宮古島市議会 > 2016-09-26 >
09月26日-06号

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  1. 宮古島市議会 2016-09-26
    09月26日-06号


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    平成28年  9月 定例会(第7回)          平成28年第7回宮古島市議会定例会(9月)議事日程第6号                            平成28年9月26日(月)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            平成28年第7回宮古島市議会定例会(9月)会議録 平成28年9月26日                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(25名)                          (延会=午後3時54分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(4 番)  棚 原 芳 樹 君  議   員(13番)  高 吉 幸 光 君 ┃┃ 副 議 長(19〃)  垣 花 健 志 〃    〃  (14〃)  富 永 元 順 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  濱 元 雅 浩 〃    〃  (15〃)  新 城 元 吉 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  平 良 敏 夫 〃    〃  (16〃)    欠   員   ┃┃   〃  (3 〃)  下 地 勇 徳 〃    〃  (17〃)  佐久本 洋 介 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  粟 国 恒 広 〃    〃  (18〃)  下 地   明 〃 ┃┃   〃  (6 〃)  仲 間 賴 信 〃    〃  (20〃)  平 良   隆 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  國 仲 昌 二 〃    〃  (21〃)  眞榮城 徳 彦 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  上 里   樹 〃    〃  (22〃)  前 里 光 惠 〃 ┃┃   〃  (9 〃)  上 地 廣 敏 〃    〃  (23〃)  山 里 雅 彦 〃 ┃┃   〃  (10〃)  嵩 原   弘 〃    〃  (24〃)  池 間   豊 〃 ┃┃   〃  (11〃)  仲 間 則 人 〃    〃  (25〃)  下 地   智 〃 ┃┃   〃  (12〃)  西 里 芳 明 〃    〃  (26〃)  新 里   聰 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 下 地 敏 彦 君 │ 上 下 水 道 部 長 │ 砂 川   嚴 君┃┃ 副   市   長 │ 長 濱 政 治 〃 │ 会 計 管 理 者 │ 砂 川 定 則 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 友 利   克 〃 │ 消   防   長 │ 来 間   克 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 宮 国 高 宣 〃 │ 伊 良 部 支 所 長 │ 佐久川 豊 正 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 豊見山 京 子 〃 │ 総 務 部 次 長 │ 久 貝 喜 一 〃┃┃           │           │ 兼 総 務 課 長 │          ┃┃ 生 活 環 境 部 長 │ 下 地 信 男 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 久 貝 順 一 〃┃┃ 観 光 商 工 局 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 財  政 課  長 │ 下 地 美 明 〃┃┃ 振  興 開  発 │ 多良間 雅 三 〃 │ 教   育   長 │ 宮 國   博 〃┃┃ プ ロ ジェクト局長 │           │           │          ┃┃ 建  設 部  長 │ 下 地 康 教 〃 │ 教  育 部  長 │ 仲宗根   均 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 砂 川 一 弘 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 上 地 栄 作 〃┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  上 地 昭 人 君   議  事 係  長  仲 間 清 人 君  次       長  友 利 毅 彦 〃   議   事   係  狩 俣 篤 希 〃  次  長 補  佐  富 浜 靖 雄 〃 ○議長(棚原芳樹君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は25名で、在職する議員全員出席であります。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第6号のとおりであります。  この際、日程第1、一般質問について、先日に引き続き質問を行います。  本日は、山里雅彦君からであります。  これより順次質問の発言を許します。 ◆山里雅彦君   21世紀新風会の山里雅彦でございます。質問を始める前に、運動会シーズンでありまして、私の地元、西辺小学校でも昨日、日曜日ですね、幼稚園児13名、小学生73名、計86名で地域の皆さんとともにですね、多くの皆様に参加していただいてですね、盛大に行うことができました。教育長も参加ありがとうございました。  それでは、私見を交えながら一般質問を行います。初めに、スポーツ観光交流拠点施設についてでありますが、多くの議員がですね、この件についても取り上げております。それだけ市民が関心があるということなんですよね。しっかり確認しながらいきたいと思います。答弁していただきたいと思っております。スポーツ観光交流拠点施設は、全天候型の大型イベントホールとして来年3月完成、4月供用開始となっております。完成が近づくにつれて大丈夫かという、やっていけるのかという市民の声が数多く聞かれます。新里聰議員の質問にもありました。資料の中でですね、スポーツ観光交流拠点施設の基本計画をいただきました。整備ですね。その中で管理運営の基本的な考え方、幾つかありますが、ちょっと紹介したいと思います。積極的な活用推進を図る運営、2つ目にコストバランスに配慮した効率的な管理運営、そして交流空間として宮古島の顔にふさわしい質の高さを保つ管理運営、そういった大型イベント等ですね、そして一時避難施設として災害時の支援機能を確保した管理運営、そしてもう一つの丸の中に大きくですね、管理運営の体制ということで、積極的な活用促進を実現する柔軟性の高い体制としては、民間活力の導入が適切であると考える、具体的には指定管理者制度の適用を想定するということであります。ここにありますように指定管理者制度、すぐには移行しないとは思いますが、それまで3年か5年、期間的にわかりませんが、直営だと思いますが、その間のスポーツ観光交流拠点施設のですね、年度ごとの収支計画、運営計画、そういった、職員の配置等も含めてですね、具体的に説明していただきたいと思います。  次に、スポーツ観光交流拠点施設のオープンまで約半年であります。施設の年間を通した月別の具体的な利用計画、市民利用やイベント等の利用ですね、誘致についても予定等も含めてですね、なるべく詳しく説明していただきたいと思っております。  次は、東京オリンピック開催について。ブラジル、リオデジャネイロで行われたオリンピックでは、日本オリンピック史上最多のメダル数ということで日本中が沸きました。朝ちょっとメモしてきたんでね、ちょっと紹介したいと思います。まず、男子体操団体に金メダル、そして個人、内村航平選手の逆転金メダル、レスリング女子の伊調馨選手のオリンピック4連覇、負けましたが、レスリング女子吉田沙保里選手の涙の銀メダル、そしてバドミントン女子のダブルスの高橋礼華選手松友美佐紀選手ペアの金メダル、そして陸上男子の400メートルリレーの100メートル9秒台が一人もいない中での世界の強豪相手の銀メダル、テニス男子、錦織圭選手の96年ぶりの銅メダル、そして卓球女子団体のですね、結婚を発表しております福原愛選手、石川佳純選手、伊藤美誠選手、愛ちゃんの涙の銅メダル、全部紹介すると時間がありませんので、これで終わりますが、そういった形でですね、沖縄県においても空手の発祥地ということで、沖縄を世界にアピールしたいということで、空手の形の会場をぜひ沖縄にということで本気で取り組んでおります。この間も、今月ですかね、オリンピック担当大臣丸川珠代大臣に要請しております。そういった意味で本市においても競技合宿についてスポーツアイランド、そしてスポーツキャンプ地宮古島を目指す本市としても取り組みは大事だと思いますが、どのように考えているのか聞かせていただきたいと思っております。  次の宮古広域公園整備計画について。この検討委員会がですね、今月2日に2019年度着工するということで最終の会合を開いております。1点目に、これまで公園施設での施設の配置や隣接する施設との連携等のですね、効果など、さまざまな角度で検討したということで基本計画を策定しておりますが、広域公園整備事業のですね、基本計画案について説明していただきたいと思います。  2点目に、宮古広域公園整備計画の2019年度着工までのタイムスケジュール、そしてそれから広域公園の事業完成までのこのタイムスケジュールについても説明していただきたいと思います。隣の石垣市の県営バンナ公園はですね、いまだに周辺整備とかやっておりますが、ある程度の施設の完成のめどでいいですから、説明していただきたいと思います。  次に、宮古島市未来創造センター建設計画についてであります。2点ほどお伺いします。1点目に、同センターは市民の利便性の面、そして多くの機能を持った複合施設であります。マスコミ報道で2度目の入札も不調ということで大きく取り上げられておりました。5月10日の1回目の入札では、1工区の予定区画12億6,852万円に対し入札額は約16億円、約4億円の開き、そして2工区では予定価格12億4,173万円に対し入札額は約20億円で、約7億円の開きがあったということであります。そして、7月8日、2回目の入札では1工区12億5,800万円で落札、2工区では予定価格13億1,323万円に対し入札額は約16億5,000万円、約3億3,000万円の開きがありました。この2度にわたる入札不調はですね、何が原因でどこに問題があるのか、その点について当局の見解を説明していただきたいと思います。  2点目に、供用開始時期についてはですね、予定より半年ほどおくれて2018年10月から11月ごろになるという予定としておりますが、宮古島市未来創造センター建設工事に向けた今後のですね、対応、取り組み、工法見直し、設計変更等についてですね、そういったのがあればお伺いしたいと思います。  次の観光振興・環境モデル地区事業として、サイクリングルート、遊歩道の整備計画についてお伺いします。一般質問初日に高吉幸光議員もタクシーやレンタカー、観光バスなどが不足している、レンタル自転車の活用を考えてはどうかということで取り上げておりました。その中で観光商工局長外国人観光客のためのレンタル自転車、その仕組みづくりについて考えていきたい、やっていきたいという答弁がありました。富山市のシクロシティという取り組みもありますが、そういった面についてですね、本当に実用化、事業化になるとですね、大変本市にとってもすばらしい、いろんな面で、CO2排出削減も含めてですね、取り組みだと思っておりますので、やっていただきたいなというふうに思っております。お伺いしますが、本市においては地元や国内外の観光客問わず自転車のニーズが増加しております。市街地から風光明媚な観光地にわたる施設整備が必要だと思いますが、砂山、宮古島海中公園や西平安名崎の海岸線を利用したサイクリングルート、遊歩道等の整備についてですね、できないか。もちろん宮古島全域の計画も必要な計画だとは思いますが、まずですね、北部地域の振興策、モデル事業として観光振興、CO2排出削減などですね、環境的な面でもモデル都市事業として取り組みはできないのかお伺いしたいと思います。  次の総合庁舎建設計画について。これも多くの議員も取り上げておりました。総合庁舎建設は、行政業務のスムーズで円滑な執行、そしてよりよい市民サービスを確保するため、本市の将来、未来のまちづくりにおいてなくてはならない大事業だと私は思っております。その中でですね、本定例会において新里聰議員の一般質問で総合庁舎建設について基本構想、基本計画の策定業務委託費2,400万円についてですね、去る6月定例会において、建設については丁寧に市民に説明し、広く意見を聞くこと、そして現在使用されている庁舎の後利用についての計画性、方向性を示さなくてはならないということで全会一致で否決した、それなのになぜ本定例会で提案されているのかとの質問がありました。その中で副市長は提案理由として、平成27年度で庁舎建設のための庁舎等建設基金が約18億円積み立てられている等の理由でと答弁しておりました。それでいいのでしょうか。総合庁舎建設は本市の職員の定数削減を初め、業務のスムーズな執行やよりよい市民サービスの提供が目的であり、副市長答弁にあった庁舎建設のための基金が18億円積み立てられているという理由は、それでは基金がないと、お金がないとつくらなくてもいい、必要のない施設なのかという市民の誤解を招くことにもつながり、余りにも基金面をですね、強調し過ぎていると私は思っております。実際にお金があるから、この箱物はつくるのかという市民の声がありました。副市長、総合庁舎建設についてはですね、濱元雅浩議員もありましたように、平成22年度、平成23年度ごろに今の基金額の積み立てがあったとしても今のような議論に私はなっていなかったと思っております。なぜならですね、この総合庁舎建設については現在の分庁方式に対する市民の利便性についての思い、そして不便を感じる市民の反応、各庁舎を利用する中でそういったさまざまな状況の変化が庁舎建設に対する流れとなり、今の庁舎建設に対する議論につながっていると思います。そこでですね、建設についてはこれまでも答弁ありましたが、多分副市長が答弁すると思いますが、副市長、確認しながら取り上げていきたいと思いますので、しっかり答弁していただきたいと思います。今の件について、通告をしておりませんが、なければ再質問で取り上げたいと思いますので、あればよろしくお願いします。  まず1点目に、日程的、時間的な制限がある中で総合庁舎建設計画に対する住民説明会であったと思いますが、この取り組み状況とどのような意見があったのか、市民意見についてですね、聞かせていただきたいと思います。  2点目に、総合庁舎建設計画についてはさまざまな意見がありますが、先ほども言いましたが、私の考えではですね、行政運営の効率化、総合庁舎の必要性、建設費の負担軽減の観点から、合併特例債発行期間中の庁舎建設が私は望ましいと思っております。必要であるということで思っております。総合庁舎建設計画の事業内容、完成までのタイムスケジュールについてお伺いしたいと思います。  次に、新食肉センターについて。旧食肉センターは1982年に設立され、老朽化しているということで、本年4月に新食肉センターが落成、業務がスタートしております。これまで以上に安全で安心な食肉を市民に提供でき、本市の畜産振興のさらなる発展のための拠点として期待されております。設置場所については私は異論はありますが、スタートしておりますが、6月末にですね、株主総会、新食肉センターにおいての総会が行われております。予算、決算等についても審議がされたと思いますが、次の2点についてお伺いしたいと思います。  1点目に、新食肉センターがスタートして半年になります。食肉センターの業務は主に屠畜事業と豚肉の販売事業だと思いますが、ここまでのですね、これまでの業務状況、事業収益、決算について説明していただきたいと思います。  2点目に、食肉センターを利用し、本市のですね、畜産振興、健全なセンター運営のための、せっかく新しくなりましたからですね、新しい取り組みについてあるのであれば聞かせていただきたいと思っております。  以上、答弁を聞いて再質問を行います。よろしくお願いします。 ◎副市長(長濱政治君)   宮古広域公園の整備計画についてでございます。宮古広域公園につきましては、去る9月2日に最終検討委員会が開催され、基本計画がまとめられました。その内容としましては、整備予定面積は前浜ビーチとその背後地51ヘクタールを予定しております。