平成19年第6回
豊見城市議会定例会会議録 ┌─────────── 平 成 1 9 年 第 6 回 ───────────┐ │ 豊見城市議会(定例会)会議録(第2号) │ │ 平成19年9月12日(水曜日)午前10時開議 │ └──────────────────────────────────┘出席議員 24人 (1番)大 城 英 和 議員 (13番)大 城 盛 夫 議員 (2番)赤 嶺 勝 正 議員 (14番)知 念 善 信 議員 (3番)玉 城 文 子 議員 (15番)當 間 邦 憲 議員 (4番)宜 保 晴 毅 議員 (16番)島 袋 大 議員 (5番)當 銘 保 之 議員 (17番)瀬 長 美佐雄 議員 (6番)照 屋 真 勝 議員 (18番)照 屋 つぎ子 議員 (7番)大 城 吉 徳 議員 (19番)上 原 幸 吉 議員 (8番)仲 田 政 美 議員 (20番)大 城 隆 宏 議員 (9番)金 城 吉 夫 議員 (21番)高 良 正 信 議員 (10番)屋 良 国 弘 議員 (22番)佐 事 安 夫 議員 (11番)大 城 勝 永 議員 (23番)儀 間 盛 昭 議員 (12番)新 田 宜 明 議員 (24番)瀬 長 宏 議員欠席議員 なし職務のため出席した事務局職員の職氏名 事務局長 金 城 豊 係 長 仲 俣 弘 行 次 長 天 久 光 宏 主任主事 前大舛 之 信地方自治法第121条による出席者 市 長 金 城 豊 明 副 市 長 赤 嶺 要 善 教 育 長 大 城 重 光 総 務 部 長 大 城 健 次 企 画 部 長 座 安 正 勝 市民福祉部長 喜 瀬 恒 正 市 民 福 祉 部 国 吉 倖 明 経済部長兼農業 国 吉 正 弘 参 事 監
委員会事務局長 建 設 部 長 天 久 勝 廣 水 道 部 長 當 銘 清 弘 消 防 長 金 城 盛 三 学校教育部長 瀬 長 満 生涯学習部長 宜 保 剛 会計管理者兼 上 原 武 弘 会 計 課 長 総 務 課 長 又 吉 康 喜 人 事 課 長 上 原 直 英 管財検査課長 比 嘉 弘 勇 税 務 課 長 仲 座 寛 輝 納 税 課 長 外 間 健 正 企画情報室長 喜屋武 正 彦 振興開発室長 當 銘 健 一 社会福祉課長 新 城 秀 雄 児童家庭課長 知 念 義 貞 児童家庭課参事 宜 保 直 弘 国保年金課長 本 底 広 彦 国保年金課参事 運 天 齋 健康推進課長 赤 嶺 豊 市 民 課 長 赤 嶺 光 治 生活環境課長 上 原 政 輝 農林水産課長 長 嶺 清 光 商工観光課長 上 原 壽 都市計画課長 真保栄 明 道 路 課 長 宮 良 一 高 区画整理課長 仲 村 善 隆 水道部総務課長 宜 保 勇 下 水 道 課 長 大 城 清 正 消 防 本 部 国 吉 真 武 消 防 本 部 外 間 成 喜 総 務 課 長 警 防 課 長 消 防 本 部 赤 嶺 浩 消 防 署 長 當 銘 神 栄 予 防 課 長 学校教育課長 照 屋 堅 二 学校施設課長 新 垣 栄 喜 給食センター 八 幡 八重子 学 校 教 育 課 賀 数 昌 治 所 長 指 導 主 事 生 涯 学 習 赤 嶺 盛 光 文 化 課 長 宜 保 馨 振 興 課 長 選 管 兼 監 査 大 城 光 明
選挙管理委員長 平 良 兼 吉
委員会事務局長本日の会議に付した事件 日程第1.
会議録署名議員の指名 日程第2.議案第57号 平成19年度豊見城市
一般会計補正予算(第2号) 議案第71号 訴えの提起について △以上2件一括上程 日程第3.議案第65号 豊見城市
乳幼児医療費助成条例の一部改正について(訂正) 日程第4. 一般質問 平成19年第6回
豊見城市議会定例会議事日程(第2号) 平成19年9月12日(水) 午前10時 開 議┌──┬─────────┬─────────────────────────┬─────┐│日程│ 議 案 番
号 │ 件 名 │備
考││番号│ │ │ │├──┼─────────┼─────────────────────────┼─────┤│ 1
│ │会議録署名議員の指名
│ ││ 2 │議案第57号 │平成19年度豊見城市
一般会計補正予算(第2号) │総
財委員長││ │議案第71号 │訴えの提起について │報告後
議決││ │ │ △以上2件一括上程
│ ││ 3 │議案第65号 │豊見城市
乳幼児医療費助成条例の一部改正について(
訂│ 〃 ││ │ │正)
│ ││ 4
│ │一般質問 │ ││ │ │
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○議長(大城英和) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 開 議(10時00分) 議事日程の報告であります。本日の議事日程はあらかじめお手元に配布したとおりであります。─◇日程第1◇─
○議長(大城英和)
△日程第1、
会議録署名議員の指名であります。会議規則第81条の規定により、本日の
会議録署名議員に大城盛夫議員、知念善信議員を指名いたします。 ─◇日程第2◇─
○議長(大城英和)
△日程第2、議案第57号 平成19年度豊見城市
一般会計補正予算(第2号)、議案第71号 訴えの提起について、以上2件一括して議題に供します。 本案は
総務財政常任委員会へ付託しましたので、委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。
◎
総務財政常任委員長(島袋大議員) 平成19年9月12日豊 見 城 市 議 会議長 大 城 英 和 殿
豊見城市議会総務財政常任委員会 委 員 長 島 袋 大 委員会の審査報告について 本委員会に付託の案件は、審査の結果、次のとおり決定したので会議規則第39条の規定により報告します。1.付託案件 議案第57号 平成19年度豊見城市
一般会計補正予算(第2号) 議案第71号 訴えの提起について2.審査の経過 本委員会に付託の案件は、平成19年第6回定例会開会中に関係部課長等の説明を受け、審査を行いました。 その内容といたしまして、
一般会計補正予算(第2号)についてでありますが、各担当部長のほうに意見を聞きまして各委員の皆さんが審議を行いました。
一般会計補正予算の中で7ページ、債務負担行為の補正の
グリーンハイツ公園用地訴訟の件ですが、限度額の欄は大まかでもいいので額を記載すべきではないかというような委員からの意見がありました。その中で、実際に裁判所からいつ判決が下り、最終的に幾ら裁判費用がかかるのかは今の段階では予測できない。債務負担行為を組まなければ弁護士と契約すらできないので、今回このような形で提出しているということでありました。前回の裁判はどこの予算項目から歳出しているのかというような質疑に対しまして、予備費で対応をしているというような内容でありました。市民から見れば非常に不透明なお金の流れに受けとめられているというような意見もありました。 次に22ページ民生費であります。
障害者自立支援費に関してですが、全部の項目が減額となっているがどういう理由かというような質疑がありました。その中で同じ22ページの減額の内容は、減額として記載されている項目はすべて21ページのほうに記載をされている、20節
障害福祉サービス費等の給付費へと組み替えとなっているということでありました。
社会福祉サービス費等給付費に一つにまとめた。中身としては変わらないというような内容でありました。 次に21ページ、備品購入費だがどういったものを購入したのかというような内容でありましたが、視覚障害者用にパソコンで打ち込んだ文書を点字でプリントアウトをするプリンターと専用のソフトを購入したというような内容でありました。 次に、
就労意欲促進給付金と
進行性筋萎縮症者激変緩和措置費はそれぞれ何人に対しての追加かというような内容でありました。その中で
就労意欲促進給付金8人、
進行性筋萎縮症者激変緩和措置費2名というような内容でありました。 次に衛生費、27ページ、20節扶助費の
乳幼児入院医療費だが通院費はどうなっているかというような内容でありましたが、通院費も入院医療費の中に入っているというような答弁でありました。 次に同じ27ページ、乳幼児医療費の中で通院が3歳児まで拡大されたが内訳はどうなっているのかというような内容に対しまして、4歳未満児の補正額につきましては、年間実際見込み額1,134万7,000円と現状の予算現額との差額472万1,000円、6カ月分を補正要求しているというような内容でありました。 次に消防費、38ページ、18節の備品購入費の制服等貸与品費はどういったものなのかというような内容に対しまして、答弁では耐火耐熱は今現在の
消防服と比べると約3倍強化されており、通常の火災、トンネル内の事故でも対応できるような1着約20万円の予算をつけまして購入をしたいというような内容であります。 次に39ページ、18節備品購入費、
空気呼吸器用ボンベはどういったものかというような内容に対しまして、答弁はこれまでの空気ボンベに比べると容量が大きいと。トンネル開通に向けてどうしても必要なので購入したいと。その中で約40分近くはもつというような内容でありました。 次に、高層ビルに対応できるはしご車は購入しないのかというような質疑がありましたが、答弁といたしまして、購入費として約1億8,000万円から1億9,000万円かかるので、今現段階では厳しいと。平成21年、平成22年度の実施計画に入れていくと。早目に購入できるように調整しているというような答弁でありました。 次に11節修繕費92万7,000円の減額補正となっているが、はしご車はオーバーホールしなかったのかというような質疑に対しまして、メーカーにはしご車を入れたところ、修理したところは補修するがその結果、ほかの部分が壊れてもメーカーとしては保証はできないというような回答があったため、オーバーホールは行っていないということでありました。現段階ではしご車を買える見込みもないのであれば、それでも修理すべきではないのかというような質疑に対しまして、補修してまたすぐに壊れてしまったら困ると。はしご車購入も早目に購入できるよう要請はしてあるというような内容であります。火災や災害が起こったときはどう対応するのかということであります。応援体制が確立できるよう、那覇市、糸満市に対して協定を結んでいるというような内容であります。 次に教育費、42ページ、15節工事請負費、
汚水管布設整備工事の増額の理由はということでありますが、今現在着工している長嶺小学校の汚水管を本管まで接続するための増額補正であると。長嶺小学校付近にある本管は市道32号線高安線にしかないため、その分費用がかかってしまうというような内容でありました。その中で各委員も総務委員会として意見もいろいろ出ました。その内容の一部としまして、消防行政だが平成20年度までにははしご車を導入すべきだと。市民の立場に立った消防行政を行ってもらいたいという意見もありました。 今回、
乳幼児医療費助成条例の一部改正に伴い、補正予算が上がってきているが通院に関しましては10,000円の自己負担は出るというのは今後の行政課題であるというような内容でありました。
○議長(大城英和) 休憩いたします。 休 憩(10時06分) 再 開(10時08分)
○議長(大城英和) 再開いたします。
◎
総務財政常任委員長(島袋大議員) 続きまして議案第71号 訴えの提起について。
グリーンハイツ公園用地訴訟についてでありますが、
グリーンハイツ公園用地訴訟の趣旨としまして、当時豊見城村字高安の
グリーンハイツを株式会社大建が開発にするに当たり、都市計画法及び豊見城村開発行為に関する指導要綱で3%以上を公園・緑地用地にしなければならないという定めがあり、株式会社大建は約5.8%に当たる緑地用地を昭和55年7月30日、本市に
所有権移転登記をした。株式会社大建側の主張は3棟の分譲住宅を建設しても、面積要件である3%以上の公園用地は満たしているというような主張であった。しかし、株式会社大建が提示した土地はとても公園用地として使える土地ではなかったため、地域、住民、当時の村当局は幾度となく株式会社大建との交渉を行ったが、結果として交渉は決裂した。一方、株式会社大建側は、裁判もやむなしという考えであった。株式会社大建は交渉の席にもつかなかったこともある。本市は平成15年3月、株式会社大建から構築物収去
土地明渡し請求事件の訴訟を受け、那覇地方裁判所にて平成17年3月16日判決が確定し、一審は敗訴しました。本市はこれを不服として、
福岡高等裁判所那覇支部へ控訴し、翌年の平成18年11月16日、
福岡高等裁判所那覇支部の判決が確定し本市は勝訴した。しかし株式会社大建は、この判決を不服として最高裁判所へ上告したが、平成19年3月13日最高裁判所がこれを棄却したため、本市の勝訴が確定した。しかしながら株式会社大建は、最高裁判所の判決が確定する1日前に信託契約による
所有権移転登記を行い、本件公園用地の所有権を株式会社大建から株式会社研創に移したため、
グリーンハイツ公園用地の所有権がいまだに本市に移されていない現状である。そして平成19年3月12日、株式会社研創から本件公園用地の
工作物撤去土地明渡し請求通知書が届いたため、所有権を主張する株式会社研創に対して真正なる登記名義の回復による
所有権移転登記手続を行なうための訴訟であるというような趣旨であります。その中で各委員からの質疑に対しまして、
グリーンハイツ公園用地の訴訟は行政側が株式会社大建が
グリーンハイツを開発する段階で、交渉または契約関係をしっかり行っていれば訴訟にまで至らなかったのではないかというような質疑がありました。その中で当初の段階で、公園用地であった用地を最初のうちで市の所有権に移すのは非常に難しいところがある。こういった大規模な事業を進めていく上では当然変更もあり得ると。また当初株式会社大建は、都市計画法で定められている3%以上の公園・緑地用地を市に譲渡するという覚書を交わしていたと。次に質疑で、最高裁の判決が下る1日前に株式会社研創に所有権を移され、勝訴したのにまた同じ内容の裁判を起こす。最高裁の判決が下る前に所有権が移らないように対策はしていなかったのかと。また行政の怠慢ではないかというような質疑がありました。我々は法律の専門家ではない。またこういった専門的な知識もあまりない。裁判のことは弁護士にすべて委託していると。また行政として早目に地域住民とも協力し、株式会社大建との交渉に当たってきたということであります。しかし結果として同じ内容の裁判を2回起こすことになっていると。そしてその裁判費用は市民の血税から出ていると。行政が計画をきちんと持ってやらないからこういう結果になったのではないかというような質疑がありました。その中で、同じような質疑で、こういった訴訟の問題の場合、本来行政というのは被告側になるのが従来のケースだが、行政側から訴えを起こすというのは思わしくないと思うがというような質疑もありました。その中で答弁は、株式会社大建は
グリーンハイツ開発当初の段階から本件公園用地を譲渡する考えはなかったと認識している。また所有権を移転した株式会社大建も信託登記により所有権を受けた株式会社研創も同一人が経営している。これまでの経過から見ても認めることはできないというようなことであります。また質疑としまして、
グリーンハイツの住民はこの裁判の提起はどのように見ているのかということでありますが、答弁としまして、住民の声としては公園がなくなっては困るという意見だと。市と同じ考えだということであります。というようなさまざまな質疑が交わされました。 そして
総務財政常任委員会としましても、この議案第71号 訴えの提起について、行政トップである市長、副市長にもいろんな意見をお聞きいたしました。その中で質疑としまして、なぜ仮処分を打たなかったのかということに対しまして、この件に関しましては豊見城市は一審で敗訴し、株式会社大建から強制執行の申し立てがあり本市の口座が差し押さえられたと。その時点では本市は敗訴の可能性が高かったと考えられ、このようなことから本市が株式会社大建に対して所有権移転の仮処分を打つことは想定外のことであり、代理人は仮処分という判断まで至らなかったと考えていると。代理人ということは弁護士ということであります。弁護士が2名必要なのかというような質疑に対しまして、さきの株式会社大建との裁判においては一審で敗訴したため、一審の訴訟のあり方、証拠等が客観的に適切であったことを担保にする必要があったので別の代理人にも委託をしたと。この代理人も弁護士ということです。以上のような質疑が交わされました。 そして
総務財政常任委員会の委員からも意見が出ました。この議案第71号の訴えの提起については、結果として同じ内容の裁判を2回起こすことになっている。執行部も反省すべきところは反省をして、今後このようなことが二度と起こらないように徹底して行政運営を行ってほしいというような意見もつけられました。3.審査の結果 議案第57号につきましては、賛成多数により原案可決すべきものと決定し、議案第71号については賛成多数により可決すべきものと決定をいたしました。以上でございます。
○議長(大城英和) 本案に対し質疑を許します。 休憩いたします。 休 憩(10時11分) 再 開(10時12分)
○議長(大城英和) 再開いたします。
◎
総務財政常任委員長(島袋大
議員) -訂正- 一般会計補正予算(第2号)の中で、委員からの質疑としまして、今回、
乳幼児医療費助成条例の一部改正に伴い、補正予算が上がってきているが通院に関しましては私は「10,000円」と表現しましたが、正しくは「1,000」となります。訂正します。
◆23番(儀間盛昭議員) 総務委員長に、一般会計の補正予算について聞きます。審議の中身は詳しく報告受けました。委員長の報告なかったところで伺いたいんですが、47ページに与根球場の防球工事の予算が組まれています。これは今年いわゆる指定管理で民間に管理してもらうというところの球場のことかなというふうに思うんですが、つい最近市民に配られました議会だよりと市の広報なんですが、偶然同じ日に私の家には届いたんですが、これを見ますと11ページに
豊見城市立与根体育施設の指定管理者制度についての説明書きがあります。ここでは施設の予約は指定管理者が行うことになったと。与根体育施設での受け付けになります。利用される方はご注意くださいと。料金や時間にも変更がありますので、確認くださいと。与根体育施設が受付場所ですよとあります。同じ日に配られた議会だよりについては、開いてすぐ2ページに総務の報告として、指定管理者にすることによって予約がとりにくくなるのではないかということに対して、執行部は今までどおり予約の窓口は市の担当課が行いますので、そのようなことはないと考えているということでいろんな議論もされて、体育施設の管理は指定管理者に決定されたという経過があるんですが、この議会のみんなと決めて確認したことにすぐ大変な変更があるんですが、皆さんこの予算審議する中で何も出なかったんですか。委員長報告にもなかったんですが、議論もされて何か答えが出ているのであれば審査の中身を説明してほしいのですが。
