沖縄市議会 > 2022-12-22 >
12月22日-08号

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  1. 沖縄市議会 2022-12-22
    12月22日-08号


    取得元: 沖縄市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-21
    第424回 沖縄市議会定例会┌──────────────────────────────────────┐│                                      ││  令和4年                                 ││          沖縄市議会定例会会議録                 ││  第424回                                 ││                                      ││           令和4年12月22日(木)午前10時開議           ││                                      │└──────────────────────────────────────┘              議  事  日  程   第 8 号                 令和4年12月22日(木)                  午前10時 開議第 1        一  般  質  問     ──────────────────────────────本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件      (議事日程のとおり)     ──────────────────────────────出  席  議  員  (30名)  1 番 町 田 裕 介 議員    16 番 藤 山 勇 一 議員  2 番 瑞慶山 良一郎 議員    17 番 稲 嶺 隆 之 議員  3 番 新 屋   勝 議員    18 番 桑 江 直 哉 議員  4 番 新 里 和 也 議員    19 番 知 花   圭 議員  5 番 大 城   隼 議員    20 番 喜友名 秀 樹 議員  6 番 仲 吉 信 勝 議員    21 番 新 里 治 利 議員  7 番 桑 江   研 議員    22 番 栄野比 和 光 議員  8 番 伊 佐   強 議員    23 番 伊 禮   悟 議員  9 番 千 葉 綾 子 議員    24 番 仲宗根   誠 議員 10 番 前 宮 美津子 議員    25 番 高 橋   真 議員 11 番 小 谷 良 博 議員    26 番 阿多利   修 議員 12 番 金 城 由 美 議員    27 番 屋富祖   功 議員 13 番 當 山 全 克 議員    28 番 宮 城   浩 議員 14 番 嵩 元 直 萌 議員    29 番 諸見里 宏 美 議員 15 番 上 地   崇 議員    30 番 眞榮城 健 二 議員     ──────────────────────────────欠  席  議  員  (なし)     ──────────────────────────────説明のため出席した者の職、氏名 市長       桑 江 朝千夫    総務部次長      森 山 雅 人 副市長      平 田 嗣 巳    企画部長兼      山 内   強                     プロジェクト推進室長 総務部長     我 謝 勝 俊    市民部長       平 安   栄 健康福祉部長兼  仲宗根   勲    上下水道部長     新 里 智 昭 福祉事務所長 こどものまち   與那嶺 智 才    消防長        知 念 順 一 推進部長 経済文化部長   花 城 博 文    教育部長       島 袋 秀 明 建設部長     比 嘉 直 樹    指導部長       多和田   勝 建設部参事    川 満 輝 繁    教育総務課長     内 間 三千代 上下水道局長   仲 本 兼 章     ──────────────────────────────職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名 事務局長     仲宗根   剛    議事課長補佐     喜屋武 千鶴子                     兼調査係長 議事課長     金 城 優 一    議事係長       儀 保 邦 洋 ○瑞慶山良一郎議長 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員数29名でございます。金城由美議員から遅刻の届出が出ております。 本日は、議事日程第8号によって議事を進めます。 △日程第1 これより一般質問を行います。 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 おはようございます。議席番号9番の日本共産党、千葉綾子です。今日は所見なしでいきますので、よろしくお願いします。すぐ質問に入ります。 39ページ、質問事項1.平和について。質問の要旨(1)今年に入ってから、ロシアのウクライナ侵略から台湾有事についての緊張状態の情勢が続いている。日本においても戦争を起こさせない努力が必要だと考える。①今の内閣は敵基地攻撃能力を保有しようとしている。安保3文書改定で戦争への道を突き進もうとしている。嘉手納基地を抱える沖縄市として、米軍嘉手納飛行場や弾薬庫地区や自衛隊白川分屯地の嶽山原の第15高射特科連隊が駐屯する基地内に敵基地攻撃能力を有する各種ミサイル配備が懸念されることについて、市長の見解をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 おはようございます。それでは千葉綾子議員の一般質問にお答えいたします。 安全保障関連3文書が閣議決定されたことは承知しております。今後、国等の動向を注視してまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 再質問いたします。 注視すると言っておりますが、国がミサイル配備を決定したら、市長として、市民の立場でどのような見解か、お伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 今後、様々な議論がなされるものと思います。本市といたしましては、国や県の動向を注視しつつ情報収集に努めてまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 次に行きます。質問の要旨(1)②台湾有事を口実に米軍が介入すれば沖縄が再び戦争に巻き込まれるのではないのか。先島の自衛隊ミサイル基地の撤去を求めるべきだと思うが市長の見解をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 本市は沖縄戦終結の調印式が行われた9月7日を「市民平和の日」と定め、平和に関する様々な事業を通して全ての人が平和で豊かな生活が送れるまちづくりを進めており、今後も平和行政を推進することに取り組んでまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 再質問いたします。 沖縄市が取り組んでいる平和行政は、自衛隊ミサイル基地の撤去を求めることと同趣旨と受け止めてもいいでしょうか、お伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 地方自治法に規定する地方公共団体の役割といたしましては、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施すると規定されております。本市の平和行政につきましては、市民等による平和活動や、地域地鎮祭の開催、平和大使の育成や活動を促進しているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 次に行きます。質問の要旨(1)③沖縄市の統合計画の中に倉庫群が移設することになるが、ミサイル関連の部品などが持ち込まれるのではないか危惧するが、市長の見解をお伺いいたします。
    瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 倉庫群の配置計画では、生鮮食品や生活物資、衣料品、住宅家具などと伺っております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 再質問いたします。 住宅家具などとありますが、具体的に何でしょうか、お伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 防衛局から示された計画では、管理事務所洗濯クリーニング場、またスクールバスの管理事務所等と伺っております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 質問の要旨(1)④白川分屯地におけるパトリオットミサイル(PAC3)の配備計画があるのかをお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 沖縄防衛局によりますと、現時点において、当該分屯地にパトリオットミサイルを配備する計画はないと伺っております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 再質問いたします。 PAC3配備の計画をしないと協定を締結する考えはあるのか、お伺いをいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 配備計画がないということですので、ない計画に対して協定を締結するという考えは今のところございません。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 平和についてお伺いしてきました。最近の地元紙などでとても自衛隊の駐屯地にいろんな配備計画とか、先島の問題、石垣とか宮古の問題がとても取り沙汰されていて、このまま進んでいくと戦争になるのではないかという市民の不安があることから質問させていただきました。その中でも平和についてお話したいので、2018年にコスタリカがネットで発信している文書がありましたので、少し御紹介をいたします。「日本でも外見への動きが目立つ今、国民一人一人が平和国家としての在り方を考えるときが来ています。この70年間、平和憲法を掲げる日本は、国際的な場所でも平和のリーダーとして率先して活動してきました。日本は憲法9条だけでなく、持続可能な社会環境モデル、最先端技術など様々な面で世界から注目されています。「勇敢な平和」という映画がありました。これにあるように、日本の人々が世界のリーダーとなって勇敢に平和を求め続けることを期待します。日本の皆さんにぜひ伝えたいのは、憲法9条がどれほど世界に注目されているか、称賛されているかということです。平和的な憲法を持つ日本こそが、コスタリカのような平和を求める国々と協力し合って国際的な平和システムを構築していくべきです。そうすれば私たちは世界中にはびこる軍事産業の闇に立ち向かうことができるはずです。ぜひこれから日本の奇跡を作っていきましょう」ということで発信しておりましたので、御紹介させていただきました。次の質問に行きます。 質問事項2.牧港補給基地の倉庫群の移設について。質問の要旨(1)基地統合計画における諸課題の解決のための協議会について。①「国(防衛局)県(環境保全課、環境整備課)市(環境課)」国・県・市の三者協議会の設置を望むが当局の見解をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 それではお答えいたします。 先ほども御答弁させていただきましたが、今後、様々な議論がなされるものと思います。本市といたしましては、国や県の動向を注視しつつ、情報収集に努めてまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 再質問いたします。 知花38号線と農業用水の供給計画の課題はどこで協議されますでしょうか、お伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 沖縄防衛局と調整を行っていると伺っております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 再々質問いたします。 ワーキンググループか3者協議会のどちらでやるのがより実効性があるのかをお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 繰返しになりますが、国や県の動向を注視しつつ、情報収集に努めてまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 次に行きます。質問の要旨(1)②専門家会議を開いて、観察・検討・総括を行うことができるのか、お伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 引き続き繰返しになりますが、今後国や県の動向を注視しつつ、情報収集に努めてまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 質問の要旨(1)③事後の経過について、PDCAでしっかりと機能させきれるか、お伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 繰返しになりますが、国や県の動向を注視しつつ、引き続き情報収集に努めてまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 再質問いたします。 注視とは市民の立場で注視するのか、国の立場で注視するのかを明らかにしてください。情報収集とは市民の立場に立って情報収集するのかをお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 本市といたしましては、沖縄市といたしまして情報収集を行ってまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 次の質問に行きます。質問事項3.環境問題について。質問の要旨(1)PFAS汚染について。PFAS汚染から市民の生命を守る連絡会が2022年6月から7月に実施した血液検査結果が2022年10月15日に記者会見で公表されました。その結果、概要を示すと次のとおりです。①PFAS汚染の原因が米軍基地であることの蓋然性が高いこと、②検査結果で同一の管理目標値を超過した方が27人もいたこと。沖縄市民では3人が同一の管理目標値を超えた方がいました。③北谷浄水場から供給された水道水が汚染の原因であることの蓋然性が高いことなどが明らかになっております。つきまして、これらの問題解決のために、市長に次の質問をいたします。 ①日米地位協定を抜本的に改正し、基地内の調査ができるように、米軍(沖縄防衛局)に要請すべきと思いますが、市長の見解をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 市内の調査につきましては、軍転協を通じて毎年要請を行っているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 次に行きます。質問の要旨(1)②基地内の汚染は米軍の責任で浄化させることも要請すべきと思うが、市長の見解をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 今年8月17日に沖縄県と6市町村において、基地内への立入りを求めること及び日本政府や米軍による調査と対策を実施すること等を要請したところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 次に行きます。質問の要旨(1)③本市を含め全県の広域調査を、対象人員を拡げ18歳未満も含め、実施すべきと思うが、市長の見解をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 おはようございます。千葉綾子議員の一般質問にお答えいたします。 PFAS汚染に関する調査につきましては、市内だけではなく県全域での広域的な調査が必要と思われるため、今後も国、県と連携し対応していきたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 血液分析を行った京都大学医学研究科原田浩二先生の講演でも最新の研究を踏まえた基準の設定や、水道水だけでなく土壌、食品といった暴露の経路の特定、行政による長期的、広域的な疫学調査の実施をと言っています。強力に推進してほしいと要望いたします。次に行きます。 質問の要旨(1)④今回の調査で、ドイツの管理目標値を上回った人が沖縄市では3人いました。これらの人の健康調査を沖縄市の責任で実施すべきと思いますが、市長の見解をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 PFASの健康への影響につきましては、現在研究段階で医学的な評価ができない状況でございますので、国、県と連携し、全県的な取組として進めていく必要があると考えております。今回血中濃度が高かった市民につきましては、現行の状態の変化に早めに対処できるよう健康診断を継続して受けていただくことで、経年的な体調の確認を行っていただき、健康不安や体調の変化が見られたときには、市民健康課で行っております市民健康相談を御活用いただければと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 これも要望いたしますが、PFASの血中濃度が高かった3人はいつ体調の変化が現れるか分からない状況の中、不安を抱えながら日々の生活を送っていると思われます。この3人の方が健康不安の相談に来たときには、親身になって相談に乗っていただきたいと思います。また多くの市民から早急に健康調査を実施してほしいとの声が上がっています。市として、国や県に実施できるように働きかけることを要望いたします。次に行きます。その前に、沖縄市のホームページで上下水道局の令和4年度水質検査の計画書の中に、水道の2ページのほうに、給水系統が載っているのですけれども、これは市民の方から分かりにくいという指摘がありましたので、タブレットのほうに資料を添付していますので、見てください。これは北谷浄水場石川浄水場の2つ供給されているところがあるのですけれども、青い字で書かれている地域のほうがちょうどこの水脈のほうです。地図で言うと、2枚目にある、これのちょうど真ん中の黒い線、右と左に分かれている真ん中のほうがはっきり分かりにくい。石川浄水場の水なのか、北谷浄水場の水なのかが分かりにくい。この境目が分かりにくいということでした。要望です。黒い線の部分だけを住宅地図で表示してほしいという要望だったのです。この黒い線分かりにくいです。水道局に問合せしてくださいとも言われましたが、これが多かったら水道局も大変になります。市民のほうも大変だと思うのです。なので住宅地図のほうにできれば載せてほしい、表示してほしいということでしたので、ぜひ検討してみてください。よろしくお願いします。次に行きます。 40ページ、質問事項4.障がい者福祉について。質問の要旨(1)重度障がい者の在宅介護について。