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03月01日-02号

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  1. うるま市議会 2021-03-01
    03月01日-02号


    取得元: うるま市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-03
    令和3年2月第147回定例会          第147回うるま市議会(定例会)会議録                (2日目) 令和3年3月1日(月)                  (10時01分 開議)出席議員(27名) 1番 仲 本 辰 雄 議員    17番 仲 程   孝 議員 3番 藏 根   武 議員    18番 又 吉 法 尚 議員 4番 伊 盛 サチ子 議員    19番 下 門   勝 議員 6番 荻 堂 盛 仁 議員    20番 喜屋武   力 議員 7番 兼 本 光 治 議員    21番 大 屋 政 善 議員 8番 佐久田   悟 議員    22番 幸 地 政 和 議員 9番 平 良 榮 順 議員    24番 大 城   直 議員 10番 伊 波 良 明 議員    25番 松 田 久 男 議員 11番 天 願 久 史 議員    26番 德 田 政 信 議員 12番 國 場 正 剛 議員    27番 名嘉眞 宜 德 議員 13番 幸 喜   勇 議員    28番 宮 城 一 寿 議員 14番 比 嘉 直 人 議員    29番 東 浜 光 雄 議員 15番 伊 波   洋 議員    30番 宮 里 朝 盛 議員 16番 国 吉   亮 議員欠席議員(2名) 2番 真栄城   隆 議員    5番 金 城 加奈栄 議員欠員1名(23番)説明のための出席者 市長      島 袋 俊 夫    こども部長   金 城 妙 子 副市長     上 間 秀 二    市民部長    平 良 一 雄 教育長     嘉手苅 弘 美    経済部長    佐久川   篤 企画部長    金 城 和 明    都市建設部長  目取真 康 史 総務部長    宮 城 為 治    教育部長    赤 嶺   勝 福祉部長    当 間 重 俊    指導部長    盛小根   完事務局出席者  議会事務局長  長 嶺   斉    副主幹兼    兼 城 智 治                    議事係長 議事課長    新 垣   哲    調査広報係主事 長 嶺 由 樹 副主幹兼    金 城 彰 悟    議事係主任主事 伊 波 信 也 調査広報係長議事日程第2号 第1.会議録署名議員の指名 第2.議案第44号 令和2年度うるま市一般会計補正予算(第14号) 第3.議案第45号 令和3年度うるま市一般会計補正予算(第1号) 第4.報告第1号 専決処分の報告について(物損事故) 第5.承認第1号 専決処分の承認について(令和2年度うるま市一般会計補正予算(第11号)) 第6.承認第2号 専決処分の承認について(令和2年度うるま市一般会計補正予算(第12号)) 第7.諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について 第8.諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦について 第9.議案第1号 令和2年度うるま市一般会計補正予算(第13号) 第10.議案第8号 令和3年度うるま市一般会計予算 第11.議案第15号 うるま市新市建設計画の変更について 第12.議案第16号 中部広域市町村圏事務組合の規約の変更について 第13.議案第17号 うるま市市道路線の廃止及び認定について 第14.議案第22号 うるま市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例 第15.議案第23号 うるま市手数料条例の一部を改正する条例 第16.議案第21号 うるま市附属機関設置条例の一部を改正する条例 第17.議案第5号 令和2年度うるま市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号) 第18.議案第6号 令和2年度うるま市下水道事業会計補正予算(第3号) 第19.議案第7号 令和2年度うるま市水道事業会計補正予算(第4号) 第20.議案第12号 令和3年度うるま市農業集落排水事業特別会計予算 第21.議案第13号 令和3年度うるま市下水道事業会計予算 第22.議案第14号 令和3年度うるま市水道事業会計予算 第23.議案第4号 令和2年度うるま市介護保険特別会計補正予算(第5号) 第24.議案第11号 令和3年度うるま市介護保険特別会計予算 第25.議案第18号 指定管理者の指定について(うるま市宮城島介護保険地域密着型サービス施設) 第26.議案第24号 うるま市介護保険条例の一部を改正する条例 第27.議案第25号 うるま市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例 第28.議案第26号 うるま市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例及びうるま市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例 第29.議案第27号 うるま市児童館条例の一部を改正する条例 第30.議案第2号 令和2年度うるま市国民健康保険特別会計補正予算(第4号) 第31.議案第3号 令和2年度うるま市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) 第32.議案第9号 令和3年度うるま市国民健康保険特別会計予算 第33.議案第10号 令和3年度うるま市後期高齢者医療特別会計予算 第34.議案第20号 指定管理者の指定について(宮城島コミュニティ防災センター) 第35.議案第29号 うるま市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 第36.議案第19号 指定管理者の指定について(市内体育施設の運営に密接に関連する公園) 第37.議案第28号 うるま市農村環境改善センター等条例の一部を改正する条例 第38.議案第30号 うるま市農業委員会委員の任命について 第39.議案第31号 うるま市農業委員会委員の任命について 第40.議案第32号 うるま市農業委員会委員の任命について 第41.議案第33号 うるま市農業委員会委員の任命について 第42.議案第34号 うるま市農業委員会委員の任命について 第43.議案第35号 うるま市農業委員会委員の任命について 第44.議案第36号 うるま市農業委員会委員の任命について 第45.議案第37号 うるま市農業委員会委員の任命について 第46.議案第38号 うるま市農業委員会委員の任命について 第47.議案第39号 うるま市農業委員会委員の任命について 第48.議案第40号 うるま市農業委員会委員の任命について 第49.議案第41号 うるま市農業委員会委員の任命について 第50.議案第42号 うるま市農業委員会委員の任命について 第51.議案第43号 うるま市農業委員会委員の任命について会議に付した事件 第1.会議録署名議員の指名 第2.議案第44号 令和2年度うるま市一般会計補正予算(第14号) 第3.議案第45号 令和3年度うるま市一般会計補正予算(第1号) 第4.報告第1号 専決処分の報告について(物損事故) 第5.承認第1号 専決処分の承認について(令和2年度うるま市一般会計補正予算(第11号)) 第6.承認第2号 専決処分の承認について(令和2年度うるま市一般会計補正予算(第12号)) 第7.諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について 第8.諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦について 第9.議案第1号 令和2年度うるま市一般会計補正予算(第13号) 第10.議案第8号 令和3年度うるま市一般会計予算 第11.議案第15号 うるま市新市建設計画の変更について 第12.議案第16号 中部広域市町村圏事務組合の規約の変更について 第13.議案第17号 うるま市市道路線の廃止及び認定について 第14.議案第22号 うるま市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例 第15.議案第23号 うるま市手数料条例の一部を改正する条例 第16.議案第21号 うるま市附属機関設置条例の一部を改正する条例 第17.議案第5号 令和2年度うるま市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号) 第18.議案第6号 令和2年度うるま市下水道事業会計補正予算(第3号) 第19.議案第7号 令和2年度うるま市水道事業会計補正予算(第4号) 第20.議案第12号 令和3年度うるま市農業集落排水事業特別会計予算 第21.議案第13号 令和3年度うるま市下水道事業会計予算 第22.議案第14号 令和3年度うるま市水道事業会計予算 ○議長(幸地政和) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 この際、諸般の報告を行います。 令和3年3月1日付、市長から追加議案の送付がありました。なお、この追加議案の取扱いについては、先ほど議会運営委員会を開き、協議しておりますので、その結果について、議会運営委員長の報告を求めます。大屋政善議会運営委員長。 ◎議会運営委員長(大屋政善) おはようございます。議会運営委員会の協議結果について、御報告いたします。 本日、午前9時半から議会運営委員会を開き、追加議案の日程取扱い等について協議をいたしました。追加議案の取扱いにつきましては、本日予定の議案質疑の前に、提案説明を行い、議案に対する質疑通告の締切りは、本日午後1時30分までとし、質疑については明日3月2日予定の議案質疑の最後に行い、議案付託一覧表のとおり所管の委員会へ付託すること、また議案第44号について、執行部より先議の申出があり、3月10日に先議を行うことで合意を得ております。以上報告といたします。 ○議長(幸地政和) ただいま議会運営委員長の報告が終わりました。 お諮りします。追加議案の審議日程等については、議会運営委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う者あり) 異議なしと認めます。よって、追加議案の審議日程等については、議会運営委員長の報告のとおり決定しました。なお、ただいまの決定を含め、本日の議事日程は、お手元に配付してあります議事日程第2号のとおりです。 △日程第1.会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、伊波良明議員比嘉直人議員を指名します。 休憩します。  休 憩(10時04分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(10時06分) ○議長(幸地政和) 再開します。 △日程第2.議案第44号 令和2年度うるま市一般会計補正予算(第14号)、日程第3.議案第45号 令和3年度うるま市一般会計補正予算(第1号)の2件を一括して議題とします。 提案者の説明を求めます。企画部長。 ◎企画部長(金城和明) おはようございます。それでは議案第44号について御説明いたします。 1ページをお願いいたします。議案第44号 令和2年度うるま市一般会計補正予算(第14号)。 令和2年度うるま市の一般会計補正予算(第14号)は、次に定めるところによる。歳入歳出予算の補正、第1条第1項歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ876万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ788億3,334万5,000円とする。第2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正による。繰越明許費の補正、第2条繰越明許費の追加は、第2表繰越明許費補正による。債務負担行為の補正、第3条債務負担行為の追加は、第3表債務負担行為補正による。令和3年3月1日提出、うるま市長島袋俊夫。 2ページをお願いいたします。第1表歳入歳出予算補正、1歳入でございます。16款国庫支出金876万7,000円の補正増は、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費国庫補助金の増額によるものであります。 3ページをお願いいたします。4款衛生費876万7,000円の補正増は、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業の増額によるものであります。 4ページをお願いいたします。第2表繰越明許費補正は、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業を追加するものであります。 5ページをお願いいたします。第3表債務負担行為補正は、津堅島新型コロナウイルス感染拡大予防事業ほか7件を追加するものであります。 なお7ページ以降に予算説明書として事項別明細書等を添付してございますので、御参照の上、御審議のほどよろしくお願いいたします。 続きまして議案第45号について御説明いたします。1ページをお願いいたします。議案第45号 令和3年度うるま市一般会計補正予算(第1号)。令和3年度うるま市の一般会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。歳入歳出予算の補正、第1条第1項歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ12億3,978万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ641億8,860万6,000円とする。第2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正による。令和3年3月1日提出、うるま市長島袋俊夫。 2ページをお願いいたします。第1表歳入歳出予算補正、1歳入でございます。16款国庫支出金は12億3,743万7,000円の補正増は、主に新型コロナウイルスワクチン接種対策費国庫負担金新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などの増額によるものであります。