沖縄市議会 > 2020-12-17 >
12月17日-06号

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  1. 沖縄市議会 2020-12-17
    12月17日-06号


    取得元: 沖縄市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-21
    第412回 沖縄市議会定例会┌──────────────────────────────────────┐│                                      ││  令和2年                                 ││          沖縄市議会定例会会議録                 ││  第412回                                 ││                                      ││           令和2年12月17日(木)午前10時開議           ││                                      │└──────────────────────────────────────┘              議  事  日  程   第 6 号                 令和2年12月17日(木)                  午前10時 開議第 1        一  般  質  問     ──────────────────────────────本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件      (議事日程のとおり)     ──────────────────────────────出  席  議  員  (30名)  1 番 島 田   茂 議員    16 番 藤 山 勇 一 議員  2 番 栄野比 和 光 議員    17 番 宮 城   浩 議員  3 番 大 城   隼 議員    18 番 森 山 政 和 議員  4 番 伊 禮   悟 議員    19 番 高江洲 義 八 議員  5 番 町 田 裕 介 議員    20 番 諸見里 宏 美 議員  6 番 瑞慶山 良一郎 議員    21 番 新 屋   勝 議員  7 番 屋富祖   功 議員    22 番 金 城 由 美 議員  8 番 稲 嶺 隆 之 議員    23 番 小 谷 良 博 議員  9 番 眞榮城 健 二 議員    24 番 新 里 治 利 議員 10 番 喜友名 秀 樹 議員    25 番 高 橋   真 議員 11 番 喜友名 朝 彦 議員    26 番 阿多利   修 議員 12 番 小 浜 守 勝 議員    27 番 伊 佐   強 議員 13 番 仲宗根   誠 議員    28 番 桑 江 直 哉 議員 14 番 嵩 元 直 萌 議員    29 番 池 原 秀 明 議員 15 番 上 地   崇 議員    30 番 前 宮 美津子 議員     ──────────────────────────────欠  席  議  員  (なし)     ──────────────────────────────説明のため出席した者の職、氏名 市長       桑 江 朝千夫    総務部長       石 原 昌 尚 副市長      仲 本 兼 明    企画部長       宮 里 善 伸 副市長      與那嶺 克 枝    企画部参事兼     山 内   強                     プロジェクト推進室長 市民部長     大 庭 隆 志    上下水道局長     仲 本 兼 章 健康福祉部長兼  與那嶺 智 才    上下水道部長     新 里 智 昭 福祉事務所長 こどものまち   上 里 幸 俊    消防長        仲宗根   繁 推進部長 経済文化部長   上 原 三千代    教育長        比 嘉 良 憲 建設部長     仲宗根 保 彦    教育部長       島 袋 秀 明 建設部参事    比 嘉 直 樹    指導部長兼      與那嶺   剛                     教育研究所長     ──────────────────────────────職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名 事務局長     平 田 嗣 巳    議事課長       中 村 厚 夫 事務局次長兼   仲宗根   剛    議事課長補佐     金 城 優 一 庶務課長                兼調査係長 ○小浜守勝議長 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員数30名、全議員出席でございます。 本日は議事日程第6号によって議事を進めます。 △日程第1 これより一般質問を行います。 休憩いたします。  休 憩 (午前10時00分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前10時01分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 それでは市長をはじめ沖縄市当局の皆様、そして市民の皆様、議席番号5番、自民党暁、町田裕介でございます。今回も所見を述べず、早速質問に入っていきたいと思います。通告書に従い、質問をさせていただきます。 通告書21ページをお開きください。この質問は、SDGs附帯番号11番、住み続けられるまちづくりをに該当する質問でございます。 質問事項1.建設行政について。 質問の要旨(1)中の町地区土地区画整理事業についてお伺いいたします。 まず初めに①事業の現状についてお答えください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 おはようございます。 町田議員一般質問にお答えいたします。 中の町地区土地区画整理事業につきましては、コザゲート通りの南側に面した面積約3.4ヘクタールの区域で、平成28年2月に沖縄県から事業認可をいただき、本格的に事業に着手しております。これまでの取組といたしましては、権利者の皆様の御意向を確認しながら、換地手法の検討、また、地区内の測量業務や、道路等公共施設を整備するために道路詳細設計等を実施しております。現在は仮換地指定に向けて、権利者が所有している個々の土地について従前の条件を考慮しながら、より利用しやすくなるように土地の再配置を行うための換地設計に着手しております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 これまでの経緯も含めて御答弁いただき、ありがとうございました。 現在、仮換地に向けて権利者が所有している個々の土地の再配置を行うという、設計に着手しているということでしたが、そもそも換地指定の前提というのは、その土地がより利用しやすくなるような効果を考えながら土地の再配置を行う作業であるという認識をしておりますが、原則そのままの位置で仮換地を行う。けれども、この仮換地の作業で一番大変なことは、地権者一人一人の希望を聞きながらパズルのように当てはめていくことだということを勉強させていただきました。例えば、中には「あの人の家の隣は嫌だから別の場所にして」とか個人の感情に対する要望も一定程度応じつつ、換地処分の後に減ってしまう土地、つまり減歩などの割合も勘案しながら作業をしなければならないというところで、だからこの作業というのは本当に時間がかかるということは十分に理解できますが、地元の中の町自治会の役員、そして特にこの区画整理事業の対象であり、老朽化した空き家なども多い上地1丁目の周辺の皆さんからは「事業認可されて動きが見えないんだけど、本当に区画整理始まるのか」というような声も聞こえてきます。 そこで②今後のスケジュールがどのようになっているのか、お伺いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 今後のスケジュールにつきましては、令和2年度から令和3年度にかけて住民説明会個別説明会の開催を踏まえ、権利者の意向を把握し、仮換地指定に向けた換地設計の原案を作成します。その後、令和4年度にはこれまでの成果を踏まえ、改めて住民説明会個別説明会を開催し、権利者の意向を確認した上で仮換地指定を予定しております。仮換地指定後より、物件補償及び道路整備等に向けて取り組んでいきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 来年は換地設計を行う。令和4年度に仮換地指定とかそういうのが始まるという形のスケジュールになっているということですが、その後、物件補償と道路整備が始まっていくということになると、実際に町の工事が始まって事業が進んでいるのを実感できるのが、早くても令和5年度以降ということになるという予想がされるわけですが、ここでちょっと再質問という形でさせてください。 現在のこのスケジュールというのは、今後もしっかりそのとおりに進んでいくのか、お答えください。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 事業の進捗につきましては、換地手法の検討における権利者との合意形成や、道路詳細設定における関係機関との調整等に時間を要した面もございますが、課題を一つ一つ解決しながら、現在スケジュールどおりに進んでいると考えております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。現在はそのスケジュールどおりに進んでいるということで安心はしたわけでありますが、願わくばもう少し早期の実現というものが果たせないかという思いがあるのですが、本員が地権者で構成される中の町地区まちづくり推進協議会の役員の皆様と意見交換をすると、当然にこの中の町の区画整理が完了した暁には、このまちの未来というのがやはり変わっていくという、そういう期待感も高まって、この事業の有効性というものを大変実感できるわけですが、そこで③本市として、この事業実施の必要性、そしてこの事業がもたらす効果について、どのように考えているのか。見解をお聞かせください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 沖縄市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 おはようございます。 町田議員の御質問にお答えをいたします。 この中の町地区につきましては、本市の中心市街地の顔であり、異国情緒あふれる個性と魅力あるポテンシャルの高い地域であります。その一方で建物の老朽化や、特に防災上の問題など課題解決が長年の懸念事項でありました。権利者の皆様の努力や地域の皆様方の協力をいただき、土地区画整理事業に現在着手しております。本事業の目的は、土地区画整理事業による道路等の公共施設の整備・改善や、整然とした宅地の形成により宅地の利用増進を図り、老朽密集地の改善による良好な市街地の形成を図ることを目的としております。中の町地区においてはまちづくりの基本方針でありますにぎわいの創出と、定住促進に向けた身の丈のまちづくりの実現に向けて取り組んでいるところであります。コザゲート通りの国際色豊かな雰囲気を残しながら、住む人、訪れる人など人々が交流し、多様なにぎわいを創出することを目指すものであり、防災性などの課題を解消するとともに、このまちが生まれ変わり、中心市街地の活性化に大きく寄与する事業だと考えております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員
    町田裕介議員 市長、御答弁ありがとうございました。 今、市長がおっしゃっていただいたように、この事業はまちが生まれ変わり、中心市街地の活性化に大きく寄与する事業というところの部分におきましては本員も、そしてまちの住人も大変期待をしている中で、だからこそ先ほどのスケジュール感というものを大切にしてほしいという思いがあります。現在のスケジュールはという形で確認させていただいたのですが、実際はこれまでもスケジュールの見直し等が行われている中で、この課題というものをやはりしっかり抽出していって、その課題に向けてしっかり解決していって、このスケジュールをちゃんと進めるという基本的なところ、ここをしっかりやってほしいというところで、④になりますが、この事業の今後の課題についてお答えください。お願いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 事業を円滑に進めるための課題としましては、大きくは2つあると考えております。1つ目は、権利者の皆様との合意形成でございます。当該地区密集市街地であり、多くの建物が存在し、多くの市民の生活があり、権利者も多く、権利関係が複雑であるという特徴を持っております。また、土地区画整理事業事業認可後、仮換地指定、補償、工事、換地処分という手順で進めていく面整備であるため、仮換地指定や補償交渉の際、権利者それぞれの意思決定を必要とするために時間を要する事業であることから、円滑な事業推進のためには権利者の理解をいただくことが、非常に重要となります。そのため、権利者の皆様へは事業に対する御理解をいただけるよう丁寧な説明を心がけ、取り組んでまいります。 もう1つの課題は、安定的な財源の確保でございます。当該事業の主な財源は、沖縄県から交付される補助率90%の沖縄振興公共投資交付金を活用しております。近年は県内の区画整理事業を実施している各市町村とも軒並み要望額を割り込んでおり、交付金の配分額が非常に厳しい状況となっておりますが、沖縄県に対して事業の必要性等十分に説明を行うなど、事業に必要な予算の確保に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 今、課題についてお示しいただきましたが、この課題に対して、具体的にどのような取組を行っているのか、お答えください。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 まず合意形成という課題に対しまして、権利者の皆様との合意形成を図るためには権利者の意向を把握し、不安や疑問を解消しながら丁寧に説明を行い、理解をいただくことが重要だと考えております。そのためにも、今後は事業の重要な節目である仮換地指定を予定していることから、権利者の意向を把握し、合意形成を図るために全体説明会や個別説明会等の開催を予定しております。 また、本地区には地元意向の集約を図ることを目的とした組織として、土地・建物所有者で構成する中の町地区まちづくり推進協議会がございます。市と権利者のパイプ役として、事業を円滑に進める上で必要不可欠な組織であると認識をしておりますので、推進協議会と連携を図りながら合意形成に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 この事業を実施するに当たり、今、話が出た中の町地区まちづくり推進協議会、その組織との協力というのは当然必須でありますが、ぜひ待ちの姿勢ではなく、積極的にこの推進協議会へアプローチも行っていただきたいという思いがあるのですが、こう言うと大変申し訳ないのですけれども、課題は合意形成と言っていますよね。