宮古島市議会 > 2016-06-22 >
06月22日-04号

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  1. 宮古島市議会 2016-06-22
    06月22日-04号


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    平成28年  6月 定例会(第4回)          平成28年第4回宮古島市議会定例会(6月)議事日程第4号                           平成28年6月22日(水)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            平成28年第4回宮古島市議会定例会(6月)会議録 平成28年6月22日                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(23名)                          (延会=午後3時17分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(4 番)  棚 原 芳 樹 君  議   員(13番)  高 吉 幸 光 君 ┃┃ 副 議 長(19〃)  垣 花 健 志 〃    〃  (14〃)  富 永 元 順 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  濱 元 雅 浩 〃    〃  (15〃)  新 城 元 吉 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  平 良 敏 夫 〃    〃  (16〃)    欠   員   ┃┃   〃  (3 〃)  下 地 勇 徳 〃    〃  (17〃)  佐久本 洋 介 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  粟 国 恒 広 〃                        ┃┃   〃  (6 〃)  仲 間 賴 信 〃    〃  (20〃)  平 良   隆 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  國 仲 昌 二 〃    〃  (21〃)  眞榮城 徳 彦 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  上 里   樹 〃    〃  (22〃)  前 里 光 惠 〃 ┃┃   〃  (9 〃)  上 地 廣 敏 〃    〃  (23〃)  山 里 雅 彦 〃 ┃┃   〃  (10〃)  嵩 原   弘 〃    〃  (24〃)  池 間   豊 〃 ┃┃   〃  (11〃)  仲 間 則 人 〃                        ┃┃   〃  (12〃)  西 里 芳 明 〃    〃  (26〃)  新 里   聰 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(2名)  議   員(18番)  下 地   明 君  議   員(25番)  下 地   智 君 ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 下 地 敏 彦 君 │ 上 下 水 道 部 長 │ 砂 川   嚴 君┃┃ 副   市   長 │ 長 濱 政 治 〃 │ 会 計 管 理 者 │ 砂 川 定 則 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 友 利   克 〃 │ 消   防   長 │ 来 間   克 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 宮 国 高 宣 〃 │ 伊 良 部 支 所 長 │ 佐久川 豊 正 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 豊見山 京 子 〃 │ 総 務 部 次 長 │ 久 貝 喜 一 〃┃┃           │           │ 兼 総 務 課 長 │          ┃┃ 生 活 環 境 部 長 │ 下 地 信 男 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 久 貝 順 一 〃┃┃ 観 光 商 工 局 長 │ 垣 花 和 彦 〃 │ 財  政 課  長 │ 下 地 美 明 〃┃┃ 振  興 開  発 │ 多良間 雅 三 〃 │ 教   育   長 │ 宮 國   博 〃┃┃ プジェクト局長 │           │           │          ┃┃ 建  設 部  長 │ 下 地 康 教 〃 │ 教  育 部  長 │ 仲宗根   均 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 砂 川 一 弘 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 上 地 栄 作 〃┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  上 地 昭 人 君   議  事 係  長  仲 間 清 人 君  次       長  友 利 毅 彦 〃   議   事   係  狩 俣 篤 希 〃  次  長 補  佐  富 浜 靖 雄 〃 ○議長(棚原芳樹君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は、23名で定足数に達しております。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第4号のとおりであります。  この際、日程第1、一般質問について、昨日に引き続き質問を行います。  本日は、垣花健志君からであります。  これより順次質問の発言を許します。 ◆垣花健志君   どうも1番というのは何回やっても緊張するもので、久しぶりに緊張した状態で一般質問を始めていきたいと思います。  通告に従いまして一般質問を行いますが、今回の質問はですね、飛び飛びの状態で質問をすると思いますので、よろしくご了解いただきたいと思います。  まず、市長の政治姿勢についてということでありますけれども、自衛隊配備住民説明受け入れということですけれども、その前に市長がですね、今定例会で自衛隊配備に対して受け入れを表明していただいたことに、私としては個人的には大変喜んでいる次第であります。その理由として、尖閣諸島周辺では中国公船が頻繁に領海侵犯を繰り返し、宮古、八重山地域の漁業者の当海域での操業に対し、中国公船が威嚇するなどの行動をとっている。2番目に、最近は中国軍艦がですね、接続水域を航行し、尖閣諸島は中国の領土であると主張しています。3つ目に、北朝鮮は挑発的なミサイル発射を再開するなど、隣国の脅威は一段と厳しさを増しているなど挙げた。その上で、市民の生活、財産を守り、かつ日本国の平和の安定的な維持、国土の保全及び国民の安全を確保する観点から、宮古島への自衛隊配備については了解をいたしますということでありました。  大変私としては、この市長の受け入れに対してですね、この理由も含めて賛同するものであります。ただおとといの眞榮城徳彦議員に対する答弁の中でですね、今現在予定されている大福牧場周辺での施設建設については認めないというふうな発言がありました。私は、まずこの点についてから市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。  2番目に書いてあります上下水道事業についてでありますけれども、水道水源保全地域の家屋、添道、福山、ニャーツ浄化槽整備がなされていない家屋の調査は行っているかということですが、聞き取りのときに聞きましたら、上下水道部ではこの調査はしていないということでありました。設計の専門家に聞きましたら、築25年以上の家はほとんどの家が浄化槽が設置されていないであろうというふうに聞いております。そういう意味では、やはり何度も皆さんも、前里光惠議員も言っていますけれども、命の水を守るために、その水がめを守るためにも、自衛隊の受け入れへの反対の意見があります。  地下水を守るというふうな意味では、この水道水源保全地域内の家屋の浄化槽についても、私は取り組むべきだというふうに考えております。それは、ある意味選挙のたびにというか、何か大きなことが起こるたびに命の水を守るというふうな話はよく出てきますけれども、実際のところふだんの中でこの地下水水源を守ろうという話は、正直言って聞こえてこないというのが私は大変残念でたまりません。私は、その辺のところはやはり日ごろからこの点については取り組むべきだというふうに考えております。  次に、集落排水事業についてでありますが、これについては副市長がですね、平成27年に県が個別処理の、これ浄化槽ですね、の処理が、設置が適当であるということで、補助金に関しても5人槽が33万2,000円ということを金額まで出していただきました。設計をする方に聞きましたら、5人槽で大体300万円ぐらいかかる、そしてその設置、管理を入れると相当な金額になっていくというふうな意味では、正直言って水道資源地域内のですね、家屋でいいますと結構場合によっては年をとっている方が非常に多いというふうに考えた場合に、新築でもない限り浄化槽をつけるということは、私考えられないというふうに思います。  それと、3番目に保全地域下水道整備ということですけれども、これについてもぜひ積極的に進めるべきだというふうに思っていますが、その辺のところの今後の取り組みをですね、教えていただきたいというふうに思います。  私がこの地下水保全について質問をしているのはですね、命の水を守る、あの地域が地下水保全地域であるというふうなことを何度も言っております。しかし、自衛隊が住民説明会の中で言っているのは、保全地域ではないということをはっきり言っているわけでありまして、なぜ保全地域でもないところに建築をしようとするのに水源の水がめの問題が出てくるのか。水がめの問題なら先ほど言いましたように、やはり保全地域の水がめをきちんとするべきだと私は思います。ですから、市長がおっしゃっている反対の理由に、地下水源の汚染の可能性がある、否定できない、私は確かにそれは100%ないとは言い切れないと思います。しかし、保全地域外に建設するものに対して、汚染の可能性があるからだめだというんでしたら、これはどこにも建てられませんよ、これは自衛隊だけの問題じゃない。その辺のところをですね、きちんと整理すべきだというふうに思っております。  次に、断層の上であるということでありますけれども、この断層の上であるということは、実際のところこのいただいた資料の中で断層というと、市内のど真ん中にも断層走っています。そこにも住宅たくさん建っていますよ。建築基準法でいうと、本当に断層の上に建物が建てられないかと聞きますと、いや、これは基準法に入っていないんだという話であります。市長が市長の権限で断層の上だから建築を容認しないというのは、これ何の権限に基づいて言っているのか。基準法でも何でもないんですよ。そういうんでしたら、本当にほかのところにもどこにも、おうちでさえもつくれなくなりますよ。つまり建築基準法にも何も制限もされていない断層の上での建築を市長が認めない、この市長の権限というのはどこまでなのかなと、その辺のところ市長、説明をお願いをしたいと思います。  それに加えてですね、住民説明会の中で先ほど言いました地下水保全地域ではないにもかかわらず、汚水排水施設についてはきちんとやりますという説明がありました。そして、場合によっては地震等がある可能性もあるので、それに汚水対策としてきちんとやりますよということを言っているわけです。なおかつ排水処理についても、浄化槽についてもきちんとした説明がなされている。一方で、地下水水源に入っている住宅地に関しては、行政は何も手を打っていない。これでは片手落ちだと私は思います。命の水を守るということであれば、私はこの地下水源保全地域からやるべきだというふうに思っております。  これらについて市長のお考えをお聞かせ願ってから、次の質問に入りたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   行政の判断は、基本的には法令等に基づいてですね、やるというふうなのは当然であります。これまでもそうしてきましたし、これからもそういうふうにするつもりでおりますけれども、一番肝心なのはですね、水道水源をきちんと守るというのをどうするかという視点に立って考えなければならないというふうに思います。これまでも水道水源流域にはいろんな建物が建てられてまいりました。当然それぞれの法律に基づいて基準をクリアしてやってまいりました。これからもそういうふうにやってまいります。  そういう中において、例えば大福牧場については違うんじゃないかというふうにおっしゃいますけれども、一番私は懸念しているのは、表明したとおり活断層の動きなんですね、これはこれまで活断層が熊本の地震で見られるように、あんなに激しく動いていくというふうなのは今までなかなか地震の専門家でも指摘がなかったと、しかもまだ地震が続いているというふうなのを考えると、活断層が近くにあるというふうなのはまだまだわからない部分がいっぱいあるんだなと、懸念する部分があると、そういうことで旧大福牧場についてはやはりそういう懸念がぬぐい去れないということで、今回は認めないということにしたところであります。  それから、水道水源保全地域にどれぐらい浄化槽があるかというふうなのを把握しているかということでありますけれども、今私どもが把握しているのは全体まで把握しておりませんが、福山の部落については一応調べました。福山の部落には住宅が79軒ございます。そのうち浄化槽が設置されているのは、これは平成27年3月31日の時点でありますが、15戸のみ、全体の約19%しか設置されていないという状況であります。やはり地下水保全流域の下のちょうどど真ん中にあるという福山の部落でございますから、ぜひそこに住んでいる皆様にはですね、地下水の汚染を未然に防止するという意味で、浄化槽の設置について取り組んでいただきたいというふうに思います。当然その浄化槽については、補助金の制度がございます。それをぜひ活用してですね、やっていただければありがたいと思いますし、その他の添道、それからニャーツ等についてもですね、順次いろいろ浄化槽の整備について調査し、地下水汚染がないように対策を今後検討してまいりたいというふうに思います。                 (「休憩お願いします」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午前10時14分)  再開します。                                     (再開=午前10時15分) ◎市長(下地敏彦君)   基本的にですね、今活断層であろうと普通の断層であろうと、大きな地震があったら当然ここに対しては相当なひずみが出てくるというのは、それは考えられることです。ですから、そういう意味で活断層、それから普通の断層というふうに分けることではなくて、断層についてはやっぱり懸念があるんだということは十分市民の生命、財産、そして命の水を守るという観点を考えればですね、市長の責任としてここはやっぱりまずいという判断であります。 ◆垣花健志君   非常に残念な答弁ですけれども、私が本当は聞きたい、要するに市長に聞きたいのは、要するに断層の上だから、活断層の上だから、だからだめだという権利が私はあるのかなと思うんですね。                 (議員の声あり) ◆垣花健志君   私はその辺のところをきちんと整理すべきだと思いますし、市長がちゃんと答えられたように、福山の皆さん、正直申し上げてできればこの話をしたくはありません。それぞれが生活する中で、この問題というのは正直生活の中でかかってくることなので、地下水保全地域の中に住んでいる皆さんはですね、それなりに精神的なものを持っているかなというふうに思います。