糸満市議会 > 2020-12-16 >
12月16日-03号

  • 和式トイレ(/)
ツイート シェア
  1. 糸満市議会 2020-12-16
    12月16日-03号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    令和2年第8回糸満市議会定例会会議録令和2年12月16日出席議員 21人1番 玉 村   清 君    2番 金 城   悟 君3番 上 原   勝 君    4番 浦 崎   暁 君5番 菊 地 君 子 さん   6番 伊 敷 郁 子 さん7番 国 吉 武 光 君    8番 金 城   敏 君9番 新 垣 勇 太 君    10番 金 城 一 文 君11番 玉 城 安 男 君    12番 玉 城 哲 郎 君13番 金 城   寛 君    14番 高 江   靖 君15番 西 平 賀 雄 君    16番 大 城 明 弘 君17番 金 城   敦 君    18番 徳 元 敏 之 君19番 金 城 幸 盛 君    20番 新 垣 安 彦 君21番 大 田   守 君欠席議員 なし 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。   市長     當 銘 真 栄 君    副 市 長  神 谷 和 男 君   教育長    幸 地 政 行 君    総務部長   福 元 信 美 さん   企画開発部長 徳 元 弘 明 君    市民健康部長 島 根 辰 也 君   福祉部長   平 田 徳 明 君    経済部長   兼 城 浩 康 君   建設部長   大 城   拡 君    水道部長   伊 敷   勝 君   消防長    福 元   毅 君    教育委員会  阿波根 庸 伸 君                       総務部長   教育委員会  與那覇 正 樹 君    農業委員会  国 吉 真 昭 君   指導部長                会長本日の議事日程 日程第1 議案第113号 令和2年度糸満市一般会計補正予算(第8号) 日程第2 一般質問   ――――――――――――――――――――――――――――――                              (開議宣告午前10時00分) ○議長(大田守君) これより本日の会議を開きます。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守君) 議案第113号 令和2年度糸満市一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。 △本案については、その審査を民生委員会に付託してありましたので、委員長の報告を求めます。 ◆2番(金城悟君) 皆さんおはようございます。今日から一般質問に入りますけれども、すみませんが、民生委員会所管の報告をさせていただきます。 本委員会に付託のありました議案第113号について、委員長報告を行います。 議案第113号 令和2年度糸満市一般会計補正予算(第8号)。 本案は、歳入歳出予算にそれぞれ4,287万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ378億3,337万円とするものであります。 歳出、3款2項1目児童福祉総務費におきまして、ひとり親世帯臨時特別給付金4,287万円が追加計上されています。これは新型コロナウイルス感染症の影響を受けているひとり親世帯に対し、1世帯5万円、第2子以降1人につき3万円の臨時特別給付金の再支給を行うためとの説明がありました。委員からは、周知方法について、広報紙だけではなくSNS等を活用するなど、若い人向けの周知方法も検討してほしいとの意見がありました。 審査の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しております。 ○議長(大田守君) 委員長報告に対する質疑を許します。 お諮りいたします。 委員長報告に対する質疑を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大田守君) 御異議なしと認めます。 よって委員長報告に対する質疑を終了いたします。 委員長報告に対する討論を許します。 お諮りいたします。 委員長報告に対する討論を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大田守君) 御異議なしと認めます。 よって委員長報告に対する討論を終了いたします。 これより採決を行います。 議案第113号 令和2年度糸満市一般会計補正予算(第8号)、本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 ○議長(大田守君) 起立全員であります。 よって本案は、委員長報告のとおり原案可決されました。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守君) 「一般質問」を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆10番(金城一文君) 市民の皆様、傍聴席の皆様、インターネット中継を御覧の皆様、おはようございます。12月定例会、最初の質問をさせていただきます。質問に入る前に、一言所見を述べさせていただきます。先日、高嶺中学校の生徒の皆さんによるキャリア教育発表会がありました。高嶺中学校の生徒の皆さんが、いとま~るがもっとにぎやかになるようにと現場に足を運び、様々な方からお話を伺って、一生懸命に知恵を絞り意見をまとめていました。その内容の濃さに大変驚かされましたとともに、話合いをする過程での決め事にも感心しました。自分と違う意見もしっかり聞く、自分と考えが違うからといって否定しない。最終的には一つの意見に集約するといったものでした。私も、自分のことを振り返って、果たしてそれができているかと反省いたしました。改めて大人として自分と違う意見もしっかりと聞き、頭ごなしに否定せず、自分の意見に取り入れて議員活動をしていきたいと思います。では、通告書に従いまして質問させていただきます。 件名1、消防行政について。これまで私はこの問題について何度か質問をさせていただきました。それは行政に求められていることの中で、市民の皆さんの生命や財産を守ることが一番重要であると考えているからです。そのために人口の多い地域、あるいはその近くに消防署を設置することが必要不可欠であると思います。前回の質問において、當銘真栄市長のお考えをお聞かせ頂き、市長も同様な考えをお持ちであることが確認できました。消防署の分署設置に関しては様々な事柄が複雑に絡んでいて、簡単にはいかないことは承知していますが、分署設置のためにどのような方法があるかを早急に議論していかなければ、設置に向けての具体的なものは見えてこないと思います。前回の質問では、広域化の方法によっては人員の増強、あるいは財政的な問題があるとのことでした。想定される様々なケースの人的、財政的な負担増を比較、検討して、どの方法を採用するのか早急に議論すべきであると思います。そこで伺います。小項目1、消防署分署の設置に係る経費及び人的負担増について。ア、経費はどれくらい増加しますか。イ、人員はどれくらい増加しますか。 件名2、庁舎管理について。10月13日、市役所敷地内より救急救命の要請があり、救命措置後病院へ搬送されるということがありました。懸命な処置も届かず、残念ながらお亡くなりになったとのことであります。御冥福をお祈りいたします。どのような経緯で、どのような処置が取られたのかとの声がありました。そこで伺います。小項目1、糸満市役所庁舎内及び敷地内よりの救急救命要請時における市当局の対応について。ア、どのような対応をしますか。 件名3、商工行政について。當銘市長の経歴において、商工会青年部副部長というものがあります。商工会青年部というのは、地域の商工業を躍動させるために中小の事業者や、その後継者などが資質の向上や地域活性化のために事業を行うなどしている団体であります。私も10年余り所属し活動してきましたが、地域活性化のために重要な組織であると思います。またその上部組織である商工会も中小事業所の経営や税務、商品開発など様々な相談を受けており、地域において糸満市の商工行政において大きな役割を有しているものと思います。市として、今後どのような形で商工会と連携し、中小事業所の経済活動を支援していくお考えであるかお聞かせください。また前回の質問でも伺いました糸満市場いとま~るについて、その後の対応について伺います。小項目1、経営発達支援事業について。ア、進捗状況はどうなっていますか。 小項目2、糸満市における糸満市商工会の位置づけについて。ア、どのような役割がありますか。イ、今後どのようなことを期待しますか。 小項目3、糸満市場いとま~るについて。ア、中央広場の滑り止めや雨水浸入等のその後の対策はどうなっていますか。 小項目4、プレミアム商品券事業について。新型コロナウイルスの感染拡大により大きな影響を受けた市内店舗の販売促進と市民の生活を支える目的として、地域経済とくらしを支える商品券事業によるいとまんプレミアム商品券の販売が始まって2か月がたちました。このほど2次販売が始まったと伺いましたが、コロナ禍の中で苦戦している市内事業所を応援していくためにさらなる利用の促進を促していく必要があると思います。そこで伺います。ア、販売実績はどうなっていますか。 件名4、動物愛護行政について。當銘市長の選挙公約の中で、ペットの命も輝くまちづくりというものがありました。物の本によると、ペットがもたらすメリットとして、ペットは人の人生の質の向上に貢献する。ペットは人を癒やし孤独感を解消する。さらに思いやりの心が育つなど、情操教育の効果もあるとあります。私も6匹の猫に囲まれて暮らしていますが、まさに癒やされていることを実感しています。また幼い娘が飼い猫をなでているところを見ると、生き物を大切にすることを学んでいるなと感じます。生き物の命を大切にすることは自分や他者の命を大切にすることにつながります。犬や猫の殺処分、処分という言い方はあまり好きではありませんが、殺処分をなくすために必要な施策をお願いいたします。そこで伺います。小項目1、ペットの命も輝くまちづくりについて。ア、TNR活動の実績はどうなっていますか。 件名5、行政機構について。海幸・陸幸のまち糸満、私も祖父がウミンチュであり、祖母は刺身屋さんでした。また、親戚にもウミンチュがたくさんいます。市外の知人からも糸満と言えばウミンチュというような強いイメージがあると言われます。昨年まであった海人課は糸満ならではのインパクトのある課名で、ウミンチュまち糸満にぴったりの課名でした。それがなくなって寂しいとの声が聞かれます。商工水産課となり、商工業と一緒になったことで扱いが軽くなったと感じている漁業関係者がいるとのことです。ウミンチュまち糸満を強くアピールする意味でも、海人課を復活させてはいかがでしょうか。そこで伺います。小項目1、海人課の再設置について。ア、再設置を検討する考えはないですか。 以上、質問を終わりまして、質問席より再質問させていただきます。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時13分)                              (再開宣告午前10時13分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎市長(當銘真栄君) おはようございます。金城一文議員御質問、件名5、行政機構について。小項目1、海人課の再設置について。ア、再設置を検討する考えはないですかについてお答えいたします。 現在、令和3年度以降の行政組織については、機構改革検討委員会にて検討しているところでございます。本市は「海人」のまち糸満として親しまれておりますので、どこかで「海人」という表現が活用できないか、委員会にて検討してまいります。 そのほかの御質問につきましては、関係部長より答弁させていただきます。 ◎消防長(福元毅君) おはようございます。議員御質問、件名1、消防行政について。小項目1、消防署分署の設置に係る経費及び人的負担増について。ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、経費の増加については、現時点では分署庁舎基本計画及び基本設計等を行っていないことから、庁舎整備費については未定でございます。ちなみに、県内の消防分署・出張所の整備事例といたしましては、令和元年8月に完成しておりますうるま市消防本部与勝消防署と平成29年7月に完成しております島尻消防本部佐敷出張所があります。与勝消防署庁舎整備費は約6億900万円で、佐敷出張所庁舎整備費が約3億2,400万円とのことです。また人件費については、1人当たり約700万円かかるものと試算されます。 次にイ、人員の増加についても基本計画を策定しておりませんので、この場で何名の増員が必要かお答えすることはできませんが、例えば救急隊1隊を配置するとした場合には、少なくとも1隊3人の3交代で9人の確保が必要となります。また分署へ救急隊と消防隊の兼任制で4名の3班を配置し、本署の配置人員を12名から10名に見直した人事配置をする場合には、最低でも9名の増員が必要になるものと考えます。 ◎総務部長(福元信美さん) おはようございます。御質問、件名2、庁舎管理について。小項目1、庁舎敷地内における救急救命要請時の対応について。ア、どのような対応をしますかについてお答えいたします。 庁舎内において救急救命要請に遭遇した職員は、まず呼吸、心肺停止等の確認を行い、AEDなどが必要な際はその処置を取ります。またそれと同時並行して近くの職員が救急車を呼び、保健師などの資格保持職員等へ連絡し、救急車到着までの措置への対応を行います。救急車が到着した際には、駐車場での誘導や歩行する来庁者等の対応などを行い、救命活動がスムーズに行えるように職員一人一人が人命の最優先を意識した対応を心がけています。 ◎経済部長(兼城浩康君) おはようございます。御質問、件名3、商工行政について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。 小項目1、経営発達支援事業について。ア、進捗状況については、市商工会と市が共同で、令和2年11月6日付にて、令和3年度から5か年間の新たな経営発達支援計画に係る認定計画書を国に提出し、認定を待っている状況であります。 次に小項目2、糸満市における糸満市商工会の位置づけについて。ア、どのような役割かについては、地域内における商工業者の総合的な改善発達を図り、併せて社会一般の福祉の増進に資し、もって国民経済の健全な発展に寄与する役割があると考えております。 次にイ、今後どのようなことを期待するかについては、コロナ禍市内商工業者の経営が厳しいことから、国の施策等の活用によるさらなる企業支援の実施を期待したいと考えております。 最後に小項目3、糸満市場いとま~るについて。ア、中央広場の滑り止めや雨水浸入等の対策については、12月14日に工事を着工し、12月末日に完成を予定しております。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) おはようございます。御質問、件名3、商工行政について。小項目4、プレミアム商品券事業について。ア、販売実績についてお答えいたします。 プレミアム商品券販売実績については、12月13日現在で大型スーパーを含む登録全店舗利用可能なプレミアム25が計画販売枚数1万9,000冊のうち、ウェブ予約も含め1万955冊販売し、約58%の実績となっております。また大型スーパー等以外の限定商品券プレミアム100についても、計画販売枚数5万1,600冊のうち、ウェブ予約を含め2万8,870冊を販売し、約56%の実績でございます。 ◎市民健康部長(島根辰也君) おはようございます。御質問、件名4、動物愛護行政について。小項目1、ペットの命も輝くまちづくりについて。ア、TNR活動の実績についてお答えいたします。 本市では、市民ボランティアの方々と協働で飼い主のいない猫に対して、TNR活動を平成30年度から実施しております。TNR活動とは、飼い主のいない猫を捕獲し、去勢・避妊手術を行う取組となっており、公益財団法人どうぶつ基金のさくらねこ無料不妊手術事業を活用し、飼い主のいない猫の繁殖を防止し、1代限りの命を全うさせ、殺処分の減少に寄与する活動となっております。本市のTNR活動については、平成30年度に80匹、令和元年度に70匹、令和2年11月時点で90匹の実績があり、市民ボランティアの方々の協力も年々増加しております。 ◆10番(金城一文君) ありがとうございました。では再質問させていただきます。まず、消防行政からさせていただきたいと思います。先ほどうるま市と島尻消防本部佐敷出張所のお話がありました。それぞれ6億900万円と3億2,400万円ということで庁舎ができたというお話だったんですけれども、その消防分署の整備に係る財源の内訳、これを教えていただけますか。
