豊見城市議会 > 2020-03-24 >
03月24日-03号

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  1. 豊見城市議会 2020-03-24
    03月24日-03号


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    最終取得日: 2021-09-16
    令和2年第1回豊見城市議会定例会会議録 ┌───────── 令和2年第1回 ─────────┐  │    豊見城市議会(定例会)会議録(第3号)    │  │    令和2年3月24日(火曜日)午前10時開議    │  └───────────────────────────┘ 出席議員 22人(1番)新 垣 龍 治 議員   (12番)波 平 邦 孝 議員(2番)瀬 長 恒 雄 議員   (13番)徳 元 次 人 議員(3番)真栄里   保 議員   (14番)新 垣 亜矢子 議員(4番)伊 敷 光 寿 議員   (15番)川 満 玄 治 議員(5番)宜 保 龍 平 議員   (16番)宜 保 安 孝 議員(6番)新 垣 繁 人 議員   (17番)大 城 吉 徳 議員(7番)楚 南 留 美 議員   (18番)仲 田 政 美 議員(8番)大 田 善 裕 議員   (19番)大 田 正 樹 議員(9番)瀬 長   宏 議員   (20番)外 間   剛 議員(10番)儀 間 盛 昭 議員   (21番)赤 嶺 吉 信 議員(11番)要   正 悟 議員   (22番)比 嘉   彰 議員欠席議員 なし職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名 事務局長  大 城   肇    主査    瀨 長 さゆり 次長    宮 城 盛 秀    主任主事  嘉 数 信 仰 班長    前大舛 之 信地方自治法第121条による出席者 市長        山 川   仁   副市長       小 川 和 美 教育長       照 屋 堅 二   総務企画部長    久手堅   勝 福祉健康部長    嘉 数 久美子   都市計画部長    赤 嶺 隆 志 兼市民部長 経済建設部長    金 城 道 夫   上下水道部長    當 銘 純 治 消防長       平 田 真 一   教育部長      原 國 政 也 総務課長      森 山 真由美   秘書広報課長    大 城 直 人 人事課長      前 泊   中   財政課長      奥 濱 真 一 IT管財課長    運 天 俊 郎   商工観光課長    喜久里 則 子 協働のまち     高 安 哲 也   国保年金課長    金 城 博 文 推進課長 生活環境課長    赤 嶺   健   税務課長      渡 口 貴 盛 子育て支援課長   大 城   智   保育こども園課長  比 嘉   豊 健康推進課長    屋 宜 圭 太   都市計画課長    新 里 秀 樹 都市計画課参事   福 地 友 博   市街地整備課長   比 嘉   操 道路課長      城 間 保 光   公園緑地課長    大 城   堅 農林水産課長兼   浜 本   亨   上下水道部     大 城 達 宏 農業委員会事務局長           総務課長 上下水道部     大 城 英 貴   学校教育課長    赤 嶺 太 一 施設課長 学校教育課参事   島 袋 成 良   生涯学習      上 地 五十八 (指導主事)              振興課長本日の会議に付した事件 日程第1.      会議録署名議員の指名 日程第2.      一般質問   令和2年第1回豊見城市議会定例会議事日程(第3号)   令和2年3月24日(火) 午前10時 開 議┌──┬─────────┬─────────────────────────┬──────┐│日程│   議案番号   │            件名            │  備考  ││番号│         │                         │      │├──┼─────────┼─────────────────────────┼──────┤│ 1 │         │会議録署名議員の指名               │      ││ 2 │         │一般質問                     │      ││  │         │                         │      ││  │         │                         │      ││  │         │                         │      ││  │         │                         │      ││  │         │                         │      ││  │         │                     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本会議の次第 ○議長(大城吉徳)  ただいまから本日の会議を開きます。          開  議(10時00分) 議事日程の報告であります。本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。   ────── ◇ 日程第1 ◇ ────── ○議長(大城吉徳) △日程第1、会議録署名議員の指名であります。  会議規則第81条の規定により、本日の会議録署名議員大田善裕議員、瀬長宏議員を指名いたします。   ────── ◇ 日程第2 ◇ ────── ○議長(大城吉徳) △日程第2、一般質問を行います。  通告順により順次質問を許します。   ── 通告番号6(2番)瀬長恒雄議員 ── ○議長(大城吉徳)  初めに、瀬長恒雄議員の質問を許します。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -登壇- 皆さん、おはようございます。日本共産党、瀬長恒雄です。よろしくお願いいたします。では、通告に従いまして質問を行っていきたいと思います。 (1)子ども未来基金事業についてであります。豊見城市では令和2年度から子ども未来基金条例を制定し、子ども未来基金事業を行う提案がなされております。そこで、子ども未来基金について質問をしていきたいと思います。 ①子ども未来基金事業の目的をお伺いいたします。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  おはようございます。お答えします。 豊見城市は平成10年4月に「子どもが活きる街・豊見城」を目指し、子どもの街宣言を行い、子育て環境やその支援について地域社会全体の責務として認識し、各種施策を推進してきたところであります。また、子どもの街宣言当時の本市の年少人口は平成12年国勢調査において21.73%、平成29年4月1日総務省発表、市区別子どもの割合では20.3%と少し割合は減ったものの、全国市区でトップの状況にありました。そういう中、平成30年度に実施された市民意識調査では42項目中、最も重要度が高いのが子育て環境の充実である一方で、満足度は下位に位置し、本市の子育て環境が充実でないと感じている方が多くいる結果となっておりました。このような実態から、親と子が健やかに暮らすことができる切れ目のない子育て支援施策を推進するため、特定目的基金、豊見城市子ども未来基金を創設し、地域社会全体で子育て環境の充実を図ってまいりたいと考えております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- ありがとうございます。 親と子が健やかに暮らすことができる、切れ目のない子育て支援策を推進する。また、地域社会全体で子育て環境の充実を図るというすばらしい事業だと考えております。そこで、豊見城市として初めて子ども未来基金の設置を行うわけですが、どのような検討過程を経て提案されたのか、お伺いいたします。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 子どもに関する施策を展開すべき子ども改革を推進するため、副市長を中心とする子ども改革推進検討委員会を令和元年7月に発足し、子ども未来基金ワーキングチーム学校給食ワーキングチーム子ども改革推進体制ワーキングチームの3つのワーキングチームを設置し、基金の規模や財源、事業計画、推進体制等の検討を進めてまいりました。基金に関するワーキングチームでは、これまで19回の会議を開催し、議論を重ねてきました。また、市民の声をできるだけ反映するため、豊見城市子ども未来ミーティングと題して、市内各種団体の子育て世代と有識者より意見を聞く場を2回開催させていただいております。学校給食ワーキングチームにおいては、6回の会議と30回近い打ち合わせなどを実施し、学校給食の無償化及び食育に関する地産地消などについて議論を重ねてきました。また、子ども改革推進体制ワーキングチームでは8回の会議を開催し、基金関連のみならず、子ども改革を推進するための組織整理、強化について議論を重ねてきました。子ども未来基金は、このような検討の過程を経て、提案されたものでございます。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -質問- 基金に関するワーキングチームで19回の会議を開催してきたと。市民の声をできるだけ反映するために、豊見城市子ども未来ミーティングも2回開催してきたというお話でしたが、条例の制定に向けて会議としては多い回数を重ねてきたと思いますが、その中で活発な議論がなされたものと考えますが、いかがですか。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  先ほど説明させていただいた、特に子ども未来ミーティングにおいては、子育て環境に関する意見を広く聞くため、市内各種団体の子育て世代の方と有識者を招き、意見交換を行いました。そのメンバーとしましては、学識経験者として沖縄大学講師、行政関係者として沖縄県子ども生活福祉部子ども未来政策課長市社会福祉課職員、子ども・子育て会議委員、産業振興の分野から市商工会理事、地域代表としまして自治会長会副会長、産業振興の分野から市商工会理事、福祉部門として社会福祉協議会事務局長、女性団体として婦人連合会副会長、保育関係団体として社会福祉法人立園長会会長スポーツ関係団体からサッカー協会理事の10名となります。主な意見としましては、習い事助成、保育士不足、ひとり親助成、障害児保育、給食費助成などに取り組むべきとの意見がありました。また、市民会議など市民に対して啓発事業もしっかり取り組んでいくことが必要であるとの意見もいただいております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- ありがとうございます。本当に議論も深めて提案されてきたということがよくわかりました。 続きまして、②子ども未来基金事業の財源をお伺いいたします。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 基金の財源については、本市の自主財源であり、安定した収入が見込める固定資産税等の市税の一定額を充当することと、子どもに関する事業に充てる特定財源であるふるさと納税及び基金寄附金を計上しているところでございます。ふるさと納税と市税を組み合わせることで、基金全体の安定的かつ継続性を保持し、基金事業を推進していきたいと考えております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 今子ども未来基金の財源は市税の一部、ふるさと納税の一部及び寄附金とのことですが、委員会審議の中で、これは不安定な財源ではないかとの指摘の声もありました。将来にわたって安定的な財源と言えるのか、お伺いをいたします ◎副市長(小川和美)  子ども未来基金の財源は安定財源かとのご質問にお答えする前に、地方自治体の歳入について、既に各議員ご承知のこととは存じますが、基本的な考え方を簡単に確認させていただきたいと思います。 地方自治体の歳入は、財源調達の自主性、自律性の観点から、自主財源と依存財源。調達された財源の使途の自由度の観点から、一般財源と特定財源に区分して整理されます。本市の歳入はおおむね22の歳入項目から構成されておりますが、自主財源か依存財源かの区分では、自主財源としては市税、繰入金等の8項目、依存財源としては地方交付税、国、県、支出金等の14項目となります。また、一般財源か特定財源かの区分では、市税、地方消費税交付金、地方交付税、財政調整繰入金などが一般財源となり、国・県支出金、市債、減債基金繰入金ふるさと納税などが特定財源となります。このような歳入の基本的な整理を踏まえて、子ども未来基金の財源の安定性を検討する場合、第一に、その財源は市が自主的、主体的に調達できる自主財源であるか。第二に、その財源は市が自由に使える一般財源であるか。この2つがポイントになると考えられます。本市の令和2年度予算案における歳入271億6,700万円のうち、自主財源は103億4,571万1,000円となりますが、自主財源の中で最も大きい項目は市税で、自主財源の68%に相当する70億3,048万7,000円となります。また、歳入のうち一般財源は133億7,160万3,000円となりますが、一般財源のうち最も大きい項目も市税で70億3,048万7,000円となります。ほかに大きい一般財源の項目は、地方交付税が32億6,551万8,000円、地方消費税交付金11億9,721万7,000円がありますが、この2つはいずれも依存財源となります。子ども未来基金の財源は市税、ふるさと納税、寄附金から構成されておりますので、それぞれの財源の安定性等について見てみたいと思います。 まず市税についてですが、市が自主的、主体的に調達できる自主財源としても、その使途を自由に決められる一般財源としても最大の歳入項目であることは先ほど、令和2年度予算案で確認したとおりでございます。近年、2億円から3億円の増収と堅調に推移しております。したがいまして、市税は市の歳入項目の中では基金財源として最も安定性の高い財源と言えます。次に、ふるさと納税についてですが、ふるさと納税は自主財源ではあるものの、その使途を納税者が選択した項目に充当される特定財源となります。本市の場合、第4次豊見城市総合計画で示された施策体系の6項目を選択項目としております。このため、ふるさと納税のうち子ども未来基金の財源となる選択項目は、子どもが活きる学びと文化のまちづくりの項目と、特に指定がなく、市長が使途を決めることになる指定枠なしの2項目となります。ふるさと納税は、平成31年度当初予算2億円から、令和2年度当初予算は4億5,000万円に大幅に伸びており、今後の取り組みによってはさらなる増収が期待できる、伸長性の高い歳入項目となっております。 以上、申し述べてまいりましたように、市税とふるさと納税の2つの歳入項目を子ども未来基金の主要な財源とすることにより、本市の歳入項目としてとり得る最大限の安定性と伸長性を兼ね備えた財源構成になっているものと考えております。なお、寄附金につきましては、今後子ども未来基金の啓発を通して、広く市民、企業等に呼びかけていくこととなりますが、直ちに大きな財源となるものではありませんが、幅広い理解をいただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。長くなりましたが、以上でございます。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- ありがとうございます。 今回委員会審議の中で、コロナウイルス等ふるさと納税が減った場合、事業が継続できなくなるのではないかというようなお話がありましたが、そのような場合、市税で補うことができるのか、お伺いいたします。 ◎副市長(小川和美)  お答えいたします。 予定されておりました歳入財源がいろいろな理由で予定どおり確保されない場合のご質問かと思いますが、その際には事業執行に支障がないように、市税や財政調整基金など財源の振りかえをすることによって適切に対応していくということになるかと思います。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -質問- 委員会審議の中でも子ども未来基金を設置せず、これまでどおり直接一般財源を充当して事業を実施しても支障はないのではないかというような指摘もありますが、あえて基金を設置する理由をお伺いいたします。
    ◎副市長(小川和美)  基金を設置する理由について、お答えいたします。 地方自治法第241条は、普通地方公共団体は条例の定めるところにより、特定の目的のために財産を維持し、資金を積み立て、または定額の資金を運用するための基金を設けることができると規定しております。子ども未来基金はこの規定に基づき、平成10年の子どもの街宣言や年少人口の割合が全国市区の中で最も高い本市の特性に鑑み、子どもが活きる街の実現を目標とする子ども改革を推進するため、その財源の安定的な確保を目的として設置する特定目的基金となります。子ども未来基金の財源は、市民や市内法人が納める市税のみならず、市外の方々が本市の子どもの施策に賛同し、応援する趣旨で納めるふるさと納税を主な財源としております。このため、この基金は第一に市税やふるさと納税として、市内外から集まる財源を、子ども改革を推進することを目的として活用する財源の受け皿となるものであります。2点目に、一般会計が予算単年度主義によって編成され、執行されるのに対して、基金は予算単年度主義の例外として、その時々の財政状況や事業ニーズに応じて、基金への積み増しや取り崩しを柔軟に行うことによって長期的に維持し、運用することが可能となり、将来にわたる安定的な財源確保のもとで事業実施が可能となります。3点目に、基金として財源が安定的に確保されることにより、基金規模に応じた優先順位のもとで計画的な事業実施が可能となります。これらのことから、子ども改革を将来にわたり計画的かつ安定的に推進するスキーム、枠組みとして子ども未来基金を設置することとしているところであります。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- では、次に進みたいと思います。 ③こども未来基金でどのような事業を行うのか、お伺いいたします。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 本基金を活用して行う令和2年度に実施する事業は、子ども関連施策に関する市民の意識を聴取するための豊見城こども未来市民会議の開催、こども未来基金を広く周知するための啓発事業、こども未来基金を活用した事業の検討を行うための基金事業実施可能性調査、障害児の受け入れを行っている保育施設への人件費の補助を行う障害児保育事業、学校給食の一定程度の栄養充足に係る費用への助成を行う学校給食費保護者支援事業、学校給食の地産地消及び食育の推進を図るための野菜等の栽培実証実験を行う学校給食用野菜栽培実証事業を予定しております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- では、④学校給食費保護者支援事業の目的と生徒1人当たりの支援額をお伺いいたします。 ◎教育部長(原國政也)  お答えいたします。 学校給食保護者支援事業は、子ども改革の一翼を担う重要な施策であります。現状の学校給食は栄養価が足りていない状況にあり、また子育て世帯の学校給食費の負担感も大きなものがあると考えております。この学校給食費保護者支援事業は、こども未来基金を活用し、3,506万円を計上し、学校給食の質の確保と子育て世帯の負担軽減を目的として実施するものであります。児童・生徒1人当たりの支援額は、小学校で月400円、中学校で月500円となっております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- この支援をすることで、学校給食の栄養価がどのように改善されるのか、お伺いいたします。 ◎教育部長(原國政也)  栄養の充足率につきましては、現在、小中学校は約85%なものが、小学校で約93%、中学校で94%までは改善するという試算を行っております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -質問- 皆さんとお話しする中で、栄養価を100%にしてほしいというような声が多くありますが、栄養価を100%にするためにはあと幾らぐらいの予算が必要か、お伺いをいたします。 ◎教育部長(原國政也)  お答えをいたします。 学校給食のワーキングチームで試算したところによると、総額で5,300万円程度ですから、3,500万円から引きますと1,800万円ぐらいですか、それぐらいが必要なのかという試算が出ております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- ありがとうございます。 あと約1,800万円あれば、100%の栄養価にすることができるというお話しでしたが、その学校給食の栄養価を100%にするための予算措置ができるか、お伺いいたします。 ◎市長(山川仁)  お答えをいたします。 令和2年度予算案においては、学校給食費保護者支援事業として3,506万円を基金事業として計上しているところであります。文科省の栄養摂取基準を満たすために必要な額、5,300万円を基金事業として計上するためには基金を増額する必要があります。基金設置条例第2条では、基金として積み立てる額は一般会計歳入歳出予算で定めると規定をしており、5,300万円を計上するために必要な基金額を一般会計歳入歳出予算に計上する必要がございます。予算案に計上している3,506万円は学校給食運営委員会における検討状況等を踏まえて計上しているところでございますが、今後の実施状況を踏まえ、教育委員会とも協議の上、可能な限り早期に栄養摂取基準を充足できるよう、適切に対応してまいりたいと考えております。 また、基金事業として取り組むべき課題は待機児童、子どもの医療費、そしてひとり親家庭、障害児支援など山積しております。市民会議などを通して、これらの課題を広く市民の皆様と共有し、今後の具体的な取り組みを進めてまいりたいと考えております。※(16番)宜保安孝議員 離席(10時22分) ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- ありがとうございます。非常にすばらしい取り組みだと思います。 続きまして、⑤学校給食用野菜栽培実証事業の内容をお伺いいたします。 ◎経済建設部長(金城道夫)  お答えいたします。 学校給食用野菜栽培実証委託事業は、給食費の段階的な無償化の取り組みの一環としての地産地消の推進や食育の推進に寄与するために、学校給食における地域の農林水産物の利用促進を図ることを目的としております。事業内容といたしましては、学校給食で多く利用されている野菜のうち、市内であまり栽培されていない大根、ジャガイモ、ニンジン、タマネギの栽培技術の確立に向け、JAとみぐすく支店に業務委託を行う予定となっております。将来的には生産量を増やし、学校給食で利用することを計画しております。※(16番)宜保安孝議員 復席(10時24分) ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 昨年の6月定例会の私の一般質問で、学校給食費の食材費が約3億2,000万円程度あり、そのうち市内産野菜の使用がパクチョイ、コマツナ、チンゲンサイ、カラシナ、マンゴー等で約500万円の使用という回答でした。今回の学校給食用野菜栽培実証事業で地産地消の推進、食育の推進を図り、学校給食で使う市内産野菜の品目、数量が増加することにより、農家の皆さんの経営の安定が図れると思います。期待をしたいと思います。 ⑥今後の取り組み方針、計画について、お伺いいたします。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 子育て環境の整備は地域、社会全体の責務であり、市民全体で取り組む必要があることから、令和2年度には子どもに関する学校外の教育、習い事などの実態調査を行い、子育て環境の課題や必要施策の意見交換会を行う市民会議等を開催し、広く市民の声を聞くとともに、市民等全体の機運を高めていきたいと考えております。