糸満市議会 > 2021-09-10 >
09月10日-04号

  • "保護等"(/)
ツイート シェア
  1. 糸満市議会 2021-09-10
    09月10日-04号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    令和3年第6回糸満市議会定例会会議録令和3年9月10日出席議員 20人1番 玉 村   清    2番 金 城   悟3番 上 原   勝    4番 浦 崎   暁6番 伊 敷 郁 子    7番 国 吉 武 光8番 金 城   敏    9番 新 垣 勇 太10番 金 城 一 文    11番 玉 城 安 男12番 玉 城 哲 郎    13番 金 城   寛14番 高 江   靖    15番 西 平 賀 雄16番 大 城 明 弘    17番 金 城   敦18番 徳 元 敏 之    19番 金 城 幸 盛20番 新 垣 安 彦    21番 大 田   守欠席議員 1人5番 菊 地 君 子 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。   市長      當 銘 真 栄    副市長     神 谷 和 男   教育長     幸 地 政 行    総務部長    福 元 信 美   企画開発部長  徳 元 弘 明    市民健康部長  島 根 辰 也   福祉部長    金 城   満    経済部長    兼 城 浩 康   建設部長    大 城   拡    水道部長    伊 敷   勝   消防長     平 田 徳 明    教育委員会   金 城   秀                      総務部長   教育委員会   與那覇 正 樹   指導部長本日の議事日程 日程第1 一般質問   ――――――――――――――――――――――――――――――                              (開議宣告午前10時00分) ○議長(大田守) これより本日の会議を開きます。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守) 一般質問を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆8番(金城敏議員) おはようございます。質問の前に字句の訂正をお願いいたします。まず件名1の小項目2、真栄里地区物流団地等造成事業の「河川」という文字を「排水路」に訂正をお願いします。そしてエの同じく「河川」を「排水路」に訂正と、その次「幅及び深さ」を「断面」という言葉に訂正をお願いいたします。 それでは所見を申し上げます。市議会議員になって4年間、常に市民生活の向上、市政発展のためになることを心がけ質問をさせていただきました。その間、貴重な御意見を寄せていただいた地域の皆様、質問に対し真摯に対応していただいた市職員の方々に、この場を借りて改めて御礼申し上げます。それでは一般質問に入ります。 件名1、土地開発事業について。小項目1、真栄里地区物流団地等造成事業の進捗状況を伺う。 小項目2、真栄里地区物流団地等造成事業排水路計画について。ア、ルートを伺う。イ、糸満市社会福祉センターより東側の排水計画について伺う。ウ、真栄里地区排水計画について伺う。エ、排水路の断面の基準について伺う。 件名2、スポーツ行政について。小項目1、西崎運動公園施設整備計画について。ア、今年度から計画されている野球場関連施設整備計画内容と工事額について伺う。イ、同様に他の競技施設整備計画内容と工事額について伺う。ウ、本市の整備計画を決定する際の基準について伺う。 件名3、消防行政について。小項目1、近年、世界中で大規模な自然災害が発生し、甚大な被害が出ております。大型の台風や、線状降水帯が発生し、大雨での冠水、浸水、土砂災害など、火災だけでなく、これらの災害から、市民の安心、安全を守る消防行政の果たす役割は大きく、期待をしているところです。そこで伺います。ア、24時間体制のため、複雑なので、分かりやすく、消防の職員定数勤務体制当直勤務体制について伺う。イ、毎日、頻繁に救急車の出動を目にします。年間の救急出動件数火災件数について伺う。ウ、非番の職員の非常招集の件数を伺う。エ、1分1秒でも早い現場到着時間の短縮や多くの生命財産を守る消防職員の確保が重要と考えるが職員増員の計画があるか伺う。オ、消防の広域化のメリットデメリットについて伺う。 以上、質問は終わりまして、再質問は質問席より行わせていただきます。 ◎市長(當銘真栄) おはようございます。金城敏議員御質問、件名3、消防行政について。小項目1、オについてお答えいたします。 消防の広域化のメリットデメリットについては、広域化のもたらすメリットとして1、災害発生時の初動体制強化。2、本部機能統合等による現場要員の増強。3、組織拡大の人員増等による高度・専門的な人材育成。4、財政規模拡大に伴う高度な車両や資機材の計画的な整備。5、消防署所の配置や管轄区域の適正化による現場到着時間の短縮がメリットとして考えられます。デメリットについては、消防は災害や事故の多様化及び大規模化、また住民ニーズ多様化等の消防を取り巻く環境の変化に的確に対応し、住民の生命、身体及び財産を守る責務があることから、小規模な消防本部では消防力に限界のある災害等でも広域化によるスケールメリットの効果により消防力が強化されることから、デメリットについては特にないものと考えております。 その他の御質問につきましては、関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎建設部長(大城拡) 御質問、件名1、土地開発事業について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、ア、真栄里地区物流団地等造成事業の進捗状況については、沖縄県環境影響評価条例に基づき、令和元年9月に環境影響評価配慮書、令和2年9月に環境影響評価方法書の策定を行いました。今年度は環境影響評価準備書の策定を行い、環境アセスメントの法手続を進めてまいります。また並行して土地区画整理事業都市計画決定の法手続を進めてまいります。法手続の完了については、令和5年3月末を予定しております。現在、真栄里地区土地区画整理事業の基本設計に関する全体説明会が、新型コロナウイルス感染症拡大により説明会の延期を余儀なくされています。今後は新型コロナウイルス感染症の状況も踏まえながら、感染症対策を徹底した上で、近日中に地権者、関係者向けに説明会を開催する予定でございます。 小項目2、真栄里地区物流団地等造成事業排水路計画について。ア、ルートについては、真栄里クールの既設排水路の箇所に計画し、集落から国道を横断し交通ターミナル計画地区を経て県営真栄里団地前から海へ放流する計画と、糸満市社会福祉協議会東側から同計画地区の中央部分に計画している幹線道路に埋設し国道を横断し、県営真栄里団地西側の水路へ放流する計画と、旧南部病院南側既設排水路の3ルートとなっております。 次にイ、糸満市社会福祉センターより東側の排水計画については、先ほど答弁しました同地区の中央部分の幹線道路から国道を横断し、県営真栄里団地西側の水路へ放流する計画となっております。 次にウ、真栄里地区排水計画については、既存集落のクールの排水路から国道を横断し、県営真栄里団地前から海へ放流する計画となっております。 次にエ、排水路断面の基準については整備箇所は3か所で、一番大きい排水路を例に取りますと幅2メートル、深さ2メートルで整備を行う予定です。規模については、地形等の測量結果、現地踏査を行い流量面積等を算出し、排水路の断面を決定してまいります。 次に御質問、件名2、スポーツ行政について。小項目1、西崎運動公園施設整備計画について。アからウまでについて順にお答えいたします。小項目1、ア、今年度から計画されている野球場関連施設整備計画内容と工事額については、西崎球場内野の土の入替え、外野フェンスラバーの張り替え、屋内ブルペンの改修、防球ネットの整備などを予定しております。費用については、今年度は国の一括交付金を活用し、約1億800万円を予定しております。 次にイ、同様にほかの競技施設整備計画内容と工事額については、これまで西崎総合体育館の改修やトレーニング室の改修、トレーニング機器の新設などの整備を進めてきましたが、今年度から令和5年度にかけて西崎球場の整備を進め、その後、陸上競技場総合体育館などの施設や運動公園の付帯施設の改修などの整備を進めていく計画であり、工事額については現計画で約2億5,000万円を見込んでおります。 最後にウ、本市の整備計画を決定する際の基準については、平成28年度に作成した西崎運動公園等有効活用整備計画一括交付金などの整備計画を基に計画しております。 ◎消防長(平田徳明) おはようございます。御質問、件名3、消防行政について。小項目1、アからエまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、消防の職員定数勤務体制当直勤務体制については、消防の職員定数は58名です。勤務体制については、毎日勤務と交代制勤務の2つに分かれます。当直勤務体制、つまり交代制勤務については、1班14名の3部制で構成し、救急、火災、救助等の出動に備え24時間勤務で365日休むことなく勤務しています。また救急車が3台同時に出動した場合や、火災、救助出動した場合には、非番職員を招集して出動体制を維持しています。 次にイ、年間の救急出動件数火災件数については、令和2年の救急出動は2,934件で、火災は23件でした。 次にウ、非番職員の招集件数については、令和2年は118件の招集があり、延べ347人が招集に応じています。 次にエ、職員増員の計画があるかについては、消防本部として分署を設置した場合、必要最小限人員配置表を作成しており、消防の広域化や分署の設置を考えた場合、将来的には職員増員は必要だと認識しております。 ◆8番(金城敏議員) それでは再質問は消防行政からさせていただきます。 年間発生する救急件数は、3,000件近くあるとの回答でしたが、救急車の適正利用についてどのような啓発を行っているか伺います。 ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 救急車の適正利用の啓発については、広報いとまん、それからFMたまん等で市民への広報活動を実施しています。それからパンフレット等を作成して、年間3,000件余り出動している中で、そのうち50%が軽傷等となっているため、適正利用を、本当に大切な命を救いましょうというパンフレットを作っています。高齢者向けに「タクシー がわいんかい そーかにぃ? ぴーぽぉー車を!?」ということのパンフレットを作成し、啓発をしています。 ◆8番(金城敏議員) 分かりました。先ほど回答を頂いた緊急件数や非常招集の件数を聞くと、現在の職員数体制では非常に厳しいのではないかと考えます。そういったことを解消する観点からも、国が進めている消防の広域化を進めるべきだと考えます。市長は、議員時代から消防行政について、幾度となく質問されております。選挙戦での市民への約束の中にも、広域化による消防、防災力の強化に挑戦とうたっております。消防の広域化について市長のお考えを伺います。 ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えをいたします。 消防の広域化については、令和3年3月に策定された沖縄県消防広域化推進計画に基づき、広域化の方向性として南部ブロックについては、4消防本部での広域化が実現可能性のある組合せとして適切であると示されています。今後は、構成市町の3市4町及び4消防本部で協議会を立ち上げ、広域化の実現に向けて取り組んでまいります。 ◆8番(金城敏議員) 協議会の話が出ておりましたが、そういった構成メンバーというのは職員ですか。 ◎消防長(平田徳明) 協議会をこれから立ち上げということになると思いますが、やはり他市町村、広域の場合は構成市のいろんな首長であったり、それから下に幹事会、そういった役所の職員等、消防の職員、それから財政面、いろんな形で協議会の組織のメンバーに入るということになります。 ◆8番(金城敏議員) 市長、以前宮城県岩沼市の消防の広域化について、一緒に視察をされたことを覚えていらっしゃるでしょうか。1市2町による広域化が、議員全員と職員による検討委員会を設置し、話合いを進めておられましたが、10年近くたっても全く進展しなかったと。お互いの市の利害関係、地域の広さ、そういったことを話し合うばかりで全然進まなかったのが、県から出向してこられた副市長、副町長がたまたまではありますが出向してこられて、そこに県の担当を加えて、新たに検討委員会を設置してから、急展開して一気に広域化が進んだと、一緒に学ばせていただきました。そのことから、まず行政のトップ同士利害関係とかにとらわれず、総合的な消防力の向上と地域住民の安心安全の観点から、市長には南部ブロックの広域化を先頭になって進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 前日一文議員にも答弁させていただきましたけれども、広域化に関しては非常に重要だと思っております。いろんな集まりがありますので、その中で3市4町の首長と意見を交わし合いながら、議員がおっしゃるように11年、10年と長らくこの問題が解決していませんので、これまでの一つ一つの課題をクリアできるように、まずは協議会を共有していただきたいと申し上げたいと思っております。 ◆8番(金城敏議員) ぜひ先頭に立って進めていただきたいと思います。 続いて件名1、真栄里地区物流団地等造成事業について再質問いたします。排水路が3ルートあると聞いて、非常に安心をしております。そこで計画されている真栄里の場合、低地のところと高地の部分、この差がはっきりあります。こういった土地に対してどういった対応をされるのか伺います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 高低差が著しい箇所について、どういうふうに計画を立てていくかという御質問の趣旨でございますが、現況測量を行いまして高低差を確認した上で、高低差が著しい、ある箇所については擁壁等、一部構造物を設けのり面保護等を行い、造成計画を計画してまいります。 ◆8番(金城敏議員) 分かりました。 続いて、同じ真栄里クール地区と計画されている開発地区の排水路との間に、住宅ゾーンがありますが、そこの高低差は考慮されているか伺います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 真栄里クール地区既存住宅地におきましては、当真栄里造成地区に、区域に入っておりますので、造成計画を行い高低差が出ないよう計画してまいります。 ◆8番(金城敏議員) 今、回答していただいた地点は、既存の住宅地においても少々の大雨でも冠水がひどくなっている地域でありますので、ぜひそのことも考慮に入れて進めていただきたいと思います。 続いて大里や阿波根において整備された排水路から冠水被害が度々起こっております。排水路整備は、将来を見越した容量にすべきと考えます。真栄里地区住民説明会において、排水路は想定以上のことを考慮して計画してほしいと要望がありました。本当に先ほども言いましたが、各地で建設時の想定を超える被害が起こっております。真栄里全体の排水は、このようなことを想定して計画されているか伺います。
