宮古島市議会 > 2015-03-18 >
03月18日-05号

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  1. 宮古島市議会 2015-03-18
    03月18日-05号


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    平成27年  3月 定例会(第2回)          平成27年第2回宮古島市議会定例会(3月)議事日程第5号                           平成27年3月18日(水)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            平成27年第2回宮古島市議会定例会(3月)会議録 平成27年3月18日                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(25名)                          (延会=午後4時41分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(4 番)  眞榮城 徳 彦 君  議   員(13番)  高 吉 幸 光 君 ┃┃ 副 議 長(17〃)  佐久本 洋 介 〃    〃  (14〃)  富 永 元 順 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  濱 元 雅 浩 〃    〃  (15〃)  新 城 元 吉 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  平 良 敏 夫 〃    〃  (16〃)  亀 濱 玲 子 〃 ┃┃   〃  (3 〃)  下 地 勇 徳 〃    〃  (18〃)  下 地   明 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  粟 国 恒 広 〃    〃  (19〃)  垣 花 健 志 〃 ┃┃   〃  (6 〃)  仲 間 賴 信 〃    〃  (20〃)  棚 原 芳 樹 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  國 仲 昌 二 〃    〃  (21〃)  平 良   隆 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  上 里   樹 〃    〃  (22〃)  前 里 光 惠 〃 ┃┃   〃  (9 〃)  上 地 廣 敏 〃    〃  (23〃)  山 里 雅 彦 〃 ┃┃   〃  (10〃)  嵩 原   弘 〃    〃  (24〃)  池 間   豊 〃 ┃┃   〃  (11〃)  仲 間 則 人 〃                        ┃┃   〃  (12〃)  西 里 芳 明 〃    〃  (26〃)  新 里   聰 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(1名)  議   員(25番)  下 地   智 君 ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 下 地 敏 彦 君 │ 会 計 管 理 者 │ 宮 国 高 宣 君┃┃ 副   市   長 │ 長 濱 政 治 〃 │ 伊 良 部 支 所 長 │ 川 満 勝 彦 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 古 堅 宗 和 〃 │ 消   防   長 │ 来 間   克 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 安谷屋 政 秀 〃 │ 教   育   長 │ 宮 國   博 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 譜久村 基 嗣 〃 │ 教  育 部  長 │ 奥 原 一 秀 〃┃┃ 生 活 環 境 部 長 │ 平 良 哲 則 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 垣 花 徳 亮 〃┃┃ 観 光 商 工 局 長 │ 下 地 信 男 〃 │ 企 画 政 策 部次長 │ 垣 花 和 彦 〃┃┃           │           │ 兼 企 画 調 整課長 │          ┃┃ 振  興 開  発 │ 友 利   克 〃 │ 総 務 部 次 長 │ 砂 川 一 弘 〃┃┃ プ ロ ジェクト局長 │           │ 兼 総 務 課 長 │          ┃┃ 建  設 部  長 │ 下 地 康 教 〃 │ 財  政 課  長 │ 仲宗根   均 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 村 吉 順 栄 〃 │ 選 挙 管 理 委員会 │ 下 地 淳 徳 〃┃┃           │           │ 委   員   長 │          ┃┃ 上 下 水 道 部 長 │ 砂 川   嚴 〃 │           │          ┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  上 地 栄 作 君   議 事 係 調 整 官  仲 間 清 人 君  次       長  伊 波 則 知 〃   議   事   係  下 地 博 正 〃  補 佐 兼 議 事係長  友 利 毅 彦 〃 ○議長(眞榮城徳彦君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は、25名で定足数に達しております。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第5号のとおりであります。  この際、諸般の報告をいたします。  事務局長に報告させます。 ◎事務局長(上地栄作君)   議長の命により、諸般の報告をいたします。  3月16日、議会運営委員会が開催され、諮問した、市長からの申し出のあった議案第49号、新市建設計画の変更についての訂正方法については、正誤表により処理することと決しました。この決定を受け、同日、正誤表を添付の上、全議員へ、議案第49号の訂正については正誤表により処理する旨の通知をしました。  同じく、諮問した、3月13日付で提出された自衛隊の宮古島配備に反対する要請の取り扱いについては、議会運営に関する申し合わせ事項の請願、陳情の付託の原則にのっとり、6月定例会で処理することと決しました。  その他の諸報告については、お手元に配付した報告書によりご了承ください。  以上で諸般の報告を終わります。 ○議長(眞榮城徳彦君)   ただいまから日程第1、一般質問に入りますが、通告外の質問及び一問一答の質問にわたらないよう、議事進行にご協力願います。  なお、質問の1人持ち時間は30分となっております。  それでは、通告順に従いまして、順次質問の発言を許します。 ◆下地明君   昨日は、県立高校の合格発表がありました。合格された生徒の皆さん、本当におめでとうございます。3カ年間の高校生活の中でお友達をたくさんつくり、そして有意義な高校生活を送ってください。合格発表のことは、きょうの新聞でも多く掲載されております。改めておめでとうございます。  また、伊良部島の皆さん、夢の大橋開通、まことにおめでとうございます。長年にわたり離島苦の生活環境でしたが、大橋開通で一変したと思います。車で平良に行ける、代行車で平良から帰れる、今でも夢のような思いでしょうね。私ごとですが、今から50年前、当時の伊良部製糖工場に出向して、1製糖期いたときがあります。そういうこともありまして、伊良部島の皆さんの離島苦の思いは察するに余る思いがあります。今後の伊良部地域のご発展を祈念申し上げます。  それでは、一般質問に入りますが、当局のご理解ある答弁、よろしくお願いします。市長の政治姿勢について。まず初めに、総合庁舎建設計画について。5市町村合併の前提条件は分庁方式でありましたが、しかし合併して10年が近づき、現在の行政運営を改善し、市民福祉の向上をなお一層図るために、合併特例債が2020年度まで適用できることから、新市建設計画の中で総合庁舎建設計画が進められると理解しておりますが、これ非常に地方の住民にとっては大事なことでありますので、市長は市民に対し十分な説明が肝要であると考えますが、市長に答弁願います。  次に、伊良部大橋開通による経済効果について。伊良部島は、下地島空港や通り池、渡口の浜、観光スポット並びに佐良浜漁港で新鮮な魚介類が求められることで、これまでよりも人の流れがかなり変化していくものと予想されますが、大橋開通による経済効果についてお伺いします。  次に、旧城辺町役場跡地での児童館建設について。このことは、前から質問してきておりますが、なぜ新規事業計画の中にも含まれていないか。また、今後の事業計画について詳しく説明してください。  次に、天然ガス及び付随水の活用計画について。利活用を検討する委員会が設置され、委員長に長濱副市長が選出され、委員会が開かれているようですが、これまでの経過と今後の取り組み計画について答弁願います。  次に、成人式の日、変更について。宮古島市の成人式は、1月5日に設定されていることから、正月で里帰りしたほとんどの方は多くのお友達と楽しく思い出に残る成人式に参加して帰りますが、中には学校や仕事の関係で参加できず、寂しい思いで4日に帰る方が毎年いるとのことです。一生に一度の式典であり、一人でも多くの方を参加させるために、1月3日に変更できないでしょうか。答弁願います。  次に、橋の日制定について。1つの市で3カ所、池間大橋1,425メートル、来間大橋が1,690メートル、伊良部大橋が3,540メートルの橋があるのは、全国で唯一、宮古島市だけであるとのことです。宮古島市を全国にアピールし、観光客誘致につなげるとともに、多くの市民がウオーキングで橋を渡り、楽しい一日を過ごすことで、健康増進にもつながるものと考えます。そこで、語呂合わせで8月4日を橋の日と制定できないでしょうか。答弁願います。  次に、今宮古島市で大きく問題になっている、とったアーサを海に戻されたことについて質問します。長年にわたり慣習としてお年寄りの女性2人が旬のアーサをとっていたところ、海上保安署から警告書を受け、とったアーサを海に戻すよう言われ、従ったというショッキングなニュースが報道されたことは、多くの市民が自分の耳を疑ったものと思います。警告書を受けたお二人のお年寄りは、いまだショックがおさまらないとのことです。宮古島市民にとっては非常に残念なことであります。当局は、今後宮古島漁業協同組合に対し、市民の目線となった対応が求められますが、答弁を求めます。  次に、教育行政について。今教育委員会は大変難問の学校統合問題や学力向上対策に貢献なさっていることに対し、一議員として敬意を表します。  それでは、質問ですが、来間中学校と下地中学校統合後の経過について。来間島の住民と在学中の生徒の強力な反対の中、統廃合してから早くもあと2週間で1年になりますが、今の来間島住民の皆様方の声と子供たちの学業について答弁願います。  次に、学校給食共同調理場の統合について。統合計画については、さきに教育委員会の議論が発表されておりますが、その内容と今後の取り組みについて答弁願います。  次に、城辺競技場の整備及び競技場西側トイレの管理について。今の状況ではトラック競技ができないグラウンドです。そこで、トラックの整備並びに周辺フェンス破損箇所の補修についてと競技場西側トイレの管理について、あわせて答弁願います。  次に、農業振興について。今期操業も近日中に終了とのことで、農家の皆さん、雨の中、寒い中、サトウキビ収穫、大変ご苦労さんです。  それでは、製糖工場の原料搬入対応について質問したいと思います。製糖期の原料搬入時間が工場により違いますが、原則として8時から16時と、一方8時から16時30分までとなっており、ハーベスターオペレーター並びに積み込みの安全作業とサトウキビ運搬車両運転手の安全運転のためには、17時30分まで原料搬入してもらいたいとの農家の声があります。会社の経営方針にかかわることではありますが、製糖会社あっての農家ではなく、農家あっての製糖会社であると思います。市長は、農業振興会の会長でもあります。製糖会社に対し、来期操業から農家側の声に応じた17時30分までの原料搬入時間実施をしていただけますよう製糖会社に要望すべきだと考えますが、答弁願います。  次に、小型ハーベスター導入推進について。2014年度と2015年度導入予定台数について答弁願います。  次に、株出し管理機管理運営について。宮古地区さとうきび糖業振興会が中心となり、株出し管理機、一部個人リースで導入し、生産農家へ委託作業を任せているが、委託農家の方が多忙で、管理作業を断ることがあると農家の声を聞いておりますが、管理機管理運営についてどのようになっているか、答弁願います。  次に、野そのヘリ防除を地上防除に変更したことについて。新年度予算案にヘリによる野そ防除の予算が計上されていないが、なぜこれまでヘリ防除をやっていたことが、今後これが予算計上されていないのかどうか、説明してください。  次に、競り成立牛の搬出について。去年の4月までは、宮古漲水港から那覇経由で航海所要時間28時間後の朝、鹿児島港入港で、午前中の荷揚げでしたが、5月以降、同じく28時間後の昼後の鹿児島入港となり、荷揚げが夕方になり、購買者から不満の声があるとのことです。そこで、JAと協力で、船会社に対し、前の時間帯で荷揚げできるよう要請を行うべきだと考えますが、答弁願います。  次に、牛の発情発見装置分娩監視システム導入事業費助成について。JAが事業主体となって取り組み、現在2カ所の農家で実証実験中だが、農家の話によると、非常に便利で、安心、安全な畜産経営ができると喜んでおります。今後の畜産農家の経営安定のために、事業費助成が求められますが、答弁を願います。  次に、道路行政について。B―53号線宮古高校東側道路拡幅整備について。これまで幾たびとなく質問しておりますが、平成25年12月定例会の質問で、県の担当課と協議を進めており、事業採択に向けて県と調整していくと大変前向きな答弁がありましたが、現在の計画状況をお聞かせください。  以上質問しましたが、答弁を聞いてから再質問したいと思います。 ◎市長(下地敏彦君)   伊良部大橋開通による経済効果はということでありましたが、伊良部大橋の開通によって、既にサシバリンクスゴルフ場の利用客がこれまでの3倍から4倍にふえています。また、伊良部漁業協同組合に隣接する漁港周辺での魚介類及び加工品の販売額が3倍以上に増大しているなどの報告があることから、経済効果はかなり上がっているものと考えています。また、伊良部地域の生活の利便性も格段に向上しており、福祉や教育、防災等、さまざまな面で効果を発揮していると考えています。伊良部地域には有望な観光資源も多く、これらを有効に活用することにより、観光産業も大きな経済効果が得られるものと期待しています。さらに、橋の開通によって宮古島本島から地下ダムの水が送水されることから、伊良部地区の農業の生産の向上、海産物の輸送体制の整備等などとあわせて、農水産業への期待は大きく、その効果も大きいものがあると考えております。加えて、下地島空港やその残地の利活用に関しても大橋開通のメリットは大きく、利活用計画が順調に進めば、宮古島にもたらす経済効果は大きなものがあると期待をしているところであります。 ◎副市長(長濱政治君)   総合庁舎の建設につきましては、庁舎の維持管理に伴う物件費の抑制や市民の利便性の向上、業務の効率化、さらには防災機能の強化等の観点から、建設すべきであると考えております。建設場所や規模等、具体的な検討はこれからの話になりますが、現在建設に取り組んでおります大型事業の建設終了後、合併特例債の発行期限となる平成32年度をめどに計画していきたいというふうに考えております。  天然ガスや付随水の利活用計画につきましては、本市独自の利活用の検討を目的に、沖縄県や地元経済団体市関係部局等で構成する宮古島市天然ガス資源利活用検討委員会を設置し、ことし1月下旬に第1回検討委員会を開催しております。検討委員会では、天然ガス試掘調査事業を実施しました沖縄県より報告が行われ、産出ガスが日量530立米、付随水が日量618キロ、ガス水比0.86、坑口水温約70度Cという調査結果が示されており、沖縄本島の他の試掘地に比べ水温が高いのが特徴であり、温泉利用や熱利用が期待できます。そのため、現在湧出しております天然ガス及び付随水の利活用については、沖縄本島を初め他県の事例も参考に、関係機関と連携しながら調査を実施したいと考えております。もちろん県のほうの利活用の検討委員会もございます。県と、それから市独自の利活用計画検討委員会の中で、その利活用のあり方について審議を進めていきたいというふうに思っております。 ◎教育長(宮國博君)   来間中学校と下地中学校の統合後の経過ですが、現在学校側との連絡もですね、頻繁にとり合いながら、状況確認を行っております。来間中学校と下地中学校の統合で、下地中学校に通う生徒は、クラスの、あるいは学校の子供たちとですね、大変仲よく、切磋琢磨しながら、元気に楽しく学業に励んでいる状況であります。それから、部活動でですね、3名来間中からは来たんですが、男の子1人がサッカー、男の子1人が野球部、それから女の子1人が吹奏楽部にですね、所属しておりまして、大変な活躍をしているということでございます。私どもも随時学校側との連絡をとり合ってですね、その状況確認はしっかりやっているところでございます。  それから、住民の声ということですが、教育委員会に対して、統合して不都合があったという声は聞こえてきません。むしろ子供たちが元気に、今自転車で通っているようですが、下地中学校に喜んで通っている姿を見て、やってよかったと、やっぱりやってよかったんだというふうな声は、私、委員会じゃなくして、個人的に知り合いがたくさんおりますので、そこからの声は住民の声としてたくさん聞こえてきます。  それから、中学校のほうが空き教室になっておりますので、住民側から積極的にですね、この空き教室を利用したいというようなことを申し出てきておりますので、これは教育委員会としては使用許可を出してあります。中は、写真を飾るとか、あるいは記念品、これまでの歴史の記念品、歴史的ないろんな記念品とかですね、こういうふうなものをしっかりと飾っておきたいというようなことでございましたので、これは教育委員会としては許可して、使用してもらうことになっております。  次に、学校給食共同調理場の統合については、平成26年12月25日の教育委員会定例会において、平良学校給食共同調理場及び小中一貫校の計画が進められている伊良部学校給食共同調理場は現状維持し、城辺、下地、上野の調理場を1カ所に統合すると、そしてその統合した調理場において平良地区の一部の学校にも給食を提供すると、こういう計画でございます。調理後2時間以内の喫食や地産地消の活用等の議論を重ねて、今後学校給食のあり方について、城辺地区の学校規模適正化事業取り組み状況を注視しながら進めていくという方針の話し合いがされております。 ◎福祉部長(譜久村基嗣君)   旧城辺町役場跡地での児童館の建設についてお答えをいたします。  旧城辺町役場の跡地利用については、平成26年2月において跡地利用検討委員会の提言を受けまして、高齢者から子供までの多くの交流が持てる児童館を整備するということで市の方針を決定をしております。しかしながら、施設建設については平成28年度以降の着工に向けて取り組んでまいりましたが、諸般の事情によりまして、他の事業との調整により、平成29年度以降に工事着工することで、その計画を今進めているところでございます。 ◎農林水産部長(村吉順栄君)   まず、アーサの件についてお答えいたします。  漁業権は、漁業者が漁業を営む権利であります。限りある水産資源を保護し、将来にわたって水産業を継いでいくことを大きな目的としており、漁業者の生活を守るために重要な役割を担っております。宮古島市においては、その沿岸域を取り囲むように、特定の水産動物や藻類等の採捕を制限する共同漁業権が平成25年から平成35年の期間で設定されており、アーサはその対象種となっております。漁業権の免許権限は沖縄県であり、行使権限は漁業協同組合にあることから、市は行政権限を有しておらず、市が許可や規制等を行うことはできません。しかしながら、宮古島においては昔から海に触れ合う伝統行事や慣習が色濃く残っております。一般市民がアーサを採取するには、漁業協同組合と話し合い、了解を得る必要があります。  次に、製糖工場の原料搬入についてお答えいたします。現在、原料の搬入時間については、沖縄製糖工場が8時から4時まで、宮古製糖工場が8時から4時30分までの搬入時間となっております。今後の搬入時間の延長については、トラックの運搬時間やハーベスターの収穫作業の安全面からも、時間の延長について関係機関と調整してまいりたいと思っております。  