宮古島市議会 > 2016-09-20 >
09月20日-03号

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  1. 宮古島市議会 2016-09-20
    09月20日-03号


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    平成28年  9月 定例会(第7回)          平成28年第7回宮古島市議会定例会(9月)議事日程第3号                            平成28年9月20日(火)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            平成28年第7回宮古島市議会定例会(9月)会議録 平成28年9月20日                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(25名)                          (延会=午後4時30分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(4 番)  棚 原 芳 樹 君  議   員(13番)  高 吉 幸 光 君 ┃┃ 副 議 長(19〃)  垣 花 健 志 〃    〃  (14〃)  富 永 元 順 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  濱 元 雅 浩 〃    〃  (15〃)  新 城 元 吉 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  平 良 敏 夫 〃    〃  (16〃)    欠   員   ┃┃   〃  (3 〃)  下 地 勇 徳 〃    〃  (17〃)  佐久本 洋 介 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  粟 国 恒 広 〃    〃  (18〃)  下 地   明 〃 ┃┃   〃  (6 〃)  仲 間 賴 信 〃    〃  (20〃)  平 良   隆 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  國 仲 昌 二 〃    〃  (21〃)  眞榮城 徳 彦 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  上 里   樹 〃    〃  (22〃)  前 里 光 惠 〃 ┃┃   〃  (9 〃)  上 地 廣 敏 〃    〃  (23〃)  山 里 雅 彦 〃 ┃┃   〃  (10〃)  嵩 原   弘 〃    〃  (24〃)  池 間   豊 〃 ┃┃   〃  (11〃)  仲 間 則 人 〃    〃  (25〃)  下 地   智 〃 ┃┃   〃  (12〃)  西 里 芳 明 〃    〃  (26〃)  新 里   聰 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 下 地 敏 彦 君 │ 上 下 水 道 部 長 │ 砂 川   嚴 君┃┃ 副   市   長 │ 長 濱 政 治 〃 │ 会 計 管 理 者 │ 砂 川 定 則 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 友 利   克 〃 │ 消   防   長 │ 来 間   克 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 宮 国 高 宣 〃 │ 伊 良 部 支 所 長 │ 佐久川 豊 正 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 豊見山 京 子 〃 │ 総 務 部 次 長 │ 久 貝 喜 一 〃┃┃           │           │ 兼 総 務 課 長 │          ┃┃ 生 活 環 境 部 長 │ 下 地 信 男 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 久 貝 順 一 〃┃┃ 観 光 商 工 局 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 財  政 課  長 │ 下 地 美 明 〃┃┃ 振  興 開  発 │ 多良間 雅 三 〃 │ 教   育   長 │ 宮 國   博 〃┃┃ プ ロ ジェクト局長 │           │           │          ┃┃ 建  設 部  長 │ 下 地 康 教 〃 │ 教  育 部  長 │ 仲宗根   均 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 砂 川 一 弘 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 上 地 栄 作 〃┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  上 地 昭 人 君   議  事 係  長  仲 間 清 人 君  次       長  友 利 毅 彦 〃   議   事   係  狩 俣 篤 希 〃  次  長 補  佐  富 浜 靖 雄 〃 ○議長(棚原芳樹君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は25名で、在職する議員全員出席であります。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第3号のとおりであります。  この際、諸般の報告をいたします。  事務局長から報告させます。 ◎事務局長(上地昭人君)   議長の命により、諸般の報告をいたします。  9月8日、9月1日に開催された全員協議会において、各常任委員会よりそれぞれ1名を選任することと決した宮古島市都市計画審議会委員の選任については、総務財政委員長から濱元雅浩君を、文教社会委員長から粟国恒広君を、経済工務委員長から下地勇徳君を選任した旨の報告がありました。この報告を受け、同日付で下地敏彦市長へ同審議会委員の選任については下地勇徳君、粟国恒広君、濱元雅浩君の3名を選任した旨の報告をしました。  同9月8日、下地敏彦市長から認定第1号、平成27年度宮古島市一般会計歳入歳出決算認定についての別冊、平成27年度宮古島市一般会計・特別会計歳入歳出決算審査意見書の訂正の申し出がありました。  9月9日、議会運営委員会が開催され、市長から申し出のあった認定第1号の別冊、意見書の訂正の処理方法について諮問したところ、本訂正は決算書の附属書類中であること、また決算の額に影響を及ぼすものでないことから、正誤表により処理することと決定されました。この決定を受け、同日常任委員会開催前に、正誤表を添付の上、全議員へ認定第1号の別冊、意見書の訂正については正誤表により処理する旨の通知をしました。  以上で諸般の報告を終わります。 ○議長(棚原芳樹君)   ただいまから日程第1、一般質問に入りますが、通告外の質問及び一問一答の質問にわたらないよう、議事進行にご協力お願いいたします。  なお、質問の1人持ち時間は30分となっております。  それでは、通告順に従いまして、順次質問の発言を許します。 ◆下地明君   一般質問の前に一言申し上げます。  9月は障害者の雇用支援月間であるとともに、全ての敬老者が安心して生活できる敬愛する老人月間並びに老人週間であることから、昨日も各地域で敬老会が開かれております。お年寄りを日ごろ敬愛する心が人間社会で最も大事であり、日ごろの敬愛の心は何かと子供たちが明るく成長することにつながっていくものと考えます。  また、ことしは4年に1度開催されるオリンピック・パラリンピックがブラジルのリオデジャネイロで開催され、多くの国民に感動と希望と夢を与えてくれました。特にパラリンピックでは、車椅子ラグビーで沖縄県出身の仲里進選手が活躍、車椅子ラグビーで日本代表が初のメダル獲得に貢献しております。選手たちの障害を感じさせない一生懸命な活躍に感動した余韻が残っており、改めて障害者の方々が活躍できる優しい社会づくりに頑張っていきたいと思いました。  それでは、通告に従いまして一般質問を行いますが、当局の誠意あるご答弁をよろしくお願いします。まず初めに、市長の政治姿勢について。宮古島市を保養地として活用できる特色のある医療機関誘致について。観光客入域数50万人台が目標だったと思いますが、クルーズ船の寄港、宮古―関西直行便の運航再開などで70万人台に達する勢いであると聞いております。そこで、海外や島外からの観光客の皆様に宮古島の観光を兼ねながら保養地として活用できる特色のある医療機関を誘致計画できないでしょうか、答弁をお願いします。  次の地下ダムのある城辺地域へ活性化事業費助成については、いろいろ検討の結果、今定例会では割愛します。  次に、宮古島市に独立行政法人種苗管理センター誘致について。このことについては、私は前から何回も質問しております。宮古島市の農家約80%以上がサトウキビ栽培農家であり、生産量は県全体の約48%を占めております。ちなみに、新植の春植え、夏植えは県全体の60%以上を占めていると思われます。そのことで幾度となく質問をしております。当局も誘致に向け県や国に対し要請しているようですが、これまでの経過と誘致に向けた今後の取り組み計画について答弁をお願いします。  次に、旧西中共同製糖場煙突の修復保全について。平成25年3月定例会で当物件は老朽化による毀損も見られ、修復等を含めた保存整備が必要と考えており、今後保存整備に向けた取り組みを行ってまいりますと答弁がありましたが、いまだに修復保全整備は実施されておりません。どのようになっているかご答弁お願いします。  次に、大相撲宮古島場所開催について。宮古島を全国にアピールするとともに、観光客誘致に相乗効果、子供たちに大きな夢と元気を与えることを期待し、誘致へ向け質問を行ってきましたが、当局のご配慮により、来る12月21日に宮古島市総合体育館で開催されることが決定となりました。そこでお聞きしますが、宮古島市も実行委員会に入っているようですが、開催に当たって費用負担等の役割はあるのか、答弁願います。  次に、福祉行政について。市長の8月10日の障害者入所施設、8月25日の障害者就労施設訪問の感想について。市長は、相模原市の障害者入所施設の殺傷事件を受け、入所施設を訪問、警備及び安全体制等の状況を視察、また障害者就労施設視察就労支援研究所グットトライでは宮古島市が発注している視覚障害者、國仲智江子さんが考案した指定の点字ごみ袋作業に22人の視覚、知的、精神、身体障害者が取り組んでいる状況、アダナスでも21人の障害者のパンづくり作業状況を視察されておりますが、市長に施設訪問の感想をお伺いします。  次に、宮古島市の障害者雇用状況について。9月は障害者雇用支援月間であることから、下地敏彦市長も宮古島市の経済団体に雇用促進の要請を行っておりますが、宮古島市の障害者雇用率と今後の雇用計画についてご答弁をお願いします。  次に、民生委員、児童委員委嘱について。新聞報道で3年ごとの一斉改選を迎えることしの12月、現在121人の委員のうち32人が継続しないとのことですが、現在の委嘱見込み状況について答弁を願います。  次に、地下水保全について。加治道水源地周辺での涵養林植栽について。市町村合併前の宮古島上水道企業団は、水道収益金の3%を涵養林植栽事業費に計上していたと思いますが、合併後中止になっております。また、合併前加治道水源地周辺での涵養林植栽の話がありましたが、具体的実行に向けた計画ではなかったようです。そこで、今後新たな計画で新鮮な飲料水保全に向け、加治道水源地周辺での涵養林植栽計画を検討できないでしょうか、答弁をお願いします。  次に、同じく加治道水源地そばの沈砂池について。定かでないが、二十数年前に設置されたと思いますが、水源地そばに沈砂池があることに最近疑問を感じております。しかも、すぐそばに大型ダンプの往来が激しい急坂の道路があり、またほかの3方向からの道路の雨水も沈砂池に流れるような形態になっておりますが、このことについて当局の考えをお願いします。  次に、農畜産業振興について。初めに、平成28/29年期製糖原料工場別生産予想について。サトウキビの生育状況は、今のところ台風被害もなく、降水量も恵まれ、宮古島市全体が増産だと思いますが、各工場別生産予想についてお伺いします。また、生産量によっては年内操業の話なども製糖工場からお聞きしているんでしたらそれについても答弁願いたいと思います。  次に、サトウキビ作業受託組織推進について。サトウキビは宮古島の経済を大きく支えておりますが、サトウキビ作農家の高齢化が急速に進んでいることから、植えつけから収穫まで受託組織推進を図るべきだと考えますが、答弁をお願いします。  次に、農畜産振興について。宮古島市優良繁殖・肥育素牛導入促進事業補助金について。繁殖、生産基盤の拡充、強化及び肥育農家の担い手育成を目的として、今年度は2,620万円の予算を計上して補助金の交付を実施しているようですが、畜産農家の間から補助金交付の内容が理解できないとの声がありますが、どのような方法で交付を行っているか、説明をお願いします。  次に、JAの優良繁殖素牛導入助成事業推進について。JAは多額の市場手数料を販売者、つまり農家から2%、購買者から1%もらっており、上場頭数が多くなればなるほど市場手数料も増額となることから、下地敏彦市長宮古地区農業振興会の会長として、畜産農家の担い手育成推進を図るため、JAに優良繁殖素牛導入助成事業推進の働きかけはできないでしょうか、市長に答弁願います。  次に、道路行政について。宮古空港横断トンネル道路計画について。このことについては、私は去年6月定例会から取り上げております。新聞報道で大きく取り上げられておりますので、申し上げますが、市長はもし次回出馬なさるんでしたらこれを第1番目の公約にしてもいいんじゃないかと思っております。宮古空港は、観光客の増加で利用者数が多くなり、また空港東側にスポーツ観光交流拠点施設、隣接場所で大手スーパーサンエーの進出計画、なお現在の大米建設場所にスーパーサンエー進出計画があり、人の流れ、物の流れを迅速化するために、空港と市街地のアクセス道路整備が課題である。そのことから空港横断道路整備が将来の宮古島市経済発展に大きくつながっていくものと確信しておりますが、当局の整備に向けた取り組みと今後の計画について答弁をお願いします。  次に、B―53号線、これも幾度となく取り上げてきております。この道路は沖縄県宮古合同庁舎へのアクセス道路と小中高生徒の登校、下校道路でありますが、車両通行量も多いが、歩道がなく、非常に危険なことから、幾度となく質問しておりますが、当局のこれまでの取り組みをお聞かせください。  次に、市道城辺29号線及び73号線舗装工事について。29号線は長間自治会の中央道路で、学道でありますが、路面のアスファルト部分が剥がれるなど、車両及び歩行者の通行に大変支障を来していることから、今後路面の舗装整備に向け検討したいと考えておりますと平成25年3月定例会で答弁がありましたが、いつごろ実施計画されるのか、ご答弁お願いします。  次に、73号線は約43メートルの石粉道路で、県道から農道への出入り口のため、車両通行に支障を来しております。29号線と同時舗装整備できないでしょうか、答弁願います。  なお、29号、73号線舗装整備については、当局に対し長間自治会長、伊良皆孝からも要請が行われております。  以上質問を行いましたが、答弁を聞いてから再質問を行いたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   8月10日、それから8月25日の障害者入所施設あるいは障害者就労施設を訪問した感想はということですけれども、まず初めに7月26日、神奈川県相模原市の障害者入所施設での元施設職員による殺傷事件で19人の死亡者、25人の重傷者の痛ましい事件が発生をいたしました。心よりご冥福とお見舞いを申し上げます。この痛ましい事件発生後、同日付で国から県を通し注意喚起の文書が市及び各施設へ発送されております。そこで、施設の現状を把握するため、8月10日に青潮園、ふれあいの里、あけぼの学園の3施設を訪問し、施設長などから安全対策についての説明を受けました。説明の中で夜間に警備員もしくは当直職員を配置し、緊急時の連絡体制が確立されていることを確認いたしました。しかし、3つの施設とも共通して訴えていたのは、不審者情報に対し施設、警察署、行政、地域が連携して情報を共有することが必要であるということを言われました。そのため関係機関との情報伝達体制を早急に整備してまいります。また、8月25日には障害者就労施設の現状や今後の支援方法等のあり方について3カ所の施設を訪問いたしました。多くの利用者が生き生きとした姿でそれぞれの障害に応じ作業に一生懸命取り組んでいる姿に接し、今後ともしっかりと支援が必要だと感じました。ほかにも多くの施設がございますので、機会を見つけて訪問し、施設の代表者や利用者から意見を聞きながら、市が支援できることがあればぜひ積極的に支援をしてまいりたいと考えております。  次に、空港横断トンネルについてであります。宮古空港横断トンネル道路計画については、去る平成28年8月4日、多良間村で開催された宮古管内県出先機関宮古圏域市村との意見交換の場において県へ要望をいたしました。それに対し県は、現在宮古圏域の道路整備については、沖縄21世紀ビジョン等の上位計画との整合性を図りながら道路の整備を進めているところであると、したがって宮古空港横断トンネル計画については平良城辺線及び高野西里線などの4車線道路の整備状況を踏まえながら、道路ネットワークとしての必要性や技術的課題、環境への影響、費用対効果など、解決すべき課題が多いとのことから、今後の検討課題と考えているという回答がございました。市としましては、空港東側にスポーツ観光交流拠点施設が来年4月にオープンすること、それと連動してサンエーがオープンを予定していること等から、より利用度の高い道路のネットワークを形成し、住みよい都市計画を図るため、県に対し横断トンネル道路の整備について強く要請していきたいと考えております。 ◎総務部長(宮国高宣君)   福祉行政について、宮古島市の障害者雇用状況についての中で、宮古島市役所の障害者の法定雇用率はどのぐらいかという質問でございました。本市における障害者の雇用状況につきましては、現在10名の職員を雇用しております。障害者の雇用の促進等に関する法律では、事業主に対してその雇用する労働者に占める身体障害者、知的障害者の割合が一定率、これは法定雇用率以上になるよう義務づけられております。地方公共団体におきましては2.3%、教育委員会では2.2%が法定雇用率として定められております。本市においては、市長部局で現在2.38%、教育委員会で3.70%となっており、法定雇用率を満たしている状況にあります。また、本市におきましては、毎年職員採用候補者試験において障害者枠を設け、障害者雇用率達成に向け積極的に取り組んでいるところでございます。 ◎福祉部長(豊見山京子君)   民生委員、児童委員の委嘱についてというお尋ねでした。民生委員、児童委員は、厚生労働大臣からの委嘱を受け、それぞれの地域において常に住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行い、社会福祉の増進に努める方々です。その委嘱状況につきましては、平成28年8月末時点で定員124人に対し121人、率にして97.6%と県内でも高い状況になっております。しかしながら、3年に1度の一斉改選が行われる12月1日時点の委嘱見込みは、欠員17人の107人、86.2%と大変厳しい見通しになっております。  定員確保に向けた取り組みにつきましては、各民生児童委員協議会や欠員地区の自治会長、市役所退職者等に適格者の情報を呼びかけておりますが、推薦された方へ就任の働きかけを随時行っております。また、活動費の増額につきましては、現在年額5万8,200円の活動費が県より支給されているほか、市としても5地区の民生委員児童委員協議会へ総額629万2,000円を協議会運営補助金として補助しております。また、去る8月31日に行われた市長と沖縄県子ども生活福祉部長との民生委員の充足率向上に向けた意見交換会において、市長より活動費増額を要請しております。