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09月15日-03号

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  1. 糸満市議会 2022-09-15
    09月15日-03号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    令和4年第6回糸満市議会定例会会議録令和4年9月15日出席議員 21人1番 大 城 むつみ     2番 玉 城 哲 郎3番 山 内 竜 二     4番 前 田   潤5番 浦 崎   暁     6番 伊 敷 郁 子7番 賀 数 郁 美     8番 金 城 一 文9番 長 嶺 安 浩     10番 新 垣 勇 太11番 平 田 健 人     12番 金 城   悟13番 金 城   寛     14番 山 城   渉15番 西 平 賀 雄     16番 大 田   守17番 金 城   敦     18番 金 城   敏19番 金 城 幸 盛     20番 新 垣 安 彦21番 徳 元 敏 之欠席議員 なし 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。   市長      當 銘 真 栄    副市長       神 谷 和 男   教育長     幸 地 政 行    総務部長      福 元 信 美   企画部長    金 城   満    市民健康部長    新 垣 政 喜   福祉部長    島 根 辰 也    こども未来部長   国 吉   丘   経済部長    大 城   司    建設部長      上 原   斉   水道部長    伊 敷   勝    消防長       平 田 徳 明   教育委員会   金 城   秀    教育委員会     有 銘 真一郎   教育部長               教育指導監   選挙管理委員会 山 川 國 正   委員長本日の議事日程 日程第1 一般質問   ――――――――――――――――――――――――――――――                              (開議宣告午前10時00分) ○議長(金城寛) これより本日の会議を開きます。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(金城寛) 「一般質問」を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆8番(金城一文議員) 議場内の皆様、インターネットで御覧の皆様おはようございます。今議会最初の質問者でございます。早速始めさせていただきます。 件名1、南部病院跡地利用について。先日、市長が副知事に県立南部病院跡地の無償譲渡のお願いをしたとの報道を目にしました。県の病院事業局も累積赤字で苦しい事情があることは理解しますし、市民の福利向上につながる利活用がなされるのであれば致し方ありませんが、そのような計画がないならば先人のその土地に込められた思いが実現されることを強く希望します。そこで伺います。小項目1、県から糸満市への譲渡に向けての話合いについて。ア、進捗状況はどうなっていますか。 件名2、商工行政について。毎年、7月は県産品奨励月間ということで、商工会をはじめ様々な団体から市内事業者への優先発注や、市内地場産品の優先使用の要請があったことと思います。これまで何度か議会でも取り上げてきましたが、市内商工業者からさらなる特段の配慮を求める声が上がっています。本来であれば7月だけ優先発注、優先使用するのではなく、常に市内事業者を最優先に考えるべきであると思います。今の状態ではそれが難しいのであれば、それが可能となるような基本方針の策定が必要ではないでしょうか。そこで伺います。小項目1、市内業者への優先発注や地場産品の優先使用について。ア、基本方針の策定についてはどのように考えていますか。 件名3、保育行政について。今から2年前、公立こども園を公私連携園に移行するとの計画が上がったときに、当時の保護者から反対の声が上がりました。公立園から私立園に移行することで起こる環境の変化に対し、不安感を拭えないといったものでした。在園児や保護者の不安を解消するために、一度立ち止まって計画の再点検をお願いいたしました。今回、在り方検討委員会からの最終報告書によって新たな方針が示されました。保護者の不安が解消されたのか、確認したいと思います。そこで伺います。小項目1、公立こども園の再編について。ア、進捗はどうなっていますか。 件名4、市民生活行政について。先日の新聞報道でもありましたが、お亡くなりになられた方々の葬儀までかなり長期間待たされていると伺いました。火葬場の予約が取れず、亡くなられてから1週間も御遺体を安置しなければならない状況にあるそうです。長期間にわたり御遺体を安置することは精神的にも経済的にもかなりの負担を強いることになるのではないでしょうか。何らかの対策が必要であると思います。そこで伺います。小項目1、南斎場について。ア、利用状況はどうなっていますか。イ、市民の利用者から要望は上がっていませんか。 市民や観光客が楽しめる場所として、美々ビーチは糸満市にとって大変重要な施設であります。市民や観光客が安心して楽しむために、その管理者の選定には慎重に当たらなければなりません。そこで伺います。小項目2、美々ビーチの指定管理について。ア、指定管理者の選考についてはどのように進めていきますか。 件名5、道路行政について。3年連続で糸満大綱引が中止となってしまいました。楽しみにしておられた方々も多くおられたことと思います。来年こそは大々的に実施ができるようになるといいなと思います。その大綱引を楽しみにされていた方から、会場となる糸満ロータリーについてのお声が届きました。工事は終了していないと思われるが、作業をしている様子がないとのことです。先日、真ん中の区域の草刈りがなされましたが、それまでは雑草が繁茂し見通しが悪く、通行の妨げとならないか不安の声が上がっていました。糸満の顔とも言えるロータリーですので、不完全な状態で長期間放置されている現状は好ましいとは思われません。そこで伺います。小項目1、糸満ロータリーラウンドアバウトについて。ア、整備の進捗状況はどうなっていますか。 件名6、教育行政について。改めて申し上げることでもありませんが、子供たちは糸満市の宝であります。その宝がより一層輝きを増せるように環境を整えることは、我々大人の重要な役割であります。子供たちが安心して安全に学べるような環境の確保をお願いいたします。そこで伺います。小項目1、学校給食センターについて。ア、進捗状況はどうなっていますか。 小項目2、小学校の津波対策について。ア、小学校での津波避難訓練は実施されていますか。 小項目3、高嶺小中一貫校について。ア、開校に向けた進捗はどうなっていますか。 件名7、2023年G7関係閣僚会合について。名城地域に大きなホテルが完成いたしました。県内最大規模の宴会場を有しており、大規模なMICEが実現可能であり新しい糸満市の目玉となり得る施設であります。来年日本において開催が予定されているG7で、糸満市での関係閣僚会合の開催が実現すれば、全国に糸満市の可能性をアピールできる非常によい機会であると思います。またその際に、シャボン玉石けん くくる糸満をプレスセンターとして活用すれば、糸満の施設の有用性が強く県内外に知らしめることができると思います。そこで伺います。小項目1、G7関係閣僚会合の誘致について。ア、誘致に向けての取組はどうなっていますか。 件名8、消防行政について。最近、救急車の出動回数が増えていると聞きました。中には不要不急な出動要請もあるとのことですが、出動要請が増えれば非常招集の増加や到着時間の遅れなどにつながり、結果的に市民サービスの低下につながるのではないかと思います。それらの問題解決には消防広域化が有効な対応策であると思います。そこで伺います。小項目1、救急車の適正利用について。ア、市内の救急車の出動状況はどうなっていますか。 小項目2、消防広域化について。ア、その後の進展はありませんか。 以上、再質問は質問席より行います。当局の誠意ある回答を求めます。 ◎市長(當銘真栄) おはようございます。金城一文議員御質問、件名7、2023年G7関係閣僚会合の誘致について。小項目1、ア、誘致に向けての取組についてお答えします。 沖縄県のG7関係閣僚会合の誘致立候補に伴い、今年の3月末に外務省及び警察庁職員によるG7関係閣僚会合における開催候補地視察が行われており、私をはじめ市職員で対応をしております。また私が上京するたびに、関係省庁等への要請を行っております。今後とも沖縄県や会合の候補地であるホテルとも連携を図りながら誘致に向け対応してまいります。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) おはようございます。議員の御質問、件名6、教育行政について。小項目3、高嶺小中一貫校について。ア、開校に向けた進捗についてお答えいたします。 令和6年度4月に小中一貫教育校の開校に向け、高嶺小学校移転改築事業の進捗を図っていたところですが、小学校校舎建設工事において工事発注の入札が不調になりました。まず1回目の入札を行うため、設計金額が13億2,880万円で16社へ指名通知を行いJV協定書・質疑・見積書等の提出を行っていただき、5月26日に入札執行する予定でした。しかしJV協定書の提出が14社7JVとなり、そのうち6JVより辞退届の提出があった時点で価格競争がないため入札不調となりました。2回目の入札は工事範囲を減らし設計見直しを行い、20社へ指名通知を行い、7月13日に入札執行を予定しておりました。こちらもJV協定書の提出があったのが18社9JVでしたが、入札当日までに8JVより辞退届が提出されたことから、1回目同様2回目の入札不調となりました。このことにより現在事業計画の見直しを行う予定です。なお小中一貫教育校の開校については、令和10年度の予定になります。 ◎企画部長(金城満) おはようございます。御質問、件名1、南部病院跡地利用について。小項目1、県から糸満市への譲渡に向けての話合い、ア、進捗状況についてお答えいたします。 旧南部病院跡地に係る沖縄県との協議については、令和3年2月16日県病院事業局との面談を皮切りに本市の土地利用に係る基本構想への意見や県有地売却の考えなど、幾多の交渉を重ねてまいりました。なお沖縄県との面談において土地売却の交渉相手は建物所有者を優先するとの説明を受け、建物の所有者である医療法人との合意の下、令和4年5月30日付で糸満市土地開発公社と医療法人との間で借地権付建物売買契約を締結したとのことであります。現在は糸満市土地開発公社の自主事業として、土地鑑定評価業務契約をはじめ南部病院跡地の利活用に係る基本計画の策定業務及び土壌汚染調査業務を締結したとのことから、土地の鑑定評価の報告が作成され次第、金額を含めた具体的な交渉に入るものと思われます。 ◎経済部長(大城司) おはようございます。御質問、件名2、商工行政について。小項目1、市内業者への優先発注や地場産品の優先使用について、アについてお答えします。 基本方針の策定について、市内業者の受注機会の確保及び市内業者の育成を図るため、市内業者への優先発注や地場産品の優先使用に関する基本的な方針については、必要なものと認識しております。しかしながら履行実績のない業務及び技術的難易度の高い業務については、市内事業者のみでは対応ができないなどの課題も想定されることから、基本方針の策定については他市の状況等も調査し、慎重に判断してまいりたいと考えております。 続きまして御質問、件名4、市民生活行政について。小項目2、美々ビーチの指定管理について。ア、指定管理者の選考はどのように進めていきますかについてお答えします。美々ビーチ、糸満フィッシャリーナを含めた糸満漁港ふれあい公園の指定管理については、令和5年度からの新たな指定管理者の募集に向けて現在事務作業を進めています。今後は指定管理者の募集要項等を市ホームページで公表、応募企業のプロポーザルを実施し、選定委員会による公正公平な審査において指定管理者を選考していきます。 ◎こども未来部長(国吉丘) おはようございます。御質問、件名3、保育行政について。小項目1、公立こども園の再編について、アについてお答えいたします。 小項目1、ア、進捗については、令和2年3月に策定された糸満市立認定こども園在り方計画糸満南こども園と西崎こども園を公私連携認定こども園へ移行すると決定していましたが、急な決定だったため保護者や関係者から様々な意見があったことから一旦立ち止まるとともに、令和2年12月に委員会を立ち上げ再検証を行うこととなりました。検討委員会及び保護者説明会において様々な意見を頂き、その後、令和3年12月の委員会最終報告において都市部にも公立園を残す必要があるとし、3から5歳の施設のうち1施設、ゼロから5歳の施設のうち1施設を対象とし、移行時期については令和6年4月以降が適当との報告を受けました。その後の最終報告書の内容を踏まえ様々な角度から検討した結果、西崎こども園と兼城こども園を公私連携認定こども園に移行し、時期については両園とも令和6年4月とすることに決定しました。今後については10月に保護者説明会を開催、11月に運営事業者選定委員会を立ち上げ公募要件、審査基準などを決定した後、運営を行う事業者を募集します。年明け1月から2月にかけて1次審査、2次審査を行い、今年度中に運営事業者を決定する予定となっています。 ◎市民健康部長(新垣政喜) おはようございます。御質問、件名4、市民生活行政について。小項目1、南斎場について、ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、利用状況については、南斎場の予約状況から1日13回の火葬スケジュールで、現在約6日程度の予約待ちとなっている状況であります。令和4年度の4月から7月までの南部広域市町村圏事務組合関係6市町、糸満市、豊見城市、南城市、南風原町、八重瀬町、与那原町の利用状況で見ますと、県内市町村で1,316件中822件、62.46%の利用となっており、そのうち糸満市においては195件で最多の利用となっております。また南部広域市町村圏事務組合構成13市町村においては24時間インターネットでの予約が可能となっており、それ以外の市町村においては午前10時から午後5時15分までの予約受付となっております。 次にイ、市民利用者からの要望につきましては、精神的にも経済的にも負担があるというお声をお聞きしております。 ◎建設部長(上原斉) おはようございます。御質問、件名5、道路行政について。小項目1、糸満ロータリーラウンドアバウトについて。ア、整備の進捗状況についてお答えいたします。 事業施行者である沖縄県南部土木事務所に確認したところ、糸満ロータリーについては県道糸満与那原線都市計画道路事業として行われることになりますが、令和5年度から令和6年度においてはゼロ番地交差点付近を優先的に整備することを予定しており、ラウンドアバウトの中央島の植栽等の整備については令和6年度以降に計画しているとの回答でございました。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) おはようございます。御質問、件名6、教育行政について。小項目1、学校給食センターについて。ア、進捗状況についてお答えいたします。 現時点での進捗状況といたしましては、建設候補地策定業務を実施するため今議会に補正予算を計上し承認を頂いたところでございます。業務については速やかに遂行し、建設候補地を選定する予定でございます。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) おはようございます。御質問、件名6、教育行政について。小項目2、小学校の津波対策について。ア、小学校での津波訓練の実施についてお答えいたします。 小学校での津波訓練については、各学校とも年間計画の中で1回から3回の避難訓練が計画されており、そのうち1回は地震津波訓練と位置づけ訓練を行っております。 ◎消防長(平田徳明) おはようございます。御質問、件名8、消防行政について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、救急車の適正利用について。ア、市内の救急車の出動状況については、コロナ感染拡大や熱中症等により年々救急件数が増えており、令和4年度は前年度の同月まで、4月1日から8月31日までと比べて約600件の増加があり、過去最大を超えるペースで出動件数が伸びています。救急車の適正利用として、不要不急による安易な要請も増加していることから、広報紙等を活用し市民に周知を行っております。3台の救急車が24時間出動できる体制を整えていますが、同時に出動できる台数や救急隊員の数には限りがあり、対応できない場合には近隣消防本部に応援要請を行っている状況です。 小項目2、消防広域化について。ア、その後の進展については、昨年度から南部ブロックにおいて消防広域化に向けての勉強会を立ち上げ、勉強会を昨年度は3回、今年度は1回開催しております。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございました。では件名1から再質問させていただきたいと思います。 まず南部病院跡地なんですけれども、南部病院跡地の無償譲渡に関して県への要請はどのように行っておられますか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えいたします。 令和4年8月22日に市長、副市長及び私、企画部長等が沖縄県庁を訪問し、池田副知事に対して旧南部病院跡地の背景を盛り込んだ無償譲渡に関する要請を行っております。 ◆8番(金城一文議員) その要請の内容はどのようなものでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えいたします。 沖縄県へ要請した内容としましては、1点目に南部病院跡地の持つ歴史的意義等に鑑み、糸満市土地開発公社への優先的な土地の譲渡を行うこと。2点目に、南部病院跡地の持つ歴史的意義等に鑑み、当該土地の無償譲渡について最大限の配慮を行うこととなっております。 ◆8番(金城一文議員) 6月定例会でも御答弁頂いたんですけれども、いまだに御理解頂けない市民の方々もおられるようですのでもう一度お伺いしたいんですけれども、優先交渉権というのはどういったものでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 これまで県と協議を進める中で、県が南部病院跡地を売却する場合の交渉相手は建物所有者を優先することとの説明がありました。これは県の病院事業局の方針として、建物所有者を優先して交渉することを示したものであり、法の一般原則である信義誠実の原則に基づき、引き続き県及び市がこれまでの交渉を継続して協議を行っていくことができると認識しております。
    ◆8番(金城一文議員) ちなみにもし県がこの土地を使いたいとなった場合に、この優先交渉権というのは県に買い上げていただけるものなのでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時29分)                              (再開宣告午前10時30分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 優先交渉権を県が買上げできるかというお話ですけれども、先ほど申し上げたように優先交渉権というのは県の方針に基づく、信義誠実の原則に基づくものだと考えております。ただ市土地開発公社が現在建物を所有しておりますので、県がその下にある土地を使いたいという場合、この建物の取扱いが問題となってきます。その場合、使用権を糸満市土地開発公社が有しているものですから、その取扱いについて今後県と協議をしていくことになるということでございます。 ◆8番(金城一文議員) すみません、突然そういうことを聞いて申し訳ないです。南部病院や社会福祉協議会を含む福祉ゾーンを生み出した背景というのは、どういうものがありますか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 南部病院や社会福祉協議会を含む福祉ゾーンと位置づけられたこの土地は、琉球政府の屋良主席が松下電器産業株式会社に沖縄進出を要請し、真栄里や名城の住民が用地の譲渡に協力した上で、その後造成された土地であります。その後、伊敷市長、上原重蔵市長が早期進出を要請しましたが、松下電器産業株式会社は経済環境の変化、科学技術の進歩などの理由から沖縄進出を断念され、本用地は県民の福祉に役立つようにと県と市に無償譲渡され、その後、県は南部の基幹病院として県立病院を整備、市は社会福祉センターを整備し市民全体の利益を増進するために大事にしてきた土地であります。 ◆8番(金城一文議員) 池田副知事への要請で、那覇市民会館跡地の有償処分のコメントがあったと思うんですけれども、同跡地と南部病院跡地を含む福祉ゾーンの土地の背景の違いは何でしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 南部病院跡地については、沖縄の本土復帰に当たり琉球政府が主体となって策定した計画の拠点の一角を担い、日本政府がこの計画を基に沖縄対策を講じられたものと認識しております。それに対して糸満市長、職員が汗をかき、地域住民も一丸となって生み出された用地であり、その後、その土地を取得した松下電器産業株式会社が進出を断念することに至りましたが、県民の福祉に役立つようにと沖縄県及び糸満市に無償で譲渡されたものであります。なお那覇市民会館跡地については、沖縄県立農事試験場として用地を有償にて取得したとのことから、南部病院跡地とは一団の土地を生み出した背景が大きく異なるものと考えております。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございました。全く同列で扱える話ではないと認識をいたしました。 池田副知事からはコメントで、無償譲渡は難しいとのような印象を受けましたが、本市は優先交渉権を有していますので、無償か、あるいはそれに近い金額での交渉というのは可能でしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 池田副知事は、無償譲渡した例がないという事実を述べられましたが、市と連携して進めていきたいとも発言されております。県外では、沖縄県より財政力指数が低い県において市町村へ土地を無償譲渡した事例もあるものと認識しておりますので、本市としては今後もこの土地の歴史的意義に鑑み、無償譲渡について最大限の配慮を頂けるよう努めてまいります。交渉の余地はあるものと考えております。 ◆8番(金城一文議員) 公社の自主事業で南部病院跡地の整備を進めていくということになると思いますが、糸満市の福祉の向上並びに健康増進を図るに当たって、県有地が有償であったとしても、適当な価格であるならば事業を進めていただきたいと考えますがいかがでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 南部病院跡地周辺土地利用可能性調査において、県有地を無償で取得した場合の事業費を約15億円、有償でした場合の事業費を約28億円と試算しております。なお公社の自主事業として南部病院跡地の整備を進めておりますが、当該事業の採算性が取れるのであれば有償での取得を否定するものではないと考えております。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございました。当該土地には、糸満市民のために役立ててほしいという強い願いが込められていると思います。無償譲渡を受けた県が、その目的のために有効利用できるのであれば、申し分はありませんが、その予定がないというのであれば、それができる糸満市に譲渡すべきであると考えます。また糸満市が無償で譲り受けた土地を売却して利益を得ることはまかりならんというのであれば、無償で受けた土地を糸満市に有償で譲り、県が利益を得ることに矛盾が生じるのではないでしょうか。今回の知事選挙後、糸満市に対しての公共事業が減らされるのではないかと、一部不安の声があると聞きましたが、糸満市にはデニー知事に1万2,811票もの市民の投票がありました。当局はぜひそのことを強く訴え、粘り強く交渉していただきたいと思います。 次に移ります。続きまして商工行政について再質問させていただきます。県産品奨励月間についての認識をお聞かせください。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 県産品奨励月間については、県産品の需要拡大を図ることで県内企業の育成強化と雇用拡大を促進し、もって県経済の活性化を推進することを目的として業界、行政及び消費者団体などが一体で進めている活動期間だと認識しております。 ◆8番(金城一文議員) 先ほど御答弁の中で、履行実績のない業務及び技術的難易度の高い業務については対応が難しいと、そういう想定があるというお話でしたけれども。そうではない技術的難易度の低い事業等については、基本方針の策定は可能でしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁申し上げましたけれども、基本方針の策定については他市の状況等も調査し、慎重に判断してまいりたいと考えております。 ◆8番(金城一文議員) では、その他市において同様な意図で制定された条例はありますか。また何市で制定されていますか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 現状の調査では、同様な条例については県内では沖縄市が制定しております。 ◆8番(金城一文議員) 沖縄市は10年以上前にこの条例を制定しております。糸満市においても、ぜひやっていただきたいと思います。 