宮古島市議会 > 2014-06-19 >
06月19日-04号

  • 痛み(/)
ツイート シェア
  1. 宮古島市議会 2014-06-19
    06月19日-04号


    取得元: 宮古島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-28
    平成26年  6月 定例会(第4回)          平成26年第4回宮古島市議会定例会(6月)議事日程第4号                           平成26年6月19日(木)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            平成26年第4回宮古島市議会定例会(6月)会議録 平成26年6月19日                                     (開議=午前10時10分) ◎出席議員(26名)                          (延会=午後2時38分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(4 番)  眞榮城 徳 彦 君  議   員(13番)  嵩 原   弘 君 ┃┃ 副 議 長(17〃)  佐久本 洋 介 〃    〃  (14〃)  棚 原 芳 樹 〃 ┃┃ 議   員(1 〃)  濱 元 雅 浩 〃    〃  (15〃)  新 城 元 吉 〃 ┃┃   〃  (2 〃)  粟 国 恒 広 〃    〃  (16〃)  亀 濱 玲 子 〃 ┃┃   〃  (3 〃)  下 地 勇 徳 〃    〃  (18〃)  下 地   明 〃 ┃┃   〃  (5 〃)  上 地 廣 敏 〃    〃  (19〃)  垣 花 健 志 〃 ┃┃   〃  (6 〃)  平 良 敏 夫 〃    〃  (20〃)  富 永 元 順 〃 ┃┃   〃  (7 〃)  國 仲 昌 二 〃    〃  (21〃)  平 良   隆 〃 ┃┃   〃  (8 〃)  上 里   樹 〃    〃  (22〃)  前 里 光 惠 〃 ┃┃   〃  (9 〃)  仲 間 賴 信 〃    〃  (23〃)  山 里 雅 彦 〃 ┃┃   〃  (10〃)  高 吉 幸 光 〃    〃  (24〃)  池 間   豊 〃 ┃┃   〃  (11〃)  仲 間 則 人 〃    〃  (25〃)  下 地   智 〃 ┃┃   〃  (12〃)  西 里 芳 明 〃    〃  (26〃)  新 里   聰 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明 員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 下 地 敏 彦 君 │ 上 下 水 道 部 長 │ 砂 川   嚴 君┃┃ 副   市   長 │ 長 濱 政 治 〃 │ 会 計 管 理 者 │ 宮 国 高 宣 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 古 堅 宗 和 〃 │ 伊 良 部 支 所 長 │ 川 満 勝 彦 〃┃┃ 総  務 部  長 │ 安谷屋 政 秀 〃 │ 消   防   長 │ 来 間   克 〃┃┃ 福  祉 部  長 │ 譜久村 基 嗣 〃 │ 教   育   長 │ 宮 國   博 〃┃┃ 生 活 環 境 部 長 │ 平 良 哲 則 〃 │ 教  育 部  長 │ 奥 原 一 秀 〃┃┃ 観 光 商 工 局 長 │ 下 地 信 男 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 垣 花 徳 亮 〃┃┃ 振  興 開  発 │ 友 利   克 〃 │ 企 画 政 策 部次長 │ 垣 花 和 彦 〃┃┃ プジェクト局長 │           │ 兼 企 画 調 整課長 │          ┃┃ 建  設 部  長 │ 下 地 康 教 〃 │ 総 務 部 次 長 │ 砂 川 一 弘 〃┃┃           │           │ 兼 総 務 課 長 │          ┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 村 吉 順 栄 〃 │ 財  政 課  長 │ 仲宗根   均 〃┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事  務 局  長  上 地 栄 作 君   議 事 係 調 整 官  仲 間 清 人 君  次       長  伊 波 則 知 〃   議   事   係  下 地 博 正 〃  補 佐 兼 議 事係長  友 利 毅 彦 〃 ○議長(眞榮城徳彦君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時10分)  本日の出席議員は、26名で全員出席であります。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第4号のとおりであります。  この際、日程第1、一般質問について、昨日に引き続き質問を行います。  本日は、上里樹君からであります。これより順次質問の発言を許します。 ◆上里樹君   日本共産党の上里樹です。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  まず最初に、自衛隊についてですが、12日午後、武田良太防衛副大臣が来島しまして、宮古島市役所平良庁舎を訪れて市長に面会をいたしました。そこで、お伺いいたします。  まず、自衛隊の配備についてですが、宮古島市への自衛隊配備について事前に関係機関や関係者から働きかけ、そういったものはなかったのかどうか、まずそれをお伺いします。  次に、武田良太防衛副大臣の市長への説明の内容についてですけども、まず1点目に、市長に対し、どのような説明があり、市長はどのような対応をなさいましたか。  2点目に、宮古島市の観光産業の振興と自衛隊配備との関係について市長はどのようにお考えなのか。  3点目に、6月23日、慰霊の日です。宮古島市は、核兵器廃絶平和都市宣言、これを行っている自治体です。その中で次のようにうたっておりますけれども、「先の大戦において、多くの命が失われた過酷な体験を忘れることなく、平和の尊さを後世に伝えていかなければなりません。宮古島市では、すべての国の核兵器の全面廃絶と軍備縮小を強く訴え、人類の永遠の平和を希求し」と高らかに宣言しています。この理念を生かすべきだと考えますけども、市長はどう受けとめておられますでしょうか、お伺いします。  次に、宮古空港についてですけども、まず1点目に、去る18日に米軍機が3機宮古空港に飛来しました。嘉手納基地所属の米軍機3機が飛来したといいますけども、空港利用の目的は何だったのか。  2点目に、米兵22人が市内の某ホテルで宿泊したと聞いていますけども、米兵は検疫を受けたのでしょうか。  次に、財政についてお伺いします。まず、1点目に、財政計画についてですけども、大型公共事業による市民負担分、これまでで明らかになっていますけども、26億円になるということで驚いています。事業を見きわめて、ドームのような事業、これはやめて地方債残高を縮減すべきだと考えます。本市の2014年度までの中期的財政計画では公債費は毎年31億円程度を予定しております。ピーク時の41億円というのは、どのような自主財源、これを想定しておられますかお伺いします。  2点目に、上野地域の旧焼却炉撤去のように、一括交付金事業が認められずに単独事業になった、その事業件数と金額はどのようになっていますかお伺いします。  次に、合併算定がえの終了に伴う交付税措置対応についてお伺いします。まず1点目に、総務省は、2014年度から合併市町村にかかわる普通交付税算定方法を見直すことを決めています。その内容はどのようなものなのかお伺いします。  2点目に、これまで実施した職員の削減による人件費の総額、これは幾らになっているのか。それから、基金のため込みの総額は幾らになっているのか。今回の見直しによって、いわゆる総務省の2014年度からの合併市町村にかかわる普通交付税算定方法を見直すことに伴ってため込んできた基金、これを住民の要求実現に活用すべきと考えますけども、いかがでしょうか。  次に、福祉行政についてお伺いします。医療・介護総合法案についてですけども、これは法案ではなくて国会をきのう通過しています。地域医療介護総合保健推進法は、我が党の追及でこの間の2割負担の根拠も崩れています。それなのに審議を打ち切って、18日、きのうの午前の参議院の本会議で採決が強行されました。自民、公明の与党の賛成多数で可決成立しています。  そこで、お伺いしますが、まず1点目に、この法律は介護保険制度をどう変更するのか。  2点目に、介護保険から外される要支援者へのサービスは、要介護状態に陥ることを防ぐ重要な役割があります。要支援者の訪問介護、通所介護を地域支援事業に移行した場合の影響、これは本市でどのようにあらわれるのかお伺いします。  3点目に、特別養護老人ホーム新規入所者は、原則中程度の要介護度3から5の人に限定されることになります。その影響はどうなりますか。  4点目に、特別養護老人ホームの待機者は現在何人か。それから、増設を第6次宮古島市高齢者福祉計画、このプランに入れるべきだと考えますけども、いかがでしょうか。市長のご見解をお伺いします。  5点目に、一定以上の所得のある人の利用料、これを2割に引き上げた場合の影響はどうなりますか。  6点目に、介護保険料を払っている住民が認定そのものから除外される受給権の侵害を許してはならないと考えます。いわゆるこれまで受けられていたサービスが受けられなくなる、保険あって介護なしということは介護保険法のスタートの時点から懸念されたことです。このようなことが現に起こり得る状態が想定されます。市長のご見解をお伺いします。  次に、市の施設の管理についてですけども、宮古島市の公設市場についてお伺いします。まず1点目に、市場が完成して3年になります。完成して間もなく壁にひび割れが発生して雨漏りが続いている状態です。市は、テナントの責任で補修するようにと言って対応していないということです。市の管理する施設であり、直ちに補修すべきと考えますけども、いかがでしょうか。  2点目に、テナントの電気料金や賃貸料、これを月々請求し、納付書を発行するように市にテナントの方々が要求してきたといいます。しかし、市はそれに応えず、年度末に1年分請求しています。これでは払いたくても払えないという悲鳴がテナントの方々から上がっています。なぜそのような請求になっているのかお伺いします。それから、滞納したときの延滞金の扱い、どうなるんでしょうか。このような問題、直ちに改善すべきと考えますが、いかがでしょうか。  3点目に、空き店舗の問題ですけども、今この空き店舗消費税増税後客足がぐんと減ったと言われていますけども、それに追い打ちをかけるように活気がない、そういう状況を空き店舗が一番に醸し出す、そういう状況があります。現在の空き店舗は何店舗になっているのかお伺いします。なぜ公募しないのか、そのことについてもお伺いします。  最後に、平良庁舎についてですけども、各課のフロアマット、この張りかえが職員の手で去年からことしにかけて行われました。張りかえをしたフロア、課内の職員はみんな気持ちよくなったと言って喜んではいますけども、その張りかえの理由は何なのか。職員の手でやっている理由は何なのかお伺いします。  以上お伺いして再質問をさせていただきます。 ◎市長(下地敏彦君)   自衛隊関連についてお答えをいたします。事前に働きかけがあったかということでありますが、事前の働きかけはありませんでした。  次に、市長は武田良太副大臣に対し、どのような説明をし、どのように対応したかということでありますが、国は新しい防衛大綱、中期防において、自衛隊配備の空白地域となっている島嶼部への部隊配置等により防衛体制の充実強化を図るとしています。これを受け、武田良太防衛副大臣から宮古島も含めた対象地域の調査のため、現地調査を行いたいとの申し入れがありました。調査対象地域は、沖縄県の先島地域と鹿児島県の奄美群島地域とのことでした。現状において沖縄周辺地域で現実に進行している国際情勢を勘案したとき、数多くの島々から成り立っている我が国の島嶼防衛を充実させることは、市民の生命、財産等を守る観点から必要であると考え、そのようにお答えをいたしました。その一環として宮古島市を対象に調査したいとのことであり、その内容については今後調整したいとお答えをいたしました。  次に、自衛隊配備によって観光客が落ち込むのではないかということでありますが、本市への入域観光客数は昨年に引き続き40万人に達しており、今年度の4月、5月も昨年度の同月を上回り、好調に推移しております。自衛隊の配備が観光客の入域に影響するということですが、既に本市には上野地区に航空自衛隊宮古島分屯基地があり、第53警戒隊が配備されていますが、それによる観光入域客への影響は特に感じておりません。もし自衛隊が配備されることにより観光客が減少することを懸念しているというのであれば、現に多くの部隊が配備されている沖縄本島に年々多くの観光客が増加していると、こういう現象をどういうふうに考えればいいのでしょうか。  次に、慰霊の日についてであります。宮古島市は、戦争で多くの生命が失われた苛酷な体験を忘れることなく、平和のとうとさを後世に伝えていくために、核兵器廃絶平和都市宣言を行いました。その実現に向け、市民の一人一人が平和で安全な環境のもと、幸せな生活を営むことができるように、関係自治体と力をあわせ、核兵器のない平和な世界の実現に向けて取り組んでまいりたいと思います。 ◎副市長(長濱政治君)   上野地域の旧焼却炉撤去のように、交付金事業と認められなかった場合の事業数と金額はどのようになっているかという質問でございます。沖縄振興特別推進交付金、いわゆる一括交付金での事業化が認められずに単独事業で実施している事業は、平成25年度で1件ありました。また、平成24年度には59件、3億9,231万5,000円です。平成24年度は、特に一括交付金制度創設初年度のため、自由に使える交付金制度ということで多くの事業を計画いたしましたが、その事業が一括交付金制度になじむのか、そうでないのかについての理解が十分ではなく、当初予算で計上した事業で同交付金になじまない事業がかなり出ておりました。 ◎総務部長(安谷屋政秀君)   まず、財政計画の中で公債費はどうなっているかという質問だと思いますので、お答えしたいと思います。宮古島市の中期財政計画は、平成22年度から平成26年度までの5カ年間で計画が策定されており、現在2期目の中期財政計画の策定に向け、取り組んでいるところであります。第1期の中期財政計画における公債費の額は、借入金の繰り上げ償還を積極的に行いながら元利金の抑制を図ることとして、公債費の計画書を策定しております。公債費に充てる財源としましては一般財源を見込んでおり、今後財政運営並びに財政計画においても人件費、単独事業の見直し、公共施設等の効率的な管理運営を実施し、財源を捻出していくことになると思います。  次に、合併算定がえの終了に伴う交付税の対応について、総務省がその算定がえについて見直すということを決めておりますので、その内容についてお答えしたいと思います。総務省は、合併市町村において災害時の拠点としての支所の重要性が増すなど、合併時点では想定されなかった新たな財政需要が生じており、これらに対応するため、平成26年度普通交付税算定方法を改正しております。  まず、1点目に、消費税、地方消費税率の引き上げに伴う社会保障の充実分など地方負担額について普通交付税の算定に算入することとしております。2点目に、人口を基本とした上で、各地方公共団体の行革努力や地域経済活性化の成果指標を反映することとしております。3点目に、地方財政計画の特別枠、地域経済基盤強化雇用等対策費に対応し、算定することとしています。4点目に、合併により市町村の支所の数を勘案した変化に対応した交付税算定を行うこととしております。まだ現在のところその額については確定しておりません。まだ連絡も入っておりません。  それと、合併時の職員の数とその金額と基金についてお答えしたいと思います。宮古島市の職員の数は、市町村合併後の平成18年4月1日現在で1,031名、平成24年4月1日現在で837名となっており、この7カ年間で職員の削減は194名となっております。人件費の総額は、平成18年度決算において81億8,000万円、平成24年度決算では73億9,000万円となっており、7カ年間で約7億9,000万円削減されております。平成24年度決算における財政調整基金残高は約44億2,300万円であります。  基金の活用につきましては、合併算定がえ終了後、地域活性化のための事業の実施、インフラ整備等の実施、また住民福祉並びに災害時の市民への対応として活用すべきだと思っております。  次に、平良庁舎フロアマット張りかえについて、なぜ職員の手で行われたかという件にお答えしたいと思います。平良庁舎は、建設以来22年余が過ぎております。フロアマットについても衛生的でなく、ほこりがたまりやすく、健康的でないため、職場の環境を考慮し張りかえました。まず、試験的に3階部分のフロアマットを交換しようということで業者のほうに見積もりを依頼したところ、約230万円ほどかかるということになりまして、それとフロアマットについては張りかえが簡易で容易であるということで、まず3階を試験的に職員でやってみようということで張りかえしたところ、原材料費で差額が約100万円ぐらい浮きましたので、やはり職員でできるものについてはやろうということで、3階のほうでまず試験的にやってみました。これを1階から5階までやるとなると約500万円の差額が出てきます。それで、フロア張りかえてみたいという課があれば、自主的に張りかえたいというのであれば、それについては原材料費を支給しますよということで、その張りかえを職員のほうでやっております。 ◎福祉部長(譜久村基嗣君)   地域医療介護総合確保推進法は、昨日成立をいたしました。国においては、同法の施行について政令、もしくは詳細なガイドラインにまとめることとしております。本市においては、地域医療介護総合確保推進法及びガイドラインの内容を精査し、利用者の利益が守られるよう取り組みたいと考えております。その中で、地域医療介護総合確保推進法に関係する5つの質問がありますけれども、これは、今成立した段階で県、あるいは市への通達、あるいは文書などがまだ届いていませんので、詳しいことについては、そのガイドラインを見て、これからまた主管課長会議とか開催すると思いますので、そのときに研究を重ねまして情報の発信はしたいと思っております。  その中で、法令と関係しないものが4番目の特別養護老人ホームの待機者何人かということ、それから6次の宮古島市の高齢者プランに入れるべきではないかということについてお答えいたします。本市に設置されている特別養護老人ホームは4カ所で、定員は4カ所合計で210人となっております。沖縄県の調査によりますと、平成25年10月現在の本市の待機者は16人となっております。地域の施設の増設については、沖縄県の介護保険事業計画に基づき、設置されていることから、今後も本市の第6期介護保険事業計画策定委員会の中において論議をし、他地域との比較検討などを行い、対応してまいりたい、判断してまいりたいと考えております。 ◎建設部長(下地康教君)   まず、1点目、18日に嘉手納基地所属の米軍機3機が宮古空港に飛来をしました。空港の利用の目的は何でしょうかということでございました。5月18日15時40分ごろ、管制塔より、フィリピンから嘉手納基地へ帰還中の回転翼機HH60S3機のヘリが天候不良をもって緊急に宮古空港を利用したいとの要請があり、同日15時56分に緊急着陸をしております。  次に、2点目ですけれども、米兵22名が某ホテルで宿泊したと聞いていますが。米兵は検疫を受けたのかどうかというご質問でございました。宮古空港は、検疫職員が常駐していない非検疫空港となっております。今回の米軍機の緊急着陸は、休日の夕方に行われ、米軍機3機は全て翌日9時11分に離陸したため、検疫は受けておりません。翌19日1便にて那覇検疫所の職員が来島しまして、米軍乗組員と濃厚に接触した人たちと面談及び健康チェックを行ったということを検疫所から報告を受けております。 ◎観光商工局長(下地信男君)   宮古島市公設市場の管理について質問をいただきました。まず、公設市場の使用料及び電気料金についてでありますが、使用料については毎月納付書を送付いたしております。電気料金につきましては、A棟1階に関しましては、一旦市で支払いを行いまして、その後、個メーターを各店舗に設置して、使用した電気使用量に応じて料金を算出して市から入居者へ請求する、そういう仕組みをとっております。平成25年度までは、1年分を4回に分けて請求しておりましたが、今年度からは入居者の負担を考慮して毎月納付書を発行する仕組みに改善しております。  それから、1年分の請求があったという話ですが、年に4回に分けて請求しておりました。ただ、年度を通して未納の者がおりましたので、翌年度の5月に過去1年分の未納の分を一括して請求したと、そのことを捉えてのご指摘だと思います。  それから、空き店舗についてですが、今月現在の時点で屋内の店舗が2店舗、それから青空市場4店舗が空き店舗になっております。現在今月末の募集に向けて準備を進めております。  それから、市場に活気がないというご指摘ですけれども、平成24年の8月にオープンした当時は、入居者の中からリーダー的な存在の方がいらっしゃいまして、市場の活性化に向けて取り組むという思いでスタートしたということを聞いておりますけれども、なかなかうまく機能していないというのがあるようです。今後市場入居者と市で構成する連絡会議を設置しまして、これ今月の30日の予定でしたけれども、いろんな課題について協議していく予定をしております。その中で市場の活性化がどういう方法があるのか、あるいはどういった計画ができるのか議論してみたいと思っております。  公設市場の雨漏りにつきましては、オープン当初からこれまで何度か確認されておりまして、その都度施設の施工業者に修繕とその対策についてお願いしてきたところです。今月上旬にも雨漏りが確認されましたので、修繕を依頼するとともに、今後の対策について協議をしております。今後雨漏りが続くようであれば、施工業者の責任において全面的な防水塗装を施すということにしております。 ◆上里樹君   再質問をさせていただきます。  まず、自衛隊の配備についてですけども、住民の生命、財産を守るために必要と市長はお認めになっていますけども、中期防の防衛計画、その中身は市長はどのようにご理解していますか。いわゆる沖縄近海における沖島で今自衛隊と米軍の合同訓練が行われてきましたけれども、その訓練の中身は、いわゆるある国が、要するに敵国が島に上陸していると。その上陸した軍隊からその島を奪還する訓練、いわゆる住民もろとも巻き込んだ戦闘状態を想定した訓練になっています。ですから、離島を防衛するというんですけども、こういう戦争になった場合に宮古の住民、これがどうなるのか、そういったことを市長はどのように想定していらっしゃるのか、そのことをお伺いします。  次に、宮古島市の観光産業の振興と自衛隊配備の関係について市長は、順調に観光客は伸びていると、影響はないとおっしゃいました。けれども、事あるごとにテロが起きる。さらには、安倍晋三首相の暴言によって旅行者が予定していた旅行をやめるという事態、現に宮古でも発生しています。ですから、こういった近隣諸国からの観光客が予定していた宿泊をやめるというようなこと。こういった事態は現に発生しているわけで、それを市長は、ならば沖縄本島のように年々観光客が増加している現状をどう捉えるかと、反問権のようなことしていますけども、私は逆にその理由は何なのか市長に問いたいと思います。私は、そういう緊張状態が高まっている中で、沖縄という地域が特殊だからだと思うんですよね。市長は、近隣諸国、いわゆる台湾や韓国も赴いています。中国へも渡っています。ですから、平和会議への市長会への参加もなさっています。ですから、そういう賢明な対応は今後も引き続き頑張っていただきたいと思いますけども、決して観光振興、これに影響がないという断言はできないと思います。そういう観点から再度ご答弁お願いします。  それから、6月23日、慰霊の日を前にして、宮古島市の核兵器廃絶平和都市宣言について私は、かねてからこの日の理念を市民に知らせていく、いわゆる後世に伝えていくとうたっているわけですから、理念をその宣言を周知徹底する必要があると思うんですね。市役所庁舎ロビーで張り出して周知徹底していますとおっしゃいますけども、きょうごらんになってください。いつまであの状態をお続けになるのか、私は非常に嘆かわしい事態だと思います。すっかり紙は色あせています。いつ張り出したんですか、あれ。何年になりますか。たまには剥がれ落ちている場合もあります。こんな醜い状況を是正して、他の自治体同様に宣言している、きちんとした宮古島市らしい平和を願う思いを標柱にする、立て看板にする、そういう周知徹底をしていくべきだと考えますけども、いかがでしょうか。ただその宣言、これを生かしていくということにもなりますけども、積極的な取り組みが必要だと考えますけども、いかがですか。  次に、宮古空港の米軍機の使用についてですけども、22名の米兵が某ホテルで宿泊した。宮古空港は検疫職員が常駐していない空港だと。離陸後に翌日検疫官が来島して、濃厚な接触をした方々の検査をしたとおっしゃいます。このような空港は、緊急時ですから、仕方がないとしましても、濃厚な接触をするような、そういうホテル、民間地域に出入りを認めるべきではないと思うんですよね。ですから、こういったことが繰り返されないようにすべきだと思いますけれども、市長は今後どのような対策を講ずるのか。それから濃厚な接触をしたと疑われる、そういった方々の検査結果はいかがだったのかお伺いします。その検査した方々は何人を検査したのかお伺いします。  次に、財政についてですけれども、大型公共事業による市民負担、これについてお伺いしました。一般財源で公債費は充てるので、一般財源の関係の見直しを徹底するようなお答えでしたけども、脆弱な財政力、こういう状況の中で特別ないわゆる国の事業、これを受けている自治体ですよね。そういう自治体がなぜピーク時の41億円というようなことを平気でやってのけるのか。しかも、財政計画からも逸脱するようなことをやっています。この自主財源で本当に対応していけるのか、私は疑問です。  かつてトゥリバーの埋め立てをやったときも、後で交付税措置で対応されるから、大丈夫という話でした。けれども、その時々の政権によって交付税措置というのは変わってまいります。交付税総額が減額されれば総体的に減ったも同然になるわけですから、全てが交付税措置されるとは思えません。ですから、このような事業、これはしっかりと財政計画、これに基づいた運用が求められると思います。一般財源で対応する、そういう方向ですけども、具体的にどのように対応するのか、どういう財源を予定しているのか、もう一度お答えください。  それから、上野地域の旧焼却炉の撤去のように、一括交付金を充てる予定だった工事が当てが外れてしまったと。2億2,000万円が外れた形なんですよね。こういう事業というのは、それだけでも大きな財政計画、これに影響が出てくると思います。