①「重度訪問介護」制度についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 重度訪問介護につきましては、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスで、常時介護を要する障がい者の居宅において見守りを行いながら、入浴、排せつ、食事の介護のほか、外出の際の移動中の介護など、総合的な介護を行う取組となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 今、健康福祉部長がおっしゃられたように、重度訪問介護の制度とは、障がいのある人たちが普段の自立生活に必要となる日常生活全般に関わる介助・介護を毎日長時間利用することができる国の制度です。見守りという支援があるのが特徴の制度となっています。利用者が地域生活をする上で、重度訪問はとても大切な制度となっています。次の質問に行きます。 質問の要旨(1)②どこが運営しているサービスなのか、どこで申請するのか、お伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 重度訪問介護は、障害福祉サービスとして市が提供しておりますが、サービスの実施に当たっては、県で指定を受けた訪問介護事業所が担っております。サービスの利用申請については、障がい福祉課で申請手続を行い、支給決定を受けた後、訪問介護事業者と契約し、ヘルパーが派遣される流れとなります。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 質問の要旨(1)③どういう障がいがある人が受けられるのかを伺います。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 対象となる方については、重度の肢体不自由者、または重度の知的障がい者、もしくは精神障害により行動に困難を有する障がい者等で、常時介護を必要とする方となります。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 質問の要旨(1)④本市にこのサービスを利用している方は何人いるのか、他市と比較しての比率をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 本市における重度訪問介護利用者は、令和3年度実績で26人となっております。近隣の類似規模の自治体と比較して利用者は多い状況となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 沖縄市は他市に比べて理解のある市だと本員は思っております。頑張っています。 質問の要旨(1)⑤このサービスを受けたいが、受けられない声があるかをお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 現在、重度訪問介護サービスを利用されている方については、2つの事業所を利用するなどで必要なサービスを利用できている状況でございます。しかしながら、新たに重度訪問介護サービスの利用を希望する方について、夜間の利用や長時間の利用などでヘルパー事業所が一部見つからないケースもございます。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 今、健康福祉部長が答弁した中で、ヘルパー事業所が見つからないケースがあるということなので、再質問で原因は何かをお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 重度訪問介護サービスが利用できない方については、障害福祉サービスの支給決定はなされているものの、ヘルパー事業所が見つからない状況でございます。その原因としまして、重度訪問介護は長時間な対応となることから、担うヘルパーが不足する状況があると考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 質問の要旨(1)⑥本市在住の利用者が十分なサービスを受けられていると思うか当局の見解をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 重度訪問介護サービスを現在利用されている方については、必要なサービスを受けることができていると認識しております。新たに重度訪問介護サービスを希望する方がヘルパー事業所を見つけられないという事例がありますので、一部で必要なサービスが受けられていない現状があることも認識しているところです。その場合は日常生活を送る上で、介護が必要な方については、要所に居宅介護を導入するなど、利用者が生活を維持できるようサービスの支給決定を行っております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 今の答弁の中で、一部で必要なサービスを受けられていない現状があることを認識していると。このことについて再度質問いたします。サービスが受けられない現状とはどのようなことが挙げられるか、お伺いをいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 重度訪問介護サービスを希望していてもヘルパー事業所が見つかっていない方についての現状としまして、居宅介護サービスを利用しながら、場合によっては家族も支援を行っており、生活の維持に支障がないような状況ではございます。しかし、見守り支援や自由に外出支援を受けたり等の重度訪問介護特有の支援については十分受けられていない状況にございます。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 次に行きます。質問の要旨(1)⑦重度訪問介護の周知はどのようにされているのかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 重度訪問介護サービスにつきましては、障がいに関連する様々な情報を掲載している障がい福祉ガイドブックに記載しており、またホームページへの記載、掲載や新たに障害手帳を取得された方、支援者等に配布を行い、周知を図っているところでございます。また、障害福祉サービスの利用計画を作成する計画相談支援専門員に障害福祉サービス等支給ガイドラインを配布しており、サービスの給付対象者や、利用方法等の基準が判断できるようにしております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 計画相談支援専門員の判断で、利用者にこのサービスがあることを知らせているのですよね。障がい者は支援者が知らせなければどんなサービスがあるのか分からないのがほとんどなのです。ここで計画相談支援員は大変重要な役割を担っていると思います。ぜひこれからも頑張ってほしいと思います。次に行きます。 質問の要旨(2)重度訪問介護者についてお伺いいたします。①重度訪問の介護者にどのような資格が必要なのか、お伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 重度訪問介護サービスの介護者になるためには2つございます。1つが介護福祉士の資格取得でされる場合、資格取得がない場合には、県の重度訪問介護従事者養成研修を修了することが必要となります。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 介護福祉士等重度訪問介護従事者養成研修を修了すること、もう1つは実務者研修の修了者も中に入りますので、重度訪問の介護に就く仕事となります。資格は3つあればできるとお伺いしております。 質問の要旨(2)②現在、重度訪問介護のヘルパーは足りているのか当局の見解をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 重度訪問介護サービスは、長時間ヘルパーが利用者宅にとどまり支援を行うこともあり、重度訪問介護サービスを実施する事業者やそれに従事するヘルパーについては多くなく、人材が十分足りていない状況だと認識しております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 質問の要旨(2)③人材育成はどうなっているのか、お伺いいたします。
    瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 重度訪問介護者の人材育成については、県において資格者研修などを行っております。ヘルパー育成に向けた取組については、国、県で推進するものでございますが、市においても研修等の周知など、連携した取組ができるよう検討してまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 人材を育てるべく重度訪問介護従事者統合課程の講座を月2回開催し、努力している事業者が沖縄市内にもあります。ぜひ重度訪問介護制度の理解のための学習会、研修などの周知にも取り組んでください。よろしくお願いいたします。次に行きます。質問の要旨(2)④介護職の処遇について当局の見解をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 介護職の処遇については、事業者の皆様から決してよくないとの声も一部いただいており、課題があることは認識しております。しかしながら、処遇に関する障害福祉サービス施策については、国、県が担っているものであることから、市が直接関わることは困難であると考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 質問の要旨(2)⑤今後の課題をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 介護職を取り巻く課題については、人材不足の解消、処遇の改善、仕事に対するやりがいの醸成、事業者同士の連帯など、数多くあると認識しております。課題への取組については、処遇改善など国や県で担う範囲が大きいものと認識しておりますが、本市といたしましても、中部広域市町村圏事務組合で共同事務処理である障害福祉事業所の指導検査事業において、事業者の職場環境の改善や適切な報酬の支払い等の状況を指導検査することで、障害サービスに係る従事者の働きやすい環境に寄与するものと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 利用者は一つの事業者だけでなく複数の事業所を利用しています。事業所間での連携がうまくいかないこともあると思います。また、介護の仕事が好きで従事しているが、給料が少ないと老人ホームやデイサービスヘルパーと掛け持ちをしないと生活できないこともあります。サービスが必要な方に必要なサービスを受けていただくために、人材の確保と処遇の改善、従事者が働きやすい環境をぜひ作ってほしいと要望とさせていただきます。国が施設から地域への政策を打ち出して久しくなります。ところが地域の受け皿がまだまだ整っていません。グループホームなど近年増えてきていますが、身体障がい者、特に重度重複障害医療ケアの必要な方の受入れはできていません。親が高齢になり今、全国でも大きな課題となっております。厚生労働省が提唱しているノーマライゼーションとは、障がいのある人が障がいのない人と同等に生活し、ともに生き生きと活動できる社会を目指すという理念です。障がいのある人が誰とどのように暮らすか障がい者の権利です。地域で暮らす自分の生まれ育った土地で暮らすことは当然の権利です。そのために必要なサービスが重度訪問サービスです。利用される市民に安心安全が届けられるよう、これからも課題解決のために一緒に考えていきましょう。ここで紹介させてください。タブレットにも載っているこのチラシなのですけれども、これは映画なのですけれども、沖縄市の映画館シアタードーナツで、「生きるのに理由はいるの?」という映画が、来年の2023年2月1日まで上映されるそうです。この映画は2016年7月26日に、相模原市の緑区、神奈川県立障害者施設津久井やまゆり園で施設職員だった方が入所者を刃物で19人殺害。職員2人を含む26人に重軽傷を負わせるという事件が起きました。この事件以来、障がいを持つ子の親は、施設に入所させることよりも、やはり生まれ育った地域で暮らすことができる重度訪問介護という制度を使いたいと思うようになったそうです。それともう1つ、重度訪問介護を使った利用者とヘルパーの日常生活のドキュメンタリー映画「道草」という映画もあるのです。もし機会があれば、ぜひ見てほしいので、よろしくお願いいたします。福祉の質問はこれで終わります。次に行きます。 質問事項5.教育行政について。質問の要旨(1)北美小学校区児童館建設について。①建設計画について伺います。ア.進捗状況を伺います。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 おはようございます。千葉綾子議員の一般質問にお答えいたします。 (仮称)北美小学校区児童館につきましては、現在基本設計を行っており、去る12月13日に地域説明会を開催したところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 次に行きます。質問の要旨(1)①イ.完成時期をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 (仮称)北美小学校区児童館につきましては、令和5年度に実施設計及び建設工事の着手まで行い、令和6年度中に竣工するスケジュールとなっております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 質問の要旨(1)①ウ.事業費をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 当該事業につきましては概算ではございますが、用地購入などを含めた総事業費として、約6億円を見込んでおります。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 次に行きます。質問の要旨(1)①エ.住民説明会についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 去る12月13日に行いました住民説明会につきましては、地権者をはじめ、近隣住民や北美小学校の保護者の皆様に呼びかけ、21人の参加がございました。説明会では児童館の役割をはじめ、諸室のイメージを配置図等により説明したところでございます。参加者からは車の往来やハブ対策など、子供たちの安全対策についての質問がありましたので、今後対策に生かしていきたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 本員も途中からなのですが、説明会に参加させていただきました。事業説明は聞いていないのですが、質問を住民の方がやっているのを聞いていて、本員もこれは聞いたので再質問をさせていただきます。参加者からは車の往来とかハブの対策など、子供たちの安全対策についての質問があったので、どのような対策を考えているのかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 ハブ対策につきましては、ハブが敷地内に入ってこないようにフェンスを高くしたり、ハブの隠れ場所となるような隙間をつくらないなどの対策を検討しているところでございます。また車の安全対策につきましては、小学校から道路に出なくても直接児童館に行き来ができるように、学校と児童館の間に出入口を2か所設け、避難経路も確保できるように計画しております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 ぜひ安全対策を実施してください。よろしくお願いいたします。次に行きます。 質問の要旨(1)①オ.関係地主に対する説明についてお伺いいたします。 (ア)土地収用法による強制収用(使用)も考えているのか、お伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 当該児童館整備のための土地購入につきましては、既に今年の4月に地主の方から同意を得ているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 次に行きます。質問の要旨(1)①オ.(イ)土地は買い取りか賃貸借か伺います。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 用地につきましては買取りによる整備となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 次に行きます。質問の要旨(1)①カ.児童館の施設内容や子供たちの居場所に適切か、お伺いいたします。 (ア)どの子にも使い勝手がよい施設整備かを伺います。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 整備につきましては、車椅子使用者用駐車場や多目的トイレを設置するとともに、出入口や廊下の幅、段差など、バリアフリーに配慮した設計とすることで、車椅子の子供たちも利用できるように整備を進めているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 千葉綾子議員。 ◆千葉綾子議員 要望なのですけれども、以前に沖縄こどもの国の駐車場の屋根とかエレベーターの設置のときに、車椅子の当事者や親などの意見も取り入れたことがあるとお聞きをいたしました。車椅子は手動だったり電動だったり、リクライニングだったり、あと障がいの度合い等、この体に合わせた幅とかもあるので、ぜひ当事者の声も取り入れていただきたいと要望いたします。以上で本員の質問を終わります。今年も残りわずかとなりましたので、今年、年内本当にお世話になりました。また来年、皆さんと一緒に考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。ありがとうございました。 ○瑞慶山良一郎議長 以上で千葉綾子議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午前10時50分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前11時00分) ○瑞慶山良一郎議長 再開いたします。 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 市長をはじめ、当局関係部長の皆様、そして議員諸賢の皆様、ライブ配信で御覧の皆様、傍聴席の皆様、おはようございます。議席番号14番、会派令明、嵩元直萌、一般質問を始めさせていただきます。一般質問を始める前に、少しだけ今回は余裕ができそうなので所見といいますか、今回先輩方からいつも出てくる今年の漢字の話がなかったので、本員なりに少し述べさせていただきたいと思います。2022年12月12日に日本漢字能力検定協会が出された、1年の漢字一字で表す今年の漢字。「戦」という漢字になりました。2月にあったウクライナのロシアによる侵攻、そして国会議員選挙で言うと参院選、本員たちを含めると市議会議員選挙もありました。4月の市長選挙も忘れたわけではございませんが、様々な形で戦があり、またコロナ禍による大変厳しい生活面での戦だということもありました。後半になってワールドカップ、皆さんも寝不足の日々が続いたかと思いますが、大変にすばらしい試合、世界を代表する同級生として、リオネル・メッシ選手が最後の栄冠に輝いたということで、35歳、本当にうれしく観戦させていただきました。