次に、ハーベスターの導入台数についてお答えいたします。2014年度の導入台数については、サトウキビ安定生産確立対策事業で8台、特定地域経営支援対策事業で2台導入しています。内訳については、宮古製糖城辺工場管内が5台、沖縄製糖管内が4台、伊良部工場管内が1台、計10台の導入実績となっております。  次に、株出し管理の運営についてお答えいたします。株出し管理作業については、組合設立前は作業がスムーズに行えない状況にあったため、受託組織の設立が早急な課題でありました。そのため、平成25年9月27日に宮古地区さとうきび管理組合を設立し、組合で株出し管理作業の実施を行っております。しかし、一部には収穫後早急に実施されない圃場もあると聞いております。関係機関と管理組合とで調整してまいりたいと考えております。  次に、野そヘリ防除についてお答えいたします。野その航空防除事業は、市町村合併前から10年以上実施されており、サトウキビへの被害も軽減されております。集落付近や畜舎、ハウス周辺及び草地への航空散布ができない状況にあり、野そ被害が確認されております。また、野そ航空防除には約3,500万円以上の費用がかかり、その半分以上はヘリ委託で、財政負担の要因ともなっております。そのため、平成27年度以降については地上防除に切りかえ、野その被害が見られる9月ごろにヤソジオンを各農家に配付し、被害の多い圃場や畜舎周辺に自主防除を実施し、被害状況を確認してまいりたいと思っております。  次に、競り成立牛の搬出についてお答えします。JAおきなわ宮古地区本部によりますと、船舶会社に対して要請を行っているとのことであります。購買者からの不満もあると伺っておりますので、まずはJAが船舶会社と積極的な調整を行っていただくよう願っております。  牛の発情発見装置分娩監視システムの導入事業につきましては、平成27年度よりJAおきなわ宮古地区畜産振興センターにおいて、地域の和牛の生産基盤の拡大を目指す取り組みとして事業導入が行われます。同事業は2分の1補助事業で、リース事業となっております。事業を受ける資格としましては、飼料価格安定基金加入者で、認定農業者であることが条件となっております。 ◎建設部長(下地康教君)   まず、1点目に橋の日の設定についてというご質問でございました。沖縄県宮古土木事務所が管理する伊良部大橋が平成27年1月31日に開通式典、祝賀会が盛大に行われております。来る4月19日に開催される全日本トライアスロン宮古島大会においても、来間大橋、伊良部大橋、池間大橋が自転車コースとして新たに設定をされております。3つの離島を結ぶ大橋が完成したことによる橋の日の設定というご質問だと思いますけれども、伊良部大橋、池間大橋を管理する宮古土木事務所に問い合わせたところ、現在、橋の日の設定は考えていないというご回答をいただいております。現在、8月10日が全国的に道の日と設定されていることから、橋梁もその中に含まれているというふうに考えております。したがいまして、現在、橋の日の設定を検討する予定はございません。  次に、2点目でございます。B―53号線宮古高校東側道路の拡幅についてのご質問がございました。それにつきましては、高校東線から東方面の区間については、現時点で拡幅計画はございません。当該区間の整備につきましては、今後、継続路線の進捗状況を見ながら、必要性、緊急性を総合的に判断し、県と調整しながら、再度、採択に向けて、整備が可能なのかどうか検討していきたいというふうに考えております。 ◎生涯学習部長(垣花徳亮君)   まず、1点目は成人式の日の変更についてでございます。宮古島市の成人式は、合併前の各地区で行っていた日にちをもとに、毎年1月5日に各地区で開催をしております。これまで成人式を開催するに当たり、各地区の担当者が集まって会議を開き、各地区ごとの特色を生かし、実施できるよう取り組んではおりますが、日程については1月5日開催ということが浸透しており、特に日程についての協議はありませんでした。今後は、各地区担当者会議に議題として取り上げ、対応を協議したいと思います。  次に、城辺陸上競技場の整備及び競技場西側トイレの管理についてでございます。城辺陸上競技場は、学校用地となっており、城辺中学校が体育の授業で使用しております。一方で、管理については市民スポーツ課が行っており、定期的に草刈り、清掃やフェンスなどの修繕があれば現場確認をして対応をしております。今後の管理については、城辺学区体協や中学校も含め、話し合いを進めていきたいと思います。また、陸上競技場西側トイレの管理については、確認したところ、ドアも壊れ、給水もとめられております。今後は、修繕して、利用できるよう対処してまいります。 ◆下地明君   再質問を行いたいと思います。  まず、総合庁舎建設計画についてでありますけども、建設計画を何年後か、また場所については一応私はお聞きはしませんでしたけども、副市長の答弁では、まだ全く計画されていないと、もちろん建設計画と場所についてもですね、そのようにお答えがありました。私はですね、やっぱり新しくつくるであろう総合庁舎というのは市民の利便性を大切にしなきゃなりませんので、本当に場所の選定に当たっては慎重なる審議が望まれると思いますので、特に遠いところからの市民の利便性を考慮してもらいたいと私は要望したいと思っております。  次に、伊良部大橋開通による経済効果には、市長の答弁では、かなりあると、本当に非常に効果はあるというふうに、効果が上がっているというふうな答弁がありました。私はですね、市町村合併協議会の協議会の委員でもあり、またその中の新市建設計画の委員でもありました。まず、合併された場合、宮古島市が、宮古島市として、まず発展する可能性というのは、伊良部大橋がかかるかどうかにかかっているんじゃないかと私は委員会の場でも申し上げまして、本当に伊良部大橋がかかって、伊良部島の皆さんが一番ありがたいですけども、宮古島市としても非常に経済効果が上がっているということは非常にすばらしいことだと思っております。  次に、城辺町役場跡地での児童館建設、これは平成28年計画だったと福祉部長は話しておりますけど、これは当初は平成27年以降の計画となっていたと私は思っている。これが何でさっきは平成28年以降の計画だと答弁しているのはおかしいですよ。しかも、平成28年を前倒しして平成27年にやると言ったらいいんですけど、逆に平成29年度以降となっている。城辺地区に本当に何の施設がありますか。市長もこういった面を十分考えてもらわんと、今は伊良部島の話ばかり私も言っておりますけども、何か城辺地区の住民からしたら、宮古島の予算がもうほとんど伊良部島に流れていくんじゃないかと、そのぐらい言われているんですよ。なぜ平成27年以降がまた平成28年以降であったと言われたり、また平成29年以降になるのか、このことについて十分な説明をお願いします。  天然ガスの利活用計画については、副市長の答弁では、いろいろ委員会で検討なされているということでありまして、もう正直申して城辺地域の発展はこれにかかっていると言っても過言じゃないと。どうにかしてですね、これはもちろん天然のものでありますけれども、答弁の中では非常に沖縄本島よりもよい質ののが出ているということでありますので、しっかり取り組んでですね、県と取り組んで、必ずすばらしい事業計画を立ててもらうようにお願いしたいと思います。これは答弁願います。  次に、成人式の日、変更についてでございますけども、今はやっぱり1月5日に設定されているので、変更はできないと言っておりますけども、皆さんですね、みんな子を持つ親として、自分の娘が、特に娘が、成人式のあの晴れ姿を親に報告してお祝いする、宮古島の風習として成人式のお祝いは盛大なんですよね。娘を持つ、もちろん男の子を持つ親にとって、自分の家に成人式のお祝いができないというのは非常に寂しい思いがあると思いますよ。多くの友達が参加しているというふうなことを私は申し上げておりますけども、私は去年成人式を迎えた女の子たちに二、三名会って話を聞きました。自分たちは学校を休んで出席したと。そうしないと出席できないから、学校を休んで出席しました。そんな人が多いですよ。こういうふうな現状があるんですよ。そういったことで、これにかかる費用とか、いろんな何か不都合があるんでしたら、大変な不都合があるんでしたら、それは変更できないかもしれませんけども、しかし一生に一度の成人式でありますから、この1月5日が何で動かせないか。この辺をもう一度答弁してもらいたいと。担当者会議で諮って、また何かいくと言っておりますけども、前向きにというふうな言葉は出ませんでしたので、なぜ1月5日が変更できない理由があるか。費用がかさむのか。公休日だから、担当者なんかがどうかというふうなこともあると思いますので、1月3日の場合はですね。ぜひとも子供たちの晴れ姿、親たちに喜んでもらうように、これはそんなに難しい問題じゃないと思うんですよ。そういったことで、1月3日に成人式をぜひ行うように、検討じゃなくして、考えてください。さっきも申し上げましたけども、学校を休んでいるそうです。休んで出席しているそうです。専門学校や大学生は休んで参加しているそうです。そういうことですから、市長もこの件についてしっかりと考えてもらいたい。  それからですね、橋の日の制定については、県の管轄で、できないような答弁がありましたが、8月10日が何か道の日というふうなことでありますので、これは何も行政側の主体でやる必要はないと思うんですよ。ただ、8月4日、橋の日をですね、ただ設定するだけで、何も担当がそこで、橋で行ってこれを取り締まるとかいうふうな業務でもやる必要もないと思いますから、これも至って難しい話じゃないと思いますので、県としっかり相談してですね、いいじゃないですか。8月10日はもしあれでしたら、8月4日は不都合でしたら、10日は宮古島市の橋の日としていただきますように県と再調整お願いします。  それから、問題のアーサ、これはですね、県議会の委員会でも地元選出の座喜味県議が取り上げていますね。これは、もう宮古島の住民はみんなこの新聞は切り取って持っております。あえてこの場でもまた申しますけども、県の委員会でですね、新里勝也水産課長は、漁業協同組合には漁業権の侵害に当たるかどうかについて慎重に調整するよう指導していると座喜味県議に委員会の場で述べているんですよね。漁業権の侵害と申したら、先ほど農林水産部長が話していたとおり、何年でした、平成25年から平成30年の間にというふうな答弁がありましたけれども、漁業権、それはもちろん法律だから、法律を覆すということは、それはならないとは思いますけど、しかしですね、皆さんご承知のとおり、宮古島市に観光客が来るのは、年中海に入れるから、観光客が来るんですよ。じゃ、海に入って海水浴をするのも魚の繁殖に非常に悪い影響を与えるといって、じゃこれ漁業権の侵害に当たるといったらどうなるんですか、これ。3月3日の浜下りもできないし、日ごろ海にも入れない。警告書をもらったと、渡されたということを聞いて、今田舎では風評が広がっているんですよ。どこかの人が海に行ったので、警察署が来ているそうだと。これは、あり得ない話が飛び火しているんですよ。こういった状況をですね、行政側としても、ただ漁業権の侵害というふうなことをですね、言っている場合じゃないと思うんですよ。宮古島漁業協同組合に対しては、宮古島市はどのくらいの事業に対する助成やっているんですか。私は、海はみんなのものであって、漁業協同組合のものではないと思うんですよ。そういうようなことから、このアーサ問題はこれ小さな問題じゃないですよ。場合によっては、これは大きな政治問題にも発展する可能性はありますよ。そういうふうなことで、しっかりと漁業協同組合のほうと、今までどおりの海に安心して入れるような話し合いを持ってもらいたいと思います。  それから、教育行政については、教育長の答弁では、非常に来間島住民の声も、やってよかったというふうな声であると。非常によかったと思います。大変な統合問題でありますけども、宮國博教育長にとってはまた地元の宮原、廃校にしたというのは無念の思いを抱えながらの仕事だったと思います。言葉は悪いですけど、宮國教育長、頑固そうな人じゃないとできなかったでしょうな。申しわけないけど。非常にご苦労さんでした。  共同調理場の統合については、もうおっしゃったとおりでありますけども、せめてですね、この調理場も食数の多い、この城辺で設置するようにひとつ計画を進めてくださいね。一台でも多く城辺地区に車の通行したいんですよ、正直言って。  それから、トイレの管理もしっかりとやってくださいね。  それからですね、農業振興についてでありますけれども、製糖会社との搬入時間調整について、延長については、しっかりと取り組んでもらいたいと思います。これは、もう一度答弁願います。  それから、ハーベスターですね、一昨年、去年、今期の予想の各工場の搬入状況を調べてみましたけれども、沖糖が一昨年49.4%、去年が59.4、今期が65%、宮糖が一昨年46.4、去年が59.3、今期66%、伊良部が18.2、去年が22%、今期が30%、こういうふうに予想になっています。農林水産部長はですね、私の質問の多くはハーベスターと農業関係しかやっておりません。どうかですね、農家を回って、しみじみと農家の声を聞いた場合、やっぱり今はもう高齢化が大分進んでいる中であって、製糖期真っ最中でも、ハーベスターに頼って、畑にキビ収穫している人は余り見かけないんですよ。それほどにハーベスターに頼っているわけですから、ハーベスター導入をどんどん今後進めていくようにお願いします。  それから、株出し管理機管理運営ですけども、なぜ補助事業でとって、しっかりと人の頼みを聞かないという、こういった人は、私は取り上げてもいいと思うんですよ。そういうふうに厳しくやってください、指導。株出し、みんなご承知のことと思いますが、収穫して1週間以内に株出し管理作業やったところと20日以降にやったところは、サトウキビの生育状況全然違いますから。株出し奨励するんでしたら、そういった面から根本的に指導してください。これは、もう農家の人たちはみんなわかることですから。  野そヘリ防除については、一応は予算が3,500万円もかかると言っておりますけども、しかしそのことによってこれまで、今度野そが少し減って、被害がそんなに、なくなるような状態になっておりますけども、これをやめることによって野そがふえたら困ると思いますけど、農林水産部長、大丈夫かね。  次は、競り成立牛搬出の時間帯ですね。これは、朝やったほうが、入港したほうがやっぱり昼の荷揚げで、いいということですね。昼後に入ったら、夕方遅くなって、港は大変だということで、これお願いしているわけですから、これもJAとしっかりと取り組んで、船会社に要請してください。  それから、牛の発情発見と分娩監視システム、これはですね、城辺畜産農家の喜屋武さんという方、1カ所やっているんです。この人に直接会って聞きました。自分は旅行して回っておって、携帯電話につながるように、このシステムが、こうなっているから、前もって畜産農家の友達に、私が携帯で知らせるから、行って、うちの牛小屋へ行って、もう分娩しようとしているだろうということをあんたやってくれと。もうそういうふうな時代になっているそうです。今までですね、畜産農家、いつ生まれるか、いつ出てくるかと、しょっちゅう牛小屋に通っているんですね。旅行にも出ない。全然出ない。こんなすばらしいシステムがあるわけですから、ぜひともこれは導入事業助成をお願いしたいと思います。ここまで本当に世の中が発展したのか、本当に私も疑問でなりません。東京におって、携帯電話が鳴ったそうです。友達に、私の牛小屋に行って見てくれ。本当に安心、安全な分娩をなされたということを実際に聞きました。  それとですね、済みません。質問これで終わりますが、終わりに、今月いっぱいで定年退職なされる皆様、定年退職おめでとうございます。皆様が役所に入ったころは、このようにして5市町村が合併して宮古島市となることは想像していなかったと思います。早いもので、合併してからことしの10月で10年となります。今日、1つの市として順調に市政運営されておりますことは、定年退職なされる皆様方のご尽力されたたまものであり、感謝申し上げます。定年後は、健康に留意されまして、長年にわたり培われた知識と知恵を生かし、宮古島市発展のためにご協力いただけますよう祈念申し上げまして、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◎副市長(長濱政治君)   天然ガスの利活用について、しっかりとした利用計画をつくっていただきたいということでございました。先ほども答弁いたしましたけれども、沖縄本島でも出ておりまして、そこで利活用の先進的な取り組みをしているところもございます。それとまた、県のほうとも話し合いをしながら、実際にどういった利活用のあり方がいいのかということを具体的に調査を入れたいと思います。その調査を入れた中で、どのような宮古島市に合った利活用計画というふうなものを作成してですね、しっかりと取り組んでまいりたいというふうに思っております。 ◎福祉部長(譜久村基嗣君)   大変厳しいご指摘がございましたが、お答えいたします。  工事がおくれた、確かに去年の9月のですね、答弁で、児童館の建設については決定しているという答弁をいたしまして、それが平成27年度以降というお話をいたしました。児童館建設については、まずは初年度で計画設計、それから実施設計を初年度でいたしまして、翌年度で工事着工という段取り、2年かけてやりますけども、今回おくれた理由の一つといたしましては、平良児童館の建設が建設場所の変更、もろもろありまして、これが1年おくれたということが今年度の補正予算にも出ておりますけども、繰り越しで事業をすることになっている影響もございます。それに伴いまして、この事業が、城辺地区で計画する児童館が一括交付金の活用と、それから市債の活用という事業の採択になりますので、どうしても単年度、同じ年度で建設をするということが難しいということで、財政関係課との調整もございまして、こういう形で1年のおくれと、2年のおくれということじゃなくして、1年のおくれです。実施設計、先ほども言いましたように、実施設計と、それから工事着工が2年にわたりますので、これが平成29年度ということになるという説明でございます。ご理解をお願いいたします。 ◎農林水産部長(村吉順栄君)   アーサの件については、マスコミ報道があって以降、漁業協同組合及び県、市が、3者がですね、この件について調整しております。近いうち、共同漁業権者であります漁業協同組合のほうからこの件について見解があると聞いておりますので、それを注視していきたいと思っております。  次に、ハーベスターについては、ハーベスター導入計画に基づいて順次導入を進めております。平成25年度までに82台、平成26年度で8台、平成27年度、先ほど答弁したように、17台の導入を予定しておりますので、今のところ130台を導入目標にしております。それに向けて取り組んでまいりたいと思っております。  次に、牛の発情発見及び分娩監視システムでありますが、議員おっしゃるように、この事業が導入された場合は農家の負担軽減になると思っておりますが、この事業は、先ほど申し上げたように、2分の1の補助事業でありますので、これまで国、県の補助のある事業については、さらに市が上乗せする補助というのはこれまで行っておりません。市が行う補助事業というのは、国、県の補助メニューのないものについて、単独で農業、畜産業、水産業の振興のために補助事業は導入しておりますので、ご理解していただきたいと思っております。 ◎生涯学習部長(垣花徳亮君)   成人式の1月3日開催については、各地区担当者会議を開いて、前向きに協議していきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎農林水産部長(村吉順栄君)   答弁漏れがございました。株出し管理機の管理については、先ほど申し上げました宮古地区さとうきび管理組合を設立してございます。この利用申し込み数が平成25年度は195件でありましたが、平成26年度は674件にふえております。その中において、作業の順序立てがなかなかうまくいかなかったという部分もありますけど、議員がおっしゃったように、収穫して、早目の株出し管理すれば、それに伴う増収が見込まれておりますので、今後、株出し管理作業については、先ほど申し上げたように、関係機関と管理組合と調整してまいりたいと思っております。 ◎建設部長(下地康教君)   橋の日の制定につきましての再質問ございました。それにお答えしたいと思います。  これは、池間大橋、来間大橋、伊良部大橋の3つの橋が完成したことによる橋の日の制定はどうかというご質問でございましたんですけれども、今後ですね、市民による橋の日の制定の機運を見ながら、検討していく余地はあるというふうに存じております。 ○議長(眞榮城徳彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時03分)  再開します。                                     (再開=午前11時03分)  これで下地明君の質問は終了いたしました。