○議長(大城英和) 休憩いたします。 休 憩(10時15分) 再 開(10時16分)
○議長(大城英和) 再開いたします。
◎
総務財政常任委員長(島袋大議員) 47ページの与根球場防球工事の内容でありますが、委員会の中の審議ではその内容は与根球場の防球工事の予算というような内容での質疑を行いました。今、儀間盛昭議員がおっしゃったその内容の話は委員会の中ではありませんでした。
○議長(大城英和) 休憩いたします。 休 憩(10時16分) 再 開(10時17分)
○議長(大城英和) 再開いたします。
◆22番(佐事安夫議員) 覚書に基づいて当然村に移管すべきものが移管されずに今まできているわけですけども、なぜそのとき移管されなかったそのいきさつなどをもし審議の中で話が出ていれば、なぜそうなったのかそういうのがありましたら答えてください。
◎
総務財政常任委員長(島袋大議員) 今の質疑でありますが、私先ほど言いましたけれども、当局は当初の段階で公園用地であった用地を最初のうちで市の所有権に移すのは非常に難しいところがあると。そういった大規模な事業を進めていく上では変更も当然であると。また当初、株式会社大建は都市計画法で定められている3%以上の公園緑地用地を市に譲渡する覚書を交わしたということでありますが、当初3%以上ということで5%、そういうときに、大建側は傾斜と今公民館があるところとあと今の公園用地、この3つあったわけです。その中で大建が主張しているのは5%はそういった形で市のほうに公園緑地用地として提供しているだろうという内容でありましたが、あそこは全く傾斜地で使えるようなことも見えない。要するに非常に予算もかかるような状況でありますので、そういったものの考えと覚書の中ではきちんと市民が活用できるようなものを譲渡するべきではないかというようなことで覚書をいろいろと交わしているんですけども、大建側の認識はそれも公園用地だということでの主張だということになっているというふうな説明でありました。
◆22番(佐事安夫議員) -再質疑- 大建の主張はそうですけど、なぜそれが移管されなかった。その手続はなぜされなかったかということです。今言ったことは大体意味はわかりますけども、なぜ移管しなかったという理由がわからないんですよね。その理由が何なのか。ただお互いの主張を言い合っただけで、覚書ではやりますというふうに出ているわけですからそれがなぜできなかった、その理由は何なのか。
◎
総務財政常任委員長(島袋大議員) 今は建築基準法とか開発行為の中で、公園用地としては市はきちんと市のほうに移管しなければならないというような形になっていますが、当初、契約書等というのがなくて覚書ということで口約束的な覚書という形しか見つからないものですから、市としても当初まさかこういった活用もできないところを主張してくるとは思わなかったというような内容でありました。
○議長(大城英和) 以上で質疑を終結いたします。 これより討論に移ります。 議案第57号 平成19年度豊見城市
一般会計補正予算(第2号)について、反対討論の発言を許します。 (反対討論なし) 次に、賛成討論の発言を許します。 休憩いたします。 休 憩(10時21分) 再 開(10時25分)
○議長(大城英和) 再開いたします。
◆24番(瀬長宏議員) -賛成討論- 議案第57号について賛成の立場で討論いたします。 委員会でいろいろ審議をしてまいりました。問題点も幾つかあります。全体としては乳幼児の医療費の無料化の年齢引き上げなど、福祉の増進などいろいろと市民生活に必要な予算となっております。指摘をしなければならないのは消防の予算のところでありますが、需用費の中でのはしご車のオーバーホールを今回もうやらないではしご車そのものを廃車にして、現在本市には消防のはしご車がないという状況であります。本来であれば、実施計画で平成19年度にはしご車を購入する予定で計画もされておりましたが、予算が確保できずにこの実施計画から外されて今現在、はしご車の購入の年度がまだ明確に示されておりません。特に住宅の高層化が、集合住宅の高層化が進む中ではしご車の必要性は以前に比べてさらに高まっている状況にありますが、近隣の市町村の協力を得て対応せざるを得ないという非常事態です。そういう事態に消防の現場からは予算要求は具体的にされていなかったということが委員会審議の中で明らかになったものですから、大変残念に思いますし、あってはならないことではないかと。平成19年度、今年度中でも緊急に購入すべきだというふうに思います。市長もこの事態を早急に改善するために対応すべきではないでしょうか。はしご車がなくていざというときに、ほかの市町村に応援を要請してもそこで対応できなかったら人命はどうなるんでしょうか。財産はどうなるんでしょうか。そういうことにおいては、執行部は緊急対応として今年度中でも対応できるように措置をしていただきたい。私は消防長がこの審議の中で、はしご車が必要となるようなこと、これについては「何もないことを期待している」というふうな発言があったことは、これは現場を見ている責任者の発言としてはあってはならない姿勢だと思います。こういう姿勢で消防行政をやるべきではない。もっと緊張感を持って市民の生命、財産をきちんと確保する、こういう姿勢で臨む。それについては予算要求についてもしっかりと現場から声を上げてこういう姿勢を貫くことを求めて、全体としてこの予算を執行し、市民の福祉向上に寄与できることを期待して賛成討論といたします。
○議長(大城英和) 次に、反対討論の発言を許します。 (反対討論なし) 次に、賛成討論の発言を許します。 (賛成討論なし) 以上で、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第57号 平成19年度豊見城市
一般会計補正予算(第2号)について、委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。 (賛成者挙手) 挙手多数であります。よって本案は、原案可決と決しました。 議案第71号 訴えの提起について、反対討論の発言を許します。 (反対討論なし) 次に、賛成討論の発言を許します。 (賛成討論なし) 討論なしと認め、これにて討論を終結いたします。 これより採決いたします。議案第71号 訴えの提起について、委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。 (賛成者挙手) 挙手多数であります。よって本案は、可決と決しました。 休憩いたします。 休 憩(10時37分) 再 開(10時41分)
○議長(大城英和) 再開いたします。─◇日程第3◇─
○議長(大城英和)
△日程第3、議案第65号 豊見城市
乳幼児医療費助成条例の一部改正について(訂正)の件についてを議題に供します。 提出者より議案第65号 豊見城市
乳幼児医療費助成条例の一部改正について(訂正)の提案理由の説明を求めます。
◎市民福祉部長(喜瀬恒正) 先ほど休憩中に訂正の内容をご説明したとおり、第2条の7号とそれから第3条の第1項の1号について訂正をしたいというふうに思います。
○議長(大城英和) ただいま議題となっております議案第65号 豊見城市
乳幼児医療費助成条例の一部改正について(訂正)は、承認することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって議案第65号 豊見城市
乳幼児医療費助成条例の一部改正について(訂正)の件は承認することに決しました。 休憩いたします。 休 憩(10時45分) 再 開(10時56分)
○議長(大城英和) 再開いたします。─◇日程第4◇─
○議長(大城英和)
△日程第4、一般質問を行います。通告順により順次質問を許します。 ◇ 通告番号1(6番)照屋真勝議員 ◇
○議長(大城英和) 初めに照屋真勝議員の質問を許します。
◆6番(照屋真勝議員) -登壇- おはようございます。一般質問を行います。 (1)市長の政策について。 「私は、あの橋に人という文字をたくさんつくりました」。これはとよみ大橋をつくった元南部国道事務所長の言葉です。とよみ大橋を見るたびにこの言葉の意味、元所長の思いが私の頭の中をかけ回ります。物事が成功するか否か、この一番大きな要因は人、つまり人材です。そのことを改めて実感させられた事例を最近、目の当たりにすることができました。1つは、瀬長島の温泉権の問題です。たとえ市有地が返還されることになっても温泉権は永遠に掘った企業のものだと、市の顧問弁護市から指摘され、このままでは決裁できないと、デッドロックに乗り上げたかに見えたそのとき、タイミングよくこの温泉権の問題を見事クリアさせ、行政と企業の双方を納得させた人がいました。この内容はいずれ議会にも出てくるでしょうし、副市長を初め関係する職員はよくご存じでしょうから、これ以上ここでは触れませんが、世の中には頭のいい人がいるものだとほんとに感心させられました。もう一つはハーリー船購入の件です。今回、スムーズに事が運んだのは、我々がハーリー船工場を訪問する前に、事前調査をし、値段の交渉までやってさらに地元中国福建省にいる親戚に頼んで、我々の水先案内人として手配をしてくれた人がいたおかげです。温泉権もハーリー船の購入支援も、だれにでもできることだったならばこういうすばらしい人材に出会うこともなかったと思います。このような人材こそ、本市の人材バンクに登録させていただきたいと願っています。人間はすばらしい、そして偉大です。このことを十分に知っているからこそ、金城市長も「人は石垣、人は城」と、常々述べられているだろうし、この「人は石垣、人は城」という言葉を具体的に政策展開し、現実の目に見える形にするための第一歩が人材バンクだと私は理解をしています。また市長の政策であり、公約である協働のまちづくりを推進していくための一番重要なかぎもやはり人材バンクだと思います。厳しい財政状況下で、多様化する市民ニーズにこたえるためには、行政サービスそのものも変わらざるを得ません。他市町村と足並みをそろえておけば安心できた時代、行政主導の時代、これらはもう既に過去のことです。金城市長一期目の政策、人材バンクの設置は、そういう時代を見据えた政策だったと私は高く評価をし、期待もしてきました。ところが、金城市長三期目に入ったというのに、人材バンクの担当部署がどこなのか。また人材バンクそのものもいまだ見えてきません。そこでお伺いします。 ①人材バンクの現在までの登録状況、活用状況はどうなっているか。 ②金城市長一期目の公約である「人材バンクの設置」は断念したと見ていいのか、これは市長に伺います。 (2)国際交流事業について。 ハーリー船購入の件で、実行委員会が中国を訪問したのは、今回で3回目になりました。私は2回目から参加しました。実行委員会にそのための予算はありませんので、中国への旅行費用は皆さん全額自己負担です。3回も参加された方にとっては、大変な負担額になります。今回は、時間の有効利用と旅費負担の軽減を図るため、私の提案を取り入れていただきました。3泊4日の中で、1泊目は上海-福州間の寝台列車、2泊目は福州市内のホテル、3泊目は福州-上海間の寝台バスという日程をつくりました。こうすれば目的地の福州で最大の時間がとれます。寝台列車、寝台バスはめったに日本人が乗らないようで、バスの車掌も日本人を見るのは初めてだと大変感激していました。また、隣のベッドからは龍眼の差し入れがありました。寝台列車の中では通路を通る人たちが、我々の熱のこもった議論をのぞき込んだり、話し好きで陽気な掃除のおばさん、中国結び実演販売の青年とも、しばしの間会話を楽しみました。十何時間も一定空間を共有すると、たとえ見ず知らずの人でも何かしら仲間意識のような気持ちも生まれてくるものです。段ボール入りハンバーグ、残留農薬たっぷり野菜、有害物質入り玩具、インターネットで呼びかける若者の反日暴動など、あの怖い中国からは想像もつかない。また、我々の日常生活の中、どこにでもあるような光景、テレビ等マスコミでもめったに見られない生の中国に接することができました。豊見城の次代を担う青少年にはぜひともこのような異国、異人種との交流やいろいろな体験ができる機会をつくってあげたいと、私は改めて心から願いました。今、調整中の韓国学生との交流は、豊見城にとって初めてのことだと思います。この一歩は小さな一歩かもしれませんが、次の2歩、3歩につながる貴重な一歩であってほしい。そして、豊見城の特色を生かした交流になればと願っています。また、期待もしています。韓国学生との交流内容をどう検討されているか伺います。 (3)後期高齢者医療広域連合について。 後期高齢者医療制度の施行に向けて、広域連合は精力的に準備を進めており、10月には被保険者台帳作成、後期高齢者医療の保険料賦課に向けての作業を進めていると聞いています。そのための情報として、各市町村には住基、外国人、住登外情報、住民税情報の提供を依頼しているとのこと。8月31日までにと、期限をつけてお願いしているそうです。他市町村は既に提出済み、もしくはめどが立っているそうですが、我が豊見城市が一番遅い上に、果たして約束の9月14日までに提出してもらえるのか。もし市の1個分が抜けてしまうと困ると不安の声もあります。他市町村と比較された自分の市の批判はだれしも余りいい気はしません。職員の皆さんにはそういう批判がないように頑張っていただきたいと思っています。おくれている原因を伺います。以上です。
○議長(大城英和) 当局の答弁を求めます。
◎企画部長(座安正勝) 照屋真勝議員の(1)①人材バンクについてのご質問にお答えいたします。人材バンクとは明確な定義は定かではございませんが、インターネットで人材バンクを検索しますと、国家公務員人材バンクや自治体の人材バンク、それから民間の人材派遣会社などいろいろ組織がいろいろな形で人材バンクを設置しているようでございます。本市では人材バンクという名称で公募、登録制を実施しているのは生涯学習の人材バンクや、シルバー人材センターなどが設置をされているというところでございます。ご質問の人材バンクの現在までの登録状況につきまして、企画部におきましてはこれまでのご質問にもお答えしておりますが、平和ガイドや通訳ボランティア、ふるさとガイドなどの名簿をファイルして活用をしているところでございます。それ以外では人材の育成、発掘、活用をテーマに設置されたジャーガル塾の卒塾生を各種まちづくり事業への参加協力願いや、あるいは観光振興プログラムの作成に当たってのワーキンググループとしての活用、みどり豊かなふるさとづくり推進委員会の委員などにも活用をさせていただいております。また平成14年から実施をしております「まちづくり活動団体支援事業」を公募して、これに応募してくださった人材や団体を登録して、例えば市内の史跡案内や県外からの視察、各種団体の要望に応じて活用もしていただいております。企画部の人材バンクは内部情報としての名簿をファイルしているものでありますが、活用につきましては市民の皆様からの要望に応じて、本人の了解を得て紹介をして活用できるようになっております。
◎市長(金城豊明) (1)①人材バンクについてお答えをいたします。ご質問の人材バンクの設置につきましては、人材を活用することは大変重要な事項であり、必要な事項としてとらえております。そういうことで平成10年の村長選挙の重点項目として掲げさせてもらいました。そして平成13年3月には、教育委員会におきまして人材バンク登録の募集を実施しております。生涯学習の指導者として専門的な技術や能力を身につけておられる方を募集し、人材バンクとして登録して活用しているところでございます。また平成14年にはシルバー人材センターも設置をいたし、私の重点政策である人材バンクの設置は一つ一つ、粛々と実現しているものと認識しているところでございます。先ほど企画部長から企画部の状況を説明させたところでありますが、人材育成は各分野の共通の課題であります。各部署においてもそれぞれが育成・発掘した人材をいろんな方法で把握をいたし、政策を実現する手段として有効に活用されているものと認識をいたしております。人材育成には終わりはないと考えております。今後とも育成・発掘し、人材を有効に活用する手段として人材バンクの取り組みは引き続き取り組んでまいりたいというふうに考えております。
◎生涯学習部長(宜保剛) 照屋真勝議員の(2)国際交流事業についてお答えをいたします。このことにつきましては、照屋真勝議員から今年の3月定例議会においても一般質問がございまして、その後私どもとしましては、韓国からの交流学生を受け入れている関係者とお会いをいたしまして、交流団の目的や内容等の確認をするとともに、交流事業が可能かどうかについていろいろ調整をしたところでございます。内容確認によりますと、韓国の学生の皆さんは毎年旧正月に合わせて来日をし、今回、来年の旧正月あたりになろうかと思いますけれども、約2週間から3週間滞在をするということを伺っております。これまで、例えば沖縄市立の小学校で三味線の文化交流を実施したり、あるいはまた老人ホームを慰問交流したりというようなことが県内で実施されているようでございます。そういうことで教育委員会としましては、韓国学生との交流を実施する方向で今検討をしているところでございます。交流時期につきましては今年12月から来年にかけて実施する予定の韓国語講座の中で取り組む考えでございます。また交流内容につきましては、例えばふるさと料理交流会というようなものを設定しまして、琉球料理や沖縄料理、あるいは韓国料理をつくっていただきそれぞれ食事を楽しんで交流を深めていただく。あるいはまた文化財ガイドを活用しまして、市内の名所旧跡の史跡めぐりや観光地等を案内しながら交流を図る方向で今、現在検討をしているところでございます。
◎国保年金課長(本底広彦) それでは照屋真勝議員の(3)のご質問についてお答えいたします。平成20年4月から後期高齢者医療制度がスタートいたします。広域連合では対象者の台帳作成や保険料の算定を行っていくわけですが、そのためには市町村の住基情報等を8月までに提供していただきたいということがありました。住基情報等を提供する場合は、本市の個人情報審議会の意見を聞く必要があります。また個人情報の提供を受ける広域連合には提供された個人情報をどのように取り扱うのか、またセキュリティー対策はどうなっているのか。こうした受け入れ条件の整備も必要ではないかと考えております。他市町村の個人情報保護審議会の状況をお聞きしましたら、広域連合の個人情報保護条例が未整備のため、データ提供は審議保留ということでした。こうしたことから広域連合への個人情報保護条例の制定の状況を待っていたところでありますが、8月22日に広域連合議会において同条例が議決されました。早速、本市の個人情報保護審議会の開催申し入れを行いまして各委員の日程を調整し、9月6日に個人情報保護審議会を開催いたしまして、その意見を踏まえて住基情報等必要な情報を提供したところでございます。以上でございます。
