糸満市議会 > 2020-12-21 >
12月21日-06号

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  1. 糸満市議会 2020-12-21
    12月21日-06号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    令和2年第8回糸満市議会定例会会議録令和2年12月21日出席議員 21人1番 玉 村   清 君    2番 金 城   悟 君3番 上 原   勝 君    4番 浦 崎   暁 君5番 菊 地 君 子 さん   6番 伊 敷 郁 子 さん7番 国 吉 武 光 君    8番 金 城   敏 君9番 新 垣 勇 太 君    10番 金 城 一 文 君11番 玉 城 安 男 君    12番 玉 城 哲 郎 君13番 金 城   寛 君    14番 高 江   靖 君15番 西 平 賀 雄 君    16番 大 城 明 弘 君17番 金 城   敦 君    18番 徳 元 敏 之 君19番 金 城 幸 盛 君    20番 新 垣 安 彦 君21番 大 田   守 君欠席議員 なし 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。   市長     當 銘 真 栄 君    副市長    神 谷 和 男 君   教育長    幸 地 政 行 君    総務部長   福 元 信 美 さん   企画開発部長 徳 元 弘 明 君    市民健康部長 島 根 辰 也 君   福祉部長   平 田 徳 明 君    経済部長   兼 城 浩 康 君   建設部長   大 城   拡 君    水道部長   伊 敷   勝 君   消防長    福 元   毅 君    教育委員会  阿波根 庸 伸 君                       総務部長   教育委員会  與那覇 正 樹 君   指導部長本日の議事日程 日程第1 一般質問   ――――――――――――――――――――――――――――――                              (開議宣告午前10時00分) ○議長(大田守君) これより本日の会議を開きます。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守君) 一般質問を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆19番(金城幸盛君) おはようございます。まず字句の訂正をお願いいたします。件名1、新型コロナウイルス感染症に関する対策と支援策について。小項目1、「考えるがが」になっていますので、「が」を1字削除お願いいたします。それでは通告書に従いまして一般質問を行います。 件名1、新型コロナウイルス感染症に関する対策と支援策について。小項目1、就学援助制度について、新入学用品費の援助単価を引き上げるべきと考えるが見解を伺う。 小項目2、「ひとり親世帯臨時特別給付金」について。ア、本市における支給状況を伺う。イ、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した方への追加給付の申請及び支給状況を伺う。ウ、「糸満市ひとり親世帯臨時特別給付金」の支給状況を伺う。 小項目3、国の「ひとり親家庭等生活支援事業(相談支援事業)」を活用する考えがないか見解を伺う。 小項目4、国の「支援対象児童等見守り強化事業」を活用する考えがないか見解を伺う。 小項目5、インフルエンザ予防接種費用の助成可能な指定医療機関において、ワクチンの在庫不足により接種が受けられないとの相談が多数寄せられているが、本市の対応を伺う。 件名2、文化振興について。小項目1、「ミーカガン等、糸満の漁労具一式」の国重要有形民俗文化財指定に向けた今後の取組を伺う。 小項目2、南山城跡の国史跡指定に向けた今後の取組を伺う。 小項目3、「文化観光推進法」に基づく、文化・観光の振興、地域の活性化を目的とする国の「文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業」の活用について。ア、糸満海人工房資料館について、拠点計画を策定し、文化拠点としての機能強化を図るべきと考えるが見解を伺う。 件名3、SDGs(持続可能な開発目標)の推進について。 小項目1、本市におけるSDGsの取組を伺う。 小項目2、小中学校の「ユネスコスクール」加盟について見解を伺う。 小項目3、SDGsの環境や健康を守る視点から「無添加石けん」を導入する考えがないか見解を伺う。ア、市役所庁舎について。イ、小中学校について。 件名4、(仮称)糸満市文化・平和・観光振興センターについて。小項目1、ライブ配信に対応するために、撮影・配信機材を整備すべきと考えるが見解を伺う。 件名5、保育士の処遇改善について。小項目1、本市独自の処遇改善策として、令和2年3月定例会で提案した「保育士奨学金返済支援制度」創設について、検討の進捗状況を伺う。 件名6、市民サービスのデジタル化について。小項目1、親子健康手帳(母子手帳)アプリを導入すべきと考えるが見解を伺う。 小項目2、市立中央図書館の図書貸出し等に、スマホアプリを導入する考えがないか見解を伺う。 件名7、環境行政について。小項目1、自主財源の確保を図るため、指定ごみ袋に有料広告を掲載する考えがないか見解を伺う。 小項目2、不法投棄対策として、監視カメラを設置する考えがないか見解を伺う。 件名8、登下校時における児童生徒の安全確保と見守り強化について。小項目1、「動く防犯カメラ」として、社用車、自家用車等のドライブレコーダーの映像を警察に提供する「(仮称)見守り隊」を結成する考えがないか見解を伺う。 件名9、消防行政について。小項目1、消防本部にドローンを配備すべきと考えるが見解を伺う。 以上、壇上での質問を終わり、あとは質問席より再質問いたします。 ◎市長(當銘真栄君) おはようございます。金城幸盛議員御質問、件名1、新型コロナウイルス感染症対策と支援策について。小項目2についてお答えいたします。 小項目2、ア、本市における支給状況については、令和2年11月30日現在において1,132件、7,738万円を支給しております。 次にイ、追加給付の申請及び支給状況については、同じく11月30日現在において256件、1,280万円を支給しております。 次にウ、糸満市ひとり親世帯臨時特別給付金の支給状況については、同じく11月30日現在において841件、1,457万円を支給しております。さらに同給付金の再支給分を補正予算(第8号)で提案させていただきました。おかげをもちまして、12月16日の先議案件として本会議にて可決していただいたことから、同日付で再支給に必要な手続を行うことができました。再支給分につきましては、児童扶養手当の受給者など、申請が不要となる対象者については12月23日に給付金を振り込む予定であります。 残りの御質問に関しては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行君) 議員御質問、件名2、文化振興について。小項目1から3までについて順にお答えします。 小項目1、ミーカガン等、糸満の漁労具一式の国重要有形民俗文化財指定に向けては、ミーカガンやサバニ等を含めた漁労具一式を国指定に向けて令和3年度から基礎資料の収集及び調査を実施する予定です。 小項目2、南山城跡の国指定に向けた今後の取組については、令和3年度に国指定申請書案を作成し、文化庁及び沖縄県教育委員会との内容確認等を予定しています。指定申請書案に特に問題がなければ、令和3年度中の指定申請書の提出を予定しています。 次に小項目3、文化観光推進法に基づく国の補助事業の活用、ア、糸満海人工房資料館を文化拠点として機能強化を図るべきではないかについては、文化観光推進法は、文化の振興を観光の振興と地域の活性化につなげ、これによる経済効果が文化の振興に再投資される好循環を創出することを目的に制定されたものです。同法は、本年4月17日公布、同5月1日に施行された法律です。同法に基づく事業の具体的内容を確認しながら、今後調査検討していきたいと考えています。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹君) おはようございます。御質問、件名1、新型コロナウイルス感染症に関する対策と支援策について。 小項目1、新入学用品費の援助単価の引上げについてお答えいたします。就学援助については、これまでも拡充を図ってまいりました。平成27年度にはそれまでの認定基準、生活保護基準の1.1から1.2へ。また平成28年度には収入認定基準を見直した結果、平成27年度認定率13.4%から令和元年度認定率17.6%に上昇し、決算額についても平成27年度5,253万3,000円から、令和元年度8,046万円の増額になっております。就学援助の拡充については今後の財政状況等も勘案しながら、関係部局と調整を図ってまいりたいと考えております。 続きまして御質問、件名3、SDGs(持続可能な開発目標)の推進について。小項目2、小中学校の「ユネスコスクール」加盟への見解についてお答えいたします。現在、市内の中学校では沖縄県教育委員会からESD(持続可能な開発のための教育)の研究指定を受けて、授業の中で環境、貧困、人権、平和といった様々な社会問題について、自らの問題として捉え、それらの課題解決につながる価値観や行動を生み出すことにより、持続可能な社会づくりの担い手を育む教育を実践しております。ユネスコスクールは、ユネスコ憲章に示されたユネスコの理念を実現するため、平和や国際的な連携を実践する学校で、文部科学省及び日本ユネスコ国内委員会では、ユネスコスクールをESDの推進拠点として位置づけております。そのため既にESDを実践している学校に対して、今後、ユネスコスクールの導入を促しながら、他の学校においてもESD、ユネスコスクールの実践に向けて周知を図っていきたいと考えております。 続きまして御質問、件名3、SDGs(持続可能な開発目標)の推進について。小項目3、SDGsの環境や健康を守る視点から、「無添加石けん」の導入、イ、小中学校についてお答えいたします。現在、市内の中学校ではESD(持続可能な開発のための教育)の研究指定を受けて、様々な社会問題を題材に、問題提起と課題解決について、生徒自ら考える授業を実践しており、平成30年度から実施している海洋教育とも関連づけながら、環境問題についても取り上げています。100%無添加石けんについては、製造メーカーの広報誌によると、川や海に流れても短時間で水と二酸化炭素に分解され、石けんかすは微生物の栄養源となり、最終的には魚の餌となるとの説明がなされております。無添加石けんを通じて環境問題、SDGsの実践につながる契機になるのではないかと考えております。今年度は新型コロナウイルスの感染拡大防止のための補助金もあり、補正予算も含めて各学校に予算配分する予定になっております。各学校に対して当該予算も活用しながら、無添加石けんの導入について周知を図っていきたいと考えております。 最後に御質問、件名8、登下校時における児童生徒の安全確保と見守り強化について。小項目1、ドライブレコーダーの映像を警察に提供する見守り隊の結成についてお答えいたします。社用車、自家用車のドライブレコーダーの映像を警察に提供するドラレコ見守り隊が各地で誕生しております。車両に搭載されたドライブレコーダーを動く防犯カメラとして活用し、事件、事故の早期発見につなげることを目的としており、協力していただける企業に見守り隊を証するステッカーを提示してもらい、事件、事故が起きた場合、警察へ情報提供する仕組みになっております。糸満市教育委員会、糸満市青少年育成市民会議のほか、関係団体参加の下、11月17日、18日の両日、市内各小学校の通学路の安全点検と防犯パトロールを実施したところです。児童生徒の安全確保を図るためには常日頃から学校、地域住民等が子供たちを見守り、事件、事故に巻き込まれない環境を構築することが必要であると考えております。引き続き、学校、行政、地域が連携して、児童生徒の安全確保を図るとともに、ドライブレコーダーの活用についても既に実施している自治体を参考に調査、研究してまいりたいと考えております。 ◎福祉部長(平田徳明君) おはようございます。御質問、件名1、新型コロナウイルス感染症に関する対策と支援策について。小項目3及び4についてお答えいたします。 小項目3、国のひとり親家庭等生活支援事業(相談支援事業)の事業の内容として、相談支援事業、家計管理・生活支援講習会事業、学習支援事業、情報交換事業等となっており、ひとり親家庭等に対する支援施策をまとめたリーフレットに係る経費にも活用することができるとのことであります。本市では、現在、ひとり親家庭の支援として、糸満市マザーズスクエアいいまぁるにおいて住宅支援のほか、就労支援、生活支援、子育て支援等トータルサポートを行っておりますが、ひとり親家庭への支援施策の拡充は必要と考えておりますので、当該事業の活用に向けて関係機関との調整を図ってまいります。 小項目4、国の支援対象児童等見守り強化事業の事業の内容として、子供の状況把握や食事の提供、学習・生活指導等を通じた見守り活動に係る経費を補助するものであります。県外の市町村においては、当該事業を活用して生活状況等の確認や見守りなどの支援に結びつける取組を展開していることから、既存事業とのすみ分けなども含めて関係機関との調整を図ってまいります。 御質問、件名5、保育士の処遇改善について。小項目1、保育士奨学金返済支援制度創設の進捗状況についてお答えいたします。議員が提案された保育士奨学金返済支援制度の創設については、保育士の確保に有効な事業であると考えています。現在、新年度に向けた実施計画を作成し、事業化が可能か調整中でございます。しかしながら、現時点で活用できそうな財源が見つからないため、沖縄県待機児童対策協議会や沖縄振興拡大会議において、国や県の予算確保について要望書を提出し、歳入の確保に向けて取り組んでいる状況でございます。 ◎市民健康部長(島根辰也君) おはようございます。御質問、件名1、新型コロナウイルス感染症に関する対策と支援策について。小項目5、インフルエンザワクチンの在庫不足により、接種が受けられない相談への対応についてお答えいたします。 季節性インフルエンザワクチンの接種が今年度10月より順次開始されましたが、新型コロナウイルス感染症との同時流行を警戒して、インフルエンザ予防接種を希望する人が例年以上に増加しており、また県内各市町村による助成もあり、例年より接種希望者が増え、11月中には助成可能な指定医療機関においてワクチンの供給が追いつかない状況となっております。市におきましては、令和2年12月4日に沖縄県知事宛て、「季節性インフルエンザ予防接種ワクチンの追加供給等に関する要請」を提出し、12月9日に當銘市長が直接、必要な方が予防接種を受けられるような対策の実施についてお願いしております。 次に御質問、件名6、市民サービスのデジタル化について。小項目1、親子健康手帳(母子手帳)アプリの導入についてお答えいたします。母子手帳アプリは、紙の親子健康手帳(母子手帳)と並行して利用するサービスで、携帯端末で手軽に妊娠、子育ての記録や健診結果、予防接種のスケジュール管理等ができます。また自治体が配信する情報を受け取ることもでき、地域の子育て情報が気軽に確認できることで必要なサポートを受けることもできます。本市におきましても、今年度妊娠から子育てまでを切れ目なく応援する目的で、子育て世代包括支援センターを開所しましたので、御質問の親子健康手帳(母子手帳)アプリの導入について、今後関係課とも調整し、検討していきたいと思います。 最後に御質問、件名7、環境行政について。小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、指定ごみ袋の有料広告については、導入による自主財源が見込まれますが、導入する場合の費用対効果などメリットやデメリット等を総合的に判断し、慎重に実施すべきものと考えております。また、導入している市町村の事例等を参考に、今後、調査、研究していきたいと考えております。 次に小項目2、不法投棄対策としての監視カメラの設置については、有効な手段であると認識しておりますが、現在は設置しておりません。令和2年度より沖縄県において不法投棄等監視カメラの貸出制度が開始されており、同制度の活用について県と調整してまいります。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) おはようございます。御質問、件名3、SDGsの推進について。小項目1、本市の取組についてお答えいたします。 SDGsは、地方自治体の行う各種施策、事業が一定の貢献を果たすことが求められていると認識しております。また沖縄県におかれても、昨年、沖縄県SDGs推進方針を決定しております。そのことも踏まえ、本市において令和2年度中に策定予定の第5次総合計画基本計画の中でSDGsの推進を各施策に位置づける予定で作業を進めているところです。 次に御質問、件名4、(仮称)糸満市文化・平和・観光振興センターについて。小項目1、ライブ配信に対応する撮影・配信機材の整備についてお答えします。ライブ配信とは、舞台で展開されているライブやイベントをビデオカメラで撮影し、リアルタイムでパソコンやスマートフォンなどで視聴できるようにするテレビ番組の生放送と同様なものをインターネットを通じて行うことを言います。ライブ配信には、インターネット環境とビデオカメラやパソコンの機材が必要となります。インターネット環境については、施設全体に無線LANが整備されるほか、大ホール、会議室、活動室には接続安定性に優れる有線LANを整備します。映像撮影のためのビデオカメラ、ネット配信のためのパソコン等の精密機器の整備につきましては、ライブやイベントの内容によって必要な機器の幅が広く、備える機材が多くなること、最新の機器をそろえても技術革新によりすぐに陳腐化することなどの問題があります。他のホールを参考に必要性を精査しながら整備していきたいと考えております。 ◎総務部長(福元信美さん) おはようございます。御質問、件名3、SDGs(持続可能な開発目標)の推進について。小項目3、SDGsの環境や健康を守る視点から「無添加石けん」を導入する考えがないか。ア、市役所庁舎についてお答えいたします。 市庁舎内のトイレには固形石けんのほか、新型コロナ感染症対策として液体洗剤を設置しております。議員がおっしゃるようにSDGsの推進は世界的な目標であると認識しております。本市も設置する洗剤等については、多くの市民が来庁することを踏まえ、できるだけ環境に配慮した生分解性が高いもので、低刺激で負担の少ない製品を選定しています。議員御提案の無添加石けんについては、コロナ禍で安定的に洗剤を供給することが最優先ですので、無添加石けんの導入については今後臨時交付金の活用を含め検討してまいります。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) おはようございます。御質問、件名6、市民サービスのデジタル化について。小項目2、市立中央図書館の図書貸出し等にスマホアプリを導入する考えはないかについてお答えいたします。 議員御提案の図書館アプリについて確認したところ、福井県鯖江市図書館で導入されており、図書貸出カードの情報をスマホに転載し、図書貸出カードを忘れた場合でもスマホの画面上のバーコードを読み取ることで本を借りることができる機能を持ったアプリです。また、本の予約や蔵書検索、読んだ本の管理もできる機能もあります。現在、糸満市立図書館では利用カードを発行しておりますが、カードを忘れた場合でも本人確認後、図書の借入れが可能です。また図書館のホームページから登録していただくと、本の検索や貸出ランキング一覧、本人の貸出状況等(タイトル、返却予定日、貸出延長等)を閲覧することができます。議員御提案のアプリにつきましては、現在、図書館において提供しているサービス以上に可能なサービスがあるかなど、詳細について把握していませんので、今後導入の可否について、調査研究してまいります。 ◎消防長(福元毅君) おはようございます。御質問、件名9、消防行政について。小項目1、消防へのドローン配置についての見解についてお答えいたします。 今年度、ドローンを操縦するための講習会に4名の職員を派遣し、次年度以降も職員を講習会へ派遣できるように予算を要求しております。また、機体に関しては、政策推進課から1機を借用し訓練をしている状況であります。 ◆19番(金城幸盛君) それでは件名1から確認をしていきたいと思います。 まず件名1、新型コロナウイルス感染症に関する対策と支援策について。小項目1の就学援助制度新入学用品費の援助単価引上げについてお伺いをいたしたいと思います。先ほどの答弁、教育委員会に頑張っていただいて、これまでも様々な拡充をしてきているところは承知をしております。しかしながら、先ほどの答弁、非常に苦しい答弁だったなというふうに率直に思っております。糸満市を除く、県内10市の準要保護の新入学用品費の援助単価は、那覇市、浦添市、名護市、沖縄市、うるま市、宮古島市、南城市の7市が国の平成29年度予算単価である小学校が4万600円、中学校が4万7,400円となっております。残りの3市についても、国の平成29年度予算単価よりは低い援助単価とはなっておりますが、本市よりはこの援助単価は倍以上となっており、援助単価は高い状況がございます。ちなみにお隣の八重瀬町の援助単価は小学校4万600円、中学校4万7,400円となっております。この糸満市の新入学用品費の援助単価についてお聞かせ頂きたいと思います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹君) 再質問にお答えいたします。 議員御質問の新入学児童生徒学用品費ですが、糸満市は小学生が1万円、中学生が1万5,000円でございます。 ◆19番(金城幸盛君) ほとんどの市が平成29年度の国の援助単価引上げを受けて見直しをされています。全国的にも文科省が示している調査の結果によると、平成30年度の援助単価について、平成29年度の引上げを受けて、29年度単価以上のところは、全国1,766自治体の回答の中で85%がもう既にこの援助単価となっております。沖縄県においても、この11市の中で最低の援助単価、小学校1万円、中学校1万5,000円というのは非常に大変な問題ではないかなというふうに思います。一般社団法人ランドセル工業会が調査しました、2020年のランドセルの購入金額の平均がございます。これが5万3,600円でございます。この1点を見てもですね、小学校1万円というのは妥当な金額とは到底思えません。また、今回質問するに当たりまして、市内中学校6校の、1つ、制服(夏・冬)、2つ目がジャージ、3つ目が体育着の購入金額を調べました。6校の平均購入金額は、男子で4万5,753円、女子で4万7,008円です。本市の援助単価は中学校1万5,000円というのは、購入金額平均にもほど遠い現状がございます。国の、平成29年度援助単価、中学校4万7,400円は、少なからず近い金額となっています。