糸満市議会 > 2021-06-21 >
06月21日-05号

  • 宜野湾市(/)
ツイート シェア
  1. 糸満市議会 2021-06-21
    06月21日-05号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    令和3年第4回糸満市議会定例会会議録令和3年6月21日出席議員 20人1番 玉 村   清    2番 金 城   悟4番 浦 崎   暁    5番 菊 地 君 子6番 伊 敷 郁 子    7番 国 吉 武 光8番 金 城   敏    9番 新 垣 勇 太10番 金 城 一 文    11番 玉 城 安 男12番 玉 城 哲 郎    13番 金 城   寛14番 高 江   靖    15番 西 平 賀 雄16番 大 城 明 弘    17番 金 城   敦18番 徳 元 敏 之    19番 金 城 幸 盛20番 新 垣 安 彦    21番 大 田   守欠席議員 1人3番 上 原   勝 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。   市長     當 銘 真 栄    副市長     神 谷 和 男   教育長    幸 地 政 行    総務部長    福 元 信 美   企画開発部長 徳 元 弘 明    市民健康部長  島 根 辰 也   福祉部長   金 城   満    経済部長    兼 城 浩 康   建設部長   大 城   拡    水道部長    伊 敷   勝   消防長    平 田 徳 明    教育委員会   金 城   秀                     総務部長   教育委員会  與那覇 正 樹   指導部長本日の議事日程 日程第1 一般質問   ――――――――――――――――――――――――――――――                              (開議宣告午前10時00分) ○議長(大田守) これより本日の会議を開きます。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守) 一般質問を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆19番(金城幸盛議員) 皆さん、おはようございます。それでは市民の皆様のお役に立てるよう質問をさせていただきます。それでは通告書に従いまして一般質問を行います。 件名1、新型コロナワクチン接種について。小項目1、基礎疾患を有する方などへの先行予約期間設定一般接種対象者への接種券の発送時期など、今後のスケジュールを伺う。 小項目2、優先接種枠の設定について。ア、在宅の障がい者や医療的ケア児の同居家族について、優先接種の対象とする考えがないか見解を伺う。イ、保育士や教職員等を優先接種の対象とする考えがないか見解を伺う。 小項目3、接種場所まで介護・福祉タクシーを利用しなければ移動できない高齢者や障がい者に対し、利用負担の軽減策を検討する考えがないか見解を伺う。 小項目4、ワクチン接種業務に当たる人員確保について、観光業界等からの出向受入れや業務の一部委託を検討する考えがないか見解を伺う。 小項目5、SNSを活用した接種に関する情報発信について、本市の取組状況を伺う。 件名2、コロナ禍における女性の負担軽減について。小項目1、「生理の貧困」に係る取組について。ア、本市の取組を伺う。イ、小中学校において生理用品の無償提供の継続、学校トイレ等に配備する考えがないか見解を伺う。ウ、困窮する方への支援策の一つとして、生理用品の無償提供を継続的に取り組む考えがないか見解を伺う。エ、地域女性活躍推進交付金や地域子供の未来応援交付金等を活用し、生理用品の提供を行う考えがないか見解を伺う。オ、本市において生理用品の寄附を募る考えがないか見解を伺う。 件名3、教育行政について。小項目1、学校生活管理指導表アレルギー疾患用)作成に係る経費(文書料)について、補助金を交付する考えがないか見解を伺う。 小項目2、令和3年3月定例会で提案した本市ホームページへの学校給食カレンダー設置について、検討の進捗状況を伺う。 小項目3、登下校時における児童生徒の安全確保、防犯対策について、本市の取組を伺う。 小項目4、6月7日からの休校期間における家庭でのオンライン学習について、市内小中学校の実施状況を伺う。 小項目5、ICT支援員を早期に増員すべきと考えるが見解を伺う。 件名4、災害に強い学校施設の在り方について。小項目1、糸満南小学校津波避難計画について。ア、津波避難場所、避難方法について伺う。イ、避難行動要支援者である障がいのある児童の安全な避難のための対策を伺う。 小項目2、避難行動要支援者である幼児の安全な避難について、糸満南こども園津波避難計画を伺う。 小項目3、今後の糸満南小学校の校舎増築に当たっては、津波避難ビルと防災機能を兼ね備えた学校施設として整備すべきと考えるが見解を伺う。 件名5、消防行政について。小項目1、消防本部へのドローン配備について、検討の進捗状況を伺う。 小項目2、機能別消防団として「水上バイク隊」を結成する考えがないか見解を伺う。 件名6、障がい者等日常生活用具の給付について。小項目1、動脈血中酸素飽和度測定器パルスオキシメーター)について。ア、本市では、給付対象が難病患者等に限定されている。他のように、給付対象を拡充すべきと考えるが見解を伺う。イ、測定センサーの対象種目追加について、検討の進捗状況を伺う。 件名7、農村整備について。小項目1、真栄平南土地改良区内耕作不良箇所について、早期に整備すべきと考えるが見解を伺う。 件名8、西崎運動公園の整備について。小項目1、運動公園・体育施設機能強化事業及び、運動公園施設整備事業の概要を伺う。 小項目2、西崎庭球場のあずまやについて、早期に整備すべきと考えるが見解を伺う。 件名9、安心して子育てできる環境整備について。小項目1、道の駅いとまんに授乳スペースを設置すべきと考えるが見解を伺う。 小項目2、授乳やおむつ交換スペース等、乳幼児の特性に配慮した設備を有する施設を登録、公表する「赤ちゃんの駅」事業を実施する考えがないか見解を伺う。 以上、壇上での質問を終わり、あとは質問席より再質問いたします。 ◎市長(當銘真栄) おはようございます。金城幸盛議員御質問、件名2、コロナ禍における女性の負担軽減について。小項目1、ア、本市の取組を伺うについてお答えいたします。 コロナ禍で困窮する女性を支援するため、公明党市議団から防災備蓄品を提供できないかとの御提言を頂き、防災備蓄用品から生理用ナプキン1,800枚を生理の貧困対策として糸満社会福祉協議会に750枚、市立小学校10校に600枚及び中学校6校に450枚を提供しました。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) おはようございます。議員御質問、件名3、教育行政について。小項目1についてお答えいたします。 小項目1、学校生活管理指導表アレルギー疾患用)作成に係る経費(文書料)について、補助金を交付する考えはないかについては、各学校では新年度、アレルギー疾患のある児童生徒に、医師の診断による学校生活管理指導表を提出してもらっています。費用については保護者の負担になっておりますが、アレルギーという配慮を要する児童生徒の保護者に負担をかけていることは認識しております。今後、補助金を交付することについては、現場の意見や近隣市町村の状況も踏まえ、調査研究してまいります。 ◎市民健康部長(島根辰也) おはようございます。御質問、件名1、新型コロナワクチン接種について。小項目1から5について、順にお答えいたします。 小項目1、基礎疾患を有する方などへの先行予約期間設定一般接種対象者への接種券の発送時期など、今後のスケジュールについては6月から入院・入所者で基礎疾患を有する方への接種を開始し、8月から一般の基礎疾患を有する方への接種を進められるよう取り組んでおります。先行予約期間の設定などについては、他の状況や設定方法などを確認しながら、準備を進めてまいります。また一般接種対象者への接種券の発送時期については、他接種順位などの状況を確認しながら、6月中の発送を目指し取り組んでまいります。 小項目2、優先接種枠の設定についてのア、在宅の障がい者や医療的ケア児の同居家族について、優先接種の対象とする考えがないかについては、他の状況を踏まえながら今後担当課と調整の上、検討してまいります。 次にイ、保育士や教職員等を優先接種の対象とする考えがないかについては、基礎疾患を有する者、高齢者施設等の従事者など、64歳以下への接種のタイミングで感染リスクや子供を預かる場所でクラスターが発生した場合の家庭への影響の大きさなどを考慮し、保育園、こども園等施設や、小中高校施設の従事者等への優先的な接種を予定しております。 小項目3、接種場所まで介護・福祉タクシーを利用しなければ移動できない高齢者や障がい者に対し、利用負担の軽減策を検討する考えがないかについては、今後、障がいのある方で利用が必要な方に対しては、ワクチン接種場所まで移動する手段として、障害福祉サービス等を活用できることを確認しております。 小項目4、ワクチン接種業務に当たる人員確保について。観光業界等からの出向受入れや、業務の一部委託を検討する考えがないかについては、現在、集団接種会場のスタッフとしてイベント会社への委託を行うことで、プロジェクトチーム職員の負担軽減になっております。また必要に応じて民間事業者と委託の可否を含めた調整等を行うなど、今後も委託できるものについては引き続き検討してまいります。 小項目5、SNSを活用した接種に関する情報発信については、本市の取組としてホームページ広報紙折り込みチラシQABデータ放送に加え公式LINEなどのSNSを通じて情報発信を行っております。 次に御質問、件名9、安心して子育てできる環境整備について。小項目2についてお答えいたします。「赤ちゃんの駅」事業とは、乳幼児を抱える保護者の子育てを支援する取組の一環として、外出中におむつ替えや授乳などで立ち寄ることができるよう、公共施設や民間施設などを「赤ちゃんの駅」として設置するなど、乳幼児を持つ子育て家族が安心して外出できる環境づくりを行う事業です。今後、他市町村の状況を踏まえながら関係課と連携し、調査研究してまいります。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) おはようございます。御質問、件名2、コロナ禍における女性の負担軽減について。小項目1、生理の貧困に係る取組について。イ、小中学校において生理用品の無償提供の継続、学校トイレ等に配備する考えがないかについてお答えいたします。 小中学校において生理用品を無償提供することについては、6月3日に防災備蓄用品から小中学校に生理用品の提供がありました。その後の使用状況などの確認を行いながら、養護教諭などからも保健室における生理用品の使用頻度を聞き取りするなど調査を行っていきたいと考えております。 続きまして御質問、件名3、教育行政について。小項目2についてお答えいたします。小項目2、令和3年3月定例会で提案した本市ホームページへの学校給食カレンダー設置について、検討の進捗状況については、現在、ホームページを作成中であります。内容といたしましては、給食の目的、新着情報のお知らせ、毎月の献立表、アレルギー対象原材料を表示した献立表、給食写真カレンダーへの給食献立写真を表示し、安心安全な給食情報を提供いたします。今月中には、公開する予定となっております。 次に御質問、件名3、教育行政について。小項目3から5について順にお答えいたします。小項目3、登下校時における児童生徒の安全確保、防犯対策については、登校時は民生委員やPTAによる安全見守り活動を行っており、下校時においては定期的に教職員や地域住民で安全パトロールを行っております。また議員から提案のありましたドライブレコーダーによるまちの見守りについては、糸満警察署との調整を重ね、現在商工会を通してリーフレットを配布し、協力事業所、店舗を募集しているところです。 小項目4、休校期間中のオンライン学習の実施状況については、小中学校6校において学習用端末を持ち帰っており、オンラインでの授業や健康観察、朝の会などを行ってきたところです。また家庭内での通信環境や通信負荷の状況を確認するための取組を、試験的に実施してきたところです。 小項目5、ICT支援員の増員に対する見解は、教職員、児童生徒の習熟度向上、技術的サポート、学校のICT化の推進を実現するのに必要と考えております。しかしながら財政負担が生じることから、財政事情を考慮しながら検討してまいります。 次に御質問、件名4、災害に強い学校施設の在り方について。小項目1、糸満南小学校津波避難計画について、ア及びイについてお答えいたします。小項目1、ア、避難場所、避難方法については、避難場所はロンドン杜公園で、避難方法は原則徒歩で避難を行うことになっております。 次にイ、要支援者である障がいのある児童の避難については、歩行等が困難な児童に関しては車椅子または教諭が抱きかかえて避難することになっており、担任、特別支援教育支援員で対応することになっております。 ◎福祉部長(金城満) おはようございます。御質問、件名2、コロナ禍における女性の負担軽減について。小項目1、生理の貧困に係る取組のウ及びオと、エの中の地域子供の未来応援交付金を活用した生理用品の提供については関連しますので、一括してお答えします。 生理用品の提供については、福祉部で所管する子供の居場所や生活困窮者への相談窓口などで、希望者に提供することは現実的に可能ではないかと考えております。しかし地域子供の未来応援交付金の活用については、生理用品の提供が本年度限りの緊急支援として認められていることや、子供の居場所などの窓口が内閣府の沖縄子供の貧困緊急対策事業等その他の補助事業を活用していることから、そのすみ分けが課題となり、継続的な取組には適さないのではないかと考えております。まずは既存の補助メニューの運用で対応できないかを検討してまいります。生理用品の無償提供を継続的に行うためには、財源の調達が重要となることは御提案のとおりで、寄附を募る形で行う場合にはノウハウの確立と推進体制の構築が課題となります。また福祉部や学校で対応困難な方もいることから、男女共同参画の担当部署と連携して取り組むことが必要と考えておりますので、先進地での取組の調査や本におけるニーズの把握、適切な手法等を企画開発部と一緒にその必要性を含め、調査研究してまいります。 次に件名4、災害に強い学校施設の在り方について。小項目2についてお答えします。小項目2、糸満南こども園津波避難計画については、ロンドン杜公園まで徒歩で避難する計画となっております。 次に件名6、障がい者等日常生活用具の給付について。小項目1、動脈血中酸素飽和度測定器パルスオキシメーター)について、関連しますのでア及びイについて一括してお答えします。令和3年3月の議会において、対象種目に測定センサーを加える方向で答弁したところです。その後、財政当局との協議を進め、現行予算の範囲内でこれまでの障害者総合支援法の難病に加え、身体障害者手帳呼吸器機能障害1級保持者で医師が必要と認めた者について、パルスオキシメーターの本体を支給対象とする方向で、要綱の見直し作業を調整しているところです。測定センサーの追加については、パルスオキシメーターの種類によっては不要となるものもあることから、支給額の大きい本体を対象と考えております。しかしパルスオキシメーターのセンサーについては、予算の範囲内で給付対象とすることは困難であります。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 御質問、件名2、コロナ禍における女性の貧困の負担軽減について。小項目1、エ、地域女性活躍推進交付金を活用した生理用品の提供について、国はこれまでの支援内容に加え、NPO法人等によるアウトリーチ型の相談、居場所の提供、女性用品の提供などの支援に関する内容を、今年度追加で予算措置しております。御質問の生理用品の提供については、交付金の活用を含め、関係課と調査研究してまいります。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) おはようございます。御質問、件名4、災害に強い学校施設の在り方について。小項目3、今後の糸満南小学校の校舎増築に当たっては、津波避難ビルと防災機能を兼ね備えた学校施設として整備すべきと考えるが、見解を伺うについてお答えいたします。 糸満南小学校は、児童数の増加により教室が不足するため、増築を計画しております。同校は、糸満地域防災計画の津波浸水予想区域内にあるため、緊急津波避難場所として整備ができないか、防災担当部署と調整を行ってまいりたいと考えております。 ◎消防長(平田徳明) おはようございます。御質問、件名5、消防行政について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、消防本部へのドローン配備状況については、前年度政策推進課より機体1機の移管を受け、現在は訓練や実災害等での機体運用を計画している状況にあります。しかしながら移管されている機体は、災害等で活用できる機体ではないため、今後本格的にドローンを運用していくためには災害等でも活動できる、より高性能な機体の導入が必要だと考えております。 次に小項目2、機能別消防団として海上バイク隊を結成する考えについては、令和3年第2回3月定例会において、糸満消防団の定員、任免、服務等に関する条例の一部を改正し、機能別消防団員制度を導入したところです。機能別消防団員とは、それぞれの能力やメリットを生かして、ある特定の災害のみに活動する消防団員のことで、その地域の特性に応じた運用が期待されています。種類としては、大規模災害等対応団員水上消防団員火災予防広報団員多言語対応消防団員大学生団員等があります。本は、海に面しているという地域特性からも、水難救助事案に特定した水上バイク隊を含めた水上消防団員の任用に向けて取り組んでいるところです。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時28分)                              (再開宣告午前10時28分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎消防長(平田徳明) 先ほど答弁の中で、「水上バイク隊」を「海上」ということで読み上げましたので、「水上バイク隊」の間違いです。 ◎経済部長(兼城浩康) おはようございます。御質問、件名7、農村整備について。小項目1、真栄平南土地改良区内耕作不良箇所について、早期に整備すべきと考えるが見解を伺うについてお答えいたします。 真栄平南土地改良区内耕作不良箇所については、平成21年度に農地有効利用支援整備事業を活用して、改良区内の一部の農地において暗渠排水路の管布設工事を行い改善されております。しかしその後の調査により、10か所の耕作不良の農地を確認しております。その対策としましては、農村集落基盤・再編整備事業における次期採択予定地区とする真栄平東地区で整備を検討するため、今年度調査設計委託を発注する予定であります。 次に御質問、件名9、安心して子育てできる環境整備について。小項目1、道の駅いとまんに授乳スペースの設置についてお答えします。道の駅いとまんへの授乳スペースについては、子育て世代が気軽に立ち寄れ、安心して授乳できるスペースの確保と、利用の利便性が重要であると認識しております。今後、道の駅いとまん施設管理組合等の関係者と調整し、授乳場所の確保等を含め、設置が可能かどうか検討していきたいと考えております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時30分)                              (再開宣告午前10時30分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎経済部長(兼城浩康) 訂正をお願いします。件名7の農村整備について。「真栄平東地区」という答弁をいたしましたが、「真壁東地区」の訂正をお願いいたします。 ◎建設部長(大城拡) おはようございます。御質問、件名8、西崎運動公園の整備について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、運動公園・体育施設機能強化事業及び運動公園施設整備事業の概要については、まず運動公園・体育施設機能強化事業は一括交付金のソフト事業で、これまで西崎総合体育館の床張り替えや、トレーニングルーム改築及びトレーニング機器の購入などを本事業で進めてきました。また昨年は西崎陸上競技場トラックの機能強化や、施設改修にも活用させていただいております。今年度は、芝管理事業や野球場の機能強化を進める予定であります。また運動公園施設整備事業については、公共施設整備を推進するため、施設利用ニーズに合った施設づくりに取り組むことを目的としております。今年度は施設整備に必要な設計業務などを盛り込んだ事業となっております。 小項目2、西崎庭球場のあずまやを早期に整備すべきについて。当施設は劣化によるコンクリート剥離など危険が伴うことから、現在使用禁止している状況にあります。今後、劣化の危険度を調査し、撤去または補修で済むのか判断していきたいと考えております。
