宮古島市議会 > 2017-03-17 >
03月17日-05号

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  1. 宮古島市議会 2017-03-17
    03月17日-05号


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    平成29年  3月 定例会(第2回)          平成29年第2回宮古島市議会定例会(3月)議事日程第5号                           平成29年3月17日(金)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            平成29年第2回宮古島市議会定例会(3月)会議録 平成29年3月17日                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(25名)                          (延会=午後4時37分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(4 番)  棚 原 芳 樹 君  議   員(13番)  高 吉 幸 光 君 ┃┃ 副 議 長(23〃)  池 間   豊 〃    〃  (14〃)  富 永 元 順 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  前 里 光 健 〃    〃  (15〃)  新 城 元 吉 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  下 地 勇 徳 〃    〃  (16〃)  上 里   樹 〃 ┃┃                          〃  (17〃)  嵩 原   弘 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  粟 国 恒 広 〃    〃  (18〃)  下 地   明 〃 ┃┃   〃  (6 〃)  仲 間 賴 信 〃    〃  (19〃)  佐久本 洋 介 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  國 仲 昌 二 〃    〃  (20〃)  平 良   隆 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  石 嶺 香 織 〃    〃  (21〃)  前 里 光 惠 〃 ┃┃   〃  (9 〃)  平 良 敏 夫 〃    〃  (22〃)  山 里 雅 彦 〃 ┃┃   〃  (10〃)  上 地 廣 敏 〃    〃  (24〃)  下 地   智 〃 ┃┃   〃  (11〃)  仲 間 則 人 〃    〃  (25〃)  垣 花 健 志 〃 ┃┃   〃  (12〃)  西 里 芳 明 〃    〃  (26〃)  新 里   聰 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(1名)  議   員(3 番)  濱 元 雅 浩 君 ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 下 地 敏 彦 君 │ 会 計 管 理 者 │ 砂 川 定 則 君┃┃ 副   市   長 │ 長 濱 政 治 〃 │ 消   防   長 │ 来 間   克 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 友 利   克 〃 │ 伊 良 部 支 所 長 │ 佐久川 豊 正 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 宮 国 高 宣 〃 │ 総 務 部 次 長 │ 久 貝 喜 一 〃┃┃           │           │ 兼 総 務 課 長 │          ┃┃ 福  祉 部  長 │ 豊見山 京 子 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 久 貝 順 一 〃┃┃ 生 活 環 境 部 長 │ 下 地 信 男 〃 │ 財  政 課  長 │ 下 地 美 明 〃┃┃ 観 光 商 工 局 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 教   育   長 │ 宮 國   博 〃┃┃ 振  興 開  発 │ 多良間 雅 三 〃 │ 教  育 部  長 │ 仲宗根   均 〃┃┃ プ ロ ジェクト局長 │           │           │          ┃┃ 建  設 部  長 │ 下 地 康 教 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 上 地 栄 作 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 砂 川 一 弘 〃 │ 農 業 委 員 会会長 │ 野 崎 達 男 〃┃┃ 上 下 水 道 部 長 │ 砂 川   嚴 〃 │ 農業委員会事務局長 │ 下 地   明 〃┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  上 地 昭 人 君   議  事 係  長  仲 間 清 人 君  次       長  友 利 毅 彦 〃   議   事   係  狩 俣 篤 希 〃  次  長 補  佐  富 浜 靖 雄 〃 ○議長(棚原芳樹君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は、25名で定足数に達しております。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第5号のとおりであります。  ただいまから日程第1、一般質問に入りますが、通告外の質問及び一問一答の質問にわたらないよう、議事進行にご協力願います。  なお、質問の1人持ち時間は30分となっております。  それでは、通告に従いまして、順次質問の発言を許します。 ◆下地明君   一般質問の前に一言申し上げたいと思います。  長濱政治副市長、3期目就任おめでとうございます。1期目就任以来、敏彦市長と二人三脚で当時の宮古島市の窮状を乗り越え、今日の経済力ある宮古島市の向上に貢献されました。どうか3期目もしっかりと敏彦市長を支え、宮古島市発展のため頑張ってください。  次に、先日高校合格発表がありました。合格された生徒の皆さん、おめでとうございます。高校3年間に多くの友達をつくるとともに、自分の将来、大きな夢と希望を目指して努力してください。  次に、市長選挙と同時執行された宮古島市議会議員補欠選挙で前里光健議員、石嶺香織議員、2人の若い議員が誕生しました。おめでとうございます。どうか若い世代で新風を吹かせ宮古島市の発展のため頑張ってください。  それでは、通告に従い一般質問を行いますが、当局の誠意ある答弁をお願いします。まず初めに、市長の政治姿勢について。敏彦市長3期目就任に当たっての抱負について。敏彦市長、去る1月22日に施行された市長選挙、厳しい選挙でありましたが、改めて当選おめでとうございます。敏彦市長の8年間の実績が市民から評価されたものと思います。しかし、今後市政運営に当たっては他の候補者の方々の主張に多くの市民の声があったことを忘れてはなりません。幸い就任早々念願の下地島空港周辺用地の利活用に係る基本合意書を県が三菱地所、FSOと締結、4月1日、スポーツ観光交流拠点施設落成式、宮古島市未来創造センターの着工などこれまでの実績とともに、さらなる宮古島市発展へ決意新たに大きな目標と希望のある3期目スタートだと思いますが、就任に当たっての抱負をお伺いします。  次に、総合庁舎建設計画について。5市町村合併の前提条件は分庁方式でありました。しかし、現在の行政運営を改善し、市民サービスの向上をなお一層図るために、合併特例債の活用期限である平成32年度の完成に向け、検討委員会を設置し、総合庁舎建設計画について議論を進めているようですが、これまでの議論の内容と今後の建設計画について答弁願います。  次に、全国で6カ所の中の1カ所に平良港がクルーズ拠点港に選定されました。宮古島市にとっては大きな偉業であり、敏彦市長が国政との信頼関係を大切に行政を進めてきた成果であると思います。そこで、ことしのクルーズ船の入港回数も30回ほど予想されていると聞いており、今後漲水港周辺域を含めた地域の総合的整備計画について答弁願います。  次に、こどもの医療費の現物支給について。保護者の医療費自己負担額の軽減を検討しているようですが、具体的な対応策について答弁願います。  次に、旧城辺町役場跡地利用計画について。平成26年6月定例会で児童館とそのほか施設との複合施設を整備することで市の方針は決定、平成27年度以降に施設計画に向け取り組んでまいりますと答弁がありましたが、いまだに工事の動きは見えませんが、その後の事業計画について答弁願います。  次に、旧西中共同製糖場煙突の修復保全について。これも何度も取り上げてきております。平成26年6月定例会で国の文化財登録有形文化財として原簿に登録されており、一括交付金の活用について調整を行い、修復保全整備へ向け取り組みますと答弁がありましたが、いまだに修復作業が行われておりませんが、どのような計画になっているかお伺いします。  次に、東平安名崎公園管理について。東平安名崎は、平成元年に日本の都市公園100選に選定され、風光明媚な公園で、宮古島に来島する観光客ほとんどが訪れる観光地であります。天然記念物のテンノウメの自生、全日本トライアスロン宮古島大会の時期には自然のテッポウユリが咲き、観光客を楽しませております。しかし、公園内にはれんがづくりの遊歩道も整備されているが、雑草が生い茂って散策できない状況と大海原展望指定場所の転落防止柵の取りかえなど、そこで1点目、公園内の雑草やススキ、チガヤ等の刈り取りについて、2点目、転落防止柵、腐食擬木の取りかえ工事について早期の対応が求められますが、答弁願います。  次に、教育行政について。城辺地区中学校統合計画について。城辺地区中学校統合計画策定委員会城辺地区中学校統合計画について、宮古島市学校規模適正化基本方針に従い、平成33年度までに城辺地区の4中学校を1校に統合する計画をしているようですが、これまでの取り組みと今後のスケジュールについて答弁願います。  次に、2点目の城辺地区統合中学校用地選定について。用地選定委員会で用地の選定に向け審議と用地決定期限の審議内容について答弁願います。  次に、福祉行政について。安心して子育てができる環境づくりの推進について。少子高齢化対策として妊娠から子育てまでの支援や待機児童の解消等、安心して子育てができる環境づくりを推進すると聞いているが、取り組み内容について説明してください。  次に、地域の高齢者を含む地域の福祉力の向上を図るためのソーシャルワーカー育成について。市外地地域は急速な少子高齢化が進んでいることから、地域を支えるために資格を有するソーシャルワーカーの存在が求められますが、現在の状況と今後の対策についてお伺いします。  次に、農業振興について。宮古島市における今期のサトウキビ生産予想について。今期製糖も終盤に入っておりますが、夏場の台風、干ばつ被害なく、品質、生産量とも増産で、まれに見る豊作であります。サトウキビ作農家も予想以上の反収増に喜びの声が多く聞こえます。そこで、今期の生産予想についてお伺いします。  次に、サトウキビ管理用中耕ローター購入費助成について。ハーベスター収穫作業後、かたい圃場での中耕、根切り作業、培土、畝立て、植え溝掘り作業など、サトウキビ手入れ作業が理想的に行える中耕ローター購入費助成を検討できないでしょうか、答弁願います。  次に、イノシシの駆除について。これは大きな問題であります。昨年も駆除作業を実施しておりますが、イノシシの数がふえ、広範にわたりサトウキビへの被害が多く見受けられ、農家にとっては3年ほど前から大変な被害状況です。そこで、ことしの駆除作業計画についてお伺いします。  次に、道路行政について。B―53号線宮古高校東側道路拡幅整備について。子供たちの通学路、沖縄県宮古合同庁舎へのアクセス道路で、車両通行量が多く、危険な道路であることから、これまで幾度となく質問しております。平成28年9月定例会で道路事業でなく街路事業での事業化で取り組んでいきたいと答弁なさっておりますが、いつごろから事業化に取り組んでいく計画なのか答弁願います。  次に、城辺市道29号線舗装整備について。この道路につきましては、路面舗装整備についてこれまで質問をしてきておりますが、平成25年3月定例会で事業化に向け前向きな答弁がありましたが、率直にお聞きします。現在どのような計画になっているかお伺いします。  次に、県道78号平良城辺線です。野原越3差路まで4車線延長について。昨年あたりから特に朝の出勤時間帯に交通渋滞になっております。そこで、JA前交差点から野原越3差路まで4車線の延長について計画検討できないでしょうか、市長に答弁願います。  以上質問しましたが、答弁聞いてから再質問したいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   まず、市長の3期目就任に当たっての抱負についてであります。去る1月22日に執行された宮古島市長選挙において市民の負託をいただき、引き続き市政を担うことになりました。改めてその職責と使命の重さを実感しているところであります。宮古島市のさらなる飛躍、発展に向けては、男女共同活躍社会の実現、生きる力を育み、次代につなげる人づくりの推進、市民一人一人が安心して暮らせる福祉の充実、活力とにぎわいのある豊かな島づくりの推進など、本市の特性を生かした振興策の推進が不可欠であると考えています。そのため男女がともに活躍できる社会の実現を初め、スポーツ観光交流拠点施設を活用した観光振興及び市民参加型イベントの充実を図ります。また、知と文化の殿堂である宮古島市未来創造センター、宮古島の歴史を知る博物館、市民の健康増進の拠点施設である保健センターの整備、待機児童の解消、子供の貧困対策、こどもの医療費窓口無料化、高齢化社会の進展への対応策などの強化、そして懸案であります市総合庁舎の建設の推進、宮古空港横断トンネル実現大型クルーズ船専用バースの整備を初めとした港湾機能の充実、さらには大きく動き出した下地島空港を活用した振興策など、掲げた多くの公約を着実に推進し、活気あふれる島づくりに取り組んでまいります。  次に、クルーズ船拠点港に選定されて、その整備計画はということでありますが、平良港は近年大型クルーズ船の寄港が大幅に伸びていることから、国土交通省が掲げる施策の官民連携による国際クルーズ拠点を形成する港湾として1月31日に選定されました。この事業計画の実現に向けた取り組みの一環として、去る3月10日に国土交通省において平良港港湾計画の一部変更が承認されました。国の事業化が決定されれば、平成29年度から事業に着工し、平成32年3月末の完成をめどに整備を進めてまいります。施設整備計画の主な内容は、漲水地区北防波堤外側に14万トン級のクルーズ船の接岸が可能な岸壁、そして臨港道路の整備を行うほか、ターミナルビルは民間で整備する予定です。これらの施設整備に係る事業費はおおむね90億円を見込んでおります。なお、本事業による市の負担は5%で4億5,000万円となります。また、ターミナルビルの整備についてはクルーズ船社の投資により行い、約7億円の事業費が見込まれております。 ◎教育長(宮國博君)   城辺地区の学校適正化についてのご質問にお答えをいたします。  城辺地区中学校統合については、統合して新しい学校をつくるという前提で現在保護者、地域代表、学校関係者で構成する統合計画策定委員会において用地選定や統合に必要な諸課題を議論していただいており、城辺地区中学校統合計画案を今進めているところでございます。策定中でございます。策定された計画案で保護者や地域住民に対する説明会を開催し、計画概要の説明と意見交換を行い、平成29年度中には城辺地区中学校統合計画を策定します。そのうち用地選定については城辺地区統合中学校用地選定委員会を設置し、平成29年10月までには決定をする計画です。その後のスケジュールとしましては、平成30年度には城辺地区中学校統合協議会を設置し、学校施設の整備やスクールバスの導入、校名、校歌、校章の制定等開校へ向けての諸準備を行い、平成32年度には開校準備室を設置し、教育課程の編成等の準備を行い、平成33年4月の開校を目指しております。城辺地区4中学校の既存施設は7年ないし11年と新しく、耐震性も有していることから、統合に当たっては既存の施設を活用しながら、新たに必要となる施設を増築していく方針です。したがって、城辺地区統合中学校は福嶺中学校、城辺中学校、西城中学校、砂川中学校のいずれかの位置に選定をします。城辺地区統合中学校の位置についての保護者アンケートの結果は、現在自分の子供の通う学校を活用していくほうがよいという意見が多くなる傾向が見られました。また、保護者、地域代表、学校関係者で構成する統合計画策定委員会でも用地選定は城辺地区統合中学校用地選定委員会で決定することが望ましいと結論されており、そのような手続を進めてまいりたいと思っております。 ◎福祉部長(豊見山京子君)   まず、こどもの医療費の現物給付についてお答えいたします。  本市は、こどもの医療費助成制度健康保険適用分の医療費の自己負担額につきまして、医療機関の窓口で支払いの必要がない現物給付方式について平成29年度中に開始するよう取り組みを始めております。現物給付導入をすることにより、子供の貧困対策や疾病の早期発見と早期治療を促進し、子供の健全な育成を図ることなど、子育てしやすいまちづくりを進めるため、平成29年度中に実施に向けて取り組んでまいります。ちなみに、平成29年度予算に現物給付システム改修費として604万8,000円を計上しております。  次に、旧城辺町役場跡地利用計画について、利用計画はどうなっているかというご質問でした。旧城辺町役場跡地利用計画につきましては、旧城辺町庁舎の跡地利用検討委員会の提言を受けて、児童館その他施設との複合施設を整備することで市の方針を決定しております。児童館その他の施設の建設につきましては、先ほど教育長が申し上げましたとおり、城辺地区の学校統合計画により用地が選定され次第、早期実現に向けて取り組んでまいります。  次に、安心して子育てができる環境づくりの推進について、各事業の取り組み状況についてのご質問でした。安心して子育てができる環境をつくるためには、子育て支援事業児童福祉施策の充実を図ることが重要と考えます。市といたしましては、待機児童を解消するための認可保育所の整備による受け入れ枠の拡大、保育士確保事業ファミリーサポートセンター事業や出産祝金の支給、児童扶養手当の給付や医療費の助成など、事業を実施してまいりました。今後もこれらの事業を継続的に実施していくほか、平成29年度は幼保事務の一元化、公的施設を活用した児童福祉施設の整備、こども医療費の現物給付など、子育てを応援する環境づくりに取り組んでまいります。  次に、地域の高齢者を含む地域の福祉力向上を図るためのソーシャルワーカーの育成についてお答えいたします。本市でも急速な高齢化の進展や若者世代の流出などにより、これまで行われてきた地域の高齢者世帯や子育て世帯などの状況の変化を地域が気づき、支えるという身近な人間関係の維持、継続が危惧される状況となっております。こうした中、全ての市民が住みなれた地域で健やかで安心して生活できる地域共生社会の実現に向けて、第2次地域福祉計画が平成28年度からスタートしております。本計画におきましても福祉力の向上が大きな課題となっており、社会福祉に関する知識やネットワークを生かし、地域において支援を必要とする人々の援助を行うコミュニティーソーシャルワーカーの育成、確保は計画のかなめとなっております。育成につきましては、社会福祉協議会と連携し、地域における支援や相談技術など、コミュニティーソーシャルワーク向上を目指し、3人を委託、配置いたしまして、研修を実施するとともに、新たな人材確保に向けて取り組んでまいります。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   農業振興について、まず1点目の今期のサトウキビ生産予想についてお答えいたします。  