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12月17日-09号

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  1. うるま市議会 2020-12-17
    12月17日-09号


    取得元: うるま市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-03
    令和2年12月第145回定例会          第145回うるま市議会(定例会)会議録                (9日目) 令和2年12月17日(木)                  (10時01分 開議)出席議員(30名) 1番 仲 本 辰 雄 議員    16番 国 吉   亮 議員 2番 真栄城   隆 議員    17番 仲 程   孝 議員 3番 藏 根   武 議員    18番 又 吉 法 尚 議員 4番 伊 盛 サチ子 議員    19番 下 門   勝 議員 5番 金 城 加奈栄 議員    20番 喜屋武   力 議員 6番 荻 堂 盛 仁 議員    21番 大 屋 政 善 議員 7番 兼 本 光 治 議員    22番 幸 地 政 和 議員 8番 佐久田   悟 議員    23番 中 村 正 人 議員 9番 平 良 榮 順 議員    24番 大 城   直 議員 10番 伊 波 良 明 議員    25番 松 田 久 男 議員 11番 天 願 久 史 議員    26番 德 田 政 信 議員 12番 國 場 正 剛 議員    27番 名嘉眞 宜 德 議員 13番 幸 喜   勇 議員    28番 宮 城 一 寿 議員 14番 比 嘉 直 人 議員    29番 東 浜 光 雄 議員 15番 伊 波   洋 議員    30番 宮 里 朝 盛 議員欠席議員(なし)説明のための出席者 市長職務代理者 上 間 秀 二    市民部長    平 良 一 雄 副市長 教育長     嘉手苅 弘 美    経済部長    佐久川   篤 企画部長    金 城 和 明    都市建設部長  目取真 康 史 総務部長    宮 城 為 治    都市建設部参事 浜 田 宗 賢 福祉部長    当 間 重 俊    水道部長    儀 保 一 盛 こども部長   金 城 妙 子    教育部長    赤 嶺   勝 指導部長    盛小根   完    環境課長    嘉 陽 宗 幸事務局出席者  議会事務局長  長 嶺   斉    副主幹兼    兼 城 智 治                    議事係長 議事課長    新 垣   哲    調査広報係主事 長 嶺 由 樹 副主幹兼    金 城 彰 悟    議事係主任主事 伊 波 信 也 調査広報係長議事日程第9号 第1.会議録署名議員の指名 第2.一般質問会議に付した事件 議事日程に同じ ○議長(幸地政和) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付してあります議事日程第9号のとおりです。 △日程第1.会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、伊盛サチ子議員荻堂盛仁議員を指名します。 休憩します。  休 憩(10時02分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(10時03分) ○議長(幸地政和) 再開します。 △日程第2.これより一般質問を行います。  発言時間は、当局答弁を含まず30分以内です。通告がありますので、順次発言を許します。喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 皆様おはようございます。議長の許しを得ましたので、通告に従い一般質問を行います。見た目はやっちゃんですが、心はカスミソウの花言葉の持ち主でありますので、いつものように市民には優しく、執行部には厳しく質問を行いますので、執行部の皆さん、簡明な答弁をよろしくお願いします。 初めに本市の自治会加入について。聞くところによりますと本市の63自治会のほとんどは、近年自治会への加入が減少傾向にあり、各自治会加入率を引き上げようといろいろと工夫を凝らしているが、なかなか協力してもらえないことが悩みになっているとのことです。本市は各自治会や市民へどのような対応を行っているのかお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) おはようございます。それではお答えいたします。 自治会の活性化については、市といたしましても自治会運営に関わる重要な課題だと認識しており、広報うるまや市のホームページなどを通し、自治会活動について御案内や自治会長連絡協議会などとの意見交換などを踏まえ、加入啓発用リーフレットの作成、配布、啓発用横断幕、のぼりの作成、SNSなどを活用した自治会情報の発信などの支援に取り組んでおります。また自治会に対しましては、自治会運営に要する経費の一部として、自治会運営振興補助金を交付し、防犯灯の電気料金、敬老会等で使用した経費の補助や自治公民館建設等補助金、防犯灯の設置、備品等購入費として活用できるコミュニティ助成金などの支援も行っております。本市といたしましても、自治会に対して様々な支援を行っており、自治会加入促進への一助として防犯対策、生活環境対策及び住民福祉に寄与しているものと考えております。最近では、12月上旬に自治会長向け自治会活性化講演会を開催し、先駆的な活動をしている地域の事例紹介等を通して自治会を活性化させるための取組を行ったところでございます。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 自治会加入者は、区費を納め自治会活動の支援者として区民総会で、自治会活動の内容を把握することで、地域の安心・安全な住みやすい地域の活性化と発展につながると思いますが、主にどのように区費が使われているのかお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 各自治会から提出された収支予算書及び事業計画書を見てみますと、主に防犯灯の維持管理や交通安全、防犯活動、環境美化や敬老会の開催、子ども会活動、伝統芸能の継承など安全・安心で住みよいまちづくりのために使われているようであります。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 先日の新聞報道で、浦添市職員の自治会加入率について記載がありました。そこで市の自治会への加入率の状況についてと、本市の市職員(正規職員・非正規職員)の自治会加入についてお聞きします。お願いします。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 本市の過去5年間の自治会加入率推移につきましては、平成27年度52.09%、平成28年度51.26%、平成29年度50.50%、平成30年度50.59%、令和元年度46.24%と推移しており、過去5年間で5.85%減少しております。 また本市職員の自治会加入率につきましては、令和元年10月に自治会加入状況について職員アンケートを実施しております。結果につきましては、全体の加入率は64%となっており、地域別では具志川地区が62%、石川地区83%、与勝地区64%、島しょ地域100%。またうるま市外は41%の加入率となっております。なおアンケートにつきましては無記名での実施であったため正規職員、非正規職員等の把握はされておりません。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) このような状況では、63自治会の事務委託連絡会議の中でも、幾度となく話し合われているはずであろうと思うが、一つ一つの自治会が集まって市になっており、その市職員が自治会に非協力的な態度ではいかがなものかと思っています。一市民、一区民として高齢者や年金生活者までが自治会に加入し、少ない収入の中で自治会費を負担し、自治会発展のために協力し助け合っている中、その地域の自治会の上で働く職員が非協力的では、地域や市の発展につながらないものではないか。浦添市長は、市職員は地域でどんなことが起こっているのか把握し、地域に貢献するという意味から加入することがベストであると答えているが、当局に伺います。また本市のトップであります市長、今日は市長職務代理者にも伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 市職員の自治会活動等への参加につきましては、住民とのコミュニケーション能力組織運営能力など、市職員の能力向上につながること、また自治会と行政の相互理解、信頼関係が深まり市民協働の推進につながることなどが期待され、ひいては住民サービスの向上につながるものと考えられます。去る12月1日には、市職員向け自治会活性化講演会を実施し、自治会活動に対する意識の高揚を図ったところでございます。その際に行ったアンケートには、自治会員としての立場と行政側の立場の両方を見ることができる利点を生かし、つなげる役割を意識してやりたいというような前向きな意見もございました。また市役所内のインフォメーションで各自治会の取組を紹介しており、併せて自治会加入の呼びかけも行っているところでございます。本市が市民協働のまちづくりを進めていく上で、自治会は重要な共助の担い手として大切なパートナーであると考えております。それぞれの地域で暮らす市職員も、自治会活動へ参加する意義を理解し、主体的に参画するよう取り組んでいきたいと考えております。
    ○議長(幸地政和) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(上間秀二) お答えいたします。 喜屋武力議員をはじめ自治会関係者の皆様には、日頃から本市の市政運営に御理解と御協力を賜り感謝申し上げます。この場をお借りし、お礼を申し上げます。 自治会は、一定の地域に住む人々が安心して暮らせる住みよい地域社会を実現するため、自主的、主体的に運営している住民自治の核となる組織であります。先ほど案内がございましたが、本市には63の自治会があり、防犯、防災活動、環境美化活動、地域での交流会、また行政からの重要な情報の提供など、地域の皆様が住みやすいまちをつくるための様々な取組をされております。市職員の自治会活動参加につきましては、先ほどの担当部長からの答弁にもありましたように、これまでも市民部を中心に取り組まれてきております。地方自治の基礎的な活動の場として、市民協働のまちづくりの推進、住民サービスの向上、そして地域貢献につながることが期待されることを多くの職員に理解してもらうために、現在の市民協働課の取組を継続し、自治体加入並びに活動参加の促進に向け取り組んでまいりたいと考えております。御提言どうもありがとうございます。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) ぜひ市職員の多くの方々が自治会に加入して、地域、市の発展に努めることを希望いたします。よろしくお願いします。 2番目に移ります。うるま市生涯学習・文化振興センターゆらてくの建物修繕についてです。平成29年6月定例会にて一般質問しております。当時、建物の壁クラックについて異常であることに気づき質問しておりますが、このままだと26億円もかけて建設された建築物が耐久性に欠けていることを指摘しましたが、その後どのように対応したのか。ゆらてくの設計者、施工業者との対応はどのようになったのか伺います。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) お答えいたします。 本施設は、平成29年度の供用開始直後から建物の外壁にひび割れが発生するようになりました。設計業者によるひび割れ調査及び敷地や建物の測量調査を行い、原因等について報告書が提出されております。また建築施工業者によるひび割れの補修工事も行っております。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 当時、私が調べたときは、壁クラックが350か所近くありました。今回の調査では450か所以上と、ひさしなどに剥離も出てきております。当時、私は本市の建築指導課や検査課に対し、基礎工事の資料請求を行い専門家に見てもらいまして、設計図書や施工計画提出書類の中では判断がつかず、杭工事の支持率に問題があったのではないかと指摘し、早めの対応をしないと耐用年数が短くなり崩壊に至るだろうと思い、強く対策を要請しましたが、その後の建物の沈下常設の検査は行ったことがあるのか伺います。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) お答えいたします。 年々ひび割れの箇所が増える状況となっておりましたので、外壁コンクリートの収縮経過を待ち、調査及び修復に向けた工事の内容の検討を行っている状況でございました。なお建物の沈下につきましては、常設による検査は実施しておりません。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 生涯学習・文化振興センターは老朽化ではなく、建物引渡し当時から建物の欠陥ではないかと、当初から私は設計業者と施工業者と役所の管理ミスがあったのではないかと指摘しておりますが、早急に対応しなければ内部の鉄筋がさびることにより大きなひび割れ、剥離が進むことで建物が崩壊していまいますが、今後補修・修繕工事はどのように考えているのか伺います。 ○議長(幸地政和) 教育部長。 ◎教育部長(赤嶺勝) お答えいたします。 議員から御指摘のとおり、早めの対策を講じなければひび割れから雨水が壁の内部に侵入し、鉄筋がさびる状況となり建物の耐久性に大きな影響が出ると理解しております。現時点では、建物のひび割れ調査と敷地及び建物の測量実施に向け、新年度の予算に計上を行ったところでございます。修繕工事の時期につきましては、調査の結果を踏まえ、早急に修復工事を実施する考えでございます。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 早めに予算を立てて早急に対応しなければ、さびは待ってくれません。待てと言っても待たないですよ。これがさびてしまって、中で膨らんでしまうと、あとはコンクリートが破裂してきますので、ぜひ早めに対応して、26億円がパアになるか、これから60年持たせるか、考えてください。よろしくお願いします。 3番目に進みます。認知症対策について。本市の認知症と判断されている方々は何人ぐらいいるのか。また家族と同居している方、高齢者だけで暮らしている方、一人暮らしをしている方、それぞれ何人ぐらいいるのか伺います。本市でその方々への対策、対応はどのようになっているのかお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 福祉部長。 ◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 令和2年3月31日現在の認知症高齢者日常生活自立度の調査において、65歳以上の要介護認定者5,195人のうち日常生活に支障を来すような症状、行動意思疎通の困難さが多少見られるが誰かが注視すれば自立できるという判定基準ランク2から幻覚、妄想、不安、徘徊、睡眠障がい等があり専門医療を必要とする方というランク5の方の合計数が3,919人、75.4%となっております。そのうち家族と同居している方、高齢者だけで暮らしている方、一人暮らしの方については把握できておりませんが、今後確認していきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 続けてまいります。 本市では、認知症と診断されている方の私物、持ち物に名前が分かるシールを貼りつける案がありました。現在、何人の方が使用しているのか。私はシールよりGPSの配布の提案をいたしましたが、検討をなされたのか伺います。 ○議長(幸地政和) 福祉部長。 ◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 本市が実施しております認知症高齢者等見守りSOSネットワーク事業につきましては、認知症等により道迷い、またはそのおそれがある方が行方不明時に、地域の協力を得て早期に発見できるよう支援体制を構築していく事業であります。道迷いのおそれのある高齢者に事前登録をしていただき、また協力できる事業者や企業とも協力団体として登録を行っていきます。それを基に警察署への情報提供を随時行っていきます。実際に行方不明者が出た場合は、警察署から協力機関へ情報を発信、捜索開始の手順となっております。その事業の一つとして、道迷いの方が早期に発見されるように見守りグッズとして、登録者の番号入りのステッカー、名札、名刺を配布しております。ステッカーは、靴、カバン、杖など身につけるものに貼れるようになっており、夜間は光に反射するものとなっております。12月現在の事前登録者数は195人で、協力団体数は85件となっております。見守りグッズ以外の取組状況としまして、多くの方に発信し協力を求めるメール機能の活用や、小型発信機でアラームがなる電子見守りシステムの活用などを検討しているところですが、議員から御提言のGPSにおきましても、他市からの情報等を収集し検討していきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 宜野湾市では、11月に見守り自販機1号機を役所敷地内に設置し、今年中に市内100基、4年間で400基の受信機設置を目指している。認知症と診断された市民や道迷いのおそれがある市民が対象になり、希望者には発信タグを配布し、家庭へは無料通信アプリLINEにグーグルマップで位置情報が発信され、自動販売機の売上げの一部は受信機の維持管理費に充てられ、地域の見守り強化が期待できるとの話です。本市にも自販機の大きな会社がありますので、本市も取組ができないものかお聞きいたします。 ○議長(幸地政和) 福祉部長。 ◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 認知症の方やその御家族が安心して生活を送るためには、多くの方の見守りサポートが必要だと考えております。今回の宜野湾市での自販機を活用した見守り強化の取組は、道迷いが生じたときに位置情報が発信させるため、早期対応に期待が持てるものと感じております。宜野湾市ではその取組が始まったばかりとのことですので、その予算等も含めた状況を確認しながら、本市でも調査・研究してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 本市で今年、出歩き行方不明になった方は何人いて、他市町村から迷い込んで保護された方は何人ですか。近年、必ずや高齢者だけではなくて若年性認知症の発症も多くなっており、家族と同居が困難な場合は公的介護保険サービスの一つに、認知症グループホームがあります。グループホームは、家庭的で落ち着いた雰囲気の中、食事、清掃、洗濯、日常生活行為を利用者とスタッフが共同で行うことで、認知症状が穏やかになり、本人の望む生活の安定を実現し生活しやすい環境を整え、小人数の中でもなじみの関係をつくり、生活上の困難な認知症状の軽減、心身の状態を穏やかに保ち、潜在的な能力に働きかけ、残された能力を最大限に発揮する環境を提供する施設であります。本市には、グループホームは何施設ありますか伺います。今後、高齢化が進む中で多くの方を受け入れられるような公設民営のグループホーム老人ホームなど、施設の設立は宮城島介護保険地域密着型サービス施設以外、今後多く望まれますが、今後計画はあるのか伺います。 ○議長(幸地政和) 福祉部長。 ◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 今年、出歩き行方不明になった方で本市で把握できた方は1人で、他市町村から迷い込んで保護された方は把握されておりません。 次に本市のグループホームにつきましては、第6期介護保険事業計画以前の整備により7か所、そのうち1か所は公設民営となっております。その後、第7期介護保険事業計画に基づき4か所を整備しておりますが、そのうちの1か所は現在、宮城島において公設民営で整備を進めております。グループホームの合計は11か所となっております。 また公設民営のグループホーム老人ホームの今後の計画につきましては、現在のところ宮城島介護保険地域密着型サービス施設以外の施設整備計画はございませんが、今後、地域密着型サービスの必要性や介護保険給付費の伸び、県の事業計画との整合性などを勘案しながら検討していくものと考えております。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 平成27年2月定例会の認知症対策についての中で、認知症になっても周囲の理解と気遣いがあれば普通に暮らしていける認知症キャラバンメイトのつどいが本市は平成26年まで開催、推進されてなく、認知症キャラバンメイト事務所が設置されていないことを私に指摘され、認知症サポーター育成をすることは、認知症見守り対策は重要と、当時の福祉部長は今後取り組んでいく必要があるとのことでしたが、本市のキャラバン・メイト認知症サポーターの取組についてお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 福祉部長。 ◎福祉部長(当間重俊) お答えいたします。 本市は、平成27年6月に認知症キャラバン・メイト市町村事務局を設置しております。認知症キャラバンメイトの取組といたしまして、年1回のキャラバンメイト連絡会の開催と、一般市民へ認知症に関する知識の普及、啓発のための認知症サポーター要請講座を実施しております。認知症サポーター要請の直近2か年の実績といたしまして、平成30年度は9回開催し、347名のサポーターが要請されております。令和元年度も9回開催し、194人が養成されております。これまでの講座受講者といたしまして地域の子ども会、小・中・高生、看護専門学校生介護事業所職員民間企業職員等となっております。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 部長、熊本県菊池市は、この認知症サポーターが5万人の市民の中で、3分の2が認知症サポーターということであって、市職員の90%以上が認知症サポーターの活動をしているということでもありますので、先ほどの自治会加入と同じようなもので、市職員も一緒に取り組んでくれることをお願いしたいと思います。市議1年目から公設民営の介護施設やキャラバンメイトの育成について言ってきて、10年目でやっと取り組んでくれたことに部長、感謝いたします。 次に進みます。本市の失業率について。昨今、コロナ禍に起因する全ての職業の景気悪化は、職に就けない人や失業の不安におびえる人を増やしている。そこで伺います。本市の失業率についてお答えください。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 失業率は、総務省統計局国勢調査就業状態等基本集計を基に、5年に一度の統計調査により算出をしております。うるま市の失業率は、平成27年の国勢調査において7.5%となっております。令和2年10月の雇用状況は、沖縄県全体で完全失業率4.0%で、失業者3万人となっており、前年同月に比較しますと9,000人増加し、7か月連続の増加となっております。このような状況から、うるま市においても現在、同様に失業者が増加していると推測されます。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) コロナ禍で多くの市民が仕事をなくし、働きたくてもなかなか職に就けず、貧困層が今後増え続ける中、夫婦間や家庭の中での争いが絶えず、児童虐待やDV、離婚率の高さが問題となっております。全国の児童相談所で対応した全体の件数が19万3,780件で、前年度より21.2%増と聞いておりますが、本市の状況について伺います。またDV相談、命の電話、離婚手続などが何件あったのかお聞かせください。 ○議長(幸地政和) こども部長。 ◎こども部長(金城妙子) 児童虐待の相談件数とDV相談件数についてお答えいたします。 コロナ禍の下での影響につきましては、児童虐待の相談件数において新規及び継続の相談件数では、令和元年度249人に対し令和2年4月から9月までの半年間で197人となり、年間ベースにおいて前年度より増加傾向にあります。同様にDVの相談件数においても、令和元年度は48件に対し令和2年4月から9月までに35件と、年間ベースにおいて前年度より増加傾向にあります。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) コロナ禍における命の電話及び離婚手続の件数についてお答えいたします。 健康支援課において4月22日から12月9日までの間、新型コロナウイルス感染症に関する電話相談を115件対応しております。症状などの聞き取り後、沖縄県コールセンターへの案内やかかりつけ医への受診勧奨、家族を含む感染予防指導などを行っております。 また新型コロナウイルス感染症を要因とする離婚件数については把握しておりませんが、令和2年1月から10月までの本籍地がうるま市にある方の離婚件数は415件となり、前年の同時期の離婚件数は443件となっております。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) コロナ禍に起因する景気悪化は、障がい者や疾病者、子供に、社会の脆弱者層に牙をむき、障がい者雇用において非正規職員の割合が多く、近年行政は障がい者や病を抱えて働く人、育児や介護責任を担う人、高齢者などが活躍する場を理想的な労働社会の実現を目指し、法策定を重ねてきた。行政、企業の両サイドに足りなかった視点は、非正規雇用を安易に活用し、よしとした姿勢であった。この問題が、今回顕在化しているので、県外では5年雇い続けると正規社員に転換する労働契約法第18条があり、県内の労働関係者ももう少し知識を広げていくべきではないかと思いますが、当局に伺います。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 議員から御案内のように、労働契約法第18条では、平成30年4月から労働者の申込みにより期間の定めのない労働契約に転換されるルール、無期転換ルールが開始されております。対象者は、契約期間に定めがある有期労働契約が同一の会社で通算5年を超える全ての労働者が対象で、契約社員やパートタイマー、アルバイト、派遣社員などが対象となっております。また労働局においても、正社員化等の取組を実施した事業主に対する助成制度として、キャリアアップ助成金を設けております。市といたしましても、今後内容の調査・研究を行い、商工会や各地区の通り会等とも連携し、企業への周知について取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) よろしくお願いします。来年3月付で大学、高校、中学校を卒業し、新たに新社会人の仲間入りをする多くの学生がおります。今の状況では、就職に対しても不況の波が押し寄せているのではないかと思うが、現在、大学、高校、中学校の就職状況についてお答えください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 厚生労働省沖縄労働局が令和2年12月10日に発表した新規学卒者の求人・求職・就職内定状況によりますと、令和2年10月末の状況では来年3月卒業予定者で中学校の就職内定率はゼロ%となっており、前年同じ時期と同水準となっております。次に高校の就職内定率は26.7%となっており、前年の同じ時期と比較し1.3ポイントの低下となっております。次に大学の就職内定率は49.5%で、前年の同じ時期と比較し、1.6ポイントの低下となっております。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 今年も残すところあとわずかになりましたが、新型コロナウイルスの影響を受けて、多くの企業が倒産に追い込まれることが予測されます。市民生活も大きな打撃を受け、来年3月に卒業する若者たち、高校生、大学生でも就職難で仕事に就くことが厳しいことを、中学校で今度卒業する生徒全員に伝えて、全員が進学するか、訓練校やそういったところに行って、この社会状況を見たほうがいいんじゃないかという話を教育委員会のほうで取り上げて、仕事がなかなか見つからないよということを把握させるように、当たってほしいと思います。 また本市の雇用対策についても伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 教育基本法におきましては、義務教育の目標として職業についての基礎的な知識と技能、勤労を重んずる態度及び個性に応じて将来の進路を選択する能力を養うことと示されております。教育委員会としましては、中学校卒業後の進路選択につきましては、将来の進路選択が高校進学だけを目的とするのではなく、学ぶことや働くこと、生きることの意味を自分なりに見い出し、これからの生き方や社会における自分の役割について考え、自己実現を図ることができる児童・生徒の育成が重要であると考えております。そのためには現在の社会状況について、知ることも進路選択について重要であると考えております。また本市では、今年度から全小・中学校においてキャリアパスポートを導入しております。これは児童・生徒が学校内外での様々な活動を通して実感した自分の成長や、教師や友達、保護者などからのコメントにより、新たに気づいた自分のよさなどを記録するツールとなっておりまして、小学校から高校まで12年間継続して活用できるものとなっております。教育委員会としましては、このキャリアパスポート活用により小・中学校から高等学校のつながりを意識したキャリア教育の充実を図り、一人一人が目的意識を持って適切な進路選択を行えるよう指導してまいります。 ○議長(幸地政和) 経済部長。 ◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 雇用対策につきましては、経済部では一括交付金を活用したうるま市就労支援事業を行い、失業者、求職者に対する総合的な就職支援のための街角コンタクトセンター(就活サポートであえ~る)と、児童・生徒の就業観や職業観の育成を図るキャリア教育のグッジョブ連携推進事業を行っております。また本市の若年層の就業支援といたしまして、ふるさと応援寄附金を活用し、うるま市若者就業支援給付金支給事業を実施しており、15歳から30歳までの市民を対象に、就職につながる資格取得をする際の訓練費などを助成し、若年層の雇用拡大を図り、失業率の改善及び就職定着率向上を引き続き推進してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 指導部長、今、経済部長が言ったように、役所にそういったこともあるよということも踏まえて、学校で子供たちの指導に当たってくださるようお願いいたします。 次に進みます。道路行政についてでありますが、市道高江洲前原線ですが、県道16号線より高江洲公民館への市民生活道路でありますが、長年にわたり現状は破損が多くなり、修復箇所も多くなり、今ではがたがた道路になっている。高齢者や幼児はもちろんのこと自転車やベビーカーでの歩行に対し危険性があり、自動車でも振動が多い。市民が多く利用する道路ですので、早急にアスファルト舗装工事を行ってほしい。当局の対応をお願いします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 御質問の高江洲前原線につきましては、令和2年6月11日付、高江洲自治会から道路舗装要請が提出されており、令和2年7月8日に回答を行ったところであります。当該道路につきましては、舗装面にわだちやくぼみが多く見られ、これまでも何度か補修を行っておりますが、アスファルトの状態がひどいことから、令和3年度にCBR試験等の調査により道路の状況確認、また舗装構成についても検討し、その結果を踏まえ令和4年度に舗装工事を実施したいと考えております。また工事までの間、くぼみ等につきましては補修にて対応してまいります。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) よろしくお願いします。できれば早めにやってほしいんですが、けが人が出ないうちによろしくお願いします。 もう1か所、高江洲地区です。県道16号線に接続する県道36号線前原への右折道路でありますが、宮里方面から川田向け進んで行くと、その三差路で前原方面への右折車が停止線を少しでも超えて右折停止してしまうと、直進する車が進めず、特に朝夕の交通渋滞が起きてしまう。近年、この地域は人口増加により交通量が増加していることから、右折車両を避けて直進車両がスムーズに進めるよう、その三差路の修復工事を行うことで交通渋滞の緩和になると思うが、当局の考えをお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 議員から御質問の県道16号線における渋滞状況の説明及び緩和対策について、沖縄県中部土木事務所へ確認したところ、抜本的な対策になると用地取得を伴う事業化の検討ということになり、費用対効果、必要性や優先順位の検討など時間を要するものと考えられ、短期的な対策として道路標識での対応を沖縄県警へ相談していきたいとの回答がございました。市としましても、地域住民生活の安心・安全な道路とするためにも、当該路線の渋滞対策について協力していく必要があるものと考えております。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 参事、その道路の状況を把握していますか。この道路のもう少し行ったところにガジュマルの木があって、そのガジュマルの木を残したいがために、そこで道路の拡張が止められているのか。そのことを相談して、このガジュマルの木を撤去してもいいかということであったら、このガジュマルの木のところまで拡張すれば、スムーズに通れると思うんです。標識ではちょっと、これは標識も見ないで、我が物顔でこっちで止まってしまった場合には同じですから、もう一度県と相談してください。よろしくお願いします。 栄野比区1-3号線に隣接する生活道路でありますが、この件に関しては私は幾度か質問をし、交渉対象の地権者と話し合いをして要望し、道路の開通に対して話を進め、当局のほうでは防衛省予算を活用し、概略設計も予定されていましたが、道路よりも建物建設が増加し、雨水などが道路上に垂れ流し状態になっております。栄野比区から道路整備要請が出されてから20年近くなると聞いており、私が地権者と話し合いを持って6年以上になりますが、当局はその後、地権者にお願いをする意味での話合いに何度赴いたのか。また最近はいつ交渉に当たったのか、お聞かせください。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 御質問の道路整備につきましては、道路に先立ち雨水排水施設の整備が必要なことから、厚生労働省所管の地方改善施設整備費補助金を活用して、平成17年度に事業化され実施設計まで進めておりました。当時、整備に必要な用地取得について、地権者との交渉を重ねてまいりましたが、理解を得られず交渉が難航したため、平成18年1月19日に地権者の承諾を得ることが困難との理由で、沖縄県に対し事業廃止の意向を申し出、事業を断念した経緯がございます。排水路整備事業の廃止後においては、地域の状況に鑑み、道路改良事業として再度事業化検討のため平成28年度には調査及び概略設計を実施しております。また議員の御協力もあり、改めて地権者へ説明と御協力をお願いするため、平成28年度から令和元年度にかけて3回ほど、直近では令和元年9月に交渉を行っておりますが、依然として同意が得られておりません。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) この道路計画の中で、入り口の土地は県道に面しており、他の土地との条件が異なり、地権者との交渉がうまくいかないと聞いております。買上げ対象土地の坪数はわずか8坪と聞いておりますが、道路開発に対してたかが8坪の土地の買上げの交渉に20年近く手つかずのままだと、一番迷惑を被っているのは周辺住民と栄野比区民だと思います。交渉相手に対してお願いする立場の人は、何度も足を運び、頭を下げお願いに当たるものではないでしょうかと思いますが、地権者を怒らせてしまっては交渉する意味がなく、また部下の話をよく聞き、部下の力になってあげるのが上司の仕事対応だと思います。防衛省予算も検討し、概略設計まで作成されている中で、一個人の8坪の土地の買上げ交渉に対し、市全体で考えてあげるべきではないか。土地の買上げと道路工事を分けて考えれば、栄野比区の長年の希望も叶うのではないかと思います。関係部署の今後の計画についてお伺いします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 先ほどの答弁でも触れておりますが、当該道路に附帯する排水路整備につきましては、一度事業を断念し撤回した経緯を踏まえますと、改めて事業化する場合については、より慎重に検討する必要がございます。しかしながら当該道路が住民生活に密接に関連する重要な道路であると認識をしておりますので、今後も地権者との交渉を重ね協力が得られた場合は、事業実施に向けて取り組んでまいります。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 参事、この状況だとあと20年しても40年しても、その状況が続く、絶対この道が開かないということになりますので、もう少し上の市長、副市長とも相談しながら、この8坪の道をどうにか生かせないのか、もう一度検討して、栄野比区に立派な道ができるように要望しておきます。よろしくお願いします。 最後です。江洲地域ですね、県道85号線、株式会社メイクマン具志川店から株式会社イオン具志川店向けの道路についてですが、去る10月8日午後6時頃、市内高校1年生が友達とその坂道を自転車で走行中、転倒し死亡する痛ましい事故がありました。聞くところによりますと、小さな石ころを踏んだために転倒し、死亡に至ったとのことですが、私としてはこの事故に納得がいかず、自身で調査、聞き取りを行いました。当局は調査し、管理義務のある県に対しどのように話が持たれたのか、お聞かせください。ここに、私が2日後に事故現場を撮った写真もあって、維持管理課のほうへ全部渡してありますので、これを後で市長職務代理者見て、やはりこうではなかったんじゃないのという考えも出てくると思いますので、どうかよろしくお願いします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 市におきましては、喜屋武議員が調査を行った現場写真の提供及び御説明を去る10月12日にお受けし、現場を確認後の10月15日に当該道路管理者であります沖縄県中部土木事務所の維持管理班に対し、うるま市庁舎内において事故現場の状況説明、付近の石ころ、道路段差、橋梁ボックスの剥離、のり面の状況などについて説明し、早めの対応をお願いしたところでございます。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 私は、この道を利用し、ウォーキングしている人などにも話を伺いましたが、以前にも自転車の転倒が2回ほど、オートバイの転倒、自家用車がハンドルを取られて物損事故が発生しているとのこと。