    建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 当地区の排水路の設計断面等につきましては、設計容量、主に下水道設計基準書に基づいて設計を行っております。降水確率を10年確率と降雨強度を88ミリで設計しております。 ◆8番(金城敏議員) 建設部長、ちょっと申し訳ありません。降水確率10年とか、降雨強度88ミリと、ちょっと分かりやすく説明をお願いいたします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 降水確率と申しますのは、被害を発生させずに安全に水路の水を流す計画を作成するときに、目標とする洪水の発生確率を今回10年の年で表現をしております。また降雨強度につきましては、確率と強度は断面決定に関連しますので、降雨強度を算出するための降雨量は50年に1回起こり得ると考えられる確率雨量と、50年の最大値と比べ、多いほうの値を降雨強度として使用することとなっております。 ◆8番(金城敏議員) ちょっとよく分からないんですが、いいでしょう。なぜこのような質問をしたかと言いますと、現在の排水路自体コンクリートで整備されているわけではありません。畑の間を縫うように地下浸透もしながら排水されております。ただし大きさは、大きいところでは、先ほど断面積幅2メートル、深さ2メートルとおっしゃっていましたけれども、それぐらいのところもあります。しかしながら年に数回冠水していきます。今後、地下浸透もしない、整備されたコンクリート上を流れてきますので、地下浸透をせずに、あれだけの地形を見れば、想像すればよく分かると思うんですが、あれだけの高いところから低地に一気に流れてきます。これは本当に想像しただけでも恐怖を感じる住民は多いと思います。先ほど今後、地権者説明会もあるとおっしゃっていましたが、この整備、真栄里の方々はもろ手を挙げて賛成しているわけではなく、まずこの排水路の整備を十分にやっていただけるからということで賛成している方々も多いんです。本当に納得いくような形で進めていただかないと、頓挫してしまう可能性もあるわけです。私はこの2メートル、2メートルと聞いて、絶対に足りないだろうと内心思っております。ぜひそういったことも、先進地というか、似たような地形のところを参考にしていただきながら、法律上のこともあるかと思いますが、ぜひそういったことも想定して、少しバリケードになるようなものを設定したり工夫して、やっていただきたいと思っております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時29分)                              (再開宣告午前10時29分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆8番(金城敏議員) 続いてスポーツ行政について再質問をいたします。 まず土の入替えや球場のラバー工事は必要不可欠か伺います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 これまでグラウンドの土につきましては、毎年部分的に土を補充して対応してきております。細かい土ですね、黒土というんですが、雨などによって流され砂だけが残っている状況が見受けられました。そこで今回、内野グラウンド全体の土の入替えと細かい土が流れないような対策を行う予定であります。また球場ラバーについても、劣化により樹脂が、ラバーが固くなっている状況もありましたので、張り替えを予定しております。 ◆8番(金城敏議員) その工事は、ロッテ球団からそういった土の入替え等の要望はあったのか伺います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 先日、ロッテ球団のほうが現地視察に来た際に、直接土の入替えとか、そういう要望等はございませんでした。ただ土が大分流れているよと、少なくなって砂っぽいグラウンドになっているという意見はございました。 ◆8番(金城敏議員) 分かりました。よりよいグラウンド状態と安全性を考慮して、自主的に行うということで理解してよろしいですか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 今回の球場整備につきましては、補正第2号で実施設計等を行っている状況でございます。発注の準備も、近々発注いたしますけれども、以前から社会人野球並びに市内の児童生徒、高校野球等、アマチュアのほうからも強い要望等がございまして、今回整備に至っているということでございます。 ◆8番(金城敏議員) ではほかの施設についてお聞きします。 これまで何度も指摘してきました陸上競技場をはじめ野外のトイレ、あるいはシャワー室のドア、そういったところの改修は、先ほどの質問で野球場以外は令和6年度以降ということでありましたが、そういった工事は、野球場以外は令和6年からしかやらないということで理解してよろしいですか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 施設の躯体とか、そういった全体の整備につきましては、令和6年度以降ということなんですが、先ほど議員がおっしゃったようにトイレのドア等の破損や不具合等については現状を確認しまして、必要な修繕が確認されれば、その対処を行う考えであります。 ◆8番(金城敏議員) 本当にみっともない状態になっております。これは3年前から指摘しております。ぜひ早めに改修をお願いしたいと思います。 それでは陸上競技場の外周、タータン走路の現状を市長、副市長は把握していらっしゃるか伺います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時34分)                              (再開宣告午前10時34分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎副市長(神谷和男) 再質問にお答えします。 現状を確認し、実際歩いてその状況も把握しているというふうに考えています。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 私も現場はウオーキング等しながら確認はさせていただいております。 ◆8番(金城敏議員) それを目で見て歩いて、あれで大丈夫ですか、伺います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 去る6月定例会でも議員のほうから御指摘があったタータンの件でございますが、まずめくれた部分の除去について対策を行い、走路を横断する部分に陥没等がある箇所については補修を行うなどの対応を行っていきたいと考えております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時35分)                              (再開宣告午前10時36分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆8番(金城敏議員) 今、めくれている部分はカットして、今、走路上に5か所めくれております。走っていて、非常に危険な状態です。そこを今、補修するとおっしゃってくれていますので期待しておりますが、恐らく不可能だと思います。夜走るランナーというのは靴で走りますけれども、その段差がなければそんなに心配はありませんけれども、あそこは大会においてはトラック内ではウオーミングアップとかは禁止されておりますので、どうしてもその外周を走ることになります。軽いウオーミングアップでゆっくり走る分にはそこを避けられますけれども、トップスピードで仕上げていく段階になると、目の前に今までタータンだったのがいきなり土だとか、あるいは砂でもいいです。あるいはコンクリート、そういったものを敷き詰めてやった場合、途端にクッション性が変わってきますので、これは捻挫か本当に骨折の可能性も出てまいります。市長と副市長は見られて、あれは本当に改修工事で対応可能と思っていらっしゃるのか、ぜひその辺のことも聞かせてください。 ◎建設部長(大城拡) 再度、現場のほうを確認しまして、果たしてこれが補修で止まるのか。先ほど議員がおっしゃったようにアップであればどうにか避けることは可能とか、そういったトップスピードはけがの要因にならないかというのを再度確認しまして、今後どう対応していくか検討してまいります。 ◆8番(金城敏議員) 今、これから私の考えを述べさせていただきますけれども、野球関連施設の改修は、直接要望がなくても進めております。確かに予算的な面もあるかと思いますが、皆さんは防球ネット、今回取り下げましたけれども、2億円もの起債を組んでまでやろうとしておりました。確かにこの改修工事もお金がかかることではありますが、来年県民体育大会の陸上競技の主会場は糸満市ですよ。あのままで迎えるつもりなのか、本当に今の状態でいいのか。ぜひ抜本的な改修工事以外に道はないと思いますので、その辺も含めて考えていただくよう要望申し上げて、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◆15番(西平賀雄議員) 市民の皆さん、おはようございます。本日の2番目の一般質問を行いたいと思っております。平成25年11月、市議会議員に当選して以来、2期8年間議会において一度も欠かすことなく市民の声を行政に届けるために一般質問を行ってまいりました。2期目の最後の今回は、以下の点を質問いたします。当局の誠意ある答弁をお願いいたします。では一般質問に入ります。 件名1、嘉手志川公園整備計画について。小項目1、南山城跡復元整備計画との関係について伺う。 小項目2、嘉手志川公園整備の実施計画の年度について伺う。私は、平成7年に糸満市教育委員会に、教育部長として席を置いておりました。現在は教育委員会は教育部長ではなくて総務部長という形になっておりますけれども、当時は教育部長という席がありました。そのとき南山城跡の復元に向けて取り組むよう、担当課に指示したことがあります。ところが当時は、国、県との調整の結果、既に国指定を受けている具志川城跡を先に整備するよう指示があり、南山城跡は後回しになった経緯があります。平成25年市議に当選し、再び南山城跡に取り組むため、まず高嶺小学校の移転を先に質問を皮切りに始めました。嘉手志川についても整備計画が策定されてから、10年以上が経過していながらまだ整備に着手していなく、再度質問を行ってまいりました。また令和元年6月は、同嘉手志川公園の整備について、上原前市長の見解を伺ってきましたが、南山城跡整備と一体的での整備方針とのことでした。そのことを字大里区の住民の方々にお話をし、住民の声を聞きましたけれども、他の補助事業があれば我々が生きている間に、ぜひ実現をしてほしい旨の意見がございました。そこで當銘真栄市長の整備の考え方を伺います。他の補助事業を使い、早める考えはないか。それから文部科学省の予算だと、何年度から着工を予定しているのか伺います。 件名2、旧ボウリング場北側の道路整備について。小項目1、漁業取締船用岸壁、泊地の整備計画内容を伺う。 小項目2、同計画に伴う町端区高干瀬地区周辺の埋立計画の内容を伺う。 小項目3、同計画に伴う旧ボウリング場北側護岸の決壊部分について、担当部署間の調整を行ったか伺います。 残りについては答弁を聞いた上で、質問席のほうから再質問を行います。 ◎市長(當銘真栄) 西平賀雄議員御質問、件名2、旧ボウリング場北側の道路整備について。小項目1、漁業取締船用岸壁、泊地の整備計画についてお答えいたします。 水産庁に確認したところ、岸壁箇所については、令和3年10月より地盤改良工事を着手し、令和4年度から本体工事着手の予定と伺っております。泊地箇所につきましては、現在水産庁にて環境調査を行っており、令和4年度で埋立申請を行い、令和5年度に埋立免許後に泊地しゅんせつの計画予定と伺っております。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名1、嘉手志川公園整備計画について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、南山城跡整備計画との関係についてですが、南山城跡の国史跡指定に際しては、伝承や記録上からも密接な関連がうかがえる嘉手志川と併せて指定を受けたいと考えており、国史跡指定後の整備事業についても、一体的な文化財的整備を行いたいと考えています。 小項目2、嘉手志川公園整備の実施年度についてですが、一般的に国史跡整備は指定後に保存活用計画を2か年で策定し、その後、整備計画策定に1年程度を要するのが通例です。早ければ南山城跡の国史跡指定の4年後から、嘉手志川の整備を含めて着手することが可能と考えております。 ◎経済部長(兼城浩康) おはようございます。御質問、件名2、旧ボウリング場北側の道路整備について。小項目2及び3についてお答えいたします。 小項目2、漁業取締船用岸壁、泊地の整備計画に伴う町端区高干瀬地区周辺の埋立計画の内容については、水産庁においても環境調査の結果を踏まえて埋立申請の準備を進めているとのことであり、市においても現在委託業務にて土地利用調査を行っており、土地の利活用の可能性調査を行っているところであります。今後は関係部署と意見交換、集約を行い、埋立地の面整備等の計画を検討したいと考えております。 次に小項目3、担当部署間の調整については、今後関係各課と連携してプロジェクトチームを立ち上げる予定であります。なお護岸の決壊部分は建設課管理の道路護岸と認識しており、その中で協議していくことになります。 ◆15番(西平賀雄議員) 答弁ありがとうございました。それでは質問席から再質問をさせていただきます。 件名に沿って質問いたします。まず南山城跡の復元でありますけれども、先ほど教育長からの答弁では、やはり前市政と全く同じように一体的に整備していくということでありますけれども、これは変わりありませんか。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えいたします。 答弁したとおり、一体的に整備する考えであります。 ◆15番(西平賀雄議員) この嘉手志川というのは、糸満市民はもちろんのこと市外の方々にも広く知られたところであります。昨日の新聞を御覧になったかと思うんですけれども、嘉手志川周辺の区民有志でもって清掃したという新聞記事が出ております。これは「長寿会」と模合仲間「シマ創り委員会」の両方を代表している山城徳政会長の呼びかけによって、大里区の上原和市区長ほか70名余りの方々が参加して、この嘉手志川を中心に、そのほかも含めて清掃をやっているんですよ。これは定期的にこうやっていて、ちょうど今頃の夏は、市内外から多くの方が、この嘉手志川で水浴びにいらっしゃるわけなんです。そういう形で、区民にとっては非常に大事にされているところなんです。そこを何とか早めに整備してほしいということで、私はこれまで幾度となく質問してきました。なかなか文部科学省の予算まで行くことができなかったものですから、そのほかの補助事業でできないかということを質問してきましたけれども、当局のこれまでの答弁では、なかなかこれといった形の回答はなかったです。ですからあえて質問をしたわけなんですけれども、前市政と全く同じように現市政も一体的な形でないと整備できないということは、変わりないでしょうか。再度お答え頂きたいと思います。 ◎教育長(幸地政行) 嘉手志川については、やはりすごく自然な中で水がこんこんと湧き出て、市のみならず、あちこちから来て大変喜ばれている、そういう川だと思います。また大里区民のよりどころであると、やはりそうだろうと思います。それは市にとっても宝と言えるような、そういう嘉手志川じゃないかと教育委員会でも思っております。また維持管理等も含めて、地域の皆さんがそういった、しっかりやっていらっしゃることに、本当に敬意と感謝もあります。そういったことを含めて、議員がこれまで国の史跡指定を含めての一体的な整備ではなくて、早めにできないかということも理解できます。ただ今、南山城跡整備の国指定に向けて準備中ですので、やはりどうしてもそこの中との整備を進めていくということだろうと思います。これはやはり伝承、あるいは記憶からももともとはやはり南山城跡と一体にある嘉手志川ということがありますので、やはり南山城跡と一体的に整備することによって、より価値あるものになるのではないかと思っております。 ◆15番(西平賀雄議員) ありがとうございました。この嘉手志川は文献にもありますように、徐葆光、著名人がここに来たという記録もちゃんとあるわけですので、非常にこの嘉手志川というのは、区民をはじめ多くの糸満市民が大事にしているところだと思うんですよ。だから先ほど私が申し上げた定期的な清掃も、区民が率先してこういうふうにやっているわけですので、市民の意を酌んで本当に自分たちが生きている間に、何とか嘉手志川の整備を先にやってほしいという思いがあるわけなんです。ですからこういうふうな質問をやっているわけなんです。 それでは先ほどの国指定に向けて、いつ申請の予定でしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時56分)                              (再開宣告午前10時56分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 再質問についてお答えいたします。 南山城跡の国申請のスケジュールにつきましては、今年度、令和3年度中で指定申請書案を作成中であります。その後、国及び県の担当者と指定申請の内容について調整協議が必要になってまいります。現状でコロナ禍の中で、国の担当者が来沖ができない状況がございまして、その状況を勘案しながら早めに国、県と、このスケジュール案が作成できましたら調整を行い、できれば次年度中には指定申請書を提出してまいりたいと考えております。 ◆15番(西平賀雄議員) 部長、ありがとうございます。 今、首里城の復元についてはあれだけ懸命にやっているわけですので、南山城についても、沖縄の三山の1つでありますので、本当に首里城に引けを取らないように、市のほうが、いかに積極的に動くかによって国も動くと思いますので、ぜひどんどん進めていただきたいと思います。非常に心配するのは、具志川城跡が先になりましたけれども、具志川城跡にしても10年で一旦は整備したんですけれども、大きな台風で整備したものが一旦崩れたんですね。だからこの修復工事もまたやったわけなんですけれども。そういう今の時勢、本当に地球、社会というのは何が起こるか分からない状態でありますので、ぜひ気を引き締めて区民がおっしゃっているように、自分たちが生きている間に嘉手志川をぜひ整備していただきたいという思いがありますので、この南山城跡整備の大まかな形のものでいいですので、どういう形のものをどういう順序で整備していくのかということをお答え頂きたいと思います。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 再質問についてお答えいたします。 先ほど教育長のほうから答弁がありましたとおり、国指定が頂けますと、その後に整備計画等、保存計画等に約3年かかります。その中で地域の住民の意見も聞きながら、どのような形で整備をしていくのか、専門家の意見も聞きながらになりますけれども。状況としましては、今回の国指定につきましては南山城跡だけではなくて先ほどから出ています嘉手志川、また周辺グスク一体となった指定でなければ進めていけないということもありまして、そういったものの整備も併せた形で計画していきたいと考えております。 ◆15番(西平賀雄議員) 周辺の関連するものを含めて、全体的な計画を立てて進めていくという答弁でしたけれども、その中でも嘉手志川をまず真っ先にやるという考えがございますか。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) その辺も、この計画書をつくる段階でどのような整備計画がいいのか。また実際に進めていくためには、国の補助事業を導入したり等も必要になってきますので、その辺も勘案しながら計画書に反映できるのか、検討してまいりたいと思います。 ◆15番(西平賀雄議員) 南山城跡の復元について、まず高嶺小学校を移さないといけないというのは、もう基本的な考え、私も平成7年当時から持っておりまして、真っ先にこれを質問していきましたけれども、やっと高嶺小学校も移っていくということがはっきりしましたのでよかったと思います。ぜひ積極的に南山城跡が復元できるように、まず嘉手志川が最初に整備されるようにお願いをして次の件名2に移りたいと思います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時01分)                              (再開宣告午前11時01分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆15番(西平賀雄議員) それでは件名2の旧ボウリング場北側の道路の件について、担当部長に今の状況を説明していただきたいと思います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 ボウリング場跡地の北側、市道C28号線の道路の海側の護岸につきましては、老朽化が著しく道路自体もひび割れ、決壊のおそれがある状況にあるというのは認識しております。 ◆15番(西平賀雄議員) 経済部長に伺いますけれども、経済部長はどう考えていますでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 私も現場を確認いたしまして、護岸の岸壁の擁壁の欠損が著しいと。小さな湾がありますが、あの周辺は特に著しく破損しているというのを確認しております。 ◆15番(西平賀雄議員) 前の議会でも私はここの状況について質問いたしましたけれども、本当に半世紀前からこれは工事が終わって、埋立事業の中で護岸が積まれたものじゃないかと私は記憶をしております。もう50年が過ぎているんですよ。決壊しているのは当然だと思うんです。これをもうちょっと経済部長に詳しく説明頂きたいと思うんですけれども、この道路市道C28号線ですか、この護岸というのが本当に決壊が始まっているんですけれども、その護岸から2メーターから5メーターぐらい先のほうに、あれは船だまりの突堤は出ているんですけれども、このほうの説明をもうちょっと具体的にお願いします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 先ほどの答弁でも言った場所がその船だまりの場所になりまして、その北側の防波堤という形のところが、本当に決壊が著しくて沈んでいると。そこで船の泊まりにも支障が出ているんじゃないかと考えております。 ◆15番(西平賀雄議員) それと今、部長がおっしゃっていた場所のもっと西側のほう、トリトンホテルの北側、ここにも船だまりがあると思うんですけれども、ここのほうの今の整備されている状況をもうちょっと具体的に説明してください。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 このトリトンホテルの隣接の船下ろし場になりますが、これは現在進入ができないような形にトンブロックを設置してございます。こういった危険性のあるというところも認識しておりまして、子供たちが立ち入って事故のないようにということで、対処でございますが、そういった箇所もできるだけ早期に改修する必要があるということは感じております。 ◆15番(西平賀雄議員) 今、説明があった場所についてトンブロックが置かれているとありましたけれども、これはどちらが設置したんですか。 ◎経済部長(兼城浩康) この設置につきましては、商工水産課のほうで設置をしております。 ◆15番(西平賀雄議員) 道路の問題もありますけれども、こちらは糸満の漁港になっているわけですよね。ですから本当に整備は糸満の漁港としてどの部署が今どういう状況になっているかというのを、常にチェックはやっているんでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 チェックと言いますか、市が管理する場所に置いているのは商工水産課のほうでチェックをしまして、この場所以外にもあと数か所そのような対応をしていると。その設置する際においては漁協等と調整を行って、設置しているという状況でございます。 ◆15番(西平賀雄議員) 隣接した道路については、私はこの港を管理する管理道路の1つにもなるんじゃないかと思いますけれども。そういう観点からすると、担当部署間がよく調整をして、今回の工事で水産庁がやろうとしている埋立工事の中で、きちんと整備をすべきだと思っておりますけれども、どうでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 議員のおっしゃるとおり、今回老朽化が著しいということがありまして、今回水産庁からこのような埋立てのお話がございました。この機を逃さないように、できましたらこの道路までできないかということで、今回プロジェクトチームで今後そのような計画をつくり上げていきたいと考えております。 ◆15番(西平賀雄議員) 部長、ありがとうございます。 私は、この大型漁港の北側に水産庁の警戒船が入ってくる岸壁を造るという計画があるわけなんですけれども、それに伴っての高干瀬周辺の埋立工事に入っていくと思うんです。これについても、前の担当課長に、糸満自動車学校の西側一帯は、ここは港なのか何なのかというのを聞いたことがあるんですよ。そうしたら港には入っていないと。試験場の道路脇から西のほうに何メーターかは港には入っていないということがあったものですから、この警戒船が接岸することの説明を受けたときに、むしろ私はこの辺をきちんと整備して、こちらに持ってくることも可能じゃないかと思っていたんですよ。そのときにこの辺一帯を埋めていくという考えはないかということを聞いたことがあるんですけれども。そういうものが水産庁へ話が行って、今回のことになっているのかと思いますけれども、その辺は聞いたことがありませんか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えいたします。 この埋立てにつきましては、何年か前にいろいろな方から提案はあったという話は聞いております。 ◆15番(西平賀雄議員) 北側のトリトンホテルの部分のあの岸壁については、今までにも台風で護岸が何か所か崩れていったことがあるんです。その都度、県議が動いてあれは整備していたと思うんですよ。ですからあれができているのに、何でこれができないのかというのが、私は非常に不思議なんです。ですから先ほど申し上げましたように、糸満の漁港ですので、この隅々までちゃんとチェックしながら、どこが悪いのか、悪ければすぐ直すという方法をぜひ取っていただきたいと思います。その意思がおありか市長にお伺いしたいと思います。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 市で管理する場所の港、そういったところの箇所については、できるだけ職員のほうでチェック体制をつくりながら、直すべきは早期に直していきたいという考えで取り組んでいきたいと思っております。 ◆15番(西平賀雄議員) 私は、この北側のほうにですね、大型ホテルを誘致しようと、糸満市民の雇用の場を確保するために、大型ホテルをあと1つ誘致しようということで7年前からもう動いておりますけれども、なかなかこれが、この県の水産課の対応が非常に遅くて、遅々として進んでいないという感じを受けるんです。ですから今取り上げた護岸の問題についても、私からすると、どうも県の主管課のほうに押し切られているような感じがするんです。糸満市の行政というのが。ですからそういうことではなくて、もっと市長が積極的に動いて、水産庁とでも掛け合うぐらいのことをやっていただきたいと思っております。糸満市長というのは、沖縄県の漁港漁場協会の理事でもあるわけですので、その肩書でもって水産庁でも渡り合う力があると思いますので、ぜひやっていただきたいと思います。私は、市長のときは、こういう例がありましたのでちょっとお話しします。南大東の整備がありましたけれども、そのときに聞いた話が、あの両大東の中で、風向きによっては北大東に船が入れられないという悩みがあるということがありまして、よくよく聞いたら、例えば糸満からもソデイカ漁の方々が大分行っていますけれども、台風が接近すると一旦また本島に戻らないといけないという状況を聞いたときに、これでは大変だということで、北大東にも何とか港を造ってあげないといけないということで調整しまして、南大東の予算の一部を北大東に振り向けて、今北大東もきれいに整備されているわけです。ですから先ほど私が申し上げましたように、沖縄県の漁港漁場協会の理事です。ですから水産庁とは十分いつでも渡り合えると思いますので、ぜひ積極的に市長が先頭に立って動いていただきたいと思っております。この考えがおありかどうか、市長のほうから答弁を頂きたいと思います。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 海のまち糸満、水産庁に対しては、漁業振興、水産業の振興のためにも議員おっしゃるように、強く要望があれば行っていきたいと思っております。 ◆15番(西平賀雄議員) どうもありがとうございました。 とにかくこの旧ボウリング場北側の部分については、先ほどトンブロックの話もしましたけれども、部長がおっしゃっているように、子供たちがここに来て何か事故でもあったら非常に心配だというお話もありましたし、それからこの船だまりですね、この辺もずっと以前に造られた船だまりも、ホテルのすぐ隣の船だまりなんですけれども。ここもほとんど使えない状態になっていると思うんです。これも含めて、今言った問題の場所についても、一体的に含めて、この水産庁と強く渡り合って、糸満のためになるように整備をこの際強く申し入れるべきだと私は思っております。ぜひ市長を先頭にやっていただくことをお願いして、一般質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時16分)                              (再開宣告午前11時30分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆18番(徳元敏之議員) おはようございます。これより一般質問を行います。 件名1、地域活性化について。小項目1、地域未来投資促進法について。ア、地域未来投資促進法について伺う。イ、同法を活用して基本計画を作成する考えはあるか。ウ、開発する面積の条件はあるか。