糸満市議会 > 2022-06-21 >
06月21日-06号

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  1. 糸満市議会 2022-06-21
    06月21日-06号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    令和4年第4回糸満市議会定例会会議録令和4年6月21日出席議員 20人1番 大 城 むつみ    2番 玉 城 哲 郎3番 山 内 竜 二    4番 前 田   潤5番 浦 崎   暁    6番 伊 敷 郁 子7番 賀 数 郁 美    8番 金 城 一 文9番 長 嶺 安 浩    11番 平 田 健 人12番 金 城   悟    13番 金 城   寛14番 山 城   渉    15番 西 平 賀 雄16番 大 田   守    17番 金 城   敦18番 金 城   敏    19番 金 城 幸 盛20番 新 垣 安 彦    21番 徳 元 敏 之欠席議員 1人10番 新 垣 勇 太 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。   市長     當 銘 真 栄    副市長       神 谷 和 男   教育長    幸 地 政 行    総務部長      福 元 信 美   企画部長   金 城   満    市民健康部長    新 垣 政 喜   福祉部長   島 根 辰 也    こども未来部長   国 吉   丘   経済部長   大 城   司    建設部長      上 原   斉   水道部長   伊 敷   勝    消防長       平 田 徳 明   教育委員会  金 城   秀    教育委員会     有 銘 真一郎   教育部長              教育指導監本日の議事日程 日程第1 一般質問   ――――――――――――――――――――――――――――――                              (開議宣告午前10時00分) ○議長(金城寛) これより本日の会議を開きます。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(金城寛) 一般質問を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆19番(金城幸盛議員) 皆さんおはようございます。まず所見を述べさせていただきます。6月23日慰霊の日、物心ついた頃から毎年訪れる場所がございます。島守の塔の後ろの階段を上った先に沖縄県知事島田叡、沖縄県警察部長荒井退造、終焉之地の碑がありますが、目的の場所はその隣にひっそりと建つセメント造りの故金城勝戦没之地の碑。金城勝さんは真壁出身で母のいとこ。学徒として通信隊に配備され戦死、享年18歳。勝さんのお父さんは戦前彼が数え3歳のときブラジルに渡り、戦後沖縄に一時帰郷したときに戦死した息子のためにこの碑を建立、そのときの心境が碑に刻まれています。恒久平和への誓いを込め御紹介させていただきたいと思います。「三年でわかれし 君したひ 父ははるばる かえれども 君はこの世にいてまさず 護国のはなと ちりしとや 母がたむけし 花束に 花をしたひて 父母にあへ 三つ時にいだきし あのすがた 瞼にうかぶ 今日も又 君がみたまは 諸共に 島を守りて 安らかに 平和の光 とこしえに 守り照らせ いく代まで 父 金城榮太郎」沖縄戦で亡くなられた全ての方々の御冥福と世界の恒久平和を祈念いたします。それでは市民の皆様のお役に立てるよう、通告書に従いまして一般質問を行います。 件名1、物価高騰から市民生活を守る対策について。小項目1、5月10日、公明党会派が市長に要請した「物価高騰から市民生活を守る緊急要望書」の要望内容について、本市の緊急対策にどのように反映したか伺う。ア、ゼロ歳から高校3年生を対象に1人当たり5,000円相当の現金またはプレミアム商品券の支給について。イ、学校給食費の保護者負担の抑止、負担軽減について。ウ、プレミアム商品券事業の実施について。エ、水道料金(基本料金)の減免について。 件名2、通学路における交通安全の確保について。小項目1、昨年6月、千葉県八街市で小学生5人が死傷した事故を受け、全国で実施された通学路の合同点検について。ア、本市の実施状況を伺う。イ、本市における対策必要箇所の抽出結果について、実施機関(教育委員会・学校、道路管理者、警察)別に対策必要箇所数を伺う。ウ、市内の対策必要箇所の道路交通環境の整備等は、令和5年度末までにおおむね完了できるか見解を伺う。 小項目2、市道外かく線、セブン-イレブン糸満真栄里東店付近への信号機設置について。ア、当該箇所の信号機設置のない横断歩道において、先月30日、下校中の児童が交通事故に遭う事案が発生した。本市並びに本市教育委員会の対応を伺う。イ、当該箇所は通学路の合同点検における対策必要箇所か伺う。ウ、当該箇所への信号機設置について、再三、議会一般質問において求めてきたところだが、本市の信号機設置要請に対する警察からの回答を伺う。 小項目3、糸満南小学校正門前(市道南浜2号線)における交通安全の確保について。ア、スクールゾーンの設定状況を伺う。イ、スクールゾーンの路面標示及び規制標識を設置すべきと考えるが見解を伺う。ウ、正門前周辺への駐停車を禁止する対策を講ずる考えがないか見解を伺う。 件名3、防災行政について。小項目1、糸満市冠水・浸水マップについて。ア、5月31日、6月3日の大雨で冠水した箇所の中において、マップに記載のない地点を更新すべきと考えるが見解を伺う。イ、冠水・浸水マップの周知方法等について、本市の対応を伺う。ウ、冠水・浸水マップのデジタル化に取り組むべきと考えるが見解を伺う。 小項目2、児童生徒の登下校時に大雨特別警報、大雨・洪水警報が発令された場合、教育委員会と学校の対応について伺う。 小項目3、5月31日、6月3日の大雨では、県道の冠水被害が相次いだ。中には沖縄県緊急輸送道路ネットワーク計画で指定された緊急輸送道路もあったことから、県に対し冠水被害の徹底した原因究明と対策を強く求めるべきであると考えるが、本市の見解を伺う 件名4、生理用品の無償提供について。小項目1、市役所庁舎トイレに生理用ナプキンを無料で提供するディスペンサーの設置について、検討の進捗状況を伺う。 件名5、ふるさと応援寄附金について。小項目1、県立沖縄水産高校、県立糸満高校とのコラボ、官民学連携による魅力的な返礼品の開発に取り組む考えがないか見解を伺う。 件名6、街区表示板、住居表示板の設置について。小項目1、潮崎町内における街区表示板、住居表示板の設置について、本市の対応を伺う。 件名7、マイナポイントについて。小項目1、マイナポイント手続スポットの設置状況、周知方法を伺う。 小項目2、商業施設等に特設会場を設置する考えがないか見解を伺う。 件名8、海の安心安全について。小項目1、自然海岸での水難事故防止対策について、本市の対応を伺う。 小項目2、自然海岸での無許可営業をはじめ、反社会的勢力の介入を未然に防ぐ対策について、本市の対応を伺う。 件名9、文化振興について。小項目1、「ミーカガン等、糸満海人(ウミンチュ)の漁労具一式」の国重要有形民俗文化財指定に向けた取組の進捗状況を伺う。 小項目2、南山城跡の国史跡指定に向けた取組の進捗状況を伺う。 再質問は、質問席より行わせていただきます。 ◎市長(當銘真栄) おはようございます。金城幸盛議員御質問、件名1、物価高騰から市民生活を守る対策について。小項目1、公明党会派が市長に要請した緊急対策。ア、ゼロ歳から高校3年生を対象に1人当たり5,000円相当の現金またはプレミアム商品券の支給についてお答えいたします。 コロナ禍において、原油価格や食料品等の物価高騰の影響を受けている子育て世帯の負担軽減のため、ゼロ歳から18歳までの子供を養育している子育て世帯に対し、糸満市子育て世帯生活応援給付金を支給することといたしました。概要としましては、平成16年4月2日から令和5年4月1日生まれの児童を養育する子育て世帯に対し、児童1人当たり5,000円を支給する予定となっております。支給方法は子育て世帯の申請手続の負担軽減を図るため、児童手当等受給の指定口座に振り込む積極支給(プッシュ型)を検討中です。また支給時期については9月中の支給を予定しております。 そのほかの御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名9、文化振興について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、漁労具一式の国重要有形民俗文化財への進捗状況については、市長が本年5月12日に、再度、文部科学省を訪れミーカガン等、糸満ウミンチュの漁労具一式の重要有形民俗文化財指定に向けての調査協力を要請した際、文部科学省大臣政務官から、これまでコロナ禍で現地調査ができなかったが調査官の派遣など、市と連携を取りながら本格的に取組を進めていきたいとのコメントを頂いております。教育委員会としましては、専門家の助言を得ながらNPO法人ハマスーキが保管する各種漁労具のリスト化を進めており市文化財保護委員会での調査検討を進めてまいります。 小項目2、南山城跡の国史跡への進捗状況については、市長が本年5月12日に再度、文部科学省を訪れ南山城跡の国史跡指定に向けての調査協力を要請しており文化庁担当課から、調査官の派遣等で調査方法の指導、助言を行う旨のコメントを頂いております。教育委員会としましては、文化庁や県の助言、また学識経験者から構成される調査指導委員会の意見などを踏まえて今年度予定している南山城跡及び衛星グスクである国吉グスク、大城森グスクの用地測量等の実施、また南山城跡の発掘調査報告書の刊行など事業を進めてまいります。なお今回の文部科学省への要請に際し、本市議会の金城幸盛議員には御同席頂き感謝申し上げます。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) おはようございます。御質問、件名1、物価高騰から市民生活を守る対策について。小項目1、物価高騰から市民生活を守る緊急要望書の要望内容について、本市の緊急対策にどのように反映したか。イ、学校給食費の保護者負担の抑止、負担軽減についてお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した学校給食運営支援事業として、約940万円を給食材料購入費に充て学校給食費の保護者への負担軽減を図ることとなりました。今後も交付金等の活用で、保護者の負担軽減ができないか調査研究してまいります。 次に御質問、件名2、通学路における交通安全の確保について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。小項目1、通学路の合同点検について。ア、本市の実施状況については、令和3年度においては令和3年9月に、これまでの危険箇所の点検や合同点検等を実施していることを踏まえ、コロナ感染防止対策の観点から合同ではなく、学校職員のみで点検を行っております。 次にイ、実施機関別の対策箇所数については、危険箇所数116か所、そのうち教育委員会・学校での対策が必要なのは61か所、道路管理者分は35か所、警察分は4か所となっており、16か所は個人などの土地所有者となっております。 最後にウ、対策必要箇所の整備等は、令和5年度末までにおおむね完了できるかについては、南部国道事務所、南部土木事務所、警察、糸満市等の関係機関に協力をお願いしながら完了に向けて取り組んでいきたいと考えております。 小項目2、セブン-イレブン糸満真栄里東店付近への信号機設置について。ア、先月30日の事故について本市教育委員会の対応については、令和4年6月2日付で市長と教育長の連名で信号設置についての要請書を糸満警察署署長宛てに提出しております。 次にイ、当該箇所は通学路の合同点検における対策必要箇所かについては、令和3年度の報告には含まれておりませんが、令和2年度に対策必要箇所として報告のあった場所となっております。 小項目3、糸満南小学校における交通安全の確保について。ア、スクールゾーンの設定状況については、国道331号から市道南浜2号線へ左折するとすぐにスクールゾーンと路面標示されておりますが、これは規制を伴わないスクールゾーンとなっており、通行する車両のドライバーへ児童への注意を促すものであります。 次にイ、スクールゾーンの路面標示及び規制標識については、市道南浜2号線には歩道が確保されているため時間規制はできませんが、スクールゾーンの標示はできます。実際に標示されております。また一般車両の規制を伴うには周辺住民との合意が不可欠であるため慎重に行う必要があるとの意見を糸満警察署から頂いております。 最後に御質問、件名3、防災行政について。小項目2、児童生徒の登下校時に大雨特別警報、大雨・洪水警報が発令された場合、教育委員会と学校の対応についてお答えいたします。児童生徒の登下校時に大雨特別警報、大雨・洪水警報が発令された場合、教育委員会と学校の対応については、児童生徒の安全確保を優先に登校時間の変更などを行います。また、下校時間等についても状況に応じて変更を行い保護者への迎えのお願いなどの対応を学校と連携して行っております。状況によっては臨時休校等の対応も考えられます。暴風警報と同様な対応となります。 ◎経済部長(大城司) おはようございます。御質問、件名1、物価高騰から市民生活を守る対策について。小項目1、物価高騰から市民生活を守る緊急要望書の要望内容について。ウ、プレミアム商品券事業の実施についてお答えいたします。 本市では、新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受けた市内店舗における販売促進を図るとともに、市内の消費喚起及び市民生活を支える目的として糸満市地域経済とくらしを支える商品券事業によるいとまんプレミアム商品券の販売を実施します。その概要として、1冊4,000円相当の商品券プレミアム100を2,000円で販売、3,000円相当のプレミアム50を2,000円で販売し、それぞれ3万8,000冊を発行し単純に発行数から経済波及効果を算出いたしますと、2億6,600万円を見込んでおります。商品券については、1世帯当たり各2冊まで購入することができ、販売期間が令和4年10月1日から12月末、利用期間が10月1日から令和5年1月31日までの予定となります。 次に御質問、件名7、マイナポイントについて。小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、マイナポイント手続スポットの設置状況、周知方法について、マイナポイントマイナンバーカードの普及促進、消費活性化を目的としてキャッシュレス決済サービスで利用可能なポイントを国が付与する事業です。マイナポイントの手続は、スマートフォンなどを利用したオンライン手続が可能ですが本市においては、令和2年度より市役所商工水産課内に手続窓口を1か所設置し、ホームページや広報紙を通じて市民への周知を行っております。 次に小項目2、商業施設等に特設会場を設置する考えはないかについて、本市では令和4年6月30日より開始されますマイナポイント第2弾の前に新型コロナウイルスワクチン接種会場シャボン玉石けん くくる糸満において、マイナンバーカード申込み窓口を臨時的に設置しマイナポイントの付与及び周知活動も同時に行います。またマイナポイント第2弾に併せてマイナポイント付与業務を市役所1階マイナンバーカード交付窓口に併設し、市民サービスの向上に努めていきたいと考えております。 ◎水道部長(伊敷勝) おはようございます。御質問、件名1、物価高騰から市民生活を守る対策について。小項目1、物価高騰から市民生活を守る緊急要望書について。エ、水道料金(基本料金)の減免についてお答えいたします。 水道事業では、新型コロナ感染症による経済的影響を受けている家事用、営業用及びアパート等共用の全世帯に対して水道基本料金の半額を3か月分減免する補正予算を今定例会にて計上しております。財源につきましては、地方創生臨時交付金を2か月分で充当し水道事業の収益を1か月分減収することで対応いたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) おはようございます。御質問、件名2、通学路における交通安全の確保について。小項目2、セブン-イレブン糸満真栄里東店付近への信号機設置について。ウ、についてお答えいたします。 小項目2、ウ、令和元年7月31日付及び同年10月23日付で糸満警察署宛てに要請し、その後、令和2年1月に糸満警察署から沖縄県警察本部へ上申したとのことであります。また改めて令和4年6月2日付の本市からの信号機設置要請に対しては、糸満警察署からは令和4年6月14日付で糸満南小学校からも同様の要請がありましたので、前回と比べ交通量や歩行者の数に変化があるかを確認し必要性を判断して沖縄県警察本部への上申を検討しますとの回答を得ております。 次に御質問、件名8、海の安心安全について。小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、水難事故防止対策については糸満警察署と連携し毎年7月、8月には自治連絡員会議でチラシの配布を行い、地域住民へ夏休みなどレジャーにおける水難事故に注意するよう促しております。 小項目2、反社会的勢力の介入を未然に防ぐ対策については、各市町村でも対応に苦慮しており、恩納村や読谷村では防犯協会や警察署などと同盟を結び情報共有を行うなど、連携や連帯を深める取組を行っておりますので、まずは本市におきましても同様な取組が進められないか関係機関と協議してまいりたいと考えております。 ◎建設部長(上原斉) おはようございます。御質問、件名2、通学路における交通安全の確保について。小項目3、糸満南小学校正門前における交通安全の確保について。ウ、正門前周辺への駐車禁止対策についてお答えいたします。 糸満南小学校正門前には、園児、児童の送り迎えの車が路上駐車し、その車の間から子供が飛び出す事故が発生しております。路上駐車対策として学校等、関係機関と調整の上、道路中央にポールを設置し路上駐車ができないよう対策を早急に実施したいと思います。 次に御質問、件名3、防災行政について。小項目3、緊急輸送道路ネットワークで指定された県道の冠水について原因究明と対策を県に求めるべきではないかについてお答えいたします。去る5月31日と6月3日の大雨で、県内各地で道路冠水等の被害が相次いで発生したと新聞等で報道がありました。本市においても道路に関する被害状況は冠水による影響で車内に閉じ込められる被害や、車両が水につかる被害、通行止めによる影響などが報告されております。緊急輸送道路とは、災害直後から、避難、救助をはじめ物資供給等の応急活動のため緊急車両の通行を確保すべき重要な路線として位置づけられております。本市においても指定されている路線のうち、国道331号や県道7号線の一部区間において冠水による通行止めの影響を受けました。災害時に緊急車両の通行を確保すべき重要な路線であることから、国や県と連携し早急な対策を進められるよう調整してまいりたいと思います。 最後に御質問、件名6、街区表示板、住居表示板の設置について。小項目1、潮崎町内における街区表示板、住居表示板の設置についてお答えいたします。街区表示板、住居表示板については、住所を分かりやすくしたり、郵便物を配達しやすくしたりすることを目的に各街区の角や各建物に表示板を設置するものであります。潮崎町内においては、地番も連番で付されており区画道路も整然としているため現状においては、街区、住居表示板の設置については必要ないものと考えております。 ◎企画部長(金城満) おはようございます。御質問、件名3、防災行政について。小項目1、糸満市冠水・浸水マップについて。アからウについて順にお答えします。 小項目1、ア、5月31日、6月3日の大雨で冠水した箇所の中において、マップに記載のない地点を更新すべきではないかについては、現在の避難誘導マップに新たな冠水場所を追加し更新いたします。 次にイ、冠水・浸水マップの周知方法等については、現在、SNSなどの多様な広報手段を活用して周知を行っておりますが、今後はさらに、いち早く市民へ情報を届けられるよう効果的な情報発信の手法について検討してまいります。 最後にウ、冠水・浸水マップのデジタル化については、防災情報をいち早く届けることが重要であると考えております。マップのデジタル化は、冠水場所に変更が生じた際、即座に修正することで市民へ迅速に情報提供することが可能になります。国は地方公共団体のデジタル化を推進しているので、今後はデジタル化に取り組んでいる自治体の事例を調査し検討してまいります。 御質問、件名5、ふるさと応援寄附金について。小項目1、県立沖縄水産高校、県立糸満高校とのコラボ、官民学連携による魅力的な返礼品の開発に取り組む考えがないかについてお答えいたします。本市では議員御質問の官民学連携による返礼品開発の取組については現在行っていないところですが、地元の高校をはじめ、産官学連携による返礼品の開発は魅力的であると考えております。地元の子供たちが関わりふるさと納税の返礼品を開発することで、子供たちが自ら地元の魅力に気づき、地元への誇りが生まれるとともに、開発した返礼品が全国に届くことで自信にもつながるものと考えております。さらに地域貢献として返礼品開発を行う際には、地元企業からの賛同も得られるものと考えており、様々な波及効果が期待できることから先行している他自治体の調査研究に向けて関係部署と連携してまいりたいと考えております。 ◎総務部長(福元信美) おはようございます。御質問、件名4、生理用品の無償提供について。小項目1、ディスペンサーの設置の検討の進捗状況についてお答えいたします。 市役所庁舎トイレに生理用ナプキンを無料で提供するディスペンサーを設置する考えの検討、進捗状況については、大変有益なシステムで多くの市民に喜ばれるものと思われることから、システムの早期導入に向け設置費用等の見積りを取るなどして対応していきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) ありがとうございます。それでは件名1から順次再質問をさせていただきたいと思います。 まず、件名1の物価高騰から市民生活を守る対策についてでございますけれども、5月10日公明党会派が市長に要請しました。この物価高騰から市民生活を守る緊急要望書の要望内容については、5月20日付の琉球新報で報道されておりました。一部抜粋し、紹介をさせていただきたいと思います。公明党所属で糸満市議会議員の新垣安彦氏と金城幸盛氏は、10日市役所に當銘真栄市長を訪ね、原油高騰や円安による物価高騰で影響を受けている市民生活を支えるため、プレミアム商品券事業の実施や水道料金(基本料金)の減免を求めて要請書を手渡した。市議会議員らはこのほか、ゼロ歳から高校3年生を対象に1人当たり5,000円相当の現金またはプレミアム商品券の支給に加え、物価高騰の影響を受けた学校給食費の保護者負担拡大を抑えるよう求めたというような報道がなされております。この私ども公明党の緊急要望を物価高騰から市民生活を守る本市の緊急対策に盛り込んで頂きましたことにですね、まず本市の対応に感謝を申し上げるものでございます。しかしながら、この長引くコロナ禍、また物価高騰も続いております。この市民生活と市内経済を守る必要な対策をぜひとも引き続き市長のリーダーシップの下、果断に実行頂くようお願いを申し上げる次第でございます。私ども公明党も市民生活を断じて守るために本市とともに汗をかいてまいりますので、一緒になってこの市民の生活をしっかりお守り申し上げたいというふうに思います。 アのゼロ歳から高校3年生を対象に1人当たり5,000円相当の現金支給についてでございますけれども、予算額と財源についてお伺いをいたしたいと思います。 ◎こども未来部長(国吉丘) おはようございます。再質問にお答えいたします。 予算額は給付金7,250万円を含む総額7,739万8,000円であり、財源は新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(コロナ禍における原油価格・物価高騰対応分)を活用いたします。 ◆19番(金城幸盛議員) また私ども公明党はこの緊急要望の中で、この国の総合経済対策事業の迅速かつ円滑な実施についても求めてまいりました。そこでお伺いをしたいんですけれども、この低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金、ひとり親世帯分、またその他低所得の子育て世帯分について、支給開始時期と手続等についてお伺いをいたしたいと思います。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金のまずひとり親世帯分については、児童扶養手当受給者であるひとり親世帯に対し児童1人当たり5万円を6月30日に児童扶養手当受給の指定口座に申請手続を不要とする積極支給により振り込む予定でございます。また、その他低所得の子育て世帯については、ひとり親世帯の給付金の対象者以外である非課税世帯の子育て世帯に対し、児童1人当たり5万円を7月中に児童手当受給の指定口座に、申請手続を不要とする積極支給により振り込む予定でございます。さらに家計急変世帯などの申請手続の開始については、7月1日より受付を開始し随時支給していく予定です。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも必要とする方に、速やかに届くよう御尽力のほうお願い申し上げたいと思います。 学校給食費の保護者負担の抑止、負担軽減についてでございますけれども、国において私ども公明党がこの新型コロナウイルス対応の地方創生臨時交付金の活用が可能となるよう国に要請をさせていただきました。それを受けまして文部科学省が各自治体の判断で、保護者負担増を抑えることが可能だとする事務連絡を発出し、本市においても地方創生臨時交付金を活用し保護者負担軽減に取り組んで頂いているところでございます。今後も先ほども申しましたとおり物価高騰が続くものと考えられることから、本市においてはこの物価高騰による学校給食費の保護者負担が増加しないように引き続きの負担軽減を図る取組をお願いするものでございますけれども、見解をお伺いしたいと思います。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 今回940万円を補填いたしまして給食費の値上げの抑制につながっております。今後、交付金等の活用で保護者負担軽減をできないかということを調査研究して進めていきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも保護者負担軽減に取り組んで頂きたいというふうに思います。 水道料金の基本料金の減免についてでございますけれども、何月分の水道料金から減免されるかこの点についてお伺いをしたいと思います。
    ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 減免の実施期間につきましては、令和4年7月分から令和4年9月分までの検針分として3か月分を予定いたしております。 ◆19番(金城幸盛議員) 次に件名2、通学路における交通安全の確保についてでございますけれども、小項目2の市道外かく線、セブン-イレブン糸満真栄里東店付近への信号機設置についてお伺いをしてまいりたいというふうに思います。まず、先月30日に下校中の児童が交通事故に遭う事案が発生したことに対する本市並びに本市教育委員会の対応についてお伺いをさせていただきました。その中で、6月2日付で市長、教育長の連名で信号機設置について要請を糸満警察署長宛てに提出頂くなど、この迅速な対応について評価をいたしたいというふうに思います。しかしながら、当該箇所への信号機設置要請は本市から令和元年10月23日付でも提出をされており、また令和2年度の通学路の、先ほど御答弁頂きましたけれども合同点検においても信号機設置の要請があった対策必要箇所でもあります。また、さらに申しますと本市議会においても私をはじめ、何名かの議員もこの一般質問において当該箇所への信号機設置を求めて再三質問をさせていただいており、また昨年には沖縄県議会において当該箇所への信号機設置に関する質問がなされ、県警本部長が答弁を行ったことも承知をいたしております。遅々として信号機の設置がなされない中でこのように下校中の児童が横断歩道を渡る際に交通事故に遭ったことはこの信号機設置を求めてきた者として、また議員としてじくじたる思いであります。今回の事故は信号機の設置により抑止することができたのではないかというふうに私考えるものでございます。今回、糸満警察署宛てに市長、教育長、そしてまた学校長、PTA会長名でこの信号機の設置について要請がなされたことなどこれまでの経緯も踏まえると、この警察からの回答は早期設置がなされるのか不安が残るものでございます。そこで市民健康部長にお伺いをいたします。警察に問合せ頂いておりましたけれども、当該箇所は警察庁のこの信号機設置の指針にある条件に合致するかについて、警察からの回答をお伺いしたいと思います。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 糸満警察署からは、1時間当たりの交通量調査を行い指針に合うかどうか判断しますとの回答がございました。 ◆19番(金城幸盛議員) 教育委員会にお願いでございますけれども、当該箇所で事故が起こってしまったわけですので、糸満市の通学路交通安全プログラムの中でも、やはりその事故起こった場所で早期に合同点検を実施することが必要であるというふうに考えますし、この合同点検の早期実施を教育委員会に求めたいと思いますけれども、その点についてお伺いしたいと思います。 ◎教育長(幸地政行) 当該セブン-イレブン糸満真栄里東店付近で南小学校の児童がこの事故に巻き込まれたということで、現実そこにリスクはあるということが現実だと思うんですね。ですからここに、議員がおっしゃっていたようにやはり信号機があればそういう事故がなかったということは言えると思うんですね。ですから小学生のみじゃなくて、やっぱり登下校の中学生及び子供たちの土日のことも考えても必要なことだと思います。また再度この付近の安全面の点検をぜひやっていきたいというふうに思っております。まず交通事故から子供たちを守っていくということを教育委員会としてやっていきたいと思っております。御協力また今後よろしくお願いします。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも教育委員会におかれましては、やはり児童生徒から被害者を出さないという強い決意の下、合同点検等また関係機関に要請等も含めて今後も引き続きの対応をお願いを申し上げたいというふうに思います。あとまた、本市の道路管理者として、やはりこの道路の安全対策、最大限の交通安全対策を早急に講ずるべきと考えますけれども、この点について御見解を頂きたいと思います。 ◎建設部長(上原斉) 議員の再質問にお答えいたします。 当該箇所、糸満南小学校の正門前については、6月2日に児童と車両が接触したということで報告を受けておりまして、1日でも早くセンターポールの設置について関係機関、学校、PTA関係者と協議し設置に向けて対策を取っていきたいと。なお、潮平中学校がちょうど正門前に同様のセンターポールが設置されておりますので、その状況も参考にしながら対応していきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) 私が聞いたのは、今先の答弁頂いたんですけれども、セブン-イレブン前の市道外かく線の交通安全対策です。 ◎建設部長(上原斉) 失礼しました。先に飛んでしまいました。同じ質問でしたので私南小学校と勘違いしました。セブン-イレブン前については現在交通表示板とか路面標示、そういった減速するようなもので工夫できないかということで今後また協議していきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも道路管理者として本当に最大限この通学路ですので交通安全環境を確立するためにも最大限のこの安全対策をぜひとも早急に講じていただきたいと思いますので、関係機関と調整の上、早急な対応を強く求めさせていただきたいと思います。 次に小項目3、糸満南小学校正門前における交通安全の確保についてでございますけれども、そのスクールゾーンについてでございますけれども、学校・PTAからはこの登下校時のスクールゾーン規制の要望がございます。ですのでここについても事故が起こってしまっているわけですので、合同点検をしっかり実施をしていただいて議論をこのスクールゾーンの設定等についても安全対策について議論をしていただきたいと考えますけれども、教育委員会の御見解を頂ければと思います。 ◎教育長(幸地政行) 今の南小学校の正門前の交通安全の確保ということですよね。これは学校の、特に下校時も含めて迎えの車等、そういった状況があるものだろうと思います。ですからスクールゾーンも含めて規制が住民に強く及ばないようなスクールゾーンもあるようですので、一番マッチしたそういったスクールゾーンも含めて検討していきたいと思います。それから正門前の周辺の駐車場の駐車の状況ですね、具体的にこの時間に何回か行って、曜日によって違うことがあるかもしれませんが、状況把握しながら一番ベストな対応策を練るべきじゃないかなと思っております。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも様々御検討をお願い申し上げたいと思います。併せてこども園もございますので、スクールゾーンのみならず、今、国においてはキッズゾーンの設定というのもございます。そういった面も踏まえて様々総合的に御検討お願いを申し上げたいというふうに思います。先ほど先に回答頂きましたけれども、ぜひともすぐ夏休み入るまでにはポールを立てていただけるか、見解を伺いたいと思います。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 先ほどフライングしてすみませんでした。