そういう盛り上がりを見せたワールドカップ杯、戦というふうに表されておりましたが、本員としては、冒頭にあった2月の戦と言われるロシアの侵攻に関しては、これと一緒にされたくはないという意味で、本員としては競うという競技の「競」というものを今年の漢字にしたいと思っております。市議会議員選挙も市長選挙も各選挙も戦と言われたりもしますが、そこは戦ではなくて政策を競い合ったり、市民の生活が向上していくために競い合う、そういうものだと。もちろん先ほど申し上げたワールドカップもそれぞれの国が戦をするわけではなくて競技を競い合って、サッカーの技術、そして自国を代表する環境を磨いていった上で、この優勝にたどり着いたという意味で、戦ではなくて競い合う、切磋琢磨し、先を、未来をよくしていくための「戦」ではなく、「競う」という漢字にしたいということを所見に述べさせていただいて、来年も頑張っていきたいという気持ちで一般質問に入ります。 質問事項1.内閣府令和4年度第2次補正予算についてでございます。こちらも来年度を占うために大変重要な補正予算として1兆3,000億円ほど組まれまして、12月に決定されたというところです。質問の要旨(1)物価高騰・賃上げへの取組についてでございます。①沖縄振興開発公庫に対する補給金についてお伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 おはようございます。嵩元直萌議員の一般質問にお答えいたします。 内閣府の令和4年度第2次補正予算として、物価高騰、賃上げの取組に対する沖縄振興開発金融公庫に対する補給金が計上されております。本事業は新型コロナウイルスの感染拡大の影響に加え、物価高騰の影響を受けている沖縄県の事業者の事業継続を支援し、長期低利資金を安定的に供給するという政策金融機関としての役割を果たせるよう沖縄振興開発金融公庫の業務の運営に資するための補給金を給付するものであります。本市といたしましては、沖縄振興開発金融公庫と情報共有を図りながら、市内中小企業等の支援に引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。9月にも物価高騰に対しての質問をさせてもらいましたが、今回質問の要旨(1)①については、中小企業の皆様が大変厳しい状況にあると。市民においては、一時貸付けについても延長されていくお話でございますが、沖縄県内においてなかなか大企業がない実情も踏まえて沖縄振興開発公庫による補給金について、政府として49億円追加で補正を上げたというふうになっておりますので、市内事業者を持続可能な経営を来年度もしていけるようにしっかり連携をしていただくよう要望したいと思います。 続きまして、質問の要旨(2)円安を活かした地域の「稼ぐ力」の回復強化について。①民間資金等活用事業調査費補助金の検討についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 嵩元直萌議員の一般質問にお答えいたします。 民間資金等活用事業調査費補助金につきましては、地方公共団体に対してPFI事業等の導入検討に要する調査経費等を助成し、行財政の効率化や民間の新たなビジネス機会の拡大、地域経済活性化の促進等を目的としております。本市におきましては、これまで指定管理者制度やパークPFIを活用し、民間事業者のノウハウや技術的能力を取入れ、行政サービスの質の向上と業務効率化に努めております。今後も地域課題の解決や時代の潮流への対応に向け、様々な団体と連携してまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございました。今、御答弁をいただいたように、沖縄市では県内で初めてのパークPFIを導入したりという実績もございますので、コロナ禍で財政状況も厳しい、減税したり免税したりという中で、その中でも行政サービスを落とさないためにも、先ほど答弁の中にもありましたが、民間の新しいビジネスの機会という意味を含めて、こういう民間資金等活用事業について、政府として1.5億円補正をつけて、実際の効果があるものをより国内で広げていくよう検討されておりますので、沖縄市でも引き続き調査研究等、様々な民間企業との連携も検討していただけたらと思います。 続きまして、質問の要旨(2)②沖縄型産業中核人材育成活用事業の検討についてお伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 沖縄型産業中核人材育成事業は、内閣府沖縄総合事務局が実施している事業で、労働生産性や所得の向上、デジタル人材不足解消のため、業界団体等が実施する人材育成カリキュラムの開発及び研修を行うことにより、生きがい、競争力向上による販路拡大等の収益力向上を目指すとされております。令和4年度はスタートアップ、観光、製造業、小売業、貿易、スポーツヘルスケア、金融等、幅広い分野において12の案件が採択されており、そのうちスタートアップの2事業につきましては、市内事業者の提案により採択されております。今後は市内事業者による活用を促進するため、周知に努めてまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。今の御答弁の中にもありましたが、12の案件でこの沖縄の厳しい経済状況をさらに発展、振興させていくための沖縄型産業中核人材育成活用事業ということでございますので、市内の事業者も活躍することで、そのメニューの中に、先ほどスタートアップという表現もありましたが、UIJターンの周知を図っていく、促進していく取組もなされている状況ですので、市出身の方々がこういう取組をしているのであれば、自分の地元に帰って協力できることはないか、その発想からまずはふるさと納税につながったり、市出身の方々が沖縄市の中で様々な形で貢献、活躍できるきっかけにもなると思いますので、引き続きこの沖縄型産業中核人材育成活用事業を、国としても補正予算で6,200万円組み込まれておりますので、引き続き国の動向の調査と活用を検討していただけたらと思います。 続きまして、質問の要旨(3)新しい資本主義の加速についてでございます。①地域女性活躍推進交付金についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 嵩元直萌議員の一般質問にお答えいたします。 地域女性活躍推進交付金とは、女性が活躍できる地域社会を構築することが地方創生にとって鍵であるとの考えのもと、地域における女性の活躍を迅速かつ重点的に推進することを目的に、内閣府が女性の活躍推進に関する施策支援に充てる交付金です。交付金のメニューは3つ、活躍推進型と寄り添い支援つながるサポート型、デジタル人材起業家育成支援型がございます。1つ目の活躍推進型は、企業経営者のためのセミナーや女性管理職を育成するための研修等に対し交付されます。2つ目の寄り添い支援つながりサポート型については、不安を抱える女性向け相談支援や訪問支援型サポート等に交付されるもののほか、新たに男性相談支援型が追加されました。3つ目のデジタル人材起業家育成支援型については、関係機関との連携により、女性デジタル人材や女性起業家を育成するためのセミナーや就労につなげる相談支援等に交付されるもので、今回新たに追加されました。県内では沖縄県や八重瀬町、糸満市が寄り添い支援つながりサポート型を活用しております。本交付金の中には既存の事業に充てることができないものもあることから、現在のところ本市で活用はしていない状況にあります。新規の補助内容につきましては、今後、内閣府から示される要綱を精査するとともに、現在策定中の第3次沖縄市男女共同参画計画に基づく施策と照らし合わせながら、調査研究を進めてまいりたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。既存の様々なタイプの交付のメニューに追加されたメニューもあるということで、これは12月に決定された補正の内容になるので、今後、交付の要綱が下りてくるという御答弁でございました。答弁の中にございました沖縄市においては、第3次沖縄市男女共同参画計画のほうがございますので、そこから見えてきている課題、そういうもので、その課題に対してこの交付金が活用できるのかの検討も確認したく、この課題について現在の計画等で見えてきた課題を確認させてください。再質問いたします。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 第3次沖縄市男女共同参画計画の策定の中で上がってきた主な課題としましては、固定的性別役割分担意識が根強く存在していることや、DVに対する当事者の認識不足や相談窓口の周知不足、ワークライフバランスが浸透していないことなどがあります。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。今の沖縄市の現状においてはそのような課題が見えてきたということでございました。先ほど1回目の質問の答弁でありましたが、男性相談支援型であったり、国としては男性の育児休業の制度を来年以降、大企業に対して拡充していくということもございましたので、様々な形で男女で子育てを協力しながら、また働き方においても様々な形でワークライフバランスを充実させていくという意味でも本制度、今回6.7億円の交付金が補正で組まれておりますので、来年度以降もこういう社会の男女平等に関しての事業について、こういう交付金の活用を引き続き検討していただけたらと思います。 続きまして、質問の要旨(3)②地域就職氷河期世代支援加速化交付金についてでございます。本員はこの世代ではございませんが、1つ上の世代の先輩が大変厳しい就職氷河期を迎えられていて、働き方についても非正規の方が多くいらっしゃるのも目の当たりにしてきました。そういう方々がコロナ禍でも働きやすくするためにこの交付金があるということで、また補正で30億円組まれております。この事業についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 地域就職氷河期世代支援加速化交付金は、令和元年度に創設され、おおむね1993年(平成5年)から2004年(平成16年)の雇用環境が厳しい時期に学校卒業期を迎えた世代を対象に、各自治体の先進的、積極的な取組に対し支援するもので、多くの自治体において活用されております。国の令和4年度第2次補正予算におきまして、30億円が計上されており、ひきこもり支援、就労体験、就労訓練等の開拓、マッチング、就労準備支援事業等の広域的実施による実施体制の整備促進が拡充されております。沖縄県におきましては、沖縄県キャリアセンターにおいて、令和3年度から約500万円の予算で就職氷河期世代に対して相談支援員を配置し、キャリアカウンセリングやセミナー等を行っております。本市におきましても、県と連携しまして地域就職氷河期世代支援加速化交付金の活用について調査研究をしてまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございました。本交付金の行き先としては県ということで、沖縄県キャリアセンターにおいて連携が必要かと思いますが、市長が公約に掲げて進めていただいている就労訓練の事業とも相関関係が出てくると思いますので、県がどのような形でこの交付金を活用、検討しようとしているのか、市の事業の拡充も含めてこの交付金の活用を検討していただけたらと思います。 続きまして、質問の要旨(3)③沖縄科学技術大学院大学(OIST)におけるスタートアップの取組支援の連携について。OISTについては様々な交付金がございましたが、今回スタートアップという文脈で22億円組まれております。かなりのインパクトを生んでいくかと思いますので、本事業についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 沖縄科学技術大学院大学OISTとは、これまでも創業支援やICT人材育成等に関連して、共同でセミナー等を開催するなど連携を図ってまいりましたが、コロナ禍もあり連携が途絶えている状況にございます。今年度、県内他自治体等において連携協定が締結されており、OISTが保有する先端技術や専門性の高い知見を生かした取組が活発になりつつあります。本市といたしましても、スタートアップ取組支援において、具体的にどういう連携が図れるか調査研究してまいりたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。本市においては教育委員会のほうがOISTのほうと連携協定を結んでおりますが、県内においては恩納村と読谷村が包括連携をOISTと結んでいるということで、沖縄市もスタートアップ創業起業支援をして事業を行っているということも含めて、OISTに今回で言うと22億円が下りてくるということで、中部広域も含めて沖縄の新たな産業づくりと経済発展に寄与していくために、こういう交付金、スタートアップの取組支援がございますので、今後OISTとの包括連携の検討も含めて連携を図っていただけたらと思います。 続きまして、質問の要旨(3)④グローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラムの活用について。また令和5年度検討の沖縄型スタートアップ拠点化推進事業の活用、連携検討も含めてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 グローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラムは、内閣府が国内スタートアップ・エコシステムの発展・推進を目的に、スタートアップ・エコシステム拠点都市におけるスタートアップ企業の海外展開を支援しているもので、海外のトップアクセラレーターによるプログラムを実施し、世界に羽ばたくスタートアップの育成、世界のトッププレーヤーと各拠点の支援組織のつなぎやノウハウの移転を実施しているものでございます。こういう国の動きにつきましても、OISTやISCOと連携・協力しながら情報共有を図り、調査研究してまいりたいと思います。また、沖縄型スタートアップ拠点化推進事業につきましては、県内テレワーク施設等を活用したスタートアップ集積拠点化の推進によるスタートアップ・エコシステムの構築及びバイオベンチャー等の研究開発型スタートアップに対して創業や研究開発、事業化等に必要な支援を行うもので、内閣府から民間団体等への補助となります。本市といたしましてどういう支援や連携ができるか、沖縄総合事務局とも相談してまいりたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。④のグローバル事業に関しては、全国、日本国内で15億円組まれておりますが、政府としては、先ほどのOISTの22億円、単体で22億円も含めて、沖縄を中心にOISTの技術力、研究技術も含めて活用して、アジアのマーケットで新しく日本の産業づくりをしていこうという意向が感じられる今回の補正予算メニューになっておりますので、創業起業に頑張っていることと、沖縄という立地からアジアを見据えた形、OISTを活用していくことでアジアにおいても活躍していけるスタートアップ企業が出てくるよう、政府また先ほどございました沖縄総合事務局とも情報共有していただきながら連携していただけたらと思います。 続きまして、質問の要旨(3)⑤SBIR(SMALLBUSINESS INNOVATION RESEARCH)制度の抜本拡充について。こちらは補正予算で2,060億円組まれておりました。本事業についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 SBIR制度は、スタートアップ等による研究開発を促進し、その成果を円滑に社会に実装し、それによってイノベーション創出を促進するための制度で、研究開発型スタートアップ等への補助金等の支出機会の拡大や、初期段階の技術シーズから事業化までの一貫した支援に内閣府をはじめ関係省庁が連携して取り組んでいるものでございます。この制度は、米国の産業競争力の礎を築いた制度をモデルとして、1999年より中小企業等経営強化法に基づき実施され、中小企業等の研究開発に対し補助金の支出をすることで、新事業活動の促進を図り、我が国の産業競争力の向上に大きく寄与してきたとされております。一方で、20年以上の制度運用の中で、成長企業の育成やイノベーションの創出につながっていない等の課題が明らかとなり、令和3年度に科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律に根拠規定が移管され、真にイノベーション創出に寄与する制度とするための抜本的な改革が行われました。新しいSBIR制度には「特定新技術補助金等」と「指定補助金等」という2種類の補助金がございまして、これらの補助金の交付を受けた中小企業者等は、直接的な補助や助成のほかにも、日本政策金融公庫において、特別利率での融資を受けることが可能になるなど様々な支援を受けることができるメリットがございます。対象者は中小企業や研究所等となっており、申請は各省庁の「府省共通研究開発管理システム」を通じて受け付けがなされているようでございます。本制度につきましては、国の動向にも注視しながら、商工会議所等の関係機関とも情報共有を図ってまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。本制度は全国で2,060億円という規模でございますので、ある意味、本市としても2億円ぐらい、この沖縄市内における中小企業に活用できないか周知を図っていただけたらと。答弁の中にございました商工会議所であったりとか、また金融機関等も一緒に市内の中小企業の育成、また産業創出に向けて本制度を活用していただきたい。これだけの予算が組まれたのも、日本においても沖縄県においても沖縄市においても産業、経済を支えているのは中小企業でございます。スモールビジネスのイノベーションを生み出していく本制度がしっかりと次年度以降、中小企業のさらなる発展につなげていけるよう、アフターコロナに向けて、産業創出につなげていけるようしっかりと連携、また本制度の周知を頑張っていただけたらということを要望したいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、質問の要旨(3)⑥デジタル田園都市国家構想交付金について。800億円組まれていた背景も含めて確認させてください。お願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 国は「デジタル田園都市国家構想」の実現による地方の社会課題解決、魅力向上の取組を加速化する観点から、従来の交付金を再編し、「デジタル田園都市国家構想交付金」として位置づけるとともに、同構想推進のために、令和4年度第2次補正予算において800億円を計上しております。本市においては現在、令和3年度の交付金を活用し、サテライトオフィスの開設等に向けた施設整備や母子健康手帳アプリサービスの活用を進めているところでございます。今後もデジタルを活用した地域の課題解決や魅力向上の実現のため、同交付金の活用に向け各部署とも連携してまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。本交付金において、令和3年度沖縄市としても実績がある中で、本交付金は地方創生交付金と一緒になって今後の地方を盛り上げていく様々な取組について下りていく交付金と伺っております。沖縄市においては、例えば農水をIOTを活用するデジタル田園というふうな構想の中で様々な分野でITやデジタル技術の活用によって、より豊かな地方を作っていくと、様々なメニューがふんだんな幅でございますので、こういうメニューを確認しつつ、また新しいものに対しても下りていく交付金だと認識しておりますので、今後も来年度以降もこの交付金が拡充されていくと言われております。