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06月24日-07号

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  1. 糸満市議会 2021-06-24
    06月24日-07号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    令和3年第4回糸満市議会定例会会議録令和3年6月24日出席議員 21人1番 玉 村   清    2番 金 城   悟3番 上 原   勝    4番 浦 崎   暁5番 菊 地 君 子    6番 伊 敷 郁 子7番 国 吉 武 光    8番 金 城   敏9番 新 垣 勇 太    10番 金 城 一 文11番 玉 城 安 男    12番 玉 城 哲 郎13番 金 城   寛    14番 高 江   靖15番 西 平 賀 雄    16番 大 城 明 弘17番 金 城   敦    18番 徳 元 敏 之19番 金 城 幸 盛    20番 新 垣 安 彦21番 大 田   守欠席議員 なし 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。   市長     當 銘 真 栄    副市長     神 谷 和 男   教育長    幸 地 政 行    総務部長    福 元 信 美   企画開発部長 徳 元 弘 明    市民健康部長  島 根 辰 也   福祉部長   金 城   満    経済部長    兼 城 浩 康   建設部長   大 城   拡    水道部長    伊 敷   勝   消防長    平 田 徳 明    教育委員会   金 城   秀                     総務部長   教育委員会  與那覇 正 樹   指導部長本日の議事日程 日程第1 一般質問 日程第2 議案第70号 令和3年度糸満市一般会計補正予算(第3号) 日程第3 コロナ禍のもと、児童・生徒(学生)の健康と学習権が守られるために、生理用品      の配布と相談環境の整備を求めます(要請)   ――――――――――――――――――――――――――――――                              (開議宣告午前10時00分) ○議長(大田守) 本日は、休会の日ですが議事の都合により会議を開きます。 一昨日、反問権が初めて行使されました。その中では反問の趣旨、それに沿うかどうかで調整がありました。それで時間を取っていただきました。それで、今日の再開という形になっております。その点はご了承ください。よろしくお願いいたします。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時00分)                              (再開宣告午前10時14分) ○議長(大田守) 再開いたします。 一般質問を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時14分)                              (再開宣告午前10時15分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎副市長(神谷和男) ただいまの新垣勇太議員の質問について、糸満市議会基本条例第16条第2項に基づき、その質問の趣旨や根拠を確認するため、反問権の行使の許可を願います。 ○議長(大田守) ただいま反問権の行使の要求についてありました。これを許可いたします。 ◎副市長(神谷和男) 反問させていただきます。 しんぶん赤旗に市長のコメントが掲載されたことで、鉱山業者へ不安や誤解を与えたと思っているとしています。そのため次の確認をさせていただきたいと思います。一つ目ですが、具体的に不安の声などの件数を何件把握していますか。2点目、不安の声などの内容はそれぞれ具体的にどのような内容になっていますか。3点目、議員はその不安の声などを自ら確認したのですか。それとも人づてで聞いたものなのでしょうか。4点目、その事実を知ったのはいつでありますか。5点目、最後です。赤旗での市長の発言がと、市長の発言に特化して鉱山業者へ不安や誤解を与えたと思った。その理由を説明していただきたいと思います。以上です。 ◆9番(新垣勇太議員) ただいまの副市長からの反問についてお答えいたします。 まず1つ目に、具体的な不安の件数を把握しているかということですけれども、件数というのは具体的に今からしゃべる内容ですが、4件ほどこういったことがあるということを聞いております。一つずつ言っていきたいと思います。仕事がなくなる不安や恐怖がある。市長がしんぶん赤旗に掲載した内容は、いかなる工事にも使用を許されないと見出しにあるために、鉱山関係者からこれからの仕事に対し、不安がある連絡が複数ありました。以前まで自然公園法の申請など、すぐにできた手続が承認するのに時間がかかったり、承認が下りないことが現状で起きているそうです。また現在、自粛している鉱山業者もいると昨日電話で確認をしております。これがまず1点目。 2点目、鉱山の上を無許可のドローン等での撮影(航空法違反)。これは市長がしんぶん赤旗に掲載後から増加していると聞いております。無許可でドローンを飛ばして撮影し、勝手にテレビなどメディアやSNS等で拡散され、今まで普通に法に基づいて申請をし、工事を行ってきた鉱山関係者まで仕事がやりにくい状況に追い込まれ、大きな風評被害を受けている。そういった声であります。 3つ目に、子供たちへのいじめにもつながっていると聞いております。鉱山関係で働く親から、学校で親の仕事に関してのいじめと取れる言葉の暴力を受けている子供たちがいると強い訴えがありました。例えばトラック運転手のお父さんに対して、「お前のおやじは骨を運んでいる仕事をしているのか」そういったいじめとも取れるような言葉が起きているという訴えもあります。 4つ目に、不法侵入。無許可で鉱山の敷地に入る活動家がいて、注意しても聞かない。機械を壊されるかもしれない不安や何をしてくるか分からない不安がある。不法侵入といえば、今回の南部の土砂に遺骨が入っていると報道されたきっかけにもなっております。令和2年11月1日日曜日に、遺骨収集者は、鉱山に無許可で・・・立ち入り、遺骨が見つかったとマスコミに連絡、2日目には写真撮影、3日目には新聞に掲載した。これは沖縄県保護・援護課が示している戦没者遺骨収集発見フローチャートを無視して・・・行われております。遺骨収集をやるためには、まず警察に連絡をして、そこから事件性があるのか、ないのか等を確認した上で、それから行政を含めてこれが遺骨なのか、あるいは遺骨じゃないのかも議論した上で、業者さんがしっかりと官報に載せたり、1年間官報に載せて、保管をして、身内を確認する。その後に1年間何も来なければ、しっかりと業者が供養をする。そういった流れを守ってきています。また、遺骨が見つかったときに、これまでの鉱山関係者は、遺骨収集者を呼んで、そういった場所に、ここに遺骨があるかもしれないので、ぜひ一緒に遺骨収集をしてほしいというお願いをして、遺骨収集者を呼んで、そこから遺骨収集を共に、ボランティアと一緒に仕事を止めてまでやっているという訴えもありました。本来、ここに遺骨があったのか分からない状態でマスコミへ情報提供し、この鉱山に遺骨があるように宣伝されています。また、遺骨とは認めていないものは沖縄県平和財団センターに預かっていただき、戦時中の遺骨と鑑定するには1年近くの期間を要すると聞いております。戦時中の遺骨とも鑑定されていないのに、遺骨があった前提で鉱山を名指しするようなしんぶん赤旗の掲載は望ましくないと思いますし、市長には大きな責任があると思います。こういった違法で不法侵入ができる環境ですと、これまで法に基づき沖縄県、糸満市の発展に寄与して鉱山関係者もいつ同じようなことをされるか分からないという不安を抱いております。今回のしんぶん赤旗への掲載は一つの鉱山だけの問題ではなく、南部の鉱山関係者、運送業者、燃料業者全体に影響が出ている問題と同時に、今後の糸満市の様々な開発や民間工事にも大きな影響を及ぼす問題です。市長には、市内の鉱山関係者意見交換を行っていただき、糸満市の大事な産業でありますから、親から子へ、糸満市の時代とともに受け継がれてきた鉱山業を今後も継続して鉱山関係者が安心して仕事ができる、また、これまでどおり仕事を守っていくという強い気持ちで頑張っていただきたいと思います。以上で反問に対する回答といたします。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時23分)                              (再開宣告午前10時23分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆9番(新垣勇太議員) すみません、1番、2番は関連するので、今の答弁で。3番、4番も関連いたします。4月11日に、市長のこの新聞掲載がありまして、市民のほうから4月12日に、私のほうにSNSのLINEでこの情報が届きました。その後、4月14日に関係各位鉱山関係者の方々と会議をしたと。意見交換をしたと。そういったことで今起きている状況を説明してくれということで、意見交換をさせていただきました。先ほど述べた意見の中からは今に至るまでに、4月11日以降から始まった内容ではありますけれども、先ほど述べた不法侵入や子供のいじめ、ドローン等は以前から、4月11日以降から行われているという意見交換をしたところであります。5番に関してですが、先ほど述べた、答弁したとおりでありますので、赤旗での市長の発言が、市長の発言に特化して鉱山業者へ不安や誤解を与えたと思った理由はこのような意見であります。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時24分)                              (再開宣告午前11時42分) ○議長(大田守) 再開いたします。 先ほどの新垣勇太議員の反問に対する回答について、会議規則第64条の規定により、その一部を訂正したいとの申出がありますので、訂正の発言を許可します。 ◆9番(新垣勇太議員) 先ほどの反問に対する回答における私の発言の中で、団体名及び個人名を述べた部分については、「遺骨収集者」に訂正いたします。 ○議長(大田守) ただいまの新垣勇太議員の反問に対する回答の訂正については、議長において許可いたします。 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時44分)                              (再開宣告午前11時44分) ○議長(大田守) 再開いたします。 先ほどの新垣勇太議員の反問に対する回答について、会議規則第64条の規定により、その一部を取り消したいとの申出がありますので発言を許します。 ◆9番(新垣勇太議員) 先ほどの私の反問に対する回答の中で、・・・・・と述べた部分については、取消しをお願いしたいと思います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時45分)                              (再開宣告午前11時45分) ○議長(大田守) 再開いたします。 お諮りいたします。 ただいま新垣勇太議員から先ほどの発言について、その一部を取り消したいとの申出がありました。取消しの申出を許可することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(大田守) 御異議なしと認めます。 よって新垣勇太議員からの発言の取消しの申出を許可することに決しました。なお、今回の取消しに係る発言部分については、後刻議長において調整いたしたいと思いますので御了承ください。 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時46分)                              (再開宣告午前11時46分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎副市長(神谷和男) 新垣勇太議員の答弁に対する再質問の許可をお願いします。 ○議長(大田守) 発言を許します。 ◎副市長(神谷和男) 改めて御質問させていただきます。 遺骨収集ボランティアの昨年11月の行動と、しんぶん赤旗市長コメントが関連性のあるような御発言がございました。市長の思いを語った記事と遺骨収集ボランティアの取組とは関連性がないというふうに思いますが、議員が意図する具体的な因果関係など、その根拠があればお示し頂きたいと思います。 さらに、先ほどの答弁において、4月11日のしんぶん赤旗への市長コメントの掲載を受け、4月14日以降に聞き取りをする中で、仕事がなくなる、ドローンによる航空法違反、子供のいじめ、不法侵入などの4件の具体的な被害の事実について御発言がございました。それぞれの発言の根拠を確認するため、発生した時期、場所、それを聞いた時期などについても御回答をお願いしたいと思います。以上です。 ◆9番(新垣勇太議員) ただいまの副市長からの反問についてお答えいたします。 まず最初に、遺骨収集ボランティアの去年11月の行動としんぶん赤旗へ市長のコメント等の発言の中で、市長の思いを語った記事と遺骨収集ボランティアとの取組など、関連がないものと思いますがというところは、関連がないものと思っております。しかし、先ほどの最初の反問権の中で不安の声等の内容をそれぞれ具体的に示してほしいと、最初の反問でありましたので、鉱業関係者からの聞き取りの中でそういった不法侵入をされる不安、そういった意味でお答えをしたところであります。 2つ目に、先ほどの仕事がなくなるであったり、ドローンによる航空法違反、子供のいじめ、不法侵入などの具体的被害の事実について発言が自分からありましたが、それにそれぞれの根拠、発生した時期等は、場所、それを聞いた時期について聞かれております。その発生した時期というのは4月14日にある事務所でいろいろ意見交換をさせてもらった後に、鉱山の現場を視察させていただいて、その視察現場の中でもこういうふうにドローンが飛んでいるであったり、子供のいじめにつながっていると、そういった意見があったと記憶しております。場所はそういったところで、時期については4月14日以降の4月中だったと記憶しております。以上で副市長の反問に対する回答といたします。 ◎副市長(神谷和男) 以上で反問を終わります。 ○議長(大田守) 以上で反問を終了いたします。 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時50分)                              (再開宣告午前11時50分) ○議長(大田守) 再開いたします。 一般質問を再開いたします。 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時50分)                              (再開宣告午前11時50分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えします。 反問により、質問の趣旨を確認しようとしたのですが、予定の確認事項を認めていただけず、議員が、SNSで御批判のとおり、幼稚で残念なものとなってしまいました。幾分か論点がずれてしまうかもしれませんけれども、あらかじめ御承知おきください。 御質問の鉱山事業者の不安や誤解を与えていると思う件については、そもそもしんぶん赤旗にある市長コメント鉱山事業所を非難及び中傷をしていません。また、市長コメント掲載前後にも、採掘に関する報道があることから、掲載した時点から不安や誤解を与えるとする御指摘の理由が理解できません。なお、議員の反問に対する答弁にあった学校でのトラック運転手の家族に対するいじめについては、教育委員会に確認しましたが、そのような報告がないとのことであります。 ◆9番(新垣勇太議員) 今、市長からあって、誤解を招いていないような答弁だったので、今後、鉱山関係者意見交換等を行う機会をつくっていただけるでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えします。 鉱山関係者からお声があれば、意見交換をさせていただきたいと思います。 ◆9番(新垣勇太議員) ぜひ、鉱山関係者等の思いを聞いていただいて、ぜひ進めていただきたいなと思いますので、自分のほうからも要望したいと思います。 次の再質問ですけれども、反対した理由の2つ目に関してですが、戦跡国定公園内での公共工事には何も注意をしないで、鉱山関係者だけに開発するなというのはおかしくないかなと思うんですけれども、それについていかがでしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時53分)                              (再開宣告午前11時53分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎副市長(神谷和男) 再質問にお答えします。 しんぶん赤旗の市長のコメントの2点目のお話というふうに理解しますが、コメントの内容を読むと、鉱山業者を否定する文章はそこには存在しないというふうに思います。さらにその2点目の内容については、自然景観だけではなく、戦跡遺構の自然壕、ガマですね、や慰霊碑、慰霊の塔などは不戦の誓いを新たにする上で重要な場所だというふうにコメントしています。もう一度、繰り返しますが、鉱山業者を非難する、また否定するような文面はそこには確認できないというふうに考えております。 ◆9番(新垣勇太議員) 鉱山関係者からするとそうは捉えていなくて、戦跡国定公園内で公共工事は行われているのに、何で我々だけ鉱山の開発だけが批判されるんだという思いがあるわけですね。そういった思いを今、抱いてしまっている文章になっているわけです。そういった中で水道工事や道路工事、平和の道線、市長とも一緒に陳情に行きましたが、そういった戦跡国定公園内の開発と私は変わらないと思っておりますが、市長の考えをお伺いします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 このしんぶん赤旗へのコメントは、遺骨収集がされていない場所だというコメントであります。今現在、工事がされている、過去にも工事がされているところはもちろん遺骨収集等もされているものだと認識しております。 ◆9番(新垣勇太議員) 市長ありがとうございます。戦後76年の中で、南部の採掘された土砂、琉球石灰岩は様々な工事に使用されてきました。西川町の埋立て、南浜の埋立て、西崎工業団地の埋立て、潮崎町の埋立て、糸満市内で行われている公共工事民間工事に南部の採掘された土砂や琉球石灰岩は入っておりますが、その中で遺骨が混じっているという問題はなかったと思います。市長もその認識でよろしいでしょうか。 ◎副市長(神谷和男) 再質問にお答えします。 過去に遡っての公共事業についての御質問ということで理解しますが、そこで入っている入っていないかという想定の回答になるので、適当ではないというふうに思いますが、ただ、鉱山事業者にあっては御遺骨に最大限の配慮をしつつ取り組んでいるものというふうに理解します。今回の場合は、遺骨収集がされていない場所についての市長のコメントということになっておりますので、それを一緒くたにしての答弁というのは適当ではないというふうに思います。 ◆9番(新垣勇太議員) この問題は大きく争点がずらされている気がしてならないんですけれども、遺骨が入った土砂、誰が考えてもあってはならないことだと私も思っております。しかし、その遺骨が入っているかのように、今、報道が取り沙汰されてこういった大きな問題になっているんですけれども、市長は敏之議員の質問の中で、他の鉱山のことは言っていないと答弁しておりました。市内の鉱山業者に対して、今までどおり開発は行っていいと思っているのかお伺いします。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時57分)                              (再開宣告午前11時58分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎副市長(神谷和男) 再質問にお答えします。 議員の御質問については、鉱業法全体に対する市長のコメントというふうに理解しますけれども、今回、通告にあったしんぶん赤旗での市長コメントについては、遺骨収集の終わっていない場所から土砂を搬出することは、遺骨が混ざる可能性があり、そのような土砂を使うことは人道上許されないというふうな意図で発言をされております。この意図については、県議会で全会一致となった意見書や市議会の意見書にもそのような立場であるというふうに私どもは理解しております。事業所に対し、土砂を搬出する上で遺骨へ最大限の配慮をお願いしたいというふうに思いを強く訴えさせていただいているというところでございます。また、今回の新聞の記事の内容にあっては、米須地区の風景の保全をしたいという思いも当然表明させていただいております。風景に地域の歴史を含んでおり、緑の稜線の保全につきましても業者へお願いしているところでございます。関係法令の手続も完了しておりません。多様な要因が関連していると思います。それをほかの鉱業法全体と一緒くたに並べて議論すべきものではないというふうに考えております。今回の事案については、あくまでも遺骨収集されていない場所に対する新聞での御意見でございますので、ごちゃ混ぜにしたお話ということにならないというふうに思います。さらに、市長はほかの答弁の中においても、鉱業法など他法についてしっかり手続を取る必要があるということをお話されております。手続がしっかり完了するということは当然ですけれども、必然性がありますので、そのような手続が完了すれば法に基づいた対応は適当だというふうに考えております。 ◆9番(新垣勇太議員) 今、遺骨収集が終わっていないという話でしたが、じゃあ、遺骨収集が終わっているところは大丈夫なのかと、また遺骨収集が終わったところはどこなのか教えていただきたいと思います。 ◎副市長(神谷和男) 繰り返しの答弁になりますが、今回のしんぶん赤旗については、遺骨収集されていない場所についてのコメントなんです。この遺骨収集されている場所、いない場所は当然ですけれども、私どもの手元にございません。その遺骨収集を担当する部署は糸満市ではございません。それは御存じですよね。その内容について、現況私どもは資料を持ち合わせておりませんので、きれいに説明する立場にはございません。よろしいでしょうか。 ◆9番(新垣勇太議員) では、市長はしっかりとした手続等を行っていて、遺骨が入っていなければ、遺骨収集が終わっていれば、南部の琉球石灰岩を採掘している場所もありますし、そういった場所に対しては採掘をして、搬出してもいいと思っているのでしょうか、お伺いします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 個別の事案につきましては、法令等を遵守しながら、市の計画等を見ながら対応させていただきたいと思います。 ◆9番(新垣勇太議員) じゃあ、この遵守しているものであれば、普通に採掘して、搬出していいという考えでよろしいでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えをします。 先ほどの答弁と一緒になりますけれども、法令を遵守していただいて、市の計画等を見ながら検討してまいりたいと思います。 ◆9番(新垣勇太議員) 今回の問題は、今回、一つの鉱山が取り沙汰されていますけれども、先ほど言ったように、いろんな、普通に今までやったところまで波及しているというのが大きな問題になっていて、市長自身も実際意見交換をしていないのでなかなか分からないと思いますけれども、一つだけの問題ではない、南部の鉱山関係者、運送業者、燃料業者全体に影響が出ている問題となっておりますので、同時に今後の糸満市の様々な開発や民間工事にも大きな影響を及ぼす問題だと私は認識しております。市長には、市内の鉱山関係者意見交換を行っていただき、糸満市の大事な産業でありますから、親から子へ糸満市の時代とともに受け継がれてきた鉱山業を今後も継続して、鉱山関係者が安心して仕事ができる、またこれまでどおり仕事を守っていくという強い決意を聞いて、私の一般質問を終わりたいと思います。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 先ほどの答弁と一緒になりますけれども、鉱山業者にも法令を遵守していただいてやっていただきたい。個別の事案に関しては、それぞれの手続を持って進めさせていただきたいと思っております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時04分)                              (再開宣告午後1時15分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆5番(菊地君子議員) 皆さんこんにちは。48時間後に2番目の質問というのは初めてでございます。質問に入る前に訂正をお願いいたします。 件名1の小項目11番は、もう皆さんが既に聞いてきていることなので、これは今回は省きます。それでは質問に入る前に、昨日は6月23日、慰霊の日でありました。ひめゆり学徒隊であったという方に魂魄の塔で会いました。涙ながらに訴えていたのは、「あの戦争、5月31日、那覇の首里の32軍隊がそのまま降伏をしていれば、私の友達は死なずに済んだのにね」というふうに言って泣いておられました。私は医療や福祉、介護の現場で25年、看護師として働いてきましたが、訪問する先々でも戦後復興の中で頑張ってこられたお年寄りがこんな亡くなり方でいいのかという場面もいっぱい見てまいりました。孤独死も何遍も経験をいたしました。