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03月16日-05号

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  1. 糸満市議会 2020-03-16
    03月16日-05号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    令和2年第1回糸満市議会定例会会議録令和2年3月16日出席議員 21人1番 玉 城 哲 郎 君    2番 金 城   悟 君3番 上 原   勝 君    4番 浦 崎   暁 君5番 菊 地 君 子 さん   6番 伊 敷 郁 子 さん7番 国 吉 武 光 君    8番 金 城   敏 君9番 新 垣 勇 太 君    10番 金 城 一 文 君11番 玉 城 安 男 君    12番 玉 村   清 君13番 金 城   寛 君    14番 當 銘 真 栄 君15番 大 城 明 弘 君    16番 西 平 賀 雄 君17番 金 城   敦 君    18番 徳 元 敏 之 君19番 金 城 幸 盛 君    20番 新 垣 安 彦 君21番 大 田   守 君欠席議員 なし 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。   市長     上 原   昭 君    副市長     金 城   靖 君   教育長    安谷屋 幸 勇 君    総務部長    上 原   仁 君   企画開発部長 徳 元 弘 明 君    市民健康部長  福 元 信 美 さん   福祉部長   山 城 安 子 さん   経済観光部長  大 城   拡 君   建設部長   徳 里   仁 君    水道部長    伊 敷   勝 君   消防長    福 元   毅 君    教育委員会   阿波根 庸 伸 君                       総務部長本日の議事日程 日程第1  一般質問   ――――――――――――――――――――――――――――――                              (開議宣告午前10時00分) ○議長(大田守君) これより本日の会議を開きます。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守君) 一般質問を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆19番(金城幸盛君) おはようございます。通告書に従いまして一般質問を行います。 件名1、令和2年度施政方針、重点施策について。小項目1、「未来につなぐ子育て支援」について。ア、「子育て世代包括支援センター」新設について、具体的内容を伺う。イ、「子ども家庭総合支援拠点」新設について、具体的内容を伺う。ウ、「GIGAスクール環境整備事業」新設について、具体的内容を伺う。 件名2、新型コロナウイルス等感染症対策について。小項目1、小中学校における感染症対策について。ア、手洗いでの固形石けんの使用をやめて、液体石けんに変更する考えがないか見解を伺う。イ、各教室に手指消毒用アルコールを設置する考えがないか見解を伺う。 小項目2、認定こども園・保育所(園)等における感染症対策について、本市の支援策を伺う。 小項目3、避難所における感染症予防対策として、マスク、手指消毒液等の備蓄状況を伺う。 件名3、東京オリンピック聖火リレーについて。小項目1、12月定例会で提案したモニュメント設置について、進捗状況を伺う。 小項目2、市内小中学生全員への記念品の贈呈について、進捗状況を伺う。 件名4、道路行政について。小項目1、市道翁長かりゆし橋線(県営潮平高層住宅付近)の消えたセンターラインについて、早急に引き直すべきと考えるが見解を伺う。 小項目2、市道西崎46号線の道路の損傷について、市道舗装長寿命化修繕事業を活用して修繕する考えはあるか見解を伺う。 件名5、公園遊具について。小項目1、真壁児童公園の遊具が長期間使用できない状態が続いており、安心安全に使用できる遊具の新設を求める声があるが、今後の計画を伺う。 件名6、保育士の確保、処遇改善について。小項目1、令和2年度糸満市一般会計予算案に保育士の確保や処遇改善のための新規事業は盛り込まれているか、説明を求める。 小項目2、「保育士宿舎借り上げ支援事業」を実施すべきと考えるが、見解を伺う。 小項目3、本市独自に「保育士奨学金返済支援制度」を創設する考えがないか見解を伺う。 件名7、糸満市立認定こども園在り方計画について。小項目1、計画策定の目的を伺う。 小項目2、保育教諭・保育士の確保について。ア、正規職員数と率を伺う。イ、令和2年度市職員(幼稚園教諭・保育士職)の採用内定者数を伺う。ウ、令和元年、平成30年、平成29年、各年度の市職員(幼稚園教諭・保育士職)の採用人数を伺う。エ、非正規職員(幼稚園教諭・保育士職)確保のための、令和2年度新たな取り組み、方策を伺う。 小項目3、事務負担軽減を図るためのICT化の取り組みについて。ア、子供の登降園管理、延長保育料の計算等、事務作業の現状を伺う。イ、令和2年度糸満市一般会計予算案に市立認定こども園のICT化に向けた予算は計上されているか、説明を求める。 小項目4、市立認定こども園の再編について。ア、「糸満市子ども・子育て会議」に諮るべき内容か、見解を伺う。イ、住民説明会で寄せられた意見の概要を伺う。ウ、パブリックコメントの件数、コメントの概要を伺う。エ、検討委員会から提出された意見書について、本市の対応を伺う。オ、市立糸満南こども園保護者会からの陳情について、本市の回答を伺う。 小項目5、公私連携移行園について、移行実施時期を延伸すべきと考えるが、見解を伺う。 以上、壇上での質問を終わり、あとは質問席より再質問いたします。 ◎市長(上原昭君) おはようございます。金城幸盛議員の件名5、公園遊具について。小項目1についてお答えいたします。 真壁児童公園の遊具につきましては、令和2年度に滑り台などの滑降系遊具やジャングルジムまたはトンネルなどの登はん系運動遊具が複合したコンビネーション遊具により更新を行う予定であります。実施の際は、速やかに対応していきたいと考えております。 残りの質問については、教育長及び関係部長から答弁させます。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) おはようございます。金城幸盛議員、件名1、令和2年度施政方針、重点施策について。小項目1、未来につなぐ子育て支援について。ウ、GIGAスクール環境整備事業の具体的内容についてお答えをいたします。 糸満市教育委員会は、国から示されましたGIGAスクール構想の実現に向けて、各学校のネットワーク環境の整備と児童生徒1人1台の端末を整備するためのGIGAスクール環境整備事業を新規に事業化し、年次的に取り組むこととしています。具体的には本年度補正予算で小中学校のネットワーク環境を整備し、令和2年度以降、5年度にかけて国のスケジュールに沿って端末の整備を進めていきたいと考えております。 次に件名2、新型コロナウイルス等感染症対策について。小項目1、小学校における感染症対策、ア及びイについてお答えいたします。小項目1、ア、固形石けんから液体石けんへの変更については、3月16日、きょうから学校を再開しておりますが、再開に合わせて各学校に液体石けんを配布しております。 次にイ、手指消毒用アルコールの設置については、各学校の判断により設置されているところもあります。各学校には設置を促したいと考えておりますが、在庫不足により設置が困難になっている現状であります。 続きまして、件名3、東京オリンピック聖火リレーについて。小項目1、2について一括してお答えいたします。50年に一度と言われていますオリンピックの聖火リレーが5月3日日曜日に沖縄県の最後の地点として糸満市を駆け抜けることになっております。多くの市民にオリンピック聖火リレーの感動を与えられるような取り組みを行いたいと考えています。糸満市においては、東京オリンピック聖火リレーが実施されることを後世に伝え、あすを担う市内の子供たちへ夢と希望と感動を与えることから、現在、東京2020オリンピック組織委員会へモニュメントの設置や記念品の作成についてお伺いを行っているところであります。また4月上旬には東京2020オリンピック聖火リレー糸満市実行委員会を立ち上げまして、その中で検討をしてまいりたいと考えております。 ◎市民健康部長(福元信美さん) おはようございます。御質問、件名1、令和2年度施政方針、重点施策について。小項目1、未来につなぐ子育て支援について。ア、子育て世代包括支援センターの具体的内容についてお答えいたします。 子育て世代包括支援センターは、母子保健法に基づき妊娠期から子育て期まで支援を切れ目なく提供するため、令和2年度に健康推進課内に設置するものであり、従来実施している親子手帳の交付及び妊婦健康診査、乳幼児健康診査に加え、新たに産婦健康診査と産後ケア事業を展開するものであります。産婦健康診査については、産後2週間以内と産後1カ月以内の2回、産婦に対する健康診査費用を助成する事業であります。産後ケア事業については、助産師が産婦や乳児家庭を訪問し、産後ケアを提供する居宅訪問型となっております。どちらの事業についても次年度早期に実施できるよう取り組み、事業の詳細については、決まり次第、市広報及びホームページ、SNS等で周知してまいります。 ◎福祉部長(山城安子さん) おはようございます。御質問、件名1、令和2年度施政方針、重点施策について。小項目1、未来につなぐ子育て支援について。イ、子ども家庭総合支援拠点新設の具体的内容についてお答えいたします。 平成28年、児童福祉法の改正により、市区町村は、子供が心身ともに健やかに育成されるよう子供及び妊産婦の福祉に関し必要な実情の把握に努め、情報の提供を行い、家庭その他からの相談に応じ、調査及び指導を行うこととなりました。法第10条の2に、市町村に対してその拠点の整備が努力義務と規定され、この法的根拠をもとに国は2022年度までに全市町村に設置するとの方針を打ち出しております。 御質問、件名2、新型コロナウイルス等感染症対策について。小項目2、認定こども園等における感染症対策及び市の支援策についてお答えいたします。市内認定こども園等においては、国、県から発出された通知文書、「新型コロナウイルス対応に関する保育所等の対応について」等に基づき、感染予防・拡大対策に取り組んでおります。認定こども園等の職員については、出勤前に職員各自で体温計測を徹底し、37.5度C以上の発熱がある場合は出勤を行わないようにしております。また、施設内でのマスク着用、こまめな換気、手指消毒の徹底を行い、感染対策に取り組んでおります。園児については、登園前に体温を計測し、発熱が認められる場合には利用を断る取り扱いを行っております。また、保護者に対し、感染予防・拡大防止のために、家庭内保育が可能な保護者に対し、家庭内保育の協力依頼を行っています。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時13分)                              (再開宣告午前10時13分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 御質問、件名6、保育士の確保、処遇改善について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。 小項目1、令和2年度予算案での保育士確保及び処遇改善新規事業については、新規事業ではありませんが、既存事業の中に盛り込んでいます。公立こども園施設等管理運営事業などにおいて、会計年度任用職員制度への移行にあわせて保育教諭の待遇を改善しています。 小項目2、保育士宿舎借り上げ支援事業の見解については、保育士確保対策の一つであると考えていますが、保育士1人に対する補助が高額になること、事業を一旦開始すると中止することが難しいこと、補助対象と対象外の保育士の間で不公平感が生じることなど課題が多く、予算計上に至っておりません。 最後に小項目3、保育士奨学金返済支援制度創設の見解については、保育士の確保や若者の定住・移住促進につながる有効な事業であると考えていますが、活用できる補助メニューがございません。また現在、県内で実施している市町村もございません。今後、当該事業を初め、潜在保育士の掘り起こし事業など、保育士確保に効果的な補助事業を創設するよう、県に対し提案や要請を図っていきたいと考えております。 御質問、件名7、糸満市立認定こども園在り方計画について。小項目1から5までについて順にお答えいたします。小項目1、計画策定の目的について。本市では、平成28年度以降、市民サービス向上のため市立幼稚園、保育所のこども園化を進めてきました。しかしながら、臨時保育教諭不足や潮平こども園の入園希望者が予定よりかなり少なかったことから、やむを得ず潮平こども園を休園し、西崎こども園の3歳児の受け入れを停止するという判断をいたしました。そのような状況から、市全体の市立こども園のあり方を検討するため、在り方計画を策定することにしました。計画の目的としては、保育サービスの継続的な提供と保育の質の向上を図ることであります。 小項目2、保育教諭・保育士の確保について。ア、正規職員数と率については、令和2年3月時点での正規保育教諭は52人、臨時保育教諭は46人で、正規職員率は約53%であります。 次にイ、令和2年度市職員の採用内定者数については、採用試験を実施しておらず、採用計画はありません。 次にウ、令和元年度、平成30年度、平成29年度の市職員の採用人数については、各年度とも採用試験は実施しておらず採用はありません。 次にエ、非正規保育教諭確保のための令和2年度の取り組み、方策については、昨年度に引き続き保育士試験対策講座を実施し、資格取得を支援、保育士合同就職説明会で市立園のブース設置、市立園の次年度募集においては、会計年度任用職員制度への移行にあわせて期末手当を新設し募集しているところです。 小項目3、事務負担軽減のためのICT化の取り組みについて。ア、子供の登降園管理、延長保育料の計算等、事務作業状況について。子供の登降園管理については、園児一人一人の登園・降園時間が打刻されたタイムカードをチェックして管理しております。延長保育料計算等事務作業状況については、毎月登園・降園時間が打刻されたタイムカードのチェックやパソコンへの転記をして計算し、納付書発行を行っております。 次にイ、令和2年度当初予算案でのICT化予算計上状況については、予算要求時点でICT化の補助金の補助対象が法人園のみであったことから、市立認定こども園においてICT化予算は計上しておりません。 小項目4、市立認定こども園の再編について。ア、糸満市子ども・子育て会議に諮るべき内容かの見解について。糸満市子ども・子育て会議は、教育・保育施設や地域型保育事業の利用定員を定める際や、子ども・子育て支援事業計画を策定・変更する際に審議を行う役割があります。市立認定こども園の再編については、市立園から公私連携幼保連携型認定こども園へ移行しますが、利用定員の設定に変更が生じないため、諮るべき内容ではないと認識しております。 次にイ、住民説明会で寄せられた意見の概要については、去る1月14日火曜日に糸満南こども園、1月15日水曜日に西崎こども園、1月16日木曜日に潮平こども園、2月2日日曜日に糸満市役所において、計4回の住民説明会を開催いたしました。住民説明会で寄せられた主な意見として、市立園から公私連携幼保連携型認定こども園へ移行する際の子供たちや保護者の不安解消の要望や再編計画自体の延期、移行する園の再検討など御意見がありました。 次にウ、パブリックコメントの件数、概要については、去る1月10日から2月5日までの期間、糸満市立認定こども園在り方計画書(素案)に係るパブリックコメントを実施し、広く市民の皆様からの御意見を募集した結果32件の意見をいただきました。市民の皆様から寄せられた主な意見として、計画が急であり、もう少し時間をかけてほしいという意見や市立園をそのまま残してほしいという意見、小規模保育事業所からの接続を心配する声などの意見がありました。 次にエ、検討委員会から提出された意見書への対応については、去る3月2日に糸満市立認定こども園在り方検討委員会から糸満市長に対し、計画書及び意見書の提出がありました。この意見書を踏まえ、職員の配置計画等、各種データについていま一度確認し、本市にとってよりよい方向を追求した上で実施を決定し、取り組んでまいります。 次にオ、糸満南こども園保護者会からの陳情回答については、去る2月13日に糸満南こども園保護者会から、糸満南こども園の公私連携型認定こども園への移行時期を2年延期し、令和5年4月とすることを求める内容の陳情がありました。その陳情に対し、本市が回答した概要についてお答えいたします。公私連携への移行期間が短い理由に関しては、現在、西崎こども園の3歳児クラスが預かれない状況があり、公の役割として小規模保育事業所の卒園児を受け入れるため3歳児クラスの再開を考えております。人員の確保が見通せない中、方向性をはっきりさせずに期間だけ延ばしますと、再び受け入れクラスの縮小も考慮しなければならない可能性があります。そのためできるだけ早く課題を解決したいところから最短の工程表を出させていただきました。また、公私連携への移行につきましては、市立と法人とで運営上の差はないと考えております。市立がこれまで行ってきた教育保育の内容、支援が必要な児童に対する積極的な受け入れなど、今後、公募の際に要綱や協定書において明記し、丁寧に引き継げるように準備を進めたいと考えており、在園児や新園児、保護者の皆様に対してはなるべく不安や負担をかけない形で調整してまいります。以上が陳情の回答の概要となっております。 最後に小項目5、公私連携園移行時期の延伸についての見解については、糸満市認定こども園在り方検討委員会の意見書、パブリックコメントの意見、陳情の意見などを踏まえ、職員の配置計画等各データについていま一度確認し、本市にとってよりよい方向を追求した上で決定していきたいと考えております。 ◎総務部長(上原仁君) おはようございます。御質問、件名2、新型コロナウイルス等感染症対策について。小項目3、避難所における感染症予防対策として、マスク、手指消毒液等の備蓄状況についてお答えいたします。 本市の指定避難所には、避難所内の感染症予防対策として、避難者200人が3日間使用できるよう、アルコールタオル、救急セット、口内ケアシートが備蓄されております。しかしながら、マスク及び手指消毒液の備蓄はございません。 ◎建設部長(徳里仁君) おはようございます。御質問、件名4、道路行政について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、市道翁長かりゆし橋線のセンターラインについて。現場を確認したところ、区画線が消えかかっている状態でした。交通安全上、危険でありますので、新年度予算で早急に対応してまいります。 小項目2、市道西崎46号線は、糸満工業団地南西側に位置する延長193メートルの市道で、大変損傷の著しい道路であります。市内の老朽化した道路の舗装を改修するに当たり、公共施設等適正管理推進事業債を活用する予定でありますので、本路線も新年度以降に改修してまいります。 ◆19番(金城幸盛君) まず、件名1、令和2年度施政方針、重点施策について。イの子ども家庭総合支援拠点新設についてでございますけれども、令和2年度内設置ということでよろしいでしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えいたします。 令和2年度の一般会計予算に提案しておりますので、有資格者である職員配置等の環境が整い次第、支援拠点を開設したいと思っております。 ◆19番(金城幸盛君) 次にウのGIGAスクール環境整備事業新設についてでございますけれども、教育のICT化に向けた環境整備5カ年計画、また新学習指導要領の開始を踏まえて、これまでの定例会や委員会でも児童生徒の教育用コンピューターの整備を求めてまいりました。今回、令和2年度施政方針、重点施策にGIGAスクール環境整備事業を盛り込んだことは、市長が先頭に立ってGIGAスクール構想を実現するとの意気込みを感じ評価するものでございます。まず財政を担当する総務部長にお伺いをしたいと思います。GIGAスクール構想実現に向けて、教育委員会からの予算要求にはしっかり応えていくという理解でよろしいでしょうか。 ◎総務部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 教育委員会のほうから具体的な予算要求がございましたら、しっかり対応していきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛君) 今年度補正予算での小中学校のネットワーク環境が整備されますが、校内ネットワーク整備事業においてはランニングコストは対象外となりますが、このランニングコストの財源確保は大丈夫でしょうか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 ランニングコストの財源につきましても、財政当局と調整をしてまいりたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛君) 企画開発部が作成しました第4次糸満市総合計画、第10回実施計画、第1章第3節学校教育の充実において、主な事業として小中学校ICT教育強化環境整備事業が明記されていますが、令和2年度から令和4年度までの事業費には教育用コンピューター端末の整備に係る事業費は計上されているか、お伺いしたいと思います。