特に添道のあたりだとすると畑なんかに農薬をまく際にもやはり遠慮しなきゃいけないということもあるわけですから、私はできるだけ早目に命の水を守るという意味では、自衛隊がどうのこうのじゃなく、やはりその問題から解決すべきというのが行政のあるべき姿であり、我々議会としてもこのことから先に取り組むべきだと私は思っております。保全地域から外れている地域に対して文句を言い、しかもきちんとやると言っているにもかかわらず、そこにできないと言い、我々が守るべき命の水に関しては、行政も我々も取り組んでいないというのは、これは間違っていると思います。その辺のところをですね、私は市長には考えていただきたいなというふうに思っております。  次に、地下水に影響のない施設の地下水審議会の必要性についてということでありますけれども、市長は要するに必要ないんだということを言ってきているわけであります。それは、地下水に影響ない場所につくるから必要ないということで、市長も言ってきたわけで、その辺のところの市長の見解もお聞かせ願いたいというふうに思います。  子供の貧困問題ですが、担当課は非常に難儀をされております。ありがとうございます。本当に貧困率が非常に高いというふうな意味では、私はぜひこれからも積極的な取り組みをお願いをしたいと思います。答弁は必要ありません。  次に、宮古空港の地下道についてでありますが、平良新里線の復活ということなんですけれども、これは1日目に下地明議員も質問をいたしました。実は私、熊本に行ったことがありまして、熊本のですね、空港は国が管理をしている空港であります。沖縄の空港よりもランクが非常に高いわけでありますけれども、それでも向こうには空港の下に道路があるんですね、このような形でつくられております。これが通行している、すぐトンネルの上には立入禁止で、この上が滑走路になっているというふうな状況です。実際そのほかにも与論島も、与論の滑走路の下にも小さな道路ですけど、そういうトンネルがあります。そういう意味では、やはりトンネルをつくるということに対しては問題はないというふうに考えておりますし、市長にもお上げしましたが、消防署の意見を聞きましたら、非常に現在の信号を曲がる状態で、例えば東に行きます。まず、最初の信号を左に曲がります。空港の前の警察から来た十字路があります。それを通り過ぎて城辺線があります。そして、それを過ぎてJAの前で信号、そして空港前の信号まで行くと結構な時間がかかるわけですね、このような形ののと、真っすぐ滑走路の下にトンネルつくった場合、大体四、五分の差があるんですね、その四、五分の差というのがどういうことかというと、消防でいいますと、例えば建物からいいますと2分程度で建物の内部が全部燃え上がる、20分すると完全に燃え尽きてしまう、つまり今私が話した現在の道で行くと五、六分かかるものがあるというと1分で行けるというふうな意味では、火災に対してももし今サンエーもできるでしょう、そしてドームも今どんどんでき上がっている中でですね、あれだけの人間が向こうに集まっているというふうな意味では緊急車両の意味から考えても、ぜひ横断道路をつくっていただきたい。これは、前にちゃんと平良新里線というものがあったわけでありますから、その辺のところもぜひ県と協議をして要望していただきたい。  それと、平良新里線というだけじゃないんです。例えば病人の発生でいいますと、病人も五、六分、10分では生存率に大きな違いがあると、これは私が言わなくても皆さんご存じだと思っていますけれども、5分、10分ではそれこそ救命率がどんどん下がっていくということでありますから、緊急車両の消防であったり救急車であったりというふうな意味では、この道路をつくることによって救うことのできる命があり、守れる財産があるというふうに考えた場合に、この道路を復活させる意味は大いにあると考えます。ぜひ県との協議ができないかどうか、お伺いをしたいと思います。  次に、公園の整備でありますけれども、これは1点だけ、使用申請する課とですね、公園の管理が違っているということで、借りるのはここだけれども、管理をしているのは別な課ですよと、グラウンドゴルフで借りたいんですけどもと言ったら、芝生が伸び放題で使えないというふうなこともあったということでありますから、それを一元化できないかという質問であります。  それと、これも聞きましょう。遊具の点検について、老朽化によって事故が起きているということでありますけれども、市の公園の遊具については調査や点検を行っているのかもお聞きしておきたいと思います。  次に、道路工事優先順位についてということでありますけども、道路の問題は毎回、毎回議員がそれぞれ質問をしております。多くの答弁の中で、建設部長は、いや、その優先順位をつけてやっていきたいということを話されているというふうに思いますが、もう部長に就任してからも何年になるとは思うんですが、その調査の進捗状況をぜひ議員にも教えていただきたい。そして、その取り組み状況もぜひ報告をしていただきたいと思います。  次に、A―28号線、これは市内の道路ですけれども、本当にでこぼこの状況で、これが市内の道路かというぐらい本当にでこぼこで、雨水路のふたも欠けている状態の中で、これお願いしましたら、いや優先順位により調査していますということでしたけれども、これがどうなっているのかも教えていただきたい。  腰原12号線についても同じです。  そして、4番目のトラック組合から空港線への道路、これについても何名かの議員が質問をされております。私自身が立ち会ったんですけれども、あの道路で事故が起きておりました。見通しが非常に悪いんですね、空港のところから来た場合に。実際私も見て、人身事故ではないにしても、1台が大破して使用できない状況までの事故でした。そういうのがあるにもかかわらず、現在その辺のところの取り組みがどうなっているのかなと、私は心配します。この辺についてもお答え願いたい。  次に、5番目の国道390号線の危険地域、これについては部長もあの道路はよく通られていると思うんですが、メモリアルパークに右折する際にですね、下地から来て、そのときにどうしても一時停止をするんですね、そこにあの1本の道路ですから、どうしてもとまっていると、何台かとまるんですけれども、場合によってはどうしても後ろから追突されることもあるというふうなことで、それを経験した方が何とかできないものかと、県道ではあるんですが、ぜひ県との協議を行ってですね、あの辺の改良してほしいと思いますが、いかがでしょうか。  次に、農業行政についてお伺いいたします。まず、野そ対策であります。これについては、何名かの議員が質問をして、そして3月の一般質問では6割の農家がその防除薬を受け取っていないというふうなことでありました。私自身この農薬を受け取ってですね、畑にまいたんですが、それこそ野球のピッチャーか何かやっている人じゃない限りちょっと厳しいと思うんですが、二、三メートルしか届かない、投げられないんですよ、畑の真ん中まで絶対届きません。そして、それをやったから、じゃネズミがいないかというと、残念ながら私は余りにも中でいろいろあるもんですから、ネズミとりをかけてとりました。3匹とりました。そのような状況でですね、本当にキビを守れるかということだと思うんです。私の隣の川平さんの畑は、手刈りだったんですけど、間違いなく10メートルに及んでネズミの被害がありました。今はハーベスターでやっているもんですからネズミの被害が案外わからないと思うんですよ。皆さんは、被害状況を聞いてから対応したいというふうなことなんですが、被害状況がなかなかわからない。ハーベスターでやったら全然わからないですよ。本当にこのままでいいのかと、農家の皆さんは正直今の行政の対応には非常に不満を持っている。ですから、費用についてももちろん問題があるかもしれませんけれども、この辺のところはぜひ空中散布をしていただきたいと思います。  次に、ツツガムシ病対策ですけど、これに対しても私も何度も質問をしてまいりました。正直ツツガムシ病で入院した方ともお話をさせていただきました。大変苦しい状況だったというふうに聞いています。そのような中で、池間島だけなんですね、宮古島でも。そして、最近は池間島だけでしかこの病気は発生していないと、その理由はですね、ネズミが非常に多いんです。それは、私が前一般質問したときもそうでしたけれども、要するに空中散布がされない、島内は空中散布でした。向こうは湿原があるために、野生の野鳥の問題でそれが許されないという話でした。ツツガムシ病、これに対するですね、行政の取り組みというのはどうしても急がなければならないと思いますが、それについてお教え願いたいと思います。  有害鳥獣駆除については何度か質問がありましたので、割愛します。  畑の陥没については、ぜひご報告をお願いしたいと思います。  次に、市長、質問の中で、私今回の質問でですね、一番市長に聞きたかったのは、もちろん自衛隊の問題ではありますが、自衛隊の問題の中でですね、市長、配備については容認をすると、了解するということでした。市長、今後ですね、用地の問題が防衛省等含めて大変な大きな問題で、どこに設置するかがこれからのいろいろ防衛省も大変だと思うんですが、このことに対してですね、例えば防衛省あたりからですね、自衛隊について今後協力をしていただきたいと、市として、行政として協力をお願いしたいというときに、市長としてどのような返事をなさるのか、ぜひお聞かせ願いたいと思います。  答弁を聞いて再々質問を行います。よろしくお願いします。                 (「議長、休憩お願いします」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午前10時29分)  再開します。                                     (再開=午前10時30分) ◎市長(下地敏彦君)   結局大福牧場はだめだと言ったわけですから、防衛省はその他の土地をこれからいろいろと検討すると思います。そして、どこにするかというのは、それは防衛省が防衛の政策上、適地だというふうなものを選んでやってくるだろうと思います。私は、それについて関係法令を見てですね、適合しているかどうかという判断をすればいいというふうに思っていまして、ただ判断をですね、迅速にするという形の協力はやってまいりたいというふうに思っています。 ◎生活環境部長(下地信男君)   ツツガムシ病対策につきまして、野ネズミを媒介にして感染するので野そ防除をしっかりするべきじゃないかというご質問ですけども、まずツツガムシ病とは病原体を保有するツツガムシに刺されたときに感染しまして、発熱や発疹などの症状が出る病気でございます。今年度は宮古管内で3件発生をいたしております。宮古保健所によると、ツツガムシの駆除にはこれまで野ネズミの駆除が効果的であると研究を進めてきたところ、ツツガムシは土の中あるいは草むらにも潜んでおり、野ネズミの駆除が直接ツツガムシ駆除に効果があるとは言い切れないという状況にあるとしております。  ツツガムシを根本的に駆除する方法は今のところなく、ツツガムシの吸着を防ぐ予防が大事であるとしております。その予防方法として、畑や草むらに入るときは長袖、長ズボン、手袋、長靴を着用し、肌の露出を防ぐこと。畑や草むらに入った後は必ず入浴すること。衣服はすぐに洗濯することなどがあります。これらの予防につきましては、沖縄県、宮古保健所と市と共同でチラシを作成して各家庭に配布して周知を図っているとともに、おのおののホームページに掲載して周知を図っているところです。今後も引き続き注意喚起を行ってまいります。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   農業行政について、野そ対策についてお答えいたします。  ヘリによる野そ防除につきましては、これまでもお答えをしてきたところですが、散布の際に住宅周辺、それから畜舎、草地周辺の散布が制限されており、また天候によっては地域の道路等への落下等もあり、苦情があったことも事実でございます。このようなことから、昨年から航空ヘリ防除から地上防除へ移行した経緯があります。ヘリによる防除の再開につきましては、宮古地区病害虫対策協議会による各地域での被害調査を行うことになっておりまして、この調査を踏まえて検討していきたいと思っております。  それから、手で投げることは厳しいという話もありましたけども、今配付している野そ剤につきましては誘引効果もございますので、周辺にまくだけでもかなり効果は出るのではないかというふうには思っております。  それから、6割が受け取っていないという話がありましたけども、6割が受け取って4割が受け取っていないということであります。  城辺地区での畑の陥没についてお答えいたします。畑の陥没した地区は、城辺下北地区の県営圃場整備事業で昭和60年から平成7年度にかけて整備した地区でございます。ことしの4月ごろに農家から畑が陥没しているとの苦情がありまして、現場を確認したところ幅が1メートル、深さが1メートル程度の陥没を確認しております。そこで、付近一帯のですね、掘削調査を行いましたけども、その箇所以外には陥没は確認されておりません。県の所見としましては、整備後二十四、五年経過しており、長期にわたる雨水とですね、それからスプリンクラーからの散水で、基盤下の比較的やわらかい石灰岩が溶けて溶脱といいますけども、空洞化して陥没が起こったのではないかというふうな話がございました。 ◎建設部長(下地康教君)   まず、宮古空港の地下道についてのご質問ございました。宮古空港の横断トンネルは、市全域の将来を見通した場合、人流また物流の面等からの効率化を目指すことを考えますと、その必要性は理解できるというふうに考えております。その実現の可能性につきましては、今後県と十分話し合っていきたいというふうに考えております。  次に、公園の管理につきましての質問ございました。使用申請受け付け課と公園の管理が違っていて、利用する際不便を感じますというご質問でございました。公園の施設を利用する場合は、施設使用申請を公園を管理している課に提出することになっています。また、申請の受け付けは支所でもできるようになっておりまして、今後「広報みやこじま」やホームページ等で公園を管理する課を市民の方へわかりやすいように周知するよう努めていきたいというふうに考えております。  それと、公園に関しての遊具の点検に関するご質問ございました。都市計画課が管理する公園は、定期的に遊具の異常や劣化などの状況を調べるために日常点検を行っております。そこで異常が見つかれば、速やかに立入禁止や使用禁止の措置を行い、修繕もしくは撤去の対策を講じております。また、市民からの通報があればすぐに対応するように努力をしているところでございます。  それと次に、道路工事優先順位についてというご質問ございました。道路整備の優先順位を定めるため、宮古島市道路利用計画作成委託業務を単独事業として予算を要求しておりますが、なかなかこれが実行できないような状況がございます。しかしながら、現在は道路建設課では平成28年度の整備継続路線が10路線ございまして、新規路線が2路線、また要請のある路線が10路線あります。そういったところで、県と調整をしながら、新規路線が年に1路線から2路線しか事業採択されないという厳しい現状の中で、整備の必要性や緊急性、または整備による効果等の検討を行い、事業を進めていきたいというふうに考えております。  それと、A―28号線の整備についてのご質問がございました。本線は平良西里のアツママ御嶽北側から中央縦線を横断してNTT宮古サービスセンターの南側までの延長316メートルで、幅員4メートルの道路でございます。これは、未整備だということでございますけれども、今後ですね、現状の交通安全の課題、整備の必要性や緊急性を検討してまいりたいというふうに考えております。  次に、腰原12号線の整備につきましても、これは平良下里のシグマ技研の前から県道190号線の富士製菓パンまでの道路でございます。これは、延長が322メートル、幅員が3.5メートルの道路で歩道が整備をされていない状況でございますが、これもいろいろな状況を見ながらですね、整備を考えていきたいと思っております。  それともう一つ、トラック組合からの空港線までの道路についての整備に関してのご質問がございました。これは、市道腰原39号線でございます。平均幅員が4メートルと車両のすれ違いが困難である道路というふうには認識してはおります。しかしながら、当路線に隣接している土地の両側に国有地があるため、関係機関との調整を行っていきたいというふうに考えております。  国道390号線の危険箇所の解消についてということでございました。これは、メモリアルパークに右折する3差路でございまして、これはA―56号線と新豊線が交差する3差路でございます。