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12月15日-03号

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  1. 糸満市議会 2022-12-15
    12月15日-03号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    令和4年第9回糸満市議会定例会会議録令和4年12月15日出席議員 19人1番 大 城 むつみ    2番 玉 城 哲 郎3番 山 内 竜 二    4番 前 田   潤5番 浦 崎   暁    6番 伊 敷 郁 子7番 賀 数 郁 美    8番 金 城 一 文9番 長 嶺 安 浩    10番 新 垣 勇 太11番 平 田 健 人    12番 金 城   悟13番 金 城   寛    14番 山 城   渉15番 西 平 賀 雄    18番 金 城   敏19番 金 城 幸 盛    20番 新 垣 安 彦21番 徳 元 敏 之欠席議員 2人16番 大 田   守    17番 金 城   敦 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。   市長    當 銘 真 栄    副市長     神 谷 和 男   教育長   幸 地 政 行    総務部長    福 元 信 美   企画部長  金 城   満    市民健康部長  新 垣 政 喜   福祉部長  島 根 辰 也    こども未来部長 国 吉   丘   経済部長  大 城   司    建設部長    上 原   斉   水道部長  伊 敷   勝    消防長     平 田 徳 明   教育委員会 金 城   秀    教育委員会   有 銘 真一郎   教育部長             教育指導監本日の議事日程 日程第1 一般質問   ――――――――――――――――――――――――――――――                              (開議宣告午前10時00分) ○議長(金城寛) これより本日の会議を開きます。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(金城寛) 「一般質問」を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆8番(金城一文議員) 議場内の皆様、インターネットで御覧の皆様、おはようございます。今定例会最初の質問者でございます。張り切ってまいりますので、市当局の誠意ある御答弁をよろしくお願いいたします。 件名1、こども未来行政について。先日、金城幸盛議員長嶺安浩議員山内竜二議員こども家庭庁設立準備室の方とお会いいたしました。勉強会に行ってまいりました。こどもまんなか社会の実現に向けて、常に子供の視点に立って子供政策を強力かつ専一に取り組む独立した行政組織として子供と家庭の福祉の増進、健康の向上等の支援、子供の権利利益の擁護を任務とするのがこども家庭庁であります。その創設に当たっては、各官庁より移管する定員を大幅に上回る体制を目指すそうであります。不足する人員を各都道府県や市町村からも受け入れるとおっしゃっておられました。ぜひ市の職員を派遣し、職員の能力、経験値を上げて糸満市の子供たちのために役立ててほしいと思います。そこで伺います。小項目1、こども家庭庁への職員派遣について。ア、政策立案機能強化のためこども家庭庁へ市職員を派遣する考えはありませんか。 件名2、商工行政について。コロナ禍とそれに続く物価高騰を受け、市内の事業者からは事業継続に不安を感じているとの声が多く聞かれます。今こそ糸満市においては、市内商工業者へのより積極的な支援が必要ではないでしょうか。またそのためにも商工会と力を合わせた取組の強化が望まれます。そこで伺います。小項目1、市における商工会の位置づけについて。ア、商工会は市にとってどのような存在ですか。 件名3、美々ビーチについて。糸満漁港ふれあい公園の指定管理者の公募が遅れています。前回の公募の際は、12月定例会において審議されておりましたが、今回は募集さえ始まっていません。このままでは新しい指定管理者に変わった場合に、来年のビーチ開きができるのか、その後の管理業務が順調に進められるのか不安であります。早急な募集、選定が急がれます。そこで伺います。小項目1、美々ビーチの管理委託について。ア、業者選定は進んでいますか。 件名4、市民生活行政について。市民の方々から市政へ対する様々な要望が届けられております。その中で市有地や市有物件に対する管理体制に関するものも少なくありません。市有地が有効活用されずそのままの状態で放置され雑草が繁茂しているような状況は、決して好ましい状態ではありませんし、修繕が必要な箇所を放置し続けることを見過ごすことはできません。有効に活用し適切に管理していただきたいと思います。そこで伺います。小項目1、市内公民館の修繕について。ア、修繕が必要な箇所を把握していますか。 小項目2、糸満幼稚園跡地の有効利用について。ア、その後の利用計画は決まりましたか。 件名5、保育行政について。待機児童の問題も糸満市の抱える長年の課題であります。その解消に向けて様々な取組をしてこられたと思いますが、残念ながら解決には至っておりません。待機児童の解消には、保育士の確保が重要であることは論をまたないと思いますので、何らかの新たな取組が必要です。そこで伺います。小項目1、保育士確保に向けての支援について。ア、家賃を支援する考えはありませんか。イ、就職祝い金を制度化する考えはありませんか。 件名6、南部病院跡地について。市民の皆さんの大きな関心事の1つに、南部病院跡地がどうなるかということがあります。これまで多額の経費が投入されていますが、今後どれぐらいの費用を要するのか、事業として採算は取れるのか、市民への負担を求めるようなことはないかなどです。それらの不安を解消するために、その後の進展についてお聞かせください。小項目1、県からの譲渡に向けての交渉について。ア、その後進展はありませんか。 件名7、教育行政について。教育行政に関しても、市民の皆さんの大きな関心事であります。中でも給食センターの移転と高嶺小中一貫校については、今後の進捗についてどのように進んでいくのか説明していく必要があります。そこで伺います。小項目1、給食センター移転の進捗について。ア、その後の進捗はどうなっていますか。 小項目2、高嶺小中一貫校について。ア、今後のスケジュールはどうなっていますか。 件名8、消防行政について。この件につきまして、これまで多くの質問をさせていただきました。おかげで消防広域化を推進するための課題が見えてまいりました。あとは見えてきた課題を一つ一つ解決していくことで、一歩一歩消防広域化、西崎地域への分署の設置に向けて進んでいくことができるものと思います。そこで伺います。小項目1、消防広域化の進展について。ア、糸満市職員定数条例を改正し、消防職員の増員はできませんか。 以上、再質問は質問席より行います。 ◎市長(當銘真栄) おはようございます。金城一文議員御質問、件名5、保育行政について。小項目1、保育士確保に向けての支援について、ア及びイについてお答えします。 小項目1、ア、家賃を支援する考えについて、宿舎借り上げ支援事業は、保育士1人に対する補助額が高額になること、補助対象と対象外の保育士の間で不公平感が生じることなど課題がありました。これらの課題を解決し、県内の他自治体との間で保育士確保で競合しないこと、在職する保育士との不公平感につながらないことなどを勘案し、県外居住者が就職に伴い市内に居住地を移す場合に支援することを検討しております。 次にイ、就職祝い金を制度化する考えについては、保育士の確保については新規採用だけでなく、就職後定着し働き続けるかどうかも課題となります。そうしたことから就職支援金事業として就職して一定期間以上勤務した場合に支援できないか検討しています。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) おはようございます。議員御質問、件名7、教育行政について。小項目1、学校給食センター移転の進捗について。ア、その後の進捗についてお答えいたします。 進捗状況といたしましては、建設候補地策定業務委託を令和4年10月28日に契約し、第1回建設候補地検討委員会を12月2日に開催いたしました。今後は、本検討委員会を二、三回程度開催し、令和5年2月中には優先候補地を選定する予定です。次年度につきましては、PFI選定アドバイザリー業務を進める予定です。 ◎こども未来部長(国吉丘) おはようございます。御質問、件名1、こども未来行政について。小項目1、こども家庭庁への職員の派遣について。ア、こども家庭庁への市職員の派遣についてお答えいたします。 国においては、令和5年4月1日にこども家庭庁を設置し、子供をめぐる様々な課題に適切に対応するため子供の視点に立ちその最善の利益を第一に考え、子供に関する取組・施策を社会の真ん中に据えたこどもまんなか社会の実現を目指し、子供政策を強力に推進していくこととしています。また昨年度末に閣議決定しましたこども政策の新たな推進体制に関する基本方針において、こども家庭庁の基本姿勢の1つに地方自治体との連携強化を掲げ、積極的に地方自治体との人事交流を推進することとしており、地方自治体職員積極的登用を行うため職員派遣が公募されているところです。本市においては、令和4年度よりこども未来部を設置し、子供政策の推進のため体制強化を図ってきたところであり、今回のこども家庭庁地方自治体職員を派遣する仕組みは、市職員の企画立案能力を向上させる有意義な機会と考えます。しかしながら現在、子育て家庭支援児童虐待防止ヤングケアラー支援、子供の貧困対策のほか新型コロナウイルス感染症に係る様々な子育て施策を実施しており、これらの施策を遅滞なく進める必要があることから、現時点では職員を派遣することが困難な状況であります。 ◎経済部長(大城司) おはようございます。御質問、件名2、商工行政について。小項目1、市における商工会の位置づけについて、アについてお答えします。 ア、商工会は市にとってどのような存在ですかについて、本市では新型コロナウイルス感染症拡大物価高騰等で厳しい状況が続く中、市内事業者の休業や営業時間の短縮が余儀なくされ地域経済に大きな影響があり、商工会においては中小、小規模事業者が抱える諸問題に真摯に向き合い事業者に寄り添った支援として雇用を維持し、地域経済を守る取組を継続しているものと評価しております。今後も市としましては、市の商工業振興を図るため商工会と緊密に連携を取りながら喫緊の課題であるコロナ禍で疲弊した地域経済の回復に向けた取組を、一層強化したいと考えております。 続きまして御質問、件名3、美々ビーチについて。小項目1、美々ビーチの管理委託について。ア、業者選定は進んでいますかについてお答えいたします。小項目1、ア、業者選定については、現在糸満漁港ふれあい公園の指定管理者業者選定において、募集要項の内容の修正作業を行っており、公募を含め業者選定にまで至っていない状況であります。なお早期の公募案内に向け事務手続を進めてまいります。 ◎市民健康部長(新垣政喜) おはようございます。御質問、件名4、市民生活行政について。小項目1、市内公民館の修繕について、アについてお答えいたします。 小項目1、ア、修繕が必要な箇所について、現在市が陳情や相談を受けているものは雨漏りなどの部分的な修繕から老朽化による大規模修繕を含め11か所を把握しております。 ◎総務部長(福元信美) おはようございます。御質問、件名4、市民生活行政について。小項目2、糸満幼稚園跡地の有効活用について。ア、その後の利用計画についてお答えいたします。 糸満幼稚園跡地については、令和3年9月7日付で糸満幼稚園跡地利用を考える会から活用についての要請書が提出されております。それに対し当時の所管課であります教育委員会総務課より、跡地利用については継続検討してまいりますと回答しております。また令和4年10月21日付でも要請書が提出されており、それに対し市が主体となる事業が検討可能かについて、市内部において意見照会を行ってまいりますと回答しております。以上のことから今後、糸満幼稚園跡地利用について各課に利用計画の照会を行い、その上で市の方針を定めたいと考えております。 ◎企画部長(金城満) おはようございます。件名6、南部病院跡地について。小項目1、県からの譲渡に向けての交渉について。ア、その後の進展についてお答えいたします。 沖縄県との譲渡に向けた交渉については、9月定例会でも答弁したとおり8月22日に市長が県の池田副知事に面談し譲渡の要請を行っております。その後、11月28日には副市長が病院事業局長と面談を行い、改めて市長の要請文を手交し要望を伝えております。現在、本市への譲渡に向けて継続して協議を進めているところであります。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) おはようございます。件名7、教育行政について。小項目2、高嶺小中一貫校について。ア、今後のスケジュールについてお答えいたします。 令和4年度から令和5年度にかけて配置計画を含む基本計画の見直し、その後、約1年から2年をかけ基本・実施設計業務を行い令和7年度に工事発注、令和9年度に施設整備完了、令和10年度小中一貫教育校の開校予定となっております。現在、基本計画策定業務を行っているところであります。なお児童の安全確保の観点から、仮設校舎の設置に取り組みます。使用期間を令和6年4月から令和9年10月頃までを予定しております。 ◎消防長(平田徳明) おはようございます。御質問、件名8、消防行政について。小項目1、消防広域化の進展について。ア、糸満市職員定数条例を改正し消防職員を増員できないかについてお答えいたします。 消防広域化の進展については、これまで南部ブロックにおいて消防広域化の勉強会を昨年度3回、今年度1回、計4回開催しました。その中で、各消防本部の現状の消防力について、消防車両の整備状況や職員充足率について消防力に差があるとの意見があり、特に本市の消防職員充足率は他の消防本部と比較しても低い水準にあることから、職員充足率の引上げが課題となっております。消防職員定数の増員については、消防広域化や市街地への分署設置、また沖縄県消防防災ヘリの運航に伴う職員派遣、それから近年の救急出動件数増加状況等を考慮した場合、消防職員の定数の増員は将来的には必要と認識しています。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時22分)                              (再開宣告午前10時23分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 答弁の訂正をお願いいたします。先ほど件名6の小項目1、ア、その後の進展において、「現在、本市への譲渡に向けて継続して協議を進めているところです」と答弁いたしましたが、「本市」ではなく「土地開発公社」の誤りでございますので訂正させていただきます。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございました。では順に再質問をさせていただきたいと思います。 まず件名1のこども未来行政についてでありますが、残念ながら人が足りないというお話でありました。様々な施策を進めるために職員の資質向上の機会を逃すことは、非常に惜しい気がいたします。職員を増員してでも派遣したほうがよいのではないのかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 こども家庭庁への派遣につきましては、先ほどこども未来部長のほうからも答弁がございましたように、現状のところでは職員を派遣することにつきましては困難であります。ただこども家庭庁につきましては、恐らく今後も派遣の要望、要請というのはあるかと思いますので、現状を見ながら、それも検討していくということで答弁させていただきたいと思います。 ◆8番(金城一文議員) ぜひ前向きに、本当に前向きに考えていただきたいと思います。前の勉強会では、糸満市がこども未来部を設置しているということをお話ししたところ、素早い取組であるということで感心しておられました。新しい部になりましたので、より一層充実できるように、ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。 続きまして商工行政についてであります。糸満市の商工会への補助金、これは年間幾らになりますか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 商工業振興補助金が780万円、もう一つございまして経営発達支援事業補助金が200万円となっております。
    ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。それぞれの補助金の使用目的は何でしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 商工業振興補助金の使途目的については、商工会が行う商工業の振興と安定を図るための事業に要する経費、経営発達支援事業補助金の使途目的については、小規模事業者の経営の改善発達を支援する事業に要する経費となっております。 ◆8番(金城一文議員) その補助金なんですけれども、適正に使用されていますか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 補助金については、糸満市商工業振興条例に基づき、糸満市内における商工業の振興を図り地域経済の発展に寄与する目的で適正に執行されていることを認識しております。 ◆8番(金城一文議員) 適正に執行されているということなんですけれども、市内に苦しい事業者がいっぱいありますので、補助金の増額はできないでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時27分)                              (再開宣告午前10時31分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 商工会のほうから、そのような御要望がございましたら精査して考えていきたいと思います。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。コロナ禍と、あと燃料費を含む物価の高騰で市内事業所は苦しい営業を強いられています。このようなときこそ糸満市の商工業者により一層寄り添う姿勢を示していただきたいと思います。そのためにも商工会と連携しつつ細やかな配慮をよろしくお願いいたします。 続きまして件名3の美々ビーチでございます。前回の指定管理者募集要項では9月に公募開始、10月に選定委員会による審査と選定結果の公表、12月定例会で承認となっておりますが、今回公募もまだ始まっていないという状況です。原因は何でしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 公募が遅れている理由といたしましては、募集要項の内容について沖縄県の募集要項を参考に修正や精査をしており、また選定委員の人選や内諾に時間を要していることによって遅れております。 ◆8番(金城一文議員) 来年4月の次期指定管理者への移行は間に合うんでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 公募等が遅れておりますけれども、指定管理者引継ぎ作業に支障のないよう対応したいと考えております。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。指定管理者の業務の中で、施設利用者安全管理に関する業務というものがあると思いますが、現行の審査基準には安全管理に関する項目がないように思います。公募を開始する前に審査基準にその項目を追加する必要があるのではないかと思いますがいかがでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 現時点では、審査基準の内容についてはお答えできませんけれども、公園を利用する方々が安心して使用できる環境においては安全管理は重要性が高いことから参考にさせていただきたいと思います。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。3か月以上遅れておりますので、早めの手続をお願いいたします。併せて前回お伺いしましたマル優事業者というような、安全管理を徹底している業者を選んで頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして公民館なんですけれども、危険な箇所が11か所あると先ほど御答弁されたと思うんですけれども、その危険箇所を優先順位づけして修繕をしていく必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 修繕の優先順位につきましては、建て替え、あと大規模な修繕以外につきましては、各自治会で地域活性化支援事業補助金を活用して各自治会で修繕をお願いしているところであります。大規模修繕等につきましては、優先順位としましては希望する自治会を順番よく登録をしているところであります。 ◆8番(金城一文議員) 今日朝のニュースで、子供がけがをしたというニュースが全国ニュースになっておりました。あれは遊具が原因ではあるんですけれども、私が今申し上げている西川町の公民館のフェンスなんですけれども、そこで万が一事故があった場合、責任は誰になるのでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時36分)                              (再開宣告午前10時37分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 糸満市コミュニティセンターの管理運営に関する基本協定というのがございまして、そこの第6条に施設に要する経費等がございまして、施設の運用及び管理に要する経費は乙が、自治会が負担するものとするとなっております。こういった第6条がございますので、事故が起きないよう自治会は指定管理者として適切に管理する必要があると考えております。 ◆8番(金城一文議員) ちょっと分かりづらかったんですが、もし万が一事故があった場合はそれぞれの自治会で対処しないといけない、例えば賠償金とか治療費とかは自治会で払わないといけないということでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時38分)                              (再開宣告午前10時45分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 市民総合賠償保険に加入しておりまして、指定管理者が負うべき責任についても、市の責任と同様に保険の対象となります。ただしフェンスによるけが等については、それが保険の対象物件かどうかについては今のところ把握しておりませんので、それが確実に対象になるかということは、今現段階では差し控えさせていただきたいと思います。 ◆8番(金城一文議員) フェンス、西川は遊具も設置していただいて本当にありがたいんですが、子供たちは遊具で遊ぶんですけれども飽きると別のところで遊ぶんですね。フェンスによじ登ったりとかもするんですよ。ここは危険箇所だからやるなと言っているんですけれども、やってしまう可能性があるわけです。そうなったときにフェンスが崩れて子供が2メートル、高いところから落ちてけがをするというようなことを危惧しているんです。ほかの自治会もそうだと思うんですけれども、お金がなくて修繕できないとなった場合に、もし事故が起こったらそれでも市は修繕をせずに自治会で直しなさいと言い続けるのでしょうか。事故が起こっても修繕をしないんですかという意味です。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時47分)                              (再開宣告午前10時48分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 先ほど申し上げたコミュニティセンターの管理運営に関する基本協定書の中の第6条で、施設の運用及び管理に関する経費ということで自治会のほうで負担することとなっておりますので、自治会のほうと今後御相談をさせていただきたいと思います。また先ほどお金がない場合ということでお話がございましたけれども、地域活性化支援事業補助金の資材費補助事業というのがございまして、資材費につきましては40万円まで100%活用することができます。なので資材を購入していただいて、それをボランティアになるかと思いますけれども、皆様で協力してそういった設置をしていただければと考えております。 ◆8番(金城一文議員) その資材の補助でできるかどうかというのは、それを私が答える立場にはないんですけれども。なぜやっていただけないのかというのが、全く腑に落ちない部分であります。時間もなくなってまいりましたので、この問題はまた直していただけるまで続けていきたいと思いますが、市内の各自治会は、会員数の減少や自治会費の減少で厳しい状況が続いております。前にも言いましたが、西川町では自治会費700円とか400円といった会費を少しずつためて数百万円の防水工事も行っております。その結果、積立金がなくなって、フェンスの修繕をお願いできないでしょうかということになっております。何でもかんでも市にやってくださいと言っているつもりはありません。また西川では月に1回河川敷の草刈りなどでも毎月協力していただいております。今後も友好な関係を維持できるように御高配をお願いいたします。 続きまして糸満幼稚園の跡地ですが、令和3年9月7日と令和4年10月21日の要請内容はどのようなものだったでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 要請の内容について概要を申し上げます。令和3年9月7日付の要請では、1、跡地の処分・活用について地域住民の意見を尊重すること。2、跡地の処分が決定するまでは地域住民に活用させること。3、樹木の伐採を止めること。4、高齢者、子供たちが安全に遊べる空間として活用できるよう整備を行うこととなっていました。また令和4年10月7日付の要請としては、1、学童の開設。2、憩いの場の設置。3、緊急一時避難所。4、そのほか(糸満小学校臨時駐車場)となっています。 ◆8番(金城一文議員) 各課への利用計画の照会を受けて、市としてはどのような対応を行いますか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 各課照会の結果、各課におきまして利用計画がある場合はそれを提出してもらい、公有財産管理運用委員会で検討した後、庁議等で市の方針を決定いたします。また特に利用計画がない場合には、公売による処分を検討いたします。ただし先ほど答弁いたしましたように、地域住民の方々から利活用の要望が出ていますので、売却処分する際にはそれも踏まえつつサウンディング市場調査の活用も視野に入れ検討を行ってまいりたいと思います。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。周辺の地域の方々からは、園舎を取り壊した後、二度にわたって跡地利用について要望が出されております。利活用の方針が定まらない中、雑草だけが繁茂し、地域の方々からはどうにかしてほしいという要望が上がっております。しかしながら役所の職員からは、雑草が生えてきたら風で砂が飛ばなくなっていいんじゃないですかというようなことを言われたそうです。地域の方々の願いに真摯に対応していただきますようお願いいたします。地域の方からは、コロナでお年寄りの皆さんがなかなか外に出る機会がないので、空き地であるならば使いたいというような要望も上がっておりますので、地域の皆さんの要望を第一に考えて対処していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 では続きまして件名5の保育行政でありますが、先ほど県外の居住者を対象とした家賃支援を検討しているということですので、一定の評価はあるのかなと思いますが、しかしながら近隣自治体との保育士の奪い合いになることを防ぐため、県外からの新規保育士だけが対象ということで、まだ十分ではないのかなという思いであります。市内の保育所、園の関係者の方からは、幾らかの家賃補助を自分たちが出してでも保育士を確保したいという声も上がっております。糸満市から保育士流出を防ぐためにも、対象者を拡充していく方向で検討していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして南部病院跡地についてですが、先ほど11月28日に病院事業局長と面談をされたというお話がありましたが、その面談の内容をお聞かせください。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えいたします。 11月28日の面談については、旧南部病院跡地への御協力についてと題した要請文を手交しており、その内容としては前回8月22日の要請と同じ2点、南部病院跡地の持つ歴史的意義に鑑み、糸満市土地開発公社への優先的な譲渡を行うこと。当該土地の無償譲渡について最大限の配慮を行うことに加え、3点目に無償譲渡が困難だとしても時価から最大限減額した対価での譲渡を行うことについて要請しております。 ◆8番(金城一文議員) ではこの要請の意義についてお伺いいたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 沖縄県の池田副知事は、8月22日の要請の場において沖縄県が無償譲渡した例がないという事実を述べられておりますが、市とも連携して進めていきたいとも述べられております。今回の要請により、たとえ無償譲渡が困難であるとしても時価から最大限減額した対価での譲渡について御配慮を頂くよう求めたものであり、現在もその実現に向けて沖縄県と協議を進めているところでございます。 ◆8番(金城一文議員) ぜひできる限り無償に近い形での譲渡をしていただけるよう協議を進めていただきたいと思います。 次に公社の土地の鑑定の結果はどうなっていますか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 公社に確認したところ11月25日付で鑑定評価書が提出され、更地の鑑定評価額が7億7,400万円、借地権割合が30%で2億2,500万円となっております。更地評価額から借地権価格を差し引いた底地価格(限定価格)が5億4,900万円と評価されているとのことであります。 ◆8番(金城一文議員) 土地利用可能性調査の概算事業費と比較してどうでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 市が行った土地利用可能性調査における概算事業費の用地取得額では、土地を有償で譲渡された場合の用地取得費を13億2,000万円と見込んでおりましたので、それより7億7,100万円低い評価額となっております。なお沖縄県から譲渡される額については、県と公社双方の鑑定評価を参考にして本市の要請を踏まえて合意した額で譲渡されると認識しております。土地利用可能性調査の見込みを大きく下回る額で譲渡されるものと認識しております。 ◆8番(金城一文議員) それらを踏まえまして、公社の事業採算性は確保できそうでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 まだ沖縄県との用地交渉は継続中であること、かつ公社においては造成事業基本計画を策定中であり、その中で整備事業費等の精査も行われていることから、事業採算性の確保に近づいているものと期待しております。市としても引き続き連携して計画策定に協力してまいります。 ◆8番(金城一文議員) このように南部病院の跡地が、話がだんだん進んできているんですけれども、今後さらに市民福祉と産業振興の発展に、糸満市の発展につながるんじゃないかと思いますが、市長の決意をお願いいたします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 南部病院の跡地周辺については、本市の地域医療、福祉の拠点として重要な役割を果たしてまいりました。しかし糸満市社会福祉センター、また生涯学習支援センターなど老朽化した施設の更新、また中央公民館機能の復元、新たな技術革新に対応した産業基盤の構築などについては、現役世代を代表する市長として解決する必要があります。そこで災害に強いまちづくりの推進に当たって、高齢者や障がい者等の要援護者が安心安全に避難生活が送れるよう配慮するとともに住民の福祉及び世代間交流の拠点として、高台という優位性を生かし福祉避難所や社会福祉センターの機能を備えたふれあいセンターの整備を、南部病院跡地を含む福祉ゾーンに計画しているところであります。今後の展開として福祉の向上及び産業の振興に資する重要な土地を取得するために、スピード感を持って周辺を含めた有効な土地利用を図ることが、第5次糸満市総合計画における本市の将来像として、市民が待望するつながりを深めチャレンジするまち糸満市の足がかりとなりますので、御理解御協力をお願い申し上げます。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。採算性が取れそうだということで、非常に安心しております。ぜひ少しでも有利な形で県との交渉が進むように頑張っていただきたいと思います。 続きまして件名7の給食センターですが、先ほど第1回の検討委員会が開かれたというような話がありましたが、どのようなことを協議されましたか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 詳細な内容についてはお答えできませんが、概要としましては1点目にこれまでの経緯説明、2点目に候補地の現地視察を行っております。 ◆8番(金城一文議員) 先ほどスケジュールをお聞かせ頂きました。市民の皆さん、給食センターの移転については大きな関心を持っておられますので、慎重かつスピーディーに進めていただきたいと思います。 続きまして小中一貫校でございます。仮設の校舎の設置が必要ということですが、この必要な理由をお聞かせください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 高嶺小学校校舎につきましては、一部が旧耐震構造の建物のため校舎の建て替えが必要になっております。事業計画の見直しにより当初計画を予定しておりました令和6年4月の新校舎使用開始が遅れることとなり、児童の安全確保の観点から仮設校舎建設計画を行うこととしました。また9月初旬に実施しました保護者への説明会におきまして、児童の安全確保の要望等がありました。 ◆8番(金城一文議員) 仮に仮設校舎を設置しなかった場合、誰にどのような影響がありますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 旧耐震構造の建物(校舎)を使用する際、児童及び教職員等に建物の危険性に伴う不安を与えることが想定されます。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。子供たちが不安に思う状況というのは望ましくないと思いますので、仮設の設置は必要だと思います。先ほどのフェンスも子供たちの安全のためには必要だと思います。 次に仮設の校舎は本校舎ができるまでだと思うんですけれども、本校舎ができた後は、それは解体撤去して廃棄というか、そういう形になるのでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 仮設校舎につきましては、高嶺小学校の新校舎完成までの間、使用する予定でございます。その後は南部病院跡地周辺の土地利用を進める中で検討されております市民ふれあいゾーンも含めて活用していく計画でございます。 ◆8番(金城一文議員) どこかの団体が使われるということなんですけれども、その移設後、どのような団体が利用されるのでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 ただいま教育委員会のほうで検討されているものについて、当方の企画部にも相談がありました。