そういう中で、平成24年度が59件、平成25年度で1件とおっしゃいますけども、もう一度お伺いします。いわゆる平成25年度と平成24年度の見直した事業の件数、もう一度お答えいただいて、総額を明快にお答えください。  それから、合併算定がえの終了に伴う交付税措置の対応ですけども、災害時の支所の機能強化のため、そのとおりです。私は、もっと市の職員、アンテナを張っていただきたいと思うんですよね。一般の市民でも今では手にとるように総務省の方針というのはわかります。ですから、これがどういう目的で、大体人口規模に応じてどの程度配分されるかというのは想定されているはずです。しかも、財政担当課には総務省は説明をしているわけですから、これを本当に総務省が願っている方向で宮古島市にどう生かしていくかと、それを今からしっかり検討する必要があると思うんですね。  いわゆる合併した自治体が将来の財政難、いわゆる交付税算定がえの終了に伴う、それに対応してため込みを行っています。宮古島市も例外ではありません。そのため込みは職員の退職金に充てるという目的も、一番それが大きかったと思います。年次的な計画を持ってそういう目標を持ってやってきた基金なんですけども、その基金がもう既に目標額を上回っていると思うんですね、想定したよりも多い退職者によって。ですから、そういう目的とした期限をもって前倒しで達成をされている44億円余りあるとおっしゃいますけれども、それを地域の振興やインフラ整備や住民の福祉関係、それから災害時に活用していくと通り一遍にお答えになりました。  今多くの自治体で合併後どんな事態があらわれているかといいましたら、一番混乱を招いた本市においての混乱は、国保税の2倍の引き上げでした。大混乱でした。ですから、合併後職員の数が減る、これも想定されたことです。今国が年金につなぐ、そのためにその間の任用について条例制定を求めていますけども、こういった事態というのは、合併前の大量の職員の削減、これを考えたら本当にそのかわりの今の合併算定がえの対応の交付税措置で、これがあるから、よかったと言える状況ではない事態が本市も含めて全国で起こっているわけですね。こんなはずではなかったと。合併してよかったと言えない状況が全国で起きている。それを何とかしないといけないという総務省の判断で合併算定がえ、これを緩和措置を講ずるわけです。いわゆる一番初期の声が弱まってきている、そういったところを災害時を想定しての支所機能の強化、これには保健福祉事業を一番の重点に置いています。ですから、保健福祉事業の充実強化、それに基づいて、それに充てる財源として削減を緩和していくというんですね。人口規模に応じてやるといいますけども、今私資料をテーブルに忘れてまいりましたけども、それに基づくと、大体人口規模で8,000人に満たない地域であっても、旧自治体がこれは対象になりますけども、宮古島は4自治体ありますから、8,000人以上にならなくても、8,000人以下であっても5億円は削減が緩和されるという私は試算をいたしております。  ですから、これだけの規模で緩和措置がとられる。44億円のため込みがある。これを何のためにため込んでいくのかというそのことも鑑みて市民の負担軽減、一番の要求は、私どもがとった市議会議員選挙に伴ってアンケートを実施しましたが、払いたくても払えないという国保税の引き下げです。介護保険料の引き下げです。固定資産税の引き下げです。こういった市民負担の軽減、それから保育所の待機児童の解消、こういった部門に充てていくべきだと考えます。その観点からいかがでしょうか。  それから、福祉行政についてですけども、法律については通達が来ないから、わからないと。これもアンテナを張っていれば大体わかるんですよね。ぜひ想定されることに対して今から宮古島市としてどうするのか。計画に生かしていくためにも情報を取り寄せるようにしてほしいと思います。いわゆる今度の法律によって見直しされるものというのは、要支援の1、2が自治体の事業にかわっていくという大変な問題なんですよね。いわゆる通所、軽度の要支援1、2のお年寄り向けの訪問介護サービスが国から地方に移されると。市町村が実施している地域支援事業に新たな名義を設けて、要支援者に見守り、配食、緊急時の対応など、代替のサービスを提供するというふうに政府、厚生労働省が説明をしています。  ですから、再質問でこのことを期待してお伺いしようと思っていましたけども、このサービスの人数についても運営基準についても国は上限を定めています。ですから、思いどおりのサービスを自治体ができない、また自治体の職員もそれに伴わないという実態が現にあります。ですから、上限が定められている、こういった代替サービスを提供するというふうに言ってもそれが十分に果たせない、そういう自治体間の格差が出てくるという問題があります。ですから、サービスの内容、これに格差が出るということですよね。ですから、事業の予算も上限を定められるわけですから、思いどおりにいかないという状況が発生します。  私が驚いたのは、法律と関係ない特別養護老人ホームの新規入所者というふうに福祉部長がおっしゃいましたけども、これは法律で明快にうたわれている事業じゃないですか。いわゆるこれから特別養護老人ホームの入所者は原則中重度の要介護3から5の人に限る。重大な改変じゃないですか、法律の。ですから、その影響をお伺いしたわけです。ですから、そのプランを待機をなくすという意味で、宮古には16人とおっしゃいました。その16人を抱えるご家族の苦労を思えば、本当に大変なんですよね。仕事をやめて介護をする。もしくはお年寄りがお年寄りを介護するという実態もあります。しかも、ほとんどが低所得者という状況。こんな中で国は、この3から5の重度を今後は中心に入れていくと言って、そのあぶれた方々は特別養護老人ホームでサービスつきの高齢者住宅とか、有料老人ホームを受け皿にするといいますけども、宮古のようなこんな低所得のお年寄りたちがそれを利用できるとは考えられません。ですから、この施設整備、これをぜひ次の高齢者福祉計画、ここに位置づけるべきだと考えます。市長のご見解を求めます。  それから、市の施設の管理についてですけども、公設市場の問題、完成して間もなく亀裂が入って漏れ出していると。非常に危険だなと思うのは、コンセントの周辺にひび割れが入って、そこから水があふれ出ている状況なんですね。ですから、3年もまともな補修ができないでいる。しかも、現場の方々から聞くと、市はテナントの方々が導入した設備の導入に伴うひびだと言われたというんですね。自己責任で補修しろと。こんなことでいいんですか。補修をするとおっしゃいましたけども、直ちに業者の責任においてやっていただきたいと思います。  それから、テナントの電気料金1年分まとめてやってきたと、平成25年度。これでは払えるものも払えないと思うんですね。契約がそうなっているのかどうかお伺いします。ですから、こんなやり方で本当にいいのか。改善を求めたいと思います。このようなことを二度と繰り返さないでいただきたい。そのためにどうするのか。  空き店舗の件お伺いしました。なぜ公募しないのか、これまでできなかったのか、それをお伺いしましたけども、今月末公募するとおっしゃいましたけども、私が聞けばテナントが滞納している電気料金やその他の問題があると聞いておりますけども、いかがですか。  それから、平良庁舎のマットの張りかえですけども、職員の要求があったのか。それから、もし要求があれば労働組合だと思いますけども、その会議録があれば提示してください。それから、その商品はいつどこから購入したのかお伺いします。  以上お伺いして再質問させていただきます。                 (「議長、ちょっと休憩お願いします」の声あり) ○議長(眞榮城徳彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時00分)  再開します。                                     (再開=午前11時04分) ◎市長(下地敏彦君)   まずは、合同訓練についてでありますが、災害時の対応ということで、大規模な災害が起きたときにどうするかという訓練を常日ごろやっているということはとても大切だと思うんです。したがって、防災の訓練も毎年やっているわけです。島嶼の防衛についても、当然のように何もやらずにもし協力した場合にどう対応するかという訓練も全くやっていない中にそういう事態が発生した場合、それをどうするかということを考えれば、訓練をやっているということは当たり前だというふうに思いますよ。そうでもしなければ危機管理というのはできないというふうに思っております。  次に、自衛隊が配備されると観光客が減るんじゃないかということですが、これは直接的にはリンクはしていないというふうに思っております。  次に、核兵器廃絶平和都市宣言の話ですが、ちょうどよかったです。これは、私どもは今新しいパネルをつくっているんです。これを設置場所も今の場所ではなくて、場所を変更してやるということで場所の調整をしているということですから、これはご理解をいただきたい。  それから、嘉手納のパイロットが来た検疫の件についてですが、検疫の検査結果はまだ知らされておりません。報告がないということであります。空港職員2人も一応ちゃんと検疫官からいろいろと面接を受けているということであります。 ◎副市長(長濱政治君)   平成24年度、それから平成25年度の一括交付金事業が認められずに単独事業になった事業、もう一度ということでございました。平成25年度は1件、事業費で540万円、それから平成24年度59件、3億9,231万5,000円でございます。トータル3億9,770万円余ということになります。 ◎総務部長(安谷屋政秀君)   財政計画についてお答えしたいと思います。  平成27年度から平成31年度まで第2次というんですか、第2期目の中期財政計画を計画しておりまして、その中で財源内訳等いろいろ負担のないような計画を提示していきながら、効率的な財政運営に努めていきたいと思っております。  それと、基金についてどういう使い道をするかということについては、それは議会の皆さんともご相談をしながらすることになると思いますので、それについては合併算定がえが終了するまで、しっかりと基金については積み立てていきたいと。基金の使い道については、これについては合併算定終了後平成28年以降ですか、それについてはどういうふうに使っていきたいかというものについては具体的に出てくるものだと思っております。  それと、フロアの張りかえについては、約22年ですか、平良庁舎が建設されて。マットが張りかえもない。職員等でいろいろ毎日朝来て掃除機をかけるんですけど、衛生的に非常によくないということと、ぜんそく、それとせきがとまらないとか、職員のいろいろ希望がありまして、まずは3階フロアから試験的にやってみようということで、宮古島市内の業者からまず見積もりをとったところ、約……                 (「労働組合から具体的な要求があったか」の声あり) ◎総務部長(安谷屋政秀君)   これは、職員から具体的な要求がありまして、ちょっとせきがとまらない、ぜんそくぎみだということで、かえてほしいという要求がありました。これについては、前からかえてみたいなということで3階から試験的にしました、職員のほうで。張りかえが簡易な作業ですぐ張りかえできますので、原材料を購入して3階でやったところ、別の課からも自分たちも原材料費を支給してもらえれば張りかえをやりたいということで、それで張りかえをしてあります。                 (「その商品はどこから購入して幾らかかったか」の声                   あり) ◎総務部長(安谷屋政秀君)   宮古の業者から3階部分を購入すると160万円かかりました。それを本土のメーカーから購入すると130万円かかりましたので、差額は約30万円違っております。 ◎福祉部長(譜久村基嗣君)   議員がご指摘している件について私は理解しているつもりですが、ただ今回の法律については経過措置、要するに今まで例えば介護保険、要介護度の1、2については、もちろん現在特別養護老人ホームに入所している方もいるわけですよ。ただ、今回の法律は要介護1、2については重症度の高い3以上の方が養護施設には入れるという法ですけども、じゃ現在入っている1、2の人は出てくださいということじゃないんですよ。ですから、こういう形の経過措置がいろいろな項目についてあるので、その経過措置を含めて、要するに県、あるいは国からの事務説明会、担当者会議などを通して完全な情報提供するという意味での先ほどの答弁でありました。  それから、施設の増設については、もちろん申請は県が行います。これは、県が沖縄県の介護保険事業計画に基づいての設置ということで、その申請に基づいての認可ということがありますけども、もちろん既存の市町村、宮古島市についても意見の聴取というのは行いますけども、これについては市としては、今度平成27年度から始まる第6期介護保険事業計画の策定委員会の中で、増設するかという件については議論を深めていきたいと思っております。 ◎観光商工局長(下地信男君)   まず、公設市場の件ですけども、これまで雨漏りを放置してきたわけではなくて、雨漏りのその都度業者には補修をするように、原因を究明するようにという話をしてきております。ところが、なかなか原因が特定できないという状況にありまして、その中でテナント入居者の皆さん方がシンクを設置する、そういった場合に独自に壁に穴をあけてやっているという状況がありました。ただ、その辺は雨漏りがないようにというふうな対処をお願いしているということがありましたので、一方的に雨漏りをテナント入居者の皆さん方が責任持ってやれという話ではございませんでした。  それから、電気料等につきましては、年4回に分けて納付書を発行して請求しておりました。