国道390号線を管理する県宮古土木事務所道路整備班と調整をしながら、交差点の課題に取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◎上下水道部長(砂川嚴君)   地下水への影響のない施設の審議会の必要性についてお答え申し上げます。  地下水保全条例第20条第1項による事前協議が必要な対象事業とは、同条例第3条5号において水道水源保全地域において、地下水水質の汚染の原因となる物質に汚染された水、または多量の水を排出するおそれのある事業活動で、別表に定める事業をいうとなっており、ゴルフ場、観光農園、畜産業、産業廃棄物処理業などがあります。この場合においては、市長は審議会に諮問し、審議会で審議しなければいけません。ただし水道水源保全地域外であれば、同条例第20条第1項の事前協議は必要ありませんので、審議会の必要はないということになります。 ◆垣花健志君   ご答弁ありがとうございました。まず、今上下水道部長からの答弁がありました。地下水審議会に影響のない地下水の審議会については必要ないということですが、市長が自衛隊問題に関してですね、常にこれまで話していたのは、3月定例会でも皆さんよく覚えていると思いますが、市長は常に関係法令に適合しているかどうかを確認をして決断したいというふうに話していました。地下水審議会にかける必要もなく、そして私としては先ほど言いました断層に関しても市長はそれを阻止する、これはだめだというための責任が私はないと思います。ですから、今まで話していた関係法令に適合しているかどうかということも含めてですね、私としては適合している、その辺のところの確認をとりたいと私は思います。何も関係法令とは関係ない部分での防衛省からの提案だというふうに思いますけど、市長この件についてもう一度だけ説明をお願いしたいと思います。  道路工事についてですけれども、A―28号線、腰原12号線、全く前聞いたのと同じ答弁です。全く前進はありません。正直言って、調べているかどうかさえも確認ができない答弁です。もう少しちゃんと対応していただきたいなというふうに思います。  トラック組合から空港線に抜ける道路については、私も今市道にちゃんとなっているから番号がついているんだなというのを今初めてわかりましたけれども、あれはぜひ早目に対応していただきたい。国のほうとしては、市が対応したいというものについては、道路にしろ、いろんな計画にしろ、協力はしていくということを国のほうの担当課から聞いておりますから、これについてもぜひ早目の対応をお願いしたいというふうに思います。  次に、宮古空港の地下道、宮古平良新里線の復活でありますけれども、県と協議をする、この問題は何度も出てきている問題だとは思いますけれども、実際にぜひ本当に取り組みをですね、県との協議をきちんとしていただきたいと思います。実はこれについては、私も一般質問する準備でいましたけれども、これを見た市民から電話がありまして、お伺いしました。実はこのことを県にも私は個人的に話をしたということでありました。実は今は便利なですね、パソコンでちゃんとした絵ができてしまうんですね、その絵を見ながら話をしていたんですが、県としては市の要請があったら考えなきゃいかない問題だろうと、要するにサンエーができる、そしてドームが完成をした場合に、向こうにいる人たちの人数を考えた場合にですね、やはり緊急車両のことも考えたらどうしても必要な道路だと思いますので、その辺のところはきちんと協議をしていただきたいと思います。9月にも一般質問をしてみたいと思いますので、進捗状況もお教え願いたいというふうに思います。  次に、ツツガムシ病ですが、これに関しては県のほうにも私行ったことがあります。県といっても保健所のほうですが、恐らくネズミだということは保健所のほうでも認めている。それに対応する方法がないような形で、公民館で何度も話し合いを持って集まっていただいて注意をしているんだと、それでも発生がなくならない、逆に多くなっているという理由は、私はやはりネズミの駆除に問題があると思っております。逆にそうじゃなくて、ほかの理由があるんだということでしたら、ぜひこれは調べてそれに対する対応をしていただきたいというふうに思いますけど、私は何度も保健所にも行きましたし、当の本人とも会って話しております。どなたかも言っていました、向こうのサトウキビ畑のですね、横のほうにサトウキビの葉っぱを片づけるもんですから、そこがすみかになっているというふうな話もありますけれども、ぜひその辺も含めた指導と、そして場合によっては全世帯に呼びかけるようにですね、きちんとした対応をしていただきたい。そして、二度と発生がないようなですね、対応をしていただきたいというふうに思います。  最後に、少しばかり所見を述べさせていただきたいと思います。今回の一般質問、正直言って私自身自衛隊の問題も含めて非常に大切な定例会であるというふうに捉えています。ご存じのように今新聞では、まさに与党の問題というか、そういう問題がたくさん出てまいります。議員は組織は非常に大切だというふうに思っております。しかし、それぞれの支持者がおり、それぞれの思想があるというふうな意味では、場合によっては全員が心を一つにしたり、行動を一つにできない場合があるというふうな意味では、3名の方が出ていったというのも、それはある意味悲しいことではありますけれども、政治家のそれぞれの信念に基づいた行動だとしたら仕方がないことかもしれませんが、我々議員がそれぞれ県議会のことも含めてですね、一番思うのはみんなが一つになるべきなのは当然、そして我々が一番考えるべきなのは何が宮古島市のためになるのかということだと思います。そういう意味では、組織も大事、それぞれの政治信条も大事、ぜひこれから市長、私が今一つだけの質問をしましたけど、市長に対しては。我々はみんないろんな思いで一般質問しているわけで、それは政治信条もありますけれども、宮古島市のためなんだという強い思いで一般質問をしていることをぜひ当局の皆さんにもご理解とご協力をお願いしたいと思います。  私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◎市長(下地敏彦君)   法令に適合しているかどうかという話でいえば、水道水源流域外ですから、それは純粋に法令だけでいえばそうなります。でも私が再三言っているのは、あの条例をつくるときに活断層の動きというのに対してですね、まだ十分解明されていない状況であの条例はできたというふうに思っているんです。あの熊本の状況を見て、これはそう簡単にはあの活断層だけは判断できないというふうに思ったので、今回はだめだというふうにお話をいたしました。  また、もう一つ、空港のトンネルの話ですが、これはちょうど私どもも8月4日にですね、県と出先機関の意見交換会というのがございます。その中で私どもの提案という形で、これをやることにしております。 ◎生活環境部長(下地信男君)   ツツガムシの予防といいますか、今のところですね、宮古保健所の見解としてはツツガムシを根本的に駆除する方法はないと、市民の皆さん方の予防に限るということでございますので、このことについては先ほども予防策を申し上げましたけども、今後ですね、多発している地域には特に注意喚起をしてまいりたいと思います。 ○議長(棚原芳樹君)   これで垣花健志君の質問は終了しました。                 (「議長、休憩お願いします」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午前10時55分)  再開します。                                     (再開=午前10時57分)  順次質問の発言を許します。 ◆山里雅彦君   21世紀新風会の山里雅彦でございます。梅雨が明けましてですね、きょうもそうですが、連日暑い日が続いております。市民の皆様には暑さ対策はですね、十分とっていただきたいなというふうに思っております。  それでは、私見を交えながら一般質問を行います。まず初めにですね、総合庁舎建設計画についてであります。総合庁舎建設は、将来に向け、安定した宮古島市づくりのためにもなくてはならない一丁目一番地の大きな事業だと私は思っております。その理由として、市民の要件、利用等による各庁舎間の移動がなく、よりよい効果的、効率的な市民サービス、行政サービスができるということ、受けられるということ、行政面においても会議や決済等で職員がですね、各庁舎間の移動もなく対応でき、事務事業の再編、改善など業務の効率化が図られ、定員削減など効率的な行財政改革が進められていく等がですね、総合庁舎建設の賛成の理由であります。しかしながらですね、総合庁舎建設に際し、クリアすべき大きなポイントが3点あると考えております。  1点目に、庁舎建設費用の問題、そして2点目に、庁舎建設場所の問題、3点目に、庁舎跡地利用の問題、以上3点のですね、解決策、対策等があってこそ初めて庁舎建設はスムーズに進められていくものだと私は思っております。  以上の観点からですね、次の3点についてお伺いしたいと思います。  1点目に、合併特例債を利用することが市の一般財源の負担軽減につながると思いますが、財源を含む総合庁舎建設計画事業、内容とですね、現在考えているんであればタイムスケジュールについてもですね、説明していただきたいと思っております。  2点目に、庁舎建設場所については、庁舎建設によるですね、建設用地周辺の将来に向けた事業展開、まちづくりですね、きのう濱元雅浩議員も取り上げておりましたが、その推進計画が重要だと考えております。庁舎建設事業設置場所について、市民意見、パブリックコメントを聞くこともですね、大事だと思いますが、どう考えるかお伺いしたいと思います。  3点目にですね、庁舎の跡地利用については、庁舎利用と並行して、副市長の答弁がありましたが、庁舎建設と並行してですね、取り組み、その地域の特性を生かしながら地域の活性化につなげていくことが市民の理解も得られ、そして進められていく、それが必要不可欠だと私は思っております。それについての考えを聞かせていただきたいと思います。  次の陸上自衛隊配備計画についてでありますが、まずはですね、我々会派21世紀新風会の要請文を紹介して質問に入りたいと思います。  宮古島市長、下地敏彦殿。17日の要請の際にはですね、出張中ということで、副市長が対応していただきました。あしからず。宮古島市白川田水源流域及びその隣接地域への自衛隊基地建設の撤回を求める要請。平成27年5月に左藤防衛副大臣が来島し、宮古島への自衛隊配備について正式に説明してから1年以上が経過いたしました。その間宮古島市と防衛省とのやりとりや昨年12月提出されたとされる沖縄防衛局からの協議書の内容、協議書に基づく地下水審議会及び学術部会の審議内容、その後防衛局が協議書を取り下げた理由などについて、一切市民への説明がなく大変遺憾であります。そして、再提出された協議書修正案は、地下水流域外であるとして、市長は事前協議をする必要はないと判断しました。ところが、その後市当局が地下水審議会学術部会の報告書を改ざん要求していたことが判明、市長が公表しなかった学術部会の報告は、水道水源地下水を汚染するおそれがあるなどの理由で施設の建設、運用は認められないということが明らかになりました。さらに、今回の修正案についても、専門家は地下水流域界が崩れるおそれがある、施設が極めて隣接しており、洗浄水などの逆流も懸念される。活断層密度が高く、現場を全く調査せずに計画したとしか思えないなどと指摘し、地下水審議会及び学術部会を開催して審議すべきであるとの見解を示しています。このようなことから、白川田水源流域及びその隣接地への自衛隊基地建設については、余りにもリスクが高く、市民の理解が得られるとは考えられないということで要請いたしました。  白川田水源流域での建設計画については、多くの与党議員も市民の多くが地下水への影響を懸念し、市民の理解を得ることができない、困難であるということで、地下水審議会、学術部会の意見を重視すべきとして、水源流域周辺での建設断念を防衛省に申し入れるよう要請しております。  眞榮城徳彦議員にも答弁がありましたが、改めてお伺いします。陸上自衛隊配備計画について、地下水保全の観点から、旧大福牧場周辺地下水源流域周辺での陸上自衛隊駐屯地配備計画について、市として断念するよう防衛省に求めることはできないか、市長の見解についてお伺いしたいと思います。  2点目に、開示請求されている防衛省から提出された陸上自衛隊駐屯地建設事業に関する計画書、協議書の開示について、市長の見解はということでありますが、市長はこれまで自衛隊配備の必要性については議会の場で活発な議論をしていただき、議会の判断、議決等の推移を見ながら最終的に判断したいと答弁しております。防衛省から提出された協議書や事業計画書が開示されないまま、どういった施設ができるのか納得のいく説明ができないままでは、本来我々議会も判断は難しい、できないと私は思っております。自衛隊配備は、本市の将来に大きく左右する大問題であります。地下水についても、本市の将来に向けて水源保全流域を議会は守っていく責任があると私は思っております。本市の将来を大きく左右する自衛隊配備という重要な案件は、市長や我々議員、そして一部の人々により決定すべきものではないと私は思っております。自衛隊という本市の将来に大きな影響がある重要案件については、宮古島全域のどの場所に建設がされたとしても、市民や議会に建設のための協議書や計画書などは広く公表し、市民や議会の意見を聞きながら審議会等では議論をし、判断すべきだと私は思っております。  そこでお伺いします。陸上自衛隊駐屯地建設事業に関する計画書、協議書についての開示について、市長の見解をお聞かせいただきたいと思っております。  次に、電線の無電柱化事業計画について、平成15年度の強烈な台風14号により、電柱が宮古島各地で倒壊し、ライフラインがストップするなど甚大な被害を宮古島全域で受けました。市民の台風災害時のライフラインの確保など、安心、安全面や観光地としての景観面など、観光振興においても電線地中化、無電柱化事業は重要だと思いますが、事業計画、取り組みについてお伺いしたいと思います。  次に、港湾整備について、大浦湾整備計画について、船揚げ場上部の舗装整備についてでありますが、その前に、真謝漁港のですね、漁港正面にある荷さばき所野積み用地においてですね、舗装していただきました。特に今回は去った8日に行われましたハーリー、海神祭前までにですね、舗装整備を完了していただいたということで、ハーリー参加者の皆さんもスムーズに利用でき、大変喜んでおりました。ありがとうございました。  戻りますが、大浦湾船揚げ場上部の舗装整備についてでありますが、大浦湾はですね、港湾区域に設定され、作業台船の避難港として事業が平成3年まで進められてきました。現在ですね、反対などもあり、事業はストップしております。そういった状況の中であってもですね、今現在地域の漁師の皆さんが盛んにアーサ、モズクのですね、養殖事業を大浦湾を利用して行われております。年間を通してもかなりの事業実績、収穫があるという、実績を上げております。  そこでお伺いしますが、大浦湾船揚げ場上部のですね、舗装が未整備ということで漁業者、利用者の皆さんにも漁船の出し入れ、危険を伴っている。整備点検等にもですね、非常に支障を来しておるということであります。利用者、漁師の皆さんの安心、安全のためにもですね、船揚げ場上部の舗装整備はできないか、お伺いしたいと思います。  次に、公共下水道行政についてお伺いします。生活雑排水による悪臭や海への垂れ流しなど、浄化対策は本市の観光振興や水産業の振興、そして豊かな自然環境を守るためにも下水道整備は重要だと思いますが、公共下水道のですね、面整備状況、管布設ですか、その取り組みについてお伺いしたいと思います。  2点目に、公共下水道の加入率についてもですね、取り組みについても説明していただきたいと思います。  次に、道路の安全対策について、観光客の増加に伴いレンタカーの利用もかなりふえてですね、交通量も増加しております。市民の声がありました。交通事故防止のため安全対策として、道路の危険箇所、交差点等における停止線や標識設置について市民から3カ所の指摘がありました。紹介したいと思います。  1カ所目がですね、先ほど垣花健志議員がトラック組合前から空港沿線における道100メートル足らずですかね、その話をしております。その交差点であります。腰原から来る、そこに交差点、十字路に至る交差点がですね、ストップ、停止線もないですよね、標識もないんですよ。非常に事故が起こっております、実際ですね。そこに停止線や標識設置はできないかということが1点。  そして、もう一つはですね、これも事故がよく起こっております。競技場と総合体育館の植物園に下る最初のオリックス・バファローズがキャンプしていた市民球場へ曲がる、左へ曲がるその交差点なんですね、それが東側から来るこの十字路手前の何の標識もありません。30メートルぐらい手前にですね、黄色い十字路があるよという標識がぽつんと立っておりますが、これ誰も見ないんですよね。停止線があるか、停止標識があるかということ、観光客よく見るんですよ。そういったところもですね、ことしも何度か事故がありました。  そして、もう一点、添道1号線沿いなんですが、新しくごみ処理施設を下のほうから道路を整備しました。そこからですね、添道1号線に抜ける約300メートルぐらいですかね、行ったところに添道1号線とぶつかるところがあるんですよね、そこが停止線も何もない、数年前にも私も事故をちょっと目撃しましたが、大事には至らなかったんですが、そこも指摘を受けました。いずれにしてもですね、どちらが優先かわかりにくい、交差点があるかどうかもわかりづらいということで、停止線や標識設置の要望がありました。それ以外にも本市の全体の危険箇所、交差点における事故防止のための安全対策も必要だと思いますが、調査取り組みについてお伺いしたいと思います。  以上、答弁を聞いて再質問を行います。よろしくお願いします。