    ◎教育長(安谷屋幸勇君) 事業採択の内示を受けております。 ◆19番(金城幸盛君) 本市における教育用コンピューター1台当たりの児童生徒数をお伺いいたします。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えいたします。 1台当たり6.4人、約6人であります。 ◆19番(金城幸盛君) 今年度は何台教育用コンピューターを整備したかお伺いしたいと思います。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 今年度は100台を整備いたしました。 ◆19番(金城幸盛君) 令和2年度一般会計予算案には、教育用コンピューター端末の購入予算は計上されていますでしょうか、お伺いいたします。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 計上されておりません。今後、財政当局と調整をいたしたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) 児童生徒3人に1台のコンピューター端末整備を実現するには、あと何台必要かお伺いしたいと思います。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) あと1,000台が必要となります。 ◆19番(金城幸盛君) 既に地方交付税措置での対応となる児童生徒3人に1台のコンピューター端末整備は、今回の公立学校情報機器整備費補助金交付の対象外とされておりますが、3人に1台分の、先ほど御答弁いただきました1,000台分の端末をどのように整備していくか、お伺いいたします。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 今の、例の教育のICT化5カ年計画並びにGIGAスクール、それをあわせて最初に答弁しました国のスケジュールがありますので、本市としてもそれにのっとって整備していきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛君) 国のスケジュールに従って端末の整備を進めていきたい旨の答弁がございましたが、国のGIGAスクール構想の実現ロードマップでは、小学校でのプログラミング教育の開始や新学習指導要領の開始を踏まえて、令和2年度は小5、小6、中1の児童生徒1人1台の整備を優先するとなっておりますが、令和2年度内で整備は可能か見解を伺います。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 頑張って努めてまいりたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) 本市の2019年度、5月1日現在の学校基本調査確定値では、小5、小6、中1、対象児童生徒数は2,112人です。文部科学省のGIGAスクール構想の実現標準仕様書では端末1台当たりの上限が4万5,000円、これは結構な予算規模となりますが、財源の確保は大丈夫でしょうか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) これも財政と調整していきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛君) 国のGIGAスクール構想の実現ロードマップでは、令和3年度は中2、中3、令和4年度は小3、小4、令和5年度は小1、小2となっておりますが、本市においては毎年度おおむね1,500人分の端末整備となりますが、国のスケジュールに沿って整備していくという強い決意でよろしいでしょうか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) これも努力してまいりたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛君) 教育のICT化に向けた環境整備5カ年計画での目標水準では、令和4年度までにICT支援員は4校に1名配置となっております。本市においては、4人必要と考えますが、今年度のICT支援員の人数をお伺いします。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 今年度1人であります。 ◆19番(金城幸盛君) 令和2年度一般会計予算案には、ICT支援員は何人分の予算が計上されているかお伺いします。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 令和2年度も今年度同様1人であります。 ◆19番(金城幸盛君) 実施計画においても、ICT支援員については令和4年度までの事業費では1人分の事業費しか計上されていないとの説明をいただいておりますが、いつまでに何人配置する計画となっているかお伺いします。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) これも計画の2022年までに国の計画に沿った配置について努力してまいりたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛君) 令和時代のスタンダードとして、1人1台端末環境を整備した場合、教務用パソコンと合わせておおむね何台になるかお伺いします。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 8,000台になる予定であります。 ◆19番(金城幸盛君) 企画開発部が管理しております庁舎内の端末はおおむね800台とお聞きをしておりますが、その10倍となる8,000台の端末の整備や管理、ネットワーク環境の管理やセキュリティー対策等について、教育委員会だけで到底できないと思いますが、見解を伺います。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 御指摘のとおり、現状では大変厳しいということで認識しております。 ◆19番(金城幸盛君) 市長の令和2年度施政方針、重点施策であるこのGIGAスクール環境整備事業を推進するためには、教育委員会のみならず、市長部局も一丸となって取り組む必要がございます。令和2年度糸満市行政組織機構の見直しの中で、推進室の設置等の議論はなされたのか見解を伺います。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) GIGAスクールが昨年の12月に国から示されました。したがいまして、教育委員会で糸満市行政組織機構の見直しのところに組み込むことの意見を出すことができませんでした。今後の検討課題といたします。 ◆19番(金城幸盛君) 早急にICT支援員の増員とシステムエンジニア等、専門性の高い人材を配置したGIGAスクール環境整備事業に特化したセクション、推進室などを設置すべきと考えますが、御見解をいただきたいと思います。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) これは今後の端末の整備等とあわせて議論をしていきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛君) 次に件名2、新型コロナウイルス等感染症対策について。小項目1、小中学校における感染症対策についてお伺いをしたいと思います。 文部科学省のガイドライン「学校において予防すべき感染症の解説」において、石けんは液体石けんが望ましい、また児童生徒用手洗い設備及び石けん等微生物汚染状況調査においても、固形石けんの表面やミカンネットから多くの菌が検出されているとし、液体石けんの徹底を進めております。このようなことから、ぜひともですね、先ほど御答弁いただいたように液体石けんでの手洗いを推進していただきたいと思いますけれども、再度御答弁いただきたいと思います。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 固形石けん、液体石けん、いずれを使用する場合でも、やっぱりしっかり丁寧に洗うと。そしてうがい等も、健康管理に気をつけていくという指導が大切だと思います。その意味でも、今現在、液体石けんをきょうからお配りするんですが、固形石けんでもちゃんとできるような、子供たちに指導を行っていきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛君) 小項目2、認定こども園・保育所(園)等における感染症対策についてお伺いをいたしたいと思います。 認定こども園・保育所(園)等保育施設につきましても、液体石けんでの手洗いを推進していただきたいと思いますが、御見解をいただきたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 認定こども園においても、まとめて購入した液体石けんを配布する予定としております。 ◆19番(金城幸盛君) 3月10日付、国の「新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策-第2弾-」、「保育所等におけるマスク購入等の感染症拡大防止対策に係る支援」について、この件に関しましては、私も公明会派として迅速な対応を要請したところではございますが、本市の対応状況をお伺いしたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 3月11日付で補助金交付の要綱などの通知がありました。これに対して申請期限が3月13日と結構、非常にタイトな日程等になっておりましたが、交付申請が現在済んだところとなっております。今後も可能な限り対応していきたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) 小項目3、避難所における感染症予防対策についてでございますけれども、内閣府の「避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針」、この中で避難所の感染症予防のため、マスクや手指消毒液等を備蓄しておくことが望ましいことと明記をされておりますので、指針に従った対応をお願いしたいと思いますが、御見解をいただきたいと思います。 ◎総務部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 先般、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されている中、本市といたしましてもより一層の防災対策が重要であると認識しております。今後、災害時における感染予防策を見据えて、マスクや手指消毒液等の十分な備蓄を今後行っていきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛君) 件名4、道路行政についてでございますけれども、小項目1、市道翁長かりゆし橋線(県営潮平高層住宅付近)の消えたセンターラインについてでございます。次年度というお話がございましたけれども、市民の方から写真が送られてまいりまして、豊見城市側はセンターラインがありますが、糸満市に入ったらセンターラインが消えているということで、非常に危険でもあるという御指摘を頂戴しております。私も同感でございます。部長在任中にセンターラインの引き直しを御提案しますけれども、いかがでございましょうか。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 当該路線については、現場、現状を確認しておりますので、新年度予算での対応を考えているところではございます。議員おっしゃるように、3月中にという提案がありましたけれども、可能かどうかについては持ち帰って、担当課で予算の、残予算とかがありましたら、その中でできれば検討していきたいと考えております。 ◆19番(金城幸盛君) 件名5の公園遊具について。小項目1の真壁児童公園の遊具についてでございます。 先ほど市長から御答弁いただきまして、大変ありがとうございます。そこでお伺いをしたいと思いますけれども、予算額は幾らぐらいでしょうか。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 今、新年度予算に計上している予算額ですけれども、約2,000万円を予定しております。 ◆19番(金城幸盛君) スケジュールとしてはいつごろから子供たちが安心、安全に遊べるようになる予定かお伺いしたいと思います。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 工事に関して、まずは交付申請が必要です。都市局の場合は4月1日に交付申請をしますので、通常であれば大体6月ごろに交付決定できますので、それ以後の発注になりますので、7月、8月ごろに発注したら5カ月程度で工事が完了できるものと考えております。 ◆19番(金城幸盛君) ぜひともよろしくお願いをしたいと思います。 先ほどお礼が漏れていましたので、この場をかりてお礼を言いたいと思いますけれども、昨年9月定例会で市道真壁前田原線道路改築工事に関する安全対策としまして、JA真壁支所出荷場敷地と道路の段差対策と、真壁公民館線との合流地点、萬華之塔付近へのカーブミラー設置等を求めてまいりましたが、出荷場の段差対策として、フェンスの設置、またカーブミラーを新設いただきましたこと、建設部の御対応に感謝を申し上げたいと思います。 件名6、保育士の確保、処遇改善についてお伺いをしたいと思います。小項目2、保育士宿舎借り上げ支援事業についてお伺いしてまいりたいと思います。令和元年10月24日付、糸満市議会への糸満市社会福祉法人及び学校法人保育園・認定こども園園長会からの保育士宿舎借り上げ支援事業の実施を求める要請について、どのような認識であるか見解を伺いたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 借り上げの部分は有効な手段の一つではあるという回答はいたしました。ただ、内容的なもので検討が必要ということで、現在は予算化されていないという形になります。 ◆19番(金城幸盛君) 園長会、定期的に行われていますね。園長会等ではこういった議論が上がったことがあるのかないのか、お伺いしたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えいたします。 園長会の中でも要請がありますので、話し合われております。 ◆19番(金城幸盛君) 市議会に要請したということは、園長会で取り上げても当局が真摯に向き合ってこなかった。やむにやまれず市議会に要請したと本員は考えますけれども、その点についてどのような見解をお持ちかお伺いしたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えいたします。 答弁のほうでも少しお話はしましたけれども、いろいろな課題があるということで早急に進めることができないという状況にあります。 ◆19番(金城幸盛君) 12月定例会で園長会からの要請書について、市長において善処されたしとの意見を添えて、全会一致で採択をされました。この採択について、重く受けとめているか見解を伺いたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 議会のほうからも要請して回答がありますので、市としては十分重い問題であるというふうに認識はしております。 ◆19番(金城幸盛君) ぜひとも、今後も検討していただきたいと思います。 小項目3、本市独自に保育士奨学金返済支援制度の創設についてお伺いをしたいと思います。先ほど県内の他の市町村が実施をしていないというお話がございましたけれども、市独自ですので、別に他市町村は判断基準にする必要はないと思いますけれども、その点いかがでしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 市独自でどうかということですけれども、市独自ですと、財政上のことも考えないといけませんので、早急に決定することはできないと判断しています。 ◆19番(金城幸盛君) 保育士の確保、処遇改善は喫緊の課題であります。市独自の制度、事業等は有益な、先ほど答弁ありましたけれども、有益な取り組みだと思いますが、ぜひとも検討を急いでいただいて、令和2年度中に実施できるような進め方ができないか、再度、御答弁いただきたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 令和2年度は任用職員の処遇改善が少し、処遇というか、給与体系が変わりますので、その状況も見ながら検討はしてまいりたいと思いますけれども、議員提案のある奨学金制度については有効な手段の一つであると思いますので、情報を集めていきたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) 保育士の確保、処遇改善の本市独自の取り組みとして、ただいま御提案差し上げました保育士奨学金返済支援制度ですけれども、それと別に2点御提案を申し上げたいと思います。予算のかからない内容でございますので、スピード感を持って御回答いただければと思います。まず、1点目でございますけれども、保育士の皆様の御苦労を受けとめ、本市として市長を先頭に処遇改善に取り組むとの姿勢を表明するために、市長が一日保育士として活動し、ピーアールする考えがないか、その点お伺いしたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えいたします。 今年度は給食会ということで、カレー会がありますということで、市長、副市長も招待を受け参加しております。市長が一日保育にかかわるということは厳しいと思いますけれども、そういう形で園児との交流というのを持っていきたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) 2点目でございますけれども、保育士の皆様の生の声を市政に反映するために、よく子供議会等がございますけれども、保育士議会の開催を御提案申し上げたいと思いますが、いかがでございましょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 議会という形にするには少しハードルが高いですけれども、保育士の皆様との意見交換の場を設けるということは検討してまいりたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) 件名7、糸満市立認定こども園在り方計画についてお伺いをしてまいりたいと思います。 小項目2、保育教諭・保育士の確保についてでございますけれども、平成29年度から4年間、幼稚園教諭・保育士職の採用がゼロというのは極めて残念でなりません。お隣の豊見城市では、今年度、市職員採用候補者試験を実施されたそうで、幼稚園教諭・保育士職の募集に29名の申し込みがあり、令和2年度採用内定者4人ということをお伺いしております。その点について率直な御感想をいただければと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 職員採用ということを明示すると、募集する方はいらっしゃるという認識はあります。 ◆19番(金城幸盛君) 令和2年度糸満市職員採用候補者試験では、幼稚園教諭・保育士職の試験は実施されるのか。採用予定はあるか。計画を伺いたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在、再編計画を行っているところでありますので、令和2年度の職員採用の計画は現在のところありません。 ◆19番(金城幸盛君) 在り方計画ですね、これの43ページ、職員の再編計画がございます。令和6年度までの計画がこのように示されているわけでございますけれども、これは正規職員の採用予定を含めた計画なのか、御見解いただきたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在の職員で再配置をしたという計画でございます。 ◆19番(金城幸盛君) ということは、今後、幼稚園教諭・保育士職の採用は行わないということなのか、どうなのか。その辺の御説明をいただきたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現状においては、採用計画というのはありませんけれども、再編計画をする中で必要性があればまた検討したいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) 在り方計画39ページ、保育教諭の確保や働き方について、新たな保育教諭・保育士確保策が示されておりますが、これは正規職員の確保が目的の対策なのか。