教育委員会も、これ以上は多分答弁難しいのかなというふうに思いますけれども、市長、今我々はこのコロナ禍という厳しい難局に直面しております。市民の皆様は必死に今を耐え忍び、苦難に負けまいと歯を食いしばり、懸命に日々を過ごしています。そんな市民に寄り添い、支え、力になるのが、この議場にいる私たちの務めであると思います。子供たちが笑顔になるために、また希望を持って入学できるよう、この新入学用品費の援助単価引上げについて御検討頂けないか、御答弁頂きたいと思います。 ◎市長(當銘真栄君) 幸盛議員の再質問にお答えさせていただきます。 この件につきましては、今後教育委員会と調整させていただきたいと思っております。 ◆19番(金城幸盛君) ぜひともですね、調整、また御検討をですね、財政も含めて調整が必要になってくると思いますけれども、できるならば、令和3年度入学前支給が可能となるようなスピード感を持った御検討をぜひともお願いを申し上げたいと思います。 次に小項目2のひとり親世帯臨時特別給付金について、イのほうを確認したいと思います。新型コロナウイルス感染症の影響による収入が減少した方への追加給付についてでございますけれども、まずこの追加給付の大事なポイントについて3つございます。まず1つ目が追加給付は、申請書の提出のみで添付書類は必要ありません。2つ目が収入の減少額や減少割合に一律の基準はございません。3つ目、内定が取り消された、就職活動に影響があったなど、新型コロナウイルス感染症の影響がなければ得られていたはずの収入が得られなかった場合も対象となります。この3点について、ぜひともしっかり周知をするなど、きめ細やかな対応で、本当に支援を必要とするひとり親家庭に支援が届くように強く要望いたしたいと思いますけれども、御見解頂きたいと思います。 ◎福祉部長(平田徳明君) 再質問にお答えいたします。 ひとり親世帯の臨時特別給付金の申請が必要な方々に、どういう形で周知をするかということなんですが、先ほど3つの要件がございました。公的年金受給や所得の急変、それから申請が必要な方々については、今後も周知を図っていきたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) ぜひとも周知をお願いしたいんですが、今の多分、基本給付とごちゃ混ぜになっていると思いますので、追加給付の部分ですので、しっかり御対応頂きたいと思います。独立行政法人労働政策研究・研修機構が11月に行ったひとり親家庭の緊急調査によりますと、この年末に向けて暮らし向きが苦しいと回答したひとり親家庭は約6割に上り、直近の1か月間に必要な食料が買えなかったことがあったとの回答が4割近くと、このコロナ禍の影響により深刻な状況となっております。先ほど市長から御答弁頂きまして、再支給については23日までに支給ができるということで、本当に事務方の皆さんにとっては大変な作業もあるかもしれませんけれども、しっかりですね、この必要なひとり親家庭に届けられるよう御尽力を頂きたいというふうに思います。 次にですね、小項目3のひとり親家庭等生活支援事業の活用についてでございますけれども、これについてもぜひともひとり親家庭に必要な情報が届けられるように、これは国の補助メニューですのでしっかり御活用頂いて、お願いを申し上げたいと思います。 次の小項目4の支援対象児童等見守り強化事業、これについては、国の補助が10分の10となっておりますので、これはぜひとも活用頂きたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 次に小項目5に移ります。インフルエンザ予防接種費用の助成可能な指定医療機関においてですね、このワクチンの在庫不足により接種が受けられない件についてでございますけれども、現時点で接種できた方はどれぐらいなのか。また指定医療機関以外で受けた方へは助成できないか、この点についてお伺いをしたいと思います。
    ◎市民健康部長(島根辰也君) 再質問にお答えいたします。 糸満市が助成を行っている妊婦と中学生以下につきましては、11月末で4,145件であり、約2割となっております。糸満市の指定医療機関以外でも助成できるようにという話ですが、指定医療機関以外でも助成できるよう、償還払い対応について検討しております。 ◆19番(金城幸盛君) ぜひともですね、このワクチン不足については市ができるところはなかなかないのかなと思うんですけれども、こういった指定医療機関以外でも償還払いの対応で助成ができるなど、こういった対応をぜひともお願いしたいと思います。その上で、やはりこれは早急に市の方針を明確にしていただいて、運用改善を図っていただきたいと思います。また、この償還払いの方法ですね、これについて周知を速やかに行っていただきたいと思いますけれども、この点について強く要望いたしますが、御見解を頂きたいと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 再質問にお答えいたします。 今、償還払い対応について検討しており、取り急ぎ対応していきたいと考えておりまして、また周知についてもしっかりと周知していくように取り組みたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) 次に件名2の文化振興について。小項目1、ミーカガン等、糸満の漁労具一式の国重要有形民俗文化財指定についてお伺いしたいと思います。 この指定については市長が文部科学省文化庁に直接要請したことで、鰐淵洋子文部科学大臣政務官より国の文化財指定に向けて全力で応援、支援するとの回答を引き出すとともに、今後、文化庁から調査のための調査官派遣の検討がなされるなど、糸満の漁労具一式の国指定に向けて、この突破口を開いた、風穴を空けたことは大変に意義深いことであり、市長の決断、迅速果敢な行動に敬意を表するものであります。そこで市長、改めて糸満の漁労具一式の国指定に向けた御決意をお聞かせ頂ければと思います。 ◎市長(當銘真栄君) 再質問にお答えさせていただきます。 去る9月30日に文部科学省を訪問し、鰐淵洋子政務官に要望書を手渡しております。ミーカガン等漁具一式資料としての指定と国指定に向けての調査、資料作成に係る支援の要望をしてまいりました。鰐淵政務官からは議員がおっしゃるように全力で応援するとの力強い発言もありました。また文化財担当の専門官からは国指定の可能性は十分にあるというお言葉も頂きました。糸満の漁業資料として種類ごとに過不足なく収集し、まとまりとして整理していくことが重要であるというお言葉も頂いております。こういう提言を受けましたので、今後は糸満の漁労具一式の国指定に向けて、基礎資料の収集及び調査を進めてまいります。初年度となる令和3年度はサバニ及び関連漁具類の調査を実施する予定でもあります。一日も早い漁具資料の国指定を目指して取り組んでいく所存であります。関係者の皆様にも御理解と御協力をお願いしたいと思っています。 ◆19番(金城幸盛君) 要請の模様などについては沖縄タイムス、琉球新報にも大きく報道され、方言ニュースなどのラジオ番組などで紹介されるなどし、多方面に大きな反響となっております。今議会においても、文化振興に資する質問が多く出るなど、文化の風薫る議会となっております。糸満の漁労具一式の国の文化財指定、南山城跡の国史跡指定に向けた機運をさらに高めるため、文化庁の協力を頂き、シンポジウム等を開催する考えがないか、教育委員会に伺いたいと思います。 ◎教育長(幸地政行君) 議員の再質問にお答えいたします。 今回の国指定等に関するシンポジウムの開催、考えてほしい旨のことで、今後ですね、市当局、それから教育委員会関係部課で調整し、また検討していきたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) 今後、糸満の漁業の全体像が分かる資料群として調査をし、糸満の漁労具一式としてまとめていくわけですけれども、どういった漁労具が想定をされ、調査対象となる漁労具は何点ほどになるのかお伺いをしたいと思います。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 現時点ではサバニ、フー、フーバシラ、ウェーク、イカシ、ミーカガン、ユートゥイ、アギヤー網、パンタタカー網等を想定しています。また、点数については全体の数量等の把握ができていない状況です。 ◆19番(金城幸盛君) 文化庁も糸満海人の漁業が一括で分かる資料として後世に残すことは大変重要であるとし、調査への助言や支援等についても検討を頂いているところでございます。その上で、本市の国指定に向けた人員の配置であるとか、予算措置など、体制整備が求められてまいりますが、この点について御見解を頂ければと思います。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 漁労具の国指定に向けて、関連調査や関連資料等の収集整理が必要となります。人員配置や財政措置については大きな課題ですから、議員から御提案のあった文化観光推進法のメニューが活用できないか検討していきたいと考えます。 ◆19番(金城幸盛君) 今おっしゃっていただいた小項目3の文化観光推進法に基づく国の文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業を活用した、糸満海人工房資料館の文化拠点としての機能強化についてでございますけれども、この事業は令和2年施行された文化観光推進法に基づく事業で、令和2年11月現在、15の拠点計画と10の地域計画が国の認定を受けております。計画を策定し、認定を受けることによりまして、国から予算上の措置等の支援がございます。例えば文化資源の調査研究、文化資源のデータベース化、鑑賞しやすい展示改修、専門人材確保等々も補助対象経費として国が3分の2を補助します。残り3分の1の地方負担分についても、特別交付税措置が図られます。本市が国指定を目指す上で、これは積極的に活用すべき事業と考えますが、令和3年度、糸満海人工房資料館の拠点計画を策定し、国の認定を目指す考えがないか、改めてお伺いをしたいと思います。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 文化財の指定を目指すわけですから、今後様々な調査費用とか財政上の負担が出てくると思います。こういった国の財政支援が受けられる場合、非常に迅速に進むと考えますので検討してまいりたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) 次、件名3のSDGs(持続可能な開発目標)の推進について。小項目1の本市におけるSDGsの取組についてお伺いをしたいと思います。 SDGsは、地方創生の強力な推進力となります。糸満市は、先ほど答弁頂きましたけれども、糸満市第5次総合計画に、ぜひともSDGsを反映頂きたいと考えます。その上でSDGs推進会議、推進本部等を設置する考えがないかお伺いしたいと思います。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 再質問にお答えいたします。 SDGsの推進会議、推進本部の組織を設置する考えはないかの御質問ですが、まずは、この総合計画の推進体制を含め、機構改革を検討してまいります。SDGsの推進組織につきましては先進地の事例、メリット、デメリット等の状況を確認し、さらなる強化の必要性を含め、研究していきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛君) 内閣府地方創生推進室がSDGsの達成に取り組んでいる都市を選定する、SDGs未来都市を目指す考えがないか伺いたいと思います。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 再質問にお答えいたします。 SDGsの未来都市を目指す考えはないかという御質問ですが、先ほども答弁いたしましたが、本市の取組としては、今後10年間の課題に対して、政策を展開することによりSDGsに貢献していきたいと考えております。SDGs未来都市の国認定を目指すかについては、先進事例の実例、メリット、デメリット等の状況を確認し、総合計画の位置づけに加え、さらに国の認定が必要か研究してまいりたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛君) 市職員がSDGsを理解し、その推進に取り組めるようSDGsに関する研修会等を積極的に行う考えがないか、御見解を伺いたいと思います。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 再質問にお答えいたします。 職員の研修の御質問ですが、本年度、総合計画策定作業の終盤で市民フォーラムにおいて、SDGsの説明も今予定しているところでございます。職員においてもこの機会に参加を促すとともに、総合計画を推進する中で関連する政策の担当部局と調整し、必要な研修を検討してまいりたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛君) 多くの市民がこのSDGsの理解を深められるよう、このSDGsに関する講演会、イベント等を積極的に開催する考えがないか、この点についても御見解を伺いたいと思います。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁いたしましたが、本年度、総合計画策定事業の終盤で市民フォーラムを考えているところです。その中でSDGsについての説明をしたいと。多くの市民が参加されるよう周知を促していきたいというふうに考えております。 ◆19番(金城幸盛君) 今、様々な企業、団体等がこのSDGsに関するフィールドを求めています。地方創生とSDGsの推進に関する包括連携協定締結についてですね、積極的に本市として取り組む考えがないか見解を伺いたいと思います。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 事業者との包括連携の御質問ですが、本市の取組としては、今後10年間の課題に対して、政策を展開することによりSDGsに貢献したいと考えているところです。SDGsの推進体制、包括連携協定の締結については、先進事例の実例、メリット、デメリット等の状況を確認し、総合計画の位置づけに加え、どのような方策が必要か研究してまいりたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛君) 次に小項目2の小中学校のユネスコスクールの加盟についてでございますけれども、世界的な学校間ネットワークの一員となり活動することはですね、このグローバル人材の育成にもつながります。また、学校の意欲に応じ、先ほど御答弁頂きましたESD実践のための人、モノ、情報が得られ、教育手法の変革と児童生徒の変容にもつながると期待をされております。今後、パソコン端末が整備をされていきますけれども、それによってさらに無限の可能性を秘めていると思います。教育委員会として、いま一度聞きたいんですけれども、積極的に推進すべきと考えますが、御見解頂ければと思います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹君) 再質問にお答えいたします。 議員のおっしゃるように、SDGsが持続可能な開発目標であれば、ESDそのものが持続可能な社会をつくるための担い手を育むというふうな形の目標がございます。そういった意味からもユネスコスクールというふうな形で今現在、世界で180の国々の中で1万校以上が加盟しております。日本国内でも1,100校以上が加盟しており、現在、沖縄県では小学校1校、中学校1校、最近になって高校が1校というふうな形で加盟しております。議員がおっしゃるように、今後、世界、日本国内、また県内とGIGAスクールの構築が図られますので、そういったネットワークを使いながらという形で、SDGsを効果的にというふうな形で取り組むために、そういった活用の仕方を校長会でも周知しながら、そういったユネスコスクール、SDGs、ESDに取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ◆19番(金城幸盛君) 小項目3のSDGsの視点から無添加石けんの導入についてでございますけれども、イの小中学校についてでございますけれども、今年度から小学校の学習指導要領にSDGsが盛り込まれております。子供の頃から世界の課題と自分の身の回りの課題をつなげて考える思考力を持ちですね、自分に何ができるかと意見を出し合いながら行動の一歩を進めることは特に重要だと考えます。コロナ禍の状況下で手洗いが注目されている今だからこそ、SDGsの視点から無添加石けんの導入は時宜にかなった取組であると思います。その上で積極的に推進すべきと考えますけれども、御見解を頂ければと思います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹君) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁で述べさせていただきましたが、今回の補正予算を含めて各学校に予算を配分することになっております。そういったものも鑑みながら、先ほどお話しした無添加石けんが環境に優しい、SDGsとかそういったものに効果的につながるように、さらにコロナの感染防止も含めて環境に優しくて、自分の身を守るためにもというふうな形で、そういった部分でこれも先ほどと同様に、校長会でその効果についても御説明させていただきながら、周知していきたいというふうに考えております。 ◆19番(金城幸盛君) 次に件名4の(仮称)糸満市文化・平和・観光振興センターに、ライブ配信に対応するための撮影・配信機材整備についてでございますけれども、このニューノーマルの時代を迎えた今ですね、無観客でのオンライン型イベントや観客を制限したハイブリッド型イベントの開催など、実際に会場に足を運んで楽しむスタイルにとどまらず、インターネット環境でのライブ配信、視聴が確立し始めております。会場だけではなく、オンラインでつながり続けることができるように、そして誰もが簡単にライブ配信イベントが開催できるような環境整備というものは今後重要となります。あらゆる可能性を追求していただいて、撮影・配信機材などの環境整備を幅広く御検討頂きたいと考えますけれども、御見解頂ければと思います。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 再質問にお答えいたします。 現在、観光振興センターを整備中でありますが、大ホールは演劇、舞踊、演奏会、MICE等、多種多様なニーズに対応できる施設を今整備しているところでございます。議員おっしゃるように、今後はライブ配信、視聴については今後ますます重要になると思います。先ほども答弁しましたが、インターネット環境については市のほうで整備をすると。あと撮影・配信機材につきましては、ライブ配信の実績のある民間業者と連携して取り組んでいきたいと考えているところでございます。 ◆19番(金城幸盛君) ぜひとも幅広い御検討を頂ければと思います。 件名5、保育士の処遇改善について。小項目1の保育士奨学金返済支援制度創設についてお伺いをしたいと思います。答弁はいいですけれども、令和3年度、保育士奨学金返済支援制度を創設されるように、最善をですね、ぜひとも尽くしていただきたいと思います。 次に件名6、市民サービスのデジタル化について。小項目1の親子健康手帳(母子手帳)アプリの導入についてでございますけれども、母子手帳アプリの導入は、妊娠、育児の不安軽減に効果が期待されております。また母子手帳を紛失してもデータは残るため、災害時等にも有効でございます。早期導入に向けて、ぜひとも最善を尽くしていただきたいと考えますけれども、御見解を頂ければと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 再質問にお答えいたします。 他市の状況についても調査して、関係課とも調整して、検討してまいりたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) 件名7、環境行政について。小項目1、指定ごみ袋への有料広告掲載についてお伺いをしたいと思います。今後の調査、研究につきましては、その推移を見守りつつ、適時確認をさせていただきたいと思いますけれども、その上で、現段階で結構ですので、導入による自主財源についてはどのような活用が想定できるか、御見解を伺えればと思います。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時01分)                              (再開宣告午前11時01分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 再質問にお答えいたします。 市民へごみ減量などに関するチラシの資料の作成などですね、また出前講座の教材作成等に活用することなどが想定されます。 ◆19番(金城幸盛君) ぜひとも、そういった環境に特化したものも活用可能だと思いますので、様々な御検討を頂ければと思います。 小項目2の不法投棄対策として、監視カメラの設置についてでございますけれども、不法投棄についてはですね、市民の方から御相談が増えております。先ほど御答弁頂きましたが、沖縄県が実施する不法投棄等監視カメラの貸出制度の積極的活用を強く求めたいと思います。監視カメラで不法投棄を確認した画像等について、公表するなど、本市として毅然たる態度で臨む姿勢を示すことも非常に重要だと考えますが、御見解を頂きたいと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 再質問にお答えいたします。 貸出制度の活用については不法投棄防止の取組を強化するという目的で行います。また確認された画像については、不法投棄行為者の特定及び不適正処理に対する指導等の資料などとして活用するほか、あと悪質な案件等については沖縄県や警察署等と連携することを想定して、取り組んでいきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛君) ぜひとも毅然たる態度で臨んで頂ければと思います。 次に件名8、登下校時における児童生徒の安全確保と見守り強化についてでございますけれども、本市において、児童生徒への声かけ事案や不審者情報等が頻発しております。児童生徒等の安全確保と見守り強化への早急な対応と実効性ある取組が求められております。動く防犯カメラとして、例えば「糸満市 見守り隊 録画中」と記したマグネットステッカーを車に貼ってもらうなどしてですね、見守りの目を増やすことは重要であると考えます。早期実施に向けて取り組んで頂きたいと思いますけれども、その点について御見解頂きたいと思います。 ◎教育長(幸地政行君) 議員の再質問にお答えいたします。 不審者による声かけ事案も市内において、議員御指摘のように頻繁に発生しております。学校においては、児童生徒の安全指導やパトロールなどは行っているところです。