エ、同法に基づく土地利用調整計画を綿密に行えば無秩序な開発にはつながらないと思うがどうか。オ、過疎化対策につながるのではないか。カ、地域から要望があれば検討するべきだと思うがどうか。 以上、演壇で申し上げ、あとは質問席より再質問を行います。 ◎市長(當銘真栄) 徳元敏之議員御質問、件名1、地域活性化について。小項目1、地域未来投資促進法について、アについてお答えいたします。 地域未来投資促進法については、正式名称が地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律で、地域の特性を生かして高い付加価値を創出し、地域の事業者に対する相当の経済的効果を及ぼすものである地域経済牽引事業の促進を目的とした法律です。内容としましては、国の方針に基づき市町村及び都道府県が策定した基本計画に国が同意し、その基本計画に基づいて事業者が作成する地域経済牽引事業計画を都道府県知事が承認するものです。また土地利用の調整を要する場合には、市町村が土地利用の調整計画を策定し、都道府県の同意を得る必要があります。その他、地域経済牽引事業の支援を行う地域経済牽引支援機関による連携支援計画を国が承認するものであります。具体的な事業者等への支援措置としましては、税制、金融、予算による各種支援措置や規制の特例措置等が挙げられております。 その他の御質問につきましては、関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎経済部長(兼城浩康) 御質問、件名1、地域活性化について。小項目1、地域未来投資促進法について、イからカについて順にお答えいたします。 小項目1、イ、地域未来投資促進法を活用して基本計画を作成する考えはあるかについては、事業者への聞き取りや先行市町村の事例等を参考にしながら同法活用の必要性を判断してまいりたいと考えております。 次にウ、開発する面積の条件については、同法においては特に面積の条件等は記載されておりません。 次にエ、同法に基づく土地利用調整計画を綿密に行えば無秩序な開発につながらないと思うがについては、同法には市街化調整区域の開発許可の手続に関する配慮や、農地転用許可等の手続に関する配慮等の緩和措置がありますが、地域経済牽引事業を行うに当たり無秩序な開発の改善につながるものとは考えておりません。 次にオ、過疎化対策につながるのではないかについては、同法については直接個人住宅の建設等を推進するものではないことから、過疎化対策につながるものとは考えておりませんが、雇用の増大といった可能性は考えられます。 最後にカ、地域から要望があれば検討すべきだと思うがについては、先ほど申し上げましたとおり事業者への聞き取り等を勘案して検討してまいりたいと思います。 ◆18番(徳元敏之議員) いろいろ答弁を聞きますと、先行事例や事業所へ聞き取りをしながら必要性を判断してまいりたいということですが、そしてまた面積条件とかは特にないということで、またそういうことも含めながら市街化調整区域の開発許可の手続に関する配慮とか農地転用許可等の手続に対する配慮があるので無秩序な開発の改善につながらないものだとなっておりますので、ぜひその辺のところを考えて、同法に基づいてできれば、必要性があればやっていただきたいと思います。また同法によって、原則転用ができない農地であっても県から同意があれば開発が前進するということでありますので、必要性があればぜひ活用し、地域活性化するために頑張っていただきたいと思います。 そこで伺います。県内では、どのような事例がありますか。お伺いします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 県内の自治体で同法に基づく基本計画を策定しているところが6つございまして、まず沖縄県、那覇市、南城市、恩納村、久米島町、石垣市といった自治体が基本計画を策定していると。あとはまた個人事業者が受けます地域経済牽引事業計画の事業者のほうでは9件実績がございます。 ◆18番(徳元敏之議員) そういうふうに、やはり地域活性化のためならば、同法に基づいて事業計画をしているということです。地域未来投資促進法は地域の特性を生かした高付加価値を創出し、地域の事業者に経済的効果をもたらす事業を促進することを目的としているとされるが、私は観光農園の機能を生かし、官民連携型で事業を推進することで農家を含めて地域の活性化につながるものと思うので、ぜひ検討してもらいたいと思いますがどうですか。お伺いします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 議員がおっしゃるように、観光農園のほうも農業の高次化、付加価値といったような目的がございまして、この投資法の目的とある程度内容が似ていることは確認しております。ただ観光農園内の事業者が、この法律に基づいた承認を得て、同観光農園内で運営した場合にメリットがあるかどうかを今後いろいろ調べていく必要があると。またそういった事業を現在観光農園で経営しています事業者が、そういった承認を得たいかどうかの有無を聞き取りもしないといけないと。そういうことも踏まえて、観光農園につきましてはいろいろ判断の材料にしたいと考えております。 ◆18番(徳元敏之議員) 観光農園周辺の農地というのは、実際水もなければ土地改良もされていない、大変不便なんですよね。私の畑もあるんですけれども。とにかく道も悪いし水がない。そういったところにこういう事業を入れれば、やはり周りの農地も生かされますし、ぜひそういうところで、もし事業者がそういう法律に基づいて手を挙げる企業とかがあれば、ぜひ検討していただきたいと思います。そしてまたこの事業はアフターコロナ禍の地域活性化の起爆剤に、私はつながればいいと思いますので、市当局はぜひ頑張っていただきたいと思います。 最後に市長の見解をお伺いしまして、私の一般質問を終わりたいと思います。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 この地域未来投資促進法につきましては、いろいろ市長がおっしゃったとおり税制とか金融、そして土地利用に対して緩和措置があるというメリットもございます。沖縄県においても基本計画を作成しているということもございまして、今後検討をしていく必要は認識をしております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時41分)                              (再開宣告午前11時42分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆3番(上原勝議員) 通告書を読み上げる前に字句の変更をお願いいたします。22ページ、件名7の小項目1のイです。「糸満市も同様の取組ができないか伺う」というところを「糸満市も同様の取組があるか伺う」に変更をお願いします。それでは改めまして通告書に従いまして一般質問を行います。 件名1、商工・観光行政について。小項目1、第5次糸満市総合計画の政策、商工業・観光業の活性化について。ア、政策の方針を伺う。イ、現状・課題を伺う。 件名2、化学物質過敏症について。小項目1、化学物質過敏症について。ア、化学物質過敏症とは何か伺う。イ、どんな症状が現れるか伺う。ウ、どのようなものに反応を起こすのか伺う。エ、そういった症状を持った児童生徒はいるか伺う。オ、そういった症状を持った市民からの問合せはあるか伺う。カ、令和元年度におきなわSDGsパートナーに登録している一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センターの取組はどういったものがあるか伺う。キ、県内自治体で化学物質過敏症の周知活動に取り組んでいるところはあるか伺う。ク、第5次糸満市総合計画では目指すまちの姿として「支え合って共に生きる平和のまち・糸満市」「きれい!暮らしやすい!住みたいまち・糸満市」、さらにそれぞれの政策に糸満市SDGsのゴール(目標)を掲げています。糸満市でも化学物質過敏症に関しての周知活動を取り組めるか伺う。 件名3、コロナ禍の市内飲食店並びに小規模事業所等の経営状況について。小項目1、糸満市観光関連等事業者支援給付金事業や糸満市事業者支援給付金事業について。ア、それぞれの予算・申請状況等を伺う。イ、給付金を受給した事業者からの声(要望・満足度など)の聞き取り調査をしたか伺う。 小項目2、時短営業等の協力願いで市内の飲食店回りをしたと聞くが、そこで伺う。ア、飲食店回りの日時・地区。イ、その後の進捗状況。 件名4、コザ惣菜市について。小項目1、コザ惣菜市とは何か伺う。 小項目2、糸満市も同様の取組ができないか伺う。 件名5、消防行政について。小項目1、沖縄県内の直近3年、2月~8月の救急搬送の件数・依頼内容を伺う。 小項目2、糸満市内の直近3年、2月~8月の救急搬送の件数・依頼内容を伺う。 件名6、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目1、ワクチン接種は感染予防ではなく、発症予防・重症化予防という認識でよいか伺う。 小項目2、先月末、コロナワクチンに異物混入のニュースが出たが、市の見解・対応を伺う。 小項目3、コロナウイルス感染症にかからないように常日頃から自己免疫を高めたらいいと言われている。つまり、食事・睡眠・運動を規則正しくする生活が好ましいということである。そこで伺う。ア、糸満市が取り組んでいる健康推進事業があれば伺う。イ、笑いヨガを取り入れることは可能か伺う。 件名7、わけがありますくについて。小項目1、新型コロナウイルス感染症対策の一環でマスク着用の協力が言われています。1年半以上の新しい生活スタイルでマスク着用が当たり前になっていますが、触覚過敏があると、マスクをつけることが苦痛に感じる方もいます。県外の取組としてマスクをつけられない意思表示としてカードを支給しています。そこで伺う。ア、マスク着用を嫌がったり、拒んだりする児童生徒はいるか伺う。またそういう児童生徒の対応はどうしているのか伺う。イ、糸満市も同様の取組があるか伺う。 以上、壇上での質問を終え、市当局の誠意ある答弁を聞いてから質問席より再質問を行います。 ◎市長(當銘真栄) 上原勝議員御質問、件名1、商工・観光行政について。小項目1、第5次糸満市総合計画の政策、商工業・観光業の活性化について。アについてお答えいたします。 政策の方針としては、既存商店街の活性化を図るとともに新たな物流団地等を整備することにより、さらなる発展を目指します。また南部地域を訪れる人々に、本市の魅力をより楽しんでもらうために、糸満市観光文化交流拠点施設くくる糸満を新たな観光の核として交流人口の拡大を図り、広域連携による滞在型観光が充実できるように取り組むこととしております。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名2、化学物質過敏症について。小項目1、化学物質過敏症について。エ、そういった症状を持った児童生徒についてお答えいたします。 各小中学校に確認したところ、対象になる児童生徒はいないとの報告を受けております。 ◎経済部長(兼城浩康) 御質問、件名1、商工・観光行政について。小項目1、第5次糸満市総合計画の政策、商工業・観光業の活性化について。イ、現状・課題についてお答えします。 商工業の現状・課題として、物流ニーズの拡大や国道331号糸満道路の全面開通を背景に、市内への製造業、流通業の立地需要は高まっていますが、受皿が十分でない状況です。今後、真栄里地区で計画されている新物流団地等を計画的に整備していく必要があります。一方、糸満・西崎地区等では商業店舗の衰退が目立ちますが、再整備された公設市場いとま~るやマンション建設などを契機に、周辺地域の活性化が期待されております。今後は集客増に関することや、経営・労働環境の強化・充実のために市内事業者のニーズを踏まえ、経営環境充実へのきめ細かな支援の展開に取り組むこととしております。 次に御質問、件名3、コロナ禍の市内飲食店並びに小規模事業所等の経営状況について。小項目1及び2についてお答えします。小項目1、糸満市観光関連等事業者支援給付金事業や、糸満市事業者支援給付金事業について。ア、それぞれの予算及び申請状況については、糸満市観光関連等事業者支援給付金事業の予算額6,000万円に対して、申請件数が370件、給付額は4,105万円となっております。また糸満市内事業者支援給付金事業の予算額2億円に対して、9月3日現在では申請件数が637件、給付予定額は6,370万円となっております。 次にイ、給付金を受給した事業者からの聞き取り調査については、アンケート調査を行ったところ、ほとんどが「売上げが前年に比べて50%以上減少している」「過剰の在庫が生じている」「経営が非常に厳しい」との声があり、一方では「給付金の継続支援」「商品券販売の実施」を要望する意見も多数ありました。 次に小項目2、時短営業等の協力願いでの市内飲食店回りについて。ア及びイについては関連しますので、併せてお答えします。飲食店回りの日時、地区及び進捗状況については、今年度はまん延防止等重点措置及び緊急事態宣言が発出される前の4月2日以降に県との合同巡回活動を含めて延べ17回実施しております。なお直近では8月14日土曜日、8月28日土曜日、9月4日土曜日に、いずれも午後8時30分から10時までの時間帯において、市内西崎地区とそれ以外の地区の2班体制で巡回活動を実施しております。なお今後も緊急事態期間中には、定期的な巡回活動を継続する予定であります。 最後に御質問、件名4、コザ惣菜市について。小項目1及び2についてお答えします。小項目1、コザ惣菜市とは、新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受けている沖縄市の飲食店を盛り上げるための支援として、本年4月19日から緊急事態期間に、沖縄市庁舎広場において様々な店舗が惣菜品を取り扱うテイクアウト販売を実施しており、主催は沖縄市料理飲食業組合とのことであります。 次に小項目2、糸満市も同様な取組ができないかについては、コロナ禍における市内飲食店の影響は計り知れないものと認識しております。本市においてもそのような団体などの申出があった場合には、支援を含め検討してまいりたいと考えております。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 御質問、件名1、商工・観光行政について。小項目1、第5次糸満市総合計画の政策、商工業・観光業の活性化、イ、観光業の現状・課題についてお答えいたします。 本市には、史跡、自然、歴史、文化、伝統に基づく多彩で優れた観光コンテンツ、大型ホテルの立地、良好な交通アクセスといった好条件が備わっており、ジョン万次郎上陸之碑やくくる糸満など、新しい観光施設の整備も進んでおります。今後は平和学習等の豊富な観光資源を観光客の視点で伝えるガイド及びプロモーションの体制強化、体験プログラムの充実、魅力化、近隣市町と連携したスポーツツーリズム、MICE等の広域観光の推進、観光関連団体等や他産業との連携による魅力ある商品開発など滞在時間の延長や、再来訪意欲につながる観光地づくりに取り組むこととしております。 ◎市民健康部長(島根辰也) 御質問、件名2、化学物質過敏症について。小項目1、化学物質過敏症について。アからウ及びオからクまでについて、順にお答えいたします。 