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12月20日-07号

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  1. 沖縄市議会 2018-12-20
    12月20日-07号


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    第399回 沖縄市議会定例会┌──────────────────────────────────────┐│                                      ││  平成30年                                ││          沖縄市議会定例会会議録                 ││  第399回                                 ││                                      ││           平成30年12月20日(木)午前10時開議          ││                                      │└──────────────────────────────────────┘              議  事  日  程   第 7 号                 平成30年12月20日(木)                  午前10時 開議第 1       一  般  質  問第 2 議案第39号 平成30年度沖縄市一般会計補正予算(第4号)     ──────────────────────────────本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件      (議事日程のとおり)     ──────────────────────────────出  席  議  員  (30名)  1 番 島 田   茂 議員    16 番 藤 山 勇 一 議員  2 番 栄野比 和 光 議員    17 番 宮 城   浩 議員  3 番 仲宗根   誠 議員    18 番 森 山 政 和 議員  4 番 嵩 元 直 萌 議員    19 番 高江洲 義 八 議員  5 番 町 田 裕 介 議員    20 番 諸見里 宏 美 議員  6 番 瑞慶山 良一郎 議員    21 番 新 屋   勝 議員  7 番 屋富祖   功 議員    22 番 小 浜 守 勝 議員  8 番 稲 嶺 隆 之 議員    23 番 大 城   隼 議員  9 番 眞榮城 健 二 議員    24 番 新 里 治 利 議員 10 番 喜友名 秀 樹 議員    25 番 高 橋   真 議員 11 番 喜友名 朝 彦 議員    26 番 阿多利   修 議員 12 番 金 城 由 美 議員    27 番 伊 佐   強 議員 13 番 小 谷 良 博 議員    28 番 桑 江 直 哉 議員 14 番 伊 禮   悟 議員    29 番 池 原 秀 明 議員 15 番 上 地   崇 議員    30 番 前 宮 美津子 議員     ──────────────────────────────欠  席  議  員  (なし)     ──────────────────────────────説明のため出席した者の職、氏名 市   長      桑 江 朝千夫    副市長      與那嶺 克 枝 副市長        仲 本 兼 明    総務部長     仲 本 兼 章 企画部長       宮 里 善 伸    水道局長     仲宗根    企画部参事兼     山 内   強    水道部長     新 里 智 昭 プロジェクト推進室長 市民部長       大 庭 隆 志    消防長      仲宗根   繁 健康福祉部長兼    上 原 三千代    教育長      比 嘉 良 憲 福祉事務所長 こどものまち     屋比久   功    教育部長     森 川 政 寿 推進部長 経済文化部長     上 里 幸 俊    指導部長兼    與那嶺   剛                       教育研究所長 建設部長       仲宗根 保 彦    教育総務課長   松 元   司 建設部参事      比 嘉 直 樹     ──────────────────────────────職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名 事務局長       平 田 嗣 巳    議事課長     中 村 厚 夫 事務局次長兼     盛 島 秀 紀    議事課長補佐   金 城 優 一 庶務課長                  兼調査係長 ○小浜守勝議長 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員数30名、全員出席でございます。 休憩いたします。  休 憩 (午前10時00分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前10時01分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 本日は、議事日程第7号により議事を進めます。 △日程第1 これより一般質問を行います。 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 皆さん、おはようございます。沖縄市議会、会派輝の仲宗根 誠であります。一般質問に入る前に所見を述べさせていただきたいと思います。前回9月定例会において、風水のお話をしましたが、今日もまたオカルトチックなお話をさせていただければと思います。皆さん、これまで生きてきて、好みなどが急に変わったことはおありでしょうか。ありますか。ありがとうございます。本員はずっと刺身とか、寿司のいわゆる光り物が苦手だったのです。今年に入りまして、試しに食べてみたら非常においしくて、今どこに行っても真っ先に食べてしまうぐらい好きになってしまいました。この話を昨日会派でしたときに、うちの会派の博識な伊禮 悟議員がいろいろ教えてくださいまして、「誠議員、これは指導霊のおかげだよ」と。指導霊というのがいらっしゃるそうです。皆さんよく守護霊というのは聞いたことがあろうかと思いますが、守護霊の中に、大丈夫ですか、議会で話をして。いいですか。続けましょうね、何かうけていますので。守護霊がたくさんいらっしゃって、その中に指導霊、いわゆる指導する霊です。というのがいらっしゃるそうです。この指導霊というのは、その人、その人の特質に合わせた指導霊がついていまして、そのサポートをすると。例えばスポーツの分野でいうと、レベルが上がっていったら指導霊もだんだん変わってくるらしいのです。伊禮 悟議員いわく、「誠議員のレベルが上がったのではないか」とおっしゃっていました。だから指導霊がかわって、好みも変わったのではないかというお話でありました。本員はそれを前向きに捉えたのですが、単純に今年、本員は40歳になったので、好みが変わったのは歳のせいなのかとちょっと冷めた目で伊禮 悟議員の話は聞いていたのですが、そこは前向きに捉えて、新しいステージに魂レベルが上がったということで、またしっかり気合を入れ直して頑張っていきたいと思います。もう少しだけ続けましょうね。そういう中で、古来より日本人は何か道徳観のもとにおいて、お天道様が見ているから悪いことをしたらだめだよとか、何といいますか、そういう霊的なものというか、神格化されたものがしっかり見ているからということで、それぞれの生活ですとか、態度ですとか、行動、それを律する。そういう道徳心が古来より育まれてきたのだと思います。そういう日本人に脈々と紡がれていった精神をしっかり大事に、この間の話と似ているのですが、常に誰かに見られているという意識を持って、襟を正して、2019年をしっかり頑張っていきたいと思います。議場の雰囲気も盛り上がってきましたので、質問事項に入らせていただきます。 一般質問通告書35ページをごらんください。質問事項1.交通安全対策についてであります。質問の要旨(1)胡屋1丁目、いわゆる旧豊年満作通り、今はごやいち通りと呼ばれておりますが、あの周辺と沖縄市役所が立地する仲宗根町の交通安全対策について伺います。①当該地区における年間の事故発生件数を伺います。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 おはようございます。 仲宗根 誠議員の一般質問にお答えいたします。 仲宗根町、胡屋1丁目の事故件数についてでございます。沖縄警察署へ確認しましたところ、平成30年1月1日から11月30日時点での回答をいただいております。仲宗根町では車両同士の事故や自損事故などの物損事故件数が55件、人身事故が6件となっており、胡屋1丁目につきましては、物損事故が42件、人身事故が6件となっております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 それでは②に行きます。前回の質問時、これは本員が議員に当選してすぐなのですが、平成22年の第341回定例会において質問をした際の答弁であります。自治会や警察と連絡をとり、改善等を検討する旨の御答弁をいただきましたが、その後どういうことがなされたのか、経過を伺います。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 安全対策としての横断歩道一時停止線「止まれ」の路面標示の設置など、引き直しにつきましては、公安委員会にて意思決定が行われ設置されます。議員御指摘の当該地域の設置状況につきましては、主要な交差点などへは既に設置されており、自治会等からの新規の設置要請等はございません。しかし、年数がたち、消失している箇所などもあり、引き直しを沖縄警察署へ要請しております。要請内容としましては、平成24年2月に胡屋自治会より、仲宗根町9番1号前交差点の横断歩道の引き直し要請があり、平成24年10月に完了しております。また平成30年5月に地域の方から雨が降ると交差点の「止まれ」路面標示が見えづらいとの連絡があり、仲宗根町28番15号付近交差点、仲宗根町7番14号付近交差点の2カ所の引き直しを沖縄警察署へ要請し、現在、沖縄警察本部へ平成30年6月8日付で上申しております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 ありがとうございます。 当該地域は先ほど御答弁いただいたように、やはり年間の事故件数も非常に多いのかという印象を受けます。本員も地域の方からよくお話を聞かされるのですが、多いときでは月に三、四回ぐらい事故があって、今まで子供がけがをするとか、そういう例がないのが不思議なぐらいということで、早目に対策をとっていただきたいという声をよく聞いております。今、御答弁にありましたように、停止線や「止まれ」標示等はあるのですが、どうしてもこの地域は外国人も住んでいらっしゃいますし、高齢者もいらっしゃいます。免許取り立ての若い方も多くいらっしゃいますので、なかなか停止線とか、「止まれ」標示に気づかない方が多いのです。こちらはもともと米軍キャンプがあって、その後返還されて区画整理というのですか、なされた地域でして、道路が碁盤目状になっているわけです。十字路が至るところにあって、そして道路の幅も余り変わらないので、どこが優先なのかがわかりづらいという声が結構ございます。そういうものを要因として事故が多いのかと思うのですが、質問の要旨(1)③停止線を標示するなど視覚に訴えるものではなくて、強制的に車を減速させる、バンプですとか、ハンプですとか、そういうものがあろうかと思いますが、それらの設置は可能かどうか、伺います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 おはようございます。仲宗根議員の一般質問にお答えいたします。 自動車を減速させる取り組みにつきましては、ハンプ等の設置や車道にポストコーン等を設置し、狭窄部、もしくは屈曲部を設ける手法等がございます。ハンプ等の設置につきましては、車両の速度を減速する効果がある一方で、周辺への騒音や救急車を含めた通過車両への負担、周辺道路の通過交通の増加等が予測されるため、地域や関係機関の御理解と御協力が必要不可欠となってまいります。しかしながら、事故が多発しているという現状もございますので、交差点ハンプや路線上へのバンプ設置等を含め、その対応について地域や関係機関とともに前向きに取り組んでいきたいと考えております。まずはすぐに実施できる交通安全対策として、薄くなった区画線の引き直しや減速を促すための路面標示について、今年度実施してまいります。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 ありがとうございました。 前向きに取り組んでいただくという御答弁で大変ありがとうございます。本当にこの地域は危険な箇所が多々ございますので、ぜひ自治会を初め、地域の方々から意見聴取等もしながら、迅速に取り組んでいただければと思います。よろしくお願いします。 それでは続きまして、質問事項2.教育行政についてであります。質問の要旨(1)小中一貫校の導入について。この件はいろんな議員が質問をされているわけですが、改めて確認の意味で質問をさせていただきます。①これまで検討されてきた越来小中一貫校について概要を伺います。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 おはようございます。仲宗根 誠議員の一般質問にお答えを申し上げます。 これまでの越来小中学校の一貫校の取り組みの概要ということでのお尋ねでございました。越来小中学校小中一貫校につきましては、平成25年度、平成26年度の2年間、文部科学省の委託を受け、調査研究が進められてきております。その中において、小中合同の運営協議会の開催、小中学校の合同の先生方の研修会、あるいはまた教育委員会の指導主事による説明など、さまざまな取り組みが、調査研究がなされてきたということでございます。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。
    仲宗根誠議員 済みません、②は省きます。 ③小中一貫校のメリットについてお聞かせください。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答えを申し上げます。 小中一貫校のメリットといたしましては、中1ギャップの緩和、あるいは軽減、系統性、連続性を意識した教育が行いやすい、あるいは上級生から下級生に対する思いやりの心、いわゆる情操の豊かさの育みがなされやすい、あるいはまた異学年の交流が進みやすい、あるいはまた教員間の情報交換や情報共有の充実などが考えられております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 それでは④小中一貫校のデメリットについてお伺いします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 小中一貫校のデメリットといたしましては、中学校の目新しさを感じにくいであるとか、小学校高学年リーダーシップや自立性が育ちにくい。あるいは人間関係が9年間で固定化しやすい。あるいは他校に転校するときに学習進路が異なっている場合、児童生徒への負担がかかる。あるいはまた教員でいうと、免許状によって中学校の先生方が小学校で授業を行う際、いわゆる中学校の先生方の授業時数がふえたりということでのデメリット等が考えられていると思います。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 ありがとうございます。 メリット、デメリット等、多々あるようですが、これまで小中一貫校という過去に、過去といいますか、お話があったのですが、本員の認識では越来地域の少なくなった子供たちという現状がある中、宮里ですとか、美里とか、あるいは東部地域の子供たちは大分ふえてマンモス校があると。そういう中でギャップを解消することも一つの目的だったと思うのですが、越来地域で特色あるブランド力を持った小中一貫校というものをつくることによって、市内全域から子供たちを集めて、そこで学ばせると。ほかのマンモス校の解消にもなるという観点もあったかと思いますが、その辺は今後どう考えられているのでしょうか。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 議員御指摘のように、当初研究指定校が入ったときには、いわゆる校区、越来小中学校の児童生徒数の減少の傾向があるということで、そういうことを取り組む中で、魅力ある学校づくりを進めながら、児童生徒数の増加というか、そういうところに寄与する。そういうことも視野に入れながらの研究だったということでは承知をしています。しかしながら、御存じのように、越来小中学校は、特に越来中学校に関してはコザ小学校からも通ってきますので、トータルして見ていかないといけない。そしてまた校区については、指導課だけではできませんので、各課と調整しながら進めていかないといけないということもあり、現状としては、我々は小中連携というところで研究を進め、また各学校において実践されているというところでございます。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 ありがとうございます。 それでは⑤小中一貫校の導入に向けて、本員としては再検討をすべきだと考えているのですが、当局の見解を改めてお聞かせください。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 現在、本市におきましては、各中学校ブロックで順次、小中連携の研究指定を行っており、小中の教職員の情報共有、あるいは小中統一した学習規律の確立、あるいは小中合同の研究授業の実施による授業力の向上など、さまざまな取り組みが展開されているところでございます。その取り組みを通して、中学校区内の小中学校で、今後、学校教育目標、あるいは目指す児童像や生徒像、それから授業づくりの共有と統一化、生徒指導に係る課題の情報共有、合同校内研修の実施、小中合同の学校運営協議会の開催、充実を進めながら、今よりも充実した小中連携を進めてまいりたいというところでございます。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 ありがとうございます。 今、小中連携というお話がございました。この件に関しては、本員のほうもしっかり勉強をさせていただいて、また次回以降、質問をさせていただきたいと思いますが、今、連携に関して一言苦言といいますか、疑問に感じていることがありまして、ある学校の学校運営協議会で本員も参加させていただいているのですが、中学校と小学校の先生方、あるいはPTAとか、地域の方が集まって運営協議会をするのですが、各小学校から報告書が上がってくるわけです。この1年間何をしてきたとか、学校の教育目標ですとか、そういう様式というのですか、おのおのばらばらなのです。だから比較もしにくいですし、あるいは中学校がリーダーシップをとって、その運営協議会を進めるのですが、小学校に、こういう流れでいくという連携がとれていなくて、小中連携という言葉とは裏腹に、その辺の連携というのはしっかりとれているのかという疑問がありましたので、これはほかの中学校区域はどうかわからないのですが、そういう傾向もあろうかと思いますので、またしっかり整理していただいて、教育委員会として、しっかりリーダーシップをとっていただければと思います。 それでは続きまして、質問事項3.まちづくりについてであります。これも越来関連になりますが、よろしくお願いいたします。質問の要旨(1)越来地域のまちづくりについてであります。①越来グスクの重要性について当局の見解を伺います。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 おはようございます。それでは仲宗根議員の御質問にお答えいたします。 越来グスクの重要性ということでございますけれども、越来グスクは海東諸国記、東の海の諸国と書きますけれども、その書物の中の1453年につくられた「琉球国之図」という地図に、数字の五に、よくは食欲の「欲」、そして城と書きまして、「ごよくぐすく」と読みますけれども、その五欲城というグスクの名称が書かれており、これが越来グスクを指すものと思われ、現在、残る資料としては最も古い記録となっております。 第一尚氏、第6代王尚泰久、第二尚氏、第2代王尚宣威が王子時代に居城したと考えられ、鬼大城、大城賢雄も越来の総地頭として居城したと考えられております。琉球国時代に編纂された「おもろそうし」にも「ごゑくもりぐすく」など、越来グスクのことが多数うたわれております。このようなことから、琉球国にとって重要なグスクであったとうかがえます。 また過去3回、越来グスク及びその周辺の発掘調査を行っておりますが、発掘調査においても、大量の陶磁器や鎧金具、銅鏡などが出土しており、出土遺物から見ても中部の重要な場所であったと考えられております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 それでは②であります。当該地域の保育園跡地の活用について、市はどういうことを考えていらっしゃるのか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 越来保育所の跡地の活用についてでございますけれども、教育委員会としましては、越来保育所跡地の、特に高台部分については地下に遺跡が残っていることから、建物などを建設することは望ましくないと考えております。そういうことで、保護していきたいと考えているところでございます。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 本員は越来という地域は、例えば那覇における首里のように、非常に重要な地域だと考えているのです。先ほど御答弁がありました尚泰久から尚宣威、それと鬼大城、あるいは百度踏揚といったいろんな偉人といいますか、そういうすばらしい先人たちがいらっしゃった地域でして、そのグスクを中心としたまちづくりというのは、今後必要になってくるのではないかと改めて思う次第なのですが、答弁にもございましたように、今後、保育園跡地を発掘調査して、保存していくというお話がありました。当然何かいろんなものが遺跡といいますか、そういうものが出てくると思うのですが、沖縄市立郷土博物館は今も出土品が多くて、展示するスペースが足りないというお話を以前から伺っております。今後また出てくるであろう出土品も含めて展示しながら、地域の歴史、それから魅力をつくっていって、それを内外に広めていく。それを核とした新しい越来のまちづくりをするためには、そういう拠点が必要だと思っているのです。 質問の要旨(1)③当該箇所、または周辺地域を活用し、郷土博物館の分館、あるいは資料展示室等の施設整備を図る必要があると本員は考えております。それにつきまして当局の見解をお聞かせください。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 越来グスクにつきましては、沖縄市の歴史を語る上で重要であると考えております。今後につきましては、当該地域は現在、住宅地の中にあることから、地元、地域の御意見を伺いながら、文化財の保護と活用のバランスを考えつつ、施設整備も含め、越来グスクをさらに広く周知できるよう検討していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 ありがとうございます。 ただいま施設整備も含めという御答弁がございました。また地域の意見も聞きながらということですが、本員がいろいろ話を聞くと、やはり地域の方々もグスクに関連した資料館というものは、ぜひ、ほしいという声をたくさん聞いておりますので、また教育委員会のほうでも改めて御確認いただければと思います。最近は沖縄県の入域観光客数も大分増加しておりまして、そういう中で、いわゆるリピーターというのですか、初めて来た方は、リゾート地に行ったり、首里城ですとか、美ら海水族館に行かれるとは思うのですが、2回目以降の方はよりディープなところを求めて観光に来るわけです。全島エイサーまつりを見てエイサーを知ったら、今度は地域の道ジュネーを見たいという流れで、沖縄県のシンボルであるリゾートを見た後は満足して、やはりもっと地域の歴史とか、観光拠点を見たいという方が数多くいらっしゃると思うのです。今はスマホなどで調べて、ディープな食堂に行ってみたり、知られざる観光スポットに行ってみたり、そういう方々がふえているのです。そういう中で、越来グスクは今後施設整備も含めて、まちづくりをしていくと、やはり子供たちに対する沖縄市の歴史を教えて、郷土愛を育む、あるいは先ほど申し上げたディープ志向な観光客がしっかりまた足を運んで、越来、沖縄市を知ってもらうという一つの施策にもなろうかと思いますので、ぜひ前向きに御検討をいただければと思います。 