどうなっているかお聞かせください。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   合併浄化槽の現状ということでございます。最新のデータが把握できませんでしたので、昨年3月に策定しました、濱元雅浩議員もお手元にお持ちの一般廃棄物処理基本計画の数字を参考にお答えしたいと思います。平成28年度の実績でお答えしますが、平成28年度末で合併浄化槽の接続件数は6,026件となっております。これは、平成21年3月に策定しました、し尿処理適正化構想では、平成28年度は6,527件の計画推計となっております。また、接続率のほうで説明しますと、平成28年度末時点で公共下水道、農業用集落排水事業の計画処理人口を除きますと約30.8%となっております。先ほどの基本構想の中では33.4%の推計の数字を出しておりますので、接続率は推計の構想を下回っているということになります。  それから、平成34年度の見込みの数字でございますが、これは2つの今計画が手元にあるわけですけれども、し尿処理適正化構想の中では合併浄化槽の数が平成34年時点で8,187となっております。ただ、昨年3月に策定しました基本計画では、合併浄化槽の平成34年時点での計画数値は1万3,974というふうになっております。 ◆濱元雅浩君   合併処理浄化槽、平成28年段階では平成21年に立てた目標とほぼほぼ一緒であるということは理解しました。その上でね、先ほどあった公共下水道への接続率が、普及率が悪いということで、それをトータルして考えて、結局今現状として宮古島のし尿、生活排水含めてどうなっているかというと、単独処理浄化槽がほとんどであるという結論に至ると思います。平成28年の数字、ちょっといろんな資料があってばらばらなんですけど、やっぱり3万6,000人ぐらいはまだ単独浄化槽を活用しております。この新しいほうの平成30年につくった資料においても、平成34年の段階でもまだ1万6,251人は単独浄化槽を利用するというふうになっております。国も全体的にですね、これすごく前からですけれども、環境のこととか、特に宮古島は地下水のこととか、いろいろありまして、単独浄化槽を合併処理浄化槽への転換を進めておりますので、ぜひこれはどんどん、どんどん進めていってもらわないといけないなという思いと、やはり下水道もしっかりと整備をしていって、このあたりの数字をできるだけ目標より、いわゆる単独処理浄化槽の人数を減らしていくという動きが急ピッチで必要ではないかというふうに考えております。これ現状でこの人数でいきますと、5万4,260人を平成28年の段階で母体とすると、単独処理浄化槽の人数というのは68%とかになるわけですよ。68%がまだ単独処理浄化槽というのは、これから観光で観光リーディング産業として島を売っていこうというので頑張っていこうという中ではちょっと厳しい数字かなと思いますので、ぜひともこれからのご努力をよろしくお願いしたいと思っております。  ちょっと飛ばします。次に行きましょう、時間もないので。  だから、これはですね、し尿及び浄化槽汚泥収集量とかありますけれども、構想の中での収集量の分析というのがあるんですけれども、これはだから平成28年の段階でどのぐらいの収集量があって、平成34年にはどのぐらいになるという推計が上がっているか教えてください。                 (「議長、済みません、少し休憩を」の声あり) ○議長(佐久本洋介君)   休憩します。                                     (休憩=午後1時58分)  再開します。                                     (再開=午後1時59分) ◎生活環境部長(垣花和彦君)   し尿投入処理施設で処理しております、し尿、汚泥の数値でございますが、平成24年度からの実績で説明しますと……                 (「平成28年度でいいです」の声あり) ◎生活環境部長(垣花和彦君)   平成28年度。平成28年が1万1,109キロリットルとなっております。先ほど説明しました基本計画の中では、これ観光客数増加を加味しまして、平成34年度で1万8,451キロリットルを想定をしております。 ◆濱元雅浩君   平成34年、2022年ですね、の段階で1万8,451キロリットルということです。これは観光客数の推移も見込んだ形で計画が立てられているので、ふえているというのは現実であります。平成21年の計画時点では1万5,643キロリットルであったので、相当数ふえているなというところであります。これを1日ではどれくらいというと、50.5キロになるはずですね、割ると。365で。それでですね、ちょっと話を進めます。現在のし尿処理下水道投入施設の処理能力というのはマックスで1日当たり55.5キロリットルというふうに答弁をされております。現在の搬入量の上限が50キロリットルということでありますので、現計画の段階でも既にこれをオーバーする可能性は出ている。その上でですね、今このし尿処理の中で一番問題になっているところが、たくさんの今工事現場があって、その工事現場にある仮設トイレというのが、例えば夏場に向けて相当そこから出てくるし尿や汚泥の量がふえるということが起こっていて、業者もそこの対応に非常に苦慮している。その仮設トイレは容量が小さいわけであるので、そんなにずっと置いておけないので、早急に対応しなきゃいけないという、そういう側面も出てきている。相当に厳しい状況が続いているというふうに理解をしております。  もうちょっと先に進めちゃいますけれども、それでですね、この平成30年の一般廃棄物処理基本計画の中では汚泥再生処理センターの設置というのを、それの整備の必要性を非常に訴えております。前回の平成21年の段階で、平成21年の段階なので、し尿下水道投入施設であった場合に4億3,000万円程度の費用がかかる。この汚泥再生処理センター整備事業だった場合に約20億円という試算が出ております。それを受けてでもですね、この一般廃棄物処理計画の工期計画にあるように、できるだけ早急に私はこの整備を進めていっていただきたいというふうに考えております。  そこで、1点だけ最後にというか、聞きますけれども、し尿処理投入施設の整備事業が行われました。これがですね、供用開始の半年ほど前倒しになっているんですよね。そもそもの計画スケジュールでは平成24年10月ごろの供用開始予定が、平成24年4月にはもう供用開始になっているんですね。これが早まった理由というのがあれば、わかれば教えてください。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   濱元雅浩議員ご指摘のとおり、構想の中で示しておりますスケジュールより早目に供用開始となっておりますが、なぜそういうふうになったのかということを当時の担当者のほうに確認をしました。その結果、当時の地元住民等との同意の手続、こういうスケジュールが早目に終了して、工事も順調に進んだということで、当初のスケジュールより早目に供用開始ができたということでございます。 ◆濱元雅浩君   当時もですね、し尿処理施設が量をオーバーしているという時期が続いて、それで逼迫していたという流れの中でこういう計画よりも早い段階で供用開始ができたという、スムーズな展開でできたということはすごく敬意を表したいと思いますし、現在その状況が近づいているというご理解の上で、ぜひともこの事業を推進していっていただきたいというお願いをして終わりたいと思います。  相当時間がないので、次に行きます。CIQの建設についてです。幾つか挙げているんですけれども、これ12月定例会の補正で基本計画の策定の予算がついたと思うんですけれども、これがついたばかりなんですけれどもということで、整備予定のスケジュールをお聞かせください。 ◎建設部長下地康教君)   CIQ施設に関するご質問にお答えしたいと思います。  これ濱元雅浩議員がおっしゃるとおりですね、基本計画に対する予算がついたばかりということでございますけれども、平成31年度におきましてもですね、委託料として計上させていただいております。まず、内容でございますけれども、施設の配置計画、動線計画とかですね、交通広場の計画、それと建築の基本計画ですね、そういったものを平成31年度の委託業務の中で検討していってですね、平成31年度に実施設計を完了してから同年度、平成31年度にですね、工事を着工して、平成32年4月、これ2020年の14万トン級クルーズ船専用バースの供用開始に向けて、それに合わせて供用開始したいというふうに考えております。 ◆濱元雅浩君   2020年4月の供用開始を目指しているということであります。  それでですね、次、これ建設には計上がされているということは官民連携の現状はどうなっているかということで、先日の答弁で協定締結に至っていないということでありました。それでですね、お聞きしたいのが、これ官民連携によるクルーズ拠点整備事業として国が85億円、市の負担分が5%で、民間が7億円の総事業費で92億円ということで進んだ事業だと思われます。市の負担分5%というと、4億2,500万円になるかと思います。今回工事請負費で7億9,542万7,000円という計上があった、委託料も含めて2,737万4,000円があったので、平成31年度の流れの中では8億2,280万1,000円になるんですけれども、それと市の負担分という4億2,500万円を足すと、市が民間が持つ予定だった7億円というのを持って事業進めていくと、12億4,780万円の費用が市の負担分ということの理解でよろしいですか。 ◎建設部長下地康教君)   まず、この官民連携の事業というものはですね、民間のクルーズ会社が旅客ターミナルを投資によって整備をすると、それがおよそ7億円を予測していました。それで、そのうちまた80億円余りですかね、それがクルーズ専用岸壁の工事費というふうになって、それの約5%が市の負担というふうになりますけれども、基本的には、国の直轄事業において港湾管理者、宮古島市は、その事業に対する負担金として毎年ですね、5%の負担をしております。なので、今回のクルーズ船専用バースに関する事業費に対する5%はおよそ4億円ですかね、それは市の負担というふうになります。それで、今我々が平成31年度に予算を計上しております約8億円の事業費等にはですね、CIQ施設を整備するという形に考えています。先ほど申しましたように、その整備の供用開始の期間はというと、2020年。クルーズ船専用バースに合わせるという形でございまして、じゃ民間の7億円はどうするのかということですけれども、これは実を言いますと、まだ民間のですね、これ民間が整備するのは旅客ターミナル施設でございまして、それの施設を整備するその位置がですね、今民間とやりとりをして協議中でありますので、その7億円というのはですね、まだ実行されないというような段階になっております。実行されなければですね、民間のクルーズ会社の優先権というのがその民間会社は獲得されませんので、一般のクルーズ会社と同様な入港という形になります。繰り返しますけれども、カーニバル社という民間のクルーズ会社は7億円という旅客ターミナル施設の投資において優先権を得るという条件になっております。 ◆濱元雅浩君   今のお話ですと、旅客ターミナルということに民間は7億円を出すということであって、今建設するCIQというのはそもそも市が出すというお考えだったような話になっておりますけれども、そうではないと思いますが、いかがなんですか。占有権はもう、だからその7億円のターミナルビルをつくるということが最初から決まっていたのか、CIQの施設をつくるということなのか、それであればそもそもCIQに関しては市で建設をするということが当初からあったというご答弁ですか。 ◎建設部長下地康教君)   まず、話を整理しますと、官民連携の事業というのは、民間クルーズ会社が7億円の投資をして旅客ターミナルをつくる条件でございました。それによって優先権を得るということですね。それをもって協議をしてきたんですけれども、その民間会社のほうがですね、そのターミナル施設をつくる位置、場所ですね、それが我々が当初計画しているものと合わなかったということで、まだその協議は続いている段階でございます。なので、2020年にはそのCIQ施設を含めた民間が整備する旅客ターミナル施設が完成をしません。要するにクルーズ船専用バースが供用開始をする2020年にですね、それまでには完成しませんので、民間の旅客ターミナル施設がですね、それで供用開始されたときにはですね、CIQの施設を暫定的に我々が準備をして、そこでそのCIQをやっていくというふうな考え方で今回の平成31年度の予算にその施設整備ということで予算を計上させていただいております。 ◆濱元雅浩君   それでは、その次の官民連携での着岸優先権という話の中で、これができなければ無効になるということでありますけれども、今のお話の流れの中で、その約8億円の建設費を出してつくったCIQ施設に対して、その事業者が完成後に建設費を負担するという形で官民連携になるということはあるのか。そうでなければ、本来であれば民間がそのCIQ施設もつくるはずだったものを市が今持ち出ししてつくるということでありますよね。それをその民間のほうで、完成後でもいいので、建設費の負担をしてくださいということで官民連携を成立させるということができるのか、またそれに乗るほかの事業者がいたらそれは交渉できるのか、これをお聞かせください。 ◎建設部長下地康教君)   まず、なぜ宮古島市が暫定的にCIQ施設をつくるかということがございますけれども、これには1つ大きな理由がございまして、まず日本がですね、これ閣議決定をしているんですけれども、船内CIQではなくて、船外でCIQをしましょうというような閣議決定がなされております。それに基づいて、我々は船外でCIQをするために、暫定的に市のほうでそのCIQ施設を準備するという形でございます。それで、将来的にですね、民間が整備する旅客ターミナル、CIQを含めた旅客ターミナル施設が完成すれば、基本的に暫定的なCIQは移るという形になります。しかしながら、その後の施設はですね、有効利用するという形でほかの目的に使っていくという形になっていきますので、民間が整備した旅客ターミナル施設はCIQも将来は使われていくということでございます。 ◆濱元雅浩君   余り納得がいくものでもないような気はしますけれども、それはそれとして、2020年4月のせっかくね、クルーズ船専用バースができるわけでありますから、その入り口としてしっかりとした受け入れができるような段取りをぜひとも進めていっていただきたいというふうに私は思っております。これに関しては、また今度でもやりたいと思います。  ちょっと時間が本当にないので、次の教育施設についての1点だけ端的にお答えいただければと思います。城辺統合中学校についての開校に向けての整備費総額だけ、それと整備費と開校スケジュール、再度お願いいたします。 ◎教育部長(下地信男君)   具体的な数字につきましては、来年度、平成31年度の当初予算に計上しておりますけども、校舎建築、それから外構工事、旧施設の解体等、設計委託業務の中の成果で具体的な事業は出てくると思いますけども、現在のところですね、市の発注する建築工事などの建築単価を参考にして、概算で事業費の総額は8億6,000万円と見込んでおります。ただ、新年度に労務単価の引き上げがあるというふうに聞いていますので、それに多少のかさ上げ、上積みが、上乗せがあるというふうに考えております。 ◆濱元雅浩君   これ、2020年4月の開校でよろしかったですかね。 ◎教育部長(下地信男君)   城辺地区統合中学校の開校は、平成33年4月1日でございます。                 (「2021年ですか」の声あり) ◎教育部長(下地信男君)   はい。 ◆濱元雅浩君   ありがとうございます。  それでは、進めていくんですけれども、総合庁舎について、またこれも挙げたんですけれども、少し時間がないので、これは総務財政委員会でも私聞きましたので、申しわけない、本来であればこの議場でも同様の説明をいただきたいなと本当は思っていたんですけれども、4番だけ。入札辞退や入札不調が今起こっている状況の中、これをどのように今捉えているのかということだけお聞かせください。 ◎振興開発プロジェクト局長(砂川一弘君)   入札辞退や入札不調をどのように捉えているかということですが、総合庁舎建設工事の入札について、辞退した企業からその理由が提出をされております。辞退の理由は各社それぞれで、技術者の確保が困難、あるいは作業員の確保が困難、会社の都合による、それから手持ち工事が多く、さらに工事を受注することが困難などという理由でございます。どのように捉えているかということですけども、これはもう会社がそういうふうに出してきた理由でございますので、そのとおりかなと思っております。 ◆濱元雅浩君   最後にですね、市政運営についてということで何項目か挙げていますけれども、ちょっと抜粋してになるのかなとは思います。