小項目1、ア、化学物質過敏症とは何かについては、ごく少量の化学物質に過敏に反応して、様々な身体、精神的な健康被害の症状が現れるようになると言われております。 次にイ、どんな症状が現れるかについては、頭痛、目まい、吐き気、目や喉の痛み、皮膚炎、倦怠感、不眠など多岐にわたり、その種類と程度は個人差があります。発症のメカニズムについては明確にはなっておらず、診療方法や治療方法も確立していないとされております。 次にウ、どのようなものに反応を起こすのかについては、身の回りで使われている香水、整髪料、化粧品、香りが強い芳香剤や柔軟剤、殺虫剤などに含まれる様々な化学物質だとされております。 次にオ、症状を持った市民からの問合せについては、現在のところ相談はありませんが、健診結果説明時やワクチン接種時の問診項目の中に、化粧品に含まれる物質の過敏症であるといったアレルギー体質の報告等は聞いております。 次にカ、一般社団法人化学物質過敏症・対策情報センターの取組については、この団体は県内に所在するおきなわSDGsパートナー登録団体の一つであり、化学物質過敏症について社会的理解を深めるための活動と、環境汚染から身を守る生活術の提案を挙げています。 次にキ、県内自治体で周知活動に取り組んでいるところについては、現時点におきましては県内の自治体でホームページに化学物質過敏症について掲載されているのは、那覇市となっております。 次にク、市での化学物質過敏症についての周知活動については、今後他の自治体の取組等を参考にしながら、調査研究してまいります。 次に御質問、件名6、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。小項目1、ワクチン接種は感染予防ではなく、発症予防・重症化予防という認識でよいかについては、厚生労働省によると薬事承認されているワクチンにおいては、感染を予防する効果について承認前の臨床試験では確認されておらず、調査方法や研究方法により結果に偏りが生じやすく解釈が難しい状況であるため、今後の研究結果を確認する必要があるとされておりますが、9月8日に開催された新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードによると、一定の感染予防効果がある可能性があると公表しております。発症予防効果については、臨床試験でいずれのワクチンも高い発症予防効果が確認されているとしており、また重症化予防効果については臨床試験では情報が十分でないため解釈に注意が必要ですが、承認後の研究などから重症化予防効果を示唆する結果が報告され、効果が期待されるとされております。 小項目2、先月末、コロナワクチンに異物混入のニュースが出たが、市の見解、対応については、接種業務に携わる医療従事者に対しては、接種前に目視で異物がないことを確認するなど、適切な採取手技により接種を実施頂いております。本市においては異物混入の報告は受けておりませんが、今後も接種に携わる医療従事者に対しては、細心の注意を払い接種を実施してもらうことを求めるとともに、接種を受けられる市民が安心して接種を受けられるよう取り組んでまいります。 小項目3、コロナウイルス感染症にかからないように食事・睡眠・運動を規則正しくする生活が好ましいということについて、ア、糸満市が取り組んでいる健康推進事業については、厚生労働省の新型コロナワクチンQ&Aに、「睡眠時間の確保、運動、禁煙、肥満や低体重を避けること、バランスの良い食事を摂ることなどが感染防御のために有利だと考えられています。しかし、食事の工夫などのみでワクチンのように特定の感染症のリスクを下げることは困難です。」と明記されております。本市が従来から取り組んでいる健康推進事業につきましては、9月は健康増進普及月間となっており、今年度は9月6日から10日まで市役所1階ロビーでパネル展を開催しております。食事や運動、睡眠、休養についてパネル等を提示し、市民へ周知を行い、資料の提供も行っております。 次にイ、笑いヨガを取り入れることにつきましては、免疫力を高め、認知症予防にも効果があるとされておりますので、関係各課と調整し検討してまいります。 ◎消防長(平田徳明) 御質問、件名5、消防行政について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、沖縄県内の直近3年、2月~8月の救急搬送の件数は、令和元年が4万7,040件です。令和2年、3年の件数については、沖縄県防災危機管理課に確認したところ、集計作業中のため回答が得られませんでした。依頼内容については、令和元年、急病が3万1,737件と一番多く、少なかったのは自然災害の1件となっています。 小項目2、糸満市内の直近3年、2月~8月の救急搬送の件数は、令和元年が1,927件、令和2年1,777件、令和3年1,695件となっております。依頼内容については、令和元年、急病が一番多く1,104件で少なかったのは自然災害、水難事故の各1件です。令和2年は急病が一番多く1,025件、少なかったのは運動競技の6件です。令和3年、急病が一番多く1,215件で少なかったのは水難事故の3件となっています。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 御質問、件名7、わけがありますくについて。小項目1、マスクをつけられない意思表示カードについて。ア、マスクの着用を嫌がったり拒んだりする児童生徒はいるか。またその対応についてお答えいたします。 マスクの着用を嫌がったり拒んだりする児童生徒は、各小中学校に確認したところ数名いることを確認しております。またその対応については、マスクの効果等を理解してもらいながら着用を促すなどの対応を行っております。 ◎福祉部長(金城満) 御質問、件名7、わけがありますくについて。小項目1、マスクをつけられない意思表示について。イ、糸満市にも同様の取組があるかについては、カードという形ではありませんが、沖縄県発達障がい者支援センターが作成した、障がい者特性によりマスクの着用が困難な方へ意思表示のツールとして、「マスクをつけられません」バッジを社会福祉課の窓口で必要な方にお渡ししております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時09分)                              (再開宣告午後1時20分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆3番(上原勝議員) よろしくお願いいたします。件名2に行きます。 化学物質過敏症についてですが、この症状を持った方と出会いました。大変神経質というか、臭いにとっても過敏で、お話する際も話を聞いていると胸が熱くなったり、逆に私の体臭は大丈夫ですかという、ちょっと笑いを、ジョークを交えたんですけれども、そういう冗談も通じなくて本当に臭いに敏感なんだなというのが率直な思いでした。この化学物質過敏症という症状を持った方々、なかなか認知度が低いので、全国的に調べていただきますと推定患者が1,000名という推定が出ているそうです。糸満市において、児童生徒はこういった症状を持った方はいないという答弁だったんですけれども、実際にこういった症状なのかというのが分からないのが実情だそうです。なので化学物質過敏症という周知をお手伝いできたらという思いで、今回取上げさせていただきました。沖縄県においても、那覇市が率先して化学物質過敏症の周知、ホームページ等を活用した周知をされております。県外ではいろいろあるんですけれども、県内の事例でいきますと那覇市、こういった形で周知をされています。私はこの方と出会って、この小さな声も取り上げるべきだと思うし、もっともっといろんな方々がこの過敏症を持った方々と理解を深めるべきだと思っています。この化学物質は世の中にはいっぱいあります。でも化学を商売に使われる事例もいっぱいありますし、この商売を止めるという意味ではなくて、この化学物質過敏症を持った方々もいるんだという理解を深めていけたらという思いで取上げさせていただきました。糸満市においても、こういった症状は児童生徒にはいないという回答が出ましたけれども、ホームページで周知することで、もしかしたら私は化学物質過敏症じゃないかなという問合せがあるかもしれません。そういった方が出たら差別ではなくて、こういった方々のことも理解できる環境、理解できる糸満市であってほしいなと思いますので、その辺を含めて周知活動に糸満市として御協力頂けるか、見解を伺います。よろしくお願いします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 市での化学物質過敏症についての周知活動ということなんですが、今後、他の自治体の取組等を参考にしながら、調査研究をしてまいりたいと考えております。 ◆3番(上原勝議員) ありがとうございます。 続いて件名3です。先ほど答弁では、糸満市観光関連事業6,000万円、370件余り、4,105万円が執行されたと。その残りですね、また糸満市事業者支援給付金も2億円ほど用意しておりました。件数として637件、6,370万円が執行されました。残りの残額がどういうふうな使われ方をしたか教えてください。よろしくお願いします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 まず最初の糸満市観光関連事業者の支援給付金につきましては、給付金としての執行が4,105万円、残り事務費がございまして、ほとんど全て執行しております。次に、糸満市内事業者支援給付金につきましては、2億円に対して6,370万円現在のところ執行していると。今回、先議として議決されましたが、その2億円から減額をしております。8,400万円減額しておりまして、それはまたこの商品券事業のときに使うということで、あと今回この給付金につきましては9月いっぱいの期間を設けておりますので、その間、残りの残額で対応していきたいと考えております。 ◆3番(上原勝議員) 受給した事業者から聞き取りをしたと伺いました。プラスの意見もあればマイナスの意見もありました。マイナスの意見を聞いて、どういう見解を持つかお願いします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 今回、売上げの減少の話、そして経営が非常に厳しい、そして過剰な在庫を抱えていると、そういった厳しい意見、ほとんどがそういった意見でございました。今回、コロナ禍におきまして、やはり市内経済も大変な状況に陥っているということは、認識はさらに強く感じております。 ◆3番(上原勝議員) 大変申し訳ないですけれども、行政の皆さん、またそして私たち議員、議員は一定の期間ではありますが収入は保障されています。飲食店をはじめ小規模事業者の方々は、この現状ですね、大変厳しい状態です。この2つの事業、一律幾らですか。教えてください。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時27分)                              (再開宣告午後1時27分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 最初の糸満市観光関連事業につきましては、給付金は業種別に対しまして差額があるということがあります。そして市内事業者支援給付金につきましては、一律で10万円を執行したというものになっております。
    ◆3番(上原勝議員) 10万円では足りないんです。これは実情です。10万円をあげたから終わりではなくて、アフターケアをしっかり取り組んでほしいし、行政は全体をつかさどりますけれども、商工業の専門分野というか、行政機関として商工会があります。商工会のお話だったり、また関連の関係機関、観光協会だったり漁業組合であったり、またJAだったり、建設業組合だったり、いろんな方々の専門分野の声を聞くべきだと思いますけれども、その辺いかがですか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えいたします。 今回の2件の給付金事業、まずは観光関連に関してスタートしたのが各団体からの要請行動から始まったというきっかけもございます。今回の給付の執行につきましても、商工会、観光協会等と調整した経緯もございまして、やはり団体の協力がないと私たち市が行う事業の執行も厳しいものがあると認識しておりまして、今後、これから行う商品券事業等も、商品券の普及等も必要になりますので、今後とも一緒に協力していきたいと考えております。 ◆3番(上原勝議員) ありがとうございます。定期的にそれぞれの業界との協議会を設けていただきたいんですけれども、その辺いかがですか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 現在、必要に応じた形での、その団体を呼んでの聞き取り等は行っております。議員がおっしゃる定期的にということが必要かどうか、内部で検討しながら判断していきたいと考えております。 ◆3番(上原勝議員) ここなんです。小規模事業者は常に継続しているんです。定期的に行われて初めて近況報告が分かり合えるんです。なので定期的に開催できませんかと要望しているんですけれども、いかがですか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 議員のおっしゃる定期的に行うという一つの意見を受け取りましたので、今後繰り返しになりますが内部で検討していきたいと考えております。 ◆3番(上原勝議員) コロナ禍だからこそ、オンラインを使っての会議もできると思います。コロナ禍だから招集するのをやめようではなくて、経済を立て直すためには絶対にこの業界との連携が必要になってくると思います。改めて聞きます。お願いします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 繰り返しになるかもしれませんが、その意見を内部で検討させていただきます。 ◆3番(上原勝議員) 件名4に移ります。コザ惣菜市についてですけれども、先ほどいい答弁がありましたし、昨年度9月に与那原町のほうで与那原テイクアウトマルシェというのを見て、糸満市でも取り入れられないかということで、昨年度末11月15日、そして今年5月16日に糸満テイクアウトマルシェを1回目、2回目と開催する運びができました。その際にコロナ禍の中ではありますが、クラスターだったり、コロナ感染者を出さずに開催運営できたことは、やはり糸満市内の飲食店の方々の少しでも売上げを通して地域の方々を盛り上げたいという思いだったと思います。あれからこの話が商工会のほうにマルシェの会はバトンタッチをする形になりました。今回、このコザ惣菜市という観点はちょっと似てはいますけれども、今だからこそ時短営業を余儀なくされている飲食店の方々に声をかけて、コザ惣菜市という全く同じタイプではないですけれども、こういった企画を運営することは可能かどうかお聞きします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 昨年の与那原町のマルシェ、そして糸満市のマルシェ、両方とも見させていただきました。大変いい取組だとは感じております。糸満市のマルシェにつきましては、サムシングフォー西崎の駐車場を利用しての活動だったんですが、その場所のですね、いろいろないとか、そういったことがあればまた市も一緒にそういった支援ができないか、取り組んでいきたいと考えております。 ◆3番(上原勝議員) そのときは、ぜひ御協力を頂けたらと思います。続いていきます。 件名5、消防行政について再質問します。ワクチン接種会場からの緊急搬送は何件ありましたか。お聞きします。 ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 糸満市新型コロナワクチン接種のプロジェクトチームに確認したところ、会場内で接種後に気分が悪くなったり救急搬送した事案はないと聞いております。 ◆3番(上原勝議員) ありがとうございます。 続いて件名6に移ります。新型コロナウイルス感染症対策についてです。再質問させていただきます。先々月か、ワクチン接種の接種券が届きました。その際に資料も送付の上、届きました。確認をします。1枚目、この紙ですね。2枚目、2回目の用紙。新型コロナウイルス予防接種についての説明書、ファイザー社。糸満市独自ですね、接種券交付についてA3サイズの折り込みのこういったかわいらしい説明書が送付されていました。幾つか御指摘をさせていただきたいと思います。まずは確認なんですけれども、ワクチン接種は強制ではないですよね。確認します。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 ワクチン接種は強制ではありません。ワクチン接種を受ける方は、接種による感染予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で同意がある場合に限り接種が行われるということでございます。 ◆3番(上原勝議員) 1回目の黄色い用紙ですね、この予診票。この中に下のほう、コロナワクチン接種希望書というところに「接種を希望します」「接種を希望しません」という欄があります。この情報を見て、またテレビ、新聞等の情報を見て接種する方が判断して丸をします。当たり前ですけれども。このサイン、接種します、接種しないというサインはどういう意味ですか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 先ほどもワクチン接種の同意について説明をしましたが、同意ということでサインをしていただくということだと考えております。 ◆3番(上原勝議員) ここでサインすることで、自己責任が発生するんです。自己判断でサインをしましたから。納得した上でサインしたいんです。接種する方は。この情報だけで、接種していいのか、接種したらどうなんだろうという情報が、バランスが私は取れていないと思いますけれども、その辺いかがですか。お願いします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 チラシのほうに、今お持ちのチラシ等にはワクチンの副反応についてとアナフィラキシーについて、その説明も一応入れておりまして、説明をした上で同意を頂くという形で説明はされているものだと考えております。 ◆3番(上原勝議員) この表の真ん中辺りにワクチン接種の同意とあります。「ワクチン接種は強制ではありません」とうたっておきながら、中身を見ると、真ん中のほうです。「何年も効果が持続するのかはまだ不明」「多くの人がワクチン接種完了するまで時間がかかる」とあります。これは見方によってはプレッシャーです。そう感じませんか。お願いします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 これは事実を述べていることでありまして、ワクチン接種には段階を追って接種を進めておりますので、やはり時間がかかるということでございます。 ◆3番(上原勝議員) 分かりました。続いてファイザー社の説明書の文書も送付されておりました。この文章を見ますと、16歳未満に対する有効性、安全性はまだ明らかになっていません、というのが送付されております。そして真ん中ら辺ですね。ワクチンの接種では十分な免疫ができるのは2回目の接種を受けてから7日程度以降となっています。現時点では感染予防効果は明らかになっていません。ワクチン接種にかかわらず適切な感染防止を行う必要があります。先ほどの答弁では、今現時点では感染予防、効果は多少なりともあるという答弁を頂きました。でもこの文書は、感染予防効果は明らかになっていませんとあります。どっちが正しいんですか。お願いします。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時41分)                              (再開宣告午後1時41分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 先ほどの答弁では、感染を予防する効果について承認前の臨床試験では確認されておらず、調査方法や研究方法により結果に偏りが生じやすく、解釈が難しい状況であるため今後の研究結果を確認する必要があるとされておりますが、9月8日に開催された新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードによると、一定の感染予防効果がある可能性があると公表しておりますということでございます。 ◆3番(上原勝議員) 今の話が最新なら、この情報はどうなりますか。これは先々月に配られています。これを見ている人は、現時点で感染予防効果はないんだねと書かれています。訂正とか、例えば別途で送付したりすることはしないんですか。お願いします。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時43分)                              (再開宣告午後1時43分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 新しい情報が出てきたらホームページ等で周知をしていくということを、検討していくべきかと考えております。 ◆3番(上原勝議員) 前回も言いましたけれども、ホームページだけでは足りないんですよ。ホームページを見る高齢者の方々は少ないはずです。だから冊子が必要なんです。追加で発送するぐらいの気持ちはないか、お聞きしているんです。お願いします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 最新の情報を提供するということにつきましては、またこれからも継続してありますので、これからまたチラシ等を配布する際には反映させていけるような形で検討させていただきたいと思います。 ◆3番(上原勝議員) 厚生労働省の資料です。審議会のワクチン分科会副反応検討部会、令和3年度第16回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会の資料です。8月25日付の資料です。後でお渡ししてもいいと思います。この8月25日付の内容、新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要です。これによりますと991件の報告です。後で提供します。そしてこちらも同様です。後で提供します。こちらは、先ほどは第67回でしたがこちらは第68回、同じ調査会です。こちらの副反応疑いの報告事例です。報告状況です。ここは令和3年2月17日から令和3年8月22日の報告分です。副反応です。多すぎてちょっと集計が書かれていませんけれども、これだけの事例が出ています。戻ります。このファイザー社の説明書の裏です。副反応について読み上げたいと思います。主な副反応は、注射した部分の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。また、まれに起こる重大な副反応とあります。これだけの数です。まれって言うですかね、まれって言わないと思います。ごめんなさい、数が集計が書かれてなくて言えないんですけれども。そしてこの後ろです。新型コロナウイルス感染症について読み上げます。これに感染すると、「熱や咳など風邪によく似た症状がみられます。軽症のまま治癒する人も多い一方、重症化すると、呼吸困難などの肺炎の症状が悪化し、死に至る場合もあります」。コロナウイルス感染症にかかってしまったら、死に至る場合というのもあります。ワクチンを接種して、死亡事例が991件と出ています。これを純粋に読んだ糸満市民は、「ワクチンを打っても別になんだね、何も書かれていないから」そういうふうに取る人もいると思います。どう思いますか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 991件という数字なんですが、全国で接種が行われておりまして、全国の接種回数というのがどのくらいの数になるのか。かなり大きな数になると思いますので、その中でこの991件というのがどの程度のパーセントなのかというような部分も今ちょっと把握はしておりませんので、一概には判断は難しいんですが、ただ先ほど議員が説明しておりました、この予防接種についての説明書の中で、やはり「軽症のまま治癒する人も多い一方、重症化すると、呼吸困難などの肺炎の症状が悪化し、死に至る場合もあります。」とちゃんと書かれております。そういう事実も書かれておりますので、そこは周知はされているのかと考えております。 ◆3番(上原勝議員) 私が言っているのは、このコロナワクチン感染症についての死に至る部分をどかせと言っているんじゃないんですよ。ワクチン接種後の状況も入れたらどうかと言っているんですよ。ここをどかしてくださいと言っていないですよ。付け加えて情報をいろいろ与えないと、市民はこれを見て、ワクチン接種しなきゃいけないねとなるじゃないですか。ワクチンを接種して、これだけの方が全国で亡くなっている。糸満市においては、分からない。当たり前ですよ。それで比較してしまったら駄目でしょう。そうじゃないんですよ。比較対象じゃなくて、どこを基準にしてやるかが大事なところで、糸満市にどんどん……、申し訳ないですが亡くなる方が現れて、出てきて話をするんではなくて、今事例として全国ではこれだけの数があると、出ていると。副反応も出ていると。この情報をしっかり伝えた上で、まだ打っていない方々に情報提供をする。それが行政サービスじゃないんですかと私は言っているんです。お願いします。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時51分)                              (再開宣告午後1時53分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 厚生労働省の資料だと思いますので、現在市のホームページにおいて厚生労働省が発信する情報を得られるように、ワクチンの副反応や有効性、安全性に関するホームページの案内を掲載するなど、正確な情報発信を行っております。今後も引き続き正確な情報発信を行うとともに、ワクチン接種に対する市民の不安解消に努めていきたいと考えております。 ◆3番(上原勝議員) 8月24日のヤフーニュースです。全国薬害被害者団体連絡協議会、24日、新型コロナワクチンに関して接種後の死亡や心筋炎などの症状が報告されているとして、危険性の情報を分かりやすく国民に提供し、接種するかどうかの選択をする自由を保障してほしいなどの要望書を田村厚生労働大臣に提出しました。今、このレベルまで来ているんです。この情報はなかなか取り上げられてもらっていないし、知らないと思います。もうこのレベルなんです。ワクチンを打つ、ワクチンを考える、そのレベルではなくて健康被害が出たときの対応も考えなければいけないと私は思っています。 そこでお聞きします。子どもの未来を考えるアンマーの会が、名護市に新型コロナワクチン接種に係る陳情書を提出しました。陳情内容は、一部割愛させて読み上げさせていただきます。ワクチン接種をした方への健康被害があった場合、病院と連絡が取れるなどすぐ対応できるリスク管理部を設けてほしい、という陳情です。それに関して名護市の回答、8月16日付です。その回答が、市が実施する定期の予防接種同様、医療機関や被接種者または被接種者の御家族からの申出があった場合には、速やかに予防接種被害調査委員会を開催するなど、リスク管理に努めております、とあります。糸満市において、現状健康被害が出た場合の対応はどう考えているか、お聞かせください。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 予防接種によるものと思われる健康被害が発生した場合は、市長の諮問に応じて当該健康被害について調査及び助言等を行う目的として、糸満市予防接種健康被害調査委員会を設置しております。 ◆3番(上原勝議員) 設置されているんですね。ではこれをもっと言うべきだと思いますけれども。これに関して、今のお話はどこにも書かれていないですよ。健康被害があった場合は、調査委員会があると。このファイザー社の説明書の後ろには、ワクチン接種後に気になる症状が出た場合は、接種医あるいはかかりつけの医者に相談しましょう、とあります。それだけです。今言った調査委員会は、どのような形で機能されるか教えてください。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 どのような手続になるかということだと思うんですが、まず対象者へ副反応等の症状、現象がワクチン接種に伴うものかどうか、診察した医師への相談を進めています。医師が副反応であると診断書記入が可能であれば必要書類をそろえてもらい、市の窓口で申請していくことになります。 ◆3番(上原勝議員) この予防接種健康被害救済制度についてお聞きします。 この予診票には自己責任でサインしました。この救済制度が使われるところを教えてください。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時59分)                              (再開宣告午後1時59分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 説明書のほうに、「予防接種健康被害救済制度について」というのが先ほど説明頂いたところにありますが、これを読みますと「新型コロナワクチンの予防接種によって健康被害が生じた場合にも、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。申請に必要となる手続きなどについては、住民票がある市町村にご相談ください。」とあります。 ◆3番(上原勝議員) 先ほどの資料で、991名の方がワクチン接種後にお亡くなりになった報告が上がっています。実際に因果関係が認められるのってないんですよ。認められていないんですよ。認められないんですよ。書かれているんですね。今、この話、救済制度がありますよと安心してワクチン接種をする方もいるかもしれません。でも実際に因果関係は出ていないんですよ。この情報は伝えるべきではないんですか。お願いします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 まず健康被害が発生した場合は、調査及び助言等を行う目的として糸満市予防接種健康被害調査委員会を設置しておりますので、まず御相談をしていただくという流れになるのかと考えております。 ◆3番(上原勝議員) ありがとうございます。続いて件名7に行きたいと思います。この、わけがありますく、こういったものはなかなか議員の中でも分からない人もいたと思います。