    ◆19番(金城幸盛議員) 再質問をさせていただきます。 まず件名1の新型コロナワクチン接種について。まず小項目1の今後のスケジュールについてでございますけれども、政府が目指す11月をめどに、全ての希望者にワクチン接種が完了するためには、本としてどのような対策や、また国等からの支援が必要かについてお伺いをしたいと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 県が実施する広域ワクチン接種や職域接種など、効率的な接種や市内で行う個別接種及び独自で行う集団接種における医療機関の確保、接種場所の確保、人員の確保、国の財政支援等が必要になると思われます。 ◆19番(金城幸盛議員) 次に、県が設置をしました広域ワクチン接種センターとの連携についてお伺いをしたいと思います。糸満市民が接種された場合、そういった接種情報については、リアルタイムに情報が共有できる体制となっているか。この点についてお伺いしたいと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 県によれば、広域ワクチン接種センターで接種した市民の接種情報は、システムを通じてリアルタイムに共有できる体制となっているということです。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも、二重予約の問題が発生すると非常に困ると思います。県が広域で使うワクチンと、本を含めて市町村が使うワクチンの違い等がございますので、そういったことがないように、また県ともしっかり連携を図っていただきたいと思います。 集団接種会場についてでございますけれども、現在、糸満市役所と農村環境改善センターを使用されておりまして、私も何度か拝見をさせていただいているところでございますけれども、市役所については非常にスムーズな対応ができているのかと理解をしておりますけれども。一方、農村環境改善センターについては2階というところ等もございまして、非常に御苦労も多いのかなということもございます。今後、さらに64歳以下の接種等が進んでいく中におきましては、例えば民間施設の借上げであるとか、夏休み期間中の学校施設の活用等も含めて、幅広い検討をぜひともお願い頂ければと思います。その点についてお伺いしたいと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 接種会場については、4月29日から65歳以上の高齢者の方を対象に、市役所と農村環境改善センターの2か所を集団接種会場としております。今後の実施方法につきましては、現在地域の医療機関と調整を行っており、接種体制の確保に努めているところであります。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも円滑に実施がされるように、会場についても様々、幅広い検討をお願いを申し上げたいと思います。 次に小項目2の優先接種枠の設定についてでございますけれども、特にアの医療的ケア児の同居家族についてでございますけれども、人工呼吸器による呼吸管理であるとか、たんの吸引など日常的に医療的なケアが必要な子供と一緒に暮らす家族は、このコロナ禍にあって不安に揺れる日々を過ごしています。一日でも早くワクチン接種が可能となるよう、特段の配慮をお願いを申し上げたいところでございます。検討とかではなくて、優先接種の対象とするというような明言が頂けないか、お伺いしたいと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 他の状況を踏まえながら、今後担当課と調整の上、前向きに検討してまいります。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも前向きな検討をお願いいたします。 イの保育士、教職員等への優先接種についてでございますけれども、先ほど優先接種を予定しているという答弁を聞きまして、評価をいたしたいと思います。円滑に実施がされるように、今後また進めていただければと思います。 次に小項目3の接種場所まで、介護・福祉タクシーを利用しなければ移動できない高齢者や障がい者に対する利用負担の軽減策についてでございますけれども、使えるメニューがあるというお話もございましたので、しっかり関係部署と調整の上、周知も含めて御対応をお願いしたいと思います。福祉部においては、プロジェクトチームの皆様だけではできないところがございますので、しっかり連携をしていただいて進めていただきますよう、重ねてお願いを申し上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に小項目4のワクチン接種業務に当たる人員確保についてでございますけれども、県内の他においてワクチン接種推進室の職員の超過勤務に関する問題等が過日新聞等で報道がなされておりました。本市においても、ワクチン接種プロジェクトチームの職員の皆様は、多大な御苦労をされております。負担軽減のためにもあらゆる方策を検討していただいて、接種業務に当たる人員確保に努めていただきたいと、このことを強く要望いたします。人事を担当します総務部長におかれましても、ぜひともその点、しっかり御対応をお願い申し上げたいと思います。 次に小項目5のSNSを活用した接種に関する情報発信についてでございますけれども、市民の皆様から、本市のこのSNSでの情報発信が非常に弱いと言いますか、ほとんどないというところで、大変な御不満の声を頂戴いたしております。他においては、公式のLINE等を活用して、結構な頻度で市民に情報提供がなされております。本がこのSNSを現状うまく活用できていない理由等がございましたら、お聞かせ願えればと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 LINEの活用につきましては、現課での対応となっておりますが、LINEの掲載方法については、内部で協議するいとまがなく、今後は庁内連携を取って掲載方法について他市町村の状況も踏まえながら検討してまいります。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも今後64歳以下、特に若い人等に周知をする上では、非常に重要なツールとなりますので、そういった点ではSNSの活用を企画開発部ともしっかり連携の上、御対応を頂きたいと思います。いずれにしましても、この糸満においてワクチン接種が円滑、また迅速に実施されるよう、引き続き私ども公明党としましても本市の取組をしっかり支援をしてまいりますので、ぜひとも円滑実施、そして迅速な実施を目指していきたいと思います。 次に件名2のコロナ禍における女性の負担軽減について。小項目1の生理の貧困に係る取組についてでございますけれども、生理用品の購入や利用ができない、生理の貧困が社会問題となっております。3月4日、任意団体「#みんなの生理」が行ったオンラインアンケート調査の結果が報道されました。コロナ禍で生理用品を買うのに苦労したと答えた女性が5人に1人、ほかのもので代用した、交換の回数を減らしたなど、衝撃的な内容でございました。また個別の事案といたしましても、困窮の中で購入ができない、またネグレクトなどによって親から生理用品を買ってもらえない、こういう子供たちがいるということも聞いております。市議会公明党は、3月19日、市長に「コロナ禍における女性の負担軽減に関する緊急要望」を提出させていただきました。その中で生理用品には消費期限があることから、防災備蓄品を必要な人に有効活用すること、また市内小中学校において無償で生理用品を提供することの2点を求めてまいりました。これに対しまして市長から、女性の負担軽減に早急に対応したいとのお答えを頂き、災害備蓄品を活用し、社協、市内小中学校に提供を頂いております。この迅速な御提案に対しまして、まず感謝を申し上げたいと思います。この本の一連の動きにつきましては、3月21日、また4月30日、6月11日付の琉球新報で3回にわたって報道されております。市議会公明党が3月、に対して緊急要望を提出したことをきっかけに実現した旨のことが紹介をされておりますけれども、この報道を見た多くの市民から、本市の迅速な取組を評価する声をたくさん頂戴しております。この生理の貧困に係る取組について、市長の思いをお聞かせ願えますでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 幸盛議員の再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃるように、公明党市議団のほうから御提言頂いて、コロナ禍の中で大分困窮している方々がいるということで、社協を通して困窮世帯や学校、子供たちに対しても非常に重要な役割を果たしているのかなと、非常に感謝を申し上げます。今後とも、困窮している世帯、女性の皆様にはぜひ有効に活用させていただきたいなと思っております。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひまた今後ともよろしくお願いします。 それでイの小中学校において、この生理用品の無償提供の継続について、学校トイレ等に配備できないかということについてでございますけれども、教育委員会においても子供の貧困、児童虐待の観点から、やはりしっかり実態を把握していただいて、早期にこの問題解決に取組を進めていただきたいと思いますけれども、教育委員会の見解を頂ければと思います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 子供の貧困の観点からも、配慮が必要なことは十分認識しております。今回の提供された生理用品の使用状況、さらにトイレに常備することについては、小学校1年から中3までの発達段階等もございますので、実際に今回提供された生理用品の使用状況とか、そういうのを学校現場の声を聞きながら、調査研究していきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも調査研究と言わずに検討していただきたいんですけれども。まず学校において、児童生徒が生理用品をいつでも入手できる環境を整える必要があると考えます。生理用品を下さいと声を出せずにいる児童生徒もいるとお伺いしております。そのような児童生徒を孤立させない、そのような取組として、やはり学校トイレに置く必要性は十分にあるのではないかと思いますけれども、この点について御見解を頂ければと思います。 ◎教育長(幸地政行) 小中学校における、小学生も中学生もやはりこういう生理に関することについては、非常に大きな衝撃をもって受ける子もいると思います。非常にそれが必要なときに、そういう必要なものがあるということは、やはり必要なんだろうと理解しております。また併せて今回は養護教諭の皆さんをお呼びして、この生理用品をお渡ししました。そこで養護教諭の皆さんは、その配布の方法、それから今後の対応等も含めて話をしながら、これを進めていくということを聞いております。今回から始まったことでありますので、また養護教諭と子供たちがつながることによって、その後の教育上のコンタクト、指導も含めながら、そういったこともできるのではないのかということがあります。それも含めて、現場サイドの声も聞きながら進めていきたいと思っております。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも様々御検討していただきたいと思います。 御提案も含めてなんですけれども、例えば先行実施校であるとか、モデル校を指定して、配置場所や補給方法など、管理上の課題の整理等を進めていく考えがないか。最後にこの辺、教育委員会に確認したいと思います。 ◎教育長(幸地政行) 児童生徒の側から、どういう方法を求めているのかも含めて、それから養護教諭の側、学校側から含めて、この子たちにしっかり指導も含めてやっていく、それからそこには保護者もおりますので、そういう連絡体制も含めながら、管理ということだったので、どういうことでの配布、トイレ等での置き方等も含めて、管理も含めて今後検討していきたいと思います。また規模が、糸満の学校は小規模校から大規模校あります。それから発達段階における、小中学校の発達段階の関係もありますので、そこも含めて検討してまいりたいと思います。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも教育長、進めていただければと思います。 次にウ、エ、オについて一括で確認をしたいと思います。やはりこの問題ですね、SDGs、ジェンダー平等との観点からも、この生理用品の無償提供、支援というのは極めて重要であると考えます。誰一人取り残さない社会を実現するためにも、全庁的な取組として必要な対策を今後検討していただきたいと思いますけれども、御見解を伺えればと思います。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 SDGs、ジェンダー平等の観点からの御質問なんですが、男女共同参画の視点で、多様な困難を抱える全ての女性等に対し、安心して暮らせるための環境整備を行うことは必要だと考えております。それで今年度策定の第3次男女共同参画計画の中で、検討したいと考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) 先ほどは、また福祉部長の御答弁も頂いて、ございましたけれども、福祉関係部署の窓口等で生理用品の提供を受けること、また相談をすることに抵抗がある方もいらっしゃいます。そういったところを考えますと、市役所庁舎のトイレに生理用品を配備し、必要な方に支援が届く環境を整える必要があると私は考えますけれども、見解を頂ければと思います。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 コロナ禍における女性の負担軽減の一環で、抵抗なく利用できる環境づくりとして市役所庁舎トイレへの生理用品の配布について御提案頂いているところですが、今後関係部署とも調整して、試験的に一部整備し、今後はの財政状況等も勘案して判断してまいりたいと考えています。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも、まずは一部からでもいいですので、スタートをさせていただければと思います。トイレにトイレットペーパーがあるように、当たり前に生理用品があるという、そういった社会変容を、そして先駆的な取組をぜひとも本から起こしていただきたい。また起こしていきたいと私自身思っております。ぜひとも女性に優しい糸満を目指して、この取組の加速をお願いいたしたいと思います。 次に件名3の教育行政についてでございますけれども、小項目1の学校生活管理指導表への補助金の交付についてでございます。先ほどもございましたけれども、アレルギーへの配慮を要する、やはり児童生徒の保護者の負担軽減策の一つとして、ぜひとも先ほど調査研究というお話がございましたけれども、具体的検討を促したいと考えます。改めての御見解を伺えればと思います。 ◎教育長(幸地政行) 学校生活管理指導表を提出することとなっております。お医者さんの意見を添えて。これについては関係部署と調整の上、検討してまいりたいと思います。 ◆19番(金城幸盛議員) 小項目2の学校給食カレンダーについては、私も非常に興味を持っておりますので、ぜひともよろしくお願いいたします。 次の小項目3の登下校時における児童生徒の安全確保、防犯対策についてでございますけれども、本市においても様々な対策を講じていることは承知をしているところですけれども。やはり昨今、本市においても児童生徒への声かけ事案や不審者情報等が頻発をしている状況がございます。児童生徒等の安全確保と見守り強化への早急な対応等の取組が、やはり求められているところでございますので、ぜひともそういった点も踏まえながら進めていただきたいと思います。その一助として、本員が令和2年12月定例会で提案しましたドライブレコーダーを活用した見守り体制の構築についてでございますけれども、スタート時期の予定をお伺いできればと思います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁させていただきましたが、現在、糸満警察署と調整の上、リーフレットを商工会を通して配布して、この参加協力事業所、店舗を募集しているところです。その募集期間が6月30日ということになっておりますので、その後、協力していただく企業等との調整を重ねて、できましたら子供たちが夏休みに入る前には、そういった具体的に行動できたらと考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひともお願いをしたいと思います。 小項目4、家庭でのオンライン学習についてでございますけれども、去る16日に母校の真壁小学校を訪問させていただきまして、オンラインでの朝の会の様子を拝見させていただきました。前日に担任の先生から紹介していただいたアプリを活用して、こぎつねこんこんを演奏していただいた4年生の児童に大変感動いたしました。GIGAスクール構想が、工夫次第で学びの可能性が無限であるということを改めて実感をいたしたところであります。しかしながらその一方で、家庭でのインターネット環境が整っていないために、大好きな先生方や友達とオンラインでつながれない児童生徒がいます。GIGAスクール構想とは、誰一人取り残さない教育、学びの保障でなくてはなりません。令和2年6月定例会において、ネット環境が整っていない家庭に対する貸与を目的としたモバイルルーターの整備を強く求めさせていただいて、整備頂いたところでございますけれども、今回、このモバイルルーターの貸出しができなかった理由、課題についてお伺いいたしたいと思います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 今回、モバイルルーターの貸与ができなかった理由、課題なんですけれども、通信費の負担の課題があるためです。 ◆19番(金城幸盛議員) 子供たちの学びが保障できるように、やはりオンライン学習に係る通信費の支援は、やはり急務の課題であると思います。援助が必要な児童生徒の保護者に対して、必要な援助が適切な時期に実施されるよう、特段の配慮をお願いしたいと思いますけれども、この件について御見解頂ければと思います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 通信費につきましては、議員がおっしゃるように支援が必要な児童生徒、保護者、そういった通信費の援助等配慮が必要なことは、教育委員会としても認識しております。今後は、家庭に持ち帰るような環境とルールづくりを整えながら、そういった時期が来ましたら関係部署等を含めて調整していきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) 件名4の災害に強い学校施設の在り方についてでございますけれども、ちょっと時間がないので、糸満南小学校の校舎増築に当たって、津波避難ビルと防災機能を兼ね備えた学校施設の整備についてでございますけれども、津波対策の推進に関する法律第10条第2項において、「国及び地方公共団体は、津波により浸水するおそれのある地域において、公共施設等を整備しようとするときは、当該地域における一時的な避難場所としての機能その他の津波に関する防災上の機能を備えたものとなるよう配慮しなければならない」と規定をされております。また文部科学省の学校施設整備指針においても、同様な整備指針が示されております。財源につきましても津波避難ビル、防災機能の部分については緊急防災・減災事業債も活用できるものと理解をしております。子供たちが日中の多くの時間を過ごし、災害時には地域の防災拠点にもなる学校の安全対策、防災力の強化は最重要の課題であります。教育委員会または防災担当部署等において、子供の命を守ることを最優先に、緊急津波避難場所として整備できないかについて、検討をぜひとも急いで頂きたいことを強く要望をいたしたいと思います。 