現在、仮校舎の解体後の移転利用については先ほど説明のあったとおり市民ふれあいゾーンの中で対応できないかということでございますけれども、現在は各種団体を所管する部署と調整を行っている段階ですけれども、社会教育団体や中間支援団体との意見交換を踏まえ、当該造成計画の中で検討してまいります。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。今回、二度にわたる入札不調の影響で仮設校舎の設置が必要となったわけですが、子供たちの安全の確保のためにも預ける保護者の安心のためにも設置は致し方ないのかもしれません。校舎完成後も引き続き利活用されるということですので、大事に使っていただきたいと思います。全てが無駄になるというような御心配をされている市民の皆さんも、これで少しは安心されたのではないでしょうか。 続きまして消防行政についてです。先ほど出動の回数が増えているというお話でしたが、具体的にどれぐらい増えていますか。 ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 コロナ禍で救急車の出動回数が増えているということで、11月末現在、救急出動件数は昨年の同時期に比べて755件増えています。令和3年11月末現在で2,670件、令和4年が11月末現在で3,425件です。 ◆8番(金城一文議員) 約3割増えているような計算になるかと思います。 次に消防力格差を解消するために車両の整備が必要であるとのことですが、具体的にどういった車両が必要でしょうか。 ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 消防力の整備指針に基づき算定される車両として消防ポンプ車、はしご車、化学車、救急車、救助工作車の整備が必要とされています。 ◆8番(金城一文議員) 今、足りない車両というのは何でしょうか。 ◎消防長(平田徳明) 現在、消防指針で足りない車両はポンプ車と救急車。 ◆8番(金城一文議員) 救急車が足りていないということなんですけれども、その救急車を増台した場合に、運用するために何人の人員が必要でしょうか。 ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 消防力の整備指針に基づき算定された本市の救急車の整備目標数は4台です。現在、本市は救急車3台で運用しています。救急出動件数の増加を考えると救急車の運用について検討する時期に来ているのではないかと考えられます。 ◆8番(金城一文議員) 消防力に格差があるというお話でしたが、広域化を進める場合に、広域をすると思われる島尻消防本部、東部消防本部、豊見城市消防本部と糸満市消防本部、それぞれの定員数と充足率をお願いいたします。 ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 島尻消防の定員数は97名、充足率は72.9%、東部消防の定員数は122名、充足率は68.9%、豊見城消防の定数は64名で充足率は59.8%、糸満消防の定員数は58名で充足率は56.9%となっています。 ◆8番(金城一文議員) かなり差があると思います。このような条件では、私が相手方でも多分一緒にやりましょうとはなかなか言えません。救急車の増台が必要だと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 救急出動件数の増加現状を考慮した場合、救急車の増台は必要であると認識をしております。 ◆8番(金城一文議員) 現場からはこのような声が上がっておりますが、消防だけで車を増やすということはできないと思います。予算的な措置が必要だと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時11分)                              (再開宣告午前11時12分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 台数を増やすということになりますと、購入するための財源であったりとかそれを動かすための人であったりとかということがありますので、そこは状況を見ながら補助金の活用を年次的に導入していくのかどうかということも、消防に関してはそういった計画もつくっていると思いますので協議して検討していきたいと思います。 ◆8番(金城一文議員) 今、救急車を増やすと人員も増やさなければいけないというお話がありましたが、消防長にお伺いしますが、同じく消防職員の強化について、定数条例の改正は必要だと思いますが、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時13分)                              (再開宣告午前11時14分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 現場のほうでは必要だと認識をしております。 ◆8番(金城一文議員) 必要だというお声ですがいかがでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 消防職員の増員は考えていかなければならない課題であると認識をしております。現在、市のほうでは全庁で業務量調査を実施しており、今年度定員適正化計画を策定する予定であります。本計画を策定していく中で、その必要性を把握し増員を視野に協議してまいりたいと思います。定数条例の改正につきましても、計画を策定する中で関係課と協議してまいりたいと思います。 ◆8番(金城一文議員) これまで明らかになった諸問題の解決には、消防の広域化以外に解決策はないと思います。そのためにも定数を増やす必要があると思うのですが、市長の考えをお聞かせください。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 ただいま総務部長が答弁してあるとおり、消防職員の増員は考えていかないといけない課題であるということは認識していますので、適正化計画を今作成中でありますので、その結果を踏まえて、それも含めて必要なときに判断をさせていただきたいと思います。 ◆8番(金城一文議員) ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。厳しい財政状況の中、多忙なのは消防だけではないとお考えかもしれませんが、市民の安心安全な暮らしを守るためであります。糸満市の大きな課題の1つである市街地への分署の設置、そのためには広域化がどうしても避けられません。そしてその広域化のための話合いの場に着くには消防力、具体的には定数の増が絶対的に必要であります。広域化を進めるためのボールは今、糸満市にあると思います。ほかの消防との話合いを進めるために、速やかに定数増に向けての動きを加速していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 今回、様々な質問をさせていただきました。前向きな答弁がちょっと少なかったと思いますが、こども未来部職員派遣につきましても消防の増員につきましても、確かに簡単なことではないと思います。コロナ対策もあり糸満市の業務が多くなってきていて、全ての部署において職員の疲弊が見られます。私が役所で勤務していたのはもう20年以上前になりますが、昔はもっと明るくはつらつと皆さん働いていたんじゃないかと記憶をしております。当時に比べて業務は複雑化、多様化していると思いますので、職員全体の定数増も検討すべきではないかと思います。今回資料がありませんので、次回までに資料を集めて聞き取りをして御質問をさせていただきたいと思います。これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時17分)                              (再開宣告午前11時17分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆2番(玉城哲郎議員) 議場にいる皆様、インターネット中継を見ている皆様、おはようございます。本日2番目の玉城哲郎でございます。一般質問に入る前に、11月20日に真栄市長と教育長も参加されました光洋小学校創立30周年記念式典及び祝賀会が行われました。光洋小学校は平成5年4月に西崎小学校から分離開校されできた小学校であります。西崎町3丁目、第二団地、西崎ニュータウンなどの地域から登校する児童がほとんどで、先生やPTA、保護者の尽力はもちろん地域自治会、ボランティア、おやじ会、スポーツ指導者が一緒になって盛り上げてまいりました。歴代のPTA会長の又吉琢巳第13代PTA会長のお言葉で、学校が、子供たちが元気であれば、地域も元気になる。これからも一体となって盛り上げていき、光洋小学校とともに子供たちを見守っていきましょうとコメントがありました。まさにそのとおりだと私も思います。ほかの自治会や地域に比べますとまだ歴史は浅いですが、子供たちが活気づく地域になるような自治会になっていければと思います。また11月23日には西崎町3丁目西自治会ボウリング大会が行われました。老若男女30名が集い大いに盛り上がりました。会長からは、この機会に絆を深め楽しんでくださいと挨拶があり、ふだん挨拶程度の御近所の方もその日はいろいろ話ができ、よい交流会でありました。ボウリング大会の1位は玉城亮さんで、豪華な景品を獲得してさらに盛り上がりました。これからも地域を活気づけたいと思います。それでは一般質問に入ります。 件名1、糸満市スポーツ観光交流拠点施設(屋内運動場)について。小項目1、実施設計においての詳細な建築工事費用はいつ決まりますか。 小項目2、完成後の管理についてはどの市町村を参考にしますか。民間企業への委託も考えていますか。 件名2、西川公民館前の横断歩道について。小項目1、横断歩道の塗装が消えており、塗装を要望するがどうか。 小項目2、当局は塗装が消えていることで歩行者の危険性をどう考えているか。 件名3、プロ野球キャンプについて。小項目1、来年の本市でのプロ野球キャンプによる経済効果はどのぐらいと予想されますか。 小項目2、市民交流はどのようなことを考えていますか。 件名4、ドッグランについて。小項目1、糸満市でドッグランはできないか。 小項目2、屋内運動場が完成した際、月2回でもいいのでドッグランができないか。 件名5、ふるさと納税について。小項目1、お歳暮の商品開発は企業と話し合いましたか。 小項目2、ふるさと納税の使い道について。ア、教育と文化の振興について具体的には主に何に使われていますか。 件名6、子ども議会について。小項目1、進捗状況を伺います。 件名7、学校給食について。小項目1、牛乳の無償化を要望するがどうか。 小項目2、給食食品ロスについて。ア、平均何トンロスが出ていますか。イ、ロスが出た食品はどうしていますか。ウ、ロスが生じる要因は何か。 件名8、西崎北橋から南橋までの歩道について。小項目1、高木の剪定はできないか。 小項目2、西側と同様に整備はできないか。 件名9、西崎5丁目12番の周辺について。小項目1、雨水量が多いと水はけが悪くなるので改善できないか。 件名10、西崎町3丁目西自治会について。小項目1、福祉と連携した複合施設として、行政と共同での自治会館建設を要望します。 小項目2、保育園隣の空き地を自治会が管理できないか。 件名11、高嶺小学校について。小項目1、仮校舎の計画を伺います。 それでは市長、教育長をはじめ各執行部の皆様の誠意ある答弁を求めます。 ◎市長(當銘真栄) 玉城哲郎議員御質問、件名3、プロ野球キャンプについて。小項目1についてお答えします。 来年のプロ野球キャンプ受入れによる経済効果については、毎年プロ野球春季キャンプの経済効果に関する調査研究を実施している県内シンクタンクによると、今年は1億3,600万円の概算値で発表されております。来年の経済効果は本市から要望しておりました宿泊、クリーニング、交通などの市内事業者の利用やキャンプ期間が長くなる予定であることから、今年を上回るものと考えております。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名6、子ども議会について。小項目1、進捗状況についてお答えいたします。 子ども議会については、関係部署との調整を行い令和5年2月9日に開催する予定となっております。12月1日には委嘱状の交付式及び第1回事前学習会を開催したところです。今後は令和5年1月20日に第2回事前学習会、1月27日にリハーサルを行い2月9日に糸満市子ども議会開催の予定となっております。 ◎建設部長(上原斉) おはようございます。御質問、件名1、糸満市スポーツ観光交流拠点施設について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、実施設計においての詳細な建築工事費用については、現在糸満市スポーツ観光交流拠点施設の実施設計を行っておりますが、建築確認申請の事前協議中であり詳細な建築工事費用については12月末には取りまとめる予定であります。 小項目2、完成後の管理については、他市町村同様指定管理者制度を活用し民間指定管理者への委託による管理を実施していきたいと考えております。 次に件名4、ドッグランについて。小項目2、屋内運動場が完成した際、月2回ドッグランができないかについてお答えいたします。屋内運動場の設置目的として、多様化する市民の運動やプロ・アマチュアスポーツのニーズに応えるとともに市民の健康増進や生涯学習、さらには競技大会で活躍できる選手のトレーニング環境拠点として整備するものです。令和4年3月に策定した糸満市スポーツ観光交流拠点施設基本計画においての利用計画には、ドッグランの利用は位置づけていないこと、また人工芝という施設の特性上、ドッグランの利用には適さず困難であると考えております。 次に件名8、西崎北橋から西崎南橋までの歩道について。小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、高木の剪定について。緑地帯高木の剪定については、指定管理者において予算の範囲内で複数年をかけ実施することを考えております。また指定管理者で賄えない部分の剪定については、財源を伴うことから担当部局と調整をしていきたいと考えております。 小項目2、西側との同様な整備については、西崎小学校線は平成7年から複数年をかけ遊歩道を整備しております。しかし東側緑地帯については西崎小学校線と同様の整備ができるかどうかは、他自治体の事例も含めて担当部局と調整しながら対応していきたいと考えております。 最後に件名9、西崎5丁目12番の周辺について。小項目1、雨水量が多いと水はけが悪くなるので改善できないかについてお答えいたします。御指摘の路線は西崎親水公園北側に接道する市道西崎47号線で、現場を確認したところ道路側溝上に堆積した土砂による原因で排水不良を起こしているかと思われますので、側溝の清掃を行い維持管理に努めてまいりたいと考えております。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 御質問、件名2、西川町公民館前の横断歩道について。小項目1、横断歩道の塗装が消えており塗装を要望するがどうか。小項目2、当局は塗装が消えていることで歩行者の危険性をどう考えているかについて、関連しますので一括してお答えいたします。 糸満警察署へ確認しましたところ、付近に信号のある横断歩道が2か所あることから、歩行者の安全と円滑な交通を確保するため標示を消しており、歩行者は2か所の横断歩道へ誘導するようアドバイスがございました。市といたしましては、歩行者へ2か所の横断歩道を利用するよう促す案内板等を設置してまいります。 次に御質問、件名4、ドッグランについて。小項目1、ドッグランはできないかについてお答えいたします。近隣の市に確認したところ、1日の利用者が20匹から30匹とあり、1匹500円の利用料金で収益が1万円から1万5,000円となります。この収益から人件費や維持管理費等を考慮すると実施することは厳しいと考えております。 最後に御質問、件名10、西崎町3丁目西自治会について。小項目1、福祉と連携した複合施設として行政と共同で自治会館建設を要望。小項目2、保育園隣の空き地を自治会が管理についてお答えいたします。小項目1、福祉と連携した複合施設として行政と共同で自治会館建設を要望については、コミュニティセンターの建設はコミュニティセンター助成事業の活用ができるため、複合施設として建設することは調査してまいります。 小項目2、保育園隣の空き地を自治会が管理については、はなかご保育園の隣は公民館の建設用地として予定されておりますので、西崎3丁目西自治会において補助金等を活用し集会所を建設される場合は無償で用地を使用でき、管理をしていただけるものと考えております。なお公民館予定地を別の用途に利用することは、行政財産を目的外に使用するため適切ではないと考えております。 ◎経済部長(大城司) 御質問、件名3、プロ野球キャンプについて。小項目2についてお答えいたします。 市民交流はどのようなことを考えていますかについては、現在球団へ新型コロナウイルス感染症の状況を鑑みながら、他市町村の事例を参考に野球教室の開催や学校、福祉施設の訪問、サイン会などを実施していただくよう依頼しております。 ◎企画部長(金城満) 件名5、ふるさと納税について。小項目1及び2についてお答えします。 小項目1、お歳暮の商品開発について企業と話し合いましたかについては、本市では令和4年度において事業者の御協力を頂き、昨年度に引き続きビールをお歳暮商品として取り扱っています。新たな返礼品の開発については、事業者によるのしの貼付けや期日を遵守しなければならないことなど、お歳暮商品は通常の返礼品の取扱いと比べて事業者負担が多くなることから返礼品の開発には至っておりません。今後につきましては、事業者の理解を得られるよう丁寧な説明を行いお歳暮商品の充実に努めてまいりたいと考えております。 次に小項目2、ふるさと納税の使い道について。ア、教育と文化の振興について具体的に、主に何に使われているかについて。令和3年度の主な事業として民俗文化財記録作成事業、スポーツ推進計画策定事業、文化交流・情報発信拠点施設有効活用調査事業等に充当しております。