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07月07日-08号

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  1. 沖縄市議会 2022-07-07
    07月07日-08号


    取得元: 沖縄市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-21
    第421回 沖縄市議会定例会┌──────────────────────────────────────┐│                                      ││  令和4年                                 ││          沖縄市議会定例会会議録                 ││  第421回                                 ││                                      ││           令和4年7月7日(木)午前10時開議            ││                                      │└──────────────────────────────────────┘              議  事  日  程   第 8 号                 令和4年7月7日(木)                  午前10時 開議第 1        一  般  質  問     ──────────────────────────────本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件      (議事日程のとおり)     ──────────────────────────────出  席  議  員  (29名)  1 番 島 田   茂 議員    16 番 藤 山 勇 一 議員  2 番 栄野比 和 光 議員    17 番 宮 城   浩 議員  3 番 大 城   隼 議員    19 番 高江洲 義 八 議員  4 番 伊 禮   悟 議員    20 番 諸見里 宏 美 議員  5 番 町 田 裕 介 議員    21 番 新 屋   勝 議員  6 番 瑞慶山 良一郎 議員    22 番 金 城 由 美 議員  7 番 屋富祖   功 議員    23 番 小 谷 良 博 議員  8 番 稲 嶺 隆 之 議員    24 番 新 里 治 利 議員  9 番 眞榮城 健 二 議員    25 番 高 橋   真 議員 10 番 喜友名 秀 樹 議員    26 番 阿多利   修 議員 11 番 喜友名 朝 彦 議員    27 番 伊 佐   強 議員 12 番 小 浜 守 勝 議員    28 番 桑 江 直 哉 議員 13 番 仲宗根   誠 議員    29 番 池 原 秀 明 議員 14 番 嵩 元 直 萌 議員    30 番 前 宮 美津子 議員 15 番 上 地   崇 議員     ──────────────────────────────欠  席  議  員  (なし)     ──────────────────────────────説明のため出席した者の職、氏名 市長       桑 江 朝千夫    総務部長       我 謝 勝 俊 副市長      與那嶺 克 枝    総務部次長      森 山 雅 人 副市長      平 田 嗣 巳    企画部長兼      山 内   強                     プロジェクト推進室長 市民部長     平 安   栄    上下水道部長     新 里 智 昭 健康福祉部長兼  仲宗根   勲    消防長        知 念 順 一 福祉事務所長 こどものまち   與那嶺 智 才    教育長        比 嘉 良 憲 推進部長 経済文化部長   花 城 博 文    教育部長       島 袋 秀 明 建設部長     比 嘉 直 樹    指導部長       多和田   勝 建設部参事    川 満 輝 繁    教育総務課長     内 間 三千代 上下水道局長   仲 本 兼 章     ──────────────────────────────職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名 事務局長     仲宗根   剛    議事課長       金 城 優 一 事務局次長兼   島 袋 勝 博    議事課長補佐     喜屋武 千鶴子 庶務課長                兼調査係長 ○小浜守勝議長 それでは、これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員数28名でございます。眞榮城健二議員から遅刻の届出が出ております。 休憩いたします。  休 憩 (午前10時00分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前10時01分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 本日は、議事日程第8号によって議事を進めます。 △日程第1 これより一般質問を行います。 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 市民の皆様、そして市長、教育長をはじめ当局の皆様、議員の皆様、おはようございます。議席番号10、護憲凛の会、喜友名秀樹でございます。本日、まさかの相棒が遅刻してくるということで心細い一般質問ですけれども、しっかりとやっていきたいなと思っております。まさか参議院選挙していないですかね。現在、参議院選挙中で、本日よりいわゆる三日攻防に入ってきているわけでございます。まさか選挙に行っているとは思えないのですけれども、本員も参議院選挙の結果はもちろん気になるところではあるのですが、さきの市長選もそうでしたが、やはり投票率が非常に気になっているところです。やはり50%いかないというのは、なかなか本員たち議員も責任を感じるところではあるのです。そんな中、市長選においては、若者とどうして若者の投票率が低いのかなんて意見交換もしながら、いろいろな声が寄せられてきました。もちろん職場から誰々に入れてこいとか言われても、この人分かりませんとか、実際に投票しても、この議員がどういうことをやってくれるのかとか、声は届かないのではないかとか、そういう声がありました。そこで、取組の一つではありましたけれども、皆さんの声をぜひ聞かせてほしいということで、「わたしの政策プロジェクト」ということで政策を募集しました。これは桑江市長、また森山さん、どちらに投票するとかは関係なく、ぜひ沖縄市に取り組んでほしいことを聞かせてくれないかということで、短期間ではあったのですが70件の応募がありまして、その後に70件を沖縄市にまた投げるわけにもいかないので投票いたしまして、また140票の投票がありまして、その中から選ばれたのが今回の一般質問の1番目に持ってきているパートナーシップ制度導入についてでありました。そこでぜひそういう若い人、市民の声を、この議会を通して当局のほうにも聞いていただきたいという思いから質問をさせていただきたいと思いますので、それでは早速ですが、通告書に従いまして始めていきたいと思います。 質問事項1.男女共同参画についてでございます。質問の要旨(1)全国的な調査においても人口の8%、沖縄市だと約1万人の方がLGBTに当たると推定されております。何かしら性についての悩みを抱えている方が多いことが分かっているということであります。近年はパートナーシップ制度導入、もしくはファミリーシップ制度導入、そういう議論も頻繁に行われているわけであります。そこで以下お伺いしたいと思います。①分からない市民の方に向けて、パートナーシップ制度、そしてファミリーシップ制度とはどのようなものか説明していただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 おはようございます。喜友名秀樹議員の一般質問にお答えいたします。 パートナーシップ制度とは、戸籍上の性別が同じであるカップルを婚姻に相当する関係と認め、証明書を発行する制度です。法律上の効果が生じるものではありませんが、パートナーシップ制度に登録することで、生命保険の受け取りにパートナーを指定することができることや、民間の家族割などが該当し、サービスを受けることができます。また、既に制度導入の自治体では公営住宅への入居に家族として入居可能としている事例もあります。ファミリーシップ制度とは、婚姻と同様な同性カップルであることを自治体が公的に認めるパートナーシップ宣言や登録を行った上で、この同性カップルのうち、いずれか一方と同居する未成年の子供がいる際に、その子供も家族として自治体が認める制度のことを言います。自治体によっては子、もしくは親もファミリーとして併せて登録できる事例もございます。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 御答弁ありがとうございました。 それでは②この制度についてですが、いつから始まったのか。そのスタート時の背景について伺います。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 パートナーシップ制度については、2015年に東京都渋谷区が全国で初めてとなる条例を制定しました。有識者からなる渋谷区多様性社会推進条例の制定に係る検討会を発足し、議論を重ねた後、条例制定に至ります。ファミリーシップ制度については、2021年1月に明石市が全国で初めて導入しました。導入の背景には、パートナー二者の関係だけでなく、子供を含む三者の関係を証明する必要があるとの当事者の声やアドバイザーからの意見等により制定に至ったとのことです。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。ファミリーシップ制度の導入については全国的にもまだそんなに日がたっていないといいますか、そういう感じに思います。しかし、パートナーシップ制度の導入についてはこの間、本議会においても記録を確認すると5年ほど前から仲宗根 誠議員であったり、前宮議員、伊佐議員、多くの議員の皆様が取り上げていますが、その間、当局の答弁を読ませていただきましたが、繰り返し性の多様性に関する周知啓発活動に取り組むというのを、この5年間繰り返してきております。 それでは③本市は、この性の多様性に関する周知、啓発活動、取組をどのように行ってきたのか、お伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 LGBTQを含む性の多様性の理解促進を図るための周知啓発につきましては、2012年度より男女共同参画センターにて市民向け講座を毎年開催しております。現在は男女共同参画週間パネル展における啓発をはじめ、男女共同参画センターでの関連図書の紹介、貸出しを行っているほか、市内小中学校での人権啓発講座や市職員、教職員研修を通して、性の多様性に関する周知啓発活動を行っております。また、2017年度より毎月第1水曜日にLGBTs相談所を開設し、セクシャリティーや性別違和感についての悩みなどの相談を受け付けております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。 この10年間、周知啓発に取り組んできたという沖縄市の取組状況でしたが、それでは④全国的な自治体では制度導入が進んでおりますけれども、県内の自治体の取組はどのようになっているのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 県内では、那覇市が2015年7月に「性の多様性を尊重する都市・なは」宣言、通称レインボーなは宣言を発表し、2016年7月には那覇市パートナーシップ登録を開始しております。また、2017年1月には浦添市が「レインボー都市うらそえ宣言~性の多様性を認め合うまち~」宣言を発表し、2021年10月にパートナーシップ制度導入を盛り込んだ浦添市性の多様性を尊重する社会を実現するための条例が施行されております。さらに、沖縄県においては2021年3月に「沖縄県性の多様性尊重宣言(美ら島にじいろ宣言)」を行っております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員
    喜友名秀樹議員 ありがとうございました。いろいろと那覇市、浦添市、県の取組を見させていただくと、那覇市は結構時間がかかっているのですかね、20年ぐらい取組をしながらきていると。浦添市、県に関しては結構そんなに時間がたたず取り組んでいるように見えるのですけれども、本市においては10年間、センターも造って取り組んできたわけでありますけれども、先ほどから周知啓発に取り組むと、この5年間の答弁にもありましたが、もう10年になるわけです。 そこで⑤ですが、この制度導入に対しては議論をなされてきたのか。なされてきたのであれば、その内容をお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 性の多様性における今後の施策展開、制度整備につきましては、他市の状況を踏まえ、多くの市民の皆様へ広く周知していくことが重要とのことから、性の多様性の理解を深める講座の開催やパンフレットの作成・配布など、さらなる啓発を進めているところでございます。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 議論されていないのではないですか。結局周知啓発は行ってきたのですけれども、実際にこれが必要かどうなのかとか、そういう部分が答弁から聞こえてこない。だからこの5年間、議会においても同じような答弁が繰り返されて、ただきっかけを、どのようにしていいのかというところでこの5年間きているのかと本員は思います。 このパートナーシップ制度導入について再質問させていただくのですけれども、そもそもハードルが高いのかどうなのかも分からなくて再質問をしたいのですが、このパートナーシップ制度導入までの流れはどのようになっているのか。難しいものなのか。その流れについて再質問したいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 パートナーシップ制度につきましては、根拠規定を要綱に基づき導入する場合と条例・規則に基づき導入する場合がございます。県内を例に挙げますと、那覇市は那覇市総合計画及び性の多様性を尊重する都市・なは宣言の理念に基づき、那覇市パートナーシップ登録の取扱いに関する要綱により導入しております。浦添市においては、浦添市性の多様性を尊重する社会を実現するための条例によりパートナーシップ宣言証明の発行ができるとされ、規則において必要事項を定めております。なお、全国のパートナーシップ制度を導入している自治体の大多数が要綱により導入を行っております。また、パートナーシップ宣言についても必ずしも行うわけではなく、自治体によって異なっております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 要するに必ずしも条例とかではなくて、要綱でもこういう制度はできるということの理解でよろしいですか。そうなると、そんなに難しくないのかと、ちょっと本員は感じているところではあるのですけれども、あとは市民がどういうふうに思っているかになってくるのかと。 それから本市はこれまで10年間取り組んできた中で、いろいろと啓発活動もしながら市民の声も聞いていると思うのですけれども、この間、このパートナーシップ制度導入をしないという理由があまり分からないのです。本市においてもそれはないのではないかと、実際に制度導入に向けての動きがないのであれば、啓発活動もそんなに力を入れないでもいいですし、この間の議員への答弁に関しても、特にそういうことも見えません。全国的にも機運といいますか、理解も広がってきているというところで、あとは先ほども申しましたが制度導入に向けてのきっかけといいますか、そういう部分が沖縄市にも必要なのかとちょっと思っております。恐らく市長も、それについては前向きに捉えていただけるのかというところから最後に⑥の質問をしますが、パートナーシップ、それからファミリーシップ制度導入の可否です。この間、ずっと同じ周知啓発をしますと、取り組んでいきますという答弁ですが、この可否について、今後何をもって判断するのか。それからその時期、もう10年たちました。しっかり取り組んでいきます。時期はどうするのか。そしてその根拠について先ほども申しましたが、市民の意識調査、そういうものからそろそろ動く時期に来ているのではないかと考えますが、当局の見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 今年度は第3次沖縄市男女共同参画計画の策定年度となっております。策定に当たっては、LGBTQを含め男女共同参画に関する意識調査を行い、課題や関係団体等の意見を踏まえた上で、パートナーシップ制度及びファミリーシップ制度の導入について検討してまいります。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 調査してからの検討になるということでありますが、本員は前向きな答弁なのかと受け止めたいと思います。ぜひこういう調査も含めてスケジュール感はあるかと思いますけれども、前向きにしっかりと一歩ずつ取り組んでいただけますよう期待しておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。ありがとうございました。 次の質問ですけれども、こちらも早期に実現してほしいロウワー・プラザ地区の返還でございます。質問事項2.施政方針から。質問の要旨(1)施政方針27ページです。米軍キャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ住宅地区、いわゆるライカム交差点周辺の返還について。「共同使用の概要について」以下を伺います。この件については2021年12月31日、これはマスコミ等で報道されましたが、予定どおりの返還が困難との記事が記載されておりました。そこで本員も2月定例会において一般質問で確認をさせていただきましたが、当時当局はまだ何も聞いていないという答弁で、全然この共同使用については見えなかったわけでありますが、しかし5月27日、政府は2024年度以降に返還が予定される米軍キャンプ瑞慶覧内のロウワー・プラザ住宅地区、約23ヘクタールについて返還までの間、緑地公園として共同使用すると日米合同委員会にて合意したと閣議決定いたしました。同地区の共同使用について、防衛省によると2023年度中の整備完了と使用開始を目指すとしており、地区内の住宅施設の解体作業においても同年度中に終えると方針を示しております。この質問においてはこの間、代表質問でも上地議員、そしてうちの宏美議員と多くの議員も質問しておりますが、本員も改めて確認させていただきたいと思います。 ①緑地公園として利用するとあるが、共同使用の概要についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 おはようございます。それでは喜友名議員の一般質問にお答えいたします。 当該地区につきましては既存住宅を解体し、返還までの期間を緑地公園として活用できるよう整備いたしますが、造成や掘削は行わず、既存の形状を生かした形状で、あずまややトイレなどを設置するとのことでございます。その際、既存の道路やフェンス、ソフトボール場等を活用し、追加的な整備は必要最低限とするよう検討するとのことで、令和5年度中の供用開始に向け準備を進めていくものと伺っているところでございます。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 企画部長、答弁ありがとうございます。 単純に気になるのが、返還合意が102戸の建物の除去というところで、これが除去はもう決まっているわけですよ。