糸満市議会 > 2022-09-16 >
09月16日-04号

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  1. 糸満市議会 2022-09-16
    09月16日-04号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    令和4年第6回糸満市議会定例会会議録令和4年9月16日出席議員 21人1番 大 城 むつみ    2番 玉 城 哲 郎3番 山 内 竜 二    4番 前 田   潤5番 浦 崎   暁    6番 伊 敷 郁 子7番 賀 数 郁 美    8番 金 城 一 文9番 長 嶺 安 浩    10番 新 垣 勇 太11番 平 田 健 人    12番 金 城   悟13番 金 城   寛    14番 山 城   渉15番 西 平 賀 雄    16番 大 田   守17番 金 城   敦    18番 金 城   敏19番 金 城 幸 盛    20番 新 垣 安 彦21番 徳 元 敏 之欠席議員 なし 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。   市長     當 銘 真 栄    副市長       神 谷 和 男   教育長    幸 地 政 行    総務部長      福 元 信 美   企画部長   金 城   満    市民健康部長    新 垣 政 喜   福祉部長   島 根 辰 也    こども未来部長   国 吉   丘   経済部長   大 城   司    建設部長      上 原   斉   水道部長   伊 敷   勝    消防長       平 田 徳 明   教育委員会  金 城   秀    教育委員会     有 銘 真一郎   教育部長              教育指導監本日の議事日程 日程第1 一般質問   ――――――――――――――――――――――――――――――                              (開議宣告午前10時00分) ○議長(金城寛) これより本日の会議を開きます。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(金城寛) 一般質問を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆18番(金城敏議員) おはようございます。一般質問を行います。 件名1、世界のウチナーンチュ大会について。小項目1、糸満市で行われる歓迎、受入れイベントについて伺う。 件名2、文書作成について。小項目1、議案説明会議で配布された予算集計表の内容の記載について、複数の事業がある場合、事業名の後に等という記載方法を用いているが、記載する事業名を決める基準を伺う。 件名3、福祉行政について。小項目1、市内保育園等で月に一度行われているお弁当の日を統一し、同じ日に実施できないか伺う。 件名4、教育行政について。小項目1、高嶺小中一貫校について。ア、高嶺小学校校舎建設の目的を伺う。イ、二度にわたって入札不調に至った原因をそれぞれ伺う。ウ、今後の計画について伺う。エ、高嶺中学校への影響について伺う。オ、今後の小中一貫教育推進班について伺う。 件名5、土地開発事業について。小項目1、真栄里地区物流団地等造成事業について。ア、進捗状況を伺う。イ、ターミナルゾーンの用途について伺う。 小項目2、旧南部病院の跡地利用について。ア、進捗状況を伺う。イ、南部病院跡地周辺土地利用基本計画について伺う。 件名6、スポーツ行政について。小項目1、西崎野球場について。ア、8月の臨時会において集中豪雨による流出を理由にグラウンドの土の整備費742万5,000円が可決されました。今後の抜本的な流出対策を伺う。イ、県内他市町村において地方創生臨時交付金を活用し、野球場等の観客席を取り替えた実例があるか伺う。 小項目2、西崎陸上競技場メインスタンド側の照明設備が災害により、故障したまま長期間放置されています。コロナ禍で休止していたナイター陸上記録会も7月から再開していますが、運営に支障を来しています。修繕計画について伺う。 件名7、地方創生臨時交付金について。小項目1、恩納村は新型コロナ感染拡大による影響により、飲食店を除く売上げが30%以上減少した村内の事業者へ応援一時支援金の給付を始めています。本市においてもコロナ禍で打撃を受けた事業者が多く、支援が必要と考えるが計画があるか伺う。 以上、再質問は質問席より行います。 ◎市長(當銘真栄) おはようございます。金城敏議員御質問、件名1、世界のウチナーンチュ大会について。小項目1、糸満市で行われる歓迎、受入れイベントについてお答えいたします。 世界のイチマンチュ大会については、市町村イベントとして割り当てられております。令和4年11月2日水曜日に開催を予定しております。歓迎イベントの内容につきましては県外、国外からの参加者及びその親族等を対象にした市内バスツアーとして、くくる糸満や平和祈念資料館、糸満市場いとま~る、道の駅いとまんなどの市内各所を視察する計画となっております。また世界のイチマンチュ歓迎の夕べとして、同日午後7時からサザンビーチホテル&リゾート沖縄にて執り行う予定であります。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) おはようございます。議員御質問、件名4、教育行政について。小項目1、高嶺小中一貫校について。オ、今後の小中一貫教育推進班についてお答えいたします。 今後の小中一貫教育推進班については、高嶺小学校の移転改築工事が見直され、工事期間が令和7年から令和9年になることに伴い高嶺小中一貫教育校の開校も令和10年を目標とすることになりました。開校に向け取組を進めていた糸満市立高嶺小中一貫教育校開校準備委員会も、一旦作業を休止することとしました。それに伴い小中一貫教育推進班についても整理を行います。今後は高嶺小学校の移転改築工事の進捗状況に応じて適切な時期に再設置し、取組を進めていく考えであります。 ◎総務部長(福元信美) おはようございます。御質問、件名2、文書作成について。小項目1、議案説明会議で配布された予算集計表の内容の記載についてお答えいたします。 議案説明会議は、定例会及び臨時会が開かれる前に市当局が議会、議員に対し議会に提案する議案について説明及び質疑応答の場として開催しております。その会議において配布している予算集計表は、市当局が議会に提案する予算案について内容を御説明する資料として用いております。予算集計表の説明内容欄における事業名の後に等の記載があることについては、説明内容欄には事業の目的、概要、主な経費を記載し、経費の項目が複数ある場合は金額が高額な項目から表記し、そのほかは等を用いてできるだけ簡潔に概要説明をするよう表記しております。しかしながらその内容が十分に伝わらずに事業内容、予算計上が不明との御指摘ですので、表記についてはできる限り理解していただけるよう表現を工夫してまいりたいと考えております。 ◎こども未来部長(国吉丘) おはようございます。御質問、件名3、福祉行政について。小項目1、市内保育園等でお弁当の日を同じ日にできないかについてお答えいたします。 小項目1、月に一度のお弁当の日については、各園ともに行事などに合わせて設定されているため、すぐに同じ日での設定は難しいと聞いています。しかし兄弟で別々な園に通園している場合もあり、保護者の負担が大きいものと認識しています。今後につきましては、議員の御提案のとおり各保育施設と協議を行い、まず連携園から次は全体へなど段階を踏んで同じ日に設定できるように協議をしていきたいと考えております。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) おはようございます。御質問、件名4、教育行政について。小項目1、高嶺小中一貫校について、アからエまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、高嶺小学校校舎建設の目的については、校舎の一部が旧耐震構造のため早期の耐震補強が必要であること、また小学校校舎等が南山城跡の上に建設されており、保存調査等に支障が生じることから、小中一貫教育校を前提に高嶺中学校敷地内へ高嶺小学校校舎等を移転改築する事業となっております。 次にイ、二度にわたって入札不調に至った原因については、1回目の入札は設計金額が税抜き12億800万円で16社へ指名通知を行い、JV協定書・質疑・見積書等の提出を行っていただき、5月26日に入札を行う予定でした。しかしJV協定書の提出が14社7JVとなっており、そのうち6JVより辞退届の提出があった時点で価格競争がないため、1回目の入札不調となりました。2回目の入札は工事範囲を減らし設計の見直しを行い、20社へ指名通知を行い7月13日に入札を予定しておりました。こちらもJV協定書の提出があったのが18社9JVでしたが、入札当日までに8JVより辞退届が提出されたことから、1回目同様2回目の入札不調となりました。 次にウ、今後の計画については、既存計画において議員、地域より御指摘のありましたグラウンドの手狭さ等の課題解決に向けた建物の配置計画、構造の見直し及び敷地の拡張並びに既存の中学校プールの活用等も含め検討してまいります。 次にエ、高嶺中学校への影響につきましては、既存計画の見直しにより中学校校舎等の内部、外部の改修が遅れることに当たり施設の不具合について学校側と共有し、必要に応じ修繕対応を行ってまいりたいと考えております。 ◎建設部長(上原斉) おはようございます。御質問、件名5、土地開発事業について。小項目1、真栄里地区物流団地等造成事業について。ア、進捗状況についてお答えいたします。 真栄里地区物流団地等造成事業については、沖縄県環境影響評価条例に基づき令和元年9月に環境影響評価配慮書、令和2年9月に環境影響評価方法書の策定を行っております。現在は環境影響評価準備書を作成するための調整や都市計画決定に向けた関係機関協議等を行っております。今後は令和4年度環境アセスメントの法手続である環境影響評価準備書の策定を行い、並行して土地区画整理事業の都市計画案の公告縦覧手続を進め、令和5年度には環境影響評価書の作成とともに都市計画の決定に向けた法手続の完了に努めてまいります。 次に御質問、件名6、スポーツ行政について。小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、西崎球場について。ア、集中豪雨により流失したグラウンドの土の今後の抜本的流失対策については、流出が多い東側と西側の出入口付近の側溝手前に人工芝を設置することや、雨天時において内野グラウンド流失防止シートをかぶせるなどの対策を考えております。 次にイ、地方創生臨時交付金を活用し野球場等の観客席を取り替えた事例については、コロナ感染症防止対策としては、県内他市町村においてはありません。 小項目2、西崎陸上競技場メインスタンド側照明設備の修繕計画については、照明塔に落雷したことによることが原因で設備8か所のうちメインスタンド側2か所の照明設備の一部が点灯しない状態となっております。本照明設備は市有物件共済保険に含まれておらず、改修にかかる費用が605万円と見込まれており市単独予算となることから、担当部局と調整の上整備に向けて対応できないか検討してまいります。 ◎企画部長(金城満) 件名5、土地開発事業について。小項目1、真栄里地区物流団地等造成事業について。イ、ターミナルゾーンについてお答えします。 真栄里物流団地ターミナルゾーンについては、令和元年8月に策定された糸満市土地利用(真栄里地区)基本計画において基本的な配置計画を示しております。なお現在、ターミナル機能を有する具体的な施設等の構想となる糸満市土地利用(真栄里地区)実施計画の策定業務については、業者選定の準備を進めているところであります。 件名5、土地開発事業について。小項目2、旧南部病院の跡地利用について。ア及びイについてお答えいたします。小項目2、ア、進捗状況については、旧南部病院跡地に係る沖縄県との協議については、令和3年2月16日の県病院事業局との面談を皮切りに、本市の土地利用に係る基本構想への意見や県有地売却の考えなど、幾多の交渉を重ねてまいりました。なお沖縄県との面談において土地売却の交渉相手は建物所有者を優先するとの説明を受け、建物の所有者である医療法人との合意の下、令和4年5月30日付で糸満市土地開発公社と医療法人との間で借地権付建物売買契約を締結したとのことであります。現在は糸満市土地開発公社の自主事業として土地鑑定評価業務契約をはじめ、南部病院跡地の利活用に係る基本計画の策定業務及び土壌汚染調査業務を締結したとのことから、土地の鑑定評価の報告書が作成され次第、金額を含めた具体的な交渉に入るものと思われます。 次にイ、南部病院跡地周辺土地利用基本計画については、令和3年度の当初予算において新たな土地利用に関する基本計画の策定等に係る予算を計上しておりました。しかし沖縄県との協議において南部病院敷地内の建物の譲渡承認を得るためには、地域の整備の方向性や全体像を明らかにしたものを示す必要があったことから、基本構想の素案となる土地利用可能性調査を策定しております。なお基本構想及び基本計画については、土地開発公社の自主事業として決定したことから、今年度中の策定を予定しているとのことであります。 ◎経済部長(大城司) おはようございます。御質問、件名7、地方創生臨時交付金について。小項目1についてお答えいたします。 小項目1、コロナ禍で打撃を受けた事業者に対する支援について、本市においては令和3年度に市内で継続して事業を営む法人、個人がコロナ拡大前と比較して事業収入が50%以上減少した月が認められた事業者に対して独自の支援金を給付しております。今後、新型コロナウイルス感染症が長期化する中、原材料、燃料価格の高止まりも予想されることから、市としましても国や県の動向を注視し、必要な支援策を構築したいと考えております。 ◆18番(金城敏議員) それでは再質問をさせていただきます。 まず件名1、世界のウチナーンチュ大会についてでありますが、平成31年3月の私の一般質問において、戦後間もなく沖縄戦で焦土と化した沖縄復興のため豚を送ることを立案し募金を集め、豚550頭を送る大事業の中心的役割を果たした故嘉数亀助氏の功績を5年に一度行われる世界のウチナーンチュ大会に、ハワイからもたくさんの県系人が訪れることから、当時の(仮称)糸満市文化・平和・観光振興センター、現在のくくる糸満に展示できないか質問したところ、常設展示内容は決まっていて厳しいが特別企画展として取り上げることは可能と答弁を頂きました。今回の世界のウチナーンチュ大会に、嘉数さんの子孫の方々も参加されると聞いております。ぜひ予定されている歓迎、受入れイベントにおいて、特別企画展として取り上げていただけないでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 世界のイチマンチュ歓迎の夕べの式典において、本市の歴史や文化、伝統行事などの映像の披露や、地元の関係者による舞踊の披露などを予定しております。なお戦後の食糧難に直面した沖縄を救うため、豚550頭を届けたハワイ連合沖縄救済会の中心人物であった故嘉数亀助氏の特別企画展の開催については、予算も含めて対応が可能か庁内での協議を踏まえた上で検討してまいります。 ◆18番(金城敏議員) ぜひお願いしたいと思います。 続いて件名2、これは例を挙げて説明しようと思っておりましたが、金額の大きいほう、重要なものから扱っていくと、改めるということですので、ぜひよろしくお願いいたします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時26分)                              (再開宣告午前10時26分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆18番(金城敏議員) 件名3の福祉行政について。答弁にもありましたが、兄弟が別々の保育園に通う保護者からの要望でありました。子供が通う保育園に何度要請しても、事情は理解してもらえるが市内全園をまとめるのは厳しいとの返事がいつも返ってきていたそうです。ぜひここは先ほど答弁にもありましたが、市が法人園長会に提案しまとめてください。お願いします。 続いて件名4、先ほど不調に至った原因をそれぞれ伺いましたが、答弁ではJVとか入札する企業が1者だとか、そういったのを原因に挙げておりましたが、これまでの委員会での説明では資材高騰とか、そういったのが要因だと聞いていたんですが、それは違うんですか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時27分)                              (再開宣告午前10時27分) ○議長(金城寛) 再開いたします。
    教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 入札が不調になった原因として、まずJVが行った積算金額と設計金額の乖離があったことと、配置技術者不足があったと考えております。1回目につきましては、企業のほうからの理由としては、まず見積金額が設計金額を上回ったJVが6JV、技術者不足、配置困難なためが1JV。また2回目につきましては、その理由としましては配置技術者不足が4JV、積算額と設計金額が合わなかったのが3JV、下請業者の確保が困難だった事業者が1JVとなっておりまして、その要因の1つとしては物価高騰によるものが1つに挙げられると考えております。 ◆18番(金城敏議員) ただいまの答弁にもありましたが、やはり資材高騰が私は一番原因と、説明では受け取っております。しかし隣の豊見城市の豊崎中学校校舎建設屋内運動場棟建設工事は先日落札されております。時期は1か月ほどずれますが、同じ年度で向こうはやっているんですね。なぜ糸満市はと、本当に考えてしまうんです。今回2回とも、業者側と皆さんでは3億円から4億円の差額があったと聞いておりますが、この2回とも国土交通省が出している発注者側も受注者側も適正価格を提示しなければならない法律、品確法に沿って提示しているのか、まずお聞きします。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 設計金額につきましては、品確法運用指針にのっとり設計書、仕様書等の作成を行っております。 ◆18番(金城敏議員) これについては、本当に納得はいかないんですが、同じ公共工事でも市営住宅はそのまま進めていますよね。どうしてこの高嶺だけかと、やはり思ってしまうんです。時間もありますので、その原因についてはほかの議員に任せ、私は今後の計画が一番大事だと思っていますので、その辺についてお聞きします。でもその前に、総務委員会において大田議員から今回の設計金額1億3,000万円損失の責任をどう取るのかとの質問で、教育長は地域住民や学校関係者等にしっかり説明することと答弁しております。間違いないですよね。 ◎教育長(幸地政行) 間違いありません。 ◆18番(金城敏議員) それでは市の最高責任者の市長は、どのようにお考えか伺います。 ◎市長(當銘真栄) 金城敏議員の再質問にお答えします。 高嶺小中一貫教育校の開校計画に遅れが生じたことについては、児童生徒、保護者、地域住民また学校関係者の皆様に対しては、深くおわび申し上げます。今後については、まずは児童生徒の安全安心を最優先し、教育委員会とともに整備計画を推進してまいりたいと思っております。 ◆18番(金城敏議員) 市長、私は責任の話をしたんですが、まぁいいです。いろいろ責任の取り方もあると思うんですが、私は今回の選挙の責任を取ってこう丸めました。市長、どうでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 責任の取り方は個人いろいろあると思いますので、私は教育委員会とともに今後の整備計画についてはしっかり推進してまいりたいと考えております。 ◆18番(金城敏議員) 市長より、今後しっかりと取り組んでいくとありました。教育長、当然教育長も同じ考えだと思いますが、今後は今回のことを踏まえ、地元の意見をしっかりと取り入れて、誰もが納得のいく校舎建設を進めていく熱意と決意を確認したいんですが、いかがですか。 ◎教育長(幸地政行) 高嶺小中一貫教育校の今後については、高嶺小中一貫校の推進については堅持しつつ、改めて校舎配置や敷地拡張を含めた見直しを検討することとしています。それから計画の見直しに際しては、これまで実施した設計資料等も活用しながら、この期間の短縮並びに予算の効率化に努めていきたいと、そして事業を推進してまいります。そして議員の提案の中に地域の皆さんの御意向等をなるべく吸い上げてくださいということですので、当然これは地域と、高嶺の子供たちと、やはり地域の学校ですので、それは考えていくべきだと思っております。 ◆18番(金城敏議員) それを聞いて安心いたしました。 ではそれを踏まえてお聞きします。父兄並びに議会への説明文で、今後の計画で主に構造の再検討、敷地の課題解消のため学校敷地の拡張も含めた配置の再検討を行うとありますが、基本計画策定業務、それから検討委員会のメンバー選定を地元の意見を取り入れて決めていただくことは可能でしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 今後、計画される基本計画の見直しにつきましては、検討委員会の設置要綱に基づき、またその協議をしながら委員を選出していきたいと考えております。 ◆18番(金城敏議員) これは地元から推薦とか、そういったのは受け付けますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) その辺も含めて、地元の意見は必要ですので、その地域からの代表者は必要になってくると考えております。 ◆18番(金城敏議員) なぜそういうお話をしたかといいますと、前回、皆さんしっかりされた方ですがイエスマンなんですよ。みんな学校関係者とかですね、そういった人たちは皆さんに逆らうことはできないんです。ぜひそういったことも地元では考えて選びますので、ぜひそのようにお願いしたいと思います。 それと検討委員会、この説明文では2回としています。これでは絶対少ないです。前回も1回目に概要の説明を受けて、2回目には教育委員会より今回の案が出されているんです。検討する時間も余地もない。今回は、検討期間がこれから9か月皆さんは用意しています。そんな長い期間があるわけですから、持ち帰り検討したり地元で議論する時間は十分持てますので、最低4回は必要だと思いますがいかがですか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 回数につきましても、必要な回数を開催していくことが必要だと思いますので、今後回数につきましては検討、調整していきたいと思います。 ◆18番(金城敏議員) 高嶺小学校の父兄の皆さんから、最近のことですが図書館にシロアリが大量発生したくさんの本がやられ、校長室も損傷しているとの報告がありました。基本のコンクリート診断を専門家に依頼すべきと思うが、高嶺小学校現校舎はどのような対応をこれからなさるのか伺います。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 御指摘の図書館のシロアリにつきましては、先月対応を完了しているところであります。また耐力度調査につきましては、平成19年度に実施しております。校舎の対応につきましては、学校管理者による日常点検に加えまして設置者による定期点検を実施し、適宜修繕、改修を行います。また高嶺小学校につきましては、早期に仮設校舎建設に取り組み、児童生徒の安心安全を確保してまいります。 ◆18番(金城敏議員) このコンクリート診断を終え、この結果も今分かりますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 今回、高嶺小学校の移転改築の1つの要因としました耐震性がない校舎があるということでございます。2棟ございます。 ◆18番(金城敏議員) それで定期点検とかしっかりなさるということですね、分かりました。 先ほど仮校舎を建設するとありましたが、それについて詳しく聞かせてください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 保護者説明会等におきましても、やはり第一に児童の安全確保の要望がありました。そういったことも踏まえて、仮校舎を建設してその安全確保が図れないかということで、現在その状況を調査しながら検討に入っているという状況でございます。 ◆18番(金城敏議員) お聞きしたいのは、まだ決まっていなければいいんですけれどもどのぐらいの規模で、全校生徒を入れるのか、場所はどこに造る予定なのか、そういったのが決まっていれば教えてください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 基本的な部分としましては、この耐震がない2棟につきましての仮校舎建設の計画でございますけれども、場所とか詳細な規模とかというのはまだ決定しておりません。 ◆18番(金城敏議員) 2棟といいますと一番南側と中央の教室になるかと思うんですが、そうですか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えします。 中央のいわゆる職員室がある建物と奥のほうの特別教室があるものは分かれておりまして、そこの2棟になります。 ◆18番(金城敏議員) 分かりました。 続いて中学校に移ります。高嶺中学校の教室修繕についてですが、これは前校長の有銘教育指導監が非常に詳しいとは思うんですが、8月に総務委員会で視察をした際、職員より教室の引き戸が外れて倒れる、教室の後方の収納棚がA4のファイルが入らない、窓の上部が密閉できなくてガラスではなく板の格子状になっていて冷気が逃げてしまう、そういったことを教育委員会に相談したところ、新校舎が完成次第一旦中学生が使い、その間に大幅に修繕する計画であるということを言っておりましたが、この計画についてはどうお考えですか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えします。 既存計画の見直しによりまして、中学校の校舎の内部、外部の改修にも遅れが生じることになります。