さらに、民生委員、児童委員は行政や各福祉機関との連絡調整に当たるなど、個人のプライバシーにもかかわる複雑な活動を担っていることから、これらの活動に敬意を表し、市長主催による民生委員、児童委員の労をねぎらう会を定期的に開催したいと考えております。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   まず最初に、独立行政法人種苗管理センターを宮古島市へ誘致できないかというご質問についてお答えいたします。  議員からもありましたが、本市のサトウキビ生産は県全体の約半分を占めております。また、農業を営む全農家の約90%近くがサトウキビを栽培をしております。このような観点からも独立行政法人種苗管理センターの分室等の宮古島市への誘致についてはお願いをしているところです。ことし2月9日に行われました沖縄21世紀ビジョン基本計画中間評価に対する意見交換会、それから8月4日に行われた平成28年度宮古管内県出先機関宮古圏域市村との意見交換会など、機会あるごとに同センターの宮古島分室の誘致をお願いしているところでございます。ちなみに、8月4日の県との意見交換会の中で、県のほうからは宮古島市への独立行政法人種苗管理センターの分室の誘致については、平成28年7月29日に要請趣旨等について独立行政法人種苗管理センターに説明し、宮古島市の意向を伝えたとのことであります。今後とも関係機関へ誘致へ向け働きかけをしていきたいと考えております。  次に、地下水保全について、加治道水源地側の沈砂池についてお答えいたします。加治道水源地付近の沈砂池は、周辺農地や隣接するミルク峰からの雨水等の処理施設として平成10年度に国営かんがい排水事業宮古地区の一環として整備をされております。水質について問題はないかということですけども、上下水道部に確認したところ、地下水の水質には問題はないとのことでありました。  次に、農畜産業の振興について、平成28/29年期製糖原料工場別生産予想についてお答えいたします。各製糖工場の生育調査の数値に基づいてお答えいたします。まず、沖縄製糖株式会社が約14万2,000トン、宮古製糖株式会社城辺工場が12万606トン、宮古製糖株式会社伊良部工場が6万1,931トンで、合計32万4,537トンの見込みとなっております。  それから、操業の開始時期ということですが、6月3日に各生産組合から各製糖工場へ要請を行っております。この中でまず沖縄製糖株式会社ですが、現在機械の整備等をしておりますけども、その関係上年内の操業は厳しいというお話がありました。それから、宮古製糖株式会社城辺工場については、年内操業に向けて機械等の整備をしておりますけども、ただ基準糖度等に達しない場合は操業はできないというお話がございました。それから、宮古製糖株式会社伊良部工場については12月の上旬を予定しているとのことであります。  次に、サトウキビ作業受託組織推進についてお答えいたします。基幹作物であるサトウキビについては、ハーベスターによる収穫率が進んでおります。平成27/28年期で71.9%となっております。農家の高齢化や後継者不足などで植えつけや肥培管理などの作業が課題となっており、サトウキビ管理作業受託組織の体制強化の必要性は十分に感じております。宮古地区では、平成25年9月に宮古地区さとうきび管理組合が組織されております。地区内のサトウキビ生産の振興に寄与することを目的に設置されており、受託作業を実施しております。今後も関係機関と連携、協力して組織強化を図り、管理作業の受託を推進することでサトウキビの生産振興を図っていきたいと考えております。  次に、宮古島市優良繁殖・肥育素牛導入促進事業補助金交付の内容についてお答えいたします。本事業は、肉用牛生産農家の経営安定と繁殖生産基盤の拡充、強化及び肥育農家の育成を図るため、素牛導入に対し導入費の助成を行っているところでございます。平成28年度からはさらに畜産振興を図るため、県内の繁殖素牛導入に対しては限度額8万円から20万円へ、それから県外の素牛導入については10万円から25万円へ、肥育素牛についても10万円から20万円へそれぞれ増額して助成を行っております。市からの助成金がわかりづらいということですが、市からの助成金はJAおきなわの貸付牛事業で繁殖素牛、肥育素牛を導入した畜産農家に対して導入費の3分1以内の助成をいたしております。例えば60万円で県内素牛を導入した場合、導入費の3分の1、20万円が助成されることになります。これは限度額でございます。手続についてはJAおきなわが一括して行いますので、この際市からの助成金20万円を差し引いた40万円がJAの貸付牛契約となり、2年据え置きの後に5年間での償還となります。  次に、JAの優良繁殖素牛導入助成事業の推進についてお答えいたします。JAは、飼料価格の対策や災害時に独自の対策を行うなどの多方面において生産農家のサポートを行っております。また、市場手数料については競り市場の運営費及び維持管理費の費用等に充てており、肉用繁殖牛貸付事業についても2年の据え置きや低金利での実施をしていることから、JA独自の助成事業は考えていないとのことであります。 ◎建設部長(下地康教君)   まずですね、B―53号線、宮古高校東側道路の拡幅整備についてというご質問がございました。県の道路管理課と調整しましたところ、住宅が道路沿いに密集している地域であり、事業費が膨らむことが見込まれており、費用対効果などを考えると、道路事業では国からの補助金の確保が難しく、道路事業での事業採択は厳しいというお答えをいただいております。しかしながら、市としてはこの道路については道路事業ではなくて街路事業での事業化に取り組んでいきたいというふうに考えております。  次に、市道城辺29号線及び73号線の舗装改修工事についてでございます。市道城辺29号線及び73号線の舗装工事につきましては、城辺29号線は城辺長中市営住宅の前の舗装にひび割れが確認をされております。車両の通行に支障が生じていると判断されにくい状況でございますので、今後経過を見ながら取り組んでいきたいというふうに考えております。  次に、73号線でございますが、距離にして約30メートルほど未舗装となってございます。今後応急措置として再生材を使用した舗装を検討していきたいというふうに考えております。 ◎観光商工局長(垣花和彦君)   まず、保養地として活用できる特色ある医療機関の誘致についてのご質問ですけれども、保養は観光の大きな目的の一つになっておりますが、健康の維持や増進、回復を目的に特化したヘルスツーリズムという旅行の形態があります。今回のご質問は、このヘルスツーリズムに含まれるものと考えられます。現在のところ本市におきましては、特定の医療機関を誘致して観光振興を図るという計画はございません。ただ、ヘルスツーリズムについてはさまざまな形態がありますので、その可能性については検討してみたいと考えております。  次に、大相撲宮古島場所の開催について宮古島市の費用負担のご質問がございました。ことしの12月20日、それから21日の2日間にわたって、大相撲宮古島場所が民間事業所を中心に実行委員会を組織して開催されることになっております。主催はこの実行委員会ということになりますが、宮古島市も共催という形で支援を行うことになっております。観光商工局と関係する部署から職員3人が実行委員会に参加して本番に向けての取り組みを進めております。費用の負担については、今回の誘致については全て民間資金と入場料の売上金等により対応することになっており、宮古島市の資金面での支援はございません。 ◎上下水道部長(砂川嚴君)   上水道企業団の時代に給水収益の3%程度を涵養林植栽事業に充てていたが、現在はどうなっているか、また旧城辺町時代に加治道水源地東側に涵養林を植栽する計画があったと思うが、どうなっているかというご質問でございます。上水道企業団においては、平成11年度から給水収益の3%程度を予算化し、涵養林用地の購入と涵養林植栽を行ってまいりましたが、平成17年の合併以降、財政状況を理由として現在まで涵養林植栽に関する予算化は行っておりません。  また、加治道水源地東側に涵養林を植栽する計画についてはどの程度の計画であったのか確認できておりませんが、水道事業といたしましては地下水保全は最優先と考えておりますので、加治道水源周辺を含む3水道水源保全地域における涵養林植栽による地下水保全については今後取り組みを検討してまいりたいと考えております。 ◎生涯学習部長(上地栄作君)   旧西中共同製糖場煙突の修復保全についてでございます。煙突表面の毀損が進んでいるのは承知しておりますが、これまで確認したところ、煙突表面の毀損部分の修復を行う文化財の補助事業がなく、修復作業は行われておりません。今後は、旧西中共同製糖場煙突も国指定重要文化財へ指定していただけるよう、国や県の指導を仰ぎながら進めていきたいと考えております。 ◆下地明君   答弁に時間がかかって大分時間が経過しておりますので、何点かだけ再質問を行いたいと思います。  最初に、保養地としての特別な医療施設のあれは検討していないということでありますがですね、私は時間の制約上簡単な再質問をしたいと思います。ちなみにですね、宮古島市から石垣の下地脳神経外科にですね、私が報告した当時は新聞に載ったけれども、向こうの案内役電話でやっておりまして、今でもですね、個人、そして夫婦、団体で宮古島から年に何百名と行っているんですよ、石垣島の旅行を兼ねて。そういうことで当初下地第2脳神経外科を建てる前に何とか宮古島に分院みたいなのはできないかというふうなことを院長にお願いしましたけれども、宮古島の人は自分を必要としていないと、またしていなかったというふうなことで、自分は石垣で一生懸命頑張るというふうなことで、宮古島は経済的に相当な損失なんです。そういうふうなことでですね、私が申し上げているのは、特色ある医療機関の誘致と。だから、すばらしいお医者さんがいて、本当に旅行に来て、沖縄県の宮古島市にこういうふうなすばらしいお医者さんがいると。もちろん宮古病院も宮古島徳洲会病院も宮古島リハビリ温泉病院もありますよ。しかし、前もってそれは予約すれば受診できるはずだけれども、やっぱりあるけれども、今でも宮古島から石垣に渡っているわけだから、そういったことを勘案した場合ですね、市長、どうしても宮古島という、これを国内だけじゃなくて海外にも広めるためにも観光客増加に向けても、そして宮古島のお互いの健康を保持するためにもどうしてもこういった病院は必要であると思うんですよ。私は行っていないけれども、豊見城にある病院では海外からも、10万円余りの受診料がかかるらしいが、人間ドックに毎年来ているというふうなことも聞いております。実際宮古島の方が十何万円出して向こうに行ってドックを受けているという話も聞いております。そういったことを聞いた場合ね、非常に大事な問題です。市長にですね、今後の取り組みと申しますか、考えについて答弁を願いたいと思います。  それから、独立行政法人種苗管理センター誘致でございますが、東村にできたというのは、以前はですね、沖縄本島がサトウキビは3分の2以上占めていたんですね。もっと占めていたと思います。それで、沖縄本島に独立行政法人種苗管理センターは設置したんですよ。今は違う。今は沖縄本島どんどんサトウキビなくなっている。しかも、新植の春植え、夏植えは沖縄全体で宮古島市が60%以上植えつけあると思いますよ。そういったこと等を考えた場合には、国も市長の今後の政治折衝によってはですね、納得していくものだと思いますので、ぜひとも頑張ってもらいたいと思っております。  旧西中共同製糖場煙突の修復については推進するというふうな答弁であったと聞いておりますが、そのとおりですよね。工事やっていくというふうに私は答弁理解しておりますが、もしどういうふうなあれだったか生涯学習部長に再答弁をお願いします。  それから、障害者の施設については、市長もいろいろと障害者に対する思いを述べておりました。今後障害者に対してですね、やっぱり今パラリンピックでもあったとおり、非常に障害者の皆さんが頑張っている。これを見せつけております、世界に。そういったことで障害者を大事にすることこそ私は大事であると思いますので、どうか今後もですね、市長、そういった障害者関係に大いにまた、これまでも行政として力を入れておりますが、今後もご支援のほど頑張ってください。  それから、障害者の雇用については法定雇用率に達しているというふうなことで総務部長からの答弁がありました。しっかりとこれも法定雇用率を守るように今後もお願いしたいものだと思います。  それから、民生委員、児童委員の委嘱についてでございますが、大変厳しい見通しになっているということであります。新聞報道でありましたけども、民生委員は報酬はなくて、活動費として年間に5万8,200円ですか、それしかないと新聞でもありました。しかし、福祉部長がおっしゃったように、非常に民生委員というのは地域で困っている方の支援とか、いろんな活動をですね、頑張っているんですよ。そういったことで、民生委員はやっぱり国からの辞令をもらうわけですから、直接市が委嘱するわけではないけれども、市長ですね、そういうふうなやっぱり予算獲得というのはそれは国の関係ですから、難しいと思いますので、市長にお願いしたいのは、せめて民生委員、児童委員をですね、年に1回でもいいから、集めて激励の講演と申しますか、講話などをやってもらったほうが元気が出て頑張ってくれると思いますので、市長に一言お願いしたいと思います。  それから、地下水保全についてでありますけども、加治道水源地は上下水道部長がおっしゃったように今後前向きに取り組むというふうな答弁だったと理解しております。なぜ中止になったかというのは、財政上の理由でというふうに上下水道部長おっしゃっておりますが、宮古島市全体の財政事情は大分回復はしてきております。特にですね、水道行政は別なんです。そういうふうなことで以前から宮古島市もですね、特別会計は旧平良市では大赤字だったんですね。それ隠していたんですよね、市町村合併のときに。そういうふうな中にあっても上水道の収益金の3%は涵養林の造成事業として計上してきたんです。財政上の理由にはならないと思います。そういうふうなことで水道事業はちゃんと黒字経営ですから、ちゃんと推進してもらいたい。再答弁をお願いします。  それから、水源地そばの沈砂池については水質も問題ないとおっしゃっておりますが、私は問題ないから、我々城辺住民はあれをずっと飲んでいるわけですから、こういうふうに健康でいると思いますけども、しかしいろいろ想定した場合に、本当に坂の下に、井戸のそばにそういうふうな沈砂池があるということは何でか、私は疑問を感じているということです。水質に問題ないといって一蹴したら私はどうかなと思います。ただそういうふうな思いであります。  農畜産業ですが、製糖原料生産予想については一応は私の思ったよりも大分予想は少ないですが、思うに株出しの面積がふえている関係でそのような状況になっていると思うんですよ。そういうふうなことでですね、次の関連する受託組織の推進はぜひとも必要だと思うんですよ。できるだけ株出しも大いに面積拡大してもいいけれども、増産するためにはやっぱり何年か置きに植えかえ、新植しなきゃなりません。そういうふうなことで、手が回らんから、今度はもう肥料を施肥して何とか株出しにしようというふうな農家が多いんですよ。ことしは非常に天候に恵まれているから、大分株出し、生産量も多いと思いますけど、株出しが4トンも3トンも面積があったんでしたら、ハーベスター作業するにしても大変ですからね、そういうことのないように新植を大いに何年か置きに進めるためにもこの受託組織の推進は大事であると思います。これは、ハーベスター、トラクターを補助事業で導入した方々に半強制的にこういうふうなことは推し進めたほうがよろしいと思いますから、ぜひともそのように取り組んでもらいたいと思います。  それから、畜産振興でございますが、今8月の競りでもですね、子牛は最高で76万円になっているんですよ。こういうふうな本当に絶頂のときにこそ担い手育成事業は大いに進めるべきじゃないかと私は思うんです。そういうことで今期は2,620万円の担い手育成事業、これは農林水産部長にお尋ねしたら、非常に市長の思いが強かったというふうなことで、相当増額されたということでありますけども、できればですね、今のこの畜産業が本当に最高、絶頂のときに大いにこの2,620万円というのをもっとふやすような考えで取り組んでもらいたい。これは要望でございます。  私は、JAにもですね、この優良繁殖素牛導入助成事業推進について、市長は宮古地区農業振興会の会長だから、何とか働きかけができないかというふうなことを申し上げた。しかし、農林水産部長に答弁させました。私は、会長である市長に一応お願いしてあります。大事なことです。ちなみにですね、JAは平成27年度実績で、宮古島市だけで市場手数料が農家から5,943万1,234円、購買者から2,971万5,617円、トータル8,914万6,851円の市場手数料をもらっているんですよ。そのようなことからですね、これだけの手数料もらっているわけだから、もちろんそれはJAがいろいろ家畜競り市場つくってこういうふうにいろんなのやっているのは承知しております。しかし、このように手数料を取っているわけだから、その中に宮古島市も2,620万円は出しているわけだから、皆さんも何とか500万円でもいい、1,000万円でもいい、そうしたら上場頭数ふえれば皆さんにはね返ってきますよ、そういうふうなお願いできないかと私は聞いています。市長に答弁お願いします。  宮古空港横断トンネルについては、市長もしっかりと述べられております。今後もどうぞしっかりと国、県に働きかけてもらいたいと思います。  それから、道路行政について、B―53号線については富永元順議員と相談してというか、交互で毎回取り組んできております。建設部長の答弁では何とか街路事業で今後頑張っていくと、その旨の答弁だったと思いますので、頑張ってください。  以上で一応質問は終わりますが、答弁を聞いて私の質問を終わりたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   それでは、一括してお答えをいたします。  まず、医療ツーリズムの件についてですけれども、これは既存の宮古島にある施設はやはり市民を対象とした施設であるというのがまず前提でありますけれども、この医療ツーリズムによる観光客の誘客というのを考えると、どうしても民間のそれぞれの専門の病院が宮古島になければできないだろうというふうに思います。宮古島にそういう病院ができるかどうか、あるいは来たいと希望する民間の病院があるのかどうか、これはいろいろと意見を聞いてみなければならないというふうに思っております。そういう意味で、先ほど石垣の事例もありましたけれども、そういう特化した病院ができれば、それに付随したツーリズムというふうなのはしっかりと考えていきたいなというふうに思います。  次に、サトウキビの種苗センターの支所の誘致については、これまでも申し上げたとおり、県内生産量の半分を占めている宮古島市に健全で優良な種苗を供給するというふうな意味でも支所は必要であると思っておりますから、引き続き要請をしてまいります。  障害者の支援については、これからも意見を聞きながらですね、しっかりとした対応をしてまいりたいと思います。  民生委員につきましては、民生委員の仕事そのものは非常に地味な活動で、なかなか社会的な認知が得られていない部分がございます。先ほど答弁したようにですね、民生委員の活動を広く市民に知らしめるという形で、何らかの形で激励会的なものも開いてみたいというふうに思っております。  水源涵養林につきましては、やはり地下水の保全という意味では必要だというふうに思っております。どういう形ができるかですね、前向きに検討してまいりたいというふうに思います。  それから、サトウキビの作業の受託組織については、管理組合をつくって今それを進めておりますが、これからもですね、高齢化が進んでおりますので、しっかりと推進をしてまいりたいと思っております。  次に、JAの優良繁殖素牛導入助成事業推進について、JAにもっと支援をするように宮古地区農業振興会の会長としても働きかけるべきだというお話です。まさに私もそう思います。積極的に働きかけてみたいというふうに思います。 ○議長(棚原芳樹君)   これで下地明君の質問は終了しました。 ◆佐久本洋介君   きのうの伊良部地区の敬老会で市主催の敬老会が全て終了しました。皆さん、お疲れさんでした。本当に議会議員は敬老会があるとみんな大変だったと思いますけど、やはり長寿者をめでるというかね、非常にいいことだと思いますので、皆さんのご苦労もわかりますけど、やはり敬老会は大事かなと思っています。  