予算編成の際でありますので、やみくもに事業を積み上げていくのではなくて、やはり幾つかの経済指数に基づいて市としての地域経済の将来動向を見きわめながらこの予算編成という作業が行われているだろうというふうに理解をしております。  そこで、まずはですね、市として宮古島の経済状況をどう捉えているかというあたりをお尋ねいたします。建設コストの増加が暮らしと経済にどのような影響を及ぼしているのか。建設ラッシュ及び建設コストの今後の推移についてどのようにお考えかお聞かせください。 ◎建設部長下地康教君)   建設ラッシュ及び建設コストについてのご質問にお答えいたします。  島内建設コスト上昇の事情に関しましては、これまで葬斎場、JTAドーム宮古島、リサイクルセンター、それと伊良部地区小中一貫校などの大型公共工事がですね、続いたことに加えまして、主に共同住宅やホテルなどの民間工事が増加してきているためというふうに我々解釈をしておりまして、今後建設コストが数年間は現状と同様に継続し、平成31年度、平成32年度において総合庁舎、それと伊良部島の屋外運動場、それであるとか自衛隊施設といった大型公共工事のピークを迎えた後、緩やかに降下して安定していくものというふうに予想をしております。 ◆濱元雅浩君   建設コストの増加が暮らしと経済に及ぼす影響に対してお答えください。 ◎企画政策部長(友利克君)   建設コストの増加が暮らしと経済に及ぼす影響です。建築コストの上昇によってアパートなど諸建築費の高騰が見られるという状況については承知をしているところでございます。また、個人向け住宅ローンが減少しているということについても、住宅建築に係る借り入れ必要額が高額になっているということで、いわゆる借り控えというものが生じているという状況については把握をしているところでございます。 ◆濱元雅浩君   銀行とか公庫に行ってもですね、この個人向けの住宅ローンや個人でのアパートの建築とかというあたりにやはり相当苦慮しているというか、それが決裁に至るのが相当数少なくなってきているということが現実に起こっているということでありました。  昨日ですけれども、国土交通省から平成31年の地価公示が発表されました。そこで気になったのがですね、地価公示価格形成要因の概要という資料で、沖縄県代表監事が先島についてコメントしています。その中で、その他特徴的な変動率を示した地域と要因という中で、宮古島市のアパート関連の需要動向が逼迫している。アパートの空き室がないと。自衛隊関連の公共事業や民間ホテル工事など職人や現場作業員など多くの人が宮古島市に滞在している状況から、アパート賃料上昇が急激であると。しかし、建設費が高騰しており、賃貸事業として収益性は低い状況にあるというふうなコメントを発表しておりました。今お話あったとおり、やはりこのアパート不足や家賃の高騰というところが、その上でまた住宅建設がままならないという状況が続いているということで、定住を呼びかけている子供を持つ若い世代というのが非常に今この島で暮らしにくい状況になっているんではないのかというふうに感じております。  それで、ちょっと1つ飛ばして、住民所得向上の予測というあたりも聞かせてください。特にですね、これ現場で作業されている方々の中で、宮古島の作業員と島外から、県外からいらしている作業員の人件費に差が出ているという話をよく聞くんですけれども、現実的にどのような格差が生まれているのか、それはどのように解消されていくとお考えかお聞かせください。 ◎企画政策部長(友利克君)   格差について具体的に把握しておりません。ただ、耳にするといいますか、本土からの方々はもう3万円ぐらいになっているとか、2万円はもう普通だとかね、そういった話は聞いておりますけども、その格差ということについてはなかなか把握をしていないという状況でございます。現在の状況がどのような形で所得に反映しているかということについてもですね、具体的に把握をしているわけではございませんけども、最近のといいますか、今年度の予算編成においても個人住民税あるいは法人住民税というものが伸びているという状況からしても、着実に市民の所得というものは向上しているものというふうに見込んでいるところです。 ◆濱元雅浩君   企画政策部長、もう少ししっかりとね、調査をぜひ入れていただきたいなと思っております。所得向上につながっているか、これはもちろんいろんな事業者に聞き取りをしたところ、もちろん残業がふえている部分のプラスというのは出ていると。しかしながら、基本給のベースアップにつながっているという事業者は本当に少ないです。それを賞与対応で今出してはいるんだけれども、現状として基本給のベースアップというのはまだ少し先が見えない中では、今経営者としてはやりにくいというのが現実という話もお聞きしました。経営者としてはやはりそういう判断もあり得るんだろうなというふうに私は理解しております。これ、地元の皆さんがやはり今建築現場たくさんある中でお仕事されているものの、所得の向上につながっていかなければ余り今の好景気が全体に広がるということを感じられなくなってしまうので、このあたりはもう一度、例えば総合庁舎の金額がふえた部分、最大のところ、大きな部分が人件費の高騰という話が出ている、その中でこういうことが起こっているんであれば、やはりしっかりと調査をしていっていただきたい。ぜひとも地元の人たちの所得向上につながるような、そういう事業の展開をしてもらいたいというふうな思いであります。  もう少し飛ばしていきます。総合庁舎建設が島に与える影響についてという中でですね、建設ラッシュで現場の負担増に対する事故多発の懸念ということで、宮古労働基準監督署が建設工事の急増が背景となって建設業の労働災害が昨年の3倍になったということを発表しておりました。もちろん建設の件数がふえているので、例年より高くなるというのは現実かもしれませんけれども、それにしてもやはりそういう現場の中でこのような状況が起こっている、それは農地の問題であったり、数が多かったりというあたりも出てきているというふうに新聞では報道されておりましたけれども、このあたりに関してどのようなお考えを持っているかお聞かせください。 ◎副市長(長濱政治君)   総合庁舎建設現場につきましては、通常民間住宅に比べますとはるかに規模も大きいため、安全対策についても十分に管理を行わなければならないと承知しております。公共施設ですので、専任の統括する管理技術者を置くことはもちろんですが、安全管理に関しましても専任の技術者を置くなどして万全を期してまいります。確かに現場がですね、錯綜するという部分はございます。ただ、今回の場合は建築1工区、それから建築2工区、そしてあと電気機械というこの3つの工事を現場持つということで、それぞれの責任者をしっかりと配置して、コミュニケーションがとりやすいような形をとります。そういう意味では、しっかりと下部のほうまでですね、連絡がきちんとできるというふうに思っております。 ◆濱元雅浩君   今の件ですけれども、なぜこれを聞くかというと、総合庁舎についてという中でありましたけど、総務財政委員会でも聞きましたけども、造成工事の完了が2カ月程度おくれている。建設に対する着工の予定はということで、4月という話を聞いていて、それでは同じ現場で重複してしまうのではないかという質問をしたら、それでも大丈夫ですという答弁だったんですけれども、そういう同じ現場で別の作業、いわゆるあそこ広いですけれども、全体が造成の工事と建築の工事が同時に入って作業やっていく、それが本当に安全性の確保になるか、このあたり聞かせてください。 ◎振興開発プロジェクト局長(砂川一弘君)   現在造成工事を実施をしておりまして、造成工事は5月17日までの工期で現場のほう進めております。建築工事につきましては、4月から着工を予定をしておりまして、ただ今進めております造成工事については、敷地の造成のみではなくてですね、周辺の道路からの取りつけ工事も含めて工事を実施をしておりますので、その造成に係る部分だけではなくて、周囲の道路からの取りつけも含めて5月までの工期というふうに見ております。 ◆濱元雅浩君   危険性を除去して、できるだけ安全に進めていただきたいと思いますけれども、3番目になります。庁舎建設を急ぐ前提となったのが合併特例債の発行期限だと思います。それが平成32年までの発行期限ということで、平成28年ぐらいからですかね、一気にこの事業が進んでまいりました。しかしながら、この合併特例債の発行期限が5年の延長になっております。これは皆さんご存じだとは思うんですけれども、この5年の延長になったという流れの中で、今るる質問をしていた経済状況や建設コストの高騰、先ほどあったように平成32年が公共工事等のピークを迎えて、それから緩やかに下がっていくという話ありましたけれども、この緩やかなのがどのぐらい緩やかなのかで地域の経済に及ぼす影響というのは非常に大きいわけですよ。