ウォーキングコースとして利用している市民も、歩道に多くの石ころが散乱しており、何度か転倒しそうになり、危険性は以前からある様子でした。またその上を横断する道路の橋げた上部の剥離もあり、さらに街路樹の植え込みの周囲には、除草対策のためにバラス石が敷き詰められている。その道路に隣接する土地が資材置場として使用されているが、その資材置場から多くの石ころが流れ出し、歩道に散乱しております。市や県はそういった状況でも管理責任はないと言い切れるのか、納得がいきませんので、当局の考えをもう一度お聞かせください。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 当該路線では、これまで幾度か事故が発生し、利用者が危険な状況にあることを議員より伺い、中部土木事務所では本線の危険性を軽減するため、御指摘のあった道路橋の修繕、歩道の清掃について現在取り組んでいるところであります。またそのほかの対策を必要とする箇所につきましては、市において沖縄県や関係者と調整を図りながら安全対策を講じたいと考えております。道路の管理責任につきましては、道路法第42条に、「道路管理者は、道路を常時良好な状態に保つように維持し、修繕し、もって一般交通に支障を及ぼさないよう努めなければならない」と規定されております。市といたしましては、道路管理者として安心・安全な道路環境を維持することが務めであると考えており、引き続き沖縄県と連携を図りながら利用者の安全確保のため取り組んでまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 事故後、県は橋桁の修復工事を行っており、歩道に資材置場から流れ出していて散乱していた石ころもきれいに除去されていました。日頃から県や市のほうで、使用している資材置場の隣地ののり面は県の土地であり、またその奥に里道が通っていて、里道は市の管轄になっており、埋め土をして入り口の確保として使用されていることから、使用目的の中で業者とはどのような契約が交わされているのか。また入り口の舗装についてはどのように考えていたのか伺います。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 御質問の資材置場から県道への出入口部分は、里道と県道敷きの一部となっておりますが、当該里道等を使用するに当たり、舗装などの加工をしない場合には法定外公共物加工承認申請手続は不要であり、また契約等も交わす必要もございません。しかしながら出入口付近から石などが散乱する状況にありますので、今後、県と調整を図りながら石などの流出を防ぐための対策を講じてまいります。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 当局は最近事故のあった現場を見に行きましたか、私は何度か現場に行ってみましたが、事故に遭った人をしのび、同級生や関係者と思われる人が訪れ、飲み物や菓子、花束などが添えられただろうと思われるペットボトル、缶ジュースなどの缶が道に散乱した跡がありますが、こんな大きな事故が起こっているにもかかわらず、清掃がなされていないのはどういうことか。県の担当部署に対して憤りを感じます。県にちゃんと市の意向が伝わっているのか疑われますが、県にどのように、市は怒りを伝えたのかお聞きします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 沖縄県に確認したところ、ボックスカルバートや資材置場出入口付近、お供え物が置かれた辺りの清掃は行っておりましたが、そこからイオン具志川方面へ進んだ辺りに御指摘のとおりペットボトルや空き缶が散乱している状況を確認し、清掃作業を行ったとの回答でありました。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) この道路は江洲自治会より、街灯、樹木の枝の剪定、潰れた側溝の修復工事など要請も出ていると思いますので、県にこのことも伝えてください。答弁は要りません。 今後、このような事故を阻止する観点から、市内危険箇所の再チェックや業者への安全注意事項を徹底し、市民が住みよい安心・安全なうるま市づくりに努力してもらいたい。当局の考えを伺い、今年最後の私の一般質問を閉めたいと思います。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 今回の痛ましい事故は、県道で発生したものではありますが、市におきましても市道を管理する道路管理者でございますので、今回の事故を教訓とし、今後二度と同様の事故が発生しないよう、安心・安全な道路環境の維持管理に努め、利用者の安全確保に取り組んでまいります。 ○議長(幸地政和) 喜屋武力議員。 ◆20番(喜屋武力議員) 今年また12月もあとわずかであります。飲み会、宴会ですね、盛岡の言葉で言います。宴会の誘惑にもめげず、新型コロナウイルスにもめげず、よいお年をお迎えください。一年間どうもありがとうございました。終わります。 ○議長(幸地政和) 暫時休憩します。  休 憩(11時14分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(11時30分) ○議長(幸地政和) 再開します。 次の質問者、又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 議長、休憩からお願いします。 ○議長(幸地政和) 休憩します。  休 憩(11時31分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(11時32分)
    ○議長(幸地政和) 再開します。 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 皆さん、おはこんにちは。又吉法尚です。今日もよろしくお願いします。早速行きたいと思います。 1番目、新型コロナウイルス感染症対策、うるま市小中学校消毒及び検温等支援事業についてであります。まず初めに、短かった小・中学生の夏休み明けの去る8月11日から現在まで行われているこの事業ですが、事業概要、目的、成果目標、実施内容をいま一度確認したいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) うるま市立小中学校消毒及び検温等支援事業についてお答えいたします。 事業概要につきましては、事業費総額3,758万円で、その内訳としまして消毒等に必要な経費として消毒液、マスク、手袋、ごみ袋等の購入費として26校分で130万円、作業員報酬としまして2時間2,000円の4名分を1か月22日としまして、その8か月分、25校分で3,520万円。管理費としましては、一人分13万5,000円の8か月分で108万円となっております。 次に事業の目的につきましては、子供たちの安全・安心の確保と教員の負担軽減を図るため、市内小・中学校で行う消毒作業及び検温作業に係る経費を補助することを目的としております。 成果目標につきましては、児童・生徒の感染予防、教員の負担軽減を図り、学校内でのクラスター発生を防ぐことを目標としております。 実施内容につきましては、小・中学校における共用施設等の消毒及び検温等の支援を実施することとなっております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 子供たちの安全・安心の確保と教員の負担軽減を図るためという目的を、私も今、達しているのかなと思います。 続きまして、当初2月末までの予定で組まれていたこの事業ですが、今後の事業スケジュール、また現在の予算残も含めて予定どおり行うのか伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 現在の予算残額は1,814万円となっております。また事業スケジュールは、事業開始時期の早い学校では8月から開始しておりまして、当初の計画どおり2月末までの事業実施を予定しております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) ありがとうございます。 3番目、私はスタート時に小・中学校PTA会長、またPTA事務員が作業員の確保に苦慮し、実施ができなかった学校もあると伺っております。事業開始から4か月、市内28校全ての小・中学校、現在の作業員の確保の状況を伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 学校によりましては規模が小さく、共用部分が少ないことから教職員と生徒による対応が可能と判断し、PTA役員と協議の上、当事業導入を行っていない学校もございますが、10月末までに御協力された方の延べ人数は小学校で1,011人、中学校で285人となっております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 延べ1,000人以上の方が協力していただき、本当にありがたいと思います。 それでは作業員報酬の支払いの流れをいま一度確認したいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 当事業を管理・運営しているうるま市PTA連合会では、各学校から2週間単位での作業報告を受けて、作業員、時間、日数等を確認した後集計し、2週間程度では各学校に支給する流れとなっております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 部長、再質問します。 作業員の中には、ふだんからPTA役員として活動している保護者をはじめ、これを機に学校に協力するようになった方、また自治会を通して久々に母校へ来た地域の方など、協力者は様々な方がおられます。中には新型コロナウイルスの影響で仕事が減り、生活費の足しになればという作業員の方もいたのは事実であります。しかし事業が始まり、報酬はいついただけるのか、遅れが生じているという問合せが私のほうへ何件かありましたが、その問題は解決されているでしょうか。現在の状況を伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 各小・中学校からの作業報告後、市PTA連合会から各小・中学校PTA担当の方、さらに作業を行った方の手元に報酬が届くまでには、各学校において時間的な違いがあるものと認識してございます。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 遅れがないようにしたいものです。続いての質問に行きます。 児童・生徒の感染予防、クラスター感染を防ぐため、安全・安心の確保と教員の負担軽減を図っていくことを目的に始まったこの事業、少し気になる点があるので、確認させてください。作業員の中に弟、妹がいる高校生の兄、姉組、ふだんは学校に入ることのない高齢者の方が、何人か今作業をしております。もちろん作業前には検温、手洗い、消毒等を実施し問題ないかと思いますが、私の考えなのですが、不特定多数の人と接触しているかもしれない作業員が学校に出入りすることはとても気になります。そこで質問いたしますが、新型コロナウイルス第3波が到来していると言われている現在、高齢者、高校生による作業について、当局の見解を伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 児童・生徒の感染予防、教員の負担軽減を図り学校内でのクラスター発生を防ぐために、御理解と御協力をいただいている市PTA連合会、各小・中学校PTA、そして地域の皆様の御協力には感謝を申し上げます。本事業の実施に当たりましては、作業を行っている皆様におかれましては、日頃から御自身の感染予防対策を万全に行い、さらに学校に入る際にはマスクの着用や手指消毒等、感染対策を徹底して作業に当たっていただいているものと理解しております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 気になるのは、先ほども言いましたが作業員に高齢者がいるということで、作業に入った高齢者が、新型コロナウイルスに感染しては、また大変なことになりますので、その辺のところを徹底してほしいと思います。 再質問します。2月末で終了予定のこの事業、果たして3月以降はどのように継続していくのでしょうか。報酬がなくても現在の作業員は、ボランティアでまた続けてくれるのでしょうか。そして教職員の負担が増えることはないのでしょうか。私はとても気になります。予算を増額して事業を継続していく考えはないのか、当局の今後の考え方をお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 本事業は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した事業となっており、国への実施報告等を含まして予定どおり2月末での事業終了を予定しております。3月以降の事業の継続につきましては、関係部署と協議しながら検討していきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 国の新型コロナウイルスの追加予算があるかもしれないですし、ぜひ事業を継続できたらいいのかと思います。よろしくお願いします。 2番目、うるま市各小・中学校正門前の横断歩道の現状についてであります。まず初めに、市内には18小学校、10中学校、計28の小・中学校があると思います。そのほとんどの小・中学校が道路に面し、中には交通量がとても多い車道に面している学校も多くあることは皆さん御承知のことと思いますが、今回、ほぼ学校正面にある子供たちの命を守る横断歩道について考えてみたいと思います。よろしくお願いします。まず初めに正門前にある横断歩道の設置率、押しボタン信号機の設置率から確認したいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 うるま市内の小・中学校へ確認したところ、横断歩道の設置率につきましては、小学校50%、中学校60%、また押しボタン式信号機の設置率につきましては小学校56%、中学校50%となっております。横断歩道の設置につきましては、学校正面前の道路が横断歩道の規制実施基準の対象道路とならない場合もございますので、その場合には正面から少し距離のある場所に横断歩道が設置されている状況でございます。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 私の質問の意図は、正門から少し離れた、近くで言えば兼原小学校であったり、具志川中学校だったり、近くには横断歩道があると思うんです。それも含めての質問ですのでよろしくお願いしたいと思います。 2番目、私、可能な限り市内小・中学校正門前を見てきました。くっきりときれいな白線の塗られた横断歩道、押しボタン式信号機は設置されているものの、白線はほとんど消えかかっている小学校前、正門のすぐ前ではないが、その近くから横断する学校と様々でした。私は児童・生徒の安全を守るためには、ドライバーからもはっきりと確認できる真っ白に塗られた横断歩道は一年中あるべきだと考えます。当局の消えかかっている横断歩道、白線の引き直しについて伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 教育委員会では、毎年関係部署や警察署と連携し、通学路の安全点検を行っております。その取組におきましても、横断歩道の白線の引き直しについては、児童・生徒の安全な登下校を確保する上からも、早急に対応すべき項目の一つとして捉えております。教育委員会としましては、引き続き関係部署と連携を図り対応していきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 横断歩道白線の引き直しにつきましては、市民協働課において自治会からの要請に基づき、所轄の警察署へ随時進達を行っております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 少し私の事例を述べたいと思います。川崎小学校の前、白線が消えていたものですから、ちょうど議題として取り上げようかと思っていた矢先、朝の挨拶運動をしているときに、うるま警察署長、副署長が激励に見えてました。そのときに「白線が消えているよ、塗ってくれませんか」と言ったところ、本当に1週間後に塗ったんですよ。たまたま偶然だったのか、またいつもありがとうございますという思いがあってなのか、そういう事例もありますので、自治会からの要請があるとか学校からの要請があるではなくて、ぜひ市としても現場確認をして、薄いところは進んで塗ってほしいなという思いですので、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして左右の安全確認、車の駐停車確認がきちんとできているか、心配の小学生、特に1年生。中には小学校へ入学し、生まれて初めて一人で横断歩道を渡る児童も多くいます。果たして安全対策はばっちりでしょうか。春の交通安全教室や、親御さんがお迎えに来て我が子に渡り方を教えている姿を、年度初めはよく目にします。しかし小学生にもなると行動範囲も広がり、子供は一人で自立していきます。そこで子供たちのお手伝いをするのが、先ほども言いましたが「緑のおばさん、黄色いおじさん」と呼ばれる交通横断ボランティアの方々です。私はちなみにオレンジマンと呼ばれております。 そこで質問いたしますが、登下校時の横断ボランティアの各小学校の現状について伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 登下校時の交通安全ボランティアにつきましては、市内各小学校に調査いたしましたところ、学校周辺の道路状況や横断歩道の数などの条件が異なるため、学校によって人数に差はありますが、1人から十数名のボランティアの協力をいただいているとの報告がございました。またそのメンバーにつきましては、保護者や地域の老人会、地域ボランティア、民生委員や自治会役員など、地域の方々などで構成されていることが報告されております。交通安全ボランティアの取組は、交通面における安全確保だけではなく、不審者対策につながっており、ボランティアの皆様の御協力に対し、教育委員会としましても感謝しているところでございます。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 少し再質問させてください。 各小学校、子供たちの安全を守るために当番制で交通ボランティアを割り振りする努力はしてはいるものの、仕事上なかなか参加できない現状があります。私はうるま市の子供たちの安全を守るために一年中、特に小学校の前には保護者、教職員または地域のボランティアの方が見守ることが理想じゃないかと思っております。 そこで質問をしますが、空白の目立つ小学校前にシルバー人材センターの皆さんをうるま市から派遣したり、市職員の皆さんを一年に一度、二度でも地域ボランティアとして協力することはできませんか、当局の見解を伺います。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 市役所職員の交通安全指導につきましては、春・夏・秋・年末年始の交通安全運動期間中におきまして、交通事故防止啓発活動の一環として街頭交通指導や巡回広報活動を行っている状況でございます。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 市役所職員が努力していることも分かりますし、朝忙しいのは分かるんですけれども。