宮古島市議会 > 2018-12-13 >
12月13日-04号

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  1. 宮古島市議会 2018-12-13
    12月13日-04号


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    最終取得日: 2023-05-28
    平成30年 12月 定例会(第8回)          平成30年第8回宮古島市議会定例会(12月)議事日程第4号                           平成30年12月13日(木)午前10時開議 日程第 1    意見書案第6号 「普天間飛行場即時撤去」及び「辺野古新基地建設即時中止」を求                める意見書                     (議員提出)日程第 2            一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            平成30年第8回宮古島市議会定例会(12月)会議録 平成30年12月13日                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(23名)                          (延会=午後5時19分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(19番)  佐久本 洋 介 君  議   員(11番)  高 吉 幸 光 君 ┃┃ 副 議 長(17〃)  上 地 廣 敏 〃    〃  (12〃)  國 仲 昌 二 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  新 里   匠 〃    〃  (13〃)  友 利 光 徳 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  平   百合香 〃    〃  (14〃)  上 里   樹 〃 ┃┃   〃  (3 〃)  仲 里 タカ子 〃    〃  (15〃)  下 地 勇 徳 〃 ┃┃   〃  (4 〃)  島 尻   誠 〃    〃  (16〃)  粟 国 恒 広 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  平 良 和 彦 〃    〃  (18〃)  平 良 敏 夫 〃 ┃┃   〃  (6 〃)  下 地 信 広 〃    〃  (20〃)  山 里 雅 彦 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  砂 川 辰 夫 〃    〃  (21〃)  棚 原 芳 樹 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  我如古 三 雄 〃    〃  (22〃)    欠   員   ┃┃   〃  (9 〃)  前 里 光 健 〃    〃  (23〃)  濱 元 雅 浩 〃 ┃┃   〃  (10〃)  狩 俣 政 作 〃    〃  (24〃)  眞榮城 徳 彦 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 下 地 敏 彦 君 │ 上 下 水 道 部 長 │ 大 嶺 弘 明 君┃┃ 副   市   長 │ 長 濱 政 治 〃 │ 会 計 管 理 者 │ 仲宗根   均 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 友 利   克 〃 │ 消   防   長 │ 来 間   克 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 宮 国 高 宣 〃 │ 伊 良 部 支 所 長 │ 上 地 成 人 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 下 地 律 子 〃 │ 総 務 部 次 長 │ 渡久山   繁 〃┃┃           │           │ 兼 総 務 課 長 │          ┃┃ 生 活 環 境 部 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 上 地 俊 暢 〃┃┃ 観 光 商 工 部 長 │ 楚 南 幸 哉 〃 │ 財  政 課  長 │ 砂 川   朗 〃┃┃ 振  興 開  発 │ 砂 川 一 弘 〃 │ 教   育   長 │ 宮 國   博 〃┃┃ プジェクト局長 │           │           │          ┃┃ 建  設 部  長 │ 下 地 康 教 〃 │ 教  育 部  長 │ 下 地 信 男 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 松 原 清 光 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 下 地   明 〃┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  上 地 昭 人 君   次長補佐兼議事係長  仲 間 清 人 君  次       長  友 利 毅 彦 〃   議   事   係  久 志 龍 太 〃  次  長 補  佐  富 浜 靖 雄 〃 ○議長(佐久本洋介君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は23名で、在職する議員全員出席であります。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第4号のとおりであります。  この際、諸般の報告をします。  事務局長から報告させます。 ◎事務局長(上地昭人君)   議長の命により諸般の報告をいたします。  12月13日、本日、本会議前に議会運営委員会が開催され、議員提出の意見書案第6号、「普天間飛行場即時撤去」及び「辺野古新基地建設即時中止」を求める意見書の取り扱いについて諮問したところ、同意見書は本日12月13日の会議の冒頭で委員会付託を省略し、処理することと決しました。  以上で諸般の報告を終わります。 ○議長(佐久本洋介君)   まず、日程第1、意見書案第6号、「普天間飛行場即時撤去」及び「辺野古新基地建設即時中止」を求める意見書を議題とし、提案者から提案理由の説明を求めます。 ◎國仲昌二君   意見書案第6号、「普天間飛行場即時撤去」及び「辺野古新基地建設即時中止」を求める意見書。  みだしのことについて、別紙のとおり議会の議決を得たいので、会議規則第14条第1項の規定により本案を提出いたします。平成30年12月13日、宮古島市議会議長佐久本洋介殿。提出者議員國仲昌二賛成者議員、上里樹、友利光徳、仲里タカ子、島尻誠。  読み上げて提案理由とさせていただきます。「普天間飛行場即時撤去」及び「辺野古新基地建設即時中止」を求める意見書  日本政府は「普天間飛行場辺野古移設の原点は、普天間飛行場の危険除去と返還だ」として「一日も早い普天間飛行場危険性除去」を掲げて名護市辺野古での新基地建設を進めています。  しかしながら、沖縄県の試算によると、工期については「埋め立て工事に5年、軟弱地盤の改良工事に5年、埋め立て後の施設整備に3年の計13年を要し、一日も早い普天間飛行場の危険除去につながらない」との指摘があります。また、軟弱地盤が測定されたことで設計変更の可能性もあり、さらに長期化することも予想されます。さらに、米国会計検査院の報告は、辺野古新基地が固定翼機には滑走路が短すぎると指摘、当時の稲田朋美防衛大臣が、「辺野古新基地が完成しても米側との協議が整わなければ普天間飛行場は返還されない」と答弁したことにより、普天間飛行場返還のための辺野古新基地建設という埋め立て理由が成り立っていないことが明らかになっています。  このような「普天間飛行場を辺野古に移設するにしても同飛行場が長期間固定化されること」「辺野古新基地が完成したとしても米側が認めなければ普天間飛行場は移設されないこと」は言語道断であり、普天間飛行場は辺野古新基地建設にかかわらず、即時撤去すべきです。  また、去る9月30日に執行された沖縄県知事選挙において辺野古海域への埋め立てに反対し、埋め立て承認撤回を表明した玉城知事が当選したことにより、すでに県民の意思は示されております。日本が民主国家であるならば、埋め立て反対という沖縄県民の圧倒的な民意を尊重し辺野古新基地建設即時中止すべきです。  よって当市議会は「普天間飛行場即時撤去」及び「辺野古新基地建設即時中止」を求めます。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。               平成30年(2018年)12月13日                          沖縄県宮古島市議会  宛先、内閣総理大臣、外務大臣、防衛大臣。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(佐久本洋介君)   これで提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑があれば発言を許します。 ◆濱元雅浩君   これ意見書の文の下段のほうにあるんですけれども、「去る9月30日に執行された沖縄県知事選において、埋め立て承認撤回を表明した玉城知事が当選したことにより、すでに県民の意思は示されております。」というふうな文言があって、この示されたとする県民の意思をもって今知事と総理が断続的に議論をしている中で、この県民の意思が示された上で、宮古島市議会がこの意見書を出す意図というのは、どういうところにあるのか、お聞かせください。 ◎國仲昌二君   今質問があったように、今知事と日本政府は協議をしているところです。しかしながら、協議をしているといっても、工事は着々と進んでおります。私たちは、少なくとも県民の意思を尊重するならば、そして知事と日本政府が話し合う、協議するならば、工事は少なくとも停止、一旦立ちどまって協議すべきだと考えております。ところが、それも全く見えなく、協議中だと言いながらどんどん、どんどん工事は進み、さらに近々土砂まで投入するというふうになっております。こうなると、沖縄県民が示した民意は全く反映されないことになりますので、この民意を尊重するならば、即時中止ということを求めたいと思います。 ◆濱元雅浩君   今のご答弁の中で出ていたんですけれども、議論の間だけでも停止を求めるんではなく、この意見書の場合中止を求めています。今の話、ですからこれは停止を求めるのではなくて中止を求めているということの理解でよろしいですか。それで終わります。 ◎國仲昌二君   日本政府の姿勢は、協議に応じるといっても、全く話し合う余地がないようなものだと私はそういうふうに見ております。ですから、ここまで来たら、日本政府の姿勢は変わらないというように考えておりまして、一時停止ではなく即時中止を求めるという意見書だというふうにお答えいたします。 ○議長(佐久本洋介君)   ほかに質疑はありませんか。 ◆前里光健君   こちら4行目、沖縄県の試算によると、工期については「埋め立て工事に5年、軟弱地盤の改良工事に5年、埋め立て後の施設整備に3年の計13年を要し」という文がありますが、こちらは事業主体は防衛省の防衛局だと思います。これは、沖縄県と防衛局、同じ年数という見解でこの文書は出しているものなのか。  あと1点、下のほうに当時稲田朋美防衛大臣が、「辺野古新基地が完成しても米側との協議が整わなければ普天間飛行場は返還されない」、少しこちらの雑駁で構いませんので、いつごろ、どういうところでこういう発言があったという説明があればぜひお願いします。 ◎國仲昌二君   済みません。ちょっと手元に資料がないんですけども、沖縄県の試算というのは、これは防衛省とは別に沖縄県が試算したものが琉球新報に出ていたので、それを引用しております。  それからもう一つ、稲田朋美防衛大臣の国会答弁ですけれども、これもちょっと定かではないんですけども……                 (「去年の6月外交防衛委員会」の声あり) ◎國仲昌二君   昨年の6月の外交防衛委員会での答弁です。よろしくお願いします。 ○議長(佐久本洋介君)   ほかに質疑はありませんか。 ◆眞榮城徳彦君   この意見書なんですけど、きのうの県民投票に関する意見書の賛成、反対の決議があったばっかりで、形を変えて今度は普天間飛行場即時撤去及び辺野古新基地建設即時中止という意見書なんですけど、どこからどう見ても真っ当なことが書いてあると私は思うんです。ただ、例えば稲田朋美防衛大臣の発言がありますけども、これは外交防衛委員会で確かに稲田朋美大臣がそういうふうなニュアンスでもって、中身でもって発言したことは私も承知しておりますけども、これ全体の安倍政権の統一見解としてこれ認められたんですか。全閣僚あるいは総理大臣も含めて、こういう普天間の取り扱いについて、統一見解が出ましたか、私は出ていないと思うんです。稲田朋美防衛大臣がこの発言を撤回したかどうかというのはわからないんですけども、確認していないんですけども、これが政府の統一見解であるとはちょっと信じがたい。  それから、もう一つ、アメリカ側がどうしても公式見解として述べていることは、普天間を撤去するには、辺野古が唯一だと、政府高官全部言っています。何回も翁長雄志知事のときも、それから現在の玉城デニー知事が訪米して、話し合って公式見解を求めたときに、コメントは全部そうなっているんです。これ政治決着でやるしかないと私は思っているんです、現実的には。民意としては、普天間も即時廃止してほしいし、できれば辺野古にも基地をつくってほしくないというのが沖縄県民の純粋な願いだと思うんです。ただ、政治的にはなかなかそううまく一筋縄でいかないもんだから、どうするかというジレンマに沖縄県民全体が陥っているじゃないですか。県民投票そのものにしても、これを賛成、反対に分かれているんですけども、県民投票をやるというこの沖縄県民の意思が、県民投票によってノーというのが結果として恐らく出るでしょう、玉城デニー知事があれだけの票差で、8万票の差で当選したわけですから。これが沖縄県民の民意だというんですけど、國仲昌二議員沖縄県民の民意というのは、100%の民意じゃないんです。30万票とっている民意もあるんです。だから、選挙の結果は尊重しますけど、選挙の結果でもって、これ沖縄県民の絶対的な価値だと、あるいは普遍的な価値だと、これが沖縄県民全ての意思だということには私はいつも疑問を持っているものですから、こういうことに関しては、慎重にこれ取り扱ってほしい。我々は純粋な意思と政治的なものとはちょっと次元が違うと思っているんで、私はこの意見書は非常に立派なんですけど、余り中身がないなというふうに評価するわけにはいきません。  ですから、これをもう一回、國仲昌二議員、一つ聞きます。統一見解として出たんですか、この稲田朋美防衛大臣の。それからもう一つ、選挙の結果と、それから沖縄県民の意思というのは、イコールだと思っているんですか。私は普遍的価値だとは認めないと言ったんですけど、それに対して答えてください。 ◎國仲昌二君   1点目です。稲田朋美防衛大臣の答弁が内閣として意思統一されたものかという質問ですけれども、これについては沖縄県の辺野古の承認撤回の撤回理由として、挙げられているものです。ですから、これは内閣の公式な見解だということで、それを理由に承認撤回を理由の一つとして挙げているというふうに私は考えております。  それから、選挙の結果についてですけれども、実はこの意見書を出した理由としては、きのう可決された意見書との中身は、私賛同するところが多々ありました。しかしながら、結論が違っているということで、この意見書を出したわけです。その中にも昨日の意見書の中にもあるように、玉城デニー知事が当選したことに県民の意思は示されているという部分については、私も賛同しました。それは、100%沖縄県民の民意だということではなくて、選挙によって多数を得票したという部分での選挙によっての民意だというふうに理解しております。 ◆眞榮城徳彦君   もう一つ聞きますけど、県民投票に関する賛成、反対から離れて、また県民投票に関してこの意見書を出してくるというのは、議会にとっては一事不再議の原則がありますから、これはできません。ですから、野党の皆さんはこうやって形を変えて、何としても誰もが反論できないような意見書を持ってきたと私は思っているんです。これ反論できません。即時撤去を求めますと、沖縄県民は。できたら辺野古の新基地も撤去させたいと思っている。ただ、そんな簡単にいかないから、今いろんなことでジレンマがあって苦しんでいるんであって、ストレートにこれを書いたら、沖縄の県紙と同じように、いつも正しいことを我々は主張していると。我々は意見として述べているというような形なんです。私は、こういう形での有無を言わさないような、誰が見ても大上段に振りかぶってこれが正義ですと言っているような意見書に関しては、議会の議会人の一人としては納得しがたいと私は思っていますので、評価したくないんですけど、私の意見について、感想について意見を述べてください。 ◎國仲昌二君   私は、意見はさまざまあっていいと思います。ですから、きのうの意見書もそれは一つの考え方であって、可決されたというふうに考えています。ただ、私たちもきのうの意見書に賛同する部分はあるんですけれども、結論として異なっているので、私たちは私たちなりに意見を出したいということで、意見はさまざまあっていいというふうに私は考えております。 ○議長(佐久本洋介君)   ほかに質疑はございませんか。                 (「質疑なし」の声多数あり)
    ○議長(佐久本洋介君)   これにて質疑を終結します。  お諮りします。  ただいま議題となっております日程第1、意見書案第6号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに処理したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(佐久本洋介君)   ご異議なしと認めます。  よって、そのとおり決しました。  これより討論に入ります。  日程第1、意見書案第6号、「普天間飛行場即時撤去」及び「辺野古新基地建設即時中止」を求める意見書に対する討論の発言を許します。 ◆下地信広君   きのう、埋め立ての賛否を問う県民投票条例に反対する意見書が採択されたにもかかわらず、こういうふうに出しているのは、これは意地悪にすぎないなと思っておりますし、また即時撤去即時中止というのは、これは現実的でないと思っておりますので、反対いたします。 ○議長(佐久本洋介君)   ほかに討論はございませんか。 ◆上里樹君   ただいまの意見書案に賛成の立場から討論させていただきます。  1995年の少女暴行事件に端を発して、県民の怒りが爆発して、全国民的な怒りを呼び起こしました。安保体制を揺るがす抗議行動にそれが発展していきますけども、それに驚いた日米両政府がその対策をとって、SACO合意で5年ないし7年以内の普天間飛行場移設条件つき返還が約束されました。これが辺野古問題の原点ですけども、その後沖縄県民オスプレイ配備を直ちに撤回すること、米軍普天間基地を閉鎖撤去し、県内移設を断念すること、これを建白書にまとめ、41市町村の首長と議会議長全員が押印をして、県民の総意として安倍晋三首相に届ける東京行動をいたしました。普天間基地と辺野古の基地問題に対する県民の立場は、建白書で明確に示されています。安倍政権の辺野古が唯一の立場では、普天間基地問題は解決しません。  この問題について、石破茂元防衛相が自身の公式サイトで次のように述べています。沖縄に米軍基地が集中している理由について、本土の反基地闘争を恐れた日本とアメリカが沖縄に多くの海兵隊の部隊を移したからだと説明しています。さらに、2012年12月当時の森本敏防衛大臣は、軍事的には沖縄でなくてもよいが、政治的に考えると沖縄が最適地だと発言しています。安倍政権が辺野古にこだわる理由は、軍事上の理由ではなく、政治的理由であることが明白になりました。県民は、屈することなく一連の選挙で建白書の立場を繰り返し示し、去る9月30日の沖縄県知事選挙でも辺野古新基地反対を掲げた玉城デニー候補が過去最多の39万6,332票を獲得し、当選をかち取り、辺野古移設反対の民意をきっぱり示しました。沖縄の基地押しつけは通用しません。安倍政権は、沖縄に対する強権政治をきっぱりやめて、辺野古新基地建設を断念して、普天間基地の即時閉鎖、撤去に取り組むべきです。  以上の立場から賛成討論といたします。 ◆濱元雅浩君   私は反対の立場で討論したいと思います。  先ほども申しましたけれども、現在首相や政府高官と県知事が断続的にこの問題に関して協議を行っている。しかしながら、平行線をたどっているのは、皆さんご存じのとおりだと思いますが、協議というのはそれぞれの主張を言い合う場ではなくて、どこかで未来に向かって前進するための協議を今やっていると私はそうあっていただきたいと思っております。なので、今回このような意見書を宮古島市市議会が採択するということは、むやみにこの現存の対立を助長することになるというふうに私は感じておりますので、宮古島市議会でこの意見書を採択することには反対いたします。 ○議長(佐久本洋介君)   ほかに討論はありませんか。 ◆島尻誠君   私は、賛成の立場から討論いたします。  この意見書にもあるように、日本政府普天間飛行場辺野古移設の原点は、普天間基地の危険除去と返還だとして、一日も早い普天間飛行場危険性除去を掲げて、名護市辺野古への基地建設を進めています。しかし、それは政府の強硬なやり方で、前仲井眞弘多沖縄県知事が2014年に政府と約束した来年2月までの普天間の5年以内の運用停止の期限を守るのが先にするべきことであって、当然の進め方なのは明確です。普天間と辺野古は別問題との認識のもと、政府は早期の返還を行うべきです。したがって、日本政府沖縄県民と約束した普天間飛行場即時撤去と、そして普天間と切り離しての辺野古新基地建設即時中止を行うべきと考えます。  よって、この意見書案に賛成いたします。 ○議長(佐久本洋介君)   これにて討論を終結します。                 (「議長」の声あり) ◆高吉幸光君   公明党県本部としては辺野古は容認の立場ではありません。しかし、この意見書は即時撤去即時中止を求めております。極めて厳しい基地問題を即時に解決することは無理があるというふうに考えます。現実を無視して理想論ばかりではなかなか進まないというふうに考えます。公明党、基地問題は段階的に進めるべきだと考えておりますので、この意見書の趣旨と立場を同列にすることはできませんので、退席をさせていただきます。                 (「議長」の声あり) ◆狩俣政作君   私も同様の理由で退席します。 ○議長(佐久本洋介君)   休憩します。                                     (休憩=午前10時28分)                 (高吉幸光君、狩俣政作君、退席) ○議長(佐久本洋介君)   再開します。                                     (再開=午前10時28分)  これより意見書案第6号を挙手により採決します。  なお、挙手のない者は否とみなします。  本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。                 (挙手少数) ○議長(佐久本洋介君)   挙手少数であります。  よって、意見書案第6号は否決されました。  休憩します。                                     (休憩=午前10時28分)                 (高吉幸光君、狩俣政作君、着席) ○議長(佐久本洋介君)   再開します。                                     (再開=午前10時28分)  次に、日程第2、一般質問について、きのうに引き続き質問を行います。  本日は、仲里タカ子君からであります。  これより順次質問の発言を許します。 ◆仲里タカ子君   連日お疲れさまです。3番、市民ネット宮古結の会の仲里タカ子です。それでは、通告に従いまして、私見を交えつつ質問をさせていただきます。当局の皆様には、簡潔でわかりやすい答弁をお願いいたします。  