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 御質問、件名7、学校給食について。小項目1及び2、アからウについてお答えいたします。 小項目1、牛乳の無償化を要望については、学校給食法第11条経費の負担、2項の給食材料費は保護者が負担とする規定を踏まえ、本市では学校給食に係る材料費は学校給食を受ける児童、生徒の保護者負担とし全額保護者から徴収しているところです。なお今年度は保護者負担の軽減を図るため、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した学校給食運営支援事業として、食材高騰の差額分約2,570万円を給食材料購入費に充て学校給食費の保護者への負担軽減を図っております。また経済部農政課の地産地消食材提供事業を活用し、野菜価格の差額分を補助する事業も行っております。牛乳代の無償化については財源確保が必要となることから現段階では厳しい状況でありますが、今後も交付金の活用等で保護者負担軽減ができないか調査研究してまいります。 小項目2、ア、平均何トンのロスが出ているかについては、1日平均約524キログラムのロスが出ています。 次にイ、ロスが出た食品はどうしているかについては、各小中学校より回収し給食センターでまとめ、養豚業者へ引き渡しております。 最後にウ、ロスが生じる要因については、主に食生活の変化が考えられます。特に食べ慣れていない郷土料理の献立のときにはロスが多く見られます。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 件名11、高嶺小学校について。小項目1、仮校舎の計画についてお答えいたします。 高嶺小学校校舎につきましては、一部が旧耐震構造の建物のため校舎の建て替えが必要となります。事業計画の見直しにより当初予定しておりました令和6年4月新校舎使用開始が遅れることとなり、児童の安全確保の観点から仮設校舎建設計画を行うこととしました。また9月初旬に実施しました保護者への説明会の中でも、児童の安全確保の要望等がございました。なお仮設校舎建設予定地としましては、高嶺小学校の運動場の一部に建設する予定でございます。仮設校舎使用期間としましては、令和6年4月から令和9年10月頃までを予定しております。その後の利用計画につきましては、南部病院跡地周辺の土地利用を進める中で検討されている市民ふれあいゾーンを含めて活用していく計画でございます。 ◆2番(玉城哲郎議員) 誠意ある答弁ありがとうございます。 それでは件名10、西崎町3丁目西自治会についてなんですが、西崎町3丁目西自治会ができて約五、六年ほどたちます。それでもまだコミュニティセンターができていない、公民館ができていない状態であります。本当に地域の方たちが率先してボランティアをしていろいろな行事を行い、そして掃除もし、また保育園隣の空き地には不法投棄をされている車など、こういった新聞、自治会だよりを使いながらでもこうやって不法に置かれている車の撤去を促したり、率先して地域のために動いているのであります。そういった中、毎年約100万円ぐらい積立てをしてまいりますが、何しろ歴史が浅いので自治会員の方が多くはないです。そういった中でもコミュニティセンターができれば、また自治会員も増えるのではないかと思います。そこでずっと宝くじ助成金を待っているのではなく、早急に造ってほしいという自治会の思いからなんですが、それを踏まえた上で福祉施設を建設、それも補助金で場所はどちらでもいいです。今ある願寿館でもいいですし保育園隣でもいいです。福祉施設を建設し、それを兼用として複合施設という形で建設できないか、もう一度お聞きします。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えをいたします。 介護分野の整備としまして、国の交付金や県の補助金などの活用などが考えられるのですが、補助上限などもあり介護サービスの拠点としての用途に限られるということがありますので、自治会公民館との共用はできないものと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 自治会館との共用は難しいと今おっしゃっていましたが、結局自治会館ができることによって予防介護にもつながるのではないかと思います。そして市民との、そして高齢者の方との触れ合いの場、それもまた介護事業の1つになるのではないかと私は思っておりますがどうでしょうか。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 先ほども申し上げましたけれども、介護分野の整備という形になりますと、どうしても介護サービスの拠点としての活用の用途に限られてしまうということがございます。補助金の活用等におきましてはそういう条件がございますので、自治会公民館としての活用はできないものだと考えます。 ◆2番(玉城哲郎議員) それではコミュニティセンター、自治会館、公民館を建設するに当たり、やはり資金が必要であります。その資金を造成するためには、やはり保育園隣の空き地、あそこを自治会が管理することによって、そして自治会が有料駐車場として活用すれば、よりコミュニティセンター、公民館の建設費用に充てられるのではないかと思いますが、再度お聞きします。空き地の管理を3丁目西自治会ができないでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 西崎町3丁目の集会所建設と予定されている土地は、行政財産として糸満市の管理となっております。そのため自治会が利用することはできないものと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひこれを前向きに、条例の改定を検討していただければと思います。なぜならあの空き地に、先ほども私は言いました。不法に置かれている車、車両の撤去を促し、そして尽力を尽くしているのは自治会です。そして自治会の資金力としてはまだ会員が足りていない状態です。多くの会員を増やすためには、コミュニティセンター、公民館の早期建設であります。お聞きします。条例の改定を前向きに検討できないでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時45分)                              (再開宣告午前11時45分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 先ほどと同じような答弁になりますけれども、どうしても行政財産として糸満市の管理となっております。そういった場合は市の収入になってしまいますので、自治会のほうで収益を上げるということは、この土地を利用しての収益というのは難しいものと考えております。
    ◆2番(玉城哲郎議員) 市の収入になるのであれば、その収入をまた自治会の公民館建設に充てるような予算組みというのは可能でしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時46分)                              (再開宣告午前11時46分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 自治会の施設を市の予算で計上するということは難しいものですから、宝くじ助成金の1,500万円を市のほうで補助金として……。失礼しました。糸満市自治公民館建設及び用地購入補助金というのがございます。そこからまた300万円の補助を出すことは可能かと思いますので、こういった補助等を活用して建設をお願いしたいと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 当局としましても、3丁目西自治会があることによって地域活性化、そして地域の輪、コミュニティセンターができることによって避難所、そういった災害など、また集まる場、避難所にもなる、そういった認識も持っていると思います。今、市民健康部長が補助金の活用とおっしゃっていましたが、3丁目西自治会と行政、市当局とで今後早期に建設できるような、協力するためにもう一度今後アドバイスとか、そういうものを頂けないでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 地域の皆様から御相談等がありましたら、こちらのほうも協議をさせていただきたいと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひ強く早期建設のため要望いたします。お願いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時49分)                              (再開宣告午前11時49分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆2番(玉城哲郎議員) 糸満市スポーツ観光交流拠点施設(屋内運動場)についてなんですが、市民が待ち望んだ施設、そして工事であります。それも早期に建設してほしいものでありますが、そこでお聞きします。詳細な建築工事費用は、本議会の補正予算で上がっている令和4年度と令和5年度の合計予算額約14億8,500万円でほぼ固まっているという認識でよろしいでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 議員からお話のあるとおり、金額についてはほぼ固まってはおりますが、先ほど答弁したとおり詳細な実施設計額については12月末をめどに取りまとめを行っているところでございます。 ◆2番(玉城哲郎議員) 今後、また完成後のことになりますが、運営、運用、そして活用など、そういった私が最初に言ったようにどの市町村を参考にしますか、そして民間企業への委託も考えているかと質問しました。そこでお聞きします。指定管理制度とPFIの違いについて教えてください。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 まず指定管理者制度については、地方自治法に基づく手続の協定であります。PFIは民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律、いわゆるPFI法に基づく事業契約ということになります。 ◆2番(玉城哲郎議員) 今後、維持管理費用とか、そういったことに関して、ぜひ管理する業者、そして指定管理の方たちがうまく活用して、そして収益を上げていただければと思います。シャボン玉石けん くくる糸満のように、ネーミングライツの導入については、何かお考えは持っていますでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時52分)                              (再開宣告午前11時55分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎建設部長(上原斉) ネーミングライツについての再質問にお答えいたします。 この施設について、ネーミングライツの導入ということでございますが、ネーミングライツの導入については西崎運動公園全体でできるのかどうかも含めて、施設完成に合わせて検討していきたいと考えております。 あと補足で先ほど建築工事費用ということでございましたが、この建築工事費用ということは追加と言いますか、それと関連した工事費用がまた出てくるという可能性があるということで御理解していただきたいということです。 ◆2番(玉城哲郎議員) それではネーミングライツを導入していただき、糸満市のPRにつなげればと思います。 完成後なんですが、毎日とは言わず週に1回とも言いませんが、本当に月2回程度でいいので、愛犬家の方たちはわんちゃんのしつけがしっかりなされて、衛生面でも問題なく実施は可能だと思っております。市としては、ぜひこの屋内運動場を多種多様に活用させていただく中の1つとしてドッグランの開催はできないか、再度お聞きします。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 愛犬家の方がしっかりしつけがなされていれば問題ないのではないかということでございますが、これについては他市町村の同様の施設でこういった開催があるかどうか情報を収集して、今後調査していきたいと考えているところです。 ◆2番(玉城哲郎議員) 以前、6月定例会の平田健人議員の一般質問の中で、那覇市は奥武山ワンダフルDAY、ワンリンピックなど市民同士の触れ合いにつながるイベントを開催しているというふうに平田健人議員が言っておりました。その認識は持っていますでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時58分)                              (再開宣告午前11時58分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 那覇市で実施していることにつきましても承知しておりますし、南城市のあざまサンサンビーチも令和3年度まではドッグランを行っているというお話も確認しておりますし、豊見城市でも実施しているということは把握をしております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 以前の平田健人議員からの御質問、そして市民健康部長の答弁の中で、糸満市の犬の登録件数は令和3年末で2,912頭と答弁がありました。そこでお聞きします。周知や広告などを重視していけば、約100頭ほどその月に1回は参加されるのではないかと私は思っております。そしたら約5万円、その日で収益は上げられるのかと思っております。ですので屋内運動場に固執しているわけではないんですが、ほかにも施設は、そういった広場、ドッグランができる広場はあると思います。そこでお聞きします。西崎運動公園の多目的広場でもいいんですが、ドッグランができるような広場は糸満市にありますでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時00分)                              (再開宣告午後0時01分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 広場等がないかということでございますが、まず公共施設等に関しましては所管課と検討する必要が出てきますけれども、まずは民間のほうでできるかどうかということを先に検討していただきまして、その後に公共施設でも可能かどうかということにつきましては、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。 ◆2番(玉城哲郎議員) 市民の声が、よくわんちゃんを運動させたいという思いがとても強い愛犬家も多いですので、ぜひこれについては前向きに検討していただければと思います。 それではプロ野球キャンプについてなんですが、2023年の春季キャンプ期間及びスケジュールをお伺いいたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 今年は6日間で2次キャンプが実施されましたけれども、来年は約10日間を予定していると聞いております。なお具体的なスケジュールについては球団から正式な公表はされておりません。 ◆2番(玉城哲郎議員) 今年は期間も短いというのもあったしコロナの影響もあったので、ちょっと盛り上がりに欠けていたのかなという印象もありました。そこでお聞きします。キャンプを盛り上げていくために協力会とはどのような計画を進めていますでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 球団へ市特産品贈呈及び協力会会員へ抽選による球団グッズ等のプレゼントや、コロナウイルス感染状況を鑑みながら野球教室、サイン会などの実施を依頼しております。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひ青少年育成のためにも子供たちの思い出に残るような、そして大人も楽しめるような、そういった盛り上げて交流を深めていければと思います。そこで提案いたしますが、西崎球場で練習試合が計画された場合、市民の始球式はやったほうがいいと思いますが、どうでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 練習試合が正式に組まれた場合、球団へ市民代表による始球式の開催を要請したいと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひ来年のキャンプ、思い出に残るような、印象に残るようなキャンプに、成功させていただけるようお願いいたします。 それではふるさと納税についてなんですが、お歳暮商品について、のしの貼付けや期日を守らなければならないなど通常の返礼品取扱いより事業者負担が多くなるとのことなんですが、市として支援を行いお歳暮商品への推進を行うつもりはないか伺います。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 お歳暮商品につきましては、事業者の負担が大きいことから返礼品開発は厳しい状況となっておりますけれども、事業者の負担軽減に向けて事業者への寄附者情報の迅速な提供や、お歳暮商品の優先発送等の調整を行い、お歳暮商品の推進に努めてまいります。 ◆2番(玉城哲郎議員) メールマガジンについてなんですが、昨年は11月19日で1,793件、12月10日で1,687件、おととしに比べて大分メールマガジンの配信が増えているというふうになっております。お歳暮以外においても12月はふるさと納税の寄附が多くなると考えます。12月商戦に向けてメルマガの配信計画はありますでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 ふるさと納税においては、12月は非常に重要な時期になります。今年度においても12月商戦に向けてメルマガの発信を行うよう準備しております。 ◆2番(玉城哲郎議員) ふるさと納税は2008年度から始まりまして、2021年には全国的に8,302億3,900万円であります。