あわせて、財源の一つとなる基金への寄附金についても周知活動に取り組んでまいります。※(12番)波平邦孝議員 離席(10時25分) ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- では、(2)スポーツコンベンションの推進についてに移っていきます。 第4次豊見城市総合計画の中でスポーツコンベンションについて、豊見城市は交通アクセスに恵まれた立地条件を生かし、市内に有するスポーツ施設を活用し、各種大会、スポーツ合宿の誘致を行い、スポーツコンベンションを推進しますとあります。 そこで、①豊見城市のスポーツコンベンション推進についての方針、計画について、お伺いをいたします。※(12番)波平邦孝議員 復席(10時26分) ◎教育部長(原國政也)  お答えいたします。 沖縄県において、スポーツコンベンション誘致戦略(平成27年3月策定)のもと、オリンピックを契機とした地域活性や経済効果につなげるための継続的な受け入れ体制の確立を目指しており、本市においても第4次豊見城市総合計画後期基本計画(平成29年3月策定)に、記載されております「スポーツ・レクリエーションの振興」のもと、那覇空港に近い立地条件を生かし、豊見城市民体育館、豊崎海浜公園テニスコート、豊見城総合公園陸上競技場などの施設を活用したスポーツコンベンションの推進を目指しております。また、平成27年7月に豊見城市オリンピック・パラリンピック強化合宿誘致推進協議会を設立し、これまでさまざまなスポーツ合宿の受け入れを行っており、今後も沖縄県を初めとする関係機関との連携を図りながら、合宿受け入れをしていきたいと考えております。それから合宿受け入れの際には、選手、コーチによるスポーツ教室の開催や交流などを積極的に行い、市内の子どもたちに希望や感動を与えられるよう、取り組んでいきたいと考えております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- では、次に②市内スポーツ施設でのスポーツコンベンションの実績について、お伺いいたします。 ◎教育部長(原國政也)  お答えをいたします。 市内スポーツ施設での合宿受け入れ実績としましては、平成27年7月の豊見城市オリンピック・パラリンピック強化合宿誘致推進協議会の設立された後の実績としまして、平成27年度に2件、これは全日本の男子柔道などがございます。平成28年度が2件、これは世界KARATE1プレミアリーグなどがあります。それから平成29年度は4件、これは全日本車椅子のテニス合宿などがあります。それから平成30年度は5件ございまして、日本フェンシング協会のフルーレの女子とか、あと全日本テニスのナショナルチーム合宿などが行われております。それから令和元年度は10件ございまして、ドイツ陸上連盟のナショナルチームの合宿とか、あとJ2のサッカーチームの合宿等が行われ、あと県外の大学のほうで流通経済大学などが合宿を行ったという実績がございます。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 次に、③豊見城市総合運動公園の陸上競技場のトラックの改修、グラウンドの改修が昨年行われておりますが、その改修後の利用状況について、お伺いをいたします。 ◎教育部長(原國政也)  お答えをいたします。 平成31年3月に総合公園陸上競技場トラック部分の全天候型舗装の改修が完了したことによる専用利用などの状況は次のとおりとなっております。まずドイツ陸上連盟ナショナルチーム、短距離合宿が平成31年4月18日から令和元年の5月19日まで、これは約40名でございます。それから日本パラ陸上競技連盟の沖縄合宿がございまして、これが令和元年9月8日から翌日の9月9日、5名でございます。次、車椅子パラ陸上競技団の合宿がございまして、令和元年12月15日から27日まで6名、令和2年1月7日から令和2年1月10日まで2名、それから令和2年2月18日から令和2年2月24日まで6名、3回の合宿です。あとJ2の水戸ホーリーホックのキャンプが、令和2年1月18日から令和2年1月28日までで約40名。J2のギラヴァンツ北九州、これもサッカーチームです。令和2年2月1日から令和2年2月7日まで、これは35名でございます。J3のグルージャ盛岡、これもサッカーチームです。2月13日から約15名ということになっております。先ほど言いました流通経済大学の陸上部が、令和2年2月27日から3月2日まで、これは35名参加しております。その他、県内の高等学校体育連盟陸上専門部、これが令和元年12月21日から約150名、それから2月8日にも約200名が利用していると。それから市内自治会などによるグラウンドゴルフの利用や市民の方々がウオーキングやジョギングなどを行う姿が見られております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 陸上競技場のトラック、グラウンドの改修は、市民を初め利用者から大変高い評価を受けております。しかしながら、陸上競技場のスタンドが老朽化しており、早期の改築の要望が多数寄せられております。 そこで、④総合運動公園の今後の整備計画について、お伺いします。 ◎教育部長(原國政也)  お答えをいたします。 豊見城総合公園においては、スポーツコンベンション推進のため、体育施設の整備及び機能強化を図るべく、平成29年3月に「豊見城総合公園体育施設機能強化計画」を策定し、パラアスリートを含むトップアスリートにとって利便性が高く、充実した施設の整備を目指しつつ、競技者のみならず、さまざまな利用主体を想定した施設の整備をコンセプトとして検討しており、スタンド部分の改修について令和2年度沖縄振興特別推進交付金、特別枠を活用した事業の申請を今年度行いましたが、採択には至っておりません。今後の整備計画については関係部署との調整を図りながら、引き続き検討していきたいと考えております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 次、空手会館の部分ですが、空手会館には国内・国外から多数の利用者があります。空手関係者の皆さんからは、これらの利用者のための宿泊施設が必要だという声が寄せられております。ある空手道場では、道場に寝泊まりをしたり、民泊で対応しているというお話もあります。 そこで、⑤空手会館利用者の宿泊施設の建設ができないか、お伺いいたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 沖縄県が作成しております沖縄空手振興ビジョンロードマップの中で、「長期滞在型宿泊施設の整備」が施策項目として定められております。本市がこの計画の策定の段階から参画しており、本事業につきまして、沖縄県は各関係者と実施主体、場所、規模等の調整を行っていくとのことですので、今後沖縄県の動向を注視し、連携等を図ってまいります。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 次に進みます。 (3)後期高齢者医療制度の③高齢者の保健事業と介護予防等との一体的な推進についてお伺いをいたします。(ア)意義、目的について、お伺いをいたします。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 人生100年時代を見据え、高齢者の健康増進を図り、できる限り健やかに過ごせる地域社会の実現に向け、保健事業と介護予防の一体的取り組みについては、大変重要な課題と捉えております。しかしながら、現在の医療保険制度においては、75歳に到達すると国民健康保険制度等から後期高齢者医療制度へ移動することになり、74歳までの保健事業が制度的に分断されてしまう課題がございます。さらに、後期高齢者の保健事業の実施主体は広域連合、介護予防の実施主体は市町村となっており、ここでも制度的分断が課題となっておりました。このような課題を解消するため、平成31年5月に「医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部改正」が行われ、高齢者の保健事業と介護予防の一体的取り組みが市町村によって実施することが可能となり、市民に身近な立場から、きめ細やかなサービスを提供することで高齢者の健康寿命延伸につながるものとされております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- (イ)市への委託事業に係る国と広域連合の財政支援について、お伺いいたします。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 一体的実施の保健事業を広域連合から受託した場合、委託費用として年間を通して従事する正規の医療専門職の人件費としまして580万円、非常勤の医療専門職の人件費としまして350万円、その他経費としまして50万円をそれぞれ上限として、広域連合から市へ交付されます。なお、広域連合においては3分の2を国からの特別調整交付金、残りの3分の1を保険料からの財源として市町村へ支援します。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 続きまして、(ウ)専門職(保健師等)の配置が必要となりますが、その見通しについて、お伺いいたします。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 高齢者の保険事業と介護予防の一体実施については、企画・調整等を担当する医療専門職、保健師の予定です。地域を担当する医療専門職、こちらのほうは保健師、または管理栄養士、歯科衛生士等に分類されております。企画・調整等を行う医療専門職が具体的な地域の課題を把握し、どのような取り組みを進めていくかによって地域を担当する医療専門職が決まっていきます。このことからも、国保年金課、健康推進課、障がい・長寿課で構成します検討会議を推進し、令和3年度の事業実施に向け、専門職の配置を要望してまいりたいと考えております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- (エ)豊見城市の一体的な実施に向けての取り組みについて、お伺いいたします。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 本市の取り組みといたしましては、一体的実施の国の方針を受け、国保年金課、健康推進課、障がい・長寿課の3課における連携のあり方について話し合いを始めたところでございます。今後は令和3年度の一体的事業の実施に向け、効果的な事業が行えるよう、中心的な役割を担う医療専門職の配置も含め、環境整備に努めてまいりたいと考えております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 次、(4)公契約条例について、お伺いします。 ①公契約条例において労働報酬下限額を定めた場合、予定価格の設定に影響を与えるのか、お伺いいたします。 ◎都市計画部長(赤嶺隆志)  お答えいたします。 請負工事を例にしますと、本市発注工事の工事費の積算に当たっては沖縄県が採用しております公共工事設計労務単価を準用しているところでございます。当該公共工事設計労務単価は、農林水産省と国土交通省が公共工事に従事した建設労働者の賃金等の実態調査を毎年行い、その結果をもとに都道府県ごとに設定されているものでございます。議員ご質問の公契約条例により、労働報酬下限額を定め、受注者にその支払いを義務化した場合において、直ちに工事費の積算に影響を与えるものではないと思われます。ただし、受注者が現状より高い賃金を労働者に支払うこととなった場合には、施工時の経費が膨らみ、結果として落札額が上昇することが想定されます。また、毎年公共工事設計労務単価の実態調査が行われていることから、市場の賃金に変化が生じた場合は当該単価に反映され、本市発注工事の積算にも影響を与えることが想定されます。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- ②豊見城市の工事請負契約の落札率をお伺いいたします。 ◎都市計画部長(赤嶺隆志)  お答えいたします。 令和元年度、本市発注の請負工事の落札率については、1月末現在で72件、平均落札率は97.9%となっております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- ③公契約条例に関する調査、研究のための懇話会の設置ができないか、お伺いいたします。 ◎都市計画部長(赤嶺隆志)  お答えいたします。 公契約条例を制定している自治体は全国的に見ても少数で、県内においては沖縄県のみが制定している状況でございます。現在、本市では担当部署において調査研究を行っているところであり、懇話会の設置については、現段階においては考えておりませんが、今後当条例の制定が必要となった場合においては、懇話会や審議会、あるいはパブリックコメントなど、さまざまな立場の方々の意見を反映した条例とする必要があるものと考えております。 ◆2番(瀬長恒雄議員) -再質問- 公契約条例は労働者の賃金を守る、労働環境を守る非常に大きな意義があると思います。 公契約条例を制定する過程で、公契約の透明性を高める。公正で適切な価格での入札を保証する。あと談合、その他不正な行為を排除する。公正で適切な積算による入札価格の設定を行う。労働報酬下限額の設定を行い、市が発注する工事や委託業務等の公契約に従事する労働者の労働環境を整備する。豊見城市が行う公契約条例によって、ほかの民間の労働条件の改善、地域経済の好循環につなげていく。そういう役割もあると思います。私は、公契約条例を豊見城市でもぜひ制定すべきだという立場で今後も提案をしていきたいと思います。 5番の住宅リフォームは時間がないので割愛させていただきます。これで質問を終わります。   ── 通告番号7(5番)宜保龍平議員 ── ○議長(大城吉徳)  次に、宜保龍平議員の質問を許します。 ◆5番(宜保龍平議員) -登壇- 皆さん、おはようございます。会派ZEROの宜保龍平です。早速ではございますが、通告に従いまして一般質問に入りたいと思います。 まず(7)から入ります。(7)旧庁舎について。①落札額7億5,000万で決まりましたが、市長の所見を伺いたいと思います。 ○議長(大城吉徳)  当局の答弁を許します。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 旧庁舎は、株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス社に約7億5,000万円で売却の運びとなりました。新たな店舗が翁長地区の核としまして、また周辺地区において新たな雇用の創出や本市の発展に寄与していただくような施設となるよう、期待しております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- ありがとうございます。 では、②今後建物は解体されるのか、伺います。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス社によりますと、建物をリフォームして使用する予定であると伺っております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- ということは、あくまでもリニューアルでの工事の予定ということで、構造躯体をそのまま残しての工事ということでよろしいですか。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  基本的にそのようなことと聞いております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- この旧庁舎移転理由に、大雨や台風のたびに雨漏りがひどく、修繕をしてきたが、これ以上原因がわからないという状況の中で、大事な行政サービスに影響が出てしまうという理由もあったかと思いますが、今回のリニューアル工事において、影響がないと言い切れますか。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 今回、契約時において売買契約書の中で、現状有姿のままの売却で瑕疵担保責任において市への補償などの請求はできないということの内容の契約になっております。また、物件調書及び物件内覧会においても、雨漏りについては事前に説明している状況ですので、買い主がリフォームし使用するということを聞いておりますので、それ以上のことは把握しておりません。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 一応問題ないことに越したことはないのです。でも、これから何かしら問題が起きたときに最終的な責任者というのは市長という認識でよろしいですか。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  その売買契約の中で、そういう内容の瑕疵担保責任においても、市への補償などの請求はできないということになっておりますので、そのようなことになります。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- わかりました。今回本当に大丈夫かという確認の意味を含めて聞かせていただきました。この質問は終わります。 次に(6)に行きます。保育行政について。①無償化になる前となった後の待機児童数を伺います。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 待機児童数については、国の示す保育所等利用待機児童数調査要領に基づき、毎年4月1日時点と10月1日時点を抑えて、おおむね2週間程度かけて調査がなされ、県へ取りまとめ、国に報告され、公表されることとなります。それらを踏まえ無償化前待機児童数は平成31年4月1日時点の89名、2回目となる令和元年10月1日時点の待機児童数が156名となりますが、次回、令和2年4月1日時点の調査結果が無償化制度開始後の数値になると思われます。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 令和2年の入所の申込者数は増えましたか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(10時48分)          再  開(10時48分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 無償化制度が開始されて、令和2年4月時点の増えた申込者ということで、212件増えてございます。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- では、その対策として行ったことは何かしらありますか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(10時49分)          再  開(10時49分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  すみません。増えたことについて、どういった対策なのかを確認させていただきたいと思います。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- この増えたことによって、窓口だとかそういったところが混み合ってきますよね。それで何かしらの対策はしたのかというところを聞いています。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  本市としましては、この申し込みに向けましてAIシステムを導入したり、それからTOMIコールということで利用者の相談窓口を開設したりという手立てをさせていただいております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- ありがとうございます。 では、②今後の待機児童解消見込み時期を伺います。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  今年度末を終期とする第1期豊見城市子ども・子育て支援事業計画に基づき、これまで19施設の整備、507名の受け皿を増やす等、ハード面の整備や改修事業はもとより、定員の弾力化、施設ごとの調整、さらに各種支援事業の取り組み等により、待機児童解消を目指してまいりました。しかし、新聞報道等でご承知のとおり無償化の影響に加え、女性の社会進出に伴う保育ニーズの高まり、保育士の確保問題が顕在化し、大変厳しい状況下でありますが、保育士確保のための有効な施策と受け皿となるハード的分野の施設整備を複合的に推進してまいります。なお、待機児童の解消目標については、第2期豊見城市子ども・子育て支援事業計画において、2021年度末の解消に向け、計画が答申されたところでございますので、本計画に沿って推進してまいりたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- ぜひ取り組みを頑張ってください。 次に、③市長は子ども改革の中で待機児童ゼロに全力で取り組むとありますが、市長の現在の取り組み状況を伺いたいと思います。 ◎市長(山川仁)  お答えをいたします。 待機児童の解消につきましては、保育士確保のための支援と受け皿となる施設整備は複合的に進めなければならないと考えております。そのための行政支援として、効率的な利用調整、各種加算給付、補助事業の選択、研修、そして障害児保育、食育等の対応を通して、保育現場においてさまざまな面で連携が図られておりますが、その連携強化がひいては待機児童解消につながっていくものと理解をしております。また、施設整備については将来を見据えたニーズやその年齢構成、そして地域等を把握しながら進める必要がございます。なお、新年度予算においては新園1園、分園1園規模の施設整備と障害児保育補助の増額確保、保育士宿舎借上事業支援事業費の増額を柱に計画を進めてまいります。これらは第2期の子ども・子育て支援事業計画で、向こう5年間の支援計画が示されてまいりますので、本計画に沿いながら待機児童の解消に向けても積極的に推進してまいる所存でございます。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- ありがとうございます。 実は私も去年のこの時期に園を増やすことを提案させていただきまして、これに関してはありがたい話なのですけれども、やはり保育士の確保というところが今後課題になっていくかと思いますので、ともども知恵を絞りながら、待機児童解消に向けて取り組んでいければと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、(1)の職員の人事についてに移りたいと思います。令和2年2月に行われた部長人事は適正だったのか伺います。 ◎市長(山川仁)  お答えをいたします。 自治会の事務委託料に係る令和2年度予算調整においては、担当部長として不適切な対応があったことから、その後の予算調整等に支障が生じないよう厳重注意の上、人事異動を行ったものであります。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- なぜ市民部長のポストを併任しているのですか。部長に特命事項を与えるのであれば、市民部長のポストが空くのはご存じでしたよね。そのポストを併任ではなく、適正な人事をもって充てなかったのは、なぜですか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(10時54分)          再  開(11時05分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 この2カ月間の間は暫定的に兼務となっております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 部長に特命事項を与えるのであれば、市民部長のポストが空くのはご存じでしたよね。そのポストを併任でなく、適正な人事をもって充てなかったのはなぜなのかを聞いております。