観光・レクリエーションゾーン、エントランスゾーン、海辺の森保存・活用ゾーン、健康・スポーツゾーン、海浜保全・活用ゾーン、海辺の森強化ゾーンの6つのゾーンに分けて施設整備を計画することになっております。  スケジュールですけれども、平成31年度事業採択に向けまして、平成28年度に基本設計、それから基本計画の策定、それから平成29年度から平成30年度で環境アセスメント、それから都市計画決定を平成30年度に行いまして、平成31年度に事業採択に向けて取り組むということになっております。それから、平成31年度から事業採択されて進められますけども、最後の事業完成までの日程ということにつきましては、これはまだ明らかにはなっておりません。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   宮古食肉センターについて、新宮古食肉センターのスタートからこれまでの業務状況、事業収益について、それから健全な運営のための新規事業の取り組みについてお答えいたします。  まず、1点目の稼働からこれまでの業務実績ですが、新宮古食肉センターは4月22日から稼働しております。8月末までの業務実績としましては、屠畜頭数ですが、牛が91頭、豚が225頭、ヤギが147頭の屠畜を行っております。この期間の売上高ですが、1,193万8,000円で、必要経費は1,005万2,000円となっております。  それから、2点目の健全な運営のための新規事業はということですが、新食肉センターが健全な運営をするためには、屠畜年間計画をもとに事業を実施する必要があると思っております。牛につきましては、前年同月と比較して2.5倍の増となっております。しかしながら、豚につきましては屠畜頭数が横ばいあるいは減少となっておりますので、市としましては新規事業として宮古島市エコ豚子豚育成向上対策事業を計画しており、あわせて宮古豚ブランド化に向けて系統造成豚等利活用推進事業も継続的に実施してまいります。それから、先月ですが、8月に宮古地域養豚エコブランド設立推進協議会を設立し、低コスト生産による宮古豚のブランド化を推進しているところでございます。 ◎観光商工局長(垣花和彦君)   スポーツ観光交流拠点施設についてご質問がありましたので、お答えします。  まず、今後の運営計画、年度ごとの収支、職員配置等についてのご質問がございました。スポーツ観光交流拠点施設の運営計画については、平成25年7月に策定されました宮古島市スポーツ観光交流拠点施設整備基本計画管理運営計画を基本に進めております。収支についても初年度は収入として興行イベント397万円、地域イベント253万5,000円、スポーツレクリエーション314万6,000円、会議室利用143万円、ネーミングライツ300万円、合計で1,408万1,000円を見込んでおります。また、支出については職員、臨時職員ですけれども、2名配置ということでこの人件費360万円、保守点検費290万5,000円、人工芝の維持管理費71万2,000円、消耗品費86万円、光熱水費696万7,000円、施設清掃費262万2,000円、合計1,766万6,000円を想定しております。収支の決算については、358万5,000円のマイナスということで見込んでおります。初年度の収支については、見込み額でありますが、現在さまざまなイベントの実現に向けて取り組んでいるところでございます。この数字を上回るように、よい実績ができるように取り組んでいるところでございます。2年目以降の収入、支出の実績については、初年度の実績並びに2年目以降の使用計画、こういうものを勘案しながら策定する予定となっております。  また、指定管理についてでございますけれども、こういう施設は初めてですので、施設の運営を当面一、二年は直営で行いまして、その状況を見ながら指定管理の導入については検討していきたいというふうに考えております。  それから、年間を通した具体的な月ごとの利活用計画ということでございましたけれども、現時点では月ごとの細かい利活用計画は策定されておりません。したがいまして、現時点で予定されているイベントについてお答えいたします。まず、4月上旬に開所式を行った後、市が主催するイベントとして4月23日に開催される全日本トライアスロン宮古島大会の開会式、閉会式、それから毎月10月に開催されるカギマナフラin宮古島コンペティション会場、またこれまで要請してきました全国折り紙ヒコーキ大会がアジア大会として来年の11月3日に開催することが決定しております。そのほか、企画提案の段階ですけれども、5月のゴールデンウイークの期間中に遊具を使った子どもフェスティバルを開催したいとの提案もあります。また、想定される地域イベントとしてフットサル、ゲートボール、グラウンドゴルフ大会等の開催、宮古の産業まつり、方言大会、幼稚園や保育所の運動会などを考えております。今後は使用料金などを定める設置条例の制定に向けて作業を進め、具体的な使用料金等を提示しながら、イベント企画提案の企業や地域イベントの主催者側と調整を図り、施設の幅広い利活用に向けて具体的な利活用計画の策定に取り組んでまいりたいというふうに考えております。  次に、観光振興・環境モデル地区事業としてのサイクリングルートについてのご質問がございました。宮古島海中公園西平安名崎等の北部の海岸線を利用したサイクリングルートの件でございましたけれども、今国内外で自転車による観光、サイクルツーリズムが普及してきております。サイクルツーリズムエコアイランド宮古島にふさわしい観光であることから、市としてもサイクルツーリズム受け入れ環境の整備を計画しております。その一環として、宮古島の豊かな自然と島々を結ぶ雄大な架橋の景観を生かしたサイクリングコースを設定し、サイクルツーリズムの参加者を誘致するための道路標示、いわゆるブルーラインと休憩所などの整備をする計画を立てております。議員提案の北部海岸線の活用についてもこの計画の中で検討していきたいというふうに考えております。 ◎振興開発プロジェクト局長(多良間雅三君)   宮古島市未来創造センター建設計画について、それと総合庁舎建設計画についてそれぞれ2点ずつご質問がございますので、お答えいたします。  まず、宮古島市未来創造センターの建設工事の2度にわたる入札不調、5月10日、7月8日に関する当局の見解、それと宮古島市未来創造センター建設工事に向けた今後の対応、取り組みについて一括してお答えいたします。1回目の5月10日に行われた入札不調については、特殊な工法を採用していることから、市の設定した20日間の見積もり期間内において十分な積算ができなかったことが主な要因と考えております。また、2回目の7月8日の入札は一部資材等の変更を行い、見積もり期間を30日間と延長し、資材メーカー等との調整等が十分にできるように対応してきましたが、不調に終わっております。この主な原因といたしましては、PC工事と鉄骨工事が島外の限られた特殊業者の施工となっていたことで、離島における輸送コストや資材メーカーとの調整、大型クレーン、これは500トンづりが2台というふうな当初設計でありましたので、その技術員と作業員の派遣費用等が調整できなかったことなどが要因と考えております。今後の取り組みについては、これまで1工区、2工区の設計額をほぼ均等になるよう工種を振り分けた設計で進めてまいりましたが、今回は本体部分を形成する図書館と公民館ホール部分及び特殊工法のPC工事と鉄骨工事を1工区に集約した設計変更作業を進めているところでございます。また、鉄骨工事の変更、アルミ及びガラス工事の規格変更などを行い、地元業者が施工しやすいような設計の変更を進めております。2工区については、当初PC工法で設計していた調理室、研修室を全て在来工法とする設計変更を行っていきたいと思っております。  次に、総合庁舎建設計画について、総合庁舎建設計画に対する住民説明会の取り組み状況、市民意見等について、総合庁舎建設計画事業内容と今後のタイムスケジュールについて一括してお答えいたします。7月下旬から8月下旬にかけて旧市町村の5地区で説明会を行いました。7月29日に城辺地区で、8月1日に下地地区、同2日に伊良部地区、同18日に上野地区、同24日に平良地区でそれぞれ説明会を行いました。説明会では、まず庁舎の現状についての説明を行い、分庁方式による課題、庁舎施設の課題等の現時点で把握している課題を挙げ、総合庁舎建設計画に至る経緯について説明いたしました。また、この時期に総合庁舎建設を進める理由について、まず合併特例債の説明を行った上でシミュレーションによる特例債を活用する場合とそうでない場合の負担額の差や今後の全体スケジュール案などについて説明いたしました。説明会の中では、新庁舎の建設を懸念する意見は特に聞かれませんでした。参加した市民からは、分庁方式による庁舎利用の不便性を挙げる意見が各地域に共通して上がっておりました。また、質問では総合庁舎の建設場所に関することや支所機能の存続、各支所の後利用等に関する質問がございました。  今後のスケジュールについては、今後10月に基本構想、基本計画の策定業務委託を発注し、平成29年7月ごろには基本構想、基本計画が示せる見込みです。その後、平成29年10月から平成31年3月までに基本設計及び実施設計を実施し、平成31年4月から建設工事に着手していく予定です。建設工事にはおおむね2年かかりますので、平成33年3月までに庁舎整備を完了し、平成33年度当初に新庁舎開庁を目指す考えでございます。 ◎生涯学習部長(上地栄作君)   東京オリンピック競技の宮古島合宿誘致についての取り組み状況のご質問についてお答えいたします。  2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿誘致につきましては、昨年8月に宮古島市合宿誘致庁内検討委員会を立ち上げ、誘致に取り組んでおります。現在の取り組み状況としましては、昨年12月に2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合に正会員として加入しており、ことし5月には県の市町村意向調査において第1希望を陸上競技、第2希望をトライアスロン競技と回答しております。施設につきましては、陸上競技場の競技用器具等を入れかえて、7月に第3種公認陸上競技場として更新検定を受けており、9月中には認定書が交付される見込みであります。ちなみに、事前トレーニング候補地ガイドによりますと、陸上競技の練習施設に係る要件は、日本陸上競技連盟が公認する第1種から第4種に該当する陸上競技場であることとなっております。今後誘致を実現するためには、10月18日に京都市で開催が予定されています2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合総会において同連合の具体的な取り組みが示される予定となっていることから、沖縄県やスポーツコミッション沖縄、この事務局は県体育協会ですけれども、と連携して効果的な誘致活動を実施する必要があると考えております。本市においても宮古島市体育協会や宮古島市スポーツコンベンション推進協議会など、関係機関と連携した組織づくりを視野に入れた取り組みが必要だと考えております。 ◆山里雅彦君   再質問を行います。  まず、スポーツ観光交流拠点施設についてでありますが、観光商工局長の答弁では、収支については初年度約360万円のマイナス、そして次年度以降についてはそういった状況を考えながら対応していくということでありました。その次の月ごとの計画は、日程はないということでありますが、普通ですね、我々の施設である総合体育館、陸上競技場等はですね、ほとんど年間計画は事前にできて、始める前には使用状況、利用計画はあるんですよね。そういった意味ではちょっとおくれているのかなというふうな気がしております。副市長は、スポーツ観光交流拠点施設についてはこれまでかなりの経済波及効果が見込まれると答弁しておりますが、直接的な波及効果や間接的なもの、各種産業等ですね、絞り込みにくいとは思いますが、ぜひですね、その辺の把握できているもので結構ですから、答弁していただきたいと思っております。  そして、その施設についてですね、オリンピック競技で聞いてもいいんですが、スポーツ観光交流拠点施設の合宿面で、粟国恒広議員も空手の合宿の話をされておりましたが、我々の今度完成する施設はですね、どういった競技がこの施設ではできるのか。先ほど陸上競技、トライアスロン競技の誘致を要請しているという生涯学習部長の説明がありました。どういった競技ができるのか答弁していただきたいと思っております。  次のオリンピック開催についてはですね、1種競技、2種競技の話をされていました。それではですね、宮古島市にある施設で陸上、トライアスロン関係、どのような施設がどのような形で競技の合宿が行われるのか、その点についても答弁いただきたいと思っております。  次の宮古広域公園整備についてでありますが、2019年着工を目指すということであります。この公園のゾーンについてはですね、先ほど説明ありましたが、宮古島市のA、B案があってですね、要望であったA案が決定しているということでありますが、この中でですね、一般質問の2日目ですか、仲間則人議員も取り上げておりました。上野、千代田の自衛隊配備計画がありますが、そこにですね、去年の初めですか、防災拠点公園等の市長の提案があったと思いますが、それに関連してですね、防災機能を持った公園をですね、一緒にやろうとすると、仲間則人議員の質問には2019年度の採択等が延びるということで副市長は答弁しておりました。それではですね、この計画が今後どのように、本当は今の段階で同じように、今の前浜の施設と一緒に並行していくのがスムーズに整備ができると思いますが、今後の防災拠点公園の進め方、取り組み方についてですね、千代田の関連もちょっとどうなるのか、なくなったらどうなるのか、自衛隊配備がですね、その点もちょっと説明していただきたいというふうに思っております。  次の宮古島市未来創造センターについてであります。供用開始は半年おくれということであります。いろいろるる不調の説明がありましたが、私が見てもですね、この施設の外観、本当にデザイン性はすばらしいんですが、予算がかかりそうな施設と私は思っております。改善策として振興開発プロジェクト局長は特殊工事の変更などを行いながらやっていきたいということでありますが、専門的な知識を持つ関係者の方から私も聞いたらですね、やっぱり宮古島にこういったデザイン的なものをつくるとかなりの予算、費用がかかるということの説明でありました。これはですね、全面的に見直しが必要だと思いますが、特殊工事の変更等だけでですね、振興開発プロジェクト局長、そういったものだけでできるのでしょうか。この辺もう一度説明をお願いしたいと思います。  次の観光モデル事業として、観光振興の事業としてサイクリングルート等でありますが、説明ではブルーライン整備検討ということでありますが、ここにブルーラインの資料がありますが、マスコミ等になりますが、エコな健康志向の乗り物として自転車であるということで、エコアイランドを目指す本市にとっても内外に発信する狙いもあるということでありますが、そういった意味ではですね、高吉幸光議員がいつも取り上げる楽天等のサイトではですね、自転車旅行の旅の勧め、そのサイクリストに人気の旅行先ランキングで宮古島エリアがですね、9位に入っているということであります。ぜひですね、CO2排出削減も含めたサイクリングロード、遊歩道等はですね、しっかりやっていただきたい。宮古島はですね、一周道路はあるんですが、なかなか海岸線を利用した海の見える車道は余りないんですよね。東平安名崎等はあるんですが、北海岸沿いはほとんどないんですよ。先ほど説明お願いして、計画はどうですかというお願いした西平安名崎、その手前の宮古島海中公園、砂山等はですね、ぜひ遊歩道等も設置して、先ほどのブルーラインも整備検討ということでありますので、ぜひサイクリングロード、あずまや等もですね、できればそういった観光地に歩いていける、CO2排出削減も含めてですね、宮古島市が取り組む事業でありますから、そういった面でもまず北部の振興策として、地域振興として、平良敏夫議員、そうですよね。振興策は大事ですよ、北部のね。ぜひやっていただきたい。そういった意味でですね、市長、モデル事業として、宮古島全体も必要だと思いますが、やっていただきたいなというふうに思っております。  次の総合庁舎建設計画についてでありますが、副市長ね、答弁ありませんでしたが、これまでは濱元雅浩議員、21世紀新風会会派の新里聰会長にはですね、副市長が答弁しているんですが、私には振興開発プロジェクト局長の答弁でありました。ぜひですね、総合庁舎建設に関してやっぱり基金面だけを話すんじゃなくて、私はですね、副市長の答弁は整備について財源や市の中期財政計画に関する総合庁舎整備事業費のですね、試算等の流れの中での説明が基金の話になると思いますが、本当はこの総合庁舎整備事業費の試算57億9,000万円の根拠を聞きたかったんですが、そこら辺よろしくお願いします。  それと、庁舎についての今の庁舎建設に対する議論の中で、この議論ありますが、平成二十二、三年度ごろにはやっぱり分庁方式に対する市民の思い、地域が疲弊しているんじゃないかという思いがあったと思いますが、その辺の話をですね、市長に答弁いただけたらありがたいなというふうに思っております。  宮古食肉センターでありますが、新しくせっかくできましたので、やっぱりですね、そういった新規の事業、牛肉の販売が昨年から倍だということで農林水産部長の答弁がありました。