豊見城市議会 > 2011-12-13 >
12月13日-02号

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  1. 豊見城市議会 2011-12-13
    12月13日-02号


    取得元: 豊見城市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    平成23年第9回豊見城市議会定例会会議録  ┌─────────── 平 成 2 3 年 第 9 回 ───────────┐  │        豊見城市議会(定例会)会議録(第2号)        │  │        平成23年12月13日(火曜日)午前10時開議        │  └──────────────────────────────────┘出席議員 24人 (1番)新 田 宜 明 議員           (13番)照 屋 つぎ子 議員 (2番)山 川   仁 議員           (14番)佐 事 安 夫 議員 (3番)德 元 次 人 議員           (15番)仲 田 政 美 議員 (4番)外 間   剛 議員           (16番)大 城 吉 徳 議員 (5番)大 田 正 樹 議員           (17番)亀 谷 守 之 議員 (6番)宜 保 安 孝 議員           (18番)比 嘉 秀 雄 議員 (7番)瀬 長 美佐雄 議員           (19番)儀 間 盛 昭 議員 (8番)當 銘 保 之 議員           (20番)瀬 長   宏 議員 (9番)照 屋 真 勝 議員           (21番)赤 嶺 勝 正 議員 (10番)新 垣 亜矢子 議員           (22番)与那覇 清 雄 議員 (11番)赤 嶺 一 富 議員           (23番)金 城 吉 夫 議員 (12番)赤 嶺 吉 信 議員           (24番)屋 良 国 弘 議員欠席議員 なし職務のため出席した事務局職員の職氏名 事務局長   外 間 健 正           主  査   比屋根 由 香 次  長   大 城 光 明           主  査   赤 嶺   啓 係  長   浜 本   亨地方自治法第121条による出席者 市     長   宜 保 晴 毅     副  市  長   瀬 長   満 教  育  長   上 原 武 弘     総 務 部 長   外 間 弘 健 企 画 部 長   上 原 直 英     市民健康部長    砂 川 洋 一 福 祉 部 長   知 念 義 貞     経済建設部長    照 屋 堅 二 経 済 建 設 部   崎 間   斉     水 道 部 長   大 城 盛 宜 参  事  監  会 計 管 理 者   又 吉 康 喜     消  防  長   赤 嶺   浩 兼 会 計 課 長 学校教育部長    宜 保 直 弘     生涯学習部長    上 原   壽 総 務 課 長   當 銘   健     管財検査課長    赤 嶺 隆 志 企画調整課長    本 底 広 彦     振興開発課長    原 國 政 也 商工観光課長    金 城   悟     協 働 の ま ち   運 天   齋                       推 進 課 長 健康推進課長    比 嘉 盛 仁     国保年金課長    金 城   覚 国保年金課参事   比 嘉 徹 夫     児童家庭課長    長 嶺   直 道 路 課 長   大 城   正     市営住宅課長    知 念   清 農林水産課長兼   當 銘   隆     学校施設課長    城 間 保 光 農業委員会事務局長 給食センター    桃 原 典 之     生 涯 学 習   内 原 英 洋 所    長                振 興 課 長 文化課長      宜 保   馨本日の会議に付した事件 日程第1.       会議録署名議員の指名 日程第2.       一般質問        平成23年第9回豊見城市議会定例会議事日程(第2号)          平成23年12月13日(火) 午前10時 開 議┌──┬─────────┬─────────────────────────┬─────┐│日程│ 議 案 番 号 │      件            名      │備   考││番号│         │                         │     │├──┼─────────┼─────────────────────────┼─────┤│ 1 │         │会議録署名議員の指名               │     ││ 2 │         │一般質問                     │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     ││  │         │                         │     │└──┴─────────┴─────────────────────────┴─────┘ 本会議の次第 ○議長(屋良国弘)  ただいまから本日の会議を開きます。     開  議(10時00分) 議事日程の報告であります。本日の議事日程はあらかじめお手元に配付したとおりであります。─◇日程第1◇─ ○議長(屋良国弘) △日程第1、会議録署名議員の指名であります。  会議規則第81条の規定により、本日の会議録署名議員に与那覇清雄議員、金城吉夫議員を指名いたします。─◇日程第2◇─ ○議長(屋良国弘) △日程第2、一般質問を行います。  通告順により順次質問を許します。──通告番号1(2番)山川 仁議員── ○議長(屋良国弘)  山川仁議員の質問を許します。 ◆2番(山川仁議員) -登壇- 市民の皆様、執行部の皆様、各議員の皆様おはようございます。通告に従い、一般質問を行いますが、私の所見を申し上げてから質問をしたいと思います。この1年間を振り返ってみますと、県民の一人として、また市議会議員として、悲喜こもごもの1年でした。去る2月には豊見城市議会議員選挙がありました。初挑戦でしたが、幸いにも市民のために、市民の幸せのために働くことができました。今後とも豊見城市発展のため、市民のために誠心誠意活動することをお約束いたします。3月には東日本大震災で東北の方々が大きな被害を受けました。一日も早い復興を願うものであります。10月は世界のウチナーンチュ大会がありました。世界各国のウチナーンチュ7,300人余が参加し、我が同胞の絆が強く結びつく、共感するすばらしい大会でした。さて、我が豊見城市の将来はどうなっていくのか、少々懸念がありますが、さきの新聞報道で国の環境末来都市構想に豊見城市が応募されたと掲載されました。これは環境問題や高齢化社会に対応し、新しい交通システムを構築するLRTやコミュニティバスの導入、医療ツーリズムの推進、新エネルギーの普及等々、人々の生活の質を向上させることが究極的な目的であると言われているようです。特に環境、健康、観光を柱とする経済社会構造の変革を実現する新成長戦略構想のようです。豊見城市の未来を創造し、市民の生活の質を改革する構想であると応募に対し高く評価したいと思いますので、最大限の努力をし、民間の専門家の意見も聞き、国から採択されるよう期待しております。市長は市民に対して、子どもたちに対して夢と希望のある構想をつくっていただきたい。豊見城市の未来はどのような構想か次回の議会で質問したいと思います。先日ブータン国王ご夫妻が来日しました。ブータン王国の国民の95%が幸福と感じているようです。国民は身近な人との関係を大切にし、地域が一つの家族のように支え合っているそうです。ブータン王国に学ぶべき点が大いにあると思います。話は変わりますが、基地問題では元アメリカ総領事ケビン・メア氏が「沖縄はごまかしの名人」、日米合意を「ゆすりの手段に使う」「沖縄の人は怠け者でゴーヤーもつくれない」と暴言し、米国務省日本部長を更迭された。既に本議会でも抗議決議をいたしましたが、沖縄防衛局長が更迭されました。「犯す前に言うか」という辺野古移設の環境影響評価に関する沖縄県民への蔑視、暴言でした。日米両政府の幹部がこのような沖縄県民を愚弄する再三の暴言がありました。また一川防衛大臣は、先日の参院特別委員会で95年の米兵暴行事件は「詳細には知らない」と全く沖縄の痛み、苦労を知らない、基地問題の担当大臣が基本的な知識さえない。全く驚きです。「沖縄県民よ、怒ろうよ」「豊見城市民よ、立ち上がろうよ」「女性の皆様、許してはいけません」と声を大にして訴えたい。今年も残りわずかですが、市民のために、市民が豊かになるよう、市民のために汗をかき、思い残すことがないように質問をし、来年はよい年になるよう願い、新しい年を迎えたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 では質問に入ります。 (1)豊崎地域の子どもたちの安心・安全対策についてであります。 去る6月議会で質問いたしましたが、一向に豊崎幼稚園・小学校周辺に信号機等の設置の気配がありません。豊崎地域周辺の家庭では事故が起こらないか心配しています。市長は、以前の議会答弁で「行政は運営ではなく、経営であるとともに、できないのではなく、どうしたらできるのか徹底工夫する集団にしたい」と答弁しています。大小にかかわらず事故が起こり、多くの人が涙を流さないと設置しないということはあってはならないことです。ぜひ再度強い姿勢で県警に対し、要請・要望をしていただき、来年の開校までに間に合わせていただきたい。そこで質問ですが、来年4月に開校を予定している豊崎幼稚園・小学校周辺に信号機・スクールゾーン等設置の進捗状況を伺う。 次に(2)LRT(次世代型路面電車)の他県現地調査研究についてであります。 まず先月12日に本市役所6階で開催された「LRTを本気で考える」ワークショップに当たっては、市長を初め、当局からも関係者が多数参加し、課題の多い公共交通に関して意義深いワークショップだったのではないでしょうか。現在、国が鉄軌道・新公共交通システムの導入可能性調査を行っているが、本市としても第4次総合計画で地球環境に配慮したLRTの導入を検討し、本市の将来都市構想を目指しております。LRTは高齢者や交通弱者の利便性向上などの観点から評価が高く、先催県である富山市から行政が学ぶことは大変重要だと感じております。そこで質問いたしますが、去る3月議会で質問した本市での今年度中のLRTフォーラム等開催の件で当局は「大変意義深く必要だと認識している」と前向きな答弁をされているが、フォーラムは引き続き検討していただくとして、今回は富山市等へ出向き、成功事例の調査、研究をする必要があると思うが伺う。 次に(3)県立郷土芸能会館空手道会館建設誘致についてであります。 ご承知のとおり、県では昨年から県立郷土芸能会館と空手道会館を市町村へ新設する方向性が示され、市町村からの要望を踏まえて検討するものと思われます。本市の伝統芸能、空手古武道は技を次の世代へ伝え、その保存、継承及び振興を「地域おこし」という観点も踏まえ支援する必要があります。また青少年の人材育成にも役立つものと思われます。現在、会館建設に対し、誘致の動きがあるのは八重瀬町、南城市、与那原町、糸満市など南部が中心となって8市町村が誘致要請をしています。本市において国内外からの観光客に対して同会館建設誘致は効果的な戦略として期待できます。他市町村に比べ、立地条件やアクセス面の利点、子どもの健全育成、地域の活性化、文化の継承発展につながるのは間違いありません。ぜひ我が豊見城市もさらなる発展に向けた文化の振興、観光拠点の目玉として誘致に名乗りを挙げていただきたい。そこで質問いたしますが、①県立郷土芸能会館は誘致に対し、県に要請済みでありますが、建設に向けた可能性と県に対し、今後のPRや対応を考えているか伺う。 ②空手道会館建設を本市へ誘致するよう県に要請する考えはあるか伺う。 次に(4)我那覇後原編入問題についてであります。 市長が就任して1年がたちますが、その間に後原住民との話し合いを模索するに当たって、現場を見に行ったり、那覇市や組合からの意見を聞いたりしたことはあるのでしょうか。市長は過去の議会で「対話も含め、早急に取り組むべき」との答弁がありましたが、どのような形になっているのか。30年以上続く問題は、事務的な作業ばかりではなく、市長みずから足を運んで、市長が決断し、苦しんでいる地域住民の状況を把握する必要があると思います。沖縄防衛局長や防衛大臣のような痛みのわからない行政はしないでほしいと思います。そこで質問ですが、我那覇後原編入問題について、豊見城市、那覇市、後原地域住民、組合4者での話し合いを早急に行う考えはあるか市長の見解を伺う。 次に(5)TPP(環太平洋連携協定)についてであります。 ご承知のとおり、連日新聞報道等で話題になっているTPP問題ですが、県内各市町村長が説明不足と指摘し、メリットを享受する県内産業は少なく、一次産業が受けるダメージははかり知れないものがあると言われています。このような状況の中、本市の産業や経済状況をこれを機会に改めて見直し、TPPという課題に対し、どのような対応策を講じなければならないのかが求められてきます。そこで質問ですが、TPPは県や全市町村、JA等関係団体が反対している。TPPに対する市長の基本的な考え方及び「第一次産業の改革は今すぐ必要」と新聞アンケートで解答しているが、その政策は何か伺う。 最後に(6)プロサッカー及びビーチスポーツの振興についてであります。 2010年度に沖縄県内にプロ、アマのスポーツチームがキャンプ等を実施した件数は460件で、人数にすると約7万5,000名で、過去最高となっております。滞在期間が平均9.5日間で冬場の12月から3月にかけての開催が多いと調査報告されております。本市では元プロ野球選手を招き、野球教室を開いているようだが、今後はこの冬場の時期に多くキャンプに参加するプロスポーツチームや選手を招き、多くの競技種目で講座や教室等を開催していただき、スポーツ振興のニーズを高め、指導者等の育成や子どもたちへ夢と希望を間近で触れ合える環境整備に努めていただきたい。そこで質問ですが、県内プロスポーツのキャンプ時期に陸上競技場や豊崎美らSUNビーチ等において、プロサッカー及びビーチスポーツ等スポーツ関連チームを招き、子どもたちや市民のためのスポーツ教室や人材育成、交流の場など、開催の考えはあるか伺う。以上が私の質問でありますが、答弁は抽象的ではなく、具体的に答えてください。あとは自席で再質問いたします。 ○議長(屋良国弘)  当局の答弁を求めます。 ◎協働のまち推進課長(運天齋)  おはようございます。山川仁議員ご質問の(1)豊崎地域の子どもたちの安心・安全対策についてお答えをいたします。 来年4月に開校予定の豊崎幼稚園、小学校周辺の信号機の設置につきましては、平成23年6月13日付、豊崎自治会より5カ所の交差点への信号機設置要請を受け、同年7月21日付、市長、教育長連名で豊見城警察署長あてに小学校、幼稚園の開校、開園に伴う信号機の早期設置要請を行っております。進捗状況につきまして豊見城警察署へ確認しましたところ、市道257号線と市道286号線の交差点につきましては、本年度の設置が決定したとの説明を受けております。またスクールゾーン等の設置につきましては、来年の開校に向け、現在、教育委員会等関係機関と設置場所等について調整をしているところでございます。以上でございます。 ◎企画部長(上原直英)  おはようございます。山川議員の(2)についてお答えいたします。 交通渋滞の緩和や環境負荷の軽減、少子高齢化社会を見据えた交通基盤の整備として、公共交通のあり方が注目されております。その中でも議員ご指摘の次世代型路面電車としてのLRTは、近年、人と環境にやさしい公共交通として再評価されております。去る11月12日、本市庁舎6階にて、「LRTとはどんなもの」をテーマに、第2回ワークショップが開催され、その中でLRT導入の成功事例として富山市のライトレールが紹介されておりました。こうした成功事例を視察し、LRT導入の機運を高めていくべきではないかとのことですが、確かに交通渋滞の緩和や環境負荷の軽減、少子高齢化社会に対応した公共交通のあり方については今後の大きな課題であると認識しております。その一つの方法として、LRT導入ということですが、LRTは新たな交通基盤の整備であり、大きな財政需要を伴うものでありますから、国、県、周辺市町村等との十分な連携が重要と考えております。導入に向けた先進地視察につきましては、現段階においては、まだそのような状況には至っておりませんので、関係機関との調整やLRT導入に向けた機運の高まりなどを考慮しながら、適切な時期に対応していきたいと考えております。 次に(3)の県立郷土会館と空手道会館、①と②について一括してお答えいたします。 去る11月25日に沖縄県へ県立郷土劇場と空手会館の誘致について要請を行っております。沖縄県文化振興課におきましては、文化観光戦略推進事業として文化発信交流拠点環境整備調査を行っており、専門家や芸能関係者などで構成された検討委員会を立ち上げ、県立郷土劇場や空手会館の建設、運営方針、活用方法、人材育成及び情報発信など、ソフト面からハード面まで総合的な検討を行っていると伺っております。建設の可否につきましては、今年度中に決定し、建設するということになった場合は、平成24年度に建設場所や規模などについての検討に入る予定だとのことでございます。今後の県への要請活動やPRなどにつきましては、沖縄県の動向を十分把握した上で適切に対応してまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(屋良国弘)  休憩いたします。     休  憩(10時18分)     再  開(10時19分) ○議長(屋良国弘)  再開いたします。 ◎総務課長(當銘健)  山川仁議員ご質問の(4)我那覇後原編入問題についてお答えいたします。 後原全体の編入問題につきましては、従来の市の方針どおり、那覇市への編入はないとする考え方に変更はございません。前回の9月定例会でも答弁いたしましたように、我那覇後原問題につきましては、今後とも地権者、関係者、那覇市、組合とともに早期解決に向け取り組んでまいりたいと考えております。 ◎経済建設部長(照屋堅二)  おはようございます。山川仁議員のご質問(5)についてお答えします。 TPP参加については、国会での議論がなされているところですが、これまでも申し上げたとおり、TPP参加によるさまざまな懸念に対する政府からの明確な説明、対応策がない状況の中での参加はすべきでないと考えております。TPPに関して新聞アンケートに、第一次産業の改革が必要と回答いたしました。具体的な内容としては、安定生産対策や価格安定対策等、農家の経営安定について国レベルでの改革を期待するとともに、安心・安全な野菜や果樹の生産拡大や、産官学の活用、付加価値の高い農産物の生産奨励による若者の就農を確保していくということが重要と考えております。 ◎生涯学習振興課長(内原英洋)  おはようございます。山川仁議員の質問(6)プロサッカー及びビーチスポーツの振興についてお答えします。 プロスポーツのキャンプの時期に合わせて、スポーツ教室や人材育成、交流の場を開催することについては、サッカーにつきましては、市サッカー協会と市スポーツ少年団サッカー部関係者に確認したところ、各チーム単位で各種団体や企業等が開催するサッカー教室に参加していることから、関係団体にニーズ等を確認し、市サッカー協議会などが主体となって実施するときには教育委員会としても開催場所の提供などについて支援をしていきたいと考えております。またキャンプシーズンにおけるサッカー教室の開催については、市の大会や南部地区の大会、県の大会などがあり、この時期の開催については、日程的に大変厳しいものがあるとのことでしたので、今後細かな日程調整等が必要になってくるものと思われます。教育委員会の事業として子どもたちの交流の場を設けることや人材育成につきましては、今年度は8月に福島県青少年支援プロジェクトの一環として、福島県青少年サッカー交流を市陸上競技場で開催し、市内の少年サッカーチームとの交流を図ることができたほか、市スポーツ少年団姉妹都市交流事業として宮崎県高千穂町へ隔年で市内サッカーチームの5、6年生を派遣しています。またサッカーの底辺拡大を図るため、市広報紙等で市民に呼びかけを行い、市サッカー協会の協力を得ながら、毎年2月に開催している生涯学習フェスティバルの一環として小学校4年生以下の児童を対象にキッズサッカーコーナーを開催しています。続きまして、ビーチスポーツ関連チームを招聘してのスポーツ教室や人材育成、交流の場の開催について答弁します。教育委員会が主催するスポーツ教室については、子どもたちや一般市民からの要望や体育指導員の意見等を聞いたり、スポーツ教室が終了した際に参加者にアンケート調査を行い、意見や感想等を集約して今後のスポーツ教室の企画立案の際の参考にしています。今年度は夏休みに児童及び生徒の基礎体力の向上を目的とした水泳教室、陸上教室等を開催したほか、一般市民の健康増進を図ることを目的とした教室として、6月にボウリング教室、11月に健康トレーニング教室を開催し、多くの市民の皆さんが参加しています。