では、一般質問に入りたいと思います。9月定例会に当たり、さきに通告しましたとおり質問してまいりたいと思います。まず、市長の政治姿勢についてです。1点目に、伊良部地区への農林水産担当の再配置について。平成27年度の宮古島市行財政改革で伊良部管内の室が全て廃止され、住民サービスが著しく低下しています。特に農林水産室が廃止されてからは、農漁業経営に気軽に相談できる状況になく、農漁業に対する補助事業や制度資金等の情報が伝わりにくいとの苦情が多く、農林水産室の再配置を要望する声が上がっています。9月14日には伊良部地区9団体より市長に対して農林水産室の再配置の要請が行われました。伊良部地区農漁業者からは多くの不満が噴出しています。これから伊良部地区では国営かんがい排水事業、そして下地島85ヘクタールの農地整備、伊良部漁業協同組合荷さばき場の改築等、大きな事業が控えています。伊良部地区農漁業の振興にはどうしても再配置が必要だと思っていますが、いかがでしょうか。  2点目に、臨時職員の待遇改善について伺います。臨時職員、いわゆる非正規職員、これは今、きのうのニュースでしたかね、非常に全国的にふえて、約64万人ぐらいということです。これは異常だと思います。宮古島市においても本務職員のみでの市民への行政サービスは無理だと思います。しかし、服務規定については本務職員と同様の要求がされています。定数削減との兼ね合いもあると思いますが、現在臨時職員は何人で、全職員の中で割合はどのぐらいか、また臨時職員の賃金体系はどのようになっているのか、改善の余地はないものか伺います。  3点目に、下地島空港の利活用について。下地島空港の利活用事業は4つに絞られていると県では話していますが、いつになったら決定して進めていくのか全く見えてこないです。昨年12月で締め切り、ことし3月で決定、そして平成28年4月の事業開始と聞いていましたが、全く進んでいるように思えない。今のような状況では、名護のUSJと同じように開発計画者が手を引く可能性すらあります。地元で一番危惧しているのはそこです。その中で三菱地所の開発計画は有望だと言われていますが、その内容について市民にも説明してください。県では事業決定時期もまだはっきりしていないようですが、なぜこのようにおくれているのか。伊良部地区では、住民大会を開いて県に要請しようという動きもあります。市としてどのように考えているのでしょうか。  次に、観光行政について伺います。宮古島市サシバリンクス伊良部は、伊良部大橋の開通により非常に盛況のようです。地元だけでなく観光客の利用もふえているようで、市のお荷物になるんじゃないかと心配していましたが、そうならずに好調な運営が行われているようです。そこで伺いますが、カート置き場、これが現在低位置になっていまして、大雨のたびに移動させるのが大変なようです。この場所はもともと水はけの悪い場所で、合併前の平成15年の台風14号の大雨でもカート全台が水没し、使えなくなってしまいました。今では大雨のたびにパトカーを先導に、要するにカートは公道が通れないもんですから、パトカーを先導に宮古製糖株式会社伊良部工場へ移動させているとのことです。このような状況では、ゴルフ場運営に支障を来しかねません。カートの水没を防ぐためにも、移動の手間を省くためにもかさ上げや、もしくはもっと高い場所への移動が必要だと思っていますが、いかがでしょうか。  そして、プレーの途中でよく聞くんですけど、用を足しにまた戻るというような、そういう話もよく聞いています。トイレの設置も考えてみてはどうでしょうか。  レストランについては、周辺の飲食店との兼ね合いもありますので、削除します。  次に、建築単価の急激な上昇で民間、公共工事と支障を来しているようです。民間の住宅新築では坪100万円とも言われています。資材の高騰が言われていますが、資材の中でも上昇率が大きいのはどういう資材でしょうか。そして、その上昇要因は何なのか。市としてどのように捉えているのか。  次に、道路行政について伺います。1点目の空港地下を横断する地下道構想については今下地明議員が質問しましたが、私はこの必要性はみんながよくわかっていると思うんですけど、県との話し合いがどの程度まで進んでいるのか、それについて伺いたいと思います。  空港滑走路によって地域が東西に分断されています。市街地へ行く場合、また上野地区に行く場合、城辺線を通るか、下地線を通るか、いずれにしろ大きく迂回しなくてはいけません。もちろん間道はありますが、滑走路の南北を通らなくてはいけません。その影響で消防通りや警察署通りから城辺線へ出る大和電工前の交差点は朝夕の渋滞が長くなっています。8月にドン・キホーテがオープンしまして、ますます渋滞が起こっているようです。スポーツ観光交流拠点施設の供用開始、大手スーパーサンエーの進出により、シュレーダー通りから市街地へ向けての交通量、逆に市街地よりシュレーダー通りへの交通量ともに大きくふえるものと思われます。そこで、シュレーダー通りから消防通りあるいは警察署通りへ空港横断トンネルができれば、渋滞の緩和、そして物流時間の短縮等、大きな効果が期待できます。県へどのように要望されて、県の感触はどうなのか、それについて伺います。  2点目に、伊良部地区、特に佐良浜地区の道路整備について伺います。佐良浜地区の急斜面地区は、消防車や救急車の通行ができず、防災上非常に大きな問題があります。今の状態では、災害のとき大きな被害が心配されます。市町村合併前にもありましたが、東西に幹線道路を整備する必要があります。それについていかがでしょうか。  次に、佐良浜保育所の遊具不足について伺います。保護者の方から佐良浜保育所には遊具がなく、外で遊ぶことがほとんどない、そういう連絡がありました。それで、私も行ってみました。本当に遊具という遊具はなく、あっても利用できない。そして、園庭は子供たちが遊ばないために非常に雑草だらけになってしまった。この状況を市はどのように捉えているのか。子供たちは遊ぶことによってお互いの協調性、それからルールの理解、そして想像力等を学んでいくものだと思いますが、このままでいいのでしょうか。改善策を答弁してください。  次に、教育行政について伺います。1点目に、伊良部地区小中一貫校の進捗状況について説明してください。聞くところによると、佐良浜中学校の解体について国が難色を示しているようですが、どうなっているのか。  2点目に、城辺地区、平良地区の学校規模適正化の現状について説明してください。いろいろ説明会も行われているようですが、どのように進んでいるのか。  以上、答弁をお伺いして再質問したいと思います。 ◎市長(下地敏彦君)   伊良部地区への農林水産担当の配置についてお答えをいたします。  伊良部地区への農林水産担当職員の配置につきましては、伊良部大橋開通に伴い地理的利便性が大幅に改善されたことで、これまで伊良部農林水産室で行っていた業務をより専門的、迅速にサービス提供できるよう担当課に業務を集約し、伊良部農林水産室を廃止した経緯があります。しかしながら、伊良部大橋が開通して日が浅いことから、農業、漁業への行政サービスの低下を防ぐ観点から、今年度から特命事項として伊良部地域の農水産業関連業務に関する担当職員、主幹1名を伊良部地域づくり課に配置したところであります。しかしながら、議員ご指摘の農林水産業専門職員の配置については、去る9月14日に伊良部地区自治会会長ほか8団体から伊良部農林水産室の再設置について要望があり、専門職員の配置についての必要性は認識しているところであります。そのようなことから、伊良部地域で安心して農林水産業に取り組んでいける体制づくりが必要だと考えており、新年度から農林水産関係の係を配置いたします。 ◎教育長(宮國博君)   まず、伊良部地区小中一貫校の整備進捗状況です。教育課程に関する基本構想や校舎、体育館等の各エリア、各教室の構成等、基本的構想については検討、協議を済んでおります。現在は、その基本的構想に基づいた校舎、体育館等の実施設計を平成29年3月で終えるため、設計業務受託業者と調整をしているところであります。また、伊良部地区小中一貫校で使用される校章、校歌、制服等について、またスクールバス運用等について統合協議会で作業の本格化を進めているところであります。佐良浜中学校の改築については、今県教育庁、それから文部科学省と鋭意話を進めているところであります。  次に、城辺、平良地区の学校規模適正化の現状ついてお答えをします。学校規模適正化については、学校教育法施行規則で小学校、中学校の学級数は12学級以上18学級以下を標準とするとしてあります。しかし、本市の小中学校は過小規模校、小規模校が大きな割合を占めております。特に城辺地区及び平良の北部地区の各小中学校においては、各学年1学級または複式学級の編制となっているのが現状です。そのようなことから、学校規模適正化の推進に当たって、教育委員会は宮古島市学校規模適正化基本方針に沿って、城辺地区中学校については平成33年度までに1校に統合するため、平成28年6月に城辺地区中学校統合計画策定委員会を設置して作業を進めているところであります。小学校については、児童数の推移や中学校の結果を見守り、統合時期について速やかに決定し、取り組みます。平良北部地区については、統合しても小規模校あるいは過小規模校であること、統合対象地域が広範であること、通学負担が他の地区と比べ大きいことなどの課題があります。この課題の整理がつき次第、統合の時期や方法について速やかに決定し、取り組んでいきたいと考えております。 ◎企画政策部長(友利克君)   三菱地所の下地島開発についてお答えいたします。  三菱地所の下地島空港の活用提案計画は、旅客ターミナルを整備し、国際線、それからLCCなどの国内線の就航する空港運営を目指すというものでございます。当初の計画といいますか、開業の時期としましては2018年5月の開業を目指すという計画でございまして、そのため市としましても県に対しまして早期の事業化の決定を求めているところでございます。これに対しまして、県は決定時期については未定と、引き続き事業者と前向きに協議を進めている状況だとの説明を受けております。下地島空港施設の利活用は、市の振興、発展の起爆剤となる重要な振興策でございます。市としましても県と連携し、事業の早期決定に向けて引き続き協力していきたいと考えております。
    ◎総務部長(宮国高宣君)   市長の政治姿勢について、臨時職員の待遇改善について、その中で2点ほど、一般事務補助の臨時職員は現在何人か、賃金体系はどうなっているかという2点について一括してお答えいたします。  現在臨時職員は300名、それに対して全体に占める割合は28.5%でございます。  次に、一般事務の臨時職員についての賃金体系でございますけど、日額6,000円で、時給で750円で任用しており、沖縄県の最低賃金、現在693円、来月から714円になりますけど、その額は上回っております。しかしながら、一般事務職の臨時職員についての賃金は合併当時から現在改正されておりません。現在の社会情勢等を踏まえると、臨時職員の待遇改善は必要だと認識しております。他市の状況を精査した上で検討してまいりたいと思っております。また、労働組合とも協議をしておりますけど、服務等につきましても臨時職員等のインフルエンザ、あわせて流行性結膜炎につきましても年に10日の特別休暇で対応しております。なお、今後も働きやすい職場環境の構築に取り組んでまいりたいと思っております。 ◎福祉部長(豊見山京子君)   佐良浜保育所の遊具の件についてお尋ねでした。佐良浜保育所の園庭に設置してある遊具は、砂場、滑り台、鉄棒となっております。遊具不足につきましては保育所長や保護者からも要望があったことから、今年度より廃止となった南小型児童館の遊具を9月に移設したところでございます。移設した遊具は、木馬が2台、小型滑り台が1台となっております。遊具の設置につきましては、保育所の希望や市の財政状況等を踏まえて次年度以降計画的に進めていくこととしております。 ◎建設部長(下地康教君)   建築単価の上昇についてのご質問にお答えいたします。  全国の建築単価は、平成23年3月11日に発生しました東北大震災の復興事業から上がり始めており、公共事業では鉄筋、型枠、左官などの専門技術者の確保と建設労働者の社会保険加入を促進するため、平成25年に15年ぶりに公共工事労務単価が引き上げられており、現在も建築単価は上昇を続けております。また、東京オリンピックに向けた公共工事や震災復興事業の増加により、東京や被災地へ技術者が流れており、地方においては人手不足が問題視をされております。市としましては、必要以上の低単価における発注を避けて、余裕のある工期を設定をし、適切な事業実施に取り組んでいきたいというふうに考えております。  次に、空港横断トンネルにつきましてのご質問でございます。これは先ほど下地明議員の質問に対して市長が答弁をしておりますが、佐久本洋介議員のご質問としましては、県との話し合いはどの程度進んでいるかというご質問でございました。これにつきましては、去る8月4日、多良間村で開催された県出先機関との意見交換会において、初めて本市の要望事項として上げさせていただいております。それに対して県は、道路ネットワークとしての必要性と解決すべき課題が多いことから、今後の検討課題と答えております。本市としましては、スポーツ観光交流拠点施設整備や株式会社サンエーの大規模集客施設の立地予定を鑑みて、今後空港横断トンネル整備を県に強く要望していくということになります。  次に、伊良部地区の道路整備についてのご質問でございます。伊良部地区の道路は、主に佐良浜地区でございますけれども、車のすれ違いの困難な道路や大型車両の進入ができない道路、幅員が狭い箇所が多く存在しており、災害時に緊急車両が現場に急行する際に支障を来すこともあると思われます。道路事業ではですね、防災のみを取り入れた事業はございません。したがいまして、都市機能としての道路整備を今後考えていく必要があります。これは、都市計画区域として指定をしていかなければ都市施設としての骨となる道路整備が困難となってきますので、今後道路整備を行っていくに当たり、都市計画区域の指定を提案しながら検討していきたいというふうに考えております。 ◎伊良部支所長(佐久川豊正君)   1点目のカート置き場のかさ上げが必要との質問についてお答えいたします。  宮古島市サシバリンクス伊良部では、平成15年の台風14号襲来の際、格納庫内のカートが水没して、全車使用不能という甚大な被害をこうむった経緯があります。そのため、その後は安全を考慮して暴風警報発令時には安全な場所まで移動して管理しております。ゴルフ場利用者の利便性を考慮し、カートの安全を確保することは必要であると考えています。  2点目のトイレ設置ができないものかとのご質問ですが、この件につきましては年度当初においてコースの中間あたりにある簡易トイレの改築要望は受けております。伊良部大橋開通により当該施設の利用者も大幅に増加しており、今後ももっとふえていくことが予想されます。それに伴って女性ゴルファーも増加しておりますが、コース途中の簡易トイレは女性では利用しづらい状況であり、プレーの途中にクラブハウス内のトイレまで引き返すという不便を来しており、利用者からも強い要望があると聞いておりますので、指定管理者と調整して対応してまいります。 ◆佐久本洋介君   答弁ありがとうございました。再質問したいと思います。  農林水産担当の配置について市長から答弁がありました。市長の答弁では新年度からということですけど、今現在非常に多くの事業が控えている、その準備の関連からも年度途中での配置はできないものですか、市長。もちろん農林水産業は伊良部島の産業の一番の軸です。これについては年度途中ででもやっていただきたいぐらいなのが住民の要望です。市長、新年度と言わず年度途中での配置はできないものかどうかもう一度伺います。  それから、臨時職員の待遇改善について。総務部長の答弁は、必要であるということをやはりおっしゃっています。これは私の知り合いでもあったんですけど、何年やっても何も変わらない、将来への夢が持てない、希望がない。これを何年も続けていくというのは本当に大変なことだと思うんですね。今総務部長の答弁では、賃金は日額で6,000円、そして時給で750円、これは沖縄県の最低賃金はオーバーしているということですけど、それだけじゃないと思うんですね。やはり臨時職員しながらでもある程度の生活はやっていけるような、そういう賃金は必要だと思います。特に子育ての世代、大体若いのが多いですから、子育ての世代はやはりみんな一生懸命仕事をしなくちゃいけないから、臨時職員でも頑張っていると思います。それから、ひとり親の家庭、それから今現在社会問題にもなっている子供の貧困、これにも関係してきますので、改善を真剣に考えていただきたいと思います。これについて総務部長、もう一度答弁をお願いします。  それから、三菱地所の件ですけど、県は下地島空港の利活用について宮古島市と話し合いで方向性を探りたい、そう話していますけど、県からは提言を求められていると思いますが、県が方向性を示さないことには市としての解決策は出せないと思います。市は県にもっと強く要請してください。県の施策のおくれを市に転嫁されないように、それをお願いしたいと思います。  それから、建築単価について。建築単価の上昇は、公共工事だけじゃなくて民間の住宅新築にも非常に大きな影響を与えているものと思います。私の知り合いでも新築したいが、頭金や住宅ローン、これが余りにも額が大きくて、住宅ローンなどの支払い額を考えると二の足を踏んでしまう、そういう話まであります。これをどういうふうに解決していくのか。これは市だけでは非常に難しいと思いますので、建築関係の皆さんとも話し合いながら解決策を市としてリードしていただきたいなと思っています。  それから、教育行政について。伊良部地区小中一貫校は、英語の特認校を取るということですよね。大体もうほとんど決まっていると思いますけど。ところが、その後の受け皿が問題なんです。小中一貫校で英語の特認校としてやってきても、中学校を卒業したらどうなのか、その後の進路を考えないといけないと思う。途中で途切れてしまうような状況になりかねない。そのためにも、これは県にお願いすることですけど、伊良部高校に英語の専門的なコース、これを設けて、そして伊良部地区小中一貫校から伊良部高校へ進んで英語の勉強ができる、そういう体制がとれないものかどうか、教育長、もう一度答弁お願いします。 ◎企画政策部長(友利克君)   下地島空港の三菱地所の事業計画について県の対応ということでございます。3月11日に地元伊良部島の方々も含めて県に対して早期の事業化決定を要請をしたところでございます。それ以降ですね、6月、9月という議会という節目にですね、何らかの県としての決定なり、あるいは方針なりが示されるものということで期待をしてまいりました。また、県の空港課のほうとは随時情報の交換などを行ってきたところではございますけども、残念ながらいまだに決定に至っていないという状況でございます。最近の県の動きとしましては、8月26日に今年度の第1回の県行財政改革の懇談会におきまして、県の空港課はこの下地島空港の三菱地所の事業計画に対して慎重に調整をしている、できるだけ早目に解決して公表したいというふうに述べております。また、9月15日の知事の定例会見におきましても、知事は県、そして事業者ともに事業の実現に向けて前向きに協議を進めている状況というふうに会見で述べております。時期は未確定としておりますけども、事業の決定に向けて県と事業者との間で継続して協議は進められているものというふうに考えております。市としましても早期にまた状況の確認をしまして、要請の必要性等々についてはですね、検討していきたいというふうに考えております。 ◎総務部長(宮国高宣君)   まず最初に、伊良部支所への年度途中の職員の異動についてでございます。伊良部支所について伊良部農林水産室の要請等々もございました。その中で伊良部支所のほうからも約8点ほどの問題点はいただいております。多岐にわたっておりますけど、それを受けて各部とも調整をいたしました。各部おのおの補助事業担当職員は持っております。補助事業の事務を進行中という観点、あと実績報告、完了検査等ございます。異動課におかれましては職員が減になります。それを業務の割り振り等をどうするかとか、そういった課題が余りにも年度途中については業務の混乱を招くおそれがあるという観点から、10月1日からの配置については容易ではないという結論に至っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いしたいと思っております。  次に、臨時職員の賃金等の見直しについてでございます。