こんな飽食の時代に、少ない年金で生活していて、食費を切り詰めて栄養失調で亡くなるという、こういうケースも見てまいりました。そういう様々な思いで、せめてあの悲惨な鉄の雨をくぐり抜けて、生き抜いてこられて、そしてこの沖縄の戦後の復興のために頑張ってこられたお年寄りがせめて老後を安心して過ごせる、生活できるようになればいいのになということを昨日も改めて思いました。2000年に介護保険がスタートし、2004年に後期高齢者医療保険が導入され、今度また、後期高齢者の皆さんの医療費が2倍になるということで、これでは安心して老後は送れないよなというのが私の率直な思いであります。それでは通告に従って質問を行います。 件名1、新型コロナウイルス感染症対策について。県内の感染状況は日々の報道等で発生状況は知ることができるが、糸満市については既に700人を超えていることは承知している。ワクチン接種の遅れもあり、高齢者以外の接種完了はいつになるのか、多くの市民が不安を抱えている。現に中学校や高校でも感染者が出ている。そこで伺います。(1)市内における発生状況について。10歳未満、10代、20代、30代、40代、50代以上について伺う。 (2)クラスターの発生の有無について状況を伺う。 (3)個別接種が可能な病院・クリニックについて、数、指定・選定方法について伺う。 (4)主治医が市外の病院の場合でも、その病院で個別接種が可能か伺う。 (5)PCR検査について実施状況を伺う。 (6)小中学校で陽性が出た場合の対応について伺う。 (7)一斉休校になっているが、ひとり親世帯や共働き等の児童生徒、特に小学校低学年は自宅待機は困難であると思うが、その対応について伺う。 (8)オンライン授業の実態について伺う。 (9)緊急事態宣言による飲食店等の実態調査の結果と見えた課題について伺う。 (10)各種業者、第1次~第3次産業への影響について把握しているか伺う。 件名2、学校給食について。(1)給食費の徴収状況について。 (2)給食費の減額について、小中学生の1人当たりの給食費の約25%が牛乳代となっている。コロナ禍で生活も厳しい状況にあり、せめて牛乳代だけでも市が援助できないか伺う。給食費は小学生1人1日当たり237円、中学生が264円となっており、そのうち牛乳は1パック62円であるということからこのことを求めます。 (3)安全・安心な食材を地産地消で推進するための課題はないか伺う。地元の食材で中心となるのが野菜であると認識しているが、直接農家から仕入れるわけではないとのこと。可能な限り農家に価格補償をしながら、安く仕入れる方法はないか伺う。 件名3、医療制度について。(1)無料低額診療事業についての認識と、この事業に伴い、那覇市が実施している薬代の助成を本市においても実施するよう求めることについて、その意志を伺う。 件名4、第1次産業について。(1)農業について。ア、肥料や農薬に対する補助事業を実施している自治体はあるか伺う。本市でも以前は実施していたが、復活させていただきたい。その意志を伺う。イ、出荷用の箱について、豊見城市では補助があるという話を伺いました。本市ではどうなのか伺います。ウ、スマート農業の推進が求められているが市の対応はどうなっているか伺う。エ、拠点産地化を積極的に推進すべきとの農家の声があるが見解を求める。 (2)漁業について。ア、燃料は高騰、魚価及び需要の低迷が続いている。支援策を求める声がある。その意志を伺う。 件名5、市政功労表彰について。(1)100名を予定しているが、対象者の選定基準・選定方法について伺う。 件名6、鉱山事業について。(1)熊野鉱山等、鉱山事業の問題点・課題について伺う。 本席から終わり、あとは質問席から再質問させていただきます。 ◎市長(當銘真栄) 菊地君子議員御質問、件名4、第1次産業について。小項目1、農業について。ウ、エについてお答えいたします。 ウ、スマート農業の推進が求められているが市の対応はどうなっているかについては、令和3年度に市の単独事業として小菊生産農家を対象に、畑の照度の状況をセンサーで監視するスマート農業機器てるちゃんの購入費用に対して補助金を交付し、労働力の負担軽減及び作業効率の向上を図ります。 次にエ、拠点産地化を積極的に推進すべきだが見解を求めるについては、糸満市は現在、平成12年にレタス、平成14年にゴーヤー、平成15年に小菊、パッションフルーツ、平成18年にニンジン、肉用牛(子牛)、平成29年にマンゴーの7品目の拠点産地認定を受けています。今後の推進については、沖縄県やJA、農家で組織される糸満市産地戦略協議会の意見を伺っていきたいと考えております。 残りの御質問につきましては、教育長及び担当部長より御説明させていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名1、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目7についてお答えいたします。 小項目7、ひとり親世帯や共働き等の児童生徒への対応については、6月7日からの臨時休校期間中、保護者が医療従事者や社会の機能を維持するために就業を継続することが必要な者である家庭の児童生徒については、自主出校を受け入れております。また、保護者や近親者等で対応できず、自宅等で安全に過ごすための居場所が確保できない児童生徒の受入れも行っております。 ◎市民健康部長(島根辰也) 御質問、件名1、小項目1から5について順にお答えいたします。 小項目1、市内における発生状況については、沖縄県の公表より、糸満市1例目発生の令和2年4月11日から令和3年6月16日現在の年代別で、10歳未満30名、10代87名、20代161名、30代131名、40代116名、50代57名、60代85名、70代39名、80代22名、90歳以上11名、計739名になります。うち解除者数は686名です。 小項目2、クラスターの発生状況については、沖縄県に確認したところ、令和2年8月に2件、令和3年1月に2件、4月に1件、5月に1件、計6件のクラスターが市内で発生しているとのことです。なお、家庭内クラスターについては、公表していないため件数には含まれておりません。 小項目3、個別接種が可能な病院・クリニックについては、市内での個別接種については、接種を希望される方を受け入れる医療機関と自院に通院中の方等のみ対応する医療機関があります。市内の医療機関に意向調査を行い、接種実施可能な医療機関に御協力頂いております。市内においては、合わせて15医療機関となっています。 小項目4、主治医が市外の病院の場合でも、その病院で個別接種が可能かについては、その医療機関が受入れ可能であれば市外でも接種することが可能です。 小項目5、PCR検査の実施状況については、沖縄県のホームページにて、沖縄県におけるコロナウイルス感染症陽性者の状況の内容で、行政検査件数などについては掲載されていますが、県に確認したところ、市町村ごとでの把握は行っていないとのことです。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 御質問、件名1、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目6及び8についてお答えいたします。 小項目6、小中学校で陽性が出た場合の対応については、濃厚接触者に当たる児童生徒、あるいはクラス全体のPCR検査を学校PCR支援チームへ依頼いたします。 小項目8、オンライン授業の実態については、小中学校6校において学習用端末を持ち帰っており、オンラインでの授業や健康観察、朝の会などを行ってきたところです。また、家庭内での通信環境や通信負荷の状況を確認するための取組を試験的に実施してきたところです。 次に御質問、件名2、学校給食について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。小項目1、給食費の徴収状況については、令和2年度の徴収率は97.9%であります。 小項目2、牛乳代だけでも市が援助できないかについては、学校給食に要する経費については、学校給食法において学校給食を受ける児童または生徒の保護者が負担することとなっております。牛乳代の一部の支援については、財源確保が必要となることから、現段階では厳しい状況であります。 小項目3、安全・安心な食材を地産地消で推進するための課題については、県産は比較的価格が高いことや、時期によって価格が変動することなどから、食数が多い給食センターでは安定した食材の供給と財源確保が必要となります。 ◎経済部長(兼城浩康) 御質問、件名1、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目9及び10についてお答えします。 小項目9、緊急事態宣言による飲食店等の実態調査の結果と課題については、市商工会からの聞き取りや時短協力要請のチラシ配布時において、ほとんどの飲食店から経営が大変厳しい状況にあるとの声があります。時短要請に応じず営業している飲食店からは、従業員の雇用確保のためやむを得ず営業しているとの声も聞かれます。また時短営業による協力店舗については、県による協力金により、経営を維持しているとの声もありますが、協力金の申請から給付までに遅れが生じているという課題も出ております。協力金の給付状況については、県の担当部署に確認したところ、4月以降の第6期分の糸満市内事業者の申請件数は6月16日時点で280件となっております。しかしながら、まだ給付がなされていないとのことです。 次に小項目10、各種業者への影響については、昨年から発出された緊急事態宣言やまん延防止等重点措置等の影響により、農水産業においては消費の落ち込みによる農水産物の価格低迷、製造業においては需要の減少、バス、タクシー事業者や観光関連業、飲食業等においても外出自粛に伴う売上減少が続いているなど、市内全業種にわたって厳しい状況にあると認識しております。 次に御質問、件名4、第1次産業について。小項目1及び2についてお答えします。小項目1、農業について。ア、肥料や農薬に対する補助事業を実施している自治体はあるかについては、堆肥を購入した経費に対する補助を行っている自治体があります。 次にイ、出荷用の箱への補助を求めるについては、国、県の補助メニューがありませんので、市単独での補助を行う考えは現在のところありません。 次に小項目2、漁業について。ア、燃料高騰、魚価及び需要の低迷が続いているが、支援策を求めるについては、昨年から続くコロナ禍の影響により、魚価及び需要低迷の対策として、糸満漁協に対して、糸満市水産業緊急支援補助事業で、水産物の販売低迷対策として、冷蔵・冷凍設備を備えた移動販売車購入の補助を行い、6月下旬以降に各地域の要望調査を踏まえ、調整が整い次第、移動販売の実施を予定しております。また水産物の魚価低迷対策として、急速凍結機の購入補助も行っており、この機器を使用することで水産物の鮮度保持が向上し、出荷調整及び販売調整を行うことで漁業者への買い支えも期待できると考えております。なお、燃料高騰や漁業経営対策支援として、新型コロナの影響により漁業収入が減少した漁業者に対し、6月1日より糸満市事業者支援給付金事業による支援を実施しており、対象者には10万円の支援金の給付が行われます。 最後に御質問、件名6、鉱山事業について。小項目1、熊野鉱山等、鉱山事業の問題点・課題についてお答えします。問題点、課題は幾つかあると思いますが、その一つとしては、沖縄総合事務局が鉱業法に基づく施業案を認可する際に、市に対して通知を行う制度がないことから、各個別法における諸手続がなされていないなどの問題が生じていると考えております。そのため、今年1月に沖縄総合事務局に出向き、情報連携の体制づくりをお願いしたところです。また、今年3月には課題となっていた現場の安全確保及び施業管理の徹底について、沖縄総合事務局経済産業部長に対して要請を行いました。 ◎福祉部長(金城満) 件名3、医療制度について。小項目1、無料低額診療についての認識及び那覇市が実施している薬代の助成についてお答えします。 無料低額診療については、生活困窮者が医療費の支払いが困難なときに早期に医療が受けられる診療行為だと認識しております。薬代の助成については、認定の手続や医療機関との調整、負担の在り方など課題があると思われるため、県の動向や他市の状況を踏まえ、必要性も含めて検討していきたいと考えております。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 御質問、件名5、市政功労表彰について。小項目1、100名予定とあるが、対象者の選定基準・選定方法についてお答えします。 市政功労表彰については、本市の政治、経済、文化、社会、その他、各分野にわたって市政振興に寄与し、本市の自治の振興を促進することを目的としており、各課から候補者の提出を受け、役所職員で構成する表彰審査委員会で審査を行い、市長に報告し、その後、市長が決定することになります。 ◆5番(菊地君子議員) それでは再質問を行います。 市内におけるコロナの発生状況についてですけれども、10歳未満にも30名もいるということは、ちょっと私には衝撃的な問題でした。10代も87名。高校とかで、高校総体の後にかなり出ているという情報は得ていましたけれども、市内でこれだけの人数がいるのかということで驚きました。このことからしても、10歳未満とか保育園の子供たちもその中に入っているわけですよね。ですから、保育士、学校の教職員等々、早期にワクチンを実施する必要があると思うんですが、どうでしょうか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 保育士や教職員等を優先接種の対象とする考えがないかということだと思いますが、基礎疾患を有するもの、高齢者施設等の従事者など、64歳以下への接種のタイミングで、感染リスクや子供を預かる場所でクラスターが発生した場合の家庭への影響の大きさなどを考慮し、保育園、こども園等施設や小中、高校施設の従事者等への優先的な接種を予定しております。 ◆5番(菊地君子議員) もちろん基礎疾患を有している皆さんも優先ですけれども、このように公的な機関で子供を相手にする、児童生徒を相手にする、福祉施設で相手にする。こういう皆さんについては早急にやったほうがいいというふうに思います。役所の窓口対応の皆さんはどうなりますか。私は優先されるべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時45分)                              (再開宣告午後1時45分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 集団接種会場で余剰ワクチンが発生した場合に、廃棄を回避する目的から優先順位として、まず医療機関から集団接種に対応された医療従事者、次に集団接種会場に動員された市職員の順で接種を行っております。医療機関等で余剰ワクチンが発生した場合は、医療機関より連絡があった場合のみ、集団接種会場に動員されている、または動員される予定の市職員の接種を行います。 ◆5番(菊地君子議員) 役所の窓口もみんなワクチンを打っているので、安全だよ、安心して行けるんだよということは保障されたほうがいいと思いますので、ぜひ今後検討していきたいと思います。なお、コロナの重症化入院等で亡くなった方が何名なのか、年代とかは御存じですか。伺います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時46分)                              (再開宣告午後1時50分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 先週金曜日時点で、沖縄県からの情報によりますと、市内在住の陽性患者死亡人数は9名となります。年齢別では、40代1名、70代2名、80代3名、90代1名、90歳以上2名となります。以上です。 ◆5番(菊地君子議員) 基礎疾患についてですね。やはり40代とかというのも、私は基礎疾患は何かあったのではないかなと思うんですけど、基礎疾患を持っている方がいつも不安になっていて、まだ65歳になっていないから、しょっちゅう電話が来るんですね。いつワクチンが受けられるの、いつ受けられるのと。ワクチン会場で余ったら、自分も受けられるんじゃないかと思って、あちこち移動して行っているみたいなんです。だから基礎疾患のある人も本当に優先してやっていただきたい。40代の方は、原因までは分からないと思うんですけど、恐らく基礎疾患があったのではないかと思います。 学校のオンライン授業の実態とかについては、もうほかの皆さんのを聞いて、私もその答弁を聞いていたので、あえて挙げませんけれども、ただ通信料については、やっぱりある程度困窮世帯について保障する必要はあると思うんですよね、オンライン授業が必要な場合。これはどうなんですか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃるように、今回の実際オンラインをやってみてという形で、通信環境についてという形の課題が出てきております。その中で、今後、通信料ということもそういう課題もありますので、この各学校の各家庭における通信環境をさらに細かく調査して、その上で子供たちに対してPCをどのように活用して自宅に持って帰らせるかという準備が整い次第、検討課題として入っていきたいと考えております。 ◆5番(菊地君子議員) ぜひ検討していただきたいと思います。 次に飲食店等、経営が厳しいというのも相当耳に入っております。その中で、皆さん苦情で言うのがその協力金が入ってくるのがあまりにも遅いと。だからお酒も出して、店も開けざるを得なくなるということもよく耳にするんですね。そういう実態はありませんでしたか、伺います。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 この給付金の遅れの問題に関しましては、市が今回時短要請を各店舗、何回か訪問しておりますが、その際に強く言われた課題となっておりました。今回も県の4月以降の件数を回答しているんですが、その前の振込もまだ完全に終わっていないような状況です。6月からは電子申請に県のほうが切り替えたということで、少しこれの迅速化を図っているようですが、まだまだ現場の飲食店等からは早めの支給を求めている声が強いと認識をしております。 ◆5番(菊地君子議員) ぜひ、早急に給付できるようにしてほしいと思います。 次に学校給食について伺います。給食費、時には96.何%しか徴収できなかったとかという状況も聞いています。この滞納している皆さんについて、一体何年間、この子が卒業して、何年も未納金について要求するんですか、具体的に伺います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 この給食センターにおいて、滞納者へ何年間という期限を定めた規則についてですが、今のところ確認できておりません。それで今後、他市町村や他府県の事例を基にしながら、またさらに法律に照らし合わせて規則等を整備していきたいというふうに考えておりますが、現在のところ滞納者への催促については、子供たちに配慮しながら、在籍する学校において保護者へ文書で通知したり、また電話等で子供たちに配慮しながらそういうふうな形でお願いしているような状況でございます。 ◆5番(菊地君子議員) 実に低所得者、払わないのではないんです。払えないという世帯が、子供の貧困が言われる中で、子供が生きるために学校給食はどうしても必要。なのにお金は払わないんじゃなくて払えない。前に一度、もう10年以上にわたって10年間だったかな、ずっと請求し続けているというケースも前に耳にしているんですね。これについては、はっきりと何年間するというふうにちゃんと期限を決めたほうがいいのではないかと思いますが、今後、検討してもらえませんか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えします。 この辺については、議員おっしゃるように整備が必要というふうに考えておりますので、今後、そういうふうな方向で整備に向けて検討していきたいと考えております。 ◆5番(菊地君子議員) 給食費の減額についてですけれども、牛乳代は1本当たり62円です。これを全生徒にこの62円を無料化すると、年間幾らかかるかと。ざっと計算して8,800万円ほどだというふうになります。これを半額でもいいです。牛乳代の半分、そういうふうに。確かに保護者がとなっていますけれども、現に給食の無償化援助を実施している自治体もあるわけです。だから糸満市としてもこの問題については慎重に検討すべきではないでしょうか、伺います。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃるように、やはり支援が必要な児童生徒も市内にはおられるというふうにあります。糸満市教育委員会としては、まず第一に、準要保護、要保護、そこに向けては給食費の支払いを免除しているところです。それについては、この間、4年間で結構相当数の児童生徒が無償になっていて、それで現在、令和2年度においては5,123万円を超えて給食費は無償になっているところです。ですので、1,150万円もこの4か年間で給食費の準要保護を受けての補助というふうになっているので、無償、広く給食費を安くするということも一つはありますけれども、今のように就学援助等を含めての援助ということも糸満市では、教育委員会としては考えているところです。 ◆5番(菊地君子議員) 給食代の1人当たりの25%が牛乳代だという話をある保護者に話をしたら、「え、もっと安くなるんじゃないの」という話はありました。これについて、例えば仕入れる業者を、これまで随契でずっとやってきているんですかね。それについては掌握していませんか。していなかったらしていないでいいです。 ◎教育長(幸地政行) 今の牛乳の納入業者における随意契約については、現在把握をしておりませんので、そういったところも調べて対応していきたいと思っております。安くならないかですね。 ◆5番(菊地君子議員) 私は仕入れている業者がどこか知ってはいますけれども、ちょっと調整してもいいのではないかと。何千食と出るわけだから、まとめて。それは相談可能なのではないかと思いますのでぜひ調整していただきたい。 それから次に件名3、医療制度についてですけれども、無料低額診療というのは病院でも福祉法人じゃないとできないんです。那覇市内には3つの病院と診療所があるわけです。ここを利用している皆さん。例えばあの東北の大震災のときに福島から避難してきた皆さんが、この制度のおかげで助かっているんです。無料で安心して医療が受けられるということですごく喜ばれている制度なんですが、那覇で3か所あるにもかかわらず、実際には年間50万円も使い切れないと、それぐらいの予算でできるというふうに聞いています。どうでしょうか。やっていただけませんか。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 那覇市が制度を支援しているというのは存じ上げております。過去に福祉事務所の所長会でもこのことが議論になったことがありますけれども、そもそも医療分業のときに、本来、その当時は無料でやっていた薬代が対象から外れたということから多くの自治体がそれを国において負担すべきものではないかというふうな方向で議論が行われたという経緯がございます。また平成29年ですか、糸満市議会においても国のほうにそういう負担を求めるような決議が行われていることもありますので、ほかの市町村の動向も勘案しながら研究してまいりたいと考えているところです。 ◆5番(菊地君子議員) 県内では那覇市だけなんですよ、今。無料低額診療事業についてということで、この案内パンフの中にわざわざ薬については、那覇市だけが無料になっていますとちゃんと書いてあるんです。なぜこれを言うかというと、例えば糖尿病の患者とか、病気によって、私、今まで在宅介護、訪問介護もずっとやってきましたけれども、その中で病院代、何とか払っていって、薬をもらって帰ってくるけれども、結局、薬代も高いから、皆さん知っていますか、間引き飲み。毎日飲まないといけないものを何日かに1回だけ飲むとかといって、悪くなって、最終的には糖尿病が悪化して足の切断、長く入院して医療費がかかって、それから透析へ行ってと。すごい医療費がかかるんです。だからこれは、早期に発見して、早期に治療するということを目的にしているんです。医療費の高騰、国保の財源を圧迫していますよね。医療費も大変ですよね。糸満市は透析が多いと言われています。だから本当に、この薬を保障する、数十万円でいいんですよ。糸満市だと20万円も使わないと思います。現実聞いたら、月に2名程度利用していると言っていました。糸満市は。だから大してかからないというのが事実なんですね。だからスタートさせてほしい。どうでしょうか。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 繰り返しになりますが、他市町村の動向を見ながら研究させていただきたいと思います。 ◆5番(菊地君子議員) この制度をスタートさせるには10万円か20万円のお金が必要なので、市長、どうですか。那覇市でも年間50万円あっても50万円も使い切れていないんですよ。 ◎福祉部長(金城満) 先ほども答弁しましたが、そもそもの制度自体は国が負担すべきものだと考えているところであります。この制度の在り方について、国へ要請する方法は考えたいと思います。その間の対応については、やはりほかの市とも相談しながら考えていきたいと考えております。 ◆5番(菊地君子議員) 那覇市等の利用状況も情報を入手して、糸満市でもぜひ実施をしていただきたいと思います。 次に第1次産業についてですけれども、農薬とか肥料とかについて、ぜひ農家の皆さんに直接会って話を聞いたんですよ。そうしたらぜひ復活させてほしいということだったんですね。どうでしょうか。前はあった制度です。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 市のほうで直接この堆肥、そして農薬に対しては、私が記憶する中では、2011年、3.11の大震災、あのときに菊農家の価格が大暴落したというときに、県が2分の1、市が2分の1負担して2,500万円程度の支援を行ったというのがございます。