これは2020年度に比べますと1.2倍です。受入れ件数は4,447万2,920件、年々上がっている状態であります。総務省が出した調査結果なんですが、沖縄県では全国に比べますと28位、沖縄県全体で言いますと93億5,400万円。そのうちの約4億5,000万円ぐらいが糸満市であります。このふるさと応援寄附金の制度は、糸満市を離れ市外、県外に行き、ふるさと糸満のために何かできないかと、そういった思いでつくられた制度であります。ぜひポータルサイトなど、そういったものをどんどん活用してポイントも増やしていき、我が糸満市に市外、県外の方からもっと寄附額を増やしていただければと思います。そうすることによって、より自由度の高い財源、自由度の高い予算であり、そしていろいろなものに活用できるものだと思っております。そこでお聞きします。令和3年度の教育と文化の振興に対する寄附件数及び寄附額を伺います。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 令和3年度の教育と文化の振興に対する寄附件数は4,687件、寄附額は7,942万3,000円となっております。 ◆2番(玉城哲郎議員) それでは教育委員会にお聞きします。牛乳代は年間で総額幾らになりますでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 令和3年度の牛乳購入費は総額約7,360万円です。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時08分)                              (再開宣告午後0時08分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆2番(玉城哲郎議員) 私が調べたところ、糸満市の小中学校の児童生徒数約6,544人。私が調べたところ牛乳代金は通常55円。これを1日にしますと6,544人、うち不登校とか学校に通っていない子も中にはいると思いますが、6,544人掛ける55円は1日で35万9,920円。登校日数、いわば出席日数ですね、205日だというふうに思われます。それを35万9,920円掛ける205日ですと、年間で7,378万3,600円。今指導監の言った金額とおよそ似ているものだと思います。そこで今、ふるさと納税の教育と文化に対する寄附の7,942万3,000円を、これを牛乳代金に充てることは可能でしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時10分)                              (再開宣告午後0時10分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 現在、ふるさと納税の充当の考え方については、例えばスタートアップ事業、3か年のスタートアップ事業の支援であったり臨時的な経費が必要な場合に充当するものという方針を持っておりますので、継続的な事業に充てることは現在適当でないと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 企画部長が率先して、ふるさと納税は今どんどん上がっている状態です。そうなっていきますと、来年再来年も安定的に5億円、6億円と上がっていくのかと思います。安定財源でありますので、そこも踏まえながら検討していただければと思います。 食品ロスについてなんですが、環境省が調査したところによりますと、食べ物の好き嫌いや給食の量が多い、食べる時間が短いなど、そういった要因があるそうです。好き嫌いというのは食べ慣れていないという部分もあるんですが、食べやすい調理というか、そういった工夫というのはやっていますでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 食べやすさにつきましては、給食センターの栄養士を中心に研究して進めているものと認識しております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 食べる量に関しては、ちゃんと分量は分けていますでしょうか。各学級ごとなのか各学校ごとに。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 質問にお答えいたします。 残量調査等を行い、適正に分配されているものと認識しております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 米須小学校は、非常に給食の食品ロスが少ないと聞いております。その要因、食品ロスが少ない要因というのは御存じでしょうか。御存じでしたら教えてください。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 質問にお答えいたします。 各学校個別の状態については、正直把握をしておりません。ただ食品ロスを減らすためにそれぞれ努力をしております。総合学習であるとか、家庭科の授業であるとかその他の授業、また栄養士を派遣しての授業であるとか、食品ロスを減らす取組は給食センターとして取り組んでおります。 ◆2番(玉城哲郎議員) 教育長は御存じだと思いますが、米須小学校は休み時間のときにランニング、ジョギングをしております。それがやはり食品ロスの軽減につながっていると私は思っておりますが、どうでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 米須小学校に2年間赴任していましたので、議員の御指摘のとおり校内マラソンを何十年も続けていて、それも幼稚園生から坂道を難儀さをいとわずに、楽しみに、あの坂道を、米須のマラソンコースを走っているのは非常に感激をもっていつも見ていました。それも含めて、今の給食の残量の調査等に表れている可能性もあるとは思います。とても元気ものの小学生です。 ◆2番(玉城哲郎議員) 食べやすい味つけの工夫、そしてそういった米須小学校のやり方、そういったのを参考にしてぜひ学校、校長会とかでも情報を共有しながら食品ロスの軽減に努めていただければと思います。 それでは子ども議会についてなんですが、子ども議会、我々議員は議長を含め21名です。でしたら私は21名がいいのかなとは思うんですが、子ども議会の議員数は今のところ何名と考えていますでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 各中学校から生徒3名を推薦していただき6中学校で合計18名となっております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 18名、議長を引いたら賛成反対は分かれますね、いいと思います。その子ども議会をインターネット中継で行う考えはありますでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 子ども議会の様子はインターネットで配信する予定をしております。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひ参加していない子供たち、中学校の生徒たちにもこういったインターネット中継をすることによって参加意識をもっともたらしていただければと思います。 それでは今、私がやっているような一般質問も考えていますでしょうか。もしくは一般質問の方法はどのように行いますか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 一般質問を行う予定であります。一般質問の方法につきましては、子ども議員は演壇で質問を行い、一般質問に対する答弁は自席で行います。子ども議員の一般質問は1つとし、再質問は行いません。答弁を聞いた後、子ども議員の意見、感想を述べて終了となる予定であります。 ◆2番(玉城哲郎議員) 今、関係部署といろいろ進めて、この子ども議会を開催する目的となっておりますが、それではこの質問の内容についてはどういった会議、協議が行われていますでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 質問の内容ですけれども、各学校の3名の子ども議員のうち2名は市役所の各部に関する質問で、1名はフリーの質問としております。質問内容は地域でのこと、学校でのこと、または糸満市の将来のことなどについての質問が考えられると学習会で説明しております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 今、指導監が私の質問に対して答弁をしていますが、子ども議会を開催するに当たって、子ども議会を運営する側の体制というのはどうなっていますでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 子ども議会の運営体制ですけれども、教育委員会学校教育課、それから議会事務局、そして市役所総務課行政係と連携して運営していく予定であります。 ◆2番(玉城哲郎議員) 私が以前から、市議会議員もアドバイスできないかと質問しましたが、それについて今どういった状態でしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 子ども議員に対しましては、12月の定例会を直接傍聴できること、そしてインターネット視聴もできますよということを説明しております。議員がおっしゃっていた市議会議員のアドバイスにつきましては、もし学校や子ども議員から要望がありましたら案内したいと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひ協力してまいりますので、開催そして成功していただくようお願いいたします。 それでは西崎北橋から南橋の川沿いなんですが、小学校沿いの整備は補助金などを活用して整備していたのでしょうか。伺います。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 西側の整備については、国庫補助と起債事業を活用し、平成7年から複数年にかけて整備しております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 元ダイエー跡地の川沿い東側緑地帯には、この補助メニューを活用して整備はできないでしょうか。伺います。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 今後の整備について、補助メニューがあるかどうか調査して、活用できる補助メニューがあれば担当部局と調整の上、実施できるか検討していきたいと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 西側に住んでいる方と東側に住んでいる方と不公平があるという話が出ております。そこで高木剪定については、結構長年、東側はずっと剪定されていない状態であります。その高木のほうから花粉が出たりして、洗濯物にも影響が出ているという声もあります。そこでお聞きします。今後やる方向という認識でよろしいでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えします。 先ほどと同じ答弁になるかと思いますが、補助メニューがあるかどうか調査し、活用できるメニューがあれば担当部局と調整して実施できるか検討していきたいということでございます。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひ早期に高木の剪定をしていただくようお願いいたします。 それでは仮校舎の件についてなんですが、仮校舎は、これは何年ほど使用を予定されておりますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 仮校舎につきましては令和6年4月から令和9年の途中まで利用する予定でございます。 ◆2番(玉城哲郎議員) 今回、仮校舎で行われる予算が約3億5,000万円、その内訳というのは答弁できますでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 仮校舎としましては、今議会で補正予算で債務負担行為において使用料として予算計上して認められております。詳細につきましては、学校で必要な黒板であったり備品関係、またそういったものを全て含めた形でのリースという形になります。 ◆2番(玉城哲郎議員) 冷房器具、クーラーなんですが、これは高嶺小学校からそのまま仮設校舎に移動させるのか、それとも新品、新しく設置するのか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えします。 空調機も含めてリースという形になります。 ◆2番(玉城哲郎議員) 令和6年、それから3億5,000万円をかけて設置予定と今ありましたが、ぜひ旧校舎、今の高嶺小学校は老朽化も進んでいますので、子供たちが安心して安全に授業が受けられる環境づくりに、もっと早期に進めていただければと思います。 以上をもちまして私の一般質問を終わります。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時23分)                              (再開宣告午後1時30分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆4番(前田潤議員) 市民の皆さん、こんにちは。まず通告書の訂正をお願いします。件名5の小項目1のエ、「昨年度の一括交付金」のところを「昨年度のコロナ交付金」に訂正をお願いいたします。 それでは質問に入る前に一言所見を申し上げます。今日の新聞一面に、防衛税創設の見出しがありました。記事には、27年度時点で1兆1,000億円を確保することを見込んでいるとあります。インボイス税制で零細業者やフリーランスからも年間2,400億円を増税していくなど、物価高騰の中で許されることではありません。一方、与那国島の自衛隊基地には戦闘車両が配備され、ミサイル攻撃を受けたことを想定して避難訓練も行われました。石垣島、宮古島、本島うるま市、奄美大島には地対艦ミサイルが配備されることになっています。自衛隊がアメリカ軍と作戦をするという訓練も行われています。陸上自衛隊第15旅団は師団へと格上げされるニュースもあります。一連の動きを見て、私は戦争前夜、沖縄が捨て石にされるのではないかという思いをしています。現在は88歳で沖縄戦のときは小学校5年生だった御婦人は、沖縄戦の体験を話してくださいました。お父さんは防衛隊に取られ、私は家事の手伝い、食事を作るのを任されていました。家族は軍に供出する芋掘りをさせられ、自分たちはひげ芋を食べることになりました。やがて荷馬車を引く馬も供出させられ食べられてしまいました。とても大事にしていた乳牛まで供出させられ食べられてしまいました。アメリカ軍の攻撃が激しくなって、隠れたガマから出されました。次に隠れたガマも出されました。3番目に隠れたガマで命を守りました。しかしお父さんはゼロ歳の弟がいるのに帰ってきませんでした。供出させられた芋や馬や乳牛の補償は一切ありません。戦争ほど悪いものはありませんと話されました。私は、戦争につながるどんなことにも反対していきたいと思います。それでは質問をいたします。 件名1、糸満市域内好循環経済について。小項目1、市の域内好循環経済の取組について。ア、コロナ禍のプレミアム商品券事業のその規模と経済効果はどうなっているか伺う。イ、本市における地産地消の取組状況と成果について伺う。ウ、市発注の小規模事業及び物品購入は市内事業者への配慮がなされているか伺う。エ、市発注の土木建設の入札について、入札の手順はどうなっているか伺う。オ、中小企業・小規模企業振興基本条例とはどういう趣旨のものか伺う。 件名2、大度園地について。小項目1、観光バスも含むスムーズなアクセス道路、駐車場の確保、公衆トイレの設置、道路案内表示の設置を増やす等の計画があるか伺う。 今朝の新聞に子牛の競りで雌牛1頭が1,100万9,900円で競り落とされた。税込み。税引きでは1,000万円と9,000円と新聞記事に大きく載っています。農家の御夫婦もそのすばらしい牛も写真に写されています。そこで件名3、畜産業推進について。小項目1、第12回全国和牛能力共進会鹿児島大会において糸満市内農家の出品牛が上位の入賞を果たしました、そこで伺います。ア、本市における畜産業振興について市長の認識について伺う。イ、ふん尿処理については畜産農家の抱える課題ともなっている。行政の取組はどうなっているか伺う。ウ、本市における臭気問題対策について伺う。 件名4、自衛隊基地について。小項目1、市内に配備されている自衛隊基地の配備経過と機能及び役割について伺う。 小項目2、石垣市が今年、国民保護法に基づく住民避難のシミュレーションを行ったことがマスコミ報道されました。その内容と国民保護法についての認識を伺う。 件名5、教育行政について。小項目1、課題解決型学習(PBL)について。ア、課題解決型学習(PBL)とはどのようなものか伺う。イ、県内ではあまり事例がないと伺っています。その目的と効果について伺う。ウ、1年目、2年目の成果はどのようなものか伺う。エ、昨年度のコロナ交付金活用から今年度は単費での予算となっているが、継続する理由について伺う。オ、PBLの今後の取組や課題について今後の推進計画とその課題を伺う。 件名6、新型コロナワクチン後遺症について。小項目1、新型コロナワクチン後遺症について全国及び沖縄の実態を伺う。 あとは質問席で伺います。よろしくお願いします。 ◎市長(當銘真栄) 前田潤議員御質問、件名1、糸満市域内好循環経済について。小項目1のアについてお答えいたします。 本市における地産地消の取組状況と成果については、市や沖縄県、JAおきなわ糸満支店などで組織される糸満市農業戦略産地連絡協議会では、5月8日のゴーヤーの日や12月11日のきゅうりの日、2月3日のにんじんの日に合わせて学校給食へ食材提供や市内小学校で出前講座を開催しています。また本市の事業として、学校給食へ県内外の野菜の価格と糸満産の野菜の価格の差額補助を行い、糸満産の野菜を積極的に活用してもらう事業やパッションフルーツゼリーの提供を行い、地産地消へ取り組んでおります。