それでは今年「平成最後の」というフレーズがよく出ていましたが、本員も平成30年最後の一般質問になります。思い起こしてみると、昭和という激動の時代から平成に移った際に、桑江市長のお父様であります桑江朝幸氏が市長であったのです。今回また平成から新しい時代に移るに当たって、桑江朝千夫市長が現職の市長ということで、本員としては非常に運命的なものを感じる次第であります。桑江市長が掲げるくわえビジョン、アリーナを初め、だんだん形が見えてきて、市民からも本当に期待の声が寄せられております。本員も与党議員の一員として、また会派とも協力して、しっかりくわえビジョンを支えていくつもりでございますので、ぜひまた輝かしい2019年をしっかりみんなでつくっていきましょう。よろしくお願いします。 本員の一般質問をこれで終了させていただきます。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で仲宗根 誠議員の一般質問を終わります。 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 イーヤーサーサー、ナーティーチー、ありがとうございます。エイサーのまち沖縄市ということで、PRしていきたいと思いまして、フェーシを御協力ありがとうございます。この話題につなげたかったと思って、フェーシを御協力いただきました。この島の音楽を奏でよう、11月11日、コザミュージックタウンガジュマル広場前で「第7回根音ウマチー」が開催されました。「一人一人が足元にあるルーツ・宝物と再会を奏でる日。」として、地域にある音楽や芸能をもう一度見つめ直そうというコンセプトのもと、民謡や琉球古典音楽、沖縄ポップス、そしてエイサーなど、古くから伝わる沖縄の音楽や芸能を高いクオリティで披露し、多くの観客を楽しませたとございます。出演者にりんけんバンド、そして神谷幸一先生、げんちゃんこと前川守賢さん、たくさんの出演者が出演しております。本員も去年までは参加させていただく中で、今回は観客として参加させていただきました。本定例会では文化財の質疑が大変多くあるなと思いまして、本員も越来の文化財マップというものを手に入れまして、今度また質疑をさせていただきたいと思っております。文化財と文化芸能をうまくマッチングさせ、沖縄市の新たな観光につなげていきたいと本員考えております。よろしくお願いいたします。 それでは改めまして、当局の皆様、議員の皆様、傍聴席にいらっしゃる皆様、インターネットで拝見中の皆様、会派輝、議席番号23番、大城 隼でございます。よろしくお願いいたします。先ほど仲宗根 誠議員が守護霊のお話をされておりましたが、おちがなかったので、伊禮 悟議員がおっしゃっていた言葉を最後に本員がつけ加えたいと思います。守護霊の上に指導霊がいるそうです。指導霊の上に伊禮がいるということをおっしゃっておりました。しっかりおちましたので、それでは通告書に従いまして、一般質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 それでは通告書36ページ、質問事項1.(仮称)沖縄市多目的アリーナについてでございます。質問の要旨(1)アリーナ活用についてお聞かせいただきたいのですが、以前も質疑をさせていただきましたが、①今回はプレイベント開催についてお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 おはようございます。大城議員の一般質問にお答えさせていただきます。 本年8月から本体工事に着手し、2020年秋ごろの完成を目指し、アリーナの本体の建設工事を進めているところでございますが、アリーナの完成前から市民、県民、さらには1万人規模のイベントを開催するために、全国の方にも本市のアリーナを知っていただくことが重要であり、まち全体として、アリーナを盛り上げていくことは重要なことであると考えております。そのような中、2017年度には経済産業省やスポーツ庁、日本トップリーグ連携機構、県内コンサート業界等も含めたシンポジウムの開催を行い、さらには千葉県の幕張メッセでイベント総合エキスポに本市アリーナのブースを設けるなど、県内外にPRをしてきたところでございます。今後プレイベントにつきましては、まち全体の機運を盛り上げるために、関係部署とも連携を図りながら検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 ありがとうございました。 本員がプレイベントなどの質問をさせていただいておりますのは、こちらにございます東京オリンピック2020年、パラリンピックも同時開催でございますが、「今から始めよう!みんなでつくる東京2020」ということで、1,000日前にちなんだイベントやキャンペーンを御紹介するということで、リーフレットなども使って、都民向けのイベントを行っております。日本橋の中央通りに舞台を設置し、1,000日前のイベントを開催し、「見て楽しい、参加して楽しいイベント」と書かれております。これは2017年に行われておりますので、1,000日前でございますが、「参加して楽しい」という部分がございます。その点も踏まえて再質問させていただきます。沖縄市多目的アリーナも市民参加型、機運を盛り上げていくイベントは可能かお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 沖縄市多目的アリーナは本市のランドマークとして整備をさせていただいていることから、イベントには多くの市民が参加し、県外、国外へと行くときには本市には誇れるアリーナがあると思っていただけるような施設にしていくことは重要なことだと考えております。市民参加も含め、アリーナの機運を高めていけるようなイベント等につきましては、関係部署と連携を図りながら取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 ありがとうございます。 しっかりと取り組んでいただきたいと思っております。またここでも大会までのスケジュールということで、大会マスコットの発表、そしてチケットの販売開始、聖火リレールート発表、聖火リレーとか、東京2020大会開催というふうにしっかりとタイムスケジュールが出ている中で、2020年に向かっているオリンピックでございます。アリーナもしっかりとタイムスケジュールを立てて、市民、そしてまた県民の機運が盛り上がるように取り組んでいただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。その中で再質問でございます。②いつまでに正式なタイムスケジュールを出せるか、お聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 現段階で具体的なスケジュールとしてはお示しすることはまだできませんが、今定例会においてアリーナ条例を御提案させていただいているところでございます。まずは早い段階で指定管理者の公募、選定、議会への提案等を進めさせていただき、そういうノウハウを持っている指定管理者の意見も踏まえながら、タイムスケジュール等を作成していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 ありがとうございました。 アリーナ条例も早目に制定していただき、早目に指定管理も決めていただき、1年前、100日前と機運が盛り上がっていけるように、市民参加型のイベントを期待しております。よろしくお願いいたします。どうもありがとうございます。 続きまして、質問事項2.沖縄市大使についてでございます。質問の要旨(1)ちゃんぷるー沖縄市大使についてお聞かせください。①本市のPR取り組みについてお聞かせください。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 おはようございます。 大城 隼議員の一般質問にお答えをいたします。 ちゃんぷるー沖縄市大使は、本市にゆかりのある方をちゃんぷるー沖縄市大使に任命をし、本市が有する魅力ある文化、スポーツ、産業等を広く発信し、イメージアップ等を図ることを目的としており、平成30年11月に就任いただきましたミュージシャンのISSAさんを含む12人の方々に就任をしていただいているところでございます。本市のPRについてでございますが、大使就任の際、広報紙や新聞等のメディアを通して広くPRをしているところでございます。また大使就任後はちゃんぷるー沖縄市大使の方々に大使の名刺をお渡しするとともに、毎月広報紙を郵送し、本市の情報を提供するとともに、沖縄全島エイサーまつりや新年祝賀会等のイベントに来賓として御招待をして、大使の方が本市をPRしやすいようにする取り組みを行っているところでございます。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 ありがとうございました。 最近でいいますと、12番目にISSAさんがちゃんぷるー沖縄市大使になられました。その中で12人の名前を本員も拝見させていただきましたが、沖縄の芸能をなさっている方はいらっしゃるのですが、民謡関係者とか、沖縄民謡の方々がいなかったのですが、そういう意味では沖縄民謡の方々も大使に就任は可能か、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 お答えをいたします。 本市が有する魅力を広く発信していただける方を沖縄市大使として任命をしておりますので、沖縄民謡の方も就任することは可能だと考えております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 ありがとうございました。 本員からもまた御提案させていただきますので、よろしくお願いいたします。 それでは続きまして、質問の要旨(1)②今後の方向性取り組みについてお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 お答えをいたします。 本市が有する魅力ある文化、スポーツ、産業等を広く発信するため、本市にゆかりのある方を適時、大使として就任をしていただき、今後も市のPRに努めてまいりたいと考えております。また任命後につきましては、関連部署と調整をして、その活用について検討を進めてまいります。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 御答弁ありがとうございました。 しっかりとPRしていただき、任命後もしっかりと皆さんが沖縄市をPRできるよう、当局も一緒になって盛り上げていただきたいと思います。要望がございます。話題の人を任命し、PRするだけではなく、任命した後、活用もしっかりと考え、沖縄市のPRにつなげていただきたいと思います。また本員も一緒になって、この沖縄市ちゃんぷるー大使を盛り上げていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。 それでは質問事項3.市制45周年について質問させていただきます。質問の要旨(1)沖縄市市制施行45周年についてでございます。来年でございます、平成31年はコザ市と美里村が合併し、沖縄市が誕生してから45年になります。①市制45周年記念イベントをする計画などはありますか、お聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 大城議員の御質問にお答えをいたします。 現在、市制施行45周年を記念する式典等の開催や、広く市民の方々に市制施行45周年をお知らせする報告やイベント等について検討を進めているところでございます。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 ありがとうございました。 本員も15年前、沖縄市市制施行30周年記念のときに、あしびなーのほうでファッションショーなどを企画し、演出させていただきました。そういう部分も踏まえまして、沖縄市がより盛り上がるよう45周年、5年後の50周年を盛り上げていただけるよう本員も要望させていただきます。また先ほどのちゃんぷるー沖縄市大使の皆さんを新たに任命し、その芸をお披露目していただくという意味でも、45周年の場でしていただけたらと考えております。よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。 それでは質問事項4.基本構想についてでございます。本員がこの質問をさせていただきますのは、都市像、「未来に輝き 世界にはばたく こどものまち」とございます。世界に羽ばたく子供たちが沖縄市からたくさん出てほしいという思いの中で質問させていただきますが、その文の中で、地球の未来は子供たちの手の中にありますとございます。ということは、子供たちの未来は私たち大人の責任ある行動が必要だと本員も考えております。その点も踏まえまして、質問をさせていただきます。質問の要旨(1)基本構想、都市像2について。①「未来に輝き 世界にはばたく こどものまち」について伺います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 おはようございます。大城議員の一般質問にお答えいたします。 第4次沖縄市総合計画都市像2「未来に輝き 世界にはばたく 子どものまち」につきましては、子供たち一人一人が可能性を思い描き、果敢にみずから挑戦していく気概や感性で、生まれ育った地域、文化はもとより、地球規模で活躍する志を宿し、それぞれの個性と情熱で主体的に未来のステージを切り開いていく。それをまちが全力で応援していく。未来を託す子供たちの健やかな成長と絶えない笑顔、安心して子育てができる環境など、子供たちの夢と希望が輝くこどものまちを目指す、このような思いが込められております。次に、基本的な施策の方向として、子供たちが家庭や地域で安心して育まれ、心豊かに伸び伸びと成長し、学びを通して自分らしさを大切にしながら、個人の能力を伸ばすとともに、地域の文化、風土の継承や新たな体験と発見を通して、豊かな感性や想像力を育んでいきます。また子供を安心して産み育て、学校や家庭、地域など、まち全体で子供たちを見守り、支えるとともに、子供たちの声に耳を傾け応えるまちを目指します。実現に向け、各部局が連携し、各種施策を展開しております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 企画部長、どうもありがとうございました。 地球規模、世界レベル、世界水準の子供たちが、学力もそうですが、体力、スポーツを通しても世界基準、世界レベルの子供たちがこの沖縄市から出てきてほしいと本員も考えております。こどものまち宣言をして10年、これからの5年、10年先も見据えたこどものまちをしっかりと取り組んでいってほしいと考えております。よろしくお願いいたします。 その点を踏まえまして、質問事項5.こどものまちについて質問させていただきます。質問の要旨(1)全庁的なこどもの取り組みについて、各部に取り組みを聞きたいと思います。①こどものまち推進部の見解をお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 おはようございます。大城 隼議員の一般質問にお答えいたします。 こどものまち推進部では、子供たちの主体的な活動を応援し、子供たちが夢に向かって元気にたくましく育つ環境をつくることを基本理念とするこどものまち宣言の具現化を目指し、各種事業を展開しているところです。まず子供たちの主体的な活動を応援する施策としては、まちづくりに参画する場として、こども議会を開催し、地域に関する学習を踏まえたみずからの意見表明を通して、未来を担う人材の育成に取り組んでおります。 次に子育て支援策として、多様な保育サービスの提供、母子保健推進員、子ども医療費助成の充実、ひとり親家庭への支援、児童扶養手当や児童手当等の支給、要保護児童対策、発達の気になる子の支援、子供の居場所づくり、児童館の整備運営、放課後児童クラブの充実、予防接種の勧奨などを推進しております。さらに幼児期の教育が生涯にわたる人格形成の基礎となることから、遊びや学び、人との触れ合いを通して、生きる力を培い、個性や能力が生かされるよう、幼稚園、家庭、地域等が一体となった幼児教育の推進に努めているところです。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 続きまして、質問の要旨(1)②教育委員会の取り組みをお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 それでは大城 隼議員の御質問にお答えいたします。 全庁的な子供の取り組みということで、教育委員会、主に指導部に関するところで御答弁をさせていただきます。教育委員会といたしましては、市の総合計画に基づき、教育振興基本計画において、基本理念、こども一人ひとりのきらりと光る力を大切に育む沖縄市の教育の実現に向け、本市の子供たちが未来に向かって主体的に大きく羽ばたいていくことができるよう、学校、家庭、地域が一体となった取り組みや連携が重要であると認識しております。学校教育においては、子供一人一人がその能力を最大限に発揮できるよう、学力向上支援事業などを初めとした施策を通し、確かな学力の育成、また児童生徒支援事業を通して、豊かな人間性及び健やかな体の育成などの施策の充実を図ってまいりたいと考えております。そのためには教育委員会とこどものまち推進部など、関係部署がそれぞれ関連する施策について共有し、取り組んでいくことが極めて大切だと考えております。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 それでは大城議員の御質問にお答えいたします。 私からは教育部の立場から御答弁させていただきます。これからの社会を担う子供の輝かしい未来が、本人の努力以前に閉ざされることなく、子供一人一人がみずからの夢と志に向かって個性を発揮し、自信を持ってみずからの未来をみずからの手で切り開いていけるよう環境を整えていく必要がございます。そのため指導部長の答弁のとおり、学校教育における取り組みはもとより、社会教育の観点から子供の豊かな感性と創造性を育むとともに、スポーツへの関心や活動を高められるよう、関係部署との連携をとりながら、本市にある資源、例えばさまざまなスポーツで活用される体育施設、豊かな感性と創造性を育む図書館や沖縄こどもの国など、最大限に有効活用しまして、今後とも各種施策を推進してまいります。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 続きまして、質問の要旨(1)③経済文化部の取り組みをお聞かせください。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 おはようございます。それでは大城議員の一般質問にお答えいたします。 経済文化部の取り組みといたしましては、若年者就労等支援事業におけるキャリア教育の一つとして、小・中・高校生を対象とした職業人講話のほか、就労意識の向上を目的に、小中学生を対象とした職場体験イベントなどを実施しております。また児童が主体となって参加する文化芸術活動の支援や市内小中学校を対象に、FC琉球によるサッカースクールの開催や選手たちによるミニ講話などを実施しており、引き続き経済文化部としても関連部署と連携しながら取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 ありがとうございました。 教育委員会、そして経済文化部、こどものまち推進部の皆さんどうもありがとうございます。本員がこの質問をさせていただいた理由の一つに、少し紹介させていただきたいものがございます。12月8日土曜日でございます。浦添市ANA SPORTS PARK浦添にて、第1回プロ野球沖縄県人会ベースボールフェスというのが開催されました。沖縄県出身の現役プロ野球選手と県内で活動する子供たちをつなぐを目的として、プロ野球選手という夢をかなえた県出身の選手とともに、県民や子供たちが大きな希望を抱く場として、第1回目が開催されました。野球教室とトークショーが行われております。そういう部分で、本員が今回の質問で考えた部分がございます。こどものまち推進部に関しては、またトークショーなどで、いろいろ子供たちの企画をしていただき、子供たちが夢に近づける企画などを通していただきたい。そして経済文化部に関しましては、プロ野球選手を通して、観光などにつなげ、子供たちがプロ野球選手になりたい、またプロの選手になっていきたいという取り組みをやってほしいという思いの中で、経済文化部の皆さんにも質問をさせていただきました。そして教育委員会の皆さんには、施設などを提供していただき、子供たちにより一層、スポーツを通して体、また心を育てていただきたいという思いの中で、所管はばらばらだとは思うのですが、子供のこととしてしっかりと取り組んでいただきたい、マッチングしていただきたいという部分で、子供たちの取り組みに関しては、全庁的に皆さんで情報を共有し、横のつながりを強化して取り組んでいってほしいという思いの中で、今回質問をさせていただきました。また、このプロ野球沖縄県人会が沖縄市でも開催できることを願っております。そういうことも踏まえて、再質問をさせていただきます。こどものまちについて、全庁的に各部横のつながりがとれるか、再質問させていただきます。與那嶺副市長、よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 與那嶺副市長。 ◎與那嶺克枝副市長 大城 隼議員の質問にお答えいたします。 こどものまちとして、全庁的な子供の取り組みについてお答えさせていただきます。本市は未来に輝き 世界にはばたく こどものまちの実現を目指しております。子供一人一人の個性を大切にしながら、子育てしやすい環境づくりを進めていくことは非常に重要であり、特に力を入れて取り組むべき政策課題でございます。今後も子供たちが沖縄市に誇りを持ち、笑顔で健やかに成長することを応援するために、こどものまち宣言の理念を全庁的に共有し、各部署との連携を図りながら、なお一層、こどものまちを積極的に推進してまいります。ただいま数々の提言もございましたので、しっかり参考にさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 與那嶺克枝副市長、初の答弁どうもありがとうございます。感謝申し上げます。 沖縄市こどものまち推進アクションプログラムの中で、子供に関する各種個別計画等に関しては、連携を図り、こどものまちを推進すると書かれております。横の連携をしっかりとっていただき、こどものまち沖縄市をこれからも沖縄市から全国へと発信していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。 それでは続きまして、質問事項6.教育行政についてお聞かせいただきたいと思います。質問の要旨(1)社会教育について。①沖縄市における具体的な取り組みをお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 それではお答えいたします。 教育委員会の社会教育に関する主な取り組みといたしましては、地域と学校が連携・協働し、地域全体で子供たちの成長を支え、地域を創生する地域学校協働活動推進事業がございます。地域の皆様の御協力のもと、登下校の安全見守りや読み聞かせ、校内の環境整備などが行われておりますことに対し、日ごろより感謝申し上げるところでございます。地域学校協働活動推進事業では、地域により特色のある活動が展開されております。まず環境整備に関する取り組みとしましては、安慶田中学校では水辺の生き物などの観察ができるビオトープを整備しており、コザ小学校では校内の空きスペースを活用し、地域の方々に農園を整備してもらい、子供たちがキャベツや小松菜、ゴボウなどの栽培を行っております。学習支援に関する取り組みとしましては、美東中学校では大学生のボランティアによる毎週土曜日の数学指導を行う活動が10年以上にわたり行われております。また美原小学校では地域在住の助産師の方を講師に迎え、小学校5年生を対象に、命の授業を行っております。山内中学校ではPTAのOBや校区内の自治会長等で構成されるやまむむ会により、教室に入れない生徒を対象に、キャンプ体験を11月に行っております。その他の校区につきましても、地域の方々がさまざまな分野について学校に対し、地域学校協働活動を通して、社会教育活動を行っているところでございます。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 教育部長、ありがとうございました。 すばらしい取り組みが各地域、いろいろ行われております。また本員が気になったのはコザ小学校の野菜菜園で、キャベツ、ゴボウ、もう1個は何でしたか、小松菜等、大変わくわくするような、うきうきするようなものでございました。また美原小学校では命の授業を地域の方が行っているということでございます。美東中学校、大学生のボランティアとして、数学を指導し、10年になるということもございます。