うるま市議会 2018-06-27
06月27日-09号
平成30年6月第124回定例会第124回うるま市議会(定例会)会議録(9日目) 平成30年6月27日(水) (午前10時00分 開議)出席議員(29名) 1番 仲 本 辰 雄 議員 17番 高江洲 賢 治 議員 3番 大 城 直 議員 18番 宮 里 朝 盛 議員 4番 又 吉 法 尚 議員 19番 中 村 正 人 議員 5番 仲 程 孝 議員 20番 德 田 政 信 議員 6番 荻 堂 盛 仁 議員 21番 松 田 久 男 議員 7番 平 良 榮 順 議員 22番 喜屋武 正 伸 議員 8番 玉 榮 登 次 議員 23番 下 門 勝 議員 9番 伊 波 良 明 議員 24番 奥 田 修 議員 10番 喜屋武 力 議員 25番 西 野 一 男 議員 11番 佐久田 悟 議員 26番 大 屋 政 善 議員 12番 幸 地 政 和 議員 27番 永玉栄 靖 議員 13番 伊 盛 サチ子 議員 28番 名嘉眞 宜 德 議員 14番 金 城 加奈栄 議員 29番 東 浜 光 雄 議員 15番 伊 波 洋 議員 30番 金 城 勝 正 議員 16番 宮 城 一 寿
議員欠席議員(1名) 2番 比 嘉 敦 子 議員説明のための出席者 市 長 島 袋 俊 夫
こども部長 上 門 はるみ 副 市 長 上 間 秀 二 市民部長 当 間 重 俊 教 育 長 嘉手苅 弘 美 経済部長 佐久川 篤 企画部長 天 願 雅 也
都市建設部長 島 袋 房 善 総務部長 仲 本 昭 信
都市建設部参事 目取真 康 史 福祉部長 上 原 満 水道部長 儀 保 一 盛 消 防 長 諸見里 朝 弘
道路公園課長 知 念 直 樹 教育部長 宮 城 為 治
消防総務課長 高 屋 伸 指導部長 盛小根 完 生涯学習・文化振興 浜 端 良 光 セ ン タ ー 館 長
会計管理者 重 村 英 子
こども未来課 上運天 健 主 幹 総務課長 德 山 利 明 生涯学習・文化振興 棚 原 繁 セ ン タ ー 主
幹事務局出席者 議会事務局長 長 嶺 斉 副主幹兼 兼 城 智 治 議事係長 議事課長 新 垣 哲
調査広報係 長 濱 一 史 主任主事 副 主 幹 兼 嘉 陽 宗 彦
議事係主任主事 森 根 元 気
議会総務係長 副 主 幹 兼 金 城 彰 悟
調査広報係長議事日程第9号 第1.
会議録署名議員の指名 第2.
一般質問会議に付した事件 議事日程に同じ
○議長(
大屋政善) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付してあります議事日程第9号のとおりです。
△日程第1.
会議録署名議員の指名を行います。 本日の
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、
喜屋武力議員、
佐久田悟議員を指名します。 休憩します。 休 憩(10時00分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(10時02分)
○議長(
大屋政善) 再開します。
△日程第2.これより一般質問を行います。 発言時間は当局答弁を含まず30分以内です。通告がありますので、順次発言を許します。喜屋武 正伸議員。
◆22番(
喜屋武正伸議員) 最終日の
トップバッターということで、一般質問を行います。 きのう2時までかかって原稿を仕上げてきたのですが、今回5項目にわたって一般質問を行いますので、当局の簡潔明瞭な答弁をよろしくお願いいたします。 まず1点目、保育行政についてということで質問を投げかけてあります。
待機児童数と保育園(小規模、分園、創設)開所計画との整合性について伺うということになっていますけれども、今回、急ピッチで保育園、創設含めて、分園、小規模、多くの保育園の整備がなされてきております。喫緊の待機児童の数が新聞に報道されましたけれども、200何人かの待機児童がいるということでしたけれども、その計画との整合性について御案内をお願いします。
○議長(
大屋政善)
こども部長。
◎
こども部長(
上門はるみ) おはようございます。お答えいたします。 平成30年4月1日現在の
待機児童数は、速報値で238人となっております。平成29年度と比較して95人の減少となっておりますが、依然として待機児童が多い状況にございます。本市における
認可保育所や分園の創設、新規の
小規模保育事業所の整備については、原則として平成27年3月に策定されました、うるま市子ども・
子育て支援事業計画に基づき、募集を行っております。当該計画における教育・保育の提供区域はあげな中学校区、
具志川中学校区、
高江洲中学校区、
具志川東中学校区、石川地区、与勝地区の6
ブロック単位で計画されておりますが、それぞれの提供区域が広域となっており、現在の
提供区域単位で募集を行った場合、待機児童が多い小学校区や行政区へ効果的に事業が実施できないことも想定されます。それを踏まえ、平成29年度より
待機児童対策班を設置し、小学校区や行政区単位で、人口や
待機児童数などを年齢ごとに集計、分析し、過剰な施設整備にならないよう既存の
認可保育所や分園などの配置状況を考慮しながら整備計画を進めております。議員から御質問のとおり、今後も可能な限り、既存の
認可保育所や
小規模保育事業所の運営に影響がないように、地域の
認可保育所の定員や
利用申し込みの状況、小学校区や行政区の人口などを勘案し、慎重にかつ着実に整備を進め、早期の
待機児童解消を目指してまいります。
○議長(
大屋政善) 喜屋武 正伸議員。
◆22番(
喜屋武正伸議員) 御答弁ありがとうございました。 資料をいただきましたけれども、
待機児童解消のための
保育園開所計画に関する資料ということなのですが、この中で平成30年度の
待機児童数の推移を見た場合に、ゼロ歳児が9人、1歳児が105人、2歳児が47人、3歳児が73人、4歳児が4人、5歳児ゼロとなっているのです。計画の中では
キャパシティーの部分の計画の予定では、ゼロ歳児が137人も解消できると予定しています。1歳児が209人、2歳児が198人、3歳児が143人、4歳児が148人、5歳児は待機児童がゼロになっているのですが、5歳児が129人の
キャパシティーをつくるとなっているのですが、そこら辺の整合性が大丈夫ですかという意味合いなのです。余りにも多くなりすぎていないかという疑問があるものですから、そこら辺大丈夫でしょうか。これは
待機児童数と園の設置を調べてみると、特に5歳児などはゼロなのだけれども、100何十人も必要なのですかという疑問から起こってきているのですが。継続中のこともあるのですが、そこら辺を少しお示しください。
○議長(
大屋政善) 休憩します。 休 憩(10時10分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(10時12分)
○議長(
大屋政善) 再開します。
こども部長。
◎
こども部長(
上門はるみ) お答えいたします。 御質問の数については、今後の人口推計も考慮して計画しております。今後とも小学校区や行政区の人口などを勘案し、慎重かつ着実に進めてまいりたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 喜屋武 正伸議員。
◆22番(
喜屋武正伸議員) 人口の増減、特に下原地域はアパートがふえてきて、かなり若い世代の皆さんが多く住んでいるということで、ここ近年、地域によっても目まぐるしく子供の人口というのがふえてきているのですけれども、そこら辺も含めてなのですが、それにしても待機児童、平成30年がゼロ歳児が9人しかいないのに、平成30年開所予定では137人の
キャパシティーを確保するということが書いてあるものですから、今、小規模、分園、もうあちこちでつくっています。だからそこら辺はしっかり精査しながらやらないと、これがまた余ってしまうと本末転倒でおかしくなってしまいますので、しっかり人口の形態とかも調査しながら、あきが出ないようにお願いしたいと思っております。 (2)
企業主導型保育施設について伺います。今回、企業主導型の保育園ができてきていますけれども、その内容についてお願いします。
○議長(
大屋政善)
こども部長。
◎
こども部長(
上門はるみ) お答えいたします。
企業主導型保育事業は、平成28年度に内閣府が開始した企業向けの助成制度となっており、子ども・
子育て拠出金を負担している企業が従業員の働き方に応じた柔軟な
保育サービスを提供するために、設置する保育施設や地域の企業が共同で設置、利用する保育施設が助成対象で、助成申請の窓口は
公益財団法人児童育成協会となっております。政府は
待機児童解消加速化プランに基づき、平成29年度末までに7万人の受け皿を
企業主導型保育事業で確保する方針でありましたが、平成30年3月31日時点で
整備予定定員数5万9,703人、2,597施設に助成決定となっており、平成30年度は
新規募集定員枠が2万人程度となっております。
企業主導型保育事業における利用者の形態は、従業員枠と地域枠があります。従業員枠については、
事業実施企業等で
就労証明書などにより、保育の必要性が確認できれば利用できることになりますが、市町村の保育施設と
併願申し込みをする際は、市町村において
保育支給認定が必要となります。一方、地域枠については、就労証明などによる保育の必要性が確認できる、または市町村で
保育支給認定を受けた保護者の児童が利用可能となっております。また
企業主導型保育事業は、
認可外保育施設の取り扱いとなっており、沖縄県へ設置届けを行うことで、事業実施が可能であるため、本市が定めるうるま市子ども・
子育て支援事業計画における保育の必要量及び確保量へは反映されておりません。さらに従業員枠のみを希望する保護者や
認可保育所を不承諾となった保護者が
企業主導型保育事業を従業員枠、または地域枠で利用した場合、
企業主導型保育事業者からの報告、または市からの確認がなければ把握できないことなどの課題もございます。しかし、
企業主導型保育事業と
認可保育所を併願して申し込む従業員は、市町村にて
保育支給認定を受ける必要があり、また地域枠を希望する保護者もほとんどが
保育支給認定を受けるものと考えられるため、市では確保すべき保育量として十分に把握可能であり、
企業主導型保育事業がふえたことにより、直ちに地域の
認可保育所や
小規模保育事業所へは影響が出づらいと考えております。それに加え、平成30年度からは
企業主導型保育事業において、地域枠を設定する場合、地域の
保育ニーズを踏まえた設定とするため、
当該市町村へ相談を行うことも申請の前提となっており、待機児童が多い市町村に地域枠の設定が求められております。以上のことから、議員から御質問のとおり、今後は
認可保育所の整備と同様に、過剰な整備とならないよう、
企業主導型保育事業利用者の状況把握や
企業主導型保育事業の
新規事業希望者に対しても、相談時に綿密なヒアリングを行ってまいります。
○議長(
大屋政善) 喜屋武 正伸議員。
◆22番(
喜屋武正伸議員) ありがとうございました。 新聞の記事が前にあったのですが、
企業主導型保育事業というのは、要するに市町村の
計画的整備とは別枠で整備可能である。設置の際や利用の際に関しては、市町村の関与を必要としないというのがあったものですから、これが乱立してしまうと当初の保育の市の計画等の整合性というか、企業もつくる、市もつくるということで、関係なしにつくれるということであったものですが、今回からはちょっと制約がかかるということで理解してよろしいでしょうか。そういうことで、しっかり精査をしながら進めていってもらいたいと思っております。 では、3点目についてですね、新規の保育園、あるいは分園、小規模が数多く計画されておりますけれども、その保育士の確保について確たるものがあっての皆さんはそこの小規模、あるいは分園、創設園の決定をしているのかどうか、伺います。
○議長(
大屋政善)
こども部長。
◎
こども部長(
上門はるみ) お答えいたします。
新規認可保育所の設置募集において、
保育士確保は重要な要件となっております。そのため応募者から申請を提出していただく際も、
施設長予定者及び保育士などの
従事予定者に関する履歴書及び
保育士資格証などを添付した上で受理しております。また申請時点において、事業実施に必要な人員が不足している場合などは、不足分の確保方策を具体的に示していただき、その確保策の実現性も含めて、
児童福祉施設等業務検討委員会にて審査し、事業採択しております。議員からの御質問にあります確約とは言えませんが、申請の前段として、一定の保育士数及び確保方策を示していただき、さらに事業決定後は事業認可に向けて、市担当者と事業者及び県担当者が
保育士確保の状況を定期的に確認しながら、事業化を図っております。そのため幸いにもこれまで新規開所した
認可保育所において、
保育士不足で定員割れが生じたケースはありませんでしたが、今後も
保育士不足が課題となる中、現在進行中の
認可保育所整備事業においても開所時期に向けて、保育士の確保状況を随時確認しながら、円滑な事業実施を目指してまいります。
○議長(
大屋政善) 喜屋武 正伸議員。
◆22番(
喜屋武正伸議員) 一番大事な点ですので、これだけの保育園、小規模、分園が計画されている中で、17園近く計画されていますけれども、箱物はつくったけれども、保育士がいなくて、子供たちの受け皿がないということがないように、しっかりと精査をして、あるいはまた指導なりをしっかりやって、これは行政に出す場合は、それなりの名前を書いて出せばいいのですが、本当にその人がいるかどうかも確認してやらないと、開園はしたものの保育士がいないで、要するに受け入れができませんという事案が出て来ていますので、特に
首都圏近郊では、東京都に集中して、人件費も高いものですから、横浜市あたりで法人の保育所が休園に追い込まれているという状況もあるのです。保育士の奪い合いとか何とかあるのですが、沖縄県でもそういうことが今後想定される、特にうるま市でも想定されます。本土のほうから
社会福祉法人2カ所大きいのが来ます。そういうことで、120人規模が2カ所ということで、保育士の確保の点でも非常に厳しくなってくるのではないかと思いますので、そういうことを勘案しながら、保育士の確保については、しっかりと精査をして、お願いしたいと思っております。この件に関しては終わります。 2番目に、幼稚園について伺います。
公立幼稚園の今後のあり方について
教育委員会としてどのように進めていくのか伺うということで、投げかけてありますけれども、これは前回も一般質問を行っていますけれども、今後の
公立幼稚園をどのようにしていきたいのか、
教育委員会としての見解をお願いいたします。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。
公立幼稚園におきましては、今年度から
赤道幼稚園において、モデル園として3歳児保育がスタートいたしました。全ての学級担任に本務職員を配置し、3、4、5歳児の
複数年保育について検証を行っているところでございます。その結果を受けて、教室の確保、
幼稚園教諭の確保等を総合的に勘案し、実施可能な地区から
複数年保育の実施を検討していきたいと考えております。同時に、
公立幼稚園の今後のあり方につきましては、現在、こども部を中心として各関係機関と協議を重ねており、就学前の教育と保育を一貫して提供する
認定こども園への移行等も視野に入れ、検討を進めているところでございます。
○議長(
大屋政善) 喜屋武 正伸議員。
◆22番(
喜屋武正伸議員) 指導部長、ありがとうございました。
赤道幼稚園で、3、4、5歳児の幼児教育をしているということで、全員が本務職員であるということでしたけれども、私はそれが理想論だと思うのです。今後は改築をして、学校の中に保育所というか、保育園というかを配置するわけです。
南原小学校みたいな感じで、学校の校舎の中の一部に配置をするということで、今後いろいろまた問題も出てくるかもしれません。3歳の子供と小学生が一緒になるわけですから、そういう意味では、しっかりと幼児教育が進められるような環境をつくってもらいたいということです。 それと
幼稚園教諭の確保の部分なのですが、今、
幼稚園教諭が非常に不足しています。不足しているというか、今の新卒の皆さんというのは、保育士の免許と
幼稚園教諭の免許をセットで持っているのがほとんどなのです。だからいないわけではなくて、私は保育園のほうに就職をしているのではないかと。公立の場合はほとんどが臨時職員です。だから臨時職員は臨時職員で、しょせん臨時職員なので、採用試験がない限りは本務職員になれないということで、あちこち多くの、沖縄市も含めて、
認可保育園、あるいはそういう類の保育園が多々できているものですから、そこのほうが処遇がいいということで、そこに流れているのではないかと。幼稚園の子供の数もかなり減ってきています。2クラスあったのが1クラスになっているとか、やはりそれは公の幼稚園がそういう役割を果たしていないという部分での結果が今、出てきているのではないかと、父母も賢くなっているわけです。そういう意味では、しっかりとしたモデル的な園を、
赤道幼稚園なら幼稚園でつくって、法人を含めて、研究授業をやるとか、公が主導して幼児教育を進めていくという部分にリセットして、もうちょっと考え直して、充実した幼稚園の教育環境を整えてもらいたいということをお願いいたします。これについても終わります。 (2)
高江洲幼稚園の整備と教諭についてということでありますけれども、現在、
高江洲幼稚園は2クラスあるのですけれども、1クラスは担任がいません。教頭が今かわりに見ているようですけれども、その件についてお伺いいたします。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。
高江洲幼稚園は5歳児クラスが2クラスあり、そのうち担任教諭が1人産休となっております。4月当初から
産休代替職員を募集しておりますが、未配置の状況が続いており、現在、
幼稚園教頭が担任を兼務し、対応しているところでございます。
幼稚園教諭の募集につきましては、ハローワークやうるま市のホームページ、広報うるま、県内外の大学や
専門学校等への案内、また幼稚園、小・中学校の研修会などにおいて、資格を有する方々への周知の依頼を行うなど、人的なつながりを生かした人材の確保にも努めております。しかしながら、県内を初め、全国的にも
幼稚園教諭等のニーズが高いため、なかなか応募もなく、人材確保が厳しい状況となっております。今後、
賃金アップ等の処遇改善について、本務職員や臨時職員の皆さんが安心して働けるよう関係部署と積極的に検討していきたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 喜屋武 正伸議員。
◆22番(
喜屋武正伸議員) 学級の担任がいないということは、大いに問題だと私は思うのです。入園式の中で、園長、校長は1組は何々先生、2組はまだ決まっていませんので、しばらく我慢してくださいと。その間、教頭が面倒を見ますということを言ったそうですけれども、教頭はそんなに暇ではないと思うのです。幼稚園の教頭というのは。だから担任に入ることによって、自分の仕事がそれだけできなくなりますので、残業をしてでもやらないといけないという状況、それと現場の教頭の気持ち、職員が決まらない。臨時職員も決まらない。毎年広報には80人の幼稚園の募集が出てきます。学級担任9,500円とか、毎年こういうストレスを抱えながら
幼稚園教育を進めていく現場の皆さんの気持ちを考えると、時間がどうのこうのとか、働き方改革がどうのこうのというよりも、このストレスのほうがはるかに厳しいのかなと思っているわけです。いろんな構想を持って、こういう幼児教育をしていきたいと、そういうふうに夢を持って臨んだのだけれども、肝心な教員がいないとなると、これはもう手も足も出ないわけです。だからそういうことをしっかりと行政は配置をしてもらいたい。今、産休で休んでいるということで、園長は早目に臨時職員の確保をお願いしたいということで申し上げたら、要請書を出しなさいということがあったらしいのですが、これはもってのほかです。これは
教育委員会がちゃんと配置すべきであって、とにかく早めに対応してもらわないと、父母の中から不満が出ているのです。私はそういうつもりで幼稚園に入れたわけではないという声もありますので、ぜひ早急な対応をお願いしたいと思います。その件に関しても御見解をよろしくお願いします。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 幼児教育は生涯にわたる人格形成の基礎を培うものであり、将来のうるま市の人材育成の視点からも極めて重要であると認識しております。このような幼児教育を支える人材の確保につきましては、臨時職員の
賃金引き上げ等の処遇改善を図るなど、関係部署と積極的に検討し、早急に対応してまいりたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 喜屋武 正伸議員。
◆22番(
喜屋武正伸議員) ありがとうございます。 臨時職員の賃金の云々の話もありましたけれども、私はそれは厳しいのかなと思うのです。教育長にもお願いしたいのですが、早目に
認定こども園なりに移行しないと、予算があるわけです。予算という枠が。その中でこれだけの人数を抱えていると、どうしても臨時職員でしか対応できないと。枠配分というのがあって、本務職員は何人ですということであるのですが、きのうの答弁の中でも教育部長でしたか、総務部長でしたか、職員定数の問題ということで、これ以上は採用できないわけです。簡単には100人とか採用できないわけです。せいぜい若干名ぐらいしかできないものですから、臨時職員でいるということは、本務職員になりたいために一生懸命勉強してやるのだけれども、本務職員の採用試験がなければ、夢も希望もないわけです。だからおそらく保育園に移動しているのではないかということが考えられるわけです。やはりそこで臨時職員をするということは、夢を持って、将来は市の幼稚園の先生になりたいということで、一生懸命頑張っている皆さんだと思うのですけれども、採用がなければ、やはり年齢的な制限もありますし、いつまでも臨時職員で過ごすわけにはいかないということでちょっと心配になって、今の保育園の状況からしても保育所が足りないわけですから、そこに言葉は悪いけれども、逃げているのではないかということが考えられますので、予算がしっかり確保できるようなシステムを構築していかないと、いつまでもこういう状況が続くと思うのです。だから子供はいつまでも幼稚園生ではありませんので、5年たてば5年生になります。10年たてば中学生になっている。必要なくなる。今いる子供たちにそういう恩恵を受けさせるためにも早急な改善をお願いしたいと。これは提言として受け取ってください。この件はこれで終わります。