春・夏・秋・年末年始に街頭活動をしている、私はあまり見たことがないんですけれども、ぜひその辺のところも一年に一回でもいいですし、朝の1時間出たら、早く1時間仕事を終わるとか、いろいろな方法があるかと思いますので、ぜひ協力方をよろしく、これからもお願いしたいと思います。 それでは最後に横断旗の設置について伺います。この件につきましては、登下校時に児童がもし一人で横断歩道を渡る際に、背の小さい児童でも横断旗を手に持ち掲げれば目立ちますし、安全度も増すのかと私は考えます。しかし私は横断旗が設置され、使用している小学生を実際に目で見たことがないのです。とても安価で、軽いビニール製のものもあります。そこで質問しますが、うるま市小学校前には横断旗の設置されている学校は何校ありますか。そして横断旗の設置について、当局の考え方も併せて聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 市内小学校前の横断旗の設置について、各小学校へ確認したところ、横断旗を入れるボックス等は18校中2校で、ほとんど設置されていない状況でございました。横断旗の設置につきましては、子供たちの安全な登下校を確保する上でも、設置箇所、管理の面等を含め教育委員会や学校現場、うるま市交通安全推進協議会など関係機関と連携を図り、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 各小学校、横断旗はたくさんあります。塩ビパイプをつけて、すぐ設置すればできることなんですけれども、一度取り付けようとしたら、許可をもらわないと駄目だよといった経緯もありますので、ぜひ簡単にできることだと思いますので、全小学校前にあったらいいなという思いですので、よろしくお願いしたいと思います。 3番目、小・中学校における携帯電話の取扱いについてであります。まず初めにうるま市小・中学生携帯電話の所持率について伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 令和2年12月に行った携帯電話等に関する調査によりますと、本市の今年度における小・中学生のキッズ携帯を含む携帯電話、スマートフォンの所持率は小学校が約34%、中学校が約75%となっております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 調査では、小学生約34%、中学生約75%とありますけれども、私の娘は中学1年生ですが、クラスで持っていないのは2人だけだと伺っていますので、恐らくもっとパーセンテージは上がるのかと思っていますので、その現状も踏まえながらよろしくお願いしたいと思います。 2番目、2020年7月13日、文部科学省は中学生が学校に携帯電話を持ち込むことを条件付きで許可する審議のまとめ(案)を示しました。携帯電話の普及率が上がっていることや、登下校時の連絡手段として使いたいと保護者からの要望が多いことを踏まえて決定したそうです。まずはその概要とうるま市の小・中学生による携帯電話の学校への持ち込みの現状について伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 文部科学省は、令和2年7月31日付、「学校における携帯電話の取扱い等について」により、携帯電話やスマートフォンを学校に持ち込むことを認めることと、その際の条件設定について通知しております。この通知におきましては、学校における教育活動に直接必要のないものであることから、学校への携帯電話の持ち込みについては原則禁止とすべきとしつつも、携帯電話を緊急の連絡手段とせざるを得ない場合も想定されることから、必要な環境の整備や措置が講じられている場合に限って、持ち込みを認めるべきであると示しております。また併せて生徒が自らを律することができるルールを学校、生徒、保護者で協力してつくること。学校での管理方法や紛失時などの責任の所在を明確化すること。フィルタリングを保護者の責任で行うこと。学校や家庭が携帯電話の危険性や正しい使い方を指導することの4つの条件設定を求めております。本市での携帯電話等の持ち込みの現状につきましては、小・中学校ともに持ち込みは原則禁止となっておりますが、家庭の状況や児童・生徒の健康面等への配慮により、保護者から学校長に対し持ち込みの許可申請があれば、校長面談の上、例外的に持ち込みを許可しております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 本市では、携帯電話の持ち込みは原則禁止。校長面談の上、例外的に許可している生徒もいると今伺いましたが、実際、中学生は緊急速報とか流れたときに、みんなピコピコ鳴っていますよ、クラス中。校長先生に、なぜ取り上げないんですか、チェックしないんですかと確認したところ、朝から全員のボディチェック、カバンチェックするわけにもいかないし、やっぱり自主判断に任せるしかないと言っていました。それもしかりだと思うんですけれども、実際に中学生は学校に持ってきていますので、これを国が認める方向で進めている。ただし今は判断が難しいんじゃないかという状況ですね。この辺も今後の課題になっていくのかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 3番目、新型コロナウイルスをめぐる臨時休校や外出控えにより、現在オンラインゲームをする小・中学生が増えております。中には一日三、四時間、平日でもオンラインゲームをする中学生もいると聞きます。ゲームの課金による高額料金の請求や、ゲーム内でメッセージをやり取りし、悪用されて事件化するケースもあったと聞いております。そこで質問しますが、うるま市内小・中学生によるオンラインゲームトラブル等について聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 本年12月の携帯電話等に関する調査によりますと、今年11月末時点におきましてオンラインゲーム等によるトラブル発生件数は、小学校48件、中学校23件となっております。主な内容としましては、ゲーム内でのけんかや仲間外れのトラブルが学校内での友達関係悪化に影響した例や、多額の利用料金や課金が発生した例が報告されております。 ○議長(幸地政和) 午前の日程をこの程度にとどめ、午後1時30分から会議を開きます。 暫時休憩します。  休 憩(12時00分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(13時31分) ○議長(幸地政和) 再開します。 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 午後もよろしくお願いします。 大きい項目の3番の(4)からであります。オンラインゲームやテレビゲームのやりすぎで、日常生活が困難になるゲーム障害は、世界中で社会問題化しており、世界保健機関(WHO)が2019年5月、新たな依存症として認定したそうです。衝動が抑えられず、日常生活よりゲームを優先し、健康に問題が生じても続ける特徴があり、学業や仕事に重大な支障を来す症状が一定期間続くと判断されているそうです。 そこで質問いたしますが、うるま市の小・中学生によるゲーム障害の相談実績について伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 ゲーム障害につきましては、診断も治療も未確立で、県内でも受け入れられる医療機関も限られており、ゲーム障害、インターネット依存と診断された児童・生徒数については、把握できておりません。しかしながらゲーム障害やインターネット依存等につながるおそれがある携帯電話、スマートフォン等の長時間の使用状況につきましては、本年7月に実施しました第1回市基本的生活習慣調査によりますと、スマートフォンを含む一日のゲーム時間について、2時間以上行っている小学生が20%、中学生が39.8%となっており、前年度に比べますと小学校は3.5ポイント、中学校は6.2ポイント増加しております。また携帯電話やスマートフォンで通話やメール、インターネットをする時間につきましては、2時間以上行っている小学生が17.8%、中学生が43.7%となっており、こちらにつきましても前年度に比べ小学校は2.7ポイント、中学校では3.1ポイント増加しております。なお学校におきまして、保護者からのゲームに関する相談の件数は小学校が4件、中学校6件となっております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 今の答弁で分かるように、中学生のほぼ2人に1人まではいかないですが、40%が2時間以上携帯電話を毎日触るような状況が続いております。私、下校時の小学生でこういう会話を聞いたことがあります。「今日、夜7時になぁ、7時に集合な」と、「えー、7時からどこに集合するの」と言ったら、オンラインゲームの中でシューティングゲームしようなという何か合言葉だったんですね。それがもし7時から2時間近くゲームをしたら、勉強をいつするんだろうとちょっと不安になりました。今後、携帯電話はどんどん普及しますので、喫緊の課題かなと思っております。続けます。 5番目、2020年4月1日より香川県では全国に先駆け、18歳未満を対象にインターネットとゲームの利用時間を規制する香川県ネット・ゲーム依存症対策条例が施行されました。条例が施行された4月1日以降は、一旦プレー時間が減少したものの、その後、緊急事態宣言の発令に合わせて増加傾向になりました。しかし全国の10代と比較しても、香川県はプレー時間は短かったそうです。私は携帯電話所持の低年齢化、先ほども言いましたがオンラインゲーム利用者の急増、ゲームをスポーツ競技として捉えるeスポーツの普及など、これからますます携帯電話と関わる時間は小・中学生は増えるだろし、それに伴い子供たちの携帯電話による問題は増え続けることだろうと思い考えております。そこで質問いたしますが、うるま市として携帯障害に対する今後の考え方、また取組について伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 本市内における児童・生徒の携帯電話、スマートフォンの所持率だけでなく、それに伴うトラブルも増加傾向にあることに加えまして、最近の報道では、高校生による携帯電話を利用しての大麻購入事件もありましたことから、今後、家庭や地域と連携し、携帯電話及びインターネットの使い方の指導を強化していく必要があるものと考えております。教育委員会の取組としましては、GIGAスクール構想導入に備えて、市PTA連合会と学校や家庭における情報モラルについて協議を始めております。また児童・生徒がインターネット、携帯電話を安全に利用できるように、「携帯・スマホの安全利用ルール」というパンフレットを作成し、本市内の全ての児童・生徒に配布しております。このパンフレットにおきましては、主となる責任は契約者である保護者にあることを踏まえつつ、子供と保護者がSNSやゲーム等の使い方について学び、話合いながらルールを決められるようにしております。今後は、文部科学省の通知を踏まえた本市独自の指針等の作成を検討していきたいと考えております。また総合的な学習の時間や道徳科、特別活動等の時間における情報モラル教育の強化に向けての情報提供や指導・助言を継続して行ってまいります。さらに各学校に対し、警察署等の専門機関から外部講師を招聘しての講演会の実施を奨励し、児童・生徒及び保護者に対してゲーム障害やネット依存への理解と対策強化に取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 携帯電話の持ち方なんですけれども便利ですよね、皆さんもお持ちでしょうが。使い方によっては、危険度も増すと思っております。中学校の部活動で、監督が「後でLINEで電話するから」と、「LINEグループで集合時間を連絡するから」という言葉も聞いたことがあります。じゃあ携帯電話を持っていない子はどうなるんだろうとか、親御さんに連絡してやっているんだろうと思いますけれども、やはり教職員のほうも意識しながら、携帯電話の使い方をやっていかないと、今後そういうトラブルも増えてくるのかと思いますので、ぜひみんなでいい使い方ができたらいいなと思っております。 4番目、基地問題に関連する事項についてであります。まず初めに、津堅島訓練場水域におけるパラシュート降下訓練について伺います。この件におきましては、令和2年11月18日、うるま市津堅島沖合において今年11回目の米軍によるパラシュート降下訓練が実施されました。これは年間最多を更新し、過去最悪のペースで増え続けております。我々うるま市議会は市民の生命、財産、安全を守る立場から抗議活動を行ってきた。去る6月には、島袋うるま市長自ら沖縄防衛局を訪れ、訓練の中止を求める要請文を局長に提出いたしました。それにもかかわらずパラシュート降下訓練は中止されない現状が、ここうるま市では今起こっているのです。私は基地対策特別委員長として、幾度となくこの問題に触れ関わってきましたが、一向に前進しないことに深く考えさせられます。 そこで質問しますが、うるま市も執行部を挙げ一致団結してこの問題に取り組んでほしいと考えますが、津堅島訓練場水域におけるパラシュート降下訓練に対し、当局の今後の考え方を伺います。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(金城和明) お答えいたします。 津堅島訓練場水域におけるパラシュート降下訓練につきましては、定期船や漁船などが航行する水域での訓練となっておりまして、重大な事故につながるおそれがあることから、訓練の中止を要請してきたところであります。平成21年6月11日の津堅島訓練場水域で行われたパラシュート降下訓練では、米軍兵士1人が提供訓練水域外であります津堅島南の防波堤の近くに着水する事故も発生しており、一歩間違えれば大きな事故につながる訓練であり、今後も関係機関と連携し当該訓練の中止を強く求めてまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) パラシュート降下訓練、幾度となく取り上げてきたんですが、一向に進展しないのが本当に悔しい思いでいっぱいであります。皆さんお分かりだと思いますが、事故が起きてからでは遅いので、ぜひ市を挙げて中止を今後とも要請していきたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。 2番目、続きまして私が市議になり11年目に入ります。当初から取り上げてきた防衛補助事業による川崎ルーシー河線道路改良事業について伺います。まずは当該事業の概要、執行率、完成予定年度をいま一度確認いたします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 川崎ルーシー河線は、県道石川池原線の栄野比地内を起点とし、県道具志川環状線を経由して、県道8号線川崎地内を終点とする延長が1,690メートル、幅員12メートルの両側歩道と、一部幅員9.5メートルの片側歩道で、平成24年度から令和6年度までの事業期間として整備を行っているところでございます。 令和2年11月末の進捗状況でございますが、用地買収が132筆、物件等補償で54件が完了しており、用地及び補償への執行率は93.4%となっております。工事につきましては、平成28年度より用地買収が完了しました川崎公園付近と栄野比地内から工事に着手し、現時点までに678メートルの道路整備が完了し、整備延長の進捗率は約40%となっております。また351.9メートルが現在工事中で、全体の執行率は事業費ベースで55.3%となっております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) ルーシー河線道路改良事業ですが、何回か流れて、今回用地・補償がもう93.4%まで、ほぼほぼ、もうすぐのところまで来ておりますので、ぜひ予定どおり完成してほしいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 再質問します。現在、コープおきなわ具志川支所(川崎)入り口から整備され、特に先ほども説明ありましたが、川崎公園入り口付近はきれいに整備が進んでおります。川崎ルーシー河線道路、令和6年度完成予定と聞き、工事完了を待ち望んでおりますが、早めに着手してほしい箇所があります。その未整備地点は、川崎187番地の西側の土地であります。そこは歩道部分も整備がまだのため、歩行者は一旦車道に出ます。通学路としても利用されているので、いつ事故が起きるか分かりません。またその未整備部分は長年放置された雑草、雑木が伸び放題となり、この2か月の間にハブが3匹も出現して、区民を驚かせております。後々は整備するこの箇所を、早めに着手できないものか。雑草、雑木の撤去も含め当局の考え方を伺います。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 議員から御質問の歩道部分が未整備の箇所につきましては、平成28年度に整備を行う予定でございましたが、工事の施工方法で地権者と折り合いがつかずに未買収となっております。雑草、雑木の撤去等も現在行えない状況であります。今後も引き続き施工方法について、地権者と合意が得られるよう話し合いを進め、早期整備に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) どうせいずれは工事するであろうという箇所ですので、今回、整備というよりはハブがどうにかならないのかというのが一番のテーマでしたので、役所のほうに伺ったら、ハブ捕り器を仕掛けてはいるみたいですので、ぜひ市民に被害がないように、早く整備できたらいいなと思います。よろしくお願いします。 3番目、続きましてこちらも川崎区長年の懸案事項であります。キャンプ・マクトリアス正面ゲート入り口から具志川環状線までの新規道路整備計画について伺います。この件におきましては、私、過去の一般質問の中で何度も取り上げ、川崎区11、12、13班、部隊前と呼ばれる地域なんですけれども、この集落では道幅がかなり狭く、ごみ収集車、救急車、特に消防車両は進入が困難なため、大変危険である。外国人車両の交通渋滞を緩和するためにも、この一直線道路の実現を要望してきました。当時の建設部長からは、防衛補助事業は一度に2つ進行するのは、同じ地域では厳しい。ルーシー河線道路整備事業のめどがある程度立ってから検討をすると答弁をいただいた経緯もあります。先ほど答弁にもありましたが、ルーシー河線道路整備完了まであと約3年。そろそろ事業計画を始めてもいいのではと考えますが、当局の見解をお聞かせください。ちなみに現在、幅員の狭い道路では環状線からの抜け道としてYナンバー車両が通り、子供たちの通学時に大変危険な状態が続いております。早めの改善を望みます。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 キャンプ・マクトリアス正面ゲート前の一帯の地域においては、住宅が密集し道路が狭いことから緊急車両等の通行が厳しく、住宅火災や災害時における救急活動及び避難に対し、課題を抱えているものと認識をしております。御質問の道路整備につきましては、令和2年10月に川崎区自治会より整備要請があったことから、自治会へのヒアリングを行い、米軍車両の通過状況や緊急活動等への課題について伺っております。今後、職員による簡易的な交通量調査や現地踏査を実施し、現状把握の上、狭隘道路の拡幅整備など、課題解決に向けた検討を行ってまいりたいと考えております。また現在改定作業を実施中のうるま市道路整備プログラムにおいて、当該路線の路線評価及び整備時期等の検証を行い、防衛予算を活用した事業実施の可能性について検討してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 部長、自治会も挙げて、地権者も一緒になってやっていきたいので、ぜひ前向きによろしくお願いしたいと思います。