質問に入る前に、一言申し上げておくことがあります。冒頭からこのことを申し上げるべきかどうか大変悩んだんですが、どうしても申し上げなければならない。どうしても申し上げます。閉会中、城辺地区で保良鉱山への弾薬庫の配備を非常に心配しているミサイル・弾薬庫配備に反対住民の会から市長への要請を行いたいということで、私が秘書課にアポイントをとりました。会の代表7名いらっしゃいますが、私が読み上げたのが3名だけだったという理由で、秘書課の方から15分だけ、3名だけとどうしてもおっしゃる。しかし、15分だけという短い時間だけでも市長に会えるのならば、直接市長にお願いすれば大丈夫なんじゃないかということで、皆さん張り切って10名ほどの皆さんが駆けつけました。しかし、秘書課の前で最初に名前を申し上げた3人しかどうしても市長には会えないとの一点張りで、はるばる城辺から駆けつけた方も仕事を置いてきた方もおられましたが、秘書課の前でまるでそこに立つのもまかりならんと追いやれるような対応でした。来られた方皆さん、私たちも宮古島市民なのにというつらい思いをされました。本当に情けないことでした。私の古い記憶では、市長は昔私の部屋のドアはいつでもあいているとおっしゃっていたころもあったはずなんですけども、これです。皆さん見なれているかもしれませんが、市民は余り見ていないと思ったから、写真にしてみました。これ秘書課の前の赤いテープ、立入禁止のマークの入ったこれ、これ何というんですか、バリアを張って、こんなふうに市民を排除するような、こんな市役所って本当にほかにもあるのかというふうに私は思います。ぜひともこれをね、取り払って、市民に開かれた……                 (「バリアって塞ぐことをいうんだ」の声あり) ◆仲里タカ子君   そう、このおかげでこの椅子に座ることできなかったんですよね。これを何としても取り払っていただきたいということをお願い申し上げて、冒頭から苦情みたいで申しわけありませんが、申し上げておきたいと思います。どんなことがあっても、市民を排除するような情けないことはないと思っています。ということもあって、ではまず市長の政治姿勢についてお伺いいたします。  市長は、平成30年度の施政方針で、市民との協働により夢と希望に満ちた宮古とうたっていますが、その心についてお伺いします。  続いて、保良鉱山への陸上自衛隊ミサイル弾薬庫配備についてお伺いいたします。配備計画のある鉱山に里道があることがわかりました。そのことも含めて説明会を持つよう先ほど申し上げた要請書が出されたわけですけれども、期限を過ぎても返事はないということです。この要請に対する対応についてお伺いします。  続いて、陸上自衛隊配備、弾薬庫建設計画は、有事を想定して行われることですが、報道や防衛省の説明でも明らかであります。有事の際、市民の財産、生命をどのように守ろうと考えているのか、市長の見解をお伺いします。  続いて、野外炊飯場等の耳なれない新たな計画について報道がされています。このことについて、市に説明があるのか、お伺いいたします。  続いて、環境行政についてお伺いいたします。ごみ処理について伺います。新しいリサイクルセンターが稼働します。今後宮古島市のリサイクル率の向上、ごみの減量につながるか、今後ごみの減量についてどのような対策を考えているか、お伺いいたします。  続いて、ボランティアで清掃作業を行っても、自己搬入と言われ、困ってなかなかできないという市民の声があります。現在どのような仕組みで、このことに対する対応ができないか、お伺いいたします。  続いて、公共下水道についてお伺いいたします。公共下水道の接続率については、どのくらいかお伺いいたします。  続いて、接続率を上げるためには、どのような取り組みをしているのか、お伺いいたします。  続いて、処理水の利用について、この処理水を活用する計画はできないか、お伺いいたします。  続いて、市の下水道施設は平成9年に供用開始し、既に21年経過しています。施設の耐用年数と今後の見通しについてお伺いいたします。  続いて、し尿処理についてなんですけれども、通告いたしました観光リゾート施設の増加で、し尿処理の増加が予想されるが、処理能力について伺うということについて、きのう平百合香議員からの質問に対しての答弁がありました。現在の処理能力は、1日最大55.5キロリットル、月曜日から土曜日まで週6日搬入、しかし下水道の受け入れ能力に問題があって、1日最大50キロリットに制限しているということなので、そのし尿処理については、この答弁を受けて質問を変えます。し尿処理施設が伊良部島にもあるということがわかりましたが、修理対応で稼働は可能ですかということについてお聞かせください。また、これまで予想を超えるし尿量の増加が見込まれるために、新たな計画を策定するとのことでしたが、ことし3月に策定された宮古島市一般廃棄物処理計画後期計画とは違う計画ですか。もう一度説明をお願いします。  続いて、福祉行政についてお伺いいたします。県がヘルプマークを導入しました。ヘルプマークの利用と利用によって期待される効果について、また宮古島市での今後の取り組みについてお伺いします。  続いて、ひとり親支援についてお伺いいたします。去る3月定例会で、ひとり親支援については市としても取り組みたい。ついては、アンケート調査を行うとの答弁がありました。その後の取り組み状況についてお伺いいたします。このひとり親支援策は、母子世帯、未婚で子育てをする生活弱者を貧困から脱却させ、ひいては子供の貧困の解消に大きく寄与する施策と考えています。宮古島市でも、次年度から取り組むことはできないか、お伺いいたします。  続いて、年金についてお伺いします。無年金、低年金者の実態と支援について、県内には65歳以上の年金未受給者が1万8,000人と言われて、通告書に書きました。これは正式には厚生労働省平成28年公的年金加入状況等調査結果の概要から無作為抽出による出現率で、3年ごとに実施しているそうです。県議会でも質問が行われています。沖縄県は、他府県に比べても年金の受給が低い、全国では3%、沖縄では6%になるということになっているそうです。本市の無年金者の実態についてお伺いいたします。  続いて、低年金者数についてお伺いします。そして、その無年金者、低年金者の支援策についてもお伺いいたします。  続いて、国民健康保険税について、市民負担がとても大きく、市民からの声の大きい国民健康保険税ですが、今年度の本市の国民健康保険税について、県内市町村比の比較をお伺いいたします。  それから、短期証明書の発行件数、保険証のない方の件数についてお伺いします。それを受けて、課題と対応についてお伺いいたします。  続いて、砂川保育所の休園についてお伺いします。砂川保育所の老朽化に伴う休園について、保護者からは一旦休園すると再開は厳しいのではないかという不安の声があります。再開の見通しを持った休園か、お伺いいたします。  保護者からプレハブでもよいので、継続してほしいとの声があります。検討できないか、お伺いいたします。  続いて、文化財についてお伺いいたします。きのうの質問でもいろいろ出ていました。ユネスコの無形文化財登録が発表されました。島尻のパーントゥ、野原のサティパロウがユネスコの指定を受けています。市としては、この地域の伝統祭りの継続のために、どのような施策を考えているか、お伺いいたします。  続いて、七又にあるミーマガーについてお伺いいたします。現場に行きますと、現在標柱のみが立っていますが、この標柱はどういう位置づけになっているか。七又の住民は、昔階段でおりて、ここで水くみをしたり、生活用水として利用していたと聞いています。階段の復元ができないかどうか、お伺いいたします。  続いて、新博物館について、平成30年度の施政方針によると、今年度中に新博物館の用地を選定とありますが、建設の用地が選定されているか、お伺いいたします。  最後に、里道の補修について、これは野原腰です。私が生まれ育ったところです。平成30年市長宛てに野原腰の自治会長から集落の関係者の署名と地図、現況写真を添付して、この里道をですね、農業に使っています。この道を改修してもらいたいというふうに要望が出ています。市長宛てですが、これは市長に届いているものかどうか、お伺いいたします。  そして、3月以降何の説明もないと聞いています。いまだに改修されず説明もない理由についてお伺いいたします。  以上、多岐にわたりましたが、答弁を受けて再質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 ◎企画政策部長(友利克君)   4点ほど質問いただきましたので、順次お答えいたします。  まず、市民との協働のまちづくりについてでございます。施政方針に掲げております「市民との協働による夢と希望に満ちた島、宮古」を実現するため、地域団体と行政が協力関係を築き、市民との協働によるまちづくりを推進することは、重要なことであります。協働によるまちづくりは、市民がおのおのの地域で積極的に活動するとともに、住民相互の交流を深め、お互いに協力し合える共助の精神が育まれていくことにより、島の活性化につながっていくものと考えております。そのため活動拠点の整備や地域でリーダーとなる人材の育成、サポートする人材を確保するための事業などを行っております。具体的には、地域活動の拠点となる公民館などにテーブルや椅子などの備品を設置する事業、各地域で自主的に地域おこし活動を行っている団体に対し、補助金を交付し、支援する事業、そしてなりやまあやぐまつりなど、地域の文化振興支援のための補助金を交付する事業、そして地域おこし協力隊事業などを行っているところでございます。  次に、弾薬庫配備に関連する質問でございます。説明会を持つようにとの要請等々があったと。それに対する対応についてということでございます。これまでも説明会を開催する要請あるいは議会においても質問がたびたび上がっているところでございます。市としましては、自衛隊の配備に関係する説明会は、事業者である防衛省が行うべきものとのお答えをしてきたところでございます。そのため今質問については、説明会を開催する考えはないというふうにお答えしたいと思います。  それから、市民の生命、財産をどのように守ろうと考えているかというご質問でございます。市長は、市民の生命、財産を守ることは、重要な責務でございます。そのため、これらのことが脅かされることがないよう、未然に対策を講ずるべきである。そのことから、宮古島への陸上自衛隊の配備を市長は了解しているところでございます。つまりは、備えあれば憂いなしという観点でございます。  それから、野外炊飯場などの新たな計画について、市に説明があるかということでございます。防衛局に確認をしましたところ、野外炊飯場については、これまでの住民説明会資料の中では、その他の附帯施設に含まれているとの説明を受けているところでございます。 ◎福祉部長(下地律子君)   まず、初めに、沖縄県のヘルプマーク導入についてでございます。  沖縄県のヘルプマーク、配布しているものがこれになります。この件についてお答えいたします。ヘルプマークとは、外見からは障害があるとわからない義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としている方が周囲の方に配慮を必要としていることを知らせるためのマークでございます。ヘルプマークの普及と周知が広まることにより、バス、モノレールの中で優先席に座っていても不審な目で見られなくなることやバス停や商業施設などで、立ち上がる、歩く、階段の上り下りなどの動作が困難な方に声をかけるなどの配慮、災害時の避難支援などの効果が期待されております。  次に、宮古島市での今後の取り組みについてでございます。本市では、ヘルプマークの普及に向けて、今月4日から市のホームページで周知するとともに、7日には新聞掲載もされております。今後は、「広報みやこじま」においても周知する予定をしております。ヘルプマークは、思いやりのある行動を促すよいきっかけになるものと考えており、公共施設や商業施設の駐車場など、さまざまな場所で活用できるよう普及に努めていきたいと考えております。  次に、ひとり親支援についてでございます。3月定例会において、アンケート調査を行うということの答弁についてでございます。ひとり親家庭生活支援モデル事業に係るアンケートにつきましては、今年度の児童扶養手当現況届の際に、ニーズを把握するために実施をいたしました。アンケートは、児童扶養手当の現況対象者945名の方に送付をし、801名の方より回答をいただいております。結果につきましては、現在集計中となっております。今年度は、アンケートの結果からひとり親の家庭状況や課題の分析、対象者数の把握、支援のニーズの把握を行ってまいります。  次に、ひとり親支援策について、次年度から具体的に取り組むことはできないかということにお答えいたします。次年度からの取り組みといたしましては、アンケートの分析結果を踏まえ、支援を必要とするひとり親のニーズについて、住宅支援に限らずひとり親家庭生活支援モデル事業の支援メニューを実施できるよう、事業計画の策定に取り組んでいきたいと考えております。  続きまして、砂川保育所の休園についてでございます。砂川保育所の休園については、児童及び職員の安全確保を最優先に対処するための措置であり、今後のあり方についても、施設の耐震診断の結果を踏まえ、引き続き検討していくことになります。  続きまして、プレハブでもよいので継続してほしいということについての検討ができないかについてお答えいたします。プレハブによる仮園舎設置につきましては、10月末に調理室で発生したコンクリートの剥離落下を受け、当該施設の取り扱いについて検討した際に、可能性を協議いたしました。しかしながら、建築ラッシュによる資材等の不足、次年度に向けた入所調整の作業、保護者の就労への影響などの課題が多く、また県への休園手続や、また仮園舎の設置につきましても、県条例に基づく基準など建築確認などの条件などがあり、短期間で解決することは難しいという判断に至った次第でございます。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   質問が多岐にわたっておりますので、もし答えていない部分がありましたら指摘をいただきたいと思います。  それでは、順番にお答えしていきます。まず、ごみ処理についてのご質問がございました。新しいリサイクルセンターが稼働しますが、今後のリサイクル率の向上、ごみの減量につながるか、今後ごみの減量についてどのような対策を考えているかというようなご質問であったかと思います。  まず、今回新しいリサイクルセンターが稼働することによって、一番大きく変わるのが粗大ごみの処理についてでございます。粗大ごみにつきましては、これまで燃える部分と鉄などの資源化できる部分の分別を手作業で行ってきたことから、十分な分別処理ができないまま最終処分場へ搬入する場合もございました。しかし、新しい施設では機械において破砕後分別するということになりますので、これまでよりも多くの資源化ができると、そういうことでリサイクル率は向上するものと考えております。具体的な数値については、設定はしておりません。また、瓶、缶、ペットボトルに関しましても手作業から機械作業となりますので、作業時間等の大幅な短縮、作業の効率化ができるものと考えております。  それから、ごみの減量化についてでございますが、発泡スチロールや発泡トレイ等の再資源化が考えられますが、この方法につきましては、多額のコストがかかるため、現段階では事業系も含めて生ごみの分別の推進等を行い、堆肥化する方法が現実的であるというふうに考えております。生ごみの堆肥化につきまして、具体的な取り組みについては今後検討していきたいと思っております。  また、現在分別収集を行っております紙類に関しましても、市民の皆様にさらに周知を行い、例えばティッシュの空き箱あるいはお菓子の箱なども段ボール類と一緒にリサイクルが可能であるということなどもさらに周知を図りながら、紙類の回収も強化をしていきたいというふうに考えております。  次に、ボランティアで清掃作業を行っても、自己搬入と言われ困ってできないという市民の声があると。現在どのような仕組み、対策はないかというご質問にお答えいたします。現在のボランティア清掃作業への市の協力は、ボランティア袋の無料配布、そして無料処理を行っており、車両やクリーンセンターの職員配置の関係から、ごみの搬入は自己搬入をお願いしているところでございます。配置職員は、通常業務でなかなか時間がとれないという状況がございまして、対応策といたしましては、外部事業者への委託あるいは賃金職員の確保などという対策が考えられますけれども、これについては財源を検討する必要があるというふうに考えております。  次に、し尿処理に関しまして、伊良部島のし尿処理施設の稼働は可能かというような内容のご質問であったかと思いますけれども、伊良部島の施設につきましては、橋の開通とともに、稼働を停止しております。現在の四、五年稼働していない状況がございますので、詳しい点検は行っておりませんが、稼働するには多額の修繕、メンテナンスの費用がかかるものと考えております。費用対効果などを検証しながら、稼働が適切かどうか、十分に検討する必要があるかと思っております。  それから、生活排水の処理計画についてでございますが、宮古島市一般廃棄物処理基本計画の中に生活排水処理基本計画がありますが、新しい基本計画、基本構想の中では、この計画とは別になるのかというご質問であったかと思います。この宮古島市一般廃棄物処理基本計画の中に組み込まれております生活排水処理基本計画の中では、平成33年までの汚泥の処理量の推計などを行っております。ですから、新しい見直す基本計画、基本構想につきましては、この計画をベースにしながらですね、施設の規模、それから建設スケジュール、そういったものも含めて改めて検討を行いたいというふうに考えております。  次に、年金受給者の件でございます。宮古島市に無年金者はどれくらいいるのかというご質問がございました。宮古島市での無年金者数につきましては、平良年金事務所に確認したところ、市町村単位での無年金者の数はなかなか確認できないということでございました。県として推定は行っておりますが、市町村単位ではなかなか把握はできないということでございました。  次に、低年金者数ということでございます。低年金者数につきましては、低年金者の基準を老齢基礎年金満額の77万9,300円以下の人というふうに設けますと、平成30年1月1日現在7,212名というふうになっております。  次に、低年金者、無年金者の支援策ということでございますが、今のところ市独自の支援策はございません。ただ、国の支援策として、平成31年10月1日から年金生活者支援給付金制度が始まります。この制度は、老齢基礎年金と年金以外の所得を含めても、所得の低い受給者に対して、年間最大6万円、月にしますと最大5,000円ということになりますけれども、年金に上乗せして支給するものです。対象者は、65歳以上の老齢基礎年金受給者で、基礎年金部分が満額以下、かつ同一世帯全員が市町村民税非課税の者というふうになっております。  次に、国民健康保険税に関するご質問にお答えいたします。本市の国民健康保険税について、県内市町村との比較ということでございました。国民健康保険税につきましては、税の賦課の方法がなかなか複雑でございまして、所得割、資産割、均等割、平等割というふうに4つの種類から成っております。これを沖縄県の平均と比較して説明いたしますと、例えば所得割につきましては、宮古島市が12.45%であるのに対して、沖縄県の平均では11.81%、資産割につきましては、宮古島市が42.8%に対しまして、県平均では41.39%、それから均等割でございますが、宮古島市が2万6,800円に対しまして、県平均で2万8,909円、それから平等割が宮古島市が2万2,500円に対しまして、県平均が2万9,406円というふうになっております。一概に高い、低いという比較はなかなかできないということになろうかと思います。  次に、短期被保険者証の交付件数でございますが、平成30年度国民健康保険被保険者証の短期証の交付世帯数は478世帯で、被保険者証を更新していない未交付世帯の世帯数は347世帯となっております。  次に、市民の負担を軽減するための課題と対応ということでございます。国民健康保険課では、所得の低い方への国民健康保険税の軽減制度がございます。均等割、平等割などについては、国民健康保険税の7割、5割、2割の軽減を行っております。平成30年12月現在の国民健康保険税の対象世帯数は1万354世帯となっておりますが、このうち7割軽減世帯が4,055世帯、割合にしますと39.2%、5割軽減世帯は1,796世帯、割合にしますと17.3%、2割軽減世帯は1,078世帯、割合にしますと10.4%となっております。法定軽減の対象世帯合計数は全体で6,929世帯、66.9%というふうになっております。  課題ということですけれども、実際の課題といたしまして、なかなか税金を納めるのが難しい方に関しましては、窓口で納付相談を行うように呼びかけておりまして、難しい場合は分割納付、いろんな方法を提案したりしておりますが、なかなかこの窓口に相談に来ていただけないというようなこともありまして、その辺が十分に対応できていないのかなというふうに考えております。 ◎建設部長(下地康教君)   里道補修についてのご質問がございました。内容は、野原腰自治会長から里道の改修を要請をしておる。それは、市長に届いているかというご質問と、その補修がおくれている。なぜおくれているのかというご質問だったと思います。  市長への報告は行ってございます。要望について、その対応がなぜおくれているのかということでございますけれども、里道の補修に関しましては、再生アルファルトを使用し、行っているところでございます。しかしながら、現在再生アスファルト材の不足により、補修ができない状況でありますので、応急措置として石粉舗装での補修を行い、再生アスファルトの確保ができ次第対応していきたいというふうに考えております。 ◎上下水道部長(大嶺弘明君)   まず、公共下水道の接続率についてでありますけれども、公共下水道の接続率は、平成29年度末で73.5%でございます。  次に、この接続率を上げるためにどのような取り組みをしているかということでございますが、接続率向上のために毎年9月の下水道の日にちなみまして、市民に啓発パンフレットを配布したり、整備地区の家庭を一軒一軒戸別訪問するなどし、加入促進活動を実施しております。また、機会あるごとに市民には下水道加入への必要について啓蒙を図っております。  次に、公共下水道の汚水処理について中水を活用する計画はないかということでございますが、公共下水道の処理水の利活用については、設備等が現在整備されておらず、利活用しておりませんが、今後全体計画の水処理施設を整備する中で検討いたしたいと考えております。  次に、公共下水道施設の耐用年数と今後の見直しについてですが、下水道施設の標準耐用年数については、管路施設で50年、機械設備で15年となっております。このため平成24年度におきまして、下水道施設長寿命化計画策定をし、修繕、更新を進めております。今後も下水道サービスを安定的に確保していくため、補助事業を活用し、計画的かつ効率的な施設、資産管理、修繕、更新を行ってまいります。 ◎生涯学習部長(下地明君)   ユネスコ無形文化遺産登録についてであります。  市として、この地域の伝統祭り継続のためにどのような施策を考えているかという質問でございます。島尻自治会、野原部落会とも行事の運営に当たり、次世代への継承や行事見物客や観光客への対応等の問題を抱えていると聞いております。本来パーントゥ行事は、お祭り等の不特定多数が参加する行事ではなく、両部落の年間行事として実施している祭祀であることから、集落民に限られた人々が参加していたのが現状でありました。特に島尻自治会については、祭祀の見物客のマナーなどを懸念しているところであります。今後教育委員会としても、島尻自治会、野原部落会と連携を図り、祭祀内容の周知徹底を行い、地元が誇れる文化遺産について、歴史学習会なども含めて祭祀の継承について支援していきたいと考えております。  次に、七又にあるミーマガーについて、現在標柱のみが立っているが、どのような位置づけかという質問でございます。標柱の位置づけについては、崖下の海岸線近くにある市指定有形民俗文化財ミーマガーの場所を示す標柱となっております。なお、ミーマガーの管理については、七又部落会に市指定文化財管理費補助金を交付し、部落会が年2回程度清掃作業を行っております。ちなみに今年度は、草刈り機の購入を予定しております。  