その上で、この5年延長が可能であるということであれば、平成37年まで、2025年ですか、2025年までの間に庁舎を建設するということも考え得るのではないかと思うんですけれども、そういう方策を考えることによってこの2020年ピークを迎える事業を緩やかに、それこそ本当に緩やかに落としどころをつける、その下支えとしてこの庁舎建設というのを入れ込んでいくということもこの地域の経済の安定、そして人手不足というのもロングスパンでぜひとも宮古島の方々がこの事業に参加できるような、そういう仕組みを考えていくと、このせっかくの5年延長を有効に使おうという議論がなかったかということについてお答えください。 ◎副市長(長濱政治君)   5年延長といいましても、結局平成32年度で切れますので。平成32年度。それを前提にお答えいたします。  現在、本市における建設工事は民間及び公共工事とも多くの発注を行っている状況で、入札辞退する会社が出ている状況です。県の関係課に問い合わせを行ったところ、県の沖縄本島内でも同様な状況が見られるとのことでした。しかしながら、建設コストの高騰は進んでおり、現時点では価格が安定する見込みは立たず、今後もさらにコスト増が進むものと考えられます。また、本市は現在7庁舎での行政サービスを行っておりますが、うち3庁舎は老朽化が著しく、このままの現状で行政サービスをしていくことは大がかりな修繕等を要し、施設管理を行う上での負担が生じるものと想定されます。そのような状況下で市としての負担を考慮いたしますと、総合庁舎建設をおくらせることはこのような課題を先送りするものであり、基本計画でお示ししました事業スケジュールに沿って進めてまいりたいと考えております。                 (「平成37年度です」の声あり) ◎副市長(長濱政治君)   私が間違っておりました。平成37年度だそうです。 ◆濱元雅浩君   ありがとうございます。ですよね。平成37年度ですよね。私は、このせっかく決まった計画で行政は計画に沿ってしっかりと今進めていっているというのは理解しますし、それはそのとおりだと思います。しかし、これはいろんな影響もありますし、この5年延びたということを最大限に使って、私は地域利益をできるだけ長い期間でこの島の利益を生んでいっていただきたい。そこにはやはり今回のこの案件に関しても政治的な判断という中で、市長も議会の皆さんもこのあたりを念頭に、ぜひともいい判断をしていただいて、この地域が将来長く繁栄していくことを願って私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(佐久本洋介君)   これで濱元雅浩君の質問は終了しました。 ◆島尻誠君   2日目のですね、本日最後の登壇になりますけども、いましばらくおつき合いのほどよろしくお願いいたします。早速通告書に従いまして質問させていただきます。  まず、市長の市政運営についてお尋ねします。市長は施政方針の中で、平和への取り組みとして、恒久平和を希求する心を醸成するため、遺族会との合同慰霊祭を開催するほか、沖縄県平和祈念資料館などの関係機関と連携し、「児童・生徒の平和メッセージ展」を開催し、恒久平和を希求する心を醸成すると述べられていますが、ここでいう市長の描く恒久平和は何か伺います。  続きまして、県民投票についてお尋ねします。去る2月24日に行われた辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票の結果において、圧倒的な民意とも言える埋め立て反対の有効投票数が71.15%、宮古島市においても72.12%という高い得票数を得たことは、基地を抱える沖縄の大きな民意のあらわれであることは言うまでもありませんが、当初市長は県民投票への参加を議会の判断とし、去る12月定例会の判断に委ねました。そして、2度にわたる議会の不採決の結果、議会の議決、賛同を尊重して県民投票への不参加を表明いたしました。そこで伺いますが、県民投票の結果についてどのように受けとめているのか、市長の見解を伺います。  続きまして、市長が辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票への参加を表明し、選挙管理委員会や投票事務作業、また市民への広報や宣伝での周知などの実質的な作業へのおくれが生じたのではないかとの見方がとれますが、それについて見解を伺います。  続きまして、同じく辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票で、宮古島市において投票率が38.4%と県内全市町村で最低となった要因について、市民から投票実施の判断のおくれと指摘がありますが、市長の見解を伺います。  続きまして、港湾事業についてお聞きします。トゥリバー地区埋め立て整備事業についてお聞きします。平成3年度から平成21年度にかけて整備されたトゥリバー地区については、事業完了後、売却された用地に関しては、企業努力により市が構想するコースタルリゾート計画に沿って着実に前に進んでいるものと認識しますが、現在の状況についてお聞かせください。  また、約224億7,000万円もの予算が費やされて整備されたトゥリバー地区ですが、売却用地の現在の状況について、計画概要がありましたらお聞かせください。  続きまして、行政財産についてお尋ねします。本市が管理する行政財産について、これは12月でもお聞きしましたけども、里道の土地使用、法定外公共物の許可状況についてお尋ねします。現在、保良鉱山が予定されている、発掘し使用されている対象道路の土地については、その土地を必要とする方が自由に使用することができると、さきの12月定例会での建設部長のご答弁でした。これは、明らかに無断で使用し、搬出があるような事例に関して、本市として行政指導や処分はどのように考えているのか伺います。  また、本市が管理する里道の所有権について、平成12年の地方分権一括法の施行に伴い、取り扱い要領などの改正を経て国から譲与されたもので、実質本市が管理する大きな財産だと認識します。その権利が無断で使用され、掘削や現物の搬出等などがされている現状について、本市として認識があったのか、見解を求めます。  続きまして、公共事業についてお尋ねします。本市が発注する公共工事について、城辺クマザ地区ののり面工事について、現在の進捗状況をお聞かせください。  また、対象地区において仮設道路沿いの木々の伐採等が見られますが、保安林との区域指定には問題ないのかお聞きします。  続きまして、福祉行政についてお尋ねします。障害を持った方々の支援について、ホースセラピーの導入について。障害を持った方々の支援については、これまでも本市に対しては手厚い支援のあり方を求めてきた次第ですが、心や体に障害を持った方々の生活はさまざまで、対応も適正かつ効果的な表現が求められます。ヨーロッパにおいては保険が適用されるほどで、セラピーの導入についての取り組みが重要視されています。当事者が家族にもふだん見せない表情など、さまざまないい結果が出る、そのことで多方面での相乗効果に期待が寄せられています。そのことを受けて、本市においても障害を持った方々が宮古馬と触れ合う機会を積極的に取り入れ、憩いの場所の設置を行い、ホースセラピーを活用した支援に取り組むことができないか伺います。また、障害を持った方々の支援について、新年度で取り組む各施策についてお聞かせください。  続きまして、環境行政についてお聞きします。池間湿原、通称イーノブーの海水化に向けた取り組みについて。これは1年前ですかね、新里匠議員も同じような流れでお聞きしていますけども、方向性を変えてちょっと質問させていただきます。池間湿原の埋め立てによる環境変化で湿原の生態系が大きく変化しています。これまで海水が行き来していた池間湿原の埋め立てから約40年近くが経過した現在、状況が一変して生態系が大きくさま変わりしています。埋め立てによって淡水化が進み、生息していた動植物の住環境が大きく変化し、生息個体の後退連鎖が起きたと思われます。多くの飛来があった野鳥などの減少、水辺周辺をすみかとした野そ、野ネズミの大量発生により基幹作物のサトウキビや根菜類、野菜への深刻な被害の拡大、懸念されるのはツツガムシ病の感染源でもある、野ネズミ等哺乳類へのリケッチアの病原体を持ったダニの寄生で人への間接的な接触であります。県内で初めて死亡例も出ているのは記憶に新しいと思います。