あと直接やったことは調べもしましたが、ございませんでした。あと農協のほうには、市のほうから各部会のほうに部会補助金という補助金を出しております。その部会の中で、いろいろこういった支援について、市からのあれも活用しながらできるのか、農協のほうにはちょっとお聞きをしたいと考えております。 ◆5番(菊地君子議員) この制度ですね、私が1期目のときにありました。これは、やはり復活させてほしいということで、実際に農家、そして部長、農協とかでもそういう話はありました。検討する余地はないですか。農家の皆さんの声を聞く。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時09分)                              (再開宣告午後2時09分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 今回のコロナ禍の中において、国の補助事業制度とかいろいろ出てきております。それ以外にも市のほうでは今回6月からの事業者支援給付金制度、これは臨時会で採用した観光関連以外のものが対象となるということで、この中では、現在6月18日時点で254件の申請があると。その254件の中で農業と漁業者が146件ということで、大きくない額ではございますが、そういった対応をできればいいということを考えております。 ◆5番(菊地君子議員) ぜひ検討は続けていただきたいし、農家の皆さんの声も聞いてほしいと思います。 それから拠点産地化ですけれども、島野菜を入れる考えはありませんか、伺います。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 県の拠点産地化の認定につきましては、その認定の基準というのがございます。そういったものをクリアできるかどうかの判断になりますが、この拠点産地化を糸満市が1つ増やすことで、この作物がどういったメリットがあるか、例えば補助事業が得やすくなるとか。そういったことも考えると、島野菜で施設が必要なのかとか、そういったことも中身を検討しながら、どの品目が一番いいのかを今後判断していきたいと考えております。 ◆5番(菊地君子議員) 農家の皆さんの聞き取りの中で出てきた要求でした。ぜひ進めてほしいと思います。 それから市政功労表彰についてでありますけれども、学歴とか経歴とか、そういうのが重視されているような気がするんですね。この問題についてどうでしょうか、私、漁協長に会ったときに、もう89歳なのにまだまだ現役で漁をしている漁師さんがいると。すごいことだと。若者に指導する力も、これまでの貢献も大きかったはずだと。こういう人も含めて、この功労表彰にすべきじゃないかという話がありました。広く募るということで考えてよろしいでしょうか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 まず、市政功労表彰でございますが、選定する前に各課から、各課というと例えば水産関係であれば商工水産課が漁協あたりと調整して挙げてもらうんですが、産業、経済、教育文化、各分野から功績のあった方を推薦してもらうと。その後に糸満市表彰条例、あと施行規則に基づいて審査委員会を開いて、貢献年数ですね、その辺を確認して市長に報告すると。あとは市長が決定するということになりますが、まず学歴とか職歴に関係なく、功績のあった方が対象になるというふうに考えております。例えば表彰の基準というのがありまして、例えば農水産、商工、観光あるいは土木等の関係団体の長であった場合は12年以上。あるいは議員おっしゃるように農水産業、その業務に従事する勤労者で、当該業務に精励し、特に勤務成績が優秀であって模範となるものについて、30年以上の経験があれば該当しますということでございます。 ◆5番(菊地君子議員) 当初、私は上原謙さんのことを聞こうと思ってこの項目を入れていたんですけれども、残念ながら亡くなられてしまいました。でも、名誉市民に値するということですので、少しは安心したんですけれども、もっと早くに表彰されるべきだったなというふうに思います。 次に、最後になります。鉱山事業についてですけれども、私は聞き取りの中でも話はしております。鉱業法第24条申請、熊野鉱山をやられたときに、山里元市長はこの鉱業法第24条で協議した結果、ここは開発させないほうがいいといって、ちゃんと結論づけているんですね。にもかかわらず、今度、またやっているというのが実態なんですけれども、これは鉱業法第24条で1回却下されても、もう一度再申請する際に、また3者協議をやるのが原則ではないですか。どうですか、伺います。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 議員も御存じだと思うんですが、鉱業法第24条の協議につきましては、国と都道府県の協議だと、今回、県のほうは意見をまとめるために地元市町村、糸満市に意見を求めて、糸満市はそれに対して最終的には地下ダム等の影響ということで反対であるという意見を、平成13年当時に回答しております。ですので、これが許可となったから、また意見書を再度出すという、事務の流れが、できるものなのかは、今の段階ではちょっと判断ができません。 ◆5番(菊地君子議員) あの鉱山について、自然公園法で申請をされたのは、県議やボランティアの皆さんとかが遺骨があるんじゃないかということで調査を始めたから、慌てて自然公園法で申請をしたというふうに認識しているんですが、間違いないですよね。伐採する前に申請ありましたか。伐採した後に申請があったんじゃないですか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 自然公園法の御質問ですが、当熊野鉱山につきましては、自然公園法でいうと普通地域に当たります。普通地域の場合は市を通して県に届出をする義務があります。それが今議員おっしゃるように、伐採した後に、届出をしたという状況があります。 ◆5番(菊地君子議員) 通常だと伐採とか、手をつける前にこの手続が必要なんですよね。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 着手する前に届出が必要だと思います。 ◆5番(菊地君子議員) この鉱山については、里道からしか入れないんです。里道を勝手に拡張するだとか利用するとかというのはできるんでしょうか。それはこの鉱山だけじゃなくて、ほかの鉱山についてもあちこちに里道があるわけですよ。これも勝手に拡張したりしていいものですか、伺います。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 里道につきましては、法定外公共物という取扱いの条例が市のほうにもございます。このほうにつきまして使用する場合、里道に隣接する土地所有者の同意が必要ということとなります。 ◆5番(菊地君子議員) 米須、束里地域、山城地域、いろいろ鉱山があるんですけれども、実際、里道はかなり拡張されているんです。登記上のあれで見たのと現状はかなり違うんですよ。これはみんなきちんと拡張するための手続がやられているんでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 今回この鉱山事業につきましていろいろ問題が出てきたと。それで市としましては、各この18の鉱山事業者に里道に対する調査を実施しました。その中で里道と接触している事業者が幾つもございまして。ただ、この里道につきましては、国から平成17年でございましたが、そのときに譲渡されていると。その前に同意書を得ているのか、その辺が現在、調査中でございます。ですから国とのやり取りが見えない時点で、現状とかそういった指示が出せないという状況になっております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時19分)                              (再開宣告午後2時20分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆5番(菊地君子議員) 束里の、例えば公園、糸豊の元ごみ処理場の向かいにある鉱山ですけれども、許可を得ずに採掘をしているということでしたけれども、これは慌てて埋め戻しをやるということは違法だったからじゃないですか。何に違法したのかどうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 束里鉱山につきましては、農地法、そして農振法の違反ということで是正指示は出しているという状況で、それに従って原状回復したということになっております。 ◆5番(菊地君子議員) 埋め戻されているこの土ですけれども、どこから持ってきたのか分からないんですけれども、石もかなりごろごろ入っていて、すぐ農業ができるような状態にはないんですが、そのことも確認していますか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 その現場も確認しまして、私は写真でしか拝見できなかったんですが、大きな石も入っていると。この辺につきましては、業者と聞き取りをして、これが農業上、支障が出てこないかということをやりまして、今後対処していきたいと考えております。 ◆5番(菊地君子議員) 市内にあちこち鉱山はあります。18か所あるとおっしゃっていましたね。この皆さん、全て申告制ではあるんですけれども、鉱産税というのは納められているんでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 鉱産税につきましては、議員おっしゃっているように申告納税ですが、令和3年3月に採掘の有無の調査というものを、アンケート調査を実施しております。その中で1業者につきましては、採掘の事実と申告漏れがあったとの報告を受け、現在調整を行っているところでございます。そのほかの事業所についても現在調査中であります。 ◆5番(菊地君子議員) 鉱山、私たちは全て違法だとは言っていないんです。石灰岩と岩ずり、土砂は全く性格が違うもので、糸満市のあの地下ダムにはあの石灰岩地層があるから水がしっかりと地下ダムに水脈を通ってたまるということがあるわけですね。だから石灰岩も大事にしないといけないという観点、それから景観上も問題ということで、しっかりと許可をするには申請をしてもらい、傾斜度70度というふうに決まっているはずの施業案でもそれもままならない90度、犬走りはないというような状況があるわけですよ。これは最低限の法にもちょっと違反しているんですね。そういうことで、丁寧に指導していただきたいんですが、どうでしょうか。
    ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 基本的に鉱山につきましては、沖縄総合事務局の管理ということになっております。このパトロールの頻度的にはいろいろ問題があるかもしれませんが、この3月に安全確保と施工管理の徹底という形で要請をしているところでございます。 ◆5番(菊地君子議員) パトロール調査をすると、指導するということですが、何年に1回やるか御存じですか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えいたします。 市の聞き取りの、総合事務局の聞き取りの回答においては、定期的でというような回答でございました。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時24分)                              (再開宣告午後2時24分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆5番(菊地君子議員) 定期的ではなくて、何年に1回ですか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 繰り返しになりますが、市のほうからどのぐらいの頻度でパトロールしているのかに対しまして、定期的にしか返答はなかったということでございます。 ◆5番(菊地君子議員) 私たちも総合事務局に要請をしました。そのときには5年に1回というふうに回答を頂きました。5年に1回では足りないのではないかということで申し上げました。総合事務局もそうですけれども、農業委員会も農地があれだけ勝手に掘られるとか、そういうことがないように、農業委員会も市もしっかりと鉱山の問題については調査も、パトロールもしていただきたいということを求めて、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 冒頭でも答弁にございましたが、総合事務局とできるだけ情報連携を図っていきたいとこちらからも要望をしております。あと、市側でもやはりその現場の確認作業が必要となりますので、その辺は農業委員会等々と連携を図っていきたいと考えております。 ◆11番(玉城安男議員) こんにちは。一般質問を行う前に、私の所見を申し上げたいと思います。市民の皆様、傍聴席の皆様、インターネット中継を御覧の皆様こんにちは。令和3年6月17日に、金城寛議員の一般質問の中で、県道糸満与那原線と国道糸満豊見城バイパス高架下のラウンドアバウト導入に向けてが質問され、その答弁内容は、今年度着手予定であると答弁がありました。ありがとうございます。本員も再三にわたり一般質問で取り上げてきました。金城寛議員は、糸満市の建設部長当時から県道糸満与那原線が全面開通しないうちに早期のラウンドアバウト導入を訴えていました。災害に強い道路、安心、安全な交通処理機能を確保できるということで、安心、安全なまちづくり、道路、交差点が進められる。本員も金城寛議員とラウンドアバウト導入について幾度となく話合いをしました。ラウンドアバウト(環状交差点)導入が今年度着手予定がありました。本員は、南区に住んでいてラウンドアバウト(環状交差点)は、南区、前端区の地域にラウンドアバウト(環状交差点)が施工されます。地域の皆様への本事業への周知、広報も手伝っていきたいと思います。本員からも南部国道事務所の皆様やこれまで御尽力を頂きました関係者の皆様にお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。それでは一般質問を行います。 質問を始める前に訂正をお願いしたいと思います。件名4、職員派遣についての小項目1のイの中で、急ぎ期待する成果物とありますが、「成果物」ではなくて「成果」はどうなのかを聞きたいと思います。それと件名6、糸満漁港北地区護岸整備についての中で、小項目1、漁港北地区水産庁漁船停泊となっていますが、これは「巡視船停泊」に訂正をお願いいたします。それでは一般質問を始めたいと思います。 件名1、教育行政について。小項目1、学校給食センター基本計画について。ア、市長決裁を得ていない点について、3月定例会以降、どのような対応をしたかお聞かせください。イ、令和2年3月一般会計予算の説明内容と計画書スケジュールの差について、どのような認識であるかお聞かせください。 小項目2、学校内エピペン利用の現物支給について。ア、児童生徒の給食のアレルギー反応等によるアナフィラキシーショック時に使用するエピペンの利用状況及び学校での講習会についてお聞かせください。イ、現物支給することは可能でしょうか。 小項目3、新型コロナウイルス感染症に関連した学級閉鎖の状況について。ア、新型コロナウイルス感染症関連で学級閉鎖をした数及び時期。イ、学級閉鎖の判断基準。ウ、県の休校要請に他自治体の大半が6月8日であったが、糸満市内小中学校は6月7日であった。保護者からの指摘などはなかったか伺います。エ、休校時の課題学習でタブレットは十分活用されたか。 小項目4、南山城跡の国指定の取組について。ア、昨年及び本年の取組について伺う。イ、国指定までの手続及びその課題等について伺う。 件名2、PFI導入等可能性調査について。小項目1、市独自のPFI導入指針の整備の進捗状況について伺う。 小項目2、PFI導入等可能性調査業務の工程はどのようになっているか聞かせてください。 件名3、南部病院跡地利用について。小項目1、南部病院施設が未利用のまま存在している理由は何か。 小項目2、南部病院跡地は、糸満町時代松下電器の誘致のため地域住民の協力の下、提供したと理解している。大まかでよいので、現在までを時系列で説明していただきたいと思います。 件名4、職員派遣について。小項目1、国・経済産業省からの職員派遣について。ア、国・経済産業省からの職員派遣があるが現時点での取組を伺う。イ、急ぎ期待する成果はどのようなものがあるか伺う。 件名5、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目1、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う市内事業所支援について。ア、沖縄県においても緊急事態宣言が発出され、経済への打撃は大きいものと予想される。市内事業所からの訴えはあるか伺う。イ、市独自の給付金の取組状況はどのようになっているか伺う。ウ、国や県からの協力金の支払いが滞り、市内業者から悲鳴に近い訴えがある。情報があれば説明をお願いいたします。 件名6、糸満漁港北地区護岸整備について。小項目1、漁港北地区水産庁巡視船停泊場所確保に伴う護岸整備について。ア、高干瀬地区の護岸劣化により台風時には越波し、住民の生活に影響が出ている。しゅんせつ土砂を受入れ、地域の課題解決につなげる旨、住民への説明が必要だと考えるが対応可能か伺う。イ、しゅんせつ土砂の受入れにより、新たな土地が発生する。莫大な費用のかかる護岸整備は、国や県で管理し、土地利用は市の意向を優先するように調整を進めてほしいがいかがですか。ウ、しゅんせつ土砂の受入れにより発生する新たな土地の面積は、おおむねどの程度の面積ですか。エ、新たな土地の発生に伴い、市の土地利用計画の作成が必要である。計画作成の予定と併せて今後のスケジュール案はあるか。オ、庁舎南側にあるゲートボール場はコロナの影響で利用機会が少なく、管理が大変だと聞く。土地利用計画作成に向け、管理団体と調整をして、新たに発生する土地へ移設をすることで、空いた土地を観光振興センターの駐車場として整備できないか伺う。カ、プロ野球キャンプが本格化すると球団からのリクエストによる施設整備やそれに伴う既存の運動公園再配置計画の見直しが必要である。例えば、テニスやフットサルなどの集約先を新たな土地への利用計画に反映することも有効だと考えるがいかがですか。 件名7、農業集落排水事業について。小項目1、現在の工事に関する進捗状況を伺う。 小項目2、米須地区の接続状況を伺う。 小項目3、排水処理施設をしっかりと稼働させるには、大規模施設の接続が急がれる。米須小学校や県営米須団地、ひめゆり平和祈念資料館やその周辺の観光施設などへの進捗状況を伺う。 件名8、西崎運動公園の施設整備について。小項目1、プロ野球キャンプ受入れを決断した理由を伺う。 小項目2、プロ野球キャンプ受入れに向けた整備費が本定例会に提案されている。今回の整備内容を伺う。 小項目3、プロ野球キャンプが現実のものとなる中、現在の運動公園再配置計画がマッチしているものか、再検証する必要があると思うがいかがですか。 件名9、空き家対策について。小項目1、進捗状況をお聞かせください。 件名10、市営住宅建て替えについて。小項目1、第一市営住宅が完成したら入居者はどのような手続を取るのですか。 小項目2、これからの市営住宅建て替えの進捗状況を伺う。 あとは質問席から再質問させていただきます。 ◎市長(當銘真栄) 玉城安男議員御質問、件名4、職員の派遣について。小項目1、国・経済産業省からの職員の派遣について。ア及びイについてお答えします。 小項目1、ア、現時点での取組につきまして、当該職員は地方創生人材支援制度を活用し、本年4月より商工水産課の副参事に配属されております。現在は、真栄里地区物流団地等造成事業の企業誘致に向けた各種調査・調整に取り組むとともに、本市の産業分析等を行っております。 次にイ、期待する成果につきましては、国家公務員の知見や人脈を生かした市の商工業を中心とした産業振興、地域活性化に向けた施策の実施や真栄里地区物流団地における企業誘致の推進、市職員の資質向上等を見込んでおります。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名1、教育行政について。小項目4、南山城跡の国指定の取組について。ア及びイについてお答えいたします。 小項目4、ア、昨年及び本年の取組については、令和2年度はまず、南山城跡の遺構確認のための物理探査を実施し、高嶺小学校敷地内で南山城跡の石積み遺構の可能性のある箇所を数か所特定しています。次に南山城跡の北側石積み部分で、レーザー測量を実施し、南山城跡本来の野面積みの測量調査を実施しています。次に南山城跡及び嘉手志川で地形測量及び一部用地測量を行いました。また、南山城跡の衛星的グスクの一つである真栄里グスクの縄張図作成を行っています。今後これらの成果を南山城跡の国指定申請書案の一部として、整理・活用したいと考えています。令和3年度はこれまでの南山城跡の出土資料の整理作業と、南山城跡の範囲を把握するための調査等を予定しています。 次にイ、国指定までの手続及びその課題等については、これまでの出土資料等を整理した調査報告書及び南山城跡関連資料を整理した指定申請書案を令和3年度で作成します。その後、文化庁及び沖縄県教育委員会との内容確認等を予定しています。内容確認で特に修正等がなければ、同内容で申請を目指したいと考えています。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 御質問、件名1、教育行政について。小項目1、学校給食センター基本計画について。ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、市長決裁を得ていない点について、3月定例会以降、どのような対応をしたかお答えいたします。糸満市立学校給食センター基本計画書については、3月定例会以降、市長決裁を受けております。現在は、基本計画書のレベルアップ、PFI導入等可能性調査などを行う予定です。そのためスケジュールの遅れが想定されますので、新たな給食センターの整備、完成までの間、現給食センターを維持するため修繕計画の策定準備を進めております。策定後は厨房機器等をはじめとする施設の修繕を計画的に行い、維持してまいります。 次にイ、令和2年3月一般会計予算の説明内容と計画書スケジュールの差について、どのような認識であるかについては、令和2年3月の一般会計予算の説明では、事業概要の中に給食センター施設整備費とあり、スケジュールが令和3年、用地購入、令和4年から5年、基本・実施設計、令和6年から7年、整備と示されております。一方、令和2年3月に策定された糸満市立学校給食センター基本計画書の整備スケジュールでは、令和2年次、用地交渉、測量、地盤調査、令和3年次、基本設計、令和4年次、実施設計、令和5年次、工事着工、令和6年次、給食センター稼働となっており、議員の御指摘どおり、整備や稼働についてのスケジュールのずれを確認しました。当時の予算要求の根拠資料等を確認したところ、次年度の予算要求書は不動産鑑定の予算要求のみで、測量費、地盤調査費については候補地が確定後、補正予算で対応する予定でした。そのことを糸満市立学校給食センター基本計画書に次年度の予算スケジュールを反映させていなかったため、給食センターの稼働時期を含め、予算書と基本計画書のスケジュールでのずれが生じております。市としては、確認等を怠ったなど不備は否めません。今後は基本計画書のレベルアップを図り、学校給食センターPFI導入等可能性調査を行いながら修繕計画を策定し、児童生徒の食の安全を図っていきます。 次に御質問、件名1、教育行政について。小項目2、学校内エピペン利用の現物支給について。ア及びイについてお答えいたします。小項目2、ア、学校におけるアナフィラキシーショック時に使用するエピペンの利用状況及び学校での講習会について。令和3年6月時点の各小中学校のエピペンを保有する児童生徒数は、小中学校合わせて12名です。エピペンの使用については、小中学校でゼロ件です。また、エピペンを保有する児童生徒が在籍する学校では食物アレルギーについての理解、アナフィラキシーショックが起きたときの対応方法などについて講習会を実施しております。さらに病院や消防との連携などを行っております。 次にイ、現物支給することは可能かについては、エピペンを保有する児童生徒が在籍する小中学校では、児童生徒が処方されたエピペンを持参し、学校側で預かり、管理し、緊急の対応に備えております。エピペンは児童生徒のアレルギー症状によって処方されていることから、現物支給することは適切ではないと考えております。しかしながら、特別な配慮を要する児童生徒、保護者の負担については厳しいものと認識しております。今後、各市町村の動向や補助金の制度等について調査し、関係部署と調整しながら前向きに検討してまいります。 最後に御質問、件名1、教育行政について。小項目3、新型コロナウイルス感染症に関連した学級閉鎖の状況について。アからエまでについて順にお答えいたします。小項目3、ア、学級閉鎖をした数及び時期については、4月、5学級、5月、3学級となっております。 次にイ、学級閉鎖の判断基準については、学校において感染者が確認され、翌日の登校日までに保健所が濃厚接触者の特定に至らず、学校医とも相談の上、感染のリスクが払拭できないと判断した場合には、原則学級を閉鎖します。 次にウ、保護者からの指摘については、休校に関しては、子供を預ける準備や仕事の調整もあるのに急ぎすぎるとの意見がありました。また、自主登校について、体を動かす時間は確保されているかという問合せや、学校で受け入れてくれて感謝しているという声もありました。 最後にエ、休校時のタブレットの活用については、小中学校6校において学習用端末を持ち帰っており、オンラインでの授業や健康観察、朝の会などを行ってきたところです。また、家庭内での通信環境や通信負荷の状況を確認するための取組を試験的に実施してきたところです。