しっかりと国や県の動向も含めて、地方創生における様々な事業の検討と併せて進めていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、質問の要旨(3)⑦先導的人材マッチング事業についてお伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 先導的人材マッチング事業は「デジタル田園都市国家構想基本方針」において盛り込まれた「デジタル人材地域還流戦略パッケージ」の一環として位置づけられております。具体的には、日常的に地域企業と関わり、その経営課題を把握している地域金融機関等が地域企業の経営課題に必要な人材ニーズを調査・分析し、職業紹介事業者等と連携するなどして、ハイレベルな経営人材等のマッチングを通して経営課題解決に取り組むものとなっております。これまでの全国的な取組事例によりますと、主に地方銀行が主体となっていることが多いようでございますので、本市にもコザ信用金庫がございますので、今後こういう取組ができないか調査研究してまいりたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。先ほどのデジタル田園の基本方針の中で、今年度閣議決定された内容で、本質問の要旨でも様々な形で国がデジタルの活用で地方創生をしていこうといろいろなメニューを作ってはいるものの、SBIR制度も含めると、域内の中小企業にとってはそれを活用していくため受け皿となって動ける人材がなかなか不足しているということで、この先導的人材マッチング事業が立ち上がってきたと認識しております。答弁の中にもございました市内の中小企業の皆様にこういう周知がしやすい企業とつながりのある、本市で言うとコザ信用金庫であったり、また企業とつながっている商工会議所と一緒になって、人材が流入されることでデジタルの様々な交付金を、メニューを使って中小企業のさらなる発展につなげていくというためにも本事業について地域の銀行、また商工会議所と連携していただけたらと思います。 続きまして、質問の要旨(3)⑧地域少子化対策強化事業等についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 嵩元直萌議員の一般質問にお答えいたします。 地域少子化対策強化事業等につきましては、結婚から妊娠、出産、子育てに対する支援を充実させるとともに、新婚に伴う新生活のスタートアップに係るコストを軽減するための事業に対する補助となっております。本市におきましては、同事業を活用した取組は行っておりませんが、他市町村の取組を参考に調査研究していきたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。県内においては、この事業について実例はないということだったのですが、地域における、沖縄だと多子世帯だったり少子化について少し感度が弱い部分がございますが、今後、市内も含めてこういう事業を検討しないといけなくなる局面も出てくると思いますので、調査研究をしっかり進めていただけたらと思います。 続きまして、質問の要旨(3)⑨放課後児童クラブの整備促進等についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 放課後児童クラブの整備促進等につきましては、放課後児童クラブの整備加速に対する補助及び同クラブのICT機器の導入等の環境整備費などの導入にかかる費用に対する補助となっております。本市における放課後児童クラブの整備につきましては、県が一括交付金を活用した子育て支援施設整備交付金を創設していることから、児童クラブにつきましては同交付金を活用しているところでございます。また放課後児童クラブのICT機器の導入等につきましては、令和3年度に新型コロナウイルス感染症に関する緊急対策といたしまして、放課後児童クラブにおけるICT化推進事業を実施しました。内容としましては、オンラインを活用した会議、研修や相談支援に必要なタブレットの購入など、ICT化の促進に資する機器等の整備費用として50クラブに対し約2,000万円の補助金を交付しております。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。本市においては令和3年度のコロナ緊急経済対策の第6弾で、50クラブに対して本事業と近しい形の機器の導入が行われたということでございました。導入されて1年以上たってきておりますので、これを活用してさらに業務が軽減されるとか、業務の負荷が軽減されるようなことが可能になってくると思いますので、沖縄市としては導入の後もしっかりとヒアリングをしていただいて、先ほどおっしゃられていた研修等で、こういうふうな活用ができますということで、放課後児童クラブの整備を充実させた上での事業が、より環境が整備されるような形でのアフターフォローもお願いしたいと思います。 続きまして、質問の要旨(3)⑩子供の未来応援地域ネットワーク形成支援事業(地域子供の未来応援交付金)についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。
    ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 地域子供の未来応援交付金は、所得の低い世帯の子供などが孤独・孤立に陥らないようにするために、こども食堂や宅食、フードバンク等、食事、食材等の提供を伴う事業に対し、NPO等への支援を強化することを目的に実施するものとなっております。本市では類似の事業を内閣府の「沖縄子供の貧困緊急対策事業補助金」を活用し、こどもの居場所への運営補助やこどもの居場所づくり支援員による子供を支援につなげるための調整などを実施しております。本補助金は地域子供の未来応援交付金よりも補助率が高いことから、今年度も活用し実施しているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。本市、本県においては子供の貧困緊急対策事業があって、高率補助ということもあって、こういう地方の交付金についてはなかなか検討されておりませんが、メニューとして、もし沖縄子供の貧困緊急対策補助金で使えないようなメニューが出てこないか、そこら辺はしっかりと調査研究していただけたらと思います。 続きまして、質問の要旨(3)⑪潜在的に支援が必要なこどもをアウトリーチ支援につなげるための情報データ連携に係る実証事業についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 潜在的に支援が必要な子供をアウトリーチ支援につなげるための情報データ連携に係る実証実験につきましては、それぞれにおいて分散管理する情報やデータを連携することで、潜在的に支援が必要な子供や家庭を把握し、プッシュ型の支援を行う取組につなげていくための実証実験と理解しております。同事業に関しましては、個人情報の問題や、各部署を超えた横断的な取組が必要になるものと考えておりますので、まずは実証実験等を踏まえた先進地の取組事例などを調査研究したいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。本員もコロナ禍においてアウトリーチの必要性を要望してきました。といいますのも、本当に困窮していった中で突然家計が急変して、ふだんから役所とのやり取りが少なかったりすると、このアウトリーチという観点が重要になってくることから、現段階で実証事業を活用している7市が先進事例としてあるかと思いますので、その調査結果も踏まえて、本市においてもこの支援がプッシュ型が必要になってくる方たちにこの事業を活用できないか検討していただけたらと思います。 続きまして、質問の要旨(4)防災減災、国土強靭化の推進、外交安全保障の変化への対応など、国民の安全安心の確保について。①「こどもの安心・安全対策支援パッケージ」の推進についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 「こどもの安心・安全対策支援パッケージ」の推進につきましては、子供の安全対策を強化するため、安全管理マニュアルの研修、登園管理システムの普及、送迎バスの安全装置改修支援など、子供の安全を守るための内容となっており、県外において発生した送迎バスにおける置き去り事案を受け、国の令和4年度第2次補正予算において予算化されたところでございます。本市におきましては事業主体を含め、事業の概要が示され次第、県と協議してまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。令和4年度第2次補正ということで、まだこの内容については県にも下りてきていないということだったのですが、この制度の目的も踏まえて、市内の課題を先に整理して、県の中でこういう事業の活用について要綱が見えてきましたら、しっかりと協議し活用検討していただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、質問の要旨(4)②沖縄における公共事業に係る防災減災、国土強靭化の推進等について(沖縄振興公共投資交付金事業関連含め)お伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 総務部長。 ◎我謝勝俊総務部長 おはようございます。嵩元直萌議員の一般質問にお答えさせていただきます。 防災減災に向けたまちづくりを行い、国土強靱化の推進を図る観点からお答えいたします。内閣府令和4年度第2次補正予算で「沖縄における公共事業に係る防災・減災・国土強靱化の推進等」及び「沖縄振興公共投資交付金事業に係る防災・減災・国土強靱化の推進等」では、国による直轄工事、社会資本整備総合交付金、沖縄振興公共投資交付金事業のいわゆるハード交付金などの予算が計上されております。本市におきましても、下水道や区画整理事業において、今回の2次補正予算を活用し、次年度事業分を前倒しして実施する計画で調整をしており、積極的な交付金の活用に努めているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。2つの交付金と事業について確認させていただきました。今回補正予算で149億円ほど組まれております。答弁の中でもございましたが、沖縄市の中で、防災・減災でより前倒しで進める必要があるものについては、積極的な活用を引き続き検討して進めていただけたらと思います。 続きまして、質問事項2.まちづくり行政について。質問の要旨(1)ゲート通りパーキングメーターについて。①現状に至る経緯について。皆様も御存じの方もいるかと思いますが、4月より休止となっている背景を含めて確認していきたいと思います。よろしくお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 ゲート通りとして知られる県道20号線のパーキングメーターは1980年代、車の台数の増加に伴い路上駐車が増えたことから、それらに対応するため沖縄県警が設置したものと把握しております。沖縄県警によりますと、現在ゲート通り周辺に民間駐車場が増えた一方で、インターネット通販が増え、さらに宅配業者の停車スペースの確保が課題になっていることなどから、令和4年4月1日よりゲート通り沿いのパーキングメーター35基を実証実験として運用を休止していると認識しております。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 1980年代のスタートからの経緯のほうも御答弁いただきありがとうございました。 質問の要旨(1)②今後の運用について。地域のほうからも要請があった中で、県警とやり取りがされているかと思いますが、お伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 パーキングメーターの運用休止に伴い、同場所への長時間の駐車や周辺への違法駐車が増加し、渋滞を引き起こすなど、地域交通に影響が出ているということで、先月末コザゲート通り会、コザ商店街連合会、センター自治会の役員から市に対し、運用再開について県警に要請いただきたいということで、市長宛てに要請文をいただいております。本市といたしましても、パーキングメーターを運用再開いただくことが、通り会及び商店街活性化、さらに安心安全なまちづくりの点からも望ましいと考えていることから、先日沖縄署長に対し、運用を再開いただくよう要請文を提出いたしました。パーキングメーターの運用再開に向けて、今後も商店街関係者並びに関係部署、さらに沖縄署と連携し調整を進めてまいりたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。パーキングメーターがあることによって、まちの景観もありましたので、今、休止によって違法駐車が増えていたり、宅配業者が止められなかったと様々な諸問題があることから、地域からはこういう要請が届いて、ありがたく市長も含めて、一緒になって沖縄県警に要請をしていただいたという流れでございます。本員も県議会も含めて、沖縄市のメインストリートとなっていくようなゲート通りについての活性の一部になるということで、パーキングメーターの再開について一緒になって取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、質問の要旨(2)ゲート通りゴミ問題についてでございます。①現在までの取組、また現状についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 ゲート通りのごみの問題につきましては、各事業者の営業時間がそれぞれ異なり、各事業者から排出される廃棄物が各通りで点在的に長時間放置されることで、さらなるごみのポイ捨てや不法投棄が誘発されている状況にあることが問題と認識しております。家庭系ごみにつきましては、ゲート通り沿いの家庭へごみの排出場所の調整を行い、直接対面できなかった家庭には郵送を行って対応しております。事業系ごみにつきましても事業系一般廃棄物収集業者と連携し、事業系排出業者に対し不法投棄が誘発されないような環境づくりに努めております。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございました。家庭ごみ、事業系ごみ様々な形でごみのポイ捨てにつながっているような現状があり、様々な取組で家庭の皆様を訪問したり、郵送で案内したりと。また家庭ごみにおいては、主にゲート通りの上地地区、中の町区画整理事業の対象になる部分、ごみの搬入車が奥まで入れないということもあって、通りに持ってきて、それがたまって不法投棄につながっている。そういう背景もありますので、ここはある意味、中の町区画整理事業もしっかりと進めないといけないという実態、緊急車両も入れないということも含めて認識しているところでございます。また事業系ごみについては、外国人の経営者もいるということから英語の表記をしたりと様々な形で向き合ってきているかと思いますが、しかしながら、現状でも毎週週末になってごみ拾いをしても、金曜日、土曜日の夜の営業で出てきたごみ、それに伴って出てくる不法投棄で、まちに置いたごみがまだ散在しているような状況が続いております。 質問の要旨(2)②今後の方針、取組についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 ゲート通りのごみ問題につきましては、各事業者から排出される廃棄物が通りで潜在的に長時間放置されることを防ぐ目的に、家庭系ごみにつきましては、引き続きゲート通り沿いの家庭から排出される家庭系ごみの排出場所の調整を行い、会えない家庭については文書等での調整を行っていきます。事業系ごみにつきましては、事業系一般廃棄物収集業者と連携して、ゲート通りに面している事業系排出事業所に対して、排出日、排出方法等の調整を行ってまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。家庭系ごみについては御案内をしていくことで、なかなか通りのほうでは見られなくというか、タイミングを合わせて出していただくことでしっかりと回収されていることが、本員としても清掃をしながら感じているところですが、やはり課題は事業系ごみかと認識しております。その中で、実際に沖縄市として事業者の皆様に、ごみが見えない形で取組ができないか、そういうことを検討して進めていくということでございます。これもやってみなければどういう効果になるか分かりませんが、本員は今回の質問事項2の前半に関しては、来年のFIBAを想定して、沖縄市のすばらしい街並みとして代表していただきたい。観光客に来ていただきたいという観点からの質問です。様々な取組を早急に進めて、効果的な取組を進めない限り、ごみがあふれるという形、ごみが散在しているような街並みになってしまいますので、いろいろなことを検討、今までも事業者の皆様が1社が一気に回収できるように、1か所に集めようとか様々なことが模索されていると思いますので、沖縄市としては、地域の方々また通り会も含めて、ごみの集積場所であったりとかボックスを設置する。どこに設置できるのかとか、いろいろと検討が進められているので、地域の声とまた協力していただける民間の皆様も含めて協議を進めて、来年の8月に迎えるFIBAに向けてきれいな街並みをつくって、検討していただけたらと思います。ここはもう引き続きの調整が必要なってくると思いますので、様々な政策を模索しながら検討していただけたらと思います。 続きまして、質問の要旨(3)ゲート通りの治安について。①現状についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 ゲート通りの治安について地域を特定した細かなデータはございませんが、沖縄警察署管内の刑法犯認知状況について、沖縄市統計書から、平成30年946件、令和元年1,114件、令和2年1,071件となっております。なお、ゲート通りの現状として、地域の通り会や自治会などから外国人のけんかや騒音、ごみ、駐車違反などが問題となっているとの声を聞いております。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。せんだって地域の方との意見交換を当局の皆様とさせていただいた際に、衝撃的な映像、動画を共有いただけたと思いますが、外国人が殴り合ってしまっている。この声を聞いていると毎週末のように起きてしまっていると。こういう状況は夜、ナイトエコノミーもあるので、ナイトメイヤーも設置して、沖縄市として、夜の街並みを楽しんでいただきたい。その中でこういうふうな治安の実態になっているという観点から、質問の要旨(3)②FIBA開催時含めた来訪客への対策についてお伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 2023年8月、9月には本市でFIBAバスケットボールワールドカップが開催されることから、県外、海外からも多くの方に本市にお越しいただくことが期待されております。そうした方々に本市のメインストリートであるゲート通りで楽しく過ごしていただくためにも、先ほどのパーキングメーターの件も含めまして、現在、沖縄県警と意見交換を始めているところでございます。来訪者の皆様に安心安全な沖縄市を十分に楽しんでいただけますよう、商店街関係者をはじめ、本市の関係部署、沖縄県警と連携し、治安の向上に取り組んでまいりたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。