市内事業所の育成の重要性について、市長の見解をお願いいたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 市内事業者の育成については、本市の産業振興において最も重要であると考えております。そのためには各事業所が稼ぐ力を高めることが必要であると認識しております。本市では、今年度からEC等を活用した、ECというのは電子取引なんですけれども、それを活用した地場産品販路拡大事業を実施し、市内事業者の育成に取り組んでいるところでございます。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。市内経済団体から強い要望のある市内でできるもの、発注できるものの市内事業者への優先発注についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 議員のほうから、以前からも御質問を受けております。市としましては、適正な競争原理の下に公平性を確保しつつ地元企業、市内企業への受注発注の確保に努めるよう対応してまいりたいと考えております。 ◆8番(金城一文議員) では同様に、最低制限価格の設定についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 こちらにおきましても、今後は他市町村の動向を踏まえながら導入の可否について判断してまいりたいと考えております。 ◆8番(金城一文議員) また同様に、指名業者や発注業者への加点方式導入についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 本市では、現時点では導入を考えておりませんが、しかしながら先ほどの最低制限価格の設定と同様に今後他市町村の動向を踏まえながら調査研究してまいりたいと考えております。 ◆8番(金城一文議員) では初めて質問させていただきます。水道部長、水道部で発注のあった公用車について、市外業者への発注があったというお話がありますが事実でしょうか。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 はい、購入しております。水道資材や緊急時の対応のため、中古の貨物車を購入しているところであります。 ◆8番(金城一文議員) では発注に至った経緯を御説明ください。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 水道部の予算では、中古車購入での予算計上となっております。発注に当たり、市内の複数の販売店に発注や中古車市場について確認したところ、新型コロナウイルス感染症や昨今の社会情勢の悪化で、新車の生産、入庫状況が悪化し、それに伴い中古車市場においても需要が高まり価格が高騰しているとのことであり、予算の範囲内での対応はできないとのことでした。そのため業務に支障を来さないよう迅速かつ予算内で、しかも年式の新しい車両を購入するため市内近隣の販売店を確認したところ、状態のいい車両があったため購入に至っております。 ◆8番(金城一文議員) 今回はちょっと特殊なケースだったと理解をいたしました。これまでも部長の皆様には、市内事業者への優先発注について強くお願いをさせていただいたところでありますが、課長、係長をはじめ最前線で業務に従事されている皆様には常に意識していただきたいと思います。職員の皆様、よろしくお願いいたします。コロナ禍や、資材高騰などで疲弊している市内中小零細企業を保護育成できるのは糸満市のみであります。まずは市職員の意識改革の第一歩として、基本方針や基本条例の制定を強くお願いいたします。市民に寄り添う市政としての早急な制定を望みます。よろしくお願いいたします。 続きまして件名3、保育行政ですが、前回再考をお願いした大きな理由の1つが、入園時には公私連携こども園の移行の話は聞いておらず、子供たちの急激な環境変化に不安を覚えるというものでしたが、今回この計画ではそのような不安は一掃されたと理解してよろしいでしょうか。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 在園児に対する負担を最小限にするため、昨年度の入所申込みの段階で公立園2園が早ければ令和6年4月にも公私連携園に移行する可能性があることを説明させていただいています。また同時期に、全ての公立こども園において保護者説明会を開催し、公私連携園への説明及び意見聴取を行っています。そのことから一定程度、保護者の不安解消が図られたものと認識しています。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。部長には、課長時代に大変御苦労をおかけいたしまして誠に申し訳ございませんでした。保護者や関係者へ丁寧な聞き取りや御高配頂きまして、深く感謝いたします。今後とも糸満市の宝である子供たちの健やかな成長にお力添えを頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして件名4の(1)南斎場ですけれども、火葬までの日数が長いと利用者にとってどのようなデメリットがありますか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 長期の遺体安置による精神的な負担や、安置に係る経済的負担が考えられます。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。では、南部広域外からの利用者は何人ぐらいいますか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 南部広域市町村圏事務組合関係6市町村以外については、令和4年4月から7月末時点で494件の利用がございます。 ◆8番(金城一文議員) かなり件数が多いなという印象ですが、南部広域外からの利用者と域内の利用者では、利用上何か違いはありますか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 南部広域市町村圏事務組合関係6市町村以外の利用料金が異なり、高くなります。また電話、窓口受付においては那覇市、浦添市を除く南部広域市町村圏事務組合構成13市町村については午前8時30分から、それ以外については午前10時から午後5時15分までとなっております。ネット予約に関しましては広域圏内13市町村は24時間受付可能となっておりますが、それ以外においては午前10時から午後5時15分までとなっております。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。では現在稼働している火葬炉は幾つありますか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 現在、稼働している火葬炉は6基となっております。 ◆8番(金城一文議員) その稼働回数なんですが、これは何回転でしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 稼働は1基1日約2回転となっております。 ◆8番(金城一文議員) この稼働回数を増やすということは、できないでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 稼働回数を増やすことは可能ではありますが、その後の収骨時間が後ろにずれていくことになります。また1基当たり年間500回転が理想とされておりますが、南斎場におきましては年間600回転いたしておりまして、これ以上増やすと耐久性の問題が出てくることが予想されます。 ◆8番(金城一文議員) では今後、利用者の数はどのように変化していく予想でしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 今後、南斎場管理運営委員会の資料によりますと、令和17年度まで増加が見込まれております。 ◆8番(金城一文議員) 今ですら6日、7日の待ちというような方がいらっしゃる状況の中で、今後増えてくる予想がされるということは、さらに延びていくということがあり得るんですけれども、物理的に火葬炉を増設するということは可能でしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 物理的に増設は2基可能であります。それに伴い待合室の増設も必要となります。 ◆8番(金城一文議員) 利用者にとって炉の増設等、利便性向上に向けて今後どのような取組をしていかれますか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 全体の稼働回数を引き上げられる方策を、南斎場管理運営委員会の会議におきまして協議を進めてまいります。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。利用者の方々というか、困っていらっしゃる状況がありますので、また今後増加が予想されるということですので、今のうちに、もうちょっと遅いかもしれませんが、早急な対応をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして美々ビーチです。指定管理者の選考について、選考において重視する条件というのは何でしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 指定管理者の選考については、4つの審査基準に基づいて審査をいたします。まず1、利用者の公平な利用を確保できる者であること。2、ふれあい公園各施設の効用を最大限に発揮させる者。3、各施設管理を安定して行える実績や健全性を有する者。4つ目、ふれあい公園の設置の目的を達成するために十分な能力を有する者。 ◆8番(金城一文議員) では安全対策優良事業者という制度があるそうなんですが、それはどのような制度でしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 安全対策優良事業者とは、沖縄県公安委員会が水上安全条例などに定める安全対策基準が十分に満たされてると認めた海水浴場、潜水業、プレジャーボート提供業、シュノーケリング業及びマリーナ業の事業者を安全対策優良海域レジャー提供業者いわゆるマル優事業者として指定を受けている制度のことであります。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。市民や観光客の皆さんにとって、気軽にマリンスポーツやバーベキューができる大変重要な憩いの場であります。利用者が安心して楽しめるように、そのような資格を持って、責任を持って管理できる事業者を選考していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして件名5、道路行政ですけれども、先ほど令和6年度以降というお話がありましたが、ロータリーの真ん中部分、こちらについては具体的にいつ頃の予定でしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁いたしましたが、ロータリーの中央島の整備についてはゼロ番地交差点付近の整備や電線の地中化実施後の令和6年度以降ということでございます、ということで施行者である沖縄県南部土木事務所より回答を受けております。 ◆8番(金城一文議員) 具体的にはいつ頃というのは、決まっていないということでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁いたしておりますが、令和6年度以降ということでございます。 ◆8番(金城一文議員) 分かりました。苦しいところだとは思いますが、工事が多分遅れていると思うんですが、この遅れている理由は何か御存じでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 南部土木事務所に確認したところ、中央島の工事工程としまして電線の地中化の実施後、中央島既存の電柱の撤去後となるために令和6年度以降を見込んでいるとの回答であります。 ◆8番(金城一文議員) 綱引も関係するものですから、大綱引行事委員会との県との調整もあったんですけれども、それによると大分早めに終わっているような感じじゃないかと思うんですが。糸満のシンボルとも言えるロータリーですので、いつまでもあのような状態では周辺の住民の方々、あるいは通る観光客の方々にとってもよい状態とは言えませんので、早急な状況の改善に向けて要請をしていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 では続きまして件名6に行かせていただきます。給食センターからお願いいたします。6月の一般質問でも伺いましたが、聞いておられなかった方もいらっしゃるかと思いますので、現行案での給食センター建設に係る課題について、もう一度御説明をお願いいたします。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 6月定例会で確認された課題としまして、1点目に当初基本計画の整備事業費30億3,200万円から約46億1,100万円と増額になったこと。2点目に、2か所の地質調査で確認したところN値50以上の支持層が1か所からしか確認できなかったこと。3点目に、アクセス道が農道であることから、農道周辺の農業車両への配慮が必要であり、農道の拡幅が必要であること。4点目に、雨水排水について下流部に氾濫のリスクがあるため、調整池を設置する必要がある、またその分の用地も必要になること。5点目に、隣地との境界に崖があるので、のり面を保護する工事が必要である。また場合によっては新たに土地の購入が必要であること。その他、周辺が農地のため虫や飛砂の侵入、農地からの悪臭等の課題があることから、その対策が必要であると認識しております。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。これは火曜日の議会のほうでも、長い時間をかけて取扱いされておりますので、興味のある市民の方はアーカイブで見ていただきたいと思います。本定例会で補正予算に計上された調査の意図について、お聞かせ頂けますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 民間の専門的知識やノウハウを要するコンサルタント業者を活用することで、建設候補地を選定することができるためでございます。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。先ほどおっしゃったような様々な課題がありますので、専門のノウハウを持っている方に新しい場所を見つけていただきたいと思います。今の場所も候補地ではありますが。 続きまして現整備計画にある市の持ち出し費用、これはどの程度になりますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 PFI導入等可能性調査での概算事業費は約46億1,100万円で、そのうち交付金が約6億4,000万円であります。市の持ち出し費用としましては約39億7,100万円でございます。 ◆8番(金城一文議員) 驚くべき数字といいますか、約40億円というお話であります。びっくりしました。PFI導入の必要性については、どのように認識しておられますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 PFI方式は、設計、建設、維持管理、運営まで一体発注による効率的な運営、プロジェクトファイナンスによる金融機関の監視機能、財政の平準化により財政負担が軽減されていくことから、PFIの導入は検討の必要があると考えております。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。今、聞いた内容ですけれども、PFI導入可能性調査の報告書については、市民に公表はされているのでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) PFI導入可能性調査の報告書につきましては、令和4年4月7日に市のホームページにおいて公表しております。 ◆8番(金城一文議員) 毎回毎回立ち止まらせてばかりで大変申し訳ございませんが、先ほどのこども園のことにつきましては立ち止まってもう一度再検証していただいたから、こういうふうにいい方向に進んでいったと思います。今回、この整備計画で総額が先ほど金額が増えるというお話がありましたが、総額が幾らになるのかということもまだ分かっていない状態で、またリスクも多く存在しているように思います。私たちの子供たちに安心安全な給食を提供するために、もちろん急がなくてはなりませんが、そのために幾らかかっても構わないというものではないと思います。糸満市が負担しなければならない費用は、分かっているだけで約40億円とのことであります。未来の子供たちにそのような大きな負担を押し付けることは、絶対にあってはならないことだと思いますので、最善の方法を最善のスピードと知恵で見つけていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして小学校の津波避難訓練です。先ほど御答弁頂きました。ありがとうございます。防災のプロフェッショナルである元糸満市消防長賀数淳氏は、様々な団体に津波被害の悲惨さや避難行動の大切さを訴えておられます。中でも糸満南小学校、西崎小学校、光洋小学校の3校は海の近くということもあり、避難訓練や防災意識向上の大切さを強く訴えられておられます。コロナ禍で学校行事もいろいろと大変ではあると思いますが、ぜひ訓練や講話の実施を引き続きお願いいたします。賀数淳氏の力も借りながら、ぜひ進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 では高嶺小中一貫校についてです。見直し計画を判断した原因は何でしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 高嶺小学校移転改築事業の見直しにつきましては、入札の不調による工事期間の確保が困難となってきた点、それに伴い財源として予定しておりました国庫補助金の歳入が見込めなくなるおそれがある点。また当初より課題として挙げられておりました南山城跡の保存調査の進捗により、中学校の建て替え場所の課題やグラウンド敷地が狭小となる等への指摘等、また要望等への課題など総合的に判断して決定いたしました。 ◆8番(金城一文議員) 計画を今回見直すという、その前に予算の増額は検討されなかったのでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 2回目の入札に当たり、設計の見直し内容として設計単価の入替えを行い工事費を算出いたしました。また本体工事と多目的棟や渡り廊下をまとめて発注していた分を切り分け、1期、2期工事として発注するよう検討を行いました。それに当たり1億5,000万円の予算の増額が見込まれており、2回目の入札で落札がされていれば2期工事の発注前に補正予算として増額を提案する予定でございました。 ◆8番(金城一文議員) では報道でもありましたが、見直した場合1億1,500万円の支出費用というのは無駄になってしまうのでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 建設事業においては、通常基本設計、実施設計を実施いたしますが、既存計画においても基本設計、実施設計をおのおの実施いたしました。今後の見直し計画につきましては、今回実施した設計資料を基に基本設計と実施設計を併せて行います。またその他の資料等につきましても、活用可能な限り活用してまいります。さらに見直しに際し、既存の中学校のプール等、利用可能な施設については活用を含め建設費の圧縮を検討してまいります。 ◆8番(金城一文議員) 校舎自体がかなり老朽化しておりますが、計画の見直しによって児童の安心の確保に支障が出るというようなことはないでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 高嶺小学校の校舎の老朽化が進んでいることは確認しております。また一部校舎は昭和56年以前に建設されており、いわゆる旧耐震の設計となっております。今後、計画見直しにより約3年半程度の小学校の移転が遅れることとなります。その間は、学校管理者による日常点検に加え、設置者による定期点検を実施し、適宜修繕、改修を行います。また早期に仮設校舎建設に取り組み、児童生徒の安心安全を確保してまいります。 ◆8番(金城一文議員) 今、早期にということでしたが、早期というのはいつ頃のことを指していますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 仮設校舎につきましては、令和6年度運用可能なように努めてまいります。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。事業の見直しについてですが、どういったものになりますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) まず行政的な手続といたしまして、適正に国や県への補助金申請の手続等を行ってまいります。なお小中一貫教育校の基本方針は堅持しながら、将来の中学校の建て替えも見据えた小学校校舎配置計画、構造等の見直し等を行い検討し、中学校の建て替え敷地や、議員や地域からも御指摘のあった運動場の確保など、学校敷地の拡張も含めた検討を行うものとなります。 ◆8番(金城一文議員) 見直しによってソフト面での進捗状況というのは、何か影響はないでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 高嶺小学校の移転改築工事が見直され、工事期間が令和7年から令和9年になることに伴い、高嶺小中一貫教育校の開校も令和10年度を目標にするということになります。そこで開校に向けて取組を進めていた糸満市立高嶺小中一貫教育校開校準備委員会も、一旦作業を休止することといたしました。今後は高嶺小学校の移転改築工事の進捗状況に応じて、開校の2年前をめどに糸満市立高嶺小中一貫教育校開校準備委員会を再開していく予定としております。 ◆8番(金城一文議員) 今回市民の多くの血税を無駄にしてしまったということは、絶対にあってはならないことですし、絶対に繰り返してはいけないことだと思います。当局には猛省を促したいと思います。これまでも地元選出の議員から御指摘がありましたが、そもそも狭隘な土地に校舎を建てようとしたことが間違っていたのかもしれません。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時10分)                              (再開宣告午前11時10分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆8番(金城一文議員) 設計をやり直すとのお話ですが、周辺の土地を購入し無理のない校舎建築、配置計画を進めていただきたいと思います。災い転じて福となすということにはならないかと思いますが、地域の方々に見直してよかったと思っていただければ、損害も少しは回収できるかもしれないと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きましてG7関係閣僚会合が、本市で開催される際のメリットは何でしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 G7関係閣僚会合が本市で開催された際には、世界各国のマスコミ報道によって美しい自然や伝統文化、平和を希求する願いが発信され、国際的な知名度の向上、国際会議や国際イベントの誘致、コロナ禍での観光回復の後押しにつながるものだと認識しております。 ◆8番(金城一文議員) ぜひ招致していただければ、糸満市には国際会議のできるホテルやくくる糸満などの有用な施設、様々な観光施設、おいしい地場産品などがあるということがアピールできると思いますので、糸満市にとって大きな大きなメリットとなりますので、ぜひよろしくお願いいたします。 続きまして最後、件名8に行きたいと思います。救急車についてですけれども、不要不急な利用と見られる出動は何件ぐらいありますか。 ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 不要不急な出動要請があった件数ということですが、消防のほうでは搬送後に入院を要さない軽症者について件数をお答えいたします。令和元年度の出動総数が2,731件に対し、軽症者が1,400件、それから令和2年が出動件数2,542件に対し軽症者が1,229件、令和3年度が2,614件に対し軽症者が1,251件となっております。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。不要不急な利用と見られる出動要請というのがあるということですけれども、具体的にどのようなものがありますか。 ◎消防長(平田徳明) お答えいたします。 不要不急な利用と見られる要請ということですが、交通の手段がないからとか、早く診てもらえるからとか、便利だからといった理由での要請があると伺っています。 ◆8番(金城一文議員) 1,000件以上そのような出動があるということですが、そういうものがなくなれば……。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時14分)                              (再開宣告午前11時14分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆8番(金城一文議員) 多くのそのような出動要請があるということですけれども、こういう要請がなくなれば救急車も順調に回って職員の負担も少なくなって到着時間が遅れることもないという状況になると思うんですけれども、そのような不要不急な利用を防ぐためにはどのような方法が考えられますか。 ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 救急車は救急に医療機関を受診するための地域の限られた手段です。本当に救急に医療機関へ搬送しないといけない方々のために、不要不急な要請は控えてほしいということで広報紙やFMたまん等で周知を行っているところです。 ◆8番(金城一文議員) これまでもそういうような周知をさんざんやってこられたと思うんですけれども、それでもなかなか件数が減らないということで、しかしながら出場要請があれば向かわなければならないと思います。こういうような状態が続いていくと、救急車を増やすというようなことも不可欠ではないかと思うんですがいかがでしょうか ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 現在、糸満市のほうでは3台の救急車で出動しています。昨今の緊急出動状態、それから糸満地域全体の広さからすると2万人以上に1台というような救急車の台数がありますので、それからすると病院等も搬送に時間を要するため、やはり4台で回していく。そのためには救急車とそれから職員の数が必要になってくると考えます。
    ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。勢い余って次の再質問まで答えていただいてありがとうございます。 救急車については終わりまして、今度は消防広域化ですけれども、広域化に向けての課題は何でしょうか。 ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 昨年3回、それから今年度に1回、勉強会を南部ブロックで開催をしております。勉強会において、他の消防本部から現在の消防力については格差があるということで意見があり、消防車両の整備及び職員定数について消防力に差があることから、特に職員定数については沖縄県の平均充足率の63.1%を超えていない消防本部もあるということで、やはり課題は職員数の課題の議題が上がっていました。 ◆8番(金城一文議員) 職員充足率を他市並みにするためには、何人の増員が必要でしょうか。 ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 職員充足率についてですが、先ほども答弁しましたが沖縄県の平均が63.1%ということで、それを目標にした職員の定数ですと、単純に試算すると9人の増員が必要と考えられますが、職員の増員については他の部署、それから全体的な調整が必要だと考えています。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。ただいま9人必要というお話がありました。現在の消防の業務で、消防士の資格を持たない者が従事できる仕事、業種というのはないでしょうか。 ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 過去に消防総務課において、市部局から職員が派遣された経緯もあることから、消防総務課の事務職については消防職員以外でも従事することが可能だと考えられます。 ◆8番(金城一文議員) 市長、聞いておられましたでしょうか。このようなお話でございます。広域化に向けて条件を合わせるという意味からも、先ほどありました救急車の増台、増やした救急車を動かしていくためにも職員の増員は必要だと思いますが、いかがでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 消防職員を増員するということにつきましては、職員定数自体の見直しが必要となります。消防職員の増員は必要だと認識はしておりますが、今後、今市として取り組んでいる定員適正化計画等を策定していく中で、また関係部署と協議してまいりたいと思っています。 ◆8番(金城一文議員) ありがとうございます。現在の職員の過重負担を解消するためにも、広域化に向けて話合いを進めるためにも職員の増員というのは必要不可欠であると考えます。市民の安心安全のためにも、ぜひ具体的な調整を始めていただきますようお願いいたします。 それ以外の今回課題となっておりました件につきましても、前向きに検討していただきますようお願いいたしまして私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時21分)                              (再開宣告午前11時21分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆3番(山内竜二議員) こんにちは。それでは通告書に従い一般質問を行います。 件名1、道路行政について。市道阿波根橋口線の道路整備は阿波根自治会が陳情書を提出し、平成30年から6年間をかけて自治会役員と市職員が協力して要請道路の近隣市民への聞き取りや整備に関しての説明を行っている案件です。そこで伺います。小項目1、市道阿波根橋口線の道路整備予定状況について伺う。 件名2、教育行政について。小項目1、令和2年度に市内各小中学校に導入したタブレット端末はネット環境に対応した機種変更への対応等が必要かと思いますが、検討されている内容について伺う。 件名3、「強い沖縄経済」の実現に向けた西銘大臣ビジョンについて。内閣府のホームページにも公開されている「強い沖縄経済」の実現に向けた西銘大臣ビジョンは、西銘前沖縄担当大臣が今後も継続して取り組んで行かれることと認識しています。糸満市の観光、リゾート分野に関連する部分があり、お伺いします。小項目1、概要について伺う。 小項目2、「国として、県・市町村・経済界等の協調した取組を支援する」とあるが、本市においても、国(内閣府)がまとめた総論の考え方を検証し、具体的な課題に取り組む考えはないか伺う。 件名4、死亡届の受付について。小項目1、死亡届の受付時間帯や受付体制について伺う。 小項目2、火葬許可証発行の状況について伺う。 件名5、医療的ケア児等実態調査について。医療の進歩によって、かつては救えなかった乳幼児の命が救えるようになりました。新生児集中治療室を退院後も、人工呼吸器の管理やたんの吸引といった医療的ケアが日常的に欠かせない子供が増えています。医療的ケア児と家族への支援を強化するため法律が制定されましたが、自治体が支援を行うには、各地域のケア児の実態調査が前提となります。糸満市において、その前提調査が動き出したことを市民にお知らせしたく質問させていただければと思います。小項目1、医療的ケア児等の実態調査を行っている目的について伺う。 件名6、プロ野球キャンプ受入れについて。小項目1、2022年プロ野球キャンプ受入れについて、沖縄県の経済効果について伺う。 小項目2、2023年プロ野球春季キャンプ受入れに向けた取組について伺う。 件名7、プレミアム商品券事業について。小項目1、プレミアム商品券事業の意義について伺う。 小項目2、昨年実施した商品券事業の販売実績と経済波及(福祉分を含む)について伺う。 小項目3、昨年実施した商品券事業の分析結果(利用店舗状況や福祉分商品券事業を含む)について伺う。 小項目4、本年度の実施スケジュールについて伺う。 以上、壇上での質問を終わり、答弁をお聞きして質問席での再質問を行います。 ◎市長(當銘真栄) 山内竜二議員御質問、件名3、「強い沖縄経済」の実現に向けた西銘大臣ビジョンについて。小項目1及び2についてお答えします。 小項目1、概要については沖縄のさらなる自立的発展に向け、沖縄振興特別措置法に基づく基本方針、振興計画による沖縄の総合的な振興を図りつつ、それをさらに後押し、加速化して、1、域外競争力が強く、2、外部変化に強く、3、民間主導による「強い沖縄経済」の実現を図る構想となっております。また本ビジョンでは、特に強化すべき分野を重点4分野に指定し、国として考える未来の沖縄経済が目指す姿とその実現に向けて具体的戦略等を提示し、国として県、市町村、経済界等と協調した取組を支援するとともに、自らも具体的戦略等の実現に向けて取り組むこととなっております。なお重点分野については観光・リゾート、農水産業・加工品、IT関連産業、科学技術・産学連携の4分野となっております。 小項目2、本市において国がまとめた総論の考え方を検証し、具体的な課題に取り組む考えについては西銘ビジョンの総論を検証するとともに、本市における様々な課題への対応に向けて調査研究をしてまいります。 残りの御質問につきましては、教育長及び担当部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名2、教育行政について。小項目1、タブレット端末の更新対応についての検討している内容についてお答えいたします。 タブレット端末については、令和3年3月に市内小中学校児童生徒、教師用として学習用タブレットを7,200台導入し、令和3年度から授業での使用や家庭への持ち帰り学習を推進してきました。タブレット導入から1年6か月を過ぎ、現在約80台の破損が生じています。今後は破損するタブレットの増加が予測され、タブレットの入替えを計画的に進めていく必要があります。現在のところ該当する国庫補助事業等の確認はできていませんが、国の動向を注視し、新たな補助金等制度の有無や、活用検討、先進地や他市の入替えの動向等を確認し、学校現場での教育活動に支障が出ないように計画的にタブレットの入替えを検討していきます。 ◎建設部長(上原斉) 御質問、件名1、道路行政について。小項目1、市道阿波根橋口線道路整備状況についてお答えいたします。 阿波根橋口線は、市道座波阿波根線を始点として、県道那覇糸満線をまたいで県道7号線を終点とする市道であります。そしてその一部を平成28年度に概略設計を行っております。現状は路面の舗装の損傷が多く見られ、整備の必要性は認識しております。しかしながら整備の時期につきましては、他路線の進捗状況及び計画されている新規路線との整合を図る必要があるため、事業化には至っていない状況にあります。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 御質問、件名4、死亡届の受付について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、死亡届の受付時間帯や受付体制については、平日は8時30分から17時15分まで、市民課戸籍係にて職員で受付を行い、火葬許可証を発行しております。また土日、祝祭日については8時30分から17時まで、警備室にてシルバー人材センターへ日直業務を委託しており、死亡届を受付し火葬許可証を発行しておりますが、それ以外の時間帯では行っておりません。 小項目2、火葬許可証発行の状況については、令和3年度552件、令和2年度515件、令和元年度566件となっております。今年度につきましては8月末現在で259件となっております。 ◎福祉部長(島根辰也) おはようございます。御質問、件名5、医療的ケア児等の実態調査について。小項目1、医療的ケア児等の実態調査を行っている目的についてお答えいたします。 医療技術の進歩により医療的ケア児が増加し、その実態の多様化に伴い障がいの状態に応じたきめ細やかな支援が求められております。そのような中、令和3年9月18日に医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律が施行されました。この流れを踏まえ、本市では令和4年3月より医療的ケア児とその家族の実態やニーズを把握するためのアンケート調査を実施しました。本調査は頂いた回答を分析し、本市の医療的ケア児等に対する支援施策や支援体制を検討していくための基礎資料とすることを目的としています。 ◎経済部長(大城司) 御質問、件名6、プロ野球キャンプ受入れについて。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、2022年プロ野球キャンプ受入れにおける沖縄県内の経済効果については、毎年プロ野球春季キャンプの経済効果に関する調査研究を実施している県内シンクタンクによると、43億4,700万円で発表されております。 小項目2、2023年プロ野球春季キャンプ受入れに向けた取組については、本格的な2次キャンプ実施に向けた施設整備や糸満市スポーツキャンプ等受入協力会との連携による球団への表敬訪問、また千葉ロッテマリーンズ本拠地での特産品贈呈などで、キャンプ地糸満をPRし、キャンプ期間中の来訪を目的とする誘客促進の取組を図っております。 続きまして御質問、件名7、プレミアム商品券事業について。小項目1から4について順にお答えいたします。小項目1、プレミアム商品券の意義については、コロナ禍においての新型コロナウイルスが長期化する中、物価高騰に直面する市内店舗及び市民生活の支援を図り、糸満市全体の地域経済活性化につなげることを目的としております。 次に小項目2、昨年度事業の販売実績と波及効果(福祉分を含む)について。販売実績については約2万7,000世帯のうち約63%に当たる1万7,000世帯が購入しております。波及効果については単純に商品券の販売額から算出しますと、商品券プレミアム100の実績が1億7,958万7,500円、プレミアム50の実績が9,941万1,500円、ひとり親家庭に対する商品券プレミアム50の無料配布の実績が984万2,000円、事業に係る事務経費が3,093万7,225円。合わせて約3億2,000万円の波及効果があったものと考えております。 小項目3、昨年度事業の分析(利用店舗状況や福祉分商品券事業を含む)について。スーパー、食料品については41%、ガソリンスタンド、生鮮食材、生活資材などが35%、飲食店が13%、その他11%となっております。 最後に小項目4、本年度のスケジュールについて、いとまんプレミアム商品券の販売期間が令和4年10月1日から12月末、利用期間が10月1日から令和5年1月31日までの期間となっており、1世帯当たり2冊まで購入することができます。 ◆3番(山内竜二議員) 丁寧な答弁をありがとうございました。 ではまず件名1、道路行政について。現在進行中の補助事業の進捗率を伺います。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 事業費ベースといたしまして、今年度末で真壁小波蔵線が95.2%、真壁前田原線が78.5%、安田多原線が92.7%、与那堀線が93.4%、糸満観光農園線が25.4%を見込んでおります。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。現在進行している事業が終了し、他の道路事業を経て本事業の整備に至るまでの間、どのように対応するかお伺いいたします。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 市としては、現状で路面の損傷が多く見られることから整備が必要だと認識しております。緊急的な対応策として部分補修を考えております。また全体的な舗装面の改修として、公共施設等適正管理推進事業債を活用できないか、検討してまいります。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。現在進行している事業の進捗状況や、他の道路事業を経て本事業の整備に至るまでの間の対応を確認することができました。本事業への対応を引き続きよろしくお願いします 次に件名2、教育行政について。タブレット利用で破損や故障が起きた場合の対応をお伺いします。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 当該タブレット端末を利用する上で破損や故障が起きた場合には、糸満市教育委員会タブレット端末機等管理及び貸出等に関する要領に基づき利用者の負担により弁償することを原則としておりますけれども、タブレット自体は児童生徒が使用すること、そして頻繁に持ち帰り使用があることを踏まえて破損の原因が故意の場合や過失が大きい場合以外は利用者への弁償を求めてはおりません。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。タブレット機材等が導入されたことにより維持管理費が必要不可欠になっています。現在のインターネット社会でICT教育は子供たちにとても重要な教育となっており、教育現場でのタブレット活用は直接インターネット環境に触れながら学習を進めて、児童生徒、教員ともに学習の効率化を図り変化していくインターネット環境に合わせた学びの場に重要な教育です。教育委員会をはじめ市職員や関係者の皆様には、大切なICT教育の取組を引き続きどうぞよろしくお願いします。 次に、件名3、「強い沖縄経済」の実現に向けた西銘大臣ビジョンについて。西銘大臣ビジョン策定に当たり広く一般からアイデア募集を実施した結果、その趣旨を取りまとめ反映した25件のアイデアが発表されているが、観光・リゾート分野の1番目に糸満市にてマリンレジャー事業を営む事業者より提案された、沖縄版海中美術館の整備が記載されています。このアイデアを糸満市において実現させるべく取り組む考えがないか、伺います。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 海中美術館の先進事例としては、メキシコのリゾート地カンクンに海底美術館があり、オーストラリアではグレートバリアリーフ海洋公園内に海中美術館があります。どちらも環境に優しい素材を使用し、サンゴ礁の保全の重要性を強調するように工夫されており、文化や環境に配慮した観光を促進することを目的として設置されております。本市は、恵まれた海洋資源の恩恵により発展してきました。海洋環境保全を訴えつつ観光促進が可能な海中美術館を整備することが可能であれば、その観光誘客や経済波及効果は多大だと認識しております。本市近海エリアにおいて海中美術館を設置する環境があるかどうか、提案者を含めた関係機関等からの情報収集を行っていきたいと考えております。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。糸満市の海洋環境を生かした海中美術館の整備は、糸満市の観光力向上へ大きく貢献し波及効果が期待できる事業だと思います。糸満市マリンレジャーの現場から提案され、官民協力して取り組んでいける本事業へのサポートをよろしくお願いします。 次に、死亡届の受付について。糸満市での24時間受付体制への検討についてお伺いします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 現在、議員の御提案の死亡届の受付と火葬許可証発行の24時間体制につきましては、これまで火葬場が夜間の営業を行わないことから行っておりませんでしたが、今後死亡届の受付及び火葬許可証発行の24時間体制については関係部署と調整を踏まえた上で、実施している自治体の事例を調査研究してまいります。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。糸満市は、死亡届の受付が17時締切りですが、締切りがなく夜間を含め24時間受付を行っている市町村からの火葬許可証が火葬場へ早く受付されやすいため、糸満市の火葬依頼が遅れて受理されています。昨今においては、火葬場への依頼件数が多いため予約が取りにくい状況があります。そういった中で、市内葬祭がスムーズに準備できるように死亡届の24時間受付体制調整を御検討よろしくお願いします。 次に件名5、医療的ケア児等実態調査について。ケア児の対応を考慮した場合、コーディネーターの存在が必要となります。医療的コーディネーターの目的と役割をお聞かせください。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 医療的ケア児等コーディネーターは、1人でも多くの医療的ケア児等が退院し、地域において暮らせるようになることを促進していくことを目的としております。同コーディネーターには医療的ケア児等の支援を総合的に調整する役割が求められています。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。市では、医療的ケア児等コーディネーターを配置している事業所を紹介し、また地域で活動するコーディネーターや市内の相談支援専門員などが参加するあつまれIKEAの森を立ち上げていると聞きます。このあつまれIKEAの森とは、どのような活動をしているのか。またいつから活動を開始しているのか、お伺いします。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 医療的ケア児等に関する1、家族の支援に向けた体制づくり、2、支援に携わる関係機関の連携、3、困り事を抱える支援者を支援者同士で支え合う体制づくりを目的に医療的ケア児等コーディネーターや相談支援事業所等を中心に令和2年7月に発足し、具体的な支援方法の共有や社会資源の調査、孤立化の防止などの取組を進めています。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。市は、ケア児支援の必要性から現場スタッフとの意見交換を行っていること。また多様な意見を基に調査の必要性を判断し、実施したことが分かりました。 では調査は4月で終了しているものと理解しています。調査結果はどのようなものになっていますか。概要をお聞かせください。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 当初、調査期間を4月末としていましたが、回答の状況から再度未回答世帯へ回答協力依頼を行うなど、アンケート期間を7月末まで延長しました。現在、回答の集計作業を行っていますが、対象となる医療的ケア児の抱える障がいの程度や種別、就学前から高等部までと年齢も幅広く分析に時間を要しております。頂いた回答における共通するものとしましては、就学、進学に対する不安、緊急時の預かり先の確保が困難なこと、経済的な不安などの声が寄せられています。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。実態調査を踏まえ、保育や学校現場との連携について意見交換の状況をお聞かせください。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 現在、集計分析作業中であり、保育や学校現場との具体的な連携にはもうしばらく時間を要する見込みでございます。実態調査の内容については、事前に市民健康部、こども未来部、教育委員会と調整を行っておりまして、集計分析結果についてもそれらの部署としっかり共有をしてまいりたいと思います。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。教育委員会に確認します。本年7月文科省から令和3年度学校における医療的ケアに関する実態調査が公表されました。その中において、教育委員会におけるガイドライン等の策定状況があり、策定率は14%となっています。市教育委員会の取組状況並びに、そのお考えをお聞かせください。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 御質問にお答えいたします。 令和3年9月18日に施行された医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律第10条の教育を行う体制の拡充等に基づき、教育委員会では小学校等が安心安全に医療的ケア児を受け入れることができるようにするため、教育、医療、保健及び福祉などの関係部局や機関のほか、保護者の代表などで構成される会議体を設置することが示され、その中で小学校等における医療的ケアの対応の在り方などを示したガイドライン等の策定が求められております。本市教育委員会としても、それを踏まえてその必要性は認識しておりますので、関係部局と連携し取組を進めていきたいと考えております。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。医療的ケア児と家族が直面する課題はそれぞれ異なることから、即座の改善は難しいかもしれません。しかし障がいの有無にかかわらず、共に学び、育っていくことが尊重される社会づくりは急がれます。そのような中、本市で医療的ケア児等の実態調査が行われていることに感謝いたします。調査により見えた課題や国への要望や要請などの対応を含め、早い時期に子供たちの学びの機会を確保し家族の負担軽減が実現することを期待します。 次に件名6、プロ野球キャンプ受入れについて。シンクタンクが示した2022年春季キャンプにおける産業別経済効果はどのようになっているか、お伺いします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 産業別で多いほうから見ると、宿泊業が8億8,100万円と最も大きく、次いで飲食サービスが5億3,900万円、建設業が3億8,300万円などの順となっております。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。シンクタンクが示した2022年の経済効果は、沖縄県内で43億円を超えております。糸満市に置き換えるとどの程度と予測されるか、試算があればお聞かせください。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 シンクタンクの調査では、県全体の経済効果を産業ごとに糸満市の自給率で案分して算出した概算値では、1億3,600万円となっております。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。2022年の産業別経済効果で宿泊業が最大で8億8,100万円との試算です。2022年の千葉ロッテマリーンズの春季2次キャンプ時の選手の宿泊地は那覇であったことから、糸満市内ホテルへ誘致することが大切になります。