今期のサトウキビ生産量は、台風や干ばつなどの被害がほとんどなく、気象条件に恵まれ、前期を大きく上回る見込みとなっております。当初の生産見込みは34万1,000トンとしておりましたが、操業開始以来さらに増産が見込まれ、ことし1月から2月にかけて再調査の結果、沖縄製糖宮古工場が16万5,000トン、宮古製糖城辺工場が14万4,855トン、宮古製糖伊良部工場が7万1,089トンで、3工場では38万944トンが見込まれており、例年にない大豊作となっております。  次に、2点目、サトウキビ管理用中耕ローター購入費助成についてお答えいたします。サトウキビ管理用中耕ローターの導入については、ハーベスターの利用の増加と株出し栽培の増加で要望がふえております。導入については、さとうきび安定生産確立対策事業、リース事業ですが、このリース事業と特定地域支援対策事業を活用して導入することができます。さとうきび安定生産確立対策事業では、中耕ローターのみの単体でも導入が可能となっております。平成29年度は、現在要望が上がっている地区を中心に製糖工場など関係機関と協議を行い、国に申請書を提出する予定をしております。  次に、イノシシの駆除についてお答えいたします。イノシシの駆除につきましては、新年度も狩猟犬を活用した一斉駆除作業を春と秋ごろの2回に分けて計画をしております。それと並行してわな等を使用した駆除も実施してまいります。 ◎建設部長(下地康教君)   東平安名崎公園の管理についてのご質問が2点ございました。まず、雑草関係、それのご質問でございます。現場を確認したところ、遊歩道の一部が雑草に覆われており、通行ができなくなっている状況が確認をされております、一部がですね。現在清掃維持管理委託業者と調整をし、通行が可能になるように除草作業を依頼をしております。今後も利用者に支障がないよう現場を確認をしながら維持管理に努めていきたいというふうに考えております。  もう一点でございますが、これは転落防止柵の腐食があったというご質問がございました。これはですね、現場のほうでも我々のほうも確認をしておりますけれども、倒壊をしている箇所につきましてはロープを張るなど応急処置は既に実施をしております。しかしながら、利用者の安全を確保するために本市の教育委員会で策定をされた東平安名崎保存管理計画に基づき協議を行いながら修繕をしていきたいというふうに考えております。  次に、道路行政のご質問でございました。これは3点ほどございましたので、お答えしたいと思います。まず、B―53号線宮古高校東道路の拡張整備についてのご質問がございました。これまでは当該路線につきましては歩道整備を目的とした交通安全整備事業で検討してきましたが、市街化が進むに当たり、重要路線としての位置づけを目的に都市計画道路として整備する方針で取り組んでいきますというふうに考えております。現在街路事業で行っている路線は大道線ほか大原線等々ございまして、荷川取線も含めまして3路線進行中であります。平成29年度から荷川取線が事業を開始しますので、B―53号線につきましては現在進行中の路線の事業完了状況を見ながら検討していきたいというふうに考えております。  次に、城辺のですね、市道29号線の舗装整備についてのご質問にお答えいたします。これにつきましては、平成28年9月定例会でも答弁申し上げましたとおりですね、現在のところ車両の通行または安全上は支障があるというふうには捉えておりませんが、今後も引き続きひび割れ状況の推移を確認をしながら、補修についてはどのような手法が適切であるか調整をしながら整備を検討していきたいというふうに思っております。また、これは基本的に走行上の問題ではないかというふうに我々捉えておりまして、現場を確認したところ、これまで管工事等の埋設工事で掘り返しによる道路の補修工事が過去においていろいろありましたので、それによって非常に走行性が悪い状況になっているというふうに考えております。よって、従来の補助事業としては対応が難しい部分がございますので、その他の交付金事業で事業が導入できるかどうか検討していきたいというふうに考えております。  次に、県道78号線の車線の増設というご質問でございました。これは、管理者である宮古土木事務所に問い合わせたところ、今後の交通量の推移を見ながら検討していきたいという回答を賜っております。 ◎振興開発プロジェクト局長(多良間雅三君)   総合庁舎建設計画についてというご質問がございます。これまで各委員会を開いてきたと思うが、その議論の内容についてはというご質問であったと思います。総合庁舎建設事業につきましては、昨年10月に基本構想、基本計画策定委託業務を発注し、現在同構想案策定に向け庁内検討委員会を2回、策定委員会を2回開催し、審議しているところでございます。また、去る2月28日には庁舎等建設委員会も開催いたしました。その議論の内容はということでございますけれども、まず1つ目に各委員会の進め方等について、それから現庁舎の現状、課題及び総合庁舎の必要性について、合併特例債について、総合庁舎整備事業全体スケジュールについて、また総合庁舎建設の基本方針及び必要な機能について、施設規模の算出についてなどですね、をもちまして議論をしているところでございます。また、今月下旬ごろをめどに市民アンケートを実施するため現在準備を進めておりますが、そのアンケート結果を基本構想や基本計画案に反映させていく予定でございます。この基本構想案でございますが、5月ごろには基本構想案が、それから7月から8月ごろには基本計画案がまとまる見込みとなっております。 ◎生涯学習部長(上地栄作君)   旧西中共同製糖場煙突の修復保全についてでございます。旧西中共同製糖場煙突の県内の類似例を確認したところ、うるま市に同様な製糖工場跡地に建つれんが煙突があり、煙突の修復やれんがに浸透性撥水剤を塗布する作業を行い、修復保全をしていることがわかりました。旧西中共同製糖場煙突の修復保全にも有効な処置作業と思われますので、うるま市での施工方法等を確認し、対応していきたいと考えております。 ◆下地明君   再質問を行いたいと思います。  まず最初に、東平安名崎の答弁がありました。建設部長の答弁もありましたとおり、皆さん、このようにしてれんがづくりの歩道もありますけども、ごらんのとおりです。雑草ですから、歩道になりません。れんがづくりの歩道があるんですが、こういうふうな状況です。それと、これもそうですね。ベンチのほうもこうなっています。それと、大海原を展望する場所の擬木ですね、これも大変な状況です。先ほど建設部長の答弁では綱で何とか安全に応急処置していると答弁がありました。これはまたトイレ等の壁にですね、このようにして見苦しい汚れがありますよね。だから、しっかりと公園管理をやってもらいたい。ぜひともですね、この擬木の工事はもちろん雑草の刈り取りも全日本トライアスロン宮古島大会に合わせて早急に取り組んでもらいたいと思います。市長にお聞きします。  それでは、何点か再質問したいと思います。市長にいろいろと自分の思いを聞かせてもらいました。当選したからには公約を実現するというのは当然のことでありますが、人間誰しもですね、選挙中はみんなに頭を下げてお願いします、お願いしますと、当選したら本当に皆さんのために、地域のために頑張りますと、これは議員もそのとおりだと思います。市長にあってはですね、宮古島市民の全体の一番偉い人ですから、常にその選挙前の初心をですね、忘れてはならない、そういうふうな思いでしっかりと市政運営には取り組んでもらいたい。これは要望です。  それから、総合庁舎建設についても振興開発プロジェクト局長の答弁もありました。これはもちろん地域の方にあっては地域が寂れるということで、これは総合庁舎はつくらせちゃいかん、できれば自分の近い地域につくるんでしたらつくってもらいたい、そういうふうな思いはあると思いますけども、これもですね、しっかりと今後検討委員会で議論なさって、多くの市民の納得できるような方法での庁舎建設に向けて頑張ってください。  それから、クルーズ船の入港に当たっての漲水周辺地域の整備については市長も答弁なさっておりますけども、考えてみたら石垣市は宮古島市の約倍の観光客が前から訪れております。しかしですね、あえて宮古島市がこのような拠点港に選定されるということは、本当に私がさっきも申し上げた宮古島市の偉業だと、本当にすばらしいことだと思っております。さっき申し上げたけども、市長のですね、これまでいろいろと対外的なおつき合いの成果であると私はまた再度申し上げたいと思います。そのようなことから、市長も答弁の中でいろいろ計画は申し上げておりました。できるだけ国からですね、どんどん予算を取り入れて、工事が早急に進むように市長は頑張ってください。頑張る決意を答弁願いたいと思います。  それから、こども医療費の現物支給については平成29年度予算にも一応計上してあるということでありますので、ぜひともですね、福祉部長、子育て大変ですから、どんどんまたこれからも頑張ってください。  それから、旧城辺町役場跡地利用計画については中学校統合計画を進める中で検討していくということかどうか、改めての検討事項になっているかどうか、その辺を確認したいと思います。  次に、西中製糖工場については前向きな答弁があったと思いますが、確認のために、私の聞き漏らしがありましたので、いつごろから修復作業を計画しているかどうか、その辺を答弁願いたい。  東平安名崎公園管理については、早急な対応をお願いします。  次に、教育行政については、用地選定についてでありますけども、教育長が用地は4学区、もちろん福嶺、城辺、西城、砂川のうちどちらかの場所で一応決まるでしょうと、委員会で、そういうふうに答弁がありました。やはりですね、自分の母校がなくなるというのは誰しも寂しいですよね。地域も本当に過疎につながっていく。大変な問題であるんです、学校統合というのは。そういうふうなことでどうしても統合しなきゃならないというふうな思いでの統合計画に至ってきているんじゃないかなと思っております。そこで、あえて私は申し上げたいけれども、今申し上げたようにできれば自分の学校を残したい、自分の学校に来てもらいたいと誰しも思うわけでございます。しかし、その意見を集約するのが委員会でありますから、委員会の中でですね、毅然とした態度で委員会を進めないと事は始まらないし、また決定もできません。あえて申し上げたいことは、今4中学校は統合に向けて進んでおります。例えばこの用地選定に当たって情けを、自分の情け、委員会の情けでもってやっぱりこっちがいいと思うけど、向こうの学校もいいですかというふうな形で、人間というのは情けあると思いますけども、しかし近い将来に再統合が起きないように、これだけはしっかりと考えて用地選定に当たってもらいたい。これは答弁願います。  それから、地域の高齢者を含む地域の福祉力の向上を図るためのソーシャルワーカーと。福祉部長もおっしゃっていました。人間誰しも自分が生まれて現在にいる、高齢者になるまで、お年寄りになるまでそこで住んで、自分の人生の最後にしたいと思うのが当たり前の人間の思いだと思うんですよ。しかし、今は正直申し上げて私の両親も最後の二、三年は施設でもって最後となりました。本当にできれば自分の生きている間と思うぐらい両親に対しては年取っても生きていてもらいたいと、これはもちろんできない話でありますけど、そのように両親を思うのであります。そういったことで、早目に自分で対応できなくなったら施設に行かそうと、こういうふうな安易な状況が今見受けられるんですよ。できればそういったことを少なくするためにもできるだけ地域を支えるですね、ソーシャルワーカーですけど、これは高齢者だけじゃなくて若い者に対してのまた助言などについてのソーシャルワーカーでありますけども、特に高齢者に向けてのこういった担当の方々をどうしても育成し、また配置してもらいたいと、これをもう一度決意の答弁をお願いします。  それから、サトウキビについては、農林水産部長の答弁もありましたが、相当な増産で、4万トン余り増産だということで、これはすばらしいことだと思います。これはですね、台風、干ばつの被害がない、これが前提条件になりますけども、このことは農業試験場が新しいサトウキビを育て上げて新品種を取り入れた、そして行政が農薬補助を約50%、これ以前では考えられなかったですね、50%補助事業というのは。そういったサトウキビを生産、育てていくために行政側が取り組んだ成果でもあるわけです。もちろん農家が頑張ったおかげですよ。そういったことで今後もですね、宮古島市の基幹産業であるサトウキビをもっともっと増産に向けてひとつ推進していくように頑張ってください。これは要望でございます。  それから、イノシシの駆除。イノシシは大変な状況です。きのうの朝も呼ばれて見ました、比嘉地区で。どんどん範囲が広がっていってですね、新植の夏植えも相当やられています。収穫期だけじゃないんですよ。本当に忍びがたい農家の思いであり、声でありますから、これはですね、本当に徹底的に取り組んでもらって、けさテレビで偶然見たけれども、長崎県の小さい島でイノシシを捕獲する状況をテレビで映していました。イノシシは米ぬかが大好きだそうですね。米ぬかを捕獲器の出入り口に入れ、中にも入れて、取り組み状況をテレビで放映していました。これはもちろん失敗も見せていました。どうか米ぬか作戦、これまでも1回ぐらいやっているようですけど、これをですね、満遍の箇所に米ぬか作戦をやったらどうか、それを答弁願います。  それから、サトウキビ管理用中耕ローターについては、これも非常にサトウキビ生産の増産につながる機械ですから、できれば補助事業を考えてもらいたいと思います。  ほかにもありますけども、以上で質問を終わりますが、最後にですね、この3月をもって定年なされる部長の皆さん、また職員の皆さん、長い間本当にご苦労さんでした。今後はですね、健康に留意されまして、これまで培った知恵をまた宮古島市発展のために大いに尽くしてもらえますように祈念申し上げまして、答弁を聞いてから私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。 ◎市長(下地敏彦君)   国際クルーズ拠点港の整備を早期に進めてもらいたいという決意をということですが、今クルーズ拠点港に選定されて、そのための予算がですね、国会で審議をされているところであります。これが平成29年度の予算が承認され次第平成29年度から事業に着工する予定であります。そして、平成32年3月末の完成、これを目指して事業化を進めます。 ◎教育長(宮國博君)   下地明議員のご懸念については、私どもも大変気をつけながら進めていかなければならないと思っているところでございます。アンケートの結果については先ほど答弁したとおりでございますけれども、私どもが学校規模適正化を進めていく最大の目的は、児童生徒の教育環境を整えると、この1点にあるわけでございますから、決してそれから外れてですね、情で進めていくというようなことはございません。多くの意見がございます。それをどのように整理していくかというふうなのは、城辺地区統合計画を策定する委員会の委員の先生方も同じような気持ちでございます。しっかりと取り組んでいきたいと思っております。 ◎福祉部長(豊見山京子君)   城辺地区の児童館その他の建設につきましては、城辺地区の学校統合計画の状況を注視し、計画がまとまり次第早期に実現するよう検討してまいります。  次に、地域で子育て世代や高齢者が生活していくためには、ご指摘がありましたように、ソーシャルワーカーの配置はもとより、子育て支援事業や地域の元気な高齢者が集える通いの場づくりなど、福祉部が持っているいろんな施策をあわせまして支援していけるように努力してまいります。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   イノシシの駆除につきましてですが、昨年も14頭を駆除しております。ただ、繁殖能力がかなり高いのかですね、私どもの農政課のほうにもかなりの目撃の情報が寄せられております。下地明議員からもわなの話がありました。箱わなを制作して、それを設置する方向で進めておりますけども、それとあわせてくくりわなの設置をしております。その中で餌となる米ぬかが有効という話もありましたので、それも含めて検討していきたいというふうに思っております。 ◎生涯学習部長(上地栄作君)   いつごろから修復保全を始めるかというご質問ですが、うるま市を視察した後、向こうの工法等研修しながら取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(棚原芳樹君)   これで下地明君の質問は終了しました。 ◆佐久本洋介君   質問に入る前に、市長、3選おめでとうございます。激戦を勝ち抜いての3選、これまでの2期8年間の実績が高く評価されたものと思っています。特筆すべきは、全国の市の中で成長ランキング6位。この成長力により求人倍率も過去最高の1.68倍と、今宮古島市は非常にいい方向に進んでいると思っています。今後スポーツ観光交流拠点施設の供用開始、宮古島市未来創造センターの建設、博物館の建設、総合庁舎の建設等ビッグプロジェクトが進められます。そして、クルーズ船の大幅増便、下地島空港の開発と下地敏彦市長の力強いリーダーシップが必要とされています。それから、市民の安心、安全を守るため、地域活性化を図るため、陸上自衛隊の配備についても市民の理解を得つつ力強く進めていくものと思っています。今後の市長の行政運営に期待しています。  では、これから通告どおり質問してまいりたいと思います。まず、市長の政治姿勢について伺います。1点目に、市長はこれまで地域の均衡ある発展を掲げてまいりましたが、今後各地区の特色を生かした地域の活性化をどのように図っていくのか、今後の展望についてお聞かせください。  次に、下地島空港及び周辺用地の利活用について伺います。県は下地島空港及び周辺用地の開発について三菱地所と、それからFSO、2社と合意を交わしたとのことですが、大変喜ばしいことで、住民大会まで開いたかいがありました。もともとは三菱地所の開発がどのような状況になっているのかお伺いするつもりだったんですけども、県がオーケーしましたので、三菱地所がどういう開発計画を持っているのか、それについて市民に説明していただきたいと思います。  次に、伊良部地区の陸上競技場、野球場の整備について伺います。陸上競技場については毎年何回かの整備は行われているようですので、野球場に絞って伺います。佐和田地区平成の森公園の野球場は、長いこと整備されず、利用されることなく何年も放置されています。近年大学野球部、実業団の野球部、韓国プロ野球等の合宿もふえていますが、施設不備とか不足で対応できず、断っている例もあるとのことです。伊良部大橋がかかって交通の便については何ら支障はありませんし、平成の森周辺では宿泊施設も十分あります。球場がないことで子供たちや青少年の野球離れも進んでいます。早目の整備に取り組んでもらいたいが、いかがでしょうか。  次に、宮古島市歌の普及について伺います。宮古島市には立派な市歌があります。しかし、イベントや各種行事で音声は流れるが、参加者で口ずさんでいるのはほとんどいません。校歌と同じようにみんなで一緒に歌うことで連帯感が生まれ、自分のまちや学校への愛着、一体感も生まれるものと思っています。ふるさと宮古島を離れてもふるさと宮古島を一つに共感でき、宮古島市を誇りに思えることと思います。保育所、それから学校、各種団体等へCDを作成し、配布し、普及に努めてほしいと思います。いかがでしょうか。  次に、水産振興について伺います。現在モズクやアーサが主流となっていますが、それ以外の養殖導入の計画はないのかどうか。とる漁業だけでは漁師の収入の安定は図りにくく、そのために後継者の育成難もずっと言われています。しかし、養殖についてはなかなか進んでいないように思います。去る何月でしたかね、マスコミでシャコガイの養殖が大神島で行われているという報道がありました。このシャコガイの養殖は現在どのようになっているのか。また、伊良部地区で行われているマングローブガザミの養殖について、市として重点事業に位置づけ育てていく気はないかどうか。  次に、教育行政について伺います。1点目に、伊良部地区小中一貫校の現在の進捗状況と今後のスケジュールについて説明してください。  2点目に、学校統合についてです。福嶺中学校、宮島小学校が在校生の転校により休校になってしまっています。このような状況を教育委員会としてどのように捉えているのか。  教育委員会の統合計画の進め方は、今のところはっきり申し上げて後手後手に思います。保護者にとってはいつどのようになるのか、いつどのような形でやっていくのか先の見えない状況で、保護者はやむなく転校を申請し、転校していっているものと思います。