県警ともいろんな形で協議をしていただいているというところでございますが、以前、ちょっと前の世代になるかもしれませんが、県外の事例といいますか、東京のほうでカラーギャングというものが増えたときに、街並みとして治安として危ないということで自警団を結成して、行政もそれを後押しするような形で、まちをみんなが安心安全に楽しめるように自警団が結成されていると。渋谷においてガーディアンエンジェルスという方たちが自分たちで清掃をして、警察が大きくなりすぎると恐らく市民からすると本当に危ない場所なのだというふうになるのですが、ガードマンといいますか、SPというような一つ見た目も含めてエンターテイメント性があるような治安の在り方、そういうものをやはり世界大会を迎える沖縄市としては、ゲート通りでもこういう治安の状況を改善していく一つの施策として検討していただけたらと要望したいと思います。 続きまして、質問の要旨(4)テレワークセンターについて。①今後の方針、計画についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 沖縄市テレワークセンターにつきましては、老朽化が著しく、入居企業や周辺地域における安全性確保の観点から危険性を自覚する必要があるため、令和5年度以降解体に向けた構想の調査及び設計業務を行う予定でございます。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。令和5年度以降に解体に向けての調査が進んでいくということでございますが、改めて再質問いたします。現在入居している企業数及び従業員数、またその市外に出て行かれる企業もあるかと思いますので、その企業の従業員数も確認させてください。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 令和4年10月1日現在、沖縄市テレワークセンターに入居している事業者は3事業者で従業員数は564人、そのうち沖縄市民は262人となっております。また解体に伴い市外に移転する事業者は1事業者で従業員数は418人、そのうち沖縄市民は186人となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。この1事業者については従業員418人、沖縄市民186人となっております。これだけの流出が生まれると周辺地域に様々な形で影響が出てまいります。 質問の要旨(4)②周辺店舗、市民への説明状況、ヒアリングについてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 沖縄市テレワークセンターの解体に伴い影響を受ける可能性のある周辺住民の皆様につきましては、今後の作業工程等について御説明をさせていただく予定でございます。その中で懸念事項等を確認してまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。あれだけの人数が働いているということもあって、近くでランチ営業を始めているカフェが出てきたり、周辺の経済状況にいろんな形で影響していたテレワークセンターが解体されるということで、そういう地域の店舗も含めてですし、また駐車場も一気に空いてくるということもありますので、この周辺地域の皆様、店舗また市民の皆様にはしっかりとした説明と、その上でのヒアリングをしっかり行っていただきたいと思います。 質問の要旨(4)③経済効果含めた今後の検討についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 沖縄市テレワークセンターにつきましては、令和5年度以降解体に向けた構想の調査及び設計業務を行う予定でございますが、解体後の跡地利用につきましては、公有地でありますことから全庁的な協議が必要と考えております。経済文化部といたしましても、現在の産業系施設をはじめ、中心市街地のにぎわいに寄与する形で跡地利用ができればと考えており、全庁的な方針の上で決定するものと認識しております。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。公有地ということで、市全体で活用について検討されていくと。中心市街地活性化基本計画もあれば、市長の3期目のメインでもあったバスターミナル構想での活用、様々な視点からあちらの公有地を検討していく形になると思いますが、御答弁の中にもございました中心市街地に位置づけされるようなエリアでございますので、やはりこの周辺のにぎわいに寄与することを念頭に様々な施策を、例えば那覇市のバスターミナルというと地下に広げたり上に伸ばしたり、テレワークの広さだとなかなか検討しづらい面積かもしれませんが、周辺地域と様々な都市計画の観点を持って、これからの沖縄市のハブとなっていくようなバスタ構想があるかと思いますので、周辺地域にはまた商工会議所もございます。老朽化が進んで建て替えの話も出ているように聞いていますので、いろいろな観点から、まちと一緒になって活躍のハブになっていく、活気のハブになっていくような形での検討を、協議を進めていっていただけたらと思います。 続きまして、質問の要旨(5)空き家・空き店舗について。①現状と対策取組についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 嵩元議員の一般質問にお答えいたします。 空き家の現状としましては、一部の空き家等において適切に維持管理がされていないことから、老朽化による倒壊や外壁等の飛散のおそれ、樹木や雑草の繁茂、そしてごみの不法投棄など様々な問題が生じている状況でございます。空き家の管理は基本的に所有者等の責任により適切に管理を行う必要があることから、所有者が特定されていない空き家については特定調査を進める一方、所有者や相続人へはパンフレットの送付により、適切な管理を促しております。また相続や適切な修繕及び管理、財産の活用や処分などの相談にきめ細やかに対応するため、今年度法務や不動産の民間事業者等11団体と連携協定を結び、空き家の解消へ向け取り組んでいるところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。質問の要旨(5)②コンクリート爆裂落下等の危険性への対策についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 家屋の倒壊や外壁等の飛散など、隣接建物や通行人等に被害が発生するおそれがある場合は、ネットをかけるなどの飛散防止や危険区域に立ち入らないようバリケードを設置するなどの緊急対応を行っているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。空き家が周辺環境に及ぼす影響等について、地域住民また地域自治会が把握していることから連携が必要かと思いますが、改めて先ほど答弁にもあった連携協定を締結した団体に自治会長協議会が含まれているか、またその連携が検討されているか確認させてください。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 連携協定における自治会長協議会の役割は、空き家に関する情報の共有、住民からの相談対応等の役割を担っております。空き家問題を解決する上で地域の状況を把握する自治会の役割は非常に重要と考えており、現在、所有者や利害関係人等の調査における情報収集や適正に管理されていない空き家の対応等、地域自治会と連携し取り組んでおります。当協議会との協定締結により、より一層、本市における空き家対策の取組が推進できると考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。センター地域においても様々なところで爆裂が見られる現状でございますので、危険性についてはしっかりと対応していただけたらと思います。 続いて、質問の要旨(5)③空き家データバンク等県外先進事例の活用検討についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 空き家バンクについては、売買または賃貸といった空き家の利活用を促進するツールとして全国的に広がってきており、本市においてもその運用に向けて取り組んでいるところでございます。また県外の先進地では、行政が除却や利活用にかかる費用の一部を補助する制度や、金融機関が低金利で貸付けを行う経済的支援、空き家問題に関心のあるNPO法人等の民間団体が窓口相談や利活用を支援する取組など、地域の実情に合わせた取組が行われております。本市でも先進地を参考に調査研究を行い、課題解決に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御説明ありがとうございます。先進事例を調査研究していただきながら、9月20日にございました連携協定が沖縄市の空き家対策について前進していく取組になると思いますので、引き続き連携しながら検討していただけたらと思います。 質問の要旨(6)センター街区公園横交番跡地の活用検討についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 センター街区公園に隣接する中央交番跡地は、平成27年に沖縄警察署跡地へ建設されたコザ交番へ統合されたことに伴い取り壊され、現在は空き地となっております。当該交番跡地について地域から、隣接するセンター街区公園と統合して整備していただくような声が上がっておりますので、まずは土地所有者である沖縄県へ跡地活用の有無を確認しつつ、地域と活用の在り方について意見交換を行ってまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。中心市街地のテレワークセンターのまさに後ろのほうになるのですけれども、不法投棄の原因になっていたりする背景がございますので、今後、庁内の中でどのような活用ができるのか、地域の声も合わせて、自治体の声も合わせて協議していきながら検討していただけたらと思います。 続きまして、質問事項3.保育行政について。質問の要旨(1)認可外保育施設への支援について。令和4年9月陳情要請に対する回答についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 現在認可外保育施設に対しまして、入所している児童の処遇向上を図ることを目的とした「新すこやか保育事業補助金」や、指導監督基準を達成・維持するために必要な既存施設の改修を行うための「指導監督基準・継続支援事業補助金」などの補助事業を実施するとともに、保育アドバイザーの巡回を行うことなどにより、保育の質の向上に向けた支援を行っているところでございます。令和4年9月に保育士の処遇改善をはじめ、6項目の要請が認可外保育施設より提出されておりますが、本市としましても、認可外保育施設の置かれている現状については、未就学児の人口も減少する中、厳しい状況にあると認識しており、今後も必要に応じて国、県の補助メニューを活用し、継続した支援を行いながら、県との情報共有に努めてまいりたいと考えております。また、認可外保育施設からの要請への回答につきましては、現在回答内容について検討しているところであり、12月末までに回答してまいりたいと考えているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。今回の一般質問で回答が出てくることを期待していた部分もあるのですが、12月28日までに協議を進めて回答いただくということでございました。先週、沖縄市認可外保育連盟が立ち上がって、今後子供たちが少なくなったから閉園するという話が出てきている認可外もある中で、認可外で団結して沖縄市の保育をしっかりと守っていこうということで連盟が立ち上がりましたので、今後も様々な形、市単費で難しい部分もあると聞いておりますが、県や国の動向と合わせて沖縄市の保育を支える認可外の皆様とも協議をして連携して、沖縄市の子供たちの保育をしっかりと守っていただけたらと思いますので、併せて要望させていただきます。 続きまして、質問事項4.環境政策についてですが、時間もなくなってきましたので、この件について質問は割愛しようと思いますが、なかなか環境行政についてZEB・ZEHの話もありますが、国の定義と実際の民間が進めていきたいエコな環境について、まだまだ定義の協議が必要ということから調査、研究を本員もした上で再度、本質問事項については質問したいと思います。結局時間がなくなりました。今年も本当にお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。お騒がせいたしました。 ○瑞慶山良一郎議長 以上で嵩元直萌議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午後12時06分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時00分) ○瑞慶山良一郎議長 再開いたします。 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 皆さんグスーヨー、チューウガナビラ。議席番号26番、公明党会派、阿多利 修、12月定例会一般質問をさせていただきます。ここのところ冷え込んでいまして、朝も寒いのですが、登校指導を学校でやっていまして、半袖の小学生が結構いるのです。びっくりしました。寒くないのと聞いても全然寒くないと。やはり子供は風の子だと思いまして、本員もそういうときがあったのかという思いもしながら、今日は出てきました。 それでは一般質問に入る前にちょっとだけ所見を述べさせていただきたいと思います。2022年、令和4年、本年も今日を入れて残すところ10日となりました。私ども政治家にとってはこの1年は、1月の名護市長選、南城市長選に始まって、4月の沖縄市長選、9月の沖縄市議会議員選挙、そして国選もあり知事選もあり、そして10月の那覇市長選挙まで本当に選挙の多い、選挙イヤーだったのかと感じております。社会的には、一般的には2月のロシアによるウクライナ侵攻ではないかと思います。まさかの戦争が始まって、これがいまだに続いております。ゼレンスキー大統領がアメリカを訪問したというニュースがお昼に流れておりましたが、その戦争の影響で物価高騰、燃料の高騰やそれによる生活や仕事の状況がかなり厳しくなって、影響がいろんなところに及んでいるのかと思います。先ほど嵩元議員からもありましたが、今年を表す漢字は戦、「戦」という字に決まったということでした。またウクライナ戦争だけではなく、我が日本でも北朝鮮による弾道ミサイルの発射がかつてないほど続き、大変な脅威となっています。また、中国はアメリカの下院議長が台湾を訪問したことに対して、台湾への脅し、威嚇のため与那国島近海、日本の排他的経済水域内に弾道ミサイルを発射するなど、不穏な動きがある中、にわかに防衛力の強化の話が現実味をおって出てきています。時代時代や時々に合った国を守る防衛の在り方はしっかりと取り組むのも大切だと思いますが、しっかりと国民への説明と、外交による対話での平和構築のほうがもっと大切ではないかと思います。国はそこにも力を入れてもらいたいという思いであります。 それでは一般質問に入らせていただきたいと思います。今回は3項目に絞ってやっておりますので、質問させていただきたいと思います。 まず質問事項1.福祉行政についてお尋ねをいたします。質問の要旨(1)昨年の6月定例会で取り上げさせていただきましたHPVワクチン、子宮頸がん予防ワクチンについては本年より定期接種の積極的な勧奨が再開されております。そこでお尋ねしたいと思います。①ワクチン接種者の状況についてお伺いいたします。ア.ワクチンの接種率はどのように変化しているのか、お尋ねいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 こんにちは。阿多利 修議員の一般質問にお答えいたします。 本市のHPVワクチン定期接種対象者の接種状況につきましては、積極的な勧奨が差し控えられていた令和元年度及び令和2年度の接種率はそれぞれ0.1%前後でございました。しかし、令和3年11月に差し控えが終了したことから、令和3年度は0.72%、令和4年度は9月接種分までで1.22%と増加傾向にございます。また積極的な勧奨が差し控えられていた間に、定期接種の対象であった平成9年度から平成17年度生まれの女性には、今年度から改めてキャッチアップ世代としての公費での接種を御案内しており、接種状況は9月接種分までで0.34%となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 こどものまち推進部長、ありがとうございます。それでは次にイをお願いいたします。質問の要旨(1)①イ.他の定期接種ワクチンと比べてどうなのか教えてください。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 HPVワクチンにつきましては、令和4年4月より他の定期接種と同様に個別の接種勧奨を行うこととされ、本市でも全対象者に個別通知を行ったところですが、他の定期接種と比べるとまだ接種率は低く、ワクチンの安全性や有効性など、他のワクチンに比べ、市民からの問合せや相談が多くございます。 ○瑞慶山良一郎議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。まだスタートしたばかりで比べることはできないかと思いますが、少しずつ増えているということであります。それではウをお尋ねします。 質問の要旨(1)①ウ.ワクチンの種類には2価、4価と最近承認された9価ワクチンがあるようですが、どのような違いがあるのか教えてください。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスには200種類以上の型があり、うち子宮頸がんの原因となる型は少なくとも15種類あることが分かっています。現在、定期接種の対象となっている2価と4価のワクチンは、子宮頸がんの主な原因となる2つ、または4つの型に対するワクチンで、子宮頚がんの原因となるHPVの約6割から7割の感染を防ぐことができます。最近承認された9価ワクチンにつきましては、令和5年4月から定期接種になる予定で、9つの型に対応ができ、子宮頚がんの原因となるHPVのうち、約8割から9割の感染を予防できるとされております。 ○瑞慶山良一郎議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。それではこの9価ワクチンをお尋ねします。 質問の要旨(1)②ワクチンを受ける接種者がワクチンの種類を選べるのかどうか教えてください。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えします。 現在公費で接種できる定期予防接種のHPVワクチンは2価ワクチンと4価ワクチンの2種類となっており、医療機関によって対応しているワクチンが限られる場合がございますが、医療機関と御相談の上、希望するワクチンを選択して接種することができます。 ○瑞慶山良一郎議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 この9価ワクチンは来年度からはこれも選んで受けることが可能なんでしょうか。再度お尋ねします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 9価ワクチンにつきましては、令和5年4月から定期接種予防となる予定となっておりますので、こちらのほうにつきましても医療機関と御相談の上、選択して接種できることができます。