非正規職員の確保が目的なのか。読んでもちょっと意味がわからないので、その辺御説明いただきたいと思います。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時51分)                              (再開宣告午前10時52分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 そのページの説明に関しては、市立のみではなくて、法人も含めて全体の保育士の働き方という形で説明をしているところです。 ◆19番(金城幸盛君) 私の認識がおかしいのか、これは糸満市立認定こども園在り方計画だと思うんです。ということは、市立の職員のものを対象としているわけではないんですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 市立の職員の働き方、環境整備というのも含めますけれども、市としては全体の保育環境ということを考えないといけませんので、その分を含めて説明しているところです。 ◆19番(金城幸盛君) ということは、市立保育園の正規職員の採用、また非正規職員の採用もこの計画に含まれているということで理解よろしいですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 正規職員、非正規職員を含めた環境整備という形で説明しています。 ◆19番(金城幸盛君) 策定の目的の中で、保育教諭、保育士不足が課題として明記されておりますが、本市においてはこのような状況になるのは何年前ごろから認識していたのか説明を求めたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 この制度が始まった時点で、予測として全国一斉に行われますので保育士が不足するであろう、保育教諭が不足するであろうお話はありましたけれども、実際に運用した中でやはり不足してきたという状況にあります。 ◆19番(金城幸盛君) 平成28年度、そこで糸満市立幼稚園・保育所の認定こども園移行等に関する方針というのが打ち出されていると思いますけれども、その中でも保育士確保ということが述べられているんですけれども、そのときから認識はされているということでよろしいですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。不足するという認識のもとで再編を行ってきたという形です。 ◆19番(金城幸盛君) プロセスも大事でございますけれども、民間企業などでは結果が全てでございます。潮平こども園も1年で休園、西崎こども園では1年で保育士不足が原因で3歳児の受け入れを休止、そして今回2年もたたないうちに糸満南こども園、西崎こども園の公私連携移行の在り方計画と、ことここに至っては、先ほどの方針が、そもそも計画そのものが破綻を意味していると思いますけれども、その辺について御見解をいただきたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在、市立のほうは潮平こども園も休止していますけれども、全体の施設数、それから預かる保育児童数というのは増加傾向にありますので、市の全体の計画としてはそれほど可否はないと思っております。 ◆19番(金城幸盛君) 小項目3の事務負担軽減を図るためのICT化の取り組みについてお伺いをしたいと思います。 元号は、現在、平成から令和に変わっておりますが、登降園管理、延長保育料の計算にタイムカードを使っているとはまさに昭和としか言いようがございません。本員が保護者会長をさせていただいた市内の法人保育園では、四、五年前からICカードを利用した登降園管理システムを導入しておりました。今回、質問を取り上げるに当たりまして取材をしてまいりましたけれども、補助事業とかではなく、保育士の事務負担軽減のために独自で導入したとのことでございました。在り方計画41ページ、市立園が市内教育・保育施設等のモデル園として取り組みを行える体制を整えますとの方針が示されておりますが、ICT化の取り組みにおいては、既に市立園はモデル園となり得ていないと思いますけれども、その点について御見解をいただきたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 市のほうでまだICTが進んでいないという御指摘だと思いますけれども、現在、市立園も補助対象のメニューに入ってきておりますので、今後、市立園のほうでも進めていきたいとは思っておりますけれども、モデル園として市立のみではなくて、法人園も先端的な法人もありますので、法人のモデル園という形でも周知をしていきたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) それでは在り方計画40ページ、保育教諭の働き方の見直しとして、事務作業の簡素化や効率化の方針が示されております。令和2年度予算案に市立園のICT化に係る予算が計上されていないということは、方針が絵に描いた餅にならないか心配でございます。どのような理由なのか、御説明をいただきたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 国からの補助メニュー要綱が届き次第、検討はしてまいりたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) ぜひとも、令和2年度内に補正予算として計上していただいて、ICT化に取り組むよう要望をしたいと思います。 小項目4、市立認定こども園の再編についてでございますけれども、私は、公私連携移行というのは否定するものではございません。ただ、急過ぎるというところが、そして保護者の皆様の不安があるということが一番の問題じゃないかと思っております。その趣旨の中で質問を進めさせていただきたいと思います。検討委員会から提出された意見書において、具体的な公私連携移行園については住民説明会及びパブリックコメントの意見案等を踏まえて議論した結果、意見が分かれたところであるとのことでございますけれども、意見が分かれたということは検討委員会では意見の集約は図れなかった。そういうことでよろしいでしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 公私連携の移行に関しては、皆さん反対ということはなかったです。ただ、いつの時期にするか、どの園にするかで意見が分かれたということでございます。 ◆19番(金城幸盛君) 最終的な決定においては、議論の中で挙げられたさまざまな意見及び職員の配置計画等、各種データについていま一度確認をし、という意見が添えられておりますけれども、このいま一度の確認というのはどのように行うのか御説明いただきたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えいたします。 今まで説明会のほうも実施して、その中で意見をもらってきました。その中で在り方計画ができております。また在り方計画ができ上がったものをもとに、また保護者、関係者には説明をしながら理解を求めていきたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) 次に市立糸満南こども園の保護者からの陳情書についてお伺いをしたいと思いますけれども、保護者59世帯、全世帯から全員の総意として署名とともに提出をされておりますが、この陳情書の重みというのはどのように理解をされているのか、見解を伺いたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 とても重いものであると認識はしております。保護者の方が不安、イコール児童に対しても不安を与えてしまっているということは認識しております。ここの不安を解消する説明を十分行って、移行に関しては進めていきたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) 先ほど御答弁もいただきましたけれども、陳情書への回答文を確認しました。その中で、人員確保が見通せない中で方向性をはっきりさせずに期間だけ延ばす云々とございましたが、そもそも方向性も見いだせずに人員確保の有効な対策も講じず、時間だけ費やしてきたのは当局ではないかというふうに私は思うわけでございますけれども、その点について御見解を伺いたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えいたします。 確かに市のほうの政策として、皆さんに御理解いただけていない部分があったというところは反省しないといけないと思いますので、今後、市の方針を皆さんに丁寧に説明をして、御理解をいただきたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) この在り方計画において、保護者の声を真摯に聞く努力を怠っているというふうに私は思うわけでございます。その結果、この計画自体に保護者や園児の視点が欠如していると言わざるを得ない。これは重要な問題であると私は思うわけでございますけれども、第一義に考えるべき園児のことが触れられていないというふうに思うわけでございます。その点についてどのような御理解なのか、御見解を賜りたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 保護者の認識が児童のほうの認識という形では思っております。園児のほうが負担をかけないように、どのように移行するべきかというのも市としては検討しないといけないと認識はしております。 ◆19番(金城幸盛君) どのように検討するか、その辺について伺いたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 市の保育教諭のものは毎年異動がありますので、保育教諭が変更になるというのは園としては特に問題はないと思っておりますけれども、ただ、一気に運営上の内容が変わるということはやはり園児に負担をかけますので、今の市立園の運営上、プログラム等を続けていけるような支援は、市としてはきちんとやっていきたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) ぜひ、お願いをしたいと思います。もし万が一にでも、この保護者の声も聞かない。先ほど宿舎借り上げ等で園長会からの現場からの貴重な御提案を聞かないとなれば、本市の保育行政というのはどこを向いて、誰の声を聞いて進めているのかというふうに言わざるを得なくなります。そういった面では、先ほども重く受けとめているという御答弁がございました。そういった面ではしっかり検討もしていただいて、再考していただきたいと思います。最後に、いま一度お聞きしたいと思いますけれども、この公私連携移行園について、移行時期を理解、合意形成を図るためにも延伸すべきと考えますけれども、その点について御見解をいただければと思います。
    ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 先ほど答弁にも入れましたけれども、市の体制として延期というか、延伸することがどの程度影響があるのかということも考慮しないといけませんので、全体を見て、また検討をしていきたいと思います。 ◆19番(金城幸盛君) ぜひともですね、皆様が、ベストは絶対ないですよ。ベストはないけれどもベターに近づけないといけない。それが責務だというふうに思います。そういったところではしっかり合意形成、御理解いただけるようなあり方、検討を行っていただきたいというふうに思います。 あとは、最後になりましたけれども、徳里部長、また山城部長、今期限りで定年退職ということで、最後に楽しい議論ができたことを御礼申し上げ、私の一般質問としたいと思います。ありがとうございました。 ◆11番(玉城安男君) おはようございます。一般質問を始める前に字句の訂正をお願いしたいと思います。件名1、保育行政についての小項目2のほうで、公立の保育園と書いてありますが、「保育園、」を消していただきます。そして件名2、教育行政について。「子供のいじめ対策」を「児童虐待予防対策」に書きかえていただきたいと思います。それでは一般質問を始めさせていただきます。 件名1、保育行政について。新聞報道によると、県は希望しても認可保育園などに入れない待機児童が2019年10月1日現在で3,271名いることがわかった。県子育て支援課が9日発表した。糸満市においても65人の増と載っていました。そこでお伺いします。小項目1、待機児童の解消について。ア、平成29年度、30年度、31年度の待機児童数を伺う。イ、待機児童がゼロになる年度を伺う。 件名2、教育行政について。小項目1、児童虐待予防対策について市当局の考え方を伺う。 件名3、公民館建設について。自治会活動や諸事業等の活動を開くときに、公民館、集会所等があればいろいろな集会の話し合いや行事の準備などが進めやすくなる。糸満市内の全自治会に公民館、集会所はぜひとも必要です。小項目1、公民館建設について。ア、市内に公民館(集会所)がない自治会をお聞かせください。イ、補助金(助成金)等があればお聞かせください。ウ、都市緑地公園・街区公園・その他の公園内に公民館(集会所)を建設することができますかお伺いします。 件名4、空き家対策について。小項目1、空き家対策について。ア、進捗状況を伺う。イ、市内の地区ごとの空き家の数をお聞かせください。 件名5、道路行政について。小項目1、糸満ロータリー周辺工事について。ア、糸満ロータリーラウンドアバウト工事の進捗状況を伺う。イ、糸満ロータリー周辺工事でアジガーの修復・トイレ等の建設はどのようにお考えですかお伺いします。 小項目2、県道糸満与那原線の進捗状況をお聞かせください。 小項目3、県道256号線の糸満ロータリーから南区公民館前の道路の進捗状況をお聞かせください。 小項目4、市道与那堀線の進捗状況をお聞かせください。 小項目5、市道ガタ原線の道路が強く波を打っています。早急に直す必要があると思います。市当局の見解を伺います。 件名6、市長の公約について。昭市長は4年前の糸満市長選挙において公報や後援会発行のチラシなどを通して市民にいろいろな約束をしました。公開討論会で自分の口で糸満市民の前で約束したことを市長は今でも覚えていることと思います。詳細は忘れていてもYouTubeを見れば今でも市長が何を発言し、何を約束したか、誰でも見ることができます。そこで公開討論会での市長の公約の実現状況とその成果について伺う。小項目1、産業振興について。ア、「糸満和牛ブランド・ヤギブランドを確立します」と約束しましたが、そのため新たに講じた施策は何かその結果、ブランドは確立したか伺う。イ、「県漁連卸売市場の周辺に仲卸売り場や場外市場をあわせて整備します」と約束しましたが、その整備計画はできたか、具体的に糸満漁港北地区のどこを予定しているのか、予定地は市有地ですか。 小項目2、文化交流・情報発信拠点施設の整備について。ア、市長は市役所横に市民会館をつくった場合の駐車場の確保について、公開討論会のクロス討論の中で「簡単なことで知恵を絞れば何でもありません。ゲートボール場の適正規模を考えたり、立体型の駐車場を考えたりするなど難しい話ではありません。潮崎周辺には空き地が多いことは市民の皆さんはよく御存じなので知恵を絞れば簡単なことです」と3回も簡単なことなどと繰り返し、駐車場の確保は簡単だとの認識だったが、そこでお伺いします。昭市長は「知恵を絞れば簡単なことだ」と繰り返し話したが、知恵を絞った結果、どのようなアイデアが提案されたか。イ、ゲートボール場の適正規模を見直しとのことだったが、どのように見直し、どのような結論となったか。ウ、立体駐車場を検討するとのことだったが、その検討結果はどうなったか。エ、「潮崎周辺には空き地が多いことは市民の皆さんはよく御存じ」とのことだが市長は潮崎周辺のどこに空き地があると思っているのか。オ、結論として利用者の駐車場は何台確保されたのか。カ、4年前の上原あきら後援会のチラシの中で「裕常市長は60億円かかるというが、昭市長になれば20億円でできる」と約束した。実際には45.5億円と約束の2倍以上かかっているが、なぜ、約束どおりの金額でできなかったか。 小項目3、人材育成について。ア、昭市長は公開討論会の中で「特色ある小中学校教育の導入を推進します」と約束したが、どのような特色ある教育を導入したか。イ、「沖縄水産高校については、専攻科の充実を図ります。また、国立高等専門学校実現への取り組みを支援します」と約束し、地元紙インタビューでは沖縄水産高校を高等専門学校にすると言っているが、どのように取り組んだか、その結果、現状はどのようになっているか。ウ、「プロ野球のキャンプについては、積極的に接触し、誘致に取り組みたい」と約束したが、具体的にどこの球団と接触したか、その結果はどのようになっていますか。 小項目4、社会福祉について。ア、昭市長は公開討論会の中で「子供の貧困対策について、医療費の助成対策にもっともっと力を入れる必要があり、できるだけ幅広く、多くの子供たちに支援が行き渡るべき力を入れていきたい」と約束したが具体的にどのような拡充策を講じたのか。 小項目5、自治会活動の活性化と広報活動について。ア、昭市長は公開討論会の中で「自治会活動の活性化のための方策と支援策を考えたい」と約束したが、市長が新たに講じた方策と支援策は何か。イ、「市の広報を見直して市の情報をきちんと伝えたい」と約束したが、具体的にどのような見直しを行ったかを伺いたいと思います。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時16分)                              (再開宣告午前11時16分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆11番(玉城安男君) 済みませんでした。教育行政について。小項目2を抜かして…。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時16分)                              (再開宣告午前11時16分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆11番(玉城安男君) 件名1、保育行政についての小項目2の部分を抜かしてしまったということで大変申しわけありません。 小項目2、公立の認定こども園に対する市当局の考え方を伺う。 よろしくお願いいたします。 ◎市長(上原昭君) 玉城安男議員の件名5、道路行政について。小項目1についてお答えいたします。 小項目1、糸満ロータリー周辺の工事について。ア、ラウンドアバウトの進捗については、現在、道路側溝や縁石等の道路線形を形成する構造物を整備し、歩道の仮舗装までを令和2年3月完了予定で進めていると所管する南部土木事務所へ確認しております。 イ、アジガーの修復やトイレ等の建設については、アジガーについては南山王他魯毎の墓や関連する遺産群とともに、文化財指定に向けた検討が進められていることや、形状など詳細な調査が必要であることから現状での保存とし、トイレについては男子トイレ、女子トイレ、多目的トイレの整備を次年度予定しております。 残りの御質問については、教育長及び関係部長から答弁させます。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 玉城安男議員御質問、件名2、教育行政について。小項目1、児童虐待防止についてお答えいたします。 糸満市要保護児童対策地域協議会で、児童虐待死事案に関する検証が行われています。その中で小学校の主な対応策として、1、学校内において特に気になる子供や外部機関との連携を必要とする子供の場合に経過記録を残すようにする。2、学校内において職員間で相談できる組織体制を構築する。3、社会福祉の視点を持ち、家庭支援も念頭に入れる専門性の高いスクールソーシャルワーカーを学校に常駐配置することを検討する。4、こども未来課と学校との定期的な情報共有や検討のための会議を定期的に開催する。5、教育委員会は法律的な対応も含めた対応困難な保護者対応マニュアルを作成するということが提言されております。 次に件名6、市長の公約について。小項目3、人材育成。ア、特色ある教育の導入についてお答えをいたします。糸満市教育委員会では、昨年7月に糸満市小中一貫教育基本計画を策定し、小中一貫教育の推進に取り組んでおります。次年度より、小中一貫教育推進班を設置して、小中一貫校の開校に向けた諸準備を集中的に取り組むほか、小規模特認校制度の導入についても調査・研究を進めてまいります。また、本年度より市内小中学校3校において、海洋教育パイオニアスクールプログラムを実施して、小、中、高校連携と海洋教育の推進にも取り組んでいます。海洋教育については、文部科学省から教育課程特例校の指定を受けており、次年度より小中合わせて6校に拡充する予定であります。 ◎福祉部長(山城安子さん) 御質問、件名1、保育行政について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、待機児童の解消について。