先ほど答弁にもありましたように、先月も青少年育成市民会議を中心にしまして、民生委員の皆様50名以上に参加していただき、通学路の点検及び見守りのパトロールを実施したところであります。しかしながら、議員の御指摘のように、児童生徒の安全確保や見守りの強化については、実効性のある取組が必要だというふうに考えております。幸盛議員のドラレコ見守り隊や、先日の勝議員からの提案のあった防犯ステッカーも含めてですね、教育委員会としてはまず子供たちの安全確保のために、糸満警察署、防犯協会、青少年育成市民会議、それから各学校の学校運営協議会、市の関係部などと連携、協議しながら、実施可能かどうか検討していきたいというふうに思います。 ◆19番(金城幸盛君) 次に件名9、消防行政について。小項目1の消防本部へのドローン配備についてでございますけれども、やはり企画開発部が持っているドローンでは、到底消防用ドローンとは言えないわけで、今後、やはりしっかり、消防用のドローンを検討頂かないといけないと思います。ドローンの配備に向けては搭載するカメラの性能も非常に重要となります。現場の状況を的確に伝えるズーム式高感度カメラや煙幕や夜間でも状況が確認できる赤外線カメラの搭載については、どのように検討なされているかお伺いしたいと思います。 ◎消防長(福元毅君) 消防活動におけるドローンの活用は、緊急時に素早く正確な情報を得ることができるメリットがあります。特に効果が期待できるのは捜索活動や水難救助活動だと考えております。海岸部や断崖地など、捜査困難地域での捜索活動では望遠カメラや赤外線カメラを利用して、上空から広範囲の捜索が可能となることや、捜索隊の安全性の確保など大きな効果が期待できます。また海上や岩礁地などにおける水難救助活動においても同様な効果が期待できます。その他、災害発生時の現場状況の把握や火災発生時の残火確認など、様々な状況において効果が期待できることから、高性能カメラの搭載が必要なものと考えています。 ◆19番(金城幸盛君) 私も先日、このドローンの夜間の赤外線カメラ等のデモを見てまいりました。本当に見たら、やはりこういったものは消防本部への配備、絶対的に必要だなというふうに思いました。数キロ先の、真っ暗な中で人が赤外線カメラでは確認できるわけで、そういったものを含めると糸満市の消防力向上にとっては非常に重要なものだというふうに思います。また、ドローンの運用のための人員の確保であるとか、操縦者の技術力向上の取組等については、どのような検討がなされているかお伺いをしたいと思います。 ◎消防長(福元毅君) 再質問にお答えいたします。 今年度、ドローンを運用するための講習会に4名の職員を派遣しております。次年度以降も継続して講習会への職員派遣を行っていきたいと考えております。また、早期の機体購入については高額となるため、該当する補助メニュー等がないか情報収集を行っているところでございます。 ◆19番(金城幸盛君) ぜひともですね、総務省消防庁のほうでもですね、各消防本部へのドローン配備については推進をしております。県内の消防本部においても配備が順次行われているというふうに認識をしております。高価になるかもしれませんけれども、あれは圧倒的にですね、あれば絶対にうちの、糸満市の消防力向上に確実につながりますので、どうか糸満市民の生命、財産を守るために、令和3年度消防本部へのドローン配備を強く要望いたしたいと思いますけれども、最後に決意でも結構ですので、一言頂けますでしょうか。 ◎消防長(福元毅君) 再質問にお答えいたします。 消防本部といたしましても、ドローンを活用することで災害現場や捜索現場における消防職員の安全の確保と活動時間の短縮、正確な情報の収集など、大きな効果が期待できることから、早期の導入に向けて鋭意努力してまいります。 ◆19番(金城幸盛君) ぜひともですね、消防本部への早期配備がかなうようにお願いを申し上げたいと思います。 以上で私の一般質問を終了いたします。 ◆20番(新垣安彦君) それでは一般質問の前に本員の所見を述べさせていただきたいと思います。本年は、新型コロナウイルス感染症感染拡大から日本の多種多様の企業があのリーマンショック以上の業績悪化に陥り、さらに医療崩壊すら懸念される事態まで起こっております。今、全世界の人々の願いは、一日も早くコロナ禍が終えんすることを心から願っているものでございます。本員もまたその1人でございます。それでは通告書に従い一般質問を行います。 件名1、新型コロナウイルス感染症に関する対策と支援策について。小項目1、生活困窮者住宅確保給付金の延長及び就労支援について。新型コロナウイルス感染症感染拡大により、観光産業を含む全業種において、これまでに経験したことのない業績の悪化、企業においては解雇や雇い止めが今後も増加することが予想されております。国は、この生活困窮者の支援をさらに進めていくため、令和2年12月8日付、厚労省はさらなる追加支援策を打ち出しました。そこでお伺いをいたします。ア、支給期間延長について伺います。イ、求職活動要件等について伺います。ウ、支援プラン及びハローワークとの連携についてお伺いします。 小項目2、緊急小口資金等の特例貸付けの受付期間等について。新型コロナウイルス感染症拡大については、上記小項目1でも申し述べたとおりであります。県経済や観光産業等の低迷から企業倒産や解雇等により家計が逼迫することから、政府は生活者の支援策として特例貸付けを実行し、さらに支援が増加することから同対策を延長するため、令和2年12月8日に閣議決定をいたしました。そこでお伺いをいたします。ア、受付期間の延長について伺います。イ、年末年始の対応について伺います。ウ、予算措置について伺います。 件名2、教育行政について。小項目1、学校給食センターにおける地産地消の食材活用について。新型コロナウイルス感染症拡大により、市内経済への影響は長期化することがこれからも予想される中、観光産業等を含む農水畜産業者支援への一環として、本市の安心・安全な農作物や水産、畜産品の消費拡大の取組を前に進めていくことが必要であります。そこでお伺いをいたします。ア、地元の農産物を食材活用できないか伺います。イ、水産物並びに畜産物を食材活用できないか伺います。 小項目2、生涯学習支援センターの整備について。上記支援センターは、本市市民の健康増進に貢献しているところでございますが、本員の下に、身体に障がいのある方から同施設を利用することが厳しい、車椅子での同建物に上るためのスロープ、1階や2階に上がるときに厳しいというお話も頂き、さらには障がい者用男女のトイレがないとの訴えもございました。そのような障がい者が安心して利用できるように、同施設について改善を市当局に求めるものであります。ア、建物のバリアフリーの整備について伺います。さらに同敷地内において一部駐車場が舗装整備がなされていないため、高齢者の方から不便であるとの声も伺っております。そこで質問をいたします。イ、生涯学習支援センター内駐車場の整備について伺います。 件名3、観光行政について。小項目1、観光農園施設について。上記施設につきましては、本市の農業従事者の所得向上のため、農水省から多額の補助金を導入し、第三セクター方式の施設として糸満市観光農園が設置されたところであります。そこでお伺いします。ア、現在の施設の利用状況について伺います。イ、今後の施設整備計画についてお伺いをいたします。 小項目2、スポーツロッジの施設整備計画についてどのように行うのかお伺いをします。 件名4、水産行政について。小項目1、糸満漁業協同組合からの陳情について。本陳情について、本員は願者から今回の陳情に至った経緯についてお伺いをさせていただきました。同願者からは本市指定民俗文化財(無形)に指定されている糸満ハーレー行事は、ハーレー舟があっての糸満ハーレーではないのか。ハーレー舟の存在なくして糸満ハーレー行事は存在しないのでないかと述べられておりました。そこでお伺いをいたします。ア、糸満市指定民俗文化財(無形)に指定された糸満ハーレーと「ハーレー舟」について、市当局の見解を伺います。イ、ハーレー舟の保管状態を市当局はどのように認識しているのかお伺いをいたします。 小項目2、サバニと帆掛けサバニについて。ア、サバニと帆掛け(フーカキ)サバニについて市当局の見解を伺います。イ、戦前に製造されたサバニ及びフーカキサバニは沖縄県内に現存しているか伺います。ウ、サバニの市文化財指定について、市当局の見解を伺います。 件名5、道路行政について。小項目1、県道250号線(照屋東・フレンドハウス前から真謝原市営住宅前交差点間)の道路2か所で地盤沈下し、沖縄県に対し道路改修工事を行うように本員は要請してきたところであります。そのことによって一部補修はなされましたが、今なお沈下が進んでいる箇所があります。そのことについて市当局はどのように把握しているのかお伺いをいたします。 小項目2、市道座波阿波根線(西崎病院から阿波根交差点間)向けの中間点での接続グレーチングに不具合があり交通に支障を来しているとの御相談を頂きました。それで伺います。早急に改修が必要と思うが市当局の見解を伺います。 小項目3、県道77号線(フレンドハウス前から糸満ラウンドアバウトまでの区間)歩道側に設置されている街路樹(ホウオウボク)の葉が大量の害虫ホウオウボクチクバに食害され、地域の方々から不安の声が上がっていることを市当局はどのように認識しているのかお伺いをいたします。 件名6、市民生活行政について。小項目1、おくやみコーナー設置支援について。ア、内閣官房IT総合戦略室が示した死亡・相続ワンストップサービスとおくやみコーナー設置自治体支援ナビ等について、市当局の見解をお伺いし、再質問は質問席から行います。 ◎市長(當銘真栄君) 新垣安彦議員御質問、件名4、水産行政について。小項目1、糸満漁業協同組合からの陳情について。アについてお答えいたします。 小項目1、糸満漁業協同組合からの陳情について。ア、糸満市指定民俗文化財(無形)に指定された糸満ハーレーと「ハーレー舟」の市当局の見解については、糸満ハーレーは毎年旧暦の5月4日に行われ、古い時代から歴史を重ねてきた伝統行事であります。糸満ハーレーは祭り本来の目的である大漁祈願と航海安全、家内繁盛の祈願を行う地域の祭りとしてだけではなく、ハーレー舟の構造と櫂さばきの難しさを体験できるよう、職域ハーレーなど、一般の方でも参加できるよう運営されていることから、平成26年度に沖縄、ふるさと百選にも認定を受けております。ハーレー舟については、ハーレー行事を行う上において大変重要なものであり、伝統文化の継承になくてはならないものであると認識しております。 その他の質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行君) 議員御質問、件名2、教育行政について。小項目1、学校給食センターにおける地産地消の食材活用について。ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、地元農産物を活用できないかについては、糸満産であるニンジン、キャベツ、ゴーヤー、ナス、ピーマン、トウガン、ヘチマ、オクラ等、約16種類の農産物を学校給食の食材として活用しております。 次にイ、水産物並びに畜産物については、加工業者を通して活用しておりますが、水産物については糸満産セーイカを使用しており、畜産物については県内産と外国産を使用しております。 ◎福祉部長(平田徳明君) 御質問、件名1、新型コロナウイルス感染症に関する対策と支援策について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、生活困窮者住宅確保給付金の延長及び就労支援について。ア、支給期間延長については、生活困窮者自立支援法施行規則が改正され、現在、最長で9か月間の受給が可能となっているところ、感染症対応による特例により、令和2年度中に新規申請をした方については、延長を3回まで、支給期間は最長で12か月間まで可能となっております。 次にイ、求職活動要件等については、感染が拡大していた中においては、当面の間、不要となっておりましたが、現下の状況が今後も一定期間継続することを前提に受給者の生活再建を早期に図る必要があることから、再々延長を申請する全ての受給者に対し、1、ハローワークへの求職申込み、2、常用就職を目指す就職活動を行うこと、3、月に1回以上の自立相談支援機関との面談等、4、月に2回以上のハローワークにおける職業面談等、5、週に1回以上の企業等への応募、面接の実施などを行う必要があります。また、資産要件として再々延長の申請日の属する月における当該生活困窮者及び世帯員の所有する金融資産の合計額が一定基準額以下であることとなっております。 次にウ、支援プラン及びハローワークとの連携については、感染が拡大していた中においては支援プランの決定は原則不要となっておりましたが、感染症の影響が長期化する中で、今後の生活再建を念頭に置いた支援プランの作成が必要となっております。また再々延長による求職活動の要件化により、ハローワークとの連携が重要となっており、必要な支援が受けられるよう連携していくことが求められています。 小項目2、緊急小口資金等の特例貸付けの受付期間等について。ア、受付期間の延長については、緊急小口資金、総合支援資金の特例貸付けについて、令和2年12月末から令和3年3月末への延長となっております。また総合支援資金の特例貸付けの3か月を超える貸付けについては、令和3年3月末までに総合支援資金の特例貸付けの初回申請をした者に拡大されております。 次にイ、年末年始の対応については、令和2年11月24日付、厚労省事務連絡「年末年始における生活困窮者支援等に関する協力依頼等について」により、関係機関と連携し、地域の実情に応じた対応への協力依頼がございます。また緊急小口資金の特例貸付けの申請受付期間の延長を踏まえ、年始における対応についても同じく協力の依頼がございます。 次にウ、予算措置については、令和3年1月以降の特例貸付けの実施に係る貸付け原資等については、国において令和2年度3次補正予算案に所要額を計上することで調整されており、12月15日閣議決定されております。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 御質問、件名2、教育行政について。小項目2、生涯学習支援センターの整備について。ア及びイについてお答えいたします。 小項目2、ア、建物のバリアフリーの整備については厳しいものがありますが、車椅子利用者が1階部分への出入りが可能になるように配慮してまいります。 次にイ、駐車場の整備については、今年度は予算の範囲内でありますが、駐車場のアスファルト舗装を予定しております。 次に件名4、水産行政について。小項目2、サバニと帆掛けサバニについて。アからウまで順にお答えいたします。小項目2、ア、サバニと帆掛け(フーカキ)サバニに対する市当局の見解については、サバニは沖縄の伝統的な舟で、造船工法によりマルキンニ、ハギンニに区分され、帆を掛けたサバニをフーカキサバニと呼んでいます。サバニは漁業のほか物資の輸送などで利用され、糸満漁民の活躍する原動力となったと理解しています。 次にイ、戦前に製造されたサバニ及びフーカキサバニは県内に現存するかについては、沖縄県立博物館・美術館にはマルキンニとハギンニが、琉球大学博物館・風樹館にはハギンニが収蔵されています。 次にウ、サバニの市文化財指定については、サバニ所有者から指定申請書が提出された時点で、申請のあったサバニの製造技法の調査、製作者の確認、図化作業等の資料調査を実施します。その調査結果を基に市文化財保護委員会に対して、サバニの有形文化財指定について令和3年度に審議を依頼する予定です。また文化庁に要請したように、ミーカガンやサバニ等を含めた漁具類については、国の重要有形民俗文化財指定を目指し作業を進めていく予定です。 ◎経済部長(兼城浩康君) 御質問、件名3、観光行政について。小項目1、観光農園施設について。ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、現在の施設の利用状況については、レストラン、圃場、ビニールハウス3棟を株式会社アグリジャパン、フルーツパーラー、自然観察ゾーンを株式会社沖縄どきどきツアーズ、観光農園北東部を社会福祉法人友愛会、ビニールハウス1棟を三菱ケミカル株式会社、ビニールハウス5棟を5戸の農家が使用しております。 次にイ、今後の施設整備計画については、運営計画を精査しながら施設計画を検討してまいります。 次に御質問、件名4、水産行政について。小項目1、糸満漁業協同組合からの陳情について。イ、ハーレー舟の保管状態を市当局はどのように認識しているかについてお答えいたします。ハーレー舟は現在、国道高架橋の下を保管場所として令和6年3月31日までの5か年間の使用許可の保管状態となっており、その後の保管場所の移動先が定まっていないため、風雨に対応できる保全施設等が必要だと認識しております。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 御質問、件名3、観光行政について。小項目2、スポーツロッジの施設整備計画についてお答えいたします。 築23年が経過しております西崎研修センターについては、外壁の亀裂など、老朽化及び電気・機械等の機能、性能の低下が進行している状況であるため、今年度躯体や設備等の現況調査等を実施いたします。次年度においては現況調査に基づき、施設の保全及び活用の観点から効率的かつ計画的に実施していくため、有効活用調査や整備手法等の検討に取り組んでまいりたいと考えております。 ◎建設部長(大城拡君) 御質問、件名5、道路行政について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。 小項目1、県道250号線の道路沈下について、一度、暫定で修繕をされていますが、まだ段差が解消されておらず、走行車両が跳ねるなど危険な状態であることを認識しております。そのため早急に修繕するよう所管する南部土木事務所へ要請しているところであります。 小項目2、市道座波阿波根線グレーチングの不具合について、補修業者と契約は締結しております。当該道路は、大型車両の往来も激しく、交通量も多いため、施工中の仮設信号の設置や夜間の安全対策等の綿密な調整が整い次第、早急に工事を進めてまいりたいと思います。 最後に小項目3、県道77号線の街路樹の害虫による食害については、11月頃から害虫が大量発生しており、周辺の住宅や店舗にも害虫が侵入していることを確認しております。食害による路面汚染や市民生活へ支障を来していることから、早急な対応が必要であり、所管している南部土木事務所へ適切な対応を取るよう要請しているところであります。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 御質問、件名6、市民生活行政について。小項目1、おくやみコーナー設置支援について。ア、内閣官房IT総合戦略室が示した死亡・相続ワンストップサービスとおくやみコーナー設置自治体支援ナビ等についてお答えいたします。 死亡・相続ワンストップサービスにつきましては、国において行政手続の見直しや故人の生前の情報のデジタル化などが検討されているため、その動向を注視してまいります。また、おくやみコーナー設置につきましては、関係部署との調整を踏まえた上でおくやみコーナー自治体支援ナビを活用するなど、導入について調査研究してまいります。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時37分)                              (再開宣告午前11時37分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎経済部長(兼城浩康君) 先ほどの答弁の訂正をお願いいたします。 件名3、観光行政について。小項目1のア、現在の施設の利用状況についての中で、観光農園北東部を社会福祉法人「友愛会」と答弁しましたが、「友興会」に訂正をお願いいたします。 ◆20番(新垣安彦君) それでは質問席より再質問を行います。 ランダムに件名ごとに伺いたいと思います。まず初めに、件名5、道路行政についてでございます。建設部長、小項目1から3までなんですが、特に小項目1、県道250号線、これについては本員は平成30年に確認をし、それを議会で訴えて、応急措置をしていただきました。先ほど部長が演壇でも答弁されたように、さらに地盤が沈下しているところがあります。そこはすごい危険な状態になっている。単なる危険な状態じゃありません。私はそれを訴えたくて、一番最初にこの再質問をさせていただきます。仮にここの場所で事故が発生した場合は、これは南部土木事務所の責任と言ってもいいぐらい、もう沈下は進んでいます。南部土木事務所の責任イコール、これは県知事の責任であったと言っても過言じゃない。そのぐらいの強い気持ちで、強い意志で南部土木事務所に訴えていただきたいと思いますが、建設部長の答弁をお願いします。 ◎建設部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃる陥没の箇所につきましては、平成30年度に南部土木事務所のほうで、暫定ではありますが修繕しているのを確認した後にでもですね、市としましても、まだこれでは不十分ですよということで、幾度となく修繕の要請をしてきた次第でございます。現場を見ると、あれからまた陥没がちょっとひどくなったような感じになっております。今後ですね、強く要請していきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦君) 私もすごく興奮してですね、この部分についてですね、本当に平成30年に質問をし、さらに直接私本人も南部土木事務所に改善するようにということで、今は元県議の金城泰邦氏と同席して訴えてきたところではあります。それで暫定的に修繕したんですが、それ以降何もしていません。あれから2年経過しています。で、沈下はさらに進んでいます。あの通りを通ったときに道路を専門に修繕している業者の方々も言っておりました、危険だと。ということを言っておりましたので、ぜひこの議会が終わった後、南部土木事務所所長宛てにしっかりと今の状況を訴えて、来年度でいいから早急に工事に入れるように市のほうから直接訴えていただきたいと思いますが、部長の見解を聞かせてください。 ◎建設部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 これまで幾度となく要請をしてきたんですが、いまだに改善が示されていないということをもとに、議員おっしゃるように、南部土木事務所長宛てに強く要請していきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦君) ぜひお願いをいたします。また、足りない場合はぜひ市長を使ってでもやっていただきたいと思いますのでお願いします。 それから小項目2の市道座波阿波根線、先ほど部長からも答弁ありましたが、いつから改修工事に入れるのか。もし日程等が決まっていればお答え願えますか。 ◎建設部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁しましたが、現在、修繕の工事を発注済みでございます。業者が安全対策等の調整や、警察への道路使用許可書を今出している段階でございますので、現場での作業は年明けになる工程となっております。 ◆20番(新垣安彦君) 今の部長の答弁で安心をしました。要するに工事発注されて、警察署への道路許可申請等が進めば工事が進められると。それが年末にかかっているので、年明け早々にもこれが許可が下りれば工事がもう進められるというふうに理解してよろしいでしょうか。 ◎建設部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃるとおり、年明けには着工できる工程でございます。 ◆20番(新垣安彦君) ぜひお願いいたします。 小項目3、これが一番大きなところです。小項目3、県道77号線、これはフレンドハウス前、照屋の私の地元の前から通っている県道77号線です。そして糸満ラウンドアバウトまでの、この沿線におけるホウオウボク、この被害がすごいということです。昨日のCGGの地域ボランティア清掃で私は照屋地域のあそこの区民の皆さんと一緒に清掃いたしました。沿線にお住まいになっている方々にその件を確認しました。おのおの全ての方が大変だと、今回は4回大量発生し、家の中まで入ってきて、そして家に巣をつくって、ガになって飛んでいっているところもあると。歩道から離れている家の奥まで入ってきているという状況を切実に訴えていました。もう一つ、糸満小学校前からのパーマ屋さん、それから写真屋さんにも直接聞きました。これは担当職員の方も聞かれていると思います。営業しているときにその虫がお店の中に入ってきて、お客さんもびっくりして帰ったというお話を聞いています。さらにその方々からは、ここは小学校の通学路になっていると。子供の、児童の背中に害虫が止まって、教室の中に入ってきて、そこで教室の中で大騒ぎになったということも聞かされました。そのような状況で、今このホウオウボクが県南部土木事務所でも確認をしましたが、大変な状態になっているということも伺っております。そしてそれは市道でも同じ状態でもあるということを確認しております。市道に対して、じゃあ今回このホウオウボクをどう対応するのか、御答弁をお願いできますか。 ◎建設部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 まず市道において、ホウオウボクを植栽している箇所につきましては、水産高校前の市道D3号線並びに琉球銀行西崎支店の前の通りの市道D1号線、潮平中学校前の市道阿波根潮平線に植栽されております。今後、市といたしましても、市の関係部局、市民生活環境課とも連携を図って、今後、対策に取りかかりたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦君) ただいま建設部長から、そのように市民生活環境課と調整していきたいということを述べられましたので、ぜひ市民健康部長の御答弁をお願いできますか。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 再質問にお答えいたします。 建設部と協力して対応をしていきたいと思います。 ◆20番(新垣安彦君) 市道部分についてはそのような対応をぜひして、早急に対応していただきたいと思います。ただ、県道に係りましては、やっぱり市が関与することはなかなか厳しいとは存じます。ですけれども、やはり糸満市の県道でこういうのが発生しておりますので、ぜひ建設部長、大変恐縮ですけれども、さらに同じような形で南部土木事務所にこの対応の仕方をはっきりと取っていただくように要請していただきたいと思いますが、建設部長の御見解を聞かせていただけますか。 ◎建設部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 県道につきましては、県道糸満与那原線、糸満ロータリーからローソン糸満照屋店前の区間と奥武山米須線は、照屋東交差点から新垣の交差点に植栽されている状況でございます。害虫の発生は11月から大量に発生しているということで、市のほうも建設部、市民健康部ということで現場のほうも対応しておりますが、なかなか県道のほうについては十分な対応ができていないということもありまして、今後強くですね、県のほうにも伐採並びに害虫駆除を要請していきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦君) 建設部長、ぜひよろしくお願いいたします。 続きまして、件名6、市民生活行政について。小項目1のおくやみコーナー設置支援についてでございますが、先ほど市民健康部長からも御答弁頂きました。そこでお伺いさせていただきたいんですが、このおくやみコーナーの事業について、先進事例等が確認できていればお答え願えますか。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 再質問にお答えいたします。 大分県別府市が平成28年5月に設置されて以降、令和元年度末までには少なくとも全国で24自治体が導入をされているということを確認しております。 ◆20番(新垣安彦君) 24の自治体がこの事業を導入されているわけですが、先ほど部長も演壇で御答弁頂きました。各部課には多岐にわたってこれが適用されるというお話がございましたが、しかし、もうこれだけやっているということは、しっかりとした基礎が出来上がっている、システムが出来上がっているということなので、これをしっかりと精査して、検討して、これを導入していくというお考えはございますでしょうか。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 再質問にお答えいたします。 各市、今自治体に導入されている、各自治体のほうではですね、各自治体の状況に応じて設置方法等が工夫されているようでございまして、亡くなった方の状況に応じて必要な手続を抽出する必要があるものですから、配置する職員については複数の事業にまたがる幅広い制度や手続への知識が必要となっております。導入については、関係部署との調整が必要でありますので、関係部署との調整を行って、人材育成等も含め先進地事例をまずは調査研究をしていきたいということでございます。 ◆20番(新垣安彦君) 市民健康部長、ぜひよろしくお願いいたします。導入に向けて取り組んで頂きたいと思います。 それでは件名1のほうに移らせていただきます。先ほど部長のほうから新型コロナウイルス感染症に対する生活困窮者住宅確保給付金について御答弁頂きました。そこで本市における住宅確保給付金の実績、何件あったかについて御答弁頂けますか。 ◎福祉部長(平田徳明君) 再質問にお答えいたします。 11月末現在で支給決定件数が111件、給付額が1,735万5,000円です。 ◆20番(新垣安彦君) 今回のこの制度、令和2年12月8日、本当に最近ですけれども、閣議決定でさらにこれが延長されました。これによって支給対象者がまたもらえるということになりますが、その周知方法について、これはまた小項目2でも同じなんですが、周知の仕方について御答弁頂けますか。 ◎福祉部長(平田徳明君) 再質問にお答えいたします。 支給対象者の方々にこの延長になったという周知の方法ですが、現在、受給の方々につきましては通知であったり、それから窓口等に来たときに説明を行うということと、それから併せてホームページ等に掲載をして、支給対象者の方々に周知をしていきたいと思います。 ◆20番(新垣安彦君) ぜひお願いをしたいと思います。この今、私が伺いました小項目1と小項目2は関連しながら進んでいく。それはなぜかといいますと、やはりこのコロナ禍におきまして貧困世帯、また低所得世帯に対してですね、この条件で行ったときにさらに生活が困窮すると。それを支援するために何らかその手を打たなければいけないということで政府のほうとして閣議決定をして、さらに延長されたというふうに私は理解をしております。そこでですね、今回のこの小項目1に記載した質問項目、さらには緊急小口資金、総合支援資金等が支給されることによって、そういう方々がどのような形で救済されていくのか、これについて御答弁頂けますか。 ◎福祉部長(平田徳明君) 今回の特例の貸付けの受付の延長により、コロナ禍の中で一定の生活見通しが立てられることにより、生活保護等を受けることなく生活再建につながる効果が得られるものと考えます。 ◆20番(新垣安彦君) そのように、今部長が御答弁されたとおりでございます。やはり今、このコロナ禍におきまして、弱いところをしっかりと手当てをしていくというのが大事な時期だと思います。そしてそれが次年度に、さらにそれが進んでいくということで、生活再建が整うような形で次年度にまた送られていくというふうに本員も理解しております。それをですね、滞りなく、1人も漏れなくそれが支援できるように担当部の福祉部として取り組んで頂きたいと思いますが、これについて部長の御見解をお聞かせ願えますか。 ◎福祉部長(平田徳明君) 今回の、先ほども答弁しましたが、コロナ禍の中で一定の生活、受付が延長したことによって生活再建がつながることと思います。いろんな受付の窓口であったり、それからホームページ等で延長したことの通知をしていきたいと考えています。 ◆20番(新垣安彦君) ぜひよろしくお願いいたします。 それでは件名2の小項目1、学校給食センター、地産地消について伺います。今、教育長からも御答弁を頂いたんですが、まずこの給食センターが取り扱っている葉野菜等について、取扱い数量やまたその取扱い金額等についてどのようになっているのか御答弁頂けますか。 ◎教育長(幸地政行君) 議員御質問の取扱いについての状況を答弁いたします。 平成31年度の糸満産の農作物及び水産物の使用状況によりますと、農産物についてはですね、16種、重さに換算すると2万2,200キロで、パーセンテージが7.7%です。それから金額換算では562万5,000円、これは5.5%になります。畜産物については牛肉が161万1,000円、豚肉が1,975万2,000円、鶏肉が681万4,000円というふうに使用状況であります。特に畜産物等については、沖縄県の食肉センターが加工したものを仕入れていますので、どこの産地であるということはつかめておりません。 ◆20番(新垣安彦君) 農作物については、先ほど教育長が演壇で御答弁頂きましたニンジンやピーマン、ゴーヤー等があるんですが、それ以外でいくと、畜産物についてはやっぱり県外産とか外国産とかということで、なかなかその部分については地産地消的にはちょっと難しいところがあるのかというのも本員は承知をしております。それであれば、また水産物について、先ほどソデイカということがございましたが、それ以外の水産物というのは取扱いができないのか。また調整するけれどもなかなか厳しいというようなことがあるのかどうか、それについて御答弁頂けますか。 ◎教育長(幸地政行君) 議員の再質問にお答えします。 水産物については、先ほど言えなかったんですけれども、セーイカが56キロ、15万4,000円となっております。そこでの魚類等については、やはり県内産は金額が高いということで、国外産の使用が多くなっている現状があります。以上です。 ◆20番(新垣安彦君) 今現状で、学校給食センターが取り扱っている食材等の御答弁を頂いたんですが、それは給食センターに、私はこういうものをいっぱい持っていると、こういうものを納品したいという場合にはどういう手続を取ればよろしいんでしょうか。 ◎教育長(幸地政行君) 議員の再質問にお答えいたします。 給食センターに食材を提供するためには、学校給食用物資納入業者の登録が必要になります。提出書類等も6点あります。それからその内容等ですね、その部分も必要があります。それからその提出を受けて、現場でその状況をじかに見て納入業者に値するか決定して納入していくという運びになります。ちなみに、現段階での納入業者の登録は60業者となっております。 ◆20番(新垣安彦君) 教育長から厳格な形での学校給食センターへの物品の納入がされると、業者が特定されるということの御答弁を頂きました。 次に生涯学習支援センターについてお伺いします。先ほど答弁頂きました、建物へのバリアフリー、1階、2階へのバリアフリー化は厳しいということでございましたが、1階のほうで対応したいということでございましたが、どのような形で対応されるのか御答弁頂けますか。 ◎教育長(幸地政行君) 1階のほうは、1階の生涯学習支援センターの南側の出入口がありまして、そこに面するところで駐車場になっていて、約10台程度は止められるんですけれども、南側です。そこから車椅子が出入りできるように、今後作業等をやっていきたいというふうに思っています。 ◆20番(新垣安彦君) その駐車場は、車椅子が搬入できて、スペースも確保されて、車止めもされていて、そして1階のほうにスペースに入っていけるということで考えていてよろしいですか。 ◎教育長(幸地政行君) 今のところ、そこの出入口が障がい者用のマーク等をまだやっておりませんので、それも含めて、車椅子でそこから出入りができるように、もちろん段差もなくして、1階の研修の教室まで行けるように対処していきたいというふうに思っています。 ◆20番(新垣安彦君) 教育長、ぜひですね、バリアフリー、障がい者の方に優しい施設づくりに取り組んで頂きたいと思いますし、それともう1点、その敷地内の駐車場がまだ整備されていないところがございます。それについて、先ほど教育長も答弁されましたが、今年度にその部分を補修していくということで再度確認してよろしいでしょうか。 ◎教育長(幸地政行君) 今回の駐車場の整備については、今年度中に整備していきたいと思っております。予算の範囲内でです。 ◆20番(新垣安彦君) 要望でございますが、あそこを利用する方は高齢者の方々が多いです。ですので、バックしていったときに車止めがあるような形で整備をしていただきたい。今、アスファルトが敷かれていませんので、併せて車止めをしていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎教育長(幸地政行君) 限られた予算内でできるかどうか、なるべくそのようにできるように努力していきたいと思います。 ◆20番(新垣安彦君) ぜひですね、そのようにしていただきたいと思います。 次に件名3、観光行政で、観光農園施設についてでございますが、まず1点確認です。この観光農園施設には以前に民間が建築した建物がありました。それが今現在、市に無償譲渡されたということでございますが、それでよろしいでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えいたします。 無償譲渡された建物は、過去に民間がサーターヤーとして建設したものでありまして、昨年ですか、令和元年6月22日に市へ無償譲渡されております。
    ◆20番(新垣安彦君) それではその移管された建物については、現在どのように管理されていますでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 譲渡された建物は、現在使用されておりません。そのままの状態で管理をされております。 ◆20番(新垣安彦君) じゃあその建物を、市はどのような形で活用しようということで考えられているんでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えします。 建物の活用方法につきましては、建物の一部が老朽化も進んでおりまして、補修等も必要なことから、観光農園全体の施設運営管理と併せて検討していきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦君) 御提案でございますが、この観光農園施設自体は、農家の方々の所得向上を目的としてつくられた施設であるということは御存じですね。そういうのであれば、このサーターヤーとして無償譲渡されたこの建物自体、要するに農業関係に即した形で公募なり、または指定をするべきかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 議員の御指摘のとおり、観光農園の設立目的は農家の所得向上という形で目指しております。今後は市農業への影響と観光農園全体の活性化につながることを念頭に、公募等も踏まえて考えていきたいと思います。 ◆20番(新垣安彦君) ぜひ、お願いをしたいと思います。 次にスポーツロッジの件でございますが、次年度において整備計画についてはどのように進めていくのか御答弁お願いします。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 再質問にお答えいたします。 今年度ですね、管理者の意見も踏まえて施設の現況調査を行います。次年度においては、現況調査を踏まえて施設の有効活用の計画を策定する予定でございます。その場合には、管理者の意見、あるいは民間活用も含めて、今後どのような施設にするかは検討していきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦君) ぜひそのように進めてもらいたいと思います。 それでは最後でございます。件名4、水産行政についてでございますが、先ほど小項目1で糸満漁業協同組合から陳情について私が演壇で組合長の思いを伝えさせていただいたと私は思っております。そこでですね、今現在、このハーレー舟はどのような状態で国道の下のほうに保管されているのか。保管状態を教えてください。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時07分)                              (再開宣告午後0時07分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 高架橋の下のほうの保管状況ですが、外部から侵入できないような、フェンスでは一応保管をされております。しかしながら、強い雨風があった場合には風雨にさらされているという状況でございますので、そのような風雨に対応できる施設は必要だと認識しております。 ◆20番(新垣安彦君) 外部から侵入できないような状態であるとおっしゃっておりましたが、あれはもう外から丸見えですよ。入ろうと思ったら誰でも簡単に入れると思います。いかがでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 上のほうの部分は開いている状況がございますので、無理して入ろうと思えば侵入できるというふうに認識をしております。 ◆20番(新垣安彦君) それを踏まえてですが、今月12月17日に、新聞で那覇市首里末吉の国指定の史跡、末吉宮跡が赤いペンキで塗られたというニュースがありました。首里のあの状態でもああいう形でいたずらされているということが、もし仮に今の保管されている状態で悪意的にやろうと思ったらできる状態であるというふうに本員は思うんですが、これについて部長の御答弁を頂けますか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えいたします。 その事件については新聞記事で確認をしておりますが、そのようなことのないよう、市としても管理できる施設での必然性は認識しておりまして、今後、予算化とか考えながら、行事委員会と調整を行いながら整備に向けて検討していきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦君) ただいま部長のほうから、私がお願いしたいことを今御答弁頂きました。これまで何年もかかってですね、そういうハーレー舟の保管庫について話し合われていません。ですからそれについて、部長がおっしゃったとおり、市が積極的にハーレー行事委員会の方々と話し、協議をして、保管できるような施設を造るよう共々に協議をしながら進めていきたいというふうに思うんですが、これについて部長、答弁お願いできますか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えいたします。 市もハーレー行事委員会の一員でございます。そういったことから市としても協力する必要はあると認識しておりまして、今後、検討していくということでございます。 ◆20番(新垣安彦君) それでは、市長のほうにも同じような内容でお伺いさせていただきたいと思います。 今現在、ハーレー行事委員長は漁協の組合長です。物すごくこのハーレー舟に対する思いが強い方です。私におっしゃっていたのは、この保管庫の場所としては前の新糸満造船があったあの地域に県の用地があるはずだと。あそこの用地も使えるんじゃないかと、そういう御提案も頂きました。ですので、本当に漁業協同組合、ハーレー行事委員会の方々は真剣に考えております。それについて糸満市長としても真剣に応える必要があると思いますので、それについて市長の御答弁をお願いできますか。 ◎市長(當銘真栄君) 再質問にお答えさせていただきます。 ハーレー舟の、今議員がおっしゃるように、非常に重要な部分だと思っております。施設整備と行事委員会と話合いを持たせていただきたいなと思っております。 ◆20番(新垣安彦君) ぜひお願いをしたいと思います。 最後に小項目2で伺います。先ほど演壇でも質問しました、博物館と琉大のほうにサバニがあるということですが、これは糸満産のサバニだということで認識してよろしいでしょうか。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 県立博物館・美術館と琉大の博物館にあるサバニは糸満で造られたものではありません。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時12分)                              (再開宣告午後0時12分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆20番(新垣安彦君) それでは、この戦前に造られた県内に存在しているサバニはあるけれども、糸満産じゃないと。しかしですね、島根県の美保神社に糸満で造られたサバニが存在しているということは御存じでしょうか。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 島根県松江市の美保神社に、戦前糸満漁民が使用していたサバニが保管されているということは承知しております。 ◆20番(新垣安彦君) これも漁協組合長からの情報で私も知ったところなんですが、実際にこれが、ちょっと休憩お願いします。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時13分)                              (再開宣告午後0時14分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆20番(新垣安彦君) このサバニは、戦前に島根県に、出雲だったかな、そこで漁をするということで行っています。そして戦火が激化し、そして戦後も漁業調整で漁ができなくなったために、糸満から持っていったサバニ2隻、それから漁具等も含めて持って帰れないということであちらのほうに置いていかれたそうです。そしてそれがですね、昭和41年5月31日付で島根県の有形民俗文化財として指定されております。