次に消防行政についてでございますけれども、要救助者の捜索や救助までの監視の継続、救助に向かった水上バイクへの位置情報の伝達や、要救助者への声かけなど、ドローンの活用は水難救助事案をはじめ本市の防災力強化に必要不可欠であると考えますけれども、改めて御見解頂ければと思います。 ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 災害現場等で使用するドローンは、消防隊がすぐに確認できない場所等で使用することが多いため、高性能の機体が求められています。水難救助活動や捜索活動では、特に沖に流された人の捜索、それからドローンによる望遠カメラとか紫外線カメラを搭載した、行方不明者を探すこともできます。また上空から広範囲の活動が可能となることから、火災発生時の残り火等の確認、そういった様々な状況においても効果が期待できることから、議員御提案のとおり高性能なドローンは必要と感じています。 ◆19番(金城幸盛議員) 昨日の沖縄タイムスの報道記事によりますと、今年1月から5月までに県内で発生した水難事故が過去10年間で最多のペースとなるというような衝撃的な内容でございました。ドローンの配備、水上バイク隊の結成もそうですけれども、消防力の強化に今後も引き続き取り組んで頂きたいと思います。 次に時間がないので件名8、西崎運動公園の整備についてでございますけれども、この運動公園・体育施設機能強化事業及び運動公園施設整備事業についてでございますけれども、ぜひとも市民に喜んで利用頂ける施設として整備頂きますよう、御要望させていただきたいと思います。 次に小項目2の庭球場のあずまやについてでございますけれども、使用できない状態のあずまやを撤去することによって、例えばテント等の設置も可能となったりしますので、その点も考慮し、早期の整備も含めて検討頂きたいと思いますけれども、その点についてお伺いできればと思います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 先日、現場を確認したところ、2年ほど前から使用禁止となっております。先ほども答弁いたしましたが、今後このコンクリートの剥離等につきましても、耐久度調査等を踏まえて、今後どうするか検討していきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) 件名9、安心して子育てできる環境整備について。小項目1の道の駅いとまんへの授乳スペース設置についてでございますけれども、観光バリアフリーを推進する上でも、授乳スペースの設置は重要と考えます。組立て式や可動式の授乳スペースもあるようですので、予算もさほどかからないと理解をしますので、早期設置に向けて、関係するところと調整を急いで頂いて、授乳スペースが確保されるよう安心して道の駅いとまんにお越し頂けるような整備をぜひともお願いを申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ◆1番(玉村清議員) 市民の皆様、議場にいる皆様、おはようございます。一般質問通告書に従い質問いたします。よろしくお願いいたします。 件名1、地域活性化支援事業について。新屋敷区自治会館が建設して約40年がたちます。現在、管理人室は物置状態になっております。この管理人室を改造し、有効利用したいと思います。また玄関ドアも遊びが出て開けにくく困っております。今年、新屋敷区老人会が結成50周年を迎えます。記念事業として管理人室を改装し、小規模会議場にしたい。急な階段を上がり、2階のホールで活動するのは、年寄りや障がい者には大変不便であります。管理人室を改装し、小会議場にし、現在活動しているカラオケサークルやビデオ鑑賞、料理教室、デイサービスなど、クーラーの効いた部屋で活動ができないかと思っております。また1階の出入口の段差や1階畳間の出入口など、段差があるところをスロープにし、老人や障がい者が利用しやすいようにしたい。そこでお伺いいたします。地域活性化支援事業を利用し、次の事業を行いたい。件名1、地域活性化支援事業について。小項目1、新屋敷区自治会館の改装について。ア、管理人室を改造し、小会議場に改装したいが、活用は可能かをお伺いいたします。イ、1階の出入口の段差や、1階の畳間の出入口をスロープにし、高齢者や障がい者が利用しやすいようにしたいが、活用は可能かお伺いします。 件名2、教育行政について。最近、糸満小学校周辺で、下校時になると父母の迎えに来る車と学童の迎えに来る車が停車し、通りにくいとの市民からの苦情がありました。特に糸満小学校の北側道路、父兄や学童の迎えに来る車が停車しており、通りにくくなっております。そこでお伺いいたします。小項目1、登下校時の送迎について。ア、糸満小学校内に駐車スペースを確保することはできませんか。小学校正門前のまつの木通り、この通りは体育館近くから前方の信号機が確認できるため、直進や右折する車が横断歩道前をスピードを出していきます。そこでお伺いいたします。イ、糸満小学校正門前に徐行を知らせる路面標示はできませんか。お伺いいたします。 以上、演壇での質問を終わり、あとは質問席より再質問をいたします。よろしくお願いいたします。 ◎市長(當銘真栄) 玉村清議員御質問、件名2、教育行政について。小項目1、登下校時の父母の送迎について。イ、糸満小学校正門前に徐行を知らせる路面標示については、小学校正門前の横断歩道をカラー舗装し、視認性を高めることにより、小学生や横断歩行者の安全確保に努めていきたいと考えております。なお施工時期については、今年度夏休み期間中を予定しております。 残りの御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名2、教育行政について。小項目1、登下校時の父母の送迎。ア、糸満小学校内に駐車スペースを確保することはできませんかについてお答えいたします。 学童保育やデイサービスなどの特定の送迎車両につきましては、安全対策を講じた上でプール下駐車場を乗り降り場として利用できないか、学校側と協議していきたいと考えております。保護者の車両につきましては、4月に学校側から保護者に対し、学校周辺に停車しないよう文書により依頼しており、また学校としては徒歩による通学を推奨しております。道路への駐車車両に対しては、注意喚起用の立て看板等を設置する方向で、学校側と調整していきたいと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 御質問、件名1、地域活性化支援事業について。小項目1、新屋敷区自治会館の改装について、アとイは関連しますので、一括してお答えいたします。 御質問の管理人室の改装と1階へのスロープ設置については、自治会の活動支援を目的としている地域活性化支援事業の活用が可能です。申請期間は7月20日までです。また地域活性化支援事業補助金交付要綱より、前年度において補助金の交付を受けていない自治会に対し、優先的に交付することとしております。 ◆1番(玉村清議員) 通告書に従い、順次質問いたします。 地域活性化支援事業、多分新屋敷区は例年何回か地域活性化支援事業を利用しております。そこで今回、老人会結成50周年に向けて、諸行事ができなくて、十五夜やそういう行事ができないため予算は少しこういうのから振り分けて確保できるような感じで、それと老人会の積立てが少しあるので、これとその地域活性化支援事業を利用し1階を、あの管理人スペースはもったいなくて、今、十五夜とか、ああいう小道具をほとんど倉庫みたいになっているので、約20坪ぐらいあります。そこを改良し、小会議場にしていろいろな活動を1階でできるように。特に新屋敷区公民館は築40年余りですので2階に上がる階段が急で、デイサービスとかカラオケ教室もろもろの活動で2階に上がるのがちょっと、足腰の悪い老人には苦痛ですので、できれば1階にそういうスペースを設けて、クーラーの効いた部屋でいろいろな活動をしたいという希望です。ぜひ今年も新屋敷区にこの地域活性化支援事業が使えるような、応募をしたいと思いますので、ぜひそのときはお願いいたします。 件名2、糸満小学校周辺の下校時ですね、朝は7時から9時まで、多分向こうは通行止めですよね。それで下校時、約2時50分から、5校時が終わる時間帯から次の6校時の終わる時間帯、3時50分か、その時間帯、大体半時間ぐらいですけれども、私も何回かやりましたけれども、小学校から、下から上がってくると右に曲がって中学校のほうに行くと、かち合わせになると、やはりどっちかが譲らないと駄目なので。小学校のほうから上がってくると見えますので、上から来るのは。ちょうど体育館の後ろから曲がってくると、意外と車が並んでいるんですよ。それでお互いに譲り合ってはいますけれども、何とかできないかということだったので。私の考えでは、小学校の東側の雑草が茂ったところとか、1階のプールの下の駐車場、あれを入り口と出口を決めて、向こうにやってみれば、雨降りも子供たちには優しいんじゃないかと思っています。教員の車は、私の考えですよ、東側か糸満幼稚園の跡地でも駐車場を確保すれば、少しは解消するのではないかと思っています。それで運動場の東側はどうですか。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 再質問についてお答えいたします。 駐車場を運動場の東側に移してプール下を活用できないかということですけれども、まず不特定多数の車が学校敷地内に出入りすることは、やはり子供たちの安全上好ましくないと考えていますので、運動場東側に移して学校プール下を活用するというのは、やはり許可車両以外は厳しいのかなと考えております。 ◆1番(玉村清議員) 私は時間があるときには、横断歩道の下校時の指導を、朝はできませんので、下校時にはたまに立っていますけれども。やはり4月、学校が始まる頃には、1年生の父母か分かりませんけれども、意外と道路側に止めて、カラーコーンもやっていますけれども、やはり雨降りになると正門の近く、横断歩道の近くに父母が止まって、注意をするとにらみつけられたりするものですから、ある程度は横断歩道を避けるように停車させているんですけれども。低学年になると車が、ちょうど4時ぐらいになると、あのまつの木通りは混むんです。そうしたらまつの木通りから下のほうに行くとき、横断歩道の距離は空けるんですけれども、横断歩道の手前に、校門から出たときに、向こうから見えないでしょう。横断歩道の手前は。そのときに右折する車が横から、信号が見えるのですーっと出て行くときがあるんですよ。そのときに子供が危ない。そういうことである程度指導はしていますけれども、ぜひとも小学校前にカラー舗装、私も近隣を見てきましたけれども、豊崎小学校近くには、ほとんどブルーの路面舗装がされています。豊見城団地とか、横断歩道はブルー舗装されて、よく見えやすいです。そういうことで、このカラー舗装の利用をよろしくお願いいたします。 以上、今回の私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時23分)                              (再開宣告午前11時35分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆6番(伊敷郁子議員) 市民の皆様、おはようございます。6月23日は慰霊の日です。アジア太平洋戦争末期の沖縄戦で犠牲となった20万余の御霊が眠るこの地に住む私たちは、今再び問われています。政府が米軍辺野古新基地建設の埋立てに南部の土砂を使う計画をしているからです。戦後76年たっても消えることのできない遺族の傷跡、帰りたいという死者の魂にどう向き合うのか。遺骨となっている家族を返してくれという切なる遺族の思いにどう応えるか。ガマフヤー具志堅隆松さんは、30年以上遺骨収集ボランティアを続けており、専門家でなければ探すのは難しいくらい粉砕された遺骨を丁寧に探して、遺族の元へ帰しています。遺骨の入っている可能性が高い南部の土砂が、辺野古米軍新基地建設に使われることは、人として許されることではないと、今日も摩文仁の平和祈念公園でハンガーストライキを行っています。多くの御霊の眠るこの地の議員として、じくじたる思いに駆られます。戦没者に哀悼の意を表し、一般質問を行います。 件名1、保育行政について。小項目1、待機児童について。ア、令和3年4月における待機児童数を伺う。イ、市内の認可保育施設で定員割れしている園があるか伺う。 小項目2、職員の配置基準について。ア、保育現場の職員配置基準は、適正と考えているか伺う。 小項目3、潮平地域に設立予定の法人保育園について。ア、施設の規模と定員数を伺う。イ、認可の経緯を伺う。ウ、現状を伺う。エ、周辺認可保育施設数と定員数及びこの地域の待機児童数を伺う。オ、予算の繰越しは、単年のみか伺う。カ、施設の今後について伺う。 件名2、学校給食センターについて。小項目1、新設場所の用地選定について。ア、候補地選定の経緯を伺う。イ、新たな候補地も考えているか伺う。 小項目2、アレルギー食対応について。ア、新設される給食センターは、アレルギー食対応も可能か伺う。イ、県内にアレルギー食対応のための施設を備えた給食センターがあるか伺う。 件名3、新型コロナワクチン接種について。小項目1、ワクチンの接種状況について。ア、現状について伺う。イ、65歳以上のワクチン接種の完了予定は、いつ頃か伺う。ウ、64歳以下のワクチン接種の優先順位について伺う。エ、障がい者及び障がい者施設職員や保育、学童、教育現場等で働く方々を優先して接種する考えがないか伺う。オ、市内対象者全員が接種完了するのはいつ頃か伺う。 件名4、平和行政について。小項目1、における平和教育の現状について。今月23日、戦後76年目の慰霊の日を迎えます。戦争体験者が年々減少していく中、悲惨な戦争を次世代に伝えていく努力をしていかなければ、人は再び愚かな行為を繰り返していくのではないかと私は不安です。多くの御霊の眠る我が糸満では、どのような平和教育がなされているのか、市内小中学校16校の現状を伺う。 小項目2、ひめゆりの塔、ひめゆり平和祈念資料館の活用について。当資料館はひめゆり学徒隊の生存者によって1989年に開館しました。しかし、コロナ禍で入館者が減少し、存続の危機にあると新聞報道がありました。善意の寄附も寄せられているようですが、当資料館は、国、県、から補助を受けておらず、入館料だけで運営しています。本市の観光産業の一助を果たしているこの資料館に対して何らかの支援ができないか伺う。 件名5、環境行政について。小項目1、熊野鉱山について。ア、現状を伺う。イ、今後のの対応について伺う。 小項目2、糸豊環境美化センター沿いの鉱山の現状を伺う。 件名6、道路行政について。小項目1、道路通報アプリについて。ア、どのようなアプリか伺う。イ、県内で利用している自治体があるか伺う。ウ、本市での導入を求めるが、可能か伺う。 小項目2、市道門原線について。ア、拡幅予定があるか伺う。 以上、残りは質問席より再質問させていただきます。 ◎市長(當銘真栄) 伊敷郁子議員御質問、件名3、新型コロナワクチン接種について。小項目1、オについてお答えいたします。 市内対象者全員が接種完了するのはいつ頃かについては、6月からは入院・入所者の方々で基礎疾患を有する者への接種を開始し、8月から一般の基礎疾患を有する者、高齢者施設等の従事者などの接種を進められるよう取り組んでおります。またの接種計画では、集団免疫力としての効果が見込める全市民の6割の接種を、人流が顕著となる年末年始までを一定のめどとし、希望する市民の方の接種終了を2月末と見込んでおりますが、県が実施する広域ワクチン接種や、職域接種等との効率的な連携により前倒しできるよう努めてまいります。64歳以下の方の接種券につきましては、6月中の発送を目指し取り組んでまいります。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名4、平和行政について。小項目1、市内小中学校16校の平和教育の現状についてお答えいたします。 毎年各学校において、五、六月に平和月間や平和週間の期間を設定し、平和教育に取り組んでおります。また慰霊の日に関わる取組として、特設授業や道徳、総合的学習、特活などの授業での平和学習、資料の展示、戦争体験者や地域の人材等を招いて体験談を語ってもらう集会の開催、糸満平和ガイドを活用した学習会などを行っております。課題として、年々戦争体験者の方が減ってきており、体験談を話してもらうことが難しくなってきていることや、コロナウイルス感染症の影響で慰霊塔や戦跡巡りなどの体験学習や集会などが開催できないことがあります。 ◎福祉部長(金城満) 件名1、保育行政。小項目1から3までについて順にお答えします。 小項目1、待機児童数について。ア、令和3年4月における待機児童数については12人となっております。 次にイ、認可保育施設の定員割れについて。4月時点、ゼロから2歳児クラスにおいて定員割れしているのは17施設となっており、3から5歳児クラスで定員割れしている施設は18施設となっております。一方で定員以上の児童を受け入れている、いわゆる弾力化を行っている施設はゼロから2歳児クラスにおいて14施設となっており、3から5歳児クラスで16施設となっております。 小項目2、職員の配置基準について。ア、保育現場の配置基準が適正かについては、認可保育所は厚生労働省令、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準によって定められておりますが、この基準を遵守することが必要であり、現時点で適正なものと考えております。 小項目3、潮平地域に設立予定の法人保育園について。アからカについて順にお答えします。ア、施設の規模、定員数については、敷地面積約6,000平米、建物の延べ床面積約3,900平米、予定される定員数は237人となっております。 イ、認可の経緯については、11月頃に設置法人よりに対し認可申請書の提出がなされ、が県に対し進達を行い、その後、完成前の検査を経て県より認可される予定となります。 ウ、現状については、法人と工事業者との間で問題が生じ、工事が中断している状況です。 エ、周辺認可保育施設数と定員数及びこの地域の待機児童数について。建設予定地の周辺には、認可保育所が2か所、認定こども園が3か所、小規模保育事業所が1か所ございます。6施設合計の定員数は684人となっております。この地域の待機児童数については、3人となっております。 オ、予算の繰越しは単年のみかについては、令和2年度から令和3年度への繰越しとなっております。 最後にカ、施設の今後について。法人より早期に工事を再開し、令和3年度中に工事を完了させ、令和4年4月の開園を目指すとの報告を受けております。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 御質問、件名2、学校給食センターについて。小項目1、新設場所の用地選定について。ア、候補地選定の経緯についてお答えいたします。 候補地選定の経緯については、糸満学校給食センター基本計画検討委員会で、用地選定の条件の下、候補地を選定し、その中から総合評価により候補地を比較、総括しております。 次にイ、新たな候補地も考えているかについては、現在、糸満市立学校給食センター基本計画書のレベルアップや学校給食センターPFI導入等可能性調査業務で調査研究を行っているところで、今のところ想定しておりません。 次に御質問、件名2、学校給食センターについて。小項目2、アレルギー食対応について、ア及びイについてお答えいたします。小項目2、ア、新設される給食センターは、アレルギー食対応も可能かについては、令和2年3月に策定された糸満市立学校給食センター基本計画書の中にありますように、除去食や代替食への対応が可能なスペースを確保し、可能な限り食物アレルギーに配慮した施設として計画されております。 次にイ、県内にアレルギー食対応のための施設を備えた給食センターはあるかについては、県内11のうち宜野湾市、那覇、沖縄があります。 ◎市民健康部長(島根辰也) 御質問、件名3、新型コロナワクチン接種について。小項目1、アからオまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、ワクチンの接種状況の現状については、6月13日現在、1回目接種済み人数4,513人で、接種率31.5%、2回目接種済み人数2,971人で、接種率20.7%となっております。 次にイ、65歳以上のワクチン接種の完了予定はいつ頃かについては、接種を希望する65歳以上の方について、7月末までと見込んでおります。 次にウ、64歳以下のワクチン接種の優先順位については、高齢者の次の接種順位の者として、基礎疾患を有する者、高齢者施設等の従事者などへの接種の次に、64歳以下の接種を始める予定です。 