選手の市内宿泊により、マスコミやファンの地域内人流拡大にもつながり、おのずと経済波及がもたらされるものと考えます。この点については、市長のトップセールスが必要となります。市長の御見解をお聞かせください。 ◎市長(當銘真栄) 山内竜二議員の再質問にお答えさせていただきます。 先ほども経済部長からも答弁があったように、宿泊業が大きいということもあります。自分のほうからも、球団には市の経済界を巻き込んでいますので、糸満市の事業所を活用するようにお願いをさせていただいておりますので、そのような方向に向かうと思っております。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。プロ野球キャンプ誘致の大きな目的の1つに波及効果があります。千葉ロッテマリーンズの市内宿泊確保への御対応をよろしくお願いします。 次に、来季のキャンプ成功には球場を含む運動公園の施設整備の進捗が大変気がかりです。また県民体育大会成功に向けて整備費なども計上しています。防球ネットやグラウンド内側溝などを含め、整備の進捗状況を教えてください。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 西崎球場防球ネット整備工事は、西崎球場の機能強化を目的に令和4年6月14日に議決を得て工事に着手しております。工事の進捗状況は、8月末現在約30%で、令和4年12月の完成を目指しております。またグラウンド内側溝工事は、現在設計図書の作成中であり準備が整い次第発注する予定であり、県民体育大会に向けて11月中旬の整備を目指しております。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。キャンプ成功には、ソフト事業の導入も大切だと思います。本年度、協力会と連携した取組があるでしょうか。また2023年に何をするか、現在の予定などがあれば教えてください。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 本年度の取組として、協力会と連携した応援ツアーの一環で、球団を表敬訪問した際にキャンプの継続及び期間の長期化を要請しております。また2023年の春季キャンプ受入れでは、ロッテ球団へ新型コロナウイルス感染症の状況を鑑みながら、野球教室等の市民交流事業を実施していただくよう依頼しております。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。他の自治体を見ても、キャンプ受入れで重要な役割をしているのが屋内運動場です。他のチームを迎えて試合をする予定にも、屋内運動場の有無が大きく影響すると思います。ホームページで公表されている糸満市スポーツ観光交流拠点施設基本計画では建築工事で約13億円、外構工事で1,900万円となっていますが、昨今の資材高騰などの影響がないか心配です。差し支えなければ設計業務でどの程度の建築工事を見込んでいるのかお示しください。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 糸満市スポーツ観光交流拠点施設基本、実施設計業務は、令和4年5月に着手しており8月末現在基本設計が完了し、現在実施設計に移行しております。基本設計段階での概算工事費は約15億円と見積もっております。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。シンクタンク報告のまとめで、スポーツ観戦を目的とした来県は沖縄観光における新たな客層の獲得及びリピーター創出へとつながり、コロナ禍で疲弊している県経済の回復、観光需要の平準化に資する重要な役割を担うと分析しています。その上でウィズコロナ、アフターコロナを見据え県内スポーツ産業の持続可能な運営と今後のさらなる発展が期待されると、その展望を示しています。シンクタンクの分析結果は、糸満市のキャンプ受入れの取組を後押しするような内容です。ぜひ今後ともコロナ禍で疲弊している経済を回復する戦略として、キャンプ成功に向けた取組の加速をよろしくお願いします。 次に件名7、プレミアム商品券事業について。事業所へのヒアリングでプラスやマイナス評価の声はどのようなものがあったか伺います。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 プラスの評価としてコロナ禍で売上げが減少する中、新規のお客さんが増えた。次に商品券利用で客層が広がった。地元の方が来店するきっかけとなった。事業者に対する換金が早かった。次にマイナスの評価でありますけれども、利用店舗に偏りがあるように見える。夏場や消費低迷の時期を見計らう戦略が必要ではないか。食品や生活必需品の購入に比べ観光産業にあまり効果がないというような意見がございました。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。既存の商品券事業では、市内土産品店への恩恵は限定されるが、何か取り組めることがないか伺います。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 市内土産品店への取組については、コロナ禍で落ち込んでいる市内土産品等から商品、主に特産品なんですけれども、商品を市が買い上げ、県外での観光、物産フェア、スポーツイベント等において観光誘客の目的で贈呈をしております。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。本年度のプレミアム商品券事業の経済波及効果の見込みを伺います。 ◎経済部長(大城司) 令和4年度商品券事業については、1冊4,000円相当の商品券プレミアム100を2,000円で販売、3,000円相当のプレミアム50を2,000円で販売、それぞれ3万8,000冊を発行します。単純に発行数から算出しますと2億6,600万円を見込んでおり、また事務経費が3,460万円となり、合わせて約3億円の経済波及効果があるものと見込んでおります。 ◆3番(山内竜二議員) ありがとうございます。新型コロナウイルスの影響で冷え切った市内経済や疲弊した市民生活に元気を、活力をつけるために調査検討し、補助メニューを活用したプレミアム商品券事業を準備していただき感謝いたします。 これで私の全一般質問を終了します。ありがとうございました。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時07分)                              (再開宣告午後1時15分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆5番(浦崎暁議員) 皆さん、こんにちは。一般質問に入る前に字句の訂正をお願いします。件名2の小項目3、その中のオ、「多文化行政」を「多文化共生行政」にお願いしたいと思います。 それでは一般質問に入る前に所見を述べたいと思います。去る7月8日、安倍晋三元首相が街頭演説中に銃撃され亡くなりました。政治家の命を卑劣極まりない暴力で奪い去るということは、いかなる理由があっても絶対に許されるものではありません。安倍元首相の御冥福を心からお祈り申し上げます。さて今月の27日には、安倍元首相の国葬が行われますが、国葬をめぐっては今様々な問題点が指摘されています。国葬は憲法違反であり、法的根拠もないとも指摘され、巨額な税金が投入されることが明らかとなっています。だからこそ今多くの国民の国葬反対の声が巻き起こっているのであります。さらに国葬は、統一教会との関係が深いとされる安倍元首相を国を挙げて賛美することにもつながるとの声も上がっています。国葬に対して、私は断固反対を表明します。9月11日に沖縄県知事選が行われました。そこで多くの県民の支持を得て再選を果たした玉城デニー県知事は、国葬に参列しないことを表明しました。私は沖縄県民の一人として、デニー知事のこの決断を高く評価したいと思います。それでは一般質問を行います。 件名1、統一教会問題について。小項目1、市長の同問題への認識を伺う。 小項目2、過去に市当局が統一教会(世界平和統一家庭連合、関連団体を含む)と関係することがあったかどうか伺う。 小項目3、同団体や関連団体と関係したと指摘されている議員に対してはどのように考えるか伺う。 小項目4、宗教2世問題が児童虐待であると指摘されている。これをどう考えるのか伺う。 小項目5、統一教会や関連団体と一切接触や関係しないための対策について伺う。 件名2、多文化共生行政について。小項目1、本市に暮らす外国籍の方々について伺う。ア、外国籍の方々の総数。イ、国籍別数。ウ、在留資格別数。 小項目2、市内の企業で就労する技能実習生が多く暮らしていることについて市長の認識を伺う。ア、受入れ機関や管理団体等との意見交換、アンケートやニーズ調査の実施。 小項目3、多文化共生行政推進について伺う。ア、市内に住む外国人や技能実習生が集い地域住民と交流できる施設の必要性。イ、文化やスポーツでの交流事業開催。ウ、やさしい日本語の普及。エ、技能実習生等の生活オリエンテーション(ごみ出し分別、交通安全、生活安全)。オ、多文化共生行政推進計画の策定。 件名3、南部病院跡地利用について。小項目1、現在の土地と建物の権利関係を伺う。 小項目2、跡地利用に向けた今後の計画を伺う。 件名4、生活保護行政について。小項目1、生活保護率の速報値について伺う。 小項目2、扶養照会について伺う。ア、現在の扶養照会の実務状況。イ、「生活保護のしおり」の見直し。 件名5、インクルーシブ教育について。小項目1、小中学校普通教室における医療的ケア児の受入れ体制や支援体制、今後の具体的課題について伺う。 件名6、福祉行政について。小項目1、災害時、重度障がい者(児)や医療的ケア児の避難所設置について伺う。 小項目2、後期高齢者医療制度におけるはり・きゅう・あんま・マッサージ助成の開始について伺う。 件名7、観光施設整備について。小項目1、魂魄之塔線への駐車場整備について伺う。 あとは質問席より再質問を行います。 ◎市長(當銘真栄) 浦崎暁議員御質問、件名1、統一教会問題について。小項目1及び3についてお答えいたします。 小項目1、市長の同問題への認識については、同団体の資金集めや強引な信者勧誘は司法の場でも裁かれ軒並み違法判決が確定している状況を踏まえ、団体と関係を持つべきではないと考えております。 小項目3、同団体や関連団体と関係した議員に対してはどのように考えるかについては、個人の政治活動に関するものでありますが、関係性については政治家として説明を尽くすべきだと考えております。 残りの御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名5、インクルーシブ教育について。小項目1、小学校普通教室における医療的ケア児の受入れ体制や支援体制、今後の具体的課題についてお答えいたします。 現在、小学校の普通教室での受入れ体制は整っていないのが現状です。施設の改修のほか看護婦や介護福祉士などの人材の確保、教職員が医療的ケアについて学ぶ時間の確保、研修の実施など医療的ケア児や家族を支える体制づくりが今後の課題になると考えております。医療的ケア児の受入れにおいては、安心安全の確保が必要不可欠なため教育、医療、保健及び福祉などの関係部局と連携し、取組を進めていきたいと考えております。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時24分)                              (再開宣告午後1時24分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎教育長(幸地政行) 先ほどの答弁の中で「看護婦」と述べたということで、正しくは「看護師」です。訂正します。 ◎企画部長(金城満) 件名1、統一教会問題について。小項目2、過去に市当局が統一教会(世界平和統一家庭連合、関連団体を含む)と関係することがあったかについてお答えします。 本市において、3件の対応が確認されております。1件目は令和元年6月に、PeaceRoad2019in沖縄の案内があり本島一周横断時に市役所を通過する際、庁舎に立ち寄り市長が激励のメッセージを送った事例がございます。2件目は、平成30年9月2日と令和元年10月27日に、糸満市農村環境改善センターを旧統一教会関連団体に貸し出した事例がございます。3件目は、旧統一教会関連団体の出版物を中央図書館において、9月14日時点で11冊所蔵しております。 小項目5、統一教会や関連団体と一切接触や関係しないための対策については、全国霊感商法対策弁護士連絡会から提供されている統一教会関連団体リストの情報を全庁で共有を図り、市行政への関与がないよう取り組んでまいります。 件名2、多文化共生行政について。小項目3、多文化共生行政推進について、アからウ及びオについて順にお答えいたします。小項目3、ア、市内に住む外国人や技能実習生が集い地域住民と交流できる施設の必要性については、外国人住民を地域社会の一員として受け入れ、人の交流やつながり、助け合いを充実するための環境の整備が必要と考えております。なおコロナ禍の影響が長期化する中、国際交流に関する事業が停滞していることから、国際交流の拠点として既存の公共施設の活用も含め検討してまいります。 次にイ、文化やスポーツでの交流事業開催については、地域住民と外国人住民が相互に交流し、多文化共生に関する理解を深める場づくりの推進が求められております。その中で多文化共生施策を計画的かつ総合的に推進する取組として、お互いの文化に触れる機会やスポーツを通した交流が効果的かと思われますので、地元の外国人住民から意見を聞く機会を確保することにより、交流事業の在り方を調査研究してまいります。 次にウ、やさしい日本語の普及については、行政サービスの向上の一環として令和4年8月2日に職員向けのやさしい日本語の研修を実施したところであります。参加した職員からは、外国人の市民の目線に立ち、やさしい日本語にて情報を伝えることは非常に有用であるとの感想が寄せられたことから、研修会の定例化や参加者の拡充等に向けて検討してまいります。 次にオ、多文化共生行政推進計画の策定については、国が取りまとめた資料によりますと多文化共生の推進に係る指針、計画を策定している自治体は全国で940団体とのことであります。なお本市においては、第5次糸満市総合計画の施策の展開に位置づけておりますが、個別計画の策定については先進的事例を踏まえ調査研究をしてまいります。 件名3、南部病院跡地利用について。小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、現在の土地と建物の権利関係については、土地に関しては県有地となり建物に関しては糸満市及び糸満市土地開発公社の財産となります。 小項目2、跡地利用に向けた今後の計画については、土地利用計画として行政機能別にゾーニングを設定し、市民ふれあいセンターゾーンでは老朽化した社会福祉センターの建て替えを契機として、新たな福祉政策の拠点を形成するとともに地域コミュニティーの形成、強化を図る区域と位置づけております。また既存のグラウンドの場所を多目的運動場ゾーンとし、既存の機能維持や住民の健康増進、交流の場の創出、災害時の一時避難場所等の防災機能の強化を図る区域と位置づけ、企業誘致促進ゾーンでは真栄里地区で計画されている公共交通ターミナル近接や国道331号沿いの立地特性等を生かし、計画地に期待される機能を有する企業の誘致を図るものとしております。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時32分)                              (再開宣告午後1時33分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 件名7、観光施設整備について。小項目1、魂魄之塔線への駐車場整備についてお答えいたします。 県道魂魄之塔線における駐車場整備については、米須・山城海岸は沖縄本島で有数のサーフポイントであり、市民や県内外の観光客が訪れるとともにサーフィン大会などマリンスポーツの会場として多くの方に利用されております。しかし海岸利用者の常設駐車場が未整備な状況により路上駐車が後を絶たず、公園利用者や慰霊碑の参拝客への影響など交通安全の観点から早期の対応が求められております。なお平成29年5月に策定しました大度園地・周辺海岸総合整備基本計画において、米須・山城海岸一帯をマリンアクティビティゾーンとして位置づけ、海岸利用者のための駐車場等の整備により利便性の向上や利用者の拡大を図ることを計画していることから、自然公園法や森林法などの法規制に対する課題の整理や関係機関との調整など、事業化に向けて取り組んでまいります。 先ほどの件名1、統一教会問題について、小項目2について修正がありますので、小項目2を再度答弁させてください。小項目2、過去に市当局が統一教会と関係することがあったかについては、令和4年9月14日現在で3件確認されております。1件目は令和元年6月にPeaceRoad2019in沖縄の案内があり、本島一周横断時に市役所を通過する際、庁舎に立ち寄り市長が激励のメッセージを送った事例がございます。2件目は、平成30年9月2日と令和元年10月27日に糸満市農村環境改善センターを旧統一教会関連団体に貸し出した事例がございます。3件目は、旧統一教会関連団体の出版物を中央図書館において11冊所蔵しております。 ◎こども未来部長(国吉丘) 御質問、件名1、統一教会問題について。小項目4、宗教2世問題が児童虐待であると指摘されていることについてお答えします。 子供は自由かつ独立の人格を持った権利の主体であり、子供を1人の人間として尊重しなければなりません。全ての子供は健やかに成長し発達する権利を持っており、自由に意見を表したりできるよう子供の権利を保障することは大人及び社会の責務であると考えております。この問題については、子供に与える影響や社会の動向を注視していきます。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 御質問、件名2、多文化共生行政について。小項目1、本市に暮らす外国籍の方々について、アからウまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、外国籍の方々の総数については、令和4年8月31日時点で1,018人であります。 次にイ、国籍別数については、多い順にインドネシア294人、中国229人、ベトナム123人、そのほかミャンマー、フィリピン、韓国など372人であります。 最後にウ、在留資格別数については、多い順に永住者211人、特定技能1号196人、技能実習者1号ロ117人、そのほか494人であります。 次に御質問、件名6、福祉行政について。小項目2、後期高齢者におけるはり・きゅう等の助成の開始についてお答えいたします。はり・きゅう等の指圧に対する助成については、令和4年10月からの実施に向け準備を進めているところであります。事業内容といたしましては、後期高齢者被保険者からの申請により1人1枚800円のはり・きゅう等利用券を1回6枚の年間12枚を限度に配布いたします。利用券の申請方法については、広報いとまん10月号への掲載及びホームページでの周知を予定しております。 ◎経済部長(大城司) 御質問、件名2、多文化共生行政について。小項目2、市内の企業で就労する技能実習生が多く暮らしていることについて、市長の見解について、アについてお答えいたします。 受入れ機関や管理団体等との意見交換、アンケートやニーズ調査の実施について、本市には多くの外国人技能実習生等が市内の企業及び個人事業所で就労しており、これからの少子高齢化における慢性的な人手不足には欠かせない人材であることから、地域社会における共生の実現が必要であると認識しております。本市では、所管課及び関係課において独立行政法人国際協力機構JICA沖縄センターのアンケート調査等を基に、外国人技能実習生の生活環境の改善に向けた支援等について当センターと定期的に意見交換を実施しております。 続きまして同じく件名2、多文化共生行政について。小項目3、多文化共生行政について、エについてお答えいたします。技能実習生等の生活オリエンテーションについて、本市では外国人技能実習生を雇用している市内企業から、生活に関するオリエンテーション等の要請依頼があれば教育委員会の出前講座制度を活用していただき、要請に合った支援サポートを行っています。令和4年度においては、市内冷凍食品関連事業者に新規雇用されるミャンマー人を対象とした、市民生活環境課におけるごみの分け方・出し方講話、商工水産課による特産品関連講話、秘書防災課による防災講話を実施いたしました。 ◎福祉部長(島根辰也) 御質問、件名4、生活保護行政について。小項目1及び2についてお答えします。 小項目1、生活保護率の速報値については、令和4年8月末現在20.16パーミルとなっております。 小項目2、扶養照会について。ア、扶養照会の実務状況については、これまでどおり丁寧に聞き取りを行い照会をしなくてもよい場合に当たるかどうかを検討し、扶養照会を実施するのは扶養義務の履行が期待できると判断される者に限って実施しております。 次にイ、生活保護のしおりの見直しについては、令和4年6月定例会に議員から御提言頂いた厚生労働省からの扶養義務履行が期待できない者の判断基準を明記し、漢字にはルビを振るなどの修正を行っております。 次に御質問、件名6、福祉行政について。小項目1、災害時、重度障がい者(児)や医療的ケア児の避難所設置についてお答えいたします。現在、重度障がい者、障がい児や医療的ケア児の避難所について、市内において特段定められた避難所はございません。まず重度障がい者等の避難場所についてですが、糸満市地域自立支援協議会において福祉避難所の確保に向け、昨年度に引き続き今年度も検討を重ねているところです。去る9月6日に開かれた居住・地域移行部会では、医療機関、障がい福祉サービス事業所、障がい福祉相談支援事業所、市社会福祉協議会、市防災担当部門等により福祉避難所に求められる役割や体制等について意見交換を行いました。その中では、障がい福祉施設等を福祉避難所として確保する場合の課題が幾つか確認されました。今後、これらの課題を整理した上で、福祉避難所の確保に向けて取り組んでまいります。 次に医療的ケア児の避難場所についてですが、医療的ケア児等については、今年3月から7月にかけて実態調査を行っており、現在その取りまとめ中ではございますが、人工呼吸器など医療機器の電源確保が1つの共通的な課題として確認されております。医療的ケア児の避難場所の確保については、福祉避難所の確保と並行しつつ様々な手法を検討していかなければならないものと考えています。 ◆5番(浦崎暁議員) 件名1、統一教会問題。再質問をする前に、皆さんも御存じのとおり、今テレビ、新聞、週刊誌、ワイドショーでもこの統一教会の問題というのは非常に報道されております。この問題というのは、非常に日本の政治にとっても、あるいは地域の政治にとっても大問題なんです。昨日9月14日のしんぶん赤旗に、統一教会と自民党との癒着をどう見るというテーマで、北海道大学大学院教授の櫻井義秀さんという方のインタビューを私は紹介したいと思います。「統一教会の目的としては、自民党政治家とのパイプを使いながら、一つには自分たちの活動に対して便宜を与えてもらうという戦略が当初からあるわけです。それにとどまらず、二つ目としては、自分たちの活動理念を日本の政治の中に実現しようとしているわけです。関連団体である国際勝共連合などを使って、反共という価値観を広め、スパイ防止法制定や改憲などの運動をやってきました。また「家庭教育」を強調する保守的な家族観や夫婦同姓を主張し、選択的夫婦別姓に反対しています。ところが、韓国は夫婦別姓で、韓国で生まれた統一教会、そして教祖ファミリーはすべて夫婦別姓です。こうした矛盾を抱えながら、日本では自民党寄りの保守的な政治観・家族観を広めるキャンペーンをしています。このような形で日本の政治過程に関わってこようとしているところが問題なのです。しかも、政治家への選挙協力とか、その姿を秘匿して見えない形で政治活動に関わってきて、いつの間にか自分たちの価値観を地方自治体の条例などという形で実現していく。これが統一教会の特徴なのです。」というようなことを述べております。 先ほど来、当局の答弁の中に、3点ほどこの統一教会と関わりがあることが明らかとなりました。まず1点目は、PeaceRoadというふうなことなんですけれども、当時の行政の市長はどなたでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 2019年当時の市長は、上原昭市長でございました。 ◆5番(浦崎暁議員) 上原昭市長の下で、統一教会関連団体と市役所のロビーでイベントを行ったということなんですけれども、このときは副市長もお見えに、いたんでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 1階ロビーで自転車ランナーをお迎えしている際には、副市長も一緒であったと認識しております。 ◆5番(浦崎暁議員) このとき、市に対してこういうところでイベントをするよというふうな前もった案内というのはありましたか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時51分)                              (再開宣告午後1時51分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 沖縄県PeaceRoad実行委員会という組織から、案内文が事前にございました。 ◆5番(浦崎暁議員) 2点目、農村環境改善センターというのは大きなところですよね、ここで講演会があったということなんですけれども、これは明確に統一教会関連の団体ということでよろしいんでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 当時許可した団体は、明らかに統一教会の関係団体と特定づけるものは求めていなくて、特有な関係性の認識もなかったものと認識しております。 ◆5番(浦崎暁議員) 端的に進めましょうね。3つ目なんですけれども、図書館に統一教会関連の書籍があると、統一教会関連出版社から出された書籍があるということなんですけれども、これは寄附なのか、それとも購入なのか、どうなんでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 11冊のうちタイトルは9タイトルだと思っておりますが、2タイトルについては寄附、1タイトルが購入と寄附、残り6タイトルについては購入となっております。 ◆5番(浦崎暁議員) 何か図書館でこの書籍が、この書籍の存在というものを調査したというんですけれども、これは全ての公共図書館ですか、調べたという話を伺っていますね、前もって。そのとおりですか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 全てというか、県内における公立図書館、県立、市町村立につきましては蔵書検索等でできますので、そこらのほうで検索しております。 ◆5番(浦崎暁議員) 市長に伺いたいと思います。市長は先ほど冒頭に、こういう団体とは関係を断ち切るべきだという趣旨の御答弁だと思います。やはりこの問題というのは、先ほど来、私もしんぶん赤旗のインタビューを御紹介したんですけれども、政治を本当にゆがめてきたんじゃないかということが疑われているんです。ですから自民党のほうでも379人のうち179人の方々がこの団体とお付き合いがあるということを自ら調査しています。ただどんどん増えているような感じなんです。地域の、地方のいわゆる議員とか、まだまだ調査されていないんですよ。どんどん増えていくんじゃないかと、まさに氷山の一角じゃないかと言われています。やはり本市においても、このように関係があったと、あるいは接触があったということと、残念ながら本当に私たち議会においても確認できる議員の方も、ちょっと接触があったのではないかということが今明らかとなっています。これはこういう団体についてはきちんとした対応をしていくということが、私は求められている局面にあると思います。大阪の箕面市ではこういうことを言っているんです。旧統一教会関連団体への対応方針についてということがネットで公開されておりまして、「箕面市は、昨今の旧統一教会に関する報道の状況を踏まえ、箕面市民の不安に配慮し、旧統一教会との関連が疑われる団体に対する補助金の交付、後援名義の使用許可、ボランティア団体やNPO団体としての登録など市行政への関与は認めないこととする。」と。もう一つは、「市教育委員会においても同様に、保護者や児童生徒の不安に配慮し、学校教育活動や学校が関わる地域行事、学校で行われる講座、その他の行事等には関与させないこととする。」ということを明確に述べているんです。金銭的な寄附を受けた団体は今返金しているという話も伺っていますので、そういう中で明確に市としても今後基準を設けて、明文化するなりして対応してほしいなと思っているんですが、これについてはどういうふうに考えますか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時57分)                              (再開宣告午後1時57分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 議員おっしゃるように、マスコミ等によって多くの市民が不安に思っていると思っております。先ほど生涯学習課も含めて、関わり方については内部で議論していきたいと考えております。 ◆5番(浦崎暁議員) 議論するというのは分かるんです。今、議論するなと言ったわけじゃなくて、この問題というのは明確に社会的な観点から見ても、一般社会通念上からもこの団体は非常に問題があるんだと、反社会性が強いんじゃないかというふうなことなんです。ですからこれだけ社会問題となっていて、私、先日行われた県知事選挙で自公候補が負けましたけれども、大きな敗因というのが要するにこの旧統一教会の問題だと思っています。これほどまでに社会に与える影響というのは非常に大きいわけですから、今求められているのは国会は国会でやるべきだし、国のほうできちんと議論すべき。ただ問題は、地方の自治体あるいは議会の場でこれを議論していって、問題点をやはり解明していくと、そこで対応していくというふうなことが、私は一番求められていると思います。議論した後に、きちんと明文化してネットでも公開して、糸満市のきちんとした姿勢をやはり市民に知らせていくという立場が私は重要じゃないかと思っています。 教育委員会に伺いますけれども、図書館を扱っていますよね、図書館に関係する所管なので。寄附を受けたということについては、今後どういうふうに考えていきますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 この図書館の本なんですけれども、本の内容によって判断していく必要があるのかと思っています。今回あります9タイトルにつきましても全てを精査したわけではございませんけれども、内容を見てみますと、そういったいわゆる図書館、公序良俗に反するような内容とはなっていないと。その辺を見ながら、今後その辺を含めて判断してまいりたいと考えております。 ◆5番(浦崎暁議員) 市としても、きちんと対応してほしいということで最後に伺います。実は社会福祉協議会でも相当数な献金及び寄附をしているんじゃないかいうふうなのが広がっていまして、糸満市と社会福祉協議会とは別団体なんですけれども。ただやはりお付き合いがある間柄ですので、できれば市のほうからも調査というか、点検というか、それができないかどうかというのを検討してほしいなと思うんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時01分)                              (再開宣告午後2時04分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問についてお答えいたします。 市の取組状況を社協のほうに説明をしまして、寄附等があれば今後の対応について協議をしていきたいと考えております。 ◆5番(浦崎暁議員) 件名1の小項目4について移りたいと思います。いわゆる宗教2世の問題です。この宗教2世とは、親が旧統一教会のように社会的に問題点が指摘されている団体の信者であり、生まれながらにして親が所属する団体の教義や信仰との関わりを強いられている子供たちのことです。そのために子供たちは親の宗教活動に強制させられる境遇に置かれてきていて、その子供たちは恐怖による信仰の強要、恋愛の自由がないとか婚姻の制限、交友の制限、献金活動の強制、布教活動の強要などの問題を抱えている。これらのことは明らかに児童虐待ではないか。そしていわゆる宗教虐待として問題の声が上がっているんです。これはつまり子供たちの基本的人権を本当に侵害している。そして法律的な整備が必要ではないかという声が上がっています。本年4月に本市は子どもを虐待から守る条例を施行しましたが、これは県内市町村初となる画期的なものです。児童虐待を絶対に許さない先進地とならなければならないと私は思いますが、この条例に虐待の定義というか、いわゆる宗教虐待も取り入れてはどうかという提案なんですが、どうでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時06分)                              (再開宣告午後2時07分) ○議長(金城寛) 再開いたします。
    こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 まず信仰の自由という部分がありまして、憲法上保障されるべきものだとうたわれております。一方、先ほどお話がありました糸満市子どもを虐待から守る条例及びその基になっています児童虐待の防止等に関する法律等の中で、児童に対して虐待をしてはならないと。当然児童の権利は守らなければならないということはうたわれているところでございます。議員のほうから御意見がありました部分については、いろいろな方から御意見を聴きながら判断していかないといけないのかなと考えてございます。 ◆5番(浦崎暁議員) 信教の自由があるじゃないかというささやきも聞こえてきますが、実はこの信教の自由と今度のいわゆる統一教会の問題というのは切り分けないといけないですよ。つまり信教の自由というのは憲法上保障された権利です。だけどこれを議論するということよりも、この団体というのがいかに反社会性を持っているのかと。つまり信教の自由という議論に巻き込んでしまうと、なかなか出口は見えないし複雑になっていくんですが、ただこの団体が持っている特殊性とか、あるいは指摘されているように反社会性というのをきちんと見た上で対応していかないと、非常に駄目だと。だからいろいろな問題が今発生しているんですよ、訴訟も続いていますよ。被害額も物すごい莫大な被害額です。数百億円というでしょう、これは果たして宗教なのかというふうな私は疑念もあります。ですから今自民党、いわゆる政権与党がこれじゃあいかんということで、いろいろ対策を講じて国による相談窓口も開設していますよね。ですから、ただこの議会で宗教の議論というのは、宗教的な問題について扱うというのはなかなかふさわしいものじゃないし時間もないしそういう場ではないと思うので私は言いませんけれども。それを一般的な話にするなということです。極めて特殊な状況が、今日本の社会、政治の中で起きている、そこをきちんと我々は捉えないと、信教の自由だという話ではないと思います。私も憲法を擁護する立場から、信教の自由というのは最大限保障しなければならないし、それはやはり基本的人権であり国民の権利なんです。でも今の統一教会の問題というのは停滞してはなりません。やはり被害者を生まない、あるいは法整備が必要なのか、あるいはどういう法整備が必要なのかという具体的な議論に入っていかないといけないと思うので、やはり一番基礎的な自治体の取組というのが今後重要になってくるんです。今後の市の取組というのは、やはりきちんとしてほしいなと思っています。 この問題については、小項目5になるんですけれども、この団体と一切関係しない、あるいは接触しないためにどういう対策を今後取っていくのかというのを再度聞きたいです。霊感商法対策弁護団の資料に基づいて、この関連団体を共有すると、これは分かりますけれども。やはり具体的な、繰り返すようですけれども明文化したものが、私は今後必要になってくると思います。どうでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時11分)                              (再開宣告午後2時12分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 先ほども答弁したところで、リストの提供を共有というところで、まず意識を高めていきたいと思っておりますが、先ほど議員から御提案のあった大阪の箕面市等の事例もありましたので、そういう先進のところでどのような法的解釈をしてきたかというところも調査していただいて、また事務的なところでどのように整理していくかということを調査研究して対応してまいりたいと思います。 ◆5番(浦崎暁議員) 件名2に移りたいと思います。多文化共生行政です。 本市に住む外国の方々が、ほとんどが技能実習生、特定技能生という方々というわけですね。本当に働く仲間たちです。その方々が糸満市の産業に深く関わっていて、活躍されているということが改めて明らかになったと思います。これは糸満市にとっても、本当に私は大きな財産だと思っていますし、やはり単なる労働力ではなくて、ここに地域に住む、私たちの市民であり住民だと思っています。やはり技能実習生となると、なかなか地域との触れ合いというか、地域との関係が疎遠というか、あまりないんですよね、残念ながらね。ですから今後、糸満市がどういう政策を進めていくかというのは、私は全県的に注目されるものだと思っています。全県の中でも、糸満市と名護市は際立って技能実習生が多いところと言われていますので、やはり市長もこの前ミャンマーの方々と懇談して、いろいろ活発なお話をされたと思います。そこで伺うんですけれども、やはり本市としてこの技能実習生を受け入れて、暮らしやすい糸満市を進めていく、そのために様々な政策を私も提案しましたけれども。当面、やはり一番大事なのは受入先である企業とか管理団体の意見を聞いていくということが必要だと思うんですけれども、これは実施するためにはもう期限を決めて早期にやってほしいなと思うんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時15分)                              (再開宣告午後2時19分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 現在、独立行政法人国際協力機構JICAのほうで定期的に意見交換会を実施しておりますので、そこからの情報も得ながら糸満市としてもそういった取組ができるかどうかというのを考えていきたいと思います。 ◆5番(浦崎暁議員) JICAが駄目だという話ではなくて、先進地も結構たくさんあります。本土ですけれどもね。やはりこれは大事なのは主体的に市が動いていくということです。そこはやはりどこそこの意見を聞きながらみたいな話じゃないですよ、主体的にやっていくということですよ。やはりそれをするためには企業とか労働者の声とか、当事者の意見を聞いていくということを私は求めたいと思います。 やさしい日本語は、役所の職員の中で勉強会を開いたりするのは結構なんですけれども、非常にいいことだと思います。ただこれはやはり市民にも広げていきたいなと思っているんですけれども、市民に対する講習というのがあってもいいんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 まずは職員からということで、今年度実施したところでありますけれども、生涯学習のところで出前講座という制度がありますので、それを活用して調整してまいりたいと思います。 ◆5番(浦崎暁議員) シャボン玉石けん くくる糸満、立派な施設ができていますよね。こういう講習会もここで開催していくということと、オリエンテーションの話をしたいなと思っています。件名2のエです。だから今でもやっているよと、ミャンマーの方に対するごみ出しの分別をやっているよと言うんですけれども。やはり大きなところで、全部の技能実習生を集めることはちょっと無理なんですけれども、集まってもらうこと、それは管理団体ともいろいろ調整が必要なんだけれども。例えば私が那覇市でそういうオリエンテーションの場に参加させていただいたときには、那覇警察署、あと那覇市の職員、防災関係の方とか入管の方も来てオリエンテーション、環境の問題を話されていました。やはりこういう機会を通して直接役所ともさらに交流を深めていくという場もあっていいんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 外国人にも労働者もいれば留学生という立場の方もおられると思います。市内で生活するために必要な情報ということで、生活を支えるオリエンテーションをするということでありますけれども。1課で対応できるものでもないと思いますので、先進地の取組をまず調査させていただいて、どのような方法があるか検討していきたいと思います。 ◆5番(浦崎暁議員) 技能実習生の方々が本当に働きやすい、そして暮らしやすい糸満市をつくっていくために私も頑張っていきますので、市も頑張っていってほしいなと思います。 移ります。インクルーシブ教育です。問題となっている高嶺小中学校の一貫教育の問題で、やはり医療的ケア児を抱えるお母さん方も、ちょっと残念な声が上がっているんです。医療的ケア児の問題というのは、待ったなしですよね。ですからこれはどんどん進めていかなきゃならないんです。ニーズがあればですね、例えば南小学校とか、市内には小中学校がありますので、受入れ体制をきちんと整備していくというのが必要だと思うんですが、どうでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 浦崎議員の再質問にお答えします。 今、市内の小学校受入れ体制の構築に向けて、先ほど来説明があるように、大きな課題もありますけれども、必要とする児童がいるわけですから、保護者の願いは大きなものがあります。そういったものも含めて、それに対処する準備等もやっていかないといけないと思っております。ただこれはほかの部、課とも調整をしていきながら、今後進めていきたいと思います。 ◆5番(浦崎暁議員) 国連から、日本に対してインクルーシブ教育を進めなさいという勧告も受けてしまっているんです。世界的にも問題となっているんです。ですからそういう中で、やはりきちんとその方針を進めてきてほしいのと、ニーズがあればきちんと対応していくということを最後に確認します。例えば具体的に南小学校でやってほしいとか、あるいは糸満小学校、兼城中学校でやってほしいということが出た場合、きちんと対応すべきだと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) そういうお子さんが出れば、その必要な医療的ケアも含めてしっかり話を聞いて、それから関係する課等とも調整をしながらやっていくべきものだと思っています。 ◆5番(浦崎暁議員) 件名6、福祉行政について。避難所を確保する場合の課題というのは何でしょうか。それと電源確保についても問題となると私は思うんですけれども、この2点について答弁願います。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えをいたします。 福祉避難所を確保する場合の課題につきましては、9月に行われた居住・地域移行部会では、避難所となる施設が担う役割や同施設で提供される身体介護等の支援体制の在り方を明確化していく必要があるとの意見がありました。例えば在宅の重度障がい者が避難先の施設においてもふだん利用している訪問介護等を利用できるようにするためには、どのような準備をしておく必要があるのかなどの課題が上げられています。 もう一つの質問にお答えをしますが、電源確保の方法につきましては、機器によって異なるということなんですが、予備バッテリーや自家発電機などを各世帯で確保しておくということや、避難所となる施設にも用意しておく方法などがあるということです。また県外においては、非常用発電設備を備えた医療機関を避難先としてあらかじめ確保するという事例もあるようです。さらに長時間の停電に備えて電源を必要としない吸引器などの代替品を用意しておくことや、それら器具の使用訓練を定期的に行って、ふだんからその使用に慣れておくことなども考えられるということでございます。 ◆5番(浦崎暁議員) 分かりました。福祉避難所の確保手法というのは、どういうものがありますか。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えをいたします。 大きく2つの方法があるということでございます。指定基準を満たす施設を市町村長が指定する方法と、あと障がい福祉施設などと協定を締結して福祉避難所として確保するという方法があります。市としては、まず市域の障がい福祉施設等への理解、協力等を求めて協定締結型の福祉避難所の確保に向けて現在検討しているところでございます。 ◆5番(浦崎暁議員) これは待ったなしの課題なので、早急に進めてほしいと思います。 最後に件名6の福祉行政について。小項目2の後期高齢者医療制度におけるはり・きゅう・あんま・マッサージ、今度の10月からこの助成制度が始まるということでした。これはやはりお年寄りの健康を守っていく當銘真栄市長に、私は政治的な表れだと大いに評価したいのと、やはり個々の制度をつくっていくに当たって、本当に汗を流してきた担当部、課に対して心より感謝を申し上げまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時30分)                              (再開宣告午後2時31分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆1番(大城むつみ議員) 議場、インターネット視聴の皆さん、こんにちは。一般質問の前に所見を述べさせていただきます。夏休みも明け、校庭には子供たちの元気な声が戻ってきました。交通安全指導をしていると、日焼けをした子や身長が伸びた子、元気に挨拶する子、元気のない子、それぞれの夏休みがかいま見られます。市内小中学校においては、コロナ対策をしながら読み聞かせも始まります。地域の子は地域で育てるを合い言葉で、糸満市の子供たちの健やかな成長を見守り続けたいと思います。それでは通告書に従い一般質問を行います。 件名1、公立認定こども園の民間活力導入(公設民営化)について。小項目1、公立認定こども園の在り方検討見直しをする前の市の考え方や市民の声はどうだったのか伺います。 小項目2、公立認定こども園の在り方検討の見直し結果について。 小項目3、公立認定こども園の公私連携移行園と移行時期について。 件名2、コロナ禍の学校生活について。小項目1、2学期が始まって、学級及び学校閉鎖の状況について。 小項目2、学校行事や学校生活の実施に関する方針について。 件名3、放課後児童クラブについて。小項目1、旧兼城幼稚園跡地に学童クラブが完成し、待ちに待った施設に市当局の対応に感謝いたします。そこで伺います。ア、職員及び利用者の駐車場の確保。イ、園庭や利活用未定地の活用は可能か。 件名4、教育行政について。小項目1、教育備品整備について。机・椅子の整備状況に不備があるとの相談があり学校を訪問し確認したところ、机・椅子の落書きや穴空き、表面の板の剥がれ等、早急に整備が必要と思われます。そこで伺います。ア、指摘された小学校の机・椅子の整備状況。イ、市内の小中学校の整備状況。ウ、今後の対応策を伺います。 小項目2、ブックスタート事業について。この事業は赤ちゃんが絵本と過ごすときの様々な表情や、うれしそうなしぐさがお父さんやお母さん、周りの大人たちにも喜びや心安らぐひとときを与えてくれます。赤ちゃんにとって絵本は、コミュニケーションツールの1つです。そこで伺います。ア、令和4年度における「ブックスタート事業」の進捗状況とアンケートの結果について。イ、セカンドブック実施について。 件名5、道路行政について。小項目1、横断歩道のカラー化の進捗状況について。 小項目2、地域内の見通しの悪い交差点や道路のカーブミラー設置について伺います。 件名6、生活環境について。小項目1、ごみ袋の種類とサイズについて伺います。 以上で再質問は席を移動して再質問いたします。 ◎市長(當銘真栄) 大城むつみ議員御質問、件名1、公立こども園の民間活力導入について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。 小項目1、公立こども園の在り方については、公立こども園における保育教諭不足などの問題を解決するため、令和2年3月に糸満市立認定こども園在り方計画を策定しました。その中で公立園の再編についても決定され、当初は西崎こども園を令和3年4月、また糸満南こども園を令和4年4月に公私連携園へ移行する予定となっていました。しかし急な決定により保護者や関係者から、都市部には複雑で多岐にわたる課題を抱えた子供たちがいる。公立が担うべきではないかなど様々な意見があったことから、一旦立ち止まるとともに令和2年12月に委員会を立ち上げ再検証を行うことにしました。 小項目2、在り方検討の見直し結果については、令和2年度から3年度にかけ計5回の委員会を開催、また全ての公立こども園と市役所において保護者説明会を計6回開催し、様々な意見を頂いております。その後、令和3年12月に検討委員会から最終報告があり、教育・保育に関する課題は地域によって異なり、公の役割としてそれらを市の施策に反映させるため、課題を吸い上げる機能としても重要であることから、都市部にも公立園を残す必要があるとし、3から5歳の施設(糸満南、西崎)のうち1施設、ゼロから5歳の施設(喜屋武、真壁、兼城)のうち1施設を対象とし、移行時期については令和3年12月時点の3歳児が卒園した後の令和6年4月以降が適当との報告を受けております。 小項目3、移行園と移行時期については、最終報告書の内容を踏まえ様々な角度から検討した結果、西崎こども園と兼城こども園を公私連携認定こども園に移行し、時期については両園とも令和6年4月とすることに決定しました。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名2、コロナ禍の学校生活について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、学級閉鎖及び学校閉鎖の状況については、2学期始業以降の学級閉鎖は1学級、学校閉鎖はゼロとなっております。 小項目2、学校行事や学校生活の実施に関する方針については、学校行事や学校生活の実施につきまして文部科学省及び県教育委員会から示されている通知に基づき、地域や各学校の感染状況等を踏まえて実施を判断しております。 ◎こども未来部長(国吉丘) 御質問、件名3、放課後児童クラブについて。小項目1、旧兼城幼稚園跡地に完成した児童クラブについて、ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、職員及び利用者の駐車場の確保について。児童クラブの敷地内には5台程度の駐車スペースが確保されています。 次にイ、園庭や跡地の利活用について。