ア、平成29年度、30年度、31年度の待機児童数については、各年とも4月時点でお答えします。平成29年度は27人、平成30年度は25人、平成31年度は54人となっています。また直近の令和元年10月時点では103人となっています。 次にイ、待機児童がゼロになる年度については、令和3年度での解消を計画しています。 最後に、小項目2、公立の認定こども園の市当局の考えについて。今年度、糸満市立認定こども園在り方検討委員会を設置し、糸満市立認定こども園在り方計画を策定いたしました。計画策定の目的について、本市では平成28年度以降、市民サービスの向上のため市立幼稚園、保育所のこども園化を進めてきました。しかしながら、臨時保育教諭不足や潮平こども園の入園希望者が予定よりかなり少なかったことから、やむを得ず潮平こども園を休園し、西崎こども園の3歳児の受け入れを停止するという判断をいたしました。そのような状況から、市全体の市立こども園のあり方を検討するため、在り方計画を策定することにしました。計画の目的としては、保育サービスの継続的な提供と、保育の質の向上を図ることであります。 御質問、件名2、教育行政について。小項目1、児童虐待防止についてお答えいたします。本市は、平成31年1月の児童虐待死事案において、糸満市における対応等について事実を把握し、死亡した児童の視点に立って発生原因の分析等を行い、必要な再発防止策を検討するため、糸満市要保護児童対策地域協議会にて検証を行いました。今後の市の対応策として主なものは、1、家族構成員全体のアセスメントを行い、関係機関との情報共有と今後の支援方針を検討するための会議を開催する。2、児童虐待や面前DVについての知識や対応方法、それらが子供に及ぼす精神的な影響等についての研修会を開催し、支援者のスキル向上を図る。3、親子健康手帳交付時、要対協ケースにおいて沖縄県が推奨するアセスメントシートを活用するということが提言されております。 御質問、件名6、市長の公約について。小項目4、社会福祉について。ア、医療費の助成対策についてお答えいたします。本市では、疾病の早期発見と早期治療を促進し、子供の健全な育成と福祉の向上を図る目的として、子供に係る医療費の一部を助成しております。なお、平成30年10月からの未就学児を対象に、現物給付、いわゆる医療機関等での窓口無料化を実施しております。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 御質問、件名3、公民館建設について。小項目1、公民館建設について。ア及びイについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、市内に公民館(集会所)がない自治会は、新島区及び西崎町3丁目西自治会であります。 イ、公民館建設のための補助金については、糸満市自治公民館建設及び用地購入補助金交付要綱における建設費補助として上限300万円。なお、用地購入に係る補助も上限300万円となっておりますが、用地が確保されていない自治会が対象となります。また、宝くじ補助事業による補助率5分の3以内で上限1,500万円の補助事業があります。 次に御質問、件名6、市長の公約について。小項目5、自治会活動の活性化と広報活動について。アの自治会活動活性化のための方策と支援策についてお答えいたします。自治会活動活性化の方策については、市民活動支援センターによる自治会未結成地域においてのワークショップの開催と自治会のフェイスブックページの開設サポートや地域おこし協力隊による人口減少や防犯面で困っている自治会へ公民館の利用率を上げて、公民館に人が集まる仕組みづくりを行うことなどの地域再生発見事業による自治会の活性化促進を図っております。また、今年度13自治会において地域懇談会を開催しています。支援策については、公民館等の施設整備や広場等の整備を行うための糸満市地域活性化支援事業補助金や保安灯設置に対する補助などの支援を行っております。また自治会が行事などで市内外における視察研修のための市マイクロバスの利用提供などを行っております。 ◎建設部長(徳里仁君) 御質問、件名3、公民館建設について。小項目1、公民館建設について。ウ、都市緑地公園・街区公園・その他の公園内に公民館(集会所)を建設することができるかについてお答えします。 都市公園法による公園に設置できる施設として、都市公園法第2条第2項の中で、都市公園の効用を全うすると認められる施設で、政令で定めるものとあります。そこで都市公園法施行令第5条第8項の政令でいう集会所とは、一般公衆が自由に利用できる公共施設と位置づけており、自治会の公民館や集会所が該当するか否かは施設の機能や利用形態、公園の設置目的や性格を踏まえ検討することになります。 御質問、件名4、空き家対策について。小項目1、空き家対策、ア及びイについてお答えいたします。小項目1のア、進捗状況については、今年度糸満市空き家等実態調査業務を実施いたしました。この実態調査をもとに、次年度は庁内関連部署からなる作業部会や有識者からなる協議会を立ち上げ、空き家等対策計画の策定及び空き家対策条例を制定し、倒壊危険度の高い空き家の対策について検討してまいります。 次にイ、市内地区ごとの空き家の件数については、糸満地区97件、西崎地区1件、兼城地区45件、高嶺地区46件、三和地区134件、合計323件となっております。 続きまして、御質問、件名5、道路行政について。小項目2及び小項目3は関連するため一括でお答えします。事業を実施している沖縄県南部土木事務所に確認したところ、糸満ロータリーから国道331号糸満道路までの区間及び糸満ロータリーから南区公民館へ進入する市道の手前までを糸満与那原線の事業で整備を進めております。現在当該区間においては用地交渉に時間を要しており、用地買収が済み次第、工事着手すると伺っております。 続きまして、小項目4、市道与那堀線については、現在、延長386メートルのうち、生涯学習支援センター前65メートル及び糸満警察署前170メートルの合計235メートルの道路改良が終了しております。また2月には糸満警察署前から県道糸満具志頭線へつながる交差点改良の一部工事を発注しております。用地取得につきましては、全37筆中28筆を取得しております。 小項目5、市道ガタ原線の損傷状況につきましては、建設課でも確認をしております。市内の老朽化した道路の舗装を改修するに当たり、公共施設等適正管理推進事業債を活用する予定でありますので、本路線も新年度以降に改修してまいります。 ◎経済観光部長(大城拡君) 御質問、件名6、市長の公約について。小項目1、産業振興について。ア、糸満和牛ブランド・ヤギブランドの確立はできたかについてお答えいたします。 糸満和牛ブランドの確立につきましては、一括交付金を活用し、優良母牛リース事業により、優良子牛の生産が進み、県内有数の生産拠点としてブランドを確立しております。また、ヤギブランドの確立につきましては、生産農家にブランド確立に向けた説明会を開催し、ブランド化に向け取り組んでおります。 続きまして、御質問、件名6、市長の公約について。小項目1、産業振興について。イ、県漁連卸売市場の周辺に仲卸売り場や場外市場をあわせて整備する約束についてお答えいたします。県では、糸満漁港は本県唯一の第3種漁港であり、県内外の漁船の水揚げ及び県外出荷も行う産地市場として位置づけていることから、場外市場については既存お魚センターの拡充も踏まえて検討してまいりたいと思っております。また、仲卸売り場は糸満漁港北地区内の空き地を活用し、仲卸業者等へ用地を貸し付ける計画も進めております。そのほかにも市場関連施設として県漁連が計画している一次加工処理施設や、糸満漁協の水産物加工施設など、本市としても支援していく考えであり、引き続き消費者へ安全・安心な水産物を安定供給するため、県や漁業関係団体と連携を密にしながら、水産業振興に努めてまいります。 次に御質問、件名6、市長の公約について。小項目3、人材育成について。ウ、「プロ野球キャンプについては、積極的に接触し、誘致に取り組みたい」と約束したが、具体的にどの球団と接触したか、その結果についてお答えいたします。これまで阪神タイガースと千葉ロッテマリーンズの2球団と話し合いを持つ機会があり、その中で今後のキャンプ地の可能性について意見を交わしております。球団側からは、立地的に空港から近いことや宿泊施設なども周辺にあり利便性もよいことから、施設整備が整った場合において有力なキャンプ地の候補にしたいと回答を受けております。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) 御質問、件名6、市長の公約について。小項目2、文化交流・情報発信拠点施設の整備、アからカまでについて順にお答えいたします。 小項目2、ア、駐車場の確保に向けたアイデアの提案については、現在、ピーク時の施設利用予定台数は約350台を見込んでいます。休日は、今回整備する来場者駐車場と合わせて、市庁舎駐車場や南浜公園駐車場を利用することで対応は可能であります。しかしながら、平日は来場者駐車場120台、市庁舎駐車場等100台と合わせて約220台しか見込めませんので、施設利用予定台数より約130台が不足しております。そのため、平日の不足分はボウリング場跡地駐車場や糸満漁港南地区を臨時駐車場として利用することを提案したいと考えております。 次にイ、ゲートボール場の見直しについては、利用者数が年々減少していることから、施設規模の見直しなどによる駐車場の確保ができないか、ゲートボール場利用者や関係部署も含めて検討してまいります。 次にウ、立体駐車場の検討については、現在、民間の資金を活用した立体駐車場等の整備について、開発事業者へ問い合わせを行っているところです。 次にエ、潮崎周辺の空き地については、糸満漁港南地区及び民有地などを考えておりました。 次にオ、利用者の駐車場台数については、施設利用予定台数は約350台を見込んでおりますが、今回の建設工事では約120台の駐車場(利用者用40台・来場者用80台)を整備する予定でございます。 最後にカ、後援会のチラシの金額と実際の施設整備費の違いについては、後援会事務所によって積算された設計内容を把握していないことから比較はできないものと考えております。 次に御質問、件名6、市長の公約について。小項目3、人材育成について。イの沖縄水産高校の専攻科の充実、国立高等専門学校実現への取り組み支援についてお答えいたします。沖縄水産高校の専攻科を卒業した学生は、航空局、海上保安庁、放送局関連企業、情報関連企業や内外航貨物船等の機関士として就職、県外国立大学へ進学するなど、専門分野における世界に羽ばたいており、就職率は12年連続で100%となっております。沖縄水産高校専攻科は既に国立高等専門学校と同等の成果をおさめており、重要な役割を果たしていると認識しております。また国立沖縄高等専門学校の卒業生の進路の多くは、本土に就職、進学しており、県内で活躍することが課題となっていることも調査の結果でわかりました。本市では、糸満水産物地方卸売市場の整備と並行して、今後の水産物流通の拠点として必要な機能向上を図ることが重要であります。沖縄水産高校を含め関係者と意見交換をしながら、必要な人材を育成する高等専門学校等の育成機関の確立も視野に引き続き調査・研究してまいりたいと考えております。 最後に御質問、件名6、市長の公約について。小項目5、自治会活動の活性化と広報活動について。イ、広報について具体的にどのような見直しを行ったかについてお答えいたします。広報紙のレイアウトについては、市のホームページでも掲載されていることから、臨時・嘱託職員の募集ページを縮小し、市民からのニーズの高い催し物や申請手続などの行政情報を発信するページを多くしました。情報発信の内容については、市民の関心度が高いと思われる各部の主要事業等についてできる限り特集記事を組み、写真を大きく掲載して、市民の目にとまるようにするなど、市役所が取り組んでいる事業についてできるだけ多くの市民に情報提供するよう努めております。 ◆11番(玉城安男君) ありがとうございます。それでは質問席から再質問をさせていただきたいと思います。 まず、件名1の保育行政についてお尋ねしたいと思います。公立の幼稚園をこども園に移行した時期をお聞かせください。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 平成28年からです。 ◆11番(玉城安男君) 2番目に、3歳以上の待機児童、ゼロになった年があったと思います。これは何年ですか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時43分)                              (再開宣告午前11時43分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在把握しているのは、平成30年、31年ともゼロでございます。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時43分)                              (再開宣告午前11時43分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 今、確認できるのは、平成30年、31年ともゼロでございます。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時44分)                              (再開宣告午前11時44分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆11番(玉城安男君) じゃあ、ゼロになっている年というのはわからないということでいいですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在確認とれるのが平成30年、31年でございます。その前は、現在資料としては持ち合わせておりません。 ◆11番(玉城安男君) 公立の潮平こども園の状況を詳しく説明を求めたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在は、休止中でございます。 ◆11番(玉城安男君) 幼稚園からこども園に移行したときの状況はどうだったんですか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時45分)                              (再開宣告午前11時46分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 幼稚園のときの人数は把握しておりませんけれども、平成30年の潮平こども園のときの人数としては、利用人数は1号の5歳児で14人、4歳児が3人、2号が5歳児が15人、4歳児が5人となっております。 ◆11番(玉城安男君) 3歳児のほうが1号も2号も申し込みというか、定員数も書いていないんですけれども、書いていないというか、もらった資料の中ではないんですけれども、これは3歳児は初めから受けないということでいいんですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 移行の時に希望のアンケートをとりまして、5歳児の、やはり幼稚園に行く方たちの人数を多くとらないといけない状況がありましたので、5歳児のクラスを2クラスつくったという形で人数が多くなっておりますので、その分、3歳児の受け入れを休止したという形になります。 ◆11番(玉城安男君) 潮平こども園の開設のときには、1号で5歳児が14名、4歳児が3名、2号で15名、4歳児が5名ということだったんですけれども、3歳児は子供たちがいないということですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 5歳児を2クラスつくるために、この時点では3歳児の受け入れを休止していたという形になります。 ◆11番(玉城安男君) 2クラスをつくるために3歳児を受け入れていなかったと。実際、その潮平地区には3歳児は何名ぐらいいたんですか、その当時は。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 その地域の人数というのは把握することはできないんですけれども、受け入れ定員としては5歳児30人、1号30人、2号30人で全体の60人から、4歳児は1号が13人、2号が12人の受け入れ予定で開始しております。 ◆11番(玉城安男君) じゃあ、初めから認定こども園に移行するときに潮平こども園としては3歳児はもう受け入れないと、移行したと同時に受け入れないということの考えで遂行したんですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 幼稚園からこども園に移行しますので、4歳児の方たちはそのまま全員受け入れる予定で人数設定をしております。その中で保育士の確保、人数的な配置によって5歳児を2クラスつくることで3歳児の受け入れを休止していたという状況にあります。 ◆11番(玉城安男君) じゃあ、その当時から保育士は足りなかったと。教諭も足りなかったということでいいですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 規定の3クラスの分の保育士の確保はできていたという形です。3クラス分の職員配置はしておりますので、こども園としての人数は確保していたという形になります。 ◆11番(玉城安男君) 実際は2クラスですよね。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 5歳児2クラスと4歳がありますので、1号3クラス、2号3クラスとなります。1号の方と2号の方を含めて3クラスになります。 ◆11番(玉城安男君) 申しわけない。これからいくと定員1号、2号合わせて5歳児は19名になるんですけれども、これで2クラスですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) はい。60人を想定しておりましたけれども、申し込みが19名だったということになります。 ◆11番(玉城安男君) 19名はいいんですけれども、2クラスの構成ですかと聞いているんです、2クラス。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 2クラス分でございます。 ◆11番(玉城安男君) 幼稚園の5歳とか4歳とかという、私も子供たち、孫がいっぱいいますけれども、19名で2クラスを扱っていると。4歳は1号と2号で8名だから1クラス。この辺は理解できますけれども、19名で2クラスは認定こども園の規則ではそうなるんですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 集団の指導が必要ですので、現在の規定上は30人くらいがいるという形ではありますので、潮平で利用した方たちは少なかったという部分があって休止に至ったという理由ともなっております。 ◆11番(玉城安男君) それでは、民間委託の理由や直営を残す理由を明確に説明していただけませんか。民間に譲る直営とはどんな理由があるのか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 糸満市全体のこども園化を進めておりますので、法人の保育所のほうもこども園に移行しているところもあります。現在、法人9カ所、こども園化しておりますので、その中で糸満市の直営の市立のこども園のほうも人数的なもので計画を立ててきたという形になります。全体的に補助的な処遇改善とか、体制については糸満市のほうは交付税がありますし、法人のほうはそのまま補助金が流れるという形にはなりますので、そういう中で法人のほうに現在は予算が少しあるという形はあります。こういう形を受けて市全体として考えてきたという形になります。 ◆11番(玉城安男君) 糸満市の市立認定こども園在り方計画、その計画書をつくるときには保育士が不足しているので公立のこども園から私立に移行することを優先して考えて話し合いをされているんですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 施設の、施設数ですね、そういう部分の変更はありません。ただ、法人が運営するこども園と、市が運営するこども園というのをどれぐらいの割合にするかという形にはなると思いますけれども、ただ、今計画している法人でも市立でも同じような保育が受けられる。糸満市の児童は同じような保育が受けられるようにということで計画しておりますので、市がどれぐらいとか、法人がどれぐらいとかという形の話し合いではなくて、全体としてどのように保育をしていくかということの問題になります。その中で保育士の質を向上するための時間的な確保をするために、市立園のほうは法人園に移行していきたいという意見を出したということになります。 ◆11番(玉城安男君) 私が言いたいのは、このこども園の在り方計画についての中で、移行を優先することを前提とした内容が結構盛り込まれているんです。多分、後で見たらわかると思いますけれども、部長は全部読み上げられたと思いますが、そういうふうに書かれているんですけれども、これは違うんですか、この書かれているのは。