何年も前から、この合意形成の課題というのは言われているのです。だからずっと合意形成が課題だ、課題だと言っていますけれども、合意形成が課題だと言ってこれは何年になるのですか。もうそろそろというか、この区画整理の事業課の皆さんも仮換地指定等、大変頑張っていらっしゃるのも分かりますけれども、長年この合意形成が課題だという形の話をされても、地元の皆さんというのは先ほどのスケジュールどおり進んでいないのではないかとか、事業が見えないからどうのこうのとなるのです。だから、この合意形成という部分をしっかりやってほしいという思いが大変あります。まず一義的にここがしっかりしないと、この事業というのは進まないですし、スケジュールもまた変更、見直しとか、そういう形になりかねないと思いますので。大きな節目と、先ほどお話しされていた仮換地指定に目を向けるのもいいのですけれども、やはりしっかりこの地権者の部分に目を向けていただいて、行政も一緒になってこの事業を推進していただきたいと思っております。また、令和6年からロウワープラザが返還されて、そこもたしか手法が土地区画整理事業の手法で行うということで、財源の話とかも先ほどされていましたけれども、公共投資交付金も今はモノレールの延伸に基本的には使われて、モノレール延伸が終わると区画整理事業もどんどん出てくるわけですから、この予算確保というのも今のうちからしっかり動いておかないと、もう種まきも今のうちからしていただいて。では令和5年度から物件補償が始まって工事着工しますから、期間あるよなんていう話ではなくて、もう今のうちからしっかり種まき。本当にこの中の町土地区画整理事業が重要ということであれば今の段階から、しっかり交渉してまいりますみたいな形の答弁になるのは分かりますけれども、もっと本腰入れてやってほしいと思っております。また、アリーナが供用開始されますので、これまで以上に中心市街地、中の町土地区画整理事業の重要性というものは高まってくるものと認識しておりますので、少しでも早期の実現ができるよう期待しておりますので、課題解決に向けてよろしくお願いしたいと思います。 それでは続けてまいります。次の質問はSDGs附帯番号11、住み続けられるまちづくりをと17番、パートナーシップで目標を達成しように該当する質問であります。こちらは6月の定例会において稲嶺議員指定管理者に対するフォローの要望を行って、我が会派の瑞慶山副議長の一般質問においても、指定管理者に対してのフォローをしてほしいという旨の質問がありましたが、そもそも公共の施設、直営ではなくて民間の力を借りてやっていくという中で、そのお願いをしている団体が倒産という形になってしまって、また直営に戻るという話はおかしな話であると思うのですが、まず指定管理者に対する当局の見解を改めて確認するべく、今回質問をさせていただきます。 質問事項2.指定管理施設について。 質問の要旨(1)指定管理施設における新型コロナウイルス感染症の影響についてお伺いいたします。 まず初めに、①現在も影響を受けている施設はあるか、お答えください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 おはようございます。 町田議員一般質問にお答えいたします。 本市においては平成18年度より指定管理者制度を導入しており、多様化する市民ニーズに効果的、効率的に対応し、民間事業者等の有する能力、経験、知識等を活用しつつ、市民サービス向上を図ることとしております。新型コロナウイルス感染症の影響により市民の行動も大きく変化したことから、多くの方々に利用されていた施設における利用者の減少は、施設の管理、運営においても大きな影響を与えているものと考えております。特に利用料金制にて運営している施設の中で、11施設が新型コロナウイルス感染症の影響を受けているものと考えられます。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 11施設が影響を受けているということで、続けます。②その11施設で、この影響を受けている指定管理者からはどのような要望があったのか。お答えください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 指定管理者からの主な要望といたしまして、施設の休館自粛による利用料金の減収及び利用者の減少に対する補填となっております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 補填に対する要望があったということで、③その要望に対する市の方針についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 コロナ禍における対応につきましては、行政改革推進本部において新型コロナウイルスに係る指定管理者への対応について議論し、方向性を定めております。施設利用者の減少を想定し、事業計画の見直しを行い、必要な場合は指定管理料の予算措置も検討するなどとしており、施設所管部署におきまして指定管理者からの要望等に対し対応しております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 事業計画の見直しをして、担当事業課において協議をして決定していくということであるのですけれども、ちょっと再質問をさせてください。 今回12月の補正で、指定管理施設の1施設が指定管理料の見直しですよね。そこの部分で追加支払いすることとなりましたが、ほかの施設に対しては今後どのような形で対応しようとしているのか。お考えをお聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 各施設所管部署におきましては、個々の施設の実情に応じて、指定管理者との協議の下に事業計画の見直しによる予算計上となります。適正な維持管理の観点から、各施設において事業計画の見直しの有無や時期等も協議され、12月補正での予算計上は1施設にとどまっておりますが、今後の予算計上につきましても各施設において検討されるものと考えております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。 各施設において検討されていくという形でありましたけれども、そもそもこの指定管理の部分というのが計上されて、積算された指定管理料と、それで固定費が例えば100として、指定管理料の部分で積算したのが例えば8割だったとして、ではその2割というのは、自主事業の部分で補填して固定費というのを賄わないといけないという施設も多数あるという中で、この事業計画を見直しして、この指定管理料の部分ですよね。自主事業で減った部分の補填というのはないという部分ですが、指定管理料の見直しというところで、ほかの施設というのが大変不安に思っているのが、事業計画の見直しをしても補填されないのではないかとか、あるいは事業計画の見直しをせず、自分たちの力でやっていくという施設があったり、難しいのは公共施設、公の指定管理ですから、やはり市民サービスを低下させないためにもしっかりしかるべき手当てはするけれども、しかしこの自主事業の部分の補填というのは間違いなくおかしくなってくるので、この事業計画の見直しというのは市当局も一緒に、しっかりとした協議の中で行ってほしいというのは思いとしてありますので、よろしくお願いしたいのと、そして続けますが、質問の要旨④このままコロナ禍が続いた場合、指定管理者に対する令和3年度委託料についてはどのように考えているのかお聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 新型コロナウイルス感染症の影響が見通せない状況においては、当初の基本協定に沿った予算計上とし、令和3年度の状況の下、必要に応じて協定書に基づく協議により、適切に対応してまいります。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 確認のため再質問をさせていただきますが、では令和3年度、もし万が一コロナ禍が続いて、今年と同様に自主事業の部分だったり、そこの自主事業を抱えている指定管理者営業自粛等を余儀なくされた場合には、そして収支が合わなくなった場合には、今年度と同様に協議を行い、指定管理料の見直しを行うという方針でよろしいでしょうか。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 令和3年度当初予算要求においては、新型コロナウイルス感染症の影響を見通せないことから、例年どおり予算要求となっております。令和3年度につきましても、協定書に基づき指定管理者と協議し、適切に対応してまいります。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 影響が見通せないことで、従来どおりの要求でやっていくということで、弾力的にそういう見直しを行うと。だから、この見直しの部分というのをやはりしっかり明らかにというか、見えない部分というのもあって、この協議という部分というのも、やはりもう少し共有させていただけたらと思うので、またよろしくお願いしたいと思います。冒頭にもお話ししたとおり、この公の施設を、直営でやるべきものを民間の団体に任せているというところの部分で、市民サービスの低下につながらないような形を取ってはいただきたいのですが、やはり指定管理料の固定費の部分というのはしっかり手当をしてもらうというような形というのも必要かとは思いますので、またよろしくお願いしたいと思います。 それでは続けてまいります。次の質問、SDGs附帯番号16番、平和と公正をすべての人に該当する質問であります。質問事項3.福祉行政について。 質問の要旨(1)新型コロナウイルス感染拡大で懸念される児童虐待問題についてお伺いいたします。新型コロナウイルスの影で増えていると言われているのが児童虐待と、また併せて女性に対する家庭内暴力であるというふうに言われておりますが、今回は児童虐待にフォーカスをし、質問をさせていただきます。 まず初めに、質問の要旨①児童相談の現状についてお答えください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 おはようございます。 それでは町田議員の御質問にお答えいたします。 こども相談・健康課の家庭児童相談窓口に寄せられる育児への負担感や、子の発達に関する悩み、そして児童虐待への対応などを含む児童相談の受理件数についてお答えいたします。平成29年度が571件、平成30年度が784件、令和元年度が657件となっております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 児童相談の現状についてということで今、質問させていただいて、件数の部分の御答弁をいただいたのですが、平成30年度が784件で増えていて、そこの部分というのはヒアリングをさせてもらったときに、結愛ちゃん、ありましたよね。児童虐待で亡くなった、そこの部分だったり、児童虐待の改正法でちょっと相談の受理が増えたという現状は聞いているのですが、一応現状の確認という形でさせていただきました。では次、進みます。 ②相談件数のうち、要保護児童対策協議会に新規登録された児童数及び協議会開催状況について、お答えください。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 お答えいたします。 相談件数のうち要保護児童対策協議会へ新規登録された児童は、令和2年度が9月末時点で38人となっております。また、協議会の開催につきましてはコロナ禍の影響で、年度初めに開催している代表者会議につきましては書面での情報共有という形での開催となりました。それ以外の実務者会議、進行管理会議、個別支援会議につきましては、感染対策を十分に行いながら開催しております。特に個別支援会議につきましては、関係機関との支援状況の共有や役割分担を確認する場でもありますので、今後も状況に応じてではございますが、支援者同士で連携が図れるように開催を続けてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 本員としては、行政が担うこども相談・健康課と言いますか、市町村行政が担う最大の役割というのは、児童虐待に関連する関係者で構成されるネットワークである要保護児童対策協議会の開催であると考えているのです。この協議会は昨今のコロナ禍だからこそ、情報を共有する必要があるという認識の下で開催されたということで思慮されるわけですが、ここで質問の要旨③本市として、コロナ禍における児童虐待の課題はどのように認識しているのか、お答えください。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 お答えいたします。 今年度は新型コロナウイルス感染症の影響や、児童福祉法の改正によるしつけによる体罰が厳罰化されたこともあり、全国的に児童相談件数が増加しておりますが、本市におきましても例年以上に相談件数が増加している状況でございます。それに伴い虐待対応件数についても、さらに今後増えることが予想されており、対応する家庭児童相談員への負担増が大きな課題となっております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 今、例年以上の相談件数とありましたが、前年比較でどのぐらい増えているのでしょうか。また、どんな傾向があり、市としては課題とされる当局の相談員の負担増に対して、どのような現状であると認識しているのか、再質問をさせてください。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 お答えいたします。 前年と今年の4月から9月分の児童相談受付件数で比較しますと、前年度が512件、今年度が958件となっており、約2倍弱の増加となっております。今年の傾向といたしましてはコロナ禍の影響もあり、子育てに関することだけではなく、経済面の相談も多くなってきている傾向がございます。また、家庭児童相談員が受け持つケースの数につきましても、1人当たり100ケース以上を抱えており、児童相談所の児童福祉司の1人当たりの目安40ケースと比べても、負担増が顕著に現れてきております。相談が増えたとしても、その対応については見落としがないように人員確保も含めた支援体制をしっかり整え、必要なサービスへとつなげるよう心がけておりますが、適切な対応を維持するためにも、相談員の負担軽減を図る必要があると考えており、今後は庁内外の関係機関と連携しながら情報共有、役割分担を進めていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 今年が958件。実は①の部分でこの数字を答えてほしかったのですが、今年は958件ということでかなり数が増えているということと同時に、相談員の負担面が確認できました。