教育委員会は、学校統廃合に伴うものではなく、あくまでも転校という捉え方で、スクールバスの運行は厳しいとの見解であります。しかし、スクールバスに限らず統合によって子供たちが得られただろう教育環境の変化に対する支援、そして委員会としての統合の計画全てが今の形では無に帰してしまいます。委員会としてはあくまでも子供たちの教育環境の整備を図るため統合を進めていると思うが、現在の無秩序な休校が続くことに委員会としてどのように捉えているのか。そして、今後城辺地区、平良地区の統合はどのように進められていくのか。先ほど城辺地区については下地明議員にも説明がありました。しかし、現在の状況から考えて委員会としての主体性、これを持ち、父母がやむなく転校という選択をしなくてもいいようにしっかり対応してほしいと思います。教育長の見解を伺います。  次に、平和教育のあり方について。これまでの平和教育を否定するのではないが、本当に今のままで平和教育はいいのか。教育委員会、学校、地域も平和をつくり、継続していく、あるいは維持していくために現在の平和教育のように平和、平和と叫んでいればよいのか。現在の平和教育のほとんどは、戦争体験者による戦争の悲惨さを語ることが主体となっています。しかし、戦後72年を経て戦争体験者も少なくなっています。語り部がいなくなった後、現在の平和教育を続けることはできません。戦争が悲惨であることはみんながよく知っています。もちろん体験者との差はあります。そして、平和を願う気持ちもみんな同じであります。次世代の子供たちに対して過去の戦争の悲惨さのみをつないでいっていいのでしょうか。戦争をせず平和を維持していくためにどうすればいいのか、前向きな平和教育であってほしいと思っています。教育長の見解を伺います。  次に、平良地区の学校給食が民間委託されてから約半年が過ぎました。現況について伺います。子供たちの成長にとって欠かせない学校給食がどのように行われ、子供たちの評判はどうか。それから、学校給食共同調理場で大変問題となっていた組織運営はどのようになっているのか。  以上、答弁を聞いて再質問したいと思います。 ◎副市長(長濱政治君)   下地島空港及び周辺残地の利活用についてでございます。下地島空港の利活用について三菱地所株式会社が提案する事業は、旅客ターミナル施設整備、プライベートジェット等の受け入れ態勢の構築を行い、下地島空港で国際線や国内LCCを含めた多様な航空機を受け入れることで宮古圏域の観光振興への貢献を目指すものでございます。旅客ターミナルの整備は、平成29年6月ごろの着工を予定しており、平成30年10月下旬の供用開始を目標としております。整備に当たっては、林野庁所管の交付金であります森林・林業基盤づくり整備交付金を活用し、木材のぬくもりを感じさせる環境に調和した施設とする計画であり、エコアイランド宮古島にふさわしい旅客ターミナルになると聞いております。市といたしましてもスケジュールに即した供用開始が行えるよう、事業実施主体である三菱地所を初め沖縄県や関係機関等とも連携、協力し、実現を図りたいと考えております。 ◎教育長(宮國博君)   まず、福嶺中学校、宮島小学校の休校についてどのように考えているかと見解を求められておりますので、お答えをします。  福嶺中学校は、平成28年4月から休校となっております。理由は、在校生が11人から7人に減少し、部活動ができないとして、部活動というのか、部活動等ですね、いろいろほかの理由もございましたけども、できないとして保護者全員からの転校の手続がとられました。また、宮島小学校は平成29年4月から休校となりますが、その理由も在校生が6人から3人に減少し、よりよい学習環境を求めて保護者からの転校希望が提出されております。理由が正当であると判断し、宮古島市教育委員会も承認をいたしました。教育委員会としては、福嶺中学校、宮島小学校の保護者や児童生徒の置かれている状況が満足のいく教育を施せていない状況に対する保護者の危機感のあらわれだと重く受けとめています。統合計画においては、学校規模適正化方針に基づき進めているところであります。城辺地区の4中学校については、先ほど下地明議員にお答えしたとおりでございます。福嶺中学校、宮島小学校の全児童生徒が転校したことは教育委員会の対応が後手に回っているというふうなご指摘でございますが、私どももそのような思いをしているところでございます。大変に今の状況に対して危機感を持っております。そのために教育委員会としては北部地区においても早速にも保護者の意向等々を聞き取って、今後の学校の環境整備に努めていきたいと思っているところであります。そこで、地域の人あるいは保護者の考え方を聞き取って、さらに統合時期や統合のあり方等についてですね、方針の見直しも含めて今後検討してまいりたいと思っております。  次に、平和教育のあり方についてお答えをします。現在各小中学校においては、生命の尊重を基盤に、世界の平和を希求する心を育む児童生徒を育成することを目指し、平和教育を推進するために各学校の教育計画に位置づけ、学校の教育活動全体を通じて組織的、計画的に行っていると、こういうことでございます。具体的には、各教科等の年間指導計画において平和教育の充実、特設事業や平和集会の実施、戦争体験者など地域人材を活用した教育講演会の開催、戦跡めぐり等を実施していると、こういう状況でございます。  今後の平和教育のあり方について問われたわけでございますが、私の考えを述べたいと思います。教育基本法前文に「世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである」と記されております。教育基本法第1章、教育の目的及び理念においては、第1条に「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない」と記されています。そこで、戦争の悲惨さのみを訴える平和教育内容にとどめず、これからは生命の尊重と個人の尊厳を基本に思いやりのある心や寛容の心を育てるとともに、我が国と郷土を愛し、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度の育成を目指す平和教育の充実に努めていくべきだと考えております。
    ◎企画政策部長(友利克君)   宮古島市の市歌の普及についてでございます。宮古島市の市歌「黎明の空に」は、新市誕生を記念し、宮古島のイメージにふさわしく、誰でも気軽に口ずさめる歌を公募し、島内外から多数の応募作品の中から作詞、作曲がそれぞれ選定され、平成18年9月に市歌として制定されているものでございます。市歌の発表から10年余が経過しておりますけども、この間新春の集いを初め市が主催をするイベントなどにおきまして歌唱するなど、着実に市民に浸透しつつあるものと考えております。今後の普及に当たっては、幼少期、子供のころから親しみを持ってもらうことが有効と考えておりまして、今後は小中学校、そして保育園へCDを配布し、さらなる普及に取り組んでまいりたいと考えております。 ◎生活環境部長(下地信男君)   各地区の特色を生かした地域の活性化策をどう図っていくかというご質問でございます。本市では、各地域の活性化を図るため、地域住民がみずから考え、実践する主体的な地域づくり活動に対し地域づくり支援事業補助金を交付して、個性豊かな地域社会を目指しております。合併後、平良地区を除く旧町村各地区におきましては、自主的に地域づくり協議会が発足され、地域の美化活動や伝統文化の保存、継承、それから安心、安全な地域づくり運動、青少年健全育成など、地域住民を巻き込んだ積極的な活動が実践されているところでございます。平良地区においても公募型の地域づくり支援事業として、地域の課題や活力あるコミュニティーづくりに取り組む自治会、団体を支援しており、幅広い取り組みがなされております。このような市民の自主的、自発的な地域づくり活動には人材の育成、確保が必要になります。市では、地域づくりリーダー人材育成養成講座を開催し、地域づくりを担うリーダーの養成に取り組んでいるところでございます。今後もこれらの事業を継続することにより、市民の工夫やアイデアを生かした特色ある地域活性化策が展開できるものと考えており、行政としてもこれらの取り組みをしっかり支援してまいりたいと考えております。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   水産業の振興について、養殖業の新規の事業導入計画はということですが、養殖漁業の推進につきましては、モズク、それからアーサ、それとシャコガイや海ぶどうの複合養殖など、経費の縮減と収益性の向上を図ることを目標とした複合型養殖業を推進しております。この中で海ぶどうにつきましては、新しく加工施設も完成し、これまでの個別養殖業者ごとの出荷から一元化することで品質と出荷量の安定、それからブランド化の確立に向けた動きも出てきております。シャコガイにつきましては、陸上養殖の可能性が高まり、規模拡大に向けての取り組みが今後進んでくるものと考えております。それから、タイワンガザミの養殖については種苗の配布や施設の提供を行い、支援をしているところですけども、今後具体的な計画が出てくれば市としても可能な支援策を講じていきたいと考えております。養殖業の振興につきましては、海業センターの整備を行っているところですけども、これらの整備を行い、安定的な種苗の生産、供給ができるよう準備を進めているところでございます。 ◎教育部長(仲宗根均君)   教育行政の中で伊良部地区小中一貫校の現在の進捗状況でございますが、現在校舎、体育館などの整備費を6月定例会で予算計上するため実施設計業務が行われており、事業費の確定を行っているところでございます。校舎、体育館の整備は平成30年度内に完了し、運動場や周辺整備につきましては平成31年4月の開校後整備をしてまいる計画でございます。校章につきましては、原画を児童生徒から募集を行い、その中から最優秀賞を選定し、その原画の補正、修正、アレンジの作業を進めているところでございます。校歌につきましては、歌詞の制作者を選定及び依頼がなされ、平成29年度中には策定する予定でございます。制服につきましては一新するということに決まり、現在はそろえる時期やデザインについての作業を進めているところでございます。結の橋学園の建設地が佐良浜中学校になったことで、南区からの通学距離が文科省が示している遠距離通学6キロ以上となります。そのため統合協議会において既存の路線バスを活用しながら、路線バスで対応できない部分については市が購入するバスで対応することになりました。今後は、スクールバス導入計画を具体化するため専門委員会を設置してまいります。また、開校1年前、平成30年度になりますが、の開校準備室開設に向け、県と管理職人事の調整をしてまいります。以上、伊良部地区小中一貫校のスケジュールでございます。  それから、統合計画はどのようになっているかということでございます。城辺地区、北部地区の学校規模適正化についてでございます。城辺地区の学校規模適正化については、基本方針に基づき、4中学校を平成33年度までに1校に統合するための作業を進めているところでございます。昨年7月には、城辺地区の統合を円滑に進めるための統合計画を策定するため、委員会を設置したところでございます。また、保護者へのアンケートを実施し、統合に対する意見や考え方について聴取させていただきました。今後は、アンケート結果も踏まえながら委員会において協議、検討し、統合計画の策定を進めてまいります。北部地区については、統合してもなお複式学級が解消されないという課題が依然として残ることから、保護者の意向調査も行いながら時期や方法について決定してまいります。  続きまして、平良地区の給食民間委託の現状についてでございます。現在平良学校給食共同調理場では、正職員15人、準職員1人、栄養士1人、パート職員13人の合計30人で給食業務が実施されております。指揮系統の面からは、食品衛生管理者1人、統括責任者1人、副責任者2人、ちなみに副責任者の2人は宮古島市の臨時職員から雇用された調理員が昇任されたと聞いております。が常駐配置され、責任の所在が明確にされ、安心、安全、そして安定した給食の提供に努めております。  2月に民間委託等給食内容の評価を行うため、平良学校給食共同調理場管轄、17校でございますが、の各クラス10人程度の児童生徒及び教職員を対象にしたアンケート調査を実施いたしました。結果、小学校では861人から回答があり、おいしくなったが52%、変わらないが45%、おいしくなくなったが3%となりました。また、給食の時間が楽しくなったが57%、変わらないが41%、楽しくなくなったが2%となりました。中学校では、371人からの回答があり、おいしくなったが22%、変わらないが71%、おいしくなくなったが7%となりました。また、給食の時間が楽しくなったが32%、変わらないが67%、楽しくなくなったが1%の結果となりました。このような調査は初めてであり、おおむね好評であると考えられますが、前年度との比較がないことや、分析などはこれから行うことになります。来年度に向け、できる限り多くの児童生徒が満足できる工夫、改善を行う際の参考にしてまいりたいと考えております。 ◎伊良部支所長(佐久川豊正君)   伊良部地区の野球場整備についてお答えいたします。  伊良部地区の野球場は平成の森公園内に位置し、名称は伊良部勤労者体育センターとなっております。施設面積が1万2,981平方メートルで、平成8年4月1日の供用開始となっています。現在清掃管理は平成の森公園と一体で行っていますが、設備やグラウンドの不備等で有効に活用されていない状況にありますので、今後有効利活用に向けて整備、検討していきたいと思います。 ◆佐久本洋介君   答弁ありがとうございました。宮古島市の各地区の今後の展望については、市民の連帯とかですね、そういうのを図りながらやっていくということですけど、やはり地域づくり協議会、そこに頑張ってもらわないといけないと思うんですね。一人一人はいろんな形でできますけど、全体的な形ではやはり中心になる団体が必要になると思いますので、そこの指導といいますかね、支援、これは頑張っていただきたいと思います。そして、小さな宮古島市でありますけど、各地域によっていろんな特色があります。そういうのを生かしながら宮古島市全体の発展、活性化、それにつなげていくべきじゃないかなと思っています。  それから、下地島空港の利活用について。本当に合併前からの長年の課題でした。この課題解決がいよいよ進もうとしています。宮古島市全体ももちろんですけど、伊良部地区にとっては非常に大きな起爆剤になります。大いに期待しています。それから、1つだけ伺いたいんですけど、下地島空港でLCCとか、それから海外からのチャーター便、それを誘致するとのことですけど、現在の宮古空港とのすみ分けといいますかね、明確な線引きはできているのかどうか、それについて答えていただきたいと思います。  それから、伊良部地区野球場についてはこれから検討していくということですけど、非常に伊良部地区も子供たちは野球の盛んな地区でした。しかし、この20年、本当に合併前からほとんど使われていないんですけど、球場がなくなったことで子供たちの野球離れというのは非常に進んでいます。やはりまだ日本における競技の中では野球は非常に人気の高い競技だと思いますので、これは伊良部支所長、どうしても必要なことですので、頑張って予定に入れるようにしてください。今年度はもう無理だと思いますけど、次年度は、その後でも進めていっていただきたいと思います。  それから、市歌の普及について、学校、保育所、各団体にCDを配布して普及を図るということですので、この議会の中でも何名の方が宮古島市歌を歌えるかどうかちょっと疑問ですので、議員に対しても普及をよろしくお願いします。  それから、水産業について、特に伊良部漁業協同組合の漁師の皆さんは非常に太平洋を相手にするのが好きなようで、なかなか養殖漁業に手をつけようとしない。これはこれから3漁業協同組合の合併の話もありますので、できたら現在の海業センターを利用していろんな魚の稚魚の育成、できたら市場価格のよい魚類の養殖、海業センターを中心にして取り組んでいったらいいなと思っています。これは比較するのはなんですけど、石垣市に比べると非常に養殖面でおくれています。私も、それから私の会派でも何回か見てきましたけど、非常におくれているのは確かです。もう少しやはり市場価格のよい魚類の養殖、これに取り組んでいただきたいと思いますので、農林水産部長、もう一度それについて答弁をお願いします。  それから、伊良部地区小中一貫校の件についてですけど、これはこの前文教社会委員会でも出ましたけど、小中一貫校の中に併設する幼稚園と、それからプールの予算が今のところ保留されていますけど、この理由について説明してください。  それから、学校統廃合については今教育長からもしっかり取り組んでいくということでしたけど、早目に明確な指針を示さないと保護者はやはり心配です。何年も指針を示さずにいる間にどんどん卒業していくわけですね。卒業していった後は、もう保護者もこれはそんなにまで関心は高くはないです。どういう形で進めるのか早目に指針を示すべきじゃないかなと思っています。  それから、平和教育について。さっきも申し上げましたけど、平和はただ平和を叫ぶだけでは維持はできません。つくり上げていくためには大きなエネルギーが必要です。今教育長からの答弁がありましたように、生命の尊重、そして個人の尊厳、世界の平和を守る、こういう国際社会に通用するような平和教育に持っていっていただきたいなと思っています。これは私からの要望です。  さっきの下地島空港と、それから海業センターの件について、それから小中一貫校の件についてもう一度答弁をお願いします。 ◎副市長(長濱政治君)   今の宮古空港と下地島空港とのすみ分けはできているかということでございますけども、基本合意締結事業というふうなのがございまして、その中では下地島空港に旅客ターミナル施設を整備する、それからプライベートジェットを代表とするゼネラルアビエーションの受け入れ態勢構築、それから下地島空港で国際線の定期便、それから国内線の定期便、LCCなどですね、それからチャーター便、それからプライベートジェットなど、そういったものを受け入れるという考えでございます。今宮古空港は今年度150万人の入域客数があると言われています。ただ、あそこの空港ターミナル自体は100万人規模が仕様だそうです。ですから、今でももう50万人ぐらいのオーバーが出ている。ですから、現在の宮古空港は今のままの定期便を運航する。ANAもことしから、季節限定ですけども、ジェットを2機飛ばすとか、それから機材を大きくするとか、それからJTAも機材を大きくするとか、そういうふうなことがございます。ですから、今のままでも宮古空港はどんどん、どんどんふえていくということで、もうキャパが足りなくなってきている。それで、宮古空港自体も大きくします。ですから、それ以外のものを下地島空港で受け入れるというのが基本的な考え方でございます。ましてや三菱地所の計画では平成37年には57万人を受け入れるというふうな計画をしております。ですから、今現在の宮古空港と合わせますと極端に言えば200万人を超えてしまうということになりますので、お互いすみ分けなければならないということになると思っております。  それから、伊良部地区の野球場整備について少しだけコメントしたいと思います。平成8年4月1日に供用開始ですけども、これは補助金等を入れてありますので、これを全面的にやりかえるということになると補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律の適用を受けるということが1つございます。それと、やりかえると財源の問題があります。やるんだったらきれいにやろうかと、今のままを手直しするんじゃなくて、つくりかえるぐらいの気持ちで絵を描こうと考えております。ですから、あとは費用対効果の問題とか、そういった問題点を一応整理しながらですね、ちゃんとしたものをきちんとしたやつでつくっていきたいというふうには考えております。これは今から検討に入りますので、いつということではございませんが、基本的にはそういった方向でいきたいというふうに考えております。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   魚類養殖についてできないかというご質問でございました。議員からもありましたが、現在石垣市のほうで魚類養殖が進められているということです。当初は海上での養殖でしたけども、台風の影響があることから、現在は陸上養殖の技術開発を行ったと聞いております。現在試験段階から実用段階にするため、石垣市にある国と県の水産試験場と連携して基本計画策定に向けて取り組んでいるとのことを聞いております。