これに移行するのを優先するという。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 この移行に関しては、現在の市の職員配置、それから非常勤職員の確保という形で保育士が不足している中でどのように質を確保していくかということで計画を立てるということに立っていますので、移行を前提としたものという形ではないです。 ◆11番(玉城安男君) 先ほど幸盛議員からも話が出ていたんですけれども、保育教諭の採用の状況をもう一度お聞かせください。いつごろから採用なされていないのか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 平成29年度から採用はありません。 ◆11番(玉城安男君) 役所の一般職、技術職は毎年採用試験があると思います。平成29年度から保育教諭や保育士の採用がなされていないと。これはどういうわけですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 市全体の施設の職員配置に関して、現在53%の配置率になっておりますので、その中で市全体の職員数等を鑑みて、保育士の採用は見送られているという形になります。 ◆11番(玉城安男君) じゃあ、市長にお伺いいたしたいと思います。 今、部長のほうから市の職員の数だとか、非正規の方々がいるという中において、ほかの一般職だとか技術職は採用試験に該当するけれども、保育教諭や保育士は採用しないというような考えはいつごろから持たれたんですか、お聞かせください。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時59分)                              (再開宣告午前11時59分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 職員採用に関しては、職員の試験委員会がありますので、そこに各部長のほうから今年の採用希望という形を、意見をとっておりますので、そこには福祉部としてはまだ50%前後の職員配置率ですので、職員採用の希望は出しておりますけれども、現在の職員率で維持をするという形の結論になっているということでございます。 ◆11番(玉城安男君) 部長、中身はわかるんですけれども、なぜ採用試験に至らない。部長は保育士は必要だということで出されているということですけれども、どこのほうで採用試験に至らないということは決定しているんですか。それは市長のほうだと思いますが、市長いかがですか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時00分)                              (再開宣告午後0時01分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎総務部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 通常は、技術職を含めて一般職もそうですけれども、定数の範囲内で採用をしていくんですが、消防であったり技術職、保育職等につきましては原課から要望がございまして、それを人事課のほうで取りまとめて試験委員会で判断するということになっております。ただ、保育職に関しましては、多分内部で、当時在り方検討委員会で議論していて、最終的な形が見えないという中で、最終的な形が見えてから今後検討していってはどうかというような話があったと思います。 ◆11番(玉城安男君) 先ほど部長は、潮平こども園が1年だけ開設して、その後は休園というのか、その状況に至っていると。その状態から保育士の数は足りていないということでの答弁だったと思いますけれども、そのときから必要だったと思うんです。それを4年間も放っておいて、じゃあ足りないから一般職は採用しても保育士は採用しない。そしてこれは民間に委託すればいいんだということが前提で在り方検討委員会は検討されたんじゃないですか、その意向で。それも去年の7月に始まって、ことしの2月になってそれを実行するというようなことを保護者だとか、いろんな方々に今申し送りをしているみたいですけれども、その状況においても遅くないですか、その連絡をする、伝達をする、保護者に連絡をするにしても私は遅すぎると思いますけれども、その辺のおくれはどういうふうに感じますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 正規職員の採用はありませんけれども、非常勤職員は人数分の確保は予算上はしておりましたけれども、採用に至っていないというところは反省するべきですし、保育士の確保に向けて努力はしていきたいと思っております。今回の説明会においても性急過ぎるという意見はたくさんいただいて、それは真摯に受けとめたいと思っております。これは在り方計画を立てるための皆さんの意見を聞く場でございましたので、いろんな意見を集約して、また計画を立てた上で、これを執行していく上での課題とか、進め方については今後検討課題とさせていただきたいと思います。 ◆11番(玉城安男君) たしか今月にこの認定こども園のあり方のことを市長のほうに委員長のほうから答申がなされたと、新聞にも報道されていましたが、市長は受け取っていますので、それは今年度からすぐ実行ですか。それとも立ちどまるという計画はないんですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 先ほど答弁もしましたが、状況的には最短距離で次年度公募をかけたいということで計画上はなっておりますけれども、皆さんの意見をまた集約して、糸満市にとってよい執行になるように進めていきたいと思っております。 ◆11番(玉城安男君) 部長、今の答弁だといろんな方々からの意見を聞いて集約して行うということであるんですけれども、その意見の集約とか、そのまとめるのは現委員長がまとめるんですか、その要項は。そしてさらにそれを市長にいっぱい意見があったので、これをとめるとかというのは可能なんですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えいたします。 計画はできておりますので、計画を進めるに当たっての政策決定となりますので、政策決定するものについては、原課、福祉部においても検討して、市長のほうに報告をして、決定していただきたいと思っております。 ◆11番(玉城安男君) 福祉部のほうで検討するということは、とめる意思もあるんですか。それともそのまま実行する。検討だけを聞いて実行に移すというようにも聞こえるんですけれども、どうなんですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 課題がたくさんありますので、意見を聞く必要はあると思っております。ですので、計画を皆さんに説明して、保護者の方の理解を得ながら努力はしていきたいと思っております。先ほども説明したように、時期、どこの施設にするかという部分は政策決定になりますので、そちらのほうはまた具体的な内容を検討していきたいと思っております。 ◆11番(玉城安男君) じゃあ、次へ移ります。 保育士で非正規の先生方については移行した場合には、どういうふうにその先生方は考えておりますか。南こども園を民間に移したときに、公私連携に移したときに非正規の職員が、保育士がいると思うんですよ。この方々の待遇はどうなりますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 令和2年度においては任用職員という形ですので、その配置に関しては現状のままです。法人化、公私連携化になった場合は市の任用職員として再配置をされるかどうかという部分になると思うんですけれども、現在でも保育士は不足しておりますので、現在の任用職員は再配置される形になるかと思います。ただ、非常勤というか、任用職員でございますので、本人たちの希望で公私連携のこども園に移行したいという希望があればそのような形の公募になるかなと思います。 ◆11番(玉城安男君) それでは、この糸満市立認定こども園在り方計画を始めた時期、そして保護者にでき上がったものを、でき上がったというのか、説明会を求めたのはいつですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 在り方検討委員会を立ち上げたのは7月ごろでございます。説明会の開催を決めたのは12月26日です。説明会は1月に実施しております。 ◆11番(玉城安男君) じゃあ、この在り方についてホームページには掲載されていますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 1月7日にホームページに案内を掲載しております。 ◆11番(玉城安男君) 福祉部長、もう一度確認したいと思います。 これは潮平こども園…、潮崎地区の5歳児の子供がまだほかの園に入園していない子供がいることは御存じですか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時10分)                              (再開宣告午後0時10分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆11番(玉城安男君) 部長、特定しないで、糸満市内全体で5歳児がまだ入園をしていない子供がいるのかどうか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時10分)                              (再開宣告午後0時11分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 幼稚園に入っていないという子を把握はしておりますけれども、手元に数字はありません。ただ、市外の幼稚園とか別の保育施設を利用しているという方もおりますので、全員どこでどういうふうにしているかという把握はしている状況です。 ◆11番(玉城安男君) ありがとうございます。 それでは、件名3の公民館についてをお伺いしたいと思います。先ほど部長のほうから教えていただきましたけれども、例えば公園に建設ができるということであれば、一般的には建ぺい率は、公園によってはどういう建ぺい率の、100分の60だとか200分の60だとかというのがあろうかと思いますけれども、これは公園によってはどういうものでしょうか。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 公園に公民館、集会所ができるかの御質問ですけれども、都市公園法で公園にできるようにはなっています。ただし、先ほど答弁したように、もしそれが出てきたら担当課と協議することになりますけれども、建ぺい率、容積率等についてはその場所場所によって違いますので、その公園の建ぺい率、容積率等についても同じように公園管理者と協議するということになってきます。 ◆11番(玉城安男君) 部長、先ほど御答弁いただきました新島区のほうに公民館がないという答弁をいただいたんですけれども、新島区の公民館もしくは集会所をつくるときに、山巓毛公園だと該当しますか。 ◎建設部長(徳里仁君) 都市公園法上は設置できるようになっていますので、該当することにはなります。 ◆11番(玉城安男君) それではもう一つお聞かせください。その他の公園でガタ原広場というのがあるんですが、ガタ原地区も実際は、ガタ原の公園の中に、仮にプレハブで公民館的に使っていますけれども、そこにもしガタ原地区のほうで公民館を設置しようとした場合、そこのほうも該当することになりますか。その他の公園という中にうたわれていますけれども。 ◎建設部長(徳里仁君) その他の公園も市の公園条例の中で、市のほうで管理していますので、該当することになると思います。ただし、先ほど言いましたけれども、あくまで一般公衆が自由に利用できる施設ということで、利用形態等について十分な議論が必要になってくるというふうに考えております。 ◆11番(玉城安男君) ありがとうございます。今、コミュニティー施設が去年ですか、完成した西崎2丁目の公民館の助成金は幾らぐらいだったか教えていただけませんか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 西崎2丁目の公民館建設事業費と補助メニューについてですが、2丁目集会所の建設の総事業費は約3,500万円で、そのうち宝くじ補助事業で1,500万円、糸満市自治公民館建設費補助として300万円の補助メニューを活用しているということです。
    ◆11番(玉城安男君) ありがとうございます。 それでは、空き家対策についてお聞かせいただきたいと思います。空き家は、私は字糸満に住んでいるんですけれども、字糸満のほうにも大分屋敷の中が10年以上も空き家になって、草木も繁茂してごみ屋敷化して、そういう状況が私たち何回か通ってきて見たものですから、それで今回一般質問させていただきました。この対応策として、今年度は地域を調べて、次年度から予算をつけていろんな工事をやりたいということですが、この間近に見た空き家、三和でもどこでもいいんですけれども、部長見たことはありますか、繁茂した空き家。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 空き家、現状と現場を確認しております。見たことあります。 ◆11番(玉城安男君) 部長、それを見たらですね、やっぱり周囲の市民の方々も対策をしてほしいと望んでいると思います。もちろん家主さん、地主さんがいて、それで早目に撤去したりつくりかえがあれば一番望ましいんですけれども、なかなかあそこに至らないいろんな事情があると思います。そういうのを早目に市のほうで把握して、その持ち主に連絡したり、いろんな対策をとって、ぜひ早目の解決策を見いだしていただきたいと思います。休憩お願いします。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時18分)                              (再開宣告午後0時18分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆11番(玉城安男君) 3月12日に金城一文議員の一般質問の中で市長が答弁したものが、市長が終わった後につけ加えるというようなことがありましたけれども、私としてはその行為自体を、いまだ受け入れられていないのが現状であります。 それでは最後に、建設部長徳里仁さん、福祉部長山城安子さん、今年度で退職されるということであります。ぜひまた、この行政の中で培った経験をぜひ地域のほうにも還元していただいて、また体には十分に、健康に留意しながら、ぜひ新しい人生を歩んでいってほしいと思います。一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時19分)                              (再開宣告午後1時30分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 先ほどの玉城安男議員の一般質問に対する福祉部長の答弁において、その一部を訂正したいとの申し出がありますので、発言を許します。 ◎福祉部長(山城安子さん) 先ほどの玉城安男議員の件名1、保育行政についての小項目2、公立こども園に関しての再質問の答弁で、平成30年度の潮平こども園5歳児の利用者数を「19名」とお答えしましたが、「29名」でしたので訂正をお願いいたします。 ◆20番(新垣安彦君) 皆さんこんにちは。一般質問を行う前に字句の訂正をお願いします。件名2、小項目1、イの潮平こども園の「閉園」を「休園」に、さらに件名6の小項目1、糸満市下水道事業経営計画を「経営戦略」に訂正のほどお願いします。 質問の前に、本員の所見を述べさせていただきます。去る3月11日は、東日本大震災から9年が経過し、死者、行方不明者、さらには震災関連死に合わせると2万2,167名の方が犠牲になられております。また、津波と福島第一原発の事故による避難者が、今なお4万773名に上り、亡くなられた方々に哀悼の誠をささげるとともに、避難生活の方々が一日も早く故郷に帰られること、さらに被災地の復旧復興を願うものであります。そして私ごとではございますが、今回の一般質問の初日に、本員が平成23年6月定例会の一般質問で行い、そして事業導入が実現した救急医療情報キットについての質問がなされました。同キットの配布状況も確認をされておりますが、当時私は、この医療キットは浦添市がつくったものです。単価が300円という安価なもので、高齢者の方や高齢者世帯、そして障がい者の方々の安心を確保するために質問をし、そしてその当時予算が307万円つきました。そしてその当時に配布されたのが603世帯、そして今回質問された方からその確認状況がとれまして863世帯にふえております。同事業を導入したものとして大変うれしく思っているところであります。それでは通告書に従い随時一般質問を行います。 件名1、西崎運動公園内施設整備について。小項目1、糸満市スポーツ施設等可能性調査について。ア、事業構想の流れについて伺います。イ、市民アンケート調査はどのように行い、調査内容及び集計結果について伺います。ウ、プロスポーツチーム等ヒアリングについて、いつ、どこで、誰に、どのような内容の調査を行ったのか伺います。エ、調査検討委員会は、何回行ったか伺います。オ、運動公園施設整備事業費予算及び目的について伺います。 件名2、保育行政について。小項目1、糸満市立認定こども園の再編成について。ア、西崎こども園、糸満南こども園、潮平こども園はいつ開設されたか伺います。イ、なぜ、潮平こども園は休園するに至ったのか伺います。ウ、再編の理由に保育教諭不足と挙げているが、なぜそのような事態に陥ったのか伺います。エ、保育教諭確保に市当局はどのように取り組んできたのか伺います。オ、市議会民生委員会に対し3件の認定こども園の存続を求める陳情書及び要望書が出されていることについて、市当局の見解を伺います。カ、糸満市立認定こども園在り方検討委員会からの意見書について、市当局の見解を伺います。 小項目2、幼児教育・保育無償化について。ア、幼児教育・保育無償化について令和元年度における、本市の負担軽減額が3,837万円で変更はないか伺います。イ、幼児教育・保育無償化により減額となった金額を保育の質の向上(保育士の処遇改善)、ゼロ歳児から2歳児の無償化、待機児童解消、さらに給食費の負担軽減につながる予算措置を行ったか伺います。 小項目3、保育士宿舎借り上げ支援事業について、市当局の見解を伺います。 件名3、教育行政について。小項目1、給食センター整備事業について。ア、進捗状況について伺います。 小項目2、拠点型子どもの居場所設置事業について伺います。 件名4、防災行政について。小項目1、BCP(業務継続計画)について。ア、新型コロナウイルスなど新型ウイルス対策として、BCP手順に基づく本市の取り組み状況について伺います。 件名5、道路行政について。小項目1、県道77号線(糸満与那原線)糸満小学校前交差点の道路整備について、同交差点の現状はどのようになっているのか伺います。 小項目2、県道外かく線(照屋交差点・フレンドハウス前から真謝原市営住宅交差点間)の2カ所の道路(アスファルト)沈下について、市当局の見解を伺います。 件名6、水道行政について。小項目1、糸満市下水道事業経営戦略について。ア、下水道事業計画の基本方針について伺います。イ、基本施策の施策1から6までについて伺います。 小項目2、災害対策のための施設整備について。ア、雨水管路の整備について伺います。イ、津波対策の施設整備について伺います。ウ、耐震化整備について伺います。 件名7、消防行政について。小項目1、消防の広域化について。ア、消防長の見解を伺います。 小項目2、災害対応特殊屈折梯子付消防ポンプ自動車の特徴についてお伺いをします。 質問は演壇で行い、再質問は質問席より行います。 ◎市長(上原昭君) 新垣安彦議員の件名1、西崎運動公園内施設整備について。小項目1、糸満市スポーツ施設等可能性調査について。アについてお答えいたします。 事業構想の流れについては、スポーツ施設等可能性調査でまとめた基本構想では、既存施設が耐用年数を迎える時期を考慮して、短期・長期、それぞれの段階的な整備イメージを示しております。整備コンセプトとしては、市民利用を第一とした施設の改修等を念頭に置きつつ、さらなるスポーツキャンプ・合宿誘致を見据えた改修を行い、また新規施設として多目的に利用できる屋内練習場や芝スペース等の整備を短期整備の計画としました。また長期整備としては、既存施設の耐用年数を考慮し、施設が耐用年数を迎えるおおむね30年以内に建てかえ及び移転等を行い、それに伴って生じるスペース、または限られたスペースを有効活用し、民間活力を生かした新たな宿泊施設や収益施設等の整備を行う計画としております。 残りの質問については、教育長及び関係部長からお答えさせます。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 新垣安彦議員御質問、件名3、教育行政について。