    ◎消防長(福元毅君) 再質問にお答えいたします。 うるま市消防本部与勝消防署の財源としましては、合併特例債石油貯蔵施設立地対策等交付金を活用しております。島尻消防本部佐敷出張所の財源については、緊急防災減災事業債を活用しております。 ◆10番(金城一文君) ありがとうございます。うるま市の場合は合併特例債石油貯蔵施設立地対策等交付金ということなので、ちょっと糸満市とはあまり縁がないのかなという感じがするんですが、佐敷出張所に関しては緊急防災減災事業債ということで、この事業を使って財源に充てられないかなというふうに思うんですけれども、施設、庁舎を整備する場合はほかにもいろんな費用があると思うんですけれども、例えば車両の購入費とかがあると思うんですけれども、こういうのは想定していますでしょうか。 ◎消防長(福元毅君) 再質問にお答えいたします。 庁舎整備以外としては、消防車両や消防及び救急資機材の整備が考えられますが、車両や資機材については、現在、本署に配備している消防車両や資機材を分署に分割して配備して対応したいということで考えております。 ◆10番(金城一文君) ありがとうございます。じゃあ、やはり消防署を造る費用でほぼ賄えるというようなことだと思います。先ほどありました佐敷の出張所、こちらのほうはどれぐらいの規模、人員とか車両ですね、規模になっていますか。 ◎消防長(福元毅君) 再質問にお答えします。 佐敷出張所の規模は、人員は12名、これは4名の3交代となっております。車両については、救急車1台、ポンプ車1台、タンク車1台、多目的救急車1台となっております。 ◆10番(金城一文君) では、糸満市単独で、広域化が大前提だとは思うんですけれども、糸満市単独で消防署の分署を設置しようとした場合、この場合でも緊防債の対象になりますか。 ◎消防長(福元毅君) 再質問にお答えします。 緊防債の対象としては、広域化の場合がありますが、広域化以外の場合としては島尻消防の出張所の折には津波浸水想定区域内にあり、地域防災計画上、必要な防災対策の拠点となる施設、災害時に援護が必要となるための施設の移転という形でやっておりますので、単独の整備では対象とならないものと考えております。 ◆10番(金城一文君) では、津波避難タワー等を設置、それに消防署を付随させるという場合は対象になりますか。 ◎消防長(福元毅君) 再質問にお答えします。 対象事業として、津波避難タワー防災拠点施設というのはございますが、これと複合施設的にやった場合に対象になるかどうかについては、調査研究をしていきたいと考えております。 ◆10番(金城一文君) 広域化が大前提ということは理解できるんですけれども、なかなか近隣市との話合いが進まない現状では、単独での設置も検討すべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎消防長(福元毅君) 再質問にお答えします。 今後は、消防の広域化や消防連携協力の可能性も視野に入れながら、市単独での設置を調査、検討し、市財政計画と調整を図りつつ、消防分署の設置の実現に向けて取り組んでまいります。 ◆10番(金城一文君) 単独で分署を設置する場合は、佐敷の例を見ますと設置に1億円余り、人件費等を踏まえて維持管理に年間2億円ちょっとぐらいの経費がかかりそうだなというふうに思っております。しかしながら、救急搬送依頼の6割がこの消防署を設置した場合の周辺になると思いますので、その到着時間は半分以下になると思います。そうした場合、命を取り留める可能性は飛躍的に向上します。また後遺症も残らず社会復帰できる可能性も高くなってくると思います。市長は、首をうなずいていらっしゃいましたけれども、その後にかかる医療費の削減にもつながるというふうに思います。また初期消火までの時間短縮により、工場における製造ラインの復旧や商業施設の再開にかかる時間の短縮にもつながり、地域の商工業者にとっても安心して仕事のできる環境になります。デメリットとして出ていく費用は非常に分かりやすいですけれども、見えにくい効果も勘案して、ぜひ御決断頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。 では、続きまして件名2、庁舎管理につきましてですけれども、こちらその当日の時系列でもどのようなことがあったかというのをちょっと御説明頂きたいと思います。 ◎総務部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 10月13日火曜日、市役所水道庁舎前に駐車していた車の車内にいた方が救急搬送された件について御説明いたします。まず初めに、亡くなられた故人に対し心から御冥福をお祈り申し上げます。当日の状況、主に水道部職員の対応について御説明申し上げます。10月13日火曜日、午前9時頃、亡くなられた方は水道部を訪問されています。その後、水道部前の駐車場に駐車していた自家用車に戻り、恐らく体調の異常を御本人が感じられたと思われますが、御自身で119、消防のほうへ連絡し、救急車を要請されたようです。9時10分頃に救急車が水道部前駐車場に到着、そのときに初めて水道部職員は状況を知ることとなりました。その後、到着した救急隊員の依頼で意識不明となっていた御本人を3名の救急隊員とともに、水道部職員1名が車外へ搬出いたしました。ほかの1名はストレッチャーの固定及び御本人の身元確認を救急隊員の依頼により行っています。現場にて水道部職員2名が救急隊員の補助に加わっておりました。市役所構内に駐車した救急車内での救急隊員による心肺蘇生実施中、御本人の身元が判明したため水道部職員により、会社側に搬送先の病院と自家用車両について連絡しています。9時20分頃、市長、副市長へは秘書係より簡易な報告を受けております。11時10分頃、会社から水道部へ御本人が亡くなられた旨の御連絡がありました。その後、午後1時過ぎに水道部長より市長、副市長へ状況報告を行っております。今回の救急搬送における水道部職員の対応については、救急車両到着から病院転送の間、救急隊員の依頼による補助を行うと同時に、御本人の会社に連絡を行うなどの対応を行っております。 ◆10番(金城一文君) ありがとうございます。今、お伺いした限りにおいては、役所のほうの対応に特に不備があったというふうには思えないんですけれども、ただ、あくまでもうわさなんですけれども、当日、その様子を市長、副市長が上から、3階から見ていたというようなお話があるんですけれども、それは事実でしょうか。 ◎副市長(神谷和男君) 再質問にお答えします。 今、御確認があった内容については事実ではございません。御質問の案件については、役所としては救急車が到着してからその状況を把握しております。私どもは公務中でありましたので、秘書のほうからは一報を受けております。またその一報の内容から救急隊員が対応しているという事実がございましたので、公務を続けさせていただいておりました。でありますので、上から見ていたというふうな事実については誤りであります。 ◆10番(金城一文君) 副市長は御覧になっていらっしゃらないということなんですけれども、市長はどうでしょうか。 ◎市長(當銘真栄君) 再質問にお答えさせていただきます。 私は、当日は10時から予定がありまして、9時過ぎに庁舎のほうに到着しております。到着した際、救急車が止まっているのは承知しております。ストレッチャーに乗せるところは見ております。上からは見ておりません。 ◆10番(金城一文君) 市長が御覧になったのが処置をされているというところで、特に市長で何かできることがあったというふうには思えないんですけれども、このような事実と異なる内容を流布されるということについてはどのようにお考えでしょうか。 ◎副市長(神谷和男君) 再質問にお答えします。 事実と異なる内容を流布されているという意図が理解できないのでございますが、もし、悪意を持って対応しているということであれば、私たちの名誉を傷つけているということをぜひ御承知おき頂きたいと考えます。恐らく見間違いによるものかなというふうに思いますので、誤りはしっかり訂正していただくということと、御自身の発言に対しては責任を持った対応をしていただきたいというふうに考えております。 ◆10番(金城一文君) 当日、市長と副市長が並んで見ていたという声があったので、あえて事実関係を確認したくて質問させていただきました。この件につきましては以上です。 続きまして、件名3、商工行政についてですけれども、経営発達支援事業というのはちょっと耳慣れない言葉であると思うんですけれども、ちょっと御説明させていただきますと、商工会または商工会議所が行ってきた経営改善普及事業の中に、小規模事業者の経営発達に特に資するものとして、経営発達支援事業を新たに位置づけ、商工会または商工会議所が小規模事業者の経営戦略に踏み込んだ支援を実施するというふうになっております。これが既に始まっているんですけれども、今回継続のお願いが出ているということなんですが、この事業を実施することで市内事業者の経営環境は改善されるというふうに考えていらっしゃいますか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 この経営発達支援事業市内商工業者の自立経営のための経営指導やセミナー等を実施するということで、企業の経営環境の改善に寄与されると考えております。 ◆10番(金城一文君) ありがとうございます。かなり大きく寄与されるというふうに思います。先ほど糸満市商工会の位置づけ、どのような役割というようなところで、かなり大きな役割があるというふうに考えていらっしゃるというお言葉でしたけれども、この認定が下りた場合、必要とする予算というのは確保されていますか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 予算につきましては、現在、予算担当部署と調整を行っているところでございまして、この認定が決まった際には、さらに詰めた調整を行っていくこととしております。 ◆10番(金城一文君) 御答弁でもあったように、コロナ禍で苦しい経営を余儀なくされている市内事業者が数多くおられます。そういった方々に国の施策を行き渡らせるためにも、より一層、商工会と連携を取って商工業の発展のために努力していただきたいというふうに思います。 続きまして、いとま~る西側の駐車場、こちらの入り口の新設についてはどのようになっていますか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 前回、この件につきましては検討するということで答弁しておりまして、その後、パーキングの業者と調整を行いましたが、新たな機械の設置費の捻出や駐車台数が減るということから採算ベースが合わないということで進入口の増設は厳しいとの回答を受けております。 ◆10番(金城一文君) 6月の一般質問で伺ったときに、いとま~る前の駐車場はいとま~る専用ではなくて、周辺店舗のための駐車場でもあるというような御答弁を頂いたと思います。その周辺店舗の方から使い勝手が悪いということでお話が来ております。確かに一方通行ですので、店舗の前から車を駐車しようとすると、かなりな大回りをしなければならないという状況にあるというのが、多分御存じだと思います。これは今のままだとずっと使い勝手が悪いということになりますので、何らかの方法がないかということを検討していただきたいんですが、いかがですか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 現在、このいとま~るへの誘導の案内看板を発注しているところでございまして、近々案内標識が設置されることになります。そういうことで来場者ができるだけこのいとま~る、そして駐車場にスムーズに誘導できるような案内をしたいと考えております。 ◆10番(金城一文君) 駐車台数が減る、あるいは費用がかかるということなんですけれども、駐車台数が減るとしても大体2台か3台ぐらいだというふうに思います。それを潰すことによって利便性が上がれば利用する人も増えるんじゃないかというふうに思いますので、この点につきましては引き続き業者の方と相談をしていただきたいというふうに思います。 あとはいとま~る南側の歩行者専用道路を車が使っているということがあったんですけれども、こちらはどのようになっていますか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 このことについても、前回の議会のほうで調整していくということでございましたが、その後、糸満警察署と調整を行いまして、この歩行者専用道路については10月28日に標識を撤去し、既に一方通行の取扱いになっているということでございます。しかしながら、一方通行の標識の設置に少し時間がかかるということでありまして、市のほうからは駐車場の管理者のほうに一方通行の進入が可能であるという連絡をしまして、また利用者のほうへの周知もお願いしたということがございます。 ◆10番(金城一文君) 警察のほうにも確認したんですけれども、ちょっと年明けになるというようなお話がありました。知らない観光客の方とか、そういう方が来ると、この道は通れるのか通れないのかというところで悩むところだと思いますので、なるべく早くできるように要請のほうを続けていっていただきたいというふうに思います。 