あと高江洲幼稚園の園庭の整備についてちょっと質問を投げかけてありますけれども、現在2年たっていますけれども、芝生と遊具と小さい木が2本しか立っていません。そういうことについて、今後の計画があるかどうか、お伺いをいたします。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治)
高江洲幼稚園の整備についてお答えをいたします。
高江洲幼稚園の園舎整備の際に、園庭に芝を張っておりますが、園庭の面積等の関係で樹木の植栽が少ない状況となっております。そのため夏場の晴天の際に、屋外で園児が活動する場合には、木陰が少ないこともあり、厳しい面もあるかと感じているところでございます。今後は学校側の意向も確認しながら、他の学校から撤去予定の樹木が出た場合など、その樹木を活用して木陰をつくることも検討していきたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 喜屋武 正伸議員。
◆22番(
喜屋武正伸議員) 樹木は苗から樹木になるまで、大木になるまで何十年とかかるのです。この前、小学校の改築のとき、幼稚園もそうですけれども、多くの70年あるいはその規模のクロキとか、松とか、全部処分しました。モモタマナの木、幼稚園の木に至ってはセンダンの木もありました。ガジュマル、モモタマナ、いわゆる費用対効果の面でつぶしたほうが早いと。新しい小さい木を植えたほうが費用対効果の面ではいいということだったのですけれども、幼稚園に至っては、やはりそういう自然の中での教育ということで、セミもいない、トンボもいない、何もいないということで、そういう中で、どのように幼児教育をするのですかと。毎日園舎の中で、クーラーの中で遊ぶのですかということになるわけです。暑いものだから外にも出ない。せいぜい砂場に日除けがあるものですから、そこしか遊ぶところがないものですから、やはり自然環境というのは早目にできるような、先ほど言った大木をどこかの幼稚園、あるいは学校から出るのであれば、そこにグリーンバンクみたいな感じでおいて、それを持ってきて植えて、すぐセミが来るような環境をつくるとかをやってもらわないと、時間がかかればかかるほど、そういう自然の中での恩恵がこの子たちにはないわけです。教育新聞の中に、石垣市立いのだ幼稚園の件が出ていました。自然豊かな学校だということで、ソニー幼児教育支援プログラム、優秀園審査委員特別賞をもらっていますけれども、我那覇隆先生、彼は上平良川の出身なのです。お母さんは我那覇美代子先生、私の恩師なのですが、すばらしい教育をしているのです。セミは逃げるときにはおしっこをかけますね、部長はわかりますか。あのしっこは目に入っても痛くないのです。私は初めて知りました。これは幼稚園生がやっているのです。においがしない。べたべたしない。黒いアリがいますけれども、黒いアリは逃げるときにしっこをかける。あれは目に入ったら痛いのです。だからそういう研究まで幼稚園生がやっているわけです。セミは卵を産んでからセミになるまでに五、六年かかります。あと五、六年待たないといけないです。木もないものですからどうしましょうか。だから早目にセミが住むところ、あるいはビオトープをつくるとか、環境を人工的でもいいからつくらないと、今いる子供たちは恐らくそういう体験をしないで、小学校に上がっていくわけでしょう。小学校も木がない。新築して非常に環境がよくなったのですが、大木がないものですからセミもいないということで、そういうふうな連携が必要なものですから、公立なものですから、バスに乗ってどこかに行きましょうと、県総合運動公園に行きましょう、喜屋武マーブ公園に行きましょうとも言えないものですから、民間だったらそれにもすぐぱっと対応できるのですが、なかなかまた行動が起こせない状況もあるので、早目の虫取りを持った、もちろん保育園もそうですけれども、今もうセミの時期になっていますから、虫かごを持って、朝からずっと駆けずり回っています。そういう環境を早目につくってもらいたいということで、この件についても終わります。 3番目の教育行政の中で、高江洲小学校の学校用地の件についてなのですが、これは平成18年からずっと言っているのですけれども、小学校の体育館の前の道路の奥のほうに、三角形の学校用地があるのです。これは前門教育長のころからずっと言っています。これは学校用地ですので、早目に取得してくださいと。今まで何ら進展していません。向こうは道路幅が狭いものですから、拡張もできない。そういうことで今、幼稚園の送迎の場合に非常に危険な状況にあります。当時の担当課から学校をつくるときに、一緒に整備しますということで話を聞いたのですけれども、されていません。その状況について御案内をお願いします。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治)
高江洲幼稚園、小学校の学校用地についてお答えいたします。 当該敷地は分筆はされておりませんが、学校用地の一部であり、集落内道路整備の残地となっているところでございます。学校からは駐車場としての有効活用の要望もございますので、隣接の地権者や関係部署とも調整しながら、整備について検討させていただきたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 喜屋武 正伸議員。
◆22番(
喜屋武正伸議員) 早目に整備してください。というのは、今、幼稚園の道が狭いものだから、道路でおろして、前までは父母が一緒に幼稚園のほうに登園をしていたのですけれども、今、職員の駐車場であるピロティーに幼稚園の父母がどんどん入ってきています。そうすると職員も入ってきます。やはり小さい子ですので、車でおろして、自分で幼稚園に行くものですから、事故が起こりかねない。校長にも何でそこに入れるのですか、責任を問われますよと言ったのですけれども。狭いものですからと。あの狭隘の中でどうしても子供の安全を考えると、中に入れざるを得ないという話をしていましたけれども、あれだけのスペースがあれば、向こうに車をとめて、ゆっくり入れるわけです。だからまずは園児の交通安全上の問題から、早急に取り組んでもらいたい。これは学校用地ということでありますので、学校用地をつくるときに、私は4人の地主さんの協力を得て、土地を売ってくれということで交渉したのです。自分の土地は人に貸してから、よその土地を買うのですかという話なのです。だから危険が伴いますので、早目に向こうを整備してもらえれば、もちろん幼稚園の職員の駐車場でもいいですし、あるいは父母の乗り降りの待機場でもいいですし、向こうが完成すれば道路幅も広くなりますので、安全面で非常に有効だと思いますので、早急な対策をお願いします。これについても終わります。 次4番目、道路行政について。市道の整備計画について伺います。これは前原地内にある市道の整備なのですが、長い間ずっと整備されていない箇所があります。その件について見解をお願いします。
○議長(
大屋政善) 休憩します。 休 憩(10時43分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(10時44分)
○議長(
大屋政善) 再開します。
都市建設部参事。
◎
都市建設部参事(目取真康史) お答えいたします。 御質問いただきました市道江洲前原線は、市道安志門線を起点、県道33号線を終点とする延長約2.9キロメートルの1級幹線であり、道路の幅員は大部分が4メートルから5メートルございますが、一部に狭隘箇所や草木の繁茂により、車の対面通行が困難な区間も見受けられます。近年、当該道路沿いに住宅やアパートの建設が進み、通過交通量の増加が見込まれる状況は認識しておりますが、各地域からも同様な理由で多くの道路整備要請が出ている状況にあり、地域からの要請が提出された場合には、他の要請と同様、緊急性や優先度など、総合的に勘案し、検討する必要があるものと考えておりますので、御理解をお願いいたします。なお、草木の繁茂による危険箇所につきましては、沿道の除草作業により対応したいと考えております。
○議長(
大屋政善) 喜屋武 正伸議員。
◆22番(
喜屋武正伸議員)
都市建設部参事、ありがとうございました。 ほかにもいっぱいあるようですけれども、ここを優先してください。平成31年度に大きな本土のほうの
社会福祉法人の保育園が計画されています。道も非常に狭隘なのですけれども、排水溝にふたがないのです。昔のやり方、コンクリートでつくってある状態で、草が繁茂しているものですから、排水溝なのか何かわからなくて、脱輪、車が落ちる事故が多いのです。だからそこに保育園ができると、ごった返すわけです。職員、あるいは送迎の父母の車120人規模となると相当な数が入ってきますので、当然、安志門線は上から下ってきますし、周辺はアパートなので、アパートの駐車場に車をとめたりとか、そうするとトラブルが起こるわけです。そういう面でも交通安全上の観点から、できるだけ早目に整備をお願いしたいと思っております。 続きまして、高江洲の市道志林川高江洲線の件ですが、排水溝が整備されていない箇所が40メートルぐらいにわたってあります。これは50年近く前に設置されたもので、土圧でU字溝がぺちゃんこに潰れているのです。上流と下流は整備されているのですが、その部分だけが整備がおくれていまして、非常に支障を来していますので、その点について計画があるかどうか、お伺いをいたします。
○議長(
大屋政善)
都市建設部参事。
◎
都市建設部参事(目取真康史) お答えいたします。 御質問の箇所につきましては、道路側溝が車両過重や土圧により破損していることから、道路側溝の改修を計画しており、今年度中の実施を予定しております。
○議長(
大屋政善) 喜屋武 正伸議員。
◆22番(
喜屋武正伸議員) よろしくお願いします。これぐらい速攻で改善されたら本当に気持ちがいいです、よろしくお願いします。 最後に、市民農園について伺います。現在、市民農園がうるま市具志川地域のほうにあると思うのですが、その面積、何区画なのか、それと使用期間、募集方法をどのようにやっているのかをお伺いいたします。
○議長(
大屋政善) 経済部長。
◎経済部長(佐久川篤) お答えいたします。 市民農園については、うるま市民ふれあい農園要網に基づき、市民の余暇の善用と農作業等を通して、自然と触れ合う機会を提供し、ゆとりのある市民生活に寄与することを目的に、うるま市兼箇段地内に1カ所設置しております。農園面積は3,759平方メートル、1区画おおむね20平方メートルで、76区画の配置となっております。使用期間は2年で、
継続使用も可能となっております。現在の使用状況は、全区画が使用されております。募集につきましては、使用状況に応じて、適宜、広報紙、ホームページ等で希望者を募っております。
○議長(
大屋政善) 喜屋武 正伸議員。
◆22番(
喜屋武正伸議員) 経済部長、これは使用料をもらっていませんよね。予算が10万7,000円もらって、水道料が3万6,000円、手数料が2万1,000円、工事用資材が5万円、これは何の工事をするのかわかりませんけれども、この前、見てきたら何十年も同じ人が使っているような感じがするのです。だから募集がどう行われたのかもわからない。ホームページでお知らせをしているという話なのですが、恐らくそこを耕している皆さんというのは老人の方が、定年の方々が多いと思うのです。ホームページは見ているかどうかわかりませんよ。だから広報なりで募集をかけないと。2年ごとに交代してください。いっぱいやる人はいるかもしれませんよ。あとはうるマルシェとの話を出しましたけれども、私はその作物をうるマルシェで売ってくれとは言っていない。ちょっと勘違いしているところがありますけれども、そこの農園でできた作物、いわゆるゴーヤースーブ、ジャガイモスーブ、ヤマイモスーブです。素人でもこれぐらいできますということを展示して、集客の手段としてできないかという話なのです。この方々に販売の場所を提供してくれではないのです。また販売できるほどのものでもないのです、プロがつくるのとは違って。でもやはりプロに近づけるような努力はすると思いますので、ぜひ、うるマルシェで展示会ではないけれども、品評会みたいな感じでやれば、そこに集客をして盛り上げる。ひょっとしたらそこからまた新規就農者が出てくれば、もっといいのではないかと。今、応募者が少なくて、何か中城村あたりまで募集をかけているという話も聞こえますけれども、市農業を推進するためには、やはり若い者が農業に興味を持たなければ意味がないのです。失礼ながら定年退職してもいいのですけれども、やはり40代、50代が一生懸命農業に興味を持ってやってみたいということであれば、もっと発展してくると思いますので、担当課長には日本経済新聞のこれは時流地流というコラムがあるのですけれども、これは静岡県伊東市の市民農園の話がありますけれども、2.7ヘクタール、莫大な規模なのですが、そこは首都圏からIターンしてきて、そこでまたやっている方もいて、新規就農者が出ているのです。小さいアタイグヮーと、また将来の担い手のための部分も含めて、今、一生懸命頑張っているそうです。農業に非常に興味を持って、それから農業でもしてみようかと。いわゆる飯が食える農業です。そういうことに発展してきているということで、いい事例だということで、そこら辺まではいかないかもしれませんけれども、できるだけ勝連、与那城、石川も含めて、競争させて、そこでまた品評会をして、張り合いを持たすようなことをうるマルシェとともに、コラボしながらやってほしいという要望ですので、これは後でまた検討してもらいたいと思っております。それと市民農園の管理のために職員が出ていって草刈り作業をしているという話がありましたけれども、これは本当ですか。
○議長(
大屋政善) 経済部長。
◎経済部長(佐久川篤) うるま市民農園の管理及び使用方法については、要綱に基づいて、うるま市民ふれあい農園使用心得というのを定めております。市民ふれあい農園の使用者と管理者が互いに協力して、農園の環境を守り、快適な施設として運営するため、市民農園区域内の共益部分の共同作業への参加を初め、農園の環境保全に努めていることなど、遵守規定のもとに管理しているということで、使用者と管理者である我々のほうと共同でやっているということでございます。
○議長(
大屋政善) 喜屋武 正伸議員。
◆22番(
喜屋武正伸議員) 私はナンセンスだと思います。ただで貸して、水道代も出してあげて、草刈りもやってあげるのですか。そういう余裕があるのだったら、私は役所の周辺の草刈りをしてほしいです。これは余りにも過ぎますよ。皆さんで組織をして、管理させるのが当然であって、無料で、無料でとは今ないですよ。我々も今、区民農園をやっているのです。年間1,500円ずつもらっている。水道もつけてあげているのだけれども、そうしないと全然ありがたみがない。全国で使用されているというのだけれども、何箇所かモーになっているところも、モーとはわかりますか。草刈りをされていない。これを逃げ口上でユクラシェーというのです。ハルユクラシェーと。草を刈るのが難儀だから。そういうことで面積もちょっと小さいので、連作障害の心配もあるのです。連作障害とはわかりますか。もうちょっと面積を大きくしたほうがいいのかと考えます。 急ぎ足になりましたけれども、
教育委員会教育長、今回就任おめでとうございます。今後の教育行政は非常に大変な時期に差しかかっています、いろんな意味で。きのう事件がありました。警察官が拳銃をとられて、警備員が撃たれて亡くなったと。あれは警備員がいなかったら恐らく小学校の生徒に向かっていたのかなと。拳銃をとって学校へ向かったということは、たまたまそこが工事中で警備員がいたので、その人を撃ったということになっていますけれども、恐らくその人がいなかったら教室に乗り込んでいって、大変な惨事が予想されるわけです。池田小学校の事件を思い出して、学校の保安体制、幼稚園の保安体制、本当に大丈夫ですかと。刃物ならいざ知らず、拳銃を持って入ってこられたら、これはどうしましょうという話なのですが、これはあしたにでも起こり得ることなのです。対岸の火事ではない。だから本当に現場の状況を確認しながら、緊急事態に対しての対応を進めてもらいたいと思っております。 きのう金城加奈栄議員からも話がありましたけれども、教職員の出勤の云々ということで、タイムカードですか、押印からそれにかえているのですけれども、教員もそうです、働き方改革。忙しいと、これを一生懸命言っているのだけれども、忙しくない人も中にはいるわけです。部活動をやっていて楽しくてしょうがないという教員もいるのです。だから早目に行って練習をさせてから、その時間になったらタイムカードを押して云々という人もいるわけです。千差万別なので、大方忙しいということで、改革をするのだけれども、この究極の目的というのは余裕をもって仕事をしてもらって、最後は笑顔で子供たちに接してほしいという余裕を与えてくれませんかというのが究極の目的であって、休ませ、休ませと、忙しいから休めではなくて、忙しいから子供たちと向き合う時間がない。ほとんど今、子供と接する時間はないですよね、学校現場を見てみても。だから昔みたいに話もできる時間が、ワラバーターと遊ぶ時間が確保できることが究極の目的であって、休ますことが目的ではないと思うのです。そこら辺をはき違えないように進めていかないと。そういうことで終わります。
○議長(
大屋政善) 暫時休憩します。 休 憩(10時57分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(11時11分)
○議長(
大屋政善) 再開します。 次の質問者、幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) 議長、済みませんが、休憩をお願いします。
○議長(
大屋政善) 休憩します。 休 憩(11時12分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(11時12分)
○議長(大屋政善) 再開します。 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) 皆さん、おはようございます。本日は4点の質問をしておりますので、じっくりじっくり行いますので、よろしくお願いします。 まず女性消防吏員の採用方針について質問いたします。女性の活躍推進は、国の成長戦略の重要な柱でございますが、消防組織におきましては、警察官や自衛隊、海上保安庁より女性吏員は低い水準にあると言われております。そこでお聞きいたしますが、女性消防吏員を採用する意義とメリットについて伺います。
○議長(大屋政善) 消防長。
◎消防長(諸見里朝弘) お答えいたします。 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律、いわゆる女性活躍推進法は、平成28年4月1日に施行され、平成37年度末までの時限立法であることは、議員御承知のとおりで、本市といたしましても、当該法律に従い、消防組織に女性消防吏員を一定数ふやし、女性が参画、活躍することで、子供や高齢者、災害時の要支援者など、多様な住民への対応力が向上することが期待されると考えております。また救急活動におきましても、女性傷病者への対応などで安心感を与え、当該活動が抵抗感なく受け入れてもらえるなど、多様な視点で物事を捉える組織風土が醸成されることは、組織の活性化や消防職員の士気の向上が図られるなどのメリットがあると考えております。
○議長(大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) ありがとうございます。 大きなメリットがあるという御答弁です。では再質問をさせてください。那覇市や浦添市、その他の市町村では女性消防吏員の採用がございますが、うるま市におきましては、ここ数年、女性消防吏員が採用されていない要因について伺います。
○議長(大屋政善) 消防長。
◎消防長(諸見里朝弘) お答えいたします。 本市の消防吏員の受験資格に性別の区分はございませんので、女性の応募を妨げることはございません。議員も御承知のとおり、本市の職員採用試験におきましては、競争試験が原則でございますので、採用されなかった要因といたしましては、本市が求める当該年度の採用人員の枠の成績に達しなかったものと思慮します。なお、消防職は一般行政職と異なり、災害現場活動等職務に必要な能力を判定するための体力試験もございます。当該試験は、男女間に基本的な体力差があることを考慮した内容でございまして、地方公務員法の平等取り扱いの原則や男女雇用機会均等法の基本理念から逸脱するものではございません。参考までに消防本部におきまして、女性消防吏員を受け入れる施設を整備した平成23年度から昨年度までの7年間における市職員採用試験、消防職受験者の性別を見ますと、男女受験者に対する女性受験者の割合は、平均して3.1%となっており、その間の合格者は現在までに1人でございます。
○議長(大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) ありがとうございます。 残念ながら女性の受験者は3.1%ですか、本当に少ないと思います。今後しっかりと募集の啓蒙等もして、女性受験者をふやしてほしいと思います。 再質問を続けます。女性消防吏員を採用するためには、女性施設の確保や女性専用施設が必要となりますが、本市においては、女性消防吏員の受け入れ体制の設備の状況についてどうなっていますか。
○議長(大屋政善) 消防長。