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 残り2カ月間でございますので、暫定的に兼務ということになっております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- わかりました。この3月定例会前の直前に部長ポストを空けること自体、適正だったと言えますか。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  兼務という形でございますが、一応部長ということでございますので、空けているということにはならないと思います。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- では、今兼務されている部長は11課を持っているということでよろしいですか。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  はい、そのとおりでございます。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 座安保育園のこの異物混入の件、これは兼務されているときにありましたよね。ですので、支障は出ているのです。その中で、その部長のポストを空けてまで特命事項を置く緊急性というのを教えてください。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(11時07分)          再  開(11時07分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 担当部長としまして不適切な対応があったことから、その後の予算調整等の行政運営に支障が生じないよう、今回の人事ということになっております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- では、現時点で本人は納得されていますか。どうですか。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 人事異動につきましては、任命権者である市長が職員の任命を行う権限を有しており、職員は上司の職務上の命令に従う義務がございます。今回の人事は自治会事務委託料に係る令和2年度予算調整において、担当部長として不適切な対応があったことから、その後の予算調整等に支障がないよう厳重注意の上、人事異動を行ったものであります。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 本人が納得しているかというところを聞いているのです。 ○議長(大城吉徳)  静粛にお願いします。質問者の声が聞き取れません。どうぞ。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- では、本人が納得しているか、していないかだけでいいです。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  本人が納得しているか、していないかというものでございますが、市長が任命権限を有しておりますので、職員は上司の職務上の命令に従う義務がございますということで、本人の意向は特に必要ないということになります。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 今回の人事異動は、本人に対して厳重注意をした上での異動でよろしいですか。厳重注意の内容も含めて、適正な人事だと言えますか。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 厳重注意の上の人事異動ということでございます。また、内容につきましても適正な内容だったと思います。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- では、なぜ厳重注意でとまらなかったのですか。 ○議長(大城吉徳)  静粛にお願いします。 休憩いたします。          休  憩(11時10分)          再  開(11時11分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 同じような答弁になりますが、担当部長として不適切な対応があったことから、その後の予算調整等の行政運営に支障が生じないよう厳重注意の上、適宜適切な時期に人事異動を行っております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- この厳重注意というのは、自治会の委託料の何を厳重注意したのか、詳しく教えてください。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(11時11分)          再  開(11時12分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  人事の個別案件につきましては、お答えしかねますのでご了承ください。
    ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 最後に一点、今回のこの人事について、市長の満足度をお聞かせください。 ◎市長(山川仁)  お答えをいたします。 今回のこの人事については、自治会の事務委託料に係る令和2年度の予算調整において、担当部長として不適切な対応があったことから、その後の予算調整等に支障が生じないよう厳重注意をした上で、人事異動を適切に行った次第でございます。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- すみません、やはり最後に一点だけ。これだけ教えてください。 最後に人事の最終的任命権者にお聞きしますが、パワハラ人事ではないですよね。 ○議長(大城吉徳)  静粛にお願いします。 ◎市長(山川仁)  お答えをいたします。 何をもってパワハラだと申し上げているのか、少し理解をしかねますが、私たちはしっかりと適宜適切な人事配置をしたものだと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 本人はかなり不満を感じている中で、それに対してパワハラ人事ではないと言い切れるということでよろしいですか。 ◎市長(山川仁)  人事に対しては、適宜適切な対応をしていると考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 今回は私の質問は…。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(11時13分)          再  開(11時14分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 私の質問はこれで終わりますが、最終日の新垣繁人議員のときは覚悟しておいてください。では、次に移ります。 (3)教育行政についてにまいります。 ①現在豊見城中学校区においては、上田小、豊見城小、ゆたか小、豊見城中学に通級指導教室が設置されており、長嶺中学校区においてはとよみ小の1校、また伊良波中学校区においては設置がされていない状況です。状況に応じて長嶺、伊良波中校区にも通級指導教室を設置すべきだと昨年9月定例会でも質問しましたが、その後の進捗状況を伺います。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(11時14分)          再  開(11時15分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◆5番(宜保龍平議員) -訂正- 先ほどの発言を訂正させていただきます。「覚悟しておいてください」と申し上げましたが、「心の準備をしておいてください」に訂正いたします。 ○議長(大城吉徳) -許可- ただいまの訂正は、議長の職権において許可いたします。 ◎教育部長(原國政也)  お答えいたします。 通級指導教室の設置の際には、13人以上の対象児童・生徒がいる学校について、市町村教育委員会が沖縄県教育委員会に申請をし、沖縄県教育委員会が認定をすることとなっております。1月に長嶺小学校及び伊良波中学校の2校について、令和2年度設置を沖縄県へ申請したところ、教諭の配置について認定がされました。今後学校においては、教室や担当教諭の配置などを決めていくこととなります。長嶺中学校区については、令和2年度から長嶺小学校、とよみ小学校の両校で通級指導教室が開設されることになりますので、長嶺中学校において、令和3年度設置に向けて、学校と相談をしながら検討を進めてまいりたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- ありがとうございます。 とてもスピーディーな対応に大変感謝申し上げます。ただ、設置すればそれでいいのかというところではないと思いますので、今後の中身についてもしっかり見ていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。本当にありがとうございます。 では、次に(3)の②令和2年度予算(案)に計上されている学校給食費(3,500万円)について以下を伺います。(ア)支援の趣旨をお伺いします。 ◎教育部長(原國政也)  お答えをいたします。 学校給食費保護者支援事業は、子ども改革の一翼を担う重要な施策であります。現在の学校給食は栄養価が足りていない状況にあり、また子育て世代の学校給食費の負担感も大きなものがございます。この学校給食費保護者支援事業こども未来基金を活用し、3,506万円を計上し、学校給食の質の確保と子育て世帯の負担軽減を目的として実施するものでございます。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 栄養が足りないというところで支援を充てるというところは知っていますが、今回予算で上がっている額で100%の栄養補充にはなっているのか、お伺いいたします。 ◎教育部長(原國政也)  お答えをいたします。 学校給食のワーキングチームで試算したところによりますと、100%を満たすに当たっては5,300万円ぐらいの予算が必要になってくるということになります。今回の3,500万円余りの予算の中では、試算の中では小学校が93%、中学校では94%改善されるのかと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- やるならゼロか100だと思うのですけども、その満額要求、5,300万円ですか、それをあえてなぜ減額したのか、お伺いしてもよろしいですか。 ◎教育部長(原國政也)  お答えをいたします。 まず、ワーキングチームの中で100%を満たすために5,300万円ということで試算を出しました。当然予算計上に当たってはそういうふうに進めてまいりましたが、市全体の予算状況の中でそういう計上がされたと理解しております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- では、一個前になるのですけれども、今回のこの支援についての予算要求額は幾らだったか、お伺いしてよろしいですか。 ◎教育部長(原國政也)  繰り返しの答弁になりますが、ワーキングチームで試算しました5,300万円で予算要求はしました。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 5,300万円でした。ごめんなさい、少し前後するのですけれども、なぜそれを減額したのかというところを聞きたかったのですが、市長、これはあえて減額、この中途半端な額にしたのですか。 ◎副市長(小川和美)  本件に限らず予算要求があり、予算調整の過程を経て予算案ができるわけですけれども、本件につきましても5,300万円という予算要求がありましたが、その後の調整過程を経て、先ほど市長からも答弁を申し上げましたように、学校給食運営委員会における検討状況などを踏まえて3,506万円の予算計上をしたということでございます。これにつきましては、当然予算調整過程の中でワーキングチーム、あるいは教育委員会とも調整をしながら、このような予算計上をしてきているところでございます。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- では、本来給食費は法的から見ても受益者負担だと思うのですけれども、この支援事業はもちろん来年、再来年、続けていく中で、予算の担保はとれていますよね。この今言った中の。 ◎副市長(小川和美)  学校給食費を含めた子ども改革を推進するための財源の安定的な確保を図るための仕組みとして、子ども未来基金を提案しているところでございますので、子ども未来基金のほうで財源を確保していくということになります。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- では、次に移ります。 (イ)物価の高騰や変動等に今後も対応していくのか伺います。 ◎教育部長(原國政也)  学校給食では、毎年天候不順や大規模災害の影響を受けて、農作物の不足となり、それに伴い食材費が上昇する傾向などが見られております。また、近年では人件費や輸送費の高騰も食材費の高騰に影響しております。本市給食センターとしては、沖縄県教育委員会や沖縄県学校給食会、他市町村の給食センターなどとの情報交換や勉強会を行いながら市場等の動向に注視し、食材の高騰などに適切に対応できるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 那覇市も3年スパンで見直ししているというのを聞いておりますので、そこは豊見城市もやはり予算計上をしているわけですから、しっかりとした対応をすべきだと思いますので、よろしくお願いいたします。 (ウ)については控えます。 次に、(4)市長の公約について。給食費の段階的な無償化について以下を伺います。 ①継続性・安定性を含めた財源の根拠を伺います。 ◎副市長(小川和美)  お答えいたします。 こども未来基金の財源の安定性についてのご質問かと思います。子ども未来基金の財源の安定性を検討する場合、第一に、その財源が、市が自主的、主体的に調達できる自主財源であるか。第二に、その財源は市が自由に使える一般財源であるか。この2つがポイントになると考えられます。本市の令和2年度予算案における歳入271億6,700万円のうち、自主財源は103億4,571万1,000円となりますが、自主財源の中で最も大きい項目は市税で、自主財源の68%に相当する70億3,048万7,000円となります。また、歳入のうち一般財源は133億7,160万3,000円となりますが、一般財源のうち最も大きい項目も市税で、70億3,048万7,000円となります。ほかに大きい一般財源の項目は、地方交付税が32億6,551万8,000円、地方消費税交付金11億9,721万7,000円がありますが、この2つはいずれも依存財源となります。こども未来基金の財源は市税、ふるさと納税、寄附金から構成されておりますので、それぞれの財源の安定性がどうかということになります。 まず市税についてですが、市が自主的、主体的に調達できる自主財源としても、またその使途を自由に決められる一般財源としても最大の歳入項目であります。近年、2億円ないし3億円の増収と堅調に推移しております。したがいまして、市税は市の歳入項目の中では基金財源として最も安定性の高い財源と言えます。次に、ふるさと納税についてですが、ふるさと納税は自主財源ではあるものの、その使途を納税者が選択した項目に充当される特定財源となります。本市の場合、第4次豊見城市総合計画で示された施策体系の6項目を選択項目としております。このため、ふるさと納税のうち子ども未来基金の財源となる選択項目は、「子どもが活きる学びと文化のまちづくり」の項目と、特に指定がなく、市長が使途を決めることになる「指定枠なし」の2項目となります。ふるさと納税は、平成31年度当初予算2億円から、令和2年度当初予算は4億5,000万円に大幅に伸びており、今後の取り組みによってはさらなる増収が期待できる、伸長性の高い歳入項目となっております。市税とふるさと納税の2つの歳入項目をこども未来基金の主要な財源とすることにより、本市の歳入項目としてとり得る最大限の安定性と伸長性を兼ね備えた財源構成になっているものと考えております。 なお、寄附金につきましては、今後こども未来基金の啓発等を通して、広く市民、企業等に呼びかけていくこととなりますが、直ちに大きな財源となるものではありませんが、幅広い理解をいただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- ②地域懇談会において給食費の無償を求める声は何件あったのかを伺います。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 令和元年7月から10月に実施しましたワクドキ地域懇談会での質問、要望事項を確認したところ、給食関係の質問につきましては、食育についてや児童手当を給食費に充てることができないかなどという意見はありましたが、給食費の無償化を求める質問、要望はございませんでした。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 無償化に対しては0件。市長として意見がなかったこの0件に対して、どのように考えているのか教えてください。 ◎市長(山川仁)  お答えをいたします。 このワクドキ懇談会の中では、主に生活に係る要望等が多くありました。その中で子育て世代の方々はスポーツ関係だったりとか、保育の拡充、もしくは学童の設置等、お話にもありましたが、今回はこの給食無償化についての話題はなかったというところで理解をしております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- では、この給食費無償化に対して、これまでの議会で無償化にする理由としては、貧困対策として、もしくは子育て支援として見ていいですか。 ◎市長(山川仁)  お答えをいたします。 当然この貧困対策も含めて、全ての子どもたちがしっかりと享受できるように取り組んでまいりたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 現在、県内で無償化をしている市町村の状況を教えてください。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(11時28分)          再  開(11時28分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎教育部長(原國政也)  お答えをいたします。 県内の市町村では、今私どもが知る範囲では名護市と嘉手納町の1市1町かと思っております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 先ほども懇談会の中で求める声はなかったとおっしゃっておりましたが、各市町村の足並みをそろえていくという中で、よく執行部が各市町村の動向を見るというふうにおっしゃる中で、南城市のように公約を掲げた上で撤回したかと思いますが、本市はどのように考えているか、伺います。 ◎教育部長(原國政也)  お答えをいたします。 教育委員会におきましては、学校給食のワーキングチームをつくって、段階的な無償化に取り組んできているところでございます。南城市の事例が今ご質問の中でありましたが、これは市によっていろいろな状況があると思いますので、その状況状況に応じた対応だと理解しております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 市長に聞きます。南城市は学校給食の無償化と玉城庁舎跡地利用について、14日、市役所で市民説明会を開いたと。瑞慶覧長敏市長は、学校給食費の無償化については市の財政が厳しく、全児童・生徒を対象にした無償化は難しいと述べ陳謝したというふうに言っておりますが、市長、それについてはどう思いますか。 ◎市長(山川仁)  お答えをいたします。 他自治体の見解ですので、こちらの回答は控えさせていただきたいと思います。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- では、子育て世代から子育ての支援として負担軽減をしていく中で、今本当に助けてほしいというのは給食費の無償化だと自信を持って言えますか。 ◎市長(山川仁)  それも踏まえて、大切なところはたくさん多岐にわたっていると思っておりますので、給食のワーキングチームも教育委員会も、そしてまた市長部局もしっかりと足並みそろえて、この給食費の段階的無償化には取り組んでまいりたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- この平成30年度の市民意識調査の中で、子育て環境の充実に対しての意識が重要度の1番に来ていて、満足度が38番目となっておりますが、重要度の子育て環境の充実の中で、どういったことが一番求められていますか。それが本当に給食費無償化なのか、言い切れますか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(11時31分)          再  開(11時36分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  この子育て環境の充実の内容につきましては、当時アンケートをした、そのアンケート内容を読み上げさせていただきます。子育て環境の充実として、質の高い保育サービスの充実、地域と社会による子育て支援、児童虐待防止対策の充実、ひとり親家庭の支援の充実、子どもの貧困対策の推進という項目になっております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- ということは、給食費は入っていないという認識でいいですか。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  明確にこの項目の中には、このアンケートの段階では入っていないと読み取れるかと思います。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 今この子育て環境の充実の中には、明確には入っていない。そして一番とも言い切れない。何で給食費無償化なのですか。本来ならもっとやるべきこといっぱいあるのではないですか。 市長が今後もこの公約について、真剣に取り組んでいきたいというのであれば、次年度の懇談会を回っていく中で給食費を無償化にしたいんだという思いを、今の財政を踏まえて取り組んでいくんだという姿勢を市民に見せつけて回ってほしいが、それについてはいかがですか。 ◎市長(山川仁)  お答えをいたします。 ワクドキ懇談会の中では、この地域の課題等がその地域に住んでいる方々の思いがありますので、しっかりと要望を受け取るという形になっております。膝を交えて、市民と市長が話をするという形です。その中でもちろん時間内に余裕があれば、給食等の話もしたいと思っておりますが、龍平議員がおっしゃるとおり、子どもの支援についてはさまざまなニーズ、課題等がまだあります。その一つとして給食費の段階的な無償化を、また今庁内で横断的にみんなで取り組んでいる次第でございます。そのほかにも置き去りになっているものもありますので、そこをしっかりとり上げて、市民が求める課題をしっかりと解消に向けて取り組んでいきたいと考えております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 市長、今おっしゃっていることは本当に分かります。ただ、もう給食費を無償化にしていきますというふうには回ってはくれませんか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(11時39分)          再  開(11時39分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 先ほど少し触れたかと思いますが、今回こども未来基金設置等の提案をさせていただいておりますが、その中で待機児童の解消や子どもの医療費、そしてひとり親家庭の支援、障害児の支援等も含めて、いろいろな課題が山積しております。