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12月15日-02号

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  1. 豊見城市議会 2020-12-15
    12月15日-02号


    取得元: 豊見城市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    令和2年第6回豊見城市議会定例会会議録 ┌───────── 令和2年第6回 ─────────┐  │    豊見城市議会(定例会)会議録(第2号)    │  │    令和2年12月15日(火曜日)午前10時開議    │  └───────────────────────────┘ 出席議員 22人 (1番)新 垣 龍 治 議員   (12番)波 平 邦 孝 議員 (2番)瀬 長 恒 雄 議員   (13番)徳 元 次 人 議員 (3番)真栄里   保 議員   (14番)新 垣 亜矢子 議員 (4番)伊 敷 光 寿 議員   (15番)川 満 玄 治 議員 (5番)宜 保 龍 平 議員   (16番)宜 保 安 孝 議員 (6番)新 垣 繁 人 議員   (17番)大 城 吉 徳 議員 (7番)楚 南 留 美 議員   (18番)仲 田 政 美 議員 (8番)大 田 善 裕 議員   (19番)大 田 正 樹 議員 (9番)瀬 長   宏 議員   (20番)外 間   剛 議員 (10番)儀 間 盛 昭 議員   (21番)赤 嶺 吉 信 議員 (11番)要   正 悟 議員   (22番)比 嘉   彰 議員欠席議員 なし職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名 事務局長  大 城   肇   主査    瀨 長 さゆり 次長    比 嘉   豊   主任主事  嘉 数 信 仰 班長    前大舛 之 信地方自治法第121条による出席者 市長       山 川   仁   副市長       小 川 和 美 教育長      照 屋 堅 二   総務企画部長    久手堅   勝 市民部長     大 城 辰 也   福祉健康部長    嘉 数 久美子 都市計画部長   新 里 秀 樹   上下水道部長    當 銘 純 治 消防長      平 田 真 一   教育部長      原 國 政 也 総務課長     森 山 真由美   秘書広報課長    大 城 直 人 人事課長     前 泊   中   財政課長      奥 濱 真 一 IT管財課長   運 天 俊 郎   協働のまち     宮 城 盛 秀                    推進課長 生活環境課長   赤 嶺   健   社会福祉課長    金 城   悟 障がい・長寿   大 城   武   こども応援課長   大 城   智 課長 子育て支援課長  仲 座 ひろみ   保育こども園課長  上 原 元 樹 健康推進課長   屋 宜 圭 太   都市計画課長    嘉 川 聡 子 都市計画課参事  福 地 友 博   道路課長      城 間 保 光 公園緑地課長   大 城   堅   農林水産課長    長 嶺 茂 樹 教育総務課長   赤 嶺 太 一   学校教育課長    高 良   忍 学校教育課参事  伊 敷 尚 也   学校施設課長    国 吉 有 貴 (指導主事) 生涯学習     宮 里 卓 道   文化課長      高 良   均 振興課長本日の会議に付した事件 日程第1.      会議録署名議員の指名 日程第2.      一般質問   令和2年第6回豊見城市議会定例会議事日程(第2号)   令和2年12月15日(火) 午前10時 開 議┌──┬────────┬─────────────────────────┬──────┐│日程│  議案番号  │            件名            │  備考  ││番号│        │                         │      │├──┼────────┼─────────────────────────┼──────┤│ 1 │        │会議録署名議員の指名               │      ││ 2 │        │一般質問                     │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      ││  │        │                         │      │└──┴────────┴─────────────────────────┴──────┘ 本会議の次第 ○議長(大城吉徳)  ただいまから本日の会議を開きます。          開  議(10時00分) 議事日程の報告であります。本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。   ────── ◇ 日程第1 ◇ ────── ○議長(大城吉徳) △日程第1、会議録署名議員の指名であります。  会議規則第88条の規定により、本日の会議録署名議員真栄里保議員伊敷光寿議員を指名いたします。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(10時00分)          再  開(10時02分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。   ────── ◇ 日程第2 ◇ ────── ○議長(大城吉徳) △日程第2、一般質問を行います。  通告順により順次質問を許します。── 通告番号1(10番)儀間盛昭議員 ── ○議長(大城吉徳)  はじめに、儀間盛昭議員の質問を許します。 ◆10番(儀間盛昭議員) -登壇- おはようございます。日本共産党の儀間盛昭です。今日から一般質問が始まります。4日間、皆さんの議員への答弁、よろしくお願いしたいと思います。 日本共産党の志位和夫委員長は12月11日、政府に「GoTo中止を直ちに決断せよ」と5項目の緊急要請を行いました。昨夜、菅総理が「GoTo全国停止」を表明しました。遅きに失した感がありますが、国民に押された行動です。 「GoTo事業」について多くの専門家が感染拡大の契機となっていると指摘しています。政府の分科会も11日提言で「感染高止まり地域」「感染拡大継続地域」での一時停止を求めました。政府の責任で直ちに中止決断せよと求めています。全国一律の「GoTo」を進めたのは政府であり、その中止判断を遅らせるのは犯罪的だと強く指摘しています。 緊急要請は、直ちに取り組むべき対策として、(1)医療機関への減収補填など直接支援を直ちに行うこと。(2)大規模なPCR検査のため、地方負担分を直ちに国庫から交付すること。(3)年末に国民の事業所を潰さないために、資金繰り、雇用維持、事業継続への支援に全力を尽くすこと。(4)年末年始の生活困窮者への相談・対応体制をつくること。(5)「GoTo事業」を中止し、観光・飲食産業等への直接支援策への転換をせよの5点です。「GoTo事業」をめぐる政府姿勢について、政府の責任で主体的に中止判断しないで、「成り行き任せ」「知事任せ」の姿勢だと厳しく批判しました。 全国の地方自治体がそれぞれの地域特徴に合わせ、奮闘しています。今後とも、豊見城市でも市で対応できること、やれることについての取組強化が求められています。市政も市民のため、これまで以上に国・県へ声を上げていくべきです。 緊急要請の中の年末年始の生活困窮者支援については、西村経済再生担当大臣から「年末年始はワンストップ(手続など1か所で行えるよう)にする」と答えました。豊見城市民も初めて経験するコロナ禍での年末年始です。一人の市民も路頭に迷うことなく年が越せるよう、そのような街を目指したいものです。 沖縄県でも感染拡大の状況であり、家庭内感染、感染経路不明が広がるなど、厳しい状況が続いています。そのような中、豊見城市が行った第四次に及ぶ新型コロナ対策予算執行対応については、市民からも高く評価されているところです。市政で対応できることはすぐにでも対応してほしい。また、国・県に求めることも、可能な限り手を尽くしてほしいと要望をしまして、通告内容で質問を行います。 (1)新型コロナ対応策について伺います。 第四次に及ぶ、総額18億1,849万9,000円の新型コロナ対策予算執行。その対応を高く評価し、次の点を伺います。 市民は、毎日ある沖縄県発表のコロナ感染情報に注目しています。①豊見城市のコロナ感染人口比率は他市と比較してどのような状態で、それを市はどう分析評価しているのか伺いたいと思います。 ○議長(大城吉徳)  当局の答弁を許します。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  おはようございます。お答えします。 新型コロナウイルス感染症陽性者に係る県内各市の人口比率ですが、12月4日時点の数値で最大が那覇市の0.5%、2番目が浦添市で0.38%、本市は人口6万5,687人に対し陽性者数226人で、人口比率0.34%となっており、県内11市では3番目に高い割合となっております。県内全体でも陽性者の半数以上が那覇市を含め南部地区に集中しており、その原因としては空港が近いという地理的要因のほか、沖縄県が示しているように繁華街や夜の街関連など会食による影響も大きく、そこから職場内や家庭内において感染が広がっている状況となっており、特に本市においては仕事や買い物、会食などで隣接する那覇市へ出向く方が多いことも一因となっているのではないかと考えております。沖縄県の警戒レベルは第三段階が継続しており、沖縄コロナ警報も発令中の状況でありますので、引き続き感染予防の徹底について広く周知してまいります。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 次、②9月議会に真栄里保議員から、クラスターが発生すれば大きく影響するおそれがある各種機関施設に対し対応策を求めていますが、その後どういう対応をされたのか伺いたいと思います。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 PCR検査につきましては、行政検査や保険診療と異なり、任意で検査を行う場合には保険適用外となり高額な費用が必要となることから、市町村単独での実施は財政負担が大きくなること。また、多くの方を対象に検査を行うには、検査機関の体制整備も必要となることから、本来は国または都道府県単位のように広域的な実施が適切であると考えます。本市におきましては、豊見城市新型コロナウイルス感染症緊急経済対策第四弾における新型コロナウイルス感染症高齢者等検査助成金事業として、国の新型コロナウイルス感染症の流行下における一定の高齢者等への検査助成事業を活用し、通所系施設を利用する65歳以上の高齢者のうち、希望される方を対象に検査を行うこととしております。また、沖縄県において新型コロナウイルス感染症PCR検査強化事業として、医療機関及び介護施設の従事者に対し検査を実施することとされております。今後はワクチン接種の開始が待たれるところではありますが、併せて日頃からの感染予防も重要となりますので、市広報紙やホームページ、公式LINEなどを活用し、感染予防の徹底について引き続き周知してまいります。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。取組強化をお願いしたいと思います。 ③「検査・保護・追跡」の取組が豊見城市でも実施されるよう、国、県に求めるべきだと思いますが、どう考えますか。伺います。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 感染症の発生の状況、動向及び原因の調査につきましては、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律などにおいて都道府県知事が行うものとされており、各都道府県の保健所において、医師を配置した上で実施されております。本市については、沖縄県南部保健所の管轄となっております。今後の課題として、感染拡大により各保健所において疫学調査等を行う保健師が不足することが想定されており、こちらについては沖縄県から市町村に対し、緊急時における各保健所への市町村保健師派遣についての検討依頼が発出されております。本市においては、沖縄県との連携は重要であると考えており、実際に沖縄県より保健師の派遣依頼があった際には、積極的に市の保健師派遣を行っていきたいと考えております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 次、④保育所・学校・学童クラブも、クラスターが心配される施設です。感染者が出てからやるのではなく、豊見城市においても、先んじて定期的に検査する「社会的検査」の実施と、その財源保障を求めていくべきだと考えるが、どうですか伺います。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 先ほど②でもお答えしましたが、社会的検査につきましては、保育所及び放課後児童クラブ等において任意で検査を行う場合には保険適用外となり、高額な費用が必要となることから、市町村単独での実施は財政負担が大きくなること。また、多くの方を対象に検査を行うには検査機関の体制整備も必要となることから、本来は国または都道府県単位のように広域的な実施が適切であると考えます。引き続き国の動向に注視し、必要に応じ市長会等を通じて要請を行ってまいりたいと考えております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- それで再質問したいのですが、PCR検査についても今は様々な種類というんですか、ランクがあるようなので、唾液を採取して検査する方法等、様々な検査方法があるようですが、先ほどお答えいただいた施設でも、何回でも検査を受けて安心して業務が続けられるよう、また保護者も安心して預けられるようにしてほしいというふうに思うんですが、どう考えますか。国・県への対応を求めるというつもりはございませんか。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  市内保育所、保育施設及び放課後児童クラブにおける新型コロナウイルス感染症対策として、手指の消毒、検温等の基本的な感染拡大対策は行っていただいているところでございます。また、マスクや消毒液の配布に加え、保育対策総合支援事業及び子ども・子育て支援交付金事業を令和元年度から実施しております。この事業は保育所等における緊急対応策として、マスクや消毒液、空気清浄機等の経費に対し1施設当たり50万円以内、令和元年、令和2年度を補助する事業となっており、子どもを安心して育てることができる体制整備を行うことが目的となっております。子どもを安心して育てることができる体制整備を行うことを目的とするものとなっており、感染症対応力を底上げしつつ、継続的なサービス提供が可能となるよう、今後の感染防止のための備品等に対する支援として、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業の実施も予定しており、継続的なコロナ対応の取組に努めてまいりたいと考えております。 先ほどご質問がありました唾液、それからPCR検査、社会的検査につきましても、先ほど述べましたとおり、必要に応じまして市長会等を通して要請を行ってまいりたいと思います。
    ◆10番(儀間盛昭議員) -質問- ⑤介護・障害者施設・保育所等で働く労働者の賃金が、全産業平均より月10万円低いと示されています。その現場で働く皆さんを応援するためにも、賃金引き上げ・処遇改善を強く国に求めるべきと思いますが、いかがでしょうか。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 福祉サービスへの需要が増加する一方で、福祉を担う人材確保が困難となる中、その確保、定着対策を積極的に進めるとともに、処遇改善を図ることが重要と認識しております。介護保険制度、障害者福祉施策、子ども・子育てについての処遇改善につきましては、第90回全国市長会からも提言及び重点提言がなされているところであり、引き続き動向を注視してまいります。福祉に係る従事者の資金底上げなど処遇の改善を実現するため、今後も国の動向を注視してまいりたいと考えております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。次、教育に移ります。 (2)教育振興と子育て支援について伺います。 ①教育環境整備について。 (ア)(仮称)豊崎中学校建設については、前回、2024年4月開校を目指していることが示されました。市民の期待は高まっています。具体的な設計が確定されないと、どのような建築となるか示せないということでした。その後の進捗状況について伺いたいと思います。 ◎学校施設課長(国吉有貴)  お答えします。 (仮称)豊崎中学校建設事業の進捗状況につきましては、去る令和2年第4回定例会において設計業務に係る補正予算が可決され、(仮称)豊崎中学校基本実施設計委託業務の請負契約を令和2年11月に締結し、設計業務に着手しております。設計業務の大まかなスケジュールとしましては、令和3年1月に地域や学校への説明会を行う予定で、その後、要望事項等の検討を行い、令和3年3月末までに基本設計を終え、令和3年4月より実施設計業務に着手し、令和3年12月までには建築確認申請を行う予定であります。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ぜひ遅れることなく、取組を強化してほしいと思います。 次、働き方改革が叫ばれている中、コロナ禍で学校現場で新たな負担が増えていないか気になります。そこで伺います。 (イ)市内学校現場における教員の勤務時間状況はどうなっているのか、伺いたいと思います。 ◎教育総務課長(赤嶺太一)  お答えいたします。 市内小中学校の教職員の時間外、休日勤務状況につきましては、小学校、中学校共に増加傾向にあるものと理解しております。増加の要因といたしましては、近年、学習指導要領の改訂、教材研究、保護者対応、部活動指導などの業務を勤務時間外に行う教職員が増えている状況にあるというふうに理解をしております。近年、コロナ禍の中でということでありますけれども、データとしましては平成30年と令和元年のデータが年間を通してございますので、そこの状況をご説明したいと思います。 区分といたしましては45時間以上80時間未満というものと、80時間以上100時間未満、100時間以上ということで3つの区分に分けた調査がありますので、そこをご報告したいと思います。平成30年、令和元年の伸びの状況ですけれども、45時間80時間未満の教職員の方は、小学校は9.6%増になっています。中学校は6.3%。80時間以上100時間未満が、小学校は0.6%、中学校は4.9%。100時間以上が小学校は0.1%の増、中学校は2.8%の増という状況になっているところでございます。 ◆10番(儀間盛昭議員) -質問- 小学校、中学校共、教師の負担感が現実に増しているというふうに思いますので、行政がいろいろ知恵を出して、現場からの求めに応じられるような努力に努めてほしいと思います。 (ウ)コロナ禍の中、安全で行き届いた教育を求める立場から、政府は少人数学級の必要性を発信するようになりました。しかしながら、学校現場は悠長なことは言えない状況だと思います。