◎消防長(諸見里朝弘) お答えいたします。 現在、具志川消防署に交代勤務者の女性専用の個室が1室ございまして、専用のシャワー、トイレのほか、洗濯機を配置した部屋となっております。同じく現在工事中の与勝消防署の庁舎におきましても、女性消防吏員の配置ができるよう専用の個室を設置いたします。
○議長(大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) 続けます。その中で、今、具志川消防署と与勝消防署は整備されつつあります。石川消防署にはないということですので、今後、改修して、配属の準備をお願いしたいと思います。 次に、国の消防庁では2026年、いえば平成38年4月までに女性消防吏員の割合を5%引き上げる目標を定めております。本市の女性消防吏員採用方針と数値目標についてお聞きいたします。
○議長(大屋政善) 消防長。
◎消防長(諸見里朝弘) お答えいたします。 本市における現在の女性消防吏員は1人で、その割合は1%未満となっております。今後の目標といたしましては、平成38年度当初までに消防吏員を目標の157人とした場合、9人の女性消防吏員の配置を考えております。その割合は約5.7%でございます。女性の活躍を推進することは、国の成長戦略の重要な柱とされていることから、消防組織におきましても、例外なく受け入れの用意が必要と考えております。今後につきましては、多くの女性が職業選択の一つとして、本市の消防職を目指していただけるよう、その環境づくりを初め、広報活動にも努めてまいりたいと考えております。
○議長(大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) よくわかりました。平成38年度までにぜひ9人以上の女性消防吏員を採用していただきたいと思います。 次の質問に入ります。消防職員定数条例について質問させてください。消防職員の定数は、職員定数条例によりますと、130人と定められておりますが、これまで消防職員を職員定数条例に基づいて採用されなかった理由について伺います。
○議長(大屋政善) 消防長。
◎消防長(諸見里朝弘) お答えいたします。 議員も御承知のとおり、これまでうるま市定員適正化計画に基づき、合併当初の130人体制から削減し、昨年度までは119人体制としてきたところでございます。なお、本年度につきましては2人増員し、121人といたしております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) わかりました。消防長、御承知のとおり、消防職員は専門職でございますので、万一の災害、救急に備えた人員の確保はしなければならないと私は思っております。そのために議会は皆さんの職員定数条例を承認しておりますので、私は消防長はこの職員定数条例に沿って人員を配置する責務があると思っておりますので、今後よくよく検討をなされてください。 再質問をいたします。消防職員の適正基準については、消防力の整備指針第1条第2項によると、「市町村はこの指針に定める施設及び人員を目標として、必要な施設及び人員を整備するものとする」と定めてございます。本市の消防職員定数条例は、国が定めた人員に係る整備指針と比較した場合、どのような現状になっておりますか、お答えください。
○議長(
大屋政善) 消防長。
◎消防長(諸見里朝弘) お答えいたします。 本市の消防職員定数条例は130人でございます。また総務省消防庁が定める消防力の整備指針の算定数は、本市に必要とされる消防職員数は197人となっており、算定数に対する比率は約66%でございます。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) 今、消防力の整備指針では197人と数値が出ております。私はこの消防長の御答弁は、今のうるま市の状況を考えた場合、これは正当な人員と思っておりますので、ぜひ努力をしてほしいと思います。 再質問をいたします。うるま市には与那城、具志川、石川におきまして、屋外貯蔵タンクが設置されております。本市は県内一の石油コンビナート施設を抱えているものと私は思っております。他の市町村と大きく違う特性を持っております。また災害が発生した場合、石油コンビナート等災害防止法が即適用される要素を抱えた特別防災地域でもあると思います。また市内には米軍基地や自衛隊基地を含めて11カ所ございます。さらには地理的にうるま市は低地帯地域を擁しており、基地災害や自然災害に対する備えに対処しなければならない市でございます。そのため国が定めた消防力の整備指針を確実に推進し、実現するためには、私は現在の職員定数条例を改正し、消防職員の増員を図る必要があると思っております。よって指針に基づく消防職員定数条例を改正することについてお答えください。
○議長(
大屋政善) 消防長。
◎消防長(諸見里朝弘) お答えいたします。 現段階におきましては、条例定数の130人を早期に確保することが先決であると考えておりますが、議員から御提言の消防職員数を増員する職員定数条例の改正につきましても、あわせて行政改革推進本部との協議に努めてまいります。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) しっかりと行政改革推進本部と協議をなされていただきたいと思います。 それでは最後に、本市の安全・安心なまちをつくるため、私は早期の消防力の人員を強化する必要があると考えておりますので、それで消防職員定数条例の改正時期についても早目にやるべきだと思っておりますが、どのように考えておりますか、お願いします。
○議長(
大屋政善) 消防長。
◎消防長(諸見里朝弘) お答えいたします。 消防職員定数につきましては、うるま市職員定数条例第2条第8号で、130人と規定されております。当該条例の改正時期につきましては、第2次うるま市定員適正化計画との整合性を図りながら、議論が進められるものと考えていることから、当該条例の具体的な改正時期につきましては、現段階においては未定と思慮するところでございますが、可能な限り、早期に定数増とした改正ができるよう、関係各部との調整に努めてまいりたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) お願いいたします。先日、大阪府で震度6弱の地震が発生して、大きな被害が起きております。大災害や大事故はいつ発生するかわかりません。そのため市民の生命、財産を守るため、職員増の条例改正を私は早期に検討して、そして早期に議会に提案してほしいと思っております。消防長よろしくお願いします。これをもちまして、消防の件については終わりたいと思います。 次に、自治会加入促進について質問をさせてください。行政と市民をつなぐ補助機関が自治会でございます。この関係は戦前戦後から日本の伝統でございます。しかし、社会的構造の変化により、近年はその傾向が希薄となり、自治会加入が減少しておりますが、自治会運営及び行政に与える影響等について伺います。
○議長(
大屋政善) 市民部長。
◎市民部長(当間重俊) お答えいたします。 本市には63の自治会が組織され、それぞれの代表者である自治会長との事務委託契約のもと、市広報紙などの配布を初めとする地域防災や高齢者の見守り、子供の安全対策など、住みよいまちづくりの中心的な役割として、重要な行政事務の一部を担っていただいております。議員から御指摘のとおり、自治会加入者世帯の減少に伴い、これらの行政事務委託の役割、効果の低下は区費徴収など、自治会の維持運営の根幹にかかわる大きな問題であり、将来的には自治会活動の低下、それに伴う地域の防災力、防犯力の低下などにつながりかねないものと認識しております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) 市民部長の御答弁に同感でございます。 再質問をいたします。では他の市町村では自治会加入の促進を図るため、さまざまな施策、活動を展開しておりますが、自治会加入促進のため、これまで本市が行ってまいりました支援事業についてお答えください。
○議長(
大屋政善) 市民部長。
◎市民部長(当間重俊) お答えいたします。 自治会加入促進につきましては、これまでも市ホームページや広報紙などを通し、自治会活動などを御案内してきましたが、昨年から広報活動の一層の強化に取り組んでおり、広報うるま9月号に4ページにわたり自治会加入促進についての掲載をいたしました。内容につきましては、地域の交流活動のほか、地域に伝わる伝統芸能の継承、地域の環境美化、子供会活動や学習支援などの高齢者・子育て支援、市の広報紙や各種お知らせの配布など、自治会の役割について掲載し、地域コミュニティーの重要性を周知したところです。また自治会長連絡協議会との意見交換会を踏まえ、昨年から全自治会の紹介を行うホームページの作成や加入促進ののぼりの作成、配布に取り組んだところでございます。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) よく頑張っております。ありがとうございます。 では再質問を続けます。自治会加入の減少は、本市だけの問題ではございません。全国的な課題となっております。この課題解消を図るため、既に他県の市町村では地域コミュニティ活性化推進条例や自治会加入促進条例が制定されております。うるま市は協働のまちづくり、地域コミュニティーづくりをより推進し、市民と自治会及び関係団体と連携を図るため、私はうるま市自治会加入促進条例を制定する必要があると考えております。それについてお答えをお願いします。
○議長(
大屋政善) 市民部長。
◎市民部長(当間重俊) お答えします。 議員から御提言の地域コミュニティ活性化推進条例につきましては、行政当局や事業者の責務並びに地域住民の役割を明らかにし、地域コミュニティーの活性化の推進に関する施策を定め、総合的かつ計画的に推進する趣旨で策定されているものと理解しており、本市としても大いに参考にすべき点が多いものと考えております。なお、同条例の制定につきましては、自治会長連絡協議会の意見なども踏まえ、検討させていただきたいと思います。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) ぜひ県内で初の自治会加入促進条例を制定していただきたいと思います。よくよく御検討ください。お願いします。 次に進みます。自治会未加入者についての質問をいたします。自治会に加入しない世帯の状況及び加入しない主な理由について伺います。
○議長(
大屋政善) 市民部長。
◎市民部長(当間重俊) お答えいたします。 第三次うるま市地域福祉計画で行った市民意識調査では、20代、30代の自治会加入率が20%前後と極端に低く、また賃貸のアパート、マンション住まいの世帯では、同じく20%を割り込んでいる状況から、自治会に加入していない主な世帯としては20代から30代で、アパートなどの賃貸住宅に居住している世帯が多いものと推察しております。なお、同調査では自治会に加入していない主な理由として、時間的な自由がない。会費など出費がかかる。必要性を感じない。関心がない。加入の勧誘がないといった点などが挙げられており、これらの結果から生活様式や個人の価値観の多様化、地域とのかかわりに消極的、もしくは地域にかかわる余裕を持てない人などがふえているものと考えております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) 再質問をいたします。 自治会未加入者に対する行政発行の広報うるま、うるま市議会だより、その他チラシ、パンフレット等は全世帯に配布されていますか、その配布状況について伺います。
○議長(
大屋政善) 市民部長。
◎市民部長(当間重俊) お答えいたします。 市広報紙や各種広報につきましては、市との事務委託契約に基づき、基本的には各自治会を通して、市内の各世帯に配布することとされており、ほぼそのとおりに配布されているものと考えておりますが賃貸住宅などに新たに引っ越してきた世帯などの場合、未配布になっている場合もございます。そのようなケースにつきましては、未配布世帯より市に連絡、相談があり次第、直ちに当該区域の自治会に配布するよう指導しているところでございます。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) よくわかりました。自治会長の皆さんはしっかりと職務に精励されております。安心いたしました。御苦労様です。 次に再質問をもう1点させてください。全国的に集合住宅やアパートなどの世帯において、自治会未加入の比率が高くなっております。そのため未加入者の方々は自治会会費の納入をしないため、自治会の運営費、自治会の財政は平安座自治会、平敷屋自治会を除いて厳しい状況下にあると思います。その解決方法について所見を伺います。
○議長(
大屋政善) 市民部長。
◎市民部長(当間重俊) お答えします。 本市を含む都市化が進む自治体におきましては、アパート住まいの若者世代の増加に伴う自治会加入世帯の減少は、個々人の生活様式や価値観の変化によるところが多く、自治会加入促進についても非常に厳しい課題であると認識しており、本市としましても多少なりとも改善できればと考えております。今後、アパート住まいを中心とした未加入世帯に対し、まずは各自治会の自主的な取り組みを促すとともに、現在、支援策の一環として取り組んでいる自治会のPR活動の強化に加え、県内他市で取り組む不動産事業者との連携による自治会加入促進等の事例なども踏まえ、本市としてできることを進めてまいりたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) ありがとうございます。 新政クラブはこの件で政務調査に行ってまいります。また行う予定です。私たちも提案できる資料がございましたら、提案したいと思っております。課題解消に向けた取り組みを一緒に検討していきたいと思いますので、市民部長、よろしくお願いします。これでこの質問は終わりたいと思います。 次に、うるま市地域交流センターについて質問いたします。うるま市地域交流センター内にある舞台施設の設置目的、事業額、稼働状況及びこれまでの使用料についてお答えください。
○議長(
大屋政善)
都市建設部参事。
◎
都市建設部参事(目取真康史) お答えいたします。 うるま市地域交流センターは安慶名土地区画整理事業における商業拠点地区の整備に伴い、健康長寿と市民交流のまちづくりによる中心市街地の活性化の中核的施設として建設されており、御質問の交流広場は健康交流をテーマにした健康づくり、文化、芸能、趣味等のイベントや集会等の展開の場として併設したものであります。交流広場の事業費は1億3,100万円となっており、稼働状況として、直近3年間の使用件数及び利用者数は平成27年度39件2,599人、平成28年度31件1,929人、平成29年度24件2,192人となっております。次に、交流広場の使用料についてですが、1時間当たりの使用料として、市民が使用する場合は500円、市民以外は1,000円、商業目的の場合は市民1,000円、市民以外2,000円となっており、直近3年間の実績は、平成27年度9万1,425円、平成28年度8万4,700円、平成29年度10万8,400円となっております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員)
都市建設部参事、詳細なる御答弁ありがとうございます。 御答弁にありましたとおり、私はこの地域交流センターは現在まで計画どおり生かされていない、稼働されていない、さらには商業地域の皆さんや、さらには地域の方々に理解されていないと思って、この質問を取り上げております。それではこの施設の一部を駐車場、または屋台村及び朝市等の用途に変更して、使用料を徴収することについて伺いたいと思います。
○議長(
大屋政善)
都市建設部参事。
◎
都市建設部参事(目取真康史) お答えいたします。 当該施設は、安慶名土地区画整理事業に伴い、まちづくり交付金交付対象事業として、平成22年度に整備が完了しており、補助対象財産に該当いたします。補助対象財産の用途変更につきましては、補助金等適正化法における財産処分として取り扱うこととなり、国庫補助金相当額の国庫納付及び使用により生ずる収益等に関して、毎年詳細を報告する旨の承認条件が付されることになっております。当該施設の一部を駐車場へ用途変更することにつきましては、このような承認条件が付される可能性が高く、現時点での用途変更は厳しい状況であると考えております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) 今、
都市建設部参事から御答弁がございましたけれども、私は答弁の内容からいたしますと、用途の変更の可能性はあると思いました。これも国から承認条件を付されてくると思いますが、私は付されてもいいですので、この施設を利活用し、さらに地域、この施設が活性化につながることがありましたら、大いにやるべきだと思っておりますが、今後、御検討してください。もう1点お聞きします。この舞台施設を入場料が徴収できるように施設を改修することについて伺います。
○議長(
大屋政善)
都市建設部参事。
◎
都市建設部参事(目取真康史) お答えいたします。 御質問の改修につきましても、先ほどの用途変更と同様、現時点では大変厳しい状況にありますので、御理解をお願いいたします。当該施設の活用方法につきましては、御質問いただいた内容も含め、現在の利用目的の範囲内において、地域や商工会と連携しながら、課題に取り組み検討してまいりたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) 今後の取り組みの状況、推移を見守っていきたいと思います。ありがとうございました。 次に、県道沿いの歩道整備について質問いたします。うるま市地域交流センター前の県道沿いの歩道が整備されていない理由について伺います。
○議長(
大屋政善)
都市建設部参事。
◎
都市建設部参事(目取真康史) お答えいたします。 安慶名土地区画整理事業地内の県道75号線沿道においては、電線地中化を図っており、歩道部分につきましては、電線共同溝設置後に順次舗装等の整備を進めているところであります。御質問の箇所につきましては、電線共同溝は設置済みでありますが、隣接する区間の電線共同溝設置工事完了後に一括して整備する計画であることから、現在のところ未整備となっております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) では一、二点再質問をさせてください。 事業主体について、さらに事業の実施時期について伺いたいと思います。
○議長(
大屋政善)
都市建設部参事。
◎
都市建設部参事(目取真康史) お答えいたします。 整備箇所が県道75号線の範囲内であることから、道路管理者は沖縄県となりますが、歩道の拡幅工事を安慶名土地区画整理事業により実施いたしますので、事業主体はうるま市となります。実施時期につきましては、電線共同溝設置工事を本年7月から来年1月まで予定をしており、その後、歩道の整備に取り組む予定としております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) 最後にあと1点、再質問をさせてください。 県道側から車両乗り入れ口ができないようですが、その要因は地区計画が定めてあるからでございます。この地区計画を変更することについて、お答えください。
○議長(
大屋政善)
都市建設部参事。
◎
都市建設部参事(目取真康史) お答えいたします。 本地区における地区計画の策定に当たりましては、住民ワークショップやまちづくり検討部会、住民説明会などによる地域の意見をもとに合意形成を図り作成され、平成18年度の都市計画決定に至っております。住民による住民のためのまちづくりを目指した計画であることから、関係権利者の皆様には、地区計画の趣旨への御理解をお願いしてきた経緯もあり、住民が主役となって策定した計画の見直しについては厳しいものがあると考えております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) 住民が制定したものであるので、この地区計画は厳しいということですが、制定から12年を経過しております。その間、乗り口が設置できないため、私はこの一帯の不利益は幾分か生じていると思っております。県道沿いの土地は商業地域であり、より高い経済効果が発揮される地域でございます。地区計画の見直しを再調査、再審議をぜひ御検討してくださるよう要請をしておきたいと思います。それから
都市建設部参事、12年経過しておりますので、私はこの方々から意見をとったり、あるいはまたアンケートを地域の皆さんからとって判断したらどうかという考え方を持っておりますので、全てこの商業地域ということでございますので、見直しを要請したいと思いますので、どうか御検討よろしくお願いいたします。これでこの件については終わります。 次に、東恩納地区土地区画整理事業の推進について質問をいたします。約41.5ヘクタールの東恩納地区土地区画整理事業の推進状況について伺います。
○議長(
大屋政善)
都市建設部参事。
◎
都市建設部参事(目取真康史) お答えします。 御質問の地区につきましては、合併前の旧石川市における土地利用構想で、将来住宅地として拡大を図るべき地域に位置づけられ、事業成立性の観点から調査、検討が行われておりますが、減歩率や資金計画面で成立が非常に厳しい状況にあり、地権者で構成する委員会においても了解が得られず、暗礁に乗り上げております。合併後の平成18年度には地権者に対する土地活用の意向確認を初め、地権者負担の減歩率の緩和や事業の縮減を図るなど、本地区事業化の可能性について調査を行っておりますが、検討委員会において地権者の合意は見込めないという結論を得ております。ここまでの経緯につきましては、平成25年2月第75回定例会の幸地政和議員の一般質問において答弁申し上げたところでございますが、その後も状況に進展がなく、現在に至っているものであります。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) この計画が地権者の合意も見込めない。土地利用計画の進展もない。しかし、市道沿いは住宅建築を容認する。私は適切な土地利用ではないと考えております。計画の先送り行政ではなく、前向きな行政で土地利用計画を検討してもらいたいと思います。再質問させてください。本市の基本構想で本地区は住宅地の計画でございますが、基本構想、または土地利用計画をいま一度見直しをして、住宅地域外の工業用地に用途を変更することについて伺いたいと思います。