費用対効果といいますか、採算性についても今後八重山漁業協同組合を含めた協議会の中で議論をしていくとのことであります。宮古島市における魚類養殖についても石垣市の養殖を参考にしながら、技術的なこともあると思いますので、それらを参考にしながら今後導入できるか検討していきたいと考えております。 ◎教育部長(仲宗根均君)   伊良部地区小中一貫校の幼稚園とプールがなぜ設計から外されたのかというご質問でございます。幼稚園につきましては、現在福祉部のほうで認定こども園の構想があると、計画があるということなので、教育委員会の設計からは一応外したというところでございます。プールにつきましては、これまで教育委員会は新たな学校プールはつくらず、市民プールを新設していくという考えでありました。したがいまして、市民プールの実現性とか、それから地域ごとに設置するとか、そういうことはまだ未確定ですので、今回の実施設計には入れなかったということでございます。 ◆佐久本洋介君   答弁ありがとうございました。まだ時間がありますので、少し所見を述べて終わりたいと思います。  現在各保育所の入所手続が行われています。私の周りでも選定に漏れた親たちの不満が幾つも入っています。どうにかならないか、どうにかならないかということですけど、なかなかどうにもならない状況です。漏れた方たちにとっては、現在これからやろうと思っている生活設計そのものの見直しが迫られます。それほど待機児童問題というのは深刻だと思うんですね。これからこういう形で生活設計をやっていこうと思っていたことが選に漏れたために、保育所に漏れたために難しくなってきまして、またいろんな方法を考えなくちゃならなくなる。非常に切実な問題です。これは去年でしたかね、保育所落ちた、日本死ねというその気持ちもわかります。市長は男女共同活躍社会の実現をうたっていますので、待機児童の問題は早急に解消を図らなければならない問題だと思っています。  それから、庁舎の昼休みの時間のことについてですけど、これは市民の間からというより何名か、二、三名から話がありました。弁当を持参してくるか、それから近くで弁当を買ってくるか、その方たちが庁舎内で自分の机で昼食をしている。そのときに市民が窓口に来ても食べながら対応すると。これは市民にとって余り感触はよくないみたいですね。自分らはわざわざ来ているのに弁当食べながらやっている。それは職員も休み時間ですから、それはやっていると思うんですけど、私が言いたいのは、小さくてもいいから、弁当持参で来る、あるいは弁当を買ってくる方がゆっくり昼食時に使えるような、そういう場所を、各階ごとでもいいから、やはり確保すべきじゃないかなと思っています。これは職員の福利にもかかわることですので、やはり仕事をしている机の上でそのまま食べる、そして市民が来る、それに対応する、そういうことじゃなくて、昼食できるようなスペース、これの確保はやってほしいなと思っています。  それから、先月、先々月ぐらいですかね、石垣市の子供たちの派遣費、これについてマスコミでもたくさん報道がありました。そして、宮古島市が非常に少ないんじゃないかという報道でした。しかし、これは教育の問題というのは、教育費というのは別に派遣費に限ったことだけではないんですよね。宮古島市では、4月から給食費も半額補助になっていきます。そういうことも考えたら、それもまた比較してみたらどうかなと思うんですね。全体的なものを考えたら、やはり宮古島市も教育に関しては一生懸命頑張っているんだということはおわかりいただけると思います。  それから、さっき下地明議員からもありましたけど、ことしは非常にサトウキビの豊作で、農家も本当に喜んでいます。この豊作が毎年続いていけば非常に農家も幸福だと思いますので、これが長く続くことを願っています。  来月から新年度が始まります。入学、就職、非常に希望に満ちた新年度であるように願っています。  それから、3月退職者の皆さん、本当に合併前から、そして現在の宮古島市において、宮古島市の発展のために一生懸命頑張ってこられたと思っています。これからは一市民として市に対して、あるいは議会に対していろいろ助言、ご指導いただければと思っています。元気で頑張ってください。  これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(棚原芳樹君)   これで佐久本洋介君の質問は終了しました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時半から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午前11時51分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆前里光惠君   平成29年3月定例会に当たり、通告に従いまして一般質問を行います。市長を初め当局の市民にわかりやすい丁寧なご説明、ご答弁をよろしくお願いいたします。  まず初めに、市長の施政方針についてお伺いをいたします。1点目に、下地敏彦市長は去る3月2日に平成29年度の施政方針を述べられました。さて、去る1月22日に執行されました宮古島市長選挙においては3期目の当選をかち取られました。ご当選まことにおめでとうございます。心からお祝い申し上げます。  さてそこで、お尋ねいたしますが、1つ目に、今回の市長選挙においては4名の方が立候補しまして、激しい選挙戦となり、下地敏彦市長は激戦を制し勝利いたしましたが、勝因について、また市民の評価について市長のご見解をお伺いいたします。  2つ目に、下地敏彦市長は今回の3期目の市長選挙において市民にどのような公約を掲げて立候補されたのか、市長の公約についてお伺いいたします。また、市民に訴えた公約の実現に向けての抱負についてお伺いをいたしたいと思います。  3つ目に、市長は昨年6月に市民の生命、財産、平和と安全を守るため、宮古島への陸上自衛隊の配備について了解することを表明されましたが、今回の市長選挙で勝利したことで陸上自衛隊の配備を認めるとの住民、市民の判断であったとお考えか、下地敏彦市長のご見解をお尋ねいたします。  2点目に、港湾行政についてであります。平良港漲水地区改良事業について質問をいたします。1つ目は、平良港漲水地区の第2ふ頭と第3ふ頭との間を埋め立てて新たに岸壁などを整備する漲水地区複合一貫輸送ターミナル改良事業の現在の進捗率についてお伺いいたします。また、この事業の目的及び総事業費、供用開始時期についてあわせてお伺いいたします。  2つ目に、平良港が国土交通省から官民連携による国際クルーズ拠点を形成する港湾に選定されたことに伴う平良港港湾計画について、概要についてご説明をいただきたいと存じます。  3つ目に、新年度、平成29年度は海外からのクルーズ船の寄港が大幅に増加することが見込まれておりますが、本市の取り組みについて、また受け皿づくりについてお伺いをいたします。  次に、教育行政についてであります。まず1点目に、21世紀を担って立つ児童生徒の学校教育、社会教育の取り組みについて、新年度において本市の教育委員会としてはどのように取り組むのか、教育長のご見解をお伺いをいたします。  2点目に、グローバル社会に活躍できる人材育成の取り組みについてどのように取り組んでいかれるのか、宮國博教育長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。  3点目に、学校規模適正化の推進と学校の施設の計画的な整備について、取り組みについてお伺いをいたします。  次に、農漁業及び畜産業行政についてご質問をいたします。1点目に、農業及び水産業の振興及び支援策について新年度の取り組みはどのようになっているのか、また新しく取り組む事業があればご説明を願いたいと思います。  2点目に、畜産農家育成のための支援策について、また助成金についてですね、新年度の取り組みをお伺いいたします。  3点目に、農業、漁業及び畜産業のですね、後継者育成について新年度はどのように取り組んでいくのか、当局の方針についてお尋ねをいたします。  次に、福祉行政についてでございます。まず1点目に、新年度の市長の施政方針の中で地域の福祉力の向上を図るため、コミュニティーソーシャルワーカーの配置を進めるとともに、小地域ネットワークの構築を促進し、安心して生活できる地域社会づくりに取り組みますと述べておられますが、この事業のですね、具体的な取り組みについてお伺いをいたします。  2点目に、宮古島市福祉便利帳の作成については、福祉に関する情報を一元化し、わかりやすい内容で市民への情報提供が行えるようにするための事業となっておりますが、具体的な取り組みについてご説明をいただきたいと思います。  3点目に、医療については新たにですね、こどもの医療費窓口無料化、現物支給の方針であるとのことでありますが、どのように取り組んでいかれるのかお伺いをいたします。  4点目に、生活保護を求め、行政の支援を希望する方々の行政手続についてですね、方法について詳しくご説明を願いたいと思います。  次に、上水道と下水道行政についてお伺いをいたします。まず1点目に、近年海外からのクルーズ船の大幅な寄港や本土との新しい直行便の就航等、多くの観光客が来島されており、その増加に伴って水不足が懸念されます。新たなですね、水道水源の開発、水量の確保が喫緊の課題であると考えますが、当局のご見解をお伺いいたします。  2点目に、下水道行政についてでありますが、公共下水道及び農漁業集落排水事業の新年度の取り組みについて、計画についてお伺いをいたします。  次に、防犯行政についてでございます。犯罪や事故のない安全、安心なまちづくりに向け、防犯体制を強化することが求められております。新年度の取り組みについて、また防犯カメラの設置について、防犯灯の設置についてお伺いをいたします。  最後に、スポーツ観光交流拠点施設、ドームについてお伺いをいたします。1点目に、この施設工事のですね、現在の進捗率についてお伺いをいたします。  2点目に、供用開始時期についてお伺いをいたします。  3点目に、完成後のですね、このドームの利活用計画について、またイベント計画についてお伺いをいたします。  以上簡単に質問し、答弁を聞いて再質問を行います。よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   まず、市長選挙の勝因と市民の評価についてお答えをいたします。  私は、さきの市長選挙において、2期8年間の実績と向こう4年間に取り組むべき主要な施策を掲げ、市政の継続、発展を訴えて選挙に臨みました。選挙の結果は、私の掲げた公約の推進に期待する評価のあらわれだったというふうに思っております。  次に、3期目の当選後、公約の実現に向けてはということですが、宮古島市のさらなる飛躍、発展に向けては男女共同活躍社会の実現、生きる力を育み、次世代につなげる人づくりの推進、市民一人一人が安心して暮らせる福祉の充実、活力とにぎわいのある豊かな島づくりの推進など、本市の特性を生かした振興策の推進が不可欠であると考えています。向こう4年間掲げた公約を着実に推進し、活気あふれる島づくりに取り組んでまいります。  次に、今回の市長選挙で勝利したことで陸上自衛隊の配備を認めるとの市民の判断があったと考えているかということですが、私は自衛隊の本市への配備については明確に了解することを表明し、市長選挙に臨んだところであります。その結果、多くの市民の支援を得、当選を果たしたものであり、市民の理解は得られたものだと考えております。 ◎教育長(宮國博君)   まず、21世紀を担う子供たちの教育についてはどういうふうな取り組みをしているかということでございます。知識基盤社会の到来と情報通信技術が急速に発展するなど、社会環境の変化に伴い、学校教育や社会教育の求められる教育内容は多様化しています。学校教育では、変化の激しいこれからの社会を生きる子供たちのために確かな学力、豊かな心、健やかな体など知、徳、体をバランスよく育み、生きる力の育成に取り組んでいます。次期学習指導要領では、変化の激しい社会の中でも感性を豊かに働かせながらよりよい人生や社会のあり方を考え、試行錯誤しながら問題を発見、解決し、新たな価値を創造していくとともに、新たな問題の発見、解決につなげていくことができる子供の育成を目指しております。子供たちが学習内容を人生や社会のあり方と結びつけて深く理解し、これからの時代に求められる資質、能力を身につけ、生涯にわたって能動的に学び続けることができるよう、主体的、対話的で深い学びの実現に向け授業改善を行うことで学校教育における質の高い学びを実現し、学習内容を深く理解し、資質、能力を身につけ、生涯にわたって能動的に学び続ける子供の育成に努めます。また、社会教育においても社会教育施設整備の充実を図り、いつでもどこでも誰でも学習できる機会を創出し、子供たちの学習課題解決のために社会教育関係団体と連携し、放課後や週末に地域の人材を活用し、勉強やスポーツ、文化活動などさまざまな体験活動を推進し、21世紀を担う子供たちを育てていきたいと考えております。  社会教育についてお答えをします。社会教育においては、多様化、高度化する市民の学習メニューに対応するため、学習機会の提供や指導者の養成並びに関連施設の充実を図ります。あわせて、社会教育団体の育成に努め、スポーツ及び文化芸術活動の振興を図り、生涯スポーツや豊かな創造性と情緒の育成を考えております。  次に、グローバル社会に活躍できる人材育成についてお答えをします。宮古島市教育委員会では、英語教育の充実を図る目的で全ての小中学校に外国語指導助手としてネーティブスピーカーを派遣したり、全宮古中学校英語ストーリーテリングコンテストを開催するなど、国際理解教育を推進しています。また、下地中学校と台湾との交流事業、ハワイマウイホームステイ事業を通して生徒を海外へ派遣するなど、国際的な感性と教養の育成を図る事業を実施しております。次期学習指導要領では、小学校3、4年生へ外国語活動の導入、小学校5、6年生で外国語の教科化など、英語教育の拡充を目指した改訂が進められています。宮古島市教育委員会としてもグローバル化に対応した教育環境づくりに努め、外国語教育や国際理解教育の充実を図り、高い国際性や専門性に富む人材育成に取り組んでまいります。  学校規模適正化の推進と学校施設の計画的整備については、教育部長をもって答えさせます。 ◎福祉部長(豊見山京子君)   初めに、コミュニティーソーシャルワーカーの配置及び小地域ネットワークの構築促進に向けての具体的な取り組みについてお答えいたします。  平成28年度からスタートした第2次宮古島市地域福祉計画では、全ての市民が住みなれた地域で健やかで安心した生活を営むことができるよう、地域のみんなで支え合い、ともに生きる地域共生社会を目指しております。そのために地域において支援を必要とする人々の援助を行うコミュニティーソーシャルワーカーについては民生委員協議会ごとの5地区の配置を目指しておりますが、現在社会福祉協議会に委託して3人を配置しております。また、市民の身近な生活圏域である自治会などを中心とした地域の実情に応じた支え合いのネットワークを構築するため、社会福祉協議会との連携強化を図り、小地域ネットワーク会議、ボランティア養成講座などを開催し、地域での福祉活動を担う人材の育成に向けて取り組んでまいります。  次に、宮古島市福祉便利帳作成についてお答えいたします。宮古島市福祉便利帳は、近年福祉課題が多様化、複雑化する中、福祉に関する情報を一元化し、福祉部内の5つの課が所管する制度や実施している福祉サービスをわかりやすい内容で市民への情報提供が行えるよう作成するものです。便利帳は、総ページが24ページから26ページ程度を想定しており、5,000冊の印刷を予定しております。市役所各庁舎や福祉関係事業所、病院などに配布する予定で、また市のホームページでも掲載予定です。  次に、こどもの医療費窓口無料化、現物給付の取り組みについて、具体的な内容についてご質問がありました。本市のこどもの医療費について、平成29年度中に現在の自動償還払い方式を現物給付方式に変更することとして取り組みます。現在の自動償還払い方式は、医療機関等の受診の際に受診者が健康保険適用分の医療費の自己負担額を医療機関の窓口で支払い、後日市町村から受給者に助成金を給付するものであります。次に、現物給付方式は医療機関の受診の際、受給者が健康保険適用分の医療費の自己負担額を医療機関の窓口で支払うことなく、後日国民健康保険団体連合会から各医療機関へそれぞれの医療費を支払うものであります。  次に、生活保護の行政の支援を希望する方々の行政手続について、方法について詳しい説明をしていただきたいという内容のご質問がありました。生活保護制度に関する本市の担当窓口は、福祉部生活福祉課になります。生活保護は、みずからの申請により受けることができる申請主義の制度になります。手続の流れといたしましては、初めに申請、2、調査、3、可否決定となります。生活困窮の相談者に対しては、面接相談を行っています。相談が済み、保護申請の意思がある者に申請に必要な書類が手渡され、保護を受けようとする者は申請書の提出となります。次に、調査の段階になりますが、受理された申請書は速やかに調査を開始することになります。申請者宅へ訪問を行い、生活状況や居住実態の確認を行うとともに、収入や資産、稼働能力、扶養調査などが行われます。また、他の制度や手当て等を受けることが可能かどうかも検討されます。これらを調査した上で、世帯の収入と厚生労働大臣の定める基準で計算される最低生活費とを比較して保護の決定を行うという方法になります。また、相談は民生委員を通す方法もございます。民生委員法第14条、生活保護法第22条に民生委員の職務と協力の規定により、民生委員は市民と行政のパイプ役を担っていることから、各担当地区の民生委員を通して相談を行うなどの方法もございます。 ◎生活環境部長(下地信男君)   平成29年度の防犯灯、防犯カメラの設置計画といたしましては、防犯灯を宮古地区に15基、伊良部地区に5基を設置する計画をいたしております。加えまして、国のほうで防犯灯、防犯カメラを設置する市町村に全額補助する防犯灯・防犯カメラ等緊急整備事業、これが新たに創設されましたので、この活用も含めて現在設置箇所について自治会等への要望調査を行っているところでございます。今後これら自治会等からの要望を取りまとめ、警察署などとも調整を行い、設置場所を選定して国に事業実施の申請を行ってまいります。 ◎観光商工局長(垣花和彦君)   スポーツ観光交流拠点施設についてのご質問のうち供用開始時期、それから新年度の利活用計画についてのご質問にお答えいたします。  まず、スポーツ観光交流拠点施設の供用開始時期でございますが、4月1日土曜日に落成式典を行い、式典後施設の一般公開とオープニングイベントを開催し、供用開始となります。翌日の4月2日日曜日も引き続き施設の一般公開を行うことにしております。  次に、スポーツ観光交流拠点施設の新年度の利活用計画についてお答えいたします。現時点で開催が決定しているイベントとしましては、4月23日に開催される第33回全日本トライアスロン宮古島大会の開会式、閉会式を初めBBcomフットサル大会、5月のゴールデンウイーク中に開催される遊具を活用した宮古島子どもフェスティバル、太鼓団体のイベント、それから4月30日、5月22日のMICE関連の社員旅行、6月の保育園の運動会、10月のクイチャーフェスティバル、11月の折り紙ヒコーキアジア大会などが計画されております。また、自主事業の一環として、スポーツ観光交流拠点施設利活用活性化事業実行委員会で開催する音楽イベントを11月後半から12月前半の間に予定をしております。有名アーティストに出演していただき、県内外に音楽イベント会場としての情報を発信するとともに、市民の皆様にスポーツ観光交流拠点施設に親しんでもらう機会にしたいというふうに考えております。そのほかのイベントとして宮古の産業まつり、北海道物産展、フットサル大会、プロレス、大相撲の宮古島場所、日本女子バスケットボール実業団リーグの開催など、複数のイベントの調整を今進めているところでございます。これらのほかにも一般市民の利用についてはイベントでアリーナが占有されている場合を除いて随時開放していく計画としております。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   農漁業、畜産行政について、まず1点目の農業及び水産業の振興及び支援策について、新年度の取り組みについてお答えをいたします。  まず、農業振興支援策についてですが、現在行っています補助、それから助成事業の項目でお答えをいたします。