また本員の地元、安慶田中学校ではビオトープが行われているのが、本員は地元にあるものは当たり前というふうに何か感じている部分がありまして、こういう地域の取り組みを本員もしていく中で、ほかの地域の取り組みも知りたいということで、今回この質問をさせていただきました。ありがとうございます。その中で、しっかりと学校は地域に開かれておりますが、学校からも地域にお訪ねできるような取り組みが必要かと本員は思っておりまして、ここでちょっと読ませていただきます。沖縄県教育庁義務教育課学力向上推進室の主任指導主事の方が書かれたものをちょっと読ませていただきます。「社会に開かれた教育課程、これからの時代に求められる教育を実現していくためには、よりよい学校教育を通して、よりよい社会をつくるという理念を学校と社会が共有し、学校と社会が連携し、協働して、その実現を図っていくことという、社会に開かれた教育課程の実現が重要である」と書かれております。学校だけに地域の方を入れ込むことではなく、学校からも地域に出て行って、地域の行事などに参加し、地域と一緒になって学校をつくっていくことも本員は大事かと考えております。その辺に関しまして、再質問させていただきます。学校が地域、社会に出ていくことは可能か、お聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎森川政寿教育部長 お答えいたします。 市内の小中学校では平成26年度から24校全てに学校運営協議会が設置されております。それによりコミュニティスクールを実施しているところでございます。学校運営協議会の中で、学校から地域への取り組みについては、学校と地域、保護者の皆様が話し合っていただき、必要な支援については教育委員会が行いたいと考えているところでございます。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 よろしくお願いいたします。コミュニティスクールは本員も参加しておりましたが、しっかりと地域、学校、また家庭が一体となって、学校教育、沖縄市の教育に取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午前11時05分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前11時16分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 続いての質問をさせていただきます。 質問事項7.学校教育についてでございます。質問の要旨(1)小学校での芸術・音楽鑑賞会について質問をさせていただきますが、ここで少し御紹介したいものがございます。本員は安慶田中学校の出身でございますが、安慶田中学校の後輩になるということで、大変うれしく思っております。来年、東京の帝国劇場にてミュージカル「レ・ミゼラブル」ということで、キャストに後輩でございます屋比久知奈さんが決まったということで、そうそうたるメンバーの中でミュージカルに出演するということで、本員はこういう部分も踏まえて、今度の質問をさせていただきます。来年4月、5月とありますので、本員も調整して行きたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは小学校での芸術・音楽鑑賞会について。①目的・内容・現状取り組みについてお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 大城 隼議員の一般質問にお答えします。 冒頭本市の出身の子供の活躍の紹介、ありがとうございます。まず小学校での芸術及び音楽鑑賞の目的等ということについてでございますが、小学校で行われている芸術・音楽鑑賞会の目的は、優れた演劇や音楽を鑑賞することにより、演劇や音楽のよさ、あるいは楽しさを味わい、豊かな情操を養うことがその目的であると理解しております。内容につきましては、演劇鑑賞を行った学校が5校、音楽鑑賞を行った学校が7校、そのほかが3校、実施できなかった学校が1校との報告を受けております。内容につきましては、演劇鑑賞を行った学校の中で、「オズの魔法使い」「ジャングルブック」などが鑑賞されたと。あるいは音楽鑑賞を行った学校ではアフリカの音楽、世界の音楽などがありました。またそのほかといたしまして、落語を鑑賞した学校もあるという報告がなされております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 ありがとうございました。 小学校時代に知奈さんもこういう形で芸術・音楽に触れて、今があるのかと本員も思っております。今、答弁の中で、実施されていないというところがございました。そしてもらっている資料の中で、無料という部分も書かれております。その点について再質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 実施ができなかったという学校について確認をしたところ、国が行っているコミュニケーション能力向上事業というのがございまして、演劇を児童に体験させるという取り組みを通して、児童の豊かな情操を養うことができるとの判断において、鑑賞ではなくて、体験というところで実施をさせていただいたというところでございます。また1校無料で実施ができたということについてですが、これも当該校に確認をしたところ、学校長のお知り合いの方がおられまして、その御厚意で無料で音楽鑑賞会が実施できたということでの報告が上がってきております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 ありがとうございます。 学校長のつながりで、こういう形で短期大学、音大の方々に来ていただいているというのは大変うれしく思います。そういう形で、皆さん先生方もしっかりとつながりで、こういう形で無料で、ほかの皆さんは金額を徴収して行っておりますので、無料でもできるもの、芸術、音楽をしっかりと子供たちにお届けできるようにしていただきたいと思っております。ここで先ほど落語というものが出てきた中で、これも議長に許可を得て、パネルを準備させていただきます。ちょっと小さいのでございますが、落語を見た小学2年生男子の感想文よりとあります。ちょっと読みたいと思います。「生まれて一番楽しかったです。一番すごくすごく楽しくて、一番笑いました。すごくいっぱい楽しいし、おもしろかったです。僕が生きていて、いいなと思いました」とございます。市長、僕が生きていてよかったなと小学2年生ながらに感想文を書いているものを、本員これを見たときに、パネルにして皆さんにお届けしたいと思いました。沖縄市の子供たちにより一層、芸術、文化のよさを伝えて、世界に羽ばたく子供たちにしていただきたいという部分も踏まえて、今回この質問をさせていただきました。その中で、教育委員会としての今後の見解をお聞かせください。よろしくお願いいたします。
    小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答えを申し上げます。 表現及び鑑賞の活動を通して、音楽的な見方や、あるいは考え方、あるいは生活や社会の中で音楽、あるいは演劇などと豊かにかかわることはとても大切であるとされております。それを具体的に進める手段として、芸術鑑賞会、あるいは音楽鑑賞会は有効な手立てであり、また学校行事の一つであると捉えているところでございます。本市といたしましては、特に具体的に、先ほどの答弁でもありましたが、演劇であるとか、器楽であるとか、あるいは落語、また組踊りなどの郷土の伝統芸能に関するさまざまな内容があると承知しておりますので、本市児童生徒にとってどのような内容がふさわしいのか、よりよい芸術鑑賞会、あるいは音楽鑑賞会ができるよう学校を支援してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 ありがとうございました。 ここで要望がございます。こちらの巡回公演事業のパンフレットの中にございます、普段授業などで使っている体育館が工夫次第ですばらしい舞台へと変わっていく様子を体感することができるとございます。舞台づくりを一緒に行い、授業の一環として、子供たちに舞台づくりからまた上映を見る場も一緒につくっていくことで、喜びにつながっていくと考えておりますので、その辺も授業に取り組んでいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。また組踊りと出ました、玉城朝薫、組踊りをつくって来年300年となるそうです。そういう部分で、組踊りもしっかり沖縄市の子供たちに伝えながら、沖縄の伝統文化、芸能のよさを伝えていってほしいと思っております。よろしくお願いいたします。ありがとうございます。 それでは続きまして、質問事項8.水辺公園についてでございます。こちらに広報おきなわ11月号がございます。水辺公園の越来城下町まつりの写真、これは越来長生会の皆さんが踊っている姿でございます。本員も司会を務めさせていただいております。その部分で質問させていただきます。質問の要旨(1)越来城水辺公園についてでございます。①現状・課題等について伺います。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 おはようございます。大城議員の一般質問にお答えします。 越来城水辺公園は、平成20年の供用開始以来、親水公園としてウオーキングや地域交流の場、さらには毎年10月に開催される越来城下町まつりなど、多くの市民に利用されております。当該公園における課題としましては、公園内の駐車場において、張芝の上に敷設された緑化パネルの経年劣化によって窪みが生じ、降雨後、水がたまる状況がございます。また園路の一部では園路灯がないことから、夜間のウオーキングなどで薄暗く歩きづらい状況となっております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 夜間のウオーキング、本員もたまに行ってみますが、ウオーキングをされている方々もいらっしゃいます。夜になると一部暗い場所がございます。薄暗く歩きづらい、そして駐車場もデコボコしているということも踏まえまして、②今後の整備・取り組みについてお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 駐車場の水たまりの解消に向けては、既に応急的な対応として、窪んだ部分に砕石を敷き詰め、均一にならしておりますが、抜本的には既存の緑化パネルの改修を行う必要があることから、予算措置を行い取り組んでまいります。また園路が暗い箇所においては、越来城下町まつりで利用する既存のステージ照明が活用できないかなど、地域との協議を進めてまいります。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 どうもありがとうございます。 この答弁の中にもございました応急的にということで、10月の一般質問を終えて、建築・公園課のほうに相談に行ったら、もうすぐこういう形で応急対応していただいたということでございます。ありがとうございます。また照明に関しては、越来城下町まつりでスポットライトになるようなのがございます。それをまた利用してやっていただけるということで、お願いいたします。 それでは続きまして、質問の要旨(1)③モニュメント設置は可能かという部分でございますが、平成25年度に国土交通大臣より、手づくり郷土賞をいただいております。そういう部分で、市民の皆さんがこういう賞をもらっているという部分も踏まえて、ウオーキングして楽しいモニュメントができないかをお聞かせいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 手づくり郷土賞はこれまでの越来城下町まつりを初めとした地域イベントはもとより、水害を乗り越えてふるさとの川への思いが整備に生かされたこと、地元の皆様が清掃活動に積極的に関与したことが評価され、越来城下町まつり実行委員会と本市が受賞しております。現在、その受賞の際いただいた認定証と盾は、秘書課前待合ロビーに展示されておりますが、公園内に受賞プレートの設置を望む声があることから、実行委員会の皆様と設置に向け検討してまいります。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 ありがとうございます。 受賞プレートで構いませんので、プレートを設置して、市民により一層愛される公園にしていただけたらと思っております。よろしくお願いいたします。 一連の一般質問を終えて、最後に越来地域の質問をさせていただきましたが、会派でも、先ほどから出ておりますが、本員も越来地域は大変重要な場所だと考えておりまして、文化財におきましてもこれだけ、教育委員会が出しているマップではございますが、そういう部分も次の本員の質問とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。それで少し御報告というか、挨拶をさせていただきたいと思います。昨日、会派輝の6名で、沖縄市産業交流センターにて議会報告会をさせていただきました。たくさんの方々、また市長、副市長、副市長も二人に来ていただいて、水道局長も来ていただきました。また議長も来ていただき、大変うれしく思います。しっかりと沖縄市を盛り上げていけるよう会派輝、昨日議会報告会をさせていただきました。しっかりと皆様とまた沖縄市議団と一緒になって沖縄市を盛り上げていきたいと本員は思っておりますので、これをもちまして、本員の平成30年の一般質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で大城 隼議員の一般質問を終わります。 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ。ワンネー、会派群ヌ桑江直哉ヤイビーン、ユタサルグトゥ、ウニゲーサビラ。いつもながら早速ではございますが、一般質問通告書に従いまして、進めてまいります。 一般質問通告書の37ページです。質問事項1.教育行政についてです。質問の要旨(1)不登校について。①不登校の過去5年の推移についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 こんにちは。桑江直哉議員の一般質問にお答えを申し上げます。 過去5年間の不登校の推移ということでございます。平成25年度から御答弁を申し上げます。平成25年度の不登校児童生徒の数は、小学生49人、中学生176人、合計225人。平成26年度小学生が81人、中学生211人、合計292人。平成27年度小学生62人、中学生225人、合計287人。平成28年度小学生69人、中学生198人、合計267人。昨年度、平成29年度小学生89人、中学生218人の合計307人という推移になってございます。 ○小浜守勝議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 ありがとうございます。 小学生の不登校の数、平成25年度49人、平成29年度89人と40人増加していることがわかりました。また中学生の不登校は平成25年が176人、平成29年が218人と42人増加しております。82人の増となっております。 それでは次の質問です。質問の要旨(1)②不登校の原因は何かお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答えを申し上げます。 要因につきましては、小学校におきましては家庭にかかる状況、それから複合型と申しますが、理由が2つ以上合わさっているケース、あるいは不安などによる情緒的な困難、これまで心因性と呼んでおりましたが、そういう状態が多いと。中学校においては、不安などによる情緒的な困難、いわゆるこれまでの心因性と呼ばれる場合や、小学校同様理由が2つ以上複合的にあるもの、あるいはまた無気力などが主たる要因というふうに分析をしているところでございます。 ○小浜守勝議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 ありがとうございます。 不登校の原因についてお聞きいたしました。平成29年度の累計です。小学生で一番多いのが家庭の問題、2番目が複合、2つ以上ということです。3番目が不安、情緒的混乱、心因性、精神的な部分です。中学生が不安、情緒的混乱、心因性、精神的な部分での不登校が一番多いと。2番目が複合という2つ以上。多分この複合の中には精神的なこういう不安、情緒的混乱も入っていますよね。3番目が無気力とのことでした。ありがとうございます。 続きまして、質問の要旨(1)③不登校の生徒への対応についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答えを申し上げます。 不登校児童生徒の対応については、状況が個々必ず一致はしておりませんので、いわゆる個別指導、個々の対応が大事になってくると考えております。そのことを踏まえ、学校においては児童生徒、その保護者の面談や相談を行いながら、多少なりとも登校ができる場合は別室登校を認めながら、支援をしているというところでございます。また学校に来ることに対して、時間がかかる、あるいはなかなか向かないという場合においては、教育研究所のすだち学級、あるいは委託先のホップステップクラブやゆめさきへの入居によって支援を行っているところでございます。 ○小浜守勝議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 ありがとうございます。 今の不登校については、次の香害、香りの害について関連するので質問しました。そのまま次の質問事項2.に移らせていただきます。 質問事項2.公害・環境行政についてです。質問の要旨(1)香害(化学物質過敏症)についてです。①香害とは何かお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 桑江直哉議員の御質問にお答えいたします。 香害については、国のほうでも明確な規定はなく、いまだ不明な点が多いとされていることから、化学物質過敏症について回答いたします。化学物質過敏症は環境の中の化学物質に大量に曝露されたり、微量でも繰り返し曝露されると発症するとされておりますが、病態や発症メカニズム等、未解明な部分も多く、科学的知見を基盤とした実態はよくわかっていないとされております。近年では消費者センターに香りの害として、柔軟仕上げ剤に関する相談の事例があることを確認しております。 ○小浜守勝議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 ありがとうございます。 消費者センター、これは国民生活センターと一緒ですか、済みません。先ほど答弁でもあったように、消費者センター、独立行政法人国民生活センターは、2012年に柔軟仕上げ剤による体調不良の相談件数が増加傾向にあるということで、2013年に柔軟仕上げ剤のにおいに関する情報提供という異例の報道発表を行ったそうです。その4年前、2008年、ちょうど今から10年前になりますけれども、アメリカの柔軟仕上げ剤Downyが日本国内で人気になったそうです。その人気に追随して国内の大手3社も香りを強調した商品を出し、2013年には香りづけだけを目的とした商品も出るなど、香りブームとなったようです。同時期に、におい、体臭を過度に気にする風潮が広がり、除菌消臭スプレーなどの販売が急増したそうです。日本経済新聞2016年7月5日付によると、柔軟剤業界全体の売り上げが、この人口が減る中でふえ続けているそうです。2009年750億円だったものが、2015年に1,130億円と6年間で1.5倍になったという報道があったそうです。確かに言われてみると近年、テレビの宣伝では香りや除菌をやたらと強調する商品が目立つようになったと感じております。議長より、議場への持ち込みの了解が得られましたので、御紹介いたします。こういう本が実は出ています。これは日本消費者連盟作成発行の「香害110番~香りの洪水が体を蝕む~」という、2018年3月10日に出たものです。まだ新しい。まさしく「香害」という本も出ております。そのままのタイトルですね、岡田幹治さんという方が2017年4月27日に発刊しております。今回これらの本からも参考、または引用させていただいております。よろしくお願いいたします。本員も香りの害と書いて、「香害」という言葉があることすら知りませんでした。香害とインターネットにて検索しますと、シャボン玉石けんが大々的に社を挙げて、この香害についてPRをしております。また動画もテレビ報道等、多数見受けられ、本員は知らなかったものですから、こんなに香害というものが今、注目されつつあることは知りませんでした。次の質問に入る前に、国立病院機構の盛岡病院の化学物質過敏症・環境アレルギー外来を担当する水城まさみ副院長の著書によると、テレビCMで香りつき商品の宣伝がふえるのと並行して、芳香柔軟剤が原因で体調不良を訴える患者が急増したと、同病院のクリーンエアという外来だよりに書いていたそうです。そこで次の質問にまいります。 質問の要旨(1)②香害(化学物質過敏症)を受けるとどういう症状があらわれるのか、お伺いします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 国のほうでも香害についての明確な規定はなく、いまだ不明な点が多いとされておりますが、一般的な化学物質過敏症の症状としましては、目のかすみ、鼻水、耳鳴り、湿疹等、人によってあらわれる症状が異なり、健康な方であれば許容できる極めて微量な化学物質との接触により、広範囲な症状があらわれるとされております。 ○小浜守勝議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 ありがとうございます。 わずかな化学物質でも取り込むと全身にさまざまな症状が出る病気で、日本では2009年に病名として登録されたそうです。一度に多量の化学物質を取り込んだり、少量でも長期にわたって取り込み続けたりすることによって、その人の許容量を超えたときに、体の反応として発症するそうです。一旦過敏症を獲得すると、その後はさまざまな物質に強い反応が出るようになり、化学物質だけでなく、自然の物質にも反応する人もいるそうです。化学物質過敏症、その特徴として、ごく微量、1,000分の1PPB、10億分の1以下の容量で発症するそうです。症状が実に多種多様、さまざまな器官に出ること。個人差が極めて大きいことも特徴だそうです。症状について答弁にもありましたが、先ほど紹介しました本に症状が器官別にありましたので、御紹介させてください。皆様もこれから紹介する症状に身に覚えがないか確認していただければと思います。まず目です。かすみ、ちかちかする、涙が出やすい、痒い。鼻においては鼻水が出る、詰まる、痒い、鼻血が出る。耳においては、耳鳴りがする、痛い、聞こえにくい。口や喉に関しては、渇く、よだれが出る、喉が痛い、声がかすれる。消化器に関しましては、下痢や便秘を起こす、吐き気がする、お腹が張る。腎臓、泌尿器においては、トイレが近くなる、尿がうまく出ない、性衝動が低下する。呼吸器、循環器においては咳やくしゃみが出る、喘息を起こす、脈が速くなる。皮膚においては、湿疹、じんましん、痒み、汗の量が多くなる。筋肉、関節においては、筋肉が痛む、骨や首がこる、関節が痛む。産婦人科関連においては、のぼせる、手足が冷える、生理不順。精神、神経においては、頭痛がする、うつ状態になる、記憶力や思考力が低下するなどの症状があるそうです。本員も症状があまりにも多すぎて、思い当たるのもたくさんあるのですが、大量過ぎて化学物質過敏症なのか、風邪やその他の症状なのかわかりづらく、だから患者さんは症状に応じて、眼科、耳鼻科、内科、婦人科などを受診しますが、原因がわからず、風邪や更年期障害とされたり、気のせいとされることもあるそうです。男女比で見ると3対7で女性に発症者が多いようです。特に子供は自分の症状をうまく説明できないので、化学物質過敏症であるかどうかを判断することは難しいようです。子供は体調不良だけでなく、興奮しやすくなる、粗暴になるなど、行動に異常としてあらわれるそうです。化学物質過敏症について理解していない医師も多いらしく、化学物質過敏症は心の病、精神疾患と考える医者もいるそうです。また化学物質過敏症を診断、受診できる病院は全国的にも少なく、沖縄にはないそうです。だから化学物質過敏症になると、本人も原因がわからず、誰からも理解が得られず、孤立する方が多いそうです。 続きまして、質問の要旨(1)③香りに対する苦情や化学物質過敏症での健康被害、市民からの訴えがあるか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 香害については、明確な規定がないため、香りについての苦情と思われる件数も含め、悪臭に対する苦情の件数を御回答いたします。平成30年度は11月末現在で36件、平成29年度で39件の相談がございました。そのうち香りについての苦情と思われる件数は、コインランドリーからのにおいについての1件となっております。