ぜひですね、宮古牛のブランド化等も目指しながら施設の利用はしっかりやっていただきたいなというふうに思っております。これについては答弁要りません。  一般質問の持ち時間があと1分少々でありますが、以上答弁を聞いてですね、再度質問を行いたいと思います。よろしくお願いします。 ◎副市長(長濱政治君)   宮古広域公園の防災機能公園ということについてでございます。この基本計画に至るまで、今回のですね、これがたしか平成24年度ぐらいから始まっておりまして、今回来るまでに5カ年ぐらいかかっております。仲間則人議員にも説明した今度また県のほうで考えている広域防災拠点のあり方に関する調査ということで、受援公園ということを申し上げました。それがいつごろになるかというのがよくまだ見えていないということと、それから沖縄防衛局のほうで千代田カントリークラブを自衛隊の基地として候補地として挙げているということ、これらのことを考えますと、今一緒にスタートできるというわけにはちょっとまいりません。防災の公園に係るこの基本計画に至るまでもまた新たな委員会を立ち上げてやるということになりますと、基本計画にたどり着くまでにまた四、五年かかってしまうということになろうかと思います。ですから、県の考えている今の海浜公園というふうなものを走らせておいてですね、県の動きを見ながら、それからまた沖縄防衛局の動きを見ながら対応するという形になるものと考えております。  それから、総合庁舎建設計画の話ですけれども、総合庁舎整備事業の試算につきましては57億9,000万円という話です。これにつきましては、床面積や建築費単価を参考にして試算しているということでございます。床面積が3つのパターン、1万5,693平方メートル、1万6,393平方メートル、1万8,893平方メートルの3つのパターン、それからまた建築費単価は1平方メートル当たり40万円という試算ということでございます。中期財政計画の中では、その3つのパターンのうちから1万6,000平方メートル、それから建築費単価を1平方メートル当たり35万円というふうな、単価をそういうふうに捉えてですね、それを掛けて57億9,000万円というふうなことになっているということでございます。  あと、総合庁舎につきましては、先ほど振興開発プロジェクト局長のほうから説明がございましたけれども、どうしても庁舎が分散していることで非常に不便を囲っているということと、それから第2庁舎ですね、それから上水道庁舎、この辺はもう50年近くたっているということで、どうしても取り壊しが必要になります。それから、伊良部庁舎のほうもちょっと古いということで、この辺も取り壊さなきゃいけないということでどうしても、じゃ取り壊して、そこにまた新しく庁舎をつくるのかというふうなことを考えますと、そうではなくて、広いところで総合庁舎をつくって、それで住民に不便のないような形で総合庁舎を整備したほうが住民サービスには適しているだろうというふうに思っております。もちろん財政面のこともございます。それから、ほかの庁舎が非常に古いと、それから耐震構造をクリアしていないというふうなところなどもありまして、その辺の建てかえなども考えて、総合庁舎の整備が必要というふうに考えているところです。 ◎観光商工局長(垣花和彦君)   スポーツ観光交流拠点施設に関する再質問にお答えいたします。  スポーツ観光交流拠点施設を活用したイベントについて、間接的あるいは直接的な波及効果について具体的に把握できているものはあるのかというご質問がございました。今私たちのほうで利活用計画の中で具体的に波及効果を数字として持っているものはございません。ただ、例えば宮古アイランドロックフェスティバル、これについては3億8,600万円の波及効果があるというふうに民間の経済シンクタンクが数値を出してございます。また、トライアスロンについても沖縄銀行のシンクタンクのほうで直接効果が1億9,000万円余り、間接効果が1億3,000万円余りという数字がございます。これらのイベントにつきましては、既存イベントですので、新たに生まれるということではありませんが、今後イベントを誘致する中でこういう数字を参考にしながらですね、この程度のイベントにはこれぐらいの経済効果があるというふうな形で算出基準にしていきたいというふうに考えております。  それから、サイクルコースのモデル的な取り組みをということでございますけれども、今宮古島市として、先ほど説明しましたとおり、サイクリングコースの設定に向けて、県道なども入ってくる可能性がありますので、沖縄県のほうにも協力依頼をしてございます。近いうちにですね、沖縄県、それから民間の事業者も含めた形で実行委員会を立ち上げまして、その中でコースの設定、それからコースの中にどういう施設が必要なのか、レンタルサイクルの仕組みも含めてですね、具体的に検討をしていきたいというふうに考えております。                 (「休憩お願いします」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午前10時57分)  再開します。                                     (再開=午前10時59分) ◎生涯学習部長(上地栄作君)   今誘致する合宿として陸上競技とトライアスロン競技に手を挙げているわけですけれども、回答しているわけですけども、陸上競技場の施設については先ほど答弁したとおりでございます。また、トライアスロンの練習施設についてはですね、先ほどお話ししました事前トレーニング候補地ガイドによりますと、国際トライアスロン連合においてはふだんの練習や合宿施設に特段の基準を設けていませんが、以下の事項に配慮することということで、25メートルあるいは50メートルのプール、プールの水温は27度から29度で温度設定が可能なこと、オープンウオーター、海、川またはため池などでの遊泳環境があること、交通量の少ない車道であることというふうになっております。宮古島市ではトライアスロンに何十年もですね、取り組んでいる経験と実績があることから、トライアスロンの誘致も可能ではないかなというふうに考えております。 ◎振興開発プロジェクト局長(多良間雅三君)   特殊な工事の変更だけで解決ができるのかと、次は大丈夫なのかというふうなご質問だったかと思いますけれども、本来宮古島市未来創造センターの当初設計はPC工法という特殊な工法で設計を全体的にされておりました。また、ガラスやアルミなども特殊な資材などとなっていたために、資材メーカー等との調整がうまくできないというふうなことが要因でありましたので、今回PC工法を減らしてですね、ガラスやアルミについても規格などを変更していきたいというふうな設計作業を進めているところでございますので、解決できるように頑張りたいと思っております。 ◆山里雅彦君   スポーツ観光交流拠点施設についてはですね、ネーミングライツの件もありまして、まだまだ決まっていないということでありますが、私から提案なんですが、ぜひですね、うえのドイツ文化村の南西楽園や東急リゾートもしくはJTAかANA、地元に関係する皆さんに言えば、金額は幾らでしたか。300万円でしたか。早いなと思いますが、よろしくお願いします。  そして、副市長、総合庁舎建設計画に関しての件なんですが、基本設計の前に私はですね、建設場所を決定するのが先だと思うんですが、もう一度お願いします、この点を。  この建設費用57億9,000万円の根拠なんですが、もちろん床面積、建築単価だと私も思っております。この平良庁舎が約8,000平方メートル、宮古島全体の分庁方式だと約2万平方メートル、かなりの面積でありますが、それを約1万6,000平方メートルということは、この平良庁舎の約2倍ですね。そういった面の床面積、建築単価の兼ね合いだということで話しておりましたが、もっと時間があればもう少し聞きたかったんですが、ぜひそういった意味ではですね、しっかり基本設計やっていただいて取り組んでいただきたいなと思っております。  最後になりますが、私もですね、眞榮城徳彦議員が常に言っているように、行政の原点は教育と福祉だと思っております。ぜひですね、議会としても行政としてもしっかりこの点について一緒に取り組んでいきましょう。よろしくお願いします。  時間がありませんので、これをもちまして一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◎副市長(長濱政治君)   総合庁舎建設計画について、建設場所を決めてからやるべきだというふうなご質問ですけども、例えば現在の駐車場スペースでいいのかどうなのか、それから総合庁舎にどのような機能を持たせるのか、それから今の会議室のあり方、それから執務室のスペースの状況とか、そういったことをみんな、それから庁舎の基本理念みたいなものというふうなものなどを一度調査を入れてからじゃないとなかなか、建設場所を最初に決めてからやると、それに制約を受けるというふうなことがあると思います。ですから、まず調査をさせてくださいと。そして、その中でこの考え方でいいですかというふうなことを市民にもアンケートなどをとって、これに合うような建設場所を探すというふうなことのほうがまずいいのではないかというふうに思っております。                 (「休憩お願いします」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時05分)  再開します。                                     (再開=午前11時06分)  これで山里雅彦君の質問は終了しました。 ◆平良敏夫君   自由民主党の平良敏夫、よろしくお願いいたします。通告に従って一般質問を行ってまいりますが、今回は20項目もの質問をして、ちょっと焦っております。  では、早速行っていきたいと思います。まず、宮古島市役所庁舎内に授乳、おむつ交換スペースはあるかとの質問です。市に問い合わせたところ、ないとの話でした。さきの6月定例会で乳幼児連れで議会傍聴に来ていた方がですね、新聞投稿で乳幼児連れで議会傍聴できないのは知る権利の侵害、また人権侵害だと言っています。庁舎内に保育室をつくって保育者を確保すればいいとか、乳幼児連れの傍聴エリアを設置しろとか言っていますが、その問題は議論の場を移すとして、その投稿の中に市役所内に1カ所だけでも授乳とおむつ交換スペースを設置してはどうかとありました。うかつにも市役所に授乳、おむつスペースがないことを私は知りませんでした。せめて乳幼児連れの多くのお母さん、お父さんが出入りする平良庁舎には設置すべきだと思いますが、当局の見解をお伺いいたしたいと思います。  次に、宮古島市には市民憲章はありますかという質問です。宮古島市のホームページを開いてみても市民憲章は探せなかったです。ちなみに、ほかの市を調べてみますと、ほとんどの市が市民憲章を設けています。旧平良市時代にはあったと聞いています。どうかご答弁よろしくお願いします。  次に、下地島空港利活用についてということであります。下地島空港の利活用については、前定例会でも質問させていただき、今定例会でも何名かの議員が質問していますが、展望が見えません。市長ほか議長、県議、宮古島市の10団体の要請に対して、翁長雄志知事は市長を中心としたこの事業にかける強い思いの要請には、その意味合いの深さはよく理解できる、皆さんと協議して要請書の内容で詰めていきたいと昨年度の3月に話していますが、年度内の正式決定を明言してほしかった期待はもろくも崩れ、それから何の進展もなく、今年度中の決定も怪しくなってきました。三菱地所の事業計画はすばらしく、我々宮古島市にとっては千載一遇のチャンスであり、この思いを知事は知っているのか。知事は、離島県の知事でありながら、また離島に全く向き合っていない。離島県の苦しみ、地政学上の苦しみを政府に向かって言うばかりで、忙しいのか、または全く気にとめていないのか、向き合ってくれていません。  今回県議会の座喜味一幸県議会議員の質問と答弁を見てみますと、三菱地所株式会社の事業計画では平成27年1月には着工して、平成28年5月に供用開始する方向性を伝えてあり、その計画を前提に宮古空港と下地島空港のすみ分けは副知事が委員長を務める沖縄県開発委員会で決定していて、下地島空港の利活用事業は事務手続の審査も終わっていて、あとは速やかに三菱地所の計画に沿って事業を進めることになっていましたが、下地島空港の利活用は宮古圏域における航空行政の大きな政策転換となることから、知事を中心とした新たな組織、観光推進本部を立ち上げて、その中で宮古空港と下地島空港のすみ分けも含め、いずれも長期的なスパンに立って検討する必要があることから、今現在慎重に検討を行っているとのことのようです。要するに下地島空港利活用については、沖縄県開発委員会で最終決定したものが知事を中心とした観光推進本部を新しく立ち上げて、最初から検討し直すと言っているわけであります。非常におかしいと思います。利権絡みか、または政争の具に使われているように感じるのは私だけでしょうか。市長、要請はもういいです。宮古島の人は怒っているとの意思表示を強く抗議してもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。市長、ご答弁のほどよろしくお願いします。  次に、市民の相談窓口はどこかとの漠然とした質問ではありますが、宮古島市には市民生活課の中に市民相談係がありますが、どのような内容の仕事でしょうか、ちょっと教えてください。  次、道路行政についてということで、道路行政も8つほど準備しております。建設部長、よろしくお願いします。まず1番目、A―76号線の進捗状況についてということで、A―76号線は延長が770メートルで、平成27年度末に350メートルが整備され、進捗率は45%となっている、平成28年度では用地買収を行い、平成29年度に420メートルを整備して完了する計画となっていると説明していましたが、用地買収は計画どおり進んでいるでしょうか、ご答弁よろしくお願いいたします。  2番目としまして、北小学校の移転用地だった盛加越地区に道路新設の予定があると聞いていますが、進んでいるでしょうか、そのほうも説明お願いいたします。  3番目に、北環状線のひなマンション前3差路に信号機と横断歩道を設置すべきだと思いますがとの質問です。生活環境部長が宮古島市から警察署への要請件数は平成27年度中に28件と答弁していますが、こののひなマンション前に信号機設置をとの質問は平成27年6月定例会でも行っています。申請した28件の中に入っていますか、ご答弁をよろしくお願いします。  4番目に、宮古島市陸上競技場入り口門前の交差点に信号機を設置すべきだということでありますが、この質問も前回行っていますので、警察署への要請件数28件の中に入っているかどうか、ご答弁をよろしくお願いしたいと思います。入っていなかったら問題です。  5番目に、新クリーンセンター正門前のですね、道路が拡幅予定があるようですけど、詳細のほうを教えてください。  6番目に、北小学校東側のA―23号線道路がバリアフリー化道路となっていますが、あのような形式の道路改修はほかにも予定はありますか、ご答弁をよろしくお願いいたします。  7番目に、警察署通りの中央縦線のホウオウボクの枝打ちがされていますけど、花のきれいなこの時期になぜ枝打ちするのか。北環状線の街路樹もこの時期みんな枝打ちされています。時期的なものなのか、それとも何か決まりでもあるのか、どうか答弁よろしくお願いしたいと思います。  8番目に、平良港沿岸通りの街路樹、フクギの実が山ほど落ちて道路に散らかっているが、なぜ掃除しないのか、答弁よろしくお願いします。  次に、観光行政についてであります。宮古島市熱帯植物園について市はどのような展望を持っているか。これもちょっと漠然としているかなと思いますけど、宮古島を訪れる観光客がことしは70万人に迫ろうかという中、宮古島市熱帯植物園を訪れる観光客も増大していることと思います。何名ほど入場しているのでしょうか、教えてください。宮古島市熱帯植物園の中は、昔と比べてですね、みどり推進課の頑張りで本当に手入れされてきれいになっています。その植物園の中に体験工芸村がありまして、9棟の体験工房があります。宮古馬乗馬体験、チガヤ工房、藍染め工房、宮古上布工房、郷土料理体験工房、万華鏡工房、陶芸工房、木細工工房、貝細工工房、多種多様な工房があります。その工房の関係者に聞きますと、体験工芸ということで厳しい規定があり、工房関連の製品を販売したりはできますが、ほかの工房とかぶったりしてはいけないとの規定があると聞いています。そのような決まりがあるのかお答えください。どのような展望を持っているのか、年に何名ほど入場者がいるのか、工房には細かい規定があるのか、その3点についてどうかお答えください。  観光クルーズ船がことしから多数入港していますけど、宮古島市への経済効果はいかほどか、ご答弁よろしくお願いいたします。  次に、環境行政ということで、まず旧クリーンセンター建屋及び煙突が解体されますが、解体時の公害対策、安全対策を示してください。以前バグフィルターのふぐあいによってダイオキシンを含んだ排気煙が煙突からまき散らされた経緯があります。旧クリーンセンター建屋、煙突には有害物質が多くあると思われます。その除去作業、有害物質を外に漏らさない作業方法を説明してください。  次に、クリーンセンターと宮古厚生園との間にある昔の野焼き場がダイオキシンに汚染されている件ですけど、どうするのかという話です。私ら保里2区にとっては大きな問題でありますので、質問しますけど、市は新クリーンセンターの建設場所を宮古厚生園南側の空き地に建設する予定で、保里2区自治会にもそのような説明をしていましたが、突然場所変更の説明が副市長からなされ、現在の場所に新設されたわけでありますけど、その原因がその場所は昔からの野焼き場で、ボーリング調査をしますと多量のダイオキシンとその他有害物質に汚染されていて、その処理に莫大な費用がかかるとのことで場所変更の説明がありました。そして、その場所は現在もそのままの状態で放置されています。しかし、ダイオキシン、その他有害物質に汚染された場所をそのままにしておいていいわけがありません。宮古島市はあの場所をどうするつもりか説明してください。  次に、教育行政についてということで、9月から平良学校給食共同調理場が民間委託されていますが、過重労働、低賃金は解消されたかとの質問だったんですけど、同じ質問を粟国恒広議員がですね、やっておりますので、この点については答弁は要りませんが、ただ1つ、子供たちの反応はどうだったかとの質問に、調査していないとの答弁でした。大切なことですので、おいしくできているか実際に食べてみて確認する必要があると思いますが、確認したでしょうか、その部分だけ答弁してほしいと思います。  テレビで見たんですけど、小学生のユニークな宿題として、親にだっこしてもらう、また宿題を親と一緒にやるとの宿題を小学校3、4年生までは出して効果を得ているとの内容でした。宮古島市の学校でも取り組んでみてはいかがでしょうか、見解をお聞かせください。  小中学校教職員の出勤、退勤の管理はどのように行っているのでしょうか、ご答弁ください。  次に、農業行政について、袖山浄水場の北側に農業水利用給水ボックスがあるんですけど、そのボックスだけでスプリンクラーがないため、不便をこうむっているという市民の声があります。スプリンクラーの設置はできないでしょうか、どうかご答弁ください。  以上の答弁を聞いて再質問を行いたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   下地島空港利活用についてお答えをします。  下地島空港及び周辺用地の利活用は本市の振興、発展に重要な振興策であることから、本市といたしましては、下地島空港利活用の必要性や早期決定について強く訴えてまいりたいと考えております。 ◎教育長(宮國博君)   まず、調理場の食事がおいしいかという……                 (議員の声あり)