豊見城市内の小中学校でも早期実現が求められているはずです。その実現を強く国に求めるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎学校教育課長(高良忍)  お答えします。 豊見城市では、沖縄県公立小中学校編制基準に基づき、今年度、小学校1、2年生は30人以下学級、小学校3年生から中学校1年生までは35人以下学級を実施しております。少人数学級の実現に向けては、令和2年度7月31日付、沖縄県市町村教育委員会連合会より県へ、令和2年度8月20日付、全国都市教育長協議会より国へ、学級編成基準の30人への引き下げについて要請措置を行っているところでございます。少人数学級の実現までの課題といたしましては、学級数増加による教室の確保と学級増加に伴う予算、学級に配置する備品等の予算措置でございます。これは全て市の単費予算であり、財源の確保等を含め、時間を要すると思われます。そのため、市内全ての学年の30人以下の少人数学級の早期実現に向けては、難しい状況だと捉えております。教育委員会といたしましては、各学校の空き教室、空きスペースの状況や必要な学級数、備品数等を把握し、できるところから段階的な導入について検討してまいりたいと思います。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ここでも現場は子どもたちの要求にしっかり応えられるように、教育委員会は総力を挙げて取組をしてほしいと思います。 次に、②の放課後児童クラブについて伺います。小学生を放課後に受け入れて、宿題や異年齢での遊びなどを通じて、子育て支援に取り組んでいただいています。中学校区ごとに見ても、地域の学童クラブの設置状況に差が見受けられます。市が令和2年3月に策定した子ども・子育て支援事業計画の24ページに、令和元年5月時点の数値、伊良波小学校区内に児童クラブの少ないことが示されています。さらに34ページ、ニーズ調査結果では、上田小区、伊良波小区とも、放課後児童クラブ利用希望が高いと明記しています。学童クラブの設置場所としては、学校敷地内の専用施設か学校の余裕教室がいいとなっています。反対に、利用していない方の理由に、利用料金が高いとの回答が3割いるとしています。民設が多く、公的な学童クラブが不足しているものだと考えます。 そこで②伊良波小校区への放課後児童クラブ整備について伺います。 (ア)放課後児童クラブ数と、その人数、さらに待機児童数をまずお答えいただきたいと思います。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 市内における放課後健全育成事業を行っている放課後児童クラブの数につきましては、令和2年7月末現在、公設5か所を含め29か所となっております。そのうち伊良波小学校の児童を受け入れている児童クラブは3か所あり、同小学校の児童は69人登録されております。待機児童数につきましては、5人となっております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 学童保育の数が少なく、待機児童数の少なさだと私は見ています。早く公設の学童を伊良波小学校区に造るべきだと考えますが、いかがでしょうか。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 令和3年度以降、公設未整備の伊良波小学校、座安小学校について関係部署と協議を進め、早期設置に取り組んでまいりたいと考えております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- 取組強化を求めたいと思います。 次に、子ども・子育て支援事業計画書50ページと51ページを見ると一目瞭然です。伊良波小学校区、座安小学校区に保育園が幾つかありますが、学童クラブが極端に少ないことが分布図を見ても明らかです。そこで次のことを伺います。 (イ)伊良波小学校区、またはその近くに放課後児童クラブが必要だと思います。校内に造れる条件があるのか。市の認識を伺いたいと思います。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 放課後児童クラブの整備については、平成30年9月14日付の文部科学省及び厚生労働省の連名で出されております「新・放課後子ども総合プラン」により、新たに放課後児童クラブを整備する場合には、小学校内で実施することを目指すとなっております。本市における小学校内への放課後児童クラブ設置状況は、市内8小学校のうち5か所となっており、今年度は新たに豊見城小学校に隣接した都市公園内に公設の放課後児童クラブの整備を進めているところです。ご質問の伊良波小学校においては公設児童クラブが未整備であることから、校内敷地内または近隣地において関係課と協議を進め、早期に設置できるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- 一日も早いその実現を求めていきたいと思います。 次に、(3)まちの顔づくり事業について、この間提案を続けてきました。豊見城市の中心地にふさわしい整備であってほしいと思います。市民の皆さんも、子どもからお年寄りまで立ち寄る公共交通もこの地を経由するなど、このようなまちの顔が欲しいものです。コロナ禍で厳しい取組だと思いますが、中心市街地整備事業の取組について、その後の皆さんの取組状況について伺いたいと思います。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 まちの顔拠点づくり事業におきましては、新型コロナ禍において、なかなか第2回目のサウンディングを開催できない状況にございます。第2回サウンディングに向け、現在取り組んでおります。令和2年7月にコンサルを交え、JAおきなわ本店及び豊見城支店と開発形態についての勉強会の開催、その後も民間事業者との個別ヒアリング、令和2年11月17日にJAおきなわ豊見城支店と課題整理を行い、令和2年11月27日、JAおきなわ豊見城支店及び本店と再度課題整理を行っております。また、前回のサウンディングで民間事業者から、より事業拡大が図れることや採算性の観点から、現在の容積率200%より上げてほしいとの意見があったことから、令和2年11月20日に豊見城市都市計画審議会において、より高度利用が図れるよう、当該地区の容積率を200%から400%へ変更することを、審議の上議決しております。今後は年度内をめどに、都市計画の変更の告示を行う予定となっております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- まちの顔づくりで中心地整備をする際、子育て支援の立場で、屋内児童遊具施設設置は大変重要だと考えています。また、交通弱者の市民目線からすると、市中心地に市内のどこからでも集える交通網の整備と、この施設との関連が重要となると思います。これらの意見も、今後検討可能であるのかどうか伺いたいと思います。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  関係機関とあらゆる状況を見込みまして、意見交換をしてまいりたいと考えております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。次に移ります。 (4)地産地消の取組について伺います。 国は地産地消を、食料自給率向上に向け重点事項として、食料・農業・農村基本計画の中に位置づけて推進しています。同時に、学校給食における地産地消の推進については取り組まれているところです。各地で取扱量を増やす取組が見受けられます。日本共産党市議団は、豊見城市でも地元産を学校給食に活用する取組を提案してきました。検討されてまいりました。今、新たな取組が今年度から始まっています。その学校給食食材供給のための野菜栽培実証業務の取組について伺いたいと思います。 ◎農林水産課長(長嶺茂樹)  お答えいたします。 学校給食用野菜栽培実証委託事業は、学校給食等における地域の農林水産物の利用促進により、地産地消に寄与することを目的としております。委託先につきましては、営農指導の充実、生産農家の確保及び安全性の実績、これまでの食の教育や学校教育支援、協力、地産地消への取組を考慮し、沖縄県農業協同組合と令和2年7月20日に契約を締結しております。現在の状況としましては、学校給食で多く使用する野菜でありますニンジン、タマネギ、ダイコン、ジャガイモの4品目について、沖縄県農業協同組合と生産農家6農家が栽培技術の確立に向けて取り組んでいるところでございます。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- その取り組んでいる内容は、それぞれどれぐらいの面積で、またトータルどれぐらいの面積が今実行されているんでしょうか。 ◎農林水産課長(長嶺茂樹)  それぞれの品目300坪、合計で1,200坪となっております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- 今の4品目にとらわれることなく、市内で盛んに栽培されている品目でも拡大することが必要だと考えています。地産地消の拡大、農家の所得拡大につなげてほしいというふうに考えているんですが、これらの取組も検討されるのかどうか、伺いたいと思います。 ◎農林水産課長(長嶺茂樹)  この4品目以外にも例えばトマト、葉野菜等、そういう品目も取り入れていきたいと考えております。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 ぜひ力を入れて、農家の皆さんと協力しながら給食に提供できるようにお願いしたいと思います。 最後に、(5)生活環境整備について伺います。 下原地域は海岸に近く、高低差の少ない広い地域のため、多少の雨でも水害が出ます。そのために市民からは切実な要望が出され、行政はその対応に取り組んでいることと思いますが、次の点を伺います。 ①下原地域の排水路維持管理の取組状況をまず伺いたいと思います。 ◎農林水産課長(長嶺茂樹)  お答えいたします。 今年度の下原地域排水路維持管理については、11月末現在で19件の除草、浚渫を行っており、約1,000万円を執行しております。内訳としましては、除草作業が9件で約250万円、浚渫作業が10件で約750万円となっております。また、農地から排水路への土砂流出等については、農家へ農地の適正管理の指導や、農地に隣接する排水路の草刈り等、できる範囲内の協力依頼を行っております。引き続き、下原地域排水路の適正な維持管理に努めてまいります。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ありがとうございます。 今後とも厳しい予算対応の中、維持管理の対応が求められていますが、計画を策定して計画に基づいた対応が必要だと考えます。下原2号排水路を見てみますと、排水路路肩に生えた木が10メートルほどある排水路を片側から覆い尽くすほど繁茂して、排水路壁が壊れないかと心配される箇所が数箇所見受けられます。長期にわたり、一度も手を入れていないのではないかと見受けられます。計画に基づき対応するべきだと思いますが、どう考えますか。 ◎農林水産課長(長嶺茂樹)  下原地区の排水路につきましては、現在策定中の下原地域排水路管理計画に基づいて、効果的に除草、浚渫を行っていく予定であります。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- ぜひ取組を強化してください。 ②下原地域の排水路維持管理の次年度の計画を伺います。 ◎農林水産課長(長嶺茂樹)  お答えいたします。 次年度につきましては、現在策定中であります下原地域の排水路管理計画に基づき、おおむね今年度予算と同額程度で、水路や側溝の浚渫を計画的、効果的に行っていく予定であります。また、農地から排水路への土砂流出等については、引き続き農地の適正管理の指導や、下原地域の翁長、与根、伊良波、瀬長、田頭の自治会に農地の適正管理の周知の依頼を行い、下原地域排水路の適正な維持管理に努めてまいります。 ◆10番(儀間盛昭議員) -再質問- 厳しい予算の中、現場は頑張っていると思いますが、やはり役所だけの頑張りでは、この地域の状況に応じた改善策はなかなか難しいと。長年行政の課題になっているところですので、ここは先ほど答弁いただいたように、関連する自治会へも出向いて行って、一緒に協力ができるところは協力もいただきながら、地域の環境整備が進むように、これまで以上の取組をお願いしたいと思います。 これで質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。── 通告番号2(5番)宜保龍平議員 ── ○議長(大城吉徳)  次に、宜保龍平議員の質問を許します。 ◆5番(宜保龍平議員) -登壇- おはようございます。会派ZEROの宜保龍平でございます。久々の総括質問ということでちょっと不慣れで、再質問のときに同じことを聞くかもしれませんがご了承をお願いしまして、通告に従い一般質問を行いたいと思います。 (1)児童生徒のスクールバスについて。 ①今年度仮称豊崎中学校建設の基本計画を策定されているが、スクールバス導入についての見解を伺います。 ②市内中学校校区におけるスクールバス導入について本市の見解を伺います。 (2)安全・安心なまちづくりについて。 6月議会での一般質問にて防犯灯・防犯カメラについて質問をしましたが、再度整備状況を伺います。 (3)公用車の有効活用について。 公用車に企業広告を掲載し、広告料収入に力を入れるべきだと思うが市の見解を伺います。 (4)保育行政について。 ①今年度に決定した新園1・分園1以外に決定した園があるのか伺います。 ②今後の保育園の予算に対して子ども1人当たりどのくらいの予算が必要なのか具体的に伺います。 (5)LINEの有効活用について。 10月広報とみぐすくにもありましたLINEについて現状の効果と課題を伺います。 (6)モノレール誘致について。 ①モノレールの需要予測について現在の進捗状況を伺います。 ②今後新たな公共交通誘致として促進協議会は必要だと考えるが市長の見解を伺います。 (7)教育行政について。 ①昨年12月定例会で一般質問を行いましたが、1年経過し乳幼児フッ化物塗布と小学生のフッ化物洗口の結果を改めて伺いたいと思います。 ②学校給食アンケートの中で保護者からの意見要望がありましたが、市長の率直な意見を伺います。 (8)道路行政について。 市道32号線(高入端橋から饒波入口前)までの区間に歩道がないため、歩行者は常に危険な状態であるため安全対策を講じるべきだと考えるが市の見解を伺います。ご答弁よろしくお願いします。 ○議長(大城吉徳)  当局の答弁を許します。 ◎市長(山川仁)  宜保龍平議員の(6)①についてお答えしたいと思います。 令和元年に本市を含む南部地域へのモノレール延伸の可能性を確認するため、需要予測調査を実施したところでございます。調査結果につきましては、モノレール延伸を検討する上で重要な要素である需要予測と採算性について、既存のモノレールの利用状況や浦添市への延伸整備のスキーム等を参考に検討を行いながら、本市へのモノレール延伸の可能性があることが可能性として確認できました。今後は、モノレール整備に必要となる市の負担金について、財政的な検討や需要予測結果の妥当性及び導入した場合に想定される課題等について、有識者等のご意見も伺いながら検討を進めてまいりたいと考えております。 続いて、(6)②についてもお答えしたいと思います。沖縄県都市モノレールの延伸について、令和元年5月23日に沖縄県知事にモノレール延伸検討の要請を行っておりますが、今後モノレール延伸の要請活動については、先ほど来、お話しさせていただいております市の財政的な負担の検討や需要予測等の結果等について、有識者等で構成されるアドバイザーの会議において、ご意見を伺った後に具体的な取組を検討していきたいと考えております。モノレールの誘致については、市内関係団体との連携を図るとともに、市民の機運を高めて官民一体となった取組が必要だと感じているところです。その際には、促進協議会などの立ち上げについても検討していきたいと思いますので、また、お力添えを賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎学校教育課長(高良忍)  宜保龍平議員の(1)①②、(7)②について、順次お答えいたします。 まず初めに、(1)①平成27年1月に文部科学省が作成しました「学校規模適正化・適正配置等について」において、学校の適正配置として従来の通学距離の基準、小学校が4キロ以内、中学校が6キロ以内に加え、通学時間の基準を設定する場合に、1時間以内を一応の目安として市町村が判断と示されております。豊崎区から伊良波中学校までの距離は3.2キロメートル、通学時間は約40分程度で通学条件の基準内であることから、スクールバスの整備は現時点では難しいと考えております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。 続きまして、(1)②にお答えいたします。(1)①に答弁したとおり、文部科学省の基準が示されております。一番遠い豊崎区から伊良波中学校までの距離は3.2キロメートルで、通学時間は約40分程度で通学条件の基準内であることから、同じく市内中学校区のスクールバスの整備は現時点で難しいと考えております。 続きまして、(7)②についてお答えいたします。令和2年7月に児童生徒の保護者に対して、学校給食の満足度等の基礎情報の把握と、今後の学校給食関係施策の参考とすることを目的に学校給食に関するアンケート調査を行い、多くのご意見を頂戴したところでございます。今回の結果を基に、今後の給食センターの在り方や調理業務、提供方法の改善、食育のさらなる推進などにも役立てていきたいと考えております。また、今後とも学校給食に関する情報を積極的に収集、公開していくことで、学校給食という生きた教材を用いた指導をより充実させていきたいと考えております。 ◎市民部長(大城辰也)  宜保龍平議員の(2)安全・安心なまちづくりについてお答えいたします。 防犯灯につきましては、学校周辺で交通事故の防止及び犯罪防止に必要な箇所に設置している行政管理の防犯灯と地域に設置している自治会管理の防犯灯がございます。6月定例会においての答弁では、「令和2年度の防犯灯については市の自治会等まちづくり支援補助金の中で防犯灯の電気料金の補助を行うとともに、特別支援補助金の活用により自治会管理の防犯灯を新たに12か所の設置を予定しております」との答弁でございましたが、その後、自治会からの追加申請があり、13か所を設置いたしました。また、防犯カメラについては、現在、学校周辺の通学路に設置をしており、令和2年度に新たに設置する予定はございません。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  宜保龍平議員の(3)及び(5)についてお答えいたします。 まず、(3)の公用車の有効活用についてお答えいたします。公用車に企業広告を掲載し、広告料収入を得ることにつきましては、県内外の事例を現在調査中でございます。企業広告の導入に当たり、費用対効果や課題等の検討を行っていきたいと考えております。 続きまして、(5)LINEの有効活用についてお答えいたします。本市では令和2年6月より本市のLINE公式アカウントを開設し、イベント情報や防災情報などの行政情報の配信を行っております。また、開設以降は新型コロナウイルス感染症関連の情報を中心に発信しており、12月時点での登録者数は約2,600名となっており、登録者数の大半は市内在住者であると考えることから、市政情報の配信に関しては一定の効果はあるものと考えております。