◆6番(照屋真勝議員) -再質問- 韓国の学生との交流については、豊見城の特色を生かした有意義な交流になるように十分にその体制も整えて頑張っていただきたいと思います。 人材バンクについてでありますが、企画部長、人材バンクの明確な定義がないということでありましたけれども、たしか市にはその人材バンク設置の要綱があると思うんですが、それには定義はないんでしょうか。それと先ほど活用実績、あるいは登録人員等については答弁なかったんですが、大体どのぐらいの方がやっておられるのか。それから募集の方法でありますけれども、市長のほうで生涯学習のほうで募集もしたということでありますが、これは「豊見城はこういう人材バンクを設置しましたよ。どうぞ登録されたい方どうですか」と言ってもこれはなかなか登録してくれという人はいないと思うんです。ですからこれはどうしても行政の日常業務の中で「ああこれはすばらしいと。ぜひ登録させてくれ」というような積極的な取り組みがなければ、「広報紙に載せて募集しますよ」と言ってもこれは集まるはずがありません。ですから待ちの姿勢ではまずそういう登録人数も集まらないし、それなりの人材も集まらないと思います。そういう検討はされたことがないのか。 それから後期高齢者についてでありますけれども、ほかの市町村もできているのに豊見城だけがおくれているというのはちょっと解せないんです。ですからそこら辺、他市町村と比較してどうのこうのと言われないようにこれもしっかりやっていただきたいと思います。これは答弁は要りません。以上です。
◎企画部長(座安正勝) 人材バンクにつきましては、まだ統一的な要綱というのが設置をされておりません。先ほど教育委員会のほうにも企画部のほうから照会をしましたところ、平成13年3月に公募をして平成14年から登録をして活用しているということで、その募集要項はあるようでありますけども、全体的な要綱についてはまだつくられておりません。議員ご指摘のようになかなか公募をしてもみずから進んで私は人材ですということでの登録はなかなか難しいだろうということもよくわかっておりまして、それでまちづくり事業だとか、いろんな事業に参加をなされた皆さんやあるいは事業を公募したところに応募をなさった団体やこのメンバーの名簿を中心に、私どもとしては人材ということでの登録をさせてもらっております。具体的にはこれまでいろんな形で公募もしておりますけれども、まちづくり支援事業も相当実施しておりますので、かなりの人数がおりますけれども、個別の活用状況については数字的にはしっかりは把握をしておりませんが、要望に応じて史跡友の会の皆さんが市内研修の案内をするとか、そういうことをしております。 また通訳ボランティアにつきましても、2002年ですか、九州沖縄サミットのときに応募してもらった方たちを登録してありまして、世界のウチナーンチュ大会が開催されるたびにこの皆さんには声をかけて協力願いをしてもらっているところです。実際にはなかなか登録はしておりましても時間的な都合でそのとおり全員が活用できるということではございません。それからコンピューターのシステムを使って企画部のほうで人材データベースが登録できるような内部システムをつくってありますけれども、先ほどもちょっと個人情報保護法のことがありましたが、どうしても人材についての項目は住所、氏名、年齢あるいはその人の特定ができるような個人情報そのものであるということから、取り扱いについては非常に慎重な取り扱いが必要だということでありますので、どうしても活用に当たっては本人の了解を得ることを前提にしておりますから、基本的には各部署がそれぞれが管理をしてもらって市民の要望には応じられるような仕組みを今後ともつくってまいりたいと思っております。 訂正いたします。九州沖縄サミットは2000年です。訂正いたします。
◆6番(照屋真勝議員) -再々質問- 再々質問をしたいと思います。 先ほど企画部長の答弁の中で、統一的な要綱がないということでありましたが、市長は就任をしてもう9年ですよね。9年の間何も手をつけなかった、何も指示をしなかったということなんでしょうか。選挙の政策というのは、何もそういうことをやらなくても選挙に勝てばいいということでの政策だったのか。これはぜひとも市長にお答えをいただきたいと思います。それから市長の政策の中に協働のまちづくりという項目がありますよね。これは市民、行政も一緒になっていろんな事業も展開をしていく。一緒になってそのまちづくりもやっていくということで、やはり人材が一番の基本だと思うんです。そういう協働のまちづくりを推進していくのに人材バンクは必要ないというお考えなのか、市長にぜひお答えいただきたいと思います。
◎市長(金城豊明) 照屋真勝議員の再々質問にお答えをいたします。 人材バンクの要綱の件で再質問があり先ほども企画部長を通して答弁させたわけでありますけども、各部署でおのおの状態でやっておりまして、また現在もその活用については活用しているということでございまして、そのあたりは登録と活用については一まとめでの要綱ではないけれども募集については市登録をし、そして活用しているということはご理解いただきたいというふうに思っております。さらに私も先ほど申し上げましたけれども、人材育成については終わりはないというふうに思っておりますし、さらにまたこれまで答弁させたとおり九州沖縄サミットでの活用、あるいはまたウチナーンチュ大会での活用、あるいはまた現在でも続けております日米親善の野球大会、サッカー大会あるいはバスケット等々につきましても十二分にそういう方々にお願いをして行事をこなし、また活用がされているというふうに理解をしております。そういうことで今後とも照屋議員がおっしゃるとおり、いろんな面で人材がいるわけでございます。特にシルバーにつきましてもコンピューター関係のOBの皆さん方がコンピューター教室もするんだということで募集をし、さらにまたそういう人材についてもシルバー人材センターのほうで登録をして、活用体制もできているわけでありますので、登録し、活用するという方法については各部署のほうで進めたほうがいいかなというふうに思っているところでございます。◇ 通告番号2(21番)高良正信議員 ◇
○議長(大城英和) 次に、高良正信議員の質問を許します。
◆21番(高良正信議員) -登壇- おはようございます。政策集団豊政会の一員として通告に従いまして一般質問を行います。 まず最初に(1)豊見城小学校、同幼稚園の建て替えについて質問をいたします。 豊見城小学校、同幼稚園は建築後30年余も経過し、老朽化が進み学校運営にも支障をきたす状況にあります。そこで次のことについて一般質問を行います。 ①豊見城小学校、同幼稚園の建て替え計画はありますか。ありましたら具体的な答弁を求めます。 ②豊見城小学校、同幼稚園の建て替えの事業規模はおおよそ幾らぐらいになるかお伺いいたします。 ③事業の着工と完了予定はいつごろになるかお伺いいたします。 次に(2)道路行政についてお伺いいたします。 市道32号線と市道33号線は車両通行量も多く、大変重要な道路であります。両市道とも重要な道路でありながら道路整備は大変おくれております。そこで両市道の整備促進に向けて、次のことを質問いたします。 ①両市道の整備計画はありますか。ありましたら具体的な答弁を求めます。 ②市道32号線、市道33号線ともに整備するとなるとそれぞれどの程度の予算が必要となるか、答弁を求めます。 ③市道32号線と市道33号線は字高安地内から字饒波を経て溝原地域と八重瀬町を結ぶ道路、県の2級河川の整備と河川管理道路と合わせて整備を進めるためにも本員はこの道路を県道に格上げを要請して整備したらと考えておりますが、当局の答弁を求めます。以上。
○議長(大城英和) 当局の答弁を求めます。
◎学校施設課長(新垣栄喜) 高良正信議員の一般質問、(1)①にお答えします。 豊見城小学校、豊見城幼稚園の校舎や園舎は昭和50年度から建築され、一番古い校舎で議員ご指摘のとおり築32年以上経過しており、豊見城市内の学校でも3番目に古い校舎であります。校舎や園舎の老朽化が著しく、早期に改築する必要があり平成20年度新規事業として国庫補助事業申請をしてございます。またその建築計画の前段として今年6月には、基本設計業務や耐力度調査に取り組んでいるところでございます。現在、基本設計業務の中で学校施設の配置計画や平面計画について、ワークショップ形式で地域、保護者、学校教職員、行政と協働で学校づくりを進めているところでございます。第1回地域ワークショップを7月20日に行いました。また8月13日には学校教職員のワークショップを行い、第2回地域ワークショップを9月21日に予定しております。 次②規模についてお答えいたします。豊見城小学校の現在の生徒数が503名で、建築完了時点での平成21年5月1日の生徒数が学校規模の普通教室の数、そして校舎面積、屋内運動場面積という形で決定されますのでそれを説明します。普通教室が17教室を予定しております。屋内運動場面積が919平米、学校敷地面積が2万1,074平米でございます。豊見城幼稚園につきましては、敷地面積2,865平米、幼稚園園舎面積が857平米、平成21年5月1日時点の園児の数が75名を想定してございます。総事業費につきましては、豊見城小学校が14億8,237万5,000円を予定してございます。豊見城幼稚園につきましては、1億9,937万7,000円を想定しております。 次③事業の着工と完了予定はいつごろになるかについてお答えいたします。平成19年度に基本設計委託業務と耐力度調査業務を発注しております。そして平成20年度には実施設計委託業務及び校舎建設、園舎建設工事等の発注を行い、完成は平成21年8月ごろを予定しております。以上でございます。
◎建設部長(天久勝廣) 高良正信議員の(2)道路行政についてお答えいたします。 まず①の市道32号線及び市道33号線の整備については現段階での整備計画はございませんが、今後の市の財政状況や現在整備中の継続路線の進捗状況を見ながら、優先順位等も勘案しながら検討してまいりたいと思います。 ②のご質問につきましては、道路整備計画が今のところございませんので検討しておりません。 次に③でございます。市道32号線と市道33号線を県道へ格上げすることは厳しいものがあります。また集落内に県道を引き込むことは、通過交通がふえることになるため地域住民にとって好ましくないと考えております。市では饒波川の左岸川に中心市街地土地区画整理事業で、一部整備中の道路敷は饒波川線として市道30号線を結ぶ位置まで都市計画決定がなされております。そのルートの延長をして饒波川を横断し、市道33号線を結ぶ通過交通を処理するバイパスルート案で、現在東風平豊見城線事業決定区間の完了時期を勘案しながら今後内部検討をして、県へ事業の延長要請をしてまいりたいと思います。以上です。
◆21番(高良正信議員) -再質問- 再質問を行います。 豊見城小学校、同幼稚園の建て替えに伴ってその間はどのような学校の運営をなさっていきますか。といいますのは、確定した場合に、仮校舎とかこれも一応計画していましたら、どこにつくるとかそれを含めて答弁願いします。以上です。
◎学校施設課長(新垣栄喜) 高良正信議員の再質問にお答えいたします。 (1)豊見城小学校の校舎の建設場所につきましては、現在住宅供給公社のC14棟、C15棟、C16棟、C17棟、C18棟の場所において新たな校舎建築はその場所になります。そして現在の校舎がある場所につきましては、新校舎完成後に移転をして取り壊して、市営住宅の建設に供する土地になります。以上です。◇ 通告番号3(14番)知念善信議員 ◇
○議長(大城英和) 次に、知念善信議員の質問を許します。 休憩いたします。 休 憩(11時39分) 再 開(11時40分)
○議長(大城英和) 再開いたします。
◆14番(知念善信議員) -登壇- こんにちは。豊政会の知念です。通告に従い、一般質問を行います。 (1)真玉橋地内の浸水対策について。 真玉橋公民館後方においては、さきの8月の大雨のときも道路冠水や家屋への浸水被害が発生しました。冠水・浸水被害をなくし、安心して暮らせる生活ができるようにと、当局において今、浸水対策事業が進められています。その後の進捗状況と約束されている地域への説明会はいつごろ予定されているか伺います。 (2)公用車の改善について。 近年の異常気象に対応するため、国、県において地球温暖化防止や省エネ対策等の取り組みがなされています。市においても公用車の老朽化により、これから代替が必要な時期を迎えているところであります。環境に配慮したハイブリット・低公害・低燃費の車を市民に先駆けて導入及び普及啓発を行うことにより、排気ガスによる大気汚染防止への寄与と改善が図れることが考えられます。そこで、初めに経年劣化の著しい、これまで大切に愛用された市長専用車から導入する考えはないか伺います。また、4階屋上の公用車置き場の稼働状況をいろいろな時期に確認すると全車使用されていることが少なくありません。公用車一括管理ができ、1台当たりの利用率がふえ、保有台数と車両管理費の大幅な削減が図れるとともに市民利用の駐車場がさらに確保されることができる、公用車集中管理システムを導入する考えはないか伺います。なお、現在、うるま市で同システムが導入されていることがインターネットでわかりました。 (3)市民意識調査の実施について。 平成14年4月に市制施行からはや5年余りが経過しました。前期基本計画が終了し、西部地区の目覚ましい発展と都市整備が図られ、さらにこれから、市全体の均等あるまちづくりと総合計画の推進を図る上からも、市民の満足度や施策に対する要望、地域活動状況など各地域や各世代の課題を的確に把握し、市民との協働によるまちづくりの方向性や今後の市政運営に反映させるため、市民意識調査を実施する考えはないか伺います。 最後に(4)「みーまーるネット」について。 現代は携帯電話やパソコンの時勢であります。子供たちを事件や事故から守るため、市と警察の協力のもと「みーまーるネット」が運用されています。本員も同ネットをつい最近登録し、自宅のパソコンからもろもろの情報を共有することができました。市民へもっと広まれば防犯・安心安全に役立つシステムと思っております。市民へわかりやすく説明されたい。また、利用実態とこれからの利用促進策を伺います。以上。
○議長(大城英和) 当局の答弁を求めます。
◎水道部長(當銘清弘) 14番 知念善信議員の一般質問の(1)真玉橋地内の浸水対策についてお答えをいたします。 当該地域は議員ご指摘のように、大雨時に浸水被害が頻発している地域でございますので、下水道事業で整備をする方針でございます。平成18年度に実施設計を完了し、今年度から工事に着手する予定でございます。ご質問の真玉橋地内浸水対策下水道事業につきましては、さきの議会において設計業務完了次第、地域説明会を開催すると私は答弁いたしましたけれども、地域説明会の開催がおくれてございます。その理由といたしましては、設計完了後、国道、県道の占用者との調整、それから文化財がありますのでそれとの調整に時間を要したものでございます。設計も完了し、その調整等についてもほぼ整いましたので今月の26日に、説明会を開催する予定でございます。以上でございます。
◎総務課長(又吉康喜) 知念善信議員ご質問の(2)公用車の改善についての地球温暖化防止や省エネ対策等、環境に配慮したハイブリット・低公害・低燃費車を市長専用車として導入する考えはないかについてお答えいたします。地球環境に配慮した低公害・低燃費を特徴とするハイブリット車を市長専用車に導入することにつきましては、地球温暖化防止や省エネ対策の上から地球環境に配慮するということでは大変貴重なご提案であると思っております。今後導入につきましては、現在運用している専用車とハイブリット車との性能の比較を初め、車両価格の問題等や維持コストなど総合的に判断し、検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
◎企画部長(座安正勝) (3)市民意識調査についてお答えします。総合計画策定や市制施行に向けての住民アンケート調査など、これまでも市民意識調査は実施をされてきております。しかし議員ご指摘のような市民満足度の把握や、価値観やニーズの変化などを時系列で把握するようないわゆる選好度調査は実施をされておりません。第三次総合計画は平成22年度で計画年度が終了いたしますので、新たな総合計画作成に向けた取り組みの中で議員ご指摘のような市民意識調査または選好度調査を実施してまいりたいと考えております。
◎管財検査課長(比嘉弘勇) それでは知念善信議員の(2)公用車の集中管理のシステム導入の考えはないかについてお答えいたします。公用車の管理につきましては、現在各課での特定業務専用車並びに特定特殊車両。例えば災害用とか現場用とか、あるいは公用車用とか常時優先的に使う車両を除いて、行政改革の一環として平成17年6月から管財検査課において公用車の管理が行われています。まだまだ十分なる管理体制には至っておりません。今後とも各課が保有している関係課と十分なる調整を図って、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。またシステム導入につきましても、利用できるものなのか他市の状況も見ながら調査研究しながら取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
◎学校教育課指導主事(賀数昌治) それでは(4)「みーまーるネット」についてのご質問に回答したいと思います。「みーまーるネット」設立の経過からご説明をいたします。平成17年度隣接市町村等の発生件数を加えますと、毎月のように不審者の情報があるという状況で保護者の中でも不安感が広がりを見せる中、他府県でも子供を被害者とする痛ましい事件が起こっておりました。そのような状況で文部科学省から携帯メールを活用した子供の安全にかかわる情報共有システムの導入について、調査研究を募集しているという情報を得まして検討を進めた結果、応募をすることといたしました。その後、奈良市等へ視察に行った際に、そこの青少年センター所長より奈良で起こった女子殺害事件は、事前に不審者の情報を隣接する学校同士が共有していれば防げたかもしれないという言葉をいただき、奈良市ではその教訓を生かして既に情報共有システムを整備しておりました。私たち豊見城市でもできるだけ多くの保護者と、地域の皆さんが子供の安全に係る情報を共有することにより、犯罪を未然に防ぐことができると考えております。「みーまーるネット」では不審者や不審電話情報のほかに、暴風・洪水警報、防犯情報を市の教育委員会が発信し、市内の各学校とPTAは学校行事や部活動の活躍状況、急な登下校の変更情報を配信することになっております。Eメールの受信料は各受信者の負担となりますが、1件おおよそ5円前後となっているようです。利用実態としまして、今年度は9月段階で1,400名程度の保護者と地域の協力者に加入をしていただき、4月から8月までには不審者、不審電話、空き巣等の防犯情報を21件、暴風警報が1件、登下校等の情報が10件、PTA行事や学校行事等の情報を56件配信しております。今年度からは部活動の父母会での活用ができるような対応もできるようになっております。今年度はより素早い対応と加入者2,000名を目標に頑張っていきたいと考えております。昨年度末にはポスターの配布を行い、勧誘をしておりますが登録はセキュリティーの関係等から各学校で受け付けをしております。保護者以外の方は地域協力者として登録が可能となっております。学校の保護者会など、多くの保護者が学校に集まる行事等を利用し、参加の呼びかけをこれからしていきたいと考えております。そのときには担当者を置き、その場で登録ができるようにしたいと考えております。以上です。