    ◎教育長(宮國博君)   いやいや、ですから子供たちにまだ調査は入れていませんけれども、私どもは大変気になっておりましたので、部長と2人でこっそり行ってですね、まず食べさせてくれということで食べました。大変おいしくて、私みたいに日ごろ食欲のない者も全部完食したというぐらいのおいしさでございました。この定例会が終わり次第ですね、さらに学校教育課の皆さんも含めてもう一度確認をしに行きたいと。議員の皆さん方にもまた事実を確認していきたいと。ただ、子供たちにとってはですね、まだ調査を入れてありません。しかし、これは変わりましたかという調査はですね、近々、来月あたりでも確認をとってみたいと思っております。そういう意味で給食の味は大変いいという自信を持っております。  次に、小中学校教職員の出勤、退勤の管理はどうなっているかということですが、宮古島市立学校職員服務規程第7条では、職員は、出勤したときは、みずから出勤簿に押印しなければならないと規定されております。教職員の勤務時間は1日7時間45分、1週間当たり38時間45分となっております。勤務時間の割り振りは教員の服務監督権者である教育委員会の権限ですが、さらに宮古島市教育委員会教育長の権限に属する事務の一部を委任する規程第2条第4項により、勤務時間は学校ごとの実情に応じて行われる必要があることから、学校の実情を把握し、かつ個々の教員を直接監督する立場にある校長にその権限を委任しております。また、学校教育法施行規則第60条では「授業終始の時刻は、校長が定める」とあり、教職員の出退勤は校長によって勤務時間を定めてよいことになっております。 ◎企画政策部長(友利克君)   市民憲章についてお答えをいたします。  本市における市民憲章につきましては、合併協定をもちまして合併後に調整をする事項となっておりましたが、いまだに制定されておりません。合併前は、平良、伊良部、上野の3市町村で制定をされていたようでございます。今後につきましては、今後庁議などでもって庁内議論を始めてまいりたいというふうに考えております。 ◎総務部長(宮国高宣君)   平良庁舎に授乳室、おむつ交換場所は設置できないかという質問でございました。この件につきましては、新聞報道で出た当時から庁舎を管理する係のほうに指示をいたしまして、今日まで検討してきました。その結果についてご答弁させていただきます。  おむつ交換場所については、平良庁舎1階の多目的トイレ内への設置を業者等も交え検討してまいりましたが、既存の障害者用設備との兼ね合いなどでスペースが狭いことから、設置は困難という結果になりました。授乳室については、新たな部屋の設置など平良庁舎内のスペースに限りがあることなどから、現在は新しい部屋を設置するということは非常に困難という結果になりました。宮古島市5つの庁舎がございますけど、既にハートビル法などで庁舎を建設した場所につきましては、城辺庁舎、下地庁舎でおむつ交換場所は設置済みでございます。授乳室については、全庁舎設置しておりません。しかしながら、授乳室並びにおむつ交換場所は必要と考えておりますので、今回議論であります総合庁舎ができるならば、その新しい庁舎でですね、市民が利用しやすいような設置ができるものだと期待しておるところでございます。 ◎生活環境部長(下地信男君)   6点ほど質問いただきました。まずは、市民相談窓口はどこか、市民相談係の業務を説明してくださいというご質問です。市民からの苦情、相談につきましては、市民生活課市民相談係を窓口として現在行っております。その中で市で対応可能な苦情、相談等につきましては、受けた内容について担当部署へ伝えてですね、対応をしていただいているところでございます。また、消費者相談事業として、専門相談員の配置と法律専門家と連携した夜間消費者相談を毎月第2、第4水曜日に開催しております。そのほか市で対応が困難な相談につきましては、市外部の各種相談窓口を紹介するほか、法務局と連携して毎月無料人権相談所を開設するほか、沖縄行政評価事務所との連携により、春と秋の年2回開催する行政相談会等を行っております。  次に、信号機の設置につきまして、北環状線のひなマンション前の3差路及び宮古島市陸上競技場入場門前の交差点の信号機につきましては、既に宮古島警察署に要請を行っております。  次に、道路行政につきまして、新クリーンセンター正面前の道路整備につきまして。本路線は、添道1―2号線農免農道の一部を拡幅する整備工事でございます。4月の新ごみ焼却施設の供用開始によりまして、施設への進入道路として車両の大型化、ごみ搬入車両の交通量がふえてございます。そのため安全面を考慮し、添道公民館西側の交差点から宮古厚生園北側交差点までの約800メートルの区間を7メートルから9メートルに拡幅する工事でございます。現在道路の測量設計を終えまして、10月に着工して、来年2月末には完成を予定しております。  次に、環境行政、旧クリーンセンター、平良工場と言っていた部分ですね、解体工事の安全対策についてでございますが、旧ごみ焼却施設平良工場の解体撤去工事は8月1日に本契約を締結し、現在フェンスの設置等仮設工事を進めております。解体作業は、まず煙突も含め施設内の除染、洗浄等の前処理作業を行い、敷地外に汚染物質が拡散しないように建物の密封養生等を行います。解体は煙突等の高所作業及び重機を用いた作業となるため、粉じん対策や安全対策については作業現場や周辺地域へ配慮しながら、十分注意しながら作業を進めてまいります。そのほか定期的に現場周辺の環境測定を実施しながら、安全対策には万全を期してまいりたいと考えております。  次に、旧クリーンセンターと宮古厚生園との間にある地域からダイオキシンが検出されたということで、この地域は新ごみ処理施設の候補地となったため、土壌汚染調査を実施した結果、ダイオキシンが検出されております。本件につきましては、これまでも何回か市の管理方針についてこの議会でも質問があり、お答えしているところですけども、ダイオキシンが検出された土地の表層はおおむね土砂に覆われ、雑草、雑木等が繁茂していることから、表層土砂の飛散は抑制されており、ダイオキシンの蓄積摂取の可能性はほとんどないものと考えております。むしろ同敷地に手を加えることによってダイオキシンが飛散したり、雨で流出したりするおそれがありますので、これまで現状保全という形をとってまいりました。と同時に周辺の地下水調査を実施しておりますが、地下水の影響はこれまで確認されておりません。したがって、今後も現状維持のまま管理を行いまして、引き続き周辺の地下水のモニタリングを定期的に実施してまいりたいと考えております。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   農業行政について、袖山浄水場の北側の圃場へのスプリンクラーの設置についてですが、この地区については平成10年度から平成15年度にかけて添道地区県営かんがい排水事業で給水栓までのⅡ型の整備が行われております。この地区は、圃場整備をしないでかんがい排水事業のみが行われておりまして、不整形な圃場が多く、スプリンクラー設置をするには圃場整備が必要だと思っております。今後地区の皆さんからの要望あるいは同意を踏まえて圃場整備、あわせてスプリンクラーが整備できるよう事業採択に向けて取り組んでいきたいと考えております。 ◎建設部長(下地康教君)   道路行政に関するご質問にお答えいたします。  A―76号線は、平成27年度末時点で350メートルが整備され、現在の進捗状況は約46%となっております。今年度ですね、平成28年度は用地買収を中心に事業を進めておりまして、用地は全体で46筆ございます。現在23筆の用地買収が完了しております。今後もですね、継続して用地買収を行い、平成29年度はですね、事業完了に向けて工事を進めていきたいというふうに考えております。  次に、北小学校移転予定用地であった盛加越地区にですね、新設道路の予定がないかというご質問でございますが、この盛加越地区内の道路はですね、里道となっております。したがいまして、沖縄県へ道路事業として事業採択ができるか確認をしたところですね、道路事業は市道でなければ事業化することができないため、新規道路として市道認定を行う必要があるということでございます。今後はですね、新規道路として市道認定を行った上で、道路事業として事業採択が可能かどうか県と調整を図ってまいりたいというふうに考えております。  次に、北小学校東側のですね、A―23号線道路がバリアフリー道路として今整備をされております。そのような道路がほかにも道路改修予定はないのかというご質問がございました。市道A―23号線はですね、マウンドアップ歩道の解消及び歩行者の安全確保を目的としたバリアフリー化の道路として整備がなされております。現在はですね、市道松原1号線が同じような旧式のですね、道路となっておりますので、平成27年度から事業を行っております。これは設計が始まっているということでですね、工事は平成28年度から行う予定でございます。  次に、警察署通りのホウオウボクの枝打ちがされていますと、花がきれいな時期になぜ枝打ちをするのかというご質問がございました。警察署通りのホウオウボクはですね、夏から秋にかけて花が咲き、道路の景観をよくしているものだというふうには思っております。しかしながらですね、ホウオウボクの枝が隣接する建物や車道上に飛び出してですね、電線に覆いかぶさっていることから、台風時や災害対策及び交通安全上の危険性を考慮してですね、剪定を行っております。  次に、平良港の沿岸通りの街路樹ですね、フクギの実が落ちているのになぜ清掃がされていないのかというご質問でございました。これはですね、平良港漲水地区の臨港道路荷川取線でございます。現在はですね、歩道や植栽等の剪定をですね、年に3回シルバー人材センターに清掃委託をしております。その時期はですね、5月、9月、11月というふうになっておりますけれども、その中で街路樹としてフクギを剪定していますがですね、フクギの実は7月から9月ごろまで実が熟して落ちる性質がありますので、次年度からはですね、清掃委託をふやして対応していきたいというふうに考えております。 ◎観光商工局長(垣花和彦君)   宮古島市熱帯植物園、それから宮古島市熱帯植物園内の体験工芸村に関するご質問についてお答えいたします。  まず、宮古島市熱帯植物園には地元の市民はもとより本土及び外国からの観光客も多数来園しております。また、園内にあります体験工芸村への観光入域客数も増加傾向にあり、そのニーズも多様化しているということでございます。宮古島市熱帯植物園全体についての入場者数は把握しておりませんので、数字的なものはわかりませんが、ただ体験工芸村については平成27年度の実績で延べ5万7,000人の方が訪れております。このうち体験工芸村で体験をされた方、活用された方は7,000人ということになっております。体験工芸村は、宮古島の自然環境、島独特の伝統文化等を体験できる体験、参加型の観光産業の振興を目的に整備された施設でございます。宮古島市体験工芸村条例の中で9つの工房が規定されております。9つの工房の規定を把握した上で、入居を申し込まれる方は計画書を提出し、審査の上で入居を許可されております。したがいまして、この工房の活用につきましては、この計画書に基づいて工房の運営を行うことが基本となります。条例のほうで9つの工房が規定されておりますので、工房の規定された目的に沿って活用していくというのが原則になろうかと思います。  クルーズ船の経済効果についてのご質問がございました。昨年は13回のクルーズ船の寄港があり、乗船客へのアンケート調査結果からバスやタクシーの料金、港湾使用料金、それからお土産などの消費額を試算すると、3億9,000万円の経済効果を算出しております。ことしは、クルーズ船の寄港が増加しており、8月末で72隻、約10万5,000人の乗客が宮古島市を訪れております。昨年の調査結果から推計いたしますと、ことしは約44億円の経済効果が生まれていることになります。これは、昨年実施しましたクルーズ船の乗客1人当たりの宮古島での消費額、これはアンケート調査結果から4万1,700円という調査結果が出ておりますので、これから来島するクルーズ船客を勘案して算出した金額となっております。また、台湾からのクルーズ船乗客を中心に個人旅行で再び宮古島を訪れている人も確認されております。このような相乗効果も含めると経済効果はさらに大きくなると考えられます。今後は、宮古島観光協会、宮古島商工会議所、伊良部商工会等と連携し、地元商店街への誘客も図り、地元の人々が経済効果をより実感できるような環境整備に取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◎教育部長(仲宗根均君)   教育行政についてのご提案についてご説明いたします。  両親にだっこしてもらうことや宿題を親とやることなどについては、各家庭において保護者とのスキンシップにより情緒の安定が図られ、また親子の触れ合いを大切にすることで子供の豊かな心が形成され、生きる力の育成につながるとてもよいことだと考えております。しかし、宿題は基本的に各学校の実態に応じて出されるものでありますので、その内容等については各学校で判断することが適切であると考えます。家庭内において保護者が学校生活の様子や学習内容の把握をすることは子供の情緒を安定させますので、今後とも学校と家庭の連携を図れるよう取り組んでまいります。 ◆平良敏夫君   ご答弁どうもありがとうございました。ちょっと量がやっぱり多過ぎたなと少し思っております。授乳、おむつ交換スペースですけど、やっぱりですね、若い世代、若い夫婦いるわけですから、困っていることがあるんだったら、その投稿された方に言わせると、職員の給湯室はあんなたくさんあるのに、何でそれできないかというふうなことを言われていますので、それに対する明確な説明が必要かなと思いますよ、市民にとってはね。  宮古島市民憲章の件なんですけど、いまだ制定されていないと。ぜひ宮古島らしい結いの島、人情の島、芸能の島、そういう文言を入れてですね、本当に宮古島らしい市民憲章をつくるべきだと思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思っております。  下地島空港利活用の件、言っていることみんな宮古島の人同じ思いだと思っております。市長、強く強く、市長だけじゃなくてですね、みんないろいろ強く抗議に行けばいいんじゃないかなと思っておりますので、市長、一緒に頑張っていきましょう。  漠然とした市民の相談窓口はどこかという件ですけど、市で可能な相談、可能でない相談、可能でないところは紹介したりしてやっているということでありましてですね、ちょっと読ませていただきます。市民には問題が解決できずに本当に困っている人々がいます。困り事がですね、行政側で解決できればいいんですけど、既存の課題は解決できない問題があります。前にも質問した御嶽のこの木の問題なんですけど、道路向かいの御嶽の大木がですね、道路側に傾き、その枝が家の屋根に当たり、老夫婦は困っているとのことです。