地産地消の取組成果としましては、学校給食で地場産物を取り入れることで子供たちに農業への理解と関心を深めてもらうこととともに農家に対しての感謝の気持ちを育むなど教育的効果があることや、毎年一定量の品目を出荷できることで農家の経営安定に効果があると考えております。また水産物についてはトビイカ、ソデイカを市内学校給食への食材提供に向けて糸満漁協、給食センター、加工業者と意見交換等を実施しております。なお糸満産の水産物が市内小中学校の学校給食に提供できることで、子供たちに糸満市の水産物のおいしさや地元食材への関心が高まることが期待できるものだと考えております。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 訂正をお願いします。ただいまの答弁は「ア」と申し上げましたけれども、「イ」の答弁でございました。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名5、教育行政について。小項目1、課題解決型学習(PBL)について、アからオまで順次お答えいたします。 ア、課題解決型学習(PBL)とは、企業が実際に抱えている課題を中学生チームで課題解決のアイデアを提案してもらうものです。ふだんは学校の先生から教えられる学習が多い中、PBL事業は課題解決に取り組むための自発的な調査をする学習方法です。 イの県内ではあまり事例がないと伺っていますという御質問、その目的と効果については、県内の中学校では幾つか実践しているところがありますが、本市のように全ての中学校で実施している市町村は県内にはありません。答えのない課題に中学生がチームで取り組み、仮説と検証を繰り返して探求していく力を身につけさせることを目的としており、その効果が期待されます。 ウの1年目と2年目の成果については、昨年度は市内4中学校でのPBL事業を実施し、今年度は全ての中学校で実施できました。企業の皆様の御協力のおかげで、昨年度同様事業実践ができました。 エの昨年度のコロナ交付金活用から今年度は単費での予算となっているが、継続する理由について、昨年度は職場体験の代替としてコロナ交付金での補助事業でした。実施してみて学校側や企業にも今までにない新しい取組で、すばらしい事業である。そして企業より継続してほしいとの多くの意見を頂きましたので、事業化することとしました。 オのPBLの今後の取組や課題について、今後の推進計画とその課題については、まだ2年目ということもありPBL事業が周知されていない現状があります。そのために講師を引き受けてくれる企業探しは大きな課題です。将来役に立つ課題解決の実践を体験することは、中学生の成長によい刺激となり、また企業からの提案を褒められることにより自己肯定感も高まり、教育委員会としては学校だけではなく地域と一緒に子供たちを育てる地域連携の一環として、また市内企業の仕事内容を知るというキャリア教育の一環としてPBLは最適な事業だと考えております。 ◎経済部長(大城司) 御質問、件名1、糸満市域内好循環経済について。小項目1、市の域内好循環経済の取組について、ア及びオについてお答えいたします。 小項目1、ア、プレミアム商品券の規模と経済効果について。本市では、新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受けた市内店舗における販売促進を図るとともに、市内の消費喚起及び市民生活を支える目的として糸満市地域経済とくらしを支える商品券事業によるいとまんプレミアム商品券の販売を令和4年10月1日より実施しています。その概要として、1冊4,000円相当の商品券プレミアム100を2,000円で販売、3,000円相当のプレミアム50を2,000円で販売し、それぞれ3万8,000冊を発行し、発行数などから経済効果を算出しますと約3億円を見込んでおります。 次にオ、中小企業・小規模企業振興基本条例の趣旨については、他自治体の例によりますと地域の雇用や経済を支える中小企業の振興に関する基本事項を定め、関係者が協働して中小企業の振興を図り地域活性化に取り組むことを目的とした条例であると認識しております。 続きまして御質問、件名3、畜産業推進について。小項目1、全国和牛共進会について、アからウについてお答えいたします。小項目1、ア、本市における畜産業振興については、令和4年10月6日から10月10日までの間、鹿児島県において第12回全国和牛能力共進会が開催され、沖縄県代表として糸満市から初めて山城義光さんの繁殖牛ふくなみみが種牛の部、若雌部門に出場し、出品頭数32頭中優等15席の優秀な成績を収めております。今後についても、農家の飼育技術の向上や安定経営等を目指して畜産業振興を図る必要があると認識しております。 次にイ、ふん尿処理については、畜産農家の抱える課題となっているが、行政の取組については排せつ物を処理、保管する際は床がコンクリートなどの不浸透性材料で構築され、適切な覆い及び側壁が設けられている管理施設で処理、保管し、液状の排せつ物については不浸透性材料で構造された貯留槽で処理、保管するよう周知しておりますが、畜産農家のふん尿処理が課題となっていることは市としても認識しております。今後については家畜排せつ物処理施設の整備事業の周知を図るとともに耕畜連携化の対策など、先進地を参考に関係部署と調査研究してまいりたいと考えております。 次にウ、本市における臭気問題対策について、市の農政課及び市民生活環境課、沖縄県中央家畜保健衛生所で現場を確認し、水質検査や堆肥処理、保管方法について指導を行っております。 ◎総務部長(福元信美) 御質問、件名1、糸満市域内好循環経済について。小項目1、市の域内好循環経済の取組について、ウ及びエについてお答えいたします。 小項目1、ウ、市発注の小規模事業及び物品購入の市内事業者への配慮については、契約金額が130万円以下の小規模な工事や修繕について、糸満市小規模工事等契約希望者登録規程を定め、市内業者の受注機会を図っております。なお物品購入等については、本規程に定めておりません。 次にエ、市発注の土木建築の入札手順については、本市は土木建築工事の入札については主に指名競争入札を採用しております。指名競争入札に参加する業者は指名審査会にて選定され、その業者選定に基づき事業部署で入札を行います。入札に際しては、あらかじめ市が入札執行通知書で設計金額を公表し、所定の期日までに見積書を提出した業者が入札に参加できます。入札では入札に参加した業者のうち最低制限価格を下回らない一番安価な入札額を提示した業者が落札業者となります。 ◎企画部長(金城満) 件名2、大度園地について。小項目1、観光バスも含むスムーズなアクセス道路、駐車場の確保、公衆トイレの設置、道路案内表示の設置を増やす等の計画があるかについてお答えいたします。 大度園地に関しましては、平成29年度にジョン万次郎上陸之地記念碑の設置とその周辺整備が行われました。これにより日米のかけ橋となったジョン万次郎の功績を知らしめ、また同地区の認知度を高めるとともに本市の観光に資することになったと思われます。同地区の整備については、平成29年度に大度園地・周辺海岸総合整備基本計画が策定されております。現在、沖縄県においてトイレやあずまやの改修について計画を進めています。また駐車場やアクセス道及びそれに伴う案内表示の設置についても沖縄県とも協議の上、引き続き検討してまいります。 件名4、自衛隊基地について。小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、市内に配備されている自衛隊基地の配備経過と機能及び役割については、陸上自衛隊南与座分屯地と航空自衛隊与座岳分屯基地の2つが存在します。自衛隊の沖縄配備は昭和46年6月、日米安全保障協議委員会において承認された沖縄の直接防衛責任の日本国による引き受けに関する取り決めにより行われたものと認識しております。役割としては国の防衛、災害派遣、国際平和協力活動が挙げられ、その役割を担うための装備や機能が備わっているものと認識しております。 小項目2、石垣市が今年国民保護法に基づく住民避難のシミュレーションを行ったが、その内容と国民保護法については、石垣市が行ったシミュレーションは航空機を使用した場合、何日で島民を避難させることができるかを試算したものであると認識しております。国民保護法につきましては、武力攻撃事態等において武力攻撃から国民の生命、身体及び財産を保護し、国民生活等に及ぼす影響を最小限にするための国、地方公共団体等の責務、避難、救援、武力攻撃災害への対処等の措置が規定されているものと認識しております。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 御質問、件名3、畜産業推進について。小項目1、全国大会で市内農家出品牛の上位入賞について。ウ、本市における臭気問題対策についてお答えいたします。 市内における臭気問題については、畜産業における排せつ物が原因だと思われるものがあります。本市では、原因と思われる事業所付近の住民から苦情が寄せられた場合には、苦情者からの情報を聞き取り、原因と思われる現地へ確認に伺い臭気測定器で測定します。その後、事業者へ連絡し苦情内容を説明し、臭いが緩和するよう指導します。その後も改善が見られないようであれば臭気測定の専門業者へ臭気測定を依頼し、市の基準を超えた場合には悪臭防止法に基づき改善勧告及び改善命令を行ってまいります。 最後に御質問、件名6、新型コロナワクチン後遺症について。小項目1、全国及び沖縄の実態についてお答えいたします。全国における副反応疑い報告件数につきましては、11月11日に開催された厚生労働省専門部会資料において、約3億2,700万回接種のうち約3万5,000件となっております。また沖縄県における副反応疑い報告件数につきましては、沖縄県ホームページに掲載されている10月31日現在の情報において、約314万回接種のうち162件となっております。続きまして新型コロナワクチン接種による健康被害救済制度の申請件数等を申し上げますと、沖縄県については公表されておりませんが、11月24日現在の厚生労働省専門部会における資料によると、進達受理件数5,207件のうち認定件数1,228件、否認件数120件、保留件数29件となっております。なお審議中の件数については、専門部会資料に明記されておりませんが、進達受理件数から認定件数、否認件数、保留件数を除いた3,830件が審議中であると考えられます。 ◆4番(前田潤議員) 件名1の中小企業・小規模企業振興基本条例を糸満市でも制定すべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 本条例については、本市の産業振興及び地域活性化においても重要であると認識しております。策定については、他市の状況等を調査しながら判断してまいりたいと考えております。 ◆4番(前田潤議員) 県内でも、幾つかの市や町で制定されています。沖縄県もまた制定されています。そういうことですから、早く確認なさって条例制定に向けて進めていただきたいと思います。中小企業が多い本市においては、プレミアム商品券を使った市内経済の活性化は特にコロナにより影響を受けている現状においては必要な取組だと考えます。また物価、原油高騰などにより、さらに打撃を受けている市内事業者に対して、市として受注発注の機会を増やすことは必要だと思います。もちろん入札などは公平性を確保しなければなりませんが、公平性を確保し、地元企業への受注発注ができないか。県内他市においては、中小企業・小規模企業振興基本条例を制定しているわけですから、予算の適正な執行をしつつも中小業者などの受注機会の確保に努めている、そういうふうなことを他市はしているわけです。市として制定してほしいと。それで質問ではないですが、9月定例会で糸満市商工会等が地場産品の活用について議会に陳情がされていましたが、事業者の話を聞いて市内事業者の育成が必要だと感じました。行政として事業者育成にも取り組んで頂きたいと思います。 続きまして件名2の大度園地について。ぜひとも今、企画していることを実現していただきたいということと、県とも協議をして公衆トイレ等、また駐車場、そしてスムーズに大型バスなども通れるような環境をつくっていただきたいと思います。 件名3ですが、本当に県内の畜産農家が優秀な成績を収めて、糸満市の知名度もかなり上がったと思います。そして何よりも市長がこのことを機会に、畜産振興を図るということを新聞記事でも、糸満市広報でもコメントされた内容がありました。これを機会にますます畜産を振興していただきたいと。ところが和牛だけが畜産ではなくて、養豚とか養鶏、ヤギ、そういうふうにいろいろな畜産業があるわけです。そういう中で臭気問題とか、そしてふん尿処理をどういうふうにするのか。売上げのときは、それは売上げがあってもうけにつながりますが、ふん尿処理というのは経費の問題です。それで糸満市がどういうふうな形で農家にこの畜産振興の視点から援助していくかということが大事だと思います。畜産王国といえば鹿児島県、宮崎県、北海道などが挙げられます。30年ほど前の話ですが、宮崎県では鶏ふん肥料をつくっても宮崎県内での消費では余って、肥料工場のほうで出し価格は無料にして運賃だけ沖縄の業者が負担するということで大量の鶏ふん肥料が沖縄に移入されました。当時、沖縄で肥やしをつくっている皆さんは、安価な肥やしが県外から入って来るわけですから、当時困ったという話もありました。今、宮崎県川南町には1日当たり400トンの鶏ふんを燃料にして発電所が稼働しています。これは1つの例ですが、このようなバイオマス事業によるふん尿処理についての認識を伺います。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 宮崎県川南町でみやざきバイオマスリサイクル株式会社が、養鶏農家からの鶏ふんをボイラーで直接燃焼して発電し、焼却灰は肥料として利用することで土壌の改善を行っていることは認識しております。 ◆4番(前田潤議員) それは分かっていることで、そういったバイオマス事業について、ふん尿処理の方法の1つですよ、たくさんありますけれども。それを糸満市の我々の地域としての立場から、こういうことをどう考えているかということをお伺いしたいわけです。隣の八重瀬町にもありますし、あれで完璧だというふうなことにはならないとは思いますが、いろいろな形で多くの自治体が農家の家畜ふん尿処理等を一生懸命やっているという実態はあります。そこで硫酸第一鉄という資材があります。中学、高校の化学の時間ではありませんが、硫酸第一鉄という資材があります。この資材の応用製品は環境資材、土壌改良資材、家畜飼料などがあります。特徴は即効性の臭気除去、発酵菌の活性化などです。硫酸第一鉄の酸化還元の還元作用をうまく活用したものです。畜産現場における臭気の原因の主たるものはメルカプタンやアンモニウム、硫化水素化合物などです。それらの臭気は畜産生産物の肉や卵、ミルクについて回り風味を悪くします。その悪い臭いがミルクや卵やお肉にまでついて回るということです。風味を悪くします。そういった問題を極限にまでこだわった肉製品の1つが、テレビなどでも報道されたスペインのイベリコ豚のお肉です。豚ではありませんが、国内でもその考えを取り入れて、1個100円の卵が販売されているそうです。また畜産業のふん尿処理で硫酸第一鉄のような還元資材をうまく使って処理をすれば、従来の窒素、リン酸、カリの3要素と炭素率を高める肥やしの意味合いに加えて、土壌の団粒化構造を促します。その酸化還元を応用した資材を活用して堆肥をつくった場合に、その窒素、リン酸、カリの3要素や幾つかのミネラル、それから炭素率を上げるということ以外に土壌の団粒化構造を促す土壌改良剤としての意味合いも兼ねた肥やしがつくれるわけです。豊作型で作物の硝酸態窒素の残留のない肥やしがつくれます。結果として畜舎環境がよくなり、耕種農家にとってもよくなり、さらに畜舎周辺での臭気問題も改善されます。このような取組いかんによっては畜産農家、耕種農家、近辺の臭気対策の三方よしの取組ができます。そこで伺います。市として今申し上げたような対策事業を今後研究して、分かりもしないですぐやるということはもちろんなさらないし、お金の無駄遣いになりますのでこれから研究して、いろいろないい事例が日本全国を見て回ればたくさんあります。それを研究して導入していただけないでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 畜産農家のふん尿処理が課題となっていることは、市としても十分認識しております。今議員がおっしゃったような優良事例の情報収集に努めてまいりたいと考えております。 ◆4番(前田潤議員) よろしくお願いします。 それでは件名4、自衛隊についてですが、先ほどの答弁はあまりにも一言で、こうですというような形になってしまっているんですけれども。与座岳の自衛隊基地の開所四十何周年かのときに伺いました。そうしたらペトリオットミサイルとかレーダーの展示もありました。与座岳自衛隊基地には、レーダーの基地ではありますけれども、そういった地対空ミサイルも配備されているのでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 国に確認したところ、地上発射型の12式地対艦ミサイルについて既に配備されている奄美駐屯地、宮古島駐屯地、石垣駐屯地や勝連分屯地など複数の駐屯地に配備する計画があるとは聞いておりますが、与座岳分屯地に配備されているかどうかは把握しておりません。 ◆4番(前田潤議員) 八重瀬町の陸上自衛隊八重瀬分屯地と八重瀬町と糸満市真栄平にまたがっている南与座分屯地がありますが、この南与座分屯地はアメリカ軍時代からミサイル基地なんですよ。そこにまだ形としては格納庫というふうな形のものがあるわけで、そこにはどういうミサイルが配備されていますか。ネットで見たらホークミサイルとかナイキミサイルとか、そういうようなことがあったような気がしますが正確な情報をお願いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時14分)                              (再開宣告午後2時15分) ○議長(金城寛) 再開いたします。
    ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 市内関連の分屯地、近隣にある分屯地にミサイルが配備されているかについて、市は把握しておりません。 ◆4番(前田潤議員) そういうことを確認したくて質問通告に機能及び役割とか、そういうことを質問しますよということを書いたわけです。また次回にお聞きしたいと思います。 国民保護法について、糸満市としてどういうふうなことをするという計画などはありますでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時16分)                              (再開宣告午後2時17分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 平成19年3月に糸満市国民保護計画を策定してございます。 ◆4番(前田潤議員) 糸満市としても、国民保護法に基づいた計画を策定していると、分かりました。長距離ミサイルの県内配備について、宮古、石垣、うるま市、奄美などに計画がありますが、どのような計画でしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 これらの地域には地上発射型の12式地対艦ミサイルについての配備が計画されているということを聞いております。 ◆4番(前田潤議員) もう少し詳しくお話してほしかったんですが、陸上自衛隊第15旅団が師団に格上げになるような報道がありますが、旅団と師団の違いはどういうことでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 過去の防衛白書では、師団は陸上自衛隊の基本的な作戦部隊であり、戦闘部隊や後方支援部隊からなる連合部隊とあります。旅団は師団の規模を縮小したものを言います。 ◆4番(前田潤議員) 地元に自衛隊基地があって、公民館を造るときには基地周辺整備法などを活用して公民館などの建設に活用しているわけですが、その実態についてはあまり知らないようですから、そういうことも知って、それで問題は台湾有事は日本の有事などといって、自衛隊に国防予算がどんどん増やされようとしているわけです。沖縄は、もう市長もよくおっしゃっていますけれども、糸満市の歴史に鑑みて二度とあのような戦争が起こってはならないと市長はおっしゃってきました。そういう意味でも外交努力によって、沖縄が二度と戦場にならないようなことをやってほしいと、糸満からそれを発信していただきたいと思います。 次に件名5、時間がありますので一括して再質問したいと思います。質問1、どのような企業が協力してくださいましたでしょうか。質問2、謝礼もしくはお礼の意思表示などはどうしていますでしょうか。質問3、コロナ禍で企業訪問をしての実習ができなくなったなかでPBL事業を取り組んだということですが、生涯学習と学校教育が結びついているということで、こういうこともできるのだと感心しました。人手不足で大変な時代において、学校教育に協力していただいた企業に感謝の気持ちが湧いてきました。協力していただいた企業は、どのように募集していますでしょうか。質問4、発表の画像やコメントを見させていただきました。私が見ても、知らなかったことを教えていただける内容になっています。すばらしいです。とても中学生の発表とは思えないレベルの内容も含まれています。パソコンでの検索や、ほかにどういう方法が取り入れられていますでしょうか。質問5、PBL学習で学校の教師の生徒への関わりはどのようになっていますでしょうか。質問6、予算の出どころによっては、予算の都合上継続できるか心配するのですが、今後継続して進化させていただきたいと思います。教育長のお考えをお聞きします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時21分)                              (再開宣告午後2時22分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 まず質問1でどのような企業が協力したかについてお答えします。PBL事業に協力していただいた企業は、市内にゆかりのある18企業や個人、団体でございます。業種としましては農業関係で3社、観光関係で2社、NPO法人1社、美容関係1社、情報通信関係2社、建設設計関係1社、福祉関係2社、製造業関係1社、保育関係1社、ボランティア団体が1団体、公的機関で2機関、個人1名で詳細についてはホームページにおいて公表しております。 質問2、謝礼もしくはお礼はどうなっていますかについてお答えします。講師の方々には市の規定により報償費をお支払いしております。また最後の授業のときに教育長名の感謝状を中学生から直接講師の方にお渡しし、感謝の意を表しております。また市内にある企業を中心に参加していただいておりますので、中学生に市内企業の紹介にもなり、市内にどのような企業や仕事があるかということを知るきっかけにもなっており、企業PRにもなるメリットがあると考えております。中には子供たちからの提案を採用して課題解決のヒントになっているところもあり、どちらにもよい効果があると認識しております。 質問3、企業の募集方法につきましては、商工会及び観光協会に御紹介頂いたり、またふだんから学校に協力していただいております企業の皆様にお声かけをして募集しております。また昨年度参加した企業からの紹介もありました。PBL事業は協力企業を見つけることが大きな課題となっております。 質問4、どのような方法で授業をしているかということですけれども、現在小中学生には1人1台のパソコン端末が配布されております。中学生におきましては、そのパソコンを活用し様々なことの調査、調べ活動に活用しております。PBLの課題解決にもパソコンを活用していますが、それだけではなく直接現場に行って自分で調べたり資料館に行って調べ物をしたり、また様々な企業に直接電話で問合せをしたりしております。企業の講師から発表の根拠となることも調べるようにアドバイスをされているので、そのことに一生懸命取り組んでいることとなります。 質問5、教師の関わり方についてでございますが、まず企業の講師の方が課題を与えるときや中学生が発表しているときなど、また中学生自らが調べ物をしている場合、学校の先生は通常のティーチング、教えることではなくてサポートするコーチングの立場で授業と向き合っております。先生方の大きな役割はあくまでもサポートをすることであり、中学生が自分たちで仮説を考えてデータを調べて、調べたデータを基に課題解決策を導き出していくことが重要であります。先生方からは最低限のティーチングサポートに徹することが大変だったという話を聞いております。 質問6、今後の事業継続につきましてですけれども、PBL事業は答えのない課題に向かって中学生が自分たちで解決策を考えるものです。学校の先生方、企業のコーチの皆様方、また中学生におかれましてもとても有意義な3か月間だったと認識しております。短期間での中学生の成長は学校の先生方や企業の講師の方々がすばらしいと感想をおっしゃっていました。PBL事業につきましては、今後も継続実施していきたいと考えております。 ◎教育長(幸地政行) 前田議員の再質問にお答えいたします。 いろいろこの事業のいいところをるる述べてきたところですけれども、やはりこの事業はまず実生活の中から子供たちが解決策を見つけるということがあります。やはり学校現場においてはこういう実生活の中から考えを深めていくということは、小中ともに少ないんじゃないかと思っている点から、非常に有意義な事業展開だと評価しています。それからグループで考えを述べ合って、それから相手の意見を認めながら解決に持っていくという方法を、やはり今の子供たちに必要なすべだと思っておりますので、この事業に対しては教育委員会としては来年度も引き続き継続していく予定であります。 ◆4番(前田潤議員) 本当に分かりやすい説明ありがとうございました。 それでは件名6、再質問をいたします。健康被害について、糸満市ではどのように受け付けていますでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 予防接種後に健康被害が生じ救済制度を利用する場合は、一旦市の相談窓口にて救済制度の内容を御確認頂き、申請に必要な書類を御本人または御家族で医療機関へ依頼するなどの御案内を行っております。 ◆4番(前田潤議員) 市民が相談できる体制は取られていますでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 市においては、集団接種会場や総合案内にて相談に関するチラシを配布しておりまして、常時相談を受け付ける体制を整えております。また沖縄県においても接種後の健康状態に関して専門相談のコールセンターを設置しておりますので、相談内容によってはそちらを御案内するなどの対応を行っております。 ◆4番(前田潤議員) 県内では13人の方が亡くなられたと新聞でありましたが、副反応疑いのその内訳を教えてください。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時31分)                              (再開宣告午後2時33分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 ただいまの御質問に関しては公表されていないため、把握はされておりません。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時34分)                              (再開宣告午後2時34分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆4番(前田潤議員) 糸満市としては、市民の健康を守るために頑張っていただきたいと思います。先日の本会議において、賀数郁美議員の議案に対しての反対討論の内容に衝撃を受けました。本当に公的機関が出されている内容であるにもかかわらず、多くの人が亡くなったりしていると、そういうふうなことを我々も勉強して今後とも市民のために頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。終わります。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時35分)                              (再開宣告午後2時45分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆21番(徳元敏之議員) 皆さん、こんにちは。初日の最後です。よろしくお願いします。それでは通告に従いまして一般質問を行います。 件名1、農業行政について。小項目1、地下ダムの給水整備について。ア、真壁南地区への給水整備の進捗状況について伺う。 件名2、農業集落行政について。小項目1、農業集落排水事業について。ア、現在整備中の事業について、どの地区を整備しているのか伺う。イ、今後の事業計画について伺う。ウ、事業完了は何年度か伺う。エ、担当部の人員は十分なのか伺う。オ、排水施設早期接続促進補助金と排水施設接続促進事業補助金制度は何年度まで適用されるのか伺う。カ、事業の中で発見された真壁の地下ガマの現状について伺う。キ、事業を延長する考えはないのか伺う。 件名3、沖縄さとうきび振興組合について。小項目1、脱葉工程せず、農家から脱葉処理費用を徴収する新聞記事に関する回答について。ア、農家への回答はどのように行ったのか伺う。イ、脱葉処理をせずに直接原料を圧搾すると工場運営に悪影響を及ぼすとの回答であるが、実際行っていることは矛盾しているのではないのか伺う。ウ、生産者から脱葉処理という名目で1トン当たり900円の経費を取っている。しかしながら平成28年から脱葉処理せずに処理されたさとうきびの総量は2万9,886トン(トン当たり900円で換算すると2,689万7,400円)になり生産者へ返金すべきだと思うが説明がない。どうするのか伺う。エ、処理費用トン当たり900円が、さとうきび圧搾処理作業に適切に使われたならば問題はないと思う。不当に処理作業が行われていることについて明確な答弁を求めます。オ、計画的に操業するのが工場の責務であって生産者の問題ではないのではないのか伺う。カ、恒常的な赤字経営を脱する経営陣の熱意や能力が感じられない回答であるが、どう思っているのか伺う。キ、来年度からは全量脱葉処理して原料をゆがふ製糖へ供給するよう取り組むと回答しているが、これまで農家への説明がない。今月21日から製糖工場への搬入があるが、これまでどおり無脱葉で供給する農家が大半ですが、工場の対応はどうなっているのか伺う。ク、生産者への寄り添った回答が感じられない。今後の対策について伺う。ケ、沖縄さとうきび振興組合の従業員で解雇された5人の再就職はどうなっているのか伺う。コ、市長の本件についての認識を伺う。 以上、演壇で質問してあとは質問席から質問をいたします。 ◎市長(當銘真栄) 徳元敏之議員御質問、件名1、農業行政について。小項目1、地下ダムの給水整備について。ア、真壁南地区への給水整備の進捗状況についてお答えいたします。 真壁南地区における地下ダム給水整備については、洪水調整池工事と並行し、畑地かんがい施設工事として現在県営土地改良事業において実施中であります。当該地区における畑地かんがい施設工事の進捗状況としては、地区西側部分が令和3年度までに施工済みであり、地区中央部分を現在施工している状況であります。順調に進めば令和5年度以降に現在の中央部分から東側部分の地区の実施が予定されております。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名2、農業集落行政について。小項目1、農業集落排水事業について。カ、事業の中で発見された真壁の地下ガマの現状についてお答えいたします。 昨年10月に農業集落排水管路布設工事に伴い発見されたガマで、遺骨が見つかりました。遺骨については、戦没者遺骨収集情報センターのほうで既に収骨を終えていると伺っています。市としても調査を終了しております。現場は工事が中断している状態ですが、教育委員会としては現状で埋め戻しが可能と考えております。埋め戻しの部分については、遺構に影響はありません。この件につきましては、沖縄県文化財課や沖縄県立博物館美術館にも確認しており、教育委員会の対応で問題ないと回答を得ております。 ◎水道部長(伊敷勝) 御質問、件名2、農業集落行政について。小項目1、農業集落排水事業について、アからオ及びキについてお答えいたします。 ア、現在整備中の事業につきましては、今年度は大度さつきの城地区内汚水ますの設置工事及び真壁地区の一部において管路布設工事を進めているところです。 次にイ、今後の事業計画といたしましては、今年度から来年度にかけて米須地区及び大度さつきの城地区までの国道幹線工事に取り組み、令和5年度以降に摩文仁地区とひめゆりの塔前国道等一部幹線工事及び真壁集落内の一部工事に取り組んでまいりたいと考えております。 次にウ及びキにつきましては関連しますので一括してお答えいたします。事業完了年度につきましては今年度を予定しておりましたが、事業期間を見直し令和7年度の完了に向けて調整している段階です。 次にエ、担当部署の人員につきましては、工事の進捗状況と公営企業会計移行等により業務が増加しておりますので、公営企業会計の収支バランスを考慮して適正な人員配置を調整してまいります。 最後にオ、早期接続促進事業補助金と接続促進事業補助金の適用年度につきましては、補助事業の接続促進事業補助金は事業最終年度から起算して5か年となっており、早期接続促進事業補助金につきましては、原則として供用開始後2年以内と定めております。早期接続促進事業補助金の適用期間を見直し接続促進事業補助金と併せて実施できるよう検討してまいります。 ◎経済部長(大城司) 御質問、件名3、沖縄さとうきび振興組合について。小項目1、脱葉工程せず、農家から脱葉処理費用を徴収する新聞記事に関する回答について、アからコについてお答えいたします。 小項目1、ア、農家への回答はどのように行ったのかについては、沖縄さとうきび振興組合に確認したところ、同振興組合から糸満市さとうきび生産組合に対して回答書を令和4年7月22日付で通知し、糸満市さとうきび生産組合から組合員に対して回答書が通知されたと聞いております。 次にイ、脱葉処理をせずに直接原料を圧搾すると工場運営に悪影響を及ぼすとの回答であるが、実際行っていることは矛盾しているのではないかについては、同じく同振興組合に確認したところ、沖縄さとうきび振興組合とゆがふ製糖は製糖計画や継続的な原料搬入量及び安定操業の確保の観点から、大雨などの天候不順での1日当たりの手刈り原料、ハーベスタ原料、無脱葉原料の搬入量を総合的に考慮し、やむを得ず一部無脱葉原料を脱葉処理せずにゆがふ製糖の製造工程ラインへ直接投入して圧搾処理していたと聞いております。 次にウ、脱葉処理せずに処理された経費を生産者へ返金すべきだと思うが説明がないことについては、同じく同振興組合に確認したところ、無脱葉原料の工場への搬入については収穫作業軽減を図ることを目的に無脱葉で収穫されている生産者は処理料金が発生することは承認済みと認識しており、生産者に対して受入れ後の処理に伴う新たな経費は発生しておらず、不当な徴収とは認識しておりません。そのため生産者へ一部無脱葉原料の直接投入による料金の返金は考えていないと聞いております。 次にエ、不当に処理作業が行われていることについて明確な答弁を求めることについては、同じく同振興組合に確認したところ、無脱葉原料の搬入に対しての利用料金の徴収は無脱葉原料の搬入に対しての利用料金徴収であって無脱葉原料の脱葉処理に対しての利用料金ではないため無脱葉原料の工場への搬入後の直接投入による利用料金の徴収は不当とは認識していないと聞いており、また今後は誤解がないように無脱葉原料利用料金から無脱葉原料受入料金に名称を変更したと聞いております。 次にオ、計画的に操業するのが工場の責務であって、生産者の問題ではないのではないのかについては、同じく同振興組合に確認したところ御指摘のとおり無脱葉処理に関しては生産者側に責任はなく受入れ側の責務であり、今後沖縄さとうきび振興組合及び業務委託を受けるゆがふ製糖と連携して天候や原料搬入量及び処理能力等の諸条件に十分対応し、生産者が安心して搬入できるように適正な脱葉処理が重要であると認識していると聞いております。 