小項目1、給食センター整備事業について。ア、進捗状況についてお答えいたします。 昨年度から4回の学校給食センター基本計画検討委員会で検討を重ね、糸満市学校給食センター基本計画書を策定しました。今後のスケジュールについては次年度以降用地交渉、基本設計、実施設計、建設工事を行い、供用開始まで5年程度を要するものと考えております。 次に小項目2、拠点型子どもの居場所設置事業についてお答えいたします。拠点型子どもの居場所設置事業は、今年度から実施しており、福祉部、教育委員会が連携しながら居場所の運営を行っております。非行傾向、不登校の子供を支援することを目的に現在2人の支援員が青少年センターを拠点に学校、関係機関と連携しながら活動を行っております。令和2年度からは、教育委員会所管の事業を継続し、支援員の増員と関係機関との連携強化を図りながら、子供の支援に当たりたいと考えております。 ◎建設部長(徳里仁君) 御質問、件名1、西崎運動公園内施設整備について。小項目1、糸満市スポーツ施設等可能性調査について。イからオまでについて順にお答えいたします。 まずイ、市民アンケート調査については、市内全域を対象に地区ごとに人口案分し、1,000世帯を無作為に抽出し配布しました。調査内容は、西崎運動公園内運動施設及び西崎研修センター(スポーツロッジ)の利用状況や利用に当たっての課題、施設全般に対する自由意見を調査させていただいております。集計結果については、回答の中から実際、「利用経験がある」と回答した方が64%で、利用回数は「年間10回未満」というのが最も多く、各施設とも同様な結果となっておりました。また既存施設の課題への回答としては、「施設の老朽化」「機能の不足」「バリアフリー未対応」の順で回答がありました。自由意見としましては、「運動公園外周歩道への照明の増設」「施設予約等に係るSNSによる施設情報の発信」、または「屋内練習場を整備しプロ野球を誘致する」などの回答がありました。 次にウ、プロスポーツチーム等へのヒアリングについては、プロ野球2球団とサッカーJ1クラブのチーム、2チームにヒアリングを行っています。まずプロ野球としては、1件目に福岡ソフトバンクホークス球団事務所を令和元年9月20日に訪問し、球団総括本部長など複数の球団関係者にヒアリングを行っています。内容としては、キャンプ地において重視する点を伺い、次に西崎運動公園の整備方針(素案)に関し、意見等の聞き取りを行っております。なお、ヒアリングの趣旨としてはあくまでもキャンプをする上で必要な施設整備の要素についてヒアリングしたものであり、キャンプ地の誘致を前提として意見聴取したものではありません。2件目は千葉ロッテマリーンズ球団事務所を令和元年8月30日に訪問し、球団本部副本部長など複数の球団関係者にヒアリングを行っています。ヒアリング内容は2団体とも同じ内容であります。次にサッカーチームとしてFC東京のチームクラブハウスを令和元年8月28日に訪問し、チームマネジャーなど複数のチーム関係者にヒアリングを行っています。内容としては、キャンプ地として施設を利用する上での課題・要望事項、宿泊施設に求める機能などを確認しております。2件目は、ベガルタ仙台へ令和元年8月29日にチームクラブハウスを訪問し、チーム主任にヒアリングを行っています。こちらもヒアリング内容は2団体とも同じ内容であります。 次にエ、調査検討委員会は何回行ったかについては、学識経験者や専門家等の外部委員を含む本市庁内関係部長で構成した検討委員会と本市庁内関係課の課長級で構成した幹事会を下部組織として設置し、幹事会で基本事項の確認や素案等の資料作成を行い、上部組織の検討委員会に提案するといった作業工程により、ともに2回の会議を開催しております。 最後にオ、運動公園施設整備事業費予算及び目的については、西崎運動公園内における屋内練習場を含む、各施設整備を進める上で財源の確保は必須であります。その場合、補助事業導入を考えているため、その調査や資料作成に必要な経費として、令和2年度当初予算において315万7,000円を計上させていただいております。 続きまして御質問、件名5、道路行政について。小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、県道77号線の道路整備について、管理者である南部土木事務所へ確認したところ、透水性舗装の骨材剥離が見られたため、特にひどい箇所のみ応急的な補修を行っております。交差点全体の舗装打ちかえ工事につきましては、本年度予算で入札を実施いたしましたが、不調となり執行ができないため次年度での実施を予定しているとの回答でした。 小項目2、県道外かく線については、沈下深さ及び範囲が大きく、通過車両が損傷する可能性があり大変危険な状態です。管理者である南部土木事務所へ確認したところ、2カ所の沈下状態は把握しているとのことで、次年度に対策を検討するとの回答でした。 ◎福祉部長(山城安子さん) 御質問、件名2、保育行政について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。 小項目1、市立認定こども園の再編について。ア、西崎こども園、糸満南こども園、潮平こども園の開園時期について。西崎こども園、糸満南こども園、潮平こども園ともに平成30年4月開園となります。 次にイ、潮平こども園休園の理由について。本市は、子ども・子育て計画策定時に行った市民アンケートから「隣接施設を希望する」との市民の意向が75%であったことから、潮平こども園にあっては5歳の定員を60名、4歳児の定員を25名と設定し、平成30年度の募集案内をさせていただきました。しかし、平成30年11月末現在で受け入れ園児数は5歳児29名、4歳児8名となっており、定員の半数に満たない状況にありました。他施設と比べ集団の規模が小さいことから、子供たちの発達の段階を考慮した場合、今年度以降もこの状態を続けることは園児の成長に有益であるか、さらに地区内の民間施設でも定員割れをしている状況もあり、潮平こども園の今年度休園を決定したところであります。 次にウ、再編理由の保育教諭不足の理由について。保育教諭不足の事態に陥った原因については、さまざまな要因があるため検証は厳しいものと考えます。 次にエ、保育教諭確保の取り組み状況については、保育士試験対策講座の実施、保育士合同就職説明会で市立園のブース設置、市立園の次年度募集においては会計年度任用職員制度への移行にあわせて期末手当を新設し募集しているところです。 次にオ、議会への3件の陳情書及び要望書についての見解について。本市としては、保育教諭確保が課題となっている中ではありますが、西崎こども園の3歳児の受け入れを停止している状況を一刻も早く解消し、安定的に保育サービスを提供する必要があります。その手段として市立6園のこども園を3園に集約し、正規職員の比率を上げ、保育教諭全体の負担を軽減し、研修等へ参加しやすい体制を構築することにより、質の向上に努める旨説明申し上げているところであります。 次にカ、在り方検討委員会からの意見書についての見解については、去る3月2日に糸満市立認定こども園在り方検討委員会から糸満市長に対し計画書及び意見書の提出がありました。この意見書を踏まえ、職員の配置計画等各種データについていま一度確認し、本市にとってよりよい方向を追求した上で実施を決定し、取り組んでまいります。 小項目2、幼児教育・保育無償化について。ア、無償化の令和元年度負担軽減額は3,837万円で変更ないかについては、幼児教育・保育無償化が10月に開始して間もないことから試算に変更はありません。また令和2年度においては、令和元年度の約2倍の7,827万円の負担軽減額を見込んでいます。 次にイ、無償化により負担軽減となった金額の予算措置について。保育の質の向上(保育士の処遇改善)や待機児童解消のため会計年度任用職員制度への移行にあわせて、市立こども園臨時保育士の給与関連経費を3,400万円増額し、障がい児を受け入れる法人園の保育士等の経費に対する助成として2,361万円増額するなど、全体で7,762万円増額し、令和2年度予算に盛り込んでいます。なお、ゼロから2歳児の無償化、給食費の負担軽減については盛り込んでおりません。 最後に小項目3、保育士宿舎借り上げ支援事業についての見解については、保育士確保対策の一つであると考えていますが、保育士1人に対する補助が高額になること。事業を一旦開始すると中止することが難しいこと。補助対象と補助対象外の保育士の間で不公平感が生じることなど課題が多くあります。また、次年度から国は糸満市の補助基準額を8万2,000円から4万8,000円に大幅に減額するなど、事業を縮小する姿勢が見られ、事業の導入には慎重にならざるを得ない状況となっています。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 御質問、件名4、防災行政について。小項目1、BCP(業務継続計画)について。ア、BCP手順に基づく本市の対策・取り組みについてお答えいたします。 市では、平成26年5月に糸満市新型インフルエンザ等対策行動計画を策定後、平成29年3月に糸満市新型インフルエンザ等業務継続計画を策定しており、今回の新型コロナウイルス感染症につきましては、同計画に準拠し、2月20日に市対策本部を設置し、感染拡大防止について協議を行い、その対策を講じてきているところであります。同計画は、政府の新型インフルエンザ等緊急事態宣言または統合調整に基づく所要な措置が必要とされた場合において実施されるものです。なお、庁内各課においては同計画の内容を確認するよう指示をしています。 ◎水道部長(伊敷勝君) 御質問、件名6、水道行政について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、糸満市下水道事業経営戦略について。ア及びイについてお答えいたします。ア、下水道事業経営戦略の基本方針については、安全で快適な下水道サービスを持続的、安定的に提供を基本方針としております。 次にイ、基本施策の施策1から6について。施策1、未布設地区の整備となっており、本市では今後10年間で座波、賀数、真栄里、照屋、兼城、大里地区を中心とした管路整備を予定しております。施策2、老朽化施設の更新となっており、下水道処理設備の老朽化に伴う更新に16億5,000万円の費用を見込んでいることや、下水道管路については、令和11年度から耐用年数を超えた管路が出てくることから計画的な維持・更新を行います。施策3、主要施設の耐震化となっており、下水道処理場周辺の基幹管路は処理場へ送る重要な役割があり、地震等による損壊を防ぐため耐震化を進めてまいります。施策4、接続普及(水洗化率)の向上となっており、下水道整備状況をあらわす普及率、接続率は県内平均を下回っており、今後も普及・啓蒙に努めてまいります。施策5、維持管理体制の充実となっており、経営効率化に努める一方、老朽化施設の更新や耐震化、増加していく維持管理経費等の課題もあり、中長期的な視点に立った計画的・重点的な建設投資と施設の効率的な維持管理に取り組んでまいります。施策6は、施設、資源の有効利用の促進となっており、消化ガスを活用した発電事業、下水道事業が保有する土地の有効活用並びに再生水、下水道汚泥及び発電時の廃熱の利用を促進してまいります。 小項目2、災害対策のための施設整備について。アからウまでについて順にお答えいたします。小項目2、ア、雨水管路の整備については、現在白川1号幹線及び武富区画整理地区において道路冠水等の対策として雨水管路の整備を行っております。今後の計画として、白川幹線の排水能力不足を軽減するため、上流の阿波根浜原下水路の分水案を計画しております。 次にイ、津波対策の施設整備については、糸満市の下水処理場は海に近い西崎地区にあり、災害時により電力の供給停止に備え、自家発電施設を設置しておりますが、収容スペースの関係上、発電施設を処理場建物の地下に設置しております。津波等での浸水による処理場の機能停止が想定されることから、浸水対策として自家発電施設を新たに建設し、地下から移設する計画を進めています。 次にウ、耐震化整備については、下水道処理場周辺の基幹管路は各家庭からの汚水が集まり、処理場へ送る重要な役割があり、地震等により損壊した場合は下水機能が停止してしまいます。その対策として基幹管路の耐震化を進め、災害に備える必要があります。 ◎消防長(福元毅君) 御質問、件名7、消防行政について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、消防の広域化について。ア、消防長の見解についてお答えいたします。非常招集の低減化、大規模災害及び事故への初動体制、増援体制の強化、現場要員の増強、国の広域化支援対策による財源の活用など、市民の安心・安全確保のためには消防広域化は重要であり、必要であると認識しております。 小項目2、災害対応特殊屈折梯子付消防ポンプ自動車の特徴についてお答えいたします。御質問の災害対応特殊屈折梯子付消防ポンプ自動車の特徴については、従前のはしご自動車よりもブーム延長の高さは低くなっておりますが、車両がコンパクトになり可動域がかなり広くなる効果や水タンク及び圧縮空気泡消火装置(CAFS)が搭載されていることから、単独で初期消火活動が可能となります。またブーム先に取りつけられたバスケット機能が拡充され、車椅子の状態での救助や舟形担架に要救助者を収容したまま収容可能となるなど、救助面においても機能が充実しております。 ◆20番(新垣安彦君) それでは質問席より再質問を行います。 まず初めに、件名1、西崎運動公園内施設整備についてですが、先ほど市長と建設部長から答弁をいただきました。そこで1点確認をしたいことがございます。この事業の正式名称をお答えください。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 調査業務の事業名だと思いますけれども、糸満市スポーツ施設等可能性調査業務でございます。 ◆20番(新垣安彦君) その中で、今回のスポーツ施設等可能性調査の中で一番のメーンになっているのが室内練習場、または室内ドームという表現がなされていますが、これはどちらなのか明確に答えていただけますか。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 当調査業務の中で屋内練習場の新設可能性を調査してきました。正式名称としては、調査業務の中で屋内練習場ということでございます。 ◆20番(新垣安彦君) それでは今回の当初予算の中の19ページの中にあります運動公園施設整備事業、屋内多目的ドームの建設及び周辺施設等を整備する事業という事業項目があるんですが、これはどういうことですか。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 可能性調査の中では屋内練習場ということで調査をしてきました。今後事業を展開する上で、今現在、実施計画等の中にドーム等の名称がありますので、事業化に向けてはあらゆる可能性を探っていきたいと思っております。今後、基本計画の中で屋内練習場の補助事業化をしていくために補助事業化のメニュー等によっても名称も変わってくるかと思いますけれども、仮称ということでドームとかも今使っているところですけれども、補助事業採択をする上で各省庁の事業名に合わせた屋内練習場とか、各省庁の事業名に合わせた事業にやっていこうというふうに考えているところでございます。 ◆20番(新垣安彦君) そうしますと、事業展開によっては室内練習場、または屋内ドームという名称に変更されるということで理解していいですか。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 新年度基本計画の中で、あらゆる補助事業等を探っていきたいと考えています。その事業の中で事業メニューに合うような施設として、事業採択できるように事業名についてもドームの名前についても補助事業に合わせた形になる可能性はあると考えております。 ◆20番(新垣安彦君) この問題については、何名かの議員の方からも質問がされております。ですからしっかりとした形で答えていただきたいと思うんですが、実は、私の友人、知人から、今ちまたでドーム、それから室内ドーム、大きなイベントができるとか、あと室内練習場とかというのが出ているんです。糸満市は今度2つの事業を展開するんですかというふうに聞かれたものですから、今回きちんと明確にさせたいということで今お伺いをしております。つまり事業展開によっては室内練習場にもなるし、室内ドームにも変更されると。事業メニューを導入することによってその名称が変わっていくということで理解してよろしいですね。 ◎建設部長(徳里仁君) 可能性調査の中では屋内練習場として検討してまいりました。新年度基本計画の中で各省庁との事業に合わせて、可能性を探っていきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦君) では、事業の流れについて先ほども伺いました構想の流れを聞きました。じゃあ、事業の流れとして何年にはこういうことをし、中期的なこういう事業を展開し、そして長期的な、ここまで進めていく事業の流れについて御答弁をお願いします。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 今、整備構想の中で短期、長期ということでそれぞれ計画をしております。まず、短期内容としては既存施設を目的に対応するための機能の強化やニーズ対応への施設改修を行い、屋内練習場と芝スペースを新規施設として、おおむね整備する10年計画というふうに位置づけております。長期的には、長期内容としては短期整備を図りながら施設等、耐用年数を迎える体育館や西崎研修センターを、民間収益施設を含む新施設として計画をしているところでございます。 ◆20番(新垣安彦君) 私が確認したいのは、基本構想の中で1年度においてはどういう計画をつくる。2年から3年度にはどういう計画と実施計画をつくる。3年から5年度では建設、施工管理、維持管理関係を運営する。これはどういう形でその計画案をつくるのかを確認したいんです。 ◎建設部長(徳里仁君) 次年度の中で、基本計画を実施していく予定であります。補助事業等が導入できれば、その補助事業等によって1年目が実施設計、2年目は施工管理を入れながら、工事というのは出てくると思うんですけれども、あくまでも次年度の基本計画の中で検討していきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦君) その中には雨天練習場も3年以内、5年以内には建設する。それが体育館、その他の施設については30年以内に計画をするということの、全て網羅された基本計画ができるというふうに理解してよろしいですね。 ◎建設部長(徳里仁君) 基本計画の中では、10年以内の整備目標に沿った基本計画が当然できます。ただ、30年以内の計画というのは、なかなか年数とか年度とか入れにくいような状況もありますので、短期的な計画については基本計画の中で実施工程を組んでいきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦君) そうしますと、この基本計画は雨天練習場をつくるための、目的のためのスポーツ施設等可能性調査というふうに言わざるを得ない。これはほかの議員からも、今回のスポーツ施設等可能性調査というのは、雨天練習場をつくるための見据えた計画ではないかという質問がなされました。今の部長の答弁からすると明らかになったというふうに指摘をして、次の質問に移ります。 保育行政についてお伺いをいたします。改めてお伺いをさせていただきたいと思いますが、今回のこども園の再編に至った根本的原因が市当局では保育教諭と、それから保育士の確保ができなかったからというふうに私は理解するんですが、もう一度、御見解をいただけますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 大きい原因は、保育士の不足というところがありますけれども、全体として保育教諭の質の向上を目指すというところも入っておりますので、いろいろな面を考慮して再編計画を立ててきたという形になります。 ◆20番(新垣安彦君) 今回の質問で、これまでにないぐらい議員から、要するにこども園の再編について質問をされております。それだけ関心があるということは、市民の皆さん、ましてや保護者の皆さんがこれだけ関心を持っているということを私は理解をしております。ですから今回の再編成について、今回質問することにいたしたんですが、まず初めに、端的に伺います。糸満南こども園の陳情書の回答の中で、在園児や新園児、保護者の皆様に対して先生がかわることになることなどのソフト面での不安や御負担が生じる部分があると思いますが、なるべく不安や負担をかけない形で調整してまいりますという記載がありますね。当然これは福祉部のほうで出している回答書ですから、じゃあ、どのように調整するのか。また保護者が安心してそれを聞き入れられるようなものなのかどうか。それについて御答弁ください。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 保護者からの意見を聞いて、現在、不安に思っているという内容を聞き取りましたので、その不安を解消するために、市としては対策を打っていただきたいと思っております。