    ◎市長(下地敏彦君)   自衛隊の配備についてでありますが、これまでもお答えしているとおりですね、大福牧場周辺での施設の建設は認めないということであります。 ◎副市長(長濱政治君)   総合庁舎建設計画についてでございます。議員ご指摘のとおり総合庁舎を建設するに当たっては、その費用であるとか、場所であるとか、その跡地の利活用をどうするかというふうなところは大きなポイントだと思っております。眞榮城徳彦議員にもお答えいたしましたが、各分庁舎の跡地利用計画に関しましては、総合庁舎整備事業と並行して検討していくというふうなことを考えております。特に場所につきましては、庁舎等建設委員会を早期に立ち上げまして、現平良庁舎の活用を含め4カ所ぐらいの場所を提案していきたいというふうに思っております。また、費用につきましては、現庁舎を利活用するのか、新築するのか等によっても大幅に変わることから、この費用については調査費の中で調査して固めていきたいというふうに思っております。  それから、陸上自衛隊配備計画についてでございますけども、市民団体から開示請求されている防衛局から提出された陸上自衛隊駐屯地建設事業に関する計画書、協議書の、これは議事録の開示ということでよろしいんですよね……                 (議員の声あり) ◎副市長(長濱政治君)   わかりました。沖縄防衛局より宮古島に対しまして、平成27年12月14日付で対象事業事前協議書が提出されたことから、宮古島市は平成28年1月8日に地下水審議会に諮問をいたしました。同審議会は、平成28年1月27日に審議会を開催し、その中において学術部会に付託を行うことを決定し、付託を受けた学術部会は平成28年2月15日と平成28年3月3日に2回開催し、同部会で審議された内容で審議会開催の準備を進めていたところ沖縄防衛局より平成28年3月30日付で取り下げの文書が提出されました。そのため平成28年4月6日付で、同協議書を沖縄防衛局に返却いたしました。そのため、市としてはその書類を所持していないということでございます。 ◎建設部長(下地康教君)   まず、電線の無電柱化事業についてのご質問がございました。電線地中化、無電柱化につきましては、台風災害時の電柱倒壊による道路の寸断を防ぎ、電力、通信の安定供給や信頼性の向上、また景観向上を図り、安全、安心、快適な環境づくりのため当市としても必要であるというふうに考えております。  県では、国道390号線バイパス、平良城辺線等において電線地中化を進めております。市では、上野海岸線、新里21号線におきまして、電線共同溝工事を行い、平成29年度の完了を目指しております。今後におきましても、県と調整を図りながら事業を進めていきたいというふうに考えております。  ちなみに、無電柱化事業につきましてはですね、沖縄県のブロック無電柱化推進協議会というのがございまして、これは国、県、市町村、それと電線管理者等が入りましてですね、その協議会を毎年行っております。その中で申請をして、合意ができれば事業化というふうな流れになってございます。  次に、大浦湾の整備計画についてご質問がございました。これは、船揚げ場の舗装工事ですね、それに関するご質問でございました。平良港大浦地区は、昭和62年度から平成3年度にかけて漁船や作業船等における避難港として整備がされております。議員ご指摘の箇所の舗装工事は、概算で約800万円程度を試算しております。今後は予算化に向けて取り組んでいきたいというふうに考えております。  次に、道路の安全対策に関するご質問がございました。危険箇所道路、交差点における停止線や標識設置はどうなっているかということでございましたが、道路パトロール及び市民からの情報をもとに現地調査を行い、危険箇所の解消に向け修繕及び停止線の表示を行っていきます。標識につきましては、警察署、港湾委員会にて設置する案件で、市民の皆様からの情報提供やご要望を港湾委員会へお願いしていきたいというふうに考えております。また、道路建設課だけでは細かな箇所の把握が困難でありますので、今後とも市民の皆様方からの情報提供のご協力をお願いしていきたいというふうに考えております。 ◎上下水道部長(砂川嚴君)   まず1点目、観光振興や水産業振興、自然環境を守るためにも公共下水道整備は重要であると思いますが、公共下水道の面整備状況と今後の取り組みについて伺いたいということと、2点目、下水道の加入率状況や取り組みについてお答えいたします。  公共下水道の面整備状況については、事業認可面積415.3ヘクタールに対し平成28年3月末までの整備済み面積は178ヘクタールとなっております。整備率にしますと42.9%となっております。  なお、今後の取り組みについてですが、面整備をこれまでどおり継続して行い、また下水道施設の維持管理には努めてまいりたいと思っております。  2点目の下水道の加入率ですが、下水道の加入率状況や取り組みについては、平成28年3月末の整備済み箇所加入率は72.8%です。また、取り組みですが、毎年9月10日の下水道の日に合わせて街頭のPR活動や整備済み地域の世帯へ加入率向上に向けての事業概要の資料の配布、また新聞広告等を活用してですね、加入率の向上について実施しているところでございます。 ◎振興開発プロジェクト局長(多良間雅三君)   総合庁舎建設計画について2点ほどございました。まず1点目のタイムスケジュールについてでございますが、総合庁舎建設計画事業についてはですね、現時点での概略的なスケジュールを説明いたします。今年度、平成28年度は基本構想、基本計画を策定いたしまして、平成29年度から30年度にかけ基本設計、それから実施設計を行いまして、平成31年度から建設工事に着手し、それから平成32年度末の完成を予定しております。開庁については、平成33年度の開庁を目指していきたいと思っております。  それから、2点目の市の建設計画に基づくですね、パブリックコメントなど聞くことが重要だと思うがということについてですが、総合庁舎建設に関しましては市の新市建設計画にリーディングプロジェクト事業として位置づけられており、中期財政計画においても概算事業費を想定し、実施予定として盛り込んでまいりました。  次に、パブリックコメントなどなんですが、市民アンケートやパブリックコメントについては、基本構想案を策定している段階でですね、実施してまいりたいと思っております。 ◆山里雅彦君   再質問を行います。庁舎建設についてでありますが、これまで眞榮城徳彦議員は土地代、周辺整備は別ということで、約70億円という話をしておりました。それでもですね、合併特例債を利用するともろもろあって約14億円の庁舎等建設基金で賄うことができます。これをですね、時期を逸すると、平成32年を逸するとですね、これほとんど一般会計の単独事業というふうになると思いますが、せっかくですね、平成32年まで、当初合併特例債は平成28年までということでありますが、5年延長して平成32年までとなっております。こうした合併特例債の発行期限があるうちにですね、ぜひ私としては庁舎建設はやっていただきたい。今回の補正予算に急に出たという形ではちょっと進め方には異論はありますが、平成32年をめどとして、私は進めていただいたほうが持ち出しといいますかね、そういった面では、財源の面ではいいのかなというふうに、将来に向けてもですね、負担はないのかなというふうに思っております。ぜひそういった意味では進めていただきたいなというふうに思っております。  その設置場所についてはですね、やっぱり本市の一丁目一番地の濱元雅浩議員もまちづくりの一番大事な要素であるという話をしておりましたが、私もそう思っております。ぜひですね、庁舎建設の際にはやっぱり市民意見を聞きながら、周辺開発はどうなるのか、そして並行して跡地利用という話もしましたが、やっぱり庁舎の跡地利用も含めてですね、並行していくことが、副市長やっていくという話をしておりましたが、大事なことだと思うんですよね。これがなくなればこの周辺地域はどうなるのか、そして新しくつくったところは今後都市計画としてどういった形でまちづくりをしていくのか、この辺をですね、見きわめないとせっかく平成32年まで合併特例債があるということで庁舎建設をするにしてもですね、市民の理解が得られなければやってはならないんじゃないかと私は思っております。ぜひ定員適正化計画など行財政改革を進める上でもですね、しっかりと庁舎建設には取り組んでいただきたいなというふうに思っております。  次の自衛隊配備についてでありますが、きょうもそうでしたが、今ですね、海外のニュースを見るとヨーロッパのほうでEU圏のイギリスが離脱するということで、連日のようにマスコミで報道があります。イギリスがEUから離脱するということで、首相であるキャメロン首相は残留を希望しております。首相は残留を希望して国民投票という形で、数日後に行われるんですか、あと2日後ですかね、あしたですか、行われます。そういった意味では、国の将来を分岐点になるようなEU離脱についてですね、国民投票という形で私はですね、賛成派も反対派もお互いの意見を言いながらテーブルにのせてやっていく、すばらしいことだなというふうに思っております。終わるとノーサイドなんですね、そういった国民投票すると。私は、残念ながらEU残留派の女性、日本でいう国会議員がちょっと痛ましい案件も発生しました、死亡するというですね。そういった本当に思うからこそ、そういう最悪な状態にもなったと思います。ぜひですね、市長、今度の自衛隊配備問題はですね、最終判断は表明しておりますが、市長、キャメロン首相も残留表明しております。市長は自衛隊配備はオーケーという形で表明しております。ですがですね、最終判断はぜひ市民の将来に向けた、もちろん賛成する方には賛成する方なりの思いがあります。反対される方は反対されるなりの思いがあります。私もですね、1年前の、これ紹介すると時間がありませんが、1年前に投稿を見てですね、自衛隊配備の賛成、反対の講演会といいますか、聞きにいった方の投稿を引用して、市長には質問しました。住民投票ではどうですかということ、その中で市長はですね、ちょっと読み上げたいと思います。  「まずは、選挙によって市民の代表として選出された議員の皆様が支持者や地域の住民の方々と十分に話し合い、そこで集約された意見をもって議会の場で議論することも大切であり、市民の意見を反映させることにもつながると思います。これが議会制民主主義のあり方であるというふうに思っております」、議会によってそうであると思います、私も。ですがですね、市長がいう民主主義というのは最終的に住民投票、ノーサイドと、どっちになったとしてもですね、ノーサイドになるような形で進めないと大変なことになると思うんですよ、ずっとこれ残ると思うんですよね。そういった意味では、お互いの立場を主張し合いながら話し合い持ってですね、投票運動もして住民投票という形で今回の配備問題は最終判断をしていただきたいと思っておりますが、市長改めてこの件についてですね、答弁していただきたいと思っております。  電線の無電柱化についてでありますが、市長、提案なんですが、主要な路線を整備することもいいんですがですね、例えば台風でよく停電する、災害に弱い場所、その集落や地域の中のですね、主な道路、路線の整備はどうでしょうか。完成すると何十年もかかるような気がするんですよね。例えば池間島や佐良浜地区や西辺地区はいかがでしょうか。狩俣も久松もよく停電しますがですね、そういった集落なぜここに電柱があるかと思われるぐらい非常に不便を来しているんですよね、台風災害時もそうでありますが、ぜひですね、これは取り組んでいただきたい。どうでしょうか、この点についてももう一回答弁お願いします。  船揚げ場なんですが、建設部長ね、そんなにかからないと思うんですよ、予算はですね。100平方メートルありますかね、1反ぐらいですか、ぜひお願いしたいと思います。これについて答弁要りません。  次に、下水道整備について、依然として面整備、加入率が低いという、そういう状況ということでありますが、1点だけ再質問します。下水道事業のですね、計画区域外の地区において総合計画の中で合併処理槽、浄化槽のですね、設置をしてこの地域の生活雑排水対策を実施するとあったと思うんですが、取り組みについてですね、今どうなっているのか説明していただきたいと思います。  もう一点だけ、生活雑排水や化学肥料によってですね、飲み水である地下水に影響を与えていると思われますが、地下水の汚れを示すですね、濃度、硝酸性窒素濃度ですか、それについて数年前に伊良部地域がちょっと上がっているということでの答弁がありました。今現在宮古島はどうなっているのか、お伺いしたいと思います。  次の道路の停止線、標識設置、安全対策についてでありますが、1週間ほど前にですね、宮古島署の交通課長の話を聞く機会がありました。本市における交通事故の実に67.6%が交差点内周辺での事故が発生しているということでありました。最近は特にですね、なぜこんなところからレンタカー、観光客が運転してくるのかと思えるような農道からですね、そういった状況が非常に多く見られます。しっかり調査して停止線や道路標識の設置は進めていただいてですね、市民の安心、安全のためにもぜひ警察署や関係機関と連絡を密にして協議してしっかり取り組んでいただきたいなというふうに思っております。これもう一回お願いします。  以上、あと2分ありますので、答弁を聞いて再度質問したいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   自衛隊の配備について、これまでも議会において再三答弁をしてまいりました。住民投票はなじまないと考えております。 ◎建設部長(下地康教君)   無電柱化の再質問がございましたので、お答えいたします。  これは、世界の中でも日本はですね、無電柱化率が非常に低いと言われております。それで、国としてもですね、それに関する取り組み姿勢をですね、強化しているということでございます。先ほど申し上げましたように、県内においては沖縄ブロック無電柱化推進協議会という中で、また県内でもいろいろな案件がめじろ押しでございますので、その中で絞り込んで無電柱化の事業を進めていきたいというふうに考えております。  それと、大浦湾の船揚げ場の整備でございますけれども、これは我々としても前向きに検討していきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。  それと、道路の交通安全の対策ということでございますけれども、これもですね、我々いろいろ情報等々をですね、警察署の皆さん方、また関係者の皆さん方から聞き取りをしまして、十分取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◎上下水道部長(砂川嚴君)   地下水の水質の関係で硝酸性窒素がどうなっているかというご質問ですが、硝酸性窒素は10ppm以下が基準でありますが、現在宮古島市の地下水水道水源の中では6ppm前後で推移しております。