17款県支出金235万1,000円の補正増は、新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金の増額によるものであります。 3ページをお願いいたします。2款総務費698万5,000円の補正増は、公金収納自動化推進事業の増額によるものであります。3款民生費4,001万円の補正増は、主に日常生活支援体制構築事業保育所等PCR検査事業などの増額によるものであります。4款衛生費7億1,383万5,000円の補正増は、主に新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業や、新型コロナウイルスワクチン接種事業などの増額によるものであります。5款労働費3,451万4,000円の補正増は、緊急雇用対策事業の増額によるものであります。6款農林水産業費250万円の補正増は、花き応援事業の増額によるものであります。7款商工費3億5,000万円の補正増は、主に中小・小規模事業者等支援事業や、キャッシュレス化推進事業などの増額によるものであります。10款教育費9,194万4,000円の補正増は、主にうるま市立小中学校消毒及び検温等支援事業や、小・中学校の感染症対策等支援事業などの増額によるものであります。 なお5ページ以降に予算説明書としまして事項別明細書等を添付してございますので、御参照の上、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(幸地政和) 以上で提案者の説明が終わりました。 休憩します。  休 憩(10時14分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(10時15分) ○議長(幸地政和) 再開します。 △日程第4.報告第1号 専決処分の報告について(物損事故)を議題とします。 これより質疑に入ります。質疑の通告がありませんので、質疑を終結します。 ただいま議題となっております案件は、地方自治法第180条第1項に基づく議会の委任による専決処分の報告でありますので、報告どまりとなります。 △日程第5.承認第1号 専決処分の承認について(令和2年度うるま市一般会計補正予算(第11号))を議題とします。 これより質疑に入ります。質疑の通告がありませんので、質疑を終結します。 議案を付託します。ただいま議題となっております案件は、会議規則第37条第1項の規定により、市民経済委員会へ付託します。 △日程第6.承認第2号 専決処分の承認について(令和2年度うるま市一般会計補正予算(第12号))を議題とします。 これより質疑に入ります。質疑の通告がありますので発言を許します。東浜光雄議員。 ◆29番(東浜光雄議員) おはようございます。それでは承認第2号 専決処分の承認について(令和2年度うるま市一般会計補正予算(第12号))について質疑をいたします。 歳出11ページです。4款1項2目感染症予防費、説明欄1.です。新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業として、業務委託料976万7,000円の予算計上となっておりますが、どこの機関に委託をし、どのようなワクチン接種体制になるのかお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) おはようございます。歳出11ページ、4款1項2目感染症予防費、説明欄1.新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業の業務委託料976万7,000円についてお答えいたします。 ワクチン接種体制確保事業は、新型コロナウイルスワクチン供給が可能となった場合に、速やかに市民への接種が図れるよう必要な体制を整備するものでございます。今回の委託料は、先行して準備を進めるために、予防接種台帳システムの改修、接種券等の印刷及び封入封緘、また相談体制確保としてコールセンターの委託料となっており、現在、業務相手先業者の選定などを含めて調整を図っております。 接種体制につきましては、国の段階的な接種に対応し、65歳以上の方に対しての通知が3月下旬頃、接種が4月以降を予定しており、一般の方は国の示す時期に順次御案内してまいりたいと思います。 接種方法につきましては、市内4か所等での集団接種、約150回を想定しており、そのほか、かかりつけ医での個別接種、高齢者施設等での接種などの整備について、中部地区医師会及び市内医療機関との調整を図っているところでございます。 市民への周知につきましては、個別通知のほか市広報紙や市ホームページ、LINEなどによる周知、事務委託連絡会議等での説明会を開催するなど、市民の皆様へ分かりやすい周知に努めてまいります。 ○議長(幸地政和) 以上で質疑を終結します。 議案を付託します。ただいま議題となっております案件は、会議規則第37条第1項の規定により、教育福祉委員会へ付託します。 △日程第7.諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について、日程第8.諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦についての2件を一括して議題とします。 これより質疑に入ります。質疑の通告がありませんので、質疑を終結します。 ただいま議題となっております案件は、人事案件につき、委員会付託を省略します。 △日程第9.議案第1号 令和2年度うるま市一般会計補正予算(第13号)を議題とします。 これより質疑に入ります。質疑の通告がありますので、順次発言を許します。伊盛サチ子議員。 ◆4番(伊盛サチ子議員) 皆さん、おはようございます。議案第1号 令和2年度うるま市一般会計補正予算(第13号)について質疑いたします。 86から87ページ、4款1項5目の母子保健費こども医療費助成事業4,979万8,000円の大幅な減になっておりますので、この説明をお願いいたします。 92から93ページ、5款2項1目の労働諸費、緊急雇用対策事業405万8,000円の減について説明をお願いします 98から99ページ、6款1項4目畜産業費、畜産・酪農収益力強化整備等対策事業補助金2,469万2,000円について、事業内容を含めての説明をお願いいたします。 130から131ページ、10款1項2目の事務局費、うるま市立小中学校消毒及び検温等支援事業補助金958万円の減についてお願いいたします。 136、137ページ、10款2項2目教育振興費小学校費、それと140から141ページ、10款3項2目中学校費について、小学校要保護及び準要保護児童援助費が695万4,000円の減、そして中学校要保護及び準要保護生徒援助費が3,354万1,000円の減になっておりますので、その件についての御説明をお願いいたします。
    ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) 歳出86から87ページ、4款1項5目母子保健費、説明欄2.こども医療費助成事業の4,979万8,000円の減額についてお答えいたします。 減額補正の理由といたしましては、当初予算の12月末時点での見込みより、受診者数が延べ約1万6,000人、助成額が約5,800万円減少しており、年度末までの推計に伴い5,000万円の減額補正となっております。助成額が減少した要因といたしましては、今年度新型コロナウイルス対策の浸透により、夏場のインフルエンザの流行等がなかったことで、医療機関への受診が減り助成額が減少したものと考えられます。また償還金の20万2,000円の増額につきましては、平成30年度助成したこども医療費について、健康保険の高額療養費等の受給により、県補助金の償還金となっており、合計4,979万8,000円の減額となっております。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) 92ページから93ページ、5款2項5目緊急雇用対策事業について御説明いたします。 新型コロナウイルス感染症の影響による雇用情勢の悪化を受け、雇い止めや内定取消しにあった市内在住者の求職者に対する生活基盤の安定化を図るため、地方創生臨時交付金を活用し、緊急雇用対策事業に取り組んでおります。事業は、令和2年6月から令和3年3月末までの10か月間、10人で計上しておりましたが、結果的には会計年度任用職員の応募者数が少なく、また採用月もばらつきが生じたことが、今回の405万8,000円の減額の要因となっているところでございます。 続きまして98ページから99ページ、6款1項4目畜産業費、説明欄5.畜産・酪農収益力強化整備等対策事業補助金2,469万2,000円についてお答えいたします。本事業は、生産者及び農業関係団体等畜産クラスター協議会における畜産クラスター計画において、中心的経営体と位置づけられた畜産農家等に対し、畜産環境問題の対応に必要な施設整備等に対する支援として補助金を交付するもので、分娩舎と子豚舎施設の改修が予定をされております。事業実施期間につきましては、国の令和2年度補正予算によるもので、繰越しを予定しているところでございます。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) 歳出130ページから131ページ、10款1項2目事務局費、説明欄15.うるま市立小中学校消毒及び検温等支援事業補助金の減額についてお答えいたします。 本補助金は、小・中学校でのクラスター感染を防ぐため、日々の消毒及び検温支援を強化し、児童・生徒の安全・安心の確保と教員の負担軽減につなげることを目的とする事業に対する補助金となっております。支援事業におきましては、昨年各小・中学校の夏休み明けから開始し、事業期間としましては今年度末までとなっております。減額につきましては、本事業の全学校での本格実施が9月頃からとなっており、約1か月分の予算残があったこと、また学校によっては規模が小さく共用部分が少ないことなどから、教職員と生徒による対応が可能と判断し、PTA役員との協議の上、当事業導入を行っていない学校もあること等が要因となっております。また事業の継続につきましては、新年度補正予算に計上してございます。 続きまして136ページから137ページ、10款2項2目教育振興費、説明欄6.小学校要保護及び準要保護児童援助費及び140ページから141ページ、10款3項2目教育振興費、説明欄8.中学校要保護及び準要保護生徒援助費の減額についてお答えいたします。まず小学校要保護及び準要保護児童援助費の減額につきましては、新型コロナウイルスの影響により校外学習の減少、宿泊学習の日程短縮、修学旅行の日数を減らしたこと等が要因となっております。 また中学校の減額の要因につきましては、新型コロナウイルス感染防止のため、修学旅行を令和3年度へ延期したことなどとなっております。 ○議長(幸地政和) 伊盛サチ子議員。 ◆4番(伊盛サチ子議員) 98、99ページについて再質疑をさせていただきます。 この事業については、新規という状況もありますので、この事業に対する対象となる農家戸数、そして負担割合についてはどのようになっているのかお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 畜産・酪農収益力強化整備等対策事業の対象となる農家戸数は1戸でございます。補助金の負担割合につきましては、事業費に対して国が10分の5、県が10分の1、市が10分の1、農家が10分の3プラス消費税となっております。 ○議長(幸地政和) 休憩します。  休 憩(10時33分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(10時33分) ○議長(幸地政和) 再開します。 次の質疑者、名嘉眞宜德議員。 ◆27番(名嘉眞宜德議員) おはようございます。それでは令和2年度うるま市一般会計補正予算(第13号)について質疑をいたします。 104から105ページ、7款1項2目商工振興費の説明欄3.あやはし館維持管理費の内容について説明を求めます。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) 御説明いたします。 104ページから105ページ、7款1項2目商工振興費のあやはし館維持管理費についてでございますが、現在のあやはし館指定管理者指定管理者指定取消しに伴う今年度内のあやはし館維持管理費146万9,000円の増額補正でございます。予算内訳といたしましては光熱水費(電気料が86万円、水道料金8万円)で94万円、2つ目が清掃管理委託料47万5,000円、3点目が消耗品等で5万4,000円となっております。 ○議長(幸地政和) 名嘉眞宜德議員。 ◆27番(名嘉眞宜德議員) 1点だけ再質疑をいたします。 2月28日に取り消すということで、指定管理者は2月28日までに退去するのかと思っていますが、現在どのような状態なのかお尋ねいたします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 議員から御案内のとおり、2月28日時点で指定管理者の取消しとなっております。3月1日、本日から市の直営ということでございまして、今、担当の職員をあやはし館に置いて、管理の業務等々を実施しているということでございます。 ○議長(幸地政和) 名嘉眞宜德議員。 ◆27番(名嘉眞宜德議員) 再質疑いたします。 職員が赴いているということですが、指定管理者のほうから、1か月半で退去は非常に難しいという話を聞いていたものですから。先ほどの質疑にはっきりお答えはできていないんですが、指定管理者はもうそこから撤退していると、現在そういうことでしょうか。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 指定管理の取消しの文書を交付してから、約1か月ちょっとの間に退去するようにとの御説明をしておりますが、現在その確認をしているというところでございます。 ○議長(幸地政和) 次の質疑者、東浜光雄議員。 ◆29番(東浜光雄議員) それでは議案第1号 令和2年度うるま市一般会計補正予算(第13号)について質疑をいたします。 まず初めに歳入33ページです。19款1項1目一般寄附金、ふるさと応援寄附金6,127万2,000円の減額補正についての説明を求めます。 次に歳出89ページです。4款1項8目公害対策費、説明欄3.自然環境再生事業549万4,000円の減額補正についての説明を求めます。 次に歳出107ページです。7款1項2目商工振興費、説明欄10.インフルエンサー等による市内経済活動広報事業補助金749万円の減額補正についての説明を求めます。 次に歳出143ページです。10款4項1目幼稚園管理費、説明欄2.預かり保育事業7,922万6,000円の減額補正についての説明を求めます。 次に歳出153ページです。10款6項2目体育施設費、説明欄1.具志川総合体育館建替整備事業、業務委託料として5,207万4,000円の減額補正について説明を求めます。