また、他自治体でのLINE活用については、有償アカウントを運用し、行政手続の申請やLINE公式アカウントとのメッセージのやり取りを通して行うことで、ユーザー、住民にとってアクセスしやすい行政窓口を提供している自治体も増えてきているのが現状でございます。現在、本市のLINE公式アカウントにつきましては、無償アカウントを運用しているところであります。有償アカウントを導入すると、費用面の検討をする必要がございます。今後もイベント情報や災害情報等、さらには各部各課に配信権限を与え配信回数を増やすことや、ユーザー側、市民側におきまして、行政サービスや窓口手続が選択できるようにするなど、利便性を上げることで見えてくる課題や費用対効果を整理し、有償アカウント導入について調査研究をしてまいりたいと考えております。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  宜保龍平議員ご質問の(4)①②及び(7)①の乳幼児フッ化物塗布について、順次お答えいたします。 まず(4)①については、令和2年9月23日付、選定結果の公表を行っており、補助金を活用した施設整備、新園1園、分園1園以外に自主整備事業者を2社選定しております。令和4年4月開園を予定しております。 次に(4)②については、施設の事業形態や単価改正にもよりますが、今回の公募による施設、100名程度の新園3園、30名程度の分園1園で年間約4億1,153万9,000円増える見込みで、1人当たりの負担額は124万7,000円となり、受入児童数に伴う予算の増額が見込まれます。 続いて、(7)①の乳幼児フッ化物塗布について、平成24年度より1歳6か月児健診、平成28年度より2歳児歯科健診、令和元年度より3歳児健診において段階的にフッ化物塗布を実施してまいりました。フッ化物塗布は虫歯予防を目的としており、本市の3歳児における虫歯有病率を比較すると、平成24年度が31.2%であるのに対し、令和元年度は17.1%まで減少しております。虫歯有病率改善の要因の一つとして、フッ化物塗布の効果があったものと考えられます。 ◎教育総務課長(赤嶺太一)  (7)①について、小学校のフッ化物洗口の状況をお答えしたいと思います。 本市では、昨年度9月より座安小学校ととよみ小学校の1年生を対象にフッ化物洗口を実施してきております。今年度、令和2年度につきましては、両校の1年生と2年生を対象に実施予定としていたところでございますが、新型コロナウイルスの影響もございまして、現在実施を見合わせている状況であります。継続的に実施することで高い虫歯予防効果が期待できることから、中長期的な視点をもってフッ化物洗口に取り組む必要があるものと考えているところであります。本市におきましても学校歯科医や学校と連携いたしまして、新型コロナウイルス感染症の動向も踏まえつつ、引き続きフッ化物洗口を推進してまいりたいと考えているところであります。 ◎道路課長(城間保光)  宜保龍平議員の(8)についてお答えします。 市道32号線につきましては、一部区間において安全対策として昨年度、ポストコーンの設置やカラー舗装を施し、さらに今年度は路面標示を行っております。議員ご指摘の箇所においても歩道はなく、また抜け道となっていることから通過交通も多く、歩行者の安全確保が必要な路線と認識しております。今後につきましては、新年度の早い時期に、路面標示等により注意喚起の安全対策を実施し、歩行者が安全に通行できるように取り組んでいきたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- ありがとうございます。 (8)の道路については、おっしゃるとおり抜け道になっていまして、結構交通量が多くて、お年寄りとか子どもが歩いているのを見るととてもヒヤヒヤしていたので、今回質問をさせていただきました。ぜひ取り組んでいくということなので、しっかりとやっていただければと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。答弁は結構です。 次に、(6)のモノレール誘致についての再質問でございます。実は私、沖縄都市モノレールさんのほうにお伺いをしまして、いろいろ話を聞きました。その中で豊見城市については、採算性が名嘉地、豊崎までなら安定的な経営ができるということで安心しました。ただ、今後の動きについて再度、お伺いしてもよろしいでしょうか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(10時55分)          再  開(10時56分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 先ほど答弁させていただいた内容になりますが、今後はモノレールの整備に必要となる市の負担金について、財政的な検討や需要予測の結果の妥当性及び導入した場合の想定される課題等について、有識者などのご意見も伺いながら検討を進めてまいりたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- この有識者ですが、これは委員会で開催するのかというところをお伺いしていいですか。 ◎都市計画課参事(福地友博)  お答えいたします。 アドバイザー会議につきましては、まちづくりや財政、交通、行政経験者の方々で構成する委員会になっています。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- ありがとうございます。 多分有識者会議だとは思うんですけれども、これはどれくらい開催されるのかというのをお伺いしてもよろしいでしょうか。 ◎都市計画課参事(福地友博)  お答えいたします。 今年度内に2回の開催を予定しております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- この会議をやって、いろいろ助言とかというのをいただいた後に、豊見城市においてはモノレールの経営的なものの採算性は取れていますというところをホームページ等で公表していくべきだと思うんですけれども、その辺についてはいかがですか。 ◎都市計画課参事(福地友博)  公表につきましては、アドバイザー会議において有識者等のご意見も伺った後に、時期について検討してまいりたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 分かりました。 そこで、12月7日の沖縄タイムスの記事に「モノレール延伸について次期振計へ要望」という記事がございました。今後、正式に公表していく中で豊見城市として、しっかり県との調整等をお願いしたいんですけれども、その辺についてはいかがですか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(10時59分)          再  開(10時59分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎都市計画課参事(福地友博)  繰り返しになりますが、昨年度行いました需要予測の結果の妥当性とか、市の財政的な検討とかを行った後に、要請等の具体的な取組について検討してまいりたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 分かりました。②に移りたいと思います。 市長は先ほど、去年5月23日に県知事に要請をしたというところで、この動きはとても評価されるものだと私は思っております。そこで市長、再度お聞かせください。今のモノレール誘致に対しての本気度というところをお伺いしてもよろしいですか。 ◎市長(山川仁)  宜保龍平議員の再質問にお答えしたいと思います。 当然、これから市民の機運を高めていきながら、お互いがモノレールに対しての意識を共有していかなければいけないもの。当然バス、タクシー、いろんなフィーダーの部分、南部区間の鉄軌道の観点だったり、今後沖縄に対する新たな公共交通に関する整備がすすめられてくるわけですので、しっかりとその部分も合わせながら、今後県知事も含めて、国・県も連携しないとなかなか実現できない大変大きな構想だと思っていますので、しっかりとそのあたりは毎年毎年、市民の皆さん方の思いが届くような対応を頑張っていきたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 市長は市議時代からLRTを言ってきております。ただ今回、モノレールで採算性がしっかり取れたという事実があるじゃないですか。そこは、もうLRTは可能性としてはないとは言わないんですけれども、ちょっと遠いのかな。モノレールのほうが近づいているじゃないですか。そこをモノレール一本でこれから動いてもらいたいんですけれども、どうですか、市長。 ◎市長(山川仁)  この議論は、私としても豊見城市の新たな公共交通の思い、そして南部を取り巻く島尻推進協議会というものがありますけれども、そことの関連性、また南部広域行政組合の中で議論されている取組等がたくさんあります。今、那覇市のほうがLRTに関しては幾つかの腹案のルートを提案して、それに位置づけられる豊見城市に近いルートがもし仮に選ばれた場合、そういうところでは真玉橋周辺には境界線をまたぐんですけれども、そのLRTの環境が少なからず出てくるかと思います。そういうところも我々はしっかりと那覇市との協議も行いながら、どうにかLRTも踏まえて、まず可能性は残されているものだと感じております。また、採算性のお話もされておりましたが、あくまでも需要予測調査の中で採算性が取れるという意味合いがあります。しかし、そういう意味では負担金の問題ももちろん出てきますので、負担金が市の財政に対して、どれだけまた負担がのしかかってくるかというところも精査しながら、この新たな公共交通については、市民負担ができるだけ多くならないようにしていきたいなという検討の段階でございます。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- おっしゃるとおりだと思いますが、しっかりと検討していただいて、これは執行部に聞きたいんですけれども、促進協議会は新たな公共交通という中では絶対に必要になってくるものだと感じていますが、逆にどのぐらいのタイミングで協議会というものを検討していくのかというところだけ、最後にお聞かせください。 ◎都市計画課参事(福地友博)  お答えします。 要請活動については、繰り返しになりますけれども、市の負担金とか、需要予測の結果の妥当性などについて、有識者等で構成するアドバイザー会議のご意見を伺った上で、適切な時期に実施してまいりたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- ありがとうございます。次に移ります。 (3)公用車の有効活用についての再質問を行いたいと思います。企業の広告を行った際に、年間どのくらいの収入が見込まれるのかお伺いいたします。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(11時05分)          再  開(11時15分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 1台当たりの広告掲載料につきましては、先進地、県外でございますが、2,000円から3,000円ということでございますので、設置する台数につきましては募集の中で決まっていきますが、仮に月2,000円で15台掲載するということでございましたら、年間36万円の金額になるという試算が出ております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- ありがとうございます。 年間36万円ということなんですけれども、多少市にもプラスになりますし、企業にとってもかなり宣伝効果があるのではないかと私は思っております。そこで、県内で既に実施している自治体などがあるかどうか伺います。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 現在確認している範囲においては、現在ありません。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 分かりました。 県内、まだ実績がないということであれば、豊見城市が県内初というところで実施できればと思いますので、ここはしっかり検討していただければと思います。 あと一点だけお伺いします。公用車を活用して企業広告というのもそうなんですけれども、市のイベント等のPR等も公用車で市内を回ったほうが宣伝効果があるのではないかと思うんですが、それについてはいかがですか。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 イベントのPRとかということでございますが、イベントを担当する部署から申請を出していただければ、そういうPRも可能だと考えます。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- ぜひそこはしっかり活用していただければと思います。 (5)のLINEの有効活用についてでございますが、これも先ほど言ったように、調べたところ、まだ登録者数が伸び悩みなのかというところで、この周知も含めて、先ほどの公用車を活用した周知を行うべきだと思うんですけれども、いかがですか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(11時18分)          再  開(11時18分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 豊見城市LINE公式アカウントの周知につきましては、広報とみぐすくをはじめとして、市ホームページで周知を行っているほか、庁舎内や出先機関、中央公民館、中央図書館、社会福祉協議会などや、豊崎道の駅、運転免許センターにおいて、QRコードを用いたポスターを掲載しております。また、登録者数の増加には魅力的、タイムリーな情報発信が必要であると考えておりますので、引き続き積極的な情報発信等に努めてまいりたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 公用車を使って周知できないかというところはいかがですか。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  そのLINEのPRというんですか、それも含めて可能だと考えますので、検討してまいりたいと思います。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- ぜひお願いしたいと思います。次に移ります。 (7)教育行政についての②ですが、市長はどう思われますか。市長の見解をお伺いしたいと思います。 ◎教育部長(原國政也)  お答えいたします。 先ほども担当課長のほうからご答弁させていただきましたが、今後とも学校給食に関する情報を積極的に収集、公開していくことで、学校給食という生きた教材を用いた指導をより充実させていきたいと。また、学校給食の行政も充実させていきたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 市長、何で答えないんですか。見ていないんですか。見ましたよね。見たのか、見ていないのかをお伺いしてよろしいですか。この意見、要望です。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(11時20分)          再  開(11時21分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎市長(山川仁)  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- ―――――――――― ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(11時21分)          再  開(11時22分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎市長(山川仁)  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(11時23分)          再  開(11時26分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎市長(山川仁) -発言取消- 先ほどの答弁ですが、(7)の②に対しての答弁は①と少し混同しておりましたので、先ほどの答弁を全て削除ということで、また改めて答弁をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(大城吉徳) -許可- ただいま市長から発言を取り消したいとの申し出があります。 お諮りいたします。これを許可することにご異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、市長の発言取り消しの申し出を許可することに決しました。 ◎市長(山川仁)  すみません、時間もありますので。先ほどの(7)②については教育委員会としっかりと連携を図って、強く進めていきたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- このアンケートの中で、約53%の保護者の方々が給食費無償化に向けた段階的と位置づけされている保護者支援事業に対して、財政面を考慮して実施すべきと答えられております。その結果も含めた市長の見解を再度お伺いしてもよろしいでしょうか。 ◎教育部長(原國政也)  お答えいたします。 これは問の14番目になるんですが、財政面を考慮しながら事業を実施、53%、事業を実施すべき、33%、保護者の負担増で改定をすべきだというのが3.7%というふうに回答が寄せられております自由意見も含めて多様な意見がある中で、しっかりとそれを受け止めて、教育委員会、教育行政をしっかり充実させていけるように取り組んでまいりたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- このアンケートの自由欄の中でも多くの方々、保護者が財政面を考慮してほしい。または、子どもたちの栄養のためなら保護者負担をしてもよいといった意見がありました。その声をしっかりと受け止めていく必要があると考えますが、再度見解をお伺いいたします。 ◎教育部長(原國政也)  先ほどもお答えをさせていただいたところでございますが、やはり貴重なアンケートの結果でございますので、しっかり充実させるように取り組んでまいりたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 学校給食アンケートの結果を受けてやっていくとのことでしたが、令和3年度予算編成としてどのように反映させていく考えなのか、お伺いしてもよろしいですか。 ◎教育部長(原國政也)  お答えいたします。 まず栄養価については、やはり維持をしていかないといけないだろうということを考えておりますので、その部分については予算措置をお願いしていこうというふうに考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 分かりました。次、進めます。 (4)の保育行政について、新たに新園、分園以外に2園増えるということで、受け皿としては330名ということでよろしかったですか。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  受け皿としましては、おおよそ330名を見込んでおります。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- ありがとうございます。では、②に移りたいと思います。再質問ですね。 子ども1人当たり、年間幾らの財源が必要なのか、もう一度伺ってよろしいですか。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  冒頭で答弁させていただきましたとおり、約330名の児童に対し、年間4億1,153万9,000円増える見込みで、1人当たり124万7,000円となっております。 今、議員からのご質問は市の負担分と解釈をして答弁をさせていただきます。その中で市の負担分としては、年間1億30万1,000円と試算され、定員数で単純に割って試算しますと、1人当たりの予算は年間約30万4,000円となります。
    ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 令和4年度から1億円余りの市の単費が必要となってくるというところで、これは義務的経費で間違いないですよね。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  そのとおりでございます。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 毎年1億円の財源が必要となっていく中で、豊見城市の財政状況の傾向からすると、市税が年間約2億円増加していきますよね。この1億円の単費の分は、どのように賄う計画をされているのかというところをお伺いしてもよろしいですか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(11時31分)          再  開(11時31分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  議員ご質問のとおり、令和4年度以降につきましては義務的経費として1億円余りの予算を必要としてきます。これにつきましては、先ほど議員もおっしゃっておりましたとおり、税収が増収を見込んでいる分等を充てながら、他の事業の精査も図りながら、総合的に新年度予算編成の時期に合わせて調整を図って確保していきたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- ありがとうございます。 現在、豊見城市の財政状況は非常に厳しいと言われている中で、この予算については本当に計画されているのかというところで、ちょっと心配で今回質問をさせていただいておりますが、市長これこそ、「こども未来基金」というところで給食無償化云々ではなくて、こういうところをやるべきではないかと思いますが、市長どうですか。 ◎市長(山川仁)  宜保龍平議員の質問に答えたいと思います。 市町村としては、児童福祉法第24条及び子ども・子育て支援法の定めるところにより、保育をしなければならないとされております。第2期豊見城市子ども・子育て支援事業計画に基づいて計画的な施設整備を行っているところでございますが、保育士確保等も同時に行いながら、待機児童の解消に向けて施設整備を進めていきたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- こども未来基金とかというのを活用すべきではないですか。そこを聞いております。 ◎副市長(小川和美)  本事業の実施に必要となる財源につきましては、先ほど福祉健康部長からもありましたが、一般財源総額の中で予算編成過程を通じて、所要額を確保していきたいと思います。現在、こども未来基金が設置をされておりませんので、こども未来基金については言及を控えますけれども、もし基金が設置されたとしましたら、それらも含めて検討していくというふうになるかと思います。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- しっかりこういうところに活用していただければ、本当に大賛成というところですので、そこはしっかりこれからやっていただければと思います。 もう時間もないので、今回は一般質問を終わりたいと思いますが、これからまた忙しい時期に入ってきますし、コロナ禍という中で大変厳しい状況ではございますが、共にまた頑張って新年度を迎えられればと思いますのでので、よろしくお願い申し上げまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。── 通告番号3(16番)宜保安孝議員 ── ○議長(大城吉徳)  次に、宜保安孝議員の質問を許します。 ◆16番(宜保安孝議員) -登壇- こんにちは。保和会の宜保安孝でございます。質問に入ります。 (1)しおさい公園について。 しおさい公園といいますのは、豊見城市与根にあります元シーサイドゴルフ場があったあたりでございます。その奥のほうに公園がありますけれども、現在シーサイド土地区画整理事業に伴って公園の後ろ側に新しく道ができるということで、今、海沿いにある道路は公園として今後また一体化されますので、さらなる期待が持てる地域であります。それも含めまして、質問をさせていただきます。 ①しおさい公園における遊具の改修計画についてお伺いいたします。 ○議長(大城吉徳)  当局の答弁を許します。 ◎公園緑地課長(大城堅)  お答えします。 しおさい公園遊具については2か所の施設があり、1施設については整備済みとなっておりますが、残り1施設については、平成28年度から腐食等により使用禁止となっていることから遊具改築が望まれている状況ではありますが、今後公園敷地内の利用方法についての検討も必要と考えていることから、現時点においての改修計画は令和4年度以降の計画となっております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 市内においては、しおさい公園以外におきましても遊具の整備待ちのところがあると思います。具体的な数を教えてください。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(11時37分)          再  開(11時37分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎公園緑地課長(大城堅)  お答えいたします。 現時点において、しおさい公園以外では豊崎にじ公園内にある滑り台残り1か所と、高嶺児童公園にあるブランコと滑り台、シーソー、鉄棒となっております。また、今年度にて公園施設長寿命化計画策定業務を実施していますので、今後は調査結果に基づき、他の公園遊具についても更新を行うかなどの判断をしていきたいと考えています。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 今年度、長寿命化計画策定業務もあるということで、さらに多少なりとも増えることが予測されるわけでございますが、このしおさい公園の遊具についてですが、やはり海沿いですので塩害等が気になるところです。塩害等を考慮したときに、遊具の耐用年数をお伺いいたします。 ◎公園緑地課長(大城堅)  お答えします。 遊具の安全に関する基準において、遊具の標準使用期間は適切に維持管理される条件下において、構造部材が鉄製の場合には15年、木製の場合には10年を目安とされております。本市では沖縄の塩害を考慮し、遊具を発注する際には沖縄仕様とするとことで、標準使用期間が確保できるようにしております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- しおさい公園の遊具につきましても、沖縄仕様ということがなされているとは思いますし、今後もされる予定ではあると思いますが、先ほどの15年の予定という中で、実際しおさい公園の現在の遊具自体は10年ちょっとしかもっていないというのが現状であると思っております。その中でしおさい公園の当遊具に係る整備をした場合の予算についてお伺いいたします。 ◎公園緑地課長(大城堅)  お答えします。 現在、使用停止となっております大型コンビネーション遊具の整備費用は、約3,000万円となっております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 市民にとっては本当に憩いの場であるものでありますが、3000万円というと家が建つぐらいのすごい金額になります。それも踏まえて次の質問に行きたいんですが、②しおさい公園内にキャンプ場や、豊崎美らSUNビーチで行われているようなバーべーキューができるように指定管理者と協力し、施設整備に取り組めないかお伺いします。 ◎公園緑地課長(大城堅)  お答えします。 しおさい公園でのキャンプ場やバーベキューの実施について平成30年度より指定管理者にて、しおさい公園内での実施に向けて検討を進めてきた経緯があります。今回、沖縄本島南部地区のキャンプ場の数を調べたところ、キャンプ場の数が少ない状況であることから、これまでの取組の経緯及び本島南部地区でキャンプ場やバーベキューを実施している施設、また都市公園内にて行っている他自治体の事例等も参考にしながら指定管理者と連携し、実施に向けて検討していきたいと考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 担当課によりますと、現時点におきまして、南部地区においてもキャンプ場の数が少ないとありましたが、今把握されているキャンプ場の数について、もし分かりましたら教えてください。 ◎公園緑地課長(大城堅)  お答えします。 現在、担当課にて把握している限りでは、南城市に1か所、糸満市に1か所の計2か所でございます。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 南城市に1か所といいますのは、南城市、元知念の志喜屋漁港のそばにあるビーチであります。もう一つが糸満市、北名城ビーチも実際管理されているビーチではありませんが、多くの方が利用されて、その近くに海の道という民間の施設が、カフェとかモズクとかをやりながら、その空いたスペースを利用してキャンプ場を開設しておりますけれども、本当に今はキャンプブームでありまして、今年の流行語大賞の10位以内にソロキャンプとう言葉も入るぐらい。また、インターネットとかYouTubeを開いてもキャンプに関する動画の登録者数、観戦者数というのがもう本当にすごい勢いで。今はコロナ禍ということでなかなか人混みに行けないということで、皆さんも休みの日に海とかに行くと、釣りをしている方も相当増えています。また、アウトドア、特にキャンプをされている方が相当増えてきています。そのコロナ禍においてキャンプが増えたかというとそうではなくて、いろいろ調べますと、キャンプがはやった第一次ブームというのが1990年代らしいんですね。私は77年生まれですけれども、その当時、私も親に連れられてキャンプによく行きました。本当にビーチで遊ぶのが当たり前という中で、その延長として大人が普通に当たり前のようにビーチパーティーとかをして、子どもが一緒にそこで遊ぶという感覚がありましたけれども、それが今はそういう場所がないということで、キャンプ場とかというところがすごく重宝されてきている。また、特にその当時子どもで、楽しかった思い出がある大人が現在はちょうど40歳を迎える方々が、その楽しかった思い出を自分たちの子どもたちにも味わわせてあげたいというような思いでキャンプブームがまた復活したというふうに聞いております。また、インターネットとかを通じて、通販で様々なキャンプグッズがどこでも手に入るという中で、非日常が味わえるキャンプが手軽にできるということで、すごくキャンプがはやっております。そういう中で豊見城市としてもこれまでも、私も議員になりたてのときから当時の市長に対して議会においても様々な提案をしておりましたが、なかなか市内においては場所がない。瀬長島の現在はホテルが借りています、瀬長自治会が管理しているビーチに関しましても、ちょっと調整がうまく行かなくてキャンプ場という形は実現できませんでした。今回、どうにかしおさい公園においてキャンプができないかということで今ちょっとお願いをしている状況でありますが、課題もありまして、その中でキャンプ場やバーベキューができる整備をするのであれば最低限、洗い場だったり、木炭の処理場だったり、シャワー等の設備が必要であると思いますけれども、それについての見解をお伺いします。 ◎公園緑地課長(大城堅)  お答えします。 キャンプ場やバーベキューができる施設整備をするのであれば、洗い場、シャワー等の整備が必要になるのではと考えており、今後は指定管理者と連携しながら検討していきたいと考えております。また、木炭の処理については、本島南部地区のキャンプ場施設側に、以前確認したところ、公園の維持管理、安全管理上の観点からも、木炭等は利用者に持ち帰っていただくということを伺っていますので、今後は他市町村の事例も含め、調査していきたいと考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- ありがとうございます。 実は去る11月14日と15日に、指定管理者と少し相談をしまして、今後の可能性を考える上で実際、そこでキャンプしてみないとその良さが分からないということで、私の知人友人に声をかけまして、県内のいろんなキャンプ地を回っているプロの方というか、本当にキャンプが好きないろいろ知識を持たれている方にメリット・デメリット、改善点を聞くことも含めて、ちょっと意見交換を兼ねたお試し的なキャンプをしたわけでございますが、そのときに、このしおさい公園でもしキャンプをした場合のメリットとして、当日は雨降りだったんですが、急に大雨、バーッとどしゃ降りになりましたが、ものすごく水はけがよくて全然水たまりができないということで、キャンプ場としての地盤というか、その辺はもう本当に設備が整っているというのを感じたところです。 また、既にトイレもありますし、また飛行機の離発着が見れる風光明媚な場所でもあります。また、先ほど言いました、区画整理事業により外周の道路も公園になることから、オートキャンプも期待できるのではないか。また、駐車場もそれなりに相当数確保ができるという可能性。また、空港に近い、高速道路の出口に近いということでの交通の利便性。また、改善点としましては、海のすぐそばですので、やはり風が強いです。その中でたき火をもしするとなると、植栽が少ない。壁になるものが少ないのかなということがありました。また、要望としまして、今後管理棟とか、そういうものももしできるのであれば、管理人が常駐されるのであれば、できれば有料でもいいので豊見城市のごみ袋を販売していただいて、ごみを捨てる場所を、それは本当に有料でもいいので回収できるようにしてくれるとすごく便利だというような意見が出たりとか、ソロキャンプ、1人でキャンプはするわけですけれども、1人でキャンプをすることが好きな方もいらっしゃれば、私はしおさい公園、あの人は北名城、あの人はやんばるの東村でという、このソロキャンプの仲間ってSNSを通じてつながっていたりするわけです。そういう楽しみも深めてやるためには、フリーWi-Fiとかがあるとそういう楽しみもできて、そういう方が発信することによって、豊見城市の魅力も発信できるというのもありますので、ぜひフリーWi-Fi等も検討していただきたい。 また、車中泊といいまして車の中で眠る方もいらっしゃいますが、その際はどうしても電源が必要になってきますので、もし火を起こしたりしない場合ですね。そういう意味では、電源サイトとかもあったらいいなという要望もありました。また、一つひとつの区画、例えば10メートルの区画だったり、7メートルの区画とかってやりますけれども、相当な数の区画が取れるとは思いますが、今、市がやっているネーミングライツ、この一つの場所をネーミングライツとして、市内の企業とかがスポンサーになって、一つの区画でネーミングライツをしていく。そういう意味での税収の確保。そういう面もできるのではないかという要望もありましたので、そういう面も含めてぜひ進めていきたいなと思っております。 指定管理者からの申請手続に関しても、ほぼ終わるような状況だと思います。ぜひ今回、うまく行くように鋭意努力してほしいと思っておりますので、よろしくお願いします。 続きまして、③パークゴルフ場の整備計画についてお伺いします。 ◎公園緑地課長(大城堅)  お答えします。 パークゴルフ場整備計画につきましては、市民団体より請願が提出され、9月定例会の経済建設常任委員会より、しおさい公園のパークゴルフ場の再整備を検討する旨の意見がありました。そのことから、公園内の南側スポーツ広場をパークゴルフ場専用としての活用ができないか検討をしているところでありますが、パークゴルフ場として整備した場合には専用施設となり、一般の公園利用者が利用できない状態になりますので、全体的な公園利用状況や財政状況などを考慮しながら検討を進めていきたいと考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- パークゴルフ場を整備するにも、多少なりとも予算がかかると思います。今は芝生の上に一番最初に打つところがありますけれども、全体的な整備計画について、予算についてお伺いします。 ◎公園緑地課長(大城堅)  お答えします。 パークゴルフ場の再整備の予算については、現時点において決まっておりませんが、今後全体的な公園利用状況や財政状況なども考慮しながら、検討を進めていきたいと考えています。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- しおさい公園におけるパークゴルフ場の整備ということですが、長嶺城址に予定しているパークゴルフ場とは規模も全く違うと思っております。まさか代替施設ではないかとは思いますけれども、それは大丈夫ですよね。 ◎公園緑地課長(大城堅)  お答えします。 長嶺城址総合公園整備事業において、整備予定としているパークゴルフ場の代替施設としての考えではなく、現在ある施設の再整備計画でございます。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- ありがとうございます。 しおさい公園についてのまとめになりますが、先ほど私がキャンプ場、また子どもたちの憩いの場としての公園、またパークゴルフ場の整備、今後はますます人が集まり、活性化する公園になるのかなと思いますが、ぜひそこにはプレハブでも最初はいいと思いますので管理棟を置いて、常駐して。現在、そこは今でもパークゴルフ場として使えても、スティックを借りたりとか、用具を借りるために豊崎にじ公園まで行って借りないといけない。そんな状況では誰も借りる人がいないわけで、そこにキャンプ場もあって、パークゴルフ場もあるというのであれば、そこにしっかりと指定管理者に常駐してもらいながら、そこでしっかりと収益を上げてもらいながらやっていければいいと思います。 ただ、その中でも先ほどの幾つかの要望の中に、どうしても洗い場であったりシャワー室、様々な整備をする中で、指定管理事業者に任せるにはどうしても無理な金額になってくると思います。そこで一つ提案、財源確保として、しおさい公園についてですけれども、3,000万円かかって遊具を整備するのが本当にいいのかどうかと考えたときに、市内には多くの市街化、都市公園があったり、また児童公園があります。そこの整備をしっかりとしていく中で、視点を変えて遊具整備の3,000万円をぜひしおさい公園の全体的な整備に回す、それぐらい思い切った方針転換。