サトウキビ病害虫防除用農薬購入補助、それから有機質肥料、緑肥、緩効性肥料購入に対する補助、そしてサトウキビ共済、施設園芸共済加入促進に対する助成、そして重要野菜価格安定、特定野菜等価格差補給に対する助成、園芸施設設置事業としてパイプハウスの導入に対する補助、それから農業用廃プラスチック処理費に係る助成、そしてサトウキビ栽培管理、これ株出し管理費用ですけども、これらに対する助成、それから補助事業としましてはさとうきび安定生産確立事業によるハーベスター、トラクターの導入に対する助成を行っております。新年度は、これらの事業に加えてヘリによる野そ防除の事業、有害鳥獣駆除事業、そして補助事業として園芸ブランド機械整備事業を実施いたします。  水産業の振興につきましては、第1次宮古島市水産振興基本計画に基づき、地域特性を生かした持続可能でもうかる農業の推進に努めているところであります。新年度につきましては、モズク経営の安定化、漁港や堤防、クルマエビ養殖施設の充実強化に向けた保全計画の策定、伊良部海業支援施設の効果的な活用と6次産業化に向けた取り組みを進めてまいります。  次に、畜産農家育成のための支援策について、新年度の支援、補助内容、金額についてということでございます。まず、肉用牛の支援策として、優良繁殖・肥育素牛導入補助金として2,620万円を計上いたしました。次に、堆肥盤設置補助金として30万円を計上しております。飼料用作物種子購入補助金として190万円、それから経産肥育牛出荷奨励補助金として28万9,000円、家畜環境衛生対策補助金として178万2,000円、畜産・酪農収益力強化補助金として2,683万4,000円、家畜共済加入推進補助金として489万2,000円を計上しております。それから、養豚農家の支援として、肉豚出荷奨励補助金として99万円、エコ豚子豚育成率向上補助金として50万円を計上しております。  次に、農業、漁業及び畜産業の後継者育成について、新年度の取り組みについてのご質問がありました。農業関係の後継者育成については、新規初期投資支援事業として小型トラクター、それからパイプハウスの導入事業に対する支援事業がございます。また、農業次世代人材投資事業として、年齢が45歳未満かつ農業を開始して5年未満の青年就農者を対象に年間で150万円を支給する事業がございます。夫婦の場合は225万円となります。それから、担い手への農地集積を推進することを目的に各集落において人・農地プラン事業の説明を実施しており、その中で農地の貸し借りをする際に農地中間管理制度を活用し、要件をクリアした場合は協力金として助成が行える事業もございます。  水産関係の後継者育成については、国の支援で行う新規漁業者確保事業があり、漁業協同組合が窓口となっております。この事業は、独立自営を目指す研修生の指導者に研修生の賃金等の研修経費を助成する制度となっております。次に、市が実施している事業としては、新規就業者特別対策交付金事業があり、漁業再生のために組織された事業活動組織において、要件を満たした新規就業者に対して漁船等をリースする事業がございます。また、県の事業としても新規就業者に対する漁具等の購入費の8割を補助する制度があり、こちらは漁業協同組合のほうが窓口となっております。後継者の育成に向けては、市と漁業協同組合で連携を図りながら新規就業者の支援に努めてまいります。  畜産関係の後継者育成及び新規就農についての取り組みについてですが、まず畜産担い手育成総合整備事業や畜産・酪農収益強化整備事業等がございます。また、農業と同様に新規初期投資支援事業を活用して簡易畜舎の整備等が行える事業もございます。それから、先ほども説明しましたが、農業次世代人材投資事業として45歳未満で年間150万円、最長で5年間の助成をする事業等もございます。この事業も畜産関係にも適用できます。 ◎建設部長(下地康教君)   平良港漲水地区改良事業とですね、平良港に関する官民連携による国際クルーズ拠点の形成、それと新年度の海外からのクルーズ船の寄港が大幅にふえる見込みがあるので、それの取り組みについてということで3点ご質問がございましたので、一括してお答えしたいと思います。  現在進められております漲水地区複合一貫輸送ターミナル改良事業は、定期貨物船の大型化に伴うふ頭用地の不足や大規模震災時に対応するための耐震強化岸壁の整備を行い、港湾機能の強化を図る目的で国と宮古島市とで整備を進めております。現在の埋め立て工事の進捗状況は、国直轄施行で約81%、市施行で84%でございます。総事業費につきましては、国直轄事業で61億円、宮古島市事業分で18億5,000万円となっております。供用開始の時期につきましては、国が施行する耐震岸壁及びその背後のふ頭用地につきましては平成29年12月を予定をしております。  次に、官民連携による国際クルーズ拠点形成でございますが、整備の概要につきましては漲水地区北防波堤外側に14万トン級のクルーズ船が接岸可能な岸壁の整備及び岸壁からターミナルビルまでの臨港道路の整備、それにターミナルビルの建設を平成29年度から平成32年度までの間で整備をする予定でございます。  次に、新年度からのクルーズ船の大幅な増加に伴う対応についてでございますが、これは各関係機関で構成される宮古島クルーズ客船誘致・受入環境整備連絡協議会において逐次議論を重ねて取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◎振興開発プロジェクト局長(多良間雅三君)   スポーツ観光交流拠点施設進捗率についてご質問がございますので、お答えいたします。スポーツ観光交流拠点施設は、沖縄振興特別推進交付金事業で平成24年度から今年度、平成28年度までの5年計画で進めてきている事業でございます。ご質問の進捗率ですが、既に施設本体の建設工事を完了いたしまして、現在は完成検査を行っているところでございます。また、空港側の進入路等の整備につきましては、年度内の完了を目標に工事を進めているところでございます。なお、事業全体の進捗率で申しますと、現在約99%でございます。 ◎上下水道部長(砂川嚴君)   上水道と下水道行政についてというご質問にお答えいたします。  まず、1点目の観光客の増加に伴って水不足が懸念されるが、新しい水源の開発が喫緊の課題であると考えますが、当局の見解を伺うということについてお答えいたします。議員がおっしゃいますように、観光客の増加に伴いましてリゾート計画も増加し、着手または具体化している計画も多くあるため、新たな水道水源を開発し、増加する需要水量に対応する必要があると考えております。水道水源の開発については、平成28年度において新たに東添道流域内である平良市民球場入り口北側に東添道水源として開発を行いましたので、平成30年度には供用開始が可能となります。また、加治道浄水場系の福里北流域においても新たな水源を開発するための調査を行う計画となっておりますので、それらの2つの新水源開発により、今後の需要水量の増加に対応してまいります。  2点目の下水道についてであります。公共下水道及び農業集落排水事業について新年度の取り組み、計画についてということにお答えいたします。平成29年度公共下水道の取り組み、計画として長寿命化計画に伴う水処理施設の機械、電気設備等の更新を行います。また、流入水量の増加に伴いまして、最終沈殿池1カ所の増設に向けた委託設計を実施いたします。農業集落排水事業につきましては、比嘉地区の農業集落排水施設で機械整備工事、またポンプ施設非常用発電設置工事による機能強化事業を施行いたします。また、上地地区農業集落排水施設機能強化事業を平成30年度の採択に向けて県と調整を進めているところでございます。 ◎教育部長(仲宗根均君)   学校規模適正化の推進と学校施設の計画的な整備についてお答えをいたします。  学校規模適正化は、児童生徒の教育環境を整備するためには一定の集団規模が確保される必要があることから推進されており、将来の児童生徒数推移を勘案しながら、地域の意見を参考に平成26年6月に学校規模適正化の基本的考え方を策定し、現在その方針に沿った作業が行われております。また、学校施設の整備計画につきましては、児童生徒の安全確保を最優先に学校の老朽化や緊急性などを配慮しながら整備が行われているところでございます。統合の時期が明確な状況であれば、その間修繕等で対応してまいりますが、現時点で統合時期が明確にされていない学校については、整備計画の対象とするというのが教育委員会の考え方でございます。 ◆前里光惠君   丁寧なご答弁をいただきました。大変ありがとうございます。市長の3期目の抱負についてもお伺いして、大変これからますます本市が発展するということを期待をしているところでございます。  漲水地区の大型化工事、大規模な耐震化対策ですね、これは国と市がですね、それぞれ持ち分で工事をやっているということですけども、本当にすごい予算を投入しての耐震化バースの整備だと思っております。ぜひこれからもですね、またさらに14万トン級クルーズ船の対応も北防波堤で行うということでありますので、すばらしい本市の海の玄関としての整備をぜひ進めていただきたいと思っております。  教育行政について教育長のご見解をお伺いいたしました。宮古島市の小中高のですね、児童生徒の学力も年々増加して、全国平均以上にですね、なっているということに関しては本当に学校現場の先生方、教育行政に携わる皆様方のですね、ご尽力に心から敬意を表したいと思いますし、また高く評価したいと思っております。ぜひ21世紀を担って立つ児童生徒、また人材育成にですね、今後とも宮國博教育長を先頭にですね、よろしく取り組んでいただきますようお願いをいたしたいと思っております。  農漁業及び畜産業行政についても質問をいたしました。農家の皆さんが年々高齢化してですね、後継者育成というのが非常に厳しくなっている状況かと思います。新年度も数々のすばらしい補助事業、助成金、支援策をですね、出しておりますので、大変心強く思っておりますが、やはり一番懸念されるのはですね、農業も漁業も、水産業ですね、それから畜産業も後継者育成が大変大事な問題じゃないのかなと思っております。予算書の中で大変すばらしい事業がいっぱいありますけども、なかなかこれが着実に実現していると思えない。新規就農一貫支援事業、これは就農初期投資支援ということで、独立自営就農時の年齢が45歳未満、農業経営者となること、非常に強い意欲を持つ若者が出てこないとですね、こういうすばらしい制度や予算もですね、事業も、補正減になっているんですね、担い手事業は。非常にもったいないと思いますけども、年間150万円を5年支給されるようなすばらしい事業もありますけども、農家の皆さん、若い皆さんがなかなかこの事業について情報不足じゃないのかなと。本市としてはですね、こういうすばらしい事業メニューがありますよということをぜひお知らせをいただきたい、PRしていただきたいと思っております。  福祉行政についてお尋ねいたしました。福祉力の向上を図るためにコミュニティーソーシャルワーカーの配置を進めると、それから小地域ネットワークの構築を促進してですね、安心して生活できる地域社会づくりに取り組むということでありますけども、事件、事故のないですね、地域社会づくり、本当にしっかり取り組んでいただきたいと思いますけども、質疑でもお聞きをしたんですが、野犬の捕獲をぜひ早目にやっていただきたいと思っております。これは実は平成26年度で捕獲頭数が337頭、平成27年度が364頭、平成28年度が251頭と、こういう捕獲の実績がございます。まだまだ野犬が多くて、非常に怖いという思いがします。過去にはヤギとか牛1頭がですね、集団化した野犬によってかみ殺されると、こういう事件もありますので、早目に対応していただきたい。4月からは新しい幼稚園児、1年生が登下校します。集団化して野犬が来ると本当に我々大人でも非常に恐怖を感じますので、イノシシですね、それからクジャクもあわせて対応をしっかりやっていただきたいと思っております。  2点目に質問した宮古島市福祉便利帳は作成をするということで、5,000部でしたかね、つくって配布をするということですけども、この事業も初めての事業でありますけども、ぜひ市民がたやすく手に入るような場所での対応をお願いをいたしたいと思います。  こどもの医療費窓口無料化、現物支給ということでありますけども、本当にですね、この事業は大変ありがたい、親御さんにとって非常にですね、子育てのしやすい内容だと思っておりますので、今後ともしっかりと取り組んでいただきたいと思っております。  生活保護受給についても、過去3年間で受給世帯が104件増加しているわけでございます。膨大な予算となっていますけども、本当に生活に苦しい方々が私どものところにも、議員にも本当に相談がいっぱいありますけども、この手続方法がなかなかわからなかったというのが本当でありまして、民生委員あるいは地域の我々議員も一緒になってこの問題についても取り組んでいく必要があろうと、このように考えております。先ほどの福祉部長の答弁で面接が必要となるということでございましたけれども、やはり役所までね、来れない方々もおります。訪問もやるということでありますけども、ぜひ福祉行政を充実していただきたい、このように考えております。  上水道、下水道事業について質問をいたしました。上水道については、新たな水源開発を計画しているということでご答弁でございました。しっかり取り組んでいただきたいと思います。  下水道行政についても質問いたしましたが、現在公共下水道が平良地区のエリアと限定されておりますよね。公共下水道の整備率についてお答えできるのであればお答えいただきたいと思います。  それから、農業集落排水事業が現在実施されているところが久松地区、池間地区、城辺の比嘉地区、下地の川満、上地、与那覇地区で、平良においては島尻、高野地区となっております。上野地区や伊良部地区においては現在ゼロ%ということであろうと思いますので、下水道行政についてもですね、しっかりと取り組んでいただきたい。特に宮古本島では本市にとってはですね、生活飲料水を地下水に依存しているわけですから、ぜひですね、市長、これは早目に取り組んでいただきたいと思っております。また、この工事が進めば、新築される方々も非常に下水道の費用が安くできるんですけども、これがない地域はやはりそれぞれ負担をかけて、下水槽を設置しているというのが現実でございます。平良地区においてもですね、市街地が公共下水道、これは限定だとお聞きしていますけども、例えば鏡原の場合でもこれは農業集落排水になっていくかと思います。ぜひですね、地下水保全のためにもこの事業も前向きにご検討いただき、実現をしていただきたいと思っております。  新年度での防犯行政についてもお聞きをいたしました。平成29年度、新年度においては、生活環境部長の答弁で各自治会からの要望、これ防犯カメラあるいは防犯灯の設置ですけども、これを今受け付けているということでありますけども、設置後のですね、管理費がどういうふうになるのかということをぜひお答えをいただきたいと思っております。  最後のスポーツ観光交流拠点施設、これはJTAドーム宮古島という新しいネーミングがついたかと思っております。利活用は本当に本市の市民のスポーツ振興はもとより、観光振興に大いに貢献する目玉事業と考えます。数多くのイベントを取り組む姿勢を見せておりますので、大変すばらしいドームの利活用になるかと思います。そこで、1つだけ市長に提案をさせていただきたいんですけども、実は過去にですね、平成23年11月5日、6日に生まり島・ミャーク大会というのが行われました。しかし、第2回大会が開催されておりません。こういうすばらしい事業、幸い5,000名収容のドームが完成をいたしたわけですから、第2回大会を開催していただきたい。やはり竜頭蛇尾で終わるような事業にしていただきたくない。次の大会、第2回大会は、願わくは世界のミャークピトゥ大会と、こういう大会を持っていただければですね、ますますこのドームの利活用並びに郷友の皆さんのですね、思いも、伊良部大橋も開通して新しい発展した宮古島、ふるさとを見たいという方々の訪れるチャンスもこの事業によってつくっていけるかと思っております。これについては、このイベントについて、計画についてお聞きしていますので、市長、ぜひご答弁をいただきたいと思っております。  以上お聞きして、再度質問をさせていただきます。 ◎市長(下地敏彦君)   イベントの一つとして平成23年に実施しました生まり島・ミャーク大会の継続として第2回の大会をという提言でございました。これからですね、スポーツ観光交流拠点施設の活用についてはいろいろと検討してまいりますから、この大会についてもなかなかおもしろい提案だと思っておりますので、検討させていただきます。 ◎上下水道部長(砂川嚴君)   公共下水道の整備率についてというお尋ねでした。当市の公共下水道の整備全体計画面積839ヘクタールのうち認可を受けている面積が415.3ヘクタールであります。認可面積に対する整備率ですが、42.9%でございます。これは平成28年3月末現在です。全体計画面積に対する整備率はおおよそ半分の21.2%ということになっております。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   担い手育成、後継者育成事業について、事業はあるが、なかなか農家の若い人たちに周知が行っていないのではないか、PRがされていないのではないかというご質問でございました。農林水産部では、年度年度で各種事業の内容に関するパンフレットを作成しておりますので、これらのパンフレットを配布をしてPRに努めていきたいと思っております。 ◎生活環境部長(下地信男君)   新年度設置する防犯灯、防犯カメラの維持管理費は誰が負担するのかというご質問ですけども、これまでも市の防犯灯設置規程によりまして、防犯灯につきましては設置要望者が管理者を定めて管理していくということになっておりますので、それに準じて運用していくという考えでございます。防犯カメラにつきましても、本年度設置した防犯カメラについても受益者負担ということで設置要望者の団体が負担するということになっておりますので、原則そういった対応をしてまいりたいと考えております。 ◆前里光惠君   ご答弁ありがとうございました。再質問をするところがないぐらいすばらしいパーフェクトなアンサーをいただいたので、再質問がありません。最後に、私見を述べて終わりたいと思っております。  ことし退職をされる職員の皆様におかれましては長きにわたって本市発展のためにご尽力をいただき、大変ありがとうございます。どうか願わくば退職後も本市発展のためにご協力をいただきますようお願い申し上げます。大変ありがとうございました。  最後に、市長、4年間本市のトップリーダーとして、市民の福祉の向上と全ての市民が元気で安心して暮らせる住みよいまちづくりのために、また市民に公約した公約の実現に向けて健康に留意されて頑張ってください。  以上で私の3月定例会の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(棚原芳樹君)   これで前里光惠君の質問は終了しました。 ◆平良隆君   私も私見と所見を交えながら一般質問をさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。  その前に、下地敏彦市長と長濱政治副市長に対して一言だけお言葉を申し上げたいと思っています。去る1月22日、宮古島市において市長選挙がございました。そのとき3期目の当選を果たされております。改めておめでとうございます。今回の市長選挙は大変下地敏彦市長にとっては逆風の中の選挙でございましたけれども、それでもやはり市民の多くの皆様方が市長のこの2期8年間の実績を高く評価し、また選挙期間に掲げた公約推進に大きな期待を持って市民の多くの方々がご支持なされたと思っております。そのようなことでやはり市長はこれから向こう4年間市政を担当なさっていくわけでございます。市民と公約なされた政策は必ず実現しないといけないと私は思っています。そのためにもやはり健康に留意なされて、ぜひその公約実現のために頑張っていただきたいと思っております。  また、長濱政治副市長におかれましては、3月2日の人事案件におきまして、3期目の副市長に議員全会一致のもとで同意なされております。やはり議員全会一致で同意されているというのは議員の全員が副市長として認めているわけでございます。これも2期8年間これまで下地敏彦市長を支えてきた実績がやはり多くの議員の皆様方にですね、支持されたことだと思っておりますので、ぜひ市長のこの政策実現のためには必ず副市長もすばらしい女房役として頑張っていただきますように心からお願いを申し上げたいと思います。  