ぜひこの機会に御活用頂けたらと思いますし、周知のほうをお願いしたいと思います。 再質問です。窓口はどこかということと対象者をもう一度教えてください。お願いします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えいたします。 現在、配布しているバッジの窓口は社会福祉課のほうで配布しております。対象となる方については、触覚、嗅覚などの感覚過敏といった障害特性があって、マスクの着用が困難な方というところで、発達の段階に応じてマスク着用が困難な方も含めて配布させていただいております。 ◆3番(上原勝議員) ぜんそくとか、肺の病気とか、障害がある、マスクの皮膚炎とか、そういった方々も含まれますか。 ◎福祉部長(金城満) 障害特性があって、マスク着用が困難であるということが認められるのであれば、対象となります。 ◆3番(上原勝議員) 教育委員会としても、そういった子供たちがいると思います。そういった周知はするかどうか、お願いします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 先ほど福祉部長のほうからあったように、触覚、嗅覚等の感覚過敏というふうな障害特性によってというふうな形でマスクの着用が困難な方へ意思表示のツールとなっており、対象が限られております。そのために学校で一律に周知することに関しては、慎重に判断したいと考えております。ただし今後、様々なことが想定されますので、学校長、養護教諭とは情報共有をさせていただきたいと考えております。 ◆3番(上原勝議員) 最後ですので、ワクチンの話だったり、ワクチンを接種した方、ワクチンに関して慎重な方、ワクチンを打たない方がいたり、また先ほどの件名2でしました化学物質過敏症の方々。そしてマスクをなかなか、本当はもっと周知があれば率先して多分されていると思いますけれども、マスクをしたがらない方、少数の方々に限りはするんですけれども、そういった方々が住みよい糸満市であってほしいし、差別があってはならないと私は思いますので、今回1期4年の最後の一般質問でこの質問を取り上げさせていただきました。ありがとうございました。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時05分)                              (再開宣告午後2時06分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆14番(高江靖議員) 一般質問2日目、最後の5番目になります高江靖です。一般質問に入る前に、字句の訂正をお願いします。件名1の小項目2を取下げいたします。よろしくお願いいたします。 改めまして市民の皆様、インターネット中継を視聴なさっている皆様、こんにちは。高江靖でございます。一般質問を始める前に、所見を述べたいと思います。本定例会を最後に勇退なさる先輩議員の皆様、大変お疲れさまでした。長きにわたり議員活動が続いたことは、御家族の存在が大きいと思います。御自身、また御家族とも御自愛くださり、今後の糸満市のより大きな発展のため御協力を頂けたらと思っております。さて私は、2020年6月に実施された補欠選挙で糸満市議会に送り出していただきました。地域の安全・安心を守るため、学校登校時の交通安全指導を続け、さらに地域の方々との対話を重ねる中で住民の声を市政に届けてまいりました。新年度予算編成時の要請や新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急提案では、57本の政策提言を行ってまいりました。その内容として、事業所への10万円支給、こども園や小中学校の感染予防対策のさらなる向上、コロナ禍での雇用対策強化に続き本定例会にはプレミアム商品券事業の再導入、中央図書館でのデジタル図書導入など、市民の声を基に提案した政策が形として表れております。私、高江靖は一般質問において、地域の課題や伝統文化等を取り上げてまいりました。来る11月には、糸満市議会議員選挙により審判を受ける身となりますが、今後も當銘真栄市長を支えつつ、短い期間の中で形にしてきたことを丁寧に説明し、さらに市議会議員の一人として新たなまちづくりの構成員となれるよう、全力で戦ってまいります。では通告書に従って一般質問いたします。 件名1、市制施行50周年記念事業における空手演武の実施について。小項目1、県と連携して行う具体的な取組を伺います。 小項目3、今回、空手の日記念演武祭が摩文仁の沖縄県営平和祈念公園に場所を移して開催されることになりましたが、来年以降も糸満市で行えないか市の見解を伺います。 件名2、2020東京オリンピック・パラリンピックについて。小項目1、日本のメダル量産の背景をどのように分析しますか。小項目2、大会で多くの子供たちによい影響をもたらしたと考えます。市としてはどのように捉えていますか。 小項目3、学校体育における空手道指導書とはどのようなものか伺います。 小項目4、本市の学校体育における空手道指導の状況はどのようになっていますか。 小項目5、本市の学校体育における空手道指導は、地域人材の活用が図られているか伺います。 件名3、市道真壁前田原線の工事進捗について。小項目1、令和2年9月定例会の一般質問で進捗状況を伺った際、地権者37名のうち28名の方と契約済みで執行率は75%であるとの答弁でした。現在の工事進捗状況について伺います。 小項目2、事業進捗が滞っているように見受けられますが、弊害となっている要因は何ですか。また弊害を改善するための対策を伺います。 小項目3、令和3年3月定例会で拡張工事が終わった箇所に電柱が3本取り残されている件について一般質問しましたが、その後の経過報告を伺います。 件名4、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目1、暮らしと経済を守るため3回目のワクチン接種を望む声があります。3回目のワクチン接種について市の考えを伺います。 小項目2、報道によるとコロナ慣れにより若者の感染拡大が大きな問題となっています。若者へのワクチン接種を急ぐ考えはないか伺います。 小項目3、入院や療養先の調整を待つ人が多数いるとの報道がありますが、市の公共施設を提供することは可能か伺います。 小項目4、他の自治体で生理食塩水のみを接種したとの報道もありますが、市の集団接種においてそのような事案が発生することがないか伺います。 小項目5、他の自治体で11歳以下の方へワクチンを接種したとの報道もありますが、本市の対応策を伺います。 小項目6、他の自治体で2回を超えて接種した事案の報道もありますが、本市の対応策を伺います。 件名5、機能廃止された公共施設用地の活用について。小項目1、令和2年9月定例会の一般質問で機能廃止された公共施設用地の跡地利用について伺いました。真壁保育所、糸満保育所、糸満幼稚園、兼城幼稚園の跡地について現況も含めその後の取組を伺います。 以上、壇上での質問を終わり、再質問は質問席にて行います。 ◎市長(當銘真栄) 高江靖議員御質問、件名1、市制施行50周年記念事業における空手演武の実施について。小項目1、県と連携して行う具体的な取組については、空手の日記念演武祭が10月31日に沖縄県営平和祈念公園、平和の丘・式典広場を主会場に300名程度の参加者で開催される予定であることから、本市としましては平和祈念公園内駐車場に駐車できない参加者、関係者の駐車場として糸満市観光農園駐車場を用意し、観光農園から会場までのシャトルバスを運行する予定です。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名2、2020東京オリンピック・パラリンピックについて。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、日本のメダル量産の背景については、オリンピックでのメダル総数が史上最多となる58個、パラリンピックは2004年アテネ大会での52個に次いで過去2番目に多い合計51個のメダル数となっております。量産の背景には、国から3年連続で100億円を超える強化費があったこと。国とスポーツ界の連携により、メダル獲得が有望な競技を東京重点支援競技と位置づけ、強化費を重点配分することにより競技力の強化がなされ量産につながったものと理解しております。 小項目2、大会による子供たちへの影響については、一流アスリートが限界に挑む姿は大きな夢と感動を与えてくれるものであり、オリンピックメダリストを目標とする多くの選手が輩出されることが期待されます。 ◎総務部長(福元信美) 御質問、件名1、市制施行50周年記念事業における空手演武の実施について。小項目3、今回沖縄県営平和祈念公園に場所を移して開催されることになったが、来年以降も糸満市で行えないか市の見解については、これまで那覇市の国際通りにおいて約2,000名の参加者で記念演武を行っております。今年はコロナウイルス感染拡大防止対策のため参加者300名程度で行われますが、コロナ禍が収束すれば約2,000名の参加者で記念演武祭が開催される可能性もあることから、今後は本市の観光スポーツと連携が図られるよう検討し、本市での事業の継続に向けて県及び関係団体への要請について取り組んでまいりたいと考えます。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 御質問、件名2、2020東京オリンピック・パラリンピックについて。小項目3から5までについて順にお答えいたします。 小項目3、学校体育における空手道指導書については、平成29年3月に沖縄県教育委員会が発刊している「沖縄県版 学校体育における空手道指導書」があり、学校体育の指導書として活用しております。 小項目4、本市の学校体育における空手道指導の状況については、本市の6中学校の状況について説明いたしますと、中学校学習指導要領において武道の領域は第1学年、第2学年においての全ての生徒に履修させることとなっていることから、全ての学校において空手道を体育学習の年間指導計画の中に取り入れて行っております。なお小学校では、小学校学習指導要領の中に武道の指導について示されていないことから、全ての小学校において現在は行っておりません。 小項目5、学校体育における空手道指導の地域人材の活用については、市内6中学校の状況としては、以前は地域の人材を活用していた学校もありますが、現在はコロナの影響もあり全ての学校で地域人材の活用はありません。 ◎建設部長(大城拡) 御質問、件名3、市道真壁前田原線の工事進捗状況について。小項目1から3までについて、順にお答えいたします。 小項目1、現在の工事進捗状況については、真壁前田原線は平成27年度に事業化され、片側歩道を有する延長約760メートルの道路でありますが、8月末時点で地権者37名中30名の方と契約済みで、執行率81%となります。 小項目2、事業の滞っている要因とその対策についてお答えいたします。事業が滞っている要因としまして、事業そのものへの反対、土地境界問題及び補償金額の不満等のため地権者の同意が得られず契約に至っておりません。また今年度予定している県道奥武山米須線との取付け部分の工事を計画しておりますが、真壁自治会との施工同意がまだ取れていないため、自然公園法に係る特別地域内工作物の新築許可申請が滞っている状況であります。今後の対策としましては、事業への理解を得るべく粘り強く説明していきたいと思っております。 小項目3、工事完了区域にある3本の電柱の経過については、電柱の移設に関する補償契約を4月1日に沖縄電力と契約を締結し、三和中学校側2本の電柱に関しては8月16日に移設が完了しております。しかし真壁305番地先にある電柱に関しては、真壁自治会の有する防犯灯が設置されたままとなっており、沖縄電力も電柱撤去ができず苦慮している状況です。沖縄電力から真壁自治会へ口頭での移設依頼をしたものの受け入れてもらえなかったため、文書にて移設依頼をお願いしたところ受け取りを拒否されております。 ◎市民健康部長(島根辰也) 御質問、件名4、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目1から6までについて順にお答えいたします。 小項目1、3回目のワクチン接種について市の考えについては、海外では3回目接種で効果が上がるとされております。9月7日現在、国からの指示はありませんが、今後指示があり次第対応できるよう取り組んでまいります。 小項目2、若者へのワクチン接種を急ぐ考えはないかについては、市で予約受付を行っている集団接種等の対象者は16歳以上としており、一部医療機関で予約受付を行っている個別接種については、12歳以上を対象に接種を実施し、若年層も対象として早期接種完了に向けて取り組んでおります。 小項目3、入院や療養先の調整を待つ人が多数いるが、市の公共施設を提供することは可能かについては、令和3年8月20日に、本市を含む南部地域に宿泊施設を増やして、医師、看護師が訪問診療できる体制の構築や、臨時的医療施設の確保のため体育館の提供が必要であれば協力したい旨等、市長より県知事宛てに要請を行っております。 小項目4、他の自治体で生理食塩水のみを接種したとの報道もあるが、市の集団接種においてそのような事案が発生することがないかについては、本市においては生理食塩水のみを接種したとの報告は受けておりません。市内の各医療機関におかれましても、細心の注意を払い接種を実施頂いております。 小項目5、他の自治体で11歳以下の方へワクチンを接種したとの報道もあるが、本市の対応策については接種対象年齢は12歳以上となっておりますので、原則12歳に到達した翌月の初めに接種券を送付しております。市の集団接種においては、医師の問診の前に保健師による被接種者の健康状態や年齢、接種回数を予診票で確認するなど対策を行っております。また市の予約システムにおいて年齢制限の設定を行うことにより、接種対象年齢に達していない方への予約を未然に防止するなど対策に努めております。 小項目6、他の自治体で2回を超えて接種した事案の報道もありますが、本市の対応策については集団接種においては問診の前に保健師により健康状態や年齢、接種回数を予診票で確認するなどの対応を行っております。市の予約システムにおいても予約回数制限の設定を行うことにより2回を超えた接種予約を未然に防止するなど対応しております。現時点で2回を超えて接種したとの報告は受けておりません。 ◎福祉部長(金城満) 御質問、件名5、機能廃止された公共施設用地の活用について。小項目1、糸満保育所、兼城幼稚園の跡地の現況とその後の取組についてお答えします。 旧糸満保育所は、平成29年度末で閉園しております。その後、ちくば第2こども園の仮園舎として3か月ほど活用した後、令和元年度に糸満漁業協同組合の仮事務所として貸し付けております。旧兼城幼稚園跡地については、平成29年度まで兼城幼稚園として運営しており、平成30年度にこども園に移行後、令和元年7月まで兼城こども園の兼城園舎として利用しておりました。その後、増改築した現兼城こども園に移転したことから、令和元年度末に建物を解体しております。兼城幼稚園跡地の活用については、兼城地域等における放課後児童クラブの待機児童問題を解消するため、令和3年度事業として新たに放課後児童クラブの整備を進めているところです。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 御質問、件名5、機能廃止された公共施設用地の活用について。