なお、ビーチスポーツ関連につきましては、市民のニーズを確認した上で、豊崎美らSUNビーチを管理しています指定管理者とも連携を図りながら検討をしていきたいと考えております。 ◆2番(山川仁議員) -再質問- では再質問いたします。 まず(1)の豊崎地域の子どもたちの安心・安全対策についてでありますが、県警からも前向きな返事があったようで、市長の努力に対し敬意を表したいと思います。豊崎は新設校でありますので、学校環境周辺整備についても今後も同じように素早く対応していただきたいです。また、これから各種の整備が図られると思いますが、IT教育や英語等、外国語教育の徹底など、教育環境の整備を点検し、予算措置等も含め、スムーズに開校できるようお願いいたします。なお、学校周辺には河川もありますので、子どもたちの安全確保もぜひお願いしたいと思います。これはお願いです。 あとLRTなのですが、企画部長のほうから「今は時期ではない」と、そういう状況に至っていなくて機運が盛り上がってから派遣、現地調査に行きたいというふうに私のほうではそのような認識だったのですが、だれが今そういう状況に至っていないというふうに言ったのか、それを聞きたいです。何が時期ではないのか、機運が盛り上がってからというのは、いつ機運が盛り上がる見込みがあるのか、こういうことを言っているといつまでたっても豊見城はほかの市町村に置いていかれて、おくれをとります。私が富山市にLRTの、他県のほうには調査研究に行ったらどうかということは、いろいろと調べたところ、少し時間もないので、ちょっと抜き取ってお話したいんですけれども、古堅与那原町長がこのように言っています。「超高齢化社会がやってくる。車社会にどっぷりつかったままでいいのか。与那原だけの問題ではない。沖縄の公共交通について、全県の首長が考え、議論すべきときではないか」。そのように言っています。また県の南部連合文化協会はこのように言っています。「子や孫たち、そして自分たちのため、南部全体で大きなうねりをつくりたい。南部は素通り観光地になっている。文化と経済は車の両輪、文化団体だが問題提起はできる」。また東大の須田さんという教授がいるんですけれども、この方はこのように言っています。「市町村の首長が強力なリーダーシップを発揮していくことが大事である。富山市は市長のリーダーシップのもとで成功した。」また次に沖国大の照屋教授はこのように言っています。「LRT導入で車を減らせば、空洞化した中心市街地への人の流れを復活させることができる」。LRT都市サミット、11月4日、富山市開催、このときに札幌、松山市、熊本市など12市の市長が参加しています。各市がそれぞれの取り組みを報告、次回は熊本市で開催予定なので、皆さんにお伝えしております。沖縄タイムスの記者もこのようなコメントを発表しています。沖縄県は車を使えないお年寄りや子ども、身障者など交通弱者と呼ばれる人が暮らしにくい島になっている。公共交通は一種の福祉政策であり、電気や水道、ガスと同じライフラインである。また戦後66年、なぜ策を講じてこなかったのか。復帰時40年前なら今よりも簡単に線路を引けたのではないか。当時の政治、行政、メディアは何をしていたのだろう。このようないろんなことを今言われていて、早急に機運を盛り上げる必要があるのではないかと私は思うのですが、第4次総合計画でも検討することになっており、また我が豊見城市は南部広域の要衝として地の利を生かすと言っています。せめて南部市町村では一番早く取り組んでもらう必要があると思うんですが、与那原町議会が昨年LRTの推進について全会一致で決議をしています。県に求めています。市長のリーダーシップで南部市町村をまとめて、LRTサミットの推進協議会でもつくってみたらどうかというのを私のほうから提案したいと思います。また先ほど部長が言っていたみたいに、LRTというのは豊見城だけの話ではないんです。5万8,000人の人口の豊見城単独では実現が困難だと思いますので、各南部市町村と連携をとり、LRTの議論を早急にする必要があると思いますが、この現地調査も踏まえて、今回の私の話も聞いてどう思ったか、市長、見解を伺いたいと思います。 次に(3)の県立郷土芸能会館誘致と空手道会館誘致の件なんですが、これも要請をして可能性につきましても今後の対応、県の動き、動向を見ながらということだったんですけれども、まず副知事へ要請をしに行ったときに、どういった方々と要請をしに行ったのか。豊見城市内の芸能関係者、空手関係者、また文化協会など一緒に行ったのか。現在の確率からすると8分の1なんです。今後も他市町村も死にものぐるいで要請してくると思うんですが、私たちの豊見城市にとっても長い将来にわたって文化の振興、観光振興、また人材育成等、あらゆる面で波及効果の大きい大変有意義な建設誘致になると思います。もう一度、市長、今度は知事に、芸能関係者、空手関係者、文化協会の方々、団体を100名余り連れて行って、一緒に直接知事に要請し、本市の立地やアクセス面、また熱意と情熱を訴えてきたらどうですか、この点について、また市長にお伺いしたいと思います。 次に(4)我那覇後原問題ですが、早期解決に向けて取り組みますという話だったんですが、早期というのは皆さんいつが早期なんですか。私が調べたところ、以前、平成22年の第6回12月定例会の市長の答弁の中で、後原地域の皆様にどう理解を深めていくのか。理解を深めてもらうために条件整備など、重要な事項をどう話し合うのか。十分精査、確認して住民との対話も含め、早急に取り組むべきだと考えていますと言って、もう1年たちます。これは困難と皆さんが思っているデメリットとは何なんですか。それをまず聞かせていただきたい。それと市民は切望しているんです。市長、がけを見に行ったことがありますか、自分で。あそこでコミュニティが本当にとれるんですか。そういう現状を踏まえて、もし四者での話し合いが、調整が、日程が難しいのであれば、まずは地域住民とひざを交えて話し合うことが大切ではないですか。市長が言う「住んでみたい、住んで良かった№1のまち」というのを目指すのであれば、やはりどういう状況と、まずは地域住民の話を聞くことから先にスタートするべきではないですか、その点について、また答弁をお願いします。 ○議長(屋良国弘)  休憩いたします。     休  憩(10時33分)     再  開(10時33分) ○議長(屋良国弘)  再開いたします。 ◎企画部長(上原直英)  山川議員のLRTの再質問について、だれが今適切な時期ではないかという再質問にお答えいたします。 我々としても必要性は十分認識しておりますけれども、ただ実現に至るまでにはかなり長いスパンでの取り組みが必要であると。そのためには一過性でない持続的な取り組みが必要と、重要となりますので、先ほど11月何日かに行われたシンポジウムですね、民間は民間でそういったシンポジウムなどで機運を盛り上げ、行政は行政で実現可能性調査や国への要請、あるいは周辺自治体同士の情報共有、連携強化など、それぞれの立場で活動していく中で、市を挙げて取り組むタイミングを見きわめる必要があると思っております。現時点ではまだその時期でないものと。事務段階では考えております。以上です。
    ◎市長(宜保晴毅)  おはようございます。山川仁議員の再質問、まずは3点あったと思いますが、(2)にお答えいたします。 LRTに関しては3月定例会でも答弁いたしましたが、歩くことによって市民、県民の健康増進に伴う医療費抑制、また排出ガス抑制によって地球温暖化防止に伴う環境保全、さらには高齢者などの交通弱者、そしてまた観光客の移動手段としても公共交通の必要性は十分に認識しております。導入に向けて多くの課題も見えてきたのも勉強する中で、いろんなフォーラムに参加したり、勉強をする中で、多くの課題も見えてまいりました。特に車依存型社会にどっぷりつかった県民の意識と社会の仕組みをまず変えなければならない。そこで先ほど企画部長が答弁したように、財政需要等、運営維持費が伴いますので、まずは国、県、周辺市町村と十分な連携を図りながら、LRT、あるいはBRT導入に向けて適切な時期に対応していきたいと考えております。周辺市町村といえば、私は那覇市長に直接考え方を話したこともございます。壷川駅を起点に赤嶺駅、豊見城を走らせてはどうかと。お互いの相乗効果につながるのではないかという話をしましたら、那覇市長から実は次年度、もう今年度ですけれども、今年度、次年度、国からの補助を受けて、今公共交通のあり方の調査をしていますと。そういう資料もありますのでということで、那覇市長みずから私のほうにその資料を郵送で送ってくれたこともございます。これから県、そしてまた県知事にも車依存型社会脱却に向けての取り組みをしっかりやっていっていただきたい旨の話もしていきたいと考えております。そういう意味では、南部の市町村長にも機会があれば、そのお話をして、特に与那原町長は私より推進派でございますので、与那原町長にリーダーシップを発揮してもらって、南部で推進協議会の立ち上げを、私はサブで頑張りたいと思っております。 続きまして、(3)の県立郷土劇場についての質問でございますが、だれと要請に行ったのかというご質問だったと思いますが、私と担当部長、係長、そして教育長と島袋大県議も一緒に要請に行っております。そして今後知事に直接また関係者を引き連れてという質問ですが、やはり機運を高める意味では、直接知事に要請、そして関係団体の皆さんと要請をするのも重要だと思いますので、それについても今後検討していきたいと考えております。 続きまして、(4)我那覇後原問題の再質問でございますが、我那覇後原問題については、現在事務レベルで調整作業を続けております。那覇市、豊見城市のトップで話し合う段階になりましたら積極的に出向いて話したいと考えております。今はその時期ではないと考えておりますので、また相手があることですので、市のペースで作業は進まないこともございますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。──通告番号2(22番)与那覇清雄議員── ○議長(屋良国弘)  次に、与那覇清雄議員の質問を許します。 ◆22番(与那覇清雄議員) -登壇- 皆さん、おはようございます。去る12月7日、畜産農家の生活の場である南部家畜市場競り場を豊見城市長の宜保晴毅市長にはお忙しい中をご視察をされ、また激励してくださって大変ありがとうございました。玉城組合長を初め、会員の皆様が非常に喜んでいたということでありますので、ご報告をしておきたいと思っております。 それでは一般質問を始めます。 (1)道路行政についてであります。 ①嘉数公民館から辻西団地に抜ける市道114号線についてお伺いをいたします。 これまでも議会で何度か取り上げられておりますが、嘉数区民からの改善要望の絶えない市道114号線についてお伺いをいたします。市道114号線は嘉数地域の住宅地を通る市道であり、日ごろから学童を含む歩行者の往来が多く、道幅も極端に狭く非常に危険な状態であります。早急な整備が必要だと思いますが、9月議会でも取り上げたところ、その際、嘉数公民館から辻西団地に抜ける交差点の安全対策については、要整備箇所との認識を持っており、調査検討するために専門的な知識を有する土木設計コンサルタントへの委託業務発注に係る予算要求を行っているとの答弁でしたけれども、その後の進捗状況についてお伺いをいたします。 ②農道184号線災害復旧対策についてお伺いをいたします。 字根差部地内の農道145号線は去る台風9号の襲来に伴い、農道部が決壊し、通行止めの状態のままになっているが、周囲にはマンゴー生産農家、サトウキビ生産農家、それと酪農生産農家があり、周辺地権者からの心配の声がありますが、早急な復旧を望むが、いつごろ工事を着工できるのか、そのめどについてお伺いをいたします。 ③嘉数が丘自治会の東道路の農道アスファルト舗装についてお伺いいたします。 当周辺は既に工事が完了しており、嘉数485番地5前から489番地の22の間が約22メートルぐらいが取り残された状態であります。自治会員または居住者からも早急に現場を調査してアスファルト舗装してほしいとの強い要望がありますけれども、当局のご見解をお伺いいたします。 ④ユートピアハイツ周辺の側溝整備及びアスファルト舗装についてお伺いいたします。 ユートピアハイツ内開発は、復帰直後の開発で入り口部分だけが二十数年前に側溝整備をされており、全体的に側溝も浅く、道幅も狭く、アスファルト舗装されず、衛生面や環境面からも考慮すべきだと思いますが、調査検討をされ、側溝整備、アスファルト舗装が必要だと考えますけれども、当局のご見解をお伺いいたします。 (2)教育行政についてお伺いいたします。 ①豊崎小学校校舎、屋内運動場の進捗状況について。校舎については、9月中旬ごろ、コンクリート工事が終了予定であり、現在は低階層から順次建物内部の工事を行っているところでございます。屋内運動場については、8月末でコンクリート工事を終了し、9月中旬ごろから屋根の取りつけ工事を行う予定でございますという答弁でありました。8月末時点の工事進捗状況というのは、校舎が59%で屋内運動場が70%となっておりますという9月議会での答弁でありましたが、その後の進捗状況をお伺いいたします。 ②プール、幼稚園の進捗状況についてお伺いいたします。プールと幼稚園工事は11月工期となっており、厳しい工程ながら現在はほぼ予定どおりに工事が進捗し、ともに9月でコンクリート工事が終了する予定であると。また8月末時点での進捗率はプールが約50%、幼稚園が約31%となっている。幼稚園工事に関しましては、建物周りの排水施設工事を一部追加する必要があることから1カ月ほど工期を延長する検討を行っておりますとの9月議会での答弁でありましたが、その後の進捗状況をお伺いいたします。 ③豊崎小学校関連工事についてでありますけれども、関連工事といたしまして、小学校の外構グラウンド整備工事並びに幼稚園の外構、園庭工事を9月から発注する予定で、その進捗状況を見ながら植栽工事の発注を行うと答弁していますが、その後の進捗状況をお伺いいたします。 ④豊崎幼稚園、小学校の開校についてお伺いいたします。平成24年4月開校のめどについてをお伺いいたします。以上であります。 ○議長(屋良国弘)  当局の答弁を求めます。 ◎道路課長(大城正)  おはようございます。与那覇清雄議員の(1)道路行政についての①と④に順次お答えいたします。 ①の交差点の安全対策等については、要整備箇所との認識を持っておりますが、交差点改良計画に当たり、関係地権者との用地買収交渉等も必要となると想定されております。その基本計画の中で、事前に土地所有者に対し用地、物件及び事業の同意確認が得られた時点で本格的に専門的知識を有する土木設計コンサルタントに発注を行ってまいりたいと考えております。 続きまして、④にお答えいたします。議員からのご質問に伴い、現場踏査を行った結果、ユートピアハイツ内で一部道路面及び排水路面の未整備箇所を確認しておりますが、ユートピアハイツ周辺道路につきましては、昭和49年5月に民間企業が申請人となって、道路指定を行い整備された道路で、土地所有者が民間の企業や個人が所有する道路となっていることから、市単独予算での道路整備にかかる対応が厳しい状況でございますので、ご理解をお願いしたいと思います。 ◎農林水産課長(當銘隆)  おはようございます。与那覇清雄議員ご質問の(1)②③について一括してお答えいたします。 ②根差部地内農道184号線は台風9号豪雨により農道部が決壊しております。被害状況につきましては、被災延長36.8メートル、農道幅員4.8メートル、側溝42.1メートル、農道ののり面36.8メートルです。復旧につきましては、現在審議中の平成23年度一般会計補正予算(第5号)に計上しておりますので、議決が得られ次第、早目に対処したいと思っております。 次に③についてお答えします。当該農道121号線の一部住宅付近は舗装済路線となっておりますが、長年の土地利用により、わだち折れが起きており、表層部の亀裂が確認できましたので、アスファルト舗装復旧につきまして、現在審議中の平成23年度一般会計補正予算(第5号)に計上していますので、議決が得られ次第、早目に対処いたします。 ◎学校施設課長(城間保光)  おはようございます。与那覇清雄議員ご質問の(2)①から④について順次お答えいたします。 まず①について、まず初めに、豊崎小学校校舎、屋内運動場の進捗状況についてでございますが、校舎については現在、建物の塗装工事はほぼ完了し、内部階段の手すりや建物周りの側溝等設置、衛生器具の取りつけや空調設備、配管工事を行っております。屋内運動場につきましては、アリーナ内の床塗装仕上げや玄関タイル工事、衛生器具や舞台照明器具の取りつけ、建物周りの給水、排水管設置等を行っております。11月末時点の進捗率は、校舎が約92%、屋内運動場が約90%となっておりまして、今月中にすべての工事を終了し、消防検査並びに沖縄県の建築完了検査を行う予定であります。 次に②のご質問についてお答えいたします。プールについては、建築・電気工事はほぼ完了しておりますが、機械設備工事は建物周りの排水管設置作業を別途発注しております外構工事との調整を要することから、現在も工事を行っております。すべての作業が11月末で完了できないことから、1カ月工期を延長しております。幼稚園につきましては、建物外部の塗装工事が完了し、現在は内部の塗装や床、壁の仕上げ、電気・機械設備器具の取りつけ作業、建物周りの側溝や給水管の設置工事を行っており、幼稚園の工期は12月末を予定しております。11月末時点の進捗状況は、プールが約93%、幼稚園が約78%となっております。今後の予定ですが、プール、幼稚園とも校舎、屋内運動場と同様に今月中に消防検査並びに沖縄県の建築完了検査を予定しております。 ③のご質問にお答えします。関連工事であります小学校の外構並びに屋外運動場整備工事につきましては、10月中旬に契約を行い、準備期間を得て、先月下旬から工事に着手しております。また幼稚園の外構、園庭工事につきましても、今月入札を終えておりますので、今後現場の作業に取りかかる予定であります。残る植栽工事につきましては、今月中に発注する予定で、引き続き作業を進めているところであります。 最後に④のご質問についてお答えします。校舎、屋内運動場、プール、幼稚園建設工事につきましては、12月末完了予定であり、その他関連する外構屋外運動場、園庭、植栽工事につきましては、3月中に工期の完了予定でありますので、平成24年4月の開校には間に合うものと考えております。以上でございます。 ○議長(屋良国弘)  休憩いたします。     休  憩(10時55分)     再  開(11時05分) ○議長(屋良国弘)  再開いたします。──通告番号3(9番)照屋真勝議員── ○議長(屋良国弘)  次に、照屋真勝議員の質問を許します。 ◆9番(照屋真勝議員) -登壇- 一般質問を行います。 (1)観光振興について。 ①第4次豊見城市総合計画5-2-1観光リゾート産業の振興(P114~117)について。 (ア)「県外や海外からの誘客を図ります」「アジアを中心とした海外からの観光客の誘客とPR」が明記されているが、初年度の今年はどう取り組んだか。次年度はどう取り組むか伺います。 (イ)「観光ボランティアの育成支援」「観光に係る人材育成」とあるが、どういう形で取り組むかが見えません。具体的に示してください。 (ウ)「外国人を含むだれにとってもわかりやすい案内サインの充実」とありますが、最近行われたママチャリ大会の参観者から豊崎地区内施設の所在がわかりにくいとの声がありました。この現実をどう考えるか伺います。 ②観光振興計画について。 (ア)観光振興プログラムと観光振興計画との関係はどうなっているか。 (イ)観光振興プログラム(平成14年策定)の作成にかけた予算は幾らか。そして、この10年間の実績項目を挙げてください。目標達成度は何パーセントと見ていますか。 (ウ)観光振興計画は来年の実計に組まれたと聞きました。予算は幾らか。計画書づくりは自前か、コンサル発注か伺います。 ③「豊崎にある道の駅を沖縄観光の起点・終点に」とよく聞きますが、その構想の内容について伺います。 ④龍船の耐用年数と保管庫について、どう考えているか伺います。 ⑤県立郷土劇場の誘致について、観光振興の面からどう考えているか伺います。 (2)南部広域南斎場建設とアクセス道路の整備について。 12月11日(日曜日)に開催された南部広域圏南斎場の都市計画変更説明会に私も参加しました。説明会の持ち方について、今後の参考にしていただきたいことがありますので、幾つか提案したいと思います。ぜひご検討をお願いします。1、市民説明会となっているので、議員には発言を遠慮してもらう。議員には行政側と議論する機会はたくさんあります。2、できるだけ多くの市民の意見を聞くためには同じ人に何度もマイクを渡さないこと。3、時間厳守をお願いしたい。4、発言者が事実に反することを言ったらその場で訂正させる。以上です。では質問に入ります。 ①字豊見城自治会と字真玉橋自治会の要望をどう考えるか。 ②第4次豊見城市総合計画4-1-1自然環境の保全と活用、施策の方針に本市には漫湖、饒波川、瀬長島、豊見城城址などの周辺に貴重な自然環境が存在します。