やっぱり一日でも早く設置できるように、各学校、PTA、警察等関係機関と調整して実施していきたいというふうに考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひよろしくお願いいたします。 件名3、防災行政については、この冠水・浸水マップの周知方法等についてお伺いをしたいと思います。まず防災対策において過去の教訓から学ぶことは非常に重要でございます。冠水・浸水マップ上に被害状況の写真等を掲載して過去にこの場所ではこのような冠水、浸水被害があったということを写真で伝えるなど周知すべきと考えますけれども、この点について御見解を伺いたいと思います。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 写真の掲載、非常に有効な手段だと考えます。過去の冠水被害については冠水の可能性がある場所として目安になることから、今後は注意を促すため写真の掲載について効果的な方法を検討してまいります。 ◆19番(金城幸盛議員) 次に大雨とかまた警報発令が予想される場合、もしくは台風接近がされる場合、こういったことというのは事前にある程度分かるわけで、マイ・タイムラインというのも今ございますけれども、そういった面におきますと事前にですね、SNS等によってこの冠水・浸水マップを周知頂きたいと考えますけれども、この点についてお伺いしたいと思います。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 5月31日、6月3日と対策を行ってきましたけれども、その辺でまた対策の見直しをしながら改善に努めております。6月17日の大雨の際には大雨警報発表前では、市ではLINEを通して大雨の注意喚起を行っております。これからもSNS等を活用し、冠水・浸水マップの周知に努めてまいります。 ◆19番(金城幸盛議員) 情報発信においては、今、本市が使っていないこのツイッターの活用も御検討頂きたいんですけれども、併せて糸満市災害用ハッシュタグ運用基準等を定めていただきまして、災害用ハッシュタグの利用についても含めて御検討頂けないか御見解を伺いたいと思います。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 現在、糸満市ではホームページ、防災行政無線、ラジオ、LINE、フェイスブックなど多様な情報発信ツールによる情報提供を行っております。ツイッター及び災害用ハッシュタグにつきましては他市の運用状況など調査研究してどの方法が好ましいか検討してまいりたいと思います。 ◆19番(金城幸盛議員) 冠水・浸水マップのデジタル化についてでございますけれども、本市においては本市ホームページの更新・リニューアルが予定をされていると承知をいたしております。その中で防災情報のデジタル化への対応についても御検討頂きたいと考えますけれども、この点についてお伺いしたいと思います。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 ホームページのリニューアルということですけれども、それに関しては防災情報のデジタル化の一環として災害時には、トップ画面を災害用に切り替え災害に特化した情報を市民へ素早く分かりやすく更新し発信できるよう関係課と調整してまいります。 ◆19番(金城幸盛議員) 件名4、生理用品の無償提供について。小項目1、市役所庁舎トイレに生理用ナプキンを無料で提供するディスペンサーの設置についてでございますけれども、先ほど御答弁で大変前向きな答弁を頂きまして心から感謝するものでございます。この生理に伴う負担を軽減し女性のQOLの向上、ジェンダーギャップという不均衡の軽減の第一歩として早期設置に向けて取り組んで頂きたいと思います。その上で9月補正予算で対応頂けるか御見解を頂きたいと思います。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 前回3月定例会の際に設置の工事費等につきまして調整をしているということで答弁させていただきました。こちらのほうに関しましては先ほど答弁申し上げましたように、現在、工事費等の見積り等を頂いておりまして、通常の管理費の中でできるかどうかも含めて早急に早い時期に導入できるよう検討しているというところでございます。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひ御対応のほうをよろしくお願い申し上げます。 件名5、このふるさと応援寄附金についてでございますけれども、この官民学連携による魅力的な返礼品の開発についてでございます。ぜひともこのチムドンドンする糸満市を目指してスピード感を持って取組を進めていただきたいと考えますけれども、見解をお伺いしたいと思います。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 御提案の子供たちや地元の企業が関わるような返礼品の開発については子供の自信につながったり、あるいは自己肯定感の活用にもなるかと思います。議員がおっしゃるようにチムドンドンするような効果も含めて、期待して先行している自治体の調査研究に向けて関係部署と連携してまいりたいと思います。 ◆19番(金城幸盛議員) 件名6、街区表示板、住居表示板の設置について。潮崎町内における街区表示板、住居表示板の設置についてでございますけれども、先ほど必要ないという答弁もございましたけれども、運送業者の方や新聞配達の方などから表示板がなく分かりづらいと相談を頂いております。またタクシーの乗務員の方からも似たような家が並んでいて碁盤状でもないので、中に入るとぐるぐる回って大変との話もございました。町内を分かりやすくするためにも、まずは街区表示板を早期に設置頂けないか、いま一度見解を伺いたいと思います。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 そういった運送業者から意見があるということは今後の検討課題として我々としては考えていきたいと思います。 ◆19番(金城幸盛議員) 件名7、マイナポイントについてお伺いしたいと思います。 マイナポイント予約・申込み手続の支援においては、やはり誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化を念頭に支援していただきたいと考えます。特に高齢者などへの周知や支援については特段の配慮が必要と考えます。この点について見解を伺います。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 高齢者等への周知につきましては、本市においてはホームページ、市広報紙に掲載しておりますけれども、高齢者等が取り残されないためにも分かりやすい周知に取り組めるようFMたまん等の活用を検討したいと考えております。高齢者等につきましては、窓口に訪れるほとんどが申請手続の支援が必要な方々であることから丁寧な説明など配慮をしております。 ◆19番(金城幸盛議員) マイナンバーカードマイナポイントの申請促進については政府が総力を挙げて取り組むとの方針が示されております。マイナポイント第2弾が30日から始まります。1人当たり最大2万ポイントが付与されます。我が家で言いますと、3人家族ですので最大6万円相当になります。物価高騰対策にも非常に有効であると考えますので、本市においてもこのマイナポイント予約・申込み手続支援については総力を挙げて取り組んで頂きたいと考えますけれども、見解をお伺いしたいと思います。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 マイナポイントの支援については、補助金を活用しながら広報活動及び支援体制を構築し、なるべく多くの市民にマイナポイントを取得していただけるよう関係部署と連携を図り取り組みたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) 件名8、海の安心安全についてお伺いをしたいと思います。 この水難事故防止対策についてでございますけれども、警察はじめ関係機関との連携と水難事故に注意を促す取組の強化、今もされていると、さらなる強化が必要と考えますので、その点についてはよろしくお願い申し上げたいと思います。併せてこの初動というのも非常に重要となってまいりますので、消防本部に聞きたいと思いますけれども、令和元年から令和3年までの水難事故における救助出動件数をお伺いしたいと思います。 ◎消防長(平田徳明) 再質問についてお答えいたします。 水難事故の件数ということですが、令和元年が9件、それから令和2年が6件、令和3年が6件です。 ◆19番(金城幸盛議員) 水難救助における消防本部の体制強化策をお伺いしたいと思います。 ◎消防長(平田徳明) 再質問についてお答えいたします。 体制強化策ということですが、まず1点目に昨年、令和3年8月に水上消防団員、水上バイク、ボート等を活用して活動する機能別消防団員4人を任命しています。水難事故救助等の困難を極める水害現場での活躍が期待されると思います。それから2点目に、今年度、消防本部では水難救助車を配備する予定です。車内での着替えとか機材等、装着可能ですし、また水中探索機や水中カメラ、ゴムボート、それから船外機等を積載することによりいち早く要救助者を発見し救助することが期待できます。それから議員御指摘のドローンについてですが、捜索活動や水難救助活動に大きな効果が期待できるものと思われます。今年度、実施計画に入れて今後ドローンの整備に向けて取り組んでいく予定です。 ◆19番(金城幸盛議員) ドローンについては、大変前向きな答弁だと私は理解をしております。緊防債も活用できますのでしっかり御対応をお願い申し上げたいと思います。 小項目2の自然海岸での無許可営業をはじめ、反社会的勢力の介入をも未然に防ぐ対策についてでございますけれども、先ほども答弁頂きましたけれども、関係機関と協議の上で本市においてもこの反社会的勢力の介入を未然に防ぐ取組をお願い申し上げたいというふうに思いますので、その点早めに進められるようお願いしたいと思いますけれども、見解を伺いたいと思います。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 ただいまの件につきましては、なるべく早めに取組が進められるかどうかについて関係機関と協議してまいりたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも海の安心安全のためにお願い申し上げたいというふうに思います。 次に件名9の文化振興についてでございますけれども、このミーカガン等、糸満ウミンチュの漁労具一式の国重要有形民俗文化財指定に向けた取組についてでございます。5月12日文部科学省、鰐淵洋子大臣政務官に市長が要請をさせていただいております。その中で本市のこの漁労具一式の調査に関して今回要請した中で、この文化庁より地方公共団体等が行う調査事業に対する国の支援策の活用について御提案を頂いているところでございます。本市においても活用すべきと考えますけれども、見解を伺いたいと思います。併せて補助率についてもお伺いをしたいと思います。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 国庫補助事業の民俗文化財調査、まず補助率からでございますが、基準として2分の1でございますけれども、沖縄県につきましては当分の間8割補助となっております。事業の活用につきましては、現在漁労具のリスト化等を進めている段階でございます。今後文化庁や県の助言を頂きながら補助事業の活用に向けて調整、検討してまいりたいと思います。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも当面の間8割補助ということで高率補助が維持されておりますので、ぜひとも活用頂いてこの国の重要有形民俗文化財指定に向けて取組が加速するよう重ねてお願いを申し上げたいと思います。併せてやはり今回の市長が上京されて要請されたことも非常に大きいではございますけれども、今後はこの漁労具一式の国指定、また南山城跡の国の史跡指定に向けては、やはりその本市における機運を高めることが極めて重要となってまいりますので、いろんな形でPRであるとか、もしくはシンポジウムを開くとか、そういった市民参加型の様々な企画等も含めて御検討頂きながらしっかり国の文化財指定に向けて取り組んで頂きたいというふうに思います。よろしくお願い申し上げます。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時08分)                              (再開宣告午前11時08分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆17番(金城敦議員) おはようございます。一般質問を行います。件名1、教育行政について。(1)学校給食センターについて。ア、学校給食センター整備の進捗状況を伺う。イ、広域化計画の進捗状況を伺う。ウ、PFI導入等可能性調査の進捗状況を伺う。 (2)高嶺小学校の移転の進捗状況について伺う。 件名2、指名競争入札と契約の取扱いについて。(1)市内業者、市建設業協会の優先活用の状況を伺う。 (2)業者選定から入札までの進め方について伺う。 (3)入札が不調に終わった件数を伺う(直近3年間)。 (4)不調になった原因を伺う。 (5)工事契約の減額変更は可能なのか伺う。 件名3、南部病院跡地利用について。(1)社会医療法人友愛会との契約に至るまでの内容を時系列で説明を求める。 (2)南部病院跡地利用計画は策定されているのか伺う。 (3)真栄里地区の物流団地造成事業との調整は済んでいるのか伺う。 件名4、防災行政について。(1)5月31日の大雨での緊急速報避難指示の状況を伺う。 (2)市内全域の冠水状況を伺う。 (3)与座土地改良区の冠水状況を市当局は、把握しているのか伺う。 (4)冠水対策は考えているか伺う。 (5)県道52号線と県道15号線の冠水は把握しているのか伺う。 以上、演壇での質問は終わり、あとは質問席にて再質問を行います。 ◎市長(當銘真栄) 金城敦議員御質問、件名3、南部病院跡地利用について。小項目2についてお答えいたします。 小項目2、南部病院跡地利用計画の策定については、市において南部病院跡地利用に係る基本構想の素案等を基に土地開発公社の自主事業として基本計画を策定するとのことであります。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁させていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名1、教育行政について。小項目1、学校給食センターについて。アからウまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、学校給食センター整備の進捗状況については、令和4年3月に完成したPFI導入等可能性調査報告書に示された課題解決を整理するため関係課との調整を図っているところです。今後は示された課題を解決するため、建設場所の再考を行う予定です。 次にイ、広域化計画の進捗状況については、PFI導入可能性調査において広域連携及びアレルギー対応食のみの広域連携については解決すべき課題が多くあることから、新たな給食センターにおいては市単独による整備を進めることになりました。 最後にウ、PFI導入等可能性調査の進捗状況については、令和4年3月に完成したPFI導入等可能性調査報告を受け、調査で示された総合評価の定性評価結果、市場調査結果、定量評価結果共に他方式に比べてPFI方式が最も優位な結果となったことから、事業の実施に当たってはPFI方式を導入し進めることになりました。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 御質問、件名1、教育行政について。小項目2、高嶺小学校の移転の進捗状況についてお答えいたします。 令和4年5月26日に高嶺小学校校舎・プール改築工事(建築)の入札を行う予定でございましたが、JV協定書の提出があった7JV中、6JVより辞退届の提出があり入札不調となっております。 ◎総務部長(福元信美) 御質問、件名2、指名競争入札と契約の取扱いについて。小項目1から5までについて順にお答えいたします。 小項目1、市内業者、市建設業協会の優先活用の状況については、適正な競争原理の下に公平性を確保しながら、市内業者、市建設業の受注機会の確保に努めている状況でございます。 小項目2、業者選定から入札までの進め方については、本市発注の建設工事及び委託業務等については、主に指名競争入札にて契約締結者を決定しております。指名競争入札は各種規則や要領等に基づき指名審査会にて業者を選定し、入札は事業主管課にて行っております。 小項目3、直近3年間の建設工事の入札が不調に終わった件数については、令和2年度6件、令和3年度で11件、令和4年度は現時点まで1件となっております。 小項目4、不調になった原因については、指名業者が入札執行前に辞退届を提出し、参加者がおらず執行できなかった入札が数多く見受けられます。 最後に小項目5、工事契約の減額変更は可能なのかについては、当初の工事契約内容等に差異がある場合においては、工事契約の減額変更は可能であります。 ◎企画部長(金城満) 御質問、件名3、南部病院跡地利用について。小項目1及び3について順にお答えします。 小項目1、友愛会との契約に至るまでの内容を時系列で説明については、主なものとして、令和3年12月に建物等の取得に係る意向を市から説明をし、同月27日に建物譲渡に係る文書を手交、令和4年2月から建物の内覧を始め、顧問弁護士による技術的助言等を経て、3月30日に覚書を締結し、4月27日に市から公社に対して土地建物の取得等の要請を行い、5月30日に医療法人と糸満市土地開発公社において、借地権付建物売買契約を締結したとのことであります。 小項目3、真栄里地区の物流団地造成事業との調整については、基本的なインフラ設備、道路及び雨水排水に関する概略は調整済みとなっております。また下水道に関しては、計画の変更について現在調整中であり、施設等の具体的な整備については今後策定される基本計画において検討がなされるものと考えております。 御質問、件名4、防災行政について。小項目1及び2についてお答えします。小項目1、5月31日の大雨での緊急速報避難指示の状況については、5月31日は、11時48分に気象台から大雨警報(浸水害)、12時6分に大雨警報(土砂災害)、12時37分に土砂災害警戒情報(警戒レベル4)が発表されました。土砂災害警戒情報は、土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況となったときに市の避難指示発令判断や、住民の自主避難の判断を支援するよう気象庁が警戒を呼びかける情報で、沖縄県と気象庁が共同で発表する情報となっております。警戒対象となる地域は気象庁が常時提供しているメッシュ情報、領域情報で確認することができます。そのため5月31日は特に危険と判断した字武富溝原及び武富ハイツと大里地区に対する避難指示を発令し、武富ハイツ自治会館及び農村環境改善センターを避難所として開設しました。 小項目2、市内全域の冠水状況については、5月31日の大雨では県道82号線潮平入り口を含む27地点の道路で冠水を確認しております。そのうちパークタウン阿波根裏の市道赤水支線及び阿波根土地改良区幹線水路上流側の農道の2か所が冠水による道路舗装の破損が生じております。6月3日の大雨では、県道82号線潮平入り口を含む19地点の道路で冠水を確認しており、31日に破損していた上流側農道の破損がさらに拡大しているのを確認しております。 ◎経済部長(大城司) 御質問、件名4、防災行政について。小項目3及び4についてお答えいたします。 小項目3、与座土地改良区の冠水状況を市当局は把握しているかについては、今年5月31日及び6月3日の大雨警報発令時に、下与座の土地改良区内の幹線排水路で比較的集落に近い支線水路との合流部分で幹線排水路が氾濫し、水路沿いの畑の土砂が流出している状況を確認しております。つきましては、抜本的な対策を講じることが難しく、同土地改良区の農業者の皆様へは誠に恐縮に存じている次第であります。 続いて小項目4、冠水対策は考えているのかにつきましては、同様の要件にて与座自治会からも6月9日付で本市への対応の要請書が提出されております。対応といたしましては、大雨警報の明けた翌週に水路沿いの畑で被害に遭われた地域の農業者の方と現地立会いし、現場の状況や今後の対策方法等について話をさせていただきました。対策方法としましては、水の氾濫から畑地の土砂流出を抑制する効果が期待され、現在本市が推奨しているベチパーという植物を水路沿いに植栽する方法を今年度中に対応を検討する方向で一旦持ち帰らせていただいております。つきましては、現在農村整備課内において、今年の9月頃をめどに実施の可否を調整しているところであり、同自治会へもその旨の回答を検討しているところであります。 ◎建設部長(上原斉) 御質問、件名4、防災行政について。小項目5、県道52号線と県道15号線の冠水状況の把握についてお答えいたします。 去る5月31日と6月3日に降った大雨で、県内各地で土砂崩れや床上・床下浸水、道路冠水の被害が相次いで発生したと新聞等で報道がありました。本市においても道路に関連する被害状況は、冠水による影響で車内に閉じ込められる被害や車両が水につかる被害、通行止めによる影響などが報告されております。御質問の県道52号線の冠水は把握しておりますが、県道15号線については高台という地理的条件もあり把握しておりませんでした。今後、ほかの県道の状況も含めて県に早急な対策を講じてもらうよう要望してまいりたいと思います。 ◆17番(金城敦議員) では再質問を行います。 まずは防災行政の(3)の与座土地改良区の冠水対策について伺いたいと思います。この間の大雨で地域の方は大変怖い思いをしております。それを踏まえて与座土地改良区の幹線排水路は過去設計コンサルタントへ調査委託し、県道52号線より上流側へ水路拡幅を検討した経緯があると思うが、工事が実施されたのは県道から最初の農道の横断ボックスカルバート1か所のみであるが、なぜ上流側の排水路の拡幅は実施されないのでしょうか、お答えお願いします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 当該排水路については大雨時の冠水被害があり、平成24年度に排水能力を調査し水路の通水能力を検証する調査業務を行っております。当該排水路の設計は昭和60年当時の設計基準で設計し整備されておりますが、その後平成7年度に沖縄県農林水産部の示した見直し基準を適用し、再度排水能力計算を行い県道52号線より上流側2か所の区間で通水能力不足による排水路改修の必要性が報告されております。当該排水路の改修工事は農業体質強化基盤整備促進事業を適用し、平成25年度に一部水路の工事を実施しておりますが、当時は市内一円の土地改良施設を含む農業用施設の整備、改修を当該事業で対応しており、本排水路1か所を一度に改修完了するのが困難な事情もあり、段階的な対応として2か所の改修区間のうち、県道上流側で一番下流の最初の横断ボックスカルバートを平成25年度に改修した経緯があります。しかし、当事業が実施されたのは、当時の平成24年度と25年度の2か年であり、現在は実施されていないことから今後どのような対応が図れるか沖縄県と速やかに調整していきたいと考えております。 ◆17番(金城敦議員) この冠水対策は人命に関わる大事なことです。今、通水排水能力不足による排水路改修の必要性が報告されておりますので、市単独事業でもやっていかないと困りますが、その見解をお伺いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時29分)                              (再開宣告午前11時30分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 多額の費用がかかる見込みでありますので、まずは補助事業の導入を考えていきたいと思います。 ◆17番(金城敦議員) 費用がかかるのは分かりますが、できるだけ単独事業ででもやってくださいますようお願いをいたします。 では、次の再質問を行います。学校給食センターのほうの再質問に移りたいと思いますが、先ほどの答弁から広域化の計画は、市単独でやるということで広域化計画はもうなくなったと判断してよろしいでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 広域化につきましては、議員おっしゃるとおりなくなったと。現在としては市のほうで単独で事業を実施していくというふうに決定しております。 ◆17番(金城敦議員) 分かりました。じゃあ教育長にお聞きします。令和2年の定例会では、教育長は広域化計画を進めるために一旦立ち止まって見直すと答弁していますが、やはり広域化は無理だったということですね。お聞きします。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えいたします。 せんだっての答弁の中で、立ち止まって広域化を検討するということで、今回は広域化も含めて可能性調査をしっかりやっておりますので、その結果において広域化は諸般のいろんな状況を鑑みて見送りになったということになります。 ◆17番(金城敦議員) 教育長、もう一度お聞きします。 前市政で、学校給食センター基本計画検討委員会で検討した結果、広域化は無理だと決定しているにもかかわらず立ち止まり、結果的に給食センター建設を遅らせているが、教育長は判断ミスをしたと思うが教育長の認識を伺います。 ◎教育長(幸地政行) まず、その件の教育長の判断ミスというお話がありました。教育委員会の施策は私1人で決定するわけではありません。教育委員会議及び教育委員会、そしてこんな大きな施策は各部課と相談しながら対応していくところであります。その時点では教育委員会をはじめ、そのことを検討していくと、広域化を含めてPFIも含めて検討していくということで、その結果が出てこれはPFI導入が総合評価において勝っているということで、それを今後進めていくということになります。 ◆17番(金城敦議員) 教育委員会の皆で決めたということなんですが、最終的な判断、決定をするのは教育長の責任だと私は思っております。判断ミスをしたと思っておりますが、今回はまたPFIを進めてやるということが決まったようでございますが、その導入のための進め方、工程をお聞きしたいと思います。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 PFIにつきましては、まず建設場所の決定が必要になります。建設場所の決定がされた後、PFI、業者の選定等の募集基準の設定でありましたり、その募集に係る業者を決定する必要がありまして、そこで約1年半ぐらいかかるかなと思っております。 ◆17番(金城敦議員) 今の答弁では1年半かかるということですか。では何年度に着工して完成させるかお聞かせください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 全体的な流れとしましては、先ほども申し上げましたとおり建設用地の確保がありまして、それからPFI導入に係る募集基準等の策定に1年半、そこからそれが決定しまして設計・建設期間に約2年6か月を見込んでおります。先ほど申し上げました、まず建設位置の決定が必要になりますので、現段階で何年度にということの答弁は差し控えさせていただきます。 ◆17番(金城敦議員) そうですね、今の調子だと何年かかるか分からないような感じになりました。そのまま進めておれば、令和6年には完成したということになりますが、大変残念でなりません。では次ですね、このPFIに参加企業がなければどうなるのか伺います。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 想定の問題になりますけれども、給食センターの建設に係るPFIにつきましては、全国で多くの事例がございます。ですからその辺も含めましてPFI可能という判断がされたと思っていますので、参加企業がいないという想定は考えておりません。 ◆17番(金城敦議員) そうであれば少しは参加したいという企業はいたのですか、お聞かせください。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時38分)                              (再開宣告午前11時41分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 参加したいという企業からの申出は、関心を示している企業数社からの問合せ等はございました。 ◆17番(金城敦議員) PFIでやるという企業は本土のほうにはあるかもしれないですけれども、沖縄ではちょっと難しいという思いが、前回の委員会でもあったような感じがします。もしもそれがなければ大変なことになると思いますので、二度とミスがないように教育長お願いします。昨日からの答弁の中で、建設場所を変更するような話がありましたが、それがあるのかお聞かせください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 建設場所でございますけれども、可能性調査業務を実施したことにより、これまでの当初の基本計画で示された工事についても課題が多く報告されております。またそのことも含めまして、その基本計画に上げられた真栄里屋外運動場等ですね、そういったことの周辺の環境が変化している状況等もございまして、そういった事情等を考慮した上、当初計画で除かれた真栄里屋外運動場でありましたり、観光農園でありましたり、その辺の環境の変化があった場所につきましても、基本計画で進められたD案も含めまして再度建設場所の適否を判断していきたいと考えております。 ◆17番(金城敦議員) 真栄里屋外運動場に造るとかという話もありますが、そこに造ったら運動場はどこに行くのか。そういう問題がまた出てくると思います。昨日の答弁の中でも現在考えているところは、流末排水処理もできていないのでそこに建設するのは難しいとか、道路の幅がないから難しいとかそういう答弁をしていたと思うんですが、計画の中で次の場所も流末排水もきれいにできている、側溝もできている、道路幅もあるようなところに造るのですか。お聞かせください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 今回の排水処理関係も含めて、今現在基本計画で示されたD案も含めて、比較検討しながらその辺の検討をしていきたいということでございます。 ◆17番(金城敦議員) それも基本計画の中で、流末処理とかもできているところじゃないとやらないという答弁に聞こえました。また昨日の答弁で40億円以上かかるという答弁もありましたが、長らくかかればかかるほど金額が大きくなるんですよ。40億円かかったときにPFIの企業が造ってもそれぐらいかかると思います。ですから早く造らないと同じことが起こると思います。それを踏まえて、PFI方式で建設した場合、給食費が値上がりすることはないのかお聞かせください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 給食費につきましては保護者が負担しておりますけれども、保護者が負担している給食費につきましては現在食材の購入費ということになっております。そういうことから、給食センターを建設する場合、PFIで建設した場合においても、市のほうで単独で建設した場合においても建設事業と給食費には関係性はございませんので、給食費がそこで影響があるということではございません。 ◆17番(金城敦議員) 分かりました。40億円かかろうが、何億円かかろうが給食費は上がらないということの考えでよろしいですね。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 建設事業と給食費には関係性はないということでございます。 ◆17番(金城敦議員) 分かりました。私は堂々と父兄の皆様に新しいPFIで造っても給食費は変わらないですよと言ってよろしいんですね。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 繰り返しの答弁になりますけれども、建設事業と給食費は関係性はございません。 ◆17番(金城敦議員) 給食費は上がらないということで私は考えておきます。前市政の学校給食センター基本計画検討委員会等で検討した結果、PFI方式での建設も無理があると決定をしていました。それにもかかわらずPFI方式を採用する予定のようですが、市民の皆様やアレルギー児童を持つ父兄の皆様はどの方法であれ、早期建て替えを望んでいます。一日でも早く着工して完成させてくださいますようお願いをいたしまして、次の質問に移ります。休憩。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時48分)                              (再開宣告午前11時48分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆17番(金城敦議員) 次、高嶺小学校の移転の再質問と指名競争入札の取扱いについてを同時にやらないといけないので一緒にやります。 では、高嶺小学校の指名業者の決定の仕方をお聞かせください。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時48分)                              (再開宣告午前11時49分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 指名業者は指名審査会にて決定しております。 ◆17番(金城敦議員) じゃあ教育委員会にお聞きします。指名審査というのは、教育委員会で何者か指名を上げて、それを指名審査会に渡すのか、すぐ直接指名審査員でその会社を決めるのかお聞かせください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問についてお答えいたします。 指名審査会の内容につきましてお答えすることができません。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時50分)                              (再開宣告午前11時50分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆17番(金城敦議員) じゃあ教育委員会では指名の業者を選定はしなかったということで考えてよろしいですか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 先ほど申し上げましたように、指名業者につきましては指名審査会にて決定しているというところでございます。その審査の内容につきましてはお答えできないというところでございます。 ◆17番(金城敦議員) 審査の内容というのがちょっと分かりにくいんですけれども、普通は教育委員会のほうで推薦してから指名審査会でやると思っておりますが、それはじゃあそうではないということでよろしいですか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時52分)                              (再開宣告午前11時54分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 教育委員会から推薦をしております。 ◆17番(金城敦議員) では市内業者で、建設業協会員でありながら指名されなかった場合は、教育委員会にその理由を聞くことは可能ですか。お聞かせください。
    ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 指名業者は指名審査会にて決定を行っておりますが、先ほど申し上げましたとおり、指名審査会の内容についてはお答えすることはできません。 ◆17番(金城敦議員) 分かりました。何かおかしいのがあるのか分からないが、では次、聞きます。共同企業体の構成員の数ですが、何者JVとか5者JVとかそういうのはいつ決定するのか。それは教育委員会で決定するのかお聞かせください。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 こちらも指名審査会にて決定を行います。 ◆17番(金城敦議員) ではお聞きしますが、今回の高嶺小学校の校舎建設を2者JVにした理由はなぜなのかお聞かせください。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 共同企業体の構成員数は指名審査会にて決定を行っておりますが、会議内容についてはお答えできません。 ◆17番(金城敦議員) 今、この間から言っていますように、建設業者は大変厳しい時代であります。そういった中で2者JVというのはおかしいと私は思います。これまで5億円、6億円でも3者JVをやりました。兼城小学校の校舎でも3者JVでやっております。あれでも7億円でした。今回13億円をなぜ2者JVにしたかお聞かせください。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 先ほどと答弁が同じになりますが、審査会の会議内容については公開しないということになっておりますので、その内容についてはお答えできません。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時57分)                              (再開宣告午後1時10分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 議員御質問の件につきましては、JVの形成についてということだと思います。本市におけるJV形成に関しましては、国、県等の運用準則を参考にし、指名審査会にて総合的に判断させていただいております。しかし、その内容につきましては、糸満市建設工事等請負業者指名審査会に関する要領第5条第4項、審査会の会議は公開しないというところがございますので、個別の会議内容につきましてはお答えできません。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時11分)                              (再開宣告午後1時13分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆17番(金城敦議員) じゃあ、なぜこの間の建設部長は答えたんですか。その整合性をちょっとお聞かせください。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時13分)                              (再開宣告午後1時37分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 私が去る議案説明会及び経済建設委員会の中で業者選定の経緯等について、各議員に御説明したことについては、糸満市建設工事等請負業者指名審査会に関する要領第5条第4項の規定に抵触するおそれがありますので、この場をお借りして訂正しおわび申し上げます。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時37分)                              (再開宣告午後3時39分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 先ほどの建設部長の答弁における発言について、その一部を訂正したいとの申出がありますので発言を許します。 ◎建設部長(上原斉) 先ほど答弁しました、「この場をお借りして訂正しおわび申し上げます」を「今後、適切な運用に努めてまいります」に訂正をお願いいたします。 ◆17番(金城敦議員) 先ほどから私が言っている2者JVにしたのかという答えは全然さっきから答えになっていないので、前回建設部長は答えましたので、今回もなぜ2者JVにしたのかをはっきり答えてください。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 高嶺小学校移転改築工事については、指名審査会において2者JVが適当であると判断いたしました。なお現状、国、県の方針や市内優先発注に努めているところであります。今回これまでの議員の御指摘や懸念事項につきましては、今後審査会において今以上に議論を深めてまいりたいと思います。 ◆17番(金城敦議員) この問題はですね、私だけの指摘や懸念事項ではありません。市民の皆様からそういう声が届いていますので、正確な2者が、JV、できなかった理由をお聞かせください。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時42分)                              (再開宣告午後3時42分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 同じ答弁になりますが、審査会において2者JVが適当であると判断いたしました。なお、その指名審査会における会議の内容につきましては非公開としておりますので、お答えできません。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時43分)                              (再開宣告午後3時50分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆17番(金城敦議員) 今、建築のBクラスの業者が建築工事発注が今年はゼロ件です。JVにする考えはなかったのか。指名審査委員の構成を伺います。部長の数までお願いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時50分)                              (再開宣告午後3時50分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 糸満市建設工事等請負業者指名審査会に関する要領第3条におきまして、審査会の構成とあります。会長は副市長、副会長は総務部長、それから委員として企画部長、建設部長、経済部長、教育委員会教育部長、水道部長、それから建設課長及び総務課長をもって充てるというふうになっております。 ◆17番(金城敦議員) これだけの数の部長の皆さんがいるのに、市内業者を排除するとか、あるいは3者JV、4者JV、5者JVにするという提案はなかったのかお聞きします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 審査会の会議内容についてはお答えできません。 ◆17番(金城敦議員) 今、コロナ禍の中で厳しい経営をされている建設業界の皆様に仕事を分け与える気持ちはなかったのか。市長、教育長の見解を伺います。教育長からお願いします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 指名審査会に関連いたしますので、審査会を所管する総務部のほうからお答えさせていただきます。コロナ禍の現状におきまして建設業協会並びに建設業に関わる皆様の経営環境が厳しいことは議員もおっしゃっているように認識しております。その経営環境も踏まえ糸満市としましては、適正な競争原理の下に公平性を確保しつつ地元企業への受注発注の確保に努めるよう対応してまいりたいと思います。 ◆17番(金城敦議員) 市長の声が聞きたいですのでお願いします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 これは先ほどの御質問と同じ答弁になります。コロナ禍の現状におきまして建設業協会並びに建設業に関わる皆様の経営環境が厳しいことは認識しております。その経営環境も踏まえ糸満市としましては、適正な競争原理の下に公平性を確保しつつ地元企業への受注発注の確保に努めるよう対応してまいります。 ◆17番(金城敦議員) 時間がないので次に行きます。 今回不調になっているようですが、その入札はその後どうするのか伺います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時54分)                              (再開宣告午後3時54分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 高嶺小学校の入札につきましては、今後設計の見直しを行い、再度入札を行う予定でございます。 ◆17番(金城敦議員) まだ入札をするようでありますが、また2者JVなのですか、お聞かせください。 ◎総務部長(福元信美) 再度の入札につきましても、2者JVが適当であるという判断を指名審査会において行っております。 ◆17番(金城敦議員) この間、建設部長にもこれからは2者JVとか3者JVを考えるように言って、はいやりますと言いました。しかし、それが何も、舌の根も乾かぬうちにというんですか、またすぐ2者JVにしたということは、糸満市には市にある建設業者を守る気持ちはないということで考えてよろしいですか。 ◎総務部長(福元信美) 今回の入札の指名状況につきましても、市としても入札の公平性を確保しつつ、市内業者への受注発注の確保に努めていくよう対応しているというところでございます。 ◆17番(金城敦議員) 大変残念です。今の総務部長の答えは何一つ合っておりません。次の質問に行きます。 今回、高嶺中学校の設計価格が業者見積りと4億円以上の差があるが、それはどういうことなのかお聞かせください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 業者が提出した見積額、提示額の詳細が不明なためお答えできません。 ◆17番(金城敦議員) 不明だというと、ちょっとおかしいですね。この間糸満市のホームページで、入札結果表を見ると1者だけ入札に参加している、全員辞退ではない。これは全員辞退ではなかったのですか。その1者だけが16億幾らの金額が書かれていました。それはどういうことですか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 令和4年5月26日に入札を行う予定でありましたが、JV協定書の提出があった7JV中、6JVより辞退届がありました。1JVが残ったことによる入札不調という形になっております。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時58分)                              (再開宣告午後3時59分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆17番(金城敦議員) 今ですね、辞退を1者だからやっていないということなんですが、その業者に聞いたら辞退をする予定でしたけれども、教育委員会から会社まで来て、辞退届は出さなくてもいい、もう入札はなくなったから辞退届を出さなくてもいいと言われて辞退届を出さなかったみたいですが、それは教育委員会が止めたから辞退届が出ていないだけであって、本当は辞退していた、全員辞退なんですけれども、その件に関してどう思いますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 7JV中6JVから辞退があった時点で、1JVが残りますので、その1JVでは入札ができないという形での電話連絡でですね、入札がもう不調になりますという連絡をさせていただきました。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時00分)                              (再開宣告午後4時01分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 入札結果の報告については、議員が御指摘されていたものをホームページについて確認したところ、記載について統一がなされていない工事が見受けられました。今後、不調の記載方法については、統一した記載例を示しながら、事業主管課に周知を図りながら対応してまいりたいと思います。また御指摘のように不調のはずなのに、入札書の記載金額の欄に記載があり公表されている工事ということにつきましては、今後、先ほど述べたように記載の統一を図るとともに、ホームページに訂正を記載して対応を図ってまいりたいと思います。こちらのほうはホームページに表記の仕方に誤りがあったことをおわび申し上げます。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時02分)                              (再開宣告午後4時03分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 7JV中のうち6JVからは辞退がありまして、その時点で入札不調が確定しておりますので、その旨を電話でお伝えして、入札不調になりましたという形の連絡をしたところでございます。 ◆17番(金城敦議員) それなら全員辞退でいいんじゃないですか。どうですか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 辞退届は役所に来て提出していただくことになりますけれども、その時点で入札不調になっておりますので、電話によりですね、足を運ぶのもあれですので、その時点で入札不調になったことをお伝えして、結局入札は成立しませんよということで対応させていただきました。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時04分)                              (再開宣告午後4時04分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 繰り返しの答弁になりますけれども、1JV残った形になってその時点で不調になりますので、辞退届を提出する必要もないというふうに考えております。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時05分)                              (再開宣告午後4時05分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆17番(金城敦議員) 予定価格は適正な設定だったのか。再度入札を行うには適正な見直しを行うのかお聞きします。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 設計書の範囲と設計額等の見直しを行い、再度入札に取り組んでいきたいと考えております。 ◆17番(金城敦議員) 先ほど質問した設計価格と業者見積りに4億円以上の差があるのはなぜですか。もう一度お聞かせください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 業者見積りに関しましては、その内容の詳細を把握しておりませんのでお答えいたしかねます。 ◆17番(金城敦議員) 入札前に何者か見積額を出していると思いますけれども、それは違うんですか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時07分)                              (再開宣告午後4時07分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 4者から提出がございました。1者目が15億7,780万800円ですね。2者目が15億9,700万円です。次に16億3,000万円、次16億5,562万5,000円でございます。 ◆17番(金城敦議員) 設計価格は公表されて13億円ぐらいなんですけれども、15億円、16億円ぐらいの見積りです。なぜこんなに違うのかお聞かせください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 企業が提出した見積額の詳細については把握しておりませんが、昨今の建設資材の物価高騰等による影響があると思われます。 ◆17番(金城敦議員) では、これは歩切りを行ったのですか。歩切りというのは建設業法違反になるんですよ。歩切りを行ったからその見積価格になっているということがあります。歩切りをしたのかお聞かせください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 歩切りについては行っておりません。 ◆17番(金城敦議員) そうですね、それをやったと言ったら違反になりますからね。これだけ金額が離れたら随意契約で行うつもりなのかお聞かせください。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 設計書と工事範囲、設計額等の見直しを行い、再度入札を行っていく予定でございます。 ◆17番(金城敦議員) 随意契約でやるのは、これはまた議会承認が要らなくなりますのでそういうことがないようにお願いします。 この直近で随意契約を行った、これまでの件数とその理由を伺いたいんですが、その辺をお聞かせ願えますか。 ◎総務部長(福元信美) 建設工事の不調及び不落の随意契約については、令和3年度に1件、令和4年度に1件ございます。ただし、令和4年度の1件につきましては、令和3年度に不調となった入札を令和4年度に随契しているものでございます。 ◆17番(金城敦議員) この随意契約というのは非公表なのか、また手持ち工事にならないのかお聞かせください。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 現在、随意契約を行った建設業者につきましては、その工事を手持ち工事として判断を行っておりません。しかしながら、今後そのような随意契約についても手持ち工事として判断すべきかについては入札状況等も踏まえ判断したいと考えています。また随意契約、不調や不落になった分の随意契約についても公表の対象とするべきではないかということの御指摘だと思いますが、これにつきましても協議の上、できるだけ公表できるようにしていきたいと思います。 ◆17番(金城敦議員) 今まで手持ち工事にならなくて、またそれで指名がもらえるのなら、随意契約に参加したい業者はたくさんいるんですよ。それはこれからはできるんですか、お聞かせください。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁しましたが、今後このような随意契約についても手持ち工事として判断すべきかについては、また今後検討した上で入札状況も踏まえて判断してまいりたいというふうに考えております。 ◆17番(金城敦議員) 次、減額契約締結の判断の基準を伺います。ルールづくりまでする考えがあるかお聞かせください。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 減額変更契約は、糸満市建設工事請負契約約款の各条項に基づき、受注者及び発注者の協議をもって定めます。具体的には当初の設計図書に示された自然条件、土質などが現場条件と一致しない場合などは協議の対象となります。本減額変更契約については、沖縄県の工事請負契約における設計変更ガイドラインを参考としております。 ◆17番(金城敦議員) 今、業者から工事が大変厳しい、工期も守れないので減額契約で工事を終わらせたいと思っている業者がたくさんいるようでございます。これからは糸満市はそういう選択肢もあるということで理解してよろしいでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 建設工事の変更契約については、糸満市建設工事請負契約約款の各条項及び先ほど申し上げました沖縄県の工事請負契約における設計変更ガイドラインに基づき受注者及び発注者の協議をもって定めますが、全ての契約についてその条件が当てはまるかということにつきましては、個別にまた協議、判断をしていかなければいけないというふうに考えております。 ◆17番(金城敦議員) 時間がないのでこれで終わりますが、これからはですね、市長、指名審査の透明性、不落札をなくす努力、随意契約の公表、随意契約での手持ち工事や減額契約のルールづくりを早めにつくり、市内業者育成や建設業協会員の利益確保を考えてくださいますようお願いいたします。ちょっと休憩お願いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時15分)                              (再開宣告午後4時15分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆17番(金城敦議員) 続いて、南部病院跡地利用について再質問を行います。 私は、この南部病院跡地開発の利用に反対する考えはありません。むしろ推進する立場ではあります。ですが、今回の市の基本計画のないままでの進め方、計画性のなさがこれからの糸満市の将来に禍根を残すのではないかと考え、今回の質問と提言を行います。まず、壊す建物の購入費用の内訳を伺います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時16分)                              (再開宣告午後4時17分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 建物の解体撤去費ということでございます……。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時17分)                              (再開宣告午後4時18分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 建物の購入費用でございますけれども、建物を購入した土地開発公社に確認したところ、建物の購入費用の明細はないということでございます。
    ◆17番(金城敦議員) じゃあ糸満市として、この壊す建物の鑑定評価の調査はしたのか伺います。 ◎企画部長(金城満) 建物の取得費の鑑定調査はしたのかという御質問でございますけれども、公社のほうで建物は購入しております。市のほうで事業計画をつくるときには医療法人からの見積りをもって概算事業費を設計しております。鑑定に関して市は行っておりません。 ◆17番(金城敦議員) 市も公社もやっていないというのであれば、糸満市はその建物の値段は言うがままに買うということですか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時20分)                              (再開宣告午後4時20分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 公社において確認したところ、固定資産税評価額及び当該土地の借地権価格から適正価格を算定し、適正価格の範囲内で購入することが必要と考えますが、公社によりますと、特に借地権価格の範囲内であればわざわざ経費をかけて鑑定評価を行う必要はないと判断したとのことであります。なお、公社の顧問弁護士とも調整の結果、その判断に至ったと聞いております。 ◆17番(金城敦議員) 公社がやるからそういう言葉になるかと思いましたが、何か人ごとのように聞こえますね、自分たちがやっていないような。本当にこれは価格を評価しないままに、こんなずさんな建物の買い方でよろしいんですか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 繰り返しの答弁となりますが、固定資産税評価額及び当該土地の借地権価格から適正価格を算定したと。その適正価格の範囲内であれば購入することが必要と考え、わざわざ経費をかけて鑑定評価を行う必要はないと判断されたということでございます。 ◆17番(金城敦議員) じゃあ、今の算定価格の評価は幾らなんですか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時22分)                              (再開宣告午後4時22分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 公社においては、固定資産税評価額を6億5,000万円弱、当該土地の借地権価格を約5億9,000万円弱と見立て、それより約1億500万円は安価であるということから適正価格の範囲内で購入することが可能と理事会において判断されたと聞いております。固定資産税の評価額を6億5,000万円弱ですね、それから土地の借地権価格、それが5億9,000万円弱ですね、この両方の価格を見立てて見積額と比較したと。 ◆17番(金城敦議員) この固定資産税評価額の6億5,000万円、土地の借地権価格の5億9,000万円というのは誰が出したんですか、この金額を。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時24分)                              (再開宣告午後4時24分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えいたします。 固定資産税の評価額は税務のほうに確認しております。それから……医療法人です。医療法人のほうに確認しております。それから借地権価格については本件の土地が市街化調整区域にあり、路線価がついていないため相続税、贈与税における借地権価格の評価の方法による倍率方式に基づいて評価したものと聞いております。国税庁のホームページによると、倍率方式による評価では固定資産税評価額に地価事情の類似する地域ごとに定めた評価倍率を乗じて評価額を算定しているとされています。本件土地の固定資産税評価額に真栄里地区の市街化調整区域、国道331号沿いにおける宅地の評価倍率1.1を乗じて借地権割合30%を加味して積算された額として約5億8,000万円になると聞いております。 ◆17番(金城敦議員) 先ほども聞きましたけれども、だからこれは誰がこの金額を出したんですか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時26分)                              (再開宣告午後4時28分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 固定資産税の評価に関しては、評価ですので当然ながら市の税務課のほうで評価しますけれども、評価したのは税務課でございますが、それを医療法人が証明を持っておりますので、それを確認させていただきました。それから借地権の価格に関しては国税庁のホームページにそれを算出する計算式がございますので、それを基に公社の職員が積算したものでございます。 ◆17番(金城敦議員) これは公社の職員が積算したということですけれども、これは実際に本当に当たっているんですか。5億9,000万円もあるわけがないと私は思いますが、どうですか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 国税庁のホームページにある積算式に基づいて公社の職員が積算したものであり、その算式に基づいた価格となっております。 ◆17番(金城敦議員) ちょっとこれは信じられない数字ですので、後でもう一回調べてみたいと思います。 次に友愛会はこの建物を壊して、更地に原状回復して県に返す予定ではなかったのか伺います。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 回復のお話に関しては、県と医療法人のほうで協議していた内容であり、市のほうで答弁することは差し控えたいと思います。 ◆17番(金城敦議員) 答えないというのはまたおかしいことですけれども、これは新聞紙上でもいろんなところに載っているんですよ、今まで。そうだったんじゃないですかと聞いているんですけれども、どうですか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 県と医療法人のほうで協議していた内容でございます。市が答える立場にはないと考えております。 ◆17番(金城敦議員) ちょっとかみ合わないんですけれども、県と友愛会との土地賃貸借契約書の11条の権利譲渡等の禁止条項を読み上げてください。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時32分)                              (再開宣告午後4時32分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 議員御質問の契約書については、市は持っておりません。 ◆17番(金城敦議員) じゃあそれも分からないまま売買契約をしたのか伺います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時34分)                              (再開宣告午後4時34分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 現在、公社のほうが医療法人のほうから建物を購入したところでありますけれども、建物を購入するに当たって必要な情報ではないことから確認はしておりません。 ◆17番(金城敦議員) これはですね、糸満市が向こうと覚書を書いたときから、その問題はあるので、これは公社ではなくて糸満市の問題ですので答えてください。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時35分)                              (再開宣告午後4時45分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 市では南部病院跡地の土地利用について、かねてから医療法人にその旨を伝え、昨年12月には医療法人に対して旧南部病院施設を購入する要請を行ってまいりました。その後、土地利用可能性を調査していることなどから、医療法人側からも建物の売却の意思が示されたため、覚書の締結に至ったところです。その覚書の中に賃料についての記載がございます。第3条の4項に令和4年度以降に生じる建物等の固定資産税、土地の賃借料等の費用について医療法人に負担が生じないように公社と調整すると書かれております。そういう意思表示をして医療法人から建物を購入するという旨を示したところであり、その金額について確認しているものではありません。なお、覚書の締結後に医療法人から見積りも市に頂いておりますけれども、その中に今言った固定資産税であったり、賃料の明細は記載されておりません。公社が購入するに当たってもその内容は確認していないということであります。その上で先ほども申し上げたように、固定資産税評価額、それから借地権割合の金額の範囲内であるということで、適正価格の範囲内ということで当該建物を購入したということであります。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時47分)                              (再開宣告午後4時49分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 市のほうで県と医療法人のほうで結んだ契約については答える立場にありませんが、その上で契約を結んだということでございます。 ◆17番(金城敦議員) ここに県と友愛会の売買、賃貸借契約書があります。これは平成18年3月30日に締結されたものであります。