続きまして、プレミアム商品券についてですけれども、第1次の販売実績、こちらのほうは何%になっていますか。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 再質問にお答えいたします。 このプレミアム商品券の第1次販売につきましては、11月7日から11月30日まで販売を行っておりますが、まず、プレミアム25が販売計画2万5,000冊のうち4,683冊を販売し、実績として18.7%でございます。プレミアム100につきましては販売計画5万4,000冊のうち9,484冊を販売し、実績が約18%でございます。 ◆10番(金城一文君) 今回、議会のほうに補正予算として計上されました75歳以上の高齢者と児童福祉施設従事者への無償配布、この部分を含めた実績はどのぐらいになりますか。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 今議会の補正予算に計上された無償配布も含めてなんですが、これは先ほども1次販売については11月7日から販売を開始して、2次販売につきましては12月13日より販売をいたしております。それでその合計と、先ほど議員のおっしゃった75歳以上の高齢者と児童福祉施設従事者への無償配布分を含めた販売実績につきましては、プレミアム25が1万6,955冊で約68%、プレミアム100は3万1,270冊で約58%の実績になります。 ◆10番(金城一文君) 先ほどお伺いした1次の販売実績の数字が18%前後とかなり低いかというふうに思うんですけれども、この販売実績が低かった理由というのは何かお心当たりありますか。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 今回の商品券事業、9月定例会で予算可決をされました。ちょっと準備期間が短かったこともありますが、10月の広報紙に申込書のはがきだけを折り込み、利用店舗のリーフレット、それを一緒に配布できなかった。そのことから市民が利用できる店舗が把握できなかったこともあり、その辺は大きな要因ではないかと思っております。 ◆10番(金城一文君) 今回は準備から実施までの時間が非常に短かったというお話ですね。そのせいで販売実績が伸び悩んだということなんですけれども、今回のプロセスをきちんと記録して、次回同様な事業があった場合に、ほかの部署がまた実施するというようなことがあるかもしれませんので、そうなった場合でも速やかに実施できるようにしていただきたいというふうに思います。またお年寄りや児童福祉施設従事者への無償配布というのは大変喜ばれると思います。引き続き、様々な対策をよろしくお願いいたします。 続きまして、件名4、動物愛護行政についてですけれども、最近テレビやラジオ等で、多分県の提供だと思うんですけれども、ラジオコマーシャル、テレビコマーシャル等があるんですけれども、沖縄県動物愛護管理センターや沖縄県獣医師会で野良猫を対象とした事業というのはありませんか。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 沖縄県動物愛護管理センターの野良猫に対する事業として地域猫活動がございます。地域猫活動とは、地域の理解と協力を得て、地域住民の合意の下に地域住民が主体となって飼い主のいない猫に不妊去勢手術を施して、これ以上増えないようにし、一代限りの命を全うするまでその地域で衛生的に飼育管理を行う事業です。沖縄県獣医師会の事業として、飼い犬と飼い猫の避妊・去勢のための手術費用の一部を助成する事業を実施しております。 ◆10番(金城一文君) 野良猫を対象とした避妊・去勢手術の助成があるということだったんですけれども、糸満市民、糸満市からの申請件数及び当選件数は何件か把握していらっしゃいますか。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 再質問にお答えいたします。 沖縄県獣医師会に確認したところ、昨年度の応募件数は、犬猫合わせて総数1,899件となっており、そのうち糸満市民の申込件数は80件で、23匹の当選があったとお聞きしております。 ◆10番(金城一文君) やはり予算がありますので、かなり厳しい当選確率というふうになっていると思うんですけれども、同様な助成を実施している市町村というのはほかにありませんか。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 再質問にお答えいたします。 県内では石垣市が平成31年度から実施しております。 ◆10番(金城一文君) 野良猫ですね、小学生の頃とかをよく思い出すんですけれども、かわいそうだということで拾ってきて、親に怒られて元の場所に戻すということが何回かありました。野良猫を増やさないTNR活動ももちろん重要なんですけれども、生まれてしまった命をその場ではなくて、家庭で保護して育てるということも野良猫を減らすことにつながるのではないかというふうに思うんですけれども、その場合に避妊・去勢をしなければまた増えていってしまうので、私も飼う場合に避妊・去勢をするんですけれども、それに対して市から何か石垣市のような助成をするというようなことは考えていらっしゃらないですか。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 再質問にお答えいたします。 本市としても動物愛護の普及及び生活環境改善にもつながると思いますので、財政状況を踏まえて関係課と調整してまいります。 ◆10番(金城一文君) 財政が厳しいというのは分かってはいるんですけれども、まず人間が優先というのも分かった上ではあるんですけれども、糸満市の動物愛護行政というのは他市から注目されているそうです。TNRの取組も他市に比べて手本となるようなものであるというふうに思います。これからも一層その動きを加速させて、人と動物が仲よく暮らせる糸満市、ペットの命も輝くまちづくりを進めていっていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 最後に、件名5ですが、職員の負担増とか市民への悪影響、1課1係だとどなたか休んだ場合に、そのフォローをする体制づくりが大変というふうなことは理解しているんですけれども、しかしながら「海人」という言葉が一番似合う、糸満は一番似合うというふうに思っておりますので、何とか名前を残せないかというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎総務部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 先ほど市長のほうからも答弁があったと思いますが、現在、令和3年度以降の行政組織についての機構改革検討委員会を検討しているところであります。その中で、課の設置等も含めてではありますが、課の設置が困難であれば、係の名称変更も含めて、併せて「海人」という言葉が使えないか検討しているところであります。 ◆10番(金城一文君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 最後に、また最初に戻るんですけれども、消防署の分署設置に向けて基本計画、基本設計をぜひお願いしたいということを申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◆13番(金城寛君) おはようございます。一般質問に入る前に、所見を述べさせていただきます。市議会議員に当選して、本議会で満3年になります。当時、一番遅れて出馬しましたが、短期間に多くの方々の熱心、厚い御支持、御支援、御協力によりまして、高得票の1,301票で当選をさせていただきました。そのときの思いについては、色紙に書いて事務所に飾っています。今日は、それを忘れずに持ってきていますけれども、常にその票の重さ、初心を忘れずに、おごらずに、そして皆様からの御指導等を受けながら議員・議会活動をしてきました。ありがとうございます。本日も年末の大変お忙しい中、傍聴、インターネット拝聴など力になります。感謝を申し上げます。ありがとうございます。残り約11か月の任期になりましたが、地域の課題解決、市民の福祉向上等、新型コロナウイルス感染症対策、経済対策など、糸満市のさらなる発展のため、住民の立場に立って効率的、民主的になされているか、議員、議会として取り組んでまいります。傍聴席も埋まってまいりました。張り切ってまいります。それでは一般質問通告書に従い、一般質問を行います。市当局の誠意ある答弁をよろしくお願いいたします。 件名1、道路行政について。小項目1、県道那覇糸満線潮平入り口等白川1号線幹線整備雨水対策工事について伺います。長年の懸案であった冠水問題の解決に向けて、いよいよ本格的な冠水対策工事が令和2年(元年度繰越事業)から始まり、今までどのようにして対策工事をしていくのか専門工事施工の内容が分からなかった地元地域の方々も実際の施工、道路の下に新たにボックスカルバート排水路を設置して、作業終了後は覆工板で覆い通行が可能な施工方法等を直接見て分かるようになって、地元・地域も大変喜んでおります。市当局の迅速な対応・職員の頑張り、施工業者の方々に感謝を申し上げます。現在、令和2年(元年度繰越事業)の工事の区間については、アスファルト舗装及び白線・横断歩道表示されて大変立派になっています。今後、引き続き継続して流末側までの整備があります。工事期間中は、道路の利用が制限されているので、今年度の継続工事についても、引き続き地域住民の協力もお願いしながら、工事は安全かつ効率よく迅速な対応が必要であります。そこで令和2年度発注本体工事内容等について伺います。ア、工事着手・完了予定及び内容等について。イ、工事期間中における安全対策及び集中豪雨への対応について。ウ、既存道路側溝蓋の維持管理について。 件名2、安全安心な環境行政について 。小項目1、阿波根土地改良区外(潮平)の白川河川の洗堀への対応について。阿波根土地改良区外、潮平の白川河川が整備されず、民間地を洗堀しています。長年改善が図られないことから、住宅及び事務所施設などの基礎の崩壊等も懸念され、住民・使用者の不安の声が寄せられていましたので、早期の対応が必要であり、令和2年第6回(9月)定例会で一般質問をしました。その際、市の考え方等について、答弁を頂きましたが、その後の進捗状況を伺います。ア、短期的取組の進捗状況について。イ、長期的取組の進捗状況について。 件名3、ラウンドアバウト(環状交差点)について。小項目1、糸満ロータリーのラウンドアバウト等進捗状況について。ア、中央島の景観及び整備について。イ、山巓毛公園の景観整備について。 小項目2、阿波根兼城線(都市計画道路)交差点へのラウンドアバウト進捗状況について。 小項目3、市道与那堀線(双子橋)交差点へのラウンドアバウト進捗状況について。 小項目4、県道糸満与那原線と国道糸満豊見城バイパス高架下へのラウンドアバウト導入に向けての進捗状況について。ア、糸満市としての考え方、必要性について。イ、関係機関(南部国道事務所、沖縄県、糸満市)との勉強会の内容について。ウ、設計概要についてお伺いいたします。 件名4、文化行政について。南山グスクは、かつての三山時代の北山、中山と並ぶ琉球史上、重要なグスクであるが、国指定跡ではないため保存整備等が行われず、文化・観光資源として未活用のままとなっています。近年、県内各地でグスクの整備等についての関心が高まってきています。その気運をさらに高め、整備していくためにも、その隣接地の施設を活用して展示していく必要があると思います。そこで伺います。小項目1、南山グスクの国指定に向けての取組状況について伺います。ア、これまでの調査概要について。イ、南山グスクからの出土品を展示する場所として、旧高嶺幼稚園舎及び高嶺小学校の空き教室等(小中一貫校開設による空き教室等)の活用について。 件名5、教育行政について。小項目1、高嶺小中一貫教育校について伺います。ア、一貫教育に向けての進捗状況について。イ、施設整備の計画等について。 以上、壇上での質問は終わり、あとは答弁を聞いてから再質問を行いますのでよろしくお願いいたします。 ◎市長(當銘真栄君) 金城寛議員御質問、件名3、ラウンドアバウト(環状交差点)について。小項目4、県道糸満与那原線と国道高架下ラウンドアバウト導入について。ア、糸満市の考え方、必要性についてお答えいたします。 糸満市としての考え方、必要性については、同交差点の安全で円滑な車両通行のために、ラウンドアバウトの導入を推進すべきと認識しています。去る平成28年12月に高架下交差点のラウンドアバウト化について、南部国道事務所長宛てに要請書を提出し、関係機関とラウンドアバウト導入に向けた勉強会を開催することになりました。同勉強会においても同交差点のラウンドアバウト導入について検討を進めているところでございます。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行君) 議員御質問、件名4、文化行政について。小項目1、ア、南山グスクの国指定に向けての調査概要についてお答えいたします。 平成22年度から平成26年度まで、南山グスクの現況測量調査及び試掘調査を実施し、平成26年度に発掘調査報告書を刊行しています。平成27年度から令和元年度にかけては、南山グスク周辺の大城森グスク、国吉グスク、照屋グスクの現況測量調査、真栄里グスクの基準点設置を行っており、併せて出土資料の整理作業を進めています。 次にイ、出土品の展示場所としての旧高嶺幼稚園、高嶺小学校の空き教室の活用についてお答えいたします。現在、旧高嶺幼稚園舎を文化財整理作業室として転用し、南山グスク関係資料の一括管理をするための手続等を行っており、今年度中に文化財整理作業室として活用できるよう整備を進めています。小中一貫校開設による高嶺小学校の空き教室については、南山グスク関連施設として活用できるよう検討していきます。 ◎水道部長(伊敷勝君) 御質問、件名1、道路行政について。小項目1、県道那覇糸満線潮平入り口等白川1号幹線整備雨水対策工事について。ア及びイについて順次お答えいたします。 小項目1、ア、工事着手・完了予定及び内容等について。令和3年11月30日までの工期とする工事契約を11月6日に締結しております。工事内容につきましては、令和元年度工事完了箇所から旧国道を横断し、流末末端まで283メートルをオープンシールド工法による縦横1.3メートルのボックスカルバートを埋設する工事となります。 次にイ、工事期間中における安全対策及び集中豪雨への対応について。令和2年度工事区間である道路は付近住民の生活用道路や児童生徒の通学路になっているため、工事期間中は安全柵や交通誘導員を配置するなど、安全には万全を期してまいります。また集中豪雨への対応につきましては、常日頃から天候等に注視し、発生初動段階から迅速に対応いたします。 ◎建設部長(大城拡君) おはようございます。御質問、件名1、道路行政について。小項目1、県道那覇糸満線について。ウ、既存道路側溝蓋の維持管理についてお答えいたします。 那覇糸満線集落内既存道路側溝について、現場を確認したところ、側溝蓋の欠損部分が確認できました。近隣小学校などの通学路でもあり、危険であることから所管している南部土木事務所へ早急な修繕を行うよう要請しているところであります。 