ただ、1年に1度という話は、年度通して未納のもの、未払いのものについては、翌年度の5月に前年度分の未納の分について一括請求してきたということがありました。そういうことを捉えての1年分の請求だと思われます。  それから、空き店舗についてなぜ入居募集を行わないのかという話ですが、屋内の2店舗につきましては、ことしの3月と5月に退去しております。入居者の中から、これは室内のですけども、取り扱う品物がどうも同じような、似たようなものが多いと。ちょっとバラエティーに乏しいんじゃないかと。もっと多品目陳列されるように、もっと異業種の方々の入居はできないかと、市のほうに検討してくれという申し出がありまして、それをどういうふうにして取り扱っていくかということに多少時間がかかりました。これは、今月30日の連絡会議の中でどういった方向がいいのかというふうに検討していきたいと、方向性を出していきたいと思います。  それから、自衛隊の配備と観光客の影響ですけども、現に上野に分屯基地がありまして、その中でも観光客がふえていく状況にあります。それから、市が実施しました観光客に対する満足度調査の中でも、特に自衛隊を危惧するような回答はございませんでした。特に影響はないものと思っております。                 (「休憩お願いします」の声あり) ○議長(眞榮城徳彦君)   休憩します。                                     (休憩=午前11時15分)  再開します。                                     (再開=午前11時17分) ◆上里樹君   再々質問させていただきます。  新しいパネルをつくっていると、核兵器廃絶平和都市宣言の。どういうものか期待しています。  それから、たくさんありますけども、福祉行政についてですけど、特別養護老人ホームの待機解消のためには、ほとんどが低年金で困窮している方が特徴だと思いますので、こういう方々が最後まで入居できる施設というのは特別養護老人ホームしかないと思うんですね。ですから、その計画をしっかりと増設に向けた施設計画をやっていただきたいと。国庫補助の復活と用地取得への支援を国に対してもあわせて要求していただきたいと思います。消費税を増税しました。それが全てを社会保障に使うと言いましたけども、使われているのは結局は国土強靱化計画の名による巨大開発、それから自衛隊を海外で戦争できる軍隊に改造する、今南西諸島の軍隊の強化です。そういったことで社会保障に回っていないというのが現状です。こういったことでは社会保障の基盤が壊れて、税収も減って財政再建も不可能になるということを指摘して、最後に、それを打開する道がきちんとあること、このことを指摘して一般質問を終わらせていただきます。
    ○議長(眞榮城徳彦君)   これで上里樹君の質問は終了いたしました。 ◆山里雅彦君   12時までに終わってくれということで西里芳明議員が目で合図しておりますので、努力したいと思います。あしたの今ごろには、ワールドカップサッカーの決勝リーグ進出なるかどうかの大事なギリシャ戦があります。1試合目は、残念ながら逆転負けということで、本田圭佑選手の左足の強烈シュートで先制しましたが、相手のヘディングシュート、頭を使って2点とられました。ギリシャの平均身長も180以上あるらしいんですよ。思うんですが、市長、ヘディングシュートでは0.5点ぐらいにして、できないでしょうかね。そうしたら、1対1で1試合目は引き分けになったんじゃないかと思いますが、そうであっても私の予想では3対1ぐらいで勝つと思うんですが、どうですか、市長。副市長、何か違う意見持っているようですね。  それでは、通告に従いまして私見を交えながら一般質問を行ってまいります。初めに、提案されているエコアイランド宮古島の推進に関する条例についてでありますが、この件については、前里光惠議員初め多くの議員の皆さんも質問しております。確認しながら取り上げていきたいと思いますので、しっかり答弁していただきたいと思います。  本市は、平成20年3月にエコアイランド宮古島宣言を行っており、その翌年の平成21年には環境モデル都市として国から認定を受けております。今回提案された条例は、エコアイランド宮古島の実現に向け、島の豊かな自然環境を守り、限りある資源を活用した持続可能な成長を目指し、宮古島にかかわる全ての人や団体が一体となった取り組みを推進し、エコアイランド宮古島の具現化に資することを目的にした今回の条例の制定であるということであります。今後CO2削減などの環境へ配慮した多くの取り組みを進めていくことになりますが、次の2点についてお伺いしたいと思います。  今回提案されている条例第4条に市民の役割とありますが、本市が目指すエコアイランド宮古島の実現に向けた取り組みについて、市民が身近にできるエコ活動はどのようなことがあるのか。そのエコ活動について市民の声がありましたので、わかりやすく説明していただきたいと思います。  次に、2点目に、同じく条例第5条、事業者の役割とありますが、エコアイランド宮古島の実現に向けた事業者の身近に手軽にできる取り組み、エコ事業活動についても同じようにお伺いしたいと思います。  次に、宮古空港の整備計画についてであります。本市や関係各団体の誘致活動により実現した韓国アシアナ航空のチャーター便が、昨年からことしにかけて4度運行しております。そのことから、国際線受け入れ態勢、CIQ整備が急がれる中、本市の要請に対し、県は本年度に実施計画を行い、平成27年度には、来年度ですね、CIQ施設を整備するとしております。そして、駐機場や待合室等の拡張整備については、利用状況見ながら前向きに検討するということであります。しかしながら、今現在でも手荷物チェックカウンターとか、待合室等は、時間帯によっては足の踏み場もないぐらい混雑しております。CIQを設置し、そして外国からの観光客がチャーター便等でやってくると、今以上の混雑が予想されると思いますが、市民や観光客の皆さんがスムーズにゆとりを持って利用できるように、CIQ設置計画と並行して駐機場や手荷物チェックカウンター、待合室等の整備が必要だと思いますが、市の取り組みや進捗状況についてお伺いしたいと思います。  次、農業振興について。農業に関する本市が行う助成事業、補助事業の通年を通した事業の実施状況、受け付け年月日等のですね、それを記した情報パンフレット等の作成事業についてでありますが、農家の所得向上と生産量の拡大を図るため、サトウキビ生産については、最近では株出し面積等がふえているということで株出し管理機作業の補助事業、そしてサトウキビ病害虫防除補助事業、緩効性肥料購入補助事業、そして一般質問初日で下地明議員が取り上げていました緑肥補助事業などあります。そして、野菜、果物などの園芸作物に関しては、園芸施設設置補助事業、農業用廃プラスチック処理補助事業、それから6次産業化、本市が進めています芋の病害虫防除補助事業、多数そういったメニューがあります。  農家の声がありましたので、そこでお伺いしますが、本市が行う農業振興に関する助成事業、補助事業の受け付け時期、配付時期等の実施状況が、1年を通して市民が一目でわかることのできるような情報パンフレット等の作成事業はできないかお伺いします。  次に、教育行政についてでありますが、宮古島市立小中学校のプール施設についてでありますが、数年前まではプール整備計画については、教育委員会としては安全面を考え、校舎の耐震化を優先して取り組み、その後に徐々に整備していくということでありました。そして、昨年の9月定例会においては、本市の小中学校では24校にプールが整備されているが、久松小学校の築39年を最高に6校のプールが築30年以上となり、全体的に老朽化が進み、改築時期に来ているということでありました。教育委員会としては、学校プール整備の方針を改め、検討する必要があると、そのときはしておりました。  そして、去った3月定例会において粟国恒広議員の質問に対して、教育委員会としては、従来の学校ごとに整備するという計画を改め、効率的なあり方を検討していきたいと答弁しております。そこで、お伺いしますが、1点目に、宮古島市立小中学校のプール整備計画について、今現在教育委員会はどのように考え、どのような方向性で取り組もうとしているのかお伺いしたいと思います。  2点目に、全体で24校プールが整備されておりますが、その1年間における各小中学校のプール管理委託料、水道代なども含めてどのようになっているのかお伺いしたいと思います。  3点目に、各小中学校における年間の子供たちのプール使用日数時間等についてもお伺いしたいと思います。  次に、市陸上競技場の施設利用について4点ほどお伺いします。この件に関しては、一般質問初日に下地明議員、昨日も下地勇徳議員から質問があり、重なる項目も幾つかありますが、再質問以降、棚原芳樹議員得意の角度を変えて取り上げていきたいと思いますので、しっかり答弁していただきたいと思います。  まず、1点目に、先月末に開幕したインターハイ、県陸上予選を控えた高校生、地元アスリートたちが大事な調整期間中、市営陸上競技場が利用できなかったということですが、なぜ利用できなかったのか、その説明をしていただきたいと思います。  2点目に、年末年始も同様に県外の大学や実業団チームが当宮古には数多く訪れております。年末年始も陸上競技場の利用を望んでいるようですが、利用できるときと利用できないときがあるということでありますので、なぜ利用できないのか、その点についても説明していただきたいと思います。  3点目に、平成25年度から今年度にかけて市陸上競技場を利用した県外の陸上、駅伝、その関係、宮古島に合宿した大学、実業団、個人の利用状況についてもお伺いします。  そして、4点目に、陸上競技場施設内に市陸上競技協会の運営事務所設置についてでありますが、ほとんどの学区対抗陸上競技大会は、タータン整備がされている全天候型の陸上競技場で行われております。今現在市陸上競技協会の窓口といいますか、受付は、その協会の役員を勤める方々の職場などが窓口となっているようであります。大変不便を来しているようでありますので、ぜひそういう大会が行われる市営陸上競技場施設内に陸上競技協会の運営事務所は設置できないかについてお伺いします。  次に、スポーツ振興大使、これは仮称でありますが、創設についてでありますが、スポーツアイランドに取り組む本市には、毎週のようにプロ野球オリックスを初め社会人、大学、高校野球、マラソン、駅伝、陸上、実業団、大学関係チーム、そしてサッカーなど数多くのアスリートの皆さんが来島しております。経済効果、活性化の面でも、それと地元のアスリートの競技力の向上にも多大な影響を及ぼしていると思いますが、今後スポーツキャンプ宮古島、オリンピックもあることですから、そしてスポーツアイランド宮古島をより一層推進していくためには、発信力のある宮古島・スポーツ振興大使の創設といいますか、任命といいますか、必要だと思いますが、いかがでしょうかお伺いしたいと思います。  最後に、道路行政についてであります。みどり推進課前道路、袖山1号線らしいですね。その冠水対策についてでありますが、ことしもこれまで何度もその場所ですね、大雨によって道路が冠水、そして通行どめや市民の車等が立ち往生するなど、大変利用者に不便を来しております。ことしも今現在重機等を使い、掘削して捨て石を投入して、現在対応しております。しばらくするとですね、同じようの泥水等が流れ、目詰まり状態を起こして、毎年のように同じように道路が水没状態になります。ぜひ市民の安全面を考えても抜本的な取り組み、対策が必要だと思いますが、いかがでしょうかお伺いします。  以上、答弁を聞いて再質問を行います。よろしくお願いします。 ◎企画政策部長(古堅宗和君)   エコアイランド宮古島の推進に関する条例についてのご質問でございました。本条例の前文において、私たちは、日常生活において環境への負荷軽減に努めることを心にとどめなければならないとしており、また環境へ配慮した社会の構築を目指した取り組みを進めていくことが求められているとうたっております。宮古島にかかわる全ての人々が一体となり、努力する必要があるとしております。そのような趣旨のもと、市民の役割につきましては、日常生活の中で、また事業者の役割につきましても、事業活動の中で、エコアイランド宮古島の実現に努めるとうたっており、現在それぞれが行っている清掃活動や植林活動、それから省エネ対策など種々の環境活動を本条例で位置づけることにより、さらに推進を図っていきたいと思っております。 ◎農林水産部長(村吉順栄君)   まず、1点目、市が行う助成事業、補助事業のパンフレット作成についてお答えします。市の単独事業は、年度によって新規事業の実施や既存事業の廃止等があり、情報パンフレットを毎年作成するのは予算的に厳しい面があります。今後は、年度の初めに市の広報誌において1年間のスケジュールを掲載するとともに、事業実施の前には、これまでも行っておりますが、行政チャンネルやマスコミ等で周知したいと考えております。  次に、道路行政についてお答えいたします。農道(袖山1号線)は、大雨で冠水被害を受けることは認識しております。せんだっての5月の大雨でも冠水被害がありましたので、緊急的に浸透池を整備し、対策してあります。今後は、降雨時の状況を調査し、浸透池の拡大等も含め、補助事業での取り組みができないか検討してまいりたいと思っております。 ◎建設部長(下地康教君)   質問の内容は、宮古空港の整備ということで、駐機場や手荷物チェックカウンター、待合室の拡張整備についての市の取り組みということでございました。現在県の事業計画では、平成28年度にエプロンの拡張整備を実施する予定となっております。