このような自然環境は保全を基本としつつ、周辺地域を含め、開発行為を行う場合は、ワイズユース(賢明な利用)を十分に検討します。またそうした取り組みを行っていく中で、自然環境を市民や来訪者が自然に親しむ場としての活用を図り、人々の環境に対する意識を高めていきますと書かれています。また5-2-1観光リゾート産業の振興には、本市の自然環境や歴史、文化資源などの既存の観光資源の保全、活用とともに、新たな観光資源の育成、創出や体験型プログラムや健康ウエルネス、イベントなどの多彩な観光メニューの提供により、観光振興を図りますとあります。エコツーリズムの件が触れられています。この2つのどちらにも漫湖、饒波川周辺は該当しますが、住民要求と総合計画との兼ね合いをどう考えるか伺います。以上です。 ○議長(屋良国弘)  当局の答弁を求めます。 ◎企画部長(上原直英)  照屋議員のご質問(1)の観光振興について①から⑤まで順次お答えいたします。 まず①についてお答えいたします。今年度の県外からの誘客の取り組みについては、地域雇用創造実現事業の中で、地域特性を生かした体験プログラムの実証事業において、夏休み期間や週末を利用し、市内の体験事業者を中心に県内外の皆さんに体験メニューの提供、沖縄アウトレットモールあしびなーで行っております。また大手旅行会社などの担当者へ体験メニューを新たな旅行商品として位置づけてもらえるようにPRや調整を行っております。イベントについても第1回マリンカップ、ママチャリレースなど、新たなイベントが開催されています。 次に(ア)アジアを中心とした海外からの観光客の誘客とPRについては、現在、商工観光課が民間事業者へ委託している沖縄県雇用再生特別基金事業の中で、外国人健診者受入支援事業、国際ビジネスサポート事業においては、海外プロモーションやクルーズ船の入港に合わせて、本市の観光ガイドブックや観光マップを配布するなどの取り組みを行っております。そのほかにも観光マップやパンフレット等の多言語対応、雇用創造推進事業による外国語対応講座の開催、これは中国語、英語であります。先ほどの国際ビジネスサポート事業による海外でのテスト販売、モニター調査、こういったものなどを行っております。次年度につきましても、市内の観光関連事業者、地域雇用創造実現事業、来年度設立が予定されている観光協会などと連携を図りながら県外、海外からの観光客の誘客やPRに努めていきたいと考えています。 次に(イ)の観光ボランティア、人材育成等についてでございますが、地域雇用創造実現事業において、現在5名を雇用し、本市の観光資源の掘り起こしに関する取り組みを行っております。その中で体験メニューやイベント構築に当たっては、事業者や地域の方々との意見交換や実証事業に取り組みながら、観光客の受け入れに向けた事業者等の育成が行われております。それとあわせて、南部広域観光協会で取り組みが行われております体験指導者講習会の人材育成事業を活用しながら、体験事業者のレベルアップを図っていきたいと考えています。また観光協会の設立準備会の中で、観光ボランティアの育成という提案も出てきておりますので、現在、文化課が取り組んでいる史跡ガイド育成事業や本市の史跡文化名所の案内を目的に活動している「とよみ史跡友の会」などと連携しながら、来年度設立される観光協会の事業計画の中で育成事業が盛り込まれるよう協議、調整していきたいと考えております。 次に(ウ)のサインの話ですが、道の駅などへの案内看板の必要性は認識しております。しかし、豊崎はこれからも大きく変化していくことが予想されます。案内標識は一度設置してしまうと簡単に取りかえがきかず、長期間にわたって情報が固定化されてしまいますので、今後の企業立地の動向なども見据えながら設置時期について検討していきたいと考えております。その間は補助事業のメニューや設置箇所、あるいはデザイン、表示項目等の調査、研究を行っていきたいと思っております。 次に②の観光振興計画についてであります。観光振興計画の(ア)です。観光振興プログラムは瀬長島をシンボル拠点とした体験交流型観光や都市型エコツーリズムのプログラム開発や可能性調査であり、本市の観光の柱となる一部門の調査報告書であります。これからつくる観光振興計画は、これまでの取り組みを踏まえて時代の変化や本市を取り巻く状況の変化に対応した観光振興の柱となる項目をすべて網羅した観光振興ビジョン、つまりは観光振興の理念や方向性の明確化と共有化を図り、相互に連携しながら実現していくための施策を体系的に整理したものであると考えております。 次に(イ)の観光振興プログラムの予算、10年間の達成目標であります。平成13年度に策定された観光振興プログラム調査報告書の費用については、契約額が495万6,000円となっております。この10年間の実績については、プログラムの中の第4章、豊見城の観光の方向性に掲げている瀬長島のシンボル拠点、漫湖の環境学習、瀬長島・豊崎マリンレジャーゾーン、農業・工業、工芸等体験学習の方向については一定の成果は出ているものと考えております。例えば瀬長島は空の駅瀬長島物産センターの設置、民間の温泉施設開発が来年11月にオープン予定であること、さらに瀬長島・豊崎マリンレジャーゾーンではさまざまなイベントの開催(豊崎フェスタとか、マリンカート、ママチャリレースなど)、農業・工芸等体験学習においては、地域雇用創造実現事業など、市内の事業者を中心に体験メニューの構築に取り組んでいる状況にあります。また第5章の実現に向けての部分の計画推進組織として、来年度の観光協会の設立、情報発信についても観光ブック、観光マップ、情報システムを利用した観光情報の発信など充実が図られてきているものと考えております。この達成度についてですが、目標指数が明示されておりませんので、何パーセントとは申し上げられませんが、示されている項目の大方については芽出しができているものと考えております。 続きまして、(ウ)の観光振興計画の予算であります。本市の観光振興計画につきましては、次年度の予算要求額として350万円を計上してあります。計画書づくりについては、コンサルへの委託を予定しております。委託内容の詳細については、今後仕様書などで内容を検討していきますが、基本的な考えとしては、これまで策定された計画書、報告書などを参考に第4次総合計画や県の観光振興計画などを踏まえ、市内の観光関連事業者、次年度設立予定の観光協会、地域の方々などへ本市の観光振興について意見を求めながら、実効性のある観光振興計画書を策定していきたいと考えております。 次に③の豊崎にある道の駅を沖縄観光の起点・終点についてでありますが、道の駅豊崎については、那覇空港まで約10分の距離にあり、沖縄本島中北部へのアクセスについても利便性が高く、立地条件のよい場所に位置していることから、現在、観光客の主な移動手段となっているレンタカーの利用者を中心に道の駅での観光情報収集や菜々色畑での買い物などの利用を想定した内容であります。また道の駅周辺に立地している観光関連施設や豊崎海浜公園などの利用についても観光客の皆さんに楽しんでもらえるといったことを想定し、道の駅豊崎を沖縄観光の起点・終点にということをイメージしております。 次に④の龍船の耐用年数などであります。龍船の耐用年数について、龍船協会の事務局に確認したところ、現在3艇の龍船がありますが、3艇とも補修をしながら使用しており、今後補修を繰り返して使用することは大変厳しい状況であるとのことを伺っております。市としても龍船協会の活動の母体となる龍船の状況を聞き、対策を検討しておりましたが、爬龍船を軸にした地域振興という大きな枠組みの中で、その存在意義を評価し、次年度の実施計画に購入費を計上したところであります。今後も地域振興に係る協働のあり方として龍船協会の主体的な活動に期待したいと思っております。 あと(2)については振興開発課長のほうで答弁いたします。以上です。 ○議長(屋良国弘)  休憩いたします。     休  憩(11時22分)     再  開(11時22分) ○議長(屋良国弘)  再開いたします。 ◎企画部長(上原直英)  どうも失礼しました。⑤の県立郷土劇場の誘致についてでありますが、沖縄県の伝統文化、芸能の継承と発展を担う県立郷土劇場誘致については、本県の魅力を県内外に発信する集客施設であり、誘致が実現すれば本市の歴史や文化、伝統芸能の情報発信についても期待されるものと考えております。そのようなことから地域資源として活用することができれば、観光振興においても非常に有効な施設であると考えております。 ○議長(屋良国弘)  休憩いたします。     休  憩(11時23分)     再  開(11時24分) ○議長(屋良国弘)  再開いたします。 ◎振興開発課長(原國政也)  照屋真勝議員ご質問の(2)南部広域南斎場建設とアクセス道路の整備についての①と②についてお答えをいたします。 まず①でございますが、11月15日付で豊見城自治会から南部広域南斎場整備に伴うアクセス道路の早期整備についての要請書が、11月24日付で真玉橋自治会から南斎場建設と関連する道路事業の実施に関する要請書が提出され、市議会に対しましても請願、陳情という形で提出されております。また根差部自治会及び高安自治会からも要請書が提出されておりまして、いずれも南斎場建設と周辺道路整備の推進に関する内容となっております。一方で、南斎場建設と周辺道路整備に反対の陳情や意見も出されております。南斎場建設や周辺道路整備は地権者の意向や各自治会からの要請にあるように一体的な整備が必要であると考えていますので、整備が推進できるよう取り組んでまいります。 次に②でございますが、第4次総合計画の基本構想において、「豊見城城址やラムサール条約登録湿地の漫湖を含めた饒波川流域沿いは、人と自然が共生できる環境づくりに努めるとともに、歩くことを楽しめる空間としての水辺環境を創出し、また城址の復元も視野に歴史・文化、環境学習のシンボリックゾーンとして国や県との連携、協力のもとで整備活用を目指します。」とあり、前期基本計画4-1-1、自然環境の保全と活用の中では、「漫湖、饒波川、瀬長島、豊見城城址などの自然環境は保全を基本としつつ、周辺地域を含め、開発行為を行う場合は、ワイズユース(賢明な利用)を十分に検討する」とあります。また5-2-1、観光・リゾート産業の振興においては、瀬長島や漫湖周辺の自然資源を観光拠点として活用し、施設や拠点間を有機的なネットワークとして結び、相乗効果を発揮させるため、幹線道路の整備や路線バスの活用、歩行者や自転車ルートの快適性の向上、だれにでもわかる案内サインの充実などがうたわれております。第4次総合計画においては、自然環境の保全に配慮しつつ、必要な開発も行い、調和のとれたまちづくりを目指しておりますので、各自治会からの要請と整合がとれているものと考えております。 ◆9番(照屋真勝議員) -再質問- 再質問を行います。 (1)の観光振興について。これまでの本市の観光振興リゾート計画を振り返ってみると、平成2年3月の調査報告にターミナルリゾート瀬長、また平成6年3月の調査報告にはパラダイスガーデン瀬長とすばらしい内容の報告書が公表されました。平成14年3月の豊見城村観光振興プログラム報告書には、都市型エコツーリズム、グリーンツーリズム、体験滞在交流型観光等が挙げられ、そのための取り組みとして産官学のネットワークづくりが示されました。昭和62年12月に村有財産有効利用審議会発足以来、本市の観光とリゾートについては、シンポジウムも含めて、随分議論されましたが、何ら進展が見られず、結果的には多額の予算をかけてコンサルがつくった構想、言葉をかえて言えば、絵にかいたもちを市民は眺めさせられて、今日に至っています。企画部長は9月定例議会の一般質問の答弁で、「本市の観光振興の基本的な考え方や方向性は示されていると考えます。」、「それぞれの目的ごとに計画書や報告書が策定されているため、体系化されてなく、市民や業者にとってわかりづらいものとなっています。」と答えています。さすがに企画部長は現状をしっかりと把握されています。基本的な考え方、方向性が示されているとすれば、行政が今やるべきことは市民や事業者に対してわかりやすい言葉で、実現に向けてやるべきことを一つ一つ示していくことだとは思いませんか。コンサルに350万円で発注することがまた絵にかいたもちにならないか心配であります。そしてこれを市民や業者と一体となって一つ一つ具現化していくべきだと思いませんか。再度、企画部長の考え方を伺います。 それからあと1つ、これまでの報告書や計画には、だれが、あるいはどこがやるのかという主語となる部分があいまいですが、企画部が主語だと理解してよろしいのでしょうか。この2点について、企画部長のご答弁をお願いします。 宜保市長には今年2月に中国の大学生、大学の図書館長ご一行の歓迎セレモニー、7月には中国大学生・教授、県内在住の中国留学生、華僑と地元の皆さんとの交流ビーチパーティー、11月には日中交流カラオケ大会、お料理交流会等異文化交流フェスタにご支援をいただき感謝しています。多くの皆さんから特に評価いただいたのは、実行委員長を務める宜保市長みずからが中国語の歌を歌ったことでした。おかげさまで新たな展開として来年2月に中国から来沖する大学生と沖縄大学の学生を対象に瀬長島の空の駅で黒糖づくり、ウージ染め、サーターアンダギーづくり、この3つの体験学習を実現する運びとなりました。今その準備を地域雇用創造推進協議会のプロジェクトリーダーの佐藤さんにやっていただいております。その件で先日、沖縄大学国際コミュニケーション学科の学科長をされている王先生と観光振興の件で意見交換をしました。豊見城市と沖縄大学が連携できないか。例えば一例ですが、沖縄大学の学生を対象に日本語、英語、中国語等で観光ボランティアガイド育成講座を実施する。講座の中で接客マナー、豊見城の観光案内、沖縄の紹介等を受講させ、修了者を豊見城の観光ボランティアガイドとして宜保市長の名前で委嘱し、登録しておく。そして必要なときに連携して、その仕事をやってもらうというようなネットワークづくりについてお話ししましたら、ぜひ宜保市長に会いたい。沖縄大学の教務部長、学長にも会ってもらいたいと大変乗り気でした。沖縄大学を手始めに、県内各大学と連携すれば、観光振興プログラムにうたわれた産官学のネットワークづくりが可能だと思いますが、宜保市長の見解をお伺いします。 (2)の南斎場建設とアクセス道路の整備について。市道2号線は幅員が狭い上に、県道7号線と県道11号線の通り抜け道路として交通量が多く、危険な状態が何年も放置されてきました。特に保育園前の通りは、車のすれ違いが多く、その際には個人の駐車場や敷地内に車を乗り入れないと前進できない状態で、事故が起こらないのが不思議なくらいです。この道路整備は嘉数村長のころにも自治会として陳情しましたが、市道2号線の整備は字豊見城自治会、長年の願いとなっています。字豊見城自治会は先祖代々6,000坪余りのグスクを守り、長きにわたって隣組や自治会活動をやってきました。ところが今回の火葬場建設の件で、自治会組織もない、地元の歴史も知らない者から、私たち自治会は豊見城城址に一番近いところにあるとか、道路建設の陳情は何かの取り引きか。道で切り刻んだら豊見城とは呼べない。改名するのかとか、低次元の週刊誌的発想で、反対運動が展開されようとしています。事実が把握できない少数意見が純粋で素朴な多数意見を左右するならば、まさに民主主義の崩壊です。地元字豊見城自治会の長年の願いにどうこたえるか、市長の見解を伺います。 ◎企画部長(上原直英)  照屋真勝議員の再質問にお答えいたします。 これまで何回も計画書をつくって、絵にかいたもちではないかというご指摘ですが、確かに行政がつくる計画にはそのような批判があることも承知しております。計画をつくるということは、その時々の情勢を把握し、整理分析して課題解決の道筋を体系的にまとめていく作業であると考えております。その過程において、テーマに対して考える機会や、これまで見過ごしていたことへの気づきなどが生まれ、真剣に向き合うきっかけにつながっていくものと考えております。計画内容を実現するには体制の問題や予算、市民ニーズや取り巻く情勢の変化などを見きわめながら、現実的に対応する必要があるため、これをすべて実現するということは、かなり難しいものではないかと考えております。しかし、課題の明確化や策定過程における問題意識の醸成など、行政を長期的、計画的に進めるには必要な作業であると考えております。それと主体はだれかということでありますが、それは市民、事業者、行政、それぞれの役割分担の中で、それは決まっていくものではないかと考えております。以上です。 ◎市長(宜保晴毅)  照屋真勝議員の再質問、まず(2)にお答えいたします。 先ほど課長が答弁しましたように、まず南斎場建設と周辺道路の整備は一体的な整備が必要と考えております。また豊見城自治会、その他の自治会の声にしっかりとこたえるためにも必要だと認識しております。特に大地主である岩崎産業との南斎場建設の交渉の中で、岩崎産業としては3本の周辺道路整備があるから南斎場の建設に同意をするのだと強く主張をしておりました。また字豊見城、高安、真玉橋、根差部、各自治会より整備促進の要請書が出ていることからも道路整備が一つでも欠けた場合は、南斎場建設、そして周辺道路の整備の同意は白紙となると考えておりますので、南斎場建設と道路周辺整備が厳しいことになると考えておりますので、そのようなことがないように今後も誠心誠意市民にご理解いただけるよう説明をしていきたいと考えております。また議員の皆様におかれましても、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、(1)観光振興についての再質問にお答えいたします。私も政策にアジアをターゲットに医療、触れ合いをテーマとした都市型観光メニューを確立し、観光客誘致を図りますと政策で訴えました。照屋真勝議員ご質問の留学生の人材を投与して観光振興につなげてはどうかというご質問でしたけれども、やはり今、豊見城中央病院やトリポッドさんが取り組む外国人の医療ツーリズム、やはり課題としては外国語を話せる人が少ないという課題が見えてきておりますので、今後アジアの外国人の観光客を受け入れるに当たっては、やはり語学力が大事になってきます。私も各小学校や中学校の皆さんのあいさつの場では、ぜひ英語を含む外国語を、日本語以外の外国語を覚えて、今後、就職活動にも生かされますので、ぜひ覚えてほしいという話を必ずしております。そういう意味では、即戦力となる留学生協会の皆さんの人材投与というのは非常に重要と考えておりますので、今後もしっかりと検討していきたいと考えております。──通告番号4(19番)儀間盛昭議員── ○議長(屋良国弘)  次に、儀間盛昭議員の質問を許します。 ◆19番(儀間盛昭議員) -登壇- 通告に従いまして、一般質問を始めていきます。 まず(1)環境問題について伺います。 私は、豊見城でも循環型社会の実現を目指して、これまで具体的な提案を行ってきました。前の市政については、家畜排せつ物法の強化に合わせた家庭生ごみと畜産排せつ物等で堆肥づくりをすべきという提案を再三行ってまいりましたが、賛同していただけませんでした。農業振興にもつながることではありますが、生活環境保全の立場もあります。以下の点について伺いたいと思います。①市内で産業廃棄物不法投棄についての報道が2011年10月5日付でありました。報道にある件についての状況、そして市の対応を明らかにしてください。 ②循環型社会を目指して、家庭生ごみ・家畜排せつ物・草木剪定枝などで堆肥生産が可能であり、求められています。検討すべきと思いますが、とうでしょうか。 次(2)学校給食センター民間委託問題について伺います。 今、偽装請負が社会的に大きな問題となっています。ワーキングプアの背景にこれら違法、不当な働かせ方があります。地方自治体の職場で、これらのことがあってはいけません。各地の自治体で偽装請負が地方労働局から是正指導を受けています。豊見城で今進めようとする民間委託は法に反するもので撤回すべきです。民間委託導入の経過、方針について伺いたいと思います。 (3)公園整備について伺います。 豊見城城址公園が休園してからなおのこと、市民からはグスクを市民の手に取り戻そう。この願いは高まっています。具体的な手だてがないのか、伺いたいと思います。葬斎場計画の取り組みの中で閉園中の豊見城城址公園に関する公園整備計画があると報告されているようです。その内容をぜひ明らかにしてください。 次(4)農業振興について。 平成22年12月議会では、拠点産地指定に4項目の条件があること。それが可能なのか検討したいという答弁でありました。それから1年が経過しました。どういう答えが出たのか、明らかにしてください。本市農家が切望する葉野菜拠点産地指定や指定産地などの指定について、市はどう対応されるのか伺いたいと思います。 (5)瀬長島憩いの場整備について伺います。 温泉施設事業の取り組み状況と、そして市当局の憩いの場整備の取り組みについて明らかにしてください。 (6)交通安全対策について伺います。 国道331号と市道7号線の交差点の歩道整備対策ですが、前回の質問の答弁では、国道事務所との協議中だということでした。その内容、そして対応について明らかにしてください。 (7)産業振興ですが、小規模工事登録制度の実施を求めてまいりました。10月20日からの受付開始と聞いていますが、具体的な取り組み状況を明らかにしてください。