横ばい状況でありまして、特に悪化しているということはございません。  あと下水道事業のできない区域外の件の話ですが、合併処理浄化槽等の設置補助等もございますんで、そのほうの事業を推進していきたいなと考えております。 ◆山里雅彦君   自衛隊配備計画、ちょっと残念ですね、市長。  最後になりますが、本市はですね、飲み水、飲料水は全て地下水であります。そして、マンゴー農家もありますが、農業関係、農業用水もほぼほとんどが全て地下水で賄っております。そういった意味では、地下水を守るということは、市民の生活を守るという意味でも大きな役割を担っております。ぜひですね、我々議会も行政も地下水の環境を整える、地下水保全、守るという点ではしっかり取り組む必要があると私は思っておりますので、強く要望して私の一般質問は終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(棚原芳樹君)   これで山里雅彦君の質問は終了しました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時半から再開します。  休憩します。                                     (休憩=午前11時42分)  再開します。                                     (再開=午後1時29分)  午前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆嵩原弘君   一般質問に入ります前に、先週土曜日に2年ぶりに宮古島ロックフェスティバルが行われております。報道では3日間で延べ7,900人の若者が宮古島へ、会場で非常に盛り上がったということであります。航空会社も那覇宮古線の臨時便を就航させるなど非常に経済の活性化、また島の活性化につながったものと思っております。人口減とか、また若者の定着とか課題が多くある中で、ロックフェスタの盛り上がりは何らかのヒントを与えるもんじゃないかなと思います。2年ぶりでございましたが、第11回を数えたということであります。実行委員会の皆様のご苦労に敬意を表したいと思います。ぜひ市長もこれからもまたバックアップできるような体制をつくっていただきたいものだと思っております。  通告に従いまして一般質問を行います。まず初めに、都市計画行政についてお伺いをいたします。竹原地区区画整理事業についてでありますが、この事業の沿革を簡単に説明したいと思います。  竹原地区区画整理事業は、昭和41年に当時の真榮城徳松市長時代に都市計画決定され、いわゆる網がかぶされてきたということであります。ちょうどことしで50年が経過してきましたが、半世紀にわたる都市計画の執行に関係する地域住民は大きな負担を強いられてきております。特に宮古病院西側とか、またサンエー食品館の裏あたりは緊急車両も入らないという非常に生活に不便な地域でありました。そして、当時の平良市はですね、約30年間平良市の歴代市長は、この区画整理事業に着手するどころか、この事業をまるで行政のお荷物のような取り扱いがされてきたと思っております。関係住民は、私もその一人でありますが、何度も何度も勉強会開いて市の当時の区画整理の担当職員を交え意見交換を行ってきました。  そのような中、当時の建設課長でありました砂川昇一氏が関係住民を前に、これまで区画整理事業をほったらかしてきたことは行政の怠慢であったとわびております。これからこの事業が動き出した大きなきっかけになったと思っております。当時就任したばかりの伊志嶺亮市長は、関係住民がこの事業をやるのかやらないのか、取りやめるなら取りやめてくれ、やるんなら事業を執行してくれという、2度にわたる陳情要請の中で、福祉のモデル地区として整備するという約束をし、ようやくこの区画整理事業が動き出しました。これが本格的に始まったのは2005年、今から約11年ほど前からであります。そして、旧宮古病院北側の荷川取線の新設工事を皮切りに事業が目に見えてきました。現在では、平良中北側の整備も進み、通学路も整備され、区画整理地区内道路の整備も、そして上下水道も整備され、住宅やアパート、オフィス等の建設が盛んに行われております。また、同地域内にあるサンエー食品館北側地区の整備も進み、住宅建設が進んでおります。ところが、旧宮古病院西側一帯は、最初に事業の取り組みが始まったにもかかわらず、上下水道の整備はもとより道路整備が行われない現状に地域住民は大きな不満を持っております。そこで、次の4点についてお伺いします。  1つ、竹原地区土地区画整理事業の完了予定は、いつごろを目指しているのか。また、今年度、平成28年度の事業計画はどうなっているのか、お伺いします。  この区画整理事業が推進し、事業執行前には住民に対していろんな説明会がありました。住民の中には、専門用語での説明、また新しい区画整理事業という説明に対して、なかなか理解もできない住民もおったかと思います。しかしながら、このように目に見えて道路が拡張され、また町並みが整備されてきた中で、当時反対をしていた方々もいろんな意見を市に対して要望も出されてきているものと思いますが、区画整理事業の中の一画には全く旧態依然とした形の地形のあるところもあります。そのような方々からもいろんな要望が私にも来ますが、部分的な事業の変更はできないものかどうか、お伺いしたいと思います。  また、本格的な事業が執行されてから10年を超えておりますが、その間には住民説明会というのはほとんどされていない現状だと思います。住民の協力も、この事業執行に対しては大きな協力も出てきていると思いますので、そういった経過、途中の住民説明会はできないのか、お伺いをしたいと思います。  また、建物など新設に当たり、上下水道の整備は特に重要であります。事業区域内における新設道路などへの上下水道の整備計画はどうなっているのか、お伺いしたいと思います。  そして、当時の住民説明会などでは、その街灯の設置に対して太陽光を利用した街灯を設置するという説明もあったかと思いますが、これは現在どのようにしているのか、お伺いをしたいと思います。  次に、宮古島市未来創造センター設計変更についてお伺いします。あえて設計変更ということで通告してありますが、5月の新聞にですね、これ大きく報道されているんです。入札不調で工期に影響と、これは下地敏彦市長が市長に就任されて真っ先に取り組んだ大きなプロジェクトだと私は認識しております。そして、旧宮古病院跡地にプロポーザル方式でこのような立派な設計を決定しました。これは、報道によりますとサンゴ礁をイメージした建物だということで、私も完成に非常に期待をしているところであります。ところが、入札をしてみますと、市の入札予定価格と業者の入札額が1工区で4億円の開き、2工区では7億円から8億円の開き、合計で12億円もの開きがあるという記事があります。ちょっと調べてみますと、コンクリートがですね、工法が伊良部大橋で使ったコンクリートよりも非常に強い強度を求めていると、そして宮古島の技術力ではこれが施工ができないというような、調べたらそういった意見がありました。  以前ですね、25年ほど前ですが、沖縄県内の小中学校の体育館の建てかえが一斉に始まったときがあります。このときには多分九州のメーカーだったと思いますが、鉄骨の要らない大型ルーフデッキの屋根で体育館をつくると、工期的にも短く、また費用的にも安くなるということで、宮古島でも数多くの体育館が建設されましたが、ところがこれが雨じまいが悪くてですね、今も東小学校とか南小学校、平一小学校、西城小学校とか、いろいろあるんですが、雨漏りがすごいと、そしてそれに瑕疵担保期間内ということで、メーカーに修繕をお願いしていたときがあったんですが、余りにもそういった修繕が多くてですね、このメーカーが倒産してしまった。今宮古島市でもその修繕に、学校側からのいろんな雨漏りで子供たちの教育に支障を来すということで、よく議会でも取り上げられていると思いますが、このように宮古島にもすばらしい技術を持った会社等があります。ぜひ地元でできる工法でやるべきじゃないかと私は思っております。  そして、ちょっと市長これ見ていただきたいんですが、これ東京の国立西洋美術館のニュースでちょっと見てみました。これ世界的な設計者のル・コルビュジエという方の設計らしいんですが、今世界遺産に登録されようとしているんです。これは、構造は何かというと鉄筋コンクリートづくりなんですね。そして、シンプルで、必要であればまた増築できるような形になっているというふうに、調べたらありました。宮古島でも建物というのは完成してしまうと維持管理、メンテナンスにもどうしても費用というのがかかってきます。何かあったときには、宮古島の技術でメンテナンスができるという形でもっていくのが私はいいんじゃないかと。担当の振興開発プロジェクト局長の談話も新聞にありますが、予算額をふやすことはない、あくまでも現在の予算内でやる、今度設計を見直して再入札を行いたいとあります。よく見てみますと、建物自体は変更ないんですけど、仕上げを変えてみたいと、そういったものであるんですね。ですけど、私は図書館とか中央公民館というのはシンプルであっていいと思うんです。機能性を私は重要視するべきじゃないかと思います。  そこでお伺いしますが、まず1つは、これはコンペで入選した設計ですから、そこでやっていいと思うんですよ。ですけど、伊良部大橋で使っている技術以上の技術力を要求している、いわゆるPC工法というんですか、それをやっているということですけど、宮古島の技術でやる、できるRC造、鉄筋コンクリート造で再設計をすることができないものか、お伺いしたいと思います。  もう一つは、機能性をしっかりとやるべきであり……同じですね、1番、2番ありますけど、通告してありますから、それについて答弁をお願いしたいと思います。  また、今定例会におきましては、多くの議員が初日から総合庁舎整備事業について取り上げております。私も昨年の9月定例会でも総合庁舎についても取り上げました。隣にある旧宮古支庁の建物を取り壊してそこでやったほうがいいんじゃないかということも言いましたが、実際当局は今こういった新市計画の中にあるので、これを検討したいということでありますが、今定例会において約2,400万円のそういった調査設計費が盛り込まれている中で、当局の説明が非常に理解できない部分が多くて、多くの議員がこれを取り上げたものと思っております。  ちょっと読み上げますが、現在市は大型施設建設に莫大な予算を投入しています。総合庁舎の概算予算は60億円を超える試算となっておりますが、将来に市民に大きな負担とならないか危惧します。分庁方式で最大限の市民サービスができるよう取り組んでもらいたい。  そして、もう一つ、市行政は当然のことながら市民が主役でなければならず、市民の声を最大限に酌み取り市政運営を行うことが市長の責務であります。総合庁舎建設にあっては、市民がどのような考えを持つのか、調査が不可欠と考えます。市民アンケートなどの考えはないのか、伺いたいと思います。  県都那覇市ではですね、新庁舎建設を皆さん知っていると思うんですが、天久地区の新都心に建設用地を準備して、そこでの建設を計画していたとのことです。しかしながら、那覇市民の現在地での建設すべきとの多くの声があり、新都心での建設を断念し、現在地で立派な庁舎を建設し、市民サービスを行っております。このような例からも、市民の声は大事と思っております。これについてお答えをいただきたいと思います。  次に、農業行政についてであります。これについても、本当に多くの農家の声を受けた議員が取り上げております。私も何度も取り上げておりますが、ひとつ市長には誠意ある答弁をお願いしたいと思います。  生産農家の高齢化に伴い、農業振興に真剣に取り組んでいる下地敏彦市長でありますが、これまでヘリコプターで行った野そ防除の予算措置を復活して農家の負担軽減にぜひとも取り組んでいただきたい。お答えをお願いしたいと思います。  そして、これまで無償だった野そ防除の農薬が農家負担となり、農家の理解が得られない、これまで同様にこれを改善することはできないのか、ぜひとも市長の前向きな答弁をいただきたいと思います。  次に、環境行政についてお伺いします。これについても、宮古島の命の水を守ろうという機運が、これは宮古島全体、全市民が今これについて大きな声を上げてきております。非常にいいことだと思っております。宮古島への陸上自衛隊配備計画が持ち上がって、その配備地をめぐり命の水を守ると声高に叫んできた、いわゆる環境保護団体、平和団体を自称する方々であります。  ちょっと私は、上里樹議員、私も準備してきました。見てください。これは、ちょっと濃く塗ってありますけど、これが水道局からちょっと拝借しました地下水流域界と言われているところを水色で染めてみました。我々が生活しているところは、全て地下水流域なんですね、ここが陸上自衛隊が配備をしたいという場所でありました。皆さんは命の水を守るというんだけど、何の方策も示せず、こればっかり1点に集中して言ってきました。宮古島にはこれだけのものがあるんです。そして、この赤点、これ全部水源地です。これに含まれていないニャーツ地区にもあるんです。ですから、午前の質問で垣花健志議員が取り上げておりました。こういった水源の上にある部落、福山含めて高野、増原、宮原、野原越、鏡原、細竹、添道、西原、成川、その部落はその水源の上にあるわけです。ぜひともですね、私はこれは宮古島の人一人一人が意識を持っておりますので、市長には宮古島市全世帯の生活用水、汚水、生活雑排水の処理をどういうふうにしているのかというのを調査していただきたい。これは、毎月、毎月水道メーターの検針をしているはずですから、ぜひともこれをやっていただきたい。そして、農村、こういった集落排水事業も含めて、また合併処理槽が今新築の家には強制的に義務づけられております。ですけど、その以前、約10年前まではいわゆる敷地内処理をしなさいという行政指導もあり、処理した水、また宮古島市はこういうふうに隆起サンゴ礁でできたという島であります。非常に地下浸透がしやすいんですね、こういったものをぜひとも行政はですね、市民は今命の水を守るということで意識が高まっておりますから、ぜひこれを行ってもらいたい。  そして、ニャーツ水源地あります。これも二十二、三年前の宮古島で初めての断水がありました。それをきっかけに添道水源地とかニャーツ水源地とかボーリングしてここからくみ上げたと思っております。ここでもし何か、どのくらいの水量が1日当たりあるのか、もし通告でしておりませんけど、答弁いただければありがたいと思います。  そして、ここ以外にですね、もとは平良中学校の裏側に郡の水源地というのもあったんです。今竹原地区区画整理で整備されていますけど、多分そこには井戸みたいのがあって、そこにも水は多分あると思っております。それとかですね、指定区域には指定されていないんですけど、大和井とか北小学校の東側のイザガー、またアガーガニの盛加がー、そしてまたここの菊之露の裏側にある西里ガーというんですかね、そして佐良浜にはサバウツガーというのがあります。サバウツガーは上からどのくらい下がっていますかね、仲間賴信議員……                 (「40メートルぐらい」の声あり) ◆嵩原弘君   40メートルぐらい、宮古島の地形というのは非常に不思議なもので、市長が福山での自衛隊の配備計画を断念すると、水を守るということでやったということは、私は正解だったと思います。ここにも水がめがあったかもしれない。これについては、上里樹議員が非常に詳しいですから。  さらに、ここだけが水がめじゃないんですよ、はっきり言うと。全体なんです、宮古島。ですから、それを守るためにもぜひとも、再度言いますけど、宮古島市全体の汚水、生活排水の処理はどうしているのか、そして地下水流域内、福山、西原、高野、宮原、添道などの、これは合同浄化槽とありますが、合併浄化槽などの設置指導、もしくは集落排水事業を導入できないかどうかをぜひともせっかくのチャンスですから、お願いしたいと思います。  そして特に、また同じことですけど、ニャーツ水源周辺地、これ地下水保全地域には指定されておりません。古くからの建物もいっぱいあります。先ほども言いました、そのまま垂れ流してしている家もたくさんあるんですよ。ちょっと時間ありませんけど、今市長はきょうの新聞で保良の不法投棄ごみの確認をしてきたという記事がありました。上里樹議員とか、國仲昌二議員、新城元吉議員は、あたかも市長の責任かのように行政のミスをどんどん、どんどんつついてきましたけど、結局はそれを、不法投棄をしたのは誰なんですか、宮古島住民なんですよ、そのことを追及するべきだと思います。