○議長(
大屋政善)
都市建設部参事。
◎
都市建設部参事(目取真康史) お答えいたします。 当該地区におきましては、北側に市道石川44号線、東側に石川34号線、西側に石川64号線、南側に東恩納2号線が整備されており、周辺の道路環境は非常に良好であります。そのため現況は農用地区域の指定がなされているものの、周囲の市道沿いにおいては宅地化が進行しており、このまま無秩序な土地利用が進んだ場合、当該地区のスプロール化が懸念されることから、今後の土地利用計画につきましては、住宅地以外の活用も視野に入れ、関係部署と連携し、検討する必要があるものと考えております。
○議長(
大屋政善) 午前の日程をこの程度にとどめ、午後1時半より会議を開きます。 暫時休憩します。 休 憩(11時57分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(13時30分)
○議長(
大屋政善) 再開します。 休憩します。 休 憩(13時30分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(13時30分)
○議長(
大屋政善) 再開します。 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) 次の質問に入ります。 同地区の道路舗装整備について質問を申し上げます。農家の皆さんは毎日この道路を使用して、農作業を行っております。しかし、道路維持管理上、適切ではないと思います。全面的に整備が実施できない問題点についてお伺いします。
○議長(
大屋政善)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(島袋房善) お答えいたします。 当該地区内の市道は幅員が4メートル未満の砂利道となっていたことから、平成29年度において石川70号線の簡易舗装を行ったところでございます。一部の箇所で道路縦断勾配が18%となっており、アスファルトでの舗装施工ができないため、CBR試験などの調査後、コンクリート舗装で整備することになり、当該年度での対応が厳しく、一部未舗装となっております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) 再質問をさせてください。 この道路は、昨年一部簡易舗装されておりますが、今後の舗装整備計画についてお答えください。
○議長(
大屋政善)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(島袋房善) お答えいたします。 昨年取り残した箇所については、限られた維持管理予算の範囲内において舗装を整備してまいります。またコンクリート舗装を施工する箇所においても同様に、年次的に整備を進めてまいりたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) あとは年次的に舗装をお願いいたします。これをもちまして、この質問を終わります。 次に、水道行政について入ります。まず節水対策と漏水対策について質問を申し上げます。8年8カ月ぶりに県渇水対策本部会議が6月14日開催いたしましたが、しかし、台風のおかげで、11カ所あるダムの貯水率が回復したため、断水問題は解消されましたが、近年、市民に対する水の節約、節水対策の周知方法についてどう対応してまいりましたか、お答えください。
○議長(
大屋政善) 水道部長。
◎水道部長(儀保一盛) お答えいたします。 昨年夏以降の少雨傾向により沖縄県内ダムの貯水率が平年と比べ、大幅に低いことを受けて、沖縄県では議員から御案内のとおり、6月14日に渇水対策本部会議を開き、県民に対して厳しい水事情を御理解いただき、日々の生活で水の使い方の工夫や節水器具の活用など、節水の協力をお願いしたいと呼びかけを行っております。6月14日から16日にかけて、梅雨前線と台風6号の接近に伴った大雨の影響で、県内11ダムの合計貯水率は、6月14日の44.3%から6月25日時点で73%と、28.7%上昇しております。しかし、依然として平年の82.5%を、9.5%下回っており、県では引き続き節水の呼びかけを行っていくとしております。うるま市では近年、市民に対しての特段の節水対策に関する周知をしておりませんが、市民の節水機器の活用などにより、節水に対する意識の高まりが感じられ、一人当たりの使用水量は年々減少しております。また雨水、地下水の利用や節水型設備等の導入により、使用水量の減少に努めている事業所もございます。昨年からの少雨傾向を考慮し、水は限りある資源でありますので、本市におきましては、水の大切さや節水の方法など、節水に関する呼びかけをホームページや広報紙などで周知していきたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) 再質問をさせてください。 ある共同住宅で基本水量より約16トンの水道使用量が発生していることが水道料金納入通知書でわかり、水道部で調査したところ、漏水ではなく、差水と判明したようですが、差水の状況についてお答えください。
○議長(
大屋政善) 水道部長。
◎水道部長(儀保一盛) お答えいたします。 共同住宅では、配水本管から引き込んだ給水管に親メーターを設置し、それから分岐する各世帯へ戸別の子メーターを設置しております。検針方法につきましては、水道部で親メーターの水量を検針し、子メーターを所有者や管理会社が検針を行う方法と、子メーター側に集中検針盤を設置することで、水道部において親メーターと子メーターの両方を検針する方法がございます。親メーターと子メーターの水量の合計は一致すべきですが、親メーターと子メーターの合計水量に差が発生する場合があり、それが差水量となります。主な要因としましては、親メーターから子メーター間での漏水、タンク清掃の使用水、子メーターを設置していない共用水栓の使用、親メーター及び子メーターの機能低下などが考えられます。過去に水道部へ給水申請を行わずに増設を行い、私設メーターを設置した事例があり、申請のない増設部分の私設メーターにつきましては、水道部で検針を行っていないため、増設部分の使用水量が親メーターと子メーター差水量として計上され、差水料金として親メーター側へ請求した事例がございます。また親メーターと子メーターの間で漏水が発生した場合、漏水が原因となる差水量が発生いたします。漏水水量が減額免除対象に該当する場合におきましては、差水分からメーター機器の誤差としての器差水量分と漏水減免水量分を減量した後に、残量を差水量として請求することになります。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) 再質問をいたします。 水道事業において漏水問題は大きな課題でございます。道路に埋設されている給水管からの漏水、そして宅地内の給水装置からの漏水がございます。宅地内で起こる漏水の確認方法、漏水対策について伺いたいと思います。また漏水と思われる月平均のケースについて、発見状況についてお伺いしたいと思います。
○議長(
大屋政善) 水道部長。
◎水道部長(儀保一盛) お答えいたします。 宅地内の漏水対策につきましては、毎月の水道メーター検針時に通知する検針データにより、今月分と前月分の比較確認をお願いしております。前月に比較して使用水量に大幅な増減が確認できた場合には、検針人により家族人数の増減に伴う使用水量の増減や漏水等による増加原因の聞き取りなどの声かけやお知らせの投函を行っております。さらに職員が毎月検針データの異常水量チェックを行い、前月と比較して著しく使用水量が増加し、漏水の可能性のある毎月100件程度、使用者へ電話連絡等を行い、漏水の確認方法や漏水修理業者の案内をすることで、早期の漏水対策に努めております。各家庭における漏水の確認方法としましては、宅地内で水道を使用していない状態で、水道メーター内のパイロットの回転の有無を確認するなどすることで、漏水の確認が可能となります。また広報紙やホームページにおいて、宅地内での漏水確認方法や減免制度についても御案内をしております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) 毎月100件の漏水があると。そして年間に計算しますと1,200件ぐらいの漏水があることになりますが、ぜひ漏水の確認方法を市民の皆様に徹底的に指導をして、その解消を図ってもらいたいと思います。 では最後に、再質問をさせてください。宅地内で差水、または漏水と決定した場合、差水と漏水の水道料金免除の算定方法についてお答えください。
○議長(
大屋政善) 水道部長。
◎水道部長(儀保一盛) お答えいたします。 差水料金につきましては、共同住宅が対象となりますが、親メーターと各戸設置の子メーターの合計に差水量が生じた場合には、メーター機器の誤差としての器差水量の8%を差水量から差し引き、残りの差水量を差水料金として親メーター側へ請求させていただいております。漏水の減免につきましては、水道料金減免要綱に基づき、減免が確定した場合には、前月、前々月の平均使用水量を超えた分の2分の1を減額免除にしております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) ありがとうございます。 差水についてでございますが、メーターの機器の誤差で数値が出てくるようでございますが、8%の差し引きは少ないと思いますので、今後この分が改正できないか、御検討をしてもらいたいと思います。これをもちまして、上水道事業については終わります。 次に、下水道接続と浄化槽設置について質問をいたします。下水道事業計画区域内及び下水道整備済み区域において、浄化槽設置の許可基準がありましたら、その許可基準についてお答えいただきたいと思います。
○議長(
大屋政善) 水道部長。
◎水道部長(儀保一盛) お答えいたします。 公共下水道整備済み区域におきましては、下水道法第10条、排水設備の設置等により公共下水道の供用開始の日から遅滞なく、排水設備を設置し、公共下水道へ接続しなければならないとされております。また同条項のただし書きにおきましては、特別な事情により、公共下水道管理者の許可を受けた場合や、そのほか政令で定める場合においての例外規定もございます。下水道事業計画区域内の公共下水道未整備区域におきましては、浄化槽法の設置基準に基づき、浄化槽を設置することとなります。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) 再質問いたします。 石川地域で下水道整備済み区域において、新築店舗に浄化槽設備が設置されておりますが、その経緯についてお答えをお願いします。
○議長(
大屋政善) 水道部長。
◎水道部長(儀保一盛) お答えいたします。 議員から御案内の店舗敷地、最寄りの公共下水道は市道前原7号線に整備されておりますが、店舗側の敷地が低く、下水道へ接続するには店舗敷地内にポンプ施設の設置が必要となっております。また隣接する県道6号線の対向車線歩道部に公共下水道が整備されておりますが、県道管理者との協議において、既設占用物件などの条件により、県道を横断しての接続は困難となっており、当該店舗敷地は公共下水道未整備敷地に該当し、合併浄化槽設置による排水処理となっております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) あと1点再質問をいたします。 このままの状態では浄化槽設備から漏れる悪臭及び排水溝へ流入する汚水で周辺環境が悪化することが想定されます。速やかに下水道へ移管する方策についてお答えください。
○議長(
大屋政善) 水道部長。
◎水道部長(儀保一盛) お答えいたします。 合併浄化槽は適正な使用及び維持管理を行えば、下水道と同等の処理能力を持つとされています。当該店舗を調査したところ、浄化槽の定期点検を3カ月から4カ月ごとに行い、点検をもとに必要に応じ、年に数回浄化槽のくみ取りを行い、管理していることを確認しております。店舗浄化槽付近での臭気調査において、日によって多少の臭気を確認したことから、店舗所有者へ浄化槽法に基づく管理方法などを記載したパンフレットを手渡し説明したところ、今後の対策として油を流さないなどの使用方法の徹底や浄化槽のくみ取り回数をふやすなどの対策を検討したいとの回答を得ております。また当該浄化槽から公共下水道への切りかえにつきましては、店舗所有者の負担において店舗敷地内にポンプ施設を設置することで、公共下水道への接続は可能と考えております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) わかりました。 次に、下水道接続費全額負担制度について質問をいたします。公共用水域の水質保全、水洗化率の向上を推進するため、老人世帯及び18歳未満の子、または低所得者の世帯に対する下水道接続費全額負担制度の施策について伺います。
○議長(
大屋政善) 水道部長。
◎水道部長(儀保一盛) お答えいたします。 現在、本市におきまして低所得者世帯等へ限定した下水道接続費全額負担制度は行っておりませんが、沖縄振興公共投資交付金の2分の1補助交付金を活用して、くみ取り槽や単独浄化槽からの接続で、最大10万円、合併浄化槽からの接続で最大5万円の下水道接続費補助金の交付と接続工事資金に対する金融機関との融資あっせんを行っております。議員から御確認の低所得者世帯等への下水道接続費補助につきましては、本市関連部署と調整を図りながら、他市町村の状況等を調査・研究していきたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 幸地 政和議員。
◆12番(幸地政和議員) ありがとうございました。 下水道接続に対しては、私は低所得者世帯は意外と接続をしていない方々が多いと思いますので、今後、実態把握に努めて、御検討をしてもらいたいと思いまして、これで私の一般質問の4点について終わりたいと思います。執行部の皆さん、ありがとうございました。
○議長(
大屋政善) 次の質問者、平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 議長、休憩をお願いします。
○議長(
大屋政善) 休憩します。 休 憩(13時54分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(13時54分)
○議長(
大屋政善) 再開します。 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 皆さん、こんにちは。では議長の許可を得ましたので、6月定例会一般質問を行ってまいりたいと思います。 まず1点目、小学校、遊具の整備についてであります。天願小学校遊具の整備について伺います。天願小学校の遊具の整備につきましては、昨年の6月定例会でも取り上げましたが、遊具の整備については、遊具の安全性や配置計画、学校等の要望を調査して検討したいとの御答弁でしたが、その後の進捗状況をお聞かせください。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 遊具の要望については学校に対し、意見を集約して
教育委員会へ要望書を提出してほしいと依頼をしておりますが、現在のところ、まだ要望書が提出されておりません。学校側に現状を確認いたしましたところ、遊具については安全面や敷地の有効活用等の面から慎重に検討しているとのことであります。
○議長(大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 再質問をいたします。 小学校への遊具の設置については、遊具による戸外への誘導と学童期の児童・生徒の健康な体力づくり、発育段階の刺激と促進を考えた場合、遊具の果たす役割は大きく、小学校にはなくてはならない設備だと考えます。子供たちのあり余るエネルギーの発散の場としても必要であり、遊具が整備されていないことにより危険な場所での遊びが多くなることも考えられます。ことしの3月と5月に相次いで児童の骨折事故があったと聞いています。学校からの要望書がまだ出されていないとのことですが、学校としっかり調整していただき、早期の整備が必要と考えます。再度お考えをお聞かせください。
○議長(大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 遊具については、多様な遊びの機会を提供し、子供の遊びを促進させるものと理解しております。子供は遊びを通じて身体的、精神的、社会的な面などにおいて成長するものであり、集団の遊びの中での自分の役割を確認するなどのほか、遊びを通じて、みずからの創造性や主体性を向上させていくものだと考えられております。議員から御提言のとおり、学童期における児童・生徒の健康な体力づくり等、遊具の果たす役割は大きいと認識しております。小学校等の遊具施設は幅広い年齢層の子供が利用するものであり、遊具の設置や管理に際して、安全性や敷地の有効利用等、学校の状況を勘案し、学校と調整する中で、遊具の整備等について要望がありましたら関係課と検討して進めていきたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) よろしくお願いいたします。 では2番目、市民芸術劇場、市生涯学習・文化振興センター舞台技術操作業務委託契約について伺います。当該施設の業務委託契約は、これまで指名競争入札で両施設の舞台技術操作業務の委託契約で行われていましたが、本年度随意契約、プロポーザル方式で行われています。業務委託内容も従来どおりだと承知していますが、通常、プロポーザル方式は企画提案型だとされています。なぜプロポーザル方式としたのか、伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 市民芸術劇場とゆらてくの舞台技術操作業務委託につきまして、プロポーザル方式を採用した理由としましては、平成29年度に開館したゆらてくの舞台技術操作委託業務において、ミスが相次いだほか、他館での運用上のトラブルもあり、指名競争入札より能力や技術面などで業者を選定すべきだと判断したこと。また、うるま市を代表する施設である市民芸術劇場とゆらてくの舞台技術操作委託業務となることから、指名競争入札による業者選考よりもプロポーザル方式のほうが業者の組織体制、過去の実績、利用者に芸術性の高い舞台環境が提供できると判断したことなどの理由から、市内業者及び代表者が市内に住所を有する事業者による指名型プロポーザル方式を採用したところでございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) ゆらてく舞台装置の相次ぐ操作ミス、他館でも運営上のトラブルがあったために、プロポーザル方式による随意契約にしたとの答弁ですが、昨年のゆらてくの舞台装置の操作ミスが起きたと言われている原因については、契約金額が予算額331万9,000円に対し、72万円で落札されています。落札率22%の低率で契約が行われたことについても原因があったのではと考えられないか。この余りにも低い落札額に対する契約担当者の対応について、どのような対応がとられたか伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 落札しました業者に対しましては、落札額で契約内容を遂行できるのか確認を行っております。その際、落札者の意志が強く、落札額で大丈夫とのことでしたので、この落札額で契約しているところでございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) これにつきましては、落札者の意見ではなく、うるま市には、うるま市契約規則第28条、最低価格の入札者以外の者を落札者とする場合の手続が規定されておりますが、これに該当しなかったか伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 うるま市契約規則第28条は、最低価格の入札者以外の者を落札者とする場合について規定されております。平成29年度の生涯学習・文化振興センターゆらてくの舞台技術操作業務委託の指名競争入札では、落札した業者は前年度まで同様な業務を担当しており、特に辞退等の意思表示もなく、この条項の適用は厳しいと判断したところでございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) ちなみにこの第28条をちょっと読み上げます。「契約担当者は、一般競争入札により請負契約を締結しようとする場合において、政令第167条の10第1項の規定に基づき、予定価格の制限の範囲内で最低の価格をもって申込みをした者の当該申込みに係る価格によっては、その者により当該契約の内容に適合した履行がされないおそれがあると認めるとき、又はその者と契約を締結することが公正な取引の秩序を乱すこととなるおそれがあって著しく不適当であると認めるときは、その者を落札者とせず、予定価格の制限の範囲内の価格をもって申込みをした他の者のうち、最低価格をもって申込みをした者を落札者とすることができる」と、第28条にしっかり規定されています。私は本来、その当時、その条項で対応すべきだったと考えております。 次に移ります。これまでの指名競争入札から随意契約、プロポーザル方式に変更した理由を、これまで契約してきた業者が舞台操作を誤ったり、運営上のトラブルを起こしたことだと答弁しておりますが、ゆらてくでの相次ぐ舞台操作ミスについてと他館での運営上のトラブルとはどの施設で、どのようなトラブルだったのか伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 ゆらてくにおけるトラブルとしましては、イベント開催中に音声が途中で途切れたり、舞台運営の基本的なミスが多かったというふうに聞いております。