次にエ、障がい者及び障がい者施設職員や保育、学童、教育現場等で働く方々を優先して接種する考えがないかについては、基礎疾患を有する者、高齢者施設等の従事者、64歳以下への接種のタイミングで感染リスクや子供を預かる場所でクラスターが発生した場合の家庭への影響の大きさなどを考慮し、保育園、こども園等施設や、小中高校施設の従事者等への優先的な接種も予定しております。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 御質問、件名4、平和行政について。小項目2、ひめゆりの塔、ひめゆり平和祈念資料館の活用についてお答えします。 ひめゆり平和祈念資料館においては、新型コロナウイルス感染拡大に伴う資料館訪問者数の激減に伴い、収入が減少しており、経営の持続が難しくなっている状況と伺っており、としてはこれまでコロナ感染拡大による経済的影響を受けた観光業に関連する市内事業者向け、糸満観光関連等事業者支援給付金で10万円、そのほかいとまん観光誘客促進事業において市内の地域特産品の救済と位置づけ、ひめゆり平和祈念資料館のストラップ、トートバックの買上げで35万5,000円と、計45万5,000円の支援を行っております。またホームページに掲載しております糸満平和ガイド育成事業の実施報告に、市内平和関連施設の一つとして、ひめゆり平和祈念資料館のホームページをリンクさせております。 ◎経済部長(兼城浩康) 御質問、件名5、環境行政について。小項目1及び2についてお答えします。 小項目1、熊野鉱山について。ア、現状については、6月16日に担当者が現場を確認したところ、採掘は行われておりません。 次にイ、今後のの対応については、鉱山事業者より個別法の申請があった場合には、法に基づいて対応したいと考えております。 次に小項目2、糸豊環境美化センター沿いの鉱山の現状については、6月16日に担当者が現場を確認しており、許可を得ず採掘していた農地部分については、埋め戻しが終了しております。 ◎建設部長(大城拡) 御質問、件名6、道路行政について。小項目1及び2について順にお答えいたします。 小項目1、道路通報アプリについて。ア、どのようなアプリかについてお答えいたします。道路通報アプリについては、市内の道路やカーブミラー等の損傷をスマートフォンで撮影し、写真を送信すれば位置情報と一緒にに通報できるアプリであります。 次にイ、県内で利用している自治体については、沖縄が4月から採用しております。 次にウ、本市での導入が可能かにつきましては、現在道路における不具合については、定期的なパトロール、市民からの電話や投書による情報提供、またホームページやメールでも御意見、御要望を受け、不具合箇所の修繕等を随時対応しております。よって現時点ではアプリの導入に関しては検討しておりません。 小項目2、市道門原線について。ア、拡幅予定についてお答えいたします。同路線は、起点側字糸満178番地8から、兼城橋を通過し、終点側字兼城179番地までの延長780メートルの市道であります。起点側から兼城橋までは整備がされていますが、橋を越えてから終点側200メートルにおいては、最小幅員3メートルほどしかない狭隘な部分もあります。しかし車両の通行に支障を来している状況ではないことから、現在のところ拡幅予定はございません。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時57分)                              (再開宣告午後1時10分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆6番(伊敷郁子議員) では質問席より再質問を行います。 件名6、道路行政についてからお伺いします。道路通報アプリを導入する意志はないということだったんですけれども、沖縄でどういう使われ方をしているかという状況をお聞きになりましたか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 沖縄のほうでは4月から導入しているということで、約2か月半がたっております。沖縄のほうに確認したところ、道路パトロールの省略はできると。またその中で私道や公園等、管轄外の他部署の通報もあるため、その辺、情報提供が迅速に行われるということもございました。また冠水等の緊急なものについても、よくあると。電話等での通報漏れが、このアプリを使ってのことも多いと聞いております。また沖縄のほうも、導入からまだ2か月半程度、日が浅いものですから、しばらく様子を見てメリット、デメリットについても今後検討していきたいと聞いております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 先ほど、道路をパトロールしている、それから電話による情報提供を受けている、メールで受けているというお話をしていたんですけれども。何がこのアプリがいいかというと、スマートフォンを使えるので写真をすぐ送ることができるわけですよね。だからすぐどこで何が起きているということが分かるわけです。ではこれに対して、すごく費用がかかるのかというと、そうではないですよね。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 費用面につきましては、沖縄に確認しましたところ初期費用が約44万円、年間の使用料が79万円で、初年度約120万円程度の費用がかかると聞いております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 今、大雨による冠水であるとか、それから沖縄は台風もありますので倒木があったりとか、道路で邪魔になったりとかということもあります。市民の生活を考えるのであるならば、安心安全を考えるのであれば、これは既存のアプリなので、普通のアプリと違って料金もそんなにかかるわけではないということなので、ぜひ導入を検討してほしいのですけれども、もう一度考えてもらえないでしょうか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えをいたします。 沖縄のほうでも4月から導入して、2か月半で通報件数が433件ほどアプリで通報があったということです。その中身については、いろいろが管理する道路、公共施設等の件ですが、それ以外にもあったと考えております。先ほども答弁しましたが、必ずしも建設部のほうで管理する道路以外にも、公共施設等ございますので、今後はその辺、沖縄の状況を見ながら、今後検討していきたいと。どうなるかはちょっとあれですけれども、今後その辺見極めていきたいと考えております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 市民生活を守るという点では、今後災害等いろんな問題が出てきますので、そういうときにもすぐ対応できるように。ぜひ検討をお願いします。 次に市道門原線についてなんですが、拡幅予定はないとおっしゃっておりましたけれども、この道路には文化財もありますし、いろいろな意味でこの兼城地域というのは、私は今後の観光資源としてすごく有効なところではないのかと思っています。実際に映画の撮影に使われてたりしますので、そういう先々のことを考えていくと、この道路は今のうちに整備しておく必要があるのではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃるように、この門原線沿いには古いカーとか、字兼城の古い町並みと言いますか、その辺が残っている状況等、観光資源になり得るものが見受けられます。現在、地元住民からの強い要望というか、そういったことを現在のところまだ受けておりませんが、重要性、緊急性を考慮して、現在進めている事業の進捗状況と財政状況を鑑みながら、事業化するかを今後検討していきたいと思います。 ◆6番(伊敷郁子議員) 抜け道になっているようでかなり交通量も増えていますので、ぜひ検討をよろしくお願いします。 では件名5の環境行政についてお聞きいたします。昨日でしたか、地下ダムへの影響はないということをおっしゃっておりましたけれども、その根拠を科学的に示してもらっていますか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 前の答弁において、地下ダム内への影響という、施設の影響という形で沖縄総合事務局に確認をして、影響はないという回答をしておりますが、その回答については沖縄総合事務局においてもそういった根拠は示しておりません。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時17分)                              (再開宣告午後1時17分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆6番(伊敷郁子議員) 科学的な根拠は示してもらっていないということでよろしいんですよね。 ◎経済部長(兼城浩康) 回答いたします。 そのとおりでございます。 ◆6番(伊敷郁子議員) ではこの沖縄総合事務局による鉱山へのパトロールというのは、大体どのぐらいの頻度で行われているか御存じでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えいたします。 以前に沖縄総合事務局に問合せを行ったところ、局からは定期的なパトロールを実施しているという回答を受けております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 私どもが調べた定期的なという、この定期的なというのは5年に1回です。5年に1回のパトロールで、その中でどんなことが行われているかということは、沖縄総合事務局は知らないわけですよね。だからこれをもうちょっと、パトロールを強化してくれるようにということを沖縄総合事務局にお願いすることはできませんでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 過去の12月、3月定例会においても、議員の皆さんからの指摘もありまして、また現場を確認したところ、そういった危険な箇所もあったということを受けまして、3月5日に市長名で沖縄総合事務局経済産業部長に対して、現場の安全確保及び施工管理の徹底についての要請を行っております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 早速要請していただいてありがとうございます。糸満にとっては大きな問題ですので、ぜひパトロールを強化していただいて、何が起こっているかということをしっかり分かっていただきたいと思います。 次に糸豊環境美化センター沿いの鉱山についてお伺いします。先ほど、許可を得ずに採掘を行い、農地部分の埋め戻しが完了しているとおっしゃっていました。どこの許可を得る必要があったのでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 その許可につきましては、その場所が農振農用地であり、また地目も畑という地目でありまして、その場合、採掘をするには農地法の転用の許可が必要となると考えております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 許可をせずに採掘を行った、これって違法ではないんですか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 農地法、そして農振法に対しては違反という形になりまして、今回はその違反行為に対しては、違反処理の流れに沿いまして是正の指導、原状の回復を文書にて通知をしたということでございます。 ◆6番(伊敷郁子議員) 私は違反ではなくて違法と言ったんですけれども。この違法に対して罰則規定はないんですか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 この違反の処理につきましては、現場の違法性を確認をした後で是正の指導、この是正の指導に従わない場合、その後、勧告の指導とか命令の指導、そういったものになります。最終的には罰則の1年以下の懲役または50万円以下の罰金というのがあるんですが、今回は是正の指導において原状回復したということでございます。 ◆6番(伊敷郁子議員) 平成13年に、ここの鉱山が採掘するときに、鉱業法第24条による協議が行われていて、その意見書を糸満から提出しているんです。そのの総合意見の中で、当該出願地域は、農用地として利用を優先する農用地域に位置づけられていることから、農業の振興をする上で、何ら支障のないような、鉱業の実施には十分配慮することということは既に言っているわけですよね。そういうことを言われていながら、結局農業委員会に諮らないで掘っているわけですよね。だから分かっていてやっているわけですよ。それに対しては、皆さんもっと何か勧告だけではなくて、もっと農業委員会として強い対応ってできないんですか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 今回の農業委員会が現場のそういった違反行為を発覚したというのが、採掘を既に行われていたというのがありまして、その辺につきましても施業案のその時点において、各市町村にやはり連絡等があればそういったものの手続を促すことが市町村はできると考えておりまして、今回は既に実施をされていたと。今回は是正指導という形で指導は行っているという形になります。 ◆6番(伊敷郁子議員) この土地、現在はどなたのものでしょうか。名前を言っていいかどうか分かりませんが。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 当該場所につきましては、筆数は4筆ございまして、いずれも個人の所有になっております。 ◆6番(伊敷郁子議員) ではこの当該地域は、今後は農業用地として、農業をなさるわけですよね。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 今回の原状回復ということで、現場は、客土をしているという形になりまして、農業はできる状態にはなってございます。ただ農業をするかというのは、地主等の、本人たちの希望という形になると思います。 ◆6番(伊敷郁子議員) 今回、私たちがいろいろと調べている中でこういう問題が出てきたんですけれども、ほかにもこういう地域があるのではないのかと心配がありまして、質問させていただきました。ぜひそういう場所が今後ないように、皆さんしっかりとパトロールもしていただきたいと思います。 次に件名4の平和行政についてお伺いします。市内16校全部で同じような平和教育がなされているのでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えいたします。 市内全小中学校で同じような平和教育が行われているかどうかということなんですけれども、結論から言うと全小中学校の平和教育はそれぞれの違いがあって、例えば潮平小学校でしたら潮平権現壕ですとか、あるいは米須小学校でしたらひめゆり資料館に全児童無料で行って、毎年そこの場所で考えるとか、それぞれの場所と内容、それから中学校においては平和週間を設けて給食時に放送を流していく等もありますし、それから三和中学校においては、慰霊の塔、これまでの先輩たちが立派な冊子をつくっておりますので、そこの清掃活動等も含めて様々ということになります。そういう状況で、学習活動の中で平和教育が展開されていると理解をしております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 私たち糸満は、全国各地から平和学習で今まで訪れていたわけです。多くの学校から平和教育で訪れているのに、この糸満市内の我々はしっかりとそれをやっているのかという、そういうことが心配になりまして。なぜかというと、修学旅行も今長崎とか広島ではないですよね。変わっていますよね。いろんな考え方があるのでしょうが、そういう平和教育というのが薄れてきているのではないかという大変心配がありまして、それで質問させていただきました。いろんな問題があります。でも糸満市内の学校でも、糸満中学校でもちゃんと若者に沖縄戦を継承していこうという取組はしているわけです。だからこういうことを市内全部の学校で同じようにできないか、それについてお伺いします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 議員が危惧なされているように、平和学習という形で、今問題点になっているのが語り部の方々が少なくなっているというのが一つあります。もう一点は、おっしゃるように統一したという形のものが、この差が、いろんな形で学校間、差がございますが、市内中学校では統一されているという形で、資料展みたいなものを図書館とか、そういうところでやります。もう一つが、この慰霊の日に向けてということで、ほとんどの学校で集会。また学校によっては糸満中のように平和ガイドを活用してというものもございますし、いろんな形でそれぞれが意識しながら模索して、忘れてはならないものという形で引き継がないといけないというのは、教員それぞれも自覚しております。そういったものを今後も校長会含めて、そういった取組が糸満独自として統一したものができないかというのを論議してまいりたいと考えております。 ◆6番(伊敷郁子議員) ぜひしっかりと継承していくということで取り組んで頂きたいと思います。 では次は小項目2のひめゆり平和祈念資料館についてお伺いします。リニューアルされてから、教育長は御覧になりましたでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) ひめゆり平和祈念資料館、これまではリニューアル前は何度も行っておりますけれども、今回リニューアル後に行ってきました。ちょうど6月19日だったので、このひめゆり資料館の攻撃を受けたその日であるということで、門のほうに書かれておりました。先週の土曜日に行ってきました。 ◆6番(伊敷郁子議員) 御覧になっていかがだったでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 再質問にお答えします。 リニューアル前と随分リニューアルされているなと思いました。最初に入り口のところに沖縄師範学校女子部の想思樹ですか、その下における奥のほうには校舎がありまして、やはりこの女学生たちが大変有意義な楽しい学校生活を送られている、戦争前に送っていたことが想像されました。中に入って行くと、その学校生活の様子が、これはいろいろ、その当時の部活動とか、それから窓から何人も顔を出して、朗らかな顔で将来の、師範学校ですから教員を志す、その女学生たちが非常に学校の先生たちとともに学び舎で大変いい過ごし方をしていたと想像されるところでした。中に入ると、その後もやはりひめゆり後の方々の対応といいますか、やはり長らく現場で自分の体験は話せずに、教育現場で教鞭を執られてきたと。その後でやはり同級生たちの最後を考えると、これはしっかりみんなで継承していくべきだと考えて資料館を造ってきた。そしてその後の資料館の、後半の今の想像を絶する悲惨な状況でありますので、ここを訪ねた糸中の4人の生徒たちと同様に、非常にそういう個々の、普通である生活の喜びを根こそぎ奪い取っていく沖縄戦であるということが感じられる展示になっていると思いました。以上です。 ◆6番(伊敷郁子議員) この4人の中学生の言葉の中に、私のおばあちゃんは戦争体験者だが戦争のことは話さない。家族を亡くしているし、心に負った傷も深いんだろうと思うと、言いたくても言えない人もいるわけですよね、傷が深くて。だからそういう人たちのためにこのひめゆり資料館は活用して、語れない人がいるけれども、ここでは語ってくれる人がいるわけですから、平和を伝えるために、ぜひ教育の一環として資料館も利用していただきたいと思います。市長にお聞きします。市長はリニューアルされた資料館を御覧になりましたでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 リニューアルしてからは、コロナ禍の中で、まだ行ってはおりません。 ◆6番(伊敷郁子議員) 市長は、浦崎暁議員の質問に、今、45万5,000円以外に、前向きに検討するとおっしゃいました。中城村で行われている親子ペア券、中城村の浜田村長は、コロナ禍でも守るべきものがあると。存続していかなければならないものがある。資料館への支援の輪が広がるように、中城から発信したいとおっしゃって、ペアチケットを村内小中学校全員に配ると言っていました。市長もそれは前向きに検討するとおっしゃっていましたけれども、どのように検討するのかを教えてください。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 議員のおっしゃるように、新聞等でも中城村の状況は確認させていただいております。先日も浦崎暁議員からもあったように、資料館は本に所在する平和の継承、学習を行う、また観光の面から見ても、本市に所在する重要な施設であることから、今回財源を確保し、存続に向けた支援をする方向で検討しております。支援の方法としては、親子ペア入館券を市内小中学校の全児童に配布する予定です。 ◆6番(伊敷郁子議員) ありがとうございます。この地域は、この資料館だけではなく商業地域もそばにたくさんあるので、みんなに波及することなので、ぜひ地域も一体となって活性化できるように、前向きな取組、本当にありがとうございます。 では次にコロナワクチンについてお伺いします。私は障がい者施設、そこの職員、これも優先対象にならないかと、これについては答弁がなかったんですけれども。障がい者施設やそこの従事者は優先対象とならないんでしょうか。できないんでしょうか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 基礎疾患を有する者と併せて、障がい者施設従事者の接種も行ってまいります。 ◆6番(伊敷郁子議員) ありがとうございます。 それともう一つ、保育や学校現場はなさるとおっしゃっていたんですけれども、例えば給食センター、児童館、図書館、生涯学習支援センター、社協の職員など、市民と直接接する機会の多い方々も希望する人は優先的に行うべきではないかと思うんですけれども、それについてはいかがでしょうか。