そのことに対しましては、施設の不具合については今後学校側と共有しながら、至急対応する部分は対応していきながら、また大きく必要な部分についてはどういうふうに活用していくかも含めて学校側と協議していきたいと考えております。 ◆18番(金城敏議員) 有銘指導監が一番詳しいと思うんですけれども、あれは修繕のレベルではないんですよ、本当に。もう改築です。教室そのものを改築しないと、柱とか本当にぼろぼろの状態ですから、ぜひその辺はしっかり調べていただいて対応していただきたいと思います。 この南山城跡の発掘が始まれば、中学校の一番北側もその対象になると想定されております。その中学校の教室の配置もこれから考えなくてはなりません。この新校舎建設は、将来性や南山城跡との関連性を十分考慮して建設していただくよう要望いたします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時44分)                              (再開宣告午前10時45分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆18番(金城敏議員) 件名5、土地開発事業について再質問いたします。 先ほどターミナル機能を有する施設等の構想を行う準備をしているということでありましたが、計画中のターミナルゾーン進出に前向きなバス事業者があるか伺います。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 糸満市土地利用(真栄里地区)基本計画策定の際に実施したヒアリング調査において、市が進める公共複合施設であれば検討の余地があると答えたバス関連企業がございました。しかし令和元年8月に策定した基本計画からかなりの期間が経過していることや、近年の社会情勢、経済状況を鑑み最新の企業の意向をより詳細に把握する必要があると考え、今回実施する実施計画の作成においてさらなる調査を実施したいと考えております。 ◆18番(金城敏議員) さらなる調査をするということでありますが、私からすればあまりにも遅いと言わざるを得ません。モノレールの南伸化が全く見えてこない現状で、公共交通ターミナルが今この地に本当に必要か非常に疑問を感じます。この地は地権者より市が全部購入し活用する計画であります。来年度から用地交渉も始まります。このままでは地権者の理解を得ることは、非常に厳しいということを指摘しておきます。 続いて南部病院に移ります。新聞記事にあるように、土地の取得優先交渉権を得るには建物を購入すればいいと進めているが、これは県と調整の上で進めているのか伺います。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 これまで県と協議を進める中で、県が南部病院跡地を売却する場合の交渉相手は建物所有者を優先することとの説明がありました。これは県の病院事業局の方針として建物所有者を優先して交渉することを示したものであり、法の一般原則である信義誠実の原則に基づき引き続き県及び市がこれまでの交渉を継続して協議を行っていくことができるものと認識しております。 ◆18番(金城敏議員) 少し矛盾も感じますが、県の病院事業局に問合せしました。そうすると今月22日締切りで、県の各部署に活用計画があるか照会中とのことでした。県の部署で活用することになったら市はどのように対応されるのか、そういう対策を考えておられるのかお聞きします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 公社は県から賃借権譲渡等の承認を得た医療法人と、借地権付建物売買契約を締結し建物を取得しております。その上で県と県有土地賃貸借契約一部変更契約により、医療法人の地位を継承しておりますので、民法第601条の規定により土地の所有者である県よりも優先的に当該土地の使用及び収益を行うことができます。仮にそれでも県が当該土地を利用したい旨の調整があった場合は、市が策定した土地利用可能性調査や、現在公社が進めている土地造成基本計画に沿ったものであるかどうかも含め、十分に検討した上でその是非を判断していくものと認識しております。なおその上で県において当該土地を利用することになった場合は、借地権付建物である旧南部病院建物を基本的には適正価格で譲渡することと考えます。そういうことですので、沖縄県が利用することを選択する可能性は極めて低いと申し上げている次第です。 ◆18番(金城敏議員) 行政の進め方として少し強引な感じがしますが、参考までに同じことを病院事業局に聞きました。そうしたらその答弁は、糸満市と協議して進めることとなると思いますと答えておりました。これはいいでしょう。 概算事業費、皆さんが策定したこれから抜き出しておりますが、パターン1、土地が有償の場合、市単独費が14億3,000万円負担がかかると説明していますが、もし有償でなった場合そのまま計画を進めていくのか伺います。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 概算事業費パターン1の場合、14億3,000万円程度の市単独費がかかるということでございます。県有地の取得に当たっては、南部病院跡地の持つ歴史的意義等に鑑み、糸満市土地開発公社への優先的な土地の譲渡や無償譲渡についての最大限の配慮などを副知事に要請したところであります。また用地の取得費については、一般的に借地権割合が減額となることから市単独では14億3,000万円よりも少なくなるものと考えております。公社において事業の採算性も含めて検討されるものと考えております。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時51分)                              (再開宣告午前10時52分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) また用地の取得費については、一般的に借地権割合が減額となることから、市単独費が14億3,000万円よりも少なくなるものと考えております。 ◆18番(金城敏議員) その答弁の内容が分からないんですが、皆さんが示しているのはパターン1と2、無償か有償ですよね。その有償の中間もあり得るということなんですか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 以前の議会でもお答えしているところですけれども、パターン1はあくまでも上限を示したものということでございます。土地利用可能性調査においても、その範囲内でそれをさらに圧縮して進めることを想定して最大限の額を示しているということでございます。 ◆18番(金城敏議員) 上限とおっしゃっていますけれども、周り、私の土地も含めてそうですが、坪単価9万8,000円、これは妥当な金額だと思います。それがあの辺の商業地というか宅地の場合それぐらいすると思います。それより皆さんは下がることを想定しているというお考えで進めると。しかしこの9万8,000円で進めた場合、14億3,000万円の市単独費が出るんですよ。私はこれが可能性大ではないかと見ているんですけれども、その14億3,000万円になってもこの事業を進めるんですか。もう一度お聞きします。 ◎企画部長(金城満) 現在、公社のほうで基本計画のほうの作業を進めて事業費のほうを精査しているところでございますが、先ほども答弁しましたが用地の取得費については一般的には借地権割合が減額になることから14億3,000万円よりは低額になると考えております。また県への要請も行っておりますので、土地の取得費を抑えることを今後も努力してまいりますので、事業化の採算性を高めていきたいと考えております。 ◆18番(金城敏議員) それでは、先ほど事業採算性のお話をされておりましたが、9万8,000円では採算性は取れない。どれぐらいだったら採算性の取れるラインか、想定しているか伺います。もし決めてなければ結構です。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 基本計画のほうでは、用地の取得費以外にもほかの事業費の抑制も含めて考えているところでございます。その作業を進める中で事業の採算性というのは公社において判断されるものですから、現時点で幾らということは決まっていません。 ◆18番(金城敏議員) これを見る限り、専門家にも見せたんですが、南部病院の地形を鑑みると、とても工事費は7億8,000万円では止まらないだろうと、そういう意見もあるんです。ですからこの支出の部分もかなり大きくなることも予想されるんです。ぜひその辺のことも考慮しながら進めていただきたいと思います。 では次に移ります。この土地利用計画において、社会福祉センターグラウンドの場所を多目的ゾーンと位置づけ、既存機能維持や住民の健康増進や交流の場の創出を図るとしております。しかしながら補正予算に出された給食センター、ここもこの地ですよね。この給食センターの地質調査との整合性について伺います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時57分)                              (再開宣告午前11時07分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 今年の5月に市が策定した南部病院跡地周辺土地利用可能性調査業務報告書というのがございます。ホームページにも公開しているところです。その39ページのほうに、土地利用計画の計画地に期待される役割というのが記載されております。基本認識を踏まえ、計画地に期待される役割を整理すると。糸満市における主要課題への対応や上位計画における計画地に求められること、計画地の開発における開発機会・好機の整理により計画地に期待される役割として福祉、医療・宿泊、観光、情報通信、防災が挙げられるとあります。そのうちの1つ、福祉の視点のところを読み上げさせていただきます。糸満市全域に関わるその他の主要課題として、高齢化に備えた福祉のまちづくりの推進が掲げられている。糸満市全体における高齢化率は令和2年に22.2%となっており、今後も高齢化率の上昇が予測されている。計画地には糸満市社会福祉センターや糸満市障害者生活支援センターなど、福祉関連の施設が立地している。なお糸満市社会福祉センターについては、建築から約40年が経過し老朽化が進んでおり、施設整備に向けた検討が必要である。今後も地域の高齢化に備え、例えば糸満市社会福祉センターの建て替えと合わせて同センターや生涯学習支援センター、中央図書館、給食センター、シルバー人材支援センターを再編、ユニバーサルデザイン化し新たな福祉政策の拠点や地域コミュニティーの形成、強化の場としての役割が期待されるということで記載しておりますので、これから教育委員会が給食センターの候補地を検討するに当たって、この中で検討することも可能と考えています。いずれにしても教育委員会と連携して調整してまいりたいと考えております。 ◆18番(金城敏議員) そういう分かるような分からないようなことではあるんですが、まぁいいでしょう。私、思うんですけれども、福祉センターの建て替えのお話をされていましたけれども、あそこを利用する方々というのは交通弱者が圧倒的に多いんです。私たち住んでいる真栄里の人からは非常に便利ですけれども、糸満市民全体からすればあそこは非常に不便なところです。交通機関もままならない、タクシーか知り合いの車に乗って行くしかないんですよ、歩いてなんてもってのほかですよ。そういうところに建て替えて、わざわざまた造るんですか。確かに最初は松下電器さんから無償で提供、福祉に利用するようにということで譲渡された、その経緯は分かります。しかしながらこの情勢に応じて、今度建て替えるのであれば本当に市民のためになるようなところに、便利なところに移転すべきと、そういうことまでぜひ考えていただきたいということを注文してこの件名5は終わりたいと思います。 続いて件名6、西崎野球場の土の特徴、利点、欠点について伺います。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 黒土の特徴、利点、欠点についてお答えいたします。黒土の特徴は粒子が細かいことが挙げられます。また利点としては水はけがよいこと、スライディングなどのプレーの際におけるけが防止などがあります。欠点についてはコスト高となること、風により飛散しやすいことなどがあります。 ◆18番(金城敏議員) 分かりました。球場グラウンドの形状は、内野の側溝に向けて低くなっているんです。これでは土が流されるのは目に見えております。施設の設置マニュアルがそうなっているということでしたのでこれは仕方ないにしても、側溝に近いファウルグラウンド、市長はよく御存じだと思います。ファウルグラウンド部分、そこだけでも粒子の粗い土とブレンドすれば、多少流されたり飛ばされたりするのを防げると思うんですが、そういう工夫をするということはいかがでしょうか。県内のプロ野球キャンプを受け入れているほかの施設で、そういうことを取り入れて実績を上げているというのを聞いております。いかがですか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 ただいまの御質問について、他市町村、プロ野球キャンプが行われている市町村もございますので、そこの事例を参考にしながら調整していきたいと思っております。 ◆18番(金城敏議員) 部長、ちなみに阪神だそうです。 続いて西崎野球場について。この5年間に費やした年度ごとの予算を伺います。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 年度ごとの予算については、平成30年度約9,300万円、令和元年度約500万円、令和2年度約500万円、令和3年度約1億3,800万円となっております。なお今年度は予算ベースで3億1,155万6,000円となっております。 ◆18番(金城敏議員) 當銘市長が就任してから、野球予算が突出していることが歴然であります。このことは後で触れます。陸上競技場の照明について、具体的な修繕時期を示すことはできないか伺います。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 令和5年度当初予算に、それにて対応できるよう今後担当部署と調整してまいりますが、確実な時期を御回答することは、現在のところ難しいと考えております。 ◆18番(金城敏議員) 部長、ちなみにいつ落雷で故障したか、把握しておられますか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 落雷があったのは、令和元年8月でございます。 ◆18番(金城敏議員) 先ほど確実な時期を示すことは難しいとのことでありましたが、予算を決める基準はどこにあるのか。野球場には桁違いどころじゃないですよ、二桁違いの予算を計上して、しかも今回コロナ交付金で野球場のスタンドの観覧席も沖縄県で唯一取り替えております。陸上競技場のメインスタンド側、そこは選手のほとんどがメインスタンド側のトラックで練習します。一番大事なところです。その一番必要な照明の故障は3年間放置され、修繕計画も示さない、こんなことが許されるんでしょうか。市長、お答えください。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 議員御指摘のとおり約3年間、メインスタンド側2か所の照明施設の一部が点灯していない状況となっており、不便を来しているという情報がございますので、今後先ほど申し上げましたとおり財政部局と調整して、今後検討していきたいと思っております。 ◆18番(金城敏議員) ぜひ早めによろしくお願いいたします。 続いて件名7、地方創生臨時交付金についてであります。事業者はまだまだ支援を必要としておりますので、これから交付される交付金をぜひ活用して支援に充てていただきたいと思います。以上で私の一般質問を終わります。 ◆9番(長嶺安浩議員) おはようございます。一般質問をさせていただきます。 件名1、農業行政について。小項目1、一般財団法人沖縄さとうきび振興組合の運営について。ア、マスコミ報道では累積赤字は4億円を超え、経営再建を図るため同組合の従業員5名を整理解雇することや、それに対し対象の従業員は撤回を求め団体交渉を行う旨の報道がありました。そこで同振興組合の対応を時系列で伺います。 小項目2、さとうきびの脱葉処理と農家の費用負担について。ア、次期作より脱葉処理に関して生産農家の負担が増加するとの情報があり、農家に対する信用失墜は非常に大きいものがあると思うが、市当局の認識を伺います。 件名2、原油価格の高騰について。小項目1、原油価格高騰などに対する支援について。ア、コロナ禍や原油価格高騰などで、市内経済は大きな痛手を受けているが、その中で自然を相手にする1次産業への支援について、當銘真栄市長の見解を伺います。イ、沖縄県トラック協会からの要請活動がなかったか伺います。ウ、近隣自治体では原油価格高騰に伴う助成金等があるが、糸満市ではこういった取組があるか伺います。 件名3、糸満北地区の農業用水について。小項目1、北地区の農家が待ち焦がれている農業用水確保の実現に向けた進捗状況を伺います。 小項目2、武富地域内には家畜セリ市場があるが、場内で使用する処理水の水源は何かを伺います。 件名4、西崎運動公園について。小項目1、西崎運動公園内の野球場、陸上競技場、体育館の使用について。ア、各施設の使用料を伺います。イ、各施設のナイター使用料を伺います。ウ、公園及び各施設の利用時間を伺います。 件名5、道路行政について。小項目1、運送会社、運送関係者から道路管理の苦情が多数ありました。国道331号旧南部病院沿いからひめゆりの塔までの区間及び県道250号線国吉地域から東へ仲座交差点までの区間の街路樹剪定について伺います。ア、現在の進捗状況について伺います。 以上、再質問は質問席で行います。よろしくお願いします。 ◎市長(當銘真栄) 長嶺安浩議員御質問、件名2、原油価格の高騰について。小項目1、原油価格高騰支援について、アについてお答えいたします。 小項目1、ア、コロナ禍や原油価格高騰の中で1次産業支援についての市長の見解については、コロナ禍による経済の低迷や原油価格高騰による物資等の高騰から農業者や漁業者等の生活に大きな影響が出ていると認識しており、今後の農水産業者の経営安定、継続を支えるためにも行政からの支援が必要だと認識しております。 残りの御質問につきましては、関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎経済部長(大城司) 御質問、件名1、農業行政について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、一般財団法人沖縄さとうきび振興組合の運営について。ア、従業員5名の整理解雇に対する同振興組合の対応については、同振興組合に確認したところ従業員に対する説明会が令和4年6月16日に行われ、同年6月30日に解雇通知書が手渡された後、第1回団体交渉が7月6日、第2回団体交渉が7月8日、第3回団体交渉が7月12日、第4回団体交渉が7月20日、第5回団体交渉が7月29日に行われたと聞いております。 次に小項目2、さとうきびの脱葉処理と農家の費用負担について。ア、脱葉処理に関して生産農家の負担が増加するとの情報についての市当局の認識については、同振興組合に確認したところ、これまでどおり無脱葉で搬入された原料に対してのみ農家の費用負担が発生すると聞いておりますので、農家の費用負担は増加しないと認識しております。 続きまして件名2、原油価格の高騰について。小項目1、原油価格高騰支援について、イとウについてお答えいたします。イ、沖縄県トラック協会からの要請活動について、当協会においては新型コロナウイルス感染拡大により輸送需要が減少し、運送収入の落ち込みがある中、多くの協会員が打開の道筋の立たない状況に加え、燃料高騰に拍車がかかっている現状にあることをお聞きしております。このような経営危機を速やかに打開するため、協会員への喫緊の対策を講じるよう令和4年6月13日に、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金によるコロナ禍における原油価格、物価高騰対応分の創設に伴う補助金交付に関する要望書の提出があり受理しております。 次にウ、近隣自治体では原油価格高騰に伴う助成金等があるが、本市ではこういった取組があるかについては、現時点では農水産業に対しての原油価格高騰に伴う助成制度はございません。なお農業分野では国と農業者による施設園芸の燃料高騰に対応するための制度として、施設園芸等燃油価格高騰対策があり、水産業分では国と漁業者による漁船の燃料高騰に対応するための制度として、漁業経営セーフティーネット構築事業を活用し原油価格高騰に対応しております。商工業関連については、コロナ禍における市民生活及び市内経済が多大な影響を受ける中、原油をはじめ様々な物価が高騰しており、市内事業者には甚大な影響を受けていることと認識しております。今後、市としましても原材料、燃料価格の高止まりが続くと予想しており、国や県の動向を注視しながら必要な支援策を構築していきたいと考えております。 次に御質問、件名3、糸満北地区の農業用水について。小項目1及び2についてお答えします。小項目1、糸満北地区の農業用水の水源確保については、本市の北部地域及び八重瀬町北部地域のかんがい排水未整備地区へ農業用水を確保するため、現在沖縄総合事務局と糸満八重瀬地区整備構想の策定に向け定期に会議を開催し、必要な調整を行っているところであります。今年度においては農地の区画整理が完了し、かんがい施設が未整備となっている阿波根、北波平、座波、与座、大里北、北名城のそれぞれの地区を対象に地下ダム用水及び嘉手志川や与座川といった湧水など、水源開発に関する受益者意向を確認するためのアンケート調査が予定されております。 次に小項目2、武富地域内には家畜セリ市場があるが、場内で使用する処理水の水源は何かについては、上水道を使用しております。 ◎建設部長(上原斉) 御質問、件名4、西崎運動公園について。小項目1、西崎運動公園内の野球場、陸上競技場、体育館の使用について、アからウまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、各施設の使用料については、各施設それぞれ利用形態により細かく規定されているため、一例として西崎総合体育館についてお答えいたします。西崎総合体育館は、専用利用において入場料を徴収するか否か及びスポーツ利用か否かにおいて、それぞれ時間ごとに利用料金が設定されています。また部分利用においては、競技ごとにコート1面の利用料金がそれぞれ時間単位で設定されています。 次にイ、各施設のナイター使用料については、各施設それぞれ利用形態により異なり、通常の利用料金に別途照明施設利用料がかかります。西崎球場であれば児童・生徒、大学・一般及び職業チーム等で照明施設利用料がそれぞれ時間単位で設定されています。 最後にウ、公園及び各施設の利用時間については、公園自体の利用時間については規定がございませんが、有料公園施設においては条例の規定で午前9時から午後10時までとなっております。 次に御質問、件名5、道路行政について。小項目1、アについてお答えいたします。小項目1、ア、国道331号及び県道250号線の街路樹剪定の進捗状況についてですが、現場を確認したところ旧南部病院前から南波平までの区間において車両の通行に支障があることを確認し、その後、南部国道事務所へ連絡をしたところ9月20日頃に剪定を予定しているとの回答がありました。また県道250号線国吉から八重瀬町仲座までの区間について、沖縄県南部土木事務所へ連絡し後日進捗状況を確認したところ、業者へ依頼したところであるが県道の剪定箇所が多く順次対応していきたいとの回答がありました。 ◆9番(長嶺安浩議員) 再質問を行います。 一般財団法人沖縄さとうきび振興組合の運営について再質問を行います。本市では、さとうきびの生産者も多く同組合との関わりが強く取り上げられています。市の直接的事務ではありませんが、市民の関心事でありますので御理解ください。さて報道では、組合の累積赤字は4億円を超え、経営再建を図るために同組合の従業員の整理解雇が必要であり、対象職員は撤回を求め団体交渉を行うとの内容でしたが再質問させていただきます。同組合は平成10年に設立され、一般財団法人に移行したのが平成25年です。今までの組合経営で累積赤字が4億円と理解しますが、もしお分かりでありましたら平成25年以降の理事長を教えてくれませんか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 平成25年8月から平成27年8月までが上原裕常市長、平成27年8月から平成29年8月までが上原裕常市長と上原昭市長、平成29年8月から平成31年8月までが上原昭市長、令和元年8月から令和3年8月までが上原昭市長と當銘真栄市長、令和3年8月から令和5年8月までが當銘真栄市長となっております。 ◆9番(長嶺安浩議員) ありがとうございます。再質問させていただきます。 組合目的から公益性が高く、市町村長の理事長の就任が多くあると理解しますが、累積赤字が原因で整理解雇に追い込まれましたが、これを現理事長の責任と思い込んでいる市民がいるかもしれませんが、この点に関して組合からのコメントがあるかお伺いします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 同振興組合に確認したところ、整理解雇についてはこれまでの赤字の累積が原因であり、現在の役員のみの責任とは言えないと聞いております。 ◆9番(長嶺安浩議員) ありがとうございます。 それでは質問3、今回の整理解雇は理事会で決定されたと報道でありますが、整理解雇に関し附帯決議などもありましたか。あれば具体的にお伺いしたいと思います。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 同振興組合に確認したところ、理事会の採決において附帯決議として整理解雇対象従業員の今後の生活を考え、最大限の再就職あっせんや職員に寄り添った対応をすることと聞いております。 ◆9番(長嶺安浩議員) 整理解雇は従業員に非はなく組合の経営上の問題だと思うが、当然ながら整理解雇の対象者への再就職のあっせんをすべきものと考えるが、実際に組合側は就職あっせんの取組を行っているか伺います。