    瑞慶山良一郎議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。先日宮城 浩議員も子宮頚がんの予防について取り上げておりました。市のパンフレットがあるということでしたが、ここの左下のほうにあるのですけれども、全国で年間2,871人の方が亡くなっていると。発症が年間3万4,120人ということで、本当に多くの方が子宮頸がんを発症しているということですので、予防もしっかり大切かと思います。また積極的勧奨期間に打てなかった方、また情報がなくて打ちもらした方へのキャッチアップもスタートしているということでありますので、その辺でがんの患者が増えないことを願っていますし、積極的に推進していただきたいと思います。それではお尋ねいたします。 質問の要旨(1)③安全性や有効性を分かりやすく情報提供する必要があると思うがお尋ねいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 HPVワクチン定期接種の全対象者に向けて、今年度接種を検討判断するためのHPVワクチン有効性・安全性に関する分かりやすいリーフレット等を個別送付いたしました。また、令和5年4月からは新ワクチン9価ワクチンも定期化になる予定でございますので、全対象者には新ワクチンの情報も合わせて周知する必要があると考え、次年度におきましても、キャッチアップ世代の方を含めた全対象者へ個別通知するほか、市ホームページなどでの周知を行うなど、対象者への確実な周知に努めてまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。本員も定期接種に積極勧奨ということで資料を取り寄せていろいろ勉強をさせていただきましたが、子宮頸がんではないのですが、似たような病気で男性にもがんが発症する可能性があるということで、その資料の最後のほうには、男性も接種を推奨しますというのも載っておりましたので、また今後調べて、がんを防ぐ対策として、またHPVワクチンは男性にも必要なのかという思いもしておりますが、ちょっと勉強してまたの機会にお尋ねさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは次、お願いいたします。 質問事項2.道路行政についてお尋ねいたします。質問の要旨(1)県道20号線拡幅工事の現状と完了見込みについてお尋ねしたいと思います。本員も朝方、雨が降っている暗いときに、県道20号線でブロックとちょっと接触しまして、事故がありまして報告したところ、この道、事故が多いよという声が自治会の関係者からありました。それで今回取り上げさせていただきたいと思っております。本員も1期目のときに県道20号線、シンボルロードができるということで、議会で取り上げました。もう20年近く前です。そのときに当時の花城先輩議員と、新里治利議員が取り上げた国体道路の歩道、基地側の歩道の件を取り上げて、本員が県道20号線、シンボルロードの件を取り上げたことを覚えておりますが、あれから20年近くたってもまだ進んでいないと。完成していないということで、県道とはいえ、胡屋自治会の中で出てくる話は「桑江市長遅いよ」という声がありまして、いやいや県道ですという説明はするのですが、どうしても役所の前にある道路ですので、早い完成を願って質問をさせていただきたいと思います。①当然県道なので県が行う工事ですが、取り付け道路や関連する本市で行う工事もあると思いますので、当初の計画予定からお聞きいたします。ア.工事の工区はどこからどこまでですか、お尋ねします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 阿多利議員の一般質問にお答えいたします。 県道20号線は中城湾港泡瀬地区から本市上地に至る延長約7キロメートルの道路であり、本市の東部海岸地区と中心市街地を結ぶ人流・物流の幹線道路として重要な役割を担っております。このうち胡屋十字路付近から高原交差点までの約3.5キロメートルを幅員約32メートルの4車線へ拡幅する計画で、全体を3つの工区に分けて、県事業により進められております。1工区は胡屋十字路付近から室川入り口付近までの区間。2工区は室川入り口から高原団地入り口付近の区間、3工区の高原工区につきましては、高原団地入り口付近から高原十字路までの区間となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 建設部長、ありがとうございます。 質問の要旨(1)①イ.それではこの着工したとき工期はいつ頃で、何工区がいつ頃、それぞれ完成予定が示されていたかと思うのですが、お尋ねいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 先ほど御説明いたしました3つの工区のうち、現在整備に着手しているのは1工区と2工区になります。都市計画法に基づく事業認可によりますと、1工区は平成17年8月より着手し、令和6年3月までの事業期間となっております。2工区は平成20年8月より着手し、1工区と同じく令和6年3月までの事業期間となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。令和6年3月、来年、再来年ですか。今、胡屋十字路のほうは工事していますけれども、コザ中学校のところまではまだまだ達しないような感じがいたします。 質問の要旨(1)①ウ.遅れているようだが何が原因だと思われるか、お尋ねいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 沖縄県からは用地取得の難航や予算配分等の都合により遅れていると聞いております。今後、地元沖縄市、本市の協力を得ながら用地買収に取組、早期の工事着手を目指していくと伺っているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 質問の要旨(1)①エ.工事の着工後放置している期間に交通事故が多いと聞いていますが、事故の件数と人身事故等はなかったか、お尋ねさせていただきたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 阿多利 修議員の一般質問にお答えいたします。 県道20号線くすの木通り、胡屋十字路からコザ中学校前までの区間にて発生しました事故発生件数と人身事故について、沖縄警察署に確認したところ、令和2年物損事故20件、人身事故3件。令和3年物損事故7件、人身事故4件。令和4年につきましては11月末時点で物損事故12件、人身事故1件となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 市民部長、ありがとうございます。当初、聞き取りの最初は交通事故の報告は警察に確認するので、すぐできないかもしれないということでしたが、調べていただきまして大変ありがとうございます。市長、何か事故が多いように感じませんか。ましてや人身事故もあるということで、けがをされた方にはお見舞い申し上げたいと思います。いち早い完成を願うところであります。夜に通りますと線が見えない。また時々車線が変わるので、あれと分からないまま右車線からそのまま真っすぐ行ったり、いろんなことがあるようですので、早い完成を願っております。それではお尋ねします。 質問の要旨(1)②今後の予定と工事完了の予定はいつ頃になるのか、お聞かせください。ア.各工区の完了予定はいつ頃か教えてください。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 各工区の進捗でございますが、1工区の胡屋十字路付近からコザ中学校付近までの区間は、現在県において胡屋十字路付近の道路拡幅工事を行っており、令和4年度中には4車線で供用される予定と伺っております。また2工区及び高原工区については現在、用地買収や計画変更に取り組んでいるところであり、現時点では完了予定の見通しが立っていないことから、今後の予定でお答えいたします。2工区は引き続き用地買収に取組、令和5年度の工事着手を目指していると聞いております。高原工区は令和5年度に都市計画の変更を行い、令和6年度から用地買収等を進め、早期の工事着手を目指していると県から伺っているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。まだまだ完成までほど遠いのかという気がしますが、一日も早く工事が進むよう願っております。先ほど東部海浜からずっと続いているということでありました。 質問の要旨(1)②イ.東部海浜開発との関連や影響等についてお尋ねいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 県道20号線の整備におきましては、都市計画道路胡屋泡瀬線の街路事業と潮乃森へアクセスする橋梁の道路事業が実施されております。沖縄県に確認したところ街路事業と道路事業は異なる事業費補助金となりますので、両事業の間で予算の配分やスケジュールには影響がないとのことでございました。 ○瑞慶山良一郎議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 再質問をさせていただきたいと思いますが、県道20号線は違う工事だということですが、東部海浜の工区の橋梁等に影響はないのか、その橋梁の完成時期等についても分かりましたら教えていただきたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 阿多利 修議員の再質問にお答えします。 沖縄県に確認したところ県道20号線泡瀬工区の橋梁は、令和5年度末に4車線中2車線の完成を目指しており、4車線の完成時期につきましては、令和7年度と伺っております。 ○瑞慶山良一郎議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。影響はないということで、東部海浜も令和5年には2車線で取りあえず完成するということで安心しました。令和7年まで遅れないで進んでいただきたいと思います。それでは次に移ります。 質問事項3.消防行政についてお尋ねいたします。質問の要旨(1)事故や火災などの災害時にスマホ利用で救命率向上につながる施策についてお尋ねいたします。①通報者にライブ映像を送っていただいたり、応急手当の方法を動画などで配信したりするシステムがあるということが、本員が愛読している公明新聞に載っていました。全国で徐々に普及が広がっているということがありました。消防のほうでもこの調査をしていきたいということでしたので、沖縄市でも取り入れて災害等の対策に使えないか、お尋ねいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 消防長。 ◎知念順一消防長 阿多利 修議員の一般質問にお答えいたします。 ライブ映像通信システムは事故や火災、または災害時などにスマートフォンから119番通報を受けた後に、通信指令が音声では現場の状況の把握がしにくい場合に、通報者にショートメッセージURLを送信し利用することで、現場の様子の映像が見られるシステムでございます。また、通報者に応急手当の措置方法が分からない場合でも、指令センターから送る動画を見ながら応急手当が実施できることから、救命率の向上につながると考えております。システムの導入につきましては、先進地の事例を参考に調査研究してまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 消防長、ありがとうございます。これはアプリではないということでした。消防から通報者にシステムを送るということで説明がありましたが、ある意味、画期的だと思います。先ほど本員の前のデジタル担当の嵩元議員はこういうのにたけているかと思うのですが、本員はアナログ議員なので、ちょっと遅れ気味なのですが、しっかりといいものはいいで取り上げていただいて、沖縄市も活用していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 最後ちょっと時間がありましたので、所見の続きを少しだけお願いしたいと思います。今回当局の前向きな答弁でしたので、大変ありがとうございます。どんどん沖縄市民のために進めていただきたいと思います。先ほど髙橋議員と屋富祖 功議員が朝の交通安全の話をしているのを聞きまして、小学校の登校が明日で最後ですか、クリスマスのイブイブなので、クリスマスの格好で立とうかという話をしていました。本員も刺激を受けて、今日100均で赤い何かを買ってこようかと思っております。明日にわかサンタが朝、交通安全で立つかと思いますので、皆さん見ていただきたいと思います。プレゼントをあげてはいけないということでしたので、プレゼントはないそうです。また、交差点については、幼稚園の子も通るのです。幼稚園生なのに本当偉いなと、1人で登園している子もいます。大半は親が手をつないで通るのですけれども、子供に「今日は幼稚園で何するの」と聞くのですけれども、小さい子が経験も少ない中、言葉も少ない中いろいろ考えてすぐ返事ができないのです。すぐ返事ができない子が考え中という話をしていたのです。ああ、なるほどと。大人は質問したら答えまで自分で言って、早く子供に返事をさせようと思いますけれども、少し考える時間、また余裕を持った態度で接していくのがいいのかと感じまして、明日教えてねという形にしているのですけれども、いろんなところで虐待があったり、またテレビでは障がい者施設の虐待とか、今、殺伐とした時代にニュースが流れると感じてしまうのですが、やはり大人も関わる人も余裕を持って接していくというのが大事かというのをちょっとしたところで感じましたので、また来年に向けてしっかりと本員も頑張ってまいりたいと思いますので、12月定例会最後の一般質問でした。また皆さんよいお年を迎えて、また来年もしっかりと沖縄市の大イベントがありますので、頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上で、本員の質問を終わります。ありがとうございました。 ○瑞慶山良一郎議長 以上で阿多利 修議員の一般質問を終わります。 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 それでは市長をはじめといたします沖縄市当局の皆様、そして議員諸賢の皆様、画面の向こうの市民の皆様、議席番号1番、会派暁、町田裕介でございます。時間がいつも足りませんので、早速ではありますけれども、通告書に従い、一般質問をさせていただきます。 最初に、質問事項1.障がい者優先調達推進方針についてお伺いをいたします。質問の要旨(1)沖縄市障がい者優先調達推進方針についてお伺いいたします。①方針が制定された目的及び背景についてお尋ねいたします。よろしくお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 町田裕介議員の一般質問にお答えいたします。 本市における障がい者優先調達推進方針の目的及び背景につきましては、平成25年4月1日より、国等による障害者就労施設等からの物品等の調達の推進等に関する法律が施行されたことに基づき、市が行う物品及び役務の調達において、障害者就労施設等から調達の推進を図ることを目的として定めております。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。本市が定めている方針は法に基づいているとありましたけれども、この法律制定の背景についてもお尋ねいたします。よろしくお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 法律の制定の背景につきましては、障がい者が自立した生活を送るために、障害者雇用を支援するための仕組みを整えるとともに、障がい者が就労する施設等の仕事を確保し、その経営基盤を強化するため、国や地方公共団体等が率先して障害者就労施設等からの物品等の調達を推進するための措置を講じることを定めており、その目的で施行されたこととなります。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 今、御説明ありました法の目的が障がい者の方々が自立した生活を送るため、障がい者が就労する施設の仕事を確保し、雇用支援の仕組みを整えていくということで、この法に基づいて本市の方針が定められている。そこで本市の方針を確認させていただいたときに、方針の適用範囲という項目の中に、本市が発注する物品または役務というものがありました。 質問の要旨(1)②方針の適用範囲(物品及び役務)について。実際にどのような種類が調達することが可能なのかも含め、御答弁をお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 方針の適用範囲につきましては、種類を問わず障害者就労施設等が提供可能なものについては全て対象としているところでございます。分類例としまして、物品は事務用品、書籍、食料品、飲料品、小物雑貨等。役務の種類については、印刷、クリーニング、清掃、施設管理、情報処理、テープ起こし、飲食店等となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。調達という言葉だけを捉えると、一見物品のような、何か実際に調達できますみたいなものが主かと捉えられがちなのですけれども、実際には役務、いわゆるサービス業、そういうものも含めた労務に関することも適用範囲になっているということであります。 質問の要旨(1)③実際本市ではどのような取組の実績がありますでしょうか、お答えください。お願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 令和3年度の実績でお答えいたします。物品で66件、170万1,150円。役務で36件、2,362万4,181円。合計では102件、2,532万5,331円であり、令和2年度、前年度の実績を上回っております。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。今、令和3年度の実績ということで今、物品、役務の金額、そういうものを今、御答弁いただきましたけれども、ちょっと再質問させてもらいますが、今の部分ではなくて、令和3年度の実績で構いませんので、物品と役務の件数と金額が多い項目、種別というのですか、項目なのか。分類例の中の種別でお答えいただけますでしょうか、お願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 令和3年度の実績で物品と役務それぞれで件数と金額が多い項目でお答えいたします。物品につきましては、件数が多い項目として食料品・飲料で23件、金額が多い項目としまして事務用品・書籍が85万2,610円となっております。役務につきましては、件数金額とも清掃・施設管理が多く、17件で2,334万914円となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。物品の件数については食料品・飲料、恐らく弁当とか飲料とか、そういうものの部分だと思いますけれども、また金額の部分では事務用品と書籍になると。役務、要はサービス業、そういうものに関しては、件数、金額ともに清掃の施設管理というようないわゆる委託ですね、そういうものが上位であるということで、おおむね予想どおりというか、思ったとおりの調達実績だという印象なのです。 続いて、質問の要旨(1)④本市の調達目標について。どのような方針でなされているのかについてお伺いします。