県内の11市の臨時職員の平均賃金が6,300円となっております。ちなみに、最高が沖縄市で6,500円、最低で南城市で5,890円となっております。本市においては日額6,000円となっております。財政的な部分もありますけど、先ほど答弁したとおり、合併して10年間改正しておりません。それら社会状況も変わっていると先ほども答弁いたしましたけど、それを踏まえて財政も含めてですね、労働組合とも協議をしながら検討してまいりたいということでございます。 ◎教育長(宮國博君)   伊良部地区小中一貫校について、教育課程の中で英語を特認校として受けて、そこで英語教育を強化していくと、こういうことになるわけですが、その後の対応はどうなるかというご質問だと思うんです。これは、英語の実力、基礎力がしっかりつけばですね、いずれの学校に行っても、いずれの専門教科を選んでいったとしても大変にこれは有効な力になっていきますので、それについてはいずれの学校にどういう形かというふうなものはまだ具体的に私どものほうでつくっていくという話にはならないわけなんですけれども、ただ今ご指摘があったようにですね、伊良部の高校とのつながりは何とかできないかというお話だと思うんですがね、小中学校の場合には我々カリキュラムを一つにする一貫の形なんですが、高校とそういう形をつくっていくという場合には中高連携という形がとれます、仕組み上。今日沖縄では中高一貫の県立の学校をつくったりしておりますけれども、私ども宮古島市と県立の高校とする場合には、一貫校という形ではなくして連携校というような形をつくって、県と相談をしながら伊良部島中学校、小学校の英語の流れと高校での英語の教科の流れを連携しながらつくって強化していくと、こういうことは話し合いの中で成立する仕組みでございます。 ◆佐久本洋介君   答弁ありがとうございました。伊良部農林水産室については、年度途中は非常に難しいということですけど、伊良部島の住民は本当に非常にみんな不満を持っていますので、できるだけ早目に配置してください。  それから、臨時職員の待遇改善についてですけど、前向きに捉えてやっていこうということですので、これは本当にお願いしたいと思います。やはり日額6,000円といっても1カ月で約12万円ですよね。これから引かれて生活していくというのは本当に大変だと思います。それは総務部長の答弁で真剣に考えていくということですので、改善策をしっかりやっていただきたいと思います。  それから、伊良部地区、佐良浜地区の道路行政について、幹線道路の建設は難しいと。これは、要するに都市計画区域に入っていないからですよね。伊良部地域では、何年か前に都市計画区域に編入しようという集まりがありました。集会があっていろいろ話をしたんですけど、これがまた何年も話が出てこない。これは、建設部としてできるだけ早目に話し合いを持って、伊良部地区が都市計画区域に入るように、それをやっていただきたいと思います。それをしないことには幹線道路の建設も難しいということですので、お願いしたいと思います。  それから、伊良部地区小中一貫校と、それから高校との連携ということですけど、これは宮古島市の教育委員会だけで決められることではありませんので、県とこれはしっかり話し合いをしていただきたいと思っています。  所見を述べて終わりたいと思います。最近、私は1日に2往復ぐらい伊良部大橋は通るので、大体わかりますけども、伊良部大橋から佐良浜地区へ向けての市道、ヤマトブー大岩の近辺、これで一月以内に立て続けに交通事故が2件発生しています。最初は三重衝突で、そしてこの間、9月14日でしたかね、そのときには軽乗用車が横転して、そして窓ガラスとか、それから後ろのほうのガラスとか粉々になっていました。しかし、夫婦乗っていたんですけど、幸いに夫婦ともシートベルトをしっかりしていたためにかすり傷で済んだんですね。横転もしているから、これは大丈夫かと思ったんですけど、幸いなことにかすり傷で済んでいます。この地点は、大橋側から来るとカーブで上り坂、それから佐良浜側から大橋へ向かっていくとカーブで下り坂。どちらも前方の見通しが非常に悪い。しかし、この近辺でレンタカーがよくとまるんですね。これは車道、歩道の区別もないために、レンタカーをとめると完全に車道の半分は通れなくなってしまう。私も何回か冷やっとしていますので、これは市として何らかの警告を発するような看板などを設置できないものかなと思っています。  それから、またこれも伊良部大橋でのことですけど、伊良部大橋のちょうど頂点あたりかね、その近辺で道路のセンターラインに出てスマートフォンで自撮りをしている観光客をよく見るんです。これは非常に危険な行為だし、運転しているほうもこれには非常に気を使います。そういう危険な行為はやはりやめてほしいなと思っています。これはみんなで安全な伊良部大橋が使えるようにということ、観光客の皆さんにもそれは絶対にやめてほしいと思っています。  以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(棚原芳樹君)   これで佐久本洋介君の質問は終了しました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時半から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午前11時52分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆平良隆君   時間的に大変眠たい時間帯でございますけども、しばらくの間ご辛抱していただいて、おつき合いしていただきたいと思っています。私も私見、所見を交えながらですね、質問をさせていただきたいなと思っております。  9月といえば各地区で、各自治会で敬老会が開催をされております。我が上野地区の自治会におきましても5カ所の自治会が18日に開催をされて、ほとんどの自治会が下地敏彦市長をご招待されているものだと思っています。市長は、本当にお忙しい中各自治会へ行かれてですね、敬老者に激励しております。特に我が宮国部落自治会もですね、一番上野地区で大きい自治会でございますけれども、市長も忙しい中来て、108名の敬老の方々を激励をしております。敬老者の皆様方というのはですね、日ごろからやはり市長になかなか会えないということでですね、敬老会に来て会ってですね、話をするだけでも非常に喜ぶんですよね。これからもですね、市長、やはり敬老者のおつき合いはね、ぜひしていただいてですね、激励の言葉にも市長は言っておりました。敬老者の皆様方が安心して生活する環境づくりに頑張りますということを言っておりましたので、ぜひ頑張っていただきたいなと思っております。  では、質問に入っていきたいなと思っております。皆様方もご承知のとおり、来年の1月には市長選挙が予定をされています。下地敏彦市長は、平成21年1月ですね、行政のプロというキャッチフレーズのもと、また多くの公約を掲げてですね、初当選をされております。市長は、市長就任からこれまでスピーディーな行政サービスの提供を基本として今市政を運営されております。そのようなことで、市長が就任当時、我が宮古島市というのは非常に財政が厳しくて、北海道の第2の夕張になるんじゃないかと多くの市民の方々も心配しておりました。また、我々議員も心配をしておりましたけれどもですね、やはり市長の行政手腕によってですね、見事に財政を立て直しております。それと同時にですね、今約130億円の基金が積み立てられております。そのうちですね、約72億円が財政調整基金でですね、今の財政状況は大分落ちついているんではないかなと思っております。  それだけではございません。市長はですね、観光産業と第1次産業の振興にも大変力を入れておりましてですね、当時は観光客40万人ぐらいを目標にですね、いろいろと観光産業に力を入れてきていたんですけども、その後市長がですね、観光産業に力を入れて、平成28年度は上半期で40万人を超えるというぐらいですね、観光客が入っていると言っております。やはりこれだけですね、観光産業と第1次産業に大変力を入れた下地敏彦市長ではないかなと思っています。  それと同時に国民健康保険税の税金もですね、負担を軽減されております。また、いろんな施策を講じてですね、いろんな実績を残されております。特になかなか実現できなかった葬斎場の建設、それとまた新ごみ処理施設、こういった本当に誰もできなかった施設をですね、実現されております。そのようなことでですね、本当に言えば伊良部大橋の開通、宮古病院の新築移転と大きな事業をですね、実現させて、本当に多くの市民の方々から大変高い評価を私は受けているんではないかなと思っています。  やはりこれから宮古島はまた今順調に進んでいる観光産業を中心にですね、これからの宮古島の活性化を図るべきものだと私は思っておりますが、やはりまたいろんな課題も幾つかあると聞いております。その課題といえば、当然市民生活の向上及び産業の振興、それと若年層や子育て世代の定住促進です。それと、今第1次産業に従事する方々が大変高齢化が進んでおります。高齢化対策もしないといけないんじゃないかなと思っています。それと、総合庁舎、宮古島市未来創造センター、こういった課題が今残されております。やはりこういった課題をですね、スピーディーに解決するのは下地敏彦市長でないかなと私は思っております。そのようなことで市長にお伺いしたいと思いますが、来年1月に市長選挙ございますけども、市長は3期目に私は立候補していただきたいなと思っておりますけども、市長、3期目に向けての決意のほどといいますか、お考えをお聞きしたいなと思っています。  次に、総合庁舎建設についてお聞きをしたいと思います。私は個人的にはですね、一日も早く総合庁舎をですね、建設してほしいなと思っています。なぜかと申しますとですね、今の分庁方式ではいろんなロスがあって、いろんなマイナスが出てきているんですよね。そのようなことでやはり私は一日も早くですね、総合庁舎の建設は必要ではないかなと思っています。総合庁舎の建設はですね、合併協議会でも協議されているんですよ。これも建設方針で協議されています。合併して11年も過ぎようとしています。それでも遅いと思っています。しかし、議員の中ではね、時期尚早という方々もいらっしゃるし、また市民の皆様方にもまだ納得のいく説明がなされていないとか、そういういろいろ言っておりますけれども、やはり総合庁舎というのはですね、私は一日も早くつくってほしいなと思います。しかし、6月定例会、基本構想、基本計画のですね、委託費が2,400万円計上されたんですけども、市民にまだまだ説明がされていないというような理由でですね、否決されているわけでございます。その後また行政側として副市長を中心にですね、旧市町村を回りまして説明をなされております。しかし、説明に来た方々が少ないということなんですけども、しかし説明を聞いた方にはほとんど総合庁舎建設に対してはですね、何もなかったという話でございます。だから、説明不足という方々もいらっしゃいますので、この議会にですね、ぜひ副市長にはですね、この総合庁舎の必要性、それとメリットを具体的に私は説明していただきたいなと思っているところでございます。  次に、野そ防除についてですけれども、この件については3月から議員が何名も質問しておりますが、今回も二、三名ぐらいのね、通告が出ております。何十年も続いたですね、ヘリ防除からですね、地上防除にした理由というのは、いろいろ理由は言っておられますけどもですね、平成27年度から地上防除にしたことでですね、非常に被害をこうむっているという農家の方々がたくさんいらっしゃいます。特に私は野そ被害というのはサトウキビだけかなと思っていたんですけども、今はですね、マンゴーハウス、それといろいろ施設ハウスがあるんですけど、そのところにもですね、ネズミ等が発生しているということでですね、いろんな被害が出ていると言われております。宮古島の経済というのはですね、やはり農業のね、振興に支えられていると言っても過言ではございません。私は、こういうことをやるというのはですね、やはり農業振興に逆行しているような感じがするわけでございます。ぜひ今のこの地上防除からですね、ヘリ防除にですね、切りかえてほしいなというお願いでございます。これもうみんなの議員が口をそろえてですね、今の地上防除からヘリ防除に変えてほしいというご要望でございますので、ぜひこれについてはですね、市長みずから答弁をしていただきたいなと思っております。  次に、サトウキビに発生している黒穂病の件でありますけれども、私もたまたま伊良部地区にですね、渡っていたら宮古製糖株式会社伊良部工場のですね、職員の方々が黒穂病の調査をしているという話聞いてですね、私も実際に圃場へ行ってですね、畑へ行って視察をしました。話によると、夏植えよりは株出しにですね、黒穂病が発生しているということでですね、これもかかると伝染していくらしいので、やはり今のうちにですね、対策を講じなければですね、広がって大損害を与えるんじゃないかなと思いますけども、黒穂病の対策についてですね、どのような対策をなさっているのかどうかですね、お聞きをしたいと思っております。  次に、道路行政についてお聞きをしたいと思います。保良漁港ですね、ここの出入り口、ガードレールがあるんですけども、そのガードレールがですね、腐食して外れているんですよ。保良漁港というのは、これは非常に東平安名崎、日本100選にも選ばれているすばらしい観光地なんですね。恐らく宮古島に観光するお客さんほとんどが東平安名崎にはですね、私は訪れていると思います。特に最近は非常に観光客のレンタカーが多いんですよね。入り口のほうですね、ガードレールがああいう状況だといつか事故が起こるんではないかという心配もあるし、非常に観光客のイメージを悪くするんではないかと思っています。私は、道路のパトロールは定期的にやっていると聞いておりますけど、しかしあのガードレールの破損状況を見たら、これは二、三年前からああいう状況じゃないかなと思っておりますけれども、この補修の計画はないのかどうかですね、お聞きをしたいなと思っております。  次に、これは伊良部地区でありますけれども、県道なんですけど、長山港のですね、入り口方面なんですけども、非常にカーブが急になっているわけなんですね。いつ事故が起きてもおかしくないというぐらいの90度にカーブしております。先ほども佐久本洋介議員も伊良部大橋から佐良浜県道沿いも事故が多発しているという話をしております。本当に今はレンタカーが多いですね。恐らく開通前の何十倍という交通量になっているんじゃないかなと思いますけれども、ここのカーブをですね、緩やかなカーブにできないかという市民からのご要望がありますけれども、このところの改良は計画あるのかどうかですね、お聞きをしたいなと思っています。  次に、観光行政についてお聞きしたいと思います。これも伊良部地区なんですけれども、中の島海岸というところあるんですよね。私も知ったのが3カ月前でございます。向こう通るとですね、道いっぱい40台ぐらいの、これはほとんどレンタカーじゃないか、観光客じゃないかと思う。とまっているんですよ。見たら中の島ビーチにですね、みんながここで遊んでいるわけなんですね。しかし、周辺を見ると出入り口の道路も整備されていないし、駐車場も完備されていない。あれだけのですね、観光客に人気のあるビーチですから、周辺環境を整備することによってですね、私はここは観光スポットになっていくんではないかなという気がするわけなんですよ。それはやはり向こうの周辺、入り口の道路とか、駐車場、トイレですね、つくる計画はないのかどうかですね、お聞きをしたいなと思っています。  次に、これも下地島なんですけども、伊良部地区なんですけども、下地島巨岩といって大きな岩があります。明和の大津波、1771年、明和8年にですね、大きな津波によって打ち上げられたと言われております。今やもうここは昭和54年6月1日ですかね、市指定の史跡に指定されております。その中にまたこの岩自体は民間の信仰対象になってですね、そこにいろんな航海安全とか、家内安全とか、大漁祈願とか、そういった祈願もなされているようでございますですね。また、観光客の方々もよくいらっしゃるということで、観光地区でもあるし、こういう祈願するところでありますが、文化財ですから、そういう大事な観光地でありますし、またそういう御願所でもあるし、そういうところが今の状況ですね、本当にいいのかどうか。私3カ月前に行ったときなんて入れなかったんですよ。きのう行ってみたら、きのうは車入れたんですけどもね、やはりああいうところを大事にしてですね、これからやはり伊良部地区というのはいろんな観光客が入ってきます。また、観光地になるところもたくさんあります、また開発したら。ぜひ伊良部地区のですね、活性化のためにもこういうところをちゃんとですね、環境整備していただきたいというような思いですけども、そういう計画はないのかどうかですね、お聞きをしたいなと思っております。  次に、信号機の設置についてお聞きをしたいなと思います。私は2カ所今信号機について通告出してあるんですけども、私はですね、この中の国道宮国学道線、大嶺地区なんですけど、15年ほど前からですね、質問しております。しかし、いまだに実現をしておりません。この十字路というのはですね、市長、死亡事故も何回も起きている十字路なんですよ。これを死亡事故をなくすためにはやはり信号機つけてほしいということを前からお願いしているけど、要請の仕方が悪いのかどうかですね、なかなか実現をしていないんですよね。生活環境部長、今度行きましたか、要請には。私はですね、信号機のですね、設置の要請というのは軽々しく要請しているんじゃないかなという感じを持っているんですよ。普通だったら現場の状況を見て説得力ある要請しないとですね、特に田舎になればなるほど信号機は設置できないんですよ。当然信号機設置というのは交通量が多いところが優先ということでなっているんですけどもね、しかし田舎に行けば行くほど、十字路でもですね、道路の幅が大体似ているものですから、事故が起こりやすいわけなんですよね。例えば上野平良線のこころという老人ホームがあるんですけど、向こうの角十字路があったんですけども、信号がね、ないときには何回も死亡事故が起きていたんですよ。それが点滅信号をつけてからはですね、ぴしゃっと死亡事故がなくなっています。やはりそれだけですね、信号の設置というのは重要な要請ですよね。そういったところもですね、考えていただいてですね、私が指摘するところにはね、ぜひ強く要請して設置をお願いしたいと。うえのドイツ文化村のところもあるんですけれども、ここは保良上地線とこれも宮国学道線のですね、十字路でございますけどもね、ここも本当に観光客が多い。私もこれ前から質問しているんですけども、ここが開通してからということなんですが、開通してから五、六年以上になるわけございます。いまだに実現をしておりません。ぜひ生活環境部長にはですね、この現場の状況を見ていただいてですよ、警察の方にも見せてくださいよ。こういう状況だから、必ず信号機設置してほしいという要望があったということをぜひですね、言っていただいて、ぜひここの両方にはですね、2カ所には、来年中でもいいから、信号を設置していただきますように心からお願いを申し上げたいと思っております。  答弁を聞いてから、答弁によってまた再質問をしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 ◎市長(下地敏彦君)   まず、来年1月の市長選挙についての考え方を申し述べたいと思います。  私は、平成21年1月の市長選挙において多くの市民の支持を得て当選し、今日までの7年半にわたり、活力ある平和な島づくりに市民のご支援、ご協力をいただきながら市政運営のかじ取り役を担ってまいりました。今日までご支援、ご協力いただきました市民の皆様に改めて心から御礼を申し上げます。私は、市民の皆様の期待に応えるべく掲げました公約の実現に向け、誠心誠意市政の運営に努めてまいりました。私が市長に就任した当時の市の財政状況は、各種基金は底をつくなど、危機的な状況でありました。そのため、私は市職員と一丸となって財政運営の効率化を徹底し、沖縄振興特別推進交付金の活用を初め農業の基盤整備事業など、高率補助事業の導入を積極的に推進し、行財政改革の促進と産業基盤の充実に全力を挙げて取り組んでまいりました。その結果、市の財政は財政調整基金を初めとする諸基金の積み立て額は100億円を超え、足腰の強い安定した財政基盤を確立することができました。また、観光入域客は目標としていた50万人を超え、今年度は70万人を達成する勢いで推移しております。官民挙げた受け皿環境の整備と空港、港湾等の受け入れ態勢の充実、強化の成果が着実にあらわれているものと思います。