    ◆佐久本洋介君   3月定例会に当たり、さきに通告しましたとおり質問してまいりたいと思います。  去った1月31日、夢の大橋、伊良部大橋が開通しました。要請以来40年をかけての開通、住民の悲願成就の日でした。そして、さまざまな場で、信じて努力し続ければ夢はかなうということがよく使われています。特に教育現場では、強い意思を持ち続ければ必ずや道は開ける、夢を諦めず、どんな困難にも勇気を持って立ち向かっていけばかなえられると、子供たちの教育面でも、よい教訓となっています。  さて、この伊良部大橋の開通を伊良部地区、宮古島市全体の振興にどのように活用していくのか。特に伊良部地区では、今大きなチャンスを迎えていると思います。そこでまず、伊良部地区の振興について伺います。1点目に、目に見えて飛躍するであろう観光地の施設整備についてです。日本の渚百選にも選定された佐和田の浜は、津波により打ち上げられたと言われる奇岩が多くあり、また遠浅で、夏は海水浴やバーベキューを楽しむ人と、地元はもちろん、多くの観光客が訪れます。これから夏場に向かい、利用者が多くなるが、バーベキュー用の窯とか周囲を囲うれんが等が散乱しています。利用について、修繕等が必要であるが、現状を見て、どのように対応していくのか。  それから、トイレ、シャワー施設の整備については、以前も取り上げまして、応急処置はされたようですが、やはり快適に使用できるような状況にはありません。この前、直接行って確かめてきましたけど、その後清掃されたようですけど、非常に汚物がたまって、入るのも嫌なぐらいな状態でした。このトイレ、シャワー施設については、設置場所を変える必要があると思います。砂の侵入を防ぐことが非常に難しく、利用しづらい。場所からいっても非常に利用しにくい場所だなと思っています。新しい場所に移転して、つくりかえることはできないかどうか、伺います。また、佐和田の浜に限らず、観光地全体のトイレ等を定期的に掃除することはできないものか、それについても伺います。  次に、牧山公園展望台のトイレ、駐車場について伺います。現在展望台とトイレの修繕が行われ、トイレはもう修繕も終わっているということですが、このトイレについては増設できないものかどうか。今の数で果たして展望台に集団で来たときに足りるのかどうか。  それから、現在の駐車場、そこから展望台までも結構距離があります。展望台近くに駐車場の整備はできないものか、伺います。  2点目に、佐良浜漁港の利活用について伺います。現在、浮桟橋、ターミナル、漁港周辺についての具体的な利用計画はできているのか。たしか橋がかかる前に、佐良浜漁港周辺利用計画策定委員会というのがあったと思います。その中での策定はされているのかどうか、あるいはまた新しく策定、計画していくのか、これを答えてください。  それから、観光客や地元客が何時間かでも、ただ買い物だけじゃなくて、何時間かでも滞在できて、楽しめるような、そういう施設の整備が必要だと思いますが、そういう施設の計画は検討しているのかどうか。  次に、伊良部側橋詰の整備について伺います。計画されてきた橋詰広場の整備は、どのようになっているのか。県との話し合いは、どのようになっているのか。もしこれがうまくいかないのであれば、それにかわる施設の整備が必要かと思います。観光客や伊良部島を訪れる方々から、橋詰に特産品の販売所やトイレがあれば、もっと立ちどまれるとの要望があります。個人個人が無秩序につくる前に、市としての整備を進めるべきだと思いますが、いかがでしょうか。  次に、佐良浜集落内の道路整備について伺います。大橋開通後、佐良浜集落内がバス路線になり、幅員の狭い場所では通過のたびに、バスの時間になると、もうバスのクラクションが絶えない。この道路の整備について、本来であれば佐良浜地区全体の道路整備を考えるべきでありますけど、まずこのバス路線の整備からでも検討していただきたい。  次に、伊良部地区全体を観光地としてどのように捉え、どのような振興を描いているのか、これもお聞かせください。  2点目に、人口減への対策について伺います。県統計課によると、平成26年11月現在で、宮古圏域と八重山圏域の人口が逆転したとの発表がありました。宮古圏域は、出生率は高いものの、転出者が多いことが要因と言われています。転出者を抑えるための対策が早急に求められる。特に労働力人口、これの減少が一番問題になると思います。この労働力人口の増加対策により転出者を減らすことは、重要な課題です。それも早急に対策を行わねばなりません。この対策として、例えば雇用機会の多い製造業の誘致とか、それから専門学校の誘致計画とかは検討していないのか。専門学校については、宮古島観光協会からの要望もあったようですが、どうお考えなのか。企業の誘致については、労働力人口が増加すれば、出生率の増加につながります。また、専門学校については、島内だけを考えるんではなくて、島外からも募集できるような特色ある専門学校、これを視野に考えるべきだと思います。人口減少への対策は、本市において喫緊の課題です。人口減の対応策に取り組むプロジェクトチーム、課でも係でもいいですけど、この編成を考えてはいかがでしょうか。宮古圏域の産業、経済の持続的な活性化を図り、労働力人口の増加に結びつけるよう、市全体で真剣に取り組む必要があると思いますが、市長の見解をお伺いします。  3点目に、平良港の利活用について伺います。まず、バースの配置はどのように決められているのか。例えば貨物別とか、それから船の種類別とか、そういう配置が行われているのか。大型クルーズ船の寄港など、どのように配置していくのか。それについては、下崎地区バースの利用、これを考えていただきたいなと思います。下崎地区のバースの利用について、大型クルーズ船用のバースとして、旅客ターミナルや税関施設の整備はできないものかどうか。  次に、平良港離島航路用浮桟橋の活用計画は行っているのか。伊良部大橋の開通後、伊良部航路がなくなり、現在は利用されていないようですが、今後の利用方法はどのようにお考えなのか。  次に、佐良浜小学校南側、島では通称平和町と言っていますけど、この集落住民より、道路側溝の整備の要望があります。この前も呼ばれて行って見てきたんですけど、本当にもう側溝がなくて、ちょっと雨が降れば水たまりができて、その水が引いていくのも時間がかかります。この整備を検討していただきたいと思います。  次に、佐良浜地区離島振興総合センターの解体後、一部が残され、見晴らし台のようになっていますが、安全柵がパイプが使用されていて、余り見た目もよくないし、また腐食ももう進んでいます。もう少しハイセンスな柵にできないものか。そして、近隣住民が談笑できるような憩いの場としての整備はできないものか、検討していただきたい。  次に、伊良部地区小中一貫校の進捗状況について伺います。当初の予定地であったカントリーパークが確保できず、その後の用地選定、それから所有者との交渉状況、そして平成29年度開校に向けての準備はどうなのか。  以上、答弁をお伺いして、再質問したいと思います。 ◎市長(下地敏彦君)   伊良部地区全体の観光地像をどのように描いているのかということであります。ことし1月に伊良部大橋が開通したことにより、人と物の流れが活発になっております。今後、伊良部島を訪れる観光客は飛躍的に伸びていくものと考えております。それを踏まえまして、考え方でありますが、まず既設の観光施設の再整備をする。2つ目、入り江の観光施設としての整備をする。3つ目、佐良浜漁港のにぎわいの開発を考える。4つ目、魚介類を中心とした新鮮な食料品の提供施設の整備をする。5つ目、美しい砂浜を活用する。6つ目、ダイビングスポットの活用を促進する。7つ目、下地島残地、空港の活用を促進する。8つ目、花と緑の島づくりに努める。これらを基本的な考えにしまして、平成27年度に一括交付金を活用しまして、伊良部地区観光地整備総合計画を策定したいと考えております。 ◎副市長(長濱政治君)   人口減への対策についてでございます。一括してお答えいたします。  宮古島市における産業別の就業者の割合は、平成22年度の国勢調査によりますと、第3次産業が全体の約60%を占め、最も大きく、製造業などの第2次産業は全体の約14%にとどまっております。市としても製造業の振興の必要性を認識しております。製造業の誘致につきましては、離島という地理的条件による物流面でのコスト高や市場規模の狭隘さ、用地の確保等の不利性があり、大変厳しいものがございますけれども、県に対しまして、ものづくり産業や、それから産業技術育成支援センター、仮称でございますけども、そういったものの設置等について要請をしているところでございます。また、地元の農海産物を活用した付加価値の高い商品の創出を担う加工業の育成にも取り組んでいるところでございます。労働力の人口の増加のためには雇用の場の確保が必要になってまいりますので、今後ともエコ関連産業を初め各種産業による製造業の誘致に取り組むとともに、産業振興による雇用の確保に努めてまいりたいと思っております。  また、専門学校や大学の誘致につきましては、基本的には宮古島市人口ビジョン策定の中で人口の将来を展望するために必要な調査項目と位置づけ、関連調査を行いながら検討してまいります。  人口減への対策についてのプロジェクトチームにつきましては、人口ビジョンを策定する中で検討してまいります。人口減の対策といたしましては、定住圏共生ビジョンの中でもいろいろと検討してまいりましたけれども、なかなかこれといった決め手がないというのが現状でございます。  それから、宮古島観光協会から専門学校の提案があったということでございますけども、昨年の12月ごろだったと思いますけども、経済団体との意見交換会の中で、宮古島観光協会から、観光の人材育成に必要な専門学校を誘致してはどうかというふうな話が出ておりましたことは出ておりました。まだ具体的にどのような形でというふうなイメージがきちんと出てきているわけではございません。 ◎教育長(宮國博君)   伊良部地区における小中一貫校設置の進捗状況でございます。用地選定は、先ほど議員のご発言にもありましたとおり、当初公園の中でというふうな考えがございましたけれども、そこはもう使用が難しいというようなことでございましたので、伊良部地区小中一貫校用地選定委員会を立ち上げまして、2月23日に位置の選定が行われました。そして、その3日後の2月26日に教育委員会を開きまして、議決をしてあります。選定した土地の議決ですね。理解、納得はしてもらいました。それで、3月13日に、統合協議会を伊良部島のほうで持っておりますので、それを開催をしまして、そこで報告をしたと、こういうことでございます。土地所有者との交渉につきましては、今不動産鑑定評価等の事務手続を進めておりますので、これが済み次第、速やかに地権者との交渉に着手をしていきたいと、このように考えております。 ◎農林水産部長(村吉順栄君)   佐和田の浜に設置されたバーベキュー施設は、台風等の影響で砂が沈殿して、使用不能となっておりますので、今年度中に改修工事を行い、4月以降から市民や観光客にも利用できるよう対応してまいりたいと考えております。  また、トイレ、シャワー施設の移転新築計画については、佐和田の浜に設置されたトイレやシャワー施設については、台風や強風時の際に砂などが入り込んで、利用しにくいという市民からの苦情もあります。このため、今年度、平成26年度に改修工事を行い、北風でも砂や不純物が当施設に沈殿しないように、周囲に塀を高くして利便性を高めていますので、当面施設の移転等は考えておりません。  佐良浜港の利活用については、利用計画に基づいて整備を進めてまいります。現在、荷さばき施設及び海業支援施設の整備に向け、産地水産業強化支援事業の中で伊良部漁協地区産地協議会を立ち上げており、行政、漁業者団体等の連携を図り、当施設の取り組みを行っております。ご質問の滞在型施設につきましては、旧伊良部町時代に整備して、今指定管理を行っております、いなうの郷とか、てぃだの郷がございます。それらの施設の稼働状況を見ながら検討してまいりたいと考えております。 ◎建設部長(下地康教君)   まず最初に、佐良浜地区集落内のバス路線の道路整備はどのようになっているかというご質問でございました。議員ご指摘のバス路線は、佐良浜小中校前からJA佐良浜前までの市道102号線と64号線、69号線を合わせた総延長760メートルの区間となっております。佐良浜地区集落内の道路は、一部歩道が設置されておりますが、幅員が狭く、急な曲がり角が多い道路となってございます。よって、周辺地域の住民やバス運行会社、それに関係機関との調整を進めながら、危険箇所の調査を行い、整備を検討してまいります。  次に、平良港の利活用についてということで3点ほどご質問がございました。まず、1点目は貨物業態別、船舶別にバースは決められているのかというご質問がございました。これにつきましては、琉球海運の定期船舶やコンテナ船等の貨物船については、荷さばき地や上屋倉庫の関係上、バースが決まっております。また、石油タンカー、セメント運搬船、ガス運搬船についても専用の受け入れ施設があるため、バースが決まっております。砂、砂利、スクラップ等のばら貨物専用船舶は下崎ふ頭を利用してございます。宮古島海上保安署所属の巡視船につきましては、バースが決まってございます。  次に、2点目でございます。下崎地区のターミナル整備計画はというご質問がございました。下崎地区は、砂、砂利、スクラップ等のばら貨物を取り扱う専用ふ頭となっております。大型船クルーズによる利用は、暫定的であります。したがいまして、当ふ頭における旅客ターミナル整備計画はございません。現在の平良港港湾計画では、将来漲水地区においてクルーズ船バースが計画されておりますので、旅客ターミナル等関連施設整備は漲水地区で行う予定でございます。  3点目に、伊良部航路浮桟橋の今後の利活用についてというご質問でございますが、これは第4ふ頭の一帯の利用も含めて、今後関係者等の意見も集約しながら検討していきたいというふうに考えております。  次に、佐良浜小学校南側、通称平和町と申しておりますけれども、の集落に側溝の整備がなされていないというご質問がございました。それにつきまして、当該集落内の道路は側溝が未整備な状態でありますが、今後現場の調査を実施し、順次整備を進めてまいります。 ◎伊良部支所長(川満勝彦君)   まず、1点目、牧山公園の整備についてでございます。牧山公園は、通り池や渡口の浜と並び、伊良部島を代表する観光スポットと認識しています。伊良部大橋開通を機に、既存展望台の修繕やトイレの改修工事、案内板の設置を行いました。今後、伊良部島を訪れる観光客は飛躍的に伸びることが想定されることから、平成27年度に一括交付金を活用し、伊良部地区観光地整備総合計画を策定します。それに基づき、駐車場やトイレの増設も含めた牧山公園の再整備を行っていきたいと考えております。  次に、伊良部側橋詰の整備についてお答えいたします。伊良部大橋の開通に伴い、伊良部島を訪れる観光客は大幅に伸びつつあります。素通り観光にならないよう、観光客がゆっくり滞在することのできる施設が必要だと認識しています。橋詰広場の整備はまさに伊良部島の観光、経済の発展に寄与するものと考えています。本件につきましては、沖縄県公共事業評価監視委員会の平成26年度第1回委員会において、事業継続が認められており、沖縄県宮古土木事務所が計画の規模変更を含めて対応中であると伺っております。市としましては、県と連携を密にして、対応を見守っていきたいと考えております。  最後に、旧離島総合センター跡の柵の取りかえについてお答えいたします。旧離島総合センター跡は、転落の危険性があるため、現在足場パイプを使用した仮設の柵を設置していますが、新年度予算に柵の設置費用を計上してございます。予算が可決次第、早急に整備をしてまいりたいと考えております。 ◆佐久本洋介君   佐和田の浜のトイレ、シャワー施設については、今のところ移転して整備する計画はないということですけど、砂の侵入を防ぐにも今の状態では非常に難しいと思います。それから、砂浜からじゃなくて、陸側からトイレまでの歩道の整備、こういうものも必要だと思うんですね。どうしても移転しないんであれば、これ必要になると思います。それから、トイレは別にしても、シャワーはきちんと整備して、有料でいいですから、みんなが快適に使えるような整備は必要だと思いますけど、それについての考えを聞かせてください。  それから、観光地のトイレについては、これは地元のみんなにも本当に大事に使ってほしいなと思う。自分たちだけじゃなくて、ほかの客も来るんだということをね、しっかり認識して、これは利用の仕方が悪いのは、こう言ったら悪いかもしれませんけど、地元の方が多いと思うんですね。観光でいらっしゃっている方は、本当に短時間しか利用しないです。そういう方々も、ああ、伊良部島のトイレは本当に清潔だった、きれいだったと言われるぐらいに、地元の人もやはり大事に使ってほしいなと思う。  それから、佐良浜漁港の整備については、これは伊良部地域の総合的な振興計画の中で行っていくということですので、これは早目に行ってほしいなと思います。  それから、バス路線の整備についてですけど、今全体をやるんじゃなくて、例えばバスが通りにくいような狭いカーブ、そういうところ、そこの整備を早目にやっていただきたいと思う。それから、これはもう去年ですかね、橋の開通が決まったころから話は出ていましたけど、やはり場所によっては駐車禁止、これもやったほうがいいと思います。それについてももう一度答弁してください。  それから、人口減少についてですけど、人口減少については今も定住促進事業とか、出生祝金とか、出産祝金とか、いろいろありますけど、なかなか定着しません。この事業をもう少し拡充するのか、それともまたほかに事業を取り入れてやるのか、その辺の考えも聞かせてください。  それから、平良港のバースについてですけど、この間、大型クルーズ船の誘致推進の話が新聞でありました。この大型クルーズ船は、本当に暫定的なものだと言いますけど、例えば石垣などは、これはもう暫定的と言うには、定期的と言っていいぐらいに回数が多いんですね。宮古島もそうして誘致推進まで図るんであれば、そういうことはやはり具体的に考えておいたほうがいいんじゃないかなと思っています。これももう一度お願いします。  それから、道路側溝については、非衛生的な部分がありますので、これから随時調査して、整備していきたいということですので、これも早目にお願いします。これは答弁要りません。  それから、小中一貫校、今用地選定を行って、それから不動産の評価鑑定入れているということですけど、これで本当に平成29年度の開校に間に合いますかね。その辺についてもお聞かせください。用地は選定したけど、所有者との交渉がまだ始まっていないわけですから、どういうふうになっていくのか、答弁してください。 ◎副市長(長濱政治君)   人口減への対策について、再質問にお答えいたします。  事業を拡充するのか、別の事業かということでございましたけども、2つ考えております。事業の拡充、定住自立圏構想と、それから今度新たな事業で地域住民生活等緊急支援のための交付金事業というのが出ておりまして、これ2つございます。地域消費喚起・生活支援型と、それから地方創生先行型というのがございます。最初に申し上げましたのがプレミアム商品券の事業、それから地方創生先行型というものが、その中で地方版総合戦略の策定ということで、宮古島市人口ビジョン・総合戦略策定事業というのがございまして、その中で、以前に策定いたしました定住自立圏のものと今回のものと、これを総合的に検討して、一つの大きな推進力となるようなものを計画をつくってみたいと思います。その中で議論できればというふうに思っております。 ◎教育長(宮國博君)   まず、不動産鑑定が入ることが交渉の前提になりますので、不動産鑑定評価が、今依頼しているところですので、近々我々に届きます。それを踏まえて、土地所有者との交渉に入るわけですが、これもやっぱり交渉事でございますのでね、どういう形になりますというふうなのはこの場でお答えできることではございませんので、これは大変難しい話なんですが、少なくとも我々職員等はですね、誠心誠意この一貫校の必要性を訴えて、しっかりと地権者との交渉に当たらなきゃならないと、こういうふうな思いはしているわけでございます。教育委員会も本当に一念岩をも通すという気持ちでございますしね、至誠は必ず天に通ずると、こういう精神論を今議論をしているところでございましてね、やっぱりこれはもう月明けぐらいからの作業になると思うんですが、どういう形になるかというのは、経過を見ながら、また議会のほうには報告していきたいと、このように思っております。ただ、平成29年度の開校は大丈夫かと議員おっしゃりますけれどもね、私としてはもう平成29年度の開校の旗印はおろしません。作業の途中でこれをおろすというわけにはならないと、このように思っておりますので、平成29年度に向けてしっかり取り組んでまいります。 ◎農林水産部長(村吉順栄君)   佐和田の浜のトイレ、シャワー施設の整備ですが、先ほど答弁したように、砂の侵入を防ぐために塀を高くする改修工事を行いますが、それにあわせて清掃回数をふやして、地元の皆さん、あるいは観光客の皆さんが快適に利用できるよう管理してまいりたいと思っております。  それから、シャワー施設のコインの設置についてですが、利用状況を見ながら検討してまいりたいと思っております。 ◎建設部長(下地康教君)   まず、1点目、佐良浜地区集落内のバス路線の危険箇所について整備はどうかということでございましたんですけれども、その危険箇所の調査をですね、今後しっかりと行いまして、安全、安心できるような道路の整備を進めていきたいというふうに考えております。  次に、下崎ふ頭のクルーズ船に関するご質問でございました。先ほど答弁したとおりですね、下崎地区については暫定的にクルーズ船の受け入れをしているというところでございまして、かつて平成17年ごろはですね、かなりの数が平良港に、クルーズ船の数がですね、入港してございました。漲水地区にはですね、同時に2隻ほど入港した時期もございました。それはですね、その当時、大体クルーズ船の規模が2万トンから3万トン級ということでございましたので、平良港はそれに対応ができたということであったんですけれども、現在クルーズ船の主流はですね、5万トンから10万トン級というふうになってございます。それで、石垣と那覇港はですね、それに対応できているという状況でございます。平良港におきましては、下崎地区において4万トン級の船舶が入港した経緯がございますけれども、漲水地区においてはこの4万トン級が入れない状況でございます。したがいまして、平良港の港湾計画におきまして、現在漲水地区で整備が進んでいる耐震バースとあわせてですね、将来さらにワンバースを整備して、7万トン級のクルーズ船が入港できるような計画を今現在持っております。したがいまして、将来は漲水地区でですね、旅客ターミナルを含めた関連施設を整備していきたいというふうに考えております。 ◆佐久本洋介君   答弁ありがとうございました。  教育長、伊良部地区小中一貫校の平成29年開校の旗はおろさないということですので、しっかり頑張ってください。期待しています。  終わりに、私見を述べてみたいと思います。伊良部大橋の開通により、人や物の流れが非常に活発になっています。この活発な動きを宮古島市の経済活性化にどのように活用していくのか。大きなチャンスを行政はしっかり捉え、民間をリードして、持続的な発展につなげてほしいと思います。  それから、伊良部地区ではまだまだ社会資本の未整備が多いです。さっき指摘した観光地のトイレなどは、最たるものです。市長の掲げる地域の均衡ある発展のため、行政の手腕を発揮する最大のチャンスです。市長を初め職員の皆さんの行政のプロとしてのお手並みに期待しています。我々議会も市当局と協力しつつ、宮古島市の活性化に取り組んでまいる所存でございます。  これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(眞榮城徳彦君)   これで佐久本洋介君の質問は終了いたしました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時半から再開いたします。  休憩します。                                     (休憩=午前11時47分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午前に引き続き一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆前里光惠君   会派21世紀新風会の前里光惠でございます。平成27年3月定例会に当たり、通告に従いまして一般質問を行います。市長を初め当局の市民にわかりやすい丁寧なご答弁をよろしくお願いいたします。  まず初めに、市長の施政方針についてお伺いをいたします。1点目に、下地敏彦市長は、去った3月2日に平成27年度の施政方針を述べられました。その中で、圏域住民の長年の夢であった伊良部大橋が開通したことを契機として、希望にあふれる宮古島市の新たな時代にしていきたいと思います。そのため、5年間利用期間が延長される合併特例債や沖縄振興特別推進交付金等を有効に活用し、戦略的な施策の実施に取り組んでまいりますと述べられました。そこで、お伺いいたしますが、沖縄振興特別推進交付金を活用した新年度で新しく取り組む事業について、また同じく合併特例債を活用した新年度の事業計画について、予算額についてお伺いをいたします。それから、合併特例債を活用した事業の展開はあと何年となっているのか、お伺いいたします。  2点目に、宮古島市は平成17年10月1日に合併し、ことしで10年の節目を迎えますが、宮古島市制施行10周年記念事業計画についてお伺いをいたします。  3点目に、航空運賃についてお尋ねいたします。1つ、民事再生手続中のスカイマークは、3月29日から8月31日までの全便運休を発表いたしました。その撤退により、4月以降の運賃値上がりが予想されますが、那覇宮古線の航空運賃問題に対し、下地敏彦市長はこれまでどのように取り組んできたのか、お伺いをいたします。  2つ、県は2015年度から離島住民を対象に運賃を割り引く沖縄離島住民等交通コスト負担軽減事業を適用させると聞いているが、現在、県との連携はどのようになっているのか、お尋ねいたします。  3つ、宮古那覇線の運賃は幾らになる見込みか、決定されているのか、お伺いをいたします。  4点目に、下地島空港の利活用事業について、県との協議は現在どのようになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。また、空港残地の各ゾーンの利活用計画についてもあわせてお伺いをいたします。  5点目に、本市宮古島市への自衛隊の配備についてお伺いいたしますが、下地敏彦市長は積極的に誘致するお考えか、自衛隊についての下地敏彦市長のスタンスについて、ご見解についてお伺いいたします。  6点目に、産業振興と雇用創出について、新年度の取り組みについて、計画についてお尋ねをいたします。  7点目に、専門学校の誘致計画について、当局のご見解をお聞かせください。  次に、教育行政についてご質問をいたします。1点目に、子ども・子育て支援新制度が4月1日よりスタートいたします。そのため、今定例会、議案第42号、子ども・子育て支援新制度の施行に伴う関係条例の整理に関する条例案が提案されておりますが、保育料の新しい料金体系について、保護者にわかりやすくご説明をいただきたいと存じます。  2点目に、鏡原幼稚園園舎改築事業及び久松幼稚園園舎改築事業の工事の進捗状況についてお伺いをいたします。また、新築園舎の新学期からの供用開始は可能か、間に合うのかどうか、お伺いをいたします。  3点目に、本市の教員の中で精神疾患による休職者は何名となっているのか。平成24年度、平成25年度、平成26年度でお示しをください。  次に、福祉行政についてであります。まず、1点目に子育て世帯臨時特例給付金事業で新年度の事業について、予算についてお尋ねいたします。  2点目に、医療、福祉体制の充実に向けた新年度の取り組みについてお伺いをいたします。  3点目に、新年度の待機児童解消に向けた事業について、取り組みについてお伺いをいたします。また、待機児童対策特別事業補助金とはどのような事業か、これについてもご説明をいただきたいと存じます。  次に、観光行政についてお伺いをいたします。1点目に、ゆくるプロジェクト事業についてであります。この事業の目的、内容について具体的にご説明を願いたいと思います。また、各部落や地域でこの事業の展開は可能かどうか、お伺いをいたします。  2点目に、新年度の観光プロモーション事業計画概要についてお聞かせください。  3点目に、宮古島観光協会補助金、いらぶ観光協会補助金は、新年度の予算額でそれぞれ幾らとなっているのか、お伺いいたします。また、両観光協会を統合するための行政指導は考えていないのかどうか、お尋ねいたします。  4点目に、新年度で新しく取り組む予定の伊良部地区観光地整備計画策定事業について、詳しくご説明をいただきたいと存じます。  次に、農業、水産業、畜産業行政についてご質問をいたします。まず、1点目に農業、漁業、畜産業に対する新年度の補助金及び助成事業についてご説明をいただきたいと存じます。  2点目に、宮古食肉センター建設計画について、現在の進捗状況についてお伺いをいたします。  3点目に、新たに農業経営を営もうとする青年等の育成、確保に関する新年度の取り組みについてお伺いをいたします。また、過去5年間の新規就農者数の実績についてお示しを願いたいと存じます。  最後に、公園行政についてお伺いいたします。新年度事業でカママ嶺公園整備事業費として1億8,800万円が予算計上されておりますが、事業及び工事の概要についてお伺いをいたします。  以上質問し、答弁を聞いて再質問を行います。よろしくお願いいたします。 ◎市長(下地敏彦君)   まず、スカイマーク運休に伴ってどういう取り組みをしたかという件についてであります。スカイマーク社が3月29日からの運休を発表し、宮古―那覇間、石垣―那覇間の航空運賃への影響が懸念されたため、2月6日に美ぎ島美しゃ市町村会で日本トランスオーシャン航空の丸川潔社長、それから全日本空輸沖縄支店長の前谷哲郎支店長に対し、圏域住民の生活の安定、産業の振興等に大きな影響を与えないよう、安価な運賃での運航を継続していただきたいとの要請を行いました。また、これとは別に、2月16日には東京のスカイマーク本社を訪れ、沖縄県と宮古、八重山市町村の連名による要請を行い、スカイマーク社の井手隆司会長と有森正和社長に対し、運休の方針を見直し、路線を継続していただきたいという要請を行ったところです。今後もスカイマーク運休の影響を最小限に抑えるため、航空各社の関係機関に対し、必要な働きかけを行ってまいります。  次に、自衛隊の配備についての市長のスタンスはということですが、私は議会でこれまで自衛隊を積極的に誘致することはないけれども、国防上どうしても必要というなら十分論議する余地はあると答弁しており、その考えに変わりはありません。昨年、防衛省は、国土の保全及び国民の生命、財産を守る観点から、宮古島への自衛隊配備の可能性について調査を行いました。その結果については、いまだ報告を受けておりません。近々その調査結果について話し合いを行いたいとの連絡がございましたので、その内容を確認し、その内容について議会にお示しをしますので、議員の皆様方にも論議をしていただきたいと考えています。市民の意見等も十分に聞きながら対処してまいる考えであります。 ◎副市長(長濱政治君)   新年度における宮古島観光協会への補助金は、観光振興事業補助金として214万3,000円、観光協会運営補助金として457万1,000円を平成27年度当初予算に計上しており、合計で674万1,000円となっております。いらぶ観光協会への補助金は40万7,000円で、内訳は観光協会補助金が21万3,000円、ロマン海道・伊良部島マラソン大会補助金が19万4,000円となっております。観光協会は、地方自治体管内の観光振興を進めるため、公益的な観光事業を推進する目的で設立される団体であり、組織も地方自治体、観光関係団体、企業等を会員として構成されているものとされております。いらぶ観光協会の構成は、構成員が実質的に2人で運営していることから、観光協会と称するには無理があるのではないかと考えております。そのため、統合等について双方の協議を進めてまいりたいと考えております。 ◎企画政策部長(古堅宗和君)   まず最初に、沖縄振興特別推進交付金を活用しました新年度で新しく取り組む事業についてのご質問にお答えをいたします。平成27年度の沖縄振興特別推進市町村交付金事業16事業のうち新規事業につきましては、伊良部地区観光地整備総合計画策定委託事業及びエコアイランド宮古島推進事業の2つの事業を予定しております。予算額につきましては、伊良部地区観光地整備総合計画策定委託事業が500万円、エコアイランド宮古島推進事業が300万円で計上してございます。  続きまして、宮古島市市制施行10周年記念事業計画についてのご質問にお答えいたします。本市は、来る10月1日に市制施行10周年を迎えます。ご質問の記念事業につきましては、10周年記念事業基本方針に沿って、セレモニー事業や特別事業、冠づけの既存事業や、それから協力事業などの連携事業を実施してまいりたいと思います。主な事業としましては、国立劇場おきなわ連携活用事業として行われる組踊、それから博物館特別企画展、また宮古島夏まつり、カギマナフラin宮古島、NHKのど自慢などを予定しており、また10月1日には記念式典や記念シンポジウム、祝賀会等を予定してございます。  続きまして、産業振興と雇用創出について、新年度の取り組みについてのご質問にお答えをいたします。平成27年度の産業振興策についてお答えをいたします。平成27年度施政方針が示されております冊子の後ろのほうに資料として、主要事業一覧としまして、各部の主な事業を載せてありますが、それぞれの事業を着実に進めることにより、地域活性化を図り、雇用の創出につながるものと思います。特に市のリーディング産業となる観光産業の振興につきましては、伊良部大橋の新たな観光資源を活用し、効果的な誘客プロモーション活動の展開など、既存事業の推進に加え、効果的な新規事業の開発を進めることにより、振興を図ってまいります。また、農林水産業の振興につきましては、伊良部地域も含めた農地基盤整備及び畑地かんがい整備事業を実施し、生産性の向上を図るとともに、農産物の品質向上への支援や新たな栽培技術の導入の推進などを行うことにより、産業の振興を図ってまいります。これらを含めたさまざまな事業の推進による経済活性化を図ることにより、雇用の創出につながるものと考えますが、具体的な取り組みとしまして、若年層の就業意識の改善策として行うジョブシャドウイングの実施や地域にない企業への訪問、研修などを行ってまいります。また、平成24年度から宮古島市地域雇用創造協議会において実施し、一定の効果を上げている実践型雇用創造事業につきましても継続実施を目指して申請を行ってまいります。  最後になりますが、専門学校の誘致についてのご質問にお答えをいたします。午前中の佐久本洋介議員のご質問にもありましたが、専門学校の誘致につきましては現在のところ具体的な計画はございません。今後策定をいたします宮古島市の人口ビジョン・総合戦略策定事業に関連して、人口の将来像を展望するための必要な調査項目と位置づけ、関連調査を行いながら検討してまいりたいと考えております。 ◎総務部長(安谷屋政秀君)   平成27年度における合併特例債活用事業は、ごみ処理施設等整備事業に2億9,606万6,000円、そのうち合併特例債は2億4,220万円を充当します。次に、狩俣小学校屋内運動場改築事業1億8,434万円、そのうち合併特例債は6,590万円を充当しまして、その2件となっております。  それと、合併特例債を活用した事業は平成32年度、いわばあと6年で終了することになります。 ◎福祉部長(譜久村基嗣君)   まず最初に、子ども・子育て支援新制度における保育料の設定についてということのご質問でございました。お答えいたします。平成27年4月から施行する子ども・子育て支援法に基づき、保育施設については国が定める上限額の範囲内で、世帯の所得の状況、その他の事情を勘案いたしまして定める応能負担となります。料金については市町村が定めることになります。新たに設定する保育料は、保育所及び認定こども園の保育標準時間、これは最長で11時間以内となりますが、おおむね午前7時30分から午後6時30分までの11時間となります。及び保育短時間、基本的には午前8時半から午後5時半までの時間内となりますが、11時間の中のうちの8時間以内であれば設定は可能だということになります。本市の保育料を設定するに当たっての基本的な考え方は、利用者の負担増にならないよう、現行の保育料水準を維持した額を考えております。また、新設される保育短時間の保育料は、国基準どおり、保育標準時間の1.7%減額を考えております。また、本市独自の子育て世帯の減免措置、これは中学生以下の4人以上いる世帯の保育料については、継続して保育料の減免を、無料ということとしております。  次に、子育て世帯臨時特例給付金の事業の内容についてお答えをいたします。子育て世帯臨時特例給付金は、消費税の引き上げによる子育て世帯への影響を緩和し、子育て世帯の消費の下支えを図る観点から、臨時的な給付措置として、昨年に引き続き実施するものであります。子育て世帯の臨時特例給付金の対象は、平成27年6月分の児童手当を受給者及び要件を満たす方で、対象児童1人につき3,000円支給されます。前回との主な違いは、給付額が1万円から3,000円と減額されたこと、それから前回子育て世帯の臨時特例給付金の対象外であった非課税世帯の児童も対象となったことになります。平成27年1月1日時点の市の人口集計表をもとに、ゼロ歳から15歳の対象児童数を約9,000人と見込んでおりますので、そのような形で予算の計上はしてございます。  次に、医療、福祉体制の充実に向けた新年度の取り組みということで、福祉部関連については福祉体制ということでお答えをいたします。老人福祉を担う介護長寿課においては、介護保険法等の改正により、新年度からは市を中心とした地域包括ケアシステムの構築が求められています。これは、在宅医療、介護連携の推進などの地域支援事業の充実とあわせ、全国一律の要支援者への訪問介護、通所介護を地域支援事業に移行し、市の実情に合わせた多様なシステムを構築して、実施していくことが求められております。それに対応するため、課の組織を見直しをいたします。介護長寿課を高齢者支援課へ名称を改め、係については高齢者にわかりやすくするために、賦課徴収係を介護保険料係、それから在宅福祉係は生活支援係へそれぞれ係名を変更いたします。また、包括支援センターは業務を民間に委託いたしまして、新たに地域支援事業を構築、充実させるために介護予防係を新設いたします。また、生活福祉課に新たに生活自立相談支援センターを開設いたします。生活困窮者自立支援法が平成25年12月に制定され、ことしの4月より施行されます。この法律の目的は、生活保護に至る前の段階の自立支援策を強化するため、生活困窮者に対し、自立相談支援事業の実施や住宅確保給付金の支給、その他の支給を講ずることにより、生活困窮者の自立の促進を図ることとしております。必須事業といたしましては、同法第3条にうたわれておりますが、福祉事務所設置の自治体、宮古島市は、自立相談支援事業の実施及び住宅確保給付金の支給を行う責務を有することになります。また、任意事業といたしまして、これは同法第6条に規定されておりますが、生活困窮者就労準備支援事業、それから一時生活支援事業、家計相談支援事業、生活困窮者である子供に対する学習の援助を行う事業を行うことができると規定しております。これらの事業の円滑な実施に向けて、相談支援員の配置を行い、生活困窮者に対する支援に努めてまいります。  次に、待機児童解消に向けた事業についての取り組み、それから待機児童対策特別事業補助金とはどういうものかについてお答えをいたします。本市では、待機児童の解消を図るため、沖縄県安心こども基金事業補助金を活用した保育施設の改築や増築の整備を進めてきたところでございます。今年度の施設整備の状況といたしましては、整備を完了している園が2園、今月中に整備完了する園が2園となっており、今年度の定員により、おおむね110名ほどの定員増を見込んでおります。今年度の取り組みといたしましては、年度途中での入所申し込みに対応できる体制づくりや保育士確保の対策、認可外保育園の認可化など、保育のニーズ量に対応できる環境づくりを目指して取り組んでまいりたいと考えております。  最後になりますが、待機児童対策特別事業補助金の概要について説明いたします。認可外保育施設に入所している児童の処遇向上や認可外保育施設の保育の質の向上及び認可化の促進などを一体的に図ることを目的として、沖縄県の待機児童対策特別事業実施要綱に基づき、宮古島市が実施主体として実施してまいります。その事業の内容といたしましては、まず最初に児童の処遇向上を図る事業、これは新すこやか保育事業といいますが、それと2つ目に保育の質の向上を図る事業、これが認可外保育施設の研修等の事業、それから3つ目に待機児童の解消などを図る事業、これは認可化移行支援事業などを実施してまいります。 ◎生活環境部長(平良哲則君)   1点目に、離島住民を対象とする航空運賃の軽減事業と宮古那覇路線の運賃についてでありますが、県が実施する沖縄県離島住民等交通コスト負担軽減事業は、離島の割高な交通コストを軽減することによって、定住条件の改善や離島地域の振興を図る目的で実施をしている事業であります。同事業は、宮古島市において平成26年度までは宮古―石垣間が対象路線でありましたが、スカイマークの運休に伴い、平成27年度からは宮古―那覇間の路線も対象となるというふうになっております。そのため、去った3月10日に平良庁舎におきまして県企画部交通政策課による交通コスト負担軽減事業の説明会が開催され、現在県と宮古島市は宮古那覇路線の事業実施に向けて調整を進めております。なお、4月以降の宮古那覇路線の運賃につきましては、県に確認をしたところ、スカイマークが運休する4月から8月までの5カ月間の事業予算を既に2億8,683万6,000円計上しており、離島割引運賃を8,050円まで引き下げるということであります。  次に、宮古島市の医療体制の充実についてでありますが、本市の医療体制につきましては、これまでも県立宮古病院や宮古地区医師会などを中心とした各関係機関と連携しながら取り組みをしております。