その後に共同使用ということになってくるので、普通に考えれば102戸の除去は終わっているので、返還をどんどん進めていいのではないかと。わざわざ共同使用するのはどうかと本員は思うのです。2月定例会においても102戸、ではどれだけ進捗状況は進んでいますかと質問しましたけれども、このときも答えていただけませんでした。これは当局がというか、防衛のほうから答えが得られなかったというところで、いろいろとこれは軍事的なものでと、いつもの言い訳だと思います。もちろん102戸が果たしていつできるのかというところが一番課題で、では建物はなくなりましたと。なのに、102戸が移っていないから返還合意に至っていないよねと、本員からすると何じゃそれという話なのです。そこの部分をやはりしっかりと確認していく必要があるのかと本員は思っております。 そういう中で②ですけれども、ではそもそもこの共同使用と返還の違い、今、説明したような流れからすると、返還でいいのではないかと思うところがあって、そこについてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 共同使用と返還の違いについてでございます。米軍に提供している施設のうち、米軍が一時的に使用していない施設を日本側が使用することなどが共同使用となっております。地位協定の目的のために、必要がなくなった施設を日本側に返すことが返還となっております。キャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ住宅地区は、平成25年4月に示された沖縄における在日米軍施設・区域に関する統合計画において、家族住宅102棟の移設が返還条件とされておりまして、今年の5月には返還までの期間を緑地公園として活用できるよう整備し、共同使用することで市民の早期利用が可能になると伺っているところでございます。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 それでは次の質問に移ります。 そうなると、③共同使用になると跡地利用に向けた測量調査、もしくは埋蔵物の調査、そして土壌調査、そういう返還に向けての動きが行えるのか、お聞かせください。お願いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 おはようございます。喜友名秀樹議員の一般質問にお答えいたします。 跡地利用へ向けては返還後の跡地整備を速やかに進め、土地の使用収益の開始が遅れないよう取り組んでいくことが非常に重要と考えております。共同使用期間中における測量等の各種調査が実施できれば事業期間の短縮につながることから、調査が可能かどうか沖縄防衛局へ確認してまいります。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございます。 本員が調べた範囲ではあるのですけれども、非常に現状はハードルが高いとお伺いしております。基本的には返還前の共同使用においては、米軍は何もさせてくれません。だからこそ共同使用ということが出てくるのかと。土地に関しても、基本は触らせていただけないと。これまで代表質問でも企画部長や市長の代弁で、市民が利用できるということ、還元するというコメントがありましたけれども、本員が気になるのは、目の前の泡瀬ゴルフ場跡地、いわゆるイオンモールライカム、あちらが返還されたときには2,700発の不発弾が見つかっているわけですね。もう目の前ですよ。それから沖縄市においてもドラム缶が見つかって、サッカー場がもう使えなくなりましたよね。そういう意味で、米軍の土地というのは、もう戦後77年、何があるか分からないと。そういう状況があって、それをやはりチェックしていってからこそ、市民に利用してもらえるとかというような流れになるのかと思っております。 そこで再質問をさせていただくのですが、この共同使用中に、もう土地の調査もできないと。でも共同使用はスタートしますと。ここで市民が使うようになります。もし、この不発弾等で、もしくは汚染された土壌で何か市民に害が、事故があった場合、これは誰の責任になるのか、もし分かるのであれば教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 緑地公園の利用に際し、安全面に配慮することは何よりも最優先されるべき事項だと考えております。今後緑地公園の整備に当たり、事前作業をどのように進めていくのか、市民への影響がないかなど、詳細につきましては沖縄防衛局へ確認してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございます。本員は今回、一般質問を上げる上でそういう調整をさせていただきながら、もう当局のほうには伝えておりますので、議会中ということもありますが、こういうことをぜひ確認してほしいのです。 そこであと一つ確認したいのがあるのですが、本市には市道知花38号線、いわゆる火葬場に行く道路です。そこを共同使用として使っておりますけれども、こちらが年間1,000万円ほど利用料を払っているということがありますが、④共同使用になると沖縄市は使用料を払わないといけないのか。県外で共同使用しているところも使用料を払っているのです。そこを確認させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 当該地区につきましては、緑地公園としての整備後は返還までの期間を沖縄防衛局にて管理するとのことでございます。そのため、共同使用に伴う使用料につきましても沖縄防衛局において負担すると伺っているところでございます。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 払わないでいいということで、よかったと言えばよかったですかね。となると、沖縄防衛局と米軍の状況に応じて共同使用ということで使用料を払わないということなので、そうなると先ほど申し上げた市道知花38号線、今回浦添市の倉庫群の受入れで、接続の切替え等ありますよね。交渉なさってはどうですか。あなた方の都合でこの切替えをするので、1,000万円は払わないでいいですかと。ちょっとそこもぜひ検討していただきたいなと。1,000万円は大きいですよ。1,000万円あったら結構いろいろできる事業もあるかと思いますので、ぜひお願いしたい。 ちょっと話はそれましたけれども、そういうこともありますので、やはり本来、沖縄市民が使えれば本当に経済効果を生む土地というのはたくさんあります。先ほどの知花38号線も普通に使えればいいものの、わざわざお金を払って使わせていただいているというような、使わせていただいているというのもどうかと思いますが、そういう状況があります。そこで、返還されれば大きな税収が予想されるロウワー・プラザ住宅地区ですけれども、⑤今後、返還後のまちづくりについて、いろいろと本市も動き出していたところだと思うのですが、そういう影響が出るのか。もし出るのであれば、どういうことが考えられるのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 跡地利用計画への影響につきましては、共同使用による緑地公園は返還までの間の一体利用に供する措置と考えていることから、基地が返還され、土地が引き渡された後は跡地利用計画に基づく整備により土地利用が図られるものと考えております。一方、整備スケジュールにつきましては、共同使用期間が長引いた場合、跡地利用としての土地の使用収益の開始への遅れの影響が予想されるところでございます。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。そうなのです。早期返還に向けての共同使用ということであればいいのですけれども、そういう部分で先ほどから本員が気になるのは、国と市と返還に向けていろいろ本来情報交換をすることになっているかと思うのですが、まだまだ確認されていないことがたくさんあって、本当にこの共同使用が地権者、地域、市民にとって本当にいいものなのか。単純に返還が遅れる、何か時間稼ぎにならないのかというところを非常に心配なさっている地権者や地域の方々も多くいらっしゃいます。 そこで⑥です。この件について地権者会や地域の見解はどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 今回、国から緑地公園としての共同使用の方針を受け、地権者会としましては土地利用の開始時期に遅れが生じないよう、共同使用期間中に実施できる現地調査等を確認しながら、行政と連携して事業を進めていきたいとのことでございます。また、地域及び各地権者からは跡地利用として土地区画整理事業が行われずに、緑地公園として整備されるのかといった問合せが地権者会へ寄せられていることから、地権者の不安を解消するため、今月末に地権者会による勉強会を開催する予定となっております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。やはり地権者もちょっと不安があるわけです。地域に関しては地権者会からの情報のような感じがしたので、ぜひ当局側からも確認していただきたい。先ほど申し上げたように、この共同使用で公園ができますと。一応緑地公園ではあるのですが、そこにでは本当に地域の子供たち、市民が行っていいのかと。返還後に待ち望んでいた、本当にまちが栄えていくというのを楽しみにしている多くの方々もいらっしゃいます。そこはしっかりと当局から確認していくべきかと思います。 そこで⑦共同使用について、先ほどからやるべきことはいっぱいあるのではないですかと、確認することもいっぱいあるのではないですかと、安全面は大事ではないですかというようなやり取りをさせていただいておりますが、本市の見解をお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 当該地区の共同利用につきましては、統合計画の推進に当たり日米両政府が目に見える形で基地負担軽減を図る観点から、返還前の提供施設区域内における早期利用を目的とした緑地公園の整備が計画されていると考えております。利用に際し、安全面に配慮することは最優先であると考えております。一方、跡地利用の観点からは、これまで立ち入ることができなかった場所に入れることから、高低差や景観など現地を体験できることは意義があるものだと考えており、有効な利用ができるよう今後調整してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。 今、企画部長から答弁いただいたように、本員は公園で市民に使わせるというよりは、どちらかというとここが一番この共同使用で非常にメリットを感じるところがあって、メリットといいますか、これまで本員は毎年のようにこの質問をさせていただいておりますけれども、市長も毎年のように早期返還を強く訴えてきたというのを聞いておりますが、それを進める上で、先ほど言ったように返還前にはなかなか米軍が触らせてくれないというところを、ぜひ企画部長、これまで手腕を見せていただいて、ぜひ測量であったり、土地は触らないけれどもここまでやらせてくれとか、返還に向けて何かしら前に進むことができるようにぜひ訴えてほしいと思っています。政府がこの公園というのを何で思ったのかといろいろ調べてみると、全国的にも先ほど申し上げたように、公園として共同使用しているところがありました。神奈川県にあります。ここは陸上競技場もあって、野球場もあって、テニスコートもあります。そういうところをイメージして、返還まで市民が使えたらいいよねと思っているのかもしれませんが、先ほど申し上げたようにこの沖縄に関しては、やはり地上戦があって、その77年間、米軍が使ってきたというようなことがあるので、そういうところとは違いますよと。そこは沖縄市がしっかり伝えて、沖縄の現状はこうなんだと。だからこそ単純に返還された後も、すぐには使えないんだと。もう建物がないのだったら、せめて土地を調べさせてくれと、そういう部分を強く訴えていただけたらなと思っておりますので、交渉のほうを企画部長、よろしくお願いします。それでは次の質問に行きたいと思います。 質問事項3.地域コミュニティの拠点について。本員は初当選させていただいて4年がたちますが、一番最初から、自治会長から議員にならせていただいたという経緯から、やはり最後は地域の部分を質問させていただきたいと思います。質問の要旨(1)平成20年から実施されてきた自治公民館改修(補修)工事等補助金について以下お伺いいたします。①補助金交付の条件及び基準についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 自治公民館の建て替え及び改修工事の補助金につきましては、自治公民館改修(補修)工事等補助金交付要綱により、自治公民館建設工事に対し2,500万円を上限とし、4分の3以内の補助金を交付しております。さらに、一般財団法人自治総合センターによるコミュニティ助成事業があり、対象となる事業費の5分の3以内に相当する額で1,500万円を上限として助成がございます。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。 当初、自治公民館の改修の補助金ということでスタートしまして、なかなかそれでは予算が厳しいということもありまして、この間、宝くじ助成金も活用できるようになりました。そういう部分からすると地元負担が減ってきてはいるのですけれども、そういう部分の事業を活用して、②なのですが、この同事業はどのような実績を上げてきたのか、お伺いします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 自治公民館の建設における補助実績といたしては、平成22年度に胡屋自治公民館、平成25年度に海邦町自治公民館、平成28年度に越来自治公民館、平成29年度に東自治公民館建設への補助実績がございます。東自治公民館につきましては、一般財団法人自治総合センターによるコミュニティ助成事業も活用しながら、補助を行っております。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。 では次に③現在、同事業を活用して公民館建設をする予定の自治会があるのか。あれば何自治会あるのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 現在、同事業を活用して公民館建設を具体的に計画している自治会はございませんが、4自治会からの建て替えに向けての事前相談がございます。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございます。 4自治会が検討しているということで、この間、自治会長の皆さんと歓送迎会とかもありまして、いろいろ意見交換をさせていただきました。議長、そして市長、また小谷議員も一緒だったのですけれども、その中でやはりこの自治公民館、それから学供と主に2つ、公民館建設するに当たっては2つ大きな事業があるかと思うのですが、やはり建て替えするというときに、ここ数年、自治会の皆さんが、ここ数年というかこれまでもそうだったのですけれども、やはり非常に懸念なさっているのが、建設単価が非常に高騰していて、そろそろといいますか、今の補助ではなかなか厳しいと本員も話を聞いていて思いました。本市の方針としても、本来は学供より自治公民館、将来的にといいますか、自治公民館のほうが使い勝手がよくて、市としても将来的な財政負担を考えると自治公民館だというような方針を取ってまいりました。本員は実はどちらでもいいと思っています。自治公民館でも学供でも地域に合った補助金を活用して建て替えを進めていけばいいなと思っているのですが、どちらにせよ建設単価がこの10年、非常に高騰しているので、自治会は建設をしようとしてもなかなか厳しいわけです。 そこで④の質問をしたいと思いますが、この補助金の上限額、もういよいよ引上げに向けて見直す時期が来ているのではないかと本員は思います。自治会の声もあります。当局の見解をお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 当該補助金は平成20年に要綱を制定しておりますが、年々建築関係の市場単価及び工事請負費等が上昇している状況は把握しております。補助金上限額の見直しにつきましては、今後の自治会活動に必要な建物の規模や機能、維持管理も含め自治会と相談調整を行い、建築費の高騰や市の財政状況も鑑みながら、関係部署と調整を図り検討してまいります。 ○小浜守勝議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。もちろん財政的にも調整しないといけない、企画部もあります。企画部長、先ほどと併せてよろしくお願いします。地域のコミュニティ、このコロナ禍の中でも地域の方々に非常に頑張っていただいて、地域を盛り上げようと。今年は3年ぶりに全島エイサーまつりも開催されるというところで、久しぶりに太鼓の音も地域から聞こえてきます。その活動拠点である公民館、ぜひ老朽化が進んでいるところを一つでも多く新しく建て替えられることができるように、お力を貸していただけたらと思います。 以上が本員の一般質問でありますけれども、2018年の9月に初当選させていただき、この4年間多くのことがありました。思い返せば豚熱もありましたし、県民投票もありましたし、今はコロナです。コロナももう3年です。もうほとんどコロナです。ありましたよ、県民投票も。その間、やはり市長、教育長をはじめ当局の皆さん、本当に遅くまで残ってその対応、あの豚熱のときも子豚を処分するのを目の当たりにして、非常に心痛いんだという声も聞いています。コロナでは帰れない、休みもない。そういう中でこの4年間、職員の皆さんの頑張りに、本当に市民のために頑張っていただいたことに非常に感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。それから本員もこの4年間、皆さんから多くのことを学ばせていただきました。引き続き9月以降もまた市民のために頑張ってまいりたいと思いますのでよろしくお願い申し上げて、今期の最後の一般質問を終えたいと思います。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で喜友名秀樹議員の一般質問を終わります。 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 市長をはじめ当局の皆様、議員諸兄、傍聴席、ライブ配信を御覧の皆様、こんにちは。議席番号14番、会派創志の嵩元直萌です。七夕の日、2番目を務めさせていただきます。16回目の一般質問、任期4年、最後の一般質問に入らせていただきます前に、桑江市長、3期目当選、誠におめでとうございます。くわえビジョンのさらなる前進に向け、躍動する沖縄市を共にしていければと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。くわえビジョンの達成に欠くことのできない仲本兼明前副市長、天命を全うしていただき本当に本当にありがとうございます。思い返すと2020年、コロナ拡大時には市民、事業者の皆様にどのような支援が必要か、どういうサービスができるのか、感染対策で窓を開けた暑い部屋の中で様々な議論を多くさせていただいた時間が鮮明に蘇ります。御指導いただいた多くのことを胸に、沖縄市発展のために尽力してまいります。御冥福をお祈り申し上げます。與那嶺克枝副市長、明日が任期最終日ということで、議員、副市長のキャリアを通して沖縄市のために、誠にありがとうございます。後ほど答弁の際にも思いをいただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。そして平田副市長、議場復帰おめでとうございます。立場が変わっても、沖縄市議会を通した市発展の姿勢は変わらずと存じますので、引き続きの御指導よろしくお願いいたします。それでは一般質問に入らせていただきます。 通告書22ページ、お願いいたします。質問事項1.子育て家庭支援について。桑江市長が3期目の選挙の中でも大変強く応対されておりました質問の要旨(1)貧困問題解決をはじめとした子育てにおける環境の改善。