こども未来部において跡地利用計画は予定されておりませんので、他の部署による利用計画等を確認するとともに、地域の御意見や普通財産への移管も含めて総合的に判断してまいります。また児童の受入れ開始後、運営に係る課題等については指定管理者と調整していきたいと考えています。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 御質問、件名4、教育行政について。小項目1、教育備品整備について、アからウまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、机・椅子の整備状況については、現在学校からの購入計画が提出されており、それに基づき今月入札を行う予定としております。入札執行後は、速やかに納入できるよう手続を行っていきたいと考えております。 次にイ、市内の小中学校の整備状況については、全ての学校の確認は行っておりませんが、各学校には計画的に整備するよう依頼しているところです。今年度は既決予算の範囲内で教材備品と管理備品の割合を調整できることとしており、各学校とも前年度よりは多く購入する計画が提出されております。 最後にウ、今後の対応策については、補充すべき机・椅子の数を把握し、教材備品と管理備品の割合を調整して学校が計画的に整備できるよう予算を調整していきたいと考えております。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 御質問、件名4、教育行政について。小項目2、ブックスタート事業について、ア及びイについてお答えいたします。 小項目2、ア、令和4年度におけるブックスタート事業の進捗状況とアンケートの結果につきましては、ブックスタート事業は乳幼児健診前期と同時に行っており、今年度は9回を予定しております。現在4回を終了しており、8月28日現在の健診対象者数は260名、ブックスタート絵本贈呈数は231組の親子、贈呈率は88.8%です。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点より、読み聞かせの体験を行うことができず、来場者へのアンケートはQRコードを利用しております。第1子でブックスタートを知って絵本を読み始め、第2子は生後1か月から読み始めて有意義な時間が過ごせているなどの感想がございます。 次にイ、セカンドブック実施についてお答えいたします。ブックスタートのフォローアップ事業として、関係者からセカンドブック実施についての要望も多数あります。乳児期に一度配布しただけでは、成長の過程で絵本から離れてしまう可能性があり、それを防ぐためにもフォローアップ事業としてセカンドブックの必要性を感じております。今年度は専門の講師をお招きして勉強会を実施する予定であります。 ◎建設部長(上原斉) 御質問、件名5、道路行政について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、横断歩道のカラー化の進捗状況については、当初夏休み期間中に整備を予定しておりましたが、学校や警察との調整に時間を要したため整備が遅れています。現在、業者との打合せも済み、順次発注してまいります。 次に小項目2、地域内の見通しの悪い交差点や道路のカーブミラー設置については、座波地域におけるものと理解しております。現在、業者との現場確認等を済ませ、同地区のカーブミラー整備工事を令和4年8月24日に発注しており、10月中旬の設置完了を予定しております。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 御質問、件名6、生活環境について。小項目1、ごみ袋の種類とサイズについてお答えいたします。 ごみ袋の種類ですが、燃やせるごみ、燃やせないごみ、資源ごみの3種類を販売しております。サイズは大中小があり、大は縦86センチ、横67センチ、中は縦78センチ、横50センチ、小は縦65センチ、横40センチになります。 ◆1番(大城むつみ議員) 御丁寧な答弁ありがとうございます。それでは再質問ですが、件名6から行きたいと思います。 生活環境について、燃やせないごみについてですが、現在、市販されているのがこの大きさなんです。これは小です。小の大きさなんですが、市民から小でも大きいと。核家族の方から連絡がありまして、これの半分ぐらいのができたらいいなということで、例えば週1回でのごみの収集なので、やはりたまってから出そうという感じのがあるんですけれども、ためてからだと、この大きさだとなかなか1か月以上置いて、今度はビニールが駄目になってしまうと。できれば半分ぐらいのが欲しいですということを市民の方から提案がありましたので、いかがでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 燃やせないごみについてお答えいたします。現在、予定はありませんが、先進地の現状及び費用対効果を調査して検討してまいります。 ◆1番(大城むつみ議員) ぜひ調査して、市民の意見に応えられるようにしてほしいと思います。 それから燃やせるごみなんですけれども、同じくこれも小なんですが、今現在、皆さんも大体マイバックでスーパーで買物もされております。それでも最近はレジ袋が結構みんな出ているなと思いまして、レジ袋を自治体指定のごみ袋に代用できないかという提案でございます。それとスーパーで買物をしても、そのままごみに出せるという形で、実は先日テレビのニュースで、自治体のほうでそういう提案があって実際にやっているところがありました。ぜひ糸満市のほうでも検討していただきたいのですが、いかがでしょう。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 県外の一部の自治体で、実証実験としてスーパーやコンビニで有料のレジ袋を購入する際に、通常のレジ袋か可燃ごみ用のごみ袋を選択する取組を行っているということであります。本市ではマイバック利用を推奨し、ごみの減量化に取り組んでいるところでありますが、先進地の現状及び費用対効果ですね、先ほども申し上げましたが、それが活用できるか調査してまいります。 ◆1番(大城むつみ議員) 毎日の生活のために出てくるごみの問題ですし、皆さん身近に感じていて、ぜひ皆さんがスムーズに生活できるように検討していただきたいと思います。 続きまして道路行政についてですが、先ほどの答弁のように、やはり横断歩道のカラー化につきましても夏休みということで、先日の6月定例会でお願いしましたら夏休み中にということを答弁頂きましたので、どうなったか確認のために今回も質問してみました。遅れてはいるが調整中だということで、それも待っています。 あと地域内のカーブミラーですが、地域の方の何度もまだかまだかという声に押されまして、私も行政も頑張っているんだよということで、順番があるからねということでお話をしてありますが、そのように今回もまた答弁させていただきます。 ブックスタート事業につきましては、引き続きこの事業の継続を希望いたします。セカンドブックにつきましても、3歳から5歳の頃はより多くの単語や言葉を覚える時期です。たくさんの絵本で集中力も身につき語彙力も増し、健やかな成長の手助けとなるような大事な時期ですので、早期の実現に期待をしております。 教育行政、小項目1の備品整備についてですが、これも6月定例会で質問した事項ですが、実際、小学校へ確認しましたらまだですということで、それで委員会のほうではちゃんと予算をつけてもらって、もうすぐできますよというお話も頂きましたので、その確認のために今度も質問させていただきました。実は、市内小中学校の整備につきましても、先日委員会の皆さんと一緒に小中学校の視察をしました。少なからず取替えの必要な備品もありました。ですから定期的に委員会のほうで小学校の確認、もしくは小学校からの提案がありましたら、即時に整備をしてほしいと思います。子供たちは集中力も欠けてしまいますし、ぜひちゃんとした机・椅子で授業をして、勉強していただきたいと思います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時54分)                              (再開宣告午後2時55分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆1番(大城むつみ議員) 件名3、放課後児童クラブについてですが、実は昨日も現場を確認してきました。立派な児童クラブが完成はしておりますが、思ったよりも小さくて、敷地の4分の1ほどでした。それでその空いたところはどうするのかなと思いましたら、今の答弁だとまだ決まっていないとおっしゃっていますので、できればぜひそこに子供たちの遊具であったり、放課後学校が終わって、そこで子供たちがお母さんを待つ、迎えに来る人を待つような遊び場があるといいなと思います。 委員会のほうへ質問いたします。今、小学校、私が子育てのときには、遊具がブランコであったり鉄棒であったりあったんですが、今学校内はそういう遊具がないんですが、それがどうして撤去されたのか、そこをお尋ねします。 ◎教育長(幸地政行) むつみ議員の、これまでの学校には遊具等があったのに、最近見かけないということですよね。実際全ての学校を見ているわけではないんですけれども、昨今のことの影響もあるのかなと思います。まず1つ目は、学校幼稚園というのは5歳児の幼稚園教育が学校の敷地内で行われておりました。それは糸満市内の全小学校でありました。そこにおける隣接する幼稚園において遊具があったり、それから小学校もその近くに遊具が取りそろえていたことがありました。実際また以前と比較して少なくなっているのかどうか調べながら行きますけれども、そういったことも理由としてあるのではないかと思っています。そういったことも加味しながら、見ていきたいなと思っております。今、幼児教育は1歳から5歳、それから3歳から5歳ということでなっていますので、それがまた学校の施設外ということも多くなっていますから、その影響もあるのかなと。ちょっと答えになっていないかもしれませんけれども、そういったことからかなと思っています。 ◆1番(大城むつみ議員) ありがとうございます。子供の成長は、やはり遊びでも、体を動かして、これも成長の過程の中にあると思うんですね、元気よく体を動かして、追い駆けっこしたりとか。それが最近の子供には全然見られませんし、ましてやこの時期、コロナの間の中で、そういう遊びというのが昔のようにないなというのはすごく感じます。実際今、座波公民館の裏手のほうに、中庭に遊具が、ブランコがあるんですけれども、子供たちはみんな順番に並んでとか、楽しくブランコをこいでいるんです。そういう成長の過程で、それは遊具であったり、外でしっかり遊ぶという、体を使って遊ぶというのが大事じゃないかというのをすごく感じます。そこで幼稚園の児童クラブの空いている、未定地の活用として、市のほうで遊具がある公園なり、そこで子供たちは放課後や休日に利用できるように、そういう場所にしてほしいなという提案なんですけれども、いかがでしょう。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時59分)                              (再開宣告午後3時02分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 先ほどの答弁でもちょっとお答えしていますが、現時点でこども未来部において跡地利用計画は予定されておりませんので、他部署による利用計画を確認する、ほかに使う用途がないか確認するとともに、あと座波区の地域の御意見や普通財産への移管も含めて総合的に判断してまいりたいと考えております。 ◆1番(大城むつみ議員) ありがとうございます。それでは地域へ持ち帰って、みんなで相談して頑張っていきたいと思います。 それでは次に件名2のコロナ禍の学校生活についての再質問です。夏休み明けは子供たちの心が不安定になりやすいことは承知のことと思います。新型コロナの感染拡大による環境の変化で子供たちのストレスが増加し、教育現場としても小さな変化を見落とさない対応で御苦労が絶えないものと推察します。ここでまず市民健康部のほうに10代以下の感染状況をお伺いします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 2学期始まって以降の10代及び10歳未満のコロナ陽性者の数といたしましては、9月13日時点で10代が250名、10代未満が435名となっております。 ◆1番(大城むつみ議員) 250名ですか、多いですね。それでは夏休み明けで子供たちの動きが大変気になります。警察庁の統計を見ますと、小中高生の自殺者数として2020年が499人、2021年が473人と高止まりをしております。コロナ禍でマスク着用が当たり前になる中、子供たちの表情を確認することは難しいと思いますが、学校として子供たちからSOSを発信する教育上の工夫などの実践例などがあればお示しください。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 コロナ禍にかかわらず、学校では教師による児童生徒への声かけや観察を日常的に行っております。またそのやり取りや行動等で気になる児童生徒がいれば、個別に話を聞いたり教育相談の場を設定したりしております。また毎月の生活アンケートや学期ごとの教育相談等で、気になる記述や相談等があれば速やかに対応しております。 ◆1番(大城むつみ議員) 校庭や運動場に集まる全校朝会の実施、制限緩和について、教育委員会の認識を伺います。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 たくさんの人数が集まる学習及び集会等につきましては、文部科学省及び県教育委員会から示されている通知に基づき、3つの密を避けられるよう実施内容や方法等を工夫して可能な限り実施しております。 ◆1番(大城むつみ議員) ありがとうございます。3年目のコロナ禍で、子供たちは多くの我慢の中にいます。この時期にしか体験できない大切な思い出となる機会を奪わないよう、多様な教育活動の実現に一歩を踏み出してほしいと願うものです。学校を日常に戻すための委員会の見解を伺います。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症への長期にわたる対応の状況下においては、感染症対策と子供たちの健やかな学びの保障の両立を目指す必要があります。新型コロナウイルス感染症による感染状況やその対応は日々変化していることから、引き続き状況を慎重に見極めながら本市教育委員会は児童生徒の健康、安全を第一に考え、国や県から出されたガイドラインに沿って適切に教育活動を実施するように取り組んでまいります。 ◆1番(大城むつみ議員) ありがとうございます。先日の新聞の記事から抜粋したものがあります。新学期は子供の不調に注意。学校の夏休みが明け、新学期は特に子供が不調を感じやすい時期と言われています。おなかが痛いといった症状は、心の病気のサインであるおそれもあり注意が必要。専門機関は子供の変化に気づくことが大事で、決して無理をさせないでほしいと指摘。国立成育医療研究センターが2021年12月の調査では、小学5年生から中学3年生の2割から3割が頭痛や腹痛など、何らかの不調を日常的に自覚している。そうした子供は重い鬱の症状を抱えている割合も大きいし、助けを求められない場合も多い。子供たちが登校、登園をする姿、特に子供たちの目がきらきら輝いている顔を見ると、学校は楽しいとしっかり感じてほしいと強く願います。子供たちのサインを見落とさず、家庭、地域、学校で子供たちを守っていきたいと思います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時09分)                              (再開宣告午後3時10分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆1番(大城むつみ議員) 件名1、公立認定こども園の民間活力導入(公設民営化)について再質問を行います。 令和元年度に策定した市立認定こども園在り方計画は、保護者や小規模保育事業所への説明が十分でなかったことから、多くの不安の声が寄せられました。このような不安を解消するため、関係者や有識者を含めた新たな検討委員会を設置し、計画の再検証を行ったと理解しています。在り方検討にあっては、令和2年度から動き出し令和4年度に方向性を固め、実質的移行は令和6年と市民がゆっくり考える時間を設定するなど、以前の反省を生かした対応となっています。先ほども御答弁頂きましたが、決定までのプロセスと判断理由などを改めて説明していただけませんか。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 令和2年3月に最初に策定された糸満市立認定こども園在り方計画については、急な決定により保護者や関係者の方から様々な意見があったことから一旦立ち止まるとともに、令和2年12月に委員会を立ち上げ再検証を行うこととなりました。検討委員会及び保護者説明会において様々な意見を頂き、その後の委員会最終報告において都市部にも公立園を残す必要があるとし、3から5歳の施設、これは糸満南と西崎の2施設なんですが、そのうち1施設、ゼロから5歳の施設、喜屋武、真壁、兼城がございますが、そのうち1施設を対象とし、移行時期については令和6年4月以降が適当との報告を受けました。最終報告の内容を踏まえ様々な角度から検討した結果、西崎こども園と兼城こども園を公私連携認定こども園に移行し、時期については両園とも令和6年4月とすることに決定いたしました。 ◆1番(大城むつみ議員) 審議を進める上で、検討委員会のメンバー構成が気になります。令和元年度の計画を示した際のメンバー構成との違いなど、お示しください。またメンバー構成が変わっていましたら、どのような意図があったのか説明をお願いします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 まず委員のメンバー構成の違いについては、見直しの検討委員会において地域の方々及び保護者に多数御参加頂いたことになっています。まず当初ですが、当初計画策定時の委員会では外部委員として学識経験者が3人、区長会会長が1人、法人園長会の代表が1人、小規模保育事業所代表が1人、公立こども園保護者代表1人の計7人に御参加頂きました。再検証の委員会では外部委員として学識経験者が2人、法人園長会代表が1人、小規模保育事業所代表1人、また保護者の御意見を丁寧に拾うため、それぞれの公立こども園の保護者代表5人、1園ずつ5園ありますので5人です。それに加え法人園の保護者代表1人、小規模保育事業所の保護者1人の計7人の保護者に御参加頂き、合計11人となっています。 ◆1番(大城むつみ議員) 関わりを持つ多くの声を集めて、新しい検討委員会の考えを示したことが分かりました。以前は、西崎こども園、糸満南こども園の町なかの2施設としていたものから、農村部と都市部と分けて選定する必要があるとの理由を改めています。変更した意図をお聞かせください。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 最初の計画を策定したときに、保護者や関係者の方から、都市部には複雑で多岐にわたる課題を抱えた子供たちがいると。そういったところを公立が担うべきではないかという意見がありまして、そこも加味した上で都市部及び都市部以外の園、あるいはゼロから5歳、3歳から5歳、もともとの施設が3から5歳だけの施設を選ばれていましたので、両方とも残るような形で選定されたということでございます。 ◆1番(大城むつみ議員) 理解を促しながら移行作業を進める必要があると考えます。もし該当する移行園の利用保護者から公立園への転園の希望があった場合、どのような対応を考えていますか、お聞かせください。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 西崎こども園と兼城こども園に通う世帯から、転園の申出があった場合という御質問ですが、希望する施設の空き状況にもよりますが、通常の転園とは別で優先的に調整させていただきたいと考えております。 ◆1番(大城むつみ議員) 最後に、ぜひ利用者の声を確認しつつ作業を進めていただきたいと思います。では現在考えている今後のスケジュールについて、その計画をお示しください。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 11月に運営事業者選定委員会を立ち上げまして、公募の要件、あるいは審査基準等を決定した後、運営を行う事業者を募集したいと考えております。1月から2月にかけて1次審査、2次審査を行い、今年度中に運営事業者を決定する予定で考えています。令和5年度に入ると、市と運営事業者の間で仮協定書及び行政財産の賃貸借仮契約書を締結し、6月定例会をめどに市議会に財産貸付けの議案を提出します。議案が可決されれば公私連携認定こども園の設置及び運営を目的とする法人の指定を行い、引継ぎ期間を経て令和6年4月に新しい認定こども園に移行する計画となっております。 ◆1番(大城むつみ議員) ありがとうございます。さきの市長選で争点となった案件です。より丁寧な対応をお願いします。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(金城寛) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時19分)                              (再開宣告午後3時35分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆2番(玉城哲郎議員) 市民の皆様、インターネット中継を見ておられる皆様、議場におられる皆様、こんにちは。本日5番目の玉城哲郎でございます。一般質問に入る前に、先日9月11日に投開票がありました沖縄県知事選挙、玉城デニー氏が33万9,767票を取り当選いたしました。デニー知事は、昨日岡田直樹沖縄担当相と県庁で面談し、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地移設については、民意は明確に反対が示されたと述べ計画断念を求めました。岡田沖縄担当相は、沖縄担当相の役割は沖縄と政府とのかけ橋だ。予算編成の過程では覚悟を決めて財政当局と折衝をしたいと話しました。デニー知事が当選したことは、辺野古新基地建設反対の民意が多いと新聞報道等で言われていますが、私は医療費無償化やコロナ感染拡大防止の取組などが評価されたのではないかと思います。今後は基地問題への取組もそうですが、ヤングケアラーや子供の貧困問題、福祉の課題に取り組んで解決してほしいです。玉城デニー知事のこれからの活動を期待します。それでは一般質問に入ります。 件名1、糸満市スポーツ観光交流拠点施設(屋内運動場)整備について。小項目1、基本計画策定において、屋内運動場の大きさはどの程度を想定していますか。またどの市町村の屋内運動場を参考にしましたか。 小項目2、基本計画において、建設費はどの程度を見込んでいますか。 小項目3、屋内運動場を整備した際には、どのような市民利用を想定していますか。 小項目4、現在の屋内運動場整備の進捗状況を伺います。 件名2、糸満市潮平県道82号線について。小項目1、潮平入り口は雨水管の整備をしているが、なぜ5月、6月の大雨で冠水被害が起きたのか。 小項目2、潮平563番地付近から潮平公民館辺りまでの坂道の整備はできないか。 件名3、プロ野球キャンプについて。小項目1、市民交流をどのように考えていますか。 小項目2、糸満市スポーツキャンプ等受入協力会とどのように連携を取っていますか。 件名4、光洋小学校創立30周年について。小項目1、式典はどのような内容ですか。 小項目2、記念碑を建立するのはどうか。 小項目3、卒業生からのお祝いのメッセージを行うのはどうか。 件名5、ふるさと納税について。小項目1、ふるさと応援基金を活用して地場産品販路拡大事業を行っていますか。 小項目2、今年のふるさと納税額はどれぐらいか。 小項目3、企業版ふるさと納税は増えていますか。 件名6、葬儀場条例について。小項目1、葬儀場条例を制定する考えはないか。 件名7、南部病院跡地について。小項目1、これからの計画を伺います。 小項目2、土地は公社が優先的に取得できますか。 小項目3、現在地代は出ているか。 件名8、産後ケアについて。小項目1、産後ケア事業の内容を伺います。 件名9、選挙について。小項目1、9月11日投開票の県知事選挙の糸満市の投票率を伺います。 小項目2、センキョ割の内容を伺います。 小項目3、期日前及び当日、1番目に投票する方は何か特典はあるか。 件名10、台風について。小項目1、報道等で台風の接近情報が出たときの消防体制はどうなっていますか。 小項目2、防災対策は市民にどう周知していますか。 小項目3、災害対策本部はいつ設置するか。 件名11、新型コロナ感染症について。小項目1、4回目のワクチン接種率はどれぐらいですか。 小項目2、コロナ禍で落ち込んだ経済に対しどのような対応をしていますか。 小項目3、コロナ禍の影響で困窮世帯に対しどう対応していますか。 件名12、高嶺小学校について。小項目1、移転改築事業の内容を伺う。 小項目2、移転までの間、老朽化した校舎についてどう対応していくのか。 それでは市長、教育長をはじめ各担当部長の誠意ある答弁を求めます。 ◎市長(當銘真栄) 玉城哲郎議員、御質問、件名7、南部病院跡地について。小項目1についてお答えいたします。 小項目1、これからの計画については、土地利用計画として行政機能別にゾーニングを設定し、市民ふれあいセンターゾーンでは老朽化した社会福祉センターの建て替えを契機として、新たな福祉政策の拠点を形成するとともに、地域コミュニティーの形成、強化を図る区域と位置づけております。