県の報告によりますと、毎年課題になっている県立宮古病院の医師確保につきまして、今年度は12名の医師が異動、退職されますが、後任の医師定員数は確保されているということであります。また、県は平成27年4月より離島の医師確保を目的に医師確保対策班を新設することも決まっておりまして、今後とも安定的な医療の提供を図っていくということであります。なお、県内で不足がちな産科医療についても定員3名の産科医師が引き続き配置されるというふうになっております。 ◎農林水産部長(村吉順栄君)   平成27年度農業、漁業、畜産業関係の主な事業としましては、サトウキビ関連事業では病害虫防除用農薬購入補助事業等で約2億2,800万円、施設園芸関連では園芸施設設置事業等で約2,800万円となっております。漁業については、養殖漁業者への機材、網等に対する事業としまして水産物養殖業振興補助事業等で約300万円となっております。畜産業に対する主な事業としましては、優良繁殖・肥育素牛導入促進事業等で約2,160万円となっております。  次に、宮古食肉センターの進捗状況についてお答えいたします。株式会社宮古食肉センターによりますと、新宮古食肉センターの建設については昨年11月に設計監理委託業務の発注、1月には食肉生産機器の発注が行われ、現在建物、設備、食肉生産機器の設計作業が行われているとのことであります。今後、平成27年度においては構内整備工事や建築工事、汚水処理施設の整備が進められる予定となっております。また、新宮古食肉センターの建設における総事業費につきましては、昨年12月定例会において上地廣敏議員の質問にお答えしておりますが、消費税抜きで約10億6,200万円で、補助額が9億2,700万円、負担額は約1億3,500万円となっております。負担額については、市とJAで折半して負担することで事務調整がされておりますので、市の負担額は総額で約6,700万円、そのうち平成27年度は6,591万円となっております。なお、供用開始時期は平成28年4月を予定しているとのことであります。  次に、新規就農についてのご質問にお答えします。就農希望者の青年等の育成、確保に関する取り組みとしましては、平成24年度から事業を実施しております、農業経営開始後5年未満かつ年齢が45歳未満の新規就農者に年間最大150万円を給付しております青年就農給付金事業に関しては、平成27年度は8名を実施予定しております。青年就農給付金事業と同様に、農業経営開始後5年未満の新規就農者に対し、経営を開始するために必要な施設、機械への初期投資費用を支援する新規就農一貫支援事業については、平成27年度はハウス22棟、トラクター3台の実施を予定しております。  過去5年間の新規就農者の実績についてお答えいたします。平成22年度においては35名のうち40歳未満の青年就農者が18名、平成23年、52名のうち40歳未満の青年就農者が27名、平成24年、74名のうち40歳未満の青年就農者が33名、平成25年、66名のうち40歳未満の青年就農者が26名、平成26年に関してはまだ確定しておりませんが、74名のうち40歳未満の青年就農者23名の予定でございます。 ◎建設部長(下地康教君)   平成27年度予算におきまして、カママ嶺公園事業としまして1億8,800万円が計上されているが、事業の内容はどのようなものかというご質問だったと思います。お答えいたします。  カママ嶺公園は、平成21年9月に事業認可を受け、平成21年度から平成29年度までの事業期間で、総事業費が7億7,500万円で公園整備事業を今継続してございます。新年度の工事概要としましては、硬式テニスコート4面の改修工事とですね、スケートパーク場の新設、それと野球場周辺の駐車場及び園路等の整備を予定をしてございます。 ◎観光商工局長(下地信男君)   まず、ゆくるプロジェクトの事業目的でございますが、本市における観光閑散期である冬場の誘客促進を図るため、新たな観光コンテンツを開発するとともに、島内の観光事業者の協力を得ながら、冬場でも楽しめる魅力ある観光メニューを提供して、入域観光客数を増加させるということを目的に行っております。具体的なメニューとして、ゆっくりと暮らすように旅するをコンセプトに、サトウキビ畑の迷路、絶景スポットである牧山展望台あるいは与那覇前浜ビーチを活用したピクニック、島のものづくり体験、宮古人体験、宮古グルメ体験、それからサイクリングスポットなどの紹介を行いまして、島内事業者の協力を得て、多彩なメニューで進めているところでございます。実施場所につきましては、宮古島独自のユニークな観光メニューができる場所ならどこでも実施可能と考えておりまして、今後も引き続きこの事業を実施していきたいと考えておりますので、幅広く取り組んでまいります。  次に、新年度で実施する観光プロモーション事業につきましては、国の緊急経済対策の一環として交付される地域住民生活等緊急支援金を活用して実施してまいります。事業計画といたしまして、今年度実施しておりますゆくるプロジェクトを引き続き実施しまして、新たな観光コンテンツの開発を行ってまいります。それから、6月1日から就航する全日空の関西直行便の就航に合わせまして、やはり目標は定期路線化でございますので、関西圏を中心に宮古島のPR活動を強化して、利用率を確保しながら、定期路線化の実現を目指していきたいと思います。また、市が運営しております観光ウエブサイト、宮古島スタイルという名称ですけども、選ばれる観光地とするためにやはり多様な観光コンテンツというものを準備する必要があると、その中で盛り込んで整備していくと。それから、市のイメージキャラクターであるみーやの活用した観光PRツールを制作して、情報発信力を高めていきたいと考えております。 ◎振興開発プロジェクト局長(友利克君)   下地島関連の質問にお答えいたします。  県は、下地島空港及び周辺残地の利活用を促進するため、利活用事業の公募を去年10月から12月にかけて実施をしております。あわせて、利活用促進事業検討委員会が設置されております。宮古島市からは長濱副市長が委員になっております。公募事業は、各ゾーンごとに公募するというものではございません。空港、それから周辺残地を一括して事業提案を公募すると、受けるというものでございました。その結果、10事業の提案がございました。検討委員会では、提案事業者からヒアリングを受ける、また書類審査をする。事業の主体性、それから事業の将来性、資金計画の視点から利活用候補事業の評価を行っております。結果、4事業が高い評価を受けております。県は、可能な限り早期に、提案者との合意を経て、利活用事業者を決定したいとしております。 ◎教育部長(奥原一秀君)   まず、新制度移行後の幼稚園の保育料についてお答えいたします。  新制度における幼稚園保育料については、世帯の所得の状況、その他の事情を勘案して定めることとされており、現行の幼稚園、保育所の利用負担水準をもとに、国が定める水準を限度として、実施主体である市町村が定めることとなっております。そのことから、次年度から公立幼稚園保育料の改正点は大きく2つございます。まず、1つ目に保育料の応能負担への移行でございます。2つ目は、多子世帯、ひとり親世帯等への減免措置を拡充導入でございます。1つ目の応能負担による保育料の階層ごとの金額につきましては、平成27年度の幼稚園に係る事業費により算出した利用者負担額、月額1万円を上限とし、国基準の階層幅に設定をしております。ただし、激変緩和策として、利用者の最も多い階層については従来の負担額、月額4,800円と同程度の負担額を設定しております。2つ目の負担軽減の拡充策としましては、多子世帯軽減とひとり親世帯の減免がございます。多子世帯については、これまでも実施しておりましたが、次年度より範囲を幼稚園から小学校3年まで引き上げ、幼稚園年少から小学校3年までの範囲で、最年長の子供から順に、2人目は保育料が半額、3人目以降は無料となります。加えて、新年度より、ひとり親世帯、在宅障害児のいる世帯等を対象とした減免措置を導入いたします。減免措置内容としましては、第2階層は無料、第3階層は月額4,500円となります。保育料については、今後も国の政策及び本市の幼児教育の質の向上等により見直しが見込まれることから、国の動向を注視しながら、適宜見直しを行っていく予定でございます。  次に、鏡原幼稚園改築工事の進捗率は6.6%で、おくれた理由としましては、浄化槽の移設が上げられます。移設工事のため浄化槽の処理対象人数の調査を行った結果、現在設置の35人槽で対応できず、処理能力が50人槽の浄化槽が必要であるということから、予算の確保と新規浄化槽設置申請及び移設工事の発注に時間を要し、本体工事の発注がおくれたため、新学期からの供用開始は厳しく、9月を予定しております。久松幼稚園改築工事は、平成26年9月24日に工事請負契約をしましたが、プールの取り壊しと仮設園舎の予算の確保等で時間を要したことから、工事がおくれぎみとなっております。現在の進捗率は42.5%で、年度内完成が見込めないため、6月の供用開始を予定しております。  次に、平成24年度に精神疾患により休職した教職員は3人でございます。小学校教諭が2名、中学校教諭が1名で、男女別では男性2名、女性1名が休職しております。うち2名は年度内に復職しましたが、1名が今年度、同症状により再休職をしております。また、1名は2年間休職し、今年度から復職をしております。平成25年度も3名の教諭が休職しております。いずれも小学校教諭で、男性1名、女性2名となっており、3人とも年度内復職を果たしております。平成26年度においても3名の教諭が休職しておりますが、小学校が1名、中学校が2名となっています。うち1名は復職を果たしましたが、2名の教諭は現在復職に向けて自宅療養などをしながら服薬治療とリハビリ訓練を行っている現状にあります。休職の理由といたしましてはさまざまですが、医師の診断書によりますと、鬱状態、抑鬱状態、器質性鬱病、神経症性障害、慢性疲労症候群や適応障害などとなっております。また、休職期間は症状にもよりますが、1カ月から2年とさまざまでございます。休職している職員のケアとしましては、学校長による休職教諭との連絡体制や相談を密に行っており、症状が回復しない場合は、主治医の診断によって、休職期間の延長及び更新の措置を行っております。また、職場復帰する際に不安を抱えている場合には、その不安を解消するため、学校長を初め職場の先生方が協力し、実施する職場復帰前支援プログラム、通称復帰訓練と言っていますけども、等を実施して、長期休職の教諭の皆さんはそのプログラムを通してスムーズに職場への復帰を果たしているという状況にございます。 ◎伊良部支所長(川満勝彦君)   伊良部地区観光地整備総合計画策定事業についてであります。ことし1月に伊良部大橋が開通したことにより、人と物の流れが活発になっており、今後伊良部島を訪れる観光客は飛躍的に伸びることが想定されます。そのため、既存のインフラ、観光資源のリニューアルはもちろん、地の利を生かした新たな観光資源を掘り起こし、これらの魅力をアップさせるとともに、来訪者のニーズや満足度を把握し、伊良部島の観光の新たなあり方を計画、実行することが必要とされています。そのため、1つ目に既設の観光施設の再整備、2つ目に入り江の観光施設としての整備、3つ目に佐良浜漁港のにぎわいの開発、4つ目に魚介類を中心とした新鮮な食料品の提供施設の整備、5つ目に美しい砂浜の活用、6つ目にダイビングスポットの活用、7つ目に下地島残地、空港の活用、8つ目に花と緑の島づくりなどを基本に、平成27年度に一括交付金を活用し、伊良部地区観光地整備総合計画を策定したいと考えています。 ◆前里光惠君   ご答弁いただき、ありがとうございます。非常に簡単にしたつもりですけれども、かなり答弁時間かかっておりますが、その中でですね、再質問させていただきますけども、スカイマーク撤退後の運賃問題については、特に那覇―宮古間ですね、非常に市民、県民から関心がございます。先ほどのご答弁で8,000円まで引き下げるというご答弁をいただいて、非常に安心をしておりますけども、やはり県のいろんな離島住民の交通コスト負担軽減事業も今回4月からですね、宮古―那覇間が適用されるということで、大変喜んでおります。引き続き市長におかれてはぜひですね、この航空運賃問題は関心を持って検証し、またできる限りの軽減策を図っていただきたいと、こう思っております。  下地島空港の利活用について、まだ県のほうからちゃんとした事業のアンサーがないということだったと思います。4事業が高い評価を得ているということですけども、具体的な内容についてはまだ答弁がないというふうに思います。引き続き県とタイアップして、ぜひ下地島空港利活用、残地も含めてですね、有効活用ができるように頑張っていただきたいと思いますし、県は維持管理費の不足分を一般財源から3億円を補填すると、こういうことでございますので、新しく取り組む事業が自立できるような、こういう体制を一日も早く構築していただきたい、こう思っております。  今定例会に自衛隊配備促進協議会から要請書が議会に対して陳情されておりますけども、やはり自衛隊問題は賛否両論、幅広くありますし、先ほど市長からご答弁いただいたように、市長は積極的に誘致をする考えはないと。やはり市長は行政のトップですから、本市の、まずは市長の判断、どういうふうにお考えかという市長のスタンスについてですね、確認する必要があると思うんですね。議会だけ判断しなさいということではこれはいかないと。行政のトップである市長の考えこそが最も大事であり、その後で議会で議論され、市民間で論議をされると、このことによって方向性を決めるんじゃないかと思います。私の考えとしては、自衛隊の配備については国、防衛省の考えが大事であり、地元からですね、自衛隊配備、早期配備してくれという要請は論外だと思います。国防上どうしても必要だということであれば、これは国、防衛省が考えることであると思いますが、いずれにしても市民的な議論が必要であると考えますし、今我が国に対して外国から急迫不正の侵害が起きているということは、私は思っておりません。そういうことで、積極的な誘致要請は必要ないものと考えております。  子ども・子育て新制度がスタートいたしますけども、やはり保護者にとってわかりづらいと、わかりにくいと、料金体系ですよ、いう声が非常に多いです。したがって、ぜひですね、保護者の皆さんには詳しくご説明いただいてですね、保育料がどういうふうに変わっていくのかということをぜひご説明をいただきたいと思いますが、浦添市などはですね、第2子から保育料の軽減措置がございます。多子軽減導入というふうにいうそうですが、こういう考えはございますか。これについてご答弁をいただきたいと思います。  食肉センターについて再質問いたしますけども、これまでいろいろ公聴会などを開いて準備を進めてきたという答弁でありますけども、だったと思いますが、市都市計画審議会からの答申はどのようになっているのかですね、これ、ご説明をいただきたいと思います。もう一つは、上野野原部落会はですね、立て看板を立てて、今誘致反対、建設反対、食肉センター建設反対という立て看板も上げて反対しているわけですね。この上野野原部落会を初めとする地域住民とのですね、コンセンサスは図られているという見解ですか。ぜひご答弁を願いたいと思っております。  以上質問して、答弁を聞いて再質問を行います。よろしくお願いします。 ◎福祉部長(譜久村基嗣君)   先ほども少し触れましたけども、総括いたしまして、保育所の保育料については基本的に前年度、平成26年度と変わりはありません。軽減措置については、多子世帯についても単独補助の4人以上の世帯については無料ということは変わりません。それから、2号認定、2号認定といいますと3歳以上の子供さんを預けるときに、8階層までありますけども、基本的には変わりませんけども、多子世帯、要するに2子目、2番目の子供から半額になると、各階層ごとですね、半額になります。それから、3号認定、先ほどのは3歳未満ですね。3歳以上の3号認定については同じように、標準保育料の半分ということになります。それから、短時間、要するに8時間未満の保育料については軽減措置をもちまして、それも同じように、先ほど言ったように、多子世帯についてはその半額、各階層において半額ということで、全体的に保育料は変わらないということを今年度も引き続き行いますということです。 ◎教育部長(奥原一秀君)   幼稚園保育料の多子世帯の軽減でございますけども、幼稚園を中心にして小学校3年までの引き上げを行って、幼稚園年少から小学校3年までの範囲の中で、最年長の子供から順に、2人目は保育料の半額、3人目以降は無料という設定をしてございます。 ◎農林水産部長(村吉順栄君)   新食肉センターの建設位置については、昨年の10月9日の宮古島市都市計画審議会のほうで、上野字野原1190の187とすると、それに同意するという同意を得ております。都市計画に向けた手続としましては、住民説明会、都市計画公聴会、都市計画案の公告、縦覧等を経て、審議会での同意を得ております。それに基づいて県のほうに申請しまして、知事のほうより都市計画と屠畜場の決定についての回答を得ております。その後、特に住民のほうからこれについての申し出とか、そういうのはございません。 ◆前里光惠君   ありがとうございます。2点ほどお伺いいたします。  鏡原幼稚園の園舎の改築で、供用開始が4月の新学期では厳しいというお話をされております。これ平成26年9月定例会の私の一般質問に対して宮國教育長は、鏡原幼稚園の建設の進捗状況ですけども、いわゆる学校施設係を通して仕事をするわけですが、11月の着工で4月開園というのは大丈夫ですと、もうちゃんと確認してありますので、私としてはそのとおりお答えしておきたいと思います。大丈夫です。よろしくお願いします。自信たっぷりの答弁をされていますけども、6月でした、9月でした、大幅におくれるということで、この答弁内容を聞いて、宮國教育長を今後とも信頼していいのかなと非常に心配をしておりますし、午前中の佐久本洋介議員の質問に対しても、伊良部島の小中一貫校の開校、平成29年でしたかね、大丈夫ですかと心配をしておりますが、教育長は鏡原の大先輩ですから、しばらくは信用していきたいと、このように考えております。  もう一点はですね、待機児童、これ既に2園が完了しておりますし、今月中に2園が完了すると、こういうご答弁いただきました。そして、その中で110名の定員増ということですが、これだけでですね、待機児童の解消は100%できるんですか。これについてご答弁ください。  以上をもちまして私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◎教育長(宮國博君)   前里光惠議員のご質問ですけれどもね、実は去年の9月でしたかね、作業が始まれば大丈夫だとお答えをしました。ところがですね、子供たちが入園する数がですよ、そのころは30名の見込みなんです。実態として、当時の数値としては。ところが、ずっと進んでいくと、これが50名を超える形になります。そうしますと、浄化槽の機能がこれまで持っている30名ではカバーし切れないと、だから大きいのにかえなきゃならないという状況が生まれてきたわけだから、この大きい浄化槽にかえるための時間が私どもには必要だったということであって、30名分の浄化槽でよければ、4月の開校は成るわけですけども、そういうことじゃなくして、きちっとした形での作業をしないといけませんので、ちゃんとこれは50名の浄化槽になれる状況が今準備をしていると、こういうことでございます。ですから、諸般の事情ですか、そうなったということでございます。  ついでですけれどもね、久松幼稚園のことも、当時予定していた場所から移転をしたわけでございます。これ学校とか地域の要望によってですね。そうしますと、ここに大きなプールが、古いプールがございますので、これを片づけなければならないという、これもまた諸般の事情が生まれてきましてですね、なかなか本体工事に着工できなかったという状況がございまして、進めていく中で、今のような状態になっておりますので、決して私が信用できない話をしたわけではなくて、状況がそうなっているということでございますので、前里光惠議員にはしっかりとご理解をいただきたいと思います。ありがとうございました。 ◎農林水産部長(村吉順栄君)   先ほど前里光惠議員のご質問に、都市計画審議会のほうが昨年の10月9日と申し上げましたが、平成25年の10月9日の誤りでした。訂正しておわびします。 ◎福祉部長(譜久村基嗣君)   お答えする前にですね、先ほど答弁の中で保育料の2号認定と3号認定の説明を逆にいたしました感じがしますので、3号認定が3歳未満の保育所、認定こども園に保育を希望する園児、児童、それから2号認定が3歳以上の保育所と認定こども園で保育を希望する児童ということで訂正をお願いいたします。逆に言ったような感じがします。  それでは、先ほどの質問にお答えいたします。施設の整備によって110名の定員増となっているが、待機児童の解消にはなるかというご質問の内容だったと思います。このことについては、平成26年の4月1日での待機児童数、おおむね54名でございました。平成26年10月1日で再度調査をいたしましたら、待機児童数がふえていまして、153名ということになっております。