それをやることによって、しっかりと区分けされた形での魅力が出てくると思います。そういう意味での方針転換というか、その辺の考えがないかお伺いします。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(11時54分)          再  開(11時54分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎公園緑地課長(大城堅)  今後の検討課題とさせていただきます。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 市長、この提案は悪い提案ではないと思っています。3,000万円といったら本当に一軒家が建つような金額ですので、しおさい公園以外の公園にも遊具はいっぱいありますから、ぜひそれを検討していただいて、キャンプ場ができたときには、私は前から主張しておりますが、市長、副市長とお酒が飲みたいなと思っております。その中でキャンプ場、そういう開放的な場所で議員、与党野党関わらず一緒に座を持って、みんなでバーベキューをしたり、キャンプまではいかなくても、そこで懇親を深めるというのは、市の将来にとってはすごく有意義なものだと思っています。このキャンプ場整備について、市長ももし感想があれば、また一言いただきたいんですが。 ◎市長(山川仁)  宜保安孝議員の質問にお答えしたいと思います。 大変すばらしい提案だと思っております。しっかりと各部局と連携を取りながら、どのような可能性があるのか進めてまいりたいと思いますが、ご意見もしっかりまとめて、広く市民の方々が憩えるような環境をつくっていきたいなと考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- ありがとうございます。ぜひ鋭意努力、検討をよろしくお願いします。 続きまして、(2)民間活力導入(PFI・PPP)について。 長嶺城址総合公園への民間活力導入(PFI・PPP)の可能性について伺います。 ◎公園緑地課長(大城堅)  お答えします。 長嶺城址総合公園の民間活力導入の可能性については、令和元年10月1日から11月13日にかけて、民間活力導入を図ることで総事業費の縮減が可能かどうかについて把握するため、民間事業者と行政が直接対話する場を設けるサウンディング型市場調査を実施し、民間事業者6社と対話を行っております。調査目的であった事業費の縮減については、直ちに事業費縮減の効果が得られる提案はありませんでしたが、対話を通して魅力的な提案もあったことから、今後も継続して調査検討を行っていきます。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- その当時の民間事業者の中に市内の事業者が組織する合同企業体(SPC)というんですか、そういったものは含まれていたでしょうか。 ◎公園緑地課長(大城堅)  お答えします。 市内事業者による単独での参加はありましたが、合同企業体としての参加はありませんでした。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- このSPCといいますのは、特別目的会社でありまして、皆さん、いろんな会社が集まることによりまして資金調達が容易になることや、また地元企業への工事発注につながるということも含めまして、ぜひそういう観点からも検討いただきたいんですけれども、PFI・PPPを導入することについて、他市町村では沖縄振興開発金融公庫としっかりと助言協定等を組んで、いつそういったことが起きても、PFIを導入してもいいように協定を結んでいますけれども、たしか豊見城市はそういうことはされていないと思います。それを組む予定はないでしょうか。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 沖縄振興開発金融公庫が各自自治体と協定を締結している連携協定について、助言業務協定のことをおっしゃっていると考えておりますが、沖縄振興開発金融公庫が自治体の地域開発プロジェクトの構想や企画段階から助言を行っていくことが、本業務協定の内容となっております。本市といたしましても、沖縄振興開発金融公庫が持っております知見やノウハウを活用することについては、地域活性化の観点からも重要であると考えております。しかし、現時点において本市が取り組むべき課題は、各事業担当課において手探りの中、サウンディングを行ったり、その後どのような取組を行っていけばよいのか分かりづらいという意見が聞かれておりますので、課題解決のために、本市におけるPPP・PFIのマニュアル等について策定し、各事業担当課がスムーズにPPP・PFIの検討を行っていけるよう環境整備を行うことが、優先的に取り組まなければならない課題だと考えております。なお、マニュアル等の策定後に業務連携協定の必要性について検討していければと考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- PPP・PFI、民間活力を導入するということは、今後の豊見城市の可能性としまして中央公民館の建て替えであったり、また旧豊見城市役所の有効利用であったり、給食センターの建て替えであったり、様々な形での可能性があると思います。自主財源で豊見城市ができるのあれば、それはそれに越したことはないと思うんですが、いざというときを考えたときに、今総務企画部長がおっしゃられたマニュアルを作る。まず、そのマニュアルを作ることが私は大変だと思っているんですよ。それを部長が答弁しましたけれども、実際の業務をこなす職員、課長を筆頭に班長、また職員からすると、今の業務の中、それをやるのが大変なんだと。だから、なかなか前へ進まない。そういう中で少しでもということで、これまで豊見城市以外からもいろんな話を聞いている公庫と助言協定を組まないかという提案ではございましたけれども。それも含めて、また市長も多分ご挨拶に来られたこともあって意見交換をされたこともあるかもしれませんが、PFIとかを進める協会の方々とか様々な団体がありますけれども、その様々な団体はやはりプロですので、各市町村とアドバイザリー契約とかをしていると思います。そういうことをすることによって、もちろん職員の手間も省けますし、様々な助言協力を得た上で豊見城市独自のものが早く作れて、早く前に進めていけるという意味では、アドバイザリー契約というのも同時に進めるべきではないかと思いますが、それについてはいかがでしょうか。 ◎副市長(小川和美)  PPP・PFIにつきましては、推進検討委員会を庁内で組織しております。その中で各対象となる施設についての基本的な方向や課題を整理しておりますので、議員ご指摘の課題についても、この推進検討委員会の中で課題として整理をしてみたいというふうに考えております。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(12時02分)          再  開(13時30分)※(14番)新垣亜矢子議員 遅参(13時30分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 午前に引き続きまして質問させていただきます。 (3)防災情報についてであります。 「豊見城市防災マップ」について、もっと市民に的確な情報が届くように工夫が必要であると考えております。今、市のほうで平成31年3月にこういう防災マップが出ておりますが、市の全体地図があって、その中で西部地区であったり、中地区であったり、東部地区という形で別れながら、もし津波があったらどこに逃げたほうがいいですとか、土砂災害、また崖崩れとかがあるような危険箇所はここですというようなものが載っておりますけれども、一般市民の方へこれが届いているかといったら、それを参考にしている方は少ないなという話が以前、市民との意見交換の中でありまして、それでいろいろ調べましたら、少し足りない部分があるのではないかということで、今回一般質問で取り上げさせていただいております。他市町村の防災情報についての取組も参考にすべきところもあると思いますけれども、当局の見解をお伺いします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 現在の豊見城市の防災マップは、平成31年3月に更新し、平成31年4月に市内全世帯及び事業所等へ戸別配布を行っております。また、転入者等への随時配布を行い、併せて市のホームページへ掲載し、スマートフォン等のからの閲覧ができるように対応しております。防災マップの更新に当たりましては、沖縄県及び豊見城市地域防災計画との整合性を考慮し、沖縄県が指定した津波災害警戒区域等及び土砂災害警戒区域等を基本資料として整理検討し、避難情報等の伝達方法、指定緊急避難場所、避難経路等を掲載することとして、土砂災害や津波浸水など地区の特性に応じた災害種別を整理し、防災マップに必要とされる内容を吟味し掲載しております。また、最新の住宅地図電子データを使用し、沖縄県及び豊見城市地域防災計画の内容、また豊見城市の地域特性を加味しながら防災マップとしての分かりやすさを考慮し、掲載項目を決定しております。今後も他市町村の対応状況等も参考にしながら、市民へのよりよい情報発信に努めてまいります。※(6番)新垣繁人議員 離席(13時33分) ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 総務企画部長、ありがとうございます。 中身は結構しっかり作られていまして、いいなと思いますが、全市民になかなか行き渡らないだろうということで、市のホームページであったり、市の様々な防災情報を届ける中で、もっと発信してほしいというのがあります。その中で、今はスマホを持っている方が多い中でGPS機能を使って、もし災害が起きたときに今自分がどこにいて、どこに逃げたほうがいいとかという情報が届くような、そういうシステムも今はあるというふうに聞いております。そういうシステムを導入しながら、避難訓練とかの中でも全市民向けに、このようなGPS機能があってという、そういうものを案内しながらやることによって、いざ災害が起きたときに迅速に対応できるようなことになると思いますが、そのようなシステムを導入する考えはございませんか。※(6番)新垣繁人議員 復席(13時34分) ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 現在、民間事業者と避難用アプリの活用について協定を締結済みでございます。喫緊にも市のホームページに掲載して、市民の方々に周知してまいりたいと考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- もうされたんですかね。ありがとうございます。 その中で特に瀬長島や豊崎美らSUNビーチ、また豊崎の観光関連施設が集う場所は、観光客、ひいては外国の方々もいらっしゃると思います。この防災マップについても、GPSを使った誘導アプリについても、多言語対応についてはどのようになるのか。それについてお伺いいたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 現在、観光防災力強化支援事業を活用しまして、防災マップの多言語化を進めております。作成部数は1,000部で、地図面については日本語と英語を併記し、防災情報記事につきましては5か国語、まず日本語、英語、簡体語、繁体語、ハングル語表記で作成してまいります。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 市民のみならず、観光客も含めて、いざとなったときの災害に備えることをしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 続きまして、ちょっと飛ばしまして(5)安心・安全なまちづくりについて。 字保栄茂、翁長地域の生活道路にて「止まれ」等を示す白線が消えて危険との声が届いております。当局の対応をお伺いします。 ◎道路課長(城間保光)  お答えいたします。 字保栄茂及び字翁長地域の現場を確認したところ、当該箇所は里道及び生活用道路となっており、白線や十字路を示すクロス標示など、路面標示が消えかかった状態となっていることから、修繕の必要性について認識しております。路面標示等については、今年度も市内の保育所や学校周辺を優先し、なおかつ標示が消えている箇所や見づらい箇所を最優先し取り組んでいる状況であり、ご指摘の箇所におきましても他に同様な箇所もあることから交通量や危険度等を、優先順位を確認しながら対応したいと考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 字保栄茂も翁長も、ここ4、5年で新しく集合住宅が急激に増えまして、例えば一つのアパートで10部屋あるとすると、そこに3人ぐらい住んでいましたら30人ぐらい人口が増えると計算しましたら、多分もう十何軒とできていますので、ここ数年で300人は新しい住民が来ています。そこ中でよく聞こえるのが、地域の方々はこの道が優先と分かっていても、保栄茂も翁長も同じように道が細いですので。ただ、その分人口は集中していますから密度は高いですので、地域の方々は当たり前のように止まるべきところが、新しく来られた方からすると、自分の住んでいるアパートの前が優先という感覚があるようで、やはりヒヤリ・ハット。また、実際ぶつかっている事故等も起きていますので、やはり不安を訴える声が出る中で、しっかりとした路線標示、白線の「止まれ」、そういうものをその地域のみならず、特に長堂とか金良あたりもそうだと思うんですが、伊良波もそうですね。新しいアパート、マンションが増えてきている地域、その辺を重点的にチェックをしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 最後に、(4)教育行政についてであります。 コロナ禍において中学3年生の受験対策についての取組状況をお伺いします。 ◎教育部長(原國政也)  お答えいたします。 市内3中学校におきまして、豊見城市学力強化支援事業(受験対策講座)として中学3年生を対象に、12月1日より各学校の放課後空き教室を利用した受験対策講座を実施しております。実施の内容としましては、月曜日から金曜日までの平日授業終了後の放課後空き教室において、事業実施受託業者より各校2名ずつの講師を派遣いただき、学習の習熟度に応じた受験対策指導を実施することとしております。コロナ感染症対策として、教室の収容人員の都合上、各校30人程度を選抜しての実施としておりますが、ウェブでの配信を行うなど30人以外でも講座内容の共有が図られるよう対応しております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- この受験対策の事業につきましては、11月の臨時会で予算が通りまして、早速スタートされているとのことですけれども、当初は臨時の先生は直接雇用による支援員としての配置を計画されていたようですが、なかなか人が集まらないという中、業務委託に変更したということです。その中で、より中身の濃いものということで焦点を当てた受験対策、すばらしい事業だと思っております。 ただ、これまで学校におきましては、外部の講師が校内に入ることに対して、ちょっと先生方との距離感があったような感じがありますけれども、今回、これを学校側に理解してもらうために、学校の受入れに対してどのような調整を図ってきたのかお伺いいたします。 ◎教育部長(原國政也)  お答えいたします。 まず、コロナの影響で授業時数が全然不足しているというような状況下の中で、やはり一日の学校の授業の中でもコロナ対策もしないといけない。学校の先生方の負担も結構出てきている中で、当初は直轄で採用してということだったんですが、なかなか見つからないところ、こういう方向転換をしたいということを説明しに行って、承諾をもらいに行ったときに、やはりコロナで授業数が大分足りないものですから先生方は大変喜んで、ぜひやっていただきたいという声が多く聞かれました。それで実施に踏み切ったということでございます。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- コロナ禍において、なかなか支援員の配置も決まらない中、特に教育長におかれましては、どうなることやらと心配、苦労もあったと思いますけれども、実際事業がスタートしての教育長の現在の気持ちだったり、見解について伺います。 ◎教育長(照屋堅二)  お答えします。 新学期の時点では、コロナの影響で授業時間数がかなり遅れていました。当初は学習支援員の配置を予定していましたが、応募が全くなく、大変困っていました。そこで、今回委託に切り替えたところ応募者があり、12月から放課後、各学校30人程度の生徒を対象とした、受験対策を中心とした事業が実施されております。これで保護者の不安、受験する本人の不安が少しは解消できたのではないかと感じております。多くの方々の助言によりスタートができたことに感謝するとともに、受験生が自らの目標とする高校へ合格することを祈っております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- なかなかコロナも収束しない中、受験生も大変な思い、不安もあると思いますが、これまで豊見城市におきましては、貧困対策事業の中で塾をやっていたりしましたけれども、今回はコロナ対策ということで各中学校30名ずつの90名ですね。先生方が選抜をして、この子は少し弱いな、厳しいな、もう少し頑張らせたいなという方に「やる気はあるか」ということで声をかけて、放課後、月に六十数コマでしたか、受験の当日までやるぐらいの、本当に徹底的に皆さんを通してあげようということで、教育委員会の本気度が伝わっております。今回コロナに負けず、中学3年生が全員合格していい卒業を迎えるように、我々議会としてもバックアップできるようにということです。今回11月臨時会の予算は通りましたので、ぜひ3月の結果を楽しみに待ちたいなと思って、今回の一般質問を終わりたいと思います。以上です。ありがとうございました。── 通告番号4(18番)仲田政美議員 ── ○議長(大城吉徳)  次に、仲田政美議員の質問を許します。 ◆18番(仲田政美議員) -登壇- 皆様、こんにちは。残すところ2週間余りとなってまいりました。振り返りますと、1年を通して新型コロナウイルスとの闘いの日々でありました。市民の命と健康を守るために、感染拡大防止策にご奮闘なさっていらっしゃる消防職員の皆様、そして市職員の皆様、医療関係者や市民の生活を守り支えてくださっていらっしゃる全ての方々に感謝を申し上げたいと思います。まだまだ収束が見えない中、年末は最大限の注意を払いながら、新しい年を共々に元気に迎えたいと思います。 それでは通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 (1)教育行政について。 ①学校における新型コロナウイルス感染拡大防止策の一つに、(ア)備え付けの水道蛇口を、庁舎内トイレのように自動式水栓に改修できないか、当局の見解をお伺いします。 (イ)新築予定の豊崎中学校へ自動水栓の設置を求めたいと考えますが、当局の見解をお伺いします。 ②新入学準備金について。 私はこれまで、入学する4月以降、7月ですけれども、支給されていました新入学準備金について、「ぜひ入学前支給を」と訴え続けた結果、中学は昨年の3月に実現し、そしてこの度、令和3年度の小学校新入生に対し、新入学準備金の入学前支給が実現しました。