小項目1、糸満幼稚園の跡地利用についてお答えいたします。 糸満幼稚園は、現在教育委員会において園舎などの解体撤去工事を行っております。跡地利用につきましては、現在関係部署と調整を行っているところでございます。 ◎総務部長(福元信美) 先ほど件名5についての答弁が漏れていましたので、改めて答弁させていただきます。 御質問、件名5、機能廃止された公共施設用地の活用について。小項目1、真壁保育所跡地の現状、その後の取組についてお答えいたします。真壁保育所跡地については、現在普通財産となっており、その活用については真壁自治会より有効活用による地域振興を目的に土地交換の要請があり、糸満市公有財産管理運用委員会、令和2年2月開催において承認を得ているところです。現在は交換に向けて、関係課との調整が継続している状況でございます。 ◆14番(高江靖議員) 市長、教育長をはじめ各部長の答弁ありがとうございます。それでは通告書に従い、再質問いたします。 件名1、50周年記念事業における空手演武の実施についてなんですが、私は一般質問があるたびに空手の奉納演武を摩文仁の地で実施する意義を訴えてきました。さきの大戦で刻まれた糸満の歴史から、国内唯一の沖縄戦跡国定公園として指定され、摩文仁には恒久平和を発信する沖縄県営平和祈念公園が整備されました。そして空手に先手なしという先達の言葉と命どぅ宝の生命尊重の思想を根本理念とする平和の武として広く知られております。世界の平和と人々の幸福に貢献する空手奉納演武として、摩文仁の地で実施されることの必要性を訴えてまいりました。空手関係者はもとより當銘真栄市長の御尽力もあり、今年10月25日空手の日の記念として10月31日日曜日に記念演武祭が摩文仁の地で行われることが決定しました。沖縄伝統文化の継承に携わる者として、心より感謝申し上げます。この場をお借りしまして、市長以下職員の皆様へ改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。 それでは確認なんですが、沖縄県文化観光スポーツ部空手振興課が所管する奉納演武関連事業の目的をお伺いします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 10月25日の空手の日は、議員おっしゃるように沖縄伝統の空手が今後ますます発展し、世界の平和と人々の幸福に貢献することに願いを込めて、平成17年3月の県議会において決議されております。空手の日を記念して10月25日当日は空手会館においての奉納演武、その週末には空手の日記念演武祭が行われておりました。一連の事業は、空手を創造し育み受け継いできた先人に敬意を表するとともに、空手の日及び空手発祥の地沖縄を広く国内外に発信することを目的に開催されると認識しております。 ◆14番(高江靖議員) 直近では、国際通りでの記念演武が行われておりました。国際通りでも国内外からの多くの参加者がいらっしゃいました。何か国から、総勢何名で実施されたか把握されておりますか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 国際通りでの奉納演武ですが、昨年度はコロナ禍のため開催されずウェブ配信でした。令和元年度の参加者は約2,100名で、参加国数については主催者である県に確認したところ、募集の際に海外からの参加者は特に募っていないということでした。ただ実際の参加者の中には、若干外国籍の方もいたようですが、この場合統計等は取っていないため把握していないとの回答でございました。 ◆14番(高江靖議員) 世界各地に空手の愛好者がおり、他の競技と比べ競技人口が多いことから、空手を習っている人々が多いことから、その状況、要するに空手マンがどのぐらいいるか御存じですか。お伺いします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 具体的な空手人口というのは把握しておりませんが、先日閉会したオリンピックにおいて多くの参加国があったことからも、沖縄発祥の空手の文化は世界に広がっていると認識しております。 ◆14番(高江靖議員) 今回、10月31日には摩文仁のほうで記念演武が行われますが、事業主体は沖縄県で糸満市は支援する立場であり、市には開催の決定権はございません。しかし世界の平和と人々の幸福につなげる重要な記念演武でございます。よって万全な感染防止対策とリスクを最小限に軽減させ実施できるようお願いしまして、次の質問に移ります。 件名2、オリンピック空手の型、喜友名選手へのコメントをお伺いしたいと思います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 喜友名選手は新競技の空手で初の金メダルをもたらし、沖縄県勢初のオリンピック金メダリストとなりました。これからも世界の絶対王者として君臨することを期待いたします。清水選手については、金メダルに惜しくも届きませんでしたが銀メダルというすばらしい成績を残しました。その後、世界選手権大会の日本代表選考会において清水選手は敗れており、この日本空手のレベルの高さ、勝負の厳しさを実感いたしております。 ◆14番(高江靖議員) 先ほど中学校の授業のほうでは、空手が取り入れられているという話がございました。小学校のほうにも、この体育の授業を取り入れる考えはないですか。お伺いします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 先ほど答弁で述べさせていただきましたが、中学校のほうは体育の領域の中に武道という形のものがございまして、その武道の中に空手、柔道という形でございます。小学校のほうには、先ほども答弁の中でお話しさせていただいたように学習指導要領の中には示されておりませんが、この学習指導要領の中に表現というふうな領域がございまして、その表現の中に、例えばエイサーとか空手とかという形で運動会とかで表現するという形の意味合いであります。一般的にはエイサーとか、そういう形で子供たちが活躍しております。 ◆14番(高江靖議員) ありがとうございます。空手の型の演武は人との接触が少なく、コロナ禍の体育の授業にも適していると考えております。運動会や体育祭での出し物に、そして摩文仁における奉納演武も学校単位で参加する可能性も出てきます。体育の授業の一環として、地域の空手教室の先生方と連携して考えるべきではないかと考えていますが、お伺いします。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時43分)                              (再開宣告午後2時44分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 議員からおっしゃられた摩文仁での奉納演武という形で、子供たちと地域の指導者がという形になりますが、この辺については学校の教育課程外でありますので、実際に学校と地域、さらにそういう組織団体が連携しながらそういう形で協議を重ねてという形で論議して、実現できるできないという形で協議する必要があると認識しております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時44分)                              (再開宣告午後2時45分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆14番(高江靖議員) 件名3に行きます。令和3年3月定例会一般質問で、建設部長は令和5年度に向けて完成を目指して取り組みますとおっしゃっていましたが、令和5年度までに完成できそうですか。伺います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 先ほど答弁いたしましたが、現在の進捗状況といたしまして81%ということとなっております。あと20%弱の用地物件等の補償が残っておりますので、市といたしましては令和5年度完了に向け取り組んでいる状況でございます。 ◆14番(高江靖議員) そこの事業の中に3本の電柱があって、2本は既に移転されているんですが、一番移転させてほしい電柱が拡張工事はされているんですけれども、こういう形で斜めになってですね、危ない状況の電柱があるんですけれども。既に新しい電柱は立っているんですけれども、取り残されているんですけれども。その状況を説明していただけますか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃるように、3本中2本は移設を終えている状況でございます。あと1本につきましては、先ほど議員がお見せになった写真のとおり、現状のまま移設ができなければ危険であることから、3本の電柱に設置されている防犯灯の移設も含めて、電柱移設については取り組んでいきたいと考えております。電柱移設につきましては、原因者であります糸満市が移設する申入れとして、4月27日に文書にて自治会のほうに依頼をしたんですが、そのまま受け入れてもらえなかったということもございます。その1本だけ残すのは危険な状況ですので、また沖縄電力にも文書で依頼しまして、ぜひ早めに移設できるよう努めてまいりたいと考えております。 ◆14番(高江靖議員) 私も4月26日に自治会のほうに、早めに撤去できないかと要請はしました。しかしいまだにこういう状況で残されています。事故が起こった場合、どこに責任がありますか。お伺いします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 今回、真壁前田原線という道路拡幅工事で市のほうが事業を進めているんですが、移設に際して電柱が1本残っているというのは危険な状況でございます。今、どこに責任があるのかというのは、私のほうではどこにあるというのは直接お答えすることは、今控えさせていただきます。 ◆14番(高江靖議員) 早めに撤去できるように議論して、私もいろいろ先輩議員の方々に相談して努力していきますので、よろしくお願いします。 続きまして件名4、新型コロナウイルス感染症関連の再質問です。ワクチン接種により罹患が抑えられる割合をお伺いします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 厚生労働省によると、従来株についてはファイザー社製ワクチン約95%、武田モデルナ社製ワクチン約94%、アストラゼネカ社製ワクチン約70%と、それぞれの発症予防効果があると公表されております。 ◆14番(高江靖議員) ワクチン接種により重症化、死亡リスクが軽減される割合をお伺いします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 厚生労働省によると、重症化予防効果については薬事承認前に行われた臨床試験では情報が十分でないため解釈に注意が必要ですが、薬事承認後の研究などから重症化予防効果を示唆する結果が報告されているため、効果が期待されていると公表されております。 ◆14番(高江靖議員) 医療機関の逼迫による本市消防の救急搬送への影響はどうなっていますか。お伺いします。 ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 消防の救急搬送への影響はないかという質問ですが、やはり搬送先の医療機関が選定されないと、現場での救急隊が長くいる時間が延長されるということで、逼迫するとやはり影響があると考えられます。 ◆14番(高江靖議員) 政府は、ワクチン接種証明の活用など議論されておりますが、市はどのようにお考えですか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時53分)                              (再開宣告午後2時53分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 今、国のほうで議論をされていると思いますので、国の動向を見ていきたいと考えております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時53分)                              (再開宣告午後2時53分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆14番(高江靖議員) 件名5に移ります。現在、真壁保育所は糸満市の市有地となっておりますよね、これを確認します。
    総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 先ほど答弁申し上げましたように、現在糸満市の普通財産、市有地となっております。 ◆14番(高江靖議員) ということであれば、三和中学校の校門の交通安全対策のために、市道を幅員拡張する用地として活用できませんか。お伺いします。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時54分)                              (再開宣告午後2時55分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) この用地につきましては、公有財産管理運用委員会でこちらは交換するということで、公園用地との交換ということで承認を得ているところでありますので、今のところこういった形での計画はございません。 ◆14番(高江靖議員) 糸満保育所の件ですけれども、現在漁協仮事務所として使用されておりますが、これは仮事務所のまま使用するわけではないですよね。確認します。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時56分)                              (再開宣告午後2時56分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えいたします。 漁業協同組合と契約を現在結んでおりますが、令和6年3月31日まで土地は有償、建物無償で貸し付けているところです。現時点においてまだ借りている状態ですので、その退去後の跡地利用までは今決まっておりません。今後、具体的なところが決まったところで検討してまいりたいと思います。 ◆14番(高江靖議員) 最後に糸満幼稚園の跡地については、今、更地にして行政財産から普通財産に移管するとのことでありますが、地域住民からの要望を聞き有効活用を目指すべきではないかお伺いします。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 再質問についてお答えいたします。 教育委員会としましては、教育委員会内での跡地利用計画がございませんので普通財産にするのか、また普通財産にする前にその他の部署が活用したいという申出があればその辺も調整しながら検討してまいりたいと。そのときには地域の意見がどういったものがあるのか、そういったものも見ながら判断していきたいと考えております。 ◆14番(高江靖議員) 私の一般質問はこれで終わります。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守) 以上で本日の会議を終了いたします。                              (散会宣告午後2時58分)...