本員は、この児童虐待問題は子供の貧困問題と同様に、社会が生み出した産物というふうに考えております。家庭という密接で起こる児童虐待は発見されにくい上に、発覚されるのは虐待の事件が起きて、そして幼い子供の命が奪われてから問題になるというところが大変危惧しているところで、だからこそ自粛が当たり前になった今、要は児童虐待リスクというのですか、これに目を向けていかなければならないと感じております。虐待を受けている子供は、自分からSOSを発することはできません。ですから市、行政、そして地域の人がどれだけ目を向けるかということが本当に課題になると思いますが、先ほどの負担増も大変気になります。件数が958件、2倍増。職員はほぼそのままという状態で、果たして相談業務とかそういうものができるのか、大変気になります。 最後の質問になりますけれども、先ほどの③の課題を踏まえ、④児童虐待に対する本市の方針についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 お答えいたします。 本市におきましては、今年度こども相談・健康課にこども家庭総合支援拠点を設置し、先に設置した子育て世代包括支援センター結ぽ~とや、子供の居場所などとも連携し、支援体制の強化を図っているところでございます。しかしながら、多岐にわたる各種相談への対応やハイリスク世帯への緊急対応に追われ、相談員が苦慮している現状も見えてきております。本市の子供たちをしっかり見守り、地域での必要な支援が提供できるよう、部内外の関係部署と役割分担をし、切れ目のない体制づくりを進めてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 すみません、最後の質問と言いましたが、再質問をさせてください。 相談員が苦慮しているという現状があるということでありましたが、実際問題、この2倍増に相談が膨れ上がって、今の体制でできるとお考えですか。見解をお答えください。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 お答えいたします。 議員御指摘のとおり、件数が非常に増えてきているという状況がございます。その中でも今回特殊要因として、コロナ関連の虐待以外の相談も大分増えてきているような状況でございます。そういう中で、沖縄市役所だけではやはり対応できる件数が限られているという状況もございますので、関係部署、あるいは外部の関係機関としっかり情報共有をしながら、多くのリソースを活用して、その対応に当たっていく必要があると考えておりますので、これまで以上に行政と地域による協働で取り組めるようなことをしっかり検討していくことと、外部の、実際に支援を行っている民間団体もございますので、そういう民間団体のノウハウも活用できるような取組も検討していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 すみません、もう一度再質問をさせていただきたいのが、伊佐議員も先日、民生委員から児童虐待の通報件数というものを確認しておりましたが、伊佐議員の通報件数の確認の中では1件しかなかったという話があったのですが、本員も地元の方や民生委員の方と意見交換をする中で、意外とこの民生委員、そして児童委員、自治会等と連携が取れていないという印象を受けております。そこで今後、本格的にこの民生委員や児童委員、そして地域自治会とかと連携することを検討してみてはいかがでしょうか。当局の見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 お答えいたします。 議員御指摘のとおり今後、これまでもそうですが、地域と協働して見守り体制をしっかり構築していくことは非常に重要だと考えております。しかしながら、これまで個人情報の取扱いや守秘義務の徹底など様々な課題がございましたが、関係部署、あるいは関係機関としっかり協議して、地域での見守りもしっかりできるような体制、あるいは情報共有の体制づくりもしっかり進めていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 答弁いただくと、やはり個人情報の扱いと守秘義務の徹底という観点から、なかなかハードルが高いのかという認識がありましたけれども、やはり地域の協働というのが虐待の子供たちを救う鍵でありますので、地域のことは地域が一番分かっていますから、ぜひ今後検討していただけたらと思います。 今回も短縮した、時間に気を遣いながら足早な一般質問になりましたが、当局の御丁寧な答弁に感謝を申し上げます。今年、誰もが想像し得なかった社会へと変革することを余儀なくされた1年でありましたが、その中でもコロナに立ち向かっていけたのは議会と当局が一丸となり、その先にいる市民のためにチームとして議論ができたからだと思っております。また来年もコロナ禍が収まるかどうか分かりませんが、これからも議会人としてしっかり頑張ってまいりたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。それでは以上をもちまして、本員の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で町田裕介議員一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午前10時41分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前10時42分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 市民並びに市長、また、市当局の皆様、おはようございます。議席番号25番、会派公明党の高橋 真でございます。コロナ禍におきまして医療従事者の皆様など、やはり感染リスクの高い現場で頑張っておられる全ての皆様、厳しい状況にある飲食事業関係の皆様が現在時短営業に御協力している状況に敬意を表します。今の時期が正念場のような気がいたします。どうかみんなで力を合わせて乗り越えていきましょう。本員もお役に立てるよう、一生懸命頑張ってまいる決意でございます。 早速でございますが、通告書22ページ、質問通告に基づき質問を始めてまいります。質問事項1.公園管理行政についてお伺いいたします。前回の9月定例会において時間が足りず質問ができなかったので、もう一度通告をさせていただきました。 質問の要旨(1)近隣公園などに設置されている管理棟の活用について。 ①現状と課題、管理室の目的と使用頻度についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 おはようございます。 高橋議員の一般質問にお答えいたします。 公園内の管理棟は清掃員の詰め所、施設の見回り点検、不適切行為の注意喚起など、公園の円滑な利用の維持及び増進を図る目的で、本市ではコザ運動公園、美里公園、若夏公園、美東公園の4か所に設置されております。コザ運動公園を除く3公園の管理棟の使用については、公園内の草刈り清掃等における作業員の休憩などの詰め所として、月10回程度使用されておりますが、見回り点検等については、他の公園と合わせた防犯パトロールでの一時立ち寄りで対応しているところでございます。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 建設部参事、御答弁ありがとうございました。 月10回程度の利用ということでありましたが、恐らくほんの一、二時間だけの活用ではないかと思われております。ほとんど利用されていない状況だと見受けられるわけであります。公園の中で立派な建物が専有している面積を考えていけば、少しもったいない気がいたします。管理室の目的が公園の円滑な利用増進とあるのであれば、課題解決も含めまして、地域では防犯や自主防災組織などの活動の場として利用したいという声がございます。柔軟に対応できるように御検討を願いたいわけでありますが、質問の要旨②地域の防犯、防災の拠点として活用することは可能か。市当局の見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 管理棟の活用については、公園が災害時の避難場所でもあることから、防災に係る普及啓発等、その活動が地域にお住まいの皆様の安全性の向上につながるものであれば有意義なものだと考えております。また、地域の活動が防犯、防災にとどまらず、公園の清掃や見回り点検など、公園施設の維持管理も含めた活動となると、公園利用者にとっても安全に、快適に施設が利用でき、よりよいものになると考えております。管理棟の現在の使用状況は先ほど答弁したとおりでございますが、相互の活動に影響のない範囲での利活用は可能だと考えておりますので、今後地域の皆様の活動内容等を確認しながら、公園のさらなる利用増進が図られるよう、検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 ぜひ検討を進めていただきたいと思います。公園内に立地している管理室、管理棟でありますけれども、この有効活用をすることで、本来の目的であります公園の利用増進と相まって、様々なよい相乗効果が期待されるところでありますので、どうかよろしくお願いをいたします。 続きまして、質問事項2.こどものまち推進行政についてお伺いをいたします。 質問の要旨(1)未就学児に対する交通安全対策について。本市の場合でありますけれども、小中学校の教育施設周辺は定期的な安全点検を実施しているところでありますけれども、保育施設など周辺に対する安全点検は実施されているのか。また、園児が公園へお散歩に出かける風景はよく見かけるところでありますが、その対策はきちんとされているのか、質問をさせてください。 質問の要旨①本市の現在の取組状況、方針についてお伺いをいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 それでは高橋議員の御質問にお答えいたします。 本市の未就学児に対する交通安全対策への取組状況につきましては、令和元年6月18日付の国の通知に基づき、未就学児が日常的に集団で移動する経路の安全点検を行うよう、市内の認可保育園や認可外保育園等の保育施設に対して点検の依頼を行い、令和元年10月から令和元年12月にかけて危険箇所の状況把握に努めたところでございます。引き続き整備に向けて検討しているところでございます。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 こどものまち推進部長、御答弁ありがとうございました。 状況把握に努めたということであれば、続いての質問に移ります。 ②危険箇所などの課題の把握状況についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 本市が把握している危険箇所につきましては、保育施設等から危険箇所として96か所の報告が上がっております。危険箇所を国の点検実施要領に沿って分類した場合、集団移動経路の変更など、対象施設において、単独で対応できる箇所である第1類型が43か所、既に危険箇所として抽出され、今後対策の実施が予定されている箇所である第2類型はゼロか所、道路管理者及び地元警察等の関係機関と連携し、合同で点検する必要のある危険箇所である第3類型が53か所となっております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 現在答弁にもありましたとおり危険箇所、この53か所というところは合同点検する必要があると認識をされているわけであります。早急に対応することが求められるわけでありますが、保育園児らの安全を確保するために、内閣と厚生労働省は保育施設周辺の道路で、ドライバーらに園児への注意喚起などを重点的に講じるキッズ・ゾーンの整備の通知を出しております。 そこで、質問の要旨③キッズ・ゾーンについてお尋ねをしたいと思います。ア.具体的な概要についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 お答えいたします。 キッズ・ゾーンとは、令和元年5月に滋賀県大津市で発生した園外活動中の児童の交通事故を受けて、11月に国から示された安全対策で、保育所等が行う散歩等の園外活動の安全を確保するため、原則保育所等の周囲、半径500メートルを対象範囲として設定するものでございます。キッズ・ゾーンを設定することで、園児等に対する注意意識の啓発や、特に配慮する必要がある箇所に対しての安全対策の一層の推進。それによる、周辺の道路における自動車の運転手等に対する注意喚起を行うことを目的とするものでございます。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 いわゆるお散歩など、園外活動のときの安全確保をするために必要なものだというふうに考えております。 続きまして、イ.設定のスキームについてお伺いをいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 キッズ・ゾーンの設定に当たっては、キッズ・ゾーンの範囲を設置した後、その範囲内で具体的な安全対策を実施するため、市町村の保育担当課が中心となって対象となる施設や道路管理者、あるいは警察と協力し、安全対策を検討することになっております。キッズ・ゾーン内での安全対策を行う手順につきましては、スクールゾーンに準じた路面標示を行う場合、保育担当課が道路管理者から道路の占用許可を得て実施するものと考えております。また、車両への交通規制を行うなどの対策につきましては、自治会からの要請を受けた後から、警察に対して要請を行う流れを想定しているところでございます。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 分かりました。本市で言うと、保育・幼稚園課が担当となるわけであります。いわゆるキッズ・ゾーンというのは道路に標示をするわけでありますから、県警とか道路課とか、様々な関係機関との連携も必要だということですので、これは早めに対応をしていかないと、遅くなって安全対策が後手に回ってしまいかねないという懸念がございます。 それではウ.県内外の先進事例の状況についてはいかがでしょうか。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 お答えいたします。 県外の先進事例といたしまして、滋賀県大津市において全国に先駆けて試験的に導入されております。そのほかにも愛知県豊橋市や石川県能美市などにおいて、キッズ・ゾーンの設定がされております。また、県内の状況につきましては、現時点においてキッズ・ゾーンを設定した市町村はないものと認識しております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 各市町村では、議論はされているようでありますが、まだ具体的に設定した市町村はないということであります。ないのであれば、本員は県外の先進地のほうにも出向いて、しっかり学んできて、それを生かすなど、県内では最初に設定するような努力をしてもよろしいのではないかと考えております。