以上です。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 ふるさと応援寄附金6,127万2,000円の減額でございますが、令和2年度の歳入を上半期の実績から前年度の3倍程度の伸びを見込み、さらに新しい募集サイトも開始するなどの取組を強化してまいりましたが、12月時点の実績では、前年度比2.5倍の寄附予想額となったため、補正減額をしているところでございます。 続きましてインフルエンサー等による市内経済活動広報事業の減額につきましては、当初、市内出身の100万人登録者がいるインフルエンサーを活用して、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市内事業者等を取材した動画配信をすることにより、支援を行うことと進めてまいりましたが、事業者とインフルエンサーとの調整に時間を要したため、12月補正で520万円を減額いたしました。このため実施方法の見直しを行い、既存のメディアであるラジオ番組を活用した市内事業者紹介を昨年12月28日に「1日うるまデー」として、ラジオカーを活用した宣伝活動も実施してまいりました。さらに観光物産協会等の協力を得ながら、別のインフルエンサーを活用した事業執行も準備してまいりましたが、1月からの新型コロナウイルス感染症第3波の影響により、取材活動が困難となったため、事業縮減となり減額補正となっているところでございます。 続きまして10款6項2目の具志川総合体育館建替整備事業5,207万4,000円の減額につきましては、平成30年度末に策定いたしました、うるま市具志川総合体育館等建替基本構想に基づき、基本設計業務委託事業として予定をしておりましたが、財源の確保の課題や市の中長期財政計画との整合性が取れず、令和2年度における事業執行を断念しております。引き続き財源の確保と速やかな事業執行に向け対応してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) 89ページ、4款1項8目公害対策費、説明欄3.自然環境再生事業についてお答えいたします。 本事業につきましては、沖縄県の自然環境再生支援事業補助金を活用し、地域住民の皆様との協働の下、自然環境悪化が課題となっている海中道路周辺自然環境の再生、維持、活用に向け、各種業務に取り組んでいるところとなっております。令和元年9月に沖縄県から依頼のありました補助金要望調査に対し、市では令和2年度事業費として3,049万483円を要望し、当該金額を基に当初予算を計上しておりました。その後、令和2年5月8日に沖縄県から、令和2年度の補助対象経費が2,502万9,000円と決定されたことを受け、市では事業計画等を見直し、これまで業務を進めてまいりました。以上のとおり今回の減額補正の主たる要因は、補助金要望額と決定された補助対象経費の差額によるものとなっております。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) 歳出143ページ、10款4項1目、説明欄2.預かり保育事業7,922万6,000円の減額補正についてお答えいたします。 本事業の内容は、公立幼稚園12園で実施されております午後の預かり保育や障害児加配等における保育士等の会計年度任用職員の報酬、期末手当の人件費と費用弁償となっております。減額補正の主な理由といたしましては、当初予算の預かり保育事業の担任として、計53人の配置予定で計上しておりましたが、任用募集期間中に人員を確保できなかったことなどによる約30人分の報酬、期末手当の減額となっております。なお、午後の預かり保育担任が配置できなかった場合は、幼稚園本務教諭が保育し、さらに補助員の任用を増員するなど対応しております。 ○議長(幸地政和) 東浜光雄議員。 ◆29番(東浜光雄議員) 何点か再質疑をさせていただきたいと思います。 まず自然環境再生事業について再質疑をいたします。令和2年5月8日に沖縄県から、令和2年度の補助対象経費が2,502万9,000円と決定されたとしています。そうであれば、補正についてはもっと早めにすべきではないかと考えますが、補正が2月補正になった理由についてお伺いをいたします。 次に預かり保育事業についての再質疑をいたします。当初予定していた保育士が配置できなかったことで、保育に支障はなかったのかお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 本事業につきましては、沖縄県により補助金交付が決定された令和2年7月以降に事業に着手する必要があり、本事業の受託事業者と業務委託契約を締結したのは令和2年9月1日となっております。議員から御指摘のとおり、12月議会における減額補正は可能であったと認識しており、今後は予算の管理に一層留意し、業務に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 午後の預かり保育担任等が配置できなかった幼稚園につきましては、補助員の任用の増員のほか、園内職員で連携を図り、預かり保育の利用希望者に対して、安全面を含め支障なく保育を実施しているところでございます。 ○議長(幸地政和) 東浜光雄議員。 ◆29番(東浜光雄議員) 預かり保育事業について再質疑をいたします。 午後の預かり保育担任等が配置できなかった幼稚園については、補助員の任用の増員のほか園内職員で連携を図り支障なく実施されたとしていますが、実際には職員の配置ができないままでの保育は、園内職員への負担が大きくかかっていたのではないかと考えます。この現状は、改善していくべきだと考えますが、次年度に向けてどのように改善をしていくのかお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) お答えいたします。 議員から御指摘のとおり、職員配置ができない幼稚園につきましては、園全体の職員で連携を図りながら保育を実施しているため、本来の取り組むべき業務に負担が生じております。次年度に向けては、各幼稚園とも連携し、継続雇用も含めて適正数の職員確保に努めているところであります。また再就職促進支援金や就職準備金貸付事業の周知も含め、保育士確保に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 以上で質疑を終結します。 議案を付託します。ただいま議題となっております案件は、会議規則第37条第1項の規定により、企画総務委員会へ付託し、そのうち他の委員会が関係する予算につきましては、お手元に配布してあります議案付託一覧表のとおり、それぞれ所管の委員会へ分割して付託します。 △日程第10.議案第8号 令和3年度うるま市一般会計予算を議題とします。 休憩します。  休 憩(10時52分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(10時54分) ○議長(幸地政和) 再開します。 暫時休憩します。  休 憩(10時54分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(11時10分) ○議長(幸地政和) 再開します。 これより質疑に入ります。質疑の通告がありますので、順次発言を許します。仲本辰雄議員。 ◆1番(仲本辰雄議員) 皆さん、こんにちは。それでは議長の許可が下りましたので、議案第8号 令和3年度うるま市一般会計予算について質疑をさせていただきます。今回の質疑につきましては、総括質疑として4点、歳入から2点、歳出から数点を予定して、トータル14点の質疑をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 まず総括質疑でございますけれども、副市長のほうに令和3年度うるま市当初予算説明資料から4点伺いたいと思います。まず1点目、3款民生費は歳出予算総額の49.7%を占め、50%に迫ろうとしています。また一般財源317億6,294万2,000円の35.2%を占め、前年度比較で13億8,079万円の増で4.6%伸びています。今後も予算額は増加していくと予測されますが、どうこの事態を捉えているのか伺います。 次に新規雇用者数についてなんですが、市はこれまで5款労働費、7款商工費で新規の雇用を創出して、失業率の改善に大きく貢献をしてまいりました。そこで伺います。この予算による想定している新規雇用者数をお願いします。 3点目、性質区分による義務的経費は前年度比較で9億8,501万9,000円の増で2.9%伸びておりますが、削減できる可能性があるか伺います。 4点目、収支不足等を補完するため、各基金からの取崩額が令和2年度は38億4,720万3,000円、令和3年度が40億7,266万5,000円となっております。今後、コロナ後の経済支援等による財政需要が高まっていくことが予想されますが、財政運営の見通しは立っているのか伺いたいと思います。 次に歳入のほうに移ります。5点目、23ページ、15款1項6目3節、説明欄3.勝連城跡文化観光拠点施設観覧料4,923万円は、どの事業の財源になっているのか伺います。 6点目、47ページ、19款1項1目1節ふるさと応援寄附金を前年度比較で1億3,385万5,000円増額し、2億385万5,000円とする根拠を伺います。 次に歳出です。7点目、167ページ、6款1項3目、説明欄14.津堅島イモゾウムシ等根絶事業の内容及び根絶の見通しを伺う。 8点目、同ページ説明欄15.鳥獣被害対策事業によるカラス駆除の目標値と直近の駆除数は何羽か伺います。 9点目、177ページ、6款2項2目、説明欄1.松くい虫対策事業は合併後の平成17年度から開始し、16年経過しようとしておりますが、いまだに松くい虫被害が収まる気配はありません。今年度の対策を伺います。 10点目、199ページ、8款2項2目、説明欄5.未買収用地取得事業で買い上げる用地の箇所と筆数をお願いします。 11点目、217ページ、8款4項6目、説明欄3.勝連城跡周辺文化観光拠点整備事業の内容。 12点目、同ページ、説明欄6.勝連城跡公園整備事業の内容。 13点目、219ページ、説明欄11.勝連城跡歴史文化観光施設管理運営事業の内容。 最後、14点目、275ページ、説明欄3.市民芸術劇場施設維持管理費で委託料が15件ありますけれども、執行する際の決裁伺い等は個々に作成するのか伺います。以上、よろしくお願いします。 ○議長(幸地政和) 副市長。 ◎副市長(上間秀二) 仲本辰雄議員の御質疑にお答えいたします。 総括質疑の1点目、民生費についてでございますが、令和3年度一般会計予算における民生費につきましては、歳出予算の約50%を占め、前年度と比較しても大幅な増額となっております。その主な要因としましては、障害者自立支援給付事業が1億5,790万円の増、障害児通所支援給付事業が6,671万円の増、認定こども園施設整備事業が7億9,949万円の増、法人保育所運営費が3億8,392万円の増、公立認定こども園運営費が8,387万円の増、生活保護扶助費が1億4,170万円の増と、前年度に引き続き増額となっております。民生費は、少子高齢化を背景に、介護や医療をはじめ子ども・子育て施策などの社会保障費は今後も伸びていくものと想定しており、財源確保を含め歳出対策を含めた行財政運営の在り方が重要であると考えております。 次に総括質疑の2点目、新規雇用者数についてお答えをいたします。事業実施による雇用効果として、うるま市ハローワークでの職業斡旋事業で約1,000人、うるま市地域雇用人材育成事業の人材育成事業で約25人、テレワーク人材育成事業で150人、うるま市就労支援事業の街角コンタクトセンターでの相談、あっせん業務で約350人、若者就業支援事業で約20人、合計では1,545人の新規雇用が想定されております。人材育成事業では、継続雇用を行うことを前提として、企業にうるま市民向けのプログラムを作成してもらい人材育成を行っております。またテレワーク人材育成事業では、継続的に業務を行えるようなスキルの習得を目指しております。就労支援事業では、ミスマッチを解消するための相談、あっせんや講座を行い、継続雇用につながるよう事業を進めております。 次に3点目、義務的経費についてお答えをいたします。義務的経費を前年度当初予算と比較してみますと、人件費で1億4,326万円の増、扶助費で6億9,209万円の増、公債費で1億4,965万円の増となっております。その主な要因につきましては、人件費ではパートタイム会計年度任用職員の報酬や職員手当を合わせて1億225万円の増、退職金に係る総合事務組合負担金で3,970万円の増、扶助費では法人保育所運営費で3億8,392万円の増、障害者自立支援給付事業で1億5,790万円の増、生活保護扶助費で1億4,170万円の増、障害児通所支援給付事業で6,671万円の増となっております。また公債費では長期債元金償還金で1億8,126万円の増となっております。義務的経費の伸びは、財政構造の硬直化、そして財源確保のため基金依存につながり、持続可能で弾力的な財政運営に影響を及ぼすものと考えていることから、義務的経費の在り方をどう図っていくかは重要であると考えております。そこで義務的経費の歳出対策において、まず人件費につきましては、デジタル庁の創設で取り上げられておりますデジタルトランスフォーメーション(DX)や、AI、ICTなどを活用した市民サービスの向上と行政事務の効率化により、再任用職員や会計年度任用職員も含めた職員数の適正化を図るとともに、扶助費につきましては健康づくりや介護予防、生活困窮者対策をはじめとする取組により、社会保障費の伸びの抑制、公債費つきましては合併特例債からその他地方債への移行に伴い、将来負担や償還財源等を勘案し、補助メニューの積極的な活用や、民間活力の導入などにも取り組み、普通建設事業費における市債借入額や一般財源負担を縮小させ、公債費を抑えていく対策に取り組むなど、持続可能な行財政運営を図るためには、義務的経費の削減を確実に進めていかなければならないと考えております。 次に総括質疑の4点目、今後の財政運営の見通しについてお答えいたします。令和3年度の当初予算の基金繰入金は、減債基金では前年度と比較して3億2,000万円減となる一方、財政調整基金では1億3,114万円の増、公共施設等総合管理基金では1億9,269万円の増、こどもゆめ基金では2億691万円の増となっております。新型コロナウイルス感染症の拡大は、市民生活をはじめ社会経済全体に多大な影響を与え、歳入では市政の伸びが鈍化し、地方消費税交付金が減となるなど、一般財源の見通しが不透明となり、その一方、歳出では市民生活や市内経済の回復に向けた支援対策など、財政需要はますます高まり、今後の財政運営は厳しいかじ取りになると思います。昨今の社会経済情勢を踏まえ、行政ニーズへの機動的な対応に努めるとともに、持続可能で健全な財政運営を維持していくことも求められることから、財政需要の必要性に合わせて、緊急性や優先性なども加味し、限られた財源を賢くやりくりしていくことが、今後の財政運営において非常に重要であると認識をしております。