様々な事務手続上の難問、課題をクリアしていただいた当局の頑張りに対し、これを推進し続けてきた者として、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。 そこでお伺いします。(ア)令和3年度に入学を予定している小・中学校入学準備金支給申請者数をお伺いします。 (イ)その一人当たりの支給金額は幾らになるかお伺いします。 (ウ)その支給月は何月になるかお伺いします。 ③豊見城市育英会では、有用な人材を養成することを目的として、向学心に燃えている学生で、経済的理由により就学困難な方に対し奨学金を給与しています。全国的に「子どもの貧困対策」が求められている中、給付型奨学金を県内市町村レベルで導入したのは本市が初めてであったと、高く評価いたします。そこで、給付型奨学金の申請状況をお伺いします。 ④児童・生徒文化鑑賞会について。 (ア)組踊の次年度の学校鑑賞会開催について、当局の見解をお伺いします。 (イ)ユネスコの「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に掲載されています日本の無形文化遺産は数多くあります。その中でも雅楽、能楽、文楽、歌舞伎、組踊の5つが代表的な芸能だと言われています。 「本物の日本文化を鑑賞するすばらしい機会であった」と、平成30年に実施された豊見城市中学生「能体験講座」について、再度の開催要望がありますが、当局としての見解をお伺いします。 (2)福祉行政について。 ①8050問題(ひきこもり)等、生活全般にわたるワンストップ相談窓口設置について、当局の見解をお伺いします。 ②豊見城市就職・生活支援パーソナルサポートセンターについて。 (ア)市民が親しみやすく、相談しやすい窓口名称を付ける考えはないか、見解をお伺いします。 (イ)現在は予約制となっているが、急な相談に対しどのように対応しているのか、当局の見解をお伺いします。 ③改正社会福祉法について。 (ア)地域共生社会の実現に向けて、貧困や介護、孤立などに対する相談支援体制を強化するため、社会福祉法が今年の6月に改正され2021年4月から施行されることとなっています。その内容についてお伺いします。 (イ)厚生労働省から自治体に対し、事業実施の意向等についてアンケート調査が行われたと思いますが、本市はどう回答したか、当局の見解をお伺いします。 (ウ)改正法では、「重層的支援体制整備事業」が明記されました。これは「断らない相談支援」、「参加支援」、「地域づくりに向けた支援」を一体化して行うものであると理解しています。この新たな事業は、国の財政支援の下、市町村の手挙げに基づく任意事業、という事になっていますが、本市の見解をお伺いします。 (3)安心・安全なまちづくりについて。 ①陸上競技場付近から豊見城団地方面に至る県道7号線沿いの歩道には、防犯灯の設置がなく、歩行者にとって暗くて危険であると、平成27年6月定例会において一般質問させていただきましたが、設置に向けてのその後の進捗状況をお伺いします。 ②以前にも取り上げましたが、上田方面から名嘉地交差点付近まで、ある幾つかの信号機に、右折の矢印表示がないために、右折のたびに危険な思いをしているとの市民からの声が寄せられています。改善に向けての進捗をお伺いします。 ③豊崎小学校前のおなが橋開通に向けての進捗をお伺いします。 (4)市民サービスの向上について。 これまでも一般質問で自家用車等の移動手段を持たない方々のために求めてきましたが、デマンドバス・タクシーの導入について、当局のご見解をお伺いします。 (5)骨髄バンクドナー助成事業について。 「沖縄県骨髄バンクドナー事業」補助金の交付がスタートしました。この事業については、以前にもご質問させていただきましたが、本市の同事業への取り組みの進捗をお伺いします。 (6)さくらねこモデル地域について。 「さくらねこ無料不妊手術事業」のモデル地区について本市の見解をお伺いします。 ○議長(大城吉徳)  当局の答弁を許します。 ◎教育部長(原國政也)  仲田政美議員ご質問の(1)①から④まで順次お答えしていきます。 まず(1)①(ア)でございます。市内小中学校の水道蛇口について、築年数の浅い8校の校舎内のトイレについては、自動式水栓やワンプッシュ式の水栓が設置されております。新型コロナ感染拡大防止対策としては、自動式水栓はもちろん、ワンプッシュ式の水栓につきましても、ワンプッシュした後は自動で水が止まることから、手を洗った後に水栓に触れることはありませんので、対策としては有効だというふうに考えております。しかし、残りの3校につきましては、通常のハンドル式水栓となっておりますが、水道蛇口の改修には多額の費用が伴うため、他の対策も含めて、学校や関係部署と調整を図りながら検討していきたいと考えております。 次に(イ)でございます。現在、(仮称)豊崎中学校は基本設計、実施設計を行っておりますので、その中で新型コロナ感染拡大防止対策を踏まえた校舎内の水道蛇口についても検討していきたいと考えております。 次に②(ア)でございます。令和3年度入学予定の小・中学校入学準備金の申請者数についてですが、今年度より就学援助制度利用中の兄弟児以外の入学前準備金の支給を実施するため、令和2年9月より申請受付を開始いたしました。対象への周知方法として、市広報紙、ホームページのほか新たな取組として、就学前健康診断の際に発行する通知書内に告知枠を設け、全ての入学予定対象児に周知ができるよう取り組んでまいりました。また現在、就学援助受給中の世帯に対しては、申請案内を個別に郵送しました。さらに、通常の申請期間を延長し、最大2か月間の申請受付を行いました。その結果、小学校で113件、中学校で123件の申請件数となっております。 次に(イ)でございます。1人当たりの支給金額については、「沖縄県子どもの貧困対策基金」を活用し、平成30年度より市が定める入学準備金額に2万円を上乗せして支給を行ってきたところでございますが、貧困基金の残高を勘案した結果、令和2年度より上乗せ額を1万円に変更し、小学校の入学準備金として2万9,900円、中学校の入学準備金として3万2,900円を支給しております。 次に(ウ)でございます。入学準備金の支給月については、10月末に申請受付を締め切った後判定作業を行っており、令和3年1月末までに申請者に対し判定結果を通知することとしております。その後、新規申請者の口座情報の登録や振り込みに要する事務作業を勘案すると、就学年度の前年度3月末、要するに令和3年3月末までに全ての対象者へ振り込みを完了する予定としております。 次に③でございます。給付型奨学金につきましては、平成29年度より実施しているところでございますが、その申請状況については、平成29年度0件、平成30年度1件、平成31年度1件となっており、いずれも給付しているところでございます。令和2年度につきましては現在2件、これは12月4日現在でございます。申請を受けているところであり、今年度、進学希望の対象者が現在の申請者以外に複数名いるということでありますので、今後さらなる申請があるものと考えております。また、生活保護担当課と連携の上、進学予定者へはより支援額の手厚い高等教育の修学支援新制度への申請も促していただいているところでございます。今後は給付型奨学金の採用枠の拡充方策の検討を行うとともに、生活保護担当課との連携を密にし、給付型奨学金の活用促進に努めてまいりたいと考えております。 次に④(ア)でございます。組踊学校鑑賞会は、平成26年度から平成29年度にかけて、年間2校で鑑賞会を行い、市内8小学校を一巡したことで一旦休止しておりましたが、今年度より再開しております。去る12月3日に豊見城小学校にて開催し、令和3年1月14日には長嶺小学校での開催を予定しております。組踊学校鑑賞会は、小学校のときから学校の伝統芸能へ直接触れ合えるすばらしい機会だと考えており、令和3年度以降も開催できるよう取り組んでまいりたいと考えております。開催校につきましては、今後学校側と協議してまいりますが、前回開催した順に行っていきたいと考えており、上田小学校、豊崎小学校を令和3年度は予定をしているところでございます。 次に(イ)でございます。平成30年7月18日に実施されました、市内中学校を対象にした能体験講座では、重要無形文化財総合指定保持者でおられます坂井音雅様を市中央公民館にお招きして、能に関する講話、能の実演鑑賞を行った後、謡(うたい)の体験、能の型の体験、能面・能装束の体験を行っております。当時の参加者から話を聞いたところ、能の実演では会場全体が独特の雰囲気に包まれ、参加した中学生はもとより、引率の先生など大人の方々も、その世界観に引き込まれ見入っている状況であったと聞いております。普段の生活では味わうことのできない特別な体験、いわゆる本物を体験することによって、感受性豊かな子どもたちへの感性へ直接訴える教育への効果は、非常に有効であろうと考えております。現在、当時の実演に至った経緯等の資料を確認しておりますが、市民からの寄附による開催であったことから、実際の経費やいわゆる演者さんとの出演交渉記録などが残っておらず、現時点において開催の可否については回答できない状況でございますが、寄附者と意見交換して、当時の状況について確認をしてまいりたいと考えております。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  仲田政美議員ご質問の(2)①②③及び(5)について、順次お答えいたします。 まず(2)①でございますが、現在本市においては、市社会福祉協議会に委託し、「生活に困っている」、「家賃が払えない」、「仕事が見つからない」など、生活困窮者等を対象に相談を受ける窓口として、パーソナルサポートセンターを社会福祉課内に設置しております。生活困窮者等は経済的な課題のほか、日常生活等の複合的な課題を抱えていることが多々あるため、同センターにおいては幅広い相談を受け、その相談内容に応じ、関係する部署や各機関の協力を得たり、つないだり、情報を共有しながら、市民の課題計決に向けてサポートを行っております。 次に(2)②(ア)についてですが、沖縄県内に16か所設置されている自立相談支援機関のうち委託機関が13か所あり、そのうち10か所については「就職・生活支援パーソナルサポートセンター」という名称としており、県内での相談窓口としての一般的な名称として使用され、市民にも理解されているものと認識しておりますので、名称の変更等については、現時点においては考えておりません。 次に(イ)についてですが、現在は人が密集することによる新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止し、窓口での待合時間を短縮するため、事前予約制としております。また、相談員は4人配置しておりますが、1人または2人で面談対応しており、面談も時間を要するため相談員が不在の場合も多々あることから、事前予約をお願いしているところです。予約なしで相談に来た方や電話での相談、来庁困難な方については訪問を行うなど、相談員が可能な限り対応しております。 (2)③(ア)について、社会福祉法の改正内容についてですが、地域住民が抱える問題が複雑化、複合化する中で、従来の属性別の支援体制では支援が困難であり、今後は地域住民の支援ニーズに対応する市町村においては、属性を超えた相談窓口等の包括的な支援体制の構築を図る必要があることから、新たな3つの支援事業として、社会福祉法第106条の4第2項に重層的支援体制整備事業が任意として規定され、同事業を推進する市町村に対して国が支援するものであります。新たな事業と包括的な支援体制を推進するために、①包括的な相談支援の体制、②参加支援、③地域づくりに向けた支援を行う事業であり、具体的には高齢者、障害者、子ども、生活困窮者等の相談について、属性や世代を問わない相談体制を一体的に行うものです。担当ごとに受付していた相談窓口を一体化、一本化して、それぞれの担当課や関係機関に速やかにつなげていこうとするものとなっております。 次に(2)③(イ)についてです。アンケート調査ですが、現時点においては実施する予定はないと回答しております。 次に(2)③(ウ)についてですが、同事業を推進することで複雑化、複合化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制の構築が図られ、市民に対する福祉サービスの向上につながるものと考えております。同事業を実施するに当たっては、高齢者、障害者、子ども、生活困窮者と複数の部署に関わる事業であり、事業実施の可能性について、関係部署及び関係機関との調整も必要であります。また、予算についても、複数の補助事業を一本化することでの補助率等の割合や新たな事業を取り組むための計画策定、支援会議の設置等及び組織改革についても検討が必要となります。さらに、現在関係各課が実施している既存の補助事業との関係や、関係課の業務内容の精査を行う課題等も複数あるため、今後関係各課及び関係機関と調整、精査しながら、他市の動向や情報を収集していきたいと考えております。 次に(5)についてお答えいたします。骨髄移植につきましては、検査なども含め、1週間程度の入院が必要となるとのことです。そのためドナーとなることによって、入院の間、給与が無給となる方や自営業の方など、経済的な負担が生じる場合が想定されることから、このような方へ助成を行い、経済的支援を実施することは、意義があるものと考えております。市としましては、沖縄県の骨髄バンクドナー助成事業補助金を活用し、令和3年度からの事業開始に向け、現在作業を進めている状況でございます。※(8番)大田善裕議員 離席(14時06分) ◎市民部長(大城辰也)  仲田政美議員ご質問の(3)①②、それから(6)についてお答えいたします。 陸上競技場付近から豊見城団地方面に至る県道7号線沿いの歩道の防犯灯の設置について、以前に県道路管理者へ防犯灯設置の確認をした際には、県道路管理者から「道路管理者が設置する道路照明は、交通事故対策として夜間の交通の安全、円滑な交通を図るため、信号機のある交差点、横断歩道、カーブ箇所等に対応した道路照明を整備しており、防犯灯の整備については対応できない」との見解でございました。本市が設置する行政管理の防犯灯については、学校周辺で交通事故の防止及び防犯上、特に必要な箇所に設置しており、また自治会管理の防犯灯は、市の自治会等まちづくり支援補助金の中で防犯灯電気料金の補助を行うとともに、特別支援補助金を活用し、自治会管理の防犯灯を設置しております。引き続き関係機関と調整を図り、防犯灯の設置について検討してまいります。 次に(3)②についてお答えします。県道256号線の上田交差点方面から名嘉地交差点方面までの右折矢印、右矢印信号の設置について、令和2年9月、そして先日、豊見城警察署へ確認しておりますが、現時点では県道が未整備のため県道の完成後に、常時一定以上の交通量があり、交差点の処理能力の改善を図る必要性が求められた場合、その設置を検討したいとの見解でございました。特に旧豊見城中央病院前交差点とローソン我那覇店前交差点は、朝夕の混雑時には右折する際に困難な場合がございますので、引き続き豊見城警察署と意見交換を重ねるとともに、交通量の状況を踏まえ、豊見城警察署へ右折矢印信号の設置要請を検討いたします。 (6)についてお答えいたします。飼い主のいない猫の問題を解決する手法の一つとして、地域猫活動があります。地域猫活動とは、地域の理解と協力を得て、地域住民の合意の下に地域住民が主体となって、飼い主のいない猫に不妊去勢手術を実施して、これ以上増えないようにし、一代限りの命を全うするまで地域で衛生的に飼育、管理を行うものであります。本市としては、ごみあさりやふん尿被害等により問題を抱えている地域に対し事業の周知を図り、連携して取り組みたいと考えています。※(19番)大田正樹議員 離席(14時11分) ◎道路課長(城間保光)  仲田政美議員の(3)③についてお答えします。 おなが橋開通に向けて、令和2年度はおなが橋と市道203号線の交差点付近における用地1筆、補償1件の交渉を進めているところでございます。進捗としましては、地権者様も当該事業推進に対して積極的な姿勢を示してくださっており、最終的な協議の段階であると認識しております。 ◎都市計画部長(新里秀樹)  仲田政美議員の(4)についてお答えします。 デマンドバス・タクシーの導入については、新たな車両の調達や車両システムなどの構築等、初期費用に加えまして、導入後も運行を維持していくため、継続的に多額な財政負担が想定されることから、現時点になりますが、デマンド交通の導入については慎重に検討を行う必要があると考えております。 ◆18番(仲田政美議員) -再質問- 答弁ありがとうございました。 それでは(1)教育行政についての①(ア)についてですが、先ほどの答弁では残り3校となっておりましたが、この3校とはどこでしょうか。 ◎教育部長(原國政也)  お答えいたします。 伊良波小学校、伊良波中学校、とよみ小学校の3校になっております。 ◆18番(仲田政美議員) -再質問- 今後、国の補正予算、補助金などを活用して、もし採用できれば早急にやっていただきたいと思いますが、見解をお伺いします。 ◎教育部長(原國政也)  お答えいたします。 コロナ対策の臨時交付金等が、また今後も割り当てが続くのであれば、その中での検討も必要でしょうし、文科省が単独でやっているような事業の中で国庫補助業、採択できるものがあれば適切に対応していきたいと考えております。 ◆18番(仲田政美議員) -再質問- どうぞよろしくお願いいたします。 時間がないので、②の新入学準備金についてですが、先ほど県の基金が枯渇したような趣旨の答弁がございました。文部科学省の示した2019度の予算単価が4万7,400円ということで、本市はたしか平成30年度は4万2,900円だったと思いますが、間違いございませんでしょうか。それによって、先ほど県の基金の事情でもって3万2,900円という答弁でございましたが、そういうことがあっても、今コロナ禍、大変な社会情勢の中で、これまでの中学校の4万2,900円から3万2,000円に引き下げていくという。それを何とかしようとか、下げないでおこうとか、そういう選択肢はなかったんでしょうか。 ちなみに、那覇市が4万7,000円。先ほど申し上げました文科省の予算単価、南城市、八重瀬町、南風原町と、近隣の市町村は4万7,400円なんですね。これに合わせて3万2,900円、小学校のほうが2万2,900円ということは、とても支度には不足すると思うんですけれども、何とか増額に向けてご検討をお願いしたいんですが。 ◎教育部長(原國政也)  ご質問の前段の部分、まず市のほうの基準額は小学校が1万9,900円、中学校が2万2,900円、それに先ほどの子ども貧困対策推進基金の導入があったものですから、当初はそれぞれ2万円を上乗せして実施をしていたんですね。基金につきまして、沖縄県のほうからもお金が入ってくるんですが、もう限定されている。上限額があるという中で、できれば事業としては継続したいという意味合いから1万円下げて、小学校で2万9,900円、中学校で3万2,900円というふうになっております。この基金が今後継続していくかというのは、現時点でははっきり分かりません。ですから、そういう部分について、今後の財源の確保については、いろんな関係部署と情報交換もしながら検討していく必要があるだろうというふうに考えております。※(19番)大田正樹議員 復席(14時16分) ◆18番(仲田政美議員) -再質問- 事情はよく承知しておりますが、しかし、今コロナ禍で経済情勢がとても悪い中で、先ほども申し上げましたように、4万7,400円という基準に沿って近隣の市町村が実際行っているわけです。そういう面で3万2,900円、減額していくというのはいかがなものかと。