以上のことから、住民への深刻な生活への影響ははかり知れないものと考えますが、以前のように湿原を海水化に戻す取り組みができないか伺います。  続きまして、農林水産業についてお聞きします。畜産農家の支援について。宮古家畜診療所の年間を通して廃用になる、または疾病などで死亡する肉用牛の死亡牛が子牛を合わせて今年度は2月末で551頭との報告があります。農家の負担が大きい産廃処理費用を本市が支援できないか伺います。  続いて、宮古島市肉用牛センターの模様がえ工事について、現在の進捗状況をお聞かせください。  続いて、道路行政についてお尋ねします。市営住宅敷地の設備管理について。平良島尻市営住宅敷地内において雨天時に冠水があり、入居されている方々に支障を来しています。敷地内にある浸透ますの詰まりによるものと思われ、沈砂池やプロパン庫の管理も住民から指摘があり、早急に対応できないかの声があります。見解を求めます。  続いて、教育行政についてお尋ねします。ユネスコ無形文化遺産について。昨年登録された島尻、野原のパーントゥのユネスコ無形文化遺産登録に伴い、地域ではさまざまな期待を寄せる声があります。一方で不安視する方々の声もあり、さまざまな意見が寄せられています。例えば上野、野原のつかさの方によれば、地元での祭祀行事の後継者問題や、野原地区の子供たちの減少で祭り自体の存続も課題の一つ。さらには、身にまとうつる草、通称キャーンと言われているものも以前と比べ少なくなっているといいます。島尻においては、マナーの悪い一部の見物客の交通、防犯の警戒領域や業務が多忙化するなど、地元でできる協力体制も精いっぱいの状態です。多くの課題やさまざまな深刻な問題を今後どういう体制で本市が支援できるのかお聞かせください。  それと、公園の遊具施設について。カママ嶺公園にあるあずまやが倒壊の危険があるとの報告を受けました。多くの家族が同施設を利用するため、この公園の利用に関して不安視する声が上がっています。対応できないか伺います。  続いて、県指定天然記念物の宮古馬の保存についてお聞きします。昨年、宮古馬に関しては飼養管理などのあり方、または本市としての支援のあり方に各方面から問い合わせをいただいているところですが、昨年起こった報道事例から宮古馬の存在のあり方を問われているともとれますが、協会として、または所管の教育委員会としての見解をお聞かせください。  さらに、現在の飼養頭数、飼育状況、受け入れ農家の課題等についてお聞かせください。  続いて、植物園や受け入れ農家を対象にした宮古馬を利活用した乗馬体験や、昔ながらの馬車を利用し、宮古馬とその観光エリアを整備し、新しい観光産業として構築できないか伺います。  答弁をいただいて再質問させていただきます。よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   まずは、恒久平和についてどう考えるかということです。毎年沖縄県の平和祈念資料館と連携し、「児童・生徒の平和メッセージ展」を開催しているところです。メッセージ展の趣旨は、作品の募集要項に記されているとおり、去る大戦において多くのとうとい生命とかけがえのない文化遺産を失った歴史を風化させることなく後世に継承していくための取り組みです。世界の恒久平和は全人類の人々の願いであり、戦争のない平和な世界を実現することが人類の使命であると考えております。  次に、宮古島市において72.1%という高い県民投票数を得たがと、市長の見解ということです。宮古島市の投票資格者数は4万3,712名のうち、有効投票者数は1万6,719票です。投票率は38.48%でした。そのうち辺野古の米軍基地建設に伴う埋め立てに反対との意思表明した人は1万2,057人となっており、率にすると72.12%になります。県全体の投票率は52.48%です。宮古島市を含め県全体の投票率はそれほど高くないという印象がありました。しかしながら、投票した人のうち7割以上が反対との意思を示したことは、それなりに受けとめているところであります。  次に、投票実施の判断がおくれたから投票率が下がったんではないかということですが、1月31日の県民投票実施表明から県内他市町村と同様の手続を踏み、2月24日の投票日を迎えていることから、宮古島市の投票率に影響を与えたというふうには考えておりません。 ◎教育長(宮國博君)   宮古馬についていろいろご質問がございました。ホースセラピーの部分については、私のほうからお答えをしたいと思います。  島尻誠議員ご案内のとおり、アニマルセラピーというのは、これ病気を持っている人とか、いろんな障害を持った人たちに対する効果が非常に大きいというふうなのはもうよく知られているところでございます。そこで、その中におけるところのホースセラピーでございますが、馬と触れ合うことにより、自己肯定感、あるいは病気を治すんだという強い意思等ですね、こういうのが生まれてきて大変心身によい効果があるとされております。その中でとりわけ教育分野ということになりますと、障害を持っている子供たちに不登校とかいろんな状態がございます。そこへの支援に関する活用が取り組みとして考えられます。そこで、この取り組みに宮古馬を活用すると、できないかということですが、宮古馬保存計画策定委員会でこのことは話をしたりしているところでございます。この宮古馬の活用についてはですね、そこで事業化に向けて、飼い主も含めてですね、皆さん方と調査研究が行われていくことになります。あと、ほかのことにつきましては生涯学習部長のほうから答弁をさせたいと思います。 ◎総務部長(宮国高宣君)   県民投票の件の質問についてお答えいたします。  宮古島市の投票率が38.48%と県内最低だったが、市民から投票実施の判断のおくれが指摘されているということについてでございます。お答えします。本年1月31日の県民投票実施表明から県内41市町村と同様の手続を踏みまして2月24日の投票日を迎えていることから、宮古島市の投票率に影響はないと考えております。ちなみに、県民投票の県民投票条例は去年の10月31日に最初に制定されております。本年1月31日に沖縄県議会におきまして一部改正、3択の部分ができております。よって、この判断につきましては県内41市町村同様な対応をしてきております。市の選挙管理委員会ともいろいろそれまでに連携しながら対応してきております。それまでにいろんな団体から要請文を私受け取っております。その際にも常に言っておりました。事務方としては常に、いつ何どきそれを実施するかということにおいては、常に事務方としては最大限の準備はしておりますということは常に言ってきておりましたので、事務のおくれがそういう形であるということは考えておりません。よろしくお願いします。
    ◎福祉部長(下地律子君)   ホースセラピーの件でお答えいたします。  障害を持つ方の馬との触れ合いは日本各地の乗馬クラブやボランティアグループで実施されているとのことで、精神面や身体面へのプラス効果があると言われております。ホースセラピーについても、一般社団法人日本ホースセラピー協会があり、セラピーを実施するセラピスト養成資格認定機関となっているようでございます。一言で障害といってもさまざまな種別、特性、程度があり、セラピーを実施するに当たっては、プラス効果があらわれるよう、馬だけでなく資格を持ったセラピストが実施することが望ましいと考えております。  宮古馬を活用したホースセラピーにつきましては、先ほど教育長のほうから答弁がありましたが、宮古馬保存計画策定委員会のほうで調査研究をしていくということでございます。そのほか、例えば馬の調教、あと資格を持ったセラピストの配置など、実施についてはさまざまな課題があることから、内容、条件等について研究していく時間が必要ではないかと考えております。  続きまして、障害を持った方々の支援について、新年度で取り組む各施策についてでございます。本市では年々障害を持つ方が増加しており、平成30年3月末時点で、身体、知的、精神の3障害で3,368人の方が障害者手帳を所持しております。障害者の高齢化も進んでおり、親亡き後を見据えた生活のあり方、施設入所者の地域生活への移行、福祉施設から一般就労への移行、障害児支援の提供体制の整備など、多くの課題が山積しております。これらの課題解決に当たっては、障害者に対する理解や差別の解消に向けた取り組みが不可欠であり、これまで実施してきた理解促進研修啓発事業の実施方法について検証し、より多くの市民への浸透が図られるよう工夫して実施してまいります。  現在、本市は好景気に沸く中、多くの業種で人手不足が叫ばれております。