豊見城市議会 > 2021-06-10 >
06月10日-02号

  • 62(/)
ツイート シェア
  1. 豊見城市議会 2021-06-10
    06月10日-02号


    取得元: 豊見城市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    令和3年第3回豊見城市議会定例会会議録 ┌───────── 令和3年第3回 ─────────┐  │    豊見城市議会(定例会)会議録(第2号)    │  │    令和3年6月10日(木曜日)午前10時開議    │  └───────────────────────────┘ 出席議員 21人 (1番)新 垣 龍 治 議員   (12番)波 平 邦 孝 議員 (2番)瀬 長 恒 雄 議員   (14番)新 垣 亜矢子 議員 (3番)真栄里   保 議員   (15番)川 満 玄 治 議員 (4番)伊 敷 光 寿 議員   (16番)宜 保 安 孝 議員 (5番)宜 保 龍 平 議員   (17番)大 城 吉 徳 議員 (6番)新 垣 繁 人 議員   (18番)仲 田 政 美 議員 (7番)楚 南 留 美 議員   (19番)大 田 正 樹 議員 (8番)大 田 善 裕 議員   (20番)外 間   剛 議員 (9番)瀬 長   宏 議員   (21番)赤 嶺 吉 信 議員 (10番)儀 間 盛 昭 議員   (22番)比 嘉   彰 議員 (11番)要   正 悟 議員欠席議員 1人 (13番)徳 元 次 人 議員職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名 事務局長  大 城   肇   主査    大 城 利 枝 次長    比 嘉   豊   主任主事  嘉 数 信 仰 班長    比 嘉   剛地方自治法第121条による出席者 市長        山 川   仁   副市長       小 川 和 美 教育長       照 屋 堅 二   総務企画部長    奥 濱 真 一 市民部長      大 城 辰 也   福祉健康部長    嘉 数 久美子 都市計画部長    新 里 秀 樹   経済建設部長    比 嘉   操 上下水道部長    金 城 道 夫   消防長       平 田 真 一 教育部長      久手堅   勝   総務課長      森 山 真由美 人事課長      高 良   忍   防災管財課長    大 城   武 協働のまち     宮 城 盛 秀   国保健康保険課長  大 城 達 宏 推進課長 納税課長      仲 地 恒 雄   障がい長寿     比 嘉 徹 夫                     課長 こども応援課長   大 城 史 貴   都市計画課長    比 嘉 真 人 都市計画課参事   豊見山 直 樹   市街地整備課長   大 城 英 貴 道路課長      城 間 保 光   公園緑地課長    大 城   堅 農林水産課長    国 吉 有 貴   消防本部      金 城   智                     総務課長 学校施設課長    嘉 川 聡 子   生涯学習      宮 里 卓 道                     振興課長 文化課長      高 良   均   文化課参事     赤 嶺 太 一 選管兼監査委員   運 天 俊 郎   農業委員会     浜 本   亨 事務局長                事務局長本日の会議に付した事件 日程第1.       会議録署名議員の指名 日程第2.       一般質問   令和3年第3回豊見城市議会定例会議事日程(第2号)   令和3年6月10日(木) 午前10時 開 議┌──┬────────┬─────────────────────────┬──────┐│日程│  議案番号  │            件名            │  備考  ││番号│        │                         │      │├──┼────────┼─────────────────────────┼──────┤│ 1 │        │会議録署名議員の指名               │      ││ 2 │        │一般質問                     │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      │└──┴────────┴─────────────────────────┴──────┘ 本会議の次第 ○議長(外間剛)  ただいまから本日の会議を開きます。          開  議(10時00分) 議事日程の報告であります。本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。   ────── ◇ 日程第1 ◇ ────── ○議長(外間剛) △日程第1、会議録署名議員の指名であります。  会議規則第88条の規定により、本日の会議録署名議員儀間盛昭議員、要正悟議員を指名いたします。   ────── ◇ 日程第2 ◇ ────── ○議長(外間剛) △日程第2、一般質問を行います。  通告順により順次質問を許します。   ── 通告番号1(17番)大城吉徳議員 ── ○議長(外間剛)  はじめに、大城吉徳議員の質問を許します。 ◆17番(大城吉徳議員) -登壇- 皆さん、おはようございます。公明党の大城吉徳でございます。約6年ぶりの一般質問でございまして大変緊張していますので、よろしくお願いしたいと思います。 このような対面方式も初めてなんですけれども、これまで6年間、議長席からずっと執行部の皆さんの背中ばかり見ていたんですが、今日初めてここに立ってみると、執行部の皆さん、大変迫力がありますね。もう圧倒されて押し潰されそうなんですけれども。これまでほかの議員も、よくこういう場所で議論ができたなと関心をしています。そうは言っても、これから私もこの場から皆さんと議論をしていかないといけませんので、どうかよろしくお願いしたいと思います。 私は、後ろの若い議員のように追及型ではございませんので、どっちかといったら穏健派、提案型の質問になると思いますので、執行部の皆さん、私の一般質問のときは、どうぞ心安らかにお眠り…これはなくなった方にかける言葉ですね、心穏やかに対応していただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 一般質問に入る前に、一言ご挨拶をさせていただきます。私は去る3月まで約6年間、豊見城の市議会議長を務めさせていただきました。この6年間、本当に多くの方々にご指導、ご鞭撻をいただいて、至らないところも多々ございましたけれども、どうにか議長としての職務、職責を果たさせていただきました。この場をおかりいたしまして、改めて感謝を申し上げたいと思います。これからは一議員として市民の負託にしっかりと応えられるように、今後豊見城市の発展のために、そして豊見城市民の一人ひとりの声を市政に反映できるよう一生懸命頑張ってまいりたいと思いますので、どうぞ今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いしたいと思います。 さて、山川市長、ご就任から2年半がたちました。もうすっかり市長職に慣れたのではないでしょうか。もう貫禄さえ感じます。この2年半で豊崎中学校の新設にめどをつけるなど、いろいろと実績も残されておられます。しかし残念ですが、それ以上に多くのことが議員や市民から指摘をされました。その幾つかを紹介しますと、まず1点目ですが、昨年の3月、6月、7月、9月、12月と同じ議案が5回連続否決をされました。全くもって異常なことであり、議会無視も甚だしいとの指摘がございました。このように同じ議案が5回連続否決をされるということは、全国あるいは全世界でも例がないと思います。世界記録だと思います。私も当時の議長として、この世界記録が掲載されたギネスブックの認定審査官からインタビューを受けないか、毎日ハラハラドキドキしています。 そして2点目は、市長の政策である学校給食費の無償化。これは年間約4億円かかると言われております。そして昨年は新規採用職員も29名と、大幅に増員をいたしました。これほどまでの増員は、私が議員になって20年余りになりますけれども、初めてのことでありました。そして課長や部長といった管理職の増員、さらには認可保育園3園の新設の計画等々、これで本当に財政はもつのか。財政を無視しているのではないかとの指摘もございました。 3点目は人事交流を名目に、県の職員である市長ご自身の知り合いを指名して市の職員と交流させたり、また副市長におかれましても、自分の元職場の後輩を市有財産有効利用審議会の会長に充てたりしました。このことは行政の私物化であると指摘をされました。 4点目は職員に対するパワハラとの指摘、5点目はSNSを使って議会を批判したり、市民に泣き言を言ったり、みっともないとの市民からのご指摘もございました。 最後に、市長のこれまでの行政運営に対し、市長不信任決議案が出されてもおかしくない状況であるとの指摘もございました。以上、何点か紹介をさせていただきましたが、市長、あと1年半の任期がございます。これらの指摘にしっかりと耳を傾けて、反省するところは反省をして今後行政運営をしていけば、市長の政策も一歩も二歩も前へ進み、さらに住みよい豊見城市になると思います。この2年半の市長の行政運営は、申し訳ございませんが、ハラハラドキドキの毎日でございました。これからは市長の目指す、ワクワクドキドキするような豊見城市を目指すためにも、議会に真っ正面から向き合っていただき、お互い車の両輪となって、この豊見城丸を市民の福祉向上のために大海原に出航させてまいろうではございませんか。よろしくお願いいたします。 それでは通告に従いまして、一般質問を行いたいと思います。 まず初めに、(1)新型コロナウイルス感染症について伺いたいと思います。 昨年1月に新型コロナウイルス感染が我が国で初めて確認されてから約1年半がたとうとしております。いまだに収束が見通せないどころか、ほとんどが感染力の強い変異株に移行し、猛威を振るっています。残念ながら沖縄県も感染が拡大し、政府は先月の5月21日、緊急非常事態宣言の対象地域に我が沖縄県を追加することを決定いたしました。その結果を受け、玉城沖縄県知事は同日記者会見を開き、酒類を提供する飲食店や遊興施設などに休業を要請すると発表いたしました。県民に対して、日中の不要不急の外出自粛、午後8時以降の外出は控える。県外からの来県は規制を含め、自粛等を要請いたしました。宣言期間は、先月の5月22日から今月の6月20日までとなっております。宣言の発令は、県独自も含めて4回目となります。このような状況の中、今、市民の皆さんもつらい我慢の日々が続いていると思います。一日も早く日常を取り戻すためにも、感染収束に向けた最大の効果が期待されておりますワクチン接種を希望する全ての市民に、いち早く接種できるよう取組を強化しなくてはなりません。以上のことから、以下の点について伺いたいと思います。 ①ワクチン接種について伺います。 はじめに、(ア)今後、申し込みの混乱を避けるためどのような方策を考えているのか伺います。 ○議長(外間剛)  当局の答弁を許します。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 5月分の予約受付に関しましては、多くの方から予約が取れなかったこと。また、コールセンターにも電話予約が殺到して、つながらないという声が寄せられました。そのため、現在は対象者を86歳以上として、接種を進めております。今後は予約枠も踏まえながら、対象者の選定及びウェブでの受付の体制強化を図って進めてまいりたいと考えております。 ◆17番(大城吉徳議員) -質問- 混乱を避けるために86歳以上が対象ということなんですが、市内の86歳以上の対象の人数は何名で、そして予約受付人数が1,175名となっていますけれども、どういうことでこういう数字が出たのか伺いたいと思います。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 86歳以上の対象人数は1,747人であります。1,175人をどのように決めたかということにつきまして、まず半日で対応できる人数を180人として、6月6日から6月20日まで10回接種回数がありますので、180人掛ける10で1,800人接種可能枠です。5月に接種した方のうち2回目接種の方が625人いますので、残りの空きが1,175人であり、予約受付人数を1,175人としたものでございます。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- ありがとうございます。 先ほど市長の答弁の中でウェブ受付の体制を強化するとありましたが、このウェブ受付の体制強化とは具体的にどういうことなのか伺いたいと思います。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 5月の受付につきましては、2階の保健センターを活用して職員のみで対応させていただきました。今回6月以降につきましては、事業者の協力を得まして、専門家のバックアップの下、体制を整えているところでございます。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- 今後はこういった混乱がないように、しっかり取り組んでいただきたいと思います。 次に、(イ)1日も早く接種できるよう糸満市のように接種会場を2会場に増やせないか伺いたいと思います。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、スピード感を持って対応することが重要だと認識しております。本市といたしましても、ワクチン接種を加速化させるために、6月の下旬からは現在の保健センターに加え、豊見城市立中央公民館の2会場で実施を進め、7月末の完了を目指して進めております。 ◆17番(大城吉徳議員) -質問- 隣の糸満市では、5月から2会場で実施しているようでございますけれども、なぜ本市も5月から2会場にできなかったのか。その理由について伺いたいと思います。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 中央公民館においては、年間使用計画として各種団体のサークル活動やイベントなどの予約が事前に組まれており、調整が必要だったことから、市保健センターでの実施をスタートいたしました。 ◆17番(大城吉徳議員) -質問- 次に、(ウ)今後の医師や看護師確保のために南部地区医師会に加盟している市内の医療機関(豊見城班)に協力いただいて一度会議を開いてはどうか、伺いたいと思います。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 市内の医療機関とは、今年に入り2回の会議を行い、情報共有を図ってまいりました。65歳以上の高齢者を、7月末までに2回接種完了に向け、今後も連携を図ってまいりたいと考えております。
    ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- 今の答弁で会議は、これまで今年に入って2回開催したということですけれども、では、その会議の内容はどのような内容だったのか、伺いたいと思います。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 まず、第1回目を2月に開催しました。その際には市長より医師の皆様に対し、ワクチン接種事業の理解と協力をお願いしております。また、事務局より、ワクチン接種事業における市町村の役割や集団接種及び個別接種における各医師や看護師の役割について説明をさせていただきました。第2回においては、4月上旬に開催し、集団接種に向けたスケジュールの説明及び協力可能な日にちの報告依頼、さらに4月11日に実施しました集団接種シミュレーションの説明と協力依頼を行ったところでございます。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- この会議については、今後もその都度会議を開いて、医師や看護師が確保できるように、そして接種も早く進めるようにしていただきたいのですが、伺いたいと思います。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 医療機関においては日常の診療に加え、接種へのご協力をいただいているところでございます。今後については、必要に応じて会議を開くなど、南部地区医師会南部地区医師会豊見城班との連携を密にしながら、迅速にワクチン接種を進めてまいりたいと考えております。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- 必要に応じて会議を開く、また南部地区医師会豊見城班ともしっかり連携を図っていきたいということですが、ところで今月6月のスケジュールは、全て医師や看護師の確保はできているのでしょうか。6月は何日、何日と決まっていると思いますけれども、全て医師、看護師が確保されているのか。その辺の実態について伺いたいと思います。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 6月の日程につきましては、6月6日からスタートしております。その日程の全てにおいて、医師、看護師について確保できております。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- 安心しました。 次、(エ)市内医療従事者の何割がワクチン接種を終えているのか伺いたいと思います。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 医療従事者ワクチン接種については、沖縄県の資料によりますと、令和3年6月3日時点において1回接種済が86.6%、2回接種済が65.1%となっております。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- ところで、この医師の皆さん、看護師の皆さんはいろいろ集団接種に協力していただいているんですが、もし仮に接種していない医療スタッフの方でも接種は可能なのか、伺いたいと思います。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 医師や看護師の皆さんは、日頃より感染対策を行っており、さらに集団接種会場においても手指消毒、マスク着用等感染防止対策をしっかり行った上で対応していただいております。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- ありがとうございます。 次に、(オ)医療機関等における個別接種はいつからの予定か伺います。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 医療機関における個別接種につきましては、一部ではありますが、昨日6月9日より受付を開始いたしました。今後も個別接種対応可能な医療機関等と調整を進めながら、条件が整い次第、順次開始をしていきたいと考えております。また、その情報についても、リアルタイムでホームページ等を活用して、市民へ発信をしていきたいと考えております。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- では、豊見城市内の医療機関は、まずどれぐらい、何施設あるのか伺いたいと思います。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 南部地区医師会豊見城班の施設は、39施設となっております。 ◆17番(大城吉徳議員) -質問- 豊見城班の施設は39施設あるということですが、以前、個別接種の意向調査をしたと伺っていますけれども、手を挙げた施設は何箇所あったのか、伺いたいと思います。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 2月に確認した際には、18施設が個別接種を実施してもよいとのことでした。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- 18施設が個別接種をやってもいいと手を挙げているということですが、この18施設の全てで一斉に個別接種ができるのか、伺いたいと思います。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 先ほど市長の答弁にもありましたとおり、昨日1か所が受付をスタートしたところでございます。それに合わせて来週あたりには4、5か所、準備を進めているところでございます。一斉のスタートにつきましては、条件整備が必要なことから、順次対応してまいりたいと考えております。 ◆17番(大城吉徳議員) -質問- 早めに接種を終えられるためにも、この個別接種もどんどん進めていかないといけないと思っていますけれども、7月いっぱいには65歳以上は全て完了すると。そういうことで一日も早く接種が進むようにということで、いつ頃、この18施設はスタートできるのか。その予想というか、予定はあるのか伺いたいと思います。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 この18施設に加えて、現在さらに希望する医療機関がないか、調査をしているところでございます。その調査の結果を受けまして、今月中には全施設がスタートできるように進めてまいりたいと考えております。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- ありがとうございました。 それでは次に、(カ)国の方針どおり7月中に65歳以上のワクチン接種は終われるのか伺いたいと思います。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 ワクチン接種を加速化させるために集団接種を、6月の下旬からは現在の保健センターに加え、豊見城市立中央公民館の2会場で実施します。