次に、階段の復元について、現在湧水におりる階段は、台風や風化などの影響で崩れており、七又の住民はカーニガイの祭祀は、おり口左側に設けた遥拝所で行っています。階段の復元については、耐久性と危険性のない階段の建設が必要だと考えており、建設には多額の費用を要することから、関係機関と調整を行ってみたいと考えております。  次に、総合博物館について、新総合博物館の建設用地については、現在のところ場所は特定されておりませんが、場所の決定については、建設用地選定委員会設置条例を制定後、建設用地選定委員会を立ち上げ、その中で児童生徒を初め、市民が利用しやすい場所を検討してまいりたいと考えております。 ◆仲里タカ子君   ありがとうございました。それでは、残り短いですが、再質問をさせていただきます。  いろいろ説明のあった中で、市民負担の大きい国民年金についてですけれども、これの法定軽減、軽減されている人が全体の66.9%と、かなり高い数字。やっぱり所得に応じて国民健康保険税がいかに高いかというのがこれでもよくわかるような気がします。調べてみますと、本市の所得は平均年収が252万7,036円だそうで、年収300万円に満たない世帯が64%ということですから、本当に市民負担が大きい。これもうちょっと軽減するために一般財源等で繰り入れて、負担軽減が考えられないかという検討はできないかということと、それからとても問題なのは、保険証がない、それは保険が納められないので分割を相談してもらいたいけれども、一番困っている人がなかなか窓口に来ない。この窓口に来ないのがまず問題なので、この窓口での相談対応のとき、もしくは来ないと思われる方を前回の定例会でも言いましたけれども、生活困窮者支援制度ができています。福祉のほうにつないでいただいて、どうしても払えない方は、やっぱり生活保護につなげる必要があると思いますし、それをつなげていくという方法を今後考えられないか、もう一度お伺いします。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   国民健康保険税の税率の軽減によります負担軽減についての市独自の取り組みができないかというような内容のご質問であったかと思います。  一般財源で繰り入れて、市独自の負担軽減策ができないかということでございますが、国民健康保険税につきましては、ご存じのとおり今県が保険主体として広域化が図られているところでございます。県内市町村、県と統一して将来的には税率を統一していくというような動きもございます。また、これ市町村の負担軽減を図ろうという大きな流れの中で、国の費用負担をふやしていこうということもございます。要するに県内市町村で統一を図ろうということでございますので、宮古島独自でなかなか軽減策を取り入れるということにつきましては、これは県、それからほかの市町村との状況、動向なども注視しながら検討する必要があるかと思います。  それから、生活困窮者の支援制度へのつなぎということでございますが、現在でも窓口で相談をされた方につきましては、非常に厳しいという状況があれば、担当の福祉部のほうにつないでいるという状況もあるということでございます。 ◆仲里タカ子君   現在でも生活困窮者を支援制度につないでいるということですけれども、なかなか相談に来られない方への福祉はアウトリーチで、出ていって相談をするという対応に変わってきてもいますから、ぜひ制度があることの周知を図っていただけるようにお願いします。  もう一つ、年金についてなんですけれども、この年金がね、1年でもらえる年金を満額でもらえた人で77万円、これ以下の人が7,212名いらっしゃるんですよね。この皆さんに国は、消費税の10%に連動して支援策を行う。これが最大で年間6万円、月にすると5,000円、このくらいではとてもじゃないけど本来暮らしていけないということだから、この77万円以下の7,212名というのは、細かく言えば生活保護世帯以下の暮らし方というふうになってしまうのではないかと思いますけれども、この低年金者について、市として何か支援をする、何か方法を考えることができるか、1回お伺いします。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   確かに仲里タカ子議員がご指摘されておりますとおり、低年金者の中には生活保護受給者よりなかなか厳しい生活を送られている方もいるということもございます。ただ、市として今この場でですね、支援制度ができないか、できるかということについては、即答ができかねますので、今後の課題として取り組んでみたいと思っております。 ◆仲里タカ子君   今度は、観光行政についてちょっとお願いします。  ボランティア清掃ですけれども、このボランティアで空き缶やごみを拾ったんだけれども、余りたくさん拾ったので、どうしていいかわからないと。それをどうしていいかわからないから、拾ったところの道路脇に置いておいたら、そこにね、誰かわからないけど、自分が拾った以上のごみを持ってきて置いて、それでますます環境が悪化してしまったのを見て、これではもうどうしていいかわからない。例えば自分が軽トラック持っているんだったら、持っていっておくんだけどねという声をね、何度も聞いているんですね。拾ったほうがいいのか、自分が汗流してみんなのためにと思って一生懸命拾っても、なかなかこれがね、いいことにならないということを市民の方からよく聞いています。これの対策、お金がないからできないというような、現地職員を雇わないとできないという説明だったと思いますが、これについてはもうちょっと職員全員で何か工夫ができないか、もしこれに対して予算が必要だったら、それも含めてご検討いただきたいと思います。  公共下水道ですが、きのうからいっぱい質問があってですね、公共下水道は長寿命化を図って、今後とも市民のために頑張って使っていく。でも、きのうの前里光健議員の質問の中にもありましたが、整備率もかなり低くて、接続率も低い。一軒一軒歩いているということですが、73.5%はかなり低い数字かなと思いますし、面整備も何か小さくてごめんなさい、宮古島平べったい島ですから、どこにでも人が住んでいるんですよね、でも市街地に公共下水道が整備されて、もう29年もたつのに計画面積もそんなに24%かな、整備がなかなか進まない。その上接続率も悪いということになると、何かやっぱり上水道も問題だけど、下水道ももっと頑張って考えなきゃいけないなというふうに考えるので、今後新しいし尿処理場をつくる計画というふうにお伺いしておりますけれども、この構想の中にね、公共下水道が余りにも費用がかかり過ぎて面整備がなかなか進まないということであれば、合併浄化槽によるし尿処理というのが今後本当に必要になってくるのかですね、汚泥処理を今希釈して流しているけれども、公共下水道とし尿処理はそもそも違っていて、今後もここに流していくのかどうかも含めて、計画をもう一回考え直すほうがよいのではないか。  伊良部島で稼働できませかというふうにちょっとお伺いしましたけれども、市街地にホテルがいっぱい建っていくとですね、やっぱり公共下水道ではなくて、合併処理槽を使っていて、し尿汚泥のほうがふえていくんじゃないかなと思うので、こっちのし尿処理槽のほうが問題なのかなというふうに考えておりますので、ぜひとも検討していただきたい、またお聞かせいただきたいと思います。  それから公共下水道の処理水の利用についてなんですけども、これ宮古島市にはその設備がないので、利用されていないということですが、石垣市ちゃんと利用しているんですよね。石垣市公共下水道が2つあるんだそうで、緑化とか、水かけのためにもらいに来てくださいというふうにホームページでどんどんアピールをしています。水が足りなくなったときは、需要が高くなって、水がそんなに要らないときはなかなか来ないという担当者がお話をされていますが、宮古島市も水道水も、ホテルやアパートが建設ラッシュで、もう水がどうなるかということも、やっぱり市民の不安消えない中で、例えば渇水があったときとかですね、今後とも水が十分に地下から供給されるかどうか、不安なところもありますから、下水道でちゃんと処理されている処理水は、環境に負荷を与えないようにきちんと処理されているということですから、ぜひともこれをですね、今度処理場が新しくつくられるということですが、これを海に流すのではなくて、戻して市民に還元できるというふうに設計の変更ができるかどうか、もしわかったら教えてください。できないのであれば、これを要望とさせていただこうと思います。設計変更できるかどうか、ちょっとお聞きしてもいいですか。 ◎上下水道部長(大嶺弘明君)   中水の利用についてでございますけども、議員からいろいろとご提案あります。確かに中水の利用については、市としても検討していかなきゃならないのかなと考えております。今後下水処理施設を整備していきますが、先ほどもですね、答弁したとおり、その整備していく中で、中水の利用について必要性が十分必要があるということであれば、検討していきたいなと考えております。 ◆仲里タカ子君   公共下水道し尿処理については、きのうから下地信広議員、平百合香議員、いろいろ質問がありました。とても大事なことだと思いますので、引き続き見ていきたいですし、それからこの水道の水も飲まなきゃいけないから大事だけど、出ていくものに対してもちゃんと処理をしないと環境に負荷がかかるので、持続可能な観光で栄える宮古島をつくるにもどうしても必要だということをぜひ市民にも周知を図っていただきたく、ホームページももう少し改良してわかりやすく市民にアピールしていっていただきたいなというふうに思います。  続いて、ミサイル配備弾薬庫建設計画について、自衛隊陸上部隊の配備弾薬庫建設計画は、有事を想定して行われることですね。有事の際、国民の財産、生命をどのように守るかということもありますけれども、もし弾薬庫配備予定地では、ここはホテルをつくるわけじゃなくて弾薬を置く場所をつくる場所なんですよね。これ有事でなくても危険にさらされるということになるんですけれども、この点については、市としてはどのようにお考えかということをお聞かせください。 ◎副市長(長濱政治君)   こういった施設をつくる場合はですね、法令に基づいて全部その基準に合致するようにつくるということが大前提でございます。つまり弾薬庫については、火薬類取締法というのがございまして、それに基づいてつくるというふうなことになろうかと思います。そういうものが例えば花火ですね、あれも全部火薬類取締法に基づいています。それから不発弾保管庫、それもそうです。そういったものが全てそういった基準がありまして、その基準にのっとってつくられているというふうに思っております。 ◆仲里タカ子君   実はね、それは弾薬庫はそういうふうに法令にのっとって安全に配慮して配備をしますという説明を防衛省が何遍も繰り返していますが、ではそこにどのくらいの弾薬が置かれるのか、そこからすぐ200メートル先にある保良の皆さん、200メートル弱ぐらいの七又の皆さんに、この弾薬の量と距離は保安距離を守れるのかという質問に対して、どのくらいの弾薬を置くとかは、つまり自分たちの手の内が明らかになるから教えないというふうにね、明らかにできないというふうに何遍も答えているから、地元の人たちはこれを納得することができない。どんなに安全だと、安全です、安全に配慮します、しっかり法令守りますと言われても、何に基づいてどのように法令が守られているかということがわからないということが問題なんですよね。それを宮古島市は一般の市民には危ないから、作戦に支障がある、もしくは防衛の手の内が明らかになるから知らされない、これは市は市民の生命と財産を守るために防衛省からこの情報を得て、はっきりとは言えないけど、安全だというふうに確認をすることができるんですか。 ◎副市長(長濱政治君)   火薬類取締法の所管しているところは、県でございます。県が判断するところでございまして、この辺のところは防衛省と県のほうで話し合いがあるかと思います。 ◆仲里タカ子君   その法令に基づいてと言いますし、自衛隊の陸上ミサイル弾薬庫を配備することが市民の生命と財産を守ることにつながるので、市としては了承しているという答弁があります。これは、ミサイルや弾薬庫を配備することによって、市民の財産や生命が守られるというふうな答弁をしているんですけれども、これは極めて危険なものですよね。これ警察と全然違うのだから、弾薬を持って、ミサイルを持って動き回るのだから、そこって一緒にそのミサイルや弾薬庫とともに暮らす宮古島の人々はずっと不安を抱えつつ暮らしていかなきゃならないわけですけれども、これはこのことが生命と財産を守るということになると、本当にお考えですか、もう一回お伺いします。もし事故が起きたらとかと、そういうことに関してどのように考えるのか、お伺いします。 ◎総務部長(宮国高宣君)   基本的にですね、弾薬庫を建設する場合には、爆発を前提にはつくりません。爆発が起きても被害のないような部分で設計は行います。それで、今回の仲里タカ子議員の質問に有事の際という前提がありますので、それに基づいて答弁いたします。  有事の際、いかにして市民の生命、財産をどのように守ろうと考えているかとの質問だと思っております。平成19年度に宮古島市国民保護計画を策定しております。策定から10年が経過していることから、今年度改定作業を行っているところであります。現在3回の宮古島市国民保護協議会を終えて、計画変更素案が完成し、現在沖縄県と本協議を行っているところです。あわせて避難実施要領のパターンの作成も行っており、今年度完成する見込みです。国民保護事案で想定されている事態は、武力攻撃事態と緊急対処事態に大きく区分されております。武力攻撃事態では、着上陸攻撃、ゲリラ特殊部隊による攻撃、弾道ミサイル攻撃、航空攻撃の4つの攻撃事態が想定されています。緊急対処事態では、危険性を内在する物質を有する施設等への攻撃、大規模集客施設、大量輸送機関等への攻撃、交通機関を用いた攻撃、大量殺傷物質等による攻撃の4つの攻撃事態が想定されております。これらの8つの攻撃事態に対すべき宮古島市国民保護計画の改定と避難実施要領のパターンの作成作業を行っており、仮に国民保護事案が発生した場合には、完成後の改定宮古島市国民保護計画と避難実施要領のパターンに基づいて対応していくことと定めてあります。 ◆仲里タカ子君   その国民保護計画パターンが作成された際には、この不安でたまらない市民に対して、市としての説明会を持っていただけるように要望して、これで私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(佐久本洋介君)   これで仲里タカ子君の質問は終了しました。 ◆上地廣敏君   一般質問を行います。さきに通告いたしましたそれぞれの項目について質問いたしますので、当局に対しましては、明快なご答弁を求めたいと思います。  初めに、県営宮古広域公園整備事業について伺いたいと思います。この件につきましては、昨年6月定例会でも質問いたしましたが、そのときの答弁によれば、平成31年度中の事業化に向け、基本設計、環境影響評価報告書、準備書、評価書等の作成を行って、都市計画の決定を目指す予定であるとの答弁でありました。そこで、現在その進捗状況はどうなっているのか、伺います。加えて、平成31年度以降のスケジュール等についても答弁いただきたいと思います。  また、現在県営宮古広域公園の予定地となっていない下地地区公園について、地域住民の皆さんから県営宮古広域公園区域に編入することについて、県と市の間で協議、調整することはできないか、要望がありますので、その件についても市長の見解を伺いたいと思います。  次に、ふれあいの前浜海浜広場の管理について伺います。ことし夏以降は、公園内の遊歩道の管理作業全く行われていないと見られます。特に台風24号の襲来以降は、雑木等の倒木により、全く公園内の遊歩道が散策できない状態となっております。市は、この状況を確認しているのか。市は、これまでの議会答弁において、今後整備される県営公園の利活用整備計画等との連携も必要となってくることから、県営公園と一体的な再整備を検討していきたい、そのように答弁されております。そこでお伺いいたしますが、県営公園の事業開始までそのままの状態で放置しておくのか、その点についてまずお伺いをいたします。  次に、施設内にあるシャワー設備の有料化問題については、担当課に確認をいたしましたところ、既に発注され、年度内には対応できることが確認できましたので、この件については割愛をいたします。  次に、教育行政についてお伺いいたします。まず初めに、小中学校へのクーラー設置についてであります。文部科学省によれば、本年10月、全国の公立小中学校の普通教室へのクーラー設置等に係る財政支援のため、新たに臨時交付金を創設し、今年度補正予算を組む方針を示しました。去る臨時国会において、補正予算は成立いたしましたが、そのことを受け、本市においてはどのような対応を検討されているのか、お伺いいたします。  また、さきの議会答弁では、クーラー設置について、児童数の多い学校から優先して対応するとしておりますが、現状においてもそのような方針に変わりないのか、見解を賜りたいと思います。  次に、小中学校のトイレの改修についてお伺いいたします。最近よく特に幼稚園児や小学校低学年の保護者の皆さんから、トイレの改修について和式のトイレから洋式のトイレに改善してほしいとの要望が多く寄せられております。保護者によれば、学校へも都度お願いしているが、なかなか実現しないとのことであります。そこでお伺いいたしますが、現在和式トイレと洋式トイレの割合はどのような状況にあるか、加えて改善計画はあるか、答弁を求めます。  次に、下地中学校の運動場改修工事についてお尋ねいたします。なぜ当初予算で工事費を計上しながら、今日まで工事着手できないのか、その理由をお伺いしたいと思います。また、工事の進捗と今後の工程スケジュールはどうなっているかについても伺います。  次に、水道行政について伺いたいと思います。自治体が水道事業の運営権を民間企業に委託することができるコンセッション方式の促進を盛り込んだ水道法改正が去る6日に成立いたしました。今回の改正は、人口減少などで苦境に立つ水道事業の経営基盤強化が目的とされ、また民間資金活用による社会資本整備、いわゆるPFIの一つであるコンセッション方式を自治体が認可を受けたまま導入できる内容であります。マスコミ報道によると、コンセッション方式を上水道で導入した例は、全国的にもないとのことでありますが、現在静岡県浜松市のほか、同県の伊豆の国市、宮城県及び同県村田町など、6つの自治体が上水道での導入に向けて調査を実施していること、さらに大阪市や奈良市も導入を検討しているとのことであります。そこで市長にお伺いいたしますが、水道民営化法の成立を受けて、市長は水道事業民営化についてどのような見解をお持ちなのか、賜りたいと思います。  次に、最近特に市民の一大関心事となっている水道水量、いわゆる飲料水についてお伺いをいたします。近年のクルーズ船の寄港回数増加に加え、3月30日開港予定の下地島空港、さらにはホテルやマンション等の建設ラッシュの現状を考えるとき、飲料水の確保は本市にとって喫緊の課題と考えております。まず、今後の給水人口の伸びに対する使用水量の増加、どのくらいになるのか。いわゆる需要と供給のバランスはどうなるのか、答弁を求めたいと思います。  次に、将来に向かって伊良部島で使用していた水道水源について、その活用についてどのように捉えているか、そしてその活用計画はないのかどうか、お伺いをいたします。  次に、給水人口等の伸びを見込んだ新たな水源開発の予定はあるのか。  以上、それぞれの市の方針を賜りたいとともに、答弁を求めたいと思います。答弁を聞いた上で、再質問については質問席から行いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐久本洋介君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時47分)  再開します。                                     (再開=午前11時47分)  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時半から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午前11時47分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午前に引き続き一般質問を行います。  午前中の上地廣敏君の質問に対する答弁からお願いします。 ◎副市長(長濱政治君)   県営宮古広域公園の整備事業についてでございます。一括してお答えいたします。  現在の進捗状況について、宮古土木事務所に確認いたしましたところ、平成29年2月に仮称ではございますが、宮古広域公園基本計画を取りまとめ、沖縄県のホームページにおきまして公表しており、現在は基本設計業務及び環境影響評価準備書の作成を行っているとのことでございます。今後のスケジュールでございますが、平成31年度に都市計画決定の手続を行い、平成32年度に事業着手、実施設計を行い、平成33年度以降に用地買収及び工事着手を目指す予定となっております。下地地区公園を県営公園区域に編入できないかとのことでございますが、これまで基本構想であるとか、基本計画など平成25年度ぐらいから始まっておりますけども、その検討委員会の中で市が所管する下地公園の運動施設と海辺を生かした広域公園として連動した使い方をするということで、決定をしておりまして、これは難しいかと思います。 ◎観光商工部長(楚南幸哉君)   ふれあいの前浜海浜広場の管理について、遊歩道清掃がされていないのはなぜかという質問です。  ふれあいの前浜海浜広場施設の遊歩道については、議員ご指摘のとおり現場を確認したところ、現在清掃が行き届いていない状況があり、利用者の皆様にご不便をおかけしております。当該遊歩道については、一部に砂が堆積したり、雑草、雑木等が繁茂しており、遊歩道として機能が損なわれている部分があります。今年度中に現況調査を行い、市民及び観光客の皆様が安全、安心、快適に利用できるよう、清掃を実施したいと考えております。 ◎上下水道部長(大嶺弘明君)   まず、水道民営化法に対する市の方針でありますが、市といたしましては、民間事業者に水道事業の経営権を委ねるコンセッション方式の導入の予定はなく、現状の市直営での運営を継続してまいります。  次に、給水人口の伸びに伴う使用水量の増加と新たな水源開発の予定は関連いたしますので、一括してお答えいたします。昨今の需要水量の伸びは著しく、平成29年度実績の1日最大配水量は3万1,400トンとなっております。今後におきましても、需要水量は増加することが予想され、現在までにホテル建設などによる要求件数は48件でありまして、1日当たり要求水量は約4,000トンとなっております。このような状況に対しまして、現在市の事業計画は1日当たりの取水量を3万8,400トン、配水能力は3万4,000トンでありますので、次年度におきまして現計画の前倒しを行い、安定供給につなげていく必要があると考えております。具体的には、平成37年度に予備地として築造計画でありました緩速ろ過池築造と福里北流域においての水源開発計画の前倒しを行いまして、次年度より基礎調査に着手してまいりたいと考えております。このことによりまして、1日当たりの取水量3万8,400トンに対しまして、配水能力は3,300トン増の3万7,300トンと取水及び配水能力の増加が図られますので、増加する需要水量には対応可能であると考えております。  次に、伊良部島の水源活用計画についてであります。伊良部島での水源開発につきましては、今年度において観光需要の増加や地震などに伴う断水の可能性を踏まえると、予備的水源の確保は重要であることから、一括交付金を活用した調査業務を行っており、引き続き次年度も継続して調査を行う計画となっております。その中におきまして、これまで利用してきた施設や水源の水質、水量等を含めた調査を行いながら、伊良部島における水源の確保の検討を行ってまいりたいと考えております。 ◎教育部長(下地信男君)   3点ほど質問をいただきました。  まず、小中学校へのクーラー設置について、県の特例交付金の創設後どのように進めるかというご質問です。市教育委員会では、ことしの7月に各学校への空調設備設置計画を策定しまして、2019年度から2020年度の2カ年計画で、各学校に空調機を設置する計画を立てております。このような中で、国が平成30年度第1次補正予算において、学校の危険ブロック塀の改修及び児童生徒などの熱中症対策として空調設備の整備に対し、ブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金を創設しております。