その中の権利譲渡等の禁止、第11条、乙は、乙は友愛会ですね、次の各号に掲げる事項を遵守しなければならない。ただし、あらかじめ書面による甲の承諾を得たときにはこの限りではない。1、賃貸借物件を第3者に転貸しし、または賃貸借権を譲渡しないこと。2、賃貸借物件の形質を変改しないこと。3、賃貸借物件に所存する建物その他の工作物に賃貸借権、その他の使用又は収益を目的とする権利を設定しないことと書かれているんですよ。それから考えると、友愛会は勝手に売れないことになると思うんですけれども、借地権までは。これはどう思いますか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時51分)                              (再開宣告午後4時53分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 覚書は3月末に交わしております。先ほど申し上げたように市がこの建物を購入する意思を表示する、条件みたいなものを提示しているところです。それからその時点で建物を糸満市に譲渡するために必要なことに関しては教えてくださいということを申し上げております。公社が建物を購入するに当たっては、弁護士からの助言を経て、土地の所有者である沖縄県、そのほうから医療法人のほうに譲渡承認という手続がされています。県のほうから譲渡承認をもらった書面を確認した上で公社が建物を購入しておりますので、先ほど言われたような条項があるとすれば、それはクリアされているものだと認識しております。 ◆17番(金城敦議員) この譲渡証明とかというのは県のどこが出しているものですか、お聞かせください。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時55分)                              (再開宣告午後4時55分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 沖縄病院事業管理者病院事業局でございます。 ◆17番(金城敦議員) この中身を少し教えてくれませんか、どういう譲渡証明なのか。何が、譲渡します、そういうの書かれていないのか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時55分)                              (再開宣告午後4時56分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 このほうは県の病院事業局から医療法人のほうに宛てられた文書でございますけれども、賃借権譲渡等の承認についての回答ということで、県有土地賃貸借契約11条に基づく糸満市土地開発公社への賃借権譲渡等の承認願いについては、内容を検討したところ下記のとおり承認することとしましたので、通知しますと書かれています。あとはその物件の明細が書かれています。下記のとおり……賃貸借物件の明細が書かれておりまして、所在、糸満市字真栄里辻原地番857番4、857番5、870番、870番3、913番1、数量としては先5筆の合計4万5,787.67平米のうち、4万4,356.47平米というものでございます。 ◆17番(金城敦議員) この11条はあったんじゃないですか。県から借地権の譲渡の承諾は糸満市はもらったんですか。借地権の譲渡の承諾はもらったのか。またはもらえるあれはあるのか聞かせてください。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時58分)                              (再開宣告午後5時01分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 借地権が糸満市に移るような証明みたいなものをもらったのかということだと思いますけれども、借地権付建物の売買契約を結んでおりますので、そのことにより借地権は医療法人から土地開発公社のほうへ継承されるものとなっております。 ◆17番(金城敦議員) 私が聞いたところでは承諾料も県に払わないといけないというのがあるようでございますが、それは後で質問したいと思います。これまでの答弁では、糸満市の認識として南部病院跡地は歴史的認識からして糸満市に返すべきだというふうに私には聞こえますが、そうであれば、原状回復をした後、友愛会が、その後に交渉を開始すれば建物の購入費用や取り壊す費用も要らなくて、その分を1億円と6億円、7億円を土地代に回すことができたのではないかと思いますが、その見解を伺います。 ◎企画部長(金城満) 先ほども少し答弁させていただきましたけれども、市が旧南部病院の建物を購入する目的は、県から土地を購入するための優先交渉権を確保することにあります。したがって、壊した後であれば意味がないことになります。 ◆17番(金城敦議員) 市民は、壊す建物にこれだけのお金をかけるのは考えられないという人がたくさんおります。この土地を取得するための優先交渉権の確保は、必ずしもこの壊す建物の購入以外はなかったのか。ほかの方法は検討しなかったのかお聞かせください。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時04分)                              (再開宣告午後5時04分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 まず、南部病院の跡地については、今現在もそうですけれども、建物がある状態です。この建物がある状態で県のほうが建物所有者以外のものに、それを売却することはできないです。県のほうが建物所有者の同意なくこの土地を処分することはできないです。そのことから建物の確保により優先交渉権をもって土地の購入に当たるための手段として建物を購入したということでございます。建物がある以上ほかの手段というのが考えにくいということです。 ◆17番(金城敦議員) これは誰が言っていることなんですか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時06分)                              (再開宣告午後5時07分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 これまで県有地を購入するということですので、その旨を県にも要請を行っておりますが、その上で県にもどのような方法があるかというのをお尋ねしております。その中で県のほうから、まずは建物を取得しないと交渉の相手にならないというふうなことを受けましたので、建物の購入に向けて作業を進めたということでございます。 ◆17番(金城敦議員) 私が聞いた限りは、県としてはこの土地は福祉ゾーンであるので、民間企業には売らないと決定していると私は聞きましたが、市としてはそれは把握していたのかお聞きします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時08分)                              (再開宣告午後5時08分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 議員がおっしゃるような話を県から聞いたことはございません。 ◆17番(金城敦議員) ここの開発を糸満市が何を造るか、そういった変更しなければならない土地でありますので、私はですね、友愛会と県との調整の中で建物を撤去した後、それから交渉しても十分間に合ったんじゃないかなと思います。休憩お願いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時09分)                              (再開宣告午後5時09分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆17番(金城敦議員) これまでの答弁でですね、基本構想はつくっていないと答弁をしていましたが、県への説明は議員に説明をした資料の、市長の選挙のチラシで説明をしたのかお聞かせください。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時09分)                              (再開宣告午後5時11分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 県との協議において土地利用可能性調査関連、あるいはそれを基本構想の素案と位置づけておりますけれども、その説明については議員がおっしゃるような市長選挙の公約資料は示しておりません。その上で何で説明したかということでございますけれども、最初は市民ふれあいセンターゾーン、それから企業誘致ゾーン、そういうものを設けますというお話から始まって、土地利用可能性調査の中間報告がまとまった段階でそれを提供しております。 ◆17番(金城敦議員) このチラシで私らは説明を受けました、皆さんから。市長になっていないときの選挙時のチラシは公文書になるのかお聞かせください。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時12分)                              (再開宣告午後5時13分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 5月27日に議員への説明会を行ったところです。その際にお配りした資料ということだと思いますけれども、お配りした資料は4点ございました。1点目が令和3年12月23日に県へ行った要請の文書、それから12月27日に医療法人へ要請を行った文書、それから明けて令和4年3月30日に締結した旧南部病院の建物等譲渡に関する覚書、それに加えてこれまでの報道等による資料であったり、背景が分かりやすくなるための資料として、今議員がお示しした資料を添付したところであります。それが公文書かということであれば、公文書に添付した資料としての公文書にはなると思います。資料ですよ。 ◆17番(金城敦議員) この選挙で使った、市長はそのときは市長でもないのが、これが公文書に本当に当たるんですか。もう一回お聞きします。 ◎企画部長(金城満) それとは別に当然ながら市の計画として、総合計画の位置づけ、それから施政方針に示し予算にも計上しております。今、お手元に持たれている資料については、先ほどの3件の文書の参考資料として添付したもので、全体として公文書ということになります。 ◆17番(金城敦議員) もう一度聞きます。本当に市長じゃなかったときのチラシが公文書になるんですか、もう一回お聞きします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 この場合に限らず、いろいろな公文書を発する場合にですね、添付資料として報道資料等を添付することはこれまでもあります。3件の行政が発した公文書に加えて、それを分かりやすくするための添付資料として、今の報道資料、あるいは公約資料を添付しております。これはセットですので、セットとして公文書という位置づけになります。 ◆17番(金城敦議員) 大変時間がもったいないですので、南部病院跡地の建物等概算事業費で工事費7億8,000万円とあるが、これは平面上だけで計算しているのか、向こうの土地は段差が大きいんですよ。相当大きな段差があるので、ここに道路を造るのは難しいんじゃないかと思いますが、どうですか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時17分)                              (再開宣告午後5時19分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 この事業の概要を検討するに当たって、この敷地の図面にあるとおり、真ん中を通るような道路を造ることが可能かとコンサルタントにも相談をして、その報告によって示されたものであり、当然できるものと考えております。 ◆17番(金城敦議員) 段差が大きいので、中央に道路を造るとですね、のり面が大きくなってあとの土地が使えなくなると思いますが、それは想定済みですか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時21分)                              (再開宣告午後5時22分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 先ほどもコンサルタントの助言も受けているというお話をしました。現況の高さで計画することで土工量、切土であったり盛土が抑えられます。それが事業費の軽減にもつながることから現況の利用状況も考慮した上でおおむね現況高で計画しております。今後、道路の法線や街区の大きさ等詳細については基本計画の中で関係機関の意見も踏まえ精度を上げていきたいと考えております。 ◆17番(金城敦議員) 私はできないと思います。大変ずさんな計画だと思います。この道路の計画上に福祉センターや運動場、あるいは病院があるが、何か意図的に道路建設をそこに計画したように見えるが、補償金等を考えてのことなのかお聞かせください。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 この用地の有効な土地利用を考える中でそのような配置となったということでございます。 ◆17番(金城敦議員) 誰が見ても有効な土地利用に見えませんけれども、本当にそう思うんですか、お聞かせください。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時24分)                              (再開宣告午後5時25分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 現道、今福祉センターのそばを通っている長増線というものがありますけれども、その拡幅ということを考えますと、区画整理で新たにできる交差点、それと名城向け交差点との間隔や現道が蛇行していることに伴い残地等が発生する可能性、また奥行きが長くなることによる土地利用の難しさなどが想定されるため、現構想図という形になっております。
    ◆17番(金城敦議員) 財源計画は見えないが、財政計画はできているのか、公社の事業になるのであれば公社にはあるのかお聞きします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時26分)                              (再開宣告午後5時27分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 先ほどもコンサルに相談したというお話をしておりますけれども、そういった費用の設計もしていただいた上で用地を有償で買った場合をパターン1、無償で手に入れた場合をパターン2というふうな可能性調査の報告となっております。そのパターン1、最大アッパーで捉えた額は28億円余りとなっておりますが、公社の保有する預金の中で対応できる範囲でございますので財政的には問題ないと考えております。現時点では事業計画として1億8,000万円余、その事業計画を行っております。当然それだけではないですので、今後基本計画を、あるいは様々な調査を行ってまいりますが、その中で事業費の圧縮に努めてまいります。それから先ほど借地権割合のお話をしましたけれども、借地権を持っていると土地の購入費を低くすることが可能というのが一般的でございます。先ほど30%から90%と申し上げましたか、そういう借地権割合を持っているとそのように土地を県から安く購入することができますが、事業計画のほうでは100%で見ております。そういったところで事業費を圧縮することにより採算性を取るようなものにしていきたいと考えております。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時29分)                              (再開宣告午後5時29分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 現時点で先ほど申し上げましたが、1億8,000万円の予算を組んでおります。当然ながらそれについては財源計画が公社の中にございます。今後基本計画をつくっていく中で、今後発生する費用についてはそれと併せて資金計画もつくっていく、市のほうはそれを確認していって妥当であれば事業計画の承認を行うということでございます。 ◆17番(金城敦議員) この状態での事業の展開は、糸満市の将来の財源が枯渇すると危惧いたします。いま一度立ち止まって考え直すべきだと思いますが、市長の見解を伺います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時30分)                              (再開宣告午後5時31分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 先ほども基本計画はこれからということを申し上げております。その中で当然ながら何度も市も公社と協議をしてまいりますので、財政的に大きな影響を与えるようなものにならないように努めてまいります。 ◆17番(金城敦議員) 大変ずさんな計画だと思います。このような形で本当に糸満市がこの事業を進めていいのか大変危惧しております。 では、最後ですけれども、今糸満市がおかしくなっているという声があります。入札や指名審査、契約等が今までと違う。事業の進め方も部長をはじめ職員の声が届かない。職員の声を上司が聞く耳を持たないなどです。そして職員の休業者の増え方が大き過ぎます。パワハラ的なことがあるのではないかと危惧する方もいらっしゃいます。そのようなことを調査をするべきではないか。そのために一度職員の皆様にアンケート調査をするべきではないか。よりよい糸満市をつくるために市長、ぜひ考えてくださいますようお願いいたしまして、私の長い一般質問を終わります。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時32分)                              (再開宣告午後5時33分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆15番(西平賀雄議員) 皆さん、こんにちは。今日3番目の質問になりますけれども、本当に長い時間になっております。あとしばらくでございますのでよろしくお願いいたします。それでは質問に入る前に訂正をお願いしたいと思います。件名3の小項目1、1行目の「令和3年11月11日」を「令和2年10月22日」に変えていただきたいと思います。それでは一般質問に入ります。 件名1、雨季の大雨災害について。小項目1、5月31日の大雨で多くの道路が冠水し被害が出ました。市内道路で冠水したのは何か所あったかを伺います。 件名2、南部病院について。小項目1、病院跡地を無償譲渡してもらえるように県に要請するように質問を繰り返してきました。歴史的背景からして、糸満市に無償譲渡すべきであると思うが、県と交わした交渉内容を時系列で伺います。 小項目2、病院が撤退した後、医療難民地域になっていないか「市民の声」を聴取したことがあるか伺います。 件名3、喜屋武市営住宅建設について。小項目1、令和2年10月22日に区長から要請された件について、いつどのように回答したか伺います。 件名4、糸満漁業協同組合跡地の利用計画について。小項目1、糸満漁業協同組合は、元の位置に組合事務所の建物建築計画があるか伺います。 小項目2、この跡地以外の場所に計画を進めているのか伺います。 件名5、市制施行50周年記念事業の総評について。小項目1、多くの先人が市発展のためたゆまない努力をしてきたことが今日の糸満市があり高く評価し、敬意を表したいと思います。誰が感染しているか分からない、どこにウイルスが付着しているか分からない、コロナという未曽有の災厄に見舞われた中での記念事業でしたけれども、事業の成功に向けて頑張ってこられた方々の労をねぎらいたいと思います。なお市民からいろいろな意見が寄せられたと思いますが、事業を振り返り市は今回の記念事業をどのように評価しているか伺います。 件名6、教育行政について。小項目1、平成27年度以降、市内小中学校で、国が定めた「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」で重大事態ケースが何件あったか伺います。 残りの件については、質問席のほうから再質問を行います。 ◎市長(當銘真栄) 西平賀雄議員御質問、件名5、市制施行50周年記念事業の総評について。小項目1、市民の声を含め評価はどうだったのかについてお答えいたします。 本市は、令和3年12月1日に市制施行50周年を迎えております。しかし新型コロナウイルス感染拡大防止のためこれまでのような周年事業が開催できず、昨年度は協力事業として10月に平和祈念公園で空手の日記念演武祭の誘致を行っております。本年4月23日にくくる糸満の開館に併せ、市制施行50周年記念式典を開催しております。そのようなことから全体的に静かな周年事業であったと考えております。 残りの御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁させていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名6、教育行政について。小項目1についてお答えいたします。 小項目1、平成27年度以降のいじめにおける重大事態ケースは、小学校2件、中学校3件、合計5件です。5件の発生年度は平成29年度2件、令和元年度2件、令和3年度1件となっております。 ◎企画部長(金城満) 御質問、件名1、雨季の大雨被害について。小項目1、5月31日の大雨で市内道路で冠水したのは何か所あったかについてお答えします。 5月31日の大雨では、県道82号線潮平入り口を含む27地点の道路で冠水を確認しております。そのうちパークタウン阿波根裏の市道赤水支線及び阿波根土地改良区幹線水路上流側農道の2か所が冠水による道路舗装の破損が生じております。 件名2、南部病院について。小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、南部病院跡地に係る県との交渉内容を時系列については、令和3年12月に土地の譲渡への協力を要請し、令和4年1月からは建物を購入する際の課題への対応、旧南部病院建物の取得に向けた意見交換、土地の取得に向けた意見交換を重ね、令和4年5月には土地開発公社、医療法人及び沖縄県との建物譲渡に係る最終調整などを行っております。 小項目2、病院撤退後に市民の声を聴取したことがあるかについては、病院撤退後に市民の声を聴取したことはございませんが、市長が選挙期間中において市民から南部病院移転に関する不安の声や移転を再考してほしいなどの声があったと聞いております。なお医療法人からは、幹線道路の整備により病院までの移動時間も短縮されており、これまでどおり市内において在宅訪問事業や病院までの送迎バスも継続されるなど、移転後も糸満地域の健康を守り十分な医療提供を行うとのことでありました。 ◎建設部長(上原斉) 御質問、件名3、喜屋武市営住宅建設について。小項目1、令和2年10月22日に区長から要請された件について、いつどのように回答したかについてお答えいたします。 令和2年10月22日に喜屋武自治会長及び貴議員同席の下、市長に手交した場において、老朽化している既存市営住宅の建て替え計画との整合性を図りながら喜屋武地区での市営住宅整備が可能か検討してまいりますと、市長が口頭で回答したと認識しております。 ◎経済部長(大城司) 御質問、件名4、糸満漁業協同組合跡地の利用計画について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、糸満漁業協同組合は元の位置に組合事務所の建物建築計画があるかについては、糸満漁業協同組合に確認したところ、元の位置での建設に向けて土地所有者である沖縄県と事務調整を進めているとのことです。また元の位置が荷捌施設の用途となっていることから、県において用途変更の事務手続を行っており、用途変更後新事務所の基本設計などを実施する予定と伺っております。 小項目2、この跡地以外の建設場所については組合に確認したところ、過去に跡地以外も検討したと聞いております。なお組合員より元の位置での事務所建設の強い意向もあり、令和3年11月16日の臨時総会にて元の位置での組合事務所建設が決議されております。 ◆15番(西平賀雄議員) 答弁ありがとうございました。それでは順次質問していきます。 まず件名1の大雨時の冠水の件なんですけれども、市内でかなりの箇所でこれが27件ですか、出ていたと報告がありました。県道7号線の冠水についても現場を御覧になりましたでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 県道7号線について、現場を確認はしております。 ◆15番(西平賀雄議員) 御覧になったということですので、こちらの冠水ですね、県道7号線は道路そのものが川という形で、北から南側に向かってずっと道路が冠水しているわけなんです。この冠水がどこからこの水が集まって来てこういうふうに流れてきているのか、それも御存じでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 冠水の状況の把握は実際されておりませんが、原因の特定を進めて関係機関、関係部署と今後調整して対応していきたいと考えております。 ◆15番(西平賀雄議員) この場所は賀数の南側のほうですか、そちらのほうに兼城郵便局がございますけれども、この三角の交差点、ここら辺が全部水浸しになって、県道7号線を通ってずっと下のほうに流れているんです。それで吉田開発の東側のほうに信号機がありますけれども、この信号機も冠水していて消防、それからパトカーが来てここで交通整理している状態でしたけれども、これはどなたか御覧になりましたでしょうか。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃるところの場所、現場を確認いたしました。現場においては水路が走っておりまして、その水路の影響が冠水にも出ているのではないかという推測はあります。 ◆15番(西平賀雄議員) 今、建設部長のほうから水路の話がありましたけれども、経済部長はこちらを見ておりますでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 私自身は現場を見ていないんですけれども、聞くところによると県道7号線沿いビリヤード場がございますけれども、そのビリヤード場の北側排水路においては2つの水路が県道を横断した後、東側の座波土地改良区で1本の排水路となっておりますけれども、県道を横断する前に氾濫し県道7号線で冠水する状況でございます。対応の考えとしましては、過去に県道東側の座波土地改良区の農業用排水路の改修の必要性について、県南部土木事務所の見解もあったことから、県道管理者と水路管理者の糸満市とで対応の方法について調整していきたいと考えております。 ◆15番(西平賀雄議員) 部長、ありがとうございました。水が合流して、この県道7号線、管を通って東側の土地改良の場所に流されているわけですけれども、この管の口径が私は小さいんじゃないかと思うんですけれども、これはどうでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時53分)                              (再開宣告午後5時55分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 県道を横断する排水路の大きさが小さいのではないかという話なんですけれども、県道の管理者からすると土地改良の排水路の大きさにも影響するから一概にこっちが小さい云々とは言えないのではないか、ですから先ほど答弁申し上げたようにお互いに調整する必要があるんじゃないかというようなことであります。 ◆15番(西平賀雄議員) この冠水の部分については、上から流れてくる水の量があまりにも多過ぎてはけなくて、先ほど言った信号機のところで全部あふれ出していると私は見ていますので、経済部だけではなくて道路、建設部のほうとも十分調整して、どういうふうに対処すればいいのかぜひ検討していただきたいですけれどもいかがでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 建設部のほうとも話し合って調整していきたいと考えております。 ◆15番(西平賀雄議員) 村づくり交付金事業で、平成27年に1号集落排水路と賀数交番の東側のほうの2号集落排水路、これは両方整備されておりますけれども、小城からの雨量、それから私は賀数官舎、自衛隊官舎のほうからの雨量もすごいんじゃないかと見ています。ですからこの辺もよく調査をされて、本当にこの口径がこれで十分なのかを両部で県とも十分調整をして、早めに改善をしていただきたいと思います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時58分)                              (再開宣告午後5時58分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆15番(西平賀雄議員) それでは件名2に移ります。南部病院についてでございますけれども、私は先ほど申し上げましたように県にはぜひ無償で糸満市に譲っていただきたいということを要請するようにということをこれまでずっと言い続けてきましたけれども、今回県との購入という形での話が進んでいるようでございますけれども、私としてはこの件についてはあくまでも無償でもらうのが筋だったと理解をしておりまして、今回こういうふうに市はどういうふうに県と交渉してきてこういう結果になっているのか、非常に疑問を感じます。と言いますのは、もともと南部病院については歴史的な経緯があるわけです。これは先ほど来当局が述べられていますから中身を申し上げませんけれども、もともと県は県内の6病院ですか、6か所だったと思いますけれども、赤字解消のために県内の病院を順次廃止に持っていくという話から始まったことなんです。これに反対して、私たちは当時市長もやっておりましたけれども、市民と一緒になって県庁前で座込み闘争等もやりながらやってきました。その代わりどうしてもこれが駄目ならば民間委託でということで、豊見城中央病院になりましたけれども、豊見城中央病院に移る場合に県と豊見城中央病院、そして糸満市と、たしか三者協というのを立ち上げたと思いますけれども、その中でも今回のこの件について十分話し合われたのか、その辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時01分)                              (再開宣告午後6時02分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆15番(西平賀雄議員) あったということを申し上げておきますので、よくチェックをしていただきたいと思います。それで本当に無償で提供ができないかどうか、今回有償でやるということは、将来的に市民に負担をかける結果にならないのか、それが非常に危惧されますので、絶対にそういうことがないようにやっていただきたいと思っております。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時03分)                              (再開宣告午後6時03分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆15番(西平賀雄議員) 南部病院の小項目2についてなんですけれども、この件については先ほど答弁がありましたけれども、市長は行政懇談会の中でいろいろと住民の方から、市民の方からお話を聞かれて、例えば向こうへの送迎バスはそのまま走っているとか、そういうお話がありましたけれども。今最近の南部病院が撤退した後、今多くの方が豊見城中央病院、豊見城のほうに通っていると思いますけれども、その方々から最近の状況を聞いたことはございませんか、伺います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時04分)                              (再開宣告午後6時12分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 撤退後の市民の声についてですが、本市がアンケートを実施した経緯はございません。 ◆15番(西平賀雄議員) 総合病院がなくなり、それから一次救急についても救急診療所が糸満市にはあったわけですけれども、それを南部病院に引き継いだわけですけれども、これも撤退していまして、かなり市民に負担がかかっているということですので、いろいろな意見が聞こえます。声が聞こえますので、ぜひアンケートを取っていただきたいと思いますが、それについてどうでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時14分)                              (再開宣告午後6時17分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆15番(西平賀雄議員) 先ほどもアンケートを取るということを言っていましたけれども、ぜひそれをやっていただきたい。いろいろな声が聞こえますので、ぜひアンケートを取ると。