危険箇所、53か所合同点検が必要だと本市は認識をしているわけであります。 本市の現場の自治会などからの要望なども含めて、エ.本市の具体的な取組状況について教えてください。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 本市の取組状況につきましては、保育施設より危険箇所の報告を受け、美里自治会からはキッズ・ゾーンの創設についての要望が提出されております。キッズ・ゾーンの設定につきましては、市や対象の保育施設及び道路管理者、並びに警察との協議の上、設定するとともに、具体的な安全対策を検討する必要がございますが、現在これらの取組が行えていないのが現状でございます。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 この美里自治会や各保育施設から、いわゆる現場のニーズは本市に届いているわけであります。しかし取り組めていない状況であると。 確認でありますが、道路課など関係機関との協議状況について、お伺いをいたします。質問の要旨オ.関係各課との協議状況について教えてください。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 お答えいたします。 関係課との調整につきましては、現時点においてできていない現状でございます。関係課との協力は必要不可欠であることから、今後庁内の関係各課に対して協力依頼を行うとともに、キッズ・ゾーン設定対象となる保育施設や、警察などに対して協力依頼を行ってまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ありがとうございます。 本員は不思議に思うわけであります。本市は危険箇所の調査をした。現場からのニーズもある。しかし関係課との協議が進んでいない。というか、やっていない。この足踏みしている状況というのは少し納得し難いものがございます。本来であれば、保育園児らを交通事故から命を守る取組というのは、関係課との調整はすぐ入るべきであろうと考えるわけであります。本市の道路課、また、市民生活課の反応と比較すると、物すごく鈍く感じる。そういうふうに感じてしまうのです。一体何が課題であるのか。そして優先順位は低い取組になるのか。そこが分からないのです。なので、そもそもキッズ・ゾーンについてはどのようにお考えなのか。 質問の要旨カ.設定の必要性についての御見解をお伺いいたします。
    小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 お答えいたします。 キッズ・ゾーンの設置につきましては、保育施設等が行う散歩など園外活動において、園児の安全を確保する観点から、非常に重要な位置づけだと認識しているところでございます。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 必要な取組であると認識をされているわけでございます。そうであればきちんと方針を示して、やはり先進地などの事例の調査研究もしっかり行って、今後の取組をお示ししてください。 では、質問の要旨④今後の方針、具体的取組についてお伺いをいたします。 ○小浜守勝議長 沖縄市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 高橋 真議員の御質問にお答えをいたします。 今後の方針等につきましては、キッズ・ゾーンの設定の目的にもありますとおり保育園、保育施設が行う散歩などの園外活動において園児の安全を確保することは大変重要なことでありますし、本市におきましても県外の先進地と同様に、キッズ・ゾーンの設定に向けた取組を早急に行いたいという強い思いはあります。これまで本事業を進めるに当たり、様々な課題等があります。キッズ・ゾーンの設定には至っておりませんが、園児の園外活動などの安全を図るためにはキッズ・ゾーンの設定は必要な措置であると考えていることから、本市といたしましては次年度以降においてキッズ・ゾーンの設定が行えるよう考えていきたいと思っております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 桑江市長、御答弁本当にありがとうございました。また、本員の質問を真摯に受け止めてくださり、本当に感謝を申し上げます。 様々な課題が横たわっていると推察をされますけれども、どうか子供たちの未来のために可能な限り迅速に御対応いただきますよう、何とぞよろしくお願いを申し上げて、御期待を申し上げたいと思います。ありがとうございます。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午前11時00分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前11時12分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 続きまして、質問事項3.市民行政についてお伺いいたします。 生まれてくる市民よりも亡くなる市民が多くなるという、いわゆる人口減少社会が全国的に到来をしているという状況であります。全国的な流れもありますが、沖縄県は人口増加傾向にある、全国でも数少ない県であろうということであります。しかしながら、時間差はあっても、本市でも自然増加よりも減少が上回る人口推計値は出ております。そこで、現時点でどのくらい推移しているのか、確認はさせてください。 ①市民の死亡者数、過去5年間の推移についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 おはようございます。 高橋 真議員の一般質問にお答えいたします。 本市の過去5年間の死亡者数の推移についてお答えいたします。平成27年度996人、平成28年度1,050人、平成29年度1,098人、平成30年度1,078人、令和元年度が1,187人となっております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 5年平均して、約1,080人余りの推移が見受けられます。このような流れで、平均余命や年齢別人口構成から鑑みても、今後本市においても、お亡くなりになる市民というのは増えていくのではないかという感じを受けます。市民の死亡により、遺族は行政に様々な手続をしなければなりません。この様々な行政の手続の煩雑さが、遺族にとっては優しくないのであります。では、具体的な内容はどうでありましょうか。 質問の要旨②死亡後に必要な主な手続と本市の現状の取組についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 お亡くなりになられた後の手続の流れとしまして、まず午前8時半から午後5時15分の間、平日であれば市民課の戸籍係において、休日であれば日直において死亡届の受付を行っております。死亡届の提出がなされた際に、その届出に基づき火葬許可証を発行し、また、住所地が沖縄市の場合は、併せてその後の関係部署での諸手続に関する文書をお渡ししております。受理された死亡届出書は、死亡者の住所、本籍地が沖縄市であれば、市民課で住民記録及び戸籍の処理を行うものとなります。なお、住所、本籍地が他市町村の場合は、当市民課からそれぞれの市町村担当へ届出書、並びに通知を送付。送付先において、住民記録及び戸籍の処理が行われます。死亡届の提出は御遺族の方が提出することもございますが、葬儀会社の方が提出されることも多く、そのような場合、諸手続の文書を御遺族の方へお渡しするよう、お声かけをしております。後日、お渡しいたしました文書を参考に、御遺族の方々は関係部署での諸手続を行っていただいております。お渡ししております諸手続に関する文書は、まず1つ目に、国民健康保険加入者の死亡による葬祭費の支給申請について。2つ目に、後期高齢者の被保険者の死亡による葬祭費の支給申請について。3つ目に、介護保険被保険者の死亡による資格喪失届出について。4つ目に、国民年金に関する手続について。5つ目に、固定資産、相続関係に関する手続についての文書となっております。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 市民部長、御答弁ありがとうございました。 多分、市民によってはそれだけの手続の御案内にとどまらない状況だろうと考えます。例えば、自動車を所有していれば陸運局、不動産であれば法務局、預金関係は金融機関、生命保険の手続もあるでしょうし、その他にもNHKの受信料の契約終了手続とか、また、農業従事者で言えば、所有している農地の相続手続など、本当に多岐にわたって来るわけであります。その人によって。市民の死亡により、遺族は行政に様々な手続をしなければなりません。本員はこれまで何度か市民相談で対応させていただいたことがありまして、その際よくお聞きすることは、どこで何を相談してよいか分からない。そして電話で問合せをした場合、関係課をたらい回しにされて、冷たいというような遺族の心理的負担が大きな課題だと考えるようになりました。 そこで我が会派は、約3年前でありますが視察調査で大分県別府市の先進地事例として、おくやみコーナー窓口業務を見てまいりました。別府市庁舎の総合案内所に設置をされており、死亡というライフステージに特化したワンストップ窓口であり、大切な方を亡くされた遺族の皆様のコーナーで、平成28年5月に開所して、初年度で1,247件の利用があったそうであります。来庁した方は、各課が必要な情報を把握するために、お客様シートを記入。手続に必要な書類の確認は、市が確認をします。お客様シートの情報をおくやみコーナー職員が入力シートに入力をいたします。入力シートは関係各課が使用する死亡に伴う諸手続の書類とリンクをしており、それらの書類が全て自動的に作成されます。そして、おくやみコーナーでは手続が必要な担当課を選別。個人個人でこれは異なってきます。手続を説明し、関係課に直接案内したり、また、関係課の担当がおくやみコーナーに順次出向いて対応するという流れでありました。非常によいと感じたのは、各課の申請書は既に作成済みであり、同じ内容を何度も記入する必要がなく、手間が省けます。また、手続漏れを防ぐということが挙げられます。この事業の成果といたしまして、電話での死亡手続の問合せについてですが、死亡に関する事務の窓口ができたため、電話の各課のたらい回しが解消された。御遺族が来庁できない場合、必要最小限度の情報をお伺いし、入力した情報を流し、関係課が必要な書類を出力して、おくやみ担当窓口で取りまとめて郵送。市として総合的な対応が可能となったそうであります。また、固定資産業務はおくやみコーナーからの情報提供で手続漏れが減少し、相続人への関係書類の発送件数が7割も減少したと伺っております。いわゆるどこで、何をしたらよいか分からないという遺族の心理負担の軽減、届出書の作成の負担軽減、市民の満足度が上がったという報告が事業成果として述べられておりました。また、関係課窓口、遺族、両者にとっても事前準備による受付時間の短縮が実現をされているということで伺いました。しかも、予算をかけて事務事業を執行しているという大掛かりな取組ではなく、記入するエクセルシートを各課の申請書とリンクするというシステム上のちょっとした工夫、そして各課との連携の一工夫で、この窓口を実現しておりました。しかも現在、国において開発されたおくやみコーナー設置自治体支援ナビシステムというのがあるようでございますが、それを活用するように推奨されておりまして、ガイドラインが作成されております。 そこで本員が申し上げたいのは、市民ニーズがあり、第5次沖縄市総合計画前期基本計画(案)の中にも、基本方向2.将来を見据えた行財政の推進施策、1 施策の方向、2 組織のマネジメント強化という項目の中に、類似業務の集約化や機能的な組織体制の構築を進めるとうたっております。また、先進地の事例の調査を行いながら、国の支援システムの活用ができる今、おくやみコーナー窓口の設置に向けて、全庁的に議論を進めていくべきであろうと本員は考えております。何よりも遺族の皆さんが冷たいと感じやすい役所の対応を転換して、市民満足度の向上を目指す取組につながるものと考えております。 そこで、質問の要旨 ③「(仮称)おくやみコーナー」設置提案についてであります。市当局の御見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 高橋議員の一般質問にお答えいたします。 社会情勢の変化に伴う行政需要等への対応に向け、類似業務を集約するなど、より機能的な組織の構築が必要と考えております。今回御提案のある(仮称)おくやみコーナー設置については、先進事例における市民サービスの向上や、業務効率化の成果等を調査研究してまいります。 ○小浜守勝議長 高橋 真議員。 ◆高橋真議員 ぜひとも、よく御検討されることを御期待申し上げたいと思います。 以上で本員の一般質問は終わります。2020年も大変にお世話になりました。来年もよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で高橋 真議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午前11時24分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前11時25分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 おはようございます。本日3番目、護憲凛の会、議席番号20番、諸見里宏美、これより一般質問を行いたいと思いますので、御協力よろしくお願いいたします。また、当局の皆様、簡潔な御答弁をよろしくお願いします。 では早速質問を行いたいと思います。通告書の23ページです。よろしくお願いします。質問事項1.子育て支援について。これは第1日目に、トップバッターで藤山勇一議員も取り上げておりました児童手当についてです。 児童手当は子育て世帯の生活費や教育費などを補助金で支援する制度です。児童手当は子供がいる家庭の生活の安定と、次世代を担う子供の健全な育成を目的に始まりました。赤ちゃんの頃はおむつ代、ミルク代、子供が小さいうちは毎シーズン買い替えが必要となる衣服代、大きくなるにつれ増えていく教育費など、子育てには何かとお金がかかります。その子育てにかかる費用の一部を国が支援する目的で児童手当が実施されています。以前から所得制限を超える場合に支給されている一律5,000円の特例給付について廃止する案が政府で出ていましたが、2020年11月に政府が来年度の児童手当の見直しについて検討に入ったと報道がありました。現状では夫婦どちらかの所得の高い方の年収が所得制限を超える、いわゆる高所得世帯は、子供1人当たり5,000円。年額にして6万円の特例給付を受け取っています。特例給付は少子化の解消などを目的に、2012年(平成24年)から実施されている制度でした。しかし、この特例給付を2021年度中に廃止する方向で検討に入ったということです。 質問の要旨(1)2020年11月に政府が「来年度の児童手当の見直しについて検討に入った」と報道があった。所得制限を超える世帯の特例給付は廃止する方向で検討に入ったとのことだ。