また市民芸術劇場におきましては、利用者との事前調整不足等による追加人件費等の請求に関するトラブルが数件あるというふうに聞いております。また利用者から以前に比べて、舞台演出効果のクオリティーが低下したとの意見もございました。それから施設内に業者名を表した表示物を掲示している事例等もございました。このような事項からプロポーザル方式による業者選定にしたところでございますので、御理解をいただきたいと思います。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 御答弁の市民芸術劇場においてのトラブルについては、野村流琉球古典音楽協会が利用したときを指しているのですか、伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 トラブルの具体的な事案については、答弁を差し控えさせていただきたいと思いますが、この件につきましては、当時の業務担当のほうから確認して、数件、そういったトラブルがあったというふうに聞いております。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 私の前もっての聞き取りでは、クオリティーの低下とか、会場への自社看板の張り出しとか、そういうことを伺っていないのですが、担当者に伺いましたら、琉球古典音楽協会のトラブルがお話しされていました。それについては、うるま市職員であります協会の会員の方が追加料金の件で誤解をしまして、その辺も文化課長のほうから説明をして、納得したと伺っております。その件に関しては、野村流の本部ですか、そこから役所宛て文書が出されて、その件がこのトラブルの一つになっているというお話も伺いました。その件に関しては、当時、いろいろ説明して、納得してもらったということで、おさまったということで理解はしていました。その件に関して、野村流の協会の幹部も来所して、説明してもいいということまで申しておりますので、その辺を踏まえて、何か御答弁がありましたらよろしくお願いします。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 本来このようなトラブルがあること自体がおかしい話だと考えております。当然、事前の調整等で、その辺を十分説明することで、トラブルは防げたと思います。その辺の事前の調整不足、料金の相手方への提示等が不足していたというふうに思いますので、野村流の件につきましては、解決済みということを伺っておりますので、この件については、特に現在のところ問題ないかなと考えております。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) ちょっと話が通じ合わないところもあるみたいで、引き続きこの件に関してはしっかり調べてみたいと思います。 質問を続けます。市の担当者は、この舞台操作ミスやトラブル発生に対して、どのような注意、指導を行ったのか伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 トラブルが発生した際には、利用者に迷惑がかかることのないよう、担当者のほうで口頭での注意、指導を行っております。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) これらのミスやトラブル発生の内容について、業者が作成した日報や、業務報告書、また市担当者が作成した報告書などの文書等があるか伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 これらのミスやトラブルについての業者からの日報や、業務報告書への記載は特にございません。また市の担当者からの文書による報告等もございません。この点につきましては、今後、文書による指導や報告を徹底するよう指示しているところでございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) ミスやトラブルの報告が届いていないとの答弁ですが、ミスやトラブルが発覚した時点で、委託者の指導で受託者から報告書なりを徴収して、文書等に残すべきだと考えます。当方で、ゆらてくの舞台操作業務の委託を受けた業者から聞き取りをしたところ、トラブルを起こしたのは市の嘱託職員であったとの証言がありました。さらに平成29年度のゆらてくの委託契約が年度末であったことから、こけら落としの式典は市が主体的に式典の進行をせざるを得なくなり、舞台装置の操作や参加者への対応も市が行い、受託業者は傍観していただけだと証言していますが、御答弁お願いします。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 昨年のゆらてくの4月1日におけるオープニングセレモニーにつきましては、市の主催する事業でございますが、舞台装置等の操作につきましては、業者に委託していることから、業者が責任を持って行うべき案件であると考えております。また、ことし1月5日の文化協会による公演につきましても、確かに市が主体的に進行をしておりましたが、舞台装置の操作は先ほども答弁したように、業者に委託しており、当然、業者が対応すべきでしたが、業者が当日のスケジュールを見落とし、公演に間に合わず、市の臨時職員が急遽、操作した結果のトラブルとなっているとの報告を受けております。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 舞台装置に関しては専門である業者がやるべきだと。これはそのための委託契約ですので、だけどその期間、周知期間とか、その辺のものもあったのか、業者と市の間にしっかりコミュニケーションがとれていたのか、その辺がちょっと引っかかるところであります。 では再質問をします。舞台装置は市の職員では操作できないので、業者が行っているとの答弁ですが、業者とはゆらてくの平成29年度の受託業者ではなく、機材を納入した業者のことを指しているのですか、確認します。
○議長(
大屋政善) 休憩します。 休 憩(14時17分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(14時18分)
○議長(
大屋政善) 再開します。 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) 御質問の件は、ゆらてくの舞台装置等の業務の委託を受けた業者でございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 再度確認します。ゆらてくの委託を受けた業者に間違いないですね。しっかり答弁してください。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 先ほど答弁したとおりでございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) こけら落としで舞台操作、音響を操作した業者に関しては、この機材を納入した業者だと伺っているのですけれども、その答弁でよろしいですか。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 先ほど答弁したとおりでございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) わかりました。私も再度確認してみます。 次に移ります。総務省の地方公共団体の入札・契約制度の概要には、地方公共団体における調達はその財源が税金によって行われるものであるため、よりよいもの、より安いものを調達しなければならない。そのため一般競争入札が原則とされていて、指名競争入札や随意契約は例外的な取り扱いとして認められているとのことであります。指名型プロポーザル方式についてお伺いします。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 劇場ホールの舞台装置を操作する業務は、高度な技術と経験が必要とされており、一般競争入札では人材や実績などに不安を持つ業者の入札。失礼いたしました。一般競争入札ではなく、人材や実績もないままに入札額の多寡だけで落札されるために、実際の現場でのミスが相次ぐケースなどが散見されたため、今回は技術力の高い業者や組織体制及び過去の実績などのある業者を選ぶため、指名型プロポーザル方式を採用したところでございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) これまでの指名競争入札から随意契約に変更する際の根拠として、地方自治法第234条第2項及び地方自治法施行令第167条の2第6項、「競争入札に付することが不利と認められる」を適用して行ったと考えますが、本来、競争入札が一般的で当該施設の設置条例制定時から指名競争入札で行われてきております。これを随意契約に変更するのならば、当然その根拠はしっかりと事実確認を行った上で、報告書なり文書で上部に上げ、決裁を経て随意契約手続、プロポーザル方式を行うべきだと考えますが、御答弁をお願いします。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 今回の指名型プロポーザル方式につきましては、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号を適用しているところでございます。条文を読み上げますと、「不動産の買入れ又は借入れ、普通地方公共団体が必要とする物品の製造、修理、加工又は納入に使用させるため必要な物品の売払いその他の契約でその性質又は目的が競争入札に適しないものをするとき」というふうに規定されております。今回のプロポーザル方式につきましては、先ほど答弁したとおり、さまざまなトラブル等が発生したこともあり、その解決のためにプロポーザル方式の選考がよいというふうに判断し、関係課の協議も経て、市長までの決裁も行い、実施したところでございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 随意契約、プロポーザル方式への変更に向けての一連の会議については、生涯学習・文化振興センター館長、文化課課長、学校施設課課長の三者で行われたとのことですが、これはさきの同僚議員への答弁から引用しております。最初の呼びかけについては、誰からともなく自然発生的に出てきたとの答弁でした。普通、契約方法の変更となる重要なことについては、誰かの発案のもとで会議が持たれ、会議の内容、決定事項等が文書で残るものと考えますが、お答え願います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 市民芸術劇場などの文化施設は何年も前から指定管理者制度の導入に向けた話し合いが続けられており、その中でプロポーザル方式についても以前から関係職員の間で話題となっておりました。今回の件につきましては、先ほども答弁いたしましたが、うるま市を代表する施設である市民芸術劇場と生涯学習・文化振興センターゆらてくの舞台技術操作委託業務になることから、指名競争入札による業者の選定よりも業者の組織、過去の実績、市民や利用者に芸術性の高い舞台環境が提供できる業者を選考すべきとの考えから、指名型のプロポーザル方式を採用したところでございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) プロポーザル方式への変更は、1月ごろから考えていたとのこと。これもさきの同僚議員への答弁からですね、契約方法の変更があるにもかかわらず、3月6日決裁、3月7日配付、実際は3月8日だと記憶しております。12日参加表明締め切り、16日企画提案締め切り、26日選定結果の通知、3月30日契約で実施されたことについて、指名競争入札からプロポーザル方式への変更があるにもかかわらず、このような短期間での執行についてお伺いします。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 期間につきましては、両施設の管理が文化課と生涯学習・文化振興センターに分かれていたことや、新年度予算の審議中でもあり、業者にとってはスケジュール的に厳しいところがあったかと、その点は大変申しわけなく思っておりまして、反省しております。今後、次年度の業者選考方法等を含め、その点も検討課題としたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) このプロポーザルの採点方法について、A社が満点を獲得していることについて疑問があり、契約担当職員に聞いたところ、採点方法は絶対評価ではなく、相対評価で行ったから、その点数になっているとのことでした。本来、プロポーザル方式は、先ほども申し上げました企画力、提案力、技術力をはかり知るためのものだと考えます。相対評価でよかったのか、伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 今回のプロポーザル方式につきましては、4月1日からイベントの開催等が予定され、業務が即スタートすることもあり、相対評価により業者選考を明確にする必要があることから、上位に10点をつける方法を採用しております。その結果、3社のうち評価が一番高かった業者が満点という結果となっております。
○議長(
大屋政善) 休憩します。 休 憩(14時29分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(14時29分)
○議長(
大屋政善) 再開します。 暫時休憩します。 休 憩(14時29分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(14時42分)
○議長(
大屋政善) 再開します。 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) プロポーザル評価委員会の構成について伺います。当局は実施候補者選定会議と称しているらしいのですが、構成について伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) 今回のプロポーザル方式の実施に関しましては、舞台技術操作業務委託実施候補者選定会議を設置しておりまして、その構成としましては、教育長、教育部長、生涯学習・文化振興センター館長と係長、文化課長、教育施設課長の6人となっております。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 指名業者の選定について、なぜ指名委員会に諮っていないか、プロポーザル方式を採用する原因の一つ、相次ぐ舞台装置の操作ミスを犯したと言われていますD業者が指名された理由を伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 本市にはうるま市建設工事等指名業者選定委員会、またうるま市庁舎等管理指名業者選定委員会、それから物品製造指名業者選定委員会が設置されておりますが、今回の舞台技術操作業務委託につきましては、いずれの委員会においても取り扱っている業務ではないことから、業者選定に当たっては指名委員会に諮ってはおりません。また、業者の指名につきましては、市内業者等で過去に同様な業務を経験している業者が5社市内におりましたので、公平を期すため、その5社を指名したところでございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 警備・清掃等登録業者一覧表、庁舎等設備の欄に関係業者が掲載されています。答弁の中に、うるま市庁舎等管理指名業者選定委員会とあります。「庁舎等」とは何を指しているのか、伺います。都市建設部の答弁を求めます。
○議長(
大屋政善)
都市建設部参事。
◎
都市建設部参事(目取真康史) お答えいたします。 本市の警備、清掃、その他に係る入札参加資格者登録名簿には、さらに細かい分類として、議員から御案内の庁舎等設備管理業務を初めとして、警備業務や清掃業務等について参加資格を有する業者を掲載しております。御質問の「庁舎等」とは、市の事務や事業を行う建物、及びその附属施設、設備等を指しており、その中の設備等につきましては、エレベーター、消防設備、自家用電気工作物など、当該建物を維持する上で、重要な設備が該当し、先ほどの答弁にありましたうるま市庁舎等管理指名業者選定委員会におきましては、これらの保守、維持管理業務に係る指名選定を行っているものであります。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) どうもありがとうございました。 この説明は納得しました。次に、プロポーザル業者選定委員会の構成について伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 プロポーザル業者選定委員会は、特に設置しておりません。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 業者の選定については、先ほどお伺いしました、教育長、部長、3課長、係長、6人で構成するメンバーで決定しているわけですね。 次に、沖縄県舞台運営事業協同組合への加入がプロポーザルの採点対象になっていますが、当該組合へは同業者で希望すれば、誰でも組合加入できるのか、伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 沖縄県舞台運営事業協同組合に問い合わせたところでは、理事会による選考を経て決定されるとのことでございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 当該組合は、新規加入に対してかなり難しいと伺っております。この10年、会員の変動があったか、伺います。容易に加入できないような組合であれば、プロポーザルの採点対象として提案するのはいかがなものかと考えます。お願いします。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 沖縄県舞台運営事業協同組合への加入を採点項目としたことにつきましては、加入により一定の技術レベルが期待できるという判断から、今回の採点項目としております。またこの10年間の会員の変動等についての御質問ですが、同組合に確認したところ、この10年で1業者の加入があったとのことです。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 済みません、部長、差し支えなければ、いつごろ新規加入になったのか、教えていただけますか。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 現在のところ、そこまでの情報は持ち合わせておりませんので、必要でございましたら、また組合等に確認させていただきます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) このプロポーザルの舞台運営事業協同組合の加入に関して、恐らく申し込みより前の期限が設定されていたと記憶しているのですが、今、持っているのですけれども、ちょっと確認する時間がありませんので、その舞台運営事業協同組合、いつまでに舞台運営事業協同組合に入らないといけないような、プロポーザルの内容になっていたのか、お伺います。
○議長(
大屋政善) 休憩します。 休 憩(14時52分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(14時53分)
○議長(
大屋政善) 再開します。 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) 同組合への加入につきましては、時期等につきまして、その情報は我々は持ち合わせておりませんので、こちらにつきましても確認等を行いたいと思っております。
○議長(
大屋政善) 休憩します。 休 憩(14時53分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(14時55分)
○議長(