    市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 多くの人と接する部署の職員や関係機関等に対しての優先接種につきましては、県が実施する広域ワクチン接種や職域接種、近隣市町村の状況等を踏まえ、また64歳以下の市民への接種時期のバランス等も考慮しながら検討する必要があると考えております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 前向きな検討でよろしいんですか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時38分)                              (再開宣告午後1時39分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 の職員につきましては、集団接種等の余剰ワクチンがあった際に接種をするというような、今、余剰ワクチンの接種ということも行っておりますし、またほかの関係機関等に関しましては、やはり優先接種ということは県が実施する広域ワクチン接種とか職域接種などもありますし、近隣市町村の状況等も踏まえながら、また64歳以下の市民への接種時期のバランスも考えながら、やはり検討していく必要があるものと考えております。 ◆6番(伊敷郁子議員) クラスターにならないように、ぜひ検討をしていただきたいと思います。新型コロナウイルス感染症の一番の問題は、人を孤立させてしまうことだと私は思います。人と人を引き離し、親子であっても会うこともままならず、死の臨終にさえ立ち会えない、病気で入院していても見舞うこともできない。近所の人や友人にも簡単に会えない。さらに倒産や失業等で経済的な状況も悪化している。それがいつまで続くか分からない不安を抱えて過ごすことのストレスは大きなものがあります。その解決策が現状ではワクチン接種のみであるのならば、それに希望を託すのは当然のことではないでしょうか。どんなワクチンも副反応はありますし、薬だって副作用があります。リスクが伴っても、愛する家族を守るため、周囲の人に迷惑をかけないためなど、様々な理由でワクチン接種を希望し受けています。それに多くの医療従事者が先にワクチン接種を行い、コロナの最前線で命がけで闘っています。コロナ以外の多くの病を抱える人たちを救うためにも、早く収束させなければならないという使命感の表れであると敬服いたします。それにコロナが収束しなければ、飲食店や観光産業従事者にとって死活問題です。彼らも一日も早い日常に戻ることを切に願っているのではないでしょうか。ワクチン接種を希望するしないは個人の自由です。様々な情報がある中で、何を選択するかは個人の意思です。それはが立ち止まって考える問題ではないと私は思います。一日も早い収束で、人と人が触れあえるような日常が戻ってくるよう願います。 では件名2、学校給食センターについてお伺いいたします。検討委員会が4回行われたとお聞きしました。この検討委員会では、候補予定地の視察とかは行っているのでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 検討委員会で視察は行われておりません。 ◆6番(伊敷郁子議員) 私どもは総務委員会でこの候補地を視察いたしました。視察して、あれ本当にこの検討委員の皆さんって見て決めたのかなと疑問が湧きました。なぜかというと、どの候補地も私だったら、ちょっとここじゃないよねと思うんですよ。だから見ないでどうやって検討ができたのかということが知りたいです。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 以前、3月定例会でもお話させていただきましたけれども、この検討委員会が合計4回行われております。その中でこの建設候補地の論議もされております。さらにそれ以外に作業部会というのがございまして、関係各課の課長が集まっての作業部会で、いろんな角度から財政面、また候補地の問題とかという形で話をして、この作業部会と、当然事務局もそうなんですけれども視察を行いまして、その視察した結果を作業部会を通して事務局のほうから検討委員会に提示されて、写真、資料等を提示されて、それで検討したものと認識しております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 検討委員会というのは、1回何時間行われるんですか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時45分)                              (再開宣告午後1時46分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 議事録のほうを確認したところ、時間については記録がございません。ただ開始時間という形で、各関係者に通知した文書を見る限りは午後2時から開始という形になっております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 何時間、1回行われたかは分からないということですよね。私は、本来たった4回の検討委員会で全てが決まってしまっているというのは納得はできないんですけれども。もっと候補地としてほかにもあるのではないのかと思っていますので、ぜひ今後、もっといろんな状況を調べて考えていただきたいと思います。要望しておきます。 では件名1の保育行政についてお伺いします。すみません、先ほどちょっとよく聞こえなかったんですけれども、市内認可保育施設で定員割れしている園があるかということをもう一度お伺いします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 4月時点でゼロから2歳児クラスにおいて定員割れしているのは17施設と3歳から5歳児クラスで定員割れしている施設が18施設ございます。 ◆6番(伊敷郁子議員) 待機児童が12名、定員割れがゼロから2歳で17施設、3から5歳で18施設、これって定員割れって言うんですか。 ◎福祉部長(金城満) 施設ごとに、年齢ごとに利用定員がありまして、それより少ない利用児童の場合定員割れという扱いをしております。各年齢ごとの、一つの区分においてもあれば1施設定員割れというカウントをします。一方で、定員以上の受入れをしている施設もありますので、それを弾力化と言いますけれども、そういった施設はゼロから2歳児クラスで14施設、それから3から5歳児クラスのところで16施設とありますので、定員より多く受け入れているところもあれば、定員を割れているところもあるということでございます。 ◆6番(伊敷郁子議員) この定員割れの原因って何でしょうか。 ◎福祉部長(金城満) 定員割れの原因は幾つかあるんですけれども、一つはまずは申込みがあって利用調整を図っていくという流れがございますので、申込みがないところは定員を割れてしまうというのがまず前提としてあります。場合によっては保育士が確保できないということがあって、認可定員は設定したけれども保育士が配置できないので受入れができない状態に陥るところも定員割れの一つの原因です。 ◆6番(伊敷郁子議員) 保育士が確保できないということがありましたけれども、糸満は潜在的保育士は800人程度と聞いていますが間違いないですか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時51分)                              (再開宣告午後1時51分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 潜在的保育士の数は、把握しておりません。 ◆6番(伊敷郁子議員) 私は800名程度いると聞いているんですけれども、この方々が現場復帰できない原因は、どのようなことが考えられるでしょうか。 ◎福祉部長(金城満) 様々なものがあると思いますが、一つは保育士資格を取得したけれども、ほかの職種に就いている方もいらっしゃいます。それからお子様が小さいから、その間は子育てに力を入れたいという方もいらっしゃいます。また所得の関係で、ほかの道を選ぶということもありますので、様々な事情があると認識しております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 私も、潜在的保育士と言われる方々を何名か知っておりますが、皆さん大変過酷な重労働であったと、現場が大変厳しい状況であると。それでなかなか体力的にももたないから現場復帰できないという方が多いんです。職員の配置基準にも関係するんですけれども、今、1歳児6対1ですよ、基準は。だからこの配置基準をもうちょっと緩和するというか、例えば3対1とか4対1に持っていくことで、保育士が現場に復帰しやすい現状をつくっていくのではないのかと思うんです。現在、沖縄県の場合は県が配置基準が決めていますけれども、からでも保育士の負担軽減と保育士不足を解消するための施策の一つとして、この配置基準の見直しの要望を上げていただきたいんですけれども、それは可能でしょうか。 ◎福祉部長(金城満) 保育士の処遇を改善する必要については、としてもあるものだと認識しておりますので、そういった様々な補助事業を導入したりして処遇改善を図っているところではございます。御提案の内容について、保育園及びこども園については沖縄県児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例施行規則に規定がされております。また小規模保育事業所などの地域型保育事業の場合は、糸満地域型保育事業の設備及び運営に関する基準を定める条例で規定しております。それぞれルールが違うということでございますけれども、配置基準を見直して、保育士1人当たりの園児数を減らして保育士の負担を軽減するということでございますが、そのことによって保育士が増えるということであれば負担軽減の効果が見込まれるんですけれども、現在でも保育士確保が困難な状況にあります。見直しにより、見合った保育士が確保できないということになれば、かえって負担が増えます。また待機児童が増える可能性もあります。結果として、市民サービスが低下してしまうのではないかというおそれも考えられます。そして本の判断でできるのは、議員もお話があったように地域型保育事業のみであるため、認定こども園の設備、保育士等であれば、沖縄県が同様に改正しなければ、保育所と小規模保育事業所で異なる基準が適用されることになって、小規模保育事業所のほうにダメージを与えてしまうことになります。そうしたことから沖縄県がやはり全県のニーズを把握して取り組まなければ、達成できないものだと考えております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 私は、が独自に行ってもいいと思うんです。現実問題としてゼロ歳児はまだいいんですけれども、1歳児を1人で6人見るのは不可能です。だからこの配置基準をもっと緩和することによって職員の負担が減るわけだから、そうすると保育士不足というのはなくなると思うんですよ。例えば浦添では、障がい児保育は独自の基準で行っています。3対1ではなくて2対1で、もちろんその分の持ち出しはが行っております。そういうふうに独自で、どうやってこの糸満の子供たちを、それこそ保育の質も下げないで、将来的に育てていくかということは、きちんと考えていくべきだと思うんですけれども、の基準を変えていくとか、そういうことは考えられませんか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時58分)                              (再開宣告午後1時58分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 浦添の障がい児保育の補助金のことだと思いますけれども、本市においては障がい児の保育補助金に関しては、重度も含めて設けている唯一の制度だと思います。その場合は1対1の配置基準まで加配を行っているところです。一方で、それ以外の通常の保育士に対する基準を緩和するということであれば、それに対する費用の負担は膨大なものとなると考えられます。現時点では対応は厳しいものかと考えております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 障がい児保育に関しては、浦添より進んでいると聞いて大変うれしく思います。でも保育の質を上げるということは、結局保育士を増やさなければできないんですよ。1歳児6名を1人で見るというのは、本当に現実問題として不可能です。多分、各保育園自分たちで持ち出しでやっていると思います。そういう中で、特にこの糸満、小項目3にもあるんですけれども、あちらこちらで保育所が増えてくることになると、今度は経営がうまくいかない、できない保育所が出てくる可能性があるわけですよね。そういう中で、こっちでしっかりと経営を守ってあげるためにも、やはり役所も少し努力をしてほしいと思うんですけれども、これはぜひ検討をしていただきたいと思います。 話変わりまして小項目3の潮平地域に設立予定の法人保育園についてお伺いいたします。令和4年開園を目指すとおっしゃっていますけれども、可能でしょうか。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 先ほども答弁させていただきましたけれども、法人のほうからは早期に工事を再開し、令和3年度中に工事を完了させ、令和4年4月の開園を目指すとの報告を受けております。としてもそのようにバックアップしていきたいと思っています。 ◆6番(伊敷郁子議員) 現在待機児童12名、ここは施設の規模が定員数237名です。こんなに大きな保育施設ができると、本当にバランスの取れた配置ができるのかどうか。この237名という、すごく違和感がありまして。最初に申請したときに、何で皆さんはここを237名というのを認めたのかというのが、私はとても違和感があるんですけれども、それについてはどう思いますか。 ◎福祉部長(金城満) 平成26年度中に策定した子ども・子育て支援事業計画の当初のものを策定するに当たって、保育の必要量あるいは供給量の調査を行っております。その時点で市内の各法人あるいは認可外保育施設からの要望を取りながら、どういったタイプに参入していくのかというのを伺いながら、供給量の見込みを立てております。それでも不足するということで、また公募を行った。その当時237名の施設を提案していたのが現在の法人保育園でございます。その数を見ても、当時はまだ供給量が不足しているという状況でしたので、その整備計画協議に基づいて、のほうも進達を行ったということでございます。 ◆6番(伊敷郁子議員) 一般的に考えて、一つの園でこんなに多くの園児を抱えるよりは、ほかにも法人保育園として参入したいところもあるわけですから、それは一つの園に偏るということは、本当はあってはいけなかったのではないかと私は思います。しかもこれは平成26年時点での話ですよね。これから10年ぐらいたっていますよね。その10年たってもでき上がっていない保育園、これは皆さんにも、これがもし取りやめになったとしたら、できなかったとしたらにも責任があるのではないですか。 ◎福祉部長(金城満) まず制度の説明をさせてください。平成26年、あるいは平成27年から子ども・子育て支援制度がスタートしました。その当時の施設整備というのは、先ほど申し上げたように計画を立てて進めてきたところですけれども。スタートした当初、この補助金の仕組み、補助金交付要綱の整備ですね、それが年度の後半になってしまう。国、県のほうが要綱をつくりきれなくてという事態がありました。年度内での竣工が簡単にできないという背景がありましたので、沖縄県が毎年主催している市町村保育主管課長会議というのがありましたけれども、そのほうで制度説明が行われる際に、複数の市町村がこの状態を解消してほしいという要望がありました。どういったものかというと、一つは交付要綱の公布を4月早期に行って交付決定を4月中に行ってもらいたいという本筋の話と、もう一点制度改正として、地方自治法にある継続予算のように、複数年度にわたって整備できる仕組みをつくってもらいたいと。その後、国、県が協議して制度改正が進んで、一つの施設整備についても複数年に整備を分割した上で計画を立てて補助金を採択するような仕組みになりました。このようなことからその規模や諸条件を国、県と協議して、複数年に分割する、整備することができる仕組みが、これは全国的にできたものと認識しているところです。したがって事情があってまた繰越しをするということがございますけれども、仕組みとしてはもともとあるものを進めてきたけれども、想定どおりに進まないような状況が生まれた場合に繰越しということが認められているということでございます。 ◆14番(高江靖議員) 一般質問3日目、本日4番目高江靖でございます。元気よくいきますので、ユタシクお願いいたします。一般質問の前に所見を述べたいと思います。私、高江靖は昨年6月の市長選挙と同日に執行されました補欠選挙において、厳しい選挙の中当選させていただき、はや一年目を迎えました。就任一年目を迎えて所信を述べたいと思います。本日、6月21日です。明後日6月23日は、戦後76年目の沖縄全戦没者追悼式、慰霊の日となっております。今年は昨年に続き、コロナ感染防止のため規模縮小となっておりますが、この慰霊祭に込められたウチナーンチュの思いは、子々孫々まで大切に守っていかなければなりません。慰霊の日は、1974年10月21日公布された沖縄県慰霊の日を定める条例により制定されております。この日を次のように定められております。「我が県が、第二次世界大戦において多くの尊い生命、財産及び文化的遺産を失った冷厳な歴史的事実にかんがみ、これを厳粛に受けとめ、戦争による惨禍が再び起こることのないよう、人類普遍の願いである恒久の平和を希求するとともに、戦没者の霊を慰めるため、慰霊の日を定める」。この沖縄県条例にうたわれた平和への願いは、まさに我々糸満市民、旧三和村民の思いを集約した形で定められたものと言ってよいでしょう。世の中の地獄のありったけを集めたと表現された沖縄戦、歴史的にも未曽有の軍民混在の地上戦における強いられた死、今、平和の礎には24万1,632人の戦没者が祀られております。心から御冥福をお祈り申し上げます。それと同時に、私たちが忘れてならないことは、一木一草灰じんに帰したふるさとにおいて、戦後復興に努めてきた親兄弟、地域の諸先輩の皆様の戦後復興に果たしてきた役割であります。私の父、高江嵩は、異民族支配の中、軍雇用員となり家族の生活を支えるため、必死になって働きました。ワッターウチナーンチュ、アメリカーネーマケティーナランと語りながら、当時の全軍労の一員として、祖国復帰に邁進してまいりました。私は今、父の思いをウチナーンチュヌ、アイデンティティーを大切に生きていこうと考えています。ウチナーンチュヌ、アイデンティティーと言うと、西銘順治元知事の言葉が語られます。それはヤマトゥンチュになりたくてもなれないウチナーンチュとの言葉です。ウチナーンチュには誇りがあります。