糸満市議会 > 2021-03-15 >
03月15日-05号

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  1. 糸満市議会 2021-03-15
    03月15日-05号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    令和3年第2回糸満市議会定例会会議録令和3年3月15日出席議員 21人1番 玉 村   清    2番 金 城   悟3番 上 原   勝    4番 浦 崎   暁5番 菊 地 君 子    6番 伊 敷 郁 子7番 国 吉 武 光    8番 金 城   敏9番 新 垣 勇 太    10番 金 城 一 文11番 玉 城 安 男    12番 玉 城 哲 郎13番 金 城   寛    14番 高 江   靖15番 西 平 賀 雄    16番 大 城 明 弘17番 金 城   敦    18番 徳 元 敏 之19番 金 城 幸 盛    20番 新 垣 安 彦21番 大 田   守欠席議員 なし 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。    市長      當 銘 真 栄    副市長     神 谷 和 男    教育長     幸 地 政 行    総務部長    福 元 信 美    企画開発部長  徳 元 弘 明    市民健康部長  島 根 辰 也    福祉部長    平 田 徳 明    経済部長    兼 城 浩 康    建設部長    大 城   拡    水道部長    伊 敷   勝    消防長     福 元   毅    教育委員会   阿波根 庸 伸                       総務部長    教育委員会   與那覇 正 樹    指導部長本日の議事日程 日程第1 一般質問   ――――――――――――――――――――――――――――――                              (開議宣告午前10時00分) ○議長(大田守) これより本日の会議を開きます。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守) 一般質問を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆19番(金城幸盛議員) 皆さん、おはようございます。それでは通告書に従いまして、一般質問を行います。 件名1、令和3年度施政方針について。小項目1、重点施策「こども医療費助成の拡充に向けた準備」について、具体的内容を伺う。 小項目2、重点施策「保育士奨学金返済支援制度」創設について、具体的内容を伺う。 小項目3、主要施策、南山グスク等保存調査事業の推進、ミーカガンやサバニ等漁労具などの国指定に向けた取組の推進について。ア、南山グスクの国史跡指定に向けた令和3年度の取組を伺う。イ、ミーカガンやサバニ等漁労具の国重要有形民俗文化財指定に向けた令和3年度の取組を伺う。ウ、令和2年12月定例会で提案した「文化観光推進法」に基づく、国の「文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業」の活用について、検討の進捗状況を伺う。 小項目4、主要施策、(仮称)糸満市空家等対策条例の制定について。ア、空き家に関する苦情や相談等への対応状況を伺う。イ、空き家対策における現状の課題と条例制定の必要性を伺う。 小項目5、主要施策、真壁西地区・農村集落基盤再編整備事業の概要を伺う。 件名2、新型コロナウイルスワクチン接種について。小項目1、本市における実施計画、接種体制等の準備状況を伺う。 小項目2、ワクチン接種予約方法について。ア、コールセンター設置について伺う。イ、LINEを活用した予約システムの導入について見解を伺う。ウ、自動予約コールセンター音声自動応答システム)の導入について見解を伺う。 小項目3、ワクチン接種記録システムの導入について見解を伺う。 小項目4、交通不便地域や交通弱者へのバス借上げ等、移動手段確保や支援策について、本市の対応を伺う。 小項目5、医療従事者等の範囲に救急隊員等も含まれているが、優先接種が可能か見解を伺う。 件名3、福祉行政について。小項目1、動脈血中酸素飽和度測定器パルスオキシメーター)の測定センサーについて、「障がい者等日常生活用具の給付」対象種目に加えるべきと考えるが見解を伺う。 件名4、教育行政について。小項目1、令和2年12月定例会で求めた就学援助制度「新入学児童生徒学用品費」の援助単価引上げについて、本市の対応を伺う。 小項目2、新型コロナウイルス感染症拡大や長期化に伴う、児童生徒の心のケアについて、本市の対応を伺う。 小項目3、学校施設におけるブロック塀等の速やかな安全対策の完了について本市の対応を伺う。 小項目4、本市ホームページに学校給食カレンダーを設置する考えがないか見解を伺う。 件名5、市道真壁前田原線道路改築工事について。小項目1、現在の進捗状況と令和3年度の事業内容を伺う。 小項目2、令和元年9月定例会で求めた安全対策の進捗状況を伺う。ア、出荷場敷地と道路の段差について。イ、真壁公民館線との合流地点へのカーブミラー設置について。ウ、真壁原線との合流地点にカーブミラー設置、「止まれ」の道路標示、カラー舗装について。 件名6、市民サービスの向上について。小項目1、令和2年9月定例会で提案した市税等納付への「スマホ決済アプリ」の導入について。ア、導入時期を伺う。イ、「スマホ決済アプリ」を利用して納付できる市税等の種類を伺う。ウ、納付ができる「スマホ決済アプリ」の種類を伺う。 小項目2、法令や県の規則などで押印が規定されているものを除き、市に提出する申請書等への押印の廃止、見直しを行う考えがないか見解を伺う。 以上、壇上での質問を終わり、あとは質問席より再質問いたします。 ◎市長(當銘真栄) おはようございます。金城幸盛議員御質問、件名6、市民サービスの向上について。小項目1、令和2年9月定例会で提案した市税等納付へのスマホ決済アプリの導入について、アからウについてお答えいたします。 小項目1、ア、導入時期については、令和3年3月1日から運用開始しております。 次にイ、スマホ決済アプリを利用して納付できる市税等の種類については、市県民税普通徴収分、固定資産税、軽自動車税、国民健康保険税、後期高齢者医療保険料、介護保険料、市営住宅使用料でございます。 最後にウ、納付できるスマホ決済アプリの種類については、PayPay、LINEPayでございます。 その他の御質問については、教育長及び関係部長より答弁させていただきます。 ◎教育長(幸地政行) おはようございます。議員御質問、件名1、令和3年度施政方針について。小項目3、南山グスク等保存調査事業の推進、ミーカガンやサバニ等漁労具などの国指定に向けた取組の推進について、アからウまで順にお答えいたします。 小項目3、ア、南山グスクの国指定に向けた令和3年度の取組については、南山グスクの追加測量調査及び出土遺物の整理作業を実施し、調査報告書を刊行予定であります。この調査報告書を基に指定申請書案を作成し、国及び県教育委員会の事前の内容確認を予定しています。この内容確認等で特に修正等がなければ、国宛てに指定申請書として提出する予定です。 次にイ、ミーカガンやサバニ等漁労具の国指定に向けた令和3年度の取組については、NPO法人ハマスーキが所蔵するサバニ3隻と、ウェーク(櫂)4本の図化等の実施及び文献収集を行う予定です。 最後にウ、令和2年12月定例会で提案した文化観光推進法に基づく文化観光推進事業の活用についての検討の進捗状況については、現在、県内においては同事業を実施している自治体はないことから、県外の先進地の事例を収集しているところです。 ◎福祉部長(平田徳明) おはようございます。御質問、件名1、令和3年度施政方針について。小項目1、重点施策、こども医療費助成の拡充に向けた準備の具体的内容についてお答えいたします。 こども医療費助成制度の拡充の概要として、未就学児については平成30年10月から通院及び入院を医療費助成の対象としておりますが、中学生までの就学児においては、通院は医療費助成の対象外となっております。今回、沖縄県においてこども医療費助成制度の通院対象年齢を拡大するとの表明を踏まえ、通院の対象年齢を現行の未就学児までから中学校卒業まで拡充するものであり、拡充に向けた準備として令和3年度中に医療費助成に係るシステムの改修を行うものであります。 次に件名1、施政方針について。小項目2、保育士奨学金返済支援制度の具体的内容についてお答えいたします。保育士確保、定着を目的に市内の保育施設等に勤務する保育士養成校を卒業してから5年以内の常勤の保育士に対し、奨学金返済にかかる費用を月最大1万円、通算24か月分補助する事業でございます。これは沖縄県内で初の先駆的な取組であり、保育士不足解消の一助になると考えております。 御質問、件名3、福祉行政について。小項目1、動脈血中酸素飽和度測定器パルスオキシメーター)の測定センサーについて、障がい者等日常生活用具の給付対象種目に加えるべきと考えるが見解を伺う、についてお答えいたします。日常生活用具給付等事業は、障がい者等の日常生活がより円滑に行われるための用具を給付または貸与すること等により、福祉の増進に資することを目的とした事業になっており、市町村が行う地域生活支援事業のうち必須事業の一つと規定されております。給付用具の要件は国で定められており、それに基づき糸満市障害者等日常生活用具の給付に関する要綱にて対象用具を定めているところであります。議員御提案のパルスオキシメーターの測定センサーについては、要綱内に規定がなく、現在給付対象となっておりませんが、在宅での人工呼吸器が必要な方でパルスオキシメーターを使用している方が対象になると思われます。新たな財政負担を伴うことになりますが、必要性は認識しているところですので、用具の要件、用具の用途及び形状の確認を行い、他県、他市町村での動向や先行事例を踏まえ検討していきたいと考えております。 ◎建設部長(大城拡) 御質問、件名1、令和3年度施政方針について。小項目4、主要施策、(仮称)糸満市空家等対策条例の制定について、ア及びイについてお答えいたします。 小項目4、ア、空き家に関する苦情や相談等への対応状況については、市民からの苦情、相談等があった場合には、現場確認後、適正管理がなされていないと判断される空き家につきましては、所有者等を特定し、適正管理を促す通知文を送付して対応しております。 次にイ、空き家対策における現状の課題と条例制定の必要性については、現状の課題として所有者を特定することに時間がかかること、敷地内への立入調査が不可能であることが挙げられます。今後、空き家の増加抑制のためには条例制定が必要であると認識しており、現在策定中の糸満市空家等対策計画がまとまり次第取り組む予定であり、令和3年度内に条例の制定を行いたいと考えております。 次に件名5、真壁前田原線について。小項目1及び2について順にお答えいたします。小項目1、真壁前田原線の現在の進捗状況ですが、地権者37名のうち29名の方と契約済で、執行率78%となります。なお現在2名の方と鋭意交渉中です。今年度末、全体事業費でいきますと4億400万円の事業費に対し約3億円を執行しており、執行率74%となります。令和3年度の事業内容については残る未買収用地を優先し、地権者との用地・物件補償交渉を進めてまいります。工事としましては、用地取得または工事施工同意が前提となりますが、県道奥武山米須線の拡幅整備が今後数年間着手できないとのことから、先行する市道真壁前田原線側において暫定形での現道取付工事を予定しております。 小項目2、令和元年9月定例会で求めた安全対策の進捗状況について。ア、出荷場敷地と道路の段差について及びイ、真壁公民館線との合流地点へのカーブミラーの設置については、令和元年度それぞれ転落防止フェンス及びカーブミラーの設置を行い、対策済みであります。 最後にウ、真壁原線との合流地点については、真壁前田原線へ「止まれ」の道路標示を実施しており、カラー標示につきましては交差点改良後、実施する予定です。カーブミラーについては、既存のカーブミラーで対応できております。なお現状の交差点は見通しが悪いことから、真壁原線へ安全対策として、路面に「交差点注意」と標示することで調整しており、今月中に完成する予定となっております。 ◎経済部長(兼城浩康) おはようございます。御質問、件名1、令和3年度施政方針について。小項目5、主要施策、真壁西地区・農村集落基盤再編整備事業の概要についてお答えいたします。 当該事業は、集落周辺及び地域における農業生産性の向上を図るため、農業生産の基盤と集落基盤の整備を一体的に行うものであり、真壁西地区においては令和3年度事業採択が決定されております。当該事業は、真壁小学校校区の字真壁、南波平、糸洲、伊敷、小波蔵、名城の6つの集落における農業または集落基盤の整備を行うものであり、事業概要としては農道や集落道、農業用排水路や集落排水路、ガードレール等の集落防災安全施設を整備する予定であり、令和3年度は実施設計を行うことになっております。 ◎市民健康部長(島根辰也) おはようございます。御質問、件名2、新型コロナウイルスワクチン接種について。小項目1から5までについて順にお答えいたします。 小項目1、本市における実施計画、接種体制等の準備状況については、1月18日にワクチン接種に係るプロジェクトチームを発足し、専従職員5名で実施計画策定を進めており、ワクチン接種に関しては非専従職員18名と合わせて23名の職員を中心に実施する予定です。また医師や看護師等の確保も引き続き調整を行っております。ワクチン供給が流動的な状況の中、国や県からの情報や指示事項を確認しながら、円滑な接種体制の構築に向けて取り組んでおります。 小項目2、ワクチン接種予約方法について。ア、コールセンター設置については、本日水道庁舎2階にコールセンターの人員を配置し、相談体制の構築を図り、接種券の送付に合わせて相談業務を開始できるよう取り組んでいるところです。 次にイ、LINEを活用した予約システムの導入については、現在、LINEとは別の予約システムにてネット予約を受け付ける方法を検討しております。検討中の予約システムにおいても、市公式LINE上から予約システムへ移行できることを確認しているため、今後関係部署と調整を行ってまいります。 次にウ、自動予約コールセンターの導入については、現時点では考えておりません。本日、水道庁舎2階にコールセンターの人員を配置し、相談体制の構築を図り接種券の送付に合わせて市民への情報提供や相談窓口として、接種の医療機関案内や接種予約等に関する相談業務を開始できるよう取り組んでいるところです。 小項目3、ワクチン接種記録システムの導入については、国においてシステム構築を行っており、順次自治体へ情報提供がなされます。接種記録システム運用時に人員が必要となることが想定されるため、国からの情報に基づきシステム運用の人員など、検討しながら対応していきたいと考えております。 小項目4、交通不便地域や交通弱者へのバス借上げ等、移動手段確保や支援策については、高齢者へのワクチン接種会場は、特定の公共施設を予定しており、多くの高齢者の方々が円滑に会場まで移動できるための手段として、巡回バス等の運行を検討しております。 最後に小項目5、救急隊員に対する優先接種については、国における医療従事者等の範囲に、新型コロナウイルス感染症患者を搬送する救急隊員や海上保安庁職員、自衛隊職員も含まれております。本市においても、優先接種の対象者となる救急隊員の接種のため、県へ接種者名簿の提出を行っております。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) おはようございます。御質問、件名4、教育行政について。小項目1、2及び4についてお答えいたします。 小項目1、新入学児童生徒学用品費の援助単価引上げについては、令和3年度から世帯の収入に応じて、小学校で現行の1万円から2万円または3万円に、中学校では1万5,000円から2万5,000円または3万5,000円に増額する予定になっております。 小項目2、新型コロナウイルス感染症拡大や長期化に伴う児童生徒の心のケアについては、外出自粛や休校期間の長期化など、例年にない家庭生活、学校生活の中で児童生徒、保護者、教職員にも心理的負担等に対するケアが必要ではないかと考えております。そのため今年度、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、カウンセリング500時間分の予算の確保を行い、各学校のスクールカウンセラーを活用して児童生徒の心のケア、保護者等の支援に努めているところです。 小項目4、本市ホームページに学校給食カレンダーを設置する考えがないかについてお答えいたします。県内の様々な自治体の給食センターでは、献立表やアレルギー表、提供された実際の給食の写真などを給食カレンダーとしてそれぞれの自治体のホームページに掲載しております。このような取組は児童生徒や保護者にとっても有意義な情報提供となり、大変すばらしい取組であると認識しております。糸満市教育委員会におきましても前向きに検討し、献立表の掲載など、できることから取り組んでいきたいと考えております。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸) おはようございます。御質問、件名4、教育行政について。小項目3、学校施設におけるブロック塀等の速やかな安全対策の完了について、本市の対応についてお答えいたします。 平成30年6月に発生した大阪北部地震で、小学校のブロック塀が倒壊し登校中の児童が死亡した事故を受けて、市内の小中学校のブロック塀などの安全対策を強化しております。ブロック塀などの安全対策については、ブロック内の鉄筋の腐食状況の把握が困難なことから、原則として安全性が高いフェンス柵に切り替えていきます。また農業集落内にある学校については、ブロック塀がハブの侵入を防止する役割を兼ねていることから、ブロック塀の倒壊防止用の袖壁を設置して、耐震性を向上させます。これまでにブロック塀を安全性が高いフェンス柵に切り替えた学校は高嶺中学校と三和中学校の正門側と、喜屋武小学校の裏門側及び糸満中学校の運動場側をフェンス柵に切り替えました。また真壁小学校の運動場側のブロック塀はハブの侵入防止を兼ねていましたので、ブロック塀に袖壁を設けて耐震性を向上させました。最後にブロック塀等の速やかな安全対策の完了については、学校施設には旧耐震構造の校舎や老朽化したプレハブ建物及び石積み擁壁など、安全対策が必要な施設がありますので、財政状況を勘案しながら危険度の高いものから年次的に整備を行いたいと考えております。 ◎総務部長(福元信美) おはようございます。御質問、件名6、市民サービスの向上について。小項目2、法令や県の規則などで押印が規定されているものを除き、市に提出する申請書等への押印の廃止、見直しを行う考えがないかについてお答えいたします。 住民や事業者の負担の軽減、将来的な行政手続のオンライン化などを見据えて、申請書等への押印の廃止、見直しについて検討を始めたところです。今後は、国や他の自治体の取組などを参考に、市に提出する申請書等への押印の廃止や見直しに向けて取り組んでまいります。 ◆19番(金城幸盛議員) それでは件名1の令和3年度施政方針について、順次お伺いをしてまいりたいと思います。 まず小項目1、こども医療費助成の拡充に向けた準備について、先ほども御答弁頂戴しましたけれども、改めて確認の上でお伺いをしたいと思います。本市においても沖縄県が方針を示している、来年2022年、令和4年4月から通院費に係る費用の助成対象を中学卒業まで拡充すると、この理解でよろしいかお伺いいたします。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 令和3年度中に医療費助成に係るシステムの改修を行い、令和4年4月から中学まで医療費助成を拡充する事になります。 ◆19番(金城幸盛議員) 本市においては、現在通院費に係る費用の助成対象は就学前までとなっており、中学卒業まで対象年齢が拡充されることは、子育て世代の経済的負担の軽減にもつながるなど、重要な施策であります。私どもとしましても、本市の拡充に向けた準備、取組を支持するとともに支援をしてまいります。その上で、病院窓口で利用者が自己負担分を一旦支払った後に全額が戻る自動償還払いとするか、または窓口負担をなくす現物給付にするかは市町村の判断となっており、これは極めて重要なポイントとなります。沖縄県が2019年に公表しました小中学生調査報告書では、医療機関(病院)での自己負担金を支払うことができなかったために、病院に行くことができなかったとの現状も浮き彫りとなっております。先日、金城一文議員の質問に、現物給付の方向で検討したいと市長が御答弁されたことは歓迎をいたしますが、市長の令和3年度施政方針、重点施策として、こども医療費助成の拡充に向けた準備を進めると明言をしていることや、また助成拡充時期まであと1年と迫っていること。また何よりコロナ禍で困窮する子育て家庭に、希望のメッセージを送ることが市長の使命であること等を踏まえて、市長にもっと踏み込んだ答弁を求めるものであります。来年4月から通院費に係る費用の助成対象を中学卒業まで拡充をし、病院窓口での負担をなくす現物給付を実施するとの、明確な糸満市の方針をお示し頂きたいと思います。市民の心に響く力強い市長の御答弁を求めたいと思います。 ◎市長(當銘真栄) 幸盛議員の再質問にお答えさせていただきます。 私の政治公約として、糸満市の次世代を担う子供たちが健やかに育ち、安心して子育てが行える環境を整備する取組として、子どもの育み事業を最重要政策に掲げております。先ほど議員もおっしゃったように、新型コロナウイルス感染症の影響により、社会全体が閉塞感が漂っている中で、地域経済が危機的状況に瀕している状況にもあります。子育て世帯の不安感等を軽減するためにも、こども医療費助成制度の拡充は非常に重要な施策であると考えております。またこども医療費助成制度の給付方法については、子どもの貧困対策や子育て世帯の負担軽減、そして未来の子供たちに誇れるまちづくりの取組の1つとして、現物給付を実施いたします。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも現物給付の実施に向け、着実なる御準備をお願い申し上げたいと思います。 小項目2、保育士奨学金返済支援制度創設についてでございますけれども、先ほど御答弁頂きましたけれども、沖縄県内初の先駆的取組となる保育士奨学金返済支援制度につきましては、本員が令和2年3月定例会で御提案申し上げ、令和2年9月、12月両定例会で検討の進捗についてお伺いをしてまいりました。市長の令和3年度施政方針、重点施策に反映頂いたことに、まず感謝を申し上げます。保育士確保、処遇改善に向けて、本市として一歩大きく踏み出せたと思います。担当課の皆様の不断の努力、日々の奮闘にこの場をお借りしまして心から敬意を表するものでございます。しかしながらこれからがスタートでございます。さらなる保育行政のよりよき方向への取組をお願い申し上げたいと思います。これは答弁はよろしいです。 次に小項目3、南山グスク等保存調査事業の推進、ミーカガンやサバニ等漁労具などの国指定に向けた取組の推進が施政方針、主要施策として示されたこと、また令和3年度一般会計当初予算案に関連予算が計上されたことをまず高く評価をいたしたいと思います。その上で、文化観光推進法に基づく、国の文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業の活用についてでございますけれども、先ほども御答弁頂きましたけれども、ぜひとも令和3年度遅滞なく検討が行われるよう強く要望いたしますが、御見解をお伺いしたいと思います。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸) 再質問にお答えいたします。 先ほど教育長が答弁しましたけれども、南山及び漁労具等については文化財指定について準備を進めております。今回の文化観光推進法は、文化と観光を結びつける有効な事業だと思っています。補助ですので、使い勝手があるだろうと思っていますので、引き続き先進地事例の収集と関係機関と協議を行いながら、活用についても検討を進めていきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) 小項目4、(仮称)糸満市空家等対策条例の制定についてお伺いをしたいと思います。適切な管理が行われていない空き家等が、防災や衛生、景観等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしており、地域住民の生命、身体、財産の保護、生活環境の保全、空き家等の活用が必要となっております。その上で、特定空き家等の定義と管理不全空き家との違いをお伺いをしたいと思います。
    ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 特定空き家等の定義につきましてでございますが、空家等対策の推進に関する特別措置法第2条によりますと、そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態等にあると認められる空き家等のことであり、管理不全の空き家とは、倒壊等著しく保安上危険となるおそれのあるかどうか関係なく、適正管理がなされていない空き家のことであり、特定空き家等との区別をしております。 ◆19番(金城幸盛議員) 空家等対策の推進に関する特別措置法第14条に基づく所有者等への助言及び指導、勧告、命令及び行政代執行、略式代執行について、本市において措置を講じた事例があるか、見解を伺いたいと思います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 本市におきまして、空家等対策の推進に関する特別措置法第14条に基づく措置を講じた事例はございません。 ◆19番(金城幸盛議員) 先ほど御答弁の中で、空き家等の対策計画策定のお話がございました。この空家等対策の推進に関する特別措置法第7条において、「市町村は、空家等対策計画の作成及び変更並びに実施に関する協議を行うための協議会を組織することができる」とのことでございますけれども、本市の現状をお伺いしたいと思います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 本市においての現状でございますが、令和2年6月より、糸満市空家等対策計画協議会を組織し、糸満市空家等対策計画の策定に取り組んでいる状況でございます。令和3年8月に糸満市空家等対策計画の策定予定となっております。 ◆19番(金城幸盛議員) 次に、同特措法の第13条においては、空き家等及び空き家等の跡地の利用などが市町村の努力義務として規定をされております。本市において空き家等の利活用等について検討がなされているかお伺いをしたいと思います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 現在策定中の糸満市空家等対策計画におきまして、民間事業者による活用促進、行政や地域での活用などを検討しております。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも様々課題はございますけれども、令和3年度中の条例制定、計画策定に向けて御尽力頂ければと思います。 次に件名2、新型コロナウイルスワクチン接種について。小項目1の本市における実施計画、接種体制等の準備状況をお伺いしてまいりたいと思います。まず初めに本市における接種対象者の概数をお伺いしたいと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 現時点で薬事承認されたワクチンは、接種対象者が16歳以上の者に行うとされ、本市における対象者の概数は約5万1,000人となっております。 ◆19番(金城幸盛議員) 接種体制について、特設会場での集団接種か、医療機関等での個別接種か、本市の対応をお伺いしたいと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 集団接種会場として公共施設を設定し、集団接種方式またはかかりつけ医等での個別接種方式での実施を検討しております。 ◆19番(金城幸盛議員) 集団接種会場について、市内何か所設置する予定なのか。またどの施設を確保、もしくは想定をされているか。お伺いをしたいと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 現在のところ調整中ではありますが、本庁舎1階ロビー及び糸満市農村環境改善センターを予定しております。 ◆19番(金城幸盛議員) 医師、看護師等医療従事者の確保や、医療機関との調整等について、進捗状況をお伺いしたいと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 医療従事者の確保に向け、南部地区医師会糸満班と会議を開催して調整しています。集団接種や個別接種の協力依頼を行っております。 ◆19番(金城幸盛議員) ディープフリーザーの本市への割当台数と設置場所、また台風等での停電に備えて予備電源の確保等について本市の対応をお伺いしたいと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 本市へのディープフリーザー割当台数は4台となっており、配置先内訳として市庁舎及び市内医療機関3か所の計4か所へ設置を行います。また各配置先の施設においては、非常用予備発電機能を有していることを確認しており、停電等の災害時への対応も可能となっております。 ◆19番(金城幸盛議員) 市民への情報提供、広報体制が非常に重要になってきますけれども、本市の対応をお伺いしたいと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 市民への情報提供方法については、市ホームページや広報紙、SNS等の様々な媒体を活用し、情報発信を行ってまいります。 ◆19番(金城幸盛議員) 視覚や聴覚に障がいがある方への接種に関する情報提供、クーポン券の発送、予約、意思疎通支援など配慮が必要となります。本市の対応をお伺いしたいと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 今後、関係部署と調整をしながら検討してまいります。 ◆19番(金城幸盛議員) 実施計画策定、接種体制等の準備における課題をお伺いできればと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 実施計画策定及び接種体制等の準備における課題として、国から示されるワクチン供給スケジュールや供給量が流動的であり、今後供給が見込まれるワクチンについて情報が乏しいことなどが課題として挙げられます。 ◆19番(金城幸盛議員) 次に小項目2、ワクチン接種の予約方法についてお伺いをしたいと思います。コールセンターの設置についてでございますけれども、予約や相談に関する電話が殺到し、電話回線のパンクや電話がつながらないとの苦情等が他部署に入電する事象も発生する可能性がございます。またコールセンターの職員への負荷などが懸念をされております。そのような懸念を考慮してコールセンターの設置・運営が求められますけれども、電話回線数、人員数やコールセンター受付時間帯、土日、祝祭日の対応等についてお伺いをしたいと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 コールセンターの電話回線数については、専用回線5回線で相談対応が可能となるよう取り組んでおります。また人員については、窓口対応を含め8人体制で相談業務を行うことを検討しております。コールセンター受付時間帯及び土日、祝祭日の対応については、人員確保が困難であることから平日午前9時から午後5時までの開設を検討しております。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも9時から5時以降、また土日、祝祭日についても、しっかりやはり柔軟な対応をしていただいて、相談、予約が可能となるよう様々な方策を今後ぜひとも検討頂きたいと思います。 その上で、相談窓口の設置について、本市の対応についてお伺いしたいと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 相談窓口体制については、水道庁舎2階にコールセンター及び専用窓口を設置し、相談対応を行います。接種予約については、コールセンターまたはネット予約が可能となるよう取り組んでおります。県においても副反応等の専門的な相談を受け付けるコールセンターを設置することが予定されております。 ◆19番(金城幸盛議員) あと接種の予約日を忘れるということが、非常に出てくるのかと思いますので、そういった忘れを防ぐ対策を検討すべきと考えますけれども、御見解を頂ければと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 ネット予約にて予約受付を行った方に対しては、接種予約日前にリマインドメールを送信することを想定しております。電話での予約に関しては、事前連絡の可否について委託業者と検討を行っております。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも、特に高齢者の皆様への特段の御配慮をお願いを申し上げたいと思います。 次に小項目3、ワクチン接種記録システムの導入についてお伺いをしたいと思います。予防接種法に基づくワクチン定期接種では、進行・管理は紙ベースで行われ、現在の予防接種台帳に入力という手法では、データ化までに数か月かかります。新型コロナワクチンのような大規模な接種を短期間で実施する場合、対応しきれないことが予測されます。複数回接種のタイミングであるとか、住所地外での接種状況の把握、副反応調査の迅速化、市民の求めに応じた接種証明書を出す必要も想定をされるなど、ワクチン接種記録システムの導入は必要と考えます。本市においても、導入・運用に向けた検討を進めていただきたいと考えますけれども、御見解頂ければと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 ワクチン接種記録システムについては、国においてシステム構築を行っており、順次自治体へ情報提供がなされます。国からの情報に基づき、システム運用の方法などを確認しながら対応してまいりたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) 今のワクチン接種記録システムと、またワクチン接種円滑化システム(V-SYS)の導入・運用。また先ほどからございます接種予約システムの構築など、やはりここはシステムエンジニアなどの専門性の高い職員をプロジェクトチームに配置することが極めて重要かと思いますけれども、御見解を頂ければと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 関係部署より1名をプロジェクトチーム非専従職員として配属しており、専従職員とともに各システムへの対応を行っておりますが、今後複数のシステムを同時運用するに当たり、必要な人員を確保できるよう検討してまいります。 ◆19番(金城幸盛議員) 小項目4です。交通不便地域や交通弱者へのバス借上げ等についてでございますが、これにつきましては令和3年1月29日、私ども公明会派として市長に対しまして新型コロナウイルス感染症に関する緊急要望を行わせていただき、その中で交通弱者、高齢者等の接種会場までの移動手段確保や支援を求めたところでございます。巡回バス等の運行を検討頂けることに感謝をいたします。交通不便地域や移動困難者へのバス借上げ等の計画も、国の補助対象となるようですので、移動困難者、交通弱者、高齢者に配慮したきめ細やかな運行計画等の検討をお願いしたいと思いますけれども、御見解頂ければと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 交通不便地域や交通弱者へのバス借上げ等、移動手段確保や支援策につきましては、高齢者へのワクチン接種会場は特定の公共施設を予定しております。多くの高齢者の方々が円滑に会場まで移動できるための手段として、巡回バス等の運行を検討しております。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひともお願いをしたいと思います。先日も6万2,000人余の市民の命を守る市長より、ワクチン接種に関する国への要請を、私ども公明党新型コロナウイルス感染症対策本部としてお受けをいたしました。この短期間に希望する多くの人にワクチン接種をすることは、これまで経験したことのない前代未聞の大事業であります。市民の命に関わるこの事業に、失敗は許されないとの強い覚悟で、私ども公明党、党内に設置した対策本部と連携をし、総力を挙げて糸満市の取組を支えてまいります。糸満市での円滑な接種に向け情報を共有しながら、私ども公明党として全力を尽くしてまいりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時54分)                              (再開宣告午前10時54分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆19番(金城幸盛議員) 件名3、福祉行政について。パルスオキシメーターの測定センサーの障がい者等日常生活用具の給付対象種目への追加についてでございますけれども、現物を、議長の御了解を頂きましてお持ちしました。測定センサー本体がありまして、これをつなぐことで、これが測定センサーでございます。これは消耗品です。それでいろいろお聞きをしていきたいと思います。このパルスオキシメーターは、新型コロナウイルス感染症の重症化の兆候を簡単につかむことができる命を守る装置として活躍をされ、この議場にいる皆様方も御存じのことだと思います。在宅で人工呼吸器の装着が必要な方にとって、血液中の酸素濃度の変化を測定することは、命を守るため必要不可欠であります。この指先の皮膚を通して測定するパルスオキシメーターは、まさに命を守る装置でございます。この指先の皮膚を通して測定する部分、測定センサーは1か月で劣化し測定できなくなるために、交換が必要となります。毎月測定センサーの交換に7,000円ほどかかるため、大変な御苦労をされております。県外の市町村では、既にこの測定センサーを障がい者等日常生活用具の給付対象種目に追加がされております。先ほど検討するとの御答弁がございましたけれども、今、このとき、この瞬間も制度のはざまで苦しんでおられる方がいらっしゃいます。守るべき命があります。速やかな要綱改正と4月からの支給開始に向けて取り組んで頂けないか、改めて求めます。御見解を頂きたいと思います。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁いたしましたが、必要性については十分認識しているということで、今後調整、諸準備を進め、早めに対応していきたいと思います。 ◆19番(金城幸盛議員) 件名4、教育行政について。小項目1の就学援助制度、新入学児童生徒学用品費の援助単価引上げについてでございますけれども、12月定例会で市長より、教育委員会と調整する旨の御答弁を頂きまして、短期間で御調整頂きましたこと、まずもってこの努力に感謝を申し上げます。しかしながら、まだまだ課題は残っております。令和4年度に向けては腰を据えて、課題解決に向けて取り組んで頂きたいと考えますけれども、御見解を頂ければと思います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 今後も新型コロナウイルス感染症の影響や子育てなど、様々な理由から就学援助が必要であると想定されます。しかしながら予算を伴うものですので、関係部局と調整を図りながら援助単価も含めて、認定基準や支給費目など調査研究しながら支援をしてまいりたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) 入学前支給、入学準備金として既に支給した世帯の追加支給等について、対応を伺いたいと思います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁で述べさせていただきましたが、令和3年度入学児童生徒から増額ということになりますので、この令和3年度、つまり来月4月から入学する児童生徒については増額しますので、当然追加支給という形の対応をさせていただきます。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも予算成立後、速やかな支給がかなうようお願いをしたいと思います。 また新型コロナウイルス感染症の影響により、家計がやはり急変した世帯を就学援助の対象とすることなど、また相談体制の強化について、改めて御要望いたしたいと思いますけれども、御見解を頂ければと思います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症拡大により、世帯の収入が著しく低下した場合は、現在においても認定の対象としております。今後も引き続き経済的に困窮している家庭について、支援してまいりたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) これは教育長をはじめまた市長をはじめ、市長部局にもこれは要望でございます。入学や進学を迎える新年度は、子育て世代にとって出費がかさむ時期でございます。ひとり親世帯や困窮する二人親家庭にとっては、状況は深刻でございます。本市においてもその状況を見極めながら、さらなる支援の検討をお願いを申し上げたいと思います。これは御要望でございます。 次に小項目2、新型コロナウイルス感染症の拡大や長期化に伴う児童生徒の心のケアについてお伺いをしたいと思います。国立成育医療研究センターが2月10日公表しました「コロナ×こどもアンケート第4回調査報告書」によりますと、小学4年生以上の15%から30%の子供に、中等度以上のうつ状態があったとのショッキングな内容でございました。児童生徒のSOSを見逃さないために、また本市の児童生徒の心の実態を把握する上でも、児童生徒へのアンケート調査の実施を求めたいと考えます。また実施に当たっては、集計作業の手間を省き迅速な実態把握につなげるために、Googleフォーム等を活用することを御提案申し上げますけれども、教育委員会の見解をお伺いしたいと思います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 まず現在、月1回程度、各学校にて学校生活アンケート、いじめ調査等を行っております。それに対するコロナの影響をという形で設問を検討して、今後活用していきたいと考えております。さらに次年度令和3年度より1人1台のパソコンが整備されますので、それを活用して実際にペーパーレスの方向にも取り組んでいきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも児童生徒の心の実態把握に速やかに努めていただいて、施策への展開をお願い申し上げたいと思います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時02分)                              (再開宣告午前11時02分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆19番(金城幸盛議員) 件名5、市道真壁前田原線道路改築工事についてお伺いをしたいと思います。奥武山米須線(県道7号線)への暫定取付けにつきましては、ぜひとも万全の安全対策を、あちら通学路でもございますので、また主要な生活道路でございますので、万全な安全対策をお願いしたいと考えますけれども、御見解頂ければと思います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁いたしましたが、用地取得並びに工事施工同意が前提となりますが、県道奥武山米須線の取付けは暫定形での現道取付けとなりますので、今後南部土木事務所道路整備班と調整を行いながら進めていきたいと考えております。また県警にも意見を伺いながら、安全対策を取りながら進めていきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひともお願いをしたいと思います。併せてこの地点、この区間でですね、奥武山米須線(県道7号線)の拡幅工事が速やかに実施されるよう、今後も県と調整しながら御要望頂ければと思います。 次に小項目2、令和元年9月定例会で求めた安全対策についてでございますけれども、出荷場の利用者、真壁区民の方から安全対策を求める声を、この議会の場から訴えをさせていただきました。出荷場敷地と道路の段差に、フェンスの設置や真壁公民館線との合流地点へのカーブミラー新設など、本市の対応に出荷場利用者や真壁区民の方々から、安全になったという喜びの声を頂戴しております。この場をお借りしまして、建設課の皆様の迅速な対応に感謝を申し上げます。引き続き、また私も真壁区民の声を市政に届けながら、本市の取組を支えてまいりますのでよろしくお願いいたします。 件名6、市民サービスの向上について、スマホ決済アプリの導入についてお伺いをしたいと思います。3月1日からスマホ決済アプリが導入されました。今現在、PayPayとLINEPayということでございますけれども、ぜひとも今後FamiPayやOKIPay等、様々納付できるアプリがございますので、どうか納付できるスマホ決済アプリの種類の拡充をお願いしたいと考えますけれども、見解を伺いたいと思います。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 議員御提案のスマホ決済アプリの拡充につきましては、また今後の検討課題とさせていただいて、拡充できるように努めてまいりたいと思います。 ◆19番(金城幸盛議員) ぜひとも支払える、納付できる種類についても、庁内で様々検討していただいて、市民サービスの向上につながるよう、利便性の向上につながるよう取組をお願いを申し上げたいと思います。 最後になりましたけれども、今年度定年をされます教育委員会総務部長、阿波根部長、また福元消防長、長きにわたりまして大変ありがとうございました。今後ともまた糸満市民のためにこれまで培ってきたお力を存分に発揮をしていただいて、何よりも後進の激励等にも今後とも引き続きお願いを申し上げたいと思います。以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◆6番(伊敷郁子議員) 市民の皆様、こんにちは。質問に入る前に字句の訂正をお願いいたします。件名1の(1)イ、新型コロナウイルス感染症の影響「で」を新型コロナウイルス感染症の影響「による」に訂正をお願いいたします。では通告に従い一般質問を行います。 件名1、施政方針について。小項目1、重点施策の(1)感染症から市民のいのちと暮らしを守ることについて。ア、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について伺います。新型コロナウイルス感染症は、私たちの暮らしを変え、今やマスク生活が当たり前になり、気軽に友人・知人に会うこともできない現状があります。そういう中で、ワクチン接種は国民みんなの関心事になっています。連日、マスコミでも多くの報道がなされ市民の関心も高いものがありますが、同時に副反応に対する不安の声もあります。そこで本市ではどういう対応をされるのか伺います。a、具体的な接種時期。b、接種場所と医療体制。c、接種の順番。d、副反応に対する対応。イ、新型コロナウイルス感染症の影響で雇い止めや倒産、閉店など多くの市民の生活に影響が出ています。特に女性やひとり親世帯では深刻な状況があるようです。そこで新型コロナウイルス感染症の影響による困窮世帯への相談体制強化の具体的な内容を伺います。ウ、市民生活を守る上で、これまでも様々な経済対策が取られてきていますが、追加の経済対策の具体的な施策を伺います。 小項目2、主要施策の(1)安心して産み育て、学び、文化・スポーツに親しむ糸満市について。ア、施設整備についての一つとして、老朽化が進む学校給食センターについても述べられていますが、学校給食センターの建て替えについて伺います。a、具体的な建て替え時期はいつ頃ですか。b、12月定例会で広域化の話がありましたが、検討されていますか。c、広域化のメリットとデメリットについて。 