○議長(大城英和) 休憩いたします。 休 憩(11時52分) 再 開(13時30分)※(7番)大城吉徳議員 離席(13時30分)
○議長(大城英和) 再開いたします。◇ 通告番号4(19番)上原幸吉議員 ◇
○議長(大城英和) 次に、上原幸吉議員の質問を許します。
◆19番(上原幸吉議員) -登壇- その前に今さきのニュースで安倍総理が辞任ということで非常にショックを受けております。と言いますのも安倍総理は参議院選挙を終えるときに、那覇空港の拡張問題については非常に積極的に取り組んでいくというような状況もありましたが、今後これがどうなるのか非常に心配でありますけど、しかしまた金城市長を中心に一生懸命頑張ってどうしても豊見城の有利になる方向で展開していきたいと思います。では、質問に入っていきたいと思います。 まず(1)那覇空港の沖合い展開について。 那覇空港は、主要地域拠点空港であるとともに、離島住民も日常的に利用する県内離島のハブ空港でもあります。沖縄県の観光リゾート産業を支えるとともに、農水産物の出荷や生活物資の輸送を通じて県民生活や経済活動を支える重要な基盤であり、沖縄県が目指すアジア太平洋地域における国際交流協力拠点形成にとって欠かせない重要な中核施設でもあります。那覇空港では年々旅客が増加し、最近では夏場等の観光シーズンや年末年始のピーク時に希望便の予約がとれないなどの状況が生じており、那覇空港の拡充整備が重要な課題となっています。このため平成14年7月策定の「沖縄振興計画」では「国内外の観光客受け入れ体制の整備と誘客活動の強化を図るため、また、国際交流協力拠点の形成を目指した基盤整備として、那覇空港について沖合いへの空港施設の展開等について検討を行い、必要な整備を図ること」などが示されております。また平成14年12月の交通政策審議会の答申においては「既存施設の有効活用を図りつつ、滑走路増設等を含めた抜本的な空港能力の向上方策について、幅広い合意形成を図りながら国と地域が連携し、総合的な調査を進める必要がある」ことが示されております。これを受けて、国と県では那覇空港調査連絡調整会議を設置し、平成15年度より那覇空港の総合的な調査を進め、このたび第7回目の調整会議を開き、海側へ滑走路増設で3案を示し整備効果、事業規模、周辺環境への影響の観点で比較、検討した調査結果が報告されております。市としての取り組みなどがどのようになっているのか。また状況によっては本市の豊崎地区を初め、瀬長島の有効利用にも支障が出てくると思われますが、全市民を挙げて沖合い1,310メートル案を主張、要請すべきと思うが当局の考え方を伺いします。 次に(2)那覇市との境界問題について。 先ほど申し上げましたとおり、那覇空港の沖合い展開などで瀬長島周辺の開発が予想され、また国道バイパスの開通などで今後注目をされる周辺になると思われますが、那覇市との話し合いは平行線のままか、それとも進展が見られたのか。進捗状況をお伺いします。 次に(3)豊崎地区への企業誘致について。 去る9月1日の沖縄タイムスの紙面で、シティーグループ豊崎へ48億円で拠点建設、新規雇用900人ということでトップ記事で掲載されており、豊崎地区は平成17年度の国道バイパスの一部供用が開始され、空港へのアクセスがよくなり、企業進出が著しく活発化し発展しつつあり、これまでアウトレットモール、大型家電店などまた今月に入りTOMITONのオープンなど、今後ますます発展するものと思われます。そこでお伺いしますが、豊崎地内は都市計画法に基づく用途変更を行い、ホテルの誘致も確実のものとなっておりますが、①ホテル3社の進出状況はどのようになっているのか。またいつごろ着工の予定で、完成はいつごろの予定なのか。執行部に対してどのような報告がなされているのか。 また②建設工事に当たっては地元企業に優先発注を要請する必要がありますが、当局の考え方をお伺いします。 次に(4)道路行政について。 ①去る8月10日から11日にかけての集中豪雨で、市内各地域で地すべりが発生し、また下原一帯では道路が冠水し、交通が一時遮断され、特に豊崎地内へ通じる市道10号線、市道191号線、市道204号線などは夏休みということで観光客も多く早目の冠水対策が必要だと思いますが、当局の考えをお伺いします。 また②この一帯は排水溝の浚渫も計画的に行う必要があると思われますが、計画があるのかどうかお伺いします。以上です。
○議長(大城英和) 休憩いたします。 休 憩(13時37分) 再 開(13時38分)
○議長(大城英和) 再開いたします。 当局の答弁を求めます。
◎企画情報室長(喜屋武正彦) 上原幸吉議員の(1)那覇空港の沖合い展開についてお答えをいたします。なお①市の取り組み状況についてはどうなっているか。②沖合い1,310メートル案を主張すべきではないかということについては、関連いたしますので一括してお答えいたします。既にご存じのことと思いますが、去る8月10日付の県内両マスコミ紙により、那覇空港調査連絡調整会議において、那覇空港滑走路増設案で3案が提示されました。それを受けまして市では早速その月の17日に、那覇空港拡張整備に関する検討会議を開催いたしました。その中では航空機騒音の問題、瀬長島開発への影響、豊崎地区への影響等を議論いたしました。その中で市は那覇空港拡張整備を促進するとともに、豊見城の発展につながるような形で空港拡張問題に取り組む。基本的にはより沖合いでの滑走路増設を要請する。今後は副市長を委員長として各部長で構成する那覇空港拡張整備に関する検討委員会を立ち上げ、具体的な検討を行うことなどを取りまとめております。なお、那覇空港拡張整備に関する検討委員会設置規程につきましては、9月6日付で既に公布されております。会議を開催するに先立って県の担当者と面談いたしましたが、具体的な構想はPIステップ3で広く県民等へ情報提供や説明会を行い、意見を拝聴して進めていくということでありましたので、沖合い1,310メートル案を主張することにつきましても、国、県の動向を見守りながら適時対応していきたいと思っております。以上でございます。
◎総務課長(又吉康喜) 上原幸吉議員ご質問の(2)那覇市との境界問題の進捗状況についてお答えいたします。那覇市との境界問題の進捗状況につきましては、平成15年7月から交渉が中断したままであります。その理由につきましては、本市は昭和48年以前までに存在していました歴史的事実を境界線として主張しておりまして、一方那覇市が主張しているのは平成13年度に発見されました今から約200年前に作成されたと言われている「琉球国惣絵図」に記載された海方切のラインこそが両市の境界線として主張しております。このように両市では相当の見解の相違がありまして、交渉が進んでいないのが実情でございます。今後、有識者の意見等を参考にしながら本市が主張する境界線の客観的根拠について整理をし、解決に向けて鋭意取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
◎商工観光課長(上原壽) 上原幸吉議員の(3)豊崎地内の企業の誘致についてお答えいたします。 まず初めに①でございますが、豊崎タウンにおけるホテル進出状況はどうなっているかの質問にお答えをします。住み、働きそして遊び集う街豊崎タウンにおける臨空港産業としてのホテル進出予定地であります観光関連用地の約20ヘクタールは、平成18年9月から10月にかけて分譲の公募を行っております。そして同年11月に株式会社ゼファー、そして株式会社チャーミング・リゾート沖縄、それからパーキングプロ株式会社の3業者が内定しました。そのうち2業者は沖縄県土地開発公社との契約も終了し、今年の6月と8月に公有水面埋立法第27条に基づく所有権移転の許可を完了しております。残り1業者につきましては、今月中旬には公社との土地売買契約を締結する予定であります。今後の展開としましては、分譲案内の分譲条件に明記したとおり、分譲用地は売買土地所有権の移転許可のあった日から2カ年以内に建設に着手するということ。それから3カ年以内に開業しなければならないという条件条項をしっかり遵守していただき、ホテルの着工、開業を見守っていこうと思います。同時に観光関連用地を購入した業者の方々、行政、それから公社が任意の協議会を立ち上げ、ホテルの開業に向けて話し合いを進める中、リゾートホテルのオープンに備えていきたいと考えております。一方豊崎タウン観光用地P2街区に、北側になりますが、都市型リゾートホテルの業務展開を計画している株式会社富士開発は、建設確認の許可もされており、今年度中には工事着工の予定であるということでございます。 それから②建設工事等の市内企業への優先発注を要請すべきと思うがというご質問にお答えします。豊崎に企業誘致した事業所の建設工事等を市内業者の皆さんへ優先発注の件でありますが、市としましては市内業者の育成の立場から豊崎進出企業の皆さんへ、機会あるたびごとに市長みずからトップセールスで協力願いをしているところであります。それと同時に、今月9月21日に開催される市商工会主催の施策普及説明会でも豊崎における企業立地の状況、それから情報等を説明提供するなど、市商工会の会議、研修において豊崎タウンの企業誘致状況を積極的に開示していきますので、市内業者の皆さんもその情報をもとに精力的な営業活動をあわせて展開していただき、豊崎タウンの発展に寄与してほしいと思います。以上でございます。
◎建設部長(天久勝廣) 上原幸吉議員の質問事項の(4)道路行政についての①にお答えをいたします。ご指摘の市道10号線、191号線、204号線の3路線の冠水要因は、各幹線排水路の土砂及びごみ等がたまり、そのため各市道の排水が流れず冠水する状況であります。今後、関係課と調整をいたしまして、幹線排水路と市道の側溝の浚渫及び除草の経費として今回の2号補正で計上してありますので、予算成立次第早目に対応してまいりたいと思います。
◎農林水産課長(長嶺清光) 上原幸吉議員の(4)道路行政についての②についてお答えします。下原一帯の排水路は幹線6本と支線13本が設置されております。幹線については定期的に維持管理され、排水機能が保たれております。支線13本については計画的に予算状況も勘案して対応してまいりたいと思います。それから台風4号及び8号の集中豪雨で、冠水した支線3本については現在審議中の補正予算の計上をしていますので、議決が得られ次第早目に対処したいと思います。以上でございます。
◆19番(上原幸吉議員) -再質問- 再質問を行いたいと思います。 まず那覇空港の件なんですが、実は私たち豊政会としても勉強会を持ちましたら、今PI3まで来ていると。10月11日には市の中央公民館で説明会とか、あるいはまた10月1日から10日にかけては役所においてパネル展の展示があるということで非常に加速度的といいましょうか。そういう感じに進んできているわけですが、ただ今国のやり方から見たらなるべく三位一体改革というようなことで、安上がり的な滑走路の費用をかけていくんじゃないかなという感じもするわけです。ですがこれは那覇空港につきましては、今まで航空燃料譲与税についても那覇との大分差があると。また県内の市町村の利害関係を見ても、豊見城市だけが利害関係にも出てくると思われます。特に最近では与根あたりの地域も騒音が何となくうるさいような感じがするものですから、どうしても1,310メートル案を主張していかないといけないと思うわけです。そこでお伺いしますが、市長も南部振興会とかいろいろと会長もなさっているし、ぜひそういう面では南部を挙げてでも組織化し、また市内においては各種団体に呼びかけして、豊見城の総意としてやっていくべきと思いますが市長の見解をお伺いしたいと思います。 それから境界問題なんですが、これも私もたびたび取り上げていますが、今さきのお話があるように那覇空港沖合い展開になってくるとどうしてもこの地域が非常に重要になってくると思います。特に皆さん方は那覇市との平行線があるというようなことでいつも答弁なさっていますが、こういうのがあれば県を中に入れて調停という感じでやっていかないと、いつまでもこういう状況になってくると那覇市が譲らないと。特にこの地域については我那覇後原との問題もいろいろあったようなことも聞かされておりますので、この辺を突っ込んで県とも調整しながらやっていく考えはないかどうか再度答弁をお願いしたいと思います。ホテルは今年度中に1カ所が建築確認を受けると。特に商工会あたりでも現在、会合を持つにしても場所がないというようなことで非常にホテルのオープンを期待しているわけですから、これ質問というよりもひとつ企業に対しても早目に着工して市民がまた有効利用できるように要請してほしいと思います。 次に道路行政についてなんですが、先ほど建設部長の答弁では市道10号線とか191号線、204号線については排水が詰まって冠水しているということなんですが、しかし10号線を見た場合、ちょっとかさ上げがあれば冠水が避けられるんじゃないか。特にホットスパー前の十字路がありますが、そこを30メートルから40メートルぐらいかけてかさ上げしていけば排水もすぐ流れるし、冠水対策できるんじゃないかと思います。それから191号線についても、皆さん方の下水道ポンプ場がありますね、この191号線沿いにその一帯が今下がっているものですから冠水すると。そこも上げていけばその与根の信号ところからこっちの路線まで、この高さまでくると冠水がないと思います。それから204号線も豊崎から糸満向けに、これも50メートルから70メートルぐらいですかね。そこも道路の構造を見たら下がっているわけですよね。これ排水と関係なしに道路が下がっているためにそういう状況があると思いますので、確かにこれは補助事業も取り入れられないし、自己財源でやるのは大変かもしれませんけど、しかし今豊崎は、きょうの新聞から見ても豊見城の成長力は2位と。きょう新聞発表になっています。昨年は1位ということでしたが、今回はシャープの液晶工場なで知られる三重県の亀山市がナンバーワンになったというようなことでありますが、しかし豊見城市は市に昇格してから今までトップテンといいましょうか、10位以内に入っているわけですよね。そういう感じで注目されている豊崎でありますので、ぜひその周辺。特に観光客は今から10月1日にはまたレンタカーステーションもオープンするし、道の駅もできるし、相当の観光客が予想されるものですから、せめて観光客がスムーズに豊崎に行けるような方策を講じてほしいと思いますが、どのように考えているのかお伺いします。以上です。
◎市長(金城豊明) 上原幸吉議員の(1)那覇空港の沖合い展開についての再質問のほうにお答えをいたします。平成19年度の施政方針でも述べたわけでありますけども、那覇空港の沖合い展開について県のほうあるいはまた国のほうでこれまで調査されてきているので、早目に市としましても検討委員会を立ち上げていきたいというふうに申し上げたところでございます。そういうことで先ほど担当の室長から答えたとおりでございます。去る8月10日に県内両市で、那覇空港の調査連絡調整会議において滑走路の3案が提示されて新聞にも出ていたとおりでございます。早速市におきましては、先ほど答弁のとおり検討させたわけであります。当然、市としましては那覇空港に近いという関係での航空機騒音の問題、あるいは瀬長島の開発への影響の問題、あるいは今開発盛んであります豊崎地区への影響等を考えた場合、確かにこの騒音関係からいくとどうしてもこれまで示されている案でいきますと、沖合い1,310メートルの案が出なければいかんというふうに思っているところでございます。なおまた、この件につきましてもつい最近、勉強会の中にも出ておりますので、また県の担当あるいは総合事務局のほうにも、この勉強会の中で市の状況を十二分に把握をして進めないといかないですよという話はしてございます。確かにこの10月11日に、市の中央公民館のほうで市民に対する説明もあるわけでありますけれども、まだ案の段階でありますのでやはりそういう面においては、私も議員の皆さんの意見等々も含めてこれには対応していきたいというふうに思っております。なおまた、私は今南部振興会の会長もしているわけでありますが、議員おっしゃるとおり、南部を含めて組織化の必要があるんじゃないかということでありますが、状況を見ながら必要であれば、南部の市町村長の皆さん方の協力も得ながら取り組まなきゃならないだろうというふうに思っているところでございます。
◎総務課長(又吉康喜) 上原幸吉議員の再質問にお答えいたします。 両市で相当の見解の相違があるんであれば、県の調停も仰いだらということでございますが、もう少し内部で双方で検討しまして、どうしても見解が、相違が縮まなければ県の判断を仰ぐことも一つの手法じゃないかと考えております。よろしくお願いします。
◎建設部長(天久勝廣) 再質問にお答えいたします。 (4)冠水対策についてでございますが、この対策については早目に取り組まなければならないと考えております。方法について、具体的にかさ上げの提案がありましたが、調査いたしまして経済部とも協議をして解決策を講じたいと思います。◇ 通告番号5(8番)仲田政美議員 ◇
○議長(大城英和) 次に、仲田政美議員の質問を許します。