こうした状況は障害者の就労を促進するチャンスでもあると考えており、一般就労に向けて自立支援給付事業での訓練給付費の支給と訓練給付の充実に向け、事業所への指導強化を図ります。また、発達障害の診断を受けている児童が約110人おり、幼少期からの訓練により社会適応能力が向上するため、障害児通所給付事業において放課後等デイサービスを実施する事業所への給付を行います。このほかにも施政方針で掲げた事業を実施し、障害者がみずからの能力を最大限発揮し、生きがいを持って生活できるよう支援してまいります。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   池間湿原の海水化に向けての取り組みについてのご質問にお答えいたします。  池間湿原は県内最大の淡水湿原で、多くの野鳥が繁殖、羽を休め、生物多様性の観点から重要度の高い湿原となっております。湿原の淡水化後に、地元の強い要請等により国指定の鳥獣保護区として環境省から指定を受けております。いけま島おこしの会の要請によりまして、次年度、新年度より環境省が水面拡張のためのしゅんせつを行うこと、国指定の鳥獣保護区の指定期限が2031年10月31日までとなっていることから、湿原の淡水化に向けた取り組みについては考えておりません。 ◎農林水産部長松原清光君)   畜産農家への支援といたしまして、肉用牛の死亡牛処理が農家の負担が大きく、産廃処理費用を本市が支援できないかとの質問であります。死亡牛は産業廃棄物処理場での処分となっており、100キロ未満が2万7,000円プラス運搬費、100キロ以上が3万5,000円プラス運搬費などとなっております。これまで農業災害補償法で定められている家畜共済制度の補償費を活用しているところであります。しかしながら、畜産農家から死亡牛処理の助成等、多くの要望があることから、今後は沖縄県と事業化に向け調整を図りながら、沖縄本島にある沖縄化製工業へ搬入できないか調整してまいりたいと考えております。  続きまして、宮古島市肉用牛センターの模様がえ工事についての進捗状況についてお答えいたします。宮古島市肉用牛センターの改修目的は、新規就農者や担い手農家の研究、育成を図ることを目的としております。今年度は施設内の解体撤去と改装の設計を行い、新年度で改装工事を実施してまいります。 ◎建設部長下地康教君)   ご質問が幾つかございましたので、順を追ってご説明申し上げます。  まず、トゥリバーの埋め立て事業に関するご質問でございました。平良港コースタルリゾート計画は、マリンリゾートの拠点として人工ビーチ、マリーナ、海浜緑地、ホテル、コテージゾーンなどが整備されております。現在では人工ビーチ、マリーナを中心に市民に利用されており、また海浜緑地、臨港道路はウオーキングコースとして市民に親しまれる施設となっております。ホテル用地につきましてはですね、現在三菱地所が所有しております。ホテル用地については、当時ですね、面積約13ヘクタール、予定価格が35億2,000万円で、これは競売に付したところですね、当時セキュアード・キャピタル・ジャパンという会社が40億円で購入をしております。したがいまして、予定価格よりは多目に売却をされたという形になっております。  次に、里道に関するご質問でございました。里道は、国有財産特別措置法第5条第1項第5号によって国から市に譲与されております。里道は道路法に適用されない無地番道路であるため、財産台帳作成の必要はなく、台帳で管理するものではないと認識しております。当該道路をですね、利用する者からの申し立てがない限りですね、この道路の利用は適切に供されているというふうに管理者としては判断をしております。つまり管理者としては常時管理をしているということではございません。そういったことですね、里道に関しましては。  次に、クマザ地区のですね、のり面工事に関するご質問がございました。当地区は、宮古島市地域防災計画の中で地すべり危険地区となっております。また、平成29年9月の台風18号の影響により土砂崩れが発生をしており、今後も発生するおそれがあるため、のり面を保護し、災害防止を図るということで工事を行っております。本工事の施工区域はですね、保安林の指定区域外というふうになってございます。  次に、島尻市営住宅に関するご質問がございました。お答えいたします。建築課においてですね、島尻市営住宅の雨天に関する問題をですね、確認をしたところ、集水ますに土砂等が堆積しておって排水不全を起こしている状況でありますので、早急にですね、集水ますの清掃を行います。 次に、公園の遊具についてのご質問にお答えいたします。カママ嶺公園のあずまやにつきましては、柱部分に鉄筋の腐食等によるコンクリートのひび割れ及び剥離を確認していますので、直ちに修繕作業を行ってまいりたいというふうに考えております。 ◎生涯学習部長(下地明君)   ユネスコ無形文化遺産登録に伴い、地域ではさまざまな期待を寄せる声があるということで、今後市ができる支援策を伺うという質問であります。教育委員会は、宮古島のパーントゥに対して通年指定文化財管理補助金を活用した支援を実施しております。今回のユネスコ無形文化遺産の登録に際し、国、県からの新たな補助金はございませんが、ユネスコ無形文化遺産のロゴや名称を使用することで全世界へ向け宮古島のパーントゥの祭祀行事の発信ができるものだと考えております。また、今後とも来訪神行事保存・振興全国協議会とも連携を図りながら、各自治会の要望に沿えるよう、祭祀の運営や保存、継承に必要な支援を行いたいと考えております。  次に、現在の宮古馬です。現在の飼養頭数、飼育状況、受け入れ農家の課題についての質問でございます。宮古馬の飼養頭数は、3月15日現在で44頭、雄19頭、雌25頭です。飼育状況については、29頭飼育している農家が1軒、3頭飼育している農家が3軒、2頭飼育している農家が2軒、そして2頭を保存会が植物園で飼育しております。受け入れ農家の課題として、餌代が少ない、近親交配を避けるため雄と雌を離して飼う施設が必要であると挙げております。  次に、同じく宮古馬です。観光エリアとリンクした取り組みについてとの質問でございます。宮古馬の観光エリアとリンクした取り組みについては、現在具体的な活用計画はありませんが、当初は絶滅の危機を回避するための保存に力を入れておりましたが、現在頭数も徐々にふえてきており、宮古馬保存会としても宮古馬の保存、活用に際しては、馬の調教などの問題等はありますが、地域資源として引き馬乗馬、出張乗馬、ホースセラピーなど適切に活用することで飼養者の負担軽減につながり、今後のための取り組みがさらに強まる効果になると考えております。そのようなことからも、保存会では昨年の10月31日に学識経験者も含めて新しい部署にて宮古馬保存計画策定委員会を発足し、宮古馬の保存及び利活用についての調査研究を行っております。また、現在沖縄県が下地地区で計画中の宮古広域公園においても宮古馬牧場エリアの計画があり、教育や観光資源としての利用ができるものだと期待しているところです。 ◆島尻誠君   ご答弁ありがとうございます。  トゥリバー地区をちょっと再質問させていただきますけども、これ平成3年から平成21年ですか、大分長い年月をかけて埋め立て当初から事業計画、それと売却まで、2017年ですか、たしか3月か4月に売却の見通しがついたということで、その先の展望として、やはり今レジャーのものはいろいろ活用されておる。これはちょっと理解していますけども、例えばみやこ下地島空港の今オープンされて利活用が幅広く、いろいろな大きく視線が向きますけども、このトゥリバー地区とやはり同じ三菱地所、その関連事業として構想があるのかちょっと。2017年に契約されて2年ももうたちますけど、当初は2020年初頭の開業なり、いろいろ目標を掲げていたと思うんですね。この事業が約二百数十億円かけて、累計赤字も30億円以上かかっていると思うんですね。当初から。その計画がスムーズにいくと市民は思っていたという流れで、今その三菱地所が開業した中で構想があるので、ちょっとこの辺をお聞かせください。 ◎建設部長下地康教君)   まず、トゥリバー地区に関して、島尻誠議員のほうから累計赤字が30億円余りという話がございましたんですけれども、これはちょっと認識が異なるのかなというふうに思っております。基本的にトゥリバーのコースタルリゾート事業はですね、まず補助事業、それと起債事業がありまして、補助事業というのは道路であるとか、緑地、ビーチであるとか、それは普通建設事業として工事がなされておりますので、これは赤字ということはございません。