御質問、件名3、ラウンドアバウト(環状交差点)について。小項目1から4について順にお答えいたします。小項目1、糸満ロータリーのラウンドアバウト進捗状況について。ア、中央島の景観及び整備については、事業主体の南部土木事務所に問い合わせたところ、中央島の景観については、現在糸満市景観審議会にて整備案を検討しているところであり、その意見を基に整備を行う予定とのことです。 次にイ、山巓毛公園の景観整備については、今年度にあずまやとトイレの実施設計を行っており、令和3年度にあずまやとトイレの工事を実施する予定であります。 小項目2、阿波根兼城線の整備につきましては、これまでラウンドアバウトにおける沖縄県との交差点協議や設置計画に基づく警察協議などを進めてまいりました。現在は、道路用地の買収等を優先して進めていますが、ラウンドアバウト付近の用地取得については、令和4年度以降を予定していることから、その整備時期としましては、道路用地取得後、県道やその周辺状況を踏まえ工事に着手していきたいと考えております。 小項目3、市道与那堀線の進捗状況についてはラウンドアバウト計画地内にある店舗兼アパートの物件補償契約を締結しており、転居及び建物撤去待ちとなっています。また隣接地の工作物の補償交渉を続けているところであります。工事着手時期につきましては、交差点の取付協議を県道54号線の管理者である沖縄県並びに県警とも並行して協議を重ねており、物件補償交渉及び交差点取付協議を整え、早い時期にラウンドアバウト部分の工事に着手する予定です。 小項目4、県道糸満与那原線と国道糸満豊見城バイパス高架下へのラウンドアバウト導入に向けての進捗状況について。イ、関係機関との勉強会の内容については、国道331号の管理者である南部国道事務所の呼びかけによりこれまで3回行っており、沖縄総合事務局開発建設部、南部国道事務所、沖縄県南部土木事務所、糸満警察署、糸満市が集まり、国道331号糸満道路高架下交差点のラウンドアバウト導入検討について勉強会を開催しました。内容としまして、将来交通量に基づくラウンドアバウトの適用性の検討やラウンドアバウトと信号交差点の比較を踏まえ、ラウンドアバウト計画検討等を行いました。検討結果を踏まえ、現在、南部国道事務所にて詳細設計を行いつつ、その内容について公安委員会などとの関係機関協議を進めていると聞いております。 最後にウ、設計概要については、勉強会では現況の道路用地内で改良が可能な円形のラウンドアバウトが提案されております。 ◎経済部長(兼城浩康君) 御質問、件名2、安全安心な環境行政について。小項目1、阿波根土地改良区外(潮平)の白川河川の洗掘への対応について。ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、短期的取組の進捗状況については、局部的な応急対策仮設工事を行うための調査検討業務を今年8月に着手しましたが、調査範囲が広範囲であったため、工法検討に時間を要し、この12月上旬に工事入札をしましたが、入札不参加により不調となりました。よって、応急対策仮設工事として下流の事務所施設側も含め、設計見直しを行い、可能な限り早い段階で工事発注をし、対応したいと考えております。 次にイ、長期的取組の進捗状況についてですが、当該河川を農業基盤施設として、未整備区間全てを新規に補助事業で整備できるよう、令和3年度に調査事業を実施するため、現在県と調整中であります。採択されれば令和4年度に整備事業採択に係るヒアリングを行い、令和5年度の採択を目指し取り組んでいきます。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹君) おはようございます。御質問、件名5、教育行政について。小項目1、高嶺小中一貫教育校。ア、一貫教育に向けての進捗状況についてお答えいたします。 糸満市教育委員会は、本市における教育上の課題解決と児童生徒の教育環境の向上を図ることを目的に令和元年7月に、糸満市小中一貫教育基本計画を策定し、今年度より学校教育課内に小中一貫教育推進班を設置して、一貫教育の推進に取り組んでいるところです。高嶺小中一貫教育校については、令和6年度の開校を目指して諸準備を進めております。9月10日に糸満市小中一貫教育推進委員会、10月15日に高嶺小中一貫教育校準備委員会をそれぞれ開催し、今後のスケジュールや審議内容等の確認を行いました。また7月に名護市緑風学園、本部町上本部学園に、11月には名護市屋我地ひるぎ学園へ先進地視察を行い、学校施設の見学、意見交換などを行ったところであります。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 御質問、件名5、教育行政について。小項目1、高嶺小中一貫教育校。イ、施設整備の計画等についてお答えいたします。 今年度は、基本設計業務を行っております。また次年度の実施設計業務を経て令和4年度から工事に着手し、令和5年度内に高嶺小学校移転に係る工事を完成させたいと考えています。また高嶺小中一貫校の開校は令和6年4月を目標にしております。 ◆13番(金城寛君) ありがとうございます。質問順に再質問をさせていただきます。 まず件名1の道路行政について。小項目1、県道那覇糸満線潮平入り口等白川1号幹線整備雨水対策工事について。アとイの部分ですね。今回の工事、特に旧国道側から西側について、袋小路での道路埋設工事となり、その施工においては、この道路に面してアパートが数軒あり、そこに住んでいる方々への日々の生活に大きな影響が出てくると想定をしていましたので、私はこの事業については当初の設計段階から、その工事工法や総合仮設計画として西崎東水路の河川管理用地を迂回道路等に活用する方策を提案、質問をしてきました。そこで伺います。迂回道路は設置されていますか。お願いいたします。 ◎水道部長(伊敷勝君) 再質問にお答えいたします。 令和2年度工事区間は、旧国道から流末末端、西崎東水路まで周辺はアパート等多数隣接しており、しかも工事現場の道路は付近住民の生活用道路として利用している重要な道路となっております。そのため、工事期間中は交通に支障を来さないよう、西崎東水路沿いの河川管理用地に新たにアスファルト舗装の仮設道路130メートルを整備しております。 ◆13番(金城寛君) 水道部長ありがとうございます。アスファルト舗装で仮設ではあるけれども、アスファルト舗装された迂回道の設置をされたということでありがとうございます。この迂回道は今年度の工事をする上においては大変必要な道路でありましたので、迅速な対応をありがとうございます。次に行きます。 先ほどの答弁で令和元年工事箇所から、旧国道を横断して流末末端側までをこれまでと同様なオープンシールド工法で縦横1.3メートルのボックスカルバートを引き続き埋設する工事である旨の内容でありましたけれども、旧国道横断部の施工について、一般市民が聞いても分かるように説明をお願いいたします。 ◎水道部長(伊敷勝君) 再質問にお答えいたします。 旧国道横断部分の施工方法につきましては、潮平集落側の国道手前に新たに中間立て坑を設け、交通量を考慮し、夜間に工事を行う予定であります。また、工事をしていない間は工事箇所を覆工板で覆い交通できるようにしていきます。 ◆13番(金城寛君) ありがとうございます。それから今回の工事、11月6日に契約をして、工事工期が令和3年11月30日までとなっているということでありましたけれども、雨水対策工事であるボックスカルバート排水路の供用開始は、現段階においていつになるのか、すなわち上流部から流れてきた水を道路下に埋設したボックスルカルバート排水につながないと、流末側の海に流れていかないと最終的に冠水問題の解決にはならないので、その接続部の工事も含めてその工期内に施工完了するということで理解してよいでしょうか。 ◎水道部長(伊敷勝君) 再質問にお答えいたします。 そのとおりでございます。 ◆13番(金城寛君) ありがとうございます。確かに国道横断部分の工事、今年度入っていまして、そこにはいろんな様々なケーブルが入っているということで、工事は大変難工事になると思いますけれども、どうぞ安全、安心に予定の工期に終わることを希望しております。水道部長、丁寧な説明ありがとうございました。それでは次に行きます。 ウの既存道路の側溝蓋の維持管理について。潮平集落内を通っている県道82号線に関連することでありますが、先週12月13日に潮平区の共同作業で潮平公民館前の県道沿いの草刈り、清掃、花植え美化、それから坂道の途中にある字有地のゲートボール場がありますけれども、そこからガジュマルが大きく生い茂って、県道に覆いかぶさっていましたので区民総出で作業しました。リースの高所作業車を利用して伐採、剪定作業を行いました。そして作業終了後、私はこの県道を点検しましたけれども、特に坂道の箇所の道路の側溝蓋が長年の使用、重力で蓋が下流部側にずれ込んで、1枚1枚がずれ込むと、その長さによっては5センチ以上もある箇所、隙間があったりですね、ところどころ緊急で対応したと思われる木材などもありましたので、その辺も含めて、その強度も含めて県道潮平集落内の安全点検、整備をよろしくお願いいたします。 ◎建設部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 先日現場を確認しましたところ、先ほども答弁しましたが、側溝のほうが破損している状況を確認しております。現在、工事区間におきましては沖縄県のほうに要請してはおりますが、議員がおっしゃる区間、集落全体を含めて再度点検、補修等をお願いするということで申し伝えたいと思います。 ◆13番(金城寛君) この側溝蓋は道路を、県道ですけれども、子供たちが潮平小学校、中学校に通うときにその側溝蓋を歩道代わりに使っていますので、日々の安全点検を、しっかりと道路管理者である県南部土木事務所に対応をお願いいたします。 それでは次に件名2の安全安心な環境行政について。小項目1の阿波根土地改良区外(潮平)の白川河川への洗掘への対応について。アの短期的取組の状況についてですけれども、先ほどの答弁で応急対策仮設工事は調査検討業務を行い工法の検討、設計見直しを行い、早い段階で工事発注したいと答えていましたけれども、この応急対策仮設工事の具体的な内容について伺います。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 工事の場所につきましては、上流側、そしてまた下流側2か所ございますが、まず上流側の工法は現在の河川法線を住宅側からの盛土を行いまして、可能な範囲で反対岸側へ移動させ、川床に洗掘防止を施した水路を再築する方法を取っております。その場合、反対岸の土地改良区の農道から仮設道路により施工位置まで侵入し作業を行う考えであります。また、下流側につきましては、下流側の事務所施設の工法は洗掘により影響を受けた範囲をトンブロック等で護岸形成するとともに、洗掘され空洞化した土間の範囲を修復し、対応する考えでございます。 ◆13番(金城寛君) ありがとうございます。 次にイの部分、長期的取組の進捗状況について。これは質問ではありません。この白川河川一帯は長年放置された感がありましたが、今回、先ほどの答弁にもありましたように、今回、市の積極的な取組により県を動かして、令和5年度に整備事業採択を目指しているということでありましたので、長年動かなかったものが動いたということで大変うれしく思います。頑張っていただきたいと思います。 それでは次に件名3のラウンドアバウト(環状交差点)について。小項目1の糸満ロータリーのラウンドアバウト進捗状況についてですけれども、私は役所、議会に行くときには自宅からロータリーを通ってきますけれども、ロータリーに接続する道路については拡張工事が継続されて進んでいますが、ラウンドアバウトの中央島、草が伸び放題になっていてほっておかれている感じ、感があるわけです。美化環境面では観光振興等をうたう糸満市のイメージとしてはよくないなと思います。今回一般質問をさせていただきましたけれども、先ほどの答弁で中央島の景観については、糸満市景観審議会で整備案を検討していると。その意見を基に整備を行う予定であるとのことでありましたけれども、以前関係者とお話をすることがあった際に、糸満の伝統行事である大綱引き、その前に行う道ズネーではこのロータリーを活用したいとのことでありましたので、どうぞ地元の意見等を踏まえ、さらなる繁栄につながるような整備をお願いいたします。これは私の要望でございます。再質問は、中央島の着手時期、向こうは電線類の地中化もこれからあると思いますけれども、中央島の整備の着手時期を伺います。 ◎建設部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 中央島の着手時期につきましては、沖縄県南部土木事務所のほうに確認しましたところ、電線地中化及び電柱移転等の影響によりまして、令和4年度に着手すると聞いております。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時29分)                              (再開宣告午前11時30分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆13番(金城寛君) 次に小項目4の県道糸満与那原線と国道糸満豊見城バイパス高架下へのラウンドアバウト導入に向けての進捗状況。関係機関との勉強会ですけれども、検討の結果、同交差点にラウンドアバウトは適用できるのか伺います。勉強会の内容についてです。 ◎建設部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 先ほど答弁しましたが、沖縄総合事務局、南部国道事務所、南部土木事務所、糸満警察署、糸満市ということで、勉強会をこれまで3回開催しております。その中におきまして、将来交通量を基に検討した結果、適用できるものと考えております。 ◆13番(金城寛君) ありがとうございます。当然、勉強会においては従来の信号交差点との比較もされたと思いますけれども、そういうものも踏まえて、やっぱりラウンドアバウトが一番最適であるということで理解をしております。 次にこの勉強会で検討されたと思いますけれども、一つだけ、この交差点に入るときにロータリー側から、要するに交差点の東側から入ってくるときに、そして左折をするとき。要するに高架の側道側、潮崎に向かうときに左に曲がりますけれども、そのときに大型トレーラーが年に何回かあるかどうか分かりませんが、そういったところも検証したのかどうか、1点だけ確認いたします。お願いします。 ◎建設部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 セミトレーラーの進入についてどういう対応をするかということでの再質問でございますが、セミトレーラーの通行につきましては、環道を周回しまして、軌道を整えてから交差点を流出する計画。環道周回左折ということで対応するということで聞いております。 ◆13番(金城寛君) ありがとうございます。