お願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 調達目標については、障害者就労施設等が担える事務事業の予定や調達を推進する物品等の種類などを踏まえ、積極的に取り組むこととしており、前年度の調達実績を上回るよう努めるものとして定め、各部署への周知を行っているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。今、御答弁いただいた調達目標としては、前年度の調達実績を上回るものとして設定しているということであるようですけれども、障害者優先調達法が施行されて以来、ほかの自治体も同じように目標の部分は前年度を上回る額として目標設定している状況であることも確認していますが、ただ全国的な自治体の形が、そこが少し形骸化していて、例えば単年度だけ、これは特に罰則もないし、努力義務の部分なので、単年度だけ調達実績がかなり下がってしまった場合、その翌年度からそれを基準にその前年度を上回ればいいという形の運用がされてしまうということで、全国的に議論になっているというところでありますので、本当の意味での調達の安定化にはなかなかつながりにくいのではないかという議論もよく出ているという話なので、県外と県内では目標設定を前年度を上回る額ではなくて、具体的に金額の設定でやっていこうという形の動きに移行している自治体も多く見られております。ちなみに県内においては、沖縄県、そして浦添市が目標を前年度を上回る額ではなくて数値、金額として設定をしております。本市でも同様にこの金額の目標を設定するというほうが安定的な調達推進が図られるのではないかと考えますけれども、当局の見解を伺います。よろしくお願いします。再質問です。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 調達目標の具体的な金額設定については、県内や先進自治体の取組などを参考にしながら、効果的な指標の持ち方も含め検討してまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。今すぐにとは言いませんけれども、沖縄市は他市と比べても優先調達に関しては金額、件数も調達情報というものを提供、こういうものを事業所にやって、それもまたしっかり追っているというような形で、調べていくにつれてかなり他市に比べて先進的な取組をやっているという自治体であることは分かりました。今、御提案させていただいた目標を金額設定にするということは、一方かなり縛りをかけてしまうため、自らの首を絞めてしまうのかという懸念事項も想定できるかもしれませんけれども、本市のように毎年調達件数や金額が安定的に調達できている自治体だからこそ先進的に取り組めるのではないかと思っておりますので、引き続きの調査研究をお願いしたいと思っております。それでは先ほど本市の調達実績、そして方針等を確認させていただきましたけれども、調べていくと、本市を含め県内では情報分野、いわゆるデータ入力等の調達実績がないということが分かりました。全くないのではなくて、那覇市のほうでは約2万円の実績がある。それ以上、もうこれだけなのです、他市というか、他市町村では情報処理分野、データ入力分野では、実際項目には掲げられているけれどもゼロというような状況であります。 質問の要旨(1)⑤方針に基づき、情報処理分野においての優先調達が可能なのか当局の見解をお伺いします。よろしくお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 情報処理分野においては、データ入力等が受注可能なものとして情報提供を行っておりますが、これまで個人情報保護の懸念などがあり調達実績はございません。今後は障がい者の雇用の選択肢を広げるためにも、情報処理分野における市内の障害者就労施設等での状況把握や先進自治体の状況などについても情報収集、調査研究を行ってまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。最近IT系の企業がデータ入力の個人情報、今言った課題をクリアすべく、個人情報をピースに分けて入力作業ができるようなアプリが開発されていると。これは宜野湾市の福祉事業所では実際に運用しようとしているというお話も伺っています。どういうものかというと、ピースに当てる個人情報、名前は名前だけの入力、性別は性別だけの入力、例えば指一本しかない方も男、女ということで入力することができるという個人情報をピース分けしたアプリケーションが開発されていて、それを福祉事業所に導入することによって、情報処理の分野での作業の選択肢ができるという動きがありますので、今後、市内事業所にも広がっていくと考えていますので、例えば本市におけるデータ入力作業、これを優先調達に基づいて委託して、これまでその作業をやっていた人が別の行政サービスの人材として、別のところでまた力を発揮できるようになるといった、いわゆるDX化です。職員配置の適正化にもつながると考えておりますので、引き続き障害者優先調達の分野においても、これまでなかなかハードルが高かった情報処理分野についても視野に入れていただきながら運用をしていただきたいと思っております。それでは続いての質問に移らせていただきます。 質問事項2.東部海浜開発についてであります。市長公約に掲げている東部海浜開発地区、通称潮乃森の早期整備については、沖縄市のみならず沖縄県民が長く待ち望んでいる桑江市長肝入りの一大プロジェクトであります。県内最大級の人工ビーチを生かした観光地の形成が図られることによって、沖縄市の発展や県内全域に広がる経済波及効果が見込めるというのは容易に想定ができます。そこで早期整備について確認させていただきます。質問の要旨(1)東部海浜開発「潮乃森」について。①国、県それぞれの埋め立ての進捗状況についてお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 町田裕介議員の一般質問にお答えします。 東部海浜開発地区潮乃森の埋立て面積約95ヘクタールのうち、国が行う約86ヘクタールにつきましては、部分竣工も含め約60ヘクタールが完成しており、県が行う約9ヘクタールにつきましては、これから行うこととなっております。全体といたしましては約6割がおおむね完成しているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。市民、県民のために早期実現が国、県、市一体となって推進していかなければならないという状況の中、今の御答弁では、県分の埋立て事業として土砂の投入は行っていないという形で理解してよろしいのでしょうか。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 議員御指摘のとおり、沖縄県におきましては土砂投入を行っておりません。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。それというのはほぼやっていないのと同じということで分かりました。理解できました。それでは市長が掲げるビーチフロント観光、それを具現化する場所がまさしくこの県分の埋立て場所。ここが民間活用される部分であって、逆に沖縄市の企業誘致に関してもさらに遅れてしまう等、いろんな支障を来すのではないかと懸念をしております。そこでさらに再質問します。県の埋立て完了時期はいつ頃になるのでしょうか。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 沖縄県に確認したところ、県分の埋立て完了見込みは令和11年度と伺っております。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。これがよく分からないのが、これまで県議会での一般質問、令和7年度完了予定であったのですけれども、なぜ今回7年先送りなっているのか、理由が分かりますでしょうか、お答えください。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 沖縄県に確認したところ、国による埋立て進捗への考慮、また環境に配慮し、海上工事の施工期間に制約があることなどから、施工期間が長期化していると伺っております。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。国の連携というか進捗考慮、そして環境面の配慮、そういうものは分かるのですけれども、国との調整は県がしっかり行うべきであります。国の6割の埋立てが進んでいるという中で、県分の埋立てが進んでいない状況からは、県側が主張している国の埋立ての進捗を考慮しているというところと、説明の整合性が合わないのです。また先日の県議会で、本市選出の小渡良太郎県議からも埋立て進捗への質問がありましたけれども、市民、県民として納得できるような答弁ではありませんでした。また県の取り組む姿勢に問題があるのではないかと思っておりますけれども、それ以前に、本市当局も県に対してどのような調整をやっているのか、しっかりと要望、調整を行っているのか、そういうところも本市担当部局、これは今後も問われてくると思っていますので、これはしっかり県に対してもちゃんとアプローチしていくという形を取ってください。お願いします。 質問の要旨(1)②早期埋め立てに向けての取組についての当局の見解をお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 潮乃森の埋立てに関しましては、早期の工事完了に向け、市長を先頭に地域や関係団体の皆様方のお力添えを得ながら、国や沖縄県への要請活動を続けております。沖縄県に対しましては、令和7年度の完了に向け、今年7月25日に、市長をはじめ沖縄市東部海浜開発推進協議会、沖縄市東部海浜開発事業推進議員連盟、沖縄市東部地域の発展を考える会、美ら島をつくる市民の会の皆様とともに、県知事宛てに要請文を手交いたしました。今後も継続的に国へ要請活動を行うとともに、沖縄県に対しましては、県埋立て事業を積極的に推進していただくことを要請するなど、早期埋立てを目指してまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。埋立て整備にこれだけの期間を要しているのは様々な要因があると思っていて、その一つに財源の話があると思いますし、埋立ての早期実現に向けた財源確保に県はどれだけ動いたのか。予算がないからでは県民は納得できません。そこで今、知事に手交しているという話があったのですけれども、そのとき誰が対応しましたか、お伺いします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 要請書の手交の当日は主に副知事や関係部長などの方々に対応していただいたところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 副知事か、土建部長かという形での対応になっているはずなのですけれども、ここは市長がしっかり先頭になって、知事を引っ張り出していく、一緒になってやっていくという行動をやっていただきたいと思っています。本日、東部海浜開発推進議員連盟、新たに結成されますし、また国県推進協議会そして本市の議連、当局、また関係団体、スクラムを組んでやっていけるように知事にも直接働きかける努力をみんなでやっていきましょう。宮城 浩議員も一緒になって、よろしくお願いしたいと思います。県議も一緒になってやっていきましょう。それでは繰り返しになりますけれども、県は国に対して積極的に働きかけて、財源等の支援を求めていくという姿勢がほしいので、市当局は市長を先頭に、県に対して、知事に対しても、国にも働きかけてほしいということを強く要望して、ここから要望にかえての次の質問に移ります。 質問の要旨(2)人工ビーチについてお伺いいたします。これまでの市議会において、建設部参事からは令和5年度末には人工ビーチの部分供用が開始されるという御答弁がありましたけれども、ビーチを利用する際には当然、車両が通行する道路整備はもちろんのこと、シャワー設備、トイレ設備、インフラ設備が必須になってきます。①人工ビーチ部分使用に関するインフラ整備の状況、そしてまた今後の見通しについてお伺いさせてください。お願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 人工ビーチの部分使用に関するインフラ整備の状況についてお答えします。沖縄県に確認したところ、アクセス道路となる橋梁は、令和5年度末に4車線中2車線の整備を予定しているとのことでございます。また臨港道路につきましては、地盤改良工事の実施とともに、人工ビーチの部分使用に向けた予算確保に向けた取組及び道路占用物工事の調整を進めていくと伺っております。一方トイレなどの衛生環境整備につきましては、臨港道路や上下水道などの整備状況を見据えながら、仮設による対応も合わせて、必要な施設や設備等について本市において検討しているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございました。臨港道路の整備は予算確保が課題ということで、何にせよ、全ての事業に関しては予算確保、当然課題であるというのは当たり前の話なのですけれども、そこも本員が気がかりなところです。先ほどから申し上げているとおり、当該整備事業、東部海浜開発の埋立て事業というものは地域の振興だけではなくて、やはり観光分野による沖縄の経済もかなりの県益になるということからも、この第一段階として人工ビーチの部分供用は当然沖縄県にとっても意義のあることであります。これは先ほどと同じでありますけれども、事業に係る財源確保が困難ということであれば、国に対して積極的に引き続きの財政支援を求めていくという姿勢が大変必要なってくるのは明らかであります。そこはもちろん当局も頑張っていただきたい。これは当然市長も先頭に頑張っていただきたいと思っています。 質問の要旨(2)②早期整備に向けての取組について当局の見解をお伺いいたします。よろしくお願いします。
    瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 市民、県民による新たなビーチ利用が進むことで、潮乃森のさらなる認知度向上につながると考えております。そのため利用者が使いやすいビーチとして認識していただくための環境整備は、本市として可能な限り実施してまいりたいと考えております。部分使用時における必要施設については、本市で検討を重ねながら具体的な整備に向け、沖縄県と協議を進めてまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。令和5年度末には確実に部分使用に関してはできるということで、大変期待しておりますけれども、気になるのは橋の工事遅れ。まず橋ができないと上下水道の部分も整備ができない。それによって確実に誰かの負担で架設のインフラは整えないといけない。そういうときに沖縄県が負担すべきところは沖縄県ですと、本市はここまでとか、いろんな形の協議が必要になってくると思いますので、そこはしっかり考えていただいて、交渉というか協議をやっていただきたいというのが本当に強く要望するところであります。ですので、先ほどの要望書とかを持ってきたときにも、やはり県の代表たる知事もしっかり考えていただいて手交する。ただ受け取るだけでしょうとかではなくて、しっかり受け取ることで意識も持ってもらうというふうな働きかけというか、そういうアクションも絶対必要なので、そういうものも本当に一体となってやっていただけたらと思っていますので、そこは市当局という形で、今言っても申し訳ないですけれども、やはり市当局の部分ももっと努力しないといけないところもあると思いますので、そこはまた議連含めて一緒になってやっていきますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 休憩いたします。  休 憩 (午後 3時00分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 3時08分) ○瑞慶山良一郎議長 再開いたします。 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 それでは続けてまいります。 質問事項3.物価高騰等に伴う本市施設についてであります。質問の要旨(1)物価高騰等に伴う本市施設(指定管理)についてお伺いいたします。①物価高騰等(主に燃料費、光熱水費等)に関して本市所有の公施設の現状及び対応についてお尋ねします。よろしくお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 それでは町田裕介議員の一般質問にお答えいたします。 指定管理施設の多くを所管しております経済文化部で代表してお答えさせていただきます。本市で指定管理を行っている16施設のうち、経済文化部で所管する指定管理施設につきましては9つの施設がございます。このうち沖縄市民会館、沖縄市民小劇場あしびなー、コザ・ミュージックタウン音市場につきましては、エネルギーコスト等の上昇に伴い、施設管理料増額の要請があったことから、現計予算の範囲内における施設管理運営の可否について指定管理者と協議を行っているところでございます。その他の指定管理者につきましては、指定管理者との定例会議や報告書等の確認により光熱費が高騰している現状を把握しているところでございますが、施設管理運営に支障が生じないよう、今後の動向について双方で注視しているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。申請というか、申請があったところは指定管理と協議を行っているところというふうにありますけれども、施設管理に関してはこれまでも多くの議員がよく議論しているとおり、しっかり公施設を管理していただいているところであって、ただ一義的にはやはり指定管理者の努力でもって、しっかりそこは予算の範囲内で努力していただいて、そこでどうしても社会的な要因によって賄いきれないときの場合にはしっかり協議していくという形の方針ということで今、確認をさせていただきました。 質問の要旨(1)②指定管理施設のリスク分担の考え方についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 町田裕介議員の一般質問にお答えいたします。 物価高騰等に関するリスク分担の考え方につきましては、総務省通知でも示されているとおり、指定管理者との間で締結されている協定書等に規定されているリスク分担に基づいて対応することとなります。リスク分担が示されていない場合や取扱いが明確でない場合につきましては協議を行い、取扱いを決定することとなり、物価高騰につきましては協議事項になるものと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。リスク分担の部分で仕様書協定の中で示されていない場合、取扱いが明確でない場合というのがいわゆるコロナによる、何かコロナの蔓延による売上げの減少とか、今回の社会的な要因に伴う物価高騰による影響、そういうものが挙げられると思います。 質問の要旨(1)③予期せぬ事態が発生した際の今後の方針についての当局の見解をお尋ねします。よろしくお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 協定等の定めや明確な取扱いがない予期せぬ事態が発生した際には、指定管理者による事業計画の見直しなど、経費削減等の努力を行い、それでもなお著しい負担が生じる場合は協議を行い、取扱いを定めていくことになると考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。今回の場合のような物価高騰、藤山勇一副議長のお話もありましたけれども、特に指定管理の部分というのは経費削減努力というところを一義的にしっかりやってもらう。