◆8番(仲田政美議員) -登壇- 通告に従いまして一般質問を行います。 (1)食育について。 「すべての国民が、心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと暮らすことができるようにすることが大切である」これは、平成17年6月に制定された、「食育基本法」の前文に述べられています。また同法は食育を、「健全な食生活を実践できる人間を育てること」などと定義し、国民に、望ましい食生活の実現に努めるよう求める一方で、国や地方自治体には、食育に関する施策の推進を義務づけています。国民を取り巻く現状は、栄養の偏りや、不規則な食事の摂取等の「食」の乱れが、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)や、過度のダイエット等にあらわれ、さまざまな現代病とも言うべき病を引き起こしています。政府が、昨年11月に決定した「食育白書」には、子供の不規則な食事に触れて、朝食をとらない子供は「疲れる」、「イライラする」割合が高い一方、毎日朝食をとる子供ほど「学校のテストで高得点をとる傾向がある」との調査結果を紹介し、「食育」の重要性を指摘しています。また文部科学省は、子供の生活リズムを向上させるのに「早寝、早起き、朝ごはん」のスローガンを掲げています。未来を担う大切な子供たちに「食」は命にかかわる大事なものであることを教え、「食卓」を囲む中で、家族の絆や他者への思いやり、感謝の心等を「食」を通してはぐくんでほしいものです。さて、県内におけるメタボリックシンドローム該当者とその予備群の割合は、男女とも40歳以上のすべての年齢層で全国平均を上回り、男性は5人に3人、女性は10人に3人を占めるまでにふえています。このような県内の深刻な状況を踏まえ、「肥満県沖縄」からの脱却と「健康・長寿県沖縄」を復活させるには、どうしたらよいのでしょうか。それは県民、市民お一人お一人が、大人から子供まで食に関する知識と食を選択する力を身につけ、健康な心と体をつくり維持するという「食生活の実践」から始まるのではないでしょうか。このような観点から、平成18年3月議会においても質問させていただきましたが、次の点についてお伺いします。 ①「食生活改善推進員」の活動状況をお伺いします。 ②各地域で、「食育に関する出前講座」開設に向けて、その後の取り組みをお伺いします。 ③市を挙げて「食のまちづくり」に取り組み、「朝ごはん条例」などを制定し、「食育」を推進する考えはないかお伺いします。 (2)観光振興について。 我が豊見城市は、市制施行5年を経て、いよいよ発展を遂げつつあることは昨年の「全国成長力№1」と評価されたことからもうかがえます。また、最近マスコミにも取り上げられた「シティーグループ」等の豊崎進出を初めとした企業誘致は、近隣市町村からもうらやましがられるほどで、市長や当局の奮闘に敬意を表したいと思います。あわせて「エアウェイリゾート豊見城」として、県から観光振興地域指定を受けていますので、これからのますますの発展が望めると期待しています。さてそのような状況から、今後、観光関連の施設もオープンするとなると、県内外からの多くの観光客も訪れることとなりますが次の点についてお伺いします。 ①観光協会の設立計画の状況をお伺いします。 ②観光大使の創設(これは平成18年3月議会でも取り上げましたが)その後、どのように検討されていますかお伺いします。 ③仮称「ミスとみぐすく」のような観光イベント等における発信大使の創設を望む声があります。その後の取り組みをお伺いします。 (3)環境対策について。 8日に、オーストラリアのシドニーで開かれたAPECで、世界の温室効果ガスを削減するための「シドニー宣言」が採択されました。2013年以降の京都議定書にかわる国際的な枠組みをつくり、積極的に取り組む姿勢を討ち出したものと言えます。今、人類にとって最も深刻な問題である温暖化への取り組みに、企業も独自のアイデアを出して参加するようになっています。日本マクドナルドは、政府が提唱する「1人1日1キロのCO2(二酸化炭素)を削減する」運動に参加している顧客に対し、同社の商品を通常の半額に近い値段(260円~290円→150円)で販売することを決めたそうです。今や環境問題への取り組みは待ったなしの状況に来てしまったといえるのではないでしょうか。そこで、平成18年9月議会でも質問させていただきましたが、次のことについてお伺いします。 ①市民参加で家庭でできる「環境対策エコマラソン」を、環境家計簿等(エコ実践ノート)等を考案し、取り組む考えはないかお伺いします。 ②本市独自の「環境マーク」を募集し、市民の環境に対する意識啓発を図る考えはないかお伺いします。 ③本市は「環境宣言都市」としてアピールし、市を挙げて環境対策に取り組む考えはないかお伺いします。 (4)教育行政について。 今年は、国内最高気温が40.9度に達するという猛暑に見舞われました。これは74年振りの記録更新になったとのことで、この傾向は今後も続くと言われています。先ほどの質問の中でも申し上げましたが、地球温暖化からくる気温の上昇は、ますます加速度的に進むように思われます。そのような中、子供たちの学習環境を考えたとき、学校現場における暑さ対策がぜひ取り組まなければならない緊急な課題として浮かび上がってきます。そこで幼稚園、小・中学校へのクーラーの設置について次の点をお伺いします。 ①本市における幼稚園、小・中学校の全教室数とクーラーの未設置教室数をお伺いします。 ②その全教室に、クーラーを設置するとなればどのくらいの予算が見込まれるのかお伺いします。 ③その予算確保の対策に、本市として国や県へ補助金の要請をする考えはないか見解をお伺いします。 (5)選挙の入場券について。 平成18年9月議会でも取り上げさせていただきましたが、再度質問させていただきます。 ①7月の参議院選挙における有権者数と、その入場券の発送費用をお伺いします。 ②その世帯数をお伺いします。 ③入場券を各世帯ごとにまとめて封書で送付すると、経費削減につながると思いますが見直し、変更についてのその後の取り組みをお伺いします。以上です。
◎健康推進課長(赤嶺豊) 仲田政美議員の(1)食育について、①から③まで順次お答えいたします。 最初に①についてお答えいたします。「食生活改善推進員」の皆さんは、平成13年度から活動を展開しております。平成18年度の活動としましては、毎月の自主活動以外に、行政との協力連携事業としまして介護予防事業の高齢者の食生活改善を支援する「高齢者食生活改善事業」を、地域包括支援センターと連携し事業を行っております。それから離乳食実習や乳幼児健康相談等の母子保健事業につきましても協力をいただいております。また県の補助事業を受け、育ち盛りの青少年のスポーツをしている子供と親を対象に、料理実習等を通して食育の講座を実施しております。 続きまして②についてお答えします。食育に関する出前講座につきましては、平成18年度は小学生から高齢者までのすべてを対象にして、日常生活の食生活習慣を見直し、生活習慣病を減らす目的で県のヘルスアップ事業を受けてとよみ自治会で開講しました。今年度は長嶺小学校の5年生を対象に、調理実習で料理をする力を身につける食育の講座を実施しました。また男性のための料理教室の開催予定をしております。 続きまして③についてお答えします。食育の推進につきましては、現在、役所それぞれの部署で推進を行っていますが、今後、関係部署を網羅した本市独自の食育計画の策定を考えております。今後、食育推進計画の中で関連する部署を網羅して総合的に対応していきたいと考えておりますので、議員ご質問の朝ごはん条例の制定につきましては、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。以上です。
◎経済部長(国吉正弘) 仲田政美議員の(2)観光振興についてお答えをいたします。 まず①観光協会の設立計画状況についてでございます。平成18年度、国の補助事業で市商工会とタイアップして実施しました全国都市再生モデル調査事業では、豊崎に計画しております「ちゃんぷるー型道の駅」を拠点とした観光振興策や関連商品の開発可能性について調査をしております。その調査報告書の中で、観光協会を設立することについても提言をされております。その提言内容につきましては、観光関連施設が充実をし、市民や地元企業を含めて設立に向けた環境を整えるため、仮称「エアウェーリゾートネットワーク会議」の立ち上げの提言を受けまして、現在豊崎タウンに内定しておりますホテル関係者や観光関連企業及び商工会等と連携をし、その立ち上げの準備をしております。それと同時に、これから策定する豊見城市観光振興計画の中で観光協会のあり方や位置づけについて多くの市民や関係者のご意見を聞きながら、本市にふさわしい観光協会の設立に向けて取り組んでいきたいと思っております。 それから②と③まとめてお答えをしたいと思います。観光大使等を活用した地域活性化は観光地イメージアップに有効であることは各地域の実績で認識しているところでございます。ミスとみぐすくなど観光大使等の創設につきましては、今後設立する観光協会の活動にどう位置づけ、どのように生かすかが課題になると思いますので観光協会の立ち上げの中で十分協議をしていきたいと思っております。
◎市民福祉部参事監(国吉倖明) (3)環境対策についてお答えいたします。環境家計簿につきましては、CO2の排出量を減らす行動を各家庭で実践することにより、地球温暖化を防止するとともに家計の節約にも結びつけることを目的としていると言われております。この「環境家計簿の考案」、あるいは「環境マーク」、さらに「環境宣言都市」のアピール等について、県内の10市の実施状況を調査しておりますが、今のところ県内でまとまって実施しているところはございませんけれども、その中で環境マークにつきまして宮古島市のほうで環境目安箱のイメージキャラクターとしてエコーラルくんというイメージキャラクターの採用の事例がございます。これは宮古島市の自然環境、生活環境、地下水等に関しまして市民のご意見、ご提言をいただくために設置しております環境目安箱、これはホームページ上に設置しておりますが、この環境目安箱をより市民に身近で親しみやすいものにするためのイメージキャラクターとして採用しているということでございました。こういう状況でございますので、他府県の状況と勘案しながらもう少し調査検討させていただきたいというふうに思います。
◎学校教育部長(瀬長満) 質問の(4)教育行政についての①、②、③について順を追って答弁をいたします。 まず①について。これは普通教室の数についてまとめてありますのでそれで答弁させていただきます。まず幼稚園が6園で31保育室、うちクーラーの未設置が29保育室となっています。それから小学校は6校で167教室、クーラーの未設置が155教室、中学校が3校で70教室、クーラーの未設置が69教室あります。合計いたしますと268教室で、クーラーの未設置が253教室となります。 それから②について。現段階でクーラー1台当たりの設置費用を80万円と見込んでおりまして、253教室で2億240万円の設置費用が見込まれます。 次③についてお答えをいたします。クーラー設置経費の補助率のかさ上げとクーラー維持費にかかる経費の国庫負担要請については、豊見城だけの問題でなく、沖縄県全体的な問題だと理解をしております。そのような中、昨年、平成18年7月14日付で沖縄県議会が内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣、沖縄及び北方対策大臣あてに沖縄県公立学校施設整備費国庫負担要綱に基づく、空調設備整備の補助率のかさ上げと維持管理費に対し、地方交付税の亜熱帯補正を措置するよう意見書を提出しております。今のところ、市単独での要請は考えておりません。以上でございます。
◎
選挙管理委員長(平良兼吉) 皆さんこんにちは。選管の平良です。仲田政美議員のほうから、(5)選挙時の入場券の発送についてのご質問が選管に通告されておりますので、私のほうからご答弁申し上げます。 まずご質問の要旨は、①去る7月の参議院選挙における有権者の数と入場券の発送費用を伺いします。②その世帯数を伺います。③入場券を各世帯ごとへまとめて封書で送付すると経費削減になりますが、見直し、変更等についてのその後の取り組みを伺いしますというご質問です。3つとも関連しておりますので一括して答弁いたします。去る7月の参議院通常選挙における本市の有権者総数は、7月11日基準の選挙時の登録者総数は4万688人となっております。また、入場券の発送費用としましては約175万円となっております。その世帯数につきましては、1万9,268世帯となっております。入場券を各世帯ごとにまとめて封書で送付することについては、その後の取り組み状況といたしましては、まず県内で入場券を封書で送付している市町村は読谷村のみでございます。各市の状況等を調査したところ、現在において検討したことがない市、または検討したが「作業量が多く時間がかかる」という意見。また「単純に輸送費は削減になると思うが、それにかかわる人件費など総体的に見た場合、経費削減につながらない」疑問も多少抱いております。また「手作業になるため、封書に違う世帯のはがきを入れる可能性がある」などリスクが考えられるため、各市とも前向きに取り組んでいない状況であります。したがいまして、本市といたしましてもそういうリスクなどを回避でき、経費削減につながるような手段等を模索しながら今後検討していきたいと考えております。
◆8番(仲田政美議員) -再質問- 食育についてお伺いします。食生活改善推進員とかいろいろ活動なさっているようで、そのような方々を活用してさらに地域において出前講座をして、食育に関する意識を高めていけないものだろうか、その点とまた「朝ごはん条例」についてですけれども先ほどは、考えていないとおっしゃっていましたけれども、朝ごはん条例については青森県の鶴田市とか石川県の旧押水町とか、あと食育については福井県の小浜町とかそういうところで今やっているんですけれども、この朝ごはんというのはただ子供のお腹を満たすだけの役目ではないと思うんです。それをどういうのを食べるかによって生活習慣病として残ってくるわけです。甘い菓子パンとか、そういうものを毎日取り続けていると糖尿病になるというふうに専門家も言われているわけですけれども、またそういう朝ごはんが家族にとって、単なるご飯を食べさせるというだけではなくて、特に子供の心の状態を朝は映し出すときであると言われているんです。朝ごはんを食べながら子供から発するこのサイン。そういうのを見落とさないように親は心配りをしていかなければならないと思うんです。そういった意味から朝ごはんはとても大事な一日を楽しく過ごし、また健康で過ごせる上で大事なことだと思います。また大人にとっては医食同源という言葉があるように、病気になって治療するよりは予防、食事によって病気にならないようにすることが大事ではないでしょうか。そういった意味からこの食育こそ、医療費の抑制につながるのではないでしょうか。そういった意味から朝ごはん条例を、ぜひ運動と食事。これは車の両輪のように大事な部分なんです。一歩も欠かすことができないんです。ですからぜひ朝ごはん、この食育についての市を挙げての取り組みが必要ではないかと思いますので、もう一度その「朝ごはん条例」についての見解をお伺いします。 それから環境対策についてですけれども、県内にある市はまだ取り組んでいないというお答えでしたけれども、今宮古島ではイメージキャラクターをやって目安箱をつくっているということですけれども、本市においては漫湖水鳥湿地センターというラムサール条約に登録されたすばらしい湿地を有しているわけです。こういった意味から環境保全の上から、また環境宣言都市として本市はどこにもない、また先駆けて宣言都市をするほうがいいのではないか。ぜひまた環境に力を入れていかなければならない、ほかの市に勝っていかなければならない市ではないかと思います。その点について環境宣言都市の対策を、市を挙げてできないか。また環境宣言都市についての意見をよろしくお願いします。 それから環境マークなんですが、子供たちに環境マークを募集して環境に対する意識を高める上で大事なことだと思いますので、こういう募集とかまたマークができることによって前にもお話したことがありますけれども、環境家計簿とか自分たちが環境で取り組んでいる市民に対してステッカーとか、そういうことをやることによって環境の意識が一段と高まると思うんです。ですからそういう意味で環境マークを募集して、子供たちにもまた広く市民に募集していく気はないかということでもう一度お伺いしたいと思います。 それから教育行政について。クーラーの設置なんですが、子ども議会でもクーラー設置の議題が取り上げられておりました。このように多額な費用がかかるので、あきらめるのではなくて市長会とかにこれだけの維持費がかかり、何とか補助を要請するように問題提起をして、各市町村からこういう問題提起をしていくように、運動が起こるようにしていく考えはないかまた市長よろしくお願いいたします。以上です。
◎健康推進課長(赤嶺豊) 仲田政美議員の再質問にお答えします。 初めに、食生活改善推進員の皆さんを活用して出前講座を活性化できないかということにつきまして、現在食生活改善推進員の皆さんは本当にボランティアで、無報酬で一生懸命頑張っております。今後とも皆さんの許す範囲内で県のほうから予算もとれるんでしたらそれを活用して、今後とも今まで以上に頑張っていきたいなと。特に今回、平成19年度小学校5年生を対象に食育の講座を開いたときに非常に好評で、今後もしこの講座ができるんでしたらまた次年度あたり、各小学校あたり回っていきたいなと思っております。 続きまして、「朝ごはんの条例制定」につきましては先ほどもお答えしましたように、これから市としまして食生活の改善に向けた食育の推進計画を検討していこうということを考えておりますので、その中でそういったことまで含めて検討できるのかどうか考えていきたいと思います。以上です。
◎市民福祉部参事監(国吉倖明) 環境対策についての再質問にお答えします。 環境都市宣言、あるいは環境マークの募集の意義等については議員ご指摘のように大変重要でございます。私どももよく理解しているつもりでございます。本市においてはラムサール条約の発効後の水鳥センターの設置等がございまして、ご承知かと思いますが、市の広報の中でクロツラヘラサギ、希少動物と言われておりますヘラちゃん、クロちゃんというぺこぺこマークキャラクターを今採用、使用させていただいているところでございます。議員のご指摘の環境都市宣言、あるいは環境マーク等につきましてはこれからいろいろと検討してまいりたいと思いますので、今しばらく時間をいただきたいというふうに思います。
◎市長(金城豊明) 仲田政美議員の再質問の中で、クーラー設置について市長会での話し合いが必要じゃないかというこということについてお答えをいたします。 先ほど沖縄県のほうでは平成18年7月14日付で、小中高等学校普通教室へのクーラー設置と維持管理費に係る亜熱帯補正の創設を求める意見書ということで、国のおのおの関係のところに要請もしたということで先ほど担当部長のほうから説明があったわけでありますけども、市長会としてまず近い市長会での中でこの件について提供をしてみてできるのかどうかについては、ちょっと時間を与えていただきたいというふうに思っております。
○議長(大城英和) 休憩いたします 休 憩(14時37分) 再 開(14時50分)
○議長(大城英和) 休憩前に引き続き再開いたします。◇ 通告番号6(3番)玉城文子議員 ◇
○議長(大城英和) 次に、玉城文子議員の質問を許します。