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) 御質疑のうち、都市建設部関連について説明いたします。 まず5点目、23ページ、15款1項6目3節、説明欄3.勝連城跡文化観光拠点施設観覧料4,923万円は、219ページ、説明欄11.勝連城跡歴史文化観光施設管理運営事業へ充当する財源となっております。 次に10点目、199ページ、8款2項2目、説明欄5.未買収用地取得事業において取得する用地につきましては、路線が具志川地区の宮里6-42号線、筆数は10筆を予定しております。 次に11点目、217ページ、8款4項6目、説明欄3.勝連城跡周辺文化観光拠点整備事業の主な内容でございますが、業務委託料は、勝連城跡文化観光拠点施設及び勝連城跡において展開を予定しておりますARやVRなどの映像コンテンツ制作及び入り口広場整備工事における施工管理業務等を実施する予定であります。工事請負費は、既存休憩施設一帯の面整備として、入り口広場整備工事等を予定しております。公有財産購入費、物件移転等補償金につきましては、主に既存変電所の敷地購入及び除却に係る補償を予定しております。 次に12点目、217ページ、8款4項6目、説明欄6.勝連城跡公園整備事業の主な内容といたしまして、調査設計等業務委託料は、移転対象物件の補償額算定に係る調査業務を実施する予定でございます。公有財産購入費は、23筆の用地取得を予定しております。物件移転等補償金は、数件の建築物及び工作物等の移転補償を予定しております。 次に13点目、219ページ、8款4項6目、説明欄11、勝連城跡歴史文化観光施設管理運営事業は、令和3年7月に供用開始を予定している歴史文化施設、観光ターミナル及び新駐車場と勝連城跡や既存休憩所を管理・運営する事業であります。主な内容といたしまして、施設管理委託料は施設警備、消防設備点検、電気保守管理等の業務委託を予定しております。施設運営委託料は、歴史文化施設、観光ターミナル、既存休憩所及び入り口ゲートにおける建築物、建築設備、屋外施設、什器備品及び展示物等の維持管理業務と観覧料徴収、観光案内、情報発信等の運営業務、勝連城跡や新駐車場の植栽管理、清掃業務などの業務委託を予定しております。業務委託料は、オープニングイベントやプロモーションを実施する予定となっております。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) 歳入ですが、6点目の47ページ、19款1項1目ふるさと応援寄附金でございますが、令和2年度歳入実績を1億8,365万3,000円と見込んでおり、令和3年度につきましても実績を考慮しながら、約10%程度の伸びを見込み予算を計上しているところでございます。 続きまして歳出7点目、167ページ、6款1項3目、説明欄14.津堅島イモゾウムシ等根絶事業の内容及び根絶の見通しについて御説明いたします。当該事業は、平成19年度に津堅島イモゾウムシ等根絶事業推進会議を設置以降、沖縄県病害虫防除技術センターを中心に、寄生植物である野アサガオ等の除去や不妊虫の地上及び航空放飼、薬剤による島内の防除活動のほか、勝連半島側からのアリモドキゾウムシ飛来防除作業等を実施しているところでございます。根絶の見通しについては、令和2年5月1日から11月9日までに実施した寄主植物調査、フェロモントラップ調査、芋トラップ調査の各駆除確認調査の結果、津堅島におけるアリモドキゾウムシの発生は確認されなかったことから、那覇植物防疫事務所において沖縄県が実施した防除対策により、本調査の対象地域内のアリモドキゾウムシの駆除は成功したものと判断されており、調査結果に基づき4月頃の省令改正を目標に手続が実施をされております。省令改正のスケジュールにつきましては、農林水産省において本年2月にパブリックコメント募集、公聴会開催を経て、4月に植物防疫法施行規則の改正及び官報公示・施行の予定となっております。根絶宣言後のアリモドキゾウムシ対応とイモゾウムシの取組については、勝連半島側からのアリモドキゾウムシ飛来防除作業等は実施せず、その他の調査や作業については、令和3年度も継続してアリモドキゾウムシ侵入防止対策とイモゾウムシ根絶対策事業を実施していく予定となっております。 続きまして8点目、同ページ、説明欄15.鳥獣被害対策事業によるカラスの駆除の目標値と直近の駆除数について御説明をいたします。平成30年度作成のうるま市鳥獣被害防止計画において、平成30年度から令和2年度までの3年間の経過期間で、カラスの捕獲計画数を平成30年度300羽、令和元年度300羽、令和2年度300羽として計画をしております。直近の駆除数については、令和元年度の捕獲実績として319羽を捕獲駆除しているところでございます。 続きまして9点目の177ページ、6款2項2目、説明欄1.松くい虫対策事業の経過及び今年度の対策について御説明をいたします。松くい虫対策事業は、地区保全松林である石川岳において、平成17年度から実施をしており、平成23年度以降は新たな被害は確認されておりません。今年度の対策は、石川岳においては保全対策として県補助金を活用して、健全なリュウキュウマツ160本に薬剤の樹幹注入を実施する予定としておりましたが、補助金がつかなかったことで今年度の実施は見送ることとしております。石川岳以外については、幹線道路周辺地域における被害拡大防止対策といたしまして、石川地区を中心に29本の被害木の伐倒処理を実施する予定でございます。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) 14点目の質疑、歳出275ページから277ページにかけての市民芸術劇場施設維持管理費の各委託料について御説明いたします。 委託料15件に関しましては、うるま市契約規則第41条に基づく指名競争入札を行う場合と、同第44条及び第45条に基づく随意契約を行う場合がございます。決裁につきましては、うるま市教育委員会事務決裁規程及び財務に関する事務の取扱いを準用するうるま市事務決裁規程の決裁区分に準じて執行しております。 個々の委託契約について御説明いたします。総合管理業務委託と消防設備点検委託、浄化槽維持管理業務委託、自家用電気工作物保安業務委託は、指名競争入札を予定しております。舞台機構設備保守点検業務委託及び舞台照明設備保守点検委託につきましては、製造者であり精密で幅広い保守点検を施工できる技能と実績があり、緊急時には装置に精通した職員派遣を迅速に行えることから、地方自治法及びうるま市契約規則に基づき製造者との随意契約を予定しております。続きまして舞台音響設備保守点検業務委託につきましては、会館の音響設備を把握し、製造メーカーと保守点検業務について協力体制を構築し、緊急時にも機械設備に精通した職員を派遣できる事業者と随意契約を予定しております。中央監視設備保守点検業務委託につきましては、空調や照明、浄化槽装置など24時間自動制御及び操作監視を行っており、トラブル処理等に際し、装置に精通している職員を迅速に派遣し対応できる事業者、さらには遠隔装置等の取替予算支出が削減できるため、随意契約を予定しております。警備委託につきましては、現在の委託事業者が機械警備等の設置業者であり、当該システムを交換するには多額の費用がかかることから、使用できる間は引き続き当該事業者と随意契約をする予定としております。外構管理業務委託につきましては、地方自治法施行令第167条の2第1項第3号に基づき、うるま市シルバー人材センターと随意契約を行う予定でございます。非常用発電設備保守点検委託につきましては、令和2年度は契約事業者のみが保守点検に必要な特殊機材の所有と専門技術者を雇用していることから随意契約としており、令和3年度においても現在のところ同様の随意契約となると考えております。ごみ回収業務委託につきましては、委託料が50万円以下となりますので、地方自治法施行令及びうるま市契約規則に基づき随意契約を予定しております。舞台技術操作業務委託につきましては、令和2年度においては優れた運用企画を提案し、かつ実績があり安定して業務遂行の能力がある事業者を選定するプロポーザルを行い契約を締結しておりますが、令和3年度は新型コロナウイルスの影響等があり、企画提案の精査ができないと考えており、随意契約を予定しております。ピアノ保守点検業務委託につきましては、市民芸術劇場のコンサートピアノである「スタインウェイ」の特約店である事業者以外に保守点検をできる者がなく、また部品の取替えが必要になったときに特約店以外の事業者だと割高となり、手配に時間を要することなどから当該特約店と随意契約を予定しております。最後に施設予約管理システム保守委託につきましては、3会館の施設予約システムのシステム変更、改修、バージョンアップなどの権利を有している現在の契約事業者と随意契約を予定しております。 ○議長(幸地政和) 仲本辰雄議員。 ◆1番(仲本辰雄議員) 一通り答弁をいただきましたので、再質疑をさせていただきます。 まず1点目の民生費につきましては、扶助費は財源として国・県の支出金が充てられるわけですけれども、本市が一般財源により実額ですね、実際に支出する実額として、いわゆる真水として支出する金額は幾らなのかお聞かせいただきたいと思います。 次に新規雇用者についてなんですが、新規雇用者については1,545人と、また継続雇用につながる事業も進めていると答弁がありました。それではお聞きしますけれども、これまで新規雇用者を創出してきておりますけれども、継続雇用されている者は何名か、把握されているかお願いいたします。 次、義務的経費について4点伺いたいと思います。まず答弁にあったのを1つお聞きしたいと思います。まず1点目に行政事務の効率化は内部事務の見直しと理解してよろしいのか。2点目にデジタルトランスフォーメーションと、いわゆるAIとかICTなどの手段を充実させることも重要と思いますけれども、職員のスキルアップをどう図るか、そこをお聞かせいただきたいと思います。次に3点目に扶助費については、この事業をビルド・アンド・スクラップ手法による検証をしているか伺います。4点目に公債費については、住民参加型市場公募債を検討したことがあるか、そこを伺います。 次に財政運営について2点伺います。今後、どのように歳入を図っていくか。2点目に、歳入対策について調査・研究・検討・立案するチームがあるのか、そこをお願いします。 次に勝連城跡文化観光拠点施設観覧料から2点伺います。1点目、観覧料から入場者数を推計できませんので、入場者数は何人を見込んでいるのか、そこをお願いします。次に2点目に、指定管理者制度を導入した場合、指定管理者の収入になるのは、この駐車料金も含まれるのかどうか。 次、ふるさと応援寄附金ですけれども、この寄附金を強化する戦略があるかどうか。 次、7点目、イモゾウムシ等の根絶事業ですけれども、本年4月にアリモドキゾウムシの根絶宣言が出るのではないのかと、このように答弁を聞いて期待をしているところでありますが、2点伺いたいと思います。1点目、アリモドキゾウムシ侵入防止対策の内容。2点目、イモゾウムシ根絶対策事業を実施していくようですけれども、このイモゾウムシを根絶する技術というのは、確立されているのかどうか。 次に8点目に鳥獣被害対策事業ですけれども、毎年300羽を駆除しておりますけれども、カラスが減ったという実感がなくて、逆にそれよりも市民からはごみ袋が破られて、ごみが散乱しているという苦情が寄せられております。昨年2月議会での答弁によりますと、農政課としましては農作物に被害を与えているカラスが、住宅街に逃れている可能性を考慮して、関係部署や市民からの情報収集に努め、うるま市鳥獣被害対策協議会において協議し、関係機関と協力して生息状況や被害状況の調査に努めながら対策を検討してまいりたいとありましたけれども、どうなりましたか伺います。 次9点目、松くい虫対策事業ですが、石川を中心にという答弁だったと思いますけれども、具志川、与那城、勝連地区で被害木の伐倒処理は実施しないのですか。 10点目、未買収用地取得事業について2点伺います。1点目、未買収道路用地を買い上げる優先順位については、市当局は以前から基本的には市道認定され、区域決定、年月日の古い順に買上げを予定しておりますと答弁しておりますけれども、今回の買取り予定地の具志川地区の区域決定年度を伺います。2点目、今回の用地取得による買上げの進捗率を伺います。 次11点目、勝連城跡周辺文化観光拠点整備事業に3点伺います。業務委託料は映像コンテンツ制作のようですけれども、この活用と映像の内容をお聞きしたいと思います。2点目、工事請負費についてなんですけれども、既存休憩所一帯の面整備という答弁でありましたけれども、もう少し詳しく説明をいただきたいと思います。また整備後にどのように活用するかについてもお願いをしたいと思います。3点目、既存変電所の除却の時期をお聞きします。 12点目、勝連城跡公園整備事業から2点伺います。採石場については、令和2年度より契約交渉を行い、年度内での契約に取り組むと、このように令和2年2月議会で答弁をしておりますけれども、そのとおり進んでいるのか確認をいたしたいと思います。2点目、用地取得と物件移転補償の進捗率を伺います。 13点目、勝連城跡歴史文化観光施設管理運営事業なんですけれども、そうすると施設管理は市が直営するという考えなのかどうか、お願いいたします。 最後14点目、市民芸術劇場施設維持管理費ですが、答弁を聞いて大変な時間と労力がかかる委託契約事務だと感じた次第であります。それでは見積りから契約までに要する時間と包括施設管理委託の実施についての考え方をお聞かせいただきたいと思います。以上です。よろしくお願いします。 ○議長(幸地政和) 副市長。 ◎副市長(上間秀二) 再質疑にお答えいたします。 まず扶助費の一般財源についてお答えいたします。扶助費につきましては、その多くが国・県支出金を活用しておりますが、一般財源の実額につきましては決算処理を行った上での把握となることから、決算ベースで御説明をいたします。 扶助費の一般財源額を過去3年間でみてみますと、平成29年度の決算額は186億2,366万円で、一般財源は51億7,634万円となり、一般財源総額の16%、平成30年度では決算額が197億5,420万円で、一般財源は57億92万円で18%、令和元年度では決算額が212億8,735万円で、一般財源は56億1,989万円で17%を占めております。 次に継続雇用についての再質疑についてお答えいたします。継続雇用につながる事業として、地域人材育成事業を行っておりますが、令和元年度の実績としましては13人を雇用し、半年後に確認しましたところ85%の11人が継続しております。ミスマッチを解消するための相談、あっせん等を行っている就労支援事業では、継続雇用者数の確認が取れておりません。 次に行政事務の効率化について再質疑にお答えいたします。人件費の抑制を図るためには、まず行政内部の事務手続等に係る事務量の削減に向けた取組が重要であると考えております。