そういった中では、先ほど部長のほうからこの構成メンバーのお話がありましたが、その市民会議などを通して、これらの課題も広く市民の皆様方と共有をしながら、しっかりとこの基金の活用も取り組んで具体的な策を進めていきたいと思っておりますので、議員各位のまたご理解、ご協力もお願いしたいと思います。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 市長、次年度も懇談会をやると思うのですけれども、万が一、この給食費無償化、0件と言わず少ない声だとしたら、どうしますか。 ◎副市長(小川和美)  お答えいたしますが、今回の学校給食費の無償化に向けた取り組みの第一段階として予算計上をしておりますことは、学校給食ワーキングチームの中で数回、あるいは打ち合わせを含めると数十回の検討を繰り返しながら積み上げてきたものとして提案をしているところであります。次年度以降、ワクドキ懇談会など、広く市民の意見を吸い上げながら、幅広く検討していくことになりますけれども、そのワクドキ懇談会で出なかったからという理由をもって、この学校給食の今回の取り組みの意義が薄れるものではないという認識をしております。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- 市長、最後に思いだけ聞かせてください。私は最低でも保留、最終的には白紙にすべきだと思いますが、最後に頂戴してもよろしいですか。 ◎市長(山川仁)  しっかりとこれまでどおりの体制で、また前に前進できるように取り組んでまいりたいと思いますので、ご理解、ご協力、よろしくお願いいたします。 ◆5番(宜保龍平議員) -再質問- もう6月に頑張ります。以上です。ありがとうございます。   ── 通告番号8(21番)赤嶺吉信議員 ── ○議長(大城吉徳)  次に、赤嶺吉信議員の質問を許します。 休憩いたします。          休  憩(11時42分)          再  開(11時42分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -登壇- 皆さん、こんにちは。保和会の赤嶺吉信でございます。一般質問の前に所見を述べたいと思います。 新型コロナウイルスの影響で、世界中が混乱している状況にあります。我が沖縄県も観光関連産業を中心に危機的な状況にあります。当豊見城市も那覇空港の第二滑走路が3月26日の開業を控え、西海岸地域における物流関連施設の建設計画の推進や与根地区などを含めたレンタカーや観光バス関連企業の存続など、非常に心配をされる状況になっております。このようなことから、今後は国や県の対応を見据えながら、一日も早く新型コロナウイルスの感染が終息し、元の経済状況に戻れるように、みんなで協力をして頑張っていきたいと考えているところであります。それでは通告に従いまして、一般質問に入ります。 まず初めに、(1)環境保全についてであります。6月半ばごろに開院予定であります、豊見城中央病院開院に伴う排水処理について、以下を伺います。 ①豊見城中央病院の一日における排水量はどのくらいの量かを伺います。 ②医薬品等の処理方法について伺います。 ③漁業への影響は考えられないか伺います。 (2)市道257号線について。 ①事業の進捗状況について伺います。 ②橋梁の工事は完了しており、供用開始を願う市民の声があります。なぜ取付工事ができないのかを伺います。 ③用地単価については「安すぎる」との地主の声もありますが、単価算定について伺います。 (3)渡嘉敷地内の廃タイヤ処理について。 ①産業廃棄物の処理に関する違反と思うが、市の対応、これまでの進捗状況を伺います。 ②付近住民は廃タイヤにたまった雨水から発生する蚊に悩まされているようであります。対策について伺います。 (4)ビニールハウスの補助について。 ①令和2年に予定されている補助事業の内容について伺います。 ②農家への要望調査について伺います。 ③応募の要件について伺います。よろしくお願いします。 ○議長(大城吉徳)  当局の答弁を許します。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  赤嶺吉信議員ご質問の(1)及び(3)について、順次お答えします。 まず、(1)の①豊見城中央病院の排水量については、南部保健所に確認したところ、計画排水量は1日約320立米とのことでございます。 次に、②医薬品等の処理方法については、沖縄県から産業廃棄物の収集運搬及び処分の許可を得ている沖縄県医療廃棄物事業協同組合において適正に処理が行われており、移転後も同様に処理されるものと確認しております。 次に、③漁業への影響については、排水処理施設の適切な維持管理がなされることで、排水基準値を満たすものと考えられます。本市としましては、南部保健所の立ち入り検査に同行するなど、南部保健所と連携をとりながら対応していきたいと考えております。 続いて、(3)の①廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき、産業廃棄物の処理に係る違反となることから、沖縄県南部保健所が主となって、本市と合同で撤去指導の現場立ち会いを実施しております。本市においては、これまでに周辺の市民から蚊の発生による苦情や相談が寄せられた場合の対応として、現場確認を行い、「土地の適正管理について協力願い」の文書を土地の所有者へ送付しております。また、当該牛舎跡地については平成29年度により、土地所有者において定期的に廃タイヤの処理を行っており、撤去時には立ち会い確認をしている状況ではありますが、処分業者も少ないことから費用も高額となるため、一度に処理することは困難であると確認しております。今後も南部保健所と協力して、廃タイヤの撤去、指導に関し、引き続き取り組んでまいります。 次に②についてですが、蚊の対策についてですが、牛舎跡地の廃タイヤについては土地所有者で防虫薬剤を購入し、適宜周辺環境に配慮しながら、蚊の薬剤散布を行っていると確認しております。本市としましては、今後も関係機関と協力しながら駆除剤の散布など、その他に対応策がないか検討し、適正管理の指導に努めてまいります。 ◎経済建設部長(金城道夫)  赤嶺吉信議員の(2)と(4)について、順次お答えいたします。 (2)の①について、事業の進捗状況につきましては、令和元年度末時点の予定進捗率は事業費ベースで63.6%となっております。 ②について、なぜ取付工事ができないかというご質問ですが、現在市道257号線にかかる翁長橋と市道203号線には高低差が生じており、取付工事を行う際には盛土や市道203号線への擦りつけを行うために、交差点部分への用地取得が必要不可欠であり、現在当該箇所の用地交渉を進めている状況でありますので、協力が得られれば、速やかに工事に着手したいと考えております。 ③について、土地の取引価格につきましては、豊見城市の公共事業の施工に伴う損失補償基準をもとに算定したものとされています。市道257号線におきましては、不動産鑑定士への業務委託により、市場で形成された取引価格において標準値の価格を決定し、用地買収箇所の全筆について個別格差率を設定し、用地単価を決定しております。また、県の地価公示価格に合わせて、その都度時点修正を行っておりますので、適正な価格設定が行われているものと考えております。 次に(4)の①については、令和2年度に予定されている補助事業の内容につきましては、長雨等の天候に影響されない、耐候性野菜栽培施設の導入により、葉野菜類の安定生産を推進し、農業振興を図ることを目的に、豊見城市いきいき野菜生産支援事業を実施する予定でございます。事業規模につきましては、5農家で施設面積が6,000平米、総事業費が5,280万円となっております。 ②について、農家への要望調査につきましては、平成30年度に市広報やホームページ、JA等の関係機関に依頼するなど、生産農家へ広く周知を行い、5農家から要望がありました。 ③について、応募要件の主なものにつきましては、市内在住で本事業の目的に沿える者。65歳未満の者、または65歳以上で農業後継者がいる者。施設を導入する農地が自己所有農地、または許可を得て借りている農地であること。登録農薬を適正に使用し、防除日誌の提出ができる者。成果目標の達成が見込める者となっております。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(11時54分)          再  開(13時30分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- では(1)環境保全について、順次質問をしてまいりたいと思います。 先ほど福祉健康部長のほうから回答がございましたけれども、①でありますが、豊見城中央病院の排水量については320立米が1日で流れていく計算になっているということで、排水量については理解をしました。 ②の薬品等の処理方法については、沖縄県医療廃棄物事業協同組合によって処分されると。私がこれを質問したのは、薬品の分解をして、海に放出するのかという思いがあって質問をしましたけれども、適正な処理を行うということで安心をいたしております。では、環境保全の①と②については今の回答のとおりであれば、特に問題はないのかと考えております。 そこで、この環境保全を含めて開院後の地域住民との良好な関係を構築するためにも、この汚水の処理方法とか、あるいはこれから搬送する救急車両、ドクターヘリ等の騒音などに対する住民説明会は不可欠と考えておりますが、執行部の考えを伺います。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 豊見城中央病院に住民説明会の開催について確認しましたところ、現段階で開催する予定はないとのことでございました。また、騒音規制法や水質汚濁防止法においても、豊見城中央病院が住民説明会をしなければならないという法的根拠はないため、市から住民説明会の有無について指導することは難しいと考えております。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- 法的根拠がないということで、市民への説明会は特段ないという回答でありますが、私たちの地域にとっては非常に大きな問題でありまして、この法的根拠がないといっても、説明会はやるべきだと思っております。これについては病院側の見解でございますので、答弁は要りません。 では、次にまいります。今後この地域住民と病院側にトラブルが発生した場合に、スムーズに解決する目的で、市や病院や自治会、関係者で構成をする協議会を設けたほうがいいと考えますが、当局の見解を伺います。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 市といたしましては、協議会の設置は考えてはおりません。しかしながら、例えば排水処理については適切な維持管理がなされるよう、南部保健所と連携をとりながら環境保全につながるよう、指導に努めていきたいと考えております。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- ありがとうございました。 地域における課題や問題については、病院施設と関係がないというわけではなくて、市民からすると課題や問題については、窓口として市のほうに頼って電話をしてくると考えるわけです。では、今後6月の中旬ごろに開院をしますけれども、騒音のトラブルとか、あるいは環境の問題であるとか、そういったときに市に連絡があった場合に、市としてはどのような対応をする考えなのか、お聞かせください。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  市といたしましては、基本的には南部保健所や関係機関と連携を図りながら、中央病院に対して指導をしてまいりたいと考えております。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- よろしくお願いをいたします。 では、③の質問です。1日の排水量は約320立米、トンに直しますと320トンを見込んでいるとの回答ですが、これを年間の排水量を計算すると、320トン掛ける365日でいくと11万6,800トンの汚水が海へと放出されることになります。近海では定置網やタコ漁、シャコ貝の養殖がされていることから、漁民の方々は非常に心配をしているようでございます。万が一の場合における与根漁業組合との取り決めが必要だと私は思いますが、市の見解を伺います。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 繰り返しの答弁となりますが、排水処理施設の適切な維持管理がなされることで、排水基準値を満たすものと考えられます。本市としましては、浄化槽法第11条に基づく定期検査結果を求めるなど、南部保健所と連携をとりながら対応していきたいと考えております。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(13時37分)          再  開(13時37分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -訂正- 「汚水」ではなく、「処理水」に変更したいと思います。 ○議長(大城吉徳) -許可- ただいまの訂正は議長にて許可いたします。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- 福祉健康部長、この南部保健所と対応しながらしっかりとやっているという答弁でございますが、漁民としては、11万6,800トンの水が年間に流れてくるわけです。やはり漁民としては適切な処理がされていても、莫大な量が流れてくるということを考えますと、やはり水質の検査とかを実施して、漁業組合への周知はやるべきではないかと。基準を満たしていますという保健所からの調査結果を組合のほうに配付をして、組合の皆さんが安心して漁業ができるように対策をとってもらいたいですが、その辺はどうですか。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  市としましては、今回の一般質問を通して、地域住民から説明会や協議会の設置要望があることがわかりました。その旨を、まず中央病院のほうにお伝えしていきたいと思います。その上で、検査結果等について公表するか否かについても、中央病院と連携を図りながら検討してまいりたいと考えております。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- この海に排出される量を考えますと、大変な量だというふうに私も感じるわけでありますけれども、そこでこの排水を回避するには、一番手っ取り早い方法があるのです。これは何かと言いますと、市長、今、与根豊見城地域に公共下水道の整備を考えていると思いますけれども、その下水道の整備は段階的に今考えていると思うのですが、早急にこの下水道の整備をしていただいて、排出される処理水を下水道に流すことで、この漁民への問題は解決するのではないかと思っておりますが、市長、そのお考えはあるか、見解をお願いします。公共下水道が早くできるように。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(13時40分)          再  開(13時41分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- (2)市道257号線についてであります。 経済建設部長のほうから進捗については63.6%が終わっているという回答でございましたが、再質問をしますけれども、63%が終わっているということなのですが、そうなると事業の半分以上が進んでいると捉えていますが、この道路事業の本質、形が見えないわけなのです。この翁長に今、県道257号線ですか。橋梁は確認できるのですが、その後の道路の法線というのですか、形が見えない。その理由は何なのか、お伺いをします。 ◎経済建設部長(金城道夫)  お答えいたします。 進捗率は63.6%ということで答弁しましたけれども、そのうち市道257号線の執行済みの事業費は約8億7,200万円でありますが、そのうち橋梁工事費が約5億6,000万円で執行額の64%を占めていることから、橋梁工事費が進捗率に影響していると。その他の道路工事はまだやっていませんので、まだ目立たない状況でございます。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- わかりました。 ②に移りますけれども、用地買収とか順次やっているということは聞いておりますが、この橋梁と市道203号線でしたか、そこの取付工事を行いたいのだけれども用地交渉が進まないとの答弁でありますが、この用地の交渉が進まない原因は何なのかをお伺いいたします。 ◎経済建設部長(金城道夫)  お答えいたします。 用地の交渉が進まないということでございますけれども、その理由です。その交差点部分の地権者より、まず代替地を求めているというのがあります。それから、乗り入れ口の間口を広げてほしいという課題がございまして、代替地につきましては今予定地を探したところでありまして、その辺が進捗している状況でございます。それが出入り口の間口につきましては、今警察と協議を行っているところでございまして、交渉は地権者とも進展しているという状況でございます。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- では部長、交渉している段階で、この交渉は進展をしていくというふうにおっしゃっていますよね。であれば、この橋梁と県道203号の交差点である部分は、近いうちに取りつけができるということでよろしいですか。 ◎経済建設部長(金城道夫)  お答えいたします。 ですから、橋梁部分に今高低差があって、その高低差を埋めるためには、その交差部分の地権者との交渉がまずありますと。それは今進展している状況ですので、早ければ令和2年の契約、そして工事は令和3年度を予定しているところでございます。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- 市民の皆さんは早目の供用開始ができるようにということで望んでいるようでありますので、一日も早く交差点部分が完了できるように頑張っていただきたいと思います。 では③に移りますが、単価の設定については評価の時点修正を繰り返しながらやっているということでありますけれども、私はこの時点修正をしても用地買収が進まないのは、この時点修正の単価に問題があるのではないかと思いますけれども、単価の評価については問題があると認識はありますか。 ◎経済建設部長(金城道夫)  お答えいたします。 用地単価の算定につきましては、市の損失補償基準に基づきまして、正常な取引価格をもって補償するものとすると、そういうふうにあります。時点修正につきましても不動産鑑定評価を行った後、物価上昇等がございますので2年はその時点修正を行い、その後、また再度不動産鑑定を入れて、時点修正を2年間やると。そういう方法で繰り返す方法がとられております。事業が数年に及ぶ場合は、このような方向で進めていくことになります。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- この手法を変えてやっているということでありますが、地権者の皆さんはどの程度見て、どの程度契約が進んでいるのかというのはわかりませんが、今後この道路事業に対する用地買収に、買い取りに応じない地主も出てくると考えるわけです。その地主に対して、今後どのような交渉を考えているのか、お伺いをいたします。 ◎経済建設部長(金城道夫)  お答えいたします。 回答に応じない地主に対して、今後どのような交渉をしていくかというご質問ですけれども、不動産鑑定評価の算定根拠等、十分説明しまして、これは粘り強く交渉を行いまして、理解を求めていきたいと考えております。
    ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- これで(2)の市道257号線については、以上であります。 続いて、(3)の渡嘉敷地内廃タイヤについて何点か質問をいたします。廃タイヤについては違法であるという回答でありますけれども、今回福祉健康部長の答弁では、経費がかかり過ぎるということと、この業者が見当たらないという回答でしたよね。たまたまこの廃タイヤについては、廃棄物処理業者が処分を手伝ってもいいという話が聞こえるのですが、そのような話はあるのか、お伺いをいたします。 ◎経済建設部長(金城道夫)  お答えいたします。 渡嘉敷の廃タイヤにつきましては、付近住民が非常に困っているということは私も把握していたところでございまして、今廃棄物処理業者が実績づくりのために安価で処分したい旨の申し出があることは事実でございます。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- 再々質問をします。 この業者が手伝えば処分できると思いますけれども、実現性はありますか。※(16番)宜保安孝議員 離席(13時51分) ◎経済建設部長(金城道夫)  お答えいたします。 タイヤ処分につきましては処分金が必要でございますので、地主との調整では土地を処分して、その一部の代金を処分金に充てることになっておりますので、土地の売却ができれば、可能性は高いと思っております。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- 地主と、この処理業者が話し合いを持って、南部保健所と協議をして、できるだけこの業者が速やかに、後押しをしてくれると言っているわけですから、この廃棄タイヤが何年も放置されている状況を考えますと、せっかく手を挙げていらっしゃいますので、後押しをしていただきたいと思っております。 次に②の再質問ですが、要するに廃棄されているタイヤに蚊が発生して、非常に悩まされているわけでありますが、散布の回数を増やして対応するなりして、この農作業に支障のないように、薬剤散布については南部保健所、あるいは地権者のほうで負担をしなければいけないという状況だとは思うのですが、これを段階的に市のほうで薬剤散布をする考えはないか、伺います。※(16番)宜保安孝議員 復席(13時52分) ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  薬剤の散布についてですが、以前はやっていたと聞いているのですが、現在、市として行っていないのが現状です。ただし、やはり地域の事情等を鑑みますと、要望等を踏まえながら南部保健所とも調整を図った上で、市として薬剤散布ができないかどうか検討してまいりたいと考えております。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- よろしくお願いをいたします。農家の皆さんは頭に網の帽子をかぶって、蚊取り線香を炊いて農作業をしているということを聞いておりますので、早目の対応をしていただけますようにお願いをしたいと思います。 では、(4)のビニールハウス補助について。①、②の回答でありますが、令和2年の補助事業については、5つの農家で施設面積が6,000平米、総事業費が5億2,800万円になったという数字が出てまいりました。 ②の農家への要望調査については、手を挙げた5つの農家が全て通ったということもわかりました。応募要件についても、これは6項目の要件が出されておりますが、そこで最後に伺いますけれども、これまでの同事業の実績はどうなっているのかを伺います。 ◎経済建設部長(金城道夫)  お答えいたします。 ビニールハウスの補助の実績でございますけれども、平成24年度から事業に取り組みまして、補助対象農家は48農家、それでビニールハウスの面積が2万1,288坪、事業費が約4億600万円となっております。 ◆21番(赤嶺吉信議員) -再質問- 大変すばらしい実績をつくったのかというふうに評価いたしますが、最後に本市は沖縄県で唯一の軟弱野菜生産地として位置づけられていますが、この軟弱野菜についてはどうしても露地栽培でやると。雨や風、害虫の被害が強く、野菜の生産がなかったということの中で、今回のハウス事業促進で葉野菜の安定生産、農業振興を高め、所得の向上を図ることが実証されたわけです。