あとは自席で行いたいと思います。 ○議長(屋良国弘)  当局の答弁を求めます。 ◎市民健康部長(砂川洋一)  儀間議員のご質問の(1)についてお答えをいたします。 平成23年9月30日に金良の土地改良地区で大量の不法投棄があるとの通報がありまして、通報者立ち会いで現場の確認を行いました。その後、土地の所有者を調査し、不法投棄されたものか等の確認をしたところ、会社の資材や私物を一時仮に保管しているとのことでございました。生活環境課としましては、産業廃棄物の保管基準がございますので、これについて県に確認するよう指導いたしました。なお、市としましても、その後、県に確認をしましたけれども、県の見解も当該箇所、金良の部分ですけれども、不法投棄ではなく廃棄物の不適正保管であるとのことでございました。 堆肥センターの建設につきましては、以前にもご質問がありまして、たびたび農林関係と共同でお答えをしておりますけれども、生ごみや家畜排せつ物による堆肥センターは、維持管理運営にかかる費用が大きく、費用対効果の面で課題があると聞いております。さらに、市街化が進行しております本市での堆肥センターの建設に向けては、住民の合意形成や用地確保等の大きな課題が予想されますので、関係部署と連携した慎重な検討が必要だと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。以上です。 ◎給食センター所長(桃原典之)  儀間盛昭議員の(2)学校給食センターの民間委託問題についてのご質問についてお答えいたします。 民間委託は既に県外の多くの調理場で導入されており、県内でも那覇市、糸満市、浦添市で導入され、民間のノウハウや柔軟性を活用し、安定的な学校給食の運営が図られておりますので、法的に問題はないと考えております。民間委託導入の経緯につきましては、本市の行政改革の取り組みの中で、将来の民間委託に備え、学校給食センターの職員については退職時不補充という政策がとられてまいりました。現在の調理業務は正規職員5人、臨時職員22人での運営で行われておりますが、正規職員にかかる負担が大きいことや、臨時職員の雇用形態(最長2年)から調理に精通した職員の長期雇用が難しく、安定的に調理業務を推進していくことが難しい状況にあります。こうした状況を踏まえ、文部科省体育局長通知や文部科学省スポーツ青少年局学校健康教育課長通知で示された民間委託の推進を受け、行政改革の中で示された調理業務の一部民間委託を実施する時期に至っているものと判断し、実施に向けた検討委員会での審議や学校給食運営委員会での承認、保護者説明会と市ホームページへの委託内容の掲載等の取り組みを進めてきたところです。方針につきましては、実施時期を平成24年4月とし、業者の選定は市の求める業務内容に対して業者がどのように対応できるかを提案させ、それを比較考慮して、よりよい業者を選定するプロポーザル方式を予定しております。委託内容は、調理作業、配缶、器具の洗浄、管理、配送業務等とし、献立の作成、食材の決定、発注は従来どおり市が責任を持ち実施することとしております。委託業者に学校給食衛生管理基準を遵守させるための詳細な各業務段階での点検表や報告書を作成し、安定的な運営を図ろうと考えております。 ◎企画部長(上原直英)  儀間盛昭議員ご質問の(3)公園整備についてと(5)瀬長島憩いの場整備についての後段憩いの場整備の取り組みについてお答えいたします。 まず(3)の公園整備についてでございますが、平成15年に閉園しました豊見城城址公園につきましては、閉園直後に企業者に対し、再開園の申し入れを行ったり、土地利用の検討を一緒に行ったりしてきておりますが、豊見城城址公園が再開園するには至っておりません。平成22年7月に行われました沖縄県土木建築部と南部市町村との行政懇談会において、県営公園としての整備を要望いたしましたが、沖縄県からは南部圏域で4カ所の県営公園を整備していることや、財政状況が厳しいことなどから、県営公園としての整備は困難であるとの回答がございました。第4次総合計画においては城址の復元も視野に、歴史、文化、環境学習のシンボリックゾーンとして国や県との連携協力のもとで整備活用を目指すとありますので、今後も国、県の動向など情報収集に努めたいと考えております。 次に(5)瀬長島憩いの場整備についてであります。これまで何度かお答えしておりますけれども、瀬長島憩いの場整備については現在進められている温泉施設の進捗状況や那覇空港滑走路増設事業に伴う環境影響調査などにおいて、瀬長島がどのような位置づけになるのかも見きわめながら、適切な時期に検討を行っていきたいと考えております。以上です。 ◎経済建設部長(照屋堅二)  儀間盛昭議員ご質問の(4)農業振興についてお答えします。 まず葉野菜の拠点産地についてお答えします。拠点産地として申請するためには、県の戦略品目の中に葉野菜を位置づける必要があります。そのため市、JA、南部農業改良普及センターで会議を行い、豊見城市の葉野菜を戦略品目に位置づけるよう県の担当者へ提案した結果、戦略品目は主に県外出荷品目を想定していることから、葉野菜のような県内向けの出荷品目については、時期尚早との回答がありました。しかしながら、今後とも引き続き協議については進めていきたいと考えております。また指定産地については、野菜生産出荷安定法により定められた指定野菜14品目の面積要件や共同出荷要件を備えた産地を都道府県から農林水産省へ申し出るものとなっておりますので、県や関係機関と連携して検討してまいりたいと考えております。 次に(6)交通安全対策についてお答えします。市道7号線の交差点の歩道整備につきましては、市道7号線仮設歩道設置工事として発注しており、平成24年1月31日までに工事完了を予定して取り組んでおります。 ◎管財検査課長(赤嶺隆志)  儀間盛昭議員のご質問(5)の温泉施設事業及び(7)の小規模工事登録制度についてお答えいたします。 温泉開発事業についてでございますが、事業者の説明によりますと、当初の見込みでは工事完成が来年7月末、開業が8月末でございましたが、現在の状況では来年の11月中ごろに工事を完成させ、旅行者の多い年末までには開業する予定とのことでございます。なお、そのおくれの理由でございますが、度重なる台風の来襲や建築予定箇所の一部の地下に空洞が見つかり、その対策に時間を要したことなどにより、工程の検討をした結果とのことでございます。 次に(7)の小規模工事登録制度についてお答えいたします。小規模工事契約希望者登録制度とは、市が発注する小規模な工事や修繕の契約を希望する方をあらかじめ登録し、市内の零細事業者の受注機会の拡大を図ることを目的とする制度でございます。その取り組み状況でございますが、昨年度からその導入に向け、制度の内容や事務取り扱いの要領などの検討に取り組んでおりましたが、このたびその作業を終え、10月20日より登録希望者を募集し、11月より登録を始めているところでございます。本市における同制度の具体的な内容を説明いたしますと、対象となる工事等は予定価格が130万円以下で、その内容が軽易なものとしております。登録の要件は法人にあっては事業所が市内にあること。個人事業者にあっては事業所が市内にあること。または本市在住者であることとしております。なお、名簿に登録された事業者の取り扱いについては積極的に見積もりを依頼し、その受注機会の拡大を図るようにしております。以上です。 ○議長(屋良国弘)  休憩いたします。     休  憩(11時57分)     再  開(13時30分) ○議長(屋良国弘)  再開いたします。 ◆19番(儀間盛昭議員) -再質問- それでは再質問を行いたいと思います。 まず環境問題で伺いたいんですが、1点目の不法投棄の問題なんですが、今、答えていただきました。不法投棄の問題でいうと、最近、これは11月29日のことなんですが、宮古島市の不法投棄撲滅宣言、環境を守る協議会をつくると。市長は近いうち協議会をつくって、宮古の島に暮らすすべての人に法律を守らすと。不法投棄を絶対させないと。そこで問題になっているのは、いわゆる市内の建設業者などが廃棄物の不法投棄をしているとか、また専門、そういう業者が不法な処理の仕方をしているなどがいろいろ問題になっているということで、この不法投棄の告発、業者の氏名の発表をどんどんやっていくと。きちんとしない業者は市の発注工事からもすべて外すと。それぐらい強い姿勢でやらなくてはいけないということが新聞報道であります。私が今回取り上げたマスコミ報道された産業廃棄物の不法投棄かということの報道は、豊見城の複数の場所に2つの業者がそういう違法行為をしているということの報道があります。管轄である南部福祉保健所のコメントでは、2つの業者のうち1社は事業所の敷地内で大量の産業廃棄物を保管していたため2010年、去年ですね、行政指導を行ったばかりだということで、その業者のことを書いています。業者名はありません。先ほどの答弁では、金良の場所のことを言っていましたが、そこは自社有地なので不法投棄ではないと。県もそう言っていますと。不適正な管理でしたということの答弁がありましたが、廃棄物処理及び清掃に関する法律を見ますと、その第5条では清潔の保持というところで、土地の所有者または占有者はその所有して、または占有して、もしくは管理する土地において他のものによって不適切に処理された廃棄物、こういうことがあった、見つけたというときにはきちんと速やかに県知事など、市町村長に通報するように努めなさいというのが第5条です。今回のそれは自分の土地であっても、農業をすべき農地に農業ではない違法な廃棄物を置いていたということであれば、法律の第5条に違反するのかと私は思うんですが、そこは新聞の報道でもありますが、県がまたさらにいろいろ調べているという報道でありますが、その後、皆さんどういうことがわかって、どんな法律の違反だということになるのか。先ほど言っていた、ただ不適正な管理だけでとどめているのか、ぜひ宮古島でもそうしているように、行政不退転の決意で環境問題をきちんとするという立場からは、どういう業者がどういう違法行為をしていたのか、しっかりちゃんと明らかにするべきだと思うんですが、どういう法令違反なのか、明らかにしてほしいんですが。先ほど金良のことを言っていました。このマスコミの報道でも市内の複数の場所でということでありました。私たちは保健所に事情を教えてもらいに行ったんですが、市内でそのときに何件かほかの場所のこともありました。今この場でこの金良も含めてですが、それ以外の場所についてはどういう状況で、どういう対応をしたのか、ほかの場所ではそういう法に反するようなことはなかったのか、答えてください。 次、学校給食センターですが、私はやはり民間委託ではなくて、直営でしっかり子どもたちの給食づくりをすべきだという立場で再度伺いますが、大変心配しているのは行政が違法行為をしてはいけないと思うので、偽装請負になってはいけないので、聞いているんですが、それでは今皆さんは大丈夫ですよと。よそもやっているから大丈夫だよということを盛んに言っていますが、今回皆さんがやろうとする、そういう4月実施ということであれば、きちんと相手と交わす契約書なり、いろんな仕様にかかわる契約書なりはできていると思うので、皆さんが実行しようとする契約内容で、その責任者である沖縄労働局としっかりやりとりして偽装請負には当たりませんと。そういうお墨つきをもらって皆さん臨んでいるのか答えてください。 公園事業で伺いますが、城址公園については、葬斎場にかかわるところの検討委員会の議事録などを見ていて、私は公園計画があったということを初めて知ったんですが、39億円の予算の公園整備でその9割以上は用地代に要するような、そういう公園計画だったんだという話がこの建設委員会の平成22年7月14日の議事録ではそうなっていますが、先ほどの答弁では、どうもそれは見通しがないという答弁がありましたが、その後の平成23年2月9日の同じ建設委員会でも、今度は都市計画区域への編入をやりたいという発言で終わっていると見れるんですが、公園をつくったり、市街化区域に編入という方向で今皆さん進めているのか、あの議事録を見ると、そういう変更になっていないのかと思うんですが、皆さん今どういう対応を進めていこうとしているのか、そこを答えてください。 瀬長島の温泉について、その施設の規模内容、その後どういうふうになっているのか、どういう運営をしていこうとしているのか、もう少し説明してください。そして、この間言われて提案してきた地元の子どもたちやお年寄りなどが毎日でも温泉が利用できる、そういう安い料金設定の利用が引き続き行政から要請もされて、また先方もそういう姿勢で今臨んでいるのか、明らかにしてください。そして、せんだって成立した西側の市有地のところなどは、この温泉施設などの皆さんのために何か新たな土地利用、土地を貸すんだとか、そういう利用なども既にあるのか、考えられているのか、あれば明らかにしてください。 小規模工事登録については、今年度の皆さんが予想する件数、規模、どういうふうに影響がある、評価しているのか、明らかにしてください。 ◎市民健康部長(砂川洋一)  儀間議員の環境問題に関する再質問にお答えをしたいと思います。 まず、その前に議員ご承知かと思いますけれども、大きく分けると一般廃棄物の処理量の許可とか、指導監督は市町村権限、指導監督というのは報告調書や立ち入り検査や改善命令等があるんですけれども、産業廃棄物につきましては、処理業者の許可や指導監督はすべて県知事の権限になっているという前提でお答えを申し上げたいと思います。市の職員が立ち会ったのは金良の部分、金良ヤードと呼ばせていただきますけれども、その部分については先ほど答弁したように、不法投棄ではないという結論が出て、保管基準。保管基準というのがございまして、例えば廃棄物処理法の施行規則によりますと、要するに周囲に囲いをするとか、あるいは掲示板を設けて保管の場所であるとか、産業廃棄物の種類であるとか、管理者の氏名であるとか、こういうことがある。あるいは廃棄物が飛ばないように、あるいは地下に流出しないようにとか、細かな技術的手段が施行規則で定められていると。一部ですね、そういうことに違反しているということで、行政処分の段階ではなく、あくまで指導の段階で、例えば事業所外に廃棄物を保管する場合は、事業所外保管届けというのも合わせて提出するようでございますけれども、これら一連の指導を県は金良ヤードについてはやって、現在はすべて適正に処理されていると。これは市町村の権限ではありませんので、県からあくまで聞き取りした結果でございます。他の1カ所につきましても、警告書等で県が指導しておりますが、他の1カ所については、不法投棄に該当するかどうか、現在検討中とのことでございまして、法に基づく報告聴取を今求めて、県がやっているところでございます。他の1カ所につきましては、調査中であるというコメントしかいただけませんでした。なお、企業名の公表というのは、ここで言うのもなんですが、一種の不利益行政処分に当たりますから、県も一切公表していませんし、現在は私たちもどの企業がどこで何をしていたという調査権限もありませんので、そういうのはすべて県にその都度問い合わせて、情報を収集しているところでございます。以上です。 ◎農業委員会事務局長(當銘隆)  儀間盛昭議員の再質問のどのような法律であったかということについてお答えします。 2011年9月30日(金曜日)、午後、生活環境課のほうから農地ではないかということでの問い合わせがあって、現場を確認しました。農業委員会事務局としては、字金良地内の市街化調整区域内、饒波土地改良区非農用地設定区域内の3筆で、農地法違反現場調査を行いました。同時に現場を確認するために登記所に行って、登記簿謄本を取得し、金曜日でしたので、10月3日(月曜日)に当該地主の連絡先を確認しております。10月4日(火曜日)に電話による連絡を行い、農地法違反状態であることを口頭によって指導すると同時に、面談で事情の聴取の日程をとりました。その場で早急に原状回復をこの電話で約束しております。10月5日(水曜日)に農地法違反については、県の所管になりますので、沖縄県の農政経済課のほうに事情の説明に行って、早急に原状回復の約束を取りつけたことを電話で約束したということで、沖縄県のほうに報告しております。そして10月6日(木曜日)に農業委員会事務局のほうに地主を呼び出して早急に原状回復に応じるようということで、さらに再度の約束をしております。そして10月11日(火曜日)、農業委員会、農業委員全員による現場調査確認を行っております。そして10月13日(木曜日)、すべての違反物が撤去されているということで、農地法違反が解消されたことの確認を行うと同時に、沖縄県農政経済課へ報告しております。市農業委員会としては、今後とも県と連携し、農地パトロールを徹底するなど、違反転用の早期把握を努めるとともに、違反事案がないかについて適正かつ迅速に対応する所存でございますけれども、他の場所にということで儀間議員のほうからございますが、他の場所にというのは、11月28日に県との協議の中で、他の場所というところも出ております。ですが、他の場所については今現在、農地法について違反なのかどうかという調査中でございますということで、よろしくお願いいたします。以上です。 ◎学校教育部長(宜保直弘)  儀間盛昭議員の(2)学校給食センターの民間委託の関係で再質問がございますので、お答えいたします。 まず今回の相手側と交わす契約書の件ですけれども、現在、労働基準監督署と、我々がこの労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準に基づきまして、項目が幾つもございます。そういった項目のほうと照らし合わせながら、疑問に思うところは労働基準監督署に問い合わせをしながら、現在精査しているところでございます。そういうことで、しっかりと照らし合わせ取り組んでいこうと思っています。現在は債務負担行為ということで、業者のほうからこのような事業ができるということの出された予算書をもって、その予算ということで債務負担行為を設定してございますので、ご理解のほどをお願いいたします。 ◎企画部長(上原直英)  儀間議員の再質問にお答えいたします。 まず城址公園の公園計画についてですけれども、城址公園の土地利用についても一義的に地権者の考えによるものと思います。その地権者から土地利用についてのさまざまな提案がこれまで何度かございました。しかし、いずれも具体化されておりません。その中でも市街化区域への編入については、再三再四の要望がございましたけれども、これについても現時点では厳しいものであると考えております。 次に瀬長島の西側の土地利用についてでございますが、具体的に今事業者から提案があったということではありません。ただ、そういった具体的な提案があった場合にスムーズに対応できるようにということで、今回のサンセットパーク条例、それを改正したということであります。 ◎管財検査課長(赤嶺隆志)  儀間盛昭議員の再質問にお答えいたします。 まず温泉宿泊事業についてでございますが、その施設の規模等をということでございますが、今現在の施設の規模でございますが、最新の建築確認申請でいいますと、建物は大きく分けて3つございまして、温浴棟とホテル棟が2棟でございます。主な建物の構造でございますが、鉄筋コンクリート造で地上5階、地下1階ということになっております。建築面積が2,598.13平方メートル、延べ床面積が7,641.66平方メートルでありまして、ホテルの客室数は105室とのことでございます。次に温泉宿泊料金について、子どもやお年寄りということでございますが、特に料金について業者とお話したことはございませんが、事業者の説明によりますと、入湯税のほうでその辺を考慮したいということで、入湯税のほうで免除規定として豊見城市民、高齢者、12歳以下の子ども、障害者、修学旅行生などを考慮して、今後、本市の関係部署と一緒になって検討していきたいということでございます。 次に小規模工事登録制度についてお答えいたします。小規模工事登録制度の平成23年度の実績というお話でございましたが、今現在の実績といたしましては、名簿登録者は5名でございます。5社でございます。実際にその中から発注に至った事案は今のところございません。それと、この制度は11月から始まったばかりでございまして、どの程度の発注になるか、試算や想定はしておりません。参考までに他市の状況でございますが、宜野湾市が登録業者数が44業者、浦添市が平成21年度で申しますと48業者で1,500万円の発注額、南風原町が平成22年度の実績で発注額が350万円とのことでございました。以上でございます。 ◆19番(儀間盛昭議員) -再々質問- 給食センターで伺いたいと思いますが、今、学校教育部長は私の、契約、皆さんが考えている内容で沖縄労働局と協議をしたのか聞いたんですが、今の答弁を整理すると、していないわけです。契約書の内容自体がまだできていないんですか。できているけれども、やっていないということなんですか。そこを確認したいと思います。これまで何度も説明会、私も体育館での説明会へも出ました。皆さんの出している資料もいろいろ見て、皆さん現時点で考えていることからすると、私どもがあちこち仕入れている資料からすると、例えば兵庫県の丹波市学校給食センターでは全くうちと同じです。