AIやRPAなどICTを活用し、これまで職員が行っていた業務を機械が行うことで、職員の事務量の削減が図られ、また煩雑化した内部事務における工程や作業手順を見直し、事務手続の無駄を省くことでも、事務量の削減が図られるものと考えており、内部事務の見直しも含め行政事務の効率化を推進してまいりたいと考えております。 次に職員のスキルアップについてお答えいたします。デジタルトランスフォーメーションやICTの活用により、業務の効率化を図り、人的資源を行政サービスのさらなる向上につなげていくことが求められております。またICTなどの手段やデジタル技術等を効果的に活用するのも人でありまして、機械では対応できない、人でしか対応できない相談業務や事業の企画立案などの業務も数多くあることから、職員の人材育成は重要なテーマになってくるものと考えております。今後はAIやRPAなどの業務を効率的に進める手段を効果的に活用できる職員の育成や、コロナ禍における新しい生活様式の仕組みづくりなど、社会情勢の変化に新たな発想力を持って柔軟に対応し、かつ主体的に行動する職員を育成していくための人材育成における課題等について、全庁的な共有を図り、危機感を持って職員のスキルアップに取り組んでまいりたいと考えております。 次に扶助費のビルド・アンド・スクラップについてお答えいたします。本市では総合計画に掲げる施策の展開を図るため、行政経営マネジメントによる施策評価を基に、行政経営方針おいて市政運営の重点施策を取りまとめてまいりました。今後、財政見通しでは財政需要が収入見通しを上回ることが見込まれ、基金依存度が高まることから歳入歳出対策が急務であり、特に歳出対策ではビルド・アンド・スクラップが重要になってまいりますが、現在のところ扶助費をはじめその具体的な取組が進んでいない状況でございます。歳出対策におけるビルド・アンド・スクラップを進めるためには、これまで取り組んできた施策評価に加え、事務事業評価やその優先度評価がベースになるものと考えていることから、施策や事務事業の優先度評価を推進し、ビルド・アンド・スクラップの仕組みを構築してまいりたいと考えております。 次に公債費についてお答えいたします。住民参加型市場公募地方債は、地方分権改革の進展によって地方自治体が自己決定、自己責任の下、知恵や創意工夫を生かしながら地域の実情に合ったまちづくりを進めていくことが求められていくことを背景に、資金調達方法の多様化や住民の行政参加意識の高揚などを図るため、平成13年度より導入されております。本市における地方債は、公的資金区分として財政融資資金及び地方公共団体金融機構資金、また民間等資金区分として銀行等引受資金によって資金調達を行っており、住民参加型市場公募債による資金調達は、これまでのところまだ検討されておりません。 次に今後の歳入対策についてお答えいたします。今後、持続可能で健全な財政運営を維持していくため、中期財政計画や第4次行政改革大綱における重点改革項目として位置づけられている財政の健全化の堅持、将来財政負担の抑制強化に基づいた取組を行ってまいります。具体的な歳入対策といたしましては、未利用・低利用の公有財産の資産活用を図るため賃貸借、売却、譲渡などを推進し、ふるさと応援寄附金などの税外収入の確保に努めるとともに、国庫補助メニューの積極的な活用や、民間活力の導入などの財源対策にも取り組んでまいります。 次に、歳入対策の調査研究等の体制についてお答えいたします。現在、歳入対策については、部会を設置し、協議・検討を進めておりますが、歳入対策全般に特化したチーム等は設置してございません。歳入対策の実効性を高めるため、推進体制の強化を図る必要があると考えており、今後は行政改革大綱に基づく歳入対策部会を設置し、本市の歳入に関する現状や課題を洗い出し、新たな対策、取組などについて協議を行い、全庁的な体制で歳入対策に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 午前の日程をこの程度にとどめ、午後1時30分から会議を開きます。 暫時休憩します。  休 憩(11時55分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(13時31分) ○議長(幸地政和) 再開します。 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) 再質疑についてお答えします。 勝連城跡文化観光拠点施設観覧料における入場者数の見込みにつきましては、これまでの勝連城跡への来場者数などを参考に推計をしておりますが、令和3年度は7月からの供用開始予定であることから、4月から6月までの3か月分を除いており、また当面はインバウンドも見込めないことなどを考慮し、約9万1,000人で算定しております。駐車料金につきましては、指定管理者が駐車場利用料を徴収するとした場合、指定管理者の収入となります。またほかには物販・飲食施設や宿泊施設、イベント開催等による収入があるものと想定をしております。 次に未買収用地取得事業の買収予定用地の区域決定年度につきましては、具志川地区が昭和56年でございます。また同事業における用地取得の進捗率につきましては、令和3年度予算に計上しております公有財産購入費2,170万円を全て執行した場合、買収済額が1億3,603万円となり、未買収総額41億4,000万円に対する進捗率は3.28%となります。 次に勝連城跡周辺文化観光拠点整備事業の映像コンテンツ制作につきましては、本年度内での策定を予定しております勝連城跡AR・VRコンテンツ制作基本計画策定業務において、ニーズ調査やデジタル技術による表現方法の検証などを踏まえ、活用シーンや内容等について現在検討を進めているところであります。映像コンテンツ制作の方向性といたしましては、古琉球や勝連城の歴史に触れ、肝高の阿麻和利も楽しめる歴史体験型の映像コンテンツを整備し、観光のみならず学習としての活用も想定しているものであります。既存休憩所一帯の面整備の内容でございますが、勝連城跡と勝連城跡公園をつなぐ入り口広場として、既存駐車場をリニューアルするものであり、整備後の活用につきましては、来訪者の交流やイベント等の開催による賑わい創出を図ってまいりたいと考えております。既存変電所の除却時期につきましては、なるべく早い時期での除却を要望してまいりましたが、既存変電所の機能を新変電所へ移転するには、現在沖縄県が県道16号線において整備を進めている電線共同溝への入線工事が完了した後になることから、令和4年12月までかかるものと想定しているところであります。 続きまして勝連城跡公園整備事業区域の採石場移転につきましては、令和2年10月に契約を結んでおります。同事業における用地取得と物件移転補償の進捗率については、事業費ベースで令和2年度は用地取得約12%、物件移転補償約14%を見込んでおり、令和3年度においては用地取得約33%、物件補償約50%の進捗率を予定しております。 続きまして勝連城跡歴史文化観光施設管理運営事業につきましては、指定管理者による運営開始が始まるまでは市直営により行い、実施に当たっては民間事業者への業務委託を予定しております。なお指定管理者の指定については、令和4年3月を予定しており、運営準備期間等も考慮した同年7月から運営開始となることを想定しております。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) ふるさと応援寄附金の再質疑にお答えします。 ふるさと応援寄附金の増額を目指し、うるま市内の魅力ある返礼品の発掘や開発を引き続き実施してまいりたいと考えております。また広くうるま市の魅力を伝達する手段として、新たな募集サイトの拡充についても併せて検討してまいりたいと考えているところでございます。 続きましてイモゾウムシでございますけれども、アリモドキゾウムシ侵入防止対策といたしましては、沖縄県病害虫防除センターを中心にアリモドキゾウムシ不妊虫地上放飼及びフェロモントラップ調査、カンショ掘り取り調査、野生寄主植物調査を実施する予定となっております。またうるま市はアリモドキゾウムシ侵入防止のために、沖縄県病害虫防除センターの活動に協力するとともに、津堅島の住民や農家などに対しましてアリモドキゾウムシに関する情報発信を行ってまいりたいと考えております。イモゾウムシ根絶に関する技術については確立されておりませんが、引き続き沖縄県病害虫防除センターを中心とした防除活動に協力してまいりたいと考えているところでございます。 続きまして鳥獣被害対策事業でございますけれども、うるま市鳥獣被害対策協議会での協議については、現在のところコロナ禍の影響もあり開催には至っておりませんが、協議会委員、関係部署、農家及び猟友会からの情報といたしましては、カラスのすみか周辺での目撃数や農作物被害については減少傾向が確認されております。カラスの生息状況は一部ではありますが、住宅街で見られるカラスのすみか周辺に戻る様子も確認されており、市内で確認できるカラスの主なすみかとしては、石川岳周辺が考えられております。実際に夕方に石川岳周辺に戻ってくる姿が多数確認されております。本事業においては散弾銃による駆除のため、住宅街での駆除については、安全対策上困難なため、住宅街で見られるカラスについても、すみかに戻るタイミングでの駆除が考えられます。依然として住宅街におけるカラスによる被害の苦情が寄せられていることで、いたちごっこの面があり大変悩ましい問題ではありますが、現在のところ有効な対策が見いだせていない状況であります。引き続きカラスの主なすみかである石川岳周辺での駆除を実施し、関係機関と協力して生息状況や被害状況の調査に努めながら、有効な対策を検討してまいりたいと考えております。 続きまして松くい虫でございますけれども、令和2年9月末、12月末の松被害木調査において、与那城及び勝連地区では被害木は確認されておらず、石川地区と具志川地区に被害木が確認されております。具志川地区の被害木については、建物の裏側等に多く見られ、石川地区は沖縄ロイヤルゴルフクラブ、ビオスの丘やアンサ沖縄リゾートが並ぶ交通の行き来が多い観光地で多く見られることから、景観を損なわないことや県担当課と被害状況調査を基に、県補助金等の活用等を勘案しながら効果的な被害木の処理を図るため、石川地区から具志川地区へ順次実施していく予定となっております。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) 市民芸術劇場施設維持管理費の再質疑についてお答えいたします。 15件の契約を行うに当たり、全て仕様書の作成から始まり、事業ごとに複数の業者から見積りの徴収を行い、予算編成に至るまで約1か月の時間を要します。次に議会議決事項が伴う入札を行う場合は、議会上程後に検査課と調整を行い、入札の準備から契約まで、約1か月間の時間を要します。契約後は、毎月の検査調書と受託側の請求に伴い支払いを行う流れとなっており、契約完了までの事務となります。 包括施設管理委託の実施につきましては、第142回9月定例会において議員より御提言のありました流山市役所「デザインビルド型包括施設管理業務委託」等を参考に、事務改善に向けて教育部内で検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 仲本辰雄議員。 ◆1番(仲本辰雄議員) 御答弁ありがとうございました。それでは何点か質疑をしてまいります。 まず民生費についてなんですけれども、答弁の中で扶助費のうち、3か年の平均で毎年度54億円余りをうるま市が支出しているという金額になっているわけでございます。またコロナ禍による消費者の購買力の低下や経済環境の悪化により、地方消費税交付金が打撃を受けております。この交付金を社会保障施策に充当する金額を令和2年度と比較しますと、5,864万3,000円減少しております。社会保障と社会保険の充当額3,102万3,000円が減少したことにより、基金などを取り崩して対応していると、そういうことになっております。このことから、この先財政運営ができるのかも心配になってきているんですけれども、この現状をどう考えるか伺います。 次、新規雇用者についてなんですけれども、退職した理由はミスマッチなのか、把握しているのかどうか。それを確認するのは今後の事業推進のためにも必要だと思いますけれども、どう考えますか伺います。 次にふるさと応援寄附金についてなんですが、先ほどから財政運営について質疑をしているわけでございますが、この歳入不足を補うためにもふるさと応援寄附金が増えるということは、本当に重要な収入になろうかと思います。うるま市では山城牛であるとか、あるいはブランド豚など、他市町村にないものがたくさんあると思います。寄附金強化策としてSNSで、「もらったらうれしいよね」とか、「ダイビングスポット・エスコート券とか、そういったものをもらったらうれしいですか」ということでのアンケート調査を考えたことがあるか、そこをお聞きしたいと思います。 次、松くい虫対策事業なんですけれども、被害木が赤くなり始めたらすぐ伐倒する等、スピード感を持ってやることができないかどうか。そこを伺います。 次、未買収用地取得事業なんですが、進捗率が3.28%と聞いて、大変驚いております。今のままでは全ての用地取得が終了するまで、何と200年かかる計算になります。それではこれについて2点伺いたいと思います。1点目、地権者に待っていただくような施策はないのかどうか。2点目に、もっと言えば国の補助金はないのかどうか。そこをお願いします。 次に勝連城跡周辺文化観光拠点整備事業です。変電所の除去時期が令和4年12月までかかることについて2点伺いたいと思います。1点目に、今後の工事や供用開始などに影響は出てきませんか。2点目、敷地の買い取りや物件移転補償は令和4年度にずれ込むということなのか、お願いしたいと思います。 次に勝連城跡公園整備事業ですが、時期についてこれも2点伺いたいと思います。1点目、採石場の移転時期をお願いします。2点目に用地取得及び物件補償の完了時期についてお聞きしたいと思います。以上、よろしくお願いします。 ○議長(幸地政和) 副市長。 ◎副市長(上間秀二) それでは扶助費と今後の財政運営について、再質疑にお答えをいたします。 議員から御指摘のとおり扶助費には多額の一般財源を要している一方で、コロナ禍による消費の低迷や社会経済への影響により、地方税や地方消費税交付金などの一般財源は減収となり、そのうち社会保障4経費に充てる社会保障財源交付金が減額となっております。地方消費税交付金の減額は、地方自治体にとって社会保障に係る財源確保に影響を与え、地方財政運営においても深刻な問題でございます。そのようなことから、国では令和2年度に限る措置として地方財政法を改正し、地方消費税交付金を減収補填債の対象税目に追加しております。また地方消費税交付金のうち社会保障財源交付金は、普通交付税の基準財政収入額に100%参入されることから、その減収は普通交付税として措置される仕組みではございますが、普通交付税の原資となる国税収入の落込みなどから、地方交付税を支える国の財源も万全ではないと考えております。