教育委員会としましては、この特例交付金を活用することとしまして、当初2カ年間で整備すべき事業をですね、本年度、平成30年度事業として、1年前倒しして一斉に整備してまいります。したがって、優先順位の考えはございません。  次に、小中学校のトイレ、洋式、和式の割合の状況でございますけれども、まず幼稚園ですけども、洋式便器が59%、和式が41%、それから小学校で洋式が63.1%、和式が36.9%、中学校が洋式が61.5%、和式が38.5%でございます。全体で洋式が62.3%、和式が37.7%となります。現在学校からの要望を受けまして、その都度和式から洋式へと改修しております。ただ、保護者あるいは学校の教員の中にはですね、ちょっと洋式を望まないという方々もいらっしゃいますので、今後は学校への要望、このような調査を行いながら、その状況を見ながら改修には当たってまいりたいと思います。  次に、下地中学校の運動場の改修工事の進捗状況ということでございますけれども、この下地中学校の運動場整備工事につきましては、排水が悪いということで、本年度当初予算に計上させていただきました。当初の計画では、当中学校の運動会終了後に工事を発注する予定をしておりましたけれども、他業務の関係で設計書の作成が11月までに延びてしまった、そういう状況にございます。また、整備面積が約1万3,000平方メートルということで、事業行為の面積が1万平方メートル以上は、沖縄県赤土等流出防止条例に基づき、県と事前協議が必要ということで、現在その協議を県の環境保全課と協議しているということでございます。必要な手続を早急に済ませまして、工事の発注を急いでまいります。当面のめどとしましては、年明けの1月に工事の発注を行うということを目指して取り組んでおります。下地中学校の学校の教員あるいは生徒の皆さん方には、このような工事、計画がおくれまして大変申しわけなく、おわび申し上げます。 ◆上地廣敏君   順を追って再質問をいたします。  まず、県営公園に下地地区公園の区域を編入してもらいたいというふうな質問をいたしました。副市長の答弁では、厳しい状況でありますというふうな答弁でありましたけれども、実はこの質問をいたしましたのは、今年度入って多分9月ごろかな、公共施設の管理計画が市でつくられておりますけれども、それを進めるに当たって、旧郡部にある同じような施設、例えば陸上競技場であるとか、体育館であるとか、そういった施設が幾つも市内にあるというふうなことで、これの管理計画を進めていく上で、統廃合をしていこうという、施設によっては統合もしくは廃止をしていこうというふうなことが出ているというふうに聞いておりますけれども、そうなった場合、指定管理もしくは廃止されるというふうな施設などが当然出てきますけれども、地元の方々としては、すぐ近くに県営公園がありますから、いっそのこと、その県営公園の区域に編入してもらって、県のほうに追加の整備なり、あるいはその施設の管理なりをさせたほうがむしろ今の状況よりは優位に働くのではないかというふうな意見が出ております。地域が心配しているのはですね、例えば陸上競技場、これは旧下地地区あるいは上野、城辺地区にもありますけれども、そういったものの指定管理をさせた場合、当然管理料が発生いたしますし、また地域によって、地域の体育協会などがその施設を本当に管理できる状況に今あるのかというふうな心配もあるわけでありますから、その辺のところをですね、今考えられるこの管理計画に基づく管理をどういうふうにするのか、それについてですね、答弁できる範囲でよろしいですので、答弁を求めたいと思います。 ◎総務部長(宮国高宣君)   各地域に体育施設等について公共施設等総合管理計画では、今後どのような方針で管理していくかとの質問と思っております。  平成28年度に策定しました公共施設等総合管理計画において、市のスポーツ施設の基本的な方向性と基本的な方針については、幾つかの施設、例えば上野体育館、城辺のトレーニングセンターは、老朽化が進んでおり、更新等の検討を要することとされております。スポーツ施設に係る基本的な方針としまして、老朽化のタイミングを見計らい、各地域に点在する類似施設の統廃合を視野に入れ、更新、廃止を検討していくこととしております。統廃合による廃止、更新等の方針を定める再配置計画及び個別施設計画については、平成32年度までで計画を策定する予定であります。スポーツ施設については、本年度再配置の方針に係る作業部会を進めております。平成31年度に公共施設マネジメント委員会を開催し、再配置に関する方針を決定し、平成32年度で個別計画を策定しているところでございます。下地の陸上競技場等の部分については、下地公園の中で公園として位置づけをされております。 ◆上地廣敏君   わかりました。答弁ありがとうございます。  特に再配置をする、あるいは解体をして今城辺、上野のトレーニングセンター、体育館などの話が出ておりますけれども、下地にある勤労体育センターも当然築もう25年以上経過していると思っておりますし、向こうも年々利用者が減少しているのは、事実であります。しかしながら、この陸上競技場や野球場とかですね、そういった施設は今後とも十分に使用されるわけでありますから、特に地域住民の利用に支障のないようなですね、管理計画をつくっていただき、あるいは指定管理をさせるにしてもですね、十分にそれに耐え得るような団体を育成をしながら、そういった団体に指定管理をしていくというふうな方法についても、十分に検討を重ねていただきたいというふうに思っております。  それと、副市長のほうからですね、県営宮古広域公園の進捗について、平成34年度、あと3年以降に実際に着工すると。平成33年度に用地買収の交渉を始めていきたいというふうなことでありますけれども、ここでもう一つ用地交渉に関連があるのかなと思われるところがですね、その地域内に集団の墓地が点在をしております。そこで、その集落の方々の意見をちょっと聞いてみますとですね、それを県のほうは全部移転というふうなのが前提であるという説明をされておりますけれども、その全体を移転する場合の用地の確保についてですね、本当に代替地があの集落の近くで見つかるのかというふうな課題が1つ、それからあの墓地の周辺には、その地主の方々の畑、墓地の所有者の畑などもあることから、墓地の所有者については、将来墓をつくる場合にですね、用地の確保も含めて、その移転の際は用地を確保してもらいたいというふうな意見なども多々ありますので、その辺についてもですね、その辺も含みを持たせながら、用地の交渉等にはまた当たっていただきたいと。それは、すぐ平成33年度から用地交渉して1年かけて、平成34年度から事業開始というふうなことになればですね、そこで用地交渉でつまずいてしまうと、また事業開始がおくれていくというふうなことですから、この用地の部分については、私は先んじてむしろ県の計画がしっかりしたものが固まっているんであれば、それに基づいて先んじて交渉は始めていってもいいのではないのかというふうに思っておりますが、その件についてですね、できるのかどうか、答弁を求めたいと思います。 ◎建設部長(下地康教君)   県営宮古広域公園のですね、用地に係る課題点等のご指摘があったと思います。  まず、その区域内に墓地があるということで、移転用地の確保と、いろいろな課題があるということですけれども、基本的には事業主体は沖縄県というところで、沖縄県が用地の交渉、それと施設整備も進めていくという形になるんですけれども、今現在ですね、沖縄県のほうでは、この県営公園の整備を進めるに当たってですね、地元の市町村といいますか、宮古島市ですね、その関係部局も含めた整備検討会というのを立ち上げようとしておりますので、その中でいろいろと課題が上がってくると思われます。その課題について、やはり地元とのですね、意見をすり合わせながら事業を進めていくというふうに県は考えているようでございますので、地元としても県と情報をやりとりをしながらですね、事業を進めていきたいというふうに考えております。 ◆上地廣敏君   ちょっと確認をいたしますけれども、この整備検討会をつくるというのは、平成31年度中ということで理解してよろしいですか。 ◎建設部長(下地康教君)   基本的には、そのとおりでございます。 ◆上地廣敏君   それでは、次に、ふれあいの前浜海浜広場の管理についてでありますけれども、担当部長から現状を確認したところ、全く清掃がされていないというふうなのは確認しているということでありますけれども、答弁の中でですね、今年度中に実施をいたしますということでありますけれども、このふれあいの前浜海浜広場、いわゆる来間前浜港には、駐車場、大型バスが11台、それから普通乗用車とか、そういったのが約20台ぐらい駐車できる駐車場も整備をされております。クルーズ船が入港するときはですね、ほとんどのクルーズ客が向こう、来間前浜港にバスで参ります。一挙に10台ぐらいのバスが連なって入ってくるということでありますから、1台30人、40人ぐらい乗車するとしても、一挙に300人から400人ぐらいの観光客が来るわけです。遊歩道は駐車場のすぐ目の前ですから、全然遊歩道に入れない。そういった状況がずっとこれまで続いてきております。通れないもんですから、のぞき見をして通れないからちりごみもそういったところに投げ捨てをする。それで、市はマナーが悪いというふうな話などもよく台湾、東南アジアからの観光客についてはやるわけですけれども、受け入れの施設をきれいに整備しないから、自然とそういったところにちりごみを投げ捨てるというふうなのにもつながっていくと私は思っております。これはですね、今年度中と言わずとも、ぜひ早急に清掃しないとですね、正月もうやがてあと20日もすれば新年に入ります。正月で帰省する地元の人たち、それから観光で見える県内、県外の方々、多くの方がこの与那覇前浜のビーチに観光に訪れるわけですから、年度中と言わずにですね、できれば年内に清掃をしていただきたい。そのことについてもう一度答弁を求めます。 ◎観光商工部長(楚南幸哉君)   年度内の清掃ということでありますけど、あと20日もございません。我々としては、年度内は厳しいと考えてはおりますが、今年度中になるべくやりたいなと思うんですけど、今年度業者のほうとも相談しながらですね、頑張って実施したいと考えております。よろしくお願いします。 ◆上地廣敏君   年内に清掃するのは厳しいと。それではですね、なぜ年内にできないのか、その理由は何ですか、予算の措置の問題ですか、それとも人的な問題ですか、お尋ねをいたします。 ◎観光商工部長(楚南幸哉君)   上地廣敏議員から通告をもらいまして、清掃の委託を業者のほうに二、三件お願いしたところ、年内はちょっと人員のほうが厳しいということを業者のほうからも受けておりますので、年内厳しくて、年度内でお願いしたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆上地廣敏君   向こうの遊歩道はですね、大体3カ所に分かれております。来間前浜港の東側、それから中央の部分、ウインディまいばまのある駐車場までの中央の部分、それから東急リゾートのトライアスロンで水泳をする会場のあるあの辺までの西側の部分ですね、一番目につくのは、来間前浜港の部分であります。そこに観光バスも駐車いたします。ですから、この遊歩道は向こう幅員1.5から約2メートルぐらいの幅員だと思いますので、向こうの遊歩道をですね、周囲、両側それぞれ1メートルずつ雑木を清掃するにしてもですね、作業員が1日大体10名ぐらいおれば二、三日でできる範囲です。ですから、もう一度皆さんが遊歩道、観光客が来る駐車場のあの両端、あの辺をまず遊歩道を踏査してみてですね、本当に年内にできないのか、あるいは別の部署でですね、道路の管理作業とか、そういった作業をしている方々もいらっしゃいますし、幸い今年度は宮古島本島内においては、年内操業始まりません。ですから、農家の皆さんあるいは地域の皆さんを網羅した対応をしてもですね、もし作業員が二、三十名もあればもしかすると2日ぐらいでできる範囲だと私は思っております。ですから、その方法をですね、全部業者に委託をして任せるのではなく、年内にどうすれば作業ができるのかというふうな方法をぜひ検討をしていただきたい。これは強く要望をいたします。  次に、教育行政についてであります。まず、小中学校のクーラー設置については、国の臨時交付金の決定を受けて、当初2019年、2020年に2カ年かけて行うという予定でありましたが、平成30年度事業で予算を補正して、事業を1年間で実施するというふうな計画であるということを今教育部長が答弁されましたけれども、もう平成30年度あと3カ月しか残っておりません。それは国からいろいろ交付決定の通知などもあると今後思いますけれども、これから予算を補正をいたしまして、事業を実施するということは、時期的に年度期間的に非常に厳しい、恐らくできないというふうなことになると私は思っております。したがって、今年度中はそうしたら国からの交付指令を受けて、予算を補正して、全額を繰り越して平成31年度で1年間かけて事業は実施するということになるのかですね、その辺をもう一度ご答弁をお願いします。 ◎教育部長(下地信男君)   上地廣敏議員のご指摘のとおりでございまして、国の特例交付金が平成30年度の事業ですので、平成30年度内に予算を確保してですね、今来年の3月定例会の上程を考えていますけれども、現実的に事業執行は、事業繰り越しをして次年度、2019年度、平成31年度に一斉に整備していくということになります。 ◆上地廣敏君   次に、小中学校のトイレの改修についてでありますけれども、答弁によりますと、全体で和式のトイレが37.7%あると、それからすると約63%ぐらいが洋式ということになりますが、今児童生徒のいるほとんどの家庭が洋式化に向かっているというふうに思います。そこで、そういった要望をしている保護者の皆さんは、ぜひうちでも洋式のトイレでずっと使ってきたんで、学校でもそういったものが利用できるような、そういったことで改善をその方向でお願いをしたいというふうなこと、これは恐らく児童生徒が学校で洋式トイレを利用したいんだけれども、和式しかあいていないというふうなといいますか、用足しに行って和式はあいているけれども、洋式がなかなかあかないということで困るというふうなことを想定して言っているというふうに思っておりますので、ぜひ学校からのそういった改善の要望があればですね、随時それを聞き取りをして対応していただきたいと強くお願いを申し上げたいと思います。  それから、次に、下地中学校の運動場改修工事、予算、測量設計、それから水処理の問題で時間がかかっているということでありますが、当初で6,895万5,000円の予算を計上しております。いまだに一円も執行はされていないということでありますが、答弁によりますと年明け1月に工事の発注まで持っていければというふうなことですが、本当にですね、向こうは運動会の日程を受けてそれ以前から工事がいつごろ始まるのかというふうなことに気を使ってですね、運動会の日取りの決定もしているというふうな状況、それから現在の校長先生もですね、来年3月定年を迎えます。できれば自分が在職中にきれいに環境整備をして終わりたかったというふうなですね、話などもしておられました。できるだけ早期にですね、来年、平成31年度の運動会に支障のないような形で事業を実施していただきたい、当然これはもう明許繰り越しの事業になるわけですから、その辺はですね、ぜひ検討に入れて、来年の運動会が新しい運動場で開催されるようにですね、配慮をしていただきたいと思っております。それについては、ぜひ教育部長、教育部長の母校でもありますから、その決意のほどを述べていただきたいと思います。 ◎教育部長(下地信男君)   下地中学校運動場の改修工事、私も運動場の事情はよく存じ上げておりますし、学校の先生方の、あるいは生徒の皆さん方の期待感も肌で感じているところでございますけども、なかなか事業執行が滞ってしまいました。反省して早急に、本当に下地の子供たちのためにですね、改修に努めていきたいと思います。 ◆上地廣敏君   次に、水道行政についてお伺いをいたします。  ちょっと聞き取りにくいところがありましたけども、水道水源の新しく開発予定はあるかという中でですね、答弁の中で多分福里北のほうは聞こえましたけれども、その前の箇所が聞こえにくかったんですが、加治道水源ということですか、ちょっともう一度答弁をお願いしたいと思います。 ◎上下水道部長(大嶺弘明君)   先ほどの答弁の中で、水源開発予定地の質問の中で、福里北流域において水源開発計画の前倒しを行うということで、その前の文言といたしましては、緩速ろ過池築造という言葉でございました。新しい開発地ではなくてですね、ろ過池をつくるという表現です。ただ、福里北流域ということは、加治道一帯も含むということでございます。 ◆上地廣敏君   わかりました。特に最近はですね、クルーズ船からの観光客、それから大型ホテルなどの建設ラッシュ、それとマンションなどが今本当に急ピッチで建設されていること、そういったことを総合的に考えた場合に、本当に宮古島は山、川がないために、飲料水がその全部を地下水に頼っているということであります。急激にそういった観光客あるいは給水人口がふえた場合に、本当に今のままで宮古島の飲料水は大丈夫なのか、そういうふうに気をもんでいる住民の方がたくさんいらっしゃいます。そういった意味では、早急に計画の見直し、前倒しも予定をされているようでありますから、その辺についてですね、市民に不安が残らないような形で、十分に説明をし、市民が納得できるような水道事業の計画書をつくっていただきたいというふうに要望をいたします。もう一度だけ答弁を求めますけれども、将来の給水人口の伸びを見てもですね、最終的な取水量3万8,400立方メートル、それから配水能力を3万7,300立方メートルというふうに見ているということでありますが、将来こういった形で給水人口が伸びてきても、それに配水するだけのですね、容量は十分に確保できるというふうなことについて、ぜひ部長のほうにもう一度ですね、市民に安心を与えるためにも、もう一度答弁を求めたいと思います。 ◎上下水道部長(大嶺弘明君)   宮古島市の水道施設能力ですね、まず取水量は将来的には3万8,400トンを計画いたしております。これに対して、市民に送る最大配水量が3万7,300トンでございます。これで取水と配水のバランスは保てているわけでございますが、やはり市民が最も心配しているのは、ホテルの増加に伴って、市民生活の影響があるのではないかというようなことだろうと思いますが、例えば施設をつくる際には、第一にその周辺地域の市民に影響は出ないのかどうかという調査を行いまして、その施設に対して送る水量を決定しております。ホテルが100要求水量したといたしましても、市民に対して影響が出るというのがわかれば、100ではなくて70とか80で契約を確約をいたします。では、残りの30をどうしますかと言いますと、ホテルの責任でもって、ホテルで受水槽をつくっていただくと、そういうような方策でもってやっていきますので、市民に対しては絶対に不安を与えないようなですね、水道行政を今後とも努めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ◆上地廣敏君   ありがとうございます。何点か質問をし、満足できる答弁、それから厳しい答弁などもありましたが、質問は以上といたします。  最後に、一般質問終わる前にですね、所見を述べたいと思います。最近話題になっております砂川保育所の休園問題について、私の所見を申し上げたいと思います。去る7日に城辺地区24自治会区長会の代表による砂川保育所の存続要請についてであります。要請に対して、市は建物の経年劣化等による老朽化及び園児の安全対策を優先に考えるということを理由に休園する方針を示し、今定例会に補正予算として、施設の耐震強度調査費を提案をしております。そして、市長はその中で、その調査結果をもとに、施設を解体するか、あるいは補修するかの今後について判断をしたいというふうにコメントを出しております。私もそのことについては、十分理解をするところでありますが、しかし突然の休園通知に対して、今保護者が戸惑っております。一番懸念していることは、上野こども園にも定員があることから、入園申し込みをしても確実に入園できるその保証は全くない、最終的には新規入園申し込みなど含めて、申し込み人数などの審査の結果待ちにしかならない、そのことが保護者が不安とするあるいは不満とするところであります。先日の部長答弁で、現在の在園児については、全部受け入れてもらう。新規の申込者についてはいろいろ審査をして状況を見ながら判断をせざるを得ないというふうな旨の答弁があったと思っておりますが、ぜひとも市においては、そのような保護者の不安や不満を払拭すべく、特に砂川区民の入園申込者については、新規を含めてですね、最大限の配慮をお願いし、その全員が入園できるような方向で努めていただきたいというふうに思います。  加えて、上野地域の保護者も同様に不安を抱えております。と言いますのは、砂川地域から入園者がふえることによって、上野地域の方々は玉突きされないかというふうな不安があるということであります。そういった状況でありますので、願わくば砂川学区あるいは上野地域の保護者の意向が十分に反映されることを期待をし、お願いを申し上げたいと思います。  最後に、市民の皆様にはことし一年ご指導、ご支援、ご協力を賜り、大変お世話になりました。ありがとうございます。この場をおかりして感謝を申し上げたいと思います。また、迎える新年、いのしし年でありますが、市民の皆様にとっても最良の一年となりますよう、ご祈念を申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(佐久本洋介君)   これで上地廣敏君の質問は終了しました。 ◆粟国恒広君   12月定例会に当たり、通告書に従いまして、私見と要望を交えながら一般質問を進めたいと思います。当局におかれましては、誠意あるご答弁をよろしくお願いしたいと思います。少し質問事項が前後しますが、よろしくお願いいたします。  その前にですね、教育長、今回出番がないので、あえて教育長を指名して、さきの県紙で県の緑化コンクールですね、心和む豊かな緑、そういう感じで今一貫教育が現場進めている佐良浜中学校がですね、準特選、そして伊良部高校も同時に生徒たちが緑化に向けて一生懸命頑張っているというすばらしい報告がありました。教育長、やはり子供たちというのは褒めることによって学力も、そしていろんな感じで伸びると思いますのでですね、ぜひその辺のお褒めの言葉をまずよろしくお願いします。 ◎教育長(宮國博君)   粟国恒広議員に感謝を申し上げます。  子供たちを褒める機会というのはですね、たくさんございますけども、こういうしっかりした場所での発言の機会というのはなかなかつくれません。そういう意味では、粟国恒広議員がこの場面をつくっていただきまして、心から感謝を申し上げます。  佐良浜中学校の緑化の事業につきましてはですね、私どもも学校訪問しながら、子供たちがしっかりと作業を進めている毎日の取り組みについては高く評価をしていたところでございます。これ正直に申し上げましょうね。教頭が今度入りましてね、しっかりと一生懸命やっていました。この成果が実は花開いたというふうなことでございましょう。これまでの積み重ねの上に立っての評価でございます。ですから、向こうでは子弟ともどもこの緑化事業に取り組んで、環境整備をしっかりとやっていると、これでそういう意味では本当に佐良浜中学校の生徒、先生方には、大変立派な成績を上げていただいたということで、教育委員会としても高く評価したいと思っております。  なお、このような事業はですね、これは前に県の教育委員会なり、あるいは県の緑化事業なりで推薦をしてくれというふうな形、あるいは申し込んでくれという形がございますので、これまで宮古島市では例えば下地小学校が高く評価されたとか、下地中学校の森が高く評価されたとかですね、もろもろの評価をたくさん受けているところでございますので、ぜひ議員の皆さん方にはその点は十分ご承知おきいただいて、各学校に行かれるときには、一言お褒めの言葉をよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。 ◆粟国恒広君   教育長どうもありがとうございます。  通告に従いまして、一般質問したいと思います。まず、ユネスコで正式に無形文化財遺産に指定された島尻のパーントゥ、野原のサティパロウ、市長は自治会と協力しながらですね、祭祀の継続については今後全力で支援していくということですが、今現在の段階でこの支援について、市長の見解を答弁お願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   島尻のパーントゥと上野のサティパロウの2つが無形文化財に指定をされました。