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 御質問、件名2、小項目1、市独自のPFI導入指針の整備の進捗状況についてお答えします。 市では、現在、学校給食センターPFI導入等可能性調査業務を公募型プロポーザル方式により公募しています。その委託業務の中で、市独自のガイドラインの素案を提示することとなっています。その素案を糸満市PPP/PFI推進検討委員会において審議し、導入指針を策定する予定となっています。ガイドラインの策定時期については、8月中には策定予定となっております。 次に御質問、件名2、PFI可能性調査について。小項目2、PFI可能性調査業務の工程についてお答えします。本市学校給食センターの建て替えに当たり、今年度は学校給食センターPFI導入等可能性調査業務の発注に向け取り組んでおります。業務内容は大きく分けて3つあり、まず1つ目は、令和2年3月に策定した糸満市立学校給食センター基本計画で示された施設規模や建設候補地を基に、施設整備に当たって遵守すべき法令等の調査など、基本計画書のレベルアップを行う予定です。2つ目は、本市が今後公共施設等の整備を行うに当たり、PFIの導入等を判断するための指針の策定、3つ目は、学校給食センターPFI導入可能性調査業務が主な内容であります。現在の状況は、5月21日に公募型プロポーザル方式により提案者を募り、参加を表明した提案者へ企画提案書の提出をお願いしているところであります。今後は優先候補者を選定し契約を締結し、今年度中に業務を完了する予定であります。 次に御質問、件名3、南部病院跡地利用について。小項目1及び2についてお答えします。小項目1、南部病院施設が未利用のまま存在している理由について、土地所有者である沖縄県と建物所有者である社会医療法人友愛会との間で建物の取壊しについて合意に至っていないためではないかと思われます。本市においては、令和2年8月3日の南部病院の移転後、土地所有者である沖縄県と建物所有者である友愛会の今後の方向性を見守っておりましたが、令和3年2月16日に沖縄県病院事業局へ訪問し、現状の確認及び南部病院跡地に関する基本構想策定について御了解を頂きました。その後、3月22日に友愛会へ訪問し、現状及び今後の方向性の確認等を行い、5月12日に沖縄県病院事業局へ訪問し、現状及び今後の方向性の確認を行っております。 次に小項目2、南部病院跡地は、糸満町時代に松下電器誘致のため地域住民の協力の下、提供したと理解しているが、現在までの時系列についての説明について。当時の新聞記事や広報いとまん、元本市収入役であった島袋仁栄氏が取りまとめた書籍「私の歩んだ道」によりますと、昭和45年2月、琉球政府屋良朝苗主席が松下電器産業株式会社を訪問し、企業の少ない沖縄へぜひ進出していただきたいと要請されております。同年3月、当時の糸満町長であった伊敷喜蔵町長が松下電器を訪問し、沖縄に進出される場合は、ぜひ糸満に工場立地をしていただきたいと要請しております。同年8月に、伊敷町長が再度要請を重ねた結果、当時の糸満町真栄里辻原に工場立地の内諾を得ております。同年9月から10月にかけ、真栄里や名城の関係地主の同意を取り付け、同年12月に松下電器と売買契約書が締結されております。昭和54年4月、石油ショックのあおりを受け、松下電器が沖縄進出を断念しております。同年10月に、当時の糸満市長であった上原重蔵市長が松下電器を訪問し、工場用地の無償払下げを要請しております。同年12月12日、松下電器が沖縄県に南部病院跡地を、糸満市に現社会福祉センター用地を無償譲渡されております。昭和57年4月16日、沖縄県立南部病院が落成され、同年3月、社会福祉センターも落成しております。昭和57年4月26日、沖縄県立南部病院が診療開始、平成17年12月12日、沖縄県と友愛会との間で沖縄県立南部病院の移譲に関する協定書が締結され、平成18年3月31日に、沖縄県と友愛会が南部病院の土地賃貸借契約を締結、平成18年4月、友愛会南部病院が開設、令和2年8月3日、南部病院が移転となっております。 最後に御質問、件名8、西崎運動公園の施設整備、小項目1、プロ野球キャンプ受入れを決断した理由についてお答えします。本市は、沖縄水産高校及び糸満高校が甲子園に出場するほか、中学校のOBが学年ごとにチームを結成し大会が開催される等、野球熱の高い地域で、野球教室などの交流及び間近でプロのプレーを見ることにより、夢と希望を得られ、青少年の健全育成につながる教育効果が期待されます。併せてキャンプ参加選手、スタッフ及び県内外からの観客等の宿泊、飲食、交通等の消費額など、コロナ禍で停滞しております地域経済の活性化並びにテレビ、新聞等の報道による本市のPR効果が期待されるためキャンプ受入れを決断いたしました。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時58分)                              (再開宣告午後2時58分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 2点ほど訂正させていただきます。 件名3の南部病院の跡地利用についてですが、私の答弁で建物の「取壊し」と言いましたのを、「取扱い」に訂正させていただきます。次に時系列でありますが、昭和57年4月16日、沖縄県立南部病院が落成され、「同年3月」と言ったものを「同月30日」でございます。それに訂正させていただきたいと思います。 ◎経済部長(兼城浩康) 御質問、件名5、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目1、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う市内事業所支援について。アからウについて順にお答えします。 ア、市内事業者の訴えについて。新型コロナ感染拡大に伴い、甚大な影響を受けている観光関連業、市内出店事業者、市民の生活に欠かせない公共交通機関である事業者から本市に対して緊急支援の要請がございました。 次にイ、市独自の給付金の取組状況について。現在、市内において継続して事業を営む法人、個人が新型コロナウイルス感染拡大前と比較して、事業収入が50%以上減少した月が認められた事業者について支援金を給付しております。事業者支援の第1弾として、糸満市観光関連等事業者支援給付金事業を4月22日から6月30日を申請期間として実施しております。なお、4月が138件の申請で、給付額は1,472万円、5月が107件の申請で、給付額が1,163万円となっています。また第2弾として、糸満市事業者支援給付金事業を6月1日から実施しており、6月10日現在、160件の申請があり、1,600万円の給付を予定しております。 最後にウ、国、県からの協力金の支払い状況について。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の期間中に営業時間短縮要請に応じた飲食店に対し、国、県から感染拡大防止対策協力金が支給されることになっております。しかしながら、申請から給付までに遅れが生じているという課題から、沖縄県では手続方法を6月1日から全て電子申請とし、迅速な給付に取り組んでいるとのことです。なお、協力金の給付状況について県の担当部署に確認したところ、4月以降の第6期分の糸満市内事業者の申請件数は、6月16日時点で280件となっております。しかしながらまだ給付がなされていないとのことです。 次に御質問、件名6、糸満漁港北地区護岸整備について。小項目1、漁港北地区水産庁巡視船停泊場所確保に伴う護岸整備について。アからカについて順にお答えします。ア、住民説明会の対応については、7月中に町端区の役員へ水産庁事業のしゅんせつ土受入れの情報提供を行う予定であり、今後は水産庁の担当者を交えた住民説明会も予定しております。次にイ、護岸整備は国、県で管理し、土地利用は市の意向を優先して整備を進めてほしいについては、土地を公共施設で利用する場合は国で整備し、護岸管理は国から県に管理委託になると伺っています。また土地利用については、市の意向を優先して整備ができるように水産庁と協議を進めていきたいと考えております。 次にウ、新たな土地の面積については、水産庁からの説明では約3.8ヘクタールと聞いております。 次にエ、土地利用計画のスケジュールについては、7月以降に土地利用調査の委託業務を行い、その中においてスケジュール等についての素案を作成していきたいと考えております。 次にオ、庁舎南側のゲートボール場の移設及びカ、テニスやフットサルの集約については、今後の土地利用調査の中で検討してまいります。 最後に御質問、件名7、農業集落排水事業について。小項目1から3について順にお答えします。小項目1、現在の工事に関する進捗状況については、平成25年度に事業着手し、令和2年度末における進捗率は全体の約80%程度になっております。令和3年度中においては、令和2年度繰越事業であるさつきの城地区管路布設工事が今年9月末、同じく字真壁地区の工事が10月末、そして字摩文仁地区工事が12月末完了予定で工事を進めている状況であります。また、令和3年度事業については、字真壁地区の残った範囲の工事と、国道331号を主とした管路布設工事を今年6月から8月にかけ発注し、来年3月末までの工期で工事を実施し、予定する米須地区農業集落排水処理区域の5つの地域における所定の工事全てを完了する予定で事業推進に努めていく考えであります。 次に小項目2、米須地区の接続状況については、4月中に接続に関する地域説明会を予定しておりましたが、緊急事態宣言等により説明会の延期を余儀なくされる状況の中、令和3年5月末における接続状況は新築、改造を含め4件の申請があり、うち1件が接続を終えており、残り3件は現在接続工事中であります。 最後に小項目3、排水処理施設を稼働させるための大規模施設への接続の進捗状況については、学校施設管理者である教育委員会と事前の調整を行っており、農業集落排水処理施設の供用後に対応を頂く旨、調整しております。また、県営米須団地についても所管する沖縄県住宅課を訪ね、早期の接続をお願いするとともに、接続依頼の文書を提出いたしました。そしてひめゆり平和祈念資料館や各民間施設等へも施設訪問を行い、早期の接続をお願いしております。 ◎建設部長(大城拡) 御質問、件名8、西崎運動公園の施設整備について。小項目2及び3についてお答えいたします。 小項目2、プロ野球キャンプ受入れに向けた整備費が、本定例会に提案されている整備内容については、令和4年2月の2次キャンプ受入れを実施するために球団側と調整する中で、今回の整備としては、グラウンド整備、外野フェンスラバー取替え、屋内ブルペンの改修及びバッティングケージなどの備品購入を優先して進める計画としています。 小項目3、プロ野球キャンプが現実のものになる中、現在の運動公園再配置計画がマッチしているものか再検証する必要があると思うについては、今年度の取組としましては、先ほど申し上げましたグラウンド整備など、現施設の改修を行う予定でございますので、今後の新たな施設等の整備が必要となれば、配置計画を再検討していきたいと考えております。 御質問、件名9、空き家対策について。小項目1、進捗状況についてお答えいたします。適切な管理が行われていない空き家等が防災、衛生、環境等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしていることから、地域住民の生命、身体、財産の保護、生活環境の保全、空き家等の活用を目的に、現在、糸満市空家等対策計画を策定中であります。本計画を8月末をめどに策定する予定であり、計画策定後、12月定例会に糸満市空家等の適切な管理及び対策の推進に関する条例案を提出する予定となっております。 御質問、件名10、市営住宅建て替えについて。小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、第一市営住宅が完成したら、入居者はどのような手続を取るのかについてお答えいたします。現在、建物の引渡しを受け、外構工事を終えており、6月末までに畳の入荷を待っている状況です。入居者へは戻り入居に伴う書類を6月18日までに提出していただき、7月から8月にかけて第一市営住宅への戻り入居と、稲嶺原市営住宅の退去を行っていただきます。 小項目2、これからの市営住宅建て替えの進捗状況についてですが、現在策定中の糸満市営住宅再生団地計画案においては、令和5年度に稲嶺原市営住宅B棟建設後、順次、真謝原市営住宅、浜川原市営住宅の建て替え、令和12年度には親田原市営住宅の入居者につきましては、稲嶺原市営住宅への移転入居をしていただき、最後に大里市営住宅の建て替えを行う計画となっております。 ◆11番(玉城安男議員) それでは質問席から再質問させていただこうと思います。 まず件名1、教育行政について。学校給食センターの基本計画についてお尋ねしたいと思います。給食センターは、さきの3月定例会では多くの議論があったと。それの再確認を含め質問したいと思います。まず1番目に、基本計画は庁議決定をしたが、市長決裁を受けていなかった。言い換えれば、市の最終意思決定は終わっていなかったということで理解してよろしいでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 庁議そのものが、市の重要な基本方針を話し合ったり、さらに重要な施策を審議したり、または総合調整という形の会議でもございます。さらに給食センターという教育財産は、地方自治体の首長が総括するもので、その管理を教育委員会がやっているという立場からすると、議員がおっしゃるように市長決裁は受けるべきであったというふうな形で認識しております。 ◆11番(玉城安男議員) それでは、市の最終決定が終わっていなかったということは、市の計画に位置づけていない状況が続いていたと、それは理解してよろしいでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 今、市の計画に位置づけていなかったのかという再質問でありますけれども、これについては位置づけていなかった、明確にそのことについて答弁はできないのかなと。ただ、最終的な市長、副市長への決裁はなかったということなので、そのことを3月以降、現在、市長、副市長の決裁まで受けてきたということです。 ◆11番(玉城安男議員) それでは再確認をさせてください。去年の3月の定例会の議案説明会で、配布した資料にある整備スケジュールはどのようなものかを再度お尋ねしたいと思います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時13分)                              (再開宣告午後3時14分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁させていただきましたが、令和2年3月の一般会計予算の説明では、事業概要の中に給食センター施設整備費とあり、スケジュールが令和3年、用地購入、令和4年から5年、基本・実施設計、令和6年から7年、整備というふうに示されております。 ◆11番(玉城安男議員) それでは去年の3月に整備期間を令和7年と説明がありましたが、それは間違いないですか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時15分)                              (再開宣告午後3時15分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁させていただきましたが、令和6年、7年整備というふうに示されていることから、そういった説明という形で認識しております。 ◆11番(玉城安男議員) それでは、一般的に令和7年まで整備をすると説明がなされましたので、移転は令和8年となる。このスケジュール説明を含んだ令和2年度糸満市一般会計予算は否決されたのですか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時16分)                              (再開宣告午後3時16分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えします。 賛成多数で可決されているそうです。 ◆11番(玉城安男議員) じゃあ、令和7年まで整備がかかると説明していますが、議案説明会は去年の2月25日に開催しました。基本計画書を庁議決定したのはいつか教えていただけませんか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 庁議決定を了承されたのが令和2年2月17日となっております。 ◆11番(玉城安男議員) そうですね、今言った内容から行くと、なかなか意味が分かりませんけれども、再確認させていただきたいと思います。基本計画書を庁議決定したのは2月17日、8日後の2月25日には違う内容を私たち市議会に説明したということで間違いはないですか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時18分)                              (再開宣告午後3時19分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 議員おっしゃるとおり2月17日に庁議決定、25日に説明会というふうなことです。 ◆11番(玉城安男議員) 令和6年供用開始の市民受けのよいスケジュールを庁議決定をして、8日後、私たち市議会での説明では令和7年まで整備がかかるスケジュールを市議会には伝えております。予算の確認ですが、令和2年度一般会計予算当初予算を見ると、給食センター施設整備事業74万8,000円のみでした。基本計画の令和2年スケジュールと違っています。それは財政の査定で切られたのでしょうか。それともそもそもその要求が74万8,000円であったのかをお聞かせください。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時20分)                              (再開宣告午後3時21分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 先ほどの答弁でも述べさせていただきましたが、予算要求は不動産鑑定の予算要求のみで、測量費、地盤調査費については、候補地が確定後、補正予算で対応する予定だったというふうな形になります。 ◆11番(玉城安男議員) それでは基本計画の作成担当は給食センター、予算要求も給食センター、間違いはないでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 間違いございません。 ◆11番(玉城安男議員) 基本計画作成で、候補地選定をしてD案と決めた会議は何日か、お分かりでしたら教えてほしい。もし分からなければ最後の検討委員会の日でもよろしいので、日付を聞かせてください。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時22分)                              (再開宣告午後3時25分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 基本計画の検討委員会が平成30年から、平成30年の11月に1回、さらに2回目になりますが、これが令和元年度に入りまして11月に1回、さらにこの年の2回目に当たる部分で令和元年の12月に1回、さらに最終のこの年の3回目、合計すると4回目に当たりますが、令和2年の1月になります。2回目、3回目、令和元年の12月……、つまり令和元年度の2回目、3回目、最終的な3回目の1月27日の会合で候補地についてという論議がなされております。 ◆11番(玉城安男議員) 部長、今のは令和2年1月27日でよろしいですか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) はい、令和2年1月27日になります。 ◆11番(玉城安男議員) 給食センター自体が計画書と異なる予算要求をして、また市長は候補地の選定が終わった計画と整合性を取らない新年度予算を議会へ上程していることになり、予算の決定権を持つ市長や議案説明会を担当した当時の副市長に、なぜこのような対応をしたのか真意を確認する必要性は強く感じます。実施計画については確認します。事業をスタートする上で実施計画の採択が必要です。同事業に当たって説明がなされ、いつ採択されたかお聞かせください。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時28分)                              (再開宣告午後3時31分) ○議長(大田守) 再開いたします。 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時31分)                              (再開宣告午後3時47分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 採択されたのは令和2年1月14日、査定結果がPFI活用を前提に財政状況を踏まえ、実施することというふうな形で採択されております。 ◆11番(玉城安男議員) それでは、この採択に当たって市長、副市長と事前調整をしていると思いますが、給食センター建設整備事業の現状、課題、審査結果を提示できるのでしたら提示して採択されたかをお示しください。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 まず、現状といたしまして、老朽化した給食センターの施設の建て替えが必要であり、7,000食から7,500食へ提供変更予定、さらに課題ですが、工事費のみ補助対象というふうな形であります。さらに査定結果として先ほど述べましたように、PFI活用を前提に財政状況を踏まえ実施することというふうな形であります。 ◆11番(玉城安男議員) 実施計画の調整で、複合化や広域化、PFIなどの整備手法の検討が必要と課題が示され、査定結果はPFI活用を前提に財政状況を踏まえ、実施すると決定したことが分かりました。市長は計画書と異なる判断を2点していると思います。1点目に、給食センターの基本計画と異なり、実施計画でPFI導入が前提と判断した。2点目に、整備スケジュールは市議会に説明したように、令和7年整備終了で、それ以降の給食センターの供用開始と考えられる。ちなみに、去年3月作成の糸満市立学校給食センター基本計画書を所管する総務委員会へ正式に提供したのはいつですか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 去る3月、令和3年3月の定例会で総務委員会のほうに私のほうから説明させていただきました。 ◆11番(玉城安男議員) その結果で上原昭前市長並びに金城靖前副市長の対応に対して、大変腹立たしく思います。市議会の審査も不十分です。大きな問題をはらんでおり、徹底的に再検証していただきたい。市長の意見を求めたいと思います。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えします。 去る3月定例会で予算の修正動議が提出されるなど、多くの意見がありました。計画のバージョンアップを図るなど、結果を示していきたいと思っております。 ◆11番(玉城安男議員) ぜひそのようなあれで進めていただきたいと思います。 では、小項目2の学校内のエピペンについてお尋ねしたいと思います。さきの金城一文議員から再質問で保護者への負担軽減に努める旨の前向きな答弁が教育長よりあった。市長からも同様の内容のものをお聞かせ願いたいと思います。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 具体的な作業方法などの整理が必要であるけれども、前向きに調整を進めてまいりたいと思っております。 ◆11番(玉城安男議員) ありがとうございます。ぜひ前向きに考えていただきたいと思います。 では、学級閉鎖、休校についてをお尋ねします。オンライン授業に取り組む市内学校が報道され、今回は部分的に導入されたが、できた学校、できなかった学校の違いは何か。その課題解決につなげるための取組などはどのようなものがあるか併せてお伺いします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 できた学校、できなかった学校というものがございましたが、全体的にPCの端末の配布も始まったばかりですし、研修も始まったばかりの状況で、準備ができなかった学校も含めてあるのですが、一つ、できた学校という形で全ての要因ではないですが、先進的にやっている学校がというふうなものもございます。また技術的にチームとしていろんな形でチャレンジしている学校とかというふうなものがございますのと、あとそういった条件も含めて、ほかにも大規模校と小規模校の人数の違いとか、そういうふうな先生方が子供たちに授業で活用する度合いとかという形で、そういった差も含めて我々教育委員会としましては、子供たちが混乱しないように、学校でできることから始めてくれという形で協力をお願いして今に至っておりますので、今回については、取り組んでくださった学校の先生方を本当に褒めていただきたいなと思います。 ◆11番(玉城安男議員) 指導部長そうですよね。先生方にはぜひこのような協力を得たら、ぜひ教育長からも褒めていただければと思います。2番目に、携帯をルーター代わりに使って通信費が高額になったとの声もあったが、それは御存じでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 通信費が高額というふうな形ですが、実際に一部学校において、通信量というんですか、お金のものではなくて、ギガ数というか、そういう量が時間単位で急激に増えたというものをこちらとして認識しております。 ◆11番(玉城安男議員) 要保護、準要保護世帯へ通信費用を助成する場合の試算額などはお分かりでしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時55分)                              (再開宣告午後3時56分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 試算額については、今のところ現状としてはございません。ただ、今後、そういった通信費の課題等は今後もありますので、教育委員会でいろんな角度から調査、研究して、本当に子供たちを支援できるように、また保護者を支援できるように研究してまいります。 ◆11番(玉城安男議員) お願いしたいと思います。義務教育費は、国でしっかり措置すべきである。国へ要請していかれているかを確認したいと思います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時57分)                              (再開宣告午後3時58分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育長(幸地政行) 国へのGIGAスクールにおける要請ですね、その件については教育委員会の教育長の島尻地区の集まり、10教育長の集まりがあります。そういったところで年度ごとに、次年度に向けての要請内容等の調整等をやっておりますので、その部分に限ったことじゃないんですけれども、ぜひそういった場で要請内容が具体化できるように努力していきたいと思います。 ◆11番(玉城安男議員) ぜひお願いしたいと思います。学校についての質問の中で、コロナ禍において、ぜひGIGAスクールは走り出したばかりだから、課題が多い。かかる予算はしっかり国に要請して、教育環境向上に努めてほしいと思います。休憩。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時59分)                              (再開宣告午後3時59分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆11番(玉城安男議員) 小項目4の南山城跡について。南山城跡は国の宝であり、国指定を確実なものにしてほしい。そこで確認します。南山城跡周辺関連城跡なども含めて指定する方向で作業は進めるべきだと思います。それで教育委員会の見解をお尋ねしたいと思います。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 再質問についてお答えします。 南山城跡の国指定につきましては、南山城跡だけではなく、その周辺の嘉手志川も含む周辺グスク群として申請をしていきたいというふうに想定しております。 ◆11番(玉城安男議員) それでは指定申請書案は、令和3年度で作成するのでしょうか。お尋ねします。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 再質問についてお答えいたします。 先ほども教育長のほうから答弁がございましたとおり、令和3年度で作成、それから国、県と、その調整をしていきながら修正があれば修正、なければそのまま申請という形になっていくと考えております。 ◆11番(玉城安男議員) ぜひ早めに申請をお願いしたいと思います。国指定は、私たち糸満市民の悲願です。市長、教育長の意気込みを、ぜひ指定に向けての意気込みをお聞かせください。市長、教育長にお願いします。 ◎教育長(幸地政行) 再質問にお答えします。 糸満市の悲願というお話がありました。これまでも議員の皆様、あるいは市民の皆様、これに対する期待は大変大きいものがあると思います。ぜひ今年度、先ほど答弁しました内容をやはり調査書が国指定に向けてしっかり耐えられ得る、説得力のあるそういった内容になっていくように努力して、ぜひ南山城跡の国指定ができればと思っております。 ◎市長(當銘真栄) 玉城安男議員の再質問にお答えさせていただきます。 まず、今まで多くの関係者が携わってきた、その努力に敬意を表したいと思います。また、選挙の公約に南山城跡の世界遺産指定を掲げています。そのためには国指定が必要であり、早期に実現したいと思っております。しっかりと教育委員会と連携を図ってまいりたいと思っております。 ◆11番(玉城安男議員) 南山城跡については、私たち市民の期待は大きいです。教育委員会としっかり連携して、実現に向けてほしいと思います。 件名2、PFI導入等可能性調査についてお尋ねします。推進検討委員会の構成メンバーをお尋ねします。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 推進検討委員会の構成メンバーは、市の職員で、部長級で構成されております。 ◆11番(玉城安男議員) 財政負担が重く、アレルギー対応の給食提供をちゅうちょする自治体もあると聞きます。また、広域連携により地元食材の活用範囲が広がる可能性がある。広域連携は調査することを考えていますか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 一般的に広域連携による費用の効率化や、お互いの地元食材を利用する機会が増えるのではないかと考えています。今回の学校給食センターPFI導入等可能性調査業務の中で、広域化の検討も行う予定でございます。 ◆11番(玉城安男議員) 学校給食センター基本計画のレベルアップ作業並びにPFI導入等可能性調査業務をしっかり進めていただき、学校給食センターの効率的、効果的な施設整備等に向け引き続き取り組んで頂きたいと思います。 それでは、南部病院跡地利用についてお尋ねしましたが、なぜこのような質問をしたかというと、南部病院や社会福祉センター用地は過去に松下電器産業株式会社の御厚意によって無償で提供されたことを市民や、市職員にも分かってもらいたいという趣旨で質問しました。市長は選挙公約の中で南部病院の跡地や社会福祉センターの今後の在り方について公約に掲げておりますので、実現に向けて取り組んでもらいたいと思います。 件名8、プロ野球について。経済効果を増やす取組についてをお尋ねします。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 経済効果を増加させるためには、行政のみの努力では限界があるため、商工会や観光協会など、各種団体と連携を図りながら、受入れ協力会を設立し、県内外の観客数や1人当たりの消費額の増加を促す仕組みづくりに取り組んでまいります。 ◆11番(玉城安男議員) 経済効果以外の影響などもあるのでしょうか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) プロ野球キャンプにつきましては、経済効果以外にも選手との交流及び間近でプロのプレーを見ることで子供たちに大きな夢と希望を与え、青少年の健全育成にもつながる教育効果も期待されると考えております。 ◆11番(玉城安男議員) では、想定される経済効果、まだプロ野球は来ていませんけれども、おおよそ幾らぐらいになるか分かればお知らせください。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 想定される経済効果でありますが、本市の場合は2次キャンプのみということで、10日前後と短期間になります。他の市町村でのキャンプは1次キャンプ、2次キャンプ、3週間程度行われていますが、それと比較したら若干少なくなると思いますが、今回想定で出した経済効果については、約4億8,000万円を想定しております。 ◆11番(玉城安男議員) 現球場でプロ野球キャンプを実施する場合、防球ネットや屋内練習場の確保が急がれると思いますが、これはなぜだと思いますか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) プロ野球キャンプ誘致につきましては、施設整備がある程度必要だと考えております。ただ、防球ネットにつきましては、以前から安全確保の観点からの要望もあり、早期に整備が必要と認識しております。また、屋内練習場につきましては、本格的な2次キャンプが実施できるよう、財源確保に努めて整備していきたいと考えております。
    ◆11番(玉城安男議員) 一般質問については以上ですけれども、今議会の22日のことについてですけれども、ぜひそのときには議長のほうで時間を、4時にならないうちにぜひ時間延長をしていただきたいとお願いをしまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時08分)                              (再開宣告午後4時09分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆20番(新垣安彦議員) こんにちは。最終日、4番バッターで一般質問をさせていただきます。若干ですが、私本員の所見を述べさせていただきたいと思います。昨日6月23日は、67回目の沖縄全戦没者追悼式が行われました。私ども公明党は毎回この慰霊祭には参加させていただき、今回は県議、それから衆議院予定候補である金城泰邦共々にまた市議会私新垣安彦、そして金城幸盛議員共に献花をさせていただきました。恒久平和を祈り、さらなる市議会での質問を行いながら、糸満市の発展のために尽くしてまいりたいと思いますのでよろしくお願いします。それでは通告書に従い一般質問を行います。 件名1、新型コロナウイルスワクチン接種について。小項目1、高齢者ワクチン接種の取組状況について。本市のコロナワクチン接種に係る予約及び接種体制は當銘真栄市長を先頭に、各課並びに全庁挙げて取り組んでいることに対し、敬意を表するものであります。ワクチン接種は今までに経験のない大規模な集団予約及び受付並びに接種会場設置など、本市は11市の中でも早い段階から取り組んできたものと思料するものであります。そこでお伺いをいたします。ア、第1回ワクチン予約受付において、混乱の原因及び改善点について伺う。イ、83歳以上の1回目と2回目の接種の人数と接種率を伺う。ウ、65歳以上の1回目と2回目の接種の人数と接種率を伺う。エ、県内10市の接種率と本市の接種率について伺う。オ、個別ワクチン接種の接種会場(医療機関)との連携について伺う。カ、余剰ワクチンの優先接種について伺う。キ、保育園関係職員並びに小中学校職員等への優先ワクチン接種が行えないか伺う。ク、64歳以下のワクチン接種について、タイムスケジュールを伺う。ケ、ワクチン接種対象市民の接種終了見込みを伺う。 件名2、糸満市新型コロナウイルス感染防止対策等に関する緊急対策事業(第8弾)について。小項目1、感染症対策に関することについて。沖縄県が示した新型コロナウイルス感染症対策に向けて。ア、新型コロナウイルス感染症PCR検査強化事業について伺う。次にコロナ禍において自宅での自粛における子供の取り巻く生活環境への深刻化の解消に向けての取組について。イ、相談システムの導入について伺う。次に下記PBL授業の目的について。ウ、PBL授業(課題解決型学習)の仕組み化事業について伺う。 小項目2、経済対策に関することについて。地元産の農作物の支援について。ア、地産地消食材提供事業について伺う。次にコロナ禍の中での市内事業者への支援について。イ、市内事業者支援給付金の給付状況について伺う。次にコロナ禍で収入が前年より大幅に減少した世帯への支援について。ウ、市営住宅家賃の減免支援について伺う。 件名3、緊急事態宣言における小中学校の対応について。小項目1、6月7日から6月20日までの小中学校の休校について。本市は、沖縄県の緊急事態宣言の発令と県内高等学校が休校となったことから、市内小中学校の休校を決定したものと思料します。そこでお伺いをいたします。ア、臨時休校に対する保護者からの問合せ等について伺う。イ、6月8日のテレビ及び新聞記事において、糸満市立糸満小学校は、本市が取り組んできた「ギガスクール」構想の先行事例校として紹介され、全児童にノートパソコンの配布とオンライン授業が行われたとの報道があった。オンライン学習の成果と課題について伺う。ウ、糸満小学校での実証をどのように他の小中学校に反映させるのか伺う。 小項目2、臨時休校期間中の学校給食について。6月8日付、新聞記事に「牛乳や県外野菜 在庫抱え価格は下落 給食業者 休校で危機」との見出しの報道がございました。本市給食センターへの納入業者について。ア、食材納品業者への対応について伺う。イ、給食費について教育委員会の見解を伺う。 件名4、西崎運動公園整備事業について。小項目1、西崎野球場整備について。5月20日木曜日の當銘市長と千葉ロッテマリーンズ球団社長河合氏との会談を受けての下記事項について伺うものであります。ア、西崎野球場の整備を行うことに至った経緯について伺う。イ、今定例会に提案された整備計画及び予算について伺う。ウ、千葉ロッテマリーンズの第2次キャンプによる子供たちへの影響について伺う。エ、千葉ロッテマリーンズの第2次キャンプ地として受け入れた際、本市経済に対する影響はどのようなものが想定されるか伺う。 件名5、水産行政について。こちらのほうでは語句の訂正がございます。「水産庁漁船」というところを「水産庁巡視船」にと訂正方お願いをいたします。小項目1、糸満漁港北地区内の水産庁巡視船停泊所確保に伴う護岸整備事業について。上記案件については、本年3月定例会でもお伺いをいたしました国直結の事業であり、本市の漁港整備及び水産業が大きく前進するものと本員は思料するものであります。そこでお伺いをいたします。ア、事業計画の進捗状況について伺う。イ、漁港内しゅんせつで新糸満造船所から糸満漁協ドック前の浅瀬のしゅんせつを国及び県に要請する考えはないか伺う。 小項目2、令和2年7月21日付、県漁連会長及び糸満漁協組合長名で要請のあった、沖縄県漁業協同組合連合会等の水産関連団体を補助対象団体とすることについて、市当局の見解を伺う。 件名6、教育行政について。小項目1、糸満市立学校給食センター建設について。給食センター建設は児童生徒に安心安全な給食を提供する施設であり、3月定例会でも多くの議員から質問を受けた案件であります。ア、糸満市立学校給食センター基本計画のレベルアップについてどのように行ったか伺う。 次に生涯学習支援センターについては、3月定例会で同施設整備を要請したところ、駐車場整備、車両止め、1階への車椅子専用スロープ(手作り)が整備され、利用者の方からも大変に喜ばれております。しかしながら、同施設内には障がい者専用トイレや、2階に上がるスロープ等がなく不便との申出がございました。改めて質問いたします。小項目2、生涯学習支援センター内の施設整備について伺う。 件名7、地域経済対策について。小項目1、地方自治体の公的奨学金肩代わり返済支援制度について。上記案件については、3月定例会一般質問で市当局に初めて質問を行い、市当局からは同制度の調査研究を行う旨の答弁を頂きました。改めて同制度の市当局の見解をお伺いします。 以上、演壇での質問を終わり、再質問は質問席から行います。 ◎市長(當銘真栄) 新垣安彦議員御質問、件名2、糸満市新型コロナウイルス感染防止対策等に関する緊急対策事業(第8弾)について。小項目1、感染症対策に関することについて。イ、相談システムの導入についてお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐために行われている外出自粛や休校等の状況下においては、生活不安やストレスによる子供やその家庭の相談、DV相談の増加や深刻化が懸念されます。相談窓口は子ども家庭総合支援拠点、子育て世代総括支援センター、教育委員会、婦人相談等、複数の部署にまたがることから、児童虐待の予防や早期発見には関係部署との有機的な連携による情報の共有が重要となります。よって、子供に係る情報共有と相談支援体制の強化を目的に、新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金を活用し、相談システムを導入することとしました。なお、相談システム導入のスケジュールですが、現在、プロポーザル審査により選定された事業者と契約内容について調整しており、契約締結は今月中を、本稼働は令和4年1月をめどに進めていきます。 残りの御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時21分)                              (再開宣告午後4時21分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市長(當銘真栄) すみません。訂正をお願いいたします。 「総括」と言った部分を「包括」に訂正させていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名3、緊急事態宣言における小中学校の対応について。小項目2、臨時休校期間中の学校給食について。ア及びイについてお答えいたします。 小項目2、ア、食材納品業者への対応については、緊急事態宣言が発令され、各小中学校が休校となり、同時に学校給食の提供も停止しております。食材納入業者への対応については、事前に給食で使用する食材の注文を停止しておりますが、加工された食材については納入業者と調整を図り、給食で利用できるよう調整を図っております。 次にイ、給食費について教育委員会の見解については、各小中学校の休校分の給食については、返還ではなく、夏季休業短縮による代替やこれまで給食の提供を予定していなかった始業式や終業式で提供を行う予定です。 ◎市民健康部長(島根辰也) 御質問、件名1、新型コロナウイルスワクチン接種について。小項目1、アからケまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、第1回ワクチン予約受付において、混乱の原因及び改善点について。市民に混乱を招いた大きな原因として、65歳以上の全ての方々を予約対象としていたことや、効率性より市民への平等性を優先した結果、インターネットの予約においてアクセス集中による動作遅延などが発生したことから、インターネットでの予約の受付を停止いたしました。その反省を踏まえ、システムの改修やコールセンターの電話回線を5回線から9回線に増やし、予約については、年齢を分けた予約受付、インターネットやコールセンター、窓口での段階的な予約受付方法を取ることにより、スムーズな予約受付となるよう改善を行っております。 次にイ、83歳以上の1回目と2回目の接種の人数と接種率について、令和3年6月13日時点の市が管理する健康管理システムでは、対象者数3,275名、1回目1,685名で、接種率が51%、2回目接種が1,086名で、接種率が33.16%となっております。 次にウ、65歳以上の1回目と2回目の接種の人数と接種率について、対象者数1万4,301名、1回目4,513名で31.5%、2回目接種が2,971名で20.7%となっております。 次にエ、県内10市の接種率と本市の接種率について、新聞報道によると、6月6日時点で、糸満市、1回目26.3%、2回目15.0%で、糸満市より1回目の接種率の高い市は沖縄市、宮古島市、石垣市、南城市になります。 次にオ、個別ワクチン接種の接種会場(医療機関)との連携については、市が実施している集団接種でのワクチンの取扱い、希釈や接種方法等について、医療機関と情報共有しながら実施してまいります。 次にカ、余剰ワクチンの優先接種について、集団接種会場で余剰ワクチンが発生した場合、廃棄を回避する目的から優先順位として、まず医療機関から集団接種に対応された医療従事者、次に集団接種会場に動員された市職員の順で接種を行っております。医療機関等で余剰ワクチンが発生した場合は、医療機関より連絡があった場合のみ集団接種会場に動員されている、また動員される予定の市職員の接種を行います。 次にキ、保育園関係職員等並びに小中学校職員等への優先ワクチン接種が行えないかについて、基礎疾患を有する者や高齢者施設等の従事者への接種の次に、64歳以下の接種が始まりますが、そのタイミングでその感染リスクや子供を預かる場所でクラスターが発生した場合の家庭への影響の大きさなどを考慮し、保育園、こども園等施設や、小中高校施設の従事者等への優先的な接種も予定しております。 次にク、64歳以下のワクチン接種のタイムスケジュールについて、65歳以上の高齢者のワクチン接種が7月末で完了することから、6月からは入院、入所者の方々で基礎疾患を有する者への接種を開始し、8月から一般の基礎疾患を有する者、高齢者施設等の従事者などの接種を進められるよう取り組んでおります。64歳以下の方の接種券につきましては、6月中の発送を目指し取り組んでまいります。 最後にケ、ワクチン接種対象市民の接種終了見込みについては、市の接種計画では、集団免疫力としての効果が見込める全市民の6割の接種を人流が顕著となる年末年始までを一定のめどとし、希望する市民の方の接種終了を2月末と見込んでおりますが、県が実施する広域ワクチン接種や職域接種等との効率的な連携により、前倒しできるよう努めてまいります。 ◎福祉部長(金城満) 件名4、糸満市新型コロナウイルス感染防止対策等に関する緊急対策事業(第8弾)について。小項目1、感染症対策に関することについて。アについてお答えします。 小項目1のア、新型コロナウイルス感染症PCR検査強化事業については、保育施設に勤務する職員を対象に定期的にPCR検査を実施し、施設内感染やクラスター発生を未然に防止する内容となっております。当初の予定では、県が事業主体となり、検査費用を県と市で折半して負担することになっていましたが、国が実施するモニタリング事業を活用できることになったことから、現時点では本事業を優先しPCR検査を実施しています。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時31分)                              (再開宣告午後4時32分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎福祉部長(金城満) 先ほどの答弁において、「件名2」を「件名4」と誤って説明いたしました。申し訳ございません。訂正をお願いします。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 御質問、件名2、糸満市新型コロナウイルス感染防止対策等に関する緊急対策事業(第8弾)について。小項目1、感染症対策に関することについて。ウ、PBL授業(課題解決型学習)の仕組み化事業についてお答えいたします。 中学校で行われている職場体験活動が、新型コロナウイルス感染拡大の影響により実施が困難になる中、学びを止めることがないよう地域の企業参画による探求型のPBL授業(課題解決型学習)を実施しております。PBL授業は、地域の企業から与えられる課題に対し、生徒がチームで解決策を考える学習であります。授業を通して正解のない解決策を協力してまとめていく力を養うことを目的としております。 次に件名6、教育行政について。小項目2、生涯学習支援センター内の施設整備についてお答えいたします。生涯学習支援センターは、多くの市民に利用されている施設でありますが、旧糸満南小学校の建物であるため、バリアフリー化されておりません。高齢者や障がい者等の一部の皆様には御不便をおかけしているところであります。障がい者用トイレや2階へのスロープの設置につきましては、建物の全面的な改修となることから、現段階での対応は厳しいものと考えております。 ◎経済部長(兼城浩康) 御質問、件名2、糸満市新型コロナウイルス感染防止対策等に関する緊急対策事業(第8弾)について。小項目2、経済対策に関すること。ア及びイについてお答えします。 小項目2、ア、地産地消食材提供事業については、コロナ禍の中、市民や事業者の活動自粛による消費低迷により余剰分となった農作物を消費するため、学校給食で提供される糸満産の野菜にかかる差額分の費用を登録事業者に対して令和3年5月より交付しており、予算の範囲内で継続実施してまいります。また糸満産のパッションフルーツを使ったゼリーとジャムを今年7月に市内小中学校、保育園、こども食堂へ提供し、地産地消を図るとともに、農家の経営支援につながるよう事業を予定しております。 次にイ、市内事業者支援給付金の給付状況については、現在、市内において継続して事業を営む法人、個人が新型コロナウイルス感染拡大前と比較して、事業収入が50%以上減少した月が認められた事業者について支援金を給付しております。対象者としては、観光関連業、飲食店時短営業協力金受給事業者等を除く市内全事業者となっており、申請期間は6月1日から9月30日までを予定しております。給付状況につきましては、6月10日現在で160件の申請があり、1,600万円の給付を予定しております。 次に御質問、件名5、水産行政について。小項目1及び2についてお答えします。小項目1、糸満漁港北地区内の水産庁巡視船停泊所確保に伴う護岸整備事業について。ア、水産庁による糸満漁港北地区の護岸整備事業の進捗状況ですが、令和2年度で調査設計を完了しており、今年の10月から岸壁箇所の地盤改良が始まり、令和4年4月より岸壁の本体工事を着手し、令和6年3月末での完成予定と伺っております。 次にイ、新糸満造船所から糸満漁協ドック前の浅瀬のしゅんせつを国及び県に要請する考えについては、令和3年7月開催予定の沖縄県農林水産部との行政懇談会にて要望いたします。 次に小項目2、県漁連会長及び糸満漁協長名で要請のあった県漁連等の水産関連団体を補助対象団体とすることについては、令和3年度予算にて事業補助費を計上しており、本年4月に糸満市水産業振興整備事業補助金交付要綱の補助対象者に県漁連を加えた内容で要綱の一部改正をしております。 最後に御質問、件名7、地域経済対策について。小項目1、地方自治体の公的奨学金肩代わり返済支援制度についてお答えします。地方自治体による奨学金返済支援制度は、内閣府まち・ひと・しごと創生総合戦略による奨学金を活用した大学生等の地方定着や地元企業に就職した若者の奨学金返済の負担軽減と人手不足に悩む中小企業等の事業支援が図られるとともに、地域の活性化につながる制度であると認識しております。 ◎建設部長(大城拡) 御質問、件名2、糸満市新型コロナウイルス感染防止対策等に関する緊急対策事業、小項目2、経済対策について。ウ、市営住宅家賃の減免支援については、令和2年度の実績として減免世帯数18世帯、申請件数58件、延べ月数76か月で、減免金額合計として58万9,900円となっております。なお、今年度も引き続き減免支援を継続しております。 次に御質問、件名4、西崎運動公園整備事業について。小項目1、西崎野球場整備について。ア及びイについてお答えいたします。小項目1、ア、西崎野球場の整備を行うことに至った経緯については、これまでも西崎野球場を含む運動公園施設については、運動公園・体育施設機能強化事業等において整備してまいりました。西崎野球場については、かねてから合宿などで利用してきたアマチュアスポーツ団体等から施設改修の要望があり、今回千葉ロッテマリーンズから西崎野球場の利用における要望とも合致したことから、国の一括交付金を活用し、整備することとなりました。 次にイ、今定例会に提案された整備計画及び予算については、西崎野球場内野の土の入替え、外野フェンスラバーの張り替え、屋内ブルペンの改修などを予定しております。費用については、国の一括交付金を活用し、約1億800万円を本定例会の第2号補正予算に計上し、承諾を頂いたところです。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 御質問、件名3、緊急事態宣言における小中学校の対応について。小項目1、6月7日から6月20日までの小中学校の休校について。アからウまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、臨時休校に対する保護者からの問合せ等については、休校に関しては子供を預ける準備や仕事の調整もあるのに急すぎるとの意見がありました。また、自主登校について体を動かす時間は確保されているかという問合せや学校で受け入れてくれて感謝しているという声もありました。 次にイ、オンライン学習の成果と課題については、成果は学習用端末を持ち帰った学校において、家庭と学校間とのつながりを構築することができた。家庭内のネットワーク環境が把握できた。などがあります。課題としては、オンライン学習の中でどのように授業を進めるか。どのような教材が使えるかなどを検証する必要があると考えております。今後、さらに検証を続け、課題について整理していきたいと考えております。また、ネット環境の整わない家庭への支援はWi-Fiルーターの貸与を行う予定ですが、通信費の負担について検討を行う必要があることから、全小中学校で学習用端末を持ち帰り、自宅学習ができる環境が整った段階で検討してまいりたいと考えております。 最後にウ、糸満小学校での実証をどのようにほかの小中学校に反映させるかについては、今回の取組の過程で出た成果と課題を共有し、各校の実情を踏まえながら全校でオンライン学習の体制が構築できるよう取り組んでいきたいと考えております。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 御質問、件名4、西崎運動公園整備事業について。小項目1、西崎野球場整備、ウ及びエについてお答えします。 小項目1、ウ、2次キャンプ実施による子供たちへの影響については、野球教室などの交流及び間近でプロのプレーを見ることにより、夢と希望が得られ、青少年の健全育成につながる教育効果が期待されます。 次にエ、2次キャンプ地として受け入れた際の想定される本市経済への影響については、キャンプ参加選手、スタッフ及び県内外からの観客等の宿泊、飲食、交通などの消費額やキャンプ施設のインフラ整備費等が直接支出額として反映され、本市の経済活性化に大きく寄与するものと考えております。 次に御質問、件名6、教育行政。小項目1、糸満市立学校給食センター建設、ア、基本計画のレベルアップについてお答えします。本市学校給食センターの建て替えに当たり、今年度は学校給食センターPFI導入等可能性調査業務の発注に向け取り組んでおります。その業務の中で令和2年3月に策定した糸満市立学校給食センター基本計画で示された施設規模や建設候補地を基に、施設整備に当たって遵守すべき法令等の調査など、基本計画のレベルアップを行う予定です。具体的には基本計画で示された建設候補地の状況等の把握をするため、地質調査を実施し、都市計画や建築基準等の法的条件など、想定される課題等について整理する予定であります。また、それらの結果を基に、屋外附帯工事等を含む概算事業費を算出する予定であります。現在の状況は5月21日に公募型プロポーザル方式により提案者を募り、参加を表明した提案者へ、企画提案書の提出をお願いしているところであります。今後は、優先候補者を選定、契約を締結し、今年度中に業務を完了する予定であります。 ◆20番(新垣安彦議員) それでは質問席より再質問をさせていただきます。 件名1、新型コロナウイルスワクチン接種についてでございますが、まず初めに、當銘真栄市長にお伺いをしたいと思います。市長は、糸満市がワクチン接種を始めた当初から一日も欠かさずワクチン接種会場に高齢者の方々をお迎えして、ワクチン接種でのやり取りをしていることを私は視察しながら見てきました。その際に、その高齢者の方々にどのような声かけをして、そして高齢者の方がどのような形で御返答をしてきたか。それについて、かいつまんで御答弁頂けますか。 ◎市長(當銘真栄) 新垣安彦議員の再質問にお答えさせていただきます。 4月29日から第1回目の集団接種ということで、当初から参加、職員の激励、医療従事者への激励ということで回らせていただいています。まず、役所であれば入り口のほう駐車場から、高齢者の方なので、ちょっと足が不自由な方は近くまで車を寄せて、車椅子等も準備しておりますということで御案内させていただいています。議員も承知のとおり、入り口のほうに立っていただいて、何名かの方にお声かけしているのも私は見させていただいております。さらには、また順序ですね、受付から接種、また経過観察等、帰るまでの間にも、受けた方々にも声をかけさせていただいております。体調どうですかというふうな声をかけさせていただいております。接種が終わった方、高齢者の方からは丁寧、親切な対応をしていただいているというお言葉を頂いて、またスムーズに接種をしていただいたということで、職員の方々は休みにもかかわらず、職員が一生懸命頑張っているということで、大変お褒めの言葉を頂いております。以上です。 ◆20番(新垣安彦議員) 私も、何度か接種会場で市長がそのような対応をされているのを目で目視させていただいておりました。本当に高齢者の方が喜んで接種を受けているという状況も見聞きさせていただいておりましたので、この質問をさせていただいております。そこで、これからはその接種状況についてでございますが、確かに当初は電話対応とかネットワークの不具合とかで大変御迷惑をおかけしたということも伺っておりますし、それについて、また当局のほうから議員団に対して説明等もなされていた経緯もございます。そういう中で、しっかりと現在、その時々であるかと思うんですが、これといったトラブルもなく、順調にワクチン接種が進められているというふうに思っております。そこでですが、今大事なのは、接種した中で余剰のワクチンがあるということも聞いたことがございますが、糸満市のほうでもそのような余剰ワクチンが発生したことはございますか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 6月13日現在、34件の余剰ワクチン接種を行っております。 ◆20番(新垣安彦議員) その34件あったワクチンはどのような形で使用されたのでしょうか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁いたしましたが、余剰ワクチンの優先接種については、集団接種会場で余剰ワクチンが発生した場合、廃棄を回避する目的から、優先順位としてまず医療機関から集団接種に対応された医療従事者、次に集団接種会場に動員された市職員の順で接種を行っております。また、医療機関等で余剰ワクチンが発生した場合は、医療機関より連絡があった場合のみ、集団接種会場に動員されている、または動員される予定の市職員の接種を行います。 ◆20番(新垣安彦議員) 今はその手続の流れでございますけれども、その34件の余剰ワクチンというのはしっかりと医療機関の方、それから市職員の方々に接種がなされたというふうに理解してよろしいでしょうか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 余剰ワクチン接種を行っております。 ◆20番(新垣安彦議員) それでは、本当に大切な、本当に重要なこのワクチンを1滴も無駄にすることなく、今、使用し続けているということで理解してよろしいでしょうか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 はい、そのように行っているということでございます。 ◆20番(新垣安彦議員) それでは、やはりこれから83歳の方、それから65歳以上という形で今ワクチン接種はどんどん進んでいっているんですけれども、これから行く中でやはり今度は64歳以下のワクチン接種というのが課題となってまいります。そのワクチン接種の接種券はどういう形で郵送されるのか。その手順について御答弁頂けますか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 64歳以下の方の接種券につきましては、60歳から64歳までの方へ6月中の発送を目指し、早い時期に順次それ以下の年齢の方々への対応を予定しております。 ◆20番(新垣安彦議員) ちょっと聞き取りにくかったので、もう一度お願いできますか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 64歳以下の方の接種券につきましては、60歳から64歳までの方へ6月中の発送を目指し、早い時期に順次それ以下の年齢の方々への対応を予定しております。 ◆20番(新垣安彦議員) そうしますとですね、今、64歳以下については、60歳から64歳までについて6月ごろに配布する予定であると。それ以降については、まだ配布する月というのは決まっていないというふうに理解してよろしいですか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 早い時期に、順次7月を目指して対応を予定しているということでございます。 ◆20番(新垣安彦議員) この時期だと16歳以上からのワクチン接種、基本的になるはずです。そうしますと、60歳から64歳までは6月にもらえるけれども、その以下というのが、やはり世代の方からすると心配なところがありますので、できれば早い時期にそういうのをお示しすることが市民への安心な接種状況を確保する上で大事なことだと思いますので、ぜひそのほうには取組をしていただきたいと思いますので、その件についていかがでしょうか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 最大限努力してまいりたいと思います。 ◆20番(新垣安彦議員) それではもう1点確認ですが、これは提案になるんですが、ワクチン接種のスピードを上げるために、今は内科医とかそういうお医者さんがワクチン接種を打ち手としてされていると思うんですが、今よくあるのが、歯医者さんのほうでもワクチン接種が、打ち手として確保されているということも伺ったことがございますが、今、糸満市としては歯医者さんの方にも接種の打ち手としての可能性としてお話をしたことがあるのかどうか、それについて御答弁頂けますか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 歯科医師にワクチン接種の打ち手の協力を求める考えがないかということだと思いますが、歯科医師によるワクチン接種の受入れを行うことへの制度設計等も勘案して、他市町村の状況も踏まえ、活用することなどへの調査、研究を行いたいと思います。 ◆20番(新垣安彦議員) 本当にワクチンを接種することによって、早めに市民の方がワクチンを受けるということが課題かと思いますので、ぜひその辺は検討されてください。もう1点確認ですが、今、県のほうが集団接種会場を示しています。そうすると、糸満市民の方もその方向に行く可能性があります。そうすると、二重接種の可能性があるわけですから、その防止についてはどのような形で、県との調整をされていくのか、それについて御答弁頂けますか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 県広域ワクチン接種センターでは、武田/モデルナ社製ワクチンを使用し、2回の接種で同じワクチンを使用する必要があります。また、接種間隔も違うなど、本市が実施するワクチンとは異なることから、予約の際には注意が必要となります。二重予約がされると準備したワクチンが無駄になるため、接種を希望される方は御理解の上予約していただきたいと思います。県においては広域ワクチン接種センターの予約案内等のホームページにおいて大きく注意喚起を行うことで対策を行っており、本市においても市のホームページ、QABデータ放送にて周知に努めております。 ◆20番(新垣安彦議員) それではぜひそういう二重ワクチンの予約にならないように、そうすると市のほうも予約が埋まってしまって、打ちたくても打てなくなることもありますので、ぜひそのほうは進めてください。 それでは次、件名2の感染症対策についてでございますが、先ほど部長からの答弁で国のモニタリングによってこのPCR検査はなしていくというふうな御答弁だったと思うんですが、それでよろしいでしょうか。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 4月の補正予算で新型コロナウイルス感染症PCR検査強化事業ということで予算化させていただきましたけれども、そのときには県と国で折半でということでございました。その後、国のほうが補助事業を新たに設けましたので、そのほうのモニタリングで対応することは可能となりましたので、議員のおっしゃるとおりでございます。 ◆20番(新垣安彦議員) 市の負担分がなくて、保育園の保育士、それから幼稚園の先生がPCR検査を受けられるということでございます。その辺についてはしっかりと行っていただきたいと思います。 次に相談システムについてでございますが、先ほど部長のほうから……ちょっと休憩。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時01分)                              (再開宣告午後5時01分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆20番(新垣安彦議員) 先ほど部長のほうから、この相談システムの取組については、総合相談管理システム等の導入等があるということと、何よりも児童虐待防止につながるような体制強化を進めていくというふうな御答弁を頂いたんですが、先ほどそれについて本市においても、糸満市相談システム導入業務という形で、別紙1から4までございます。そしてそれが企画提案書として出来上がっていて、糸満市独自の児童虐待防止のための施策がつくられているというふうに理解するのですが、これについて部長の御見解を頂けますか。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 千葉県野田市において発生した小4女児の虐待死事件は本当に痛ましい事件であり、父親による激しい暴行を受けてお亡くなりになられた。誰にも助けられることなく、救われることもなく、大切な一つの命が奪われたこと。本当に心が締めつけられる思いでございます。本市においても関わりがあり、その関わりが不十分であった点は本当に申し訳なく思います。衷心からお亡くなりになった児童の御冥福をお祈りするとともに、二度とこのような事案が起こらぬよう児童虐待防止に取り組む所存でございます。本市においても要対協における検証結果を踏まえ、児童虐待防止を強化するために準備を進めてまいりました。児童虐待の予防、早期発見には子ども家庭総合支援拠点と子育て世代包括支援センターのほか、各相談業務の関係機関との連携が重要となります。現在、各部署の相談情報の管理一元化がされておらず、情報の蓄積、情報共有、連携に課題があることから、相談システムを導入することを検討したということでございます。 ◆20番(新垣安彦議員) 今、部長のほうから今回の相談システム導入に向けての御説明をしていただきました。糸満市において、確かに部長のおっしゃったとおり野田市で発生したことについては、本市も関わりがある。その分についてはしっかりと取り組まないといけないという形で、今後、糸満市独自の虐待防止のための政策を講じる条例をつくっていく、そういう方向へ向けて取り組んでいく必要性はあるかと思いますが、部長の御見解を聞かせていただけますか。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 まず、本年3月には教育委員会において、糸満市立学校の指針虐待防止マニュアルというものが策定されたと聞いております。市でも現在策定中の糸満市教育大綱において、児童虐待防止に関する記述を盛り込むとともに、児童虐待防止条例の制定及び個人情報保護条例の関係規定の整備に向けて、その対策を担保するよう準備を進めているところでございます。 ◆20番(新垣安彦議員) 今、担当部長のほうから所管でございますので、児童虐待防止のための、糸満市としてしっかりとした指針を定めていくと。そのためには関係機関との調整を踏まえた上で進めていくと。さらには今、教育委員会からのほうも、やはり子供というのは小学校がありますので、そのような虐待防止のためのマニュアルをつくりながら、それが総体となった形での児童虐待防止条例を本市独自の形で示していくという形での今の御発言だというふうに理解をしておりますが、その方向でよろしいでしょうか。 ◎福祉部長(金城満) 先進地の事例も踏まえながら、本市内の対策を講じるということでございます。 ◆20番(新垣安彦議員) そうしますと、やはりそういう条例等を作成していくとなれば、逆算スケジュールから考えていくと、今年度中にその旨をお示しする必要性はあるかなということでありますけれども、いかがでしょうか。 ◎福祉部長(金城満) 先ほどの答弁でも準備を進めているということを申し上げました。先日行いました要対協の実務者会議、こちらにも弁護士が加わっております。そちらのほうからもこの条例の素案、たたき台をお示しして御意見を頂いたところです。個人情報保護条例との関係性を調整する必要があると御意見を頂いておりますので、それも踏まえて条例の制定に向けて準備をしたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦議員) ぜひ、お示しをしていただき、またそれをしっかりと県内外に、糸満市はここまでしたんですということをぜひアピールしていただきたいと思います。休憩お願いします。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時08分)                              (再開宣告午後5時08分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆20番(新垣安彦議員) それでは件名3、緊急事態宣言における小中学校の対応についてでございますが、先ほど指導部長のほうからも御答弁を頂きました。私も去る6月18日金曜日に、糸満小学校を視察させていただきました。その際に、やはり先生がしっかり画面に向かって、生徒と一緒に本当に楽しくやっているということを見まして、こういう形の授業もしっかりとできるんだなと。また、子供たちも私たちの世代からすると、パソコンを触るにしても、指で触ろうとするような流れの中でも本当にスムーズにやり取りができているというのを感じました。やはり、それを進めて糸満市がGIGAスクールを取り入れたのは間違いじゃなかったなと。この時期にこういう形でできたというのも何らかの形でそれが結果として表れたんだなというふうに理解をしております。そこで担当した方から、案内していただいた方から、じゃあ今、どういう状態ですかということをお伺いしましたら、やはり今回質問に上がっている中でも、やはりモバイルルーターが必要ですよねと。途切れ途切れになってしまうこともあると。学校施設内でも途切れ途切れになるようなことがあるということがありますので、ぜひこれは各学校でやっていること、また市外の小中学校でも同じような形でやっている。そういう情報を共有しながらどんどん発展的に進めていきたいと思うんですが、教育委員会の御見解をお聞かせ願えますか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 今、議員がおっしゃったように様々な課題が出てきております。この通信環境による通信負荷の問題とかアクセスポイントとかというふうな形のものもございまして、そういった課題を出てきたものそのものが成果だというふうに捉えておりますので、そういったものを実際に、今、GIGAスクールサポーターとして委託している業者と、また本教育委員会にいるICT支援員、さらに各学校の意見を現在集約しておりますので、そういった集約したものを再度担当者を集めて、論議しながら校長会にも諮りながら、どんどん学習用端末の活用について推進してまいりたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦議員) ぜひお願いをしたい。もう1点、付け加えていただきたいのは、やはりデジタル教科書があるということとないのでは授業の進め方が全然違うんですというお話もされておりました。確かにデジタル教科書を全部そろえるというのは予算的に難しいところはあるかと思いますけれども、教科、科目によって各学校統一的にデジタル教科書を導入していくというのは大事なことではないか。それによってPCの使用する頻度を上げていく。それで慣れていくということ、そして教師もそれで慣れていくということは必要かなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 デジタル教科書については、現在、国において検証中のため、国の動向を見守っていきながらこの導入についても検討していきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦議員) ぜひそのように進めていただきたいと思います。 それから次、小項目2の臨時休校期間中の学校給食についてでございますが、先ほど部長からもお話がございました。御提案ではございますが、今回のように急に休校となったとき、どのような対応の仕方があるかというと、やっぱり保護者の方は、子供たちがお昼どのような形で御飯を食べているかがやはり心配だという声が聞こえてきました。できればお昼時間帯だけは給食を学校に来てもらって食べていただいて、そして帰っていくと。そういうことによって業者の方は材料が提供できる。給食センターの職員を休ませることなく作業ができるということを考えていけば、これもひとつ検討に値するのかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時13分)                              (再開宣告午後5時13分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 休校期間中の給食提供につきましては、休校そのものが感染の防止という形でございますので、今、システム上、給食を学校に持ってきて子供たちを集めた場合に、給食を配膳するという形で再度密になるような状態になりますので、そういった仕組み等も検討しながら、何というんですか、配膳方法とか子供たちが密にならない方法があれば、そういうふうなものを他の市町村も含めて、情報を収集しながら調査していきたいというふうに考えております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時14分)                              (再開宣告午後5時14分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆20番(新垣安彦議員) 指導部長、御検討お願いいたします。 それでは次に件名4、西崎運動公園事業についてでございますが、私は以前から、やはり西崎運動公園周辺の整備については、野球場、陸上競技場が真っ先に整備されるべきだということを持論的に述べてまいりました。今回、そのような提案がなされました。当局には、ぜひそれを進めていただきたいというふうに思っております。その中で、2点ほど気になるのが、やはりこの西崎野球場というのが、いろんな方が期間中に、大学のキャンプだとか社会人野球のキャンプだとかというのがございます。これは今後どういうふうになるのか。それから養生期間がいつ頃から発生してくるのか。これについて御答弁頂けますか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 今回、一括交付金を活用しまして、野球場の整備を行いますが、工事期間及び養生期間、またはキャンプ実施等で一定期間市民や、これまで合宿などで利用していただいた団体等に御不便をおかけしますが、キャンプ受入れに伴う施設整備等により、議員がおっしゃる高校、大学の大会の誘致や利用者の満足度が向上するものと考えております。 ◆20番(新垣安彦議員) 本当にアマチュアスポーツのメッカとしてこれまでやってきましたので、これに網羅するような形でぜひやっていただきたいと思います。また、それに併せまして、陸上競技場の整備も、一番最初で質問がありました、陸上競技場も野球場と並行して整備できるような形を組んでいく必要性はあるかと思います。