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 同振興組合に確認したところ、再就職のあっせんについては18か所の再就職先の情報を提供し、現在は5名中4名が再就職の意向があるため履歴書提出の準備を行っていると聞いております。 ◆9番(長嶺安浩議員) 高額な赤字を抱え、整理解雇をしなければならない時期に理事長を担わなければならない市長の重責を改めて確認しましたが、ぜひ市長の力量で多くの課題解決につなげていただきたいと思います。 再質問5、整理解雇対象者から理事長への面談の申入れをしたが、理事長は対象者の方々と何回面談を行いましたか、またその後の対応についてもお伺いします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 整理解雇対象者との面談については、令和4年6月8日、7月8日、7月13日、7月28日の計4回行った後、再就職あっせんなどについて対応するように事務局と調整しております。 ◆9番(長嶺安浩議員) 沖縄さとうきび振興組合の設置目的の達成は、さとうきび生産農家に直結する問題で、私もさとうきび生産者として今後も強い関心を持って組合の運営を見守りたいと思います。 最後に再質問6、累積赤字や整理解雇など今後の経営改善に大きな関心が集まっていますが、合理化やコスト圧縮など組合側から今後の取組について情報がありますか、伺います。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 同振興組合に確認したところ、今後の赤字解消に向けて役員経費の削減や工場一体となった業務委託などの基本的な経営改善を行っていくと聞いております。 ◆9番(長嶺安浩議員) 今回の組合のトラブルは、市の直接的事業ではないので市へ責任追及することは適当でないことを十分理解しますが、糸満市さとうきび生産組合を含め農家への改善策を示せるよう市の要望を組合側にお伝え頂きたいと思います。よろしくお願いします。 続きまして再質問を行いたいと思います。さとうきびの脱葉工程と農家の費用負担について。一般的に脱葉処理なしで原料を圧搾すると機械の詰まり、損傷、劣化の原因となり、さらに原料の質の低下など事業そのものを著しく低下させ、特に脱葉費用を農家から徴収しているが、生産農家に対する信用失墜は非常に大きいものがあり状況を確認します。再質問1、市の把握している範囲で結構ですので回答をお願いします。農家から脱葉処理経費としてトン当たり幾らなのか。また脱葉処理なしで圧搾処理している事実はありますか。伺います。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 沖縄さとうきび振興組合に確認したところ、農家から脱葉処理経費についてはトン当たり900円徴収し、脱葉処理なしで圧搾処理については行ったことがあると聞いております。 ◆9番(長嶺安浩議員) 続いて質問します。脱葉処理なしで圧搾を実施する場合は、どのような状況などで実施しているか。いつから脱葉処理なしが行われたか伺います。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 同振興組合に確認したところ、無脱葉原料を直接投入する背景に、製糖期における原料搬入計画、集中脱葉施設の処理能力及び大雨などの気象条件を総合的に判断し、やむを得ず行っているとのことです。また仮に計画的に行われない場合、圧搾停止や原料搬入停止、長期原料ヤード残による品質低下を招くなど、直接生産農家への影響も甚大であり、無脱葉原料の直接搬入は苦渋の選択であると聞いております。いつから行われたかについては、稼働を開始した平成28年から平成29年期製糖から一部直接投入していると聞いております。 ◆9番(長嶺安浩議員) 分かりました。脱葉処理なしの圧搾は、一個人でなく操業期間中組合組織の判断で行われたものと推測されるが、議場は他の団体の犯人捜しをする場所ではないので追及はしませんが、長期にわたり脱葉処理せずに圧搾した量や徴収費用が大変気になります。もし組合に対し年間何トンがその対象で、その費用はどの程度かかるのか、お聞き取りしているならお伺いします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 同振興組合に確認したところ、無脱葉処理については令和3年から令和4年期については約8,674トンで対象費用は約780万6,600円と聞いております。 ◆9番(長嶺安浩議員) ありがとうございました。脱葉処理費用を負担した農家に、今後どのような対応をするのか、組合からの回答はあるか伺います。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 これまで同振興組合が行ってきた集中脱葉施設の業務を、令和4年、令和5年期からはゆがふ製糖株式会社へ委託を行い、集中管理が可能な整備や工場側と集中脱葉施設が一体的な稼働体制の確保等の処理工程を見直し、全量脱葉処理に取り組んでいくと聞いております。 ◆9番(長嶺安浩議員) ありがとうございます。さとうきび農家は高齢者が多く占めています。その収入も限られ、問題への関心は高いものと思います。改善策など広く情報発信をしていただきたいと思います。 続きまして原油価格高騰などに対する支援について再質問させていただきます。新聞に掲載されている市長動静を見ると、當銘市長は市内経済団体との意見交換を行っていることが確認できます。コロナ禍や原油高騰などで市内経済は大きな痛手を受けています。その中で自然を相手にする1次産業への支援は急を要し、ただ災害級の被害を市町村だけで全てを担うことは限界があり、国や県への働きかけが必要であります。そこで伺います。再質問1、當銘市長におかれましては東京出張などがあるたびに、省庁や国会議員などに対し要請活動をしておられるが、農業や漁業者支援の要請をしていましたら、その概要などを聞かせてください。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 令和4年8月5日に下野六太農林水産大臣政務官へ肥料、飼料、農業資材や漁業関連資材の価格高騰による農林水産業経営に及ぼす影響を緩和するための取組の拡充及び新たな支援制度の創設や燃油価格の高騰に対する燃油価格安定及び燃油購入時の負担軽減策の実施、漁業経営セーフティーネット構築事業の漁業者の負担率引下げについて要請を行っております。 ◆9番(長嶺安浩議員) ありがとうございます。ぜひ糸満市の声を直接国へ訴え、農業や漁業の回復など市益が確保できるよう要請活動を続けてください。 再質問2、先ほどの御答弁では、JAとの意見交換が最初であり、国への要請で飼料、肥料、農業資材の支援制度創設などがあると思いますが、直近で国の支援制度の拡充など新しい動きがありましたか。また支援制度導入に当たりJAとの連携や農家への周知活動など今後の取組があれば教えてください。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 直近では肥料高騰分に対して国が70%、県が15%の支援を実施することが決まっております。市においても肥料高騰分に対して15%の支援ができないか、検討しているところです。JAとの連携や農家への周知については事業内容が決まり次第、関係機関と連携を図りながら農家へ周知したいと考えております。 ◆9番(長嶺安浩議員) ありがとうございます。JA独自でも商品購入時の助成を行っていると思うが、この災害級の経済への落ち込みを民間だけの力で支援を継続するには限界があります。新たな国の支援制度の周知と併せて市独自の支援ができないか、JAとの意見交換を続けてください。 それでは再質問を行います。次に商工会との意見交換について伺います。中小零細事業所が多い糸満市では、コロナ禍と物価高で市内商工事業所は甚大な被害を受けています。意見交換の主だったものを改めてお聞かせください。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 意見交換の主な内容については、新型コロナウイルス感染症の影響により売上げが減少している事業者の中でも国や県からの支援策が少ない、または事業規模に対して支援額が少ない事業者や観光客の回復がすぐに見込めない観光関連事業者への支援策の要請などの意見が上がっておりました。 ◆9番(長嶺安浩議員) ありがとうございます。再質問4、市民や地元業者から好評であるプレミアム商品券事業に関して、商工会から継続の必要性を含めどのような意見があったか伺います。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 プレミアム商品券事業については商工会からの意見として、消費者支援の意味合いが強く店舗により利用が偏っていないかの検証をしてほしい。また糸満市は金融機関とのキャッシュレス連携協定を締結したところなので、商品券の電子マネーの実施の要望などがございました。 ◆9番(長嶺安浩議員) ありがとうございます。商工会会員との意見交換をすると、全事業所に恩恵を与えることは難しいことは承知している。商品券事業の継続は必要だが、恩恵の少ない事業者への対応を忘れないでほしいとの声がありました。前回同様この事業成果を分析して、ぜひ次の商品券事業に生かしていただきたいと思います。 最後に漁協について伺います。意見交換に水産物の給食への食材利用の話があったか。また地元水産物の給食食材利用は数量の確保や加工に時間がかかることから、その実現が難しく長年の懸案事項だと思うが、事業実施に当たりどのような課題解決を図れば現実に近づくことができるかお聞かせください。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 9月9日の糸満漁協との意見交換会ではトビイカ、ソデイカを糸満市内の学校給食への食材提供に向けての取組についてお話がありました。糸満漁協からはトビイカやソデイカの食材提供に関しては、安定供給ができるとお聞きしております。事業実施への課題については、加工費に係るコストが高いことなどが実現への課題となっております。今後も糸満漁協や加工業者と意見交換等を行いながら、学校給食への水産物の食材提供に向けて取り組んでいきたいと考えております。
    ◆9番(長嶺安浩議員) ありがとうございます。いい意見交換ができていると感じます。ぜひ市内の主要経済団体との意見交換は継続すべきだと思います。実際、水産物の給食食材利用など、難しいとの意見で実現ができなかった状況が続いていましたが、今回の意見交換で漁協サイドからの声が、地産地消の機会が増えることは大変すばらしく大きな成果の1つだと考えます。今後ともぜひ継続していただき、市長が掲げる市民に寄り添い、心の通った政治、その実践が地産地消を広げるきっかけになることを大変うれしく思います。対話重視の市長の市政運営をお願いしたいと思います。 続きまして糸満北地区の農業用水について伺います。近隣自治体の状況はどうか、伺います。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 糸満北地区同様に八重瀬町北地区も農地の区画整理が完了し、かんがい施設が未整備の地区があるため、糸満市及び八重瀬町の北部地域へ国営土地改良事業として地下ダム用水以外の水源開発を含めたかんがい施設整備事業の導入検討に向け取り組んでおります。 ◆9番(長嶺安浩議員) 続いて糸満北地区の農業用水問題は、沖縄県南部地域全体の問題なのかお伺いしたいと思います。 ◎経済部長(大城司) 先ほども答弁いたしましたが、八重瀬町の北地区も含んでおります。 ◆9番(長嶺安浩議員) ありがとうございます。続きまして西崎運動公園について再質問させていただきたいと思います。小中学校の競技大会について伺います。小中学校の競技大会のときの利用料の基準を伺います。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 糸満市都市公園条例の規定に基づいて利用料を徴収しております。 ◆9番(長嶺安浩議員) ありがとうございます。それでは2、近隣の自治体の利用料の基準を伺います。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 本市同様、それぞれの自治体の条例に基づいて利用料を設定し徴収しております。 ◆9番(長嶺安浩議員) ありがとうございます。続きまして市内の各競技大会において、西崎総合体育館の使用はどのように決定しているか伺います。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 毎年度作成する年間計画において、指定管理者が各競技団体に年間の使用について照会した後に、各競技団体と調整し決定しております。 ◆9番(長嶺安浩議員) 最後に、各種競技大会の会場使用料はどのように納付されていますか、お伺いします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 会場使用料については、各種競技の主催団体が納付しております。 ◆9番(長嶺安浩議員) 最後に質問というよりは最後の街路樹剪定について。国道沿いには大型リゾートホテル、観光施設があり、近くには鉱山採掘現場もあります。観光客のレンタカー、大型観光バス、大型トラックの交通量が多い場所ですので、早めに対処をお願いします。乗用車での往来には何ら支障はないと思いますが、やはり大型車の擦れ違いの場合によっては、ミラーとかそういうところが接触のおそれがありますので、非常に国道331号と県道250号線は、本当に大型車の通行量も多いところでありますので、また皆様方の御協力をよろしくお願いします。これで私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時02分)                              (再開宣告午後1時15分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆10番(新垣勇太議員) こんにちは。お昼の時間で、御飯を食べた後で眠たい時間ではありますが、本日3番目の坊主でございます。4番目も坊主でありますが、元気に頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。一般質問を始めます。 件名1、教育行政について。小項目1、学校制服について。ア、ユニクロ制服導入について市の見解を伺う。 小項目2、教育委員会からのメールの情報発信について。ア、どのような決定でメールが発信されているのか伺う。 小項目3、市立図書館の民間委託について。ア、業務内容を伺う。 件名2、冠水問題について。小項目1、令和4年5月31日~6月3日の大雨の被害について。ア、市内の冠水した場所を伺う。イ、潮平交差点付近の冠水は工事を行ったのになぜ冠水したのか原因を伺う。 件名3、企業誘致について。小項目1、リモートワークを推進する企業の誘致について。ア、市の見解を伺う。 小項目2、外国人の日本語教室の誘致について。ア、市の見解を伺う。 件名4、公園管理と道路の除草について。小項目1、PFIやパークPFIの導入について。ア、どのような議論がなされているのか進捗状況を伺う。イ、ロンドン杜公園の管理状況を伺う。ウ、阿波根から潮平入り口までの道路管理について伺う。 件名5、行政運営について。小項目1、議員の役割と議会の役割について。ア、市の見解を伺う。 件名6、南部病院跡地周辺土地利用可能性調査業務について。小項目1、南部病院跡地購入について。ア、基本構想と基本計画を伺う。 件名7、行政サービスと市民サービス向上について。字句の訂正をお願いします。小項目1、糸満市LINE公式アカウントの活用についてに訂正をお願いいたします。ア、バージョンアップする考えがあるか伺う。 小項目2、糸満市指定ごみ袋について。ア、有料レジ袋の代わりに自治体の指定ごみ袋に活用できないか伺う。 件名8、保育行政について。小項目1、保育園等入所の申込みについて。ア、保育園等入所受付のLINE予約ができるようにできないか伺う。イ、保育園入園児の入所時の園への提出物を伺う。 小項目2、行政と薬剤師との連携について。ア、どのような連携を取っているのか伺う。 件名9、福祉行政について。小項目1、母子父子寡婦福祉資金貸付について。ア、令和3年度の申請件数を伺う。 小項目2、放課後児童デイの支給日数について。ア、令和3年度の支給件数と平均支給日数を伺う。 件名10、市長の政治姿勢について。小項目1、令和4年9月11日投開票の沖縄県知事選挙について。ア、佐喜眞淳候補者の糸満市支部長を受けた理由を伺う。 以上、演壇での質問は終わり再質問は質問席より行います。 ◎市長(當銘真栄) 新垣勇太議員御質問、件名10、市長の政治姿勢について。小項目1、令和4年9月11日投開票の沖縄県知事選挙について。ア、佐喜眞淳候補者の糸満市支部長を受けた理由についてお答えいたします。 現在コロナ禍の中、暮らしと経済が停滞している喫緊の課題として、経済の回復を取り戻さなければならない状況で国から多くの予算が減額される中、市民の生活、福祉の向上を図るためインフラ整備は不可欠であり、予算の増額を公約に掲げている佐喜眞候補者を応援することで、糸満市民の利益に結びつくと判断し支部長を引き受けました。 そのほかの御質問につきましては、教育長及び担当部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員の御質問、件名1、教育行政について。小項目2についてお答えいたします。 不審者情報については、不審者情報が学校に寄せられた場合は時刻、場所、状況等を詳しく聞き取り、市教委及び警察等の関係機関に連絡することとなっています。これを受け教育委員会では内容を学校教育課で確認し、児童生徒の安全確保の観点から不審者情報を各学校に周知し、児童生徒をはじめ保護者へ注意喚起を促し児童生徒の安全確保を図っております。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 御質問、件名1、教育行政について。小項目1、学校制服について。ア、ユニクロの制服導入についてお答えいたします。 県外においてユニクロの制服が導入されている事例があることは承知しております。制服を決定し変更等をする権限は、教育委員会ではなく学校にあると認識しております。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 御質問、件名1、教育行政について。小項目3、市立図書館の民間委託について。ア、業務内容を伺うにお答えいたします。 市立図書館については、令和2年10月から窓口の民間委託がスタートしております。業者選定方法はプロポーザルにより、シダックス大新東ヒューマンサービス株式会社に決定しております。委託している業務の内容につきましては、主にカウンターでの貸出しやレファレンスなどの窓口業務、お話会や上映会など図書館行事を行っております。 ◎企画部長(金城満) 件名2、冠水問題について。小項目1、令和4年5月31日から6月3日の大雨被害について。ア、市内の冠水した場所についてお答えいたします。 5月31日の大雨では、県道82号線潮平入り口を含む27地点の道路で冠水を確認しております。6月3日の大雨では、県道82号線潮平入り口を含む19地点の道路で冠水を確認しております。 件名6、南部病院跡地周辺土地利用可能性調査業務について。小項目1、南部病院跡地購入について。ア、基本構想と基本計画についてお答えいたします。令和3年度の当初予算において新たな土地利用に関する基本計画の策定等に係る予算を計上しておりました。しかし沖縄県から南部病院敷地内の建物の譲渡承認を得るためには、地域の整備の方向性や全体像を明らかにしたものを示す必要があったことから、基本構想の素案となる土地利用可能性調査を作成したものであります。なお基本構想及び基本計画については土地開発公社の自主事業として決定していることから、今年度中の策定を予定しているとのことであります。 件名7、行政サービスと市民サービスの向上について。小項目1、糸満市LINE公式アカウントの活用について。ア、バージョンアップする考えがあるかについてお答えいたします。LINE公式アカウントは、現在地方公共団体プランを利用しており情報発信のみのサービスについては無償となっております。今回御質問のバージョンアップにつきましては、有償プランが必要な場合もありますので、窓口関係各課と必要性も含めて検討してまいります。 ◎水道部長(伊敷勝) 御質問、件名2、冠水問題について。小項目1、令和4年5月31日から6月3日の大雨の被害について。イ、潮平交差点付近の冠水原因についてお答えいたします。 糸満市浄化センターの雨量計によると、5月31日は2時間で約120ミリ、6月3日は2時間で約100ミリの大雨が降っており、潮平集落側からの雨水だけではなく阿波根地区、北波平地区の一部及び豊見城市保栄茂地区の一部から多くの雨水が白川幹線を越流し、白川1号幹線に流入したことが考えられます。また雨水放流先である西崎東側に位置する県管理の公有水面が干潮の時間帯にもかかわらず大量のマングローブの繁茂や土砂等が堆積していることで水の流れが阻害され、排水機能が発揮されなかったことも1つの要因として推測しております。 ◎経済部長(大城司) 御質問、件名3、企業誘致について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、リモートワークを推進する企業の誘致について。ア、市の見解については、第5次糸満市総合計画で情報通信産業等の企業誘致を示しているところです。リモートワーク推進企業もその一環でありますが、こういった企業の誘致は関係人口の拡大につながり、当市の産業振興や魅力発信に資するものと認識しております。 小項目2、外国人の日本語教室の誘致について。ア、市の見解については、市内で生活または就労する外国人が一定数いることは確認しており、日本語教室の必要性も認識しているところですが、具体的な誘致については他市町村の調査など総合的に判断し検討してまいりたいと考えております。 ◎建設部長(上原斉) 御質問、件名4、公園管理と道路除草について。小項目1、PFIやパークPFIの導入について、アからウまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、どのような議論がなされているのか進捗状況については、令和3年度に南浜公園北西側バスケットボールコート、芝生広場へパークPFIが導入できないかサウンディング調査を実施し、2事業者のヒアリングを行いました。サウンディング後の調査検討部会にて、南浜公園の一体的活用に係る公募条件、仕様などを整理し、事業者への公募を検討することとなっております。それらに基づき今年度にて公募、選定を行い、令和5年度に選定事業者と基本協定の締結及び設置管理許可を付与し事業開始を目指しているところです。 次にイ、ロンドン杜公園の管理状況については、現在指定管理者にて管理を実施しておりますが、大部分の遊具については老朽化により使用禁止措置を取っております。各種施設の更新等については、今年度策定の糸満市都市公園長寿命化計画にて更新の位置づけを行う予定であります。 最後にウ、阿波根から潮平入り口までの道路管理についてお答えいたします。当該道路は県道256号線で沖縄県管理の道路となっております。現場を確認したところ、分離帯や植栽等に雑草が生い茂り見通しが悪く危険であることから、所管する沖縄県南部土木事務所へ除草の依頼をしたところであります。 ◎総務部長(福元信美) 御質問、件名5、行政運営について。小項目1、議員の役割と議会の役割について。ア、市の見解についてお答えいたします。 議員の役割は、主権者である住民の意思を反映する重要な役割があると認識しております。また議会の役割は、地方公共団体の最終的な意思決定を行う権限、議決権を行使する役割があると認識しております。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 御質問、件名7、行政サービスと市民サービス向上について。小項目2、ア、有料レジ袋の代わりに自治体の指定ごみ袋に活用できないかについてお答えいたします。 県外の一部の自治体では、実証実験としてスーパーやコンビニで有料のレジ袋を購入する際に、通常のレジ袋か可燃ごみ用のごみ袋を選択できる取組を行っております。本市ではマイバック利用を推奨しごみの減量化に取り組んでおりますが、先進地の現状及び費用対効果から活用できるか調査してまいります。 次に御質問、件名8、保育行政について。小項目2、行政と薬剤師の連携について。ア、どのような連携を取っているのかについてお答えいたします。薬剤師との連携については、不定期開催のお薬相談会があります。しかしながら乳幼児健診の場におけるお薬相談コーナーの設置はありませんので、他市町村の実施状況も踏まえ今後調査研究してまいります。 ◎こども未来部長(国吉丘) 御質問、件名8、保育行政について。小項目1、保育園等入所の申込みについて、ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、保育園等入所受付のLINE予約ができないかについては、浦添市などでLINEを活用し、LINE上で窓口受付の予約を行い行政からのお知らせもLINEで行ったりしていると聞いております。御提案のLINEでの受付予約システムの活用については、申込者の利便性であったり事務負担の変化、費用対効果などを調査研究してまいります。 次にイ、保育園入園児の園への提出物については、園により異なりますがティッシュやおむつ用品、台拭きや雑巾などの提出があります。 次に御質問、件名9、福祉行政について。小項目1、母子父子寡婦福祉資金貸付について。ア、令和3年度の申請件数についてお答えいたします。沖縄県が実施している母子父子寡婦福祉資金貸付は、母子家庭などの経済的自立の助長等を図るため母子家庭等の親や子供に対し、修学資金など全12種類の資金を無利子または低利で貸し付ける事業です。申請は市で受け付け、南部福祉事務所に進達します。令和3年度の申請件数は修学資金4件、技能習得資金2件、修業資金1件、転宅資金3件、就学支度資金4件の計14件です。 ◎福祉部長(島根辰也) 御質問、件名9、福祉行政について。小項目2、放課後児童デイの支給日数について。ア、令和3年度の支給件数と平均支給日数についてお答えいたします。 