それで、教育委員会、道路建設課、市民生活課に相談してみましたが、返事はみんな一緒で、御嶽のことは地主と相談して、この場合は地主の字長と相談してみてくださいとのことでした。字長に聞くと、役員会で御嶽の木は一切切らないと決めてあるので、役所に行ってくれ、そういう一点張りです。理不尽だと思っておりますが、そういうことを言っております。その老夫婦は、自分で業者を頼んで切るしかないと思って、先ほどあったように市役所からですね、紹介してもらった業者に見積もりをもらうと27万円だったそうです。夫は高齢で病気をしていて、到底払える金額ではないと困り果てていました。先輩議員の池間豊議員によりますと、10年ほど前同じような事柄で市役所にお願いして御嶽の木を伐採してもらったことがあると聞いております。名前出してよかったでしょうか。そこで、提言ですけど、現在の市の部署で対応できない問題を抱えている市民のために力になってあげたり、相談したりできるよろず相談課のような課を新設してはいかがでしょうか。そこでですね、その御嶽の前の道路はB―9号線という市道だそうですけど、その御嶽の西側の道路が御嶽の木が伸びて車が通れなくなっています。そこは対処法としてどうするのか、建設部長、答弁できますか。よろしくお願いしたいと思います。  A―76号線の進捗状況、平成29年度に完成するということでありますので、どうかひとつよろしくお願いしたいと思います。  盛加越地区の道路新設の話もですね、その地区の地権者とか住民は何十年も行政の怠慢で捨ておかれていると思っているので、大きな不満を持っているわけですから、優先順位、先ほど聞くと、1度聞いたことあるんだけど、平成30年ごろから始められるんじゃないですかということがあったんですけど、今聞くとちょっと難しそうな話ししていますけどね、本当にこっちは、この場所はずっと捨ておかれた場所なんですよ。ちゃんと北小学校移転する地として縛りがなければ確実に発展した場所なんですよね。ぜひ優先順位最上位でもって市には対応してほしいと思っております。  のひなマンション前の信号機の件は、あさひっ子保育園の園児たちが市長に要請したと新聞に載っていました。宮古病院跡地に児童館、学童クラブができて、私たちあさひっ子としては非常によい環境となったが、北環状線の車の往来が激しく、横断するには厳しい状況となっている、どうか信号機の設置をお願いしますとの要請に、市長は園児たちに満面の笑顔で対応していることから、そこの信号はすぐにでもできるものだと思っております。危険なところですので、本当にどうかひとつよろしくお願いしたいと思います。  宮古島市陸上競技場の入り口の前の交差点の信号機の件なんですけど、市民の中にはですね、信号機をふやすと車の流れが悪くなると文句を言う人もいますが、それは車目線であり、危険な場所には設置しないといけない。その交差点で以前東小学校の児童が車にひかれて大けがを負ったことが実際にあります。ぜひ早目の対応ということでよろしくお願いしたいと思います。  クリーンセンター前の道路ですけど、きのうそこの自治会長とちょっと話しする機会があったんですけど、あそこは役所との約束、相談ではですね、1月からがサトウキビ搬入が始まるので、それまでに完成するという話だったんだけど、工事も全く始まっていないし、どういうことかという話があったし、2月には完成するということではありますけどですね、添道自治会にもちゃんと説明して納得させることが必要だと思っております。  それに、もう一つですね、宮古厚生園の裏あたりはかなりの高低差があって、石積みにするという話聞いているんですけどね、地震対策は大丈夫でしょうか。より強度のある間知ブロックのほうがいいように思いますが、いかがでしょうか。その部分を答弁できるでしょうか。よろしくお願いします。  バリアフリー道路の件ですが、狭い道路には非常にいい道路の構造と思っております。古い道路には形ばかりの歩道を両側につくってありますが、いけないのは歩道に段差をつけていることです。本当に余計なお世話です。その上狭い歩道に電柱立てているものだから、全く通りづらい、歩行者のことなど一切考えていない道路です。ああいう歩行者を無視した道路は全てバリアフリー道路にすべきです。松原1号線が次に工事始まるという話なんですけどね、漲水整備前の信号から平良北市営住宅前を通って添道に抜ける道路ですけど、その道路がですね、まさにあしき道路の典型で、北中学校の部活の生徒たちがその道路を毎日朝夕走っていますが、歩道は走るどころか歩くこともままならないので、みんな車道を走っています。車の往来も多くて本当に危険な道路です。本当はその道路を拡張するようにお願いしたいのですが、建設部長から前向きに検討しますとだけ言われそうなので、実現性のあるバリアフリー道路をお願いしたいと思います。建設部長、答弁よろしくお願いしたいと思います。  警察署通りの北環状線の街路樹は、今大きな枝まで切られて丸裸にされて突っ立っていますが、観光振興する島の剪定方法とは到底思えない。剪定方法、剪定時期を見直すべきだと思いますが、いかがでしょうか、ご答弁ください。冬に剪定できないものかと私思っているんですけど、夏にね、暑い日差しの中に緑がなくなるということは本当に観光をやっていく島としては絶対違っていると思っているんですけど、ひとつこのほうも答弁よろしくお願いしたいと思います。  平良港沿岸通り街路樹のフクギの実の道路清掃の件ですが、シルバー人材センターを頼んでやっているという話なんですけど、あの場所はですね、人頭税石があったり、仲宗根豊見親の墓があったりして文化ロードとして観光バスが必ず通る場所なんですよ。宮古島のメーン道路であるので、宮古人としては本当にああいう状態は恥ずかしいです。フクギの黒くなった実はですね、今ね、側溝のグレーチングにみんな集まっていって、水のはけ口を塞いでいます。雨が降ると平良港信号機前は冠水することになります。道路清掃車をですね、持っている業者がいるわけですから、どうか道路をですね、本当にきれいにして、観光客が汚い道路を通らないようにぜひしてほしいなと思っておりますので、できたらもう一遍答弁よろしくお願いしたいと思います。  言いたいことがたくさんあるんですけど、観光行政について、宮古島市熱帯植物園のことですが、休んで食事する場所が園内にはぜひ必要と思いますが、食事が提供できる場所が1カ所しかありません。郷土料理体験工房が園内で食事のできる唯一の場所で、ほかの工房ではアイスクリーム販売さえも許されていないとのことです。アイスクリームも郷土料理体験工房で販売しているので、ほかの工房では販売できないという決まりのようです。今本土からの観光客には宮古そばがブームになっていて、古謝そばも大和食堂も宮古島のそば屋はみんな観光客でいっぱいです。30分から1時間待ちもざらのようで、地元の人が入れない、食べれない状況となっています。宮古島市熱帯植物園を訪れるたくさんの観光客にも宮古そば、宮古島の郷土料理をもっと自由に気軽に提供すべきだと思いますが、いかがでしょうか。ほかの工房がぜひやりたいと手を挙げたらさせるべきだと思いますが、暑いさなか修学旅行の生徒にアイスクリームを食べさせてあげたいと思っても、ほかの工房とかぶっているから、だめだという規則はいかがなものかと思っています。郷土料理体験工房のオーナーは本格的なフランス料理のシェフだということで、凝った料理のメニューが並んでいました。宮古そばもありましたが、オーナーシェフの説明ではスープに凝っていて、洋風に仕上げてあるとのことで、確かにおいしいが、宮古そばとは違うものでした。聞くと創作宮古そばだということです。これは本当です。工房のどこでも食事ができ、コーヒーが飲めて、アイスクリームが食べられる、そうすることによってお互いに切磋琢磨してよりよい体験工芸村になり、観光客をもてなすことにもつながると思いますが、いかがでしょうか。観光商工局長、あそこのそばを食べたことありますか。ご答弁よろしくお願いしたいと思います。  旧クリーンセンターと宮古厚生園との間にある野焼き現場ですけど、いつまでもそのままにしておいてはいけないと思います。  学校の宿題の件なんですけど、1カ所だけ読みます。親に1分間だっこしてもらって感想文を書くという宿題に、お母さんは暖かくて気持ちよかったです。とてもうれしかったので、宿題がないときにもだっこしてほしいです。お母さんが大好きですと息子が書いたそうです。そういうことで、なかなか親が忙しかったり、子供は恥ずかしかったりしてハグしたりできないことでありますけどね、学校のほうからそういうことを後押ししてそれができるということは、子供の成長にとっても本当に親子の関係にとってもすばらしいことだと思いますのでね、学校が決めることだよということはわかりますけど、そうやったらどうかと提言することも教育委員会としては必要かなと思っておりますので、ぜひやっていただきたいと思っております。  時間ですので、質問が多過ぎてちょっと全部できなかったんですけど、これで私の一般質問を終わりたいと思います。再答弁のほどひとつよろしくお願いします。どうもありがとうございました。 ◎建設部長(下地康教君)   道路行政についての再質問にお答えしたいと思います。  まずですね、盛加越地区の道路の整備の件でございますけれども、実を言うとですね、これは以前にですね、盛加越地区に区画整理事業を導入をするというような計画がですね、住民に説明された時期がございます。しかしながらですね、その計画が実行できなかったというようなことがございまして、その経緯をですね、その当時地域の住民の皆様方に丁寧に説明をしてこなかったのではないかなというふうに考えております。よってですね、そういったことを今後ですね、いろいろと住民の皆様方に説明をしながら、また周りの状況、道路のですね、交通量等々を踏まえながらいろいろと話し合いをして、前向きにですね、皆様方の意見を聞いていきたいというふうに思っております。  次にですね、漲水整備からですね、添道に向けた段差のある歩道の整備、バリアフリーでやっていただけないかというようなご質問がございました。実を言いますと、今宮古島市はバリアフリー基本計画というのがございまして、その中でバリアフリーの事業を実施するためにまず特定地区というのを定めてございます。残念ながらですね、その特定地区の中に今当該道路がですね、入っていない状況がございますけれども、やはりそれもですね、いろいろな皆様方のご意見を聞きながらですね、検討していきたいというふうに考えております。  また、例えば今度はですね、道路の植栽についての剪定といいますか、それの時期についてですけれども、これもやはりいろいろな状況がございますので、周りの皆様方のですね、ご意見を聞きながら、剪定の時期、それと場所をですね、いろいろと相談をしながらやっていきたいというふうに考えております。  それとですね、もう一つ、平良港漲水地区のですね、臨港道路荷川取線の道路の街路樹のフクギの実がですね、道路に落ちて非常に見苦しいというご質問がございました。これもですね、清掃回数をですね、ふやしながらきれいにしていきたいというふうに考えております。                 (「休憩お願いします」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後零時06分)  再開します。                                     (再開=午後零時07分) ◎観光商工局長(垣花和彦君)   まず、体験工芸村の食堂のおそばを食べたことはあるかというご質問ですけれども、別の料理を食べたことは何回かありますけれども、そばについてはございません。  それから、平良敏夫議員からあります各工房の要望なんですけれども、これまでも各工房と話し合いを持ちながら法令、それから基準等の範囲内で要望にはできるだけ応えるようにしてまいりました。ただ、工房の施設にですね、手を加えなければいけないような場合、こういう場合になりますといろいろやはり導入した補助事業等の関係から対応が難しい部分がありますので、施設の設備に新たに手を加えるような要望については原則厳しいと、認められない部分が大きいということになっております。                 (「休憩お願いします」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後零時08分)  再開します。                                     (再開=午後零時08分) ◎建設部長(下地康教君)   御嶽の木がですね、道路にかぶさって交通に支障を来しているという、その場合どうするのかというご質問がございました。基本的にはですね、これまで申し上げていますように、我々道路管理者としては道路の構造物が据わっている場所を基本的に管理をします。したがいまして、隣接する民地であるとか、我々が管理できないような所有地に関するものに関しては、その用地を持っていらっしゃる方が整理をしてほしいというのが我々の基本的な考え方でございます。しかしながら、やはりそういった事情がある場合はですね、所有者の方々とまた相談をしながら鋭意我々のほうとしても努力をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(棚原芳樹君)   これで平良敏夫君の質問は終了しました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時半から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午後零時10分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆上地廣敏君   一般質問を行います。まず、さきに通告してあります件につきまして一般質問を行いますので、当局におかれましては明快なご答弁をよろしくお願いいたします。  まず初めに、市長の政治姿勢についてでありますが、平成27年度決算についてお伺いをいたします。一般会計歳入の中で自主財源の中核をなす市税のうち市民税、個人、法人と固定資産税の収入未済及び不納欠損処理についてであります。市民税については個人で収入未済額が6,655万5,000円、調定に対する割合で4.16%、不納欠損額は404万9,000円で、件数にしますと実に150件、法人では収入未済額が100万7,000円で、不納欠損額では118万5,000円、件数にして16件となっております。一方、固定資産税については収入未済額1億6,579万8,000円で、調定に対する割合は6.64%、不納欠損額は2,083万7,000円でありますが、件数にしますと実に943件となっております。市全体で見ますと、前年度との比較では収入済額で0.3ポイント、徴収率は94.6%で、1.2ポイント増加しております。市民の皆様方の納税に対するご協力に感謝を申し上げますとともに、納税課の職員の取り組みなど、徴収努力に対しても敬意を表したいと思います。そこで質問でありますが、収入未済額及び不納欠損処理についてその原因、いわゆる収入未済に至った原因というか、要因とその対策についてお伺いしたいと思います。同様に特別会計である国民健康保険税についてもお伺いをいたします。  次に、沖縄戦当時の学童疎開についてお伺いします。あの沖縄戦で県民のおよそ3分の1が戦死したとも言われる悲惨な実態は、これまでいろんな刊行物などで明らかにされてきました。その中で最も悲惨な目に遭ったのは戦場でのお年寄りや子供であったと言われておりますが、一方で親元を離れて遠く異郷の地で空腹と寒さと、そして望郷の念に駆られながら自活せざるを得なかった幼い疎開学童についても例外ではありません。このことについてはこれまでも多くの手記や資料などが刊行されているようですが、基本資料の不足などにより、いまだ十分には解明されていないと言われております。  そこで、ちょっと紹介しますけれども、那覇市においては宮崎県立図書館のご協力により所蔵する学事関係諸令達通牒のコピーを入手して、疎開受け入れ県での学童疎開の全容を知る資料としての活用、その解明に努めているとのことであります。これは、学童名簿が平成3年、25年前の6月23日、終戦の日に刊行されております。  ところで、学童疎開については宮古島からも平良第一国民学校から児童16名、平良第二国民学校から児童20名、そして下地国民学校から児童43名、その他引率教師3名、世話人5名、家族9名で総勢96名が宮崎県の小林市の小林青年学校に疎開をしております。県内においては、私の知る限りにおいて、浦添市が平成13年10月に宮崎県日向市において開催された学童集団疎開記念碑交流事業に参加をし、日向市庁舎玄関前と疎開先の小学校3カ所において行われた建立除幕式に参加しており、また南風原町においても平成21年6月20日、南風原文化センター内に建立された南風原国民学校学童集団疎開記念碑の除幕式が行われております。そこでお伺いしますが、このように二度と学童疎開が起こるような悲惨な戦争をしてはならないことを心に刻み、その実相を後世に伝えていくためにも市の責任において学童疎開の碑の建立をする計画はないかどうか、市長の見解を賜りたいと思います。  次に、農林水産業の振興についてお伺いいたします。まず1点目に、新技術実証栽培施設についてであります。この事業は、平成26年度一括交付金を活用し、新技術実証栽培施設工事及び再生可能エネルギー利用管理システムを含めて、総事業費は1億3,568万4,600円で整備された上野野原にある施設であります。