豊見城市議会 > 2021-06-14 >
06月14日-04号

  • 28(/)
ツイート シェア
  1. 豊見城市議会 2021-06-14
    06月14日-04号


    取得元: 豊見城市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    令和3年第3回豊見城市議会定例会会議録 ┌───────── 令和3年第3回 ─────────┐  │    豊見城市議会(定例会)会議録(第4号)    │  │    令和3年6月14日(月曜日)午前10時開議    │  └───────────────────────────┘ 出席議員 21人 (1番)新 垣 龍 治 議員   (12番)波 平 邦 孝 議員 (2番)瀬 長 恒 雄 議員   (14番)新 垣 亜矢子 議員 (3番)真栄里   保 議員   (15番)川 満 玄 治 議員 (4番)伊 敷 光 寿 議員   (16番)宜 保 安 孝 議員 (5番)宜 保 龍 平 議員   (17番)大 城 吉 徳 議員 (6番)新 垣 繁 人 議員   (18番)仲 田 政 美 議員 (7番)楚 南 留 美 議員   (19番)大 田 正 樹 議員 (8番)大 田 善 裕 議員   (20番)外 間   剛 議員 (9番)瀬 長   宏 議員   (21番)赤 嶺 吉 信 議員 (10番)儀 間 盛 昭 議員   (22番)比 嘉   彰 議員 (11番)要   正 悟 議員欠席議員 1人 (13番)徳 元 次 人 議員職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名 事務局長  大 城   肇   主査    大 城 利 枝 次長    比 嘉   豊   主任主事  嘉 数 信 仰 班長    比 嘉   剛地方自治法第121条による出席者 市長        山 川   仁   副市長       小 川 和 美 教育長       照 屋 堅 二   総務企画部長    奥 濱 真 一 市民部長      大 城 辰 也   福祉健康部長    嘉 数 久美子 都市計画部長    新 里 秀 樹   経済建設部長    比 嘉   操 上下水道部長    金 城 道 夫   消防長       平 田 真 一 教育部長      久手堅   勝   総務課長      森 山 真由美 財政課長      大 城 直 人   防災管財課長    大 城   武 産業振興課長    喜久里 則 子   協働のまち     宮 城 盛 秀                     推進課長 生活環境課長    赤 嶺   健   社会福祉課長    金 城   悟 障がい長寿     比 嘉 徹 夫   こども応援課長   大 城 史 貴 課長 子育て支援課長   仲 座 ひろみ   保育こども園課長  上 原 元 樹 都市計画課長    比 嘉 真 人   市街地整備課長   大 城 英 貴 道路課長      城 間 保 光   公園緑地課長    大 城   堅 農林水産課長    国 吉 有 貴   消防本部      金 城   智                     総務課長 学校施設課長    嘉 川 聡 子   生涯学習      宮 里 卓 道                     振興課長本日の会議に付した事件 日程第1.       会議録署名議員の指名 日程第2.       一般質問   令和3年第3回豊見城市議会定例会議事日程(第4号)   令和3年6月14日(月) 午前10時 開 議┌──┬────────┬─────────────────────────┬──────┐│日程│  議案番号  │            件名            │  備考  ││番号│        │                         │      │├──┼────────┼─────────────────────────┼──────┤│ 1 │        │会議録署名議員の指名               │      ││ 2 │        │一般質問                     │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      │└──┴────────┴─────────────────────────┴──────┘ 本会議の次第 ○議長(外間剛)  ただいまから本日の会議を開きます。          開  議(10時00分) 議事日程の報告であります。本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。   ────── ◇ 日程第1 ◇ ────── ○議長(外間剛) △日程第1、会議録署名議員の指名であります。  会議規則第88条の規定により、本日の会議録署名議員川満玄治議員宜保安孝議員を指名いたします。   ────── ◇ 日程第2 ◇ ────── ○議長(外間剛) △日程第2、一般質問を行います。  通告順により順次質問を許します。   ── 通告番号11(21番)赤嶺吉信議員 ── ○議長(外間剛)  はじめに、赤嶺吉信議員の質問を許します。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -登壇- 皆さん、おはようございます。一般質問3日目でございますが、私は議員になって10年になりますけれども、朝トップバッターをやるのは初めてであります。大変足が震えていて緊張しておりますが、じわりじわり進めていきたいと思っておりますので、執行部の皆さん、よろしくお願いいたします。 いつも総括でやっていますので、よろしくお願いいたします。では、質問いたします。 (1)道路行政について。 ①沖縄振興公共投資交付金ハード交付金)を活用し整備している道路事業について、令和3年度に完了を予定している路線はあるのか伺います。 ②市道204号線の事業着手のめどについて伺います。 ③地元(翁長・与根地域)から市道204号線の早期整備の要望の声がありますが、計画を繰り上げる考えはないか伺います。 (2)水産業と観光振興についてであります。 ①与根地区観光交流施設の運営体制について、与根支部との協議調整は行ったのか伺います。 ②与根漁港内に養殖場や水産加工所を誘致する計画について伺います。 ③観光振興と漁港振興を盛り上げるための取組について伺います。 ④与根地区観光交流施設整備事業振興について市長の熱意のほどをお伺いいたします。 (3)環境行政についてであります。 家庭内ごみの収集の在り方について伺います。 (ア)南部市町村のもやせるごみ収集の内容について伺います。 (イ)本市のもやせるごみ収集日を週3回に増やすことはできないか伺います。 (ウ)本市のごみ収集日を1日増やすことで予算はどの程度かかるのか伺います。 (4)みどりの振興と管理について。 ①みどりの管理について。 (ア)2010年5月15日豊崎海浜公園で実施した第61回沖縄県植樹祭で植栽した木々の管理状況を伺います。 (イ)令和元年5月25日ゆたか小学校で実施した沖縄県植樹祭で植栽した木々の管理状況を伺います。 (ウ)管理に関する予算措置について伺います。よろしくお願いいたします。 ○議長(外間剛)  当局の答弁を許します。 ◎市長(山川仁)  おはようございます。赤嶺吉信議員の(2)④についてお答えいたします。 与根地区観光交流施設を活用し、釣り体験やお魚さばき体験、また将来与根近郊の美しいサンゴ礁など、海洋資源を活用したスキューバダイビングもできるよう、地元漁業関係者と連携して取り組んでまいりたいと考えております。また、与根にしかない魅力、資源を生かすとともに、6次産業化を含め、新たな観光漁業への取組も行ってまいります。さらに、オリオンECO美らSUNビーチ豊見城市民体育館などとも連携し、西海岸地区の他地区とも一体となって誘客を図るとともに、これを広く情報発信することにより、豊見城市の観光漁業の発展につなげていきたいと考えております。 ◎経済建設部長(比嘉操)  赤嶺吉信議員のご質問(1)と(2)の①から③及び(4)の①の(ア)と(ウ)について、順次お答えいたします。 (1)の①について、現在沖縄振興公共投資交付金ハード交付金)を活用し整備している道路事業は全部で6路線ありまして、市道286号線、市道218号線、市道453号線、市道257号線、市道25号線、市道2号線がございますが、令和3年度内に事業完了を予定している路線はございません。 次に②について、市道204号線は、沖縄振興公共投資交付金ハード交付金)を活用し整備する予定であり、事業着手のめどにつきましては、現時点で申し上げることはできませんが、現在事業中である6路線の事業の進捗などを勘案し、できるだけ早い時期に事業着手ができるよう取り組んでまいりたいと考えております。 次に③について、計画の繰上げにつきましては、沖縄振興公共投資交付金ハード交付金)予算がここ数年、市の要望額に対し約3割程度の内示率となっていることから、現在事業中の路線の進捗にも大きく影響している状況であります。先ほどの答弁と重複しますが、市としましては現在事業中である6路線の事業の進捗などを勘案しながら、できるだけ早い時期に事業着手ができるよう取り組んでまいりたいと考えております。 次に(2)の①の与根支部との協議につきましては、平成27年度から随時協議を行っております。なお、指定管理の契約については、今後指定管理者制度に係る運用指針等に基づき、決定してまいります。 次に②の養殖場や水産加工所の誘致につきましては、先進地視察等を行い、地元の漁業関係者と調整を行いながら、与根地区観光交流施設との連携や6次産業化も含め検討し、取り組んでまいりたいと考えております。 次に③の観光振興と漁港振興を盛り上げるための取組につきましては、現在建設中の与根地区観光交流施設を活用して、釣り体験やお魚さばき体験、将来的にはスキューバダイビングなどもできるよう、地元漁業関係者と連携を図りながら検討し、その事業内容をインターネット等を活用した宣伝や旅行会社等と連携し広く配信できるよう、誘客等に努めてまいりたいと考えております。また、オリオンECO美らSUNビーチ豊見城市民体育館との連携が図れるよう、関係機関や関係部署と協議調整を行ってまいります。 次に(4)①(ア)沖縄県植樹祭で植栽した木々の管理状況につきましては、豊崎海浜公園の管理を行っている指定管理者にて、清掃、草刈り、剪定等の美化及び環境の確保に努めております。 次に(ウ)の管理に要する予算措置については、豊崎海浜公園指定管理委託料の中に含まれております。 ◎市民部長(大城辰也)  赤嶺吉信議員の(3)(ア)(イ)(ウ)について、順次お答えします。 (ア)について、南部広域行政組合の構成市町3市3町における家庭系ごみは、全ての市町村において5種類分別とし、もやせるごみについては発生抑制の観点から指定袋による有料化を実施しております。収集回数については、週3回の糸満市を除く2市3町においては週2回としており、1回に出せるごみ袋の数は南城市が6袋、与那原町が5袋とし、それ以外の2市3町においては3袋を目安や上限としております。 (イ)について、令和元年度における排出量実績は、糸豊環境美化センターの搬入実績として週3回収集を行っている糸満市の実績約1万9,237トンに対して、週2回の収集である本市は1万6,689トンと大幅に少ない状況であります。本市においては、令和3年4月1日に廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき策定している豊見城市一般廃棄物処理基本計画の改定を行い、減量化目標としてごみの1人1日当たりの排出量の5%削減(令和元年度比)の目標を定め、行政、市民、事業者が協力して、それぞれの責任と役割分担の下に、ごみ排出抑制への取組を進めているところであるため、ごみ排出量の増大につながる可能性が高い週当たりの収集回数の増加は厳しいものと考えております。 (ウ)について、本市においては収集区域を3区域に設定し、各区域週2回回収で6日間要している状況であります。収集日を1日増やすとなると、現行の収集委託業者では足りず、委託業者を増やす必要がありますが、1業者増やすに当たって年間1,140万円が必要となってきます。また、令和元年度のごみ排出量が、糸満市実績に対して本市は大幅に少ない状況であるため、令和3年度の糸豊環境衛生事業に要する経費の負担金のうち、ごみ排出量負担金において糸満市より約3,838万1,000円少ない状況です。もし収集日を1日増やし、糸満市よりごみ排出量が増えた場合には、本市がごみ排出量割負担金を多く払う必要があります。 ◎教育部長(久手堅勝)  赤嶺吉信議員のご質問の(4)(イ)(ウ)について、順次お答えいたします。 (イ)についてお答えいたします。令和元年5月25日、ゆたか小学校で実施しました沖縄県植樹祭で植樹した木々の管理につきましては、植樹した木々の成長を阻害しないよう、定期的に除草作業を行っております。例年は学校のPTA作業で3回程度及び委託業務等において2、3回行い管理しております。昨年度の除草作業実績としましては、PTA作業新型コロナ感染拡大の影響で10月下旬の1回と、委託業務において8月下旬、3月中旬の2回、それ以外に雑草の状況により学校施設課職員で2回、合計5回を行っております。 次に(ウ)についてお答えいたします。例年委託費として除草作業に係る費用が計上されており、本年度も同様に、PTA作業及び既決予算で対応していく予定でございます。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(10時15分)          再  開(10時16分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎市民部長(大城辰也) -訂正- 先ほど(3)の(ア)についての回答の中で数字を間違えています。3袋を目安に上限としている市町村なのですが、「2市3町」と言ったのですけれども、「2市2町」でございます。すみません、訂正をお願いします。 ○議長(外間剛) -許可- ただいまの訂正は、議長にて許可いたします。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- どうもありがとうございました。(1)から順次再質問をさせていただきます。 まず①については、ハード交付金で行っている事業が6路線あるということで、ちょっと確認をしてみたら市道286号線、市道218号線、市道453号線、この3つの路線が西海岸地域で事業が進んでいると。残りの市道25号線と市道2号線は東部で行われているということですよね。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(10時18分)          再  開(10時18分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 休憩いたします。          休  憩(10時19分)          再  開(10時19分)
    ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎経済建設部長(比嘉操)  議員ご質問の市道275号線については翁長地区、市道25号線については上田のほうですね。それから市道2号線については、豊見城市城址公園のところということで間違いございません。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -質問- 議員の皆さんも理解したと思います。 私がこの質問をしているのは、4、5年前だったと思うのですが、市道204号線、トーエイ作業服の近くなんですけれども、過去に採択された事業だと認識しているんです。そこでどうにか企業の進出もあって、道路の需要が大変高まってきて、危険性がものすごく高いということで早期に事業していただきたいということで質問をしておりますので、よろしくお願いいたします。 では、②の再質問をします。西海岸の物流集積地に関する道路整備が優先しているように思われますが、市道204号線の当初計画は平成何年度だったかを伺います。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 市道204号線の整備につきましては、平成26年度より事業に着手しまして、そのときに実施設計業務を完了しているところでございます。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- そうですよね。あれから7年余がたっているわけでありまして、どうにか市道204号線の整備に着手してもらいたいという市民の声もあって、③の再質問に移りますが、市民の生活に直結した道路の整備も重要だと思うんです。しかし、先ほど言った市道25号線、ここも市民生活に直結する道路ですよね。その市道205号線についても市民優先の道路だということで、しっかり取り組んでいただきたいと考えておりますけれども、見解をお伺いいたします。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えします。 市道204号線の話だというふうに思ってお答えしますが、繰り返しの答弁となりますけれども、現在事業中であります6路線の事業の進捗などを勘案して、できるだけ早い時期に事業着手ができるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -質問- 経済建設部長、取り組んでいただいて、6路線のうちのハード交付金でやっている路線が終わらないとできないということですよね。早期に実現できるように、市長、よろしくお願いをしたいと思います。 では、(2)の水産業と観光振興について何点かお伺いいたします。 ①については、与根支部との調整も行ってきたという答弁でありました。私も何度か質問をしておりますが、今後の指定管理については、しっかりと与根支部を優先するような進め方でやっていただきたいというふうに、これは要望いたします。 ②についてでありますが、今回の答弁は6次産業も含めた実現に向けて取り組むんだという回答だったと思います。第5次豊見城市総合計画の中にもしっかりと水産業の6次産業化、加工製品の開発、学校給食をはじめとする地元の地産地消に取り組むというふうにうたわれているわけですから、しっかりと水産加工や養殖を進めていただきたいと思っております。 (2)の②について再質問をいたします。総合計画の後編の中で650万円でしたか、水道事業の予算が組まれておりましたが、その養殖事業の誘致を行うとお聞きしましたが、令和2年度から令和4年度の実施計画の中で、与根漁港配水管整備事業を行う予定だったと思いますけれども、水道事業のめどはどうなっているか伺います。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 配水管工事につきましては、現在養殖場や水産加工所等の具体的な施設や事業手法等がまだ決まっていないことから、保留となっております。