ですから、この命の水がめを守るという何の方策もないまま口先だけでやるよりは、せっかくですから汚染される前にしっかりと下地敏彦市長の手で調査をし、いろんな将来に向けての方策をしていただきたい。これ今汚染しているのは、我々宮古島住民なんです。市長聞いていますかね、ぜひともよろしくお願いをしたいと思います。  そして、これもきょうの新聞にありました。昨日までも傍聴席で大騒ぎしておった方々ですけど、結局はこの新聞記事を見てみますと、福山から自衛隊を、福山での受け入れを断念すると、ほかのところだったら了とするということで、市長が発表しました。これに対して、今度はまた抗議声明していますけど、記事を見ますと一言も命の水を守るということ言っていない。自衛隊来るの反対とだけ言っている。結局はそれをやるためにだけ命の水、命の水と言ってきたと私は思うんですね。何の方策があるんですか、じゃ命の水を守るために。ここだけじゃないんですよ。ぜひとも宮古島市民の意識が非常に高まっている今こそ地下水を子々孫々まで守り、引き継いでいくためにもしっかりと取り組んでいただきたいということで、答弁をお聞きしたいと思います。  再登壇します。よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   農業の問題についてお答えをいたします。  ヘリ防除を再開してほしいということですけれども、まだ地上防除にかえてそんなに日がたっていないんですね、要望が強くあるというのがわかりました。それで、じゃどうするかというのをですね、宮古地区病害虫対策協議会、ここで被害状況調査を実施し、それを踏まえて、ヘリに戻すか、それとも地上防除を続けるか、これを検討してもらって、それに参考に決定をしたいというふうに思います。  次に、野その被害の農薬についてでありますが、他の病害虫防除農薬と同じように農家の皆様にも応分の負担をしてほしいという答弁をいたしました。しかしながら、申請面積が対前年度と比較して25.5%と低いことなどを踏まえましてですね、今年度も野そ防除に係る農薬代金については、昨年度に引き続き無償で配付できないか、検討してみたいというふうに思っています。 ◎副市長(長濱政治君)   宮古島市未来創造センターの設計変更について、一括してお答えいたします。  下地明議員のご質問にも答弁したとおり、予定価格と業者の入札額が大きく開いた要因は、当該工事はこれまでの建築工事とは異なる特殊な工法を採用していることから、市の設定した見積もり期間内に十分な積算ができず、詳細な積算ができなかったことがその要因ではなかったかと考えているところであり、設計そのものに無理があったとは考えておりません。この文化的な宮古島市未来創造センターは図書館と公民館の複合施設のため、機能性を重視し、間口を広く、開放感のある建物にするため、PC工法を主体にRC一部鉄骨づくりを採用しております。そのことから、現在PC設計を見直し、RCづくり主体への変更については考えておりません。また、同宮古島市未来創造センターのPC工法については地元の技術で十分対応できると考えております。  次に、総合庁舎の整備事業についてでございます。これまでも申し上げてまいりましたとおり、総合庁舎の整備事業に関しましては、市の新市建設計画にリーディングプロジェクト事業として位置づけられており、中期財政計画においても概算事業費を盛り込み想定してまいりました。その変更に際しましては、平成27年3月議会で議案を上程し、議員の皆様にはご承認いただいているところでございます。  現在分庁方式による多くの課題が挙げられており、既に老朽化した一部庁舎があることから、今後それらの庁舎建てかえの際に係る予算を鑑みますと、さらに莫大な予算を投入することが予想されるため、市の持ち出す予算を最小限にし、負担を軽減できる合併特例債発行期間中に総合庁舎整備の検討を行っておく必要があると考えております。  ちなみに、中期財政計画の概算事業費をもとにして試算いたしますと、概算事業費57億9,000万円、起債額が41億8,050万円、庁舎等建設基金13億8,800万円、一般財源2億2,150万円となり、償還額が約45億5,320万円となります。合併特例債を利用いたしますと、償還額約45億5,320万円のうち約31億8,724万円が交付税措置され、償還見込み額と一般財源額を合わせた額の約15億8,746万円が実質負担見込み額となります。合併特例債を利用しないとなりますと、償還額が45億5,324万円と一般財源を合わせた額の約47億7,470万円が実質市負担見込み額となります。したがいまして、実質市負担見込み額の差額が合併特例債を利用するか否かで約31億8,724万円となります。 ◎建設部長(下地康教君)   竹原地区区画整理事業についての質問が3点ほどございました。  まず1点目、竹原地区土地区画整理事業の事業完了はいつごろなのか、それとことしの事業計画についてというご質問がございました。竹原地区土地区画整理事業は平成17年度に事業がスタートしており、事業面積が23ヘクタール、その中には区画道路で囲まれることになる街区が51、計画をされております。そして、平成31年度の完了を目指しております。今年度、平成28年度の主な事業といたしましては、区画道路整備を10路線、住宅等の物件補償を7件予定をしてございます。  2点目に、事業のですね、計画変更はどうなっているかと、あったのかという話がございました。これまでにですね、同事業における計画変更は事業費または事業工期及び換地計画の変更をこれまでに3回行っております。  3点目に、区画整理事業の中で新設道路の街灯設置計画はどのようになっているかというご質問がございました。同事業で行う新設道路の交差点にはですね、街灯を設置する方向で検討していくことになります。 ◎振興開発プロジェクト局長(多良間雅三君)   総合庁舎整備事業について、市民アンケートなどは考えていないのかというふうなことにお答えしたいと思います。  市民アンケートについては、基本構想案策定の段階でですね、実施をしてまいりたいと思っております。 ◎上下水道部長(砂川嚴君)   まず、土地区画整理事業区域内の新設道路等の上水道、下水道整備計画についてというご質問です。  竹原地区の土地区画整理事業計画の新設道路等における水道、下水道等の工事については、工事の進捗状況を見ながら、費用区分を定めて進めているところであります。議員指摘の旧宮古病院西側の道路についてはですね、今年度、平成28年度において下水道工事、次年度の平成29年度において水道工事を予定しているところであります。  次に、宮古島市全体での汚水、生活雑排水処理の調査についてであります。宮古島市全体の汚水、生活雑排水処理の調査については、浄化槽の設置届の管理は保健所で行っております。その他公共下水道、農業集落排水事業等の整備済みのところでは接続率といいますか、それを把握できておりますが、その他のくみ取り槽等ですね、その他の調査については議員指摘の水道の検針を活用してできないかという提案ではありますが、水道検針においては一応契約でもってやってもらっているところであります。ですから、調査も含めてできるかどうか等も含めて、今後全体の調査ができるかどうかを検討してまいりたいと思っております。  それと、地下水流域内での集落排水事業ができないかというご質問なんですが、先日も富永元順議員、また高吉幸光議員にもお答えしたとおりですね、この区域は浄化槽区分というふうに一応判定されておりますので、今後浄化槽設置に向けて補助事業等もありますから、その辺を充実できるような拡充していければなと、その辺に向けてやっていきたいと思っております。  次に、市街地内のニャーツ水源の地域保全、地下水保全地域に指定し、地下水保全のためさまざまな規制をかける必要があると考えております。できないかどうかというご質問です。ニャーツ水源地は、市街地東部に位置して近隣には小中学校があります。住宅地に囲まれた水源地となっております。同水源地は平良流域に区分されておりまして、同流域に降り貯留した地下水と東添道流域より東小学校北側よりフローした地下水が混在する水源となっております。1日の計画取水量が3,000トン、結構大きい水量でございます。宮古島市における井戸水源ではすぐれた水源であります。今回ニャーツ水源地を水道水源保全地域に指定して規制をかけたほうがよいとの指摘ですが、同地域は地下水に関する調査がまだ足りない状況にありますので、今後調査を行いましてですね、検討していきたいと思います。 ◆嵩原弘君   下地敏彦市長が市長に就任してから農家の皆さんは非常に喜んでいました。農薬、また肥料、これに対する補助が前市長の伊志嶺亮さんを非難するわけじゃないんですけど、農家に対する助成が非常に低かった、それを市長はすぐ大きく手厚くして農家に喜ばれたものでした。ぜひとも先ほど答弁していただいたように、野そ防除に関しましても農家の気持ちを酌み取りいただきまして、しっかりと取り組んでいただきたいと思っております。  竹原地区土地区画整理事業についてでありますが、申し上げておきますけど、同じ読み方で嵩原というんですけど、字が違いますから、私とは関係ありませんで、ご理解ください。実際ですね、今でも旧宮古病院の西側というのは、雑草が繁茂するぐらい事業がストップしている状態なんですね、建設部長、聞いている。しっかりと市民の、関係する住民はですね、我慢に我慢を重ねていて、やがてこれがちょっとキレようとしているところも、言葉悪いんですけど、非常に不信感がちょっと発生しつつありますので、答弁では平成28年度、今年度施工になるという上水道、下水道を施工するという答弁でありましたが、ぜひとも頑張っていただきたいと思っております。  それと、今宮古島市未来創造センターの答弁でありますが、副市長は特殊な設計ということであります。PC工法主体であると、多分これは中央公民館も併設しているわけですから、大きなスパンが必要になってきているからそれしていると思うんですよ。これメンテナンス考えるとですね、私はPCというと、これ多分屋根にコンクリート乗せると思うんですよ、非常に荷重があるんですね、これ下地中学校だった、体育館とかですね、また城辺の改善センターもPC工法で屋根をふきましたけど、雨漏りがすごかったというのを聞いた覚えがあります。やはり在来工法でやるのが市の持ち出しも少ないんじゃないかと、約12億円の予定価格と入札金額の差があるという報道でありましたが、昨日ちょっと教育部長に狩俣小学校の体育館の施工費を調べてもらいました。狩俣小学校で約2億5,000万円なんですね、2億5,000万円の工事費で体育館つくっている、12億円というと、これが5個から6個ぐらいの予算過剰になっていると思うんですよ。ですから、これはもうちょっと私は考え直す時期が来ているんじゃないかなと。必ずしもPC工法でなくても、そのデザインで、皆さんがプロポーザルをやったときはですね、こういうふうな工法だということは多分知らなかったと思うんですね、見ばえがいい、また説明がいい、プレゼンテーションがいいということで選ばれたんじゃないかと思いますけど、再度私はこれについて、今またさらに再度入札かけているという話を聞きましたが、この結果いかんによっては検討する余地は出てくるかどうか、それをお聞きしたいと思っております。  ほかの質問に関しては、大方期待できる答弁でありました。特に何度も言いますけど、水というのは我々の代だけで終わらす問題じゃなくて、せっかく全ての住民が命の水を守るということを認識してきたわけですから、ぜひとも行政はそれをまたリーダーシップとってしっかりと調査をし、またニャーツ水源については非常に大きな水量があるということも述べていただきました。これは宮古島の大きな財産であり、しっかりと守るべき部分だと思っておりますので、市長にはそのところをぜひとも理解していただいて頑張っていただきたいと思います。  最後に、私見を述べて終わりたいと思いますが、陸上自衛隊が宮古島に配備されるということに対して、私は大賛成であります。昨日上里樹議員は、中国とかなんとかは脅威ではないと言っていました。きょうの朝のニュースで、北朝鮮がまたミサイルを2発発射しているんですね。そして、新聞報道では中国公船が7日連続尖閣の接続水域を航海していると、既成事実を実現化しようとしているというような報道でした。このようなことを脅威と感じないで、何を脅威と感じるんでしょう。そして……                 (「国が脅威じゃないと言っている」の声あり) ◆嵩原弘君   共産党が言っているんです、これは。国じゃない。それと、ぜひですね、陸上自衛隊が来ると宮古島は攻撃対象になると、非常に不安な発言を過剰に宣伝しておりますけど、戦争は日本は起こらないんです。自衛隊は国民を守るんです。そういうことで、市民の皆様にはそういった言動に惑わされないように、しっかりと日本政府を信じて、しっかり頑張っていきましょう。  これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◎副市長(長濱政治君)   7月の初旬ごろには、宮古島市未来創造センター入札が行われます。その内容によっては、根本から見直す必要があるかどうか、もう一度検討したいと思います。 ○議長(棚原芳樹君)   これで嵩原弘君の質問は終了しました。  順次質問の発言を許します。 ◆粟国恒広君   本日一般質問3日目、最後の登壇者です。最後までおつき合いをよろしくお願いいたします。  まず、一般質問に入る前に、市長にお礼を申し上げたいと思います。久松地区、松原公民館コミュニティー工事がいよいよ着工することになりました。市長におかれましては、本当に予算面ではいろんな形で配慮してもらって本当にありがとうございます。  それでは、通告に従って私見と要望を交えながら一般質問をとり行いたいと思います。当局におかれましては誠意ある答弁をよろしくお願いいたします。  まず初めに、市長の政治姿勢について、陸上自衛隊配備についてお伺いいたします。本定例会で市民の生命、財産、国土の保全、国民の安全を確保する観点から、宮古島市への陸上自衛隊配備受け入れるという表明をされました。しかしながら、防衛省が計画する旧大福牧場周辺の施設配備には、水道水源への影響が言い切れないということから、施設建設は認めないと表明の意思を防衛省に既に通達しましたという報道がありました。  そこで、お伺いしたいと思いますが、自衛隊受け入れを表明した以上、今後防衛省とどのような交渉、そして話し合いの場を持たれるのか、お伺いいたします。  また、防衛省は平成30年までに自衛隊配備をしたいという計画ですが、市長も平成30年までには配備の計画が終わるような考えであるか、その2点をお伺いいたします。  次に、総合庁舎建設基本構想計画策定についてお伺いいたします。この質問にも多くの議員が質問してまいりましたが、各議員とも予算面、そして利用面、利便性の面などいろいろな感じで配慮して質問しております。私も私なりに質問したいと思います。  合併10年を迎え、総合庁舎建設計画がスタートしております。総合庁舎建設については、昨年の3月定例会で承認され、建設位置等が具体的に4カ所ぐらい挙がっているという答弁がありました。平成28年度は基本構想、平成29年度から30年度に基本設計、平成31年度に工事を着工して平成32年度から供用開始という午前中の山里雅彦議員への答弁でありましたが、総合庁舎は島の中心となる建物であり、将来的なまちづくりの核となる事業です。市民の交通性、大規模地震に対する避難場所、災害の避難場所等、駐車場含めた位置が確保されるのが最大限の位置確保じゃないかなと思っています。そこで、私は今現空港ターミナル、その周辺地域が好ましいと思いますが、市長の見解をお伺いいたします。  次に、平良港、港湾区域と各漁港の廃船撤去についてお伺いいたします。毎年この時期になると、6月ごろには各地区の漁港でハーリーが行われています。漁港周辺を見渡すと、廃船が多く見られ、私は昨年の6月定例会でも質問いたしました。副市長の答弁では、行政執行を行うには法律上、船主の財産権の主張は可能で、訴訟の可能性もあるということから、県の処理方法を参考にしながら対処していきたいという答弁でありました。また、市長の答弁では、1隻当たりの費用は400万円から500万円するという答弁で、一括して単年度で処理するのは難しい、年に2隻、3隻程度やっていく形になるかという答弁でしたが、しかし私が見る限り1年たっても一隻も撤去されていないかなと思っています。