従来の土耕栽培から高収量、高品質を目指して独立したポットで栽培するトマトに特化したシステムで、農業経営に意欲のある農業者等が新しい栽培技術を習得し、生産性の高い農業への転換を図り、もって所得向上につなげることを目的とするものであります。そこでお伺いいたしますが、平成27年度決算を見ると歳入歳出とも458万4,460円で、そのうち財産売払収入、いわゆるトマトの販売代金は254万589円、一般会計からの繰入金204万3,871円となっております。一方、歳出の主なものは人件費と物件費でありますが、実証栽培2年目となる本年度の生産目標及び販売目標額を示していただきたいと思います。また、実証期間を、本年度2年目に入っておりますが、何年度ごろまでをめどと設定しているのかお伺いをいたします。  2点目に、来間大橋東側航路の立標設置についてでありますが、この件については3月定例会でも質問をいたしました。農林水産部長答弁において、3漁業協同組合と連携して海上保安署へ立標設置要請を行いたいとのことでありましたが、要請結果についてどのようになっているのかお伺いをいたします。  最後に、教育行政について伺います。学校施設の整備方針についてでありますが、初めに今月11日に開催された下地中学校の運動会、幸い宮國博教育長も参加しております。まず、グラウンドの状態を見られて教育長はどのような感想を持たれたかをお伺いしたいと思います。  加えて、現状では雨が降った後は排水不良のため水たまりができ、野球を初めサッカー、陸上競技等のクラブ活動が全くできない状況となっております。早急に改修工事を行い、生徒が安全にスポーツ活動ができるよう対策を図るべきだと思いますが、教育長の見解を賜りたいと思います。  以上質問をいたしましたが、答弁を聞いて再質問をいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎企画政策部長(友利克君)   学童疎開の碑の建立計画についてです。宮古島からも、先ほど議員からありましたように、宮崎県の現在の小林市のほうに平良第一国民学校、平良第二国民学校、そして下地国民学校から計79名、そして教員の方々、家族の方々が疎開をされたということでございます。1年5カ月にわたりまして大変厳しい生活を送ったというふうに聞いております。このような歴史を後世につなぐことは大切ということで、宮古島市史の中にですね、掲載、記載をしているところでございます。ただ、碑の建立というふうになりますと、通例ですけども、関係者の方々で実行委員会を立ち上げ、建立、そして管理をするというのがこれまでの通例ということになっておりますので、やはり関係者の方々で何らかの実行委員会を立ち上げて、市は支援をするという形になろうかというふうに思っております。 ◎総務部長(宮国高宣君)   平成27年度の決算ベースのことでございます。その中で市民税及び固定資産税の収入未済と不納欠損処理についての原因と、あと対策についてということでございます。収入未済の主な原因といたしましては、一括で納められなくて分割納付をしている方、不動産差し押さえ中ではあるが、納付まで至っていないケース、死亡や行方不明、あと倒産、生活困窮のため納付できない方がおり、収入に結びついていない状況であります。しかしながら、前年と比較して徴収率は1.2ポイント増となっております。収入未済につきましては年々圧縮しており、圧縮できた主な要因として、滞納整理の早期着手及び滞納処分を徹底的に取り組んだこと、そして休日や夜間も対応できるコンビニ納付を導入したことにより、いつでもどこでも納付できる環境が整備されたことが挙げられます。  次に、不納欠損の内訳につきまして、市民税で166件で、金額で523万5,000円、固定資産税が943件で、金額で2,083万8,000円となっております。市税は、滞納があれば地方税法に基づいてまず差し押さえを行うことが原則であり、平成27年度においては1,751件、金額で1億941万6,000円を執行しております。しかし、一方で実地調査の結果、死亡や所在不明、倒産、生活困窮者あるいは差し押さえる財産がないことなどが確認されれば、不納欠損処理を行わなければなりません。3年の時効並びに即時消滅、あとは5年時効と地方税法に基づき適正に処理しております。なお、市税は貴重な自主財源であることから、納税者の納税意識の向上を図るとともに、滞納整理の強化を図りながら徴収率アップを努めてまいりたいと思っております。 ◎教育長(宮國博君)   下地中学校の運動場に隣接する場所は、隣は田んぼだと思います。私の小さいころはたくさん稲が生えていたという記憶がございますけれども、恐らくそのような関係でしょうから、水はけがよくない状況であります。本年度も運動会の事前にですね、土をならし、それから砂をまく等の応急措置を行いましたが、十分な効果がありませんでした。今後改修の方向で考えていきたいと思います。議員ご承知のとおり、学校施設の整備方針については毎年5カ年ごとの長期計画を策定し、県教育庁施設課とのヒアリングを経て事業は実施しております。下地中学校の運動場改修については、表面のでこぼこが激しく、水はけも非常に悪いという状況にございますので、授業、それから部活動に支障を来しているということは学校長からも報告をされております。今後県教育庁と協議の上対応してまいりたいと思います。 ◎生活環境部長(下地信男君)   国民健康保険事業特別会計の中で国民健康保険税の収入未済額、不納欠損額の原因と対策について伺うというご質問でございます。平成27年度国民健康保険税の収入未済額は現年度分が8,732万842円で、対前年度で294万5,049円の減となっております。滞納繰り越し分は2億6,535万3,711円で、対前年度から3,496万9,590円の減となっております。この収入未済額の主な要因としましては、経済的な理由で納付することが困難なものが多いということ、また転出等により細やかな納付交渉がなかなかできないということなどが挙げられます。また、平成27年度国民健康保険税の不納欠損額は3,590万129円で、対前年度から1,541万1,083円の減少となっております。不納欠損の理由としては、無財産、それから生活困窮、居所不明などによるもので、結果として地方税法第18条第1項の規定に基づく5年間の時効による徴収権の消滅及び同法第15条の7に規定するいわゆる滞納処分の停止による納税義務の消滅、このようなことがございまして、こういった方々、該当した方々を対象に不納欠損処理を行っております。  今後の対策としましては、督促状及び催告書の確実な送付、臨戸訪問指導、電話による催告、コンビニ納付及び毎月の夜間収納窓口等の開設を行い、納付を促してまいります。一方、財産の差し押さえにつきましては平成27年度は1,159万5,836円、こういう実績を上げておりまして、今後も資産、給与、預貯金等の財産を調査して滞納処分を実施してまいりたいと考えています。また、収納強化月間を設け、国民健康保険指導員とともに連携しながら徴収対策について強化を図ってまいりたいと考えております。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   農林水産業の振興について、まず新技術実証栽培施設についてお答えいたします。  平成28年度の栽培目標はということですが、今年度は約9トンを見込んでおります。販売予定価格は510万円を見込んでいるところでございます。  それから、いつごろまで実証栽培を行うかということですが、議員からもありましたけども、この施設はことし2年目となります。あとしばらくはデータ等の集積を行いながら、将来的には農家へ委託あるいは指定管理をしていきたいと考えております。いつごろかという具体的なことはまだ言えないところですけども、下地島の農業的利用ゾーンがですね、平成30年度から事業が実施されます。それらの進捗状況も含めながら今後農家への委託は考えていきたいと思っております。  次に、来間大橋東側の立標設置についてです。海上保安署への要請結果はということですが、来間大橋東側の立標設置については、去る5月31日に3漁業協同組合連盟で宮古島海上保安署へ要請が行われております。この要請を受けて7月19日に宮古島海上保安署から口頭での回答を受けたと報告を受けております。内容としましては、全国的に海上保安庁が管理する標識の削減をしているとのことで、このような中新たな標識の設置は困難であるとの回答を得ております。 ◆上地廣敏君   順を追って再質問をしていきたいと思います。  まず、市税の件でありますけれども、いろいろ前年度と、平成26年度と比較をしまして徴収率あるいは不納欠損、収入未済とも良好に推移しているというふうなことはうかがえますけれども、しかし依然としてですね、不納欠損あるいは収入未済が多いということが言えるんじゃないかなと思います。特に固定資産税については不納欠損額が平成27年度決算でも2,083万7,717円で、収入未済でも1億6,579万8,605円ということで、これも次年度に滞納として繰り越しをされていくわけですけれども、職員の皆さんの徴収努力については敬意を表します。大切な市の自主財源のもとになるものですから、引き続きですね、納税課の職員あるいは税務課の適正な課税、そしてまた徴収努力を促したいと思っております。  国民健康保険についてもですね、国民健康保険指導員が臨戸訪問をしていろいろ指導しているということでありますが、これについても一般被保険者国民健康保険税から見ると収入未済が約3億4,593万8,000円も発生をしているというふうなことであります。大切な医療費の財源に充てる税金でありますから、これについてもですね、引き続き徴収努力をしていただきたいと思っております。  特に件数が多い固定資産税ではですね、不納欠損額が金額はそんなに、2,000万円ちょっとですけれども、件数にすると943件もあるということでは、金額と比較をして非常に多くの方々が不納欠損処理をされているというふうなことですから、税の公平、公正な負担の観点からもですね、もうちょっと検討を加えながら不納欠損についての対策をとっていただきたいというふうに要望をしておきたいと思います。  次に、学童疎開の件でありますが、企画政策部長のお話では関係者が実行委員会など、そういった組織を立ち上げて取り組んでいかれたほうがいいと、市はこれについての支援をしていきたいということでありますが、実際に昭和18年から昭和19年にかけて学童疎開をされた方々はですね、昭和21年に終戦後戻ってきておりますけれども、今年齢にしますともう85歳過ぎている方々で、昭和五、六年から昭和10年、昭和11年生まれですから、昭和11年生まれの方でも満80歳を迎えていると。非常に高齢の方々が多いということからすればですね、なかなかこういったお年寄りの方々が実行委員会を立ち上げて碑の建立をするというふうな動きはとりにくいというふうに私は思っております。したがって、他の市町村など、那覇市、南風原町、宜野湾市、浦添市、ああいったところが学童疎開についての交流事業を、今も宮崎県の日向市あるいは小林市などと児童生徒の交流事業を進めておりますので、そういったところもですね、勉強してみて、どの方向でこの事業を実施したほうがいいのかですね、ぜひ早急に検討をしていただきたいと。もう高齢になっていますから、実際に学童疎開をされた方はですね、切実な思いでぜひ宮古島でも後世に伝えていくべきだというふうな強い要望がありますので、これについてはぜひ沖縄本島の関係市町村をですね、訪ねていろいろ対策を図っていただきたいと。これについてもう一度答弁をお願いしたいと思います。  それから、農林水産業の振興でありますけれども、1点目の新技術実証栽培施設についてであります。農林水産部長の答弁では、平成28年度目標、生産量で9トン、生産額で510万円ほどを見込んでいるというふうな答弁がございました。この実証栽培施設をつくったときにつくられた、農政課がつくられていますけれども、ポットファーム栽培施設ということできれいな冊子といいますか、きれいな資料があります。この中で見ますとですね、大体ポットファームでトマト栽培で10アール換算目標生産量25トンから30トンというふうなことが記載がされているわけであります。それからすると、今農林水産部長が平成28年度、実証2年目で9トンというふうなことは3分の1程度ということになりますから、実際に実証実験をして、データ取りをして、農家に普及をしていくという段階でですね、こういった周年栽培できるわけですけれども、生産量が10トン程度というふうなことになると、そこにかける、売り上げ510万円ありますけれども、目標として。平成27年度の決算を見ても人件費、物件費を合計して、それ以外の資材費をですね、見ても204万3,000円は一般会計からの繰り出しがされていますから、その分の持ち出しが必要になってくるということでは、なかなか農家に仮に指定管理をして施設を運営させたいというふうな形になってもですね、手を挙げる農家が果たして出るのかどうか。それと、これは国、県の補助事業を導入しないと、これほどの高額な施設が個人でできるわけはありませんから、1億3,000万円、面積が1,100平方メートルちょっとですね。1,100平方メートルの面積に対して1億3,000万円も経費をかけて、事業費をかけて農家がやるんでしょうかというふうな疑問も今出てくるわけでありますから、この事業については農家のほうに勧めるに当たって慎重に、新技術実証栽培施設をつくる場合に国、県の補助事業などを導入可能なのかどうなのかですね、国、県とも十分に調整の上、先ほどの答弁では下地島残地を農業的利用の部分で関連づけて検討していきたいというふうな答弁でありましたから、その辺についてはどうぞ慎重にですね、この事業は進めていただきたいというふうに思います。私個人的にはですね、実証栽培施設ですから、一般の農家が頻繁に出入りをするということは雑菌が入る、あるいはいろんな栽培作物について不利な条件が発生する可能性があるというふうなことで、鍵をかけてあると思いますけれども、でき得れば、向こうに職員は1人配置されているわけですから、農家が事前に連絡をしてこういった形で施設栽培を見学したいというふうな申し出などがあればですね、積極的に研修の場を与えてもいいのではないかというふうな思いもしております。この辺についてですね、対応できるかどうかも含めて答弁をよろしくお願いしたいと思います。  それから、もう一点の来間大橋東側航路の立標設置についてであります。これについても5月に要請をして、その後海上保安署のほうから口頭回答があったということで、全国的に海上保安署が管理する立標等について削減の方向で、これは予算の都合上だと思いますけれども、削減する方向で国のほうでは、海上保安署のほうでは検討しているようだという回答でありますけれども、これ漁民の航海上のですね、安心、安全を考えればですね、こういったことでは済まないと私は思っております。ついせんだって、多分7月の下旬か8月にもですね、来間大橋東側の航路、外海に出るためにそこを航行した船舶がですね、ドライブを浅瀬にひっかけて破損したというふうな事故なども何件かことしに入っても起きているということを漁業協同組合のほうからも聞いておりますし、漁民のほうからもそういったことを聞いております。特に夜間釣りに出る、あるいはいろんな漁に出る、そういった人たちがなかなか来間大橋東側を渡ることができないということですから、例えば伊良部島の佐良浜の漁民が、アギヤーの皆さんがですね、城辺沖、保良沖などにアギヤー漁に出るときでも向こうを通るんですよ、朝早く。また漁終わって向こうを通って佐良浜に戻っていくというふうなことで、非常にあの部分は重要なところであります。じゃ、国の責任でできなければ市はそのまま放っておくんですかということです、漁民から言わせれば。これはどこかが対応しなければならないというふうなことですから、もう一度海上保安署のほうとかけ合って、どうしてもできないということであれば市がですね、宮古島市の漁民を守る立場からもですね、市で設置してもいいんじゃないかと私個人的には思っております。そういったことについてもう一度答弁をお願いいたします。  最後に、教育行政についてでありますが、教育長も話されたとおり、ことしの下地中学校運動会でも本当に100メートルの競走などですね、トラックの部分が全く使えない。ゴールのところでは水たまりが10センチ、15センチぐらいできているというふうなことで、ゴールのテープも前に寄せたり、いろんな工夫をしてやっと運動会を終えることができたというふうな状態でありました。ですから、特に水たまりができているのは野球をやっているところのキャッチャーのところ、向こうがほとんど水浸しになって、野球のクラブ活動ができないというふうな状況になっております。近くにですね、下地の野球場があります。今教育委員会が管理をしている、市民スポーツ課が管理しているようでありますけれども、ぜひあの野球場を活用するためには市民スポーツ課へ行って借用書、使用申請書を提出して、その都度借りなければならないというふうなことになっているようで、部活を担当する教師もですね、なかなか向こうに出向いていけないというようなことになっているようであります。ですから、せっかく立派な野球場がありますから、できるだけですね、あいているとき、他の団体などが使用しない場合はですね、努めて下地の児童生徒などのクラブ活動に利用させても何も私は経費はかからないと思っておりますし、むしろ外野などは踏むことによって芝もですね、きれいにいくというふうに思っておりますので、努めて他の団体などが利用しない場合については児童生徒の利活用に供してもらいたいというふうに思います。