それでは、一般質問に入っていきたいと思いますが、下地敏彦市長は今回の定例会の冒頭で平成29年度の施政方針を述べられております。下地敏彦市長は、皆様方もご承知のとおり平成21年に初めて市長に就任なされて、2期8年間地域の均衡ある発展を市政運営のテーマとして、これまで市民の安心した暮らしのできる島づくりに取り組んできたと思っております。市長が取り組んだおかげで我が宮古島は本当に住みやすい宮古島になっているんではないかと思っております。  そういうことで今回のこの施政方針の中でも市政運営の基本的な考え方、また重点施策についても述べられております。私は、この重点施策たくさん市長は述べられておりますけども、その中から2点ほど取り上げて質問を通告しております。その中でこども医療費の窓口無料化について通告してあるわけでございますけども、私の前にも2人の議員がですね、質問なされて、ご答弁も聞いておりますけれども、この制度というのは南風原町が最初に導入した制度でございます。恐らく今年度の1月1日からこれは実施されていると思っております。子供を育てる保護者の方たちに大変喜ばれていると聞いております。この制度の導入によって当然子供の貧困対策、また子供の健全育成、また病気の早期治療と、そういうのが本当にありましてですね、この制度そのものが非常にこれからですね、本当にみんなに喜ばれる制度になっていくんではないかなと思っております。この制度も平成29年度から開始されると聞いておりますけれども、この対象児童生徒数、当然小学生、中学生以下だと思いますけども、何名ぐらいの対象者の児童生徒がいるのかですね、その点をお聞きしたいなと思っております。  続きまして、高等教育機関の設置でございます。我が宮古島には、皆様方ご承知のとおり専門学校もなければ大学もございません。それがないがために高校を卒業された方々は必然的に島外に転出するわけでございます。それで非常に人口も減になっていくわけなんですね。やはり学校を有することによって私は人口の減といいますかね、多少その対策になっていくんではないかなと思っています。それと同時に若年層のですね、定住が図られて、多様化する社会のニーズにも応えられていくものだと私は思っておりますが、この学校誘致に対していつごろをめどにしてですね、設置がなされていくのかお聞きをしたいなと思っています。  次に、農業委員会法の一部改正についてでございますけども、この法律は平成27年9月に改正されておりまして、これが平成28年4月1日から施行をされております。私は、この法律の改正によって当然農業委員の選出方法とか、また新たな機関が設置されるとか、いろいろあると聞いております。これについて具体的にですね、どのように改正されていっているのか、その説明をしていただきたいと思っています。  次に、ハーベスター導入予定についてでございます。サトウキビの生産量が非常にふえてきております。昨年は32万トンだったのが今回は37万トン、40万トンという予想ができております。今非常にサトウキビ生産農家の高齢化に伴いですね、機械に頼る収穫がですね、多くふえてきております。去年は71%、72%の収穫率だったそうでございますけども、今回は恐らく80%以上のですね、ハーベスターの刈り取り、稼働率になるんではないかなと私は思っております。その辺のことで、市長は今回のこの施政方針の中でもハーベスターの導入をうたっておりますので、このハーベスターの導入どれぐらい予定しているのか、今年度、平成28年度の補正でもこのハーベスター導入がされることになっておりますけども、この補正で何台導入されるのか、また平成29年度でどれぐらいのハーベスターが導入されていくのか、それと同時に40万トンのですね、サトウキビを生産するためには何台ぐらいのハーベスターが必要なのかですね、その点についてお聞きしたいと思っております。  次に、教育行政についてお聞きしたいと思っております。体育館の雨漏りについてお聞きしたいと思います。我が宮古島にはですね、小中学校に34の体育館があるそうでございます。そのうちの12の体育館が雨漏りして、いろんな授業に非常に支障を来していると聞いております。去る3月7日にですね、文教社会委員会の委員の皆様方が教育長、教育部長ともにですね、視察して、4学校ですかね、調査をしております。やはり体育館がなぜ35%も雨漏りしているのに対策講じないのかですね、大変私は疑問に思うんですよ。この対策本当にやるのかどうかですね、それをお聞きしたいなと思っております。  それと、児童生徒の選手の島外派遣についてでございますけれども、皆様方も新聞報道でわかっていると思いますけども、我が宮古島市は非常に石垣市より派遣費が少ないというような保護者からのご不満があるそうでございます。先ほど調べたら石垣市は3,300万円、我が宮古島市は1,600万円、ちょうど半分なんですよね。いろいろと理由があるそうではございますけれども、児童生徒の育成のためにはやはりこういう予算はもうちょっと上げていただいて、やはり保護者が満足するような形で私は予算はつくっていただきたいと思うわけでございます。やはりこれは離島のハンディということで、家庭の負担を軽減するための一つの制度だと私思うんですよ。それで、ぜひもうちょっと増額して、保護者の方々が満足するような予算にしていただけるのかどうかお聞きしたいと思います。  次に、県道上野平良線の街灯設置についてでございます。城辺線のですね、街灯というのは非常にたくさんあります。明るいわけなんですね。しかし、上野平良線はですね、500メートル置きにあるもんだから、非常に暗いわけなんですね。この上野平良線というのは観光通りになっております。非常にレンタカーも多いわけでございます。やはり夜安心して運転していけるようなことをしていただきたい。そのためにはやはり街灯をふやしていただきたい。これは県道ですから、県にお願いしないといけないわけでございますけども、市長、ぜひですね、街灯をもうちょっとふやしていただいて、明るい道路、城辺線はあれだけの街灯がついておりますので、せめて城辺線並みにしていただきたいと思います。ぜひ県に強く要請していただいて、一日も早い街灯の設置をお願いしたいなと思っております。  続きまして、博愛わいわいビーチ、皆様ご承知かと思いますけど、これうえのドイツ文化村にあります。これも県の施設でございまして、これも整備してから長くなって、これが機能を果たせなくなったのが整備して5年後ぐらいではないかなと思っています。それを私は毎回毎回この改修ができないかどうかお願いをしているわけでございます。昨年、部落に対して工事説明会があったわけでございまして、もうすぐできるんだと思っていたんですけども、いまだにこの実現はしていないというのが状況でございます。これは、本当にこの改修についてはですね、要請をしているのかどうかですね、要請して、いつごろこれできるのかどうか、もし県からのご回答があればぜひ説明お願いしたいなと思っています。  次に、信号機の設置の件についてでございますけども、私は2カ所指摘しております。これについては、十何年前から指摘をしておりますけど、なかなか実現していないですよね。当然交通量の多いほうを優先というのは基本なんですけども、郡区はですね、ほとんどなかなか設置できないというのは交通量が少ないから、難しいというような言い方する方もいるんですけども、しかし郡区の道路は県道であろうが市道であろうが国道であろうが幅が大体同じぐらいなんですね。大体この地域の人わかるんですけども、優先というのは。しかし、レンタカーとか初めて来る人はほとんど優先かどうかわからない方々が多くて、事故がたびたびあるんですよ。そのことで私は前々からここだけにはやはり何とか信号を設置してほしいということをお願いをしているわけでございますけども、いまだに実現していない。私非常に疑問に思っているわけなんですね。これについて当局としては本当に要請をなさっているのかですね、また要請したならどういう要請をされているのかですね、ご答弁を賜りたいと思っています。  次にですね、上野トロピカルフルーツパーク、これは私は前は再整備事業と言っていたんですけども、正式には機能強化事業というそうでございます。そういうことでこれも前からお願いしていたところ、平成28年度ですね、調査費が計上されて、今回委託費が約1,000万円近くのですね、予算が計上されています。これから本格的な事業が始まっていくわけであります。やはりこのパークというのは旧上野村がですね、3大プロジェクトの一つとして大きな予算をかけて整備した施設でございましてですね、その施設を合併後管理のまずさからあの状況にしてしまうというのはですね、これは私は行政の責任だと思っているわけなんですよね。それで、今回下地敏彦市長が非常に思いを込めて予算もつけている。恐らくすばらしいパークに再整備されるだろうと私は思って期待をしております。いつごろをめどに完成するのかですね、その点についてもお聞きをしたいと思っております。  それと、このパーク内には民間の方がですね、借りている約5,000平方メートルの土地があるわけでございます。その土地を、当然合併前は蝶々園、またお土産品店として、非常にたくさんのお客さんが訪れて、非常に活気があったわけでございますけども、これもやはり整備されていないという状況で、だんだん、だんだんお客が減って、蝶々園もなくなっているし、お土産品店もなくなっているし、今荒れ放題になっているわけなんですね。やはり整備するんだったら約5,000平方メートルぐらいの土地も、私は整備をしていただいて、すばらしい観光地、また地域住民の癒やしの場所にしていただきたい、そう思っておりますので、ぜひ民間が借りている5,000平方メートルがどのようになっているのかですね、それについてお聞きをしたいと思っております。  それと、下地島空港の周辺の利活用については先ほど副市長からいろいろご答弁がございました。長年ですね、県政の課題、また宮古島市の課題であったこの利活用がですね、いよいよ本格的に事業が始まるということで、これも県とこの2社の事業実施に向けての基本合意がなされております。副市長のご答弁では、平成30年に供用開始ということでございます。ぜひ、当然市も5億円のですね、補助金を出すということになっているようでございますけども、すばらしい施設、この施設の完成によって非常に宮古島市に多くの観光客も来るもんだと私は思っておりますので、一日も早いこの完成を望みたいなと思っております。この点については答弁は要りませんけども、また平成30年の供用開始というような計画でございますので、ぜひ頑張って一日も早くしていただきますようにお願いいたします。答弁によってはまた再質問していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◎企画政策部長(友利克君)   高等教育機関の設置の実現についてお答えをいたします。  高等教育機関の設置の実現につきましては、今年度の一括交付金を活用しまして可能性調査を実施しているところでございます。調査では、市内の中学校3年生全員、高校の1年生、2年生、そしてその保護者全員にアンケートを実施しております。高等教育機関の必要性や分野のニーズなどを調査しまして、設置、継続の可能性がある分野の把握と検討を行っているところでございます。あわせて全国に設置をしております既存の高等教育機関に対しまして、本市における設置可能性についてアンケート調査を実施いたしました。その結果、20の学校法人から本市での高等教育機関の設置に関心を示す回答がございました。また、学校法人を運営してはおりませんけども、新たに宮古島市で学校法人の新設を検討したいという事業者も2社おりました。市としましては、このような結果を受けまして、来年度生徒、保護者からニーズの高い分野について関係各課、そして市内の関係機関を網羅した検討委員会を設置しますとともに、高等教育機関の設置に関心を示している学校法人及び事業者に対し設置に関する聞き取り調査を行う予定でございます。高等教育機関の設置実現に向けて今後も取り組んでまいりたいと考えております。 ◎福祉部長(豊見山京子君)   こどもの医療費窓口無料化に向けての取り組みについて、いつごろをめどに開始されるのか、またその対象年齢はどのぐらいか、人数はどのぐらいかというお尋ねだったと思います。対象年齢は、通院がゼロ歳から未就学児、入院がゼロ歳から中学卒業までで、現在の自動償還の年齢と対象は同じです。ちなみに、この人数は平成27年度の実績で申し上げますと、実数で2,580人、延べで1万8,913件の実績となっております。  今後どのような取り組みが必要かということもお尋ねでしたので、本市における取り組みといたしましては、今後現物給付のシステム改修の導入準備、実施要領の作成、宮古地区医師会との意向調査、医療機関向けの説明会及び委任状取得契約、国民健康保険団体連合会などの調整などを経て現物給付の作業を進めていくことになります。 ◎生活環境部長(下地信男君)   信号機の設置について、上野地区2カ所の交差点への信号機を含む安全対策につきまして、宮古島警察署から聞き取った内容を中心にお答えいたします。  まず、保良上地線と宮国学道の十字路交差点につきましては、対策といたしまして、交差点での優先表示を明確にするため、道路上に停止ラインやポストコーンを新年度において設置していくと、そういう予定であるということでございます。信号機の設置については、これらの状況を見ながら今後検討していくということでございます。  次に、大嶺交差点、これは国道390号と宮国学道が交わる交差点でございますけども、宮古島警察署のほうでは当交差点については随時交通状況調査を行っているということでございます。交差点付近の見通しもよく、横断歩道、標識などの交通規制状況は良好であり、また過去10年間事故は発生していないという状況から、現時点での信号機設置は予定されていないということでございました。  このような信号機設置の要望がどのように届けられているかというご質問ですけども、基本的には市民からの要望は市ではですね、こういった議会での質問なども含めて市民からの要望として取り扱っております。まとめまして宮古島警察署に要望を上げているところでございます。ただ、最終的には公安委員会のほうで決定されるということになりますけども、現状としてですね、県下14警察署あると聞いておりますけども、年間150件ぐらいの要望があるということで、予算との調整の中でなかなか遅々と進まないという状況にあるということでございますけれども、市としては今年度も含めて宮古島警察署に30件近くの要望を出しているという状況にございます。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   ハーベスター導入について、新年度の導入予定台数と今後の導入予定台数についてお答えいたします。  まず、新年度におけるハーベスターの導入予定台数は10台を予定をしております。それから、今後の導入予定台数ですが、サトウキビ増産プロジェクト計画というのがございます。10年計画で生産量を計画する計画ですけども、平成37年の宮古地域の生産量を36万7,100トンとしております。これでハーベスターの利用率を90%とした場合、ハーベスターによる収穫量は33万390トンとなります。ハーベスター1台当たり収穫量を1,500トンで積算すると、220台が必要台数となります。現在稼働している台数が126台ありますので、これを差し引きますと94台が今後の導入予定台数となります。しかしながら、今後古くなるハーベスター等もありまして、更新が必要な機械等も出てきますので、単純には94台の台数にはならないかと考えております。  次に、博愛わいわいビーチの改修についてでございます。計画はどのようになっているかというご質問ですが、沖縄県に確認したところ、平成28年度は改修に向けて計画を策定したとのことでございます。それで、平成29年度で整備する方向で予算を要求したが、予算が確保できないと。これは県単独の予算の確保ということでした。このため県のほうでは国の事業も含めて事業採択に向けて調整を図っていきたいとのことでありました。  次に、上野トロピカルフルーツパークの機能強化事業についてお答えいたします。上野トロピカルフルーツパークの強化事業は、平成28年度において基本計画策定業務を行っております。平成29年度は基本設計業務を行い、平成30年度に実施設計、それから平成31年度から平成32年度にかけて整備を行う予定をしております。  それから、現在賃貸をされている方がおりますけども、どうなっているかというご質問でございます。現在上野トロピカルフルーツパーク内の土地を賃貸借している業者は、菓子製造を行う業者が1業者おります。平成29年3月31日までの賃貸契約となっております。 ◎建設部長(下地康教君)   上野平良線における街灯設置についてのご質問にお答えいたします。  一般的に道路の照明につきましては道路照明と防犯灯があります。道路管理者は、交通事故を防止するために交差点やカーブで見通しの悪い場所、横断歩道などに道路照明を設置しているところでございます。議員ご指摘の上野平良線における街灯設置につきましては、当該道路を管理する宮古土木事務所に確認をいたしましたところ、現在既存の道路照明の修繕、案内標識の設置を優先的に実施しており、当該道路については設置基準となる交差点やカーブなどに街灯を設置できるよう検討していきたいということでありました。したがいまして、本市としましてはですね、道路の設置基準に沿ったところでまた設置要請を県のほうにしていきたいと、そういうふうに考えております。 ◎教育部長(仲宗根均君)   まず、体育館の雨漏りに対する対策としてということでございます。学校体育館の雨漏りの修繕については、これまでも学校から報告があるたびに雨漏り箇所上部周辺を防水対策を実施してまいりました。雨漏り箇所の特定が困難であることから、修繕してもなお雨漏りが起こる事例が多発している状況が続いております。しかし、体育館全体の改修には多額の費用を要することから、しばらくは修繕で対応してまいりますが、今後は屋根全体の防水施工等についても検討してまいりたいと考えております。  続きまして、児童生徒の島外派遣費の件ですが、石垣市との比較でのお話でございました。島外へのスポーツ行事等に係る児童生徒の派遣支援費は、補助率で比べますと県内派遣が石垣市は約38%、宮古島市は離島割運賃を上限として航空運賃実費の半額、50%、また県外派遣においては石垣市が一律2万1,000円、宮古島市は航空運賃実費の70%を助成しているところでございます。また、宮古島市では、さらに吹奏楽関係で楽器輸送がある場合は楽器輸送に対しても5万円の助成をしているところでございます。現在のところ妥当であると考えておりますが、中学校体育連盟のほうからは駅伝大会、宮古代表枠が4位までということになっているので、その分の助成をお願いしたいという要請がございます。この件につきましては、次年度以降しっかり対応していきたいと考えているところでございます。 ◎農業委員会会長(野崎達男君)   農業委員会法の一部改正についてということでありますので、お答えいたします。  農業委員会等に関する法律の改正が平成28年4月1日から改正法が施行されました。改正の中身としては、これまでは選挙にて農業委員を決定してきましたが、今後は公選制を廃止し、自薦、他薦の農業委員に公募してきた方々を評価委員会などの審査結果を得て、市長が市議会の同意を得て任命する方法に改め、その際農業委員の過半数は原則として認定農業者でなければならないことや、利害関係を有しない者を1人以上任命することになっております。また、青年、女性農業委員の積極的な登用に努めていただきたい旨の要請もあります。これまでの農業委員は合併前の市町村区域ごとに人数が定められていましたが、新しい制度での農業委員は担当区域を定めることはできません。また、農業委員の主な役割は総会等での審議と合議体として決定することが主体で、これに加えて現場活動を行うことが可能となります。  次に、農地利用最適化推進委員が新設されます。主な役割としては、担当区域にて地域農業者等との話し合いを行い、農地を貸してくれる方と借りたい方の間に入り、農地利用を有効に進めたり、遊休農地の発生防止や解消活動など、現場での活動が主体となりますが、総会などに出席して担当区域の意見を述べることはできます。農地利用最適化推進委員の応募は自薦、他薦で推進委員に公募してきた方々を農業委員などで審査し、委嘱することになります。今回3月定例会にて農業委員会及び最適化推進委員の定数及び報酬に関する条例の改正や一部改正を提案しており、承認後は新制度に向けた計画に沿って作業を進めていきたいと思っております。 ◆平良隆君   再質問をしていきたいと思っております。  