小項目3、主要施策の(3)支え合って共に生きる平和のまち・糸満市について。3月11日、死者1万5,000人、行方不明者2,525人に上った東日本大震災から10年目を迎えました。10年たった今でも、当時テレビから流れた映像の衝撃は忘れられません。この10年の間にも多くの自然災害が各地で発生しています。常に備えを怠らない不断の努力が必要だと感じています。それで伺います。ア、大災害に対応できる(仮称)防災センタービルの整備とありますが、具体的にどのような施設を検討されていますか。イ、本市の防災の施策は、男女共同参画の視点からになっていますか。ウ、要配慮者(視覚・聴覚・精神疾患等)などの障がいがある方や食物アレルギーを持つ子供たち等の避難先計画を伺います。 小項目4、主要施策の(4)きれい!暮らしやすい!住みたいまち・糸満市について。ア、市土の無秩序な開発を抑制し、自然環境の保全を図るとありますが、本市の鉱山開発における在り方を伺います。a、名護市辺野古の新基地建設に向けた本島南部からの土砂採掘計画断念を求める沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんが、ハンガーストライキを行って抗議の声を上げたことを多くの戦没者の眠る地の市長としてどう思いますか。b、荒崎海岸沿い(束里、山城)で採掘している事業者は、県への届出もなく採掘を行っているとの報道があったが、現状がどうなっているか伺う。また隣接する糸豊環境美化センターが、鉱業法第64条に基づいて同事業者に許可を出した経緯を伺う。c、荒崎海岸沿いで採掘を行っている同事業者は、本市の里道を占有し、立入禁止区域にしていますが、これは法令上許されるのですか。また、許可を出したのであれば経緯を伺う。d、鉱産税の未納事業者に対してどのような措置を講じたのか伺う。イ、環境省が行っている地域レジリエンス・脱炭素化を同時実現する避難施設等への自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業があります。この補助金を活用し、脱炭素型社会づくりに取り組む事業の一つとして学校施設への太陽光パネル設置による再生可能エネルギー供給事業を検討できないか伺う。 件名2、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目1、テレワーク人材育成事業について。ア、事業内容を把握していますか。イ、この事業を実施する計画はありますか。 以上、壇上で終わり、残りは質問席から伺います。 ◎市長(當銘真栄) 伊敷郁子議員御質問、件名1、施政方針について。小項目1、重点施策の(1)感染症から市民のいのちと暮らしを守ること、ウ、追加の経済対策の具体的な施策についてお答えいたします。 本施策につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い発出された緊急事態宣言により、市民や事業者の活動が自粛され、厳しい環境にある市内の事業者等に対して事業継続を支援するため、事業者支援金を給付する目的であります。対象事業者としましては、市内において継続して観光関連等の事業を営む法人、個人が、新型コロナウイルス感染拡大前となる2019年と比較して、事業収入が50%以上減少した月が認められた事業者については、給付を行い支援します。給付内容につきましては、法人タクシー事業者1台当たり1万円、個人タクシー事業者は一律10万円、法人観光バス事業者は1台当たり2万円、宿泊事業者については客室数が1室から10室までは10万円、11室から200室までは客室数に対して1室当たり1万円、201室以上は上限を200万円、その他レンタカー業、代行運転業、マリンレジャー業、出店業を含むイベント業等は一律10万円を給付いたします。予算額は6,000万円で、全て地方創生臨時交付金であります。 その他の御質問については、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名1、施政方針について。小項目4、主要施策の(4)きれい!暮らしやすい!住みたいまち・糸満市、イ、脱炭素型社会づくりに取り組む事業の一つとして学校施設への太陽光パネル設置による再生可能エネルギー供給事業を検討できないかについてお答えいたします。 学校施設内に太陽光パネルを設置する場所について、地上にパネル設置に適した遊休土地がないことから、校舎及び体育館の屋根が候補に挙がります。建物の屋根を設置場所としたときの太陽光パネルの安全性について、特に沖縄県は台風の常襲地のため、太陽光パネルを高い場所に設置することは、建物の高さに応じて強い風圧を受けることにつながります。万が一台風で太陽光パネルが損壊したときは、学校周辺の住宅地などへ飛散し、人身事故や住宅等に被害を及ぼす危険性がありますので、地域の安全性などを考慮した場合、児童生徒が活動する学校施設への設置は望ましくないと考えております。 ◎市民健康部長(島根辰也) 御質問、件名1、施政方針について。小項目1、重点施策の(1)感染症から市民のいのちと暮らしを守ることについて。ア、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について、aからdまで順にお答えいたします。 ア、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について。a、具体的な接種時期については、国の通知においては4月12日から高齢者への接種が開始されることとなっておりますが、本市においてはその時点でのワクチンの供給はないものと想定しており、4月下旬には本市にもワクチンが供給されるものと見込み、まずは1会場で集団接種を行うことを検討しております。その後もワクチン供給量を見込みながら、8月中旬頃まで高齢者の集団接種を行うことを想定しております。また他のワクチンの薬事承認時期を踏まえ、7月以降には国が示す接種順位を基本に、基礎疾患を有する者や高齢者施設等の従事者、一般の方の順で接種を想定しております。 次にb、接種場所と医療体制については、集団接種会場として公共施設を設定し、集団接種方式またはかかりつけ医等での個別接種方式での実施を検討しております。また医療体制については、医師や看護師等の人員確保について、南部地区医師会等と調整を図り、円滑な接種体制構築に向けて取り組んでおります。 次にc、接種の順番について。接種順位については国が定めることとなっており、医療従事者、65歳以上の高齢者、基礎疾患を有する者や高齢者施設等の従事者、一般の方の順で接種を行います。県外では先行接種として、医療従事者に2月17日から接種が行われており、県内では優先接種として医療従事者を対象に3月5日から順次開始されております。 最後にd、副反応の対応については、接種会場ではワクチン接種後、15分から30分経過を見て、副反応が疑われる場合はその場で医療従事者が必要な対応を行います。帰宅後、副反応が疑われる症状が現れた場合については、まずかかりつけ医などに御相談頂き、被接種者が受診を希望する場合は、県が依頼している協力医療機関で受診することとなります。今後、国や県からの通知や情報に基づき、ワクチン接種による発症予防や重症化予防の効果と副反応のリスクについて、市民へ正確な情報を発信していくよう努めてまいります。 次に御質問、件名1、施政方針について。小項目4、主要施策の(4)きれい!暮らしやすい!住みたいまち・糸満市について。ア、本市の鉱山開発における在り方、b、隣接する糸豊環境美化センターが鉱業法第64条に基づいて同事業者に許可を出した経緯についてお答えいたします。糸豊環境美化センターを管理運営する南部広域行政組合に確認したところ、平成30年8月20日に事業者より、採掘事業に伴う隣地の承諾願いがあり、構成市である糸満市及び豊見城市との三者協議を経て10月16日に施設に被害の起こらないよう十分に配慮すること、被害があった場合、責任をもって補償することを条件に承諾したとのことです。 ◎福祉部長(平田徳明) 御質問、件名1、施政方針について。小項目1、重点施策の(1)感染症から市民のいのちと暮らしを守ることについて。イ、新型コロナウイルス感染症の影響による困窮世帯への相談体制強化の具体的な内容を伺うについてお答えいたします。 小項目1、イ、新型コロナウイルス感染症の影響による困窮世帯への相談体制強化の具体的な内容については、生活困窮者自立相談支援機関における住居確保給付金の申請受付や県社会福祉協議会が実施している緊急小口資金等の特例貸付けに係る相談が増加しているため、生活困窮者の自立相談支援機関として、市の業務委託を受けている社会福祉協議会において相談員を増員し、相談支援体制の強化を図るものです。また生活保護の相談、申請件数の増加が見込まれることから、社会福祉課において面接相談員を増員するものとなっております。 次に御質問、件名1、施政方針について。小項目4、きれい!暮らしやすい!住みたいまち・糸満市について。ア、aについてお答えいたします。小項目4、ア、a、本島南部から土砂採掘断念を求める具志堅氏がハンガーストライキを行って抗議の声を上げたことについては、糸満市としては沖縄戦の激戦地であった本市には、いまだ収容がかなっていない遺骨が残されている可能性があると推測されることから、沖縄県、戦没者遺骨収集情報センターにおいて、遺骨収集が加速され1柱でも多く収容が行われるよう協力を行っていく考えであります。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 御質問、件名1、施政方針について。小項目2、ア、給食センターの建て替えについて。a、具体的な建て替えはいつ頃ですかについてお答えいたします。 糸満市立学校給食センター基本計画書は、令和2年3月に策定され、計画書の中での年次計画は令和2年度から順次用地交渉、基本設計、実施設計、建設工事と供用開始が令和6年を予定しておりました。現在、糸満市立学校給食センター整備につきましては、この基本計画を基に市長部局と連携しながら令和2年3月に策定した糸満市立学校給食センター基本計画書で示されているPFI導入可能性調査や、施設整備に当たって遵守すべき法令等の調査など、基本計画書のレベルアップを行うとともに、広域化等を検討し、学校給食センターの効率的、効果的な施設整備・運営について調査検討を行う予定であります。そのため当初計画で示された課題を精査し、対応のため変更することも予想されます。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 御質問、件名1、施政方針について。小項目2、主要施策の(1)ア、給食センターの建て替えについて、b及びcについてお答えいたします。 小項目2、ア、b、広域化の検討については、新年度に予定している学校給食センターPFI導入等可能性調査事業の中で、令和2年3月に策定した糸満市立学校給食センター基本計画書に示されているPFI導入可能性調査や施設整備に当たって遵守すべき法令等の調査など、基本計画のレベルアップを行うとともに、広域化等を検討し、学校給食センターの効率的、効果的な施設整備・運営について調査検討を行う予定であります。 次にc、広域化のメリット、デメリットについては、まずメリットにつきましては建築に係る費用やランニングコストなど、財政負担の軽減が図られると想定されます。デメリットについては周辺自治体との調整や住民との合意形成などに時間がかかり、建設計画が遅れるということが予想されます。 次に御質問、件名1、施政方針。小項目4、主要施策の(4)きれい!暮らしやすい!住みたいまち・糸満市。ア、本市の鉱山開発における在り方。b、荒崎海岸沿い(束里、山城)で採掘している事業者は、県への届出もなく採掘を行っているとの報道があったが、現状がどうなっているかについてお答えします。荒崎海岸付近の採掘現場は、数か所確認が取れております。県に確認をしたところ、県は業者からの聞き取りで自然公園法で言う普通地域の一部で届出が出されていないことが判明し、採掘中止を口頭で指導したと聞いております。それ以外の場所については、業者から県に許可が申請されたか確認中とのことであります。 ◎総務部長(福元信美) 御質問、件名1、施政方針について。小項目3、主要施策の(3)支え合って共に生きる平和のまち・糸満市について。アからウまでについて順にお答えいたします。 小項目3、ア、(仮称)防災センタービルの整備とあるが、具体的にどのような施設を検討しているかについては、現在、市庁舎は沖縄県が津波防災地域づくりに関する法律に基づき、平成26年度に津波浸水想定区域として設定された区域に立地しており、地震による津波や高潮時には、大きな被害を受けることが想定されております。そのことから庁舎の低層階や地下ピットに配置されている庁舎管理の心臓部に当たる中央監視室や非常用電源、機械室などが地震による津波や高潮時には浸水を被ることとなります。そのため非常用電源等が立ち上がらず復旧まで数か月かかり、業務の再開はおろか災害対策本部としての機能が失われる可能性があることから、庁舎の非常用電源等の主要基幹設備の浸水対策を検討する必要があります。令和3年度当初予算庁舎浸水対策施設調査委託料において、主の目的である庁舎主要基幹設備の上層階への移設のほか、地域住民等の緊急避難施設としての可能性などを含め、(仮称)防災センタービルが整備できないか、調査研究を行ってまいります。 次にイ、防災施策の男女共同参画の視点について。国のガイドラインによると、災害時には男女共同参画の推進が防災・復興の基盤となるということが示されており、防災施策を展開する上で男女共同参画の視点は欠かせないものと考えております。本市では、防災会議の委員として女性団体連絡協議会等から女性委員を任命し、市地域防災計画の実施推進、防災に関する重要事項の審議等を行っておりますが、防災施策についてはさらなる男女共同参画の視点が反映されるように努めてまいります。 最後にウ、要配慮者の避難先計画について。市では、災害時に視覚・聴覚・精神疾患等の障がいのある方や食物アレルギーを持つ子供たちなどの支援が必要な方々の緊急避難先として、福祉避難所の確保に努めておりますが、現状では受入体制が十分ではないと認識しております。今後、ニーズに応じて新たな施設との協定などを視野に入れながら、関係部署と十分に連携し、対応してまいりたいと考えております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時34分)                              (再開宣告午前11時34分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) 次に御質問、件名1、施政方針について。小項目4、主要施策の(4)きれい!暮らしやすい!住みたいまち・糸満市について。ア、本市の鉱山開発における在り方。d、鉱産税の未納事業者に対する措置についてお答えいたします。 昨年12月から関係機関の協力を得て、鉱物の採掘事業所を把握しており、その事業所のうち鉱産税申告納税のない事業所に対し、採掘の有無の調査及び申告納税の勧奨を3月中に行う予定であります。その後は必要に応じて電話及び現地調査等により事業所と接触を図りながら対応してまいります。 ◎経済部長(兼城浩康) 御質問、件名1、施政方針ついて。小項目4、主要施策の(4)きれい!暮らしやすい!住みたいまち・糸満市について。ア、市土の無秩序な開発を抑制し、自然環境の保全を図るとありますが、本市の鉱山開発における在り方について。cについてお答えいたします。 小項目4、ア、c、荒崎海岸沿いで採掘を行っている同事業者は、本市の里道を占有し、立入禁止区域にすることへの法令上の解釈と許可した場合の経緯につきましては、当該鉱山区域内に里道が3本あり、一部の里道を占用している様子が見受けられたため、職員が事業者立会いの下、現場を確認したところ、うち2本の里道において同現場で採掘された石材を積んでいる現状を確認するとともに、立入りを制限する旨の看板が2か所において設置されているのを確認しております。里道に積まれた石材においては、糸満市法定外公共物管理条例第3条で禁止されておりますが、許可を受けた経緯が確認できていないため、速やかに撤去するよう指導しております。また2か所の出入口の立入禁止看板の設置については、同事業者より事情を聴取したところ、鉱山区域内は安全管理上、工事関係者以外の立入りを制限しているものであり、里道への立入りを禁止するものではないため、里道をずらして設置しているとの回答でした。市としても、地図情報システムの航空写真により現場と照合したところ、里道をずらして設置されていることを確認しております。 次に御質問、件名2、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目1、テレワーク人材育成事業について。ア及びイについてお答えいたします。小項目1、ア、事業内容の把握については、市民を対象にテレワーカーを募集し、セミナー・トレーニングを実施し、社会人研修や県内外の企業から、ウェブライティングをはじめとした業務を受託できるテレワーク人材の育成と併せて、テレワーク業務をあっせんする体制を構築し、市民の新たな収入源確保につなげ、地域経済の立て直し及び感染症に強い地域経済の実現を図る事業と認識しております。 最後にイ、この事業を実施する計画はありますかについては、今後、先行している県内市町村の状況調査や市民ニーズを見ながら検討してまいります。 ◆6番(伊敷郁子議員) では小項目1から順に再質問させていただきます。 ワクチンについてなんですけれども、このワクチン接種は申込制になるんですか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 予約を受け付けることになっております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 予約受付した場合、その後、はがきで通知か何かが来るんでしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時40分)                              (再開宣告午前11時43分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 ネット予約で予約受付を行った方に対しましては、接種予約日前にリマインドメールを送信することを想定しております。電話での予約に関しましては、事前連絡の可否について委託業者と検討を行っております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 通常、予防接種ははがきが来ますよね。何月何日ですよということで。先ほど幸盛議員からもあったんですけれども、電話予約をして忘れた場合、大体高齢者かと思うんですけれども。やはり自分はいつ何時という、それがはっきり分かることが必要だと思うんです。だからぜひはがきを送ることも検討してください。お願いします。できますでしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時45分)                              (再開宣告午前11時46分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 事前に接種券を送りますので、その後、ネットや電話等で予約をしていただくという形になりまして、その後はまたお知らせの通知とかは、今は考えておりません。先ほどお話ししましたように、はがきによる通知は考えておりませんが、先ほど答弁したようにリマインドメールを送信することや、電話での予約に関しては事前連絡の可否を委託業者と検討を行っているというところでございます。 ◆6番(伊敷郁子議員) 65歳以上の高齢者が、医療従事者の次に行われるわけですから、忘れることも想定されるわけですよね。だからそのリマインドメールというのを、要するにメールで申し込める人が何名いるかということですよね。ぜひしっかりと、いついつですよということは前もって電話連絡してください。お願いいたします。 あとこれは一日に何人の接種を予定していますか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時48分)                              (再開宣告午前11時52分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 今、実施計画策定及び接種体制等の準備における課題としまして、国から示されるワクチンの供給スケジュールや供給量が流動的であるというところがありまして、今後供給が見込まれるワクチンについて、決定等、情報が乏しいというところで、またそれと加えて医師、看護師等医療従事者の確保、医療機関との調整を今行っているというところで、まだ細かい決定はできないというところでございます。 ◆6番(伊敷郁子議員) 先ほど、8月下旬までには終わるということをおっしゃっておりましたので、今年の4月下旬から大体始まるだろうということだったので。これはコロナという、人に感染するものであるので、一日にたくさんの人間が接種するということはないんじゃないかと思うんです。それで大体一日何名ぐらいを予定しているのかという、それはあくまでも計画の中できちんとこれはできるはずなんですよね。そういう計画はまだつくられていないということなんでしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時54分)                              (再開宣告午後1時15分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 今、本市の計画といたしまして、現時点での計画といたしまして、集団接種に関しましては主に土日を活用して1会場で1日300人から400人を想定しております。今後のワクチン供給量の変更によって、人数も変わってくる可能性もあるということでございます。また個別接種に関しましては、今後のワクチンの供給量を見ながら、医療機関との調整をしていくという形になっております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 副反応について、大変心配な状況が出ていると思うんですけれども、副反応の中に重いアレルギー、アナフィラキシーを疑う例が続いているという報道があるんですけれども、そういう場合は命に関わることもあるようですが、その場合の対応策というのは考えているんですか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 今回のワクチンは、特例承認されて初めて使用されることから、アナフィラキシーへの対応を慎重にしなければならないと認識しております。国においても副反応が報告されており、医療従事者の約2万人による健康観察記録も行われております。国からの通知、報告、指示事項を踏まえて、リスクのある方々はかかりつけ医での接種を前提に、御理解頂けるよう対応していきます。万が一アナフィラキシーが起こった場合には、医師による救急処置を実施した上で救急搬送をする想定です。集団接種会場へ救急物品の準備を進めております。 ◆6番(伊敷郁子議員) WHOによると、今回のワクチンは重症化を防ぐ効果は確認されているが、感染を防ぐ効果や人に感染させない効果は確認されていないそうです。厚生労働省もワクチンによる発症予防効果は臨床実験で確認されたが、感染予防効果については明らかになっていないとしています。ワクチンを接種したからもう大丈夫ではなく、これまで同様に手洗い、マスク、密を避けるなどの予防を怠らないことが重要であるということを、いま一度しっかりと周知する必要があると思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎市民健康部長(島根辰也) これまでの感染予防対策を徹底して行っていきたいと考えております。 ◆6番(伊敷郁子議員) では次に、相談体制についてですけれども、社協に委託している、今きづきが委託を受けているんですけれども、このコロナ禍によって相談件数も大変増えているそうです。今、大変疲弊している状態だということで、大体何名ぐらいの支援員を予定していますか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 今、社会福祉協議会に委託している、きづきも含めてですね、きづきのほうに2名、それから社会福祉協議会のほうに2名、計4名の相談員を増員という形で考えています。 ◆6番(伊敷郁子議員) 一日も早く体制を整えて、困窮世帯の支援に結びつけてくださるようお願いいたします。 次にウの経済対策と件名2のテレワーク人材育成事業は関連しますので、一括して質問いたします。事業者に対する支援は手厚く行っているのかと思いますけれども、コロナ禍で今失業している個人に対する支援が、私はちょっと見えないと思っているんです。このテレワーク事業というのはほかの市町村でも実質的にありますので、ぜひ早急に取り入れていただきたいんですが、どうして検討していただけないのでしょうか。前向きに検討していただけないでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 当初の答弁でもありましたが、今、私たちのほうで確認されているのが、県内で2市1町が実施しているのを確認しておりまして、その先行した自治体の状況、効果とかを検証しながら今後検討していきたいと考えております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 糸満市で、先ほど相談が増えているということは、困窮している世帯が増えているということなんですよ。だから失業していたり、ひとり親であったり、特に女性とか、そういう方たち、戸惑っている人たちが多いわけですよ。だからほかの市町村では既に実績として出ているわけですから、ぜひ一日も早くこの事業ができるように検討していただきたい。この事業を取り入れた自治体では、失業対策であったり、ひきこもりの方の就労支援であったり、待機児童の解消のための支援であったりと、その自治体の課題解決のために活用しているようです。本市でもぜひ本市で困っている、今本当に困っている人たちを何とか手厚く支援していくために、ぜひ取り入れていただきたいんですけれども、もう一度前向きに検討していただけませんでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 繰り返しの答弁になるんですが、先行している自治体が、結果がもう出てくると考えておりますので、その結果をやはり見ながら判断していきたいと考えております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 何か後ろ向きな答弁で、私はとても残念ですけれども。ぜひ検討して前向きにやっていただきたいと思います。 次、小項目2の給食センターについてお伺いいたします。教育長にお聞きします。給食は食育という教育の一環ではありませんか。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えします。 給食は教育の一環、そのとおりでございます。 ◆6番(伊敷郁子議員) 給食は、単に食を提供すればいいというものではありません。教育の一環です。本来なら自校方式が一番望ましいと私は思っています。確かに給食センター建設には、莫大な予算がかかることなのでいろいろ検討するということは必要でしょう。しかし、給食センターは、万が一の災害のときには、大きな役割を果たすこともあると思います。それを考えると、広域化というのは論外だと私は思うんですけれども。企画開発部長はどう思いますか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 広域化というのはどうですかという御質問ですが、次年度調査する内容につきましては、必ずしも広域化ありきではございません。先ほど議員もおっしゃるように、今回基本計画で示されている30億円という多額の事業費を要します。その中で民間活用ですね、PFIの導入、あるいはそれと含めて、広域化の検討も含めて行いたいということでございます。
    ◆6番(伊敷郁子議員) PFI方式を使った場合、災害時の対応はできるのか。また防災の観点から、いろんなメニューがあると思うんですけれども、いろんな補助メニューを使って何かできるのではないかとか、いろいろそういうことも検討していただいて早めの、予定どおり、できれば令和6年から稼働できるように、早めに検討していただきたいと思います。私と菊地議員が視察に伺った奈良県桜井市では、PFI方式で造られた給食センターでしたが、アレルギー食対応にきめ細かな配慮がなされていました。子供たちにとって給食は生きる力を育む上でも、大事な教育の一環です。ぜひそのことも考慮した施設を望みます。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時25分)                              (再開宣告午後1時25分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆6番(伊敷郁子議員) 小項目3、防災についてお聞きいたします。防災センタービルと書いてありましたので、私は防災センタービルがどこかに建つのかと思っているのですが、そうではないんですね。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 こちらのほうの現状での、次年度委託料を組んでいるのは、先ほど御説明したように庁舎浸水対策ということも含めて、庁舎の近隣にそういった建築物を建てて、庁舎の機能というのを高層部のほうに置きたいというのが、まずは最初の目的ではございます。それに併せて近隣の皆様、潮崎町辺りも住民の方が増えておりますので、そちらの方々も含めた形の避難ビルを併せた形で検討できないかということを調査検討し始めるというところでございます。 ◆6番(伊敷郁子議員) 具体的にいつ頃建つという予定はありますか。 ◎総務部長(福元信美) 具体的なスケジュール案につきましては、今後、次年度改めて委託の中で検討してまいりたいと考えております。 ◆6番(伊敷郁子議員) ぜひ災害に強いまちをつくるためにも、早めの施設建設をお願いいたします。 次にイについてなんですが、防災には絶対に女性の視点も必要であると思います。本市の防災担当職員に女性がいないとは前の議会でも聞きましたけれども、今後も同様ですか。 ◎総務部長(福元信美) 直接の防災担当職員につきましては、今後は人事異動の中で考えていくというところではございますが、防災、その対応になった際には女性職員は必ずその対応という形で考えております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 本市の防災会議に女性は32人中3人ですが、国の目標30%になるために女性の委員を増やす考えはあるのかないのか、お伺いします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 こちらの防災会議の委員につきましては、各役職、それから各種団体、警察であったり自衛隊、それから区長会というような形で各団体の役職長の方々を充て職として充てておりますので、この中で女性委員を30%というのは、かなり厳しいかと考えております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 毎回思うんですけれども、どうしてそういう充て職の方ばかりになるんですか。この委員の中に20代の女性とか、現実に子育てをしている方、親の介護をしている方とか、そういう現実的に困っている人たち、この人たちの現状を知らない限り本当の意味での防災視点にならないと思うんですけれども、その点についてどう思いますか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 やはり女性につきましては、防災復興の主体的な担い手であるというふうに男女参画のほうでもうたっております。それからそれぞれ災害から受ける影響、ニーズの男女の違いに配慮する、そういった視点をやはり計画の中に生かしていかなければいけないということはございますので、その委員会だけでなく、この計画を策定、それから地域、それぞれの地区での地域の計画を策定する際には、そういった視点を必ず盛り込んでいきたいというふうには考えております。 ◆6番(伊敷郁子議員) ぜひよろしくお願いいたします。災害時は、女性や子供に対する性犯罪が多発する傾向があることから、女性の声をしっかり取り入れて、犯罪の防止や弱い立場にいる方々への支援の在り方を考えていただきたいと思います。 次に要配慮者等の避難計画について伺います。現在、福祉避難所が設置できているとのことですが、視覚障がい者や聴覚障がい者のための配慮もなされていますか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 今、福祉避難所として協定を結んでいる施設につきましては、高齢者につきまして3施設、乳幼児に関しまして4施設ということになっておりまして、障がい者に関しましては今のところなかなか協定が結べていないというところでございます。今後、その確保につきまして関係部署と調整しながら、早急に対応してまいりたいと思っています。 ◆6番(伊敷郁子議員) 現実に避難しなければならなくなったときに、一番困るのはそういう弱い方たちなので、ぜひ早めの計画策定を行って、誰もが安心して住める糸満市、防災に強いまちづくりをつくっていただきたいと思います。いつ頃までにできる予定ですか。 ◎総務部長(福元信美) こちらのほうは、時期としてはなるべく早い時期にという形で関係機関と調整してまいりたいと思います。 ◆6番(伊敷郁子議員) ぜひ早めの策定をよろしくお願いいたします。 では次に小項目4の鉱山についてお伺いいたします。先ほどaについて答弁がございました。私は、遺骨を収集するお話ということを聞いているわけではありません。具志堅隆松さんが、ハンガーストライキを行って抗議の声を上げたことに対してどう思うかということをお聞きしたんですけれども。市長、それについてお答えください。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 個人の行動について、こちらのほうで答えは差し控えたいと思います。 ◆6番(伊敷郁子議員) 大変残念な見解でございますけれども。糸満市から土砂が採掘されて辺野古に埋め立てられる。糸満市は特別な地域であるわけですよね、たくさんここで戦争で亡くなって。全国的にも注目されている中で、そこの市長がこれに対して何の見解も言えないというのはおかしくないですか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 本市においては、いまだに収容がかなっていない遺骨が残されているという可能性が推測されます。ですから採掘等に当たっては、遺骨の収集に関して配慮を求めているという形で、いろんなそういう遺骨収集が早く終わるように、そういう形で見つかった場合には戦没者遺骨収集情報センター等と連携して適切に処理を行うように取り組んでいるというような考えであります。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 今の御質問につきましては、具志堅さんのこの遺骨を収集し遺族の元へ帰すという行動に対しては、私も賛同させていただきます。 ◆6番(伊敷郁子議員) 今月3日にも、米須の土砂採掘予定地で沖縄戦戦没者のものと思われる遺骨が見つかっています。まだまだ多くの遺骨がこの地域には眠っている可能性があります。不発弾もしかりです。沖縄ではまだ戦後が続いています。だからこその戦跡国定公園ではないのかと私は思っています。政府には、早急に名護市辺野古の新基地建設に向けた南部からの土砂採掘計画断念を求めたいと思います。 次にbについてお伺いいたします。糸満市のこの問題になっている里道は、糸満市の財産ですか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 平成17年に国から糸満市のほうに里道のほうは移管されまして、糸満市の所有となっております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 3本全部ですか。3本全てそうですか。 ◎経済部長(兼城浩康) そのとおりでございます。 ◆6番(伊敷郁子議員) この里道の加工申請は出されていますでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 里道に関しましては条例がございます。この条例に基づく許可等は出していないという形になっております。 ◆6番(伊敷郁子議員) この鉱山の採掘によって、この里道は影響を受けているわけですか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 最初の答弁でございました、その2本のうちのほうに石材のほうが里道上に置かれていたと。これを撤去するように指示しまして、今日朝も現場確認しましたが、既に撤去されて里道上には置かれていないという状況になっております。 ◆6番(伊敷郁子議員) これは石材が置かれていただけでしょうか。掘削は行われていなかったでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 現状で確認しますと、掘削は行われていないと認識をしております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 業者に、里道は市の財産と先ほどおっしゃいましたけれども、里道の境界に柵を設置させるべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 里道との境界に柵という質問でございますが、鉱業法に基づく安全柵というのが、里道の隣接地で採掘を行った場合、それは施業案のほうに条件としてあるようでございますが、現在の場合ですと鉱業法に基づく安全柵が必要かどうかは、ちょっと確認をしないと分からない状況です。 ◆6番(伊敷郁子議員) 今、立入禁止区域に指定されていますけれども、里道をこうやって占用すること自体、法に違反しませんか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 この里道につきましては市の条例でございまして、禁止事項が条項にございます。そこのほうに、先ほど言った石材の設置等が禁止事項になっていると。それは原状に復旧してもらったという形になっております。 ◆6番(伊敷郁子議員) ではどこの鉱山でも、里道があった場合に今のように石材だとか置かないのであれば、立入禁止区域にしても構わないということですか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 最初の答弁でもございましたが、事業者のほうを確認しますと、この里道のほうに立入禁止をしているような看板ではないと。その看板の設置場所も里道上には置かれていないものですから、そういった意味での設置ではないというのを確認しております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時40分)                              (再開宣告午後1時40分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆6番(伊敷郁子議員) 私も、昨日も確認してまいりました。しっかりひもも張られていて、立入禁止というふうになっています。簡単に里道だからということで、私たちが通ることができないようになっているんですけれども、それはどうお考えですか。部長、今朝確認しましたか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 職員のほうで、朝確認をしてきております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 確認したのなら分かっていると思うんですけれども、いまだに立入禁止になっています。ちゃんとひもも張っていますけれども、これって今の状況をこのまま放置するということなんでしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時41分)                              (再開宣告午後1時42分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 職員が朝も確認をしておりますが、里道上にロープが張られていまして、里道に入らないようにしているということは確認できませんでした。 ◆6番(伊敷郁子議員) 普通、ロープが張られていて里道には入れませんよ。答弁がおかしいなと私は思うんですけれども。 里道の形状が変わっているところが1か所あるとおっしゃいましたけれども、里道の形状というのは勝手に変えてもいいものなんですか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 元々の里道の形状を勝手に変えることは、条例上できないということになっております。 ◆6番(伊敷郁子議員) でも現実に変わっているわけですよね。それに対してはどういう措置が取られるんでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 形状が変えられているというよりは、里道上に物が置かれていると。それを撤去していただいたと。この里道につきましては、もともと人が通れないような里道になっていました。そういったことからも、元の形状が分からないところもございます。 ◆6番(伊敷郁子議員) 登記簿上の形状になっているかどうかということを聞いているのですが。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 登記簿上は里道という登記でなされていますが、実際上は里道として車や人が通れるような状態ではなかったのかと確認しております。 ◆6番(伊敷郁子議員) そういう場合は、どういうふうに使ってもいいということですか。今の答弁だと。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 どういうふうに使ってもいいというものではなく、先ほどの答弁と同じく里道上に勝手に物を置いたり形状変更してはいけないということで、原状にするように指示はしております。 ◆6番(伊敷郁子議員) 3本里道がありますけれども、1本は車で通ろうと思ったら通れるようになっているんですが。でも現実問題として、トラックが止まっていたりとか採掘していたりとかしていて通れない状況があるわけです。ここの里道を通っていくと糸豊環境美化センターにすぐに行けるのに、実際には通れない状況になっている。これは何とか改善することはできないんですか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをします。 この辺につきましては、この業者と話合いを持ちまして、今後修正できるところは修正していきたいと考えております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時46分)                              (再開宣告午後1時46分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆6番(伊敷郁子議員) 私、12月定例会でも質問いたしました、ここの鉱山については。自然公園法違反でもあるのではないかということを言いました。そうしたら3月9日の報道で、自然公園法違反になるのではないかということで県が指導しているとありますけれども、それは間違いないですか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁いたしましたが、自然公園法の普通地域の一部で届出が出されていないということが判明しまして、採掘中止を県が口頭で行っているという状況でございます。 ◆6番(伊敷郁子議員) ここは束里、山城、自然公園法違反もあるのではないかということ、自然公園法の第3種違反ではないかということも、私、12月定例会で言いました。それについて、皆さんは調べなかったんですか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃるように12月にも質問をしております。その件については、県と連携を取って調査を進めているんですが、県のほうでもまだ申請がされたかどうか、それの確認ができていない状況でございます。 ◆6番(伊敷郁子議員) 何か随分時間がたっているような感じがするんですが、これっていつ頃分かるんでしょうか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 これは県に確認しないと何とも言えませんが、県のほうも早めに回答できるようにということで、今調べているということでございます。 ◆6番(伊敷郁子議員) 実はほかの鉱山でも、里道の無断掘削があるようです。市内の全鉱山を調査していただけますでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 各鉱山の里道の状況、これは今後調査していきたいと考えております。 ◆6番(伊敷郁子議員) ぜひ調べていただき、公表していただきたいと思います。 次に鉱産税についてお伺いいたします。12月定例会でも質問いたしましたけれども、鉱山事業者によっては10年以上も一度も鉱産税を払っていないというところもあります。20年以上かもしれません。皆さん、今までそういう事業者に対してどういう措置を取ってきたのかを伺います。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 12月定例会のときも御答弁申し上げましたが、申告納税制度であることから、特に対応というところをしていないところでございました。ただ12月に鉱物の採掘事業所の把握に努めておりまして、先ほど述べたとおり採掘事業所の把握及び申告納税の勧奨に努めてまいるというところでございます。 ◆6番(伊敷郁子議員) ある鉱山事業者に言われたんですけれども、自分たちはちゃんと会社ですから、法人税を申告しているわけですよね。それに対して何もしないのは、糸満市が悪いんだということを、ある鉱山業者がおっしゃっておりました。それは何でそういうことを言うのかといったら、前は、何年前か分かりませんが、ちゃんと事業者を全部回ってきちんと税務課が回って調査して、鉱産税を課していたそうです。それってできないんですか。 ◎総務部長(福元信美) 以前伺った話では、県やその他の部署と合同で確認をしていたということもお聞きしたことがあります。ただ現状ですね、やはり今現時点では直接各鉱山というか、その採掘場所を回ってということは実際にしておりません。今後、やはり何らかの形で私たちも把握に努めるというところではございます。この採掘事業所の組合であったりとか、あとは県のほう、それから国のほうの事業所の把握、それからやはり必要な現地に行って、調査が必要であればそれも含めて検討してまいりたいと思います。 ◆6番(伊敷郁子議員) 事業者は、きちんと法人税の申告はしているわけですよ。だからどれだけ売上げがあって、どれだけ税金を払っているかということは一目瞭然、分かるわけですよね。だからそういうことはきちんと調べていただいて、ぜひ払っている人、ずっと払い続けてきた人たち、同じように鉱山業者であって、本当にこれは税の公平性というところで、とても反していると思いますし、こういうことをきちんとしないと、本当に市土の乱開発を防ぐと言いながら、どんどん乱開発を招いているような状況があるわけです。だからきちんと税金は払ってもらう、そういう方向を示していただきたいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 鉱産税につきましては、当然のことながらそういう事業、それから収入があった場合にはきちっと申告をしていただいてというところが前提ではございますが、ただ今後私どものほうも市のホームページ等で必要性というのを訴えて、広報、周知をしていきたいというところと、あと先ほど申し上げましたような形で調査や情報収集に努めて、事業所のほうにアプローチをしていければと考えます。 ◆6番(伊敷郁子議員) この税の性格上、遡って徴収することって、申告してもらうことってできるんですか。 ◎総務部長(福元信美) 修正申告をすることは可能だと考えております。 ◆6番(伊敷郁子議員) それは何年間ぐらいですか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時53分)                              (再開宣告午後1時54分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) 3年間でございます。 ◆6番(伊敷郁子議員) 3年間って、本当に払っている人に対して大変申し訳ないと思うんですけれども。これって条例を改正してということは可能ですか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時54分)                              (再開宣告午後1時54分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) これは上位法である税法で定められておりますので、条例でそれを越えてということはできないかと思います。 ◆6番(伊敷郁子議員) ではそういう事業者を公表することはできるんでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 公表等につきましては、こちらは詳細、いろいろ税法とか調べなければいけないことがあるかと思います。ただやはり申告していなかった内容というのも、確認しながらということで検討していかなければいけないのかと思います。 ◆6番(伊敷郁子議員) いろんな事情があって申告していなかったかもしれません。しかし悪質なところもあると思います。そういう悪質だと思えるようなところは、ぜひ公表していただきたいと思います。 次に、イ、脱炭素型社会づくりの事業についてお伺いをいたします。先ほど学校に設置するのは難しいということでございました。例えば学校でなくても、この事業というのは防災拠点になるところに対しては、導入できるという事業になっておりますので、今後例えば給食センターを造ったりとか、体育館の改築とかもあるかもしれませんけれども、そういう公共施設を建て替えとかするときに導入することは可能でしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時57分)                              (再開宣告午後1時59分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 先ほどの環境省の補助事業の件だと思いますが、防災としてその場所がやはり防災の指定避難所等になるかというところでございますが、西崎小学校体育館につきましては、そこは避難所としては指定できませんので、こういった活用というのは厳しいのかと考えます。あと給食センターにつきましては、今後、検討の中で考えて、現時点では避難所という形ではございませんが、災害時のそういった提供等も含めて今後の検討課題とさせていただきたいと思います。 ◆6番(伊敷郁子議員) 災害や感染症に対する強靭性の向上と脱炭素化を同時実現する地域づくりということで、環境省が令和3年度から令和7年度までの実施期間を設けて行っている事業です。ぜひ公共施設というのは、今造られているものもあって、利用できるところがあったらぜひ利用していただいて、それこそ再生可能なエネルギー、SDGsの実現に向けて糸満市でも取り組んで頂きたいと思います。 以上をもちまして私の一般質問を終わります。 ◆5番(菊地君子議員) 皆さん、こんにちは。通告に従い一般質問に入ります。 件名1、施政方針について。小項目1、重点施策について。ア、児童館など多様な子どもの居場所を提供するとあるが、各中学校区に児童館を設置することについて意志を伺う。子供たちに安全な放課後を保障するためには重要な課題であり、西崎中学校区と糸満中学校区には児童館があり、多くの子供たちが利用している。夏休み期間中も利用されている。子供たちにはどの学校区であっても平等でなければならないという立場から伺うものであります。イ、子どもの貧困対策について、子どもの未来支援事業と就学援助の在り方の認識を伺う。支援事業の内容と今後の展開、就学援助の拡充を求める。ウ、こども医療費助成について。高校卒業までの無料化と現物給付を求める。エ、児童虐待防止条例制定の時期を伺う。オ、真栄里地区への物流団地等整備事業について伺う。整備事業に伴い、真栄里海岸の環境保全を図る必要性を訴えてきたが、平和の道の計画もあり環境への影響が危惧される。近くには海ブドウの養殖場もある。絶滅危惧種の貝類も存在する。環境アセスメントが重要である。カ、農水産物の生産力・品質・競争力の向上及び働き方の見直しについて、どのように取り組むのか伺う。キ、平和の尊さを内外に発信するとあるが、非核平和都市宣言にするべきだと思うが意志を伺う。3月11日の東日本大震災から2年後に福島に2週間ほど滞在したことがあり、農家、畜産農家、仮設住宅等を訪ねたが、原発から90キロ離れていても甚大な被害であった。原子力の怖さを改めて認識した。核兵器は絶対に廃止するべきだと考える。平和の発信地である我が糸満市こそ非核平和都市宣言にするべきである。 小項目2、主要施策について。ア、生活困窮家庭の子どもや保護者に対し総合的な支援を推進するとあるが、保護者が図書費を負担することはやめるべきだと思うが認識を伺う。イ、高嶺小学校移転について進捗状況を伺う。ウ、学校給食センターにおける地産地消推進とあるが、現状と今後の課題について伺う。エ、誰でもいつでも学べる環境づくりに自治公民館の活動推進もあるが、空調機の設置を求める。オ、多様性を認め合う社会づくりについて、ジェンダー平等及び男女共同参画社会について認識を伺う。カ、市土の無秩序な開発を抑制し、自然環境の保全を図るとしているが、市内の採石場を調査してみると、その実態に愕然とする。特に熊野鉱山の問題については、多くの市民・県民・全国でも注目されているが市長の見解を伺う。キ、観光農園の活性化に向けた新たな事業展開について伺う。 以上、本席からの質問を終わり、あとは質問席から再質問をさせていただきます。誠意ある答弁を求めます。 ◎市長(當銘真栄) こんにちは。菊地君子議員御質問、件名1、施政方針について。小項目1、重点施策について。エ、児童虐待防止条例制定の時期についてお答えいたします。 児童虐待防止条例の制定については、本市の附属機関であります糸満市子ども・子育て会議や糸満市要保護児童対策地域協議会等の御意見を踏まえ、令和3年度中の制定を目途に作業に取り組んでいるところでございます。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名1、施政方針について。小項目1、重点施策。イ、子どもの貧困対策事業について。 子どもの未来支援事業と就学援助の在り方の認識を伺うについては、令和3年度から新入学児童生徒学用品費を世帯の収入状況に応じて、小学校で現行の1万円から2万円または3万円に、中学校では1万5,000円から2万5,000円または3万5,000円に増額する予定になっております。 ◎福祉部長(平田徳明) 御質問、件名1、施政方針について。小項目1、重点施策について。アからウまでについて順にお答えいたします。 小項目1、重点施策について。ア、各中学校区に児童館を設置する意志については、第2期糸満市子ども・子育て支援事業計画における児童館設置については、「児童センターの機能の拡充を図るとともに、不足区域については新たに児童センターの整備を検討します。」とあり、令和6年度までに1施設を整備するという目標を設定しております。 次にイ、子どもの未来支援事業は、子供の将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、また貧困が世代を超えて連鎖することのないよう、子供の居場所の運営をはじめ各種事業を実施しております。子供の居場所は、拠点型を含め6か所設置し、食事支援、生活指導、キャリア形成等支援を実施しております。また子供の貧困に関する各地域の現状の把握や、学校や学習支援施設、居場所づくりを担う関係機関との情報共有及び子供を支援につなげるための調整役として、市内の中学校区ごとに子供支援サポーターを配置しております。そのほか地域の体験活動等連携推進事業、全居場所による連絡会設置事業、専門家派遣事業を実施しています。 次にウ、こども医療費助成の高校卒業までの無料化と現物給付については、こども医療費助成事業に係る沖縄県の財政的支援が中学校卒業までとなることから、沖縄県の方針に足並みをそろえる方向で考えております。なお給付方法につきましては、こども医療費助成制度の拡充により、財政的な課題はあるものの、子供の貧困対策や子育て世帯の負担軽減及び少子化対策にも資するものと考えることから、現物給付の方向で検討しております。 ◎建設部長(大城拡) 御質問、件名1、施政方針について。小項目1、重点施策、オについてお答えいたします。 小項目1、真栄里地区の物流団地等整備事業の内容については、物流に加え様々な企業誘致を図れるよう土地区画整理事業にて整備を進める予定です。土地区画整理事業は、市街化区域編入が条件であるため、本事業箇所を市街化編入するための手続を行っております。またその手続と並行して、沖縄県環境影響評価条例に基づく環境アセスメントの法手続と、土地区画整理事業の都市計画決定の法手続を行っています。 ◎経済部長(兼城浩康) 御質問、件名1、施政方針について。小項目1、重点施策、カ、農水産物の生産力・品質・競争力の向上及び働き方の見直しの取組についてお答えいたします。 農水産物の生産力・品質・競争力の向上及び働き方の見直しについては、高付加価値作物の生産と他産地との差別化を図るため6次産業化を推進し、ブランド化に努めてまいります。また糸満市6次産業化・地産地消推進戦略を基に、人材の発掘、商品開発、直売・加工所の推進を農協、漁協、関連機関と連携を図り取り組んでまいります。IoT等を推進し、労働時間の削減、人手不足の解消を推進してまいります。 次に御質問、件名1、施政方針について。小項目2、主要施策について。カ、市内の採石場の調査について、特に熊野鉱山の問題についてお答えいたします。熊野鉱山については、個別法の手続が整っていないものが多く見受けられ、その原因の一つとして採掘事業者へ鉱業法に基づく許認可がなされた際に、国から市町村に通知等の連絡がないことが要因の一つだと考えております。市としては、沖縄総合事務局に対して、許認可の際の通知等の連絡を市に行っていただきたいと口頭にて要請しているところです。 最後に御質問、件名1、施政方針について。小項目2、主要施策、キ、観光農園の活性化に向けた新たな事業展開についてお答えいたします。観光農園の活性化に向けて、現在指定管理を受託している事業者が進めるコーヒー栽培を推進し、収穫されたコーヒーを使用したジョンマンコーヒーを園内レストランで販売できるよう、生産拡大に協力していく考えであります。また生産拡大を図るため、市内農家にコーヒー栽培の技術が継承できるよう関係機関と連携していく考えであります。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 御質問、件名1、施政方針、小項目1、重点施策のキ、平和の尊さを内外に発信し、非核平和都市宣言にすべきだと思うが、その意志についてお答えします。 糸満市平和都市宣言については、平和を脅かす全世界のあらゆる要因を取り除き、相互理解と共生の精神を高める宣言であると理解しており、本市の平和都市宣言にはおのずと議員御質問の非核についても包含されるものと考えています。 次に件名1、施政方針、小項目2、主要施策のオ、多様性を認め合う社会づくりとジェンダー平等及び男女共同参画社会の認識についてお答えします。男女の個人としての尊厳が重んじられること、男女が性別による差別的扱いを受けないこと。男女が個人として能力を発揮する機会が確保されることなど、男女の人権が尊重されることと認識しています。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 御質問、件名1、施政方針について。小項目2、主要施策。ア、生活困窮家庭の子供や保護者に対し、総合的な支援を推進するとあるが、保護者が図書費を負担することはやめるべきだと思うが、認識を伺うについてお答えいたします。 今年度、学校図書整備費として小中合わせて約770万円を予算計上し、各学校の図書購入費に充てております。一方、各学校においても保護者の皆様から図書費を徴収し、図書の購入に活用させていただいております。経済的に厳しい家庭があることも認識しておりますので、保護者負担について、校長会とも意見交換しながら検討してまいりたいと考えております。 続きまして小項目2、主要施策について。ウ、学校給食センターにおける地産地消推進とあるが、現状と今後の課題についてお答えいたします。学校給食センターにおける地産地消については、県産や糸満産の農産物、水産物、畜産物を学校給食の食材として活用しております。特に野菜については、県産のゴーヤー、トウガン、オクラ、ヘチマ等が食材として活用され、令和元年度においては24%が県産で、そのうち糸満産においては美らキャロット、トウガン、キャベツ、ヘチマ等が食材として活用され、県産のうち糸満産は約62%の利用率となっております。課題として野菜等については、県産は比較的価格が高いことや、時期によって価格が変動することなどから、食数が多い給食センターでは安定した食材の供給と財源確保が必要となります。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸) 御質問、件名1、施政方針について。小項目2、主要施策、イ、高嶺小学校移転の進捗状況についてお答えいたします。 今年度は基本設計業務を行っております。また次年度予算案において実施設計業務を計上しており、令和4年度から工事に着手し、令和5年度内に高嶺小学校移転に係る工事を完成させたいと考えております。また高嶺小中一貫校の開校は令和6年4月を目標にしております。 ◎市民健康部長(島根辰也) 御質問、件名1、施政方針について。小項目2、主要施策について。エ、自治公民館の空調機の設置についてお答えいたします。 空調機の設置については、地域活性化支援事業補助金や宝くじコミュニティ助成事業が該当する可能性があると考えられます。また地域デイサービスを実施している公民館等の修繕につきましては、地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金の対象となる可能性があります。 ◆5番(菊地君子議員) 件名1から再質問を行ってまいります。 子供たちは平等じゃなければならないというようなことは、先ほどの答弁でもありました。住んでいる地域によって差別されてはならないという内容の趣旨だったと思います。それでは糸満中学校区、西崎中学校区、児童館があって多くの子供たちが利用しているんです。夏休みに訪ねても、子供たちが実に伸び伸びと遊んだり勉強したりしているんです。これはどの中学校区でも、なければならないものだと私は思います。そこでこの利用状況について、がじゅまる、西崎の児童館についての利用状況、人数とか開館日数等について具体的にお答え頂けますか。
    ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 児童館の利用状況ということですが、過去3年分です。がじゅまる児童センター、平成29年度1万6,675人、平成30年度1万5,677人、令和元年度1万5,019人。それから太陽児童センター、平成29年度2万6,408人、平成30年度1万3,770人、令和元年度1万9,181人。両方とも開館日数ですが、平成29年度が291日、平成30年度が290日、令和元年度が278日。以上です。 ◆5番(菊地君子議員) 実に多くの子供たちが利用しているわけですよ。例えば今度、兼城幼稚園の跡地に児童センターということでしたけれども、そこをプレハブのそれにするのではなくて、児童館にする意思はありませんか。伺います。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 今、兼城幼稚園跡地のお話がありましたが、向こうについては放課後児童クラブの予定ということで、児童館については先ほども答弁いたしましたが、令和6年度までに1施設を目標として、今中学校校区に造ろうとしているということです。 ◆5番(菊地君子議員) 令和6年度までに1施設というのは、どこかの中学校区にあと1か所ということで理解してよろしいですか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 第2期の糸満市子ども・子育て支援事業計画の中において、1施設ということですので、今西崎地区と糸満地区はあるので、残りの中学校区域に1施設という形になると思います。 ◆5番(菊地君子議員) 私、この児童館の設置に向けては、最初1期目に議会に送ってもらったときに、糸満市の第2次総合計画の中に、各中学校区に児童館を設置すると、これは私じゃないんですよ、皆さんの計画の中にあった。だから私はこの間も、ずっと毎年のようにこの児童館を設置せよと求めてきて、やっと令和6年度ですか、これではちょっと遅いんじゃないでしょうか。例えばさっき言った兼城幼稚園のその跡地については、プレハブではなくて、どうせ造るのであれば最初から児童館に変更してはどうでしょうか。プレハブでは20年ももたないですよ。そのことをもう一度答弁をお願いします。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁いたしましたが、先ほど兼城幼稚園跡地については児童館ではなく、放課後児童クラブということですので、それが今簡易に建てられるということなのですが、そこも含めていろいろな候補地で中学校区に検討していきたいということです。 ◆5番(菊地君子議員) 少しは前進したと評価すべきでしょうか。ぜひローリングさせずに、各中学校区に児童館を設置していってほしいと思います。長年の私の要求でありました。 それから子どもの貧困対策について伺います。未来支援事業と就学援助の在り方についてですけれども、この就学援助入学準備金とか、拡充が今度やられていますよね。入学準備金、これも私は、豊見城市や名護市に比べても糸満市のこの低さをずっと指摘して、増額するようにということで要求してきて、やっと今年度増額ということで、多少評価はいたします。ところが皆さんですね、国のこの支給内容について、国の基準があるということは御存じでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 国の基準については存じております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時29分)                              (再開宣告午後2時30分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆5番(菊地君子議員) 国の基準としては、この支給内容をどういう項目で、どういう援助をしなさいというふうにこの基準が設けられていますか。具体的にお答えください。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 国の基準によりますと、「平成29年度要保護児童生徒援助費補助金について」という形の通知がございまして、その中に新入学児童生徒学用品費等ということで、小学校が4万600円、中学校が4万7,400円になります。 ◆5番(菊地君子議員) よろしいですか。今、2021年度の就学援助の支援内容と金額ということで、国の基準が設定をされているんですけれども。これに支給項目なんですけれども、新入学の学用品、それから校外活動費、体育実技用品、修学旅行、通学、クラブ活動費、生徒会費、PTA会費、医療費、給食費、卒業アルバム、それから今行われているオンラインの学習通信費等が基準として設けられているんですが、これについてはどう認識していますか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えします。 ただいま議員がおっしゃった、この就学援助の基準、また項目についても、教育委員会としては認識しております。今後、予算が伴うことですので、関係部局と調整しながら拡充に努めていきたいと考えております。 ◆5番(菊地君子議員) 本来、憲法の26条では、義務教育はこれを無償とするということの下に、就学援助は誰もが要求する権利があるわけですよ。ところが今、国の方針の転換で、生活保護世帯あるいは準要保護世帯が対象となるとなっていますが、本来は全ての子供たちがこの権利を有するんです。だから私は、この支給項目についても、糸満市は積極的に拡大をしていって、全県の、糸満市は先行しているという状況にしてほしいと思うんです。積極的に援助する、そういうことの立場に立っていただけないでしょうか。もう一度伺います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 ただいま議員がおっしゃるように、一人一人の子供たち、保護者という形で支援という形で、ぜひ就学支援を含むその他についても、できるだけ支援できるような体制、議論をしてまいりたいと思います。繰り返しになりますが予算が伴うことなので、関係部局とも調整もしながら、そういった論議をさせていただきたいと考えております。 ◆5番(菊地君子議員) それからこの就学援助というのは、前年度の収入を見るわけですよね。ところが今、コロナ禍の下で年度途中で収入が減る世帯もあるわけですよ。そういう世帯も支給の対象にしていただけないでしょうか。伺います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 現在、コロナ禍で生活が困窮している、急激に困窮している世帯もございますので、そういった方々も支給対象にしております。 ◆5番(菊地君子議員) 次に、今の子どもの貧困対策問題についても触れましたけれども、主要施策の中での生活困窮家庭の子供や保護者に対して総合的な支援を推進するとあるがと小項目2で伺ったので、ちょっと関連するので今、再質問させていただきます。 準要保護世帯であっても、子供の人数に合わせて図書費を5月から6月のPTA会費と一緒に払わないといけないんですよ。学校によっては1年分前払い、学校によっては毎月、これは必要ですか。皆さんがその気になれば、各学校長に、学校に連絡をして、このPTA会費と併せて図書費も徴収するということはやめなさいということを言うべきではありませんか。御父母の皆さんから、子供が3名、4名いると、とても大変だということで訴えがあるんです。どうでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃる準要保護世帯の方々からも図書費を徴収しているということの内容に関しては、現在調査をかけておりませんので、私どものほうで現在把握はしていないということで御理解していただきたいと。ただおっしゃるように、この図書費に関してなんですけれども、先ほども答弁で述べたように約770万円予算計上しております。それ以外に各学校で、16校のうち高いところで1,200円、安いところで150円という形のものがあります。議員の御質問があって調査をかけたんですけれども、そういったものの中に実は今年度コロナの影響で減額している学校も数校ございます。さらに学校長と学校側のいろいろな話合いの中で、保護者の負担を減らすためにということで、減額している学校も数校ございます。そういったことからも、今回こういった調査の数字を基にして、校長会で学校の現状と議論を重ねながら、保護者の負担をなるべく減らしていくような方向で検討していきたいと考えております。 ◆5番(菊地君子議員) 本来、義務教育は無償であるという立場から、父母の皆さんに図書費を求めるというのは、私は間違っていると思います。これは最終的にはやめさせるべき問題だと思います。教育委員会がどのような立場で各学校に指導するのかが問われていると思います。ぜひお願いしたいと思います。 次に、ジェンダー平等についてであります。これについて国連の女性差別撤廃委員会からも、繰り返し繰り返し勧告されている問題があるんですけれども、所得税法の第56条では、例えば家族が自営業、援助するとしても、その収入は認められない。特に御主人が自営業で、そこを奥さんが手伝っていても、それは労働費として認められない。ジェンダー平等ではないんですよ。