◆3番(玉城文子議員) -登壇- 豊政会の中で唯一の女性としての立場から、子育ての大切さと健康づくりの大切さを取り上げて通告に従い質問を行いたいと思います。 まず(1)児童福祉について。 ファミリーサポート事業について。国では少子化対策の一つとして、本年度4月からファミリーサポート事業が実施されることになり、本市においても既に実施されておりますが、まず利用する側(お願い会員)と申しているそうですが、それと利用される側(まかせて会員)と申しているそうですが、その加入状況について伺いたいと思います。 次に②事業内容、メニューもいろいろあると思いますが事業内容についても伺いたいと思います。 次に③この事業を実施するに当たって利用する側、利用される側相互のプライバシーの件も含めて実施していく上での条件について伺いたいと思います。 次に④事業内容によって利用時間も異なると思いますが、利用時間と利用料について伺います。 次に⑤この事業については、国2分の1、市2分の1の助成で運営されることになっておりますが、利用料については全額利用者負担になっていると思います。この事業を続けていくために、利用者負担を軽減するために利用者への市負担も検討する考えはないか伺いたいと思います。 次に(2)「こんにちは赤ちゃん」事業について伺います。 この事業は児童虐待が増加する傾向にある中で、児童虐待を未然に防ぐため、被害児童が1歳未満児が多いとされているということで生後4カ月までの乳児を抱える家庭の訪問事業で、交付金事業の一つで本年度から全国的に実施されることになっており、本市においても実施に向けて準備を進めていると思いますが、実施に当たり次のことについて伺いたいと思います。 まず①対象年齢について。 次②実施時期と実施期間について。 そして③訪問員の資格と費用弁償について伺います。 そして④相談内容、どのような内容についての相談に乗るか伺いたいと思います。 そして⑤この事業は国、市の助成金で運営されることになっており、補正の中でも市負担金が計上されておりますが、訪問員については1件につき幾らということになっていると思います。その1件に会うまで最低3回程度訪問することになっているそうで、そして昼間会えないときには夜間にも訪問をして、しかも自家用車を利用してのことになっているとのことでありますことから、訪問員への支給額についてはもう少し増額してもよいかと思います。訪問員への費用弁償について、市負担も考えてもよいかと思いますが伺いたいと思います。 次に(3)子供虐待について。 警察庁のまとめによると平成2年以降、増加の傾向にあるとのことであります。児童虐待として身体的虐待、性的虐待、ネグレクトといろいろありますが、被害児童は1歳未満児が最も多く、うち虐待で死亡する例もあることから警察庁では虐待が疑われる家庭には積極的に立ち入りを進めることで、虐待を防止させることになるとのことであります。現在本市における虐待と思われる事例、または情報について伺いたいと思います。 次に(4)健康づくり事業について伺います。 那覇市においてはこのほど習慣病予防策として健康づくり協力店承認事業を実施、外食産業に対して協力をお願いすることで地域社会も含めての取り組み事業が実施されることになっているようです。外食が多いということも習慣病の要因に挙げられている現状において、この事業は意義ある事業だと思います。那覇市においては習慣病予防策の一つとして、食の環境づくり事業の名称で健康推進課と連携をとって、外食産業に出向いていって次のことについて協力をお願いしているということであります。まず①バランスメニューのサービス提供。②栄養カロリーの提示。そして③客の最も多いランチタイムどきの禁煙の協力願い。食事もおいしい、空気もおいしいという雰囲気づくり。④食事の量やドレッシングを、客本人の好みで提供をするというそういうようなアドバイスと協力願いをしているということであります。本市においては毎月第1日曜日は、ウォーキングの日として市民参加で健康づくりを実施しておりますが、習慣病は運動だけは成果は得がたいと思います。何といっても外食が多いことも習慣病に関係が深いと言われている日常生活の現状ですから、習慣病予防に当たっては外食産業へのアドバイス協力のお願いの声かけ運動を検討することも大きな意義があると思いますが、市当局の考えを伺いたいと思います。以上でございます。
◎市民福祉部長(喜瀬恒正) 玉城文子議員ご質問の(1)ファミリーサポートセンターの事業について、①から⑤について一括してお答えをいたします。 まず①の事業の加入状況については、8月末現在でお願い会員、いわゆる子育てを援助してほしい人が78名、それからまかせて会員、これは子育てを援助したい人が92名、どっちも会員いわゆる両方の会員に登録をした人が84名で、重複で登録をした人を除いての実人数は232名の登録があります。 ②のその利用状況の実績でありますが、とりあえず7月分をまとめてありますけれども、幼稚園、保育所の登園時の送迎と預かりが33件、学童保育の迎えと預かりが12件、保護者の通院治療のための預かりなどが12件、学校、保育所が休みのための援助が2件、親の就労援助のため1件の合計60件の活動内容となっております。 ③の実施していく上での相互の条件ですが、お願い会員は豊見城市内に在住か、勤務をしている方。小学生以下の児童を現に育児している方であります。まかせて会員は豊見城市内に居住している20歳以上の方で、センターが指定をする講習を受講した方であります。どっちも会員はお願い会員及びまかせて会員の要件を満たし、いずれにも登録をした方ということになっております。 ④の利用時間と利用料金でありますが、祝日を除く月曜日から土曜日の午前7時から午後7時までは1時間600円で、以後9時までは1時間700円となっております。日曜日、祝祭日、それから年末年始は午前7時から午後9時まで一律1時間700円となっております。ちなみに県下8カ所のファミリーサポートセンターも同様な時間、料金設定というふうになっております。 ⑤の利用者の市負担を検討する考えはないかということですが、一部の長時間の利用者からは高いという意見もありますが、当該事業は子育て家庭を地域社会ができる相互援助活動の一環として位置づけており、市民同士ができる範囲で支援をお願いしているところであります。料金体系については今後検討してまいりたいと思っております。新規事業ではありますけれども、市民の関心度の高さを感じております。 次に(3)子供虐待についてでありますが、児童虐待については議員ご指摘のように全国的にも増加傾向にあります。深刻な社会問題となっております。本市においての実例ですが、これまでに家庭児童相談室へ市民や学校、あるいは保育所などからの通告相談が8件ありました。そのほとんどのケースが不適切な養育、いわゆるネグレクトであります。通告相談受理をした後に、社会調査として関係課からの情報収集と家庭訪問を実施し、必要な社会制度や福祉サービスを案内しております。子育てを親だけでなく、地域全体の問題としてとらえ、今後とも児童相談所などの関係機関と連携をとりながら市の子育て支援活動の拡充を図ってまいりたいと考えております。※(7番)大城吉徳議員 復席(15時02分)
◎健康推進課長(赤嶺豊) 玉城文子議員の(2)「こんにちは赤ちゃん」事業について、①から⑤順次お答えしたいと思います。 最初に①についてお答えします。こんにちは赤ちゃん事業の対象年齢は、出生後4カ月までのすべての乳幼児を対象にしております。 ②についてお答えします。実施は今年の10月から事業開始の予定であります。実施期間は今年度から平成21年度までにすべての乳児の訪問を行い、以後継続していく考えであります。 ③と⑤については関連しますので一括してお答えしたいと思います。訪問員については特別な資格はありません。市としましては、母子保健推進員、助産師、保健師や子育て経験者を予定し、訪問員に対しては事前に訪問の目的や内容、留意事項等について研修会を実施いたします。また訪問員が実際に訪問活動を行った場合、費用弁償ではなく、報償費で対応するということで考えております。 続きまして④についてお答えします。訪問の実施内容につきましては、育児に関する不安や悩みの聴取や相談を行ったり、子育てに関する情報の提供を行います。それから支援が必要な家庭に対しましては、必要なサービスの検討や関係機関との連絡調整を行うことになります。 続きまして(4)健康づくり事業についてお答えいたします。健康づくり事業につきましては、平成18年度から市民ウォーキングの日を制定し、運動を通して市民の健康増進に向け取り組んでいるところであります。議員ご質問の外食産業への協力運動につきましては、現在、保健所が営業許可証の発行時に食品衛生協会とタイアップして講習を行っております。本市には管理栄養士等の専門職員がいませんので、企業への適切なアドバイスや助言等につきましては、現時点では非常に難しいと思っております。外食産業への協力運動の実施に向けてはいろいろ課題がありますので、今後総合的に検討していきたいと思いますのでご理解いただきたいと思います。以上です。
◆3番(玉城文子議員) -再質問- まず(4)健康づくり事業について。外食産業は今、わだやでは病人食の提供を初め、カロリーの提示を実施していることで利用者に大変喜ばれている現状であります。それだけに利用者もふえているということを聞きました。こうした立場からしてもやっぱりバランスメニューの提供、それから栄養カロリーの提示。よく病院の窓口ではやっておりますがそういう提示、そしてランチタイム、人が多いときの禁煙運動、そういうことを協力することによって大変店も商売繁盛にもつながっているということであります。今、保健所でアドバイスをして市としてはちょっと難しいということをおっしゃっておりますが、何といっても習慣病予防にもこれ大変意義あることでありますので、食生活改善推進員が本市にはおりますので、そういう方々の協力も得て、行政も一緒に取り組んでいくということがいかに意義あることかと思いますので、もう一度できないということでなく、本当に今後取り組みについての前向きな検討の答弁を要求したいと思います。 それから(2)こんにちは赤ちゃん事業につきまして。今や育児能力低下、育児放棄、過保護など特に若い母親の中には、初産で周囲にアドバイスをする人がいないとのことで、育児に悩んでいる人もいると思います。そうした現状の中で親の心身両面のサポートも含めて、大変意義ある事業だと思います。他市町村はこれからどうあれ、私たち本市においては産み育てやすい環境の整備、それを推進していくためにも今後のこの事業を続けていくためにはどうしても訪問員に対する助成、これは決められた予算だからでなくあれはあくまでも市と国の予算は、運営費は運営するための予算でありましてその訪問員に対する費用の弁償には入っていないと思いますから、その辺も含めて今後このすばらしい事業が継続していくために、そして産み育てやすい我が豊見城を環境整備していくためにも、私はこれは100円でもいい、200円でもいいやっぱり考えていって喜んでこの事業に積極的に協力してくれる会員をどうしても形成してもらいたいと思います。 それから(3)子供虐待につきましては、虐待の事例の情報が寄せられたということでありますが、実は去る4月の始めのころだったと思います。市内の子供が義父に虐待されて家から追い出され、総合公園の草むらの中で兄弟2人が寄り添って寝ているのを早朝のウォーキングの人が見つけて民生委員に連絡をしたことがあります。親の虐待で幼い生命を無にしてしまう事例が年々増加している傾向にあることは、警察庁の調査にも報告されております。他府県においては地域ぐるみで、虐待防止に取り組んでいる事例もあります。例えば隣の家では、子供の泣き声と怒鳴り声がよく聞かれるが大丈夫なのかといった情報で、立ち入り調査を実施することで子供の生命を虐待から守ることになったということもあります。このように地域で情報を共有することが大事と思いますが、本市においては民生委員以外の地域の方々からも情報の事例が提供されているかどうか、もう一度伺いたいと思います。 最後に、市民部長はいろいろこれから初めてのファミリーサポート事業、それから健康推進課ではまたこんにちは赤ちゃん事業をこれから取り組んでいく大変すばらしい事業を実施することになっておりますが、この利用料が700円から600円となりましたらこれ1時間ですから、4時間利用したい人はその4倍。そういうことで確かに大変な負担になります何とかしてもらえませんでしょうかという声が多々ありますので、その辺も今後の検討に入れてご努力をしてもらいたいと思いますのでもう一度その件については確認する意味から伺いたいと思います。 それから保健所のアドバイスをやっていますだけではなく健康推進課長、健康づくり事業を積極的に取り組んでいる皆さんですから、こういう食生活、食の改善といいましょうか。そういう習慣病予防についてのそういう例も含めまして、ウォーキングも含めて、運動も含めて食生活の改善もじゃあ私たちはほかの市町村よりも先んじて取り組んでみようという意欲でぜひ検討してほしいと思いますが、考えを伺います。以上です。
◎健康推進課長(赤嶺豊) 玉城文子議員の再質問にお答えいたします。 初めに(4)健康づくり事業につきましてお答えいたします。外食産業への協力運動につきましては、先ほども述べましたとおりやっぱり管理栄養士、食物を管理するいろいろまたそういったものがどうしてもやっぱり必要になってきますので、その辺を整備をしていきながら随時考えていきたいと思っております。これについても今後、いろいろ推進に向けては検討していきたいと思っておりますのでご理解いただきたいと思います。 続きまして(2)こんにちは赤ちゃん事業の訪問員の対応につきまして、これについては現在、1人1回につき500円を想定しております。これにつきましては今年度から始まる市町村で、大体500円ということで足並みがそろっておりました。確かに議員がおっしゃっているように、中には1回行って会えない、2回行っても会えない、3回行っても会えないところも出てくるかと思うんですけど、最初のうちに訪問する前に事前に大体いついつごろ訪問するということで、調整はその訪問先とは出生届けのときにこちらのほうではやろうということで考えておりますので、2回、3回の訪問回数では少ないだろうと考えております。以上です。
◎市民福祉部長(喜瀬恒正) 玉城文子議員の再質問にお答えしたいと思います。 まず地域の皆さん、あるいは民生委員の皆さんとの連携なんですが、とりあえずは今機関として警察あるいは児童相談所、あるいはまたは学校、保育所、そういう機関との連携、あるいは実例あるいは報告等が来ているのがほとんどであります。別にそういう情報があるのであればいつでも通告相談は受けるわけですけれども、ただいま、現状としては大体保育所、学校、警察、児童相談所、そういうところの連携が主であります。事例としては先ほど申し上げましたが、ほとんどがネグレクトという形の相談であります。 それから利用料金についてですが、これも先ほど申し上げましたが、確かに利用する側からすると一部の方なんですが、長時間利用する方からすると1時間600円といいましても5時間で3,000円と高いという声もありますけれども、ほとんどが保育所の送り迎えの時間帯だとか、そういうメンバーが主ですので、とりたてて利用料金が高いというような声はそれほどはありませんので、しかしいずれにしてもこれは県内他のファミリーサポートセンターもあるわけですから、その辺との情報交換もしながら、この料金の600円、700円という額の改定についてはやはり今後検討してまいりたいというふうに思っております。
○議長(大城英和) 休憩いたします。 休 憩(15時14分) 再 開(15時16分)
○議長(大城英和) 再開いたします。◇ 通告番号7(23番)儀間盛昭議員 ◇
○議長(大城英和) 次に、儀間盛昭議員の質問を許します。
◆23番(儀間盛昭議員) -登壇- 通告に従いまして一般質問を行います。 (1)教育行政について伺います。 ①学校図書の充実を求める立場で伺いたいと思います。学校図書館の蔵書が充実すると授業が変わるといいます。本を活用し、児童が主体的に学ぶ学習ができるよう現場では支援が進みます。児童の読書量も読みたい本がたくさんあることによってふえます。人気のある本は1年を待たずしてぼろぼろになります。子供たちが目を輝かせる学校図書館の蔵書を現場や父母は強く求めています。その立場で伺いたいと思います。 (ア)各学校のクラスの数と蔵書冊数は。 (イ)各学校ごとの国の図書標準の冊数は。 (ウ)図書費の予算計上はここ10年間どう推移してきたか。 (エ)平成19年度豊見城市に対する地方交付税は、図書費分としての措置はどれだけだと認識されているでしょうか。伺いたいと思います。 ②体育施設の充実を求めて伺います。 (ア)他市で利活用されている市民体育館。ここ豊見城でも長年求め続けられています。これまでの答弁では、国庫補助事業を取り入れて取り組みたいということですが、その後の取り組み状況を明らかにしていただきたいと思います。 (イ)雨天時でも運動が可能なドーム型運動施設の必要性も高いものがあります。テニス、ゲートボール、保育所、幼稚園などの運動会等、本土先進地でドーム型運動施設が住民に大変喜ばれており、本市でも早く実現してほしいと考えます。その必要性についてどのように考えるか伺います。 (2)瀬長島整備について伺います。 瀬長島憩いの場にすることについて、長年求め続けてまいりました。豊見城発祥地にふさわしい平和利用で、市民の皆さんの集い、学び、遊ぶ場として早急な整備が求められていると思います。市民の願いに一日も早く行政が答えるべきだとの思いから伺いたいと思います。 ①島にある国有地は市が取得すべきと思います。6月議会で豊見城を処分等の予定相手方として決定してもらったとありました。本市の利益を勝ち取るために市民の関心が寄せられています。国有地の有効活用計画策定の取り組み状況はどうなっているんでしょうか、明らかにしてください。 ②民間より提案されております温泉施設に対する市の取り組み状況を明らかにしていただきたいと思います。
○議長(大城英和) 当局の答弁を求めます。