65歳以上の高齢者については、7月末までの完了を目指しておりますが、併せて医療機関等における個別接種について、先ほども申し上げましたが、一部ではありますが、6月9日より受付を開始いたしました。今後も個別接種対応可能な医療機関等とも調整を進め、条件が整い次第、順次開始をしてまいりたいと考えております。さらに、巡回による介護保険施設等の接種を進めるとともに、集団接種については土日祝日はもとより、平日についても医療従事者及びスタッフの確保に努め、可能な限り接種日を増やし、一日でも早く全市民に接種を行っていきたいと考えております。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- それでは、このワクチンなんですが、何回で何人分あるのかについて伺いたいと思います。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 現在、6箱納品済みとなっております。1箱で975回分ですので、6箱で5,850回分となります。集団接種で1,215回分、高齢者施設等の巡回で520回使用しており、廃棄分の150回を差し引くと、残り3,965回分、人数にしまして3,965人分となります。ワクチンについては、在庫管理を行いながら随時追加発注を行い、希望する市民全員が接種できるよう取り組んでまいります。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- それでは、(キ)基礎疾患者をどう判別するのか伺いたいと思います。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 国の方針においては、医師の診断書などの提示は求めておりません。本人が基礎疾患の情報を予診票に記入することとなっておりますので、受付時や保健師による予診票確認の際に対応してまいりたいと考えております。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- 判別は厳しそうですね。 昨日の国会の党首討論で菅総理は、10月あるいは11月には希望する全国民が接種を終えられるように取り組んでいくとの発言もございました。本市の担当職員も、本当に毎日土日もないくらい一生懸命頑張っておられると思います。一日も早く希望する市民の皆さんが接種を終えられるように、ぜひ頑張っていただきたいと思います。また、私たち議会も、そして全職員全庁挙げて、このワクチン接種が一日も早く全員に接種できるようにしっかりと見守っていきたいと思いますので、福祉健康部長をはじめ、職員の皆さんは頑張っていただきたいと思います。 結構時間がたつのが早いですね。あと16分しかないので、②を飛ばして(2)に行きたいと思います。 (2)学校給食費について伺いたいと思います。 学校給食の段階的無償化については、約2年半前の市長選挙で、山川市長が一丁目一番地に掲げた公約であります。就任2年半がたちましたが、一向に前へ進んでいないように思えてなりません。この学校給食の無償化に期待をして一票を投じた有権者も多かったと思います。このままでは有権者を裏切ることになります。その取組については、これからもしっかりと見届けていきたいと思います。それでは、以下の点について伺います。 ①段階的無償化について、現時点で具体的にどういう段階を踏んで無償化しようとしているのか伺いたいと思います。 ◎教育部長(久手堅勝)  おはようございます。お答えいたします。 学校給食費の段階的無償化につきましては、令和元年度に立ち上げました学校給食ワーキングチームの中で検討を進めてきました。ワーキングチームにおいては、段階的無償化を目指すに当たり、長年充足していなかった栄養問題を優先的に改善することが重要だと位置づけて、段階的無償化の第一段階として、保護者に新たな負担を求めずに学校給食における栄養充足率の向上を目的とした学校給食費保護者支援事業を実施しております。また昨年度、保護者を対象に実施した学校給食アンケートでは、学校給食費保護者支援事業について、豊見城市の財政面を考慮しながら事業を実施するべきとの意見が過半数を超え、事業継続を要望する回答も寄せられております。次の第二段階目以降の方策につきましては、学校給食アンケートの調査結果や市民会議の検討状況などを踏まえながら、子育て世代の経済的負担軽減を念頭に、実現可能で継続的な仕組みづくりについて提案していきたいと考えております。 ◆17番(大城吉徳議員) -質問- 次に、②学校給食費の無償化の財源はどう考えているのか伺いたいと思います。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 本市は年少人口割合が全国で最も高い市であり、子育て世代の経済的負担軽減を念頭に、継続的な支援が実施できる仕組みづくりについて検討する必要があり、学校給食費の保護者負担軽減は大きな意義を持つものであります。学校給食費の段階的無償化の財源につきましては、市民会議での検討状況等を踏まえ検討してまいります。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- この財源はまだ決まっていないみたいなニュアンスだったんですが、こども未来基金を充てるのではないんですか、伺います。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 先ほどもお答えいたしましたが、こども未来基金という部分も含めて、市民会議での検討状況等を踏まえ検討してまいりたいと思います。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- 今の部長答弁からすると、何か無償化できそうもないですね。市長、もしかしたら何か秘策でもあるのでしょうか。来年11月は市長選挙がございます。ということで、市長の任期中の来年の3月定例会は最後の当初予算の計上となります。公約実現のために無償化の予算を、例えば先ほど言った「こども未来基金」の積立金プラス市税を投入して、4億円必要と言われていますので、3億円市税を投じて4億円つくって予算を計上すると。まさかとは思いますけれども、もし仮にそういった考えがあって実際に計上されたら、特に野党の皆さんは、「これじゃあ、もう財政が破綻する」ということで認めないと思います。これまで市長も否決されると分かっていながら議案を上程してきた経緯がありますので、もしかして、この予算は認められないと分かっていながら計上して否決になった。こう言ったら失礼ですが、最近も市長はSNSの発信がすごいんですけれども、「私は公約実現のために予算を計上したけれども、野党の皆さんが認めてくれなかった」と、議会終了後にまた市民の皆さんに投稿するんじゃないかと大変心配なんですが、そういうシナリオを考えていないか。考えていなければ、もう私も毎日ハラハラドキドキで眠れませんので、「そういうつもりはない」というのであれば、しっかり「そういった考えはない」と市長の口からご答弁いただきたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 いろいろとご提案がございましたが、先ほど教育部長のほうからもお話があったように、しっかりと今年度で安定的な財源を確保しながら、次なる事業化に向けては様々な意見を取り上げて精査していきたいと考えておりますので、大城吉徳議員が今おっしゃっていることに関しては、今、私の頭の中には特に考えているところはございません。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- 安心しました。人間、追い詰められたらどう行動するか分かりませんので、もしそういう考えに行きそうだなと思ったら、今日の答弁を思い返して、こんなことはぜひやらないでいただきたいと思います。 提案ですが、豊見城市は14歳以下の人口に占める割合が全国で一番多いということで、裏を返せば子育て世帯が多いということなんですけれども、子育て支援の観点から、市民会議では今後検討すると思いますが、きょうだい児、小中学校に通うきょうだい児が3名以上いるところには3人目から無償にするとか、また給食の食材ですね。例えば牛乳を無償化にするとか、次にパンとか米の主食を無償にするとか、その次におかずを無償にするとか、こういう段階的に無償化にすると。今後、市民会議での協議の中にそういうことも入れて検討していただきたいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎市長(山川仁)  今、大城吉徳議員からもありがたいご提案がありましたので、しっかりと市民会議等で議論を深めていきたいと考えております。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- 正直言ってこの2年半、全然前に進んでいないと思っていますので、来年の3月定例会に具体的に給食費が安くなったと実感できるような予算措置を、来年の当初予算にはぜひやっていただきたい。できなければ、この無償化の政策は断念するという覚悟でしっかり取り組んでいただきたいと思いますけれども、市長の力強いご決意を伺いたいと思います。 ◎市長(山川仁)  しっかりとその方向に向けて取り組んでまいりたいと思います。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- もう時間もありませんので、次に進みたいと思います。もう簡潔に伺いますので、よろしくお願いします。ちょっと前置きが長すぎて時間がなくなってしまいましたので。 (3)豊見城警察署豊見城詰所についての陳情について伺いたいと思います。 ①現在、市としてこの陳情に対してどのように対応しているのかについて伺いたいと思います。 ◎市民部長(大城辰也)  お答えします。 豊見城団地改良住宅内の豊見城警察署詰所の跡地利用の陳情については、当該陳情書の趣旨を踏まえ、令和3年4月27日付で本市から沖縄県住宅供給公社並びに豊見城警察署に対し、豊見城警察署詰所の廃止跡地についての要望書を提出しております。要望書の内容としましては、両機関に対し、豊見城警察署詰所跡地を防犯、交通安全の役割機能を備え、地域が協働で活用できる拠点として利活用への配慮をしていただくよう要望するとともに、豊見城警察署に対しては、豊見城団地改良住宅地域の防犯街頭活動の推進と、豊見城中央交番の警戒力及びパトロール活動強化を要望しております。また、沖縄県住宅供給公社に対しては、豊見城警察署詰所跡地の土地分譲の手続の期間延伸を要望したところです。 ◆17番(大城吉徳議員) -質問- 次に、②この跡地を沖縄県住宅供給公社から市が買い取り東屋を立て防犯灯や防犯カメラを設置し、犯罪の抑止力としてパトロールカーを常に駐車していただき、子どもたちの見守り、日々の交通安全活動、防犯パトロール等の拠点として活用できるよう、そういう声も市民からありますので、検討していただけないかについて伺いたいと思います。 ◎市民部長(大城辰也)  お答えします。 地域住民から防犯、交通安全役割機能に備え、地域が協働で活用できる拠点として利活用させていただくことの陳情書の趣旨を踏まえ、引き続き豊見城警察署に対し、豊見城中央交番の警戒力及びパトロール活動の強化を強く働きかけるとともに、全庁的な調整の中で当該跡地利用についての幅広い視点、意見を聴取し、沖縄県住宅供給公社並びに豊見城警察署と調整してまいります。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- この陳情については、今定例会において経済建設常任委員会へ付託をされて、去る4日に現場も委員会で確認をして、団地の自治会長、副会長とも意見交換も行いました。その中でいろいろな自治会からの要望、また議員からの様々なご提案、意見もございましたので、今後団地自治会もそのような意見や要望を踏まえて、また新たに具体的な跡地利用について市に要望、要請活動が行われると思いますので、そのときはぜひその意を酌み取って、先ほども全庁を挙げていろいろ調整するという答弁もありましたので、しっかり対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、(6)瀬長島の環境美化について伺いたいと思います。 展望台の海側の雑草、雑木を伐採し見晴らしをよくすべきだと思いますが、市の見解を伺います。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 現在、公園緑地課にて管理を行っている展望広場については、豊見城市シルバー人材センターへ除草及び剪定作業などの業務を委託しております。ご指摘の箇所につきましては、雑草、雑木の伐採作業がのり面で困難なところであり、シルバー人材センターでは作業ができない箇所となっております。今後は専門業者と調整を行い、見晴らしを阻害している雑草、雑木の伐採範囲等も含め検討し、対応していきたいと考えております。なお、瀬長島については、南側と北側に展望台を整備しておりまして、エリア及び向きなどによって眺望が大きく異なり、様々な角度から風景を楽しんでもらえるようにというコンセプトの下で設置しているところでございます。 ◆17番(大城吉徳議員) -再質問- 私も6年ぶりで慣れていなくて、時間の配分が悪くて残す時間もあと20秒余りあったんですけれども、ほかに農業振興策、県道整備について、また市内小中学校のコロナウイルスの感染状況についても聞こうと思ったんですが、時間がないので聞けません。聞けなかったものは、また次の9月定例会でなるべく取り上げていきたいと思いますので、答弁のご準備をよろしくお願いして、一般質問を終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(10時43分)          再  開(11時00分) ○議長(外間剛)  再開いたします。   ── 通告番号2(11番)要 正悟議員 ── ○議長(外間剛)  次に、要正悟議員の質問を許します。 ◆11番(要正悟議員) -登壇- 皆さん、こんにちは。真新会の要正悟です。質問の前に、少し所見を述べさせていただきます。 緊急事態宣言に伴い小中学校が休校になり、その子どもたちの居場所確保、学校の受入れに関することで豊見城市の対応について新聞等で取り上げられ、注目されています。各議員の皆様も同じだと思いますが、私のほうにも多くの問合せがございました。豊見城はどういうことなのか。大丈夫なのか、豊見城はと。豊見城市民の方だけではなく、他市町村の方からも心配の声をいただいております。しかし、今朝の新聞で方針転換、居場所確保と、14日から受け入れるとのことで安心しました。結果的に教育委員会の判断が今回遅くて、市民を混乱させることになりましたが、まずは子どもたちのことを第一優先に考えて、今後教育委員会にはしっかりとした対応をしていただきたいとお願い申し上げまして、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 順番を変えていきます。(5)市職員に対するワクチン接種について、本市の見解を伺いたいと思います。 現在、ワクチンの接種が始まり、本格化してきていますが、本市でもワクチン接種対策室に職員を増やし体制を強化していて非常に心強いのですけれども、市の職員、具体的には消防の職員ですが、消防職員の方は職務上感染のリスクがかなり高いと思います。消防職員に対するワクチン接種はどうなっているのか伺います。 ○議長(外間剛)  当局の答弁を許します。※(15番)川満玄治議員 離席(11時02分) ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えいたします。 消防職員につきましては、優先順位が最初でありまして、医療従事者扱いとして既に終了しております。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- 全員終わっているとのことで安心しました。消防署に勤務する職員全員が医療従事者扱いということでよろしいんでしょうか。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  そのとおりでございます。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- 分かりました。高齢者の方の付き添いで来られた方にもワクチン接種をするという市長提案が現在提案されていると思いますが、それもとてもいい方法だと思います。また、那覇市では、予約の空きやキャンセルが出た場合などに、その分のワクチンを市内の保育施設や放課後児童クラブ(学童)の職員に優先接種するとのことで、それで幼児施設でのクラスターを防ぐことが期待できるのかなと思われますが、小中学校が休校している中、本市では学童には午前中からの開所を依頼し、児童館は時間短縮ということですから、そういうことを市で検討されているのかお伺いします。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  質問の趣旨がちょっと理解できませんので、もう一度お願いしたいと思います。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- 最近新聞に載っていたのですが、那覇市では予約の空きやキャンセルが出た場合などに、その分のワクチンを市内の保育施設や学童の職員に連絡して、事前に登録はしていると思うんですけれども、そういう取組をしているという記事が載っていたのですが、それを本市でも検討してみてはどうかという質問です。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  大変失礼しました。お答えします。 市職員に対するワクチン接種につきましては、国の接種順位に基づき、まずは市民、高齢者を優先に、接種を進めてまいりたいと考えております。なお、キャンセル分を活用して、ワクチン接種に従事する医療従事者をはじめ、保健師及びスタッフ職員に接種しております。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- ありがとうございます。 ちなみに、市の職員の中でワクチン接種の優先順位とかはあるのでしょうか。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  市の職員の中での優先接種の順位はございません。ただし、国が示している基礎疾患をお持ちの方については対象になるかと思います。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- ありがとうございます。いろいろ初めてのことで大変難しいことだと思いますが、ワクチン接種対策室のほう、頑張っていただくようにお願いします。 次に、(4)道路行政について質問します。 ①与根地区の大雨時に冠水する地区の対策について伺います。 台風のときや大雨時に、与根の191号線付近が毎回冠水し、非常に危険な状態が以前からありますけれども、その冠水する原因と対策の進捗状況を伺います。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 ご質問の箇所は市道67号線のこととして答弁いたします。市道67号線については、大雨時に道路の一部が冠水する場所として現場を確認しているところでございます。原因は、市道67号線に交差する市道191号線の側溝内の土砂堆積と、さらに下流側にある排水路に土砂が堆積し、水の流れを阻害しているのが原因であると考えております。これまでも側溝内に堆積した土砂等の除去を行い、冠水対策に努めているところであり、令和3年度につきましても梅雨時期に入る前に、市道191号線の南側を中心に側溝内の清掃を実施したところでございます。引き続き、市道191号線の北側についても浚渫及び側溝清掃を実施する予定であり、大雨時の冠水対策に取り組んでまいりたいと考えております。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- ありがとうございます。 めぐみの森保育園前は、毎回大雨時には冠水していまして、去年の6月頃だったと思うんですけれども、大雨時に私も実際に現場に行きましたが、膝上まで雨水がたまって、車両が水没するほどの状況でした。この保育園前の場所は、現在はどう改善されているのか伺います。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 当該箇所の冠水につきましては、令和2年2月と令和2年10月に農林水産課のほうで、関係する市道206号線沿いにある水路の浚渫を行っております。浚渫後の大雨時に現場パトロールを行っておりますけれども、冠水の状況が見られないことから状況は改善しているものと考えております。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- 対策をしたとのことで安心しました。保育園の先生方や保護者の皆様方も不安があると思いますが、その保護者の方々にしっかり対策をしたということは伝わっているのでしょうか。お伺いします。 ◎経済建設部長(比嘉操)  周知はしていないところでございます。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- せっかく市のほうで対策したというのであれば、園長先生ぐらいには言って、勝手に水が流れて直ってしまったと思われるよりは、ちゃんと市が対策したというのを伝えたほうがいいかと思いますので、よろしくお願いいたします。 ②市道21号線(座安小前~保栄茂向け)の工事計画について伺います。 県道東風平豊見城線の交差箇所についてですが、保栄茂地域から座安小学校へ通学する児童の登下校道となっております。県道東風平豊見城線については、片側2車線の4車線道路でありますが、児童が安全に登下校するためには道路の横断をなくす必要があることから、ボックスカルバート方式がいいと考えますが、市の見解と、また道路の施工者である沖縄県南部土木事務所の見解もどうなのか、併せてお伺いします。