次にカ、恒常的な赤字経営を脱する経営陣の熱意や能力が感じられない回答であるが、どう思っているのかについて、同じく同振興組合に確認したところ中長期的な経営改善は老朽化の集中脱葉施設の計画的な修繕、更新と併せて役員経費の削減や葉がらの販売促進及び業務体制の見直しなど中長期的な経営改善が必要であると聞いております。 次にキ、今月21日から製糖工場への搬入があるが、これまでどおり無脱葉で供給する農家が大半ですが、工場の対応については、同じく同振興組合に確認したところゆがふ製糖は無脱葉原料について従来どおりの搬入で対応することとなっております。沖縄さとうきび振興組合とゆがふ製糖は生産農家向けのパンフレットで、これまで誤解のあった無脱葉原料の処理料金を受入れ料金と名称を変更し、12月1日付で生産農家へ郵送したほか原料委員会や製糖説明会などで説明、周知を図り生産農家が安心して無脱葉原料を搬出できるよう取り組むと聞いております。 次にク、生産者への寄り添った回答が感じられない。今後の対策については、同じく同組合に確認したところ12月1日付でパンフレットを生産農家へ郵送したほか、原料委員会や製糖説明会などで説明、周知を図ったと聞いております。 次にケ、沖縄さとうきび振興組合の従業員で解雇された5人の再就職はどうなっているのかについては、同じく同振興組合に確認したところ元職員に対しての再就職の支援を行っているところでありますが、面接の実施まで至っていないため引き続き元職員の意向などを尊重して再就職の支援に丁寧かつ最大限努力していくと聞いております。 次にコ、市長の本件についての認識については、市長は直接的に経営に携わっておりませんが、元職員の再就職の支援については丁寧かつ最大限努力すると伺っておりますので、そのように配慮していただきたいと考えております。 ◆21番(徳元敏之議員) 農業集落排水事業についてお伺いしたいと思います。農業行政についてです。 まず地下ダムのかんがい設備です。先ほど答弁がありましたように真壁南のほう、南波平のところからやっていくということで、中央部分はこれからということなんですけれども、最終的には米須小学校の裏のほうまで来ると思うんですけれども、これは次年度以降整備する予定ですか。お伺いします。 ◎経済部長(大城司) 計画どおり順調に進めば次年度以降に事業を執行する予定であります。 ◆21番(徳元敏之議員) かんがいがないと、水がないとやはり農業は厳しい面があるので、ぜひ進めていただきたいと思います。農業集落排水事業について、この農業集落排水事業は本当に前から、まずはさつきの城の皆さんが老朽化している下水道を早く整備したいということで、砂川金次郎元議員からもありました。米須側としては、海が汚れないような下水道施設をやってもらいたいということで事業採択された経緯がございます。しかしながらこの事業を見ていますと、地元の人は本当にこの事業が完了できるのか、大変心配しているんです。先ほど部長から答弁がございましたが、いろいろな意味でスケジュールを見直ししながら次年度以降やっていくということですけれども、これがこの事業を延ばすという約束というか、完了まで確実に補助事業を採択してできるという保証があるのかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時05分)                              (再開宣告午後3時06分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎水道部長(伊敷勝) この事業がさらに延長できるかどうかということでの再質問ですが、今議会で議決していただいた補正予算第3号の割当て内示をする以前に、県のほうから当初予算を内定したものをさらに減額内定をしたいというお話がありまして、それに向けて、その中で次年度以降も計上できるような話合いもなされております。その中で、まだ確実ではないんですが、いけるような調整を今しているところです。それを受けて補正を予算減額したということです。 ◆21番(徳元敏之議員) 本当に職員は私は頑張っていると思うんですよ。しかしながら市長、市長部局にお伺いしたいんですけれども、本当にこの事業はもう岩とかいろいろな問題、工事費の高騰とかいろいろあって、今の職員ではちょっと足りないのではないかと思うんですけれども、職員数を増やしてでもこの事業を完了するような手だてはできないですか、お伺いします。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 今、職員の増についての御質問ですが、次年度以降農業集落排水事業会計は公営企業法適用の公営企業会計となります。そのようなことから、公営企業会計の収支バランスを考慮して適正な人員配置を検討してまいります。調整していきます。 ◆21番(徳元敏之議員) 何かはっきりしないですね。これはやっぱり市長部局のほうでしっかり人員を確保するという回答がなければ動くことはできないと思うんですがどうですか、市長部局の皆さん。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 繰り返しになりますが、次年度から公営企業法を適用し公営企業会計を導入することになります。つきましては公営企業の収支バランスを考慮し、適正な人員配置を調整していきたいと考えております。 ◆21番(徳元敏之議員) 調整って言っているんだけれども、増やすと言えばいいんじゃないですか。何で調整って言うんですか。堂々とやってくださいよ。人数が足りなかったら、この事業は大変ですよ。どうですか。遠慮しなくていいですよ、堂々と市長部局に要求してください。どうですか。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 繰り返しになりますが、公営企業法の適用もございます。それと今水道部は今年から水道事業、下水道事業、農業集落排水事業、3会計を担当する部署になりまして、それぞれに人が張り付いています。張り付いていますので、業務応援という形も1つの今後の農業集落排水事業への業務応援ということも考えています。ちなみに7月でしたか、既に工事が終わりました米須地域につきましては接続率が低いということが議会でも質問がありましたので、これについて水道事業、下水道事業の職員にも声かけをして部体制でチラシ、戸別訪問をしたこともあります。そのようなことも含めて内部での努力も行いながらバランスを考慮して適正な人員配置も考えていきたいと考えております。 ◆21番(徳元敏之議員) 苦しい答弁ですね。正職員じゃなくてもいいと思うんですよね。とにかくこの制度を、この事業を完了しないことには長年の希望である海が汚れない、それとさつきの城の下水道が完了するという大変な目標がありますので、我々米須側としても米須の海岸が汚れない、大度の海岸も汚れないと大変期待をしている事業です。そして子や孫までも誇れる環境づくりに対してもこの事業は大切でありますので、ぜひ部長、会計年度任用職員でもいいですので、増員することを心がけるようにできないですか。もう一度お聞きします。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 ただいま議員のほうから提案がありました会計年度任用職員等の採用という提案もあります。それらも含めて検討させていただきたいと思います。 ◆21番(徳元敏之議員) 人員だけじゃないんですけれどもね。この完了をするためにどうしても接続してもらわないと、パーセンテージを上げてもらわないと市の持ち出しが増えるということで、先ほど申し上げた早期接続促進補助金は今年度切れる予定ですけれども、この事業と併せて先ほどの回答では延長できるということを回答してもらいました。ぜひそれについても努力してもらいたいんですけれども、どうですか部長。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時12分)                              (再開宣告午後3時13分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 早期接続促進事業補助金の延長を頑張ってほしいという質問ですので、早期接続促進事業補助金は接続を高めるために非常に効果がある補助金制度だと考えておりますので、現在国、県の補助事業と併せて交付期間を検討していきたいと考えております。そのためには補助金等適正化委員会というのがありますので、そこのほうに諮っていきたいと、延長できるように諮っていきたいと考えております。 ◆21番(徳元敏之議員) 適正化委員会にかけるということなんですけれども、それは市長部局のほうで判断するんですか、どうですか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時14分)                              (再開宣告午後3時14分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 ただいまおっしゃっていた補助金等適正化委員会の所管は総務部の財政課でございます。 ◆21番(徳元敏之議員) お伺いします。この事業、早期接続促進補助金と排水施設接続促進事業を合わせたら5万円もあって10万円もあるんですけれども、最大15万円の補助金があるんですよ。これは分かると思うんですが、早期接続促進補助金というのは多分初めてだったと思うんですが、これはすばらしい制度ですので、米須は今やっているんですけれども、今年度で切れるということなので、来年度以降水道部の部長がおっしゃったように努力していきたいということですので、ぜひ前向きに検討してもらいたいんですけれども、どう思いますか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 こちらは私のほうで今検討しますということの返事はできないので、その委員会の中で様々な点から検討した上で判断をしていきたいと考えます。 ◆21番(徳元敏之議員) この排水施設接続促進事業制度というのは、事業最終年度から換算しても5年間適用されるということになっているので、それと併せて早期接続促進補助金もやってもらいたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。ぜひ完了に向かって頑張ってもらいたいと思います。以上でこの質問を終わりたいと思います。 続きましてさとうきび振興組合の件についてなんですけれども、そもそもその話が新聞に載った話は、さとうきび振興組合の従業員解雇の問題から話が来ているんですよ。市長のところにも今年6月8日も行っていて、私は彼らと一緒に八重瀬町長にも会いました。そしてうるま市長にも会いました。さらに宜野座村長とも会っております。それはどういうことかと言いますと、理事会の中に市長が理事長で八重瀬町長、うるま市長、今帰仁村長、あと評議員には古謝市長とか、宜野座村長とかいましたので、知っている方だったのでこの件についてどうにか解雇を撤回してくれということでやったんですけれども、残念ながら解雇をされてしまいました。その解雇をされた日、6月29日に理事会があって市長が出席なさっていたんですけれども、このときに前の質問でもお話をしたんですけれども、どうにか解雇を先延ばししてくれと言ったんですけれども、市長も努力したとは思うんですけれども、会社側の赤字でやむを得ないということで解雇通知を6月30日に発令したと、市長名でですね。ですので私はそこで思ったのが、市長は市民と寄り添うということでやったので、ちょっと残念だなと思いました。その後に発覚したのが、この脱葉問題でございまして、実際にこのさとうきびの無脱葉の作業はとにかく我々も一緒なんですけれども、農家が枯れ葉を落とす作業が大変きついということで、それを軽減するために翔南製糖で補助金を使って、約20億円近くですね、無脱葉の機械を導入して翔南製糖では順調にやっていたと。しかしながら赤字があって、今のゆがふ製糖と合併したときに、全島1つの工場になってしまって、翔南製糖で8万トンだったのが12万トンまでさとうきびの搬入があって、どうしても先ほど回答したように工場が間に合わない時期があると。しかし翔南製糖でやった場合には、この900円を取って脱葉処理をしていたと。そういうことなんですよ。ですので工場側の言い分としては致し方なくと言っているんですけれども、工場のやり方は、まずハーベスタの原料をこの無脱葉の機械に入れてやっていると。そうしたらどうしても無脱葉のさとうきびはたまっていく。致し方なく投入していると、そういうことなんですけれども、その説明を今回糸満市さとうきび生産組合に文書でもって回答しているんですけれども、農家の皆さんはほとんど分かっていないです。それについてどう思うのか、お伺いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時20分)                              (再開宣告午後3時26分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 一部農家が、郵送された文書をもって理解されていないというお話がありましたけれども、そういったことは我々は今把握していませんでしたので、そういった声があるというのを振興組合に伝えたいと思います。 ◆21番(徳元敏之議員) 連携を取って、そういう声があるということをまず伝えてください。部長、このパンフレットはありますよね。これはさとうきび振興組合の、多分あると思うんですけれども、この御案内。財団法人、ちゃんとしたパンフレットというか、事業内容。これに理事長名とか役員とか全部書かれているんですよ。この中にちゃんと事業の中で、いいですか、読みますよ。事業、集中脱葉施設の運営、さとうきび振興組合の概要ですね。1、集中脱葉施設の運営。集中脱葉施設は、無脱葉のさとうきびから枯れ葉類を除去することを目的とした装置で、これまで収穫作業で最も時間を要していた脱葉作業が不要になり、作業を大幅に省力化することができます。当組合は農家より脱葉作業を受託する形で同施設を運営していますということなんです。ですから私はこの900円のことに関してずっと突っ込んでいるんです。ですから農家はそれをもって900円と思っているんです。搬入の手数料と思っていないですよ。組合の言い分の。それについてどう今感じていますか、お伺いします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 そういったパンフレットの中の説明を聞きますと、確かに農家の方が勘違いされても致し方ないのかと感じております。 ◆21番(徳元敏之議員) 勘違いどころの話じゃないですよね。ちゃんと農家の皆さんに、この問題については説明しないといけないと思うんですよ。農家の皆さんは11月頃に、米須もそうだったんですけれども部落の作業を終えて、搬入のくじ引を引くんですね。私は1番バッターですので、もう既にサトウキビを刈り取っています。ですのでそういう場において、ゆがふ製糖がちゃんと説明すべきだと思うんですけれども、今回の問題ですね。文書だけ出して、回答だけ出して理解していると思われたら困るんですよ。お金が発生している問題なので、実際にこの事業内容からすれば、無脱葉をやったサトウキビというのはあの機械を通さないといけないという認識でしか思っていないので、しかしながら工場側に聞きますと、ハーベスタ、もちろん細かく刻まれて泥とかもついているので、まずそれから先にこの機械を通して砂糖をつくるという工程に行くんですけれども、それから先にやって無脱葉のサトウキビがどんどん積まれていくと。で間に合わないから致し方なく突っ込んでいるという形なんです。ですのでその件についても、このゆがふ製糖に強く申し入れてもらいたいと思います。 それともう一つ、今びっくりしたんですけれども、さとうきび振興組合の従業員が解雇されて面接まで至っていないと、それはどういうことなんですか。分かる範囲でいいですよ、よろしくお願いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時30分)                              (再開宣告午後3時31分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 ゆがふ製糖株式会社は9月28日と10月6日に面接を予定していたところ、相手側の都合で実施に至っていないという話を伺っております。 ◆21番(徳元敏之議員) 聞いた話では、どうにか2人をこのゆがふ製糖にそのまま引き継いでやろうとしていたみたいなんですけれども、やはり彼らはずっとこのさとうきび振興組合をつくった当初から5人で頑張ってきたので一緒にやりたいと。そういうことで受け入れられないというような話なんです。そこで私が言いたいのは、市長は理事長として寄り添う形でやっておけば、もう少し彼らも対応はできたのかなと思います。もちろん市長はそういう仕組みは分かっていないのでやったと思うんですけれども。しかしこの解雇の通知も市長名なんですよ。ということでそれについてどう思いますか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 解雇の通知については、糸満市長としての名で発出しているわけではございません。 ◆21番(徳元敏之議員) 市長というものではもちろんないですよ。さとうきび振興組合の理事長だから、市長の名前でやっているんですね。ですからそれぐらい責任が重いということを最初から私は言っているのに、この解雇の問題のときに。もうちょっと寄り添えばよかったのかと思って、ちょっと残念だなと思っています。この件については、また先があると思うので、次に質問したいと思います。 最後に、ゆがふ製糖の問題ではあるんですけれども、農家に寄り添った回答であればこちらも納得していたんですけれども、まだ納得していない部分がありますので、また引き続き質問をしたいと思います。これで一般質問を終わります。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(金城寛) 以上で本日の会議を終了いたします。                              (散会宣告午後3時35分)...