これは自治連絡員を通してでもいいですので、ぜひ声を収集していただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時17分)                              (再開宣告午後6時18分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆15番(西平賀雄議員) それでは件名3に移ります。喜屋武の市営住宅の件なんですけれども、市長のほうに表敬して陳情されたわけなんですけれども、この回答がなされていなくて今日まで延びていて、再度質問してくれという話があって今回質問しております。私が令和2年3月の一般質問でも質問しましたけれども、そのときの回答では令和2年の糸満市営住宅再生団地計画の中で検討するという答弁がございました。それからしますと2023年までには喜屋武の市営住宅に着工するということになっていますけれども、これについて変わりはございませんか、答弁お願いします。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 平成31年3月に策定した三和地域市営住宅建設基本計画では、建設の実施については人口回復の優先度と用地確保の可能性から喜屋武地区において優先的に建設するとの記述があります。しかし具体的な建設時期は示されておりません。また令和3年6月に策定された糸満市営住宅再生団地計画においては、再生団地計画の期間の間に事業量の平準化による整備時期の調整を図ることで大規模修繕や建て替え時期の重複を避けることができ、将来的な財政の平準化を見込めるとしていることから、今後建設時期等について検討してまいります。 ◆15番(西平賀雄議員) 行政は文書に始まり文書で終わるという鉄則がありますので、この陳情書の回答をきちんとやって、その中で今部長が言っていたことをきちんと示して字に知らせてほしいと思います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時21分)                              (再開宣告午後6時21分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆15番(西平賀雄議員) 件名4の糸満漁業協同組合の件について伺います。前あった場所に造るということを総会のほうで決定したというお話がありました。私はこの位置というのは、以前にハーレーパーク構想という計画があったものですから、ぜひ景観にも配慮した形の建物を造っていただきたいと思っておりますけれども、景観条例のチェック、この辺もやる考えがあるかどうか伺いたいと思います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時22分)                              (再開宣告午後6時24分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 景観条例を考慮した形で進めると漁協のほうから聞いております。 ◆15番(西平賀雄議員) ありがとうございます。ぜひ十分調整してやっていただきたいと思います。昨日14番、山城議員のほうから夢のある糸満市づくりということで質問がございましたけれども、非常にいい質問だったと私は思っております。私はやはり先ほど申し上げたハーレーパーク構想、この一帯は旧市街地の活性化ということでたしか5年ぐらい前から再任用職員の予算をつけて、この開発計画を進めてきたと思いますけれども、いまだにそれが実現していないと。それとロータリーからシンボルロードもここに入って来るわけなんですけれども、そういう一帯の景観を非常に大事にして事を進めていかないとまちの発展はないと思いますので、この辺をよく調整してやっていただきたいと思います。その一帯にはボウリング場をはじめ市有地が幾つかあると思うんです。こういう市有地もうまく生かして、私はやっていただきたいと。むしろ漁業協同組合が元の位置にということをおっしゃっていますけれども、私はこの市有地をうまく交換する形でもいいんじゃないかと思っておりますので、その辺ももう一度検討頂けないか、御答弁お願いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時26分)                              (再開宣告午後6時27分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 議員からお話のありました市有地も含めて考える必要があるのではないかということでしたけれども、今回組合員より元の位置での事務所建設の強い意向もあって、令和3年11月16日に臨時総会で元の位置での組合事務所建設が決議されたということでありますので、市有地云々というのは市有地をよりよく活用するというのは漁協なり関係者といろいろ考えながら、それ以外のことでも考えていきたいと思います。 ◆15番(西平賀雄議員) 糸満漁業協同組合は、元の糸満保育所のほうを今間借りしていると思うんですけれども、これはいつまでの期限で借用されていますでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 仮事務所なんですけれども、仮事務所の賃貸契約は令和6年3月31日までとなっております。 ◆15番(西平賀雄議員) ここは有償でしょうか。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 建物のほうは無償となってございます。土地のほうは有償となってございます。 ◆15番(西平賀雄議員) ありがとうございます。土地は有償ということですので、ちょっと安心しました。県と今交渉を進めているということですので、早めに建物ができるように建築設計も進めていけるようにしてください。そうでないとまた保育所の使用がまた長引く可能性が出てきますので、先ほど私が申し上げましたようにこの一帯には市有地が幾つかありますので、この辺をうまく使ってまち全体の中に漁業協同組合の事務所があるというような、まちの美観がいい形で、本当にウミンチュのまちだという、どこからでも糸満に行きたいという気持ちになるようなまちづくりをやっていただくためにも、ぜひ行政がもっと積極的に漁業協同組合とも相談しながらやっていけたらと思っておりますので、その調整していく意思がございますでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時31分)                              (再開宣告午後6時33分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 糸満市の景観に配慮した形で建設するという話を伺ってはいるんですけれども、より一層地域の景観に配慮した、なるような意見交換をしていきたいと考えております。 ◆15番(西平賀雄議員) 部長、ありがとうございました。ぜひ建設部あたりとも十分調整をしながら漁協とも調整し、いいまちづくりを心がけていただきたいと思います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時34分)                              (再開宣告午後6時34分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆15番(西平賀雄議員) それでは件名5に移ります。総務部長に前に申し上げてありますけれども、庁舎の敷地の一角にあります電光掲示板、これがなぜくくる糸満のオープンのときに使われていなかったのかという市民の声もあります。なぜでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 記念式典、当日の50周年の式典等につきましては、当時新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から限られた人数での開催のため、市の広報紙等での案内となりましたが、電光掲示板につきましては昨年から故障しており、こちらもその修繕等の費用がかなりかかるということで、電光掲示板については昨年から使用を禁止しておりまして、利用できない状況でありました。 ◆15番(西平賀雄議員) 電光掲示板について、市民からかなり前から苦情があるんです。せっかくのものを何でうまく生かせないかという苦情があります。実際、幾らぐらいの費用がかかるんでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時36分)                              (再開宣告午後6時36分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) これまでにも何度か簡易に修繕をしてはきているんですが、やはり根本的に修繕しないといけないということになりまして、そうなると700万円程度かかるということでありまして、今の現状ではやはり修繕に対応するのは厳しいということでの対応でございます。 ◆15番(西平賀雄議員) あと1つ、このくくる糸満のオープンのときの駐車場についても、ちゃんと全部整備されていなくて、僅かアスファルトが4台ぐらい停められるぐらいのもので終わっていたんですけれども、これについてもなぜそうなっているのかという苦情がありました。これはなぜでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 ただいまの御質問につきましては、式典当日のくくる糸満の駐車場の件ということでよろしいでしょうか。くくる糸満の駐車場につきましては整備をしておりますが、現時点で市が予定している仮称ですが防災タワーの建設があちらのほうに予定をしている計画がございまして、まだ決定ではございませんが計画がございますので、現状あちらのほうに建築ということになりますと駐車場のほうまで若干かかるということもございましたので、本格的に駐車場の整備をいたしますとまた掘り返したりということも想定されますので、仮舗装というような形で身障者用の駐車場につきましてはきっちり整備をさせていただいておりますが、その他の駐車場につきましては仮で整備をしているというようなことで調整をさせていただいております。 ◆15番(西平賀雄議員) 市民からは、あれだけのすばらしいくくる糸満がオープンしているわけですので、当然ここも駐車場と一体として整備されていると理解していたという声なんですよ。しかもここは去る3月末まで公園整備の立て看板が上がっていた記憶が私もあるんですけれども、その指摘もありました。公園整備をなぜこれに間に合わせてやらなかったのかという意見もありましたけれども、それはなぜでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時39分)                              (再開宣告午後6時55分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 看板の設置があったというお話でしたけれども、工事名は緑地広場仮駐車場整備工事でありまして、駐車場の整備工事のことであります。 ◆15番(西平賀雄議員) ありがとうございました。とにかくくくる糸満のあれだけのすばらしいオープンをしたわけですので、多くの市民が来られる場所ですから、やはりこういうのはきちんと仮の駐車場を整備するとか、あるいは表示をきちんとやって市民に誤解を与えないような形をすべきではなかったかと私は思っております。恐らく今回の50周年記念式典においても、いろいろな意見があったと思います。当然担当部署は反省会をやって、この意見をまとめて次に生かしていくという作業までやっておくべきではないかと思いますので、もし反省会をまだやっていなければ、どういうことがあったのかということを収集して1つの報告書にまとめていたほうがよろしいかと思いますので、ぜひそれをお願いしたいと思います。 次に教育委員会に移ります。教育委員会、これまでにも私はいじめの問題で再三質問してまいりましたけれども、ちょうど今月はいじめ対策の月間になっていると思います。今回、糸満市は何かユニークな防止策の事業を展開していますでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) それでは議員の再質問にお答えいたします。 6月は1年間の学級に慣れて6月、仲間もできてさあこれからだという学級の中でいじめについて防止強化の月間となっているところです。1か月間やっております。これについては、小中学生、学年幅がありますので有意義な月間の取組ということでありました。特にこれまで高嶺小学校は学級ごとに自分たちのいじめに関するメッセージ、うちの学級はこういうところを直していくぞというメッセージを書いて、それを体育館でみんなでいじめ追放集会なるものを持って、みんなで確認するという取組も行っているところであります。やはりもう少し小学校の高学年及び中学生になると、そのときやはりこれに併せて道徳の、それに価値項目のある道徳の授業を展開したり、それから特別活動の時間等具体的なテーマを持ってそういう展開をしているところです。ぜひ教育委員会としても子供たちの内なる成長というんですか、押しつけではなくて人として成長していくような、また事後処理じゃなくてそういったものがなくなるような、早め早めの学校の中でのそれぞれの学校でやっているところです。また教育委員会も協力して成果が出るように、この6月はやっていきたいと思っているところです。 ◆15番(西平賀雄議員) ありがとうございました。2月26日の琉球新報のほうに、開邦中学校のピンク色でいじめノーというあれがありましたけれども、これは記憶にありますでしょうか。開邦中学校の皆さんが、ピンク色でいじめをストップさせるということでの特設授業もやっているわけなんです。そういう授業を市内でも何かなかったのかということを私はお聞きしたわけです。なぜそれを言うかといいますと、最初にお聞きしましたように、このいじめの件数は令和2年、令和3年と上がってきているんです。しかも100名近くまで上がってきています。これは小学校が令和2年度、令和3年度と比較した場合に78名増えていますし、中学校でも10名増えているんです。ですから当然にして、重大事態というのも私は増えてきているだろうと思ってお聞きしたわけです。その重大事態についても、令和元年が2名、令和3年が1名、平成29年は2名ですけれども、この3か年間でも5名重大事態があったという報告が先ほど答弁がございました。そういうことで非常に重大事態というのがありますので、非常にその辺が気になるんです。この重大事態、令和元年と令和3年で3名になっていますので、この辺の重大事態が発生した場合、この調査を学校でやったのか教育委員会でやったのか、この辺が分かりましたらお答え頂きたいと思います。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えいたします。 まず直近の令和3年度1件、教育委員会がこれは重大事態だとして専門委員会、弁護士を立ててその内容について重大事態に対処することを実施しております。それから令和元年度の2件、平成29年度の2件ありますけれども、これについては学校からいじめの当該学年のどういう内容でどういう状況でどういう関係性で保護者がどうでという報告を受けて、これはやはり重大事態に当たるということで学校といろいろ一緒になって解決の道を探って、この4件については学校内で重大事態として事に当たり解決を見ているところであります。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後7時05分)                              (再開宣告午後7時20分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆16番(大田守議員) 日本一のまちづくりのための一般質問を行います。 件名1、教育行政について。小項目1、教育環境について。ア、小中一貫校の今後の進展を伺う。イ、教育施設周辺の危険箇所点検後の具体的対応を伺う。ウ、給食センター整備計画の見直しはあるか伺う。 小項目2、学校のコロナ対策について。ア、コロナ対策の取組を伺う。 小項目3、不登校について。ア、不登校の児童生徒数を伺う。イ、不登校の原因と対策を伺う。 小項目4、不審者対応について。ア、事案件数を伺う。イ、情報の共有化はどうなっているか伺う。 件名2、福祉行政について。小項目1、健全育成について。ア、子供の貧困について市長の見解を伺う。イ、市の対策を伺う。 件名3、経済行政について。小項目1、高度衛生管理型荷捌施設(卸市場)について。ア、10月オープンの高度衛生管理型荷捌施設(卸市場)への市としての関わりを伺う。 小項目2、糸満漁港の整備によるしゅんせつ土の活用について市の国、県に対する要望について伺う。 小項目3、農業資材の高騰について。ア、ロシアのウクライナ侵攻により世界的に物資が高騰し、本市農業にも影響が出ているが市長の見解を伺う。 件名4、農村環境行政について。小項目1、農業集落排水処理について。ア、整備状況を伺う。イ、接続対策の取組について伺う。 件名5、安全安心のまちづくりについて。小項目1、豪雨対策について。ア、5月31日から6月3日までの豪雨で起きた水害の冠水状況を把握しているか伺う。イ、今回の冠水の原因を把握されたか伺う。 小項目2、土砂災害対策について。ア、土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域の違いを伺う。 小項目3、公園の安全対策について。ア、安全管理の対応について伺う。イ、近隣民家とのトラブルがないか伺う。 小項目4、老朽化した摩文仁児童体育施設について。ア、令和4年度に補助金申請する予定と3月定例会で答弁しているが、今後の具体的な計画について伺う。 件名6、働き方改革について。小項目1、市長の見解を伺う。小項目2、市職員の勤務実態について。ア、週の勤務時間は遵守されているか伺う。イ、部署によってばらつきは生じていないか伺う。 件名7、南部病院跡地について。小項目1、南部病院跡地の歴史的経緯を伺う。 小項目2、県との交渉経緯を伺う。 小項目3、社会医療法人友愛会との交渉経緯を伺う。 以上、よろしくお願いします。 ◎市長(當銘真栄) 大田守議員御質問、件名2、福祉行政について。小項目1、健全育成について、アについてお答えいたします。 小項目1、ア、子供の貧困については、子供の将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、また貧困が世代を超えて連鎖することがないよう妊娠、出産、子育て期を通して各種施策を講ずる必要があるものと認識しております。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名1、教育行政について。小項目3及び4について順にお答えします。 小項目3、不登校について。ア、不登校の児童生徒数については、令和元年度小学校70名、中学校100名、令和2年度小学校64名、中学校104名、令和3年度小学校119名、中学校116名となっております。 次にイ、不登校の原因と対策について。令和2年度問題行動・不登校調査結果から無気力、生活リズム・遊び、親子の関わり方、友人関係、家庭環境の急激な変化などが挙げられます。その対策について教育委員会では、学校に設置された自立支援室や適応指導教室、拠点型自立支援室等において不登校児童生徒の支援体制を構築し取り組んでおります。 小項目4、不審者対応について。ア、事案件数については、報告があった件数で令和2年度は26件、令和3年度は43件の報告を受けております。 次にイ、情報の共有化について。各学校からの不審者情報を受け警察署への情報提供を行うとともに、学校教育課内で内容を精査し児童生徒の安心、安全を確保する観点から各学校にメール送信を行っております。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 御質問、件名1、教育行政について。小項目1、2についてお答えいたします。 小項目1、教育環境について。ア、小中一貫校の今後の進展については、高嶺中学校区においては今年度、高嶺小中教育一貫校開校準備委員会を設置し、校歌、校章、制服等についての議論を行っていく予定となっており、令和6年度の開校に向けて準備を進めてまいります。その他の中学校区においては令和8年度をめどに、それぞれの形態に合わせて施設隣接型小中一貫教育校、施設分離型小中一貫教育校としてスタートする予定となっております。 次にイ、危険箇所点検後の具体的対応については、通学路の合同点検では道路管理者、警察分は対策を依頼しており、教育委員会・学校分は通学路を変更したりボランティアによる見守り活動、児童生徒への安全教育の徹底などの対策を取っております。 最後に小項目2、学校のコロナ対策について。ア、コロナ対策の取組については、文部科学省から出されている学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルVer.8に基づき作成された糸満市立学校感染防止対策ガイドラインVer.6に準じ基本的な感染対策、3密の回避、人と人との距離の確保、マスクの着用、手洗いなどの手指衛生、換気等を中心に行っております。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 御質問、件名1、教育行政について。小項目1、教育環境について。ウ、給食センター整備計画の見直しについてお答えいたします。 令和4年3月に完成したPFI導入等可能性調査報告書に示されたD案の課題として、周辺環境、接道状況、現状地盤、下水道、雨水排水、用地確保、開発手続、整備事業費等の解決を整理するため関係課との調整を図っているところです。今後は示された課題を解決するため、建設場所の再考を行う予定でございます。
    こども未来部長(国吉丘) 御質問、件名2、福祉行政について。小項目1、健全育成について、イについてお答えいたします。 小項目1、イ、市の対策については、拠点型を含む子供の居場所を6か所設置し、食事支援、生活指導、キャリア形成等支援を実施しています。また子供の貧困対策支援員である子供支援サポーター5人を市内の中学校区ごとに配置し、子供の貧困に関する各地域の現状把握や学校、学習支援施設、居場所づくりを担う関係機関との情報共有、子供の支援につなげるための調整を行っています。そのほか地域の体験活動等連携推進事業、全居場所による連絡会設置推進事業、専門家派遣事業を実施しています。また家庭児童相談員や婦人相談員を配置し、各種支援制度の案内やひとり親家庭生活支援を実施しているマザーズスクエアいいまぁるへつなぐなどの支援を行っています。 ◎経済部長(大城司) 御質問、件名3、経済行政について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、高度衛生管理型荷捌施設(卸市場)について、ア、市としての関わりについては、本年10月の新市場開設に向けて関連施設の整備において、現在建設中の加工処理施設や製氷施設の事業費の一部を市も負担しております。施設の完成後は、糸満漁港が県の主要な水産市場として市の水産業振興並びに雇用創出等を含め、経済の発展に本市としても大きな期待をしております。また現在競りを行っている県施設や周辺施設の利活用について、県や漁連関係者と連携し取り組んでいきたいと考えております。 小項目2、糸満漁港の整備によるしゅんせつ土の活用について、市の国、県に対する要望については、先月5月31日に西銘内閣府特命担当沖縄及び北方対策大臣並びに下野農林水産省政務官等に対して、水産庁直轄事業の糸満地区直轄特定漁港漁場整備事業について4点の支援や要望を行いました。1、埋立予定地の護岸整備において、糸満市が望む範囲までの護岸整備を要望します。2、本事業の円滑な護岸整備に向けて地域の合意形成を図るため、本市と協働での事業説明を要望します。3、本市指定民俗文化財である糸満ハーレー舟の展示施設整備に関する支援を要望します。4、埋立予定地内でのインフラ等を含む公共施設整備に関する支援を要望しますというような内容の要望を行いました。県に対しては要望等は行っておりませんが、事業について事務調整を行っております。 続きまして同じく件名3、経済行政について。小項目3、農業資材の高騰について、アについてお答えいたします。小項目3、ア、世界的に物資が高騰し、本市農業にも影響が出ているが市長の見解については、新聞等のマスコミで報道されているようにウクライナ侵攻に伴うロシアとベラルーシに対する経済制裁に加え、中国の輸出規制により世界有数の肥料輸出国からの輸出が停止し国際市況が高騰していることから、農家及び漁業者の生活に大きな影響が出ていると認識しております。本市としましては、国などの補助金制度の周知を図り農家支援につなげるとともに、今後の国や県の動向を注視しながら市独自の取組が必要か検討していきたいと考えております。 次に御質問、件名5、安全安心のまちづくりについて。小項目4、老朽化した摩文仁児童体育施設について、ア、今後の具体的な計画についてお答えいたします。去る3月定例会において補助金の対象に該当すれば、令和4年度に補助金の交付申請を行い設計が令和5年度、工事が令和6年度をめどに調整を行っていると答弁いたしました。防衛局との調整において世代間交流や集会を行える場としてコミュニティー施設が適当とのことから摩文仁自治会とも調整の上、コミュニティセンターに転用した上で事業申請を行うことで了承を得ました。今後の段取りについては、令和4年度中に児童体育施設からコミュニティセンターへの転用に係る諸手続を行い、令和5年度に事業計画を提出し令和6年度に設計、令和7年度に工事という計画で進めていきたいと考えております。 ◎水道部長(伊敷勝) 御質問、件名4、農村環境行政について。小項目1、農業集落排水処理について、ア及びイについてお答えいたします。 ア、整備状況については、米須、大度、摩文仁地区は集落内の工事についておおむね完了しております。現在、米須地区及び大度さつきの城地区の国道における一部幹線工事を6月中に、大度さつきの城地区内の公共ます設置工事を7月上旬に発注を予定しています。また摩文仁地区とひめゆりの塔前国道等一部幹線工事及び真壁地区については発注準備を進めており、今年度事業完了に向けて取り組んでいるところです。 次にイ、接続対策の取組については、令和3年度に地域説明会を米須地区で2回、大度地区で1回開催しております。また市の広報紙やホームページに接続依頼を掲載し周知を図っているところです。さらに接続費用支援として接続補助金及び貸付金制度を創設し接続促進に努めております。今後の取組については各世帯への戸別訪問、接続依頼通知の実施、地域説明会の開催及び大口施設等の接続依頼の実施によりさらなる接続向上に努めてまいります。 ◎企画部長(金城満) 御質問、件名5、安全安心のまちづくりについて。小項目1、豪雨対策について。ア、5月31日から6月3日までの豪雨で起きた水害の冠水状況を把握しているかについてお答えいたします。 5月31日の大雨では、県道82号線潮平入り口を含む27地点の道路で冠水を確認しております。そのうちパークタウン阿波根裏の市道赤水支線及び阿波根土地改良区幹線水路上流側農道の2か所が冠水による道路舗装の破損が生じております。6月3日の大雨では、県道82号線潮平入り口を含む19地点の道路で冠水を確認しており、31日に破損していた上流側農道の破損がさらに拡大しているのを確認しております。 件名5、安全安心のまちづくりについて。小項目2、土砂災害について。ア、土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域の違いについてお答えいたします。土砂災害警戒区域は、土砂災害が発生した場合、住民の生命または身体に危険が生ずるおそれがあると認められる土地の区域で、警戒避難体制を特に整備すべき土地の区域となります。土砂災害特別警戒区域は、土砂災害警戒区域のうち土砂災害が発生した場合、建築物に損壊が生じ住民の生命または身体に著しい被害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域とされ、特定開発行為に対する制限や建築物の構造が規制される土地の区域となります。 御質問、件名7、南部病院跡地について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。小項目1、南部病院跡地の歴史的経緯については、琉球政府の屋良主席が松下電器産業株式会社に沖縄進出を要請し、真栄里や名城の住民が用地の譲渡に協力した上でその後造成された土地であります。その後、伊敷喜蔵市長、上原重蔵市長が早期進出を要請しましたが、松下電器産業株式会社は経済環境の変化、科学技術の進歩などの理由から沖縄進出を断念され、本用地は県民の福祉に役立つようにと県と市に無償譲渡され、その後、県は南部の基幹病院として県立病院を整備、市は社会福祉センターを整備しております。時代の変遷とともに求められる役割は変動していきますが、糸満市社会福祉センターや生涯学習支援センターなど老朽化した公共施設の更新や中央公民館機能の復元、新たな技術革新に対応した産業基盤を構築するなど解決する必要がございます。今後の展開として福祉の向上及び産業の振興に資する重要な土地を取得するための優先交渉権の確保は喫緊の課題であることから、時期を逸することなく旧南部病院建物を取得し、スピード感を持って周辺を含めた有効な土地利用を図ることが第5次糸満市総合計画における本市の将来像として市民が待望する、つながりを深めチャレンジするまち糸満市の足掛かりとなりますので、御理解、御協力をお願い申し上げます。 小項目2、県との交渉経緯については、令和3年12月に土地の譲渡への協力を要請し、令和4年1月からは建物を購入する際の課題への対応、旧南部病院建物の取得に向けた意見交換、土地の取得に向けた意見交換を重ね、令和4年5月には土地開発公社、医療法人及び沖縄県との建物譲渡に係る最終調整などを行っております。 小項目3、社会医療法人との交渉経緯については、令和3年12月に建物等の取得に係る意向を市から説明をし、同月27日に建物譲渡に係る文書を手交、令和4年2月から建物の内覧をはじめ顧問弁護士による技術的助言等を経て3月30日に覚書を締結し、4月28日に市から土地開発公社に対して土地建物の取得等の要請を行い、5月30日に医療法人と土地開発公社において借地権付建物売買契約を締結したとのことであります。 ◎建設部長(上原斉) 御質問、件名5、安全安心のまちづくりについて。小項目1、豪雨対策について。イ、今回の冠水原因の把握についてお答えいたします。 去る5月31日と6月3日の大雨による被害が最も大きかった潮平及び阿波根地域は、同集落からの雨水だけでなく北波平地域の一部や豊見城市保栄茂地域の一部から多くの雨水が白川幹線を越流し、白川1号幹線に流入したことが考えられます。また放流先の西崎東水路が干潮の時間帯にもかかわらず、土砂等が堆積していることで水の流れが阻害され水路の排水機能が発揮されなかったことも1つの原因と推測しております。市としても6月8日に開催された沖縄振興予算要請に関する意見交換会にて冠水による被害を訴え、6月10日には市長自ら沖縄県知事宛ての要請文を持って直接要請してまいりました。また米須地域においても冠水箇所が懸念されており、その箇所においては県道7号線の国道331号と交差する手前のグレーチングの詰まりが原因と思われます。道路管理者である沖縄県へ、これまでも定期的なグレーチング等の維持管理をお願いしております。市としても道路パトロールの中で注視しながら、自治会とどのように協力できるか検討してまいりたいと思います。 次に同じく件名5、安全安心のまちづくりについて。小項目3、公園の安全対策について、ア及びイについてお答えいたします。小項目3、ア、安全管理の対応については、指定管理者が公園を定期的に巡視しており、不具合箇所を発見し次第修繕または使用禁止措置等の対応をしております。また施設利用者からの不具合についての指摘があれば、随時修繕を実施しております。 次にイ、近隣民家とのトラブルについては、一部の公園ではボールが近隣住宅に飛んで行くなどの報告を受けております。 ◎総務部長(福元信美) 御質問、件名6、働き方改革について。小項目1及び2についてお答えします。 小項目1、市長の見解について。働き方改革とは、労働者がそれぞれの事情に応じた多様な働き方を選択できる社会を実現する働き方改革を総合的に推進するため長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態に関わらない公正な待遇の確保などのための措置を講ずるもので、働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律において労働基準法や労働安全衛生法などの法律が改正され、時間外労働の上限規制や年次有給休暇の確実な取得などの見直しが行われています。本市では第8次糸満市行政改革大綱実施計画において、職員のワークライフバランスの向上を図ることを目標に掲げ、働きやすい環境の整備に取り組んでいるところであり、職員の意識改革に必要な研修を実施するとともに過重労働による健康被害防止対策、各種休暇制度の活用を推進しているところです。 次に小項目2、市職員の勤務実態について、ア及びイについて関連しますので一括してお答えします。市職員の勤務時間は休憩時間を除き1週間当たり38時間45分とされており、公務のため臨時または緊急の必要がある場合には、正規の勤務時間以外の時間において勤務することを命ずることができるものになっています。令和3年度の勤務時間を確認しましたところ、ワクチン接種業務など新型コロナウイルス感染症への対応などで月及び年間の勤務時間外の上限を超えている職員がおりました。またコロナウイルス感染症による影響により業務の縮小を余儀なくされたものもあることから、部署によってはばらつきも見られます。 ◆16番(大田守議員) 件名2、福祉行政についてですが、すばらしく様々な政策を打ちこんでいるなと思っておりますが、この中で中学校校区内に子供支援サポーター支援5名という話にはなっているんですが、中学校校区は6校区あるんですが、この数の差は何でしょうか。