今後、与根漁港内に設置する具体的な施設や整備手法等を検討していく中で、必要な時期を見計らいながら、配水管工事等について取り組んでまいりたいと考えております。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -質問- 経済建設部長、今後、PPP・PFIをものすごく気にされている議員の皆さんもいっぱいおりまして、まず企業が建物を建築して、養殖場を与根支部、あるいは養殖業者に貸出しすると想定されるわけなんです。このような取組があった場合には、市としてどのような対応を考えておりますか。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えします。 PPP・PFI等の活用等の関係だと認識しているところでございますけれども、当該施設等の設計、維持管理、運営等において、民間事業者の資金や経営能力及び技術的能力を活用することにより、市民サービスの向上及び政策的な効果が期待できる事業となる場合においては可能と考えております。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -質問- 再々質問をいたします。 今年度、養殖事業に対して手を挙げる企業があれば、受け入れる考えがあるということでよろしいですか。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 現時点における企業選定に当たっての考えとしましては、観光交流施設との連携が図れる具体的な施設や整備手法等の検討を行い、与根漁港内にふさわしい施設として公募して、公募した企業の提案内容を確認して選定してまいりたいと考えております。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- 時間がありませんので、次の質問に移りたいと思います。 ③の執行部からの回答は、オリオンECO美らSUNビーチ豊見城市民体育館、関係機関と協力をして進めていくんだというふうな答弁だったと思います。私の提案でございますが、市の観光協会や商工会を含め、ハーリー船の体験乗船ができる豊見城市龍船協会、軽量型漁礁のサンゴの植付け、岡波島へのクジラの化石の観光、年に一度の漁港まつりを開催し、これをしっかりと検討していけば盛り上がっていくのではないかというふうに思います。これは私の提案でありますので、質問ではありません。 ④の市長の熱意について述べてもらいましたが、市長、私も地元の議員として、今回の観光交流施設の建設については、千載一遇の取組だというふうに感じております。ぜひとも関係機関と一丸となって、与根支部を中心とした取組をぜひとも成功させていただきたいと思っております。 では、(3)の環境行政についてであります。(ア)については3袋を目安に上限化しているという答弁でありました。 次に(イ)について、何点か再質問させてください。ごみの1人当たりの排出量の5%削減を目標とすると部長は言っておられましたけれども、具体的な数量はどのようになっているのかを伺います。 ◎市民部長(大城辰也)  お答えします。 家庭系ごみの年間排出量を人口で除した1人1日当たりのごみ排出量は、令和元年度実績が503.06グラムであり、計画目標年度の令和12年度には単純推計で592.39グラムとなり、89.33グラム増えることになることから、令和元年度実績から5%の削減で477.91グラムの目標を目指すものとなっております。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- 今、数字を言ってもらいましたけれども、イメージがちょっと湧きません。議事録に残りますから、後でしっかり確認をしていきたいと思っております。 では、再々質問であります。ごみ排出量の増大につながる可能性と言っておりますけれども、その根拠についてお聞かせください。 ◎市民部長(大城辰也)  お答えいたします。 週3回収集を行っている糸満市に対して週2回回収である本市のごみ排出量は少ない状況であります。本市は糸満市より人口及び世帯数が多いため、収集回数が増えるとごみ排出量は増えるものと考えております。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- 言っていることは理解できます。収集を多くするとごみが増えるということは、確かに増大につながるわけですから。私が言いたいのは、現在3袋回収していますけれども、これから夏になるといろいろとごみが多くなる。生ごみ回収ができるとなると、衛生面についても有効的だと私は思うんです。それについては市民部長、どのようにお考えですか。 ◎市民部長(大城辰也)  お答えいたします。 もやせるごみのうち、生ごみ等が占める割合が多いと言われております。一般廃棄物処理基本計画において、市民における施策で食品ロス削減の推進を掲げ、生ごみの減量に向け、取組を推奨しております。また、生ごみ処理機等の補助制度を周知徹底し、生ごみのコンポスト化(肥料化)の実施を図り、減量化、資源化を図りたいと考えております。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- 市民部長、豊見城市には1つの土地に2世帯以上建つとか、あると思うんですよ。ごみの排出量が3袋と限定されているわけですよね。そうであれば、生活の中で冠婚葬祭、あるいはお祝い事とか、やむを得ない場合はごみが多く出るんですよ。それを打破するには、やはり収集の体制をちょっと変えていただきたいと思うんですが、この1世帯の3袋、やむを得ない場合の対応についてはどのようにお考えですか。 ◎市民部長(大城辰也)  お答えします。 現行の2世帯住宅の場合、生活環境課に2世帯住宅である旨の連絡をいただければ、収集委託業者との情報共有を行い、6袋まで収集できるよう調整を行っております。また、台風や冠婚葬祭等の理由によるものと確認ができれば、一時的に3袋を超える場合であっても収集ができるよう、収集委託業者と調整を行っております。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- そのように段取りをしていただければ、ごみを排出する量が3袋じゃなくて5袋にしてとか、そういうことにはつながらないと思っていますので、ぜひ委託業者と連携を取りながら、やむを得ない場合は取ってあげるということにすれば、ごみの減量化にはつながるというふうに捉えてもいいのかなというふうに思っております。ぜひこれは委託業者と連携を取りながら、しっかり取り組んでいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 (ウ)については、ごみ収集を1日増やすことで予算は幾らかとお聞きしましたが、豊見城市は糸満市より、はるかに3,380万円減量されていると。払う金額が少ないんだということをおっしゃっておりました。1日当たりの排出量の5%削減を定め、豊見城市より3,838万1,000円多く負担しているということでありますので、ここについては十分評価したいと思います。これが市民サービス低下につながらないように、今後もしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 次にまいります。(4)です。豊崎海浜公園については、私も朝、夕方ウォーキングをしたりして、いつも通るんですが、(ア)の植樹祭の標柱というんですか、いついつ植樹祭をしましたという、何柱と言うんですか。標柱が消えかかっているんですね。大事な植樹祭の期日が分からないと、海浜公園で運動をしに来る皆さん、どうして理解できるのかなというふうに思っておりますので、これはぜひ確認をしていただいて、しっかりと表記していただきたいと思いますが、これについてはどうお考えですか。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 早急に現場確認を行って、対応させていただきたいというふうに考えます。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- もう一点、この植樹祭時における樹種の数量、そして現在の育成本数についてお伺いをいたします。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 植樹祭でリュウキュウマツ、フクギなど、約4,500本の苗木を植樹しております。その後、植樹した木々の状況に応じて間引きなどを行っておりまして、このような対応を行い、現在約1,800本の木が残っているという状況でございます。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -質問- 経済建設部長、ありがとうございました。1,800本が残っているという答弁ですが、この木々も植樹祭で植えた木々であります。大変重要な観光や防災に役立つ資源であることは、誰もが認識しているところであります。しっかりと管理をしていただいて、市民サービスにつなげてもらいたいと思います。 (4)の(イ)については、PTA並びに委託業者も含めて、合計で5回の管理をやっているんだという答弁でした。立派な管理体制で行われているなと理解をいたしました。 最後に、(ウ)の再質問でありますが、年度の実施状況を見ながら、見込まれる追加予算については対応するということでありました。では、最後に質問します。当初予算内で対応することは問題ないのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(10時41分)          再  開(10時42分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 実際に今年度の実施状況を見ながら、仮に予算不足が見込まれる場合は、財政当局とも調整しながら、補正予算等で対応していきたいと考えております。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- 今回、以上をもって、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(10時43分)          再  開(10時55分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 次は徳元次人議員の発言の順位でありますが、本日欠席いたしておりますので、会議規則第51条第4項の規定により、通告の効力を失いました。以下、順次発言を許します。   ── 通告番号13(1番)新垣龍治議員 ── ○議長(外間剛)  新垣龍治議員の質問を許します。 ◆1番(新垣龍治議員) -登壇- 皆さん、おはようございます。日本共産党の新垣龍治です。 まず初めに、コロナ禍の中でワクチン接種をはじめ、職員の皆さんは本当に大変な努力をされていると思います。その職員の皆さんに敬意を表したいと思います。私も速やかな質問を心がけたいと思いますので、どうぞ執行部の皆様、よろしくお願いいたします。 通告に従いまして質問をさせていただきたいと思いますが、まず初めに、(1)の保育行政についての②のほうから質問をしたいと思います。 保育所等入所選考AIシステムについては、瀬長宏議員が県外で先進事例を示し、提案した経緯があります。そして、山川市政の下で県内初の導入となりました。導入効果として、選考作業に膨大な時間を費やしていた職員の負担を大幅に軽減できると期待をされていました。導入直後の2020年度の入所選考については、これまで同様の人による選考作業と、試験的なAIシステムの両方の作業で、職員の皆様には負荷がかかったと思います。そして、2021年度の選考については、AIシステムを本格稼働させています。 そこでお聞きしますが、②2021年度保育所等の入所選考について、AIシステムの運用状況をお伺いいたします。 ○議長(外間剛)  当局の答弁を許します。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 認可保育所等への入所選考に当たっては、AI選考システム導入前は希望園や年齢、各園の定員枠や在園児、きょうだいの有無、複数の希望園の順位等、そのケースごとに選考基準に照らし、指数化した上で職員が手作業で行っておりました。また、選考過程で施設からの急な受入児童数の変更や希望園の変更などが生じた場合、その都度選考作業を行うため、膨大な作業時間を要しておりました。それに伴って、保護者への選考結果通知が遅れるなどの課題がございました。AI選考システムを導入することで選考作業の大幅な時間短縮と、選考途中で変更が生じた場合にも臨機応変に対応できるなど、事務改善の効果が期待できることから、令和2年度入所申込分より一部試験的に開始しておりました。令和3年度入所申込分からは本格運用を開始しており、1回の選考作業で最大約10日要していた作業が1日から2日へと大幅に短縮されたことにより、選考結果通知を早く送付することが可能となり、二次募集を実施することができました。同システムの本格運用後は、市民サービスの向上と職員の事務負担が軽減されるなど、大きな成果を上げております。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- ありがとうございます。 システムの導入で、作業の大幅な効率化で職員の皆さんの負担軽減が図れたこと。何より速やかな決定で、また二次募集の実施ができたということで、本当に市民サービスを大きく向上させることができ、市民からも喜ばれております。次の質問に移ります。 ①待機児童解消に向けての取組について以下を伺います。 (ア)2021年4月1日時点の待機児童数をお伺いいたします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 待機児童数の調査につきましては、国が示す調査要領に基づき、毎年4月1日と10月1日を基準日として実施しており、2021年4月1日現在における待機児童数は76名となっております。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- 昨年度よりかなり待機児童数が減っているということで、コロナの状況で家庭保育する家庭も増えたということも容易に考えられると思います。 次の(イ)2022年度開園予定の新園及び分園の施設整備の進捗をお伺いいたします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 令和4年4月開園予定の自主整備を含む4者の取組状況としては、既に着工しているところが2か所と、残り2か所についても7月上旬着工を予定しており、いずれも令和4年3月までには完成する見込みとなっております。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- しっかり進捗も見ながら、連携を取っていただければと思います。 次の(ウ)来年度は大幅な定員増となる見込みですが、それに対応できる保育士確保の取組についてお伺いいたします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 新園4者につきましては57名の保育士を必要としており、令和3年5月末現在、29名の保育士を確保しているとの報告を受けております。未確保の保育士についても、求人掲載や養成校への募集及び人材紹介会社等を利用するなど、それぞれが保育士確保に取り組んでおります。また、市の補助メニューについて説明を行い、保育士確保に役立てていただけるよう、働きかけてまいりたいと考えております。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- 再質問です。 まだ必要な保育士数は確保できていないという状況なんですが、既存の園を含めて、十分なしっかりとした対策を取る必要があると思いますが、見解をお伺いします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 保育士確保については、待機児童解消に直結する近々の課題であり、既存保育施設においても苦慮している状況にあります。市としては保育士確保に有効な支援策として、保育士試験対策講座や保育士宿舎借上げ支援事業などの予算確保に取り組み、事業を継続することで保育施設の安定運営につなげているところでございます。新園設置事業者に対しても、令和4年度に向けた市の補助メニューについて説明を行い、保育士確保に役立てていただけるよう働きかけてまいりたいと考えております。また、市としては、市内で保育士の奪い合いが起こらないよう、市内保育施設に勤務している方の採用を控えるよう呼びかけており、今後も状況把握に努めてまいりたいと考えております。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- ありがとうございます。 次は市長にお伺いしたいと思いますが、市長公約に掲げました「待機児童ゼロ」については、令和4年4月1日には実現可能かをお伺いしたいと思います。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 令和3年4月1日現在における待機児童数が76名となっております。新たに4園を整備することによって、328名の園児を受け入れる体制が整う予定となっております。そのためにも保育士の確保が喫緊の課題であり、既存園も含めて十分に対策を取っていくことが重要だと考えております。令和3年度においては法人園の園長会からの要望を踏まえて、新たに保育士の就職準備金支援事業と保育体制強化事業の2事業を予算化しております。保育士の働く環境を整えて、処遇改善にもつながる取組をしている次第です。今後も市内保育施設等との意見交換をしっかり踏まえながら、待機児童ゼロの実現に向けて、全力で頑張ってまいりたいと考えております。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- この待機児童の問題については、本当に保護者にとって重要な問題となっています。多くの市民の皆さんが期待をしています。また同時に、働く保育士の処遇改善、そして働きがいのある環境の整備の推進にも、ぜひ頑張っていただきたいと思います。次の質問に移ります。 (2)道路行政について。 豊見城中央線整備事業について以下を伺います。 (ア)進捗状況をお伺いします。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 豊見城中央線の進捗状況について、事業主体である沖縄県南部土木事務所に問合せしたところ、令和2年度末の時点で事業ベースで約84.7%ということで伺っております。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- 次の(イ)交通量の多い根差部入り口には、信号機や横断歩道の設置、市道253号線交差点付近の電柱の移設等も必要だと思いますが、見解をお伺いします。 ◎市民部長(大城辰也)  お答えします。 根差部入り口の信号機の設置につきましては、令和2年度のワクドキ地域懇談会書面対応において根差部自治会から要望もあり、令和2年度信号機・横断歩道設置等要望書の中で、県道11号線から市道253号線の右折困難の交差点として、信号機の設置を豊見城警察署へ要請したところです。引き続き信号機の設置に向けて、豊見城警察署と意見交換を重ねてまいります。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 県道11号線との交差部、市道253号線の電柱移設について、事業主体である沖縄県南部土木事務所に問合せしたところ、当該電柱については管理者である沖縄電力株式会社において移設予定でありますが、豊見城中央線の無電柱化に伴う電線共同溝からの連系設備立上電柱であり、豊見城中央線の電線共同溝整備と深く関わるため、現在沖縄県において電柱移設の設計業務を行っているということで伺っております。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- 答弁ありがとうございます。 豊見城中央線整備については、少しずつではありますが、前に進められています。まだNHK入り口から上田までの高安工区の整備についても、もっとスピード感を県に求めていただきたいと思います。また、豊見城中央線の整備に当たっては、交差点のある分離帯に車やバイクが接触する事故等も度々発生しています。これは真玉橋の嘉数入り口のほうですね。今はポールが立てられて、安全対策もされてはいるんですけれども、県へこういう安全対策についてもしっかり求めていただければと思います。 あとは、根差部入り口の信号機と横断歩道の設置については地元自治会の要望もあります、交通量も多く、自動車、歩行者にとっても設置が求められていますので、ぜひ警察署との意見調整を進めていただければと思います。あと、根差部入り口付近に設置されている2本の電柱ですね。これは先ほど答弁いただいたように沖縄電力のほうが移設を予定しているということで、本当にいい報告ができるなというふうに感じています。これは交差点付近に設置されているということで、車2台が対面で通行することができない状況になっていまして、通行時に車が電柱に接触したというような地域の方の声もありましたので、本当に長年の地域住民の課題の一つでありましたので、よい報告ができます。どうもありがとうございます。続いての質問に移ります。 (3)子育て支援の取組について。 ①こども・子育て応援団の登録状況についてお伺いします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 こども・子育て応援団とは、豊見城市の子どもたちや、その家庭のために様々な取組を行っている皆様にこども・子育て応援団へ登録いただき、それぞれの取組を市のホームページ等で掲載、発信することで、まち全体で子どもと子育て家庭を応援するという機運を高める取組です。令和2年10月より、こども・子育て応援団の登録募集を開始し、5月31日時点において登録数は62件となっております。内訳としましては、企業、団体等による登録は33件、個人での登録は29件となっております。所在地別で見ますと、市内52件、市外からの登録が10件となっております。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- 今、こども・子育て応援団62件が登録されているということです。この登録していただいた応援団の皆さんに対して、何らかの形で定期的に情報提供をして、取組状況などを共有する必要があるのかなとも思います。例えば年に何回かは子育て支援の取り組みを報告することで、自分たちも豊見城市の子育て支援に協力している、参加しているというような意識をしっかり持ち続けることにもつながると思います。ただ、登録後何もなしに時間が経過してしまうと熱が冷めてしまうということも考えられますので、その辺について検討をお願いしたいのですが、ちょっと見解をお伺いいたします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  議員ご指摘のとおり、情報共有につきましては大変重要な事項だと考えております。今後については、そういう機会を設けていきたいと思います。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- ぜひよろしくお願いいたします。 次、②こども未来基金について以下をお伺いします。 (ア)寄附の状況についてお伺いします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 寄附の状況につきましては、令和3年5月31日現在、7件の企業、団体、個人の皆様から182万3,689円のご寄附をいただいております。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- 次に、(イ)周知方法についてお伺いします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 こども未来基金の周知方法につきましては、現在積極的に市の広報紙、ホームページにおいて情報発信を行っており、また庁内の全課に対し、窓口に卓上POPの設置依頼を行っております。今後の取り組みとしては、こども未来基金に関するポータルサイトを立ち上げ基金の周知を図り、基金の運用状況について公表していく予定となっております。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- ありがとうございます。 今、寄附の状況について、5月31日現在で7件、182万3,689円の寄附が寄せられたということですが、こども未来基金が4月1日に施行されて2か月、本格的な周知もこれからという期間で、ましてや、今コロナの影響で企業も個人も大変厳しい現状の中で、これだけの180万円余りの寄附をしていただいたことは本当に貴重であります。市の財政をチェックする議員として、また子育て支援を推進する立場から、寄附をしていただいた皆さんに心より感謝を申し上げたいと思います。周知についても、今後ポータルサイトの立ち上げということで、さらに公式LINE等もしっかり活用して情報発信をしていただければと思います。次の質問に移ります。 今年3月、学生の5人に1人が生理用品入手に苦労しているという報道がなされました。このコロナ禍の中で生理の貧困が顕在化し、大きな社会問題となっています。政府の男女共同参画局が発表した今年9月の調査によると、生理用品配布に取り組んでいるのは39都道府県の255自治体となっています。県内では沖縄県や北谷町、沖縄市、宜野湾市などが取り組み、その後、ほかの自治体でも検討されているということです。 そこで③の質問ですが、経済的困窮で生理用品が買えないなどの理由で、生理用品の入手が困難になっている子どもたちの「生理の貧困」が問題視されています。 子どもたちが安心して教育を受けられる環境を前進させるために、小中学校や高校、児童館や子どもの居場所等で生理用品の無償配布ができないかお伺いします。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 生理の貧困につきましては、コロナ禍における貧困問題として大きな問題となっており、多くの女子児童生徒を預かる教育委員会としましても、この問題への対応が必要であると考えております。現在の状況としましては、学校側から生理の貧困に関する支援の要請等はございませんが、各校の状況把握を行うためアンケート調査を行っており、回答を取りまとめ次第、必要な支援へつなげられるよう準備を進めてまいります。また、必要な財源につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が活用できないか、関係課との調整を併せて行ってまいります。 なお、支援方法としましては、学校保健室において生理用品の配布を考えており、生理用品などの必要な種類、数量については、学校現場と調整を行いながら対応してまいりたいと考えております。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- 前向きな答弁、ありがとうございます。 先日の一般質問でもありましたが、配布方法については、ぜひ個室トイレへの設置をしていただきたいと思います。これは生徒のプライバシーを守るという点でも非常に重要なことですので、検討をお願いしたいと思いますが、それについてはどうでしょうか。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 学校現場とも調整しながら、トイレでの配布という部分に関しても検討してまいりたいと考えております。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- ぜひよろしくお願いいたします。財源についてはコロナ関連の交付金の活用を検討しているということでしたが、他自治体では防災備蓄のほうも活用しておりますので、これについても使用期限があると聞いていますので、その活用もぜひ検討していただければと思います。ぜひ早めの対応をお願いしたいと思います。 これは一時的なものではなくて、継続して取り組む必要があると思います。世界各国でも、この生理の貧困というのは社会全体の問題として捉えられ、生理用品の無償提供や非課税への動きが急増しています。国も6月1日の男女共同参画会議において、女性活躍重点方針案に生理の貧困の支援を掲げていますので、ぜひ国に対しても継続した支援のできる財政支援を市のほうからもぜひ求めていただければと思います。次の質問に移りたいと思います。 (4)高齢者福祉サービスについて。 ①高齢者への外出支援サービスについて事業の内容をお伺いいたします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 本市では、一般の交通機関の利用が困難な在宅の要援護高齢者が福祉タクシー等を利用する際、その費用の一部を助成することにより、要援護高齢者の福祉の向上及び経済的支援を図ることを目的として、豊見城市外出支援サービス事業を実施しております。本事業の利用対象者は、市内に住所を有するおおむね60歳以上の在宅の要援護高齢者で、本人が市町村民税非課税であり、介護保険法第19条第1項に規定する要介護認定を受けた者で、要介護3、4または5の認定を受けており、車椅子、寝台車等によらなければ移動することが困難な者、または要介護認定を受けた者で要介護1または2の認定を受けており、特に下肢が不自由な者で市長が必要と認めた者のいずれかに該当する者としております。また、事業内容は、本市が事業を委託している沖縄県福祉介護タクシー事業協同組合の福祉タクシーによる利用対象者の居宅か医療機関等までの送迎としております。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- ありがとうございます。 ②の質問になりますが、コロナによって沖縄県も現在緊急事態宣言中で、これまでも県民への外出自粛要請が度々続いています。その影響が飲食業をはじめ様々な業種に及び、事業を営んでいる皆様には本当に厳しい状況が続いています。この介護タクシー業界でも同様の声が聞かれています。介護タクシーの利用者は、主に医療機関や介護施設の通所だと言われていますが、病院での定期受診も今は月に一度から2か月に一回ということで、利用回数も減っている状況があります。 そこで、②コロナ禍による外出自粛で、介護タクシーの利用者が激減している状況があります。昨年度コロナ対策で実施したクーポン事業のように、実施事業者を登録制にして市内事業者を応援できないかお伺いいたします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 外出支援サービス事業を沖縄県福祉介護タクシー事業協同組合へ委託することにより、①サービス利用者は一つの窓口に電話することにより、希望する日時に配車してもらえる。②組合は、複数の利用者が同日時に利用を希望した場合でも、組合に加入している複数の事業者で対応することが可能であることにより、安定したサービスを提供でき、利用者の利便性がよくなると考えております。本市が事業を委託している沖縄県福祉介護タクシー事業協同組合に問合せたところ、組合への加入については幾つかの要件があるとのことであり、詳細については組合へ直接お問合せいただきたいとの回答でした。沖縄県福祉介護タクシー事業協同組合に加入していない福祉タクシー事業者においても、組合へ加入することにより配車依頼を受ける機会が増えるものと考えております。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- 利用者の利便性の面から、事業組合のほうに委託しているということでした。 再質問になりますが、他の自治体での同様の外出支援サービスの委託状況について把握していらっしゃれば、お伺いします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  事業所と契約している市は、うるま市が現在契約を行っていると伺っております。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- そうですね、うるま市のほうが市内8事業者と契約をしているということです。利用者の利便性第一ということは当たり前なんですが、コロナでどういう形で市内の事業者を応援できるかという、そういう観点もぜひ持っていただきたいと思います。うるま市は市内の8事業者でやっているということですが、豊見城市のこれまでの利用実績などでどのぐらいの利用者が、同日利用がどのぐらいあって、それを踏まえて、どのぐらいの事業者数だと個人事業者に委託できるかということも踏まえて、今後可能な限り、市内事業者が関われるような検討をお願いしたいと思いますが、それについてはどうでしょうか。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 沖縄県福祉介護タクシー事業協同組合に確認したところ、組合に加入している市内の事業者は1事業者だけとなっており、市として把握している事業者を含めて2事業者となっていることから、利用者の利便性を考えると、現時点においては福祉介護タクシー事業協同組合との契約を継続してまいりたいと考えております。ただし、今後そういう事業所が増えてくることを見込みまして、前向きに取り組んでまいりたいと考えております。 ◆1番(新垣龍治議員) -再質問- ぜひお願いいたします。 やはりコロナでどの業種も本当に厳しい状況で、こういう交通機関も那覇市のほうではワクチン接種の会場にタクシーを利用した場合、65歳以上には500円のクーポンを配布するなどの取組も行っていますので、様々な形で市内業者を応援できるような取組を、ぜひ検討していただきたいと思います。 ちょっと時間が大幅に余りましたが、これで一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(11時26分)          再  開(11時28分) ○議長(外間剛)  再開いたします。   ── 通告番号14(16番)宜保安孝議員 ── ○議長(外間剛)  次に、宜保安孝議員の質問を許します。 ◆16番(宜保安孝議員) -登壇- 皆さん、おはようございます。こんにちはでスタートする予定が、おはようございますになってしまいました。本日は1時半から再開するだろうと思って準備していたのですが、ちょっと準備不足の面もあるかもしれませんが、できる範囲の中で一生懸命頑張っていきたいと思います。 (1)与根体育施設(サッカー場)について質問します。 ①これまで5年間の利用状況について伺います。 ○議長(外間剛)  当局の答弁を許します。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 議員ご質問の与根体育施設の利用状況につきましては、過去5年間のうち平成28年度から平成30年度については、市体育協会の指定管理となっており、その際の集計資料が野球場とサッカー場の合計として集計されておりますのでご了承いただきたいと思いますが、延べ数でいいますと、平成28年度は682団体で1万9,784名、平成29年度は1,118団体で2万7,922名、平成30年度は508団体で1万9,945名。令和元年度からはサッカー場のみの集計となりますが、457団体で1万3,634名、令和2年度は305団体で1万682名の利用実績がございます。利用時間帯についてでございますが、平日については、夕方の時間帯は主に豊見城中学校サッカー部を含む小中学生に利用されており、夜間については一般団体に利用されております。また、休日については、子どもたちから一般団体まで幅広い年齢層に、主に試合会場として利用されてきた状況でございます。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 5年間の問いに、令和元年度からはサッカー場のみと集計されて分かりやすくなっておりますので、そこでちょっと見てみますと、令和元年度はサッカー場のみで457団体1万3,634名、令和2年度が305団体1万682名。本当に多くの市民の皆様にこのサッカー場は利用され、愛されてきた施設でございます。 次の質問に移りますが、②現在、平日16時以降及び土日の利用ができなくなっております。その理由についてお伺いします。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 与根体育施設の利用制限につきましては、与根体育施設の設置及び管理に関する条例が存続されており、教育委員会としては管理義務が発生していることになりますが、令和3年度予算には与根体育施設の管理費が予算化されておりませんので、教育委員会の管理方針を確定するため、4月26日の臨時教育委員会及び4月28日の定例教育委員会において議論いただきましたが、いずれにしても結論が出ず、継続審査の状況でございます。しかしながら4月28日の定例教育委員会におきましては、担当課の職員が直接現場に行って貸出業務や除草、清掃作業などを行っていることについて、限られた人員で普段の業務を行いながら管理運営の業務を継続することは、職員の負担が増大するなど非常に困難な状況がございましたので、教育委員に了解を得た上で、やむなく5月14日からは与根体育施設の利用を制限したところでございます。担当部署としましては、条例に基づいた適切な市民サービスを提供するために1年間分の管理費を予算化するための要求をすることについて、教育委員会の議決を得ることにより、市長部局と管理費の予算化について調整してまいりたいと考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- ご存じない市民もいますので少しお話しさせていただきますと、市長、当局の方々が市の考えとして、与根のサッカー場に新たな施設を誘致したいという流れがあり、これまでも議論がありましたが、その件が議会では承認されることなく、現在に至っております。