本市といたしましては、地方交付税の規模を定める国の地方財政政策の動向に注視するとともに、コロナ禍における地域の社会経済再生に取り組んでいかなければならないと考えております。 次に継続雇用についての再質疑についてお答えいたします。継続雇用につながる事業として行っております地域人材育成では、事業を終了した後に受託した企業に調査を行いますが、その際に退職した理由等を確認しております。また就労支援事業につきましては、求職者へ退職やミスマッチの理由を確認しております。退職の理由としましては、家族の介護のために離職する人が増えているようでございます。議員から御提言のとおり、今後の事業推進のためにも退職理由やミスマッチの原因の把握、継続雇用率の把握に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) ふるさと応援寄附金の御質疑にお答えいたします。 現在、本市のふるさと応援寄附金においては、山城牛やあやはし牛、アグー豚、モズク、観葉植物、マンゴーなどの農水産物、焼き物や観光体験など470品目の返礼品を準備しているところでございます。議員から御案内のSNSからのアンケートは実施しておりませんが、ふるさと納税の募集サイト側からの情報提供やアドバイスも受けながら、返礼品希望の多い品目や傾向等も参考に返礼品を増やしていきたいと考えているところでございます。またアンケートの実施についても、各サイト運営事業者とも連携しながら、有効な方法を検討してまいりたいと考えております。 続きまして松くい虫対策事業ですが、同事業は松被害調査業務の強化を図るため、令和2年度から会計年度任用職員2人を採用し、綿密な調査により常時被害状況を把握しながら事業実施に当たっており、関係機関と協議をしながら迅速な対応に取り組んでいるところでございます。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) 再質疑にお答えいたします。 未買収用地取得事業の1点目、地権者に待っていただくような施策についてでございますが、全ての路線を買い上げるには、財源確保が厳しいことから、地権者の皆様には区域決定年月日の古い順に買上げを予定しているとの説明をさせていただき、御理解をお願いしているところであり、長い期間、大変御迷惑をかけている状況にあります。市といたしましては、解決に期間を要する事業ではありますが、着実に実施していきたいと考えております。また次期沖縄振興計画に対する市町村首長と沖縄県との意見交換の中で、うるま市の意見として未買収道路用地買上げについては、沖縄県において戦後処理の一環として取り組むべきであると提言をしたところであります。 2点目の国の補助金につきましては、市道の1級、2級路線に対する補助金はございましたが、うるま市における1級、2級路線の未買収事業は既に完了しており、現在は補助対象とならないその他市道の未買収道路用地について、市の単独費で買上げを行っているところでございます。なお未改良路線につきましては、積極的に改良事業などを取り入れ、補助事業を活用した用地買収に努めたいと考えております。 既存変電所の除却時期による工事や供用開始などへの影響につきましては、当該施設跡地に整備を予定している物販飲食施設及び交流広場の工事着手に遅れが生じることにより、当該施設の供用開始が令和5年度から令和6年度へ延期となる見込みであります。既存変電所の物件移転補償及び用地取得につきましては、電線共同溝整備の進捗状況に伴い令和4年度になるものと考えております。 次に勝連城跡公園整備事業区域にあります採石場の移転時期につきましては、移転期限を次年度まで延長する予定であることから、令和3年度内の移転完了となります。事業区域内の用地取得及び物件補償につきましては、令和4年度までの完了を予定しております。 ○議長(幸地政和) 次の質疑者、伊盛サチ子議員。 ◆4番(伊盛サチ子議員) 皆さん、こんにちは。議案第8号 令和3年度うるま市一般会計予算について質疑いたします。 24ページから25ページ、15款1項7目教育使用料、芸術振興施設使用料521万5,000円は、前年度対比で比較した場合の推移と今後の見通しについてお聞かせください。 146から147ページ、4款1項1目保健衛生総務費、高齢者の保健事業と介護予防の一体化事業、その内容についてお願いいたします。 152から153ページ、4款1項7目環境衛生費、うるま市地球温暖化対策実行計画策定事業業務委託料209万円、そしてその事業の内容等について御説明をお願いいたします。 154から155ページ、4款1項7目環境整生費、へい獣処理施設解体事業解体設計業務委託料255万3,000円、解体に向けたスケジュールおよび委託先、また解体後の整備の計画についてお願いいたします。 164から165ページ、6款1項3目農業振興費、農業次世代人材投資事業3,154万7,000円、事業内容と給付金の対象条件についてお願いいたします。 176から177ページ、6款2項2目林業振興費、森林GIS導入事業462万円、事業内容と業務委託先について御説明をお願いいたします。 182から183ページ、7款1項2目商工振興費、あやはし館維持管理費1,503万9,000円の内容説明、対象となるところの施設等についても御案内ください。 186から187ページ、7款1項3目観光振興費、島アートプロジェクト事業補助金2,000万円、企画事業内容及び実施期間等について御案内ください。 190から191ページ、7款1項8目企業誘致費、中城湾港産業振興効果促進事業補助金2,500万円についてお願いいたします。 214から215ページ、8款4項5目公園管理費、公園小規模改良事業400万円、事業概要と対象小規模公園などについて御説明ください。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) 歳入24ページから25ページ、15款1項7目教育使用料、説明欄、芸術振興施設使用料521万5,000円についてお答えいたします。 芸術振興施設使用料521万5,000円は、過年度実績と比較いたしますと、令和元年度の実績が2,194万8,470円で、コロナ禍で利用者が激減した今年度が502万円の見込みであります。令和3年度の使用料収入は、令和2年度を除きますと通常例年の4分の1程度となっております。今後の見通しにつきましては、ワクチン接種も始まり収束に向けて状況は好転するとの推測もありますが、明確な見通しが立たない現状においては、新型コロナウイルス感染症対策の進捗や専門家会議の今後の判断にも注視しつつ、通常の開館利用となった場合には利用者が増えるものと思われますので、利用向上に向けた取組を図っていきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) 歳出146ページから147ページ、4款1項1目保健衛生総務費、説明欄9.高齢者の保健事業と介護予防の一体化事業についてお答えいたします。 本事業は、沖縄県後期高齢者医療広域連合からの受託事業となっております。その事業内容は、75歳以上の長寿健診結果から保健指導対象者を抽出し、個別保健指導を行うとともに日常生活圏域ごとの健康課題を明確にし、生活習慣病の重症化やフレイルを予防するため、自治会などの集団における健康や運動、栄養指導などを実施し、健康長寿で介護保険に頼らないシルバー世代を増やすことを目的とした事業となっております。 続きまして歳出152から153ページ、4款1項7目環境衛生費、説明欄3.うるま市地球温暖化対策実行計画策定業務についてお答えいたします。うるま市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)につきましては、うるま市の事務事業により排出される温室効果ガスの抑制を目的に策定されております。現計画は第3次計画となっており、計画期間は平成29年度から平成33年度(令和3年度)までの5か年間となっており、今回見直しの時期となっております。今回の業務内容は現計画の分析・検証を踏まえ、新たな目標、取組を推進するものであります。委託先については、入札により決定する予定となっております。 続きまして歳出154から155ページ、4款1項7目、説明欄5.へい獣処理施設解体事業におけるスケジュールと委託先、また解体後の整備についてお答えいたします。当該施設は、昭和57年に主として死亡した動物の死体を焼却処分することを目的に設置されたものであり、施設規模といたしましては敷地面積292平米、建物延べ床面積は30平米、所在地はうるま市勝連内間2715番地の125外となっております。当該施設は、平成17年4月をもって既に閉鎖となっており、現在、動物死体の焼却につきましては、中部北環境施設組合がその役割を担っております。市では、公共施設の適切管理の観点から解体を予定しておりますが、工事前に設計と併せてアスベストやダイオキシン類等の測定を行う必要があるため、今回の予算を計上しております。市といたしましては、早い時期に工事に着手し、設計業務の成果を踏まえ補正予算において工事に係る予算を要求し、令和3年度中に事業を完了したいと考えております。委託先につきましては、指名業者選定委員会により選定された事業者による入札により選定することを予定しております。また解体後の跡地利用については、現在のところ特に計画はございません。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) 歳出164ページから165ページ、6款1項3目農業振興費、説明欄9.農業次世代人材投資事業3,154万7,000円の事業内容と給付金の対象条件等についてお答えいたします。 農業次世代人材投資事業の内容につきましては、経営開始直後の新規就農者に対して資金を交付する事業で、新たに農業経営を開始してから経営が安定するまで最長5年間、年間最大150万円を交付するものでございます。主な交付要件としましては、1.独立・自営就農する認定新規就農者であること。2.経営開始5年目までに農業で生計が成り立つ実現可能な計画であること。3.経営を継承する場合、新規参入者と同等の経営リスクを負うと市長に認められること。4.人・農地プランに中心経営体として位置づけられている、または農地中間管理機構から農地を借り受けていること。5.原則として前年の世帯所得が600万円以下であることなどでございます。 続きまして歳出176ページから177ページ、6款2項2目林業振興費、説明欄4.森林GIS導入事業462万円の事業内容、業務委託先についてお答えいたします。本事業は、森林基本図や森林計画図、森林簿といった森林の基本情報をデジタル処理し、これまで個別に管理していた図面や帳簿を一元管理するシステムで、現在使用しています紙ベースの森林台帳及び林地地図をデータ化し、随時更新できるようにし、GIS(地理情報システム)による森林の適正な管理を図るもので、森林環境譲与税を活用して整備するものでございます。業務委託先については、一般競争入札による契約を予定をしているところでございます。 続きまして182ページから183ページ、7款1項7目商工振興費、あやはし館維持管理費1,503万9,000円の内訳についてお答えいたします。御承知のようにあやはし館1階と2階と2階デッキ部分につきましては市長部局が管理をし、海の文化資料館については、教育委員会が管理をしている状況でございます。市長部局で管理している維持管理費1,503万9,000円につきましては、光熱水費(電気料金880万円、水道料金120万円)で1,000万円、修繕費100万円、清掃管理委託料371万2,000円、消耗品等で32万7,000円となっているところでございます。 続きまして186ページから187ページ、7款1項7目観光振興費、島アートプロジェクト事業においては、令和元年度から実行委員会を立ち上げており、主な事業内容については実行委員会の中において協議・決定を図る形となっております。令和2年度は新型コロナウイルスの影響により事業が中止となっておりますが、令和3年度事業においてもコロナ禍における影響を注視しながら、開催の可否や事業内容、期間等を検討しつつ、令和元年度事業において課題となっていた持続可能な事業への転換に向け、実行委員会を中心に検討してまいりたいと考えております。 190から191ページ、7款1項8目企業誘致費、中城湾港産業振興効果促進事業でございますが、この事業はうるま市・沖縄市にある中城湾港新港地区は、産業支援港湾として那覇港との機能分担を進めており、その重要性について県内外にPRを行い、港湾の利用促進及び沖縄本島東海岸の地域経済活性化に寄与するため、シンポジウムや新港地区内の立地企業の商談会、港湾を活用したイベント等に対する事業実施に対して補助金として計上しているところでございます。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) 215ページ、8款4項5目、説明欄3.公園小規模改良事業について説明いたします。 当該事業の概要でございますが、石川市民の森公園の園路の路肩が崩落していることから、高さ約1.5メートル、長さ約10メートルの擁壁の設置及びアスファルト舗装約25平方メートルを実施するものであります。業務委託料につきましては、これらの工事に伴う設計業務でございます。 ○議長(幸地政和) 伊盛サチ子議員。 ◆4番(伊盛サチ子議員) それでは再質疑をいたします。 146、147ページの高齢者の保健事業と介護予防の一体化事業についてであります。先ほど75歳以上の方を対象としたということもありました。その本事業実施に至るまでの背景の状況について。そしてその対象者はどの程度ぐらいになるのか、その点についてお聞かせください。 176、177ページの森林GIS導入の件でございます。うるま市には森林と言われるところがどういうような状況があるのか、ちょっと分からないんですけれども。うるま市内の森林の範囲、そして森林GIS導入事業を導入することによって、どのような活用方法があるのかをお聞かせください。 182から183ページ、あやはし館維持管理費でございます。先ほどの答弁で光熱水費、電気料金が880万円、水道料金が120万円で1,000万円ということでありました。そして修繕費については100万円ということなんですけれども、この光熱水費についての算出の根拠について伺います。また修繕費はどこを修繕するのか。それから清掃管理委託料も計上しているが、この業務内容と委託先がどのようになっているのかお聞かせください。 続きまして中城湾港産業振興についてでございます。この2,500万円についての補助金の支出先はどこになりますか。そしてイベント等のスケジュール等があれば御説明ください。また今回の事業対象者はどういうようなところになるのか、この件についてもお願いいたします。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) 高齢者の保健事業と介護予防の一体化事業に至るまでの背景と、その対象者についてお答えいたします。 