ちなみに今朝、小学校の前、7時10分から8時25分まで、Yナンバーが私の目の前を何台通るか数えてきました、211台です。ベクトル小学校に送って帰りの車も合わせますので、延べ数ですけれども211台もありましたので、これだけ多くの数のYナンバーが毎朝通るわけですよ。これが全部もし抜け道を通ったらと考えるとゾッとしますので、ぜひ早めの着工ができたらいいなと思っております。これからもよろしくお願いしたいと思います。 5番目、道路粉じん被害についてであります。まず初めに過去に川崎、西原両自治会より要請のあった、Y生コン会社の粉じん被害について、現在さらに状況はひどくなっていると地域住民より私のほうへ相談も多々寄せられております。まずは現在の粉じん被害の状況を確認します。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 市環境課では、適宜当該事業所施設への立入調査等を行うとともに、住民の皆様からの通報等があった場合には、その都度当該事業所に赴き、粉じん被害の発生防止のため、水撒きや車両の洗浄等の実施について指導を行っているところとなっております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 役所が指導をしているのは見ていますので、分かっているつもりなんですけれども。 2番目、私もこれまで一般質問の中で、毎日ほこりまみれになっている現状を指摘し、生活環境の早期改善を求めてきましたが、当局の今日までの対応策、行ってきた行動をいま一度確認させてください。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 生活環境改善の対応策につきましては、令和元年9月定例会においても答弁いたしましたが、当該事業者において対策を講じる意思はあるものの、対策工事を進めるに当たって隣接地権者から付された施工条件に難色を示しており、現時点で対策の実施には至っておりません。市といたしましては、今年3月に隣接地権者、7月には事業者との調整を図ってまいりましたが、双方の意見がかみ合わないことから、対策に向けての進展が図られず対応に苦慮しているところであります。今後も解決策などを提案しながら、引き続き話し合いを継続したいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) せっかくY生コンが、アスファルト代を出してもいいから地権者の同意を得てくれと言ってくれているわけなんですけれども、なかなか地権者の条件が合わず納得しない状況が続きました。またコロナ禍の中、Y生コンがちょっと財政が厳しくなったので、アスファルトまた厳しいよと言ってきたものですから、せっかく前進したと思ったのに、また後ずさりしてしまってどうしたらいいものかと思っていますが、我々も自治会を挙げてできることは一緒にやっていきますので、ぜひどうにか改善してほしいものであります。 最後の質問です。それでは一向に改善されない今後の粉じん対策。コロナ禍の中、換気をよくするために日中窓を開けることができない地域住民への説明会等、当局の考え方を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 地域住民への説明会等の予定はございませんが、粉じんによる被害が地域に及んでいることから、今後も事業者及び隣接地権者との調整を図り、調整内容や近況等を自治会に報告するなど、現状を共有することで地域の皆様へ対応してまいりたいと考えております。繰り返しになりますが、今後も解決策などを提案しながら、引き続き話し合いを継続し、地域の生活環境の改善に努めたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。
    ◆18番(又吉法尚議員) そうですね、現状を共有することが一番大事だと思っていますので、ぜひ自治会も一緒に解決できたらいいなと思っております。今後もよろしくお願いしたいと思います。 6番目、字川崎における交通安全対策及び生活環境整備についてであります。(1)前回も質問いたしましたが、川崎小学校に隣接する県道8号線沿い川崎111-5番地付近、車両進入口及び児童・生徒通学路の安全確保について、当局の行った行動について確認させてください。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 御指摘の箇所につきましては、教育委員会としましては児童・生徒の安全確保について、学校、保護者、地域と話合いを持つよう指導・助言していきたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) この問題も、私、毎朝見ているので、隣の家から学校の敷地を通り駐車する様子を見ています。朝、100人近くの子供たちがそこの道の前を通るものですから、どうにかできないのかなと、いろいろ当局とも話し合いを持ったんですけれども、今回なかなか前進しませんでした。今度はまた学校も、教頭先生も代わっていますので、学校と自治会を挙げて、どうにか解決策をまた見いだしていきたいと思いますので、次回また深く話したいと思います。よろしくお願いします。 2番目、続きまして令和元年7月9日付要請の川崎487番地付近の道路の陥没のため、アスファルト舗装の整備について、当局の見解を伺います。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 御質問の箇所は、市道川崎3-2号線のいちゅい具志川じんぶん館付近から具志川環状線へつながる延長170メートルの生活道路であります。現状は、じんぶん館側から約120メートルまでは舗装がなされ、残り50メートルは簡易舗装となっておりますが、簡易舗装区間は、大雨時に路盤材が流され凹凸ができ、これまでも補修等を行ってまいりましたが、補修頻度が多いことから令和元年7月9日付で、川崎自治会からアスファルト舗装要請が出ております。市といたしましては、令和元年8月5日付で、早期に路盤の不陸整正を行い、次年度以降年次的にアスファルト舗装を行いたいと回答したところであります。市には、毎年多くの整備要請があり、限られた予算の中で対応していることから、当該箇所につきましても状況を勘案しながらアスファルト舗装に取り組んでおりますので、御理解をお願いいたします。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 理解しました。こちらもじんぶん館につながる道でありますので、きれいな道ができたらいいなと思っております。よろしくお願いします。 3番目、続きまして令和2年11月18日付要請の川崎公園西口につながる川崎210-4番地から212番地付近の道路舗装整備について伺います。この件におきましては、大雨が降るたびに濁った雨水が大量に公園内遊歩道に流れ、大変迷惑しております。隣接土地地権者の加工承認同意書も提出されていると思いますが、当局の見解を求めます。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 御質問の道路は、川崎210-4番地から212番地の間の延長約40メートル、幅員が4メートル、うち幅約90センチメートルが里道で、残りが個人所有地となっている建築基準法上の2項道路、いわゆる生活道路であり袋地となっております。令和2年11月18日付川崎自治会から、川崎公園西口付近の道路舗装工事の再要請がございまして、同年11月18日付で「道路補修及び舗装整備はいたしかねます」との回答を行っております。市といたしましては、車両が通り抜けできない袋地の生活道路で、ほとんどが個人用地となっている道路補修や舗装整備は行っておりませんので、御理解をお願いいたします。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) この件ですね、道路整備というよりは公園に流れる雨水のことがメインでしたので、これ次につながりますので質問を続けていきます。 4番目、続きまして川崎公園に隣接する川崎212番地の住宅から、公園内に垂れ流しになっている排水溝整備について当局の見解を伺います。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 川崎公園に隣接する宅地から公園へ流れ出ている排水は、2項道路からの雨水と住宅からの排水2か所でございます。当該宅地と公園には、1メートル程度の高低差があり、道路からの雨水は公園との境界の擁壁を越流し園路に流れ出ており、雨天後も園路にぬめりが生じている状況のため、宅地所有者の了解が得られれば集水ますを設置し、公園内の排水溝に処理したいと考えております。また住宅からの排水につきましては、排水溝が公園境界擁壁の上にあることから、擁壁を伝い園路に流れ出ておりますので、公園内の排水溝に処理できるよう対応したいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) なかなか言葉で言っても伝わりにくいと思うんですけれども、現場を見たらきれいな公園に、宅地からの開いた穴から雨水がどばーっと流れている現状が続いて、遊歩道のところもぬめっています。今回質問したところ、整備すると伺いましたので、ぜひ早めにきれいな公園を使えたらいいなと思っております。どうもありがとうございました。 5番目、続きまして令和2年5月12日付川崎公園に隣接する川崎216及び222-1番地への防護ネット設置の要請について、当局の見解を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 御質問の要請につきましては、令和2年5月12日付で川崎自治会から提出されており、要請は「公園でボール遊びをしている子供たちが、誤って公園に隣接する住宅の庭にボールが飛んでくることが多々ある。住民の皆様はストレスを抱えているので、住宅の敷地内にボールが飛んでくるのを防ぐための防護ネットの設置をお願いする」との内容でございました。防護ネットの設置につきましては、市の単独予算となり財源確保が厳しいことから、自治会に対し令和2年6月17日付で「公園周辺の防護ネットの設置はいたしかねます」との回答を行っております。市といたしましては、隣接住宅へのボール飛び込み防止のため、公園でできるボール遊びとできないボール遊びを表示した、「公園のボール遊びのルール」と題した注意喚起の看板を設置いたしましたので、御理解をお願いいたします。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 公園があるがゆえに、今までなかった課題が出てきます。うれしい悲鳴ではあるんですけれども。ただ静かに暮らしていた住民からしたら、垣根を超えてよくボールを取りに来る子供たちもいますので、その辺は自治会長を通して、また公園のルールとマナーを私たちでも教えていけたらいいのかと思っております。よろしくお願いします。 6番目最後です。それでは最後に川崎公園正面入り口(ルーシー河線側)付近に車両乗り入れ禁止、駐車禁止のためのラバーポールの設置について伺います。この件におきましては、駐車場が公民館を利用するしかない川崎街区公園。土日になると正面入り口付近は歩道、車道を問わず駐車する車でいっぱいになります。ルーシー河線道路が全面開通すれば交通量も増えることが予測され、早い段階での対応が必要となると考えますが、当局の今後の考え方を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 川崎公園は街区公園であり、主として街区に居住する者の利用に供することを目的とし、誘致距離250メートルの徒歩で行ける範囲の公園であり、駐車場を設置しておりません。御指摘がありますように、特に土日には車で来られる親子連れの公園利用者などにより、正面入り口付近の川崎ルーシー河線に路上駐車が見受けられるようであります。川崎ルーシー河線の当該付近は、路肩が75センチメートルあることから路上駐車しやすく、また歩道が2メートル50センチと広いことから、歩道内への駐車もあると聞いております。違法駐車防止のため、ポストコーンを歩道及び路肩部分に設置してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) ぜひ設置をよろしくお願いします。街区公園なんですけれども、区の外からも、また市外からも多くの方が公園に来て、とてもうれしい悲鳴ではあります。自治会としましても、新品同様維持管理していますので、ぜひまたその辺のところもできたらいいなと思っておりますのでよろしくお願いします。 最後です。7番目、うるま市小、中、高校生、自転車の乗り方についてであります。まず初めに、自転車の乗り方教室の開催と現在のうるま市の小、中、高校生に向けた安全対策等の施策はありますか、伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 教育委員会では、うるま市教育委員会教育施策の中で、自己指導能力、危機管理能力を育成するために安全教育、防災教育の充実を設定しております。ここでは児童・生徒の安全に対する意識の高揚を図る取組や、学校安全計画に基づいた危機回避訓練の実施などを通して、児童・生徒が危機に際して自らの安全を守り抜くために主体的に行動する態度の育成に取り組むこととなっております。これに基づきまして、各小・中学校では学校安全計画を作成し、計画的に発達段階に応じた安全指導を行っております。自転車の乗り方教室につきましては、今年度計画していた学校は小学校10校、中学校2校ありましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、実際に実施したのは小学校1校、中学校2校となっております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) ぜひ安全に乗ってほしいものだと考えます。 2番目、自転車を乗る上で必要となってくるのが、自転車事故の補償をする自転車保険。その加入率がここ沖縄県ではかなり低いそうです。特に小、中、高校生は遠くまで、高校生においては通学に使用したりと乗る機会も多く、それに伴い事故を起こす確率も高くなると私は考えます。今は安価で入れる自転車保険もあります。加入の義務化について、各学校への指導等当局の考え方を伺います。 ○議長(幸地政和) 指導部長。 ◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 本市教育委員会では、児童・生徒の安全確保を図るため、夏休み前の今年7月に「子供の大切な命をまもるために」の文書を作成し、市内小・中学校保護者の皆様にお願いしております。この文書におきましては、自転車に乗る時のヘルメット着用等に加えて、自転車を利用するに当たってのリスクに備える必要性や、大切なお子様と被害者を守るために自転車保険への加入を推奨することを保護者に周知してございます。また7月と9月の校長会においても、学校での指導の強化について、指導・助言をしております。さらにうるま、石川両警察署と連携して作成した交通安全についてのリーフレットを11月の教頭会を通じて、各家庭に配布してございます。自転車保険につきましては現在次年度の加入に向けて、3月に再度各学校を通じ、保護者へ御案内する予定となっております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) よろしくお願いしたいと思います。 最後の質問です。自転車のヘルメット着用義務化について伺います。この件におきましては、先ほど喜屋武議員からもありましたが、私も亡くなった2日後に手を合わせに行きましたので、同じ質問になるかと思いますが、よろしくお願いします。去る10月7日、本市在住のM高校1年生の男の子の乗る自転車が、うるま市前原の県道85号線で転倒し、翌8日死亡するという痛ましい事故が起きました。見通しのよい直線の下り坂で事故は起き、高校生は頭を強く打ち意識不明のまま亡くなられたそうです。私は、ヘルメットを着用していたら、助かっていたのかなと考えると、とても胸が苦しくなりました。大分県では、自転車通学の高校生に、ヘルメットの着用義務化を2021年度から予定し、群馬県や東京都などではヘルメット着用のモニター事業や、モデル校を指定したりと、全国各地にヘルメットの着用義務化を検討する動きが広がっております。県立高校のことは県がやることですが、うるま市には多くの県立高校があり、自転車通学する生徒も多く見られます。まずはうるま市の高校生から、そして小・中学生も自転車に乗る時は、ヘルメットを着用するためにも、市を挙げて義務化していきませんか。当局のうるま市自転車のヘルメット着用義務化について当局の考え方を聞かせてください。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 自転車は道路交通法では軽車両に位置づけられ、道路を通行するときは車として交通ルールを遵守するとともに、交通マナーを実践するなど、安全運転を心がけることが重要です。自転車のヘルメット着用につきましては、自転車安全利用五則により、自転車に乗る際の守るべきルールとして、子供のヘルメット着用も定められております。また道路交通法第63条の11には、「児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児を自転車に乗車させるときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶせるよう努めなければならない」と13歳未満の子供に保護者がヘルメットを着用させる努力義務が定められております。かけがえのない子供の身の安全を守るためにも、まずは道路交通法で定められた自転車ヘルメットの着用について周知・啓発に努めるとともに、なお一層警察や教育委員会等関係機関と連携し、交通安全教育に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 又吉法尚議員。 ◆18番(又吉法尚議員) 二度と同じ事故は起こしてはならないと思っております。事故後ですね、高校生を見てみますと、ヘルメットが少しずつ増えている感じはします。実際、このM高校でもPTA会長が、サイクリストというんですか、その方々に広報委員を通じてインタビューして、ヘルメットの大事さとか重要性を、今度校内の新聞に掲載して、保護者向けに配るという話も聞いております。ぜひ安全な乗り方ができたらいいのかなと思っていますので、よろしくお願いします。 今回、7項目の一般質問をしてまいりましたが、当局の簡明な答弁誠にありがとうございました。沖縄もますます寒さが増しております。皆様方におきましては、年末年始は多忙になることがないよう、ステイホームで体調管理のほうをよろしくお願いしております。本来ならば、こちらに島袋市長がいつもいるんですけれども、職務代理をなさっている副市長をはじめ職員の皆様、本当にお疲れさまでした。来年は丑年でありますので、島袋市長が牛のようにどっしりと構えて、うっしっしと、又吉心配をかけたなと笑う姿を見たいと思っております。ありがとうございました。 ○議長(幸地政和) 暫時休憩します。  休 憩(14時18分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(14時31分) ○議長(幸地政和) 再開します。 次の質問者、平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) 議長の許可がありますので、これから通告してあります4点について一般質問を行ってまいります。 まず最初に愛玩動物の適正飼養について。犬、猫の適正飼養管理についてと提出してありますが、猫についてはさきの同僚議員への答弁で理解できましたので、犬について一般質問を行ってまいりたいと思います。