◎学校教育部長(瀬長満) 儀間議員の質問(1)教育行政について、①学校図書の充実を求めての(ア)から(エ)について順を追って答弁をいたします。 まずは(ア)と(イ)については関連いたしますので、まとめて答弁をいたします。学校図書館、図書標準は義務教育小学校の学校図書館に整備すべき蔵書の標準として平成5年に国が定めたものであり小学校や中学校、盲学校、聾学校などクラス数に応じて標準が定められております。学校別に標準冊数と蔵書冊数、達成率それからクラス数、順を追って申し上げます。 まず小学校ですが、上田小学校、標準が1万3,120冊、蔵書が1万7,725冊、達成率が135%、クラス数は33。次に長嶺小学校、標準が1万560冊、蔵書が1万6,428冊、達成率156%、クラス数が19。座安小学校、標準では1万1,760冊、蔵書が1万5,617冊、達成率133%、クラス数が25。豊見城小学校、標準が9,960冊、蔵書が1万2,543冊、達成率126%、クラス数が18。次、伊良波小学校、標準が1万560冊、蔵書が1万1,244冊、達成率106%、クラス数が19。次、とよみ小学校、標準が1万1,560冊、蔵書が1万4,770冊、達成率128%、クラス数が24。次、中学校。豊見城中学校、標準が1万4,560冊、蔵書が1万7,711冊、達成率122%、クラス数が21。長嶺中学校、標準が1万3,120冊、蔵書が1万3,638冊、達成率104%、クラス数が17。次に伊良波中学校、標準が1万3,600冊、蔵書が1万4,756冊、達成率109%、クラス数が18。小中学校まとめますと標準が10万8,800冊、蔵書の数が13万4,432冊、達成率124%、クラス数が194となっています。 次に(ウ)についてお答えをいたします。小学校については6校分。中学校は3校分をまとめた予算額で答弁をいたします。なお、学校別は大体平均すると出てくると思います。それから10年分ですけれども、平成10年から平成13年までの間は教材備品費として共用備品、教材備品、図書費、まとめて予算化されておりますので、そのようにご理解をお願いしたいと思います。 年度、小学校、中学校の順に申し上げます。まず平成10年度、小学校2,700万円、中学校2,140万円。平成11年度、小学校1,500万円、中学校900万円。平成12年度、小学校1,000万円、中学校900万円。平成13年度、ここからは図書費単独になります。平成13年度、小学校455万円、中学校230万円。平成14年度、455万円、これは小学校ですね。中学校230万円。平成15年度、小学校455万円、中学校230万円。平成16年度、小学校436万7,000円、中学校223万1,000円。平成17年度、小学校386万4,000円、中学校198万5,000円。平成18年度、小学校386万4,000円、中学校198万5,000円。平成19年度、小学校386万4,000円、中学校199万円。以上です。 次(エ)について答弁をいたします。平成19年度の数値は現段階で把握されておりませんので平成18年度の数値で報告をさせていただきます。なお、平成19年度については12月から年明けの時期に公表されるというふうに聞いております。まず、基準財政需要額、小学校で平成18年度330万7,000円、中学校で306万7,000円となっております。以上でございます。
◎生涯学習部長(宜保剛) 儀間盛昭議員の(1)番教育行政の中の②体育施設の充実を求めてというご質問にお答えをいたします。 儀間盛昭議員の体育施設の充実につきまして、(ア)市民体育館建設についてでありますが、これまでも答弁したとおりでありますけれども、現在補助事業のメニュー、そして建設場所、敷地を含めた建物の規模等について、現在調査検討をしているところでございます。特に文部科学省、社会体育施設整備補助金の補助率が3分の1ということでありますので、国土交通省の公園整備事業については補助率が2分の1の高率補助となっております。そういうことで、現在、例えば豊崎地区の総合公園整備事業で建設が可能かどうか関係部署と調整をしているところであります。 次に(1)ドーム型雨天運動場につきましては、各種大会、あるいは行事等が天候に左右されず実施ができることからその必要性は議員ご指摘のように十分認識をしておりますが、ただ建設に当たりましてはいろいろとクリアすべき課題等もございますので、今後の検討課題にさせていただきたいと思います。
◎企画部長(座安正勝) (2)①瀬長島の国有地についてのご質問にお答えいたします。本市は現時点で瀬長島の国有地の具体的な取得計画を示すことはできませんでしたが、今後、市が国庫補助事業などを導入し、公園や駐車場などとして整備をしていきたいという旨の意向を示しました。総合事務局は当面、豊見城市を未利用国有地の処分等の予定相手方として決定をしていただいたところでございます。ご質問の国有地の有効活用計画の策定作業につきましては、現在特に行っておりませんが、当面の国有地の管理について簡易な整地を行い、多目的広場や駐車場などとして市が有効に利用しながら管理ができないか、そうした協議に向けた調査検討を現在行っているところでございます。
◎総務部長(大城健次) 儀間盛昭議員の(2)瀬長島整備についての②に対しお答え申し上げます。温泉を主とした温泉施設計画につきましてはこれまで2社の提案が出されております。これまで大まかな概要計画での提案者と意見交換を重ねてまいりました。選択肢の一つとして熟度が高まりつつあります。市街地調整区域となっている瀬長島については確実なる実現性等について、さらに熟度を高めるために2社の再度のより具体的な事業計画内容等を、この9月末日までに提出するように求めるところであります。
◆23番(儀間盛昭議員) -再質問- 再質問をしたいと思います。 数字を細かく報告していただきました。できればそういう細かい数字は事前に渡していただければもっとスムーズに行くのかなというふうに思いますが、今、教育委員会に発表していただいた市内の学校のそれぞれの本の状況、蔵書の状況を報告していただきました。私の関わっている小学校でも父母が子供たちに読み聞かせなどを行って、私もその現場でかかわっていますが、親たちの感想は、もっと新しい本になってほしい。子供たちに人気がある本などは特にぼろぼろになるので、また新しい本も新刊などもどんどん入れて、本当にそれぞれの学校の本棚があふれるぐらいしてほしいなというのが現場のかかわっている皆さんの声です。今、部長は国の標準と比較して豊見城はすべて100%超していますと、長嶺小学校などは国の標準の156%ありますよというふうなことを報告していました。やはりそういう状況の中でも現場では、もう古くなってかえたいと。この間、訴えも出されていました。私は今回、あえてこの質問をしたのは毎年行政として、それぞれの学校に図書費の計上をしているわけですが、やはり地方自治体としてこの交付税をいただきながら教育の分野で皆さん仕事をしているわけです。先ほどの図書費分の交付税はどうなのかということで数字で答えていましたが、平成18年度分の交付税で小学校で330万円でしょうと、中学校では306万円だろうというふうなことでありました。一方、全国の学校に図書をもっと充実させようというふうな取り組みをしている全国学校図書館協議会や学校図書館整備推進会議などが取り組んでいる取り組みの中で、もっと交付税をいっぱいこの図書費も見られているんだからそれぞれの市町村で図書の蔵書を実現しようという取り組みをしているようです。その団体の発表していた数字からいうと、小学校は交付税の算定でというと、一学級3万8,000円です。中学校などは7万7,000円、これは普通教室のことでいうとそうですが、それから計算すると豊見城は1,173万6,000円が交付税措置されていますよというふうな計算に、これは平成19年度の計算でいくとですが、そうなります。先ほど合わせて600万円ですからこれは本当に交付税で見られている額の半分しか図書費に計上していないのではないかということになるわけで、私はもっとやはり交付税でそういう手当てもされている以上、現場が求める、先ほどの報告ではパーセントは100%超しておりましたが、もっと新しい本に切りかえていくというそういう現場の要求にもこたえていくべきではないのかなというふうに思っています。 国は全国の図書の充実を求めるという立場で全国の市町村、図書の充実のために取り組みをしましたが、大きく前進することはできなかったということで今年度新たな図書の増冊を図るために新しい事業を取り組んでおりますよね、文科省は。皆さんそういうこの新しい事業を取り込んで豊見城でさらに蔵書の内容を高めていくという取り組みをすべきだと思っての私質問なんですが、今、教育委員会は文科省の標準を豊見城は満たしています。パーセントは。しかし現場ではもっと新しい本が欲しいんだという強い訴えがあるんです。そういう現場の願いにこたえてさらに文科省の平成19年度から始まる新しい事業を取り込んで豊見城の学校現場の図書の充実を図るというそういう取り組みをすべきだと思うんですが、平成19年度は予算を見る範囲では私、この事業を豊見城はとってないんだろうなというふうに思っているんですが、平成19年度やっていなければ平成20年度からでもそれをやろうという思いがあるのか、市長にもぜひ答えていただきたいなというふうに思います。 そして、市民体育館については2分の1補助の事業の中で豊崎でやれるのか、検討中だというふうな答弁でしたが、市長は選挙公約でもありますので今のところ、自分の任期中にめどづけするんだという決意をされているのか、答えてほしいと思います。 ドーム型の雨天運動場、必要性はわかるということでありますから、まず一安心。私は必要ないというのかなと心配していましたが、必要性は認識しているということなんですが、今後検討したいというふうなことですが、私は今市民体育館の検討もしているというところなわけですから同時に並行してこの雨天運動場、ドーム形式の運動場などの実現も同時に検討を取り組むべきだというふうに思っているんですが、順序としてこの市民体育館の後に検討しようということであるのか、行政用語の検討というのは市民からなかなか受け入れてもらえませんので、はっきりとあわせていろいろ調査研究していくという思いがあれば答えてほしいなというふうに思います。 瀬長島については去年の終わりに国に対して国有地、豊見城は要りませんという返事をしてきましたということで私たち議会人みんなびっくりしたんですが、その後、6月に市のかかわり方を報告して、国もそういうふうに見ているということで一安心しているんですが、早く有効活用計画をつくるべきですが先ほどの答弁ではこの計画策定は行っていませんとはっきりと言っているんですが、それはどういう理由からなんでしょうか。私は今こういうときだからこそ行政だけではなくて、もっと市民の声もそこに拾い上げていくという意味で市民にもこのことを訴えて一緒に取り組みをしていくというふうにすべきだと思っているんですが、このプランづくりなどについても国有地の扱いについても、ここで市民に返して、市民と一緒にこのことを考えていくというふうな姿勢に立てないのかどうか答えてください。 瀬長島の民間から提案のある温泉施設については私らが聞いているのは瀬長島への温泉施設の提案は1社だというふうに思っているんですが、先ほどの答弁では2社からの提案があって、この9月までにより具体的なことを求めていますということなんですが、どういうところからのどういう内容の計画であるのか、今わかる範囲で答えてください。
○議長(大城英和) 時間内に終わりそうにないので延長いたします。 時間延長(15時40分)
◎学校教育部長(瀬長満) 儀間議員の再質問にお答えをいたします。 平成13年12月に子供の読書活動の推進に関する法律が制定をされておりまして、その中の基本理念として子供の読書活動は子供が言葉を学び感性を磨き表現力を高め想像力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことのできないものであるということでうたわれております。私どもとしても各学校の図書についてはできるだけ多く整備をしていきたいという考え方は常々持っておりまして、今市内の小中学校では伊良波小学校とそれから豊見城小学校以外についてはそれぞれ年間500円から600円保護者にも協力していただいて、この各学校の図書の蔵書の整備に協力をしていただいているところであります。儀間議員が先ほど事業ということをおっしゃっていますけれども、これは多分平成19年度から国が平成19年度から平成23年度までの学校図書館整備5カ年計画ということをつくりまして、平成19年度から毎年200億円の地方財政措置を講じるということだと思います。これは先ほども申し上げましたように交付税に基準財政需要額の措置をして地方に財政措置をするというものであります。平成19年度分についてはまだその数値は把握はできておりません。それから交付税の考え方ですけれども、もちろん地方交付税の基準財政需要額に算入をされました需要額が全額この予算措置をする。さらに上乗せをして予算措置を講じるというような自治体もあるかもしれません。しかしながら、ほとんどの地方自治体においては予算編成の時点で歳入の状況、歳出の状況、それから一般財源、特定財源など総合的に判断して予算を編成していくと思います。また基準財政需要額に算定されていない項目でも、予算化をして市民の福祉の向上を図る必要がある場合などは需要額に算定されていない以上の額を予算化する場合もあると思っております。普通交付税は一般財源であり、使途が特定されないで地方自治体の裁量によって使用できる財源であります。地方自治体がそれぞれの考え方、方針で使途が決定される財源だと理解をしております。以上でございます。
◎市長(金城豊明) (1)①儀間盛昭議員の再質問にお答えいたします。 学校図書の充実については必要だというふうに私も思っておりますし、先ほど教育部長の話したとおり、私としましては全体の予算の中でまた教育委員会とも調整をしてまいりたいというふうに思っております。 次に②(ア)市民体育館の建設について市長は任期中にめどづけをやるのかということについてお答えをいたします。先ほど市民体育館の建設につきましては今補助事業、特に文部科学省さらにまた国土交通省にもそういう補助メニューがあるわけでございますので、今そういうことで検討を進めさせているところでございます。当然、市民と約束をした公約につきましては補助事業を取りつけて任期中にめどづけに頑張ってまいりたいというふうに考えております。
◎生涯学習部長(宜保剛) 儀間盛昭議員の再質問にお答えをいたします。 ②(イ)ドーム型雨天運動場につきましてですが、今手元に資料がございますけれども、ドーム型雨天運動場を有している県内の市町村ですが、例えば宜野座村、北谷町、浦添市、名護市等が有しているところでございます。ちなみにこの市町村の場合は、プロ野球の球団がキャンプ地をしている市町村でございます。ちなみに宜野座ドームの状況ですけれども、総事業費が19億、約20億円近くの事業費が費やされております。そういうことで建設に当たっては多額な財政的負担を伴います。そういうことで本市の場合は儀間議員ご指摘のように必要性については認識をしておりますけれども、当面、市民総合体育館の建設に向けて努力をしてまいりたいというふうに考えております。
◎企画部長(座安正勝) (2)①瀬長島の国有地についての再質問にお答えいたします。瀬長島の有効利用につきましては国有地部分も含め、平成6年に瀬長島開発計画を作成し、また平成13年の観光振興プログラムの中では特に瀬長島のグランドデザインを中心とした方向性について検討しております。これらの策定については専門家や市民の皆様のご参加もいただいてつくられておるわけでございまして、現時点はこうした方向性を具体的にどう事業化するかという段階でございまして、平成19年度の施政方針の中で瀬長島の市の所有地の部分の中で民間が有効利用できない部分と国有地も合わせて具体的な事業計画の調査研究を進めていくというふうな方向でございます。そうした内容を総合事務局に説明をし、ご理解をいただき当面、特に2カ年間を処分の予定相手方として決定をしていただいておりますので、この期間に民間の有効利用の範囲が整理でき次第、市としてはその民間が使えない部分と国有地を合わせた具体的な整備計画事業化に向けた調査研究を取り組んでいきたいということでございます。
◎総務部長(大城健次) 瀬長島整備についての②温泉設備整備についての再質問にお答え申し上げます。確かに6月定例会の議会等での一般質問の答弁につきまして1社という答弁を申し上げましたけれども、その後、あと1社新たな提案がありまして、そういうことで確実なる実現性等について双方のサイドにより具体的な事業計画内容等について私ども9月末までに提出を求めているところでございます。
◆23番(儀間盛昭議員) -再々質問- 教育委員会に伺いますが、今図書費の部分なんですが、交付税のところで私伺いましたら教育部長も言っていました。文字どおり地方自治体の裁量でどう使うかできるそういう内容なんだと。ですから先ほど教育委員会が答えていたように豊見城は国の標準は満たしてはいますが、そういう全部満たしているところであっても、その内容をより新しいものに切りかえていくということが今求められているんです。今回の国はこれまで平成5年もそうでしたと、5カ年計画など2回つくって取り組みましたが、ところがまだまだ標準までも満たしていないところもありますよ。しかし、満たしているところでもまた今の要求にこたえて新しい方に変えていくという要求もあるわけですから、今回の新たな5カ年計画というのはそういう現在ある本を古いので廃棄をしますと、廃棄をしてまた新しい本を買えますという、廃棄をする冊数まで含めて対応しますよというのが新学校図書館図書整備5カ年計画だというわけですから、ここに文科省のこの本には文科省の課長のコメントもありますけど、読書活動は子供が人生を深く生きる力を身につける上で欠かせませんと、学校図書館はこのような読書活動を進める上で中核的な役割を果たす。今回策定した新たな5カ年計画を有効に活用して図書の整備を図ることを切に望んでいますと。満たしてはいてもさらに現場の求めに応じてやってほしいというのが国の考え方です。私は交付税、先ほど部長と少し数字違っていましたが、交付税措置では豊見城で小中合わせると1,173万6,000円措置されているんだと。これが今年度の分で言うと、585万4,000円しか図書費の計上はないので本当に交付税の半分しか満たしていませんよという数字が出ていると思うんです。ですからもっと現場の求めにこたえて皆さん予算措置頑張ってほしいなと。これからあと4年間この事業はあるわけですから豊見城でどう取り入れられるか、そういう努力をすべきではないんでしょうか。ぜひ答えていただきたいなというふうに思います。 市民体育館は市長の公約などで任期中に頑張ってめどづけしたいというふうなことでありましたが、市民はその実現を求めていますので市長は任期中にものはできるのかと、建設していただけるのかという声に対してはどのようにお答えしていただけるでしょうか。任期中に建設していただけるんでしょうか。答えていただきたいと思います。 瀬長島については国からは今初めて私聞きましたが、豊見城が取得する相手方として優先して決めていただきましたということについては2カ年間の期限だというふうに聞きました。そうであればもっと活発に取り組んですばらしい案を出して、これが認められるようにすべきだというふうに思いますが、先ほどは取り組んでいきたいというふうに答えていましたが、市民の皆さんの声などを取り入れるそういう対策も行うのか含めて答えていただきたいと思います。