その中で、元の野球場の半分と現在のサッカー場を足して、新たにサッカー場として存続して使うように市議会で決定されましたので、それを基にこれまで同様維持管理ができるようにということで、教育委員会のほうから執行部に対して予算をつけるようにというお願いがあったと思いますが、その予算は一体どれぐらいの予算なのでしょうか。相当すごい大きな金額なのでしょうか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(11時34分)          再  開(11時34分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 サッカー場の管理委託料として約200万円、除草清掃作業で約100万円の合計300万円でございます。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- これは300万円の予算です。市長、これはぜひ市長の判断で、一日も早く判断を下してほしいと思いますが、これまで市長は教育委員の意見も聞きたいということで教育委員会に丸投げし、そういう中で教育委員は議論を進めていくと、これは私が決めることじゃなくて市長が決めることじゃないですかというのが今の教育委員の考えです。それで判断ができない中、教育長はどうにか解決策を見出そうと思ったのか、臨時の教育委員会を開こうということで調整をしても、委員の方は忙しいと言って、日程が合わないと言って調整ができない。しかし、那覇のホテルに行って密会をしてその調整はできる。市長、リーダーシップを図って、市長の総合調整権をしっかり行使して、教育委員の皆様に一日でも早く前に出てきてもらって、市長、全員市長が任命した委員ですよ。この300万円の予算をつけるために多くの市民が、学生が、サッカーができずに今苦しんでいるんですよ。市長、教育委員というのは、ほかの仕事を置いてでも、いついつやりましょうと言ったら来るべきですよ。それが全員意見が割れているって、これはおかしくないですか。市長、何かやましいことでもあるんですか。なければ一日でも早く集めていただきたいのですが、市長の見解を伺います。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(11時36分)          再  開(11時37分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えします。 当該廃止条例案は、教育委員会において何度も意思決定がされる中、議会における6度の否決を受けた重要異例な案件でございまして、今後の与根体育施設の取扱いにつきましては、執行部として慎重な検討が求められるものでございます。よって、教育委員会での検討や教育委員会の検討を踏まえた長との総合調整等を踏まえ、再度必要な調整を行う必要があると考えておりますので、今後も引き続き調整を行っていきたいと思います。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- この件、やはり多くの市民に聞いていただきたいと思って、今日は1時から一般質問があるということで、多くのサッカー関係者の皆様方にも前もって話をしていますし、いろいろな質問がありましたが、議会の中で市長の意見を聞きたいというふうに言いました。今、総務企画部長がしゃべったのは、これまでの各委員の質問に対しても同じような答えしかしていません。私が聞いているのは、この現状において、市長がどのように考えているかという市長の思いを聞いているんです。ですから市長に答えてほしいのですが、市長よろしくお願いします。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 現在の与根体育施設の管理運営に関しましては、教育委員会の主管になっておりますので、しっかりとそこの中で協議をされるものだと考えております。その上で予算化に向けては様々な事務手続き上の調整を、市長部局と教育委員会が調整している中でありますので、しっかりとそれを踏まえた上で総合教育会議の開催についても判断をしていきたいと考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 市長、どのような事務調整をされているんですか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(11時39分)          再  開(11時40分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えします。 これまで教育委員会のほうでも何度も意思決定されている中での議会における6度の否決でございますので、今回は重要異例な案件であり、また新たに場所が加わったという条例にもなっておりますので、今後も引き続きその維持管理費も含めて調整を行っていきたいと思います。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 先日、与党、野党、会派長、議長、副議長と市長は面談をして、議員の総意として一日でも早く予算をつけるようにという要請を受けたと思います。その日から今日まで調整をされたのか、何もしていないのかお答えください。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(11時41分)          再  開(11時41分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 間違えました。予算要求ではなくて、利用制限の解除を求める陳情を受けたと思いますが、その日から本日まで何かアクションを起こされましたか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(11時41分)          再  開(11時42分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えします。 もろもろの調整の中では、これまで教育委員会での検討がなされてきているものでもございますので、改めて、またそういった内容を確認していきたいと考えております。
    ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 市民は今、どういった気持ちでこの答弁を聞いていますかね。本来なら(2)、(3)と続けたいんですが、もうせっかくなので(4)市長の政治姿勢について伺います。 政治的立場の捉え方や価値観については、議員も含めてそれぞれであることは私も尊重します。その中で以下の質問を行います。 ①市長は自身の政治姿勢を「保守中道」と表現している。「保守」または「中道」の定義とは何か、お伺います。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 保守中道などの政治的な立場の捉え方は、人それぞれ立場や考え方など、多様な価値観が反映されたものであると思っております。一律に定義されるものではないと思いますが、私の場合は、故翁長前知事が提唱したイデオロギーよりアイデンティティを基本とし、特定の政党に属さない幅広い政治スタンスを保守中道と表現しているところでございます。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 市長がもし今回の市長選挙に本当に保守中道という立場で立候補するのであれば、また違う形の質問の仕方もあったと思いますが、現時点において本人は保守中道とおっしゃっていますが、それはもちろん本人の気持ちもあるかもしれませんが、私は市長が議員時代のときの保守中道というスタンスからは、今は全く変わってきているのではないかと思っております。市長を見ていたら、一般的にこれまでの保守というものは、これまでの伝統とか、豊見城市のこれまでの流れをしっかりと酌んで、様々な方といろんな調整をして、いろんな方を巻き込んで、豊見城市政が変わってもさらに発展を進めるためにやっていくのが保守中道の政治姿勢ではないかと思っております。しかしながら市長の政治の仕方は、完全に今あるものをぶっ壊して新しいものを導入していく、もう全く革新の政治家ですよ。私が思うには。今回の与根サッカー場についても、様々な件に関しても、これまでの経緯をしっかりと捉えた上で、いま一度、自分自身の政治姿勢を振り返るきっかけになればと思って質問をしました。 続きまして、②自民、公明のみならず、立憲民主、国民民主両党の賛同も得て、憲法改正の国民投票法改正案が5月6日に衆議院憲法審査会で可決されました。 改憲発議の環境整備につながるとの国政野党の声もあるが、市長の見解について伺います。市長を支える方々は反対だと思っていますよ。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 国民投票法改正案が令和3年6月11日に成立いたしました。今後議論をされます憲法改正につきましては、様々な意見があるものと理解をしており、より多くの国民的議論が行われるものだと承知をしております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 市長を支える与党7名中6名が共産、社民の方で、国政の中では反対をされておりました。我々議員22名中7名の与党で、今大変厳しい状況だと思います。他市町村も様々な事情があって、政権が変わって少数与党で厳しい思いをされている議会もありますが、市長は保守中道という立場であれば、我々野党にも寄り添って、少しでも豊見城市民の生活環境の向上のために前向きな動きをしてほしいのですが、なかなか今の現状を見たら厳しいのかなというふうに見受けられます。 続きまして、先日、宜保龍平議員の質問にも答えておりました。③自衛隊が沖縄に移駐して50年目となることを受け、沖縄タイムスは県内の41市町村の首長、そして議長にアンケートを実施したとの報道がありました。 「自衛隊は沖縄にとって必要か」との問いに対して、58.9%の方が必要と答えました。 保守中道の山川市長、回答について伺います。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 令和3年5月に沖縄タイムス社が実施をいたしました自衛隊に関するアンケートにおける、「自衛隊は沖縄の日本復帰前後に大きな議論を呼び、移駐をして50年が経過しました。こうした経緯を踏まえ、自衛隊は沖縄にとって必要な存在だとお考えですか」との問いに対して、私は「やむを得ない」と回答をしております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- この沖縄タイムスのアンケート、パーセントについては新聞に掲載されておりましたが、各市町村長の答えであったり、議長の答えは個別的に載っておりませんでしたが、いろいろ調べてみますと、市長はまた次の問いにも自身の考え方を述べられたと思います。その前に、市長は現在、日米安保に対しては認める立場でしょうか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(11時48分)          再  開(11時48分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 通告外のため、お答えできません。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 同じ関連で質問が3つありましたので、事前に秘書広報課長の質問取りにおいても、この2点目、3点目については質問するかもしれませんのでというふうに通告しております。 日米共同の基地使用訓練についての質問については、どのように答えましたか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(11時49分)          再  開(11時49分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 沖縄タイムス社がアンケートを実施した際の各項目の中で、「陸上自衛隊と米海兵隊が名護市辺野古の共同使用を合意しているのが明らかになるなど、日米の基地共同使用や共同訓練についての評価をお聞かせください」という問いには、私のほうでは「県民の基地負担が増えるため、評価できない」とお答えをしています。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- この件についても、市長、阪神大震災であったり、また東日本大震災、熊本県の震災であったり、広島県の土砂災害、様々なところで自衛隊が活躍されて、沖縄県からももちろん派遣されております。2020年の1月25日には、米軍ヘリの不時着水があったときにも自衛隊が駆けつけて救助されていたり、今年の1月29日には、宮古島に看護官5名を含めた15名の自衛官をコロナ対策で派遣されたりと、すごく住民に寄り添った行動をなされていると思うのですが、市長、豊見城市長として、多くの自衛隊の方々が豊見城市に住んでいますが、市長の思いが伝わればいいかなと思います。しかし、この日米安保について答えられない。どうかなと思いますが……。次に行きたいと思います。 ⑤についてお伺いします。県内のコロナ対策について、玉城知事の評価について伺います。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 沖縄県では、5月23日から6月20日までの間、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発令されています。その状況の中、県民を挙げて感染拡大防止と経済活動の確保という困難な課題に取り組んでいるところであると承知をしております。また、県においてもPCR検査の拡充、ワクチン接種の加速化、休校要請に伴う協力の支援など、感染拡大防止に向けて、知事を先頭に取り組んでいるものだと考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 今聞いていますと、市長は玉城知事のコロナに対する対応について、お褒めの言葉を今述べられたということでよろしいのでしょうか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(11時53分)          再  開(11時53分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 玉城デニー知事に関しましては、困難な課題に取り組んで、先頭に立って取り組んでいるものだと考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 先頭に立つはずの知事が、コロナのワクチン接種、基地の中で行われたワクチン接種のときも、自身も医療のガウンをつけて、自分の免許証を出して、「個人情報だから漏れないようにね」ってカメラの前で笑顔で写真撮影をしたり、そういうことに対して一般の県民からものすごい批判の声がありますし、県議会の臨時議会の忙しい中、コロナの申請に行ったのかなと思ったら、復帰50周年ということで基地負担の軽減を求めるために行って、その場で多くの国会議員の前で、「ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ」と言ってにやにや笑って、みんな唖然ですよ。我々の代表である知事は、笑われているんです。それも全国ナンバーワンの感染率、この状況を市長、玉城デニー知事は一生懸命やっていると思われますか。 ◎市長(山川仁)  進捗状況等も踏まえて、困難な課題に取り組んでいるものだと考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 市長がもし対立するような知事だったら、市長はこのようなことは言っていないと思います。これこそ、イデオロギーじゃないですか。市長、今の現状において、先ほどなかなか捉えづらい答弁というか、今の玉城デニー知事のことを評価しているように見えますが、市長、玉城デニー知事の現時点でのコロナに対する対応について、点数をつけるとしたら何点ぐらいつけるのでしょうか。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 それぞれの考え方があると思いますので、私の中では玉城デニー県知事は、本当に歴史的に類のない困難な課題に取り組んで、しっかりと県民を守るための対策を県一丸となって取り組んでいるものだと考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- やはり点数はつけられないようですね。バーベキューすることが悪いかどうかは、ちょっと私もあれですが……。やはりトップですから、あれはちょっとどうかなと思いますね。 市長、ちなみに豊見城市は土曜日の新聞で、コロナワクチンの接種率がワーストだったという結果が出ております。これは本当に残念だなと思います。沖縄県が日本で一番コロナ対策について生ぬるい対応をし、例えば隣の糸満市で36名もの職員を配置して対応するにもかかわらず、豊見城市は15名の対応、半分以下。もちろん接種率も半分以下。このままでは豊見城市はどうなってしまうのでしょうか。続きまして、別の質問に移りたいと思います。 (2)しおさい公園について伺います。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(11時56分)          再  開(13時30分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎教育部長(久手堅勝) -訂正- 午前中に、宜保安孝議員の(1)②の平日16時以降及び土日の利用ができなくなった理由を伺うの中で、利用制限の開始日付を「5月14日から」と申し上げましたが、「5月13日から」に訂正になりますので、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(外間剛) -許可- ただいまの訂正は、議長にて許可いたします。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 私も午前中、(1)与根体育施設のサッカー場について、5月13日のサッカー場の利用制限が行われたことに対して、この間、与野党一緒になって「陳情」と先ほど言いましたが、それを「要請行動」に訂正をお願いします。市長、このサッカー場は豊見城市民のものであって、市長のものではないですので、再度またお応えできるチャンスが生まれました。よろしくお願いします。 ○議長(外間剛) -許可- ただいまの訂正は、議長にて許可いたします。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 続きまして、(2)しおさい公園について。 ②から行きます。