ただ、保育士がかわるということの不安に対しては、現在でも人事異動で保育士はかわっておりますので、そこが根本的ではないと思ってはおります。法人の園のまだ周知をされていない、法人園の運営状況がわからないというところも不安要素の一つだと思っておりますので、法人園、糸満市内に9園、こども園を運営しておりますので、法人園の公開をしたりとかして、保護者の不安を解消できるような形にはしていきたいと思っております。 ◆20番(新垣安彦君) それで、根本原因は保育士不足、保育教諭の不足だということで、それの対策をこれまでどのように講じてきたかというものも答弁されました。再度もう一度確認します。保育教諭、保育士の確保をするためにどのような対策を講じてきたか。いま一度、御答弁をお願いいたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 保育士のほうの試験対策の協力とか、それから就職説明会をしたりして保育士の確保、市立のこども園の説明をしていくという形、それから会計年度の、今回ですけれども、職員の処遇改善をするという形で対策を打ってきたところです。 ◆20番(新垣安彦君) それではお伺いしたいんですが、試験対策関係で、ましてやそういうのを市が窓口になって実施していますよね。合格された保育士がおられるわけです。糸満市から紹介して、試験対策を受けたり、無料講座を受けたりした。前回もこの件について伺っていますので、人数等も全部把握されていると思いますが、実際に合格した保育士は糸満市で保育士として採用されたかどうか。糸満市でこれまでにそういう試験対策を講じて受けた方々が、合格した方が糸満市の保育所に、また保育園に就職されたのか。それともほかへ行ったのか。それについて御答弁ください。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時16分)                              (再開宣告午後2時21分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 糸満市の市役所のほうでは1名採用しております。 ◆20番(新垣安彦君) なぜこれを伺ったかといいますと、まず1点目に、今回の保育士の試験対策事業というのが予算化されていますね。それについても今回の無償化のほうも…、これは違うか、ごめんなさい。そういう対策を講じているんですが、この保育士試験対策事業の財源内訳を教えてもらえますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在、内訳の細かいものは手元にありませんので、お答えすることができない状況です。 ◆20番(新垣安彦君) こちら、今年度の当初予算の事業報告の項目です。こちらの11ページにあります保育士試験対策事業、保育士試験対策講座の実施委託、総額が558万2,000円です。そのうち県支出金が500万円、本市は62万5,000円です。ほとんど県の事業です。それは市が行っているものではなくて、県事業を市が行っているようになっているだけです。それでは確認します。先ほど幼児教育・保育無償化において、令和2年度の無償額が約7,827万円という御回答をいただきました。任用先に3,400万円ということ、それから障がい者2,610万円、さらに法人に770万円ですが、この内訳どのように配分したのか、その回答をお願いします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 保育士の処遇改善のみに使ったという部分ではありませんけれども、給付に含まれる部分もあります。施設等利用給付事業として約1,700万円程度、公立こども園の管理運営事業として3,400万円程度、障がい児保育として140万円程度が、法人の障がい児保育への支援として2,360万円程度、保育士の正規雇用化促進事業に係るもので150万円程度という形で事業内訳をしております。 ◆20番(新垣安彦君) では、この7,827万円、これがそれなりの内訳では出ています。残った金額があるはずです。その分はどうなったんですか。全部使っていますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 差額分については、子供の支援に関するもので利用していきたいと思っておりますけれども、現在のところ詳しい内訳というのはありませんけれども、予算の中でその運用をしていきたいと思っております。 ◆20番(新垣安彦君) これで進めていくんですが、今、もう一つ確認したいのが保育士の宿舎借り上げ、これは去年の12月も私は一般質問で取り上げました。内容等については福祉部長はもう御存じだと思います。その中で確認したいのがあります。先ほどのうちの幸盛議員からの質問の中で、この宿舎借り上げをすることによって高額なという表現をされましたですね。どれだけ高額なものか御答弁をお願いします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 家賃保証ということですので、現在、県のほうの基準としては8万円程度の基準ですけれども、次回からは4万円程度の基準、1人ですね。人数的なものは把握できませんけれども、それを常時支援していくということは財政上、厳しいものがあると思っております。 ◆20番(新垣安彦君) この4万円で国、それから市、事業者、どのような割合で負担するんですか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時27分)                              (再開宣告午後2時27分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 国が2分の1、市が4分の1、事業者が4分の1の負担をするという形になっております。 ◆20番(新垣安彦君) それでは部長が先ほど答弁しました4万円のうち、市は幾ら負担するんですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 1人1万円程度という形になると思います。 ◆20番(新垣安彦君) 1人月1万円ですね。1年間で12万円。これが簡単に言えば10名いたら120万円とういうことであります。1人に対しての負担額が1万です。年間12万円。これは高額ですか。糸満市の財政上に大きな影響を与えるような予算なのか、御答弁ください。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 今、任用職員が大体50名前後の採用がありますので、その中でそれを利用する方がどれくらいいるかという見込みは、今のところちょっと計算はできませんけれども、市としては負担がふえていくという形にはなると思います。 ◆20番(新垣安彦君) じゃあ、市のほうとしてはいわば、これだけの国が半分を持つ、それから事業者も4分の1を持つ、そして市は4分の1を持つ、その事業が、前回、去年の12月も聞きました。そしてことしの当初予算に入っていないということは、保育士を確保するという中でいろんな方策を、これまで市当局はどのようなことをやってきたか。これもできないんだったら、本当に保育士が確保できるのか。それがすごく問われるんですけれども、福祉部長、もう一度御答弁お願いします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えいたします。 いろんな施策がありますので、その中で検討はしておりますけれども、この事業を導入してすぐ保育士が確保できるかという部分は不透明なところもありますので、必ずしもそれをするということが有効という形の評価はできないと思っております。ただ、施策の一つですので、それが有効かどうかというのをまた他市町村の評価も見ながら検討はできると思っております。 ◆20番(新垣安彦君) 今の部長にですね、これは去年12月に聞いています。お隣の市では、平成29年に実施して12名確保し、30年には22名ふえたという報告を私はしました。他市町村においては、もうこれだけの実績が上がっているんです。それでも実施できないんですかということを確認しました。ああ、やってくれるだろうと思って今年度の予算を確認したけれども、入っていなかった。ということは他市を全然見ていないじゃないですか。本島内でこれをしていないのは那覇市と糸満市だけ。ほかの市はやっています。実施しています。できないんですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 導入している市町村があるのも承知しております。ただ、課題としては市町村間の保育士の取り合いになっているという部分の意見もありますし、この制度をいつまで続けるか、何年続けるかという課題もあるようです。この制度を終了すると保育士が退職するのではないかという問題もあるようです。いろんな補助メニューがある中で、その中の一つではありますけれども、もう少し評価をしてから検討はしていきたいと思っております。 ◆20番(新垣安彦君) 12月は、私も全く同じことを言います。じゃあ、他市町村は保育士の不公平感、それから今後のことについても勘案せずにこの事業を導入しているんですねと。糸満市はそれについてはしない。そして糸満市のほうにおいては保育士の取り合いをしないから、保育の再編成まで至ったと言わざるを得ないというふうに私は思うんです。今回のこの件に関して、もう最後です。この今、私どもが聞いている認定こども園の再編、それから幼児教育の無償化。保育士の宿舎借り上げ等については大きな政治判断が必要だということをお伝えし、この件に関して市長の見解を伺いたいと思います。市長、御答弁お願いします。 ◎市長(上原昭君) この保育士の確保対策については、さまざまな事情があるということは福祉部長が答弁したとおりでございます。どのような事業を優先的に導入すべきか慎重に検討してまいりたいと思います。 ◆20番(新垣安彦君) 慎重に検討してください。これは大きな、今後の市政の繁栄、市政に対する市民の目があります。このことをつけ加えて、次の質問に移ります。 件名3の教育行政。給食センターの事業について、まずお伺いしたいのがあります。建設計画における敷地面積、それから建物構造、そして1日何食の調理が可能かについて…、ちょっとごめんなさい、休憩お願いします。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時32分)                              (再開宣告午後2時32分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆20番(新垣安彦君) 去年11月に、私が立川市のほうを訪問させていただきました。その内容は、立川市が給食センターの改築に向けて取り組んだ経緯があります。その中で立川市が取り組んできたのがPFIを用いての給食センター建設でございました。資料等についても教育委員会のほうにお渡ししました。それについてこの計画が、立川が行ったものが本市の給食センター建設の参考になればと思っておりますが、それについて教育長の御見解を聞かせていただけますか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 議員がおっしゃるとおりこの資料をいただきました。PFI方式でやっているということでありますが、その件を含めまして、直接建設した方法がいいのか、PFIがいいのかどうかを含めて調査研究を行っていきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦君) ぜひ参考になればと思います。 次に小項目2、拠点型子どもの居場所設置事業についてですが、これまでに支援を行ってきた児童数、生徒数は何人おられますか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時35分)                              (再開宣告午後2時35分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 児童のほうが延べ260件、生徒のほうが325件であります。 ◆20番(新垣安彦君) それでは支援員2人では大変ですね。今回、支援員を増員するというような、今回の施政方針の中でも出ておりましたが、支援員を採用する要件というのはございますか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 運営支援員というのは、心理士並びに社会福祉士等の有資格者と児童相談業務に精通したものが支援員の採用要件としてふさわしいんじゃないかと考えています。 ◆20番(新垣安彦君) 次年度において増員しますということでございましたけれども、何名を予定されておりますでしょうか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 今2名ですので、予算措置で6名であります。採用できれば4名がふえるというふうに考えております。 ◆20番(新垣安彦君) これを、本当に子供の非行関係、いわば子供の貧困対策、これはこども未来課とも、先ほど教育長のほうからも演壇での御答弁の中でもございました。そうしますと、やはりこれは教育委員会のみではなく、それから福祉部のこども未来課も一緒になった形でこの対策を講ずる必要性はあるというふうに教育長もおっしゃっているとありましたので、その件について再度、やっぱり教育長として子供の子育てに関することについて、しっかりとしていくという旨の御決意のほどを伺います。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 先ほども答弁いたしましたが、やっぱりこの非行傾向、それから不登校の子供たちを支援することは非常に重要なものであります。ただ、やっぱり教育委員会のみだけじゃなくて、関係…、特に福祉部を含めて、そういった関係機関等とも連携しながらこの事業に力を入れていきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦君) ぜひお願いします。 続きまして、件名4の防災行政について。BCPについてですが、先ほど部長のほうから御答弁いただきました、スムーズに進めているということでございますが、やはり関係部署との連携、これをどういうふうに構築していくのかという部分については、どのようにお考えになっていますでしょうか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 糸満市新型インフルエンザ等業務継続計画でございますが、こちらのほうに部ごとにそれぞれの課で対策業務であったりとか、発生により影響を受ける業務等がございますので、それとその中で協力体制等もうたっておりますので、今のところまだ緊急事態宣言ということではございませんが、今回の新型コロナの感染症の対策におきまして、各課に業務継続計画を改めて配布いたしまして、先ほど申し上げましたように確認をしておくということで、それから組織体制も変わっている部分がございますので、その見直しも含めて、今依頼をしているところであります。 ◆20番(新垣安彦君) 内閣官房、新型インフルエンザ等対策室のほうでも、全国の市町村の動向を調査した結果も報告をされております。ですので、他の市町村、特に市のほうがこの査定がおくれているという結果報告も出ておりますので、しっかりとその辺の対策もとられていただきたい。これが沖縄における台風被害等にも直結していく案件になるかと思いますので、ぜひそれを進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。では、次の質問に移ります。休憩お願いします。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時40分)                              (再開宣告午後2時40分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆20番(新垣安彦君) 件名5、道路行政について。先ほど建設部長から2件の南部土木事務所からの報告をいただきました。外かく線の部分については、早急に整備が必要だということは御認識されていると思いますが、もう一度、部長の御答弁をお願いいたします。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 外かく線については、2カ所沈下しているところがありまして、南側については前回南部土木事務所で応急処置をしたところであるんだけれども、ちょっとまだ沈下が見られるという状況です。北側においては相当沈下しているような状況ですので、早急な対策が必要だと思っています。南部土木事務所については、新年度予算で対応すると言っているんですが、再度、南部土木事務所に状況を報告して、北側の部分については早急な対応が必要だと思いますので、南部土木事務所にその旨、連絡していきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦君) ぜひお願いをいたします。願わくばですが、この件に関して、やっぱり市長からも南部土木事務所所長宛てに、今、こういう状態になっているので早目に修繕工事をしてほしいという旨の要請はできないか。その点について御答弁お願いできますか。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 今回、状況というのが市道管理者もパトロールしながら十分把握しています。南部土木事務所にもそのように電話連絡をしている状況ですので、南部土木事務所については再度現場確認を行い、対策を検討したいということの回答をいただいておりますので、状況を今後とも注視していきたいというふうに思っております。 ◆20番(新垣安彦君) この質問をしたのは、もう1年半以上も前なんです。ですから何も触っていないというふうに心配するものですから、済みません、市長のほうに振りました。次の質問に移ります。 件名6の水道行政についてですが、この経営戦略の報告書の中で、私も何年も質問した経緯がある。潮平地域冠水対策について。現在進めている、この事業を展開してどういうふうに解消されていくのか。事業を進めているもので今後どういうふうに解消されているかについて御答弁お願いします。 ◎水道部長(伊敷勝君) 再質問にお答えいたします。 現在、進めています潮平地区の白川1号幹線につきましては、現場は既設の汚水管が北側に設置されております。その南側と北側の両方の汚水を、北側の汚水管のほうに流している状況です。今度、設置します雨水排水ボックスカルバートが道路の中央に設置されることになります。そうすることによって、南側の汚水分が北側に取り込まれていたものが取り込みできなくなります。そのため南側のほうにも再度汚水管を設置して、南側の家庭の汚水を取り込む必要があります。現在、その工事を行っているところであります。それでちょっと進捗状況も、またおくれているところもありますが、3月下旬ごろにオープンシールド機を設置する発進立坑の設置に入ります。それから4月に本格的にオープンシールド工法による雨水排水ボックスカルバート、縦・横1.3メートル、長さ1.5メートルの1基当たりを、2基、1日設置する予定であります。以上です。 ◆20番(新垣安彦君) それをすることによって潮平地域の、特に私が指摘しましたところというのは毎年ゲリラ豪雨によって冠水したという実績があります。それが今回の事業実施によって大幅に改善されたなというふうに思うところでございますが、しかしながら、抜本的に改善するためには潮平部落、地域の上のほうにある地域の雨水の分水というのが課題になってくるかと思うんですが、そこで阿波根浜原の下水路の分水計画案をお持ちになっているのかどうか。それについて御答弁いただけますか。 ◎水道部長(伊敷勝君) 再質問にお答えいたします。 阿波根浜原下水路の計画につきましては、ことし策定しました経営戦略の中においても10年計画というのは、後半のほうに設置の予定を計画しております。 ◆20番(新垣安彦君) それと、やはり先ほどの部長の答弁の中で、基幹管路の耐震化という、やっぱり地震等に対応するための管路の設置等にありますが、その進め方についてはどのような計画案をお持ちなのかを答弁ください。 ◎水道部長(伊敷勝君) 再質問にお答えいたします。 本市の下水路施設は供用開始してから30年以上が経過しております。施設全体の老朽化が進行しているところであります。進め方につきましては、限られた財源を合理的な優先順位を考慮し、平準化をしながら優先順位を行った上で、再度施設を調査し、必要なものから修繕及び改築等を進めていきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦君) ぜひ進めてください。 そして件名7の消防行政について。先ほど消防長から広域化についての将来像についてお話をさせていただきました。このようにしっかりと取り組んでいただきたいというように思いますので、その機運についての消防長の決意のほどをもう一度お聞かせ願えますか。 ◎消防長(福元毅君) 消防行政においては、火災、救急、いずれにしてもいかに迅速に対応できるかというのが非常に重要になってきます。初動体制がとても重要になってきますので、そういった中では広域化というのは非常に効果的な手法だと思っておりますので、ほかの消防とも意見交換をしながら進めていきたいと思います。 ◆20番(新垣安彦君) 実はこれで終わろうかと思ったんですが、件名2で聞きそびれたところがあるので、済みません、お願いします。 部長、先ほど6園を再編するということですが、その中に潮平こども園も含まれているんですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 6園の中に潮平こども園も入っております。 ◆20番(新垣安彦君) 休園している潮平こども園も含めているということですね。