◎教育長(大城重光) 儀間議員の(1)①教育行政の学校図書の充実を求めての再々質問にお答えいたします。先ほど儀間議員がおっしゃっていましたように図書の充実につきましては私どもも重々理解をしているつもりでございます。そのためにもアクションプランでも図書の充実あるいは読み聞かせ等、あるいはまたそれと中央図書館の有効利用等も含めて、今図書の充実につきましては努力をしているところでございます。ただ、その新しいものに切り替えるということについては、まだ今財政的にも厳しい状況でもございますので、そこら辺につきましては今後財政とも十分協議をしながらできるだけ多くの予算が確保できるように今後も努力していきたいというふうに思っております。
◎市長(金城豊明) 市民体育館につきましては最大限努力してまいります。
◎企画部長(座安正勝) 瀬長島の国有地を含む民間が利用できない部分については多目的広場や駐車場、そして公園などとして整備をしていく方向での調査研究を進めてまいりますが、具体的な事業実施に当たっては市民のご意見も反映していきたいと考えております。
○議長(大城英和) 10分間休憩いたします。 休 憩(15時55分) 再 開(16時13分)
○議長(大城英和) 再開いたします。◇ 通告番号8(5番)當銘保之議員 ◇
○議長(大城英和) 當銘保之議員の質問を許します。
◆5番(當銘保之議員) -登壇- 皆さんこんにちは。傍聴者の皆さん大変お疲れさまです。それでは通告に従いまして一般質問を行います。 初めに(1)災害復旧対策についてであります。近年の異常気象による集中豪雨のため、県内各地で土砂崩れ、浸水並びに冠水被害等が多発しており、県民生活を直撃し、経済活動も停滞させ非常に深刻な状況にあることはご承知のとおりであります。この自然災害につきましては、不可抗力の部分が多くを占めており復旧対策は行政の責任で迅速に対策を講じることは言うまでもございません。さて、本市においても同様でございまして、近年の集中豪雨等で高台地においては道路の決壊、がけ崩れなど低平地では冠水、浸水被害が多発しており経済的な損失ははかり知れないものがございます。行政による早急な復旧対策は待ったなしだと考えているわけであります。したがいまして市民の生命、財産を守る立場から次の点についてお伺いをいたしたいと思います。 まず①字渡嘉敷199番地の1、199番地の2の前面の生活道路が数年前から地すべり決壊し、道路沿いの2軒の住宅が非常に危険な状況であり、早急な復旧対策工事が必要であります。この件につきましては、去る議会においても他の数名の議員から一般質問で取り上げ早急に復旧対策を講じるよう指摘したとのことでありますが、いまだに復旧対策工事が行われておりません。市民の生命、財産を守るための切実な要望であります。抜本的な復旧対策工事を実施する考えがあるのか。あるとすれば実施時期はいつなのか、明確にお答えをいただきたいと思います。 ②饒波、長嶺自治会の裏手側で開発行為が行われており、昨今の集中豪雨で地すべりが発生し、隣接の住宅地が危険な状況であります。また、下側の野菜ハウス群にも土砂が崩落し、災害が発生するおそれがありますが、市当局はその状況を調査把握しておりますか。対処策も含めてお答えをいただきたいと思います。 次に(2)第2遊水池の埋め立てについてお伺いをいたします。 ①第2遊水池の設置目的につきましては異常降雨時に洪水調整池として土地改良事業で設置した重要な施設であり、下原一帯の排水機能維持のためにも管理保存し、排水機能を阻害させないためにも埋め立てはすべきではないというふうに思っておりましたが、有効利用の名目で埋め立てられております。どういう根拠であるいは理由で埋め立てられたのか明確にお答えをいただきたいと思います。 ②この第2遊水池を埋め立てたことにより、保栄茂川下流を流れる幹線3号排水路は、周辺の土地利用の急激な変化により排水路流水断面積が著しく不足するのは明白であり、浸水被害がより発生するおそれがございます。したがいまして大幅な排水路拡幅整備が必要と思いますが、その具体的な整備計画をお示しをしていただきたいと思います。 ③去る8月10日から11日にかけての集中豪雨で幹線3号排水路、幹線4号排水路は近年にないほどのオーバーフローで近接の住宅地、農耕地等が冠水・浸水し、多大な被害を与えておりますが、被害の状況と対応策をお伺いいたしたいと思います。 次に(3)市民総合体育館建設についてであります。 この件につきましては、先ほど儀間盛昭議員も取り上げておりましたが、市長はこの建設については任期中に最大限建設に努力するというお答えであったわけでありますが、この最大限というのは任期あと3年余り残っておりますが、その期間中に完成する予定なのか、これも明確にお答えをいただきたいと思います。 次に(4)消防行政についてであります。 本市の消防体制の人員不足など深刻な状況の改善策につきましては去る6月定例議会の一般質問でも指摘をしたところでありますが、市長の前向きな答弁もございまして、一定の改善努力はあるものの市民の生命、財産を守る観点からはまだまだ不十分であり、なお一層強力な取り組み改善が必要であります。よって次の事項についてお伺いをいたしたいと思います。 ①消防職員の増員計画について年次計画を示していただきたいと思います。 ②消防の老朽車両廃車に伴う新車購入計画を詳しく示していただきたいと思います。 ③救急の需要増大から高規格救急車の購入の必要があると思いますが、計画はあるのかお伺いいたしたいと思います。以上であります。よろしくお願いいたします。
○議長(大城英和) 当局の答弁を求めます。
◎建設部長(天久勝廣) 當銘保之議員の質問事項(1)災害復旧対策についての①にお答えいたします。議員ご質問の字渡嘉敷地内の生活道路の件については現場確認をいたしております。この里道は以前に生活道路として隣接する建築主により整備され使用されております。その当時整備したコンクリート舗装が壊れている状況でございます。今後、現場調査を行い工法を検討をして単独予算になりますので予算措置に向けて検討してまいりたいと思います。
◎企画部長(座安正勝) (1)②の長嶺自治会北側の土砂流出についてのご質問にお答えいたします。本件につきましては関係する課が状況を把握し、県の指導も仰ぎながら連携し、適切な対応をしているところでございます。主な経過を申し上げますと、平成19年7月5日付で国土利用計画法に基づく土地売買等の届け出が本市に提出をされております。国土利用計画法上は特に問題はございませんが、当該地域は過去に土砂流出が発生した経緯があり、開発する場合は注意を要する旨を記述し、平成19年7月12日付で土地の権利取得者と県知事あてに所定の通知を送付してございます。 その後、台風4号の通過後の7月21日土曜日に警察署から総務課に通報があり、地すべりの状況を現場で確認をし、近隣住民に緊急な場合は自主避難をするように促し、ブルーシートなどで応急措置を行っております。 7月23日月曜日以降は関係課が会議を開き対応策を話し合っております。 7月24日火曜日には本市は現場責任者に対し、さらなる土砂の流出を防止する対策を講じることや近隣住民への適切な対応など速やかに行うよう指導を行っております。また、県の関係部署からも強い指導が行われております。現場責任者は関係者に対し、説明をし、当事者間の話し合いも行っているというふうに伺っております。 去る9月10日には前日からの大雨がございましたので、県の担当者とともに現場を確認いたしました。現場ではH鋼などによる土どめ工事が現在行われており、応急処置の対応がなされているようでございました。本件は基本的には民間地における当事者間の対応となっておりますが、関係においてもそれぞれの関係法令に照らして対応可能な対処策がないかについて検討をしているところでございます。
◎経済部長(国吉正弘) 當銘保之議員の(2)第2遊水池の埋め立てについてお答えをいたします。 まず①についてお答えをいたします。遊水池の埋め立ての根拠理由でございますけれども、これまで何度か第2遊水池の埋め立て有効利用について議員から一般質問があり、これを踏まえ遊水池機能調査を入れました。調査結果としまして、本遊水池を取り巻く状況が与根、翁長地先埋立計画や埋め立てに取りつける県道東風平豊見城線道路計画などにより地域環境に大きな変化が生じました。遊水池へ流入する水路も7つの排水路でありましたが、県道東風平豊見城線道路に分断され遊水池へ流入する排水路は2排水路となりました。その2つの排水路のうち、水路断面計算の結果、1排水路の水路断面が不足しており、その水路を拡幅改修すれば遊水池の必要性がなくてもよいとの調査結果が出ております。豊崎地区の急速的な発展と遊水池を取り巻く環境の変化と著しい社会情勢に即した有効利用が求められておりましたので、2排水路について切り回し工事及び排水路断面拡幅工事を実施し、埋立施工をしたものでございます。 次に②についてお答えをいたします。幹線3号排水路の断面が不足しているのではないかということでございますけれども、幹線3号排水路は遊水池を埋め立てする前から直接海へ放流しておりまして、遊水池に関係のない流域外となっております。したがいまして遊水池埋め立て後も単独で直接海へ放流しておりますので、幹線3号排水路の拡幅整備の必要性はないものと思っております。 次に③の3号、4号の排水路が台風4号、去る集中豪雨にオーバーフローしたのではないかということについてお答えをいたします。去る8月10日、11日の集中豪雨につきましては20年ぶりの異常降雨で県内各地で多大な被害が発生をいたしました。幹線3号排水路のオーバーフローの原因としまして、排水路流末の市道203号線にかかる橋げたの仕切りに廃ビニールや流木及び大量の草木等のごみが堆積し、流水を阻害したためと思われます。堆積したビニールやごみ類は即業者により撤去し、排水の機能を回復させております。また、幹線4号排水路のオーバーフローの原因としまして排水路の流末付近に農家の農業用水取水のため、トンブロックが3個積み重ねられ、周囲に土のうが置かれていたため、著しく水路の流水を阻害したものと思われます。早速すぐトンブロックを撤去すると同時に農家等の指導をしてまいりました。
◎市長(金城豊明) 當銘保之議員の一般質問の中で、儀間議員に答えました市民体育館建設について、最大限とはどういうことかということについてお答えをいたします。私の任期もあと3年余りでございます。やはり市民が望む体育館については、この3年の中においてはやはり着手に向けて最大限努力するということでご理解をいただけるだろうというふうに思っております。
◎人事課長(上原直英) 當銘保之議員の(4)消防行政についての①消防職員の増員計画についてお答えいたします。去る8月1日から15日まで平成19年度採用試験の募集を行ったところ全体で294名の申し込みがあり、そのうち消防職には87名の申し込みがありました。今年度は消防職員の退職者が3名いることからその補充も含め何名採用するかについては去る6月議会でのさまざまな指摘事項を踏まえ、現在調整中であります。消防は市民の生命、財産を守る立場から組織体制の不具合や署員の士気の低下があってはならないため、採用人数の決定に当たっては1つ目として最低確保人員の増員。2つ目に署員の勤務条件の改善。3つ目に効率的な組織体制への改編という3つの条件を設定した上で消防署で何名必要なのか、消防本部の見直しで何名捻出できるのか、現在このようなことを消防と調整中であります。今後、市全体の定員管理計画との整合性を図るため、定年退職者の前倒しを含め採用人数を決定していくことになりますが、先ほど挙げた3つの条件を満たすためには年次的な増員では効果が期待できないということですので増員については一定の組織体制がつくれる人数を次年度で確保したいというふうに考えております。以上です。
◎消防長(金城盛三) 當銘保之議員の一般質問にお答えいたします。 (4)消防行政についての②、③についてお答えいたします。これまで28年余市民の生命、財産を火災等から守るため配置されておりました24メートル級のはしご車については去る9月4日に廃車売却をしたところでございます。代替整備については第三次総合計画の第8回実施計画により消防の整備計画として平成20年度計画事業要望としているところでございます。 次に③についてお答えいたします。現在、高規格救急車は1台保有しておりますが、救急出動件数が毎年増加の傾向にあり、今年8月末現在1,349件の出動、前年度比で251件の増となり、また救急救命士の行う応急処置等も拡大されており高規格救急車の増についての必要性も痛感している次第であります。なお、現在ある普通救急車の代替として今年の第8回実施計画の平成21年度計画事業において高規格救急車の整備を要望しているところでございます。以上でございます。
◆5番(當銘保之議員) -再質問- 再質問をいたしたいと思います。 まず(1)災害復旧対策についてでございますが、字渡嘉敷199番地の1と199番地の2の前面道路の決壊の復旧対策の件ですが、今建設部長は努力をしていると、予算措置に向けて今検討しているということでございますが、ぜひ早目に予算措置をして、一日も早く復旧対策工事をしていただきたいと思います。また、市長もお答えいただきたいと思いますが、市長も現場を調査なさって本当に緊急度があるのかどうかということで早目に現場調査をすべきだと思いますが、市長のお考えをお伺いしたいと思います。 次に(2)第2遊水池の埋め立ての件ですけれども、今の説明で私は全く納得いきませんですけれども、本当にこれで大丈夫だということでしょうか、経済部長。私は今のその2号遊水池の付近、あるいは上流部分は今後とも土地利用の形態が著しく変貌するというふうに思っておりまして、それに伴って排水路から急激に流れるということもありますので、こういう今のような悠長な考えではなお一層、水害が起こる危険性があります。ですから私はこの第2遊水池については非常に重要な施設であるということで、今まで私は経済部長もしているときには何回も議会ではその埋め立てについて答弁をさせていただいたわけでありますが、その都度、この重要性について申し上げてご理解をいただいたつもりでございましたが、私が一線を退いてからはこういうことになっているわけであります。先ほどの部長の説明ではその第2遊水池に流れる自然排水路がそこに向かなくなったということのようでありますが、この遊水池というのは、あくまでも数年に1回の大洪水を補うための遊水池であるわけです。ですから重要な施設なんですね。先ほど申し上げましたように今土地利用の急激な変貌によりましてこの下原一帯、場合によっては住宅地に変貌する可能性も十分あります。これによりまして、この水自体が今までは農耕地の場合は地下に浸透したものが大変であったわけでありますが、これが急激に流れる。コンクリートに変わってしまいますと急激に流れが速くなって、仮に満潮時になりますと当然のように浸水被害が起こるというのが、この下原一帯であります。こういったところでは排水路は今、皆さんの計算上は流れるという想定であったとしても将来にわたって浸水被害が起こらないように排水路も拡幅すべきだと思うんですね。そういう認識でもって行政運営をしなければいけないと思いますが、再度それについて今後検討する余地があるのかどうかお答えをいただきたいと思います。 それから(3)市民総合体育館建設につきましては、市長は最大限ということは着工に向けて努力するということでありましたが、私は市長の考え方に同調いたします。これは急にできるものでもありませんし、できるだけ芽出しをして、この市民総合体育館が建設されるようにぜひ頑張っていただきたいと思います。 それから(4)消防行政についてでございます。先ほど人事課長は消防職員の増員計画については年次計画は立てられないということでありましたが、次年度で何名かは確保するということでありますが、一体平成20年度で何名の確保を予定しているのか。定年退職者あるいはそれ以外の退職者を含めて何名程度の増員が可能なのかお答えをいただきたいと思います。 それから②の消防の老朽車両の廃車は9月4日に行ったということでありますが、これは市長にお答えいただきたいと思いますが、消防からは市当局には平成20年度に新車購入計画の要望を出しているということでありますので新車購入計画について、市長の考え方をお伺いしたいと思います。以上であります。
◎市長(金城豊明) 再質問にお答えいたします。 (1)①渡嘉敷の災害復旧対策についてでありますけれども、當銘議員から市長も現場を見る必要があるのではないかなということであります。私は現場を見てございませんので、現場を調査してその対応策については検討させていきたいというふうに思っております。 次に(4)消防行政の中でのはしご車につきまして、これまでも相当の予算が必要だということの話もありました。私どもにつきましては年次的な実施計画というのがございますので、この実施計画の中で対応を検討していきたいというふうに思っております。
◎経済部長(国吉正弘) 當銘保之議員の再質問にお答えいたします。 (2)第2遊水池の埋め立ての件でございますけれども、いわゆる第2遊水池のある位置からいわゆる県道東風平豊見城線、この道路計画ができまして、いわゆる7つの排水路が遊水池に流入しておりましたけれども、この道路ができた関係で流域が分断されたわけです。そして、2つの区域の流域ができまして、県道東風平豊見城線から糸満側の流域と、それからこの県道から田頭側の流域ができまして、その遊水池に流れる排水路は2本になっているわけなんです。その2本のうち、1排水路については拡幅してくださいと。1排水路については切り回して直接海に放流させてくださいという調査結果が出たわけなんです。そういうことで県道から糸満側の排水路も直接海に放流しています。そういうことでこれを埋め立て有効利用しても何ら地域の浸水等については流量を計算した結果、問題なしという調査結果に基づいて埋め立て有効利用をしておりますのでご理解をお願いしたいと思います。
○議長(大城英和) 休憩いたします。 休 憩(16時44分) 再 開(16時46分)
○議長(大城英和) 再開いたします。
◎人事課長(上原直英) 當銘保之議員の再質問、平成20年度で何名増員するのか、具体的に示せということですけれども、先ほど申し上げましたように消防の人員と体制につきましては、まず1つ目に最低確保人員の増員、2つ目に署員の勤務条件の改善、3つ目に効率的な組織体制への改編というような3つの条件を設定。それを一定程度を満たす形での増員を検討しているところです。具体的な人数については市全体の定員管理計画や消防全体の組織体制の見直し、それもあわせて検討していく予定ですので、今しばらく時間をいただきたいと思います。少なくとも3部制、そういう体制、一番効率的な体制が維持できる人数の確保は想定しているところです。以上です。
○議長(大城英和) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 次の本会議は、明日9月13日午前10時開議といたします。 大変お疲れさまでした。 延 会(16時48分) 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 豊見城市議会議長 大 城 英 和 署名議員(13番) 大 城 盛 夫 署名議員(14番) 知 念 善 信...