これからしますと、110名の施設整備を増員をしましたけども、この時点での153名の待機児童が発生したということについては、解消はまだまだ達成はしておりませんので、今年度の待機児童の解消事業をまたさらに進めてですね、認可化も含めて、解消してまいりたいと思っております。 ○議長(眞榮城徳彦君)   これで前里光惠君の質問は終了いたしました。 ◆高吉幸光君   公明党の高吉幸光でございます。皆さん大分お疲れかなと、昨日のお疲れがありそうなので、一回ここで伸びをしましょうか。ああっと。  きのうはですね、15歳の試練を乗り越え、15の春を迎えた皆様の明るい合格お祝いが各所で行われました。高校生活3年間しっかりと勤め上げて、また宮古島を旅立っていく人も多いと思いますけれども、この3年間をしっかり大切にしながら頑張っていっていただきたいなというふうに思っております。  それでは、通告に従いまして一般質問に移らせていただきます。まず、災害対策についてでありますけれども、東日本大震災より丸4年が過ぎた現在も仮設住宅で避難生活を送っていらっしゃる方が約23万人いらっしゃるというふうに聞いております。そこでですけれども、災害時にEメール等を活用した情報発信に取り組んでおりますけれども、災害時の情報収集の現状はどのように行っているのか、お聞かせください。  また、災害時における住民の一番の関心は行政の支援情報であると。2015年3月9日にフェイスブックは、フェイスブックを活用した災害対策と対応ガイドを発表、震災などの災害時における電話等がつながりにくくなる中、メールやSNS等の有効活用は認識されていると思います。活用の検討をしてほしいと思います。これについてご見解を下さい。  2番目に、伊良部大橋についてでございますけれども、夢の大橋ということで質問もいっぱい集中しておりますけれども、市民からは、街灯がないから、危険ではないかというふうに声が上がっております。それについての見解と街灯の設置計画があるのかないのか、こちらをお聞かせください。また、通っておりますと、夜間でも釣り人や歩行者、自転車で通っている方が結構いらっしゃいますけれども、対向車及び前方に車がいる場合、車をハイビームにしないと、急にぱっとあらわれるような感じで、非常に危険だというふうに思っておりますけれども、車両や、また釣り人、歩行者、利用者への双方への注意喚起が必要ではないかと思いますが、この辺の対策はいかがでしょうか。よろしくお願いします。  3番目、第2環状線について。富名腰、腰原、松原の発展に伴い交通量がふえているバイパスのことですけれども、街灯が少なく、夜なんか非常にまたウオーキングをしている人もいらっしゃいますし、交通量も多いということで、道路を横断しかねている方も結構見受けられるということであります。街灯の整備が必要だと考えますが、こちらの計画はないか、お聞かせください。  第4に、観光振興について。ことしの2月3日、4日にDateFM、これFM仙台ですけれども、こちらで放送されている「琉球の風」の番組プロデューサーが来島、各マスコミと宮古島観光協会、宮古島市観光商工局を訪問して、いろいろプレゼンを行いました。震災が縁となった番組CMの営業での来島でありましたけれども、宮古島市からの要望にはできるだけ応えていきたいとのことで、スポットCMなどの補正予算等で対応はできないかどうか、お聞きをいたします。  5番目に、奨学金について。現在の支給件数と金額を教えていただきたいと思います。  また、滞納の件数と金額を教えていただきたいと思います。  3番目に、奨学金の返済の減免制度はあるのか、こちらを教えてください。  4番目に、宮古島市内に就職する奨学生への奨学金制度の創設はできないか、こちらもお聞かせください。  6番目に、大野山林の観察池についてですけれども、昨年1月29日に市長に対し、宮古野鳥の会、宮古虫の会、宮古自然クラブ、宮古青少年の家、宮古写真愛好家協会、現写真協会でありますけれども、5団体の連名で、大野山林内の3カ所の池がありますけれども、こちらの修繕を求めたことがありました。それで、1年もたっておりますけれども、修繕が進んでいない状況、これはなぜか。  2番目に、子供たちを含め生涯学習の場であるので、早急に整備を進めてほしいが、計画はどうなっているのか。  3番目に、3カ所はそれぞれ特徴があり、観察対象が違ってくる。その場に合わせた修繕をしてほしいという要望です。  4番目に、防火用水としての役割があることはご存じか、こちらもお聞かせください。  また、保育行政について、7番目ですけれども。本年4月1日より、子ども・子育て支援法により新制度となりますが、再三いろんな方も質問をされております。また、私も取り上げておりますけれども、認可外の支援について。こちらは、もう認可園のフォローするという役目を認可外というのは非常に負っている部分があるというふうに認識をしております。そんな中で、市民の中から上がってきた声なんですけれども、夜間保育のニーズ、これ以前お聞きしました。これの現状の把握がなされていないということだったけれども、その後の調査はどうなったのか、お聞かせください。また、夜間保育をしている施設への行政としての支援を検討していただきたいですけれども、こちら計画はないか、また制度としてできないかどうか、お聞かせをください。  以上質問しましたので、再質問をしたいというふうに思いますので、答弁をよろしくお願いします。 ◎副市長(長濱政治君)   保育行政について、夜間保育のニーズや現状の把握、この夜間保育についてでございます。夜間保育のニーズにつきましては、昨年3月に子ども・子育て支援事業計画に係るアンケートで、就学前児童を対象に実施いたしました。その結果は、就学前児童数3,584人のうち、18時30分から22時台の利用希望者が13名で全体の0.4%、18時30分から翌朝7時台の利用希望者が9人で全体比0.3%となっております。現在本市では、公立、私立、認可外保育園の全ての施設で夜間保育の実施をしておりません。現在市では、待機児童の早期解消と保育士の確保及び5歳児保育の拡充を重点的に取り組んでいるところでございます。このように子育て支援に係る事業などのニーズを精査しながら、夜間保育のあり方について並行して引き続き検討していきたいと考えております。特に認可、認可外保育所から具体的な夜間保育について開設したいとの話がありましたら、相談に応じていきたいというふうに思っております。なお、保護者の疾病などにより、やむを得ず宿泊を伴う保育を必要とする世帯へは、新年度より実施する予定の子育て短期支援事業が利用できることになっております。 ◎総務部長(安谷屋政秀君)   災害時の情報収集、現状についてでありますが、市は被害状況を把握するために市の職員による巡視や119番通報、これは消防本部からのですね、の状況、それと沖縄県宮古事務所とのMCA無線、市民からの電話、携帯電話等による連絡等により、災害情報を収集しております。  それと、災害時に電話等がつながりにくくなるというような問題点を指摘されておりますが、今後、市としましては風水害及び津波等の災害情報を市民に対し放送し、防災情報システムにより電子メールで内容等を配信しております。今後も市民に対しては電子メールの周知と登録の働きかけを実施していきたいと思っております。  なお、SNSの活用については、これ情報の新しい伝達方法ですので、関係部署と協議をしていきたいと思います。災害時に対して市民の生命、財産を守る上でも情報の伝達は大切なものだと思っておりますので、方法については今後関係部署と協議をしていきます。 ◎農林水産部長(村吉順栄君)   大野山林の観察池についてのご質問が4点ございました。一括でお答えいたします。  大野山林内には3カ所の池がございます。2カ所は鳥獣保護施設池で、野鳥や小動物等の水飲み場、もう一カ所の通称ひょうたん池は防火用水池を兼ねた調整池となっております。現在野鳥の水飲み場確保のため、水タンク、プラ板を設置してあります。現場は、自然の家を訪れる子供たちの学習の場としてウオークする場所にあります。現場は、水に係る施設であるため、子供たちにより安全な形での修繕に向け、修繕の方法、また現場が保安林内にあるため、修繕を行う際の工事作業用重機の進入路の確保、確認等に時間を要しましたが、平成27年度より順次修繕を行ってまいります。 ◎建設部長(下地康教君)   伊良部大橋の照明についてのご質問でございました。お答えいたします。  伊良部大橋を管理する宮古土木事務所に問い合わせましたところ、街灯は、歩行者の安全の確保から、平成27年9月ごろ、橋梁部にポール灯を12基、主航路部と海中道路に欄干灯15個、両側合わせて30個の設置を予定しているという回答を得ております。  次に、これも伊良部大橋の歩行者の安全を確保するというご質問でございました。お答えいたします。歩行者を視認しやすくする対策につきましては、道路照明の設置を行うことで対応可能と考えていることをですね、宮古土木事務所のほうからお答えをいただいております。ちなみにですね、また伊良部大橋等の橋梁上では釣りや漁等の行為は禁止となってございますので、よろしくお願いいたします。  東環状線、富名腰、腰原、松原の発展に伴い交通量がふえていくということで、街灯を設置していただきたいというご質問でございました。議員ご指摘の道路は、環状2号線でございまして、市街地の幹線道路でございます。道路管理者としての道路照明設置基準は、道路の交差点となっており、それ以外の箇所での照明設置は防犯灯となってきます。よって、現地調査をしましてですね、関係機関と調整をして、その対処に当たりたいというふうに考えております。 ◎観光商工局長(下地信男君)   せんだってFM仙台のラジオ番組、「琉球の風~ゆんたくタイム~」という番組ですが、番組プロデューサーから宮古島のスポットCMの提案を受けました。東北一帯をカバーする週1回の25分番組と伺っております。提案内容につきましては、東北地方の沖縄ファンをターゲットにした宮古島のPRというのはとても有効だと考えておりますけれども、予算措置もないということで、すぐには対応は厳しいという返事をいたしました。新年度においては、宮古島観光のプロモーション事業として、関西宮古島直行便の再開を踏まえてですね、関西圏において重点的に直行便の定期化に向けて取り組んでいくということにしておりますので、予算づけがないということを申し上げました。ただ、福島県とはもうフラダンス大会を通して交流の輪が広がりつつありますので、とてもおもしろい取り組みになると考えておりますので、今後のPR活動の展開の中で検討してまいりたいと思います。 ◎教育部長(奥原一秀君)   奨学金についてのお答えをいたします。  今年度の貸付件数については、県内1名、県外1名、合計2件で、貸付金額にしまして60万円となっております。過去3年間の貸し付けの推移ですけども、平成25年度で2件の60万円、平成24年度で5件、156万円、平成23年度で8件、228万円。  次に、奨学金の滞納件数と金額でございますけども、平成27年3月11日現在、滞納件数は70件、滞納額にして4,174万8,500円となっております。その滞納整理につきましては、長期滞納者に対して、保証人、連帯保証人等への滞納額通知を発送したり、保護者に返還するよう促す旨の対応を臨戸訪問しながら対応している状況にございます。  次に、奨学金の返済の減免制度につきましてですけども、本市奨学資金の制度においては減免制度は設けておりません。  次に、地元に就職する奨学生への奨学金制度の創設はできないかという質問ですけども、本市奨学金制度は、経済的な理由により就学困難な者に対して奨学金を貸与することにより、地域社会に貢献できる人材を育成することを目的にしております。奨学金制度を活用し、自己の目標に向かって大学等で知識を身につけ、社会人となるわけですから、社会人となったからには、奨学金の趣旨を理解していただき、自己の責任においてきちんと返還するのが義務だと考えておりますので、宮古島市で就職をされたからといって減免するという制度は今のところ考えておりません。 ◆高吉幸光君   ご答弁ありがとうございました。順次再質問をしていきたいというふうに思います。  まず、災害対策についてでありますけれども、特にEメールのものは周知徹底という形ではまだまだ進んでいないかなというふうに思っております。また、Eメールの場合ですと、1方向の通行になってしまうということですので、フェイスブックもしくは、またいろんなソーシャルメディアがありますけれども、ツイッター、またライン、それからグーグルプラス、いろんなのがありますけれども、こちらの場合では双方向になるということであります。特にEメールの場合に関しては、それぞれのドコモでありますとか、auでありますとか、そこのキャリアを使ってやることになるんですけれども、ホームページのほうにまたアクセスというふうな形が出てくるかなというふうに思います。その中で、じゃその情報をどこで発信していくかというふうになりますと、ホームページはすぐに更新というのはなかなか厳しいと思いますので、こういったメディアをしっかりと利用して、即時そういうふうな情報を発信できるという体制がやっぱり必要かなというふうに思っております。検討していくということでありますけれども、この辺について具体的な話し合いがされたことがあるかどうか、こちらをお聞かせください。  また、伊良部大橋のほうですけれども、9月より両面で30基ほど整備がされるということであります。実際、夜、月ができるだけない時間帯で行ってまいりました。自分の公式のホームページ、またブログがありますけれども、こちらのほうにドライブレコーダーで映した動画を上げてありますけれども、その動画で見る限りでは、視認するものよりはもっと暗いんですけれども、現況としてはあれと非常に変わらないかなと。その中で釣り人でありますとか、歩行者とか、急に本当に出てくるというふうな動画で、非常に危ないなというふうなのを本当に非常に印象を受けたことがあります。禁止だというのは、もうそれはどこの橋でも多分禁止は禁止なんでしょうけれども、そこら辺に関してのちゃんとやっぱり注意喚起というか、またそういったものもやっていくべきじゃないかなというふうに思うんですけれども、これはまた県だけではなくて、市の取り組みとして、それもやっていってほしいなと思いますけれども、具体策と言われてもなかなか厳しいと思いますけれども、何かしら注意喚起をするような方法はないか、ご検討していただきたいと思いますけれども、そちらのお考えをよろしくお願いいたします。  また、環状2号線についてですけれども、交差点じゃないと無理だというふうな話もありますし、ただもう本当に最近の交通量というのは、特に夕方はもう大変な交通量で、子供たちも学校帰り、部活帰りの子供たちも、信号がないところでも渡ろうとしていたりするんですけれども、これが非常に危ないということでありますので、特にこれから夏に向かって日がだんだん、だんだん高くなっていきますけれども、冬場とか非常に大変だと思いますので、何かしらの対策、もしくは街路樹が茂っていることによって非常に暗く感じる部分があります。その辺の枝打ちとか、その辺の環境の整備のほうをまたぜひよろしくお願いしたいと思いますので、こちらについてもご答弁をいただきたいというふうに思います。  観光振興についてでありますけれども、私もこの席には同席をした経緯がありますので、非常にやっていただきたいなというふうに思っているんですけれども、もともとこの「琉球の風~ゆんたくタイム~」が始まったきっかけというのがですね、2012年12月28日にこれは発見をされたということなんですけれども、南三陸町の歌津で、セブンイレブンの歌津というところにあったポストが西表島のユツンというところにたどり着いたと、流れ着いたと。これを、じゃそこに返しに行こうというところから始まって、そのときにBEGINの皆さんが行って返還をしたらしいんですけれども、その翌年には、着いたのは竹富町なので、竹富の関連者ということで加治工敦さんという、この人もミュージシャンなんですけれども、この人が一緒に行って、またポストお帰り祭りという、そういうふうなイベントをやったそうです。この中で、今後10年間これをやっていきましょうというふうな話し合いの中から、じゃこれをまたこういうふうなのを世間にちゃんと発表していこうということで、この「琉球の風~ゆんたくタイム~」が始まったというふうに聞いております。観光商工局含めて各マスコミを訪ねる前にですね、1月でしたかね、1月25日に多良間島のほうに宮城県の船籍の船がたどり着いたと、また3月13日、つい先日でありますけれども、池間島のほうに宮城の船籍、石巻のね、たどり着いたと。これは、もう縁としては十分成り立つんじゃないかなというふうに思っておりまして、そのときと状況がまたちょっと変わってくると思いますので、またこの今、じゃ船籍がたどり着きましたけれども、これは現状どういうふうな扱いになるのか。これをまた機に、そこの石巻とか、そういったところとも交流すべきじゃないかというふうに思うんですけれども、こちらへのご見解をよろしくお願いをいたします。  奨学金についてですけれども、年々、平成25年、平成24年、平成23年と、だんだん、だんだん、これで見ていると、減っているというふうな状況でありますけれども、こちらの要因は何なのか、おわかりであるならば、また推測であっても結構ですので、ぜひご答弁をお願いしたいというふうに思います。  奨学金の減免制度はないということで、また就職する奨学生への奨学金制度の創設はできないかと。これ今読んでみると、少し言葉足らずだったなというふうに思っているんですけれども、例えばこれは岩手の宮古市ですけれども、奨学の種類ということで月額20万円の範囲で市長が認める額、これ医学生です。看護学生、これが月額10万円の範囲で市長が認める額というふうになって、医学生、看護学生、こちらの人材確保のために創設をしている奨学金でありますけれども、この中でまた償還の免除という部分があります。年度貸し付けをした場合には、市の指定した医療機関に従事した期間が貸し付けを受けた期間の1.5倍に相当する期間、また同等を超過したときには償還の免除を行いますよと。また、ほかにも市の指定医療機関に従事した期間が貸付期間を受けた期間これ一部免除なんですけれども、貸付期間に達しなかったときですね、これ。一部免除というふうな形をとっているんですね。特に何でもかんでも免除をしろということではなくて、特に看護学生でありますとか、医者がいるんであれば医者、そういった人たちが宮古島に戻ってきて、医療の従事をしてくれるというふうな約束がとれるんであれば、その部分を減免するか、もしくは免除するか、そういうふうな形でやっていければ、非常に人材の確保ができていくんじゃないかなというふうに思っております。また、国のほうとしてもこの辺の部分をしっかりとね、やっていきたいというふうなのが最近の予算委員会の中でもありましたけれども、こういうふうな制度の創設というか、そういうふうな形にできないかどうか、これもご答弁をお願いしたいというふうに思います。  大野山林の観察池でありますけど、平成27年から順次ということですけど、まず最初にどこをやるのかというのがわかれば教えていただきたいというふうに思います。ここはですね、観察池ということですので、自然の中での観察をするということですので、きれいにするというのではなく、もとに戻すという感覚で本当は工事をしていただきたいと。木を切るのもできるだけ最小限にとどめていただきたいというのと、整備をしますから、落ち葉とか、そういったのも全部よけますよね。これも終わったら戻してもらうような形のほうが本当はいいかなというふうに思います。これを強く望んでいるわけはですね、特に観察、鳥の水浴びとか、虫がいるところを狙って鳥が捕食するとか、そういったのをやるためにいるんですけれども、それの環境が今崩れているために、内地からまた来て、観察を、写真撮影をするような人たちがですね、巣を探し始めるんだそうです。となると、そうやって人が分け入って入っていくと、鳥というのは環境が悪くなったということでほかに行ってしまうと。あれだけの規模のところでアカショウビンとか、アカゲラとか、ああいったのが頻繁に見えるところというのはなかなかないということでありますので、環境というのは非常に大事かなというふうに思っております。現状も確認しました。これについても公式ブログのほうに写真全部載せてありますけれども、でっかいバットに全部ね、水がたまっている状態で、深さが10センチぐらいあったかなというふうに思うんですけども、10センチ弱ぐらいかな。これだと本当に小さな鳥は水浴びができないということでありますので、斜めにするですとか、その辺の工夫も本当は必要かなと思いますけれども、こちらに来て、例えば観察をするとして、これが観察施設ですかというふうに言われかねないぐらいひどい状況でありましたので、これは本当にぜひね、生涯学習の場ということは子供からお年寄りまで観察をする、また歩いている人も結構いらっしゃいます。森林浴しながら歩いている方もいらっしゃいますんで、ぜひここら辺の整備をね、しっかりしていただきたいと思いますので、また順次これやっていくということですから、ここの順番がわかれば教えていただきたいというふうに思います。  