そこで、今後どのような形で廃船を撤去していくのか、お伺いいたします。  次に、宮古空港内手荷物検査場、保安検査場の増設についてお伺いいたします。この質問も去った平成27年12月定例会で質問しましたが、再度質問したいと思います。ことしの3月にANAが東京直行便、また関西直行便、首都圏から直行便が開設され、空港ターミナルが人のにぎわいでいっぱいになっております。特にお昼ごろには、飛行機の離発着が多く、手荷物検査場、そして保安検査場が大変混み合っております。12月定例会の建設部長の答弁では、平成26年度には132万を超える利用者がおり、増設整備の要請が県に行われているということでした。整備の必要は十分理解しているという答弁でした。しかし、現在では金属探知器が移動した場所が配置が変わっただけで、いまだに保安検査場の増設がされていません。保安検査場の増設予定についてお伺いいたします。  次に、生活バス路線についてお伺いいたします。ことしも4月にバス対策協議会が行われました。伊良部線の久松地域への路線延長、また伊良部地区から宮古高校、宮古工業高校までの延長も行わないと決定した新聞報道がありました。赤字路線で採算性がないので延長はできないということですが、そこでお伺いいたします。現在県、市、ことしの赤字分の負担額は幾らでしょうか。そして、その負担額、県が何%、市が何%か、お伺いいたします。  次に、教育行政についてお伺いいたします。宮古島市の各小学校の教室へのクーラー設置についてお伺いいたします。去った5月ごろにあるPTAから学校の教室が暑くてクーラーが設置できないかという相談がありました。そこで、私は母校であります久松小学校のほうに学校長を訪ね、現在の教室内の温度は何度ぐらいですかというふうな感じでお尋ねしたところ、非常に暑い、教室の中が30度を超えているんですよね、そういう意味で学校長としても子供たちが日ごろから勉強どころじゃない、暑い、暑いという声が連発されているということですので、ぜひクーラーの設置に関して教育委員会としてはどういうふうに考えているのか、お伺いいたします。  次に、学習用LTE、そしてICTですね、タブレット端末の導入についてお伺いいたします。現在下地中学校でICTを使った、インターネット回線を使った授業が行われているということですが、ことしから久松中学校のほうでもその授業が導入されるということですが、教育委員会のほうに伺います、パソコン、テレビ等は配置されるんですけど、やはりこれを教える教員がいないと、教員が不足しているということですが、教員の数は現在何人いらっしゃるのか、そしてまた教員の育成に関してはどういうふうな取り組みをするのか、その辺をお伺いいたします。  次に、平良学校給食共同調理場民間委託業務についてお伺いします。何社の応募がありましたか、また応募要綱は全て満たしていたのか、応募を決定した業者の今現在働いている職員の取り扱いというのはどういうふうに考えているのか、お伺いいたします。  次に、農林水産業についてお伺いいたします。野そ防除についてですが、先ほど嵩原弘議員からもいろいろな形で質問されました。本当に農家がヘリの散布を望んでいます。午前中の質問でも垣花健志議員の質問の中で、6割しか配付を受け取っていない、その中でもやはり自分で配付すると、野球の選手じゃなければ畑の真ん中まで届かないというような地上散布だということです。ぜひヘリによる散布を再開してほしいと思います。ヘリでなくてもとにかく空中散布ですね、ドローンとか、最近はいいドローンも出ていますので、その辺も検討してですね、ぜひ農家のサトウキビ生産者は高齢者が多く、人力での散布は厳しいということですので、ぜひヘリ散布を要望したいと思います。この質問には、質問議員20名中6名が、ほとんど3分の1の方がやはりこの質問しています。というのは、農家の声がすごく大きいんです。宮古島の第1次産業を支えるサトウキビ農家、そして高齢者が多く、収穫もハーベスターに頼る、そういう機械化の流れとして地上散布というのは逆方向に向かっているんじゃないかなと思っていますので、ぜひその辺の検討をよろしくお願いいたします。  次に、水産業の生産者金融支援についてお伺いいたします。2016年、養殖モズクがことしの12月、1月、2月にかけて長雨、日照不足によるモズクの不足で、生産者が悲鳴を上げています。そこで、沖縄開発金融公庫はセーフティネットの役割を発揮し、金融面で支援しているということですが、当局におかれても何か支援ができないのか。モズクの収穫が例年の10分の1になっています。ことしは60トン、その前が約600トン、2015年ですね、2014年が590トンですか、そういう中でことしは本当に60トンに足りないというぐらいの落ち込みです。生産者は生活ができないということですので、公庫のセーフティネットも活用しながら、市当局としても何か支援ができればなと思います。例えば燃料代の補助とか、農家には本当に手厚い支援をしているんですけど、なかなか漁業者にはそういった支援が回ってこないというのが漁業を営む漁民の意見ですから、ぜひその辺も配慮しながら何とか支援ができないか、お伺いいたします。  支援というと、またモズク業者の網、本当に2年に1遍、3年に1遍購入しているということですけど、ことしは不作でお金がないと、モズクを来年つくりたいんだけど網が購入できないということですので、ぜひモズク生産組合の声を聞き取って網に対する補助金、そして支援等を検討をよろしくお願いいたします。  次に、与那覇湾の海面利用、カイトサーフィンですね、サーフィンについて、規制についてお伺いいたします。2012年7月3日に与那覇湾がラムサール条約湿地帯に認められました。海面利用では、カイトサーフィンの規制もかかるということでしたが、なかなかその規制がまだされていません。この質問も何回か質問してきましたが、答弁の中で漁業協同組合、海上保安署、市と協議した中で規制をかけるという答弁がありましたけど、今までに何回その協議が持たれたか、お伺いいたします。  次に、道路行政についてお伺いいたします。国道390号線、県道平良久松線ですね、久松変電所の交差点です。ファミリーマートの横の交差点です。伊良部大橋の開通に伴い、本当に交通の車両の増加が物すごくふえています。そして、ことしから、4月からですか、5月から始まっている平良港港湾埋め立ての工事による大型ダンプの車両の通行も物すごく多くなっています。車両は全体で、大型ダンプにすると1日200台を超すぐらいじゃないかなという感じで関係者が言っていました。そういう中で、その交差点というのは南西地区の子供たちが久松小中学校へ通う学道でもあります。そういう中で交差点が広い中で、右折信号がないということで本当に朝のラッシュ時は右折待ちしても、赤でも堂々と渡っていくんですよ。議員の皆さんも選挙の立ち会いでお手振りやったときは皆さん知っていると思うんですけどね、やはり交差点が広い分右折車も多く、当たり前かのように赤信号を無視して右折していく、そういう通学路でもある危険な場所に一日も早く右折専用の信号が設置できないか、道路、信号に対しては優先順位があるという感じでいつも答弁していますけど、優先順位の本当に順位をしっかり見て一日も早く県道に右折専用の設置をお願いできないか、お伺いいたします。  以上、答弁を聞いて再質問いたします。 ◎市長(下地敏彦君)   自衛隊の配備についてであります。今後どういうふうに対応するかということであろうと思いますが、大福牧場周辺については認めないということに言いましたんで、今後それにかわる場所等について具体的に計画が出てまいると思います。具体的に提示されたら関係法令等に適合していれば、できるだけ否かを判断してやってまいりたいというふうに思います。  もう一つ、平成30年で終わるかどうかは私は聞いていませんけれども、なるべく配備を完了したいということであろうと思いますけれども、私どもができる話というのは、その配備を予定している地区が法令等に適合しているということであれば、それはそれで粛々とやってくださいということになると思います。特別に私どもがですね、協力してやるということは、多分ないだろうと私は思っているんですよね。法律の範囲内でできることはやるということになります。 ◎副市長(長濱政治君)   生活バス路線についてです。今年度の赤字、その負担割合ということでございました。平成27年度の共和バス運行の赤字補填分は1,274万9,000円でございました。県の補助金が610万6,000円、47.9%、市負担が664万3,000円、52.1%となっております。                 (「議長、ちょっと休憩お願いします」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後2時34分)  再開します。                                     (再開=午後2時35分) ◎生活環境部長(下地信男君)   議員ご指摘のファミリーマート前の交差点の右折信号機の設置につきましては、去った3月定例会でも同様の質問あるいは要望を受けまして、宮古警察署にも強い要望があるということを申し上げております。その後の状況につきまして、宮古島警察署からは当交差点における交通量は増加することが予想できることなどから、引き続き現場の状況確認に努め、関係機関と調整を図っていきたいという回答を得ております。信号機の設置につきまして、県内全体を見通しての設置ということになってまいりますので、その辺は宮古島警察署も事情は十分に、現場の状況ですね、確認し理解しておりますので、市も警察署と連携して取り組んでまいりたいと考えております。 ◎農林水産部長(砂川一弘君)   平良港、港湾区域、各漁業協同組合の廃船撤去について、私のほうからは漁港区域の廃船撤去についてお答えをいたします。  先月漁港における放置船実態調査を実施しております。ほとんどの漁船が所有者が特定できず、放置船かどうかの判断がつかない状況にあります。調査の対象とした船は、船名が消えているもの、船舶検査票、漁船登録番号が脱落しているもの、それからエンジンやアンカー等が破損、腐食、または取り外されているなどで、これらを仮に放置船と捉えてリストをつくったところでございます。これらの船につきましては、特定ができ次第事情聴取などを行いながら、適切な管理を指導してまいりたいと思っております。撤去の方法についてはということですが、これらを踏まえまして、費用の負担も含め検討してまいりたいと思っております。ちなみに、調査した放置船の数ですが、市管理漁港で119隻、県のほうは75隻との報告を受けております。  次に、農林水産業について、野そ防除についてお答えいたします。ヘリによる空中散布の再開はできないかというご質問ですが、これまでもお答えをいたしておりますけども、ヘリによる野そ防除の再開につきましては宮古島地区の病害虫対策協議会による各地域での被害状況を踏まえながら、被害の発生の推移を確認しながら検討していきたいと考えております。  次に、水産業の生産者金融支援について、セーフティネット、養殖モズク網についてのご質問にお答えいたします。今期のモズク養殖については、水温異常や大雨、長雨等の影響により大幅な減産となったことについて、養殖業者の皆様にはお見舞いを申し上げるところでございます。市としましては、今回の自然災害に対する支援策として、ことし3月に海業センターでのモズク種つけ使用料金を24名分ですが、この金額85万8,000円の全額を免除しております。さらに、漁業災害対策特別資金利子助成事業の実施に向け、要綱の制定及び県との調整を行っているところでございます。  なお、モズク養殖業の長期的な経営安定には、モズク共済の加入が不可欠と考えており、加入促進対策及びモズク網助成含めて漁協及び生産者と協議を重ねて適切な支援策を検討してまいりたいと考えております。  次に、与那覇湾の海面利用カイトサーフィン規制についてお答えいたします。与那覇湾全域の海面利用カイトサーフィン規制については、これまで漁業協同組合との話し合いが2回ほど持たれたと聞いております。しかしながら、与那覇湾及び周辺利活用基本計画で利用調整等のルールづくりが必要であると位置づけられておりますけども、まだそのルールづくりができておりません。早急に漁業協同組合、それからカイトサーフィンを利用される方、市を含めて協議を行い、ルールづくりを進めていきたいと考えております。 ◎建設部長(下地康教君)   平良港の廃船撤去に関するご質問にお答えいたします。  平良港臨港地区の下崎地区、漲水地区、トゥリバー地区におきましては、平成26年12月12日付で船舶、自動車等の放置等禁止区域に指定をしております。本市としましては、看板設置による周知と不法占拠船体に警告書の張り紙を行い、その結果6隻の放置船舶が撤去がされております。今後も引き続き不法占拠船体に警告書の張り紙を行い、放置船舶の撤去を推進していきたいというふうに考えております。  次に、宮古空港内の手荷物保安検査場の増設についてのご質問にお答えいたします。航空各社では、保安検査場の混雑への対応として、2階のセキュリティーゲートを2レーンともスマートレーン化にかえ、機内持ち込み検査の混雑緩和に努めているところでございます。また、宮古空港ターミナルビル株式会社では、平成27年10月に旅客ターミナルビルの増設整備の要請を県に行っており、現在その増設については県と調整中ということでございます。市としましては、同社に増築整備を行う中で手荷物保安検査場の増設について働きかけていきたいというふうに考えております。 ◎振興開発プロジェクト局長(多良間雅三君)   市総合庁舎建設基本構想計画策定についてお答えをいたしたいと思います。  総合庁舎建設基本構想計画策定については、基本構想策定段階で現状を把握し、利用計画や建設候補地の検討、分析を行い、構想案を策定したいと考えております。また、構想案策定においては、各種委員会を開催し、その中で総合庁舎の必要性、必要規模、敷地面積等を確認してまいります。基本計画については、策定段階で建設予定地の現況調査を行い、具体的に敷地計画、建物配置計画を行い、概算総事業費を算出し、委員会等で検討してまいります。  なお、建設用地については市民の交通の利便性、震災時の拠点施設としての機能確保、津波等の被災を受けない場所、駐車場及び避難スペースの確保等を念頭に置き、建設候補地を検討してまいります。 ◎教育部長(仲宗根均君)   まず、学校へのクーラー設置の件でございます。本市の小中学校の普通教室へのクーラー設置については、多額な予算が必要となるため年次計画を策定し、総合教育会議や各部署とも協議した上で取り組んでまいります。学習環境に影響を及ぼしている教室や学校規模適正化の進捗状況も勘案しながら、順次導入してまいる計画でございます。  それから、ICTを活用したタブレットの件でございます。タブレットを扱える先生が何人いるか、研修が必要ではないかということでございますが、まずタブレットが扱えない先生というのはいないと思います。問題は、今現在作成をしているカリキュラムに沿った授業が実施できる先生の数が今少ないのではないかというご質問だと思っているんですけども、まさにそのカリキュラムを下地中学校と久松中学校でですね、導入してカリキュラムの実証を行っているというところでございます。この実証で効果がありましたら、その結果を見てですね、研修も導入しながらタブレットの導入も検討していくということになると思いますので、そのようにご理解をお願いしたいと思います。  それから、平良学校給食共同調理場の民間委託についてでございます。学校給食共同調理場のプロポーザルへの参加に当たっては、資格条件といたしまして、15項目挙げて募集をしたところでございます。この募集につきましては、第1次審査を行いました。第1次審査を行った結果、今回プレゼンテーションに参加した4社とも全ての項目の条件を満たしていたということで、プレゼンテーションに参加をお願いしたというところでございます。                 (「答弁漏れが……」の声あり) ◎教育長(宮國博君)   これはですね、下地明議員の質問にもお答えしましたけれども、現在いる職員の中で18名を本採用に移して、14名は臨時の形というふうなのが私どもとプロポーザルを受けて、そして今入札をする会社との話し合いの中で進めているところでございます。 ◆粟国恒広君   答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問したいと思います。  