私高江靖は、戦後76年目の慰霊の日において、市議会議員として糸満市民の誇りある豊かさを求め尽力していくことをお誓い申し上げます。それでは通告書に従い一般質問したいと思います。 件名1、ワクチン接種の取組について。小項目1、国から高齢者のワクチン接種については、7月末終了を要請されていると思うが、糸満は8月となっていた。回答した背景を伺う。 小項目2、全国、沖縄県、糸満と比較したワクチン接種率を伺う。 小項目3、高齢者施設のワクチン接種の取組について伺う。 小項目4、接種に使用されるワクチンが複数示されていますが、糸満で実施する場合、個別でワクチンの種類を選んで打てるか伺う。 小項目5、県実施の大規模接種高齢者分の終了のめどが立てば、64歳以下の一部を県と役割分担して対応する考えはないか伺う。 件名2、自主財源の確保に向けたネーミングライツ導入について。小項目1、ネーミングライツに対するの見解を伺う。 小項目2、県内自治体ではネーミングライツ導入が盛んであるが、糸満は導入されていない。ネーミングライツの取組に向けて考えを伺う。 小項目3、として先進事例があると他の部署も取組が進みやすいと思うが「くくる糸満」や「美々ビーチ」で実施できないか伺う。 小項目4、ネーミングライツが導入されると施設内で他業者の広告を併用することも可能か伺う。 件名3、南部病院跡地利用について。小項目1、南部病院施設が未利用のまま存在しているがその理由は何か。大まかでよいので現在までの状況を時系列で説明を求める。 小項目2、と県所有分を合計すると8万平方メートル以上の土地がある。今後の施設撤去後の売却で撤去費用と相殺できれば施設を友愛会から無償譲渡してもらい、開発を進めることは可能か伺う。 件名4、子供の貧困対策について。新型コロナウイルスの感染拡大が子育て世代を直撃しています。そこで伺います。小項目1、郵便局にフードボックスを配置し、寄せられた食材を子供の居場所等へ寄附する取組がある。県内での取組状況を伺う。 小項目2、糸満も早期に取り組み、貧困対策の充実に向けて実施してはどうか伺う。 件名5、自然公園法の地種区分について。小項目1、熊野鉱山関連の報道で市長は区分の見直しが必要ではないかとのコメントがありました。その趣旨を伺う。 小項目2、具体的に県と調整も行っているのか伺う。 件名6、市制施行50周年記念事業について。小項目1、50周年記念事業における空手演武の実施について。ア、例年10月に実施している空手の演武を平和祈念公園で実施することについての見解を伺う。イ、平和祈念公園での演武実施に向けて、県に要請に行く考えはあるか伺う。 件名7、学校給食センターにおける地元農水産物の活用について。小項目1、これまでの実績について伺う。 小項目2、現場における課題について伺う。 小項目3、今後の方向性について伺う。 以上、壇上での質問を終わり、質問席にて再質問いたします。 ◎市長(當銘真栄) 高江靖議員御質問、件名6、50周年記念事業について。小項目1、50周年記念事業における空手演武の実施について、ア及びイについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、議員御提案の平和祈念公園で実施することについての見解については、沖縄空手の神髄であります空手に先手なしの精神で、平和と融和を希求し、未来への恒久平和を願う事業であり、沖縄戦終えんの地である糸満が、市制施行50周年の節目を迎える時期に、本市で開催されることは誠に意義深いものであると考えております。 次にイ、県への要請については、今年4月から県の担当課と調整を重ねておりますので、要請に向け取り組んでまいります。 残りの御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名7、学校給食センターにおける地元農産物の活用について。小項目2及び3についてお答えします。 小項目2、現場における課題については、時期によって価格が変動することなどから、食数が多い給食センターでは安定した食材の供給と財源確保が必要となります。 小項目3、今後の方向性については、より多くの糸満産の農作物、水産物を取り入れるよう食材及び給食メニューについて調査研究してまいります。 ◎市民健康部長(島根辰也) 御質問、件名1、ワクチン接種の取組について。小項目1から5までについて順にお答えいたします。 小項目1、国から高齢者のワクチン接種については、7月末終了を要請されていると思うが、糸満が8月と回答した背景について、本は計画では8月初旬としておりましたが、その理由としては、当初は3月の接種開始を国から求められ、集団接種会場を4会場と想定して医師の確保に努めておりましたが、3月末時点でワクチン供給量が見通せず、またそれに伴う財源も十分とは言えない状況であったことから、会場を2か所に絞り込み、その規模に合わせた医療従事者の確保の調整を終えておりました。しかし4月末に国より各自治体の需要に合ったワクチン配分計画が具体的に示されたことから、平日の個別接種と土日の集団接種の機会を拡充していくことで、接種の終了をできるだけ早い時期に前倒しできるよう検討、調整を重ね、7月末の終了を見込んでおります。 小項目2、全国、沖縄県、糸満と比較したワクチン接種率については、6月13日時点の1回目接種で、全国33.3%、沖縄県28.05%、糸満31.5%、2回目接種は全国5.9%、沖縄県8.0%、糸満20.7%です。 小項目3、高齢者施設のワクチン接種の取組について。高齢者施設入所者は、施設医または嘱託医での接種を開始しております。同時に高齢者施設等の従事者についても、接種できるよう調整を行っております。 小項目4、接種に使用されるワクチンが複数示されているが、糸満で実施する場合、個別でワクチンの種類を選んで打てるのかについては、厚生労働省の新型コロナワクチンQ&Aで、「接種を受ける時期に供給されているワクチンを接種することになります。また、複数のワクチンが供給されている場合も、2回目の接種では、1回目に接種したワクチンと同じ種類のワクチンを接種する必要があります」と示されており、現時点で個別でワクチンの種類を選ぶことはできないと思われます。 小項目5、県実施の大規模接種高齢者分の終了のめどが立てば、64歳以下の一部を県と役割分担して対応する考えはないかについては、新型コロナウイルスワクチン接種の県との事業連携について、6月14日に沖縄県に対し要請を行っており、その中で早期の集団免疫の獲得にはワクチン接種が優先される。接種対象年代を割り振るなど、市町村と県の役割分担を明確にしたワクチンの接種計画とすることのお願いをしております。今後は県の動向を注視し、早期の集団免疫獲得に取り組んでまいりたいと思います。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 御質問、件名2、自主財源の確保に向けたネーミングライツ導入について。小項目1及び2についてお答えします。 小項目1、ネーミングライツに対するの見解については、近年、多くの自治体でネーミングライツの導入が進み財源の確保に寄与していることから、ネーミングライツは厳しい財政状況の中、公共施設の運営や維持管理等に係る財源の確保手段として非常に有効であると考えています。 小項目2、ネーミングライツの取組に向けての考えについては、御承知のとおり県内の自治体においてもネーミングライツの導入が行われており、本は取組が遅れている状況にあることから、去る5月にネーミングライツガイドライン策定会議等を開催し、今月ネーミングライツガイドラインを策定したところであります。今後、当該ガイドラインに沿って公共施設等の所管課においてネーミングライツの導入を進めていくこととしております。 御質問、件名2、小項目3、くくる糸満で実施できないかについてお答えします。現在、ガイドラインに基づいた募集要項を作成中で、年内にはネーミングライツパートナーが決定できるよう事務作業を進めております。 御質問、件名2、小項目4、ネーミングライツが導入された施設内で、他業者の広告の併用は可能かについてお答えいたします。ネーミングライツ導入施設内において、他業者の広告を行うことは可能となっております。しかしながらネーミングライツパートナーに不利益が生じることのないよう、同業種の広告を行わないなど十分に配慮を行う必要があると考えています。 次に御質問、件名3、南部病院跡地利用。小項目1及び2についてお答えします。小項目1、南部病院施設が未利用のまま存在しているが、その理由及び現在までの状況を時系列での説明について。令和2年8月3日の南部病院の移転後は、土地所有者である沖縄県と建物所有者である社会医療法人友愛会の今後の方向性を見守っておりましたが、令和3年2月16日に、沖縄県病院事業局へ訪問し、現状の確認及び南部病院跡地に関する基本構想策定について御了解を頂きました。その後、3月22日に友愛会へ訪問し、現状及び今後の方向性の確認を行い、5月12日に沖縄県病院事業局へ訪問し、現状及び今後の方向性の確認を行っております。また南部病院施設が未利用のまま存在していることについては、土地所有者である沖縄県と建物所有者である友愛会との間で、建物の取扱いについて合意に至っていないため、未利用のまま存在しているのではないかと思われます。 次に小項目2、今後の施設撤去後の売却で撤去費用と相殺できれば施設を友愛会から無償譲渡してもらい開発を進めることは可能かについては、先ほども答弁しましたが土地所有者である沖縄県と建物所有者である友愛会との間で、建物の取扱いについて課題があるため、今後の開発については引き続き両者と情報交換をしながら進めていきたいと考えております。 最後に御質問、件名5、自然公園法の地種区分、小項目1及び2についてお答えします。小項目1、自然公園法の地種区分の見直しの必要性については、本市の小高い丘を含む斜面緑地がつくり出す緑の稜線は、風景の骨格を形成する重要な要素であり、このような優れた自然の風景と戦跡の保護を目的に、昭和47年に自然公園法に基づく沖縄戦跡国定公園に指定されました。現在、本市では鉱山開発等でいろいろな議論がなされておりますが、公園指定から約50年が経過していることを踏まえ、時代の変化に柔軟に対応した制度の見直しが必要と考えております。本としては、沖縄戦跡国定公園指定の趣旨を踏まえて、保全すべきところはしっかり保全し、活用が期待されるところはより活用できるよう自然公園法の地種区分の見直しの検討を県に要望しております。 次に小項目2、具体的な県との調整については、令和3年6月3日に自然公園法の地種区分の見直しに関し、沖縄県自然保護課職員と面談を行い、自然公園法の地種区分の見直しを行う場合の手順を確認しております。 ◎経済部長(兼城浩康) 御質問、件名2、自主財源の確保に向けたネーミングライツ導入について。小項目3、美々ビーチで実施できないかについてお答えします。 美々ビーチの施設所有者である沖縄県漁港漁場課と昨年末にネーミングライツの導入について協議しておりますが、現在沖縄県と取り交わしている管理規約では、ネーミングライツの記述がないため、規約の改定または覚書の締結が必要になると考えられるとのことです。規約の改定または覚書の締結後であれば、県のネーミングライツ基本方針に留意した上で、糸満でのネーミングライツ導入が進められるのではないかと考えております。今後は糸満ネーミングライツのガイドラインに基づき、導入に向けて取り組んでいきたいと思います。 ◎福祉部長(金城満) 件名4、子供の貧困対策について。小項目1及び2についてお答えします。 小項目1、郵便局にフードボックスの配置に係る県内での取組状況については、日本郵便株式会社沖縄支社からの情報によりますと、豊見城や浦添など複数の市町村と協定書を締結しているとのことであります。 小項目2、貧困対策の充実に向けて実施の検討については、今年の4月からフードドライブの協定締結に係る意見交換を開始し、7月15日に本と日本郵便株式会社沖縄支社及び糸満社会福祉協議会による三者協定を締結するための準備を進めているところであります。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 御質問、件名7、学校給食センターにおける地元農水産物の活用について、小項目1についてお答えいたします。 小項目1、これまでの実績については、平成28年度農作物14.4%、水産物2.6%、平成29年度農作物17.5%、水産物0.9%、平成30年度農作物16%、水産物0.9%、令和元年度農作物15.9%、水産物3.2%、令和2年度農作物17.3%、水産物4.5%であります。主な農作物は美らキャロット、コマツナ、トウガン、ゴーヤー、ヘチマ、キャベツです。水産物についてはセーイカを使用しています。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時35分)                              (再開宣告午後2時36分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆14番(高江靖議員) それでは再質問を件名1から順に追っていきます。 ワクチン接種を望む多くの市民の声があることから再質問させていただきます。現在、進められている高齢者分の年代別接種率はどのようになっておりますか、伺います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 令和3年6月13日時点のが管理する健康管理システムでは、1回目の接種者の割合が65歳から70歳未満が15%、70歳代が19%、80歳代が47%、90歳以上が42%、2回目接種者の割合が65歳から70歳未満が13%、70歳代が15%、80歳代が30%、90歳以上が26%となっております。 ◆14番(高江靖議員) ありがとうございます。では高齢者予約の受付方法はどのようになっていますか、伺います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 高齢者施設等の入所者や職員のワクチン接種に関する日程調整は、施設側と嘱託医と医療機関が調整していきますので、個別で受付をすることはありません。 ◆14番(高江靖議員) それでは接種完了を60%に設定している自治体がありますが、糸満では何%の設定ですか、伺います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 糸満は高齢者分は75%に設定しております。 ◆14番(高江靖議員) それでは他の自治体より高く設定した理由は何ですか、伺います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 糸満は、高齢者からの接種希望に応えられる枠の確保が必要と考えました。感染による重症化のリスクを軽減し高齢者の命と健康を支えるため、高い設定となっております。 ◆14番(高江靖議員) 接種率を高く設定すると、デメリットもあると考えますが、当局の考えをお聞かせください。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 対象者が多いことで必然的に接種順が遅くなり、市民から多くのお叱りを受けております。市民の希望に沿うように、独自の取組以外に市内の医療機関や県が実施する広域ワクチン接種との連携など、改善策構築に取り組んでおります。 ◆14番(高江靖議員) 今議会、一般質問の答弁で、年内に60%接種を目指す考えがあったということで、他の自治体では接種率完了に当たる数字ですが、60%接種は年末までに何人分の接種となるか、分かる範囲内でよろしいのでお答えできますか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時41分)                              (再開宣告午後2時42分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 数字を概数でお答えします。市民総数6万3,000人としまして、11歳以下を8,300人とすると、接種対象市民の60%として全体では3万2,820人を想定しております。ただ高齢者分の75%はもう接種するということであります。75%の1万725人はもう接種対応することから、高齢者以外の2万2,100人が対象となってくるということでございます。今後の課題としまして、地域の医療機関の支援の確保が極めて重要であります。早急に必要となっております。また国政選挙や台風等の災害により、会場使用に制限が生じることも想定されるため、実施体制の確保や県が実施する広域ワクチン接種や職域接種等との効率的な連携が必要です。 ◆14番(高江靖議員) ありがとうございます。市民の命と健康を守るため、引き続き頑張ってほしいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは次に件名2、再質問させていただきます。ネーミングライツ導入は、施設の運営費や維持管理などにかかる費用が軽減できる。併せて椅子の背もたれや壁、柱など、企業広告による収入も見込めることから、施設経費の軽減に努めてほしいと思いますが、そこで伺います。施設の要綱などは、ネーミングライツや広告収入などを想定した内容になっておりますか、伺います。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 広告収入がネーミングライツの指針に入っているかという御質問なんですが、広告については別の条例等がありますので、今回の指針についてはネーミングライツのみでございます。 ◆14番(高江靖議員) 公共施設の運営費や維持管理費は、行政運営をする上で重荷になってくると思います。大規模施設であれば一層負担増になると考えられます。民間の資金を活用するなど、いろいろな手法を取り入れる必要があると思いますが、そこで伺います。ネーミングライツと並行して検討している事項等がありましたらお聞かせください。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 施設の維持管理について、非常に重要な部分だと感じております。それでネーミングライツ導入に向けても今取り組んでおりますが、それ以外に施設の管理について、今、指定管理者の導入に向けてもそれを検討しているということでございます。 ◆14番(高江靖議員) 市民待望の施設でもあります。ただ財政に及ぼす影響を危惧する声も多く聞こえます。不安を払拭できるよう、民間活力導入を進めていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 件名3については、再質問はございませんが、市長の選挙公約で跡地利用の考えがあることから、南部病院跡地利用については多くの市民の関心があります。早期に公約が実現できるように、市長とともに頑張っていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 次に件名4、私が調べたところ、豊見城や浦添以外にも本島では沖縄やうるま、名護が実施されております。なぜ糸満でも導入しないのか、不思議でたまりませんでした。しかし當銘真栄市政になり、多くの民間連携が進み、フードドライブ事業が本でも行われることから、大変うれしく思っております。フードドライブに関しまして幾つか質問させていただきます。よろしくお願いします。フードドライブの対象となる郵便局は何件ですか、伺います。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 市内に開局している9つの郵便局が対象となります。個別的には兼城郵便局、三和郵便局、高嶺郵便局、喜屋武郵便局、糸満新島郵便局、糸満西崎郵便局、潮平郵便局、糸満郵便局、米須簡易郵便局の9つが対象となります。 ◆14番(高江靖議員) これは寄附を受ける際に、食品の条件とかございますか。伺います。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 食の安全性を確保するため、寄附を頂く食品の条件としては未開封の食品、賞味期限が1か月以上残っている食品、常温で保存が可能な食品などとなっております。 ◆14番(高江靖議員) 野菜や肉の寄附は可能ですか、伺います。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 食品衛生上の問題が発生するため、生鮮食品等の寄附はお受けできません。 ◆14番(高江靖議員) 寄附を受け付けた食品の活用方法を伺います。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 本と糸満社会福祉協議会がそれぞれ週に1回郵便局に回収に伺います。