そして、国内の経済専門誌の成長力調査によれば、全国813市区の中で本市は6番目にランクされるなど、成長力の著しい市として注目されており、市の活性度をあらわす評価結果として本市の振興、発展に確かな手応えを感じているところであります。  この間、市民の生活に密接にかかわりのある葬斎場の建設、新ごみ処理施設の整備、伊良部大橋の整備などの大型プロジェクト事業を初め、畑地等の農業基盤整備、平良港の耐震強化及び拡張、教育環境の充実を促進するための校舎等の整備、学校規模の適正化、医療、福祉を充実するため子育て支援、難病、がん患者等への支援の拡充、そして環境に優しく、市民が安心、安全な暮らしが実現できる島づくりに向け諸々の施策を展開してまいりました。  私は、宮古島市が希望に満ち、輝かしい未来に向かって前進するためには、本市の恵まれた自然環境との共生、本市の将来を担う子供たちの育成、教育環境の充実、医療、福祉が充実した安心、安全なまちづくり、平和で豊かに暮らし続けるための文化と産業振興など、本市の特性を生かした振興策の推進が不可欠であると考えています。そのため、資源循環型の島づくりを実現する環境モデル都市行動の推進を柱に、本市の地域振興施設として建設する全天候型のスポーツ観光交流拠点施設を活用した観光振興及び市民参加型イベントの充実を図る必要があります。また、知と文化の殿堂である宮古島市未来創造センター、宮古島の歴史を知る博物館、市民の健康増進の拠点施設である保健センターの整備、待機児童の解消、子供の貧困対策、高齢化社会の進展への対応策の強化、そして懸案である市の総合庁舎の建設など多くのプロジェクトを初め、市民生活の充実に向けた諸施策を着実に推進してまいりたいと考えています。私は、これらの主要な施策に取り組み、本市の輝かしい将来づくりを実現するために命がけで取り組む決意を新たにしているところであります。市民の皆様方のこれまで以上のご支持、ご協力を得て、心躍る夢と希望の島づくりに向けあと1期頑張りたいと考えています。  次に、総合庁舎建設についてであります。本市は、平成17年10月の合併後、旧5市町村にありました庁舎を利活用し、分庁方式を採用いたしました。しかしながら、現在多くの課題があり、総合庁舎建設の必要性を強く感じており、合併の際に計画された新市建設計画に基づき、市民の利便性の向上を図るためにも市民負担を最小限に抑えられる合併特例債発行期間中に早期に整備を行う必要があると考えております。  次に、野その対策についてであります。野そ防除については、当面地上防除で対応いたしますが、宮古地区病害虫対策協議会による各地区の野そ被害状況調査を実施し、被害発生の推移を確認しながら、被害の拡大が確認されるようであれば、ヘリによる防除も含め方法について検討したいと考えております。  なお、7月11日に各地区の被害状況調査を実施したところ、特に大きな被害はありませんでしたが、今後今年度にサトウキビの成熟期に再度被害状況を確認いたします。そして、定期的に被害状況調査を実施し、ヘリ防除も含めて検討してまいります。 ◎副市長(長濱政治君)   総合庁舎建設の必要性とメリットということについてです。まず、庁舎の現状について説明申し上げます。既存の庁舎のうち平良第2庁舎と伊良部庁舎、上水道庁舎の3庁舎につきましては、昭和56年に改正されております建築基準法に基づく現行の耐震基準以前の建築物となっており、早急な建てかえの必要がある建物です。さらに、全ての庁舎とも平成19年に改正されました建築基準法の構造基準に合致していないため、将来的には大規模な修繕を要することが想定されております。  続いて、課題についてです。行政機構の分散化により、市民の用件が各部署にまたがる場合等に庁舎間移動を伴い、市民サービスに支障を来している状況にあります。これは、せんだって行いました市民説明会で最も多くご指摘を受けている点でございます。また、組織が分散していることで災害時等あらゆる初動活動への対応がおくれる可能性がございます。  次に、行政組織が各庁舎に分散していることにより、各部署間の連携、協議に時間的なロスがあり、迅速な業務対応が困難な場合が多くございます。また、会議や持ち回り決裁で庁舎間移動が多く、時間や労力、コスト面を考えると業務の効率が悪い状況にあります。  次に、各庁舎の施設設備が老朽化による修繕費がかさんでいくことが見込まれており、平成27年度末で各庁舎の維持管理費として1億8,000万円強を費やしております。施設の整備に関しましては、現在ある既存庁舎では高齢者や障害者に配慮したバリアフリー化が不十分で、沖縄県の福祉のまちづくり条例に示された整備基準に適合しております建物は城辺庁舎のみとなっております。さらに、現在特に平良庁舎や平良第2庁舎は駐車場が慢性的に不足しており、駐車場のあき待ちが生じるなどしており、駐車場出入り口から隣接する道路では渋滞することも多々ございます。また、高度情報化社会に対応した強固なセキュリティーと個人情報保護対策が早急に求められており、改善の必要に迫られております。  あと、大きな課題といたしまして、大規模災害時における拠点施設としての機能の充実が必要で、避難場所としてのスペースの確保が重要です。現況では、避難広場の整備がなされていない庁舎が大半です。総合庁舎整備は、これら全ての課題に対応するために必要であると考えております。  総合庁舎の建設のメリットですけども、本市は平成17年に合併し、合併特例債の発行期限が平成32年度までとなっております。合併特例債は、庁舎建設事業経費の必要経費について借り入れが可能で、対象となる経費の95%を借り入れすることができ、その元利償還金の70%が返済した翌年度以降に国から交付される普通交付税の基準財源需要額に算入されることになります。つまり市の負担額が減ることになり、庁舎建設に係る財源確保としては非常に有利な方法で、大きなメリットと考えております。これが合併特例債を活用せずに庁舎建設を行うとすると、全額市の負担になることになりますので、何十億円という金額を市民の皆様に負担を強いることになります。これまで市としましては、積立金のない状態で庁舎建設の話を進めることはできませんでしたが、現在庁舎等建設基金を約18億円積み立てている状況及び合併特例債発行期限が迫っている状況を鑑みますと、総合庁舎建設を推進するためにはこの機会が最善ではないかというふうに考えております。 ◎生活環境部長(下地信男君)   信号機の設置についていただきました。まず、保良上地線と宮国学道の交差点につきまして、現状はうえのドイツ文化村あるいはホテルへの観光客の増加に伴いまして、宮古島警察署としても以前に比べて交通量はふえているという認識であるようです。宮古島警察署からは、今後も継続して交通量などの調査を実施しながら、県警本部へ上申できるかどうか検討していきたいと回答を得ております。  次に、大嶺交差点十字路につきましては、宮古島警察署から県警本部へ既に設置要請がなされておりまして、担当者によるヒアリングも行われたと聞いております。設置に向けては1つ前進という形になります。市としてもこれまでも信号機の設置等につきましては警察署と連携して取り組んでまいりましたけども、今後も一層連携を強化してまいりたいと思います。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   農業振興について、サトウキビに発生している黒穂病の対策についてお答えいたします。  黒穂病はサトウキビの先端から黒いカビの胞子がついた穂が出てくる病気で、黒穂病が出たサトウキビは成長がとまり、収量が減少いたします。カビの胞子が風などで飛び散り、周りに伝染しますが、発病株はカビの胞子が飛ばないようにビニール袋をかぶせ、抜き取り、畑の外に持ち出して処分をいたします。この黒穂病を防ぐには、黒穂病の発生した圃場からは絶対に苗をとらないこと、それから黒穂病が株出し圃場で多く発生していることから、特に注意することを生産農家の皆さんに注意を喚起しているところでございます。このことにつきましては、宮古地区さとうきび技術委員会、それから宮古地区病害虫対策協議会でパンフレットを作成し、農家のほうにも配布をしているところでございます。 ◎建設部長(下地康教君)   道路行政についてのご質問がございました。県道長山港付近の道路は、伊良部大橋から下地島空港までを結ぶ平良下地島空港線として県が整備予定の区間であり、平成25年度から既に測量設計業務に着手をしております。長山港付近の道路につきましては、急カーブで車両の通行に支障があることから、道路法線を直線に見直し、交通の安全を図る計画とのことでございます。  次に、保良漁港入り口道路のガードレールの補修についてのご質問がございました。保良漁港入り口の道路に設置されているガードレールの補修につきましては、今年度工事を発注済みでございます。交通安全施設設置工事で行う予定であり、年内には完了させたいというふうに思っております。 ◎伊良部支所長(佐久川豊正君)   中の島海岸及び下地島巨岩、これは通称帯岩のことかと思います。周辺の環境整備計画についての質問ですが、関連しますので、一括してお答えいたします。  中の島と帯岩周辺の観光地整備につきましては、平成27年度に策定してあります伊良部地区観光地整備総合計画でも整備計画されております。今年度は、総合計画に基づきまして基本計画及び実施計画の策定を予定しており、次年度から実施計画を踏まえて実施設計を作成し、整備工事を順次進めていきたいと計画しております。整備内容としましては、中の島海岸の周辺整備がトイレ、駐車場、展望台の整備、帯岩周辺整備は駐車場の整備とあわせて市道伊良部110号線から帯岩までのアクセス道路が未整備となっていますので、約140メートルほどの道路工事を計画しています。 ◆平良隆君   再質問していきたいと思います。  市長は、来年の1月の市長選挙には出馬をしたいということでこの議会で出馬を表明なされています。ぜひ市長にはですね、やはり健康に留意なさって必ず来年1月にはですね、市長選に出馬して、ぜひまた宮古島の発展のために頑張っていただけますようにお願いを申し上げたいと思います。  次に、総合庁舎建設の件については必要性とメリットについては詳しく副市長から、また市長からもお話ございました。私も本当にこの総合庁舎というのは一日も早く建設したほうがいいというようなことで思っております。きょうのこの具体的な説明によってですね、多くの市民も理解していただくものだと私は期待をしているところでございます。  次に、野そ防除の件でございますけれども、先ほど市長のご答弁によりますと、宮古地区病害虫対策協議会の調査を待ってから対応したいというご答弁でございます。この答弁というのはですね、6月定例会も3月定例会もですね、同じ答弁なんですよね。だから、今非常に農家の方々が、特にマンゴーをつくっている方々とか、また野菜つくっている農家の方々がですね、この地上防除した影響で被害が出ていると、野菜畑とかマンゴーハウスに。非常に心配しているわけなんですよね。サトウキビだけでの調査じゃなくてですね、こういったマンゴーハウスとかニガウリ、カボチャ、それとまたトウガンとか、こういったところも調査していただかないと被害状況というのはわからないと私思うんですよね。だから、これまでは被害がなかったハウスがですね、地上防除によって被害が出たと。被害が出ていることなんです、実際に。そういうところもですね、考えて調査していただいてですね、私はこの野そ防除はですね、やはりヘリ防除に切りかえたほうがいいんではないかと。これも多くの農家の方々も訴えているわけですから、市長、農業を振興するためにはですね、やはりどうすれば農業がますます振興できるかということをですね、考えていると思いますけども、市長は宮古地区農業振興会の会長でもありますから、その点も十分ですね、考えていただいて、この野そ防除についてはですね、一日も早く検討していただきたいなと思っております。  サトウキビに発生する黒穂病についてでありますけども、いろいろと対策を講じているという農林水産部長の話でございます。こういうですね、発生する病気についてはですね、一日も早くやはり対応していかなければですね、農家の方々は非常にいろいろな損失をこうむるわけでございますので、ぜひその点もですね、十分考えて早目の対策をお願いをしたいなと思っております。  それと、道路行政の中でですね、保良漁港入り口ガードレール、今年度で事業をやるというようなことでございます。恐らくこれは私が一般質問出さなかったらですね、皆様方はやっていないかなと私は思っています。壊れてから恐らくこれ二、三年ぐらいになると私は思うんですよ。本当にこれはですね、こういう状況だったら、あれだけのですね、都市公園日本100選に入っているところなんです。すばらしいこれは観光地でございます。たくさんの方々がですね、観光に訪れるわけでございますので、今年度で補修したいということでございますので、ぜひ一日も早くですね、補修していただきたいなと思っております。  長山港付近の道路改良については、もう平成25年度から事業始まっているということでございますので、ぜひこれもですね、早目に改良していただきたいなと思っております。  次に、観光行政についてで、先ほど伊良部支所長からご答弁ございました。当然伊良部地区観光地整備総合計画というのは私も見ました。しかし、平成28年度から平成33年度までの計画なんですよね、この私が指摘したところは。それは遅いような感じがするんだけど、あれだけの車を見てですね、どう考えますか。私もきのうですね、現場へ行って見てきたんですよ。きのう四十数台の車がですね、道の路肩に並んで駐車しているんですね。四十数台だと恐らく向こうのビーチには100人近い方々がですね、遊んでいろいろ楽しんでいられるかと思うんですけども、ああいう状況ではですね、本当に観光産業振興を目指している宮古島市にとってはですね、ああいう状況非常にマイナスなんですよ。一日も早くですね、やはりこの総合計画の中で計画されてはいるんですけども、やはり早目にですね、私はしてほしいなという感じを持っていますので、ぜひよろしくお願いをしたいなと思っております。  下地島巨岩周辺も、これは恐らく文化財にも指定されているし、観光地としてもまた認められているし、その両面からですね、話し合ってですね、私はここは環境整備したほうがいいと思うんですよ。ぜひよろしくお願いを申し上げたいと思います。  次に、信号機の設置についてでございます。ようやく大嶺学道と国道の交差点、大嶺地区ですね、やっと芽が出たような感じがするわけでございます。これは私市町村合併前からですね、ここについては質問しているんですよ。しかし、交通量が優先だというような基本的な考えを警察署が持っているもんだから、なかなか実現しなかったわけなんですね。しかし、交通量関係なくどういう事故が起こっているかという現場を調査しなきゃいけないですね。恐らく私が指摘する大嶺交差点というのは3回ぐらい死亡事故が発生しているわけなんです、過去に。そういうことで決まったんじゃないかなと思っております。  それとですね、保良上地線と宮国学道の十字路、向こうはよく現場見ていますか。向こうは、本当にいつ事故が起きてもおかしくないぐらいですね、大変な交差点であるんですよ。向こうは非常に観光客レンタカーがですね、本当に多いわけ、今ね。本当に観光バス、またレンタカー、非常に交通量の多い場所でございます。恐らく交通量調査してからというような考え方だったですね。恐らくここもね、なかなか実現しないと私は思いますよ。交通量が少なくてもこの十字路はどういう状況かということで把握しないと、田舎ではなかなか信号機の設置は私はできないんではないかなと思っています。その点も十分生活環境部長にはですね、考慮していただきまして、やはり説得力ある要請をですね、していかないと田舎の信号機設置はなかなか難しいような感じがするわけでございます。平良方面だったら新しい道つくればすぐ信号機設置される。それは当然交通量が多いからですよ。基本的には交通量多いほうを優先していくということですから。しかし、田舎というのはやはり危ない交差点がたくさんあるわけでございます。その現場を調査してですね、必ずこの信号設置にはですね、説得力ある要請をしていただきたいなと思っております。  以上、質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(棚原芳樹君)   これで平良隆君の質問は終了しました。 ◆前里光惠君   会派21世紀新風会の前里光惠でございます。ちょっと喉の調子が悪いです。平成28年9月定例会に当たり、通告に従いまして一般質問を行います。市長を初め当局の市民にわかりやすい丁寧なご説明、ご答弁をよろしくお願いを申し上げます。  まず初めに、市長の政治姿勢についてお伺いをいたしたいと思います。最初に、宮古島への陸上自衛隊配備計画についてであります。1点目に、去る9月2日に若宮健嗣防衛副大臣が市役所平良庁舎を訪れ、下地敏彦市長に旧大福牧場周辺への配備は断念することを明言するとともに、今後は千代田カントリークラブを中心に整備していく方針が示されました。また、この整備案に基づいて必要な手続を進めさせてほしいとの要望がされておりますが、手続は現在どのようになっているのかお伺いいたします。  2点目に、下地敏彦市長は陸上自衛隊配備に向け協力を約束されておりますが、陸上自衛隊の配備の必要性について市長のご見解をお伺いいたします。  3点目に、平成28年3月27日開催の野原部落総会で千代田カントリーゴルフ場への陸上自衛隊配備計画の反対決議が全会一致で可決され、当局に対しても議会に対しても千代田カントリーゴルフ場への陸上自衛隊配備撤回を求める要請が4月12日付でされているかと思います。野原部落会が配備計画に反対していることに対して下地敏彦市長のご見解をお伺いいたします。  4点目に、防衛省は2017年度予算の概算要求で千代田カントリークラブへの陸上自衛隊配備で351億円を求めていると報道されておりますが、予算の概要についてお聞かせください。  5点目に、千代田カントリークラブにおいては地対艦誘導弾、地対空誘導弾を保管する弾薬庫やミサイルの配備及びヘリポートの計画は入っているのかどうかお伺いいたします。  6点目に、千代田への陸上自衛隊配備は千代田カントリークラブの敷地内だけで計画されているのか、それとも隣接地への増設もあり得るのかどうかお尋ねをいたしたいと思います。  7点目に、宮古島への陸上自衛隊の配備に対しては市民の間で賛否両論がございます。住民投票で民意を問うべきであると考えますが、下地敏彦市長のご所見を承りたいと思います。  次に、市総合庁舎建設について質問をいたしたいと思います。1点目に、宮古島市総合庁舎整備事業基本構想・基本計画策定業務委託費2,400万円が今定例会で一般会計補正予算として計上されております。去る6月定例会でこの予算は全会一致で否決されておりますが、再度今定例会で補正計上した理由について当局のご説明を願いたいと思います。  2点目に、この2,400万円の補正が債務負担行為補正となっております。その理由についてもあわせてお尋ねいたします。  3点目に、5地区で説明会が実施されたようですが、いつどのような方々に説明されたのか、それぞれ各地区のですね、出席人数は何名だったのか、また説明内容及び質疑内容についてお聞かせをいただきたいと思います。  4点目に、総合庁舎の建設場所についての議論は今後どのような方法で行っていくのか。  5点目に、総合庁舎建設のタイムスケジュールについてお示しを願いたいと思います。  6点目に、建設費及び予算の概要についてお伺いいたします。それから、市の負担額、持ち出しですね、についてもあわせてお聞かせいただきたいと思います。  次に、教育行政についてお伺いをいたしたいと思います。まず1点目に、宮原小学校の廃校後の後利用について、教育委員会のこれまでの取り組みについてお尋ねをいたします。  2点目に、専門学校の誘致について教育委員会はどのようにお考えか、ご見解をお伺いいたします。  次に、農業行政についてであります。まず1点目にですね、野そ対策について、方針についてお伺いいたします。市は、現在地上防除の方法をとっています。農家の皆さんが大変苦労しており、従前のようにヘリ防除の方法にすべきであると考えております。当局の見解をお伺いいたします。  2点目に、来期の沖縄製糖工場の操業開始時期について何月を予定しているのかお伺いいたしたいと思います。  3点目に、下地島農業的利用ゾーンで小作されている小作農家数と農家との契約の内容について、それから小作料についてお伺いいたしたいと思います。また、この農業的利用ゾーンの基盤整備計画についてあわせてご説明を願いたいと思います。  