大屋政善) 再開します。 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 今回のプロポーザルにおける選定会議の要項の中で、沖縄県舞台運営事業協同組合への加入としまして、平成29年12月末現在という表記となっております。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) ではプロポーザル、要項が配布されたときにはもう加入していないと間に合わなかったわけですね。当該組合については、舞台技術等運営等についての研修等を開催し、すばらしい取り組みを行っていることは承知しておりますが、公共施設の業務委託を受けるプロポーザルの配点になることについては、到底納得できません。 次、石川会館ホールのサイドスピーカーがホール規模に比べて小さいスピーカーが入っていたとのことですが、その件について伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 石川会館のスピーカーにつきましては、合併前から使用されていたスピーカーとなっておりまして、平成27年度に石川会館を管理しておりました委託管理業者の意見を踏まえ、メーンスピーカーの選定を行い、新しいスピーカー、4台でございますが、新しいスピーカーに取りかえております。その後、平成28年度末には市民芸術劇場を管理しております委託管理業者からの提案で、石川会館に取りつけたスピーカーと市民芸術劇場に設置予定でありました新しいスピーカー5台を取りかえしたいとの申し出があり、石川会館のメーンスピーカーを新しいスピーカーに再度取りかえているところでございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 石川会館のホールに平成27年にSX300スピーカーが4台取りつけられていたと。そして翌年EVTX1152スピーカーに取りかえられたということです。 質問します。SX300スピーカーを選定、設置した理由を伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) 御質問にお答えいたします。 石川会館の平成27年度のスピーカーの取りかえにつきましては、委託管理業者の意見を踏まえて取りかえたところでございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) ちょっと専門業者からお聞きしたのですけれども、このSX300スピーカーでは、あのホールでは小さ過ぎるということで、TX1152スピーカーに取りかえざるを得なかった。そのほうが性能が格段によくなるということでかえられているのではないかということでした。このホール運営専門業者の意見を伺ったところ、先ほど申し上げたとおり、ホールの広さに対して、スピーカーが小さいとのこと。平成27年に導入したものを翌年、平成28年には大きいものに取りかえたとのことであります。その辺については、かなりおかしいところがあるのではないかと考えております。 次に、石川会館のプロセニアムセンタースピーカー修繕工事内容について伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 平成28年度に行われました石川会館のプロセニアムセンタースピーカー修繕工事の発注等に関しましては、9月26日に11社を指名し、うち9社が辞退、10月7日に入札を行いましたが、当日1社が辞退し、入札は不調に終わっております。その後、音響専門業者2社から見積書を徴取し、地方自治法施行令第167条の2第1項第8号の規定に基づき、見積額の低い業者と随意契約を11月1日に契約を交わしております。契約金額としましては240万840円、工期は、平成28年11月2日から平成29年1月31日、工事完了が平成28年11月18日、検査につきましては、平成28年11月29日で当時の文化課職員によって仕様書のとおり施工されていることを確認し、引き渡しを受けております。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) このスピーカーについては、引き渡しは済んでいるわけですね。その際、ホールの音響測定が実施されたのか、そしてその報告がなされたのか、伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) 音響測定等につきましては、特に実施しておりませんが、当時の担当者のほうが現場に立ち会い、実際に音を鳴らして確認をしております。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 部長、ちょっと確認したいのですが、この音響調査については何月何日でしたか、調査ではなくて納品完了です。お願いします。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 工事の完了が平成28年11月18日、検査は、平成28年11月29日となっております。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) ちょっと休憩できますか。
○議長(
大屋政善) 休憩します。 休 憩(15時05分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(15時06分)
○議長(大屋政善) 再開します。 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) ちょっと考えていたことと違っているところがありますので、もう少し私、自分なりに調べてみます。先ほど発注仕様書どおり施工されたということであります。この石川会館ホールの音響については、先ほどのSX300スピーカーからEVTX1152に取りかえが行われたサイドスピーカーと質問している略してセンタースピーカー、それぞれの役割でホールのどの席で聞いても同じような音量、音質が享受できるようになっているとのことですが、質問のセンタースピーカーについては、断線されて宙づりになった状態であったということです。今は取り外されておりますけれども、このような状況ではホールのどこの席からも同じような音量、音質の提供はできない。早急な修繕対応が必要であると思いますけれども、これについてお願いします。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 御質問のセンタースピーカーの修繕につきましては、近日中に工事を予定しているところでございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 一つだけ確認しておきます。このセンタースピーカーについては、予算の項目は備品ですか、修繕か何かですか、お伺いいたします。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 スピーカーの修理につきましては、修繕費で対応する予定でございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) わかりました。 では次、石川会館照明C型コンセント修繕工事の内容について伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 C型コンセント修繕工事につきましては、公益社団法人劇場演出空間技術協会より漏電を起こす可能性の高いT型コンセント、こちらはアースなしのコンセントとなっております。T型コンセントからC型コンセント、こちらがアースつきのコンセントになっておりまして、C型コンセントへ切りかえるよう通知がございまして、取りかえ工事を平成28年度に実施しております。契約等の作業行程としましては、指名競争入札の指名が平成28年9月26日に12社を指名しております。入札日が平成28年10月7日、その際、11社が辞退し、入札は不調となっております。そのため地方自治法施行令第167条の2第1項第8号に基づき、3社より見積書を徴取し、安価な業者と平成28年11月1日に随意契約を交わしております。工期としましては、平成28年11月2日から12月28日、契約金額は240万840円。その後、平成28年11月14日付で69万1,200円増額の変更契約が交わされております。その後、実際の工事に着手したのが平成28年11月7日、完了が平成28年11月30日、検査日につきましては、平成28年11月30日となっておりまして、こちらにつきましても当時の文化課職員により検査を行い、引き渡しを受けているところでございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) もう一度質問をさせてください。 このC型コンセントへの切りかえ工事は、アースとりがしっかりされていたかどうか、私はきょうの朝早くに石川会館のC型コンセントを見てきました、センタースピーカーもです。C型へのコンセント取りかえは終了していましたが、肝心のアースとりがなされていませんでした。これについて、こういうのはちょっと考えられないようなミスということで、それについてお伺いいたします。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 現在、石川会館を管理しております管理委託業者から報告が特にございませんが、御案内の件につきましては、早急に我々としましても調査したいと思っております。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 240万円もかけて、肝心のものがやられていないということに関しては、大変なことです。その辺よろしくお願いいたします。 次、市民芸術劇場、ゆらてく舞台技術操作業務委託について、2施設を1つの契約にした理由とゆらてく担当部署が契約手続を実施した理由を伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 市民芸術劇場とゆらてくの舞台技術操作業務委託を1つの契約とした理由につきましては、ゆらてくの計画当初に、市民芸術劇場との連携を図ることについての指針が示されたことや、事業者、利用者の利便性を最大限に考えて、1つの契約にしているところでございます。この契約をまたゆらてくで行った理由につきましては、組織機構の再編等により、平成30年度からゆらてくが市民芸術劇場の管理も一括して行うことになったことによるものでございます。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) ゆらてくと市民芸術劇場との連携をとるとの指針の中に、舞台技術操作業務委託についても2施設セットで管理運営するように、契約も1つにすることが示されていたのか、伺います。また2施設の連携とはどのような業務内容を言っているのか、施設の管理や、その他警備などの業務は連携が考えられるが、イベント内容や利用形態が違う2施設で必要な連携について伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 ゆらてくと市民芸術劇場の2つの施設で連携をとるということは、事業の共催等によって単独では生まれえない相乗効果がもたらされるということが整備計画当初から言われておりました。そこから派生する事業の一つ一つについて、特に言及したものではございませんが、連携をとることの代表的なものとしては、駐車場の利用などが挙げられると考えております。それ以外にも警備や清掃などの業務につきましても、セットにすることで有意性があると考えております。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 市の方針として、市内の中小零細企業者に多くの公共事業を発注し、雇用促進に資するようにしてきたはずでありますが、この方針との整合性についてどのようにお考えですか、伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 公共事業を分割発注し、多くの中小零細企業を育成するという方針は、これまで同様、大切だと考えておりますが、一方で文化事業の成果達成に向けて、さまざまな努力も欠いてはならないと考えております。今後、事業者育成と2施設の連携について、連携による創意工夫によって、その案件が解決できないか検証を行い、見直し等も含めて検討させていただきたいと思います。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 施設の予算を1つにまとめて契約するならば、その金額は安くなるのが通常と考えますが、結果はその逆で、高くなっていますが、その件について伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 今回の契約を1つにした理由としましては、金額の多寡、多い少ないを目的にしたものではなく、うるま市を代表する施設である市民芸術劇場と生涯学習・文化振興センターゆらてくの舞台技術操作委託業務となることから、指名競争入札による業者選考よりも、業者の組織体制、過去の実績、利用者に芸術性の高い舞台環境を提供することに重点を置いて、指名型プロポーザル方式を採用したところでございますので、御理解いただきたいと思います。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 次年度以降の契約のあり方についてはどのように考えているか、伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 来年度以降の契約のあり方につきましては、文化事業本来の成果の達成を見据えることと同時に、市内事業者育成の観点にも配慮しながら、また関係部署とも連携を取りながら、検証していきたいと考えております。見直し等も含めて検討させていただきたいと思っております。
○議長(
大屋政善) 平良 榮順議員。
◆7番(平良榮順議員) 最後に、石川会館における一連の修繕工事については、大変雑な施工であり、舞台運営専門職の見地から常識的に到底考えられないとの証言がありました。その辺も踏まえて、施工業者といろいろ皆さんでお調べになって、断固とした措置をとるようにお願いして、私の一般質問を終わります。
○議長(
大屋政善) 次の質問者、又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 議長、休憩をお願いします。
○議長(
大屋政善) 休憩します。 休 憩(15時22分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(15時22分)
○議長(
大屋政善) 再開します。 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 皆さん、こんにちは。6月定例会最後の質問者となりました。類似した質問も幾つかあると思いますが、私なりの視点で質問してまいります。終わりよければ全てまたよしとなりますように、執行部の皆様方の簡明な答弁よろしくお願いしたいと思います。早速行きたいと思います。 1番目、米軍嘉手納基地所属F-15戦闘機本島沖合墜落についてであります。皆さん既に御承知だと存じますが、去る6月11日、月曜日、午前6時26分ごろ、那覇市の南方約80キロ海上に、米空軍嘉手納基地所属のF-15戦闘機が墜落しました。幾ら落ちたのがたまたま海上だったとはいえ、この沖縄に米軍機がまた墜落したのです。私は5年前にもF-15戦闘機が墜落した際にも、真っ先にこの問題を取り上げ議論してきた経緯もあり、今回激しい憤りを感じております。米軍F-15戦闘機の墜落は、嘉手納基地配備以来10回目、11機、復帰後に県内で起きた米軍機の墜落事故は、49件目となります。前回も申しましたが、単純に毎年1機以上が墜落している異常事態の現状は何も変わっていないままになります。日常的に米軍基地と隣り合わせの生活を余儀なくされている我々にとって、安心・安全で暮らせる日はいつやってくるのでしょうか。私はまたいつ住宅地に、いつ我々の上に米軍機が落ちてくるのか、不安で不安で仕方がありません。そこで質問いたしますが、現在、中部市町村会の会長を務める島袋うるま市長として、今回の米軍機の墜落事故についての見解を伺います。市長、よろしくお願いいたします。
○議長(
大屋政善) 市長。
◎市長(島袋俊夫) 中部市町村会長を務めるうるま市長としての答弁ということでありますが、どのような形で答えればいいのでしょうか。せんだって6月23日は慰霊の日でありました。私も摩文仁の平和記念公園にて、沖縄全戦没者追悼式が営まれて出席しましたけれども、改めて恒久平和を願う思いを強くしたところでございます。 さて、御指摘の6月11日の米空軍戦闘機が沖縄本島南部の洋上で墜落した事故の見解ということでありますけれども、中部の中心地で極東一の嘉手納基地を抱えているということもありまして、私ども中部地域の構成首長の皆様方は大変危惧しているところでありまして、県内で多発しております米軍機による事故等につきましては、うるま市におきましても、ことし1月6日に米軍普天間飛行場所属のヘリコプターが伊計島の東海岸へ不時着、さらには2月9日にも同基地所属のMV-22オスプレイの機体の一部が伊計島の西海岸で発見されるなど、頻発している状況というのはまさに異常な状況であると言わざるを得ません。うるま市は過去に、昭和34年6月30日に宮森小学校、そして昭和36年12月には川崎小学校近くに米軍機が墜落するという悲惨な事故が発生しております。中部地域としてもこのことにつきましては、中部市町村会として、伊計島での部品落下のときにも申し上げましたが、中部全域でその不安を共有して抗議をすべきだということで、申し入れをしたこともございます。現在も本市の上空を日常的に飛行する米軍機は常に市民に不安と、そしてまた墜落の恐怖を与え続けており、市民の命を危険にさらしているという状況は断じて容認できるものではないという認識でございます。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 市長、ありがとうございました。 うるま市民を守る市長として、断じて容認できるわけではないという力強いお言葉をいただき、ありがたく存じます。 続けたいと思います。F-15戦闘機が墜落した翌朝、私は上空を見上げ、朝の挨拶運動を行っておりました。早朝、午前6時過ぎから8時半過ぎまで、何事もなかったかのようにF-22ステルス戦闘機が同じルートで次々と飛行を繰り返しておりました。私はなぜ自粛しないのかと率直に思いました。その次の日、事故2日後にF-15戦闘機が飛行を再開したのです。こんなばかげた話があっていいのでしょうか。F-15戦闘機が墜落したその日も、うるま市の上空、恐らく落ちる三、四分前には宮森小学校、川崎小学校の事故と同じルートを飛行していたことになります。私はうるま市としましても強い怒りを持って、米軍に対し、政府に対して抗議決議、意見書を出すべきだと思いますが、当局の思い、考え方をお聞かせください。
○議長(
大屋政善) 企画部長。
◎企画部長(天願雅也) お答えいたします。 米軍側の発表によりますと、同型機F-15全ての点検を終え、安全に問題はないとされております。しかしながら、繰り返される米軍機による事故については、米軍の整備体制や運用状況等、安全対策の配慮に欠けるものだと言わざるを得ない状況であると考えております。本市では、これまでも事故等が発生するたびに全ての米軍航空機の整備点検、安全管理の徹底、原因究明及び再発防止策の公表と、強く抗議、要請してまいった経緯がございます。うるま市といたしましては、今後も市民の生命、財産及び安全で安心な生活を守る立場から、うるま市議会と足並みをそろえ、日米両政府及び米軍に対して厳重に抗議し、再発防止を申し入れ、強く要請していく考えでございます。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 企画部長、ありがとうございます。 あさっての最終日に市議会としましても、抗議決議、意見書が恐らく可決されると思いますので、ぜひ足並みをそろえて、よろしくお願いしたいと思います。 続けます。2番目、うるま市小・中学校防災備蓄倉庫についてであります。(1)現在うるま市内の小学校等で見かけるようになった防災備蓄倉庫、まずは設置済みの小・中学校を全てお知らせください。
○議長(
大屋政善) 企画部長。
◎企画部長(天願雅也) お答えいたします。 平成30年3月末においての設置状況は、小学校6校、中学校3校となっております。整備された小学校はあげな小学校、兼原小学校、中原小学校、伊波小学校、田場小学校、津堅小・中学校で、また整備された中学校は伊波中学校、
具志川中学校、
具志川東中学校となっております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 小学校6校、中学校3校が整備済みとのことですが、それでは防災備蓄倉庫の使用用途とその中身について、細かくお知らせください。
○議長(
大屋政善) 企画部長。
◎企画部長(天願雅也) お答えいたします。 防災備蓄倉庫は災害に強い地域づくりを目指し、地域における防災体制の充実を図り、大規模自然災害に備えるため、市内に分散して食料や生活必需品、防災用資機材の備蓄を目的としております。設置場所につきましては、基本的には避難所に指定されております小・中学校等に整備し、災害が発生し、被災者が避難してきたときに活用するために設置されております。うるま市全体の備蓄内容につきましては、備蓄食料約5万食、備蓄飲料約5万本、タオル3,000枚、毛布2,990枚、紙おむつ1万6,480枚、生理用品1万3,600個、簡易トイレ16基、ティッシュペーパー1,210箱、懐中電灯(ラジオつき)24個、背負い式給水袋5,000枚、災害用ワンタッチテント、これはトイレ用の簡易テントでございますが、104式となっております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 私もあげな小学校に設置されている倉庫を外見からですが、確認してきました。今、聞きますと、その中に食料5万食、飲料5万本、タオル・毛布約3,000枚、災害用ワンタッチテント104式と本当にどのように入っているのか、私も中身を確認したいと思うのですが、質問を続けたいと思います。その防災備蓄倉庫は、シェルター的要素も兼ねておりますか、確認させてください。
○議長(
大屋政善) 企画部長。
◎企画部長(天願雅也) お答えいたします。 防災備蓄倉庫には、シェルター的な機能はございませんが、アルミ型材を使用し、厚さ50ミリメートルの断熱材を配し、強固で断熱性の高い備蓄倉庫となっております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) できればシェルター的要素もあったらいいのかなと思ったので、質問をしましたが、続けたいと思います。 今後、うるま市内全小・中学校に設置する予定はありますか、タイムスケジュール等があれば教えてください。よろしくお願いします。
○議長(
大屋政善) 企画部長。
◎企画部長(天願雅也) お答えいたします。 防災備蓄倉庫の設置場所といたしましては、避難所に指定されております公共施設への整備を計画しており、避難場所に指定されていない市内小・中学校への設置は予定しておりません。設置計画といたしましては、平成29年度より平成31年度にかけて、防災備蓄倉庫等整備事業を行っております。平成29年度にはあげな小学校、田場小学校、兼原小学校、伊波小学校、中原小学校、勝連総合グラウンドの6棟を整備しております。平成30年度には赤道小学校、平敷屋小学校、あげな中学校、与勝中学校、与勝第二中学校、具志川ドーム、具志川総合グラウンドの7棟の整備を予定しております。また最終年度の平成31年度には勝連小学校、伊波公園、東山ふれあい公園、石川青少年の家、うるみんの5棟の整備を予定しております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 全小・中学校に設置はされていないが、避難所に指定されている公共施設への整備を計画しているとのことです。 続けます。防災備蓄倉庫設置後の避難訓練等での活用について伺います。毎年11月5日の防災の日前後に行われているうるま市地震・津波避難訓練等で倉庫の中身を使った訓練を実施する予定がありますか、その内容も教えてください。