3期目当選された市長の方針、思いをお伺いできたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 桑江市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 おはようございます。嵩元直萌議員の一般質問にお答えをいたします。 施政方針でも述べました未来を創る子供たちは希望であり、宝であります。子供が育つ過程において、子育てに喜びを感じ、誰もが安心して子供を産み育てることができるよう、社会全体で子供たちを育むことのできる環境づくりが重要であります。子供たちが生まれ育った家庭環境に左右されることなく、笑顔あふれるまちを築くため、発達段階に応じた適切な支援を講じながら、また地域や企業等の御協力も仰ぎながら、各種施策に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 市長、御答弁ありがとうございます。答弁の中にもありました、やはり地域と連動していったり、地域の事業者の皆様と連動していったり、子育てにおける子供にまつわる様々な環境がやはり一緒になって環境を整備していく、整えていく、そして連携していくということが必要になってくると思います。 その中で、質問の要旨(2)本市現状の取組の中で改善してきた点、様々な点で改善されてきたと思いますが、また同時にまだ支援が必要な点、課題として捉えている点についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 おはようございます。嵩元直萌議員の一般質問にお答えいたします。 子供の貧困対策としましては、各部署で様々な事業を通して支援を行っております。その中で他市に先駆けて取り組んできた若年妊産婦に対する支援がございます。本市の若年妊産婦の割合につきましては、平成28年度は3.7%と県内11市の中で最も高く、全国平均の3倍以上でしたが、令和2年度には1.7%と低下し、県内11市中8番目と大きく改善したところでございます。また、子供の居場所につきましても平成27年度は4か所のみでしたが、現在は11か所に増え、さらに自治会での子ども食堂が令和4年度には9か所まで拡充することができ、子供たちの支援体制の強化が図られているものと考えております。一方で子供の貧困対策につきましては、問題が表面化していない家庭に対するアプローチも重要であると認識しております。特に未就学児等の状況につきましては、幼稚園や保育所での様子、乳幼児健診や予防接種などの受診状況等を関係機関と情報共有等により把握するよう努めておりますが、家庭保育や未受診など関わりが少ない場合には、状況が把握できていない可能性があることが課題だと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。桑江市長になってからも様々な取組がある中で、若年妊産婦、県の中でも先駆けて取り組んでいたり、また自治会での子ども食堂も増えてきているということでございました。しかし、やはり問題が表面化していない家庭、というのはなかなか地域と接触が少ないような家庭、そういうところには多くのアプローチが必要ということで確認させてもらいました。 後の質問の要旨で確認していきたいと思いますが、続いて質問の要旨(3)ひとり親家庭の支援におけるキャリアアップ、所得、福利厚生向上のための支援について。やはり特にひとり親の場合、子育てをしながら働くという、生活の糧を得ながらも子育てを同時にやるという本当に大変な状況で、皆さんも御存じと思いますが、それをやっていく上で、例えば今ではワーケーションであったり、テレワークであったり、パソコン一つでいろいろな形で仕事ができるということがございます。そういうものをしっかり支えていくことで、子育ての時間にも余裕ができる。仕事の時間も通勤時間がなくなる。そういう可能性も含めて確認させてください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 ひとり親家庭に対する就労支援の主な取組ですが、自立に向けた目標を設定し、ハローワークと連携して就労支援を行う母子父子自立支援プログラム策定事業や、就労に結びつく資格取得の支援として、高等職業訓練促進給付金事業及び自立支援教育訓練給付金事業を行っております。特に子育ての時間も確保しやすく、自らのタイミングで仕事がしやすいデジタル分野へのニーズは今後高まることと予想しております。資格取得の内容や取得方法、資格取得後の就職先や報酬額、雇用形態など求職者の方がより具体的にイメージしやすい情報の収集に努め、その周知についても従来のSNSやホームページなどの発信に加え、映像等の活用など関係部署と連携し、検討してまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。以前より、沖縄振興計画が新しくなる上でも、この高等職業訓練促進給付金事業といったものが様々な事業の中で、デジタル分野によるキャリアアップ、所得向上を目指す方針が規制緩和されたり、分野が追加されたりと拡充してきていると思います。一方で、先ほどの質問の要旨でもありましたが関わりが少なく、そういう制度があるであったり、自分がそういう仕事に就けるかイメージが湧いていないお母さん、お父さんがいらっしゃると思いますので、今、御答弁の中にありました周知方法の改善です。例えば、今の答弁にもありましたがムービーの中でマウスをクリックするだけとか、本当に簡単な業務の中でもそういうウェブ上の仕事ができる。そういうものを分かりやすくまとめて、御答弁の中にもありましたSNS、皆さんLINE等は使っておりますので、忙しくて市役所に来てそういう制度を聞くという暇がない方も、SNSのLINEで例えばそういう沖縄市の広告が入って、こういう補助があるのであれば挑戦してみようかというふうにチャレンジするお父さん、お母さんたちが増えて、生活が豊かになっていく取組になればと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして質問の要旨(4)ヤングケアラー、ビジネスケアラー支援における今後の具体的な方針、取組についてであります。このケアラーを2つ並べているのは、いささか乱暴な形になるかもしれませんが、実際のところこのダブルケアラーといわれるような表現もありますが、介護であったり、育児であったり、障がいを持つ方の介助であったり、そういう様々なケアをされる方々を一体的にどのように支援していける可能性があるのか、確認していきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 こどものまち推進部からはヤングケアラー支援についてお答えいたします。現在、家庭児童相談員が関わっている世帯について、ヤングケアラー状態である子供が把握された場合、その世帯状況に応じた子育てや福祉サービス、社会資源の案内など、子供への負担軽減が図られるよう支援しております。また、ヤングケアラーの早期発見が重要であることから、ヤングケアラーを正しく理解し、支援につながるよう関係機関や市民に対する周知に努め、あらゆる場でアンテナを張り、キャッチできるよう啓発を進めているところでございます。今後関係部署との連携により、ヤングケアラー状態である子供たちの情報収集を行い、把握された支援が必要な子供に対しては様々な角度から必要なサービスなどを検討し、居場所の提供や家事支援、育児支援などの適切な支援につなげていくことができるよう進めてまいります。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 おはようございます。嵩元直萌議員の一般質問にお答えいたします。 経済文化部からはビジネスケアラー支援についてお答えいたします。 平成29年就業構造基本調査では、15歳以上で介護をしている方は627万6,000人で、そのうち有業者は346万3,000人、55.1%となっており、介護をしている方の半数以上が仕事をしている方になります。さらに、過去1年間に介護、看護のために前職を離職した方は9万9,000人となっております。また、令和2年国勢調査では65歳以上の高齢者は約3,603万人で、総人口に占める割合は28.6%となっております。厚生労働省では、この割合は今後も上昇を続けると推計しており、誰もが仕事と介護の両立を巡る課題に直面する可能性がございます。仕事と介護を両立させるためには職場の理解が必要であるとともに、望まない介護離職を防ぐ取組が重要であると考えております。そのため、介護休業制度の周知や専門家による講演会の開催など、沖縄労働局など関係機関と連携を図りながら、仕事と介護の両立支援に努めてまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 両部長、御答弁ありがとうございました。 ヤングケアラーについては昨今、様々な形で着目して、課題解決に向けて協議されているところだと思いますが、やはりこのビジネスケアラーも併せて申し上げると、高齢社会が進むにつれて、例えばひとり親の家庭の中でお子さんを預けて仕事に出て行けたけれども、やはりそのお母さんが、おばあちゃんに当たるのですかね、介護が必要になってきた場合に、例えば子供を見るのも大変、介護も必要になってくる。そういうものがどういう制度で、どういう支援があるのか。それを働きながら、子育てしながら、介護しながら、本当にダブルではなくトリプルになるような、そのケアをしていかないといけない家庭も今後出てくる。ましてや今、直面している方もいらっしゃいます。なので、この家庭の中で本当に支えるには限界を迎えてしまうところもありますので、市長の答弁にもありましたが本当に地域の中、そして学校であったり、自治会であったり、友人関係の中、そして行政の広報紙等で支えるような周知、そういうものが必要になってくると思います。特にこのビジネスケアラーという分野においては、先ほど離職が全国で9万人を超えるというデータもございました。今後、多くの方が介護に向き合う中で離職をしていくというところがやはり社会損失にもなってくるので、そういう行政のサービス、介護制度を活用していく上でも産業ケアマネジャーといったような、介護と仕事を両立させていくようなサポートをするところをしっかり行政としても捉えて、今後の社会課題に対して向き合っていく必要があると思います。 その中で、質問の要旨(5)小中学校舎を活用した学習、体験活動の拡充について。学校も大変重要な地域の資源でございます。連携していくためにも確認させてください。お願いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 おはようございます。嵩元直萌議員の一般質問にお答えします。 教育委員会におきましては、放課後等における子供たちの安心安全な居場所づくりを目的に、放課後や週末等において地域の方々の協力を得、小学校の地域連携室や公民館等を利用して放課後子ども教室を開設しており、宿題や自主学習支援のほかに三線、フラダンス、農作業等の体験活動を実施しております。子供たちが日頃の学習及び体験活動を通して放課後を有意義に過ごすことができ、地域の大人と関わることで心を豊かにする社会教育につながるものと考えております。議員御質問の同教室の拡充につきましては、各地域におけるボランティアの方が多いほど、子供たちにとって様々な体験活動が行えるとともに、ボランティアの方にとっても生きがいづくりになり、そこから地域の交流や活性化につながるものと考えております。今後は自治会等への事業の周知やボランティアの依頼を行うなど、子供の健全育成とともに地域活性化にもつながるような事業を目指してまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。まさにこの答弁の中にもありました自治会も含めて、シニアの方と学校に通われている子供たちが放課後交流することで、例えば健康寿命を伸ばすような生きがいにつながったり、子供たちはやはり地域の先輩たちからいろいろなことを学べるという、本当に一石二鳥、三鳥というような取組になっていくと思うので、引き続きこういう取組の拡充、連携していく必要性を感じております。よろしくお願いいたします。 続きまして質問の要旨(6)障がいを持つ親子も遊びやすい、インクルーシブ公園の整備、拡充について。こちらは那覇市等、県内でも実績がございますが、沖縄市の状況についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 嵩元議員の一般質問にお答えいたします。 インクルーシブ公園は障がいの有無にかかわらず、公園を訪れる誰もが一緒に遊べる公園であり、例えば体幹が弱い子でも、家族が支えながら一緒に乗れるブランコや車椅子利用者のためのスロープつき複合遊具などがございます。欧米では一般的となっておりますが、日本では令和2年に初めて東京都砧公園の一部広場に整備され、その後、徐々に国内にもインクルーシブ公園の整備が広がりつつあり、県内では那覇市与儀公園で整備する方針が示されております。インクルーシブの考え方は障がいの有無や年齢、性別にかかわらず、多種多様な人に公園を利用していただくために大変重要な考え方だと認識しており、今後整備に向けて取組内容や課題など調査研究を行ってまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。 実際に今、県内では那覇市でも進んでいるというところで、御答弁の中にもありました多種多様な方々が訪れやすい場所として、例えば車椅子の方も訪れやすい、なかなかそういう状況の方が外出して遊べる、障がいの子を持つ親子でも訪れやすい公園、そういうものがあることで、本当にいろいろな形の関わりができていくと思います。一方で、やはり階段であったり、階段よりもスロープが多かったり、そういうお年寄りも立ち寄りやすいことで多世代交流につながっていったりと、地域にとって本当に大切な観点を持つインクルーシブ公園だと思いますので、調査研究のほうをよろしくお願いいたします。 続きまして質問の要旨(7)困窮家庭の現状分析の見解、また分析手法としてのアウトリーチの必要性、検討について。先ほども関わりの少ない家庭がやはり課題としていらっしゃるということだったので、そういう積極的に行政からアクセスしていくアウトリーチの必要性についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 貧困家庭を含む子育て家庭の支援といたしましては、学校や保育所などの子供の関連機関、地域や家族などから寄せられた子供に関する相談を家庭児童相談室で対応しているところでございます。相談内容も多岐にわたり、福祉、保健、医療、教育などの関係機関との個別支援会議により、適切な支援につなげております。また、虐待を受けた子供等につきましては、要保護児童対策地域協議会において進行管理をしながら、子育て家庭支援の連携を密に行っているところでございます。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。引き続き要対協も含めて、コロナでなかなか集まりづらかったという背景がございますが、オンライン等も含めて必要なことをしっかりと、いわゆるそういう家庭を支える確認をしていただけたらと思います。 その中で、このアウトリーチの一つでもありますが、質問の要旨(8)学校における実態調査事業スクリーニングシートの検討について。こちらは沖縄総合事務局も含めて、この子供の貧困対策を図る上でそういう手法を進めて、そこから事業を充実させていくという方針もあるようなので確認させてください。お願いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 スクリーニングは遅刻や齲歯、出席状況など40項目程度の情報を基に、スクリーニングシートを用いた会議を経て児童虐待、いじめ、貧困をはじめとした表面化しにくい児童生徒の課題を予測し、早期に発見する方法となっております。期待できる効果としましては、児童生徒理解が深まることや早期発見、早期対応により課題の未然防止につながること、適切な支援につなぐことなどが挙げられます。県内では糸満市とうるま市が沖縄振興局との連携により、小学校の児童を対象に活用していると伺っております。市内小中学校においては個々の困り感や集団への適応、対人スキル等を把握するための心理検査を実施活用することで、不登校になる可能性の高い生徒の早期発見や、いじめの発生・深刻化の予防、いじめに遭っている児童生徒の発見、学級崩壊の予防やよりよい学級集団づくりなど、児童生徒が学校に来ることが楽しいと感じ、日々の学校生活の充実に向けて取り組んでおります。スクリーニングもハイパーQU、アイチェック、インチャイルドなど、同様に児童生徒の困り感を把握するツールだと認識しております。今後は、今年度導入のハイパーQUの状況も踏まえ、心理検査、ツールの運用法や有効性、活用の効果等の情報収集や整理、他市町村の活用状況の把握など調査研究を進めてまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。 令和4年度から沖縄市は、このハイパーQUという独自の分析ツールを使われているということでありましたが、先ほども申し上げたとおり沖縄振興局はこのスクリーニングシートを通して、実際に各市町村で見えてきた子供の実態、先ほどの中で出てきた関わりの少ない家庭でも、やはり子供は学校に行っている。その中で見つけられる課題点であったり、早期発見につながる点として、このスクリーニングシートを普及していきたいということもございましたので、やはり沖縄全体の課題、貧困問題の解決に向けて、沖縄市としても検討をぜひ進めて、例えばハイパーQUとスクリーニングの質問が被っているところと被っていないところ、被っていないところをしっかりと精査して、それを併せて確認して、他市町村と連携して対策が打てるような体制づくりを進めていただけたらと思います。 続きまして質問の要旨(9)困窮家庭を支援する関係機関の負担状況、持続可能な支援体制とするための今後の検討について。これまで様々な形でNPO団体であったり、地域のボランティアの方であったり、子供、またその子育て家庭を支える方々がいらっしゃいます。しかし問題もなかなか深刻なところもございまして、行政のはざまの中でそういう戦っている皆様が疲弊してはいけないという思いから、(9)はできれば副市長にお答えいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 與那嶺副市長。 ◎與那嶺克枝副市長 今回、嵩元議員から子育て家庭支援について幅広い質問と、また提言等をいただきまして、大変ありがとうございます。 今後の検討についてでございますが、困窮家庭に対する支援といたしまして、地域や企業、民間団体の御協力は大変に重要なものであります。特に制度のはざまで支援の行き届かない家庭への支援に対して御協力をいただいている民間団体等の熱い思いと行動力に、本市といたしましても大変感謝をしております。子育て家庭に関する相談内容は多岐にわたることから、地域や企業、民間団体の御協力を仰ぎながら、それぞれの役割において支援の在り方を共有し、整理をしていく必要があるものと考えております。以上です。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。