次に、離島住民等交通コスト負担軽減事業についてでございます。1点目に、離島住民等交通コスト負担軽減事業とは一体どのような事業かお伺いをいたしたいと思います。  2点目に、県の負担金及び市の負担についてお示しを願いたいと思います。  3点目に、交通コスト負担軽減事業の現在の取り組み状況についてお尋ねいたしたいと思います。  次に、マイナンバーカード事業についてお伺いいたします。まず1点目に、この個人番号カード事業のですね、概要について、どういった事業なのかということをまずご説明願いたいと思います。  2点目に、マイナンバーカードの現在のですね、申請率についてお答えを願いたいと思います。  3点目に、運用開始時期についてお伺いいたします。  4点目に、マイナンバーカードのメリットについてお尋ねをいたしたいと思います。  次に、コンビニ交付事業についてでございます。1点目に、今定例会でコンビニ交付サービス機器保守委託費が718万7,000円が補正予算として計上されておりますが、この事業の概要についてご説明をいただきたいと思います。  2点目に、同じくコンビニ交付サービス地方自治情報センター負担金1,500万円が補正予算として計上されております。この事業の概要についてもご説明をいただきたいと思います。  最後に、宮古空港周辺の農地、国有地の農家への払い下げについてご質問をいたしたいと思います。去る戦時中に日本軍によって強制的に接収された宮古空港周辺の国有地の農地について、市が国から一括で払い下げて、その後に各小作農家に払い下げていくべきである、こういうふうに思っています。下地敏彦市長のご見解をお伺いいたします。  以上質問し、答弁をお聞きして再質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   陸上自衛隊の配備についてのご質問についてお答えします。  配備案に基づいて必要な手続は現在どのように進んでいるかということですが、千代田カントリークラブへの配置計画に関する市に係る手続については、今のところ書類等の提出はございません。現在申請手続に向けた作業を進めているものと考えております。  次に、野原部落が配備計画に反対していることについての見解ということですが、野原部落会が配備計画に反対していることについては、さきの6月定例会で新里聰議員へ答弁したとおり、隣接する地域住民の意見として受けとめているところです。なお、防衛省は野原部落に対しても千代田カントリークラブに対する配備についての説明会を開く予定をしております。  次に、配備については住民投票で決すべきではないかということですが、宮古島への自衛隊配備についてはさきに了解することを表明したところであり、住民投票を実施する考えはございません。  陸上自衛隊の配備の必要性についてということですが、宮古島市への陸上自衛隊配備の必要性につきましては、これまでもるる申し上げてきたとおりでありまして、市民の平和と安全を守り、我が国の平和を維持するためにも配備は必要であると考えております。 ◎副市長(長濱政治君)   宮古空港周辺の国有農地の払い下げという件でございます。現在市といたしましては、一括購入についての考えは持っておりません。 ◎教育長(宮國博君)   専門学校の誘致についてでございます。専門学校誘致については、これは宮古島市長部局の管轄でございますが、教育委員会としての見解を求められておりますので、お答えをいたします。  専門学校が設置されますと、保護者の経済的負担の軽減、若年層の就職あるいは来島等による我が宮古島市への定着率の向上につながると考えております。ぜひ実現していただきたいと思います。今年度宮古島市が高等教育機関の設置に向けた可能性調査の実施を要請していることから、教育委員会といたしましては調査結果を踏まえながら実現へ向け連携、協力をしてまいりたいと思います。 ◎企画政策部長(友利克君)   まず、自衛隊関連につきまして3点ばかり答弁させていただきます。  まず、来年度の防衛省の概算要求で陸上自衛隊配備に関して351億円が求められているということについてでございます。沖縄防衛局へ確認をいたしました。351億円については、陸上自衛隊の警備部隊などを配備するために必要な隊庁舎などの整備に係る費用として計上しているということでございます。隊庁舎等といいますのは、隊庁舎、それから車両の整備工場、倉庫、福利厚生施設、グラウンド、そして隊員及び家族の宿舎などというような回答となっております。  次に、地対艦誘導弾、そして地対空誘導弾を保管する弾薬庫、ミサイルの配備計画、ヘリポートについてでございますけども、千代田カントリークラブへ今回示された計画案には、地対艦誘導弾、それから地対空誘導弾の火薬庫、そしてミサイル、ヘリポートの配置計画はないとの説明を受けております。  もう一点、隣接地への増設についてでございますけども、同じく今回示された計画には千代田カントリークラブの敷地以外の配置については特に示されてはおりません。千代田カントリークラブのみの計画が示されているところでございます。自衛隊については以上です。  それから次に、コンビニ交付事業についてでございます。保守委託費が計上されているということでございます。まず、コンビニの交付サービスはマイナンバーカード、それから住民基本台帳カードを使用し、コンビニに既に設置されております端末、これはマルチコピー機というふうにいいます。このマルチコピー機から住民票の写し、それから戸籍、印鑑登録証、課税証明書などの各種証明書を取得することができる証明書等コンビニ交付サービスのことでございます。まず、利用可能なコンビニ業者としましては、既に県内に展開をしておりますファミリーマート、ローソンの2社に加えまして、将来を見越しましてセブンイレブン、イオンリテールの4社を予定しているところでございます。コンビニ交付は、年末年始を除きまして、午前6時30分から午後11時まで、居住する市町村に限らずサービスの提供が可能となることから、市民の利便性の向上が図られ、そして行政サービスの向上も促進されるというようなメリットがあるかというふうに思っております。  保守委託費についてでございますが、平成29年4月、来年4月ですね、の事業開始に向けて現在取り組んでおりますけども、このコンビニ交付導入に伴いまして、サーバーなどの保守委託費の5年分を計上するという補正予算になっております。  もう一点、負担金でございます。コンビニ交付サービスを運営する地方公共団体、市町村ですね、はコンビニ交付サービスの運営主体であります地方公共団体情報システム機構と契約を結び、そして毎年機器の保守関連費用を負担する必要がございます。市町村負担金の額については取り決めがございまして、宮古島市の場合は小中規模市ということで、人口15万未満の市ということで、年間300万円を負担することになります。平成29年度から平成33年度までの5カ年間1,500万円を今回債務負担行為補正ということでお願いしているところでございます。 ◎生活環境部長(下地信男君)   まず、離島住民等交通コスト負担軽減事業につきまして、事業の内容、それから負担割合、それから市の取り組み状況についてお答えいたします。  まず、事業ですけども、離島を結ぶ交通機関が陸上交通と比較して割高な運賃になっているため、航空運賃を鉄道運賃並みに低減することで離島住民の定住条件を改善し、離島の振興を図るという目的で、これは沖縄県の100%補助事業でございます。具体的内容につきましては、まず1つ目に離島航路の割引運賃制度がございます。2つ目に離島航空路割引運賃制度、3つ目に還付金制度、航空運賃の差額分について還付する事業ですけども、この3つの柱で構成されておりまして、本市では離島航空路の運賃低減事業、それから還付制度としまして3歳から12歳の小児及び身体障害者の利用に際して一定の割引還付があります。市民からの申請を受けて市で還付事業を実施しております。  次に、マイナンバーカード事業につきまして、事業の概要、それから宮古島市における申請率、それから運用開始時期、メリットについて質問をいただきました。まず、マイナンバー制度、これは社会保障・税番号制度でございますが、全国民に12桁の個人番号を割り当て、社会保障、税制度の効率性、透明性を確保し、国民にとって利便性の高い公平、公正な社会の実現に資することを制度の目的としております。  具体的な事業の実施につきましては、地方公共団体情報システム機構へまずは通知カードの作成、発送事業、それから個人番号カードの申し込み処理事業、それからカードの製造、発行事業、それから機能の一時停止時のためのコールセンター事業など、5つの事業を委任して実施しております。  カードの利活用につきましては、基本的にですね、本人確認のための公的な身分証明書となります。それから、e―Tax等の電子申請などに活用できます。そのほか平成29年7月から、先ほど企画政策部長からも話がありましたように、全国のコンビニなどで住民票、印鑑証明書、戸籍の謄本、抄本、所得証明書などの各種証明書が取得できるようにその準備を進めているところでございます。  交付申請につきましては、8月末、先月末現在で4,058件で、申請率7.4%でございます。また、カードの交付件数は2,437件で、交付率4.5%でございます。  運用開始時期につきましては、カードの申請は昨年、平成27年10月から始まっておりまして、マイナンバーカードの交付、利用につきましてはことし、平成28年1月から始まっております。  マイナンバーカードのメリットにつきましては、先ほど申し上げましたように、運転免許証などと同様に身分証明書として活用が可能です。それから、行政手続の際の本人確認の証明が簡素化されます。それから、e―Tax等のインターネットによる確定申告等の行政手続ができます。先ほどのコンビニでの住民票等々の証明書が取得できるというメリットがございます。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   農業行政について、まず1点目の野そ対策についてお答えいたします。  野そ防除については、平成27年度から地上での防除を行っております。宮古地区病害虫対策協議会において各地区の野そ被害状況調査を実施し、被害発生の推移を確認し、その中で被害の拡大が確認されれば、ヘリ防除の再開も含め検討していきたいと考えております。  去る7月11日に同協議会による各地区の被害状況調査を実施したところ、特に被害はありませんでした。ただ、池間島で被害が確認されましたので、これにつきましては自治会とも協議し、防除に取り組む考えをしております。さらに、11月ごろサトウキビの成熟期に再度被害状況を確認するとともに、定期的に被害状況調査を実施していきたいと考えております。  次に、来期の沖縄製糖工場の操業開始時期についてお答えいたします。沖縄製糖工場では、現在ボイラー等の取りかえ工事を進めております。平成27/28年期の製糖終了が長雨の影響でおくれたことから、工事のスタートもおくれ、来期の操業開始時期が心配されております。ただ、工事は順調に進んでおり、操業開始は年明けの1月の中旬を予定しているとのことであります。  次の下地島農業的利用ゾーンの小作農家数と契約の内容、それから小作料、農業的利用ゾーンの基盤整備について一括してお答えをいたします。下地島の農業的利用ゾーンについては、平成26年2月から利用権賃借をしております。契約農家数は43農家で、6年間の契約期間となっております。小作料は10アール当たり4,000円となっております。基盤整備計画は平成30年度新規採択希望で、県営農地整備事業として計画をしており、予定工期は平成30年度から平成35年度までの6年間を計画しております。 ◎振興開発プロジェクト局長(多良間雅三君)   総合庁舎建設について6点ばかりご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。  まず、宮古島市総合庁舎整備事業基本構想・基本計画策定業務委託費が今定例会に補正予算計上されております。去る6月定例会でこの予算は全会一致で否決されておりますが、再度補正計上した理由についてでございますが、本市は現在分庁方式を採用いたしまして、施設の有効利用を図っているところですが、市町村合併後から市民の皆様へは大変不便をおかけしており、行政組織としても連携や協議に時間を要し、時間や労力、コスト面で業務効率の低下に関する懸念があるなど、多くの課題があり、総合庁舎建設の必要性を強く感じております。それらを踏まえ、現在の課題を解消し、市民の利便性の向上を図るため、早急に庁舎整備が必要だと考えております。加えて、総合庁舎建設を行うに当たり、建設費用などに関して市民負担を最小限に抑えるため、合併特例債を活用することを念頭に置き、特例債発行期限中の平成32年度完成を目指すことからすると、期間的に厳しい工程となるため、今定例会で再度補正予算として計上しております。  次に、補正が債務負担行為補正となっていますが、その理由についてということですが、宮古島市総合庁舎整備事業基本構想・基本計画策定業務委託については、6月定例会提案の際、業務が構想から計画に及ぶため、履行期限としては過密なスケジュールではありましたが、今年度いっぱいの約8カ月を想定しておりました。今9月定例会で補正予算を承認していただいたとして、10月に委託業務の発注を行った場合、今年度中に業務履行を完了することは大変難しい状況です。また、本業務は調査内容が多岐にわたり、業務内容を分割することや業務内容により期間を明確に分けて示すことも困難です。補正予算を計上する上で当初から事業を繰り越す見込みでの予算計上は不相応なため、あらかじめ来年6月までの履行期限を予定した債務負担行為の設定を行い、事業を執行したいと考えております。  次に、5地区で説明会が実施されておりますが、いつどのような方法で説明されたか、それぞれ地区の出席人数は何名か、また説明内容及び質疑内容についてということなんですが、お答えいたします。各地区での説明会は、7月29日に城辺地区で、8月1日に下地地区、同2日に伊良部地区、同18日に上野地区、同24日に平良地区で説明会を行いました。説明会の案内文は、まずは各地区の代表者である地域づくり協議会の委員や自治会の会長、行政連絡員宛て送付し、多くの方々へ声かけを行ってもらうよう書き添えました。各地区での説明会出席者は、城辺地区で17名、下地地区で18名、伊良部地区で13名、上野地区で20名、平良地区で13名の総勢81名でした。  説明の内容に関しましては、まず庁舎の現状についての説明を行い、分庁方式による課題、庁舎施設の課題等の現時点で把握している課題を挙げ、総合庁舎建設計画に至る経緯について説明いたしました。また、この時期に庁舎建設を進める理由について、まず合併特例債の説明を行った上でのシミュレーションによる特例債を活用する場合とそうでない場合の負担額の差や今後のスケジュール案などについて説明をしております。説明会の中では、特に否定的な意見はなく、各地域でほぼ共通していた意見は、分庁方式で合併当初から不便を来していたことを挙げておりました。そのほかにもさまざまな意見がございました。  次に、総合庁舎の建設場所についての議論はどのような方法で行うかについてお答えいたします。建設場所は、総合庁舎の基本構想の中で庁舎の建設規模や必要敷地面積がある程度示された時点で庁舎等建設委員会に諮問し、場所の選定に入る予定です。建設委員会のメンバーとしては、地元の各団体代表などの知識経験者や市職員の20名程度を検討しております。  次に、総合庁舎建設のタイムスケジュールについてお答えいたします。全体スケジュールについては、今後10月に基本構想・基本計画の策定業務を発注し、来年6月までの履行期限を予定していますので、7月には基本計画が示せる見込みでございます。その後、平成29年10月から平成31年3月までに基本設計及び実施設計を完了しまして、平成31年4月から建設工事に着手していく予定でございます。建設工事にはおおむね2年かかりますので、平成33年3月までに庁舎整備を完了いたしまして、平成33年度当初に新庁舎開庁を目指す考えでございます。  次に、建設費及び予算の概要についてなんですが、市の負担額についてもということでございますので、お答えいたしたいと思います。建設費については、基本構想、基本計画を作成しなければどのような機能が必要か、どの程度の庁舎面積が必要か、また駐車場の台数はどの程度必要となるか、既存の庁舎位置での建てかえとなるのか、それとも移転を行い、用地購入の可能性があるのか等不明な点が多いため、現時点では具体的なことが決定していないわけでございますので、提示することができません。  それから、市の負担額でございますが、これは今現在ですね、中期財政計画に基づき一応はじいている額でございますけれども、お答えしたいと思います。現在市の中期財政計画によりますと、庁舎整備に係る概算事業費を57億9,000万円と試算しております。その財源内訳として、まず庁舎等建設基金から13億8,800万円、借入額を41億8,050万円、一般財源を2億2,150万円とします。この借入額を30年間で返済すると仮定するとですね、利息を含めた償還額、つまり返済金はですね、45億5,300万円と試算されます。借り入れの際に合併特例債を活用する場合は、その70%、31億8,710万円が交付税に算入されますので、償還額から交付税措置額を引いた額の13億6,590万円が実質の償還見込み額となり、一般財源も含めた15億8,740万円が実質の市負担見込み額となります。もし合併特例債を活用せずに借り入れを行うとなると、47億7,450万円が実質の市負担見込み額となりますので、概算での事業費ではありますが、ここで合併特例債を活用する場合とそうでない場合の差額が31億8,000万円以上生じることになることをお伝えしておきます。 ◎教育部長(仲宗根均君)   宮原小学校の閉校後の後利用について教育委員会のこれまでの取り組みということでございます。まず、鏡原地区幼稚園・小学校統合推進委員会において、後利用については自治会で要望や意見を取りまとめて出してほしいとお願いをしているところでございます。しかし、後利用につきましては地域住民と教育委員会のみで判断し、決定されるものではなく、広く市民や宮古島市の要望を取り入れながら総合的に判断し、決定する必要がございます。そのために閉校施設及び跡地の活用についての基本方針を所有者である宮古島市と管理してきた教育委員会で定める必要があることから、市長部局と教育委員会で考えをまとめているところでございます。  なお、現在の宮原小学校の利用状況につきましては、体育館について現在鏡原小学校によるミニバスケット活動や地域サークルによるバドミントン、バスケットなどで利用されているところでございます。 ◆前里光惠君   ご答弁ありがとうございます。再質問を行います。  最初に、千代田カントリークラブへの陸上自衛隊配備について質問いたしました。平成28年3月27日に開催の野原部落会総会、千代田カントリーゴルフ場への陸上自衛隊配備計画について撤回を求めることを全会一致で決議されております。そこでですね、4月12日付で議長に対して、あるいは当局に対して決議書添付の上、撤回の要請書が出されているかと思います。陳情書が出されておりますね。その反対決議の文面、ちょっと前段省いて紹介したいと思いますが、本年3月26日、野原部落公民館にて、自衛隊沖縄地方協力本部宮古島出張所職員による千代田カントリーゴルフ場への陸上自衛隊配備計画の説明会が行われるものと集まるも、国会にて予算審議中であり、内容等については説明できない、具体的な計画はこれからであり、決まり次第説明したい、さまざまな意見を賜り、上部機関へ伝達したいとの返答に徹し、住民軽視の極めて不適切な対応に憤慨するとともに、これまでの協力関係を裏切られた思いであります。防衛省の対応は住民無視とも受け取られる不誠実な対応であり、航空自衛隊宮古島分屯基地に離発着する大型ヘリコプターによる騒音、風圧振動被害低減のため、ヘリポート移設について市長並びに沖縄防衛局へ要請するも、何ら改善されておりません。このような状況を鑑み、基地運用の安全確保及び情報開示に対する疑念並びに基地被害の改善が進展せず、これ以上の基地被害は耐えがたく、集落地内の千代田カントリーゴルフ場への陸上自衛隊配備計画について反対を表明し、計画撤回を強く求めることを全会一致で決議します。平成28年3月27日、野原部落会ということで要請がされております。  こういうですね、地元の意向に対して市長はどういうふうに考えているかという質問をいたしました。6月定例会で新里聰議員に答弁したとおりでありますと、これじゃですね、私は納得できませんよ、市長。