野球の練習が終わった後に、また事前練習として、陸上競技場も使う可能性は十分あり得ますので、これについても球団側と調整する必要性はあると思いますが、これについてどうでしょうか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 今回は野球場の整備ということで、今回は陸上競技場の整備の予定はございませんが、今後、どのような事業で整備が可能か、またアマチュアスポーツ団体及びプロ野球球団等の意見を踏まえて、整備可能か検討していきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦議員) ぜひお願いします。 1件飛ばして、件名6、教育行政についてですが、学校給食センターPFI導入等可能性調査の業務の発注方ですが、令和2年3月に策定された糸満市立学校給食センター基本計画の完成を目指すために、今回地質調査、都市計画や建築基準法の法的条件を備えた上で調査していくというふうに認識してよろしいでしょうか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 今回の業務の中で、建設候補地の地下の地質ボーリング調査を行う予定でございます。それを行った建築物の基礎構造、その辺も検討していきたいと。あと法的条件ですが、例えば建築基準法におきましては、今答弁しました基礎構造の検討、そして汚水、雨水処理の方法、あと都市計画法におきましては大きな開発になりますので、道路の幅員、接道といいますが、接道の幅員等、その辺が都市計画法の法的条件でございます。 ◆20番(新垣安彦議員) これは令和2年3月に前市政において策定された基本計画の中から、レベルアップするための今の計画に入るというふうな理解でよろしいでしょうか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 議員おっしゃるように基本計画のレベルアップということで、実際、この施設を整備するに当たって法的にクリアしないといけない事項ですので、その辺がクリアできるかどうか、その辺を検討するということでございます。 ◆20番(新垣安彦議員) この法的な部分をしっかりと取っていかなければ、現行計画の中の基本計画の中で示されている候補地が使用できない可能性も十分出てきますので、しっかりとその辺は進めていただきたいと思いますので、ぜひしていただきたいというのと、また早急に給食センターの建設に取り組んでいくためにも、教育委員会もしっかりとそれを進めていくべきだというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 当然ながら、先ほども答弁がありましたけれども、それと一緒に、当然ながら教育委員会も一緒になって進めていきたい、推進していきたいと思っております。 ◆20番(新垣安彦議員) それでは小項目2、生涯学習支援センターについてでございますが、部長からもございました。現在の場所は、旧糸満南小学校校舎に臨時的に使用しているものだと思っております。中央公民館がなくなりましたので、その代替施設だと認識をしております。今現在、そのところは利用者のほうから障がい者用のトイレがないというのがございます。ですから、そこのところで建設するのは難しいと思いますので、そのような代替施設を造るような予定はないのかもう一度お伺いします。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 新たな生涯学習支援センター、中央公民館的な建物の建設につきましては、現在のところ、新たな施設としての建設につきましては予定しておりません。 ◆20番(新垣安彦議員) それでは件名5に入ります。 糸満漁港北地区の水産庁施設の護岸工事についてでございますが、アについてです。令和2年度に調査設計を完了しとの御答弁がございました。どのような調査がされるのかお答えください。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 調査設計の内容ということでございますが、水産庁に確認したところ、令和2年度は護岸箇所の測量、そして磁気探査、土質調査、実施設計を行っているとのことであります。 ◆20番(新垣安彦議員) 本定例会に補正予算として、434万8,000円が計上されています。土地利用調査業務ということですが、どのような委託料になりますか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えいたします。 今回の委託事業でございますが、その仕様の内容については、現在詰めているところでございます。基本的には漁港南地区内の現状把握、そして立地特性、そして新たな土地についての土地利用調査、そういった内容を調査していきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦議員) その中で、地盤改良というのがございますが、これは漁港内での地盤改良ということになるのでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 この点につきましても水産庁に確認したところ、地盤改良工事は水産庁の巡視船が停泊する北地区の護岸箇所の基礎部分の改良を行うという内容の工事ということでございました。 ◆20番(新垣安彦議員) そのホテル側の護岸工事になるわけですが、先ほど部長が答弁されましたけれども、それを済ませる中でしゅんせつ工事はいつ頃からする予定でしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 漁港北地区におけるしゅんせつ工事についてでございますが、水産庁の工程表の案によりますと、令和5年12月から開始したいという予定でございます。 ◆20番(新垣安彦議員) そうしますと、やはりその地域の方々といろんな工事のための説明会だとか、御理解を頂くためのことが必要になってくると思います。その辺の関係する団体としましては、私が思うのは糸満漁協、それから高干瀬地域の方々が対象の地域になるかというふうに思いますが、どうでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 冒頭の質問におきまして、町端区におきましては7月に説明会、役員との話合いを行うと。あと糸満漁協につきましては、既に水産庁からの情報提供を流しているとの状況でございます。 ◆20番(新垣安彦議員) その地域の方々と円滑な話合いをするためにも、やっぱり地域からのいろんな要望等が出てくるかと思います。例えば西平議員が質問したような、その地域の道路の整備だとか、漁業組合からはハーレー舟保管庫の建設、また漁具庫の建設など、埋立てした土地で建設させていただきたいというような要望もあるかと思います。またもう一つは、私がイのほうで聞いている新糸満造船所と糸満漁協ドック前の浅瀬のしゅんせつ等も含めて要望があったとき、やはりそれは市が窓口となった形で調整していただくというふうなことで理解してよろしいでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) できるだけ関係団体の意見を取り入れながら、今後の事業に反映させていきたいと考えております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時25分)                              (再開宣告午後5時44分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆2番(金城悟議員) 市民の皆さん、傍聴席、マスコミの皆さんお疲れさま。大トリ、最後のバッター、質問します。よろしくお願いします。市民の皆さん、これから一般質問をする前に、私の所見を述べてから質問します。昨日、6月23日は戦後76年目の慰霊の日でした。私は同志の仲間と6月5日に終えんの地、糸満市、平和祈念公園へ行ってきました。私たちは次世代に伝えていかなければなりません。再び悲惨な戦争を繰り返してはならないことを御霊に対し、哀悼の意をささげてきました。今や世界中がコロナウイルス対策に苦労している中で、私たち本市もコロナウイルス収束に向けて、市長を先頭に、コロナウイルスワクチンの接種を医療関係のスタッフの皆さんや市職員の皆さん、ボランティアの皆さんの御協力で運営されています。誠にお疲れさまです。ありがとうございます。御自身の体には、御自愛してください。今後も御苦労をおかけしますが、市民のために頑張ってください。お願いします。では、一般質問を始めます。 件名1、報得川河川敷の環境整備について。小項目1、東京2020オリンピックのカヌー競技において本市出身の當銘孝仁(とうめたかのり)選手のオリンピック出場が内定しました。本市の報得川河川敷において高校時代からオリンピック選手代表に内定するまでカヌー競技の練習をこの報得川で培ってきました。去る6月3日に市役所を訪れ激励会が行われました。市長は、オリンピック内定おめでとうございます。糸満市出身のオリンピック選手ということでとても嬉しい。子供たちも同じ糸満という地からオリンピック選手が出たということで、刺激になると思いますと激励の言葉を述べていただきました。そこで東京2020オリンピック内定記念としてカヌー艇庫及び環境整備をする考えはありませんか市長の見解を伺う。 小項目2、報得川河川敷には市有地及び県有地はあるのか伺う。 件名2、サバニとサバニ造船技術者の民俗文化財指定について。小項目1、令和2年度の糸満市文化財保護委員会の開催について。ア、いつ開催したか及び内容を伺う。イ、糸満市文化財保護委員会に臨時委員を増員したか伺う。 小項目2、市選定保存技術選定基準において民俗技術を文化財指定することは可能か伺う。 小項目3、民俗文化財記録作成事業を伺う。 小項目4、ミーカガンを糸満市有形民俗文化財に提案し、尽力した関係団体を伺う。 小項目5、サバニの民俗文化財指定の進捗状況を伺う。 小項目6、ハギンニとは何か、どこで考案されたものか、継承している技術職人を伺う。 小項目7、ハギンニの造船工程を伺う。 小項目8、糸満市史資料編12を市長は読まれましたか伺う。 小項目9、令和4年4月オープン予定の「くくる糸満」に展示されるサバニの工法を伺う。 件名3、商工振興水産業について。小項目1、ミーカガン考案者玉城保太郎氏の銅像の建立について。ア、去る3月定例会において、本市の民俗有形文化財に指定されたミーカガンを考案した玉城保太郎氏の銅像を建立してはどうかの一般質問に対し、「市民や関係者を注視していきたい」との答弁がありました。そこで、3月定例会で答弁のあった「関係者」とはどのような者を指すのかを伺う。イ、沖縄振興特別推進市町村交付金を本市の銅像建立において実施した事業例があるか伺う。 件名4、環境行政について。小項目1、6月の「環境月間」について。ア、環境月間の趣旨を伺う。イ、本市は環境保全に対しどのような取組をしているのか伺う。ウ、5月31日付の新聞の見出しに廃油活用の燃料と掲載されていますが廃油活用の燃料とは何か伺う。エ、平成28年12月定例会において廃食油の回収業務について質問し、当局は調査を行うと答弁しましたがその後、どう調査をしたのか伺う。 小項目2、観光農園近くの鶏ふん処理場からの悪臭について。ア、臭いの発生源はどこか伺う。イ、これまでの観光農園で悪臭がいつ頃、何回あったのか把握しているか伺う。ウ、これまでの観光農園で悪臭対策の具体的な指導について、いつ、どのように対応したか伺う。エ、今後、悪臭を発生させないための対策をどのように考えているか伺う。オ、観光農園内にある児童心理施設の宿泊施設から悪臭への苦情があり、何度か行政に指導をお願いしたとのことだが、処理場にはどのような対策を講じたのか伺う。 件名5、保育行政について。小項目1、糸満市地域型保育事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について。ア、国から根拠法令通知はいつ届いたのか伺う。イ、改正の理由を伺う。ウ、条例の改正概要を伺う。エ、施行日を伺う。 壇上での質問を終わって、質問席より再質問を行います。よろしくお願いします。 ◎市長(當銘真栄) 金城悟議員御質問、件名2、サバニ造船技術者の民俗文化財指定について。小項目8についてお答えいたします。 市長は、糸満市史資料編12を読んだかについては、糸満市史資料編12のサバニの部分については目を通しております。 残りの質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁させていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名2、サバニとサバニ造船技術者の民俗文化財指定について。小項目1、ア、イについて順にお答えいたします。 小項目1、令和2年度糸満市文化財保護委員会の開催について。ア、いつ開催し、その内容については、本年2月10日水曜日に糸満海人工房資料館にて開催しました。そこでサバニを含む同館所蔵資料の見学を行い、同館職員から所蔵資料の説明を受けております。文化財保護委員からは文化財指定に際しては、1、サバニ、製作者、造船技術のいずれを指定するのか整理が必要であること。2、サバニや漁労具の図化等の資料化が必要であること。3、漁労具の具体的な使用方法等の調査が必要であること。4、伝統的な漁労とはいつの時期で、それを対象とする根拠の整理が必要であることとの意見を頂いております。 次にイ、糸満市文化財保護委員会に臨時委員を委嘱したかについては、現在、臨時委員は委嘱していません。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 御質問、件名1、報得川河川敷の環境整備について。小項目1、オリンピック内定記念としてのカヌー艇庫及び環境整備についてお答えいたします。 整備する施設の利用は、主に沖縄水産高等学校カヌー部の部活動や沖縄県高校総合体育大会であり、また沖縄県の競技力向上対策となることから、カヌー艇庫及び環境整備をする場合は沖縄県が実施するものと理解しております。 ◎建設部長(大城拡) 御質問、件名1、報得川河川敷の環境整備について。小項目2、報得川河川敷には市有地及び県有地はあるかについてお答えします。 小項目2、報得川河川敷には河川管理用道路に沿って、西崎緑地や市道西崎小学校線沿い緑地などの市有地があります。また、県有地として報得川河川公園跡地、市道D2号線西崎南橋付近に国有地などがあります。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 御質問、件名2、サバニとサバニ造船技術者の民俗文化財指定について。小項目2から7までについて順にお答えいたします。 小項目2、市選定保存技術選定基準で民俗技術を文化財指定できるかについては、市選定保存技術と民俗技術では指定する対象が異なることから指定することはできません。 小項目3、民俗文化財記録作成事業については、特定非営利活動法人ハマスーキが所有するサバニ3そうと櫂4本の実測図化が主な事業内容となっております。 小項目4、ミーカガンを糸満市有形民俗文化財に提案し、尽力した団体につきましては、ミーカガン等の文化財、文化遺産指定の要望書を提出した糸満帆掛サバニ振興会とミーカガンの有形民俗文化財指定申請を行った所有者である特定非営利活動法人ハマスーキとなっております。 小項目5、サバニの民俗文化財指定の進捗状況については、サバニ所有者等からの指定申請書の提出を待っている状況であります。申請を希望する方で指定申請書作成に関して不明な点等があれば教育委員会に御相談頂ければと思います。 小項目6、ハギンニとは何か、どこで考案され、継承している技術職人についてお答えいたします。ハギンニの名称は製材した2つ以上の板材を接ぎ合わせて造ったことに由来し、ハギンニは糸満で考案されたものです。現在、市内にはハギンニ製造の技術を有する船大工は2名おります。 小項目7、ハギンニの造船工程については、大別して説明いたしますと、1、原木から部材を整形する工程、2、部材を組み合わせ接合する工程、3、仕上げの3工程からなります。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 御質問、件名2、サバニとサバニ造船技術者の民俗文化財指定について。小項目9、くくる糸満に展示されるサバニの工法についてお答えいたします。 糸満のウミンチュが考案した本ハギ、南洋ハギの工法で製作したサバニの展示を予定しています。本ハギは分厚い木材をくりぬいて底地を作り、曲げた舷側板や他の部品をはぎ合わせ製作します。南洋ハギは船底から薄い板を曲げてはぎ合わせ、くぎを使って仕上げます。太平洋戦争直前のサイパンで考案された工法です。
    総務部長(福元信美) 御質問、件名3、商工振興水産業について。小項目1、ミーカガン考案者玉城保太郎氏の銅像の建立、ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、3月定例会において、「市民や関係者を注視していきたい」との答弁にある「関係者」とはどのような者かについては、銅像等建立期成会など民間で組織する団体に関わる方々のことです。 次にイ、沖縄振興特別推進市町村交付金を本市の銅像建立において実施した事業はあるかについては、ジョン万次郎上陸之碑建立記念事業があります。 ◎市民健康部長(島根辰也) 御質問、件名4、環境行政について。小項目1、6月の「環境月間」について。アからエまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、環境月間の趣旨について。環境省では6月5日は環境の日と定めております。これは昭和47年6月5日からストックホルムで開催された国連人間環境会議を記念して定められたものです。国連では、日本の提案を受けて6月5日を世界環境デーと定めており、日本では環境基本法で環境の日を定めています。また、平成3年度から6月の1か月間を環境月間と定め、事業者及び国民の間に広く環境保全についての関心と理解を深める月間となっております。 次にイ、本市の環境保全の取組についてお答えします。本市では、地球温暖化対策推進法に基づき、本年度は第3次糸満市地球温暖化実行計画(事務事業編)の策定を行っております。本計画は、地方公共団体の事務及び事業に関し、温室効果ガスの排出の量の削減並びに吸収作用の保全及び強化のための措置に関する計画です。また、環境省事業の二酸化炭素排出抑制対策事業も実施予定しており、市と民間企業が連携し、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、各地域の生活様式や個々のライフスタイル、ワークスタイル等に応じて持続可能な脱炭素社会づくりに向けた効果的かつ自発的な行動変容やライフスタイルの選択を促す取組を行ってまいります。 次にウ、廃油活用の燃料とはについてお答えいたします。廃油活用の燃料とは、いわゆるバイオディーゼル燃料と理解しています。バスやトラックの軽油代替燃料として活用されています。5月31日付、日本経済新聞の記事では伊藤忠商事が6月、廃油からつくるトラックの燃料の取り扱いを始める。電気自動車のトラックが普及するまでの環境対策として広がる可能性、4から8台程度で検証し、本格導入を目指すと掲載されています。 最後にエ、廃油回収業務の調査についてお答えいたします。平成28年度末に当時の担当課長及び職員が自治体で回収業務を行っている西原町で、町と収集業者へ聞き取り調査を行っております。同町では資源ごみの収集業者が他の資源ごみと一緒に収集しているとのことでした。西原町の事例を本市に当てはめて試算したところ、費用対効果が低いため実施を見送ったとのことでした。今後、廃油を資源として有効活用できるよう、本市に合った回収方法を模索してまいります。 次に御質問、件名4、環境行政について。小項目2、観光農園近くの鶏ふん処理場からの悪臭について。アからオについて順にお答えいたします。小項目2、ア、臭いの発生源はどこかについてお答えします。臭いの発生源については、宇江城集落にある鶏ふん処理場だと認識しております。 次にイ、これまでの観光農園から悪臭に対する問合せについて、いつ頃、何回あったかについてお答えいたします。観光農園から悪臭に対し初めて問合せがあったのが、令和元年10月と記録されております。また、問合せ件数については、令和3年5月末時点で16回の問合せがございました。なお、問合せ件数につきましては、観光農園内にある施設利用者(アグリジャパン、どきどきツアーズ、ノアーズ・ガーデン)からの延べ件数となり、市民生活環境課へ連絡があった件数となっております。 次にウ、これまでの観光農園で悪臭対策の具体的な指導について。いつ、どのように対応したかについてお答えいたします。悪臭による被害問合せがあれば、すぐに市職員が現場へ向かい悪臭の状況を確認しており、悪臭発生源の施設へ悪臭に対する苦情を伝え、改善するように促しております。また、観光農園と鶏ふん処理業者の間に公害防止協定を令和元年度に締結していただき、悪臭等を含む公害への対処を解決するように協定を結んでおります。 次にエ、今後の悪臭を発生させないための対策及びオ、観光農園内にある児童心理施設からの悪臭改善の依頼については、関連いたしますので併せてお答えいたします。悪臭等の問合せがあれば、今後も市職員が現場に伺い、悪臭源の施設へ指導してまいります。また臭気測定の専門業者へ依頼し、臭気測定を実施してまいります。なお、今年度から市職員が悪臭発生の連絡からすぐに臭気測定を行えるよう、簡易測定を行い、経過記録とともに測定値の計測記録も併せて実施し、今後悪臭の改善が見られない場合においては記録を基に改善計画、改善勧告、改善命令等を行い、悪臭改善へ促してまいります。 ◎福祉部長(金城満) 御質問、件名5、保育行政について。小項目1、糸満市地域型保育事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について。アからエについて順にお答えします。 ア、国からの根拠法令通知はいつ届いたのかについては、平成27年3月31日付、保育所等における准看護師の配置に係る特例についての通知が厚生労働省雇用均等・児童家庭局長名で発出されていることから正式な通知はその後に届いたものと思われます。 イ、改正の理由及びウ、条例の改正概要については関連しますのでまとめて答弁いたします。保健師、または看護師の確保が困難であるとの地域の実情に鑑みて、小規模保育事業所A型及びB型における保育士の数の算定として准看護師についても1人に限って保育士とみなすことができるようにするため、条例の一部を改正するものであります。 エ、施行日については、議決後速やかに施行の手続を行ってまいります。 ◆2番(金城悟議員) すみません、ちょっと環境行政の回収のところのほうを、聞き漏らしたもので、再度お尋ねしたいんですけれどもよろしいですか。すみません、ちょっと休憩。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時13分)                              (再開宣告午後6時13分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆2番(金城悟議員) 執行部の皆さん答弁ありがとうございます。これから質問席より再質問します。 件名1、これは小項目1と2ですけれども、前後する可能性があると思いますので、ひとつ御協力お願いします。指導部長から先ほどお話があったとおり、環境を整備する管轄が沖縄県ということですけれども、この学校は、我が糸満市にあるんです。誇れる糸満市ですよ。そこに学校があるんですよ。でも県に準ずるということですけれども、それは市のほうも考えて、後でまた再質問しましょう、これは最後にしましょう。最初の入り口ですから。 河川敷には市有地、県有地、国有地があるということをおっしゃっていましたけれども、先ほど質問したとおり、糸満市にある学校、高校は県立、国は要は、市長一緒にコメントして、花束も贈呈したじゃないですか。そういうこともあって、私、国に話をするには日本代表ですよ。日本代表が我が糸満市、この方は皆さん先ほどから私、サバニのことをずっと話しているんですけれども、サバニは中学校のときにやって、それからちょっと何をしたらいいかと思ったら、やはり血があるんですね、サバニに関して。サバニからやはり卒業すると、カヌーにパドルを、櫂をパドルに切り換えてカヌーに熱中して日本一になっているんですよ。日本一が我が市から出ているんですよね、また出身が。先ほど、市長、今度すぐ翌日琉球新報の紙面に、この沖縄水産高等学校のOBから世界選手権の内定をもらった方が出たんですよ。やはり沖縄から日本のトップに上り詰めたんですよ。そういう点では糸満市も加担しないといけないですよ。まずは糸満市、沖縄県、国、一つ一つステップを上げていくわけですけれども、一応、再質問でまたやっていきましょうね。カヌー艇はどこに保管されていますか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 カヌーについては、報得川沿いの緑地帯に設置された場所に保管されているとのことであります。 ◆2番(金城悟議員) 艇庫のほうも、今言ったように、沖縄県、結局県立高校だから単独の高校があの場所を使っているんですよね。しかしながら、ここの会場の河川敷、報得川では沖縄県高校総体と新人戦が年2回行われているんです。どうしてもここに艇庫等、環境を整備しないと、この大会場でトイレは皆さん、どこに行くと思いますか、用を足したいときは。WC、これ手話ではWCというんですよ。WC、どこに行きますか。伺います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 近くのコンビニを利用しているとお聞きしております。 ◆2番(金城悟議員) 1件5分ぐらいですから、時間ないからあれしましょうね。私も聞き取りをしたらコンビニ行っているんです。私も大会、先ほど話したんですけれども、新人戦、高校総体見ているんですよね。そうすることで、スタッフも、私もトイレに行きたいときは走って行くんですよ。だからこそ近くに、近場に用を足すものがないとできないわけ。要するに、先ほど要請すると市長から、県、国、3つの、市から県、国へ、市長、正式文書を持ってどうにかできませんか。