通告してあるんですけども、これを質問するのを忘れましてですね、質問したいと思います。自家保留牛に対する補助制度の復活なんですけどもね、この制度というのは平成25年度まではあったそうでございます。しかし、何かわからんけども、これが廃止されているという状況です。非常に農家の方々にとってはやはり不満があるという声も聞こえています。その廃止したかわりにJAおきなわの貸付牛制度が出ているようでございますけども、しかし向こうの牛をやはり繁殖用にですね、とりたいという方は非常に高過ぎてとれないというような不満もあるようでございます。今非常に競り値が高いから、この繁殖用の牛をとりたいと思っても、当然農協がそこから競り落としているもんだから、高過ぎるわけなんですよね。そのかわり20万円は補助ということでございますけども、やはり競りで争うというのは当然雌でも80万円、90万円、たまに100万円を超えるときもあると聞いておりましてですね、その状況だったらこの制度はおかしいんでないかと、今までの自家保留制度を復活したほうがいいんじゃないかと、そういうことをすることによって牛もふえていくんではないかというような農家からのご要望等もございます。これをなぜ廃止したのかですね、その辺の理由についても説明し、また今のJAおきなわの貸付保留牛制度を続けていくのか、それがある以上は当然自家保留制度の復活はできないのかどうかですね、ぜひその辺も十分考えていただきたいと思っています。平成21年度がピークらしいけども、今平成27年度の状況によると600頭ぐらいの子牛が減少しているんです。それは生産高というのは当然たくさん値上がりしておりますので、これが減ってもその当時よりは十何億円ぐらいふえているという状況ではございますけども、しかしこれから若い方々がですね、畜産農家に参入したいという方々は、やはりこういう自家保留制度を復活していただければですね、もっともっと参入者がふえるのではないかと言われておりますが、その件についてはどのように考えているのか、お聞きをしたいと思っております。  高等教育機関の設置については、いろいろとアンケートとりながら今その準備を進めているということでございます。  農業委員会法の一部改正でいろんな、農業委員の選出方法がこれまで公選でやっていたのがこれからは公募制になるとか、また新しい農地利用最適化推進委員が設置されるというようなことでございます。役割についてもいろいろお話をなされております。それでね、それ以外にお聞きしたいのはですね、活動実績交付金、これが6,000円以内とかさ、成果実績交付金が1万4,000円以内が報酬費にプラスされると聞いておりますけども、この交付金の説明をしていただきたいと思っております。  農業委員会法を一部改正することによって、やはり柱が3つあるそうでございまして、農業委員会の事務の重点化というようなことが書かれております。また、農業委員の選出方法、また農地利用最適化推進委員の選出と書かれているわけでございますけども、農業委員会の事務の重点化というのはですね、どこを指しているのかですね、その点についてもお聞きをしたいなと思っております。  それと、当然農業委員というのは17人、そのうちの1人が利害関係のない方というような説明をなされております。それと、農地利用最適化推進委員は農業委員会が委嘱するというようなことなんですけれども、これはどのような形で農業委員会が委嘱するのか、これについてもご説明を願いたいなと思っております。  次の体育館の雨漏り対策なんですけども、なかなか改修は難しいというようなことをおっしゃっておりますけれども、すばらしいコーティング剤という材料がですね、米国で開発されているそうでございます。単価が高いようでございますけども、ぜひこれが適用できるのかどうか、それらも十分ですね、検討していただいて、これだったら寿命も長いし、漏れることないというような話もございますので、ぜひこの資料はわざわざ垣花健志議員が取り寄せてありますので、これを見て参考にしていただきたいと思います。  信号の設置というのは難しいですか、生活環境部長。何のために十何年間この質問してきたかな。わからなくなってきたよ。質問するたんびに検討する、検討すると答弁してたもんだからさ、すぐできるかなと思って今回は質問したわけでございますけども、答弁が後退してしまっていてですね、これから本当に郡区の信号設置は無理かなという感じを持っているわけでございます。赤信号だな、これもね。しかし、やはりみんな必要性感じておりますので、粘り強くですね、生活環境部長、要請していただきたいと私は思っているところでございます。  上野トロピカルフルーツパークの件なんですけども、民間の5,000平方メートルの賃貸契約ですか、これが平成29年3月31日に契約切れということでございます。皆様方も当然現場は見て視察をなされていると思うんですけども、非常に玄関口ですね、荒れ放題です。向こうはやはり整備しないと我々今予定しているところを整備したって余り意味はないかなと思っております。ここの民間がですね、今借りているのが平成29年3月31日で契約切れるんだったら、ことしですから、これを解約していただいて、ぜひここもですね、あわせて整備することによってこのフルーツパークというのはすばらしい憩いの場、また観光地になっていくと思いますので、その辺についてどのように思っているのかですね、ご答弁をお願いをしたいと思っております。  次に、上野平良線のですね、街灯の設置なんですけども、検討するということなんですけども、私はこれは3年前にもですね、質問したら、検討するという話をしておりました。質問するたんびに検討すると言われたらですね、何も言えないわけなんですよね。ぜひこれ実現に向けてですね、市長、明るい道路を望んでいるわけですから、市長の行政手腕によってですね、ぜひ要請していただいて、実現をさせていただきたいと思っているところでございます。  次に、児童生徒の島外派遣については非常に石垣市よりはいいと今ご答弁なされているんですよね。島外行ったら50%の負担していると、また県外行ったら70%負担していると、これからいえば宮古島が非常に優遇受けているわけなんですね。しかし、なぜ予算がですね、向こうの半分なのか、その辺疑問に思うわけなんですね。それと、今保護者の皆様方が非常に不満持っているのはですね、やはり競技によっては4位までの派遣枠というのがあるそうでございます。そのものについては、私は平等に派遣費を出すのが普通でないかなと思っているけども、今の規則ではそれができないということで、断っているということなんですけども、そういうことは、やはり教育長の配慮によってやっていただきたいと思っておりますけども、その点についてはどう思っているのかですね、教育長、ご答弁ください。よろしくお願いします。  下地島空港については、答弁しなくていいと言ったんですよね。ぜひこれは早目に実行するようにお願いして、答弁を聞いてから私は質問を終わりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 ◎市長(下地敏彦君)   上野平良線の街灯の設置については、先ほど建設部長が答弁したとおりです。ただですね、平成29年度の1年限りの事業ということで防犯灯・防犯カメラ等緊急整備事業というのが国の事業がございます。これについて防犯灯でできないのかどうか、これを要望があるのかどうかというのをですね、宮古島全域の自治会に今照会をしているところであります。当然、上野の自治会9つありますが、この自治会にも必要かどうか、必要ならどこにやるのかという照会をしているところであります。ただし、きのう時点ではまだ返事がございません。これは今月の24日までに回答してほしいということで、宮古島全体をまとめて、それから調整という形になります。 ◎教育長(宮國博君)   平良隆議員の教育委員会に対する思いがこれによってよく伝わりました。本当にありがとうございます。どうぞこれからもよろしくご指導、ご鞭撻のほどお願いしたいと思います。  先ほどの児童生徒の派遣費の件なんですけれども、実は児童生徒の派遣につきましては学校の中体連とか、あるいは小学校の体育の団体とですね、私どもいろんな情報をとり合っているところなんです。そこで、島外への派遣の対象というのはどういうふうな形にしましょうかというふうなのは打ち合わせをしてやっております。まず、島外に派遣するのは3位までにしましょうねということでございます。そして、4位というお話がございましたけども、これについてはですね、中体連の専門部がございますね。例えば駅伝という専門部がございますが、この専門部のほうから宮古地区は駅伝については大変に優秀な選手が多いと、したがって4位までは出してくれと、こういうふうな話でございます。ところが、3位までの形で派遣をしましょうねという仕組みそのものが我々にありましたもんですから、昨年度はこの4位までの部分が対応できなかったと、こういう実情でございました。そこで、中体連といろいろ話し合った結果、この4位までについては中体連の専門部から求められるチーム数には対応しますと、こういうふうな話し合いを今しておるところでございまして、次年度からは要請に応じて私どもは派遣をしたいと、このような方針をしているところでございます。それについては、年度明けの早速の委員会で派遣規程を提案していきたいと、このように思っております。よろしくお願いします。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   まず、自家保留牛に対する補助金制度の復活についてお答えをいたします。  優良繁殖雌牛自家保留奨励事業については、優良な母牛への更新を高め、安定した農家所得の向上を目的に平成20年度から平成25年度まで実施をしておりました。しかし、子牛価格の高騰により子牛の販売が進み、自家保留牛も売買対象としていることから、増頭効果の高い優良繁殖・肥育素牛導入促進事業に切りかえ、平成26年度から優良繁殖牛の確保に努めております。さらに、平成28年度は補助額を増額し、島内の8万円から20万円、島外については10万円から25万円、肥育牛についても10万円から20万円を助成しております。この事業の目的は、繁殖生産基盤の拡充、強化及び肥育農家の育成を目指すことを目的としており、JAのリース事業とタイアップして進め、畜産農家の運営資金としても活用されるため、畜産農家には有利な補助事業であると考えます。このような経緯で変更したことと子牛の価格が高値で取引されていることを考慮し、当分の間は現在の制度で支援をしていきたいと考えております。  次に、上野トロピカルフルーツパークの機能強化事業の再質問ですが、現在契約をされている方とは契約を終わって、整備したほうがいいのではないかというご質問でございます。現在賃貸しております業者に確認したところ、4月以降も更新して借りたいというふうなお話がありました。現在平成31年度から工事は進める予定をしておりますので、その間工事前に契約が解除できるかですね、その辺を含めて再度契約をされている業者と話し合いをしていきたいと考えております。                 (「休憩してください」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時31分)  再開します。                                     (再開=午後3時36分) ◎農業委員会会長(野崎達男君)   4点ほどありました。活動実績交付金と成果実績交付金ということ、また農地利用の最適化とはどういうものなのか、選考委員、評価委員についてと、それから中立委員というのはどういう職業の者かということでありますので、順次お答えいたします。  活動実績とは、担い手への農地集積、集約化の推進活動、遊休農地の発生防止、解消活動、農地中間管理機構との連携活動、新規参入の促進活動等の実績に対する交付金であります。成果実績とは、担い手へ農地を集積したり、遊休農地の発生を防止、解消を行った場合に対する交付金であります。この中身として活動実績には6,000円、それから成果実績には1万4,000円と、これをいろんな形で農業者と話をして、実績があった場合にこういう交付金を与えるということであります。  もう一点、農地利用の最適化とは何かということですので、担い手への農地の利用の集積、集約化、遊休農地の発生防止、解消、それから新規参入の促進、この3点を最適化と申しております。  それから、選考委員、評価委員についてということですが、申込者が公募、推薦結果で定数以上になった場合は、選考委員会、評価委員会等を設置し、選考結果を市長に提案することになりますが、審査段階で関係する機関の幅広い意見を集約する意味で、選考基準ごとにポイントを設けて、集計結果を踏まえて選考していくことなどの透明性の高いプロセスを経て任命していくことが望ましいと思っております。選考委員のメンバーの案としては、宮古地区農業士会、農業改良普及課、農政課、就農青年クラブなどの機関が考えられます。  それから、もう一点、中立委員ということでありました。農業委員会は、農地等の権利移動の許可や農地転用許可に関する意見を行っており、その公平、公正な判断が強く求められている組織であることから、農業分野以外の者の意見を反映させることが適当であるため、利害関係を有しない者が含まれるようにしなければならないとされております。特定の資格等を求められるものではなく、弁護士、司法書士、行政書士、会社員、商工業者、消費者団体関係者、教育関係者などの農業に従事していない幅広い者が該当するということであります。                 (「休憩してください」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時39分)  再開します。                                     (再開=午後3時40分)  これで平良隆君の質問は終了しました。  本日の会議時間は、議事の都合によりこれを延長します。  しばらく休憩し、3時55分から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午後3時40分)  再開します。                                     (再開=午後3時55分)  休憩前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆高吉幸光君   本日のアンカーであります公明党の高吉幸光でございます。まずは御礼を。やっとフリーワイファイがつながりましたね。ずっと言い続けてきましたんで、本当に特にこれは観光客にとっては非常にありがたいなというふうに思っております。これから随時いろんな場所にふやしていくというふうに思いますので、ぜひまたよろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。まず、観光行政について。観光客70万人突破が目の前に迫っているということで、これから100万人を目指していくというような形になると思うんですけれども、宮古島市の現在のホテル、旅館等の宿泊客数というか、部屋の総数ですね、これは何室ほどあるのか。  今後またいろんな整備が進んでいくと思うんですけれども、その中で今後客室数はどのようにふえていくのか、この見込みを教えてください。  2番目に、サイクルツーリズムの予算が計上され、観光における自転車活用の調査がなされることになりました。昨年の12月16日に、16年かかったそうですけれども、自転車活用推進法が可決。自転車の活用推進における基本理念を示したもので、自転車専用道路や通行帯の整備、シェアサイクルの整備、自転車競技施設等の整備、交通安全教育及び啓発などの施策が定められた。これについて当局のほうは確認できているのか教えてください。  2点目に、日本におけるサイクルツーリズムの先進地はしまなみ海道、こちらは橋の中を通るという形で、信号がないので、非常に気持ちよくサイクリングができるということで、非常に人気なんですけれども、現在では北海道や伊豆あたりも取り組みを開始しております。以前に、サイクルツーリズムとはちょっと観点は違うかもしれませんけれども、富山市のレンタルサイクルについてこの場で少し取り上げさせていただきました。観光客を誘致するためのそういったレンタルサイクルもあるでしょうし、ツーリズムもあると思うんですけれども、市民へのそういった、特に自転車というのは結構スピードも出ますし、今ちょっと社会問題も起こっていますよね。事故があったり。こういったものに関しての市民啓発も広げていくことも大事だと思うんですけれども、そういったことについて市としてどういうふうに取り組みをしているのか教えてください。  3番目に、宮古島海中公園について。入場者数の推移を年度ごとに教えてください。つい先日もお客さんを連れて行ってきました。最初の年度に比べると非常にね、魚もふえて、お客さんもいっぱいいらっしゃいましたし、ちょうどこれからは産卵シーズンがありますので、横側のほうに非常に稚魚がきらきら、きらきらしていてきれいなんですね。ここをまたね、活用していくのが大事だというふうに思いますので、この入場者数の推移を教えてください。  これも何度もお願いをしているんですけれども、やはりさかなクンをね、あそこに呼んで、年1回でも講演してもらったらいいなというふうに思っている。金額が大分高くなったというので、これは非常に難しいかなと思いながらもいるんですが、何か記念事業があるときにでも呼んでいただけたらなと思います。昨年ANAのキャンペーンで宮古島を訪れていましたけれども、宮古島のあちこちでツイッターとかそういったところで、フェイスブックでもいっぱい発信をしていただきましたんで、宮古島を好きになってくれたらいいなというふうに思いますので、ぜひこの辺も、すぐじゃなくてもいいので、検討をお願いしたいなと思います。これについてもご答弁ください。  4番目に、宮古島出身の漫画家とのコラボレーションということで、今「週刊少年ジャンプ」で連載を持っています仲間りょうさんというのがいます。この方ちょっと絵が浮世絵風の絵を描く漫画家なんですけれども、まだ26歳と若いんですが、既にもうアニメ化もされておりまして、こういった宮古島出身の人がいるのであれば、人材として活用できないかどうか。例えば観光マップ、そういったものの挿絵なり、そういったものを描いていただけるかなというふうな、そういった活用もね、これも少しずつでいいので、取り組みできないかなということをお願いしたいというふうに思っております。  5番目に、日本のアニメ100年、ことしは商業アニメができてから100年たっております。前々回下川凹天の足跡展示について質問させていただきましたけど、なかなかいいお返事がいただけなかったなということでね、残念だなと思いながらも、それでもまた何かいい方法はないかなというふうなのを考えておりましたら、沖縄キリスト教学院大学の名誉教授であります大城冝武名誉教授が下川凹天についての講演を、下川凹天が亡くなった千葉県の野田市で平成26年にやってはいるんですね。こういうふうな研究者の例えば講演だったり、そういうのができないかなというふうなのをお伺いします。  大きい題目の2つ目、公共施設マネジメントについてです。平成25年3月定例会で公共施設アセットマネジメントについて取り上げました。今回公共施設等総合管理計画が提出されております。築年数など細かく記載され、わかりやすい冊子になってはいるんですけれども、早期点検等について記述がありますけど、補修、修繕などの多くはやはりふぐあいが見つかってから対応しているように感じます。予防的メンテナンスで長寿命化を図ることが大切であると考えるんですが、定期的なメンテナンス計画もつくるべきではないでしょうか。  2番目に、各いろんな備品があると思うんですけれども、それの材料などをストックして、早期にすぐ対応できるような形をとっていただきたいと思うんですけども、その辺のストックはされているのかどうかお聞かせください。  大きい題目の3つ目、教育行政について。文部科学省が2020年を目標にプログラミング教育の必修化を目指すとの方針が示されております。教育委員会として現時点でのお考えをお聞かせください。  また、それに伴ってやはり回線の整備が必要だと思いますので、各学校への光回線の整備計画をつくるべきだと考えますが、いかがでしょうか。  プログラミング教育、そのネットの部分も含めて人材の確保や教育の準備をすべきだと思いますけれども、これについてお聞かせください。  以上、答弁を聞いて再質問したいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎副市長(長濱政治君)   観光行政について、70万人突破が目の前に迫っているという質問でした。