また、所得制限の基準を夫婦合算の収入(世帯収入)へ切り替え所得制限の対象世帯を広げて、児童手当給付の対象を絞り込む方針であることも判明した。児童手当が改正されれば子育て世帯には大きな影響が出る可能性がある。国は、約60万人分の子供の支給に影響が出ると試算している。以下お伺いします。 ①沖縄市の現状についてお伺いします。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 それでは諸見里議員の御質問にお答えいたします。 児童手当は中学校卒業までの児童を養育している方に支給される手当となっており、対象児童の年令や児童数に応じて、1人当たり月額1万円から1万5,000円を支給するものでございます。令和元年度の児童手当の実績でございますが、受給者数1万1,958人、対象児童数2万2,499人、支給額が31億4,727万円となっております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 では②改正された場合、沖縄市においては何人分の子供の支給に影響が出るのか明らかにされたい。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 お答えいたします。 国からまだ正式な通知がございませんが、予定されている改正内容は2022年10月より、児童手当の所得制限を超えた世帯に支給する特例給付を見直すものというものでございます。仮に現時点において世帯の高いほうの年収が1,200万円を超える場合、児童手当が不支給になりますが、その対象児童数は約250人となっており、影響額が約1,500万円の不支給になると見込んでいるところでございます。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 再質問をさせていただきます。 今回の変更で約61万人、沖縄市でもやはりこの影響の出る方々が250人程度いるということで、確認すると約1,500万円ということですが、今回の改正、この手当、これで生まれた約370億円というこの財源は、待機児童対策の強化に充てられるということです。しかし、これは2022年度からであって、今、子育て中のお母さん、お父さん、保護者の方々にとっては、では次年度はどうなるんだという思いが強いはずです。今、子育て中、認可外にしか預けられなかった保護者にとっては、来年こそは認可園に入れるようにという祈る思いでいるはずです。しかし、今回の改正内容からすると待機児童対策費、2022年度からこれを使いますということしかなっていないのです。では国の方針として、また、沖縄市の方針として、次年度の待機児童対策に関する予算はどうなっているのかということを少しお聞かせいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎上里幸俊こどものまち推進部長 お答えいたします。 本市においては、平成26年度より待機児童対策として保育施設の認可化に向けて取り組んでおり、約2,000人分の定員の拡充を行うとともに、保育士試験対策講座の開設や、保育士就職説明会の開催、保育士への復職を目指す方への復職応援給付金等の支給など、保育士確保に取り組んできました。次年度においても引き続きこのような施策を進めながら、待機児童解消へ向けて取り組んでいきたいと考えております。なお、今年度の4月時点における待機児童については、4月1日時点で100人となっており、対前年度96人の減少となっているところでございます。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 御答弁ありがとうございます。 実は今回、会計検査院の今年11月の報告書が出ているのです。この子育て支援予算が効果的に使われているのかどうかということ、これは国のほうですが、それの報告の中で実例も出されているのです。まず、企業主導型の保育事業への補助金が十分現場で使われず、返納されて積み上がっている。保育所の処遇改善のためのお金が賃金の改善に充てられていない。そして補助金を得て病児保育室を整備したものの、病児保育が実施されていない。そういう事例がやはり出てきているのです。ですから、ぜひ担当課としては今まで行ってきたこの補助金、効果的に本当に使われているのかどうなのかということをやはり精査していかなければならないのではないか。せっかく2022年、本来ならば児童手当を受けられていた方々のお金が待機児童対策に使われていくというのであれば、きちんとこれが効果的に使われているのかどうなのか。使われるようにすべきだと思います。これが本当に、先ほど言ったように補助金を得ても使い切れなくて返さないといけない、そういう事例が出ないように、沖縄市独自で、沖縄市は何が必要なのか。この待機児童対策に何が不足しているのか。こういったこともヒアリングをしながら、国に要望が上げられるのであれば、今のうちに要望を上げて、2022年度に使い勝手のいい予算を獲得する必要があると思いますので、よろしくお願いします。これは要望に変えていきたいと思います。 では続いて、質問事項2.新型コロナウイルス感染症支援給付金について。 質問の要旨(1)新型コロナ関連の事業者支援施策で国が実施する「家賃支援給付金」についてお伺いいたします。 ①全国で約68万件の申請があり、うち約48万件(申請の70.6%)が給付済みであります。これが11月8日時点でありました。申請後ある程度の期間が経過しても給付を受けられていない事業者がおり、県や市町村に相談、問合せがあるとお聞きいたしております。沖縄市の状況はどうか明らかにされたい。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 こんにちは。 諸見里宏美議員の一般質問にお答えいたします。 現在、国が実施する家賃支援給付金は、売上げの減少に直面する事業者の事業継続の下支えをするため、地代、家賃の負担を軽減する給付金として、法人に最大600万円、個人事業者に最大300万円を上限に支給するものでございます。本市におきましては、申請や国における審査がスムーズに行えるよう、家賃支援給付金を含めた国や県等の各種助成金の申請に際し、専門家を活用し、生じた費用に対し助成金を交付する専門家等活用支援助成金や、中小企業診断士を配置し、無料相談窓口を設置するなどの支援を行っております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 今、相談窓口を行っているということですが、実際にまだまだ給付申請を行っても受け取っていない、まだ振込みがされていないという、そういう相談はなかったのかどうなのか。そういうことはあったのかということまでお聞きしたのですが、御答弁がなかったので。これは市のほうが相談を受けて、どういった支援策があります、どういったところにこういう手続をしなさいという窓口であるということをお聞きして、これは国の直接的なものなので、そういう把握ができないとお聞きしたのですが、ではこういう相談に来られた方々、どれぐらい実績があるのか、少しお聞かせ願えますか。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 お答えいたします。 家賃支援給付金の相談件数については、専門家等活用支援助成金についてが、全体の55件中4件ございました。無料相談窓口については、全体の36件中18件の相談がございました。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 実は昨日速報で、GoToイベント、GoTo商店街について、2020年12月28日から2021年1月11日までの間に開催されるものについて、全国一斉に新規発売を一時停止するとした。また、GoToイートについても同様の期間、食事券の新規発売停止及び発売済みの食事券、付与されているポイントの利用自粛の呼びかけを知事に強く要請するとしたと速報がありました。恐らく年明け早々、各事業者からの相談等が殺到するはずです。現在行っているこの相談窓口、相談業務、今月いっぱいですよね。その今月いっぱいということを、やはり期間を延長して、その対応を図らなくてはならないと思うのですが、市当局、どのような形で今後行っていこうとしているのか。少しお聞かせ願えますか。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 相談件数の実績は先ほど申し上げましたけれども、やはり本市としても延長はすべきだろうということで、専門家等活用支援助成金については臨時交付金を使っているものですから、2月末までの延長を今のところ考えています。検討中です。それと無料相談窓口については、3月いっぱいまで延長したいと考えております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 ぜひ延長されて、相談者が右往左往しないような方向性を持ってやっていただきたいと思います。 続いて24ページに行きます。質問事項3.基地行政について。 質問の要旨(1)日米両政府が、沖縄県浦添市の米軍牧港補給地区にある倉庫群の一部を米軍嘉手納弾薬庫・知花地区(同県沖縄市)に移設する計画をめぐり、移設予定地の敷地を大幅に拡張する方向で最終調整に入った。年明けの日米合同委員会で合意を目指すということで、11月9日報道がありました。在沖米海兵隊は、米空軍嘉手納基地内にF35B戦闘機の運用を想定した格納庫など新たな施設を建設したと発表した。施設は嘉手納基地に配備されて、空軍や海軍との連絡・調整を図る海兵隊航空団嘉手納連絡所が運用する。米軍幹部は「前方展開の能力を広げる」と期待しており、連絡所の機能を高めることで米各軍種の連携強化をにらんでいる可能性がある。これは11月25日付の報道です。この2点について、お伺いさせてください。実は今、本員が取り上げている11月9日の前に、10月3日付、地元紙の報道では、移設予定区域が県管理の与那原川と重なったことが要因で、施設の配備計画を見直し、当初計画より西側に移設区域を移動させる形で検討。変更後も嘉手納弾薬庫内の面積は同程度を維持する方向であり、それに伴い隣接する市道知花38号線の通行に影響する可能性があり、防衛省は支障が出ないよう検討すると説明しているのです。しかし、この11月9日の共同通信の報道では、移設予定地の敷地を大幅に拡張する方向で最終調整。市道についても付け替えるという報道なのです。そこでお聞きいたします。 ①移設予定地が広がり、予定地の中を通る市道を付け替える大規模な見直しとなるということだが、市に対し基本計画の見直しについて何らかの説明があったのか、詳細についてお伺いさせてください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 諸見里議員の一般質問にお答えいたします。 嘉手納弾薬庫地区の知花地区における移設計画につきましては、与那原川の河川改修に伴う環境保護等から、現在、日米間で見直しを行っていると防衛局から伺っております。その内容につきましては、外務省や在日米軍等で構成されている日米合同委員会の合意事項となっており、日米間で協議を重ねているとのことで、現時点で市に対しても明確な説明は行われておりません。マスタープランの見直し後は、速やかな報告を防衛局に求めてまいります。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 再質問をさせていただきます。 これまで説明がないということですが、これまで3者協議会を行っておりますよね。その中で、どのような協議がなされてきたのか甚だ疑問です。これまで与那原川にかかっているから西側に移動していきます。市道に関しては影響が出ないようにしますと言いながら、今回新たにまた11月9日は大幅に拡張します。そして市道も付け替えしますということも報道の中で知り得た情報であって、3者協議会でどういったことが話し合われて、どういったことが上がってきているのか。詳細をお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 マスタープランの見直しにつきましては、日米合同委員会で合意された後に公表となっております。具体的な検討ができないことから、基地から派生する課題について協議する作業部会も開催されておりません。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 では、続いて行きます。②先ほどの11月25日付の報道の中で、格納庫など新たな施設となっているが、どのような施設が整備されたのか。詳細についての説明などがあったのか明らかにされたい。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 嘉手納基地における海兵隊施設につきましては、嘉手納飛行場に以前から存在する海兵航空嘉手納連絡隊が当該飛行場に飛来する海兵隊の航空活動を支援するため、既存施設を改修及び更新した旨の情報提供が沖縄防衛局からございましたが、これ以上の情報につきましては、現時点で詳細な説明は受けておりません。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 今の御説明の中では、既存の施設の改修と防衛局は言っているようですが、おかしいのではないでしょうか。というのも、既存の施設ではないと本員は印象を受けております。海兵隊の発表によりますと、陸海空の幹部らが出席し、海兵航空嘉手納連絡隊の新施設と格納庫を披露する式典を24日に開催しましたということです。また、別の報道の中で、インド、アジア、太平洋地域へのF35Bの展開を目的に、施設建設や航空作戦などで1億1,000万ドル以上を配分した海兵航空嘉手納連絡隊は、出入国管理や軍需品、兵たん、車両輸送、航空機への給油機能などを担うと言っているのです。そして2017年の沖縄タイムスの報道の中で、米軍がF35Bをめぐり、嘉手納基地に最大で26機展開する計画を立てていたという報道があったのです。計画では、アメリカ本土の部隊は半年単位で日本に巡回配備する部隊配備計画(UDP)に伴い、嘉手納基地を拠点に普天間飛行場や、ほかの海兵隊施設を一体運用するとされていたということです。防衛局は先ほど言ったように既存の施設の改修であるということを言っているのですが、防衛局に問い合わせても情報を小出しにして詳細は明かさない。いつも言っているのですが、防衛局の決まり文句、「発表以外の情報がない。情報提供を求めてまいります」ということしか言わないのです。 そこでぜひ担当課や、これは市長にもお願いしたいのですが、防衛局に言ってもなかなか詳細が得られないのであれば、直接在沖アメリカ海兵隊に対して情報提供を求める必要性があるのではないかと本員は考えております。この辺は今すぐには答えられないと思いますので、市長、そして担当課に強く要望してまいります。 では、③に行きます。格納庫など新施設の整備で陸海空軍の連携を強化し「最高の訓練空域を提供する」とアメリカの幹部は強調しているのです。「沖縄での統合作戦の新時代を切り開いた」としています。