両地域ともあの行事をですね、これから継続していくための若い人たちをどうやって確保するかというのを非常に懸念をいたしております。したがって、あの行事を継続していくためには、あの地域がもっと子供たちの多い、あるいは働き手が参加するような地域づくりが必要であるというふうに思います。そういう意味では、他の地域を含めた地域の活性化策をしっかりと行い、多くの人々があの地域で生活ができるような総合的な施策を進めてまいりたいと思います。 ◆粟国恒広君   大変前向きな答弁ありがとうございます。ぜひですね、これからもですね、いろんな継承については子供たちのいろんな環境づくりも大事だと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  次に、総合庁舎の用地取得がめどがつき、いよいよ庁舎建設がスタートします。あわせて近隣の都市計画をどのように考えているのかという質問ですが、昨日の我如古三雄議員の答弁の中でですね、新庁舎を中心とした都市計画マスタープランを策定し、まちづくりを進めていくという答弁でした。私が思うには、隣接する土地には国有地が多く存在することから、その辺も含めての土地利用をどのように検討されているのか、お伺いします。 ◎建設部長(下地康教君)   新しい庁舎の移転の用地が確保されるという形になりました。それにつきまして、やはり地域の中心となる庁舎が移動するわけですから、あちらの土地利用等もマスタープランの変更を含めながら考えていくことになると思います。それともう一つ、あちらのほうには国有地がかなり点在をしております。この国有地を利用するという考え方ではなくて、あちらの用地を国有地も含めた全体的な都市計画プランをこれから構築していくことになるというふうに考えます。 ◆粟国恒広君   答弁ありがとうございます。ぜひですね、庁舎が移転するということは、まちの核が移転するということですので、ぜひ都市機能のしっかりしたまちづくりにしてもらいたいなと思っています。ありがとうございます。  次に、天然ガス利活用検討委員会において、温泉施設の事業化に向け現在ある天然ガス井戸1カ所だけでは不十分だと、もう一カ所必要との見解がマスコミ報道でありました。具体的にその場所とか、そういう設定はされているのか、お伺いいたします。 ◎企画政策部長(友利克君)   天然ガス井戸の増設についてお答えをいたします。  天然ガス井戸の増設については、天然ガス資源の安定的供給を確保する必要から、将来的に増設が必要というふうに考えているところでございます。増設する2本目の井戸については、まだ具体的な時期などは決定をしておりません。ただ、場所についてはですね、現在の1本目の井戸の近辺がよいのではというふうに考えているところです。今後あの一帯においてはですね、民間事業者が主体となった事業計画を進める予定をしているところでございます。その新たな井戸についてもですね、その事業者が主体となって掘削する方向で調整をすることになっております。 ◆粟国恒広君   温泉水を利用した取り組みについては、農業分野で陸上の養殖とか、そしてまた温水を利用したハウスでのオクラ栽培とか、あと足湯ですね、そういった事業が取り組んでいるんですけど、実際事業化に向けて一歩進むのに1カ所だけでは物足りないと。もう一カ所というけど、先ほど答弁にありました民間主体で、これは井戸の天然ガスの掘削にしては、多分1本目も一括交付金で募集して掘削したと思うんですけど、やはりこの辺の部分というのは、何か行政が絡まないとなかなかもう一本という井戸の掘削というのはかなり厳しいかなと思うんですけど、その辺についてご答弁お願いします。 ◎企画政策部長(友利克君)   事業者の決定選定についてはですね、11日に選定委員会を開きまして、候補となる事業者を一応決定をしたところです。その事業者の提案によりますと、井戸についても独自でもって掘削したいと、するという提案になっております。この計画は、大変壮大な計画になるかというふうに思っておりますけども、この事業者と補助金の活用とか、そういうこともありますけども、まずは事業者主体のですね、事業の推進というものを念頭にですね、今後は調整をしていきたいというふうに考えております。 ◆粟国恒広君   この保良地区にそういう天然ガスの場所があって、やはりこれを利用した近隣の地場産業の育成というのは、かなり大事だと思います。これは、市長が天然ガスを利用した島おこしという感じでですね、この事業を進めてきた経緯もありますし、しっかり民間企業とですね、手をとってこの事業を必ず成功させてもらえますようお願いをしたいと思います。  次に、来年開港するみやこ下地島空港ターミナル、宮古島の第二の玄関となり得る。そして、今後の二次交通の強化が要望されていますが、今後の二次交通に向けて、具体的な取り組みで、昨日の答弁でもですね、下地島空港と市街地、そして宮古空港へのアクセスを円滑に進めるために、島内外のバス事業者、そしてタクシー事業者と連携して利便性のいい二次交通の強化に取り組むという答弁でしたが、具体的にいつごろからその協議に入って、来年の3月30日にはジェットスターの運航がもう決定していますので、いつごろに取り組みができるか、その辺をお伺いします。 ◎企画政策部長(友利克君)   昨日の質問にもお答えしたとおりですけども、二次交通の確保に向けて取り組んでいるところです。そういう中で、いろいろと宮古島市内のバス事業者から下地島空港からのバス運行を実施したいという提案がございます。この提案を受けまして、この間協議を進めてきたところでございます。具体的にはですね、今月中にですね、地域公共交通会議というものがございますので、これを開催をいたしまして、当然このバス事業者の提案を受けて、路線でありますとか、そういったところを協議会でもって協議を経て、最終的には下地島空港のターミナル開港にあわせて公共交通の確保を実現したいというふうに考えているところです。具体的に方向性が見えるのは、今月の地域公共交通会議の結果によるというふうに考えています。 ◆粟国恒広君   今の答弁だと、12月に行われる地域公共交通会議で見出されるんじゃないかということです。それから、アプリケーションの検討が昨日予定がないというような答弁だったと思うんですけど、その辺の今ワイファイがいろんな感じでつながるところもありますし、その辺の取り組みについては、どう考えていますか、答弁をお願いします。 ◎企画政策部長(友利克君)   アプリーションの製作といいますか、作成といいますか、これは事業者の努力ということになるかというふうに思っておりますけども、ぜひですね、この事業者にはアプリケーションの製作、作成をですね、提案したいというふうに思います。 ◆粟国恒広君   ぜひですね、その辺も含めた取り組みをしっかりやってもらいたいなと思っています。  次に、クルーズ船での出入国管理強化と防疫環境管理体制、CIQかな、要は税関、そして出入国、検疫という体制の強化づくりですが、今宮古島にクルーズ船で訪れる観光客がですね、多いときで1日4,000名とか、そういうふうな観光客がこの島に上陸しています。そういう意味で、入国、税関、そして先ほど言った検疫、そして防疫という感じのですね、水際対策についてどのように対策しているのか、強化についてですね、その辺についてお伺いいたします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   平良港の防疫管理体制については、植物防疫について、昭和57年5月に植物検疫指定港になっており、国外からの貨物船の荷物等について検査を実施して、病害虫の侵入を未然に防止しております。また、近年海外クルーズ船の入港が増加傾向にあることから、海外悪性伝染病などの侵入が懸念され、港での水際対策や監視体制の強化が重要となっており、平成28年11月に家畜伝染病予防法に基づく動物検疫指定港になっております。このことから、平良港に入港するクルーズ船の植物検疫については、下崎ふ頭に接岸するクルーズ船は、船内での検査、沖停泊のクルーズ船については平良港ターミナルでの検査を実施しております。また、家畜伝染病予防法に基づく動物検疫については、クルーズ船入港時の検疫所の貿易官が乗客への質問票をもとに、肉製品の持ち込みの規制や積み込み消毒などを行うことにより、伝染病に対する水際検疫の強化が図られているところであります。 ◆粟国恒広君   今の答弁によると、岸壁に接岸するときは船内で実施をしている。そして、お客の場合はターミナル内でやっていますけど、実際このクルーズ船の方々が上陸したときに、過去これまでですね、出入国今回の検疫にかかわり、例えば病原菌とか、いろんな動物性ののがあるんですけど、そういった報告はありますか。 ◎農林水産部長(松原清光君)   今のところ、そのような報告はありません。 ◆粟国恒広君   本定例会でも、CIQの整備については、新設岸壁が供用開始するのをめどにですね、整備したいというような予算も計上されている。具体的な業務内容については、どのように考えているのか、お伺いします。新設されるターミナルでの業務の取り組み等。 ◎建設部長(下地康教君)   まず、クルーズ船が平良港に入ってくる場合はですね、2つの入り方があります。まず、ファーストタッチと言いまして、初めて外国から、国内に入ってくる場合ですね。それとセカンドタッチ、これは先に別の国内の港に入って、それから平良港に入ってくると。基本的にはファーストタッチにおいてが出入国管理とCIQですね、その検査をするという形になります。CIQというのは、入国管理、それと税関、それと防疫関係ですね、その3つでございまして、まず入管に関しましてはですね、福岡入国管理局のですね、那覇支局宮古出張所がですね、不法入国、不法残留等を防止する目的で入国検査を実施するという形になります。それと次、税関ですね、この税関に関しましては、麻薬、銃器、テロ関連物資の輸出を防止するために手荷物検査、それと水際対策を実施するということでございまして、植物防疫に関しましては、先ほど農林水産部長が申し上げたとおり、そういった検査を行うことになってございます。 ◆粟国恒広君   ぜひですね、これだけクルーズ船の港も整備が着々と進みながら、今度また下地島空港がですね、国際路線の開港に向けて、これからも外国人の方々が島内に出入国するという面ではですね、ぜひこの出入国管理、また水際対策ですね、もちろん病原菌のいろんなものもあると思いますので、ぜひこの管理をですね、体制をしっかり取り組んでほしいと思います。  次に、来年2月に開催が予定されておりますウインドサーフィン大会の海面利用協議についてお伺いします。海面利用については、平成17年10月に宮古地区海面利用協議会が設置され、宮古周辺海域における漁業とマリンレジャー性のレクリエーションとの紛争予防及び共生、解決を促進し、海面の円滑な総合利用を図るためを目的とした活動が行われるという2年前の答弁にですね、これ副市長の答弁があります。現在宮古農林水産振興センターが事務局となり、宮古地域における海面利用の調和的な利用に関することで指針がうたわれ、ガイドラインを作成し、宮古地域における海面利用を調和的に利用するという協定がうたわれているということです。私は、この質問に対してはいろんな感じでこのカイトの海面規制を議会で何回か質問していますけど、今回世界的なウインドサーフィンが宮古島で開催を予定していると。この点に関しては、副市長もちょっと資料等は持っていると思うんですけど、これに当たりまして、この海面利用に当たって、現在このウインドサーフィンを企画しているウインドジャパンというんですかね、そういった開催元である方々との協議については、どのように取り組んでいるのか、お伺いします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   来年2月に開催されるウインドサーフィン大会は、主催がデフィウインドジャパン実行委員会であり、協賛として株式会社ライテック、日本航空、後援といたしまして、宮古島市、宮古島観光協会、宮古島漁業協同組合、伊良部島漁業協同組合、池間島漁業協同組合、沖縄観光コンベンションビューロー、沖縄県宮古事務所などとなっております。この大会参加者は、国内だけではなく、フランスを初め、ヨーロッパやアジア、オーストラリアなどからの参加となっております。実行委員会では、宮古島漁業協同組合との間で協議が行われており、漁業協同組合ではモズク養殖や刺し網等を行っているエリアへの接近をしないことを条件に同意済みとのことであります。  なお、大会が行われる海域は、与那覇湾沖から久松沖にかけての範囲で、宮古島漁業協同組合では今後漁業者に対する説明会を予定しているとのことであります。 ◆粟国恒広君   非常に世界的に有名なこのウインドサーフィンの大会だと伺っております。宮古島が進める観光振興でもですね、非常に寄与するものだと思いますけど、私が実際この海面利用に関しては、いろんな感じで質問に立たせてもらっているんですけど、この海面協議に対してのこの協議会が私が聞くところでは、まだ一回も開催されていないということですが、その件に対して、この海面協議会が開催されているのか。 ◎副市長(長濱政治君)   市は、これまで何度となく県の宮古事務所ですね、宮古島農林水産振興センターと、それから漁業権を管理する漁業協同組合に対しまして、話し合いを持つように、そして海面協議会を開くようにというふうな話をしてまいりましたけれども、まだ担当レベルではなかなか上に上がっていないような形が見えております。そういうことから、今回のウインドサーフィン大会が開催されるに当たりまして、これを契機としてですね、しっかりとした海面協議会を開いてもらうように県のほうに強く要請したいというふうに思っております。特に冬場の海面を利用した海のレジャーがですね、どんどん、どんどんふえてきております。そういう意味では、早目にこの海面利用について、しっかりとしたルールづくりをしないといけないというふうに思っております。これは、もう少ししっかりとやってみたいと思います。 ◆粟国恒広君   その海面利用に関しては、今副市長が答弁したように、県とも調整しながらしっかりやっていくということですけど、やはり現在いろんな感じで漁港というか、浜を利用する方々がですね、カイトの理由について、やはり魚が寄ってくる時期にカイトが空を舞う、そういうときにやっぱりそれが海際で行われるときに、なかなか産卵のために海岸に魚が寄ってこないというようないろんな漁民の苦情を聞いております。そういった意味では、早目にですね、ぜひ副市長、これはもうずっと前から言っていますけど、部長はラムサール条約に登録された与那覇湾でもですね、そういった状況はいまだに確認されていないです。しかし、このカイトを営んでいるマリンレジャーと、やはり縛りがないもんですから、どこでやってもいいんじゃないのというような回答を受けるんですよね。そういう意味では、これから宮古島いろんな感じで先ほど言ったように冬の海上レジャーというのはですね、これからもまだまだふえる要素がありますので、しっかりした3漁業協同組合との取り組み、そして事業者との取り組み、海面を利用している漁師の方々とね、話し合いの場を持って、しっかりした取り組みをしてもらいたいなと思っています。よろしくお願いします。  次に、平良松原市営住宅の建てかえについてですが、きのうの質問でも伊良部島の佐良浜地区に公営住宅を建設するという市長の答弁がありました。本当に今宮古島はすごく若者がUターンし、先日も質問事項でありましたように、求人倍率もですね、全国1位だと。仕事はあるんだけど、住居がない。民間アパートにしても、もういっぱいだという観点で、多分市長もきのうの答弁では佐良浜地区に若者の促進を兼ねながらという形で、3LDKの公営住宅を建設すると、12世帯ということですが、まず今回質問に取り上げました平良松原市営住宅については、築40年が経過し、やはり耐震性の問題もあります。そして、久松地区にはやっぱり市内にも隣接するということで、多くの若者がですね、今の現状見てもアパートラッシュもほとんど宮古島全体見たときには、久松地域が一番多いんじゃないかなと私はそういうふうに思っています。そういうところにぜひ市営住宅をね、建設する、そして久松には県営久貝団地といって、103世帯の県営団地もあります。それに匹敵するような100世帯ぐらいのですね、市営住宅を検討してみてはいかがですかということで質問取り上げましたけど、それに対して見解をお伺いします。 ◎建設部長(下地康教君)   平良松原市営住宅に関するご質問にお答えいたします。  現在の平良松原市営住宅につきましては、平成29年度に策定をしました宮古島市公営住宅等長寿命化計画、これは計画期間が10カ年というふうになっておりますけれども、それにおきまして、今回平良松原市営住宅においては、建てかえ対象物件ということで位置づけられております。その実施期間に関しましては、2020年から2023年を想定をしており、事業実施に向けて国や県と調整をしていくことになるというふうになっております。  ご質問の中でもう一つ、新たな市営住宅の整備が必要ではないのかという形でありますけれども、基本的に宮古島市の宮古島市公営住宅の長寿命化計画におきましてはですね、新設の市営住宅の規模というのは、もうほぼ満杯状態でございます。これは、いろいろな基準がございまして、その基準に照らし合わせて、今現在も伊良部島で整備される市営住宅でその整備計画の戸数は満足するという形になってございます。しかしながら、いろいろな社会状況等々を見ながらですね、また計画の変更等も検討していくこともあり得ると思いますので、一概にそれまでとは申し上げることはできませんけれども、とりあえずは今回の計画期間の10年におきましては、新しい市営住宅の建設は今のところは計画をしていないということでございます。 ◆粟国恒広君   市営住宅計画の10年計画では、今のところないと。しかしながら、建設部長やはりこの宮古島、市長がいろんな感じでこの事業を導入し、そしてまたいろんな感じで若者たちが戻ってきて、やっぱり仕事もある。従来は宮古島にUターンしたいんですけど、仕事がないというような状況ですけど、今はもうこれは逆転しているんですよ。仕事はあるんですけど、島に戻りたい、島で住みたい、しかし住む場所がないというような情勢になっているんです。10年計画というのは、もう行政としてはそれはおっしゃることは重々わかります。しかしながら、こういった今の現状を踏まえたら、早急にその計画をですね、見直して、若者が島に帰って、島で仕事をしながら住みたいというようなね、ことにしっかり対策してもらいたいと思います。そして、やっぱりこの松原市営住宅というのは、本当に立地条件がいいんですよね。ですから、若者が市街地域、市内地域いろいろあるんですけど、仕事を求めて住むところを見て、また島に戻ってきて、島で生活をしたいという方々が多くふえている中では、早急にその計画を見直してですね、ぜひ2020年か2023年というような答弁がありましたけど、早急に対応してもらいたいなと思っています。これは要望です。ぜひよろしくお願いします。  続きまして、水道事業についてですが、水道事業に関しては、ホテルの建設増、そしてまたアパートの建設増という感じで、先ほど上地廣敏議員がかなり踏み込んだ質問をされていましたので、ちょっと私は方向を変えて質問しますけど、ことしから海水浴場というか、前浜ビーチと砂山ビーチにコイン式のシャワーが設置されるということですけど、あの2つの今おっしゃったシャワー室では、年間どれぐらいの水の量が利用されているのか、その辺をちょっとお聞かせください。 ◎上下水道部長(大嶺弘明君)   前浜ビーチと砂山ビーチの使用水量ですね。まず、砂山ビーチの使用水量ですが、平成29年1月から12月までの1年間において、使用水量は1,609トンでございます。それから、前浜というと、ウインディまいばまの使用水量は2,366トンでございます。 ◆粟国恒広君   今回からその両方のビーチに有料化してコインでシャワーが使えるということです。先ほど水道に関しては、宮古島の市民に送る最大配水量は、3万7,000トンぐらいかなというような答弁もありました。水源地の確保を見ても、福里地区の加治道地域のろ過装置ですか、それも前倒しで行われるということで、今のところ水不足を心配する必要はないという答弁だったと思います。しっかりですね、その水道事業に関してはですね、取り組んでほしいなと思っております。先ほど言われたように、国のほうではこの水道事業に関する民間委託というような法律も改正されたというふうな話もされていましたので、しかしながら本市では、民間委託は現在のところないということでしたので、その辺もですね、踏まえてしっかり行政のほうでやってもらいたいなと思っております。水道事業については以上です。  続きまして、教育行政についてお伺いします。本定例会で6,000万円余りの予算が計上され、電子黒板の整備が行われるということです。非常にいい電子黒板の整備については私は喜んでおります。ICTを活用した今下地中学校と久松中学校にですね、タブレットを導入して、この事業が行われているんですけど、やはりそれを見てまた電子黒板もこれから導入に向けて予算がついたということです。そこでお伺いしますが、何台の購入で何校に配備されるのか、お伺いをいたします。 ◎教育部長(下地信男君)   小中学校への電子黒板整備事業につきましては、今年度から整備する計画を立てまして、その設置費用の一部を今定例会の一般会計補正予算に議員ご指摘の6,000万円余の予算計上をしているところです。今年度から整備を初めまして、年次的に、これは財源を一括交付金を活用するということですので、一括交付金の制度のあるうちというんですかね、2021年までにはしっかり整備していきたいということでございます。全校を整備してまいりますので、全校で375台、金額は約2億円を見込んでおります。今年度から全校に整備ということで進めてまいりたいと思います。 ◆粟国恒広君   今回何台の予定、導入する台数。                 (「375台」の声あり) ◆粟国恒広君   375台、金額にして2億円。全校にこれ375台、今回この6,000万円余りで配備する台数は何台ですかということをお聞きしたい。 ◎教育部長(下地信男君)   今回補正予算をお願いしていますのは、6,079万3,000円ですけども、これは6校に92台配置する費用でございます。全体、全校に普通教室と特別教室に整備する計画ですので、375台という数字になります。 ◆粟国恒広君   今回92台、全校に配備するのが375台、これは例えば何年度までにこれを全部完了したいという計画なのか、その辺をお答えください。 ◎教育部長(下地信男君)   この電子黒板整備事業については、財源をどうするかということで、企画調整課、担当部、財政当局ともですね、協議して、一括交付金を活用しようという方向で今のところ整備されていますので、この一括交付金の配分額にもよりますけれども、この2021年度まで一括交付金制度はあると聞いていますので、その間には整備していきたいというふうに考えております。 ◆粟国恒広君   一括交付金も残り3年ということで、2021年度という感じです。ぜひですね、教育長やっぱり学校の教育の質を上げるためにもですね、電子黒板、そしてタブレット、先日のマスコミ報道もありましたように、全小中学校にもですね、タブレットを導入するというようなすばらしい報道もありますので、ぜひこういった子供たちに向けての学校教育へはですね、積極的に取り組んでほしいと思います。よろしくお願いします。  次に、方言の保存継承に向けての取り組みについてお伺いします。去る11月に方言サミットが宮古島市で行われました。方言、言語ですね、それを保存して継承していくことですが、現在教育現場でですね、方言の保存、継承について、どのような取り組みをされているのか、お伺いいたします。 ◎生涯学習部長(下地明君)   方言の保存、継承に向けた取り組みについては、方言を話せる方々に人材バンクに登録していただき、児童生徒への方言指導、そして総合文化祭での方言郷土のお話大会、劇団ぴん座の方言お笑い劇場、方言に関する書籍の発刊、方言お話パフォーマンス大会、市内中学校での毎月22日をフツの日と称した国語の授業など、市、宮古島市文化協会、中学校文化連盟等と連携し、さまざまな取り組みを行っております。しかしながら、普及に至っていない状況にあります。今後は、教育の日に加え、ミャークフツの日など新たな日を制定するなど、学校、家庭、地域と連携した実践的な取り組みで聞く、話すといった環境整備に努め、ミャークフツの状況改善につなげていきたいと考えております。  また、11月24日に開催されました危機的な状況にある言語、方言サミット宮古島大会を契機に、一人でも多くの方が方言に興味を持ち、みずから方言を学ぶ意識が高まり、方言で話す機会がふえれば幸いだと願っております。