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 市道21号線について本市で実施する工事計画はございませんが、当該道路周辺において、沖縄県南部土木事務所所管の県道東風平豊見城線沿線の工事が実施されております。市道21号線の工事は、今後県道東風平豊見城線の取付道路として、沖縄県南部土木事務所のほうで工事が実施される予定となっており、計画については県と協議調整を行っていきたいと考えております。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- そこはしっかり県と連携して、最大限、子どもたちの安全を最優先に考えた道路整備を進めていただきたいと思います。また、今後も一般質問等で進捗を確認していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ③翁長地域の道路工事の計画についてお伺いします。あらかじめ、議員各位と執行部の皆さんには資料を配付させていただいております。 まず初めに、翁長地域の道路状況を再確認したいのですが、市道19号線が豊見城南高校から保栄茂向けの道路、市道22号線が翁長のファミリーマート横から入って翁長部落を通り、道心寺から保栄茂向けの道路、市道23号線が保栄茂から阿波根に向かう道路、市道24号線が保栄茂改善センターから保栄茂部落を通って県道7号線に抜ける道路となっております。市役所から保栄茂向け向かう際には、県道東風平豊見城線を通り、市道23号線を通って向かう車両がほとんどですが、この市道23号線については糸満市に抜ける道路としても利用されており、交通量も非常に多い道路となっております。また、市道19号線は、豊崎方面から市道23号線を通り、すぐに市道24号線へ入り、保栄茂部落を通り県道7号線へ抜ける車両が多く、その逆についても県道7号線から豊崎方面へ向かう車両で、非常に交通量の多い通りとなっております。このように非常に交通量が多い通りであるにもかかわらず、道路の線形が複雑に入り組んでいる状態になっており、必然的に交通渋滞が発生し、危険性の高い箇所となっていますが、この現状を本市ではしっかり把握されているのかお伺いします。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(11時12分)          再  開(11時13分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えします。 県道整備等も実施されておりますし、市道23号線の整備もして、糸満市に続くところも前に整備されて終わっているところでございますし、交通がたくさんあるというのも承知しているところでございます。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- 保栄茂地域に住んでいる児童が座安小学校に登下校する際の唯一の道路となっているにもかかわらず、信号機がない状況でとても危険な状況が放置されている状態となっておりますが、保栄茂地域は部落内にアパート建築なども進んでおり、若い世帯が居住するよい環境がつくられつつありますけれども、交通安全に関わる整備が遅れている現状があるのかなと思っております。このままでは、せっかく保栄茂地域に居住してくれた若い世帯が引っ越しを余儀なくされるようなことが起こる可能性が否定できないと考えております。そこで、保栄茂地域における交通安全状況を改善するために、市道23号線へ接続する市道19号線と市道24号線の交差点へ信号機の設置が必要だと思いますが、本市の見解を伺います。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(11時14分)          再  開(11時15分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎市民部長(大城辰也)  お答えいたします。 市道19号線から市道23号線、それから市道24号線、このあたりの交差点への信号機の設置につきましては、以前から地域からの信号機設置の要望がございます。引き続き豊見城警察署に対し、信号機設置を要請してまいりたいと考えております。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- このあたりの信号機設置は、いろんな議員がこれまでたくさん質問、要望していると思います。複雑な道路の線形が交通渋滞を招き、危険な状態となっていることから線形の見直しが必要ではないかと思います。具体的には、市道19号線から市道24号線を通行する車両が市道23号線を通れないようにするために、市道22号線を活用し、直接市道23号線と接続させ、保栄茂改善センター前を交差点にするよう、道路の線形を整理する必要があるのかなと考えます。ちなみに、なぜ市道19号線ではなく市道22号線なのかといいますと、市道22号線はもう既に道路整備事業が予定されておりまして、事業計画を若干見直すことにより、一から道路事業を検討する必要がないので、スピーディーに対応が可能であるかと考えます。また、市道24号線へ接続することで豊崎地域を通り、県道7号線へ直接移動ができる道路になることから利便性も向上し、併せて複雑な道路線形も解消されることで、安全性も格段に向上するものと考えます。この図で案と書いてある箇所です。このように複数の道路が入り組んでいるため、道路図面がないと理解していただけないと思い、資料を配付させていただきました。それぐらい複雑に入り組んだ危険な場所だと言えます。これは私の要望ですので答弁は結構ですが、ぜひ今回の要望を今後の道路整備計画に取り入れていただきたいと強くお願い申し上げます。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(11時17分)          再  開(11時19分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎福祉健康部長嘉数久美子) -訂正- 先ほど要議員よりご質問がありました消防職員のワクチン接種状況につきまして、大変申し訳ございません。訂正をさせていただきたいと思います。なお、消防職員の内容につきましては、詳細を消防長のほうより答弁させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎消防長(平田真一)  お答えいたします。 本市消防職員のワクチン接種につきましては、管理職等を除きます医療に従事する職員55名中、ワクチン接種を希望した30名の職員が2回目のワクチン接種を終了しております。今後は消防業務を継続する観点から、未接種職員への接種勧奨とワクチンの確保を、関係部署と連携しながら取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(外間剛) -許可- ただいま福祉健康部長から発言訂正の申し出がありましたので、議長において許可いたします。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- 消防長ありがとうございました。次の質問に行きます。 (3)教育行政について、①体罰・ハラスメントに関するアンケートについて伺います。 県立コザ高校の男子生徒が、今年1月に自ら命を絶つという大変悲しいことがありましたが、その問題を受け、県が県立高校の生徒や学校関係者などを対象に実施した部活動実態調査の結果を先月20日に公表しています。「体罰・ハラスメントを受けた」と答えたのは2%の133人で、その133人のうち66%の88人は「解決していない」と回答していますが、管理職と指導者は100%の全員が「解決した、解決に向かっている」と答えており、部員と指導者の認識に大きな隔たりがあることが浮き彫りとなりました。その受けた体罰・ハラスメントの57%が「人格を否定した発言等を含む暴言」が最多で、「無視」が23%、「体罰」が14%、「セクハラ」が6%との結果が出ております。今回の調査は県立高校だけを対象に実施しておりますが、私は中学校でもこの部活動実態調査を実施するべきではないかと強く思っているのですが、本市中学校でもそういうアンケートを実施する考えがないか、本市の見解を伺います。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 本教育委員会では、部活動における体罰・ハラスメントの根絶を徹底することを本市部活動方針に盛り込み、4月の校長・教頭会議にて確認しております。また、部活動を含めた学校教育において、体罰、暴力、飲酒運転等の信用失墜行為の防止や服務規律の徹底について、4月の職員会議にて校長より全職員に確認が行われております。学校においては、生徒と担任との教育相談や保護者を交えた三者面談、また生徒及び保護者の学校評価等から、部活動指導が適切に行われているか把握することができます。このことから本市におきましては、現在のところ体罰・ハラスメント等の調査を行うことは予定しておりません。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- 保護者からこういう調査をしてほしいという声はなかったんですか。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 現在のところ、保護者からは特にそういう質問というか、疑問はないということになっております。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- 今回の調査で体罰・ハラスメントを受けたと答えた133人の中で、その相談相手を質問したところ、約半数の49.6%、66人が「同じ部の部員」と答えており、誰にも相談できていない」と答えているのが12%の16人いるわけです。こういった結果を見ると、学校側に子どもたちのSOSが届いていないのではないか。また、中学生ともなると、なおさらそういった声を上げづらいのではないかと思うわけです。今回県が実施した部活動実態調査の回答率は36%とのことですので、悩んでいる生徒は今回の数字の倍以上はいると思います。ですので、ぜひ本市では中学校で部活動実態調査を実施していただきたいと強く要望いたします。 また、中学校だけではなく、今後小学校での調査も視野に入れて御検討していただきたく思います。これは要望ですので、答弁は結構です。次の質問に移ります。じゃあ、答弁をお願いします。 ◎教育長(照屋堅二)  当然、児童生徒の安全を含めて、こういう活動を支援するのは我々の務めですので、そういう声があるかどうかも含めて再度確認をしまして、そういう状況が必要であれば、またアンケート調査についても取り組んでいきたいと思います。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- 教育長の前向きな答弁、ありがとうございます。ぜひ実施していただきたいと思います。②に移ります。 ②本市での校則の現状・見直しについて伺います。 学校生活を送る中で児童生徒が守らなければならない規則は、当然必要だと思いますが、中にはブラック校則と言われる、あまりにも過剰で意味の分からない校則も存在するとニュースなどで見ますが、本市において、これまでに生徒や保護者の方から校則についての相談等があったことがあるのかお伺いします。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 本市3つの中学校では、毎年校則の見直しを行っております。まず、各学年の生徒指導担当者等で構成される生徒指導委員会において、生徒や保護者の意見も参考にし、校則の見直しを図った後、職員会議にて提案、決定し、次年度の教育計画に反映しています。肌着の色や髪型等に理不尽な校則があると新聞記事に取り上げられておりましたが、本市の中学校においては、時代にそぐわない校則は見直しが図られ、現状に合った校則になっていることを確認しております。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- 今、教育部長もおっしゃられていましたが、前にテレビのニュースでやっていました。確かに福岡市内の中学校を卒業した女子生徒に番組内でインタビューしていまして、その生徒の話の中では、うなじが見えると男子生徒が騒ぐからとの理由で、うなじが見えるような髪の結び方をしてはいけないとか、また、廊下に女子生徒を一列に並ばせて、シャツの胸元を開けて下着をチェックするという、信じられないようなことが実際にあったそうです。そのチェックで男子教師に指摘された女子生徒が不登校になった事例もあると番組では取り上げていましたが、こういったあまりにも行き過ぎた校則は本市の小中学校では行われていないと今、部長の答弁で確認できたので安心しました。当然だと思いますが。 ちなみに、校則というのは市内で統一されているのか。学校ごとで違うのか、お伺いします。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 校則につきましては、各学校で決定するために、若干の違いが出てきております。ただし、校則の見直しをする際、他校の校則も参考にしながら変更等も行いますので、大きな違いはないと思っております。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- 先ほど教育部長のほうから生徒指導委員会、そこで校則等を決めているということですが、どういう方たちで構成されている委員会なのかお伺いします。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(11時28分)          再  開(11時29分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 生徒指導委員会の構成につきましては、先生たちとなっております。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- 教員だけで決めているとのことですが、例えば教員の方と教員以外の有識者の方であったり、保護者の方、PTA会長であったり、そういう方とかも含めて協議をしたほうがいいのではないかと、個人的には思っております。また、合理性のない不必要な統一は多様性を認めないことであって、多様性を認められない感覚がいじめにつながるのではとの声もありますので、意味の分からない、人権を侵害しかねない校則がもし今後つくられるのであれば、ないとは思いますが、早急にそういったものは見直していただきたいと思います。では、次の質問に移ります。 ③保護者との連絡手段のデジタル化について伺います。 現在、学校と保護者を結ぶ連絡手段にメールがありますが、行事日程の急な変更や不審者情報という、そういう緊急な連絡はメールによって行われていますが、それ以外の日常的な連絡はいまだに紙媒体、プリントであったり、電話連絡がほとんどだと思います。ほぼ毎日と言っていいほど、1、2枚のプリントが配られると思いますが、2人や3人の学生がいる世帯は相当な量になります。全校生徒に配布される紙媒体の年間の枚数や、それに伴う印刷にかかる費用はかなり大きいかと思われますが、本市として、そういう保護者との連絡手段をデジタル化する取組があるのかお伺いします。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 現在、各学校におきましては、保護者への連絡手段として紙媒体とメーリングサービスを活用しております。保護者から学校への連絡方法をデジタル化することについては、技術的にも可能だと考えております。学校と保護者双方の連絡をデジタル化することの利便性と、また考えられるトラブル、情報漏洩等についての対処法について検討し、デジタル化に向けて取り組んでいきたいと考えております。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- コロナ禍ですので、保護者の方も大分神経質になっておられる方が多いようで、プリントを児童生徒に手渡すことが感染リスクになると心配する声もあるようです。そういったことも、連絡手段をデジタル化することで解消につながりますし、また児童生徒が通知物を保護者に渡し忘れる心配もないため、重要な通知を確実に受け取れるようになることも期待できます。また、紙の印刷配布や電話でのやり取りが教員の負担になっていると思いますが、教育現場からそういう声はないでしょうか、お伺いします。 ◎教育長(照屋堅二)  お答えします。 ある学校においては電話対応の量が非常に多くて、大変な状況にあるということは把握しております。ただ、一つの提案として、私のほうで5月の校長会の校長面談の中で、市内の学校でいい事例、基本的にはメールやメーリングサービス等を活用して、子どもたちの出席状況についても把握している状況がありましたので、全学校でこういう取組もお願いしたいというふうに各校長にはお願いしたところです。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- ありがとうございます。 教育現場向けの連絡システムアプリで「すぐーる」というのがあるそうです。これは千葉県の千葉市の教育現場で活用されているそうですが、このアプリで資料配布やアンケート、欠席、遅刻の連絡等をデジタル化し、教育現場の業負担を軽減でき、教職員の働き方改革の支援にもつながると思いますので、このアプリの導入も今後検討していただきたいと思います。「すぐーる」というアプリです。では、次の質問に移ります。 ④教育委員会の人事について伺います。 教育総務課長が6月1日から文化課に異動になっていますが、5月25日に行われた定例の教育委員会を傍聴していて、そこでこの異動のことを私は知ったのですが、そのとき教育委員の方も初めて聞いたようで、一人の委員の方からは、「この時期にこういった人事異動はよくあることなんですか」と質問をされていまして、教育長は「普通はありません」とお答えになられていましたので、私のほうで人事課から話を聞きました。そこで幾つか質問をしたいと思います。今回のこの人事異動の理由を伺います。
    ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(11時34分)          再  開(11時35分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎教育長(照屋堅二)  お答えします。 令和4年に沖縄県で開催される美ら島沖縄文化祭2022ということが決定しております。令和2年度において機構改革の検討の中で、その取組のための専任職員配置が求められたところ、今年度4月から参事1人、そして会計年度任用職員1人が配置されておりましたけれども、具体的にはこれまでの準備作業の課題を考えた場合に参事を配置する必要があるということで、私のほうはそういう判断をいたしました。なぜそういう判断をしたかというと、過去のスポレク、平成8年でしたか、そのときを私自身思い出したんです。事業年度になって、要するに大会年度になって参事が配置されたんですけれども、この課は大変な状況でした。そういうことを踏まえて、このままでは近いうちに事業計画が行き詰まってしまうのではないか、また担当者が疲弊してしまうのではないかということで、私自身はそういう過去の状況も踏まえまして、私のほうで提案をするということで決めております。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- 文化課に確認したら、この国民文化祭が豊見城市で開催されるのはまだ決定していないと言っていました。ということでよろしいですか。 ◎教育長(照屋堅二)  国民文化祭の決定につきましては、実行委員会で決定する予定です。ですが、それまでの準備態勢含めて、それはもう既に県のほうにも取り組んでほしいということでやっておりますので、最終決断決定は実行委員会という意味での回答だと思いますので、ご理解を願いたいと思います。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- これは実行委員会自体もまだ立ち上がっていないんですよね。分かりました。 再質問を行いますが、今回の人事について、これは市長部局と事前に調整はあったのかお伺いします。 ◎教育長(照屋堅二)  教育委員会の人事異動につきましては、教育委員会の職務権限として、地方教育行政法第21条で規定され、同法第3項で教育委員会及び教育委員会の所管に属する学校その他の教育委員会の職員の任免、その他人事に関することということで規定されております。そういうことを踏まえまして、定例教育委員会会議において同意案件として提出して、教育委員の皆さんに同意をいただいたということであります。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- これは同意をいただいたということですが、5月25日の定例教育委員会の日に提案されたということですよね。突然この日に聞かされて、教育委員の方も判断が難しいと思うんです。それを当日にやるのは、私はおかしいと思っています。次の質問に移ります。 事前に市長部局との調整はなかったわけですよね。学校教育課長が教育総務課長を兼務すると聞きましたが、それはあまりにも無理があると。到底兼務などできないのではとの声を聞いています。そこで教育長にお聞きしたいのですが、この兼務は妥当だと思っているのか。そもそも業務負担軽減のために令和2年度に学校教育課、教育総務課と分けたと思うんですが、現在、学校教育課長の負担が大きく、大変な状況に置かれているという認識はあるのかお伺いします。 ◎教育長(照屋堅二)  まず、私がなぜそういう判断をせざるを得なかったかということについて、いま一度説明をしたいと思います。 これまでこのままの体制では行き詰まるということが私の判断としてありました。また、市長への業務報告を4月26日に予定していましたが中止になりました。5月10日に部長と課長と参事で、国民文化祭についての現時点での計画については説明をいたしました。5月14日、中止になりました。5月24日、11時から12時、その日になって中止になりました。