旧大福牧場への配備は断念することを防衛省は明言されました。しかし、旧大福牧場にかわるですね、配備計画ついて場所も含めて何ひとつ示されていない中で、千代田カントリーゴルフ場への配備を中心に整備をしていく方針は、やはりこれは断じて認められないと私は思います。千代田が整備された後にですね、例えば弾薬庫やヘリポート、ミサイルの配備について旧大福にかわる敷地が、配備地が見当たらないというような状況が発生した場合に、千代田に設置することも想定できるわけなんですよ。こういうやはり一番大事なミサイルの配備やヘリポート、弾薬庫の整備がですね、決まる前にですね、隊舎や倉庫をつくると、千代田をやるというのは逆じゃないのかなと。もしやるとすればですよ。こういう千代田住民に対してもですね、この方針は全く頭越しのですね、配備計画じゃないのかなと、非常に心配をするわけでございます。  それと、もう一つはですね、防衛省は盛んにですね、下地敏彦市長を訪れて計画や説明をされています。これまで防衛副大臣も何名か訪問されて説明していますけど、我々議会に対しては何の説明もなし。それから、管理する資料の提供もないと。こういうことで一体議会は市民の代表としてどういうふうな基準で判断するのかと非常に不満でございます。そこで、市長に再質問をさせていただきますけども、今回のですね、陸上自衛隊配備計画について防衛省からですね、宮古島市に対して正式に自衛隊配備計画書は提出されているのかどうか、まず1点これをお伺いします。  2点目に、防衛省の幹部は下地敏彦市長に会って要請と協力を求めておりますけども、議会に対しては何にも要請がないし、説明もない。これは議会と市民に対してですね、説明責任を果たせているとは全く思えないんですね。これについて市長どういうふうにお考えですか。市長の見解をお伺いします。  住民投票について質問をいたしました。賛否両論ございます。したがって、やはり民意を問うためには住民投票で決する方法がいいんじゃないかという提案をずっと我々21世紀新風会提案しております。市長は考えていないということですけども、住民投票についてはですね、市議会に陳情書が出されております。その中でせんだって総務財政委員会で審査した内容について、この陳情書に私ども21世紀新風会、新里聰会長、2人、総務財政委員会に所属していますけど、賛成しませんでした。それは理由があったんですね。これを説明しておかないといけないと思います。誤解がありますので。実はこの陳情書の理由の中の文面にですね、抜粋しますよ。民意を反映させる余地もない状況を市長がつくり出していることは日本国憲法に違反しているものと考えますと、こういう文面があるんですよ。この文面、文言で我々はこれは手を挙げることができなかったということなんです。市長がね、憲法違反まで犯して進めているということにはですね、やはりならないと、そういうことで賛成はしておりません。陳情書を出す皆さんもですね、よく文面をですね、文言は注意して書いていただきたいと。趣旨に徹していただければいいんですけども、どうも賛同できないような文言が入ってくると我々は手を挙げることはできないということをお願いしておきたいと思います。  総合庁舎建設について詳しい説明をいただきました。基本的にはですね、合併特例債を活用して建設することには大賛成ですよ。賛成なんですよ。ところが、進め方が手順が違うんじゃないかという思いがするわけですよね。まず、予算2,400万円計上した、もうつくります、こういうスタートになっている。その以前にですね、やはり庁舎を建設するかどうかという検討委員会を立ち上げて、そこでつくるのかつくらないのか、つくるとすれば場所をどうするのか、こういうことをやはり先に行うべきじゃないのかなと、こういう思いが強くするわけですよ。平成32年度、もう合併特例債の期限が迫っているから、急いでつくらなきゃならないと、こういう議論の進め方はですね、やはり場所も含めて問題が起きないかなと。やはりこれまでに、少なくともことしまでにですよ、こういう立ち上げをしてですね、じっくりと市民の意見も聞きながら計画を策定するということであれば非常に我々も賛同するんですけども、もう特例債の期限が迫っている、だからつくりますと、こういう方法ではですね、本当に民意を集約した総合庁舎ができるのかなと思って心配しています。  いろんな意見があると思いますけども、この平良庁舎を中心とした総合庁舎の建設には私は大反対です。やはりつくる以上は広々としたですね、さっきも駐車場の台数の話もありました。500台以上のですね、駐車場をとれるぐらいの広々とした場所、もう一つは高台、例えば津波が来ても安全ですよと、こういう場所にですね、ぜひつくっていただきたいと、こういう思いでございます。願わくは鏡原学区でお願いをしたいと思っております。鏡原小学校、海抜52メートル、七原公民館62メートルです。宮古空港41メートルです。そういう状況でございますので、場所は非常に大事です、市長。ぜひ慎重によろしくお願いいたします。  教育行政についてでございますけども、平成26年度に宮原小学校が閉校になりました。あれから2年近くたとうとしています。議会のたびに一般質問で後利用について教育長に質問していますけども、一向にですね、進まない。学校現場へ行って見ていただきたいんです、教育長。本当に見るも無残な荒れ放題。あれを見るだけでね、卒業生は本当胸痛みますよ。そこで、私はですね、市長が新聞取材に市のリーディングプロジェクトである宮古島市未来創造センター、図書館と公民館の複合施設ですね、加えて総合博物館の建設を進めていきたいと、また市総合庁舎もつくりたいと、こういう意欲を持っていますので、そこで提案したいんですよ。ぜひですね、宮古島の歴史を知る総合博物館という話を市長もされておりましたので、飛鳥御嶽とか西銘御嶽があるですね、歴史のある村、宮原集落、いわゆる宮原小学校跡地にですね、この総合博物館の建設を検討していただきたい、こう提案させていただきます。はっきり言えば教育長が何もしてくれませんので、市長にすがりたいと思っております。市長の見解をよろしくお願いをいたします。  専門学校についてはかなりいい話を答弁されておりますけども、クルーズ船で中国の皆さんがいっぱいご来島されています。中国語の通訳が少ないんじゃないですか。足りないんじゃないですか。私は、やっぱり専門学校も中国語、韓国語あるいは英語と、こういう語学の専門科をですね、カリキュラムを入れた観光専門学校がいいんじゃないのかなと提案したいと思います。専門学校の建設は宮原小学校では要りません。宮原小学校跡地にはぜひ博物館をお願いしたいと思っています。  農業行政の中でですね、野そ対策について質問いたしました。先ほど平良隆議員からもございました。やはり地上防除ではなくヘリ航空防除にすべきであると思っています。これはですね、被害を見てからということですけど、それじゃ遅いですよ、市長。実は以前航空防除のときに、空からまいていますからね、道路にもかなり落ちます。農政課でしたかね、確認して拾っていいですかと言ったら、いいですよということですから、10個ほど持ち帰りました。我が家に居座るネズミ軍団を退治してやろうと張り切って持って帰って、方々に置いてみました。効果ゼロでした。これを何でゼロなのかということを、ネズミに聞いたわけじゃないですよ。友達に聞いたらですね、人がさわったものは食べないよと、こういう話だったんです。私真剣にこれ受けとめています。専門家にぜひですね、この辺も分析していただきたい。やはりにおいがすると食べてくれないよということでありましたので、この辺についてはぜひですね、専門家に依頼して調べていただきたいと、こう思っております。やはり地上防除というのは農家の高齢化があります。作業に限界がありますね。こういうことでやはり従来どおりヘリ防除にしてほしいと、こういう切なる思いが農家の皆さんからいっぱいあります。ぜひご検討をお願いしたいと思います。  沖縄製糖株式会社の次期操業開始についてはかなりおくれるのかなという農家の心配がございましたけども、1月の中旬ぐらいを考えていると、予定しているということで一安心をしております。  下地島農業的利用ゾーンの市との契約についても改めて答弁をいただきました。やはり市が買い取った80ヘクタール以上のゾーンがありますので、整備していただくようお願いをしたいと思っております。  マイナンバーがこんなに便利になるのかなというふうに思います。ぜひ申請して活用したいと思っております。  それから最後に、宮古空港の周辺の農地については、これまでも再三にわたって私は平良市議会議員時代からこの問題取り上げております。戦後71年、これは当時県会議員だった池村正義先生も県議会でも取り上げてきているんですけど、なかなか実現しないという状況がございます。そこで、予想もしない購入の考えは一切ないと非常に冷たい副市長の答弁がありまして、ショックを受けていますけど、少なくとも前向きに検討したいと、これぐらい言ってほしいなと思いますが、私1つ提案あるんですよ、市長。市長ね、ここを市有地にする提案をしたいと思います。面積がですね、61万9,000平方メートル、それから農家戸数が102名で契約している、10アール当たり6,600円で賃貸しているというのが今現在です。賃貸料を上げるときも国が一方的に農家の言うことを聞かないで上げているという状況がございますので、ぜひこれは農家の皆さんに払い下げてほしいという思いがあるんですよ。こういう希望を持っている農家の皆さんがたくさんいます。それでですね、時間もないです。提案ですけども、航空自衛隊宮古島分屯基地というのは敷地は市有地だと思うんですよ。市の所有だと。防衛省も宮古島市の市有地を借りている状況ですから、いかがですかね。ここと交換して、換地をしてですね、等価交換になるかと思いますけど、まず市有地にする、その後で小作農家と払い下げしていくという方法があるんじゃないのかなと。ぜひ市長の見解をお伺いしたいと思います。  以上、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◎市長(下地敏彦君)   まず、自衛隊に関連してですけれども、千代田について正式に配備計画が提出されているかということですが、それはまだございません。先ほど答弁したとおりであります。  それから、千代田部落、野原部落、そして市民に対する説明はどうなっているかということですが、これは9月2日に防衛副大臣が来たときにも副大臣にも申し入れをいたしました。市役所に説明した後、ちゃんと千代田部落、野原部落、そして市を全体とした形の説明会を開いてほしいということを申し上げております。それに基づいてせんだって千代田部落で開催しようといたしましたけれども、諸々の理由で開催ができなかったということを聞いております。改めてまず千代田部落で説明をし、次に野原部落を対象にしたいということです。そして、最終的に市民全体を対象とした説明会を開くというスケジュールになっておりまして、千代田の配備の内容については説明をするということになっております。  次に、ヘリ防除についてですけれども、再三答弁しているとおりですね、宮古地区病害虫対策協議会で今、前にも調査をしましたし、今後も調査を行います。この状況を見て検討しますけれども、当然その中においてヘリ防除に戻すかどうかも含めて検討してまいります。  追加の説明をしておきます。千代田部落を対象とした説明は9月20日19時から、野原部落は10月の初旬、そして市全体は10月の中旬という形でそれぞれスケジュールの調整をしているということであります。 ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時27分)  再開します。                                     (再開=午後3時27分) ◎市長(下地敏彦君)   博物館のみならず公共の施設、そして多くの人が利用する施設等については、やはり選定委員会をつくりまして、そこで進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(棚原芳樹君)   これで前里光惠君の質問は終了しました。  本日の会議時間は、議事の都合によりこれを延長します。  しばらく休憩し、3時45分より再開します。  休憩します。                                     (休憩=午後3時28分)  再開します。                                     (再開=午後3時45分)  休憩前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆高吉幸光君   公明市民会議の高吉幸光です。昨日、一昨日ともに敬老会いろんなところで、各地で開かれたと思いますけれども、先輩方をね、やっぱり敬うということは非常に大事なことだなということで参加をさせていただきました。これからもまたいろんなことを教えてもらいながら活動していきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。  通告に従いまして一般質問をいたします。まず初めに、日本のアニメ100年についてということでございます。明年は、1917年に日本初の商業アニメが発表されて100周年です。その作者、下川凹天、宮古島で生まれております。この方は、両親は鹿児島、九州の出身だそうでございますけれども、お父さんは初代の上野小学校の校長をやられていた下川貞文という方だそうです。この方が赴任されていた時代に宮古島で生まれて、6歳ぐらいでお父さんが亡くなられて、当時は平一小学校の校長をされていたようですけれども、その後鹿児島に行って、その後東京に行くというような形になっていくんですけれども、この下川凹天が宮古島で生まれ育った幼少期ですけれども、その作者が初めて日本でアニメをつくった人だと言われております。  日本にアニメーションが入ってきたのは1909年、「ニッパールの変形」というのがありまして、これからアニメのブームが始まりまして、日本でもつくろうというふうになったときにいろんなところで出てきたわけですけれども、下川凹天が1917年1月にアニメーションのほうを発表されております。同年の5月には北山清太郎、この人は水彩画家ですけれども、この方の作品が出ております。6月には幸内純一という方が出されていると。現存するといいますか、史実上ではこの下川凹天が日本最初の商業アニメをつくったと言われております。2009年に博物館のほうで漫画家という部分にも非常に注目をして、企画展が「宮古生まれの奇才漫画家・下川凹天」ということで2009年11月4日から12月6日まで行われておりました。ただ、明年は日本のアニメ100年ということで記念すべき年になっているので、100周年を記念しての開催をしていただきたいというふうに思っております。  2点目の質問にもかかわりますけれども、同時期に活躍をした北山清太郎、この人は和歌山市の出身です。幸内純一、岡山の出身です。自治体とも連携をして、100年というものをしっかりと認知を上げて、また宮古島の隠れた偉人として顕彰していっていただけたらなというふうに思いますが、これについてどういうふうにお考えになるのかお答えください。  北山清太郎、幸内純一、この人たちの作品というのは現存しておりまして、これが見れるのがですね、東京国立近代美術館フィルムセンターというところで保存されておりまして、それが現存が確認できるんですけども、下川凹天のほうは2011年に断片が発見されたということ以来、その後現存していないということでございます。そういったことから考えますと、100周年を記念して残っているフィルムもしくは探せないかということに関して、映像作品捜索のために懸賞金を出してくれないか、その後国立フィルムセンターのほうへ寄贈して、デジタル化をして残していくというような形がとれないかなというふうなことでこの質問を取り上げております。  また、川崎市市民ミュージアムや、亡くなられたのが千葉の野田市、ここで現キッコーマンの創業者のうちで下川凹天は亡くなるんですけれども、それまでの間はアニメをつくって以降は漫画家としていろんなところで活躍をしております。特に新聞紙上での活躍が目立っておりまして、大阪毎日新聞、大阪朝日新聞、東京日日新聞、読売新聞、中央新聞、毎夕新聞、新愛知、國民新聞というふうな形でいろんなところで漫画を提供していくわけです。ここの下川凹天に行き当たったのは、2013年、鉄腕アトム、これがテレビアニメの一番の最初の作品ですけれども、これの50周年ということで、じゃ日本のアニメの最初はどこだったんだろうというふうなのを探していきますと、当たったのがロード トゥ ヘコテンというふうなホームページというか、ありまして、これを読んでいくと、同級生だったんですね。また、今回そのときの思いがありまして、来年が100年だなということで質問をしようかなと思っていたところに、今度は「読めば宮古!」、これの作者というか、中心者であった宮国優子さんが下川凹天のことをいろいろと熱く語っているのを見て、東京のほうに行ってちょっとお話をしてきました。その中でいろんな企画出せないかなという話がありましたので、そういったことも含めて下川凹天の顕彰ができないかなというふうに思っております。これについては博物館での開催というような形ですけれども、さらに日本のアニメ100年ということで、来年はアニメ業界としては節目を迎える2017年を基点に、長期的視点に立ち、日本のアニメーション業界がオールジャパンとして一丸となり、次の100年をつくる源泉となるプロジェクトを始めることが重要だと考えておりますというふうに、このプロジェクト、明年はいろんなところで動いていくということになっております。この流れにやっぱり乗っていかないと、いいチャンスだというふうに思っておりますので、これについて川崎市市民ミュージアムや千葉県の野田市との協力で巡回展などの企画ができないかどうか、こちらをお答えください。  5点目ですけれども、「新世紀エヴァンゲリオン」というアニメがありました。これのプロデューサーを務めておりましたキングレコードの役員も、円谷プロダクションの役員もやっております大月俊倫さん、この人を質問に上げましたら、個人の引っ越し情報が議会で質問されるというふうになっておりますけども、そこではなくて、もう既に宮古島には住んで行ったり来たりしている状態ですけれども、この方がこの2016年で仕事を整理して宮古島に移住してくると。この方、円谷プロダクションもありますので、「シン・ゴジラ」とかいろんなものもかかわりを持っておりますので、そういったアニメ業界とつながりのある方が宮古島に越してくるということですので、その中で先ほどの和歌山とか岡山とかね、もしくは川崎市、野田市といろんな巡回展の企画の中で意見を聞かせていただいたり、有識者なりなんなりをご紹介いただいたり、もしくはご本人が登場してのシンポジウムとか、そういったものができればいいかなというふうに思っておりますので、こういったお考えをまた聞かせていただきたいなというふうに思います。  次に、ピロリ菌の検査について。またしてもピロリ菌でございます、市長。前は検診の中で使ってくれないかと、やってくれないかというお話でしたけれども、今回はこの薬、除菌が15歳以上からじゃないと飲めないという薬でございます。慢性胃炎からいろんな形になっていって、最終的に40年ぐらいかけて胃がんになるということですけれども、その間をすっ飛ばして胃がんになる、これが若年性の胃がん、スキルス性の胃がんということで、これは進行が物すごく早くて、これは本当に命を落とすものが非常に高いというふうに言われておりますけれども、それを防ぐために検査をね、導入ができないかということでございます。これに関しては、佐賀県が中学生全員、中3ですね、ピロリ菌の検査をするということを決めております。ここは胃がんで亡くなるリスクが全国で2番目ということになっているので、それに駆られての検査だというふうに思いますけれども、これの中でやっているのは、公立、私立、特別支援学校も含めた全中学で実施されている尿検査の試料の残りを利用することで負担を軽減しながらやっていると。特に高齢者の方というのは大体7割、6割ぐらい感染をしているといいますけれども、中学生ぐらいは5%ぐらいだと今現状では言われております。その中で早目に除菌ができるようになればそのリスクを下げられるというふうに思っておりますので、中学生での導入はできないかどうか。  2点目に、導入が難しい場合は個人の検査費に対しての助成ができないかどうか、こちらについてお聞かせください。  次に、観光行政についてでございます。台湾籍の方は、日本国内で運転ができるそうでございます。中国籍の方は、日本で運転ができないというふうになっております。