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 先ほど子供支援サポーター5人と答弁しております。三和中学校と高嶺中学校2校をまとめてお一人で見ているということでございます。 ◆16番(大田守議員) その理由をお聞きします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後7時54分)                              (再開宣告午後7時54分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 2校で1人の子供支援サポーターの理由としては、児童数、生徒数の基準に従ってということでございます。 ◆16番(大田守議員) 大変安心しました。農村地域ですから、そんなに対応しなくてもいいんじゃないかという答弁が来ると思ったんですが、ありがとうございます。 さて福祉行政は、糸満市は今回の政策、結構多いもので、ただし市長、子供の貧困という言葉は本来ないんです。世帯収入が低いからこそ一番弱い子供や高齢者の皆さんにそのしわ寄せが来るんです。それが子供の貧困なんです。基本的に子供の貧困の対応をするのは、世帯の収入を増やすことです。ぜひともこの糸満市の経済対策をよろしくお願いします。それともう一つは、貧困の連鎖を止めるためにはやはり教育です。経済と教育をしっかりやることによって、糸満市の貧困は私は解消できると思っております。それをお話ししまして、次に移ります。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後7時56分)                              (再開宣告午後7時56分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆16番(大田守議員) 件名3、経済行政について。この中で卸市場の、これは県に対して要望したことはないということでおっしゃっているんですが、私、今使われているこの卸市場ですね、競り市場、そこに漁具文化の文化財指定を考えるとサバニも大変重要な要素を持っていると思います。現競り市場の有効利用として、ハーレー舟やサバニ振興会の帆かけサバニの保管庫として県に要望することは考えていないかお聞きします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 現在の競り市場は10月の新市場開設後には、漁船の来港の増加に対応するため、今後は漁具倉庫等での利用を予定していると伺っております。議員提案の内容については、関係者の意向を確認の上、関係機関と調整を行っていきたいと考えております。 ◆16番(大田守議員) この場については、私たち結びの会で視察に伺いました。そこで県の漁港漁場の課長ともお話をしました。市からそういった要望がないと、何もできませんよと。市から要望をぜひともということを言われました。ぜひとも要望のほうをよろしくお願いします。 あと埋立地区がありますよね、漁港の新設する。そこの基本計画ができているかお聞きします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 基本計画は作成しておりませんが、関係機関や地域自治会等や関係部署からの意見を取り入れた糸満漁港土地利用計画案は作成しております。今後、水産庁の直轄事業と連携をして埋立申請の事務手続を行っていく予定であります。 ◆16番(大田守議員) 埋立場所も大体決まっているのか。そこの中にいろいろなものを、埋立てした後に施設として造っていくと思うんですけれども、市民の意見を取り入れたというお話を聞いているんですが、どのような意見があったのかお聞きできますか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後7時59分)                              (再開宣告午後8時02分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 自治会と意見交換会をしたことがあります。そのときには具体的な要望がございませんでしたので、今後自治会から要望を聞き取りするということになっております。 ◆16番(大田守議員) 具体的なものがなかったということですので、できれば仮保管庫、旧競り市場は仮保管庫という表現をしました。それで活用できないか要望を出してほしいということで、この埋め立てた後に、完了後に、そこに仮ではなくてハーレーサバニや帆かけサバニの保管庫を移築したいことをお願いしたいと思っていますけれども、それについてはいかがでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後8時03分)                              (再開宣告午後8時03分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 埋立予定地において御提案の施設も候補地として今後も関係機関等と意見交換を行い、土地利用計画の状況を踏まえ考えていきたいと思います。 ◆16番(大田守議員) よろしくお願いいたします。 続きまして農業資材高騰につきまして、農業資材の補助制度があるかないか伺います。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 肥料価格の高騰支援につきましては、現在国が農家を支援するための補助金制度の創設を検討しております。またJAおきなわにおきましては、今年10月末まで肥料価格を据置きで販売すると聞いております。飼料価格の高騰支援につきましては、国、配合飼料メーカー及び農家が積立てを行い飼料価格が高騰したときに損失分を補填する配合飼料価格安定制度がございます。沖縄県畜産課によりますと、飼料高騰により増額となった農家の積立負担分を支援すると聞いております。また7月には国による生産資材・原材料高騰下における農林水産政策に関する地方説明会が開催されますので、同説明会に参加し今後の国の動向を確認したいと考えております。 ◆16番(大田守議員) 今のところ国やJAや県というお話になっておりますけれども、私、糸満市の場合、市は行政の最先端なんです。末端ではないんです。この最先端だからこそ、そういった生産者の方々と直でお会いできて直でお話ができるんです。今、何がこの事業者の皆さん方、生産者の皆さん方に何が足りないのか、どういったもので困っているのか、こういった調査をして市独自の対策をつくるべきだと思っております。この件に関してはいかがでしょうか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 7月に関係機関、JAなんですけれども意見交換会の開催を予定しておりますので、その中で実態を確認していきたいと考えております。 ◆16番(大田守議員) 7月といいましても、この高騰が始まってもう何か月もたつんですよ。本来もっと素早く、そこは市民と直、相対できる、やはり市の動きが大切なんです。その動きでもって国や県に訴えるべきなんですよ、本来であれば。各地区によって様々困窮している内容が違うと思います。早くその意見を取りまとめて国、県に訴える、それが必要だと思いますので、その点を意見として言わせていただきます。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後8時06分)                              (再開宣告午後8時06分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆16番(大田守議員) 件名4、農村環境行政。供用開始が始まった地区への早期接続補助金制度の見直しはされましたか、お願いいたします。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 早期接続促進補助金制度の見直しの可否についてですが、令和4年3月31日付で要綱を改正し、供用開始告示から2年としていたのをただし書にて補助の期限を緩和できる条項を追加しております。 ◆16番(大田守議員) この早期接続補助制度が、これは長期化しないと大変なことになると思っております。コロナ禍の下、なかなか接続ができない。この補助制度がどうなるか分からない、そういったものを危惧されている方もいらっしゃるので、これは早めの通知徹底をよろしくお願いします。この接続低下によって、万が一起こる事業の影響をどのように認識しているか伺います。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 接続率が低いと使用料収入が見込めないため、事業経営に大きな影響があるものだと考えております。 ◆16番(大田守議員) 今、接続のほうまで行ってしまったんですが、たしか今事業が遅れていると思うんですよね、この整備のための。その遅れの原因はどういった原因の下で遅れているのかお聞きいたします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後8時09分)                              (再開宣告午後8時09分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 事業の遅れている原因とのことですが、施工現場における岩盤の出現や地下埋設物との干渉を避けるための設計変更やその協議などに時間を要しているほか、数回にわたる入札不調に伴う工事発注の遅れも重なったことが原因となっております。 ◆16番(大田守議員) この入札不調ですね、先ほど金城敦議員からもありましたけれども、糸満市は相当増えていると思うんです。この件に関しても、たしか合計で7回ぐらい入札不調があったんじゃないかと。それでできないから一本化にまとめて再度入札という形になっていると思うんです。担当が変わったばかりですので、本来こういったことがないようにぜひともよろしくお願いいたします。 接続率を高めるためには、私は補助申請、この書類のやり方がなかなかできない。70代のあるお母さんから相談がありました。役所に3回行ったけれども、全然分からないと。やはり70代以上の方々が、そういった方々が補助申請をやりなさいといってもなかなかできないんです。工事する業者がいる、ただし彼らも補助申請はあなたの責任ですと。そうなってくると今接続したいと思っていても、なかなかできないんです。そのために私は接続の専門家を置くべきだと思っております。そういった書類にたけた方。糸満市は、コロナ対策で行政書士会とタイアップして相当素早く対応しました。そういった形のものができないか伺います。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 補助申請担当を置く必要があるか否かの質問ですが、現行は補助申請受付から現場検査、決定、支払いまで職員1人で行っている状況です。それに加え公営企業移行等の他業務を含め業務量の見直し、補助申請業務が円滑に行えるよう検討していきたいと考えております。 ◆16番(大田守議員) 先ほど働き方改革でもお話を聞きましたけれども、市長、業務によってばらつきが多いんです。この部署では、今話を聞くと10時以降にしか帰ったことがないと、職員の皆さん方が。そこはちゃんとした配置が私は必要だと思いますけれども、この件に関して市長、いかがでしょうか。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁しましたけれども、業務量の水道部内の公営等の集落排水事業を担当している職員間の業務量の見直し、平準化するなど全体を見直しで今言う質問の補助申請がスムーズにいくような形で内部で検討していきたいと考えております。 ◆16番(大田守議員) コロナ対策も職員の皆さん方集めてPTでやるというお話もございました。当時、市長に言いました。市の職員が別の業務をしながらやったってなかなか前に進みませんよと、専門の方を置きなさいと。それで糸満市は専門の方を置いていただいて、相当早く進んでおります。私は接続率を上げるためには、これは必要だと思っているんです。水道部長、どうでしょうか。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 繰り返しになりますけれども、限られた人員の中で業務量の見直し、平準化等を図って申請業務等のスムーズな受付や処理に当たっていきたいと考えております。それと今、農業集落排水事業会計においては大変厳しい状況が続いています。接続率を向上することも本当に大事なことであります。これは収入面ですね。職員1人増となると、さらに費用も圧迫します。そういう兼ね合いも出てきます。そういうことで収益を上げるのももちろん重要なことでありますけれども、職員を増やすということも費用面を増大させるというところも出てきます。経営面で見た場合、収支のバランスもやらなきゃいけないというところも出てきますので、そこら辺のところも勘案しながら今後農村集落排水事業会計を進めていきたいと考えております。 ◆16番(大田守議員) 考え方の違いなんですよ。やるときに一気にやる、少々お金を出してもやる。それを将来の農業集落排水の大幅な赤字の食い止めになるんです。今やらないでいつやるんですかということですよ。これに関しては市長、どうでしょうか。職員じゃなくてそういった専門家をつけるかどうか。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 確かに議員がおっしゃるとおり収益を上げないことには、事業会計の経営面においても非常に大きな影響を及ぼすということは承知しております。それと含めて、なるべく収益を上げつつ内部の業務再編というんですか、改善をしつつ業務を進めるということも必要なことだと思っていますので、御理解のほどお願いいたします。 ◆16番(大田守議員) 大変残念です。今やるべきだと私は思っております。しかしそれとともに、糸満市の工事会社をまとめている電管組合、そことのタイアップが私は必要だと思うんですが、それについてはいかがでしょうか。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 糸満市電管事業協同組合には工事指定業者の登録が多くあります。その電管組合との協力をお願いして接続促進を図っていきたいと考えております。 ◆16番(大田守議員) 私は対策の専門家の職員を置くのと、そして電管組合とのタイアップを、私はこういったときこそ市長のリーダーシップの発揮のしどころだと思っております。ぜひとも市長、それをよろしくお願いしまして次の質問に移ります。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後8時17分)                              (再開宣告午後8時18分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆16番(大田守議員) 安心安全なまちづくりで、土砂災害対策について再質問いたします。 市内の警戒区域と特別警戒区域の対象地域は何か所かお願いいたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 警戒区域は14か所、特別警戒区域は7か所となっております。 ◆16番(大田守議員) その中で特別警戒区域は、私は武富ハイツ地区が一番大きな懸念を持っている場所じゃないかと思っております。そこに武富地区の今後の対策、こういったものを、市としてのこの地区に対する見解を伺いたいと思っております。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 武富ハイツの北側及び市道溝原線沿いの旧傾斜地については、昭和60年前後に崖崩れが発生して、平成5年に急傾斜地崩壊危険区域に指定され、平成24年には土砂災害警戒区域にも指定されております。斜面の上には住宅が建築されており、もし土砂災害が発生した場合には住民の生命と財産に危害が生ずるおそれがあるため、早急な対策が必要であると認識しております。あとこれまで地権者に事業の必要性の説明と、事業化するに当たって傾斜地の無償協力のお願いをしてまいりました。しかしながら一部の地権者から同意が得られていないため、現在事業化には至っていない状況です。 ◆16番(大田守議員) なかなか事業の同意を得られていない、地権者の了解を頂けないという、地主とどのような交渉をされているのかお伺いいたします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後8時20分)                              (再開宣告午後8時21分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁いたしましたが、これまで地権者に事業の必要性を説明し、傾斜地の無償協力のお願いをして交渉してまいりました。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後8時22分)                              (再開宣告午後8時22分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆16番(大田守議員) この場所には、私の知り合いもこの近くに住んでいるんです。夜大雨が降ると怖くて眠れない。親類の家に避難するときもあると、特に子供たちを、何かあれば。だから早めに工事をしてもらいたいと、これは切実な訴えなんですよ、市長。市はこれまで無償協力のお願いをしてきたと、これは理解します。今まで誰も手をつけられなかったものがこの4年間、5年間ですか、何とかしようということでやっとこれが出来始めたんですが、なかなか無償の協力ができない。そうであれば、私は地域住民の気持ちを察すると、無償協力では時間がかかると思っております。市が土地を購入して早期に事業化を図ることがこれの対策の一番だと思っております。市長、これは早期の事業化を図ることなんです。市民の命と暮らしを守るのが市長の一番大きな仕事です。市長、私はここに暮らしている方々の生活と安心と命を守るために、一日でも早く有償で土地を買ってでも私は事業化をすべきだと思っております。それを提言して終わります。次の質問に移ります。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後8時23分)                              (再開宣告午後8時24分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆16番(大田守議員) 摩文仁区のコミュニティセンターへ、体育館施設が老朽化して改修工事のため、なかなか防衛局からのこれを得られないと。そしてコミュニティセンターのほうでやっていきたいということをおっしゃっていました。このコミュニティー施設への変更で空調設備等ができるのかどうか。前は体育施設だから空調設備はできないという答弁がございました。コミュニティセンターへ変えることによって空調設備ができるかどうか、お伺いいたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 摩文仁自治会の意向及び補助内容を照らし合わせ、自治会と協議の上、対応をしていきたいと思います。 ◆16番(大田守議員) そこはクーラーもない施設なもので、夏場、どうしても皆さん方のデイサービス事業をやるにしても厳しい場所なんです。幸いコロナ禍でそれは行われておりませんけれども、これが収まった後はやはり誰にでも使えるそういったセンターにするためには、夏場は空調設備がぜひ必要なんです。ぜひとも部長、その件はよろしくお願いいたします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後8時25分)                              (再開宣告午後8時26分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆16番(大田守議員) 教育行政につきまして、3番までのものは次回に回したいと思っております。 小項目4、不審者対応について。不審者情報後の市の対応は、学校との精査をするという形で伺っております。令和3年12月21日の不審者情報について、学校側と精査をしたのかどうか、それをお聞きいたします。 ◎教育長(幸地政行) 令和3年12月末、昨年末にあった不審者情報につきまして、その内容について学校と精査しました。 ◆16番(大田守議員) 精査したとおっしゃってはいるんですが、子供たちの学校に対する情報と、そしてこの方がおっしゃっている情報は全然違うと思うんです。その点は本人にもお会いして、教育長もしっかりと聞いていると思います。その点はいかがでしょうか。これだけの差があるのは。 ◎教育長(幸地政行) 両方のことのお話がありました。 まず生徒たちなんですけれども、これについてはおなかを触れと言われて触らさせた。それから護身術を教えてやると言い、パンチを1発打たれた等です。腹をマッサージしながら大丈夫かと言ったと。生徒からはそういう情報がありました。3人ですね、口裏合わせで言うはずはないと思っていますし、また学校は、学校内で生徒たちから聞き取りしていますので、生徒たちは怖い思いをしたと思っております。一方においては、この方が抗議にいらっしゃって、私はフレンドリーな会話を行ったのであって自己紹介もしたということもありました。本気でパンチはしていないということもありました。そういった状況のお話を聞いて、また彼がボランティア等をいっぱいやってきたこともお話を聞いて、これはやっぱりそういったことが事実、いろいろなことを貢献としてあるというふうに思いました。しかしこれについては、例えば今不審者情報については子供たちは非常にピリピリしている状況なんです。ですから声をかけたりおなかとか、あるいは護身術という形でパンチという形になると、非常に怖がるんです。ですからそういった状況もあったということで、これは認識のずれですね、生徒と御本人と。そこでそういった状況に陥ってしまいました。そこで教育委員会としては、結果としては御迷惑も御本人様にかけたと、ということをお話ししながら、また学校におけるそういう情報については早急な連絡調整をしないといけない教育委員会の立場、学校の立場、みんなで子供たちを守っていくということでありましたということで理解を求めたところです。それで校長会には1月に校長、教頭会でこのお話をしまして、内容を伝えると同時に、やはり今後における聞き取りを踏まえて学校でしっかり事実を押さえて、教育委員会にそのことを伝えていくということも含めて、また教育委員会もその中でしっかりチェックしていきながら今後やっていこうということで、様式も変えてですね、今そのことを対処しているところであります。 ◆16番(大田守議員) これですね、子供たちのお話を聞く、当時の指導部長を含め、当時の課長を含め、そして教育長を含め本人とお会いして何回もお話をされていますよね。そうなってくれば、子供たちに大人としてこういった状況だからお互い勘違いのものもあったよというのを、私は安心感を与えるためにやるべきだと思っているんです。ここで一番問題なのは、全てこの方が特定できる、市役所からすぐそこなのに、これをなぜ教育委員会は確認をしに行かなかったのか、これはいかがでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えします。 これは生徒からは特定される個人の内容については、自称と、この方が自称と。この方は、また自分で自己紹介をしたと言っていますので、そこがあるというところもあると思うんですけれども、自称ということだったので、よくある、私たちも教育委員会としては自称と言いながら、子犬を一緒に探してくれないかとか、よくある、とにかく助けてほしいというふうな言い回しも含めてよくあることなので、非常に気になるところではありました。またこの時点においては、教育委員会内ではこの方ではないかということはなかったです。私も含めて。 ◆16番(大田守議員) 警察は、この情報ですぐどこの誰なのか分かっているんですよ。先ほど教育長は、警察との情報を共有する、学校とも情報を共有するとおっしゃっていたんですが、警察とはやっていないんですか。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えします。 これはこちらから警察にメールもすぐに送ることになっているところです。またこれについては、すぐに警察からその反応があったわけでもありません。それからその後については、警察のほうでは、これはこういうことについては警察がやるから学校及び教育委員会等もそのことは警察のほうで対処しますよということでした。例えばこの件を離れて、何かそういった事案があるときに教育委員会がそこまではせ参じて、こういうところを見に行くのかということにはならないのかなと。そこはそこでやはり警察がこの情報を受けて、本当にこの方はいらっしゃるのかなとか、今この事案から離れてですよ、そういうことをやはり考えないといけないのかなと思っているところです。 ◆16番(大田守議員) この情報があったのが21日なんですよ。そして22日あって23日、教育委員会はSNSで発信しているんですよね、1日丸々空いているんです。万が一そういった警察から私たちがやりますと言っても、本人も、23日の時点ではどこの誰なのかというのは教育長は把握されていますよね。 ◎教育長(幸地政行) まず1つ目、SNSという話だったんですけれども、正確には確認したら今名称は昔とは違うんでしょうけれども、学校における保護者同士のチェーンメールみたいなもので申請してつながるということで、普通にネットに拡散できるような状況ではないです。そういった状況で、さっき言われた23日に流れていったということになります。これのそういう状況で御本人の怒っている、お怒り等をもちろん真に受けました。それは結果として、後から本当に迷惑をかけましたということでお話ししました。 ◆16番(大田守議員) チェーンメールでも、普通のあれにそのまま転送できるんですよ、今。全国に、全世界にこれは発信されるんですよ。そして分かった時点で、では教育委員会はこれを取り消すという作業をしましたか。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えいたします。 やはり情報についてのことでの取消しについては、まず1つ目はこの方に再度の迷惑をかけるなということです。ですのでそのことは控えさせていただくということ等があって、そこではそういう考えでやっております。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後8時38分)                              (再開宣告午後8時38分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えいたします。 学校を通しての事実関係も含めての訂正については、校長及び教頭連絡会において1つの成り行きと、それから先ほど言いました情報の事実関係のやり取りする様式等も踏まえて提案しながら、そういうふうな対処もやっていこうと。またそのときの今あったことでの、生徒が事実そういう怖い思いをしたというのは事実です。ただ結果として、繰り返しになりますけれども、御本人の自称ということだったので、それが御迷惑をかける結果にもなったので、今後気をつけていきたいということで、学校間では今後の改善に向けての取組を説明して、今の不審者情報に対してはそういったものを気をつけながらやっていこうということでやっているところです。御理解ください。 ◆16番(大田守議員) 教育長、この件に関しましては本人を含め、教育長含め、当時の指導部長も含め、学校教育課長を含め、5名で教育長の部屋でも話をしています。そして本人の事務所でも話をしています。その間に、課長、指導部長、そしてもう1人と話をしています。これを何回か。課長にその方がおっしゃったのは、皆さん方、間違いと分かったらSNSのこれ取消しをすぐやるべきじゃないのと。ただし何日もそのままだったんですよ。だからそこをなぜそうしたのかと。すぐ取り消すべきでしょうというのを私は聞いているんです。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えいたします。 やはりこの件については、まず学校を通して校長、教頭にこの件の生徒たちが怖い思いをしたということと、また相手方もそういう思いじゃなかったけれどもそういうふうに取られてしまったということを含めて話もしました。またこのことで再度この情報を出すということは、さらにこの方への迷惑に当たるということもありました。しかし教育委員会としては、やはりこういう子供たちに怖い思いをさせるようなことは、するようなことはやめてほしいと思っております。また自称として言っても、それはやはり怖く思って学校に訴えていることでありますし、また教育委員会はこれを早めに、早急に知らせていくということで対応したところです。また最初のほうに戻ると、校長、教頭会での訂正を含めて話したということと、本人様にまた二度目の迷惑というふうなところでそういう対応をしました。 ◆16番(大田守議員) 教育長がいろいろおっしゃっています。ただ本人も望んでいましたよね。SNSで拡散されているから、これでもって表現はどうでもいいと。とにかく早急にこういったものを出してしまった。本人は確認できたから不審者ではありませんと、それぐらいのものでもいいから出せないかと。それを5人が集まって話をしたときに、それも含めて考えましょうと言いました。あれからもう半年近くたっているんです。その間の検討も、一切本人には連絡していないですよね。だからこういったものが不信感を生じているんです。私は教育委員会であれば、そういった話をして、本人は手付金まで払ってこれは名誉毀損に当たると、そこまでやっているのに、子供たちの将来を考えたらやはり取りやめにしようと。この手付金を返してもらったかまで、そこまで私は確認していませんが、子供たちのことを考えてやめましょうと。その方が、自らがそれをおっしゃっているんです。それなのに教育委員会は半年間もぶん投げているんですよ、私はそこが問題だと思うんです。これについてはいかがでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えいたします。 まず結果として迷惑をかけたという謝罪をして、そうかということになりました。やはりその後は事実関係を警察のほうで事情聴取、両方からしている可能性もあります。そういった状況もありますし、また警察のほうはそういった情報は私たちのやることですということがありましたので、そこはやはり警察における結論みたいなものを、その間は待つということと、もう一つは最初に戻りますけれども、やはり二度同じような情報で迷惑をかけたくないということです。また対する3人の生徒たちが怖い思いをしているということと、もしかしたら3人の生徒がうそをついているんじゃないかという、やはりそういうことも懸念されます。そういったことで今の対応になっております。 ◆16番(大田守議員) 今の答弁は、半年間ぶん投げたというね、これになっていませんよ。教育長は、おわびの文書を出されておりますよね、1月かどこかで。おわびの文書を出しながらも、ただしSNSではどうのこうのいって、ただ検討しますと。でも長い間ぶん投げている。これ私は、そこの不信感が強いと思うんです。やはり教育として、教育長としてその場に立つ人であれば、子供たちにしっかりと話をする。この内容は、私はせいぜいこれに対してこういったやり方をすれば、子供たちにどう思われるのか分からないよと、警察が説明するぐらいのものだと思うんですよ。お互いが誤解してしまっている、それぐらいだと思うんです。ただし教育長がおっしゃる子供たちのためを考えたら分かるんですが、ただしこれが分かった時点でそれを解消する方向性に持っていくのが教育長、大人の知恵だと思うんです。彼がそれを考えて、名誉毀損のこれも取り下げると、そこまで来ているんです。しかしそれを糸満市の教育委員会がぶん投げてしまっているので、この不信感が生じているんですよ。これについての答弁。そして教育長は、わび状を出されているんですよね。これ公式文書で出されましたか。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えします。 まずおわびの内容の文書は公式文書です。併せて少し内容に触れると、先ほど来、そこの話で結果として御迷惑をおかけしたという文言があります。その内容となっております。その中で先ほど来言っているように、生徒たちが、その関係する方々が事実をねじ曲げて流しているわけじゃなくて、事実こういう怖い思いをしましたということは教育委員会もしっかり持っていますので、そこはやはり押さえながら、ただ結果として御迷惑をおかけしてというところのおわびの文書であります。 ◆16番(大田守議員) 教育長の判こも押されております。公式文書かもしれませんが、ただし公式文書であれば公式の第何号というのが入ってくると思うんです。これは入ってないもので、この件に関しては今後またやっていきたいと思っております。ただし私は、これからその方とどういった形で相対するか、今後再度、それをお聞きしたいと思っております。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後8時49分)                              (再開宣告午後8時51分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎教育長(幸地政行) 5人お会いしたという話の中身で、私はそのときにおわびの文書で、先ほど来の内容をこの方にお話ししたということであります。またこの間は警察の事情聴取等あるということで、そこは事実関係は教育委員会から離れていってやることだろうということでありました。教育委員会としては、やはりこういったことをやってほしくないなと思っています。子供たちにですね。そういった意味では、迷惑をかけたことはおわびということで話していますけれども、こういう状況は彼も反省してほしいなと思います。また本人も御自身ですね、そういった周りから助言があったり、今の世の中こういうことではいけないということも話がありましたので、今はそういう状況で、教育委員会は子供たちのことが、事実を早めに周知したということでの対応でありました。 ◆16番(大田守議員) では令和4年1月24日、このおわび文書が教育委員会の中で公式文書の扱いになっているわけですね、ちゃんと番号も打たれているわけですね、これを確認します。 ◎教育長(幸地政行) そのとおりです。