そういうことを受けて、私はできるのであれば市長にお会いして、人事体制についての課題をお伝えしてお願いをしたいということで予定しておりましたけれども、実際には中止になりましたのでかないませんでした。そこで、5月24日の1時になります。これは午後ですね。11時から12時に中止になりましたので、それで私は5月24日の1時過ぎに部長及び学校教育課長に、明日の定例教育委員会の中で人事異動についての議案を追加する方針であることを説明しました。それは、これまでの流れの中で説明するような状況がなかなかつくれなくて、そういう意味での私自身の決断であります。 また、異動につきましては、学校教育課長には兼務の了解を取りましたし、教育総務課長にはその後説明をして、異動の了解を取っています。私としましては、国民文化祭の成功につながるとの判断があったことを、いま一度ご理解を願いたいと思います。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- 6月1日ということですけれども、人事課に確認しましたが、昨年の11月に文化課長から当時の人事課長に文書でもって、職員体制の強化ということで職員増を要望していると聞きました。その文書は見せてはもらえませんでしたが、流れとして、文化課長のほうで作成した職員増の提案、要望ですね。それが出され、それに対し、今年2月から定期人事異動に向けて市長から教育委員会へ、3月には教育長から市長へと再協議、再々協議と調整し、3月には教育長のほうから市長に「異存なし」との返答が出され、最終的には教育委員会の提案を受ける形でまとまったと聞いていますが、なぜ3月にしっかり調整して決定したにもかかわらず、この2か月後の6月1日に異動を行う必要性があったのか。また、今回の教育総務課長の異動は、市長部局との調整をせずに、なぜ教育委員会単独で決めたのか、とても不思議に思います。こういうことが仮に問題ないのであれば、元々市長部局と人事に関して調整する必要はないんじゃないでしょうか。教育委員会で決められることであればですね。その辺をお伺いします。 ◎教育長(照屋堅二)  人事権につきましては、基本的に教育委員会で決定するということになっていますので、当然、教育委員会の権限事項であります。ただ、全体の数をどうするとか、その出入りについては、当然3月の段階で協議をして、今年度の異動全体の枠、職員数の枠については協議をしております。ですから、今ご質問の中身については、これまで協議の中で進めております。ただ、私がなぜあえて決断したかについては、先ほども申しましたように、今後の状況を踏まえると、国民文化祭が行き詰まってしまう。こういう状況ではいけない。そういう判断があったことをご理解願いたいと思います。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- 国民文化祭は決まっていないですよね。決定していないのに、今の答弁はちょっとおかしいと思います。私の考えでは、市役所全体で職員が足りていない状況の中、緊急性のない部署に人が異動されているように感じています。文化課は人が足りていないということですが、市の職員は教育委員会へ出向しているとは言え、教育委員会で採用されたプロパーの職員がいない中で、実質的には市の職員の一部だと思います。そのような中、人事課との事前調整を全く行っていないことが問題だったと考えますが、また文化課への配置は、現時点において緊急性や必要性はとても乏しいと感じています。実際、教育長が退任される前に、駆け込みで行われたような気がしてなりません。そこで市長にお願いがあるんですが、現教育長が退任された7月以降に、改めて教育委員会と協議を行い、ぜひ適正な人事異動をお願いします。このままでは学校教育課長が潰れてしまう可能性もあると思います。あまりにも無理がある兼務ですので、検討のほどをよろしくお願い申し上げまして、次の質問に移ります。 (2)上田高架下の有効利用について、進捗状況を伺います。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 現在の進捗状況につきましては、平成29年度の取りまとめから時間が経過していることもありまして、再度庁内各部署へ事業における有効活用可能性の再調査を実施したところでございます。再調査の結果を踏まえ、今年度中には具体的な利用計画について検討していきたいと考えております。 ◆11番(要正悟議員) -再質問- この件に関して、市長のご意見をお伺いします。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 先ほど経済建設部長がお話ししたとおり、再調査の結果も踏まえながら、しっかりと柔軟に地域の声も反映できるような体制で取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(11時47分)          再  開(13時30分) ○議長(外間剛)  再開いたします。   ── 通告番号3(10番)儀間盛昭議員 ── ○議長(外間剛)  次に、儀間盛昭議員の質問を許します。 ◆10番(儀間盛昭議員) -登壇- それでは通告に従って、一般質問を始めたいと思います。日本共産党の儀間盛昭です。市長、よろしくお願いいたします。 (1)市長の政治姿勢について質問をしたいと思います。 2019年4月時点で中学校卒業以上の年齢まで医療費を助成している全国の自治体は、入院で96.8%、通院外来で91%に達しています。長年の世論と運動の成果で政府は2018年4月より、自治体が独自に行うこども医療費助成に対し、就学前までのペナルティー、国民健康保険交付金の削減の一部を廃止しました。こども医療費無料化制度を窓口での立替払いなしに広げるために、国によるペナルティーの全廃、国の制度創設を、市長を先頭に強く市民の声を国に上げるべきだと思います。そこで質問します。 全国一子ども人口の多い豊見城市から、自治体が独自に行うこども医療費助成に対する「ペナルティー、国民健康保険交付金削減」を廃止し、18歳までの医療費無料化早期実現を政府に対し強く求める行動を取るべきだと思うが、市長の考えをお聞かせください。 ○議長(外間剛)  当局の答弁を許します。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 子どもの貧困率が高い沖縄県におきましては、子育てしやすい環境を整えることは喫緊の課題であると認識しております。今回、高校卒業までのこども医療費無料制度の早期実現及び自治体が独自に行うこども医療費助成に対する国民健康保険の国庫負担金の減額措置の廃止は必要と考えていることから、市といたしましては、今後とも沖縄県市長会を通して、国、県へ要請をしてまいりたいと考えております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 市長は県と歩調を合わせ、中学卒業、高校卒業までの医療費無料化を広げたいとの政治姿勢について高く評価するところです。そこで質問します。豊見城市で高校卒業までの医療費無料化を取り組めば、豊見城市健康保険事業特別会計に対するペナルティーによる影響、試算をした額があればお聞かせください。 ◎市民部長(大城辰也)  現在、未就学児につきましては、平成30年度から減額措置が廃止されておりますので、減額措置廃止となっていない7歳から18歳までの医療費無料化を実施した場合の国民健康保険に加える影響額につきましては、毎年度の受診状況によって変わりますが、過去3年間の医療費実績から試算してみますと、令和2年度が約409万円、令和元年度が463万円、平成30年度が424万円となる見込みです。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。ぜひ市長、積極的に無料化促進に取り組んでいただきたいと思います。 次、(2)市政運営について質問をします。 ①公文書管理法が2011年に施行され10年経過しています。この法律は政府の現用公文書と非現用公文書の管理に関する統一ルールを定め、歴史的に重要な公文書などの永久保存を明記したもので、地方自治体にもこの法の趣旨に沿って、公文書管理に対し努力するよう義務を課しています。そこで、豊見城市の公文書管理について、(ア)豊見城と県内他自治体の条例制定状況についてまずお聞かせください。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えいたします。 本市における公文書管理につきましては、豊見城市文書管理規則に基づき実施しており、現在条例の制定はございません。県内他自治体の条例制定状況につきましては、確認をいたしましたところ、条例の制定に至っている自治体はございませんでした。今後も他自治体の取組状況等を注視しながら、適正な文書管理に取り組んでまいりたいと考えております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 それでは次に、(イ)北谷町で公文書の扱いが評価されていますが、その事例についてお聞かせください。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えいたします。 北谷町は平成4年3月に公文書館条例を制定し、平成4年4月に町村立としては全国初となる公文書館を設置しているとのことです。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。北谷町のすばらしい取組をぜひ参考にしたいと思いますが、次に(ウ)について質問します。 公文書館法は、1987年に成立し、25年後の2012年、当時の全国調査で公文書館は全自治体中60施設しかなく、圧倒的に少ない現状でした。公文書館を持たない自治体では、歴史的に重要な公文書等の保存利用システムが整備されてなく、多くの貴重な公文書が文書庫の中で放置され、市民の知らぬ間に廃棄されているとの研究者からの指摘もあります。そこで、(ウ)歴史を受け継ぐためには条例制定が必要との意見について、どう対応されるのかお聞かせください。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えいたします。 公文書管理法におきましては、目的といたしまして、公文書等の適正な管理をすることにより、行政を適正かつ効率的に運営すること。現在及び将来の国民に対する説明責任を全うすること等が規定され、現在及び将来の国民に対する説明責任を全うするには、歴史的資料として重要な公文書等を公文書館に移管し、利用することができるようにする必要性等がうたわれております。本市におきましては、文書管理規則により公文書等の適正な管理を図っておりますが、歴史的資料として重要な公文書をどのように保存し利用していくかにつきまして、今後調査研究を行ってまいりたいと思っております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- そこで再質問をしたいと思いますが、豊見城市でも今の図書館に併設するとか、新たに歴史資料館を併せて造るなど、具体的な検討をするべきときに来ていると思うのですが、どう考えるかお聞かせください。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えいたします。 県内市町村で唯一公文書館を設置しております北谷町では、書庫の管理が公文書館に委任され、現用文書と非現用文書が一元的に管理されているとのことです。現在設置されている現用文書の書庫と公文書館の意義、国における行政文書の電子的管理の方針の影響等、先進事例等、他自治体の状況も参考にしながら、本市においても情報収集も含め、十分な検討を行っていく必要があるかと考えております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- 引き続きその取組を強化して、後世に有意義な行政運営をしてほしいと思います。 次に、②与根自治会と市が交わした、埋立事業に係る協定について質問をしたいと思います。 (ア)協定については2件あります。まず初めに、与根体育施設のサッカー場に隣接する3,000平米の土地の取り扱いを定めた協定の内容についてお聞かせください。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えいたします。 豊見城村与根地先公有水面埋立造成工事に当たり、昭和61年5月27日に当時の豊見城村長と字与根区長の間で交わされました協定書がございます。その内容につきましては、①甲は、与根地先公有水面埋立造成工事に伴う、字与根区長から要望のあった5項目に対し、別紙協定事項のとおり、誠心誠意問題解決に努める。②乙は、与根地崎公有水面埋立造成工事については、その実現に向けて誠心誠意協力するものとするとなっております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございました。 それで(イ)ですが、協定に基づく自治会からの要望と、それに対する市の対応についてお聞かせください。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えいたします。 協定書に基づく詳しい内容ということで、5項目の内容といたしましては、まず1点目に、集落中央部低地帯の水害補償の責任についてでございます。内容といたしましては、本村としては、与根地崎公有水面埋め立てによって低地帯に迷惑がかかることがないよう、実施計画としている。また、排水対策は行政責任として、従来の国、県の補助事業を継続推進し、水害が起こらぬよう配慮する。ただし、埋め立てによって水害が発生した場合は、結果責任として、村長は損害賠償の責任を負うことになっております。2点目に、埋め立て地域の字有地確保についてですが、内容といたしましては、(1)地域の強い要望である公共広場用地については、地域の実情を十分配慮して、埋立地の村有地から約3,000平米を占用させる。ただし、新たに埋め立てした場合、字用地要求の権利は侵害されないとなっております。3点目の漁業権とアオサ、貝採取に伴う補償に対しての内容ですが、漁業権者以外のアオサ、魚介類採取者で、これで生計を立てている者については別途協議するとなっております。4点目の排水路新設計画はどうなっているかの内容ですが、下原一帯の低地帯として、昭和60年度予算で2号排水路の拡幅工事が着工されております。毎年度、国道331号までの工事が予定され、現在事業を推進中である。さらに、昭和61年度には東部地区の排水対策の工事が着工され、昭和62年度においては、西部地区の排水対策が推進される予定である。ただし、毎年度計画的に補助事業に取り組んで、浸水被害のないように努力する。特に、東部地区の排水対策の工事については早急に完了するように努力するとなっております。5点目の遊水地の水門の件、拡張についての内容は、水門の拡張については、村道15号線工事との関連があり、専門的な見地で検討を図る。昭和61年度実施する西部地域の基本調査を踏まえ対応するとなっております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 今の3,000平米の与根自治会が公共利用する場合の占有使用させるとした土地がありますが、しかし、その内容に見合う利用は、この間ほとんど利用できていなかったというふうに見ています。その土地が自治会集落と反対側に位置して、使いづらいからだと見ています。この課題解決に行政がどう取り組んだかが問われています。昭和61年、1986年、与根自治会と協定を締結、それから27年後の2013年、平成25年には、豊見城市西海岸地区整備基本構想を策定しました。その翌年には、国際物流拠点産業集積地域指定を受けています。平成29年までに西海岸活性化基本計画を策定し、都市計画マスタープランを策定しています。その年に区画整理事業が認可、今まさに市の計画どおり取り組まれているエリアです。そこで再質問しますが、与根西部地区土地区画整理事業が計画されたとき、与根自治会が公共利用する場合に占有使用させるとする豊見城市政の長年の課題の解決のために、区画整理事業で与根自治会集落寄りに市有地を配置する代替案が考えられなかったのか。市がどのような対応をされたのかお聞かせください。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(13時45分)          再  開(13時46分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えいたします。 与根西部地区土地区画整理事業は、土地区画整理法第89条による現位置換地を原則として、換地計画を行っております。市有地である3,000平米につきましても、与根西部土地区画整理組合より土地区画整理法第98条による仮換地指定がなされたことに伴い、ほかの場所に配置する代替案については計画しておりませんでした。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- 分かりました。それでは再質問します。 3,000平米を与根自治会が公共利用する場合に優先使用させるとした土地については、市がこの間進めてきた与根西部地区土地区画整理計画で新産業誘致の土地利用の観点から考えると、協定にある内容の約束事は現時点、この場所では難しいと思われますが、市はどう考えているのかお聞かせください。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(13時47分)          再  開(13時47分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えいたします。 与根西部地区につきましては、総合計画及び都市マスタープラン等の上位計画に基づき定められており、与根西部地区地区計画にて示された土地利用の方針や、それを受けて策定いたしました与根西部地区新産業拠点地区誘致方針と、豊見城市与根西部地区新産業拠点地区における再生医療産業拠点形成に関する基本的な考え方に基づき、本市を牽引していく新産業等を誘致していくこととしております。議員ご指摘の3,000平米の市有地につきましても、本市の産業を牽引していくための大切な用地として利活用していくことを考えておりますので、今後3,000平米の占用につきましても、与根自治会と協議が必要と考えております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- 新産業誘致の上でも協定の見直しは、大変重要で必要です。自治会と交渉できるよう、取組強化を求めたいと思います。 次に、市民体育館南側の6,000平米の土地に関することを定めた協定について、(ア)交わした内容について質問したいと思いますが、皆さんには作りました地図で、その場所などが示されていますので、それもご覧になりながら質問を聞いていただきたいと思います。それでは、(ア)交わした内容についてお答えください。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  お答えいたします。 豊見城村地先開発事業を実施するに当たり、地域の振興を図るため、豊見城村と与根自治会との間において平成9年9月12日に協定書を締結しております。協定書の内容につきましては、自治会用地の無償譲渡、集会施設の建設、埋立地と与根集落を結ぶ道路の整備、街区公園やゲートボール場、老人の憩いの場などを兼ねた多目的広場の整備等について協定が結ばれております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 それでは先ほどと同じように、(イ)協定に基づく自治会からの要望と、それに対する、この場所についての市の対応を明らかにしてください。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  お答えします。 自治会用地の無償譲渡につきましては、長年にわたり検討を重ねてまいりましたが、協定書の履行には至っておりません。埋立地と与根集落を結ぶ道路整備につきましては、現在取り組んでいるところでございます。また、集会施設は、平成15年度に与根共同利用施設として建設しており、多目的広場につきましても整備を完了しております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 6,000平米の自治会への無償譲渡について、市有地を一自治会に無償譲渡することは、法的に認められていないと思います。市は平成29年、6,000平米に関わる土地を道路を新設するなど、公共に使用する目的で沖縄県土地開発公社から無償譲渡されていると思います。そこで質問します。この6,000平米の土地の取り扱いについて、与根自治会に対し、いつどのような対応をされてきたのかお聞かせください。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  お答えいたします。 平成29年1月17日に当時の市長から与根自治会長宛ての協定書の履行について、照会文書を読み上げた上で手交しております。その主な内容を読み上げたいと思います。豊見城村地先開発事業(豊崎公有水面埋立事業)が円滑に実施でき、市の発展に大きく寄与できたのも、貴自治会のご理解、ご協力の賜物と感謝申し上げます。さて、平成9年9月12日に貴自治会と締結した協定書の履行については誠意を持って対応し、現在進行中の事業もございますが、自治会用地の無償譲渡のみが履行に至っておりません。自治会用地の無償譲渡につきましては、専門家への相談など、長年にわたり検討を重ねてまいりましたが、法的に困難という結論に至ったことから、調停や訴訟などの司法による解決しかないものと考えております。以上が主な内容でございますが、今後は過去の経緯や現状も含めて、自治会と話し合いにより解決していくことが必要だと考えております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。大変重要な部分なので、慎重に、また積極的に行動していただきたいと思います。 この6,000平米の土地について、市はどのような土地利用を考えていらっしゃるのかお聞かせください。