手荷物チェックカウンター、待合室の拡張整備については、県、市の関係部局並びに宮古空港ターミナルビル株式会社で構成される宮古空港CIQ等連絡会議におきまして、施設の規模、配置計画、整備管理運営のスキーム等について現在協議調整を重ねております。県の予定としましては、平成26年度上半期内に実施設計を発注し、平成27年度に工事の完了に向けて取り組むということでございました。 ◎教育部長(奥原一秀君)   小中学校プールの整備計画について3点ほどご質問ありますので、一括してお答えいたします。  まず、1点目の整備計画につきましては、新築及び改築後において維持管理に多額な経費を要することから、実施をしていかない方針でございます。  2点目に、各小中学校の1年間における維持管理の費用ですが、小学校で18校、約1,764万7,000円、それから中学校で6校、996万円、総額で約2,700万円ほど学校プールの維持管理費がかかっているという状況にございます。これは、平成24年度の決算からの数字でございます。それから、学校プールの1年間の利用状況ですけども、ほとんどの学校が1学期の授業で利用しており、1学年約10時間程度の利用率ということになっております。 ◎生涯学習部長(垣花徳亮君)   5点のご質問でございます。  まず最初に、ゴールデンウイーク期間中、市陸上競技場が使用できなかった状況について答弁したいと思います。これまでも下地明議員、下地勇徳議員にもお答えしてまいりましたが、宮古島市の体育施設は市陸上競技場を含めて宮古島市立体育施設の設置及び管理に関する条例に基づき、毎週月曜日、国民の祝日、年末年始、6月23日の慰霊の日が休場日となっております。しかし、休場日であっても、広く市民が参加する行事であれば施設は開館しており、祝祭日の開館については、事前に使用許可申請書を提出していただければ調整して使用することは可能であります。さきのゴールデンウイークの期間中の使用については、使用許可申請書が提出されておらず、調整期間が短く、使用を許可することができませんでしたが、今後はそのようなことがないように、早目の事前調整を行っていきたいと思います。  それから、陸上競技場の使用について、きょうの宮古毎日新聞の記事の中で市民に誤解を与えるような記事が掲載されておりますので、説明をしておきたいと思います。きょうの宮古毎日新聞の下地明議員に対する答弁書の記事の中で、現行の条例でも事前に使用許可申請をすれば競技場が休みとなる日でも使用することが可能なので、使用を希望する市民は事前に手続をしてほしいという記事が載っております。現行の条例では、国民の祝祭日、年末年始は基本的に休場日であります。ただし、特別な理由等により事前に許可申請書を提出していただき、教育委員会が認めた場合に限り、調整して許可するということであります。その場合も陸上競技場を利用する団体に限られており、個人使用は認めておりませんので、ご理解をいただきたいと思います。  次に、年末年始も陸上競技場の使用を望んでいるが、なぜ利用できないかということであります。市陸上競技場の利用については、去年も県外の利用団体からは事前に使用許可申請書を提出してもらい、調整して利用していただいております。今後も同様な流れで対応していきたいと思います。ちなみに、平成25年度は年末年始の12月28日から1月3日まで三井住友海上陸上部15名が利用しております。  次に、平成25年から平成26年にかけて宮古島に合宿した大学、実業団、個人の利用状況についてお答えをいたします。平成25年12月から平成26年3月までの島外からの使用団体は、7団体で利用者数307名となっております。内訳といたしまして、実業団チームが5チーム185名、大学チーム2チーム122名、個人利用については、券売機を利用しておりますので、実態が把握できておりません。  それから、次に、陸上競技場施設内に市陸上競技協会の事務所が設置できないかということでございます。事務所設置については、行政財産使用許可申請書を提出していただいておりますが、書類の不備がありまして、許可、不許可の決裁ができていない現状です。書類が整い次第早急に対応したいと考えております。  それから、次に、宮古島・スポーツ振興大使の創設についてでございます。宮古島市は、平成22年7月1日に宮古島大使設置要綱を制定しており、議員提案のスポーツ振興大使も認証できると考えております。 ◆山里雅彦君   再質問を行います。  まず、エコアイランドについてでありますが、宮古島在住でいろんな事業者の方々からエコアイランドに関する投稿とか、いろんなのがあります。紹介したいと思います。エコアイランド宮古島が市民や観光客に浸透していないという厳しいご意見があります。それを踏まえて1点だけ質問したいと思います。エコアイランドPRということで、これまでエコアイランド宮古島PR館、仮称でありますが、前里光惠議員がエコパーク宮古ということでありましたので、それをバイオエタノール製造施設の敷地内に設置ということでこれまでありましたが、今現在どのようになっているのかお伺いしたいと思います。  次に、宮古空港の市の取り組み、進捗状況についてでありますが、ここに県紙で観光新世紀という、韓国から需要を取り込むということで韓国アシアナ航空のチャーター便の状況があります。CIQ設置もですね。その中で宮古を取り上げていまして、宮古空港に税関、CIQの設置が計画されており、2015年度中の運用開始が予定されている一方、外国人観光客の受け入れ態勢、整備に向けた取り組みはまだ緒についたばかりだ。南西楽園ホテルブリズベンマリーナは、チャーター便就航にあわせて韓国人の研修生4人を受け入れ、公衆無線LANサービス、高吉幸光議員が取り上げておりましたワイファイを導入するなど環境整備をしているようであります。宮古島の癒やしを求める外国人観光客は今後もふえる見通しだ。需要を確実に取り込み、拡大していく上で、より一層の官民の連携が問われるということであります。今後も宮古島市も外国人観光客受け入れ態勢を強化するということでありますので、その辺を下地信男観光商工局長に少しお伺いしたいと思います。  次に、農業振興についてでありますが、ぜひ広報誌は農林水産部長、新規、廃止事項などがあるということで経費がかかるということでありますが、おっしゃっているように行政チャンネル、「広報みやこじま」、行政連絡等でということでありますが、なかなか聞いても忘れたりする皆さんいらっしゃるんですよ。ということは、こういった資料に張ったりしておけば見れるんですよね。経費がかかるとかおっしゃらず、そんなかからないと思うんですよ。ぜひこの件はしっかりやっていただきたいと思っております。もう一度それは答弁いただきたいと思います。  次のプール設置についてでありますが、まず小中学校プール設置についてでありますが、教育部長、そういうことを聞いているんじゃないんですよ。整備をするんですかという話を聞いているんじゃないんですよね。今後の教育委員会の整備に向けた方針を聞いているんですよ。どこどこのプールを設置せいというのではないんですよ。ちょっとずれているんですよ。その辺を聞いているんですが、もうちょっとわかりやすく説明していただけませんか。  そして、資料いただきました。ちょっと説明するのは長いということで、プールの管理とか、水道料いただきました。何点か質問したいと思います。これを見ると、各小中学校のプールの水道料金等がかなり違っております。古いとか、新しいじゃなくて、中学校だけじゃ、小学校たくさんありますので、紹介したいと思います。まず、平良中学校、年間35万5,295円、北中32万202円、久松中115万4,977円、西辺中18万5,383円、狩俣中95万7,737円、城辺中16万2,898円、合計313万6,492円、これは平成24年度のプール維持管理、利用実績です。これだけ見ても少し差があると思うんですが、この辺少し説明していただけますか。よろしくお願いします。  そして、これまでは新しく市民共用のプールもという話をしておりましたが、それを聞いたつもりなんですが、一言も答えていないんですよね。そういう考えがあるというもとで説明を求めたんですが、ありません。ぜひもう一度説明していただければなと思っております。よければタイムスケジュールとか、場所、内容等も。去った議会で取り上げておりましたが、平良敏夫議員がですね。プール建設は、ぜひ北部地域ということであります。私も同感であります。あの辺の市民球場の有効利用考えた場合には、プールの建設は植物園からその辺にかけての市民球場の辺が一番いいんじゃないかと思いますので、ぜひこれは答弁いただきたいと思います。  次に、陸上競技場の利用についてでありますが、生涯学習部長ね、かなり私が質問したものとかけ離れているんですよね。ちゃんと書いて出しているんですが、ちょっとそういう面では何ともならないですね。でも、それでも4番目の陸上競技場施設内に市陸上競技協会の運営事務所設置については、さっきの答弁ではオーケーということでいいんですか。  わかりました。じゃ、その旨よろしくお願いします。その中で、いろんな施設の利用に関してですね、これは先月の宮古毎日新聞でありますが、インサイドリポートということで取り上げております。紹介したいと思います。ゴールデンウイークの3日から6日までの4日間、市陸上競技場は使用できなかった。この運用をめぐり、一部利用者から不満が噴出している。昨年は開放されたことを踏まえ、なぜ使わせてくれなかったのかといら立ちを隠さない。一方、管理する市の担当課は、施行規則どおり運営していることなどを主張。双方の考えは相入れないままだ。募る利用者の不満として、昨年は開いてなぜことしは閉まるのか。特に反発したのが今月末に開幕するインターハイ陸上県予選を控えた高校生の指導者たち。とても大事な時期、使用させてほしかったと落胆する。別の指導者は、県内のほかの施設はどこもあけているのにどうして宮古島市はできないのかと声を荒げた。なぜわずか1年で対応が変わったのか。今の担当課長は祝日は休場という施行規則に従うという原則を重視。前の課長は、利用者の求めに応じて幹部と相談し、特例で開放を決めた。どちらに非があるというわけではないが、一転した市の対応が利用者の不満を募らせたということであります。スポーツアイランド宮古島を目指す我々としては、祝日とか、ゴールデンウイークも結構ですが、ぜひオープンで対応していただきたい。  ここに県内の全天候型の陸上競技場の運営状況も載っております。ちょっと紹介したいと思います。休場日ですね。14カ所ありますが、まず国頭陸上競技場、毎週火曜日、ゴールデンウイーク開放、年末年始も開放。名護市は年末年始だけの休みであります。嘉手納町も年末年始だけの休みであります。北谷町は毎週月曜日だけであります。全てゴールデンウイークは開放であります。沖縄市は毎月第2、第4火曜日。県総合は毎週火曜日。うるま市は毎週火曜日。宜野湾市、毎週火曜日。浦添市、年末年始のみ。南城市、毎週火曜日。糸満市、毎週月曜日。南風原町は年末年始だけ、石垣市は毎週火曜日。しかしながら、我が宮古島市の陸上競技場は毎週月曜日、祝日、そしてゴールデンウイーク、その14カ所の中で宮古島市だけが休場なんですよ。こういったことでは、スポーツアイランド宮古島を目指す本市としては、ちょっといかがなものかと思いますので、スポーツアイランドはイベントだけじゃないと思うんですよ。ぜひ市長、そういった意味でも市民に使い勝手のいいような、規則であれば、ぜひ体育施設条例施行規則を変えていただきたい、そういうふうに思っております。これまで市町村合併してから数年間で、9年目ですか、約4回の体育施設条例については施行規則は改正されております。その状況に合わせて、いろんな博物館とか、そういうところの勤務時間とか、職員の配置等についても、そういった意味では非常に柔軟に対応してきているんですよ。ぜひ市営陸上競技場の施設の利用についても、いつ市民が来ても使えるような形態といいますか、やっていただきたい、そういうふうに思っております。  もう一点だけ、下地勇徳議員も話されておりましたが、小中学校の子供たちの関連では減免措置があります。しかしながら、同じ宮古島市の高校生たちのアスリートにはそういうのがありません。ぜひそういった意味では、いろんなところから先ほどいただきました三井住友海上とか、日清食品の佐藤悠基選手、ことしの日本選手権の5,000メートル、1万メートルで優勝した赤羽有紀子選手とか、いろんな方々が来島しております。そういった方々に刺激を受けて宮古の高校生たちも頑張っていくと思いますので、トライアスロン、エコマラソン、ワイドマラソン等ではボランティアとして頑張っております。那覇マラソンの高校生のボランティアは2,000人ということもありますので、ぜひそういう小中高まで無料開放をしていただきたいと思いますが、ちょっと1分しかありませんので、聞いてから再質問を行いますので、その件について何点かよろしくお願いします。 ◎企画政策部長(古堅宗和君)   PR館エコパーク宮古についての現在の状況についてご質問がございましたので、お答えをいたします。現在建物は完成をしておりまして、今年度事業分において内部の展示物や機材搬入について進めていくことになっております。 ◎農林水産部長(村吉順栄君)   市が行う助成事業、補助事業のパンフレット作成ということは、農家への周知漏れがないようにチェックするということがご提案だと思っておりますけど、これまでも行政連絡員を通しての申し込みに際しても、行政連絡員が来なかったということがたびたびございます。今回パンフレットを作成しても、約5,000戸の農家に配布することになっておりますけど、またこれが配布されなかったという方もいらっしゃるかもしれません。とりあえず先ほど申し上げたように、市の広報誌において年間の補助メニューを掲載して様子を見たいと思っております。 ◎建設部長(下地康教君)   通告による質問内容は、空港のハード面に関するご質問でありました。