今後とも、この事業を進めていかれるのであれば進めてもらいたいと強く要望をいたしまして、3月定例会の一般質問を終わりたいと思います。   ── 通告番号9(16番)宜保安孝議員 ── ○議長(大城吉徳)  次に、宜保安孝議員の質問を許します。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(13時57分)          再  開(13時57分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◆16番(宜保安孝議員) -登壇- 市民の皆様、執行部の皆様、そして議員の皆様、そしてまた傍聴席の皆様、こんにちは。保和会の宜保安孝でございます。一般質問2日目でございます。昨日は一般質問の前に先議案件ということで各議員が今後の豊見城市のために、与党、野党、それぞれの立場から、本当にこれでいいのか。また、このほうがいいのではないかとかといろいろな議論を重ねて、いろいろな結果が出ました。それを受けて、今後市長を含む執行部はそれに対する対策を練っていくことになるかと思いますけれども、これをぜひやはり市長の、また執行部の皆様の胸に置いてほしいのは、我々野党は思いの中では、豊見城市をよくするためという思いの中の我々の考えは今現状こうであるという中で、ただしかしながら今後市長と我々が、この議会以外でも車の両輪とよく言いますけれども、やはり足りないのではないのかと本当に思います。ぜひ市長、今議会終わったら、落ち着いたときにみんなと一緒に食事でもしながら、いろいろな話をすることによって、豊見城市の今後の発展、妥協だったり、いろいろな提案もしながらやっていけるのではないかと思いますので、その辺は我々も間口を広げて、また市長、副市長もその辺をまたうまく、お互い折れるところは折れながらやっていければ、今まで以上によい市議会、また市政運営につなげていけると思いますので、ぜひいいところはいいところで手をとり合って、頑張っていきましょう。 それと一般質問を始める前に、実は以前よりウージ染めの限定販売のチラシが入っておりまして、最近までスーツでしたけれども、これから夏ということで、議会でもこれからウージ染めとか、かりゆしウエアを着る機会が増えてくると思います。他市町村においては議会運営委員会等で申し合わせをして、かりゆしウエアの柄が入ったぽろゆし、それが県産品、また市産品とかであれば、その市の商工業の発展の意味も含めて認めようとかという話があるようでございます。また、私も今回そういったことを含めまして、今1階のほうでHabuBoxとウージ染めが一緒になったぽろゆし、とてもおしゃれでした。それを購入しましたけれども、ぜひまた議運委員長を中心にその辺も検討していただければ、6月定例会ではまた涼しい形で、議会でこういったのを着られるのも一つのいい案ではないかと思って、提案させていただきます。 長くなりますが、それと今コロナウイルスの件でいろいろな懸念がありますけれども、私は今商工会の理事をしておりまして、毎月定例会を行っておりますが、先々月と先月の各事業所からの貸し付けの要望であったり、相談というのがすごい勢いで増えているということでありました。先々週理事会でありましたけれども、今日確認しましたら、豊見城市内、1,000事業所ぐらいが商工会に加入していますけれども、今セーフティーネットの貸付基金が54件で、11億6,000万円の申し込みが来ていると。その中に公庫は含まれていないということなので、公庫に行かれている方も相当数いるだろうということですから、商工会に来ている中でも1,000事業所の中の50社ということは、20社のうちの1社が大変ですから貸し付けしてくださいという状況。それが公庫も含めるとどういうふうになるかは知りませんが、大変な状況になっているのかと思います。そういった意味では商工会も、また市も膝をすり合わせ、この対策、今の現状を乗り切るためのさまざまな施策を考える。その中で先日、札幌の商工会議所が緊急在庫処分SOSということで、売る予定だったものが売れなくなったという物を、インターネットを通じて全国にピーアールしたところ、ものすごい売れ行きで商品が売れていると。特に沖縄の、豊見城市の企業もそうですが、物産展などで販売を予定したものが、物産展等の開催がもうできなくなった。県外に売りに行けない。そういったときにネットを活用して、豊見城市と商工会等が一緒になってそういったピーアールをすることで、違った形でまた豊見城市のピーアールにもなるし、事業者の救済にもなるのかと。そういった今だからこそできる策というのをどんどんやっていってくれたらと思います。そういったものも含めまして、一般質問に入りたいと思います。 (1)観光振興についてであります。一括交付金を活用して行政と民間一体となった開発でにぎわいを見せる瀬長島について伺います。 ①年間の来島者数を伺います。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 一括交付金を活用しての観光拠点整備事業の目的達成度調査で、平成29年度当初目標値を大きく超えた288万人を達成しております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- その288万人というのは、本当に一括交付金を活用して瀬長島が整備される前に比べますと、やはりものすごい数の観光客が来られておりまして、一時期は車の渋滞もすごく問題になっておりましたが、今はバイパスに出る道も改良工事が進みまして、結構スムーズになっているというのも含めまして、本当に観光客がすごく多くなっております。その中で②ですけれども、経済効果について、お伺いします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 瀬長島にある観光関連施設も増え、利用者数も増えていることから、相当の経済効果があるものと推測しておりますが、具体的な数字に関しましては把握しておりません。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 入湯税とか、その辺は答えられるのですか。では、入湯税がわかりましたらお願いします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 今おっしゃいました入湯税に関しまして、平成30年度でございますが3,085万4,100円の税収でございました。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 1人当たり入湯税は100円ぐらいでしたか。150円。それが3,085万円。今後また瀬長島に新たなホテルができるという話もあります。そういった中で、固定資産税とか細かいことを聞きたいのですが、なかなか各事業所の中身に触れることになると思いますので、割愛させていただきます。 その中においても、さまざまな課題があると思います。先ほども言いましたが、少しは緩和されましたが交通渋滞の問題だったりとか、ごみ処理の問題だったり、そういった面も含まして現状での課題について、お伺いします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 瀬長島は飛行機の離着陸や夕日を楽しむ観光客のみならず、県内の野球関係者も多く訪れますが、そのほとんどが自家用車やレンタカー、大型観光バス等での来島となっておりますことから、駐車スペースの確保が課題となっております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- ありがとうございます。 先日、字上田で生年祝がありまして、そのとき市長に来賓で来ていただきましたので、そのときに市長にも少しお話をさせていただきましたが、皆さん瀬長島に行かれましたときに、同じ時間帯、特に夕方が多いですね。夕日を見に来たりとか、観光バスが本当に島中をぐるっと回るぐらい、すごい数が入って、もう1,000人を超えるような方々が子宝岩の前で写真を撮ったり、夕日が落ちるのを待っているのです。しかしながら、ずっと見ていても、また人に聞いても、お客さんはトイレまでしか行かない。なかなかウミカジテラスだったり、そこまで行かないという流れがあります。それはなぜかと調べたり、いろいろ見聞きしますと、特に中国、また韓国、台湾、そういった外国からのツアーは、ツアー会社とバス会社、お土産品店、食事をするところ、沖縄に観光に来てはいますけれども、中国人が経営するバスに乗って、中国人が経営するお土産を買いに行って、飲み物やお菓子、お土産もバスの中で販売する。そういったような状況があって、これでは豊見城市、また瀬長島にお客さんは来ても、なかなか落ちないような現状。そういった現状はやはりどうにか変えていかないと、トイレだけがいっぱいして、トイレットペーパーはすぐなくなるし、ごみは散乱するしというような状況があります。その辺は課題として、単発的に来られるお客さんに対しても何かお金が落ちるような仕組みを、ぜひ皆さんで知恵を絞って考えていただきたいと思います。 例えば、少しのスペースしかありませんが、山の斜面に少し空きスペースがありますけれども、そういったところを活用して何かお土産品であったり、豊見城市の特産品、子宝岩等を利用したようなお守りだったり、新たな特産品の開発だったりとか、そういったのができないかと思っております。また、キッチンカーとかそういったことをするときに、あの土地は利用できるのかとかいろいろ考えていますけれども、あの空き地について、もしうまく環境整備が整えば利用はできるのでしょうか。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 今、山側の整備されていないところの活用ということなのですけれども、旧空の駅やそれ以外の未利用地とのさらなる有効活用も課題と考えておりますので、今後検討してまいりたいと思います。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- ぜひ検討していただきたいと思います。 続きまして、(2)自衛隊との連携についてであります。本市には多くの自衛隊員の方々が住まわれ、日本の平和と独立を守る崇高な任務に従事されております。また、県内におきましては不発弾処理や地震や台風などの大規模災害が発生した際は、市民を守るため警察や消防、行政との協力は不可欠となることから以下の質問を行います。 ①市長の自衛隊に対する評価について、お伺いします。 ◎市長(山川仁)  お答えいたします。 自衛隊に対する評価についてでございますが、自衛隊の活動については昨今の災害派遣や国際協力など、多くの関心と期待が寄せられているところであります。特に東日本大震災では、これまでにない大規模な災害人員派遣、熊本県の大規模地震への対応など、自衛隊ならではの的確な救出並びに復旧活動は多くの国民の共感を得られていることと理解をしております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- ありがとうございます。 続きまして、②本市と自衛隊とのこれまでの連携や取り組みについて伺います。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 本市と自衛隊とのこれまでの連携や取り組みにつきましては、自衛官募集業務として市ホームページや市広報紙、横断幕等による自衛官募集の周知を行っているほか、本年2月には総合防災訓練の実施、お仕事体験事業への出店やとみぐすく産業フェスタへの出店、市消防本部との連携による共同研修等の開催を実施しております。また、豊崎美らSUNビーチを利用した自衛隊による水害救助訓練が行われる等、多くの連携、取り組みを行っているところでございます。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- ありがとうございます。 47都道府県の中で唯一沖縄県だけが県庁の中に自衛隊OBの災害対策の専門家がいらっしゃらないという現状がある中で、今話は沖縄県内にも、ということで進んでいる話を聞きます。そういった中においても、本市においては総務課の防災班の担当者として、自衛官のOBの方がおられて、さまざまな今までの経験をしっかりと豊見城市において発揮されていると思っております。そういったものも含めて今後いろいろな災害、市民の安心・安全を守るためには、その自衛隊との連携というのは本当に必要不可欠だと思いますので、ぜひまた今後ともその辺の連携をしっかりとやっていただきたいと思っております。市民の中には、いろいろな感情的なしこりがあるような方もいらっしゃるようですが、しかしそういった部分を埋めるためにも、こういった連携を逆にしっかりと深めていく。別に政治的なパフォーマンスでも何でもありませんので、ふだんから災害の訓練や避難訓練、またいろいろな備えにおいて協力していくことによって、市民の理解もさらに深まるものではないかと思っておりますので、ぜひ今後ともまた市長、よろしくお願いします。 続きまして、(3)お仕事体験事業についてであります。本年1月19日に開催された「グッジョブわくわくワーク」について、お伺いします。 ①予算額について伺います。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 令和元年度グッジョブ豊見城わくわくワークの事業の予算額は200万円となっております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 昨年もわかれば、教えてもらってもいいですか。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  昨年度も同額となっております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- ②参加事業者数、取り組みの成果について伺います。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 今回の開催は27の事業者から出店にご協力いただき、市民体育館内外で32のお仕事体験ブースを設けました。取り組みの成果としましては、いろいろな仕事を体験することで仕事の楽しさや大変さ、そしてお金の大切さを知ったという子どもたちからのアンケートの回答がございました。また、将来やってみたいお仕事ブースを選択している様子から、職業意識の向上につながっていると考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- ありがとうございます。 この出店業者の選考基準なのですが、屋外が7体験、体育館内が、32から7引きますので25事業ありますが、その中では1つの事業所が3つだったり、2つだったり、いろいろな子どもにお仕事体験をさせていただいておりますが、この参加の選考基準を教えてください。抽選なのかとか、市内優先なのかとか、そういった何か大まかな基準がありましたら。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 本事業の運営はプロポーザルにより選定された業者へ委託して実施しております。その受託者と市内を中心として、この時期にご協力いただける事業所等と調整を図りながら、体験ブースを決定しております。あと、市内並びに民間事業者を優先に決定しているということになっております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- この27業者、32の体験が行われましたけれども、漏れたと言いますか、参加の意思があったにもかかわらず、参加できなかった事業所等がありましたら教えてください。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(14時15分)          再  開(14時17分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 受託業者から協力依頼を行っており、日程等の都合がつかず、事業所から断られたケースもあるため、具体的な数字は把握しておりませんが、市内並びに民間事業所を優先に決定しているということになります。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 参加する意思があった、例えば昨年は参加していたのに、今回参加がかなわなかった事業所がありますかということをお聞きしております。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(14時17分)          再  開(14時18分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 昨年参加している事業所で今回参加していない事業所ということでございますが、こちらのほうから一応は事業所に対しまして参加の依頼をかけている中でも調整を行った結果、今回参加できないという部分もありますけれども、その事業所数というのは、今のところ数字は把握できておりません。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 今回体育館内で、例えばビーンズさん、1つの事業所が3つ事業を行っております。また、市外である専門学校、さまざまな企業、市外の方々も参加しております。また、体育館はスペースの問題とかいろいろな制限があると思いますけれども、屋外におきまして7事業所が今回体験をされました。その中でその7事業所に限って、前回参加できたのに今回参加できなかった事業所があるのではないですか。その事業所名も教えてくださいと言っているのです。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(14時20分)          再  開(14時21分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 昨年行った事業所で、今年行っていない事業所というのは自衛隊に関してはわかりますけれども、その数自体は把握しておりません。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- ありがとうございます。今わかるところで言えば、自衛隊は参加がかなわなかったということでございます。 ③でございますが、取り組みについて課題もあったか、お伺いします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 前年度開催時のアンケート結果より、受け付け時の混雑についてのご意見がありましたので、今回は事前にウエブ予約ができるようにしたことで受け付け時の混雑が避けられたこと。公平性が保たれているとの評価をいただきました。子どもたちからは、複数の体験がしたいとの声、保護者からはもっと多くの職種やイベント回数を増やしてほしいとのご意見もいただいておりますが、事業所様に対して材料費等の報酬もなくご協力いただいていることから、本事業に目的に沿った他の運営方法等も検討してまいります。また、就労をより強く意識し始める中学生の参加が少ないことから、中学生が興味を持ち、かつ参加しやすい事業のあり方を検討してまいりたいと思います。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- ありがとうございます。 私は当日、どうしても大事な別用がありまして参加できませんでしたが、参加した方々からの私に届いた声としましたら、もう少し食事ができるようなところもあってもよかったというのがありました。もちろんキッチンカーとかあったのですかね。そういった中でも、以前に私がPTA会長をしていたときに話があったのが、市内のいろいろな部活の派遣の資金造成事業とかがあると思います。そういった中学生とか、部活生のいろいろなバザーとかをやることによって子どもたちも集まりますし、つくって販売するということがお仕事の体験にもつながるとかというような話もありましたので、そういったのもぜひ検討していただきたいというのがありました。 また昨年、先ほども言いました今回残念ながら参加がかなわなかった自衛隊の方々の体験をされた方が、今年もということで楽しみに行ったら、それがなかったという残念な声がありました。それも次回の開催に向けての課題として捉えていただけたらと思いますけれども、しかしこの自衛隊が参加できなかったことに対して理由がなかなかわかりづらくて、なぜ昨年参加されていた自衛隊が今年は参加できなくなったのか。それについても再度教えてください。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 自衛隊ブースにつきましては、前年度同様、受託業者経由で事前の承諾はいただいておりましたが、市内及び民間事業所を優先し、お断りした次第でございます。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 今回さまざまな市外業者がいっぱい参加する中で、あれだけ広いスペースがある屋外で、減らす対象が自衛隊になったというのが私には理解できません。皆さん、これは理解できますか。何かあれですか。この自衛隊を参加させないようにというような圧力とか、どこかありましたか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(14時26分)          再  開(14時35分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 一事業所を除外したということではなく、全体で30体験のブースを予定しており、かつ屋外で体験できる事業所として、市内または民間事業所を優先として参加していただいております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 私が聞いているのはそうではなくて、そういう理由であったとしたら、それ以外の理由で今回自衛隊を参加させないほうがいいのではないかというような話し合いとかになりませんでしたか。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 そのような話し合いはなかったということになっております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 市長にもお答えいただきたいのですけれども、市長のその自衛隊に対する思い。これまでの市長が野党時代、私たちが与党時代、全盛期のときに、さまざまな基地問題とか、いろいろな抗議とかがあったときに、自衛隊に対して賛否が分かれる。自衛隊というか、国防に関してとかさまざまな意見があるときに、しっかりとした考えを持たれている方だなというのが私の山川市長に対する思いがあります。というのは、おかしいことはおかしいというけれども、やはり今の現状においてちゃんと認めるものは認めるという中で、ただ豊見城市内はやはり自衛隊機の騒音とか、そういったいろいろなものがある中での抗議だったり、そういったことに関してはしっかりと声を上げていくけれども、これまでのいろいろな行事、また慰霊祭等、そういったものも積極的に参加されている姿を見ると、本当にしっかりされたバランスを持たれた方だなと思いますけれども、しかしながらさまざまな思いがある中で、各議員が例えば一つの事業とかに対しておかしいのではないかと言ったときに、それがその実行委員とかそういった方々の意見を萎縮させることがあっては、私はいけないのではないかというのがあります。そういった中で前回、12月定例会です。産業フェスタにおいて、自衛隊が参加されたことに対する疑問の声という形で取り上げている議員がいらっしゃいましたが、自衛隊そのものを否定するわけではないとおっしゃっておりました。その開催要項に合ったかどうかという話がありましたので、ではそれは開催要項に合うように産業まつりがいいのか、とみぐすく祭りの中で市民との触れ合いという中での自衛隊の参加がいいのか。さまざまな形で私は前に進めていくのが市長の責任だったり、意欲を示す部分でやらないといけないものだと思っております。それはなぜかというと、何か起きたときに、そこで市民と同じ、この豊見城市内に住んでいる自衛隊の方々、そして那覇市に基地はありますけれども、そういった方々との連携が薄れてしまったら困るという思いもあります。 