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  お答えいたします。 沖縄県土地開発公社から豊見城市へ無償譲渡された土地は、公共用施設に必要な土地利用を条件としております。そのようなことからも、当面の間は維持管理に努めながら、公共的土地利用について検討する必要があると考えております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ぜひ引き続き、全力を挙げて自治会との協議を進めてください。 次、③「まちの顔づくり事業」JA敷地と旧IT産業振興センター跡地利用についての取組状況をこの間聞いていますが、その後の対応についてお聞かせください。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えいたします。 旧IT産業振興センターの跡地利用について、JAおきなわ豊見城支店の敷地を含め検討しているところであり、令和元年より民間市場調査であるサウンディングを実施しているところであります。今後のタイムスケジュールとしましては、第2回サウンディングを、新型コロナウイルス感染拡大防止における緊急事態宣言が明けた後、早い時期に実施できるよう、引き続き取り組んでいきたいと考えております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 それでは次、(3)教育振興についての質問です。 ①(仮称)豊崎中学校建設のその後の取組状況、進捗状況について、まず校舎、体育館、武道場、プール建設についての進捗状況についてお聞かせください。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 令和2年11月に契約締結しました基本・実施設計委託業務につきましては、令和3年3月に基本設計を終了し、建物配置が確定しており、現在は実施設計において、建物内部の詳細な計画を行っております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 どのような建物の配置となっているのでしょうか。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 建物の数は校舎棟と屋内運動場棟の2棟の建設を計画しており、校舎棟につきましては5階建て、また屋内運動場棟については2階建てで、1階に屋内プールと武道場、2階に体育館を整備する計画となっております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- 屋内プールとなると温水化しないといけないと思いますが、どのような計画かお聞かせください。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 屋内プールとして整備を検討するに当たり、日よけ対策には効果があるが、常温水では夏場でも水温の上昇が見込めず、学習環境として懸念されていることから、温水プールとして整備する予定となっております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 私は学校づくりに市民の声を取り入れるべきだと求めてきました。地域説明会なども行いましたが、温水プールについてどのような声が出されていたのかお聞きします。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 地域からの主な意見としましては、プールは屋内にしてはどうかという意見がございました。総合的に判断いたしまして、屋内プールを温水プールとして整備していく方針でございます。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 初めての中学校の温水プールであり、高く評価するものです。しかし、屋内プールがどう利活用されるのか気になります。考えをお聞かせください。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 温水プールの設計検討に伴い、県立高校や他の自治体にある先行事例を確認したところ、年間を通して授業カリキュラムを組める利点があるとのことでした。また、市内の小中学校において天候不順等により水泳授業が削減された場合、豊崎中学校のプールが利用可能になるなど、市全体の教育環境整備に寄与するメリットが大きいと考えております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- 温水プールについては、一般開放も考えているのかお聞かせください。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 市内各学校の屋内運動場と同様に、将来的には一般開放を行うことも可能だと考えております。管理方法も含め、検討してまいりたいと思います。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 次に、全ての教室に当初からクーラー設置されるのかお聞かせください。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 学校の教育環境において必要となる教室は、全てクーラーの設置を計画しております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- クーラーやプール温水化による電力の消費が高まります。再生可能エネルギー電力活用の必要性が考えられます。最近のケースでは、設備設置費用を発電事業者が負担をする仕組みもあるようです。このような再生可能エネルギー電力活用等を検討されたのか、お聞かせください。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 クーラーや温水プールの動力となる燃料の種類につきましては、基本設計業務の中において検討はしておりますが、再生エネルギー活用については具体的な検討は行っておりませんので、実施設計業務において、活用の可能性について調査研究を行ってまいります。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- 取り組みを強化してください。 次に、生徒数の規模についてお聞きします。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 現在計画しております教室数は、普通教室で各学年5クラスの合計15クラス、生徒数は約500人となっております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 それでは校区についてどうお考えなのか、お聞かせください。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 (仮称)豊崎中学校の校区につきましては、豊崎小学校の校区と同様な区域として想定しております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 次、②豊見城中学校建設の取組状況についてですが、まず校舎建設のスケジュールをお聞かせください。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 現在施行中であります特別教室棟の建築、電気、機械工事につきましては、建物内部の仕上げを中心に作業を行っているところでございます。校舎の完成及び既設校舎の引っ越しについては令和3年9月を予定しており、既設校舎の解体は令和3年度中に完了できるよう取り組んでまいります。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 次、グラウンド整備のスケジュールについてお聞かせください。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 既設校舎の解体工事完了後、引き続き令和4年度にかけてグラウンド整備及び外構工事等を行ってまいります。事業全体の完了につきましては、令和4年9月頃としておりますが、現在土木設計業者も含め、最終的な完了時期について精査を行っているところでございます。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 それでは次、③学校トイレの現状についてです。当局には事前に伝えたとおり、築年数の長い3校についてお答えください。 (ア)清潔感のあるトイレが望まれますが、その現状についてお聞きします。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 学校建設から25年のとよみ小学校、また34年の伊良波小学校、伊良波中学校のトイレにつきましては、主に和式便器で整備が行われておりましたので、順次洋式便器への取り替えを行っております。しかしながら経年劣化に伴い、老朽化したトイレブースや壁、床の仕上げについては、破損等により部分的な修繕は行っておりますが、トイレ内部全体の改修は建設当初から行っていないため、見た目のきれいさという点では、これまで建て替えの行われた学校と比較すると劣っている状況でございます。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 築年数25年以上の施設については改修などを行うべきだと考えますが、どう対応されるのかお聞きします。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 昨年度実施しました長寿命化計画策定業務におきましては、建物内装はおおよそ築40年目をもって改修予定としており、伊良波小学校及び伊良波中学校については、令和6年度以降にトイレを含めた内部改修を計画しております。また、とよみ小学校につきましては、令和15年頃に内部改修を行う計画となっております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- 全力での取組を求めたいと思います。 次に、(イ)オールジェンダートイレの考え方についてお聞きしたいと思います。 ◎教育部長(久手堅勝)  お答えいたします。 本市ではバリアフリー環境として整備されたトイレ施設を「誰でもトイレ」として位置づけており、障がい者に限らず多様なジェンダーも利用できるトイレとして配置しております。学校におけるオールジェンダートイレの整備につきましては、小学校の中学年から中学校における児童生徒は異性に対して非常に敏感な時期であることから、男女別のトイレを配置し、オールジェンダートイレのみを整備することは、トイレの利用に抵抗を感じることもあるものと考えております。しかし、オールジェンダートイレを設置する必要性も理解できることから、今後は先行事例等の情報収集に努めてまいります。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- 全力での取組を求めます。 (4)自治会公民館についてです。 国庫補助を受け建設した施設で公民館(共同利用施設)の建て替え事業について聞きたいのですが、当局には事前に伝えたとおり、築年数の長い5つの施設についてお答えください。 ①まず、昭和56年以前、補助を受けて造った公民館の施設名、築年数を明らかにしてください。 ◎市民部長(大城辰也)  お答えします。 現在の国土交通省所管の補助事業を導入した共同利用施設は6施設で、このうち築年数の長い5施設は、昭和51年度に建設し、築年数45年が経過した平和台共同利用施設、昭和52年度に建設し、築年数44年が経過した翁長共同利用施設と瀬長共同利用施設、昭和53年度に建設し、築年数43年が経過した田頭共同利用施設と伊良波共同施設の5施設となっております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- 築年数の長い5つの躯体の現状はどういう状態なのか、お聞かせください。 ◎市民部長(大城辰也)  お答えします。 施設においては、室内の天井梁や軒天のコンクリートが剥離している施設があり、老朽化が進んでおります。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ②についてですが、平成27年度の議会にて「建て替えの補助事業がなく引き続き調査する」と答弁していました。その後の取組についてお聞かせください。 ◎市民部長(大城辰也)  お答えいたします。 自治会公民館の建設については、各自治会の新築、改築、修繕等に係る調査、また対応できる国庫補助等を活用した場合の補助金額の試算等の検討を行っております。現在の国土交通省所管の補助事業を導入した共同利用施設については、国土交通省大阪航空局に対し、共同利用施設の予定案件等についての確認を随時行っており、当該補助事業では従前の共同利用施設が25年以上経過していることや、補助金相当額に対する残存価格相当額の返納等を条件として、建て替えを行う建物への再助成が可能となっておりますので、今後も各自治会と意見交換を図りながら情報収集に努めてまいります。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 10年前に5つの施設は耐震化されていないという答弁をしていました。老朽度調査も提起しましたが、今後実施の予定があるのかお聞かせください。 ◎市民部長(大城辰也)  お答えいたします。 本市の公共施設等総合管理計画を上位計画として、共同利用施設並びにコミュニティ供用施設等の個別施設計画の策定に取り組み、耐震調査やその調査に基づいた耐震化、老朽化対策など、安全性や利用性などの必要な改善を計画に実施できるよう努めてまいります。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- 5つの施設とも自治会なしで管理をしていますが、施設の所有者である市として、今後の施設の安全使用の対応についてどう考えているのかお聞かせください。 ◎市民部長(大城辰也)  お答えいたします。 施設においては安全性を確保するため、自治会との相談の上閉館している施設もあり、また危険性の除去を図るため緊急的な対応として、自治会等まちづくり支援補助金を活用していただき対応しております。引き続き、各自治会との意見交換を図りながら、自治会等まちづくり支援補助金の対応と併せて個別施設計画の策定に取り組み、安全性や利用性などの必要な改善を計画的に実施できるよう努めてまいります。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 安全安心な自治会公民館が維持、運営できるよう、これまで以上に全力を挙げた取組を求めまして、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(14時12分)          再  開(14時25分) ○議長(外間剛)  再開いたします。   ── 通告番号4(8番)大田善裕議員 ── ○議長(外間剛)  次に、大田善裕議員の質問を許します。 ◆8番(大田善裕議員) -登壇- 皆さん、こんにちは。会派ZEROの大田善裕でございます。通告に従いまして質問をさせていただきたいと思います。 (1)障がい者福祉についてお伺いをさせていただきます。 前回の質問から1年の歳月がたちましたが、この間、なかなか前回の質問から進展が見られず、業を煮やしております。子ども改革や第5次総合計画等の様々な大型の政策の実現にご尽力をされている山川市長の取組からすれば、この改革はとても些細なことかもしれませんが、私はこういう問題の解決こそが政治の大きな役割だと信じております。今般の議論を重ねる中で、最終的に、この議場において山川市長ご自身から、それを必要としている皆さんへ寄り添うご答弁、そして高度な判断を頂戴できれば幸いと存じております。 それでは、令和2年3月一般質問において「自動車改造費助成事業」の支給要件緩和を求めましたが、その後の進捗をお伺いいたします。 ○議長(外間剛)  当局の答弁を許します。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 当該事業の助成対象となる身体障害及び等級については、本人運転及び介護者運転いずれも上肢、下肢または体幹機能障害1級または2級と定めております。当該事業は重度身体障がい者の就労及び社会参加の促進を目的に、国及び県の補助事業として位置づけられておりましたが、平成28年度からは補助金交付対象外となったことから一般財源で対応しております。本市における身体障がい者数は年々増加しており、過去5年における身体障がい者数の伸び率は17.4%となっています。それに伴い、障害福祉サービスに係るニーズも右肩上がりで増加している状況でございます。助成対象者の支給要件緩和につきましては、要件緩和に伴う増加率が最大で97.4%となることから、既に取り組んでいる自治体や他自治体の動向も注視しながら、慎重に検討してまいりたいと考えております。
    ◆8番(大田善裕議員) -再質問- 前回も議論をしましたが、県下11市の中で一つだけ要件緩和をしている制限のない自治体があると思いますが、それはどちらでしょうか。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  浦添市と認識しております。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- 部長の答弁も通じて、またこの質問を過去、そして今回も通告をしてやり取りをする中で、やはり11市の中で1市がやって、そのほかの自治体の動向を見ながら検討してまいるという中で私は、この調整をする中でも先進的な自治体に倣って、そこに並ぶというものが本来、本市で取り得るべき態度ではないかと。それを単費と言えども、数が多くて要件緩和をしていない自治体に並んで、その動向如何によって私たちの街の態度をどうするかという視点がちょっとおかしいのではないかというふうに感じているんですね。たしか国も県も補助金があったとか、今は単費になっているとかという議論もありはしますけど、実際にこれだけの11市の中でこの制度が存続している以上は、よりその先駆けた自治体に倣って制度を改正していく、改善していく姿勢が必要ではないかと。それには当然時間もいるだろうからということをもって、1年たてば熟するだろうというつもりで寝かしておきましたが、今の結論からすると1年前の当時と全く変わらない結論が出て、非常に残念に思っております。この相談を私が受けたのは、障害者手帳の5級を持っている方で、しかし、1級、2級というものが、具体的にどういう障害だということを、この場において詳細を申し上げることはできませんが、私がこの方に接してみると、明らかにそれに準ずるぐらいの、また上肢、下肢ではなく四肢、両腕・両足に障害をお持ちで、それで補助レバーがなければ社会参画ができない状況があると。実際、お子さんも育てておられて、お車を持って今就労をしているわけでありますけれども、本市にそれを申請したらほとんどが自分の実費でそのような改造をしなければならかったということで、直接的にそういう訴えがございました。ここで再質問しますけれども、実際これまでの事業の助成の実績と相談件数、おおむね年間ベースでいかほどぐらいなのか。皆さんが把握している範囲で答弁を求めます。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  まず実績ということですので、身体障がい者数につきましては1級から6級まで約147名、実績ですが、自動車改造運転免許取得費助成実績につきましては、平成……。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(14時32分)          再  開(14時32分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  訂正します。人数にしまして298名、改造実績につきまして、令和元年度が30万円、1件、令和2年度が40万円、1件、令和3年度が50万円、2件となっております。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- 金額からも実績からすると、単費と言えども財政が圧迫するような政策ではないように感じます。例えば山川市長が公約でお掲げになっている様々な子どもたちの無償化、もしくは無料化の事業、あれは私も議会で度々議論させていただきましたが、富裕層にもやるんですかとか、いろいろ所得制限は設けないんですかとか、そういうものも議論をさせていただきましたが、それを前進させるということを市として今でも明言しておりますけれども、そういった中で、こういう件数でこういう相談の実績で、なおかつ、これぐらいの金額で、これについては単費で苦しいからやりきれないとか、そういうのはちょっと私の中で腑に落ちないんですね。この富裕層については、あれだけ必要のない世帯まで厚遇するのに、本当に支援の必要な皆さんに手を差し伸べない。これは私から見ると、市長、選挙の大票田になるそういう政策は、多少財政が逼迫しても、本当に厳しくなっても何とかそれを推し進めるための基金をつくったり、もしくは、そういう制度を何かできないかという形でやるのに、こういうものをやるに当たっては、そのような知恵がこの1年間出てこなかったんですか。これは山川市長の政治スタンスからすると、こういう本当に弱い立場の方々に対してこういう答弁で一蹴するというのは、山川市政にとっては本当にどうなのかなという感じになりますけれども、市長のご見解をお伺いしたいと思います。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 先ほど福祉健康部長からもお話があったように、今、部のほうで鋭意制度設計等も踏まえながら調査研究をされていると伺っております。その中で今、大田善裕議員からも先進地の浦添市のお話もありましたので、しっかりとそこも踏まえながら、我々も前向きに捉えながら取り組んでいきたいと考えております。