キャンプ場整備が進まない理由をお伺いします。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 しおさい公園については、今後の利用をさらに活性化することを目的として、キャンプやバーベキューの利用、さらにはスポーツ教室利用なども含めた多目的な利用の実現に向けた検討を行っております。現在、指定管理者と連携し、調整を進めておりますが、管理運営の課題や豊見城市公園条例、都市公園法等の確認及び他自治体の事例等の確認など、実施に向けた各検討作業に時間を要しているところでございます。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- ありがとうございます。 しおさい公園の遊具については、もう古くなっておりますし、3,000万円近い遊具の改修費用をかけるのであれば、逆にキャンプ場の洗い場であったり、シャワー室であったり、そういったものを整備するべきではないかという訴えを12月にもさせていただきましたが、ぜひこの辺についても今後検討していただきたいのですが、いかがでしょうか。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 遊具改修の予算は都市公園の安全安心対策事業として、沖縄振興公共投資交付金の交付率2分の1を活用しております。キャンプ場としての整備とかは事業がちょっと違いますので、その財源をすぐに充てるというのはちょっと難しいということで、ご理解願いたいと思います。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- もちろん事業は別ですけれども、考え方として、思い切って方針転換という意味で、進めていただきたいなと思っております。 (3)瀬長船たまり場についてですが、瀬長島に向けて入る船たまり場は、これまでも大雨が降るたびに土砂が流れ出てきまして、今、干潮ではもう船が出せない状況になっております。そういう中で与根の新しい北漁港も整備されたということで、瀬長の区民の方々にはそこに移動するように促してはいると思いますが、なかなか進まない状況があると思っております。②その中において、瀬長島の島内、島のほうに民間参画、PFI・PPPを活用して船たまり場であったり、今日皆さんに提供しましたが、国土交通省には海の駅という事業があったり、様々なものがありますけれども、可能性についてお伺いします。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(13時34分)          再  開(13時34分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えします。 瀬長島は、コロナ感染拡大前には年間約300万人が来島していた県内有数の観光スポットでございます。本市の中でも特に県内外からの誘客ポテンシャルの高いところでございます。瀬長島において、アフターコロナに向けたより多くの誘客を促すための事業展開につきましては、船たまり場の課題と合わせて考えていく必要がございますので、糸満漁業協同組合瀬長支部や関係団体等との意見交換を行っているところです。その中で民間参画、PPP・PFIの手法を導入することにつきましても、関係団体の意見を伺いながら検討してまいります。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- ありがとうございます。 300万人、瀬長島にお客さんが訪れますが、ほとんどの方が夕日を見たり、買い物をしたり、食事をしたりという形で、確かに海でも遊びますが、そこに北部のホテルのそばに併設されているような船着き場があって、瀬長島に遊びに来たときに、そこで気軽にマリンレジャーができたりとか、ちょっと遊漁船に乗って釣りをしに行ったり、サンセットクルージングができたりとか、そういったものができないかということで民間はすごく興味を持っているみたいで、これだと予算が合うなというような計算をされている方々もいらっしゃるようですので、これもぜひ進めていけるように取り組んでいただきたいと思います。 最後に、(5)教育行政について伺いたいと思います。 ①教職員の多忙化が叫ばれる昨今の教育現場であるが、「教育の日」の制定を望む声が一部ではあります。 現時点における本市の考え方について以下を伺います。 まず、(イ)市長の見解についてお伺いします。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 沖縄県では、教育に対する関心と理解を深めるとともに、学校、家庭、地域社会の相互連携及び協力の下、教育の充実と発展を図る目的で、平成26年11月1日を「教育の日」と定めております。また、県内11市のうち那覇市、名護市、うるま市、沖縄市、宜野湾市、浦添市、糸満市、南城市、石垣市、宮古島市の合計10市が教育の日を定めているところです。本市における教育の日制定につきましては、制定されている他市町村の活動状況も踏まえ、教育の日が本市の教育の振興に資するよう、教育委員会及び教育関係の皆様方と連携をして、早期の制定に向けて協議をしてまいりたいと考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 私もPTAの役員をしておりましたし、今でも伊良波小学校の学校評議員ですので、先生方とこの件について意見交換をしたことがあるんですが、現場としては教育の日を制定することがまた多忙化につながってしまうんじゃないかという懸念の声が聞こえております。市長、この件についてですが、現場の先生方からの声とかを聞いたことはありますでしょうか。意見交換等ですね。 ◎市長(山川仁)  公式の場ではございませんが、何度かあります。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 金曜日の沖縄タイムスにもありましたが、教員を志願される方が10年で4割も減っている。本年度の受験者数は、前年度比9.7%減の3,190人。10年前と比べると41.6%も減少したことになるそうです。県教育長は、教員の長時間労働などのイメージ低下が原因だと分析しており、また県の教職員組合、沖教組の上原邦夫委員長は、「働き方改革が叫ばれる中、学校現場の仕事は増えるばかり。行政だけでなく地域や家庭が一緒になって取り組み、若者が働きたい職場に改善する必要がある」と指摘されております。市長、今の現状を見たとき、これを市長の答弁では「教育委員会及び教育関係者の下、皆様と連携して」というお話がありますが、現場からの意見が、反対が多数を占めるようなことであれば、それは少し踏みとどまったほうがいいかなと思いますが、いかがお考えでしょうか。 ◎市長(山川仁)  教育委員会の中では、教育委員の皆様方もいらっしゃいますので、しっかりとその意見も踏まえて、合議制の中で教育委員会、教育行政の総意として、受け止めていきたいと考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 同じことについて、(ア)照屋教育長の見解についてお伺いいたします。 ◎教育長(照屋堅二)  教育の日の制定については、平成18年度頃から各市町村の教育長に対し退職校長会が呼びかけ、教育の日を定めるよう活動を行ってきています。なぜ豊見城市において、これまで教育の日を設けなかったのかについては、教育の日を制定することによって、イベントや式典等を開催する、いわゆる活動行事に対する課題が、学校行事を除く日を設定するには土日祝日等となることから、厳しい状況にあったことが大きな理由であったと記憶しております。また、最近の課題としては、教職員の働き方改革や教師の多忙化が大きな問題になっています。5月に行われた校長面談においても、教師の多忙化を改善する取組を校長が主体的に取り組んでほしいと、私のほうから要望を行ったところです。このような状況において、私の疑問は他市がやっているからではなく、教育の日の制定が豊見城市の教育に必要あるかが問われていると感じています。現時点で私のほうとしては、教育の日を制定する考えはないというふうに考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 市長にもお伺いしましたが、教育長は現場の先生方の声は聞いていますでしょうか。 ◎教育長(照屋堅二)  私のほうも、現場の声を当然受け止めて対応する必要があるというふうに判断しています。そこで、6月11日に各校長に対してアンケートを行いました。私が一人で決めるものではないので、学校現場の皆さんに聞いております。その結果としまして、11校もありますので、必要だという回答が1校、今の状況が、中身が具体的にない中で判断できないが1校、そして不必要であるというのが9校というふうな結果となっています。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- ありがとうございます。 市長、現時点での校長先生方の意見はこうなんです。必要ないが1人、答えられないが1人、9人が不必要。教育長が変わってもしっかりと現場の先生方の声を聞いて対応していただきたいと思っております。 続きまして、②市長が変われば教育長も変わるべきとの声があるようです。SNSでつぶやいている方もいらっしゃいました。 それにつきまして、まず、(イ)市長の見解について伺います。どのように考えますか。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 教育長は議会の同意を得て市長が任命し、その任期は3年とされております。合議機関である教育委員会を主宰し、その意思決定の下で教育行政を執行していくものだと位置づけられております。また、教育行政の執行に当たりましては、地方自治法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、長の総合調整及び長の総括の下で行われるものとされています。したがいまして、市長が変わった場合でも、このような教育長の位置づけや役割の下で教育行政が行われていく必要があるものだと考えております。市長が変われば教育長も変わるべきかどうかについては、教育長本人において判断されるものと考えておりますが、行政執行における総合調整権を有する市長と教育長の関係や、新たに就任をした市長の施政方針などを踏まえ、任命権者としての市長が変わる場合は、退任をする市長と同時に教育長も辞任することが、一般的に行われているものだと考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- (ア)教育長は、この見解についてどのように考えますか。 ◎教育長(照屋堅二)  教育長の職にあるものは、法令や状況を踏まえ、その進退については自ら判断すべきと考えます。しかし、先ほどもありましたが、一般的には、市長の退任時に退任することが一般的であると私自身も理解をしております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- では、なぜ教育長は辞めずに、この任期満了まで頑張られているのでしょうか。 ◎教育長(照屋堅二)  お答えします。 平成30年10月12日付で、ある事件がありましたので、その児童の保護者により、那覇地方裁判所に市に対する損害賠償請求事件が提起され、11月16日に訴状が市に届いています。市長は弁護士費用を計上することなく、即和解をするよう指示していましたので、11月19日、実施計画のヒアリングではありましたが、市長に直接お会いし、市長の責務を果たしていないことを伝えております。その後、11月21日に市長が弁護士に会って話を聞く機会が設定され、弁護士からは早期和解についての問題点について説明したと聞いています。11月22日、市長から弁護士の話を聞いて、弁護士費用を計上したいと思うとの発言があり、ようやく12月定例会で弁護士の費用が計上されることになりました。また、12月4日には、全体協議会で弁護士による訴訟についての説明がなされ、12月11日、議案第79号、補正予算で弁護士費用の可決が決まっています。また、全国市長会に掛けている保険についても、訴訟の経過を見て判断したいとの回答があり、弁護士費用を計上することも追い風になりました。弁護士費用の計上をめぐって、このようなトラブルがあり神経をすり減らしたことは、長い行政経験の中でも全く記憶はありません。さらに、私が教育長として残る決断をしたのは、単に適正な裁判を受けたい。私が知る真実を主張したいとの思いからであります。この裁判については、私の退任する7月以降も続くことになりますが、後ろ髪を引かれる思いはありますけれども、これまで教育長として取り組むことができたこと。そして、私を支えてくれた関係者に対しましては、感謝をいたしたいと思います。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 教育長、長きにわたり行政マンとして、そして教育長として、本当にお疲れさまでございました。6月末までの任期になりますが、私自身の一番の思い出としましては、今年の3月に豊見城市商工会の青年部が困っている中学3年生の卒業生を、何とか楽しい思い出をつくってあげようということで、中体連に代わる「とみスポ2021」という企画をしました。なかなか学校の先生方の理解が進まない中、教育長のほうが「僕が先頭を切ってやりますから」ということで各校長先生方に呼びかけをして、見事大成功することになりました。本当にいい思い出になりました。これからもまた教育長、退任されても豊見城市発展のために、ご協力よろしくお願いします。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(13時48分)          再  開(13時48分) ○議長(外間剛)  再開いたします。   ── 通告番号15(7番)楚南留美議員 ── ○議長(外間剛)  次に、楚南留美議員の質問を許します。 ◆7番(楚南留美議員) -登壇- 皆様、こんにちは。会派ZERO、楚南留美でございます。早速ですが、通告に従いまして一般質問をいたします。 (1)新型コロナワクチン接種の円滑実施に向けた体制の構築について。 ①本市では、5月8日から65歳以上を対象とした新型コロナワクチン接種が開始されましたが、以下についてお伺いします。 (ア)65歳以上の対象者人数について伺います。 (イ)5月分接種枠について伺います。 (ウ)各接種日の予約人数及び当日キャンセルの人数、キャンセル分ワクチンの利用状況について伺います。 (エ)市のホームページに6月分の予約は86歳以上が対象者で予約受付可能人数が1,175人となっていますが、対象者を86歳以上にした経緯と対象者人数について伺います。 (オ)「予約ができなかった」との声が多く寄せられています。苦情等、どのような声が寄せられているのか伺います。 (カ)高齢者から「予約のやり方が分からない」などの声も寄せられています。新型コロナウイルスワクチンの予約を高齢者がスムーズにできるよう予約をサポートする考えがないか見解を伺います。 (キ)ワクチン集団接種会場には看護師を配置していますが、専門的見地から併せて救急救命士の配置をする考えがないか見解を伺います。 ②本市では、5月12日に冷蔵庫のドアが開いていたことにより貴重なワクチン30本、150回分を廃棄する事態となりましたが改めて経緯を伺います。 (2)コロナ禍の影響による支援について。 「#みんなの生理」という20代の若者でつくる団体の調査によりますと国内の学生5人に1人が金銭的理由で生理用品を買うのに苦労したり、他のもので代用しているという実態が明らかになりました。コロナ禍により「生理の貧困」が更に深刻化していると考えることから、以下の内容について伺います。 ①「生理の貧困」についてどのように認識をされているのか見解を伺います。 ②「生理の貧困」が社会問題となり全国各地で「生理の貧困」の支援が始まっています。本市でも早急に取り組むべきと考えるが見解を伺います。 (3)安心・安全なまちづくりについて。 ①市道238号線(字我那覇144番地)及び(字豊見城、なかまクリニック専用駐車場)に接する十字路は、事故が多発しています。早急に安全対策を講ずるべきと考えますが当局の見解を伺います。 ②市道23号線(渡橋名より保栄茂公民館向け)の登り坂付近が暗く危険との声が寄せられています。防犯灯の設置を求めますが、当局の見解を伺います。 (4)これまでの質問に対する進捗状況について。 ①令和2年12月議会一般質問にてスマートフォンアプリ「フィックス・マイ・ストリート」を活用し、道路の破損、まちの課題等の通報システムの導入を提言しましたが、これまでどのような調査研究が行われてきたのか具体的な内容について伺います。 ②安心・安全なまちづくりについて。 (ア)児童・生徒が安心して通学できる環境に万全を期する上で、市内全ての保育・学校施設の通学路、スクールゾーンにおいては、過去設置された横断歩道にカラー舗装を施すべきと提言し、令和元年度9か所、令和2年度においては市内22か所の学校、保育施設周辺の横断歩道にカラー舗装やグリーンベルト等が施されましたが、令和3年度の整備計画について伺います。 (イ)令和2年9月議会一般質問にて、市道13号線(伊良波高架橋下)横断歩道脇にあるグレーチングにより雨天時、歩行者横断のために停止した車両がスリップし危険であると相談が寄せられ、通学路でもあることから早急な対策を提言した際「グレーチング蓋が経年劣化により一部すり減りがあるのを確認したので、今後対策について優先度を見極めながら調査、検討し、通学路として安全、安心して利用できるよう適切な道路管理に努めたい」との答弁でしたが、進捗状況について伺います。 (5)死亡時の行政手続について。 市民より死亡届の手続きが煩雑で難しいとの声が寄せられています。 今後、高齢化の進展により配偶者が高齢となるケースや、世帯構成や家族形態の変化等も鑑み、亡くなった方や遺族の状況に応じて必要な手続を抽出し、申請書類作成の補助、受付、関係する課への案内等を行うノンストップサービスを提供する場として、以下の内容について伺います。 (ア)「おくやみコーナー」についてどのように認識されているか見解を伺います。 (イ)「おくやみコーナー」を設置する考えがないか見解を伺います。 ○議長(外間剛)  当局の答弁を許します。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  楚南留美議員の(1)及び(2)について、順次お答えします。 まず、(1)①(ア)の65歳以上対象人数は1万3,420人となっております。 (イ)の5月分の接種枠は900人としました。 (ウ)の各接種日の予約人数は、5月8日、9日、12日、15日、22日及び23日ともに150人ずつであります。また、当日キャンセルの人数については、5月8日0人、9月9日3人、12日2人、15日2人、22日5人、23日3人、29日は3人で、計18人でありました。キャンセル分の利用状況については、ワクチン接種に従事する医療従事者をはじめ、保健師及びスタッフ職員に接種しており、廃棄が出ないよう対応しております。 (エ)の6月分の予約対象を86歳以上とした経緯については、5月分の予約枠900人に対し、国が示した65歳以上を対象としたところ、多くの方から予約が取れなかったことや、コールセンターに電話が殺到しつながらないなどの声が寄せられました。その状況を踏まえ、6月6日から20日までの予約については、予約受付人数を1回180人、10回分1,800人とし、2回目接種者等を除いた1,175人を1回目の接種枠として設定しました。その後、年齢別に高齢者人口から2回目接種者や、高齢者施設等での接種者数を除いた数のおおむね70%を見込んだところ、86歳以上が予約受付人数に近いものでありました。 (オ)については、インターネットでの予約のやり方が分からない。予約が殺到してコールセンターの電話がつながらない。年齢の高い順から接種したほうがよいのではないかなどの声がありました。課の予約サポートについては、市役所内に受付サポートブースを設置し、事業者と連携を図りながら予約のサポートを行っています。また、電話回線の増設についても検討したいと考えております。 (キ)の救急救命士の配置については、現在、集団接種会場においては予診を担当する医師3名、ワクチン接種等経過観察のため看護師6名が配置されており、体調不良による緊急時の対応としては、医師の判断により救急通報することとなっております。市民が安心してワクチン接種に来ていただくためにも、接種会場におけるでき得る限りの安全性を確保することは重要だと考えております。関係部署等と調整を図り、救急救命士の配置については前向きに検討したいと思います。 次に、②の5月12日に貴重なワクチン150回分を廃棄する事態となり、市民の皆様にご心配をおかけしましたことに対し、改めておわび申し上げます。 経緯については、5月12日の150名に対する集団接種実施に当たり必要となる30バイアル、150回接種分を前日の11日に超低温冷蔵庫から通常の冷蔵庫に移しました。接種当日の12日の朝、職員が冷蔵庫へワクチンが移されていることを確認した際、冷蔵庫の扉を閉め忘れており、約20分後に他の職員が扉が開いていることに気づいたものであります。本来、ファイザー社のワクチンは冷蔵庫で解凍する際、2度から8度で解凍管理するべきでありますが、そのときの冷蔵庫内の温度が17度でありました。ワクチンの供給元であるファイザー社へ確認したところ、温度管理が適切に行われていないワクチンの使用は控えたほうがよいとの回答であったことから、やむなく廃棄したものであります。なお、12日の集団接種には他のワクチンを国のマニュアルに従い、室温で解凍したものを使用しており、当日の接種については2名のキャンセルで148名が1回目を接種しております。 続きまして、(2)の①生理の貧困については、コロナ禍の影響による失業や収入減で経済的困窮に陥り、生理用品の入手が困難な女性がいる現状が近年社会問題となっていることについて、認識をしております。 ②生理の貧困に対する取組については、早急な対応が必要であることから、地方創生臨時交付金等を活用した支援について、関係部署と調整を行っているところでございます。 ◎経済建設部長(比嘉操)  楚南留美議員の質問の(3)の①及び(4)について、順次お答えいたします。 初めに(3)の①について、市道238号線、字我那覇144番地及び字豊見城なかまクリニック専用駐車場前の交差点につきましては、豊見城警察署との調整が終わり、注意喚起として、交差点部分にカラー舗装によるクロス標示を5月に発注しております。なお、設置時期につきましては天候にもよりますが、6月中の設置予定となっております。 次に(4)の①について、令和3年4月、県内で初めてとなります道路通報アプリが沖縄市のほうで導入されており、沖縄市の担当部署に確認したところ、導入費用につきましては初期費用として約70万円、年間の保守契約で約60万円とのことで、アプリを導入したことにより道路陥没、側溝破損など、アプリを通じてすぐに通報が来るため、現場が素早く対応でき、市民からも好感が高いとのことでありました。本市におきましては、道路通報アプリと同様なシステムとしてLoGoフォームが既に導入されていることが確認できましたので、今後LoGoフォームでの調整、検討を行いながら取り組んでまいりたいと考えております。 次に②の(ア)について、ご質問の横断歩道へのカラー舗装につきましては5月に発注しており、カラー舗装12か所の実施予定となっております。場所は、伊良波小学校周辺6か所、豊見城小学校周辺5か所、豊崎小学校周辺1か所となっております。執行状況を見ながら、今後上田小学校周辺、とよみ小学校周辺など、順次対応してまいりたいと考えております。 なお、上田地区高架橋下の安全対策として、矢印標示についても発注しているところでございます。グリーンベルトについて、令和3年度は上田・山川地区を対象にしており、カラー舗装、交差点標示、グリーンベルトを含め、全部で26か所を予定しております。引き続き、児童生徒の安全確保に努めてまいりたいと考えております。 次に②の(イ)について、議員のご指摘の箇所の対策につきましては、滑り止め機能があるグレーチング側溝の交換等を検討しておりましたが、他のより危険度の高い道路陥没や側溝破損などの修繕を優先する必要があり、当該箇所の工事実施には至っておりません。また、前回提案のありましたグレーチングの暗渠化につきましても引き続き検討している状況であり、施工方法が決まるまでの当面の間は、看板等の設置が可能かどうかも含めて検討し、当該交差点の安全対策を測ってまいりたいと考えておりますので、ご理解を願いたいと思います。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(14時04分)          再  開(14時05分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎教育部長(久手堅勝)  楚南留美議員の(2)の①②について、順次お答えいたします。 生理の貧困につきましては、コロナ禍における貧困問題として大きな社会問題となっており、多くの女子児童生徒を預かる教育委員会としましても、この問題への対応が必要であると考えております。現在の状況としましては、学校側から生理の貧困に関する支援の要請等はございませんが、各校の状況把握を行うためアンケート調査を行っており、回答を取りまとめ次第、必要な支援へつなげられるよう準備を進めてまいります。また、必要な財源につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が利用できないか、関係課との調整を併せて行ってまいります。なお、支援方法としましては、学校保健室等において生理用品の配布を考えており、生理用品など必要な種類、数量については、学校現場と調整を行いながら対応したいと考えております。 ◎市民部長(大城辰也)  楚南留美議員の質問(3)の②、それから(5)について順次お答えします。 (3)②防犯灯の設置については、夜間における市民の安全な通行と犯罪抑止力に必要不可欠なものであり、令和2年度は市の自治会等まちづくり支援補助金の中で特別補助金を活用していただき、新たに12か所設置しております。また、令和3年度は自治会管理の防犯灯を新たに4か所設置する予算を講じております。議員ご質問の箇所につきましては、途中、市が管理する防犯灯が設置されておりますが、夜間は暗く通行に支障もありますので、市が管理する防犯灯の設置を含め、隣接する自治会と調整を行い、防犯灯の設置に向けて検討してまいります。 (5)(ア)「おくやみコーナー」につきましては、遺族の負担軽減になると認識しております。しかし、亡くなられた方お一人おひとりの必要となる手続が異なるため、現状の対応となっています。現在は、死亡届出のほとんどを葬儀業者が代理で手続を行っておりますが、死亡届出後の必要な手続一覧を表示したパンフレットを葬儀業者を通じて配布し、ご案内をしております。 (イ)「おくやみコーナー」の設置につきましては、亡くなられた方お一人おひとりの必要となる手続が異なることと、また複数課にまたがる煩雑な手続を行う人員配置など課題も多く、現時点では厳しいものと考えております。引き続きパンフレットによるご案内を継続しながら、より見やすいパンフレットの改良やホームページでの掲載を行うなど、手続が円滑に行えるよう努めてまいります。また、今後は他市町村と情報交換を行いながら、デジタル化推進による窓口のICT化も含め、煩雑な死亡後の手続がデジタルを活用して効率的に行えるよう、全庁的な議論、検討をしていく必要があると考えております。 ◆7番(楚南留美議員) -再質問- ご答弁ありがとうございました。 それでは再質問をさせていただきたいと思います。まずは(1)新型コロナワクチン接種の円滑実施に向けた体制強化についてですが、①(ア)(イ)のご答弁で、65歳以上の対象者人数は1万3,420人で、5月分接種枠が900人とのご答弁でした。6月12日の新聞に、沖縄県内各自治体の高齢者のワクチン接種割合が公表されていました。本市は1回目接種6.89%、2回目接種2.0%。本市は1回目接種で最下位、新聞には5月末時点の数字となっておりましたが、直近の高齢者のワクチン接種割合について伺います。※(21番)赤嶺吉信議員 離席(14時10分) ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 直近となりますと、6月12日時点ということになります。高齢者のみで1回目1,326人、9.88%、2回目893人、6.65%となります。 ◆7番(楚南留美議員) -再質問- 直近でも本市の接種率がワーストワンということがわかりました。6月12日現在、全国の65歳以上の1回目接種率でございますけれども、32.6%、沖縄県が28.05%、本市は9.88%で、かなり出遅れております。7月末までに高齢者の接種を完了させるとなりますと、安全に、かつスピード感も大事だと思います。 次の質問でございますが、(エ)6月分の予約枠は86歳以上を対象としていますが、現在の予約状況について伺います。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 5月31日に受付を開始しました6月の各接種日は、6月6日、10日、12日、17日、19日及び20日で、1,175人の受付枠を設定しております。予約状況は、6月6日からの6日間で828人、347人の空き状況となりました。 ◆7番(楚南留美議員) -再質問- 300人余り空きがあるようですが、対応はどのようにお考えなのかお伺いいたします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 347人の空き枠に6月18日を加え、接種日を6月17日、18日、19日、20日と設定し、さらに対象者を拡大して再募集を行っているところでございます。 ◆7番(楚南留美議員) -再質問- 7月末までに65歳以上の高齢者接種を終えるためには、逆算しますと1回目を7月10日までに接種する必要があると考えますが、指定されている接種日で1回何人の接種をしなければならないのか、お伺いいたします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 65歳以上高齢者から介護施設等での接種者と集団接種高齢者のみ、6月12日までに1回の接種を終えている方を差し引くと約8,000人となります。6月20日以降の接種日、日程については、現在調整中でございますが、土日のみで試算しますと、1日約1,620人と想定されます。※(21番)赤嶺吉信議員 復席(14時13分) ◆7番(楚南留美議員) -再質問- 1日1,620人ですか。これまで5月の枠が6日間で900人、1日当たり150人しか接種できておりません。6月分が2回目接種者を含め1,800人、これでは7月末までの高齢者接種終了にはかなり無理があると思います。本当に終わるのか不安になりました。 実は先日、私は両親の接種の付添いで集団接種会場を訪れました。現在本市での接種方法は、市役所1階にて予診票を持って受付をし、2階保健センターの医師のところに移動し問診を受け、看護師のところに移動し接種をしてもらい、さらに経過観察ブースへ移動するという方式で行われておりました。とても移動が多く、高齢者への負担と効率が悪いという印象を受けましたので、どうすれば安全に、かつ効率よく接種スピードも上げられ、特に高齢者に優しい接種ができるのか、全国での接種方式事例をいろいろと調べてみました。そこでとても興味深い接種方式を見つけました。福岡県宇美町では、高速大名行列方式と呼ばれる接種方法で行われています。本当はその映像をお見せしたかったのですが、ルール上、ちょっと議場ではできないということでしたので、後ほど検索してご覧になっていただければと思いますけれども、その方法について少しご紹介させていただきます。 高速大名行列方式は、福岡県内で勤務する救急専門医により考案されました。受付を済ませ、自ら記入した予診票に問題がないか確認をします。その後、高齢者は接種会場に並んで座ります。その横を医師がキャスターつきの椅子で移動しながら予診をし、次々と接種を進めていき、経過観察までを一度座った椅子で済ませます。高速大名行列方式では、26人の接種に要した時間が8分足らず、1人当たりに換算しますと20秒を切っておりました。しかも1人の医師で対応した人数です。特に高齢者は、移動距離や立ち座りにもばらつきがあるため、通常の集団接種に比べると速さの違いは歴然です。これを裏づけるように、これは5月末時点でのデータだったと思いますけれども、福岡県の接種率が12.1%に対し、宇美町は23.8%、1回目の接種を終えております。 市長は先日、南部地区医師会へ足を運ばれたと聞きました。ワクチン接種は重要な事業、市民の安心安全を確保しながらスピード感を持って対応し、市民に一日でも早く接種してもらいたいとの思いで、さらなる協力依頼が目的だったかと思いますが、7月末までに高齢者の接種を終了するためには、打ち手不足でもどうすれば効率よく接種できるか、知恵を絞るしかありません。本市は県内一接種が遅れていると揶揄されているというお話もありましたが、実際にそうでした。また、貴重なワクチン150回分を廃棄するという失態もございました。高速大名行列方式は、汚名を返上する秘策となると考えます。この方式をお聞きになり、率直なご見解をお伺いいたします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  本市としましてもスピード感を持って、一日も早く全市民に対し、ワクチン接種の完了に向け取り組んでまいりたいと考えております。議員よりご紹介いただきました方法についても、接種会場の規模等を踏まえ、検討してまいりたいと思います。 ◆7番(楚南留美議員) -再質問- ご答弁ありがとうございます。 市長はどのようにお感じになりましたでしょうか。市長の見解も求めます。 ◎市長(山川仁)  福祉健康部長と同じ認識で今、取り組んでいる次第でございます。 ◆7番(楚南留美議員) -再質問- 一日でも早くワクチンの接種を望む多くの市民のためにも、早めの決断をお願いしたいと思います。 ちなみに、高速大名行列方式を考案した医師によりますと、従来の接種では医師1人で1時間当たり15人から20人でしたが、この方式ですと100人以上は接種できるとも述べられておりました。7月末までに高齢者接種を終えるには、これまでのやり方を見直す必要があると思いますので、早急に高速大名行列方式での接種を行っていただきたいと思います。仮に高速大名行列方式が採用されるとなりますと、これまで以上にワクチンの確保が必要になります。ワクチン接種が進んでいる市町村では、ワクチンの確保が難しいとの声も聞こえてきますけれども、この辺はいかがでしょうか。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 ワクチン接種を加速させ、65歳以上の高齢者については7月末完了を目指し、一日でも早く市民全員の接種完了を目指したいと考えております。そのためにもワクチンについては在庫管理を適切に行いながら、沖縄県と連携を図り、必要数を発注し確保してまいりたいと考えております。 ◆7番(楚南留美議員) -再質問- ありがとうございます。ワクチンの心配もないようですので、ぜひご検討をお願いいたします。 次に(カ)についてですが、私だけではなく、多くの議員の元にも「電話がつながらない」や、「予約の仕方が分からない」などの声が寄せられていましたが、早速予約サポートを開始しているということでしたので、安心しました。ありがとうございます。 次に(キ)接種会場への救急救命士配置についてでございますが、前向きに検討したいとのことで、配置について理解いただけたと受け止めていますが、早急に配置していただけないでしょうか。確かに会場には医師、看護師がおります。しかし、医師は専門医として細分化され、看護師につきましても救急に精通しているかどうかは分かりかねると思います。ちなみに、浦添市で救急救命士を配置した経緯について担当部署へお伺いしましたところ、集団接種の際に非常時に備え、適切に処置ができ、普段から救急処置を行っている救急救命士がいることにより安全に、かつ非常時には救急搬送ができることから、消防と連携して配置しているとのことでした。万が一の緊急時、傷病者の命を救い、社会復帰には4つの輪で成り立つ救急の連鎖と言われている一連の行為がございます。1つ目に心停止の予防、2つ目に早期認知と通報、3つ目に一次救命処置、4つ目に二次救命処置と心配再開後の集中治療。この4つの輪が途切れることなく、素早くつながることで救命効果が高まります。救命の連鎖、2つ目と3つ目の輪は救急車を待つのではなく、現場に居合わせた方により適切に行われることが社会復帰率が高いことも分かっています。このような根拠から救急救命士の配置が望ましいと考え、ご提案させていただきましたが、市消防本部では人員増がされた今なお、毎日毎日の非常招集が改善されていない状況下でありながら、県が運用開始した入院待機ステーションへの救急隊派遣も重なり、さらなる負担増となることが懸念されます。しかしながら市民が安心してコロナワクチン接種を受けられる体制を整えるためにも、ご理解いただきたいと思います。ちょっと質問はしないつもりでいたのですけれども、消防の協力なくしては配置が実現できませんので、消防長のご見解をお伺いいたします。 ◎消防長(平田真一)  お答えいたします。 ご質問の趣旨については、十分理解するところであります。現在、沖縄県からの要請に基づき、入院待機ステーションへ救急救命士を含む救急隊の派遣を行っております。また、市ではワクチン接種を加速させるために、集団接種会場をこれまでの1か所から2か所に増やすとともに、1週間当たりの実施日数も増やす予定となっており、救急救命士を派遣するとなれば、それ相応の人員の確保が必要となります。ワクチン接種会場への救急救命士の派遣については、要請がありましたら、先ほど申し上げました県の要請による派遣や、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が消防本部に及ぼす影響等、状況を踏まえて判断したいと思います。 ◆7番(楚南留美議員) -再質問- ありがとうございます。非常招集も改善されない中で消防だけとなると、入院待機ステーションへの派遣も重なり、負担になると思います。しかし、救急救命士は病院等にもおりますので、その辺は関係部署間で調整していただきながら、配置に向けて取り組んでいただきたいと思います。 続きまして、(1)②についてですが、150回分のワクチン廃棄となりましたが、その際、ワクチンの取扱いはマニュアルどおり適切に行われていたのかお伺いいたします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 ワクチンの取扱いについては、原則2名で行うこととなっております。今回の150回分については、接種日前日の11日に超低温冷蔵庫から通常の冷蔵庫にワクチンが移されているのかの確認を1名の職員で行っております。 ◆7番(楚南留美議員) -再質問- ありがとうございます。原則2名のところを1名で行ったということですので、マニュアルどおりに行われていなかったということで理解しました。 再発防止策について伺います。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 再発防止に向け、ワクチンの取扱い方のマニュアルについて、担当職員間で再度共通認識を確認するとともに温度設定ができ、適切でないときはブザーで警報を知らせ、さらには鍵がかけられる医療用冷蔵庫を設置しました。今後は特に市民の命に関わる大事なワクチンの管理について、さらに気を引き締め、適切な管理に努めてまいります。 ◆7番(楚南留美議員) -再質問- ありがとうございます。 (1)の質問は最後にしたいと思うんですけれども、先ほども申し上げましたが、私は先日、両親の付添いで接種会場を訪れた際に、ちょっと気づいた点が2点ほどあったんですけれども、1つ目は高齢者への配慮として、難聴者にも分かりやすいように、呼び出しをパネルを用いて行っていただきたいということと、2つ目は、2回目接種者にはシールを貼っていると思いますけれども、そのシールを貼るだけのために高齢者が列をなしているという状況が見受けられました。この辺も、経過観察中に高齢者は座っていますよね。そのときに職員が動いてシールを貼りに行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 議員のご提案、どうもありがとうございます。まず高齢者の呼び出し方について、特に難聴の方々についてはパネル方式の呼び出し方についても検討してまいりたいと思います。さらに、2回目のシール貼りにつきましては、前回から改善を図っておりまして、現在長蛇をなすような状況にはございませんので、ご理解ください。 ◆7番(楚南留美議員) -再質問- 早速、ありがとうございました。ぜひ高齢者への配慮もお願いしたいと思います。 ワクチン接種につきましては、医療従事者及び市職員の皆様が休日返上で対応に当たっておりますことを、心より感謝申し上げます。市民が安心安全に、かつスピード感を持ってワクチン接種が受けられますよう、引き続きよろしくお願いいたします。 次に(2)生理の貧困についてでございますが、早速、生理の貧困の支援の調整を行っているということでした。ありがとうございます。誰一人取り残さない社会を実現するために、コロナ禍においてもどんな支援が必要なのか。生理の貧困は、困っていることを自分から言い出しにくい面もあることから、行政の積極的な支援が欠かせないと考えております。生理の貧困の背景には、経済的理由が多くを占めていますが、そのほかにも様々な背景がございます。ネグレクトや父子家庭で父親に言いづらい。また、学生においては、コロナ禍でバイトの収入の激減などが理由に挙げられ、買いたくても買えない。トイレットペーパーなどをぐるぐる巻きにして代用したりという現状もございます。これまでの一般質問で、仲田政美議員や新垣龍治議員へのご答弁にもございましたように、学校への設置に向けて早速調整も行っているということですので安心しました。 それで学校へ設置する際には、ぜひ各トイレへの備え付けが望ましいと思います。その理由の一つとして、特に初経の場合、生理用品を利用するタイミングが分からず、生理用品を用意できない事例もあるからです。今定例会の一般質問、私はコロナ禍においての生理の貧困について質問をいたしましたが、広く支援していただきたいと考えておりますので、併せて公共施設への設置も要望したいと思います。 そこでちょっと質問なのですが、生理用品を必要とする女性が相談しやすい環境をつくるためにも、本市に配置されている女性相談員、そちらを窓口としてその先の支援が必要と判断された際には、関係部署や社会福祉協議会とも連携を図っていただき、生理用品を手に入れにくい方に速やかに届けられるよう支援していただきたいと思いますが、ご見解をお伺いいたします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 生理の貧困につきましては、女性特有の課題でありまして、女性が一番相談しやすい窓口をまず検討した上で、公共施設等についても設置ができ、さらにそこから配布をしていくという体系を今後検討していきたいと考えております。 ◆7番(楚南留美議員) -再質問- ぜひよろしくお願いします。 「おくやみコーナー」についても再質問したかったのですが、ちょっと時間がないので次回に持ち越したいと思います。ありがとうございました。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(14時30分)          再  開(14時45分) ○議長(外間剛)  再開いたします。   ── 通告番号16(2番)瀬長恒雄議員 ── ○議長(外間剛)  次に、瀬長恒雄議員の質問を許します。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -登壇- 皆さん、こんにちは。日本共産党の瀬長恒雄です。よろしくお願いします。 まず最初に、12月と3月定例会で私が取り上げた軽費老人ホームおなが園の休園について、5月5日に最後の入園者が民間アパートに転居され、無事入園者全員の新しい移転先が確保されました。担当部署の福祉健康部の皆さんの援助に感謝をいたします。今回のおなが園の休園では、高齢者の住まいの確保が厳しい状況にあることを痛感いたしました。豊見城市においても高齢者福祉の観点から、安心して入居できる高齢者住宅や福祉施設の充実が求められています。その対策も今後よろしくお願いしたいと思います。 では、質問通告書に従って質問を行います。 (1)与根西部地区開発について。 現在、市の懸案事項となっている与根体育施設サッカー場について質問します。 ①与根体育施設について。 (ア)与根体育施設の今後の土地利用の方針を伺います。 ○議長(外間剛)  当局の答弁を許します。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  お答えいたします。 与根西部地区においては、本市の産業振興を牽引する産業拠点として、良好なまちづくりを形成、誘導するため、平成29年12月に与根西部地区地区計画を定めております。当地区計画においては、与根体育施設の位置する新産業拠点地区を既存施設等の操業環境の向上とともに、交通利便性を生かした新たな産業振興のため、工業、流通・業務施設等の立地を図る地区とし、土地利用の方針を定めております。与根西部土地区画整理組合による事業計画書では、当該施設が位置する部分を新産業拠点地区と位置づけ、地区計画の目標や土地利用方針に基づき、工業、流通・業務施設等の土地利用を誘導し、調和のとれた市街地形成を図ることとしております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- この地域については、3月定例会で「これまでの地区計画の決定、それに伴う条例の制定、改定の手続の中で与根体育施設のサッカー専用施設を使い続ける、あるいは残すという決定がなされたことがあるのか」という私の質問に対し、当局は「体育施設は新産業拠点地区として、工業、流通・業務施設等の立地を図るものとして位置づけられており、土地利用方針を変更する予定はなく、サッカー場を残すという決定はなされたことがない」という回答でした。現在、与根西部土地区画整理組合による区画整理事業が進められていますが、(イ)与根土地区画整理組合の事業計画の調整、確認はいつ、どの部署が行ったのか伺います。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  お答えいたします。 平成28年度において、権利者による組合施行の土地区画整理事業に係る設立準備会が設立され、土地区画整理事業の事業計画及び地区計画について合意形成を図り、組合の設立認可申請に係る法的手続の準備を進めてまいりました。当準備会の事業計画に係る調整及び確認につきましては、沖縄県から土地区画整理法第14条第1項の規定に関する事務の権限移譲を受けました豊見城市において、調整、確認等を行い、平成29年12月に認可をしております。※(14番)新垣亜矢子議員 復席(14時49分)
    ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 与根西部土地区画整理組合の方からは、地区計画に沿って、現在のサッカー場のある体育施設は野球場と同じように体育施設の設置及び管理に関する条例を廃止し、上物の除去を行い、市道整備及び造成工事を行うという事業計画になっているという説明がありました。それからサッカー場を再整備する計画はないというお話でした。 そこで教育委員会にお聞きします。与根体育施設の野球場、サッカー場は地区計画に沿って体育施設の設置条例を廃止、上物の除却をした後は再整備をしないという方針に変更はないかということでいいか伺います。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(14時50分)          再  開(14時51分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎教育長(照屋堅二)  これまで定例教育委員会の中では、6回廃止条例について賛成したことについては、そのとおりであります。しかしながら、条例廃止に関しては議会の権能に基づくものですので、私どもとしましては、議会の権限に基づきまして、それは尊重されるべきだというふうに考えております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- もう一度お聞きしますが、教育委員会においては、与根体育施設の野球場、サッカー場は、今後豊見城市の方針に基づいて地区計画に沿って、新産業拠点地区としての土地利用を行う用途変更を認め、体育施設の設置条例の廃止を決定して、議会への条例の廃止をこれまで提案してきているということでいいですか。 ◎教育長(照屋堅二)  先ほども答弁しましたが、基本的に条例廃止については、これは議会の権能です。ですから我々教育委員会としましては、確かに教育委員会として廃止をする方針については可決をいたしました。しかしながら、いま一度、この関係を適切に解釈していただきたいと思います。条例廃止は議会の権能です。それに基づいて、私たちはどうあるべきかということを教育委員会としては考えております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- ちょっと話がかみ合わないのですが、教育委員会では……。いいです。じゃあ、次に進みます。 教育委員会は、市の方針に基づいて手続を進めてきたということでいいですか。 ◎教育長(照屋堅二)  先ほども答弁しましたが、教育委員会としては廃止について可決をいたしました。しかしながら、条例があることは条例が優先するんですよ。それを私は言っているんですよ。ですからこの辺は誤解がないように、条例が存在する以上、当然条例を優先するということでありますので、教育委員会で廃止をすることを可決したことについては異議はないんですが、その解釈の部分が基本的には条例を優先するので、条例がある以上、私たちはその条例に従って施設を維持するということについて、私はそのように考えております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- では、次に進みます。 組合と与根体育施設についての補償交渉についてですが、(ウ)組合との補償についての調整、確認はいつ、どの部署が行ったか伺います。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  お答えいたします。 土地区画整理法における建築物等の移転除却については、施行者が権利者と補償協議を行い、契約後に補償費を支払うなど、権利者自ら移転、除却を行うことを基本としております。ご質問の与根西部土地区画整理組合との補償協議については、重要かつ異例な案件と捉え、補償協議を行う部署については、土地区画整理事業を認可、指導、監督部署の市街地整備課、公有財産の統括部署の防災管財課及び条例所管部署の生涯学習振興課にて、連携して行うことが適切であると考えております。また、当組合から本市における窓口を一本化してほしいとの要望もあることから、市街地整備課を連絡の窓口として、補償協議の進め方については関係課と慎重に検討しているところでございます。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 補償の協議の進め方なのですが、地区計画及び事業計画に沿って、与根体育施設の損失補償は物件補償と除却補償のみの損失補償であり、再建のための補償は含まれないということで確認していいですか、伺います。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(14時56分)          再  開(14時56分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  お答えいたします。 区画整理事業の事業計画の中におきましては、再建するという計画はございません。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 再建する計画がなければ、再建工法ではなくて、除却工法での補償となると思いますが、そういう補償交渉をしていくということでいいですか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(14時57分)          再  開(14時58分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  補償費のお話があったと思いますが、補償費の金額等、内容も含めてまだ提示を受けておりません。先ほど答弁しましたように、あくまでも事業計画の中にも、この再建というところは含まれておりませんので。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- では、損失補償について、組合からは物件補償費や除却補償費の概算の見積もり等は提示があったのか、正確な数字ではなくても、これまで事業を進めてきていますから、概算の損失補償額とかの提示があったのか、お伺いいたします。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(14時58分)          再  開(14時59分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  お答えいたします。 当初計画においては、全体金額として14億6,520万円となっております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 全体の数字しか提示がないということだと思いますが、じゃあ、次に進んでいきたいと思います。 次に、(エ)野球場の保留地処分の金額を伺います。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  お答えいたします。施行者であります与根西部土地区画整理組合へ確認しましたところ、組合からは土地区画整理事業の運用上、支障をきたすおそれがあるため、公開はできないと聞いております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 公開できないということは、金額の提示がないということでいいですか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(15時00分)          再  開(15時02分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎都市計画部長(新里秀樹) -訂正- 先ほど瀬長恒雄議員から、補償費について幾らですかということでご質問がありましたが、そのときに「14億6,520万円」と答弁しましたが、この答弁については別な項目でありまして、そのときの提示は、補償費としてはありません。 ○議長(外間剛) -許可- ただいまの訂正は、議長にて許可いたします。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- ちょっと明確な答えをもらえないので。 では、(オ)与根西部地区土地区画整理事業区内の市有地で、野球場以外で処分した保留地があるのか伺います。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  お答えいたします。 施行者であります与根西部土地区画整理組合に確認しましたところ、仮換地時点において底地が豊見城市の市有地になっている保留地につきましては、旧野球場以外はないとのことでありました。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- では、②与根西部地区の地区計画について。 (ア)地区計画の決定の経緯について伺います。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  お答えいたします。 与根西部地区は、国際物流拠点産業地域への指定や、豊見城中央病院の移転計画などに伴い、当該地区を対象とした西海岸地区活性化基本計画が平成27年2月に策定されました。平成29年3月には、豊見城市都市計画マスタープランにおいて、本市の産業振興を牽引する産業拠点として、那覇空港の近接性や幹線道路の利便性を生かした、工業、流通・業務、健康、医療施設など、新規集積の誘導を進める区域に位置づけられたことを受け、地域の振興や発展を図るとともに、周辺の環境、景観と調和する良好な開発を誘導する必要があることから、土地区画整理事業と併せまして、平成29年12月に地区計画を定め、都市計画決定をしました。