令和3年度の放課後等児童デイサービスの支給件数は延べ5,990件、対象児童1人当たりの支給決定日数は月平均18日で、利用実績日数の平均は月平均15日となっております。 ◆10番(新垣勇太議員) 再質問は件名1からやっていきたいと思います。ユニクロ制服導入についてなんですが、学校が決定をしていくということなんですが、ユニクロ制服を導入しているメリットとデメリットがもし分かれば教えていただきたいと思います。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 まず一番の大きなメリットは、価格が安いということだと思います。デメリットに関しては詳しく把握しておりませんが、もし糸満市内で導入するとなっても、近くにユニクロの店舗がないということは、ちょっとデメリットになるのかなとは思っております。 ◆10番(新垣勇太議員) 価格が安いと。ユニクロにこだわるわけではなくて、親の負担をどういうふうに減らしていくかということを今後考えていく中で、そういった取組を先進でやられている自治体が県外にはあるので、そういったことも検証しながら、学校にこういった事例があるということを校長会なり教頭会なりで御相談をしてそういう提案をすることもいいと思いますが、そういった中で今後こういった取組をしているところの事例も含めて校長会とかで提案することができるのかどうか教えていただきたいと思います。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 議員御提案のように価格が安いということは家計の負担に非常に寄与しますので、取組についてもし情報等があれば校長会等で情報を提供したいと思います。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひお願いしたいと思います。これは中学校とかでもなくて、小学校からやってもいいのかなと思っています。小学生というのは、今私服で登校していますが、その私服を選ぶことがかなり困難という親御さんの意見があって、制服として決めたものを着ていくということの便利さだったり、安さにこだわってその親御さんにとって負荷がかからないものであれば、いじめとかもなくなってくると思うんです。当時、我々の世代は洋服が、同じ洋服を着ていることだけでいじめに遭う子とかもいたので、そういった事例もなくなるし、そういった総合的に見ても小学生の頃から導入に向けて取り組んで頂きたいと思いますが、そういったことも含めて小学校から提案もしていくことは可能かどうか、お伺いしたいと思います。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 校長会は小学校、中学校、全員集まって校長先生方の集まりになりますので、同じ情報を小学校の校長先生方にも提供したいと思います。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひお願いしたいと思います。ユニクロはイーアスの中にもありますし、糸満からすぐ近いところにもありますので、そういったことも提案していただければと思います。 次に小項目2、教育委員会からのメールの発信について。これは私、6月定例会コロナに感染して一般質問ができなかったんですけれども、大田守議員のほうから結構質問がありまして、その中で聞いていて、私も質問に入れていてできなかったので再度質問したいと思います。最終判断は教育長が行っているのかについて、お伺いしたいと思います。 ◎教育長(幸地政行) 不審者情報に関わる周知については、最終的には教育長で押印して発信するということになると思います。 ◆10番(新垣勇太議員) 先ほど教育長からの答弁があったように、子供たちの安全を守るためには早急にやるというのは理解できます。その中で、個人を特定できるような内容になっていたのは非常に問題だったのかなと私も思っていまして、その中で本人に直接会って話をすることもできたと思うんですけれども、その対応についてはどう思いますか。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えします。 御本人と会って、その内容についてこちらの事情、あるいは相手方のその当時のお考え等、会う機会がなかったかということであります。これについては、合計で4回お会いしております。特に1回目、2回目については内容について御本人様は納得できないということでの話。それから3回目については、今後の対応とか一番最後は教育委員会として不足であった部分の内容をお話ししたところであります。 ◆10番(新垣勇太議員) その会ったことではなくて、発信する前に会えたんじゃないかと。1日猶予があるので、特定してしまっている部分で会えたんじゃないかということを今聞いているんですけれども、いかがでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 議員の御質問にお答えいたします。 不審者情報を出す前に御本人と会ったかということになりますけれども、これは会っておりません。これについては中身が御本人様が、自称ということで個人の特定のお話がありましたので、そこのところはしっかり押さえられなくて、学校からその情報は早急に出して注意喚起を行いたいという判断でやりました。 ◆10番(新垣勇太議員) 私は、このメールを見た瞬間にこの人だなと分かりました。それぐらいインパクトがあるし、あれを見たことで、あの人に対する影響がすごい大きいものがあったと理解するんです。そこで1日あったのであれば、教育委員会からこういうことが行われているということでチェーンメールを出したいということを相談しに行ってもいいんじゃなかったのかなと私は思うんですけれども、それについてはいかがでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えいたします。 まず情報が教育委員会のほうに寄せられたときに、私もそうですけれども、学校教育課、関係する人たちもみんなこの方じゃないのという声はなかったです。それとやはりよく不審者情報におけるそうしたときに、例えば猫を一緒に探してくれないかとか、そういう誘いの文章をやりながらやることもよくあるので、そういうところでこの自称という内容については全然存じ上げなくて、そういう類いのものだというふうにそのときには理解しておりました。 ◆10番(新垣勇太議員) それで教育委員会としておわび文という形で文書を送付していると思うんですけれども。今、その方の今のお怒りというのは、流してしまった、チェーンメールに一部誤りがあったということぐらいは出せるんじゃないかということを今要望していて、6月定例会の中で、それも本人に対して迷惑がかかるから出すことはできないという答弁だったんですけれども、それはお間違いないでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えいたします。 ホームページ、それから保護者への再度の通知を出すことによって、この方の名誉がさらに傷つけられるんじゃないかと、6月定例会ではそういうお話をしました。今もそれに変わりはありません。 ◆10番(新垣勇太議員) 本人は、やはり情報を発信したものに対して、情報を発信したもので一度皆さんに一部誤解があった、一部誤りがあったということを伝えてほしいという思いがあるんです。そこは本人と直接もう一回話をして、こういう形で送りたいけれども送っていいですかという確認することをすれば本人は納得すると思うので、そういった場を設けることはないでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) その不審者情報のときに、特に警察も含めて事情聴取等もされたという情報もありましたので、その辺についてはそこをしっかり見ていく必要があるんだろうということでした。また教育委員会がおわびした内容については、この方の個人が特定される情報を含む内容を出してしまったことをおわびしているところで、その子供たちに実際に行った内容については、事実そういうことがあったと思っていますし、そういう理解で対応しているところです。 ◆10番(新垣勇太議員) 時がたって、司法の場でも無罪という形になって、傷害罪でもないという状況になったという報告を私は受けています。そういったことも踏まえて、一度この方と話をして進めるべきではないかと思うんですけれども、それについてはいかがですか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時51分)                              (再開宣告午後1時52分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えいたします。 今、裁判所のほうで無罪という話がありましたけれども、その無罪ということも教育委員会としては承知しておりません。ですから起訴猶予になったかどうか、それも承知はしておりません。ですから今のお話で無罪というふうな前提でお話はできないということになります。 ◆10番(新垣勇太議員) であれば、もし例えばそれが暴行罪とかにも値しないということになって、何もなかったということにもなっていたとしたら、会ってお話をして、今後そういったメールに流すことというのは可能なのかお伺いします。 ◎教育長(幸地政行) 実際上、12月末に流したメールの不審者情報については、正確で子供たちの内容聞き取りからですね、その内容については正しいし、また正確であったと教育委員会は思っています。ただそのやり取りの中で、そういうつもりはなかったという話はありました。御本人様から。ただ大人が中学生に対してそういうことを実際にやった場合に、受ける子供はやはり怖がるんですよ、とても。ですから私たちとしては、その時点でのメールで皆さんに注意喚起をするということは正しかったし、またその事実を訂正するつもりはありません。ただ個人情報が入っていて、この方に迷惑をかけたということで、そこは教育委員会としては不足だったということで、謝っているところです。 ◆10番(新垣勇太議員) 個人情報が入っていたということを、そのメールで流すということ。個人情報が入っていて大変申し訳なかったということを流すことはできないんでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 再度、個人情報をメール等で流すということは、この方に再度の迷惑をかけるということになると思います。ですからそこはできないというふうに思って今対応したところです。 ◆10番(新垣勇太議員) 本人は、迷惑と全く思っていないんですよ。流してほしいと逆に言っているんです。その辺で意見が全然違うので、一度会って話す機会をつくってほしいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 先ほど、それからのお話、再質問にお答えしたとおりでありますけれども、御本人様がまたこのことについて話し合いたいというのであれば、そういう場も設定したいと思います。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひしっかりと本人の気持ちも聞きながら進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 次の(3)市立図書館なんですが、過労で休養したり退職する方が多いということを市民の方から聞いていて、何か問題があるのかも含めて事実なのかどうか、確認したいと思います。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 職員の入替えが多いことは事実であります。理由につきましては、委託事業者の内部事情になりますので答弁は差し控えたいと思います。 ◆10番(新垣勇太議員) 委託している部分なので、私も内部のことに口出すことはしませんが、もし行政側から委託されている業務内容が多いとか、そういった問題が起きているならば改善すべきかと思いますけれども、市の見解をお伺いします。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 委託している内容につきましては、以前に図書館の奉仕係が行っていた業務であります。またその当時に比べて現在人数も多くなっておりますので、その業務量が多いということはないと考えております。 ◆10番(新垣勇太議員) 分かりました。そういった辞めている方も多いということなので、市民サービスを停滞させないというのが一番大事ですので、しっかりそういう話合いができる場を設けてほしいと思うんですけれども、職場環境の改善や業務の内容について今後強く要望していきたいんですけれども、市の見解をお伺いします。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 委託業者につきましては、今月末に沖縄の事業所の所長と会議を持つ予定でありますので、その中でこのような今回お話があったと、議会のほうで取り上げられたこともありますということも含めまして、改善が必要なものがないか話合いをしていきたいと考えております。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひ進めていただいて、働く場所の環境を整えていただきたいと。それが市民サービスに直結する場所でもありますので、ぜひお願いしたいと思います。 件名2の冠水問題に移らせていただきます。私も冠水を見て、大変びっくりしました。最近の新聞にも報道されておりましたが、6億5,000万円の予算で工事が完了しているにもかかわらず、また冠水してしまうことは絶対にあってはならないことだと思います。沖縄県に要請することも大事ですけれども、市民の暮らしや財産、命を守るために市が独自で事業を行うことがもっと重要であると私は思っております。それについての市長の見解をお願いしたいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 5月31日、6月3日の大雨による被害の大きさを目の当たりにして、市民の命と暮らしを守る思いから6月8日に開催された沖縄振興予算要請に関する意見交換会の場にて、冠水被害を市長が訴えております。また6月10日は、市長自ら沖縄県知事宛ての要請文を持って直接要請してまいりました。御質問の当該箇所については、市、県双方とも公有水面と認識しており、基本的には県が対策を講じるべきではないかと思われております。市も協力しながら今後早期実現できるよう県と調整してまいりたいと考えているところです。 ◆10番(新垣勇太議員) 今回の冠水の問題は、今まで考えていた、自分たち行政側が考えていたことではないような現状で、大潮の干潮でああいった冠水になってしまったというのが原因になっています。その中で、マングローブが一要因となっているんじゃないかという、市のまだ調査はしていませんけれども、そういったことが見込めるんじゃないかということを今判断している中で、県がやる部分、市がやる部分というところで綱引きをするのではなくて、今南部病院跡地の購入を1億500万円かけて買っている状況があります。そういった予算を今の本当に暮らしに直結するような、市民が困らないような対応をしてほしいと思うんですけれども。県がやる、市がやるではなくて、市が独自でやるんだという気持ちで私はやってほしいと思います。それについていかがでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 今、先ほど申し上げたとおり県と市、双方で8月4日にまず第1回目の調整会議を行いました。9月5日にも行っておりまして、連携して早期解決できるように調整しているところでございます。 ◆10番(新垣勇太議員) 県は調整している中で、では何と言っているんですか、伺います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時02分)                              (再開宣告午後2時03分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁いたしましたが、県のほうとしても市のほうとしても公有水面であるということで認識しておりまして、公有水面については基本的に国、県ということになっておりますが、市としては公有水面ですから県のほうで対応していただきたいという認識です。県のほうとしては堆積物、要するに人工物というか、市の土地のほうから流れてきたものとかは堆積物については市のほうじゃないかという見解を持っておりまして、その辺の処理について調整というか、協議しているところです。 ◆10番(新垣勇太議員) 今、例えば県がやるところ市がやるところというのが分かっているのであれば、市がやるところは早めにやって、早く県にやってくれと言うぐらいリーダーシップを持って市長には行っていただきたいと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。 件名3、リモートワーク推進の件なんですけれども、本市は本社移転を行った企業に対して固定資産税の優遇措置を行っております。コロナ禍で働き方が大きく変わってきている中で、沖縄という環境や地位的優位性が高い場所にリモートワークやワーケーションなどを推進する企業に対しても、同様のインセンティブを与えるようなことによって企業誘致が促進するのではないかと私は思っております。それについて市の見解をお伺いします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 議員が今おっしゃったように本市は沖縄振興特別措置法に係る情報通信産業振興地域の指定を受けておりまして、固定資産税の課税免除に関する条例を制定しております。このリモートワークの企業も、この対象事業に含まれるということで認識しております。 ◆10番(新垣勇太議員) それはそれでありがたいと思います。それと市が独自で、オープンになって企業を誘致するんだという意欲を見せることが必要かなと。鎌倉市においては、リモートワークをする会社に対していろいろな事業費というか、改修工事等々の補助を出しているというのもあるので、市独自で何か優遇措置が受けられるような予算であったり条例をつくっていく考えはないかお伺いしたいと思います。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 今議員がおっしゃった鎌倉市の事例があるんですけれども、そういった他市町村の取組状況を調査研究して取り組んでまいりたいと思います。 ◆10番(新垣勇太議員) リモートワークは今後、多分加速して進む事業だと思いますし、企業としてもそれを進めていくものが多いかと思っておりますので、受入れ体制として市独自で糸満市ならリモートワークをする企業に対して優しいよとか、糸満市はリモートワークをやる企業に対してこういうところでメリットがあるよというのをどんどん打ち出していって企業を誘致していただきたいと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。 次の外国人の日本語教室なんですけれども、外国人の受入れが加速している中で、糸満市にも外国人がかなり多いと思います。これは技能実習生も含めですけれども、そういった中で那覇市だったり浦添市で日本語教室を開いているところが多いんです。それを仕事を終わって那覇市まで、浦添まで行くということではなくて、糸満で受けることができれば糸満にもっと雇用が増えると思うんですけれども、それについて市はどのように考えていますか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 少子高齢化において慢性的な人手不足ということですので、こういった方々の、人材が欠かせないということは認識しております。それで議員の御指摘のとおり日本語教室を開くことで、人材確保につながると思われます。県内の状況を確認しましたところ、県内の日本語教育機関は、在留外国人が最も多い那覇に集中していることが確認できているところでありますので、引き続き調査検討して、そういった日本語教室が本市でもできるのかどうかというのを調査研究してまいりたいと思います。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひ検討していただいて、先ほど部長が言ったように少子高齢化にどうやって向き合っていくのかというところで、日本はAIであったり外国人の受入れということにかじを切っていると思うので、そういった中で先に先進的に糸満も人材育成の確保に向けて取り組んで頂きたいと思います。 次にPFIの導入についてなんですけれども、サウンディングをしているということは非常にいいことだと思います。ぜひ早急にいろいろ進めてやっていただきたいんですけれども。サウンディングというよりも市独自で地域や施設の計画案を作成して、行政から企業に対して提案することでスピード感が物すごく早くなると思うんですけれども、市の見解をお伺いします。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 今後、サウンディング調査の方法なども含めて、Park-PFIにおいてスピード感が早くなるような方法で調査研究していきたいと考えております。 ◆10番(新垣勇太議員) PFI制度について、国に相談依頼をしたことがあるのか伺います。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 Park-PFIについて、過去国に相談を行ったことはございません。 ◆10番(新垣勇太議員) 私もPark-PFIについて省庁に行って勉強会をさせていただきました。その中で、自治体としてノウハウがない、分からないとか、そういった悩みがある中で、なかなか市の職員だけで事業を進めるというのは難しいのかなと思っています。その中、国の制度を活用してコンサルや人材派遣してもらって、加速して事業化を実現することが今望まれると思うんですけれども、専門家の派遣によるハンズオン支援を活用する考えがないか、市の見解をお伺いします。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 今後、Park-PFI事業を加速できるように、議員提案のハンズオン支援を活用するなどの方法について、今後調査研究してまいりたいと思います。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひ国と連携を取って、国からの人材をお金を払ってでもいいと思うので、これは最終的に市の財政運営が豊かになるような事業に必ずつながっていくと思いますので、早急に進めていただきたいと思います。 件名5の行政運営についてなんですけれども、これですね、一般質問を通告していない時期に想定問答と言って、職員に資料を配布しているということを聞いたんですけれども、それは事実なのかお伺いします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 議員からの想定問答につきましては、こちらは頂いた段階でできるだけ丁寧にお答えするために答弁作成に取り組んでいるところはありますが、この時期というのが議会が始まって一般質問の締切り前ということでよろしいでしょうか。事前に答弁調整、想定問答ということの形で質問を頂いているということはあります。 ◆10番(新垣勇太議員) いつこれを配っているのかについて、お答えをお願いします。 ◎総務部長(福元信美) こちらは特定のということではなくて、何名かの議員の方から頂いているのがありますので、個々に頂いている状況なので時期としては、こちらとしては今お答えすることはできません。 ◆10番(新垣勇太議員) これは一般質問通告をした後なのか、その前なのか、お伺いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時12分)                              (再開宣告午後2時12分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) 議員の方によりましては、大分前から質問予定ということで想定の質問を頂くことはありますので、通告締切り前にということで捉えていいかと思います。 ◆10番(新垣勇太議員) これは議員が渡しているということなんでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 議員から直接頂いているものがあると思います。 ◆10番(新垣勇太議員) 今、議員がこれを配っているという話は事実ですか。 ◎総務部長(福元信美) こちらは直接頂いている分があると認識しております。 ◆10番(新垣勇太議員) 私、6月定例会の想定問答と9月定例会の想定問答を入手しました。こんなことを、出来レースみたいな質問を私は行政側からもらっているんじゃないかと思うんです。これは議員が行政に対して本当に配っているんですか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時14分)                              (再開宣告午後2時14分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) こちらは議員からの資料というふうに認識しておりますので、議員のほうから頂いていると認識しております。 ◆10番(新垣勇太議員) 私は、これは議員からではなくて副市長からもらっていると聞いたんですけれども、それはいかがですか。 ◎総務部長(福元信美) こちらに関しましては、複数の議員の方々から事前に頂いているものもありますので、こちらは議員からの資料と認識しております。