市の栄養士がつくった献立に沿って、市が食材を購入して、調理を業者に委託する請負契約の内容、これが偽装請負だと指摘されて、今、変更していると。全く豊見城と一緒です。だから心配しているんです。ですので皆さんがどういう形で細かいところを先方と、民間と契約しようとしているのか、その専門の部署である沖縄労働局としっかりやりとりしてスタートするのであれば、すべきだと思うんです。それができていないのに、私たち議会に債務負担行為の議案が審議されました。やはり中身がはっきりしていないのに負担をする額は議会は認めなさいという順序が私は違うと思うんです。皆さんもう提案してきたわけですから、しっかりと契約内容がわかるようにすべきだと思うんですが、先ほど再度確認したところ、できていないのか。できているというのであれば、どんな状態でもいいんですが、まずしっかり中身をこの場で答弁の中で答えていただきたい。そのもの自体ぜひ出してください。皆さんのやり方で聞いていると、センターの中の機械、調理に要する機械、それについてもちゃんと有償の契約になっているのか、その辺もちゃんとわかるようにしっかり答えを出してください。 瀬長島の温泉については、野党議員にだからああいう言い方をするのか、私、今かちんときたんですが、地元の子ども、お年寄りの方が毎日入れるように安い料金設定というのは、この間ずっと私、議会の中で言ってきたんです。皆さんも2回、3回やりますと。先方も最初からそういうつもりですということを経営者側の返事もずっと言ってきているので、いよいよ工事も始まる。中身も見えてきたので、この時期になるとどういう料金設定になるかと期待するわけですから、ストレートに聞いたのに、ストレートにそんな話、料金のことをやったことはありませんなんていうのは、私は相談してもう一回きちんと答えてほしいと思います。 ◎教育長(上原武弘)  儀間議員の再々質問にお答えいたします。 これまで学校給食センターの民間委託につきましては、行政改革の観点からいろいろと検討がされてまいりました。そしてもう一方では、国の示す学校給食運営に対する国の指針が示されております。その指針について、その内容をお伝えしたいと思うんですけれども、学校給食の管理業務運営につきましては、もちろん円滑に行うことを基本とするということではあるんですけれども、人件費等の経常経費の適正化を図る必要があると。これは現社会においては、パートタイムの活用がされていたり、あるいは共同調理場の方式、いろいろと地域に実情は差があります。そういう中で、特に運営経費については、共同調理場の普及、施設整備の近代化、パートタイム職員の増加などにより、現時の学校給食の実情に合致しない点も見られるので、設置者においては地域や調理場などの状況に応じて、弾力的に運用しなさいということと、それからこの学校給食法第6条については、学校給食の調理の原則を示したものであって、学校給食業務の民間委託を禁ずるものではないということを通知の中で示されております。そして厚労省では37号告示に従って、請負の部分と、それから労働者派遣の違いを明確にして指導がされております。もちろん私どもはこの37号告示に従って、いろいろと検討をしながら今、十分皆さんがおっしゃるように、そこに違法性がないかどうか、ないように、ならないようにいろいろと点検をしているところで、慎重に進めていきたいという考えで進めております。先ほど調理に関する機械についてもお話がありましたけれども、これについても37号の疑義応答集の中で、これは別途契約が必要だけれども、そうすれば、これは大丈夫ですというのがあります。きちんとそのようなものを十分に点検を踏まえて、備えて、そういうことがないように、違法性がないように努めていくということで考えております。先ほどのことからしますと、市民は現時点で本務採用をして、学校給食の運営を図るということについては、私は市民の全員のご理解が得られないものだと考えて、今の計画を進める考えであります。 ◎総務部長(外間弘健)  温泉の利用料金についてのお尋ねでしたけれども、市としては市民がより有利に、そして利用しやすいようにということで常に考えておりますので、具体的な料金設定については、今後またその業者と相談してまいりたいと考えております。 ○議長(屋良国弘)  休憩いたします。     休  憩(14時04分)     再  開(14時09分) ○議長(屋良国弘)  再開いたします。 ◎教育長(上原武弘)  追加してご説明申し上げますけれども、先ほど申し上げましたように、37号の告示等も点検をしながら、今契約書、仕様書等については検討を進めているところであります。──通告番号5(14番)佐事安夫議員── ○議長(屋良国弘)  次に、佐事安夫議員の質問を許します。 ◆14番(佐事安夫議員) -登壇- 通告に従いまして、一般質問を行います。 まず最初に(1)文化財保護についてでございます。 市の文化財保護行政についてです。今、南斎場建設が現在の豊見城火葬場に予定されております。これに伴って遺跡調査が行われております。ハーリー由来まつりのパンフからしますと、約600年前には南山グスクとして、現在の豊見城城址があり、汪応祖が船を漫湖に浮かべて五穀豊穣を願い、競走させたということがハーリーの始まりと言っています。このようにグスクとしては、政治の中心として豊見城グスクは当時から繁栄していたものと思われます。それでそのことにかんがみて、次の質問を行います。まず①南斎場建設に伴う遺跡調査の進捗状況はどうなっているのか伺います。 ②石火矢橋の碑や真珠道の保存はどう考えているのか伺います。 ③市は、豊見城城址を文化財として、どういう価値の位置づけをしているのか。また修復をする考えはないのか。発掘調査で何がわかったのか伺います。 次に④グスクや戦争遺跡の保護・保存計画について伺います。 (ア)長嶺、平良、保栄茂グスクの保存は現状維持との答弁でこれまでやってまいりました。現状維持をするということは、何らかの手だてが必要であります。現在の豊見城の3つのグスクの状況を見ますと、今のところ何もせず放置されており、そういう中で指定文化財にできなくても保存の手だてをする考えはないのかということを伺います。 (イ)豊見城城址内にある旧陸軍病院壕跡地の保存・活用は、私有地だから困難だということで今まで答弁してまいりましたが、今後の計画について伺います。 今年、沖縄戦から66年目になりました。もうすぐ67年目に入ります。沖縄戦体験者が年々減少している中で、戦争遺跡が「戦争の生き証人」として体験者にかわる語りべとして注目されております。そしてその保存・活用が今課題になっております。戦争遺跡が文化財としての指定は伊江村が1977年に初めて行いました。そして1990年に南風原町が陸軍病院南風原壕群を町文化財指定としたのが、全国に波及しました。そして1998年には戦争遺跡詳細分布調査というのが国庫補助金のもとで実施され、8年間かけて行われてきました。そしてわかったことは、999カ所の戦争遺跡が沖縄県内に確認されたという報告であります。そういう中で現在、指定文化財は全国で160件、県内では13件となっております。これは戦争遺跡を通して、次世代に伝える取り組みが進んでいるという証拠でもあります。そういうことで次のことを伺います。(ウ)戦争遺跡調査が行われて、国に報告されましたが、市の状況について伺います。 (エ)旧海軍壕司令部跡は観光名所として、今、公園、見学などができるスポットになって多くの観光客が訪れております。市としての位置づけについて伺います。 ⑤字上田68番地、大城宅を文化財としての取り扱いについて伺います。この大城宅は持ち主から市に寄贈されたと聞いております。地元の方から聞きますと、敷地は本当に大きく、昔の屋敷をそのまま残している貴重な史跡だということを言っております。 ⑥高安の龕ゴウまつり、保栄茂のマチ棒などの位置づけについて、そして今後の考えを伺います。 ⑦文化財行政担当者の体制についてでございます。他の市に比べて少ない状況でありますし、他の市がどういう状況になっているのか、そして本市の体制強化をしていくという考えはないのか伺います。 (2)国民健康保険税についてでございます。 今、国民健康保険制度をめぐる状況というのが大変厳しいものがあります。赤字が慢性化して市町村は本当に四苦八苦して苦しい運営を強いられております。しかし、国保は住民の命綱であり、どうしても続けていかなければならない制度であります。それで次のことに質問します。 ①国保制度は財政不足が慢性化し、また加入者の収入が少なく、税の負担率が極めて高い状況にある中で、国は減免枠をもっと増やすということで報告されております。それに対しての市の対象者はどうなるのかということで伺います。 ②国保税の資産割を廃止してとの市民の要望が多く出されております。これも私何度もこの間質問してまいりました。そして他の議員もこのことの質問が出されていました。改めて資産割を廃止する考えはないのか。廃止した場合、他の割合に影響が及ぶわけでございますが、所得割、世帯・個人割などはどうなるのか。個別ケースの事例などを出して、伺います。 (3)肺炎球菌ワクチン接種について伺います。 最近、肺炎で死亡する方が増えております。慢性疲労や風邪が原因でありますが、肺炎球菌ワクチン接種で肺炎に罹患する率が減少するということであります。ワクチン接種には公的補助が求められます。そこで次のことについて質問します。 ①肺炎球菌ワクチンは、後期高齢者の方が接種する場合は、後期高齢者広域連合で市町村が実施すれば補助を出すことになっております。市の対応について伺います。 ②肺炎球菌ワクチン接種事業の制度の効果や事業補助の内容、実施時期等について伺います。 ③市民に対してのワクチン接種補助について伺います。以上です。 ○議長(屋良国弘)  当局の答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(上原壽)  では佐事安夫議員のご質問の(1)文化財の保護についての①から⑦について順序よくお答えします。 最初は①についてでありますが、現在、埋蔵文化財の確認調査及び石火矢橋碑文の記録保存の調査を行っております。確認調査は豊見城グスクの東側において、グスクの広がりの有無の確認調査も行っております。現在12カ所の確認場所、トレンチといいますが、確認場所を設けて作業を行っております。しかし、グスクの広がりは現在確認されておりません。また石火矢橋碑文の台座は記録保存調査として調査を行っております。碑の部分はさきの大戦によって破壊されておりますが、台座の部分は若干のすべりによるずれはあるものの戦災を免れ、保存状態のよい状態で発掘をされております。 次に②についてお答えします。石火矢橋碑文について記録保存調査が終了した後に南斎場建設課と協議して、復元なども検討したいと考えております。またその際、文化財保護審議委員の先生方のご教示をいただき、復元方法等についても検討していきたいと思っております。 次に真珠道についてでありますが、真珠道のルートについては諸説ありますが、県の報告によりますと、現豊見城グスクの東側から北側が真珠道と想定されております。今後は地権者の同意が得られれば、範囲確認調査等を行い、ルートが確定できるのであれば保存方法について検討していきたいと思っております。 次に③でございます。豊見城グスクについては、文献資料の写真などから想定すると、南側に南風原門、北側に西原門と称される城門があり、城壁は野面積みと切石積みが併用されたと言われております。そして大型グスクであったと想定されます。県内のグスクに比べても、引けのとらない文化財だと考えております。しかし、さきの大戦や戦後の民間企業による造成工事によりまして、その面影が見られないようになりました。またこれまで地権者に対して範囲確認調査を依頼しましたが、同意を得ることができない状況であり、現在まで調査は行われておりません。地権者の同意が得られ、確認調査により鮮明なことが判明できれば修復、復元等も検討していきたいと教育委員会のほうでは考えております。 ④(ア)(イ)(ウ)(エ)についてお答えします。まず(ア)でございます。長嶺・平良・保栄茂グスクの保存についてでございますが、これまでも答弁したとおり、地域の地権者の協力を得ながら、保存に努めていきたいと思っております。 次に(イ)でございます。城址公園内の旧陸軍病院跡地の件でございますが、これも同じように地権者の同意が得られれば、調査後に戦争遺跡として保存、保護、活用に努めていきたいと考えております。 次(ウ)でございます。戦争遺跡調査という部分でございますが、佐事議員からご指摘があったように、平成13年沖縄県戦争遺跡詳細分布調査の南部編によりますと、豊見城市には旧海軍司令部壕、城址公園内にあります第24師団第2野戦病院壕、それから保栄茂の軍監視所など、市内には8カ所の戦争遺跡がその戦争遺跡調査の中には報告されております。 次(エ)でございます。海軍壕でありますが、豊見城市としては、戦争遺跡として今後も観光や教育に活用していきたいと思っております。幸い管理委員会としましては、現在、沖縄コンベンションビューローのほうがしっかりとした管理を行っております。 次⑤でございますが、上田68番地の大城宅の文化財登録に関しましては、地権者からの申請があった際、文化財保護審議会の先生方の意見も伺いながら、検討していきたいと考えております。 次⑥についてでございます。来年の辰年に行われます高安の龕ゴウまつり、それから6カ年に1回、卯年ととり年に行われます保栄茂のマチ棒を含む豊年祭と五穀の豊年祭とも龕ゴウもマチ棒も地域と連携し、保存会の立ち上げなどの市指定文化財保存会の立ち上げなど、市指定文化財登録に向けて努めていきたいと考えております。 次⑦でございます。他市町村の平成22年度の5月現在の文化財担当職員は糸満市が5名、それから南城市で8名、それから浦添市のほうは10名、名護市が5名、沖縄市が4名となっております。現在、豊見城市の文化財担当は3名おります。そして埋蔵文化財の確認、それから文化講座、展示室の管理、その他文化財保護に関する業務を今、現在支障なく行っております。今後、大規模な開発の発生、人口増加、文化財保護などを考え、必要があれば体制の見直しも検討していきたいと考えております。以上です。 ◎国保年金課参事(比嘉徹夫)  佐事安夫議員の質問事項(2)国民健康保険について①から順次お答えいたします。 まず①についてでございますが、厚生労働省は社会保障と税の一体改革において、市町村国保の低所得者への保険料軽減の拡充として検討している施策が3つあります。1つは、応益割保険料の2割軽減世帯の対象拡大で、その内容は2割軽減の対象世帯を年収200万円程度以下から年収300万円程度以下まで拡大するものであります。2つ目は、子ども(高校生以下)の均等割保険料の9割軽減で、その内容は低所得世帯について、子ども(高校生以下)に係る均等割を9割軽減するものであります。3つ目は、条例に基づく保険料減免の制度化で、その内容は市町村の条例による保険料減免制度について、公費負担基準を明確化し、公費投入を制度化するものであります。議員のご質問は市の対象についてのお尋ねでございますが、2つ目以降の子ども、均等割額保険料の9割軽減と条例に基づく保険料減免の制度化については、さきの11月24日に開催されました厚労省の社会保障審議会、医療保険部会において制度化が見送られておりますので、応益保険料の2割軽減世帯の対象拡大についての答弁とさせていただきますので、ご了承ください。2割軽減は被保険者の数で、それぞれ課税所得が違ってまいりますので、現時点においてはすべての対象について把握はできませんが、国が示している年収200万円程度から300万円程度までの拡充するというのは、3人世帯のケースになりますので、3人世帯について、平成23年度本賦課時のデータで加入状況を見てみますと、新たに159世帯が2割軽減に該当することが予想され、保険料軽減の拡充が図れるものだと思われます。 続きまして、②の(ア)についてお答えいたします。資産割の廃止につきましては、これまでも何度か議会でも取り上げられておりますが、賦課方式の変更や税率の改正につきましては、加入者の皆様の生活に大変大きな影響を及ぼすことであること。また保険税収入は国保財政の重要な財源であることから、今後の本市の国保財政の収支状況と国や県の調整交付金等の動向と合わせて、慎重に検討してまいりたいと考えております。 続きまして、(イ)についてお答えいたします。資産割額の廃止に伴う他の割合への影響についてのご質問でございますが、現在、我々としましては、資産割額は応能割額に属しますので、応益割、つまり均等割と平等割へ転嫁することについては、現段階においては検討しておりません。したがいまして、所得割額への影響だけが想定されますので、個別のケースについても平成23年度本賦課時の資産割額1億6,000万円をすべて所得割へ転嫁した場合の事例を4例ほど申し上げたいと思います。まず1のケースとして、世帯員4人、両親は介護ありということで設定しております。所得180万円、固定資産税13万5,000円の場合、現行では「34万円」が「32万9,000円」となり、1万1,000円の減額となります。2のケースとして、世帯員5人、こちらも両親が介護ありで、所得300万円、固定資産税額13万5,000円の場合、現行では「50万1,000円」が「52万3,000円」となり、2万2,000円の増額となります。3のケースとして、世帯員4人、こちらも両親が介護ありです。所得が180万円、固定資産税がない場合のケースですと、現行では「29万円」が「32万9,000円」となり、3万9,000円の増額となります。4のケースとして、世帯員5人、介護2名ありで所得300万円、固定資産税ゼロの場合、現行では「45万1,000円」が「52万3,000円」となり、7万2,000円の増額となります。以上でございます。 ◎国保年金課長(金城覚)  佐事議員の質問事項(3)肺炎球菌ワクチン接種について順次お答えいたします。 ①についてでございますが、肺炎球菌ワクチン接種事業は、高齢者の死亡率の低下、あるいは医療費の抑制という観点から、それが見込まれることから、県内において現在16市町村で今実施しているところであります。そしてまたこれが年々増加傾向にございます。本市におきましても、こういった高齢者の長寿の促進、あるいは増加する高齢者医療の抑制に向けて、今後検討してまいりたいと考えております。 ②についてお答えいたします。肺炎は日本人の死亡原因の第4位でございます。また肺炎で死亡する方の90%が65歳以上の高齢者でございます。その肺炎の中で一番多いのが肺炎球菌による感染でございます。本事業の実施によりまして、肺炎球菌ワクチンを接種することで、約80%が予防できるとされており、また発症しても軽症で済むと。1回接種することによって5年間は効果が持続するというふうに言われております。実施の時期でございますが、私どももこの肺炎球菌ワクチンの重要性は十分認識しておりますので、今後検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ◎健康推進課長(比嘉盛仁)  佐事議員の(3)③市民に対してのワクチン接種補助についてお答えいたします。 厚生労働省では、平成21年に世界的に大流行した新型インフルエンザを契機として、厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会の小委員会におきまして、定期接種の対象となる疾病ワクチンの見直しについて、これまで検討を進めてきているところであります。去る7月25日の同部会においては、「これまでの主な議論の中間的な状況の整理等について」と題して検討状況の報告がなされております。それによりますと、小児及び成人、肺炎球菌、ヒブ、子宮頸がん、水痘、おたふくかぜ、B型肝炎、以上7つの疾病ワクチンについては、接種を促進していくことが望ましいことであると考えられるとしつつも、その他の検討事項もあることから、引き続き検討を行うことが必要であるとし、まだ結論に至っておりません。ご質問の65歳以上の高齢者の肺炎球菌ワクチン接種費用の公費助成については、先ほど申し上げました他の6つの疾病ワクチンも同様に公費助成の対象として検討する必要があると考えられますので、本市としましては、今後とも国の動向を注視し、また他市町村の取り組み状況等の把握に努め、慎重に検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(屋良国弘)  休憩いたします。     休  憩(14時35分)     再  開(14時46分)※(8番)當銘保之議員 早退(14時46分) ○議長(屋良国弘)  再開いたします。 ◆14番(佐事安夫議員) -再質問- 先ほどの質問の中で訂正をしたいと思います。ハーリー由来まつりのパンフの中からということで、汪応祖のハーリーを浮かべて競走させたということでありますが、競走ではなくて、遊んだということに訂正させてもらいます。 まず最初に、一番最後の肺炎球菌ワクチンからいきます。最後までいくかわからないので。10月の末に高熱を出して、私も肺炎ということで入院しまして、2週間入院をしました。そのとき39度が10日間熱が出て、肺炎となったわけですけれども、これからするとやはりワクチンを打っておけばと思ったんです。入院したときに参議院議長が亡くなったということを聞いて、私もどうなるのかと一瞬考えたんです。