    ◆嵩元直萌議員 與那嶺副市長、御答弁ありがとうございます。 議員や、そして副市長という立場を通して様々な形で、この子育て家庭支援に携われてきたと思います。今まで本当に多くの事業、またそういう検討をしてきた與那嶺克枝副市長に改めて、この沖縄市における子育て家庭支援への思いをお伺いさせていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 與那嶺副市長。 ◎與那嶺克枝副市長 私の思いということで述べさせていただきます。 本市は子育て支援といたしまして、これまで様々な事業に取り組んでまいりました。平成15年度に県内で最初に開設をしました沖縄市ファミリーサポートセンターにつきましては、その長きにわたる取組により、子育ての相互援助活動として市民に欠かすことのできない子育て支援サービスとして定着をしております。また、本市からスタートしました病児保育事業をはじめ、ももやま食堂、こどもの居場所の設置で、困り感のある家庭の子供たちの支えとなっております。さらに、国の支援を受け若年妊産婦の居場所の開設など子育て支援の幅を広げるとともに、子ども家庭総合支援拠点の整備に取り組んでまいりました。しかし今、コロナ禍の影響を受け、社会情況の変化に伴い、子育て支援の対応が大変に困難なケースも多々あります。現場の声を聞き、親子に寄り添った相談や対応ができるように、本市の子育て機関などと連携を密にしながら取り組んでいかなければならないと感じております。全ての子供たちが笑顔であふれ、夢と希望を抱くチャイルドファースト沖縄市であることを願っております。 先ほど市長から答弁がございましたが、未来をつくる大切な宝である子供たちを、社会全体で子供たちを育むことができる環境づくりが大変重要であります。そのことについて、私たち一人一人が一翼を担う決意で今後も頑張っていきたいと思います。ありがとうございます。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 克枝副市長、本当に今までのことを振り返りながらの、大変多くの事業をしてきた思いも含めて御答弁いただき、ありがとうございます。チャイルドファースト、明日で任期は終わるかと思いますが、引き続き與那嶺克枝副市長の力を、今後の沖縄市にも御尽力いただけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午前11時14分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前11時25分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 では引き続きよろしくお願いします。 質問事項2.地域福祉連携について。質問の要旨(1)福祉ネットワークの担い手づくりの促進について。①独居高齢者、障がいや疾患をお持ちの高齢者、またその家庭を支える各地域関係機関との連携が必要になると思いますが、どのような方針となるのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 おはようございます。嵩元直萌議員の一般質問にお答えします。 支援が必要な高齢者等を支える地域、関係機関との連携につきましては、自治会や地域包括支援センターとの情報交換会や、障がい者等委託相談員や計画相談員との合同勉強会などを開催し、相談しやすい関係づくりに取り組んでおります。また、地域包括支援センターでは問題を抱えた高齢者等によりよい支援を検討するため、医療・介護・福祉の専門職や地域関係者が参加する個別地域ケア会議を開催し、関係者が連携して支援できるよう取り組んでおります。新型コロナウイルス感染症の状況により会議等がなかなかできない状況ではございますが、感染症対策やオンライン会議などを行うなど開催方法を検討しつつ、また今後とも高齢者の支え合い体制が推進されるよう地域、関係機関と連携し取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。 まさにこの支え合う体制づくりにおいて、質問の要旨②地域福祉連携を図るために重層的支援体制整備事業、行政体制の整備が重要となるが、今後の方針についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 まず重層的支援体制整備事業につきましては、制度のはざまにある方や複雑化・複合化した課題を抱えている方など個々の状況に応じ、介護、障がい、子育て、生活困窮など属性を問わない相談支援、参加支援、地域づくりに向けた支援を一体的に実施するものでございます。行政体制の整備につきましては、重層的支援が分野や制度を超え、庁内をはじめ多機関の協働による対応が求められていることから、迅速かつ効果的な対応ができるよう、現在、全庁的な実施体制づくりに取り組んでいるところでございます。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。 本員も、また藤山勇一議員もこの重層的支援体制整備事業についていろいろと質問してまいりましたが、昨年度、やはりこの体制が必要だということで、厚労省としても移行準備事業というものも昨年度始まりまして、国としてもやはりこれからの高齢社会、また、こういう地域課題や福祉に向き合う上で横の連携、他部署間の連携が必要だということで進めております。それを踏まえて、桑江市長も市長選挙における公約の一つとして掲げていただいております。しかしながら、今まで行政の中で向き合ってきた期間もございますし、それぞれの専門的な分野もございます。なので、それを横串を刺して横断的にやっていくというものは大変ハードルのあるものだと思いますので、行政改革、機構改革等が必要になってくるという意味では企画部長、また人事をつかさどる総務部長含めて、一体的なこれからの地域の医療、介護、福祉を支えてく体制づくりに向けて、まず行政体制をしっかりと今年度詰めていっていただけたらと思いますので、強く要望したいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして質問の要旨③社会参加を通じた高齢者の生きがいづくり促進について、学校、自治会、こども食堂等と連携した多世代交流や地域コミュニティ醸成の取組検討について。先ほど質問事項1でも学校を活用した地域活動がございましたが、改めて③でお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 社会参加を通じた高齢者の生きがいづくりといたしまして、本市では介護予防がんじゅうポイント制度を実施しており、現在の活動受入れ期間は高齢者サロン、地域包括支援センター、介護サービス事業所となっております。今年度の取組として、子供の居場所など多世代交流を視野に入れた活動、受入れ期間の拡大を予定しております。今後も引き続き高齢者が興味を持ち、活動したいと思えるような活動受入れ期間の拡大に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 地域の中にある各機関、学校も含めて、自治会も含めての御答弁でもありましたが、先ほどは教育委員会、指導部長から御答弁がございました。健康福祉部の中では、そういうものを促すためのがんじゅうポイントがあります。健康を促すためのおきはくん健康ポイントもあります。様々な事業がある中で、やはり交流という点を通せば、部署や部を超えてやっていけるものが生まれてくると思いますので、そういう意味でも重層的支援体制整備事業は必要だと思いますので、いろいろと調整しながら地域の中でつながりあって、健康であり、子育ても豊かになっていくというような体制づくりをしていただけたらと思います。 続きまして質問事項3.まちづくり行政について。質問の要旨(1)自治会支援、会員加入促進政策について。①ICT化の支援の目的と今後の計画についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 嵩元直萌議員の一般質問にお答えいたします。 自治会のICT化の支援につきましては、地域からの情報発信やコミュニティ活性化を目的としております。令和3年度に沖縄市新型コロナウイルス感染症に関する経済対策第5弾として自治会活動支援金、一律20万円を交付し、インターネット未整備であった4自治会を含め、37自治会のWi-Fi環境を整備いたしました。インターネット回線使用料補助につきましては、平成29年度より実施しており、令和4年度は全ての自治会に交付予定でございます。今後ICTを活用した新たな取組に係る支援につきまして、自治会と調整しながら進めていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。令和3年度で全ての自治会にWi-Fiが整備されたということで、本員としては民間のレストランの前とかで子供たちが放課後Wi-Fiを求めてゲームをしていたりするので、自治会にWi-Fiがあれば、やはり子供たちも放課後そこに集まったり、また休みの日も高校生、大学生も自分のタブレットがあればそこで勉強ができるといった地域交流の促進になるという思いから、地域BWAも含めてWi-Fiを整備していっていただきたいということだったのですけれども、無事全自治会で進めているということでした。 その次に必要になってくるのが、やはり自治会がどういうメリットがあって活動をしていて、参加しやすいのか。そういうものを発信していく上で、質問の要旨②SNSによる自治会の魅力発信の支援についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 SNSによる自治会の魅力発信の支援につきましては、本市が補助金を交付しております自治会加入促進協議会の取組の一つに、SNS活用講座の開催がございます。令和3年度の初級編に続き、今年度も応用編を予定しております。現在SNSによる情報発信を行っている自治会が17自治会でございますが、今後より多くの自治会がSNSを活用した情報発信を行い、自治会の魅力が広く伝わるよう加入促進協議会とともに支援してまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 SNSと聞くと、例えば高齢者の方はどうするんだというような声も聞こえてきたりしますが、もう今かなりの方々がスマートフォンになって、LINEを使ってスタンプを送っていたりということにもなっております。また、デジタル庁も設立してから、やはりそういうITであったり、スマートフォンを触れるギャップを埋めていこうと、デジタルデバイドを解消しようということで、例えば国内のキャリアに、au、ドコモ、ソフトバンクに頼んで、こういうスマホ講座を地域の中でしていけるような取組もございますので、そういうものを活用して地域の中で、例えばこれは防災にもつながったり、例えば独居の方であったり、見守る体制が充実したりということにもつながるので、そういうSNSで発信することもそうですし、またそれを使いこなしていくような体制を自治会を通して促進していっていただけたらと思います。 質問の要旨③地域学校や父母のニーズ把握、連携体制促進についてであります。やはり子育て世代が、まだ自治会に引っ越してきて加入していないといった世代も多くいらっしゃりますので、そういう方々が参加しやすいためのSNS発信でもございましたが、やはりまずはどういうことが地域でしたいのか、ニーズを把握していく必要があると思いますが、確認させてください。お願いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 子育て世代、若者などを対象としたSNSによるニーズ調査につきましては自治会、もしくは地域ごとの実施に向け、支援を検討してまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 実際に今、嘉間良自治会のほうでは子育てのママさんたちが、やはり一緒に預かっていきたいとかということで子ども食堂の検討を始めております。そういう地域のお母さんたちが、こういうふうにだったら自治会を使ってみたいな、そういうものをしっかりと把握していく必要があると思いますが、その点、例えば各地域、自治会で生まれている好事例を共有していくような取組について検討できないか、お伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 ただいま議員からありました一部の自治会において実施している居場所開放などの活動事例につきまして、自治会長協議会や事務委託者連絡会議などを通して37自治会への共有を図り、自治会の活性化につながるよう支援していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 地域がつながると社会が豊かになるということで、本員は何回かソーシャルキャピタル、社会関係資本、以前、島尻安伊子代議士は社会開発という言葉でも言われていましたが、やはりこれからの高齢社会であったり、様々な社会課題に対しては地域がつながってお互いに支え合っていく、この共助の精神を考えても、やはりつながっていく取組をサポートしていく行政でありたいと思っておりますので、いい事例はどんどん共有していただいて、こういうふうな形だったら参加しやすいなという認識が深まって、自治会にもいろいろな方が訪れると思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして質問の要旨(2)中心市街地政策について。①第3期中心市街地活性化基本計画の策定に向けて、第2期の振り返り、またコザ商店街連合会や商工会議所等、地域関係機関との連携状況についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 中心市街地の活性化が課題となっている状況の中、平成22年3月にまちなか交流の促進によるにぎわいの創造、中心市街地全体としての付加価値の向上による生活環境の改善を目的に、沖縄市中心市街地活性化基本計画第1期計画が策定され、平成28年3月には第2期計画が策定されております。第2期計画では、コザ運動公園の整備や新たな市立図書館の開館により、良好な生活空間の創出が図られているほか、沖縄アリーナの供用開始による新たな集客や交流人口の拡大につながりました。 一方で、それらの集客や交流人口を商店街等へ誘客し、まちなかでの人々の回遊性を促進していく取組が必要であると考えております。第3期では、第1期及び第2期の成果を生かしつつ、課題となった部分の改善に努めるとともに、引き続きコザ商店街連合会や商工会議所等、地域関係機関並びに関係部署とワークショップ等を行うなど、連携して策定に向けて取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 ここ数年で、やはり商店街の中でも様々な変化が起きていることは皆様も御存じかもしれませんが、このコザ連においても会長であったり、事務局長、またそういう役員体制が変わることで積極的にイベントを仕掛けていこう。また、各通り会と連携して盛り上げていこう。そういう取組が促進されて、今週末も商店街で3年ぶりにこの夏、七夕が祝えるということで、コザテラスというイベントも予定しております。また来週には商店街のスタートアップラボ・ラグーンが主催するスタートアップを支援していくような、県外からも多くの人が集まるようなスタートアップ商店街という夏祭りのイベントもございます。一つ一つ、地域の中で起きている新しいイベントであったり、にぎわいというものがやはり横につながっていって、その先にこのにぎわいを、魅力を発信して多くの観光客に来てもらうという観光政策にもつながっていくと思いますので、そういうものを抜本的に支えるのが基本計画の在り方になるという意味では、地域と様々な形で意見交換をして、部長はかなり足を運んでいただいているのをお見かけするので、やっていただいていると思いますが、引き続き密な意見交換とともに計画をしっかりつくっていただけたらと思います。また、市長がバスタ構想も掲げられておりますので、どういう交通結節点が最大の効果を生んでいくのか。そういう点も含めて基本計画、3期目ですね、取り組んでいっていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ここで質問の要旨②市街地、人のにぎわいと同時にまた落書きであったり、改装工事もございまして、様々な車両が商店街の中に入ってきたりと地域課題がございます。地域課題の解決に向けた全庁的な連携体制、いわゆる道路課との関わりだったり、市民生活課との関わりであったり、商店街としてはなかなかどこに連絡していいのかというのが複雑になっているところもあって、そこをいい形でどんどん連携して課題対策、エリアという意味での向き合い方をしていただきたいという意味で、質問の要旨②をお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 市街地の落書きにつきましては、職員及び被害関係者と現地の確認をしております。パークアベニュー通り、国道330号沿線の安慶田バス停や店舗のシャッター、壁面など広範囲にわたって落書きを確認しております。沖縄警察署地域課に確認いたしましたところ、落書きにつきましては以前から警察署へ相談もありましたが、新聞等でも御存じのとおり特に北谷町の商業地域や国道330号、コザ十字路から一番街付近への落書きが急激に増えており、朝方なのか、いつ書かれたのか不明とのことで検挙には至っておらず、沖縄署としても注視して巡回に当たっているとのことです。 今後につきましては、市のホームページ等を活用して注意喚起を促し、地域との連携で通報につながることができるよう、警察や自治会等との連絡調整を行っていきたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 それでは嵩元直萌議員の一般質問にお答えします。 車両の乗り入れについてお答えさせていただきます。車両乗り入れの状況といたしましては、現在、商店街内の建物所有者や店舗入居者等が自由に商店街に車両の出入りができる状況となっておりますが、路上駐車やスピードを出す車両が見受けられ、安全上の懸念があるとのことから、コザ商店街連合会から課題を解決していただきたいとの御相談がありました。本市といたしましても解決すべき課題だと認識しております。現在、各組合と締結しております商店街内の市道に関する維持管理協定について、市と組合などとの役割を再確認し、車両の乗り入れについての適正な管理の在り方を共有しながら、協定の見直しに向けて協議を行っている状況でございます。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 商店街等から市街地における落書きや、商店街内の危険な車両の乗り入れ等の連絡や相談があった際は、現場確認等の情報収集を行うとともに、落書きにつきましては市民生活課、車両の乗り入れ等につきましては道路課など、経済文化部だけでなく関係部署と調整しながら対応しているところでございます。現在、第3期中心市街地活性化基本計画の策定に向けて取り組んでいるところでございますが、商店街や通り会、関係部署等と連携し、ワークショップ等の意見交換を行うなど、引き続き地域の課題解決に向けて取り組んでまいりたいと思います。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 市民部長、そして建設部長、そして経済文化部長ありがとうございます。 様々な観点での課題がまちにはありまして、それぞれの所管で丁寧に向き合って、今解決に向けて協議をしているところということを確認させていただきました。ありがとうございます。また一方で、FIBAバスケットボールワールドカップ2023が開催されるに当たって、このまちの顔として見られていく商店街の中で、こういう山積している問題をどのように解決していくのか。御答弁の中にあったワークショップも含めて、各課でも部でも連携していって捉えていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 その中でも以前から課題でありました、各委員からもございますが、質問の要旨③国際文化観光都市としても景観整備が重要となるが、市街地事業系ごみ収集体制の整備等の検討について。今はやはりばらばらで契約している状況で、タイミング、曜日、時間帯によって、ごみが残っている状況になってしまいます。ごみが残ると、やはりそこにごみが捨てられます。そうすることで、クリーンデーを通したり、各通り会で清掃活動をしているところではありますが、また環境課の皆さんとも連携して片づけていたりしますが、やはり日々、このにぎわいを創出する店舗が出す事業系ごみの中に、ごみがたまっていくという実態がございます。そういうものをしっかりと整理して、ごみの収集タイミング、まちに常にごみがある時間が少なくなるような取組等を検討していただきたいという観点から、お伺いいたします。