増額するなら本当に時宜を得た対策だな、対応だなと思いますが、この時期において減額というのは、逆にどうお考えかなと思うんですけれども、市長、いろいろ工夫して、駆使して小学校3万9,900円、中学校4万2,900円という元の単価に戻せるようにできないものか、見解を求めます。※(8番)大田善裕議員 復席(14時17分) ◎教育部長(原國政也)  お答えいたします。 減額したのは今の時期ではないんですね。その基金の資金計画を立てたときに、前の段階からそのようになってきて、現在でもそれを継続しているということでございます。今後、増額に向けて対応できないと、先ほど答弁させていただいたんですが、関係部署、関係機関と情報交換などをしながら検討してまいりたいと考えております。※(11番)要 正悟議員 離席(14時18分) ◆18番(仲田政美議員) -再質問- 当初払われていた4万2,900円から、さらに平成30年、3万2,900円に減額されて、それが結局は県の状況によってはまた引き下げる可能性が大きいんですね。そういうことではなくて、本来あった当初の上がった分のことですね、これに持っていけないかということです。もう一度、答弁を求めます。 ◎教育長(照屋堅二)  仲田政美議員には以前でしたか、要保護の基準に近い額を設定すべきだという提案を受けまして、私のほうも検討した結果として、要保護に近い金額ということで対応させていただきましたが、現在の状況においては、今貧困基金が残高としては僅かになっています。我々のほうは、貧困基金の増額に向けて去年でしたか、取り組みまして、当初9,600万円の交付を受けたものが、1,000万円余り追加を受けまして対応はしてきているんですが、それでもなかなか状況が打開できない状況になっています。本来準要保護は交付税の算定という大枠の中に入っていまして、しっかりした一般財源の対応になるものですから、今後その財源の中でどうするかということが求められておりますので、大変恐縮なんですが、前向きな提案、あるいは財政状況も含めまして、今我々のほうで回答することが非常に厳しい状況にあることをご理解願いたいと思います。今後関係部署との調整を進めながら、できるだけ応えられるよう、努力はしていきたいと思います。今回はこういう答弁しかできませんので、ご理解願いたいと思います。 ◆18番(仲田政美議員) -再質問- 私は、この問題を要保護基準についてということで、以前にもやっとこの金額、ちょっと高かったんですけれども、5,000円ぐらい高かったと思いますが期待していたんですね。それがこんなに減額されてはとんでもないことだと思いますので、市長、あらゆる方策を駆使して、ぜひ対応をお願いしたいと思います。でも時間がありませんので、先に行かないといけませんが。市長のほうに要望いたします。ぜひお願いいたします。 あと、給付型奨学金についてですが、このご時世で経済的に困っているご家庭がたくさんあります。そういう意味で採用枠の拡充をぜひ計っていただきたい、また期待したいんですけれども、答弁を求めます。※(11番)要 正悟議員 復席(14時21分)※(15番)川満玄治議員 離席(14時21分) ◎教育総務課長(赤嶺太一)  給付対象者の拡充につきまして、育英会事業につきましては、皆様をはじめとした寄附と、これまで貸与した奨学生からの返還金で運用しているような現状がございます。そのため原資に限りがございます。現行の育英会基金のみの活用では、対象者の拡充はかなり厳しいかなというふうに考えておりますが、今後基金の検討も含めて検討会が開かれたりしておりますので、その中でどのような活用が可能か、検討が可能か、進めていきたいと思っております。 ◆18番(仲田政美議員) -再質問- よく内容は承知しているところですが、何しろ、先ほどの答弁では平成29年度0件、平成30年、31年度1人という対象人数が少ないという状況もありますので、何とか所得制限を設けるとか様々な方法があると思うんですが、その採用枠を広げて前向きに検討できないか、見解を求めます。 ◎教育総務課長(赤嶺太一)  ご趣旨については深く理解をしているところでございますが、現時点で検討している内容といたしましては、高等教育の無償化等、日本学生機構等の奨学金の充実に伴って、これは返還ができない状況になっておりますので、まず入学前に支給する入学準備金ですね、その給付について、額と数について充実できないか、今検討を進めているところでございます。対象者は依然として生活保護対象者でありますが、やはり市内でも困窮世帯、生活保護を受けて、かつ進学を求めていらっしゃる子弟の方がまだ多くいらっしゃいます。現時点ではお二方、入学前の準備金について給付の申請が来ております。今後また何名か想定をしておりますので、まずそこの拡充を先に検討させていただきまして、今後原資が確保できるような取組ができましたら、そこの拡充に向けて取り組んでまいりたいと思っております。現状、そのようなことになっております。ご理解をよろしくお願いします。 ◆18番(仲田政美議員) -再質問- 本当に当局の頑張りに感謝申し上げます。ですが、先ほど申し上げましたように、人数的にもまだ少ない部分がありますので、成績とか、本当に向学心に燃える方々を伸ばしてあげる。そういう意味で要保護・準要保護、そういうことを検討していただきたいと思います。 もう時間もありませんので次に行きますが、④の中で能の体験講座ということですけれども、その前に組踊。こんなコロナ禍の中で本当に感染防止対策に苦慮されたと思うんですが、そのような中で開催していただいて、心から感謝を申し上げます。こんな時世ですので、生徒たちの心の栄養になって、最高のプレゼントになったかと思います。引き続き、また次年度も頑張っていただきたいと思います。 そんな中で能についてですけれども、沖縄の組踊は能や歌舞伎などの影響を受けて創作されたと言われているんですね。子どもたちが本物の文化に触れていくという鑑賞するという機会がなかなかないと思うんですね。それを小学校が組踊であれば、中学校は能とか、そういうことは考えられませんか。※(15番)川満玄治議員 復席(14時25分) ◎教育長(照屋堅二)  能につきましては、市民からの寄附で賄った事業であります。ですからこの状況を、どれだけお金がかかったか、どれだけ対応したのかの部分が今不明の状況です。ですからこの辺は、その当時の寄附者と意見交換をする中で検討をさせていただきたいと思います。 ◆18番(仲田政美議員) -再質問- ぜひ調査研究して、どうすれば開催に向けてできるかということで、頑張っていただきたいと思います。以上です。ありがとうございました。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(14時26分)          再  開(14時40分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。── 通告番号5(19番)大田正樹議員 ── ○議長(大城吉徳)  本日最後の質問者である、大田正樹議員の一般質問を許します。 ◆19番(大田正樹議員) -登壇- 保和会、大田正樹です。通告に従い一般質問を始めます。 市長、副市長、まず通告に書きましたけれども、市長と副市長がお好きな宣言というふうに聞いています「子どもの街宣言」のほうですね。これに沿いながら質問をしていきたいと思っております。これが本市の「子どもの街宣言」ですね。モニターに出しております。 (1)山川市長の掲げる(考える)「子どもの街・宣言」に基づく、まちづくりについて①市長の思い描く「こども政策」を伺います。※子ども(対象の年齢・重点世代)など、抽象的ではなく具体的に何を行うのか詳しくお聞かせください。 ○議長(大城吉徳)  当局の答弁を許します。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 本市は、平成10年4月に「子どもが活きる街・とみぐすく」を目指し、0歳から18歳までを対象とした「子どもの街宣言」を行い、今日に至るまで各種事業を展開してきたところでございます。年少人口の割合が全国の中で最も高い本市は、「子どもの街宣言」を踏まえ、親と子が健やかに暮らすことができる子育て環境の充実を目指し、切れ目のない子育て支援を推進していくことが必要だと感じております。具体的には、これまで取り組まれてきた施策に加え、公約として掲げている高校卒業までの医療費の無料化など8項目も力を入れていきたいと考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 市長、これまでの施策並びに掲げた公約の実現のためにぜひ頑張っていただきたいと思います。 今述べられておりましたけれども、これまでの施策を引き続き行っていくと。ぜひとも、子どもにかける予算というのは削らないで、もっともっと付けていただきたいなと思っております。 仮にですが、確認したいんですけれども。市長の8つの公約というふうにおっしゃっていましたけれども、この8つの公約が従来の施策より優先されることもあるのかお聞かせください。 ◎副市長(小川和美)  市長が公約に掲げております8つの項目があるわけですが、これと既存事業との優先関係のお尋ねです。これにつきましては、既存事業がどこまで進展してきたのか。それに新しい8つの項目がどのように加わってくるのかと。それに加えて全体の財政状況もありますので、ここで8つの項目が既存事業より優先するという位置づけはできないものと思います。それぞれの項目について、個別具体的に精査をしていく中で予算措置が行われていくというふうに考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- これが当時の市長が掲げた公約の一覧になっているかと思います。習い事や待機児童ゼロなど、先ほどもおっしゃっていましたね、医療費の窓口無料化。どれも予算が伴い、大変な事業なのかなとは思いますけれども、既存の事業を極力削らずに頑張っていただきたいと思います。 次に、②11月21日の報道(中学生の飲酒)の件で市長SNSでは、「市の教育行政は残念、教育委員会は行動してもらいたい」と世間に発言しております。その意図(市の責任者としての発言に違和感を感じる)をお伺いします。
    ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 私は日頃よりSNS、Facebook、LINE等を活用して、本市の情報をはじめ、身の回りの出来事や関心のある出来事を積極的に情報発信をさせていただいております。本事案につきましては、令和2年11月21日土曜日になりますが、夜、本市在住の中学生4人が集団飲酒をしたとして補導をされたという記事が発表されました。事案発生日から新聞報道された11月23日月曜日までの2日間において、私に対して教育長から報告がございませんでした。マスコミで報道される前に、市長に対して第一報がなされるべきものかと考えております。このような報告、連絡の在り方について誠に残念に感じたことから、私の意見としてSNSに投稿したものでございます。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 市のトップである市長が、直接報告が遅かったという不満を込めた発信だったということなんですね。 確認なんですが、仮にイの一番に報告があった場合、対応が変わったんでしょうか。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 この質問の要旨なんですが、「市の教育行政は残念」という表現で、「教育委員会は行動してもらいたい」という少しカットされたような表現になっておりますが、豊見城市の教育行政は子どもたちのことを第一に考えている。そういう意味で、今回の記事は誠に残念だという意味で、私は「教育行政は残念」ではなくて、教育委員会、教育行政機関として、このような記事は残念でならないという意味で発信しております。もちろん今、大田議員が言うように一報があれば、当然私としてもいろんなところから「どうなっているの?」というお話がありましたので、しっかりと今の対応としてお答えすることができたものだと考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 教育長、これはイの一番に報告しなかったんですか。 ◎教育長(照屋堅二)  お答えします。 私が市長に報告したのは24日の10時です。ただ、なぜそうしたかというのがあります。これは、まず学校外の事件については警察も情報を出さない。捜査中の場合は、特にそういう傾向にある。そして新聞報道、いわゆる私に取材の申し込みがあったのは22日の夕方頃です。新聞記者から電話がありましたけれども、学校名は聞かされていません。ですから、特定できなかったわけです。そういうこともあったので私としては、それは、こういう事件があったことは事前にコメントも求められましたので、コメントも差し上げましたし、しかしながら、学校自体も特定できない状況がありましたので。そして、私が学校を特定できたのは23日月曜日、9時40分頃です。ですから、そういう経過がありますので、私としてはそういう意味ではなくて、私が遅れたことについては、当然24日の10時には市長には遅れたことについては謝罪をしておりますが、こういう状況の中で私から第一報がなかったということについては、私自身はちょっと心外だなと思っています。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 長である市長は当然報告があるものだろうと思っているし、教育長としてはまだ上に上げる状況ではない。そのことを含めて、皆さんは少し話し合いを綿密にやっていただいたほうがいいと思います。 特に副市長は、昨日の連合審査会で総合調整権のことをしきりにおっしゃっておりましたので、ここは皆さん方がしっかり一つで市政を持っていってくれないと、議案の在り方としてもおかしいし、我々議会としても対応し切れないものがいっぱい出てきますから、ひとつお願いします。 次に、③豊見城中学校音楽室の壊れたピアノについて、9月定例会答弁(総務企画部長)があった、「ピアノ購入よりほかに優先された予算と内容」並びに今回も購入できない理由を伺います。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 豊見城中学校のピアノは、調律による対応をするものとして予算を確保の上、その他の備品購入費を上乗せして、その範囲内で検討していただくこととしておりますので、豊見城中学校において優先順位を付けて予算執行しているものであります。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 通告に書いてあるでしょう。前回、「ピアノ購入よりほかに優先された予算と内容」を、丁寧な説明を求めると書いていますよね。何で言えないんですか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(14時51分)          再  開(14時51分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 豊見城中学校の校舎建て替えに伴う備品購入費としまして、令和元年度は863万円、令和2年度は1,137万円、合計2,000万円を上乗せして予算計上をしております。したがいまして、今年度予算からの購入はないということであれば、学校側の優先順位で後回しにされたものと考えられます。 ◎教育部長(原國政也)  教育委員会としましては、まず豊見城中学校の学校移転に伴う備品購入で予算を組んでおります。これはこれに伴う予算ですから、そこはそこで確保しないといけない。それとは別に、ピアノが調律もできない状況なので、これはしっかり予算をこれとは別に付けて購入していこうということで予算措置をお願いしてきたところなんですが、現時点においてはまだ予算措置されておりません。令和3年度に向けても、今後とも予算措置に向けて手続を踏んでいきたいというふうに考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 前回の定例会のときに予算要求をしているんです。そっちが切った、だから何だったのかと聞いているけど、調律できるかできないか、確認しましたか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(14時53分)          再  開(14時53分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  調律できるかできないかは確認しております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 音楽室のピアノですよ。私は小禄高校なんですが、今60周年が目の前に迫っていて母校に行く機会がありまして、小禄高校の吹奏楽部の生徒とたまたま一緒になって、話を聞きました。この子が豊中出身だったんですね。「皆さんの頃からピアノって壊れてなかった?」って聞いたら、「壊れてました」吹奏楽部だったんですけど、「外れたピアノで練習していました」これは普通の状況だと思いますか。それを学校はずっと言い続けてきて、「お願いだ、お願いだ」と。これでいいんですか。じゃあ、こっちを読みましょうか。子どもの街宣言 やがて大人になる時 言おう 「ああ豊見城に生まれてよかった」と言えるのかな。もう一度お伺いします。新年度予算でピアノを買ってくれませんか。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 次年度以降の予算確保につきましては、予算編成作業の中で検討されるものだと考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- ぜひ検討してください。じゃあ、確認します。 先ほどの答弁では、学校側の優先順位があったものじゃないかというふうに答弁していたかと思います。買いたいものは学校が決めるんですか。ピアノって買ってもらえないものなんですか。ほかのものを買いたくてピアノを我慢するというのが正しい姿勢なんですか。教育委員会はどうですか。 ◎教育部長(原國政也)  やはり高額な機材になります。これについては、学校の授業がちゃんとできるかということが大きな視点になると思いますので、授業ができないような状態であれば、しっかり措置をしていくというのが教育委員会の仕事だというふうに思っております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 授業ができるかできないか。ピアノがなくて授業ができるのかな。そして、卒業生が言っていた「音の外れたピアノ」有名ですよ。まだ直っていないんですか。恥ずかしくないですか。買ってあげてくださいよ。新年度予算でいいので。次に行きます。 ④支援員を必要とする児童生徒(ハンディーを持つ)の、対応(ソフト・ハード面)について、市の姿勢を伺います。 ◎教育部長(原國政也)  お答えいたします。 学校現場における支援員の配置状況としましては、学力向上に関する支援員としまして、学力向上推進員補助員を11名、ALTを3名、充足率100%で配置が完了しております。また、特別支援員や不登校対策に係る支援員の配置状況としまして、特別支援教育支援員23名、登校支援員8名、学習支援員3名、スクールソーシャルワーカー3名が配置済みとなっており、特別支援教育支援員については7名の支援員が不足している状況でございます。なお、令和2年度における各種支援員に係る予算額は1億4,716万1,000円となっており、財源を一括交付金としているため令和4年度以降の財源確保が課題となりますが、学校現場では支援を必要とする児童生徒数が増加傾向にあり、支援員の拡充を求める声もあることから、教育委員会としましては、各種支援員の配置については、継続して実施をしていく必要があるというふうに考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 今、答弁にあったとおり、支援員は一括交付金が原資ですので、本当に今後が心配であります。