    ◆粟国恒広君   教育委員会でも方言の継承、そして保存には取り組んでいます。これ毎月22日に月1回例えば地元のお年寄りを呼んだり、これ学校でこういった授業をされているということでよろしいですか。 ◎生涯学習部長(下地明君)   毎月22日ということで、国語の授業などでやっているというふうに聞いております。                 (「どんななまり」の声あり) ◎生涯学習部長(下地明君)   なまりについては、その時々の教師によってその地域の方言だと思います。 ◆粟国恒広君   先ほど外野のほうからいろんな感じでなまりについて、もちろん宮古島各地区にはですね、イントネーションもいろんな感じで違うと思います。そういう意味では、この地域のおかれた方言というのは、まさしくそれが言語だと私は思っています。そういう意味では、なまりの話も出ましたんですけど、しっかり方言を継承していく。今若い者、私らが小学校のころは、逆に方言を言うと廊下にバケツに水を入れられて1時間も罰されたというのが本当に方言の時代も変われば変わるもんだなと思っています。そういう意味で、私は一番立たされた身の中ですけど、この言語の方言をね、しっかり継承していく中では大事だと思います。  そして、やっぱり地域、地域におけるイントネーション、方言のね、なまりというのはね、やっぱり聞くと、ああ、ここはどこの言葉だなと、宮古島の人はどこへ行っても、大体西辺、佐良浜、ちょっとイントネーション違うところと大体わかると思うんですけど、やはりそういった取り組みにはですね、しっかり地域のお年寄りが一番大事だと思います。そして、方言だけをしゃべるんじゃなくて、方言を利用した地域の昔話とかですね、そして実際あったこと等ね、交えて伝えることが一番大事だと思います。方言大会でもやはりそういう意味では宮古島の方言の楽しさ、そしてまた人に伝える言葉というのは、非常に大事だと思いますので、ぜひしっかり取り組んでほしいなと思っています。  次に、福祉行政についてお伺いいたします。砂川保育所の存続についてはですね、同僚議員もかなり質問事項を出しています。私がちょっとお聞きしたいのは、10年前に、平成19年ですか、ちょっと調べたところ1億3,000万円の予算が計上され、当時は新築されるだろうなというような予算が計上されて現在に至ると。平成19年というと、前政権のときかなと思うんですけど、非常に財政が厳しく、予算は計上されたんだけど、新築建設が先送りされて、今はコンクリートの剥離落下やまた雨漏り等があり、老朽化が著しいということで、休園に向ける説明が地域で行われていると。そしてまた、それに対して24区の区長団体が存続を求めて陳情書を提出し、その協議についてもなお継続中だということです。私がこの砂川保育所について、存続については、やはり当時の予算がついた経緯、いろんなものをですね、しっかり地元の保護者の方々に説明するのが私は大事だと思います。そういう意味で、この保護者に対しての不安を解消するためには、やはり話し合い、今回1回、2回ということで、保護者が求める話し合いに誠意を持って、しっかり話すことによって、この不安が解消され、そしていい結果が生まれると思いますので、その件に関して答弁をお願いします。 ◎副市長(長濱政治君)   確かに保護者と子供たちの環境が変わるということ、そして今住んでいる地域からまた違う地域に行くということ、そういったことに対して不安をたくさん持っていらっしゃると思います。先ほど上地廣敏議員もおっしゃっておりました。実際に現場にいらっしゃる方々の不安をですね、できるだけ取り除くようにということを第一に考えております。特に今回どうしても上野でというふうにお願いしたのは、もともと民間の方にこの業務を委託していたんですね。それで、今年度も民間にお願いしてきたんですが、結局できないということになって、直営で始めてきた経緯がございます。その間にいろんな修繕とかなんとかもたくさんやってまいりました。何とか今年度は引っ張っていって、次につなげようということでしたけども、急に10月でしたかね、天井のコンクリートが剥離して、たまたま人がいなかったからよかったようなものの、大きな惨事になっていた可能性があります。それを踏まえて、もうどうしてもここは難しいということで、その保育所の園長先生とも話もやりました。やっぱりここは難しいと。ただ、教育環境を変えたら、子供たちがちょっと戸惑うと、だから3月卒園までは何とか応急措置で、今やってありますけども、応急措置で何とかつないで、それで次は上野でというふうなことで説明をしております。確かに全員入れるのかどうかというところは、在園児はとにかくやります。ただ、新規の場合はですね、これどこの保育所もそうですけども、必ずチェックが入るんですね。そうしたら優先順位の高い者からしか入れられないという状況がありますので、その辺はご理解をいただきたいと思っております。 ◆粟国恒広君   答弁ありがとうございました。やはりしっかりしたね、地域住民への説明が大事だと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  次に、現在久松小学校敷地内で進められている放課後児童クラブについてですが、受け入れ児童数はどれぐらいを予定しているのか、お伺いします。 ◎福祉部長(下地律子君)   現在建設中の久松放課後児童クラブは、施設の規模といたしまして最大で80名の児童を受け入れることができる規模となっております。 ◆粟国恒広君   80名の児童を受け入れるということですが、放課後児童クラブは市内にもたくさんあることですから、業務内容としては、恐らく一緒かなというふうに捉えています。いろんな久松地域での新しい取り組みだと思いますので、しっかりこの辺もやっていってもらいたいなと思っています。これは要望です。よろしくお願いします。  公私連携保育所に関しては、もう部長の本定例会でも質疑の中でおっしゃられていました。理解していますので、それは割愛しながら、保育士の試験対策講座受講生についてですね。現在何名の受講生がいるのか。これ11月からスタートしていると思うんですけど、その辺の取り組みについてお伺いいたします。 ◎福祉部長(下地律子君)   保育士試験対策講座の受講生についてお答えいたします。  受講生につきましては、平成27年度が84名、平成28年度が114名、平成29年度88名で、ことし平成30年度につきましては、64名となっております。 ◆粟国恒広君   また、この講座を受講した方々が実際保育士資格を取得して、現在民間保育所、そして公立保育所とか、認可保育所にですね、何名ぐらいの採用があったのか、その辺も見解をお伺いします。 ◎福祉部長(下地律子君)   ことしの11月末現在でございますが、これまで38名の受講生が保育士資格を取得し、市内の保育施設で従事しております。 ◆粟国恒広君   38名の保育士が就職されたということでよろしいですか。保育士不足というのは、もう各都道府県、そして各自治体もですね、非常に深刻な問題と思っています。そういう意味では、保育士の待遇改善も含めながらですね、しっかりした保育士試験対策講座をね、今後ともやっぱり待機児童解消に向けてね、ぜひ取り組んでほしいなと思っています。よろしくお願いします。  農林水産行政についてお伺いします。サトウキビ生産振興についてです。機械化を導入する事業についてですが、本年度この機械化に対する予算が予算書項目としてもどこにも見当たらないと思うんですけど、今後の機械化導入に向けた取り組みについて、見解をお伺いします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   平成30年度のハーベスター導入台数は、3台を予定しております。平良地区に1台、城辺地区2台となっております。今後のハーベスター導入に向けては、新規導入も含めて、導入から20年を経過して稼働率が低下しているハーベスターも順次入れかえる予定をしております。平成30年度の株出し管理機の導入台数は、7台を予定しており、城辺地区に1台、下地地区に1台、上野地区に2台、伊良部地区3台となっております。今後も肥培管理に必要なアタッチメントも含めて、導入に向けて取り組んでまいりたいと思っております。 ◆粟国恒広君   平成30年度にハーベスターが3台、そして株出し管理機が全部で7台、先日の報道にもありましたように、サトウキビの国の交付金が、前期比で210円増額になって、やっぱりサトウキビ生産に対する意欲というのは、農家年々増してきていると思います。それに伴うやっぱり労働力の軽減という感じで、機械化はどうしても避けて通れないという感じに思われますので、ぜひ20年たったハーベスターのですね、順次入れかえも含めながらですね、予算確保にぜひ頑張ってほしいなと思っています。  次に、可動式誘殺灯の導入についてですが、今定例会の補正予算でも740万円余りの予算が組み込まれています。何基の導入予定なのか、また今後の導入台数は何台までふやすのか、お聞かせください。 ◎農林水産部長(松原清光君)   可動式誘殺灯については、さとうきび土壌害虫防除確立支援事業において、平成18年度から県の事業でスタートしております。導入から10年以上が経過し、器材の劣化等が激しく、修繕等で対応してきました。平成30年度においては、886基の可動式誘殺灯でアオドウガネの誘殺駆除を実施しております。今年度において、セーフティネット事業を活用し、サトウキビの糖業振興会で200基、市の補正予算で200基、合計400基の導入を予定しております。新規導入や修繕も含めて、当初の1,300基の設置に向けて取り組んでまいりたいと思っております。 ◆粟国恒広君   今期200基という答弁だったと思います。ぜひですね、現在886基ということで、全体的には1,300基ということでありましたのでですね、その数字に向けてですね、ぜひ頑張ってほしいなと思っております。  次に、モズク養殖等の冷凍冷蔵施設の進捗状況についてお伺いいたします。今年度で3億6,000万円余りの事業費が進められ、国からの補助金決定がされた後、事業を着工していくというんですが、まず補助金の決定はされたか、その辺について見解をお伺いします。 ◎農林水産部長(松原清光君)   同事業は、水産庁補助事業として宮古島漁業協同組合が取り組む漁業所得向上のための冷凍施設整備事業ですが、現在の進捗状況といたしましては、県から市への補助金の交付決定を受けて、6月28日付で市より宮古島漁業協同組合に対して補助金の交付決定通知を行っているところであります。現在漁業協同組合においては、実施設計を行っているところでありますので、その完了後に工事発注となる予定となっております。 ◆粟国恒広君   交付が決定されたということで、設計も進んでいるということで早目の着工をですね、ぜひモズク養殖業の方々にですね、やはり冷凍冷蔵施設、この施設ができるとやはりこの施設で貯蔵しながら取引先がきょうはどれくらい欲しいですよといったときに、そこから出荷するという本当に漁民におかれてはですね、待ちに待った冷凍施設だと思いますので、ぜひ早急に取り組んでほしいなと思います。  道路行政についてですが、信号機は警察のほうとでもいろいろ話をしています。そして、国道バイパス90号線街灯につきましても、質問事項を出した翌日にもうほぼ街灯がついて、待っていたのかなというぐらい街灯が本当に明かりがついてですね、向こうをウオーキングで走る方々にもですね、本当にいい明かりがともっているなということで、市民の声から早急に設置してくれたというお褒めの言葉を聞きました。ありがとうございます。  松が原ゴルフ場の東側道路、市道A―56号線は次回の定例会で質問していきたいと思います。質問は終わりたいと思います。  最後に、宮古島も12月に入り、今週あたりからですね、朝夕ちょっと冷たくなっているような感じがします。そしてまた、年の瀬ということで、まちの方々も、また市民もですね、さぞ忙しいと思います。ことし一年皆さんにとってはですね、すばらしい年だったと思います。また来る2019年がですね、市民にとってよい年でありますよう祈念申し上げ、12月定例会の粟国恒広の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(佐久本洋介君)   これで粟国恒広君の質問は終了しました。  しばらく休憩して、3時40分から再開したいと思います。  休憩します。                                     (休憩=午後3時25分)  再開します。                                     (再開=午後3時40分)  休憩前に引き続き一般質問を行います。  本日の会議時間は、議事の都合によりこれを延長します。 ◆砂川辰夫君   砂川辰夫でございます。よろしくお願いいたします。去る11月28日の毎日新聞もそうでしたが、宮古新報にも下地島空港の来春開港を向け、長濱政治副市長が県に要請、伝染病予防など早期指定空港化をというふうなことで、副市長の顔写真入りで要請している記事が載ってございました。私は仕事をしているぞという感じですね。それを受けて、当局におかれましては、下地島空港が開港することを受け、県庁を訪れて同空港経由で家畜伝染病が侵入する防疫体制の強化などを求める要請をいち早く要請していただき、まことにありがとうございます。この防疫体制の強化は、これからも引き続き取り組んでいただきたいというふうに思います。ぜひとも強い認識を持って、これからも取り組んでいただきたいというものであります。宮古島の畜産振興及び観光のため、いち早く要請をしていただいたことを高く評価し、敬意を表し、感謝申し上げる次第でございます。  それでは、通告に従いまして私見を交えながら質問をいたします。当局におかれましては、丁寧に理解しやすいご答弁をお願いいたします。  それでは、福祉行政についてお伺いをいたします。砂川保育所の休園について、なぜ休園なのか。休園に至る経緯についてお伺いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎副市長(長濱政治君)   何名かの議員にお答えしておりますけれども、宮古島市立砂川保育所は、昭和56年3月に竣工いたしまして、建築後37年老朽化が著しく、保育環境としては安全性に問題があると考えております。そういったやさきに去る10月26日、調理室の天井が剥離落下いたしまして、職員がいなかったことから大惨事には至りませんでした。このような現状から、入所申し込み前の10月当初は、次年度受け入れも実施する方針でしたけれども、児童及び職員の安全確保や保護者の不安感の解消を最優先に対処する必要があるため、次年度は休園するということに至りました。 ◆砂川辰夫君   ありがとうございます。私もですね、実はこの保育所については実際に保育所まで出かけていきまして、建物の状態を一応確認してまいりました。南側のひさし部分とかですね、そういうところ等が鉄筋がむき出しになって、ブロックの塊がちょっと落ちたりとかですね、説明を受けたところの箇所は、今副市長が話した、前に質問等で答えていただいていたところの部分は、上の天井からセメントの塊が落ちて、人がいなかったからということで、大変大事に至らなかったんですが、そういうところはきれいに修繕をしておいて、今は別にそんなに見た感じね、私の見た感じではそんなに危険というふうな感じまではないんですが、見た目ですから、これはわかりません。そういう思いをして、いろいろ見て回ったんですが、危険な状況は否めませんので、早急な対応が望ましいかというふうに私は思っております。  それと、2007年度に改善費用として、これも先ほど聞いているんですが、何人かの議員が。1億3,600万円の予算を計上しておいて、なぜこれを執行しなかったのかなということでお伺いをしたい。 ◎副市長(長濱政治君)   当時の議会資料を確認いたしました。そうしますと、議員おっしゃるとおり、当該保育所の改築工事費として、委託料の349万7,000円、工事請負費1億3,347万円、合計1億3,600万円余が当初予算として計上されておりました。しかしながら、財政破綻というのが取り沙汰されておりまして、それを回避したいということと、財政健全化の取り組み、それから児童の入所率が58%と低い状況にあるということから、当面は改修工事で対処したいということで、改築工事は執行されなかったということがわかっております。 ◆砂川辰夫君   言い方も悪いかなとも思うんですが、その時点でですね、既に危険だという判断のもとで予算化したことというふうに思います。それから10年余ですが、これが対応できなかったということについて、ちょっとお伺いしたい。 ◎副市長(長濱政治君)   平成19年度の改修工事でいくという話になった後ですね、結構大きな改修工事を実施しております。その中身がですね、平成19年度においては、ゼロ歳児の保育室の調乳、トイレ改修工事で240万円余り、それから平成21年度に国の地域活性化・生活対策臨時交付金事業を活用して、1歳児保育室から4歳児保育室の床の張りかえ、それからトイレの一部改修工事、これが300万円余り、それから平成26年度に各保育室の洋式トイレへの取りかえ、手洗い場の陶器製への取りかえ、網戸設置などの改修工事、これ400万円余りをやっております。また、その他の軽微な修繕等についても、随時出てきた。そこで、改修、改修ということで乗り切ってきたというところがございまして、全体的な改築というところまでは至らなかったということでございます。 ◆砂川辰夫君   大きな改修ということで、金もたくさんかかったということもございまして、大丈夫であろうというふうなことだったかとは思いますけれども、それが今現在話を聞いているところでは、一旦この工事をすることに関しても、上野こども園に現在移したいというふうな話等も聞こえてきておりますが、聞いた上では、上野こども園に今現在定員オーバーと聞いております。待機児童の人数は、何人ぐらいいるのか、これをお伺いしたい。 ◎福祉部長(下地律子君)   上野こども園の待機児童は、11月末現在でゼロ歳児が9名となっております。 ◆砂川辰夫君   新規の児童については、先ほどもお話をしておりましたが、新たにこれは宮古島市での全体での考えて振り分けるというふうな考え方なんですか。 ◎福祉部長(下地律子君)   全ての新規児童の申し込みの場合につきましては、宮古島市保育の利用等に関する条例施行規則に基づく優先順位に従って入所調整をしております。 ◆砂川辰夫君   私は、地方のやっぱり活性化ということをいろんな面で考えたり、取り組みをしたいというふうな考え方を持っておりまして、現在の現状はというと、かなりの過疎化が進んでいることから、自衛隊の誘致も推進してみたりしております。既に友利では、自衛隊宿舎が建設される予定でありまして、隊員の子供さんも入園が考えられることから、砂川保育所の存続及び新築は必要と考えております。ぜひ新築に向けてですね、取り組んでいただきたいと思いますが、副市長その辺。 ◎副市長(長濱政治君)   これまでですね、砂川保育所の建てかえにつきましては、民間の業務委託が安定的に実施されてきたということと、その後で検討したいということで考えておりました。しかしながら、その受託法人の撤退、老朽化に伴う新たな課題に直面いたしまして、次年度は休園とすると、緊急的な判断に至ったわけですけども、当該保育所の今後につきましては、民間参入を促進するため、建てかえも視野に入れて、次年度以降に検討してまいります。つまり公設民営化という方法ですね、そういった形を促進していきたいなというふうに思っています。 ◆砂川辰夫君   NPOでしたか、それが終わったわけですけれども、結局建物を建てないでですね、そういう法人化なり、民営化のですね、方向でもってぜひともこれ建てかえてですね、残していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  次にですね、県営西里団地周辺道路の整備についてお伺いをいたします。現在県営西里団地周辺の富名腰8号線、それから16号線の道路拡張についてお伺いをしたいと思います。新総合庁舎の建設がいよいよ始まる予定でございまして、その庁舎周辺の整備も同時進行が必要だと思いますが、富名腰地区については、都市計画に入っていないんだけど、マスタープラン等でやるというふうなことでございまして、道路が狭くてですね、通勤時や帰宅時の時間帯の混雑が発生し、車両の接触事故も発生する状況にあります。庁舎建設に伴い、聞くところによると、保育所の設計も始まっております。それから、保健所建設計画もあるということから、混雑はますます避けられないと考えますが、ぜひとも車両がスムーズに通り抜けるような道路の整備はできないものか、お伺いいたします。 ◎建設部長(下地康教君)   道路に関するご質問にお答えいたします。  県営西里団地周辺道路の現状は、我々のほうでは当局のほうで把握しておりまして、周辺道路の幅員は約4メートルと非常に狭く、路肩もないことから、車両の交互交通に支障を来している現状であります。今後ですね、現在実施中の道路事業の進捗状況を見据えながら、道路事業としては平成35年をめどに事業採択に向けて県と調整をしていきたいと考える一方ですね、議員がご指摘のようにですね、やはり新庁舎があの周辺に移ってまいります。そういう意味では、マスタープランという考え方、都市計画の考え方でまた取り組む必要もあるというふうに考えております。 ◆砂川辰夫君   この周辺のですね、道路はですね、今やっぱりおっしゃられたとおり、庁舎を建設することに伴ってですね、住宅事情がかなり変わってきております。アパートもこれからできるんじゃないかというふうなこと等も踏まえてですね、庁舎に近いということもありまして、人がふえる可能性は大でございます。そういう意味では、道路がどうしても狭い、消防が、あの長いタンクローリーが入るというふうなことでもですね、入るには入るでしょう、やっぱりそれは消防法によって建てられて認可はおりてはいるわけですから、それにしても、でも狭くて時間がかかると、そういうふうな感じを受けます。そういう意味では、どうしても道路拡張していただきたいというふうに思います。平成35年をめどというふうな話ですけど、そのマスタープラン、都市計画の中においてですね、早目に対応していただければなというふうに思います。要望してこの質問は終わりますが、それに関連して下水道、これ等の整備はしていただけないのかどうか、伺いたい。 ◎上下水道部長(大嶺弘明君)   今議員が取り上げております県営西里団地周辺地域は、公共下水道事業の全体整備計画区域内ではありますが、県より事業の認可を受けていない認可区域外のため、下水道整備が厳しい状況にあります。この下水道の事業優先度といたしましては、認可区域内の未整備地区が優先となりますので、したがいまして県営西里団地周辺の下水道整備は、早急にはできない状況にあります。ご理解願います。 ◆砂川辰夫君   これは整備していく上では、長期間、時間がかかるというふうな意味合いでよろしいですか。 ◎上下水道部長(大嶺弘明君)   事業に着手するには、まずそのエリアをですね、事業認可区域ということに位置づけを行いませんと、そこには補助事業としての許可が出ることにはなりませんので、まずはその事業認可を受ける。受けるには、またそれなりの調査を実施していくということになりますので、早急には現在のところできないという状況にあります。 ◆砂川辰夫君   今言っているように、庁舎に近いそういう区域ですから、ちゃんとした下水道もきちっとした整備が必要かと思うんですよね。これをもっと急いで、庁舎はもう建設に入るわけですから、それちゃんといつごろまでのような、そういうめどづけみたいな、そういうものはできないですか。 ◎上下水道部長(大嶺弘明君)   確かに当地域周辺の下水道整備については、早急に実施することの必要性は認識しておりますので、早急にできるような方向で検討してまいっていきたいと思います。 ◆砂川辰夫君   ぜひとも今現在の道路はですね、昔のいわゆるコーラル、これを削ってローラーを走らせてアスファルトをちょっとかけたような感じの、そういう道路の整備等になっているところもございましてですね、道の端っこがセメントで固めていないもんですから、あれどういうふうに言えばいいんだろうね、私知らないんだけども、車が乗るとアスファルトが欠けていたりとかですね、そういうふうな状況であります。ぜひともそういうところの周辺道路はですね、担当部署としてはしっかり見ていただいて、今現在でも狭いわけですから、その辺はしっかりごらんになってですね、対応していただきたいなというふうに思います。よろしくお願いします。  次にですね、畜産振興についてお伺いをいたします。