これはですね、外国人が日本国内で運転をする場合、日本の免許証、2番目にジュネーブ条約に基づく国際免許証、3番目に国際免許証を発給していないが、日本と同等水準の免許制度を持つ国や地域の免許証、いずれかを持っている必要があるということでございますけれども、中国の方は日本では運転ができないということでありますけれども、県紙の中で中国人観光客の約17%がレンタカーを利用したと県の調査に回答しているということでございます。この辺について、最近宮古島でも外国の方が運転していますというステッカーが張られた車が結構今通っておりますけれども、その辺の確認はどのようになっているのか、現状を教えていただきたいというふうに思います。  2点目に、タクシーやレンタカー、観光バスが非常に不足をしている、特にこの間の台風の影響で大型クルーズ船が2隻入ってきたときというのは非常に対応が困難だったというふうに聞いておりますけれども、外国人観光客だけでなく、逆に日本の観光客もレンタカーが足りないとか、タクシーが足りないというふうな状況に陥っています。以前富山市のほうを視察してきました。こちらは、シクロシティ富山ということで、これは基本的には市民がやるんですけれども、短期パスというのもやっておりまして、それだと観光客も利用できるようになっております。こういったレンタル自転車の活用を考えてはどうかという提案でございます。こちらについての答弁をお聞かせください。  次に、スポーツ専用施設が供用開始。宮古島初のスケートパークがカママ嶺公園の下のほうですね、病院の駐車場の隣のあたりに、シルバー人材センターのあたりにできております。これは関連でいろいろ整備をしておりまして、テニスコート、市営球場、公園内の展望台、スリーオンスリーのバスケットコートも含めたもので、7億7,600万円の事業予算を投入されております。この中でスケートボードを楽しめる施設が今回できているんですけれども、管理上の問題から夜間の使用を禁止しているということでございます。特に冬場、これから日が落ちるのが早く、練習したくてもできなくなる可能性があります。ついここ1週間ぐらいでも駐車場でヘルメットをかぶって、ちゃんとプロテクターもして練習している幼稚園生から小学生ぐらいの子供ですかね、何名か見ました。また、夜間に真玉神社、荷川取のほうですね、ここから魚宮の間、ちょっと坂になっているんですけども、ここで夜中というか、夜ですね、練習している若者がいました。こういうふうに道路でやったり、駐車場でやったりというのは非常に危険を伴います。照明施設がまだ完備をされていないということでございますけども、照明施設の整備検討はできないか、もしくは整備をしたときは、夜間年齢制限や保護者同伴などのルールを取り決め、使用時間の緩和はできないかどうかについてお聞かせください。  以上、答弁を聞いて再質問いたします。よろしくお願いいたします。 ◎観光商工局長(垣花和彦君)   観光行政に関するご質問にお答えいたします。  台湾籍の皆さんは日本国内で運転できるが、中国籍の方は日本での運転はできないことになっているが、現状はということでございます。現在宮古島市に寄港しておりますクルーズ船の乗船客は、中国本土や台湾の方がほとんどとなっております。このうち台湾のお客様は、台湾の場合はですね、1952年当時発効のジュネーブ道路交通条約に加盟していることから、国際運転免許が発給され、日本でも車を運転することができます。したがって、台湾籍のお客さんの中にはレンタカーを利用される方も見られます。一方、中国本土のお客さんはジュネーブ道路交通条約に加盟していないことから、国際免許証が発給されないということになっておりまして、中国籍のお客様はバスやタクシーを利用しているのが現状となっております。  次に、レンタル自転車などの活用を考えてはどうかというご質問ですけれども、クルーズ船を利用して来られます外国人のお客様に関しましては、中国本土、それから台湾からのお客さんがほとんどということですけれども、レンタル自転車の制度、タクシーが不足ぎみでありますので、非常に安価で便利だというふうに考えておりますが、ただ交通ルールの遵守の問題等もありますので、外国からのお客さんに関してはですね、クルーズ船の船舶代理店、それから旅行代理店などからの情報を収集した上で、そこに問題がないということであれば、今後市内の自転車レンタルショップ等と協議しながら、外国人観光客向けのレンタルの仕組みを構築していきたいというふうに考えております。  それから、クルーズ船の寄港によりますタクシー不足というのは国内からのお客さんにも影響を与えている部分がございますので、これについても自転車のレンタルの仕組みが構築できないか検討して、取り組みを進めていきたいというふうに考えております。 ◎建設部長(下地康教君)   ことし8月より供用開始をしましたカママ嶺公園内のスケートパーク施設についてのご質問をいただきました。まず、これの使い方なんですけれども、基本的に施設の利用は日中明るい時間帯の利用を想定していますので、照明施設の整備につきましては検討していませんでした。照明施設の整備につきましては、今後の利用状況を踏まえて検討していきたいというふうに考えております。  それに、もう一つですね、施設の使い方ですけれども、当該施設の利用につきましては、使用申請を提出していただいて、使用許可を出すというやり方で利用していただいております。現在施設使用許可者の内訳はですね、小学生以下31名、中学生が4名、一般、これ高校生以上ですけれども、それが28名、計63名の方が使用許可をいただいております。ローラースポーツについてはですね、けがなど危険性が高いスポーツでありますので、小学生以下は保護者の同伴と保護具の着用、中学生以下は保護具の着用をお願いしており、高校生以上、一般の方ですけれども、それも保護具の着用を推奨しているところでございます。 ◎教育部長(仲宗根均君)   中学生のピロリ菌検査についてです。学校保健安全法によりますと、学校の健康診断は学業やこれからの発育に差しさわりの出るような疾病がないか、ほかの人に影響を与えるような感染症にかかっていないかということを見分けることを目的としております。その観点から学校における健康診断は細かく専門的な診断を行うことまでは求められておらず、異常の有無や医療の必要性の判断を行うものと捉えております。教育委員会では、今後も学校保健安全法施行規則第6条第1項に示す健康診断における検査の項目に沿った検査を実施してまいりたいと考えております。  2点目に、ピロリ菌検査に助成ができないかというお話でございます。ピロリ菌については、学校保健安全法施行令第8条、感染症または学習に支障を生ずるおそれのある疾病及び学校保健安全法施行規則第18条に示す感染症の種類にも該当しておりませんので、検査費用の助成は考えておりません。 ◎生涯学習部長(上地栄作君)   下川凹天に関連して4点ほどの質問がございます。1点目に、下川凹天氏に関する企画展についてです。宮古島市総合博物館では、2009年にほかの館からですね、資料を拝借して開催しております。しかし、その後新しい資料もないことや資料が漫画や新聞紙の切り抜きであること、アニメに関する資料がないことから、アニメ100周年の企画としてどうなのか担当部署として思案しているところです。また、宮古島市総合博物館では次年度は本土復帰45周年に関連した企画展を初めほぼ調整されており、日程的にも厳しいと考えております。しかしながら、博物館では明治、大正、昭和において社会的に影響を及ぼした偉人に関する常設展示を検討しており、下川凹天氏についても経歴や功績について展示、紹介したいと考えております。こうして来館者に周知することが下川凹天氏の功績をたたえることにつながるものと考えます。  2点目に、同時期に活躍した北山清太郎や幸内純一らの出身地自治体と連携した取り組みについてですが、日本でアニメが劇場公開されてから100周年の来年、全国でどういう取り組みがあるのか、まずは情報収集に努め、今後連携した取り組みが可能か検討してまいりたいと考えております。  3点目に、下川凹天氏の映像作品捜索のため懸賞金は出せないかというご質問ですが、下川凹天氏のアニメ作品については、長年にわたり本人の関係者や日本のアニメ関係者が探してきたと思われますので、懸賞金をかけても見つけ出すのは難しいのではないかと考えております。また、日本初のアニメ作品であることから、本市よりもしかるべき団体等が行うのが適切だと考えております。  4点目に、川崎市市民ミュージアムや千葉県野田市との協力で巡回展などの企画についてですが、川崎市市民ミュージアムや野田市博物館に問い合わせたところ、来年下川凹天氏の企画展等は検討していないとのことでした。高吉幸光議員のせっかくの提案に沿えない答弁になってしまいましたが、ご理解を賜りたいと存じます。  次に、「新世紀エヴァンゲリオン」などのプロデューサーを務め、キングレコードや円谷プロダクションの役員である大月俊倫氏のシンポジウム等の件についてですが、大月氏は宮古島に移住していると聞いております。また、宮古島市に多くの知り合いがおられるようなので、まずは関係者や知り合いを通してご本人と連絡をとり、その後検討していきたいと思います。 ◆高吉幸光君   答弁ありがとうございました。なかなか厳しいですね。順を追う前に、ピロリ菌のほうから質問させていただきます。  これはですね、なかなかこれも難しい感じでございましたけれども、やっぱり除菌によって大体防げるということを勘案していただきたいなというふうに思っております。佐賀県のほうは県全体で取り組みをするということでございますので、私のほうとしてもまた沖縄県のほうにそういうふうにできないかどうかというふうな形の質問を県議会のほうでやってもらいたいなというふうに思っていますけれども、また県との連携でね、もしこういうふうなのができるのであれば取り組む可能性はあるのかどうか、こちらについてお聞かせをください。  個人検査費助成ということですけれども、これも例えば親が除菌をしたというのであれば、その子供も感染している可能性がやっぱりあるというふうに考えたほうがいいと思いますので、そういったときに例えば子供が除菌をしたいという場合に、その辺で助成をしてほしいというふうなことがあればできるのかどうか、こちらのほうに関してもお聞かせください。  運転のことですけれども、観光行政の。現状として台湾籍の人だけが今運転をしているのかどうか、この辺の確認がどうなっているのかなというのが非常に気になったところです。例えば事故があった場合非常に問題かなと思いますし、これをじゃ貸し出しているレンタカー業者がもしいた場合、この辺の確認をどういうふうにしているのか、その辺がもしおわかりになるのであれば教えていただきたいなというふうに思います。  レンタル自転車のことですけれども、私も那覇に行きますと、美栄橋のところにレンタル自転車屋がありまして、ここでよく借ります。電動自転車もゆいレールに乗っていくと大体1日1,700円で借りられるんですけれども、那覇市内ぐらいであれば行動範囲として自転車で十分行けるかなというふうに思うんですけれども、こういったものも参考にしながら、これNPO法人がやっているんですけれども、ちょっとまた富山市のほうのシクロシティというこれもおもしろい取り組みですので、視察報告が上げてあると思いますので、ぜひそのときのものを読んでいただければというふうに思いますので、ご検討よろしくお願いいたします。  スポーツパークですね、スケートパークなんですけれども、こちらは今照明施設の検討はされていないということでございますけれども、私が言ったように夏場は構わないと思うんですけれども、特に学校終わって夕方、冬場はどんどん、どんどん暗くなるのが早くなりますし、特にまた社会人、高校生とかは終わる時間帯が遅いですので、利用がなかなかできないんではないのかなというふうに思っております。先ほども話しましたけれども、外で練習しているのをよく見かけます。これ公園内とかでしたらまだいいんでしょうけれども、道路でやっているのを見かけるんですね。これ非常に危険だなというふうに思いますので、その喚起のためにもやっていただきたいなというふうに思っておりますけれども、そういうふうになっていると、使用申請を出してやるということでありますけど、鍵がかかっているはずなんですね。この管理は今どうなっているのか。たしかスケートボード協会があったと思いますけれども、こちらの方たちが今管理、ここにかかわると思うんですけれども、先日も要望書を出したというふうに聞いておりますけれども、その中でどういう要望があったのか教えていただきたいなというふうに思います。  日本のアニメ100年ということですけれども、これなかなかない機会、フィルムを探すにしても、一応断片が2011年に見つかったというのがウィキペディアを見るとありました。これを考えると、企画展をしたのが2009年です。それから新しいのが一応見つかっているということなんですね。そういうふうに企画展ができるかどうか微妙なところだというふうに思いますけれども、であれば例えば宮古島市未来創造センターのほうに宮古島の関連書籍、その中で紹介ができないか、もしくは博物館の中でアーカイブとして、これからネクスト100という、日本のアニメ100周年プロジェクトの中でアーカイブをつくっていくという話がありますので、こういった中に要はかかわりができないかどうか。特に日本のアニメーションというのはサブカルチャー的な部分があったんですけれども、やはり日本に興味を持つ外国の方が多いというのはアニメーションから入る。特に子供時代のものから入ると。特にサッカー、「キャプテン翼」という番組、漫画もありましたけれども、こちらを見てサッカー選手になろうと思った今の一流のサッカー選手、メッシとかね、いろんな人がいます。そういった幼少期に見たものが与える影響というのは非常に大きいんだと思うんですね。大体小さいころ習ったもの、見たもの、そういったものは非常によく覚えていると思うんですけれども、それをやっぱり喚起させるというか、そういったところに文化の発信として、一番最初に宮古島で生まれた下川凹天がいたんだというこれをやっぱりね、喚起をしていきたいなというふうに思うんです。となればやはり企画展をしっかりと考えていただきたいなと。もしくは、常設で何かね、できるような形をとっていただきたいなというふうに思っております。こちらについての考えをお聞かせください。  答弁を聞いて再登壇いたします。よろしくお願いいたします。 ◎教育長(宮國博君)   まず、ピロリ菌についてです。学校保健安全法以外の話でございますのでね、これにつきまして私ども医師会の皆さん、薬剤師会の皆さん等々とのかかわりの中で学校医をお願いしているところでございます。それから、薬剤師も学校薬剤師というお願いをしているところです。ですから、議員のご提案のピロリ菌の除菌につきましては、学校医と私どもともう少し話し合いの時間をいただきたいと思います。学校医のほうからいろんな意見が出ますので、それを踏まえての対応をしていきたいと思います。  それから、下川凹天なんですけれどもね、私もいろいろ調べてみましたけどね、なかなか情報がないですね、この人は。漫画大好きな私としては大変興味あるところなんです。それで、博物館と、あるいは図書館とですね、これから話をしましてね、日本のアニメ100周年の取り組みとして、博物館じゃなくても図書館とかそういうところで、あるいは公民館活動の中でこの取り組みができるかどうかを模索してみたいと思います。どうぞ皆さん方にも下川凹天、その情報がございましたらですね、私どものほうにもぜひ寄せていただきたいと思います。これは資料を探してみます。よろしくお願いします。 ◎観光商工局長(垣花和彦君)   クルーズ船のお客さんの運転の現状をどういうふうに確認しているかという再質問であったかと思います。免許証につきましては、市として確認することは今行っておりません。ただ、通常ですとレンタカーの事業者がレンタカーを貸し出す際に通常ですと免許証を確認するということになろうかと思います。その辺についてはですね、改めて確認をしていきたいというふうに考えております。  次に、レンタル自転車のことでございますけれども、これにつきましては議員ご指摘の那覇市での取り組みとかですね、富山市での取り組み、こういうものも参考にしながら今後検討していきたいというふうに考えております。 ◎建設部長(下地康教君)   カママ嶺公園のスケートパークの照明に関する再質問についてお答えしたいと思います。  照明施設を整備をする場合はですね、安全面の検討をしながら、明るさの問題などを設計して整備しなければならないということになってくると思います。したがいまして、今後ですね、利用者の要望や意見などを踏まえて照明に関しては検討していきたいというふうに考えております。                 (「休憩お願いします」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後4時24分)  再開します。                                     (再開=午後4時25分) ◆高吉幸光君   ご答弁ありがとうございました。下川凹天、非常になかなか隠れた人だというふうに思いますので、ぜひ検討お願いしたいというふうに思っております。また、先ほども少し言いましたけれども、博物館、図書館、そういったところでいろいろやっていただきたいなというふうに思っているんですけれども、例えば宮古島の関連書籍とか結構あったりすると思うんですけれども、それのほかに例えば宮古島が舞台になった小説とか、そういったものを集めていただきたいなというふうに思います。藤川桂介さんという小説家がいらっしゃいますけど、この人が宮古島に来ていろんなお話を聞く中でできた作品が「シギラの月」という作品があったりね、そういうふうに宮古島関係の人だけじゃなくて、宮古島を舞台にしたものを集めていただくと、いろいろまた見識が広がるかなというふうに思っております。  また、博物館とかいろんなところ、映像のアーカイブも必要かと思うんですけれども、例えば宮古島で撮影されたものとかね、こういったものも、こういうところはフィルムオフィスとかを活用しながらこういうのがありますよと、宮古島を舞台にしたもの、オフィス関連じゃなくてもこういうふうな映像がありますよというふうなアーカイブをつくっていただきたいというふうに思っております。  また、宮古島にはアニメーションスタジオの本社がありまして、スタジオアールエフというところがあるんですけれども、こちらアニメをつくっているのは東京でつくっているんですけれども、これの本社は宮古島にありまして、宮古島では福祉関係の仕事をしているんですけれども、ロマのフ比嘉という人がスタジオの代表をやっているんですけども、こういった人たちも逆に宮古島の今後の、ここもいろいろ作品つくっている方なので、アーカイブをつくる上ではやっぱり必要になってくるかなというふうに思います。  また、最近では「少年ジャンプ」の中で「磯部磯兵衛物語」という漫画を書いているのが仲間りょうといいまして、これが宮古島出身でね、今結構人気がありまして、アニメ化もされているというふうになっておりますので、なかなか出てこないですけれども、宮古島にもこういった人たちがいるんだよということをね、やっぱり子供たちにも教えられればいいかなというふうに思いますので、こういったことも含めて総合的にいろいろ考えていただきたいなというふうに思います。  以上で9月定例会の高吉幸光、私の質問を終わりたいというふうに思います。ありがとうございました。 ◎建設部長(下地康教君)   先ほどの高吉幸光議員のですね、スケートパークに関する要望の内容のご質問がございました。それについてちょっとお答えしたいと思います。  要望の内容はですね、照明施設を整備していただきたいということと、木陰をつくってほしいということでございました。このとおりいろいろご意見をですね、参考にしながらまた施設の利活用をですね、考えていきたいというふうに思っております。  また、管理の面でございますけれども、これは鍵はですね、都市計画課で1つ、それでスケートボード協会のほうで1つ持ってですね、施設を管理しているという形になります。 ○議長(棚原芳樹君)   これで高吉幸光君の質問は終了しました。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(棚原芳樹君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会します。                                     (延会=午後4時30分)...