電気のオン、オフとか、そういうものもしっかりしていただきながらやっていただくというところがあって、そこでも賄いきれない部分は、ちょっと勘違いされているのが直営が当たり前に補正を出しているという認識をされがちなのですが、直営の部分もしっかり削減努力を行って、なお足りない部分の補正をやっているという部分の認識もしっかり持っていただきながら、指定管理の部分の削減努力で賄いきれない部分の補填、補正というものをやっていくという方向性だということで今、示されましたので、ありがとうございます。ただ、こういう社会的要因による不可抗力が生じた際の手当、そういうことの検討もいいのですけれども、どうしても根本解決には支出も減らしていく。今、庁舎はLED化に向けて動いているということを聞いていますけれども、指定管理の施設の部分も同様にLED化にして支出を抑えていくということも一つの予算削減の手だと思っておりますので、そこもまた検討していただきたいと思います。大規模修繕になるはずなので、これはまた市当局の部分になると思うので、そこはまた検討していただきながらやっていただきたいと思っております。 続いて、質問事項4.北朝鮮による日本人拉致被害問題についてであります。御承知のとおり、北朝鮮による日本人拉致事案、これは絶対に許すことができない国家的な犯罪であります。昭和52年、1977年11月15日、当時中学1年生、13歳、横田めぐみさん、北朝鮮に拉致されて今年で45年となります。1991年以来、政府は機会あるごとに北朝鮮に対しては拉致問題を提起してまいりましたけれども、北朝鮮はこれを否定しておりました。それが2002年9月の第1回日朝首脳会談によって、ようやく初めて拉致を認め謝罪し、再発防止の約束をしているという状況であります。2002年には5人の拉致被害者が24年ぶりに帰国をしておりますけれども、現在も17人が北朝鮮による拉致の被害者として認定をされております。さらに拉致の認定以外にも拉致の可能性を排除できない失踪者というものが全国に数多く存在しているところであります。この北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者は全国で現在872人おります。そのうち沖縄県警が捜査・調査を行っている北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者は34人、都道府県別で比較しますと、沖縄県は全国で8番目に多い数となっているということであります。幸いというか、沖縄市には1人もいないということも御承知のことかもしれませんけれども、直近の認定者というものが平成28年には被害認定を受けたというような現状を見ると、ひょっとしたら今もどこかで起きているかもしれないとか、そういうところの可能性も排除できないと本員は考えていることから、このような悲惨な出来事を日本人としてしっかり啓発をしていく必要があると考えています。質問の要旨(1)北朝鮮による日本人拉致被害問題について。①拉致問題について市内各小中学校でどのような教育及び啓発を行っているかについてお答えください。よろしくお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 町田裕介議員の一般質問にお答えします。 小学校では、6年生社会科の日本と近隣国との関係という学習で、北朝鮮について拉致問題や国交が開かれていないことなどを学んでおります。中学校では、3年生社会科公民的分野の国際社会の単元などにおいて拉致問題を取上げ学習しております。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。次の質問に移ります。 本員は拉致被害者救う会のメンバーとも意見交換する機会があり、そこで啓発週間における取組状況をちょっとお伺いします。 質問の要旨(1)②北朝鮮人権侵害問題啓発週間における本市の取組状況についてお答えください。お願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 町田裕介議員の一般質問にお答えいたします。 北朝鮮による日本人拉致被害問題については、平成18年6月に北朝鮮当局による人権侵害問題に関する国民の認識を深めるとともに、国際社会と連携しつつ、北朝鮮当局による人権侵害問題の実態を解明し、その抑止を図ることを目的として拉致問題、その他の北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律が施行されております。これにより国及び地方公共団体の責務等が定められるとともに、北朝鮮当局による人権侵害問題に関し、国民が拉致問題への認識を深めるため、毎年12月10日から16日までを北朝鮮人権侵害問題啓発週間としております。本市では去る12月7日から12月9日の本庁1階展示室で開催される人権尊重の大切さと人権擁護委員の活動を広めるためのパネル展において、北朝鮮人権侵害問題啓発週間のポスターを掲示し、市民がこの問題を国民的課題として関心を深めていただくための取組を行っております。また、北朝鮮による拉致被害者の生存と救出を信じる意思表示として着用するブルーリボンバッジについても、庁議メンバー及び担当職員の着用により広くこの問題に関心を寄せていただくよう周知に努めております。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。本員が去年初めてこの問題について一般質問をさせていただいて、市長をはじめとする庁議のメンバー、そして議長、副議長も多くの方々にブルーリボンバッジ着装が見られるようになりました。ありがとうございます。このバッチに込められた思いというのが国家的な犯罪を絶対に許さない。そしてこういう悲劇を二度と起こしてはいけないと。何よりも北朝鮮にいるとされている方々がちゃんと帰国ができるのだと信じて国民が意識を合わせるということになります。啓発週間についてもありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。それでは続いての質問に移ります。 質問の要旨(1)③政府が設置する拉致問題対策本部により、全国各自治体にて公演されている拉致問題啓発舞台劇「めぐみへの誓い-奪還-」は国の負担で無料開催できると聞いておりますけれども、本市でも開催誘致の検討はできないか、当局の見解をお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 舞台劇「めぐみへの誓い-奪還-」については、内閣官房拉致問題対策本部が地方公共団体との共催により、拉致問題に対する理解促進のための啓発事業として舞台劇の上演を実施するものです。演劇の内容については、昭和52年、当時中学生であった横田めぐみさんが新潟の海岸で、北朝鮮当局により拉致された事件を題材として、拉致された当時から現在に至る拉致問題の経緯、めぐみさんや田口八重子さん、拉致被害者の北朝鮮での生活等を描いた脚本をもとに演出する舞台劇となっております。実施に当たっては集客対象者を特に生徒等若年層としていることや、500人以上の定員を求めることから、教育委員会との連携など調査研究が必要と考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 教育委員会としましては、実施に当たり生徒等の参加について関係部署と連携し、どのようなことが必要なのか、また課題を精査した上で、拉致問題啓発舞台劇「めぐみへの誓い-奪還-」の開催誘致については調査研究が必要と考えます。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございました。教育委員会の見解の中で課題とありましたけれども、具体的に課題とは何でしょうか。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 演劇鑑賞につきましては生徒、教職員に拉致啓発問題に関心を持たせ、認識を深めるとともに、教育課程の位置づけや関連性についての確認、学校側への理解促進を図ることが効果的な実施に向けて重要となります。また指導方法の検討、関連する教科の授業時数の調整、学校全体の学習計画の変更、学校行事との調整、中学3年生では高校受験に向けた日程調整など、学校においては行事などの教育活動を実施する際には様々な課題を検討しております。その他演劇会場までの生徒の移動方法、それに伴う予算、一般市民も演劇鑑賞参加対象となっているため、関係機関との連携なども課題として考えられております。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。課題の部分で話したときに、今いろいろ聞かせてもらったのですけれども、課題を上げすぎだと。もう少し整理して、これは教育委員会のやる気一つで、国による費用負担の部分でやっていけるのだから、開催誘致ができると本員は思っているのですけれども、この課題整理をしっかりやっていただきたいと思っています。拉致問題とか、そういうものを沖縄市の一般質問でやるのはなじまないともしかしたら思われるかもしれないけれども、先ほど説明がありました法に基づいてしっかり地方自治体はその啓発をやっていく。そして広めていくという観点のもとに、せっかく無料でできると、国の経費負担ですから、そこの課題をたくさん上げていたけれども、これは絶対どうにか調整できる話だと思いますので、これは3月には申請が始まります。そして実施は大体9月以降、10月、11月ですので、半年以上のいろんな調整の期間もあるし、絶対、今の形というのはできないとは本員は思っていないので、そこは開催に向けて市長部局との連携を図っていただきながら、本員は開催について強く望みますので、そこはよろしくお願いしたいと思っております。国民世論の啓発・責務とありますので、そこは教育委員会の部分もしっかり認識していただいて、課題と今、言われたこと、絶対一つずつ潰せるはずです。やっていただきたい。強く要望して、次の質問に移ります。 質問事項5.中の町地区土地区画整理事業についてであります。中の町地区は皆さん御承知のとおり、本市の中心市街地の顔であり、そして個性と魅力溢れるポテンシャルの高い地区であります。ただ一方、歪な道路も数多く存在するため、中には緊急車両が通れない道もあるということから、防災の観点からも中の町地区土地区画整理事業は早期実現を目指すべきであると考えております。そこで当局は早期実現に向け、先日地権者向けアンケート調査を行っていると聞いております。質問の要旨(1)中の町地区土地区画整理事業について、土地所有者に対し行ったアンケート調査についてお伺いします。今回のアンケート調査は地権者からも多くの疑問がありましたので、そこを整理しながらお尋ねしたいと思います。①アンケートを実施した趣旨及び目的についてお伺いします。よろしくお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 土地所有者の皆様方へのアンケートの趣旨及び目的についてでございますが、中の町地区は事業の推進に向け、特に建物補償の進捗が強く求められている現状がございます。本市といたしましても何とか事業スピードを上げるため、全国的な事例も参考にしながら取組を進める中で、今回、土地区画整理事業は通常用地の買収を行うものではございませんが、本地区において、市で用地買収を実施した場合、事業期間の短縮及び事業費の圧縮が図られる可能性もあることから、地区内においてどの程度売却意向があるのか、またどの場所に売却意向があるのかを把握した上で、用地買収事業の事業化の検討を行う基礎資料とするためアンケート調査を実施したところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。用地買収事業の事業化の検討を行うあくまでも基礎資料のためのアンケート調査と今、御答弁がありましたけれども、悪く思わないでほしいのですが、地権者の中にはこのアンケートが来たときに、あら手の詐欺かと、これは目的は何なのかとか、無理やり搾取されるのではないかとかという思いを持った人も中にはいました。なので、この目的とかそういうものをしっかり丁寧に説明していくということも大事かと本員は認識をしている中で、ただ素朴な疑問です。用地買収の部分、事業期間の短縮につながるとおっしゃったのですけれども、そこがなかなか理解されにくいところもありますので、なぜ用地買収を行うことで事業期間の短縮につながるのかについての御説明もお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。再質問です。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 基本的な土地区画整理事業の流れといたしましては、建物補償した後に宅地の造成工事が完了するまでの期間、対象となる権利者の皆様は地区外へ転出していただくことになり、その後、宅地造成完了後に換地先に戻っていただきます。仮に市が地区南側水路下流部のエリアにおいて用地買収を行った場合には、市所有の土地の造成が完了した段階で、他のエリアの権利者の換地と交換を行うことで、その権利者の方々は御自身のエリアの造成工事完了を待つことなく、交換した換地先で生活再建を行うことができ、その結果、事業全体の時間短縮が図られるものと考えているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。事業短縮期間の部分の説明が今、口頭でいくとなかなか説明が分かりにくいところもあるかもしれませんけれども、まず、本市が先に造成、補償もやっていこうとしている南側というのがクラウンホテルの裏側です。そこからまず買収ができた場合は、そこの市所有となった部分が地権者の部分に戻っていったとき、出ていったときに、何だろう、次のエリアの換地交換を行う市所有のものを次の工事の部分の換地交換を行うことで期間が短くなるということです。簡単に言えば、権利者をちょっと減らすと言ったら乱暴な言い方かもしれないけれども、そういう形かというふうに認識されるところであります。アンケートの中身、回収率についてお聞きします。 質問の要旨(1)②回収率についてお尋ねします。よろしくお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 中の町地区土地区画整理事業に係る土地所有者へのアンケートの回収率につきましては、アンケートの郵送件数が71件、回答件数が45件、回収率が63.3%となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。毎回高い回収率だと、63.3%ということで、それだけ関心もあるというところかと思います。 質問の要旨(1)③アンケート結果についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 土地所有者へのアンケート結果につきましては、売却意向ありが約36%、売却意向なしが約40%、分からないが約24%の結果となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。今、結果を聞かせてもらって、まず、分からない24%に対するアプローチというか説明も必要なのかという認識であります。 続いて、質問の要旨(1)④でございます。③のアンケート結果を踏まえた今後の流れについてお聞きいたします。よろしくお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 土地所有者の皆様方へのアンケート結果を踏まえた今後の流れにつきましては、先ほども御答弁を申し上げたところでございますが、事業期間の短縮及び事業費の圧縮を図るため、市で用地買収も視野に考えているところではございますが、その際、必要な条件といたしまして、土地所有者への市への売却意向と、その土地に現存する建物所有者の地区外への移転以降がそろうことが重要となってまいります。また本地区の整備順序は、地区南側を東西に走る水路下流部から整備することとしておりまして、用地買収事業による事業期間の短縮及び事業費の圧縮効果が最も高く得られるのは、整備順序が早い地区南側水路下流部であることから、以上を踏まえ仮換地指定に向け、事業の進捗に取り組んでいるところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。今の答弁からいくと、当局本市は、クラウンホテル裏側の水路の下流側から買い取ったほうがメリットがあると、メリットといいますか、効果が最も高く得られるという御答弁だったかと思っておりますけれども、ただアンケート結果で土地売却意向を示した地権者が36%いる。その中で、そういうクラウンホテル裏側の南側以外のところの部分の意向、売りますといった意向を示した方に対する今後の具体的な対応、アプローチ等を含めて、それをどのように考えているのかについてお尋ねします。再質問です。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 今回のアンケート調査で土地売却を希望された地権者に対しましては、換地先の詳細な説明と合わせて、令和5年度開催予定の個別説明会において、今後のスケジュールも含め丁寧に御説明してまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。今後の個別説明会において、今後のスケジュールも含めて丁寧に説明をしていくとありますけれども、アンケート調査の部分で、売りますという意向を示した方々は、いつまで私は売るという意向を残しておけばいいのというところで、そこが一番の疑問点なのです。なので、早期に売るという意向を示した方に対する説明というものは丁寧にやっていただきたいと思っております。そしてまた以前、部長の答弁の中に、中の町地区の土地区画整理事業というのは基地返還地とか、そういう区画整理事業とは違って、既成市街地であることから移転対象建物が非常に多く、早期の事業完了が難しい、厳しいという発言もありましたけれども、もちろん当局の言い分も十分理解できますけれども、地権者の立場として考えると非常に苦しいのが、これまでの説明会で、中には場所によっては何十年もかかるかもしれないという人がいて、それこそ自分の代が変わって、孫やひ孫の世代になって事業完了になるのかという実感で落胆したという方の意見が多く寄せられました。なので、区画整理事業は長くかかるではなくて、どうやったら一日でも早く早期整備ができるのかというのを市民の皆さんと、地域と連携しながら実現するということを目指していきたいと思っていますので、これまで以上に、より一層手を携えて、そして予算が必要だったら、市長を先頭にしっかり地域の思いを伝えながら、中の町土地区画整備事業の早期整備に向けて実現をしていただきたいと思っています。本員から強く付してお願いを申上げ、質問を閉じさせていただきたいと思います。ありがとうございました。以上です。 ○瑞慶山良一郎議長 以上で町田裕介議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午後 3時30分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 3時30分) ○瑞慶山良一郎議長 再開いたします。 お諮りいたします。本日はこれをもちまして延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○瑞慶山良一郎議長 御異議なしと認めます。よって、本日は延会することに決定いたしました。 次の本会議は明日12月23日金曜日、午前10時より会議を開きます。 本日は、これをもちまして延会いたします。  延 会 (午後 3時31分)...