    ◆16番(大田守議員) この件に関しては、再度また私は確認したいと思っております。ただし今おっしゃっていることは本人にお会いして聞いたり、そして警察のほうに確認すれば、本人と会って直接話ができる、これは警察の調査、調べが終わっても、これだけ例えば何かあれば本人は捕まっています。だからこそ自らが、教育委員会自らがその人のところに出向いて行って、お会いして、話をして、これが地域住民との、教育委員会との私は接点の1つじゃないかと思っています。今のような形のやり方を続けていれば、糸満市の教育委員会の信用は、私は失墜するんじゃないかと危惧します。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後8時54分)                              (再開宣告午後8時56分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆16番(大田守議員) 南部病院の跡地についてなんですが、土地開発公社に建物の取得を依頼したということをおっしゃっているんですが、公拡法第17条には、私はそれに抵触するんじゃないかと思っております。公拡法第17条では、基本的には土地開発公社は土地の所有とその管理です。建物は買えないと思っています。いかがでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後8時56分)                              (再開宣告午後8時57分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 今回、土地開発公社が建物を購入いたしました。公社において購入に当たり事前に顧問弁護士に照会を行っております。用地を購入する手段として建物を購入するのであれば、公有地の拡大の推進に関する法律第17条第1項2号の規定による土地開発公社の自主事業として実施することは、特段問題ないとの弁護士の見解を頂いております。 ◆16番(大田守議員) たしかこの第2項には、やむを得ない場合という表現があります。私は今回の件に関しては、本当にやむを得ない場合だったのかどうか。それと県の、先ほどは病院事業局から許可を得たとおっしゃっています。しかしこの土地の賃借権は、これは沖縄県にあるんですよね。病院事業局はそこまでの権利を持っているかどうか。私、普通県の財産であれば県の管財課に一旦移して、それからの動きだと思うんです。いかがでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後8時58分)                              (再開宣告午後8時59分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 病院事業局からお話を伺っております。行政財産のまま売却するとのことであります。普通財産にして渡すということではないようでございます。 ◆16番(大田守議員) 私はこれは解釈の違いだと思います。法律の解釈の違いでどうとでも取れるという表現はおかしいかもしれませんが、その法律の専門家によって取り方は全然違ってまいります。今回のことに関しては、私は県がなぜ糸満市にやろうとしたのか。先ほど敦議員の質問でもございました。この事業者と、友愛会と県と土地の賃貸契約の中で、11条の中で、この転売はできませんと、県の許可を得ないとできませんと。そうであれば、この土地の所有する、これから見れば、これはやはり糸満市に無償譲渡してちょうだいと、これから始まるべきだと思っております。そしてその賃貸契約の中の1つとして原状回復の条項がございます。この事業を終えるときには、友愛会は建物を壊して更地にして原状回復して返さないといけないんです。それからゆっくり糸満市が動いていけばいいんです。今、糸満市が壊す建物を1億円で買う。買って5億円で壊す。一番喜ぶのはどこですか。自分たちで壊さずを得ない方がいらっしゃいます。それを皆さん方は覚書の中で、そういった責任は全て糸満市が取るとおっしゃっています。市長、覚書の内容4つあったと思います。お読みください。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後9時01分)                              (再開宣告午後9時02分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎教育長(幸地政行) 先ほど大田議員からの再質問に対する私の答弁ですけれども、「チェーンメール」と言ったのを「保護者の一斉送信メール」に訂正したいと思います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後9時02分)                              (再開宣告午後9時03分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 覚書の中で、第3条の4項に、糸満市は令和4年以降に生じる建物等の固定資産税、土地の賃借料等の費用について、医療法人に負担が生じないよう公社と調整をする。糸満市は医療法人が第三者との建物等の売買契約解除に起因し生じた費用について、医療法人に負担が生じないよう公社と調整する。糸満市は土地所有者である沖縄県との関係において、公社が建物等を取得後、医療法人に土地の建物等の撤去及び撤去後に関する一切の責任を求めないよう公社と調整する。この3点です。 ◆16番(大田守議員) これと同じ内容を、最初の12月の段階で友愛会に渡しておりますよね。ほとんど同じ内容でよろしいでしょうか。 ◎企画部長(金城満) 細部において明確にした部分が覚書にはありますけれども、内容的なものはほぼ一緒のものになります。 ◆16番(大田守議員) では固定資産税が糸満市には入ってきていると思います。固定資産税の金額と、そして県に対する土地の賃貸料の金額をお願いいたします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後9時05分)                              (再開宣告午後9時25分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 先ほど同様の質問を金城敦議員から受けて答弁していますけれども、市は令和3年2月頃、県に用地を買いたい旨の申出をしております。その後に、12月27日に医療法人に対して要請文を出しております。その中で糸満市として先ほどの3項目を含めて、要請はこの建物を買いたいんだという意思表示をするようなものでございます。3月に入って医療法人側からこういう交渉をしたいという申出がありましたので、その際には要請ではなく覚書みたいなものが交わせないかという提言があったので、同様なものを文書化したのが覚書でございます。その後、4月に入って事業計画をつくるための見積りを取っております。それから5月には公社が契約しておりますが、その過程においても固定資産税の額、それから賃料の額というのは聞いておりません。金額は聞いていないということを申し上げました。それは公社のほうで購入前にどういう判断をされたかということでございますけれども、固定資産評価額、それから借地権割合に基づく額、それと先方の医療法人が示した額を比較考慮して適正価格の範囲内であると判断されたということです。市としてもそれは合理的な判断だと考えておりますので、確認をしておりません。 ◆16番(大田守議員) 私、大変情けないですよ。市長は6万2,000名のこの市の財政を預かる長ですよ。こういった覚書、これに基づいて土地開発公社は契約をやっています。それなのに固定資産税の額も調べない、県に対する賃借料も調べない、さらにこの中にはこれを解体するときに土壌汚染が出たにしても、これは全て糸満市が責任を負うという内容なんです。こんなばかなやり方をやりますか。これを書いた人がいらっしゃいます。糸満市の収入役で退職された方です。島袋仁榮さん。真栄里田原の出身です。今から10年ぐらい前に亡くなりました。彼はこの土地をまとめるために相当苦労してきています。だからこそ当時の市長と再度お願いしに行ったときに、いやこれは、この事業はできないと。ただし糸満市から土地の無償譲渡願を出してちょうだいと。天下の松下産業だから、皆さん方、無償であげますと。そのときに糸満市は県と話をして、南部の医療充実のためにこの土地に南部病院を造ってくださいと、こういった流れなんです。更地にして、あと13年で友愛会と県とのこの契約は切れます。その間、糸満市は固定資産税がずっと入ってきます。壊さなければ。あと13年、どんなに長くもっても13年、その間は固定資産税が入ってくる。その後は、県の土地の在り方として、すぐに民間には売りません。県の土地というのは県民の土地です。各市町村、その土地が存在する市町村にまずオファーが行きます。県が使う必要はないと、市町村が使うことはありますかと。そのときにゆっくり動けばいいんですよ。なぜ今壊すだけの建物を1億円かけて買って、さらに5億円かけて壊す、こんなばかな。そして先ほどの話であれば財政計画も立てていない、そのように聞いています。そんなずさんな計画がありますか。ずさんな計画で、糸満市が今から10年前に確保した土地があります。こんないびつな土地を何の計画もなく確保することによって、10年間塩漬けです。そこが必要なんです。市長、それを指摘して、私たちはこの土地を無償譲渡で県から確保するようにお願い申し上げて一般質問を終わります。 ◆20番(新垣安彦議員) 市民の皆さん、インターネット中継を御覧になっている市民の皆さん、こんばんは。それでは今定例会最終の質問者であります。市当局に誠意ある答弁を求め、一般質問を行います。 件名1、新型コロナウイルス感染症対策(経済対策)について。公明党は今年3月、他の政党に先駆けて国民生活総点検・緊急対策本部を設置し、全国の生活者や事業者から実情を聴く総点検運動を展開し、地方創生臨時交付金の拡充に取り組み、7点の重点政策を公表いたしました。私ども公明党会派も本年5月10日に、當銘市長に緊急要望書を申し入れたところであります。そこでお伺いをいたします。小項目1、市民生活支援対策事業について。ア、ひとり親世帯臨時特別給付金について伺う。イ、その他低所得の子育て世帯生活支援特別給付金について伺う。ウ、糸満市子育て世帯生活応援給付金事業について伺う。エ、糸満市商品券事業について伺う。オ、水道料金減免について伺う。 小項目2、学校給食運営支援事業(給食センター)について伺う。 件名2、新型コロナウイルス感染症陽性者について。小項目1、本市の陽性者の発生状況について(令和4年5月末現在)ア、年齢別陽性者の感染状況を伺う。イ、年齢別ワクチン接種状況について伺う。 件名3、ヤングケアラー支援について。本員はヤングケアラーの調査及び課題について、令和3年9月及び12月並びに本年3月定例会において一般質問を行ってまいりました。教育委員会及び当時の福祉部においてその取組状況、特に教育委員会においては厚労省及び文科省の実態調査報告書の項目に基づく調査の実施状況について質問を行いました。本年3月31日に沖縄大学名城教授による調査分析結果が公表をされております。そこでお伺いをいたします。小項目1、糸満市におけるヤングケアラーの実態調査報告書について。ア、上記報告書について、教育委員会の見解を伺う。イ、上記報告書について、こども未来部の見解を伺う。 件名4、水産行政について。本員は糸満漁港北地区に県漁連の卸売市場の移転を十数年訴え続けてまいりました。本年3月に同北地区に高度衛生管理型荷捌施設の建物が完成し、同年10月に競り市場が開場することになりました。また、それに伴い糸満漁港北地区港内において水産庁漁船取締船の代替地の整備と泊地のしゅんせつを行う事業が進められております。そこでお伺いをいたします。小項目1、糸満地区直轄特定漁港漁場整備事業について。ア、上記事業について国にどのような要望を行ったのか伺う。 件名5、糸満市立学校給食センター建設計画について。小項目1、糸満市立学校給食センターPFI導入等可能性調査について。ア、糸満市立学校給食センター基本計画の整理及び見直しについて伺う。イ、PFI手法導入可能性調査業務について伺う。 件名6、南部病院跡地利用計画事業について。小項目1、南部病院跡地周辺土地利用可能性調査の業務内容について伺う。ア、事業の概要について。イ、土地利用計画について。ウ、基本認識概念図について。エ、概算事業費について。オ、実現化について。 小項目2、土地所有者である沖縄県に対して、どのような要請を行ったか伺う。 小項目3、建物所有者との譲渡に関する覚書について伺う。 件名7、市民生活行政について。小項目1、5月31日及び6月3日の集中豪雨について。ア、本市の冠水状況について伺う。イ、潮平及び阿波根地域の冠水対策等について伺う。 以上、演壇での質問は終わり、再質問は質問席から行います。 ◎市長(當銘真栄) 新垣安彦議員御質問、件名4、水産行政について。小項目1、糸満地区直轄特定漁港漁場整備事業について。ア、国への要望についてお答えいたします。 水産庁より直轄事業で発生する土砂の受入れや利活用について依頼文がありました。その件で先月5月24日、水産庁の整備課長が市長を表敬訪問した際に前向きに検討している旨の報告文書を手渡しております。また、その翌週の5月31日には、西銘内閣府特命担当沖縄及び北方対策大臣並びに、下野農林水産省政務官などに対して水産庁直轄事業の糸満地区直轄特定漁港漁場整備事業に関連する糸満市の整備事業への支援や要望を行いました。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名3、ヤングケアラーの支援について。小項目1、ヤングケアラーの実態調査報告書について。ア、教育委員会の見解についてお答えいたします。 小項目1、ア、教育委員会の見解としましては、今回の分析結果を踏まえて、子供を見守る体制のさらなる充実が必要であると考えております。日頃から意識して子供たちを観察することや子供が相談しやすい環境づくりを校長会等と調整してお願いしているところです。また、沖縄県が教職員を対象にした調査において、約3割の教職員がヤングケアラーの概念を知らない、初めて知ったと答えており、周知が不足していると感じております。まずはヤングケアラーへの理解を深めるために教職員に対して研修を行っていきたいと考えております。 ◎こども未来部長(国吉丘) 御質問、件名1、新型コロナウイルス感染症対策(経済対策)について。小項目1、市民生活支援対策事業について。アからウまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、ひとり親世帯臨時特別給付金について、国の施策である低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金のひとり親世帯に対する給付事業です。概要といたしましては、児童扶養手当受給者であるひとり親世帯に対し、児童1人当たり5万円を6月30日に児童扶養手当受給の指定口座に申請手続を不要とする積極支給(プッシュ型)により振り込む予定です。 次にイ、その他低所得の子育て世帯生活支援特別給付金については、ひとり親世帯の給付金の対象者以外である非課税世帯の子育て世帯に対し、児童1人当たり5万円を7月中に児童手当受給の指定口座に申請手続を不要とする積極支給により振り込む予定です。さらに家計急変世帯などの申請手続の開始については、7月1日より受付を開始し、随時支給していく予定です。 最後にウ、糸満市子育て世帯生活応援給付金事業について、概要といたしまして平成16年4月2日から令和5年4月1日生まれの児童を養育する子育て世帯に対し、児童1人当たり5,000円を支給する予定となっております。支給方法は子育て世帯の申請手続の負担軽減を図るため児童手当受給の指定口座に振り込む積極支給を検討中です。また支給時期については、9月中の支給を予定しています。 次に御質問、件名3、ヤングケアラー支援について。小項目1、糸満市のヤングケアラー実態調査報告書について。イ、こども未来部の見解についてお答えいたします。教育委員会の行ったヤングケアラー実態調査により、日常的に家族の世話を行っている児童が一定程度いることが顕在化され、今後さらなる分析が必要であると認識しています。また、この調査によりヤングケアラーについての認知度を高めること、児童が相談しやすい環境を整えること、ヤングケアラーを早期に発見するためのシステムをつくることなど課題が見えてきたことから、児童と関わる機会が多い学校や子供の貧困対策支援員である子供支援サポーター、子供の居場所のほか、糸満市要保護児童対策地域協議会などの支援者への研修の実施に取り組んでまいります。また、今年度に実施する第2期糸満市子ども・子育て支援事業計画の中間年の見直しの際にヤングケアラーに関する必要な施策を検討してまいります。 ◎経済部長(大城司) 御質問、件名1、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目1、市民生活支援対策事業について。エ、糸満市商品券事業についてお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受けた市内店舗における販売促進を図るとともに、市内の消費喚起及び市民生活を支える目的として糸満市地域経済とくらしを支える商品券事業によるいとまんプレミアム商品券の販売を実施します。その概要として1冊4,000円相当の商品券プレミアム100を2,000円で販売、3,000円相当のプレミアム50を2,000円で販売し、それぞれ3万8,000冊を発行し、単純に発行数から経済波及効果を算出いたしますと2億6,600万円を見込んでおります。商品券について1世帯当たり各2冊まで購入することができ、販売期間が令和4年10月1日から12月末、利用期間が10月1日から令和5年1月31日までの予定となっております。 ◎水道部長(伊敷勝) 御質問、件名1、新型コロナウイルス感染症対策(経済対策)について。小項目1、市民生活支援対策事業について。オ、水道料金減免についてお答えいたします。 水道事業では、新型コロナ感染症による経済的影響を受けている家事用、営業用及びアパート等共用の全世帯に対し水道基本料金の半額を3か月分減免する補正予算を今定例会にて計上しております。財源につきましては、地方創生臨時交付金を2か月分で充当し水道事業の収益を1か月分減収することで対応いたします。 次に件名7、市民生活行政について。小項目1、5月31日及び6月3日の集中豪雨について。イ、潮平及び阿波根地域の冠水対策等についてお答えいたします。今回の集中豪雨の冠水では、潮平集落側からの雨水だけではなく、阿波根地区・北波平地区の一部及び豊見城市保栄茂地区の一部から多くの雨水が白川幹線を越流し白川1号幹線に流入したことが考えられます。対策として今年度から令和8年度までの5か年計画で阿波根地区・北波平地区の一部及び豊見城市保栄茂地区の一部からの雨水を分流する白川2号幹線工事を行う予定です。また、当該地域の雨水放流先である県管理の西崎東水路が干潮時近くにもかかわらず土砂等が堆積していることで水の流れが阻害され水路の排水機能が発揮されなかったことも1つの要因と推測しており、土砂のしゅんせつなどの対策も必要と考え、市長が6月10日に県に対し早急に対策を講じられるよう要請しております。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 御質問、件名1、新型コロナウイルス感染症対策(経済対策)について。小項目2、学校給食運営支援事業(給食センター)についてお答えいたします。 本事業は、物価高騰の影響を受けた学校給食を支援し保護者への負担軽減を図ることを目的とした事業です。新型コロナウイルス感染症の終息が見えない中、社会情勢の変化による物価の高騰により物流費、人件費、包装資材費、原材料費等が高騰し、学校給食への影響が出ております。そこで新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した学校給食運営支援事業として、約940万円を給食材料購入費に充て学校給食費の保護者への負担軽減を図ることになりました。今後も交付金等の活用で保護者の負担軽減ができないか調査研究してまいります。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 御質問、件名2、新型コロナウイルス感染症陽性者について。小項目1、本市の陽性者の発生状況について。ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、年齢別陽性者の感染状況については、5月の合計人数として、10歳未満402名、10代432名、20代312名、30代365名、40代320名、50代190名、60代140名、70代86名、80代54名、90歳以上30名、確認中7名の計2,338名となっております。 次にイ、年齢別ワクチン接種状況については、5月31日現在、10代9.9%、20代22.9%、30代29.8%、40代39.6%、50代53.7%、60代72.6%、70代87.5%、80代83.3%、90歳以上82.3%となっております。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 御質問、件名5、糸満市立学校給食センター建設計画について。小項目1、糸満市立学校給食センターPFI導入等可能性調査について。ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、基本計画の整理及び見直しにつきましては、令和4年3月に完成したPFI導入等可能性調査報告書に示された課題解決を整理するため、関係課との調整を図っているところでございます。今後は、示された課題を解決するため建設場所の再考を行っていく予定でございます。 次にイ、PFI手法導入可能性調査業務につきましては、令和4年3月に完成したPFI導入等可能性調査報告書を受け、調査で示された総合評価の定性評価結果、市場調査結果、定量評価結果ともに他方式に比べてPFI(BTO)方式が最も有利な結果となったことから、事業の実施に当たってはPFI方式を導入し進めることになりました。 ◎企画部長(金城満) 御質問、件名6、南部病院跡地利用計画事業について。小項目1から3までについて順にお答えします。 小項目1、南部病院跡地周辺土地利用可能性調査の業務内容について。ア、事業の概要については、本市が検討を進めている旧南部病院跡地や市社会福祉センターを含めた地域の整備の方向性や全体像を明らかにする土地利用基本計画を策定するに当たり、必要となる事項を取りまとめた素案作成等を行うことで新たな土地利用の促進を図るものであります。 次にイ、土地利用計画については、南部病院跡地周辺土地利用可能性調査業務の中間報告を基に、計画地の土地利用計画として市民ふれあいセンターゾーンと企業誘致促進ゾーンによる基本構想の素案等に位置づけております。 次にウ、基本認識概念図については、旧南部病院跡地と周辺の土地利用(各種都市機能)及び交通を視点に考えた場合、地域をつなぎ新たな交流を生むために旧南部病院跡地を機能的に位置づけております。 次にエ、概算事業費については、南部病院跡地利用に係る基本構想の素案等を基に、土地開発公社の自主事業として実施するものでありますが、可能性調査業務報告書で示した概算事業費については、建物撤去費や用地取得費の上限額にて試算した額であります。今後は、土地開発公社において県との調整が本格化し費用削減のための努力もなされると聞いておりますので、市としても連携して取り組んでまいります。 次にオ、実現化については、土地開発公社において旧南部病院の建物等を取得したことから、今後は土地の優先交渉権者として土地の所有者である沖縄県との交渉が加速化するものと考えております。 小項目2、土地所有者である沖縄県に対する要請については、令和3年12月に土地の譲渡への協力を要請し、令和4年1月からは建物を購入する際の課題への対応、旧南部病院建物の取得に向けた意見交換、土地の取得に向けた意見交換を重ね、令和4年5月には土地開発公社、医療法人及び沖縄県との建物譲渡に係る最終調整などを行っております。 小項目3、建物所有者との譲渡に関する覚書については、令和3年12月に建物等の取得に係る意向を市から説明をし、同月27日に建物譲渡に係る文書を手交、令和4年2月から建物の内覧をはじめ、顧問弁護士による技術的助言等を経て3月30日に覚書を締結し、4月28日に市から土地開発公社に対して土地建物の取得等の要請を行い、5月30日に医療法人と土地開発公社において借地権付建物売買契約を締結したとのことであります。 御質問、件名7、市民生活行政について。小項目1、5月31日及び6月3日の集中豪雨について。ア、本市の冠水状況についてお答えいたします。5月31日の大雨では、県道82号線潮平入り口を含む27地点の道路で冠水を確認しております。そのうちパークタウン阿波根裏の市道赤水支線及び阿波根土地改良区幹線水路上流側農道の2か所が冠水による道路舗装の破損が生じております。6月3日の大雨では、県道82号線潮平入り口を含む19地点などの道路で冠水を確認しており、31日に破損していた上流側農道の破損がさらに拡大しているのを確認しております。 ◆20番(新垣安彦議員) それではもう夜も遅くなっておりますので、質問に対して止まらないようにぜひ御協力お願いしたいと思います。それでは再質問席から再質問いたします。 件名1、新型コロナウイルス感染症対策(経済対策)について。小項目1、市民生活支援対策事業についてでございますが、アからウまで一括してお伺いをいたします。先ほど部長のほうから支給方法、実施時期等について御答弁頂きました。ですので、これは遅滞なく配布していただきたいというふうに御希望しますけれども、再度部長の御見解を聞かせていただけますか。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 できるだけ早く必要な御家庭に届けられるように対応してまいります。 ◆20番(新垣安彦議員) 続いてエ、糸満市商品券事業についてですけれども、同事業に対するメリットとデメリットがお分かりになれば御答弁頂けますか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 メリットとしては消費喚起により市民生活が支えられる。コロナ禍により影響を受けた市内店舗の販売促進が期待できる。デメリットなんですけれども、使用期限があることから購入しても忘れてしまう方がいらっしゃるのかなということと、あとは商品券を購入する手間がかかる。事業者の換金に手間がかかるということかなと思っております。 ◆20番(新垣安彦議員) ぜひ、この大事な商品券が販売になりますので、しっかりと取り組んで頂きたいと思います。 続きましてオ、水道料金減免についてでございますが、先ほど水道部長のほうから減免期間3か月という答弁を頂きました。実はこの件に関しまして私のほうにも市民の方からぜひとも6か月にならないかという御希望のお話を頂きました。できましたらば交付金で2か月と、それから水道部単独負担での4か月の6か月の減免ができないか、その旨に挑戦できないか水道部長の御見解を聞かせていただけますか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後10時02分)                              (再開宣告午後10時02分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 あと3か月間を延長するという質問ですが、さらに3か月分延長した場合、事業収益の減収による減免対応は事業経営に影響を与える可能性があり延長は厳しいものと考えております。 ◆20番(新垣安彦議員) 確かに水道事業も公益事業ということでやっぱり収益性を持たす事業になるかと思いますので大変厳しいかと思います。 それでは小項目2、学校給食運営支援事業についてでございますが、先ほどの答弁がございました。それで食材の仕入れ単価等、現状どのような仕入れ単価になっているのか御答弁頂けますでしょうか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 食材の仕入れ単価についてですが、細かい単価についてはちょっと今即答できないんですけれども、牛乳、パン、原材料費が高騰しており、今後値上げが続くと給食献立に影響を及ぼすおそれがあるということで認識しております。 ◆20番(新垣安彦議員) 今、指導監の方から御答弁頂きましたように、やはり牛乳とパンはすぐに値上がりするとその分がやっぱり保護者の皆さんに跳ね上がってしまうというのがございますので、その辺を十分に今回の補助金を活用しながら対応していただきたいと思いますのでぜひよろしくお願いをいたします。 それでは件名2、新型コロナウイルス感染症陽性者についてでございますが、まずアの年齢別陽性者の感染状況についてでございますが、10歳未満、10代、20代の感染が拡大している状況に見えます。その原因及びその対策をどのように講じたのか御説明頂けますか。 ◎市民健康部長(新垣政喜) 再質問にお答えいたします。 まず接種率が低い要因、原因についてですが、昨年末から流行しているオミクロン株では若年層は感染しても重症化しにくい特徴があることや、現役世代における発熱や倦怠感など副作用への懸念が主な要因と考えております。また接種率向上に向けた市の取組といたしましては、10代、20代の若者世代がふだん就業していることや通学している学生であることを踏まえ、接種が受けやすい時間帯に接種ができるよう予約なし接種や夕方接種の体制を整えております。またスマートフォンで簡単に閲覧可能なホームページ、いとまんコロナワクチンなびを作成し、接種予約、接種券再発行及び新型コロナワクチンに関する最新情報等の発信を行っております。 ◆20番(新垣安彦議員) 再質問の原稿を全部言っちゃったんで、今アからイまで全部答えてしまってじゃもうそれでいいかと思います。 次に件名3、ヤングケアラーの支援についてでございますが、小項目1、糸満市におけるヤングケアラーの実態調査報告についてでございます。ア、教育委員会の見解について先ほど教育長から御答弁頂きました。その報告書の中で、より過度なヤングケアラーとはどのような状態の児童生徒を指しているのか、それについて御答弁頂けますか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 より過度なヤングケアラーについてですが、家族に世話をしている人がいると答えた児童生徒のうち、世話をしている頻度がほぼ毎日もしくは週に3日から5日で平日の世話の時間数が2時間以上の状態となります。 ◆20番(新垣安彦議員) それではですね、その実態調査の結果、より過度なヤングケアラー状態の児童生徒が何人いるのかについても御答弁頂けますか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 人数については85人となっております。 ◆20番(新垣安彦議員) そしてですね、これには小学校5年生、6年生、そして中学校3年生までが参加されているんですが、これについては自由参加ということで要するに参加しなくてもいいということで調査されているわけです。それでそれに参加しなかった児童生徒が何人おられるか、それを把握されているのか、そしてそれをどのような対応をするのか、それについて御答弁頂けますか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 再質問にお答えいたします。 調査対象児童生徒が3,394人です。そのうち回答が得られたのが3,160人となっております。無回答が43名となっておりますので、191名が何らかの理由で参加していないと思われます。対策としましては、まずは子供たちを意識して見守っていく、教育長からも答弁がありましたけども、まずは子供たちを見守っていこうということが重要であると教育委員会としては考えております。 ◆20番(新垣安彦議員) ぜひですね、やはり見守りは大事かと思います。つまりその中でもやっぱり過度のヤングケアラーに相当するような子がいるかもしれないということもしっかりと押さえていただきたいと思います。それで大事なのが教職員の研修、これが大事だと思います。先ほど教育長からも答弁がありました。この研修をどのような形で進めていくのかそれについて御答弁頂けますか。 ◎教育委員会教育指導監(有銘真一郎) 御質問にお答えいたします。 教職員の研修についてですが、まずは管理職の研修を行いたいと思います。続きまして生徒指導主任への研修を行います。その後に一般の教職員への研修を行っていきたいと考えております。内容については当事者の心情などに配慮した対応を学び、ヤングケアラーへの理解を深める取組を進めていきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦議員) 今回のヤングケアラーの実態調査報告書を受けて、すみません、教育長。改めてですが、このヤングケアラー対策について、いま一度教育長のお考えを御答弁頂けますでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 今回のヤングケアラーの実態調査を受けてですね、学校の教職員が家族以外にはこの児童生徒に一番近くにいる、また学習活動を通していつも一緒にいますので、その発見というか、そういうサポートが必要じゃないかなというのが、一番は教員だというふうに私は思います。