そうですね、交差点に入ったときに、そのまま90度では曲がりにくいということで環道を1回転して、軌道を整えて進行方向に向かうということで、その辺のところも検証されたということで、うれしく思います。 このラウンドアバウトについては、最後の質問は市長に伺います。先ほど糸満市としての考え方、必要性についてありましたけれども、本市においては糸満ロータリーのほかに計画されているところが現在までに3か所あるわけでありますけれども、市内各所においてラウンドアバウトが計画され、警察等との協議も踏まえ、これから実施に向けていく予定である旨の答弁等がありました。私はこのラウンドアバウト、道路構造上、車が交差点に入る前に自然に減速をさせるというシステム、構造になっているわけですね。よって大きな交通事故防止にもなる。市長は長年交通安全誘導などもされていて、安全の確保、事故の未然防止に取り組んでいてよく御存じだと思います。それから台風ですね、停電時にも左右されない。交差点での待ち時間も減る。省エネ、環境にも優しい、このラウンドアバウト(環状交差点)は、今後の新たな糸満市のまちづくり、災害に強いまちづくり、観光などにも寄与できるものと思います。當銘真栄市長の決意のほどを伺います。お願いいたします。 ◎市長(當銘真栄君) 金城寛議員の再質問にお答えさせていただきます。 寛議員おっしゃるとおり、私も交通安全、もう十何年も続けております。その意味では交通のことに関しては非常に強く思っております。御承知のとおり、ラウンドアバウトは交通事故の減少や交通の円滑化、アイドリングの時間が少なくなるとともに、より環境負荷の減少、景観形成に寄与し、騒音の低減など幅広く多くの利点があると思っております。また先ほど議員もおっしゃったように、台風災害による大規模な停電の際にも安心安全な交通処理機能を確保できるということで、安心安全なまちづくりというんですか、道づくりは進められるので有効な整備手法としていることから現在計画箇所においても予算確保に係る情報交換等も含め、早期着工できるように取り組んで行きたいと思っております。寛議員においても、いち早くラウンドアバウトの取組を推奨していただいたことに感謝し、またぜひ一緒になって取組に対して御協力頂ければと思っております。どうぞよろしくお願いします。 ◆13番(金城寛君) 市長どうもありがとうございます。しっかり実施に向けて取り組んでいくという決意、強い決意を感じました。私もこのラウンドアバウトについては、大変優れている道路交通システムだと思っておりますので、一緒になって頑張っていきたいと思いますのでひとつよろしくお願いをいたします。 次に件名4の文化行政、南山グスクの国指定に向けての取組の中の、アとイの部分、先ほどの答弁で出土資料の整理作業を進めているということでしたが、この詳細な内容の説明をお願いいたします。 ◎教育長(幸地政行君) 平成26年度まで行った調査における、調査結果をなるべく詳細にということであると思います。これが市内遺跡等発掘調査報告、南山グスクになります。この件からまず、この調査でこの南山城跡から、まずそのもの自体の石垣とか遺物、これは確認されております。全体じゃないんですけれども、大分この間、小学校の建築等いろいろ大正時代から平成を経てきて、大分あちこち全ては残っていないんですけれども、それがあります。それから人工の遺物については、まず土器があります。これが19点。中国産の陶磁器が25点あります。その他の陶器もあります。それから当時のお金、寛永の通貨とか、そこのところから約35点出ております。石器も1点のみ出ているところです。そういうそれぞれのものは完全な形では出ていなくて取っ手のところとか底のところとか、側面とかですね、そういうものがですね、そしてそれをこの形からこういう形であろうということで接合して想像できる、そういう作業を行っているということです。そういう接合作業を行って実測図の作成、写真撮影、報告書に図面等を作成する作業を行っているところです。今後においても、もしこれを踏まえての調査が行われるのであれば、近くで作業をする場所が必要なので、旧高嶺幼稚園跡が活用できないか考えているところです。 ◆13番(金城寛君) 丁寧に御説明ありがとうございます。次の質問に行く前に確認をしておきたい。高嶺幼稚園の面積と竣工年月日を伺います。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時40分)                              (再開宣告午前11時41分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆13番(金城寛君) これについては、私のほうが直接資料を要求しておりましたので、あそこに2棟の建物があるわけです。竣工、昭和50年3月のものが283.75平米、それからもう一つ、比較的新しいのが平成12年3月、246.71平米、古い建物ですと、45年になるわけであります。先ほど答弁では、現在、旧高嶺幼稚園の文化財整理作業室として転用して南山グスク関係資料の一括管理をするための手続等を行っていて、今年度中に文化財整理作業室として活用できるよう整備を進めているということでありました。南山グスクの出土品については、次年度以降展示できるよう資料整理を進めているとのことでありましたけれども、高嶺幼稚園舎、現在2棟あってそのうちの1棟は築45年経過しているということもあるし、全体としてはですね、少し手狭感もあるような気がいたします。そのことについてはですね、次の教育行政のところで所管部署に聞きます。休憩お願いします。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時42分)                              (再開宣告午前11時42分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆13番(金城寛君) 次に件名5、教育行政。高嶺小中一貫教育。高嶺小学校校舎など跡利用できる施設はないか。あれば竣工年度と面積を伺います。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 高嶺小学校の竣工年度は、比較的新しいものから平成6年8月完成が北側の校舎になります。あと南側が昭和60年3月の校舎、すみません、もっと古い校舎が真ん中にあるんですけれども、築年数が確認されておりません。計画としては、北側校舎は比較的新しいので、しばらく残すと。要は南山城跡公園に支障がない期間は残して活用して、新しいし、比較的規模も大きいので、高嶺幼稚園の園舎は手狭ですし、2棟のうち1棟が耐震化されていないという危険建物ですので、しばらく作業部屋として使って、ちょっと展示には狭いのかなと思っております。そこで数年は幼稚園を活用し、その後、一貫校開校後に北側の校舎を南山城跡の関連の建物として使いたいと。そこで展示とかですね、あとはビジタールームとか、いろんな活用の方法があるんじゃないかというふうに考えているところですが、まだ具体的な計画をつくっておりませんので、ここは今後検討させていただきたいということでございます。 ◆13番(金城寛君) やはり南山城跡、国指定に向けて、今やはり機運を高めていく必要があると思います。先ほど教育長が答弁した、あそこから出土したものがいろいろあるわけです、お金とかいろいろ、陶器とかも。それをやっぱりこの南山城跡に隣接したところで見せながら機運を高めていくというのがとても大事なことではないかと思いますので、ひとつ南山城跡の関連施設として、跡利用としてできるように頑張って、ひとつお願いをいたします。 次に一貫教育について質問いたします。一貫教育については、いろいろ小6、中1ギャップなどあると思いますけれども、大きな特徴についていま一度伺います。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹君) 再質問にお答えいたします。 一貫教育の特徴というふうな形でございますが、小学校から中学校への進学に際して、生徒が体験する、いわゆる環境の違いですね。そういった環境の違いの大きさに配慮するために、小学校と中学校の接続をより円滑なものとするために、意図的な移行期間を設ける教育課程を編成していきます。例えば今まで6年、3年というふうな小学校と中学校の段差を4年、3年、2年というふうな形のものでございます。さらに学習指導、生徒指導上の工夫を行う取組が、この小中の9年間を通して取り組んでまいります。さらに中学校の先生方が小学校の高学年の美術とか音楽を教えるなどというふうな形で連携も取れますし、また特色あるということで、文科省より特例校というふうな指定を受けまして、例えば、他の先進校では英語教育を重点的に推進していくとかというふうにあります。今現在、地域に即した、そういった学習ができないかというものも検討しておりますので、そういった特色を前面に出しながら、地域の声も聞きながら小中一貫を推進していきたいというふうに考えております。 ◆13番(金城寛君) ありがとうございます。私も名護市の緑風学園の視察に行ってきましたけれども、学校施設の様子、それから見学をしましたけれども、校長、教頭先生の意見を聞きましたが、学校に飾られている絵画など、児童生徒が描いたものなど、すばらしい出来栄えに感動いたしました。そのときに自分の子供もこの環境の中で学ばせたいなと思ったのは私一人ではなかったと思います。小中一貫教育推進班などを設置して取り組んでいるということでありますので、令和6年開校を目指して頑張っていただきたいと思います。 これをもちまして、本定例会での私金城寛の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時48分)                              (再開宣告午後1時10分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆4番(浦崎暁君) 皆さんこんにちは。一般質問を行う前に所見を述べたいと思います。辺野古新基地建設の埋立てから2年がたちました。現場では新たに大型の台船・デッキバージが設置され、これによって埋立工事がさらに加速していく状況となっています。この動きに対して、新基地建設を許さない人々から大きな不安と怒りが広がっています。本市は沖縄戦終えんの地であります。今なお、戦没者の遺骨や遺品が発見されています。去る11月13日、衆院安全保障委員会において、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、南部からの埋立土砂採取問題を取り上げて、沖縄の歴史や遺族への配慮はないのかと政府の姿勢を厳しく追及しました。岸信夫防衛相は、法令で定められた鉱山から調達されると答弁しているのであります。辺野古から遠く離れたこの糸満からも基地建設用土砂を調達するという動きは、基地建設の地理的な拡大だけではなく、さらなる基地建設利権がつくられようとする新たな動きではないでしょうか。沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表は、戦争で亡くなった人の血や肉が染み込んだ土や石を新たな軍事基地建設に使用するのは人間のやることではないと語っています。今こそ基地建設の埋立土砂採取、そして搬出をやめさせることこそが平和の発信地としての糸満市の大きな役割だと思います。それでは一般質問を行います。 件名1、新型コロナウイルス対策について。小項目1、市独自のPCR検査の実施について。ア、無症状者に対する同検査の実施について市の見解を伺います。 件名2、沖縄戦終えんの地・平和の発信地としての本市の役割と戦没者の遺骨収集について。小項目1、平和の発信地としての本市の役割について。ア、戦没者遺骨収集について、市長の見解を伺います。イ、今後、遺骨収集に関して市の具体的な取組を伺います。 件名3、「魂魄の塔」に隣接する本市字米須小字嵩下原地域一帯の状況について。小項目1、11月18日付の琉球新報で報道された同地域の農地における行政指導について、本市農業委員会の見解を伺います。ア、この周辺地域一帯は都市計画法や農業生産の上でどのような地域に指定されているのか伺います。イ、当該地域における農地法との関係について伺います。ウ、今回の行政指導の内容について伺います。エ、当該行政指導に関係する土地は何筆なのか、その土地の合計面積について伺います。オ、当該行政指導の相手方は法人ということですが、法人設立の要件について伺います。カ、農業委員会としての今後の対応について伺います。 小項目2、小項目1に上げた当該地域に隣接する鉱山について。ア、鉱業権や採掘権等の許可年月日等について伺います。イ、同法人が国に対し鉱業権申請の手続準備段階等、市部局との調整の有無について伺います。ウ、現在、当該鉱山の採掘状況について伺います。 小項目3、当該地域における樹木伐採について伺います。ア、鉱山一帯と見られる部分において、広範囲にわたり伐採が確認されています。この状況について市の見解を伺います。イ、今後の対応について伺います。 件名4、糸満市場「いとま~る」について。小項目1、同施設の補修や整備について。ア、各店舗等からどのような問題が示されているのか伺います。イ、市としての今後の対応策について伺います。 件名5、教育行政について。小項目1、就学援助制度の拡大について伺います。 件名6、福祉行政について。小項目1、市独自のひきこもり支援対策について。ア、実態調査の必要性について伺います。 件名7、職員の健康管理について。小項目1、現在、職員の分限休職の状況について伺います。 小項目2、今後の市の対応について伺います。 小項目3、職員を増やしていく考えはないか伺います。 件名8、過誤納返還金について。小項目1、旧糸・豊清掃施設組合退職負担金過誤納返還金について。ア、返還金の総額、何年分か伺います。イ、返還金発生の原因について伺います。 件名9、旧糸満南小学校跡地利用について。小項目1、去る9月定例会から今回の12月定例会の間、当該土地取引に関連して関係者からの聞き取り調査等を実施したのか伺います。それとその改善点を伺いたいと思います。 件名10、市民生活行政について。小項目1、今後の資源ごみ回収について伺います(特に紙類)。 件名11、セブン-イレブン糸満真栄里東店前交差点への信号機設置について。小項目1、信号機設置に向けた市の取組について伺います。 あとは質問席より再質問を行います。 ◎市長(當銘真栄君) 浦崎暁議員御質問、件名2、平和の発信地としての本市の役割と戦没者の遺骨収集について。小項目1、本市の役割について。ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、戦没者遺骨収集については、戦後75年が経過し、国民の多くが戦争体験のない世代となりましたが、さきの大戦において唯一住民を巻き込んだ地上戦により二十数万人余の貴い命が失われたことは忘れてはなりません。戦没者の遺骨収集については、戦没者の遺骨収集の推進に関する法律に基づき、国の責務として行われるものとなっており、しっかりと取り組んで頂きたいと思います。沖縄県、糸満市の今の繁栄があるのは、戦没者の貴い犠牲の上にあるとの思いから、戦没者の遺骨を収集し供養することは非常に大事なことだと考えております。 