保育行政ですけれども、いろいろと調査をしたら人数少なかったということでありますけれども、これは特にね、夜間の場合には、特に家族とか親戚ですとか、そういったところの協力があって、この辺は必要ないんじゃないかと思っている方がいらっしゃるかなというふうに思いますけれども、30年ぐらい前って居酒屋って30軒か40軒ぐらいしかなかったと思うんですけれども、今は130軒、140軒、もっといっているかなと思います。また、コンビニでありますとか、大型スーパーでありますとか、男女雇用機会均等法の影響もありまして、女性が遅い時間まで働いているという現状があります。特に宮古島に内地から越してこられて、頼る人もいないという人たちがそういったところをやっぱり利用したいというか、利用せざるを得ないというふうになってくるんかなというふうに思いますけれども、こちらの状況というのはやっぱり少なくても何かしら対応ができないかどうかということで、検討していくということでありますけれども、こちらもですね、具体案とは言えませんけれども、どういうふうな対応していきたいと思っているのか、またお考えがあれば答弁をお願いしたいというふうに思います。  答弁を聞いて、また再質問をしたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ◎総務部長(安谷屋政秀君)   防災の場合、今現在では防災システム、テレビ、ラジオ等で情報を確認するというのが市民の大半だと思います。新しいフェイスブックとかSNSというんですかね、その情報についてはどういう方法をやればベストかと。例えば若者はパソコンが使えて、携帯電話使えて、いろいろ情報収集できるんですけど、やはり子供から大人まで、いわば年寄りまでですね、市民の生命を守らんといかんということがありますので、なるべく方法は多ければ多いほどいいと思いますので、それについてはどういう方法がよくて、どういう方法はだめだねとか、いろいろこれ検証しないといけませんので、テレビ、ラジオ、いわば防災無線以外でですね、市民に周知できるんであれば、それについては検討していきたいと思っております。 ◎教育長(宮國博君)   利用者が減っているということと、それから一つの例えば医学のところにはどうかというふうな話がございましたけどもね、奨学金を利用するについてはですね、新聞とか、そういうふうなことを通して公募をしているんです。ところが、近年、利用したいという人たちの数が少ないというのが実情でございます。  それから、何年か仕事を宮古島にしたら減免の措置はいかがなものかというふうな話なんですが、現在そのような仕事が宮古島にないということ。それから、先ほどの宮古市ですか、岩手県の、これ多分我々が持っているような奨学資金の制度じゃなくして、ある一つの目的を持った奨学資金を設定をしておいて、そこで例えば医学に行く、例えば看護師に行くというふうな子供たちを養成するために別枠の奨学資金を利用して、送っていると。その技術を持って帰って、市に還元をすれば、先ほど議員がおっしゃったような形がとれているというふうなことだと思うんです。なお、残念ながらといいますか、宮古島市の奨学資金が確保しているものについては、そこまでは対応ができていないと、こういうことでございます。 ◎農林水産部長(村吉順栄君)   現在野鳥あるいは小動物の水飲み場確保ということで、水タンク、プラ板を設置してあります。この3つのところの中央付近の竜の池を先に整備してまいります。 ◎建設部長(下地康教君)   伊良部大橋の街灯設置に関する安全確保、歩行者のですね、のご質問だったと思うんですけれども、歩行者の道路横断の注意喚起、または釣り、漁等の禁止行為の注意喚起に関しましては、伊良部大橋内では宮古土木事務所管轄というふうになってございますが、大橋の入り口や出口付近での対策は今後検討する必要があるというふうに考えております。  次に、東環状線につきましての道路照明に関する再質問でございました。先ほども申し上げましたように、道路整備での照明設置基準は道路の交差部分、つまり4差路、3差路ですね、交差部分となっておりまして、今回の事例に関しましてはですね、現場を十分調査しまして、対応していきたいというふうに考えております。                 (議員の声あり) ○議長(眞榮城徳彦君)   答えられる。 ◎建設部長(下地康教君)   街路樹に関しましては、もちろん我々の管轄する道路に関しましては我々道路建設課が管理することになってございます。障害となるものに関しては、枝打ち等を進めてございます。また、それに関しましてはですね、住民からの意見等がございましたら、それに対応するようにしてございます。 ◎副市長(長濱政治君)   先ほど認可、認可外保育所から具体的な夜間保育について開設したいとの話があれば相談に応じたいというふうに申し上げました。それに対して、どのような対応していくのかということでございます。これ国のほうから夜間保育所の設置認可等についてという認可保育所の夜間保育のですね、それの基準みたいなのが示されておりまして、その中で設置経営主体、夜間保育の場合は、生活面への対応や個別的な援助がより一層求められることから、児童の保育に関し、長年の経験を有し、良好な成果をおさめているものであること。それから、定員は20名以上とすること。それから、設備とか備品についてですね、仮眠のための設備及びその他夜間保育のために必要な設備、備品を備えていること。それから、既存の施設に夜間の保育所を併設する場合にあっては、直接児童の保育の用に供する設備については専用でなければならないが、管理部門等については運営に支障を生じない範囲で既存の施設の設備と共用することも差し支えないこと。そういったようなことが一応ありますので、その辺のところを相談に来られた方にですね、これは認可、それから認可外についても、こういったことがあるから、この辺をクリアしていただきたいというふうなこと等の指導が多分できるというふうに思っております。 ◎観光商工局長(下地信男君)   池間島への漂着船の取り扱いは今後どうなるかというご質問、すぐには答えられませんけれども、東北とのご縁という点ではですね、先ほど申し上げました福島県の好間高校のフラダンスサークルの皆さん方をフラダンス大会に招待して、激励しているという、そういった東北とのご縁は大事にしていきたいと考えております。また、「琉球の風」番組へのコマーシャルに参画したときにですね、当然東北のほうで宮古島の関心が高まっていくということが考えられますので、先方の提案の中にも宮古島へのツアーも考慮していくという話があります。観光客の誘客にも結びつく取り組みになっていくと考えますので、予算化について今後検討してまいります。 ◆高吉幸光君   ご答弁ありがとうございました。再質問についてはですね、やめて、主観を述べながら締めたいというふうに思います。  災害対策というか、災害時も含めてのことになると思うんですね。自治体の災害時における発信、SNSの活用についてはということであります。ツイッターなんかはですね、140文字ですぐ発信ができると、これ携帯があればできるということなので、特に災害時、特に台風とかですね、みんな急に出勤とかいうふうになったりする場合もあるかと思いますけれども、そこの時点でわかっているものを全部発信してもらうと。また、フェイスブックの場合なんですけれども、フェイスブックページというのがありまして、こちらは友達申請をするというような形ではなくて、みんなに見てもらうということで、これ企業とか自治体とか、そういったものが使っています。ここに対しての書き込みとか、そういったものもできますから、そうすると地域住人からのいろんな情報の収集ができるというふうに思っております。また、ラインなんですけども、ここら辺に関しては非常に10代、20代、特に若い世代は使っているものが多いんですけれども、このラインというものの中にもライン公式アカウントというのとラインアットというふうなのがありまして、これがまた同じようにフェイスブックページと同じような形で、企業とか自治体とか、そういったものが発信ができるというふうになっております。こういったものを活用していくということが非常に大事かなというふうに思います。テレビとか、いろんなもので発信をしていくということでありますけれども、大体宮古テレビの加入というのが宮古島全体でいうと半分程度だというふうに聞いておりますし、特に常時つけているわけでもないということであります。それで、特にこの間の震災なんですけれども、このとき岩手県とか宮城県とか、庁内のICT環境が被災したところでは、岩手の県庁なんですけれども、東日本大震災の発生直後からツイッターによる災害情報の発信が行われたと。震災前は2,500人だったフォロワー数が5日間で2万人以上までなりましたと。これを見る限りでは、非常に本当に情報を欲しているんだなということが非常によくわかります。事例のメリットとか、いろんなのもありますけれども、情報の発信が容易にできるということ、情報の共有が容易にできるということがこのSNSの非常に有利な点だというふうに思っております。今回ですね、こういうふうにフェイスブックを活用した災害対策と対応というものに関しては、個人におけるものと災害時対応と支援体制の整備というものと、あとは行政はどういうふうにすべきかというものと、いろんな利用の方法を含めたガイドラインというか、ガイドが出ておりますので、この部分をしっかりと活用、また検討していただければ非常に有効なものになるかなというふうに思います。特にまた市のホームページというふうになってくると、アクセスが集中した場合、宮古島の規模だとそんなにないかなというふうには思うんですけれども、サーバーダウンもしくは大停電によるその時間帯を、発電の時間帯を超えた場合に何も発信ができなくなるという状況において、携帯一本で発信ができるというのは非常にこれ有効な手段だと思いますし、宮古テレビやっている世帯というのは非常にまた家庭を持った世帯が多いですよね。ラインは、10代から30代ぐらいまでの間が多いと。フェイスブックにおきましては、大体30代から50代までの間が多いと。その各層の年代をフォローできるという形が非常に多種多様な形でできるかなというふうに思っております。こういったものをしっかりですね、活用していただいて、震災4年目を迎えましたけれども、非常にこういったことが忘れ去られないように、また今後そういった災害があったときに非常に有効な方法があるんだということをまたご提案をしながら、この3月定例会の一般質問を終了したいというふうに思います。ありがとうございました。 ○議長(眞榮城徳彦君)   これで高吉幸光君の質問は終了いたしました。  本日の会議時間は、議事の都合によりこれを延長いたします。  しばらく休憩して、3時45分から始めたいと思いますので、よろしくお願いします。  休憩します。                                     (休憩=午後3時30分)  再開します。                                     (再開=午後3時45分)  休憩前に続き一般質問を行います。  質問の発言を許します。 ◆新里聰君   会派21世紀新風会の新里聰でございます。きょうの最後の質問者となっておりますので、いましばらくおつき合いのほどをお願いしたいと思います。3月定例会に当たり、私見を交えながら一般質問を行います。3月定例会は、新年度に向けた市長の施政方針が示され、新年度における本市の事業の概要が議決される重要な議会であると認識しております。しかしながら、施政方針で示されていない課題も山積しており、限られた時間での質問ですから、質問の優先度を選択するのに各議員も苦労していると思いますので、当局には丁寧な答弁を求めたいと思います。  さて、宮古島市民が1月31日、伊良部大橋開通の喜びで高揚しているさなか、1月28日、スカイマーク株式会社が民事再生法の適用を申請し、那覇と石垣―宮古島間を結ぶ路線から撤退するとマスコミ報道がありました。私どもは、沖縄1区選出ではありますが、宮古島出身の下地幹郎代議士がこの報道を迅速に対応し、国土交通省航空局との急激な航空運賃の急騰しない旨の交渉がなされ、地元宮古島市もアクションを起こすべきだとの助言を得ましたので、議長に対して臨時会を開くべきではないかと申し上げていましたが、先行き不透明でありましたので、宮古会の皆さんと私ども21世紀新風会で2月18日、那覇、宮古島を結ぶ航空路線の低価格運賃の継続に関する要請を沖縄県知事、全日本空輸株式会社沖縄支店、日本トランスオーシャン航空株式会社に要請してまいりました。要請先々では、下地幹郎代議士事務所を通しての要請であったためか、丁寧な対応をしていただき、航空運賃についてもさほどの改定がないことを報告され、特に副知事にあっては「県事業は予算が確保されている。JTAとANAには県としても要請していきたい」との協力が約束されました。要請活動をしながら、改めて下地幹郎代議士の行動力、交渉力、総じて政治力の偉大さに感銘しながらの要請活動であったことを市民の皆様に報告しておきたいと思います。  それでは、通告に従って一般質問を行います。まず、市長の政治姿勢についてであります。1つ目、宮古島市への自衛隊配備について。宮古島市へ自衛隊を配備することについて、市長の見解を賜りたいと通告してございます。本定例会に自衛隊配備促進協議会なる団体から宮古島市議会に対して「宮古島市議会として自衛隊配備について早急に議会決議をしていただき、防衛大臣、陸上幕僚長等関係各位に対して宮古島への自衛隊早期配備の実現に向けた要請を行ってくださいますよう、特段のご高配を衷心よりお願い申し上げます」と要請書が届けられております。私は本市に自衛隊配備促進協議会が存在することすら初耳でございまして、どういう方々がメンバーで、日ごろどのような活動をしているか存じませんが、市民団体にこういう方々もいらっしゃるとなれば、市長は市長の見解を市民に明確に答える政治家としての責務があると思います。  そこでお伺いします。市長は、宮古島市へ自衛隊が配備されることについて、賛成なのか、反対なのか、ストレートにお答えをいただきたいと思います。  次に、仮に賛成だとした場合、市長は自衛隊配備について、宮古島市から国へ要請すべきだとお考えなのか、それとも国から宮古島市に対し要請が行われるべきとの考えなのか、お伺いしたいと思います。  次に、市長は国から宮古島市に対し、宮古島配備における調査結果を報告しながら配備要請にそれなりのポストのある方が本市を伺いたいとする意向があれば会談をする用意はあるのか、お伺いしたいと思います。  次に、仮に反対だとした場合、反対の基準となる大きな問題点は何か、これについても伺いたい。賛成であるというのであれば、答弁はしなくてよろしいかと思います。  まず、自衛隊配備について4点伺いました。この問題は政治的に非常にデリケートでありますが、政治家として避けて通れない課題だと思います。そして、市民が一番知りたい市長の政治姿勢だと思います。公の場で明確に姿勢を示してほしいということで、明快な答弁を求めたいと思います。  次、大きな2番目で、下地島利活用事業選定についてであります。下地島空港及び周辺用地の利活用事業について、市の考えを伺いたいということで何点か通告してございます。提案されている10事業のうち、市として実現性があると県に強く推奨したい事業はどの事業か、伺いたい。ちなみにテレビをごらんの市民にもわかりやすくするために、私どもの調査あるいはマスコミ報道によれば下地島空港及び周辺用地の利活用事業提案募集へ応募したのは10事業ということでございます。1つ目に、操縦士訓練で県外と県内の各1社。2つ目に、リゾート活用で県外が3社。3つ目に、航空機整備、航空産業を中心とした下地島空港活性化策に県外が1社。4つ目に、農業で国際農業水産技術センター創生で県外1社。商業宇宙港整備及び運営事業で県外1社。総合的な防災訓練施設の誘致で県内1社、これは本市の提案かなと思われますけども。そして、その他として沖縄でモータースポーツを楽しめる施設づくりで県外1社ということであります。この中のどっちを推奨したいというのかという質問でございます。  2つ目に、提案事業者が10社あると報道されているが、事業の内容が公表されていない。先ほど述べたような分類、内容は独自調査の結果であり、本来下地島の所在地は宮古島市であり、提案事業者も含めて事業の内容を市民に公表し、本市の積極的なかかわりの中で事業選択は行われるべきだと思うが、本市が前面に立ってリードができないというのはなぜか、伺いたいと思います。  3つ目に、宮古島市の将来は下地島の空港とその周辺残地の有効活用だと叫ばれて久しいが、40年の歳月を経て橋が開通しても将来像が見えてこないのは、歴代の市長が政治課題として本腰を入れないからだと思われますけども、市長の見解はいかがか、お伺いします。  次に、野球場の建設について。私たち会派21世紀新風会は、去った2月5日、伊良部島に多面的野球場の建設を要請いたしました。これは平成25年4月に、宮古島観光協会、宮古島商工会議所、宮古野球連盟より教育委員会に対し野球場整備についての要望書が提出されておりますが、内容を見ますと新規キャンプ団体を断っている現状があるということに起因しております。そこで、私たち21世紀新風会は多面的野球場を、1カ所に4面の球場を伊良部大橋開通後の経済の起爆剤として、今取り壊しが行われているB&G体育館一帯で建設してはどうかと提案をし、要請いたしました。宮古島市の総合基本計画にも合致していると思われますし、建設に伴う財源の捻出についてはそれこそ本市出身の下地幹郎代議士を有効に活用すればいかがというふうに思いますけども、お答えをいただきたいと思います。  次に、法令の解釈について。これ宮古島市法令審査委員会と書いてあるんですけども、何か例規審査委員会ですか、ということなようでございますので、答弁をしていただきたいと思います。内容は、昭和62年10月20日、最高裁判所第3小法廷で下された判例の中の主として同一の行為をする法人とはどのような法人のことかを説明を求めたいと思います。  次に、選挙管理委員会にお伺いしたいと思います。3月2日、定例委員会の新聞報道によると、3人の委員全て西里芳明氏の公職選挙法第104条適用は困難との判断になり、同委員会としては現時点では公職選挙法第104条を適用することはできないものと考えるとの判断となったとの報道がありました。  そこで、次のことについて伺いたい。1つ目、書類の審査については、形式的審査をして届け出を受理している。届け出審査については法令上は何の規定もないことから、事実関係に立ち入って審査する必要はないものと解されている、こういうことが報道されておりますけども、このことについて選挙制度研究会編の地方選挙の手引では、届け出に当たっての注意すべきことが記され、あらかじめ予備審査をしております。宮古島市も予備審査をしております。それは何のための予備審査か、お伺いしたいと思います。  次に、候補者届け出書の記載上の注意として、職業はなるべく詳細に記入する必要がある云々とあります。そして、兼職を禁止されている職にある者については、その職名を地方自治法第92条の2または第142条に規定するその地方公共団体と請負関係にある者については、その旨を記載しなければならないとなっております。このような大事なことを単なる形式的審査で受理していると。選挙管理委員会は堂々と言えるのか、伺いたいと思います。  3点目、虚偽事項公表罪、公職選挙法第235条は、当選を得、または得させる目的で、候補者等の身分、職業、経歴、その者の政党、その他の団体への所属またはその者に対する人もしくは支持に関して虚偽の事項を公にした者は、2年以下の禁錮または30万円以下の罰金に処せられると定められております。平たく言えば、立候補届け出書に虚偽の記載をして公にした者は処罰されるという規定であります。少なくとも私はそういうふうに読み取っております。届け出審査については法令上の規定もないということはどういうことか、ここでもやっぱり伺いたいと思います。  次に、しかしながら、届け出はあくまでも本人の意思によるものです。選挙管理委員会において虚偽記載はないと受理したら、あとは届け出た本人に全ての責任はあると思われます。そこで、選挙管理委員会に伺いたいのは、西里芳明議員から提出されている立候補届け出について、事実を確認した現在、虚偽記載として認定するのか、委員会の見解を確認したい。  次に、選挙管理委員会において虚偽記載として認定した場合、その後の措置についての見解も伺いたいと思います。  以上、説明を聞いて再質問をしたいと思います。 ◎市長(下地敏彦君)   自衛隊配備についての市長の見解ということで4点ほどございました。一括してお答えをいたします。  この件につきましては、同様の質問が先ほど前里光惠議員からもございました。それを踏まえてお答えをしたいと思います。宮古島市への自衛隊の配備について、国は近々調査結果の報告を行いたいとのことですので、その内容を聞いてみたいと思います。そして、その内容について議会にも提示をいたしますので、議員の皆様方にも論議をしていただきたいと考えております。自衛隊の配備の必要性は国が判断すべきであり、その必要性があれば当然国が市に対し要請すべきであると考えております。 ◎副市長(長濱政治君)   野球場の建設についてでございます。