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 議員御指摘のとおり事業系ごみにつきましては、通り会の各店舗が個別に契約をしているため、収集日が異なることからポイ捨てや不法投棄が助長され、景観を損ね、衛生環境の悪化を招くなど、課題となっております。本市といたしましても、コザ商店街連合会や各通り会等と意見交換を行うなど調整を進めているほか、引き続き関係部署とも連携して取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 直近は観光客も増えてきているということもあって、沖縄市は全国版のミラクルシティコザという映画が公開されたことで、多くの観光客が今コザのまちに来ております。その中で、やはりごみの問題というのが今こういう状況にあるので、いち早く、当然2023に向けてもそうなのですが、今度ダンスの世界大会も来ます。多くの観光客が、このまちの現状を解決していった状態で訪れていただきたいと思いますので、できるだけ早急にそういう取りまとめ、課題解決に向けて調整していただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして質問の要旨④商店街等との連携した今後の取組に向けて、(仮)まちづくり基本協定締結等の検討について。これは先ほど中心市街地活性化基本計画第3期について策定を進めているということでもございましたが、これはあくまで中活の計画という期間が限定されているものでございますので、やはり先ほどの地域の中では落書きであったり、危険な車両が入ってきたりと、各課と調整する必要があるような課題がございますので、まち単体として、エリアとして市全体と向き合っていただきたい。そういう取組が全国的にはございますので、そういうまちづくり基本協定の締結等の検討が可能か、お伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 これから策定を行ってまいります第3期中心市街地活性化基本計画におきまして、沖縄アリーナを活用したにぎわいの創出や胡屋地区におけるバスタ構想などと連携し、中心市街地の今後ますますの活性化を目指し、商店街等のまちの方々と一緒に取り組んでまいります。現在のところ商店街等におきましては活性化に向け、景観や清掃に関する課題などがあると認識しております。今後の取組につきましては、コザ商店街連合会等との意見交換を行い、協定の締結を交わすことなどを含め調査研究してまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。先ほども商店街の中の維持管理協定の見直しも検討するということだったので、そういうものを含めて市と密に向き合っていただく上でも、そういう一つ一つの事項を連携していけるまちづくり協定を検討していただけたらと思います。よろしくお願いします。 続きまして質問事項4.産業振興について。質問の要旨(1)企業誘致基本方針の改定と施政方針にございましたが、その方針についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 本市の企業誘致は平成11年度の沖縄市テレワークセンター整備を契機に展開し、第4次にわたり企業誘致方針を策定して取り組んでまいりました。課題であった完全失業率は、国勢調査におきまして平成22年度の14.5%から平成27年度には7.2%と改善し、直近の令和2年度におきましては6.0%と着実に改善しているものの、依然として県平均5.5%を上回っており、1人当たりの市民所得につきましても、県内他市に比べ低い状況にございます。課題といたしましては、企業が求める人材と求職者が求める職種にミスマッチが発生していることや、若年者の失業率・離職率が高いことが課題であると認識しております。その要因の一部といたしまして、沖縄県全体の地域的な特徴ではございますが、県外に比べ付加価値額が高い製造業の割合が低いことによる影響だと考えております。こうした産業構造や雇用環境を変化させることを目的として、これまで取り組んできた情報通信関連産業と観光関連産業の誘致に取り組みながら、改めて地域資源や企業ニーズ、立地環境等を整理し、低未利用地を有効活用し、市民所得が向上できるよう取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。桑江市長になってから本当に、いわゆる失業率の改善であったりと、雇用に関しても経済的な進展があったかと思います。その中でやはり雇用を増やしていくために、そういうものづくり、製造業の観点が付け加えられるという方針でありました。 一方で、質問の要旨(2)政府が「スタートアップ創出元年」とする2022年において、本市令和4年度施政方針に、起業が続出する環境の加速、スタートアップに関する事業計画の策定等を掲げておりましたが、市内外の民間機関との連携、また事業実施に向けた方針についてお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 令和4年6月7日に閣議決定されました国の新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画によりますと、新しい資本主義の実現に向け、人への投資、科学技術・イノベーションへの投資、スタートアップへの投資、GX及びDXへの投資の4本柱を重点化するとしております。その中でもスタートアップへの投資としましては、新規創業を重視する視点への転換を図り、新たな付加価値を創造するため、スタートアップの企業を加速させるとして、スタートアップ育成5か年計画を今年度末に策定するとしております。その内容も踏まえながら、アジアに近い地理的優位性を生かし、引き続き商店街内に設置しておりますスタートアップラボ・ラグーンを核としたスタートアップ支援に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。 実際に以前、選挙の関係でもございますが、西銘沖縄担当大臣が胡屋十字路で演説する際に訪れた、スタートアップラボ・ラグーンがこれから商店街をさらに盛り上げていくとございました。また、実際にこのスタートアップ関係を所管するデジタル田園都市国家の担当大臣の若宮大臣も実際に訪れて、沖縄の中にこういう取組、例えばマイクロソフトが来ているような状況になっていることに驚いたということで、今度はまた副大臣もいらっしゃって、こういう沖縄の新たな可能性、御答弁にもあったアジアに近いという、また地理的優位性と文化的特性、そういうものを生かして、今後もっと投資家が集まったり、それを支えていくデジタル人材が必要だということで、いろいろな話が盛り上がりを見せております。 その中で、質問の要旨(3)産業振興著しいIT分野へ、所得向上も目指したデジタル人材育成事業が必要かと思いますが、御検討についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 平成28年6月に経済産業省が公表したIT人材の最新動向と将来推計に関する調査では、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足するとされており、様々な産業のデジタル化に伴い需要が高まるデジタル人材の育成は喫緊の課題となっております。国はデジタル人材の育成や確保について、地域で活躍するデジタル推進人材を2022年からの5か年間で、政府の各種施策を通じて230万人確保するとしております。デジタル推進人材としましては、エンジニアオペレーターやデザイナー、サイバーセキュリティーのスペシャリストなどが挙げられます。本市といたしましても、IT関連企業の起業や創業の支援に取り組んでいることから、このようなデジタル推進人材の充実は不可欠であると考えております。民間企業等におきましても、政府の施策を活用しつつ、独自のデジタル推進人材の育成や確保の取組を進めることが期待されることから、引き続き国や県などの関係機関と連携を図り、地域におけるデジタル人材の育成に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 部長、力強い答弁、誠にありがとうございます。必要不可欠という表現もございましたので、ぜひとも御検討をしていただけたらと思います。 また、答弁の中にもありました国や県などの各種人材育成事業もございます。そこを民間の企業であったり、事業者につなげていく意味でも、質問の要旨(4)既存、新規合わせ国県市の民間支援メニューがございますが、なかなか事業者としても市の広報紙に載っているものであったら身近だったりするのですけれども、例えば県のホームページにわざわざ行ったり、県庁に足を運んで、そういうものを支援していく担当課に行くという暇がなかったり、そういう意味でもウェブ上であったりとか、アプリであったりとか、そういうものを支えるものが必要かという観点から、その支援制度の紹介、申請の補助等のサポートを充実していけたらと思いますが、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 現在、支援策につきましては、市公式ホームページへ掲載するとともに、窓口にチラシを配布、設置するほか、専門家の経営相談が無料で受けられる「よろず経営相談窓口」や沖縄商工会議所など関係機関と連携し、各種支援制度の紹介や申請時のサポート等を行っております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 再質問をさせていただきます。ほかの自治体では、そういう支援制度を検索するシステムを整備して事業者のサポートを充実させているところもございます。本市での導入検討はできないか、確認させてください。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 議員御提案の支援制度検索システムにつきましては、事業者自らが検索システムに必要条件を入力することで、当該事業者が申請できる可能性のある支援制度を提案するものとなっており、事業者が簡易に支援制度を探せるメリットがあります。一方で、実際に申請が可能かどうかはこれまで同様に国、県、市の支援先に確認する必要があるものと認識しております。当該システムの導入につきましては、圏域的な導入が望ましいと考えておりますが、事業者や各団体等との意見交換や活用している自治体にヒアリングするとともに、財源の確保や国、県、他市の状況等も踏まえて調査研究をしてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 多くの方がスマートフォンに自分の事業体であったり、事業規模を入力することで幾つかの支援メニューが出てくると。実際にそれを押したらオンラインで先に、例えばそういうものを支援する行政書士がいたり、こういう申請におけるサポートもするようなシステムもございます。他市町村の状況、メリット・デメリット等を確認していただき、ぜひとも調査研究をして進めていっていただけたらと思います。 4年間、あっという間に駆け抜けてまいりました。民間出身で行政制度の認識も浅く、こういうデジタル分野も多々足早に質問をさせていただいておりますが、当局の皆様に本当に御苦労をおかけしたこともあると思います。若輩者の本員に真摯に向き合っていただき、本当にありがとうございました。沖縄市をこれからもよくしたい。豊かさをみんなで広げていきたい。これは1ミリもぶれることなく思っております。市民の皆様と、これからの沖縄市ビジョンを改めて共有し、再びこの場所に戻ってきて沖縄市のために生きれるよう頑張ってまいりますので、引き続き皆様の御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。これにて嵩元直萌の一般質問を終了いたします。4年間、本当にありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で嵩元直萌議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午前11時59分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時00分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 それでは午前に引き続き一般質問を行います。 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ。議席番号26番、会派公明党、阿多利 修、6月定例会一般質問をさせていただきます。一般質問に入る前に少しだけ所見を述べさせていただきたいと思います。 皆様御気づきだと思いますが、季節は今夏になっております。6月定例会が始まった頃は朝の交通安全をしていると鳥がさえずって、いい季節だなということでありましたが、大雨の後、梅雨が明けまして、今はセミの大合唱ということで夏の風物詩かというふうに思っておりますが、遠くからセミの声以外に「げんたー」とか「イハー」とか変わった音が聞こえて来るのですけれども、これも3年に1回の夏の風物詩かというふうに思います。参議院選挙の真っ盛りでの議会でありますが、しっかり沖縄市民のために取り組みながら、また参議院選挙も皆さん頑張っていらっしゃると思います。よろしくお願いいたします。 桑江市長、3期目の御当選、誠におめでとうございます。3期目のくわえビジョン、貧困対策、また人づくり、子育てということで1期目、2期目はハードもかなり大きな事業が前に進んできました。今回はソフト事業も入れて、本当にこれから沖縄市が成熟した市になっていくのかと期待をしております。また、コロナの影響とか、またウクライナのロシアの侵攻によって物価高とかそういうのも続いてる中で、市民の暮らしも大変厳しいようでありますが、またしっかりとくわえビジョンを前に進めながら、住みやすい沖縄市を共々につくっていきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 そして與那嶺副市長、明日までということで、本当にあっという間かという気もします。この間、副市長になったかと思ったら、今回、明日で終わりということですので、議員時代にも大変お世話になりまして、アドバイスもいっぱいいただきました。また、副市長になってからもいろいろな政策等を教えていただきまして、大変感謝をいたしております。また、その後もしっかりと沖縄市のために御貢献いただければとお願いしたいところでございます。平田副市長、御就任おめでとうございます。議会事務局で一緒でしたので、議会事務局は違いますかね、議員は安心なのですけれども、議会事務局はやりにくい部分もあるかと思いますが、ベテランの議会運営をしていただいておりましたので、また一緒に沖縄市のために頑張っていただきたいとお願いいたします。 くわえビジョン3期目スタートということで、主に施政方針より質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは通告書に従いまして、一般質問を行いたいと思います。 質問事項1.施政方針についてであります。(1)施政方針の10ページの市民会館の耐震改修およびバリアフリートイレの増設に向けて取り組むについてお伺いさせていただきます。①耐震工事内容についてお伺いさせていただきます。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 こんにちは。阿多利 修議員の一般質問にお答えいたします。 市民会館の耐震改修工事につきましては、令和2年度より実施設計の作成を進めております。実施設計の具体的な内容といたしましては、大ホール、ホワイエ、中ホール及び中央公民館の耐震補強、大ホール及び中ホール天井の改修、トイレのバリアフリーなどとなっております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 ②今ありましたバリアフリートイレについてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 市民会館のトイレ改修につきましては、既存地下1階のトイレについて、トイレブースの寸法及び小便器の設置間隔を現行の基準に合わせるよう改修を行うことに加え、大ホール、ホワイエ横に併設する形でバリアフリーに対応している新設トイレを整備する予定となっております。現状の改修案にて整備される大ホール横の新設トイレにつきましては、女子トイレにおいては大便器9個、小児用小便器1個。男子トイレにおきましては大便器3個、小便器4個、多目的トイレ1部屋となっております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 ちょっと再質問で尋ねさせていただきたいのですが、市民会館の通常のトイレは、女子トイレは分からないですけれども、男子トイレはほとんど和式なのです。洋式が1個しかない状況ですので、かつて島田議員も質問されておりましたが、洋式化になるのでしょうか。トイレ、大便器です。ウォシュレット等の設置もあるのか、どうなのでしょうか。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午後 2時07分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時08分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 洋式に変えるような方向で考えてまいりたいと思います。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。洋式化でしっかりとお願いしたいと思います。 次に③着工時期についてお尋ねをいたします。お願いします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 令和4年度につきましては、現状不足しているトイレの増築に関する実施設計を行う予定となっておりまして、令和5年度以降の工事着工に向けて調査を進めてまいります。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 よろしくお願いいたします。市民会館、市民の大切な催し物を行う場所かと思います。最近アリーナが脚光を浴びておりますが、市民会館もしっかりと改修して、使いやすいようにしていただきたいと思います。 次、質問の要旨(2)施政方針の21ページ、こどもの国については、「ナイトZOO」に向けた夜間照明演出設備や親水エリアの整備等をおこなうとともに、拡張区域の用地取得に向けた取り組みをすすめるについてお伺いいたします。①どのような夜間照明演出設備になるのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 それでは阿多利議員の一般質問にお答えいたします。 ナイトZOOについてでございます。沖縄こどもの国の夜間照明演出設備につきましては、令和4年度より園内全域を対象としたライトアップ整備を予定しているところでございます。照明の持つ光と色を効果的に融合し、来園者が歩く園路を安全に、動物展示場を印象的に演出するとともに、水や緑など沖縄こどもの国にある資源を最大限に活用したライトアップ演出により、沖縄こどもの国の新たな価値を創出してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 次にお尋ねします。②親水エリアの整備等についてはどのようになるのか、お尋ねします。