次にイ、今後の市の具体的な取組については、遺骨収集に関しては国の責務として、沖縄県と連携し実施されております。市としましては、市民から情報等が寄せられた場合には速やかに県の設置する戦没者遺骨収集情報センターへ情報を提供するとともに、調査への協力を行っていく考えであります。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長等から答弁させていただきます。 ◎教育長(幸地政行君) 浦崎議員御質問、件名5、教育行政について。小項目1、就学援助制度の拡大についてお答えいたします。 就学援助については、これまでも拡充を図ってまいりました。平成27年度にはそれまでの認定基準、生活保護基準の1.1から1.2へ、また平成29年度には収入認定基準を見直した結果、平成27年度認定率13.4%から令和元年度認定率17.6%に上昇し、決算額についても平成27年度5,253万3,000円から、令和元年度8,046万円の増額になっています。また、今年度については新型コロナウイルス感染拡大を受けて、家計が急変した家庭に対する支援や休校期間中の給食費相当分の支給も行っております。就学援助の拡充については、今後の財政状況等も勘案しながら、関係部局と調整を図ってまいりたいと考えております。 ◎福祉部長(平田徳明君) 御質問、件名1、新型コロナウイルス対策について。小項目1、市独自のPCR検査の実施について。ア、無症状者に対する同検査の実施についてお答えします。 PCR検査につきましては、国の令和2年度新型コロナウイルス感染症の流行下における一定の高齢者等への検査助成事業を活用して実施する予定です。高齢者は感染した場合に重症化するリスクが高いことから、重症者を増加させないため、特に通所施設は閉鎖を余儀なくされるなど、市民生活に影響を及ぼすことから、対象者を通所系サービス利用者で検査を希望する高齢者の方、約800名を見込んでいます。実施期間は、令和3年1月から3月までを予定しています。 御質問、件名6、福祉行政について。小項目1、市独自のひきこもり支援対策について。ア、実態調査の必要性についてお答えいたします。小項目1、ア、実態調査の必要性については、実態調査の必要性はあるものと認識しております。今後、体制の整備や調査方法などの課題を検討し、関係機関と十分な連携を取りながら取り組んでいきたいと考えております。 ◎農業委員会会長(国吉真昭君) 御質問、件名3、魂魄の塔に隣接する本市字米須小字嵩下原地域一帯の状況について。小項目1、同地域の農地における行政指導について。アからカまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、都市計画法や農業生産の上でどのような指定かについては、都市計画法においては市街化調整区域に指定されており、農業生産の上では農振法に基づく農業振興地域に指定されております。 次にイ、農地法との関係については、当該地域は農振農用地区域であるため、地目が畑の土地については農地以外での使用はできません。 次にウ、行政指導の内容については、今回の指導は農地法第3条第1項により農地を取得しておりますが、農地以外の使用が確認されたため、土地所有者に対し口頭指導を行い、原状復旧しております。 次にエ、土地は何筆なのか。その合計面積については、当該行政指導の対象となった土地は1筆で、面積は925平米です。 次にオ、法人設立の要件については、法人には4つの要件が必要となります。1件目が法人形態であること、2件目が農業に関連する事業であること、3件目が議決権要件として総社員の過半であること、4件目が役員要件として役員の過半は農業に常時従事する構成員であることとなっております。 最後にカ、農業委員会としての今後の対応については、今回、違反のありました土地を含め農地につきましては、適切に利用されているか注視してまいります。 ◎経済部長(兼城浩康君) 御質問、件名3、魂魄の塔に隣接する本市字米須小字嵩下原地域一帯の状況について。小項目2、当該地域に隣接する鉱山について。アからウについて順にお答えいたします。 小項目2、ア、鉱業権や採掘権等の許可年月日等については、鉱業権の設定が平成17年6月30日となっており、施業案については令和2年9月16日に認可されています。 次にイ、同法人が国に対し、鉱業権申請の手続準備段階等、市部局との調整の有無については、市関係各課より意見を聴取し、鉱業法第24条の規定による協議に対する糸満市の意見として、平成13年8月13日に沖縄県へ提出しております。 次にウ、現在、当該鉱山の採掘状況については、採掘作業は行っておりません。 次に御質問、件名4、糸満市場いとま~るについて。小項目1、同施設の補修や整備について。ア及びイについてお答えいたします。小項目1、ア、各店舗等からどのような問題が示されているかについては、中央広場の土間が滑りやすいことやバラ市の日差しや雨水浸入等の問題がありました。 次にイ、市としての今後の対応策については、中央広場の滑り止めや雨水浸入カーテン等について、12月14日に工事を着手し、12月末日の完成を予定しております。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時28分)                              (再開宣告午後1時29分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎経済部長(兼城浩康君) 申し訳ございません。答弁の忘れがありましたので、追加で答弁いたします。 御質問、件名3、魂魄の塔に隣接する米須小字嵩下原地域一帯の状況について。小項目3、当該地域における樹木伐採について。ア及びイについてお答えいたします。アの鉱山一帯と見られる部分において、広範囲にわたり伐採が確認された状況については、10月30日に森林法に基づく伐採届が出されておりますが、市からの確認通知を待たずに樹木の伐採を行っていたことから業者へ連絡し、伐採を中止させております。 次にイ、今後の対応につきましては、関係部署と調整を行いながら対応していきたいと考えております。 ◎総務部長(福元信美さん) 御質問、件名7、職員の健康管理について。小項目1から3までについて順にお答えします。 小項目1、職員の分限休職の状況については、現在11名が休職となっています。 小項目2、今後の市の対応については、人事担当課にて全職員に実施したストレスチェックの結果を分析し、所属長とともに早期発見や未然防止に努めるとともに、健康相談員による健康相談、臨床心理士による定期的なカウンセリングを実施してまいります。また、メンタル不調による休職者の復帰支援に向けた産業医による面談等を実施するなど、引き続き総合的なメンタルヘルス対策に取り組んでまいります。 小項目3、職員を増やしていく考えはないかについては、職員一人一人の業務遂行能力の向上が不可欠であり、業務量の見直しや職場環境の改善などを図りつつ、それらを踏まえた定員適正化計画を策定し、適正な人員配置に努めてまいります。 次に御質問、件名9、旧糸満南小学校跡地利用について。小項目1、当該取引に関連して、関係者からの聞き取り調査等を実施したのかについてお答えいたします。本土地の販売手法について、市公有財産管理運用委員会で、公募提案方式による随意契約にての対応としていましたが、土地開発公社の経験及び専門的機能を活用し、隣接地も取り込んだ一団の土地造成事業による秩序ある宅地開発を早期に図ることを目的に土地開発公社への随意契約となりました。市公有財産管理運用委員会での承認内容に関し、変更が行われているにもかかわらず処分が進められていることに対して、その過程がきちんと説明できるような対応を行う必要があったと考えております。今後、公有財産管理運用委員会を所管する課にて、事務手続の流れについて再確認を行い、公有財産の取得及び処分に関することについて、公有財産管理運用委員会の付議に係るチェックマニュアルなどの整理を考えております。その中で市民の不信感が生じないよう、透明性の確保に努めていきたいと思います。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 御質問、件名8、過誤納返還金について。小項目1、旧糸・豊清掃施設組合退職負担金過誤納返還金について。ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、返還金の総額と何年分かについては、総額2,124万3,646円で、二重に納付された期間は平成15年度から平成29年度までの15年間となっています。 次にイ、発生の原因については、糸満市職員の派遣に関する協定書について、旧糸満市・豊見城市清掃施設組合の解釈誤りがあったことによります。 次に御質問、件名10、市民生活行政について。小項目1、今後の資源ごみ回収、特に紙類についてお答えいたします。海外への輸出量が大幅に減ったことにより、古紙相場が暴落し、紙類の取扱いが非常に厳しい情勢となっております。他自治体では紙類の回収をストップしたり、有料で業者に回収してもらうところも出てきました。取引基準も厳しくなり、ぬれていたり、汚れのある段ボールなどが古紙業者に引き取ってもらえず、可燃ごみに回ってしまうなどの事態も起こっています。紙類に関する問題は本市のみでなく、全国自治体の課題となっており、今後の対応策に苦慮しているところです。 最後に御質問、件名11、セブン-イレブン糸満真栄里東店前交差点への信号機設置について。小項目1、信号機設置に向けた市の取組についてお答えいたします。セブン-イレブン糸満真栄里東店前交差点への信号機設置について、令和元年10月23日付で、糸満警察署宛てに要請しました。その後、今年1月に糸満警察署から沖縄県警察本部へ上申したとの回答を得ております。
    企画開発部長(徳元弘明君) 御質問、件名9、旧糸満南小学校跡地利用について。小項目1、当該土地取引に関連して関係者からの聞き取り調査等を実施したかについてお答えいたします。 企画開発部では、土地開発公社に対し当該取引について、聞き取り等による調査を行った結果、市からの依頼を受けた事務について事業計画の作成及び依頼内容の履行を達成できなかった等の文書による報告が行われなかったことが問題であったとの認識を確認しております。この認識の下、手続の適正性を向上させるための見直しを図ることで合意しております。 ◆4番(浦崎暁君) それでは質問席より再質問を行います。今回は、件名が非常に多いのでランダムに再質問します。 件名6の福祉行政について。福祉部長は、ひきこもり対策については十分承知していて、その対策についての必要性を述べていただきましたが、これもようやく国のほうも内閣府で調査したばかりで、そのときには61万人ですか。今、全国には大体100万人以上のひきこもりの方がいるんじゃないかというふうなことがいわれています。県内でも本当にひきこもりの問題というのが深刻な状況だと伺っておりますので、ただここで問題になるのは、じゃあ本市においてこのひきこもりの問題がどの程度いるのか。つまり政策を練り上げるときのたたき台となるベースがまずないですよね。そこでやはり実態調査というのが必要になってくると思うんです。先ほど必要性をるる述べていただきましたが、これをやはりきちんと政策を実行する上では検討していくと。そして、計画にのせて政策を練り上げていくということが大事だと思うんですが、まず検討委員会の設置を要求したいと思うんですが、どうでしょうか。 ◎福祉部長(平田徳明君) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁いたしましたが、やっぱり関係機関と連携を取りながらこの辺について調査をしていきたい、実態調査も含めてですね。先ほどお話があったように国の指針等も今後出てくる可能性もありますので、いろいろ県が設置している地域支援センター、そういったものも含めて関係機関と連携し、検討委員会等の必要性についても話合いをしていきたいと思います。 ◆4番(浦崎暁君) 件名7に行きます。職員の健康管理について。実は、この間私が議員になった当時、職員の問題とかそういう問題を話すと、当局から返ってくる言葉というのが行革だからということをずっと言われ続けてきました。もう行革だから、どんどん削っていくんだよというふうなことをしょっちゅう言われてきて、結果じゃあどうなったのかというと、今コロナ禍の中で公務員の果たす役割というのは非常に重要な局面なんですよ。ただ、やはり今の状況というのは民間も大変ですよ。ただ、公務員においてもきちんと市民の暮らしを守っていくという責任を果たすために頑張っているんですよね。そういう中で非常に過重な労働とか、本当にやらないといけないんだという使命感でやはり厳しい状況に追い込まれていく方々が私はいると思います。それはやはりフォローしていくのは、人を増やしていく、マンパワーを増やしていく、これに尽きると思います。おっしゃるとおりいろんなスキルをアップするとか、それは必要なことだと思いますけれども、やはり適材適所、そして人を増やしていくという方向性を、新しい真栄市長の下でぜひ行っていただきたいと思っています。これは職員が働きやすくなっていく職場、明るく本当に働いていく職場というのが市民サービスにも直接つながっていくことなんです。どうでしょうか、増やしていくというか、それは検討しなければいけないんですけれども、一つの方向性というのを示してほしいなと思います。 ◎総務部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁申し上げましたが、様々な手法を用いて、組織機構を見直ししたり、アウトソーシングであったり、業務改善、それから業務量の見直しをして人材、人員の確保も含めて定員適正化計画を策定して、その適正な人員配置にこれから努めていきたいと思います。今、業務量等の調査も行いながら取り組んでいきたいと考えております。 ◆4番(浦崎暁君) 職員の負担を減らして、本当に明るく、伸び伸びと仕事ができるような糸満市の職場をつくってほしいなと思います。 件名8に行きます。過誤納返還金について。今、糸・豊清掃施設組合というのは解散していますよね。先ほど当局からの説明がありましたが、豊見城市側についても過誤納金というのは発生しているんでしょうか。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 再質問にお答えいたします。 豊見城市側にも過誤納金が発生しているということでございます。 ◆4番(浦崎暁君) 金額ですからあれなんですけれども、ざっくりどのぐらいですか、御存じでしょうか。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 今、正確な数字は持っておりませんが、本市と近い額だというふうに聞いております。 ◆4番(浦崎暁君) これは協定に基づく負担金ということなんですけれども、ずっと支払い続けていて、今回これが発覚したと。これはどういうきっかけで発覚したんでしょうか。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 再質問にお答えいたします。 