宮古島市は昭和63年にスポーツアイランド構想を策定し、全日本トライアスロン宮古島大会を初めとするスポーツイベントの開催やプロ野球球団のキャンプ誘致など数多くの取り組みを展開し、地域経済や観光振興も一定の効果が上がったものと考えております。スポーツアイランド構想は策定から20年以上が経過しており、社会のニーズに適した構想の見直しを図り、新たな展開が求められている時期に来ているものと思っております。今後も市民や観光客が気軽にスポーツを楽しめる施設整備や観光振興と連携した構想の取り組み、各種キャンプに対応できる施設の充実など、スポーツアイランドの推進に積極的に取り組む必要があるものと考えており、また伊良部大橋開通後の起爆剤として複数キャンプ誘致が可能な多面的野球場建設整備についても、スポーツアイランド構想の再構築の中で議論してまいりたいと考えております。 ◎総務部長(安谷屋政秀君)   昭和62年10月20日、最高裁の小法廷で下された判例の中で、主として同一行為をする法人とはどのような法人のことかについて説明させていただきたいと思います。主として同一行為をする法人とは、当該普通公共団体に対する請負量が当該法人の全体の業務量の主要部分を占め、当該請負の重要度が長の職務執行の公正、適正を損なうおそれが類型的に高いと認められる程度に至っている場合の当該法人を指すものと解すべきであるとしております。 ◎振興開発プロジェクト局長(友利克君)   下地島利活用事業の選定について3点ほど、強く推奨したい事業、それから前面に立ってリードできない理由、それから歴代市長が本腰を入れないからの3点、先ほどの前里光惠議員にもお答えしたところでございます。県が実施した公募事業には、ご承知のとおり10事業の提案がありました。その内容については、県の公表を待つことになります。市としましては、いずれの提案も独自のアイデアに富み、また意欲的な事業提案がなされているものと思っております。  これらの事業提案を受け、検討委員会では事業の主体性、事業の将来性、資金計画の視点から評価を行ったところであります。その結果、4つの事業が高い評価を受けております。下地島空港及び周辺用地の利活用促進については、宮古圏域の振興、発展の重要な課題であることから、旧伊良部町、そして宮古島市においてもそれぞれ利活用計画を策定し、県と連携、協力しながらその利活用を促進してきたところであります。平成24年度には、市の主体的な取り組みとして農業的利用ゾーンの約68.7ヘクタールを県から買い上げ、現在先進的農業の展開を目指した取り組みを進めているところでございます。そして、ことし1月末には、待望の伊良部大橋の供用が開始されました。これを受けまして、民間事業者等の下地島への関心が高まっています。今後は下地島の恵まれた条件を生かし、事業展開に意欲的な企業などの動向を見ながら下地島空港及び周辺用地の利活用促進に向け、積極的に取り組んでいく考えでございます。 ◎選挙管理委員会委員長(下地淳徳君)   質問の趣旨にありますあらかじめ予備審査をしている、それは何のためかについてお答えいたします。事前審査は、立候補の届け出に必要な書類を審査し、不備がないかを事前にチェックするために行っております。告示日当日に多数の立候補者が予測されることから、届け出の事務がスムーズに行われるよう事前審査を行っております。  2番目の質問の趣旨であります。このような大事なことを単なる形式的審査で受理していると選挙管理委員会は言えるのかについてお答えいたします。届け出の審査に当たっては、立候補予定者説明会等で記載する際は漏れのないようにと説明をしております。また、市選挙管理委員会で作成した立候補の手引の冊子と選挙制度研究会で発刊されている地方選挙の手引も立候補予定者に対して配布をしており、記入の方法についてはご理解の上、各自認識し、適正に記載されているものと思い、届け出の受理はしております。また、県選挙管理委員会の発行している市町村選挙管理事務テキストでも、選挙長の審査権限については何ら規定がないが、一般的な形式的審査をすれば足りると記載されております。また、選挙制度研究会編の第14次改訂版に届け出の審査についてという文の中、これは昭和28年5月15日の最高裁での判例として記載されております。  虚偽事項公表罪、公職選挙法第235条は、当選を得または得させる目的で、候補者等の身分、職業、経歴、その者の政党、その他の団体への所属またはその者に対する人もしくは政党、その他の団体の推進もしくは支持に関して虚偽の事項を公にした者は、2年以下の禁錮または30万円以下の罰金に処せられると定められている。平たく言えば、立候補届け出書に虚偽の記載をして公にした者は処罰されるという規定であります。届け出審査については、法令上何の規定ないということはどういうことか、伺いたい。  届け出審査については、法令上何の規定もないということはどういうことかという質問の趣旨についてお答えいたします。選挙制度研究会編で発刊されている第14次改訂版に届け出の審査というのがあります。届け出の受理に当たり、選挙長がどのようにこれを審査しなければならないかについては法令上は何ら規定もないが、一般に形式的審査権を有するが、実質的審査権は有しないものと解されるとあります。公職選挙法の法整備については、国の機関である選挙制度研究会において法の整備はされているものと考えております。一市町村の選挙管理委員会が法の整備に対しかかわることはできないものと考えております。  事実を確認した現在、虚偽記載として認定するのか、確認したいとの質問の趣旨についてお答えします。届け出の審査については先ほども述べたとおり、実質的審査権を有しないものと解されることから問題ないものとして届け出の受理はしております。また、現在の届け出の記載の内容からすると、公職選挙法第235条の虚偽事項の公表罪に抵触するおそれがあると思われます。  認定した場合、その後の措置について見解を伺いたいとの趣旨の質問についてお答えいたします。虚偽の記載に当たるのかも含めて、認定の判断は選挙管理委員会としては難しいかと思います。しかし、公職選挙法第235条の虚偽事項の公表罪に抵触するおそれがあると思われますので、司法の場での判断に委ねることになるかと思われます。 ◆新里聰君   答弁ありがとうございました。再質問をしたいと思います。  まず、自衛隊配備について、私の質問に対して市長の答弁、賛成か、反対かということについて、4点目の反対であれば問題点は何かということについて答えておりませんから、賛成の場合は答えなくてもいいという通告して、賛成だという理解をしたいと思います。それでよろしいですね。                 (「そうです」の声あり) ◆新里聰君   それで、まず国が判断をするもんだと、そして当然にして宮古島市からの要請ではなくて、国から要請があるべきだと。そして、調査結果報告が近々あるということですから、内容を確認したいということを答弁されております。  それで、これ市長の考えだけ聞いて自分の考えも言わないとこれ不公平ですから、私も自衛隊に対する考え方を述べてみたいと思いますが、市議会議員、新里聰の自衛隊配備についての考え方を市民に明らかにしておきたいと思います。私は、宮古島に自衛隊が配備されることについては賛成であります。しかし、それには条件があります。その条件とは、国が国土防衛上、日本国民の生命と財産を守るために宮古島に自衛隊を配備する必要があると、あくまでも国が宮古島に要請をして初めて成り立つものと思っております。そして、宮古島へ要請するに当たっては、宮古島に配備する部隊は何百人規模か、あるいは家族を合わせるとどの程度の隊員、家族が島に常駐するとか、あるいは敷地面積が、部隊敷地あるいは訓練敷地、居住敷地と必要面積はどの程度必要とされるのか。あるいは、宮古島市へ配備するとして、そのときに配備される機材はどのような機材がどの程度配備され、主にどのような訓練がされるとか、その概要が示されて初めて宮古島市民のコンセンサスも得られると思います。国から本市に対して何ら示されていない中で市議会が率先して自衛隊配備について議決するとなれば、これは本市に混乱をもたらすだけだというふうに思っております。市長、自衛隊配備に対する私の思い、市長と共有できていると判断してよろしいのかどうか、市長の答弁を求めたいと思います。                 (「全く正直でいい」の声あり) ◆新里聰君   正直でいいでしょう。  それと、この件については答えておりません。要するに調査結果を報告しながら配備要請をしたいと、国のほうからですね。それなりのポストの方が本市を伺いたいと、そういう意向があれば会談はする用意があるのかということについて答弁されておりませんので、もしその用意があるというんであれば私ども防衛省に対しその働きかけをしてみたいと思っておりますので、答弁をよろしくお願いしたいと思います。  大きな2つ目ですですね。下地島空港利活用について、原稿書いてあるからこれ読もうか。下地島空港及び周辺用地の利活用事業について市の考えを伺いたいといたしましたが、やっぱり今の説明では釈然としません。提案されている10事業に対しても、どういう会社か、あるいは組織、団体がどういう事業資金をどの程度の規模で投資をして事業展開しようとしているのか、こういったことは議会にも示されて、宮古島市のことですから、公表されて議論すべきだと思うんですけども、全く市議会は関与の機会がございません。県からは提案されておる事業の公表を控えるようにと言われていると、こうなっておりますけども、当局はみずから積極的に市議会に対しても、空港とその周辺、残地の活用を議論する機会を持つべきだと思います。宮古島市が大きく変貌し、飛躍的に発展するのはやはり下地島空港とその周辺残地の活用次第だという思いは多分一緒だと思います。  そこで、再度市長に伺いますけども、空港と周辺残地の活用については市長が本市の一番大きな政治課題として本腰を入れると、その解決に当たるという決意を市民に示していただきたいと思いますけども、いかがでしょうか。実は下地島空港については、航空機の整備場といいますか、世界規模で航空機、MRO産業を中心とした下地島空港の活性化策の提案がございます。地元で事業を展開したいとなれば力になりたいという公益財団法人国際研修交流協会顧問であり、一般財団法人ビジネスデザイン推進機理事長であり、公立大学法人首都大学東京、産業技術大学院大学客員教授の肩書を持つ金子奉義先生とか、あるいは公益財団法人国際研修交流協会主任研究員の武智洋先生たちが協力したいということであります。しかし、これも本市が主体性を持ってこの先生たちと議論を重ね、国内航空機技術の最先端をいく三菱重工とか富士重工業とか本田技研とかの企業とタイアップして国策事業となるような方向で位置づけ、県内においても経済界を取り込んで進めなければ実現不可能だと思われます。このことについて当局の本気度はあるのかどうか。全て県に任せきりではどうも納得いきませんので、お願いしたいと思います。  野球場建設については、スポーツアイランド構想との連携でやっていくという、議論していくということでございますので、よろしいかと思います。  次は、法令の解釈についてですけれども、総務部長、わざわざこの判例を持って質問したのは、請負量が当該法人の全体業務量の半分を超えない場合であっても、当該請負が当該法人の業務の主要部分を占め、今回の場合は建設業が主要部分だと思っているんですけども、その他にも業務があるのかわかりませんが、そうした調査も行われておりませんので。その重要度が長の職務執行の公正、適正を損なうおそれが類型的に高いとかというものも、その数年度の事業経過を見なければわかりませんので、それ認める程度にまで至っているような事情があるときは、当該法人は主として同一の行為をする法人に当たると言えるんであるというくだりがあります。つまり50%を超えれば言うに及ばないが、50%以下であっても市との契約の主要部分を占めていると。そして、数年度にわたって類型的だと認められる事情があるときは主として同一の行為をする法人ということを判例は示しているのではないかと思っておりますけども、再度この判例はそのことを言っていると思っているんだが、どういうことか、お伺いしたいと思います。  余り時間がございませんので、選挙管理委員会委員長、大変ご苦労さまでございました。届け出書を選挙管理委員会が受け付けする段階で、私はそれをとやかく言うつもりはございません。やっぱり形式的だと言えばそれはそうだと思います。でも、間違わないように記載してくださいよと説明会を持ったり、手引を配布したりしているわけで、そういう中で今選挙管理委員会委員長は重要な答弁をいたしました。4番目の届け出の受理について、虚偽の記載に抵触するおそれがあるという答弁をされました。そして、選挙管理委員会でこれを判断するの難しい。これをするのが選挙管理委員会の仕事でしょう。司法の場に委ねると言うけど、誰が司法の場に委ねるんですか、選挙管理委員会がしないで。人ごとのような答弁はしないで、地方自治体の選挙を仕切るのは選挙管理委員会であり、それは市町村選挙管理委員会に法律は委ねているわけですよ。その最高責任は市町村選挙管理委員会委員長ですよ。選挙管理委員会が判断をしないでどこが判断するのか、お答えいただきたい。人ごとのように裁判に委ねるとかなんとか、誰が委ねるか全くわかりませんので、抵触をするおそれがあるというんであれば抵触するのかしないのかを皆さんは議論をして、判断をしていかねばならないと思いますんで、ぜひその辺を答弁していただきたいと思います。  少し時間ありますけども、再質問の時間をとっておきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   先ほども自衛隊の件でお答えをいたしました。近々調査の結果を報告に来たいという連絡がございましたので、その報告に来るんであれば、適地はどこか、どれぐらいの数なのか、何を訓練するのか、そういうふうなのもあわせて報告をしてもらわないと判断できませんよということは言ってございます。したがって、そういう内容が出てまいりますから、そういうふうなものを議会にも提示をして、それで論議をしていただきたいと、そういうことであります。それと同時に、私にその報告をするんであれば、しかるべき人が来てくださいという申し入れもしてございます。 ◎副市長(長濱政治君)   下地島利活用事業の選定についてでございます。私は、その選定委員でございました。私のほうからお答えしたほうがいいと思います。どういう会社がどういう内容でどのくらい投資するのかというふうなことの説明が求められておりましたけれども、これは審査委員会の中でみんなで議論をしてきたところでございます。そして、この下地島空港と残地利用については管理者は県でありまして、県の一つの方針としてこの審査委員会の中で審議して、その中で絞り込みをしたいというふうな方針がございまして、そのとおり私どもは動いているところでございます。県の意向を無視して私どもが議会にこの10の事業の内容を、提案の内容を出すわけにはいきません。そしてまた、その10の事業を提案した方々も、自分たちのアイデア、自分たちの考えていること、やりたいということを公にされることを望んでいないところもございます。そういう中で、これをオープンにして議会で議論するという話には多分ならないというふうに思っております。  それから、もちろん私も選定委員会の委員の一人でございますから、その中で市の考え方も申し上げてまいったところでございます。そして、この審査委員会に入る前、つまりその提案、県が公募する前には災害時の訓練施設と、総合訓練施設と大規模災害の総合訓練施設ということの提案もいたしましたし、それから飛行機のシミュレーター、訓練施設ということなども一応提案は全部やってあります。もちろんMROについてもやりました。そういうものも含めまして、そういう中で公募が県のほうとしてなされたわけですね。その公募に対して手を挙げてきたところの審査を審査委員会でやったというところが流れでございますので、その辺はご理解をしていただきたいというふうに思います。  それと、法令審査会の中で50%、半分以上超えない場合であっても市としてどうしても法人に当たるというふうなことについてでございますけれども、この地方自治法第92条の2に抵触するということについて執行部のほうが判断するということは少し違うと思います。基本的には議会で特別委員会を開いて、そこで議論して抵触するかしないかということの判断をもとに、抵触すれば失職だと、そうでなければ失職ではないというふうな判断を示していただくのが筋だろうと思っております。なおかつ、それでまた決着ができない場合は結局法定の場で争われるというふうなことになるのではないかというふうに思っております。結局執行部として捜査権もありませんし、この全部のことを洗いざらい調べ上げて判断するというんであれば多分議会に対する越権行為になる可能性が高いのではないかとは思っております。 ◎選挙管理委員会委員長(下地淳徳君)   届け出書抵触するということは、公職選挙法のことであります。法の解釈は難しいものでありますので、やはり最終的には司法の場になるかと思います。                 (「議長、休憩お願いします」の声あり) ○議長(眞榮城徳彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後4時33分)  再開します。                                     (再開=午後4時35分) ◎選挙管理委員会委員長(下地淳徳君)   県選挙管理委員会の発行している市町村選挙管理事務テキストでも、選挙長の審査権限については何ら規定はないが、一般的な形式的審査をすれば足りると記載されております。届け出形式的審査書類の内容というのは、氏名は戸籍上の氏名が正確に記載されているか、本籍、住所は正確記載されているか、生年月日は適正に記載されているか。必要な添付書類の内容としては、供託証明書、候補者となることのできない旨の宣誓書、所属党派証明書、戸籍の謄本または抄本、通所認定申請書、以上のもの等が形式的審査となり得るものであります。                 (「やっぱりそうだね。職業、経歴は入らないですか」                  の声あり) ◎選挙管理委員会委員長(下地淳徳君)   一応職業、経歴というのは届け出に対するものに……                 (「記載はあるかということです」の声あり) ◎選挙管理委員会委員長(下地淳徳君)   職業、経歴は別にないです。                 (「届け出ていないと」の声あり) ◎選挙管理委員会委員長(下地淳徳君)   はい。職業欄はちゃんと記載してもらわんといけないということになります。 ◆新里聰君   3回目となって、2分しか残っておりません。  自衛隊配備については、私の考えと市長の考え方共有できているかなと思って、私はそう判断しておきましょうね。  選挙管理委員会委員長、この答弁ひどいですよ。ちゃんと、きょう本持っていないけど、手引書46ページだと思いますよ。職業も間違わないように書いてと。特に地方自治法第92条の2に該当しそうなものとか第142条に該当するものについては詳しく書きなさいと書いてあると思いますよ。それはそれとして、選挙管理委員会が市町村選挙の全てを取り仕切るわけですから、第一義的には選挙管理委員会が判断を下さないといけないんですよ。公職選挙そうなっているんじゃないですか。皆さんが判断をすることによってそれが、それに不服があったら異議申し立てをするね。異議申し立てを県選挙管理委員会に言って、県選挙管理委員会がその後に動き出すんですよ。今皆さんがそういうことを判断しないと県も何も動けません。抵触するおそれがあると自分たちで言いながらそれの議論ができないとこれ大変なことですよ。やっぱり選挙管理委員会は抵触するのかしないのか、まずこの判断をやっていただきたい。それしないと選挙管理委員会の不作為行為ですよ、これは。法律上は。それをしないとき、判断下されないときには、今度は選挙管理委員会に対して別の方法で選挙管理委員会を追及していくことができるんですよ。まずはそれやっていただかないと、これ市民の皆さんだってね、今の選挙管理委員会委員長の答弁についてこれ全く納得できないと思っているんですよ。そのために市長部局とは離れて、行政庁として一つの選挙管理委員会が設置されて皆さんの職業はあるわけですから、ぜひそれを、この辺を、答弁はよろしいですので、よろしくお願いしたいと思います。  もう3回質問しましたんで、終わりますけども、3月定例会、新年度の予算、たくさんの予算を審議してのことでございますので、また市民の皆さんにもわかりやすいこと、これからどんどんそういう形で質疑もしていきたいなと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(眞榮城徳彦君)   これで新里聰君の質問は終了いたしました。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(眞榮城徳彦君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会いたします。                                     (延会=午後4時41分)...