それをですね、ぜひ御承知していただきたいと思います。沖縄県内にはなくても、島根県にあるということぜひ知っていただきたい。そして組合長のほうはですね、ぜひこれを糸満でウミンチュの子供たちに見せてあげたいという思いがあるということも申し述べて、私の一般質問を終わります。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時15分)                              (再開宣告午後1時40分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆2番(金城悟君) 市民の皆さんこんにちは。質問に入る前に、件名2以下を取り下げます。件名1の小項目2と小項目3の入替えをしますのでよろしくお願いいたします。 改めまして、市民の皆さん、インターネット中継を視聴している皆さんこんにちは。今回の通告書は、市民から4件の案件を負託されましたが、苦渋の決断で件名1、糸満伝統文化サバニ・造船技術者・漁具諸道具についてに絞って、私の熱意と4年間の思いを負託を任せられた糸満帆掛(フーカキ)サバニ振興会の皆さんも傍聴席に見えています。一緒に当局に伝え、誠心誠意努めてまいりますので、お許しください。まず、私の所見を述べてから一般質問に入ります。 糸満は、明治の初めには、首里、那覇に次ぐ都市であるといわれ、その後、周囲の農村部と合併し、島尻地域を代表する都市に発展させたのも、王府による漁業特区と認められ、マルキンニを操作しサメを捕り、フカヒレを製造し、さらにはアギヤーという大型追い込み網を考案し、世界に羽ばたけたのも、そのもととなったサバニ(糸満ハギンニ)があったからこそであります。また2年後には、高度衛生管理型荷捌施設が建設される予定であるが、その前提となる広大な埋立地が造成できたのも、サバニを駆使し、日本、世界に羽ばたいた祖先の活躍のたまものであろう。我々は大きな財産を残してくれた先輩たちに感謝と尊敬の念を表すべきであろう。次年度は糸満市市制施行50周年の記念すべき年であります。そのためにも本年度中にサバニ等の糸満ウミンチュ文化の諸道具を糸満市の文化財、文化遺産に指定し、50周年の記念事業として大々的に、市内外に発し、誇れる糸満市にしてほしいものです。今般、南山城跡の復元が市民の大きな関心事となっておりますが、糸満を含め、南部の人々のルーツをたどっていくと南山につながります。南山の復興は糸満市民にとって、イトマンチュとしてのアイデンティティーを再発見する上で重要な役割を果たすことでしょう。糸満市には、この目標に向かって強力な執行体制を構築することが求められています。ぜひ、文化行政を推進する部署、(仮称)文化振興課を設置していただくよう行政へ要望します。今回負託を受けた目的は、文化財保護条例の改正、サバニの無形文化財の指定、糸満サバニの文化財ですね。サバニ造船者の伝統技術指定、漁具諸道具の糸満市指定文化財の登録、今回の目的はこの4点です。ぜひとも行政の皆さん、糸満市があるのはウミンチュ文化です。よろしくお願いします。それでは一般質問を始めます。 平成29年12月27日に、糸満帆掛サバニ振興会の大城清会長から、上原昭前市長に、「糸満人が創り育ててきたサバニ(糸満ハギ・本ハギ・南洋ハギ)をはじめ、これに附随するフー(帆)・フーバシラ(帆柱)・ウェーク(櫂)・ユートゥイ(湯取り=アカトゥイ)、またミーカガン(水中眼鏡)、アギヤー網・パンタタカー網等の糸満海人文化の諸道具を含めて、サバニを文化財・文化遺産として指定していただくよう要望します。」として、要望書が提出されています。そこで件名1、糸満伝統文化サバニ・造船技術者・漁具諸道具について。小項目1、昭前市長への糸満帆掛(フーカキ)サバニ振興会からの要望書の内容を伺う。市長は、糸満帆掛サバニ振興会からの要望書が提出されていることは、文化庁へ同行した生涯学習課長から報告を受けたと思います。このことを踏まえた上で、文化庁長官に要望したものと思います。そこで質問します。 小項目2、ミーカガン等漁具資料の国指定についての要望書の内容及び起案書は誰が作成し、いつ国へ要請したか。私は、ミーカガンを市有形民俗文化財に取り上げ、平成29年6月定例会を皮切りに、同年9月、平成30年3月、平成31年3月定例会において4回繰り返し質問してきました。いつ指定されるか、及び経緯について質問します。 小項目3、ミーカガンを市有形民俗文化財に指定した経緯を伺う。 糸満帆掛サバニ振興会では、公益財団法人沖縄県文化振興会の補助金を受けた事業、「サバニ・ルネッサンス。サバニを文化財に!ブランド化で後継者の育成に繋げよう。」で、島根県松江市にある美保神社へ3名の専門家を派遣し、美保神社から提供された図面を基に、同神社で保存されているイトマンチュが残したサバニを造船技術の面から検証し、図面の間違いを正し、正確な図面を作成しました。これを基に復元したいものと考えています。そこで小項目4、糸満帆掛(フーカキ)サバニ振興会のこれまでの活動実績を伺う。 小項目5、糸満市文化財保護委員会選定委員に海洋民俗に関する専門職はいるか。 小項目6、糸満市文化財の指定・認定・選定及び選択基準に照らし合わせるとサバニ及びサバニ造船技術者の市指定は可能と答えているが、なぜ指定しないのか。 2022年4月にオープンします(仮称)糸満市文化・平和・観光振興センターのパンフレットには、人・歴史・文化・喜びと伝統がつながるまちへと見出しがある。そこにはサバニの造船技術者が2隻のサバニ製造に向けて、宮崎県から材料を買い付け、準備を着々と進めています。それと同時に、漁具諸道具も併せて展示されるのです。サバニ等の糸満ウミンチュ文化の諸道具を有形民俗文化財や民俗技術に指定する方向で取り組むべきだと思うのは私だけですかね。イトマンチュの、ウミンチュの先人たちが186年前から歴史文化を築き上げたことを継承させる義務が私たちに課せられているのではないでしょうか。そこで小項目7、(仮称)糸満市文化・平和・観光振興センターの展示ホールにはサバニシアターや実物のサバニを展示し、市内外にPRする絶好の機会だと思います。サバニ等の糸満ウミンチュ文化の諸道具を有形民俗文化財や民俗技術に指定する方向で取り組むべきではないか。 演壇では終わり、質問席で、行政の皆さんへ私の4年間の思いを伝えてあります。よろしくお願いします。 ◎市長(當銘真栄君) 金城悟議員御質問、件名1、糸満伝統文化サバニ・造船技術者・漁具諸道具について。小項目1、糸満帆掛(フーカキ)サバニ振興会からの要望書の内容についてお答えいたします。 要望書につきましては、平成29年12月27日付にて提出され、内容としては、イトマンチュが創り育ててきたサバニをはじめ、これに附随するフー(帆)、フーバシラ(帆柱)、ウェーク(櫂)、ユートゥイ(湯取り=アカトゥイ)、またミーカガン(水中眼鏡)、アギヤー網等の糸満ウミンチュ文化の諸道具を含めて、サバニ文化財、文化遺産として指定していただきたいとの要望内容となっています。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁させていただきます。 ◎教育長(幸地政行君) 議員御質問、件名1、糸満伝統文化サバニ・造船技術者・漁具諸道具について。小項目3、ミーカガンを市有形民俗文化財に指定した経緯についてお答えいたします。 まず、平成31年2月7日に、特定非営利活動法人ハマスーキから「金城勇吉氏製作のミーカガン及びミーカガン製作具等一式」を市の有形民俗文化財へ指定するよう申請書が提出されました。これを受けて、同年3月11日に教育長から文化財保護委員会に対して諮問が行われ、同年3月18日に開催された文化財保護委員会で有形民俗文化財指定が妥当である旨の答申が出され、同年3月28日の教育委員会議において、「ミーカガン及び製作具一式」として、市の有形民俗文化財に指定されました。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 御質問、件名1、糸満伝統文化サバニ・造船技術者・漁具諸道具について。小項目2、ミーカガン等漁具資料の国指定の要望書については、ミーカガンをはじめ、サバニ、漁網類などの漁具資料の国指定文化財としての指定と、国指定に向けての調査や資料作成に係る支援を要望した内容でした。起案書については生涯学習課長で、要請の時期は9月30日でした。 小項目5、文化財保護委員に海洋民俗に関する専門家はいるのかについてお答えいたします。文化財保護委員会は、文化財行政、地理、考古、歴史及び民俗の専門家で構成されており、海洋民俗を専門に研究している委員はいません。 小項目6、サバニ及びサバニ造船技術者をなぜ指定しないのかについて、まずサバニ所有者からの申請が提出されなかったことから、市文化財保護委員会で審議ができなかったことにより、サバニの文化財指定は行っていません。また文化財指定されたサバニがないため、造船技術者の選定も行っていません。 小項目7、サバニ等の有形民俗文化財指定に向けて取り組むべきではないかについては、基本的に国指定は目指しますが、その過程において可能であれば、市指定有形民俗文化財として指定も検討していきます。 ◎経済部長(兼城浩康君) 御質問、件名1、糸満伝統文化サバニ・造船技術者・漁具諸道具について。小項目4、糸満帆掛(フーカキ)サバニ振興会のこれまでの活動実績についてお答えいたします。 活動実績については、平成27年度、平成28年度、平成30年度、令和元年度に南部豊かな海づくり大会帆掛サバニ乗船体験を開催。平成28年度、JALモニターツアーの開催。平成28年度、平成30年度、令和元年度、糸満市長杯帆掛サバニ走せー大会の開催。平成29年度、平成30年度、沖縄水産高校課題研究の協力。平成29年度、網走市・厚木市・糸満市中学生サバニ体験を開催。平成29年度、沖縄文化振興会事業の開催、沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業の開始。平成29年度、島根県松江市美保関町美保関美保神社、保存サバニ調査。平成30年度、小中校生向けサバニ読本の贈呈。平成30年度、高嶺中学校サバニと糸満の歴史文化講座・帆掛サバニ乗船体験の開催。平成30年度、糸満中学校帆掛サバニ乗船体験等の活動実績となっております。 ◆2番(金城悟君) 質問席より再質問します。 答弁ありがとうございます。これからいよいよ4年間の実績を皆さん、気を引き締めて私の今回の質問の思いをですね、4年間、今日で5回目ですけれども、その思いを伝えますので、どうかよろしくお願いします。先ほど市長から糸満帆掛サバニ振興会からの要望書を述べていただきましたけれども、まさしくそのとおりですよね。私が負託を受けた糸満帆掛サバニ振興会は、私と付き合いして4年間、このほうをどういう形で市の文化財指定、技術認定指定、サバニの無形文化財、あと要はこれから皆さんに法律の改正もしない、そういうことについて質問しますよ。今、市長が言いました、いろんな糸満市のつくり上げられた、附随するフー、フーバシラ、これも先ほど市長が答弁した中に、この要望書にあります。しかしながら、市長は9月30日に、要は国文化財に向けての指定の起案書は誰が作成したのかということと、ちょっと飛びますけれども、いろんな形で今思いがパニックしています。パニックしているということは思いが強いわけよ。要は、先ほどいろんな漁具類を申請するということを、前市長からの要望書にあります。市長にお聞きします。帆掛サバニ振興会から提出された要望書と、御自身が文化庁長官に提出したミーカガン等漁具資料の国指定の要望との内容に相違はありますか、伺います。違うならば、どこがどのように違うか見解を伺います。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 サバニ振興会からの要望書と文化庁要望書の違いについてということでしたが、今回の文化庁への要望書の内容は、ミーカガンをはじめ、サバニ、漁網類などの漁具資料を国指定文化財としての指定と、国指定に向けての調査や資料作成に係る支援について要望するものでした。サバニ振興会からの要望書は市指定、今回、本市から文化庁への要望書の国指定と違いはありますが、糸満のウミンチュ文化継承の必要性や将来のまちづくりへの活用について触れている点など、共通するところも多いと思います。 ◆2番(金城悟君) そういった形で、私は市の文化財指定、要請は国指定、しかし糸満市に誇れる文化財を、糸満市が先に有形文化財に指定しないのは糸満市、誇れるものは何なのか。誇りはあるのか伺う。市文化財に向けての、今まで何でやらなかったのか。この誇りはどこにあるのか、誇りについて伺う。あるのかないのか、イトマンチュの。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 先ほど答弁しましたように、国指定を目指しますけれども、そこは当然、ウミンチュ文化のサバニを含めた漁網類ですね、それぞれの道具についても指定を目指すわけですから、そこは何ら変わりはないと思っています。当然、それについての誇りがあるということで、我々は今後検討していきたいというふうに考えているところです。 ◆2番(金城悟君) 先ほど違うと言ったでしょう、国へ行くのと、私たちの市の文化財指定、これ違うでしょう。要はですね、まあいいですよ。9月定例会の閉会はいつでしたか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時03分)                              (再開宣告午後2時03分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 今年度の9月定例会の閉会は9月28日です。 ◆2番(金城悟君) 部長、9月28日閉会ですよね。市長にお尋ねします。市長は9月28日に閉会し、コロナ禍の、感染症が拡大している中で9月30日に文化庁へ要請しに行く決断及び根拠を伺う。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 文化庁の要請の日程はですね、参議院議員の秋野公造議員との日程調整を同時に行うということで調整しまして、この日に決まったということが事実でございます。 ◆2番(金城悟君) 9月定例会が28日閉会、ほんの2日で国に要請しに行く……、すばらしいことよね、糸満市が国に持っていくということは。市長、これはすばらしいことと思います。しかしながらね、閉会して2日後の30日に文化庁へ行っているが、行政手続を検証します。担当課の、先ほど生涯学習課で起案されたと言っていました。それが9月30日にもう作られている。これは生涯学習課の課の中で話合いが行われたのはいつか、決裁印があるか。要望書作成の決裁ですよね、誰といつ話し合い、課内の決裁印があるか、その後、皆さんで供覧しますよね。供覧する課について、話合い、決裁印、及び市長までいつ最終決裁ができたのか伺う。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 ちょっと時系列で説明させていただきます。当初はですね、8月13日です。秋野公造参議院議員が糸満市を訪れて、南山とハマスーキを視察しております。そのときにですね、我々は南山の国指定を目指しますというお話しをされて、あとミーカガンのときも、ミーカガンも国指定を目指したらどうかというふうな助言を頂きました。これが8月13日です。その後ですね、公明党議員の協力を得て要望書を出しましょうというふうになりました。これが8月20日前後です。その後、秋野議員を通して文化庁の方々と要望書の調整を行いました。内容については事前に送付して、確認を受けました。そういうことがあって、9月18日頃に要望書を作成しております。当然、決裁も受けておりまして、そのときは教育委員会の課長、部長、あと市長部局、企画開発部長とかですね、あと教育長、副市長、市長まで決裁を頂いて、当該要望書を作成しているところです。 ◆2番(金城悟君) 供覧したという課内のこういう、皆さん、課によって決裁もらいますよね。これありますか、どうですか。手続上の問題ですよ、これ今言ったように手続していますよね。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 当然、その起案書を作成してですね、そこに印鑑をもらっていると。要は手続上はそういったことで文書を作成しております。 ◆2番(金城悟君) だからこの起案書の決裁印はあるんですよね。再度聞きます。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えします。 起案書に決裁印は押されております。 ◆2番(金城悟君) 一応、新聞ではね、逆に鰐淵政務官から糸満の漁労具一式として国指定を目指してはどうかと質問されていますが、これは事実ですか。全力で応援すると、こういった報道をされていますが、鰐淵政務官からはどのようなことを言われたか。その後、文化庁からの応援はあったのか伺います。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 新聞報道は若干そごがあって、そもそも要望書の中でサバニを含めた漁具類について国指定を目指すというふうな要望をしているわけです。政務官が助言したというのはちょっと間違いでして、それについて政務官は全力で応援するというふうなことを頂いたということです。 ◆2番(金城悟君) もう一度、答弁をお願いします。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 新聞には政務官の助言を受けて、ミーカガン以外の漁具類についても一緒に指定してはどうかというふうな助言があったと書いていましたけれども、事実はですね、要望書の中に我々はそれを書いていると、こういったことで漁具類も含めて全て我々は国指定を目指したいというふうなことが要望の内容でございます。 ◆2番(金城悟君) さっきのは国指定ですよね。私としては、市文化財のことに対して、いろいろ要望していますけれども、今回は国のことでやっているんだけれども、逆にされていること自体がおかしくないか。だからさっきから言っているように、糸満市で、地元から声を上げて、市の文化財に登録しました。文化庁長官、これは糸満市の有形民俗文化財ですから、ぜひとも国指定へ、漁具類もいろいろとそういったもろもろを、私、今回で5回目質問しますけれども、サバニもそうですよね、技術指定もそうですよね、先ほど、朝の答弁では一式を全部国指定へ持っていくと、令和3年にはやるということを言っていますよね。それについてね、私たちは市の文化財がまず優先じゃないでしょうか。お聞きします、どうですか。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 先ほど小項目7でも答弁しましたけれども、国指定を目指すと、目指すスタートが令和3年ということで予定していると。その中で、サバニについては、特に令和3年度で調査をしたいと。それはですね、先に市指定できれば可能かなということで、先にやりたいということです。要は、先にやるのは市指定のサバニというふうな考えはあります。もちろん、いろいろ手続はありますけれども、始めていきます。国指定については様々な道具がありますので、数も多いということで、令和3年度中には厳しいと思っています。2年、3年かけて調査をして、国指定を目指したいということであります。 ◆2番(金城悟君) もちろん相当難しいですよ。ハードル高い。市の文化財に指定しないで、国に、令和3年度の資料、先ほどから常に私が伝えているのは、市の文化財、条例を、条例は後で出てくるんだけれども、可能ということでありますよね。じゃあ、早めに動くように、後でまた改正の問題からいろいろと質問しますので。 先ほど経済部長、本当にね、今日も糸満帆掛サバニ振興会の皆さんもね、皆さんの答弁を聞きに来ているわけよ。要はサバニ振興会のこの実績、そういう評価ですよね。そういうふうに評価があったからこそ、本当に糸満市文化財、本当にさっきから言っている、朝も私はちょっと横からしゃべったんだけど、本末転倒ですよ。市からやって国ですよ。おろそかにしないでくださいよ、市は。市長、糸満市長でしょう。6万2,000人の、何万人の人間があなたを支えているんですよ。その市長に、どうですか市長、お答え願えますか。市文化財として登録しましょう、これ一点ですよ、さっきから言っているのは。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 先ほどから答弁しておりますけれども、まずは令和3年度からサバニの調査をすると。そこで、当然、国の調査の一環ですけれども、先に市指定ができるんじゃないかというふうに思いがあります。そこで市指定のサバニをですね、振興センターに展示するというふうな考えを持っていますので、まずは市指定を目指すと、サバニについてはですよ。ほかの道具類についてはその後の調査で国指定にまとめて申請したいというふうに考えているところです。 ◆2番(金城悟君) それは後からいっぱい出てきますからね、次、行きましょうね。 先ほど保護委員会、選定委員会に海に関する専門の方はいないじゃないですか。おかしくない。糸満のウミンチュ文化、海洋民俗、糸満の血はウミンチュですよ。ウミンチュの思いを研究している人がいらっしゃるんですよ、身近に。それも、本当に目の前に。皆さん、そういった方々がね、糸満帆掛サバニ振興会にいらっしゃるわけですよ。それでね、糸満市文化財保護条例第3章第16条を伺う。教育長。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時14分)                              (再開宣告午後2時14分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) それでは糸満市文化財保護条例の第16条を読み上げます。保護委員の定数、保護委員の定数は5人とする。ただし、必要に応じて臨時委員を置くことができる。以上です。 ◆2番(金城悟君) 今言ったとおり、臨時委員も委員会の中に呼べるわけですよ。ですから、この委員会に臨時委員を採用してはどうですか、伺う。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 確かに今、海洋民俗の専門家はいらっしゃらないですけれども、今後ですね、サバニ等の文化財指定を目指すのであれば、当然専門家の意見を聞いたほうがいいというふうに考えていますので、そこで臨時の委員の任命も検討できるんじゃないかというふうに考えます。 ◆2番(金城悟君) 市長、教育長に伺います。 この海洋民俗を勉強している方が、市長と教育長にも勉強会に御案内をかけていますけれども、どうですか伺います。御案内ありましたか。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 今議員のおっしゃる講演会とかの件ですけれども、また個別の海洋民俗の専門家とかを決めているわけではありませんので、それについてはお答えを差し控えたいと思います。 ◆2番(金城悟君) ですから、そういった方々からの要請で、市民の声ですよ。市民が研究会があるからどうぞ御案内しますということを聞いているよね、市長も、教育長も。