香害については明確な規定がなく、化学物質過敏症についても人によってあらわれる症状が異なります。健康な方であれば影響のない極めて微量な化学物質との接触により、広範囲な症状があらわれるとされていることから、化学物質過敏症での健康被害は把握はしておりません。 ○小浜守勝議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 答弁にコインランドリーからのにおいについて、1件訴えがあったとありました。本員も市民相談を受けるまで、香りの害というものがあることすら知りませんでした。話を聞いて、いろいろ調べていく中で、この問題の深刻さを痛感しました。たかがにおい、我慢してと思う方もいるかもしれませんが、化学物質過敏症は誰もがある一定の量を超えると発症する病気です。食べ物に比べると、目に見えない空気なので、その有害性があったとしても無視されがちだと思います。化学物質過敏症の原因になる化学物質は、3つの経路で取り込まれる、体に入ってくるそうです。1つ目は呼吸、吸入です。そして2つ目が食物、水、経口といいます。口からです。3つ目が皮膚です。経皮だそうです。割合としては、呼吸、吸入が80%以上。経口、口からが十数パーセント。経皮、皮膚からがわずかだそうです。大人が一日に摂取する食べ物は、食物は1キログラム当たりだそうです。そして水は2キロ、約2リットルだそうです。空気はというと、20キロもあるそうです。食べ物の20倍、水の10倍です。しかもこの化学物質を食べ物と一緒に取り込んだ場合は、肝臓などである程度、解毒されるそうですが、化学物質を鼻や口から吸い込むと直接肺に行き、そこから血液に入って全身に回るそうです。そのため毒性が強くなるそうです。たかが空気、においと本員も思っていましたが、香りの害というのは深刻だと痛感せずにはいられませんでした。特にコインランドリーは24時間営業、誰構わず使われ、香料のついた柔軟剤を使うことも多いでしょう。それが家の隣にあり、24時間、その香りの害にさらされる被害者の苦痛ははかり知れないものがあると思います。 それでは次の質問に移ります。質問の要旨(1)④身近な製品に含まれる化学物質に対する規制にはどういうものがあるか、お伺いします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 身近な製品に含まれる化学物質の一つとして、香料や塗料の用途として使われているものに、トルエンがございます。トルエンは人の健康を損なうおそれがあるものとして、特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律における第1種指定化学物質に指定されており、これを取り扱う事業者は毎年度、その排出量及び移動量を国に届け出する義務があります。また他の事業者に譲渡、提供する場合には、有害性に関する情報や取り扱い方法などを記載した安全データシートを譲渡先に提供することが同法で義務づけられております。 ○小浜守勝議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律、有害家庭用品規制法というものがあり、対象となる有害物質は有機水銀、ホルムアルデヒドなど、20物質と聞いております。また特定芳香族アミンを生ずるアゾ化合物というものは24種だけだそうです。最近問題になっているいわゆる香害、柔軟剤の香料の化学物質はほとんど対象外となっているそうです。NPO法人化学物質による大気汚染から健康を守る会が、2015年12月、イソシアネートという毒性の強い物質を検出、化学物質過敏症をふやしている可能性があると発表したそうです。イソシアネートは有効成分を徐々に放出して、効果を長く保つための除法技術の用途で香りを時間差で放出するために使われているそうです。ちょっと難しいのですけれども、簡単に言うと、香りを長持ちさせる。香り成分を長い時間続かせることができるための薬品だそうです。イソシアネートがそういう薬品として使われているそうです。イソシアネートはわずかな吸入でもアレルギー性喘息、中枢神経、心臓欠陥症状を引き起こす毒性化合物で、過敏性を生じやすく、慢性の肺線維症、間質性肺炎の原因にもなるそうです。イソシアネートを吸い込むと、目、皮膚、呼吸器などに炎症を起こし、涙が出たり、喉が痛くなったり、咳、息切れが激しくなったりするそうです。繰り返していると過敏になり、どんな低い濃度でも症状を再発するようになり、生命にかかわるような喘息発作が起きることもあるそうです。先ほど答弁で、規制されている身近な製品に含まれる化学物質の一つに、香料や塗料に使われるトルエンがありました。トルエンの毒性がシックハウス症候群の原因の一つとして、室内環境基準が設けられているそうです。それは50ppmだそうです。先ほど言いましたイソシアネートの一種、トリレンジイソシアネートというものがありますけれども、それはわずか0.005ppmだそうです。毒性はトルエンの1万倍も毒性がありますが、日本では生活環境での規制はなく、使い放題だそうです。 続きまして、質問の要旨(1)⑤公共施設における化学物質放散に対するガイドライン、またはマニュアルはあるのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 香害につきましては、国のほうでも明確な規定はなく、いまだ不明な点が多いとされており、現在、本市における香害に対するガイドライン、マニュアルはございません。 ○小浜守勝議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 香料等の化学物質を規制するようなマニュアル等はないとのことでした。国の規定はないとのことでした。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午前11時55分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時00分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 午前に引き続き一般質問を行います。 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 それでは一般質問通告書の37ページ、質問の要旨(1)⑥職員に対する香りについての取り扱い等、研修等での働きかけはあるのか、お伺いします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 国のほうでも明確な規定はなく、いまだ不明な点が多いことから、一般的な講座や研修などによる働きかけは行っておりません。今後、国の動向を注視しつつ、情報収集に努めてまいります。 ○小浜守勝議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 続きまして、質問の要旨(1)⑦学校生活の中で生徒や先生が香りや香りに含まれる化学物質について困っている状況や体調不良について把握しているのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 こんにちは。午後もよろしくお願いいたします。桑江直哉議員の一般質問にお答えを申し上げます。 学校生活の中で、生徒並びに先生方の化学物質過敏症、香害についての把握ということでのお尋ねでございましたが、昨年度、それから平成29年度、そして平成30年12月現在、議員御指摘のような化学物質の過敏による体調不良等について、学校等から市教育委員会に報告がされた事例はないと承知しているところでございます。 ○小浜守勝議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 続きまして、質問の要旨(1)⑧不登校の原因で、香害の症状と似た症状を訴えている生徒はいないか、お伺いします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 不登校児童生徒の容態として、病気という部分の分類がございますが、その中において、いわゆる健康不良と思われる不登校の中で、化学物質過敏による、そういう症状によるものであるという事例の報告はないものと捉えております。 ○小浜守勝議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 ありがとうございます。 先ほど上の質問事項1.の教育行政の部分で、不登校について質問いたしました。不登校の原因で、小学生で不安、情緒的混乱、いわゆる心因性です。中学生でも不安、情緒的混乱、または無気力というものがありました。香害の症状に、精神、神経の部分で、頭痛がする、うつ状態になる、記憶力や思考力が低下するとあります。また文部科学省が「健康的な学習環境を維持管理するために-学校における化学物質による健康障害に関する参考資料-」という資料を2012年、平成24年1月に公開しております。その20ページ、第4章に、いわゆる化学物質過敏症を有する児童生徒等に対する個別対応の基本的な考え方というのがありますが、その21ページに、いわゆる化学物質過敏症の発生機序はいまだに明確になっておらず、化学物質以外にもさまざまな要因の関与が示唆されていますが、特に精神的なストレス等により、いわゆる化学物質過敏症と類似の症状があらわれることが知られていますとあります。繰り返しますが、精神的なストレス等により、いわゆる化学物質過敏症と類似の症状があらわれるとあるように、不登校の原因とされている不安、情緒的混乱、または無気力の中に、化学物質過敏症が疑われる子がいるのではないかと本員は考えております。再質問ですが、教育委員会としてもこの香害については、寝耳に水の話だと思いますが、先ほど香害や化学物質過敏症を訴える児童はいないとのことでした。先ほどから指摘しているように、子供は自分の症状をうまく説明できないので、化学物質過敏症であるかどうかを判断することも難しいとされているようです。養護教諭、先生方にも香害、化学物質過敏症について周知して、不登校の子も含め、化学物質過敏症の可能性も疑いながら、子供たちの変化を見守るような指導を促すことは可能か、お伺いします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答え申し上げます。 なかなか現場ではこの辺について十分周知されていない部分もございます。校長会、あるいは教頭会、そして養護教諭研修会とかございますので、まずはそういうところから化学物質過敏による体調不良、あるいは心の落ち着きについての原因になっている可能性もあるということについては周知をしながら、そういう目でしっかり捉えながら、気がついたことがあれば情報提供していきたいと思っております。 ○小浜守勝議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 不登校が平成29年トータルで307人いるとのことでした。不安、情緒的混乱、または無気力で学校に行けない子が、もしかすると化学物質過敏症でその対応を適切に行えば、学校に行けるようになるかもしれません。ぜひ化学物質過敏症という病気があることを心にとめて、子供たちと接していただきたいと思います。 質問の要旨(1)⑨保護者、生徒に対する柔軟剤製品、香料の自粛対応等を共有することは可能か、お伺いしますけれども、他の先進地では保健だより等を使って、香料でぐあいの悪くなる人がいることを知ってもらうなど、自粛を呼びかけた事例もあると聞いています。このような香害について、学校、児童生徒、保護者に対して自粛や周知を働きかけることが可能か、お伺いします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答えを申し上げます。 不登校の原因、あるいは体調不良の原因の一つとして考えることができるということの御指摘でございますが、その要因が化学物質の過敏である。あるいはそれが疑われる場合、当然なかなか情報がないわけでございますので、保護者、あるいは教諭に対して、そういうことも可能性としてあるということを情報共有することは十分可能であると考えております。特に保護者にとっては、議員からは沖縄県にはないということもありましたが、今後そういう医療機関の受診の中で、不登校の理由、あるいは原因がわかるということは、その改善に向けていわゆる一歩踏み出せる機会に、なり得る可能性も十分ございます。また先生方にとっても不登校の要因がわかるということは、そういう視点で子供たちの支援ができるということで大きなメリットであると捉えております。 ○小浜守勝議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 続きまして、質問の要旨(1)⑩市の環境行政において、香害等化学物質過敏症を引き起こすような多様化する都市・生活型公害に今後対応は可能か、お伺いします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 化学物質は生活を維持する上で、欠かせないものとなっておりますが、化学物質の中には殺虫剤や洗剤、化粧品等に使用され、環境や人の健康に影響を及ぼすおそれのあるものがあります。化学物質の性質や身近な製品の中の成分、化学物質の環境中への排出状況や体への取り込み量などについて関心を持ち、考えることが重要であると考えております。 ○小浜守勝議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 再質問いたします。 沖縄市の環境基本計画は平成22年から平成31年度までの10年間となっております。来年度で環境基本計画が終わり、平成32年度から新しい計画が作成されると思いますが、その計画に香害等、化学物質過敏症の原因である化学物質等について取り上げることは可能か、お伺いします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 新たな環境基本計画策定における香害等への取り組みにつきましては、特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律、また関係法令など、国の動向を注視しながら計画策定に当たってまいります。 ○小浜守勝議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 それでは質問の要旨(1)⑪市民に対する啓発についてお伺いします。議長の御了解も得られましたので、先進地の事例も紹介しながら質問いたします。こういう形です。香料自粛のお願い、強い香りに困っている人がいますということで、これは今、20市以上がこのような啓発をやっておりますけれども、内容を少し読んでみます。これは岐阜県関市が出した啓発のポスターです。「香料自粛のお願い、強い香りに困っている人がいます。御存じですか、柔軟剤のにおいで健康被害を訴える人がふえています。柔軟剤やシャンプー、香水などに含まれる香料は化学物質過敏症やアレルギー喘息、咳喘息、偏頭痛、抗がん剤治療中の方などにつらい症状を引き起こす原因となることがあります。御来庁の際は、強い香りを控えてくださいますようお願いします」というポスターです。こういう市民に対する啓発等を沖縄市でも取り組むことが可能か、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 繰り返しの答弁となりますが、化学物質は生活を維持する上で、欠かせないものとなっております。しかしながら、化学物質の中には殺虫剤や洗剤、化粧品等に使用されて、環境や人の健康に影響を及ぼすおそれのものがあります。化学物質の性質や身近な製品の製品中の成分、化学物質の環境中への排出状況や体の取り込み量などに関心を持ち、考えることが重要であることから、身の回りの化学物質の環境リスクについて、国の動向を注意し、情報収集に努め、ホームページ等で周知を行ってまいります。 ○小浜守勝議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 ありがとうございます。 ホームページ等で周知を行ってまいりますということで、前向きな回答であったと期待します。 今回の一般質問で上地 崇議員から特別支援学級数、対象児童数の増加についての質問がございました。答弁では平成27年度小学校で265人、中学校で78人、合計343人であったものが、平成30年には小学校で465人、中学校で145人、合計610人と3年間で267人ふえたとのことでした。年々ふえる傾向にあるとの教育委員会の答弁だったと思います。先ほど紹介した香害の本に発達障害の子どもたちがふえた理由についての記述があったので、それを読んで本員の一般質問を閉じたいと思います。発達障害の子どもたちが1980年代末から急増したのはなぜですかというところです。脳科学者の黒田洋一郎・環境脳神経科学情報センター代表は「最大の原因は環境中に存在する合成化学物質の増加」と見ているそうです。発達障害は「複数の遺伝子と環境要因の相互作用」によって起きるそうです。発達障害になりやすい遺伝子を親から引き継いだとしても、その遺伝子が実際に働く(発現する)かどうかは環境要因によって決まるそうです。近年の研究によって、環境要因が従来の想像以上に大きな影響を与えることがわかってきました。黒田氏によれば、人の脳は1,000億もの神経細胞が他の神経細胞とシナプス(神経細胞間の接合部分)で統合された無数の「神経回路」で形成されており、これが認知・記憶・運動など、あらゆる行動のもとになっているそうです。神経細胞は胎児期や乳幼児期に形成され発達するものですが、その過程は各種ホルモンや神経伝達物質といった「体内化学物質」によって、きわめて精緻に調節されているそうです。その発達過程でホルモンや神経伝達物質によく似た「人工の化学物質(農薬)とか、先ほど紹介した化学物質なのですが、それが体内に入ってくると神経回路の形成が攪乱されてしまいます。ほとんどの神経回路は正常に発達したのに、ほんの一部の神経回路が正常に形成されないと発達障害になるそうです。今、世界で使用されている800以上の物質がホルモンかく乱物質と見られていて、その可能性を持つ物質は数千にも及ぶそうです。こういうホルモンかく乱物質は身の回りに存在しており、私たちは知らぬ間に体内に取り込んでいるそうです。このホルモンかく乱物質の存在は皆さん知っている方も多いかと思うのですが、シーア・コルボーン博士らの「奪われし未来」(1996年)によって世界に知らされており、一時否定的な意見もあったようですが、国連環境計画(UNEP)と世界保健機関(WHO)がまとめ、公表した「内分泌かく乱物質の科学の現状2012年版」によると、いま世界では人の性と生殖の異常、ホルモンに関係する乳がん・前立腺がん・免疫異常によるアレルギー疾患、脳神経系の異常による発達障害などが急増しており、それらにはホルモンかく乱物質が関与していることを示す研究が続々と発表されています。この香りの害は、化学物質過敏症はあらゆる問題につながり、奥がかなり深い問題だと感じております。この香害化学物質に関する問題については、国、県の動向、市の取り組み、被害者団体の状況を見ながら、またの機会に再度質問していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。 これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で桑江直哉議員の一般質問を終わります。 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 こんにちは。今、桑江議員が午前中から引き続いて午後までやっていたのですが、なかなか今の時間は眠くなる時間ですので、ぜひ耳を澄ましてちゃんと聞いて、しっかりした答弁をお願いしたいと思います。とりわけ今日、本員のほうは9月定例会で盛りだくさんの質問通告をしまして、取り残した部分がありました。今日もまたかなりいろんなところから要請があって、それを取り上げてありますので、そういう面では時間が場合によってはないかもしれない。本来ならば、まずもって最初に所見を述べたいわけですが、それもかなわないのかと思って、まずは質問から通告どおり淡々とやっていきたいと思いますので、当局の皆さんはぜひ明快なる御答弁をお願いしたいと。そうすれば1回で終わるかと思います。また皆さんもひとつよろしくお願いいたします。 それでは日本共産党会派の池原秀明が12月定例会の一般質問を行いたいと思います。 まず質問通告の38ページ、質問事項1.多目的アリーナ整備事業についてお伺いをさせていただきたいと思います。質問の要旨(1)赤土流出防止対策についてお伺いをいたします。沖縄市ではアリーナ建設現場においては、沖縄県赤土等流出防止条例に基づく申請を行って、防止処置に関する対策内容について沖縄県から許可を得て、赤土、砂流出防止対策として、一時的に濁水をためるための沈砂池を工事区域内に設置をすることが許可されておりますが、去る8月15日以降、台風24号、25号及び10月15日の大雨時に沖縄市アリーナ建設現場においては、工事区域外である沖縄自動車道の横断ボックスカルバート内に、自動車道ののり面部分に濁水が冠水しておりました。その事実がありましたので、このことについて以下お伺いをいたしたいと思います。まずア.赤土等流出防止施設の構造図及び配置図を示して詳しく具体的に説明をいただきたいと思います。しかし、議会議場で構造図、配置図など示せるわけがないので、イメージとして大体どこら辺に沈砂池があって、どういう形で防止対策がなされているかを詳しく説明をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 こんにちは。それでは池原議員の一般質問にお答えさせていただきます。 現在アリーナの建設現場で行っている赤土流出対策施設としましては、沖縄県赤土等流出防止条例施行規則第3条に定める発生源対策装置として、アリーナ建設現場の北側に位置している前闘牛場の入り口側を砂利敷にて対応し、流出濁水対策装置としましては、現場周辺を土のう積み、濁水最終処理対策装置としましては、アリーナの現場の南側を沈砂池として設定しているところでございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ただいまの御答弁を聞いておりますと、一括してアからイまで御答弁をいただいてしまったのかと思っているのですが、再度お聞かせ願いたいと思います。まずはア.のほうは配置図等の説明をしてほしいということだったのですが、イ.の赤土等流出防止装置については、条例によると、対策方法として3つほどあるわけです。その1つが(ア)の発生源対策装置として対策方法を説明してくださいということでやっていますけれども、そこも既に御答弁をいただいてしまっていると。いわゆる(ア)のほうについては砂利敷をしているということです。それで(イ)のほうは流出濁水対策装置の対策方法として沈砂池を置いていますと。それから(ウ)の濁水最終処理対策装置の対策方法については、実際的には土のうを積んでありますという形の御答弁だったのかと思いますけれども、それに間違いありませんか、御答弁をお願いします。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 今、池原議員から御質問があったところで、1点だけちょっと違うところがありまして、発生源対策装置としましては、砂利敷をさせていただいておりまして、流出濁水対策装置としましては土のう積み、濁水最終処理対策装置としまして沈砂池になっております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 そういうことで訂正をしながら、(ア)については砂利敷で対応しますと。(イ)については土のうで対応しますと。(ウ)については沈砂池でやりますということでした。 次、質問の要旨(1)ウ.濁水発生時の放流水の浮遊物質測定記録表の内容をお伺いしてあります。このことについては赤土等流出防止装置の3つの対策方法を確実に施工、実施していたならば、本来は台風時、24号、25号の発生時の際に、大雨による濁水が高速道路のボックスカルバート内に流れ込むことはなかったのではないか。現場を見たら赤茶けた水がたまっていた。本員も確認をしております。赤土流出防止装置が十分機能しているとは思えないわけです。そういう意味で、しかし沈砂池で一旦ためて上澄みを流したと。それでもその上澄みの水の放流水、いわゆる越流の浮遊物質測定記録表が実際的にはその規則によって出されるようになっているはずです。その内容をまずお聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 浮遊物質測定記録の内容等につきましては、沈砂池にたまった濁水が県条例に定める排出基準の浮遊物質量が200ミリグラムパーリットル以下であることを確認し、排出させていただいているところでございます。具体的に申しますと、透視度計というメスシリンダーのようなものに濁水を入れ、上からのぞきながら少しずつ水を抜いていき、底面の印が見えたときに水の高さが透視度になり、その高さによって浮遊物質を求めるものでございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ただいまの答弁からすると、実際的には、本員たちは赤土の濁水を確認しているわけです。当局の御説明では適正に条例に基づいて処置をしてあるので、その水は越流として透視度をはかりながらやったという形になっているわけですけれども、そういうふうになってくるとまた細かなことになってしまうのです。例えば透視度はどういう形で測定したのか。あるいは何センチの透視度だったのかと伺わざるを得ないのですけれども、そこら辺については今、浮遊物質量が規則上はどういうことになっているのか、測定した結果はどの程度の数値になっていたのか、まずはそのお答えをしていただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長