こういうのを手渡して要請するということが一番大事だと思います。まず沖縄県にやっていただきたいんです。こういう形で日本代表が沖縄水産高校から、OBから出たんです。我が糸満市にある学校ですよ。だからどうしても要請するんでしたら、県に正式な文書を持っていっていただけないか伺います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 部活動の施設のみではなく、日本代表選手の合宿誘致等を含めた施設ということでありましたら、沖縄県カヌー協会や関係団体、例えば沖縄県スポーツ協会や市体育協会、県スポーツ振興課から相談等があればお話を伺わせていただきたいというふうに考えております。 ◆2番(金城悟議員) だから言っているじゃないですか。糸満市にあるじゃないですか、学校が。だから糸満市が率先して県に行くべきですよ。向こうから来るんじゃなくて、こちらから提案するんですよ。ああ、すごい、糸満市からこういう形で日本代表が、高校出身のOBが、2人がですよ、日本代表ですよ。すごいと思いません。私、朝、監督から電話があって、すぐ当日、すごく鳥肌立って、すごく喜んだんです。それで私はその思いがあって、やはり糸満から発信して、代表まで上り詰めたんですよ。市長、先ほどから言っているんですけど、正式に要請しに行く気はないですか、伺います。市長、糸満市の代表ですよ。学校も糸満市なのに。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 先ほど答弁でもお話ししたとおり、このカヌー艇庫及び環境整備についても沖縄県が実施するものと理解しておりますことから、この日本代表選手の合宿誘致等を含めた施設というふうな形でありましたら、相談等が関係団体や県カヌー協会からあればお話を伺わせていただきますというふうな形で考えております。 ◆2番(金城悟議員) さっきから同じ答弁じゃないですか、寂しいですよ。前向きな答弁をしてくださいよ。よっしゃー、行きますよということを言ってもらいたいな。再度、市長にやはり、市長、再度お願いします。よろしく。 ◎教育長(幸地政行) オリンピック選手を輩出した糸満市ということで喜びもひとしおと、そういった状況等は理解できますが、やはり大会等、主催する側、そして主管する側、一義的にそこは今のトイレも含めて、それからカヌーの置き場所も整備していくことじゃないかなというふうに思っております。同じ答弁になって申し訳ないですが、御理解ください。 ◆2番(金城悟議員) 理解しますよ。じゃあ、次の大会、オリンピックが来月から行われるんですけれども、市長、また次にこの質問、新しくさせてもらいますので、件名1は終わります。休憩。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時22分)                              (再開宣告午後6時22分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆2番(金城悟議員) 件名2のサバニですけれども、これはさっきから言っているんですけれども小項目1から9まであるもので、この1から9をぐるぐる回る再質問になると思いますが、ひとつ御勘弁ください。 文化財保護委員会の開催が2月10日です。今年度は以前にも、何か私が質問したときには保護委員会がいつもは1回ですけれども、今年度は年2回開催するということですけれども、今年の開催はまだやっていないんですか伺います。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 今年度の開催はまだ行っておりません。 ◆2番(金城悟議員) 早めに開催して、そういった形で臨時委員の増員もまだやっていないということですので、ひとつこのほうも検討していただきたいんです。文化財保護委員に臨時委員を任命する教育長に伺います。糸満市史資料編12の海洋民俗に関わった方が本市にいらっしゃいますか、伺います。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 本市にいらっしゃいます。 ◆2番(金城悟議員) 身近にいるんですよ。だから本市は、ミーカガンや漁具類が、市長が国指定文化財に向けて取り組んでいる中で、糸満市史、これは私も購入したんですよ。これを読んだからサバニ職人もこれ見たら、サバニ職人、技術指定して、サバニも文化財指定するということを前提で今回質問しているんですよ。さっき、市長なども国重要文化財に取り組んでいる中で、海洋民俗を担当した方と連携して調査する考えはないか伺います。 ◎教育長(幸地政行) これまでの資料等を集めて、それに向けての知見があって、そのことを踏まえてそういう状況であれば、しっかり協力していきながら対応していくということが基本だと思っております。 ◆2番(金城悟議員) ぜひ、やっていただきたいと思います。ちょっと短めに行きましょうね。文化財の指定が可能ではないということで、条例、民俗技術を指定するというときにはどういう方法を持っているか伺います。条例改正しないといけないと思うんですよ。だから条例改正する方法がありますか、伺います。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 先ほども答弁しましたけれども、現在の状況ではできないということですので、今後条例を改正していく必要があるというふうに考えております。 ◆2番(金城悟議員) 条例を改正することですよね。条例を改正しないとできないということですよね。いつ頃改正する予定ですか。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 条例改正に向けては、現在、調査研究している段階であります。早期に改正して、その手続が取れるように、早期に改正できるようにしていきたいと考えております。 ◆2番(金城悟議員) 今年の12月は糸満市市制施行50周年なんです。この記念事業の中に、やはりサバニ、先ほども話したんですけれども、これを見ると、本当にいかにサバニを指定しないといけないということを言っているんですけれども、教育長にお伺いしましょうか。ちょっと休憩お願いします。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時27分)                              (再開宣告午後6時28分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆2番(金城悟議員) 教育長と教育委員会総務部長にも、このDVD、私は「伝統の木造船・サバニ 宮崎と沖縄をつなぐ聖火リレー」のDVDの視聴をしたんですけれども、教育長に視聴するようにお願いしましたから、視聴したかどうかをお聞きしますけれども、視聴しましたか。 ◎教育長(幸地政行) 議員の御質問にお答えいたします。 視聴しました。 ◆2番(金城悟議員) じゃあ、私から一つ提案しましょうね。この東京オリンピック2020に向けての聖火リレーが座間味村で行われたんです。その座間味村で行われた聖火リレーでサバニが使われたんですね。このサバニはどこで造られ、どなたが造ったのか伺います。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 再質問にお答えします。 現実に造られた場所については把握していませんけれども、造られた方は糸満市のサバニ職人が造ったと認識しております。 ◆2番(金城悟議員) 認識不足ですよ、部長。これは私、聞き取りしたら、このサバニ2隻は糸満市のサバニ職人が造っていますよ。ああ、そうでしたか、すみません。そういうことで文化財指定しないと困るかなと思うんですけれども、これは唯一、ビデオにも出ていたんですけれども、日本唯一の木造船でくぎを使わないのは何ですか。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 サバニで、いわゆる糸満ハギ、本ハギと言われているサバニだと認識しております。 ◆2番(金城悟議員) 本当に時間がないけれども、これはちょっと後でやりましょうね。 小項目4のミーカガンを糸満市有形文化財に提案し、尽力した関係団体は先ほどお話ししたんですけれども、このミーカガンですね、私はミーカガンは重要なものだと思い、常時携帯しているんですよ。普及活動しているんですけれども、このミーカガンを作る継承者はいますか、伺います。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 再質問にお答えいたします。 現在、ミーカガンを作る継承者については認識しておりません。 ◆2番(金城悟議員) 私先ほどから普及活動をして、携帯しているということを言ったんですけれども、私に注文がいっぱい来るんですよ。私今まで十何個ぐらいの注文をもらって、資料館に注文行っていますけれども、もう作れない、売れません。そういう中で、私の知人が、私の知り合いが、そこに行って教えてくれと言ったら、いや、教えられるものじゃない、これは自分で作りなさいと言われたらしいんですよ。私は注文もらっているんですよ、注文もらっているからにはこの方に依頼して、このミーカガンを作らせているんです。それをどう思いますか伺います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時31分)                              (再開宣告午後6時32分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) ミーカガンにつきましても、作れる方がいるということはすばらしいことです。これがまた技術の継承につながっていければと考えております。 ◆2番(金城悟議員) ちょっと浅はかな質問で申し訳ない。 件名3に行きましょうね。商工水産ですけれども、先ほど一括交付金でジョン万次郎上陸之碑が作られたということをお話しましたけれども、その事業の目的と内容を伺います。 ◎企画開発部長(徳元弘明) では、再質問にお答えいたします。 ジョン万次郎の上陸之碑を建立する前に、まず大度園地・周辺海岸総合整備基本計画をまず策定しております。その中で国際人として活躍したジョン万次郎上陸之碑建立事業を位置づけており、足跡を伝えるための銅像やイラスト板、園路、芝張りなどを整備しております。 ◆2番(金城悟議員) 企画開発部長、今、建立費、総事業費も聞きましたかね。それをお聞きします。 ◎企画開発部長(徳元弘明) ジョン万次郎の建立事業の総事業費の御質問ですが、まず総事業費が約2,820万円、そのうち銅像の建立費は台座や諸経費を含めて約1,500万円でございます。 ◆2番(金城悟議員) ジョン万次郎が、一括交付金を使っての交付金で建立していますので、今、私、玉城保太郎氏の銅像もこの一括交付金でうまくできないか伺います。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 一括交付金を活用して建立できないかという御質問ですが、一括交付金事業、今年度が最終年度でございます。次年度以降、継続されるかどうかはちょっと不透明なところでございます。現時点で採択が可能か否かは答弁は差し控えたいと思います。 ◆2番(金城悟議員) 市長、ミーカガンを作った方の商品を国重要文化財に持っていっているじゃないですか。そういった功績を残したこの方の銅像を建立することが、現在のミーカガン等漁具類、それが国指定にされる、糸満市が誠意を見せないといけないんですよね。この銅像があった、ミーカガンを作った方がここにいますよということをすることで、国も、糸満市はそういう動きをやっていますねということを、誠意を見せてもらいたいんですよ。一括交付金も今年度で切れるということですが、合致するのであれば、ひとつ検討をお願いします。ちょっと休憩。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時36分)                              (再開宣告午後6時36分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆2番(金城悟議員) 環境行政ですけれども、先ほどバイオディーゼル燃料をファミリーマートが使っているということで、日経新聞からの記載があったんですけれども、現在、県内ではバイオディーゼル燃料を使用している企業がいつから使用しているのかお伺いします。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時36分)                              (再開宣告午後6時37分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 西崎工業団地内でバイオディーゼル燃料の製造、販売を行っている株式会社アトラスによると、運輸業では株式会社サンエーの配送車両全体の約半数に100%バイオディーゼル燃料を活用して、10年以上になるそうです。その他、建設業では様々な工事現場の工事機械に活用されていると伺っております。 ◆2番(金城悟議員) 市のほうも、4年前ぐらいですか、建設課がこのバイオ燃料を使っているんですが、現在も使用しているのか伺います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 過去に再生燃料を利用しておりましたが、2トンダンプのほうなんですけれども、燃料の詰まりによる故障、エンジン内のすすが原因と思われる出力低下及び白煙を吐くなどの支障があり、現在は使用しておりません。 ◆2番(金城悟議員) これは独自で多分止めたと思うんですけれども、この故障原因を企業に求めましたか、伺います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 原因は、エンジン内のすすが再生燃料により洗い流され、隙間からオイルが燃焼することが原因であり、建設課が保有していた車両が中古車両でしたので、適さない状況でございました。 ◆2番(金城悟議員) じゃあ、適さないということは、バイオ燃料を入れることで、機械が新しくなるということで考えていいか伺います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時40分)                              (再開宣告午後6時40分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 エンジン内の洗浄を行うということを考慮すれば、一般的に使用することについては問題ないというふうに考えます。 ◆2番(金城悟議員) 使っても支障ないですよ。使用してもいいということなんですよ。だから今、県内の大手の企業も使用しているということですので、温室効果ガスの排出及び二酸化炭素、環境保全についてでもバイオ燃料の使用の提案をします。休憩お願いします。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時41分)                              (再開宣告午後6時41分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆2番(金城悟議員) 廃食油の回収ですけれども、先ほど西原町に行ってきて、費用対効果でできないということなんですけれども、給食センターから排出する年間の廃食油を伺います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時41分)                              (再開宣告午後6時42分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 令和元年度の給食センターでの廃油の量は5,260リットルになります。 ◆2番(金城悟議員) すごい量ですね。すごい量と言っても分かりませんよね。ドラム缶に換算して、それと重さで換算してどのぐらいかお聞きします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 ドラム缶で26缶、キロにすると4,734キログラムになります。 ◆2番(金城悟議員) 数量が分かりましたよね。すごいことですよね。だから今言ったように、そういうごみの減量化になるし、再資源化の推進にもなりますので、環境保全に役立ち、社会に貢献する取組だと思うんですけれども、市の見解を伺います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時43分)                              (再開宣告午後6時46分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 廃食油を回収することでごみの減量化、再資源化の推進になるのではないかという御質問だと思いますが、御質問のとおり、台所に流せば環境汚染、ごみに出せば二酸化炭素の排出につながります。廃油を回収しバイオディーゼル燃料に転換、活用することは、2050年カーボンニュートラルの実現に寄与する取組と考えます。 ◆2番(金城悟議員) 部長、すみません。実はですね、これは糸満市内で自治体でやっている自治体があるんですよ。どこか御存じですか、伺います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 現在のところ、行政として回収しているのは西原町のみを把握しております。 ◆2番(金城悟議員) 質問の仕方が悪かったですね。糸満市内の自治会ですね、申し訳ない。自治会。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 自治会での取組については、現在、西川町で取り組んでいると伺っております。 ◆2番(金城悟議員) 今、かみ合いました。ありがとうございます。西川町で取組をしているということですので、一つですよね、自治連絡員があると思いますので、自治連絡員にその回収を投げてもらえませんか、伺います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 西川町の事例を調査して、買取り事業所との調整を経て、各自治会への提案を検討したいと思います。 ◆2番(金城悟議員) ぜひとも提案してください。本当に削減と再資源を利用できますから、よろしくお願いします。 件名5の保育行政。部長、先ほど条例を改正することで准看護師のうち1人を保育士とみなすということで、こういう概要にも載っていますよね。そうすることでメリットを聞きます。改正して准看護師を保育士とみなした場合、この保育園内でのメリットを伺います。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 条例を改正することにより、保健師、看護師、准看護師のうち1人に限りではありますが、保育士とみなすことが可能になって、待機児童解消には寄与するものと考えております。 ◆2番(金城悟議員) この条例を改正したことで、こうして准看護師の資格が使えることを各保育園等に周知する考えはないか伺います。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 条例を御採決頂けるということであれば、当然ながら告示等を速やかに行って、周知に努めたいと考えております。 ◆2番(金城悟議員) ぜひとも周知活動することで、保育士の不足解消、待機児童の解消にもなりますから、一つで二つの役目がありますから、そういった不足に対してもよくなると思いますね。ちょっと休憩。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時50分)                              (再開宣告午後6時50分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆2番(金城悟議員) 観光農園の近くの鶏ふん処理場ですけれども、市としては、要は業者に任せているんですよね。そのときの、業者に任せているときの臭気測定はどのぐらいやったんですか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 悪臭の測定をしたかという質問だと思いますが、令和2年12月に臭気測定の専門業者へ依頼し、臭気測定を実施しております。測定の結果は当該地区における臭気指数の許容限度内の基準値となっておりました。しかし、周辺地域からの悪臭に対する問合せが多いので、今後とも継続的に測定を行ってまいります。 ◆2番(金城悟議員) さっき協定書もあるということですので、協定書の内容をちょっと伺います。協定書を結んだということですよね。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 観光農園と鶏ふん事業者の公害防止協定の内容だと思いますが、公害防止協定について、鶏ふん事業者は環境保全対策を適切かつ十分に実施し、地域住民及び観光農園の施設利用者の不安を解消させるため、公害の発生を未然に防止するため必要な施設の整備に努めるとともに、細心の注意をもって施設の管理、操業を行うことと、市役所職員の立入調査や事故時の措置並びに苦情の措置等の内容を締結しております。 ◆2番(金城悟議員) そうですよね。この協定書もある中で、こういう形でやっていただくことで、お互いが本当にできると思うんですよ。ちょっと休憩。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時53分)                              (再開宣告午後6時53分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆2番(金城悟議員) 測定するときは、測定器は業者のものですか、それとも糸満市のものですか。機械はどこのものか伺います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時53分)                              (再開宣告午後6時55分)
    ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 業者の機械で測定をしたということでございます。 ◆2番(金城悟議員) さっきも質問したんですけれども、糸満市はこの備品は持っていないんですかということを聞きます。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 本年度臭気測定器を購入し、悪臭が発生したら現場での簡易測定を行ってまいります。 ◆2番(金城悟議員) 部長、すごいすばらしい答弁をありがとうございました。あと16秒使っていいですか。ここにいる議員、私を含めて最後になりましたけれども、関わった全ての職員の皆さん本当にお疲れさま。議員も私を含めて19名の議員の一般質問、そしてこれで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大田守) 以上で一般質問を終了いたします。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後6時56分)                              (再開宣告午後7時01分) ○議長(大田守) 再開いたします。 議案第70号「令和3年度糸満市一般会計補正予算(第3号)」を議題といたします。 本案に対する提案理由の説明を求めます。 ◎市長(當銘真栄) 今定例会にこれまで16件の議案を提出しましたが、本日、新たに議案1件を提出しましたので、その概要及び提案理由を御説明申し上げます。なお、金額の説明については、1万円未満の端数を省略させていただきます。 △議案第70号 令和3年度糸満市一般会計補正予算(第3号)。 本案は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億6,404万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ300億7,931万円とするものであります。 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額等は、第1表のとおりであります。 補正の主な内容について、歳入から申し上げますと、16款国庫支出金を増額しております。 次に、歳出について申し上げますと、3款民生費に新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金支給事業を追加しております。 以上、追加議案について、その概要及び提案理由を御説明させていただきました。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(大田守) 本案に対する質疑を許します。 お諮りいたします。 本案に対する質疑を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大田守) 御異議なしと認めます。 よって本案に対する質疑を終了いたします。 ただいま議題となっております議案第70号については、民生委員会に付託いたします。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守) 「コロナ禍のもと、児童・生徒(学生)の健康と学習権が守られるために、生理用品の配布と相談環境の整備を求めます(要請)」を議題といたします。 △本件については、その審査を総務委員会に付託いたします。    ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守) 以上で本日の会議を終了いたします。                              (散会宣告午後7時03分)...