もちろん熱が出たときにはいろんな幻想が起こって、何が何だかわからないよいうな状況が続きました。幻覚が出ました。そういうことでは、ぜひこの肺炎球菌ワクチンというのは非常に大事なこと。死亡順位の4位に上げられているということもありますし、特にワクチンを打てば5年間は効果があるということなどもありますので、ぜひこれは必要だと思います。それで聞きますけれども、後期高齢者の広域連合で支援する、後期高齢者に対しては、3月の予算、来年度の予算ですね、それには入っているかどうかということで聞きたいと思います。検討するということを言っていましたので、来年度の予算に入っているかどうかということです。市民に対しては、今のところいろいろ検討したいということでありますけれども、確かに後期高齢者は75歳以上です。しかし、私はまだ今60歳です。60歳の若い人においても肺炎になるということが高くなっていて、特に子どもたちは大きいわけですから、それも検討、来年度にはできなくても、できなくてもということは言いません。必ずやってもらいたいということでありますけれども、この予算を組むかどうか。まだ時間がありますので、今12月ですから、3月、4月から実施できるかどうかということで検討してもらいたいと思います。この答弁を求めます。 文化財保護についてにいきます。発掘調査を今行っているわけですけれども、どちらかというと、豊見城市は今まで大きな事業、開発がなければ文化財というのは発掘されていない、発見されていない。こういうのが続いております。ですからできれば何も斎場問題だけではなくて、これがあってもなくてもきちんとこの辺は遺跡があるんだとか、いろんな遺跡があるのではないかという場所に関しては、きちんと前もって計画を立てて発掘をさせていく必要があるのではないかと思いますので、その辺はどう考えているのかということです。そして今石火矢橋の台座はきちんと残っていると。碑はどこに行ったかわからないということですけれども、この碑をどうにかして探すということと、台座をどういう形で残していくのか、これはどう考えているのかということでお聞きしたいと思います。 それからグスクの保存ですけれども、確かに保栄茂は自治会用地でいろいろやりやすいと思いますけれども、特に長嶺グスクはたくさんの個人の有地になっております。中を見てみますと木が生えて、そのままほったらかしであります。中に入ってみますと本当に荒れ放題で、土砂が崩れたり、こういうところが頻繁にあっちこっち起こっております。30年前に発掘調査をしていろんなものが出てきたという報告はありますけれども、その発掘調査をした場所でさえも草が、木が、樹木は大きく生えてくるとどんどん悪くなってくる。だからどうしても現状維持ということに関して、そのまま今の状況をほったらかしという状況になっています。何らかの手を加えないといけないと思います。この長嶺城を含めて、地権者の同意とか、そういうこと以前の問題として、どう現状維持で手を加えていくかと。予算を入れていくかということが大事だと思いますけれども、その辺はどう考えているのかということで伺います。 それから豊見城グスクの件ですけれども、これは今、豊見城城址公園として閉園になっておりますけれども、これまではいろんな形で多くの皆さん方が公園として使われておりました。しかも有料でやっておりました。しかし、ほかのところの城址公園、城の跡というのはほとんど有料というのは少ないです。きちんと管理されているところ以外は有料というのは少ないところです。これはいろいろと経済状況もあると思いますけれども、その修復をしっかりとやっていくかどうか。これは1年、2年でできるものではなくて、30年、40年かけて修復というのはやっていく必要があると思います。この第4次豊見城市の総合計画の中に豊見城の城址、これをどういう形でやっていくかというのをちらっと土地利用の観点から豊見城城址の復元も視野に、歴史、文化、環境、学習などのシンボリックゾーンとしてやっていくということが出されています。しかし、肝心の文化のほうにいきますと、このことはほとんど、全く触れられていないということになります。全体的に市民から見て、あるいは行政のいろんな分野から見てもこの豊見城城址は何らかの形で残していきたいということであるでしょうし、それにどこにも今の答弁でも引けのとらない文化財と思っているということでありますので、どこにも引けをとらないのであれば、何らかの形で修復、あるいは復元をして、いろんな形でこの豊見城城址はこんなに過去はそうだったよということを皆さんに、市民に知らせていく。あるいは子どもたちに伝えていくということが大事だと思いますけれども、その計画をどういうふうにしていくのかということで伺います。 あと戦争遺跡、8年間かけて行われた戦争遺跡、豊見城は8カ所あったという報告ですけれども、その8カ所はどこどこなのかということでの場所の指定、答弁です。今3カ所しか言いませんでしたけれども、あとの5カ所はどこどこなのか、お答えください。 次に龕ゴウまつりとか、保栄茂のマチ棒などを含めて、民俗芸能に関しては、保存会がないとできないという条件でやっています。しかし、別に保存会がなくても指定されているところというのは県内各地にたくさんあります。自治会の主催、特に高安も自治会だし、保栄茂も自治会が中心になってやっています。あえて保存会というのをつくる必要があるのかどうかと私は思いますけれども、つくらなければ指定はできないということであれば、いつまでもこれは無理ではないかと思いますけれども、その辺、そういう条例にあるからそれにぴったりやっていくんだと、例外もあるのだという形で、ほかのところは例外も含めてやっていますから、そういう状況でやるかどうか。それに申し出がないとやらないということではなくて、やはり皆さんどれだけ働きかけて、どうやっていくのかということです。私は今回質問したのは、指定のことではなくて、実際このまつりをどういうふうに考えていくのか、今後どうしようと思っているのか、もちろん地元の人たちは一生懸命やっているわけですから、市として、文化財としてどうバックアップしていくのかと。文化課としてバックアップしていくのかということを考え方を聞いておりますので、その辺をもう一度答弁お願いします。 それから⑤の上田の大城宅ですが、これは私が言ったとおりでありますが、どういうふうに残していくのか、特にあっちこっち全県の各地に古い住宅があったり、中村家みたいに大きなところもありますけれども、しかし、豊見城はまだ残っているところがほとんど少ないわけですから、せっかくきれいに残っているもの、これをちょこっと手直しをして復元するだけでいいのではないかと思います。住宅そのものは戦後建てられたということでありましたけれども、その庭には石畳がきちんと張られているし、井戸があって、後ろにもワーフルがあるとか、あといろんな形で農家の形態、当時のものをそのまま残している状況などがあります。また坪数も約700坪余りあるということで、非常に大きな、後ろに林もあって、本当に旧屋敷跡という形になっておりますので、それをきちんと文化財として残していくのか。これは地権者の同意とか言っていますけれども、これは寄贈されたわけですから、市がどう考えるかということになると思います。答弁をお願いします。 ○議長(屋良国弘)  先ほど佐事議員から発言の訂正の申し出がありました。議長において許可します。 ◎市民健康部長(砂川洋一)  佐事安夫議員の再質問にお答えいたします。 肺炎球菌ワクチンについて、前回の議会からご質問をなさっておりますけれども、肺炎は高齢になるほど死亡率が高くなると。これは当然そういうふうに言われております。先ほど課長が申し上げたとおり、ワクチン接種による医療効果は大変大きいと認識しております。また同時に医療費抑制効果も大きく期待できますので、今後の予算編成作業はこれから始まりますので、この中で助成額も含めて総合的に検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。また一般市民への接種につきましては、まず後期高齢者の分を優先して、その次に他のワクチン等も含めて総合的に考える必要がありますので、肺炎球菌のみではなくて、今後も必要なワクチンがたくさんありますので、そういうのを総合的に含めて考えて、国の動向、補助がつくのかどうかとかも法定接種になるとか毎年決まりますので、そういう動きを注意深く見てまいりたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。以上です。 ◎生涯学習部長(上原壽)  佐事安夫議員の再質問にお答えします。 文化財関係で7点ほどあったと理解しております。まず初めに発掘調査でありますが、豊見城市のほうは文化財担当のほうで昭和60年代から市内各地、当時は村内各地でありますが、各地グスク等、それから瀬長島という分で発掘はしてきております。そして今回豊見城グスクの発掘がこれまでまだだったという部分で、最後に残っていた大きなグスクの文化財のほうが豊見城グスクだという分でございます。 それから2点目の石火矢橋の碑文でありますが、台座のほうは確認しました。今回文化財調査のほうで。台座はしっかりきれいに残っております。去る太平洋戦争のほうで破壊された碑文でありますが、碑文のほうは幸い台湾大学のほうに拓本が残っておりまして、その拓本が今民俗資料館の展示室のほうで展示をされております。それから戦後文化財発掘のとき、昭和に入っての文化財、昭和60年の文化財発掘のとき碑文のかけらが幾つか散らばっていました。その分もみんな拾い集めて、そしてその分も碑文の一部の部分も民俗資料室のほうに展示してございます。 それから長嶺グスクはという分でございますが、長嶺グスクも昭和時代の昭和60年代のほうに一応グスクの調査はやってきたという実績があります。その中におきまして、長嶺グスクは多分、今、法人の会社の所有だということでこちらのほうは理解しているんですが、この分につきましても保存については法人であります地権者の方々の保存等について確認をして、どのように保存していったらいいかという部分を検討していきたいと思います。それから豊見城グスクでありますが、第4次計画のほうにシンボリックゾーンという部分でグスクは位置づけられておりますが、文化財のほうでは位置づけられていないという部分でありますが、先ほども申し上げたとおり、豊見城グスクのほうは発掘調査がまだされておりませんので、どのような修繕、復元等という分は発掘調査の分をしっかり精査した上で、発掘をしっかりし、精査した上での次の段階になってくると教育委員会のほうでは考えております。 それから戦争遺跡の8カ所でございますが、沖縄県戦争遺跡戦災分布調査という南部編の中にありますが、これは沖縄県立埋蔵文化センターの調査報告書でありますが、8カ所あります。1つ目は旧海軍司令部壕、2つ目は豊見城城址公園の中にあります第2野戦病院壕、3つ目にアカサチムイ軍構築壕、4つ目に、先ほど申し上げましたが保栄茂の軍監視所、5つ目に瀬長の軍構築壕、6つ目に田頭の軍構築壕、7つ目にメーヌモウー壕、8つ目に名嘉地の住民避難壕という8カ所が沖縄県の県立埋蔵文化センターの調査報告書の第5章の中に報告をされております。 それから保存会、無形文化財の分の保栄茂のマチ棒、それから高安の龕ゴウまつりという分においての無形文化財の保存でありますが、県の文化財基準の中には無形文化財については保存会が整備されるということが基準になりますということで明記されております。それから本市の条例等にも無形文化財の場合、保存会がという文が書かれております。市としましては、有形文化財はそのまま指定すればそのままでいいんですが、どうしても無形文化財の場合は伝承を継承していかないといけないという部分があります。やはり指定を受けるには保存会としてしっかりした組織があって、その部分が継承、今後の後世に、次の世代にしっかりした継承、伝承という分も確認をする中において、指定文化財と、無形文化財の指定を受けていたほうがいいという分で判断しておりますので、そのような答弁をしております。それから大城宅につきましては、豊見城市のほうに譲渡はまだだということで、こちらのほうとしては理解しておりますが、先ほど言いましたヒンプンとか、フールとか、中の石畳とかという分においては、見ましたが、文化財的価値があるものだと思っております。その分は所有者の申請に基づき、文化財保護審議会等にそのような手続も申請があれば手続をしていきたいと考えております。以上です。──通告番号6(16番)大城吉徳議員── ○議長(屋良国弘)  次に、大城吉徳議員の質問を許します。 ◆16番(大城吉徳議員) -登壇- それでは通告に従いまして、一般質問を行いたいと思います。 まず初めに(1)教育行政について。 ①市内各小学校の夏休みの期間における貯水タンクの管理はどのように行っているのかについて伺いたいと思います。 本市の各小中学校においては、水道水を一たん貯水槽にためて給水をする方式、いわゆるタンク式給水方式をとっていると思います。当然ながら貯水槽以降の水の管理は貯水槽の設置者の責任で行わなければなりません。水道水は衛生確保のため塩素消毒をしていると思いますが、夏は気温が高く、水が貯水槽にたまっている間に消毒用の残留塩素が特に消失しやすくなり、この残留塩素がなくなると水の中で微生物が繁殖し、水質悪化の原因となることがあるようでございます。また貯水槽容量が過大だと、一回ためた水が長時間貯水槽にたまり、残留塩素が消失しやすくなることから、貯水槽の望ましい容量は1日の水道使用量の2分の1ぐらいが望ましいと言われております。この貯水タンクの夏休み期間の管理を本市ではどのように行っているのか伺います。 次に②学校のグラウンドに設置されているスプリンクラーの使用をグラウンド利用者にも開放すべきではないかについて伺います。 北谷町のある小学校では普段からグラウンドを使用している少年野球チームの指導者にいつでもスプリンクラーが利用できるよう合鍵を持たせているようでございます。日ごろの練習や試合の前、あるいは終了後に5分程度の散水を行い、砂ぼこりの飛散防止やグラウンドの維持管理を行っているようでございます。本市も地域に開かれた学校を目指しているのであれば、とりわけ少年野球や少年サッカーの指導者に、ある程度条件をつけていただいて、独自でスプリンクラーが利用できるようにしていただけないか、当局の見解を求めたいと思います。 次に(2)市民農園について伺います。 市民農園が来年1月1日から利用が開始をされます。一般区画が1区画約18坪、全80区画、利用料が1区画当たり1年間で1万5,000円、また就農者育成区画が1区画約137坪、全2区画で利用料が1区画当たり1年間で9万9,600円となっております。この市民農園の利用を楽しみにしている方々に水を差すようですが、今、周辺農家の皆さんからいろいろと不安や不満の声が上がっております。ご存じのように、農園の周辺はほとんどの畑が葉野菜を栽培して生計を立てている農家の方々であります。その一大産地のど真ん中にこの農園があるといっても過言ではありません。周辺農家の皆さんもなぜこのようなところに農園を誘致するのか、なぜ前もって自分たちに説明しなかったのか、農園の利用者と何らかのトラブルが起こったらだれが責任を持つのか、将来ここで就農できなくなるのではないか等々、ほかにもいろいろと不安や不満の声が上がっているところでございます。ぜひ当局におかれましても、このような声にしっかりと耳を傾けていただきたいと思います。豊見城市市民農園利用規則の中において、第1条の目的から第14条のその他までもろもろ定められておりますが、それだけでは到底周辺農家と農園利用者が将来的にも共存できるような中身にはなっていないと思います。周辺農家の皆さんが抱いている不安や不満を解消するためには、規則第14条でうたわれている、「この規則に定めるもののほか、必要な事項については、豊見城市が別に定める。」という条文を適用し、現場の方々の声に真摯に声を傾け対処していく以外にないと思います。法律や規則に定められている要件を満たせば、それでよしとするのではなく、あるいはお互い権利ばかりを主張するのではなく、農園利用者と周辺農家の皆さんが互いに歩み寄れるようしっかりと当局とJAがその間に入っていくことが最も大事なことであると思います。市民農園整備促進法の第4条、市民農園区域で当該区域の位置及び規模から見て、その周辺の地域における農用地の農業上の効率かつ総合的な利用の確保に支障を生ずるおそれがないことと定められております。今後この市民農園を存続させていくためには、当局もJAも本腰を入れて、さまざまに対応していただくしかないと思います。私も現場をよく知る者の一人として、協力できることは協力していきたいと思います。以上のような観点から伺います。 ①現時点での申込み数は何人か。 ②周辺農家と農園利用者が将来的にも共存できるためにどのような対策をとっているのか伺います。 次に(3)住環境について。 豊見城団地内でハト被害の声が寄せられているが、早急に対処できないか伺います。この問題においては、これまで当局も被害対策を施し、被害がひどかったころに比べると大分改善をされていますが、いまだに一部の住民が被害をこうむっているようであります。ハトがベランダにふんをまき散らす。洗濯物も干せない。ひどいときは家の中にまで入り込み、追い払おうとすると逆に狂暴化して、向かってきたときもあったようでございます。健康被害としてはアレルギー性喘息、皮膚炎の発症等があります。さらにクリプトコックス症、オウム病などの奇病により死に至ることもあるようでございます。現在ハトの飛来も目に見えて減少しているようですが、年7回から8回という繁殖力からすると、また元の状態に戻ることも考えられます。当局におかれましても定期的に観察をし、飛来数が多くなったと思われる場合は、即対策をとっていただきたいと思います。今ハト被害をこうむっている団地住民の被害回避のために早急に対処すべきだと思いますが、当局の考えを伺いたいと思います。 最後に(4)交通安全対策について伺います。 字伊良波地内にある市道198号線と市道7号線が交差する箇所、豊見城団地内にある市道47号線と市道46号線及び市道130号線が交差する箇所、それぞれの箇所に「止まれ」の路面標示をし、安全対策を図る必要があると思いますが、当局の考えを伺います。以上です。 ○議長(屋良国弘)  当局の答弁を求めます。 ◎学校施設課長(城間保光)  大城吉徳議員ご質問(1)教育行政についての①、②について順次お答えいたします。 ①について、市内各小中学校の夏休み期間における貯水タンクの管理につきましては、休み期間を利用して、年に一度の清掃点検作業を行っております。点検内容としまして、タンク内のさび、沈殿物、油、異物、浮遊物、塗装のはがれや亀裂などがないかどうかの確認、また電極棒、警報装置の作動状況や用水ポンプの整備状態、清掃前と清掃後の水質検査などを行い、1学期の後半がスタートする9月までには市内幼稚園、小学校、中学校において、すべての貯水タンクの清掃点検管理を実施しております。なお、清掃点検日につきましては、事前に学校側との日程調整を行い、2週間程度ですべて完了することになります。 ②についてお答えします。学校グラウンドに設置されているスプリンクラーにつきましては、強風時の粉じん対策として使用しており、使用に当たっては、学校側で管理しているかぎや専用器具を使って機械の操作をしなければなりません。責任者が責任をもってかぎを管理し、機械を操作することになります。スプリンクラーの使用をグラウンド利用者に開放した場合、かぎの管理方法や責任者がだれなのかなど、問題もございますが、学校での対応が厳しい、難しい放課後や休日などの粉じん対策も必要なことから、課題解決に向け前向きに取り組んでいきたいと考えております。 ◎農林水産課長(當銘隆)  大城吉徳議員ご質問の(2)①、②について一括してお答えいたします。 平成23年12月1日現在の市民農園の申し込み件数は、一般区画が80区画に対して38名、就農者育成区画2区画に対して、申し込み件数がありません。 次に②についてお答えします。市民農園では周辺農地の農薬等の飛散防止策といたしまして、周辺にフェンスを設置いたします。また市民農園利用者の周辺道路への違法駐車対策といたしましては、市民農園利用者の自動車は利用区画内に駐車することを市民農園利用規則で定めております。その他に農薬講習会への参加呼びかけやJA職員による営農指導、営農相談を行い、周辺農家と共存できるように市民農園の管理運営に努めてまいります。以上です。 ◎市営住宅課長(知念清)  大城吉徳議員の質問事項(3)住環境についての豊見城団地内でハト被害の声が寄せられているが、早急に対処できないかについてお答えします。 豊見城団地内においては、以前からハトが住み着いている状況があり、これまで入居者からハトのふんによるベランダ等の洗濯物等の汚れ、におい等に対する苦情がありました。それを受け、指定管理者である住宅供給公社と調整し、今年の7月から9月にかけて対策を行いました。対策については、沖縄県知事の許可を受け、団地内でもハトが多いC棟とD棟の屋上に捕獲小屋を2カ所設置し、112羽のハトを捕獲、駆除しました。それによって大分改善されたものと認識しております。ハト対策については、今後、住環境の向上のため引き続き団地内の状況を確認し、必要に応じ対策を講じていきたいと考えております。 ◎協働のまち推進課長(運天齋)  大城吉徳議員ご質問の(4)交通安全対策についてお答えをいたします。 初めに市道198号線と市道7号線との交差点につきましては、現場を確認したところ見通しがよく、優先道路もはっきりした交差点のように見受けられますが、事故の危険度の高い交差点であるとのご指摘でございましたら、豊見城警察署と安全対策について協議を進めてまいります。次に市道47号線と市道46号線及び市道130号線の交差点につきましては、既に一時停止線と「止まれ」の道路標識が設置されている状況にありますが、より注意喚起を促すため、「止まれ」の路線標示についても所管する豊見城警察署へ要請をしていきたいと考えております。以上です。 ○議長(屋良国弘)  時間内に終わりそうにありませんので会議時間を延長いたします。     時間延長(15時22分) ◆16番(大城吉徳議員) -再質問- 再質問を行いたいと思います。 まず初めに(1)の教育行政の中の①市内各小中学校の夏休み期間の貯水タンクの管理についてですけれども、先ほどの答弁では、年に一度タンクを点検し、水質を検査しているということですけれども、そうするためには、そのときにたまっているタンクの水というのは一たんすべて排水といいますか、捨てることになると思うんですけれども、そういった状況に対して、市民のほうからは、捨てるのはもったないのではないかという声もありまして、実はずっとためっぱなしだと消毒用の残留塩素が飛散をし、水が汚れると、タンクの中の水が汚れるということなんですけれども、この残留塩素が飛散しないように防止できるような技術もあるようでございます。実際にほかの小中学校では、その技術を利用して、夏休み期間中でもたまった水を捨てることなく、再利用できるということでありますので、ぜひまた今後当局において、水を入れかえたほうがいいのか、あるいは今言った残留塩素の飛散防止の技術を導入したほうがどちらが安全面、予算面でいいのか、今後検討する余地はあると思いますので、ぜひ検討していただきたいですので、答弁を求めたいと思います。 (1)の②、これは前向きに検討するという答弁がありましたので、これはよろしいです。 (2)市民農園についてですけれども、先ほどの答弁で①の現時点での申し込み数は80区画に対して38人ということでございました。約半分ぐらいの申し込みしかなかったということなんですけれども、ちょっと気になるのが採算面についてどうなのかということでございます。先ほども言いましたけれども、一般の区画が1年間で1万5,000円、また就農者育成区画が9万9,600円ということからすると、半分の利用者ということになると、実際この地権者には土地の賃貸料、あるいは農業用水施設というんですか、その利用料も実際今後も払っていくわけですので、その辺採算が合うのかどうか。またこの規則の中にも申し込みの期間が今年の11月から11月30日までの1カ月間となっております。もう既に終わっているわけですけれども、また利用期間についても来年の平成24年1月1日から平成26年3月31日までの2年3カ月の間となっております。その2年3カ月の間、この38名でそのままいくのか、あるいは途中で申し込みもやる考えなのか、その辺について採算面と、また今後も申し込みをやるのかについてお答えいただければお願いしたいと思います。 次に②の周辺農家と利用者が将来的にも共存するような対策なんですけれども、先ほど課長のほうから農薬の飛散防止のためのフェンス、ネットを張ってあると。私も現場を見て、設置がされたのを確認しております。また、あるいは周辺農家に迷惑がかからないように道路に違法な駐車もさせないよう農園内にあくまでも駐車させるようにということもやっているということでありますけれども、実際問題、農薬の飛散の問題が一番気になるところでございまして、あのネットだけでは完全に防止できるとは言えないと思います。周辺のほとんどが葉野菜畑ですので、どうしても農薬は使用いたします。農家の皆さんはしっかりと農薬使用基準を守って、農薬を散布しているわけですけれども、風向きによっては散布した農薬が市民農園に飛散するということも十分考えられます。この利用者というのは、ほとんどの方々が農薬のにおいとか、あるいは肥料のにおいとか、あまりなれていない方々が多分利用するのではないかと思いますので、そういうことからすると、この農薬が飛散することによって農園利用者がびっくりというか、不安というか、こういった中で、実際自分が食べる作物をつくって食べられるのかと。今後そういった声も出る可能性も大だと思います。また周辺農家の皆さんも大変危惧しているところでございますので、例えば農薬の使用時間ですか、例えば朝であれば9時、10時以降は使用しない。あるいは夕方は4時、5時までは利用しないと。そういったことを、これは農家の皆さんには強制できませんので、あくまでも協力願いという形で、お互いJA、また当局と周辺農家と調整していただいて、あくまでも周辺農家の皆さんにこの農薬散布の時間帯、協力してもらえないかということを相談していくことが大事なのかと思っております。その辺の対策もぜひ周辺農家の皆さんの意見も聞きながら調整をしていく必要があるのではないかと思っております。 あと(4)の交通安全対策についてでございます。伊良波地内にある市道198号線と市道7号線が交差する箇所、課長は見通しがいいと言っていましたけれども、ある方向からすると大変見通しが悪いです。私も何回もその交差点で事故を目撃しております。この交差点の先には、先ほどの市民農園もございます。またその先にも子どもたちが何か舞踊ですか、そういった教室もあります。またその先にはJAの集出荷場と購買課もございます。また西方面に行けば大型の量販店もございます。また那覇への抜け道として利用されておりますので、ああいった道路にしては、周辺が畑ですので、ああいったところにある道路にしては、結構交通量が多く、また幅員も同じぐらいの幅員で、国道から入ってきた場合、その市道198号線が優先と勘違いして、その交差点をそのまま突っ走る車も、私も何度も見たことがございます。そういった意味で、私もこれまでも何度か議会でも取り上げて、当局にも要請してお願いしてきたわけですけれども、去年でしたか、「止まれ」と路面にすぐ置くだけの看板でしたけれども、土のうで固定はされていましたけれども、やっていました。実際今では跡形がなく、強風、風とかによって吹き飛ばされて跡形もございません。またこの市道7号線に交差するほかの路線のほとんどが国道から海側の路線には「止まれ」という路面標示がされていますので、なぜここだけやらないのか、大変危険な箇所ですので、その辺の現場の状況、危ない危険な状況をぜひ理解をいただいて、早急にですね、そんなに予算もかからないことだと思いますので、「止まれ」の標示も早く施していただきたいと思いますので、再度、答弁を求めたいと思います。 ◎学校施設課長(城間保光)  大城吉徳議員の再質問にお答えします。 タンクの中を清掃するわけですから、中に人が入って消毒したり、破損等があれば修繕もいたします。タンクの中に残っている水は捨てることにはなりますが、清掃点検日については、事前に学校側へ通知するので、事前にバルブを閉めて水の調整を行ったりしております。大量の水を捨てているわけではありません。議員ご指摘の残留塩素を利用して、水を捨てずにできる方法もあるということでありますので、どういうものなのかも含めて、今後調査してみたいと考えております。以上です。 ◎経済建設部長(照屋堅二)  大城吉徳議員質問の(2)市民農園について、再質問についてお答えします。 まず採算面のほうですが、3月までにつきましては、先ほども答弁しましたように38名、2区画は1名ですので、今回歳入割れということになります。次に2年3カ月ということですが、契約期間の兼ね合いもありまして、予定としては2年3カ月で入れかえたいと考えていますが、当然、次の申し込み状況も踏まえまして、あくようでしたらまた検討するということになると思います。またもう一度、地主との契約更新の課題もありますので、それも踏まえて対応したいと考えております。今後の申し込みについては、今回の開園式を終わり次第、取り組んでいきたいと考えております。 ②の農薬の飛散防止の問題なんですが、農園の利用規定の中で市民農園の利用者については、農薬の使用について、JAが開催する農家講習会への参加を義務づけております。そういう中で農薬の利用が規制や法律に基づいて適正に使うのであれば農薬は安全であると。さらに農薬使用は一定必要であるという認識も生まれてくると思います。そういう講習を通して、市民農園の皆さんを含め、近隣農家がどういう作業をしているかもまた理解をいただけると考えております。今後このような状況は講習会等を積み重ねながら、農家の作業についての理解を深めていく対応に努めたいと考えております。 ◎協働のまち推進課長(運天齋)  大城吉徳議員の再質問にお答えいたします。 市道198号線と市道7号線の交差する点が大変危険だということでございますので、まずは注意喚起の看板等の設置につきましては、早急に対応したいと考えております。それと「止まれ」と規制のかかる標示、標識につきましては、警察署の管轄となりますので、豊見城警察署に要請をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(屋良国弘)  休憩いたします。     休  憩(15時38分)     再  開(15時50分) ○議長(屋良国弘)  再開いたします。──通告番号7(15番)仲田政美議員── ○議長(屋良国弘)  次に、仲田政美議員の質問を許します。 ◆15番(仲田政美議員) -登壇- 通告に従いまして、一般質問を行います。 (1)防災について。 「女性の視点からの防災行政総点検」と銘打って、10月1日から1カ月間、東日本大震災で被災した岩手県、宮城県、福島県の3県を除く全国の公明党所属の女性議員が連携し、地方自治体の防災担当部局に対して、聞き取り調査を実施しました。調査対象になった自治体は政令市、中核地、東京特別区など658に及びました。その結果として、地方防災会議に女性委員の登用なし44%、計画作成に女性の意見を反映せず54%と、防災行政の現場で女性の意見が反映されていない実態が浮き彫りになりました。この総点検を踏まえて、公明党女性防災会議は11月24日、野田総理に対し、災害対策基本法の改正や、物資の備蓄を女性や高齢者の視点から見直して、自治体の予算措置を行うなどの女性の視点を生かした災害対策についての第1次提言を行いました。そこでお伺いします。①本市の地域防災会議の委員は何名ですか。そのうち女性委員は何名ですかお伺いします。 ②地域防災計画に「女性の参画で男女双方の視点」が必要だと思います。防災会議に女性委員を積極的に登用する考えはないかお伺いします。 ③避難所の備蓄用品等の整備運営に女性の視点や子育てニーズを反映しているかお伺いします。 ④地域防災対策の担い手としての女性リーダーを育成する考えはないかお伺いします。 ⑤海抜表示についてでありますが、私は6月議会におきましても、この件について質問をいたしました。県は津波避難のための海抜表示を全県統一で行うよう働きかけをするとし、具体的には赤い色表示は速やかに避難する地域として設定、黄色は警報、注意報には避難、青色は必要に応じて避難と、色の識別だけで瞬時に危険度合いがわかるよう3色での表示を採用としています。本市においても海抜表示は一日も早い設置を望むものですが、表示実施への見解とその時期について見解をお伺いします。 (2)保健事業について。厚生労働省が1月に発表した調査結果によると、子宮頸がん予防、ヒブ(インフルエンザ菌B型)、小児用肺炎球菌の3種類のワクチンについて、接種費用の助成を3種類とも実施している市区町村が全体の99%を超える1,745自治体(実施予定を含む)に上っていることが明らかになっています。こうした中、国の今年度補正予算では、公費助成を行う自治体に対して、助成費用の半額を補助する事業が創設され、本市においても実施されているところですが、この事業について次の点が懸念されますので、質問いたします。子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌の3種類のワクチン接種費用の公費助成は、今年度末までとなっております。国の補助事業が期限切れとなれば、市民の中には予防接種を受けたくても経済的理由で断念することが考えられますが、本市として引き続き助成する考えはないかお伺いします。 (3)福祉行政について。 一般的に配偶者等からの暴力は、身体的なものにとどまらず、精神的、経済的側面も含まれ、したがって、被害者の受けるダメージは広範にわたる現状があります。また配偶者等の暴力は夫婦間、あるいは家庭の問題としてとらえがちで、周囲や外部からの発見が困難になり、潜在化しやすいとも言われています。このような配偶者からの暴力の根絶に向けた啓発運動や防止対策はもとより、被害者救済や自立支援への施策を図るべきと考え、次の点についてお伺いします。 ①本市における22年度のDV等に関する相談件数、23年度のこれまでの受付件数をお伺いします。 ②女性の抱える複雑な問題解決や支援のため、女性相談員の増員が必要と思いますが、見解をお伺いします。 ③DVに関する相談で一時保護後の帰住先のない現状があります。自立支援のために他市のような母子支援施設の設置、あるいは民間と協力してアパートを借り上げるなどの対策ができないか見解をお伺いします。 (4)豚舎の悪臭対策について。 広辞苑によると「悪臭」とは不快感をもよおすようなにおい、嫌なにおいとあります。本市内の住宅密集地に2つの豚舎があり、この悪臭に対して付近住民から切実な苦情が寄せられていることは、たびたび本議会においても取り上げられていますので、先刻ご承知のことだと思います。しかしながら、今なおこの悪臭に加えて、豚舎から出る豚の鳴き声やハエ、蚊、ゴキブリ等の発生により地域住民は悩まされ続けています。そこでお伺いします。①字豊見城豚舎の悪臭対策に市としてどのような対策を講じているか。また臭気測定等の進捗状況をお伺いします。 ②上田地域の豚舎から出る悪臭について本市としてどのような対策を講じているかお伺いします。 (5)道路に愛称の制定について。 本市は平成24年4月1日に市制施行10周年を迎えます。市制施行後の現在に至る着実な発展を市民こぞって祝いたいものです。その輝かしい記念事業の一つとして、市内の幾つかのメイン通りに愛称をつけて観光客や市民から親しまれるようにしてはどうかと思いますが、見解をお伺いします。 ○議長(屋良国弘)  当局の答弁を求めます。 ◎総務部長(外間弘健)  仲田政美議員のご質問(1)防災についての①から⑤までについてお答えいたします。 まず①についてでございますけれども、本市の防災会議の委員は27名で構成され、市長を初め、市内部の部長級職員17人、外部からの委員が10人となっております。そのうちの女性委員は2人となっております。 次に②についてお答えいたします。2名の女性委員の内訳といたしましては、沖縄県南部福祉保健事務所所長、豊見城市赤十字奉仕団会長となっており、その2人の委員が女性の立場で提案してくれるものと考えておりますが、女性の視点からの地域防災計画は重要だと考えておりますので、女性委員の登用については増員できないか、今後検討してまいりたいと考えております。 次に③についてでございます。議員ご質問の女性の視点や子育てニーズに対する備蓄用品は、現時点では反映しておりませんが、東日本大震災において、女性用品の不足や乳幼児のおむつ、粉ミルク等の確保が困難であったと聞いております。今後は本市から被災地へ派遣した保健師や現地研修をした職員等々の意見を参考に、新たに整備計画を検討してまいりたいと考えております。 次に④についてお答えいたします。大震災や津波等の大規模災害時には、建物の倒壊や火災、道路、橋梁等の損壊が同時多発的に発生するほか、電話の不通や電気、ガス、水道等の使用不能等が発生し、消防機関等の活動が著しく制限されたり、対応がおくれたりする可能性があります。そのような中では、発災後、一定の期間は地域住民の一人一人が自分たちの地域と自分たちの命は自分たちで守ることが必要で、そのためには出火の防止、初期消火、災害情報の収集伝達、避難誘導、被災者の救出救護、応急手当、給食給水の実施等、地域単位の自主的な防災活動が求められております。地域の住民みずからが生命や財産の安全を確保し、被害の軽減を図るための自主防災活動が非常に重要になってきております。議員ご質問の女性リーダーの育成をする考えはないかということでございますが、本市においては、残念ながらまだ自主防災組織が結成されていないのが現状であります。今後といたしましては、自主防災組織の結成が早期に図られるよう財政的な支援も含め、検討しているところでございます。女性リーダーの育成につきましては、自主防災組織を立ち上げ状況を踏まえ、地域と連携を密にしながら、今後も検討してまいりたいと考えております。 次に⑤についてお答えいたします。海抜表示でございますが、海抜表示は日ごろから住んでいる住民はもとより、市外から訪れた人々に対し、地域の実情や災害時における危険を認識させる上で非常に有効な手段と考えております。本市においても、10月初旬から市西海岸地域(瀬長、田頭、与根、伊良波、座安、翁長、豊崎)を中心に電柱調査を実施し、415本の調査が完了しております。11月初旬には沖縄電力株式会社へ415本の電柱に対する海抜表示シートの届け出を行い、11月22日には沖縄電力株式会社から設置許可がおりております。その間に各市町村から海抜表示シートのデザインの統一の要望が沖縄県に寄せられ、11月8日に海抜表示等ガイドライン検討会が沖縄県で開催され、11月28日に正式に示されております。今後の計画といたしましては、12月中旬から電柱への海抜表示シートの設置を行い、引き続き真嘉部地域の電柱へも海抜表示のシートを設置していく予定でございます。以上であります。 ◎健康推進課長(比嘉盛仁)  仲田議員の(2)保健事業についてお答えいたします。 沖縄県からの情報によりますと、政府は年明け早々にも開会予定の第180回国会に向け、子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン接種費用を公費助成する子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業継続に向け、それらに係る予算案を第4次補正に計上するため、12月中旬に閣議決定をする方針のようであります。本市としましては、今後とも国の動向を注視し、また他市町村の取り組み状況等も踏まえ、継続実施に向けて検討してまいりたいと考えております。以上です。 ◎市民健康部長(砂川洋一)  仲田政美議員の(3)の質問についてお答えします。 まず①でございますが、本市における平成22年度の女性相談の件数は63件、そのうちDVに関する相談は50件となっております。平成23年度の4月から11月の相談受付件数は57件で、そのうちDVに関する相談は40件となっております。 次に②の女性相談員の増員の必要性については、昨今、複雑な相談ケースが増えており、細やかな支援をするためにも女性相談員の増員が必要だと認識しており、増員について検討してまいりたいと思います。 次に③本市のDVの相談で保護が必要なケースについては、沖縄県の女性相談所に案内をしております。緊急の場合は警察署への通報も同時に行っているところでございます。また沖縄県ではDV被害者を支援するため、沖縄県配偶者等暴力被害者支援基金が創設され、基金を活用してDV被害者自立支援事業が平成23年度新規事業として実施されております。この支援の内容は保護命令支援とか、一時保護住宅支援、同伴児童支援、就労支援、医療支援などがございますが、いずれにしても、これらの事業内容を県が総合的に支援を行うことでどの市町村に移住しても支援が受けられることから、本市としましても関係機関と連携をとり、被害者の自立支援につなげていきたいと考えています。議員がご提案しております母子支援施設につきましては、まだ県内でも少ないので、今後の状況を見て、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。 次に(4)の豚舎の悪臭対策でございますが、①字豊見城の悪臭問題につきましては、これまでも文書や口頭で幾度となく改善指導、要請を行い、養豚業者のほうでもおがこ(木質のくず)、脱臭作用のある菌を使うなど努力は見られておりますが、抜本的な解決には至っていない状況にあります。その間、市としても現場確認、関係部署との協議を続けております。今年につきましては、9月、10月、11月、3回臭気測定を実施しておりますが、9月、10月につきましてはやはり基準値を超えた値が出ておりますので、強く指導をしてまいります。また現在、他部署ですが、市からの効果のある微生物等の提供も考えており、養豚業者と調整を行っているところでございます。上田地区の養豚場につきましては、基準値を超えておりますけれども、現在、沖縄県土地開発公社が県道の拡幅工事に伴う用地買収事業を行っております。昨日、当公社に現状を確認しましたところ、補償金の提示をしている段階まで来ているということでございますので、以上の状況も踏まえた上で、継続して指導に当たってまいりたいと考えております。以上です。 ◎道路課長(大城正)  仲田政美議員ご質問の(5)道路に愛称の制定についてお答えいたします。 平成22年度に市道6号線の一部区間の瀬長島海中道路、市道27号線の一部区間の豊見城団地大通りの2件が道路愛称名の付与を受けています。さて、議員ご質問の市制10周年を記念したメイン通りへの道路愛称名の対象路線の選定については現在予定しておりませんが、地域住民から強い要望のある路線、道路愛称名の由来、または提案理由及び道路愛称名を付与することにより、どのように地域活性化につながっていくのかなどを考慮し、愛称名を付与されるにふさわしい主要な市道であれば、検討してまいりたいと考えております。 ◆15番(仲田政美議員) -再質問- 何点か再質問を行いたいと思います。 まず初めに防災についてであります。①の防災会議の委員は27名とのことですが、どのような方々で構成されていますかお伺いします。 それから②でございますが、国における第3次男女共同参画基本計画において、防災分野における男女共同参画の推進が重点分野の一つとされています。特に3・11後は、女性の視点からの地域防災計画は大変重要と考えます。女性委員の登用の増員についてでありますが、具体的にはどの機関からの登用を検討なさっているかお伺いします。 それから④でございますが、女性リーダーの育成についてであります。先ほどのご答弁の中で、自主防災組織の立ち上げの状況を踏まえて、地域と連携して検討するとのことでございましたが、特に与根地域などの低地の自主防災組織の立ち上げは、早期に結成していただきたいと思います。ところで本市には婦人防火クラブがあります。そのような地域防災の担い手としての女性リーダーを育成することは、防災に対する意識啓発だけではなく、現場に即した女性の視点から食料の備蓄を初めとし、女性用品、介護用品、乳幼児のおむつやミルク、または着替えの間仕切りなどと、さらには災害時の炊き出しなどが非常に重要な役目を女性リーダーは果たすものだと思います。そのような観点から地域での自主防災組織の中で、女性リーダーの育成をぜひ図っていただきたいと思います。このようなことから当局は自主防災組織の立ち上げはいつごろを想定しておりますかお伺いいたします。 それから(2)保健事業についてですが、ご承知のように、この3事業は1回接種すればいいというものではなく、期間を置いて、しっかりと接種しなければならない事業でございます。どうぞ最後まで実施に向けて当局が頑張っていただきたいと思います。これは意見でございます。 それから(3)の福祉行政についてでございます。配偶者からの暴力の被害者の保護及び自立支援には、被害者の一時保護とともに、同伴の児童、心理的ケアや学習、被害者のそれぞれの状況に応じた施設が必要です。一時保護の施設を出てからの自立支援には、まずは安心して住める住居が必要不可欠です。県内では那覇市の母子生活支援施設を初めとして、沖縄市、浦添市、西原町と設置されております。先ほど県の基金を活用してとのことで、県の事業を活用するとありましたが、私は浦添にある浦和寮を視察させていただきました。民間のアパートのような部屋づくりで、子どもたちは放課後の学童クラブも併設されて、児童がのびのびと活動していました。そこから仕事に行ったり、学校へ行ったりと滞在期間内で自立できるよう支援を行っているわけです。先ほど基金の支援がございますが、南部地域におきましては、先ほど申したように、那覇市、浦添市、沖縄市にはあるんですが、南部地域にはこの母子生活支援施設はありません。特にDVもそうですけれども、離婚直後の母子の住宅の確保や今のDV被害により一時保護後の住居の確保は金銭的に厳しい。行き先が決まらず大変不安であるとの多くの声が寄せられています。まず住宅問題をクリアしなければ自立は困難を伴います。本市での母子生活支援施設の設置が困難であれば、この基金等を活用し、県へ施設の設置を要請できないか見解をお伺いいたします。 それから豚舎の悪臭対策についてでございますが、①の豊見城豚舎についてですが、9月、10月、11月と測定を行い、特に9月、10月は基準値を超えているとのご答弁でしたが、数字をお持ちでしたら明らかにしていただきたいと思います。 それから②について、上田でございますが、補償金の提示までなされているとのことですが、今後いつごろまでどのようにやるか、工程がわかりましたら教えていただきたいと思います。ご答弁を願いたいと思います。 それから(5)道路の愛称の制定についてでございます。本市が観光客を誘致するに当たって、さまざまな地元の資源を観光資源として生かしてほしいものと強く思います。わかりやすい道路の名称は観光経済に大きく寄与するものと考えます。道路の名称は、ショッピングや文化財等史跡めぐりにおいても行き先を決める上で大事な部分でございます。また市民にとっても市道何号線と言ってもぴんとこない。わからないとの声が多くあります。私はすべての道路に愛称をつけてはどうかと言っているのではなくて、道路を選定し、まずは観光振興を図る上で取り組んでいただきたいと思うのです。例えば豊見城城址公園に通ずる県道7号線は、豊見城城址通りとか、また翁長はジョン万次郎ゆかりの地でもあります。そういったところをジョン万通りなどと考えられます。そういった意味で、県道に関しては県へも要請できないかお伺いします。また豊崎ですが、同じように開発された与那原も視察に行ってまいりました。与那原署から佐敷に向かっていきますと、ちょうど左手にマリンタウンに行く道路がございます。新設されておりまして、そこは「ようこそマリンタウンへ」と書いて、何々通り、また何号線というふうに明記されて立て看板があります。このように立て看板などがありますと、よりわかりやすく、そこを曲がればいいんだなというふうに、またタクシーの運転手も認識して大変喜ばれているとの声が聞かれております。そういった意味で、豊崎では道路が多くあり、目的地へ行くのにはわかりづらいとの声があり、以前は通称コスモス通りなどございましたが、このように花の名前を用いるなど、何々通りの案内看板があればわかりやすく、より活性化につながるものと考えます。地元の皆さんと積極的に話し合いをする考えはないかお伺いいたしたいと思います。 ◎総務部長(外間弘健)  仲田政美議員の再質問、3点ほどございましたけれども、順次お答えしたいと思います。 まず1点目、委員はどういった構成になっているのか、地域防災会議の委員の構成はどうなっているのかとのご質問でございました。まず内部委員として市長、副市長、部長級職員、教育長、消防長、消防署長、消防団長、豊見城警察署長、南部土木事務所所長、陸上自衛隊第6高射特科群本部管理中隊長、沖縄県南部福祉保健所所長、豊見城市自治会会長、沖縄電力株式会社那覇支店理事支店長、郵便事業株式会社豊見城支店長、南部医師会代表、日本赤十字沖縄支部事務局長、豊見城市赤十字奉仕団会長となっております。次に具体的にどの機関からの女性登用を検討しているのかというご質問ですけれども、市内にあります婦人会等の女性団体からの登用を視野に入れながら検討してまいりたいと考えております。 次3点目でありますけれども、いつ防災組織を立ち上げるかというご質問でございます。地域防災組織の結成については、地域自治会等によって行われるべきものでありますけれども、先ほど申しましたように、市としてもこの結成について支援してまいりたいと考えておりまして、先ほど説明しました財政的支援も検討しておりますので、できるだけ早い時期に結成できるよう努力してまいりたいと考えております。以上であります。 ◎市民健康部長(砂川洋一)  仲田政美議員の再質問にお答えをいたします。 まず女性相談所や婦人保護施設を退所してから入居先の問題があるということは承知しております。そこで今のような母子生活支援施設というものが出てくると思うんですけれども、母子生活支援施設は、那覇市は母子会管理でDVの被害者は入れないとか、浦添市は社協管理があります。市が直営でやっているのは県内で沖縄市のレインボーハイツのみでございます。確かにこういうのがあると家賃は無料で、最長は2年間おられるということがございますけれども、全市でそういうものを独自で建設するというのは非常に困難なものですから、県で新事業として基金をつくって、住宅支援、例えばアパートを借りる敷金、礼金の補助をするとか、民間シェルターの環境整備事業の補助金を出すとか、こういうのを県のほうが新規事業として実施しております。同伴児童の支援でありますとかです。ところが始めたばかりなものですから民間シェルターの支援を行っている自治体は、調べた結果、県内でまだ1つもないんです。徐々にこのような制度が周知されて、必要性も認識して整備が進んでいくものと思いますので、現在のところ市としてもこういう状況を調査して、実現可能性に向けて検討課題とさせていただきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。 ◎経済建設部長(照屋堅二)  仲田政美議員の(5)道路に愛称の制定についての再質問にお答えします。 市道の愛称名をつける場合の基準としまして、①親しみやすく、覚えやすい名称であること。②路線の性格、歴史的由来、地域のなじみやすい名称であること。③市民及び地域に広く定着している名称であることなどが考えられます。具体的にどの市道に愛称名をつけるかについては、道路へ愛着を高めることや、地域の活性化に寄与できることなど、利用者の皆さんから愛称名をつけてほしいとの要望があることが実際の名称をつけた後の利用運用上も大事なことだと考えております。そういう意味で、愛称名をつけた効果が発揮できる状態をつくるためには、基本的には地域の皆さんからの要望を受けて対応したいと考えております。 ◎市民健康部長(砂川洋一)  答弁漏れがあったようでございます。失礼しました。大見謝養豚場につきましては、9月の測定地が、大見謝養豚場は北東と南があるんですが、北東のほうが高いので、臭気数が24です。ここの基準が15なんです。それで南側が19というふうに大幅に基準超過ということになっております。それから11月の時点では、同じく大見謝養豚場は26と16、上田はやっておりませんが、かなり高い数値が出ておりますので、改善させるように強く、従来以上に取り組んでまいりたいと考えております。上田につきましては、先ほどお答えいたしましたが、予算はついておりまして、補償金の提示をしている段階でかなり進展しているようでございます。以上です。 ○議長(屋良国弘)  休憩いたします。     休  憩(16時30分)     再  開(16時32分) ○議長(屋良国弘)  再開いたします。 ◆15番(仲田政美議員) -再々質問- (4)の豚舎の悪臭対策についてでございます。先ほど測定の数値をご答弁いただきましたが、かなり大幅に測定数値が超えているということでございます。この臭気については、本当に日により、また天気や風向きによっては大変地域の住民は苦痛を強いられていると。これは30年来の長年訴えてきている事件でございます。そういったことから当局としては特に今後この臭気改善に向けて勧告とか、どのような施策を講じる予定か、再度お伺いしたいと思います。 ◎経済建設部長(照屋堅二)  仲田政美議員の(4)豚舎の悪臭対策について、再々質問についてお答えします。 まず農林水産課のほうでは、字豊見城の悪臭対策に対しましては、悪臭防止に効果のあるとされる微生物がありますので、この微生物が字豊見城の豚舎の中で利用可能なのかどうか、養豚の農家、業者を含めて調整を行い、利用が可能であれば一定の費用等について、こちらのほうで負担しながら検討を進めていきたいと考えています。 ②の上田豚舎につきましては、引き続き①を踏まえまして、先進事例等を参考にしながら、協力機関の協力を得まして、悪臭防止対策の指導に努めてまいりたいと考えております。 ◎市民健康部長(砂川洋一)  今後の行政指導についてお尋ねでございましたけれども、これについては何遍も答弁しているつもりですが、苦情処理の観点からは技術指導を主とした行政指導による改善を図るようにするというのが環境省の一義的なガイドラインでございまして、これに対して刑罰を科するというのは、これまでもご説明してきたとおり、全国でもめったに事例がないんです。豊見城にある大見謝養豚場は規模が小さくて、これについては悪臭防止法第8条の5項でも小規模の事業者に対しては、そのものの事業活動に及ぼす影響についても配慮しなければならないというわざわざ明文の規定がございます。そして法に基づく行政処分は改善勧告、改善命令。改善命令に従わなければ告発ということになりますけれども、どの段階で、どの程度の悪臭であればここまで行くのかというのは国や県にも何遍も照会をしてきておりますので、今年からは測定を従来の2回から3回にして、文書で処分勧告をして、ほとんど解決策を示していただけなければ、何らかの処分に入らざるを得ないのかと内部で検討しているところです。──通告番号8(21番)赤嶺勝正議員── ○議長(屋良国弘)  次に、赤嶺勝正議員の質問を許します。 ◆21番(赤嶺勝正議員) -登壇- こんにちは。豊政会の赤嶺でございます。きょう最後の質問者ということで、あと少しおつき合いください。では通告に従いまして、一般質問を行います。 (1)児童福祉についてであります。 ①県においては、待機児童解消策として、無認可園の認可化を進めるよう各市町村へ進めておりますが、本市においてはどのような待機児童解消を図る考えなのかをお伺いしたいと思います。 ②自治会幼児園は、地域の子は地域で育てるという保育の本質であると考えられます。しかし、国においては補助制度の適用外とのことから、市単独での補助で何とか運営されておりますが、同じ市民でありながら、やはりこの不公平感は否めません。当局は自治会幼児園を補助対象になるよう国に求めるべきと考えますが、見解をお伺いします。 (2)道路行政について。 ①安全、安心な道路整備は、市民が住んでよかった、これからも住み続けたい日本一の豊見城をつくるためには大事なことであるとの観点から、次の点について伺います。 (ア)国道、県道、市道などの改築や整備を行う場合に、車道、歩道、自転車道をそれぞれ区分整備することが大事だと考えます。当局は国や県に要望する考えがありますか。また今からの市道整備の場合に、その手法を取り入れる構想はあるのかについてお伺いをしたいと思います。 (イ)県道東風平・豊見城線の保栄茂・翁長地域の工事着工予定はいつごろになるのか。これについては県道ですので、県道に聞いてわかる範囲内でよろしいですので、お伺いいたしたいと思います。 次に(3)河川管理についてであります。 去る9月議会でも質問いたしましたナンズ川原につきましては、当該地域は国庫補助事業での採択要件が厳しく、今後どのように整備していくのか、工法の問題や予算の問題など課題が多く、その時点では答弁ができないとのことでありましたが、その後どのように検討し、どうなったのかについてお伺いしたいと思います。以上です。 ◎児童家庭課長(長嶺直)  赤嶺勝正議員のご質問(1)の①、②についてお答えしたいと思います。 本市においての待機児童解消策としましては、市内の法人立認可保育園の協力のもと、法人立認可保育園の増改築にあわせての定員増と、その定員の弾力化を行って対処してきました。先般2月5日ですが、豊見城市立法人認可保育園園長会から市長に対しまして、8項目の要請がございました。その中に待機児童の解消策についてもご提言がございます。提言の内容につきまして、十分協議を深めながら、待機児童の解消に努めてまいりたいと考えております。認可外保育園の認可化につきましては、その要件として、施設の自己所有、理事会等の設置、また保育士の人数や保育室の面積等、児童福祉施設最低基準を満たす必要があります。本市の24の認可外保育施設のうち、毎年県のほうが立ち入り調査を実施していますが、その報告からしますと、最低基準を満たす施設は今のところない状況でございます。 ②についてですが、議員ご指摘のとおり、自治会幼児園の地域の子どもは地域で保育するということは、保育の本質だと認識しております。国においても平成25年度より、子ども・子育て新システムの導入を検討しております。その中で認可外保育園に対する支援等も盛り込まれているようですが、その制度設計、財源確保等につきましては、まだまだ不透明な状況であります。そのことから国の動向を注視しながら、認可外保育園、保育施設への支援等については、検討していきたいと考えております。国への要請につきましては、市単独での要請については効果がないと思われますので、沖縄県や、他の市町村のご意見も拝聴しながら検討していきたいと考えております。以上です。 ◎経済建設部長(照屋堅二)  赤嶺勝正議員質問の(2)道路行政について。①の(ア)についてお答えします。 本市において、自転車道路整備に係る要望及び需要もない状況であり、現時点では特に国、県への要望は考えておりませんが、将来的には環境保全の観点からも自転車利用者の変遷状況などを踏まえ、市道整備においても自転車利用者の充足が図られれば、事業化に向けて検討してまいりたいと考えております。 (イ)についてお答えします。当該道路を所管する南部土木事務所に確認したところ、翁長地域については土地の鑑定評価を行っており、今年度中に用地買収を開始するとのことです。また保栄茂地域につきましては、まだ契約に至っていない案件があり、用地買収が済み次第、道路工事に着手する予定であるとのことです。既に発注済みの農道部分のボックスカルバート工事は、現在、工事着手に向け準備を行っているとのことで、全体的に明確な工事着手時期は未定とのことでした。 (3)河川管理についてお答えします。9月定例議会で答弁したとおり、ナンズ川原は要整備箇所であることは痛感しております。当該地域においては、国庫補助事業の採択要件が厳しいことにかんがみ、整備に向けては多額の一般財源となることから、整備に向けた取り組みが一挙に進めることはできない状況になっております。当面、維持管理の範囲内での対応をしたいと考えております。 ◆21番(赤嶺勝正議員) -再質問- 幾つか再質問したいと思います。 まず道路行政です。経済建設部長に答えていただきましたが、今のところ自転車の需要が少ないと、たしかそういった言い方だったと思いますが、私は今ガソリンの高騰とか、エコ関係からしますと、やはりこういう安全、安心に通れる道路をつくることによって、それを市役所が誘導していく。そういった社会をつくっていくということが大事ではないかと。これまでの観念にとらわれることなく、先に豊見城市のほうからも県や国に要請をしていきながら、どんどん進めていくべきではないかと思いますが、もう一度答弁を願います。 それからナンズ川原のことにつきまして、当面は維持管理でやっていくということでございますが、多分、現場を確認してわかると思うんですが、河川の形をしておりません。そういった意味では、どのようにして維持管理を図っていくのかということが今の部長の答弁から見えましたので、もう一度、どういった維持管理をしながら、その河川を大雨のときとかにやっていくのかというのが見えますので、もう一度、どういう維持管理でもってやっていくのか答えていただきたいと思います。 ○議長(屋良国弘)  休憩いたします。     休  憩(16時47分)     再  開(16時49分) ○議長(屋良国弘)  再開いたします。 ◎経済建設部長(照屋堅二)  赤嶺勝正議員再質問の(2)道路行政についてお答えします。 国、県へ要望する考えはないかということでしたが、国道につきましては、自転車と歩道の同時兼用ということで自歩道という考え方がありまして、その旨でつくられている、現在つくっている道路はすべてそういう位置づけだということになっているようです。市につきましては、充足率の問題がありまして、当然、充足率が満たされれば、その対応も可能だと思いますので、今後自転車利用者が増えて、充足率が満たされれば、当然取り組んでいきたいと考えています。 河川管理ですが、河川管理につきましては、現場も当然確認しておりますし、蛇行して非常に厳しい状況であるという現状は認識しておりますけれども、実際に国庫補助事業が採択できない、できる可能性が非常に低いという現状がありまして、我々のほうとしましても、どういう形で整備したほうがいいのかどうかについては、内部検討をしておりますけれども、何せこれだけの多額の予算を要することですので、やはり長期的に考える必要があるだろうと考えております。そういう現状を踏まえて、維持管理の中で例えば具体的に流れ、河川を阻害するものを除去していったり、一時的に水の阻害があるような部分、あるいは路肩の部分が決壊した分がもしありましたら対応していくとか、維持管理の範囲内での対応を考えております。 ○議長(屋良国弘)  休憩いたします。     休  憩(16時51分)     再  開(16時52分) ○議長(屋良国弘)  再開いたします。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 なお、次の本会議は12月14日、午前10時開議といたします。お疲れさまでした。     散  会(16時52分) 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   豊見城市議会議長  屋 良 国 弘   署名議員(22番)  与那覇 清 雄   署名議員(23番)  金 城 吉 夫...