    小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 親水エリアの整備につきましては、水と緑の広場の一角にある砂場付近への整備を予定しているところでございます。親水エリアでは、日中は様々な噴水で遊ぶことができ、夜にはライトアップされた印象的な噴水を観覧できるエリアを整備し、昼も夜も楽しめる沖縄こどもの国に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。日本一ユニークな動物園、沖縄こどもの国、着々と本当に子供たちが喜ぶようなエリア、また、今人気があるナイトZOOですか、すごい人気があるようですので整備をしっかりお願いしたいと思います。 そこでちょっとお尋ねしたいのですが、ある方が子供を連れてこどもの国へ行くと、ずっと広くなって楽しいけれども、休憩する場所が少ないという声がありました。ベンチ等をもう少し増やしたり、また休憩所、パーラーも1か所、2か所しかないものですから、そういうのについては検討されているのか、お尋ねいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 沖縄こどもの国につきましては、現在、既存区域の動物舎を中心に、日本一ユニークな動物園に向け、施設整備を行っているところでございます。また、来園者には小さなお子様も多く、授乳室やトイレなど便益施設の整備にも取り組んでいるところで、併せて休憩所や日陰対策につきましても検討しているところでございます。こどもの国の施設整備につきましては、開園しながらの整備になりますので、来園者サービスの観点も踏まえて整備する必要があると考えており、他の整備状況も踏まえて計画的に対応してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。このこどもの国、ほとんど市内、また県内の小中学校が遠足でこどもの国、こどもの国というふうに、多くの学校のマークとか制服とかを見かけるようになっております。子供たちにとっては本当にこどもの国が楽しみだと、リピーターも増えているというお話でしたので、整備して本当にお年寄りから子供まで、こどもの国ですけれども、お年寄りも一緒に孫と子供と遊べるようなこどもの国にしていただきたいと思います。 次、関連してお尋ねします。③拡張区域の用地取得に向けた取組についてお伺いいたします。ア.時期について教えてください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 沖縄こどもの国の拡張区域の用地取得の取組につきましては、令和2年度より取得を行っており、令和3年度までに約16%の用地を取得しているところでございます。今後の計画といたしましては、令和7年度の用地取得完了をめどに、令和5年度より計画的に実施していく予定となっております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 次、この土地は先行取得すると思うのですが、土地取得した後、本格的な計画をつくって動き出すまでの間はどのように活用するのか。イ.土地取得後の計画までの間はどのように活用するのか、お尋ねいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 拡張区域の整備までの取得した用地の活用につきましては、まとまった土地が確保された際には仮設での駐車場整備や、またNBC側から、市道からの用地が確保された際には仮設道路の整備など検討しているところでございます。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。あともう一点です。 ウ.島袋側からの出入りは可能か、お尋ねします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 北中城村の島袋小学校からの出入りにつきましては、児童生徒の安全性を考慮する必要があると考えております。基本的にはNBC側の市道を利用したいと考えております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。本員も島袋方面に知り合いが多いのですが、こどもの国が島袋側に広がっているというのをほとんど知らないようであります。やはり北中城村からも土地の提供を受けて、沖縄市のこどもの国が発展、広がっていくわけですから、やはり同じように北中城村島袋側の子供たちにも楽しんでいただけるように、一緒になって子育て等できるような楽しいこどもの国にしていただきたいと思います。そのためにも、やはり向こう側からの出入りも必要ではないのかと思いますので、御検討いただければと思います。次に行きます。 質問の要旨(3)、施政方針の27ページ、キャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ住宅地区につきましては、返還後の円滑な跡地利用を見すえて調査を実施するとありますが、お尋ねいたします。①返還の時期についてはどうですか。お尋ねします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 キャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ住宅地区の返還時期につきましては、沖縄統合計画において返還条件が満たされ、返還のための必要な手続の完了後、2024年度、またはその後に返還可能とされております。現在、日米間で返還条件の達成のための作業を進めている段階と伺っており、現時点で具体的な返還時期についてお答えすることは困難とのことでございます。今後、沖縄防衛局より適宜情報を受けながら、市議会をはじめ地権者並びに市民の皆様に御報告できればと考えております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。去る5月15日に総理も見えまして、このロウワー・プラザ返還に向けてというのがありました。当面、返還までの間は公園にするということが報道されておりますが、市長の施政方針にもこのような方向で載っておりますのでお尋ねします。 ②返還まで国による公園整備の内容についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 当該地区につきましては既存住宅を解体し、返還までの期間を緑地公園として活用できるよう整備すると伺っており、造成や掘削等は行わず、既存の形状を生かした状態であずまややトイレ、ベンチ、駐車場、管理事務所等を設置するとのことでございます。その際、既存の道路やフェンス、ソフトボール場などを活用し、追加的な整備は必要最低限とするよう検討するとのことで、令和5年度中の利用開始に向け、必要な準備を進めていくと伺っております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。この地域は大分前からSACOで返還の話がありましたけれども、延び延びになっている地域かと思います。今回2024年以降ということで決まっているということでしたので、しばらく公園で共同使用ということでありますので、計画を進める時間的な余裕も少しできるのかという気もしますが、再質問をさせていただきたいと思います。 この計画は今どのぐらい進んでいるのか。とりあえずは緑地公園ということが出ておりますが、その後の計画について先行取得をずっと、議会で予算が出ておりますが、現在どのぐらいまで進んでいるのか、お尋ねいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 阿多利議員の一般質問にお答えいたします。 跡地利用計画の策定に向けては、返還予定地が本市と北中城村にまたがることから両市村連携して取り組んでいるところで、今年度も引き続き北中城村と協働して道路や公園等の公共施設の配置や、商業系、住宅系などの土地利用ゾーニング等跡地利用計画の素案を作成してまいります。整備に当たっては土地区画整理事業を想定しており、権利者へ土地が引き渡された後は速やかに権利者による組合を設立し、土地利用が図られるよう整備に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 部長ありがとうございます。再質問をしたいのですけれども、要望にしますと言ってしまったものですから、すみません。 新都心が返還されて、今は活気づいたまちになっておりますが、ある国から、この米軍基地の返還跡地の利用計画はどう進んでいるのかということで視察があったという話を大分前に聞いたことがあります。新都心はばらばらなまちづくりで、あまりいいような言葉がなかったということも聞いております。本市にこのように大規模に返還される地域が出るのは初めてかなという気もします。また特別措置法もありますので、跡地利用がすごくしやすいという形になっております。北中城村の泡瀬ゴルフ場跡地にイオンモールができて、今すごいにぎわいであります。ただ、気になるのが、その後ろにマンションがどんどん建っていまして、富裕層が集まってくるのはいいことなのですが、せっかく返還される跡地利用度の高い、何でもできるような形になりますので、本当に市民県民に喜ばれるような商業施設になるのか、娯楽施設になるのか分からないのですけれども、また住宅地になるのかも分からないですけれども、単なる住宅地だけではあまり面白みがないかなと思います。そういう意味では今回緑地公園ということで、ソフトボール場は残すということでありましたので、副議長もテニスコートにしたらどうかという話もありました。本員はせっかくであれば、J1のサッカー場ができるようなスペースはないかなというふうなかすかな期待もしております。かなりハードルは高いとは思うのですが、そういうことも計画の一つに入れられたらいいのかなという期待を持ってのお話でした。次に行きます。 ③返還予定地に隣接する高速バス、特に南行バス停の利便性向上についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 当該バス停が隣接する跡地整備された返還地から行き来することができれば、バス利用者の利便性も高まり、公共交通の利用促進にもつながるものと考えられることから、今後の跡地利用計画の策定を進める中で検討してまいりたいと考えております。また、国が進める共同使用により整備される緑地公園と当該バス停とをつなぐ通路整備等の可能性については沖縄防衛局へ確認してまいります。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 あの山里バス停ですが、市長、御利用いただいたことはありますか。長いですよね。特に帰ってくると上りなのですが、バスを降りて戻るときに四、五百メートルぐらいあるのかと思うのですが、上地議員と一緒に視察もしてきましたが、本当に高齢者や小さい子、お年寄り等が本当に利用しづらいような高速バスのバス停になっております。今回は南側ですので、公園にそのまま切り開いて道でも造れば使いやすくなるかと思います。また、反対側も川畑自練側に少し返還される予定の土地があるかと思いますが、そこだとすぐ川畑自練の横の道に出れますので、意外と高速の山里バス停ですね。やり方によってはかなり便利ないいバス停になるのかという気もしますので、その辺も含めて御検討、また防衛局等への働きかけもお願いできたらと思いますので、よろしくお願いいたします。次に行きます。 質問の要旨(4)施政方針28ページ、東部海浜開発地区「潮乃森」につきましては、埋立てや橋梁工事等の早期完成に関する要請をはじめ、カーボンニュートラルやスーパーヨット誘致の調査をおこなうとともに、人工ビーチの早期利用に向けてとあります。そこでお尋ねいたします。①改めて埋立てやビーチの利用開始はいつ頃になるのか。本員も何回かこの東部海浜の質問をしているのですが、その都度その都度、後ろに延びているのです。もう10年以上延びているのではないかという気もします。もう一度確認させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 こんにちは。阿多利 修議員の一般質問にお答えします。 東部海浜開発地区、潮乃森の埋立て面積約95ヘクタールのうち、国が行う86ヘクタールの埋立て完成時期につきましては明確に示されておりませんが、部分竣工を含む多目的広場用地周辺など、約60ヘクタールが令和4年度で完了予定と伺っております。県が行う9ヘクタールにつきましてはこれから行うこととなっておりますが、潮乃森全体といたしましては約6割がおおむね完成しているところでございます。人工ビーチの整備状況といたしましては、沖縄県より護岸等の整備がおおむね完了し、砂浜を整備するための養浜工事が令和3年度末時点で約8割の進捗と伺っております。人工ビーチの全てを供用開始するためには埋立て工事や背後地となる海浜緑地などの整備などに時間を要するため、まずは令和5年度末のビーチ部分使用に向け、先に竣工した約19ヘクタールの用地に隣接する箇所での実施について、現在、国と県との調整協議を行っているところでございます。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。この答弁が、また何年後かに違う答弁になっていないように祈るばかりであります。また、東部海浜開発推進議員連盟でも要請行動を行う予定になっておりますので、着実にこの東部海浜が進むようにお願いしたいところでございます。次、お伺いします。 ②カーボンニュートラルの具体的な計画はどうなっているのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えします。 本市は昨年7月に、沖縄市ゼロカーボンシティ宣言及び県内企業との包括連携協定の締結を行い、東部海浜開発地区、潮乃森においては脱炭素エリアを目指すこととしております。そのため、潮乃森で予想される温室効果ガスの排出量の検討とともに、温室効果ガスの抑制・削減に向けた太陽光や風力などの再生可能エネルギー、電気自動車などの活用も視野に、現在、調査研究を進めているところでございます。今後脱炭素化の考え方や手法を整理し、進出する企業や潮乃森へ訪れる利用者の皆様にも御協力を求めていくなど、官民連携して取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。工事している間はトラック等のディーゼル車も入るかと思うのですが、完成した後にはやはり電気自動車しか通さないとか、何らかの脱炭素の島、自然に優しい東部海浜を目指していただきたいと思います。そういうふうに計画が進むと期待をしております。次、お願いいたします。 質問の要旨(5)施政方針28ページ、嘉手納飛行場の共同利活用について調査研究をすすめてまいりますについてお尋ねをいたします。かつて、この嘉手納飛行場の民間活用は本員どもの先輩の江洲眞吉議員が一生懸命、熱のこもったお話を、議場でも質問等をしておりました。ハワイにも行ったという話もしていて、当時の仲宗根市長ですか、「できますよ」ということを言っていたのですが、やはりハードルはすごく高いと思うのです。市長も代表質問から、各議員も一般質問をしていますが、かなりハードルは高いということをおっしゃっておりましたけれども、あえて施政方針に載せたということは、何とかやはり切り開いていきたいという思いの表れかと思いましたので、質問をさせていただきます。①どのような行動を取っていくのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 嘉手納飛行場の共同利用につきましては、今後の中部圏域の発展や市の活性化のためには、人流、物流はますます重要性が増すものと考えております。そのため、三沢飛行場などの実際に民間機と共同利用が行われている先進地の視察を行いながら、関連法制度や運用状況、地域への経済波及効果等について調査研究を進めてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 ②青森県の三沢基地や山口県の岩国基地が共同使用だと思われます。その可能性についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 嘉手納飛行場の共同利用につきましては、ハードルは相当高いものと承知をしておりますが、三沢飛行場や岩国飛行場では実際に民間機との共用空港として運用されていることから、嘉手納飛行場についても可能性はあるものだと考えております。今後調査研究を進めるとともに、実現に向けてあらゆる方策を検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 本員も議長が基地特委員長のときでしたか、三沢基地を視察させていただきました。岩国の飛行場も1回利用したことがあります。滑走路は共同使用して、降りた飛行機、また出発する飛行機は別のターミナルに移動するという形で利用になっていたのか、三沢飛行場は特に飛行機が、民間機が降りてくるとゲートが開いて中に入って、入ると閉まるという大きなゲートです。そういう形になっていたかと思います。きちんと分けてやるということで、スペース的にもかなりの広さが飛行場以外に必要になってくるという部分もあるのかという思いもします。いろいろ考えて土地があるのかと思ったりもしながら、何とか少しでも返還してもらってそこでできればという思いがありますので、ぜひハードルは高いと思いますが何とか、せっかく沖縄市、嘉手納町、北谷町、三連協のエリアにある嘉手納飛行場を民間でも使えるようにしていきたいなと、そのためにもまた議員団もしっかりと協力できるかと思いますので、よろしくお願いいたします。次、お伺いいたします。 質問事項2.水道行政についてお尋ねいたします。質問の要旨(1)県内各地で飲料水のPFASが問題になっております。新聞でも大きく報道されて、一面を2日間埋めたという本当に関心の高いところであります。県民の健康を守るためのおいしいお水が汚染されているのではないかという不安がありますので、お尋ねいたします。①米国の環境保護局が有機フッ素化合物PFASの飲料水の生涯健康勧告値を大幅に引き下げたと言われています。水道局の見解をお尋ねいたします。 ○小浜守勝議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 こんにちは。阿多利議員の一般質問にお答えをいたします。 自然環境中では極めて分解されにくく、生物への高い蓄積性が危惧されている有機フッ素化合物につきましては、日本を含む世界各地で環境汚染が問題化しております。県内におきましても、普天間飛行場や嘉手納基地など、米軍基地周辺河川水などから検出され、嘉手納基地井戸群の地下水や中部河川水を取水源の一部としている北谷浄水場から受水しております各市町村をはじめとする市民、県民の皆様が大きな不安を抱かれております。このような中、米環境保護庁(EPA)は有機フッ素化合物の一種であるPFOS並びにPFOAについて、飲料水として生涯摂取してもよい濃度を表す生涯健康勧告値を見直し、これまでの合算値1リットルあたり70ナノグラム以下から、PFOSにつきましては0.02ナノグラム以下、PFOAにつきましては0.004ナノグラム以下と大幅に引下げを行っております。これによりEPAの従来の勧告値を参考に、環境省、厚生労働省が設定した50ナノグラムという暫定指針値、目標値とは大きく乖離することとなったことから、日本国内の暫定基準につきましても何らかの検討が加えられるのではないかと推察されるところでございます。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 見直されたということで、本市の水道は北部からと、また北谷浄水場からとあるかと思うのですが、②本市のこの水道を受けている状況についてお尋ねいたします。 ○小浜守勝議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 本市では現在、北谷浄水場と石川浄水場の2浄水場から水道水の供給を受けております。そのうち北谷浄水場が占める割合につきまして、直近の5月分でお答えをいたします。全給水戸数5万93戸のうち、約6割の2万9,531戸、給水量では総給水量130万4,287立方メートルのうち、約56%に当たる73万6,607立方メートルとなっております。また、県企業局におきましては、取水源の一部となる中部河川等のPFOSとPFOAの合算値の検出状況を公表しておりますが、令和4年4月以降に行われた4回の検査におきましても、数値に多少の増減はあるものの、前年度とほぼ同様の結果を示しております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 部長、ありがとうございます。 ちょっと再質問をさせていただきたいと思います。ほかにも北谷浄水場から受水している市町村もかなりあると思いますが、このPFOS調査や対応はどうなっているのか、お尋ねいたします。 ○小浜守勝議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えをいたします。 北谷浄水場から受水している事業体は、本島中南部の那覇市、浦添市、宜野湾市、北谷町、北中城村、中城村に本市を含めた7市町村でございます。なお、県企業局では北谷浄水場のPFAS等濃度低減化の対策として浄水場での粒状活性炭の処理に加え、令和元年度から中部河川水や井戸群からの取水を抑制しており、令和4年度はより取水を抑えることで、さらなる低減化を図りたいとのことでございました。 次にPFASについての調査ということでございますが、北谷浄水場からの水道水の供給は広範囲にわたっており、以前の一般質問等におきましても、市独自で専門的かつ広範囲にわたる調査は困難であると答弁してきたところではございますが、このたび市民団体が京都大学の協力を得て、本市一部地域を含む県内6市町村の住民を対象に血中濃度調査を開始し、約2か月ほどで結果が判明するとの報道があり、関心を持って注視しているところでございます。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 それでは最後になりますが、③今後の対策はどのようにやられるのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 今回のEPAの勧告値見直しを受け、厚生労働省、環境省では米国など諸外国の動向なども確認しながら、引下げの背景や合理性を検討したいとしており、県企業局への照会におきましても勧告値が公表された経緯や背景等について情報の収集中であり、今後の国内の動きを注視したいとの回答がございました。現時点で国、県におきましても具体的な対応等が確認されていない状況でございます。しかしながら今回のEPAの大幅な勧告値の見直しは、人体への悪影響が懸念される有機フッ素化合物の水道水への混入は認めないという大きな決意の表れだと捉えており、有機フッ素化合物の問題は一部地域の問題ではなく、世界的な環境問題であることを提示しているものと考えております。PFOSの問題につきましては、今後国内におきましても基準等の改正や対応方針について検討が進められているものと思われ、本市といたしましても国、県の動向に注視しつつ、多方面から情報を収集するとともに、他事業体とも連携し、安全安心な水を市民の皆様へ供給できるよう努めてまいります。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 上下水道部長、ありがとうございました。 このPFOSの問題、沖縄はずっと昔から水に悩まされている島であります。そういう中でダム等が多く完成して、水に困らなくなったかと思ったら、今度はこういう健康被害が出るような問題も起こっております。京都大学が調査をしているという報道もありましたが、本当に大切な命の水でありますので、しっかりと情報を収集しながら、県企業局とも連携しながら、安全な水をぜひ市民にお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上で通告は終わります。 6月定例会一般質問、改選前の最後の議会でございます。勇退される議員もいらっしゃるということでもありますし、また議員は4年に一度ふるいにかけられますので、しっかりと市民のために働いていくという決意で、また再挑戦される議員の皆さん、また議長も大変お疲れさまでした。臨時議会がなければ終わるのかと思いますが、また9月以降、本員も頑張って戻ってきたいと、市民のために働いていきたいという決意を込めて、6月の一般質問を終わります。大変ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で阿多利 修議員の一般質問を終わります。 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 それではよろしくお願いいたします。本日の4番目として、議席番号27、会派群星、伊佐 強が一般質問を通告書どおり27ページより質問しますが、すみません、その前に修正をお願いいたします。質問事項1(1)②の下から4行目の「社会教育法に、教育機関としての「公民館」とあるが、答弁の「教育関連施設等」に「公民館」は含まれるか伺う」を「その後の進捗状況を伺う」に修正お願いいたします。それでは進めていきたいと思います。 質問事項1.島袋幼稚園(跡地)答弁について。質問の要旨(1)島袋幼稚園(跡地)について以下で伺う。①第417回定例会一般質問の答弁で、「島袋幼稚園移転後の園舎につきましては、令和4年度に解体工事を行う予定」とありますが、解体日程を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 こんにちは。伊佐議員の一般質問にお答えいたします。 島袋幼稚園の旧園舎につきましては、令和4年度中に解体を行う予定でございます。工期といたしまして、今年度8月中旬から令和5年1月を予定しているところでございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 今年度8月から解体ということなのですが、この幼稚園の近くに中央公園線につながる道路があるのですが、とても狭いので重機等の出入りはとても注意して、周りの住民にもいついつからやりますということも注意喚起をよろしくお願いいたします。 それでは質問の要旨②平成28年10月25日付で、久保田自治会より、久保田公民館建設用地として利用の要望書が、教育長・市長部局に提出され、第417回定例会一般質問の答弁で、「園舎解体後の跡地利用につきましては、教育関連施設等の利用も含め検討」とあります。その後の進捗状況を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 園舎解体後の跡地利用につきましては、学校施設内となりますので教育活動に利活用することが必須と考えており、学校教育に資するよう検討してまいります。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 久保田公民館が今借地で、あと4年後には契約が切れるものですから、今、久保田自治会としては地主がその土地を売ってくれるものなのか、またほかに建てる土地がないかどうか今探している最中で、地主がまだ金額の提示とかその辺もないものですから、自治会からすれば今の場所なのか、またほかの場所なのかというのも考えつつ、この要望書も出していますので、その辺も含めて御検討よろしくお願いいたします。 続きまして質問事項2.園田2丁目の土地について。質問の要旨(1)園田2丁目の土地について以下で伺う。この園田2丁目、ちょっと言い方が大雑把過ぎてどこか分からないと思いますので、この土地は島袋小学校から北側、市道こどもの国線方面に向かって、一部畑などがある園田2丁目の土地についてでありますが、そこで質問をしたいと思います。①この土地の用途を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 伊佐議員の一般質問にお答えいたします。 お尋ねの園田2丁目の用途地域でございますが、第一種低層住居専用地域で低層住居の良好な環境を守るための地域となっております。建築可能な建物は、住宅や共同住宅をはじめ小規模な店舗や事務所を兼ねた住宅、学校などが建てられる地域となっております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして②この土地は現在インフラ整備がどこまでされているか。分かるのであれば、その範囲でよろしいですのでよろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 伊佐議員の一般質問にお答えをいたします。 当該地区の水道及び下水道の整備状況につきましてお答えをいたします。水道施設につきましては、園田1丁目24番地と園田1丁目29番地をつなぐ私道に水道の供給安定を図るため、水道管を整備しております。また、雨水施設につきましては当該地区を南北に縦断する形で排水路を整備しております。当該地区につきましては、現在のところ家屋等の建設予定がないことから汚水施設は未整備となっておりますが、地区の南側におきましては、周辺地域の汚水を処理するため、一部汚水管を整備しております。水道施設及び汚水施設の全体的な整備につきましては、当該地区の開発状況を踏まえて検討してまいります。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして③現状を伺う。この土地が現在どうなっているのか、分かる範囲でよろしいですのでお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 当該地域は、周りの住宅が建ち並んでいる場所からは少し窪地となっているところでございます。しかし接道する道路がないため建物は建っておらず、土地利用は主に畑、原野等となっております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして④この土地を通る予定の計画路線があると思いますが、この計画路線、園田中央公園線は終点が美島通り交差点となっており、始点から終点まではかなりの勾配がありますが、勾配を考慮した計画、園田公園中央線の計画を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 園田中央公園線は起点の国道330号、園田バス停付近から、終点のこどもの国近くの美島通り交差点にかけて緩やかに下っており、中央部に位置する当該地域、園田2丁目が最も低い場所となっております。一般的に地形上、起伏がある場所に道路を建設する場合、擁壁や橋梁等が用いられますが、どのような構造になるかは道路の安全性、建設コスト、維持管理の容易性などから検討されます。そのほか、沿道の土地利用が促進されることも重要なことだと考えております。なお、現時点では詳細な設計を入れていないため、どのような道路構造になるかは分かりかねますが、現地の状況から造成による擁壁負担が生じるのではないかと推測しております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ⑤費用対効果の面から市道の早急な整備を伺いたいと思います。この土地に、今、原野と畑ということと、あとインフラ整備が少しされているということで、園田中央公園線はたしか昭和39年ですか、もう50年以上たって、まだ計画が見えないところもあるのですが、先ほどの答弁で擁壁とかということもあったのですが、もし擁壁を入れるとこの土地が分断されるのかと思いますので、この辺、周辺の方々はやはり園田中央公園線を早めにできるのを待っている方々が多いと思います。ただ、もう50年以上もたっているものですから、別の考えで市道を1本通すのはどうかと思いまして、費用対効果の面から市道の早急な整備を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 伊佐 強議員の一般質問にお答えいたします。 新たな市道整備につきましては、地域の渋滞解消や交通環境の改善などを目的に進めることが主となります。議員御提案の箇所につきましては、民間開発による位置指定道路がございますが、その位置指定道路を延伸し、宅地化の促進を目的とした新たな市道整備は困難であると考えております。当該地域におきましては既に都市計画決定され、事業化の実現に向けて検討を進めている路線の整備もございますので、今後道路整備と併せ、宅地化など土地の利活用増進が図られるものと考えております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 すみません。今計画があるということだったのですが、では計画するのであれば、先ほど部長から擁壁とかもあったのですが、分断されないように、この園田中央公園線、この土地が利用可能になるようなつくりの考えも入れて計画していってもらいたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 続きまして質問事項3.安心・安全のまちづくりについて。質問の要旨(1)安心・安全のまちづくりで、救急車両について以下で伺いたいと思います。①救急車両の出動回数を令和元年から令和3年で伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 消防長。 ◎知念順一消防長 こんにちは。伊佐 強議員の一般質問にお答えいたします。 119番通報の緊急通報を受けて出動いたしました過去3年間の救急出動件数について、令和元年8,160件、令和2年7,295件、令和3年7,340件となっております。
    小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして②出動時の現場到着時間の平均を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 消防長。 ◎知念順一消防長 お答えいたします。 本市の救急出動時における現場到着時間の平均でございますが、令和元年から令和3年の平均値で7分24秒となっております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 再質問をいたします。 ただいまの答弁で平均が7分とおっしゃっていましたが、では現場到着の最長時間、時間がかかる最長時間です。7分以上かかるのは何分ぐらいなのか。また、その時間がかかる理由を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 消防長。 ◎知念順一消防長 お答えいたします。 狭隘道路や行き止まりなどからの119番の緊急通報を受けて出動した現場において、救急車両が傷病者の家の近くまで進入が困難な事案で、救急隊が傷病者と接触するまでに要した最長の時間は、救助が必要な事案を除き約2分となっております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 緊急時には1分1秒でも早く現場へ到着しなければならないのかと本員は思うのですが、平均の現場到着より2分、時間がかかると。狭隘で救急車両が進入困難なところ、久保田にも山里にも園田にも知花方面にもあると思うのですが、沖縄市内で多くあると思うのですが、この時間がかかるのを踏まえて、③「まちづくり」において緊急車両の進入をどう考えるか、見解を伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 お答えいたします。 狭隘な道路が多く、老朽化した建物が密集する既成市街地では、火災が発生した場合、延焼の危険性が高いことから、建物の不燃化と適切な道路幅員の確保による緊急車両の進入などに対応した住環境の改善により、防災機能の向上を図る必要があると考えております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ただいま答弁の中で延焼の危険性が高いということだったのですが、では市内における狭隘道路の状況把握はなされているのか。確かに図面の中に、ここの道路は何メートルというのがあるとは思うのですが、図面上での確認では住宅はあるが、本当は現在、空き家になっているとか、もしくは建物はなくて壁しか残っていないなど、その危険性が高いと答弁なさるのなら、例えばこの家主に会うとか、地主に会うとかして、少しでもセットバックできないかということも本員はちょっと思って、その辺の状況把握というか、しようかと思われますが、その辺例えば先ほど答弁なさった消防、またごみ回収のパッカー車の人たちがいると思いますが、その辺等も話しして、ここは現状どうなっているか。その辺ちゃんと把握なされているのかどうか伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 狭隘道路についてのご質問のうち、建築基準法上の狭隘道路となります同法の第42条第2項による4メートル未満の通称2項道路についてお答えいたします。 本市では戦後の復興が比較的早く、基地経済に支えられ、急激に市街化した背景から、複雑な線形や幅員の狭い路地が既成市街地に多く見られます。そのうち2項道路につきましては、建て替えの際のセットバックにより、将来的には幅員4メートル以上の道路となり、狭隘道路が解消されることとなります。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ではその狭隘道路を図面ではなくて、本員が聞きたいのはほかの部署とも連携を取って、確認を取ってどうにかできないかということをお聞きしたかったわけです。実際、久保田では空き家が多くなってきているところがあって、ただ道が狭くて入れない。木造の建物なものですから、そこで火事が起こると一気に燃え広がる可能性が少し怖いなと思って、その地主たちが家を造り変えるときもセットバックということは分かるのですが、実際周りが空き家なものですから、ではその地主に確認して、どうなさりますかの確認とか消防なり、ごみ収集車、市民の方から情報収集して、空き家が増えたところもあると思いますので、その辺の情報収集も必要かと思って今、質問をしたところであります。 続きまして再々質問をいたします。国土交通省の狭隘道路整備事業とはどのようなものか。また、市では活用できないか伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 国土交通省の狭隘道路整備等促進事業とは、狭隘道路の解消による安全な住宅市街地の形成を図ることを目的に、地方公共団体が行う調査や拡幅整備、また個人の方々が行うセットバック部分の整備に対して交付される社会資本整備総合交付金事業でございます。当該事業につきましては令和5年度で終了予定とされており、現在のところ県内で活用している自治体はございませんが、狭隘道路の解消に向け、まずは関係部局が持つ狭隘道路に関する情報を収集し、効果的な対応策について調査研究してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 令和5年度予定ということなのですが、予定は未定というところもあって、ぜひ関係部署と連携を取って、少しでも解消できないか。また、この事業が使えないかどうかも含めて、ぜひ御検討をよろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午後 3時07分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 3時18分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして質問事項4.沖縄こどもの国の機能拡充について。質問の要旨(1)沖縄こどもの国の機能拡充について以下で伺います。沖縄こどもの国が北中城村側に、今の面積の2倍ぐらいになるのか、そのぐらい大きくなっていくと。そこで質問いたします。①県外や外国人観光客に分かりやすい名称として動物園を加える、例えば「沖縄こどもの国動物園」等、沖縄こどもの国と今、県内で分からない方々はいらっしゃらないと思いますが、県外、例えば外国の方々が、これは遊園地なのか何なのか分からない方々がもしかしたらいらっしゃるのではないかと。そこにちゃんと動物園なり何か、はっきり動物園だと分かるという文言を入れるか、もう少し名称を考えてはどうかということをお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 伊佐議員の一般質問にお答えいたします。 沖縄こどもの国は1970年に沖縄こどもの国として開園し、2004年に沖縄こども未来ゾーンとしてリニューアルオープンしております。これまで沖縄こどもの国という名称には様々な御意見があることは承知をしております。また、先人たちが築き上げてきた県内唯一の本格的な動物園であり、県内ではこどもの国という名称で親しまれている現状も踏まえ、検討する必要があると考えております。