それともう一つ、市長に例えば今回、産業フェスタとか、次回の産業フェスタとか、グッジョブわくわくワークとか、こういったのは自衛隊は参加するべきではないのではないかという進言とか、そういったのは議員からありましたか。 ◎市長(山川仁)  お答えをいたします。 今のようなご質問の参加しないほうがいいのではないかということはありませんでした。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- イベントにではなくて、豊見城市において自衛隊をこういった事業に参加させないほうがいいのではないかというような申し入れが議員の方よりありませんでしたかと聞いております。 ◎市長(山川仁)  繰り返しになりますが、そのようなことはありませんでした。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 12月12日の一般質問の後に、現市政、山川市長を支える7人の議員団が市長室に訪れて、そういった申し入れをされませんでしたか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(14時40分)          再  開(14時40分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎市長(山川仁)  お答えをいたします。 今の、昨年の12月12日の与党会派の皆様方の申し入れがあったのではないかというご質問でしたけれども、大変申しわけないのですが私の今の記憶の中にはありませんので、少しお答えようがないです。すみません。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 12月12日の一般質問の後に与党議員が7人も来て、市長にこういった産業まつりに自衛隊を参加させるべきではないのではないか。グッジョブわくわくワークとかそういったものに参加させないべきじゃないかって言われたかどうかを覚えていないんですか、本当に。 ◎市長(山川仁)  大変申しわけございませんが、現時点で何かメモとかそういったものがありましたら対応できるかと思いますが、今その類いのものがありませんので、お答えができません。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 市長、覚えていない。一般論から考えて、若くて回転のいい、はきはきとした元気のある山川市長が、12月末に自分サイドの与党の議員が7人も来て、ではその思いが伝わらなかったのですか。多分申し入れに来たということは参加させないでくれという思いがあったかもしれませんよ。それを覚えていないのですか。与党に対して失礼じゃないですか。もしあれだったら今調べてください。来られたかどうか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(14時42分)          再  開(14時43分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎市長(山川仁)  お答えをいたします。 大変恐縮でございますが、今のところ何か思い当たるものがありませんので、ぜひ安孝議員のほうから何か思い起こすようなまたご提言等がありましたら、教えていただければと思います。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 何か国会中継を見ているみたいですね。わかりません、覚えておりません。 私は、先ほども申し上げておりますが、市長の自衛隊に対する思い等はある程度理解している気持ちはあります。しかしながら、市長を支える与党の中にもいろいろな考えがあると思います。そういった中でも市長はよく、市長の尊敬される翁長前知事のおっしゃる言葉でしょうか。施政方針においても最後の締めで、イデオロギーよりアイデンティティーというようなことで締めておりますけれども、やはりこういったものは市長としてしっかりと姿勢を示すべきではないかと思っております。市長、また思い出したら、与党の皆様といろいろな会話の中で「そういったことあったっけ」ということをまた確認されていただければと思っております。 続きまして、(4)市長の台湾出張について伺います。12月定例会でも伺いましたが、本員には急な台湾出張の意義が理解できなかったので、再度説明を求めたい。 ①前回の台湾出張の成果について伺います。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 台湾出張の成果につきましては、台湾からの帰任後において、嘉新セメントグループから技術職員が来訪し、豊崎地区でのホテル建設に向けて、ホテル周辺環境整備についての意見交換等を行っております。また、澎湖県馬公市の魚垣や台北市内の文化創意産業基盤拠点エリアを視察した結果、今後の本市において観光産業振興に向けた取り組みの進みぐあいに応じた支援を戦略的に実施し、その実施主体である市観光協会や民間事業者などの育成や旅行者を引きつけ、来訪につなげる取り組みを促進していき、活用できないか検討しているところでございます。また、沖縄県産業振興公社台北事務所からの紹介による台湾の自治体とのハーリーによる交流について、1月28日に沖縄県産業振興公社において市商工観光課、市観光協会及び県産業振興公社の3者で情報交換を行いました。また、2月20日は同じく県産業振興公社において、市商工観光課、市観光協会及び県産業振興公社に加えて、県内で活動している中華民国龍舟協会の4者で本市と台湾でのハーリー及びドラゴンボートの取り組み状況について情報交換会をいたしました。台湾でのドラゴンボート大会の運営方法など、本市において参考になるものが多く、ドラゴンボート大会の現地視察も含めて、引き続き情報交換を行っていきたいと考えております。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 情報公開をさせていただきまして、この旅費等中身を見ました。あれだけ急いで予算をつくって行った割には、どう考えてもこれは電話やメールでできるような内容だったのではないかというふうにしか見受けられないのです。次年度予算に、市長の出張旅費、そういったものに関しましても何かおかしいというような計上の仕方があるようですので、引き続きまた新垣亜矢子議員にバトンタッチしますけれども、ぜひ今回の、せっかく時間とお金を使って、2人も連れて台湾まで行かれたわけですから、その成果はやはりしっかりと私も追いかけていきますし、成果を出していただきますよう、お願いします。 続きまして、少し飛ばします。(6)下水道整備について。字豊崎の準工業地域において、複数のホテルや大型複合施設が開業を目指しているが、相当量の下水処理量が必要とされる。現時点での計画について伺います。 ◎上下水道部長(當銘純治)  お答えいたします。 豊崎地区の国道豊見城糸満バイパスから西側地区につきましては、下水道整備当時の用途地域は主に工業の利便性増進を図る工業地域であり、その後観光関連施設を含めた多様な土地利用ができる準工業地域へ用途地域の変更が行われている経緯があります。本年4月には大型複合施設の開業予定があります。また、今後大型リゾートホテルの建設計画やほかの未利用地においても、店舗、事務所、工場、リゾートホテルの計画やほかの未利用地においても店舗、事務所、工場、ホテル開発などの計画があると聞いております。そのような状況の中、今後予想される当該地区の汚水排水量の増加によって既存の下水道施設の処理能力を超える恐れがあり、下水道管渠の追加及びマンホールポンプの整備が必要になる可能性があります。現在におきましては、昨年の6月末に行われました事業者との意見交換会で、今後の事業展開などの意見も踏まえ、沖縄県と協議調整を進めております。このようなことから、令和2年度に豊崎地区における今後の汚水排水量の基礎調査を行い、下水道事業計画の変更を見据えた検討を行ってまいります。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- 今年4月にはDMM水族館「イーアス」が開業されます。また、2023年6月には嘉新セメントのホテルや沖縄特産販売、上原ミート、オリックス等がさまざまな事業展開を計画しております。ぜひそれに間に合わせて下水整備をしていただきたいのですが、次年度予算にはその基礎調査について、費用はしっかりと入っていますでしょうか。 ◎上下水道部長(當銘純治)  お答えします。 令和2年の豊見城市下水道事業会計予算において、基礎調査に係る委託費用を計上しているところでございます。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- ありがとうございます。なるべく事業所に負担がないようにぜひ頑張ってください。 (5)豊見城中央病院移転についてであります。 ①移転に伴う市民への影響について伺います。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 今年の6月1日より、字与根に友愛医療センターが開院いたします。友愛会へ確認したところ、友愛医療センターには現在の豊見城中央病院から高度専門的医療、救急医療を含む約9割の機能が移転するとのことです。また、字上田の豊見城中央病院では残りの1割の機能に加え、現在糸満市にあります南部病院が移転統合され、引き続き豊見城中央病院の名称を引き継ぐとのことでした。そのため今年の6月以降、友愛会では字与根の友愛医療センターと字上田の豊見城中央病院の両方で診療活動を行っていくこととなります。字上田の豊見城中央病院の今後の状況ですが、現在の1日当たりの外来患者数が約900人であるのに対し、6月以降の新体制では約350人の外来患者を見込んでおり、従業員数につきましては現在約1,200人であるのに対し、6月以降は約450人を見込んでいるとのことでした。 ◆16番(宜保安孝議員) -再質問- では答えは要りませんけれども、5月末で中央病院の裏の多くの契約駐車場が解約となるそうです。真後ろはしばらく残りますけれども、駐車場から少し離れた場所は返還されるという形で地主の方々も何か土地利用できないかというふうにあると思います。ぜひ市の新たなまちづくりの中の一つのポテンシャルの高い地域だと思いますので、ぜひまた調査研究をお願いしたいと思っております。今後、名嘉地インターを含める市長の思いでありますまちづくりの中に、あのあたりもしっかりと入れていただきたいとお願いしまして、今回の一般質問を終わります。ありがとうございました。   ── 通告番号10(20番)外間 剛議員 ── ○議長(大城吉徳)  次に、外間剛議員の質問を許します。 ◆20番(外間剛議員) -登壇- 皆さん、こんにちは。保和会、外間剛です。県内で新型コロナウイルスの感染者、3例からしばらくここ2、3日のうちに新たな感染者が発生しております。以前のようにというか、感染対策が本当に重要で終息の予測もつかない状況の中、不安な生活を強いられておりますが、またこのコロナウイルスによって観光客の大幅な減少、経済効果への大打撃は本国のみならず、世界各国に大きな影響を及ぼしております。一日も早い薬品の開発を願いながら、通告に従い、一般質問を始めます。淡々と済ませていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 (1)令和2年度施政方針について。 ①第1部「協働と交流によるまちづくり」から次の点を伺います。 (ア)宮崎県高千穂町、町制100周年について、本市の詳細な考え方を伺います。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 本市の姉妹都市であります宮崎県高千穂町の町制100周年につきましては、高千穂町より内々に記念式典祝賀会の出席案内がありましたので、市長の出席を予定しているところでございます。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- 市長の出席ということですが、市長のみなのでしょうか。それとも豊見城市とかかわりのある方たちもというか、またこの高千穂町とかかわりのある方たちも呼びかけながらの出席をしていくのかどうか、伺います。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 現在のところは市長と職員のみでございます。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- 市長と職員と。では、市長と職員という中で何名の職員で行かれるわけですか。市長を含めて何名になるのか、伺います。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(14時56分)          再  開(14時56分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 市長と職員1人、計2人でございます。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- ではそしたら、高千穂町に疎開されていた方々にはどういった呼びかけをするのか。それともしないのか。これまでジュニアリーダーの子どもたちというのは、盟約締結から高千穂町の子どもたちと交流、そしてまたエイサー指導等を含め、これまで携わってきたかと思います。ジュニアリーダーの子どもたちも私は参加させたほうがいいのではないかと思っていますけれども、考え方をお聞かせください。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(14時57分)          再  開(14時58分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お声かけということなのですけれども、高千穂町100周年記念式典とあわせて盟約25周年記念事業というものができるのであれば、高千穂町の意向も伺いながら調整を図ってまいりたいと考えております。 ◎教育部長(原國政也)  お答えをいたします。 ジュニアリーダー等、社会教育にかかわる子どもたちの団体について、現在調整を行っているところではございません。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- ジュニアリーダーの調整を伺っているということですけれども、少し伺いますが、このジュニアリーダーは現在のジュニアリーダーを考えていますか。…あ、やっていない。すみません。では、もう次に移ります。 (イ)盟約25年についてはどのように考えているかを少し触れていましたけれども、よろしくお願いします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 宮崎県高千穂町と本市は昭和19年の太平洋戦争時の学童疎開が縁で住民同士の交流が始まり、平成7年(1995年)に姉妹都市提携を結び、ジュニアリーダーの交流や役所の職員同士の人事交流等を行ってまいりました。当時の学童疎開の歴史を豊見城市民、また子どもたちへ語り継ぎながら、現在の自然や文化の異なる高千穂町との交流を今後も重ねていきたいと考えております。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- もう盟約についてはいいですけれども、次、②第2部「子どもが活きる学びと文化のまちづくり」から次の点を伺います。 この子どもが活きる学びと文化のまちづくりの令和2年の施政方針で、子ども未来基金を設置する旨を伝えられておられました。その条例制定の議案も今議会に上程され、教育民生常任委員会に付託されましたが、継続案件となりました。子ども未来基金は、大変すばらしい事業だと私は思っています。ただ、残念なのがふるさと納税、新たな寄附行為を当てにした財源の確保。質問の前に述べたように、新型コロナウイルスによる経済のダメージからすると、簡単にイエスとも言えません。また、学校給食保護者支援事業、3,500万円余りの事業費で、実施計画では令和2年度以降の計画も示されておりません。この支援事業の将来設計が見えない。そのほかにも疑問があり、継続ということになりましたけれども、学校給食は受益者負担が基本と私は考えております。約11年給食費の値上げがされていない。当面の措置として、今回提出される予定の修正案では5,300万円を計上し、児童・生徒の栄養素向上を考えたものとなっております。また私には保護者から、子どもが学校から帰ってくると、「お母さん、お腹すいた。何かつくって」という保護者が多いです。給食なかったの、あれでは足りないというのが部活をする子どもたちも含めて、量のことを訴えてきます。 質問に入りますけれども、これまで皆さんは栄養素という部分もありましたが、私は(ア)で学校給食の栄養素向上、現行給食費の差額分を支援「学校給食保護者支援事業」を新たに実施するとありました。給食の量についてはどうなのか、伺います。 ◎教育部長(原國政也)  お答えをいたします。 学校給食保護者支援事業を実施することで課題となっている学校給食の栄養の確保について、一定程度の改善が期待できるものと考えております。令和2年度の事業費でどの程度まで栄養価を確保できるかということについては、食材費の値上がりなどを踏まえる必要がありますが、現時点での見極めが困難でありますので、食材費の値上がりなどを考慮せずに試算した栄養充足率は、小学校においては現在85.1%から93.2%に。中学校においては84.91%から94.34%まで、栄養充足率の改善が図られるものと試算をしております。栄養充足率が改善されることは量も増えるものだと考えております。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- 量が増えるということですが、量が増えても、では93%、94%という数字でしたら、あと足りないのが7%、6%という感じになりますけれども、残量の課題などもありますが、ここら辺は調査しながら、統計をとりながら、この学年によっては減らしたり、多めにしたりという方法もあるのではないかと思いますが、よく那覇市とか他市町村から転入してきた保護者から、「豊見城市の給食ってこれだけ」という声があるのですけれども、どうにかメニューを、品数を増やすということはできないのか。見解を伺いたいと思います。 ◎教育部長(原國政也)  お答えをいたします。 まず摂取カロリーについては、やはり基準量をしっかりとっていただいて、しっかり育てていきたいという考え方で、100%は目指していきたいと考えております。それから献立表をつくる段階で、そういった栄養素の問題、それから品数の問題、その辺が改善できるように栄養士の先生とも一緒になって取り組みをしていきたいと考えております。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- すみません、ぜひよろしくお願いしたいです。 次、質問変えますが、(イ)新たに保育所を整備し、待機児童解消に努めていくとありますが、受け入れ規模及び保育士不足の解消にはどのように取り組むのか、その具体策を伺います。
    福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 現在、令和2年4月の入所調整の最終段階にございます。報道等により既にご承知のことと存じますが、本市においても核家族化、女性の社会進出が促進され、さらに幼児教育・保育の無償化制度の影響を受けて、保育ニーズがなお一層上昇しております。待機児童の解消のための施策としましては、ハード分野では施設の新設予算として、新園1園、分園1園規模の受け皿確保を進め、さらに待機児童解消のための保育士確保については、障害児支援を柱とした補助金の増額確保を含め、保育士宿舎借り上げ支援事業等の効果的な事業の推進に取り組んでいる最中であります。また、新年度より引き継がれる子ども・子育て支援事業計画の中で、向こう5年間のさまざまな支援計画が具体化されておりますので、前期計画に引き続き積極的に推進してまいる所存でございます。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- 昨日の答弁の中でも豊見城市中学校区内という話を伺っています。そこで本園というか、新園90名、そして分園30名のこの2園整備をするということですけれども、豊見城中学校校区というのは市街化区域で土地の単価も高い地域でもあります。自分からすると、「あれ、調整区域を使ったほうがいいんじゃないかな」という思いもある中で、そこら辺はそこを受け入れてくれる園の経営者の力量にもよるとは思いますけれども、当局の考えている、この豊見城中学校区内周辺という範囲を少し示していただけますか。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 まず子ども・子育て会議においては、本園規模と分園規模の整備を若年人口が多い豊見城中学校区を柱に検討していくという方向性が示されて答弁を行いましたが、今後施設建設においては、第2期豊見城市子ども・子育て支援事業計画を基本とし、運営者選定基準も含めて、豊見城市保育所設置運営事業者選定委員会において議論されることとなりますので、担当課としましては設置エリアを市の中心地域に寄せたほうが、よりメリットが大きいと考えているところでございます。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- すみません、自分が聞いているのは、エリアというか、この豊見城中学校を中心にして、どの範囲が豊見城中学校の範囲内に入れていますかという話なのです。何キロ以内とかって。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(15時09分)          再  開(15時09分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  まず、豊見城市自体がおおむね半径6キロメートル以内になっております。そういったことを含めて考えますと、中心地から半径約3キロメートル以内を現在、中学校区と認識をしております。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- 結構な範囲ですね。長嶺中学校にも入っていきますし、伊良波中学校にも入っているという結構な広い範囲なので、とにかく待機児童解消のために、ぜひよろしくお願いします。 次、③第6部「都市とみどりが調和するまちづくり」から土地利用についての次の点を伺います。土地区画整理組合設立準備会と連携を図りとありますが、その内容を伺います。 ◎都市計画部長(赤嶺隆志)  お答えいたします。 豊崎から県道256号線にかけての県道東風平豊見城線沿線地区において、市街化区域への編入を目標として、平成27年7月に土地所有者の皆さんによるまちづくり協議会が発足をしております。その後、当会は土地区画整理事業の調査検討及び合意形成の推進など土地区画整理組合の設立に向け、平成30年6月に土地区画整理組合設立準備会へと移行しております。現在、当準備会が主体となって土地区画整理事業によるまちづくりの検討を進めるための合意形成を図っているところでございまして、市としましても権利者の合意形成など引き続き当準備会と連携し、計画的土地利用の推進を図っていきたいと考えております。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- 今、設立準備会でまたこの手続等をというか、地権者とのというお話でした。その中で組合として本当に立ち上がるというのは、大体どのような段階からなのでしょうか。 ◎都市計画部長(赤嶺隆志)  組合の設立というか、区画整理事業の事業認可というのがあるわけです。本市は権限移譲ということで、数年前にその認可の許可権者、組合施工の区画整理の事業認可者ということになっているわけです。これまでの組合の認可というのにかけては、これまで県がやっていたのは合意形成ということで、ほぼ9割ぐらい。それぐらいの合意形成があると、認可をして区画整理ということで進めていくということになります。そういうことからしますと、そういう組合の合意形成が少なくとも9割以上、それが十分見込めると。そういう段階になったら、組合として事業認可をしていきたいと、そういうふうに考えております。