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- ぜひそうしていただきたいと思います。 調整すると、担当課長も含めそうなんですが、非常に理解しているんですね。これについては、この政策はぜひとも進めていきたいというぐらいの意気込みも感じました。しかしながら答弁では、議会での答弁というのは市長の意向ですから、最終的に入り口で熱いものが口に入って、出口では非常に冷たいものが出てきたなというイメージを抱きますけれども、ただ、今の市長のご答弁からすると、決してそうではないなと。これは私の誤解があったのではないかというふうに理解をしたいと思います。では、次の質問に移ります。 (2)子育て環境の整備について、①座安小学校校区への公園整備について、市長の方針をお伺いさせていただきます。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 座安小学校校区の公園整備については、国庫補助事業を活用することを基本としております。現在の補助メニューでは、採択要件が厳しいのが現状でございます。また、平成30年度から国庫補助事業の社会資本整備総合交付金を活用して長嶺城址公園の整備を行っているため、現時点において座安地区への新たな公園整備は厳しいものと考えております。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- 以前、国庫補助の要件が、ハードルがあまりにも高すぎると。国が2分の1出しますけれども、面積の要件が2ヘクタール以上必要だと。恐らくその公園を整備するにも時間もかかるし、費用も莫大な費用がかかるからと。しかし、この8つ小学校の中で街区公園、昔でいう児童公園ですね。それがない小学校というものは、この現状を放置していてよろしいのかという議論の中で、例えば10億円の都市公園を造るのに2分の1国から補助をもらって、市の持ち出しを5億円出すよりも、1億円以内で単費で建てたほうが財政的にも優しいし、コンパクトに早く公園が整備できるのではないかという議論をさせていただきました。そういった中で、昨年の10月9日に渡橋名の自治会の皆さんも含めて意見交換をさせていただく中で、そのときもそうでしたし、その後も私は担当課に確認しましたけれども、今の経済建設部長の答弁では国庫補助を前提にした整備計画ということでありましたが、実際には実施計画で予算を申請しているはずなんですね。担当課として。それは事実なのか。 ◎経済建設部長(比嘉操)  実施計画において単費事業として申請は出しているところでございます。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- 計画を具体的に申し上げるのは、この場では難しいかと思いますが、大体の規模とか、そういうものについては答弁いただけますでしょうか。 ◎経済建設部長(比嘉操)  公園整備として800平米ぐらいを検討した中で、設計とか、土地代等工事費も含めると4,700万円ぐらいの金額ということは算定しているところでございます。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- その中で昨年の3月定例会で山川市長から、議員時代から私の議論に注目をしていただいて、理解を示していただいた旨の答弁を頂戴しました。そういった中で山川市政の中でも、できるだけ早くその地域の子どもたちの、そして子育てをされている皆さんの環境を整備する上では非常に優先度の高いものだというふうには理解をしているという旨の答弁がありました。その中で「どのような整備手法なら可能なのか、しっかり進めていただきたい」という答弁を頂戴しておりますけれども、市長、担当課から上がってきたら、それこそ市長がお望みになった答弁のタイミング的に、非常にいいタイミングだったと思うんですけれども、その予算が認められなかったという要因というのはどのように理解しておりますか。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 様々な予算編成の中で今回決まった事項でございますので、当然実施の中で要望等、各部署から数十億単位の要望がありますので、それから取捨選択をして、今年度の当初予算の提案となったところでございます。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- 選挙のとき、山川市長の応援団の皆さんがすごいんです。あの地域には。みんな緑の名前で、山川、山川、山川、山川ということで、あの座安小学校の校区の皆さんには、本当に市長を応援している方がいて、私も地域で議員をするには非常に苦しんでおりますけれども、ぜひこういう山川市長の支援をしている、またそういう山川市政に対して理解のある住民の皆さんが多く住んでいるということも念頭に置きながら、そういう声に応えていただくというようなお考えの下で、ぜひ次、実施計画の中でそのような形で担当課から要望があった際には、検討をしていただきたいということを要望させていただきたいと思います。 ②座安小学校校区への公設学童設置について、進捗をお伺いいたします。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 現在、建設場所の選定に取り組んでおり、令和4年4月1日に開所できるよう進めております。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- 昨年もそういう形で予算が組まれて、年度の途中に豊見城小学校区に行きましたね。たしか、それは用地がなかなか目星がつかなかったという理由で、建物を建てるに当たってはもう時間が少なくなったということで向こうにスライドした形だというふうに理解はしていますけれども、そのときに当然、学童を設置するに当たっては、そのニーズ調査、もしくは実際の待機児童の調査を基にしてやっていました。たしか昨年度は、実態としては待機児童が一人だったというふうに記憶しておりますが、今年度、また改めて予算を執行していく中で、現状、この地域の待機児童、もしくはそういう学童のニーズについてはどのような形になっているのか、教えてください。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  令和3年5月1日時点での座安小学校区の待機児童数は9名となっております。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- 地域の保護者の方とお話ししても、昨年の一人というような数字では現れないニーズというのがあるんですね。と申しますのは、座安小学校に通っていながらも豊崎の小学校区にある幾つかの学童に通われていたりとか、本当は地元で通いたいんですが、既に学童にもう在籍していると。そういった中で待機児童として、そういう子が反映されないというような実情もあるということも私の中でもしっかり認識はしておりますので、その辺の部分についても早めに、そのことが実現できるようにお願いをさせていただきたいと思っております。 (3)安心できる住環境について、①市道67号沿線の住民が豪雨時の浸水被害で長年悩まされております。早急に対策を講じ、環境改善に取り組むべきだと考えておりますが、市の対応をお伺いします。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 市道67号線については、大雨時に道路の一部が冠水する場所として現場を確認しているところです。原因は市道67号線に交差する市道191号線の側溝内の土砂堆積と、さらに下流にある排水路に土砂が堆積し、水の流れを阻害しているのが原因であると考えております。これまで側溝内に堆積した土砂等の除去を行い、冠水対策に努めているところでありますが、令和3年度につきましても梅雨時期に入る前に、市道191号線の南側を中心に側溝内の清掃を実施したところです。引き続き市道191号線の北側についても、浚渫及び側溝清掃を実施する予定であり、大雨時の冠水対策に取り組んでまいりたいと考えております。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- 基本的に道路課が答弁を用意しているかと思います。しかし、あの辺の排水路というのは道路課が所管するもの、管理するものだけではなくて、農林水産課が管理しているものもあると思います。そういう大きな排水路を浚渫して、そういう問題が解決できるかというと、同時に農林水産課の管轄する排水路についても一体的にそのような対応をしていく必要があるというふうに考えますけれども、その辺はいかがですか。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 ご指摘のとおり、そういうものも考えているところでございますので、農林水産課管理の排水路につきましても、今後関係部署と調整を行いながら取り組んでまいりたいと考えております。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- それでは次に移ります。 ②座波名森から漏れ出す山水の被害で、ふもとの住民が長年悩まされております。集落の老朽化した側溝の交換工事や山水の排水対策に取り組むべきだと考えますが、市の見解をお伺いします。 ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 字渡橋名地区の側溝整備等につきましては、昭和50年代頃から始まりまして約40年以上経過していることから、側溝の老朽化により、ひび割れ箇所から雨水が漏れ、地中へ浸透した水が宅地内へ流出するなど、渡橋名地区に限らず、市内数箇所で同様な状況を確認しております。市としましても限られた予算の範囲内で修繕しかできず、対応に苦慮しているところでございますが、側溝の改修等には膨大な予算が必要になることから、補助事業が活用できないか、今後調査検討してまいりたいと考えております。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- 座波名森は名前のとおり、渡橋名、座安、伊良波地域にまたがる山と言っていいのか、丘と言っていいのか、ちょっと言葉が思いつきませんが、結構保水力があって、昔はそのふもと一帯も井戸が多くあったり、また水が枯れないということで田んぼをやっていたとかというような地域なんですね。そういった中で今、部長の答弁にもありましたが、40年以上前に整備した側溝、ちょうど地域からそのようなお話があって対応に腐心されていることだと思いますけれども、当時の側溝の方法といいますか、現場打ちと言って、その場で側溝にコンクリートを流して打ち込むというものに対して、腐食、もしくはクラックが全体的に目立つようになってきているんですね。2年前に座安幼稚園のところから山に向かうような形で左側の方から、隣の方もそうですけれども、長い間、自分の敷地に浸水被害があって、それで非常に悩んでいると。これは地域の方ですから、「いわゆるジーシルーだよ、これは」と。「山から出てきているからどうにもならないよ、大田さん」というような話の中で、「いや、まずは一度この古い側溝を取り替えてみましょうよ」ということでやれば、ぴたっと止まったことがあるんですね。それで、その下流のところの新しくできたアパートなども、すごく敷地内が水でびちゃびちゃしていたものが非常に緩和されて、やはり古くなった側溝から出た山水が、非常にこの地域の集落に影響を及ぼしているなということを体験として持っております。そういった中で、これは座波名森の地域以外の例えば金良とか、長堂とか、平良、高嶺とか、そういうところでも同様のケースが見られると思うんですが、一様に最初、現場にその職員をお呼びして見ていただくと、「これはもう受忍義務ですからね」と。「民法で定められているので、低地に住んでいる人たちは基本的に上から流れてきた水について、特にそういう自然流水については、もうここに住む人が、ある意味では甘んじないといけない」というような説明を必ずされます。これは民法第214条を根拠にして、いつもそういう説明をすると思うんですけれども、山水であっても、一旦排水路に入ったものに関しては、ここから割れた水が敷地に入ってきて、これをもって受忍義務だと言われるのもさすがに無理があるなと。民法第216条には、他の土地の貯水、排水または飲水のために設けられた工作物の破損は、自己の土地に侵害、または及ぶおそれがあるときは、その土地の所有者は当該地の土地の所有者に工作物の修繕、もしくは障害の除去をさせ、また予防工事をさせることができると。市道、もしくは市の管理下であるそういう道路から、排水路の老朽化によって割れて流れてきたものに対して、実際に調査もしない中で、「いや、これはもう受忍義務がありますからね」とか、「自然水ですよ」というような形で結構過去、長い間、何件かそういう形で納得させられたのか、そのような説明を受けたことがあります。今回実際に部長も、度々私と朝から早く現場に出向いていただいて、その課題について取り組んでいますけれども、この地域を回ってみますと本当に50年前、40年以上前の劣化した排水路を早めに打ち替えることが、今言った皆さんの苦しみを除去するのが一番の施策だろうという思いから、今後工事をするまでには莫大な予算と、もしくは予算をつけるまでなのか、つけた後なのか、時間もかかります。しかし、調査を最初に、こことここは怪しいなと。ここから何さんのお宅に出ているものは、こういう形で出ているだろうという調査を全体的にするぐらいはやってもいいんじゃないかなというふうに考えていますけれども、その辺はお考えを聞かせていだけませんか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(14時55分)          再  開(14時55分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎経済建設部長(比嘉操)  調査についても大規模になるおそれがありますので、その状況状況を現場で見ながら、その辺の対応をさせていただきたいというふうに考えます。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- ぜひ実施計画でも組んで、渡橋名だけではなくて、そのふもとの集落全体を、そういう専門の土木コンサルがいるのか分からないんですけれども、老朽化の現状認識も含めて、先駆けてそのような形でやることでも、地域住民の皆さんは、ある意味では見通しがよくなったというふうに感じられると思いますので、ぜひともその辺も検討をしていただきたいというお願いをさせていただきたいと思います。次に移ります。 ③渡橋名「クンジャーガー」からつながる水路の一部が未整備であることから、豪雨時に隣接する農地に浸水被害があります。早急な水路整備を求めますが、市の見解を伺います。※(15番)川満玄治議員 復席(14時56分) ◎経済建設部長(比嘉操)  お答えいたします。 当該水路は農林水産課で管理している水路であり、未整備であることから、整備に向けて関係部署と協議調整を行っているところでありますけれども、予算の確保が厳しいのが現状であります。今後も整備に向けて、関係部署と協議調整を行ってまいりたいというふうに考えます。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- じゃあ、やるという判断はしている。結論は出ている。ただ、それに向けて予算の裏づけというんですか、それを関係部署と調整していかなければならないという今の考えにたがわない答弁だったということでよろしいでしょうか。 ◎経済建設部長(比嘉操)  その辺については、私たちのほうも整備は必要だと思いますけれども、いろいろ勘案しながらということになります。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- やらないということもあり得るということですか。今のニュアンスからすると。 ◎経済建設部長(比嘉操)  やらないという結論とか、やるとかということではなくて、この状況等を見ながら判断させていただきたいということです。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- 部長、これは次の行政運営につながる部分なのですが、前任の農林水産課長と、昨年12月7日に土地の所有者を含めて現場確認をして、それについて市のほうでやりましょうというような流れがありました。その後に、私はこれについて、その場では、本当に市がやるかどうかという部分については疑心暗鬼だったものですから、今答えをすぐに出すのではなくて、その後に戻って、しっかりと協議した上で返事がもらえればいいかなというふうに思いました。それで、その現場確認は12月ですから、2月にその状況について確認をして、当時の農林水産課長に「やりますか、どうなりましたか」という話をしたら、「もうやります」と。「もちろん、いろんな補助金なんか洗っていますけれども、それでできなければ単費でも検討しますけど、やります」ということを言った。私はそれでも踏ん張って、「課長、今、そういう返事して大丈夫ね。もう私、伝えますよ、相手側に、大丈夫ですよね、大丈夫ですよね」と言って、その場で「大丈夫です」と言ったんです。だから、今部長のはなしをすると、この話がちゃんと引き継ぎされていないということを感じましたから、その辺の部分はちょっと部長の答弁をすると……。私は何回も課長に配慮して、私が慌てずにゆっくりゆっくり進めて話を聞いたんですけど、その言葉について、今議事録で部長の答弁を地域の方と地主に見せると大変なことになるんです。その辺の部分を踏まえて、もう一度答弁をしたほうがいいと思います。 ◎副市長(小川和美)  お答えをさせていただきます。 市が管理している水路に起因をして、その近隣の浸水被害があるということでありますので、担当部署からしっかり状況を把握し、適切に対応させていただきたいと思います。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- 別に副市長が答える必要はなかったんじゃないですかね。部長の話で、もうその答弁が変わらないということであれば、それで全然結構なんですけど。もう次の質問に移りますが、そういう部分が非常に今の行政、山川市政の中で、そういう意思のバトンタッチが全然できていないということを指摘させていただいて、次の質問に移りたいと思います。 (4)行政運営についてお伺いします。 ①山川市政では、職員の人事異動が極端に激しい印象があります。役所として事業継続性や問題処理能力、職員の士気低下、ひいては住民サービスに著しく悪影響を及ぼすおそれがあると分析をします。市長のご見解をお伺いいたします。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えします。 人事異動の目的には、まず不正の防止や職員の能力開発、職場の活性化などが挙げられます。様々な業務を経験する中で、必要な士気やスキルを身につけることが可能となり、メンバーの入れ替えが職場の刺激になると考えております。また、人材育成の観点からも公務員、特に事務職に求められるのは、特定分野のスペシャリストに加え、幅広い行政課題に適切に対応できる、いわゆるジェネラリストと考えておりますことから、そのような観点から職員の人事異動につきましては、適材適所を基本に配置していく必要があるものと考えております。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- よく分かりました。 6月1日に異動するということで、市長から辞令が出ていると思います。今般の議会でもワクチンの対策について、与野党を超えて活発な議論が交わされておりますが、市民の一番の今の関心事は、ワクチンをしっかりと市民の皆さんに早く接種していただけるよう、行政として、市役所としてその仕事をしてほしいという旨から、恐らく議員の皆さんもそのようなご質問を交わしていると思います。そういった中で6月1日の異動の通知を見ますと、早速、4月1日に就任されたワクチン接種対策室長が前任の方に変わらなければならないような辞令になっていまして、同時に、健康推進課長がカムバックしたと思ったら、結局聞いてみると、その一番市民が役所として求めている対策室の室長の席が空席になっていると。病気でお休みになっているというような話をしていますけれども、このような状況というものがあるんですね。これが私が言っている人事異動が激し過ぎると。それを人材の交流の活性化とか、もしくは組織の活性化という話で位置づけられると困るんですが、この6月1日の異動の辞令について、どのような見地からそのようなワクチン、もしくは……。これはワクチン接種対策室だけではなくて、いろいろな部署が玉突きで、多くの人たちが動かざるを得ないような状況になっていますけれども、この人事異動について説明を求めます。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(15時04分)          再  開(15時05分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えします。 今般のコロナ禍における市民の皆様の命と健康、暮らしを守るため、国から新型コロナワクチンが支給され次第、希望をされる市民の皆様に、安全安心かつ円滑に接種を受けていただけるよう、これまで健康推進課内にワクチン接種対策室を設置し、準備を進めてまいりました。当初は兼務7名、会計年度任用職員1名の体制を行っており、令和3年度につきましては、参事職を含む職員3人の専任及び臨時任用職員及び会計年度任用職員各1名、兼務4名を配置し、対応に当たっておりました。また、その後7月末までに、重症化の確率の高い高齢者に対し2回の接種を終わらせる目標達成の必要がありましたので、6月1日付、新たに追加で人事異動の措置を行っているところでございます。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- 市民の暮らしと命と、それを守る一番特命の対策室のトップが出たり入ったりするという状況を、市民の皆さんは容認できますかね。私は到底できないと思います。今の答弁からすると、理解に苦しむと思います。