その上で、市内の子供の居場所やこども食堂へ、食品を届ける形で支援を行うこととなります。 ◆14番(高江靖議員) 生理用品の貧困も社会的課題でもあります。連動できないか、郵便局側と相談してみてはどうですか、伺います。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 これまでJP側と調整をさせていただいたのは、食品を前提とした協定の締結に向けての準備です。生理の貧困という新しい課題が出てきましたが、これまでの協議の中にそれが含まれておりませんので、先方もあることですから、締結前にまた相談をして、可能であれば前向きに取り組みたいと考えております。 ◆14番(高江靖議員) フードドライブを含め、地域の助け合いの輪が広がることが望ましい姿でございます。多くの連携が生まれるよう、積極的に展開してほしいと思います。ありがとうございます。 次に件名5、地種区分の見直しについてです。答弁にあったように、沖縄戦跡国定公園指定から50年を経過しております。当時と大きく社会情勢が変化しております。区域内に、県道平和の道線を建設するためも協力している状況があり、指定当時は想定していないと思います。指定の意図を大切にするには、当然ですが保存すべきところはしっかり保存し、活用できる範囲は見直す必要があると表明しているの姿勢を、私は支持します。区分見直しは、国との交渉事項なので容易ではないと想定します。ただ今まで制限があることで進まない多くの事業があったはずです。区分見直しが実現するとまちづくりが加速しますが、一方、糸満の歴史を継承するガマを含む戦争遺構を失うことを危惧する市民の声があります。その点につきまして、の見解をお聞かせください。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁しましたが、議員がおっしゃるように沖縄戦跡国定公園、指定から50年が経過しております。それで時代の変化に柔軟に対応できない部分もございますので、しっかり保全するところはしっかり保全すると。あと活用できる部分につきましては、緩和については県とも今後調整していきたいと考えております。 ◆14番(高江靖議員) 沖縄戦跡国定公園指定の趣旨を踏まえて、保全すべきところはしっかり保全し、活用が期待されるところは活用できるように自然公園法の地種区分の見直しの検討をぜひお願いいたします。 続きまして件名6。私は、就任3日後に開会した令和2年6月定例会の一般質問において、本件について当局に要望しております。その後、私は市内の沖縄空手道愛好家と連携を取り、糸満市制50周年記念事業の参加を前提として取り組んでおります。東京オリンピックでの空手発祥の地沖縄のPRも絶好のチャンスとなっております。市長の見解をお聞かせください。 ◎市長(當銘真栄) 高江議員の再質問にお答えさせていただきます。 オリンピックはスポーツを通して平和を願う祭典でもあると認識しています。また空手が多くのスポーツ競技の中から東京オリンピックの種目に選ばれたことは、とても意義深いものと考えております。本市での空手演武の要請と併せて、県、沖縄伝統空手道振興会と連携を図り、ができるPRを図ってまいりたいと思っております。 ◆14番(高江靖議員) ありがとうございます。 最後に件名7です。コロナ感染拡大により、ホテルや飲食店での消費が激減し、学校休校により農水産業がさらなるダメージを受けております。それで地元の県産品をぜひ糸満で活発に取り入れて、農業の方、そしてウミンチュの方を助けるためには、コロナの予算がございますね。糸満食材料差額支援事業、その事業を受けなくても来年、再来年、地元の県産品を活用して、農家、ウミンチュの方々を助けていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上で一般質問を終わります。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時57分)                              (再開宣告午後3時10分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆7番(国吉武光議員) 市民及び傍聴席の皆様、こんにちは。新型コロナウイルス感染症が2020年1月頃に発生し、現時点においても各地で猛威を振るい、いまだに収束が見えず国民が疲弊し、経済的に厳しい状況が続いています。またコロナ禍の中で、ワクチン接種で明るい日差しが差してきました。コロナウイルス感染症ワクチンの予防接種を、市民が接種し、一日も早い経済の回復を希望します。それでは通告書により一般質問を行います。当局の誠意ある答弁を求めます。 件名1、災害用の防災無線について。行政が各自治会へ防災無線を整備し、災害時にいち早く市民への連絡ができるようになり、防災無線が平成13年4月25日から運用を開始されています。そこで伺います。小項目1、防災無線は各自治会に備えられていますか。 小項目2、備えられた防災無線の使用方法を各自治会長に説明したか伺います。 件名2、新型コロナウイルス対策について。県内において新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言の発令後、市民生活が厳しい状況が続き経済活動が制約され、市民はコロナで疲れもピークに達し、ワクチン接種の申込みを65歳以上として申込みを受け付けしたら、サーバーや電話はパンクし、ワクチンがいつの時点から届くのか行政は知りながら、市民へ平等にと4月14日に受付を開始、と同時に受付が集中し予約システムの障害、このような点は想定していたものと思います。行政は市民の情報を把握しているから、ワクチンが届く前から対応をやっていれば、このようなことは起こらなかったと思慮されます。他府県においては、ワクチンが届く前に予約を職員が対象者に電話し、確認して予約を行ったため何の混乱もなくスムーズに済ませています。本市において、今回のシステム障害は、私は人災と見ています。そこで伺います。小項目1、コロナ対策において、令和2年度で一般財源を投じた金額は幾らか伺います。 小項目2、今後、コロナウイルス対策への予算措置について伺います。 件名3、教育行政について。昨年度の緊急事態宣言で、学校閉鎖における学びの保障への影響という面では、いかがなものでしょうか。理解を伴わない情報提供で終わったのではないだろうか。教育委員会としてはどのように分析しているのだろうか。コロナ禍の児童生徒は、教育の保障が満たされないまま進級していったのです。その責任は児童生徒に問われないものと思われます。学校閉鎖は過去のことのように考えてはいけません。コロナ禍の児童生徒への学びの保障と、教育委員会の考え方を伺います。美辞麗句的な答弁ではなく、現状を把握して具現化していく方策を分かりやすい言葉で次のことを示してください。小項目1、昨年度の緊急事態宣言下で学校閉鎖が長期化したことによる学習の保障について。ア、各学年で学習すべき内容はクリアできたか伺います。イ、未履修単元の発生はなかったか伺います。ウ、コロナ禍における教育についての考え方について伺います。 小項目2、学校運営協議会について。ア、市内の全小中学校で学校運営協議会が組織されたが、取組状況はどうなっているか伺います。イ、教育委員会の支援体制について伺います。 件名4、福祉行政について。小項目1、コロナ禍の中で生活保護申請は前年と比較して増えたのか伺います。 件名5、職員の人事評価について。職員はふだんデスクワークで業務をこなしているように見えるが、市民との対話においてもどかしさを感じる。市民との対応で窓口業務において、市民から問合せがあり、窓口が混んでいても窓口の対応を臨時職員が対応し、職員は見て見ぬふり、職員の接遇研修をしていく必要性を感じる。また職員が市民との対話において、職員の態度がなっていないとよく耳にします。職員の人事評価がどのようになっているのか。そこで伺います。小項目1、人事評価はどのように行われているか伺います。 小項目2、人事評価項目はどのようなものがあるのか伺います。 小項目3、人事評価はどのように生かされているか伺います。 小項目4、市長として職員の地域貢献度をどのように考えているか伺います。 演壇での質問は終わり、あとは質問席より質問いたします。 ◎市長(當銘真栄) 国吉武光議員御質問、件名5、職員の人事評価について。小項目4、市長として職員の地域貢献度をどのように考えているかについては、人事評価においてそれぞれの業務評価だけではなく、地域活動やボランティアなどについても評価の対象としております。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員の御質問、件名3、教育行政について。小項目1、学校閉鎖が長期化したことによる学習の保障について、アからウまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、各学年で学習すべき内容はクリアできたかについては、学習方法の工夫や学習の重点化を図った結果、各学校における学びは保障されたと認識しております。 次にイ、未履修単元の発生はなかったかについては、学習方法の工夫や学習の重点化を図っておりますので、未履修の単元はありません。 最後にウ、コロナ禍における教育についてのの考え方については、子供たちの安全が守られることが最優先だと考えております。その上で教育委員会及び各学校の感染防止対策ガイドラインに基づき、感染予防対策を行いながら教育活動を進め、子供たちの学びの保障に取り組んでいきたいと考えております。 ◎総務部長(福元信美) 御質問、件名1、災害用の防災無線について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、防災無線は各自治会に備えられているかについては、現在市内に84基の防災行政無線が設置されており、そのうち公民館や集会所に44基が設置されております。 次に小項目2、備えられた防災無線の使用方法を各自治会長に説明したかについてお答えいたします。防災行政無線は、緊急情報を国から住民へ瞬時に伝達するJアラートと連携し、緊急体制を構築していることから、保守管理費、電気料等の高額な維持管理費が生じます。よって各自治会での個別使用については、災害時の緊急性、維持管理費の増大などを考慮して使用を制限しておりますが、自治会の既存設備の故障や不具合等が生じている地域におきましては、一部使用を認めております。その際には、使用方法についても説明書の配布と操作説明は行っており、不明な点があれば随時対応も行っております。 次に御質問、件名2、新型コロナウイルス対策について。小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、コロナ対策において令和2年度で一般財源を投じた金額については、令和2年度予算で申し上げますと事業費81億5,634万8,000円、うち一般財源は6,366万円になっております。 小項目2、今後コロナ対策への予算措置については、令和3年度予算、当初予算から補正第2号までにおいて、新型コロナウイルス感染症対策費として事業費8億5,536万9,000円、うち一般財源1,676万円を予算計上しており、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響や国の動向等にも注視しながら、予算措置も含めた対応策について検討してまいりたいと考えております。 次に御質問、件名5、職員の人事評価について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。小項目1、人事評価はどのように行われているかについては、地方公務員法第23条の2の規定に基づき、糸満人事評価実施規程を定め、人事評価を実施しております。 小項目2、人事評価項目はどのようなものがあるかについては、職員がその職務を遂行するに当たり上げた業績を把握した上で行われる当該業績に応じた成績評価を行う「業績評価」、職員がその職務を遂行するに当たり発揮した取組姿勢や行動を把握した上で行われる勤務成績の評価を行う「意識・姿勢評価」、そして職員がその職務を遂行するに当たり発揮した能力を把握した上で行われる当該能力の程度に応じた勤務成績の評価を行う「能力評価」がございます。 小項目3、人事評価はどのように生かされているかについては、職員の人材育成の積極的な活用や任用等人事管理の基礎として活用しております。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 御質問、件名3、教育行政について。小項目2、学校運営協議会について、ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、取組状況については、令和2年度に地域とともにある学校づくりを目指し、市内全小中学校で設置され、学校運営の必要な支援に関する協議を行っております。 次にイ、教育委員会の支援体制については、学校運営協議会委員や校長、教頭を対象に研修会を開催しております。会議に要する費用については、教育委員会において予算化しております。 ◎福祉部長(金城満) 御質問、件名4、福祉行政について。小項目1、コロナ禍の中で生活保護申請についてお答えします。 今は6月ですので、4月と5月の合計件数を比較いたします。令和2年4月から5月における生活保護申請件数は23件、令和3年4月から5月における申請件数は25件であり、2件増加しております。 ○議長(大田守) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 ◆7番(国吉武光議員) それでは質問席より再質問をさせていただきます。 まず防災無線の件なんですが、今84基の中で44基が公民館での設置という話がありましたが、なぜ私がそれを聞くかと言いますと、やはりいろんな防災無線の中で、あらゆる地域で、例えば変質者が現れたとか、そういったいろいろな情報等が即座にできるように、この防災無線の意図的な使い方を考えてもらいたいと考えているものですから。またこの44基というのは、どういう形で44基ですか。その辺の説明をお願いしたいと思います。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 現在、設置している84基のうち、これは防災行政無線は必ずしも公民館等に置くということではなくて、やはり平成24年度にかなり拡張した際に、市内での市民への連絡について確認をした上で配置していると聞いております。公民館集会場が先ほど申し上げました44基、それから小中学校が11基、高齢者施設等が9基、公園、広場等で10基、その他10基とやっておりますので、できるだけ緊急性、国からのJアラートとか、それから糸満警察署等の情報につきましても、市民に緊急で伝わりやすいということを想定した上で防災無線を配置しているというところであります。 ◆7番(国吉武光議員) 内容については、分かりました。 そこで公民館に放送できるような施設がありますが、この中で公民館にあるにもかかわらず説明がなかなか、取って鍵を外して使用ができないというふうな区長から私のほうに話がありまして、やはりこれはどうしても万が一のためにも、こういった使用方法というのは事前に各自治会長に説明するのが妥当かと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 防災行政無線につきましては、県及び市町村が地域防災計画に基づいて、それぞれの地域における防災、応急救助、災害復旧に関する業務に使用することを主な目的としております。一般行政事務にも使用できるということで設置をしているところであります。基本的には、やはり国あたりの、先ほどから申し上げますJアラートであったりとか緊急通報等に関しまして利用していただいていて、自治会に関しましてはコミュニティーの地域活性化支援事業等で放送設備を設置しているというところがあるかと思います。ただ防災行政無線につきましても、各自治会におきまして利用したいということであれば、防災係のほうに相談していただければ、その利用方法については御説明をしたいというところであります。これに関しましては、少し利用方法が複雑な部分もありますので、もし利用したいということであれば防災係のほうと相談をしていただければと思います。 ◆7番(国吉武光議員) ありがとうございます。せっかく設置したんだから、例えばマニュアルとかそういったものを置いてすぐ使えるような方法を、各自治会のこの設置された箇所で、一部認めるということなものですから。やはりそういったところにおいて、ある程度この防災無線の効果を発揮するような方法をもって、最大限行政のほうはやはり力を入れてやっていく必要があるかと思うんです。そうすることによって、地域のもちろん防災もそうですが、いろんな形での、犯罪的なものも中には防止できる可能性も多々あるものですから、その辺は今後検討されてもらいたいと思います。その辺の説明もあったらよろしくお願いしたいと思います。 ◎総務部長(福元信美) 今後とも防災行政無線の活用方法につきましては、十分検討していきたいと思います。 ◆7番(国吉武光議員) それからこの防災無線の保守点検、さっきJアラートが受けているということでしたが、中によっては聞きづらいところが出るときがあるんですよ。その辺も十分、こういった保守点検等も十分確認されたらいいかと思いますので、御検討をお願いしたいと思います。 それから災害用の防災無線の生かされ方ですね。今、私たちこのコロナ禍の中で、大変いろんな情報が、あまりにもテレビとかマスコミ、いろいろな形で過密化されている部分がありますので、やはり行政はある程度コンパクトにまとめて、その辺のインパクトがあるような、市民への普及、あるいはその辺の注意点とか、その辺をぜひお願いしたいと思いますので、ひとつその辺の防災無線の有効活用をお願いしたいと思います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時36分)                              (再開宣告午後3時36分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆7番(国吉武光議員) それから件名2に行きます。新型コロナ対策において、予防接種において、市長自ら案内しているという話があるものですから、やはり市長たる者は、これだけ6万二、三千人の市民の命と財産を守っているものですから、どっしりと構えて私は事に当たったほうがよりいいかなと思っております。あくまでもこれは個人的な考えです。だからこういったのを市長自ら案内するとか、これは私はやめてもらいたいと思います。やはり市長たる者はどっしり構えて、職員に任せばいいと思います。これは忠告、提案だけです。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時37分)                              (再開宣告午後3時37分)
    ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆7番(国吉武光議員) それと昨年度は緊急事態宣言で市長、副市長、教育長の報酬カットがありました。今回、市長、副市長、教育長の報酬カットはありますか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時38分)                              (再開宣告午後3時42分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 昨年度も三役の報酬カットの部分はありましたが、令和3年度におきましても4月から7月までの分の報酬カットを行っておりまして、当初予算において予算として承認を頂いているところであります。 ◆7番(国吉武光議員) ありがとうございます。令和3年においても、4月から7月まで報酬カットをしているというような説明ですが、金額にしてどれぐらいですか。それは説明できませんか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時43分)                              (再開宣告午後3時43分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆7番(国吉武光議員) 大変失礼しました。数字については、ちゃんと一般通告の中で数字を出してもらいたいということで、私が飛躍しすぎたのかなと思っております。 次に、年金生活者や就業困難な高齢者への支援金は考えていないのか伺いたいと思います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時44分)                              (再開宣告午後4時40分) ○議長(大田守) 再開いたします。 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時40分)                              (再開宣告午後4時41分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えいたします。 年金生活者や就業困難な高齢者への支援金ということでございましたが、年金生活者や就業困難な高齢者を特定した形での支援金はございません。ただ新型コロナウイルスの影響により、生活に困窮する世帯に対する支援としては、これまで社会福祉協議会で実施している緊急小口資金や総合支援資金を拡充し、実施しているところです。また介護保険料の減免制度では、世帯全体の収入が3割減となった高齢者の介護保険料の減免を行っております。それから住居を失うおそれのある困窮者への支援として、住居確保給付金の支給をくらしのサポートセンターきづきにて行っているところです。ほかにもひとり親世帯臨時特別給付金、低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金がございます。さらに本議会にて追加の提案を予定しているものとしては、総合支援資金の再貸付けが終了する世帯に対しての新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金を予定しているところです。 ◆7番(国吉武光議員) どうもありがとうございました。 それでは次の質問をします。今、コロナ禍の中で、市長は市民生活が疲弊しているということの見解を伺いたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 これまで国の交付金等を活用して、本市では新型コロナウイルス感染防止対策等に関する緊急対策事業として、第1弾から第8弾まで、市民の暮らしを支える様々な取組を進めてまいりました。今後も国、県の交付金等を注視しながら、一日も早く以前の生活に戻れるよう感染症対策、経済対策を講じてまいりたいと考えております。 ◆7番(国吉武光議員) なかなか一般の市民に、この取組が遅いのかどうか分かりませんが、結構生活に厳しい状態が続いているんですよ。そういった点も支給すべきものは早めに支給していただいて、市民が安心して暮らせるような形にしてもらいたいと思っております。 次に教育行政について伺います。今、教育委員会は学校運営協議会の組織が形骸化しているように感じるんですね。前の学校評議員会の組織は柔軟性があって、組織としては充実し、また地域の特色があっていいと思っていたんですが、現在では、教育長としてその見解を伺いたいと思いますがよろしいでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えします。 今、学校運営協議会の組織が形骸化しているのではないのかという御指摘でありました。これまでは学校評議員会、これは5人の定数で、その学校の1年間の評価、活動等を報告しながら次年度に生かしていくという方向性から、この学校運営協議会に令和2年度から変更して、今実施しているところです。これまでの学校評議員制度と違うところは、ここの文言にもあるように、学校運営に関して協議していくと、熟議を重ねて運営に対して地域の皆さんからの意見を申し述べることができて、運営に一緒になって地域とともにある学校づくりをつくっていこうということで、今展開しております。人数も多くなりますけれども、今、講師を招いてその趣旨、やり方、考え方等も含めて、昨年度からそういう全委員の下での一番スタートの意義とか内容とか、趣旨とかの研修を深めているところです。今、ぜひともまだその意義、趣旨等がまだ十分に機能していないという場合もあり得ると思いますので、ぜひ議員の力もお借りしながら、本来ある学校運営協議会の組織が活性化していくように努めていきたいと思っております。 ◆7番(国吉武光議員) この学校運営協議会ですね、たしか去年発足して、まだ一度も発足後、会議等がまだ開かれていないですよね。その辺はどうでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 学校運営協議会、別名コミュニティ・スクールと呼ばれるものですが、今現在、学校別にこの委員の方々をお願いしまして、市内総数で約180名余りの協議委員の方々が学校に携わっていただいています。昨年度はそういったスタートも含めて、各委員の方々に、コロナ禍の中ではありますが委嘱しまして、それで各学校で実際に3回の学校運営協議会を開催した学校もあれば2回の実施、1回にとどまった学校という形で、昨年度のコロナ禍の影響もありまして、そういった形で今現在、実施されております。 ◆7番(国吉武光議員) このコロナ禍の中で、たしか案内はあったんですが、その中でコロナの影響で、今回は取りやめますという通知もありましたが、その後まだやっていないですよね。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時48分)                              (再開宣告午後4時49分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 議員おっしゃるように、今年度はまだ委嘱をされておりませんので。今後、コロナの影響で延期という形で通知して、今後実施する予定でもございます。 ◆7番(国吉武光議員) 確かにコロナ禍で、今大変な状態が続いていますが、このコロナが落ち着いたらそういった点も早めに進めていってもらいたいと思います。これはこれで結構です。 それから教育委員会の支援体制について、学校評議員会においては年3回、今まで開催されていましたが、報酬として年間5,000円というのがあったんですが。今、この学校運営協議会となると、毎月開催ということかと思うんですが、その辺については報酬は、その面はどうでしょうか。予算面についてお聞かせください。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 会議における報償費は、1会議ごとに4,000円を予算化しております。今のところ各学校3回分の予算を確保しております。 ◆7番(国吉武光議員) それでは、学校が、夏休みがありますよね。この趣旨目的はどうでしょうか。何がこの目的を、もし分かれば説明お願いしたいんですが。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 夏休みですが、主な目的はこの暑い時期に、児童生徒を正規の授業から開放して、その心身に休養を与えるために設けられているとしております。分かりやすく言うと長期間の休業日を活用して、心、体を鍛えたり、学校ではできない趣味や研究に没頭したり、自然に触れる体験等をするためのよい機会になるものとして認識しております。ただし夏休みといっても全国一律ではなく、その地方地方の気候や風土によって、期間の長短があります。例えば豪雪地帯や寒冷地では夏休みを短くして、冬季休業を長くしたりというものがあります。この大本のものが学校教育法施行令の第29条に示されまして、この夏季休業、つまり夏休みを設定するのは学校を設置する教育委員会と定められております。 ◆7番(国吉武光議員) 夏休みの趣旨目的は、夏休み中に、あまりにも暑いからと。野外、いろんな研究とか、自分を鍛えるためにそういったものをやっているということですが、そこで去年から緊急事態宣言が発令されて、糸満の教育委員会として、発令されてすぐ月曜日から学校を休みにされていますよね、父兄に説明なしに。そういったものが、やはり休みに入る前に、父兄への事前連絡あるいはそういったものが欲しかったと、一関係者からもそういった話があったものですから、教育委員会として、これは今回、すぐ翌日から休みに入ったというのは、ちょっと失点じゃなかったかなと。やはり保護者への事前連絡あるいは学校現場を預かっている先生方のいろんな対応の仕方を十分考えてからでよかったのではないのかと思っておりますが、その辺はどうでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃるように、この急な対応として教育委員会のほうで決定して、月曜日から、7日から休校という措置を取らせていただきました。おっしゃるように保護者からの一部意見としても、急過ぎるのではないか、また子供を預ける場所とか職場の調整とかというお声もございました。しかしながらいろんな角度から、この感染状況も踏まえまして、まずは子供の安全を第一にという形で、そういう措置を取らせていただきましたので、この辺については御理解頂きたいと考えております。 ◆7番(国吉武光議員) 子供の安全という説明なんですが、もちろん子供の安全というのは一番大事です。それは私も分かりますが、だからといって説明なしにいきなり月曜日から休みというのはいかがなものかと。今後、そういった措置をする前にちゃんと親御さんとか、あるいは学校現場での話合いを、現場の先生方と十分話合いをしてもらいたいと思っております。その辺は今後気をつけてもらいたいと思います。 それから学校でのコロナ感染者状況はどうなのか。その辺、分かる範囲内で結構ですので、教えていただければと思います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時55分)                              (再開宣告午後4時57分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 4月以降の感染状況についてですが、4月が13名、5月が6名、6月が現時点で2名となっております。ただし先週の状況という形で、再質問に答弁させていただいた内容になります。 ◆7番(国吉武光議員) できたら学校現場でそういった子供たちの感染者がいるのであれば、やはり状況というのを学校現場はよく知っているし、やはりそれはもちろん学校単位なんですが、そういった保護者への連絡というのはやっているんでしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時58分)                              (再開宣告午後4時58分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 感染状況については、保護者のほうにはお伝えしておりません。その理由は、個人情報につながってしまうという形のもので、子供たちと保護者もそうですけれども、誹謗中傷とか、そういった別なものの影響が及ぼされるおそれがありますので、今のところ我々としては公表するというものは控えさせていただいている状況です。 ◆7番(国吉武光議員) 別に名前を上げて報告するとか、そんなことではなくて、やはり今、私たちの学校ではコロナ対策の中で、感染者が何名いますよと。名前を言ってしまったら大変なことになります。もちろん子供の前では言わないで、保護者だけ集めて、そういったことですから皆さんコロナ対策あたりは十分気をつけてくださいというのが、学校現場の取り方じゃないかと思うんですが、その辺についてはどのような考えでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 今のところは、先ほど答弁でも述べさせてもらったように、子供たち、保護者、また地域というふうな形の個人情報、また人権に係る問題というのを考慮しまして、そういった公表については控えさせていただいております。議員がおっしゃるように、人数だけでもというのもあるかもしれないですけれども、そういった人数を細かくやってしまうと特定されてしまうおそれもあるというのを懸念しております。 ◆7番(国吉武光議員) 人数があれであれば、報告するのがまずいのであれば、感染者がいましたということで捉えて、もちろん保護者にはそれなりの気配りをしてやっていくのが、私は学校現場が取るべき処置じゃなかったかと思います。 それでは次に行きます。今、全校児童が休校態勢、2週間やりましたよね、このコロナの感染症があって。私はあまりにも2週間、何か工夫ができなかったのかなと思っております。例えば一日の前半、後半に分けて、例えば何年生、何年生というふうなことで、そうしないと子供たちの学習の保障というのは、なかなか難しい部分があると思うんですよね。だから学力低下が今、いろんな形で叫ばれています。例えば、これは新聞報道からなんですが、高校において掛け算九九をやっているとか、そんなことがあるものですから、やはりこういった点は学校でちゃんと学習の保障というのはやっていただければ、そういったことは別に高校で掛け算九九を教えるということはなくていいと思うんです。その辺に関して、委員会としての学習の保障というのは、その辺はどんな考えでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 この長期休業における学習の保障でございますが、実際に各学校、今回も県の依頼がございまして、また感染拡大を防止するという意味合いから2週間休校させていただきました。その中で各学校課題を作成して持ち帰らせたり、また報道でもありましたようにオンライン授業をやったり、さらにオンラインを通して健康観察という形のものを取っております。さらに今後はという形で捉えますと、感染防止に努めながらという形で学びの保障をするために、学校で昨年同様、様々な工夫とか、また学びの重点化をやったりという形で、子供たちにとにかく不利益がないようにしたいと思います。ただ何よりも安全第一なので、現在、学校の先生方が本当に頑張っていただいている感染防止対策と、さらに子供たちと保護者の皆さんが事前に登校を控えてもらうとか、発熱した場合、そういった保護者と生徒と先生方の努力で今が成り立っておりますので、今後とも学習共々、感染防止も含めてよろしく御協力をお願いしたいと思います。 ◆7番(国吉武光議員) 再度になるかも分かりませんが、夏休みが短くなるという話を聞いたものですから、私は学校において工夫すれば、何とか子供たちの夏休み、暑い時期にわざわざ学校に来て勉強というのもいかがなものかと思うんです。また土曜日の、今学校はどんな状態で学校としての位置づけはどんな状態か、その辺が分かれば。これの説明をお願いできますか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時04分)                              (再開宣告午後5時05分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問をお答えいたします。 土曜日に授業を実施するということについてですが、昨年もいろんな形で論議にはなりましたけれども、今のところ我々糸満教育委員会としては、土曜日の授業は控えさせていただきたいと考えております。理由は、一点は教職員の勤務上の問題が一つございます。もう一つは、子供たちの負担というものを考えると、例えば土曜日に習い事をやっている子供たちも意外といっぱいいますので、そういった部分を考慮して、前回見送った経緯もございますので、今回今のところは夏休みを6日間短縮するという形の方向性を打ち出して、それで残りの部分を学校で工夫してもらうという形で方向性を示しておりますので、今回はそのような形で学校、保護者、地域と一丸となって取り組んでいきたいと考えております。 ◆7番(国吉武光議員) 夏休みが短くなるということは、先ほど説明されたものとちょっと矛盾するようなところがあるんじゃないかと思います。私は土曜日を学校現場、出てきたらどうかと。要するに子供たちの負担というのが、もう今は詰め込むような状態で授業をやっているような感じを受けるものですから。やはり土曜日は土曜日で4時間を、毎週ではなくて隔週でもいいですよ。そういうふうな授業の持ち方をやっていけば、子供たちにも負担がないし、学校現場においてもそれは楽な方法で授業を進められると思うんですよ。今はもう詰め込み状態でやってしまうと、先ほど話したように、高校の段階で掛け算九九をやるというようなことが、こういったものがなくなるような感じがして、よりもっと教育を、学力向上をするのであれば、やはり基本的なものからやっていかないと、なかなか学力向上にはつながっていかないと思うんです。その辺は、私は土曜日を毎週じゃなくても、毎回じゃなくても、隔週でもいいと思うんです。そういった形で時間をつくれば、この夏休みが短いというのはクリアできると思うんですが、その辺どうでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 土曜日の授業については、先ほども答弁させていただいたように、子供たちの負担というのを考慮して、今のところは土曜日の休業を授業にするというのは考えておりません。ただ夏休みを実際に短縮してという形で、議員がおっしゃるようなこともございますが、今、私どもで少し昨年度の反省からという形のものを捉えると、昨年度コロナが状況も分からない状態で、子供たちの、例えば最後の夏季大会が実施できなかったり、修学旅行ができなかったり、学校行事が分散してしまったりという形のものがございます。そういったものも含めて、今回例えば土曜日に実施して、または夏季休業の短縮をなくしてとやってしまうと、逆に子供たちと先生が余裕がなくなってしまう状況が予測されますので、それよりは多少御父兄には大変申し訳ないんですが、夏休みを短縮させていただいて、その分だけ授業時数の確保をしていただきながら、それを学校行事とか、そういった子供たちがゆとりを持って活動できるようにという意図からでもございますので、そういった部分を御理解頂ければと思います。 ◆7番(国吉武光議員) この件については、父兄からもこんな話があったんですよ。土曜日を、毎回土曜日を出るんじゃなくて、隔週でもいいから土曜日に出したほうが、逆に夏休みをね、十分子供たちが夏休みを、あるいは体力をつけるためにもそういった形でやったほうがいいだろうというような方々もいるわけですよ。だから安易な形でね、教育委員会も先生方も交えて、その辺の教育会議等を持ってやっているのであれば、それは話は別ですけれどもね。やはりそこまでやるからには、教育委員会のこの糸満の学校教育の方針というのも、これは持っていかなければいけないんじゃないかと思うんです。やはり中にはこういった父兄もいるし、また学校の先生方もいると思うんですよ。だから教育委員会がその辺の話合いが十分ではなかったのかと思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 先ほど教育長の答弁にもございましたように、コロナ禍において子供たちの安全を最優先にというふうなものを教育委員会では捉えております。その部分において、まず御理解していただきたいのが1つ。さらにこの学びの保障の部分で、いろんな方法、いろんな状況、いろんな学校の規模とか、そういったものもございますので、教育委員会のほうでいろんな角度から論議させていただいて、このような形の方向性で持っていっておりますので、ぜひ御理解を頂ければと思います。 ◆7番(国吉武光議員) 再度のことなんですが、教育委員会で協議なされたということが、確実に話合いを持って行われたのであれば、やはりそういったものを文書でもって各父兄に郵送、あるいは案内するべき、説明すべきではないかと思うんです。その辺がちょっと足りない部分があるんですが、委員会としてはどんな感じですか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃるように、今回急なもので、本当に保護者にも御迷惑をおかけして、大変申し訳なく思っております。今回、こういったものも含めて連絡がうまくいくように、各学校長とも相談しながら協議して、さらにこれまで以上によりよくなるように対応してまいりたいと考えております。 ◆7番(国吉武光議員) やはりこれだけ糸満の教育委員会が、私は十分その辺の説明が足りなかった部分があるかと思っているんです。やはりそれだけの親御さんにも学校現場にも十分説明しながらやっていくのが、私は教育委員会の姿勢だと思うんです。 質問ではありませんが、残りに関しては後でまた9月の一般質問で取り上げますので、ひとつよろしくお願いします。これで私の一般質問を終わります。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守) 以上で本日の会議を終了いたします。                              (散会宣告午後5時13分)...