当初答弁いたしましたとおり、空港の各種整備につきましては、宮古空港CIQ等連絡会議におきまして協議調整を重ねて施設整備に取り組んでいくことになります。 ◎教育長(宮國博君)   プールの建設についてですけれども、教育委員会としては、学校附属の新しいプールは考えておりません。宮古島市のいずれかの場所に市民共有できるようなプールをつくってですね、宮古島市立の学校の児童生徒はそこで水泳の研修をするということですね。我々が考えているのは、プールの水泳の指導員等々も準備しなければいけませんので、学校ではなかなか全校にそういうのも配置できませんのでね、いいプールをつくって、ここで児童生徒は年間を通してこれが利用できるように、そのあいた時間には市民も利用できるように、こういう形でのプールをこれからやっていこうというふうな考え方でございます。 ◎生涯学習部長(垣花徳亮君)   このたびは、市陸上競技場の利用については、市民を混乱させる事態になり、大変申しわけなく思っております。高校生の減免については、持ち帰って検討したいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎教育長(宮國博君)   お手元にお届けしたプールの水、これはプールが古くなって漏水とか、いろんな管理が難しくなっているんですよ。だから、気づいたときには水が相当漏れてしまったとか、そういうふうなこととかたくさんあるもんですから、この古いプールはそのまま直さずに撤去ですね。新しい大きいプールをつくろうと、こういうふうなことなんです。相当量の水が使われているプールもございますよ、やっぱり古くなっている。それから、管理が難しいですね、プールというのは、非常に。その点のご理解をお願いしたいと思います。 ◆山里雅彦君   ありがとうございました。  教育長、プールについてもですね、プールのない学校の生徒たちは今非常に苦慮しております。支援策を検討しながらやっていきたいという前田場秀樹教育部長の答弁もありますので、ぜひしっかりですね、また、つくったとしても閉鎖的な利用状況ではだめですよ。ぜひ開放的に使っていただけるようによろしくお願いします。  そして、陸上競技場も同じように、スポーツアイランドとしては好ましくない規則でありますので、ぜひ休日等についても改正していただきたい。これは、我々議員も責任があると思うんですよ。スポーツアイランドを提唱しているにもかかわらずそういった条例が今まであったということは、反省しなければならないんじゃないかと思いますので、しっかりチェックしながらやっていきたいと思いますので、その点市長、ちょっとだけその辺のお話を聞いて私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◎市長(下地敏彦君)   宮古島市スポーツアイランド宣言をして、市民も含めて健康なまちづくりという形でやっております。そういう意味で陸上競技場を含めて体育施設の利用の時間というふうなものを、もう一回やっぱりきちんと見直さなければならないんだろうなというふうに思っています。ただ、管理者は教育委員会ですから、教育委員会と十分相談してみたいと思います。 ○議長(眞榮城徳彦君)   これで山里雅彦君の質問は終了いたしました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時半から再開いたします。                                     (休憩=午後零時10分)  再開します。                                     (再開=午後1時30分)  午前に続き、一般質問を行います。  順次質問の発言を許します。 ◆上地廣敏君   大変眠たい時間帯でありますけれども、しばらくお耳をかしていただきたいと思います。まず、通告してあります件について私見を交えながら一般質問を行いますので、答弁についてよろしくお願いいたします。  まず、1点目でありますが、農業の振興について伺います。去る6月4日の地元新聞記事によりますと、宮古管内におけるJAの農産物販売額は135億5,200万円となり、対前年度比で6億900万円、4.7%の増と発表されました。その増加要因として、肉用牛子牛の高値取引による、額にして4億6,800万円、17%の伸びが大きかったとしているものの、作物ベースの販売額ではやはりサトウキビが71億4,000万円、実に全体の53%を占め、依然としてサトウキビ中心の農業構造となっております。この数値は、多良間村も含めた数字でありますが、そのうち宮古島市のみの生産額をとってみますと124億2,700万円となります。  ところで、宮古圏域における農業振興の可能性について、いわゆる宮古農業の将来展望について、平成19年宮古地域農業調整会議が試算した資料によりますと、平成20年度を初年度とする平成23年度までの計画期間における農業産出額は190億円を目指すものであります。宮古島市では175億円となりますが、その計画実現のためには、農業者の主体的な取り組みを基本としながらも、関係団体が一体となって、そして具体的な戦力を持って取り組む必要があるとうたっております。平成25年度の宮古島市の産出額124億2,700万円との差は実に50億7,300万円となり、まさに実現不可能な数値のようにも思えますが、しかし私は必ずしもそうではないと考えております。その理由は、基幹作物であるサトウキビ生産量の引き上げ、そして拠点産地品目である野菜、また特産品のマンゴーの栽培技術の高位平準化により、生産量の拡大と価格の高値安定を図ることに加えて、畜産業における後継者育成確保と増頭対策など、その積極的な取り組みによっては実現可能な生産額と捉えることができるというふうに思っております。  そこで、お伺いいたしますけれども、宮古地区農業振興会の名のもとに、JAを初めとする農業関係団体を初め、行政が一体となって宮古島市農業振興基本計画及びそれに基づく年度ごとの実施計画等を策定し、実行する考えはないか、農業振興会の会長でもあります市長に答弁を求めたいと思います。  2点目に、予防接種事業についてお伺いをいたします。マスコミ報道によりますと、子宮頸がんワクチン接種は、これまでの任意接種から昨年、いわゆる2013年4月から予防接種法に基づく定期接種となりました。接種後に体の痛みなど重い副作用が生じたとの報告が相次いだことから、厚生労働省は昨年6月ワクチン接種を積極的に勧めることを一時的に中止いたしましたが、その安全性を検討する有識者会議は、ことし1月に副作用は接種の痛みや不安に対する心身の反応によるものと見解をまとめ、再開に向け、議論を進めているということであります。  全国被害者連絡会での副作用事例報告では、北海道に住む16歳の少女は、昨年5月ワクチン接種後、激しい頭痛や息苦しさを訴え、手足のしびれや脱力、けいれんなどが起きるようになり、接種2カ月後から記憶障害も始まり、今では家族や友人もわからず、字も書けない状態であるというふうな報道がありました。宮古島市においても、平成23年度からワクチン接種を実施しておりますが、初年度こそ対象者4,915名のうち3回接種の累計で3,380人でありましたけれども、平成24年度においてはこれが624人、平成25年度は170人の実績となっております。その減少の要因は、厚生労働省による積極接種を控えたことにあると思われます。そこで、ご質問ですが、本市において副作用の被害報告はないのか。また、受診票、いわゆる予診票を配布時に副作用、副反応についての調査票を配布して、その実態の把握に努めるべきであるというふうに思っておりますが、その考えはないかお伺いをしたいと思います。  次、3点目でありますが、公園整備についてお伺いをいたします。その前に、ちょっと写真がありますので、市長に写真を見ていただきたいと思います。インギャーマリンガーデン内の遊歩道の改修工事については、今定例会に補正予算として2,544万2,000円が一括交付金充当として計上されております。計画の危険箇所の修復も非常に大事な事業であると思っておりますが、私が見た限りにおいては、遊歩道を散策する市民や観光客よりも、むしろ夏場は海浜、いわゆる砂浜で海水浴をするなど、そういった人々が多いように思います。しかしながら、その砂浜を見ますと、昨年襲来した台風の影響、それから、これ県道でありますけれども、道路からの雨水流入により砂は流出し、無惨にも地肌がむき出しの状態で、観光地というにはほど遠い姿を呈しております。この場所、砂浜は、毎年開催されている恒例のなりやまあやぐまつりの主会場でもあります。毎年多くの市民や観光客が訪れる友利部落や砂川うるか部落では唯一の観光名所でもあります。本年も10月11日に第9回の祭りが開催されるということでありますが、祭りに支障のないよう砂を搬入して復元してもらいたい。このことは、友利部落や祭り実行委員会からの強い要望でもありますので、ぜひ当局の見解を求めたいと思います。  最後に、道路行政についてお伺いをいたします。県道狩俣線から海中公園までの道路改修についてでありますが、海中公園が開園して以来、多くの市民や観光客の皆さんから、道路幅員が狭い、それから進入路もわかりにくいなど苦情が寄せられておりました。そこで、平成24年度ごろから進入道路を改修すべく、関係機関と調整協議を重ねてきたと思っておりますが、現在の進捗状況についてお伺いをいたします。  以上、答弁を聞いて再質問をいたしたいと思います。よろしくお願いします。                 (「休憩お願いします」の声あり) ○議長(眞榮城徳彦君)   休憩します。                                     (休憩=午後1時40分)  再開します。                                     (再開=午後1時41分) ◎市長(下地敏彦君)   それでは、まず宮古島市農業振興基本計画の策定についてであります。宮古島市としましては、農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想をことし9月30日までに策定し、県知事の同意を得ることになっております。そのため、同構想策定に当たっては、外部の専門家等も含めた検討会を開催し、広く意見を求めていく考えです。その後、宮古島市農業振興基本計画及び実施計画の策定に向けて取り組んでまいります。  次に、インギャーマリンガーデン内の砂浜の整備についてですが、インギャーマリンガーデンの海浜、護岸等の管理は沖縄県が行っております。したがって、その砂の搬入等について県にもいろいろと相談したことがございますが、今のところ県はないということでありました。しかし、今議員からご指摘のように、なりやまあやぐ大会の主会場になっているということでありますので、砂を搬入するというよりも、砂を整地するというふうなことは、少し検討してみたいと思っております。 ◎副市長(長濱政治君)   海中公園までの道路の進捗状況です。県道狩俣線から海中公園までの道路改修の進捗状況でございますが、平成24年度に調査測量設計委託業務は終了しております。海中公園までのアクセス道路が白川原土地改良区となっているため、土地改良区との協議、地権者への用地交渉等を進め、その作業が終了次第、道路改修に向け、取り組んでまいります。土地改良区でつくった施設等がありまして、そことの調整が少し難航しているというふうなところが見えているようでございます。早急に協議して取り組んでいきたいと思います。 ◎生活環境部長(平良哲則君)   子宮頸がんワクチン接種による副作用についてでありますが、宮古島市管内においてこれまで子宮頸がんワクチン接種による副反応、副作用の報告はありません。しかし、全国的には副反応かどうか、因果関係を調査中の事例があるため、現在宮古島市としましては、国からの指導をもとに積極的な接種の勧奨は控えております。  なお、議員ご指摘の予診票の発行の際の対応につきましては、他の自治体の取り組みや事例等も参考にして、より好ましい形の発行に努めたいというふうに考えております。 ◆上地廣敏君   若干再質問をいたしたいと思います。  まず、1点目の農業振興でありますけれども、今市長の答弁では、9月30日までに総合的な基本計画を策定して、それに基づく実施計画も策定していきたいというふうな答弁でありました。ぜひ早急な策定、そして宮古島市の農業の振興の指針となるような実施計画など策定していただきたいと思います。  ちなみに、175億円の宮古島市の農業生産額を上げるためには、最初の質問でも申し上げましたけれども、基幹であるサトウキビの生産量の増というのは、避けて通れない大きな課題であると思っております。昨年70億円ちょっとの生産額でありましたけれども、資料調べてみますと、平成元年、平成2年は、これは多良間村も含めての金額でありますが、50万トン、いわゆる生産額にして100億円を突破したことがあるんです。今75億円前後に低迷しているというふうなことでありますが、恐らく収穫面積、栽培面積もそんなに変わっていないと思うし、むしろ条件は、地下ダムの水を利用した生産体制がとれるというふうなことからすると、非常に条件は当時、25年前と比較するとよくなっていると思っておりますけれども、なかなか生産量が上がってこない。  少なくともサトウキビの生産額で、今70億円ちょっとですけれども、これをあと10億円引き上げる、85億円ぐらいに持っていく。施設園芸、これは拠点産地品目のカボチャ、トウガン、ゴーヤですね、そういったものを中心に今施設園芸農家がどんどんふえてきております。こういった冬春期における施設園芸を中心にですね、先日のJAの本部長の談話では10億円を来期目指したいというふうなものがありましたけれども、最終的には12億円ぐらいに引き上げることができるんではないのかと思っておりますし、また果樹、特にマンゴーにつきましては、面積にして今70ヘクタールを超えているという状況にあります。