また、豊見城市与根西部地区地区計画区域内の建築物の制限に関する条例についても、平成30年3月定例会において議決されております。その後、令和元年6月の市街化区域編入に伴い、第二種住居地域及び準工業地域として用途地域を定めたことから、市街化調整区域等地区計画から一般型への地区計画の変更を都市計画決定しました。なお、都市計画決定に伴い、併せて条例改正についても、令和2年9月定例会にて議決されております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 次に、(イ)与根体育施設の含まれる地区の地区計画の土地利用方針を伺います。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  お答えいたします。 与根体育施設の位置する新産業拠点地区(2)は、既存施設等の操業環境の向上とともに、交通利便性を活かした新たな産業振興のため、工業、流通・業務施設や医療関連施設等の立地を図ることを土地利用の方針としております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 再質問を行います。 野球場、サッカー場が含まれる新産業拠点地区(2)の地区計画で建築できる建築物等を伺います。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  お答えいたします。 豊見城市与根西部地区地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の第3条の別表のアにて、建築物の用途の制限が定められております。それを読み上げたいと思います。「(1)共同住宅又は寄宿舎 (2)店舗等 (3)事務所 (4)診療所 (5)保育所その他これに類するもの (6)倉庫 (7)工場 (8)危険物の貯蔵又は処理に供するもの (9)自動車車庫 (10)巡査派出所、郵便法の規定により行う郵便の業務の用に供する施設、公衆便所・休憩所、消防署その他これらに類するもの」、以上が地区計画内の建築できるものとなっております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 新産業拠点地区(2)の地区計画の中で、建築できる建築物に体育施設は該当していないということでいいですか。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  お答えいたします。 当該地区の土地利用方針に体育施設としての位置づけがないことから、整合性が図られていないものと考えます。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- (ウ)地区計画では、体育施設を除却した後に体育施設を再建することはできないと考えるが見解を伺います。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  サッカー専用施設の位置する新産業拠点地区(2)は、既存施設等の操業環境の向上とともに、交通利便性を生かした新たな産業振興のため、工業、流通・業務施設等の立地を図るものとしており、体育施設としての使用は想定していないことから、計画との整合性は図られていないものと考えております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 建築基準法第3条の規定を説明していただけますか。 建築基準法第3条の規定では、既存の施設は使い続けることができる。しかしながら、増築・改築をする場合には、条例の規制が適用されることになり、新産業拠点地区(2)の用途の制限がかかることになり、サッカー場は再建できないと考えますが、いかがですか。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  除却後の建築についてをお聞きしていると思いますが、地区計画で定められました土地利用方針に即した土地利用を行う必要があるものと考えております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 体育施設を再建するためには、地区計画の変更、事業計画の変更が必要になると考えますが、(エ)地区計画の変更には県との協議が必要ですが、知事に認められるかお伺いいたします。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  お答えいたします。 与根西部地区地区計画の変更については、都市計画法第15条に基づき、市長が決定するものとなっております。当該地区は新産業拠点を位置づけ、地区計画の目標や土地利用方針に基づき、工業、流通・業務施設等の土地利用を誘導し、調和のとれた市街地形成を図っていく計画であり、沖縄県、本市の上位計画、また本市都市計画マスタープランと合致していることから、地区計画の変更の予定はございません。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- ③与根体育施設条例について伺います。 (ア)与根野球場廃止のときの提案理由を伺います。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 与根野球場につきましては、平成31年3月定例会において、与根体育施設の設置及び管理に関する条例の全部改正がされており、そこで野球場として利用されておりました屋外運動場部分の記述が削除されております。その当時の提案理由でございますが、豊見城市与根体育施設について、指定管理者による管理運営から市の直営するに当たり、設置及び管理に関し必要な事項を定める必要がある。これが当時の議案を提案する理由でございました。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 直営管理にするという理由なんですが、その提案理由のときに、与根体育施設はいずれ土地区画整理事業の進展により、サッカー場も廃止をしていくというような当時の濱里教育部長の説明でありました。サッカー場として今回設定する条例は、土地区画整理事業が進展して、条例廃止の提案がされたときまでの条例であるというふうな提案だったと思います。 再質問をしますが、その後、議会の議決に基づいて教育委員会では、与根体育施設の設置及び管理に関する条例の廃止、サッカー場の廃止に向けた取組を行ってきたと思いますが、どのような対策を取ってきたかお伺いします。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(15時15分)          再  開(15時16分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 与根体育施設の廃止条例につきましては、これまでもかなり期間をかけまして議論をしてきております。その中における教育委員会における与根体育施設への代替施設への取組としまして、まず市内全域を見渡しまして、新しいサッカー専用施設を整備できる場所がないか調査検討してまいりました。併せて、既存施設等を活用してすぐにでも取り組めることとして進めてきましたのが、市内2つの小学校のグラウンドへ一般用サッカーゴールを設置し、夜間の一般開放を行ったことと、市陸上競技場においては豊見城中学校サッカー部の部活動で使用できるようにしたこと。また、市やサッカー協会等が主催する大会等で使用できるよう、運用を見直したところでございます。そのほかにも、与根体育施設の設置条例が廃止された後については、与根漁港多目的広場にサッカーゴールを移動し、活用することも考えていたところでございます。そして、先ほどの新たなサッカー専用施設の整備につきましては、将来的には長嶺城址総合公園内の多目的広場の整備の中で公式のサッカー競技ができる規模の整備ができないか調整を図ってきていることと、その他にも市内の都市公園等の中で新たなサッカー専用施設の整備ができないか、関係部署と連携を図りながら調査、検討をしてきております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- これまでの委員会審議の中で、現在与根体育施設のサッカー場を利用している全てのチームに対して、与根サッカー場はいずれ区画整理事業の進展により廃止になることを説明し了解を得ているという説明がありましたが、それは確認できていますか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(15時18分)          再  開(15時18分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎教育長(照屋堅二)  お答えします。 当然教育委員会内で議論をしておりますので、それについて可能性があることについては伝えておりますが、廃止されるということについては私たちが伝えた内容ではありませんので、再度お答えします。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 市の方針として、土地区画整理事業が進めば与根体育施設は廃止される方向だというような説明はなされているんですよね。 ◎教育長(照屋堅二)  区画整理事業の進展と廃止の問題は別問題であります。ですから、当然教育委員会の中で廃止についての提案に関しましては、先ほども言いましたように可決をしています。しかしながら、その効力が発生していませんので、その効力の発生していないことについて担当部署、管理を直接するものとして、そういう話はしたことはないというふうに記憶しております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- これまでの与根体育施設条例の廃止の審議の中で、現在、教育部長は代わっておられるのですが、前の原國部長は、与根体育施設を現在利用している全ての方々に説明をして、了解をもらっているという説明があったと思うのですが、いかがですか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(15時20分)          再  開(15時21分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎教育長(照屋堅二)  先ほども答弁しましたが、条例が廃止されていない現状において、教育委員会の担当部長が、あるいは担当者がそういう説明をするということはないと私自身は思っています。ですから、今、あったかどうかと聞かれても、彼も立派な行政マンでしたので、そういうことはないというふうに私自身は感じています。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- では、次に進みます。 (イ)教育長の「体育施設を再建できる」という根拠を伺います。 ◎教育長(照屋堅二)  お答えします。 私も土地区画整理法を何度も何度も読み返しました。そして、各条文を何度も確認しました。しかし、どの条文を見ても、どういう項目を検討しても与根体育施設が再建できないという根拠が私自身も全く探せない、分からないというのが本音であります。ですから、表現としましては、与根体育施設が再建できないという根拠が探せないということをお伝えしたいと思います。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 今の答弁では私の質問に答えていることにはならない。再建できるという根拠です。 ◎教育長(照屋堅二)  じゃあ、分かりやすくもう一度。失礼しました。大変恐縮です。 基本的に、与根体育施設条例に係る廃止条例が否決され、条例が今存続しています。そうするとどういうことが起こるかというと、考え方として補償算定業務の中では移転、除却、いわゆる再築です。現存する施設が存在する以上、補償算定業務は移転、除却なんですよ。これが基本になります。ですから私としましては、当然現条文を含めると、先ほど言いましたように、土地区画整理法のどこを読み返してもそういうものはない、確認できないという意味で、私は先ほど言いましたように、現存する条例がある以上、それに基づく補償算定業務は再築なんですよ。それをいま一度、議員の皆さんにも確認していただければ幸いです。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 明確な答えにはなっていないと思うのですが、私は……。 市長は、これまで体育施設条例を廃止しないで除却の許可を与えることは議会の議決権を侵すことになり、できないと答弁をしております。そのことについて、教育長はいかが考えですか。市長は、これまで体育施設条例を廃止しないで除却の許可を与えることは議会の議決権を侵すことになる。それで条例が廃止されなければ除却の許可を与えられないということを答弁しているのですが、教育長はどうお考えですか。 ◎教育長(照屋堅二)  まず、先ほども言いましたように、土地区画整理法の基本的な構成をいま一度考えてほしいと思います。そういう中で、先ほど言いましたように、当然現存する施設がある以上、それに基づいて補償算定するのが通常です。通常なんですよ。そういう観点からしても、再建できるということが当然考えられます。ただ、私がこれまで述べてきたことは、区画整理事業に反対する意思は全くありません。ですから、もし早めに補償金の提示があり、そして第77条の2の照会があり、そういう中においては当然、私は区画整理事業の計画をつくった担当部長でありましたので、私は協力していきたいというふうに考えています。ですから、起工承諾等、あるいは提示が全て終わって、そういう提示もできるような状態であれば、そういうところに踏み込むこともできるのですが、現時点では残念ですが、そういう提示も来ていませんので、この取組についてはできないのではないかと思っています。そして、私が最も心配しているのは、市道218号線への工事の影響です。こういうことが進まない、進められないというような現状は、これは教育委員会がつくったものではない。私は、教育委員会はそういった責任はない。これまで我々は協力するということも全て言ってきたし、そういう中で進められないということは、もはや教育委員会の責任ではないということも併せて述べさせていただきます。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- (ウ)与根体育施設条例の一部改正についての見解をお伺いいたします。 ◎教育長(照屋堅二)  お答えします。 条例の改正が成立し、再議することなく条例の告示、教育財産の登録、一連の手続が完了している。ということは、これはもう成立しています。またもう一つ、一番大事なことは、議会からの提案で議決されたことは一つの議会の意思でもありますが、市の意思でもあるというふうに私自身は認識しています。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 今回の野党の皆さんの条例の一部改正については、財源の裏づけがないこと。総務企画部や担当部署の教育委員会との協議も行わずに提案していること。また、いつまで使うのか、どのような再整備を想定しているのかも示されない強引な提案だと思います。 教育長に質問します。野球場の廃止とサッカー場の廃止については教育委員会で議論され、市議会に提案されてきています。これまでの教育委員会の決定と違う内容の条例改正については、教育委員会において議論が必要だと考えます。新教育委員の皆さんに3月定例会での与根体育施設の設置及び管理に関する条例の廃止の否決、与根体育施設の設置及び管理に関する条例の一部改正のときの議事録を配付し、与野党の見解を確認していただいて、今後の与根体育施設の在り方を検討してほしいと思いますが、どう考えますか。 ◎教育長(照屋堅二)  まず、法令の優先順位です。優先順位からいいますと、議案として条例が議決されたんですよ。条例優先です。これは教育委員会の意思ではありません。この基本的な行政手続上の趣旨は、条例が新たな条例として議決されたわけですから、条例主義という基本的な考え方からして、それは何ら間違いではない。そういう意味で新たに議論をするかどうかについては、教育委員会内部での議論については私が否定するものではありません。しかしながら、先ほども言いましたように、条例を優先するんですよ。その意識をいま一度、確認願いたいと思います。よろしくお願いします。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 今の私の質問は、この間、直近の2回の教育委員会の臨時会を傍聴してきましたが、教育委員会の事務局からの説明が「そういう条例が通りました」というような何か事務的な説明であったのかと。そこで先ほど提案したのですが、3月定例会での条例廃止のときの議事録、一部条例改正案の議事録を教育委員の皆さんにぜひ見ていただいて、与党、野党、どういう見解の下でこの議決がなされたのか検討すべきではないのかというお伺いです。 ◎教育長(照屋堅二)  これまで教育委員会は、定例会ごとに部長が議案の内容を説明して、関連する部分を全部説明しています。私の記憶の中に、そのものがあったかどうかについては覚えていないのですが、一般的には教育委員会に関する議案については全部説明しておりますので、今の時点では確認できないのですが、恐らく部長が定例教育委員会の中で、今定例会で議決された案件については細かく説明したというふうに記憶をしております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- では、最後です。④条例廃止が否決されたことによる市道218号線の整備計画への影響をお伺いします。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 市道218号線の整備につきましては、沖縄振興公共投資交付金を活用し、早期事業完了、令和4年度に向けて取り組んでいる状況でございます。事業着手の前提となる条例廃止が否決されたことにより、現時点においては当初予定していた工事区間の着手ができなくなっております。さらに、新たな条例で体育施設の範囲が拡大されたこともあり、現在工事の実施方法等について慎重に検討しているところでございます。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- ありがとうございます。 もう時間がないので終わりますが、市道218号線の整備、ぜひとも迅速に進めていってほしいと思います。終わります。 ○議長(外間剛)  以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 なお、次の本会議は6月15日、午前10時開議といたします。ご苦労さまでした。          散  会(15時32分) 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   豊見城市議会議長  外 間   剛   署名議員(15番)  川 満 玄 治   署名議員(16番)  宜 保 安 孝...