空軍や海軍との連絡・調整を図る海兵隊航空団嘉手納連絡所が運用され、さらに、牧港補給地区の倉庫群の移設予定地が広がるということは、まさに基地機能の強化ではないのかと本員は考えておりますが、市長の見解をお伺いさせてください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 沖縄市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 諸見里議員の御質問にお答えをいたします。 御質問の海兵隊航空団嘉手納連絡所の運用等につきましては、現段階で私どもにも詳細な情報は入っておりませんが、3連協では基地機能強化につながる懸念事項を活動方針として掲げております。引き続き関連機関と連携しながら、情報収集に努めてまいりたいと考えております。また、移設につきましては様々な課題があります。一つ一つの課題解決に向け、これまで真摯に対応してきました。御指摘の嘉手納弾薬庫の知花地区への移設と今回の報道、この海兵隊航空団嘉手納連絡所の運用等に関しましては、これまでの経緯もあることから、ひとくくりに論ずるべきではないと考えております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 本員が懸念しているのは、特にこの嘉手納基地の弾薬庫、西側にまた広げていきます。あるいは移動していきますということが報道に書かれているのですが、西側といいますと嶽山原があるのです。そこまでかかってくるのかどうなのか。前回、一般質問の中に教育委員会と郷土博物館ですか、OISTとの協定が結ばれていた。貴重な動植物がいるということで、やはりこの協定を結んでいるわけですが、そこに、そういう貴重な動植物がおります。それが西側に移った場合、嶽山原までかかった場合、そういうことがどうなってくるのかという懸念もありますし、それから市道の付け替えと言いますが、この市道が今ある市道を封鎖して付け替えていくのか。付け替えてから封鎖していくのか。そういうところもまだ分からない状況、生活に支障が出る可能性があります。このあたりをぜひ市長、早めに情報提供を求めていきながら、沖縄市に不利益にならないような体制を取っていただきたいと思います。また、機能の強化にかかるようなことがあれば、ぜひともこれは市民大会を開いてもいいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上、本員、諸見里宏美の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で諸見里宏美議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午前11時54分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時00分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 それでは午前に引き続き一般質問を行います。 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 こんにちは。議席番号9番、会派護憲凛の会、眞榮城健二です。通告書に従いまして、質問をさせていただきます。それでは早速質問していきたいと思います。 質問事項1.教育行政について。 質問の要旨(1)図書館づくりについてであります。令和2年第407回定例会にて、本員、眞榮城健二が一般質問しました兄弟・姉妹・友好都市コーナーの設置についてであります。 この件について、①設置についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 こんにちは。 眞榮城議員の御質問にお答えさせていただきます。本市には兄弟都市として大阪府豊中市。姉妹都市として山形県米沢市、愛知県東海市、ワシントン州レイクウッド市。友好都市として東京都町田市がございます。市民への周知と交流の機会づくりとして、11月27日より市立図書館に、この度兄弟・姉妹都市コーナーを創設させていただきました。兄弟・姉妹都市コーナーでは、各市の所在、魅力、交流の経緯などの紹介を展示してまいります。関連資料を通して、各都市の歴史や文化などを学ぶことができるよう、引き続き各都市の図書館と連携、情報交換を行い、関連資料の収集に努め、充実を図ってまいります。多くの市民が図書館に来館いただいた際に兄弟・姉妹都市コーナーを御覧いただき、都市交流が深まることを期待しております。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 教育部長、答弁ありがとうございます。 11月27日に常設したということで、大変本員もうれしく思います。次の子供たちに、そしてまた市民、そしてまた図書館を利用する方々に、幅広く兄弟、姉妹、そして友好都市のことを知ってもらって、そしてまたこの歴史も学べるという部分については、図書館の機能がかなり拡充するのではないかと期待しております。単なる図書館を大きくするだけというものではなくて、この事業の可能性としても、または絵本作家の様々な講演会を3階のあしびなーでやるとか、または市民サービスの向上を含めたブックフェスティバルとか、様々なものを図書館の機能として、ひとつまたできるのではないかと思いますので、検討してもいいのかと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、②に移ります。絵本専門士の活用について、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 絵本専門士は、絵本に関する専門的知識、読み聞かせの技能、企画力を持った指導者を育成し、その指導者が学校、家庭、地域において、胎児から高齢者まで、様々な読書活動を支援できるよう、国の独立行政法人によって創設された資格でございます。本市図書館の職員に絵本専門士が1人おり、市内保育所及び幼稚園において、保護者対象の講話や市立図書館主催の市民向け絵本講座の講師を努め、絵本に関する普及活動を行っております。毎月第3日曜日のファミリー読書の日を通して、家庭読書の習慣化を促し、図書館の児童サービスの充実に努め、絵本を活用する機会の多い保育所や幼稚園などとの連携により、子供の読書の重要性や絵本の魅力を発信しているところでございます。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 この絵本専門士の活用という部分は、県内で数名しかいらっしゃらないということをお聞きしました。その中の1人は沖縄市立図書館にいるということは、とても沖縄市としても、また、沖縄県内の中から見ても、とても重要だと感じています。ぜひこの絵本専門士の活用性をまたさらにつなげていって、先ほど部長からも答弁がありましたけれども、保育園や幼稚園、そしてまた小学校などにも幅広いサービスをしながら、この絵本専門士の技能を生かした読書活動、また読書推進活動を展開していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは質問を進めていきたいと思います。質問の要旨(2)成人教育についてであります。こちらのほうも以前、本員が2年ほど前の一般質問で取り上げた部分です。成人教育の部分も含めて質問をさせていただきます。 ①成人年齢の引下げにおける社会的影響について、教育委員会としての見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 世界的には18歳は成年年齢とするのが主流であり、日本においても成人年齢が引き下げられることとなり、憲法改正、国民投票の投票権年齢や、公職選挙法の選挙年齢などが18歳に変更され、国政や地方自治に若者が参加できるよう、制度改正が進められております。これらは国や地域の将来を担う18歳、19歳の自己決定権を尊重するものであり、若者の積極的な社会参加が図られるものと期待しております。しかし成人年齢の引下げに伴い、若年者が自らの意思で様々な契約行為などが可能となることから、親の保護がなくなり、規定外のトラブルに巻き込まれるなどの懸念の声もございます。教育委員会といたしましては、学校や社会において成人の意義、義務、責任などを学ぶ機会を提供する必要があると考えているところでございます。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 答弁ありがとうございます。 2年ほど前の本員の一般質問でもお話ししたのですが、今は2020年です。この成人年齢の引下げになるのが2022年4月だということは聞いています。もう残り2年しかないのです。2年ほど前の質問の中でも、ちょっと内容は似てはいるのですけれども質問させていただきましたが、やはり成人教育の部分については、教育委員会の中の学校教育と、そして社会教育、両方からしっかりと小学校や中学生の子供たちに、どのような問題があったり、課題があったりというものを、いま一度伝えていかなければならないのではないかと本員は感じております。そこで②に移ります。 子供たちへの成人教育について、学校教育、そして社会教育、両方の観点から、よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 こんにちは。 眞榮城健二議員の一般質問にお答えをいたします。 先ほど教育部長からも御答弁がありました成人年齢が引き下げられることにより、これまでより早い段階で政治に参加できることや、保護者の同意なしで契約行為など意思決定が可能となる場面が多く想定されております。早い自立が促される中で、より一層家庭や学校、地域社会で子供たちに対する成人教育の充実が求められているものと理解しております。 学校におきましては、小学校6年生のいわゆる公民的な学習の中で、18歳選挙権について学習をすることとなっております。また、中学校3年生においても公民的分野、中学校3年生でございますが政治への参画意識を育てるため、同じく18歳選挙権の実現という単元があり、さらに経済的分野では消費者問題について、契約について考える単元を通しながら、権利と義務関係について様々な学習をしてまいります。また、家庭科においては消費者教育を行いながら、消費者トラブルを解決する方法などについて考えさせる授業が行われているところでございます。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 私のほうからは社会教育に関する成人教育についてお答えいたします。 社会教育は学校の教育課程として行われる教育活動を除き、主として青少年及び成人に対して行われる組織的な教育活動となっております。社会教育における成人教育の取組といたしましては、教育委員会が開催する講座において、成人になることの意義や義務、責任、大人として自立することに関する講座等を企画していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 両部長、答弁ありがとうございます。 今、教育部長のほうからは今後の取組も検討していくということがございましたが、では学校教育の部分です。指導部のほうからです。次年度以降のこの取組というのはどのような形で行っていくのか、再質問をさせていただきます。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答えをいたします。 学校におきましては、キャリア教育の視点から小学校5、6年生も学校において、成人年齢18歳を意識した教育課程の推進に向け取り組む必要が、今後ますます重要になってくるものと思います。現在、学校においてはキャリアパスポートというものが県から提供されております。これは9か年間を通して子供たちのキャリア教育を推進するという令和元年度からの取組でございますが、そういうところで成人に向けた、いわゆる進路の部分でしっかりと二十歳から18歳になるということを意識しながら、こういうパスポートを使いながら総合的な学習であったり、道徳であったり、特別活動であったり、先ほども申しました様々な教科も含めた形で教育課程の工夫が求められてくるものと思っています。また、小学校においては現在2分の1卒業式という取組をしている学校もありまして、これは二十歳ですので10歳の頃になりますが、これが18歳になると恐らく9歳になっていたりとか、そういう様々な工夫が今後想定されてくるのかと思っております。いずれにいたしましても、民法上、成人の既定が変わったとしても、現実には社会経験がまだ十分ではない。心理的にも、社会的にも成人に向けた支援がやはり子供たちには必要となりますので、今後は学校教育のみならず、社会全体で地域の力も借りながら、子供たちの自立に向けた支援体制の構築に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 部長、答弁ありがとうございます。 本員がずっと危惧している部分がございましたけれども、先ほど部長からもありましたキャリアパスポートという部分、そしてまた2分の1卒業式、こちらもまた導入の観点からも、子供たちにはかなり必要なものになってくるのではないかと本員は考えております。 先ほど教育部長も指導部長もありましたが、やはり講座を開くというものについても、ただ講座を開くだけではなくて、もちろん子供たちの声に耳を傾けて意見交換会をしたり、もしくは親子参加型の講座、そこを含めた中で、この子供たちと親と一緒になって勉強する。そして学ぶ。そういうふうな機会が学校や社会にはできると思いますので、ぜひこちらのほうを検討してもいいのかと思います。ぜひともこの子供たちの声に耳を傾けて、そしてただ一方通行ではなくて、両輪から一生懸命支えていくというものを考えてもいいのかと思いますので、ぜひ検討のほどよろしくお願いいたします。 それでは続いて③2021年の成人式であります。コロナの影響で県内の各市町村の中では成人式を中止する、もしくは延期するということがございましたが、本市の状況について、このコロナ対策も含めてお聞きします。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 令和3年沖縄市成人式典については、新型コロナウイルス感染症に係る沖縄市主催イベント実施ガイドラインを遵守し、感染拡大防止対策を行い開催いたします。具体的な感染防止対策といたしまして、会場を沖縄市民会館から、換気が十分に行え、収容力の大きい沖縄市体育館へ変更いたします。開催につきましては、式典時間の短縮、マスク着用や体温測定の徹底、ソーシャルディスタンスが保てるような十分なスペースを確保し、実施してまいります。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 この式典時間の短縮やマスク着用、体温測定を徹底するということで、ソーシャルディスタンスもありました。先ほど本員も新成人になる成人の方のお話を少し聞いたのですが、コロナがあるから、コロナに感染するかもしれないということで成人式は行かないという子もいたのです。ですが教育委員会として、子供たちが成人に変わるという部分で、ぜひとも彼らたちを祝おうというのが成人式だと思うのです。そこら辺をまた教育委員会も市のホームページやSNSなどを活用しながら、感染対策をしていますから、ぜひとも皆さん来てくださいというものも発信してもいいのかと思います。よろしくお願いいたします。 それでは続いての質問に移りたいと思います。質問事項2.道路行政についてであります。橋梁という部分についても、市民からするといまいちどこが橋梁かとか、沖縄市には橋梁ってどれぐらいあるのかというような部分も聞きました。橋梁の部分については、かなりいろんな意味で修繕をしなければならない部分とか結構あると思うのです。橋ができて何十年もたっていると。その中で、この質問を進めていきたいと思います。 質問の要旨(1)橋梁の修繕についてであります。 ①修繕を要する橋梁について、現状をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 こんにちは。 眞榮城議員の一般質問にお答えいたします。 本市で管理する橋梁は全70橋ございますが、限られた予算の中で効率的かつ効果的に維持管理を行うため、沖縄市橋梁長寿命化修繕計画を策定しているところでございます。国土交通省が示す道路橋定期点検要領に基づき点検を実施しており、点検結果を4つの区分に分け、判定区分Ⅲの早期に措置を講ずべき状態及び、判定区分Ⅳの緊急に措置を講ずべき状態に該当する11橋を、修繕を要する橋梁として選定しております。当該11橋梁につきましては同計画で優先順位を定め、補修工事に取り組んでいるところでございます。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 判定区分Ⅳ、緊急に措置を講ずる状態と部長からありまして、該当するのが11橋あると。 では再質問をさせていただきますが、この11橋の名称をお聞きします。 ○小浜守勝議長 建設部長
    仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 修繕を要する11橋の名称については、登川38号線 イリバル橋、知花白川線 大石原橋、登川知花線 八重作橋、知花46号線 城畑原橋、東南植物楽園線 内喜納橋、松本47号線 カフンジャー2号橋、安慶田美里線 安住来橋、泡瀬臨海線 黒瀬橋、高原14号線 高原橋、住吉7号線 住吉橋、安慶田照屋線 橋口橋となっております。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 ありがとうございました。 では、続いての質問に移りたいと思います。この11橋という部分でお聞きましたが、②優先すべき橋梁についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 優先すべき橋梁については、点検結果による損傷度と設置環境や使用状況等による重要度を評価し、定めております。損傷度については、各橋梁の部材ごとの劣化、損傷の程度を得点評価し、また、重要度については迂回路の有無や竣工年次、交通量等を得点評価しております。損傷度と重要度を合算し優先順位を定めており、結果として高速道路に係る4橋や、判定区分Ⅳに該当する1橋で優先順位が高くなっております。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 今、部長から答弁がありましたが、ちょっと再質問をさせていただきますけれども、交通量等を数値に換算し、評価するという部分でありますが、ではこの交通量等というのはどのような形で評価しているのか、再質問させていただきます。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 交通量については、重要度を評価する1項目ではありますが、12時間交通量が500台未満、500台以上1,000台未満、1,000台以上2,000台未満、2,000台以上の4段階に分けており、台数の少ないほうからそれぞれ0点、2.5点、5点、10点の配点として評価しております。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 この配点のほうです。本員もちょっと危惧しているのですけれども、今、資料があるのですが、橋梁長寿命化修繕計画、平成30年12月に改訂していただいたこの資料を見てみると、その中で各重要度評価項目の評価点という部分で交通量というものがあるのです。その交通量という部分の中で橋口橋、照屋と安慶田の間の部分になるのですが、こちらの加点が0.00になっているのです。この交通量というものが、どのような形で計算して、どのような形で台数を調べているのか。ちょっと本員も危惧しているのですけれども、確実にあそこは現在、いろんな道路形態や渋滞から逃れるということで、あの場所が脇道という形で高原とか胡屋とか、いろんなところに抜ける抜け道になっているのです。その状況もあるので、この0.00というのはほかにも幾つかあるのです。そこら辺を今後調査する上では日にちと、また、台数をしっかりと数えてやるべきではないかと本員は思いますので、こちらを今後やる上では、ぜひ詰めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは続いての質問③になります。最新の点検状況についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 橋梁の定期点検につきましては、道路法施行規則において5年に一度行うことが示されております。本市においては平成27年度に66橋、平成29年度に4橋の点検を実施しており、66橋については5年後に当たる今年度、点検を実施しているところでございます。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 御答弁ありがとうございます。 今年度この点検を実施しているということでありますが、ぜひこの交通量も含めた総合的な長寿命化の部分、しっかりと取組を進めていただきたいと思います。 それでは④になります。比謝川整備に伴う既存の橋の取扱いについてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 比謝川の国道330号から上流部にかけては、今後沖縄県において改修工事を実施すると聞いております。改修予定区間においては、本市で管理する橋梁が6橋、橋口橋、安慶田橋、むつみ橋、安照橋、照知橋、照屋橋があり、安慶田地区や照屋地区の方々を中心に、市民生活に重要なものであると認識しております。今後、沖縄県において比謝川改修や橋梁の拡幅等について詳細な検討が進められてまいりますので、本市としましては橋梁を含め周辺道路の機能維持が図られるよう、沖縄県と調整していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 今、部長から答弁があったとおり、市民生活と直結しているのが橋なのです。また、照屋と安慶田の周辺では橋がたくさんあるという部分では、やはり子供たちや住民がそこを通る。また、住民たちと一緒になって道路のいろいろな、通学したり、もしくは通勤をしたり、道路を通ったりという部分では、計画がかなりかかると思いますが、こちらのほうを沖縄県としっかりと調整をしていただいて取り組んでいってほしいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは続いての質問になります。質問事項3.まちづくり行政についてであります。 質問の要旨(1)沖縄市のまちづくりについて。 ①銀天街地域の活性化についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 眞榮城健二議員の一般質問にお答えいたします。 昨年度、中心市街地を軸に各地域特性を活かした商業の発展を目指すため、商店街等実態調査を実施いたしました。特に銀天街については、活性化に向けた取組について地域住民と意見交換等を行う必要があることから、重点地域と位置づけ、どのような商業地として活性化すべきか、方向性について検討を行いました。その調査結果を受け、今年度は銀天街地区の課題解決に向け、商店街活性化支援事業を委託により実施しており、銀天街地区の交流拠点となる銀天街プラザを7月に開設いたしました。銀天街プラザでは、地域住民からの相談や地権者、事業者等とのタウンミーティングを活発に行っているほか、店舗改修や新規出店に向けた支援などを行っております。また、12月4日から始まった銀天夜市などの地域イベントの開催支援や、eスポーツ講座なども実施しております。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 今、部長からも答弁がありましたが、この銀天街プラザができたと。地域住民からの相談や地権者、事業者との様々なタウンミーティングも今、活発に行っているということであります。12月4日からスタートした銀天夜市ですが、本員も実はその日行って様々な物を買いました。業者の方や、また、出店をなされている方と話をしながら、今後の沖縄市の、そしてコザの真ん中、コザ十字路という部分から、ぜひともここら辺を活性化したいという方々の御意見をたくさんいただきました。中には水を使う食材も販売されていましたし、電気もありました。しかしながら、ちょっと本員が危惧しているのは、そこら辺がどういうふうに整備されているのかというのがまだ課題なのかと感じています。そこら辺をもう一度お聞きしたいのですけれども、再質問をさせていただきますが、銀天夜市の出店業者の方々からも少し御意見をいただきましたが、電気や水道、水回り、また、トイレがないと。トイレはゆらてぃく広場、上のほうにしかないということがあって、子供たち、もしくは買いに来た方々が「トイレに行きたいけど、どこなのか」といったときに、上まで上がらないといけない。そこら辺がとても不便だということをお聞きしました。電気や水道の整備もされていないということも挙がっております。当局として考えはあるのでしょうか。お聞きします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 お答えいたします。 今回の銀天夜市に関しましては、今後のコザ十字路広場の活用に向けて、事業者側、利用者側の御意見、御要望や課題等を提示してもらうことを目的に実証実験という形で申請いただいております。今後は挙がってきた課題等について、様々な角度から検証を行っていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 部長、ぜひこの検証をやっていただきたいと思います。やはり事業を進める上では、すぐ予算をつけてあれあれやってほしいというわけではなくて、しっかりとした検証をして、どのような課題があるのか、どのような問題が浮き彫りになっているのかを、ぜひとも考えていただきたいと思います。そのための検証だと思いますので、ぜひこちらを進めていただきたいと思います。 ちょっと本員からも提案ですが、銀天夜市という部分で行けば、では銀天朝市とか、銀天昼市というものも必要なのかと。本員はアイデアがありまして、というのは、あそこは沖縄市の真ん中であり、そして分岐点なのです。分岐点というのは人の分岐点、もしくは交通量、またバス、様々な方があそこを利用して那覇に行ったり、お仕事で東西南北に行くのです。その部分でいけば、あそこで朝ご飯を食べて、すぐ目の前にバス停がありますから、バス停でバスに乗って那覇に行く。もしくは、沖縄市の北部のほう、西部のほうに行くという部分のいろんなアイデアが出てくると思うのです。そこら辺のアイデアも、ぜひともこの方々と情報交換もしながら考えてみてもいいのかと本員は考えております。 また、銀天街の上のアーケードがなくなったということで市民の方からも話がありまして、本員も直接見に行ったのですけれども、ゆらてぃく広場の上のほうから銀天街を見たのです。そうすると、真っすぐ見ると越来グスクがあるのです。これはとてもよくて、本員も見たときに、本員も幼い頃からずっとあそこで遊んでいましたけれども、まさか銀天街のアーケードがなくなった後に、あのような場所に、しかも壁画もあって、またグスクも見られると。森であったのですけれども。そういうものも、ぜひともPRしてもいいのかと思います。また新たなスポットとして、もしくはインスタ映えとか、様々な部分も活用できる一つの環境だと思いますので、ぜひこちらもアイデアの一つとして取り組んでいただけたらと思います。 昼と夜というものでも、朝の話もしましたけれども、壁画をもっと生かしていただきたいと思います。というのは、あそこにぷーらくんとか、もしくはサーターアンダギーを販売なされている方の写真とか、そういう肖像画が幾つかあるのです。琉球絵巻と、沖縄市のいろいろな歴史が重なった絵巻があります。その絵巻を活用して、夕方からライトアップとか、そういうものでいろんな工夫をすると、そこに人が集まると。コロナの影響もいろいろありますので、そこら辺も鑑みながら、このようなまちづくりを環境から整備していくというものもアイデア等ありますので、ぜひこちらも銀天プラザの方々のお話を聞きながら、また、周辺に住んでいる方々と意見交換をしながら、そのような活用もいいのかと思います。暗かったら人は来ないです。明るくなると人は来るのです。そこら辺をアイデアの一つとして考えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 それでは最後になりますが、②国道330号沿線における安慶田十字路の道路整備についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 本市では平成22年度に学識経験者、商店街代表者、市内団体などで構成する検討ワーキング、並びに沖縄総合事務局や沖縄県、本市関連部局で構成する道路整備検討協議会を開催し、胡屋十字路からコザ十字路区間の沿線における各交差点の改良及びまちづくりを位置づけた土地利用基本方針(案)の策定を行っており、同方針において安慶田交差点については、安慶田水辺地区として防災、健康福祉、歴史文化に資する沿道づくりとして位置づけております。 同方針の現在の進捗につきましては、コザ十字路が整備済み。胡屋北交差点においては、現在整備に向け取り組んでおります。安慶田並びに住吉交差点については胡屋北交差点の整備完了を見据え、沖縄総合事務局南部国道事務所や地域関係団体等と意見交換及び連携を行い、整備促進に向け取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 部長、やはりこの道路整備はまだまだ時間がかかるのではないかと本員は危惧しております。 先日もあったのです。実はあそこは交通事故が多発している場所であって、12月に入ってからも事故がありました。やはり右折帯とか、もしくは信号機の整備、そこら辺の様々な課題もある中だと思います。道路幅員等がいろんな原因だという話も聞きますけれども、ぜひそこの周辺の安慶田大通り会という組織がありますので、この安慶田大通り会の方と、また自治会とも連携を取って、ぜひ今後意見交換会を積極的に進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは最後になります。今回、沖縄市安慶田から一生懸命挑戦をして頑張っているフォーミュラカーレースのFIA-F4選手権で10連覇を達成しました平良 響選手。