犬をペットとして飼育するために行政に行う届出等、手続について伺います。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 犬の飼い主は、生まれてから91日以上の未登録の犬につきましては、飼い始めた日から30日以内に市環境課において登録手続を行っていただく必要があります。また犬の飼い主が変更となった場合にも同様、飼い始めてから30日以内に登録変更手続を行っていただく必要がございます。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) 登録の必要があるというのが理解できました。 次に、本市における犬の登録件数について、過去5か年の実績を教えてください。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 本市における犬の新規登録件数は、平成27年度454件、平成28年度557件、平成29年度204件、平成30年度311件、令和元年度677件となっております。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) ありがとうございます。年間平均しますと、この5か年約440頭、年間増えていることになります。飼い犬が死亡等の場合は、登録抹消の手続を行わないといけないと考えますが、抹消件数についてもお伺いします。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 飼い犬の死亡に伴う昨年度の登録抹消件数は114件となっております。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) 次に、狂犬病予防注射について、年間何頭の犬が接種しているか。過去5か年の実績を教えてください。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 過去5年間の狂犬病予防注射を受けた犬は、平成27年度2,291匹、平成28年度2,448匹、平成29年度2,517匹、平成30年度2,626匹、令和元年度2,837匹となっております。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) それからすると、登録はしているけれども、狂犬病予防注射を接種していない犬もいると思いますが、いるのであれば何頭か、その対応について伺います。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 本市における令和2年3月31日現在の登録済みの飼い犬は5,548匹となっており、うち昨年度予防注射未接種の飼い犬は2,711匹となっております。接種率は51.1%となっております。市では、広報紙やパネル展を活用し、狂犬病予防注射接種の義務を含めた飼い犬の正しい飼養について、普及啓発に努めるとともに、毎年犬の飼い主に対し、飼い犬への狂犬病予防注射の接種を促すはがきを送付しております。また今年度は新型コロナウイルス感染症のため実施はかなわないところとなりましたが、例年、各地域の公民館等において、出張型の狂犬病予防集合注射を実施しております。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) 分かりました。 次に、うるま市飼い犬条例やうるま市飼い犬条例施行規則に、飼い主の登録と狂犬病予防注射の接種について記載されていませんが、飼い主の義務ではないのか伺います。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 飼い犬の登録につきましては、狂犬病予防法第4条で、また飼い犬に予防注射を受けさせることは、同法第5条で飼い主の義務として規定されております。また同法において、この規定に違反した者は20万円以下の罰金に処されるものと定められております。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) 飼い犬の登録は、狂犬病予防法第4条で、狂犬病予防注射の接種は同法第5条で飼い主の義務として法律で規定されているとのことであります。先ほどの答弁では、登録済みの飼い犬の予防注射の接種率が56.9%だとの御答弁でありました。ちょっと少ないのではないのかと感じております。そこで予防注射を接種していない飼い主が、約半数近くが未接種でありますので、当局においてはしっかり市民への周知対応方をお願いいたします。これについての答弁はよろしいです。 次、本市において飼い犬が他人に噛みつき、けがを負わせたこともあるか伺います。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 本市が把握している過去5年間の飼い犬による咬傷事故発生件数は、平成27年度2件、平成28年度6件、平成29年度1件、平成30年度10件、令和元年度4件となっております。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) 飼い犬による噛みつき等に関して毎年数件発生しておりますが、あってはならないものです。危害を負わせた状況と、その防止策についての当局の考えを伺います。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 過去5年間の傾向によりますと、咬傷事故発生件数23件中、主には犬の逸走による発生が8件、散歩中の発生が5件となっております。このことから、咬傷事故を防止するためには飼い主の皆様に飼い犬の正しい飼養について、理解を深めていただくことが最も重要なものと考えております。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) この飼い犬の逸走という御答弁があるんですけれども、この逸走というと散歩しながらか、家で鎖につないでいるものが逃げ出したとか、そういうことだと理解します。飼い犬について、散歩中、しっかり制御できるように大型犬であれば口輪の装着を行うことも必要であります。咬傷事故は事件にもなりかねません。当局のほうからの強い注意喚起も必要だと考えます。 次に行きます。市内居住の外国人の飼い犬の登録や、狂犬病予防注射の接種等について、どのような対応を取られているか伺います。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 市内居住の外国人の方につきましても、飼い犬の登録及び飼い犬に狂犬病予防接種を受けさせることが義務づけされております。環境課では、英会話が堪能なスタッフの窓口配置や、英訳された案内書の活用等により、適切な対応に努めているところとなっております。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) その外国人の飼い犬の登録件数について伺います。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 本市における昨年度の外国人の飼い犬の登録件数は197件となっております。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) 分かりました。ありがとうございます。 よく見ていると、外国人の方の飼う犬は、大きい犬が多いみたいで、私も散歩もしながらよく注意して見ているんですけれども、やっぱり怖い犬もいまして、その辺で事故がなければいいなと考えていました。 次、犬に関する苦情等について。どのような苦情等がどのくらいあるのか伺います。過去5か年分についてお願いします。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 本市における過去5年間の飼い犬に関する苦情件数は、平成27年度46件、平成28年度34件、平成29年度46件、平成30年度18件、令和元年度27件となっており、その主な内容としましては、例えば令和元年度は放し飼いによるものが42%、鳴き声によるものが25%となっており、例年ほぼ同様の内訳となっております。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) 放し飼いについては、言語道断です。そこへの苦情が42%あるということは、やっぱりちょっと多過ぎますね。これは絶対にやってはいけないことで、人へ危害を加えるような事態にもなりかねないことです。鳴き声については、飼い犬のケアが足りないのが原因だと思いますが、かわいがるためにペットとして飼っている犬を、無責任に飼うことはいかがなものかと考えます。 次、犬のふんについて。市の対応策等があるか、その周知方について伺います。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 市に寄せられる飼い犬によるふん尿被害に関する御相談は、例えば自宅前に散歩中の犬がふんをしても、飼い主が片づけを行わないというような内容が主となっており、相談者に対し、散歩中の犬のふんの処理に関する普及・啓発看板の提供を行っております。 ○議長(幸地政和) 休憩します。  休 憩(14時50分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(14時51分) ○議長(幸地政和) 再開します。 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) 答弁の訂正をしたいと思います。 再質問3の(1)の登録済みの飼い犬についてですが、さきの答弁は4,985匹とお答えいたしましたが、正しくは5,548匹で、未接種の飼い犬の数がさっきは2,148匹とお答えしましたが、正しくは2,711匹となっております。接種率についても56.9%と答弁いたしましたが、正しくは51.1%となっております。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) 分かりました。 では次に、犬のふんについては、飼い主がしっかり持ち帰って道路や公園等を汚さないよう心掛けるべきであります。先ほどの放し飼いの犬の件もありました。その放し飼いの犬のふんの被害もあるかと思います。片やこのように道路や公園等にそのまま放置する飼い主への注意を促すために、黄色いチョークでふんを囲み、日時を表示して置いておく方法で、イエローチョーク作戦と銘打って、京都府宇治市、東京都小平市、和歌山県田辺市、静岡県静岡市等が取り組んで成果を上げているとのことであります。本市における同様な取組の導入等について、当局の所見を伺います。 ○議長(幸地政和) 市民部長。 ◎市民部長(平良一雄) お答えいたします。 市といたしましては、ふん尿被害の訴えの状況等を鑑みながら、先進地事例の研究等を実施してまいりたいと考えております。貴重な御提言どうもありがとうございました。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) このイエローチョーク作戦というのは、ふんを持ち帰らない飼い主は、いつも後ろめたい気持ちがあると。この人が片づけなかったふんを、黄色いチョークでマークして日時を書いて、そのまま置いておけば自然に心が傷んでなくなってくると。これがかなり成果を上げているみたいですので、よろしくお願いいたします。ふん尿被害について、状況を見て必要であれば行政が指導できるように取り組んでいただきたいと思います。この件については終わります。 次、道路行政についてであります。市道街路樹の管理について。市道2-78号線沿い街路樹のアカギの葉が枯れて、一部落葉しているところがありますが、その原因については体長3ミリメートルぐらいの形はセミに似たヨコバイという虫が葉っぱの裏にくっつき樹液を吸い取り、アカギの葉を枯らせています。今のところ効果的な対処法はないとの新聞報道がありました。那覇防疫事務所によりますと、アカギを枯らせるヨコバイの仲間は、農林水産省のデータになく、国内で確認されたのは初めてであるとのことであります。みどり町一・二丁目自治会住民からは、喘息症状、刺された場所の皮膚アレルギー症状の被害の訴えがあり、同住民の住宅前のアカギ2本の枝打ちを行ってもらっています。そこは小学校の通学路でもあるため、通り全体の枝打ちの要請が一・二丁目自治会から出されております。対処方について伺います。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 御質問の要請につきましては、平成31年4月2日付でみどり町一・二丁目自治会から提出されており、要請内容は天願小学校付近の街路樹のカットをお願いするものでございました。天願小学校北側の市道2-78号線には、街路樹として主にアカギが植えられておりますが、今年本島各地においてアカギの葉が枯れる現象があり、沖縄県森林資源研究センターによりますと、議員から御案内のようにヨコバイという虫が原因と考えられております。対策といたしまして、農薬を使った駆除方法の場合、市街地での散布は人体や周辺環境への影響があるため難しいことから、現在のところ枝葉を剪定するしかない状況にあります。市といたしましては、令和3年度の早い時期に、当該箇所のアカギについて剪定などの対応をしたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 次も市道2-33号線の高木街路樹ベンジャミンについては、樹勢が強く、電話線等より大きくなり、防犯灯の明かりを遮り暗くなっているところもあります。同街路樹は根が弱く、木の上部分が大きくなり過ぎると、倒木の危険性があります。平成30年度には台風で2本の倒木がありました。一・二丁目自治会長より、これについても高木街路樹の伐採の要請が出されております。対応方について伺います。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長
    都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 御質問の要請につきましては、令和元年12月4日付で、みどり町一・二丁目自治会から提出されており、要請内容は天願小学校前市道の街路樹の伐採をお願いするものでございました。令和元年12月5日付で回答を行っており、内容といたしましては「当要請箇所に関しては、令和3年度の街路樹剪定予定箇所としています」と回答しております。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) いろいろなところからの要請で、この優先順位もあるかと思いますけれども、できるだけ早めに要望に沿うようにお願いいたします。 次は街路灯についてです。市道街路灯電球の取替えについて、市道2-33号線沿いみどり町二丁目8番6号付近の街路灯の電球が、9月以前より切れております。同じく市道2-23号線沿いみどり町二丁目3番20号付近の街路灯、同じく市道2-23号線沿いみどり町二丁目3番20号付近の街路灯、同じく市道2-33号線みどり町四丁目6番3号付近に設置の街路灯の電球が切れております。街路灯がつかないと、防犯上危惧されます。対応方について伺います。 ○議長(幸地政和) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(目取真康史) お答えいたします。 みどり町二丁目の街灯に関しましては、みどり町一・二丁目自治会から9月に3件、10月に2件、12月に5件の街灯修繕の要請が提出されております。その都度、市においても現場を確認し、業者へ原因究明と見積りを依頼、発注を行っているところであります。議員から御指摘の箇所につきましても、現場を確認したところ未点灯の箇所が2か所ありましたので、原因が電球切れかセンサーの不具合なのか、原因究明と見積りを業者に依頼し、既に発注を終えております。業者に確認したところ、現在資材納入待ちであり、1月中には完了の見込みと聞いております。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) ありがとうございます。この中でも、四丁目付近に設置の街路灯に関しては、しばらく点いていません。今、6時半頃真っ暗なんですね。そのときに、そこからいつも同じ人がバスに乗って通勤ですが、女性の方ですけれども、行く方がいますので、真っ暗で大変防犯上も危惧されますので、1月中に点灯できるということで、少し安心しております。ありがとうございます。 では次に移ります。大きい3番目のうるま市総合交通戦略について。うるま市道路網の構築についてであります。当局においては、限られた予算の中、うるま市道路整備について優先順位を定め、短期、中期、長期に分類した整備方法によるうるま市道路整備プログラムを策定し、市道関連の整備が行われてきたと承知しております。国、県の行う道路整備については必要性を訴えていかなければいけないと考えます。一般国道329号沖縄バイパス建設事業について、内容等について伺います。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えいたします。 国道329号沖縄バイパス構想は、主要幹線道路である国道329号の幅員が小さいことにより、中央分離帯や右折車線が設置されず、慢性的な交通渋滞が発生し、主要幹線道路としての機能が十分に発揮されていないことから、その抜本的な対策としまして沖縄市池原から本市兼箇段、志林川、前原地区を経由し、沖縄市与儀に至る国道バイパスが昭和63年頃から計画されておりました。地域説明会や関係機関協議を踏まえ、平成12年には環境影響評価方法書の縦覧まで完了しておりましたが、県全体での整備順位が低いことから、都市計画決定まで至らず事業化もされておりません。しかしながら県の広域道路計画においては、構想路線として位置づけられていることから、国や県、各種行政懇談会等において、中部市町村会や沖縄市と協力し、国道329号沖縄バイパスの事業化に向けて要請を行っているところでございます。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) ありがとうございます。国、県は沖縄自動車道の東西を走る国道329号と国道58号と幹線道路は混雑路線であるが、交通量にゆとりがある沖縄自動車道への交通誘導により、道路のアンバランスな使われ方や、那覇市を中心とする中南部都市圏の深刻な交通渋滞、東西分断により沖縄自動車道インターチェンジへのアクセス性の低下等の交通問題を解消するために、はしご道路等の整備を進めていますが、国、県が進める沖縄自動車道へのスマートインターチェンジ整備等やはしご道路ネットワークが完成しても、本市においてはその影響が小さく、多くが那覇空港からの一定時間圏域外であり、観光振興、産業振興、物流円滑化、地域活性化、救急救命、防災等の観点から、必要な道路であるため、市において道路の必要性や整備効果をまとめて、(仮称)中部東道路の事業化の実現に向けて進めているとのことであります。うるま市への新たなインターチェンジ整備と、中部東道路の整備推進について詳細をお聞かせください。お願いします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えします。 議員から御案内のとおり、平成30年度に策定しました交通基本計画では、地域活性化に資するため(仮称)うるまインターチェンジとはしご道路ネットワークに連結する広域道路として、(仮称)中部東道路を位置づけております。まず(仮称)うるまインターチェンジにつきましては、地域活性化と沖縄北インターチェンジの渋滞解消に寄与する追加インターチェンジとして、今後実現に向けて整備効果の検証を行っていきたいと考えております。 