支援員も必要なんですが。今、何名かいると思いますが、医療ケアを必要とする児童生徒は何名いますか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(14時58分)          再  開(14時58分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎学校教育課長(高良忍)  現在、市内小中学校において医療的ケアを必要とする児童生徒は1名います。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 小学生に1名いますね。 次、次年度医療ケアを必要とする生徒は入ってきますか。 ◎学校教育課長(高良忍)  次年度についても児童生徒の入学が1名、今予定されております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 医療ケアを必要とする生徒、看護師であったり、それに近い資格を有する者がそばについていたり、もしくはお母様か保護者がつかないと大変かとは思います。この辺の予算というのはどのようになっていますか。 ◎学校教育課長(高良忍)  先ほど教育部長のほうで答弁しました特別支援教育支援員のほうで看護師枠を1名、予算で確保している状況でございます。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 今現在1名、次年度入ってくる子もいます。こういう子たちを安定的に切れ目なく支援するためにも、こういうのにぜひとも皆さんの考えで、こども未来基金の一部でもいいので充てていただいて、公約だけが優先ではなくて、こういう子どもたちのこともぜひご検討をお願いします。次に行きます。 ⑤GIGAスクール・4月開始の今後の授業内容(状況)について伺います。 ◎教育部長(原國政也)  お答えいたします。 学習用端末を活用した授業内容につきましては、導入初期の段階では児童生徒が情報を検索し、新聞記事や動画などを収集整理する調べ学習や、共同編集でリアルタイムで考えを共有しながら学び合うことなど、基本的な活用を考えております。次のステップでは、実際の授業での踏み込んだ活用を想定しておりまして、例えば算数、数学の場合、画面上に表示した二次関数のグラフについて式の値を変化させて、動かしながら二次関数の特徴を考察することや、理科においては観察、実験を動画などで記録することで、現象を科学的に分析し、考察を深めるなどの応用的な活用を考えております。このように教育者や学習者が端末利用の習熟の状況に応じて学習での活用が広がっていくものであります。今後、学校の先生方への具体的な活用などに係る支援に努めてまいりたいと考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 教育部長、今算数、数学の話が出たので、ちょっと皆さん、モニターを見ていただきたいなと思います。 これは豊見城中学校の机を使って、豊見城中学校の教科書とノートを用意してみました。これが授業になると、このように開きますね。この状態に購入されるタブレット、机の上にタブレットを置いて、図形何とかっておっしゃっていました。これを授業中に置くとどうなるか。こうなるんですよ。タブレットを置くと、タブレットじゃなくてノートパソコン。下のほうに箱があるように、これが現物です。豊見城中学校で購入したものです。新しい箱から出して、テーブルに並べてみました。ノートに書けないんですよ。分かりますか。授業が非常にしづらくなる。これから造る豊崎中学校、ここも考慮した上で、少し広めのテーブルを初めから作っていくということはできないかなと思うんですけれども、教育委員会の見解を伺います。※(12番)波平邦孝議員 離席(15時02分) ◎教育総務課長(赤嶺太一)  お答えいたします。 今の大田議員のご指摘につきましては、非常に重たいものがあるなというふうに思っております。今、既存の中学校におきましては、教室の広さの課題があります。おっしゃっているように、豊崎中学校をこのようにできるかということにつきましては、学校施設課、関係部署との協議が必要だと思っております。いずれにいたしましても、その他物理的にノートパソコンを例えば持ち上げて置けるような台も含めて、いろんな可能性を探っていかないといけないなというふうに、今写真を見て思っているところでございますので、今後現場で導入されていく中でどのような活用が可能か、その工夫ができないかということも含めて、検討を進めてまいりたいと思っております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 今の私の質問は、豊崎中学校のことを話ししました。しかしながら7,500名、豊崎中学校を抜いたら7,000名ぐらいの中学生、小学生がおります。この子たちの机の状態はこの状況のままなので、あくまでも例えばですけれども、よく大人が使うようなこういうパターンですね。空間を使ってパソコンを持ち上げるとか、こういうことも可能かと思うんですね。授業に支障がないように、この辺は現場の工夫とか、考えていただきたいなと思います。これは私が考えて、思い付いて言ったのではなくて、実は豊見城中学校の先生方が既にモニタリングみたいな形で一度テストしていますでしょう。そのときに先生たちが気付いて思ったことを、一緒になって写真を撮ってやりましたので、ぜひご検討ください。授業に支障がないように。次に行きます。 ⑥家~なれ~運動、市の取組と家庭教育の取組について伺います。 ◎教育部長(原國政也)  お答えいたします。 「家~なれ~運動」は、平成26年度から沖縄県が家庭教育力の改善充実を目的に立ち上げた家庭教育力促進「家~なれ~事業」の推進運動でございます。ヤーナレーとは、沖縄の黄金言葉、ヤーナレール フカナレーのことで、家でのしつけや習慣が外でも出るという意味でもございます。本事業では、夢実現、親のまなびあいプログラムの実施及び家庭教育を支援する家庭教育支援アドバイザーの養成を沖縄県が行っており、平成30年3月をもって県内全市町村に家庭教育支援アドバイザーを養成することができたようです。大田議員も令和2年3月末現在において、豊見城市に49名いるアドバイザーのお一人として登録されているというふうに伺っております。豊見城市においては、沖縄県や家庭教育支援アドバイザーと連携を図り、令和元年度から「親のまなびあいプログラム」を実施しており、その実施状況ですが、令和元年度に5回、本年度においてはコロナ感染症の影響もあり、1回の実施にとどまっております。本プログラムを学校やこども園での行事、保護者会、PTAによる集会、地域や公民館での行事など、様々な機会で活用いただき、家庭教育の向上が図られるとともに、社会全体で子どもを育む機運が高まっていくことを期待しております。また、家庭教育は全ての教育の出発点であり、子どもが生きる力の資質や能力を身に着けていく基礎をつくります。子どもが自ら成長していく力を伸ばしていけるような家庭教育を受けることは、全ての子どもにとって重要であると考えております。こうしたことから学校やこども園、身近な地域でお互いに交流しながら、楽しく学び合うことができる参加型の学習「親のまなびあいプログラム」を、沖縄県及び家庭教育支援アドバイザーと連携しながら引き続き実施してまいりたいと考えております。※(12番)波平邦孝議員 復席(15時07分) ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 教育部長、家庭教育の重要性を非常に認識していただいている答弁だったかと思います。 育児の不安とか、児童虐待やいじめの問題、最近では特にSNSの危険性など、親が学ぶプログラムというのも必要というふうに私は考えております。家庭教育が浸透するには、市は今後どのような対策が必要と思うか、見解を伺います。 ◎教育部長(原國政也)  まず、社会教育法でございますが、第5条に「一つの教育委員会の事務」という規定がございまして、その中では家庭教育に関する学習の機会を提供するための講座の開設、集会の開催、家庭教育に関する情報の提供、奨励、そういうことをやらないといけないということが記述されております。それから文科省におきましては、平成24年度に家庭教育の検討委員会というのがございまして、その中で「現代社会の中では、なかなか家庭教育が、昔のような家族構成、地域とのつながり、そういうもので薄れてきていることから、家庭教育を今後は重要視していく必要があるだろう」ということで、8年ぐらい前から議論がされてきているところでございます。そういう中で、やはり家庭教育の本質は、親としての学びや育ちを応援すること。これは家庭教育の支援、これが家庭教育の基本だというふうに言っておりますので、そういうところから、まず家庭の中での親子の関係とか、地域とのつながりとか、PTAとか、あと社会教育団体、たくさんありますので、そういうところとの連携が図られるように行政がそれを支援していく。そういう役割が必要かなというふうに考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 具体的な策を聞いたのでどう来るのかなと思ったけど、最後はうまくまとめていただきましたね。 では、先ほどおっしゃっていました教育基本法第10条で、「保護者が子どもの教育に第一義的に責任を有すること。国や地方公共団体が家庭教育支援に努めるべき」とされております。本市でも保護者、学校、地域、事業者、関係団体等の期待される役割を規定するとともに、市の責務や家庭教育支援員における基本的な施策を規定した「豊見城市家庭教育支援条例」が必要と考えますが、見解を伺います。 ◎教育部長(原國政也)  お答えいたします。 これは決して否定をしている意味ではありませんので、誤解のないように。保護者が子どもの教育に第一義的、これは当たり前、法律に書かれていますから当然のことではあると思うんですが、だけどそこだけに責任を押し付ける。要するに保護者だけに責任を押し付けるという環境ではなくて、先ほど言ったように社会全体がそういう子どもの成長とか、見守っていける環境づくりが大変必要かなと思っています。 ご質問は、この条例の制定ということになっております。これは文科省の趣旨等も考慮しながら検討をしていきたいと考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 今、子どもたちを支える環境が多様化し、また弱体化しております。PTA組織もしかり、子ども会やジュニアリーダーもそうでしょうし、地域になかなか子どもたちを受け入れてくれる場所が、また、それをサポートする大人が減ってきているのが現状です。だからこそ、明確に市を挙げて、市が音頭をとって、こういう子どもたちの環境をつくるためにも家庭支援というのを条例化して、まずは家庭からということで音頭をとって、条例があってほしいなと思っています。ぜひいろいろと研究、検討されていただきたいなと思います。次に行きます。 ⑦ですが、これは先ほど安孝議員が同じことを聞いておりましたので、今回は飛ばしたいと思います。気になるのは次年度以降はどうなるかだと思うんですけれども、そこも教育委員会は分かっておられると思うので、また次年度以降も継続できるように頑張っていただきたいなと思います。 ⑧もとりあえず飛ばしておきます。 ⑨子どもがのびのび遊べる公園を含め、児童生徒が集う場所が必要と考えるが、確保をどう考えているのか伺います。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  お答えします。 児童生徒が集う場所として、児童館や放課後児童クラブがございます。現在、児童館は本市に2か所設置されており、利用人数に一部大人も含んでおりますが、令和元年度1年間の実績で、真嘉部コミュニティーセンターが2万3,957人、わくわく児童館が2万444人となっており、2か所合わせると1日平均128人が利用しております。また、放課後児童クラブは、令和2年10月1日時点30か所あり、1,242人の受入枠が整備されている状況です。以上のように子どもの集う場所、居場所として多くの児童に利用されている状況でありますが、豊見城中学校区には児童館が未整備ということと、放課後児童クラブの待機児童が年々増加している状況から、子どもの居場所として整備推進を図ってまいりたいと考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 今回、いろんな質問でもそうなんですが、特に今の質問は質問取りに来られなかったので、どなたが答えて、私の意図が分かっているかなと思っていたんですけれども、見事にピンポイントで当てていただき答弁していただきました。おっしゃるように趣旨は、児童館のことを思っております。以前から指摘している、豊見城中学校区の児童館をどう考えているのか伺います。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  豊見城中学校区への児童館設置については、現在具体的な計画はございませんが、児童館は児童厚生施設の一つで、児童に健全遊びを与え、その健康を増進し、また、情操を豊かにすることを目的とした重要な施設でございます。また、本市の豊見城市子ども・子育て支援事業計画においても、青少年の健全育成を推進していくために、中高生の居場所の提供として、児童館設置の必要性は十分認識しているところでございます。現在、IT産業振興センター跡地周辺など、市有地を活用した設置ができないか調整しております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 市長を支える与党の方が街頭でおっしゃっていました。「宜保晴毅市政は100億の借金をつくったけど、山川市政は3億しかつくっていない、だからすばらしいんだ」みたいなことをおっしゃっていました。箱物を造っていないからですね。前市政はちょっと造り過ぎたぐらい、学校や庁舎を造りました。おかげで学校なんかも環境がよくなったんですけれども、山川市政はまだやっていない。ぜひ児童館なんかを造っていただいたら、すごく評価されると思うんですよ。宜保市政は全然造ってくれなかった。だけど山川市長だったら造れるんじゃないですか。借金もつくっていないし。ぜひご検討をお願いしたいと思います。 次、令和2年5月時点で上田小が37名、豊見城小が23名、ゆたか小が11名、豊見城中学校区においては、これだけ多くの待機学童がおりました。さて、今回豊見城小学校のそばに学童クラブを建設中でございますが、上田、ゆたかというのは中心部で、いつも学童の待機が多いところです。皆様は、後は民間任せで考えているのか。それとも、例えば学童を誘致しようとか、学童を造ってもらえるような何か努力をしているのか。この辺をどうやっているのかをお聞かせください。児童館もない状態で、これだけ待機学童がおります。ぜひご答弁をお願いします。 ◎福祉健康部長(嘉数久美子)  議員のご質問にお答えしたいと思います。 先ほども答弁させていただきましたとおり、豊見城中学校区、上田小学校、ゆたか小学校周辺にまだ児童館がまだ建設されておりません。主管課としましては、この児童館と一体的に学童も増やしていける方法がないかどうか、併せて検討させていただいております。そういう中で放課後児童健全育成事業の推進に資する学童クラブも増設して、待機児童を減らしていきたいと考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- というのは、前回、昨年伊良波中学校区の、座安小学校の待機児童が1人しかいないところに造ろうとして動いておりましたね。午前中、どなたかの質問で伊良波校区に25名の学童の待機がいると。だけど、中心部の上田、ゆたかのほうが断然多い。ここの問題を解決しないといけないと思うんです。当然、同時並行で伊良波中校区の、特に伊良波中校区といっても、実は伊良波中校区の中でも多いのは豊崎小学校なので、伊良波中校区といっても実は豊崎の問題であるんですね。そこら辺も本当は分かっておられると思いますよ。だから、豊見城中学校区もこれだけいるんだから、市長の公約に「伊良波中学校区に学童を」というのを書いていますけれども、これは公約前に頑張ってもいいと思います。だけど、この状況を見逃さないでください。ぜひお願いします。残り4分ですね。 ⑩予算編成方針・中期財政計画によると、緊縮財政に努める(予算圧縮・補助団体や関係団体の予算見直し・ビルド&スクラップ)のような表現があるが、本市の未来を担う全ての子どもたちに関わる予算(直接・間接)関係なく削らないでほしい。先ほどから言っていることですね。見解を伺います。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 本市の未来を担う子どもたちに係る予算につきましては、現在の厳しい状況の中ではありますが、所要額を確保できるよう取り組んでまいります。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- じゃあ、予算は削らないと思っていいかな。 ◎市長(山川仁)  大田正樹議員のご質問にお答えします。 市民の行政ニーズは、ご承知のとおり多岐にわたるものであり、何か一つだけに集中的に予算を使うものではないことということは、周知のことだと思います。このような中においても、将来を見据えた事業展開や喫緊の課題に柔軟に対応しながら、市民福祉の向上に向け、限られた予算を効果的に活用してまいりたいと考えております。子どもたちに係る予算についても、このような考えの下で所要額が確保できるように、予算編成をしっかりと調整していきたいと考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 直接、間接にかかわらず、子どもたちに係る予算を削らないでほしいというのが私の質問で、今回の一連の流れは、そういうことを言っております。皆さんがやりたいのもよく分かるんですけれども、公約だけが絶対優先ではなくて、今私が指摘したようなことが、新年度は少しでも改善されていることを望みます。また、3月の新年度予算でそのときの状況が出てくると思いますので、そのときにまたいろいろと皆さんと議論をしたいと思っています。 最後に、子どもの街宣言の最後のほうだけ、ちょっと時間もあるので読ませてください。 「先人たちが築いた文化と 新しい息吹の調和で 夢と希望に満ちた 豊見城 子どもにやさしい街 子どもたちが活きる街 平成10年4月1日 沖縄県豊見城村」この時代につくった宣言でございます。山川市長、副市長は、この宣言を最近になって持ち出し、いつも会議等で使っていると思っております。ぜひとも、この宣言に沿ったまちづくりをパフォーマンスではなくて、行き届いた切れ目のない子どもたちへの支援をお願いして、今回の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大城吉徳)  以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 なお、次の本会議は12月16日、午前10時開議といたします。ご苦労さまでした。          散  会(15時23分) 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   豊見城市議会議長  大 城 吉 徳   署名議員(3番)  真栄里   保   署名議員(4番)  伊 敷 光 寿...