    ◎山内強企画部参事 お答えさせていただきます。 透視度につきましては、赤土等による濁水の透視度とSS(浮遊物質量)の関係を換算しておりまして、それにつきましては濁水処理に係る記録表をもって管理をさせていただいているところでございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 今の形からすると、例えば県条例は、200ミリグラムパーリッターです。それが基準で、それ以上になってくるとやはり適正な処理をして放流するということになっているので、先ほどお伺いしたのは、それならばそういう基準に合致しているというならば、その透視度をちゃんとはかって、それが合致していたのだという数値を示してほしいというふうに質問をしたわけですけれども、このお答えがなかったのです。それでどうなのか、もう一度お聞かせ願いたいと思います。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 透視度の記録表に基づきますと、透視度として1.5センチから約4センチ、30センチまでございまして、それぞれに一応は測定をし、適切なものについて排出したというところでございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 質問でかみ合わない部分があるので、これはもうそこまでしか答弁できないのかと思って、時間がありませんので、次に進んでいきたいと思います。 それでは質問の要旨(1)エ.非常時の措置報告について赤土等流出防止施設管理基準の報告の内容をお伺いいたします。このとき県からどのような指示、指導を受けたのかも含めてお伺いをさせてください。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 アリーナの建設現場における過去の事業行為区域外への濁水の越流につきましては、沖縄県赤土等流出防止条例施行規則の管理基準における災害による赤土等流出防止施設の破損には当たらないことから、非常時の措置、報告は行っておりません。またその報告が必要かについては県にも確認をさせていただいたところでございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 台風時のものについては当たらないということですけれども、10月15日に大雨があったわけです。これもそういう面では災害時と同じような形で捉えているのですか、そこら辺をもう一度詳しく御説明ください。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えさせていただきます。 越流につきましては、越流したときに災害による赤土等流出防止施設の破損があった場合には報告ということになっておりまして、この段階では報告の必要がないということでしたので、報告は行っていないということでございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 次に進みます。質問の要旨(1)オ.今後の改善措置の方法等についてお伺いをさせてください。実際的には県のほうから指導を受けて、今はこれまでの3つの施設では十分ではなかったということを確認しているわけですから、新たな機械装置によって、きちんとした分離をするということが求められたのではないかと思うのですが、そこら辺について、もう一度御説明ください。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 濁水が事業行為区域外へ越流したことを受け、沖縄県の立ち入り調査を受けております。追加の流出対策が望ましいとの指摘を受けておりますので、市の管理地である高速道路高架下までを事業行為範囲に含めて、土のうの追加を行っております。そのほか濁水処理機を設置し、濁水の適正処理に取り組んでおり、当該追加対策を盛り込んだ変更通知書を県に提出し、承認をいただいたところでございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 ようやく質問にかみ合ってきましたけれども、いわゆる県の指示によって、これまでの対策以上に処理機を入れて、これが今、対応しているということですので、そういう面では大変ありがとうございました。 次に質問事項1.質問の要旨(2)多目的アリーナ整備の災害時長期停電対策についてお伺いをさせてください。本施設はスポーツを中心とするコンサート、あるいは会議場等に使用されるほかに、災害時の避難場所にもなるとの目的と使用方法、利用方法の説明がありました。そこで万が一に災害時の照明やエレベーター、報道設備等が使用不能になった場合の緊急対応が求められるわけですけれども、この避難所となった場合に長期になる可能性もあり得るわけです。その場合の対策は大変重要なことだろうと思うのです。備えあれば憂いなしということで、その問題について安心安全が求められるように、以下、次の質問をいたします。①長期停電の緊急対応についてお伺いをします。ア.自家発電設備についてお伺いをします。(ア)原動機は何なのか、種類をお聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 アリーナ整備における自家発電設備につきましては、燃料消費量が少なく、経済性及び汎用性に優れたディーゼルエンジンを採用しており、燃料はA重油となっております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ある面では自家発電が災害時に対応できるような設備がされているということでは、大変ありがたく思います。本来、自家発電、コストからみるとディーゼルが望ましいのかと。しかし今、A重油を使うということになっています。そうするとこのA重油、時間がたつと沈殿してしまう。そうするとエンジン内のプランジャーポンプが詰まってしまって、始動が難しくなり緊急対応できなくなる可能性があるのです。そのため、また、それなりのA重油に対する対策が必要なのですが、それは十分とられているのでしょうか、ひとつお答えいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 自家発電設備につきましては、ディーゼルエンジンで、A重油を採用させていただいております。こちらにつきましては、定期点検等を行うように取り組んでいきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 定期的な整備点検をするということで対応していきたいということですけれども、A重油については、72時間以上置いてしまうと必ず沈殿してしまうということもあるので、3日に一遍とか、そういう短期間の整備点検が必要になるのですけれども、それの陣容等も含めて、しっかりと対応していただきたいと思います。 それでは次に質問の要旨(2)①(イ)電圧、容量は幾らなのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 自家発電設備の電圧は6.6キロボルト、容量が1,000キロボルトアンペアとなっております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 この電圧等についても6.6キロボルト、それから1,000キロボルトアンペアということになっていますので、これは通常時のアリーナ設備に対応する電圧、容量なのかと思ったりするのですが、緊急時のときにはいろんな形で、いろんなものが持ち込まれて、臨時的に対応されることから、それに耐えるような形の容量になっているのか。プラスアルファは幾らの容量になっているのか、お伺いしたい。通常使用する電気容量と緊急時の場合のプラスアルファ分は加味された形の設計になっているのかどうか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 通常の電気容量につきましては、済みません、今、資料を持ち合わせていないのでお答えできませんが、基本的に今、お話しさせていただいたのは、アリーナが災害時長期停電したときに、自家発電設備の電圧として6.6キロボルト、容量が1,000キロボルトアンペアを利用できるということになっております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 次に、質問の要旨(2)①(ウ)始動方法は何なのか、自家発電というのは6.6キロボルトというのはかなり大きな容量の発電機になります。そういう面では、手動では普通できないわけで、本来は電気でもってディーゼルエンジンも動かすと。セルもスターターをもってやることなのですが、このセルスターターを動かすときに電気が必要なのです。ところが緊急時というときには電源そのものがないわけです。ですからこれは手動にせざるを得ないのかどうかわかりませんけれども、一体どういう設備をされているのか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 自家発電設備の始動方法につきましては、迅速に対応できる電気式、セルモーター起動を採用させていただいております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 次に質問の要旨(2)①(エ)燃料移送方法は何か、お伺いさせてください。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 自家発電機の燃料の移送方法につきましては、地下タンク内のA重油を油中ポンプにて移送しております。また油中ポンプは自家発電設備で発電して動かしている設計となっております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 次、質問の要旨(2)②災害時の水道設備についてお伺いさせてください。ア.浄水の貯水容量は幾らか。災害時避難場所としての十分対応可能な容量になっているのか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 浄水の貯水容量としましては、8万リットルが飲み水などに利用できる計画となっております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 次に質問の要旨(2)②イ.この貯水タンクは地上か、地下タンクどちらなのでしょうか、お伺いします。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 浄水は地上1階のタンクに貯水する計画となっております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 質問の要旨(2)②ウ.給水の移送方法はどういう方法がとられているのでしょうか。タンクは地下にあって、貯水容量は地上にあるということになっているものですから、ここら辺についてどういう形で移送をするのか、お願いします。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 給水の移送方法としましては、地上タンクから浄水を加圧給水ポンプにて、施設内に給水する計画としており、停電時には自家発電設備から電源供給により、加圧給水ポンプを作動させることになっております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 加圧移送ポンプということになりますので、ありがとうございます。 それでは次に質問の要旨(2)②エ.雑用水の貯水容量は幾らかお聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 雑用水の貯水容量としましては、地下の雨水貯水槽に34万3,000リットルが貯水されており、トイレなどに利用できるような計画となっております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 次に質問の要旨(2)②オ.雑用水の移送方法は何を使うか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 雑用水の移送方法としましては、地下の雨水貯水槽から雑用水を加圧給水ポンプにて、施設内に給水する計画としており、停電時には自家発電設備から電源供給により加圧給水ポンプを作動させることとなっております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 それでは同じ38ページの質問事項2.県民投票については割愛をさせていただきます。次に議論が起こると思うので、質問はやめます。 次に39ページの質問事項3.サッカー場跡地についてお伺いをさせてください。質問の要旨(1)沖縄市の有害物質を含む土壌、地下水の調査費等の補償についてお伺いをいたしたいと思います。今年の6月10日の琉球新報の記事によると、市が負担した調査や撤去工事などの経費を補償する方向で調整に入ったと防衛局が6月8日に明らかにしたと報じております。本市議会も2013年6月に芝の舗装工事中断などによる損失補償や早期の調査結果公表を求める意見書を全会一致で採択をして、防衛局に要請をいたしました。その後の経緯がなかなか知らされずに、今日まで至っているわけです。この6月の記事によると、補償金額や補償の枠組みは現段階で確定していないと。沖縄市が対象となる経費を精査し、内容を確認している段階であって、防衛局としては補償すべき経費が確定次第、適切に対応すると説明しておりますけれども、現在もう既に12月、半年も過ぎているわけですけれども、その経過と進捗状況をお聞かせください。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 池原議員の御質問にお答えいたします。 まず第一次調査として、地下水調査業務が30万1,350円、第二次調査として遺棄物等調査分析業務の2,808万円、遺棄物等調査分析業務の追加分で2,709万円の費用がかかっており、第一次調査と第二次調査の合計額が5,547万1,350円となっており、現在、全額補償を求めているところでございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 この件については、調査費用は第一次調査、第二次調査の合計が5,547万1,350円ということで御報告をいただいたのですが、それの全額補償を求めているということなので、しっかりとこれをとって、市に負担がないように努力していただきたいと思います。 それでは次に、質問の要旨(2)サッカー場の工事費等に係る公園補助や一括交付金等についての協議、調整についての進捗状況をお伺いしたいと思います。このことは補助金や交付金等は事故の理由によって、目的外使用等によると補助金の返還が通常は求められるわけですけれども、今回は米軍用地跡地に起因する事故なので、補助金等の返還というよりも、逆に補償及び免除に値するものではないかと本員は考えるわけです。そういう意味で、このことについてどこまで協議が、調整が進んでいるのかお伺いしたい。いわゆるサッカー場をつくるときには交付金でつくりましたと。そして改めて人工芝生に切りかえるときには一括交付金の補助金を使いましたということになっているわけですけれども、この補償について返還を求められるのか、それともいやいやこちらから補償を求めるのだということになるのか、そこら辺について進捗をお聞かせください。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 こんにちは。池原議員の一般質問にお答えいたします。 サッカー場は沖縄防衛局の遺棄物調査に伴い、除却されておりますが、補助金で整備されたサッカー場のおのおのの施設が耐用年数に満たない場合は、残存価格に対する補助金相当額を返還することになります。防衛局のほうへ補償を求める前に、まず財産処分の手続があることから、現在、国、県と協議を進めているところでございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 次に移ります。質問の要旨(3)沖縄市サッカー場における一連の調査について全て完了し、安全が確認された。安全宣言についてお伺いをさせていただきたいと思うのですけれども、①安全確認された日付はいつなのか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 こんにちは。池原議員の一般質問にお答えいたします。 沖縄市サッカー場につきましては、平成29年3月31日に沖縄防衛局及び沖縄県より土壌及び周辺環境の調査の結果、全て基準値以下であることが公表されました。また沖縄防衛局により、ドラム缶等の廃棄物につきましては、全て場外へ搬出し、処分していることから、平成29年5月23日、市長定例記者会見で、汚染対策作業完了の報告をさせていただいております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ただいまの安全確認の日付については、3月31日ということで間違いありませんか。本員のほうが情報公開の中で、いわゆる3者協議会がなされた報告は、平成28年3月15日という記憶をしているのです。その中で3者会議の中で、安全確認は了承されたかどうかということについては、意見がなかったということで、異議なしで済まされているのです。ということは、市もそれは受け入れたという形になるわけですけれども、この辺がどういうものかあいまいなので、いま一度日付の確認をさせていただきたいと思います。それから②安全確認は3者会議で了承されたのかどうか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 平成29年3月15日の3者会議において、沖縄防衛局による調査結果につきまして、基準値内であることの報告を受けております。沖縄県による水質調査結果につきましては、その当時はまだ結果が出ていなかったため、報告は受けておりませんが、3者で、沖縄県による調査結果が基準値内であった場合には、汚染対策作業が完了されたということで確認をしております。その後、3月31日の県及び沖縄防衛局の調査結果の公表後、5月の定例記者会見時に汚染対策作業の完了の報告をさせていただいております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 次に進みます。実際的には国が報告した、前の市政のときにはクロスチェックをすることによって、防衛局が調査するものと、沖縄市が調査する間に乖離が出たわけです、調査結果が。そういう面ではいささかあれなのだけれども、疑問視するわけではないのですけれども、やはり市民が安心して、このサッカー場を受け継ぐと、あるいは受け取るとなった場合、市の確認が必要ではないのかと思うのですけれども、③沖縄市独自の安全確認調査はしないのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 沖縄防衛局や沖縄県による土壌調査や周辺地下水等の調査結果等を踏まえ、沖縄市サッカー場における一連の汚染対策作業につきましては、完了したものと考えており、今後の調査等は考えておりません。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 次に質問の要旨(3)④沖縄市の汚染作業完了報告の方法について、先ほど3月31日に、5月15日だったかな、報告をしたみたいな言い方もしていたのですが、改めてお聞かせください。沖縄市の汚染作業完了報告の方法についてお聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 汚染対策作業完了の報告の方法につきましては、平成29年5月23日の定例記者会見や、平成29年5月9日から6月13日にかけて、市サッカー場周辺の4自治会に対し、御報告をさせていただいております。また広報紙等においても同様に御報告をさせていただいております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 質問の要旨(3)⑤沖縄市サッカー場の調査する際の覚書を結び占用許可を与えたことになっておりますけれども、引き渡しに当たっては、完了届け等の文書のやりとりは行ったかどうか、日付等の手続は何日なのか、お伺いをさせてください。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 沖縄防衛局の本市サッカー場における遺棄物調査に伴う占用手続につきましては、平成25年10月4日に沖縄防衛局との協議を踏まえた確認書を交わしたことで、占用手続がとられております。作業後の完了届けについては、都市公園法第9条に基づき、協議が成立することをもって、占用許可に伴う手続が不要となることから、完了届け等は必要とされておりません。また占用期間は平成25年10月4日から平成29年4月30日までとなっております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 このことについてお伺いをさせていただきたいと思うのですが、沖縄市の汚染作業完了報告の方法について、沖縄県より汚染対策作業の完了報告は、防衛局が調査を完了し、沖縄県の水質調査を問題ないという、これをもって沖縄市が対外的に報告を行うことを提言されました。沖縄市は持ち帰り検討したいという返答をしたということになっているのですが、持ち帰った結果は、先ほどの報告なのでしょうか、もう一度お聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 先ほど御答弁させていただきましたが、平成29年3月15日の3者会議において、沖縄防衛局による調査結果につきまして、基準値内であることの報告を受けております。沖縄県による水質調査結果につきましては、その当時はまだ結果が出ていなかったため報告は受けておりませんが、3者で沖縄県による調査結果が基準値内であった場合には、汚染対策作業が完了されたということで、確認をしております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 先ほど⑤についてもお伺いをしたのですけれども、届出は必要ないということだったので再度お聞かせ願いたいと思うのですけれども、沖縄市サッカー場の調査の覚書を結んで、占用許可を与えたけれども、引き渡しに当たっては完了届け等の文書のやりとりは行ったか、日付等の手続はどうなっているかというふうにお伺いしたわけですけれども、このことについては御返事いただきました。しかし、沖縄市より調査の際に覚書を結び、占用許可を行っているため、引き渡しに当たっては何らかの文書のやりとりが必要と提言をしております。防衛局はこれを確認するとの返答をしておりますけれども、その後どのようになったかは返事が見えません。そういう面ではどうなったか、お聞かせいただきたいと思います。占用許可は与えたけれども、文書のやりとりは完了届けをやると。いわゆる占用の許可の期限が満了したので、これを届け出としてちゃんと文書的には処理しますということを申し入れたということになったけれども、防衛局はこれに対しては持ち帰って検討しますという御返事をいただいているわけです。これについてどうなったのか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 本市より沖縄防衛局へは調査完了後、文書のやりとりが必要と提言をいたしておりますが、占用期間終了に伴い、引き渡し書等の文書の必要性について、3者会議終了後に防衛局と確認を行った結果、公園法に基づき、手続の必要がないことを確認したことから手続は踏んでおりません。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 次に進みます。仮舗装の問題なのですが、沖縄市より仮舗装後は雨水の浸透がないために、既存の排水溝のオーバーフロー対策を要望したとなっております。防衛局側から、仮舗装はあくまでも沖縄市が駐車場として整備する間の暫定的な保全措置との認識であります。対策が必要であれば、沖縄市が駐車場を整備する際に対応できないか、オーバーフローしないようちゃんと排水溝等を含めて、これを整備するということができないかと回答しているわけですけれども、そこで質問の要旨(3)⑥仮舗装は駐車場として整備する間の暫定的な保全措置であり、沖縄市の駐車場として整備する計画はあるのか。そのときの課題は何なのか、お伺いさせてください。 ○小浜守勝議長 建設部参事。