そして社会的に見ても男女の賃金の格差がある。そして今コロナ禍の下で、正規雇用よりも非正規雇用が女性のほうが圧倒的に多くて、ある調査では56%は非正規雇用。そしてこのコロナ禍の下で時短やリストラに遭って、大変な苦境に立たされているという問題もあります。そういう意味でも、この糸満市においてもジェンダー平等、男女共同参画社会、どうあるべきか。今度VIVOプランの見直しがありますよね。その中でどのような形で関わっていくのか。具体的にぜひ提案をしていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時39分)                              (再開宣告午後2時40分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 糸満市の男女共同参画の計画でございますが、ただいまの計画が今年までとなっております。議員おっしゃるように、次年度から新しい計画になりますので、今年計画をつくる予定でございます。国のほうでは第5次男女共同参画基本計画というのを、今年度策定されております。それのポイントも踏まえながら、あと県内各市町村の動向、あと委員会も立ち上げますので、委員会の中でもまた検討していきたいと考えております。 ◆5番(菊地君子議員) ジェンダー平等についてはいろいろと言われていますが、森発言で、女性が会議に参加すると会議が長くなるなどの、本当に女性蔑視の話もありました。大きな話題になって、結局は辞職をしなければならないという状況までなりましたが、このジェンダー平等については、とても大事な問題だと思いますので、ぜひ検討していただきたい。 そして夫婦選択別姓については、どのように認識をしていますか。伺います。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 夫婦別姓の認識でございますが、日本では法律上、夫婦の別姓は認められておりません。婚姻の際には、一方が他方の性に変更しなければいけないという法がございます。現実には男性の氏を選び、女性が氏を改める例が圧倒的に多いことですが、女性の社会進出に伴い、改氏による社会的な不便、不利益を指摘されてきたなどの背景に、選択性夫婦別姓制度の導入を求める意見等も多くなっていると認識しております。 ◆5番(菊地君子議員) 糸満市としても、ぜひこの選択夫婦別姓については、ぜひ国にも申出をしていただきたいと思います。それを望む多くの声があります。 次に件名1に戻りますけれども、平和の尊さを発信するべきだと、私ずっと言ってきました。包含されると、非核も包含されると言いますけれども、碑には平和都市宣言としか書かれていません。非核があるとないとでは、大きな違いです。これについてもう一度答弁を求めます。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 この糸満市平和都市宣言につきましては、平成5年12月1日にも宣言されております。宣言する前に、糸満市平和都市宣言事業検討委員会というのを立ち上げてございます。その中でもいろいろ、非核平和都市宣言にするという要求等もあったんですが、結論から言いますと、平和というものを戦争や核兵器の核関連廃絶という視点だけではなく、これらを含めてもっと大きな視点で考えているということであります。それでも議員のほうには、今回だけではなくて何回かこういう質問をされていますが、先ほど答弁したように包含されているということで、今までの答弁を踏襲して進めていきたいと考えております。 ◆5番(菊地君子議員) 厚木市との交流があったときに、なぜ糸満市は非核を入れていないのかと、平和都市宣言だけなのかと、包含されているといつも言われていますと言ったら、えっ、なんで。非核も入れるべきじゃないのと。我が国は、唯一の被爆国ですよ。福島の原発の問題でも、私はあの状況は本当に悲惨だと思いました。原発から90キロ離れた地点で、90キロですよ。糸満から名護ぐらいですよ、離れたところでも表土の5センチを全部削らないといけないぐらいの悲惨な問題でした。核兵器も含めて、全世界の人口を1,000回以上殺すだけの核兵器が、今全世界にあると言われているんですよ。そういう中で、日本が核兵器廃絶に批准しない国だということで、私は実に情けないなと感じております。そういう中で、糸満市が今度當銘真栄市長の下で、非核平和都市宣言にするべきではないかと思いますが、市長はこのことについてどのように認識していらっしゃいますか。伺います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時45分)                              (再開宣告午後2時48分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市長(當銘真栄) 菊地議員の再質問にお答えさせていただきます。 先ほど、企画開発部長からも答弁ありましたけれども、平成5年12月1日に糸満市の平和都市宣言がなされています。この平和ということは、戦争や核兵器も完全廃絶といった視点だけではなく、広く大きな観点から捉えた宣言と理解しています。また当時の議会で全会一致でそれも議決をされているというものもお伺いさせていただいておりますので、それを尊重していきたいと思っております。 ◆5番(菊地君子議員) 非核については、今後検討していくおつもりはありませんか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 市長からも答弁されましたけれども、議会の議決、全会一致ということでございますので、その辺も尊重して、そのまま平和都市宣言で行っていきたいと考えております。 ◆5番(菊地君子議員) 次に移ります。小項目2、誰でもいつでも学べる環境で、地域デイ等公民館を積極的に活用している自治会はあるんですね。地域活性化事業等で対応できるとか、ほかの事業もおっしゃっていましたけれども、地域から要求があればやっていけるということでしょうか。伺います。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えします。 自治会から申請があれば、該当すれば活用ができるということでございます。 ◆5番(菊地君子議員) 自治会が複数重なってもできるということですか、伺います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時50分)                              (再開宣告午後2時52分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 補助金の交付の決定につきましては、対象者につきましては、前年度において補助金の交付を受けていない自治会に対し、優先的に交付することとするということになっております。 ◆5番(菊地君子議員) 今の答弁からすると、前年度交付を受けていない地域というのがほとんどだと思うので、申請をすればかなりの自治会は可能だと解釈したいと思います。 次に、主要施策のカについてです。農道から熊野鉱山に直接ユンボやトラックが出入りしていた道があるんですけれども、そこにもともと里道があったということは御存じですか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 市管理の里道だと認識をしております。 ◆5番(菊地君子議員) 里道というのは市の管理道路であり、市の財産ですよね。確認します。 ◎経済部長(兼城浩康) 議員のおっしゃるとおりでございます。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時54分)                              (再開宣告午後2時55分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆5番(菊地君子議員) この里道というのは市の財産ですから、農道から通じる熊野鉱山のあの正面の道ですね。あれは今、畑というか、そういうふうになっているということは実態として皆さん御存じですよね。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時56分)                              (再開宣告午後2時57分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 今、手元の地籍図で確認しているんですが、墓に通じる道路のほうには里道は確認しておりますが、農地法第3条で取得した農地の隣接地では里道を確認できません。 ◆5番(菊地君子議員) そこには里道があったと私は図面でも確かめましたが、正面ですよ、なかったですか。もう一度確認します。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時58分)                              (再開宣告午後2時59分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆5番(菊地君子議員) 私たちは、そこに里道がかつてあったと聞いているんです。本来、里道というのは市の財産ですよ。だから財産侵害だと思うんですね。この熊野鉱山の問題について、今、多くの紙面をにぎわせているんですけれども、この問題について、私12月定例会でも話をしました、訴えました。私の祖母の旦那さん、いわゆる祖父が兵隊に取られていって、あの地域で亡くなったことは明らかなんです。ところが遺骨を取りに行ったけれども、探せなかったと。それで仕方なくその地域の石ころを拾って、缶に入れて、今お墓に入っているのが実態です。多くの遺骨が眠るであろうあの戦没者も、命が多く失われ、いまだ遺骨の収集もできていない、そういう遺族の思いに反して、二度と拾うことのできない海底に、辺野古の埋立てに使われるということについてどう思いますか。これについては市長に答弁を求めます。 ◎市長(當銘真栄) 菊地議員の再質問にお答えさせていただきます。 まず議員の思いと一緒で、遺骨を最優先的に収集するのが先だと思っています。戦没者遺骨収集情報センターのほうで今対応させていただいております。まずはそこを先決にやっていただくというのが、市が今考えているところであります。 ◆5番(菊地君子議員) 遺骨収集が1年後に終われば、すぐに辺野古に持っていっていいですよとなるんですか。戦後、75年たった今でも、まだまだ拾えていないんですよ。それが遺骨収集が終われば、もういいですよということではないと私は思うんですよ。その遺族の本当に、多く犠牲を出したあの地を何で戦跡国定公園にしたのかということも含めて、平和の尊さを発信する糸満市でなければならないと思うんですよ。まして・・・・・・・・・・、多くの戦争で犠牲になった県民、兵士、この皆さんが眠る、この土地、この土が辺野古に使われるということについてどう思うかということを聞いているんですよ。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時03分)                              (再開宣告午後3時04分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 先ほど市長のほうからは、遺骨収集をきちっとしてもらいたいという答弁をいたしましたが、私のほうからは自然公園法の風致景観について、保護について少し答弁させていただきます。その場所につきましては、緑の稜線が備わっているということで、米須地域におきましては景観の重点地区でもあるということで、自然公園法の枠内ではありますが、県のほうにも緑化、要するに採掘中であってもその土地を緑化、あるいはできるだけ歴史の風景として保全を図る必要があるということで意見書も出していますので、その辺は県の判断になろうかと思いますが、市としては、その辺を、保全を意見しているということでございます。 ◆5番(菊地君子議員) 先ほどの里道の問題、正面ではなくても、有川中将のところに通じる道、あれも里道ですよね。これについて確認します。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをします。 議員がおっしゃる里道についても、市の管理する里道でございます。 ◆5番(菊地君子議員) その里道から、ユンボとかトラックとか通った跡があるんですよ。明らかにユンボが通った跡だなというのがあったりしてるんですね。その里道というのは、今、問題になっている熊野に出たり入ったりしているということについて、この里道はそういうことに使われるということは、おかしくないですか。どうでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 議員がおっしゃるこの里道の利用の方法は、里道は不特定多数の方が自由に利用できるものだと認識をしておりますので、今回この業者が占用していないというところは認識をしていますので、今のところは違法な使用ではないというふうに認識をしております。 ◆5番(菊地君子議員) その里道を利用して、そこからダンプやそういうのが出入りする、あるいはその里道の入り口にダンプが何台も待機しているという実態も写真で確認をいたしました。そういうことでは、誰もが利用できるじゃないんですよ。里道の入り口の前にダンプカーが四、五台も駐車されているんですよ。それで里道は市の財産と言いながら、これは財産侵害ではないかと私は思うんですけれども、これはどうでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 議員がおっしゃる占有しているような状態であれば、これはうちの、市の許可を得ないといけないと認識しておりまして、市がそのような占有しているところを確認できなかったことから、今、違法な使用だというふうな断定はできないということでございます。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時08分)                              (再開宣告午後3時08分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆5番(菊地君子議員) 私、ここでは熊野鉱山というふうにやりましたけれども、先ほどの伊敷郁子議員の答弁にもありましたが、里道について、誰が通ってもいいわけですよね。にもかかわらず立入禁止の札だったり、この里道そのものが拡張されている、形状が変わっているということは、図面と自分たちで見てもおかしいよねと思うのが幾つもあるんですね。そういうことについては、市の財産であるにもかかわらず、その業者が勝手に拡張したりとか何とかで、形を変えていいんですか。これは財産侵害には当たりませんか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 里道のほうの条例におきますと、形質変更は自由にはできないとなっておりますので、形質変状が認められた場合においては、現状復旧等の是正措置をしてもらうということで、先ほど郁子議員からも質問がありましたが、今後は市内の鉱山、そういった里道関係も調査していきたいと考えております。 ◆5番(菊地君子議員) しっかりと調査をした上で、その里道を誰もが通れるように。拡張されているので里道と、さらに拡張されているというのが実態なので、里道は里道で明らかにする必要が私はあると思うんですけれども、これについてはどうでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 このような実態はやはり調査していかないと、この辺は内容が分からないということがありますので、調査をしっかり行っていきたいと考えております。 ◆5番(菊地君子議員) ぜひこの里道の問題についても、しっかりと調査をして、かつてあったように回復をさせるということもぜひ検討していただきたいと思います。総合事務局にも私たちは要請をしましたけれども、この熊野鉱山、そして糸満市内の採石場の問題については、何としても市民の感情からも、県民感情からも許せないと、南部のこの土を向こうに持っていくことについて。ですからぜひ市ができることは何なのか、しっかりと明確にした上で対応していただきたいと思います。 最後になりますけれども、観光農園の活性化に向けてということで、先ほどはコーヒーの栽培とかということでありましたけれども、水耕栽培とかいろんな事業に展開ができるのでしょうか、伺います。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 コーヒー以外の作物ということで、今後は観光農園の活用方法等、いろいろ検討していくことになっておりますので、その中で検討もしていくことになると思います。 ◆5番(菊地君子議員) 例えば屠畜場の問題についても、県内ではもう該当するものがないということで国際基準に該当するところがないということで、屠畜場の問題もあるんですけれども。こういう施設が観光農園に入るということは可能でしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 その件については、事業者のほうから市のほうに提案もございました。ただ観光農園ですので集客も求めていると。また近くには学校があるということもありまして、その計画がすぐに受け入れられるかということは、ちょっと検討を要すると考えております。 ◆5番(菊地君子議員) 給食センターについて、最後に伺いたいと思います。 皆さん、給食センターについて広域化の問題もありましたけれども、とてもこれは大きな問題だと私は認識しております。広域化を本当に検討するんですか。絶対にやめるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 給食センターの広域化を検討するのかという御質問なんですが、令和元年度にできました給食センター基本計画、その中に示されている事項について再度調査していきたいと。その中で、先ほども申し上げましたけれども、財源が、事業費が30億円という多額の事業費を要しますので、その中で民間活力の導入あるいは広域化も含めて検討するということでございます。 ◆5番(菊地君子議員) 広域化について、事業費がかかるからといって、子供たちの食の安全を追求するという立場からも、本来は自校方式が望ましいと言われている中で、そういう中で広域化というのは論外だと思うんですが、いかがですか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁しましたが、多額の事業費を要するという中で、いろんな整備手法について検討するということでございます。 ◆5番(菊地君子議員) 多額の費用を要すると言いますけれども、物流センターについても市民会館についても、いろんな施設については多額の費用を要するんですよ。子供の食の安全を保障する教育の一環としての給食センターについて、多額の費用を要するから広域化というのは、当たらないと私は思います。もう一度検討頂きたいということを指摘して、質問を終わります。 ○議長(大田守) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時16分)                              (再開宣告午後4時05分) ○議長(大田守) 再開いたします。 先ほどの菊地君子議員の一般質問における発言について、会議規則第64条の規定により、その一部を取り消したいとの申出がありますので、発言を許します。 ◆5番(菊地君子議員) 先ほどの私の発言の中で、不適切な発言がありますので、その部分については取消しをお願いいたします。 ○議長(大田守) お諮りいたします。ただいま菊地君子議員から、先ほどの一般質問における発言について、その一部を取り消したいとの申出がありました。 取消しの申出を許可することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大田守) 御異議なしと認めます。 よって菊地君子議員からの発言の取消しの申出を許可することに決しました。なお今回の取消しに係る発言部分については、後刻議長において調整いたしたいと思いますので、御了承ください。 ◆14番(高江靖議員) 少々長めの休憩に入りましたが、市民の皆様、そして傍聴席の皆様、インターネット配信を御覧の皆様、こんにちは。2月までは90キロあった体重を、今定例会に向けてダイエットしまして、78キロまで絞ってきました。糸翔クラブ、高江靖でございます。一般質問に入る前に所見を述べたいと思います。新型コロナウイルスの感染拡大が市民の生活や経済活動、またいろいろな分野において予想外の影響を与えております。市民の生活、財産を守ることが行政の責務であり、行政の抜本的な取組によって早急な対策が要望されます。我が糸満市でも、新型コロナウイルス感染防止対策等に関する緊急対策事業(第7弾)が今定例会で審議されます。この危機を乗り越えるために、我々市議会も一致団結し、糸満市当局とともに6万2,000人市民のニーズに応えなければなりません。そして私、高江靖は昨年6月12日に、糸満市議会議員の当選証書を頂きました。それ以来、市議会議員としての使命を果たすために、私なりに努力を重ねてまいりました。その中で市民と対話することの大切さを実感しました。私の政治信条として今後とも市民に寄り添い、心の通った政治を目標としていきます。誰一人取り残さない糸満市づくりのため當銘真栄市長を支え、共に頑張ってまいります。それでは通告書に従い一般質問をいたします。 件名1、真壁前田原線について。小項目1、現在何%の進捗率ですか。 小項目2、未契約地主は何件ですか。 小項目3、供用開始に向けて予定どおり進んでいるか伺う。 件名2、地主不明で荒れ放題の空き地について。小項目1、市は市内の住宅地における実態を把握していますか。 小項目2、市はどのような対策を行っていますか。 件名3、真壁グスクの歴史的価値と観光資源としての整備について。小項目1、文化的価値の高い真壁グスクについて、市の評価を伺う。 小項目2、観光資源としての価値は高いと思われるが整備計画を伺う。 件名4、農村集落排水事業について。小項目1、補助事業の対象として認められているか伺う。 小項目2、個人負担に対する軽減措置について伺う。 小項目3、真壁地区における供用開始予定を伺う。 件名5、消防の広域化及び消防の連携協力関係について。小項目1、現状について伺う。 小項目2、今後の方向性について伺う。 件名6、市制施行50周年関連事業について。小項目1、記念式典や関連事業について基本的な考えを伺う。 小項目2、実行委員会において議論されている具体的内容について伺う。 小項目3、「市民提案型まちづくり事業」を活用して広く市民から要望を受け付ける等の市民協働による50周年事業とする考え方はないか伺う。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時12分)                              (再開宣告午後4時12分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆14番(高江靖議員) 件名2で「空き地」と言いましたが、「空き家」に訂正します。 質問席にて再質問させていただきます。 ◎市長(當銘真栄) 高江靖議員御質問、件名6、糸満市市制施行50周年関連事業について、小項目3についてお答えいたします。 小項目3、市民提案型まちづくり事業を活用して、広く市民から要望を受け付ける等の市民協働による50周年事業とする考えはないかについては、さきの12月定例会でも議員より提案がありましたが、既存の市民提案型まちづくり事業とは別に、50周年記念事業として企画しております。ワクチン接種の進捗状況を見ながら実施してまいります。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名3、真壁グスクの歴史的価値と観光資源としての整備について。小項目1、文化的価値の高い真壁グスクの市の評価についてお答えいたします。 真壁グスクは、字真壁の寺山と呼ばれる丘の上に石積みが残るグスクです。グスク頂上部からは周辺を見渡すことができる眺望の良好な位置にあります。