それについて答弁もらいます。 ◎教育長(幸地政行君) 先ほどの研究会の講座の御案内はありました。その講座には日程が合わず参加はしていませんけれども、今後、またそういう研究会等での内容のことも、このサバニとか今の市の指定に向けて、協力できるものであれば、そういったものも一緒に、今までの知見をですね、そういった指定に向けて生かしてもらえればいいのではないかと思っております。 ◆2番(金城悟君) 教育長、この委員会には教育長も入っていますよね。だからこそ検討して、身近な方がいらっしゃるわけですよ。そういう形で検討してよろしくお願いします。選定委員会はいつ行われますか。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 この審議会は、今年度は3月の開催予定です。次年度は2回開催の予定としております。 ◆2番(金城悟君) 今年度は3月、次年度は2回。今年度の、私としてはこれをやっていって、選定委員会の中で、それは別として、ひとつあれですよね、市の文化財保護条例を改正しましたか、伺います。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 平成16年に文化財保護法の改正があってですね、民俗文化財の中に民俗技術が追加されましたが、保護制度上はこれまでと同様に無形民俗文化財の指定として取り扱われるものであり、現行の条例上の民俗文化財に何ら変更ないことと、また同様に糸満市文化財の指定・認定・選定及び選択基準の第7、市選定保存技術選定基準、1、有形文化財等関係に含まれると考えることから、特に改正は行っておりません。 ◆2番(金城悟君) 条例を改正しなくておかしくないですか。国からの通達が県に行きますよね。県は自動的にこの条例が記されるわけ。市は、結局県からこの条例を改正してくださいということの通達は来ていますよね。なぜ通達に従わないで改正しないのか、もう一度確認します。どうですか。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 先ほど答弁したように、特に改正を急ぐ必要がないということです。また県の条例ですね、国の法律が改正されると自動的にやるというふうな項目になっておりまして、そこで県の条例は変わっていくんですけれども、あと実際ですね、例えばサバニを市指定文化財にしようとするときに、当該条例が改正の必要があれば、そこで検討していきます。 ◆2番(金城悟君) じゃあ、国からの通達は無視しても、自分たちの市の文化財指定のほうで、文言変えていないですか。なぜ文言変えているとおり、なぜ指定しないの、おかしくないか。指定すべきですよ。4年間もこれだけ、糸満帆掛サバニ振興会は協力の下、いろんな事業を振興会単独でやりましたよ。先ほども経済部長からも答弁がありましたように、振興会の力、何で皆さんは力を借りないの。糸満ウミンチュ文化を勉強しているんですよ。どう思いますか、伺います。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 条例の改正については、必要があれば改正していくというふうに答弁したとおりです。現在のところ支障がないということでございます。ただ、今後、サバニ等の文化財の指定を目指す上で、条例改正が必要だと判断すれば条例を改正しますということでございます。また、サバニ振興会の皆さんの貴重な技術とか、経験をお持ちですので、当然、そこについてはですね、また様々な指定に向けて御助言を頂きたいというふうに考えているところです。 ◆2番(金城悟君) 条例改正しなくてもできるんだったらなぜしないの。どうしてですか。だから言ったように、4年間、私たちが伝えてきたものに対して、議会が終わって2日後には東京へ行って文化庁へ行っている。糸満市の誇りはないの、本当にさっきから言っているんですけれども、糸満市の文化財保護で、保護条例も改正しない、市の規程でできる。できるというのになぜできないのか。市制施行50周年記念事業、皆さん糸満の区切りですよ、糸満の歴史ある文化、これを継承する。どう思うんですか、もう一回お聞きする。なぜやらないのか。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 糸満ウミンチュの文化とか技術とかというのは、非常に重要と考えています。ですから今回、来年度、令和3年度から調査をしたいということでございます。当然、文化財の指定を目指しての調査でございますので、御理解願いたいと思います。 ◆2番(金城悟君) ちょっと別の角度からしましょうね。 サバニ造船技術者の保持者2名とは誰ですか。この間の私の一般質問でも保持者は確定していますということを答弁もらっています。御存じだと思いますけれども、誰ですか。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 現在、サバニを造船できる方は2名おりまして、大城清さんと大城昇さんの2名でございます。 ◆2番(金城悟君) 市長にお聞きします。 市長、糸満船大工の系図があります。御存じですか、伺います。 ◎市長(當銘真栄君) 再質問にお答えします。 はい、承知しております。 ◆2番(金城悟君) 承知していたらすごいことですよ、糸満の継承、1845年に糸満の船大工が誕生しているんですよ。この歴史を見ても分からないの。1845年ですよ、この1845年の糸満市の文化、これこそまさしく船大工の民俗技術継承ですよ。なぜ指定していないのか。市長、もう一度聞きます。指定するように、3月に検討するということをお聞きして、私は質問を終わりたいんですよ。はい、市長どうしますか。お聞きします。市長に聞いているんです、市長に。市長、6万2,000人の市民の声を聞いていますよね。それに対してね、市長はいろんな方の声を聞く、この文化財指定は6万2,000人の声ですよ、糸満が発展したのも分かりますか、海の文化ですよ。海の文化があったからこそ、今の50周年ができているんですよ。この家系の、系図、皆さんどう思いますか。これについて伺う。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 船大工の歴史についてはですね、糸満市史の資料で確認できております。継承者の指定につきましてはですね、今サバニ自体の文化財指定がないと。まずはそこの文化財指定をして、それを造った方々を指定したいというふうに考えているところです。要は文化財、物としてのサバニが重要と考えております。それを造った方の技術者の継承者として指定していきたいというふうに考えているところです。 ◆2番(金城悟君) いろんなね、業界とかね、糸満のね、サバニはね、本当にすばらしいということを絶賛されて、いろんな資料があるんですよ。読みますね、これね。東京大学工学部船舶工学科の竹鼻先生という方からね、今いろいろね、サバニを研究しているんですけれども、「この芸術品に近いサバニと、その無形文化財ともいえる製作技術は永久に残しておきたいと思う」それについてどうお考えですか、お聞きします。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁しましたように、当然その技術者の継承も大事ということで、まずはサバニの文化財指定を目指したいということです。その造った方を継承者として指定したいというふうな考えでございます。 ◆2番(金城悟君) さっきから繰り返しするんだけれどもね、サバニの基は人が造るんですよ、専門、家業を継いだ、継承された方が、これがさっきから言っている1845年ですよ。それはね、まさしく芸術品ですよ。見たことありますか、舟のパーツ一つ一つ、組合わせするんですよ、プラ模型みたいに。くぎは一切、一つも使わない。本当にこの文化、継承させないと糸満市発展ないよ。さっきから言っているように、選定委員会が3月にありますね。その3月に向けて、海に関する委員を1人臨時雇用してですね、早速動く検討をするかどうか聞きたい。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 3月の審議会、委員会はまだ案件を決めていませんけれども、ただサバニを諮る上ではまだ資料が足りないということでございます。ただ、市としては、市の教育委員会としては指定を目指したいと。そのお話はその委員会の中でさせていただきたいと考えているところです。 ◆2番(金城悟君) 先ほど冒頭でも目的を4つ言ったんだけど、1つでいいですよ、市長。この技術者指定を、ぜひとも3月にやるように動いて、来年は2回やると言っていますよね、この2回のうちにですね、サバニももちろん、漁具類ももちろん、国指定が3年度ですよね。だからまずは、来年度にね、技術を継承する人を認定、もう一つは漁具類の認定……、1つでいい、1つをやるということをもう一回答弁できますか。やりましょうねということで、本当に委員会に、専門の方を入れてね、やるということを聞きたい。やれるように最後に答弁。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 市の教育委員会としてもそこを目指しているわけです。ただ、この3月には厳しいというお話でございます。ですから令和3年度中に審議をしっかり深めて、指定できるように努力してまいります。 ◆7番(国吉武光君) こんにちは。一般質問を始める前に字句の訂正をお願いします。件名1、教育行政について。小項目の中の喜屋武小学校への侵入、「侵」を「進」のほうに訂正をお願いします。それからまた2件目の小項目2、喜屋武「343」を「349」、349番地から1874-1番地に訂正をお願いします。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時30分)                              (再開宣告午後2時30分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆7番(国吉武光君) 「249」番地を「349」番地に。それから「1876」を「1874-1」に訂正をお願いします。それでは一般質問を始めます。 まず、一般質問を始める前に、私の所見を述べさせてください。市民の皆さん、傍聴席にいらっしゃる皆さんこんにちは。まず来年、消防本部の出初め式、これ中止は賢明な判断だと思います。また、教育委員会が行う成人式もコロナ禍の中で実施するのはいかがなものなのか。コロナウイルスの感染症、ワクチン予防接種を市民が済んでからでもいいと思います。コロナ禍で、消防本部も出初め式を中止、当然、市民の生命と財産を守るいい決断を下したと思います。市民の声を大事にする當銘真栄市長や教育長の英断をお願いします。それでは通告書により一般質問を行います。市当局の誠意ある答弁を求めます。 件名1、教育行政について。長い年月の車両の往来で、私たち喜屋武小学校の裏の通用門は、わだちができ、車体の低い車両だと通行に支障を来し、学校としても学校を訪問される方々に御迷惑をかけている現状です。以下の点で伺います。小項目1、喜屋武小学校への進入道路の凸凹について、整備の必要があると思うが見解を伺います。 小項目2、喜屋武小学校体育館裏の石積み崩落について、対応はどのようにしますか伺います。 件名2、道路行政について。皆さんも御存じのとおり、我が喜屋武集落は過疎化が進み、喜屋武小学校においては児童生徒数が全校生徒で七十数名余りとなっております。現在においては、本土からの移住もあり、若干ではあるが児童生徒数も増え、ようやく光が差してきました。行政において、あと一押しがあれば我が集落は活気に満ち、希望あふれる喜屋武になると思います。以下の点について伺います。小項目1、喜屋武地域において建築基準法の2項道路として確認されている箇所は何か所ありますか。 小項目2、喜屋武349番地から1874番地の1までの道路については、建築物が立ち並んでいて通り抜けられる道路であります。その間、2項道路の指定がないのはどうしてですか。 件名3、カーン浜海浜公園の整備計画について。このカーン浜は喜屋武集落の西側海岸にあり、古くから喜屋武集落の人々は正月には若水や産湯に使用したわけです。五、六十年前までは小学校の海水浴や喜屋武住民は洗濯やまた農耕馬を洗い、地域にとって大事な場所でした。そこで次の点について伺います。小項目1、カーン浜海浜公園整備について、どのように考えているか伺います。 件名4、行政運営について伺います。小項目1、政策参与の職務内容について伺います。 件名5、糸満市長選挙立候補予定者の討論会での発言について。小項目1、給食費の負担軽減と言っているようですが、いかなる方法で行うのか伺います。 件名6、当銘シンエイから市民への約束について。小項目1、イルカ触れ合い施設の早期誘致について、どのように考えているか伺います。 演壇での質問をこれで終わり、あとは質問席より再質問します。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時36分)                              (再開宣告午後2時37分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆7番(国吉武光君) 字句訂正の中で、件名2、道路行政について。小項目2、喜屋武「243番地」を「349番地」に訂正をお願いします。それから小項目3、このほうが読み上げるときに抜けているみたいですので、このほうをまた読み上げます。 小項目3、2項道路の指定が得られるよう県南部土木事務所に行政から要請をお願いしたいが見解を伺います。 以上、演壇での質問をこれで終わります。あとは質問席から再質問します。どうもありがとうございました。
    ◎市長(當銘真栄君) 国吉武光議員御質問、件名4、行政運営についての小項目1、政策参与の職務内容についてお答えいたします。 政策参与の職務は、市長の求めに応じ、市政に対する助言及び提言を行うものとなっており、その主な特命事項として、1、真栄里地区開発事業、2、市立こども園の在り方、3、そのほか市長の求める事項となっております。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁させていただきます。 ◎教育長(幸地政行君) 議員御質問、件名1、教育行政について。小項目1及び小項目2についてお答えいたします。 小項目1、喜屋武小学校への進入道路凸凹についての整備の必要性については、現地で舗装の一部に損傷があるのを確認しましたので、修繕を考えております。 小項目2、喜屋武小学校体育館裏の石積み崩落については、琉球石灰岩の石積みの上にフェンスがあることから危険ブロック塀等の安全対策工事として、文部科学省の補助を活用した整備を検討したいと考えております。 ◎建設部長(大城拡君) 件名2、道路行政について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。 小項目1、喜屋武地域において建築基準法の2項道路として確認されている箇所は何か所ありますかについては、南部土木事務所が提供している指定道路マップを確認したところ、喜屋武地域における2項道路として確認できたのは57か所でございます。 小項目2、喜屋武349番地から1874-1番地までの道路については、建築物が立ち並んで通り抜けられる道路であるが、その間は2項道路の指定がないのはどうしてかについては、特定行政庁である沖縄県南部土木事務所に問い合わせたところ、建築基準法第42条第2項に基づく道路として指定する場合には、都市計画区域の指定日、昭和49年8月1日以前から建築物が立ち並んでいると認められる道路に対して指定を行っており、その時点で建物が立ち並んでいると認められない道路については、2項道路の指定をしていないとのことでした。 小項目3、2項道路の指定が得られるよう、沖縄県南部土木事務所に要請をお願いしたいについては、御質問のある道路の周辺は、都市計画法第34条第12号に基づく立地緩和区域に指定されており、接道要件を満たせば、自家用住宅を所有していない方であれば、誰でも一戸建ての住宅建設が可能であります。そのため、2項道路の要請の是非については、特定行政庁と現場確認等も含め、連携を図りながら判断してまいります。 ◎経済部長(兼城浩康君) 御質問、件名3、カーン浜海浜公園の整備計画について。小項目1、カーン浜海浜公園整備についてはどのように考えているかについてお答えします。 現在のところ、カーン浜公園の整備計画はありません。 次に御質問、件名6、当銘シンエイから市民への約束について。小項目1、イルカ触れ合い施設早期誘致の考えについてお答えします。喜屋武地域では、土地改良事業で農業用施設として整備され、活用機会が低下したため池を地域の自然、歴史、文化など、地域固有の資源や魅力を民間活力により、地域雇用などの課題解消に生かし、自治会単位で喜屋武の活性化へつなげる考えがあります。こういった動きは容易に起こるものではなく、有効な契機が備わって実効性が出てくるものであると思い、当案を推奨したところであります。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹君) 御質問、件名5、糸満市長選挙立候補予定者討論会について。小項目1、給食費の負担軽減の方法についてお答えいたします。 学校給食に要する経費については、学校給食法において学校給食を受ける児童、または生徒の保護者が負担することとなっております。一方、経済的に負担が困難な保護者に対しては、給食に要する経費について補助することも可能であるため、そのような家庭に対しては子供の貧困対策の一環として、就学援助制度の中で負担軽減を図ってまいりたいと考えております。 ◆7番(国吉武光君) それでは、まず教育委員会の教育行政についてから再質問をします。 先ほど教育長のほうからこの小項目2の喜屋武小学校体育館裏の石積みの崩落についてということの中で、文部科学省の補助事業で対応するというふうなことで答弁がありましたが、この答弁の中でもし申請して、どれぐらいの間隔でその辺の事業が可能ですか。 ◎教育長(幸地政行君) 文科省の補助の名称は、防災機能強化事業という事業でありまして、ブロック塀等の安全な対策工事に補助があるもので、3分の1補助があります。これを活用して、今検討していると。早めに現場を調査して、その申請様式にのっとって、まずは早めに申請したいというふうに思います。それによって申請を受けることができるか、可能になると思いますので、そのように努力していきたいと思っております。 ◆7番(国吉武光君) この件ですね、ちょうど雨降りが続いたときに、この石積みが、崩落があったんですよ。偶然にも道路まで転がらないで、そこに立て看板があったものだから、その立て看板に止まってしまって、これが道路まで行かなくて、難なく事故とかそういったものはなかったんですけれどもね。でもそうやって崩落するような箇所があるものですから、ましてやここは市道になっているんですよ、ちょうどまた県道と交差する箇所でね、どうしても車の往来が結構激しいところになるものですから、この辺については、早めに補助事業の取付けをやってもらいたいと思います。その辺をひとつよろしくお願いして、また次の質問に移らせていただきます。休憩。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時48分)                              (再開宣告午後2時48分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆7番(国吉武光君) 件名2の道路行政の中で、先ほど2項道路の指定がないのはどうしてかということで言ったんですが、確かに昭和49年8月1日時点でというふうなことを言っているんですが、その時点ではですね、そこはもう3軒のおうちがあるんですよ。普通立ち並ぶと言ったら2軒ですよね、どうですか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時49分)                              (再開宣告午後2時49分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎建設部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 昭和49年8月1日時点で3軒ほど住宅が建っていたということで、なぜ指定されていないかという件でございますが、なぜされていないのか、南部土木事務所のほうに確認したいと思います。現時点では、その理由がちょっと分からないものですから。 ◆7番(国吉武光君) 私はこの質問をする前に、一応、いろんな状況でこの2項道路に適用されていないというような話があったものだから、どうしてかなということで一応調べてみたんですよね、このおうち、何年にやっているかということで。3件は、その建築基準法の中に該当するようなことがあるものですから、多分これは調査漏れか何かかなと思うんですけれどもね。この裏のほうにも1軒あって、この裏のほうの1軒というのは幅員が4メートルになっているから、多分この2メートルも占用ということになっていると思うんですよ、奥の人のおうちのね。だからそういったことがありながら、そういったものが漏れがあるというようなこともあるものだから、やっぱりどうしてもこの地域というのは、私たちの地域では本当に空白が多い場所なんですね。だからこの中ではどうしても建築したいというようなことが結構あるんですが、道路の規定というものがないものだから、要するに2項道路を適用されているかなということで調べてみたら、2項道路は適用されていないと。そうしたらもう、この建物、何年に建築しているか確認してみたんですが、私が調査した限りでは2軒と、あと1軒はちょうど出発する箇所が、先ほど349番地と言いましたでしょう。この349番地も以前から建物がある場所なんですよ。この辺から2項道路としてのあれが抜けているものですから、やっぱりそれは行政として、もしその調査が漏れていたんだったら、漏れていたなりに、その辺の手続を早めにやってもらいたいと思っております。休憩。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時52分)                              (再開宣告午後2時53分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆7番(国吉武光君) それとですね、この2項道路の件で、小項目3の中で行政からその辺の申請はできますかというふうなことを聞いて、確認しておりますが、その辺、もう一回お願いできませんか。 ◎建設部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁いたしましたが、新たに2項道路の要請ができるかにつきましては、2項道路の要請の是非につきましては、特定行政庁ですね、南部土木事務所のほうと現場確認等も含め、連携を図りながら判断していきたいと考えております。 ◆7番(国吉武光君) 今言ったのは3軒ありますよと。2軒からは普通立ち並ぶというふうな表現をするじゃないですか、この2項道路の定義の中でね。