ですから、10アール1トンと仮にいたしましても700トンは確実にとれると。技術の高位平準化を図っていけば、10アール当たり1.5トンは夢ではないというふうに私は思っております。そういったことからすると、マンゴーだけでの生産額も15億円は達成可能な数字になるというふうに思っておりますし、葉たばこを現状維持、あるいは若干伸びがあるということで、30億円はちょっと厳しい数字かもわかりませんけれども、28億円ないし29億円ぐらい。それから、肉用牛、多良間村含めて去年30億円を突破しましたけれども、ぜひ宮古島だけで30億円に達成するような形で後継者の育成などを図っていければ、トータルで175億円の農業生産額、平成19年に作成された175億円でありますが、その達成は必ずやできるものだと信じておりますので、市におきましての農林水産部におきましても、市長が宮古地区農業振興会の会長でもありますから、ぜひ第1次産業である農業の振興にもっともっと力を入れていただきたいと要望したいと思います。  次に、予防接種事業についてでありますが、厚生労働省は、2013年の4月から定期接種になったということで、4月から7月末までの4カ月間にわたる副作用の報告をまとめております。厚生労働省の発表では、副作用の報告が291件ありました。そのうち143件については、入院や後遺症が残る重篤と判断された件数であるということであります。非常に今全国的に子宮頸がんワクチンの接種について敏感になっておりますし、宮古島市の状況を見てみましても、初年度の、これ3回接種をやっておりますけれども、初年度こそ3,380人であったものの、平成25年度は170人に減っているというふうな状況であります。質問いたしました後遺症に関する調査票も予診票配布と同時に一緒の封筒に入れて、接種を受ける方に送付をしていただきたい。熱がなかったのか、あるいは別の痛みがなかったのかですね、その辺のところは着実に吸い上げていただけるように、受診者の皆さんにも周知徹底を図っていただきたいと思っております。接種をした医療機関は、直接厚生労働省のほうに報告の義務があるようでありますけれども、個別の接種を受けた個人の発熱だとか、あるいはしびれ、そういったものはなかなか実態がつかめていないというふうなのが現状であると思っておりますので、その辺についてもぜひ注意を払っていただいて調査を進めていただきたいというふうにお願いをいたします。  それから、公園整備でありますが、私もきょう昼ですね、県のほうに確認をしてみました。農林水産整備課では、インギャーマリンガーデン内の砂浜、海浜は博愛漁港の区域内に入っているというふうなことで、県が一義的には管理をするということになっているようであります。ただ、合併前の旧城辺町がですね、この砂浜に砂を何回か投入したというふうな経緯などもあるようでありますから、その辺についてはぜひ県の農林水産整備課のほうと協議調整をしていただいて、どこがやろうがですね、早急に今の状況を回復できるような形で取り組みをしていただきたいと。10月のなりやまあやぐまつりまでではなくて、7月から夏休みに入ります。児童生徒が海水浴を楽しむ。浜辺に来ていろんなレクリエーションを楽しむ人が市民だけではなくて、観光客の皆さんも多くなってくるという時期に入っていきますので、早急にその対応をとってもらいたいというふうに思っております。  最後の道路行政につきましては、関係団体、関係機関などと調整が済み次第、早急に事業実施を図っていきたいということでありますから、ひとつ早急に進入路の拡幅工事ができますようにお願いを申し上げたいと思います。  何といっても宮古島市の経済の活性化は、私は1次産業、特に農業の活性化が基本になるというふうに思っております。市長におかれては、農業振興会の宮古地区の会長でもあります。最後に、市長の1次産業の振興に対する熱い決意をぜひ話していただければ幸いに存じます。それを聞いて私の一般質問は終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◎市長(下地敏彦君)   宮古島市の経済における農業の占める割合はかなりのウエートがあるということは、皆さん共通の認識であるというふうに思っております。宮古島の活性化を図るためには、農業を振興しなければならないということで、これまでも農業の政策は手厚くやってきたつもりでございます。今持っている農業振興基本計画の中でも、175億円を目標に今施策を進めておりますけれども、これからも着実に農業の振興策を進めてまいりたいと思います。今回つくります構想、それに基づく新たな農業振興計画、そして実施計画を策定し、着実に農業の振興に努めてまいりたい、そう思っております。 ○議長(眞榮城徳彦君)   これで上地廣敏君の質問は終了いたしました。 ◆平良敏夫君   自由民主党の平良敏夫です。風邪引いてですね、きょうに間に合わせようと思って一生懸命薬たくさん飲んだんですけど、大分よくなっています。  まず最初に、一般質問の前に一言申し述べたいと思います。去る6月10日、午後4時から、造成工事の済んだ建設予定地において、宮古島市新ごみ焼却施設建設工事安全祈願祭がとり行われました。私も地元議員として出席させていただきましたが、これまでのことを考えますと感慨深いものがあります。建設工事が安全対策に十分配慮して事故のないことと、すばらしい施設が完成することを祈願するとともに、施設に隣接する保里2区自治会、添道自治会の環境整備、発展にも力を注いでもらいますよう、宮古島市長にお願いしたいと思います。  通告に従いまして一般質問を行っていきたいと思いますけど、通告が重なる部分が幾つかありますが、私なりに質問したいと思います。教育行政についてということで山里雅彦議員も質問していましたが、去った市議会3月定例会の粟国恒広議員の老朽化した久松小学校のプールの対応を問いただした一般質問に田場秀樹教育部長は、従来の学校ごとに整備するという計画は改め、市全体のプール整備計画の中で、効率的なあり方を検討する。この全体計画の中で新たに整備するプールの位置や規模、数等について検討を進める。また、市民共有のプールもこの中で検討していくと述べ、市教育委員会は、学校ごとに整備する従来方針を見直し、市民も利用できる開放型の温水プール建設を模索する考えを示しました。今現在プールの位置や数、そして規模等は決まりましたでしょうか、ご答弁ください。  また、温水プールの場所選定の1カ所に、宮古島市の北部地域の児童生徒及び市民が利用できるよう、ごみ焼却施設の廃熱を利用して焼却施設の近くに建設できないか検討してみる価値はあると思いますが、いかがでしょうか、どうぞご答弁ください。  次に、観光行政について。宮古島市の観光は、今入域者数40万人を達成し、新たな目標50万人に向かって官民一体となって頑張っているところでありますが、危惧することは、青い海、青い空、白い砂浜、いわゆる自然はすばらしいが、まちの中、あるいは島のあちこちがごみで汚いとの声を来島者から聞きます。宮古島市全体としての美化について市としてはどう考え、どう取り組もうとしているのでしょうか、ご答弁よろしくお願いします。  次に、宮古島市陸上競技場のあり方についてですが、これまでも何名も議員が質問していますが、私は視点をちょっと変えて質問してみたいと思います。大胆に私は宮古島市陸上競技場をもっと市民が利用しやすいように開放できないか。時間的制限、使用料徴収を取り除いて、お年寄りが使いやすいようにできないか。また、現在どんな目的で使用時間制限したり、使用料金を徴収したりしているか、どうか教えてください。ご答弁をよろしくお願いいたします。  4番目に、市のエコアイランド構想ということですけど、沖縄電力の太陽光発電の受け入れ限界のことですが、これまで何名も議員が質問しているので、これは割愛したいと思います。  5番目に、道路行政についてということで、下崎線先嶋シャッター前の交差点に点滅信号が設置されていますが、それでも危険度は解消されていません。普通の信号にかえるべきだと思いますが、どうでしょうか。特に吉信産業側から来ると、右側の下崎部落方面から左カーブになっていることもあって全く車が見えません。結果中央線近くまで出ることになりますが、下崎からの車がスピードを出してくるので、非常に危険です。優先順位1番で普通の信号機を設置してください。  もう一つ、宮古島市陸上競技場の正面玄関前交差点が児童生徒にとって大変危険な交差点となっています。先日も私の息子の知り合いの児童が車と接触して複雑骨折しました。命に別状はなかったものの、一歩間違えれば大変なことになったかもしれないと思うとぞっとします。大変なことが起こる前にぜひ信号機を設置すべきだと思いますが、当局の考えをどうか聞かせてください。  最後に、産廃行政についてということで、新ごみ焼却施設での産業廃棄物受け入れ(あわせ産廃)について平成20年9月17日付、文化環境部長通達により、各市町村に対し、一般廃棄物処理施設における産業廃棄物の処理(あわせ産廃)について協力依頼があったと思いますが、宮古島市はどう対応するのか、考えを聞かせてもらえばと思っております。  答弁を聞いて再質問したいと思いますので、ひとつよろしくお願いします。 ◎副市長(長濱政治君)   観光行政について、宮古島全体の美化に関してどう考えているかということでございます。市の取り組みといたしましては、不法投棄されている現場に看板を設置し、職員及びクリーン指導員等によるパトロールを実施するとともに、不法投棄が多量にある現場については、監視カメラを設置して、不法投棄防止に取り組んでおります。また、海開き等のイベント開催時に観光協会等の関係機関と協力し、清掃を行い、環境美化に努めるとともに、市民に対して美ぎ島の実現、不法投棄の防止等について啓蒙、啓発に努めているところでございます。さらに、今年度は観光地のみならず、通り会を中心とした市街地に花木等を植栽し、観光客や市民の皆様が快適に過ごせるよう、官民一体となった宮古島の美化活動につながる花いっぱい推進事業を計画しているところでございます。 ◎生活環境部長(平良哲則君)   まず、1点目に、ごみ焼却施設の廃熱を利用して温水プールはつくれないかというご質問でありますが、本市の新ごみ処理施設は、施設としては処理能力が63トン以内で、また炉の稼働時間が1日16時間と短いことから、ごみ焼却に伴う回収熱量は施設内の給油、シャワー、小型浴槽程度といったものへの温水利用を考えており、大量の温水を利用する温水プールへの供給は困難であるというふうに考えております。  次に、点滅信号機への変更でありますが、議員ご指摘の下崎線先嶋シャッター前交差点に設置してある点滅信号機の変更につきましては、宮古島警察署に問い合わせをしたところ、同交差点は視認性、見通しがよく、交通の安全と円滑を図ることは可能で、現段階において信号機変更の必要性は低いという回答でありました。しかし、同交差点は今後交通量の増加等も予想されることから、市としましては、引き続き変更の要請を行いたいというふうに考えております。  次に、信号機の新設についてでありますが、議員ご指摘の宮古島市陸上競技場南北側に位置する交差点周辺には東小学校、宮古工業高校があり、また平成23年には東保育所が新設されたため、交通量が以前より増加しているというふうに考えております。早急に児童生徒等の交通の安全を図るため、信号機の設置を要請していきたいというふうに考えております。  次に、新ごみ焼却施設での産業廃棄物受け入れ、いわゆるあわせ産廃についてでありますが、一般廃棄物処理において、農業用廃ビニール等の産業廃棄物を一般廃棄物とあわせて処理することは、廃棄物処理法上認められております。しかしながら、本市の新ごみ焼却施設は、一般ごみを対象とした焼却炉であることから、あわせ産廃が対応可能な施設にするには大幅な計画変更をすることになります。そのため、現在進行している施設整備を一旦中止して新たな設計を行わなければならず、新ごみ処理施設の建設が大幅におくれることになり、あわせ産廃処理施設に変更することは考えておりません。 ◎教育部長(奥原一秀君)   市民共用プールの建設につきましては、教育委員会としまして、今後学校プールの新築及び改築は実施しない方針であるため、年間を通し、市民と小中学校が共用できるプールの建設を検討しております。建設場所につきましては、市民共用のプールは本市の体育施設として建設されるため、既存の体育施設の配置場所や市民及び学校の利便性を考慮し、検討してまいりたいと考えております。 ◎生涯学習部長(垣花徳亮君)   宮古島市陸上競技場をもっと市民に開放できないか、また時間的制限、金銭的制限など開放してお年寄りに使いやすいようにできないかというご質問でございます。宮古島市陸上競技場は、休場日を除き、午前8時半から午後9時30分まで開場しております。ただし、利用の際は利用料が発生いたします。時間や利用料に制限なく、自由に利用できる場所は、総合体育館周辺及び市民球場周辺の遊歩道や各地区の陸上競技場がありますので、ご利用いただきたいと思います。  次に、時間的制限や利用料金の設定についてでありますが、時間的制限や利用料金は、施設の適切な管理運営のため、宮古島市の体育施設条例で制定されており、市といたしましては、条例を遵守しながら業務を遂行しているところであります。 ◆平良敏夫君   まず、信号機の件なんですけど、先嶋シャッター前交差点の信号機ということなんですけど、見通しが悪いというのは、仲間賴信議員がいらっしゃるから、わかると思うんですけど、あの方向から来ると全く下崎線から来る車が中央線まで出ていかないと見えない。危ない。これは、はっきりして、私も何度も経験しているし、みんなからも言われているところでありますので、ぜひ普通の信号機にかえてほしいなと思っております。  