次に、(仮称)中部東道路についてですが、現在、国、県が進めています広域道路計画であるはしご道路ネットワークでは、本市が空白地帯になっていることや、また本島中部東海岸における観光、産業、離島振興、防災、物流、救急搬送といった各方面から、速達性のある高規格道路が求められていることから、同計画で位置づけております。 なお、本市において実施した検討調査では、当該道路が整備されることにより、都市間連絡の時間短縮、第3次医療圏における救急搬送時間短縮、島しょ地域における定住生活圏の確立、燃料等の重要ライフラインの確保、交通渋滞解消など整備効果が調査結果により分かっております。今後も県民の暮らしを支え、県土の均衡ある発展に資する本計画の実現に向けて、国や県の広域道路計画に(仮称)中部東道路が位置づけられるよう、引き続き働きかけてまいります。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) ありがとうございます。御答弁いただいたとおり、(仮称)中部東道路の担う役割については、大変大きなものがあります。広域幹線道路である沖縄自動車道から、沖縄県最大の工業地域である与那城平安座、中城湾港新港地区へのアクセス、世界遺産勝連城跡、海中道路、その先にある島しょ地域等、沖縄本島東海岸の観光地として一番伸びしろのある与勝地域へのアクセスの利便性が格段に向上されます。結果は先ほど御答弁いただいたように、工業地域への物流ルートの構築、東海岸観光地への往来、それによる離島島しょ地域の活性化にも資する道路整備だと考えます。強力に推進していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 4番目、最後に河川整備関連について伺います。河川管理用道路から、墓地進入路への階段整備についてであります。天願川管理用道路の整備に係る工事が、沖縄県企業局川崎ポンプ場川向かいで行われていますが、同管理用道路が元地盤より約2メートル低く整備工事が行われている関係で、墓地への出入りができなくなっている。墓主からは、2メートル近く段差ができた管理道路に階段を設置して、墓地進入路とのアプローチを造っていただきたいとの要望であります。御答弁お願いします。 ○議長(幸地政和) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浜田宗賢) お答えします。 御質問の件に関しまして、当該河川の管理者である沖縄県中部土木事務所へ確認したところ、「当該箇所については、工事施工中に一度階段を整備していたが、雨風や雑草の繁茂により消失してしまったようである。墓へのアクセス路の設置については、現時点においては予算等の関係上、早急な対応は困難であり、また設置箇所の地権者の同意等に時間を要する可能性もあるので、今後、設置位置等の調査を実施しながら、墓へのアクセスができるよう階段の設置を検討していきたい」との回答がございました。 ○議長(幸地政和) 平良榮順議員。 ◆9番(平良榮順議員) この墓地への進入路について、河川管理用道路の工事が行われる以前は段差がなく、墓の前まで車両の乗り入れができていた。それが七、八年前の管理用道路整備工事により、現在のような段差がついたため、当該工事中の業者と中部土木事務所に階段設置をお願いしたところ、二段まではブロックを置いて、その上は土の素掘りの簡易階段を造ってもらったとのことでありますが、その階段も今回の工事によって削り取られたのではないかとのことであります。墓主が要望している階段の設置について、御答弁では地権者の同意等に時間を要する可能性、設置位置等の調査をしながら階段の設置を検討していきたいとのことですが、階段の設置に時間がかかるのであれば、現在ある工事用の階段をそのまま残して利用させていただきたいとの墓主からの要望ですので、市当局からも強く進達していただきますようお願いします。これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(幸地政和) 暫時休憩します。  休 憩(15時17分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(15時32分) ○議長(幸地政和) 再開します。 お諮りします。本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめ延長したいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) 異議なしと認めます。よって、本日の会議時間は延長することに決定しました。 次の質問者、伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) 議長の許可を得ましたので、通告してあります2件について質問いたします。 初めにAI及びRPAについてでございますが、御承知のように、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用することによって、作業時間の効率化及びミスの少ない、正確で的確な処理の効果を検証したり、市民窓口業務改革の一環として、転入届作成時に紙による手続をデジタル化することによって、市民サービスの向上及び庁内業務改善の効果を検証し、業務プロセスの自動化及び市民窓口の業務改革を推進するものだと思っております。 さて今回の質問については、昨年、12月定例会においてもソフトウェアロボットによる業務の自動化についてということでお尋ねいたしました。そのときの御答弁では、令和2年度に稼働予定の次期総合行政システム導入事業で有効活用できるのか、システム要件定義の中で検討しているとのことでございました。 では質問いたします。その後の取組状況についてお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(金城和明) お答えいたします。 本市では、次期総合行政システム導入事業におきまして、AI及びRPA導入を進めております。AIによる保育所入所選考システムを導入し、11月に稼働した福祉システムに個別データの入力作業を行っているところでございます。またRPAにつきましては、受託業者から提案のあった28業務の中から、本市の業務形態やデータ保有状況等を勘案し、4業務の導入を進めているところでございます。今後、本業務へのAI及びRPAの有効性、業務時間の圧縮等の観点から評価を行い、他業務へ波及できるかなどを含めて、データの正確性の確保と職員の負担軽減に取り組みながら、働き方改革へも寄与できるように調査・研究してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) 保育所入所選考システムを導入し、11月に稼働した福祉システムに個別データの入力作業を行っているとのことでございますが、いつまでに入力作業が完了するのか。またいつから運用できるのかお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(金城和明) お答えいたします。 AIによる保育所入所選考システムにつきましては、12月中旬に入力作業を終え、中旬以降にテスト稼働を行い、その結果を基に課題を解決しながら、令和3年1月からの本稼働を予定しております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) AIによる保育所入所選考システムは、令和3年1月から稼働を予定しているとのことでございます。その件においては、公正な入所選考システムになるよう期待を申し上げたいと思います。 では再質問いたします。RPAの導入を進めている4業務の内容と運用時期などをお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(金城和明) お答えいたします。 RPA導入の4業務とは、返送異動、住民税メモ登録、住民税扶養専従者登録、軽自動車メモ登録となっております。返送異動処理とは、納税通知書等の返戻簿の事由などをシステムへ入力する作業となっております。また住民税メモ登録と住民税扶養専従者登録とは、住民税申告書、給与支払報告書、確定申告書などのメモ内容をシステムへ入力する作業となっております。そして軽自動車メモ登録とは、軽自動車申告書、減免申請、課税保留等をシステムへ入力する作業となっております。当該4業務につきましては、既に稼働しておりますが、当該業務の繁忙期は納税通知書発送後と考えておりますので、現在は大量入力作業がない時期であることから、運用は行われていない状況であります。今後、繁忙期に利用が増えると、効果を発揮できるものと期待しております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) 4業務については、既に稼働しているとのことでございますが、繁忙期での効果が発揮できるよう期待をしております。 では再質問します。市民課のAIチャットボット実証実験について、当初の目標件数はありましたか、お伺いします。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(金城和明) お答えいたします。 令和2年4月から9月末まで、市民から問合せの多い市民課窓口業務を対象分野として、AIチャットボットの実証実験を行いました。目標の利用件数につきましては、比較対象となる同規模自治体が少なく、設定が難しかったことや、できるだけ広く利用していただくことを目標としておりましたので、具体的な件数は特に掲げておりませんが、実証期間中に1,322件の利用者数となっております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) 実証実験中に1,322件の利用者があったということで、多いのか少ないのか分かりませんけれども、この利用者件数1,322件の内容についてお伺いしたいと思います。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(金城和明) お答えいたします。 AIチャットボットの問合せ内容は、住民票の発行や引っ越し手続、マイナンバーカードの申請方法に関する質問などのほかに、対応分野以外の新型コロナウイルス感染症やごみ関連の質問も多く見られました。利用者アンケートの結果では、30代が34%と最も多く、次に20代、40代となっております。使用機器はスマートフォンが68%と最も多くなっております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) やはり利用者は若い方々が断然に多いということが、理解できました。 また再質問しますが、この期間の窓口での利用者のアンケートやコメント及びチャットボットの利用率や担当職員の感想等があればお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(金城和明) お答えいたします。 この期間の利用者アンケートでは、約92%の方が「便利だと感じる」と回答しており、97%の方が「今後も継続して利用したい」とのことであります。よかった点は、「24時間利用できる」が28%で最も多く、次いで「電話や窓口よりも気軽に質問できる」が27%となっております。窓口での対応としましては、「1人当たりの手続時間が減った」、「申請書類の不備が減った」、「電話対応の数が減った」という感想はあるものの、コロナ禍などで前年度比較等が十分に行えなかったこともあり、窓口業務対応件数と比較しての利用率などをお示しすることは難しい状況となっております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) それでは実証期間中は24時間対応だと思いますが、利用時間の内訳についてお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(金城和明) お答えいたします。 平日開庁時の利用件数は570件で、閉庁時、休日の利用件数は752件と約6割が業務時間外に利用されております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) 6割が業務時間外ということで、それだけ市民サービスに効果があったということを思っております。 再質問をいたします。実証実験を行った見解を伺います。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(金城和明) お答えいたします。 AIチャットボットで問合せをしている方は、本来ならば電話や窓口で問合せをしていたと考えますと、人的対応の負担軽減に一定の効果があったものと考えております。またあらかじめ必要な情報を問い合わせることで、利用者は来庁する回数が減ることや、滞在時間の短縮により新型コロナウイルス感染症対策にもつながることが考えられます。さらに24時間いつでも気軽に問合せができることから、夜間や祝日などの閉庁時の利用件数が多く、利用者からは高い満足度が得られる結果となっております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) 市民からの高い評価が得られたことや、職員の負担軽減に効果が見られたということで、今後の市民サービスや行政事務の効率化につながるものと私も期待しております。 では運用時期についてお聞かせください。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(金城和明) お答えいたします。 市民の利便性向上と窓口業務の負担軽減、さらに新型コロナウイルス感染症対策のため、住民異動の多い3月の繁忙期までに稼働させ、運用する予定でございます。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) よろしくお願いいたします。 では再質問いたします。RPA導入に向けての課題についてお伺いしたいと思います。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(金城和明) お答えいたします。 RPA導入に当たりましては、利用目的を明確化し、十分な効果を発揮できるようにするためには、業務プロセスをきちんと整理し、最適なRPAの選択を行い課題解決し効率化を図り、導入することが重要であると考えております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) RPA導入によって縮減された勤務時間等を、より高い市民サービスの向上へ還元することや、職員の地域活動への貢献や子育てに振り替えるなど、働き方改革の意義を職員一人一人が認識することも、また課題の一つでないかと思っておりますので、ひとつこの検討もよろしくお願いしたいと思います。 では(2)の質問に移ります。広域的共同導入について伺います。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(金城和明) お答えいたします。 広域的共同導入による導入費用の抑制は、厳しい財政状況の中、重要であると考えております。しかしながら共同開発となりますと、運用システムとの接続方法や、データベースの設計などのコスト割合が高くなることが想定されることから、導入費用抑制の観点からは、同一システムでの検討が前提になると考えております。県内で本市と同等のシステムを導入している自治体がない状況であることから、本市導入ベンダーと同一でありバージョン違いのシステムを利用している自治体クラウドの中で共同利用の方向性を模索するのか等を含めて、意見交換をしながら情報を収集してまいりたいと考えております。 また本市が導入いたしました総合行政情報システムは、大手ベンダーのパッケージシステムであることから、日本全国各自治体での導入及び稼働実績に基づくバージョンアップにおいて、RPAやAIが順次新たにリリースされる予定となっております。 導入費用につきましては、使用料の範囲で導入できるものと、大規模な改修、検証作業が必要であれば有償になる場合もあるものと伺っております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) ありがとうございます。先月、11月25日付の琉球新報の記事にも取り上げられましたが、外部のネットワークに住民情報を保管し利用する自治体クラウドを共同導入している宜野湾市と石垣市、名護市の3市が11月24日「デジタル化に対応した社会の実現を図るためデジタルファースト共同宣言をした」とのことでございます。3市は3つの戦略として、行政手続などのオンライン化、また業務の効率化や高度化、官民データ活用による地域振興を目指すということでございます。また検証対象業務としては、児童手当現況届入力業務や就学援助入力業務、通勤費算定事務や在庁時間管理事務など、6業務の効率化を11月18日から来年3月31日まで検証するとのことでございます。 では再質問いたします。宜野湾市、石垣市、名護市の3市は、11月24日にデジタルファースト共同宣言をしましたが、見解についてお伺いします。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(金城和明) お答えいたします。 県内3市におけるデジタルファースト共同宣言は、社会全体のデジタル化やSociety5.0時代にふさわしいまちづくりを目指して、市民生活と行政経営及び地域振興へ最新のデジタル技術を活用して、住民の利便性向上と行政サービスの効率化、地域活性化を図りスマートシティー建設に向けて共同で取り組むことを宣言するものと伺っております。本市におきましても、市民生活、行政運営、地域振興などのデジタルファースト化に取り組んでいるところでございます。今後、政府においてもデジタル庁を創設し、デジタル政策を加速化すると想定されることから、政府の方針へも対応しながら、市民サービスの向上に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) ありがとうございます。本市導入の総合行政情報システムが、大手ベンダーのシステムとのことですので、共同導入も十分あり得ると思いますが、当局の取組について、また県内自治体との共同導入に向けた取組について、再度お伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 企画部長。 ◎企画部長(金城和明) お答えいたします。 本市で導入しております総合行政情報システムは、県内でも導入実績があるところでございますが、バージョンの違いにより共同導入が厳しい状況でございます。しかしながらデジタルファースト共同宣言を行った3市につきましては、本市と同じ導入ベンダーユーザーで、自治体クラウドを構成し、情報システムの共通化や業務の標準化、効率化を図っているところでございます。当該システムについてはバージョン違いではございますが、情報交換を行いながら共同導入や自治体クラウドなどを見据えて、調査・研究してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) ありがとうございました。政府においても、デジタル庁を創設しデジタル政策を加速化することが想定されますので、政府の方針にも対応しながら、市民サービスの向上に取り組んでほしいと思います。本市におきましても、市民生活や行政運営、地域振興などにおいてデジタルファーストに取り組んでいることもよく理解できました。今後もスマートシティー建設に向けての取組の強化を期待し、AI及びRPAについての質問をこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。 続きまして2番目の公共下水道事業について質問いたします。令和元年度公共下水道事業の決算報告書によりますと、うるま市の人口に対する下水道の普及率は67%、また下水道処理区域内人口に対する水洗化率、つまり接続率は82%であり、まだ18%の1万5,300人が下水道を利用していない状況にあります。