まず、自衛隊配備についてですが、自衛隊配備についてですね、住民説明会、何回か防衛省が宮古島に来て説明しているんですけど、中期防衛整備計画の中で平成26年度から30年にかけて南西地方において自衛隊を配備するという計画なんですよね。市長が言っているように平成30年までにというかですけど、やはり近年隣国の中国、また北朝鮮、いろんな行動を見ていると、いつまでもじゃそのままでいいのかということになるんで、やはり防衛省としても平成30年までには宮古島にその部隊を配置したいというのが中期防衛力の整備計画だと思います。そういう意味では、市長が自衛隊を受け入れたということであれば、やはり当初計画にあるように平成30年までにはきちっとして自衛隊を誘致してほしいなと思っています。そういう意味で、市長もう一回期限が平成30年という中期防衛整備がありますので、その辺からして答弁をよろしくお願いいたします。  総合庁舎の建設に当たっては、プロジェクト局長から答弁がありましたように、市民の交通の利便性、そして大規模津波、震災被害、災害避難場所と、駐車場を含めたですね、いろいろな機能を含めた位置が好ましいということで、私がなぜ現空港ターミナルと言っているんですけど、これは私の個人的な考えですけど、この島に私は空港2つ要らないと思うのです。宮古島の面積155平方キロメートル、その中で空港面積が約124万平方メートルなんですよね。空港を下地島に移して、今現在ターミナルを使っているのを耐震構造を強化して、向こうを庁舎に使ってもいいのだと思うのです。そして、やはり石垣でも今空港跡地を利用した計画で病院、そして庁舎の建設も始まっています。そういう意味では、島の真ん中に空港があるというのは、開発するときの魅力的な土地だと思うんですよね。そういう意味で、ぜひ島の中心となる総合庁舎は宮古空港のほうに移転してはどうかなと、これは私の考えではあるんですけど、ぜひその辺をですね、検討してもらいたいなと思っています。  平良港の廃船についても、市で110隻、県で、本当にみんなFRPなんですよ。そんな中でちょっと写真を……先日ですね、廃船が燃えているのがありました。これです。こういう感じです。市長、船が燃えている。これ多分消防署に聞いたらわかると思うんですけど、4月……5月ごろでした。これ平良港です。ほとんどの廃船がFRPということで、宮古島で処分できない。そして、いろいろしたら岡山県でそういったチップにしてコンクリート殻としてまた埋め立てとかそういうのに使うという感じですけど、やはりこのFRPが燃えると有毒な猛毒ガスが発生します。船主はわからない、漁船登録番号も消えて持ち主がわからないということですけど、やはりこれは一つのごみと言ったらちょっと船主に怒られるかもしれませんけど、エンジンも抜かれている、船じゃないと思うんですよね。そういう意味でしっかりその対策もして、確かに経費がかかることですから、1年1隻、2隻じゃなくて、五、六隻という感じでですね、廃船撤去もお願いしたいと思います。本当にハーリーで見る限り漁港行くと廃船が本当に目ざわりです。ぜひその辺の撤去をお願いしたいと思います。  次に、手荷物検査ですけど、増設するといいながら、なかなか実現できない。本当に宮古島の空港を利用する観光客も130万人、150万人と言われています。しかし、建設時から検査場、手荷物検査2カ所しかないということで、本当に空港を利用する方は一日も早い増設を望んでいます。ぜひその辺を対策をしっかりお願いしたいと思います。  次に、生活バス路線ですが、宮古島市には市、県から、私調べましたけど、6,210万円の補助金が出ているんですよね。その中で3社でそれを分けているんですよ。今副市長が1,270万円が伊良部島の共和バスと言っていますけど、これだけの大きな補助金が出ているんです。赤字額はみんな補助金が出ているんですよね。県のバス担当に行くと、ほとんどの赤字路線に対しては補助金が出ていると、バス協議会の議事録というんですかね、費用、収益の赤字分に対しては全て補助金で対処すると書かれているんですよ、これ。それなのになぜバス路線が延長できないのか、それはちょっと納得いかないんですよ。県のほうにもいろいろ対策を、これは市行政とですね、バス事業者と再度話をして生活バス路線確保のためには事業者と市ときっちり顔を合わせて話をすることが先決だというアドバイスをいただきました。年1回だけじゃないんですよ。本当にバスを利用する方々は困っているんです。そして、それだけの補助金が出ています、6,000万円余りも。そういう意味では、もう少しバス路線に関してはしっかり取り組んでほしい。1年1回だけじゃだめですよ、どうしたらこのバス路線ができるかと、利用する方々が利便性がいいのかというのをしっかりこれだけの補助金が出ていますので、ぜひそれを協議してもらいたいなと思っています。できれば9月までにはそういう会議をもう一度持って、赤字だからできないということはないんだよということをしっかり事業者に通知したいと思います。  教育行政に関して、クーラーの設置に関してですが、順序によって対応するというんですけど、本当に日本の平均気温は今2度上昇しているということで、この議場もそうですけど、暑いことは暑い、本当に室内の温度は30度を過ぎるとですね、子供たちが集中力を欠かすと、授業を行っている教員もですね、教えるどころではない、私も暑いですよという女性の教員が言っていました。ぜひ教育環境しっかり教育長考えて取り組んでほしいなと思います。これに対する答弁はよろしくお願いします。  学習用タブレット端末については、今カリキュラムをやって、下地中学校でやっているということですけど、やはりパソコンが使える、そういうふうな子供たちにこういう教える先生、これしっかり育てることがタブレット導入についての授業の私は成果だと思います。これを利用して、離島なんだから、離島にいても例えば東京の授業を受けたり、東京の学校と交信できる、本当に画面を見ながら話ができるというのは、この授業の魅力ですので、ぜひこれからの子供たちのためにもですね、これをしっかり取り組んでほしいなと思います。まずは、先生の育成です。それをしっかりやってもらいたいなと思います。  共同調理場に関しては、4社があったということでしっかり検討して決定するのじゃないかなと思います。職員に対しても18名が本採用という感じでいますので、子供たちの食を預かる大事な調理場ですので、しっかり指導をよろしくお願いいたします。これに対しては答弁要りません。  水産業の支援についてですが、モズクの種つけ場にまたいろいろ助成をやっていると言っているんですけど、やはり種つき場に助成してもですね、これが実らなくて金にならなかったと、収穫できなかったということで、やはりそこに行く一番漁民が言っている燃料代、そういったものをですね、しっかり補助してもらえればなと思います。幸いにも沖縄開発金融公庫、ここが生活面での支援に関しては物すごい安い利息でですね、そして償還期限も5年という本当に手厚い保護をやっていますので、市としては独自のですね、支援をお願いしたいと思います。  与那覇湾の海面利用、カイトサーフィン、与那覇湾はラムサール条約に認定されて、ちょうどサーフィンが行われるところが産卵に来る魚の通り場所だと地元の漁師たちも言ってですね、これ下地の川満漁港の漁師たちもそういうふうに言っています。なら、あの規制を何とかしないと、魚の通る道にこんな大きな鳥みたいなサーフィンがあって、これを悠々自適にここを滑っているというのは、魚にとっては恐怖な生き物がいるということで、入ってこないと、産卵ができないと、魚の産卵場所が壊滅状態だということであります。与那覇湾に対しては、市長もいろいろ海草、そしていろんな感じでですね、守っていこうということで、6月、ことしも行われるんですかね、海草の植えつけなどが、移植が本当に力を入れてやっています。ぜひこの辺もですね、2回協議が行われているんですけど、とにかく規制をかけるんだということを答弁してほしいなと思います。よろしくお願いします。  時間がないので、じゃ私見を一言、今定例会、自衛隊誘致で本当に市長の英断が、配備ということで英断だと思います。市長、最後まで、言っている平成30年までにはしっかり配備することをお願いして、私の一般質問を終わりたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   再質問がたくさんありましたけれども、もし漏れていましたらご指摘をください。  まず、自衛隊の配備についてでありますが、中期防衛力整備計画、これは平成26年から平成30年までの計画であります。これがその計画内にできるように協力をということですかね……                 (「誘致が……」の声あり) ◎市長(下地敏彦君)   だから、再三この議会でも申し上げていますけれども、具体的に場所をですね、どこにやりたいと、そして計画がなったらちゃんと私どもは法令に照らしてできるだけ迅速に処理をしますと、そういうことで出てこなけりゃ何にもなりませんのでね、それはそれでやってまいりたいと思います。  それから、空港を1つにして島の真ん中にということは、これは大胆な提言でございます。これは、今回のところは提言としてですね、聞いておきたいというふうに思います。  FRP船についてですけれども、これは議員ご指摘のように解体までは簡単にできるんですよね、問題は処理なんです。これは、沖縄ではなかなか今できないという状況にあって、それを運搬しなければならないということがあって、県もですね、私ども市も、宮古島市じゃなくて全体の市町村もですね、この費用を何とかですね、一括交付金でできないのかと、県は一部これをやろうと今やっていますけれども、市町村が管理する港というのもありますから、これは今私どもが協議をしている最中だということで理解をしてください。一番肝心なのはですね、その漁船の所有者がなかなか特定できないと、特定できないものを勝手に処分できないと、ここが一番のネックなんですね。そこをだからいろいろと調査をしているんですけれども、どこに行っているのかわからないとかですね、そういうのがあって所有者を特定するのに苦労しているということであります。それができなければ、それは代執行という手もありますから、それは最終的な手段になります。  それから、手荷物検査場については増築するということで、今作業を進めておりますので、よろしくお願いをいたします。  それから、例のカイトサーフィンの件なんですが、これはまず一つには、カイトサーフィンを楽しんでいる人の組織がないということですよね。やりたいときに来て、誰かが来てやっているということで、競技をする対象者が特定できないという問題がございます。したがって、これについてはどんな感じでできるのかなというふうなのを考えていまして、例えば産卵の時期あるいは時間等について、こういうときにはやらないでほしいという何かPRぐらいかなと、今のところ思っているんですね。相手が特定されないのに、条例とかなんとかでなかなか難しいんで、とりあえずそんな感じなのができないのかどうかを今検討しているところであります。  それから、モズクの養殖業者にですね、燃料費をということですけれども、私どもはモズクってそんな遠くに行かないです。ですから、燃料費をやるよりもですね、モズクの網の補助、それからモズクの人たちはですね、保険がありますけれども、ほとんど加入していないんですね……                 (「わからないという漁師が多いんです」の声あり) ◎市長(下地敏彦君)   そうかもしれないけれども、これまで不作だったことがないもんですから、余り加入しようという意識もなかったんです。初めて今回加入しなかったら大変なことになるというふうに思っております。ですから、加入する、加入金に対する一部助成というのを含めて、今検討しているんです。これは3漁業協同組合との合意の上でやらなきゃなりませんので、そういうことを今漁業協同組合と話をしているという段階でございます。よろしくお願いします。 ◎教育長(宮國博君)   再質問に2点お答えをします。  小中学校のクーラー設置でございます。特別教室にはほとんど設置は済んでおります。したがって、これからの作業はいわゆるホームルーム教室ですね、普通教室のほうにというふうなことでございます。それで、今現在私のほうから施設係のほうに指示をしましてね、これ順次にやっていかんといかん、一気にはできませんので、今必要とする教室等々を調べ上げて順次設置していくという方向でございますので、夏休み明けあたりから作業に入れるかなと思っております。ただ議員おっしゃるように、どこどこの学校にいつですよというふうなのがまだ申し上げられる段階ではないということでございます。最終的には、学校適正化の作業が進みますので、この作業を見ながらのクーラー設置ということにもなるということです。  次に、ICTを活用した学校の教育でありますけれども、教育推進自治体応援事業というのが文部省にございまして、それを利用して私どもは今下地中学校を進めてきたわけです。それをさらに拡大して、今久松にやっているわけなんですね、これは学校の先生方がパソコンが使えないというわけじゃないんです。その授業の中で、どのような形で子供たちにパソコンを利用した授業を展開していくかという検証を今やっているということでございます。これは、当然広まっていくわけですから、今下地中、そして久松中を実践校として、実証研究校です。というふうな形で今やっておりまして、学校にパソコンが配置されるようになってから、現場の先生方にですね、結構時間たっておりますので、小中学校のパソコンの更改、新しくかえる時期がやがて来ておりますので、それをにらみながらですね、議員ご提案のとおりのタブレット端末も整備をしていくというような構想といいますか、計画を持っているわけでございます。よろしくお願いします。                 (「生活バス路線に対して……」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時11分)  再開します。                                     (再開=午後3時12分) ◎副市長(長濱政治君)   生活バス路線についてです。伊良部佐良浜経由平良線の延長につきまして、伊良部地区のバス事業者に対して地域からの要請等もあることから、具体的な生活路線のあり方等を協議するために、例年より早目の4月27日にバス対策会議を開催いたしました。対策会議においては、主体バス会社3社の運行する8つのバス路線の確保、維持について協議され、継続して補助金を活用し、路線の維持をしていくことを確認しております。その中で、久松地区及び宮古高校経由宮古工業高校までのバス路線の延長の要望について、伊良部地区のバス会社代表より運転資金の調達が厳しい状況にある中で、さらに車両の購入、運転手の雇用による費用増加を伴うため実施は難しいという考えが示されました。そのため、今月2度にわたり伊良部地区のバス会社代表を招き、調整、協議を行いました。この中で、さきにバス対策会議の中において示されたコスト増加は、そのほとんどが宮古高校理数科への通学対応を考慮したものであることから、理数科対応を取りやめ、最小限の経費で久松、宮古高校、宮古工業高校への路線延長に対応できないか、調整、協議を行いました。これに対し、運転資金の調達が厳しい状況から、バス利用者数の確保が見込めない中で、赤字の拡大につながる可能性のある路線延長については、費用対効果の観点から厳しいという考えが示されております。市といたしましては、伊良部地区の高校生の利用調査を行い、路線延長実現に向けて引き続き伊良部地区のバス会社と協議を行うとともに、結節点における平良地区バス会社運行バスへの乗り継ぎも含めたダイヤ編成等についても協議してまいりたいというふうに考えております。                 (「休憩お願いします」の声あり) ○議長(棚原芳樹君)   休憩します。                                     (休憩=午後3時15分)  再開します。                                     (再開=午後3時17分)  これで粟国恒広君の質問は終了しました。  本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(棚原芳樹君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会いたします。                                     (延会=午後3時17分)...