できるかどうか、これは都市計画の公園の中にあるということで、建設部などとの調整も出てくると思いますけれども、球場の施設そのものは教育委員会が管理をしているようでありますから、ぜひ協議をして児童生徒のクラブ活動に利活用できるようにですね、対処していただきたいというふうに思います。これについては、可能性含めてですね、教育委員会に答弁を求めたいと思います。  以上、答弁を聞いて再質問するかどうかは検討したいと思います。よろしくお願いします。 ◎教育長(宮國博君)   今議員からご提案がありました宮古島市下地体育館のそばの野球場ですね、これが利用できるような方向で対処していただきたいということでございます。学校単位でそこはじゃ下地中学校ですよねという話ができるかどうかもう少し時間を下さい。調整をしてみて、後で議員のほうには結果を報告したいと思います。よろしくお願いします。 ◎企画政策部長(友利克君)   学童疎開の碑についてです。これにつきましては、以前にですね、教育委員会のほうで調査をしたことがあるということのようです。ただ、これは記念碑をですね、碑を建立するとかではなくて、宮古島の学童疎開も含めて疎開の実態といいますかね、実相といいますか、そういったことを調査したことがあるようです。その結果が市史にまとめられているんじゃないかというふうに思います。調査の際もですね、大変苦労したということで、詳しい調査、深い調査までは至っていないというのが現状のようでございます。そういうことからしますと、改めてですね、宮古島の学童疎開がどうであったか、実相ですね、については調べる必要があるかというふうに思いますし、教育委員会と連携をとって調査をしてまいりたいというふうに思っています。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   まず、新技術実証栽培施設の見学についてですが、これにつきましては農家が気軽に見学できるように対応していきたいと思っております。ただ、時間帯によっては職員がいない場合がありますので、農政課のほうに連絡をしていただきたいと思っております。  それから、来間大橋東側の立標の設置ですが、本来であれば海上保安署のほうで設置をしていただきたいというふうに思っておりますけども、議員からもご指摘がありましたように、事故が起こっているという報告もあることから、今後どのような形で整備ができるかですね、漁業協同組合及び関係機関も含めて整備に向けて検討していきたいと考えております。 ◆上地廣敏君   答弁ありがとうございました。できるだけですね、特に高齢者、高齢になっている学童疎開をされた方々、こう言ってはなんですけれども、もう先がそんなにあるわけではありません。90歳近くになっている方々もたくさんいらっしゃいますしですね、そういった意味では急ぎですね、教育委員会などとも連携を図りながら対応をしていただきたいと。実際に浦添市のほうに私も電話をしてみました。浦添市、宜野湾市と南風原町、3市町でいろいろ宮崎のほうとの交流事業もやっていると。宮古島市でも疎開した方が個人的に小林市に住んでおられる方々ですね、戦時中にお世話になった方との交流はやっている方もいらっしゃいますから、その辺のところもですね、今後学校対学校で児童生徒の交流事業などを持つことができるかですね、その辺も含めてぜひ検討をしていただきたいというふうに思います。  それから、航路についてはですね、実際に被害を受けているというか、事故が発生をしておりますので、その辺については漁業協同組合、特に宮古島漁業協同組合、それと伊良部漁業協同組合のほうに聞き取りなどもしながらですね、漁民の安心した漁業生産活動ができるようにですね、取り組みをしていただきたいというふうに要望をしておきたいと思います。  以上、9月定例会の一般質問終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(棚原芳樹君)   これで上地廣敏君の質問は終了しました。 ◆仲間賴信君   通告書のとおりですね、質問したいと思っております。失礼。教育関係は今回は割愛したいと思います。下地敏彦市長の政治姿勢についてと通告してありますので、質問したいと思っております。  1点目にですね、大福牧場、そして千代田カントリーゴルフクラブへの自衛隊配備での条件について説明を求め、その関連について質問をします。私見を交えながら質問いたします。私は、自衛隊の配備は賛成でございます。自衛隊を宮古島市に誘致したいと活動を続けてきたことは、宮古島市の地域で人口をふやし、児童生徒をふやし、学校統廃合をとめるとの思いからでした。宮古島市は、沖縄県内11市ある中で唯一人口が減少している市でございます。お隣の石垣市では、人口が増加しております。宮古島市だけが人口が減り続け、地域での人口の減少が著しく衰退し、経済的な活力が弱まり、生活が困窮しており、解決策としては自衛隊を誘致して、隊舎を分散し、人口をふやし、児童生徒をふやすことです。例えば福嶺学区、城辺学区、伊良部学区、さらに佐良浜学区などに隊舎を分散させることで各地域で人口もふえ、児童生徒がふえ、学校統廃合をとめる、また各地で自衛隊が地域での運動会や祭りに参加し、地域に溶け込むことによって、地域の方々からの信頼を得ながら安心して自衛隊の任務を遂行できるなどとの期待からでした。これは、垣花健志議員を中心とした議員連盟でも自衛隊隊舎は分散をと沖縄防衛局に要請されています。しかしながら、下地敏彦市長による千代田カントリーゴルフクラブへの土地のあっせん、不動産屋まがいの単独行動によって千代田カントリーゴルフクラブに決まりかけ、自衛隊誘致の必要性の期待が薄れてしまったこと等も含めて質問をいたします。  下地敏彦市長は陸上自衛隊配備での議員の質問に対しての答弁、平成27年3月定例会では自衛隊の配備についての市長のスタンスということですが、私は議会でこれまで自衛隊を積極的に誘致することはないけれども、国防上どうしても必要というなら十分論議する余地はあると答弁しております。この考えに変わりはありませんと。そして、防衛省が調査するとのことですが、結果について話し合いをし、その内容について議会にもお示しをいたしますので、議員の皆様方にも論議をしていただきたいと考えています。市民の意見も十分聞きながら対処してまいりますと答弁されました。さらに、平成27年6月25日の記者会見では、防衛省が検討を進める宮古島市への陸上自衛隊配備について必要であるとの考えを明らかにした。その上で市議会の議論を見守るとともに、国とも意見を交換した上で結論を出す考えも強調したと報道にあるが、なぜ市民や議会をだまし、誰のために単独行動したのか。また、本定例会での9月23日金曜日の新城元吉議員の質問に対して、大福牧場だけでなく千代田カントリーゴルフクラブで隊舎を建てることによって経済効果がよくなるとして提案しますとの答弁ですが、なぜあえて千代田カントリークラブを防衛局に提案したのか。平成27年3月定例会での議会答弁や、同じく平成27年6月25日の記者会見は全くの偽りではないのか。なぜ千代田カントリーゴルフクラブに自衛隊の隊舎ができますと経済効果がよくなるんですか。ほかの場所では経済効果がないんですか。市長、議会答弁、平成27年3月定例会、それから2点目、記者会見での発言、平成27年6月25日、3点目、誰のために単独行動したのか、4点目、千代田カントリークラブ以外の場所では経済効果はないのか、この4点についてお答えいただきたいと思います。  次に、伊良部島にある観光地、渡口の浜に隣接する市有地の払い下げに関して、市長が宮古島市から観光プロモーション事業3,700万円での随意契約の関係者、甲田氏を伴って森トラストの役員と会談する必要性について説明を求めます。また、その関連についても質問しますと通告してありますが、市長の話を聞くだけにしたいと思っております。よろしくお願いします。  次に、宮古島市観光プロモーション事業で下地敏彦市長と甲田氏との関係について、2014年度関連事業で質問します。1点目、市議会議員の責務としてですね、私たちは市民に対して知らせる、伝えるべき責務から質問します。宮古島市の条例では、前払い金については40%を超えて支払ってはならないとなっていますが、下地敏彦市長は市長の友人の甲田氏の関係する宮古島まちづくり研究会と宮古島市発注の観光プロモーション事業を平成26年7月4日に予定価格を3,700万円と決定した。その日、7月4日に満額の3,700万円で随意契約を締結した。そして、3日後の7月7日に契約金額3,700万円の約80%、2,950万円を請求されていますが、事業実施日は7月19日となっています。支払ったのはいつなのか説明を求めます。  また、入札日になって指名を受けた3社のうち2社が入札辞退届を提出しています。辞退届け書は遠い埼玉県から入札当日になって誰が持ってきたのかを説明ください。辞退した2社とも辞退届け書の辞退内容が全く同じ、さらに住所、会社名、代表者名が2社とも手書きであるが、当局は何の疑いもなかったのか、辞退した会社の社員は何名か、登記簿謄本の提出はあったのかについても説明を願いたいと思っております。  それから次にですね、伊良部地区観光地整備総合計画についての説明を求めたいと思っております。一応これについてはですね、伊良部支所長から説明を受けた後にまた質問してみたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思っております。伊良部支所長、よろしくお願いします。  次に、伊良部漁業協同組合の産地水産業強化支援事業、工事請負費は3月の当初予算では2億7,032万2,000円計上され、これは決定もされております。半年後の今回、9月定例会の平成28年度宮古島市一般会計補正予算(第3号)に6,231万2,000円増額されていますが、増額について資料を提出して説明くださいと、これ通告ですね、してあります。予算状況の極めて厳しい中、なぜ大金の増額が必要なのか、理由について、これは経済工務委員会での説明ではですね、資材の値上がりとか、また面積がふえるとか、そういう説明をされておられました。そういったこと等からですね、私は資料を提示してくださいというふうに通告してありますので、議長、ちょっと休憩してください。 ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時27分)  再開します。                                     (再開=午後2時28分) ◆仲間賴信君   次に、伊良部漁業協同組合の粉飾決算。伊良部漁業協同組合の決算報告書によると、流動資産として受取手形6,000万円が三、四年間そのまま記載されております。前期の決算でもその旨計上されていますが、当該問題の受取手形が存在しない事実を市当局は数年前に把握し、伊良部漁業協同組合から聞き取り調査を数日間行っていましたので、調査内容や結果についての説明を求めたいと思っております。また、この伊良部漁業協同組合の6,000万円が漁業協同組合の金庫からなくなっている件で、きょう漁業協同組合関係者が宮古島警察署へ届けに行ったが、警察署からは盗難か紛失かはっきりしないことには受け付けできないと言われたとのことでございます。そういったこと等もございますので、ぜひですね、この調査したことについては当局は説明を願いたいと思っております。 ○議長(棚原芳樹君)   仲間賴信議員、通告外の質問に至らないようにお願いします。 ◆仲間賴信君   伊良部島にある火葬場の存続について質問をしたいと思っております。  伊良部島の火葬場の炉の減価償却期間、2年前のですね、平成26年9月定例会の一般質問のときに、副市長が炉の減価償却期間は16年だと訂正して説明をされていました。それで、調査ではまだ4年残っております。あと4年間使用しなければならないというふうな考えがございますが、なぜですね、当局は炉の附属品を置かないのかと。置いてもらいたいということはですね、バーナーの故障で使用中止があったと聞いていますので、ぜひどういうことで故障になったかというふうなことを含めてですね、説明願いたいと思っております。  それから、宮古島市はなぜ公衆用道路の評価額をゼロ円にして使用料を支払わないのか。これは、そういうふうに評価額をゼロ円にしてですね、使用料を支払わないで、これは10年、20年そういうふうに続けた場合、本人たちも自分の土地かもわからなくなる。そうなった場合、これは時効だからとかなんとか言われた場合、民法の第162条の第1項、第2項で10年と20年があるわけですよね、民法上の時効が。そういうふうにもう時効だから、宮古島市のものだというふうに言われた場合に、これは市民とのですね、紛争の危険性にもなるわけですから、何でゼロ円にしているのか、この説明をしてもらいたいと思っております。  説明を聞いてまた再質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎市長(下地敏彦君)   自衛隊に関連して4つの質問がありましたが、一括してお答えをいたします。  まず、当初防衛局から自衛隊配備の候補地としまして千代田も含めて5カ所の提案がございました。そのうち沖縄防衛局は戦略的に見て面積、地形等から旧大福牧場が有力であるけれども、市政を運営する上で考慮すべき事項があると考えられるので、市長の意見も聞きたいというふうなことでありました。私は、旧大福牧場に全ての施設を配置するより、機能を分担させ、隊舎等については別の場所も検討したらどうかとの考えを述べました。それを受け、千代田カントリークラブについて防衛局から意見を求められたため、隊舎等としての利便性はいいのではないかという話をいたしました。この発言を受けて防衛局は分散配置についての検討を行ったと推察をいたしております。1カ所で配備するより分散して配置することにより、社会基盤の整備及び経済関連の波及効果が大きいと判断したことによります。                 (「市長、ついでにもう一つ答えてください。千代田カ                   ントリークラブ以外の場所では経済効果はないんで                   すか」の声あり) ◎市長(下地敏彦君)   いやいや、ですからそれは構わないと思いますよ。                 (「新城元吉議員の質問に対してそう答えたのに」の声                   あり) ◎市長(下地敏彦君)   だから、千代田カントリークラブでも経済効果は高いと思いますが、ほかの場所でももし自衛隊の利用上それでよければそれは構わないと思いますよ。別にそこにこだわっているというわけじゃなくて、私はそこもどうですかという提案をしたということであります。  それから、もう一つ、森トラストの件でございますが、同人物は森トラストの役員とのこれまでの面識も非常に深かったということでありますので、立会人としてその話し合いに加わっていただきました。 ◎総務部長(宮国高宣君)   宮古島市はなぜ公衆道路の評価額をゼロ円にして使用料を支払わないのか、また民法上紛争の危険はないのかという質問でございます。地方税法第348条第2項第5号において、公共の用に供する道路、運河用地及び水道用地は非課税とすると規定があります。広く不特定多数の人が利用する公衆用道路は、非課税の対象となります。ちなみに、公衆道路は道路法による道路であるかどうかを問わず、一般交通の用に供する道路となっております。また、私有地であっても一般公衆の交通のために利用されているものは公衆道路として取り扱っております。ちなみに、固定資産税が非課税の場合、評価額はゼロとみなしております。ただし、固定資産税が非課税の地目を有償で賃貸した場合は固定資産税が課されることになります。 ◎生活環境部長(下地信男君)   ちょっと議員、確認ですけども、最近8月の故障の原因という質問でよろしいですか。                 (「はい」の声あり) ◎生活環境部長(下地信男君)   故障しまして、修繕に時間を要しまして、しばし休止しておりましたけれども、その原因は燃焼バーナーの中のオイルポンプが故障したということで、点火がされなかったということで、現在はオイルポンプを取りかえて順調に稼働しているところでございます。                 (「予備を置くことは考えていないの」の声あり) ◎生活環境部長(下地信男君)   故障して、その原因を特定しないと何の部品をかえるかというのは決まりませんので、やはり故障をしっかり原因を究明して、その取りかえ部品を注文するというのが通常の流れだと思います。 ◎観光商工局長(垣花和彦君)   観光プロモーション事業に関するご質問にお答えいたします。  本業務は委託業務であり、地方自治法施行令第163条第2号で委託費については前金払いが認められております。また、宮古島市会計規則第59条第2項で予算執行者は官公署等に対して特約がある場合を除き、契約金額の10分の4に相当する金額を超えて前金払をしてはならないとあり、今回のケースは特約として契約書の条項に前金払いの割合を定めておりますので、特に問題はないと認識をしております。それから、前金の支払い日は平成26年7月14日となっております。  次に、入札辞退届の件ですけれども、入札に伴う見積書の辞退届は関係者が持参しておりますが、持参者の身分の確認はしておりません。辞退届出書の様式等については、同一の様式を使用するようこちらから提示しております。また、辞退した会社から登記簿をとる必要はないと考えまして、登記簿はございません。