    ◎比嘉直樹建設部参事 コザ運動公園においては、多目的アリーナの建設を契機に、さらなる公園全体の機能向上や公園利用者のサービス向上を図るため、サッカー場跡地の駐車場整備などに向けた検討を進めているところです。サッカー場跡地の課題といたしましては、沖縄市サッカー場に隣接する沖縄自動車道南インターチェンジ出入り口や幹線道路沿いの交通渋滞や施設整備の財源確保などがございます。今年度コザ運動公園駐車場等可能性調査において、サッカー場跡地が県道の幹線道路や南インターチェンジに隣接している立地特性を生かし、公共交通などの交通結節機能の導入に向けた可能性整理検討を進めており、公共交通の促進による交通渋滞の解消が図られないか調査しております。また駐車場を含めた施設整備の財源確保については、同調査において民間の資金やノウハウを活用した施設整備に向けた可能性調査を行っており、参画意向のある民間事業者と個別に対話を実施するサウンディング調査に向けて、現在、民間事業者を本市のホームページ等を活用し、広く公募している状況でございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 時間が残り少なくなったので、質問事項4.から40ページの質問事項5.までは次回に回したいと思います。 41ページの質問事項6.人事行政についてお伺いさせてください。近年過労死やサービス残業のことが労働行政の中で、いわゆる公立病院や上級公務員の過労死等いろいろと新聞沙汰になっております。本市においても、市民から福祉や教育の現場で残業がふえているのではないか、それで大変だと本員に対する投書が寄せられております。実態を知るため、情報公開を出しました。そうしたら①の件が浮かび上がってきましたので、質問したいと思います。質問の要旨(1)時間外勤務について。①地方創生推進事務局に勤務する職員の時間外勤務の労働基準法違反の実態把握をしているか、お伺いをさせてください。ア.何年何月で、超過時間は幾らか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 池原議員の一般質問にお答えをいたします。 内閣府の地方創生推進室へは、平成27年度から平成28年度にかけて1人を派遣しております。労働基準法、厚生労働省が定める時間外労働の限度、月45時間でございますが、その45時間に関する基準を超えて時間外勤務をしている実態でございます。平成28年3月で49時間30分、4月で146時間45分、5月で98時間45分、平成29年2月で45時間15分、3月で84時間30分となっております。以上です。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 次に質問の要旨(1)①イ.1日の最大超過時間は幾らか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 1日の最大超過時間ですが、15時間15分となっておりました。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 大変な超過時間です。それでは質問の要旨(1)②内閣官房派遣職員の時間外勤務の労働基準法違反の実態をお伺いしたいと思います。ア.何年何月で、超過時間は何時間だったか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 内閣官房へは、平成29年度から平成30年度にかけて1人を派遣しております。労働基準法、厚生労働省が定める時間外労働の限度に関する基準を超えて時間外勤務をさせている実態でございますが、平成29年5月75時間15分、6月64時間15分、7月84時間15分、8月69時間15分、11月115時間、12月84時間15分。平成30年1月で73時間30分、2月で119時間30分、3月で172時間15分、4月で74時間45分、5月で98時間、10月で46時間15分となっております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 まさに国のほうに派遣された方のかなりの超過勤務が実態として明らかにされました。 次、質問の要旨(1)②イ.1日の最大超過時間は幾らか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 1日の最大超過時間ですが、9時間15分となっておりました。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 次に質問事項7.質問事項8.質問事項9.は次回に回します。 質問事項10.市役所職員の業務についてお伺いします。質問の要旨(1)市役所のサービス残業の改善について。嘱託職員、あるいは臨時職員等の残業がどうなっているのか。そしてこれについてはどういう解決策を市としてはとろうとしているのか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 お答えいたします。 サービス残業の改善についての御質問でございました。時間外勤務手当を支給できない非常勤職員につきましては、幾つかの部署で時間外分の代休についても取得できていない状況もあると伺っております。まずはその実態把握、勤務時間管理のため、臨時・非常勤職員等に関しましても職員と同じくタイムカードの導入を検討してまいりたいと考えております。また時間外手当相当分の支給につきましても、平成32年度より始まります新制度、臨時・非常勤職員の任用形態の見直しでございますが、その新制度に合わせ支給できるよう検討を進めてまいります。以上です。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 大変ありがとうございました。 もう残り時間わずかですので、来年もいいお年を迎えるように、健康でみんなで頑張っていきましょう。よろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で池原秀明議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午後 3時13分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 3時23分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 暫時会議時間の延長をいたします。 引き続き一般質問を行います。 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 それでは市長を初めといたします沖縄市当局の皆様、そして先輩議員、それから同僚議員の皆様、沖縄市民の皆様、そして記者席、傍聴席の皆様、議席番号5番、会派暁の町田裕介でございます。これより平成30年12月第399回定例会、トリの質問者として一般質問をさせていただきます。実はまさか最後になるとは思っておらず、いろんな方々からこうも言われました。お前の順番最後というのは、かつて浜比嘉 勇元議員の定位置だったのだと。そのとき浜比嘉議員はクリスマスプレゼントといって、所見だけ述べて全部質問を割愛して終わったという話まで、いろんな話を、この最後になったがゆえに、こういう話までいろいろいただきまして、新人で青二才の本員でありますので、先輩諸賢の皆様に対し、非常に、そして大変に恐縮をしておりますが、精いっぱい質問をさせていただきつつ、スムーズな進行を心がけてまいりますので、ぜひ温かい目で見守っていただけたらと思います。よろしくお願いします。 それでは質問を始める前に、少し所見を述べさせてください。先日、本員所属の会派暁の代表でもあります瑞慶山副議長も触れておりましたが、県民投票に対することでございます。非常に県民投票というものはデリケートで難しいところもあるので、所見として触れるのはどうかとは思っていたのですけれども、少し本員の思いというか、考えを、所見を述べさせてください。今や連日マスコミではこの話題で持ちきりの状態ではありますけれども、本員といたしましては、去る沖縄県知事選挙の際、8万票差という圧勝をもって、玉城新知事が誕生し、県内唯一の中核市であります那覇市長選挙におきましても、基地建設反対の意思を示している市長が誕生するなど、一連の選挙結果を見ても一定程度、県民の意思が示されたとみなすことができると思っております。そうであるにもかかわらず、さらに公費をかけ、法的拘束力のない県民投票を行う必要が果たしてあるのかという疑問があるわけでございます。つまり本員からすると、国家の安全保障にかかわる案件を、地方の県民投票という形で賛否を問うことはなじまないのではないのかと考えてしまうのであります。本来、国政、県政、市政を問わず、我が国においては代表制民主主義が基本であり、安易に重要政策、あるいは重要案件に対し、県民投票により意思決定することについては、十分に注意を払わなければならず、これは代表制民主主義の制度の崩壊に加え、市民の最高意思決定機関である我々沖縄市議会が形骸化するおそれまでを有しているのではないかと思っております。さらに申し上げますと、瑞慶山副議長も話をしていたとおり、今回の辺野古の基地建設をめぐる県民投票においては、さまざまな県民感情や政治的背景がある中で、二者択一で、賛成か、反対の賛否のみの選択肢ではなく、わからないや、条件つき○○、あるいはどちらでもないといったファジーな選択肢を加えることがより現実的なのではないでしょうか。基地建設にあっては、非常に難しく、単に白か黒で判断をつけることは難しく、移設をめぐる歴史的経緯や政治的状況を鑑み、より多くの県民、市民心理をくみ取るべきではないかと考えております。また地方自治体は二元代表制であり、市民の代表者たる議員で構成された議会での議決こそが、市民の声を反映させた決定であると理解をしておりますので、本員の一般質問の後に提出をされる補正予算に対しましても、慎重審議をしていきたいと考えております。少し堅い話になりましたが、通告書に従い、一般質問をさせていただきます。 それでは通告書42ページをお開きください。前回9月定例会の一般質問の際は、出身地でもあります中の町を中心とした質問、地域の声を届けるための質問、あるいは中心市街地の質問というものがメーンでありましたけれども、今回は子供にスポットを当てて、教育福祉や子育て支援、子供たちの安全を確保するための防犯対策というのがメーンとなっております。つきましては、こどものまち推進部がオンパレードとなっておりますので、屋比久部長、出番が多くなるとは思いますけれども、よろしくおつき合いのほどお願いを申し上げます。 それでは質問事項1.教育福祉行政について。質問の要旨(1)市内における保育所・幼稚園に対する取り組みについてお伺いいたします。去る県議会11月定例会において、沖縄県内の保育士の離職に関する質問がありました。沖縄県の回答としては、離職した保育士を対象に、退職理由を複数回答で調査したところ、最も多かった項目は残業の負担や休みがとれないなど、働き方、休み方が30%、人間関係や園の雰囲気と答えたものが21%、給与など、処遇が19%という結果が浮き彫りになり、保育に従事している者へ対する業務の負担軽減が一層世論としての高まりを見せております。また幼稚園教諭についても同様の意見が世論で叫ばれている中で、このことを踏まえつつ、①保育所・幼稚園の労働環境改善について本市の取り組みをお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 こんにちは。町田議員の一般質問にお答えいたします。 保育所における保育士の働きやすい環境づくりにつきましては、これまで国や県の補助を活用しながら、さまざまな事業に取り組んできたことにより、着実に改善されつつあると認識しております。例えば保育士の給与面では処遇改善に係る給付費の増額が図られておりますが、業務負担の軽減についても保育補助者の配置に対する補助や年休や休憩を取得しやすい環境を整えるための補助、さらにはICT化の支援も行っているところでございます。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 次にまいります。今、御答弁の中でICTという話がありましたが、②保育士の業務負担軽減を目的としたICT化について、沖縄市内の保育所における導入の現状についてお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 お答えいたします。 ICT化による保育士の業務負担軽減につきましては、平成28年度に既に私立認可保育園29施設に対し、保育体制強化を図るための県補助を活用して推進しており、今年度も26施設が当該補助を活用してICT化に取り組み、私立認可保育園トータルで計55の施設で導入できる見通しとなっております。また補助事業の対象ではない公立保育所においても、同様に保育士の負担軽減が図られるよう平成31年度よりモデル的に、まずは1保育所から業務のICT化に向けて検討しているところでございます。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 再質問をさせてください。公立保育所でモデル事業として実施をするということでございますが、将来的に公立の保育所についても導入の可能性について、本市としてどのように考えているか、見解をお願いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 まずは公立の1保育所において、モデル的に実証実験をした上で、その効果を見きわめながら、財政的な課題も検証しつつ取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 前向きな御答弁ということで受け取らせていただきます。金武町が2018年度の予算で2,300万円を計上して、町内全ての保育所、保育施設にICTを活用した業務支援システムを導入しておりますので、ぜひ本市においても予算の部分もあるので、いろいろあるかもしれませんが、少しずつでもいいので、ニーズ調査を行った上で、公立に対する導入も視野に入れていただきたく、御要望させていただきます。 続きまして、現在導入している園で構いませんので、③ICT化することで、どのような業務が負担軽減されたのか、効果についての認識をお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 ICT化を既に導入した私立認可保育園からの声を御紹介させていただきます。日誌の作成や登園記録等にかかる時間が短縮した。持ち帰りの残業が減少した。子供の成長記録が共有できるので、業務に生かせるといった声をいただいているところです。保育園では日案や週案、月案、年間計画など、さまざまな記録を作成しておりますが、それらの業務においてICT化が図られることにより、保育士の負担が軽減され、保育現場では着実に効果が出ているものと認識しております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 有用性についての認識があるということでの御答弁でございましたが、御承知のとおり、政府が1年以上前に豊見城市と浦添市で実証事業を行い、ある業者のアプリで保育士の業務効率化のために、保育士との円滑な情報共有を図るソフトの開発に力を入れており、このソフトでは出退勤記録、自動出退勤記録と、それから自動的に延長保育の実績報告書などに反映されるというシステムの構築のほかにも、電子記録を自治体への提出書類の書式に自動的に反映させるというシステム、そういうものを実証実験でやっているそうでございます。保育士と自治体双方の業務負担軽減、あるいは本当に効率化につなげているということでございますので、こちらのほうもよろしくお願いします。また最近ではあらゆるものがネットとつながるIOTという機器を使って、例えば測定した体温を自動的に記録したり、SIDSと呼ばれる呼吸チェックにも対応した開発も進められているということでありまして、保育の業務の負担軽減を目的としたICTというものは日々進化していることから、予算措置も含め、前向きに御検討をいただきたく、要望させてください。 続いて質問の要旨(2)市内における学童保育に対する取り組みについて。①市内における放課後児童クラブの開設状況についてお伺いさせていただきます。可能であれば、公設公営、公設民営、民設民営に分けて教えてください。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 お答えいたします。 平成30年5月現在の市内の放課後児童クラブ数につきましては、市に放課後児童健全育成事業の届け出を行っている民設民営のクラブ39カ所、公設民営のクラブ2カ所、そして公設公営のクラブ2カ所の合計43カ所となっております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 再質問をさせてください。公設の放課後児童クラブは、平成33年度の越来小学校内に設立されるクラブが最後だと聞いておりますが、放課後児童クラブ支援事業が終了する平成33年度までにさらに設置を計画する予定はあるのでしょうか、教えてください。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 現在、小学校内において公設の放課後児童クラブの設置に努めているところですが、平成31年度に美東小学校、平成32年度に高原小学校、平成33年度には越来小学校と計画に基づいて進めています。そのほかにもニーズ調査を行いながら、できる限り県補助が活用できる期限内で、一歩でも二歩でも前進できるように努めていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ぜひ放課後児童クラブという部分においても、待機児童という問題はある中で、放課後児童クラブ支援事業が期間は延長するかもしれませんけれども、平成33年度までということで聞いて、平成30年度より増額もされておりますので、ぜひ活用をしていただいて、増設といいますか、設置のほうもよろしくお願いします。ニーズ調査結果というものを参考に検討していただけたらと思いますので、ぜひその受け皿対策、確保、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、質問の要旨(2)②放課後児童クラブに対する市の支援状況と本市との連携の現状についてお伺いさせていただきます。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 放課後児童クラブに対する市からの支援として、放課後児童健全育成事業補助金を交付し、さらに沖縄市放課後児童支援センターASSC主催の研修会などを実施しております。補助の要件としましては、児童の受け入れ人数や開所日数、開所時間などが基本となり、発達支援児の受け入れ状況、学校や地域との連携の取り組みなど、各クラブの状況に応じて補助額が加算される仕組みとなっております。またASSC主催で年間10回ほどの研修を実施しており、その主なテーマとしては、発達の気になる子への支援、防災対策、アレルギー対策などがございます。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 ASSCは県内でも事例がないと聞いておりまして、先進的な取り組みであると伺っておりますので、本市とクラブ、あるいは保護者との連携という意味で、本当にすばらしいものであると理解をさせていただいておりますので、引き続きよろしくお願いします。ただ、本市からの支援の部分というところで再質問をさせてください。家賃補助対象外となっております平成26年度以前に開設したクラブに対する支援策はあるのでしょうか。平成27年度以降に関しては、家賃補助というものがあるという形でお伺いをしておりますが、平成26年以前に関しては家賃補助について、国、県ともに補助がなかなか困難であるということは理解はしておりますので、それ以外で何か支援策というものがあれば、もしお考えがあれば教えてください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 お尋ねの家賃補助につきましては、国の補助要件である平成27年度以降に開所したクラブを対象としております。国は全国的に需要が増している放課後児童クラブの新規開設を促す目的で、当該補助メニューを新設しております。平成26年度以前に開所したクラブに対する家賃補助につきましては、国の補助要件に該当しないことから、多くの民設民営の放課後児童クラブが補助対象外となっており、不公平感を抱いていることは十分認識しており、大きな課題として受けとめております。現在、市として県に対し、放課後児童クラブへの補助メニューに、平成26年度以前に開所したクラブに対しても家賃補助を追加するよう要望しているところであり、県としても民設民営のクラブが多いという沖縄県の特殊事情を踏まえ、家賃補助の必要性について国に要望しているとのことであります。運営補助の仕組みそのものも改めて再考しながら、支援のあり方を検討していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 クラブ側、沖縄市放課後児童クラブ連絡協議会ですか、そちらともヒアリングをさせていただいたときに、やはり支援として最も強い要望というのは、御承知のとおり、送迎支援の部分であります。これまでも何度も議会で取り上げられている案件だとは思いますけれども、本員からも送迎支援については、強く要望をさせていただきますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、質問の要旨(2)③「放課後児童クラブの従うべき基準」の参酌化のうち、放課後児童支援員の配置基準の規制緩和、つまりクラブの支援員はこれまで最低2人以上という規定でありましたが、これからは支援員が1人でも開設ができるようになります。この参酌化について本市としてはどのように考えているか、見解をお尋ねいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 沖縄市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例において、支援の単位ごとに放課後児童支援員を2人以上配置することとしており、1人は補助員をもってかえることができるとしております。国は参酌化により、配置基準の緩和を予定しているようですが、本市としては、市内各クラブの現状を踏まえて、学童保育の質を確保するためにも、引き続き現在の支援員の配置基準を維持する方向で考えております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 本員も規制緩和につきましては、児童の安全というものを最優先に考慮し、どちらかというと慎重論を唱えたいと思っておりまして、質問をさせていただきました。 続きまして、質問の要旨(2)④支援員の業務負担軽減を目的とした、こちらも保育の部分に近いのですが、ICT化の現状についてお伺いさせていただきます。また実施していない場合、実際にそういう形で導入することが可能なのかどうかについてまで教えてください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 国は放課後児童支援員等の業務負担の軽減を図ることなどを目的に、放課後児童クラブにおけるICT化をモデル事業として実施しております。今後の国の動向を踏まえながら、市内の放課後児童クラブ運営事業所の皆さんと意見交換をしながら、同事業の導入について調査研究してまいります。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 本員が9月定例会で質問をさせていただきました「ツイタもん」という防犯システムがありまして、そのツイタもんとICタグとリンクするというシステムがあったり、放課後児童クラブでも導入が検討できるようなものがあるかと思いますので、保育園と同様に、また出退勤記録とか、本庁提出書類への自動転記するものとか、そういうものを放課後児童クラブ用のものもあるということで聞いておりますので、負担軽減につなげることがひょっとしたら可能になるかもしれませんので、引き続き調査研究をしていただきたいと要望させていただきます。 続きまして、質問事項2.防犯対策についてでございます。以前、糸数元議員からも質問があったと思いますけれども、その後の進捗状況の確認という意味も込めて質問をさせていただきます。質問の要旨(1)子供たちの安全・安心を確保するため、110番と直結する「非常通報装置」の設置の推進について質問をいたします。県内における刑法犯認知件数というものは、平成14年のピーク時から現在3分の1まで減少はしているものの、凶悪事案に発展するおそれのある子供たちに対する声かけ事案や、女性に対するつきまといというのは反比例してふえているという状況である中で、また全国的にも住宅や事業所等への侵入、窃盗被害や公共施設等への不審者侵入事案が発生するなど、これらの犯罪などを未然に防止するためには、まちの防犯性能を高めることが必要不可欠ではないかと本員は考えております。