安慶田小学校、安慶田中学校、そしてコザ高校を卒業して、今、国で、そして世界に向けて挑んで頑張っています。彼も10連覇という部分が、まさか自分ができるわけないと思っていたかもしれないですが、幼少期から分かる本員からすると、とても誇りに思っております。彼が、また今後世界に羽ばたくために、一生懸命応援していきたいと思います。平良 響選手、大変おめでとうございました。 最後になります。1年間、様々な形で一般質問をさせていただきましたが、また来年も市民生活に直結した様々な課題や質問をしていきたいと思います。職員の皆様、1年間大変お疲れさまでした。またよろしくお願いいたします。以上です。 ○小浜守勝議長 以上で眞榮城健二議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午後 2時37分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時38分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 こんにちは。議席番号11番、会派躍進、喜友名朝彦です。通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 通告書26ページ、質問事項1.施政方針についてであります。 質問の要旨(1)最近、市職員の業務上でのミスが続いておりますが、みんなで共有するためにも職員の皆様に共有していただきたいです。ちょっと言いますね。まず、市から発送をする郵便物の住所や宛名の間違い、これがあります。次に、税率の間違い。9.6%なのを9.7%と表記するとか、また、令和3年と書かないといけないところを令和2年と表記してしまうということとか、これは新聞にも載ってしまっております。決算審査特別委員会での書類の不備等、あと教育福祉委員会の特別会計においての遅刻。それと最近また沖縄市の会計年度任用職員の時間外勤務、休業取得をさせていないとして沖縄労働基準監督署から是正勧告をもらっております。これもまた新聞に載っております。こういうことです。最近、市職員の業務上でのミスが続いておりますが、なぜなのですか。仕事に対する気の緩みがあるのでしょうか。 令和2年度の施政方針、6ページの中段において、市長は「若者たちが、働き甲斐のある職場・憧れの職場として、目ざす市役所となるよう、仕事をする上での「心得」をしっかりと明示してまいります」とありますが、そこで①どのような「心得」なのかをお聞かせください。 ○小浜守勝議長 沖縄市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 こんにちは。 喜友名朝彦議員の御質問にお答えをいたします。 まずは御指摘の点、誤字脱字、数字の間違い、そこに及ばず多くのミスがあり、また部課職員同士の時間外等の不祥事と言いますか、そういうことも多く出てしまいました。面目なく思っております。おわびを申し上げたいと思っております。 さて、御質問の件であります。今年の2月定例会の代表質問でも申し上げました公僕であると自覚することや、初心忘れるべからず、そして謙虚と慈愛の心で市民に接することなど、仕事をする上での心得として、職務に対する心構えを職員に対して明示していくと申し上げていたところであります。しかしながら、今回の事案について市政運営の信頼に関わる重大な問題であると認識をしております。市民の信頼を回復できるよう、さらなる法令遵守と意識改革、再発防止の徹底に全力で取り組みます。これからも引き続き職員一人一人の人間力や職員力を向上させ、それによって組織力を高めていくことにより、よりよい市民サービスにつながることとなり、ひいては職員にとっても働きがいのある職場、憧れの職場となっていくものと考えております。それが市民に信頼される市役所になるものと思っております。しっかりと反省をして進んでいきたいと思っております。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 市長、ありがとうございます。 まずは公僕であると自覚すること。公僕とは、辞書で引いてみると、公衆の奉仕者と出てまいります。初心忘れるべからず、どういう初心で沖縄市の職員になられたのでしょうか。本員も議員として、やはり沖縄市を元気にしたい。沖縄市の困り事、市民の困っていることや、いろいろなアイデアを市へ届ける代弁者となって一生懸命働いて、沖縄市を元気にしたいというのが本員の初心であります。それは今でも変わっておりません。市の職員の皆様の初心は、どういった初心なのでしょうか。「イエーイ、これで安定したぜ」って思っているものなのでしょうか。今、コロナ禍で来月の生活どうしようかなと本当に考えられている市民の皆さん、多くいらっしゃると思います。しかし、本員も含めてですけれども、職員の皆さんの給料も、ボーナスも満額支給されます。これってすごいことなのです。確かに仕事は難儀かもしれない。でも安定という対価は、やはり難儀しないといけないと思います。今、部長とか副市長とかいるのですけれども、ぜひ皆さんお一人お一人が自覚をしていただきたい。他人事ではなくて、本当にミスが起きても自分の課ではないからとか、分からないのも多いと思います。ぜひみんなで共有しながら、同じミスを繰り返さないということです。本員は今、嫌味っぽく言ってしまいましたけれども、本来の職員の皆様の初心というものは、やはり沖縄市のことを考えて、沖縄市民のことを考えて、住みやすいまちにしたい。暮らしやすいまちにしたいという思いで、多分受けられていると思います。それをぜひ大事にしていただきたい。 あと本員たちも納めていますけれども、市民からの税金、また県や国から入ってくる国民の税金です。一人一人の税金をお預かりをして、それを沖縄市の市民一人一人に、安心であったり、安全であったり、住みやすい、暮らしやすいことに使っていくという仕事をされていると思います。それが同じミスによって、無駄に税金が使われるということが本員は納得がいっていないのです。これは責めているのではないですよ。同じ間違いで出てきているから、とうとう一般質問でもやらないといけなくなっているわけです。 次、②同じミスを続けて起こさないための対策はあるのでしょうか。あるのならどのようなものなのかをお聞かせください。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎石原昌尚総務部長 こんにちは。まず議員御指摘の業務上でのミスや今回の事案も含めまして、市民や議員の皆様に対し、多大な御迷惑をおかけしていることに深くおわび申し上げます。 それではお答えをいたします。業務上での事務のミスへの対策でございますが、管理職による進捗管理の徹底や内部チェック機能の強化等に加え、業務マニュアルや業務手順のチェックシート、フローチャートなどの作成を行い、習慣的、定型的な手続や、業務においてこそ起こり得るミスをなくしていきたいと考えております。今後、業務上での事務的ミスの検証や評価を組織的に行い、常に危機意識を持ち、より実効性のある再発防止策を取り組んでいきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。 管理職による進捗管理の徹底とか、業務マニュアルや業務手順のチェックシート、フローチャート等の作成、これも大事なことだとは思いますが、本員はまず同じミスが繰り返されているということを一人一人が自覚することが大事だと思います。1回目のミスではないです。同じミスが、「また同じミスをやってしまった」ということを本人も自覚しないといけない。管理職も自覚しないといけない。また、周りのみんなも自覚しないといけない。ミスしていることが分からないのですか。だからもう一回やるのですかという話ではないですか。同じミスを繰り返しているということを、まず自覚することだと思います。無駄にまた税金が使われているということを理解するということが大事なことだと思います。 ③対策があるにもかかわらず、それを怠り、またもや同じミスを繰り返した職員にはどのような対応をされているのでしょうか。お聞かせください。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎石原昌尚総務部長 お答えをいたします。 繰り返し同じミスをした職員への対応ということでございますが、ミスは回数などではございません。職員が重大なミスを起こした際には、地方公務員法第29条に規定しております懲戒処分を行った事例が過去においてあります。また、懲戒処分ではございませんが責任の確認と注意勧告をするため、口頭や文書で行う訓告を行った事例もございます。引き続きミスを起こさないための防止策の徹底を図ってまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。 地方公務員法第29条に規定している懲戒処分を行ったとおっしゃっておりましたが、どのような事例があるのか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎石原昌尚総務部長 過去における事例でございます。過去における事務的ミスに対する懲戒処分でございますが、直近で申し上げますと平成29年度において請求書の未発送の件がありました。また、業者への未払いにより、遅延利息金を発生させた件がございました。そのほか、酒気帯び運転や欠勤による勤務状況不良である職員に対する懲戒処分は行っておりますが、事務的ミスでの懲戒処分に関しましては、直近では先ほど申し上げた2件となっております。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。 本員は同じ間違いを何回も繰り返したらペナルティーを与えたほうがいいのではないかと思っています。そうでないと分からないのかと。役所にいる皆さんは、本当に勉強もできて、頭もいいはずです。本員が言うことではないかもしれないのですけれども、ちょっと納得がいかないので言わせていただいていますが、ほかにも、遅刻はないですかとお聞きしましたところ、遅刻はありませんという御返答でした。これも遅刻がないようにできる体制になっていると思います。これはもう年休の使い方は自由ですから別にいいのですけれども、前もって何々があるから休むとか、本員が朝、交通当番をしているときに、常に父兄の皆さんに呼びかけていました。自分の子供のためですよと。年に1回でいいから、30分時間割いてから、1回でいいから来てちょうだいと。そしたら職員、朝30分年休取って来ましたと本当に来ていました。こんなのもできるのです。これはいいのです。だけどぎりぎりに来て、車こっちに止めて、遅刻になっているけれども年休処理して、そして遅刻して入って来て、また車をどこかに止めに行く。市民は見ていますよ。こんなのを、今は部長の目を見て言っていますけれども、皆さんに言っているのです。こんなのをぜひないようにしていただきたい。悪い体制はなくしてください。 次④に行きますけれども、先ほどからわーわー言っていますが、本員が言っているのは同じミスです。同じミスを何回も繰り返したら駄目ですよと言っているのです。人のやることです。ミスが起こることも分かります。ミスを恐れず、新しいことにどんどんチャレンジしていってほしいとも思っています。そのような状況で、各職員がこれからもチャレンジ精神を失うことなく、仕事をする上での心得、モチベーションが今後も維持していけるのかも懸念されますが、どのように考えているのかをお聞かせください。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎石原昌尚総務部長 お答えいたします。 業務マニュアルや業務手順のチェックシート、フローチャートなどによる管理に加え、組織目標を共有しながら組織においての職員個々の役割、目標を立てていく。そうすることで組織における職員個人の役割も明確化され、その目標に恐れず向かっていくことが職員のモチベーション向上と、組織の活性化につながるものと考えております。そのためには所属長、管理職がしっかりと組織の目標を示し管理して、職員を導いていくことが重要になると考えております。先ほども申し上げましたが、今回の件で市民や議員の皆様に対して多大な御迷惑をおかけいたしました。おわび申し上げます。今後は、これまでの事務的ミスについての検証、その再発防止策の徹底に努め、さらなるコンプライアンスの遵守と意識改革、職員一人一人の意欲と能力が最大限に発揮できる職場環境づくりに取り組んでまいります。大変申し訳ありませんでした。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。 何回も言いますけれども、一生懸命やった上での間違いとかミスを責めるつもりはこれっぽっちもありません。ただ、何回も同じミスを繰り返して無駄な税金が使われることはやめてくださいというお話であります。先ほど市長もおっしゃっておりましたが、市の公僕であるのです。初心忘れるべからずです。謙虚であるべきです。御慈愛して市民を大事にしてください。本当に本員は今、廊下とかですれ違っても、「ふん」というつもりはないかもしれないですけれども、挨拶もないじゃないですか。やる方もいます。でも、それはやはり大事なことだと思うのです。一々一人一人に挨拶していたら大変ですけれども、にこって笑って、どこか探しているんだろうなという方がいたら、「どこかお探しですか」とか声をかけていくやり方、そういうことも基本だと思います。これから本当に子供たちが大人になって仕事に就くときに、市の職員になりたいと言ってもらえるように、子供たちは大人の背中を見ていますし、また市民も本員たち一人一人がどんな仕事であろうが、人に見られているという自覚を持って、きちんと前を向いて歩いていくということが大事だと思います。ぜひ沖縄市の職員の皆様も日本一になる前に、とりあえず沖縄一からなりましょう。自信と誇りを持って、前を向いて真面目にやっていれば、必ずそのようになっていくと思いますので、ぜひ来年、今年のうちでこういう面白くない話は終わらせて、来年からはまた新たな年で前を向いて、明るく元気に沖縄市を引っ張っていただきたいと思います。皆さんがいるから沖縄市が回るのです。よろしくお願いします。以上で、喜友名朝彦の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で喜友名朝彦議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午後 3時00分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 3時00分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 お諮りいたします。本日はこれをもちまして延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○小浜守勝議長 御異議なしと認めます。よって本日は延会することに決定をいたしました。 次の本会議は、明日12月18日金曜日、午前10時より会議を開きます。 本日はこれをもちまして延会いたします。  延 会 (午後 3時00分)...