その辺は確認したいと思いますが、この立ち並ぶという定義というのは2軒ですか。その辺ちょっと確認できればお願いします。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時54分)                              (再開宣告午後2時55分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎建設部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 先ほど2項道路の指定につきましては、立ち並ぶという文言で2軒以上なのかどうかというのも含めてですね、南部土木事務所のほうに確認したいと考えております。 ◆7番(国吉武光君) 分かりました。ぜひですね、私たち喜屋武地域にとっては、本当に道路がなかなか整備されていない箇所が多くて、これは行政の不手際といえば不手際かも分かりませんが、本当に中にね、大事なところが結構あるにもかかわらず、消防車も通れないようなところが結構あるものですから、その辺をまた2項道路を確認できれば、この2項道路を適用されて、センターから、道路の中心線から2メートル後退と、それが境界ですよというふうに指示すれば、その辺の条件は何とか4メートル確保できるようなことができますのでね、その辺の確認のためにもぜひ南部土木事務所にはその旨、要請をお願いしたいと思います。休憩。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時56分)                              (再開宣告午後2時56分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆7番(国吉武光君) 次に件名3、カーン浜海浜公園の整備計画についてということで、確かに、今言っているように、皆さんからするとなかなか予算が厳しい中で、言われてからすぐ整備するというのも確かに無理なところもあると思いますが、なぜこれを言うかといいますと、喜屋武には、こうして喜屋武の、今までの、本当に大事な場所がカーン浜というのは洗濯、これはチャンガーの洗濯する場所、飲み水があったところ、昔の地図なんですよ。そういったところをですね、やっぱりどうしても地域の皆さんに、また地域の声があるものですから、やっぱり行政においてその辺の計画、取り上げることはないのか、その辺をちょっと確認したいんですが、よろしいでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 このカーン浜の海岸につきましては、沖縄県の管理海岸と位置づけられております。正式に地域からそのような要望があった場合には、沖縄県に相談をしていくことになると思います。 ◆7番(国吉武光君) ありがとうございます。このカーン浜というのはですね、もちろんこのカーというのも大事ですが、私たちが本当に小さい頃からなじみ親しんできた海岸なんですよ。海水浴をしたり、そこで水浴びをしたり、そういう状況をよくして、またオジー、オバーなんかね、このカーン浜が再現できればいいかなと、復元できればいいかなというふうな声もあるものですから、これはどうしても、昔あったようにぜひ私は、もちろんすぐにはできませんが、集落排水事業、いろいろ控えているものがあるものですから、やっぱり一つずつできるものから再整備していかないと、私たち地域はまた取り残されるというような声もあるものですから、やっぱり海浜公園を整備することにより、地域の水がある、海岸沿い、そこにはいろんな形で、そこに涼を求めてくる方も結構いると思うんですよ。だからそういったためにも、将来のためにも今声を上げて、これから整備を打ち立てていかないといけないなというふうに思っているものですから、ぜひその辺も事業化できれば、事業化のほうをお願いしていきたいと思いますので、部長どうでしょうか、その辺。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 繰り返しの答弁になるんですが、正式な要望等が出てきた場合には、沖縄県と相談をしていくということで考えてございます。 ◆7番(国吉武光君) 正式な要望といいますと、どういったことを言いますか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 一般的には地域、まとまった自治会としての意見という形が正式な要望になるのかと考えております。 ◆7番(国吉武光君) 要するに、自治会からの要請ということでよろしいですか。 ◎経済部長(兼城浩康君) はい、そのような形になるかと考えております。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時00分)                              (再開宣告午後3時00分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆7番(国吉武光君) 今、名城ビーチもホテルを造っている、今建設中ですね。こういったことで現在、人の目は南のほうに向かっていると思うんですよ、中心はね。だからその中でいかに私たち糸満がこういった地域の声を聞いてですね、こういったところの整備も必要だなというふうなことが私は大事だと思うんですよ。その辺について、もし市長できれば答えていただけませんか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 議員おっしゃるような、地域のまとまった意見がやっぱり必要と考えておりますので、同じような答弁になるんですが、地域の要望を、まとまった要望を出していくということになると考えております。 ◆7番(国吉武光君) それじゃあ、地域の声、区長の要請があればすぐやってくれるわけですね。その辺また、もう一度お願いします。 ◎経済部長(兼城浩康君) 先ほど答弁でもございましたが、地域からの声が上がった場合には沖縄県と相談をさせていただくということでございます。 ◆7番(国吉武光君) 分かりました。早速帰って、自治会に報告して、そのように申請するようにします。休憩。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時02分)                              (再開宣告午後3時02分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆7番(国吉武光君) 次に行政運営について。政策参与の職務の内容については、先ほど一応確認したんですが、この政策参与というのは、お互いこの行政というのはいろんな形で起案して、いろんな業務を進めるわけですよね。この中で、甲乙丙丁、そういった決裁欄があるんですよ。甲というのはどういった決裁区分ですか。 ◎総務部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 決裁区分において、甲は市長決裁、乙が副市長決裁、丙が部長決裁、丁が課長決裁。教育委員会におきましては、もう一段階ありまして、教育長決裁も入っております。教育委員会におきましては、教育長決裁もありますので、甲乙丙丁戊という形の段階になっております。 ◆7番(国吉武光君) 今ですね、私たち、行政が本当にこれでいいのかなと思うようなところが、節があるんですよ。多分いろんな事業をする中で、皆さんは甲乙丙丁というふうな決裁区分を、丸をつけて決裁はここまでですよと、部長までですよ、課長までですよというふうな事業を設けてやると思うんですよ。その中で、この政策参与の声も何かちらほら関わっているような声がちょっと聞こえるものですから、その辺の件はどうですか。糸満市は地方自治法の、自分たちの糸満市の条例ですね、その辺の改正をやったんですか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時04分)                              (再開宣告午後3時05分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 再質問にお答えいたします。 政策参与の職務につきましては、先ほど市長のほうからも答弁がありましたが、まず市長の求めに応じ、市政に対する助言及び提言を行うものであり、決裁権を有するものではございません。 ◆7番(国吉武光君) 確かに条例を見ても、この決裁欄はないです。ない中でね、事業が決まるような、決まった中でその辺の鶴の一声というのかな、そういったことで事業が変更されたことがありますか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時06分)                              (再開宣告午後3時06分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 再質問にお答えいたします。 うわさについての答弁は控えたいと思っております。 ◆7番(国吉武光君) そうですよね。うわさについてはなかなか答弁できないよね。でもね、こういった点というのは火のない所に煙は立たないというのがあるじゃないですか。その辺ですね、やっぱりそういったものがあるから、こういった煙が出てくるわけです。その辺の確認、本当にそれでいいですか。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 再質問にお答えいたします。 繰り返しになりますが、うわさについては承知いたしていませんので、答弁は差し控えたいと思っております。 ◆7番(国吉武光君) 確かにみんな一々うわさについて答弁していたのでは糸満市の行政はおかしいんじゃないのというふうな声もなるし、でもね、私は思うんだけど、この政策参与、皆さん最初、市長が当選してやったときに、あの副市長室をカムフラージュして、自分の政策参与室というふうなことがあったでしょう、それはうわさですか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時08分)                              (再開宣告午後3時09分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 今、政策参与の、副市長室の使用についてはですね、市長の求めにより、副市長が選任されるまでの一定期間、政策参与としての助言を頂きたいということで、7月6日からの委嘱状交付に参加した部長の承認を得て、その後、政策参与は副市長室で職務を行っております。 ◆7番(国吉武光君) 市長が部長の承認を得たということですよね。皆さん、部長の皆さん、市長が一言声かけたらできませんと言えますか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時10分)                              (再開宣告午後3時10分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 再質問にお答えいたします。 その内容によっては断ることもできると思っております。 ◆7番(国吉武光君) この内容というのはどういった内容を示していますか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時11分)                              (再開宣告午後3時11分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 再質問にお答えいたします。 市長からの提案があった場合は、具体的な提案があった場合ですね、その内容は吟味して返答したいと思っております。 ◆7番(国吉武光君) 内容を、要するに庁議のほうで決めるというようなことですか。それともこの文書を直して、決裁区分の中でやるということですか。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 再質問にお答えいたします。 その内容によっては庁議で決定することもあると思いますし、またこの内容に応じても決裁でもってこれを市長に決裁を求めることもあると思います。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時12分)                              (再開宣告午後3時12分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 再質問にお答えいたします。 その内容によってですね、庁議で決定する事項もあると思いますし、また決裁でもって市長に報告することもあると思います。 ◆7番(国吉武光君) この副市長室の使用というのは、これはそのまま庁議の中で決めていいですか。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 副市長室の使用につきましてはですね、市長から参加した部長に、その使用を伝えたところ、特に各部長からの意見はなかったということでございます。それで政策参与が副市長室で職務したということでございます。 ◆7番(国吉武光君) 市長が当選してすぐですね、どの部長だって、簡単にはできませんと言いませんよ、いいでしょうと、これしか言いません。私だってそう言うか分かりませんよ、もしかしたら私はまた逆に反発して、いや、これはならんと言うかも分かりませんが、でもね、こういったことをね、糸満市の今までの行政の中でこんなこと一度もなかったんですよ。必要であれば、椅子を持ってきて、これを市長のほうにね、市長が呼んで椅子を持ってきて確認すればいいことじゃないですか。そういったことは今後絶対やってはいけないと思います。 それとですね、先ほどうわさのということがありましたよね。実際にね、参与のほうまで回覧されているということを聞きました。その辺の事実はどうですか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時14分)                              (再開宣告午後3時15分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 再質問にお答えいたします。 具体的にどういう文書なのか、その辺がないと、答弁は控えたいと思っております。 ◆7番(国吉武光君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・私はまた次にですね。次にその辺の確たる証拠をつかんで皆さんの前に提示します。そのときはちゃんと謝ってくださいよ。休憩。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時16分)                              (再開宣告午後3時16分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆7番(国吉武光君) それでは、また再質問させていただきます。ちょっと待ってくださいね。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時16分)                              (再開宣告午後3時17分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆7番(国吉武光君) 最後に、9月定例会での一般質問の中で、私の不適切な一部の発言で関係者に御迷惑がありました。それについては、多少言い過ぎたことは謝りますが、議会は議論の場であり、私の発言のこの児童虐待防止対策に関する関係閣僚会議からの通知が届いたときのことに一般質問でやったわけです。そのときに、副市長のプライベートについて触れました。皆さん、副市長は公人です。公人にプライベートはありますか。その辺確認したいんですが。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時18分)                              (再開宣告午後3時21分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時21分)                              (再開宣告午後5時00分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 先ほどの国吉武光君の一般質問における発言について、会議規則第64条の規定により、その一部を取り消したいとの申出がありますので発言を許します。 ◆7番(国吉武光君) 先ほどの私の発言の中で、不適切な発言がありますので、その部分については取消しをお願いいたします。 ○議長(大田守君) お諮りいたします。 ただいま国吉武光君からの先ほどの発言について、その一部を取り消したいとの申出がありました。取消しの申出を許可することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大田守君) 御異議なしと認めます。 よって国吉武光君からの発言の取消しの申出を許可することに決しました。なお、今回の取消しに係る発言部分については、後刻議長において調整いたしたいと思いますので御了承ください。 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時02分)                              (再開宣告午後5時02分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 先ほどの国吉武光君の一般質問における発言について、謝罪したいとの申出がありますので発言を許可します。 ◆7番(国吉武光君) 先ほどは感情が高ぶり、議長の発言制止を受け入れることができずに、発言してしまいました。今後、このようなことがないよう反省して、おわび申し上げます。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時03分)                              (再開宣告午後5時03分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆7番(国吉武光君) まだ残された時間はありますが、これをまた次の3月定例会に取り残して、また質問しますので、今回はこれで終わります。 ◆11番(玉城安男君) こんにちは。令和2年12月21日、一般質問のトリを務めます玉城安男です。一般質問を始める前に、私の所見を申し上げます。 市民の皆様、傍聴席の皆様、インターネット中継を御覧の皆様こんにちは。今年6月に実施された糸満市長選挙においては、前評判を覆し、當銘真栄氏が現職市長に4,000票余りの大差をつけ当選を果たしました。その選挙戦の争点の一つが真栄里の開発の在り方ではなかったかと思います。私も当銘シンエイ後援会の中で昭市長のチラシを見て、いろいろな疑問を感じ、それを当銘シンエイ後援会のチラシで12項目の疑問点として投げかけました。その12項目の疑問点のうち3点だけここで申し上げます。1点目は、150億円の工事が1年で終わり、令和6年度には分譲を開始するという点、2点目は、国庫補助金を活用せずに区画整理事業を実施するため、減歩率が55%と非常に大きく、土地所有者は事業実施後、その面積が半分以下になってしまうこと。3点目に、土地区画整理事業を土地開発公社に委託するため、150億円の工事費及び土地の売却費が市議会の関与を受けずに公社の判断のみで行われることができることとなること。それに対し、あきら後援会からは何の反論もなく、拍子抜けした記憶がありますが、當銘真栄市長が誕生し、関係各課から説明を受け調整する中で、一つずつ課題が解決していると聞いております。特に3点目の区画整理事業の事業主体については、公社に委託せず、市が直接実施することになったため、議会のチェックが可能となり事業の透明性が格段に増加したことは高く評価できます。當銘真栄市長においては、ぜひ南部病院跡地や市の福祉ゾーンも含め、真栄里地区の新しいまちづくりを着実に進めていただきたいと思います。 さて、令和2年12月9日に糸満中学校3年生、上原一路、「一路」と書いて「ひろ」さんが、當銘真栄市長を表敬しております。上原一路さんの実績評価は、2019年10月、高円宮杯第71回全日本中学校英語弁論大会沖縄県予選大会で最優秀賞、1位を取っております。2019年12月、海の宝アカデミックコンテスト2019全国大会、りゅうぐうのつかい賞、これは全国で2位に相当する賞らしいです。2020年9月、第60回島尻地区児童生徒科学作品展、金賞、2020年10月、第60回沖縄県児童・生徒科学賞作品展、最優秀賞、2020年11月、沖縄県退職校長会、善行賞を頂いております。2020年11月、第9回石橋湛山平和賞、中高生の部、最優秀、「届けたい 貝の声 沖縄の声」。上原一路さんの活動が認められ、第64回日本学生科学賞、沖縄審査委員会、極めて優秀であることから第64回日本学生科学賞に出展する権利を取得、研究テーマ「真栄里海岸における打ち上げ貝の採集調査Ⅴ」、2015年12月から2020年7月にかけての5年間にまたがって調査を行ったということであります。また、12月18日の琉球新報に糸満中学校3年生の平良弥安さんの写真が載っていました。第9回アートコンクールで優良賞を受賞しています。絵は抽象画から人物画まで、ジャンルは問わない。今回は初チャレンジの動物の絵で受賞した。色鉛筆などを使って描き、柔らかな毛並みと鋭い眼光を見事に表現した。糸満中学校3年、上原一路さん、平良弥安さん、勉強や自分が得意とする分野を生かし、これからも頑張ってください。 一般質問の取下げと字句の訂正をお願いいたします。件名3、土地改良事業分担金の徴収にの中で、小項目1、県営福地第1地区土地改良事業のカからコまでを取下げいたします。件名7、道路行政の小項目3の中で「C12号線」を「C11号線」に訂正をお願いします。それでは一般質問を行います。 件名1、教育行政について。今年は、世界中で新型コロナウイルス感染症が蔓延し、日本国、沖縄県においても新型コロナウイルス感染症に多くの県民が感染しています。小項目1、コロナ禍における学校現場の対応について。ア、小、中学校の学力向上対策はどのような対応をしていますか。イ、生徒のいじめ対策はどのような対応をしていますか。ウ、小6、中3の生徒が楽しい学校生活を送るための各学校の計画があればお聞かせください。 件名2、福祉行政について。小項目1、待機児童対策について。ア、待機児童ゼロは何年度を目標にしていますか。イ、年齢別の待機児童数をお聞かせください。ウ、ゼロ歳児から5歳児までの児童の数をお聞かせください。 小項目2、放課後児童クラブについて。12月10日の新聞報道で共働きやひとり親家庭の小学生を預かる放課後児童クラブ、学童保育を希望したにもかかわらず利用できなかった待機児童は5月1日時点で1万8,783人だったことが9日、全国学童保育連絡協議会の調査で分かった。