これらを踏まえて質問させていただきます。110番と直結している、いわゆる①非常通報装置について、本市の見解を伺います。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 お答えいたします。 子供たちの安全・安心を確保するため、早急に110番通報を行うことのできる仕組みは、防犯対策の一層の強化という観点から必要なものと考えておりますので、同様な事例について情報を収集し、調査研究してまいります。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 教育委員会としての見解のほうを御答弁申し上げます。 先ほどこどものまち推進部長からもありました、児童生徒の安心・安全を担保する、守ることは極めて大切なことでございます。教育委員会としても非常通報装置はその観点から有効な手法であり、機器の一つであるとも認識しております。今後は関係課と密に連携、調整しながら、どのような形で、またどういう場所にそういう装置をつけるのかも含めながら、今後、調査研究をしてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございました。 本市の見解としての有用性についての認識ができました。ところでこの110番通報装置はよく銀行などに机の下に設置されているボタンでありまして、事案が発生した際に押すと警察本部の通信指令室につながり、最も近いパトカーがすぐに臨場するという形になっておりますので、職員及び園児を守る有効な手段だと考えておりますが、現在、質問の要旨(1)②市内における設置状況についてお伺いさせていただきます。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 これまでに市内の私立認可保育園では16施設が非常通報装置を設置していることを確認しております。公立保育所では現在のところ、非常通報装置を設置しておりませんが、110番通報を行うことのできる仕組みを構築し、子供たちの安全・安心の確保に向けて取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 公立保育所にも導入の検討という形で、検討していただけるという答弁をいただいたのですけれども、本年度における近隣自治体においては、嘉手納町立保育所が4カ所の新設に加えまして、北谷町においても小学校、保育所に10カ所予算が認められ、新設予定であります。ヒアリングの中で保育園に対する補助メニューはあるという話は聞いていて、幼稚園、小学校、中学校に関してはないという話だったのですが、本員調べさせていただいたところ、幼稚園とか小学校、中学校に関しましても文部科学省の補助メニューに、学校施設環境改善交付金というものがありまして、これは公立におきます幼稚園、小学校の防犯対策等の整備に使えるということでしたので、ぜひそういう補助メニューを使用していただいて、何か事案が発生したから導入するではなく、未然に職員及び園児、児童の安全・安心を守っていくためにも市内の保育所のみならず、幼稚園、小学校への導入へ向けて前向きな検討をお願いし、質問事項2.を閉じさせていただきます。 続きまして、質問事項3.福祉行政について。質問の要旨(1)子供の命がなくなるような痛ましい事件を起こさないための、児童虐待防止に向けた取り組み状況について質問をさせていただきます。こちらは実は本員が平成29年度決算審査特別委員会においても質疑をさせていただいた部分が少しありますけれども、子供たちの命にかかわる重要な取り組みだと認識しておりますので、改めて取り上げさせていただきました。①児童相談窓口の専門職並びに専任職の配置状況についてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 児童相談窓口は、こども相談・健康課こども相談係となっており、専任職員3人と嘱託職員の家庭児童相談員6人を配置しており、職種は社会福祉士、精神保健福祉士、保育士、臨床心理士等となっております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございます。 再質問をさせてください。児童相談室に寄せられます過去3年間分の相談受理件数を教えてください。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 お答えいたします。 家庭児童相談件数3年分でございます。平成27年度相談実件数478件、延べ件数697件。平成28年度相談実件数537件、延べ件数857件。平成29年度相談実件数571件、延べ件数1,350件でございます。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 配置状況について確認させていただき、その後、相談件数について確認させていただきますと、やはり過去3年間相談件数が年々増加しているとありましたが、最近、東京都目黒区で起きた児童虐待の事案というものが社会問題となり、早期の児童相談の重要性を市民の皆様が認識してきていることが相談件数の増加というか、そういうあらわれになっているのかと思っております。相談件数の増加というのは沖縄市のみならず、沖縄県、全国的にも同様の傾向になっているそうでございますが、少し要望なのですが、要保護児童の救済には初動の対応が最も重要でありますが、このように年々相談件数が増加している中で、今のままでは体制が不十分ではないかという話も聞こえてきておりますので、ぜひ世論の高まりを受け、職員の加配がもし可能であれば、できればいいなということで要望をさせていただきます。 続いての質問に移らせていただきます。通告書43ページをお開きください。質問の要旨(1)②要保護児童対策協議会の開催状況と連携についてどのようになされているか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 沖縄市要保護児童対策地域協議会では、代表者会議、実務者会議、進行管理会議、個別支援会議の4つの会議を設置して運営しております。今年度の開催状況としまして、代表者会議1回、実務者会議4回、進行管理会議6回、個別支援会議については必要に応じて随時開催しており、11月までに約60回開催しております。児童虐待等の相談があった場合はケース登録し、要保護児童対策地域協議会において、個別支援会議を開き、課題や方針を全体で共有をしながら、対象世帯の実情に応じた支援を行っているところです。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 ありがとうございました。 続きまして、質問の要旨(1)③子育て世代包括支援センター及び子ども総合支援拠点の役割分担や連携の状況についてお伺いいたします。こちらは最近の新聞でも見かけたのですが、虐待防止の体制強化プランを議論する政府の連絡会議でも話題になっておりましたので、沖縄市の現状をお聞かせいただけたらと思います。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 子育て世代包括支援センターは、子育て家庭の実情を把握し、母子保健施策と子育て支援施策が連携しながら、切れ目のない支援を提供することを目的としております。また子ども家庭総合支援拠点は、特に要支援児童及び要保護児童、特定妊婦等への支援の強化を図るものでございます。この2つの機能を同一の担当機関が担い、一体的に支援することが望ましいとの方針を国は明確に打ち出しております。本市では10月に子育て世代包括支援センター結ぽ~とを設置し、出産前から支援が必要な妊婦や児童虐待を疑われる場合には、課内の家庭児童相談員につなげ、保健師とともに迅速に対応できるよう連携を図っております。なお、子ども家庭総合支援拠点につきましては、設置に向けて具体的に検討を進めているところです。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 続きまして、質問の要旨(1)④虐待の未然防止、早期発見の観点から、保育園、幼稚園に通っていない児童や、未就学児の把握というものが大変必要かと思っておりますが、未就園、未就学児の把握並びに支援の状況についてお伺いさせていただきます。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 保育所や幼稚園に通っていない児童の虐待の未然防止につながる取り組みとしましては、あけぼの子育て支援センターにおいて、子育て支援家庭訪問事業を行っております。おおむね2歳までの乳幼児がいる家庭を訪問し、子育て支援に関する情報提供や子供の育ちや子育てに関する相談、また保育環境の確認及び助言を行うことで、子育て家庭が抱える子育てへの不安の解消や負担の軽減等を図ることにより、乳幼児がいる家庭の孤立化を防ぐことを目的としており、平成29年度においては延べ957件を訪問しております。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 福祉サービス等を利用していない乳幼児や未就園児、未就学児がいる家庭の訪問を行い、目視による子供の安全確認や養育環境の把握というものは非常に大切であると思っておりまして、ぜひ引き続きの事業実施をお願いいたします。なお、次年度、平成31年度ですが、未就園児等全戸訪問事業という厚労省が新しくつくった新規の補助メニューがあるとのことですので、ぜひこちらを活用することで、担当者の加配が期待できると思いますので、検討していただけたらと思っております。よろしくお願いします。 続きまして、質問の要旨(1)⑤児童虐待に気づいた人が速やかに通告できるよう、児童相談所全国共通ダイヤル(189番)通称いちはやくの周知・啓発の取り組み状況についてお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 児童虐待などの通報を受け付ける案内ダイヤル189番(いちはやく)は、平成27年7月から運用されている児童相談所の全国共通ダイヤルです。児童虐待やそのおそれに気づいた市民や関係機関がいち早く189番通報にて、児童相談所へ情報を提供できることを周知するため、市庁舎内のポスター掲示や小中学校へのリーフレットの配布を行っております。また11月の児童虐待防止推進月間には、虐待防止パネル展や虐待防止講演会を通して、市民への啓発を行っております。その際にもポスター掲示やリーフレット配布を行い、周知・啓発に努めているところです。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 答弁ありがとうございます。 この189番(いちはやく)により、命が救われた事例もあるそうなので、引き続きの広報・啓発をよろしくお願いいたします。 続きまして、質問の要旨(1)⑥児童虐待による一時保護により、学校へ登校できない児童に対する出席への取り扱い等の対応及び学校復帰後の補習等、適切な支援を実施するためのマニュアル等を作成されているのか、お伺いさせていただきます。よろしくお願いします。
    小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 答弁申し上げます。議員御指摘の児童相談所等に一時保護されている児童生徒の出席の取り扱いについてでございますが、平成27年7月31日に文部科学省初等中等教育局長より、各都道府県教育委員会などに対し、一時保護等が行われている児童生徒の指導要録に係る適切な対応及び児童虐待防止対策に係る対応についてという通知文が発出されており、その中に別紙1、別紙2というものがあわせて添付されています。それ自体がマニュアル化できているようなものでございますので、各学校においてはそれに基づいた対応をすることとなっております。また一時保護されていた児童生徒が学校に戻ってきた際の補習等につきましては、市教育委員会といたしましては、マニュアルの作成は行っておりませんが、各学校において生徒指導部会であるとか、教育相談部会などで児童生徒への支援について共有し、その支援等について確認がなされた後、さまざまな支援が行われていると承知しているところでございます。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 答弁ありがとうございます。 一時保護された児童に対する適切な補習ということがしっかり行われていることを確認させていただきました。児童虐待に関する事業はひとつ対応を誤れば、子供たちの命にかかわるかもしれない重要な事業であると認識しておりますので、本員も微力ながら協力をさせていただきますが、市当局におかれましても、引き続きの尽力のほどお願い申し上げ、質問事項3.を閉じさせていただきます。 質問事項4.子育て支援について。質問の要旨(1)子育て支援事業の推進状況についてお伺いいたします。①こんにちは赤ちゃん事業(乳児家庭全戸訪問事業)の訪問状況とアウトリーチでの支援、あるいは養育支援訪問事業は実施しているのか、お伺いさせていただきます。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 お答えいたします。 こんにちは赤ちゃん事業の訪問状況につきましては、毎月の出生者を把握し、その中より転出などの人数を除いた対象者に対し、訪問を実施しております。そのうち訪問ができた数と訪問率過去3年分をお答えいたします。平成27年度の訪問数1,380件、訪問率86.7%、平成28年度の訪問数1,354件、訪問率84.6%、平成29年度の訪問数1,322件、訪問率89.4%となっております。また養育支援訪問事業につきましては、本市では平成17年1月より育児支援家庭訪問事業として実施しております。子育て世代包括支援センターの母子手帳交付や入居家庭全戸訪問、いわゆるこんにちは赤ちゃん事業で把握した育児ストレス、産後うつのある産婦や、近隣に育児支援者がいないなど、育児が困難な状況にある家庭に対して、支援会議を経た上で、育児支援の家庭訪問を開始しております。開始後は定期的に訪問を行う中で、子育てに関する相談・助言、子育て支援機関サービスの案内等を行い、安定的に児童の養育ができるよう支援しているところです。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 再質問をさせてください。今の回答の中で、86%から89%の訪問率という形で回答をいただいたのですが、家庭の事情によってはなかなか訪問ができないというところは理解ができます。しかし、会えていない子に対するアプローチというのは、本市としてはどのように考えておりますでしょうか。このアプローチに関して、今後、会えていない子に対してどのように行おうと考えているのか、そこの部分を本市の見解を教えてください。お願いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 会えない家庭こそ、場合によっては切実な支援を必要とすることもあり得ることから、全戸訪問をやはり目指すべきだと考えております。子育て世代包括支援センター結ぽ~とにおいて、母子健康手帳交付時から支援サービスの周知、対象児に会えない場合には、訪問員により夜間も含めて、帰宅時間や休日訪問を実施しているところであります。さらに今後は参加医療機関での周知、受け付けについても御協力を仰ぐなど、全戸訪問に対する関係機関の理解を高める取り組みを行ってまいります。不在や入院等の理由で会えない世帯については、乳児健診や医療機関等との連絡体制の構築に取り組み、家庭の実情把握に、なお一層努めてまいります。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 家庭によっては、1回来たからいいよとか、2回目は特にいいよという家庭もあるかと思いますけれども、先ほどの話とかぶるのですが、やはり目視による安全確認というのは非常に重要ですので、ぜひ100%の訪問率というのを達成ができれば、一番いいのかと思いますが、さまざまな形でアプローチをしていただきたいと思っております。 続きまして、質問の要旨(1)②子育て中の親子が気軽に集い、地域とのつながりを持てる場としての地域子育て支援拠点事業の実施状況、あるいは今後の実施予定の有無についてお伺いさせていただきます。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 地域子育て支援拠点事業につきましては、乳幼児及びその保護者が相互の交流を行い、また子育てについての相談、情報の提供、助言、その他の助言を行う事業でございます。現在、公立のあけぼの子育て支援センターと私立のたんぽぽ広場が市内にございます。また、さらに市内3カ所の公民館で行っている集いの広場においても交流が図られているところです。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 本員の出身地、中の町においても中の町公民館で集いの広場に関しては受け入れをさせていただいており、実際利用しての感想と、その利用者の声であるのですけれども、やはりいろんな地域から来ることができるからとても助かるという話だったりとか、一人で悩んでいるお母さん、お父さんが同じような形で情報が交換できる場として、非常に集いの広場というものはぜひ広めて、設置してどんどんふやしていきたいという意見というか、そういうことを聞きましたので、さまざまな角度で調査研究をしていただいて、さらなる支援を検討していただきたいと思っております。地域で受け入れている自治会に対しても補助、電気代とか、そういう補助があると聞いていますけれども、そちらもさまざまな形で、また市当局として補助がもし可能であれば、そういうことも検討していただけたらと思っております。 続きまして、質問事項5.地域創生について。質問の要旨(1)SDGsに対する本市における取り組みの現状について質問をさせていただきます。①中長期を見通した持続可能なまちづくりのため、地域創生に資する、地方自治体による持続可能な開発目標である「SDGs」の達成に向けた取り組みについて、本市の見解及び今後の取り組みについてお伺いさせていただきます。お願いします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 町田議員の一般質問にお答えいたします。 SDGsは平成27年9月に国連サミットで採択された持続可能な開発目標の略語であり、発展途上国や先進国など、全ての国に適用される世界共通の国際開発目標とされております。日本政府においては、SDGs実施方針を平成28年12月に策定し、国内全体で取り組むこととされております。本市といたしましては、政府の動向を注視しつつ、全国の事例など、調査研究に努めてまいります。 ○小浜守勝議長 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 御答弁ありがとうございます。 今やSDGsは日本全国で広がりを見せており、近い将来、SDGsに取り組んでいない事業所、あるいは自治体が時代遅れになるという時代が来ると本員は思っており、今回、時期尚早かとは思いながらもSDGsというフレーズを市当局並びに議員諸賢の皆様にも認識をしていただきたく、あえて質問をさせていただきました。持続可能な開発目標として、本市が取り組む内容、目標を明確にし、さらには掲げた目標をモニタリングし、分析することで、誰ひとり取り残されない社会の実現を達成し、経済、社会、環境をめぐる広範な課題を総合的に解決することが可能となります。今後、沖縄市の創生に資する持続可能な開発目標を掲げていただいて、地域活性化の成果を上げることを期待し、質問を閉じさせていただきます。 さて、2018年も終わりに近づいてきておりますが、この1年間、皆様はいかがだったでしょうか。本員にとっては、2018年は選挙もありますし、激動の1年であり、よくも悪くも忘れられない年として心に刻まれました。また何より皆様と一緒に沖縄市のために仕事ができるということが本員としては本当にうれしく思っておりますし、本員所属の会派暁は、2人会派ではありますけれども、これからも桑江市長を支える会派として、しっかりと邁進をしていく所存でございます。冒頭話をさせていただいたとおり、まだまだ青二才で未熟者ではありますけれども、本員、一日でも早く一人前になれるよう精いっぱい頑張ってまいりますので、これからも御指導、御鞭撻のほどよろしくお願いしたいと思います。 以上をもちまして、12月定例会におきます会派暁、町田裕介の一般質問を終了させていただきます。市長を初めとする当局の皆様、まことにありがとうござました。 ○小浜守勝議長 以上で町田裕介議員の一般質問を終わります。 これをもちまして、日程第1 一般質問を終結いたします。 休憩いたします。  休 憩 (午後 4時15分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 4時27分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 △日程第2 議案第39号 平成30年度沖縄市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。 本件について提出者の説明を求めます。 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 議案第39号について御説明申し上げます。   平成30年度沖縄市一般会計補正予算   (第4号) みだしのことについて、地方自治法第96条第1項第2号の規定に基づき議会の議決を求める。 平成30年12月20日            沖縄市長 桑江朝千夫 予算書の1ページをお願いいたします。   平成30年度沖縄市一般会計補正予算   (第4号) 平成30年度沖縄市の一般会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによる。 (歳入歳出予算の補正)第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,332万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ747億4,134万2,000円とする。2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。 平成30年12月20日提出沖縄市長 桑江朝千夫 次に、補正予算に関する説明書第4号について御説明申し上げます。 説明書の4、5ページをお願いいたします。歳入でございます。15款1項5目総務費県負担金、1節総務管理費県負担金、説明1.県民投票管理費2,332万5,000円は、人件費や事務費など県民投票の費用に係る負担金でございます。 6、7ページをお願いいたします。歳出でございます。2款1項26目県民投票管理費、説明1.県民投票管理費2,332万5,000円は、投票管理者等の報酬、事務作業に従事する臨時職員賃金、整理券の発送に係る通信運搬費、投開票事務に関する借上料等を計上しております。以上でございます。 御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 以上で提出者の説明は終わります。 直ちに質疑に入ります。質疑はありませんか。 瑞慶山良一郎議員。 ◆瑞慶山良一郎議員 議案第39号 平成30年度沖縄市一般会計補正予算(第4号)について質疑をさせていただきたいと思います。 今回の補正第4号は、沖縄県議会で可決されました辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票条例の投開票事務に当たる予算の計上だと説明がございました。その中で沖縄市長、桑江市長として、この県民投票条例に対する考え方をまずお聞かせいただきたいと思います。そして質疑として、今回の県民投票条例に基づく投票運動、投票を促進するための運動という部分は、どのような法令で規制等がされるのか、公職選挙法が該当するのか、それとも無制限に、政治活動だったら何でも宣伝カーも何十台、何百台導入してもいいとか、そういう部分のどういう投票行動ができるのかというのをお聞かせいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 沖縄市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 ただいまの議案に対しての瑞慶山良一郎議員の御質疑にお答えをいたします。 県民投票の方法について、県民の中でも多種多様な考えがある中で、県民の多様な意見を的確に反映させるには、投票の際の選択肢を賛成、反対、やむを得ない、どちらともいえないの四択に広げるべきであったと思います。今回の県民投票については、普天間飛行場の危険性の除去に関して論点がなく、当該県民投票の実施により、基地問題をさらに混乱させて、沖縄県民の分断を招くのではないかと危惧しております。