決算につきましては、歳入合計が23億3,392万円で、そのうち70%が依存財源で自主財源は30%の7億700万円ということでございます。歳出合計は、22億8,592万円で、その内訳は借入金の返済が48%の11億312万円。また下水道施設の管理費が31%の7億円、下水道施設の整備が16%の3億6,589万円ということでございます。こういったトータル的な歳入歳出は分かりますけれども、質問したいと思います。 1番目の令和元年度公共下水道事業の概要及び決算についてでございますが、次の3点について伺います。1点目に、決算における石川終末処理場と県流域下水道の具志川浄化センター管内処理区域の決算内容について。2点目に、それぞれの処理場における汚水1立方メートルを処理するためにかかる費用について。3点目に、石川終末処理場に係る接続人口1名当たりの下水道事業費用について。また県具志川浄化センター管内処理区域に係る接続人口1名当たりの下水道事業費について、それぞれお伺いしたいと思います。 ○議長(幸地政和) 水道部長。 ◎水道部長(儀保一盛) 1点目の令和元年度における石川終末処理場と流域下水道具志川浄化センター管内処理区域における決算内訳についてお答えいたします。 石川終末処理場の令和元年度収支の主な歳入は、処理場負担金約6,744万円、下水道使用料が約1億6,056万円で、歳入合計額は2億3,071万円となっております。主な歳出としましては、人件費約1,878万円、処理場及びポンプ場の維持管理費が約1億7,081万円、汚水管渠の老朽化などによります補修工事費約2,563万円となっており、歳出合計額は2億4,185万円でございます。また差引収支の1,114万円の不足分につきましては、一般会計繰入金で補っております。次に流域下水道具志川浄化センター管内処理区域の令和元年度における主な歳入は、下水道使用料約4億2,462万円、公営企業適用債3,870万円、繰越金約4,930万円で、歳入合計額は5億1,499万円となっております。主な歳出としましては、人件費約8,646万円、一般管理費及び下水道施設の維持管理費約2億6,378万円、流域下水道維持管理負担金約2億2,482万円などとなっており、歳出合計額は5億7,506万円でございます。また差引収支の6,007万円の不足分につきましては、一般会計繰入金で補っております。 2点目の石川終末処理場及び流域下水道具志川浄化センター管内処理区域の1立方メートル当たりの汚水処理費についてお答えいたします。令和元年度における石川終末処理場の汚水処理費は、1立方メートル当たり152円、流域下水道具志川浄化センター管内処理区域では、1立方メートル当たり163円となっております。 3点目の石川終末処理場及び流域下水道具志川浄化センター管内処理区域に係る接続人口の1人当たりの年間下水道事業費についてお答えいたします。石川終末処理場に係る1人当たりの年間下水道事業費は、令和元年度決算における石川地区の下水道使用人口で計算しますと、1万4,366円となります。同様に流域下水道具志川浄化センター管内処理区域では、1万8,278円でございます。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) ありがとうございます。御答弁からしますと、石川終末処理場での差引収支は、マイナス1,110万円。県の具志川浄化センターではマイナス6,007万円で、不足分についてはそれぞれ一般会計繰入金で補っているとのことでございます。また汚水処理費は、1立方メートル当たり石川終末処理場が152円、県具志川浄化センターが163円ということであります。さらに1人当たりの下水道事業費は、石川終末処理場が1万4,366円、県の具志川浄化センターが1万8,278円ということですので、この3つどれを比較しても石川終末処理場のほうが、はるかに経費が安いということになると思います。この結果は、私の考えでは石川地区の水洗化率、接続率が高くて、県の具志川浄化センター管内処理区域の水洗化率が低いということを表しているのではないかと推測しております。ぜひ早期に公共下水道への接続の推進に取り組んでほしいと思っております。 では再質問します。下水道加入推進が求められますが、下水道法によりますと供用開始の告示から3年以内に接続しなければならないとありますが、見解をお伺いします。 ○議長(幸地政和) 水道部長。 ◎水道部長(儀保一盛) 議員から御案内の件につきましては、下水道法第11条の3によりまして、くみ取便所が設けられている建築物を所有する者は、公共下水道の供用開始の日から3年以内に、その便所を水洗便所に改造しなければならないと規定されておりまして、公衆衛生の向上を図るため、くみ取便所から水洗便所への早期切替えを義務づけたものと理解しております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) 公衆衛生の向上を図る上での下水道法だということですが、接続には金銭的な負担もかかります。そういうことも踏まえて、水洗便所改造資金融資制度があるものと思っております。 では再質問いたします。県に支払う流域下水道維持管理負担金の汚水処理単価が、令和2年10月1日より1立方メートル当たり47円から50円へ改定され、現在は一般会計から基準外繰入金を受けて事業経営に当たっているとのことでございますが、今後の取組について状況をお伺いしたいと思います。 ○議長(幸地政和) 水道部長。 ◎水道部長(儀保一盛) 流域下水道維持管理負担金の汚水処理単価の改定に伴う今後の取組についてお答えいたします。 流域下水道維持管理負担金は、令和2年10月1日より1立方メートル当たり47円から50円に改定しております。引上げ改定に伴ううるま市への影響額は、年間約2,000万円と推定しております。また下水道事業の経営につきましては、下水道接続の推進により使用人口の増加に努めるとともに、事業の効率化、合理化を図り下水道使用料の増収及び維持管理費の削減にも取り組んでおりますが、現状としましては一般会計からの基準外繰入金よって経営が成り立っている状況でございます。繰入金の額は、年々増加しております。一般会計も厳しい財政状況の中で、下水道事業への繰入れや今後の下水道使用料の水準、その在り方について外部審議会を立ち上げ、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) ありがとうございます。外部審議会を立ち上げ検討するとのことでございますが、年間2,000万円ほどの影響額が出るとのことでございます。できるだけ市民に影響が出ないように、下水道接続の推進及び維持費用の削減にもしっかり取り組んでほしいと思います。 では再質問いたします。石川終末処理場における処理場維持管理負担金について、し尿処理に対する負担金として、金武町から約3,460万円、恩納村から約2,725万円、そして石川地区分として市環境課より約559万円の負担金がありますが、金武町の下水道建設等による今後の見通しについてお伺いします。 ○議長(幸地政和) 水道部長。 ◎水道部長(儀保一盛) お答えいたします。 石川終末処理場内に併設するし尿投入施設は、石川地区、金武町及び恩納村の一般家庭のし尿を処理しております。金武町におきましては、農業集落排水施設整備による下水道整備に取り組んでおりまして、今後の本処理場へのし尿搬出について確認の結果、同町の下水道接続率の増加に伴い、し尿搬出は減って行く見込みであるとの回答がございました。今後、本処理場へのし尿搬入量及びし尿処理に対する負担金収入は、減少していくものと考えております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) 石川終末処理場にあるし尿投入施設については、今後中部衛生施設組合し尿処理施設長尾苑へ機能を一本化するようでございますが、負担金減少の分、支出の削減にもしっかり取り組んでほしいと思っております。 では次の質問に移ります。(2)未普及地域への取組について伺います。2020年うるま市水道部広報紙水だより第16号によりますと、令和元年度の供用開始、下水道管渠総延長は1,078メートルで、汚水地域未普及地域の解消や、浸水対策等に努めたとありましたが、今後予定してる未普及地域及び管渠の総延長や、全体事業費並びに事業完了予定時期についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 水道部長。 ◎水道部長(儀保一盛) お答えいたします。 平成30年度策定うるま市公共下水道計画の全体計画における未普及地域は、現在整備中の天願地区のほか12地区を予定しております。また全体事業計画における管路整備総延長は193.5キロメートル、全体事業費140億6,400万円、事業完了目標年度は令和17年度を予定しております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) ありがとうございます。現在整備中の天願地区のほか12地区で総延長距離が193.5キロメートル、全体事業費は約140億円、事業完了目標年度が令和17年度を予定しているとのことでございますが、ちなみに現在まで供用されている総延長距離が383キロメートルからすると、その2分の1の残り193.5キロメートルを整備するということになります。恐らく工事完了予定もまだ先のことになるのだろうと推測しております。どちらにしても、その間にうるま市ストックマネジメント計画に基づいて老朽化による更新工事も進めていかなくてはなりません。まだまだ検討する余地もあるのではないかと思っております。 では再質問いたします。令和元年度において整備した下水道地区に居住する世帯数は、何件ありますか。そのうち下水道へ接続した世帯数について、また1世帯当たりの下水道接続工事費用はどの程度でしょうか。また下水道接続補助金として、合併浄化槽からの切替えに5万円、くみ取式トイレ及び単独浄化槽からの切替えに10万円の補助金交付制度がありますが、今後の継続や増額の予定はありますでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 水道部長。 ◎水道部長(儀保一盛) お答えいたします。 令和元年度に供用開始しました下水道整備区域に居住する世帯数は、屋慶名土地区画整理地区を含む屋慶名地内の15世帯でございます。令和2年11月時点において、下水道へ接続した世帯は13世帯で、そのうち10世帯は新築世帯でございます。 次に令和元年度における下水道接続工事に係る1世帯当たりの費用につきましては、接続補助金を活用した世帯を基に算出しました工事費の平均額は、約30万円となっております。補助制度の継続及び補助金交付額の増額につきましては、今後の財政状況を考慮しながら補助制度を継続し、下水道接続促進を図ってまいりたいと考えております。また個別の補助金の増額につきましては現在のところ予定はございませんが、急激な物価高騰により接続工事費の個人負担が増加した場合に、検討することになると考えております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) では再質問いたします。 さらなる下水道への接続推進を図るための取組や、今後の見通しについてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 水道部長。 ◎水道部長(儀保一盛) お答えいたします。 下水道接続向上の取組につきましては、引き続き接続普及活動の個別訪問を実施するとともに、水だよりなどの広報紙やホームページを活用し、下水道接続補助金や排水設備設置に係る改造資金融資の案内を行いながら、公共下水道への接続を促進し、生活環境の改善と水洗化率の向上に努めていきたいと考えております。また今後における下水道接続件数の見通しとしましては、接続補助金を活用した下水道接続切替件数が、令和元年度実績で65件ありまして、その件数を上下する値で推移するものと考えております。
    ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) ありがとうございます。今後とも生活環境の改善や水洗化率の向上に努めていただきたいと思います。また補助金を活用した切替件数が令和元年度は65件ということでしたので、今後の取組も期待していきたいと思います。 では再質問いたします。先ほどの水だより第16号において、浸水対策にも努めているということでございましたが、その内容についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 水道部長。 ◎水道部長(儀保一盛) お答えいたします。 浸水対策の雨水幹線の整備に関しましては、雨水管理総合計画に基づき、安慶名排水区の補助事業認可手続を進めております。また雨水幹線における開水路の維持管理につきましては、雨水の流れを阻害する草木の除草、清掃業務を実施しております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) ありがとうございます。雨水幹線の整備や、維持管理も大事な業務の一つであることが理解できました。 では再質問いたします。下水道整備区域以外の地域及び居住人口について、また単独浄化槽やくみ取式トイレから合併浄化槽への切替工事の補助金50万円について、その財源の内訳と令和元年度の利用状況について、また補助金の継続についてお伺いいたします。 ○議長(幸地政和) 水道部長。 ◎水道部長(儀保一盛) お答えいたします。 下水道整備区域以外の地域及び居住人口は、伊計、宮城、浜比嘉の島しょ地区、照間地区、昆布地区、宇堅、南風原の一部地域や、地形的に下水道施設を利用できない地域で、令和2年3月末の居住人口は1万5,769人でございます。 次に、令和元年度における合併処理浄化槽の設置補助金の利用状況と財源内訳につきましては、1基当たり50万円の13基分を補助とする事業費は650万円で、全13基の補助交付を執行しております。その財源内訳としましては、環境省交付金が132万8,000円、単独費517万2,000円でございます。補助金制度の継続につきましては、国庫交付金事業を活用し、引き続き実施する予定でございます。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) 下水道施設を利用できない地域に居住している方々へも、生活環境改善のための合併浄化槽への切替工事において、引き続き補助金制度の継続をよろしくお願いしたいと思います。 では次の質問に移ります。(3)管渠及び施設の更新工事について2点お伺いいたします。1点目に、管渠においては石川地区をはじめとし、老朽化が進んでいるとものと思われますが、計画的な更新工事のプランがあるのかどうか。また更新費用は大丈夫なのか。2点目に施設の更新工事においては、石川終末処理場は既に多額の予算をつぎ込んで改修しましたが、今後の予定もあるのかどうか。また県具志川浄化センターの更新予定もあるのかどうかについて伺います。 ○議長(幸地政和) 水道部長。 ◎水道部長(儀保一盛) お答えいたします。 1点目の管渠更新事業につきましては、老朽管更新事業でありますうるま市下水道ストックマネジメント計画策定事業におきまして、平成30年度に策定した基本計画に基づき、令和4年度改築計画の策定に向け、石川地区における管渠施設の点検調査を進めております。更新費用につきましては、策定する同計画に基づき、国庫補助改築事業の下水道ストックマネジメント支援制度を活用し、事業を推進する予定でございます。 2点目の石川終末処理場の更新工事は、平成24年度策定の長寿命化計画に基づいて取り組んでおります。進捗状況としましては、令和2年度末時点で約9割の実施を見込んでおります。令和3年度の更新工事につきましては、外壁改修及び塗装工事、照明器具及び建具の取替え等を行う予定でございます。令和4年度以降は、ストックマネジメント計画に基づいて施設更新等を進めていく予定でございます。次に、県具志川浄化センターの更新工事予定について、沖縄県下水道課へ問い合わせたところ、今後、ストックマネジメント計画に基づき機械設備等の改築更新を進める予定であると伺っております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) うるま市下水道ストックマネジメント計画策定事業と、国庫補助改築事業の支援制度を活用し、事業を推進する予定ということでございますので、しっかり取り組んでほしいと思っております。 では次の質問に移ります。(4)になります。キャンプ・コートニーへの管渠工事について、進捗状況と総延長及び供用開始について伺います。 ○議長(幸地政和) 水道部長。 ◎水道部長(儀保一盛) 米軍施設キャンプ・コートニーの汚水受入れに係る管渠工事についてお答えいたします。 キャンプ・コートニーの汚水を受け入れる県道沖縄石川線沿いの下水道接続箇所3地点につきましては、平成29年度より工事に着手し、管路総延長1,525メートルのうち190メートルが施工済みでございます。令和2年度事業におきましては、396メートルの施工を予定し、令和3年度の完了に向けて、残り939メートルを整備する計画でございます。またキャンプ・コートニーのうち、管渠整備工事の終了した空軍居住エリアにおきましては、令和3年度より接続可能となることから、米軍による下水道接続工事に関して、防衛局を介しまして調整を進めているところでございます。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) では再質問いたします。 米軍基地における下水道料金は、水道料金と一緒に徴収しているのかどうか。また基地用の下水道単価設定があるのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(幸地政和) 水道部長。 ◎水道部長(儀保一盛) お答えいたします。 家庭用及び業務用と同様に、米軍施設の下水道料金は、水道料金と下水道料金を合わせて徴収を行っております。下水道使用料は、基本的に水道使用量に応じて算出される仕組みとなっていることから、効率的に賦課徴収を行っております。 次に、米軍基地の下水道使用料につきましては、下水道条例の規定によりまして、基地用は業務用汚水と認定しております。 ○議長(幸地政和) 伊波良明議員。 ◆10番(伊波良明議員) ありがとうございました。令和2年度から公営企業会計へ移行いたしました。独立採算制を基本とする公営企業において、公費負担を明確にし、また企業経営の視点から経営戦略の練り直しも必要かと思っております。新しく整備することも重要でございますが、今後の更新工事もさらに重要だと思っております。ストックマネジメント計画に基づいて、財源確保を含め、施設更新計画を進めてほしいと希望し、一般質問を閉じたいと思います。御答弁ありがとうございました。皆さん、御清聴ありがとうございました。これで終わります。 ○議長(幸地政和) 以上で今定例会に通告のありました一般質問は全て終了しました。 休憩します。  休 憩(16時28分)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  再 開(16時29分) ○議長(幸地政和) 再開します。 以上で本日の日程は終了しました。12月18日は、議事整理のため休会となります。次回は、12月21日月曜日午前10時から会議を開きます。 本日は、これで散会します。  散 会(16時29分) 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。    うるま市議会     議   長  幸 地 政 和     4番議員   伊 盛 サチ子     6番議員   荻 堂 盛 仁...