○議長(
大屋政善) 企画部長。
◎企画部長(天願雅也) お答えいたします。 防災備蓄倉庫の避難訓練での活用でございますが、避難訓練時において炊き出し訓練へ提供して活用しております。また防災倉庫を設置しております小・中学校の児童・生徒に防災備蓄倉庫の社会見学や賞味期限が近づいた備蓄食料の試食などを通して、防災・減災の啓蒙活動を行い、防災・減災学習の一助になればと考えております。11月5日の訓練の日にも自主防災組織から要望があれば、そのように対応しております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 私も中身の見学や賞味期限が近づいた備蓄食料を試食したいと思いますので、よろしくお願いします。 続きまして、3番目、うるま市幼稚園、小・中学校携帯電話に関連する事項についてであります。まず初めに、うるま市幼稚園、小・中学校の児童・生徒の携帯電話の所持率を伺います。わかる範囲で教えてください。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 平成30年6月現在の調査では、小学校で19.2%、中学校におきましては45%の児童・生徒が所持しております。幼稚園につきましては、現在のところ把握してございません。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) なぜこの質問をしたかといいますと、私の知っている幼稚園生が持っていて、びっくりしたものですから質問をいろいろとしていますので、よろしくお願いします。私、小・中・高と3人娘がおりますので、クラスの携帯電話の所持率を家族を通じて調べてきました。参考になるかわかりませんが、小学校5年生31人中6人所持、所持率は19.3%、中学2年生40人中25人所持、62.5%になります。高校2年生に至っては40人中40人所持と100%でありました。ここ数年、高校生になったら携帯電話を持つから、中学生になったら携帯電話を持たせるという保護者がふえております。またびっくりしたことが小学校1年生の保護者が入学式後に携帯電話を子供に持たせて、学校に行かせたいと相談があったことです。この件は次の質問にもつながりますので、皆さんよく覚えていてください。 続けます。私は小・中学校における教育活動に携帯電話は直接必要のないものと考えます。また学校への児童・生徒の持ち込みについても原則禁止すべきであると思います。そこで質問をいたしますが、携帯電話の所持、持ち込みについて、うるま市
教育委員会としての見解を伺います。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 平成21年1月30日付、文部科学省からの通知、「学校における携帯電話の取扱い等について」におきまして、学校における教育活動に直接必要のない物であることから、携帯電話の持ち込みは原則禁止とすべきと示されております。本市においても学校に対し、学校への持ち込みは原則禁止とすることを含め、携帯電話の取り扱いが適切になされるよう周知を図ってまいります。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 私と
教育委員会の考え方が一緒であることが確認できたので、再質問をしたいと思います。朝の車登校の様子、下校時の小・中学生の様子を見てみますと、目を疑う光景をよく目にします。特に中学生が学生服をつけたまま携帯電話を操作しながら歩いて帰ります。それは1校の中学校だけを示しているのではありません。車を運転していると他校でもよく目にします。私はその都度、学校や保護者に連絡等はしておりますが、学校現場での指導方法はどのようになっているでしょうか。持ち物検査や教室、部室等での携帯電話を持ち込んでいないかチェックはされているでしょうか、とても気になります。学校現場での確認方法を教えてください。ちなみに警察等での研修の中で、児童に携帯電話を持たせることは、必ずしも犯罪の抑止や回避にはつながらず、むしろ害のほうが大きいため、学校においては持ち込み禁止が適切であると指導があるそうです。よろしくお願いします。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 学校におきましては、先ほど答弁申し上げましたとおり、原則として持ち込みは禁止となっていることから、日ごろ持ち物検査等を積極的に行っているわけではありませんが、もし通報、連絡等があったときには調べたりして対応してございます。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 続きまして、携帯電話を緊急の連絡手段とせざるを得ない場合に、その他やむを得ない事情も想定されることから、保護者から学校長に対し、児童・生徒による携帯電話の学校への持ち込みの許可の申請があると思いますが、どういった場合、持ち込みが認められるのか、伺います。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 本市におきましての事例といたしましては、持病などを持ち、登下校時に生命に危険があり、緊急対応の必要性がある場合など、さまざまなケースがあります。携帯電話の持ち込み許可申請には、学校と保護者が相談の上、最終的に学校長が必要と判断した場合に限り、所持を認めております。
○議長(
大屋政善) 休憩します。 休 憩(15時43分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(15時43分)
○議長(
大屋政善) 再開します。 お諮りします。本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめ延長したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり) 異議なしと認めます。よって本日の会議時間を延長することに決定いたしました。 暫時休憩します。 休 憩(15時44分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(15時57分)
○議長(
大屋政善) 再開します。 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 休憩前だったので、確認したいと思います。最終的に学校長が必要と判断した場合に限り、所持を認めているとのことですが、では持ち込み許可の生徒に対し、どういった決まり事を設けていますか、学校での教育活動に支障がないように配慮する等の約束事はありますか、教えてください。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 持ち込み許可がおりた児童・生徒に対しては、校内での使用を禁止し、登校後に学校で一時的に預かり、下校後に返却するなどの対応をしています。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 学校での頑張っている様子がうかがえます。 続きまして、(4)校舎内に公衆電話の設置はあると思いますが、建物の外、敷地内に公衆電話を設置できないものか、伺います。この件におきましては、土、日、祝日、学校があいていないとき、また部活動を終えた子供たちが保護者に連絡したくても公衆電話が使用できない現状があります。校内に携帯電話の持ち込み禁止を徹底するなら、私は公衆電話を建物の外に設置して対応するべきだと考えます。当局の見解をお聞かせください。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 平成30年6月現在、公衆電話が校舎内に設置されている学校は、小学校で14校、中学校8校、校舎外に設置されている学校は、小学校5校、中学校2校、校舎内外いずれにも設置されていない学校は1校となっております。公衆電話の設置、移設につきましては、学校とPTA及び
教育委員会が連携を図り、取り組む必要があると考えております。今後の検討課題とさせていただきます。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 校舎外にある学校が案外多くあるなと感じています。私もPTA会長ですので、学校と連携してぜひ子供たちが使いやすいように設置できたらいいなと思います。よろしくお願いします。 続きまして、(5)うるま市小・中学校登下校時の安全対策について伺います。この件におきましては、去る5月7日、新潟県新潟市で小学2年生の女の子が下校時に犯人に首を絞められ、線路上に遺棄されるという痛ましい事件が起こりました。また約1年前の3月24日、千葉県松戸市では修了式に出席するため家を出た直後に、小学3年生の女の子が保護者会長を務め、通学の見守りを続ける顔見知りの犯人に連れ去られ、死体遺棄されました。この2つの事件は安全であるはずの学校の登下校で、それも何の抵抗もおそらくできない低学年の女の子が殺害されるという絶対に起こってはいけない事件でした。私は二度とこのような事件があってはならないと強く思うし、この子供たちを全力で守りたい。守らなくてはならないと深く考えさせられました。うるま市でも小・中学校の児童・生徒が元気よく登下校しております。安全対策は万全でしょうか。こういった事件の対策、対応、体制は大丈夫でしょうか。まずはうるま市の現状をお知らせください。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 本市におきましても、不審者情報等は少なくなく、子供たちの安全を守る上で重要な課題だと捉えております。現在、各地域で老人会を初め、多くの皆様に立哨指導を行ってもらい、子供たちを見守っております。また青少年センターの職員による巡回パトロール等も行っております。さらに必要に応じ、学校職員もパトロールを行っております。また事件、事故に遭わないためには、子供たちの危険回避能力の育成も重要であると考えております。各学校において、交通安全指導や不審者対策、「いかのおすし」の徹底を図っていくよう指導しているところであります。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 少し再質問をさせてください。 登下校見守りシステムの中に、「ツイタもん」があります。「ツイタもん」とは子供たちの登下校をICタグによって、学校の正門に設置されたセンサーを通るたびに記録するシステムです。既にうるま市でも取り入れている学校もあります。しかし、先ほど紹介したこの2つの事件は、正門を出てから、正門に着く前に起こった事件です。それでは自宅に着くまでの安全はどのように守り、確認したらいいでしょうか。正門だけにあったセンサーを地域の要所要所に設置するチェックポイントをふやせば、ふやすほど情報は正確度を増します。しかし、一方でお金がかかります。どうしたらいいでしょうか。私はいろいろと調べてきました。今、携帯に見守りアプリをインストールしたスマートフォンがセンサーとなり、地域の住民が人間センサーになるというシステムがあるそうです。簡単に説明するとこういうことです。地域のボランティア、見守り、または通学路沿いに住む住人が見守りアプリをスマートフォンにインストールし、見守り人となる。この見守りの近くをビーコン端末をランドセルに取りつけた子供が通ると、見守り人のスマートフォンアプリが反応し、スマートフォンから自動的にクラウドに子供の位置情報が送られるという手順だそうです。見守り人は何もしなくてもよいし、プライバシーも守られる。チェックポイントを設置する費用も不要となるし、ビーコン端末は安価で提供できるので、学校や地方自治体にとってはコストをかけずに見守りシステムが導入できるというわけです。私はぜひこの見守りシステムをうるま市でも導入してほしいと考えます。まずは試験的に1校からでも構いません。この最新のシステム、ビーコン、クラウド、AIを使った手法について、今後の考え方をお聞かせください。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 議員からの御提案のあるシステムにつきましては、児童・生徒が通信機器を持参し、登校しなければならないということになります。先ほど述べましたとおり、原則的に通信機器の学校への持ち込みを禁止していることや、保護者に対し、金銭的な負担を強いることもあることから、同様なシステムの導入については、今後の課題とさせていただきます。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 指導部長、そうですね、すぐにはできないかと思いますが、今後、勉強して、いい方向の答えが導かれたらいいのかと思います。よろしくお願いします。 続きまして、(6)沖縄県警察「安心ゆいメール」からのお知らせについて伺います。この件におきましては、私もそうですが、小、中、高校生の子を持つ保護者は、各学校から届くじんじんメールやうるま市から届く安心ゆいメールを携帯にLINE等で登録していますので、不審者情報や防犯の情報が即座に入ってくるので、大変役立ち、大いに活用しております。また近郊で起こった事案については、LINE、フェイスブック、SNS等を使い拡散されます。とても上等だと思いますが、気になる点が幾つかあります。まず不審者は本当に毎日のように出没しているのか、情報は事実で間違いはないのか。また不審者が検挙されたり、情報が誤報だった等は、その後の携帯にお知らせがあると安心度も増します。その件について、当局の安心ゆいメールのお知らせの考え方、改善点等があれば伺います。よろしくお願いします。
○議長(
大屋政善) 市民部長。
◎市民部長(当間重俊) お答えいたします。 安心ゆいメールは、住民の皆様に地域の安全に関する情報をタイムリー、かつピンポイントに提供し、事件・事故の未然防止や防犯活動などに役立てていただくための情報を発信するサービスとなっており、沖縄県警察本部が運営しております。うるま市ではその配信された情報をもとに、域内で発生した事案につきまして、転載という形で公式SNSを活用して情報を発信しているところでございます。またその対応とは別に、平成29年2月にうるま市、うるま警察署、石川警察署の3者で取り交わした「重要凶悪事件等発生時における情報伝達システム等の活用に関する覚書」に基づき、域内で発生した事件等の情報について、警察署からの要請に基づき、うるま市が管理する防災行政無線、公式SNSなどを活用し、市民の皆様にできる限り迅速に、情報を提供できる体制を構築しております。発信される情報の内容につきましては、十二分に警察署において精査されていると認識しているところではございますが、議員から御指摘の発信された情報のその後のあり方については、早急に再検討、調整していく必要があると考えております。近日中に両警察署と協議の場を設け、安心ゆいメールの改善についての要望をさせていただくとともに、覚書に基づく防犯に関する情報発信業務の改善について検討してまいりたいと思います。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 各小・中学校においては、メール配信システム「じんじんメール」が活用されております。不審者情報につきましては、子供や保護者からの情報提供があった場合、万全を期すという観点から、警察への通報とともに、
教育委員会、近隣の学校で情報の共有を図っております。情報が事実であるのか否かにつきましては、判断できない状況もあります。また不審者検挙につきましても、警察からの情報を得ることは容易ではないことは御理解いただきたいと思います。なお、検挙等の情報があった場合には、迅速に保護者の皆様に提供できるよう学校と連携してまいります。
教育委員会といたしましては、まずは幼児・児童・生徒の安全確保を図ることを第一に、迅速かつ的確な情報提供に努めてまいります。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 両部長からの答弁にもあったと思いますが、本当に毎日のようにうるま市で不審者が出たという情報が頻繁に携帯に入ってきます。また親同士もそれを拡散して、本当に何件も何件も入っている現状があります。親の中には、またか、またかと開かないですぐスルーしてしまう人もいますので、お答えにあったように、検挙された事例等が、この件に関しては解決しました、御協力ありがとうございました等あれば、もっと精度も増すと思いますので、ぜひ検討のほうをよろしくお願いします。 4番目、うるま市
幼稚園教育の制度改善についてであります。この幼稚園制度改善については、過去の一般質問の中でも取り上げ、職員の処遇改善や園児一人一人にきめ細やかで、質の高い教育を実現するために、少しでもいい方向に改善できないものか伺ってきた経緯もありますので、今回、何が改善され、何がまだなのか確認しながら質問していきたいと思います。よろしくお願いします。まず初めに、幼稚園5・4・3歳児クラスの定数について伺います。4歳児クラス、3歳児クラスについては、幼稚園名と児童数まで細かくお知らせください。よろしくお願いします。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 うるま市立幼稚園管理規則において、定数につきましては5歳児35人以下、4歳児30人以下、3歳児15人以下となっております。5月1日現在、4歳児クラスの設置園は、10園あり、宮森幼稚園9人、城前幼稚園11人、彩橋幼稚園5人、与那城幼稚園19人、勝連幼稚園9人、平敷屋幼稚園9人、天願幼稚園23人、あげな幼稚園12人、兼原幼稚園21人、
赤道幼稚園26人となっております。また3歳児クラスについては、
赤道幼稚園1園で、園児数は12人となっております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 5歳児35人以下、4歳児30人以下、3歳児15人以下ということですが、ちなみに県内の小学校を案内しますと、今年度から6年生が35人以下学級となりました。これにより上から順に6年生、5年生、4年生、3年生までが35人以下学級、2年生、1年生においては30人以下学級と少人数学級の導入で生徒一人一人にきめ細やかな指導が図られるようになってきていると伺いました。しかし、うるま市幼稚園の定数はどうでしょうか。5歳児35人と、最上級生の6年生と同じ定数のままであります。これで本当に幼児一人一人にかかわる時間、また園外保育における安全管理等は保たれているのでしょうか。私は学年が下がるにつれて、体の成長、心の成長もゆっくりだと思うし、生まれて初めて就学する児童もいる幼稚園では、学級定数の削減は当然のことだと考えます。そこで質問をいたしますが、うるま市幼稚園5歳児学級の定数を35人から30人、4歳児30人から25人に引き下げられないものか、伺います。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 文部科学省の定める幼稚園設置基準により、幼稚園では3歳児、4歳児、5歳児ともに定員は35人となっております。本市におきましては、定数を幼児、児童一人一人の育ちに応じたきめ細かな対応をしていくために、4歳児30人、3歳児15人に引き下げております。5歳児及び4歳児の定員引き下げに関しましては、保育室数もふえることから、幼児教育無償化とあわせて、関連した施設等の整備のあり方について、関係部署と連携し、検討していきたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) ぜひ検討してください。再質問をさせてください。 現在、県内でも30人学級の推進により、幼稚園でも少人数学級の導入がふえてきております。ぜひうるま市でも今後導入していくよう検討してほしいと私は考えます。そしてもう1つ質問させてください。現在3歳児クラスは1クラスだと思いますが、定数を1人でも上回った場合、つまり15人が16人になった場合です。クラスは2クラスになるのですか、それとも申し込み順、抽選等があるのですか、教えてください。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 現在3歳児クラスについては、募集期間内に定員を上回る場合は抽選となっております。今年度は希望する全園児が入園できました。抽選に漏れた場合は、私立幼稚園等の情報提供、また私立幼稚園就園奨励費等の案内を行うなど、保護者の皆様が不安にならないように丁寧に対応していきたいと考えております。またクラス増につきましては、検討したいところではありますが、現在の施設の状況ではクラス増は厳しい状況でございます。どうぞ御理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) なるべく保護者の皆さんが不安にならないようによろしくお願いしたいと思います。 続きまして、本務教員の定数枠について伺います。現在うるま市18幼稚園には、39学級あると思いますが、学級担任を持つ本務教員と臨時職員の内訳を教えてください。また教頭自身が学級担任を兼務したり、預かり担当に入ったりと、人員が足りない園があると聞いておりますが、その内容と、なぜそのようになったのか、当局の見解を伺います。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 現在39学級の内訳は、本務職員25人、臨時職員14人となっております。議員から御案内のとおり、学級担任の2人が配置できず、教頭が学級担任を兼務している状況があります。
幼稚園教諭及び保育士等の不足に関しましては、近隣の市町村を含め、全国的な課題となっております。その要因として、保育所や放課後等デイサービスなどの児童福祉施設の増加により、