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   伊良部漁業協同組合の産地水産業強化支援事業の平成28年度宮古島市一般会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。  今回の補正は、工事費として6,231万2,000円の補正を計上いたしました。内訳は、漁業支援施設の建築工事費に係る費用として4,885万2,000円、それから管理委託費として971万円、建築設計委託費として375万円を補正をいたしております。主な補正の理由は、建築工事に係る費用として1,032万円が床面積の増加によるもの、それから3,853万2,000円が建築単価の見直しによるものでございます。管理委託費と建築設計費の委託費は、設計基準においても適用すべき建築物の種別の変更に伴う増額となっております。  今回の補正に関連して、伊良部漁業協同組合の決算書による流動資産として受取手形6,000万円が計上され、長年その間その記載のままであり、前期の決算にもその旨計上されているが、当該受取手形が存在しない事実を市当局は把握しているかという件についてお答えいたします。この手形の件については、平成25年1月から3月にかけて宮古島市漁業協同組合統合検討の一環として確認を行っております。確認した事項としましては、伝票の確認、経緯の確認、手形の確認、今後の処理についてでございます。確認の結果、受取手形は確認できておりません。伝票につきましては、6,000万円の振りかえ伝票を確認しております。この件について、公認会計士は回収可能性が極めて低いことから、不良債権であり、時効は支払い期日から3年と言っており、また弁護士の見解は、手形の振出日が昭和58年3月31日であることから、時効が完成しているとの見解をしております。法的には漁業協同組合の内部監査、監督、指導権限のある県の外部監査がありますので、まずは漁業協同組合の監査や県が指導を行うべきものだと理解をしております。 ◎伊良部支所長(佐久川豊正君)   伊良部地区観光地整備総合計画、またその他関連プランについて説明を求めるとの質問についてお答えいたします。  伊良部地区は、平成27年1月に伊良部大橋が開通し、観光客が飛躍的に増加しています。そこで、観光客のニーズに応えるためにも伊良部地区ならではの資源を生かした魅力ある観光振興を図るために、橋を渡ると感動の出会い伊良部島をコンセプトに、平成27年度に伊良部地区観光地整備総合計画を策定してあり、今年度は総合計画を踏まえて基本計画と実施計画を策定する予定です。事業計画の概要としましては、観光拠点としての牧山公園整備で展望台の改修工事、散策路整備、駐車場、トイレの整備、歴史文化資料館の整備、通り池の駐車場、トイレの整備、帯岩周辺の駐車場とアクセス道路の整備、カヤッファ、通称中の島の駐車場とトイレ、展望台の整備、渡口の浜駐車場拡張整備、下地島空港の北側に空港展望台の整備、入り江整備として作澪工事、排水施設整備を計画しています。そのほかにも自然環境、農業、漁業を生かした体験プログラムの開発や歴史、文化、伝統行事、地質等を生かした観光プログラムの開発、地域資源を活用した新たな商品開発などを計画しています。 ◆仲間賴信君   再質問をしたいと思います。  市長は、平成27年3月定例会の前の2015年2月3日に沖縄防衛局企画部長、沖縄地方協力本部長と懇談をされております。そのときにですね、下地敏彦市長から大福牧場を承認する条件として、千代田カントリークラブも入れての事業を進めてほしいと強い要望があったと報道されている。報道では、陸上幕僚幹部作成とされる文書、陸上幕僚幹部作成に記載となっているが、そのとおり千代田カントリークラブを提案した。あえてほかの地域ではなく千代田カントリークラブを提案した。市民や議会の議論を待たずに単独行動した理由は何か。それは市民、議会に対する大きな裏切り行為ではないでしょうか。平成27年3月定例会での答弁や平成27年6月25日の記者会見は全くの偽りではないでしょうか。これに対して偽りかそうでないのか、答弁を願いたいと思っております。  観光プロモーション事業について。もちろん契約には主契約と契約に付随する特約の部分とがあります。宮古島まちづくり研究会の財産の有無、また前金払いに対しては、宮古島市会計規則の中の「令附則第7条の規定により前金払を請求しようとするものは、同条に規定する保証事業会社が交付する前払金保証書を市に寄託しなければならない」となっておりますが、保証書の寄託はされたのか。また、まちづくり研究会には財産の有無についてもはっきりせず、危険な契約の仕方と思わないのか等も含めて説明をされたいと思っております。宮古島市の条例は、憲法第94条、地方自治法第14条、第16条などに基づき、地方公共団体が法律の範囲内で議会の議決により制定する、「普通地方公共団体は、義務を課し、又は権利を制限するには、法令に特別の定めがある場合を除くほか、条例によらなければならない」とされていますが、前払い金での80%の2,950万円の支払いは条例違反としか言いようがございません。  それから次に、さきの農林水産部長の説明では、金額が大きいのは面積増1,032万円と建築単価見直しで3,853万2,000円だというふうな説明がございました。建築面積とは建物の各階の床面積の合計のことで、各階の面積は外壁または柱の中心線に囲まれたはり芯面積のことをいいます。延べ床面積ともいいます。この面積に備品を持ってきて置くだけじゃないですか、これは。議員の皆さんもこの平面図を、嵩原弘議員は専門だから、すぐ気づいたと思うんだけど、私はですね、これは面積増にはならないと思うんです。面積がふえたということは、例えばですね、この演台、これを別に市長の横に移動した。面積はふえますか。面積はふえないですよ、これ。そういうふうな間違ったことを議会に提案してくること自体がですね、全く理解できないです。面積とは物を移動するから、面積がふえるということではないんです。よく考えてください。  それから、伊良部漁業協同組合の受取手形の件。先ほども農林水産部長は手形は存在しなかったというふうな説明をされていましたけど、手形が組合に存在しないことは、これは明らかになっているんですね。手形が組合金庫から紛失したのであれば、その管理をしているいずれの者かが持ち出したとしか考えられない。泥棒が入った事実は報告されていない。そうだとすれば、組合幹部のいずれかが持ち出したことになります。これは横領ないし業務上背任などの刑事事件で、重大犯罪と言わざるを得ません。これは組合の運営体質自体に問題があると考えられる。宮古島市も組合に対しては多額の負担を強いられ、市民の血税が使われていることからも十分な調査、監視、指導が必要と考えるが、いかがか。粉飾決算の事実が判明した後も伊良部漁業協同組合を指定管理者として指定し続けるのかも答弁願いたいと思っております。ほかの文書を読んだら市長にすごく悪いみたいだから、飛ばしました、これは。  市長はですね、平成27年3月定例会で承認する条件としてですね、千代田カントリークラブを入れた。これは全く理解できないことでございますのでですね、市長、これは今からでも市民や議会とですね、それなりにうまく説明し、調整しながらですね、自衛隊の宿舎は私は分散したほうがいいと思っておるんですね。この件だけでは垣花健志議員とも私は一致しました、これは。非常に同じ考えを持たれているなと思って喜んでいたんですけど、どういうわけか、下地敏彦市長の何か不動産屋まがいのおかげでですね、吹っ飛ぼうとしているわけですが、非常に残念でなりませんので、もっとですね、時間をかけて隊舎のですね、分散も考えてもらいたいと思っております。  それから、一般質問の持ち時間はまだ3分ございますので、議員の皆さんも図面をよく見てください。これはね、平面図というのはですね、この青い色で塗られた平面図、これもともと部屋の中なんです。家の中。家の中は面積といいます。ここに給湯室を設けるだけで面積がふえますか、皆さん。冗談じゃないですよ。面積とは、物を持ってきて置くから、面積がふえるとは言いません。面積は同じです。じゃ、誰の席のもの移動させようかな。物を移動して置いたら面積がふえるという考えはですね、これは農林水産部長ですね、非常に失礼な提案の仕方ですので、この面積がふえたということは失礼なことですのでですね、皆さんはこの事業については3月定例会で2億7,000万円有余で議会で決定されている予算がございますのでですね、そういったインチキじみた補正の予算の仕方はしないで、この当初予算でこれはやるように努めるべき。じゃ、まだ時間がありますので、副市長、この図面を見てですね、面積がふえたと思っておりますか。あなたが市長の女房役で行政のプロですから、説明してください、副市長。                 (「休憩してください」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時00分)  再開します。                                     (再開=午後3時02分) ◎農林水産部長(砂川一弘君)   漁業支援施設の面積についてお答えいたします。  お配りした資料のほうで説明をさせていただきたいと思います。資料の4ページ、この施設の2階部分になりますけども、ふえた部分がですね、一番左側のはりの部分で24平方メートル、それから給湯室で7.5平方メートル、それから海業体験室の部分で16平方メートル、管理室のほうで29平方メートル、廊下の部分で12.5平方メートルがふえております。それとあわせてですね、バルコニーのほうで45.4平方メートルのマイナス、減っております。それから、トイレのほうで5平方メートルが減っております。差し引き34.4平方メートルの面積の増ということでございます。                 (「休憩してください」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時04分)  再開します。                                     (再開=午後3時11分) ◎農林水産部長(砂川一弘君)   建築面積はふえていないのに何で面積がふえるのというご質問だったと思いますが、建築面積というのはそのまま建築の面積ですけども、延べ床面積というのがふえている形になっております。1階と2階を合わせた面積でふえているという形で、その比較のほうがですね、資料の2のほうにつけてあります。1階と2階合わせて延べ床面積が949.6平方メートルから984.4平方メートルにふえているという形になっております。 ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時12分)  再開します。                                     (再開=午後3時14分)  しばらく休憩し、3時25分から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午後3時14分)  再開します。                                     (再開=午後3時37分) ◎農林水産部長(砂川一弘君)   伊良部漁協地区海業支援施設の面積について再度説明をさせていただきます。  お配りした資料の4ページのほうでお願いをいたします。面積につきましては、延べ床面積がふえたということで、2階の平面図の左側部分のワンスパン分7メートルがふえて、トータルで延べ床面積が34.4平方メートルふえたという形になっております。 ◎観光商工局長(垣花和彦君)   観光プロモーション事業についての再質問にお答えします。  地方自治法施行令附則第7条では、公共工事に関する前金払いの保証について規定されており、本業務はソフト事業であり、委託業務であります。したがいまして、公共工事ではありませんので、同規定は適用されず、前金の支払いについては特に問題はないと考えております。また、本業務を受けた事業者の代表者が宮古島観光協会の役員であり、数多くのイベント等にも携わって成功させていることから、信頼性もあり、契約の履行に関しても確実に遂行するものと見込みがありましたので、業務の執行に関しては特に危惧しておりませんでした。なお、本業務の契約、前金払い等については法令等に基づき適正に執行されているものと考えております。保証書の寄託については、必要はないというふうに考えましたので、行っておりません。                 (「休憩してください」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時41分)  再開します。                                     (再開=午後3時42分) ◎市長(下地敏彦君)   先ほども答弁いたしましたけれども、自衛隊配備について機能を分担させたほうがいいのではないかということで、別の場所も一緒に検討したらどうかという考えを述べました。そして、向こうのほうから千代田カントリークラブについてもいかがですか、ほかの場所もここもありますよと、5カ所ありましたから、意見を求められたんで、全体的に見たら千代田カントリークラブのほうがいいんじゃないでしょうかねということをお話を、利便性からしてどうでしょうかというお話をしたということです。                 (議員の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時43分)  再開します。                                     (再開=午後3時46分) ◆仲間賴信君   伊良部地区観光地整備総合計画でですね、伊良部大橋周辺での水道使用も含まれるか、トイレがなくてですね、観光客も非常に困っているというふうなことですので、これはトイレなどはできないかということ。  それから、先ほど固定資産税の地方税法第348条、これはですね、総務部長、公共の用に供する道路とは、供するとは提供するわけですよ。地主がどうぞ道路にして使ってくださいとやらないと、契約しないとですね、役所が勝手に使用料金を払わない、そのかわり税金はゼロだというふうなことは、これは間違いだと思いますよ。それで、先ほど総務部長も答弁されていたんですけど、これは地主のですね、同意をとらないで役所の考えだけでこの第348条はできるかと。これは、私はですね、沖縄のですね、他市町村にも行って聞いてみました。他市町村では、例えば建て売り住宅をつくって、そこで道路などを配置すると、そのときに建て売り住宅をつくった不動産業者が役所に来て、どうぞ使ってくださいと、そういうふうにやるらしいんですよ。地主のね、同意もとって。ですから、同意をとらなくてできるかどうかだけ総務部長、説明願いたいと思っております。  どうもこれで仲間賴信の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◎総務部長(宮国高宣君)   地主の同意が必要じゃないかという件でございます。土地の課税する場合には、まず最初に土地の地目の認定は固定資産評価の基準に基づいてやっております。これは、現況地目により地目認定を行っております。まず、基本的に登記簿の台帳の記載事項が固定資産台帳に登録されておりますが、登記は申請主義であるため、地目が変わっても登記異動を行わない場合が多く見られております。そのため固定資産の地目の認定は現況地目を基本としております。その際に現況課税をいたしますので、固定資産を評価するに当たっては固定資産評価員、市の職員です。及び補助員、これは地方税法第353条において徴税吏員等の固定資産税に関する調査に係る質問検査権または地方税法第408条、固定資産の実地調査、地方税法第409条、固定資産の評価により現地調査を行い、固定資産を評価をしております。ちなみに、これにつきましては調査後決定した地目について個々の納税者には通知は行っておりませんが、固定資産課税台帳縦覧期間が毎年4月1日から最初の納税期間までの間閲覧が可能となります。また、毎年5月1日に発送の納税通知書に記載された地目認定に異議等があれば異議申し立ても可能であります。                 (「休憩してください」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時51分)  再開します。                                     (再開=午後3時53分) ◎伊良部支所長(佐久川豊正君)   伊良部地区観光地整備総合計画で伊良部大橋、伊良部島側でトイレ設置ができないかとの質問ですが、伊良部大橋、伊良部島側では伊良部大橋開通当初から橋詰広場が計画されていますが、一向に進展しない状況にあります。しかしながら、担当部署である沖縄県宮古土木事務所では必ず実現するという信念のもとに鋭意努めているという旨伺っていますので、近々橋詰広場整備実現に向けてよい進展があるものと大きく期待し、動向を見守りたいと思います。 ○議長(棚原芳樹君)   これで仲間賴信君の質問は終了しました。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(棚原芳樹君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会します。                                     (延会=午後3時54分)...