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- ありがとうございました。9割って結構な数字でもありますけれども、早目にできるようにぜひ協力をしながら、区画整理ができたら、やはりここ宜保地区のような経済効果も高くなると思いますので、大変な作業になると思いますが、ぜひ頑張っていただきたいと思います。 質問(2)に移ります。指名停止措置についてです。この質問については、本市のホームページを閲覧したところ、指名停止業者があることに気づきました。その指名停止業者が知り合いだったこともあり、問い合わせたところ、私自身も少しやりとりに疑問が生じたことから取り上げました。質問に移ります。高安地内マンホール改築工事(R1-2工区)について次の点を伺います。関連する質問内容となりますので、一通り通告したものの答弁を受けて再質問をしたいと思います。 ①事業内容及び指名停止措置に至るまでの経緯経過を伺います。 ◎上下水道部長(當銘純治)  お答えいたします。 高安地内のマンホール改築工事(R1-2工区)の事業内容につきましては、さきに行いました長寿命化計画の基礎となった委託業務の調査結果に基づいて、豊見城交差点から真玉橋方面に向かって、県道11号線にある汚水マンホール8基について、老朽化や硫化水素等の影響で腐食が見られ、強度が低下している恐れがあることから、マンホールの改築工事を行うものであります。具体的な工事内容といたしましては、既存のマンホール内部の壁に樹脂コーティングを行い、強度復元及び防食効果を図り、またマンホールぶたについては全て取りかえる工事の内容となっております。本工事箇所である県道11号線は、交通量の多い道路であり、また汚水量が多い管路が通っていることから、伊良波及び渡橋名汚水中継ポンプ場にて、ポンプの運転停止などの操作を行う作業員を配置し、汚水排水量の制御等を行い、交通量、汚水排水量の少ない夜間の時間帯にて改築工事を施工していただく内容となっております。 契約解除に至る経緯、経過につきましては、指名競争入札による落札業者と令和元年7月26日、請負契約の締結、工期については契約の日から令和元年11月5日の102日間でありましたが、その後、請負業者は工事施工に必要な作業員を配置することができず、現地着手すべき期日を過ぎても工事の着手に至らなかったため、令和元年10月22日付にて工事請負契約の解除に至っております。 ◎都市計画部長(赤嶺隆志)  指名停止措置についてお答えいたします。 指名停止の措置については、工事発注部署より契約書に基づき契約解除を行った旨の報告を受け、昨年の12月24日の指名委員会において審議を行っております。審議の結果、当該事案は本市建設工事等の請負契約に係る指名停止に関する要領の別表第2第12号に規定する不誠実な行為に該当し、1カ月間の指名停止が妥当との判断をしております。その後、事務手続を経て、12月27日付で当該請負業者に対し、その旨を書面で通知をしております。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- ②この事業を発注する上で、事前に調整する業者とか、団体等はあるか伺います。 ◎上下水道部長(當銘純治)  お答えいたします。 下水道事業を行うに当たり、国庫補助金の申請先である沖縄県や工事を行う際に関連する道路管理者などとの事前調整はありますが、事業を発注する上で、公平・公正な競争入札を実施する必要があることから、発注者が事前に調整する業者、民間の団体等はありません。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- 再質問に行きたいのですけれども、まず③を済ませてから行きたいと思います。 ③受注業者が決定した後にする必要手続、その関連する手続、許可、承諾、協議等を含みますけれども、書面等の提出先はどこがあるかというのを伺いたいと思います。 ◎上下水道部長(當銘純治)  お答えいたします。 受注業者が決定した後にする必要な手続につきましては、受注業者から市に対して工事請負契約書及び土木工事共通仕様書などに基づいて、着手届、技術者届、工程表、下請け通知書、施工計画書・施工体制台帳・資材承諾願などを提出することになっております。また受注業者、請負業者におきましては、現地着手前に豊見城警察署へ道路使用許可申請を行うこととなっております。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- では①、②、③済みましたので、まずこの業者はポンプ操作員の配置ができず、それからこの工事に支障ができて、違約金というか、この指名停止まで至ったという流れはわかりますけれども、一つ、豊見城市は各ポンプ場の委託管理をさせていると思うのですが、通常でしたらこの委託先に、先に委託してここが管理しているものですから、先ほど部長の言っていた下請業者に対してはという部分の中で、下請業者になるのか。それとも委託業者だからここに先に連絡とか調整をしながら進めるべきではなかったのかという私の思いがあるのです。そこら辺の詳しい事情を少し説明していただけませんか。もう一度、確認のために。※(19番)大田正樹議員 離席(15時22分) ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(15時22分)          再  開(15時23分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- 通常こういう類いの委託業者がポンプ場を管理していますよね。そのときに市が発注する前に、この委託業者と何らかの調整、協議をしておくべきではないのかと私は思うのですけれども、先ほどの部長の話では、下請業者を選ぶような感じでニュアンスを捉えたのです。ここのポンプ場の管理している方たちに伝えると。そこはそうではなくて、下請業者を選んでいるのではなくて、一応管理している方たちに協議とか何か、やはり管理しているからほかの業者からすると、ここがやってくれるものだろうという認識があると思うのです。そこをどうして調整ができなかったのか。先ほどの答弁でもいいですから、もう一度お願いしますということなのです。※(19番)大田正樹議員 復席(15時24分) ◎上下水道部長(當銘純治)  お答えいたします。 発注前に発注者がポンプ操作員を配置することについて、現施設維持管理業者と事前に調整するべきではないかということでよろしいですか。競争入札に付する工事内容に、発注時にお配りする資料なのですけれども、発注時に設計図書など、ポンプ場操作員の配置が計上されていることから、入札前に発注者がポンプ場操作員の配置について、現ポンプ場委託維持管理業者と事前に調整することはできません。入札業者が見積もり工事期間内において、現管理業者と例えばどうなりますかという下請見積もり等を依頼するとかそういうことはあっても、発注者が事前にそういった形の調整をすることはありません。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- 多分指名を受けて、その書類関係をいただいて、そこでその下請業者を選定していくというようなことだと思います。私、この業者からいろいろと資料とかをもらっています。というときに、まず特記仕様書をもらったときに、ここにポンプ作業員の件は一切、私は読み取れないのです。何度見ていてもどこに入っているのかというときに、この業者は基本的にこの委託管理業者がいるので、もうここは調整できているものだろうと思っていたと。だけど、市は下請をつくってしまうからだめだというような感覚ですけれども、この両者の言い分からすると、特記仕様書にも何もなかった。だから委託管理をしている業者がやってくれるものだと思ったというときに、そのときの特記仕様書にはどこに書いてあるのか。ちょっとここを示していただきたいと思います。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(15時27分)          再  開(15時27分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎上下水道部長(當銘純治)  お答えいたします。 特記仕様書にポンプ操作員の配置が記載されていないがということなのですが、ポンプ操作員についてはあらかじめ入札を行う前に配付する設計図書、これは特記仕様書も含めてなのですけれども、資料の中に表示することで、これは図面、あるいは数量総括表とかに表示することで現場作業との連動性を図式化した数量総括表で数量を明示していることで、配置の必要性は明確にしております。また、疑問があれば入札前に配付した資料の内容について疑義がある場合は、指定された期間内に質問書を提出し、回答を得る機会を設けておりますので、ここで発注工事の内容の把握は十分にできたかと思います。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- 一応設計図書等に入っていると。 でも私が読んでいる中では、この特記仕様書には何も入っていないのです。この工事の工程というか、市に報告した部分がこのポンプ作業員を配置するための業者の話で、まず委託管理を受けている会社。人員不足のため、急な対応はできない。事前連絡、協議等もなかったので調整が不可能である。通常は発注年度初旬か、または発注の2、3カ月前には、事前に調整会議がありますということを言っています。そして、ほかの業者も自社で管理している業務において、事前連絡、協議等がある場合で約3カ月。自社というのは、ほかの地域をやっている会社です。そういうものとか、大体人員不足。探して探して、それから個人経営者2人にも当たっています。でも、事故が発生した場合が責任を持てませんから、できませんということで、ここで見るだけも11業者あります。この話を読み取る中では、やはり何らかの形で下請業者をつくるのではなくて、何らかの形でこの委託管理を受けている業者に連絡して協力を得るような、私はそういう文言に捉えるのですけれども、部長はこのことをどういう展開で捉えていますか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(15時30分)          再  開(15時40分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎上下水道部長(當銘純治)  お答えいたします。 入札を行う前に受注者にて人員を確保しなければならないということでございます。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- では、もういいです。少し伺います。 この業者、入札前の質問書等も出していない。ずっとここは市町村がやってくれるという思いが強かったと思います。ほかの市町村はこういう感じで先に調整されている。ですから、先ほどの委託管理業者がそう言っているのかとここで疑問が生じますけれども、今回、3月26日に同じような入札があるということを聞きました。前に出された特記仕様書と、そして今回出された特記仕様書の中に「2の1の施工」と書かれている部分の(5)水替工という中身が、そこで新しく出されたこの特記仕様書で文言が変わってポンプ操作員のお話が出てきているのですけれども、そこはなぜか伺いたいと思います。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(15時41分)          再  開(15時48分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎上下水道部長(當銘純治)  お答えいたします。 再発注の工事の入札が3月26日となっております。質問については、建設新聞等で公表される情報で、入札予定価格、工期のみが掲載されます。本市の入札事務においては談合防止の観点から、入札前まで指名業者を非公表とし、さらに現場説明も実施していません。よって、指名業者及び見積もり協力業者以外の者が設計図書や入札資料の入手はできないと考えております。ですから、今議員からご質問があったことについては、今即答はできないということでございます。 ◆20番(外間剛議員) -再質問- わかりました。とりあえず、この特記仕様書は前回と今回とではまず違っている部分と、あとこの業者、前回質問書を出していません。その中で、この業種を専門的に受ける業者から何らかの質問書が出てきているはずなのですけれども、もうここには届いていると思います。1と4については、普通に少し落ち度があったのではないですかという、私はそういう思いがあります。でも、この質問は終わります。 コロナの件はもう時間的に取り上げられないので、(4)の翁長住宅地造成工事について。造成工事が滞っているように感じるが、当局の把握している範囲内での説明をお願いいたします。 ◎都市計画部長(赤嶺隆志)  お答えいたします。 開発行為の許可を所管する沖縄県に問い合わせたところ、当該開発行為について完了届は提出されているが、書類に不備があるため、完了の手続が進んでいないとのことでありました。※(15番)川満玄治議員 離席(15時51分) ◆20番(外間剛議員) -再質問- 不備というのは答えられるものですか。どんな不備かというのは答えられますか。もしわからなければ、わからないでいいので。 では、もうこれで一般質問を終わります。   ── 通告番号11(19番)大田正樹議員 ── ○議長(大城吉徳)  次に、大田正樹議員の質問を許します。 時間内に終わりそうもないので時間を延長します。          時間延長(15時51分) ◆19番(大田正樹議員) -登壇- こんにちは。保和会、大田正樹です。通告に従い、一般質問を行います。よろしくお願いします。 (1)与根区画整理事業全般並びに与根体育施設の売却全般について、伺います。 ①12月定例会にて、市有地利用対策委員会及び市有財産有効利用審議会でどのようにするか決められるとの答弁でした。いつ審議会が行われ、いつどのような結論になったかを伺います。※(15番)川満玄治議員 復席(15時53分) ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 豊見城市与根西部土地区画整理事業の市有地利活用方針について、令和元年11月25日に市有地利用対策委員会を開催し、令和元年12月16日に市有財産有効利用審議会に諮問を行い、令和元年12月23日に市有財産有効利用審議会を開催し、令和元年12月27日に答申書を受けております。また、令和2年2月20日に再度、市有地利用対策委員会を開催しております。その結果、沖縄県における当該用地の土地利用は本市の第4次総合計画にも掲げられた新産業の育成・創出として、那覇空港からのアクセス性の高さ、特に立地条件のよい西海岸地域などを中心に、ウエルネス産業など本県のリーディング産業となる高付加価値型の産業の誘致を推進する市の方針に沿うものである。また、隣接する健康増進地区や物流拠点とも連携した活用が見込める内容となっている。これらのことから、総合的に判断して、与根西部土地区画整理事業区域の市有地を沖縄県が計画している細胞培養加工施設として、沖縄県へ約3,000平米の市有地を売却し、再生医療産業拠点の形成、推進を図ることが望ましいとの結論になりました。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- では総務企画部長、お伺いします。 審議会の答申というのは、政策決定にとって重いものなのでしょうか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(15時55分)          再  開(15時55分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 審議会の答申につきましては、重いものと考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- この審議会は、条例に基づいた附属機関として設置されたものですか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(15時56分)          再  開(15時56分)※(20番)外間 剛議員 離席(15時56分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 附属機関の設置に関する条例に定められている審議会でございます。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- では、条例に基づく附属機関なら原則公開ですが、この審議会は公開されていましたか。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  非公開ではなかったということになります。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- では、会議録は公開できますよね。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(15時57分)          再  開(15時57分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 情報公開請求制度に基づく公開はできるものと考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 情報公開請求ですか。一般論として、審議会は行政の隠れみのと批判があるわけですが、この審議会において、市長、副市長、または行政職員が、例えば何々を行いたいから審議会を誘導し、有利な答申が出るようにお願いするというような、出来レースみたいなことというのはあるのでしょうか。 ◎副市長(小川和美)  ございません。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- では、伺います。 恐らく偶然でしょうけれども、先ほど答えていただきましたが、私の12月の一般質問の後、第1回審議会が設置され招集されたわけですけれども、市の土地を沖縄県に売却したほうがいいと答申をもらう既成事実づくりのために審議会を設置しましたか。 ◎副市長(小川和美)  全くございません。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- そうですね。では新年度、要するに年明けて、手っ取り早く売却収入を得て財政運営をしたいために、沖縄県に売るという結論は初めから決まっていたのではないでしょうか。 ◎副市長(小川和美)  この案件につきましては、昨年の6月、7月ごろだったと思いますが、私が副市長に就任をして、各部からの業務報告、業務調整を受けている中で、その前年にお断りをした経過があるという報告を受けました。そのお断りをした理由について、改めて検討したところ、必ずしも市にとって有利な方向での答えではないというようなことが懸念されましたので、改めて関係課を集めまして、これこれの課題について改めて検討しようというようなことで検討会を設置して、検討を進めてきました。ですので、今年度の当初予算に、あるいは補正予算に財産売払収入を計上するというような意図を持って、この検討を進めてきたわけではありません。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 現在、活用中の教育財産を売却するという重要な案件に対して、審議会はたった1回のみの開催ですよね。この審議会で反対意見や、もしくは懸念事項など指摘はありましたか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(16時00分)          再  開(16時00分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎副市長(小川和美)  内容については総務企画部長から答弁させますが、1回であったということについては、これは審議会のほうが我々の諮問を受けまして答申をするわけですけれども、何回も審議会を開くかということについては、これは審議会の話ですので、今回の場合は1回で答申を受けたということでございます。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(16時00分)          再  開(16時02分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 審議の答申の概略的なものを少しお読みしたいと思いますが、沖縄県における当該用地の土地利用は、市の第4次計画にも上げられ、新産業の創出・育成、那覇空港からのアクセス性のよさ、特に立地条件のよい西海岸地域などを中心にウエルネス産業、本件のリーディング産業となる高付加価値型の産業の誘致を推進する市の方針に従うものである。これらのことから総合的に判断して、与根西部土地区画整理事業区域の市有地を諮問の有効活用方針のとおり、沖縄県が計画している細胞培養加工施設として売却し、再生医療の拠点形成を図ることが望ましいということの結論に達しまして、あと条件としまして、周辺自治会や事業所を初めとする市民への説明を十分に行うこと。2番目に、再生医療産業拠点の整備促進と戦略的な活用に向けた豊見城市のグランドデザインを作成すること。3番、適正な不動産鑑定条件に基づく、適正価格で売却を行うことという形で条件をつけられまして、答申が行われている状況にございます。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- いや、だから指摘事項はあったかと聞いたけれども、もういいや。では、これはそういった最後に条件をつけられたということは、合議制として意見をまとめられたわけですね、審議会は。 では、時系列で確認しますね。山川市長は市の判断として、平成31年3月に恐らく正式に沖縄県に施設受け入れを断っておりますよね。先ほど副市長はおっしゃっていました。令和元年4月、副市長が就任。就任後、先ほどおっしゃっていたように、県に対して施設誘致に動き出したわけですね。断ったにもかかわらず。令和元年12月13日、私の一般質問、先ほど言ったように一般質問を行いました。翌週、12月16日、この審議会を立ち上げるわけですね。言っていましたけれども、審議会で決めたことで、1回だけの審議会によって後日、売却の答申を12月27日に答申を受けたわけですね。そして、令和2年1月、都市計画審議会にて説明し、同年2月、一部計画変更の縦覧を行っておりますよね。一連の流れからしますと、一度沖縄県にお断りをしたにもかかわらず、副市長が就任し、議会にも説明のないまま、この案件をひっくり返してつくっていったということだと思うのです。この市有財産有効利用審議会の委員長は、小川副市長の県庁時代の元部下で間違いないですか。 ◎副市長(小川和美)  委員長は私の県庁時代の同僚ですけれども、――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 内部組織、豊見城市市有地利用対策委員会、委員長が小川副市長です。附属機関である市有財産有効利用審議会の委員長が先ほど言った部下だった方。この両者が県庁時代の商工労働部の雇用対策課の課長、係長の関係で、お互い県庁OBですよね。さらには、今回県の担当部が、両者が所属していた商工労働部ということは、何らかの利害関係同士と思われても仕方がないんじゃないですかねと私は思うわけです。売却収入を得たい豊見城市と事業実績をつくりたい沖縄県商工労働部、そして両者をつなぐ審議会と。そして答申を出す審議会と。これが全て県庁商工労働部の出身というのは、本当にもうすごいことだな。これも偶然なのでしょうね。偶然だと思いますよ。 では、副市長に伺います。今年度、3月2日の本会議にて、与根体育施設の条例廃止が議会で否決された後、翌日、我々市議会ではなく、予定売却先の沖縄県に事情を説明しに行かれましたよね。おかしいと思うのです。条例が廃止されて、否決されて、仮換地処分をされた土地は普通財産なので、売却できるので安心してくださいとでもおっしゃったのでしょうか。議決した我々に説明をするのではなく、売却先の沖縄県に何しに行かれたのか、伺います。※(20番)外間 剛議員 復席(16時06分) ◎副市長(小川和美)  沖縄県とはこの件に関し、昨年来、いろいろ情報交換をしてきております。