それで、起債の部分ですけれども、その起債の中には港湾機能債と土地造成起債、この2種類がございますけれども、そのトゥリバーで売却された土地造成事業においては予定価格より高額で売れたという意味では、ある意味市としては赤字は出ていないということでございます。もう一つ、港湾機能債というのがありますけれども、これはマリーナの整備事業などでございますけれども、これはマリーナの収益によってですね、その事業にかかった費用を返済していくという事業でありますので、一概にですね、トゥリバー地区で赤字が発生しているという認識は適切ではないというふうに考えておりますので、これを申し上げておきたいと思います。  トゥリバー地区のホテル用地に関しましてですけれどもね、トゥリバー地区売却用地でのホテル建設計画について三菱地所株式会社に確認したところ、みやこ下地島空港のオープンとともに宿泊施設の整備を目指して用地を取得後、リゾートホテル計画実現に向けて鋭意設計作業を進めているということを現在報告を受けております。ホテル建設計画につきましては、昨今の本市における公共事業を初めとした旺盛な建設需要の影響を受けて、大幅な建築施工費の高騰と施工にかかわる人手不足を踏まえて計画の立て直しを図っており、やむを得ずスケジュール調整の必要が発生してくる見通しであるということで、その計画が今現在延びているという報告を受けております。 ◆島尻誠君   当初の段階からずれてずれて30年近く、埋め立て当初からですね、流れていることがやはり、今現在三菱地所がこの契約をなされて、新しくその構想を発展させていくというふうなもとで今動いていると思うんですけども、やはり市民から言わせれば、語弊があるかもしれませんが、222億円余り費やして40億円で売却した、要するにその間のいろいろ鑑定だったり何だったりということでいろいろ予算の計上して使用されていますよね。この土地の鑑定を入れるためにですね。その辺を加えると、やはりいろんな財政的な予算を費やして、普通に考えればですね、財政がどれだけその配分で使われたかわかりませんけども、いろんな国の補助だったり、港湾事業で使われたと思うんですけど、累積赤字がそういうふうに、ちょっと自分のデータでは不足かもしれませんが、今後発展していくというふうな捉え方でよろしいんですね。わかりました。  じゃ、続きまして次の質問をさせていただきますけども、池間湿原、イーノブーですね、これ午前中も下地勇徳議員がおっしゃっていたネズミ被害の件とちょっと絡む件ですけども、なぜこの質問をしたかというと、要するに埋め立てによって淡水化が進んで、水際で生息するネズミ等の大量発生で、ちょっときょうはフリップを持ってきたので、皆さんに、現場を見たかというね、農林水産部長にあったんですが、ネズミの被害がどれだけあるかということをですね、ちょっと見てまいりました。これが池間島のサトウキビ畑の現状です。収穫前ですね。これ全体もう枯れている状況なんですけども、具体的にというと、こういうふうな被害が出ているんですよね。深刻な被害が。収穫前です。これがあちらこちらで出ている。これを見ると、結構もう腐って時間がたっている状況がうかがえます。先ほどのものは、つい二、三日前に食べたかなというふうな跡なんですね。これは大分たっている。ということは、もう居ついている、すみついているという状況がうかがえて、年間3,000万円ほどの予算で薬剤散布、地上からも、池間島においては地上からも航空ヘリからも散布しているようですけども、これ2年前ですか、亡くなられた平良隆議員も何かやられていたということで話を聞いたんですけど、これはね、芋ですね。芋も根っこから巣穴をつくって、葉っぱは生きているんだけども、要するに芋自体がないと、収穫ができないというふうなね、事態が起きている。これこの2つの作物だけじゃなくて、根菜類、ニンジンや大根、あとはさすがにニンニクとラッキョウ類は食べないらしいんですけど、その辺の被害がちょっと深刻になってきているという状況があって、毎年3,000万円程度の予算を投資して駆除しているという状況なんですけども、一向に改善が見られない状況。だから、昨年は地上でね、散布もされたと思うんですけど、これは市長の公約だったとも思うんですが、やはりこの状況がなぜ起きるかということ、根本的なことを考えると、池間湿原なんですよ。淡水化によってこのネズミが発生する。要するに生息域がその辺になってしまっているということで。先ほどご答弁の中で、午前中ですね、要するに畑のそばに刈り取った葉がらを積んだそのすみかをそこら辺にしているということをおっしゃったんですが、違うんですよね。すみかはやはりあちらこちらで、やっぱり水があるところに生き物生息しますから、その辺が生息域になっている。その大量発生によって何が起こったかというと、こういうことなんですね。甚大な農業被害、基幹作物の、と言ってもまた里芋もいろいろやられているその状況をですね、ちょっとこの間、2月の暮れに現場を見て、下地勇徳議員も朝おっしゃっていましたけど、やっぱり呼ばれるほど深刻な状況が今あってですね、毎年3,000万円投資するだけではもうどうにもならない。だから、思ったんですけども、やっぱり何が原因かといったら淡水化なんですよ。これをやはり海水を入れる、大がかりな工事になると思います。国の予算だったり、県の協力いただいてね、昔に海水化、今道路が県道と中の市道ですかね、走っていますけど、水路をあけてやはり新たに橋を設けるとかですね、その辺の海水を入れることによって改善していくのかなと。野鳥も地元の人に聞くと減っているというふうな話をしているんですよ。だから、その辺のことを踏まえればやっぱり少し検討の余地は出てくるんじゃないかなと思うんですね。それはサトウキビだけじゃなくて、船の中の導線だったり、線がありますよね。船の中にも居ついていると。そして、自宅で外に手洗い石けん、固形のね、ありますけども、これを新しく買ってきたら、これを全部食べてしまって、ないんだと。石けん自体も食料になっている。自宅のホースだったり、いろいろもう家にまで影響してきているということが今調べてちょっと現状がわかったんですけど、やはり根本的な原因がはっきりしたので、宮古病院の先生もやっぱりツツガムシ病、冒頭でも話しましたけど、亡くなっているのは池間島の方なんですよ。県の保健所のデータで、今年度は二、三名の話が上がっているんですが、10名の報告があるんですね。ことし。やはり何が大事かといったら、このネズミの発生をさせない、病原体であるリケッチアの菌を持ったダニ、それがまだいるんですよ、池間島に。それをなくさないともっと甚大な影響が出ます、人体に。既にもう死亡者が平成28年度いますから。だから、根本的に海水化によってネズミが生息できない水域をつくるというふうなものが一番早いのかなと。早いというよりは改善になっていくのかと思っています。ぜひ市長、これは国の予算をとってですね、やっていただきたいと思うんですけど、ちょっと見解をお願いいたします。 ◎市長(下地敏彦君)   これはですね、ネズミの被害をどうするかという形で捉えるとおかしな形になるんですね。池間島全体の島の生態系をどう考えるかという問題です。40年近くもかかってですね、陸化されてきて、新しい生態系ができたわけです。今の話はそれをもとに戻せという形になりますよね。そうすると、島の生態系そのものがまたがらりと変わってしまうという形になりますから、基本的に生態系を大幅に変えるということは、それはしないほうがいいと思う。ただし、今言うようにネズミの被害がたくさんあるというのはわかっております。現実に池間島の圃場を見た場合ですね、小さく区切られております。しかも、みんな石垣で区切られているわけですね。宮古島本島や伊良部島みたいに圃場整備がなかなかできないという状況にあるわけですから、その石垣の間にたくさんネズミが生息するという環境があるわけですね。ですから、湿原が原因であるというふうに単純には言えないというふうに思っております。ですから、湿原のほうとネズミの駆除というふうなものをどうやったらうまくいくかと、そういう方向で今後も考えていきたいと思います。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   ネズミとツツガムシのお話がありましたので、ちょっとお答えしておきます。  これ宮古保健所にも確認をしてありますが、ツツガムシ1個体が生物に吸着するのは生涯で1回だけというふうに言われております。ですから、ネズミの吸着後に人間に吸着するということは考えにくいということで、今全国的にもツツガムシ対策でネズミの駆除対策を実施するという例はないということを伺っております。