    ◆10番(新垣勇太議員) これですね、6月定例会に議運の中で、質問を答えるのが大変だと、職員が大変だということで質問の締切りを早めようという話が出たんですよ、議運の中で。そんなことはないだろうということで、私たちは反対したんですけれども、そういったことが職員の負担になっているんじゃないかと思うんですけれども、それについてはいかがですか。 ◎総務部長(福元信美) 6月の議運にかけていただいた内容について、少し説明させていただきたいと思います。6月のときに、当局といたしましては6月8日から第4回定例会を予定するということで調整させていただきたいと思ったんですが、当日、先ほど会議があったというふうに報告がありましたが、沖縄県主催の令和5年度の沖縄振興予算要請に向けた意見交換会があり、市長もこの会議に出席しなければならないということで、開会日を1日繰り上げて6月7日ということでさせていただいています。それに合わせて組んでいた日程を1日前倒し、6月10日が締切りだったものを9日の木曜日に、1日繰り上げる日程とさせていただけないかということで調整をさせていただいたんです。それは議会事務局のほうにも理由としてはお伝えをして、確かに金曜日に締切りというよりは木曜日に締切りとなると1日金曜日の段階でいろいろ割り振りとか聞き取りができるということで、そうあればということで事務局のほうとしては議会のほうの事務局と調整はさせていただいたんですが、ただやはりここしばらくは金曜日の締切りでということでやっておりましたので、特にこれは変更することなくさせていただいたという次第であります。議員がおっしゃったように、一般質問に対応するのが大変だから、一部はやはりそういった面もありますが、6月に早めていただこうとした理由につきましては、市長の日程の都合というものもありましたので、それで1日前倒し、スケジュール的に前倒しさせていただけないかということで相談させていただいた次第であります。 ◆10番(新垣勇太議員) これは今部長が答弁したとおり、これは議員が配っているんだったらすごい優秀だと思います。本当に。これを先に議員がこう配って、こういうことをやりますよと言っているんだったらかなり優秀だと私は思うんです。でも今内心聞いている、これをやって、これを見て、これを質問した人たち、6月定例会を私は家で見ていました。私、家で見ていて、次に何を質問するかというのを分かるんですから。それぐらい本当にぎっちり書かれているんです。それを今部長が、これは議員から配られたということを言っていますけれども、私は職員が、これは行政から出しているということを聞いたんです。そこの違いがあるので、それについてアンケートとか取りたいんですけれども、いかがですか。 ◎総務部長(福元信美) 職員におきましては、議員からの想定問答ということにつきましては、その一般質問に対して聞き取り、相談をしながら想定問答を作成しておりますので、そちらに対して意見の交換の中でいろいろ課題に対する、質問に対するやり取りをしていると思います。今現時点で、職員に対してそういったアンケートをするという予定はございません。 ◆10番(新垣勇太議員) 多分、職員はこういうことをやめてほしいということで私に言ってきていると思うんです。これが業務負担になっているんだと、そういうことで多分私にこういう情報が来ると思うんです。そういったことを皆さん考えた上で、議員一人一人もしっかり市民の代表として、行政の言っていることを言うようにしか見えない内容になっているので、そうじゃなくて糸満市がよくなるためにはどうするのかということを考えた上で質問をしてほしいと思います。 次の質問に行かせていただきます。件名6、南部病院の基本構想ですが、計画がない中で莫大な予算を投じてまで事業を行いたい理由をお伺いします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 南部病院跡地周辺については、本市の地域医療、福祉の拠点として重要な役割を果たしてまいりました。しかし糸満市社会福祉センターについては、建築から約40年が経過し老朽化が進んでいることから施設整備に向けた検討が必要と考えております。そこで災害に強いまちづくりの推進に当たり、高齢者や障がい者等の要援護者が安心安全に避難生活が送れるように配慮するとともに、住民の福祉及び世代間の交流の拠点として高台という優位性を生かし、福祉避難所や社会福祉センターの機能を備えたふれあい交流センターの整備を南部病院跡地を含む福祉ゾーンに計画しているところであります。 ◆10番(新垣勇太議員) 南部病院跡地周辺可能性調査業務の時期と、なぜこの時期に調査を行うことになったのかというのを6月に聞こうと思ったんですけれども、調整していると思うので答弁のほうをお願いしたいと思います。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 南部病院跡地周辺可能性調査業務の時期についてでございますけれども、令和4年2月から5月までとなっております。なおこの時期に調査を行うことになった理由としては、南部病院跡地を取得するための条件整備として、第5次糸満市総合計画に南部病院跡地の有効利用の促進を盛り込んだ上で、令和3年度当初予算に新しい土地利用対策事業を計上し、沖縄県と医療法人との間で旧南部病院建物の解体撤去についての協議を見守りながら、事務の課題整理を進めてまいりました。計画地に隣接する真栄里区画整理事業では、令和7年度から工事を本格化し、道路交通や企業誘致の点で南部病院跡地にもスピード感のある開発が求められたこと。令和3年12月には調査の進展により建物の解体撤去費は最大でも5億円と見込まれたこと。旧八重山病院では土壌汚染がなかったことなど懸念事項の解消が見込まれ、事業化の可能性があると判断したこと。令和3年12月23日の沖縄県への要請後、市の土地利用計画を示す必要があったこと。事業の主体は公社に行ってもらうことが効率的、効果的ということから公社に事業を依頼する条件整備として可能性調査を行うこととなったものであります。 ◆10番(新垣勇太議員) その調査が2月から5月までの3か月間ということで計画として言っているんですけれども、それがしっかりとした計画と言えるのか、お伺いします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 まず2月から5月というのは4か月です。説明させていただきます。南部病院跡地周辺土地利用基本計画については、令和3年度の当初予算において新たな土地利用に関する基本計画の策定等に係る予算を計上しておりました。その後、建物解体撤去費や旧八重山病院では土壌汚染が確認されなかったことなどの調査を進め、事業化の可能性があると判断したことや、沖縄県への要請後、市の土地利用計画を示す必要があったことなどを勘案し、これまでの経緯を踏まえて可能性調査を行ったところであります。なお基本計画については土地開発公社の自主事業として決定していることから、今年度中の策定に向けて現在取り組んでいるところであります。 ◆10番(新垣勇太議員) いっぱい質問したいんですけれども、時間があまりないので端的に。土地開発公社は、建物と土地をセットで購入しないと法律違反になるのではないかと思うんですけれども、それについてはいかがでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時25分)                              (再開宣告午後2時27分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 土地開発公社が建物を購入する場合の根拠法令は、公有地の拡大の推進に関する法律第17条第1項第2号にございます。建物の購入は、その活用が目的ではなく土地を取得活用するための手段であり、今回は土地所有者の沖縄県と優先交渉権を得るためのものであることから、土地取得と一体的な事業と解され、この規定が適用されるものと認識しております。 ◆10番(新垣勇太議員) これはではセットで買わなくても大丈夫ということですね。セットで買うことが見込めて、セットで買うということができれば別に問題はないと思うんですけれども、これは今建物を買って後から土地を買おうとしているじゃないですか、それについては別に問題はないんですね。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 南部病院跡地の土地を取得するためには、まず県と交渉する権限を持つ必要がございます。そのための手段として建物を購入した。セットということでございますけれども、手段として建物を購入するということをセットというふうに考えておりまして、法的に問題はないと考えております。 ◆10番(新垣勇太議員) 時期的にも、別に後から遅れて買ってもいいということですね。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 県ともそのような交渉をこれまで進めてきております。その時期が同一でないといけないかということであれば、そうでなくても法的に可能ということは公社が顧問弁護士からの助言を行っていて判断しております。 ◆10番(新垣勇太議員) これは例えばすぐ翌日とか何日後とかではなくて、1年以内とか多分期限があると思うんですね。それについてはいかがでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 相手のあることです。土地の価格が幾らになるとか、いろいろな条件があります。もちろんできるだけ速やかに土地を取得することが求められますが、手段として建物を取得すること自体には問題はありません。 ◆10番(新垣勇太議員) 分かりました。続きまして南部病院跡地の排水計画はどのようになっていますか、お伺いします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 雨水についてでございますけれども、現況の排水を活用することを考えているところです。真栄里物流団地の整備により、周辺地域の排水が地区の北側へ誘導されることにより、本用地の排水は既設排水を活用しても十分に機能するものと想定しております。なお今年度公社において糸満市土地利用(真栄里地区)の基本設計の変更において、排水計画の見直しを含めた設計業務を進めていると伺っております。 ◆10番(新垣勇太議員) 私が聞いているのは、今の排水計画はどこに向いているのか。今向いているのは、北名城のほうに向いていると思うんですね、名城方面に向いていると思うんですけれども。それだったらまた冠水させてしまうんじゃないかというおそれがあって、例えば名城区民から当時あったのは国道を造った場合、国道も北名城のほうに向けようとしたときに反対運動が起きて、国道は今海まで排水を造ったんですね、自分たちで。そういった事例があるんですけれども、今計画が南部病院跡地をそのまま北名城のほうに流してしまうと、せっかく今伊敷から降りて来るところの冠水が直ってきているのにもかかわらず、また冠水させてしまうんじゃないかというおそれがあるんですけれども、それについてはいかがでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時32分)                              (再開宣告午後2時33分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 先ほどの答弁とも重なりますけれども、もちろん御存じだと思いますけれども、南部病院跡地の周辺で真栄里地区物流団地の整備計画が進められております。そこの排水計画のほうで南部病院跡地以外のところに排水を持って行くように計画されておりますので、南部病院跡地の中に流入してくる雨水量が減ります。今回の南部病院跡地の開発によって生じる部分を考えても、排水の量は減ると考えておりますので既設の排水路を活用しても十分に機能するものと考えているということでございます。 ◆10番(新垣勇太議員) 今、これは真栄里物流団地の排水なんか、まだ先の話じゃないですか。今それを先にやって、南部病院を購入して南部病院跡地を開発しようとしているのは行政なんです。本来、真栄里物流団地を進めた上で、排水計画が全部決まった上で、そこから南部病院を買ってあそこに流すなら分かるんです。南部病院を買って、真栄里をやるからと後付けでやっても困るんです。今の計画だと、北名城のほうに向かせて冠水するおそれがあるんじゃないかと今聞いているんですけれども、それについてどうですか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時34分)                              (再開宣告午後2時51分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) 先ほど件名4、公園管理と道路の除草について。小項目1のPFIやパークPFIの導入についての勇太議員の再質問の中で、PFI制度について国に相談依頼を行ったことがあるのかというところで建設部長のほうから答弁させていただきましたが、総務部のほうからも補足させてください。現在、総務部におきましては本市のPPP/PFIの方針について、その運用改善に向け国から委託を受けたコンサルでZoomによる意見交換を行っているところであります。補足させていただきます。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時52分)                              (再開宣告午後2時53分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎福祉部長(島根辰也) 先ほど件名9、福祉行政について。小項目2、放課後児童デイの支給日数について。ア、令和3年度の支給件数と平均支給日数についての答弁の中で、令和3年度の「放課後等児童デイサービスの支給件数」と申し上げましたが、正しくは「放課後等デイサービス」に訂正をお願いいたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 技術的なことなので、少し確認をさせていただきました。南部病院跡地に関しては、現在御存じのとおり宅地となっております。今回の整備によって雨水量が大幅に変わるものとは考えておりませんが、詳細については公社において造成事業等の基本計画を進めておりますので、その中で技術的な部分も含めて調整してまいりたいと考えております。 ◆10番(新垣勇太議員) 今の計画だと、必ず名城地域の北名城に向けた道路が冠水すると思います。そういった冠水を防ぐためにしっかりと計画を立ててやらないと、今みたいなことになるんじゃないかと思いますので、そこはしっかりやっていただきたいと思います。 続きましてLINEとか行政サービス、保育行政のところは前向きな検討でしたので、ぜひ進めていただきたいと思います。 福祉行政の小項目1、母子父子寡婦福祉資金貸付についてですが、書類を提出したにもかかわらず支援が受けられなかった事例があるのかお伺いします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 議員の再質問にお答えいたします。 昨年度お一人いらっしゃいました。 ◆10番(新垣勇太議員) 受けられなかった理由をお伺いします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 まず年末に申請書を受付いたしました。これは役所のほうでです。年末以降の業務が繁忙を極めたこと、申請に係る課内でのチェック体制が機能していなかったことにより、年度内での申請が間に合いませんでした。県への申請が間に合わなかったということです。申請者には大変御迷惑をおかけし深く反省するとともに、再発防止に向けて業務体制を見直し進捗管理を徹底してまいりたいと思います。 ◆10番(新垣勇太議員) 申請したのに受けられないということが、絶対にあってはならないと私は思います。多分皆さんも同じだと思います。その中で、この方に対して今後どのようなフォローアップをしていくかというのが大事になってくると思うんですけれども、それについて市の見解をお伺いします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 まず相談者が利用可能な社会福祉協議会などの貸付制度の情報提供や申請に同行するなど、現在対応しております。今後も丁寧に対応してまいりたいと考えています。 ◆10番(新垣勇太議員) そういうことはもう必ずマストでやるのは当たり前だと思います。今まで本当は受けられたはずで、受けられなかった部分のフォローをどうするかということを今聞いているんですけれども、それについてお伺いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時57分)                              (再開宣告午後2時58分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 今補償というお話がありましたが、今利用できる困り事とかお話を聞いて、利用できるものはないかというところで一緒になって相談を受けて、できるだけ解決していくように取り組むというところでございます。補償については現時点では考えてございません。 ◆10番(新垣勇太議員) これは就学前に必要なお金をその後に還付というか、貸付を借りてやるというような事業に多分エントリーしていたと思うんですけれども。そこを市がこういったことで不手際があってやってしまった現状があるので、市が何らかの補償をすることは絶対に必要だと思うんですけれども、それについて再度お伺いします。補償すべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時59分)                              (再開宣告午後2時59分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えします。 同じような答弁になりますが、既決のサービスをこの方に届けられるように相談に応じていきたいと思っております。 ◆10番(新垣勇太議員) こういったことは絶対にあってはいけないと思うので、今後継続して質問していきたいと思います。 市長の政治姿勢についてお伺いします。令和3年12月定例会一般質問で、かたくなに市民党という立場で選挙は中立な立場であると答弁しておりましたが、そのときと何が変わったのか、お伺いいたしたいと思います。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 以前の答弁の言葉だと思うんですけれども、市民党ということで、中立の立場でやっているというふうに申し上げたところでございます。今回は市民の市益を優先にしたいということで、佐喜眞淳候補の公約を見て決めさせていただいたということです。 ◆10番(新垣勇太議員) 私は、市長が支部長を受けてくれて本当に大変うれしく思います。今までこういうふうに中途半端で市民党という立場ではなくて、本来市益になるためにはどういう候補を選ぶのかというのは、市長の政治スタンス的には絶対に必要なことだと思っていましたから今回も質問させていただきました。しかし今回糸満市においては敗退してしまって、大変悔しい思いをしたんですけれども、市長なりの見解でよろしいので、今回の糸満市での敗因ということがもし話せる範囲であればお伺いしたいと思います。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 今回の知事選におきましては、各候補の運動員の皆様には本当にお疲れさまでしたということを申し上げたいと思います。敗因というか、勝った玉城デニー知事に対しては多くの県民の負託が、審判が下ってきたわけですから、今後また4年間、2期目、県民、糸満市のためにもぜひ全力で頑張っていただきたいと思っています。 ◆10番(新垣勇太議員) ありがとうございます。いろいろ敗因はあると思いますし、糸満市として得票数的に勝てなかったというのは非常に残念であるなと、私も反省して頭を丸めているんですけれども。これがいいこと悪いこととは別として、本当に新たな気持ちで市政運営であったり県政運営に取り組まないといけないなと私たちも思っております。その中で市長は、2年前の市長選挙に、辺野古埋立てに対して反対を示して当選したんでしょうか。そういったことをSNSで書いている人がいるんですけれども、それについてはいかがでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 2年前の選挙の際には、私は基地のない平和な島を望むということで、チャレンジさせていただいておりますので、辺野古に関しては言及はしていません。 ◆10番(新垣勇太議員) 2年前の市長選挙ですね、市長に票を投じたオール沖縄の支持者の方だと思うんですけれども、皆さん大変お怒りなようです。私もツイッターでいろいろ、糸満市長と検索すると、これは書かれている内容なので、糸満市長完全に寝返って堂々と支部長さんですか、あぁそうですか。こんな堂々と裏切る市長は許せないですと。また新報に、當銘真栄市長、一度決めたら曲げずにやりにいく愚直な人柄と訂正記事を出してほしい。赤旗にも遺骨の混じった土砂をいかなる工事にも使わせないと言ったのに、あらあら辺野古推進派の支部長と応援とはとか、そういったツイッターで上げられているんです。それに対して市長は、それを聞いて感想でいいのでお答えできたらと思います。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 個々のコメントに対して私は言及しませんけれども、自分のスタイルは変わっていかないということで、市民党として頑張っていきたいということです。 ◆10番(新垣勇太議員) いいと思います。本当に市民党という形で、市益で候補者を選んでいく、そういったことが今市長には政治的な立場として判断が委ねられていて、それを判断したのが佐喜眞淳さんだったと私も思っていますので、ぜひ市長にはそういった政治判断をする機会になった場合には、しっかりと自分の意思表示を示して今後も市政運営に取り組んで頂きたいと思います。早いですけれども、これで私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(金城寛) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 ◆7番(賀数郁美議員) こんにちは。3番目の坊主が終わりまして、4番目の坊主が入りたいと思います。その前に一部文言の削除をお願いいたします。件名4、教職員の働き方についての(1)のア、地域運動活動指導員の削除をお願いいたします。それでは通告に従いまして一般質問を行いたいと思います。 件名1、新型コロナ感染症とワクチンについて。小項目1、5歳~11歳のコロナワクチン接種が努力義務規定となる予定ですが、その意義を伺います。 件名2、子宮頸がんワクチンについて。小項目1、本年度より子宮頸がんワクチンの接種勧奨が規定されましたが、どのような理由で接種勧奨となったのか伺います。 件名3、農業振興について。小項目1、農業資材、飼料の高騰について。ア、ロシアのウクライナ侵攻の影響で県内の資材、飼料が高騰しているが、本市から農業、畜産業従事者への補助の考えはあるか伺います。 件名4、教職員の働き方について。小項目1、部活動顧問について。ア、本市では部活動指導員の採用がありますが現在の採用人数を伺います。 件名5、学校給食について。小項目1、給食費の徴収について。ア、過去の定例会でも質問をしましたが再度伺います。給食費未納の方の徴収の方法を伺います。 件名6、保育行政について。小項目1、待機児童について。ア、現在の待機児童数を伺います。 件名7、西崎陸上競技場について。小項目1、ナイター照明の改修について。ア、市の見解を伺います。 再質問は質問席にて行います。よろしくお願いします。 ◎市長(當銘真栄) 賀数郁美議員御質問、件名3、農業振興について。小項目1、農業資材、飼料の高騰について。ア、資材、飼料が高騰しているが、本市から農業、畜産業従事者への補助の考えはあるかについてお答えいたします。 飼料高騰に対しては、沖縄県が国、配合飼料メーカー及び農家が積立てを行い飼料価格が高騰しているときに損失分を補填する配合飼料価格安定制度の農家負担に対して一部補助する事業や、粗飼料購入費に対する補助事業を実施しております。現在のところ本市からの資材、飼料に対する補助は考えておりませんが、JAなど農業関係者と意見交換を行った中で、特に肥料高騰に対して支援が必要だと聞いておりますので、市独自で肥料高騰に対して支援できないか検討しているところであります。 残りの御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名4、教職員の働き方について。小項目1、部活動顧問について。ア、部活動指導員の現在の採用人数についてお答えいたします。 市内各中学校に配置されている部活動指導員は18名となっております。中学校ごとの内訳は兼城中3名、糸満中4名、高嶺中3名、三和中2名、西崎中4名、潮平中2名となっております。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 御質問、件名1、新型コロナ感染症とワクチンについて。小項目1、5歳から11歳のコロナワクチン接種の努力義務規定と意義についてお答えいたします。 5歳から11歳に対する接種の努力義務につきましては、厚生労働省において接種開始当初は小児におけるオミクロン株の感染状況や同株に対する予防効果に関するエビデンスが必ずしも十分でなかったことから、5歳から11歳に対する努力義務規定の適用を見送っておりました。しかしその後の研究により発症予防効果や入院予防効果が確認されるとともに、海外の大規模データベースによる解析や日本国内における副反応疑い報告の状況からも、接種体制に影響を与えるほど安全性に関する重大な懸念がないと判断し、努力義務規定を適用することになったとされております。 次に御質問、件名2、子宮頸がんワクチンについて。小項目1、本年度子宮頸がんワクチンの接種勧奨が規定された理由についてお答えいたします。HPVワクチンについては、平成25年4月より定期予防接種として実施しておりますが、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛がワクチン接種後に特異的に見られたことから、同副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間は接種の積極的な勧奨を一時的に差し控えるべきとされてきました。HPVワクチンの接種については、専門家の会議において継続的に議論されてきましたが、令和3年11月12日に開催された会議において、安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められました。