その一環として、情報を共有するために訪問をいたしました。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 相手、売却先にですね。 ②地区整備計画のエリアすみ分けの整合性や収益性についてどう考えるのか、伺います。 ◎都市計画部長(赤嶺隆志)  地区計画と再生医療拠点との整合性について、お答えいたします。 本地区については、本市の産業振興を牽引する産業拠点として良好なまちづくりを形成、誘導するため、平成29年12月に市街化調整区域内における地区計画を定めております。地区を新産業拠点地区と健康増進拠点地区のこの2地区に分け、1つ目の新産業拠点地区では、既存施設等の操業環境の向上とともに、交通利便性を生かした新たな産業振興のため、工業、流通・業務施設等の立地を図ることとし、2つ目の健康増進拠点地区では、地域災害拠点病院の立地を踏まえた健康・医療施設及び関連する各種サービス施設等の立地を図ることとしております。現在、県が計画中の再生医療拠点施設は、新産業拠点地区への立地を予定しており、研究所や加工施設ということですので、現行の地区計画において可能な用途となっておりますので、当該地区計画と整合しているものであります。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- この地区計画、要望があって行われて、これによって偶然にも市が県の施設を誘致することに計画上、支障がなくなるわけです。 では、例えばですけれども、この再生医療拠点施設の誘致計画のようなものが、本市には計画をつくっていたのでしょうか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(16時10分)          再  開(16時10分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  誘致計画というものはございません。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 計画もなく、思いつきで競争入札もするわけでもなく売却するわけですが、この土地の売却予定価格、坪単価を伺います。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(16時10分)          再  開(16時10分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 坪単価といたしまして、32万円でございます。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 私も今知り合いの不動産鑑定等、不動産業者に聞き込みをさせていただきました。 あの周辺の土地売買相場や、地目変更で相場が変わるので、大体そのときの計算のパターンなどがあるということで聞いてきました。恐らくあの土地なら坪35万円は下らないだろうし、競争入札だと40万円は見込めるのではないか。また、市にそういう話があって市はこうやってまとまった土地を売るのであれば、企業もまとまった土地をほしがっている、今そういう感じで企業はほしがっていますよというのをおっしゃっていました。要するに、あの土地はほっといてもと言ったらおかしいけれども、これからゆっくりじっくり練っても可能性はいっぱいあるのです。慌てて今売る必要があるのかということを私は問いただしているわけです。 そこで、豊見城の過去の歴史をお伺いします。この与根地域周辺で、当時村でしょうね。その土地を売却した事例があったかと思います。その際に安く売って高く売れる可能性があったということが訴訟になり、市民に損害を与えたと村長が訴えられて、裁判で負けたという、この豊見城の事実がありますか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(16時12分)          再  開(16時13分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 そういう話は聞いたことがありますが、詳細につきましてはお答えしかねます。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 総務企画部長、職員歴何年でしょうか。本当に知らないですか。職員の皆さんは、みんなわかると思います。市長は知っていましたか。こうやって市の職員の業務でも、もしも負ければ市長が責任をとるのです。市長のリスクって本当に高いと思います。怖いですよね。思いつきでなく、瑕疵がないようにしっかりと計画を立てて行政運営をしていかないと、私はリスクが高いな、怖いなというふうに思います。 ③施設売却に伴い一般利用者(または豊見城中学校改築事業で部活動代替え等)の対応について伺います。 ◎教育部長(原國政也)  お答えをいたします。 区画整理事業が進んでいった場合につきましては、当面の対応として区画整理事業などの工事に支障がない範囲において、与根体育施設を豊見城中学校サッカー部に利用を認めてもらうこと。それから市陸上競技場の利用について、施設の空き状況や芝の管理に支障のない範囲において、サッカー部の利用を許可する方向で検討をしております。それから一般利用につきましても、区画整理事業に支障のない範囲で与根の体育施設が利用できないかというところの検討。それから陸上競技場、それから夜間照明のある長嶺小学校、豊見城小学校の利用などについての開放を検討していきたいと考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 少し答弁がかみ合っていないような気がしますけれども、教育部長、市民がいつでも利用できる市管理のサッカー専用の施設はありますか。 ◎教育部長(原國政也)  お答えをいたします。 今、与根の体育施設の条例につきましてはまだ機能しておりますので、そこはあるというふうに理解しております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- それ以外にありますか。 ◎教育部長(原國政也)  専用という点でお話をさせていただくと、与根以外にはないのかなと考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 部活動の保護者からの要請に、総合グラウンドを使いたいという要請がフルで、満額で使えるという回答ができない以上、最低限でも学校事業が、豊見城中学校の改築事業が終わるまでは試合ができる場所として、このサッカー場を残しておくべきだと。そこに市の責任で試合ができる施設として、最大限努力をすべきではないのかというふうに思います。市長、ご見解を伺います。 ◎教育部長(原國政也)  お答えをいたします。 まずは、与根の西部の土地区画整理事業、これは組合施工になっております。事業計画書を見たわけではないのですけれども、ここに交付金がどれだけ入っているか。ひょっとしたら、銀行からお金を借りて事業運営をするという可能性もあったりするわけなのです。ということは、事業は速やかに進めていかないと、組合の事業計画にも支障があるという観点で、ひとつそれを考えると教育委員会としては、都市計画決定をして区画整理事業をやると決まった時点でうちは賛成をしておりますので、これに協力していくというのはやぶさかでないということでございます。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 今の話で行くと非常に冷たい言い方だけど、豊見城中学校やサッカー利用者には関係ないよという言い方に聞こえるのです。それはわかりますよ。理論上の仕組み上、区画整理のことは。私が聞いているのは、最大限努力すべきじゃないですかと聞いたのに、そういう制度の話は私は聞いていないのです。いかがですか。 ◎教育部長(原國政也)  最大限の努力を取り組んでいるつもりでございます。 これついては、まずはサッカー部の練習については今年の12月までには、全体ではございませんが、豊見城中学校のグラウンド、約3分の1ぐらいですか、開放できるように今一生懸命学校施設課のほうでやっております。それから先ほども答弁させていただいたのですが、陸上競技場についても使用の可能な範囲では許可をしていこうということで検討は進めているところでございます。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- だから、それはわかるのですよ。そういうことではなくて、だから言っているのはサッカーの試合ができるスペースというのはあっちしか今ないので、最大限努力をするとおっしゃったから努力してほしいのですけれども、先ほど言っていた組合施工の事業が入るまでは、まだしばらくあるわけですから、それまではぜひ試合ができるスペースとして努力していただきたいとお願いします。 ◎教育部長(原國政也)  お答えをいたします。 区画整理事業もいろいろな工事があって、すぐ入ってくるということにはならないと思いますが、その辺をしっかり協議をして、支障のない範囲の中で使っていけるように、まだ条例も残っていますので、その方向で検討していきたいと考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- そういうふうに言ってくれたので、少し安心したというか、思っております。 この仮換地指定がされたことで、普通財産に変更される土地ですよね。だから、長による売却は理論上、可能かもしれません。というか可能ですよ。理論上ですね、グレーですけど。しかしながら、今でもその土地自体に一部が普通財産化されていても、土地自体、全体に体育施設という条例の網がかっているはずなのです。だから、市民の憩いの場でもあるのです。中学校建設で練習場がない、今現在、彼らがそこで練習して使っている場所でもあるのです。だから、こういう人たちがまだいる中で急ぎ、この公共の財産を売却することは明確に今反対をしたいと思います。 先ほどから言っているのだけれども、時期を見てもゆっくり落ちついて売却しても、恐らくあの土地は売れる。子どもたちに迷惑をかけてでも、慌てて売る必要はない。そう思っています。この教育財産施設の設置と廃止の権限を持つのは教育委員会だと思っていますけれども、今私の意見を聞いてどう思いますか。見解を伺います。 ◎教育部長(原國政也)  お答えをいたします。 確かに教育施設は大切でございます。先ほども答弁したように、使える間は使っていくということで、関係機関と調整を図っていきたいと考えております。
    ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 図っていただきたいと思います。 ④周辺道路整備・渋滞や安全対策についてなのですが、これ答弁をお願いします。 ◎経済建設部長(金城道夫)  お答えいたします。 与根区画整理事業周辺道路整備については、沖縄振興公共投資交付金を活用し、事業に取り組んでおります。市道453号線及び市道218号線については、令和3年度の完了。市道286号線の北工区については、令和5年度の完了を目標に事業に取り組んでいるところですが、令和2年度の当該交付金の内示率が要望額に対して27.2%となっており、今年度に引き続き非常に厳しい交付率となっていることから、今後の事業進捗にも限られた予算の中で最大限の事業効果が発揮できるよう、関係機関等と調整を図りながら事業に取り組んでまいります。 渋滞対策については、市道286号線から国道331号へ進入する際の右折帯を設置したことから、これまでの与根集落から国道への渋滞は緩和されるものと考えております。また、令和2年6月に豊見城中央病院の開院が予定されており、周辺道路の渋滞が予想されますが、市道451号線、市道452号線を開放し、国道331号、豊見城道路へ接続することにより、渋滞緩和が図られるものと考えております。なお、与根区画整理事業周辺道路の事業完了までにもうしばらく時間を要することから、周辺の交通状況等を見極め、渋滞等が発生すれば、関係機関等との調整を図り、対策に取り組んでまいります。また、安全対策についても現状把握に努めながら、必要に応じて対応してまいります。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- この件に関しては、以前から提言してきた道路に、今年度予算がついたことで少しは私も安心したし、よかったと思います。それでも渋滞とか道路工事、その他を含めて工事車両が多いことで安全対策も気になるところであります。渋滞も当然。だから、しっかり私も注視しながら、また皆さんも気をつけながら、施主としてしっかり道路事業の完遂をお願いしたいと思います。 今やった(1)の全体的な最後の質問になります。先ほどから私は明確に反対するということを表明しましたし、この土地の売却に関して、この一連の質問から疑義があるということはご理解いただけたかと思います。市議会は今議会にて、議員提出議案による豊見城市議会会議規則の一部改正を行います。これにより、公聴会の開催及び参考人の招致ということが可能となります。ここにいる全ての部長の皆さん、職員、また映像で見ている職員の皆さんに聞きたいと思います。こんな状況の中で、それでも強行して与根のあの土地を売却すべきだと思いますか。 ◎副市長(小川和美)  お答えいたします。 本件につきましては、本件の検討するに当たって、その課題となる項目一つひとつについて、関係部署において検討を加えてまいりました。その結果、本市の第4次総合計画にも掲げられた新産業の育成・創出という産業振興の方向性にも合致するということなども踏まえて、審議会など所定の手続を踏みつつ、今日まで至っております。今後引き続き適正な手続のもとで検討を進めていきたいと、このように考えます。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- あの新産業地点はヘルスゾーンが別にあって、わざわざ市は色を変えてまで、あの場所をできるように色を変えたという事実だけは、しっかり私は確認しておきたいと思います。 次、(2)に行きます。保育行政についてです。①と②については答弁調整の中で少し議論をさせていただいたので、今回は通告をしましたけれども質問をしないで、③に行きます。 ③子ども・子育て会議では「保育士確保が重要課題」となっている。保育士不足が続く中、新たな施設整備は保育士不足を解消する手段となるのか伺います。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 子ども・子育て会議においては、保育士確保は重要な課題として議論される一方、現在は保育職からの離職を防止する対策までも求められる状況となっております。現在、保育士確保のための施策としまして、ご承知のとおり保育士宿舎借り上げ支援事業、保育士試験受験者支援事業、保育補助者雇い上げ強化事業、保育士正規雇用化促進事業を初め、適切な処遇等改善の推進、障害児保育補助事業の拡充等を積極的に進めている最中でありますが、新聞報道等でもご承知のとおり、無償化の影響に加え、女性の社会進出に伴う保育ニーズの高まりも相まって、受け皿となる施設数が絶対的に不足している状況にもございます。よって、保育士確保のための施策と受け皿となる施設整備を複合的に推進し、待機児童の解消を目指すとした答申を受けて、第2期豊見城市子ども・子育て支援事業計画が策定される運びとなっておりますので、引き続き次期計画に沿いながら、子育て支援の推進に努力してまいりたいと考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- ④気になる子を含めた支援を必要とする児童が増加し手厚い保育が求められている。新たな施設整備よりも先に親が預けやすい、現場が働きやすい保育環境整備に向け、保育士の負担軽減策や専門的人材を確保する施策を展開すべきと考えるが、見解を伺います。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  お答えします。 保育士の推進とあわせて、発達が気になる子の支援を手厚く行うことは、当事者はもとより社会全体の福祉向上のため大変重要で、それらのためのニーズに応じた受け入れ施設の確保支援と保育体制の確保支援も行政努力の一つと認識しております。議員ご指摘のとおり、保育士の負担軽減が保育環境の質の改善につながることや保育者支援員等の専門的人材の確保も重要であると承知するところであり、今般の子ども・子育て会議においても保育士の確保とあわせて、その受け皿となる施設整備は子育て支援の施策として、その両輪となる分野であり、バランスをとりながら進めていく必要があると議論されてまいりました。なお、現在の状況下ではニーズに応じた受け皿となる施設も不足し、その人材も不足している状況でありますので、いずれの施策も複合的に進める必要があることについて、ご理解を賜りたいと思います。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 部長、新年度予算では障害児保育がすごく増額されています。担当課と福祉健康部の努力に感謝したいと思います。 この障害児保育の手当は交付税措置がされていますよね。1人当たり150万円。だから、しっかり公が責任を持ってやっていいのではないかと私は思っているのですけれども、今後も公が、皆様方が予算等、責任を持って応援すべきと考えるのですが、部長、見解を伺います。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  障害児も健常児も希望する保護者や児童の実情に応じ、集団に交わって保育される環境を整えることが重要であると認識しております。手厚い看護が必要な障害児保育の推進は、主に加配保育士を配置する場合があることから、その一助となる公費による補助の充実が、なお一層の障害児保育の推進につながるものと考えております。(19番)大田正樹議員 -再質問- インクルーシブが、もう社会全体が望まれているので、ますますもっともっと手がかかる。やらなきゃいけないということが増えていくと思っていますので、皆さんにやはり期待したいと思います。 それで確認したいのですけれども、このような扶助費は予算があれば措置し、予算がなければ措置しなくていいものなのか、伺います。 ◎福祉健康部長兼市民部長(嘉数久美子)  保育提供の義務の観点から、公的扶助が最大限優先されるべき事業だと考えております。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- ありがとうございます。交付税措置もついているのだから、しっかり今後も力を入れて努力していただければと思います。よろしくお願いします。 3番目、行きましょうね。議会からの指摘や過去の質問等についての項目に行きます。 ①9月定例会にて、補正予算のやつですね。附属機関と懇話会を明確にすべきと議会の意思を示しました。その後どうなったのか、明確な指針をつくったのか、伺います。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 本市では、平成16年9月8日に執行機関に置かれる附属機関及びこれに類似する懇話会等の設置について準拠すべき基本的事項を定めた、「豊見城市附属機関等の設置等の基準に関する指針」を施行しております。同指針第2条の規定によって、附属機関及び懇話会等について定義づけをし、明確に区分しているところでありますので、新たな指針の作成は行っておりません。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- おかしいでしょう。明確にするように指針をつくりなさいというのが、あのときの附帯決議だったのではないですか。それをつくっていないというのですか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(16時34分)          再  開(16時34分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 附帯決議のほうで明確な基準を定め、市職員の十分な理解を得ることということでございましたが、この豊見城市附属機関等の設置等の基準に関する指針の中で、附属機関及び懇話会等について、定義づけを既に明確にしているというところがありますので、新たな指針の作成は行っていないということになります。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- あなたたち、何を聞いているのですか。 いいですか。あのときに明確に判断がわからないというルールを皆さん方が変えたから、今後はっきりと職員にわかるように、なぜこれが懇話会なのか、なぜこれが審議会なのか、要するに附属機関なのかというのがわかるルールづくりをしなさいと言ったら、それがあのときの話でしょう。今は、あのときのルールがあります。その指針はつくっていない。過去の指針から明確に分かれていますと、何も変わっていないということですか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(16時35分)          再  開(16時36分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  明確な指針をつくっていないということに関しましては、先ほど答弁しましたように指針の第2条の定義について、定義づけを明確に区分しているところでありますからということになります。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- では、そういう言い方をされるのだったら、少し私も食いつこうかと思います。2条の2のことを言っているのですか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(16時36分)          再  開(16時37分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 この豊見城市附属機関等の設置等の基準に関する指針の2条というのものが、定義というものでございます。その中で明確に懇話会と審議会との違いが記入されているということになります。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- 2条の定義ね。だからこれがわからないから、皆さんは解釈を変えてきて、いろいろやったものだから、9月に。だから、明確にするようにと附帯決議を与野党一緒にやって、議会の意思としてつけたわけです。皆さんは議会の意思である、この附帯決議をどのように思っているのですか。 ○議長(大城吉徳)  休憩いたします。          休  憩(16時38分)          再  開(16時39分) ○議長(大城吉徳)  再開いたします。 ◎総務企画部長(久手堅勝)  お答えいたします。 先ほど答弁しましたように第2条の定義について行い、明確に区分しているというところでありますが、その後、周知の徹底を行うとともに、附属機関の設置状況調査を行い、指針に沿った附属機関等の設置に向け、見直し作業に取り組んでいるところでございます。 ◆19番(大田正樹議員) -再質問- これ、引き続き追求します。先ほどの審議会の件です。 あれだって、これに書いているように男女比率があるでしょう。審議会は全員男性5名でしょう。男女比率、これも守られていないじゃないですか。これに沿っているのだったら。もうこんな議会のときだけの答弁ではなくて、しっかりやれと言ったらやってほしいです。頼みますよ。もう残り10秒ですので、これで私の今回の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大城吉徳)  以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 なお、次の本会議は3月25日午前10時開議といたします。ご苦労さまでした。          散  会(16時40分) 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   豊見城市議会議長  大 城 吉 徳   署名議員(8番)  大 田 善 裕   署名議員(9番)  瀬 長   宏...