宮古島市の増頭計画については、これまで何度となくお伺いをしておりますが、増頭については、牛を導入するということ等、それも増頭につながっているんですが、増頭における草刈り機が少ない、思うに先ほど粟国恒広議員からのサトウキビのハーベスターの件お伺いしたんですが、毎年何台かの導入がされている。これをですね、増頭については、この草刈り機が自由に使えない、地域ごとにない、その地域ごとにあるようにすることが大事かと、草があれば牛はふやせるんですよ、はっきり言って。これを地域ごとに導入できるようなメニューがないかどうか、ちょっとお伺いしたい。 ◎農林水産部長(松原清光君)   機械導入事業については、畜産担い手育成総合整備事業での導入が可能であり、草地造成を主とした畜舎や牧草刈り取り機械が導入できる事業があります。この事業については、平成32年度を計画目標として取り組んでおります。そのほかに畜産酪農収益力強化事業、通称クラスター事業でありますが、これは個人で機械の導入が可能な事業でもあります。議員提案の地区ごとに導入できれば、良質粗飼料を確保することができるものと考えております。宮古和牛改良組合青年部の皆さんからも、要望もありますので、クラスター協議会に提案しているところであります。 ◆砂川辰夫君   農林水産部長、このクラスター事業というのはね、余り使い勝手はよくないんだよね。認定農業者というふうな、そういうこともあったりしてですね、これがなかなか使いづらい。前は、コントラクター事業というのがあって、これで地域の草刈りを担うという事業があって、これでこの草刈り機をとれば、この地域の草地はこの人が担っていた。これがこのクラスター事業の刈り取り機をとると、個人でとっているもんだから、別に地域を担わなくてもいいというふうな、自分の草刈って、便利なような大きい畑のしか刈れないと。3反、2反とかという畑は断るというふうな状況が生じてですね、大変小規模、中規模、3反、5反とかいうふうな余り大きくない畑の主はですね、断られたりして、すごく今不便な感じを受けております。何で、じゃ農業協同組合のコントラクター事業を使わないかというと、狩俣で草を農業協同組合が借りているとすると、それが回ってくるまでには、相当伸びるわけ、保良まで回ってくるには。保良で借りて狩俣で注文しても、そこを回ってずっと西城をずっと回っていきます。向こうは相当伸びているわけよ。だから、いい時期の草刈りというのが農業協同組合のコントラクター事業ではできないというのが現状であります。そういう意味では、地域ごとに置けば、例えば草地の穂がちょっと出た、五、六本ぐらい出たという状況のあの栄養価の高い草が刈り取れるわけだから、ぜひともそのメニューをですね、何かちょっと勉強していただいて、とれないものかどうか、その辺ちょっとわからなければ答えなくていいんだけど、わかりますか。 ◎農林水産部長(松原清光君)   砂川辰夫議員が一番内容的にはわかっていると思うんですけども、クラスター事業、やはり個人的な導入という形で今までやってきている中で、青年部のほうからですね、そういった要望が出ております。やはり地域、地域で取り組んだほうが一番いいんじゃないかということでありますので、その取り組みの方法をですね、基本的にはまずクラスター事業を含めて、その協議会でもってどういう形で持っていくかというのは、非常に大事なことかと思っております。地域のまとまりをしっかり持った形での取り組み方法をですね、今後しっかり取り組んでいきたいと思っております。 ◆砂川辰夫君   農林水産部長のおっしゃるとおりですね、草刈り機をとりたいという人等も探してね、地域で取り組んでいくようなシステムをつくっていければなというふうな思いをしておりますが、その辺はまた農林水産部長もね、市当局としてご指導等もね、よろしくお願いしたいというふうに思います。  次にですね、子牛のワクチン助成について、現在の助成ワクチンの数といいますか、どのようなワクチンをしているのか、ちょっとお伺いしたい。 ◎農林水産部長(松原清光君)   本市においては、子牛の死亡事故等をなくすために、肺炎予防や下痢予防の接種を畜産農家に呼びかけております。そのうち肺炎予防については、市がワクチン接種の助成を行い、予防対策に取り組んでいるところであります。また、下痢予防については、農業共済組合がワクチン接種補助事業により3分の1の助成を行っております。本市といたしましても、下痢予防対策として、県やJA、家畜共済組合等とともに、子牛の寝床や保温対策等の飼育管理指導を実施しているところであります。その内容ということでありますけども、まず肺炎予防については、先ほども話したとおり、市の助成をしているところでありまして、430万円の予算を計上しております。それは、子牛のワクチン接種という形でありまして、接種は二、三カ月の子牛に2回程度のワクチン接種をお願いしているところで、内容といたしまして、牛5種混合不活化ワクチンを接種しているところであります。それから、共済の補助といたしまして、同じく牛5種混合不活化ワクチンを、これは母牛のほうに接種しているという形で、これは3分の1の補助をしているところであります。それから、下痢予防の接種については、分娩前の母牛にこれは牛下痢の5種混合不活化ワクチンを共済の補助で取り組んでおります。それから、子牛に関しては、トルトラズリル5%製剤をですね、これも共済の3分の1の補助で取り組んでいるところであります。 ◆砂川辰夫君   この接種のやり方なんですけども、例えば下痢をしている、獣医を呼んだ、注射を足した、その申請は誰がやっているんですか、農家ですか。 ◎農林水産部長(松原清光君)   これについては、畜産農家が農業共済組合のほうに申請しているということです。 ◆砂川辰夫君   実はね、その申請しないということがやっていない、助成していないというふうにとられている、役所のほうはね。だから、それをもうちょっとね、農家の皆さんにPRしていただきたい。これをやったはしたけど、申請しないというふうな感じで、これ助成されていないというふうな感じを受け取っていますんで、その辺の周知もお願いしたい。実は、平成29年度に比べてですね、平成30年度は疾病、病気で亡くなった、生まれたばかりですぐ死んだ牛というのは、去年より66頭、今年度で4月から9月までで243頭、金額にして約1億8,000万円、73万円、74万円の計算で。このお金がなくなっているわけでね、だからもったいない、本当にこれが今半年でこれですから、1年やると1回市場分、1月市場分、これが3億円ぐらいの1カ月の頭数、金額が水の泡となっているわけ、だからこういうためにも、ただそれが皆さんの助成がなくなったからとか、それをやらなかったからとかというふうな問題でもないんですね、実は。これは、農家の怠慢でもあるんですよ。農家がしっかり飼養管理さえすれば、そういうことは余り起こらない。生き物ですから、それはいろんなことが起こります。そういう面では皆さんだけを責めるわけにはいかないんですが、その辺のね、経済効果の面からもやっぱり補助に関しては、そういうふうな申請をしなければいけないですよというふうな親切な、もっとわかりやすくPRもしていただければなというふうに思いますので、よろしく取り組みをお願いいたします。  東平安名崎の周辺整備について、この質問についてはですね、3月定例会でもお伺いをしているところでございます。旧城辺町においてはですね、失業対策事業というふうな作業が行われて、管理が一応されておりました。そういう管理をするね、メニューがないのか。今見ると、自然のままでいいというふうに話をするんだけれども、いわば方言で言えばアバリテルですよ、老廃しているんです。そういう状態にあるんで、どうしても車窓からの車の窓からの景観が余りにも見えにくい、ススキが低ければ、アダンが低ければもっと海がきれいな状況で見える状態なんだけども、これが今見えない、どうしても昔あったメニューみたいなのがないかどうか、ちょっとお伺いしたい。 ◎建設部長(下地康教君)   東平安名崎は、公園施設といたしまして、都市計画課が現在管理をしているところでございます。したがいまして、管理費としてもその費用を投入して管理しているところでございます。主にあちらの駐車場周辺であったりとか、その公園遊具があったりとか、それの草刈り等々の管理をするという形になっておりますけども、本公園はですね、県教育委員会が策定した国指定名勝東平安名崎の保存管理計画により、植物の伐採及び植栽はですね、原則として認められておりません。したがいまして、この公園の管理という意味ではですね、現在そういった管理費に基づいて清掃しているというところでございます。それ以外の例えば清掃によりましてはですね、県の教育委員会とのやりとりが必要という形になっております。 ◆砂川辰夫君   その県の教育委員会とのやりとりの方法を教えてもらえないですか。これどういうふうにやればいいんですか、陳情なら陳情で。 ◎建設部長(下地康教君)   県の教育委員会とのやりとりということでございますけれども、一つ提案できるといいますか、ものはですね、例えば美化づくりを進めるような地域づくりの協議会など、団体においてですね、その意見を集約して植物管理計画を県教育委員会に要請していくということも考えられるというふうに思います。 ◆砂川辰夫君   建設部長を窓口として通せばいいですか、教育委員会ですか。教育委員会、わかりました。よろしくお願いします。  続きましてですね、そういう風光明媚な都市百選にも選ばれているところですから、しっかりした管理をしていければなというふうな思いであります。地域の保良の、福嶺のメンバーともちょっと話し合いながら、その辺をやっていければなというふうな思いをしております。  次に、保良漁港のしゅんせつ工事の取り組みの進捗状況、これ教えてください。 ◎農林水産部長(松原清光君)   保良漁港のしゅんせつ工事につきましては、9月定例会でもお答えしましたが、同区域が海も含めて国指定の名勝となっており、文化財保護法に基づく開発行為などが厳しく制限されていることから、市といたしましては、グラブ船によるしゅんせつ工事、仮設道路設置によるしゅんせつ工事、ポンプしゅんせつ工事など環境負荷のない工法や安価な工法の検討を進めながら、事業化に向けた取り組みを行っているところでありますので、ご理解のほうをお願いしたいと思います。 ◆砂川辰夫君   前回と同じような感じの答弁ですけども、見に行ったんです、ここも実際に。入り口付近が割かし砂が多いんですよ、たまってきて、風の影響で。素人考えですけども、あのモズクを吸わせているような感じで、砂を吸わせたらそんなにお金かからないと思うんだけど、どう思いますか。これできないのかどうか。 ◎農林水産部長(松原清光君)   今砂川辰夫議員のおっしゃったようなポンプしゅんせつという形で吸い取って、それを水を吐き出すという形で、そうすると今度は海域の汚染等のこともありますので、その辺の調整が非常に難しいのがあります。我々としても、その取り組みといたしまして、まず漁民に不便がないような取り組み、それから環境に負荷のないような取り組み、安価な工法、それらを含めた形でですね、どの方法がよいか、業者等にも聞き取りしながら今進めているところでありますので、よろしくお願いします。 ◆砂川辰夫君   よくわかりました。進んでいくようにぜひお願いします。  それからですね、漁港の漁船の巻き上げ機のウインチの設置の進捗状況についてもお伺いしたい。 ◎農林水産部長(松原清光君)   漁船の巻き上げウインチの設置については、事業主体となるべき漁業協同組合より要望書がいまだ出ていない状況でありますので、まだ検討できない状況となっております。漁業振興において、必要不可欠な施設でもありますので、漁業協同組合に対しても再三要望書を提出するように呼びかけているところでありますので、そこら辺を踏まえて取り組んでいきたいと思っております。 ◆砂川辰夫君   漁港についてはね、組合長もいるところで保良漁港の船主組合の砂川勝美さんと2人で行って要請はしているんですよ。やりますというふうな話で返事が来たんですが、これは市へのそういう要請もないというふうなことですので、これはもう一回我々が言ったほうがよろしいですかどうですか。 ◎農林水産部長(松原清光君)   まず、市といたしましても、そういった要請がないもんですから、再度漁業協同組合としてどう思っているのか、優先順位どうなのかということも踏まえてですね、漁業協同組合に聞き取りに行った経緯もあります。ですから、それについては早目に出してくるものだと思っていますけども、議員今おっしゃったようにですね、地元からのそういった積極的な話し合いというのはやってもらいたいと考えております。 ◆砂川辰夫君   再三また組合長にお伺いして、実現できるように努力したいと思いますが、農林水産部長のほうでもですね、ぜひぜひやっていただきたいというふうに思います。  それから、同じような感じですけれども、冷凍庫設置の進捗状況について、これも同じかな。 ◎農林水産部長(松原清光君)   この冷凍庫設置についても、前回と同じように漁業協同組合からの要請書がないということであります。ですから、やはり同じくですね、そういったものは漁業協同組合はどういった形で取り組みをするかというのは、非常に大事なことであります。それを含めてですね、我々予算を確保していかなければなりませんので、やはりその主体となる漁業協同組合はですね、しっかりやってもらいたいという形で、前回と同じようにまたそれも要請をしたところであります。 ◆砂川辰夫君   これ聞いていると、職務怠慢とも受け取れるね、これね。ぜひこれは要請していきたいというふうに思いますので、当局としてもご指導のほうよろしくお願いしたいと思います。  それで私の質問は終わりますが、今年最後の定例会に当たりまして、宮古島市民の皆様には大変お世話になりました。宮古島市民にとって来年もいい年となりますよう祈念いたしまして終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(佐久本洋介君)   これで砂川辰夫君の質問は終了しました。 ◆高吉幸光君   本日のアンカーを務めます公明党の高吉幸光でございます。きのうに引き続き非常に長い時間いろいろありますけれども、精いっぱいまたやってまいりたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。  まず、プログラミング教育についてでございます。2020年からプログラミング教育が必修化されるということで、これはプログラミング的思考を育むことが目的というふうになっております。これ非常に勘違いをしやすい部分ではあるんですけれども、プログラミングという新しい教科ができるとか、プログラミングをするための言語を学ぶとか、そういうことではないというふうに、その辺を勘違いされている方が結構いらっしゃるかなというふうに思っております。このプログラミング的思考についての説明をよろしくお願いいたします。 ◎教育長(宮國博君)   これは、学習指導要領に関することですので、私のほうでお答えしたいと思います、教育部長のほうでしっかりと答弁は準備してありますけれども。  これは、私が今までこのプログラミングという話をするときに、ただパソコンのイメージがぽんと頭に浮かんできて、パソコンの操作だろうというイメージができ上がっているんです。そういうことではなくして、この思考回路としてプログラミング的思考を育てようということでございます。ですから、どの教科でも、英語でも、国語でも、社会科でも、このプログラミング的思考の中で学習をし、成果を上げていくと、こういうことでございます。そのための準備につきましては、しっかりと教育委員会も進めているところでございますので、詳細につきましては、教育部長のほうから答えさせますので、どうぞご質問はよろしくお願いしたいと思います。 ◎教育部長(下地信男君)   プログラミング的思考についての説明をということで、今教育長が話をされておりました。パソコンの中の用語を習うとか、そういう場所を習得するということではございません。文部科学省の出しました小学校プログラミング教育の手引にはですね、このプログラミング的思考につきまして、このように記されております。自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号をどのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけばより意図した活動に近づくのかといったことを論理的に考えていく力と示されております。新学習指導要領で示されておりますので、学校現場ではこの教育を進めていかなくちゃならないということになっておりますが、教育長が話したように、特定の授業の中でするんではなくて、各教科の中でその特殊性に応じて計画的に実施していくということになってございます。 ◆高吉幸光君   ありがとうございます。プログラミング的思考というのは、論理的または効率的な考え方を育むための教育だというふうに理解をしますけれども、このプログラミング教育、これをじゃ算数とか、理科とか、総合の学習の時間の中でどのような形で教科を実践されていくのか、例えば例があればということなんですけれども、一応中で言うと、音楽で言いますと、やっぱりドレミの段階がありますけれども、和音があって、これにあわせていくというふうな形じゃないときれいなハーモニーが聞こえないというふうな、そこも含めての論理的な部分だと思うんですけれども、例えばほかの教科についての一例があれば教えていただきたいと思います。 ◎教育部長(下地信男君)   高吉幸光議員ご指摘のように、プログラミング教育の展開につきましてはですね、教科に特化することなく、各学校において工夫して多様な教科、学年、単元等を適切に取り入れていくことが望まれますということで、学校現場ではですね、先生方はこの文部科学省の示した小学校プログラミング教育の手引あるいはこの間出された全国での実例を参考にしながら、このプログラミング教育をどう展開するか、あるいは試行錯誤しながらですね、研究しながら取り組んでいるところでございます。ただいまの質問、例えばですね、文部科学省で出された手引にはですね、例えばコンピューターで正三角形をつくるといったときに、じゃどう展開するかというのがあるんですけども、まずは正三角形の特質を考慮して、例えば具体的にパソコンの中で正三角形をそのままつくるわけにいきませんので、例えば直線を引いて、それから120度左に展開してという形の中で全体的な中に入っているプログラミングを理解しながら、それを自分の生活の中で展開していくということなどが示されております。なかなか今学校現場からこういった実例があるよと詳しくできませんが、今後いろいろ全国の先進事例といいますかね、取り組みが今後学校現場で活発に議論されて、取り組みが本格化していくというふうに考えております。 ◆高吉幸光君   言葉で説明しろと言っても、なかなか難しいかなというふうに思います。今言われた正三角形を描く場合、始点があって、まず60度の角度で100進みます。そこから120度曲がって100進みますというふうな形でそのプログラムの中で三角をつくっていくという形になるかと思うんですけど、これはまたICT教育もそうですけれども、非常にまだまだ新しい分野であります。どれをもってプログラミングとするかというふうな形というのは、特にまたこれに合うのは理科とか、やっぱり数学とか、そういった部分かなというふうには思うんですけれども、非常にこの辺がね、まだ試行錯誤の段階かなというふうに思ってはおります。ただ、論理的に考えるということが結局いろんな事象において、じゃ何をもって分析をしていくかというふうなものにつながるかなというふうに思っております。なぜこれがまたプログラミング教育というふうに言われているかといいますと、特に競争力を左右する、今からそういったパソコンとか、そういったものは必要です。このIT力というのが非常に大事になってくると。そのためにはプログラミングをつくるためには、バグが出ないプログラムをつくるということは、余計なものを入れない。きちんとしたもの、余計なものを排除していくというふうな考え方であるというふうに思っております。  日本も今これから少子化で、人口が減っていくという中において、そういった人材力というか、そういったものをやっぱりつくっていかなきゃいけないというのに対して、やっぱり国もしっかり取り組まなきゃいけないかなというふうに思っております。教職員の研究なり、研修などの状況はどのように進んでいるかという質問になるんですけれども、今手引のお話が出ました。私のほうでもいろいろ調べましたところ、文部科学省と総務省と経済産業省が3省がまとまって未来の学びコンソーシアムというのを今やっておりまして、小学校プログラミング教育の必修化に向けてということで、これは簡易版なんですけれども、その中でいろんな授業の取り組み方とか、そういったものが結構わかりやすくというか、参考で教育委員会、学校における実施工程表の例とか、そういったのも示しながら研修を進める、また2020年必修化の本格指導に向けてどのような準備が必要なのかをやっぱり考えるという形でありますけれども、この教職員の研修などの状況はどうなっているか、教えていただきたいと思います。 ◎教育部長(下地信男君)   教職員の研修の状況ですけれども、新学習指導要領の中でプログラミング教育というのの導入が決まってですね、そういう流れの中で今宮古島市立教育研究所におきまして、各学校へ出前講座を計画しまして、これ夏休み期間中ですけども、複数の学校に出向いてですね、校内研修という形で実施しております。今年度と来年度、小学校において新学習指導要領の移行期となっております。今後ですね、先生方の研修という部分で、教育研究所で出前講座あるいは各校の情報担当の先生方を集めての研修会を企画して、完全実施に向けて準備を進めているというところでございます。 ◆高吉幸光君   ありがとうございます。こっちの今出した未来の学びコンソーシアムについてご存じかなというふうに思っておりましたので、いろいろさっき確認しましたら、これについてはまだ存置をしていないということでございました。これに関してですけれども、文部科学省、総務省、経済産業省の連携で、学校関係者、自治体関係者及び教育IT関係企業、ベンチャーなどとともにこれはやっていくということで、総合的な形でやっているんですね。これについては、企画政策部かなというふうには思うんですけれども、電気を無駄なく使うにはどうしたらいいか考えようとか、効率よく電気を使うにはどうしたらいいか考えようとか、これ結局社会の仕組みを考える上でもこのプログラミング教育というのは非常に大事になってくると。これの中で言うと、やっぱり経済産業省、総務省、文部科学省3省一緒にやっているわけですから、このいわゆるプログラミング教育というのは、教育委員会また教育だけの課題ではなくて、今後社会的な部分で非常にかかわってくるということでございますので、当局のほうもここはしっかりと未来の学びコンソーシウムという概要版も含めていろいろ今資料出ておりますので、こちらをやっぱり参考にしていただきたいなというふうに思います。これについて、総務部なり、企画政策部なり、お答えできることございますでしょうか。なければまたないでいいんですけれども、よろしくお願いします。 ◎企画政策部長(友利克君)   教育委員会とはですね、今定例会にも上がっております電子黒板でありますとか、さまざまな点で連携をしているところでございます。エコの取り組みもそうです。ただですね、残念ながら学校現場において、エコアイランドの取り組みがなかなか浸透していないという現状がございます。今後ですね、エコに限らず、さまざまな点で教育委員会と連携を図っていきたいというふうに思っています。そのほかですね、情報系ですね、ICTと言われる、このICT教育ということについては、積極的に教育委員会と連携をとってまいりたいというふうに考えております。 ◆高吉幸光君   ありがとうございます。今学んでいることというのは、大人になって、社会に出てという形の中で、社会的なかかわりがどんどんふえてくるかなと思いますので、この辺についてはまた皆さんと一緒に考えていきたいというふうに思います。  次の質問に移ります。新庁舎建設に伴う地域の整備についてということで、先ほどもそうですし、昨日もございました。新庁舎用地取得に向けても動いておりますし、その中で1番ですけれども、腰原、富名腰地域は国有地が点在をしておりまして、非常に道路の整備や住宅の建設に支障を来していると。今回の新庁舎の建設に付随して、周辺道路の整備、そういったものができないかという形の質問ではありますけれども、先ほども砂川辰夫議員のほうから富名腰地域のお話がございました。