また引き続きHPVワクチンの安全性の評価を行っていくこと、接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関の診療実態の継続的な把握や体制強化を行っていくこと、都道府県や地域の医療機関等の関係機関の連携を強化し、地域の支援体制を充実させていくこと、ワクチンについての情報提供を充実させていくことなどを進め、積極的な勧奨を差し控えている状態を終了させることが妥当であると判断されました。こうした専門家の意見を踏まえ、令和3年11月26日に差し控えの状態を終了させることになり、基本的に令和4年4月から個別の勧奨を順次行うこととなっております。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 御質問、件名5、学校給食について。小項目1、給食費の徴収について。ア、給食費未納の方の徴収方法についてお答えいたします。 給食費の未納分の徴収方法については、各学校より保護者へ納付のお願い文を送付しており、納付がない場合は改めて給食センターよりお願い文を送付して納付につなげています。また個別に電話や家庭訪問を行いながら、保護者への説明を行っております。現在、新型コロナウイルス感染拡大に伴い家庭訪問ができない状況でありますが、終息後には家庭訪問を再開し納付を促したいと思います。 ◎こども未来部長(国吉丘) 御質問、件名6、保育行政について。小項目1、待機児童について。ア、現在の待機児童数についてお答えいたします。 令和4年4月1日時点の待機児童数は67人となっています。 ◎建設部長(上原斉) 御質問、件名7、西崎陸上競技場について。小項目1、ナイター照明の改修について。ア、市の見解についてお答えいたします。 西崎陸上競技場の照明設備については、照明塔に落雷したことによることが原因で、設備8か所のうちメインスタンド側2か所の照明設備の一部が点灯しない状態となっております。本照明設備は市有物件共済保険に含まれておらず、改修に係る費用605万円は市単独予算となることから、担当部局と調整の上整備に向けて対応できないか検討してまいります。 ◆7番(賀数郁美議員) ありがとうございます。それでは再質問、件名7のほうから行ってまいります。 夜間で使用する照明が長い間切れた状態となっております。サッカーで利用する方や、トラックのゴール付近の照明が切れているため足元が見えづらく安全の確保にも懸念がございますが、いつ交換されるのか伺います。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 令和5年度の当初予算にて担当部署と調整してまいりますが、ただ確実な時期を回答することは現在のところ難しいと考えております。 ◆7番(賀数郁美議員) では何年前からこの照明は切れた状態でしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 令和元年8月の落雷が原因で約3年間、メインスタンド側2か所の照明設備の一部が点灯していない状況となっております。 ◆7番(賀数郁美議員) それでは利用料もそれに伴い割引をされているのでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 利用料については、特に割引はしてございません。しかし2分の1点灯の利用があるときには、多めに点灯させるなどの配慮をしているところです。 ◆7番(賀数郁美議員) これまで県民体育大会に向けて、球場のほうへ大きな額の設備に関する予算をつけております。利用者の安心安全の確保の一環であると認識しております。県民体育大会に出場するために陸上競技場を夜間利用し、練習に励む方々の安心安全の確保も重要だと考えております。その見解をお伺いいたします。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 確かに安心安全な利用を目指すために、照明の設備の修繕は必要だと考えております。ただ先ほど答弁いたしましたとおり、担当部署と調整して検討してまいりたいと思います。 ◆7番(賀数郁美議員) ぜひ早期に改修のほうをよろしくお願いします。県民体育大会を開催するに至り、3種公認の検定を受ける必要があります。3種公認の検定料は幾らになりますか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 継続検定とのことで認識しております。検定料は、税抜きで7万5,000円となっております。 ◆7番(賀数郁美議員) 検定料はそこまで高くないと思いますが、公認を受ける際の必要な用器具の購入や設備維持費など含めて過去5年間で幾らぐらいになりますか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 令和2年度に継続検定を受ける際に必要となった費用についてお答えいたします。器具の購入と設備維持費のトータルの金額で約1,600万円となっております。 ◆7番(賀数郁美議員) 糸満市がその費用を負担していることで大会が開催されていると認識をしております。その費用を、周りの市町村にも支援を促すことはできないのでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 現在のところ考えておりませんが、しかし他市町村にもし支援を促すのであれば県のスポーツ協会など関連団体との相談も必要となると思います。それで他市町村の事例も踏まえて、今後調査してまいりたいと考えております。 ◆7番(賀数郁美議員) その中でも円盤投げなど、その周りで使用するネットですが、年間で使用する回数を伺います。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 例年ですと糸満市陸上競技大会、それと支部陸上競技大会の年間2回ということであります。 ◆7番(賀数郁美議員) また西崎陸上競技場の用器具の他市町村へのレンタルもたまにあるそうですが、レンタル料は頂いているのでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 一例として、写真判定機をレンタルしているということでありますが、レンタル料は現在のところ頂いてはおりません。 ◆7番(賀数郁美議員) もしそのレンタルした器具が壊れて戻ってきた場合の対処をお伺いいたします。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 レンタル、借用した物品が損傷またはなくした場合には、その損害を賠償してもらっているところでございます。 ◆7番(賀数郁美議員) ほかの用器具をレンタル料を頂く場合、指定管理者の規約等のルールを作成すればよいのでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 現在、指定管理者がルールを定めることは難しいと思われますので、今後市として明確なルールを定められるか、調査研究してまいりたいと考えております。 ◆7番(賀数郁美議員) レンタルを含めて、ぜひ周りの市町村にも糸満市が負担を担っていることに対して、ぜひ周りの市町村からもカンパもお願いできるように進めていただけたら幸いでございます。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時24分)                              (再開宣告午後3時24分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆7番(賀数郁美議員) 件名6に移りまして、保育行政について再質問をしていきたいと思います。 待機児童と潜在的待機児童の子供たちの受皿はどちらになりますでしょうか。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 待機児童と潜在的待機児童の受皿でございますが、企業主導型を含む認可外保育施設や一時預かり事業がその受皿となっていると認識しております。 ◆7番(賀数郁美議員) 数年前から待機児童の問題がありますが、これは解消傾向にあるのでしょうか。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 ここ数年、保育士試験対策講座や保育士合同就職説明会を開催するなど新規の保育士確保に努めた結果、就労する保育士が増え待機児童解消に向かっていました。ここ数年はです。しかしながら今年度なんですが、新型コロナウイルス感染症の影響なのか、ちょっとはっきりとした因果関係は不明ですが、昨年度と比べ今年度は申込者数が増えたことが1つの要因として、待機児童数も増えています。 ◆7番(賀数郁美議員) 本来は家の近くに通いたいが空きがなく、遠くの園にしか空きがないため、入園を遠慮する場所のミスマッチも生じておりますが、問題解決への見解をお伺いいたします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 家の近くの園に空きがなく遠くの園を案内され、入園を遠慮する世帯がいらっしゃることは認識しております。現在は、待機児童も発生するなど十分な空き枠がなくて、必ずしも家の近くや第一希望の施設に入所できる状況にはないためミスマッチの解消は非常に厳しいのかなと考えております。 ◆7番(賀数郁美議員) また兄弟同士で同じ園に入れるのが望ましいのですが、違う園をまたいで送り迎えをしている現状があり、利用されている家庭への負担ともなっております。そちらの問題解決への見解をお伺いします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 入所受付の際、そのような世帯に配慮し同一施設に兄弟姉妹が入りやすいように、点数の加点、1点の加点をしてございます。また1つの世帯で3つ以上の施設利用がある場合には、それを解消するように、特に優先的に調整、配慮して世帯の負担軽減に努めているところです。 ◆7番(賀数郁美議員) 相談者の中で三つ子がいて、3人とも違う園だったと、苦しかったという声も上がっていますので、ぜひそこも力を入れて進めていただければと思います。 認可保育園利用児童と認可外保育園利用児童とでは補助の厚みが違い、保育格差の問題があると考えますが、格差是正についての見解をお伺いいたします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 認可外保育施設への補助は、県の補助金を活用したすこやか保育事業などにより、入園している園児の安全や成長に差が生じないように補助を実施しています。しかしながら認可施設と同様に運営費を給付することは、制度上困難と考えております。
    ◆7番(賀数郁美議員) また保育園ではアプリのコドモンも利用しています。ICTの導入には補助があったと認識をしておりますが、その後の活用には認可外保育園の持ち出しになっている現状があります。ICT継続による園児や保護者の保育環境を安定化するため、アプリ継続条件での毎月5,500円のICT継続支援事業の要請が糸満市認可外保育施設園長会から要請がございますが、見解をお伺いします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 国の保育対策総合支援事業補助金を活用しICTの導入を推進していますが、同補助金は導入及びそれに付随する費用を補助するもので、導入した翌年度の継続費用は補助対象外となっております。つきましては補助事業の内容について御理解を頂きたいと考えています。 ◆7番(賀数郁美議員) このアプリのコドモンなんですが、施設に関しても、私たち保護者にとっても物すごいありがたいアプリですので、これも継続して使えるようにぜひ糸満市独自で支援ができていけたらありがたく思います。また非課税世帯以外の保護者の中には、もっと子供が欲しいが、産んでも経済的に厳しく諦めると本市の保育園独自で行われたアンケートの回答がございました。少子高齢化問題を真剣に取り組むためにも、若い世代に安心して子供を産んで頂けるよう予算の拡充をお願いいたしますが、見解をお伺いします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 現在、世帯の支援として保育の事由のあるゼロから2歳の非課税世帯及び3歳から5歳の児童については、幼児教育・保育の無償化制度による利用料の助成を行い負担軽減に努めています。これは認可外でも同様の仕組みになっています。無償化制度の対象になっていない世帯の保育料の助成については、制度上実現に至っていない状況です。 ◆7番(賀数郁美議員) 今、全国で少子高齢化の問題がありますので、率先して子供を産み育てられるような環境を整えていきたいと私のほうも思っていますので、ぜひ今後取り上げてまいります。よろしくお願いします。 次の質問に移ります。件名5、学校給食についてお伺いいたします。答弁の中ではっきり答えていただけなかったので再質問させていただきます。学校給食費の未納の方というのは、学校給食費をお支払いしている方々に上乗せをされている認識でよろしいですか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 上乗せということではなく、徴収した給食費の範囲内で学校給食を実施しております。 ◆7番(賀数郁美議員) それは年間で幾らか。何パーセントに当たるのでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 令和3年度実績で納付率が約97.1%になっております。未納率は2.9%になります。金額にすると約729万8,000円ほどになるかと思います。 ◆7番(賀数郁美議員) 今回私が指摘しているところをインターネットを視聴されている方には、字が小さくて何も見えないですね。ちょっとかみ砕いて説明をさせていただきます。今私が言っているのは、学校給食費の徴収の方法でございます。学校給食には学校給食法というのがあって、その11条経費の負担のところで、その11条の2項に記載されています。ちょっと読みます。「前項に規定する経費以外の学校給食に要する経費(以下「学校給食費」という。)は、学校給食を受ける児童又は生徒の学校教育法第十六条に規定する保護者の負担とする。」とあるんですが、今糸満市が行っているのは未納の方に対して給食費を納めている方たちに少しずつ上乗せをしていると認識しています。この学校給食法の中では、学校教育法第16条、これは教育法第16条なんですが、保護者というのは子に対して親権を行う者と記載があります。糸満市が行っている今の徴収方法は、子供に対して親権を持っていない方々に少しずつ上乗せをして徴収をしている、これは間違いないでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えします。 納められた分で学校給食を経営しておりますので、取り方によっては上乗せをしていると捉えられてもおかしくない状況ではあるかと思います。 ◆7番(賀数郁美議員) しっかり最終的には、糸満市の子供たちを行政がしっかりサポートをしていくというふうにしていただきたい。そういう意味でも公会計を望みますが見解をお伺いいたします。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 公会計についてですが、学校給食の公会計化に向けてはシステムの構築、それから費用等について様々な調整が必要になってきますので、これから関係部署と調整をしながら調査研究を進めていきたいと考えております。 ◆7番(賀数郁美議員) ぜひ進めていただけるようよろしくお願いいたします。 学校給食の栄養価についての質問なんですが、現在国内で流通されている農作物の栄養価が50年前と比べて著しく下がっているというデータが国のほうから出されています。そこで実際の数字を取るために、分析センターに学校給食を提供しようと考えておりますが、これはどちらの許可が必要になりますか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 許可は特に必要ないかとは思いますが、現在本市の学校給食の献立は文部科学省の学校給食法第8条第1項の規定、学校給食実施基準に基づいて献立を立てております。そこで現在、学校給食を分析センターに提供することは、今のところ考えておりません。 ◆7番(賀数郁美議員) 先ほど申し上げた、これは国が出しているデータなんですが、50年前と比べるとですね、1950年ニンジンのビタミンAが現在82%減になっていると。アスパラガスのビタミンB2は50%減、キャベツのビタミンCは49%減、ホウレンソウの鉄に至っては95%減になっているというふうに国から出ているんです。私は趣味で子供たちの栄養価を量ろうということを言っているんじゃなくて、子供たちの健康を守るためにもしっかり調査をしてどういうものを食べているか、そういう調査に基づいたエビデンスを、糸満市を責めるわけではなくて、沖縄県、そして国に対してこういう実態があるので、しっかり予算の拡充をお願いしたいという意味でこの調査を求めているんですが、いかがですか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 議員の御意見は非常に理解できますが、給食センター自体は文部科学省の基準に基づき献立を立てておりますので、今のところ分析センターに栄養分析を提供することは考えておりません。 ◆7番(賀数郁美議員) 栄養価というのは、水を通すとどんどん落ちていくんです。これは火を通すだけではなくて、水洗いするだけでも栄養価は落ちていきます。糸満市の学校給食で使われている食材というのは、半分近くが海外から来ていると認識をしているんですが。海外から来るということは、水洗いされて煮沸されて、それが何回か経て、沖縄に来てもう一度、3回洗うというふうになると、実際に子供たちが食べているとき、栄養価が実際どれぐらいあるのかというのは、文部科学省が定めている数値と実際に食べている数値というのは合っているのか、それを調査したいというふうに私は今回の意見をしているんです。それを踏まえてもう一度お願いします。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 御意見は非常に理解できますが、今のところ文部科学省の基準に沿っての献立作成になりますので、栄養センターへの分析を依頼することは考えておりません。 ◆7番(賀数郁美議員) あと学校給食で使用されているパンなんですが、実は平成29年の段階で国が基準を下げた、緩和したという経緯があります。それは何かというと、小麦に含まれるグリホサート、このグリホサートというのは除草剤の成分です。これが平成29年の段階で実は日本は6倍緩和されています。それを子供たちが食べている。その除草剤の成分が含まれたパンを子供たちが食べている。それを私たち大人として、議員としては許せない。なのでしっかり調査に基づいて国のほうに声を上げていきたいという意味でも、今回の科学センターに調査を出して、栄養価の分析を出したいと思っていますが、再度お伺いします。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 御質問にお答えいたします。 議員御提案の内容については、今後もし文部科学省のほうからそういう依頼が本市のほうに来ましたら、対応したいと考えております。 ◆7番(賀数郁美議員) 現在、本市でも学校給食センターの早期建て替えが計画されて、議論されておりますが、建物を新しくしたから安心安全な給食が提供できるというのは、私は違うと思っています。問題は中身なんです。子供たちが毎日何を食べているのか、どこの食材をどういうふうに作られたものを食べているのか。それをしっかり見た上で安心安全な給食というのが実現できると考えています。それを踏まえた上で国が出しているものももちろん信じていいと思いますが、実際の食べている数字というのはやはり照らし合わせていかないと、本当の意味で子供たちの安心安全な給食は提供できないだろうと考えています。そういう意味でも提供をお願いします。もう一度見解をお伺いします。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 御質問にお答えいたします。 貴重な御意見として受け止めておきたいと思います。 ◆7番(賀数郁美議員) 私たちの体は食べ物でつくられるというのは、当たり前のことだと思うんです。現在、沖縄県でも自閉症、多動症というのが10年前と比べると12倍増えていると。これは時代ではないんです。私たちが毎日何を食べているかというのが、体に現れているだけなんです。そういう意味でも子供たちにはしっかり安心安全な食を提供していきたい、そういう思いで活動をして、しっかり私のほうも調査をしてまいりますので、しっかり対話を通して今後進めていけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 次の質問に移りたいと思います。件名4、教職員の働き方についてお伺いいたします。部活動指導員の休日は、土日が含まれています。多くの顧問を受け持つ先生方は、お子様のおられる方も多くいらっしゃいます。御自身のお子様の学校行事に参加できない方もいらっしゃると思いますが、部活動指導員の土日出勤は可能なのでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 部活動指導員の勤務形態についてですけれども、本市では平日が4日、土日どちらかの1日の勤務となりますので、土日いずれか1日の出勤は可能となっております。 ◆7番(賀数郁美議員) なぜ土日出勤ができないかとお尋ねしたのは、文科省の部活動改革の概要では、休日に教師が部活動の指導に携わる必要がない環境を目標とし明記がされております。その確認でございました。それでは教諭が顧問としてついている場合、給料に反映されているのでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 顧問の先生方に対しては、休日の指導に関しては部活動指導手当が支給されております。 ◆7番(賀数郁美議員) 2020年9月文科省の文書では、部活動は必ずしも教師が行う業務ではないと明記をされております。現場では通常業務になっているという認識でよろしいでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 通常業務ですかという御質問ですけれども、学校の現状といたしましては部活動指導に関しては全教員、全職員で役割分担して協力しながら対応している現状であります。学校の働き方改革から来る部活動指導に関しては、外部指導者や部活動指導員等を採用し業務の改善に努めているところであります。今後も関係団体と連携を図りながら部活動指導の改革に取り組むとともに、教員の働き方改革を推進していきたいと考えております。 ◆7番(賀数郁美議員) 学校現場で働く教諭の部活動顧問の選択制は十分に尊重されていますでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 十分に尊重されていますかということですけれども、部活動指導については学習指導要領に示されている内容につきましては、教育課程外として扱われております。ですが各中学校ではほとんどが全員顧問制の体制で、競技経験のある教師と未経験の教師が顧問、副顧問となり協力して対応している現状があります。顧問を希望しない教師については副顧問として協力をお願いしております。 ◆7番(賀数郁美議員) 学校で働く先生たちの仕事の量を減らしていくということは、最終的に子供たちに還元されると考えております。やらないといけない業務が多く、生徒一人一人と向き合えていない、そう感じている先生方も多いのが現状でございます。進路の相談や、あらゆる悩み相談、さらにはいじめの早期発見の遅れにもつながる可能性がございます。今回、部活に特化した質問でございましたが、教職員の働き方は問題が山積しており、引き続き取り上げてまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。 続きまして件名3、農業振興について再質問をいたします。宮古島市議会では、国、県の補助を待たずに独自で予算を立てているそうですが、どのようなものでしたでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 宮古島市に確認しましたところ、肥料高騰分に対する支援を実施する予定と聞いております。 ◆7番(賀数郁美議員) 金額まで分かりますか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 金額までは把握しておりません。 ◆7番(賀数郁美議員) 現在の高騰の問題で、多くの農家さんはいかに化学肥料や農薬を減らしていけるかを考えるところでございます。以下の質問は、そこにひもづいての質問になっております。まず有機栽培について、国のほうで、みどりの食料システム戦略として有機農業を推進しております。本市でも有機栽培農家がおられますが、補助が受けられるように準備はされておりますでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 みどりの食料システム法第16条では、各市町村と都道府県は共同して環境負荷の低減に関する目標などを含む基本計画の作成ができるとあります。その後に実質的な運用が始まることとなります。沖縄県としましても、市町村と共同で作成する予定となっておりますので、市としましては今後計画書の作成に取り組んでいきたいと考えております。 ◆7番(賀数郁美議員) ぜひ進めていただけたら幸いでございます。 BLOF理論農業についてお伺いします。沖縄県、他市町村で現在勉強会が進められておりますBLOF理論でございますが、どのようなものかお伺いします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 BLOF理論農業とは小祝政明氏が提唱している理論で、科学的、理論的な有機栽培を実践し、有機栽培でも高品質多収穫を実現でき、病害虫に強い農業のことであります。 ◆7番(賀数郁美議員) 先ほどから申しているとおり、農業に必要な資材の高騰がございます。多くの農家がいかに肥料を減らせるか、農薬を減らせるか頭を抱えている状況です。