また既存のグラウンドの場所を多目的運動場ゾーンとし、既存の機能維持や住民の健康増進や交流の場の創出、災害時の一時避難場所等の防災機能の強化を図る区域と位置づけ、企業誘致促進ゾーンでは真栄里地区で計画されている公共交通ターミナル近接や国道331号沿いの立地特性等を生かし、計画地に期待される機能を有する企業の誘致を図るものとしております。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名12、高嶺小学校について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、移転改築事業の内容については、高嶺小学校校舎の一部が旧耐震構造のため早期の耐震補強が必要であり、また小学校校舎が南山城跡の上に建設されており、保存調査等に支障が生じることから、小中一貫教育校を前提に高嶺中学校敷地内へ高嶺小学校校舎等を移転改築する事業となります。 小項目2、移転までの間、老朽化した校舎の対応については、高嶺小学校の校舎の老朽化が進んでいることは確認しております。また一部校舎は昭和56年以前に建設されており、いわゆる旧耐震の設計になっております。今後の計画見直しにより、3年半程度小学校の移転が遅れることとなります。その間は学校管理者による日常点検に加え、設置者による定期点検を実施し、適宜修繕、改修を行います。また早期に仮設校舎建設に取り組み、児童生徒の安心安全を確保してまいります。 ◎建設部長(上原斉) 御質問、件名1、糸満市スポーツ観光交流拠点施設(屋内運動場)整備について。小項目1から4について、順にお答えいたします。 小項目1、基本計画策定において、屋内運動場の大きさ及び参考にした市町村については、当初構想では屋内運動場のアリーナ寸法を40メートル掛ける40メートルの規模を想定しておりました。しかし基本計画において競技別レイアウト比較を行い、アリーナ寸法を45メートル掛ける45メートルに広げることでフットサルコート2面、ゲートボールコート4面を確保することができ、市民利用が広がることから延べ床面積を構想段階よりも大きくし、約2,800平方メートル以上が必要と考えております。また参考にした市町村として、基本計画策定においては国頭村、嘉手納町及び宜野湾市の屋内運動場を参考にしております。 次に小項目2、基本計画において建設費はどの程度見込んでいるかについては、これまでの答弁で建設費を約10億円とお伝えしてきたところですが、先ほど答弁したように市民利用を鑑み屋内運動場の延べ床面積を大きくしたことにより、基本計画において概算建築工事費を約13億円と想定しています。 次に小項目3、屋内運動場を整備した際にはどのような市民利用を想定しているのかについては、基本計画において野球、フットサル、ゲートボール、保育園の運動会等の利用を想定しております。野球に限らず市民が利用しやすい屋内運動場となるような計画になっております。 次に小項目4、現在の屋内運動場の進捗状況については、今年度基本・実施設計を行っており、現在は詳細設計、構造計算及び建設費の積算業務中であり年内の完了を目指しております。 引き続き御質問、件名2、県道82号線について。小項目2、潮平563番地付近から潮平公民館辺りまでの坂道の整備についてお答えいたします。県道82号線は、潮平集落内を通り県道256号線へ通じる道路で、周辺には小学校もあります。現状としては歩道整備がなされておらず、車と歩行者が混在して危険な道路となっていることから、歩行者の安全確保に向け県に要請していきたいと考えております。 ◎水道部長(伊敷勝) 御質問、件名2、糸満市潮平県道82号線について。小項目1、潮平入り口雨水管を整備をしているが、なぜ5月、6月の大雨で冠水被害が起きたのかについてお答えいたします。 糸満市浄化センターの雨量計によると、5月31日は2時間で約120ミリ、6月3日は2時間で約100ミリの大雨が降っており、潮平集落側からの雨水だけではなく阿波根地区、北波平地区の一部及び豊見城市保栄茂地区の一部から多くの雨水が白川幹線を越流し、白川1号幹線に流入したことが考えられます。また雨水放流先である西崎東側に位置する県管理の公有水面が、干潮の時間帯にもかかわらず大量のマングローブの繁茂や土砂等が堆積していることで水の流れが阻害され、排水機能が発揮されなかったことも1つの要因として推測しております。 ◎経済部長(大城司) 御質問、件名3、プロ野球キャンプについて。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、市民交流については、今年のキャンプ時は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から実施しておりませんが、感染状況を鑑みながら野球教室等でプロ野球選手と子供たちとの交流の場が設けられるようロッテ球団と調整したいと考えております。 小項目2、糸満市スポーツキャンプ等受入協力会との連携については、自治体のみでは地域活性化等に結びつける取組が困難なことから、経済、スポーツ団体等の各種団体で構成された糸満市スポーツキャンプ等受入協力会と連携を図り、応援ツアーや本拠地での特産品贈呈などでキャンプ地糸満をPRしてまいります。 次に御質問、件名5、ふるさと納税について、小項目1についてお答えいたします。小項目1、ふるさと応援基金を活用した地場産品販路拡大事業について、本市ではこれまで県内外の消費者や県外の販売事業者に向けた物産や観光展を開催し、地場産品のブランド力向上と販路拡大を目的とした地場産品販路拡大事業を実施しております。今年度については、これまでの物産や観光展での販路拡大と併せてさらなる販路拡大や本市への誘客並びに消費拡大につなげるため、県内外や海外から愛着を持たれるための市内事業者の育成としたSNSやECを活用したマーケティングなど事業者向けのワークショップなどを予定しております。財源については、一括交付金に加えてふるさと応援基金を活用しております。 続きまして御質問、件名11、新型コロナ感染症について。小項目2、コロナ禍で落ち込んだ経済対応についてお答えいたします。農業関連については、新型コロナ感染症の影響を受けた畜産農家へ飼料費を支援したほか、学校給食へ県内外の野菜価格と糸満産の野菜の価格の差額補助やパッションフルーツゼリーの提供などを行い、農家支援を実施しております。次に商工業関連については、主に市内事業者を対象とした市独自の支援金の給付を行ったほか、糸満市地域経済とくらしを支える商品券事業によるいとまんプレミアム商品券の販売を行い、市経済回復に向け取り組みました。次に観光業関連については、ウィズコロナ、アフターコロナを鑑み、貸切りバス利用促進事業、観光商品モニター事業、観光プロモーション事業などを行ったほか、冬場の安定した誘客及び地域活性化につなげる目的でプロ・アマスポーツのキャンプ、合宿誘致等による観光誘客促進事業に取り組んでおります。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 御質問、件名4、光洋小学校創立30周年について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。 小項目1、式典の内容については、学校創立30周年期成会総務委員会で計画いたします。詳細については明らかにされておりませんが、これまでの周年行事で行われてきたように挨拶が中心になるものと思われます。 小項目2、創立30周年に係る記念事業については期成会により計画されます。議員御提案の記念碑の建立については、期成会へお伝えしたいと思います。 小項目3、卒業生からのお祝いメッセージについても期成会により計画されるものであります。議員の御提案は、期成会へお伝えしたいと思います。 ◎企画部長(金城満) 件名5、ふるさと納税について。小項目2及び3についてお答えいたします。 小項目2、今年のふるさと納税額はどれぐらいかについては、直近の令和3年度の実績でお答えしますと4億4,486万7,626円の寄附額となっております。 小項目3、企業版ふるさと納税は増えているかについて、令和3年度に1件で12万円、令和4年度に4件で60万円の寄附を頂いております。 件名7、南部病院跡地について。小項目2、土地は公社が優先的に取得できますかについてお答えします。沖縄県病院事業局との面談において、県有地売却の優先交渉権者は建物所有者であるという県の考え方を示していただいております。よって南部病院跡地に建設している建物の所有者である糸満市土地開発公社が県有地売却の優先交渉権を有していることから、優先的に取得できるものと考えております。 最後に小項目3、現在の地代においては、沖縄県病院事業局と糸満市土地開発公社が締結しております県有土地賃貸借契約によりますと、貸付料の月額は148万5,435円とのことであります。 件名10、台風について。小項目2及び小項目3についてお答えします。小項目2、防災対策は市民にどう周知しているかについては、ホームページ、防災行政無線、ラジオ、QABデータ放送、LINE、フェイスブックなど多様な情報発信ツールによる情報提供を行っております。 小項目3、災害対策本部はいつ設置するかについては、気象庁による暴風警報の発表後、災害が発生すると見込まれる場合に災害警戒本部を設置いたします。台風の進路や規模に応じて激甚化が見込まれる場合は、災害対策本部に格上げ対応をいたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 御質問、件名6、葬儀場条例について。小項目1、葬儀場条例の制定についてお答えいたします。 葬儀場の建設等に伴う紛争を未然に防止し、地域の良好な生活環境の形成に資することを目的とした条例について県内では確認できず、県外でも条例ではなく要綱と制定されていますので、これらを調査確認し総合的に考慮しながら今後の検討課題とさせていただきます。 次に件名8、産後ケアについて。小項目1、産後ケア事業についてお答えいたします。産後ケア事業は、退院直後の母子に対して心身のケアや育児のサポート等を行い、産後も安心して子育てができる環境を整えることを目的に、医療機関や助産院等と連携して実施しております。対象者は産後の心身に不調がある、育児に対する不安があるなど、生後1年未満の赤ちゃんとお母さんになります。内容は助産師が利用者の御自宅を訪問し、母乳マッサージや育児技術の習得支援、育児相談などを行うアウトリーチ型と、日中産後ケア実施施設へ来所した利用者に対し、産後の休養機会や不安解消などを行うデイサービス型があります。 最後に御質問、件名11、新型コロナ感染症について。小項目1、4回目のワクチン接種率についてお答えいたします。現在の4回目の接種状況については、9月13日現在、対象人口に対して46.3%となっております。 ◎選挙管理委員会委員長(山川國正) 玉城哲郎議員の一般質問にお答えいたします。件名9、選挙について。小項目1から3まで順にお答えをいたします。 小項目1、9月11日に執行されました沖縄県知事選挙の糸満市の投票率については、選挙当日有権者数4万8,051人、投票者数2万5,177人、投票率が52.40%でありました。 次に小項目2、選挙のセンキョ割の内容については、選挙の投票率向上を目指して各地の店で投票した人に対して割引などを行うサービスのことであります。一般的には、投票済証明書や来場者カード、投票所の写真などを提示してサービスを受ける方法が取られているようであります。 小項目3、期日前及び当日1番に投票する方は何か特典があるかについては、公職選挙法施行令第34条に、投票管理者は選挙人が投票する前に投票所内にいる選挙人の面前で投票箱を開き、その中に何も入っていないことを示さなければならないと規定されております。1番に投票する方は、投票箱に何も入っていないことの確認に立ち会うことができ、そのことを零票確認、または空虚確認と言っております。また糸満市内の期日前投票所及び市内12か所の当日投票所においては、空虚確認を行った先着の5名の方にタオルを進呈しております。 ◎消防長(平田徳明) 御質問、件名10、台風について。小項目1、台風接近情報が出たときの消防体制についてお答えいたします。 暴風警報が発表され、市が災害警戒本部を設置したときには消防本部において対策会議を開き、沖縄本島が暴風域に入る可能性が高く重大な災害が発生するおそれがあるときには、非番職員を災害対策要員として招集し、災害事案に対応できるよう消防体制を整えています。 ◎福祉部長(島根辰也) 御質問、件名11、新型コロナ感染症について。小項目3、コロナ禍の影響で困窮世帯に対しどう対応していますかについてお答えいたします。 困窮世帯に対する対応につきましては、緊急小口資金、総合支援資金の特例貸付けを無利子、保証人なしで社会福祉協議会において実施しております。加えて総合支援資金の貸付けが終了した世帯及び特例貸付けを利用できない世帯に対して、就労による自立を図ること、それが困難な場合には円滑に生活保護の受給者へつなげることを目的として、生活困窮者自立支援金の支給を社会福祉課にて実施しております。また平成27年度に生活困窮者相談窓口として庁舎5階に設置されたくらしのサポートセンターきづきにおいて、困窮者の状況と実情に合わせた就労支援や住居確保給付金等の相談など様々な支援を包括的に行っており、新型コロナ感染症による影響が長期化する中で体制強化を図るため、社会福祉協議会に人員1名及びくらしのサポートセンターきづきに人員2名を増員配置しております。そしてコロナ禍で様々な困難に直面した方々が速やかに生活、暮らしの支援が受けられるよう住民税非課税世帯等に対して臨時特別給付金を支給しております。 ◆2番(玉城哲郎議員) それでは件名1から行きたいと思います。 答弁頂きましたように、私も屋内運動場を整備する上では、ロッテ球団のみならず市民利用を考えて建設する必要があると思います。私も昔は名護の名桜大学というところに通っていまして、そこで宇茂佐という地域に住んでおりました。そのときに宇茂佐地域には屋内運動場があり、そこで宇茂佐の地域の人たちが運動会、レクリエーションをやるということで誘っていただいて大いに楽しみました。また暑い日差しもなく、涼しく快適にでき、その宇茂佐地域の方々も大変喜んでおりました。そこで伺います。設計において市民利用のためには具体的にどのように考慮していますでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 現在行っている実施設計にて、市民利用を考慮して運動会等を見学しやすいように、屋内運動場の壁面にベンチを設置しております。またフットサルやその他様々な競技団体及び保育園、こども園、各種学校行事においても活用する可能性を考慮して、イベント用の備品を含め物が多く収納できるよう倉庫面積を基本計画よりも大きくするなど、市民利用に配慮した設計を行っております。 ◆2番(玉城哲郎議員) それでは先ほど答弁の中にありました国頭村、嘉手納町、宜野湾市などの屋内運動場を参考にしたと答弁がありました。私が調べた上では、国頭村のかいぎんインナーフィールド国頭、大体面積は3,300平米、嘉手納町は3,120平米、宜野湾市は3,136平米。宜野湾市の場合ですとDeNAがキャンプをし、そして宜野湾市の屋内運動場の建設費は約18億円と言われております。そこで建物建築工事費について伺います。先ほど基本計画において、約13億円の建設費がかかる試算との答弁がありました。しかし最近のニュース等において、鉄骨価格の高騰や資材費の高騰が報道されております。基本計画の建築費試算から着工まで約1年あるかと思いますが、現時点において建築費はどのように考えていますでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 屋内運動場の建築費については、現在実施設計において積算業務を行っているところですが、基本設計段階での概算工事費は約15億円と見積もっています。なお高騰の原因ですが、先ほど答弁しましたように市民利用を考慮して倉庫面積を大きくした影響もあり、基本計画時よりも約160平方メートルの面積が増加しております。また議員の御指摘のように、基本計画における建築費の試算時から発注まで約1年かかっていることから資材費の高騰もあり、建築工事費が基本計画時よりも高騰しております。今後実施設計において詳細な建築工事費を積算してまいりたいと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) そうですね、今生活の面でも本当に目に見えるのが燃料費の高騰です。資材費の高騰や市民利用を考慮した屋内運動場の面積増は理解できますが、建築費高騰による市の負担はどのようになりますか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 屋内運動場の整備におきましては、沖縄振興特定事業推進費市町村補助金、通称特定推進費を活用する予定となっております。特定事業推進費は補助率10分の8となっており、国に申請を行い交付決定を受ければ市の負担は2割となります。また2割の負担につきましても、起債を行うことで普通交付税措置されることから、市の実質負担は事業費の1割を見込んでおります。 ◆2番(玉城哲郎議員) そうですね、当初から市の負担は1割程度ということは、前から答弁はお聞きしておりました。そこで、ぜひ令和5年度開始とは言わず早急に工事を着工していただきたいと思います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時14分)                              (再開宣告午後4時14分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆2番(玉城哲郎議員) それでは件名2、小項目1なんですが、今回の雨水管整備の事業期間や工事費はどの程度だったか教えてください。 ◎水道部長(伊敷勝) 今回の白川1号幹線のかかった費用ということで、工事につきましては約6億5,000万円となっております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 6億5,000万円かけて、そして今年の5月、6月、ああいう冠水被害が起きたということは、本当にちょっと期待していた分、残念な度合いが大きいです。この6億5,000万円といいますとどれぐらいの金額かと申しますと、議員の年収の100倍に当たるんです。それだけかけたのに、ああいった冠水被害が起きたというのはちょっと残念ではありますが。それでお聞きします。今回の工事で何ミリの雨量を想定したか、お伺いいたします。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 今回の白川1号幹線の工事施工において何ミリを想定したのかということですが、潮平地内上流部から流れてくる雨量を1時間当たり88ミリを想定した設計としております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 先ほどの答弁の中では、5月、6月が100ミリと120ミリというふうにあったので、やはり想定以上の雨量だったのかなというのと、あと地域性の問題かなというのが、今回予想外に起きたということでの要因というふうに答弁もありました。今回の工事ではボックスカルバートで整備されていますが、これを選んだ理由や、また効果についてどう考えていますでしょうか。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 今回の白川1号幹線の工事においてボックスカルバートを選んだ理由とのことですが、選んだ理由といたしましては、浸水対策を検討する中において施工性や経済性に有利となる増補管ボックスカルバートを新設する案を採用しております。また整備効果としては、従来の排水能力に比べ格段に排水能力が高まることになります。仮に冠水が発生したとしても、従来と比べ冠水時間の短縮、冠水面積の縮小につながるものと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) また今後冠水というのが出てくると思うんです。また想定以上の100ミリ、120ミリと、そういった雨量も今後は予想されております。そこでお聞きします。今後の対策というのは何か考えていますでしょうか。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 今後の対策としてはとの再質問ですが、対策は考えております。今後の対策については、集水ますグレーチング等の定期的な管理点検を行うと同時に、常日頃から天候等に注視し、集中豪雨時には発生初動段階から迅速に対応してまいります。また対策工事として、今年度から令和8年度までの5か年計画で阿波根地区、北波平の一部及び豊見城市保栄茂地区の一部からの雨水を分流する白川2号幹線工事を行う予定となっております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 本当に令和8年度までとはいわず早期な工事を期待しております。今後の対策について、こうやって具体的に答弁していただき、本当にありがとうございます。今度は市民にも何か説明できる機会があれば、こういった対策をしていますよということを周知していただければと思います。 それで潮平公民館で、私が言っている563番地の間までの地域住民の方から、本当に朝、通勤とか車を動かす際に子供がかわいそう、小学生がかわいそう、中学生がかわいそうという声を聞いております。そこでお聞きします。今現時点では、どのような対策を考えていますでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 当該道路の歩道整備については、用地の確保など整備するには時間もかかると思います。早急な対応策の1つとして、歩行者の通行帯を確保するようカラー塗装などが考えられるところでございます。
    ◆2番(玉城哲郎議員) 本来ですと、もうこれは運転手、ドライバーの意識の問題だと思うんですが、またカラー塗装することでそういった抑止力になるのかなとは思います。ぜひ早期のカラー塗装をよろしくお願いします。その上でお聞きしますが、ガードレールはできませんでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 県道82号線は幅員も狭く、ガードレールの設置は厳しいものと思われますが、安全面を考えれば必要かと思われますので、今後要望していきたいと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 集落内を通る県道82号線は、潮平小学校等の通学路にもなっていることから子供たちの安全を確保する必要があると思いますので、沖縄県に対して早急な要請をお願いいたします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時21分)                              (再開宣告午後4時22分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎建設部長(上原斉) 先ほどの再質問の中で、屋内運動場の建設工事費の高騰の原因の中で「市民利用を考慮し」と発言いたしましたが、「市民利用も含めて考慮し」ということに訂正させていただきたいと思います。すみませんでした。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時22分)                              (再開宣告午後4時22分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆2番(玉城哲郎議員) それでは件名3です。市民交流、昨年は子供たちとの野球教室などを考えていたとおっしゃっていました。来年の2月もそういうふうにお考えとの答弁もありました。青少年育成に関しましては、そういった少年野球等の野球教室を開くのはいいと思いますが、そこで提案いたします。福祉施設訪問による入所児童との交流は可能でしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 福祉施設への訪問ということなんですけれども、実施に向けてロッテ球団と調整してまいります。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひ私の今の提案を、ロッテ球団のほうに届けていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは協力会に加盟している業者を活用する呼びかけはどうなっていますか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 ロッテ球団のほうへ宿泊、飲食、交通等の市内業者の情報を提供する際に、この協力会への加盟情報も付け加えて提供しております。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひ糸満市に経済効果が生まれるように、なるべく糸満市の業者を使っていただくよう、協定の中でもそう書かれていると思いますので、そのとおりにお願いいたします。 次にふるさと納税についてですが、令和3年度の寄附額は4億4,486万7,626円とのことでした。寄附件数は、ほかの自治体と比べてどうなっていますでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 令和3年度の寄附件数につきましては2万4,496件となっておりまして、沖縄県内において4位となっております。寄附金額では8位となっていることから、地域の地場産品が多く選ばれていると分析しております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 総務省が発表したことで新聞記事に載っておりますが、日本全体では昨年2021年度は総受入額は8,302億円となっております。