ツツガムシの刺傷というのは幼虫によって起こるものでして、その幼虫がネズミに吸着するということで、ネズミに吸着したツツガムシの幼虫は人にまたうつるということはないということをおっしゃっています。つまり草むらの中に潜んでいた幼虫が草むらに来た人間に吸着するというのがツツガムシの被害によりますので、ネズミを駆除することによってツツガムシが減るということはないということでございます。 ◆島尻誠君   先ほど市長の答弁には、今の生態系を維持しながらネズミの駆除は行っていくというふうなご答弁だったかと思うんですけど、生活環境部長の今答弁されている中身は重々知っているんですよね。要するにネズミが大量発生することによってリケッチアを保有したダニが移動することが懸念されて、それが多分各家庭に行った場合に、このダニが産む卵は、要するに100%毒を持った卵を産むんですよ。それが拡散していくということを懸念していることで、うつるということじゃないんですね、もちろん。だから、そのネズミが運んだダニが生活区に入った場合に人体に及ぼす影響があるんじゃないかなというふうなことをね、述べた次第でございます。ぜひ市長、全面とは言いませんけども、徐々にやっぱり海水化に向けた取り組みは必要かなと思っております。いずれにしても、この感染源であるネズミというふうに解釈しておりますので、ぜひこの辺のですね、ご検討、できれば対応をお願いしたいと思います。  先ほど、ちょっと時間もないんですけど、建設部長の市営住宅のお話がありましたけど、市営住宅もですね、島尻市営住宅、これことし成人式が行われた日なんですね。市営住宅の入り口がこういうふうになっていました。これは雨が降ってすぐです。徐々に徐々にこういうふうになっていきます。成人式のお祝い皆さん行かれると思うんですけど、ここに入居されている方が遠慮して、お客さんを招いてちょっと遠慮したというふうな経緯があるんですね。自宅の前入れないんですよ、これ。だから、どうしたかというと、身内は入り口から渡れるところにブロック置いてですね、足場をかいて上がったというふうなお話を聞いたので、ぜひこの辺はちょっと現場も見ていただいて、その奥に沈砂池があるんですね。こういう状況になっているんですよ。この管理も、ここにますがあって、手前にますがあって、奥に沈砂池があって、そこでのむようになっている設計だと思うんですけど、なかなかこの沈砂池でとまって、向こうもそういうふうに荒れ放題で、この管理はどういうふうになっているのかなというふうにも思いましたので、これについてもぜひご尽力いただいて改善していただきますようお願いいたします。  クマザ地区、のり面工事は当初仮設道路、今進められていると思うんですけど、これが変更になっていますよね。要するに、のり面工事はこの崖下になるんですけど、当初ここは予定地じゃなかった仮設道路がなぜこういうふうに変更になったのか、ちょっとお聞かせください。 ◎建設部長下地康教君)   クマザののり面工事に関する質問にお答えいたします。  今島尻誠議員がおっしゃっている仮設道路というところですけども、一応我々工事を発注する場合は施工計画というのを業者の皆さんから提出していただくことになります。そののり面工事に関しては、現道のですね、クマザ海岸におりていく市道をですね、使うということで施工計画を受けておりました。それはですね、この仮設道路、議員がご指摘になっている仮設道路というのは、業者が工事をやりやすくするためにですね、地主と交渉して、この工事の効率を上げるためにそこで仮設道路といいますか、ご指摘の道路を造成といいますか、して工事をやっているということでございます。 ◆島尻誠君   理解しました。地権者、耕作者から連絡を受けて現場に行って写真を撮らしていただいたんですけども、要するに去年の補正で、6月ですかね、予算を組んで、災害に対してののり面の工事をするという運びになった経緯はわかります。しかし、事業を進めるうちに、昨年の12月に業者から迂回道路がちょっと使用できないので、今の中でですね、仮設道路を使用したいというふうな話があったらしい。という話を聞いています。実際、工事に関して、この工事の仮設道路を使用するに当たって、耕作者が勝手に使用されているというふうな話をしてきたんです。これ仮設道路にしたって何だって、これ草地があるんですけども、施工承諾なり、いずれにしろ草地の補償だったり、出てくると思うんですね。施工承諾は、これとっていますか、地権者に。耕作者に。 ◎建設部長下地康教君)   当該道路といいますか、その仮設道路ですね、これに関しては業者の方がですね、地権者と話をして工事の効率化を進めているというふうに我々のほうは解釈をしておりますので、工事の方と地権者がどのような話し合いでもってこの道路を建設といいますか、使用するのに至ったのかということはですね、その内容は我々のほうには報告は受けておりません。 ◆島尻誠君   建設部長、じゃ知っていていただきたいのは、承諾なしで工事が進められているんですよ。仮設道路ですね。業者は、工事に使用したい旨の話はその農家にはしたと。だけども、その契約だったり何だったり、草地の補償だったり何だったり出てくると思うんですけど、一切話もなく着々と進んでいる状況だったと。一月後、12月の暮れに話があったので、1月になってから現場に行ってみるとこういう状況だったという話なんですね。要するに施工承諾をとらないで工事が進められるのかなと不思議に思ったんです。これは、市として発注している以上は、やっぱり施工承諾は業者任せなのか、この作物の補償はどこがやるんですか。 ◎建設部長下地康教君)   結論から言いますと、作物の補償というのは、我々はしません。これは積算のほうにも入っておりませんので、これは業者の判断でこういうやり方をしているというふうに解釈をします。 ◆島尻誠君   時間もないんですけど、地主はこういった立て看板を立てて、もうさわるなと、自分の畑に入るなというふうな立て看板をしたらしいんですね。だけども、勝手にまたこれを、立て看板を立てたのは2回というふうな話をしています。こういうことがあっていいのかなと思うんですけども、業者がやるにしても、やっぱり市が発注している工事に関しては、補償はその積算に入らなくても、じゃ誰が補償するんですか。業者が勝手に相対でやるんですか。その辺がちょっとつじつまが合わないと思いますけど。 ◎建設部長下地康教君)   我々、工事を発注する場合は施工計画書というのを出していただきます。そのとおりしているというふうに判断をしていますので、業者がそれ以外の話をするというのは、我々のほうに報告がない限りは、それは我々は施工計画書どおりやっているという判断をします。それで、この仮設道路が云々というのはですね、そもそも設計のほうには、積算のほうに入ってございませんので、もしそういった相談がありましたらですね、我々のほうに業者もしくはその地権者の方がですね、しっかりと事情を説明をして、その問題の解決に向かうということが私は適切なやり方じゃないかなというふうに考えています。 ◆島尻誠君   もう時間もないので、この件に関してはまた後でちょっとお伺いしたいなと思うんですけども、やはりこういうことがあってはいけない。工事に関しては、やっぱりその業者だったり、市だったり、地権者にまず確認をとって工事を進めるべきじゃないかなと思います。やっていないということ自体がおかしいですよ。その辺はちょっと後で確認してください。  最後になりますけど、新年度を迎えて、ことしは平成からまた歴史が新しい歴史にね、変わりますが、本議会におかれましても、今年度をもって退職される仲宗根均会計管理者、そして砂川一弘振興開発プロジェクト局長、そして本市、本議会にご尽力いただいた退職される関係職員の皆様、長い間本市の行政運営、そして市政運営に幅広くご尽力いただいたことを敬意を表します。大変お疲れさまでした。また、今後の皆様のさらなるご活躍を期待いたします。また、当局におかれましては、新年度におかれましても、常に緩みなく緊張感を持って予算執行にご尽力いただきますようお願いして私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(佐久本洋介君)   これで島尻誠君の質問は終了しました。  お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(佐久本洋介君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会します。                                     (延会=午後3時48分)...