幼稚園教諭、保育士資格を持った職員のニーズが高まったことと、賃金や福利厚生などの待遇面が影響していると考えております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 同僚議員への答弁でも先生方が足りていないということは聞いているのですが、ちょっと違った角度で再質問します。 教頭先生自身が学級担任や預かり担当に入り、職務を兼務している園があると今、答弁がありました。私は現場確認をしてまいりました。教頭先生は、朝7時半に園をあけ、園児を受け入れます。その日、預かり担当に入った場合、18時半まで園児と過ごし、その後片づけ、日誌、資料づくりと帰宅時刻が19時半を過ぎることもしばしばあります。すなわち一日12時間勤務となり、法で定められた1時間以上の休憩がとれるはずもなく、本当に頭の下がる思いであります。このまま労働基準に違反して働き続けると体と心に疲労が蓄積され、いつか倒れるのではないかと心配で仕方がありません。当局はこの件に対し、情報をどこまで知っていますか。また新年度が始まり、現在まで何の対処もありませんが、夏休み、2学期以降はどうするつもりなのか、当局の考え方をお聞かせください。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 臨時職員未配置の幼稚園において、現場でそのような対応をされている先生方に対しまして、大変感謝をしているところです。幼稚園におきましては、保護者のニーズに対応するために、預かり保育を6時30分まで行っております。そのため市としましては、朝出勤の職員が定時に帰れるように、預かり学級担任、障害児加配職員のほかに補助員を各園に1人、合計17人配置しております。しかしながら、学級担任や教頭が時間外勤務で対応している現状があることから、取り組むべき課題であると考えております。また
幼稚園教諭の臨時職員募集に関しましては、市のホームページやハローワーク等から随時行っておりますが、なかなか職員を配置することができない現状にあります。人的なつながりを生かした人材確保の取り組みなど、継続して臨時職員の募集を行ってまいります。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 次はとても重要なポイントです。再質問をします。 職員の募集を前年度から行っていることも私は重々知っております。しかしながら、幼稚園の先生になるには、
幼稚園教諭免許が必要であります。なかなか簡単に人が見つかるはずがありません。そうしたらどう解決したらよいのでしょうか。逆に職員が足りていないところの教頭には、クラス担任、預かり担任に集中してもらい、教頭が行っている事務的処理や文書発行をしてもらう臨時的事務員を雇い、職務を分担すれば、教頭自身の負担も減ると思います。この件に関し、当局の考え方を伺います。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 午前のクラス担任が未配置の幼稚園に関しましては、田場幼稚園におきましては、補助員という形で事務的処理を行う臨時職員を4月、5月は任用しておりましたが、本人の都合により、現在は未配置となっております。議員から御提案の中にありますように、臨時事務職員の配置等も含め、今後教頭の事務のサポート、幼稚園指導主事の派遣等を検討してまいります。
教育委員会として、現場の先生方に対するサポート体制を図っていくよう迅速に対応していきたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員)
教育委員会の先生方の中には、
幼稚園教諭免許を持った方がたくさんいますので、ぜひ現場のサポートができたらいいのかなと思います。 最後に再質問をさせてください。最後に、以上のことから今後の幼稚園運営が円滑にできるように、また人員確保に苦労しないためにも、学級定数の枠内は本務教員を採用し、学級担任、園運営の業務の充実を図り、園児によりよい教育活動を行っていく必要があると私は考えます。当局の見解、または今後の本務職員の採用予定計画等あれば教えてください。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 正職員の採用は、職員定数の関係で難しいところもありますが、関係部署とも協議しながら対応していきたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) よろしくお願いします。 続きまして、(3)臨時教員・預かり保育担当教員の待遇改善についてであります。この件におきましては、臨時教員の待遇面からお伺いいたします。まずは1日何時間勤務で、日給は幾ら、また夏季手当、年末手当の支給はありますか。そして時間外手当は支給されておりますか、それぞれ教えてください。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 午前の学級担任については、7時間45分勤務で、日給が9,000円、午後の預かり担任については7時間45分勤務で、日給が8,400円となっております。また臨時職員に対する期末勤勉手当の支給はありません。時間外勤務手当については、うるま市臨時職員の任用、給与、服務及び勤務条件等に関する規則第10条に基づき、時間外勤務手当の支給をしております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 時間外手当がついてよかったです。私が最初に質問をしたときは、時間外手当もなくて、時間が来たら先生方に帰るよう指導等があったので、なかなかそうはいかないということがあったのですが、それはもう前進したのかと思います。再質問をします。1日7時間45分勤務で、日給9,000円、特別手当、時間外手当はあると答弁をいただきました。近隣の幼稚園臨時職員と比較したいと思います。沖縄市、北谷町についても同様に教えてもらっていいですか、よろしくお願いします。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 沖縄市と北谷町へ確認したところ、平成30年度の幼稚園臨時職員賃金は、日給9,300円の同額で、期末勤勉手当等はなし、時間外勤務があれば時間外勤務手当は支給するとのことです。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 今の確認をします。うるま市、沖縄市、北谷町を比較します。同じ仕事、同じように子供たちのために一生懸命働いたとして、年収にしますと約8万円から10万円近くもの差が出ることになります。これでは本務教員を目指し、働きながら勉強しているいい人材の先生方は、他市町村に出ていってしまう可能性があると私は考えます。そこで質問いたしますが、日給9,000円を沖縄市を上回る9,500円に引き上げることが可能かどうか、伺います。日給9,500円は時給にしますと、約1,225円ぐらいになります。私は幼稚園教員免許を持ち、人手不足の現在、時給1,300円でも高くないとは考えますが、当局の見解をお知らせください。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。
幼稚園教諭は3歳から小学校入学前の子供に教育を行う仕事であり、健康、人間関係、環境、言葉、表現の領域について、運動や遊びなどを行いながら、子供の人間性や感性、身体能力を育てていきます。また小学校に上がる前に集団生活のルールを教えたり、しつけを行うことも
幼稚園教諭に求められる役割です。その役割に応じた待遇は必要だと認識しております。臨時の
幼稚園教諭賃金の引き上げについては、平成29年度に日給「8,100円」から「9,000円」へと900円の引き上げ、また臨時職員の預かり担任は「7,600円」から「8,400円」と800円の引き上げを行っております。交通費についても平成29年度からは職場から2キロ以上の通勤に対して、1日100円の支給を行っております。今後、
幼稚園教諭のニーズの高さを考慮し、
賃金引き上げ等について、沖縄市も含め、近隣市町村の状況を確認し、関係部署と調整していきたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 指導部長、日給が上がることはとてもいいことだと思います。ただし、私が最初に取り上げた6年前も、沖縄市より賃金が低かったのです。そのときからは大分上がっています。改善されています。上等だと思います。しかし、沖縄市が上げたからうるま市も上げるではなくて、うるま市が先に沖縄市より100円でも200円でも時給を高くすれば、おのずと、やはり先ほども申しましたが、100円、200円変われば、年間にすると10万円近く変わりますので、沖縄市に流れているうるま市出身の方も来るのではないかと思いますので、ぜひ前向きな検討をよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、預かり保育担当教諭の待遇改善についてお伺いします。私、事前に調べてきました。ここは沖縄市と比較したいと思います。勤務時間、うるま市10時30分から19時、休憩45分を含み、実労7時間45分、日当8,400円に対し、沖縄市が10時15分から18時45分、休憩45分、実労7時間45分はうるま市と同じですが、日当がここも8,800円と400円も高いのです。これでは預かり保育を希望する職員がお隣の沖縄市へ流れるのは当然のことではないでしょうか。年間にして、こちらは約10万円の給与が変わります。それはとても魅力だと私も思います。さて、うるま市は今後どう対応したらよいでしょうか。私は最低でも沖縄市同等の8,800円、さらに先ほども申しましたが、上の9,000円ぐらいまで日当を上げてもいいのではないかと考えます。こちらも人員が不足している現状があります。当局の預かり保育担当教諭の待遇改善の考え方についてお聞かせください。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 預かり担任教諭についても先に述べましたように、
賃金引き上げ等の待遇改善について、臨時職員の皆さんが安心して働けるよう関係部署と積極的に検討していきたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 積極的に検討と伺いましたので、ぜひ積極的によろしくお願いしたいと思います。 続きまして、(4)新規教員採用年齢について伺います。まず初めに、現在の幼稚園職員新規教員採用年齢を伺います。上限何歳までとなっておりますか。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。
幼稚園教諭職につきましては、平成23年度の採用試験においては、受験資格が29歳までとなっておりましたが、平成24年度から平成29年度までの採用試験においては、32歳までとなっております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) こちらも少しは改善されていますね。7年前は29歳だったのが、今は32歳になっていると。32歳と制限があるために、経験を積んだすばらしい人材がうるま市での受験をあきらめ、他市に流れてしまう現状があります。近隣を紹介します。沖縄市39歳、宜野湾市35歳となっており、沖縄県教員採用試験におきましては、45歳まで年齢が拡充されております。なぜ、うるま市だけ32歳のままなのでしょうか。私はいい人材を確保するためにも沖縄市と同じ39歳、欲を言えば同じ45歳まで採用枠を広げるべきだと考えます。当局の新規採用年齢の引き上げについての考え方をお聞かせください。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 新規採用年齢の引き上げにつきましては、本市の
幼稚園教育の現状や地域社会の現状等を勘案し、検討課題とさせていただきます。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) ぜひ検討してください。何人もの議員が、幼稚園教員が足りなくなるのではないかという質問もあったと思いますが、私もそう思っていますので、ぜひ他市町村に流れないように、うるま市で努力、改善してほしいと思います。 続きまして、現在、急速に移行が進んでいる
認定こども園、うるま市も検討する時期に来ているのかなと私は考えます。しかし一方で、保育園、幼稚園ともに、よさをかねていると思いますので、今後の議論や勉強会、幼保の交流会等、いろいろな準備等も必要となってくると思います。そこで質問いたしますが、今後のうるま市の幼保連携型
認定こども園の考え方について当局の見解をいま一度聞かせてください。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。
認定こども園につきましては、現在、こども部を中心として各関係機関と協議を重ねており、就学前の教育と保育を一貫して提供する
認定こども園への移行等も視野に入れ、検討を進めているところです。その
認定こども園のあり方としては、総合的に検討していきたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 再質問をさせてください。
認定こども園に移行した場合、幼稚園、保育園、両方の免許が必要だと思いますが、現在、
幼稚園教諭は全員保育士免許を持っておりますか、教えてください。よろしくお願いします。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 本市では、保育士・
幼稚園教諭職として、保育士資格と
幼稚園教諭免許を有する者を採用しております。
認定こども園への移行に伴い、
幼稚園教諭と保育士の両方の資格が必要になりますが、現在、
幼稚園教諭48人中11人が保育士資格を有していない状況にあります。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 再質問をします。 48人中11人の先生方が保育士免許を持っていないとのことですが、今後どのように免許を取得させる予定がありますか、幼稚園の職務を行いながら、学校等に通うのは無理があるし、通信教育をする時間も確保できるのか心配であります。当局の今後の免許取得の考え方をお聞かせください。
○議長(
大屋政善) 指導部長。
◎指導部長(盛小根完) お答えいたします。 今後、保育資格を有していない
幼稚園教諭が資格を取得する際の負担軽減について、関係部署と協議してまいりたいと考えております。また本人の意向を踏まえ、取得に向けた支援体制の整備を検討してまいりたいと考えています。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 指導部長、ぜひ早い段階での支援体制の整備を明確にしてもらったら助かるのかなと思います。よろしくお願いします。 続きまして、5番目、川崎幼稚園、小学校車両進入路整備についてであります。まず初めに、新年度となり、PTA会長、
幼稚園教頭、小学校校長と異動がありましたが、事業の内容はスムーズに引き継がれておりますか、伺います。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 川崎幼稚園、小学校の車両進入路整備につきましては、人事異動等により、前校長から現校長に引き継がれ、教頭やPTA関係者も含めて、これまでの経緯について説明し、確認しているところでございます。そのため事業の内容等につきましては、十分理解しているものと考えております。現校長としましては、信号機や横断歩道を移設すべきとの考えがあるようですが、これまで学校関係者や道路関係者と協議した結果からしますと、現在の正門右側の案で整備したほうが、子供たちの安全面を優先した早期解決策につながると考えられることから、
教育委員会としましては、この案で整備していきたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 正門右側の案ということですが、今議会に300万円の予算が計上されておりますが、現在の状況と今後のスケジュールについて教えてください。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 今回の車両進入路の整備につきましては、関係者からの同意等もほぼ得ておりまして、先日、補正予算が可決いたしましたので、早急に設計業務等を行い、できるだけ夏休み期間中に工事が完了するよう作業を急ぎたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 私も同意しているほうの人間ですので、せっかく予算をいただきましたし、ぜひ工事がスムーズにできるように協力方を惜しまないつもりでありますので、ぜひ安全な工事をよろしくお願いしたいと思います。 最後にもう一度確認させてください。今回、自治会、PTA、学校側から信号機や横断歩道の移設要請があったと思います。私は当局とこの件に関して何度も議論してまいりました。その都度、移設は困難であると伺ってきました。私は教育環境の整備、子供たちの安全を守ることは行政の責務だと考えております。なぜ県や県警は信号機移設に難色を示していると思いますか、当局の考え方をお聞かせください。
○議長(
大屋政善) 教育部長。
◎教育部長(宮城為治) お答えいたします。 信号機や横断歩道の移設が困難な理由としましては、警察や公安委員会への県内各団体からの信号機設置要望が多く、新規設置を優先していることから、移設等につきましては優先順位が低くなり、対応が厳しいと理解しております。そのため
教育委員会としましては、子供たちの安全を優先する必要から、現在の案での車両進入路の整備を進めていきたいと考えております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 教育部長、ぜひ正門右側の案でよろしくお願いしたいと思います。私も小学校におきましては、会長ではありませんので、余り意見も強く言えない立場にあります。しかし、やはり人それぞれ意見がありまして、何で横断歩道、信号機移設できないのか、反対だよという意見もあるのです。でもぜひ子供たちの安全が優先だというのをまた協議の際に申し出て、早目に工事ができたらいいなと思います。よろしくお願いいたします。 最後です。6番目、川崎街区公園に関する事項についてであります。この件におきましては、私が議員となった8年前に真っ先に取り上げてきた問題であります。区民の夢であった川崎街区公園がもう少しで完成というところまで来ております。現在、工事が一部ストップしているように見えます。区民からはどうしたのかとか、芝生、遊具を買う予算がないのかと、心配事が絶えません。そこで区民を安心させるためにも現在の進捗状況と供用開始は予定どおり行えるのか、お知らせください。よろしくお願いします。
○議長(
大屋政善)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(島袋房善) お答えいたします。 川崎公園は地域住民のレクリエーションや交流の場として、また防災活動の拠点として整備を行っているところでございます。造成工事、あずまや、ステージ、トイレなどは既に完了しており、平成29年度末までの進捗率は事業費ベースで71.5%となっております。事業の最終年度である本年度は、遊具の設置や園路の舗装、植栽、照明工事などを行い、平成31年度に供用する予定となっております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員)
都市建設部長、ぜひ平成31年度より供用開始ができるようによろしくお願いしたいと思います。 続きまして、(2)慰霊塔設置について伺います。現在、川崎区には慰霊塔がありません。遺族会からの希望もあり、公民館や公園に隣接して慰霊塔を設置できないものか、区民の多くの声があります。当局として、慰霊塔設置の考え方を伺います。よろしくお願いします。
○議長(
大屋政善) 福祉部長。
◎福祉部長(上原満) お答えいたします。 うるま市に設置されております戦没者の慰霊塔・碑について、市が建立した慰霊塔は石川地区の世栄津の森にあります聖魂之塔と、具志川地区の安慶名城跡公園にあります慰霊の塔の2カ所となっております。それ以外の慰霊の塔・碑につきましては、自治会等にて建立し、管理を行っていることから、市としましては、自治会の慰霊塔に関しましては、各自治会にて対応していただいております。
○議長(
大屋政善) 又吉 法尚議員。
◆4番(又吉法尚議員) 慰霊塔に関しては、各自治会の対応をしていただきたいとのことなので、私も区長とか、遺族会の皆さんと相談しながら、どこに建てたほうがいいのか検討して、また今後、検討してまいりたいと思います。ありがとうございました。 今回6項目について一般質問をしてまいりましたが、島袋うるま市長を初めとする執行部の皆様方、誠意ある答弁、まことにありがとうございました。沖縄も梅雨明け宣言し、ますます暑くなることでしょう。夏バテや熱中症に気をつけながら、今定例会最後の一般質問者となりました。また9月定例会でお会いしましょう。私も2期目最後の議会となりますので、質問をたくさん考えて勉強して、また皆さんに問いかけたいと思いますので、ぜひそのときはよろしくお願いします。ありがとうございました。
○議長(
大屋政善) これで今定例会に通告のありました一般質問は全て終了しました。 休憩します。 休 憩(16時47分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再 開(16時48分)
○議長(
大屋政善) 再開します。 以上で本日の日程は終了しました。6月28日木曜日は、議事整理のため休会となります。次回は6月29日金曜日午前10時から会議を開きます。 本日は、これにて散会します。 散 会(16時48分) 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 平成30年6月27日 うるま市議会 議 長 大 屋 政 善 10番議員 喜屋武 力 11番議員 佐久田 悟...