また、昨日の中でも都市計画の中のマスタープランをやっぱり設定を新しくしていくということでございましたけれども、そのマスタープランについて、それいつごろまでに策定をしていくのか、その目標がございましたら教えていただきたいと思います。 ◎副市長(長濱政治君)   当該地区に新庁舎が建設されることから、新庁舎を核としたまちづくりが急務となっております。今後周辺道路の交通量の増加に応じた交通網や下水道等の整備について、次年度から予定する都市計画マスタープランの改定業務と同時に検討していくことになります。  それから、国有地も多く点在しておりまして、その国有地の利活用につきまして、国と市の関係職員をメンバーとする地域づくり協議会というものが立ち上がっておりまして、その中では議論している部分もございます。マスタープランいつまでかということですけれども、少なくとも2年のうちには改正したいと思います。 ◆高吉幸光君   ありがとうございます。あの辺は本当に道路も曲がりくねっていますし、細いですし、雨が降ると冠水をしたり、いろんなふぐあいがやっぱり生じている場所であります。また、新庁舎が建設をされるとなりますと、周りのほうにまた飲食店も少なくですし、住宅地も今人口動態の中で、人口重心がどんどん、どんどん動いていまして、今で言いますと、ちょうどヤマト運輸のあたりが人口の重心の中心になっているというふうになっております。今後また市の庁舎が建設をされて、空港の向こう側にサンエーが来るとなると、やっぱり人口動態というのは、もうほとんど空港の周辺に人口重心は移っていくのかなというふうに思っております。となれば、やっぱり周りの富名腰、腰原、またあの辺の地域に関しては、都市計画を含めたやっぱり整備が必要だと思いますので、ぜひこの辺はよろしくお願いをいたします。  それに付随してですけれども、庁舎の中の駐車場の件は、計画の中でいろいろ出ているんですけれども、市職員等の駐車場、あの辺はあいている土地は結構ございますけど、やっぱり先ほど申し上げましたけども、国有地であったり、株式会社沖縄製糖の土地であったりと、いろんな細かい土地が点在をして、非常にこの駐車場の確保とか、これはもう個人で確保するしかないのか、この辺は今の段階ではなかなかお答えづらいかなと思いますけれども、その辺について何かお考えございますでしょうか。 ◎総務部長(宮国高宣君)   市職員用の駐車場など富名腰、腰原にはないがどうするのかという質問でございます。  新庁舎予定地周辺の富名腰、腰原地域には駐車場が少ないのは承知しております。現在市でこの土地をですね、購入をするか、また賃貸するかを含めですね、現在管理の方法や整備に係る課題等について、調査をしております。なお、県内沖縄県の11市で構成されております沖縄県都市管財事務協議会というのがございます。ことしの8月もその中で議題としてですね、各市職員の駐車場の確保については、大変苦労しているという形で議題でも上がっている状況でございます。 ◆高吉幸光君   供用開始、建設も含めて、まだしばらく時間がございますので、この辺も含めてやっぱり考えていかないといけないかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  市役所移転に伴い都市計画の変更はあるのかについては、都市計画のマスタープランのこの前提についての質問をさせていただきましたので、ここの中では割愛をさせていただきます。  宮古島の健康増進プロジェクトということで質問させていただきます。デロイトトーマツコンサルティング合同会社が11月13日に市長を表敬し、スマートフォン等のアプリケーションを使用した健康管理のシステムを提案をされました。また、私を含めた有志の議員へのまた勉強会とか、協力の要請もございました。その中でまた勉強会を行ったんですけれども、市もまた民間企業の一部も協力を検討しているというふうな状況でございますけれども、市が協力するとすれば、どのような形で協力をしていこうと思っているのか、またその予定はあるか。向こうからの要請はあったかと思うんですけれども、それについてお聞きをします。 ◎生活環境部長(垣花和彦君)   デロイトトーマツコンサルティングからの事業提案についての件でございます。市の民間企業も実証事業に協力するようですけれども、市当局はどのような形で協力するのかというご質問でございます。  この事業につきましては、去る7月から本市に対して申し入れがあり、事業者がプロジェクトに当たり本市の実情等について意見を求められておりましたので、説明を行いました。また、宮古島市で民間事業者と協働で実証事業を行いたいということでしたので、直接民間事業者団体に協力を呼びかけたほうがよいとアドバイスを行いまして、商工会議所等の事業団体を紹介しました。その後市に対してオブザーバーとしての参加依頼がありましたが、オブザーバーとしての参加の内容について、曖昧なところがあったため、具体的な内容の説明を求めていましたが、最近になってオブザーバーとしての参加を求めないというふうに回答をしてきております。  本市におきましては、健康増進計画を策定して、健康教育の開催、それから食生活改善推進委員や健康づくり推進委員の育成等を行っており、今後も行政の立場から市民の皆様の健康増進に取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆高吉幸光君   この民間企業のほうがですね、宮古島市を選んだやっぱりポイントというのは、宮古島市は健康長寿全国平均の沖縄県が今男性が最下位という状況になっております。その中においても、宮古島市はやっぱり下のほうに位置をしていると、やっぱりこの辺に関しては健康増進の見える化のプロジェクトについて、一番結果が出やすい場所なのかなということでのやっぱり選定かなというふうに思っております。私もことし1年はほとんどお酒を飲んでおりませんで、大分やせました。飲まなきゃやせるんだなというふうに思っておりますけれども、やっぱりその分体も動きやすくなりましたし、健康になっているというふうに思っております。本当に宮古島の場合にはね、オトーリというすばらしい文化がございまして、1周目はいいんですけど、2周、3周となると、非常に大変な目に遭うんですけれども、これもすばらしい文化ではあるんですけども、行き過ぎるとやっぱりね、大変かなというふうに思っております。  市の中では、協力の要請はもうないというようなお話ではございますけれども、でもやはりこの辺はアプリケーションとして明年の1月から3月まで宮古島市の企業を含めた中で実証していくというふうになっております。これの中ですけれども、幾つかアプリケーションをダウンロードしながら、歩数を時系列的にグラフで全部把握ができるようにするとか、そういったもの、またあと活動時間で動いている時間が何時間ありましたよとか、身長と体重も全部入れますから、このBMIの数値がどのぐらい今現在下がっているとか、そういった形の中でいろいろと自分で数値を見ることによって、自分の意識づけを変えていくと、宮古島の場合というのは、特にメタボリックシンドロームも含めてそうですけれども、非常に具体的な数字をなかなか自分で見ていないというふうなのがあるかなというふうに思っております。こういったアプリケーションを活用するというのは、非常に単純なようで、非常に今進んでおります。ただ、これがですね、アンドロイド端末のアンドロイドOSしかできないということで、日本人の約半数以上はやっぱりアイフォーンを使っているので、iOSを使ってほしいという形で向こうの先方の業者のほうにも言いましたところ、そのiOSの今後対応していくということでやっておりました。  その中でも、私も提案をさせていただいたんですけれども、最近はスマートウオッチとか、アップルウオッチとか、時計の形はしていますけれども、脈拍とか、心拍ですとか、そういった体温とか、あとそういったものが全部記録できるものがございます。つい先日アップルウオッチというアップルが出している、アイフォーンの会社が出しているところのリリースされたアップルウオッチの心電図というのがございました。これの中で、これ12月7日につい先日ですね、リリースをされたばかりなんですけれども、これを早速使っていた人が時計がずっとアナウンスをするんですね。この心電図のアプリケーションで見ると、心臓の病気である心房細動の疑いがあるというふうに表示はされるわけです。これを何度も出されるんで、医者に行ったところ、やっぱり心房細動という病気になっていたというのがわかりました。ということは、例えば不整脈ですとか、そういったものを含めて、常に常備しているものでできるようになるわけですね。こういったのっていうのは、やっぱり携帯、スマートフォンの場合には放す場合もありますけれども、時計の場合であれば、そういうふうなのができるようになると。これにもう将来的には対応していきたいというふうなお話もございました。そういうふうのも含めてですね、やっぱり一つ一つ宮古島市の健康、また平均寿命を最下位からやっぱり1つでも上に上げるという努力の中でできることはやっぱりやっていったほうがいいかなというふうに思っております。これに関しては、明年1月から3月までやるということですんで、そういった中で実証実験がうまくいきましたらまた市のほうにも何かしらの要請があるかと思いますので、非常に新しい情報でありますけれども、そういうふうなこともできるような時代になってくるので、今後やっぱり注視をしていかないといけないかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  次のほうに移りますけれども、市全体としての協力がなかなかできないというふうなものであれば、例えば市の職員の中から別に太っている人というわけではないですけれども、それに興味がある人は参加をさせてはどうかなというふうに思っております。それに加えてですね、やっぱりそこには体重計とか、いろんなものも必要かなというふうに思いますし、朝来てはかるとかね、そういったところからやっぱり意識づけは出てくるのかなと思いますので、これは日ごろの健康管理という中でぜひ検討していただきたいんですけれども、体重計を置いて毎朝はかってもらうと。別に人に見せなくていいですから、自分でああっというふうに思っていただければなと思いますので、こういったものも一つ一つ重ねていくことがやっぱり健康管理につながるのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。これは要望でございます。  次の質問に移ります。電子決済についてです。この辺については、毎回のように質問をしております。今回のものはですね、電子決済、特に国としても大分取り組みを強めておりまして、ことしの4月に経済産業省のほうからキャッシュレスビジョンというのが出ております。要約版のほうでもいろいろ出ておりますけれども、QRコード決済だけではなくて、ほかのいろんな決済の方法がありますけれども、それをやっぱり推進していこうと。特にこの宮古島市というのは、中国また香港含めて韓国のほうもチャーター便が来ます。各国のキャッシュレス決済の状況の比率ですけれども、韓国が断トツで抜けておりまして、89.1%と、中国は60%という形になっています。日本はまだ18%ぐらいしかございません。宮古島市の場合は、先ほど言いましたように、クルーズ船また下地島空港ということで、キャッシュレスがしっかり行き届いている国からの観光客、そういったものを受け入れなきゃいけないということになっておりますので、個人事業主がなかなか導入するのは大変でありますけれども、やっぱり勉強の機会をつくるのが大事かなというふうに思っております。商工会を含めてですね、市として例えば講師を呼ぶためのお金を出していただくとか、そういった形の勉強会について、市としてもやっぱり協力をしていただけたらなというふうに思いますけれども、そちらについてご答弁をお願いいたします。 ◎観光商工部長(楚南幸哉君)   市と商工会を含めて連携が必要、地元経営者などへの勉強会を市として主催するなどできないかということにお答えします。  市では、近年外国人観光客を中心に、入域観光客数が飛躍的にふえております。入域観光客の地元での消費を促進するためには、電子決済化は必要不可欠でありますので、本市としては今後商工会議所等と連携して、電子決済化の推進に向けて取り組むとともに、説明会等の開催を促してまいります。 ◆高吉幸光君   ありがとうございます。ぜひこれは取り組んでいただきたいなというふうに思っております。このキャッシュレスが広がった背景というのは、やっぱり韓国も中国もそうですけれども、通貨自体がまだ弱いというのと、特に中国の場合はにせ札問題とか、いろいろございました。中国人自体が中国人自体を信じていないというふうな部分もございまして、非常にその意味で言うと、電子上でやるということで、にせ札とか、その流通が少なくなるということがやっぱり一番広がった原因かなというふうに思っております。日本の場合は、よくも悪くも盗難の少なさや円が安定していること、またATMもね、海外ですと壊されたりとかしていろいろありますけど、日本だとあちこちにありますから、現金の入手が容易であるというふうなのが一番広がらない要因であるかなと。それが原因で、今度は逆に世界から取り残されていきそうな形になっておりますので、ぜひこの辺に関してしっかり取り組んでいただきますようよろしくお願いいたします。  次に移ります。冠水についてということでございます。富名腰地域になるんですけれども、宮古島警察署横のドラッグストアモリ裏、ここ雨のたびに冠水をするんですね。冠水するのはしようがないというお話でありましたけれども、ただ冠水の水が引くのにですね、1週間程度かかると。これをどうにかできないかということで、浸透ますがあれば浸透ますをつけていただきたいけれども、もしあるのであれば清掃していただきたいというふうに市民の方からお問い合わせがございました。これについての答弁をよろしくお願いいたします。 ◎建設部長(下地康教君)   浸透ます設置の件についてのご質問でございました。  ドラッグストアモリ裏に場所ですけれども、これは浸透ますは1カ所現在あります。しかしながら、引きが悪いということで、既にですね、浸透ますの設置工事を発注しております。今年度の3月中ですね、来年の3月中までには完了する予定でございます。 ◆高吉幸光君   ありがとうございます。本当にたまるのは最近は物すごく豪雨がばあっと降るという形でしたんで、冠水はもうしようがないと。ただ、早く引けるようにしてほしいという形での問い合わせでありましたので、3月中までにできるということですので、よろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。カーブミラー等の修繕予算についてということでございます。ちょうど夏休み前かちょっと中くらいだったかということでお願いをしました。城辺小学校のカーブミラーの修繕なんですけども、このほかにまた2カ所ほどお願いをさせていただきました。これがいまだに設置をされていないということで、県の予算でやるというのは知ってはいますけれども、なぜ新設設置での修繕にこれだけ時間がかかるのか、これについて教えていただきます。 ◎建設部長(下地康教君)   カーブミラーのご質問にお答えいたします。  本市はですね、台風の襲来が非常に多いということで、その修繕時期をですね、台風が過ぎた後というふうに考えておりまして、高吉幸光議員ご指摘のカーブミラーの修繕につきましては、もう既にこれも工事が発注されておりまして、来年の3月中には完了する予定でございます。それで、このカーブミラーの予算でございますけれども、これ交通安全対策交付金というのがございまして、これは交通反則の罰則金ですね、それが原資になっております。したがいまして、限られた予算ということでございまして、なかなか思うように修繕が進まない部分はありますけれども、随時修繕をしているというところでございます。 ◆高吉幸光君   こちらのほうも対応していただけているということで、ありがとうございます。やっぱり今の中で言いますと、要は交通違反のものが原資になっているということで、それに関して違反が少なければ少ないほど予算が少ないというふうにしかとれないんですけれども、となれば修繕するためにはみんなで違反をしなきゃいけないのかなというふうにとってしまいますけれども、それ以外の原資もやっぱり必要であるというふうに思います。これに関して、例えば市のほうからもまたほかの自治体とも協力をして、ほかの予算もつけられないのかということを県に要求することって可能でしょうか。よろしくお願いします。 ◎建設部長(下地康教君)   交通安全対策の交付金は、交通違反の罰則金が原資になっていると申し上げましたんですけども、これ全国的な話でございまして、全国的に国のほうがそういう交付金を扱っております。したがいまして、この交付金の枠が多いとか少ないとかいう話はございません。ただ本市に交付される交付金が少ないのではないかというご質問もございますけれども、やはりそういう限られた我々の本市の予算もございますので、そういう交付金を利用してその修繕に努めていくということでございますので、そのあたりをご理解いただきたいと思います。 ◆高吉幸光君   ありがとうございます。他自治体のあれですけれども、ミラー、そういったものを要はストックして置いておいて、特に学校周りですとか、非常に必要な場所に関しては、すぐ対応ができるような形をとっているというところも、これは都道府県の予算でやっているのか、市の予算でやっているのかというのは、ちょっと確認がとれていないんですけれども、そういうふうなやっぱり対応もやっております。学校の敷地にあれば、これ学校で対応できるのかなというふうに思うんですけれども、例えば学校自体として、敷地内にミラーを立てるというのは、可能なんでしょうか。教育部のほうお願いします。 ○議長(佐久本洋介君)   休憩します。                                     (休憩=午後5時07分)  再開します。                                     (再開=午後5時08分) ◎教育長(宮國博君)   学校敷地内のですね、安全、安心のためには、今のようなミラーを設置するというのはあり得ることなんです。ただ、この学校敷地内にカーブミラーを設置して道路を走る車のための利用というふうなのは、これは教育委員会の管轄外の話と思っております。ですから、学校の周辺にもですね、カーブミラーはちゃんと立ててありますので、大変感謝をしているところでございます。どうぞ建築課などにしっかりと話をしてですね、安全の確保をお願いします。 ◎建設部長(下地康教君)   カーブミラーの件ですけれども、カーブミラーの設置目的が交通安全ということでございますので、例えば交通の安全を確保するために、教育施設の敷地内にどうしても立てなければならないということであれば、我々の予算で教育委員会と交渉をしまして占用のお願いをして立てるということは考えられると思います。 ◆高吉幸光君   済みません、ちょっと混乱をする質問をしてしまったようで、申しわけございません。でも、やっぱりね、児童の安全をやる大変大切なことですので、そういうふうな場合があれば、ぜひ両方とも協力をお願いしておきます。よろしくお願いします。  じゃ、次に議会のICT活用についてでございます。議会運営委員会で、埼玉県飯能市と東京都立川市を視察をしてきました。議会へのタブレットの導入についてですけれども、これについてを見てきました。この中でですね、やっぱり導入に関しては予算も発生することですし、議会のペーパーレス化という形をとるにしても、やっぱり当局の協力が必要ですので、今回は質問を上げさせていただきました。当局を含めてタブレットを導入している飯能市と当局はタブレットは導入せずに、パソコンで対応している立川市、双方ともペーパーレス化を行政のほうは目的としてやっております。飯能市のほうですけれども、こちらは単年で2万2,000枚ぐらいの用紙の削減をして、最終的には10万枚以上の紙の節約ができたと。これが約2年で導入費用をペイできるというような形で今実施をされております。この宮古島市、特に行政の中で導入するにしても、やっぱり指標というか、導入してどう変わりましたというやっぱり結果が必要だと思うんです。その中で言うと、一番目的としてうたわれやすいのがペーパーレスという形であります。それをやはりね、宮古島市も年間どのぐらいの紙を使っているのかというのは、やっぱり自分たちで調べておくべきだなということで質問させていただきます。年間宮古島市は紙の使用量はどのぐらいなのか、例えば金額か、例えばA4換算で何枚ぐらいですとか、そういった指標がございましたら教えてください。 ◎総務部長(宮国高宣君)   宮古島市の年間の議会における紙の使用量ということでございます。  前提をさせていただきます。市当局から定例会、臨時会に提出される議案書及び資料等に限定させていただきます。紙の使用量は、平成29年度ではA4用紙で約10万5,600枚、用紙代、コピー機使用料を含めた金額が約31万6,000円となっております。 ◆高吉幸光君   ありがとうございます。こういうふうに数字がわかればどのぐらい減ったかというのは、やっぱりわかりやすいと思いますので、ぜひまた今後もね、こういったまた質問を上げていきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  先ほども申し上げましたけど、飯能市も年間初年度が2万枚ということでしたけれども、飯能市の場合には年間で最終的には10万枚の削減ができたと。宮古島市も全部なくすというわけにはいかないでしょうから、半分以上なくせるのであれば、やはり非常に導入の目的としてはいいのかなというふうに思っております。これを受けまして、議員有志でまたちょっと勉強会を開きながら来年度あたりにまた予算要求ができるような形でのタブレット導入に向けてかじを切っていきたいなというふうに思っております。それについてですけれども、この新庁舎建設がまた入ります。これ議会を含めたICTの活用というふうに書いてありますけれども、例えば市民が入ってきて、どこに行けばいいのかなというふうな情報端末ですとか、例えばピロティーのあたりにフリーのワイファイを設置をして、住民の利用を促すとか、そういうふうなタブレット端末も含めてですけれども、受け付けをそれでやるとか、そういうふうな活用を考えているかどうか、こちらについてお答えください。 ◎企画政策部長(友利克君)   新庁舎建設に伴うICT化についてでございますけども、新庁舎に移行するに当たりましてはですね、総合窓口を導入することになっております。現在その総合窓口に対応するシステムづくりを進めているところでございます。議員質問にありますようなことの議論をしているかどうか、把握しておりませんので、後ほど報告をさせていただきます。よろしくお願いします。 ◆高吉幸光君   ありがとうございました。今回もいろいろちょっと質問する形でですね、議会運営委員会の視察のものを今回質問するよというお話をさせていただきました。職員の方にもいろいろ聞いてみますと、意外と議会の視察報告書というのを読まれていないんだなというふうなのがわかりました。特に議員のほかの行政視察も含めてそうですけれども、担当課というか、かかわりがある課はやはりぜひ見ていただきたいなというふうに思っております。今回のこの質問の中でも、やっぱりきちんと我々も質問をしなければ結局視察何しに行ったんだという形にやっぱりなりますので、それの参考として視察報告書の中身もしっかり読んでいただきたいなというふうに思っております。こういったものもね、含めてね、今後またこれからも私たち議会のほうは行政視察もしっかりしていきます。その中で、それを踏まえての質問をやっぱりやっていきますので、行政の皆様も議員の視察報告、これしっかりまた読んでいただきますようよろしくお願いをいたします。  最後に、ご挨拶をしたいと思います。明年が5月1日に改元をされる節目の年となります。また宮古島市としては下地島航空の開設、また宮古島市未来創造センターの供用開始と宮古島の新時代が幕あけるというふうに思っております。市民の皆様が明年すばらしい年になることを念願しまして、今回12月の高吉幸光の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(佐久本洋介君)   これで高吉幸光君の質問は終了しました。  お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(佐久本洋介君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会します。                                     (延会=午後5時19分)...