一括してお答えいたします。  本市の宿泊施設の1日収容人数は、沖縄県宿泊施設実態調査の最新版である平成27年12月31日現在でホテル、旅館、ペンションなどを含め客室数3,112室、収容人員は8,105人となっております。  また、宿泊施設の建設予定についてですが、本市の都市計画課に開発行為申請し、許可をしているのが7件、平成29年に完了予定が4件で、客室数は392室、平成30年に2件、客室数は480室、平成32年に1件で、客室数は321室となっており、全体では客室数は1,193室ふえ、4,405室となる予定です。 ◎教育長(宮國博君)   2020年、平成32年の学習指導要領の施行に伴う質問だと思いますので、それに沿って答弁をしたいと思います。  3点ございました。プログラミング教育に対する教育委員会の考えということですが、まず文部科学省が示す次期学習指導要領案によると、各学校においては児童の発達の段階を考慮し、言語能力、情報活用能力、問題発見、解決能力等の学習の基盤となる資質、能力を育成していくことができるよう、各教科の特質を生かしつつ、教科等横断的な視点から教育課程の編成をするとしております。そして、情報活用能力の育成を図るために児童がプログラミングを体験しながらコンピューターに意図した処理を行わせるために必要な論理的な思考力を身につけるための学習活動を行うことが求められています。これがいわゆるプログラミング教育と言われる学習活動で、その目的はコンピューターを学ぶことのみでなく、子供たちがプログラミングの体験を通して論理的思考力を身につけることです。現在は次期学習指導要領への移行の期間でありますが、宮古島市教育委員会としても国や民間の事業等を積極的に取り入れ、実証実験校を選定してプログラミング教育への取り組みを進めるべく、総務省等へ事業申請を行っているところであります。  2点目の光回線については、沖縄県の超高速ブロードバンド環境整備促進事業に沿って調整を行いながら進めていきたいと考えております。  3点目です。人材の確保や教育の準備をするべきではないかというお話でございます。本市では、下地中学校と久松中学校を拠点にICT教育を進めているところであります。また、現在総務省への実証事業の申請を行っているところです。今後ともICT関連企業の皆さんに協力を仰ぎながら、児童生徒を指導し、プログラミング教育にかかわる教師を育成していきたいと考えています。また、他の都道府県において先行的に実施されている事例等がありますので、それらを参考にして子供たちの発達段階に合わせたプログラミング教育について小中が連携して研究するよう形をつくっていきたいと、このように思っております。 ◎総務部長(宮国高宣君)   公共施設マネジメントについてでございます。定期的なメンテナンス計画の策定も必要ではないか、備品や材料などストックはされているのかという2点でございます。一括してお答えいたします。  今年度策定しました公共施設等総合管理計画は、宮古島市全体の公共施設の状況を把握し、経年による老朽した施設の更新の費用、必要性、また管理運営や施設の統廃合、複合化など、総合的な方針を定めております。施設の長寿命化を図っていく上では、施設ごとの個別計画を策定し、計画の中で施設の長寿命化も含めた効果的な維持管理運営を行っていけるよう新年度から取り組んでまいります。  また、公共施設等の補修、修繕については、議員ご指摘のとおりふぐあいの発覚後に取り組んでおります。職員が恒常的に対応する簡易な修繕に必要な消耗品などは、それぞれの施設の所管課で保管して対応している場合もありますが、大規模な補修、修繕等に必要な備品、補修材料については業者への発注となりますので、市ではストックしておりません。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   観光行政について、宮古島海中公園について、年度ごとの入場者数の推移についてお答えいたします。  宮古島海中公園の年度ごとの入園者数は、平成23年度が8万626人、平成24年度が6万5,403人、平成25年度が5万3,688人、平成26年度が6万1,212人、平成27年度が6万7,953人となっております。平成28年度は、クルーズ船観光客の入園が著しく伸び、2月末までで9万213人となっております。  それから、さかなクンの招聘につきましては概算で約300万円の費用がかかる見込みとなります。このため宮古島海中公園単独での招聘は費用的に厳しいところがあります。議員からもありましたが、記念事業あるいは観光関係とリンクして招聘できないか検討したいと思っております。 ◎観光商工局長(垣花和彦君)   観光行政についてサイクルツーリズムに関連してご質問がございました。まず、自転車活用推進法についてでございますが、自転車の活用が交通、環境、健康増進等において重要な課題であることから、自転車の活用を総合的かつ計画的に推進することを目的に、平成28年12月16日に国会にて可決されております。地方公共団体においても、基本理念や国の計画に基づき自転車活用の推進を図るため、自転車活用推進計画を定めるよう努めることとされております。それから、新年度はサイクルツーリズムの可能性調査費を計上しておりますが、この事業を通して宮古島におけるサイクルツーリズムの経済効果、観光産業への影響等を調査してまいりたいと考えております。また、自転車の活用については観光面はもちろんのこと、市民の健康増進や環境保全等の面からも重要だと考えております。宮古島市は、全日本トライアスロン宮古島大会やツール・ド・宮古島など自転車に関連したイベントを開催し、市民にも親しみのある乗り物となっていますので、今後もさまざまな角度から関係部署と連携をいたしまして、市民の利用促進、それからサイクルツーリズムの受け入れについての啓発活動にも取り組んでまいりたいと考えております。 ◎生涯学習部長(上地栄作君)   沖縄キリスト教学院大学の大城冝武名誉教授を招いて下川凹天について講演できないかという件についてでございます。生涯学習部では、2008年の生涯学習フェスティバルにおいて大城冝武教授を招き、下川凹天について講演会を行っております。また、その翌年、2009年11月には宮古島市総合博物館において大城冝武教授や神奈川県の川崎市市民ミュージアム、千葉県の野田市郷土博物館などの協力を得て、「宮古生まれの奇才漫画家・下川凹天」と題し、企画展を開催しております。新たな資料が発掘されない限り、これまで開催した企画展や講演会と同内容のものとなることが予想されます。しかしながら、アニメーションや漫画に関して地元の人材育成等の観点からも勉強会などを開いていくことは有意義であることから、図書館では3月下旬に沖縄本島のアニメーション事業関係者と宮古島市民との学習会を開催する予定です。大城冝武教授の講演については、機会を見てこうした学習会の場で協力を仰ぎたいと考えております。このジャンルだけにとどまらず、折を見ながら多岐にわたって市民に生涯学習の機会を提供していきたいと考えております。 ◎観光商工局長(垣花和彦君)   申しわけありません。答弁漏れがありましたので、お答えいたします。  宮古島出身の漫画家とのコラボレーションということで、仲間りょうさんの作品を活用できないかというご質問がございました。漫画家の仲間りょう氏につきましては、宮古島出身ということで伺っております。小中学校、高校時代、それから大学、学生時代は那覇市のほうで過ごしているというふうに聞いております。仲間さんの作品は、議員ご指摘のとおり独特の画風で特徴的な絵となっておりますので、こういう作品を観光パンフレット等に活用できればかなりインパクトがあると思います。ご本人の意向も含めて調査をしてみたいというふうに考えております。 ◆高吉幸光君   ご答弁ありがとうございました。順次確認しながら再質問していきたいというふうに思います。  宮古島市の客室数3,112、8,105人が泊まれるということであります。単純計算をしましたら、100%活用されただけでも113万泊で295万人は泊まれるというふうな状況だと思います。これをね、やっぱり把握しておくのと、特にクルーズ船の場合には宿泊施設が要らない部分がありますけれども、余りにも多過ぎてパンクしちゃうということがないようにしないといけないなというふうに思っておりますので、こういったところも確認をしながらやっぱり70万人、100万人へと突き進んでいけたらなというふうに思いますので、ぜひ頑張っていただきたいというふうに思います。  サイクルツーリズムの件なんですけれども、今後いろんな調査をされると思います。その中で特にこれ奈良市ですかね、あの辺でもレンタルサイクルを活用しているんですけれども、特に海外の方がよく利用されるようで、ちょっとマナーが悪いと、自転車で爆走してけがを起こしたりというのが結構あるというふうに聞いております。また、宮古島の場合にも観光でクルーズ船の方もいらっしゃいますし、特に海外の方というのは日本の道路事情わからないですから、その辺のパンフレットもつくらないといけないかなというふうに思いますし、何か事故があってからでは遅いので、保険の部分をしっかり考えないといけないかなというふうに思います。  その保険ですけれども、保険のほうはスポーツ安全保険というのがありまして、いろんなのに活用できるんですけれども、スポーツの活動だけではなくて、武道、陸上競技、体操競技、ウインタースポーツ、海上スポーツ、いろんなのに活用できるんですね。その中にも一応ちゃんとスポーツ活動の中でサイクリング、サイクルロードレース、自転車旅行などというふうに記載がありますので、そういった保険もちゃんと完備できるような形にしてほしいなと。個人で入る場合もあるんですけれども、短期で入るようなシステムをつくらないといけないかなというふうに思いますので、特に観光に来られてけがをされたり、事故に遭ったりというのはやっぱり大変ですので、こういった安全面というか、そういったところもフォローできるような形でぜひ調査をお願いしたいというふうに思っております。  次、宮古島海中公園ですけれども、やはりクルーズ船効果は大きいなというのを入場者数を見て思います。ということは、来年、下手すると10万人をことしは超えるかなというふうに思うんですけれども、やっぱりね、今度はいろんな周りの環境整備も必要かなというふうに思っております。でも、今回もちょっと足が悪い方を一緒に連れていったんですけれども、ずっと職員がついて下までおりていただきました。その応対も含めて今すばらしく教育も行き届いていて、いいなというふうに思っておりますので、また地元の宮古島市民の皆さんも、前回行って行かないと言った人が結構いらっしゃったので、また新しくなっているところを見ながら活用してくれたらなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  さかなクンの招聘ですけれども、あれはクニマスを発見したおかげで100万円が300万円ぐらいにはね上がったんですよね。今後逆にあの人はどんどん、どんどん偉くなっていくんで、そうするともっと上がっていくかなと思いますから、何か名目をつけてぜひ招聘できるように頑張ってください。よろしくお願いいたします。  また、宮古島出身の仲間りょうさんですけれども、非常におもしろい画風なんですね。まだまだ若い方ですし、特に大手の集英社ですから、「週刊少年ジャンプ」といいますと今でも300万部ぐらい毎週売っている雑誌ですので、こういった方が本当にコラボできるようになったらまたおもしろいかなということで今回は提案させていただきましたので、相手があることですから、この辺はまたぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。  下川凹天の件ですけれども、大城冝武さん、以前にやられているのは私も知っておりますし、今回先ほどありましたように図書館の分館のほうでやるのがちょこっ図(ト)勉強会ということで、3月22日の午後7時から9時までやります。私もここに参加をしようというふうに思っているんですけれども、講師として市万田俊也さんという、この人もアニメにかかわってきた人ですけど、この人が来られるということで、質問を書いた後でちょうど連絡が入ってきまして、どんどん、どんどん今進んでいる状態なんですけれども、そういった中でね、やっぱり私的には今回の下川凹天の場合にはアニメでまちおこしをしようではなくて、宮古島出身の偉人だよというふうなイメージでいますので、また新しい発見がないとできないような形ではなくて、再演でもいいじゃないですか。そういったことも含めてぜひ考えていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  公共施設マネジメントについてですけれども、新年度からそういうふうな計画もつくっていくというふうなお話でありました。それについて、公共施設等総合管理計画の中の204ページですかね、長寿命化の実施方針の中で点検の強化及び早期の管理、修繕により更新コストの削減を目指すため、長寿命化計画の策定及びこれに基づく予防管理、長寿命化に関する改善を推進していきますと書いてあります。特にきょう平良隆議員のほうからもありましたけれども、文教社会委員会で学校の体育館の雨漏りの調査をしました。このときにいただいた雨漏りの補修状況のものを見たんですけれども、特に平一小学校の屋根ですよね、コーキングで雨漏りの場所は塞いでいるんですけれども、やっぱり屋根がほぼさびていると。先ほどもコーティング剤の提案をしておりましたけれども、特に体育館の屋根というのは早目に塗装を塗りかえるとか、そういうことだけでも雨漏りは大分防げるのかなというふうに思うんですね。一概にあちこちをメンテナンスしろではなくて、特に雨漏りは毎回のように起こっていると。これも今までのほかの学校の資料を見てもやっぱり屋根が少しさびているんですね。そこの塗装をかえるだけでも、定期的に塗りかえるだけでも大分雨漏りというのは防げるんじゃないかなというふうに思いますので、特に学校、教育施設というのは大事なところですので、これ非常に考えていただきたいなというふうに思っております。これについて何かご答弁がありましたらよろしくお願いしたいと思います。  備品や材料などをストックしているかという質問をしたのにはわけがありまして、下地地区の公園の遊具が一部木が腐ってかな、折れて落ちているんですけれども、ずっとトラロープが張られたまんまで、まだ直されていないんですね。特にあそこの公園というのは見晴らしがいいので、よく親子連れがいらっしゃいます。特に子供というのは成長早いですから、直ったころには遊ばないというふうになるかもしれませんので、こういったところも含めて早目に修理できるような形をとっていただきたいなというふうに思います。特に遊具というのは、あれも結構特殊につくってしまいますので、材料がないとまた大変かなというふうに思いますんで、公園とかそういった特に子供たちが利用するような場所というのは早目に直してあげるほうがいいかなというふうに思っております。ぜひこれについてご答弁願えればというふうに思っております。  また、プログラミング教育ですね、宮古島の場合にはいろんな取り組みを今しておりまして、下地中学校も、久松中学校も一生懸命頑張っております。このプログラミング教育に関しては、今先行的にやっているのは東京の小金井市のほうの学校がやっているところがありますので、ぜひここのほうを参考事例として視察なりなんなり行っていただければなというふうに思います。  また、そこに係る人材の確保、この辺が一番やっぱり大事になってくるかなというふうに思うんですけれども、その中でもね、学ぶ側も教える側もネットの正しい使い方、ITリテラシーとか、ネットリテラシーとかいうふうなのがありますけれども、こういったものもプログラミング教育の中には入っていると思うんですね。こういった中で非常に大事になってくる、その人材を育てるという部分が非常に大事になってきますので、特に職員も含めたネットリテラシーの部分の教育、こういったものもやっぱりやっていかなければいけないかなというふうに思うんですね。総務省の行ったICTの進化がもたらす社会へのインパクトに関する研究調査というのがありますけれども、10代から20代、これ一番使う世代ですよね。この中の63.2%はSNSを初めとするITに関するリテラシー教育を受けた経験がないというふうに言っておりますので、我々もITが発達するのをずっと来た世代でありますから、私もその教育を受けたことがないんですけれども、この辺は非常に大事かなというふうに思いますので、こういったものも含めて、これは教育委員会だけではなくて市の職員も含めてやっていただければなというふうに思います。  答弁するものありましたね。また答弁聞いて登壇したいというふうに思います。よろしくお願いします。 ◎総務部長(宮国高宣君)   先ほどの公共施設のマネジメントの部分での質問ございまして、各施設のですね、個別の部分についての発言はございましたけど、ちなみに公共施設等総合管理計画におきましては維持管理に関する基本的な考え方ということとなっております。その中で公共施設等マネジメント委員会というのをつくります。それは全庁体制の横断的な委員会になります。その下にまた幹事会等が、作業部会等がございますけど、その基本的な考え方という点でまず点検、あと診断等の実施方針も決めます。今度は安全性の確保も、これも実施方針を定めます。次に、長寿命化の実施方針、あとは民間活用ができないのか、最後に維持管理、修繕、更新等の考え方の方針なども決めてまいりますので、全庁的な体制で職員同士の情報共有しながら計画に沿って進めてまいりたいと思っております。                 (「休憩してもらえませんか」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後4時33分)  再開します。                                     (再開=午後4時33分) ◎教育長(宮國博君)   この雨漏りの件なんですけれども、私どもも大変苦労しているところでございまして、新しい体育館をつくりました。そうしたら、何年かしたら雨漏りが始まりましたよという話なんですよ。こういうのがたくさんあるわけです。要するに私が言いたいのは、なぜ体育館をつくって数年の間に雨漏りが始まるかというここなんですね。そこを私どもはまず耐用年数というのも頭の中にありますから、これはまだ大丈夫だろうと思っているところに雨漏りが始まったというところですね。そうしますと、対症療法としてペンキを上から塗るという、こういう状況がずっと続いてきて、平良隆議員からもご指摘あったとおり、学校の半分ほどがまだしっかり耐用年数に耐えられるだけの期間なんだけれども、雨漏りが始まっていると、こういう状況が今日ございます。そこで、いろいろ私ども教育委員会で話をしているんですが、もう一度要するに雨漏りを防ぐためのペンキをみんな塗りかえようじゃないかという話をしているところでございます。その中におけるところの議員からの先ほどの資料がございましたので、大変感謝をしているところなんですが、これは技術的な部分がございますので、しっかりと研究をしてですね、やっていきたいと思っております。これは早急に対応しなけりゃならない事例だと思っております。 ◆高吉幸光君   ご答弁ありがとうございました。今の話ですけれども、特に屋根、かまぼこ形は割と周辺に雨漏りが多いし、波形はどちらかというと中央のほうに多いというのが今回回ってわかりましたので、その部分を重点的にね、やっぱり最初は見るべきかなというふうに思いますので、そういったのを考えながらまたぜひ、子供たちの大事な体育館ですから、整備のほうよろしくお願いをいたします。  ほかに関してはまたいろいろといい答弁がいただけたかなというふうに思っておりますので、ありがとうございました。  また、3月で退職される職員の皆さん、非常に長い間大変ありがとうございました。また市勢発展のために尽力してくださいますようよろしくお願いを申し上げまして、私の3月定例会の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(棚原芳樹君)   これで高吉幸光君の質問は終了しました。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(棚原芳樹君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会いたします。                                     (延会=午後4時37分)...