かつて、移設やむなしという苦渋の選択をした首長がおりました。そこには政治家の激しい苦悩があったと感じております。その苦悩もひとえに、普天間の危険性の除去のためにという思いがあったはずであります。そしてやむなく容認し、その職を辞した先輩政治家がいたことは事実であります。それを思うと、今回の県民投票の方法には、これまでの経緯や歴史や、複雑な思いなどに配慮のかけらもない、単純にマルかバツかの二択で、県民に選択を迫るやり方はいかがなものかと、私はこれが今の正直な気持ちであります。しかしながら、地方自治法第252条17の2の第1項に定める事務に当たることから、上程をしている次第であります。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 瑞慶山議員の御質疑にお答えをいたします。 選挙運動、投票に関する運動に関する質疑でございました。県の県民投票条例の第12条では、県民投票に関する投票運動は自由とする。ただし、買収、脅迫等により県民の自由な意思が制約され、または不当に干渉されるものであってはならないということで、規定をされております。また県が発行しておりますQ&Aの中にも、県民投票に関する投票運動は、公職選挙法の制限がないことから、基本的に自由でありますということでございます。 ○小浜守勝議長 瑞慶山良一郎議員。 ◆瑞慶山良一郎議員 市長の苦悩も本当に痛いほどわかります。これは沖縄県民全体も思うと思います。先日の一般質問の中でも所見で述べさせていただいたのですが、お亡くなりになりました翁長前知事が、日本政府が法律にのっとって辺野古埋め立てを進めている中で、これは県民をないがしろにしているという形で反対意見を述べて、県議会等も法律に基づいた手続に対して反対をしているわけです。ただ、今回は沖縄県議会が私たち地方の声に全く耳を傾けずに、二者択一。私たちはこの二十何年間、悩み悩んでこの政治を行ってきたのです。選挙もしかり。先ほど市長から話があった、本当に命を削って、思いを削って行動を示した政治家の先輩方もいらっしゃる。その部分で本員も大変今回の県民投票に対しては、じくじたる思いがございます。そこで今、答弁の中で、公職選挙法が適用されない。自由である。脅迫、買収等はだめだと。それ以外の部分はオーケーというのですが、今、テレビ、新聞報道の中で、辺野古の埋め立て地の場所で、路上で違法の抗議活動をしたり、工事車両に接着剤を入れたり、タンクに異物を入れたりという犯罪の形があるわけです。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午後 4時35分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 4時35分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 瑞慶山良一郎議員。 ◆瑞慶山良一郎議員 本当に沖縄市民が安心して、客観的、中立的な情報の中で、投票事務というのが本当にできるのか、本員は心配しているところであります。今回の補正予算にそのような対策費というのが組み込まれているのかをお聞かせください。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 瑞慶山議員の御質疑にお答えをいたします。 今回の補正予算において、違法な投票活動に対する予算の計上はあるかというお尋ねでございますが、そのような予算の計上はございません。 ○小浜守勝議長 瑞慶山良一郎議員。 ◆瑞慶山良一郎議員 ありがとうございます。 そういう市民が不安に残るところがあると思いますので、もしこの予算が通るとした場合、県に対して、そのような予算措置、沖縄市の市民が安心、安全に投票ができるような形を求めるということが可能なのか、最後にお聞かせください。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 今回、県の先ほど申し上げました質疑応答、Q&Aでございますが、投票運動に対する違法行為についてどのように対応するのかという質問項目がございます。今回、公職選挙法により抵触する行為につきましては、罰則の適用はありませんが、個別での法律、条例において抵触する違反行為に対しては罰則が設けられている場合がございます。例えば許可を得ずに設置したポスターには、屋外広告物条例が適用されます。また公安委員会の許可を得ず、道路上で拡声器などを備えつけたり、車両により放送する行為は道路交通法が適用されるなど、そのような答えがございます。議員からお話のありましたように、それ以外でも違法と考えられるような行為がございましたら、県のほうに問い合わせをするなどして対応してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 ほかに質疑はありませんか。    (「なし」の声あり) ○小浜守勝議長 質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第39号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○小浜守勝議長 御異議なしと認めます。よって議案第39号は、委員会の付託を省略することに決定をいたしました。 これより議案第39号について、討論に入ります。討論はありませんか。 休憩いたします。  休 憩 (午後 4時40分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 4時41分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 まず、本案に対する反対討論を許します。 新里治利議員。 ◆新里治利議員 ただいま上程されました平成30年度沖縄市一般会計補正予算(第4号)に対して反対の立場から一言申し上げたいと思います。 まず、これは本員の主観的な物の考え方が大きいところを占めますが、我々地方議会、沖縄市議会議員、議員の役割としては沖縄市の税金をどう使うか、多いのか、少ないのかというチェックが主な仕事だと思っております。今回、2,332万5,000円という巨額を投じて、辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票条例の施行に伴う、県民投票管理費の負担を今、諮っているのでございますが、まず費用対効果の面で本員の考えを申し述べたいと思います。まず、この県民投票は法的効力がない県民投票で、果たして辺野古の埋め立てはとまるのか。とまるのであればやりましょう。費用対効果の面で見ると、本員の見立てではなかなか厳しいのではないかと。それはなぜかといいますと、先日お亡くなりになった翁長雄志前知事、本当に本員としては武士だったと。最後の最後に本当に沖縄の気持ちを日本全国に届けて、逝去されたと思っております。その伝説的英雄の翁長雄志前知事をもってでも、辺野古埋め立てはとまりません。翁長雄志前知事ができないのに、今の玉城知事ができるのかというのが本音のところでございます。そして2番目に、我々、俗に言う保守系議員も辺野古埋め立て賛成か反対かと聞かれたら反対ですよ。反対です。でも沖縄県全体の我々の子や孫までの、そしてこれまでの未来も見据えての県政人事、親分を決める選挙で、その民意は十分示されているわけで、法的効力のない県民投票であるならば、誰でも反対に投じるでしょう。ということで、やる前からデキレースなのです。わかっているわけです。やる前からわかっている。それが2番目です。1番目はやっても意味があるのか、我々が納めた大切な税金が本当に効果があるのかという観点、その2つ。そして先ほどから市長もおっしゃっていましたが、二者択一という手法が果たしてどうなのかと。四択でも五択でも、本員は二者択一でもそれはそれだと思うのですが、何のための民主主義なのかと。十人十色です。だから沖縄市議会がこの一般会計補正予算を否決しても、これも民意です。お互いそこは民意を尊重して、前に進めていきましょうということを本員は3番目に申し上げたいと思います。いいのです、皆さん。違うことも民意、本員が言っていることも民意、皆さんが思っていることも民意です。辺野古の基地の前で一生懸命反対運動をしている人もこれも民意です。でも一つだけ自分が思うことが、ウチナーンチュが少ないことです。沖縄タイムス、そして琉球新報を皆さん見てください。琉大教授の井上先生、恐らくナイチャーでしょうね。成蹊大法科大学院武田先生、この人もウチナーンチュではないな。この方が言っているのは、宮古島市長が予算執行を拒否したという記事を少し読み上げますと、この先生が言っているのです。ウチナーンチュではないですよ、この人は。首長が予算を計上し、支出することができると規定しているが、この規定はしなければならないという意味ですと。どう見ても日本語的に違います。予算を執行することができるとうたわれているのに、この先生はしなければいけないという意味ですと断言している。先に生きると書く先生がこういうことを言うべきではないです。どう見ても日本語が違います。そして最後に、市長は議会の誤りを是正して、市民に対する責任を果たすべきだと。我々の議決がどう誤りなのでしょうか。市民の負託を受けた我々の議決がどう誤っているのか、そこもあわせて聞いてみたい。とにかく現在行われていることがリアルです。それに対して、粛々と沖縄市議会議員として、そして沖縄市民の代表として答えを出していく。そういう大前提、大原則で我々沖縄市議会はいくべきではないでしょうか。もちろんこの補正予算に賛成の方々も全然いいと思います。本員は何の文句もありません。ただ思ったことを言っているだけでございます。以上、議員諸賢の皆様、本員の言葉が心に響けばいいことを願って、本員の反対討論といたします。以上です。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 次に、賛成討論を許します。 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 皆さん、12月定例会の一般質問も終え、新たに追加議案として上程されました平成30年度沖縄市一般会計補正予算(第4号)、辺野古米軍基地建設のための埋め立て賛否を問う県民投票条例についての上程でございます。賛成の立場から一言申し上げさせていただきます。 残念です。こういう形で反対討論や賛成討論を行うということ自体がそもそもです。これまで戦後70年余り、いろんな形で翻弄されてきた我が沖縄県。沖縄市においては嘉手納基地を有する。市の3分の1が米軍基地でございます。ある意味、当事者の行政区でもあるわけです。本員はもう皆様も御承知のように、去る知事選挙で圧倒的な民意、そして選挙公約にも辺野古新基地建設反対を掲げた現玉城デニー新知事のもとに、さまざまな形で勉強をさせていただきました。多くの意見があるでしょう。あって当然だと思います。先ほどの新里治利議員の反対討論の中にもありました。実はこれからではないかという思いもあります。なかなか基地問題については本当に触ってはいけない。なかなか議論が深まらない。戦後の保守・革新がなかった時代に、多くの先人や先輩方が一致団結をして、敗戦国となったそのしわ寄せとしたプライス勧告を全体ではねのけ、基地に依存することなく、将来の沖縄を見据えていこうではないかということが示されたあのとき。そしてさまざまないろんな問題、事件、事故、そしてそのときに議論をされたでしょう。そして今があるわけです。これから沖縄県、そして我が沖縄市においても実のところどうなるのかは不明でございます。ただし、議論はすべきだと思います。今回、上程されました県民投票につきましては、各市町村議会や市町村へ、県の条例への賛否、採決に基づいてきております。各市町村議員の皆様も当然、選挙を経て、議場や議会のほうで議員としての活動をされているかと思います。その中において、県民や市民の皆さんもここまで問題視、課題視されている辺野古移設、辺野古の新基地建設、我々は新基地建設という概念でございます。当然、普天間の危険性除去というのは、県民の変わらぬ思いだと思います。手法の違いだと思います。よく考えてください。時の政府、現政府につきましては、多くの沖縄選出の国会議員の先生方が沖縄の立場、これは与野党関係なく申し入れをした建白書がありました。先ほど市長からも、そして瑞慶山良一郎議員からも苦渋の選択ということがあったかと思います。その苦渋の選択というのは、あえてフォーカスはしません。ただ、その選択が今の混乱を招いているところというのもあろうかと思います。全てではありません。今回の県民投票については、分断ではないと思っています。県民の方から直接請求でさまざまな事務手続を経て、今回に至っているわけです。それを当初は県議会、そして市町村議会という形で予算の執行についていろいろと議論されてきておりますが、我が沖縄市においても、本員は残念ながらなかなか与野党の皆さんあわせての議論が深まらない中、賛否を問わざるを得ないという、それがまさに苦渋だと思っています。そこで賛成の立場で予算を執行していただきたい。そこが全く本当に本員としては苦渋の選択ではないでしょうか。県民投票の形で背景には政治的や、さまざまないろんな観点があろうかと思います。ただ、今回の県民投票の直接請求については、まさに実直に受け入れ、それを賛否を問う。その中から改めて始めようではありませんか。現在、進捗されています。土砂が投入されています。基地としての機能は絶対に認めません。その立場でございます。かといって、現在の米軍基地を即刻撤去しろということはさらさら思っていません。もうこれ以上の基地の負担は要らないと言っているわけです。その声がなかなか届かない。普天間の危険性除去、それがそもそもの始まりであるという一辺倒であります。これは当然なのです。それはお隣の宜野湾市でもあるわけですから、私たち沖縄市、本市においても宜野湾のオスプレイの騒音被害、そして苦情はあるわけです。ぜひ議員諸賢の皆様におきましては、この県民投票が決着ではありません。分断でもありません。改めてこれからを担う本員たちの子や孫、現在、ここにしっかりと審議をし、議論をし、沖縄の未来を語っていく一つのきっかけにしていただきたい。その立場からぜひ今回の上程されました、市長は苦渋の選択的な形ではおっしゃっておりましたけれども、それもひとつぜひお考えいただいて、予算の執行におさめていただきたい。それを切に願い、賛成の立場としての討論とさせていただきます。以上です。 ○小浜守勝議長 傍聴人に申し上げます。静粛に願います。傍聴人は議事について可否を表明し、または騒ぎ立てることは禁止されておりますので、静粛に願います。 ほかに討論はありませんか。 町田裕介議員。 ◆町田裕介議員 本員は今回反対の立場から討論をさせていただきます。 議案第39号 平成30年度沖縄市一般会計補正予算(第4号)でございます。こちらに対しまして、本員といたしましては、先ほど一般質問の際の所見でもあえて述べさせていただいたのですが、去る県知事選挙の際に、8万票の差という圧倒的な差をもって玉城新知事が誕生し、そして県内唯一の中核市であります那覇市長選挙の結果におきましても、基地建設反対の意思を示している市長が誕生するなど、一連の選挙結果を見ても県民の意思、民意がそこに示されたとみなすことができると本員は思っております。そうであるにもかかわらず、さらに公費をかけ、法的拘束力のない県民投票を行う必要が果たしてあるのかという疑問が本員には依然として残るのです。本来、国政、県政、市政を問わず、先ほども申し上げさせていただきましたけれども、我が国においては代表制民主主義が基本であります。安易に重要政策、あるいは重要案件に対し、県民投票により意思決定をすることについては、十分に注意を払わなければならないと考えており、これは代表制民主主義の制度の崩壊に加え、市民の最高意思決定機関である我々沖縄市議会が形骸化するおそれを有すると考えております。さらに加えると、今回の辺野古の基地建設をめぐる県民投票においては、さまざまな県民感情や政治的背景がある中で、二者択一で賛成か、反対の賛否のみの選択肢ではなく、わからないや、条件つき○○といったファジーな選択肢を加えることがより現実的ではないでしょうか。本員も実際、反対か、賛成かといったときには反対として書くでしょう。本員は条件つき○○という選択肢でございます。よって、基地建設にあっては、単に白か、黒で判断をつけることは困難であり、移設をめぐる歴史的経緯、政治的状況を鑑み、より多くの県民、市民心理を酌み取るべきであることからも、本員としては県民投票に関し、疑問が残ります。この点は多くの市町村で問題視され、既に実施しない市町村も出てきており、このような虫食い状態で県民投票ということであれば、既に県民投票ではないと考えております。沖縄県はこのような中で県民投票を強行するのではなく、一度整理をして、全ての市町村で実施ができるように改めて説明責任を果たすべきではないでしょうか。また地方自治体は二元代表制であります。市民の代表者たる議員で構成された議会での議決こそが、市民の声を反映させた決定であると理解をしております。そこを無視した形での義務化という押しつけとも捉えられかねないアプローチは、議員の存在意義をも否定し、余りにも乱暴であり、市町村で議論をする前から義務を負わせようとしている県の対応は、地方分権法の観点からも逸脱しているのではないでしょうか。もし本市において県民投票を実施するとなれば、経費は県の負担かもしれませんが、本員といたしましては、この県民投票にかかる経費、5億5,000万円をぜひ県民、あるいは市民のために医療、教育、福祉など、暮らしに直結した予算として執行してほしいと願うばかりであります。 以上で、本員からの反対討論を終了したいと思います。以上です。 ○小浜守勝議長 ほかに討論はありませんか。 前宮美津子議員。 ◆前宮美津子議員 皆さん、こんにちは。本員は議案第39号 平成30年度沖縄市一般会計補正予算(第4号)に賛成の立場から討論をさせていただきます。 ただいま議題となっております補正予算案は、辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票条例に基づき、市町村が県民投票を実施するための予算計上についてであります。主権者である市民一人一人の大切な投票権を保障し、地方自治の本旨を守る立場から賛成するものであります。政府は去る8月31日に沖縄県が行った埋め立て承認撤回に従い、辺野古の新基地建設工事を断念すべきであります。沖縄県議会は2月21日、与野党全会一致で決議を採択しております。その項目には、米軍普天間基地、普天間飛行場を直ちに運用停止することを決議しております。また2013年1月28日、県内41全ての市町村の皆さんが賛成した建白書には米軍普天間基地を閉鎖撤去し、県内移設を断念することをオール沖縄で提案をし、安倍総理に手渡しをいたしました。この沖縄県民が示した解決策、民意に政府はしっかりと応えるべきであります。今回、実施されるであろう県民投票の結果を日米両政府は正面から真摯に受けとめることを求めるものであります。沖縄県は8月31日、政府が強行してきた辺野古新基地建設について、違法な工事を放置できないとの立場から、仲井眞元知事が行った辺野古埋め立て承認の撤回を行いました。また9月30日の県知事選挙では翁長雄志知事の遺志を受け継ぎ、辺野古新基地建設反対を公約に掲げた玉城デニー候補が史上最多得票となる39万6,632票を獲得し、安倍政権が全面支援をした相手候補に約8万票の大差をつけて勝利をいたしました。玉城デニー新知事は、就任後、安倍首相に会い、辺野古新基地建設に反対することを明確に伝え、同時に対話の場を設けてほしいと要望しましたが、そのわずか5日後、行政不服審査法を用いて、国が私人になりすまし、沖縄県が行った埋め立て承認撤回の効力停止を求める対抗措置を取り始めました。知事選挙の結果を真摯に受けとめる、県民の気持ちに寄り添う、総理はそう言いながら沖縄との対話を拒絶し、問答無用で工事再開を強行いたしました。その行為は県民の尊厳と、この国の民主主義を踏みにじる禁じ手であり、絶対に許されるものではありません。今回の県民投票条例は、県知事提案でもなく、県議会提案でもなく、地方自治法に基づき、県民が署名を集め、知事に直接求めて実現をいたしました。県民投票条例の制定を請求するに当たり、有権者の50分の1に当たる約2万3,000人分の署名が必要でしたが、法定数を大きく上回って9万2,848筆が有効署名として集まっております。主権者である県民による直接請求によって成立したこの県民投票条例は、最大限重視、尊重されなければなりません。県民投票条例の目的は、第1条にこの条例は普天間飛行場の代替施設として国が名護市辺野古に計画している米軍基地建設のための埋め立てに対し、県民の意思を的確に反映させることを目的とする。こういうふうに書かれております。このように今回の県民投票は、米軍の基地建設のための辺野古の海を埋め立てるのか否か、市町村や議会の意思ではなく、県民の意思を確認するために行われるものであります。県民の直接請求で県内各市町村の多数の住民の署名により、県民投票条例は制定されました。住民の代表である市町村長や議会がこの県民投票に協力しない理由はないはずであります。辺野古の埋め立てをめぐってはさまざまな県民意見があることは当然のことです。県民投票条例では、条例の公布の日から6カ月以内の実施を定め、第10条では、知事は県民が賛否を判断するために必要な広報活動を行うとともに、情報の提供に努めなければならないと。また前項の広報活動及び情報の提供に際しては、本件埋め立てについての賛否両論を公平に扱わなければならないと定めております。重要なことは、県民投票で辺野古埋め立ての賛否を明確に示すこと、そして同時に、この県民投票を通じて県民が辺野古問題を議論することにあります。対話を通じて、みずからの意見を明確に示していくこと、この過程こそが民主主義を実践していく県民投票の大きな意義であります。各市町村は地方自治法第252条の規定により、知事から委託された県民投票実施に係る事務を処理する義務、すなわち県民投票を実施する義務が生じます。県民がみずからの地域の課題について直接意思を示し、政治に参加をする権利を保障する県民投票は、民主主義の根幹をなす大事な制度です。米軍占領下の時代、沖縄の自治は神話だと言い放った高等弁務官がおりました。しかし、私たちの先輩たちは決して諦めず、自治権獲得のために歩み続けてきました。その歴史は、自治は決して神話ではない。みずから立ち上がり、勝ち取っていくものだということを私たちに教えてくれていると思います。今回の県民投票が沖縄の自己決定権、地方自治を体現していくものだと確信を強くするものであります。 したがいまして、ただいま議題となっております議案第39号、平成30年度沖縄市一般会計補正予算(第4号)、これに賛成をするものであります。もし今度の県民投票が四択、皆さんこれはアンケートではありません。投票なのです。もし、わからないというのであれば白紙で出していただく。そして仕方がないという方は賛成で投票をしていく。四択であれば事務の混乱につながってまいります。どうか今度の県民投票は二択、イエスか、ノーか、このことでしっかり答えていただきたい。そういうことで県民各位の御賛同をどうかよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 再度傍聴人に申し上げます。静粛に願います。傍聴人は議事について可否を表明し、または、騒ぎ立てることは禁止されておりますので、静粛に願います。拍手もその一つであります。 なお、議長の命令に従わないときは、地方自治法第130条第1項の規定により、退場を命じますから念のため申し上げます。 ほかに討論はありませんか。    (「なし」の声あり) ○小浜守勝議長 討論なしと認めます。これをもちまして討論を終結いたします。 これより議案第39号 平成30年度沖縄市一般会計補正予算(第4号)について、採決いたします。 本件は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。    (賛成者起立) ○小浜守勝議長 起立少数であります。よって議案第39号は否決されました。 休憩いたします。  休 憩 (午後 5時15分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 5時15分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 休憩いたします。  休 憩 (午後 5時15分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 5時16分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 お諮りいたします。 本日はこれをもちまして、散会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○小浜守勝議長 御異議なしと認めます。よって、本日は散会することに決定いたしました。 次の本会議は、明日12月21日金曜日、午前10時より会議を開きます。 本日は、これをもちまして散会いたします。大変お疲れさまでございました。  散 会 (午後 5時17分)...