山川市長の人事異動が激しいというのは、実はある職員から聞いたのは、「私はもうこの3年間で3回異動しています」と。「もう1年、2年いたところがなくて、ずっと異動です」と。これからするとミスを誘発してしまう可能性があるとか、もしくは事業を引き継ぎするのに非常に苦労していますとか、今回ワクチン接種対策室に戻された方が、そういう部分で非常に苦悶された。いわば苦しんだ結果、そのようなことになったと理解をしていますけど。新しい教育長もサッカーをやりますから、サッカーで例えますと、ゴールキーパーだった人がフォワードに行かされて、フォワードに行かされた人がゴールキーパーをさせられて、パスがつながらないし、点が入らないし、ミスや不祥事を誘発した挙句、オウンゴールを招くようなそういう市役所だと思うんですよね。言わば持ち場、持ち場、全然違うプレースタイルの人たちがどこかで玉突き事故に遭ってしまって、全然違うポジションを守らされるという中で試合をしているような山川市政だと思いますが、市長どうですか。私の例え、すばらしいと思いませんか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(15時08分)          再  開(15時08分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  今回の予防接種業務及びワクチン接種対策室設置につきましては、適任者の異動として、適材適所の異動を心がけているところでございます。 ◆8番(大田善裕議員) -再質問- あとは負傷者で11名足りなくなって、恐らく試合が止まると思います。そういうところまで行っていると思います。ありがとうございました。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(15時09分)          再  開(15時20分) ○議長(外間剛)  再開いたします。   ── 通告番号5(15番)川満玄治議員 ── ○議長(外間剛)  次に、川満玄治議員の質問を許します。 ◆15番(川満玄治議員) -登壇- 皆様、こんにちは。保和会の川満玄治でございます。通告に従い、一般質問をしていきたいと思っております。 (1)ワクチン接種について。ワクチン接種状況について伺いたいと思います。 (ア)優先順位(年齢や職種)について伺いたいと思います。 ○議長(外間剛)  当局の答弁を許します。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 本市といたしましては、現在65歳以上の高齢者に対し、7月末までに2回接種完了を目指して取り組んでいるところでございます。65歳以上の高齢者に対する接種状況を踏まえながら、60歳以上の方及び基礎疾患をお持ちの方を先にご案内して、そのほかの市民についても、6月中にはスケジュールを決めてまいりたいと考えております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 皆さん、豊見城市のほうで、かなり高齢者のワクチン接種が遅いということで、結構お叱りの声を受けているんです。65歳以上に、7月中にワクチン接種が終わるということは、可能性として大丈夫なのでしょうか。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  先ほど市長のほうからもご答弁がありましたとおり、対策室を中心に職員一同、7月末、2回接種完了を目指して取り組んでいるところでございます。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 7月中にやるためには、現在6月いっぱい、前回の予約で約2,000人ほどの接種が今月完了するということで、単純に計算すると今月で高齢者の1回目接種が、1万3,600人いるんですけれども、これが全員受けるわけではないので1万人ぐらい受けないといけないということになると思います。そうなると今月であと1万人ということは、単純に今2,000人なので、8,000人は今月中に1回目を受けないと、来月中に1万人近くの高齢者の接種が終わるということはないと思うんです。今月中にあと8,000近く増やさないといけないのですが、それは大丈夫でしょうか。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  今月中に先ほど議員のほうからご指摘があった人数をこなすために、土日はもちろん、平日、それから祝日の日も接種会場を増やしながら対応してまいりたいと考えております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- ありがとうございます。 今は6月10日で、あと20日しかない状況です。その中で、単純に1回に1,000人ぐらいやっているということなんですけれども、1回につき150人から200人やって、大体一月に1,000人ぐらいということを聞いているんですが、今のペースで行くとあと20日しかなくて、毎日やっても3,000人ぐらいなのかな。毎日、あと20日やったら4,000人かな、頑張っていけると思うんですよ。かなりスケジュール的に厳しいのかなと。1回打つと、必ず3週間は開けないといけないということがありますので。ただ、職員の皆様、本当によく頑張っているなと。急に立ち上げて、急造メンバーでしっかり頑張っていると思いますので、ぜひ7月中に終われるように、市長を中心に本部長だと思いますので、頑張っていただければと思います。 その優先順位なんですが、例えば職種別、エッセンシャルワーカーの優先順位について考えがあるのか、お聞かせ願えますか。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 職種別の優先順位については、まず国が示している感染リスクの高い65歳以上の高齢者を、7月末までに一日も早く2回接種を完了することを目指して取り組んでおります。その状況を踏まえ、例えば子どもたちと長い時間関わる保育士や教員等からという優先順位についても、しっかり調整を図りながら進めてまいりたいと考えております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- エッセンシャルワーカー、今日も新聞にあったんですが、与那原町は6月13日よりスタートするということなんです。そのことについて、豊見城市はまだ7月末までにやるということなんですけれども、実際、エッセンシャルワーカーというのは何月ぐらいから検討を考えていらっしゃいますか。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  繰り返しになりますが、65歳以上の高齢者を7月末までに、一日も早く2回目接種を完了することを目指して取り組んでおりますので、6月の中旬以降に、それ以降の状況を踏まえながら、その他の人たちのスケジュールを組んでまいります。その中で優先順位についても検討してまいりたいと考えております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- やはり思った答えだったんですが、もう6月13日で始まる与那原町が隣にいて、いまだにめどが立たない豊見城市。これはかなり遅いのではないかと思います。次に行かせていただきます。 (イ)今後の接種予定についてお聞かせ願えますか。スケジュール等、お願いします。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 ワクチン接種を加速させるために、集団接種を6月の下旬から現在の保健センターに加えて、豊見城市立の中央公民館の2会場で実施予定をしております。65歳以上の高齢者については、7月末の完了を目指し進めております。併せて、医療機関における個別接種についても、一部ではありますが、昨日6月9日より受付を開始させていただきました。今後も個別接種対応可能な医療機関等とも調整を図りながら、条件が整い次第、順次開始をしてまいりたいと考えております。さらには、巡回による介護保険施設等の接種も進めるとともに、集団接種については土日祝日はもとより、平日についても医療従事者及びスタッフの確保にしっかり努めながら、可能な限り接種日を増やしていき、一日でも早く市民全員の接種完了を目指していきたいと考えております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 市長、今日はとてもうれしいです。市長から答えてくれるので、とても気持ちがよくて、何かテンションが上がっているんですが、落ち着いていきたいと思います。 今、個別接種と言ったのですが、3月の予算決算特別委員会の議事録にはこう書いております。「医療機関に意向調査をやったところ、今のところ18か所から協力したいという回答をいただいております」。大事なところなのですが、「現在、医師会を通して先生方と直接、この辺の調整をさせていただいているところになります」という話が3月のほうで出ているんです。これは私が調査した限りなんですが、実際、各アンケートを2月にやったということで、3月にその答えが出てきた。協力できる機関が、市内に六十何病院あるんですかね。そのうち18施設のほうが協力的にできるということで、このように3月定例会のほうで、医師会を通して先生方とこのような調整をさせていただいているというところなのですが、これはどうなっていますか。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 本市におきましては、ご存じのように5月から集団接種を先行して進めてまいりました。その中で現在、個別接種についても早急に対応できるように進めているところです。さらに、先ほど市長からもご答弁がありましたとおり、先日一部の個別接種がスタートしました。来週に向けても4、5か所の個別接種をスタートしていくように今進めているところです。先ほど議員からご質問がありました18か所については、できるだけ6月いっぱいにはスタートできるように今、準備を進めているところでございます。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- すみません、ちょっと私、解せないんですけれども、3月に調整をしていると言って、6月になってまだ2か所しか調整ができてない。これって、かなり遅いと思うんですけれども、3月に調整をかけているわけですから、4月、5月、もう6月の中旬に向かおうとしています。もう2か月半近く、そんなに時間がかかる調整なのでしょうか。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  先ほど来、説明させていただきましたとおり、本市におきましては5月から集団接種を先行させたことによりまして、個別接種の調整が少し遅れたところはございます。ですので、一日も早くその調整を進めさせていただいて、多くの個別接種を進めてまいりたいと考えております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 私実は昨日、沖縄県の集団接種の予約を約53件ぐらい代理でこなしたんですけれども、「皆さん、予約の日はいつがいい?」、「一日でも早く」って言うんですよ。「じゃあ、23日、24日、25日ありますけど?」、「22日、もう埋まった。23日」と、こうやって一日でも早くって言うんですよ。そこで私は、調整するのに2か月半かかっている今の体制というのは、とても理解できなくて、高齢者の皆様もかなり怒っております。正直、2カ月半調整する必要ってあったのでしょうか。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  大変申し訳ございません。先ほど来、説明させていただいておりますように、5月8日から集団接種を開始する準備を先行させていただいた関係上、個別接種の準備に若干時間がかかったということでございます。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- やはり同じ答えですから、次に進みたいと思います。その代わり、皆様、一日一日というのを本当に大事にしているので、もっともっとスピードアップしていただければと私は思います。今度は(ウ)に行きたいと思います。 (ウ)接種の会場や方法についてお聞かせ願えますか。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 接種会場につきましては、6月の下旬からは現在の保健センターに加え、豊見城市立中央公民館の2会場で実施をしてまいります。接種方法については、電話またはウェブでの予約受付を行い、接種当日は受診表、クーポン券、身分確認のできるものをお持ちいただき、体調等を確認の上、問題がなければ接種という運びになります。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 私、最近いろんなドクターとも話ししたり、医師会の方とも話ししているんですけれども、もっと市はいろんなところでできるんじゃないかということをよく聞いております。その中で市民体育館の使用は検討されなかったのでしょうか。そうすればスピードも上がると思いますが。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 市民体育館においては、指定管理制度により管理委託を行っておりますので、年間使用計画や収益にも影響してくることから、すぐに活用できる市保健センターから開始し、次に市立中央公民館、さらに状況を踏まえ、必要があれば、今後市民体育館についても検討していきたいと考えております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 分かりました。すみません、(エ)はちょっと時間の関係で飛ばします。 (オ)ワクチン接種対策室についてお聞きしたいと思います。人員体制等についてお聞かせ願えますか。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えします。 令和3年4月1日付でワクチン接種対策室につきましては専任の参事を配置し、職員2名、臨時的任用職員1名、会計年度任用職員1名を配置し、計5名の専任体制を構築しております。その後、国からの要請に伴い、7月末までに65歳以上の高齢者に対するワクチン接種の目標が示され、大幅なスケジュールの前倒しがあり、6月に入り4名の専任職員と1名の兼務職員の増員を行っており、さらに臨時的任用職員1名を配置予定でございます。結果、ワクチン接種対策室として専任7名、兼務5名、臨時的任用職員2名、会計年度任用職員1名の計15名体制で対応してまいります。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- これから6月からこうやってやるのは、もうめちゃくちゃ遅いなと思います。 ちなみに、お隣の糸満市は人口的にもそうですけれども、比較しやすいので比較させていただきます。1月18日より対策チームを立ち上げております。ちなみに専任が5人で、併任が29人、会計年度任用制度1人という配置でございます。それを聞いて市長、豊見城市のことをどう思いますか。 ◎市長(山川仁)  現在、6月1日から新たに体制を強化しましたので、しっかりとその中で進めていけるものだと考えておりますが、当然加速をしていかないといけない部分はございますので、適材適所、しっかりと併任も考えながら、この件に関しては鋭意注視していきたいと思います。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- すみません、市長、答えになっていないんですよね。糸満市が1月18日からスタートしてやっているにもかかわらず、豊見城市は3月1日からやって、糸満市は5人に対して3人という感じで専任職員としてやりながら、比較すると、今、ワクチン接種の現状もそうなんですが、糸満市というのはもう3,768人が1回目終わっていて、2回目も2,151人、もう16%ほど終わっているんですよ。そのことに対して、やはり初動が遅れたというのは、市長としてどう思っておりますか。お聞かせ願えますか。 ◎市長(山川仁)  当然、市民に一日も早く接種を取り組めていない状況は反省するところでございますけれども、しっかりとその市民の不安を、できるだけ一日も早く解消できるように取り組んでいきたいと考えております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- ちょっと反省していただいて、これは医師会の中とか、ドクターの中では「沖縄一遅い豊見城」って言われているんです。これは有名です。聞いてみてください。 今言ったように、その対策室を3月1日からつくるに当たって組織改革検討委員会があると思いますが、これはいつやりましたか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(15時37分)          再  開(15時38分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  組織改革検討委員会につきましては、令和3年2月9日に開かれております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 1回だけでしょうか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(15時38分)          再  開(15時38分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  対策室設置に関して、一度、2月9日に開催されております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- また、糸満市と比べたいんですが、2月9日に1回。実はその1か月近く前にはもう対策室ができて、専任が5人なのに対して、1か月たっても対策室の話の準備段階さえ1回しかやらない。その1回でもう対策室の人数等を全部決めたんですか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(15時39分)          再  開(15時40分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えします。 令和3年1月7日、厚生労働省健康局長からの通知において、コロナワクチン接種に向けた庁内体制の拡充についてということで依頼がありまして、それを受けて2月の組織改革検討委員会の開催を行っております。その中において、健康推進課のほうにワクチン接種対策室を設けるということを決めております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- もう1月18日からやっている糸満市とは雲泥の差で、スタートからもう負けているような感じでございます。別に糸満市と競うつもりはないんですけれども。 先ほど6月からの増員理由を言っていたんですけれども、国の大幅な前倒しによるということなんですが、国の意見に従って増員するという考えがちょっと分からないんですよ。実際の話、先ほどから皆様もおっしゃっているように、一日でも早く接種をやりましょうということになっているにもかかわらず、国の指針が前倒しになったから人員を増やすのではなく、私は3月定例会にも言ったんですが、しっかりとした人員でやってくれれば、こういった遅い、また、いろんなミスは起きなかったと思うんですけれども、市長、このことについて、やはり人員不足だったのは否めないのではないでしょうか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(15時41分)          再  開(15時42分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 本市におけるワクチン接種対策室の体制につきましては、先ほど総務企画部長のほうからもありましたとおり、去る2月に組織改革検討委員会のほうで決定し、その段階においては、この65歳以上の高齢者の接種終了目標が9月の設定でございました。それを踏まえて、4月1日の体制を構築したところでございますが、国の意見が若干変わりまして、65歳以上の方を7月末までに完了するようにということを踏まえて、6月に体制を整えて強化したところでございます。しかしながら、今後市民の方々にも接種を一日も早く行っていく必要がございますので、状況を見ながら、体制については検討してまいりたいと考えております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- すみません、答えにはあまり届いてくれていないんですけど。国が言ったから、じゃあ、市長、何でもかんでも国のせいにするんですか。お聞かせ願えますか、市長。国が言ったからやった。国が言わなければやらなかった。 ○議長(外間剛)  時間内に終わりそうもありませんので、会議時間を延長いたします。時間延長(15時44分) 休憩いたします。          休  憩(15時44分)          再  開(15時44分)
    ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  当初のスケジュールにつきましては、国のほうからの文書に基づいて、体制を整えたところでございます。議員ご指摘のとおり、国が言ったからということではなくて、市民の安心安全を確保しながら適切に運営するために今進めているところでございますので、ご理解いただきたいと思います。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 今の言葉ですが、「適切な運営」といいましたよね。ということは、今まで適切な運営ができていないから増員したということで考えてよろしいですか。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  これまでも事務処理につきましては適切に行ってきたところでございます。しかしながら対象人数を増やしていく、回数を増やしていくということに適切に対応していくための体制づくりということでございます。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- やはり遅い、ほかの市町村に比べたら遅れている。これは誰が見ても明らかです。沖縄県一遅い豊見城って、私は言われています。それで増やしたようにしか見えません。ですから私は3月のときに、しっかりとした人員体制でしっかりとした人員で。先ほど大田議員もおっしゃっていましたが、私はサッカーじゃなくて野球に例えたいんですよ。ピッチャーにいきなりキャッチャーをさせると。大谷翔平だったらできますよ。でも今の職員、なかなか大谷翔平って。野球人でもなかなか難しいのに、こうやって大谷翔平がいっぱいいるかのように。例えばですが、今回、今いる対策室のメンバー、本当に頑張っています。でも、畑違いのところから来て、いきなりあれをやりなさい、これをやりなさい。健康推進課長が来る予定だったはずの人事、先ほども言っていましたが、本当に人違いの人事が多すぎる。そのために今、対策室の皆さんは本当に日曜、土曜関係なく出て夜まで働き、今職員、本当に一生懸命やっています。ですから多少のミスは出ますよ。でも私が言っているのは、このミスは疲れやああいうミスじゃなくて、市長、今回豊見城市が遅れているのはジンサイではないかと。このジンサイというのは、人のジンサイではございません。職員のジンサイではないです。市長の任命責任が間違っていたのかなと思いますが、市長はどう思いますか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(15時46分)          再  開(15時46分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎市長(山川仁)  今回、川満玄治議員が言うような遅れを、しっかりと安心安全の環境の中で取り組んでいきたいという思いで、職員の体制も強化をしております。しっかりと各部署からの協力も得ながら、今回人員配置も行っておりますので、全ての職員がオールラウンドプレイヤーとしてワンチームの中で頑張っていきたいと考えております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 市長、ちょっと聞きたいんですが、6月の人事、私は先ほど言ったんですけれども、今、キャッチャーしかやったことない人がピッチャーをやっている状況で、もうボールを今投げている。でも投げ方も分からない、速さも出せない。本当に今、対策室の方たちは大変だと思います。だから業種が違う、そういう人たちが一生懸命やっているのは分かります。では聞きます、市長。6月人事、これはちゃんと現場に相談して決めましたか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(15時48分)          再  開(15時48分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えします。 今回の6月の異動につきましては、先ほど来答弁しておりますように、スピード感を持った対応となるよう、そういった適材適所の配置を行っているところでございます。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- もう一度だけ聞かせてください。先ほど言ったように、この6月の人員配置はしっかり現場の意見を聞いて、現場と相談して配置したんですか。増員したんですか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(15時48分)          再  開(15時48分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えします。 現場の状況等も勘案した、今回の異動となっております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- ちょっと聞きたいです。すみません、福祉健康部長、6月の人事、ちゃんと相談はありましたか。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 福祉健康部におきましては、ワクチン接種対策室が設置された後、7月末を目指すという状況になった時点で、増員を要望させていただきました。そういう中で、その時点では室長、それから班長一人と。職員が一人という状況でしたので、専任を増やしてほしいということで要望させていただいたところでございます。その後に人事課のほうから、どうしてこういう人材が必要かという問いがありましので、事務量とか、事務の内容を説明させていただきました。なので、そういう事務を担える人材をくださいということでお願いをしてきたところでございます。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 分かりました。じゃあ、相談があったということですね。そこは分かりました。ぜひもっとしっかり現場の意見を聞きながら人員配置をしてください。 本当に思うのですが、この6月の人員増というものなんですけれども、例えば4月から新採用職員をたくさん入れていますよね。それを充てるということは考えませんでしたか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(15時51分)          再  開(15時51分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  新採用職員にというお話でしたが、特に新採用職員に限定してではありませんが、4月以降、ワクチン接種に迅速に対応できるよう、体制づくりに取り組んでいるところでございます。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 分かりました。できれば私は4月からもっと体制をしっかり、こうなることのないように組んで、新採用職員を入れて、もっと動きを活発にしてもよかったのではないかと思います。それができなかったのが、今の遅れにつながっているのではないかと思います。市長、そこら辺、来年以降もワクチン接種はありますので、よろしくお願いします。私は本当に役職が仕事をするとは思っておりません。やはり経験の上に役職が伴って、人が仕事をすると思います。ですからぜひ人事課の皆様も、そういったことも勘案しながら人事配置をしていただければと思います。では、次の質問に行きたいと思います。すみません、(カ)を飛ばします。 (キ)市長のワクチン接種に対する考え方についてお聞かせ願えますか。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 新型コロナワクチン接種の事業につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から重要な事業だと考えております。市民生活や経済活動が疲弊する中、感染防止を推進する上でスピード感を持って対応し、国、県及び医療関係者との連携を図るとともに、職員が一体となって取り組んでまいりたいと考えております。市民の安全安心の確保に全力で取り組んでいきたいと思います。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 市長、これからはできれば市長の考え方を聞いていきたいので、市長に答えてほしいのですが、市長は個別接種等、集団接種に対する考え方、何かどちらを優先するとか、そういった考えをちょっとお聞かせ願えますか。集団接種と個別接種について。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 集団接種、個別接種、どちらもお互い、各医療機関との連携も図りながら行わないといけない事業ですので、しっかりと連携を図りながら、並行して同時にいい関係をつくっていきたいと考えております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 先ほども言ったのですが、見ていると個別接種がかなり遅いように思います。できればもっと早くやってほしかったです。 集団接種についてですが、市長、集団接種が5月から始まったんですけれども、その接種会場に1回目っていつ行きましたか。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 初日の日になります。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- それ以外は行っておりませんか。 ◎市長(山川仁)  日付は覚えていないんですが、一度伺っております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- じゃあ、2回行ったということで、分かりました。また、これも糸満市、糸満市と、糸満市のことをよく言いますが、糸満の市長はほとんど行っているということです。やはり職員に対してのねぎらいの言葉、「お疲れさま」とか、そういったことをしっかり声をかけているそうです。市長、確かに休みの日かもしれないんですけれども、そういったときも職員は、こうやって今、朝から晩まで土日も働いています。ぜひ市長、今後は行けるときは、ぜひ職員にねぎらいの言葉をかけに行ってください。どうでしょうか。 ◎市長(山川仁)  時間があるときには、しっかりと積極的にそういった声かけもしていきたいと考えております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- ぜひよろしくお願いします。毎回というのはちょっと大変だと思うので、よろしくお願いします。 ちょっと聞きたいのですが、集団接種に対して、対策室なのかな、「打ち手が少なくて、どうしても150人から200人しかできないんです」とよく言われるんですけど、そういうことに対して、何か市長として動きましたか。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 個別ではありますが、老人福祉施設のほうに少し相談をさせていただいたり、昨日、南部地区医師会のほうにも依頼をお願いしたり、そういった取組は行っております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 多分昨日です。私も知り合いの方からいろいろ話も聞いて、私も昨日行ったというのを聞いてびっくりしたんですけれども、遅いと思いませんか。 ◎市長(山川仁)  時期は少し遅れたかもしれませんが、しっかりとお願いすることも大事なことだと思っていますので、しっかりと連携を図っていきたいと考えております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 市長、じゃあ聞かせていただきます。市長、そうやって南部地区医師会にお願いに行った首長はいらっしゃいますか。分かる範囲で結構です。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 この部分に関しては情報がございませんので、知り得ていないというふうな答えになります。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- じゃあ、私が答えます。南部の市町村長が、南部地区医師会にこういう要請のお願いをしたのはないということです。市長、これはどういう意味か分かりますか。実はほかの市町村は、何の問題もなく進んでいるということで、誰も市町村長は来たことがないそうです。豊見城市だけ問題があるのか、南部地区医師会は分かりませんが、びっくりしたみたいですよ。そのときに、どういうお願いをして、どういう答えをもらって、今後それによって打ち手は増えるのか教えていただけませんか。私、これはしっかり答えたほうがいいと思います。市長、隠さないで。 ◎市長(山川仁)  今回、南部地区医師会のほうに要請に行ったのは、医師、看護師の確保に向けて協力のお願いをしてきました。その中で当然、我々の今あるスケジュールの中に何名必要なのかとか、いろんな調整が今後必要になってきますので、そこのやり取りをする中で確保していけるように連携を図りましょうというお願いでした。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 市長、もう一回聞きます。私、様々な議員からもいろいろ情報を仕入れていて、昨日言ったことなので覚えていると思うのですが、医師会の方は何て言っていましたか。 ◎市長(山川仁)  会話の内容について、どの部分を差しているのか少し分かりませんので、お答えできません。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- では、一人で行っていないと思うので、もし行った方がいましたら答えられないでしょうか。 ◎市長(山川仁)  すみません、今聞き取りにくかったので、もう一度お願いいたします。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 一人では行っていないと思うのですが、行った方でいいので、南部地区医師会とどんな話をして、どんな答えをもらって、今後どうやっていくと言ったのか教えてもらえますか。 ◎市長(山川仁)  協力のお願いをしに行きましたので、しっかりと受け止めていただいて、しっかり連携を図るというふうなやり取りをさせていただきました。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 南部地区医師会の方って、多分医師の方にも一応話をしたんですけれども、豊見城市からは何の連絡もないと。いきなり市長が来たと。さらに、市長は県に要請をかけたと。なぜ直接南部地区医師会に来てくれればいいのにという話も聞こえたんですけれども、市長、県にも要請をかけたんですか。 ◎市長(山川仁)  県のほうにも要請を行っております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 市長、議員をやっていたので分かると思うんですけれども、やはり直近の南部地区医師会にすぐ行って、その後、どうしても南部地区医師会のほうが協力的じゃなければ県に要請というのが筋道じゃないんですか。どう思いますか。 ◎市長(山川仁)  県に対してもしっかりとお願いするところはお願いしたほうがよいと判断しましたので、県のほうにもお願いをしてきたところでございます。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 沖縄県の接種率、下から数えて早いタイプです。さらに、その中でも豊見城市は遅いです。ワーストワンと言われています。これは市民の皆さん、かなり怒っています。市長、お願いがあります。別に責めるつもりはないので、これからもっともっと人員を増やしてでも構わないので、個別接種ももう今すぐにでもどんどんできるように、ぜひ医師会にもう一度話をしながらしっかりと進めていって、職員も本当に疲弊しているとは思いますが、今、命がかかっていることなので、ぜひよろしくお願いいたします。では、次の質問に行きたいと思います。 すみません、一気に、(5)市の広報ツールLINEについて。①利用の方法について伺いたいと思います。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(16時02分)          再  開(16時02分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えします。 本市では令和2年度より、自治体無償アカウントによる公式LINEを活用し、防災情報やイベント情報など行政情報の配信を行っております。利用に関しましては、市のホームページ等から登録を行った後、利用が可能となります。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 登録者の数を教えてもらってよろしいですか。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えします。 5月31日現在で、公式LINE登録者数約3,400名となっております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- これはかなり少ないと思います。私、実は全市町村のLINEに登録しているんですが、かなり少ないほうでございます。うるま市などは2万人いらっしゃいます。 ちなみに、4月からLINEを何回アップしたか、教えてもらってよろしいでしょうか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(16時03分)          再  開(16時04分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎総務企画部長(奥濱真一)  お答えします。 14回です。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- そういうことですね。アップした回数が14回。回数を見ると、私がカウントしたら6回だったんですけれども、やはり少ないと思います。ぜひもっとLINEの活用を今後やっていただければと思います。 今後、65歳以下のワクチン接種が始まるんです。そうなると、若い方というのはLINEの使い方がすごい早いので、LINEを使ってワクチン接種の予約等をできるシステムをつくれないか、伺いたいと思います。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(16時05分)          再  開(16時05分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  議員おっしゃるように、若い世代についてはLINEやITにたけておりますので、そういうツールも活用しながら、広く市民と情報を共有できるように進めてまいりたいと考えております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- 高齢者の皆様は多分、毎回広報紙を見ると思います。しかし、若い人はほとんど見ないというような話が聞こえております。ぜひLINEをもっと有効活用して、有益な情報、補助金の情報、いろんな情報があります。さらに、今言ったワクチン接種の予約をやることによって、確実にLINEの登録人数は上がっていきます。人数が上がるということは、小さな情報がどんどん知れ渡っていきます。LINEというのはどんどんつながっていくので、転送すればさらに多くの人に広がっていきます。ワクチン接種の予約をやっている市町村はございますので、ぜひ検討して、これを必ずやると言ってほしいのですが、どうでしょうか。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  接種率を上げていく、一人でも多くの市民の命を守るための手段として取り組みたいと思います。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- ぜひよろしくお願いします。 続きまして、(4)市長の政策や市政について。 ①こども未来基金について。(ア)進捗状況、どれぐらい寄附があったのか伺いたいと思います。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(16時07分)          再  開(16時07分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 進捗状況ですが、市は親と子が健やかに暮らすことができる切れ目のない子育て支援施策の充実を図ることを目的に、豊見城市こども未来基金を令和3年4月に設置いたしました。当該基金は市税の一部、ふるさと納税の子ども関連項目の一部、そして基金設置の趣旨に賛同していただいた市民の皆様や企業、団体等からの寄附を積み立てることとしております。寄附の状況につきましては、令和3年5月31日現在、7件の企業、団体、個人の皆様から182万3,689円のご寄附をいただいております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- これは多いか少ないか、市長、教えてください。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 多くの皆さん方から大変貴重な寄附をいただいたと感じております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- ちなみに、私は少ないと思います。いろんなことをやろうとしているためには。 これは「こども未来基金」にやっていると思うんですが、この「こども未来基金」を、来年から県の予算が途切れる貧困世帯に活用することは可能ですか。考えていますか。 ○議長(外間剛)  休憩いたします。          休  憩(16時09分)          再  開(16時09分) ○議長(外間剛)  再開いたします。 ◎福祉健康部長嘉数久美子)  お答えします。 次年度以降の事業につきましては、これから市民会議等の意見を踏まえて検討してまいりたいと考えております。 ◆15番(川満玄治議員) -再質問- すみません、以上で終わります。 ○議長(外間剛)  以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 なお、次の本会議は6月11日、午前10時開議といたします。ご苦労さまでした。          散  会(16時09分) 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   豊見城市議会議長  外 間   剛   署名議員(10番)  儀 間 盛 昭   署名議員(11番)  要   正 悟...