グスク南東側には真壁宮を中心に多くの拝所があることから、今なお人々の心のよりどころとなっており、古くから今日まで人々の関心を引く重要なグスクであったことがうかがえます。市として真壁グスクは歴史的にも文化的にも重要なグスクであると認識しているところです。 ◎建設部長(大城拡) 御質問、件名1、真壁前田原線について。小項目1から3についてお答えいたします。 小項目1、現在の進捗状況ですが、地権者37名のうち29名の方と契約済みで、執行率78%となっております。なお現在2名の方と鋭意交渉中です。今年度末、全体事業費でいきますと4億400万円の事業費に対し約3億円を執行しており、執行率74%となります。 小項目2、未契約地主の件数は地権者8名であります。 最後に小項目3、供用開始に向けては、当初令和元年に完了を予定しておりましたが、用地交渉等が難航しており、現在は令和5年度の完成を目指し事業を執行しております。 次に御質問、件名2、地主不明で荒れ放題の空き家について、小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、市は市内の住宅地における実態を把握しているかについては、令和元年度に実施した糸満市空き家実態調査により、市内全域に323件の空き家を確認いたしました。 次に小項目2、市はどのような対策を行っているかについては、市民から苦情、相談等があった場合には、現場確認後、適正管理がなされていないと判断される空き家につきましては所有者等を特定し、適正管理を促す通知文を送付して対応しております。 次に御質問、件名3、真壁グスクの歴史的価値と観光資源としての整備について。小項目2、観光資源として価値は高いと思うが、整備計画についてお答えいたします。真壁グスクを含む真壁公園は、平成7年から平成10年までに都市緑地として整備された公園で、公園の高台には緑豊かな風景が眺望できる展望台や、南側には多目的に活用できる広場が整備されております。現在、公園の再整備については予定しておりませんが、真壁グスクは歴史的にも重要であると認識しておりますので、今後は市の財政状況やふさわしい補助メニュー等があれば検討していきたいと考えております。 ◎市民健康部長(島根辰也) 御質問、件名2、地主不明で荒れ放題の空き家について。小項目2、市はどのような対策を行っていますかについてお答えいたします。 空き地に繁茂し、放置されている雑草等の除去については、糸満市あき地管理の適正化に関する条例に基づき、空き地の管理者に対し不良の状態にならないよう通知をしております。なお状況によっては当該管理者に対し、直接指導・勧告を行っております。 ◎経済部長(兼城浩康) 御質問、件名4、農村集落排水事業について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。 小項目1、補助事業の対象として認められているかについては、令和3年度一部供用開始区域予定の字米須、字大度の一部において、各世帯からの農業集落排水施設への接続について、2種類の補助制度を予定しております。1つ目は、新築を除く排水設備工事に対し国庫補助事業を適用した糸満市農業集落排水処理施設接続促進事業の補助交付を予定し、2つ目は市が単独で行う糸満市農業集落排水処理施設早期接続促進事業として供用開始地区において同じく新築工事を除く排水設備工事に対し供用開始の日より2年間を限定とした上乗せ分の補助交付を予定しております。 次に小項目2、個人負担に対する軽減措置については、小項目1で述べた補助の内容としまして、国庫補助事業適用による補助制度においては、合併処理浄化槽で最大5万円、単独処理浄化槽またはくみ取式で最大10万円の補助とし、また市が単独で行う補助制度においては、合併、単独、くみ取式のいずれにも最大5万円を上乗せ補助する仕組みとなっております。また限度額25万円により排水設備工事に対する無利息での資金貸付けも予定しております。またこれは地勢上や農業集落排水処理施設との距離の関係で貸付限度額の範囲内で工事を実施することが困難であると管理者が認める場合、40か月以内の元金均等払いの範囲において、貸付限度額を最大50万円まで拡大することを可能とするなどの条件が加味されております。 最後に小項目3、真壁地区における供用開始予定については、現在真壁地区で実施、または令和3年度に実施を予定している工事を踏まえた場合、令和4年度の中盤以降になるものと考えております。 ◎消防長(福元毅) 御質問、件名5、消防の広域化及び消防の連携協力関係について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、現状については、沖縄県の消防広域化は過去に県域を1ブロックとする消防広域化を目指し協議を重ねましたが、将来的な財政負担の懸念等を理由に県域1ブロックによる消防広域化は困難との結論に至り平成24年3月に協議会は解散し、それ以降、消防広域化については進展がない状況が続いてきました。その後、全国で消防広域化の進捗状況が十分でないことから国は平成30年、市町村の消防の広域化に関する基本指針を一部改正し、広域化推進期限を令和6年4月1日まで延長しました。これを受けて県は令和元年9月、沖縄県消防広域化推進計画検討委員会を立ち上げ、県域1ブロックにとらわれず近隣または圏域をベースとした段階的な広域化や消防業務の連携・協力などを想定した、沖縄県消防広域化推進計画を今年度中に策定し公表する予定となっています。 次に小項目2、今後の方向性については、今後は沖縄県消防広域化推進計画の策定結果を踏まえ、消防広域化の推進及び消防連携・協力の実現に向けて取り組んでまいります。 ◎総務部長(福元信美) 御質問、件名6、糸満市市制施行50周年関連事業について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、市制施行50周年記念式典や関連事業についての基本的な考え方については、ワクチン接種が市としての最優先事項であり、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、記念事業の実施期間を市制施行記念日の12月1日を中心に令和3年度から令和4年度にかけて予定しております。 小項目2、実行委員会において議論されている具体的内容については、幹事会において承認された記念事業の決定や、コロナ禍において安全に記念事業を実施するために個々の事業実施期間、実施時期等について議論されております。 ◆14番(高江靖議員) 件名1から再質問させていただきます。 真壁前田原線ですね、この事業の中で現在拡張工事が終わった箇所に電柱が3本取り残されております。通行に支障を来しております。交通安全上の早急な移転を求めますが、当局の考えをお聞かせください。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 現場を確認しますと、電柱がまだ移設されていないということなんですが、電柱には沖縄電力とNTT及び民間通信社のケーブルが共架している電柱がございます。現在、各事業者と移設に向けての調整を行っている状況でございますが、最終的には移設については、ちょっと時間を要しますが夏頃を見込んでいる状況でございます。
    ◆14番(高江靖議員) 供用開始が当初は令和元年から大きく遅れまして、答弁を聞きましたが令和5年。当初の計画よりも大きく遅れていると。今後、この事業の完成に向けて、5年遅れているということでありますので、市長の決意をお伺いしまして、次の質問に移らさせていただきます。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 事業完了には、どうしても地権者の皆様方の御協力が不可欠でございます。今後も地元の協力を得ながら引き続き地権者の交渉に当たっていき、令和5年度の完成を目指しまして取り組んでまいります。 ◆14番(高江靖議員) ひとつよろしくお願いいたします。 続きまして件名2に行きます。現在、真壁区から、近隣住民から陳情を受けている案件がありますが御存じですか。伺います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 先日、真壁自治会のほうから、自治会長及び両隣の地主から連名の陳情がございました。早急に空き家、空き地についての住民環境に影響のないよう改善してくださいという内容の陳情でございました。 ◆14番(高江靖議員) 私も確認しに行きましたけれども、子供たちにとってはこういう家は幽霊屋敷としか思わないですね。それでそういう空き地の中に空き家があって、荒れ放題で草が伸びていると。ネズミがいれば確実にハブもいるということで、そういった発生等、衛生面や防犯面において大変危険な状況であるわけです。そこで当局に伺いますが、早急な解決策をよろしくお願いしたいんですが、答弁をお願いします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 今後、空き家増加の抑制のためには、条例制定が必要であると認識しておりまして、現在策定中の糸満市空家等対策計画がまとまり次第、来年度令和3年度になりますが、条例の制定を行いたいと考えております。 ◆14番(高江靖議員) 両隣の区民にとっては、とても危険な状態ということでありますので、一日も早い対策をよろしくお願いいたします。 続きまして件名3、先ほども教育委員会からも答弁がございましたが、歴史的な価値のある観光資源にもなる真壁グスクでもあります。私たち真壁区民の誇りでもあり、今後ぜひ整備に向けた取組をお願いしたいと思いますが、当局の考えをお願いします。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えします。 真壁グスクは、やはり真壁集落の寺山ですか、やはり南山グスクとも、遺産群でのグスクではないんですけれども、関連があると認識もしております。そこにある真壁宮においても、地域の人たちの拝所等にもなっており、先ほど答弁しましたように重要なグスクであると認識しております。ぜひふさわしい補助メニュー等があれば検討していきたいと思っております。 ◆14番(高江靖議員) ぜひ前向きに検討をよろしくお願い申し上げます。 続きまして件名4、12月定例会においても質問してまいりました。当局の誠意ある回答、感謝申し上げます。今後とも地域に寄り添い、この事業ができるだけ早急な実現に向けて最大限の取組をよろしくお願い申し上げまして、件名5に移らせていただきます。 件名5につきまして、私たち糸満市にとっては消防の広域化は市民の安心安全を守る立場から、必要な案件だと考えております。ぜひ消防広域化の推進及び消防連携協力の実現に向けて取り組んでほしいと思いますが、市長も議員時代、その広域化に関して取り組んでいたと思いますが、市長の見解を伺いまして、次の質問に移らせていただきます。 ◎消防長(福元毅) 再質問にお答えいたします。 消防広域化についてはスケールメリットと言って、大きくなることによるメリットがいろいろあります。例えば初動の消防体制、増援体制の充実、そういったところとか、現場到着時間の短縮、あと現場要員の増強、予防救急業務の高度化、専門化。高度な消防設備施設の整備、適切な人事ローテーションによる組織の活性化、有利な財源の活用等がメリットとして言われております。デメリットとしては、特にないということも言われますし、単独行政でやっているものが広域化することによって2つの市町村が広域化する形になりますので、そこら辺のものをメリット、デメリットという形で取るか取らないかはそれぞれの部分があるとは思いますが、そういったところがありますので、広域化については積極的に議論をしていきたいと。相手がありますので、議論をしていきながら進めていきたいということで考えております。 それから消防連携協力については、これも補助事業等の導入とかメリットがございますので、そこも含めて検討していきたいと思います。 ◆14番(高江靖議員) この消防広域化に関しましては、補助金が令和6年度まででしたか、そういうのもございますので、前向きに検討されてよろしくお願いいたします。 最後に件名6、市制施行50周年関連事業についてです。これは12月定例会でも、私、質問してまいりましたが、コロナ禍との兼ね合いで予算の張りつけがなされていない事業に関しては、コロナ禍が落ち着き開催が可能な環境になった場合、補正予算を組む必要があると思いますが、当局のお考えをお聞かせください。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 少なくとも令和3年度の前半におきましては、ワクチン接種等にかなりの助成も関わってくると考えております。その中で、やはり予算編成の中で50周年記念事業に関する予算につきまして、実行委員会等で協議をした結果の予算編成になっているかと思います。ただ状況を見て補正予算、もしくは令和4年度においての事業実施ということを検討してまいりたいと思っています。 ◆14番(高江靖議員) ありがとうございました。 最後になりましたが消防長、そして教育委員会総務部長、長い間お疲れさまでした。今後ともお元気でますますの健康と活躍をお祈りいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ◆7番(国吉武光議員) こんにちは。一般質問を始める前に、字句の訂正をお願いいたします。福祉行政について。「小項目3、生活保護を受給している方に判定に疑問がある方も見られる。不正受給の疑いのある場合」ということで訂正をお願いしたいと思います。不正受給「している方」とありますのを、これを「の疑いのある場合」ということで訂正をお願いします。 それでは一般質問を始める前に、私の所見を述べさせてください。市民及び傍聴席にいらっしゃる皆様、こんにちは。一般質問を行う前に、まず今年は東日本大震災から10年となり、被災3県で約614人の孤独死と見られる、災害公営住宅では増加傾向で、被災者の見守りやケア、コミュニティーの在り方が課題となっております。またコロナ感染が一向に終息が見えず、コロナ禍の中でワクチン接種で一縷の明るい日差しが差してきました。コロナウイルス感染症ワクチン予防接種を市民が接種し、一日も早く経済の回復を希望します。それでは通告書により一般質問を行います。市当局の誠意ある答弁を求めます。 件名1、教育行政について。給食センターは平成8年3月に全面改築を行ってきました。改築以来24年が経過し施設の老朽化を来し、過去には給食に異物混入したこともあり、父母には多大な御迷惑を来しました。今、建物の老朽化や設備の更新時期もあり、今回の糸満市立学校給食センターの基本計画検討委員会を設置した。12月定例会において教育委員会指導部長は、このように答弁をしているのです。「一旦立ち止まり近隣自治体と広域連携について議論を重ね、進捗状況を見ながら調整していく」、この答弁は矛盾していないか。同じ教育委員会が、前任の糸満市立学校給食センター基本計画書の答申を覆す答弁に、ただただ疑問があります。糸満市立学校給食センター基本計画検討委員会が時間と費用をかけ策定したものを、同じ教育委員会で議論したのか疑問です。どこの市町村に、前任が時間をかけて策定した計画書をほごにできるのか、委員の先生方に失礼ではないでしょうか。そこで次の点を伺います。小項目1、学校給食センターの建設時期について伺います。 小項目2、学校給食センター計画の広域化計画について伺います。 小項目3、学校給食センター基本計画作成までに要した時間及び費用について伺います。 小項目4、今後の学校給食センター建設に向けた調査費用について伺います。 小項目5、糸満市立学校給食センター基本計画検討委員会の答申をどのように考えているのか。 件名2、道路行政について。小項目1、市道アカサー線の整備について。ア、この道路は喜屋武から三和中学校への通学路で、子供たちは毎日自転車通学をし、自動車の往来で危険な道路であります。この道路の整備について、市当局はどのように考えていますか伺います。 件名3、福祉行政について。小項目1、コロナ禍の中で生活保護申請は増えたのか伺います。 小項目2、生活保護開始決定の判定は何を基準としているのか、内容について伺います。 小項目3、生活保護を受給している方に判定に疑問がある方も見られる。不正受給の疑いのある場合再度調査をしていますか伺います。 小項目4、生活保護受給世帯への訪問の際、電話連絡をしてから訪問すると聞いていますが、それは事実ですか伺います。 演壇での質問はこれで終わり、あとの再質問は質問席より行います。 ◎市長(當銘真栄) 国吉武光議員御質問、件名1、教育行政について。小項目4、今後の学校給食センター建設に向けた調査費用についてお答えします。 新年度に予定している学校給食センターPFI導入等可能性調査事業の予算は1,000万円であります。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名1、教育行政について。小項目1についてお答えいたします。 小項目1、学校給食センターの建設時期については、糸満市立学校給食センター基本計画書は令和2年3月に策定され、計画書の中での年次計画は令和2年度から順次用地交渉、基本設計、実施設計、建設工事と供用開始が令和6年を予定しておりました。現在、令和2年3月に策定した糸満市立学校給食センター基本計画書で示されているPFI導入可能性調査や施設整備に当たって遵守すべき法令等の調査など、基本計画書のレベルアップを行うとともに、広域化等を検討し、学校給食センターの効率的、効果的な施設整備、運営について調査検討を行う予定であります。そのため当初計画された課題を精査し、対応するため変更することも予想されます。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 御質問、件名1、教育行政。小項目2、学校給食センター計画の広域化計画についてお答えします。 新年度に予定している学校給食センターPFI導入等可能性調査事業の中で、令和2年3月に策定した糸満市立学校給食センター基本計画書で示されているPFI導入可能性調査や施設整備に当たって遵守すべき法令等の調査など、基本計画のレベルアップを行うとともに広域化等を検討し、学校給食センターの効率的、効果的な施設整備、運営について調査検討を行う予定であります。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 御質問、件名1、教育行政について。小項目3及び5についてお答えいたします。 小項目3、学校給食センター基本計画作成までに要した時間及び費用については、事務局を中心に4回の検討委員会を経て基本計画を策定しております。また費用につきましては調査委託料など約800万円でございます。 小項目5、糸満市立学校給食センター基本計画検討委員会の答申をどのように考えているかについては、答申については行われておりませんが、令和2年2月に庁議への付議事案として、糸満市立学校給食センター基本計画書について審議され承認されております。計4回の検討委員会で論議され策定された内容について、現在の給食センターの課題や方向性などが示されていることから、尊重すべきものと考えております。 ◎建設部長(大城拡) 御質問、件名2、道路行政について。小項目1、市道アカサー線について。ア、道路整備について市当局の考えについてお答えいたします。 市道アカサー線は喜屋武小学校裏門から琉球ガラス製造工場近くを結ぶ路線で、喜屋武、福地住民の日常生活に利用されているとともに、三和中学校への登下校に利用されている重要な路線でありますが、いまだ事業採択に至っておりません。今後、市の財政事情や現在整備を進めている他路線の進捗状況及び交通量の推移を見ながら、道路整備ができないか検討してまいります。なお当面の間は生徒の通学に支障が出ないよう定期的な除草を行い、交通安全が保てるよう維持管理に努めてまいります。 ◎福祉部長(平田徳明) 御質問、件名3、福祉行政について。小項目1から4までについて順にお答えいたします。 小項目1、コロナ禍の中での生活保護申請件数については、過去3年間の申請件数については平成30年度141件、令和元年度134件、令和2年度が1月末現在で120件となって、そのうちコロナウイルス感染症の影響による申請は6件となっております。また保護開始した件数は平成30年度が127件、令和元年度が120件、令和2年度は1月末現在108件となっており、コロナウイルス感染症関係の申請については6件全て開始となっています。 小項目2、生活保護開始決定の判定基準については、面接相談員による面接相談を行い、世帯の状況を聞き取りした後、申請書を受け付け、申請に基づきケースワーカーが世帯の収入や資産、扶養義務者からの援助の有無等について調査を行います。その後、国が定めた生活保護の基準である最低生活費と世帯の収入を比べて収入が最低生活費を下回っている場合には生活保護開始となります。 小項目3、不正受給の疑いのある世帯の再調査については、状況確認が必要な世帯については毎月の訪問のほか随時訪問、来所指示等により面談、事情聴取を行っております。 小項目4、生活保護世帯への訪問の際、電話をしてから訪問をするかについては、保護世帯の訪問については、定期的に行っていますが、就労をしている保護世帯は休みの日程などを確認するために電話をして訪問することはあります。 ◆7番(国吉武光議員) それではまず件名1から、教育行政のほうから行っていきたいと思います。 この給食センターの意義について、ちょっと確認したいと思います。学校給食センターの意義ですね、答弁お願いしたいと思います ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時55分)                              (再開宣告午後4時55分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 学校給食は、学校給食法を基に児童生徒の心身の健全な発達に資するとともに、学校給食を学校教育の一環と捉え、子供たちの心身の健全な発育に寄与するために、バランスの取れた栄養豊かな給食を提供し、食に対する正しい知識と望ましい食習慣を養うためという形で給食センターが、そういった意義があると理解しております。 ◆7番(国吉武光議員) それではこの糸満市の行政の組織の中で、この給食センターはどこのほうに位置していますか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時56分)                              (再開宣告午後4時57分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 給食センターは糸満市教育委員会、その中の指導部の管轄下の中にあるのが糸満市立給食センターでございます。 ◆7番(国吉武光議員) そうですよね。この組織図の中の位置図においては、給食センターは教育委員会ということになっております。私もこれは調べました。その中で、何で企画のほうがこれを取り扱っているのか、その部分が疑問であります。答弁お願いしたいと思います。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 なぜ企画がこの給食センターのPFIを扱っているかという御質問なんですが、今策定中である第5次総合計画において、持続可能な安定した財政基盤の確立というのがございます。その中でPFI等の推進が挙げられております。それで企画は次年度、今後多額の費用を要する公共施設につきましては、今後民間活力の導入も必要だろうということと、この活用する判断のために市全体が使えるPFIの導入の指針をまず策定したいということを考えております。その中で併せて給食センターについても教育委員会と連携を取りながら、PFI導入の可能性調査を行っていきたいと考えているところでございます。 ◆7番(国吉武光議員) それではまた確認しますが、このPFIは糸満市立学校給食センター基本計画書の中でもうたわれているんです。この中で、教育委員会としてはどのようなことで企画のほうに投げたのか。その辺のお話をできればお聞かせください。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 糸満市立学校給食センター基本計画書の中で、PFIについては実際に過去にこの検討委員会の中で論議され、実際にこの基本計画書の中に数々の文言が掲載されております。 ◆7番(国吉武光議員) 過去に論議されている中で、そこで企画がその辺を論議するということは、業務の越権行為じゃないですか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 先ほど企画開発部長からもございましたが、現実に給食センターの整備、建て替えは老朽化その他食物アレルギーとか、子供たちの安心安全を確保する上で本当に喫緊の課題で、早急に望む声があることを本当に重く受け止めております。しかしその反面、多額な建設設備費用が見込まれることから、民間活力という形の導入や広域化についてという形で調査して、給食センターの実効性ある実現のためにという形で論議を繰り返して、市長部局と連携しながら建設費用、また実効的な給食センターの建設を目指して取り組んでまいりたいと考えております。 ◆7番(国吉武光議員) 当然、これだけの給食センターを造るからには、より応分の金額というのは出てきます。これを全く教育委員会がやるべき業務を、この企画でやること自体が私は越権行為と見ております。もしその辺で皆さんが、いや、これはできませんからやってくださいというようなことで言っているのであれば、協議の中で、いついつ協議してやったということがあるのであれば、私はこれは認めますけれども。こういった協議もない中で、企画がやる、予算をつける云々というのは、800万円というのがいかに市民の税金を無駄に使っているかなんです。その辺について皆さんは、いとも簡単にこの計画を前教育委員会の先生方が携わって作成したこの計画書、それを全く無視するような形でやってしまうと、教育委員会って何なのということになってしまうんじゃないですか。その辺で、まず教育委員会から先に答弁するか、また企画が答弁するか、その辺はよろしくお願いしたいと思います。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えいたします。 まずこの基本計画書の28ページの整備事業方式について、4の2の整備方針の8において、学校給食センターの建設における事業方式は、従来の公設公営方式のほかPFI、民間資金におけるサービス提供等を今後検討していくことになると、しかしこれは県内ではPFIは現在実施している市町村はありません。全国的にはあるけれども、これはこの給食センターを造った後には、30年近くはそこでやっぱり給食を提供するということになりますので、確かに今PFIというのは、広く社会の中で実際に行われているということではないのかもしれませんが、第5次総合計画にもありますように、ぜひこの辺をまだ課題として残っていたこのPFIを、この基本計画は尊重し踏まえながら、そこの課題解決のためにやっていこうということでの政策、企画からの答弁と理解しております。また無視して白紙にしているということではありません。この計画書を踏まえて、その言葉が答弁で述べましたようにレベルアップとか、そういった意味で言っていると思います。 ◆7番(国吉武光議員) いろんな理由は、後づけで幾らでもできます。その中で、今、子供たちはどうなんですか。学校給食センターがこれだけ老朽化している中で、一日も早くということで、この委員会の先生方は、これは学校給食の観点から、それはそれで委員会を設けたわけですよ。PFIにおいても、教育委員会ができないレベルではないと思います。調査は可能だと思います。その辺でどうでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えいたします。 やはり先ほどこれからの持続可能な社会に向けて、ぜひPFI等、資金面で有効なことを検討していこうという答弁がありました。それを踏まえて、これから基準づくり等も含めて議論していく中で、給食センターにおける方向も、もしそのテーブルの上に乗せられるのであれば、その方向性もあるということで、現在計画を進めているところです。 ◆7番(国吉武光議員) 私が聞いているのは、教育委員会でこの協議はできるんじゃないのと聞いているわけですよ。必ずしも企画が云々ではないです。教育委員会の皆さんでもこれだけの能力があるんだから、それは十分可能でしょうと言っているわけですよ。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 このPFIについては、様々な御意見があると思うんですけれども、実際に過去検討委員会のほうで論議された中で、実際にこのPFIについては市長部局とともにやらないといけないということで、そういった基本計画書の中にPFIという形の文言が記載されているようなもので理解しております。 ◆7番(国吉武光議員) 今、指導部長のほうが企画のほうと、市長部局のほうと一緒にやらないといけないと。皆さん、教育委員会の先生方が時間をかけて要したこの時間を、どう捉えているんですか。これを無視するわけですか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃるように無視しているわけではございません。実際に4回の基本計画検討委員会で様々な意見が出て、実際に尊重されるべき意見だと考えております。先ほども答弁したように、早急に給食センターを造らないといけないという形の論議がなされておりますので、そういった部分からもこの検討委員会の皆さんの意見を尊重した上で、先ほど教育長が答弁したように、この基本計画を基にPFIを導入していくという形のもので理解していただきたいと考えております。 ◆7番(国吉武光議員) これは言い始めはどこですか、どなたが言い始めましたか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時08分)                              (再開宣告午後5時08分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 教育長や私、指導部長と市長部局のほうで連携しながら論議を重ねてきたという形で御理解していただければと思います。 ◆7番(国吉武光議員) この行政というのは継続なんです。政策変更云々ではなくて、前の委員会で決めたものは継続なんですよ。その辺をこんなしてひっくり返すようなことがあるとなると、全く教育委員会の答申を無視したような格好にしか見えません。そういったことで本当に教育委員会はいいんですか。 ◎教育長(幸地政行) この計画書の中の基本的なところを踏まえて、これを踏襲していきながら進めていくということに変わりはありません。ですから白紙の状態に戻していくということではありません。加えてこの整備に係る法令等は22も挙げられております。例えば都市計画法、建築基準法、消防法、あるいは水質汚濁防止法、廃棄物の処理等、様々なやはり市の政策、企画も含めて、その法令の遵守における給食センターの持っていき方をいま一度検討していくということで御理解願えればと思っております。 ◆7番(国吉武光議員) 今、あれこれ後づけで、逃げたように私は見えるんですけれども。この問題というのは、今、教育長がおっしゃったように処理水の問題もあると思うんですよ。こういったものがあるから、一日も早く造ってくれよと。子供たちの大事な食の安全のために、こういった異物混入とか、あるいはコロナ禍で子供たちの安全安心を考慮した形でこの委員会は設立したものと私は見ているんです。そういったもので、PFI云々というのは、これは教育委員会でもできます。またいろいろ今、教育長が言ったように都市計画法とか、汚水物の処理とか、それはその後でも構いません、できます。進めながら。全くその辺を後づけでやっていて、本当にこれでいいのかというのが私は疑問でならないです。お願いします。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 なぜ企画でこのPFIというのを調査をするのかという御質問なんですが、まずこれは委員会の中で、令和元年12月の委員会になりますが、令和元年12月24日に開催しております。その中で、事業費も30億円、財源をどうするのかという議論になりまして、その中でPFIのお話が出ております。その中で、今、糸満市というのはPFIという指針がございませんので、市全体の指針ですね。他市町村の事例を見ると、PFIを導入する場合は基本的な方針、指針、こういうのをつくって、個別のPFI導入に持っていくという方法でございます。それでこの委員会の中で、全体的な指針をつくるのであれば企画のほうですよねというお話も出ていますので、それを踏まえて今企画がまず全体の指針をつくって、その中で給食センターのPFIも調査していくということでございます。 ◎教育長(幸地政行) これは先ほどの法令等もありました。それから企画開発部長のほうからも説明があったとおりであります。これはやはり今回のこの大きな課題に対して、政策、企画の力も借りてやっていきたい。そして時期のことの話がありました。当然ながら早めに、新しいセンターを建築していくということは、早急に進めなければならないということで、それは一緒です。 ◆7番(国吉武光議員) 早急に進めるのであれば、この計画書を実行すべきです。今の計画書。PFI云々と言いますとさらに遅れます。子供たちは安全で安心な給食を求めているわけです、父母のほうは。それでいて皆さん方が、PFI云々ということで言っておりますが、このPFIというのは後でもできます。指導部長あたりで、皆さん委員会の優秀な職員もいらっしゃいますので、それは十分可能です。企画のほうにお願いするのは、いろんな法令とか、そういった整備の中で開発行為とかいろいろな問題が出てくるんですが、あれは後でいいんです。まずはこの給食センターの建築を早めに推進すべきだと私は見ています。 さらに確認します。総務部長、糸満市の行政の組織図で、これは給食センターは教育委員会に相当するということの話が今ありましたが、まだこの件に関しては条例改正とかやっていないですよね。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時16分)                              (再開宣告午後5時29分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎総務部長(福元信美) 国吉武光議員の再質問にお答えいたします。 先ほどの給食センターの改築に関することですが、給食センターは教育財産の一つになるかと思います。ただ地方教育行政の組織及び運営に関する法律、いわゆる地教行法によれば、その第22条で教育財産の取得及び処分は、市長がその事務を管理し執行することとなっておりますので、こちらに関してその給食センターの改築に関わる業務に企画のほうでも関わるということに関して問題はないかと思います。 ◆7番(国吉武光議員) 本当に寂しいですね。糸満市のこの行政、今、私たちはこんなゆがんだ形で行政をやってほしくない。ちゃんと事務分掌の中で、教育委員会がこの給食センターの事務をやるということがうたわれている中で、これをへ理屈を入れて、行政財産どうのこうの言っているんだけれども、こういうことを言ってしまうからいろんな問題が出てくるんですよ。その辺について、私は納得しませんが、とにかく先ほどからこのPFI、PFIと皆さん騒いでいるみたいですが、このものがいかなるものか。先ほど部長は指針をつくるということを言っていましたよね。この指針をつくるのにどれぐらいの時間を要しますか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 このPFIの指針を作成するのにどれぐらいの時間を要するかということですが、もしこの予算の議決が認められれば、次年度策定していこうと考えております。 ◆7番(国吉武光議員) こんなに早くできるんですか。やっぱりすばらしいね。行政というのは、ちゃんと段取りを踏んでやるべきことをやらないと、いろんな面でつまずきが出てくるんですよ。この辺はよく肝に銘じてください。 私たち、この給食センターをなぜこんなに急ぐかというのは、今の現状の給食センターを見てください。この辺、確認しましたか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時32分)                              (再開宣告午後5時33分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 今、議員がおっしゃった給食センターの現状ですが、いろいろ給食センターの状況も見させていただきますが、施設が老朽化しているというふうなものと、実際に改築によって継ぎ足し部分が多いとか、さらに調理器具とか施設の更新の時期を迎えているという部分と、さらに施設が狭いためという形で作業制限がかかっていて、材料選択や釜の数が当然少なくなりますので、調理メニューが限られてくるような状態とか、さらに食缶やバットの保管場所が狭いために少ないとかという形とか、さらに空調設備がないため、実際に温度管理が難しい現状とか、さらにウェットシステムがあるがゆえにドライシステムの移行を希望しているんですが、ウェットシステムなためぬれた場合に、本当に一つ一つ、1回1回掃きながらという形で、センター職員が苦労している現状もあります。そういった部分では、給食センターの職員が頑張っていただいて、本当に安心安全という形に配慮しながら気を使いながらやっている現状です。 ◆7番(国吉武光議員) 部長、この辺確認できたら一言お願いします。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 まず私も基本計画策定のときに委員でございました。その中で詳しく施設の課題等、それは非常に調査されております。私も以前から、議員からいろいろ老朽化の御質問もございましたので、現場は2度ほどは確認しております。 ◆7番(国吉武光議員) この基本計画書の中にも、部長の名前が載ってます。私たちが一番心配しているのは、最近の子供たちは食物アレルギー等、そういうものがあるものだから、これは早めに、一刻も早くこの整備をやらないといけないということを強く思っているものですから、私たちはこれは反対じゃないですよ、賛成です。この給食センターを造ることに関しては、一日も早くこの給食センターを建築するのが、本当に私たち市民、あるいはお子さんを持つ親などの大きな希望です、賛成しています。ただね、先ほどこのPFIのこういった調査してつくるということ、1年でできると言っているんですけれども、私はこれは1年では厳しいんじゃないかと見ています。皆さんがそのようにPFIにこだわっているのであれば、そのPFIをやるような業者がどこか決まっているのか。その辺、確認できるならお願いしたいと思います。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 先ほど1年と言いましたのは、この指針をつくるのが1年でありまして、これ導入という、サウンディングというのがございますが、その辺は聞き取りを行うということでございます。業者とかそういうのは全く決まっておりません。 ◆7番(国吉武光議員) 今頃業者が決まっていたら、大きな問題ですよ。それをあえて私は言ったんですけれども。多分、業者は決まっていないだろうと。こういった大きなもので、この学校給食センターの建築ということは、本当にどれだけ子供たちが望んでいるか。今、私も学校の評議員でもあります。その中で、栄養士といろいろ話をした中で、こういったものは早めに造ってくれという強い要望があったものですから、私はこの給食センターに関しては、ぜひ早めにお願いしたいということで、強く思っているわけです。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時38分)                              (再開宣告午後5時38分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆7番(国吉武光議員) この時期になって、広域化ということを言い始めておりますが、このメリット、デメリット、先ほど郁子議員のほうにも答えてあるんですが、私のほうでちょっと納得いかない部分があったものだから、再度答弁お願いします。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 広域化のメリット、デメリットということなんですが、まずメリットといたしましては、建築にかかる費用やランニングコストの財政負担の軽減が図られると想定されること。デメリットについては、周辺自治体との調整や住民との合意形成などに時間がかかり、建設計画が遅れることが予測されますということでございます。 ◆7番(国吉武光議員) 部長、言っているじゃないですか。こういった形で時間がかかると。おのずから話の内容が決まったような感じがしますが。とにかくこういったメリット、デメリット、いろんな面で当然行政が進める中で、そういったものは当然いろんな面から、角度から見てそういったメリット、デメリット、どれがやったら得になると。多く得になるような部分に流れていくのが行政、少ない予算でより大きな効果というのが行政の目的だと思うんですよ。 そこで皆さん先ほど、ちょっと私がこの広域云々、どうしても皆さん方にこの辺を知ってもらいたいのは、今までですね、この学校給食の中においていろんな不純物が紛れ込んだり、またあるいはこの機器の欠損でそこに入っていたものがあると思うんですよ。その辺は既に御存じだと思いますが、どうでしょうか教育長。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 議員がおっしゃるように、昨年度金属片が混入してという形で新聞報道された事例がございます。 ◆7番(国吉武光議員) この給食センターは、天井が高いと先ほど指導部長が言っておりましたが、その高さがあるがゆえにほこり等の落下が、本当に気を遣うぐらいそういったものが出てくる可能性があるんですよ。その中で、床がぬれた状態で、いろんな雑菌等が繁殖することも考えられるんです。だからそういったいろんな点を考慮したときに、どうしても今やらないといけないなという強い気持ちがあると思うんです。そういった点で、食の安全をどう認識しているのかというのを確認したいと思います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 今、議員がおっしゃるように子供たちの安心安全という形で、本当に急がなければいけないという形のもので理解をしておりますが、繰り返しの答弁にはなりますが巨額の資金が必要になります。そういった部分で民間活力の導入とか、さらに市長部局と連携をしながら現基本計画にのっとって調査をかけて、さらによりよい給食センターができるように努力していきたいと考えております。 ◆7番(国吉武光議員) 先ほどからおうむ返しみたいに多額の資金が必要だということをおっしゃっておりますが、当然これだけの給食センターを造るからには、それだけの投資は十分覚悟しないといけないです。当初、この資金がこれだけ確保できない中で、給食センターの確保というのは難しい部分があると思います。だからこういった点に触れるんじゃなくて、もっと建設的な意見で望めば、私はどうのこうの言いません、賛成します。ただこういうふうな状況がある中で、こんな答弁ではどうも致し方ないなと思います。 次に市長のほうにお願いしたいと思います。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時43分)                              (再開宣告午後5時43分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆7番(国吉武光議員) 市長、私も市長に対してどうのこうの責任を取りなさいとは言いません。ただ子供たちの食の安全を第一に考えたときに、立ち止まらず一日も早く給食センターを進めていくのが私は筋だと思っております。當銘真栄市長は公約でも言っているじゃないですか。市民に寄り添った行動を今すべきことですと、私は思っております。どうか市長、その辺を本当に市長の……。副市長、あるいは教育長の意見は別にして、市長の本当の真心のあれを聞かせてください。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時45分)                              (再開宣告午後5時45分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 先ほど来、この給食センターに関する広域化、PFIというものが結構出ていますけれども、できている基本計画書を私たちはほごにするということではないです。そこを主にしながら、今課題が上がっていますので、その課題も法令遵守も含めてさらにバージョンアップするような施設にできないかということを検討しながら、これから進めていくと。先ほどからあるように、施設の安全の確保は予算をつけて私たちはその方向にやっています。令和6年までは、子供たちの食の安全のためには予算もつけられていますので、さらに多少延びるのであれば、まず念頭に置くのは子供たちの安全を守るのが大重要課題ですから、そこは予算をつけながら、まず子供たちの安全はやっていきます。 先ほど教育委員会と企画の話もありますけれども、PFIに関しては指針をきれいにつくるということで、企画のほうに振っておりますけれども、これからPFIについては大きな建物、予算がかかる分野においては、どうしても市としてもPFIを導入しながらやらないといけない、これからの課題でありますので、それも含めて企画のほうに、その指針をつくるようにということでやっております。 ◆7番(国吉武光議員) 先ほどからPFI、PFIと言っておりますが、誰もね、この計画書の中でもPFIについては触れているんですよ。それでこれをやってしまったら時間がかかってできないと。先ほど私は、皆さんは給食センターの実情を確認しましたかというものをですね、この給食センターの汚水処理の問題でも本当にパンク状態です。それから床面も、天井も、いろんなほこりとかいろんなものが落ちてきます。そういう状況の中で、まだPFIでこの分を延ばすとなると、食の安全が本当に果たして保障できるかというところまで突き詰めていかないといけないと思うんですよ。だからそういった点もね、リーダーとして市長、市長の責任でもってこれは今の教育委員会で進めたこの基本計画書を進めるということで、再度答弁できればお願いしたいと思います。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 今現状も、委託業者が食の安全、子供たちの安全に関しては一生懸命頑張っております。確かに異物混入があったりとかはしていますけれども、それがないように企業のほうが一生懸命努力して、子供たちに安全な食を届けるために頑張っておりますので、これは引き続きまた頑張っていただきたいと思っております。 ◆7番(国吉武光議員) これは当然です。当然にね、職員は一生懸命いろんなものが、この異物混入がないようにと十分気を配っていろんな面から子供たちの食の安全については、十分過ぎるほど注意はしています。だからここで働く人たちの状況もまず見ないと駄目です。いかにしてね、先ほど部長が答弁したように、あのぬれた状態をこれではいかんということで、モップで水分を除いたりしている状況をね、大変なんです、重労働ですよ。この辺を早めにクリアするためには、まずこの計画書でもって進めるべきです。PFIは後で考えればいいです、進めながら。そういったことができれば、糸満市の子供たちの安全安心というのはかなえられます。先ほど言ったように、最近はアレルギーを持つ子供たちが結構いるじゃないですか、食物アレルギーを。そういった点を踏まえて、この基本計画書はつくられていますので、経費がかかるというのは当然だと思います。今までないものをさらに増やして造るんだから、これは当然経費がかかると思います。そういった点を考えていかないと、本当に糸満市の子供たちの食の安全というのを、今の状態では確保できません。どうか市長の判断で、ぜひこの給食センターの建設については、今まで以上にスピード感を持って対応をお願いしたいと思います。 私の一般質問を終わります。ありがとうございました。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守) 以上で本日の会議を終了いたします。                              (散会宣告午後5時51分)...