人生100年時代の到来を見据え、通いの場を中心とした介護認知症予防やフレイル対策を図るとともに、長寿健診結果に基づく生活習慣病などの発症及び重症化予防を一体的に実施する仕組みが必要となったため、本事業の着手に至っております。また市内全体で対象者は、令和元年度末時点の数値となりますが1万3,064人となっております。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) 森林GIS導入事業の再質疑にお答えいたします。 森林の範囲につきましては、うるま市全域で各地区に分布をしております。活用方法については、デジタル化に移行することにより、沖縄県森林管理課及び南部林業事務所と情報を共有し、その森林情報を基にうるま市森林整備計画の策定をはじめ、森林法に基づく伐採及び伐採後の造林の届出制度への活用のほか、入札執行資料等の作成など業務の簡素化等の効果が期待でき、森林の適正な管理につながるものであります。 続きましてあやはし館維持管理費でございますが、光熱水費につきましては、現指定管理者における令和元年度決算資料に基づき算出をしているところでございます。修繕費につきましては、特定の修繕箇所があるということではなく、緊急的に修繕をする箇所が出てきた際に対応する予算となっております。清掃管理委託につきましては、あやはし館1階トイレの清掃が業務内容となっており、委託先については検討中でございます。 続きまして中城湾港産業振興効果促進事業でございますが、補助金の支出先は現在うるま市・沖縄市で構成しています中城湾港開発推進協議会を予定しておりまして、協議会において事業実施していくことになります。スケジュールにつきましては、11月頃を予定しております。今回の事業対象者は、中城湾港新港地区及び周辺の企業が中心となります。企業間の取引や港湾貨物利用の増加を目的としております。また需要掘り起こしへの一環として、港湾を利用したイベントを実施し、一般市民等へのPRも想定をしているところでございます。 ○議長(幸地政和) 伊盛サチ子議員。 ◆4番(伊盛サチ子議員) 146、147ページについての高齢者の保健事業と介護予防の一体化事業について再々質疑をいたします。 この一体化事業を実施する予定だということですけれども、その日常生活圏域はどちらのほうになるのか、その地域をお聞かせください。 あやはし館についてでありますけれども、午前中にもこの指定管理の取消しの件もありました。この中で、令和3年度は指定管理者制度から市直営となっております。市直営となった場合に、そこに職員を派遣し施設管理運営をするのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 事業開始の令和3年度における実施圏域は、介護保険事業計画で区分されている7つの日常生活圏域の中から2圏域を選定し、実施する予定としております。また実施予定圏域は、石川圏域と島しょ地域を抱える与勝東圏域であります。その選定理由といたしましては、2圏域は他の圏域に比べ、高齢化率が比較的高いということで、選定したいと考えております。2圏域対象者数は、石川圏域において2,072人、与勝東圏域において1,587人となっております。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) あやはし館の維持管理費についてお答えいたします。 現段階におきましては直営となっておりますけれども、当分の間、必要に応じて職員の派遣等で対応しているところでございまして、管理状況、運営状況等を注視しながら、必要に応じて職員の常駐等を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 暫時休憩します。  休 憩(14時24分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(14時40分) ○議長(幸地政和) 再開します。 次の質疑者、名嘉眞宜德議員。 ◆27番(名嘉眞宜德議員) こんにちは。それでは議案第8号 令和3年度うるま市一般会計予算について質疑をいたします。 182から183ページ、7款1項2目商工振興費であります。あやはし館の維持管理費の内容説明についてでありますが、先ほどの同僚議員への答弁で理解いたしましたので、割愛をいたします。 再質疑のほうに行きます。令和3年4月以降、入居する企業はどこどこなのか。またその企業の営業内容と入居期限はいつまでなのか。お尋ねいたします。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 令和3年4月以降の入居企業につきましては、現段階では未定でございます。これまで指定管理者より指定取消に伴う引継ぎは必要ない旨回答があり、市といたしましては最優先に施設の現状把握に努め、あやはし館に関連する各企業と協議を行い、入居等を含めた方針を検討しているところでございます。
    ○議長(幸地政和) 名嘉眞宜德議員。 ◆27番(名嘉眞宜德議員) 次の質疑もかぶっておりますが、1点だけです。防火管理者につきましては、市の職員で対応するのか。そのことについてだけお答えいただきたいと思います。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 あやはし館の防火管理者につきましては、市職員で対応する予定となっております。 ○議長(幸地政和) 次の質疑者、東浜光雄議員。 ◆29番(東浜光雄議員) それでは議案第8号 令和3年度うるま市一般会計予算について質疑をいたします。 まず歳出137ページです。3款2項4目家庭児童相談室費、説明欄4.子どもを守る地域ネットワーク機能強化事業313万3,000円の予算計上となっておりますが、その事業内容の説明について求めます。 次に歳出同ページ、3款2項6目母子福祉費、説明欄5.ひとり親家庭生活支援モデル事業、業務委託料として3,162万6,000円の予算計上となっておりますが、その事業内容についての説明を求めます。 次に歳出147ページです。4款1項1目保健衛生総務費、説明欄9.高齢者の保健事業と介護予防の一体化事業392万1,000円の予算計上となっておりますが、その事業内容についての説明を求めます。 次に歳出161ページです。5款2項1目労働諸費、説明欄6.うるま市就労支援事業、業務委託料9,500万円の予算計上となっておりますが、その事業内容についての説明を求めます。 次に歳出165ページです。6款1項3目農業振興費、説明欄9.農業次世代人材投資事業3,154万7,000円の予算計上となっておりますが、その事業内容についての説明を求めます。 次に歳出171ページです。6款1項3目農業振興費、説明欄30.特定地域経営支援対策事業5,700万1,000円の計上となっておりますが、その事業内容についての説明を求めます。 次に歳出181ページです。6款3項3目漁港建設費、説明欄4.離島漁業再生支援事業補助金として1,700万円の予算計上となっておりますが、その事業内容についての説明を求めます。 次に歳出189ページです。7款1項3目観光振興費、説明欄9.観光イベント連携・交流事業1,524万円の予算計上となっておりますが、その事業内容についての説明を求めます。 次に歳出同ページです。7款1項3目観光振興費、説明欄12.うるま市サイクルツーリズム推進事業、業務委託料として1,000万円の予算計上となっておりますが、その事業内容についての説明を求めます。 次に歳出191ページ、7款1項8目企業誘致費、説明欄8.ですが、この件につきましては同僚議員への答弁で理解いたしましたので、割愛いたします。 次に歳出255ページ、10款3項2目教育振興費、説明欄11.うるま市スポーツ力向上促進事業、業務委託料として2,500万円の予算計上となっておりますが、その事業内容についての説明を求めます。 次に歳出271ページです。10款5項5目文化財保護費、説明欄5.緊急発掘調査事業、発掘調査委託料として3億7,919万2,000円の予算計上となっておりますが、その事業内容についての説明を求めます。以上です。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) 歳出137ページ、3款2項4目家庭児童相談室費、説明欄4.子どもを守る地域ネットワーク機能強化事業313万3,000円の事業内容についてお答えいたします。 子どもを守る地域ネットワークとは、児童虐待に関する庁内関係部局や児童相談所等の外部関係機関で構成された要保護児童対策地域協議会のことを指しております。事業内容につきましては、会計年度任用職員を1人配置し、家庭相談員が兼務していた関係機関との個別ケース会議の日程調整や通知文書作成業務、また市民への虐待防止啓発業務等を行い、連携強化を行うことを目的とした事業となっております。 続きまして同ページ3款2項6目母子福祉費、説明欄5.ひとり親家庭生活支援モデル事業業務委託料3,162万6,000円の事業内容についてお答えいたします。事業内容につきましては、ひとり親家庭の子供の心身の健全な発達等を支援するため、様々な課題を抱えて困窮しているひとり親家庭に対して、おおむね10世帯の民間アパートを借上げし、地域の中で自立した生活ができるよう、原則1年以内を支援とする事業となっております。また附帯事業としまして学習支援事業、技術力向上支援事業、親子交流事業、子育てサポート事業を実施しており、公益社団法人沖縄県母子寡婦福祉会へ事業を委託し、「マザーズスクエアうるはし」の名称で実施しております。支援対象者は、市内に住所を有するひとり親家庭で、18歳未満の児童を養育していることや、児童扶養手当を受給していること、また本事業の支援期間内に自立に向けた具体的な目標及び意欲のある方などとなっております。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) 歳出147ページ、4款1項1目保健衛生総務費、説明欄9.高齢者の保健事業と介護予防の一体化事業についてお答えいたします。 本事業は、沖縄県後期高齢者医療広域連合からの受託事業となっております。その事業内容は、75歳以上の長寿健診結果から、保健指導対象者を抽出し、特別保健指導を行うとともに、日常生活圏域ごとの健康課題を明確にし、生活習慣病の重症化やフレイルを予防するため、自治会などの集団における健康や運動、栄養指導などを実施し、健康長寿で介護保険に頼らないシルバー世代を増やすことを目的とした事業であります。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) 歳出161ページ、5款2項1目、説明欄6.うるま市就労支援事業業務委託料9,500万円の事業内容について御説明いたします。 同事業は、2つの事業で構成をされておりまして、うるま市就労支援事業は、一括交付金を活用した事業で、雇用の拡大を図るための「街角コンタクトセンターであえ~る」を設置し、相談員による就業相談、中小企業等の事業主に対する各種支援制度の案内、求人・求職等の情報提供、就業者のスキル向上のためのセミナー等を実施し、求職者が就業活動を積極的に取り組めるようきめ細やかな支援を行っているところでございます。また、学校や地域との連携により、雇用問題の解決や就業意識の向上を図り、将来のまちづくりの担い手となる子供たちの勤労観、職業観を醸成することを目的に、市内小・中・高生を対象としたグッジョブ連携推進事業を実施しており、子供の成長に合わせた段階的なキャリア教育事業を展開しているところでございます。 続きまして歳出165ページ、6款1項3目農業振興費、説明欄9.農業次世代人材投資事業3,154万7,000円の事業内容について御説明いたします。農業次世代人材投資事業の内容につきましては、経営開始直後の新規就農者に対して資金を交付する事業で、新たに農業経営を開始してから経営が安定するまで、最長5年間、年間最大150万円を交付するものでございます。主な交付要件につきましては、1.独立・自営就農する認定新規就農者であること。2.経営開始5年後までに農業で経営が成り立つ実現可能な計画であること。3.経営を継承する場合、新規参入者と同等の経営リスクを負うと市長に認められること。4.人・農地プランに中心経営体として位置づけられている、または農地中間管理機構から農地を借り受けていること。5.原則として前年の世帯所得が600万円以下であることなどがございます。 続きまして歳出171ページ、6款1項3目農業振興費、説明欄30.特定地域経営支援対策事業5,700万1,000円の事業内容についてお答えいたします。特定支援地域経営支援対策事業は、本土農業との格差是正及び沖縄農業の持続的な発展を図るため、意欲ある多様な経営体の育成に必要な農業用施設や加工施設等の整備を支援する事業でございます。令和3年度は、葉たばこの乾燥施設整備に要する経費に対する補助事業を実施する予定となっております。 続きまして181ページ、6款3項3目漁港建設費、説明欄4.離島漁業再生支援事業補助金について御説明いたします。当該事業は、本土と架橋で結ばれていないなど、離島を対象とし、沖縄県は全て対象となっておりますが、漁場の生産力向上など、漁業の再生に共同で取り組む漁業集落の支援を目的とした補助事業で、補助率が国・県で77.5%、市が22.5%であります。事業期間が令和2年度から令和6年度までの5か年間の計画で、漁場の生産力の向上に関する主な取組として、種苗放流、食害生物駆除、産卵育成場整備、漁場管理・監視等がございます。令和3年度の事業は、石川具志川地区、勝連地区、与那城地区の3漁業集落が取り組むこととなっており、種苗放流、食害生物駆除、漁場管理・監視を予定し、事業費が1,700万円となっております。 続きまして189ページ、7款1項3目観光振興費、説明欄9.観光イベント連携・交流事業について御説明いたします。本事業は、本市の観光資源を生かしたPR動画の放映や、市産品の販売イベントを県外、国外において実施し、本市への誘客効果を高めるため、うるま市へ訪れていただき、地域経済の活性化に資するための事業となっているところでございます。 続きまして同ページのうるま市サイクルツーリズム推進事業でございますが、本事業は、サイクリングを目的とした県外、国外から誘客を図り、地域経済の活性化に資することを目的としており、令和2年度からの継続事業となっております。令和3年度につきましては、令和2年度において設定した誘客ターゲットやモデルコース、誘客に向けた課題及び対応策を踏まえ、受入れ環境の整備とターゲットを絞った効果的なプロモーションに取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) 歳出255ページ、10款5項5目教育振興費、説明欄11.うるま市スポーツ力向上促進事業についてお答えいたします。 