BLOF理論の勉強会に参加した多くの農家で、化学肥料、農薬の使用減に成功しておりますが、本市でも予算を確保して勉強会の開催を要望いたしますが、見解をお伺いします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 議員提案のBLOF理論勉強会の開催については、他市町村の状況や農家の要望など関係機関へ確認していきたいと考えております。 ◆7番(賀数郁美議員) 最終的には、無農薬の農作物を多く増やしていきたいと考えておりますが、いきなりは到底無理だと私も承知しております。段階的に進めていけたらと思いますが、国や県の補助の活用もやりつつ減農薬からまずは目指していく、それが生産者の健康を守ることにもつながり、何よりも環境汚染への寄与もございます。また現在日本で仕入れている肥料が、ほぼ100%海外から仕入れている現状を見ますと、日本の食料自給率は実質ゼロ%と言っても過言ではないと考えております。補助金を活用しながら有機栽培、自然栽培に移行できるよう私も啓発を頑張ってまいります。これが今準備したものなんですが、今国内で農作物を育てる上で化学肥料と農薬が必要なんですが、窒素、リン酸、カリ、この三大要素があります。その窒素、リン酸、カリをどれだけ仕入れているかというと、実はこの緑の部分、ちょっと見えづらいですが、国内で生産しているのはたったの4%なんです。ほとんど窒素、リン酸、カリで日本は海外に依存している。これがなければ、これが止められてしまえば農業はもう成り立たない、そういう段階なんです。なのでその海外肥料に依存することなく有機栽培、自然栽培にどんどん勉強会を広げて、なるべくここに依存しない、自分たちで自給できるような仕組みがつくっていけたらと思います。また現在学校給食で使用されている米は、ほとんど九州から仕入れをしている現状です。まずはもともと米を作っていた地域でもありますこの糸満での稲作の復活を目指し、先日有志のメンバーで田植も行いました。糸満市でしっかりと食料を作ることが食料安全保障の観点から重要だと考えております。そして糸満市には自衛隊がございます。つまり防衛省のほうから食料安全保障の予算を引っ張り、稲作復活の資金として活用できないか、お伺いいたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 稲作の件なんですけれども、現在市ではその考えはございません。 ◆7番(賀数郁美議員) 沖縄で、そして糸満で米を復活させようと言うと、お米は作れないよというふうにたくさんの方に言われるんですが。実は今話題となっています高嶺小中なんですけれども、これは高嶺中学校の校章なんですが、実はこの高嶺と書いて、この周り稲なんです。なのでもともとこの地域で稲を作っていた、そういう証拠にもなると私は考えています。ぜひそこの資金の調達にも力を貸していただけたら幸いでございます。 続きまして件名1の新型コロナのほうに再質問移ってまいりたいと思います。沖縄県の5歳から11歳のコロナ死の数をお伺いします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 沖縄県が公表している令和4年8月31日時点の情報では、5歳から11歳の児童について、コロナを原因とした死亡者は確認されておりません。 ◆7番(賀数郁美議員) 件名1の部長の答弁で、その中でその後の研究によりとお答え頂きましたが、その研究とはオミクロン株が流行してからのデータでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 厚生労働省ホームページにおいて、オミクロン株流行下での一定の科学的知見を得られたことから、小児についても努力義務の規定を適用することが妥当であると掲載されておりますので、オミクロン株の流行期におけるデータであると理解しております。 ◆7番(賀数郁美議員) 米国での研究で、5歳から11歳の2回目接種後の感染予防効果を教えてください。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 厚生労働省ホームページにおいて、ファイザー社製のワクチンにおける感染予防効果は2回目接種後14日から82日後で31%とされております。 ◆7番(賀数郁美議員) 非常に低いです。それでは心筋炎のデータの削除についてお伺いします。こちらのデータ、前回の定例会の一般質問でも指摘をさせていただきましたが、その後削除されているようです。いつ削除されたのでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 厚生労働省ホームページにて掲載されております10代、20代の男性と保護者の方へ向けた心筋炎及び心膜炎に関するリーフレットにつきましては、令和4年8月8日付で改訂されております。 ◆7番(賀数郁美議員) これは間違いを認めたということで、よろしいですか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 厚生労働省が公表しておりましたリーフレットに掲載されていたデータにつきましては、厚生労働大臣が6月14日の記者会見にて、資料の解釈に際しての留意点などについて国民の皆様に十分な説明ができていなかったとしております。 ◆7番(賀数郁美議員) 市民に対しての説明はございましたでしょうか。政府で作成されたデータを行政としても掲載し続けたということは、行政にも責任はあると考えています。そのデータを見て接種をされる方もいたかと思いますが、その辺の回答をお願いいたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 本市ホームページにて掲載しておりました心筋炎及び心膜炎に関するリーフレットにつきましては、8月8日に改訂されたリーフレットへの変更を行っておりませんでした。市民の皆様へ変更後の情報、また最新の情報をお届けできていなかったことにつきまして、この場をお借りしておわび申し上げます。この件に関しましては、9月13日付で修正をさせていただきました。 ◆7番(賀数郁美議員) このデータから新しいデータに移したということなんですが、その新しいデータがこちらです。このデータを見ると、まだまだ指摘をしたい部分がありまして、それはなぜかと言うとファイザーを打った方とモデルナを打った方の比較になっているんです。そういう比較ではなくて、ワクチンを接種した方としていない方で比較をしないと、比較の対象にならないと。これはファイザーとモデルナを打った方で比較をしているので、そもそもワクチン接種を打つ前提の資料になっている。ワクチンを打っていなくて心筋炎になった数を出さないと比較の対象にならないです。ここもしっかり国のほうに声を上げていただけたら幸いでございます。 オミクロンBA1対応ワクチンについて、コロナウイルスは変異を続けます。後手後手でワクチンの開発が進みますが、そもそも現在の変異株にオミクロンBA1対応株ワクチンは有効なのでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 9月12日現在において、厚生労働省からのオミクロン株対応ワクチンに関する有効性、安全性の情報や通知等はございません。 ◆7番(賀数郁美議員) 情報が何もない中で進めるのは極めて危険だと認識しています。オミクロンBA1用のワクチンは治験は行われていますでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 9月12日現在において、厚生労働省からのオミクロン株対応ワクチンの治験に関する情報や通知等はございません。 ◆7番(賀数郁美議員) 私の調べでは、オミクロン株対応のワクチンは、世界でも実は日本が初めて接種されるというふうに情報では聞いております。こういう危険極まりないワクチンを糸満市、そして日本全体の方々に接種をするということが、これが本当にいいことなのか。しっかり議論をしていただきたいと考えております。全国有志医師の会の反対声明について、御存じかお伺いします。若年層のコロナワクチン接種と3回目の追加接種を反対しておりますが、御存じでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 全国有志医師の会により、5歳から11歳の子供へのワクチン接種中止及び副反応情報等の周知徹底を求める要望書が市に提出され、内容を確認させていただいております。 ◆7番(賀数郁美議員) 追加のコロナワクチン接種を引き受けたクリニックや病院には、コロナ後遺症の方も引き受けるようお願いをいたします。そのように促していただけませんでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 現在、新型コロナワクチン接種後に継続する症状などがある場合においては、かかりつけ医や接種を実施した医療機関で受診していただくことになります。しかし受診先の医療機関において対応困難な症状や原因が不明な症状であった場合においては令和4年3月に厚生労働省より新型コロナワクチン接種後の遷延する症状を訴える方に対し、当該症状とワクチンとの因果関係の有無にかかわらず、県が構築した診療体制にて受診していただくと各都道府県へ文書が発出されておりますので、県が指定する医療機関へ御案内することになります。 ◆7番(賀数郁美議員) 北海道札幌の大きな病院では接種の取りやめを決めましたが、それはなぜでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 議員御指摘の社会医療法人につきましては、当法人のホームページを確認させていただきました。8月8日付で第3回ワクチン接種後、時間経過とともに明らかになってきた情報を院内で総合して検討した結果、現時点での4回目の接種は見送るべしとの判断に至ったと掲載されており、接種取りやめの理由が確認できませんでした。 ◆7番(賀数郁美議員) 調べると禎心会病院だけではなく札幌徳洲会病院、手稲渓仁会病院、市立札幌病院、全部で4か所取りやめております。私のほうも調べて、どういう経緯で接種を取りやめたのか調査をしてまいりますので、よろしくお願いします。 コロナ死の計上について、2022年8月16日愛知県知事が記者会見にて、コロナ死者数の定義見直しを政府に要請しました。どのような内容でしたでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 マスコミ報道によりますと、他疾患が主要な原因となる場合には除外する。または別区分とするなど定義、公表方法の変更をすることという内容になっております。 ◆7番(賀数郁美議員) どうしてこういうことが起こっているかというと、令和2年6月18日厚生労働省から各都道府県に通達がされています。その文書の中で、厳密な死因を問わず死者数として全数を公表するようお願いしますと書かれているんです。この愛知県知事が言っているのは、がんで亡くなられた方であったりほかの疾患で亡くなった方も、その後PCR検査をして陽性であった。その方たちがコロナ死として計上されているということを訴えているんです。実際、沖縄県でもこの事例があります。県は、私は確認したんですが、ないと言っているんですが、現場で働いている医師から通報がございました。しっかり糸満市のほうでもこういう実態がないか、調査をしていただきたいというふうにお願いいたします。令和4年9月2日付で、生後6か月から4歳以下のコロナワクチン接種に向けた接種体制の準備についてが厚生労働省より通達がございますが、もう準備は進めているのか、いつ接種予定で準備をされておりますでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 関係法令や厚生労働省の通知に基づき、今後準備を進めてまいります。また接種時期につきましては、厚生労働大臣の指示に基づき開始されるため、現時点では確認されておりません。 ◆7番(賀数郁美議員) 自治体のほうで接種券を送付せずに申請者に接種券を送付する手続もできますが、市の見解をお伺いいたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 現在、実施しております5歳以上の新型コロナワクチン接種につきましては、予防接種法第8条に基づき、市町村長は対象者または対象者の保護者に対し予防接種の勧奨を行う必要があることから、同法に基づき接種券の送付を行っております。現時点において、生後6か月から4歳までの新型コロナワクチン接種に同法の適用についての情報はございません。適用される場合においては、接種希望の有無にかかわらず接種券を送付することが必要であると理解しております。 ◆7番(賀数郁美議員) 全国でも5歳から11歳に接種券を送付しないという取決めをした自治体もございますので、それができないわけではないので、ぜひ部局のほうで議論して、子供たちの接種券を送らないというような形になっていただけたら、私は幸いでございます。 それでは子宮頸がんワクチンについて再質問をいたします。令和4年4月から現在の接種率をお伺いいたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 HPVワクチンの接種回数は全3回ですが、本市における8月末時点での1回目の接種率は3.1%、2回目の接種率は0.8%、3回目の接種率は0.3%となっております。 ◆7番(賀数郁美議員) その中で、副反応の報告はございますか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 今年度の副反応報告はございません。 ◆7番(賀数郁美議員) これは何歳からの接種になりますでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 12歳となる日の属する年度の初日から接種対象となります。 ◆7番(賀数郁美議員) 子宮頸がんで亡くなられる年齢は8割が50歳以上となっておりますが、なぜ若年層からの接種を促しているのでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 子宮頸がんは、子宮頸部という子宮の出口に近い部分にできるものです。HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因と考えられており、感染は主に性的接触により起こります。HPVワクチンはHPVの感染を予防し、子宮頸がんを予防する効果があると言われております。初めての性的接触の前にワクチンを接種することで高い効果が期待できるため、10代での予防が必要とされております。 ◆7番(賀数郁美議員) それではHPVワクチンの接種をすれば、定期検診は要らないのでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 子宮頸がんを早期に発見するためには、子宮頸がん検診を定期的に受けることが必要であります。 ◆7番(賀数郁美議員) それでは本市の子宮頸がんの検診率をお伺いします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 令和3年度の受診率は17.9%となります。これは国保加入者を限定とした数値であります。 ◆7番(賀数郁美議員) 子宮頸がんワクチンを接種をしても、検診が必要な理由をお伺いします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 HPVワクチンは、子宮頸がんの原因の50から70%を防ぎますが、ワクチンで防げないHPV感染もあるため二十歳になったら子宮頸がん検診を定期的に受診することが重要となります。 ◆7番(賀数郁美議員) 検診が必要な理由を、ちょっとかみ砕いて説明をさせてください。 ヒトパピローマウイルスというのは、全体で200種類ぐらいございます。その中で発がん性のあるヒトパピローマウイルスというのは15種類ほどです。今回、HPVワクチンというのは、この16型と18型、2種類にしか作用しないと。そのほかのヒトパピローマウイルスには全く効かない、なので検診が必要なんです。接種の案内にはメリットとデメリットを分かりやすく記載していただき、当事者の方にしっかりと判断ができる資料の送付もお願いいたします。また接種をされる際、医師からの説明と同意(インフォームドコンセント)を確実に行っているでしょうか。HPVワクチン、コロナワクチン、ほかのワクチンも本来は行われなければなりませんが、現場ではその作業が省かれていないかお伺いします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 予防接種のお知らせを送付する際は、予診票のほかにHPVワクチンの効果や副反応リスク等についての詳細版リーフレットを同封しております。また今年度積極的に勧奨を始めるに当たって、医師会から各医療機関へHPVワクチンに関する医療従事者向けリーフレットの送付も行われております。HPVワクチンに限らず全ての予防接種を行う医療機関においては、予診の際に予防接種の有効性及び安全性等について十分かつ丁寧に説明し、接種対象者が接種を希望した場合に接種することとなっております。予診票にも質問、説明、同意についての記載欄があり、双方の署名で確認が取れるようになっております。 ◆7番(賀数郁美議員) さっきも説明したとおり接種を促すのではなくて、検診率を高めるとここの子宮頸がんというのは、ある程度抑えられるというふうに認識をしているので、この子宮頸がんワクチンというのは過去にもかなりの健康被害が出て、2022年、今年の2月までで133人の方がまだ裁判中です。その方々がそのまま取り残された状態で接種勧奨という規定となっているので、ぜひ検診のほうを高めていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。これで私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時11分)                              (再開宣告午後4時26分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆4番(前田潤議員) 皆さん、こんにちは。質問の前に去る9月11日に行われた県知事選挙において、多くの市民に御支援頂きましたことに対して御礼申し上げます。さて糸満市においては、市民の暮らしのこと、災害防止のためのインフラ整備等多くの課題が山積しています。市議会の議員の皆さんとは一致協力できるところは協力し合って取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いいたします。それでは質問をいたします。 件名1、冠水被害対策について。小項目1、大里から報得川に流れる県道糸満与那原線手前の河川流域における冠水問題について。ア、当該冠水地区に流入する地域の面積は幾らか。イ、土地改良事業で改修された河川の最下流における川幅及び高さは幾らか。ウ、旧軽便鉄道のコンクリート橋の川幅と高さは幾らか。エ、県道糸満与那原線の同地区の暗渠橋の川幅と高さは幾らか。オ、当該地区を冠水させないための川幅と高さは幾らか。カ、当該地区の問題を解決するのに補助事業が導入できない理由は何か。キ、当該冠水地区を改善するための方法は土地改良以外に検討されたか。 件名2、健康長寿について。小項目1、人口動態調査について。ア、新聞で火葬場の順番待ち1週間とあったが原因は何か。イ、政府が公表している人口動態調査の推移で2019年から直近まで月ごとにどうなっているか。ウ、2020年と2021年、2021年と2022年はどのように変化しているか。エ、死亡する国民が増えたのに対して政府や専門家は何と説明しているか。オ、糸満市における人口動態統計は公表されているか。 小項目2、コロナ対策について。ア、コロナウイルスが変異を繰り返して第7波が到来していると言われているがそれぞれの変異ウイルスの電子顕微鏡画像は公表されているか。イ、診断に使われているPCR検査はいかほどの正確さをもって診断できるか。ウ、PCR検査で陽性になった人はコロナ感染が疑われて入院したり隔離されたりしている。もし肺炎球菌やレジオネラ菌、連鎖球菌、リゾムコール菌などに感染もしくは混合感染している場合、コロナ感染対応はできていても細菌感染対応は抜け落ちてしまう場合があり得ると考えるがどうか。エ、コロナと診断されて細菌感染検査が行われない場合、細菌感染性肺炎を併発していれば、必要な抗生剤が投与されず非常に危険と思われるがどうか。 件名3、個人情報について。小項目1、名簿提供について。ア、自衛隊募集に関する名簿の提供を求められたことがあるか。イ、防衛省もしくは防衛局から名簿を求められたときは拒否することができるか。 件名4、市長の政治姿勢について。小項目1、市長の政治姿勢について。ア、市長の言う保守とは何か認識を問う。イ、市長の言う市民党とは何か認識を問う。ウ、市長の建白書に対する認識を問う。 小項目2、統一教会問題について。ア、市における霊感商法の被害実態を把握しているか。イ、市として対策、対応する考えがあるか。ウ、最高裁で統一教会の活動についてどのような判決が下されたか。エ、市長は統一教会とその関連団体のことをどのように考えているか。 件名5、税制について。小項目1、インボイス税制について。ア、インボイス税制の仕組みはどういうものか。イ、消費税免税業者にどのような影響があるか。ウ、フリーランスや一人親方のような業者に外注する業者に与える影響はどのようなものか。 件名6、老朽校舎について。小項目1、高嶺小学校について。ア、耐力度調査の結果はどう判断しているか。イ、壁の剥離等で児童生徒への事故の可能性を危惧しているがどう判断しているか。 以上をもちまして再質問は質問席で行います。よろしくお願いします。 ◎市長(當銘真栄) 前田潤議員御質問、件名4、市長の政治姿勢について。小項目1、市長の政治姿勢について、アからウについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、市長の言う保守とは何かについては、急激な改革を取らない立場だと認識しております。 次にイ、市長の言う市民党とは何かについては、2年前の選挙戦においてどの政党からも公認や推薦を受けずに、多くの市民を背に選挙戦を戦わせていただきました。そのことで市民党ということでさせていただいております。 最後にウ、市長の建白書に対する認識については、建白書は県議会各会派、全41市町村長、議長らが署名した県民総意の訴えであります。また沖縄が歩んできた歴史から、建白書には基地のない平和な島の実現の思いが込められていると認識しております。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名6、老朽校舎について。小項目1、高嶺小学校について、ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、耐力度調査の結果の判断については、文部科学省の耐力度調査実施要領等により判断しています。なお高嶺小学校校舎の一部が昭和56年以前に建設されており、旧耐震構造になります。 次にイ、壁の剥離等で児童生徒への事故の可能性の危惧について。高嶺小学校の校舎の老朽化が進んでいることは確認しております。また一部校舎は昭和56年以前に建設されており、いわゆる旧耐震構造の設計となっております。今後の計画見直しにより3年半程度小学校の移転が遅れることになります。この間は、学校管理者による日常点検に加え、設置者による定期点検を実施し適宜修繕、改修を行います。また早期に仮校舎建設に取り組み、児童生徒の安心安全を確保してまいります。 ◎経済部長(大城司) 御質問、件名1、冠水被害対策について。小項目1、大里から報得川に流れる県道糸満与那原線手前の河川流域における冠水問題について、アからキについて順にお答えいたします。 ア、当該冠水地区に流入する地域の面積については、当該排水路の設計資料に基づくと、全流域面積が133ヘクタールで、うち土地改良区内は29ヘクタール、残り104ヘクタールは地区外からの流入となっております。 次にイ、土地改良事業で改修された河川の最下流における川幅及び高さについては、当該排水路の設計資料において幅2.56メートル、高さ1.4メートルであります。 次にウ、旧軽便鉄道コンクリート橋の川幅と高さについては、現地を確認したところ幅約2.4メートル、高さ2メートルであります。 次にエ、県道糸満与那原線の同地区の暗渠橋の川幅と高さについては、こちらも現地を確認した結果、幅約3.6メートル、高さ2.8メートルであります。 次にオ、当該地区を冠水させないための川幅と高さにつきましては、近年における降雨強度、またはその他の諸条件を加味し排水断面を検討する必要があります。そのためには再度調査を行う必要があると理解するため、現時点では特定できておりません。 次にカ、当該地区の問題を解決するのに補助事業が導入できない理由については、今年6月定例会でも同様な答弁をした経緯がありますが、当該水路は農振農用地域外に位置するため、基本土地改良事業での幹線排水路整備は困難と考えております。 最後にキ、当該冠水地区を改善するための方法で土地改良以外の検討をされたのかについては、現在真壁西地区として実施している農村集落基盤再編整備事業において、令和6年度以降に事業採択を予定している高嶺地区において冠水対策が図れないか、今後沖縄県と調整していきたいと思っております。 次に御質問、件名5、税制について。小項目1、アからウについて順にお答えします。小項目1、インボイス税制について。ア、インボイス税制の仕組みについては、本制度は令和5年10月1日から開始される適格請求書等保存方式のことであります。事業者が納付する消費税額の計算に用いる仕入税額控除の適用を受けるために、インボイスと呼ばれる適格請求書を保存する制度です。インボイスは、売手が買手に対して正確な適用税率や消費税額等を伝えるためのもので、売手であるインボイス発行事業者は、買手である取引相手から求められたときはインボイスを交付しなければならないこととなっております。買手は仕入税額控除の適用を受けるために、原則として取引相手であるインボイス発行事業者から交付を受けたインボイスの保存等が必要となります。売手がインボイスを発行するためには、税務署長に対してインボイス発行事業者の登録申請が必要となります。登録は課税売上高が1,000万円を超える課税事業者が受けることができ、1,000万円以下の免税事業者でも課税事業者となることを選択することができますが、登録は任意となっております。 