都道府県別で一番多いところでは、北海道が1,217億円となっております。各自治体の情報によりますと、1位は北海道の紋別市で152億9,676万円、これが1位であります。この152億9,676万円というのは、糸満市一般会計予算と比べると約2分の1に当たるんです。糸満市一般会計予算は311億2,983万5,000円ですので、それに比べますと糸満市一般会計予算の半分に当たる。また糸満市の市税は58億円。そうなりますと糸満市の市税よりも約3倍近くのふるさと納税を北海道の紋別市というのは出しております。そこでよりふるさと納税額、応援寄附金を増やすために返礼品の中で地元野菜に関する商品を開発し、もっとPRしたほうがいいと思いますがどうでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 県内では4位の件数となっておりますけれども、まだまだ努力する必要があるということも感じております。糸満市では令和3年度において、市内産のトマト返礼品を新たに追加しております。また野菜の定期便の種類を増やす取組を行っております。そうした努力により、野菜等の返礼品に対する寄附を増やせるように努めてまいります。 ◆2番(玉城哲郎議員) また12月の商戦に向けては、メルマガの配信計画があると思うんですが、メルマガの配信計画の状況はどうなっていますでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 今年も12月商戦に向けては、メルマガの発行を行ってまいります。 ◆2番(玉城哲郎議員) また新聞記事の一部を御紹介したいと思いますが、紋別市はふるさと納税窓口や問合せ、PRの一切をプロの専門業者に任せています。受入額ランキングの上位に顔を出す自治体のほとんどは、こうした専門家を雇って窓口にしているそうです。そこで12月の商戦に向けてはメルマガ配信を行う予定とおっしゃっておりましたが、また12月といえばお歳暮です。12月のお歳暮の商品開発が必要だと考えられるが、お歳暮の計画はありますでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時28分)                              (再開宣告午後4時29分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 お歳暮の商品開発につきましては、事業者によるのしの貼付けや期日を遵守しなければならない等の通常の返礼品取扱いよりも事業者負担がかなり多くなります。昨年度におきましては、比較的負担の少ないビールをお歳暮商品として取り扱いましたが、今後は事業者の理解を得られるよう説明を行い、お歳暮商品の充実に努めてまいりたいと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 令和4年度も半年が過ぎようとしておりますが、今年度の寄附額はどの程度を見込んでいますでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 今年度の寄附額でございますけれども、コロナによる規制が少し緩和されていることもあって、在宅での需要というのが少し減少しているようでございます。しかしながら糸満市としては、昨年度と同様の額を目指して現在取り組んでおり、今後さらなる金額の増加を目指すための取組を進めてまいります。 ◆2番(玉城哲郎議員) やはり寄附額を増やすためには、市長のトップセールスが不可欠だと思います。市外、県外へPRする意思はありますでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 今年度は、ふるさと納税返礼品の御案内のチラシを作成し、県外での地場産品販路拡大事業で配布するなどPRに努めております。また市長は、出張等の際にはふるさと納税の取組をPRされておられます。今後も出張等で市長が県外に行く際、あるいはほかの職員が行く際にはトップセールスを実施していただいて、寄附額を増やす努力を行ってもらいたいと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひ市長が先頭に立って、糸満市の地場産業の御案内、そしてそれを基にふるさと納税を増やしていただければと思います。企業版ふるさと納税は事業者にとってもメリットがある制度なので、もっと市外の事業者に対して糸満市が受け入れていることをPRすべきではないでしょうか。どうですか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 議員御指摘のように、企業版ふるさと納税は企業にとってもメリットのある制度となっております。本市におきましても昨年度より受入れを開始し、現在5件の受入れ実績がありますが、今後はもっと寄附先として選んで頂けるよう周知方法を検討してまいります。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひ周知することによって、糸満市のPRにもなりますのでよろしくお願いいたします。県内の市町村では、企業版ふるさと納税が増えていると感じておりますが、糸満市でも件数や金額を増やすために具体的な取組や計画をしていますでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 企業の皆様から、企業版ふるさと納税により寄附を行っていただけるためには、本市の課題解決に向けたプロジェクトを立ち上げ、企業の皆様に共感していただけることで寄附額の増額につながるものと認識しております。今後は、プロジェクトの立ち上げに向けて調査研究してまいりたいと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) それでは企業版ふるさと納税は本当に事業者にとってもメリットが大きな制度であります。寄附の贈呈式にはマスコミを呼んで、新聞でPRしたほうがよいと思うんですが、どうでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 企業版ふるさと納税の贈呈式にマスコミを呼ぶことにつきましては、寄附企業様にマスコミに声かけするかの確認を行っているところです。しかし寄附企業様の事情により公表を控えてほしいとの希望があるのも現状でございます。今後におきましては、寄附企業様にはPR効果を含め丁寧に説明を行い、新聞等のマスコミを通じたPRを行っていけるよう努めてまいります。 ◆2番(玉城哲郎議員) ありがとうございます。ぜひ企業版ふるさと納税もふるさと応援寄附金も、両方伸ばしていただくようお願いいたします。 それでは南部病院跡地についてなんですが、本当に聞いてびっくりしたのが月額賃料が約150万円で、これは年間にすると1,800万円なんですが、これだけの金額を払っているということは、早期に市の土地開発公社が早く県と交渉を終わらせてほしいなとは思っております。県有地賃借契約の契約締結日及び契約期間を伺います。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 県有土地賃貸借契約については、契約締結日が令和4年5月30日、賃貸借期間は令和4年5月30日から令和18年3月31日までとなっております。 ◆2番(玉城哲郎議員) それでは南部病院跡地の敷地面積はどれぐらいですか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えいたします。 南部病院跡地の総面積については、4万5,788平方メートル、約1万3,850坪となります。 ◆2番(玉城哲郎議員) あれだけの敷地面積で、上物の旧南部病院を解体するというふうに説明もありましたが、建物の解体をする際には費用はどれぐらいかかるのでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 さきに行った南部病院跡地周辺土地利用可能性調査において、旧八重山病院の事例を参考に算出したところ約5億円になるものと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 解体するまでの間、何も活用されていないというのは非常にもったいない気もするんですが、そこでお聞きします。今現在の建物は、何か活用されていますか。それとも今後、解体するまで活用する予定はありますか、伺います。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 現在の旧南部病院建物については、糸満市消防本部や沖縄県警察本部による災害現場や犯罪現場を想定した訓練施設として活用しているところです。 ◆2番(玉城哲郎議員) 老朽化も進んでおりますので早期に解体してほしいと思うんですが、実際、解体の時期について、今どの時期というのは何か考えはありますでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 沖縄県からの説明によりますと、県有地売却の優先交渉権者は建物の所有者であることから、現在土地の取得に向けて交渉を公社のほうで進めているところです。県有地を取得後に建物を解体することとなります。 ◆2番(玉城哲郎議員) それでは南部病院跡地を周辺、土地も含めてなんですが取得した後、公社がですよ。この公社から糸満市へ無償譲渡することは可能でしょうか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 南部病院跡地周辺土地利用可能性調査において、県有地を無償で取得した場合の事業費は約15億円、有償で取得した場合の事業費を約28億円と試算しております。公社から市へ無償譲渡することに関しては、公社において事業の採算性を勘案した上で判断がなされるものと思われます。 ◆2番(玉城哲郎議員) もし県から有償で取得した場合、これは内訳というのが工事費が7億8,000万円で設計が1億3,900万円、建物取得費で1億5,000万円、建物解体費で5億円、用地取得で13億2,000万円、それがトータル、合計28億4,400万円だと思います。またこの敷地面積のうち8,319坪が企業誘致に使われると思うんですね。そのときの売買単価で言うと1坪17万円で約10億円かと思われます。この計算をした上で、やはり無償譲渡がよいのではないのかと私も思っております。先日の新聞報道等でもされていましたけれども、副知事とお会いしたということをおっしゃっていましたが、私のほかにも何人かの議員はデニー知事と仲がいいので、市長、我々からお願いしに行きましょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 ぜひ多くの議員の御協力を頂きたいと思います。 ◆2番(玉城哲郎議員) では一緒に頑張ってまいりましょう。 それでは件名9なんですが、先ほど委員長からもセンキョ割の内容を教えていただきましたが、今後糸満市でもセンキョ割の仕組みというのをやっていく考えというのはありますでしょうか。 ◎選挙管理委員会委員長(山川國正) お答えいたします。 まず糸満市でセンキョ割について、今やる考えは、これは市がやるわけではないので、市内の業者がセンキョ割引をやるわけですので。状況を聞くと、まだ糸満で具体的にやっているところはないということであります。県内ではあちこちやっているようであります。 ◆2番(玉城哲郎議員) それではセンキョ割というのは、投票済証明書というのを出しているところもあると思いますし、市内業者に選挙管理委員会からお願いをしたら、結構啓発運動にもつながると思いますし、また市内飲食店の方も売上げが伸びると思いますので、そこら辺も前向きに検討をお願いいたします。 それでは過去3年の投票率、今回の投票率は過去に比べてやはり下回っているように感じますが、併せてその要因も分かる範囲でよろしいのでお願いいたします。 ◎選挙管理委員会委員長(山川國正) 先ほどのセンキョ割の件ですが、投票される市民が、有権者が投票されに来るときは、証明書とは言わないんですが、投票所来所カードということを作って、希望する方にはあげております。投票を終えた後、活用できるようにです。これは本人が申し出たときに、どうぞもらってくださいということで準備はしてあります。 それから過去3回分の県知事選挙の投票率でございますが、平成30年9月30日執行の選挙の投票率が61.15%、平成26年11月16日執行の投票率が63.45%、平成22年11月28日執行の投票率が60.27%となっております。 ◆2番(玉城哲郎議員) やはり下回った要因というのは、高齢社会が進んでいるせいなのかなと思います。そこで交通弱者に対してはどういった配慮というか、いとちゃんバスの案内とかもやられてますでしょうか。 ◎選挙管理委員会委員長(山川國正) お答えいたします。 交通弱者に対する支援等は、今現在のところやっておりません。この投票率が低下している内容は、いろいろあるんですが、選挙の種類によっていろいろ上下が出てくるわけですね、国政選挙であるのか地方選挙であるのか。あるいはまた候補者の顔ぶれによっても注目度が変わって来るわけです。あるいは政策の焦点ですね、経済政策なのか基地問題なのかということで今回もそうでしたが、そういった政策の焦点によっても投票率が下がってくると。また天候によっても左右されるということで、投票率については大変難しいところがあります。総じて毎年低下してきているというのが現状であります。 ◆2番(玉城哲郎議員) 私がインターネットとかで調べたんですが、世界の投票率ランキングという中で1位がベトナムで99.26%なんです。2位がラオス97%、3位がナウル95%。東南アジア系の周辺の国というのは、選挙に来ていない人たちのところに選挙委員が出向き、投票するようにお願いしに行くんですよね。また日本はランキングでいいますと146位で53.6%と低いんです。今、私が言ったように、この東南アジアがこういう取組をしているということも参考にしつつ、また投票率を上げることをよろしくお願いいたします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時46分)                              (再開宣告午後4時46分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆2番(玉城哲郎議員) 本当に出産後というのは、安心して子育てできる環境を構築するのは大事なんですが、対象者が利用するにはどのようにすればよいでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 産後ケア事業は、親子健康手帳(母子手帳)の交付時や、マタニティー教室の利用時、また医療機関と連携して周知を行い、申請によりデイサービス型、アウトリーチ型を合わせて1人7回まで利用が可能です。産後は様々な環境の変化で、本人及び周囲も母体の心身状態の変化に気づきにくい状況が見られます。育児不安や疲れた、困ったというときに悩みを相談できる場として子育て世代包括支援センターの御利用や、子育て支援アプリ母子モの活用を推進し、子育て支援の情報発信に努めております。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひ母子モや子育て支援センターを大いに周知していただければと思います。 それではワクチン接種についてなんですが、4回目のワクチン接種について市の接種率向上に向けた取組についてお伺いいたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 現時点における4回目接種対象者が、60歳以上の高齢者や18歳以上の基礎疾患を有する方であることから、ふだん通院されている医療機関で接種ができるよう多くの市内医療機関に御協力を頂き個別接種を実施しております。また電話やインターネットによる予約受付が困難な方に対しては、窓口にて予約を受け付けるなど接種率の向上に努めております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 私もワクチンを接種したときに、本当に肩も痛くなったり寒けもしたりということがあり、ワクチン接種する際はこういったことで行きにくくなる部分もあるんですが、副反応に対する心配の声があると思います。市民の不安解消に対する市の取組についてお伺いいたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 副反応などの情報については、市ホームページへ厚生労働省ホームページのリンクを貼り付けておりまして、そのほかにも広報紙の折り込みチラシに厚生労働省のホームページのQRコードを掲載しまして、市役所の総合案内には相談窓口に関する案内チラシを設置するなど、様々な媒体を活用して周知を行っております。 ◆2番(玉城哲郎議員) それでは副反応から接種を嫌がる市民がいると思うんです。それについて当局はどのようにお考えでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 市のホームページに厚生労働省が発信するワクチンの副反応や有効性、安全性に関する情報を掲載しております。また医学的知見を必要とする専門的な問合せにつきましては、沖縄県新型コロナウイルスワクチン専門相談コールセンターへ御案内を行っております。新型コロナワクチン接種は市民の皆さんにお勧めしておりますが、接種を受けることは強制ではございません。接種を受ける方は、発症予防などの効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、同意がある場合に限り接種が行われます。今後も引き続き情報発信を行うとともに、ワクチン接種に対する市民の不安解消に努めてまいりたいと考えております。 ◆2番(玉城哲郎議員) コロナもだんだんインフルエンザみたいになっていくのかなと思います。4回目接種以降5回目接種はありますか。今後、毎年接種することになるのでしょうか。そういった場合、費用はどうなるのでしょうか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 現時点においては、1回目から4回目接種につきましては令和4年9月30日まで公費負担で接種することとなっております。厚労省においては、オミクロン株対応ワクチンの接種実施に伴い、令和5年3月31日まで延長する方向で調整していると示されております。また5回目接種以降の新型コロナワクチン接種につきましては、実施の有無や費用等に関して厚労省からは示されておりません。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時52分)                              (再開宣告午後4時52分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) ただいま答弁しました4回目接種、5回目接種はあるのか、今後毎年接種するのか等の質問につきましては、読み上げて訂正をさせていただきます。 回答としましては、1回目から4回目接種につきましては、令和5年3月31日まで公費負担を行うことが厚生労働省より示されております。また5回目以降の新型ワクチン接種につきましては、実施の有無や費用等に関して厚生労働省から示されておりません。以上、修正をお願いします。 ◆2番(玉城哲郎議員) 私も積極的に4回目は接種していきたいと思います。 それでは新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援事業についてなんですが、これは何をもって、要は何が聞きたいかというと、この事業というのは何がゴールになっているのでしょうか。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 この事業は、支給決定者を安定的な就労につなげるということで自立を図るということを目標としております。 ◆2番(玉城哲郎議員) それでは、その結果というんですか、支給決定件数と就職件数をお伺いいたします。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 令和3年度の支給決定件数は延べ300件で、そのうち就職につながった方は41件です。令和4年8月末現在の支給決定件数は延べ157件で、そのうち就職につながった方は12件です。 ◆2番(玉城哲郎議員) 就職できなかった方については、どのように対応していくのでしょうか。 ◎福祉部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 生活困窮者相談窓口になりますくらしのサポートセンターきづきや社会福祉協議会におきまして、就労面での相談などについて継続的に支援を実施してまいりたいということでございます。 ◆2番(玉城哲郎議員) コロナ感染症による影響が長期化する中、経済活動は停滞し多くの市民生活が困窮状態に陥っています。その間、国は様々な支援事業で市民の生活を支える取組を行っております。しかしいつ終わるとも分からないコロナ禍にあって、国の支援事業が終わったら市も支援を終了するのではなく、市民一人一人が安心して暮らせるように、市民目線に立つことで寄り添いながら継続的に市民生活を支えていただきたいと思います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時56分)                              (再開宣告午後4時56分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆2番(玉城哲郎議員) 教育委員会にお聞きします。新聞報道で設計費1億円超無駄に。これで、新聞記事の中に、9月6日、7日の両日に説明会を開き小中学校の保護者に謝罪をしたと記載されております。そのときの保護者の反応や意見などはありましたでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 現在まとめている最中でございまして、主に子供たちの安全確保、現在ある老朽化した校舎に対応するものが多かったということがまず一番に挙げられます。その他、その原因とか、あと高嶺小中一貫校がどのぐらいになるのかとか、今後の方針がどうなるのかというような意見がございました。 ◆2番(玉城哲郎議員) 今回、設計費を設定する際に、コンサルが多分設定したと思うんです。その際に、コンサルと教育委員会の中で食い違いが起きたんじゃないですか。どうですか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 設計金額の決定につきましては、コンサルから、それをつくったものを教育委員会のほうでそれを受けて決定していますので、そういうことはなかったと認識しております。教育委員会と建設コンサルとの相違はなかったと認識しております。 ◆2番(玉城哲郎議員) 最初の5月26日の入札のときに、多分その前に、4月22日以前から設計費を計算していたと思うんです。その後、5月26日には不調に終わっています。そのときに1社が15億7,780万8,000円、2社が15億9,700万円、もう1社が16億5,562万5,000円。これは私が調べた限りの金額なんですが。そのときの多分設定額、設計額が13億円だったと思うんですよ。そう考えますと、単純に2回目の入札のときに3億円プラスすれば不調にならずに済んだと思うんですがどうでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 教育委員会としましては、2回目の入札に当たり設計の見直し、設計単価の入替え等を行い工事費を算出しました。また本体工事と多目的棟や渡り廊下をまとめて発注していた分を切り分けて1期、2期工事として発注するように検討してまいりました。それに当たり約1億5,000万円の増額が見込まれたことから、2回目の入札で落札されていれば、2期工事でその分を補正予算の増額を提案する予定でございました。 ◆2番(玉城哲郎議員) それでは確認ですが、金額の端数を切り捨てるようなことは今回はなかったんですよね。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) そのようなことはございませんでした。 ◆2番(玉城哲郎議員) それではお聞きしますが、今回は予算は通りました。10款2項3目学校建設費、これが減額されましたが、この減額された分はどうなるんでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 今回入札不調等の結果を踏まえて、高嶺小中一貫校の移転改築工事を見直して取り組むことになっております。今後、その見直し作業の中でその準備ができ次第、改めて計上していくと。今回のものについては、補正で減額しておりますので、そこは減額補正で執行できないということになります。執行しないということになります。 ◆2番(玉城哲郎議員) ぜひ早期の工事を着手していただきますようお願いいたします。そして早期に基本策定も、またお願いいたします。 最後に、市民が待望に、待ち望んでいた屋内運動場なんですが、最後に早期に建設できる意気込みを市長からお聞きして私の一般質問は終わりたいと思います。市長、お願いいたします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 この施設は、市民待望の施設でもあります。多くの方がプロ野球のロッテ球団のキャンプを望んでいるということの声が届いていますので、早期実現に向けて、また国のほうにも要請も行っていきたいと思っております。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(金城寛) 以上で本日の会議を終了いたします。                              (散会宣告午後5時03分)...