一方、くわえビジョンにおいて日本一ユニークな動物園の整備に向け取り組ませていただいており、今回プロジェクトKにおいて夜の動物園という新たな価値の創出に向け取り組んでいるところで、その中で名称につきましても併せて検討したいと考えているところで、市民の皆様をはじめ来園者アンケートなど、御意見も踏まえながら調査研究してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 部長、ただいまの答弁でユニークな動物園ということもおっしゃっていたので、ぜひこれがさらに、沖縄市にあるこどもの国が県外、外国の方々にでも分かるように、なおかつそれで観光客が来るということを目指して、ぜひ検討をよろしくお願いいたします。 続きまして②沖縄こどもの国エリア内に宿泊施設設置を伺いたいと思います。新しく北中城村側に面積が増えるのですが、こどもの国の場所が高台にあって、北中城村側に宿泊施設ができると海が見える感じになるのかと思って、とても観光客の方々にもいいのかと思って、その辺もありまして宿泊施設はどうですかということを伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 沖縄こどもの国への宿泊施設の設置につきましては、既存区域では老朽化した動物舎等のリニューアル工事を進めており、新たに宿泊施設を建設する場所は確保が難しいところでございます。一方、拡張区域につきましては12.4ヘクタールと広大なエリアとなりますので、民間企業のノウハウも活用しながら宿泊施設の設置についても検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ぜひ展望、見晴らしがとてもいいと思いますので、検討をよろしくお願いいたします。 続きまして、③国道330号から中央公園線始点への案内板設置を伺いたいと思います。このこどもの国のものがコザ中学校の擁壁にはこどもの国とあったり、郵便局の通りのところにはゲートがあったりするのですが、中央公園線、国道沿いにある第一スタジオですか、写真屋さんから入るところにはそういうものがないものですから、案内板設置はどうですかということを伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 中央公園線沿線は住宅地となっておりまして、また島袋小学校などもございますので、交通量を増やさないように配慮したいと考えております。今後拡張区域を供用する際には既存区域への案内誘導も含めて、来園者が円滑に来園できるよう検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして質問事項④中央公園線のこどもの国側歩道拡張を伺いたいと思います。この歩道はこどもの国から出て美島通りのほうに行くと擁壁の建物、反対側、ファミリーマートがあるところの歩道なのですが、とても狭いわけです。一般質問等でも今までいろいろ取り上げていますが、ベビーカーというか乳母車を持った人が歩いて来るともう、ほかの人たちは車道側に降りて歩く。こどもの国、特にゴールデンウィークとかはとても危険な歩道だと思って、今回またさらに拡張するとなると来園者も増えると思うので、その辺を危惧して再度お聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 こどもの国公園正面入り口から美島通りに向けての市道中央公園線の歩道は、公園側の歩道空間の制約もあり、歩行者が対面通行をする際に支障が生じている状況となっておりましたが、この状況を改善するため、歩行の支障となっている植樹ますを撤去するなど、既存歩道空間の改修整備を実施しております。歩道についてはこどもの国の拡張に伴い、新たにNBC側にゲートが新設されることから、市道中央公園線からの歩行者によるアクセスについて分散が図られるものと考えております。今後も利用者が安心して安全でこどもの国公園に来園できるよう、歩行空間の確保について関係部署と連携しながら取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ありがとうございます。 ただいまの答弁でNBC側に拡張ということで分散されるだろうということですが、ただいま答弁があったように安心安全という部分も含めて、向こうは北中城村側に大きくなったとしても、それでも現在の歩道のところから通ってくる来園者が変わらないようであればどうするかまで含めて検討してもらいたいと思います。向こうができて、しばらくはそのままやはり変わりませんね、ではそこからどうしましょうかではちょっと危険性が、安心安全ではないのかと。そうなった場合でも、では我々としてはどうしていくというのまで検討していただければ幸いです。よろしくお願いいたします。 続きまして質問の要旨⑤拡張区域について以下で伺う。この拡張区域というのは島袋側に大きくなるということの拡張区域なのですが、そこで伺いたいと思います。ア.渋滞緩和対策として拡張区域への駐車場新設を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 駐車場の新設につきましては、平成27年度に策定いたしました沖縄こどもの国施設整備基本計画において、拡張区域への駐車場計画を位置づけているところでございます。当該計画では、拡張区域へ約1,140台収容の駐車場を位置づけているところでございます。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ありがとうございます。今のゲート側、後ろのほうにもあるのですが、東側にも。とても渋滞するわけです。駐車場があまりにも足りなくて。なおかつそこに、北中城村側にまた拡張していくと。駐車場が1,140台、駐車場が増えないと、かなりこの辺一帯が渋滞すると思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きましてイ.拡張区域へシンボルマークとなるバリアフリーなゲートの新設を伺いたいと思います。今のゲート、階段を下りていくわけですが、本員だけかもしれないですが、下りる際に階段がおいでおいでというか、本員は高さが分からなくなるわけです。もう高さが分からないものですから、手すりをつかまないと下りていけないという怖さがあって、勾配があるので階段が動くというか、遠いのか近いのか分からない。感覚が取りにくいこともあって、ぜひ拡張区域にバリアフリーなゲート新設を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 拡張区域へのゲート設置については、メインゲートの入場口は高低差のある地形上、階段とエレベーターを併用することになりますが、拡張区域につきましてはさほど高低差がないため、ゲートから入り口までフラットな整備は可能と考えており、バリアフリー化を含めて検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ぜひこどもの国の機能拡張、大きくなる。観光客の皆さんもこどもの国に来園してくると。周辺の住んでいる方々、また来園者も安心安全な来園に向けて、これからも取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、質問事項5.発達が気になる子について。質問の要旨(1)小学校での発達が気になる子について以下で伺う。①発達が気になる子の数を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 こんにちは。伊佐 強議員の一般質問にお答えします。 小学校での気になる子についてお答えします。現在、小学校の特別支援学級で支援を受けている人数は690人です。それと重複する児童もおりますが、令和4年4月現在、特別支援教育補助者の申請をしている児童数は220人となっており、気になる子として把握している人数となります。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして②発達が気になる子の公立幼稚園以外の入学児数を保育園・家庭保育で伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 令和4年度小学校入学児童の特別支援学級の在籍児童数と特別支援教育補助者の申請数でお答えします。支援学級在籍の1年生は88人、そのうち知的学級31人、自閉・情緒学級45人、言語学級8人、病弱学級1人、肢体不自由学級3人、難聴学級はゼロ人となっております。入学時より補助者支援を申請している新1年生25人のうち、保育施設からの申請数は6人、家庭保育からの申請はゼロ人となっております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 続きまして③発達が気になる子について、こどものまち推進部との連携を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 幼稚園、保育施設に通っている全ての5歳児につきましては、小学校入学時に幼稚園からは幼稚園幼児指導要録、保育施設からは保育所児童保育要録を入学予定の小学校に提出することになっており、幼稚園、保育施設との連携がなされております。保育施設から小学校に入学する気になる子の場合は、手渡しによる要録提出と、保護者の同意が得られている場合はより詳細な情報を共有するなど、必要な情報の共有に努めているところです。また、家庭保育の気になる子につきましては、こども相談・健康課の把握するケースの場合、入学前、または入学後に個別ケース会議を実施するなど、児童や家庭状況の把握に努めております。しかしながら、全ての気になる子の情報共有については個人情報保護の問題もあり、学校現場、関係課とも意見交換を行い、全ての気になる子の切れ目のない支援の在り方について、他市町村の状況把握や取組について調査研究してまいります。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 なぜ本員がまた発達が気になる子についてお伺いするかと言うと、公立幼稚園の子供たち、また保育園にいる子供たちは保育士の先生方が見て、ちょっと発達が気になるなと。小学校へ上がるときに、その旨申送りしたりしているのかと。保護者の同意があってですよ。ただ、家庭内保育の子に関しては、親御さんがしか子供を見ていないわけですよね。その親御さんから見ると、子供はものもはっきりちゃんと喋るし、年齢層に合わせて喋る。ちゃんとやっているなと。ただ、集団となったときに集団行動ができるかどうか。それは親御さんの目でしか見ていないから分からないわけですよね、学校に行かないと。その子たちが学校に上がってきたときに、小学校の先生方が、ちょっと発達が気になるなと気づいてしまうと。そこから保護者の方と話しして、「どうですか、つけますか」とかいろいろ話をしていく。その前に少しでも早く情報が分かれば保護者の方と話をして、「発達が気になりますがどうしますか」という話ができるのかという気持ちがあって、親御さんは親御さんで自分の子供だから大丈夫だと。ところが集団に行かすと落ち着きがない。全体で何かしようとすると自分だけワーワー走り回るなり、先生がこっち向いてと言っても向かないということもあり得るのかと思って、今回こどものまち推進部との連携も含めてお伺いしてきたところです。 続きまして④発達が気になる子への対応を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 小学校につきましては、巡回教育相談員が年3回、巡回教育相談を実施しております。巡回教育相談では、学校から気になる子の相談を受け、授業観察を行い、担任、特別支援コーディネーターに対して児童の支援についてアドバイスを行っております。また、面談を希望する保護者につきましては、個別面談を実施し、児童の学校での様子の共有や児童の学校生活について共通理解を図っております。特別支援教育補助者の申請については、2月と5月に申請時期を設けており、1年生で入学後に気になる様子が見られる児童を発見した場合も同様に対応しております。 さらに保育では見守り対応できていた子供でも、小学校での生活や学習の場面で気になる面が出てくる場合もありますので、その都度学校と連携を図り、巡回教育相談や特別支援などにつないでいけるよう対応しております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 とても支援が大事だなと。本員が知っているお子さんで、1年前までは挨拶をしても「何!」みたいな、また話しかけても聞かない、暴れまわる。ところが1年たって、支援もついて、本人は部活もやり始めたら「こんにちは」と。1年前は自転車に乗って、車が来ようが何しようが突っ込んでいった子供が、今はもう「車に気をつけてよ」と言ったら「はーい」と、ちゃんと止まる。いかにこの支援とか周り、大人たちの見る目が大切だなという、保護者の方の目だけではなく、周りの支援なり、目なり、とても大切なことではないかと思いますので、ぜひ子供たち、この発達が気になる子に対してなのですが、特に連携を取りながら、ぜひうまくいくように進めていってください。よろしくお願いいたします。 続きまして質問事項6.令和4年度施政方針について。質問の要旨(1)令和4年度施政方針について以下で伺う。①25ページの「農業の振興(中略)また、スマート農業等の新しい技術や事例等に関する講習会を開催する」とありますが、JAおきなわ青壮年部の2022ポリシーブックには農業経営の課題として、「営農効率化を図るため、新技術(栽培技術・スマート農業等)の導入が必要だが、コスト高・情報不足により導入しにくい状況にある。」とあり、解決策で公助として、「営農効率化を図るために、補助事業の積極的な情報提供と、地域の農業者が活用しやすい補助事業の創出(要件緩和等)を要望する。」とあり、沖縄市の公助としての見解を伺いたいと思いますが、このJAおきなわ青壮年部の2022ポリシーブックは、国や県に依頼するときに持参するものなのですが、農業に従事する若者たちが公助としていろいろ問題もあるみたいなので、沖縄市としては課題である営農効率化を図るため、新技術(栽培技術・スマート農業等)の導入が必要だが、コスト高・情報不足により導入しにくい状況にある。」に対しての見解を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 伊佐 強議員の一般質問にお答えいたします。 情報通信技術(ICT)やロボット技術などを活用したスマート農業及び農家自身が加工から販売まで行う6次産業化など、新たな技術や仕組みを本市で活用していくためには導入予算の確保やスマート農業などの理解向上が課題であると考えております。そのため、令和4年度におきましては最新技術や事例紹介等の講習会の開催を予定しており、この機会を活用して国や県などが実施しております補助事業や助成事業について、さらなる情報提供を行っていくとともに、市で活用可能な補助事業につきましては積極的に活用し、農業団体からの要望に関しましては社会情勢等を踏まえて支援を検討してまいりたいと思います。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ぜひ積極的にこの農業従事者の皆さんと話されて、困り事がないようによろしくお願いいたします。ありがとうございます。 続きまして②27ページの「キャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ住宅地区につきましては、返還後の円滑な跡地利用を見すえ、北中城村と連携し、跡地利用計画の策定に向けた調査を実施」とありますが、今後、北中城村と連携が終わった後のキャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ住宅地区返還に向けたスケジュールを伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 お答えいたします。 跡地利用においては返還予定地が本市と北中城村にまたがることから、一体的な整備を目指し、現在両市村連携して跡地利用計画の策定を進めており、今年度は跡地利用計画の素案を作成してまいります。整備に向けては土地区画整理事業を想定しており、国から示されている2024年度以降の返還後、2年間の支障除去を経て、土地が権利者へ引き渡された後は権利者による組合を設立し、早期に土地利用が図られるよう整備に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 本員がこのロウワー・プラザのことで質問を何度かここでするのですが、なぜロウワー・プラザの質問をするかと言うと、久保田地域に流れ込んでくる排水路があるのですが、それがまた国道を横断して白比川に流れるわけです。この国道から横断した水が最初から白比川に落としてもらえれば、大雨とか台風時、本当に久保田地域、ある場所は冠水、浸水したりするものですから、ここの水が少しでも軽減されれば、この冠水が起こらないのかと。確かに島袋小学校運動場の下に雨水池を造ってもらったのですが、その雨水池と反対側の山里方面から流れてくる水、また北中城村島袋の美島通り方面から流れてくる水が横断したのと同時にセントラルボーリング場の前の排水路で合流して、それが排水できなくて逆流していくと、そういうことがあるものですから、ぜひ2024年度以降ということなのですが、その辺の計画もどうするかも含めて、ぜひ進めていってもらいと思いますので、一刻も早くこの不安を解消していただけるようによろしくお願いいたします。 続きまして最後、③30ページ、「市営住宅につきましては、(中略)山内市営住宅の解体設計をおこないます」とありますが、現在建設中の美里市営住宅には畳間がないとのことですが、山内市営住宅での畳間の有無を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 現在建て替え工事中の美里市営住宅及び、その次に建て替えを予定しております山内市営住宅では、入居者とのワークショップにおいて畳間の掃除の手間や畳の劣化及び退去の際に表替えを行う費用負担などから、フローリングを希望する意見が多かったことから、両団地とも建て替え後においては全て洋室となっており、畳間の設定はございません。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 再質問いたします。 今月は月間として、役所前広場に県産品奨励、市商品奨励とのぼりが立てられていますが、県産品を利用して、日本の文化である畳間奨励の見解を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 今回フローリングとしておりますのは、入居者のニーズから畳間は設定されておりません。しかし多様な生活習慣に対応できる方法としましては、自由に配置可能なフローリング用の県産品畳もございますので、希望する入居者の方々へは紹介してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 伊佐 強議員。 ◆伊佐強議員 ありがとうございました。 4年間、桑江市長をはじめ職員の皆さん、また小浜議長をはじめ議員の皆さん、本当にありがとうございました。また9月議会も戻ってこれるよう頑張っていきたいと思いますので、そのときはまたぜひよろしくお願いいたします。本議会、ありがとうございました。お疲れさまです。 ○小浜守勝議長 以上で伊佐 強議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午後 3時48分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 3時48分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 お諮りいたします。本日はこれをもちまして延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○小浜守勝議長 御異議なしと認めます。よって、本日は延会することに決定をいたしました。 次の本会議は、明日7月8日金曜日、午前10時より会議を開きます。 本日は、これをもちまして延会いたします。  延 会 (午後 3時49分)...