次にイ、消費税免税業者にどのような影響があるかについて、免税事業者が登録を受けた場合はインボイスを発行することができ、課税事業者として消費税の申告が必要となります。一方、登録を受けない場合はインボイスを発行できず、買手である売上先は仕入税額控除が適用されなくなります。なお売上先は経過措置期間は仕入税額の一部が控除できることとなっております。 次にウ、フリーランスや一人親方のような業者に外注する業者に与える影響について、買手である業者は仕入税額控除の適用を受けるために、フリーランスや一人親方のような業者に対してインボイスの交付を求めることとなり、免税事業者などインボイス発行事業者以外の者から行った課税仕入れは原則として仕入税額控除の適用を受けることはできなくなります。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 御質問、件名2、健康長寿について。小項目1、人口動態調査、ア、火葬場の順番待ちの原因についてお答えします。 令和4年4月から7月までと令和3年4月から7月の実績件数を比べてみると、令和4年度が1,316件で令和3年度が1,253件で63件の増となっております。死亡者数の増加が原因と見られます。内訳で南部広域市町村圏事務組合関係6市町、糸満市、豊見城市、南城市、南風原町、八重瀬町、与那原町が令和4年度が822件、令和3年度は734件で88件の増、それ以外の市町村が令和4年度は494件、令和3年度は519件となっており25件の減となっております。 次に御質問、件名2、健康長寿について。小項目1、人口動態調査について、イからオまでについて死亡に限定して順にお答えいたします。またイ及びウについては、2022年6月の人口動態統計速報値が発表されておりますので、6月を基準月としてお答えいたします。小項目1、イ、政府が公表している人口動態調査の推移で2019年から直近まで月ごとにどうなっているかについては、2019年6月の死亡数は10万2,354人、2020年は10万423人、2021年は10万8,734人、2022年は11万1,904人となっております。 次にウ、2020年と2021年、2021年と2022年はどのように変化しているかについては、6月を含む過去1年間の数を比較しますと2020年と2021年では4万4,866人増加しており、2021年と2022年では7万8,028人の増加となっております。 次にエ、死亡する国民が増えたのに対して政府や専門家は何と説明しているかについては、人口動態調査の範囲内において確認することはできませんでした。 最後にオ、糸満市における人口動態統計は公表されているかについては、沖縄県のホームページにおいて沖縄県人口動態統計の概要が公表されており、市町村別の状況が確認できるようになっております。 次に御質問、件名2、健康長寿について。小項目2、コロナ対策について、アからエについて順にお答えいたします。小項目2、ア、変異ウイルスの電子顕微鏡画像の公表については、厚生労働省及び国立感染症研究所において変異株の発生動向が監視されており、国立感染症研究所のホームページ上には電子顕微鏡画像が公開されております。 次にイ、PCR検査の正確さについては日本感染症学会の報告によると、PCR検査の陽性検体を正しく陽性として判定する割合はおおむね90%以上、陰性検体を正しく陰性として判定する割合はほぼ100%と考えてよいとされております。またPCR検査はウイルス遺伝子を見る検査方法であり、回復しても体内に残っている感染性のないウイルスの遺伝子を拾ってしまうことから、就業制限解除後数週間から数か月は陽性と出る場合があると報告があります。 次にウ、入院中等の細菌感染対応について、エ、細菌感染症肺炎を併発した場合については、病院等の所管となることから行政としてお答えできる立場にございませんので、答弁を控えさせていただきます。 次に御質問、件名3、個人情報について。小項目1、名簿提供について、ア及びイについてお答えいたします。小項目1、ア、自衛隊募集に関する名簿の提供を求められたことがあるかについては、本市が名簿の提供を求められたことはございません。 次にイ、防衛省もしくは防衛局から名簿を求められたときは拒否することができるかについては、自衛隊法施行令第120条に、「防衛大臣は、自衛官又は自衛官候補生の募集に関し必要があると認めるときは、都道府県知事又は市町村長に対し、必要な報告又は資料の提出を求めることができる。」と規定されております。しかし当該規定に関しては個人情報保護の観点から、本人の了承を得ずに提供することは大きな疑問が残るなどの意見もあり、全国の自治体で取扱いが統一されていない現状であります。本市においては名簿の提供ではなく、住民基本台帳法第11条第1項に規定する法令で定める事務の遂行のために必要である場合に該当していると判断し、住民基本台帳の一部の写しを閲覧で対応している状況であります。 最後に御質問、件名4、市長の政治姿勢について。小項目2、統一教会問題、アからウについて順にお答えいたします。小項目2、ア、市の霊感商法の被害実態については、令和3年度から令和4年8月末までの間に相談はありませんでした。沖縄県県民生活センターへ確認したところ、令和3年度市町村別相談件数の中で糸満市は214件ございましたが、霊感商法の被害実態については提示できませんとの回答でありました。 次にイ、市の対策、対応の考えについては、本市としましては市民相談員による窓口対応のほか週1回の無料法律相談ができるようになっております。また政府の合同相談窓口を御案内できるように体制を整えております。 最後にウ、最高裁での統一教会の活動への判決については、2001年に宗教団体による勧誘、教化行為の違法性を認めた判決となっております。 ◎企画部長(金城満) 件名4、市長の政治姿勢について。小項目2、統一教会問題について。エ、市長は統一教会とその関連団体のことをどのように考えているかについてお答えいたします。 同団体の資金集めや強引な信者勧誘は司法の場でも裁かれ、軒並み違法判決が確定している現状を踏まえ、団体と関係を持つべきではないと考えております。 ◆4番(前田潤議員) それでは通告要旨に従って再質問をいたします。 冠水対策について再質問します。川幅が川上よりも川下が狭くなるというのは、正常でしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時52分)                              (再開宣告午後4時52分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 一般論で言えば、川下のほうが大きくなるべきだと思います。 ◆4番(前田潤議員) 当該地区は、地元の人の説明では、以前よりも冠水の度合いがひどくなっていると言っています。このことについてどういうことが考えられるか、伺います。
    ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時53分)                              (再開宣告午後4時56分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 先ほど最初の答弁でも申し上げましたけれども、全流域面積が133ヘクタールで、そのうち土地改良区内は29ヘクタールです。残りの104ヘクタールについては、宅地開発が進んでいる地区外からの流入が原因となって冠水が起こるものと認識しております。 ◆4番(前田潤議員) 県道7号線からも流入してくると、またクラブハウスの辺りから県道7号線までの道路からも流れてくるということです。ということであれば、県道を通って流れてくる水が大里の畳屋さんのところの道を通って、この冠水地区に、かなり大雨のときは流入しているわけです。ということであれば、県にも幾らかのこの問題を改善するための責任があるのではないかと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時58分)                              (再開宣告午後5時01分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 県のほうにすぐに責任を問う前に調査等の必要がございますので、この件につきましては県と市とお互いに協議をする必要がございますので、そのように事業を進めていきたいと思います。 ◆4番(前田潤議員) なぜこの冠水地区は上流は整備されて下流はそのままになって、長期間放置されているのでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時01分)                              (再開宣告午後5時30分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 下流地においても、大里北土地改良事業を実施する予定でございましたが、諸事情で土地改良事業の計画から外れました。よって排水路整備がされていない状況にございます。 ◆4番(前田潤議員) ゴルフ場の道ですね、パームヒルズゴルフ場の県道7号線までの道はきれいな道になっていますが、以前は農作業のための小さな道路でしたが、ゴルフ場開発とともに道路整備されて、ゴルフ場の関係者だけではなく我々もその恩恵を受けているのでありますが、この道路からもかなりの雨水が県道7号線に流入して、県道7号線の流水を増やしている。このことは、やはり影響しているのでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 ゴルフ場の開発も含めて、冠水の1つの原因と考えております。 ◆4番(前田潤議員) 時代とともに地域一帯が便利になって改善の恩恵を受けてきました。ある意味、その裏側でまたその陰で、その冠水地域は被害を増大させるに至ったと考えられないでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 開発が1つの要因となって冠水被害が起こることは否定できません。 ◆4番(前田潤議員) ゴルフ場から糸満市への納税額は、仮に年間5,000万円としたら10年では5億円になります。5億円では、この冠水対策は足りませんでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 試算は実際したことはございませんけれども、当冠水路と冠水対策で、先ほど地区外、県道を含めて地区外も含めて何らかの対策も必要と思われますので、それ相当の改善対策費がかかるものと思います。 ◆4番(前田潤議員) ゴルフ場の建設に協力した字は大里、与座、新垣、真栄平です。市が市民のために農地や道路、その他もろもろの施策をもって改善されました。その陰で被害が増大するようになったのが大里の冠水地区です。糸満市の積極的な対応をもって、全部局が対応するぐらいの解決策をお願いいたします。 続きまして火葬場の件です。南斎場の待ち日数は、平均してどのぐらいですか。また最長日数は幾らでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 南斎場の待ち日数が平均してどれぐらいか、最長日数は幾らかについては、平均6日程度で最長10日の待ちがございます。 ◆4番(前田潤議員) 斎場を構成する域内と域外の利用割合はどうなっていますか。先ほどお答えになったかもしれませんけれども、もう一度お願いします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 令和4年度南部広域市町村圏事務組合関係6市町が約62%で、それ以外の市町村の割合は約38%になっております。 ◆4番(前田潤議員) 火葬の待ち時間が1日延びることによって、遺体の安置料金の負担は幾らになりますでしょうか。またそのことにより、どのような負担が考えられますでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 火葬の待ち時間につきましては事業所により異なりますけれども、1日約2万円から3万円の費用があり、日を追うごとに経済的負担と精神的負担がかかると考えられております。 ◆4番(前田潤議員) 域外の斎場と南斎場出資市町村との料金など、どうなっていますでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 いしかわ斎苑の火葬利用料金はうるま市内の方が5万円、うるま市以外が6万円となっております。いなんせ斎苑の火葬料金は那覇市、浦添市が2万5,000円、南部広域市町村圏内13市町村が5万円で、それ以外の市町村が6万円となっております。南斎場の火葬利用料金につきましては、南部広域市町村圏事務組合関係6市町が2万5,000円、南部広域市町村圏内9市村が5万円、それ以外の市町村が6万円となっております。 ◆4番(前田潤議員) 恩納村は地元が空いているときだけ域外を受け入れているということで、地元最優先ということになっています。10日分安置料金を計算すると、先ほど2万円から3万円とありましたが、約25万円かかるわけです。いかにこの安置料金だけでも大きな負担になっているか。仕事のことやもろもろのことが、このことに対して大きな影響を受けて、せっかく市民の税金で出資金を出してこんなに上等の斎場ができたというのに、このようになっているわけです。この件について市民の負担が軽くなるように、糸満市として関連団体とも協議をして大至急手を打っていただきたいと要望いたします。 日本人が死亡する数は、2019年より2020年は少なくなって、2021年は前年より大幅に増えています。2022年になっても月ごとの死亡数は増加しています。死亡数が増えた原因は何でしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時40分)                              (再開宣告午後5時45分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 死亡者が増えた理由ですが、先ほど答弁した中で人口動態調査の範囲内において確認することはできませんでしたとの回答をしております。それ以外については、把握はしておりません。 ◆4番(前田潤議員) 分からないことは分からないとおっしゃってください。日本人の年間死亡数は2020年まで年間約135万人余りでした。2021年に6万人余りも増えて、これは異常なことだと言っている人たちがいますが、これはどのように異常かお答えください。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 ただいまの御質問につきましては、本市としてはまだ把握しておりません。 ◆4番(前田潤議員) ワクチン投与と死亡数が増えたことと関係があると思いますが、そのようなデータがありますでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 ただいまの御質問につきましては、そのようなデータにつきましては本市としては承知しておりません。 ◆4番(前田潤議員) 6月定例会での質問でありました、政府には3万余りのワクチンの副反応の疑いで医療関係者から届けがあったと示されています。しかしこのワクチンの副反応と認定されたのは少数です。ワクチンと副反応が、その因果関係が不明のままワクチンを3回、4回と投与を続けていくことに問題はないでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時48分)                              (再開宣告午後5時53分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 前田議員のワクチンと副反応が、その因果関係が不明なままワクチンを3回、4回と投与を続けていくことに問題はないかということにつきましては、新型コロナワクチンの実施に当たっては、厚生労働省の専門部会において慎重に審議されており、3回目及び4回目接種においては海外の動向等で重大な副反応が認められなかったこととされておりますので、3回目、4回目の接種につきましては接種自体に問題はないものと理解しております。 ◆4番(前田潤議員) 私は台湾に行く用事があって、ワクチンパスポートを取る必要性から2回のワクチンを打ちましたが、2回目のワクチン投与の後、右肩から痛みが始まりあおむけに寝るのもままならない、肩、首、背中の神経痛に見舞われました。2か月ほど続きました。ですから3回目以降は打ちませんでした。私の肌感覚では、ワクチンの副反応は想定以上にあると思います。そこで質問いたします。市として、ワクチン副反応は政府の説明以上に問題があるかもしれないという視点で考慮、配慮する考えはありますか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 本市といたしましては、厚労省からの通知等に基づきまして、法令を遵守し実施していくことで考えております。 ◆4番(前田潤議員) 次はPCRについてです。PCR検査は被験者の何を調べていますか、ウイルスですか、ウイルス特有の部分的な遺伝子ですか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 PCR検査は国立遺伝学研究所のホームページから、新型コロナウイルスのPCR検査方法は新型コロナウイルスに特異的な遺伝子配列を増幅し検出されるよう構築されていると確認しております。 ◆4番(前田潤議員) PCR検査が反応を示す遺伝子は、コロナウイルス以外のウイルスや細菌に似たような遺伝子があることは考えられないですか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 現在、新型コロナウイルス以外のウイルスに反応するかどうかにつきましては、確認できておりません。 ◆4番(前田潤議員) 改めて伺いますが、PCR検査がコロナウイルスの感染を特定できる確率は幾らですか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時58分)                              (再開宣告午後6時00分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 現在、統計上の資料を持ち合わせておりません。現時点では把握はされておりません。 ◆4番(前田潤議員) 市民は、ワクチンを打たなければコロナに感染したときに重症化しないか心配している方々と、ワクチンを打ったら副反応が怖いという方々がおられます。これまでの議会の答弁から、本人の同意によりワクチン投与が行われていることになっています。仮にワクチンの副反応があった場合、しかし政府がこれを認定しない場合、副反応ではないということで、これは自己責任になりますか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時01分)                              (再開宣告午後6時09分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 副反応で自己責任になるかということでございますが、副反応による健康被害が国に認められなかった場合につきましては、国の専門的な機関で審議した結果となりますのでワクチン接種との因果関係はないとの認識でございます。 ◆4番(前田潤議員) 市としても、これからの成り行きを注視していただいて、市民の健康増進に積極的に取り組んで頂きたいと思います。 続きまして個人情報について答弁を受けて申し上げます。政府の決めた安保法制によって、自衛隊に応募する人が減っていると聞いています。というのは、海外に自衛隊が派遣するようになったからです。そのような中、一部の市においては市民の名簿を自衛隊員募集に使われるであろう目的のために提供したことが新聞で報道されたことがありました。糸満市ではそのようなことがないように、これからも努めていただきたいと思います。 次に、市長の政治姿勢について。市長の言う保守党は何か認識を問うにお答え頂きましたが、私の所属する日本共産党は保守系の憲法学者から共産党は保守だと言われました。日本共産党は創立100周年を迎えました。一貫しているのは、国民主権と戦争反対です。戦前戦争に反対する国民は、刑務所に入れられました。それでも戦争に反対してきました。小説家の小林多喜二や、二十歳過ぎで獄中で死亡するに至った伊藤千代子という党員がいました。私たちはずっと戦争に反対しています。ですから私も、私たち日本共産党は保守であると思っています。かたくなに自分たちの信念を保ち続けているということです。 続きまして統一教会について、答弁に対して申し上げます。糸満市は、霊感商法問題について市民のために関わったことがなく、また統一教会についての認識も最近まで認識がそれほどなかったと理解しています。市民の安心できる社会のためによく調査し、対応してくださるよう要望いたします。 インボイスの問題について質問いたします。インボイスが徴税となるのは令和5年と先ほど答弁頂きました。そこで伺いますが、沖縄県全体で幾らの税収が見込まれていますでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 沖縄県全体についての税収は、把握できておりません。 ◆4番(前田潤議員) まだ徴税は始まっていないから、幾らぐらい予測されているかということを聞きたかったんですが、糸満市全体で業者のインボイスの影響で新たな徴税を受ける金額は幾らかと聞きたかったんですが、これも結局分からないということになると思います。インボイスは新たな消費税に関する増税ということになるんではないでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 インボイスは現在2種類、10%の消費税率と軽減税率の8%がございますけれども、正確な適用税率や消費税額等を把握するために導入されるものと認識しております。 ◆4番(前田潤議員) 政府は1,000万円以下の売上げのフリーランスや一人親方、自営業者から、そのインボイスの届出をしてナンバーをもらって、1,000万円以下の売上げではありますが取引会社からの要望によって迷惑をかけられませんので私たちも税金を払いますという届出をする業者が出てきます。それからまたそういう1,000万円以下の売上げの方々を外注ということで建設会社などが20人も30人も外注で仕事をやってもらっていたら、この方々から上がってくる領収書が消費税控除に使われなかったらみすみす全部自分で払わないといけなくなるわけですよ。1,000万円以下の売上げの方が払うか、その方々に仕事を依頼している元請の会社の社長が払うかというふうなことになって、現場ではもう新たな増税ということで大変なんですよ。その中で政府は、もう東大を出ているのか京大を出ているのか分からないですけれども、頭を働かせて取りはぐれのない税収というのを考えついたわけですよ。これがインボイスの仕組みなんですよ。せっかく我が糸満市がプレミアム商品券に税金を使って糸満市内の売上げを伸ばして、糸満市内に善循環をつくろうと努力しているのに、私の大ざっぱな試算では、もしこのインボイス制度が6年後にきちんとみなしの領収書が何%までは使えますよというふうなことがなくなった時点で3億円ぐらい糸満市から税金を取られるわけです。そうしたら3億円分のお金を使ってプレミアム商品券を回してやらないといけないぐらいの落ち込みが糸満市に生じるわけです。これは増税なんです。こういうことなものですから私は非常に憤りを感じるわけです。安倍元総理はリーマン級の不景気にならなければ、消費税の増税はやりますと。もしリーマン級の不景気になったら消費税増税はやりませんと言いました。しかし消費税は結果的に10%にしました。その後コロナでますます不景気になってきている中で、このインボイスの税金の取り方で我が糸満市からも大ざっぱではありますが3億円のお金を、新たに税金を剥ぎ取っていくわけですよ、搾り取っていくわけです。私はこのことに対して、しかも最底辺の業者からも搾り取るというようなこと、このことに対して政府に対して強く抗議します。 続きまして老朽校舎についてです。最初のほうで御答弁頂きましたが、このことについて入札対策をもっと積極的にやるべきではなかったかと思いますが、どうでしょうか。そのことによって今の古い老朽化した校舎から小中一貫校の新しい校舎に移ることができるはずだったのが、3年半も遅れるということになったと。そのことについて入札対策をもっと積極的にやるべきではなかったかと伺います。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 2回目の入札に当たり設計の見直しを行い、本体工事と多目的棟や渡り廊下をまとめて発注していた部分を切り分け1期、2期工事として発注するよう検討を行いました。それにより約1億5,000万円の予算の増額が見込まれたことから、2回目の入札が落札されていれば2期工事の発注前に補正で補正予算を増額する提案をする予定でございました。 ◆4番(前田潤議員) 高嶺小学校のこの老朽校舎の問題について、早期に対策をしていただき子供たちの安心安全に便宜を図っていただきますようお願いを申し上げ質問を終了いたします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時21分)                              (再開宣告午後6時22分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 先ほど御質問、件名3、個人情報について。小項目1、ア、自衛隊募集に関する名簿の提供を求められたことがあるかについては、本市が名簿の提供を求めれたことはありませんと御回答いたしましたが、直近の5年間を調査した結果という文言を付け加えさせていただきたいと思います。読み上げさせていただきますと、「自衛隊募集に関する名簿の提供を求められたことがあるかについては、直近の5年を調査した結果、本市が名簿の提供を求められたことはございません」にお願いします。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(金城寛) 以上で本日の会議を終了いたします。                              (散会宣告午後6時23分)...