この事業は、市内中学校の運動部活動において、専門的な知識や技能を有していない教職員が顧問となる場合に、当該競技についての競技経験が豊富であるなど、専門的な知識及び技能等を有した外部指導者を派遣する事業となっており、令和元年度から継続しております。この事業により、生徒の競技力の向上、部活動の充実・強化、さらに教職員の負担軽減、働き方改革につなげることを目的としております。派遣する外部指導者に関しましては、現在、第一線で競技者として活躍されている方や、以前に競技経験のある者、地域在住で全国大会出場経験者などを想定しており、各学校からの要望を踏まえ、学校、顧問教員と十分な連絡調整を行った上で決定してまいります。また本事業では、外部指導者の派遣以外にもスポーツフォーラムや講演会の開催も予定しております。さらにスポーツ習慣がない児童・生徒や運動部に所属していない生徒を対象にスポーツ教室を開催し、運動習慣の育成やスポーツや体を動かすことへの興味を高める取組も予定しております。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) 歳出271ページ、10款5項5目文化財保護費、説明欄5.緊急発掘調査事業、発掘調査委託料3億7,919万2,000円についてお答えいたします。 発掘調査委託料につきましては、沖縄防衛局によるホワイト・ビーチ地区内、消防署の整備に伴う平敷屋トウバル遺跡発掘調査3億7,565万円と、沖縄県中部土木事務所による中城湾港海岸堤防老朽化対策緊急事業に伴う護岸の銃座の発掘調査354万2,000円の委託業務費となっております。 ○議長(幸地政和) 東浜光雄議員。 ◆29番(東浜光雄議員) 何点か再質疑をさせていただきます。 まずひとり親家庭生活支援モデル事業について再質疑をいたします。ひとり親家庭生活支援モデル事業は、ひとり親家庭にとって将来に夢を持ち目標に向かって歩み出せるとてもよい事業だと思います。その事業の周知と支援決定の手順、方法についてお伺いいたします。 それから高齢者の保健事業と介護予防の一体化事業について再質疑をいたします。高齢者の保健事業と介護予防の一体化事業は、先ほども説明がありましたように75歳以上の長寿健診結果から、保健指導対象者を抽出し個別保健指導を行い、健康長寿で介護保険に頼らないシルバー世代を増やすことを目的とした事業で、狙いとしてはすばらしい事業と考えます。しかしその事業の成果を上げていくには、やはり受診率を上げていくことが必然と考えます。どのようにして受診率を上げていくのか、その対策についてお伺いいたします。 次にうるま市就労支援事業について再質疑をいたします。街角コンタクトセンターであえ~る、それからグッジョブ連携推進事業は継続事業であると認識しております。それはそれなりの実績、成果を上げてきたことからだと考えます。そこで令和2年度に事業実施をした内容、実績、成果についてお伺いいたします。 次に、農業次世代人材投資事業についての再質疑をいたします。経営開始5年目に農業で生計が成り立つ実現可能な計画であることとされていますが、その詳細な説明をお願いいたします。 次に、特定地域経営支援対策事業について再質疑をいたします。令和3年度は葉たばこの乾燥施設整備を予定しているとのことですが、設置場所についてお伺いいたします。 次に、うるま市スポーツ力向上促進事業について再質疑をいたします。本事業は、継続事業と認識しておりますが、外部指導者の派遣については生徒の技術力の向上、部活の充実強化、それから教員の負担軽減、働き方改革につなげる目的だと思います。本事業が真に教員の負担軽減、働き方改革につながっているのかお伺いいたします。 それから緊急発掘調査事業について再質疑をいたします。平敷屋トウバル遺跡の発掘調査は3億7,565万円の予算をかけての大がかりな発掘調査ですが、本遺跡の性格や調査内容についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) ひとり親家庭等生活支援モデル事業の周知と支援決定の方法についてお答えいたします。 周知方法といたしましては、市ホームページへの掲載や児童家庭課窓口において児童扶養手当申請時等に事業内容を記載したチラシを配布しております。そのほか、毎年8月には児童扶養手当現況届会場において、うるはしのスタッフが常駐し、事業内容の説明及び相談を受けております。また女性相談員、家庭相談員や子育てに関係のある部署からつながるケースや、児童館の館長会や県主催のひとり親向けの講習会において、事業内容の説明を実施し、周知に努めております。支援決定の方法につきましては、支援希望者から申請があった際に、児童家庭課長、生活保護課長、受託事業者統括責任者で構成する決定委員会において協議し決定しております。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) 長寿健診の受診率向上対策についてお答えいたします。 受診率向上対策として広報紙やホームページを活用した受診勧奨や立て看板による周知、また日常生活圏域ごとの地域包括支援センターや自治会などと連携し、長寿健診の受診率向上を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) うるま市就労支援事業の事業内容と実績についてお答えいたします。 街角コンタクトセンターであえ~るの令和3年2月までの実績は、就労支援サービスで1,006件、職業紹介サービスでは企業からの求人票数として1,056件、紹介状発行数169件、就職者数250人となっております。また企業向けセミナーを行ったところ、参加企業24社36人の参加者がありました。合同企業説明会では参加企業が16社、求職者の参加が96人となっております。またグッジョブ連携推進事業では、事業実施後のアンケートを行い、「働くことや自分の将来についてより考えることができましたか」という問いに対して、小・中・高生全ての段階で9割以上肯定的な回答が得られております。また「大人になった時のお金の使い方について考えることができましたか」という問いや、「日頃から積極的に挨拶や返事などのマナーを意識しようと思いましたか」という問いに対して、事業開始後は事業開始前と比較して約15%から20%が肯定的な意見に転じることが事業の成果として表れております。このような効果があるため、令和3年度につきましても継続事業として予算を計上しているところでございます。 続きまして6款1項3目特定地域経営支援対策事業でございますが、設置場所につきましては伊計葉タバコ生産組合の作業場内を予定しているところでございます。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) うるま市スポーツ力向上促進事業についての再質疑についてお答えいたします。 当該競技についての専門的な知識のない教職員にとりましては、部顧問を担当することへの精神的負担は大きいものと認識しております。本事業により専門的な知識を有する外部指導者を派遣することで、外部指導者からは効果的な練習方法や計画的な練習メニューについての助言も得られるため、時間的にも精神的にも教職員の負担軽減につながっているものと考えております。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) 文化財保護費、発掘調査委託料の再質疑にお答えいたします。 平敷屋トウバル遺跡は、約4,000年前の縄文時代中期からグスク時代まで続く複合遺跡であります。今回の調査は、消防署整備箇所の約5,000平米が対象となっており、比較的広範囲な調査面積となっていることと、複数の時代の層が発見される可能性があり、調査費が多額となっております。現在、沖縄防衛局と調査対象箇所につきましては、調整を実施しており、今後調査面積の増減が発生する可能性がございます。 ○議長(幸地政和) 休憩します。  休 憩(15時17分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(15時17分) ○議長(幸地政和) 再開します。 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) 歳出165ページ、農業次世代人材投資事業の実現可能計画の御質疑でございますけれども、交付対象者には、交付期間終了後も営農を継続していただくため、農業で生活が成り立つ農業所得の基準である年間175万円以上を目標として農業経営に励んでいただいております。また計画に対する実績の確認及び指導などを行うため、交付対象者からは年2回の就農状況報告を求めておりまして、市は県農業改良普及センターやJAおきなわなどと連携して面談を行っております。なお就農状況の確認等の結果、計画に対して適切な農業経営を行っていないと判断した場合には、資金の交付を停止する場合もございます。 ○議長(幸地政和) 東浜光雄議員。 ◆29番(東浜光雄議員) それでは何点か再質疑をいたします。 高齢者の保健事業と介護予防の一体化事業についてでございます。事業開始の令和3年度の実施圏域は7つの日常生活圏域の中から2圏域を選定し実施する予定としておりますが、具体的な実施圏域はどちらになるのか。また実施圏域の選定理由についてお伺いをいたします。 それからうるま市就労支援事業について再質疑をいたします。グッジョブ連携推進事業において、子供たちの成長に合わせた段階的なキャリア教育事業を展開しているとのことですが、段階的キャリア教育とは具体的にどのような内容となっているのかお伺いいたします。 それからうるま市スポーツ力向上促進事業についてでございます。本事業の令和3年度の予算が2,500万円計上されております。令和3年度の派遣計画はこれからだと思いますが、どのような形で外部指導者の派遣がなされているのか。令和2年度に実施した事業内容でお示しいただければと思います。以上です。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 高齢者の保健事業と介護予防の一体化事業における実施圏域につきましては、介護保険事業計画で区分されている7つの日常生活圏域の中から、石川圏域と島しょ地域を抱える与勝東圏域を想定しております。選定理由としましては、2圏域は他の圏域に比べ高齢化率が比較的高いということで、選定をしたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) グッジョブ連携推進事業の再質疑にお答えいたします。 段階的なキャリア教育といたしましては、小・中・高生、それぞれの成長ステージに合わせたキャリア教育を行っております。小学校では、社会との結びつきを意識させるために、大人たちの話を聞くワーカーズトークを行い、社会にはどのような仕事があり、仕事のやりがいとは何か、働いて得たお金の使い方などを働いている大人たちから聞き、児童が大人になったときのビジョンを構築するプログラムを行っております。中学校では、生徒の将来の役に立つよう働く上でのマナー(おじぎ、挨拶のポイント、言葉遣い、電話対応など)や主体的な生活設計のために自己の生活について考えるライフプランのワーク等を行い、小学校に比べより実践的な学習を実施しております。高校では、社会に出る事前準備のキャリア教育として、就職や大学進学など自立して生活できるための知識を学ぶセミナーや、実践的なスキルの取得及び向上を目指すキャリアアップ計画セミナーを実施しているところでございます。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) うるま市スポーツ力向上促進事業、令和2年度の事業内容についてお答えいたします。 まず外部指導者の派遣につきましては、9校22部活動9種目となっておりまして、具体的にはバドミントン5校、卓球2校、バレーボール3校、バスケットボール3校、硬式テニス4校、ソフトボール1校、野球1校、サッカー2校、トレーニング1校となっております。次に運動習慣育成を目指したスポーツ教室の実施は、2校において投げ方教室と走り方教室を実施しております。またスポーツ講演会については、睡眠をテーマに1回実施しております。さらに2月にはミニフォーラムを開催しております。今回はオンラインでの開催となりましたが、その優位性を生かし、北海道から沖縄県まで、全国各地から参加をいただいております。内容としましては、スポーツ庁政策課長による「部活動における国の動向の在り方」についての講演や、国際武道大学教授による「コロナ禍における部活動の在り方」についての講演、そしてスポーツ庁政策課長と元プロ野球選手の大野倫氏、そして本市の嘉手苅教育長3人によるうるま市における部活動推進の今後と可能性についてのパネルディスカッションを行っております。 ○議長(幸地政和) 以上で質疑を終結します。 議案を付託します。ただいま議題となっております案件は、会議規則第37条第1項の規定により、企画総務委員会へ付託し、そのうち他の委員会が関係する予算につきましては、お手元に配付してあります議案付託一覧表のとおり、それぞれ所管の委員会へ分割して付託します。 △日程第11.議案第15号 うるま市新市建設計画の変更について、日程第12.議案第16号 中部広域市町村圏事務組合の規約の変更についての2件を一括して議題とします。 これより質疑に入ります。質疑の通告がありませんので、質疑を終結します。 議案を付託します。ただいま議題となっております案件は、会議規則第37条第1項の規定により、企画総務委員会へ付託します。 △日程第13.議案第17号 うるま市市道路線の廃止及び認定についてから日程第22.議案第14号 令和3年度うるま市水道事業会計予算までの10件を一括して議題とします。 これより質疑に入ります。質疑の通告がありませんので、質疑を終結します。 議案を付託します。ただいま議題となっております案件は、会議規則第37条第1項の規定により、建設委員会へ付託し、そのうち議案第21号につきましては、教育福祉委員会の所管に関する部分については連合審査をお願いします。 休憩します。  休 憩(15時28分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(15時28分) ○議長(幸地政和) 再開します。 暫時休憩します。  休 憩(15時29分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(15時30分) ○議長(幸地政和) 再開します。 お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う者あり) 異議なしと認めます。よって、本日は延会することに決定しました。 次回は、あす午前10時から会議を開きます。 本日は、これで延会します。  延 会(15時30分) 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。    うるま市議会     議   長  幸 地 政 和     10番議員  伊 波 良 明     14番議員  比 嘉 直 人...