派遣されていた職員が派遣終了後に人事課配置になったことで、人事異動による事務引継において過誤を発見することができたということでございます。 ◆4番(浦崎暁君) 職員の発見によって長期にわたるこういう過誤納金が発見されて、払い過ぎていたものが明らかになったと。これは行政の大きな問題だと思いますよ。そういうことを絶対起こしてはならないということを強く求めたいと思います。 件名9に行きます。実は9月定例会で副市長はこう述べられているんですね。今回、前回の議会のほうでも当該事案については多くの御指摘を頂いている状況があると、9月定例会ですね、これは。私のほうでも中身を見るとどうしても事務のミスが非常に多いということで、今回おわびの答弁をするということであります。副市長もこの問題については重々承知していて、長い行政経験もお持ちですから、この問題の深さというか、問題の大きさというのは十分理解していると思います。この問題から何が見えてくるのかというと、やはり行政というのは信頼があって行政の仕事というのが果たせると思うんですけれども、特に土地取引というのは大きな売買契約ですよね。今回、市役所から土地開発公社というようなことに売買が行われていて、非常にコストがかかるような感じですけれども、しかも口頭でだとか文書がないとかというふうな、行政であって、本当に行政がやる手続なのかなというふうなことを本当にもうびっくりしました。前の市政で行ったことなんですけれども、これに対して副市長はこの間どういうふうな考えでこの問題を受け止めてきたのかと。先ほど来、改善点というのをるる述べていただきましたけれども、どうでしょうか、副市長。 ◎副市長(神谷和男君) 再質問にお答えします。 ただいま議員のほうからも御指摘があったように、私のほうも前回の議会の中で、かなりの事務ミスに近いような動きが散見されるというふうなお答えをさせていただきました。先ほど総務部長企画開発部長のほうからも答弁がありましたが、本来、事務手続上、書面で交わさなければいけない事案については、当然行政を執行する者として当たり前のことなんですよ。この当たり前のことがうまくできていないということが非常に問題だというふうに考えておりまして、今担当レベルで今後どのように対応していくのかということをしっかり議論させていただいているというところでございます。 ◆4番(浦崎暁君) いやだから、当たり前のことができなかったというのは、やはりこれは本当にびっくりですよね。だからそれを改善させていく。真栄市政になって、そういうところをきちんとやっていくということが必要だと思います。これは終わります。 件名10、市民生活行政について伺います。今後の資源ごみの回収、先ほど資源ごみ、紙の輸出先が非常に困難な状況だから、結局、国内でだぶついていると、本市も非常に厳しい状況だということなんですけれども、ただこれが非常に市民生活にとっては今後、非常に大きなインパクトを持つ問題になってきます。ただそうはいっても国の法律とか非常に大きな問題なんですが、今後市がどういうふうに対応していくかというふうなことを、国の法だから放置するんだ、私たちは知りませんということでは当然ないと思うんですね。ただやはり市としてもきちんと対応策を考えていくということが必要になってくるので、それについてどう考えますか。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 再質問にお答えいたします。 段ボール類、新聞紙類など、紙類の分別をしっかり行い、古紙の品質を高める等が考えられるんですが、現在、抜本的な解決策は見いだせていないところでございます。 ◆4番(浦崎暁君) 件名11、セブン-イレブン糸満真栄里東店前交差点への信号機設置についてです。この問題については、金城幸盛議員、そして玉城哲郎議員も一般質問でやっていただきました。この交差点というのは非常に危険な状況なんです。先ほど市当局も設置に向けた取組を強めているということなんですけれども、やはりこの交差点でどのような事故が起こったのかというのを市は把握されているのでしょうか。 ◎市民健康部長(島根辰也君) 再質問にお答えいたします。 同交差点における事故の件数について、糸満警察署に確認したところ、今年1月から現在まで人身事故が1件、物損事故が1件となっております。なお、平成31年1月から令和元年12月までの事故発生はないとのことでした。 ◆4番(浦崎暁君) 危険な状況であることには変わりありませんね。早急な信号機の設置が求められています。先ほど両議員にもやっていただきましたということじゃなくて、彼らも非常に問題点を持って市に要求していますので、全議員、この信号機設置については一丸として頑張っていきたいと思っていますが、これは答弁要らないです。 件名2に移ります。先ほど市長からもこの地域については、遺骨収集の件、るる述べていただきました。情報提供等をしていくんだと。国がきちんと責任を持つというのは当然の話なんですけれども、やはり今この地域の近くでもつい先日、伊敷という所でもまた新たに遺骨が発見されています。この南部戦跡、私たちの住む糸満市の地域というのは、今なお戦争の傷跡が絶えないところです。市長として、先ほどこういう平和の理念、遺骨収集の目的というのを大事にしていくということを述べていただいたんですが、もっと具体性を持った、市独自の例えば条例とか要綱、規則というのをきちんと明確に今後つくっていくんだと、あるいは検討していくんだというふうな方向性を聞きたいと思っております。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時52分)                              (再開宣告午後1時53分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎副市長(神谷和男君) 再質問にお答えします。 今現在、新たな総合計画を作成中でございます。その総合計画の中に米須霊域、摩文仁霊域、高嶺霊域あたりの戦争遺構ですね、そこら慰霊碑、慰霊の塔を含めてなんですが、それに関する土地利用について何らかのコメントができないかというところは議論させていただいております。今後、見える形で市としての考え方を新しい総合計画の中でお示しできるというふうに考えております。現在、その作業に取り組んでいるということでございます。 ◆4番(浦崎暁君) ぜひ総合計画にきちんと盛り込んで、実効性のある、具体性を持った政策を提供してほしいなと思います。それで農業委員会の委員長、わざわざ御足労頂いて本当にありがとうございます。今回の行政指導に関連して再質問をしたいと思います。農業委員会としては、この法人に速やかに農業をしてほしいということなんでしょうか。 ◎農業委員会会長(国吉真昭君) 再質問にお答えします。 農業生産法人と調整の上、期限を決めたいと考えております。 ◆4番(浦崎暁君) 今期限を決めるというのは、いわゆる口頭で行政指導をしましたよね。しかし、いつまでに始めてねということはないということなんですが、ただやはり速やかに、早めに農業をしてほしいということなんでしょうか。再確認します。 ◎農業委員会会長(国吉真昭君) 再質問にお答えします。 そのとおりでございます。 ◆4番(浦崎暁君) やはりこの法人と話し合うという機会を設けて、期限についても話し合われるということでよろしいでしょうか。 ◎農業委員会会長(国吉真昭君) そのような考えであります。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時55分)                              (再開宣告午後1時55分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆4番(浦崎暁君) 今回、行政指導を受けたというのは、この地域だと思うんです。隣はサトウキビ畑があって、その奥には鉱山と思われる地域が広がっています。先ほどの質問からあったんですけれども、そのところが伐採されているということでありました。実は先ほど市長に対する質問と関連するんですけれども、この地域は、市長も御存じだと思うんですけれども、有川中将以下将兵自決の壕とかですね、隣には壕があります。またこれは島根の塔ですか。そして南側には東京之塔があって、その周辺には植樹祭も行われたというところなんですね。やはり景観の問題とか、そして地下ダムの問題、今回農地法をメインにして取り上げたんですけれども、様々な法令がこの地域にはかぶさっています。その中で、私が伺いたいのは、先ほど部長がおっしゃったように、今鉱山の採掘は行われていないというふうなことを答弁されましたが、なぜ今、鉱山の採掘が行われていないんでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えします。 現在、採掘が行われていない原因として、採掘場所へつながる進入路の確保、そして各個別法や条例、要綱の手続がまだ整っていないこと等が考えられます。 ◆4番(浦崎暁君) 11月18日の新報の記事の中で、こういうことが記事としてあります。見出しは「糸満市農業委が原状回復を指導」ということで、この法人の代表は、後に採掘するとき重機を通す進入口にする予定だったと、ただ採掘前の伐採作業段階で進入口が必要になり使用した。採掘権を取得しているので、農地転用の手続をしなくても土地を利用できると思っておりますというふうな記事が載っているんですけれども、この記事から推察すると、行政指導を受けた農地が結局使えなくなったから採掘ができなくなったんじゃないかというふうなことでよろしいでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 直接事業者から確認はしておりませんが、そのようなことが考えられるということでございます。 ◆4番(浦崎暁君) 先ほど部長が話した鉱業権の話ですけれども、平成13年に本市から総合事務局のほうに意見書を出しているというふうなことをおっしゃっておりました。この意見書の中身というのは、市はどういうふうな、各課の、各部局の声が寄せられたというと、結構長さのボリュームがあるというふうに聞きましたけれども、どうなんでしょうか。この意見書の内容というかポイントというか、お示しできますか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 この平成13年に提出した意見書につきましては、各課から出された4ページにわたる、多岐にわたるものとなっておりまして、意見書の最後に市の総合意見としまして、当該出願地域は農用地として利用を優先する農用地域であり、また区域内には国営沖縄本島南部土地改良事業で実施中の米須地下ダム地下水源区域も含まれており、今後の農業、農村の活性化に向けて南部地下ダム開発計画を推進する主要拠点になっていること等を鑑み、地下水資源の適正利用の妨げになると思いますので、農業を振興する上でも鉱業の実施には反対であるとしております。 ◆4番(浦崎暁君) 今の、いわゆる鉱業権、採掘、コーラルですかね、そういう鉱石、鉱山を営むことについて反対だというふうなことを明確に述べていると理解してよろしいでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 各個別法の問題はともかく、最終的な農業上の判断的には反対であるというふうな内容で意見を出しております。 ◆4番(浦崎暁君) 農業関係当局に伺いたいんですけれども、この鉱業権を持っている、採掘権を持っている法人と、この地域、行政指導を受けた法人の代表役員というのは同一なんですか。どうでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康君) この定款のほうの氏名、住所を確認しますと同一人物だと考えております。 ◆4番(浦崎暁君) この農業生産法人の定款の中には、鉱山採掘に関わる目的等はありますか。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 登記簿の謄本のほうを確認いたしまして、謄本の目的の14番のほうに、鉱物資源の採取及び販売という目的が記載されております。 ◆4番(浦崎暁君) こういうふうになっていて、今後、やはり農業をしていただきたいと、農業委員会としても。ここというのは非常に大事な農地ですよね。糸満市というのは県内でも有数な農業生産地域であって、広大な農地を抱えています。ですから本市の農業生産のためにも、やはりこの法人にはきちんと農業をしていただいて、農業生産に頑張ってほしいなと思っています。 最後に農業委員会の会長に伺いたいんですけれども、この農地、行政指導を受けた部分なんですけれども、例えば採掘とか農地以外に使用されるということは、今後可能性ありますか。 ◎農業委員会会長(国吉真昭君) 再質問にお答えします。 当農地は農地法第3条で取得しておりますので、3年間は農業をしないといけないというふうに考えます。 ◆4番(浦崎暁君) ちょっと確認します。要するに農業しかできないということで御理解してよろしいでしょうか。 ◎農業委員会会長(国吉真昭君) 再質問にお答えします。 そのとおりです。 ◆4番(浦崎暁君) 今回問題となっていたのが、農地法第3条許可ですよね。この農地法第3条というものが、農地が資産保有目的とか投機目的等の対象として、農業者以外の者によって取得されないようにすると。もう一つが、農地が生産性の高い農業経営者に効率的に利用されることによって、農業生産力の維持、そして拡大を図っていくというのが大きな目的だというようなことです。今回、鉱山の問題、そしてこの辺は沖縄戦跡国定公園でもありますし、戦跡の問題、景観の問題、開発許可の問題、そして農地法の問題、非常に大きな問題が発生している場所だと思います。やはりきちんと農地を守っていく、農地としてきちんと生産していただく、その観点で法人には頑張っていってほしいなと思っています。 これにて、私の一般質問を終わります。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時06分)                              (再開宣告午後2時06分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆14番(高江靖君) すみません、字句の訂正をお願いします。件名1の小項目1、「20年」とありますが、「10年」に訂正をお願いします。 それでは、改めましてこんにちは。傍聴席の皆様、そしてインターネットを御覧の皆様こんにちは。一般質問に入る前に所見を述べたいと思います。新型コロナウイルスに振り回された今年もあと2週間余り、寒さもこれから一段と厳しくなっていきます。新型コロナウイルスの感染拡大は寒い季節に起因するという議論もありますが、世界では新型コロナウイルス感染者は累計5,000万人を超え、死者は130万人を上回っています。沖縄県内におきましても、春の第1波、7月から8月の第2波に続く第3波の感染拡大が起こっております。10月26日には沖縄コロナ警報が発出され、引き続き一人一人が感染しない、感染させない意識を持ち、新しい生活様式の遵守を呼びかけております。