それと、宮古島市陸上競技場前の玄関前の交差点ですけど、本当に児童の通行が多くて、本当に危険な地域でありますので、一刻も早い信号機の設置を要望します。  温水プールの件なんですけど、ごみ焼却施設での処理能力は1日当たり63トン、1日16時間しか動かないので、シャワー、そういうものにしか使えないというんですけど、私も仕事はエンジニアというか、そういうところあるもんだから、普通に考えてできそうな気がします。多分できると思います。ちょっと私の見解を述べてみたいと思います。  宮古島市は、平成20年3月に「私たちはみんなの知恵と工夫で限りある資源を大切にします」とエコアイランド宣言を高らかにしています。そして、今定例会においてエコアイランド宮古島の推進に関する条例の制定を目指しています。このような中、温水プールの温水をごみ焼却の廃熱で温めるということは、省エネ及びエコアイランド宮古島の観点からも、これ以上マッチするものはないと思います。今定例会に提案するエコアイランド宮古島の推進に関する条例の目的の中に、市は、幼児、児童生徒を初めとする市民、事業者及び観光客にエコアイランド宮古島の理念に関する啓蒙、普及を行うとともに、教育環境の整備を図り、学習活動に必要な措置を講ずるよう努めるものとするという条文があります。幼児、児童生徒、市民が1年中泳げる温水プール、ボイラー、燃料を必要としない、省エネ、児童生徒のエコアイランドの学習、啓蒙、普及。それと、ごみ焼却施設を利用した温水プールは、一石二鳥も三鳥もあることになります。どうか無理と言わずにですね、研究して実現できるようよろしくお願いしたいと思います。そこのところをもう一度ご答弁もらえればと思っております。  観光行政について、宮古島市も一生懸命美化のために不法投棄を防止する取り組みや、花、木を植えたり、市民に啓蒙、啓発を行ったりして大分やっているわけでありますけれども、私の視点からそれもちょっと話してみたいと思います。宮古島市の観光行政は、観光入域者数で隣の八重山に追いつけ、追い越せで躍起になっていて、数字に一喜一憂しているように見えます。八重山は、ことし新空港効果もあり、100万人を突破することは確実で、宮古の倍以上になっていて、到底追いつけるようには思えません。もう八重山に追いつくのはやめて、宮古は宮古なりに、いわゆるオンリーワンということでいったらいかがでしょうか。観光入域者数は伸びたほうがいいに決まっていますが、要は宮古島の経済が観光で活性化すればいいわけであって、お金に余裕のある定年退職者、シニア層の取り込みが大切かと思っております。  観光商工局の下地信男局長も毎日新聞の私見公論で、観光の基本は魅力づくり、誘客活動、受け入れ態勢の3点を挙げています。誘客活動には、観光協会を中心として商工会議所、行政が連携して頑張っているところであります。魅力づくりとしては、青い海と白い砂浜、海を基調とした自然でありますが、その中にごみ一つ落ちていない美しい島ということを加えたいものです。受け入れ態勢では、宮古空港におけるCIQの整備、また大型クルーズ船の受け入れバースの整備等ハード面の整備も必要かと思いますが、何よりもごみ一つ落ちていないきれいな島にしてお客様を迎え入れたいものです。  宮古島の現状は、レンタカーの通る道路の路肩はごみで散らかっており、観光地はごみが目につき、街路樹は一貫性がなく、雑然としていて、とてもきれいな宮古島とは言えません。ある事業者は、道路清掃車が使われない、維持費で大変だと話しておりました。道路を掃除したくても予算がないということでしょうか。では、どうすればいいか。ボランティアに頼むか、市民の意識改革を促すのか、もちろんそれもいいでしょうが、とにかく抜本的な解決にはならないと思います。私の考えは、宮古島全体をきれいにして、それを継続していくためには、どうしてもお金が必要になります。そのお金をどうするか、どこから持ってくるか。それを観光客から集めればいいかと思っています。1人当たり300円徴収すると40万人で1億2,000万円になります。そんなことすると観光客が減ってしまうと言う人もいるかと思いますが、最初は減っても、きれいな島にすれば必ず戻ってくると思います。例えば環境美化目的税、観光入島税として観光客から徴収できないものか研究してみる価値はあるかと思っております。市長の見解をぜひ市長の口から聞かせてもらいたいと思っております。よろしくお願いします。  次に、宮古島市陸上競技場のあり方について、下地勇徳議員、山里雅彦議員からもありましたけど、私はちょっと視点を変えて市民目線のほうから再質問したいと思います。宮古島市陸上競技場は、改修以前4年ほど前には朝早くから人1人通れる扉が開いていて自由に出入りすることができました。私もそのころまでは、朝5時ごろから入ってトラックの外周芝生をよくウオーキングしたものです。そして、競技場の中では親に連れられた子供からお年寄りまで、一般市民が朝早くから思い思いに運動していたものです。競技場の改修工事が始まると、立入禁止となりましたが、工事が終わるころにはまた入れるんだろうなと思っていましたが、朝早くから自由に出入りできなくなり、改修工事が終わって、トラックもフィールドも新しくなり、仕方ないかなと諦めていました。しかし、何名かの市民からウオーキングしようと思って中に入ったら、受付があって、住所、氏名を書いて使用料を払った。面倒くさいから、競技場には行ったことがないという話を聞きました。  調べてみますと、使用時間は午前8時30分から午後9時30分までで、高校生以下は4時間で50円、一般は100円入場料を払い、休場日は月曜日と国民の祝日だということを知りました。受付に聞いてみますと、一般市民は1日にわずか3名から5名ですね。金額にして500円です。高校生が4時ごろから20名ほど利用していると。1日の金額にすると1,500円程度になります。そういうことを考えると、この競技場は何のためにあるのか。競技者のためなのか、トライアスロンや各種競技会のイベントのためなのか。もちろんそれはそれで大切なことで必要なことには間違いありませんが、宮古島市立体育施設の設置及び管理に関する条例で開場時間や入場料の規定も決められていますが、その条例の設置の第1条、一番最初のところに、市民の健康の増進及び市の体育振興を図るため、宮古島市立体育施設を設置するとうたわれています。市民の健康の増進、市の体育振興を図るため、この2点は現在余り当てはまっていないように思われます。市民の健康増進のためならば、以前のように早朝も自由に出入りできるようにしたらいかがでしょうか。  ちょっと話が飛びますが、私たち文教社会委員会は、長野県の長野市と東京都日野市の医療社団法人佐々木クリニックを先月行政視察してきました。佐々木クリニックは、医療、保育、老人介護の複合施設で、理事長夫妻の理念が大家族と地域社会づくりというしっかりしたもので、すばらしい施設でしたので、その報告はほかの委員に譲るとして、私は長寿県の長野市と宮古島市の比較検討してみました。  宮古島市の現状は、メタボリックシンドローム率と肥満率は、全国で沖縄県が第1位ですが、その沖縄県の中でも宮古島市は断然トップの1位でした。とにかく宮古島市は日本一太っているということです。それでは何が長野市と違うかというと、いろいろありますが、その中の一つが長野県は高齢者就業率が全国1位で沖縄県は最下位となっています。ということは、65歳以上の仕事についている方が沖縄県は最下位ということです。また、長野県は、健康長寿要因の分析結果の一つとして、県民の健康に対する意識の高さと健康づくり活動、ジョギングやウオーキング、それの成果だと分析しています。今回の行政視察により長野市から得られた教訓は、バランスのよい食事と適当な運動、ウオーキングで健康寿命、平均寿命とも延びるという簡単明快なことでした。  そういう意味で、健康に対する意識の高さと健康づくり活動を市側は市民に強力に啓蒙していかなければならないと思います。市側が立派に改修した施設を大切にして長らく使い続けたい気持ちはわかりますが、市民に運動して健康になってもらいたいならば、宮古島市陸上競技場の時間的制限、児童、お年寄りの使用料徴収をやめ、市民に競技場に来て運動するよう呼びかけるべきだと思います。6時半からのラジオ体操流して、多くの市民がラジオ体操してもいいかと思いますが、いかがでしょうか。いろいろ問題もあると思いますが、宮古島市の健康寿命を延ばすという大きな目的のため、英断をお願いしたいと思います。どうぞご答弁をよろしくお願いしたいと思います。  答弁を聞いて再々質問を行いたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   まずは、島をきれいにするために観光客から目的税を取ったらどうかという提案であります。まず、基本的に、ある特定の人からだけ税金を取るということは、税の公平上、これはだめだというのが国の指導であります。したがって、取るならみんなから公平に取るという形にまずなります。それを踏まえてですけれども、島の環境保全を目的とする法定外目的税の徴収については、市民を初め来島する全ての人を対象とする方向で今検討をいたしております。その理由は、島の環境は、島に住む人、そして来る人全てが一丸となって取り組んで初めて効果が発揮できると考えているからであります。未来環境税の制定に向け、今準備を進めているところではありますけれども、ことしの4月から消費税や軽自動車税が引き上げられ、市民の負担感が今増大しております。市民生活への影響を注視しながら、いつ導入したらいいのか、いつ議会に提案するのか、これを導入等の時期についてこれから検討してまいりたいというふうに思っております。  それから、ごみ処理施設の廃熱を利用した温水プールということでありますけれども、温水プールとなりますと大量の水を温めなければなりません。したがって、先ほど生活環境部長から説明があったように、大容量の温水を温める、それも24時間温めているというふうなことは、なかなかあの施設では無理だというふうに思っております。  それから、陸上競技場についてでありますけれども、健康アイランドを宣言している宮古島としては、市民が宮古のいろんな施設を利用して健康づくりに取り組んでいただけるということは、非常に進めなければならないというふうに思っています。しかし、ご提案のように、いつでも、だれでもというふうな形になりますと、では事故が起きた場合にだれがその責任をとるかという問題も発生してまいります。もう一つ、施設の維持管理をどうするかと、その費用をどうするかという問題も出てまいります。等々考えまして、やはりある程度の制約は必要があるというふうに思っています。ただ、できるだけ市民が活用できるようにすべきであるというふうな趣旨は理解できます。したがって、陸上競技場の利活用についてどうすればいいのかというのは、管理している教育委員会と私ども行政の部分、しっかりとこれから調整をしてまいりたいというふうに思っております。 ◆平良敏夫君   まず、市長の未来環境税の制定に向けてという言葉にすごく感動を受けました。観光地は、宮古島、自然すばらしい、人柄もすばらしいよ。だけど、それだからといって島が汚れていていいわけがありません。そのお金でですね、目的税ですので、ぜひ宮古島をきれいにして、やってできないことはないと思いますので、八重山と勝負しても負けないような観光地になってほしいなと思っております。ありがとうございます。  それと、プールの件ですけど、僕のイメージとしては、プールの水を温めるのに100度に温めるわけではないし、多分35度ぐらいに温めればいいですから、それをもし温水を例えば中に配管が何本かあって、ずっと循環させていると温度はどんどん上がっていく、そういうふうなイメージで私はできると思っているし、それをちょうどメーカー側とそういう、ほかの件でしたけど、会うことがありまして、そのときにその話をしますと研究してみるという話がありました。いろんなやっぱりエコアイランド、例えばそういうことを考えるとできるとすばらしい子供に対する教育になるし、エコアイランドに対する啓蒙にもなるんじゃないかと思っておりますので、もう一つ言うと久松地区、下地地区、城辺地区にどんどん、どんどん市街地延びていくんだけど、北学区には何もないと。それもすごくやきもちを妬くところでありまして、どうか北学区にもすばらしい施設をつくってほしいなと思っております。  宮古島市陸上競技場のあり方もそうなんでけど、きょうは私はちょっと突拍子もないこと言っていると自分で思いながら言っているわけですけど、ぜひ物事を総体的に考えて市民の健康をとるのか、向こうの維持管理費をとるのか、そこら辺から考えて、みんなが向こうでウオーキングする、ジョギングする、運動することによって宮古島が少しでも健康寿命、平均寿命が延びればいいじゃないですか。どうにかそういうことがやっていければいいかなと思っておりますので、ぜひそのほうも研究していただきたいなと思っております。  最後に、市長がウオーキングしている姿に時たま出会いますが、現在も続けていらっしゃるでしょうか。大変忙しい中ウオーキングする時間をつくるのも大変だとは思いますが、市長みずからがウオーキングする姿を市民に示すことが大切かと思います。市長みずからの健康のため、また宮古島市のためにもどうかこれからもウオーキングを続けてくださるようお願いいたしまして、私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(眞榮城徳彦君)   これで平良敏夫君の質問は終了いたしました。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(眞榮城徳彦君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会いたします。                                     (延会=午後2時38分)...