例えば今まで宿題をよく忘れてきたなとか、あるいは遅刻があったなとか、そういったことももしかしたら背景にはヤングケアラーがあるのかなという、そういう視点を持って子供たちに接していくことが大事じゃないかなと思います。今後はこども未来部、福祉部、市民健康部と連携しながらどういった支援体制が構築できるのか取り組んでいきたいと思います。 ◆20番(新垣安彦議員) それではイのこども未来部の見解について再質問を行います。 本年3月8日に名城教授を講師として、各部の担当者を呼んでの研修会が行われたと思いますが、どのような研修会が行われたか御答弁お願いします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 まず家庭児童相談員、子供支援サポーター及び社会福祉課職員計13人に対してヤングケアラーとは何か、ヤングケアラーを生み出す背景、ヤングケアラーとの関わり方の視点、糸満市実態調査等について研修を実施いたしました。 ◆20番(新垣安彦議員) 次の研修はどのように行われるのか、またその研修の中に教職員の方々も、また教育委員会の職員の方も参加していただくような研修会が開けないかどうか、これについて御答弁頂けますか。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 まずですね、最初に教育委員会により7月をめどに小中学校の校長を対象にヤングケアラーの理解についての研修を行った後ですね、教職員や子供支援サポーター、糸満市要保護児童対策地域協議会の委員、子供の居場所の職員等に対し順次研修を実施する予定です。 ◆20番(新垣安彦議員) それでは今回、今年度ヤングケアラーの支援体制強化事業の予算が組まれております。この予算執行についてはどのような形で執行されるのかお伺いいたします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 本事業は、ヤングケアラーやその家族と接する機会が多いと思われる関係機関などに対して、ヤングケアラーの発見の着眼点、発見後のつなぎを含めて理解促進を図ることを目的に、有識者による研修を実施するものであり主に講師への謝礼金や研修を行う施設の使用料として予算が執行されます。 ◆20番(新垣安彦議員) ぜひお願いいたします。 それでは第2期糸満市子ども・子育て支援事業計画の中間年の見直し、これはいつ行うのか御答弁頂けますか。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 令和4年度は第2期糸満市子ども・子育て支援事業計画の中間年見直しの年となっており、検討を4回開催する予定となっています。なお、関係課の進捗状況を先に確認する必要があることから第1回会議を8月に開催する予定です。 ◆20番(新垣安彦議員) 見直しの中には当然ヤングケアラーも含まれているというふうに理解してよろしいでしょうか。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 今回、中間年見直しの中でヤングケアラーについても検討してまいりたいと思います。 ◆20番(新垣安彦議員) それでは、やはり今回教育委員会の実態調査で85人のヤングケアラーの疑いのある児童生徒がございます。それについてこども未来部としてはどのような対応方を考えておられるか、御答弁お願いします。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 今回の実態調査は無記名方式で行われて、調査研究以外の目的には使用することが難しい、できないということから、児童を特定し対応を行うことができないものと考えています。学校や子供支援サポーター、子供の居場所のほか、糸満市要保護児童対策地域協議会などに対して研修を実施して、ヤングケアラーについての認識、認知度を高めるとともに、児童が相談しやすい環境を整えヤングケアラーを早期に発見するための仕組みをつくってまいりたいと考えています。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後10時15分)                              (再開宣告午後10時15分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆20番(新垣安彦議員) 先ほど部長のほうから御答弁がありましたように、ここにヤングケアラーの早期発見のためのアセスメントシートというのがあります。これは厚労省から出された文書です。これもやはり参考にしながら、ぜひお使いになっていただきたいということで、御提案させていただきます。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後10時16分)                              (再開宣告午後10時16分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆20番(新垣安彦議員) それでは、やっぱり今回のこの問題は、私は教育委員会だけの問題ではないと思っておりますし、またこども未来部だけの問題でもなく、これは福祉部や市民健康部も含めた全庁体制でこの支援体制を構築する必要性があると私は思っておりますが、これに対してまず教育長の御答弁を頂いた後に、またこども未来部長の御答弁も頂きたいと思います。 ◎教育長(幸地政行) やはり八十数人のヤングケアラーがおられるということで、1日にこの子たちが2時間そういったところに時間が取られるということは、換算すると1年間で大変な時間を費やすということになるので、将来に対する学習という意味でいろんなことをやっていくというときに大変不利な状況だというふうに理解しますので、早めに関係部課と連携しながら対応策を練る必要があると思っております。 ◎こども未来部長(国吉丘) 再質問にお答えいたします。 ヤングケアラーが置かれている状況は様々であり、ヤングケアラーをまず早期発見し、適切な支援につなげるに当たっては、学校関係者のほか、保健、医療、福祉の関係者、そして地域の果たす役割は非常に大きなものと考えています。ヤングケアラー支援について、こども未来部、福祉部、市民健康部、教育委員会が横断的に取り組んでまいります。 ◆20番(新垣安彦議員) 教育長、それからこども未来部長、ありがとうございます。ぜひ取り組んで頂きたいと思います。 次に件名4、水産行政について。小項目1、糸満地区直轄特定漁港漁場整備事業についてでございますが、先ほど答弁を頂きました。今回、水産庁漁港漁場部整備課長の横山氏と市長との面談の席上、当局の取組とそれから中間報告としてどのような土地利用計画を報告されたのかお伺いをいたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 水産庁整備課長への報告内容といたしましては、糸満漁協や地元区役員、市役所内関係部署への聞き取りを基に5点の土地の利活用案を報告しております。まず1つ目に土地の利用に必要な面積、4万4,900平米から5万7,400平米、2つ目に水産業関連施設、3つ目に漁港環境整備施設、4つ目に埋立て範囲内の管理施設、5つ目に漁港機能改善施設という内容を御報告いたしました。 ◆20番(新垣安彦議員) その中でですね、②の水産業関連とか、③漁港環境とか、④埋立て範囲内のとか、それから⑤漁港機能とかいう中で、どういう施設になっているのか細かくちょっと御答弁頂けますか。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 まず2番目の水産業関連施設でありますが、漁具の保管、修理施設、漁業文化伝承施設、あと3つ目の漁港環境整備施設というのは漁業関係者や周辺住民等の運動施設、休憩所、交流広場等、4つ目の埋立て範囲内の管理施設というのは、施設の管理棟、トイレ、管理用通路、雨水排水路、駐車場、5つ目の漁港機能改善施設というのが、漁船の待機岸壁、船揚場等の係留施設という内容でございます。 ◆20番(新垣安彦議員) ありがとうございます。それでですね、この要望に関して、市長は5月31日に上記事業の要望書、先ほど西銘沖縄北方担当大臣及び公明党の下野農林水産省政務官に手交されたと、そこには私も同席をさせていただきましたが、その手交内容についてお伺いをいたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 国への要望について4点ございました。1、埋立予定地の護岸整備において糸満市が望む範囲までの護岸整備を要望します。2番目に、本事業の円滑な護岸整備に向けて地域の合意形成を図るため本市と協働での事業説明を要望します。3つ目、本市指定民俗文化財である糸満ハーレー舟の展示施設整備に関する支援を要望します。4つ目に、埋立予定地内でのインフラ等を含む公共施設整備に関する支援を要望しますという内容で要望を行いました。 ◆20番(新垣安彦議員) それではその要望について国からどのような回答があったかお伺いをいたします。 ◎経済部長(大城司) 再質問にお答えいたします。 国からはこの御要望については、できるだけのことをしたいと前向きな回答を頂いております。 ◆20番(新垣安彦議員) それでは件名5、糸満市学校給食センター建設について。小項目1……、休憩お願いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後10時22分)                              (再開宣告午後10時22分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆20番(新垣安彦議員) まず先に件名7の市民生活行政について。小項目1、5月31日及び6月3日の集中豪雨について。まずアの冠水状況について、秘書防災課として今後の冠水対策についてどのように行うのか、お伺いをいたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 集中豪雨については、事前に予測することが困難なため迅速な対応が求められます。現在、冠水被害があった場所を確認しながら浸水状況に応じて交通規制や避難誘導を行うとともに、市民への冠水情報の発信については、コミュニティエフエム放送、たまんを通じたラジオ放送やSNSなどの多様な広報手段を活用し、市民にいち早く情報を届けるよう取り組んでいるところです。さらに強化した組織力を生かし、冠水箇所に絞った防災行政無線を発信するとともに、現在の避難誘導マップに新たな冠水箇所を追加するなどさらなる改善に努めてまいります。 ◆20番(新垣安彦議員) ありがとうございます。 次にイ、潮平及び阿波根の冠水対策について再質問を行います。先ほど水道部長から上記の地域の冠水の原因の答弁がございましたが、冠水解消のためにはやはり白川2号幹線工事の5年計画を何とかこれを1年でも前倒しするようなことが可能かどうか、また取り組めないかどうか、これについて御答弁頂けますでしょうか。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 今回の冠水の件もあります。早期に白川2号幹線を着手し工事期間を短縮するよう県と調整してまいります。 ◆20番(新垣安彦議員) 水道部長、ぜひお願いしたいと思います。 それでは、先ほどこの件に関しまして県管轄の西崎東水路も冠水の要因であるということがございました。これに関しては市長も行動を起こしたというふうに伺っておりますが、この件を市長としてどのように認識し、またどのような対応をされたかについて御答弁頂けますでしょうか。先ほどあったかと思うんですが、再度お伺いいたします。 ◎建設部長(上原斉) 再質問にお答えいたします。 去る5月31日と6月3日に大雨による被害の大きさを目の当たりにして、市民の命と暮らしを守る思いから、6月8日に開催された沖縄振興予算要請に関する意見交換会にて冠水による被害を訴え、6月10日には市長自ら沖縄県知事宛て、西崎東水路の土砂等のしゅんせつなどについて早急に対策を講じられるよう内容の要望書を持って直接要請しております。 ◆20番(新垣安彦議員) ぜひですね、その旨取り組んで頂きたいと思います。 それでは件名5、糸満市立学校給食センター建設について。小項目1、糸満市立学校給食センターPFI導入等可能性調査等についてでございますが、まずアの糸満市立学校給食センター基本計画の整理及び見直しについて再質問を行います。まず先にですね、今回の一般質問の中で令和2年3月に作成された糸満市立学校給食センター基本計画にPFI導入はないという発言があったと思うんですが、このことについて確認をさせていただきたいと思います。基本計画の中にはPFI導入についてはないというふうなことがありますでしょうか。確認です。御答弁お願いします。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 PFIの導入につきましては、整備手法やPFI導入可能性調査を行う等の検討を要するというふうな記述がございます。 ◆20番(新垣安彦議員) 検討を要するということであって、PFI導入はないという表現はないわけですね。もう一度確認します。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えします。 そのような記述はございません。 ◆20番(新垣安彦議員) それでは再質問を続けさせていただきます。 これを既存基本計画と称しましょう。その計画書の中の3候補地を検討した結果、先ほど教育部長が演壇で答弁したとおりの理解でよろしいでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 そのとおりでございます。
    ◆20番(新垣安彦議員) それではですね、優先候補地である既存基本計画のD案の雨水排水対策や地質調査(ボーリング調査)等の結果を再度御答弁お願いできますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 雨水排水につきましては下流部に氾濫のリスクがあるため雨水調整池を設置する必要がある。また土質調査におきましてはN値50以上となる支持層が2か所のうち1か所でしか確認されなかったということでございます。 ◆20番(新垣安彦議員) その結果ですね、仮に給食センターが建設されるそういう中で、土台がしっかりしていないといけないというふうな感覚を持つんですが、これについてどうでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 建物を建設する際には、必要な基盤の強度が必要ということで認識しております。 ◆20番(新垣安彦議員) そうすることによって建設費がまたかさんでいくということになるわけです。それではこの財政面での協議、調整が必要だということですが、当局の見解をお聞かせ願えますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 可能性調査業務により顕在化した課題への対応等を含め関係課と協議を行っております。その中で建設場所も含め再検討も含めてですね、検討しているところでございます。 ◆20番(新垣安彦議員) その再検討の中でございますが、最初の基本計画書の中でB案の真栄里屋外運動場その周辺が候補から除外されていますが、その理由についてお伺いいたします。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 糸満市土地利用(真栄里地区)基本計画が令和元年8月に作成されておりますけれども、その中で敷地周りが物流団地地区として整備される計画があり、当敷地も計画に組み込まれ利活用される可能性があったためということです。 ◆20番(新垣安彦議員) それでは、この既存計画が作成された当時と今現在では大幅に違いが出ているかと思います。今ならばB案である真栄里屋外運動場周辺を含めた建設予定地を再検討することは可能かどうか、それについて御答弁頂けますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 可能性調査業務により顕在化した課題への対応として周辺を取り巻く環境が変化してきております。そういうような事情等を考慮した上でD案に加え、観光農園や真栄里屋外運動場、またその周辺等も含め再考を検討してまいります。 ◆20番(新垣安彦議員) 今、教育部長から御答弁頂きましたように可能性は捨てずにですね、しっかりと調査をしていただきたいと思います。それではですね、当初30億円の建設費を見直した結果、総建設費が46億円と増加しています。その原因、またその財源内訳をお示し頂けますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 まず1点目に、土地関係の地質調査費が当初計画には含まれておりませんでしたが、今回の調査には含まれており増額となっております。2点目に、建築工事関係におきまして当初計画では近年建てられた県内の他自治体における給食センター建設費から面積単価を割り出し、物価変動及び消費税上昇率を考慮した単価を計画面積に乗じた金額を建設概算工事費としており、厨房設備工事と設計費用を積み上げ概算事業費としておりました。今回の調査におきましては、工種ごとに事例平均、見積りを参考に割り出しておりその分増額となっております。3点目に、土木工事関係におきまして当初計画では他自治体の場所が異なるため、それに含まれておりませんでしたが、今回の調査では土地関係費におきましても含まれておりその分増額となっております。4点目に、厨房関係におきまして建設工事費に含まれており、県内他自治体の建設費から面積案分で算出しております。今回の調査におきましては、厨房メーカー4社の見積り平均を参考に算出しており増額となっております。5点目に、その他としてごみ処理機、備品購入費等は当初計画では算出しておりませんでしたが、今回の調査では算出しておりその分増額となっております。6点目に、土地関係に係る購入費、測量調査費、杭工事費等の経費が当初計画では算出されておりませんでしたが、今回の調査では算出されており増額となっております。最後に、財源の内訳として概算になりますが、一般財源及び起債で約39億7,100万円、その補助金としまして約6億4,000万円を想定しております。 ◆20番(新垣安彦議員) 今の39億7,000万円、これについては市が全額負担になるんでしょうか、どうでしょうか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 一般財源で対応できるものと、起債で対応できるものがありますけれども、起債で対応する部分で幾らかの交付税の算定をされますけれども、おおむね市の単年度で歳出するか、起債での返還になるかということですが、おおむね市の持ち出しという形になります。 ◆20番(新垣安彦議員) 再度確認します。 39億7,000万が市の負担というふうに理解してよろしいですか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 先ほど申し上げましたが、交付税算定を除く額につきましては市の持ち出しということになります。 ◆20番(新垣安彦議員) 今の46億円をですね、再度確認しました。補助金が6億4,000万円、そして39億7,000万円をおおむね糸満市が負担というふうな内容の財源内訳だというふうに理解をいたします。 それでイのPFI手法導入可能性調査についてでございますが、再度質問いたします。定性評価について、改めてどんな評価なのかお伺いいたします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後10時38分)                              (再開宣告午後10時38分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問についてお答えいたします。 定性評価とは、従来型(公設公営方式)、またDBO(公設民営方式)、PFIのBTO方式、PFIのBOT方式、リース方式を安心安全な給食提供の視点、糸満市の財政負担の視点、その他募集期間や手続の視点を総合評価したものでございます。 ◆20番(新垣安彦議員) 先ほど教育部長が答弁されました、PFI中のBTOの方式、これはどのような方式なのか再度お伺いいたします。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 PFI法に基づいて資金調達、施設の設計・建築工事、維持管理・運営を民間業者に一括で発注する方式でございます。 ◆20番(新垣安彦議員) それでは先ほど教育部長が御答弁されました、PFI方式のBTOで給食センターを建設するということで御理解してよろしいでしょうか。教育長の御答弁をお願いいたします。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えします。 PFI導入可能性調査で示された総合評価では、定性評価結果、市場調査結果、定量評価結果共に他方式に比べてPFI方式が最も優位な結果となったことから、事業の実施に当たってはPFI方式導入を進めていきたいと思います。 ◆20番(新垣安彦議員) それでは事業実施スケジュール等がお分かりであれば御答弁頂けますか。 ◎教育委員会教育部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 PFI可能性調査報告におきましては、用地確保後PFI事業者選定準備・選定に約1年6か月、設計・建設期間に約2年6か月を見込んでおります。 ◆20番(新垣安彦議員) ぜひですね、積極的に果敢に取り組んで頂きたいと思います。 それでは最後の件名6、南部病院跡地利用計画事業について。小項目1から3まで一括して再質問を行いますのでよろしくお願いします。これまで本議会において、南部病院跡地利用計画可能性調査が短期間で作成されたことや建物取得費及び撤去費用に莫大な税金の支出に市民から疑問の声があるとの質疑がありましたが、南部病院跡地を取得する必要性について市長の見解をお伺いいたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 この用地は、琉球政府の屋良主席が松下電器産業株式会社に沖縄進出を要請し、真栄里や名城の住民が用地の譲渡に協力してきた上でその後、造成された土地であります。その後、伊敷喜蔵市長、上原重蔵市長が早期進出を要請しましたが、松下電器産業株式会社は経済環境の変化、科学技術の進歩などの理由から沖縄進出を断念され、本用地は県民の福祉に役立つようにと県と市に無償譲渡され、その後、県は南部の基幹病院として県立病院の整備、市は社会福祉センターを整備しております。南部病院の民営化の際には西平賀雄市長が存続を要望されるなど、歴代市長が福祉や経済の振興など市民全体の利益を増進するために大事にしてきた土地であります。時代の変遷とともに求められる役割は変動していきますが、糸満市社会福祉センターや生涯学習支援センターなど老朽化した公共施設の更新や中央公民館機能の復元、新たな技術革新に対応した産業基盤の構築などについては、早急に解決する必要があります。今後の展開として、福祉の向上及び産業の振興に資する重要な土地を取得するための優先交渉権の確保は喫緊の課題であることから、時期を逸することなく旧南部病院建物を取得し、スピード感を持って周辺を含めた有効な土地利用を図ることが、第5次糸満市総合計画における本市の将来像として市民が待望する、つながりを深めチャレンジするまち糸満市の足がかりとなりますので、御理解、御協力よろしくお願いします。 ◆20番(新垣安彦議員) それではですね、南部病院跡地を善意のある第三者が取得した場合、今後の糸満市の振興計画に影響があるのかどうか当局の見解を伺います。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 民間企業が建物を取得した場合は、必ずしも市が目指す土地利用が行われる保証がなく、無秩序な整備計画等となることが懸念されます。 ◆20番(新垣安彦議員) そのためにはですね、糸満市が友愛会と締結した覚書を遵守し、土地開発公社が旧南部病院建物を取得したとそのように理解してよろしいですか。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。  旧病院跡地には建物が現存しておりますが、土地所有者である沖縄県からは建物所有者に土地の優先交渉権があるとの見解が示されておりましたので、まずは建物所有者から建物を取得する必要がございました。 ◆20番(新垣安彦議員) それでは次に、県所有の南部病院跡地の取組状況、そして土地利用計画を県にどのような形で説明されたのかお伺いいたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 南部病院跡地については、先人から受け継いだ大事な土地であることや、糸満市社会福祉センターや生涯学習支援センターなど、老朽化した公共施設の施設整備に向けた検討が必要であること。また、土地利用計画については、南部病院跡地周辺土地利用可能性調査業務の中間報告を基に、計画地の土地利用計画として市民ふれあいセンターゾーンと企業誘致促進ゾーンによる基本構想の位置づけを説明しております。 ◆20番(新垣安彦議員) それでですね、この土地が有償譲渡の場合の対応について当局の見解を求めます。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 沖縄県と具体的な土地譲渡の条件を調整するには、まず建物を取得し優先候補者の資格を得る必要があり、医療法人との協議が進んだことから、この時期を失することなく土地開発公社を活用して建物を取得したものであります。土地の取得については、今後基本計画等による事業の具体化作業や沖縄県との交渉により採算性などの課題がクリアされるものと考えております。 ◆20番(新垣安彦議員) それではですね、この基本構想の素案等、土地利用計画可能性調査について、関係機関、関係者なりにどのような形で説明されたのかお伺いいたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 関係者の中で真栄里物流団地事業に関する地域協力会、糸満市社会福祉協議会、たまん福祉会、ワークサポートひかりに対して可能性調査の概要を説明しております。 ◆20番(新垣安彦議員) その関係機関や関係者からどのような御意見があったかお伺いいたします。 ◎企画部長(金城満) 市民ふれあいセンターへの期待や福祉用地の取得についての要望等がございました。また、立ち退きに当たっての支援要望や、事業採算性を確保すること。真栄里物流団地の事業が遅れないようにしてもらいたいという課題についての意見もございました。 ◆20番(新垣安彦議員) その関係者からですね、また異論等があったかどうか。 ◎企画部長(金城満) 先ほど答弁しましたが、期待とか要望などがありました。それから、立ち退きに当たっての支援要望や事業採算性を確保すること、真栄里物流団地の事業が遅れないようにしてもらいたいという要望もございましたが、事業そのものに反対する意見はございませんでした。 ◆20番(新垣安彦議員) ありがとうございます。私が調べたところですね、元沖縄総合事務局局長で槌谷裕司さんという方が、この下河辺メモにみる沖縄の課題と自立経済の発展計画という論文があります。この論文の中には琉球政府長期経済開発計画、本県の特徴というのがございます。この件に関しては、この論文において琉球政府が策定した長期経済開発計画その当時の総理府総務長官山中貞則さんが沖縄振興計画の基本とした内容になっているということでございます。その件に対して市当局はこれを御承知しているのかお伺いいたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 議員からその資料の存在を御教示頂き、私としても勉強させていただきました。かなり長い論文でしたので略しますけれども、長文となることを御理解ください。本論文は、平成元年3月に元沖縄総合事務局長で内閣府沖縄振興局長を務めた槌谷裕司氏が、経済環境研究に下河辺メモにみる沖縄の課題と自立経済の発展計画という題名の論文と認識しております。屋良公選主席の下で琉球政府が策定した長期経済開発計画は、沖縄の本土復帰後を見通して、地域アイデンティティーの確立を図る地方創生の先駆けともいえる革新的な取組であったと記載されて、当時の経済企画庁総合開発局長下河辺淳氏とのやり取りが記載されております。この論文によると、本土復帰が決まった昭和44年は、琉球政府は屋良主席の下で策定された独自の長期経済開発計画において、沖縄ブロックを日本経済の南の玄関とする新ネットワーク整備等の構想を描き基地経済からの脱却と経済の自立を目指した。この計画は、復帰後、新全国総合開発計画の中にも位置づけられ、その後の5次にわたる沖縄振興のための礎になったとあります。その中でも南部病院跡地との関連に関しましては、同長期経済開発計画の特徴は沖縄ブロックを日本経済の南の玄関として位置づけるとともに島嶼県であることに着目して、那覇、浦添、宜野湾、コザ、糸満等中南部圏域からなる中核都市圏を建設し、本土の主要都市とアジア、アメリカ諸国を結び人と物の交流が効率的に行われる拠点として整備する構想が盛り込まれておりました。また、沖縄の地域において取り組むべき課題として、鉱工業の振興を掲げ、具体的には電子工業や機械工業に加え、新たに重化学工業等の誘致を進め、本土並みの産業構造に転換する意欲的な企図が明記されております。琉球政府が当時の山中貞則総務長官を訪ねたときの経緯を下河辺氏はオーラルヒストリーの中で次のように述べていると記載されています。長期経済開発計画が策定された後、山中貞則総務長官に琉球政府の部長一同がその説明に赴いた際、山中貞則がいやー御苦労でしたと、我々もこれをベースに検討した上で、沖縄の振興計画を決めたいって言ったんですね。だから、その場でもって私は、その応えは、貞則さんらしくないと、事務方に言われてんじゃないですかって言うと大笑いになって、お前はどうすんだって言うから、琉球の歴史の中で自分達でつくって政府に持ってきたのは、これが初めてなんであって、そのことが非常に政治的な意味があるんで、その県民が初めて、政府に訴えた計画としてこれを尊重して実行に移していきたいっていうことを私は貞則さんから期待していた。って言ったら、貞則が立ち上がってね、俺は間違ったとこれを受け取る態度として、さっき言ったのは取り消したいって言って、ほいで、これを基本にして政府として沖縄対策を講じたいって言い直してくれたんですよと、また……。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後10時55分)                              (再開宣告午後10時55分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) また、松下幸之助氏に関する記述としては、それで、むしろ日本の企業が、本土並み復帰という言葉の1つに、ちゃんとそのう、なんていうんですかねえ、沖縄に企業立地するっていう促進をやったわけです。そのときに、理解してやろうとしたのが、松下幸之助一人だった。幸之助さん土地まで買ったんですよ。具体的には工場造るところまで、いかれなかった。立地条件が悪くてコストがかかって、沖縄では無理っていう結論になったんですね。このように南部病院跡地には、琉球政府や日本政府、日本の企業が沖縄の振興のために役立てる重要な用地として位置づけた経緯があるということが記載されております。 ◆20番(新垣安彦議員) それではですね、琉球政府が策定したこの長期経済開発計画、当時としては地方創生の先駆けともいえる斬新的な計画であると評価されております。山中長官もその意思を尊重し、日本主導のこの沖縄振興計画から長期経済開発を基本に沖縄政策を講じたとそのように理解してよろしいでしょうか、御答弁お願いします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後10時57分)                              (再開宣告午後10時57分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画部長(金城満) 再質問にお答えします。 元沖縄総合事務局長であられた槌谷裕司氏が投稿された論文には、そのことが記載されております。 ◆20番(新垣安彦議員) このようにですね、歴史的な背景を踏まえ、また総合的に判断しても、今回の南部病院跡地利用計画は現在進行している真栄里物流団地事業との相乗効果をもたらす可能性を大きく秘めた計画だと私は思料いたしております。それで改めて市長にお伺いをいたします。この事業計画を市長として果敢に取り組んでいくという旨の決意をお聞きし、私の一般質問を終わります。 ◎市長(當銘真栄) 新垣安彦議員、再質問にお答えさせていただきます。 今回の議会でも多くの議員の皆様から南部病院跡地利用の計画については御質問頂きました。糸満市としては大切な大切な重要な土地であると認識しております。歴史も踏まえ、ぜひ有効に活用したいと思っております。その中で糸満市社会福祉センターや生涯学習支援センターなどの老朽化した公共施設の更新や中央公民館機能の復元、新たな技術革新に対応した産業基盤を構築するなどについては、現役世代を代表する市長として解決する必要があります。本議会において福祉を含めた拠点の整備、人材育成、採算性の確保など様々な建設的な提案を頂きました。今後の展開としてスピード感を持って周辺を含めた有効な土地の利用を図り、土地開発公社と協力してこれらの課題の解決に当たる所存でありますので、議員各位におかれましても課題の解決に御理解、御協力をくださいますようお願い申し上げます。 ○議長(金城寛) 以上で一般質問を終了いたします。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(金城寛) 以上で本日の会議を終了いたします。                              (散会宣告午後10時59分)...