また新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行に備え、対応できる診療・検査機関の確保や年末年始の医療提供体制にも万全を期すよう、国や県、市からの公助もお願いしたいと思います。我が糸満市におきましても、感染症対策、経済対策、緊急対策事業(第6弾)を今定例会で審議されることになっています。対象者につきましては、なるべく幅広く支援できるよう、またこの制度を知って喜ばれる方々も多いと思います。早急に一刻も新型コロナウイルスの収束を願って、市議会と市当局が真剣な審議を進め、早めの予算執行に向けて協力し、努めていかなければなりません。それでは通告書に従って一般質問を行います。 件名1、糸満市市制施行50周年記念事業について。コロナ禍により、地域におけるスポーツ行事や文化・芸能関係の発表の場が失われ、将来の継承が危惧されております。市制50周年の祝祭とコロナ対策支援の両立を考えて内容の検討が求められます。市長公約の「市民協働」の具体化として、多くの市民が主体的に参加できる事業の実施を求めます。そこで伺います。小項目1、6万2,000市民の親睦・交流を深める意味で、10年前まで実施されてきた「市民大運動会」を開催することはできないか伺います。 小項目2、「糸満ふるさと祭り」の歴史とその意義を再確認するとともに伝統文化の継承と人材育成を進めるため、50周年冠事業として実施できないか伺います。 小項目3、「海人」のまち糸満を象徴する「ハーレー歌大会」が継承実施されていません。伝統文化関係者のみならず観光関係者からも懸念の声が上がっています。50周年冠事業として実施できないか伺います。 小項目4、市制50周年を迎え未来に羽ばたく糸満市のために「市民提案型まちづくり事業」を活用して、広く市民から公募する考えはないか伺います。 小項目5、沖縄発祥の平和の武、空手が2021年東京オリンピック正式種目に選ばれました。10月25日は空手の日と制定され、その週の日曜日には、ギネス記録に認定された総勢数千人の一斉演武やイベントなどが行われています。市制50周年記念演武祭を県と連携して摩文仁の平和祈念公園で実施できないか伺います。 件名2、真壁児童公園の利便性向上のための改修について。市は、真壁児童公園への大型遊具の設置に取り組んでいるところであります。その工事の完成は、令和2年12月末とのことであり、完成後、休日や夏季休暇等には真壁区のみならず、三和地域・市内各地域から多くの市民が公園利用されるものと考えられます。真壁区には、公立こども園の設置によりゼロ歳から中学校までの子育て環境が整備されています。それに続き、また一つ子育て支援策が充実することになり真壁区の発展に大きく寄与するものと考えます。しかし、公園内トイレは劣悪で和式トイレであることから、コロナ感染の不安も拭えません。また、駐車スペースの問題もあります。未活用市有地の仮舗装の可能性も含めて、真壁児童公園利用者の利便性向上に向けて、伺います。小項目1、真壁児童公園の状況を確認しているか伺います。 小項目2、今後どのような対応を考えているか伺います。ア、公園内トイレの修繕について。イ、未活用市有地(真壁保育所跡地)の仮舗装による駐車場確保について。 件名3、農業集落排水事業について。小項目1、真壁地内の農業集落排水工事について伺います。ア、集落排水の供用開始はいつ頃ですか。イ、汚水ます(住居ごとの)設置場所は、どのように決めますか。ウ、家庭内配管から公共ますまでの工事費は、幾らですか。エ、少しでも個人負担軽減できるような補助はないか伺います。 壇上での質問を終わり、残りは質問席にて再質問します。 ◎市長(當銘真栄君) 高江靖議員御質問、件名1、糸満市市制施行50周年記念事業について。小項目3、ハーレー歌大会が50周年冠事業として実施できないかについてお答えいたします。 今後、糸満ハーレー歌大会運営委員会や関係機関と調整や聞き取りを図り、50周年冠事業としてハーレー歌大会を実施できないか、検討していきたいと思います。 その他の質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行君) 議員御質問、件名1、糸満市市制施行50周年事業について。小項目1、市民大運動会の開催についてお答えいたします。 糸満市市制施行40周年事業で、平成23年度に開催した糸満市民大運動会と同様に、令和3年度50周年事業として、新年度予算で検討しているところであります。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 御質問、件名1、糸満市市制施行50周年記念事業について。小項目2、糸満ふるさと祭りを冠事業として実施についてお答えいたします。 今年度の糸満ふるさと祭りは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため次年度へ延期となりましたが、次年度は創意工夫の上、記憶に残る市制施行50周年記念冠事業として計画してまいりたいと考えております。 ◎総務部長(福元信美さん) 御質問、件名1、糸満市市制施行50周年記念事業について。小項目4及び5について順にお答えします。 小項目4、市民提案型まちづくり事業を活用しての市民公募については、コロナ禍ではありますが、市民協働のまちづくりの観点から、50周年記念事業に特化した市民提案型まちづくり事業の公募について検討しています。 次に小項目5、空手の日の平和祈念公園での空手演武実施については、沖縄県、沖縄県議会、沖縄伝統空手道振興会等の共催事業であることから、平和祈念公園での開催については関係団体との調整も必要でありますので、今後開催する市実行委員会、幹事会等で検討してまいります。 次に御質問、件名2、真壁児童公園の利便性向上のための改修について。小項目2、イ、未活用市有地(真壁保育所跡地)の仮舗装による駐車場確保についてお答えいたします。当該市有地につきましては、旧真壁保育所が真壁こども園として移転した後、跡地利用については真壁自治会より有効活用による地域振興を目的に土地交換の要請があり、現在、調整を進めているところであります。そのため一時的な使用として自治会から要望や御理解が得られれば可能性を探りたいと思います。 ◎建設部長(大城拡君) 御質問、件名2、真壁児童公園の利便性向上のための改修について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、真壁児童公園の状況を確認しているかについては、今回、真壁児童公園遊具の経年劣化に伴い使用禁止となっていた遊具の更新工事を進めていることや、新型コロナウイルス感染症対策の観点から利用制限等もございましたので、現状の確認はしています。また指定管理者においても定期的に状況確認をしております。 小項目2、今後どのような対応を考えているかについて。ア、公園内トイレの修繕については、現場を確認したところトイレブースが狭く、内開きの扉と和式トイレで非常に使いづらいトイレであると感じており、修繕について考えていく必要があると認識しております。今回、ほかの施設においても新型コロナウイルス感染症対策の一環で、既存和式トイレから洋式トイレへの更新や手洗い水栓の改修工事などを進める予定でありますので、予算の範囲内で可能であれば取り組んでまいりたいと考えております。 ◎経済部長(兼城浩康君) 御質問、件名3、農業集落排水事業について。小項目1、真壁地内の農業集落排水工事について。アからエまで順にお答えいたします。 小項目1、ア、米須地区農業集落排水事業供用開始については、令和3年4月の字米須地内の一部を対象とした一部供用開始に向け取り組んでおります。字真壁地内については、今年度から翌令和3年度にかけ整備を行い、整備完了後の令和4年度の供用開始に向け、現在取り組んでおります。 次にイ、公共汚水ますの設置箇所については、現在の工事請負業者より各住居管理者へ設置箇所の承諾を得て、設置場所を決めていく考えであります。 次にウ、家庭内配管から公共汚水ますまでの接続費用については、個人負担で接続することになります。その場合、個々の住居の配管状況や公共汚水ますまでの距離、または深さなど、工事の難易度に違いがあり、一概に同じではありませんが、公共下水道の接続事例によると1戸当たり20万円から30万円程度であると確認しております。 最後にエ、個人負担軽減への補助等については、公共下水道の現行制度と同様な国庫補助を活用した補助制度のほか、市独自の支援制度の構築が図れないか、現在調整中であります。 ◆14番(高江靖君) ありがとうございます。件名2から再質問させていただきます。 現在、真壁児童公園では、既に立派な遊具が取り付けられております。しかしまだ使用ができない状態でありますが、このすばらしい遊具が使用できるとなると、必ずお子様連れの父兄の方々はこの遊具を目当てに集まると思うんですが、早急にトイレの工事に取り組むことはできませんか。そしてトイレは今、大便器が1つしかありませんが、増設は可能かどうか伺います。 ◎建設部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 当真壁児童公園につきましては、都市公園法でいう街区公園に位置づけられております。近隣地域の方々が利用する公園として整備されているため、ほとんどの街区公園にはトイレの設置はされておりません。しかしながら、真壁児童公園については現在設置されている状況でありますが、トイレの増設については厳しいものと考えております。しかしながら、和式から洋式のほうへの改修につきましては、今後、先ほども答弁しましたが、予算の範囲内であれば行っていきたいと考えております。 ◆14番(高江靖君) 増設が予算外であれば、和式から洋式に替えて、もしできるのであれば、身障者用、あるいはお年寄りでも利用できる手すりというんですか、それも取付け可能かどうか伺います。 ◎建設部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 高齢者の方が利用する機会が多いということで、手すり等の設置はできないかということでございますが、当修繕につきましては、今後修繕工事の中で検討していきたいと考えております。 ◆14番(高江靖君) ありがとうございます。遊具も設置されておりますので、できるだけ早めに取り組んで頂くよう要望いたします。 それと同時に、先ほど総務部長からもお話がありましたが、真壁児童公園と旧真壁保育所跡地の交換のお話が、前の市長、上原裕常市政時代から話が進んでいると思うんですが、司法書士のほうに私のほうで確認したところですね、この真壁児童公園の相続問題がまだ長引いていて、しばらく時間がかかると。私も含め、真壁自治会長も含め、その相続手続には協力していきながら、この交換条件が整うまで、できれば保育所跡地を仮舗装して、駐車場に利用したいと思っていますが、早急に対応できないか伺います。 ◎総務部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁申し上げましたが、今はこちらのほうには土地を交換するということで保留しておりますが、その間の一時的な活用ということで自治会からの要望であったり、その使用についての御理解が得られれば駐車場としてというか、広場を活用するのは可能ではないかと考えておりますので、今後協議をさせていただきたいと思います。 ◆14番(高江靖君) やはりお子様連れの父兄の方々は車を利用して広場に来ますので、車の両サイドに駐車されたり、広場が、勝手にいろんな方々が車を止めて、駐車場側が使用できなかった場合、交通事故の可能性があると考えておりますので、真壁自治会とも早急に相談しながら、できるだけ仮にこのスペースが駐車場代わりに使えれば助かると思いますので、前向きに検討をよろしくお願いします。 それと件名1ですね、件名1に関しましては9月定例会一般質問でも50周年の記念事業について質問させていただきましたけれども、小項目1から小項目4に関しましては、市民の声を吸い上げまして一般質問させていただきました。9月定例会の際にはまだ実行委員会が立ち上がっていないというお話でしたので、実行委員会が11月に発足されたという話を聞きましたので、この小項目1から小項目4に関しましては実行委員会の中で前向きに検討していただいて、実現できるよう要望したいと思っております。 それと件名1の小項目5ですね、これも先ほど答弁ありましたが、今年はコロナ禍でなかなか実現できなかったんですけれども、来年は糸満市制50周年の記念演武を県とタイアップして盛り上げていきたいと考えていますが、県のほうと調整されていると聞きましたが、いかがですか。 ◎総務部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 今回御質問、9月も含めて御質問を頂いているということがございましたので、状況の確認ということで電話等での問合せの段階でございます。事務局のほうへ内容について少しお伺いをしたということでありまして、沖縄県のほうに正式に要請等ということはまだしておりません。 ◆14番(高江靖君) 昨日、県の空手振興課にですね。担当課長のほうに問い合わせて確認したところ、国際通りでの一斉演武を各市町村のほうでどうにか演武してくれないかという要請が結構来ているそうなんです。それで関係団体というのが恐らく、毎年空手の日に奉納演武をやっている上地流空手道団体だと思うんですね。それでですね、上地流空手道団体と県の空手振興課をバックアップして来年の10月25日の空手の日にはぜひ実施できるように、我々も汗をかきますので御検討をよろしくお願いいたします。休憩お願いします。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時32分)                              (再開宣告午後2時33分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆14番(高江靖君) 件名3、小項目1のエに関してですが、補助事業等の、個人負担が20万円から30万円という結構な金額があるんですが、真壁区民の方々はお年寄りが多いです。それでこういう莫大な金額はなかなか出せない方々も多いので、できるだけ市も調整していただいて、補助事業が出せるような仕組みをつくっていただいて、事業ができるようにお願いしたいんですが、再度お聞きします。補助事業はあるかないか、確認お願いします。 ◎経済部長(兼城浩康君) 再質問にお答えをいたします。 現在、公共下水道のほうで活用しております国庫補助事業につきましては、これから沖縄県とヒアリング等が始まります。その中で接続件数、金額等もある程度の金額を取れるようにしていきたいと考えておりまして、あとは市単独の接続の支援につきましては現在担当部局と調整中でございます。 ◆14番(高江靖君) ありがとうございます。私も真壁部落の代表議員としてですね、少しでも真壁区民の負担軽減に努めてまいりますので、ひとつよろしくお願いいたします。 以上、一般質問を終わります。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守君) 以上で本日の会議を終了いたします。                              (散会宣告午後2時35分)...