沖縄県は789人で、前年比119名増、小学校入学時に預け先が見つからず、保護者が離職する小1の壁問題が指摘される。ア、児童の待機状況をお聞かせください。 件名3、土地改良事業分担金の徴収について。小項目1、県営福地第1地区土地改良事業について。ア、市が農家負担立替分を請求する根拠となる県営土地改良事業分担金徴収条例が未制定であるが問題ないか。イ、土地改良区を設立していないため土地改良区に代わり、市が受益者99戸分の分担金請求額を積算して請求しなければならないか。ウ、毎年度の農家負担立替分の請求はいつ行うのか。年度ごとに行う必要はないか。毎年請求しないと請求権の放棄につながらないか。エ、農家負担立替分の負担金徴収金の令和2年度歳入予算が組まれてないが、請求しないのか。オ、仮に市が農家負担立替分を受益者99戸全員に請求したとして、実際の払込みはいつになるのか。延滞利息等も含め請求するのか。 件名4、農業集落排水処理施設事業について。小項目1、糸満市農業集落排水処理施設接続促進事業補助金交付について。ア、供用開始後2年間の5万円(単費)補助を検討しているのか伺います。イ、公共下水道も歩調合わせにより、同様な補助の実施を行う必要があることから、公共下水道事業の相当な財政負担及び補助事業事務の混乱が生じると懸念するが市の見解を伺います。ウ、農業集落排水における限定的な接続を促進する効果は、5万円の補助で一般市民の接続を促進する効果が期待できるか。 件名5、沖縄県土木建築部行政懇談会について。小項目1、今年7月21日開催の懇談会に、糸満市はどなたが参加しましたか。 小項目2、市長は懇談会で「何も分からない市長ですがよろしくお願いします。」と発言したという人がいますが、それは事実ですか。 小項目3、そのことが事実とは異なる場合、市長はどのように対応しますか。 件名6、旧糸満南小学校跡地利用について。小項目1、旧糸満南小学校跡地利用について。ア、市道与那堀線潰れ地の代替用地はどの位置で何坪ぐらいありますか。イ、糸満市土地開発公社の財産を伺います。これは糸満市のものなのか、公社のものなのか。ウ、旧糸満南小学校跡地にはどのような建物を予定していますか。 件名7、道路行政について。小項目1、市道与那堀線の全面開通に向けての進捗状況を伺います。 小項目2、糸満ロータリーから旧市役所までの道路(C3号線)拡張の考えはないですか。 小項目3、糸満与那原線道路からいとま~る・旧漁協までの道路(C11号線)拡張の考えはないですか。 件名8、空き家対策事業について。小項目1、空き家対策委員の構成をお聞かせください。 小項目2、事業の進捗状況を伺います。 壇上では終わりまして、あとは質問席で再質問をさせていただきます。よろしく御答弁をお願いします。 ◎市長(當銘真栄君) 玉城安男議員御質問、件名7、道路行政について。小項目2、C3号線の拡張の考えについてお答えをいたします。 糸満ロータリーから旧市役所までの道路(C3号線)拡張の考えについては、市道C3号線は既成市街地の中心市街地を通る重要な路線であるため、市道C11号線と併せて、県道糸満与那原線を補完するシンボルロードとして街路での都市計画決定を検討している路線であります。今年度は概略設計を行い、次年度以降の街路事業としての事業化を図っていきたいと考えております。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行君) 議員御質問、件名1、教育行政について。小項目1、コロナ禍における学校現場の対応、ア、学力向上対策についてお答えいたします。 今年度は休校が長期化したことで、一部の学年では時数確保が困難な状況にあり、そのため授業内容の重点化を図るなどの工夫を行っております。また、短縮授業や時間割の見直しを行い、時数確保につなげるとともに、学習支援員等を活用するなどして、学習の保障に取り組んでいます。
    教育委員会指導部長(與那覇正樹君) 御質問、件名1、教育行政について。小項目1、コロナ禍における学校現場の対応。イ及びウについてお答えいたします。 小項目1、イ、いじめの対策については、各学校においてはコロナ禍に限らず、日頃からいじめ防止基本方針に基づいて対応しております。アンケートの記載内容や児童生徒の様子を観察しながら、何かしらの変化、気になる記載内容が確認された場合には、児童生徒から直接聞き取りするなどして対応に当たるとともに、学年、学校全体で情報を共有して対応に当たります。 次にウ、楽しい学校生活を送るための計画については、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、今年度は学校行事を縮小せざるを得ない状況にあります。しかし、各学校とも感染対策を施した上で、小学校においては修学旅行等を実施しており、また中学校においては、内容を変更してエリア学習や遠足などを実施しました。またミニ運動会を実施した学校もあり、できる限り、子供たちが楽しく学校生活が送れるような創意工夫しながら取り組んでいるところであります。 ◎福祉部長(平田徳明君) 御質問、件名2、福祉行政について。小項目1、待機児童対策について。アからウまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、待機児童ゼロは何年度を目標にしているかについては、令和3年度を目標としています。 次にイ、年齢別の待機児童数についてですが、令和2年10月1日時点において、ゼロ歳児17人、1歳児21人、2歳児8人、3歳児2人、4・5歳児は3人、計51人となっております。 次にウ、ゼロ歳児から5歳児までの児童数については、保育に申込みされた児童数でお答えしますと、全体で3,283人です。 御質問、件名2、福祉行政について。小項目2、放課後児童クラブについて。ア、児童の待機状況についてお答えいたします。児童の待機状況については、令和2年度放課後児童クラブ実施状況調査によりますと、令和2年5月1日時点において、58人となっております。 ◎経済部長(兼城浩康君) 御質問、件名3、土地改良事業分担金の徴収について。小項目1、県営福地第1地区土地改良事業について。アからオについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、農家負担立替分請求根拠とする県営土地改良事業分担金徴収条例が未制定であるが問題ないかについては、現行の条例を改正するため、現在詳細を検討しているところであります。 次にイ、土地改良区に代わり受益者分担請求額を積算し、請求しなければいけないのかについては、当該事務を担っていた糸満市土地改良区合同事務所の閉所に伴い、分担金の積算及び請求は本市が行ってまいります。 次にウ、農家負担立替分の請求は年度ごとに行う必要はないか。毎年請求しないと請求権の放棄にならないかについては、請求は基本毎年度行う考えであります。その場合、年度ごとの負担金が確定するのが例年沖縄県より負担金請求がある年度末となるため、農家負担分の請求は翌年度に請求することになります。よって請求権の放棄にも該当しないと認識しております。 次にエ、農家負担立替分の負担金徴収金の令和2年度歳入予算措置と請求については、福地第1地区の事業期間は令和2年度から8年度となっております。したがって、令和2年度から農家負担金が発生することとなりますが、さきに答弁したように、令和3年3月に事業の負担金が確定するため、令和2年度分は本市が先に沖縄県へ支払いを済ませ、農家への請求は令和3年度に行うため、会計処理上においては令和3年度歳入予算として対応することとなります。 次にオ、仮に市が農家負担立替分を受益者全員へ請求した場合の払込期日と延滞利息等の請求については、基本的には負担金確定後の翌年度に請求することから、農家へは令和3年度内にて期限を定め支払いをお願いすることになると思いますが、実務的には延滞利息等も含め地域の推進委員会と協議し、定めていくこととしております。 次に御質問、件名4、農業集落排水処理施設事業について。小項目1、糸満市農業集落排水処理施設接続促進事業補助金交付について。ア及びウについてお答えいたします。小項目1、ア、供用開始後2年間、単費5万円補助を検討しているかについては、農業集落排水事業は農村地域における生活雑排水による公共水域の汚染や地域生活環境悪化の懸念などへ対応するため、実施する事業でありますが、施設整備を行っても地域の世帯接続が停滞しては、実質事業経営の維持は困難であります。当該農業集落排水事業米須地区においては、令和3年度に一部供用開始を控えている中、接続率の向上は極めて重要になると考えております。したがって、同事業を円滑にスタートする上で接続率を上げるための施策として2年間限定で、糸満市独自の支援制度として構築が図られないか現在、関係部署と調整を行っているところであります。 次にウ、農業集落排水の限定的な接続促進の効果は5万円補助で、接続促進の効果は期待できるのかについては、供用開始から2年の短期間で接続率を高め、収益につなげることが効率的であると考えます。また接続を希望されている市民にとってはメリットがあり、制度構築が図れれば接続促進への効果は期待できるものと考えております。 ◎水道部長(伊敷勝君) 御質問、件名4、農業集落排水処理施設事業について。小項目1、糸満市農業集落排水処理施設接続促進事業補助金交付、イ、についてお答えいたします。 公共下水道事業における単費5万円の支援制度については、財政状況を踏まえ検討することとしております。 ◎建設部長(大城拡君) 御質問、件名5、沖縄県土木建築部行政懇談会について。小項目1から3について順にお答えいたします。 小項目1、沖縄県土木建築部行政懇談会の参加者は、糸満市長、糸満市議会議長及び糸満市建設部長の3名であります。 小項目2、懇談会での「何も分からない市長ですがよろしくお願いします」との発言ですが、7月21日に開催された懇談会の音声データを南部市町村会事務局より提供していただき、内容を確認したところ、そのような発言は確認できませんでした。 小項目3、事実と異なる場合の対応ですが、もし、事実誤認に基づくことを流布しているのであれば、流布している本人が改めることではないかと考えます。また、事実誤認がある中、議会議事録に掲載されていることに対しては遺憾に思います。 御質問、件名7、道路行政について。小項目1及び3について順にお答えいたします。小項目1、市道与那堀線の進捗状況については、延長386メートルのうち、生涯学習支援センター前65メートル及び糸満警察署前170メートルの合計235メートルの道路整備が終了しております。また糸満警察署前から県道糸満具志頭線へつながる交差点は8月に暫定形の片側車線ではありますが、供用を開始しております。起点側ラウンドアバウト部分につきましては、物件補償交渉及び交差点取付け協議を整え、早い時期に工事に着手する予定です。用地取得につきましては、全37筆中30筆取得しておりますが、一部用地交渉が難航していることもあり、7月に事業認定申請図書の作成業務を委託しております。なお、全面供用開始につきましては、用地の取得状況にもよりますが、令和5年の事業完了に向けて取り組んでおります。 小項目3、糸満与那原線道路からいとま~る・旧漁協までの道路(C11号線)拡張の考えについては、市道C11号線は既成市街地の中心市街地を通る重要な路線であるため、市道C3号線と併せ、県道糸満与那原線を補完するシンボルロードとして街路での都市計画決定を検討している路線であります。今年度は概略設計を行い、次年度以降の街路事業としての事業化を図っていきたいと考えております。 御質問、件名8、空き家対策事業について。小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、空き家対策委員の構成については、空家等対策の推進に関する特別措置法第7条第2項の規定に基づき、糸満市長、地域住民、法務、不動産、建築、福祉に関する学識経験者及び関係部長が構成員となっております。 小項目2、事業の進捗状況については、令和元年度に糸満市空家等実態調査業務を実施しており、市全体及び地域ごとの空き家の数を把握しております。また本年度は糸満市空家等対策計画業務にて関係部局との調整を図る幹事会及び空家等対策計画の作成及び推進を目的とする協議会をそれぞれ2回開催しております。今後はパブリックコメントを実施し、空家等対策計画原案を作成し、第3回の協議会で取りまとめていく予定であります。 ◎総務部長(福元信美さん) 御質問、件名6、旧糸満南小学校跡地利用について。小項目1、旧糸満南小学校跡地利用について。アについてお答えいたします。 小項目1、ア、市道与那堀線潰れ地の代替用地については、旧糸満南小学校跡地に建設された稲嶺原市営住宅の南側に、円滑な公共事業の推進を図るため、面積786平方メートル、約237坪の保留用地を想定しております。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 御質問、件名6の小項目1、旧糸満南小学校跡地利用について。イ及びウについてお答えいたします。 イの糸満市土地開発公社の財産(糸満市・公社のもの)については、一義的に、法的には土地の所有者である土地開発公社のものでありますが、土地開発公社が本市の100%出資法人であること、欠損による資金借入れの際には、市が債務保証をし、実質的に赤字が転嫁されることから、実質的には市の所有と同等の意味合いを持つものと認識しております。 次にウの旧糸満南小学校跡地への建設予定については、旧南小学校跡地のうち、昨年度糸満市が公社に売却し、土地開発公社が民間事業者に販売した用地については、既に市に開発行為許可申請書が提出され、12月1日には市が県に進達し、現在県において審査が行われております。この開発行為許可申請には土地開発公社と企業との売買契約の要件となっている従業員宿舎及び保育所の建設が示されております。その審査を経て、来年の早い時期にその建設工事に着手されるものと認識しております。 ◆11番(玉城安男君) ありがとうございました。まず、空き家対策からお聞かせ願いたいと思います。 先ほど構成員の説明を、市長をはじめ、いろんな方々が述べられていましたけれども、これは何名で構成されているのかをもう一度伺いたいと思います。 ◎建設部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 構成員につきましては、12名の構成でございます。 ◆11番(玉城安男君) 12名、地域の方も入っているということで非常にいいことだと思います。じゃあ、事業の進捗状況についてですけれども、先ほど各地域の空き家についてほぼ調べつつあると。これは次年度以降、行うときには各ブロックごと、よく言う5字というのかな、高嶺、三和、兼城、糸満、西崎はないかもしれませんけれども、西崎として、5つの校区にもし分けた場合、例えば本格的にこの事業を、手を入れるときにはどうしても字糸満だとか、旧部落といったらおかしいけど、糸満、兼城、三和、高嶺と、結構広範囲に広がっていくと思うんですよ。こういうときに空き家をよく知っているのは、例えば自治連絡員だとか自治会長がよく理解していると思います。そういう意味ではその辺の活用はぜひやってほしいと思います。これは、空き家対策はできるだけ早めに、できることがこの建物じゃなくて周囲に草木が繁茂しますので、ぜひこれを早めにやっていただきたいと思います。これは次年度はブロックごとに分けてやるのかを伺いたい。 ◎建設部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 昨年度で各字、自治会といいますか、それで空き家については把握しております。議員がおっしゃるブロックごと、三和、高嶺、例えば糸満とかですね、そういったごとにその辺の管理といいますか、今後の作業につきましては、まだ委員会ではまとまった状態でありませんので、今後、その辺を含めて検討したいと考えております。 ◆11番(玉城安男君) 部長、ぜひ、これ一遍に、広範囲に全部やるとしたら、中途半端になると思うのでね、どこも早めにしてほしいと思うんですけれども、どこからでもいいから一つ一つずつやって、早めに対応できるようにやっていただきたいと思います。 それでは件名7、道路行政について。先ほど部長のほうから説明がありましたけれども、令和5年をめどにして全面開通に向けたいということでありました。この道路は、糸満署がもう既にここに建っていますので、早めの対応が絶対に必要だと思います。また、いろんな車が警察には入っていきますので、それも早めに通すためにも糸満市としては力を入れて、この道を早めに造り上げて、通せるようにしていただきたい。 もう一つ、先ほど市長からも話がありましたけれども、小項目2、3のC3号線、C11号線の拡張工事などは、シンボルロードとして今概略の設計をやっているというようなことですので、早めにそれを進めるようにやっていただきたい。そうすることによっていとま~るのほうにも車がいっぱい流通していくと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。休憩をすみません。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時44分)                              (再開宣告午後5時45分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆11番(玉城安男君) 件名3の土地改良分担金徴収についてをお伺いしたいと思います。 土地改良分担金徴収条例はいつできるんでしょうか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時45分)                              (再開宣告午後5時45分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 令和3年3月を予定しております。 ◆11番(玉城安男君) それでは県営福地第1地区土地改良事業の総合計費は幾らですか。それとまた、農家負担金は幾らなのかを教えていただきたいと思います。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 総事業費につきましては、12億4,600万円でありまして、内訳としては区画整理で9億1,300万円、畑かんで3億3,300万円、農家負担金につきましては2.95%の負担率でありまして、2,693万3,500円となっております。 ◆11番(玉城安男君) 農家の代表者、推進員は何名ぐらいを予定していますか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 推進員につきましては、現在20名の推進員がおります。 ◆11番(玉城安男君) 農家負担金の徴収は誰が集金するのですか。そしてまたもう一つ、農家負担金徴収の責任者はどなたに当たるのでしょうか。この2つをお聞かせください。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 集金につきましては、糸満市農村整備課が対応いたしまして、責任は糸満市でございます。 ◆11番(玉城安男君) ありがとうございます。 それでは件名4、農業集落排水処理施設事業についてをお尋ねしたいと思います。糸満市の公共下水道での接続時の市からの補助金をお聞かせください。 ◎水道部長(伊敷勝君) 再質問にお答えいたします。 公共下水道事業における接続補助金につきましては、単独浄化槽から公共下水道へ接続する場合は10万円の補助……。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時48分)                              (再開宣告午後5時48分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎水道部長(伊敷勝君) 再質問にお答えいたします。 現在、公共下水道事業における接続補助金につきましては、単独浄化槽からの公共下水道への接続は10万円の補助金と、合併浄化槽からの接続につきましては5万円の補助金を現在行っているところであります。 ◆11番(玉城安男君) じゃあ、農業集落排水処理施設の同じく接続時のときの市からの補助金を聞かせてください。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 令和3年度の予算につきましては、現在、関係部署と調整中であり、まだ確定はしておりません。確定した際には正式に公表を考えております。 ◆11番(玉城安男君) それでは供用開始後の2年間の5万円補助の検討は、もしそれが通れば、今のものに対しての上乗せ補助金ということになるんでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えいたします。 担当課としては、そういった考えで今現在予算の要求とかやっておりますが、やっぱり先ほどと同じように予算は確定していないため、確定した場合に正式に公表したいと考えております。 ◆11番(玉城安男君) それでは、上乗せ補助がもし決まった場合には、公共下水道においてもそれは導入する予定でしょうか。 ◎水道部長(伊敷勝君) 再質問にお答えいたします。 単独での5万円の補助につきましては、現在、公共下水道事業の財政状況を踏まえて、今後検討することとさせていただきます。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時51分)                              (再開宣告午後5時51分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆11番(玉城安男君) それでは、件名5、沖縄県土木建築部行政懇談会においてですね、7月21日開催の懇談会に参加してもいない議員が、あたかも目の前で當銘真栄糸満市長が、何も分からない市長ですと、お願いしますと言ったという発言は明確な根拠もなく當銘真栄市長の名誉を著しく傷つけられたと思います。市長の思いをお聞かせください。 ◎市長(當銘真栄君) 再質問にお答えします。 この件に関しては、聞いた話の質問を議会の場でされるということもちょっと遺憾に思います。その議事録がまた議会の場でも議事録として残っていると、さらにまた糸満市が本当に恥ずかしいという発言もされていますので、それは本人によって訂正されるか何かは考えていただきたいと。発言していないことに対しては遺憾に思います。 ◆11番(玉城安男君) そうですね、根拠に基づいて話ができる私たち市議会議員であってほしいと願います。 これをもって一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大田守君) 以上で一般質問を終了いたします。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守君) 以上で本日の会議を終了いたします。                              (散会宣告午後5時53分)...