    ◎福祉部長(山城安子さん) はい、現在、市のほうでは6園、潮平こども園を入れて6園ありますので、これを再編という形の調整の仕方です。 ◆20番(新垣安彦君) 休園しているから今職員はいませんね。配置する計画の中に含めていいんですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在、ほかの園に再配置をして人数を確保しておりますので、現在、不足分がこども園を休園しているという形になります。 ◆20番(新垣安彦君) 報告書の中では潮平こども園は他の施設に変更するという旨の答弁があったんですが、報告もあったんですが、それでもその中に含まれるんですね。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 市全体の在り方検討委員会ですので、採用人数の職員人数を再配置するという形の考え方であります。 ◆20番(新垣安彦君) それでですね、これに関しまして、要するに小規模保育事業所、それから保育園、認定こども園、これはですね、このカテゴリーというのは最終的には小学校に上がるための機関だというふうに認識しております。そこで大変恐縮です。教育長に振りたいと思います。これまでのこども園の関係の流れに対して、教育委員会としてはこの認定こども園の再編について、教育長の考え方はどのようなものをお持ちなのか、お聞かせ願えませんか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 本市では、今まで市内公立・民間のこども園、保育所等と小学校等で幼小連携事業を推進しておりましたし、次年度からはこれまでの事業に加えて、幼児教育振興アクションプランに基づく連携事業に取り組んで、こども園、保育所等と小学校が円滑な接続にできるようにさらなることで推進していきたいと考えております。 ◆20番(新垣安彦君) 教育長、急な質問で大変恐縮ですが、やはりそれだけですね、今回のこども園の再編については多くの方々がすごく見守っていると言っても過言ではないかと思います。今回のこの件に関して、私、本員としましては、いま一度この再編について立ちどまって、確認をして、それから進めていくべきだというふうに市当局に申し送りをしまして、私の一般質問を終わります。 ◆4番(浦崎暁君) 皆さんこんにちは。一般質問に入る前に、昨日3月15日の琉球新報一面の金口木舌という記事を紹介して私の所見を述べたいと思います。「「糸満市は冷たい」「障がいがある子どもたちの出場機会を奪わないで」。2018年3月、30年続いた「なんぶトリムマラソン」が終了した。会場だった糸満市には、福祉関係者から多くの批判の声が寄せられた。障がいがある人たちが参加できるスポーツ大会が減っている。県内で唯一の車いすマラソンだった「ぎのわん車いすマラソン」は、16年の第28回大会で終了した。なんぶトリムは南部初の全県的な大会として始まり、車いすやファミリーコースなどが設けられた。11年からは南城市で開かれていた視覚障がい者マラソン大会と統合され、視覚に障がいがある人も伴走者と南部路を駆け抜けた。ぎのわん車いすマラソンの廃止後、なんぶトリムは障がいがあっても参加できる貴重な大会だった。主催は南部広域市町村圏事務組合などだったが、大会終了への怒りの矛先は、糸満市に向けられた。大会継続を望む声に背中を押され、糸満市は「みんなが主役 みんながいちばん」をキャッチフレーズに19年3月、第1回いとまん平和トリムマラソンを開催した。きょう…、」昨日ですが、「第2回大会で、6,193人が汗を流すはずだった。新型コロナウイルスの感染拡大防止で中止になった。年に1度の大会を心待ちにしていた参加者を思うと、本当に残念だ。来年はぜひ多くの人がエントリーし、「海人のまち」の温かさも感じてほしい。」私は、この記事を読んだとき、2つのことが頭をよぎりました。この記事の中に、やはり障がい者の方々の憤り、スポーツに参加したいという本当に思いと熱意がこの記事から感じ取ることができました。と同時に、私は糸満市の議員でもあります。非常に恥ずかしい思いをしました。私たちが住むこの糸満市はウミンチュのまちとして、全国に本当に大きな名をはせています。温かいイチマンチュのこの気概、そして思いがですね、本当にこの大会に反映されていたのか。来年こそは、イチマンチュの温かい気概あふれる、障がい者に優しい、そういう大会を目指していかなければ、実現しなければならないと思います。それでは一般質問を行います。 件名1、児童虐待死について。小項目1、児童虐待死についての関係団体の検証状況について。ア、これまでの調査経過について伺います。イ、検証結果最終報告について伺います。 件名2、新型肺炎感染拡大における市の対応について。小項目1、市当局の対応について。ア、市独自の対応について伺います。イ、予備費等の予算措置について伺います。ウ、小中学校臨時休校等について伺います。エ、児童生徒の受け入れについて伺います。オ、受け入れていない児童生徒の行き場についてどう認識しているか伺います。カ、臨時休校期間の給食について伺います。 件名3、南部病院移転問題について。小項目1、移転の状況について。ア、移転のスケジュールについて伺います。イ、移転後の土地利用について伺います。 件名4、国民健康保険制度について。小項目1、国保制度の運用状況について伺います。ア、短期証の発行要件と件数(過去3年間の推移)。イ、国保税滞納額(過去3年間の推移)。ウ、差し押さえ件数(過去3年間の推移)。エ、減免件数(過去3年間の推移)。 小項目2、国保の移送費の支給について。ア、移送費支給の要件について伺います。イ、これまでの支給実績について伺います。 件名5、ひきこもり問題について。小項目1、市としての認識と今後の具体的な取り組みについて伺います。 件名6、成年後見制度について。小項目1、成年後見制度についての市の認識と今後の具体的な取り組みについて。ア、法人後見制度について伺います。イ、市民後見制度について伺います。 あとは質問席より再質問を行います。 ◎市長(上原昭君) 浦崎暁議員の件名3、南部病院移転問題について。小項目1についてお答えいたします。 小項目1、ア、移転のスケジュールについて。ことし6月1日、豊見城市与根地区に新病院が開院し、その後、現在の南部病院は現在の豊見城中央病院へ移転すると聞いています。 イ、移転後の土地利用については、南部病院用地は県有地であることから、現時点では県に対し、跡地の利用計画について早期に策定していただけるよう要請をしているところであります。 残りの質問については、教育長及び関係部長から答弁させます。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 浦崎暁議員、件名2、新型肺炎感染拡大における市の対応について。小項目1、市当局の対応。ウからカまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ウ、小学校臨時休校については、糸満市教育委員会では、令和2年2月27日に開催された新型コロナウイルス感染症対策会議にて、内閣総理大臣より国内感染拡大を防止するため全国の小中高校、特別支援学校への臨時休校の要請があり、それを受けて2月28日に臨時の校長連絡協議会を開催し、学校長の意見も踏まえ、3月2日から24日までを臨時休校と決定いたしました。なお、本日3月16日から学校を再開することを、本市の新型コロナウイルス感染症対策会議で承認を受けて決定しております。 次にエ、児童生徒の受け入れについては、各学校において自主出校の児童生徒を受け入れております。 次にオ、受け入れていない児童生徒の行き場については、3月5日から小学校低学年の児童や特別支援学級に在籍する児童生徒について各学校で受け入れを行っております。 最後にカ、臨時休校期間の給食については、臨時休校期間中は給食の提供を行わないため、給食費を返還する方向で検討しております。 ◎福祉部長(山城安子さん) 御質問、件名1、児童虐待死について。小項目1、児童虐待死についての関係団体の検証状況について。ア及びイについてお答えします。 小項目1、ア、これまでの調査経過については、本市の検証会議は糸満市要保護児童対策地域協議会の実務者会議及び代表者会議にて実施しております。実務者会議は6回、代表者会議は4回開催しております。 次にイ、検証結果最終報告については、令和元年8月28日に市長へ検証の中間報告を行っておりますが、最終報告という明確な位置づけはありませんが、令和2年3月23日に市長へ検証報告を行う予定です。 御質問、件名6、成年後見制度について。小項目1、制度についての市の認識と今後の具体的な取り組みについて。ア及びイについてお答えいたします。なお、ア及びイは、関連しますので一括してお答えいたします。成年後見制度については、認知症、知的障害、精神障害などの理由で判断能力が不十分な方々の財産の管理や介護サービスなどの契約が不利益にならないように保護し、支援する制度であります。本市においても、今後、認知症高齢者等がふえていく状況の中、支援体制の整備が必要であると感じております。今後、中核機関の設置に向け、県内先進事例の調査、研究をしていきたいと考えております。法人後見制度は社会福祉法人や社団法人、NPOなどの法人が成年後見人になる制度で、長期間の後見業務を継続できるものです。市民後見制度は、親族後見人、専門職後見人以外の一般市民が後見人になる制度で、中核機関で研修等を行います。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 御質問、件名2、新型肺炎感染拡大における市の対応について。小項目1、市当局の対応について。ア、市独自の対応についてお答えいたします。 市では、2月20日に糸満市新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げ、これまで6回の対策会議において感染拡大防止策等を協議してきたところであります。市独自の対応といたしましては、本市における中国プロサッカーチームキャンプへの消毒液提供、防災無線を使った市民への感染症予防策の周知、市内の小中学校、公立こども園及び児童センターに対し消毒液の提供を行っており、手洗い用石けん液についても提供の準備をしているところであります。 次に御質問、件名4、国民健康保険制度について。小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、国保制度の運用状況について。ア、短期証の発行要件については、糸満市国民健康保険税滞納者等に関する国民健康保険短期被保険者証交付要綱に基づき、窓口において、国民健康保険税滞納者との納付指導や納付相談の機会をふやすことを目的として、滞納世帯の納付状況、被扶養者数、収入状況などを勘案して決定しております。過去3年間の短期証の発行延べ件数は、平成28年度885件、平成29年度806件、平成30年度874件となります。 次にイ、過去3年間の国保税滞納額については、平成28年度2億4,130万円、平成29年度2億5,497万円、平成30年度2億7,249万円となっております。 次にウ、過去3年間の差し押さえ件数については、平成28年度559件、平成29年度547件、平成30年度341件となります。 最後にエ、過去3年間の減免件数については、平成28年度160件、平成29年度111件、平成30年度129件となります。 次に小項目2、国保の移送費の支給について。ア、移送費支給の要件として、1つ目に移送により法に基づく適切な診療を受けたこと。2つ目に移送の原因である疾病または負傷により移動することが著しく困難で一時的、緊急的な必要性があったこと。最後に緊急、そのほかやむを得ないことという条件のいずれにも該当すると認めた場合に支給されます。 次にイ、これまでの支給実績については、過去5年間の実績として、平成26年度1件、平成28年度1件となっております。 次に御質問、件名5、ひきこもり問題について。小項目1、市としての認識と今後の具体的な取り組みについてお答えいたします。厚生労働省の定義では、ひきこもりとはさまざまな要因の結果として社会的参加を回避し、原則的には6カ月以上にわたっておおむね家庭にとどまり続けている状態を言います。ひきこもっている本人の心理状態は周囲には伝わりにくく、甘え、怠けと見られることが多いため、他人に対する信頼感が低下します。また、自分はだめな人間だ、などと自己評価が低くなり、意欲の低下を招き、1人で悩み苦しむ方も多く見られます。家族も不安や心配から疲労こんぱいし、社会から孤立しがちになります。市としては、現在、事例ごとに関係課で対応している状況ですが、今後、国の方針に沿い、相談窓口を一本化し、一体的に取り組めるよう関係各課と連携し、検討してまいります。 ◎総務部長(上原仁君) 件名2、新型肺炎感染拡大における市の対応について。小項目1、イ、予備費等の予算措置についてお答えいたします。 予備費については、現在のところ予算現額の範囲内で対応可能だと考えております。 ◆4番(浦崎暁君) それでは自席より再質問を行います。 まず件名1、児童虐待死について、福祉部長お願いしますね。先ほどいわゆる関係団体の会議とかそういう開催状況を述べておられましたが、議会が終了した後に報告会があるということですが、それについて再度伺いたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 市長のほうに報告を行いますので、その内容について議会のほうにも報告する予定となっております。 ◆4番(浦崎暁君) 今回の3月定例会は、予定では3月24日に最終本会議で、25日に報告するということでよろしいですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 こちらのほうで調整した日程が25日という予定で報告は受けております。 ◆4番(浦崎暁君) こういう非常に重要な案件だからこそ議会中に報告して、私たち議員にもその問題についても、議会中にですよ、皆さんで審議していくという、そういう態度が非常に重要ではないかと思うんですが。ちょっとうがった考えになるかもしれませんけれども、あえて議会を避けているというふうな見方も私はできるんじゃないかなと思っているんですけれども、そういうことはないですよね。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 3月定例会の中でということですけれども、一応、3月に入ってから議会のほうには報告会をしたいという申し入れはしております。 ◆4番(浦崎暁君) ちょっと確認ですけれども、議会に対して3月に入ってからと言うんであれば、じゃあ、議会側から3月24日の議会が終わってからねという打診があったんですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 申し入れをした後に調整した結果、25日という予定で報告は受けております。 ◆4番(浦崎暁君) 今初めて聞いたんですけれども、当局からすると3月中には報告会を開きたいと。議会と調整した結果、25日でと。しかもこれが議会終わった後ねと。じゃあ、誰と誰がどういうふうな調整をしたんですか。つまり議会と調整するというのは誰と調整したんでしょうか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時13分)                              (再開宣告午後3時13分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 市長に報告した後ということで、23日以降という話で調整をしたということであります。議会事務局と当局とで話し合いをしたという形であります。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時13分)                              (再開宣告午後3時15分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆4番(浦崎暁君) じゃあ、議会と調整した結果、議会を終了した後に連合審査会があるということでよろしいですね。それで、この報告というのは最終報告になるんですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 最終報告という形はとっておりませんが、要対協のほうの会議で検証するのを一旦終了するという形にはなります。 ◆4番(浦崎暁君) 一旦終了する。しかし、中間報告も昨年出されましたし、今回、25日も一定程度報告をされると。当然にも最終報告というプロセスをたどっていきますよね。そのめどというのはいつぐらいに出るんですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在は、再発予防のための対策という形の会議になっておりますので、一旦は終了いたします。ただ、まだ裁判とかもありますし、いろんなことが新たに出てくる可能性はありますので、その出た時点で、再度また立ち上げるという形になるかと思います。 ◆4番(浦崎暁君) 裁判も続いていて、確かにおっしゃるとおりいろいろな事実関係も出てくる可能性もあるわけですからね。それを見て、また市当局をただしていきたいと思っています。 件名2の新型肺炎の問題についてですけれども、これは当局、そして教育委員会に対して単なる批判というのはどうかなと思っているんですね。市当局、そして教育委員会も国の動向、状況、上級行政庁の動向を見ながら下した判断だと思います。ただ、現場の声、お父さん、お母さん、私も2児を抱えていまして、非常に生活する上でいろいろな問題があったんですね。特に教育委員会に、例えば具体的ないろいろなクレームというんですか、お父さん、お母さんからのいろんな御意見が上がってきたと思うんですけれども、そういう御意見等はありましたか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 そういった意見はありました。 ◆4番(浦崎暁君) 通告はしていないんですけれども、意見の内容でどういうものがありましたでしょうか。印象に残っているものがあれば。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 共稼ぎの場合に非常に困りますというのが、意見はたくさんはなかったんですが、その意見が二、三ありました。 ◆4番(浦崎暁君) 国の対応も本当にこの問題については、さまざまあって、私も批判したいのは山々あるんですけれども、でもこの問題というのは本当に未知の人類の敵と言ってもいいぐらいの問題です。ただ、やはりそういうときだからこそ、自治体、いわゆる自治権、国が、政府が全て自治の、例えば当該自治の状況を知っているかと、掌握しているということはまずないと思いますね。一番実情を知っているのは当該自治体ですから、やはりそういう観点から政策的なもの、こういう緊急的なものも判断していかないといけないなと思っています。ただ、これはまだ終わっているわけじゃないから、状況がすぐいろんな状況になる可能性もあって、そこは機敏に、そして機動力を持って対応していただきたいと思っています。その中で、かの臨時休校期間の給食について、るる報道がされていて、給食を食べる側、受ける側、そして給食を提供する側、いわゆる事業者ですね。さまざまな問題があったと思いますけれども、先ほど給食費の返還ということですけれども、これは具体的にどういう手続を踏んで、いつごろの時期に返還されるのかお答えできますか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 今、確定はしていないんですが、学校、それから給食センターを踏まえて返還していこうという方法論を今一緒に探っている状況です。 ◆4番(浦崎暁君) 業者の方々、例えば牛乳が、酪農家なども大変だとか。例えば野菜を供給している農家の方も大変だ。いろんな食材を提供している業者の方々も非常に困ったというようなことも報道されてきましたけれども、これに対する対応策というのは、本市ではどういうふうに考えているのか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えいたします。 この件は議論にはなるんですが、まだ決めていませんし、報道等によると国のほうも何かそういった補償とか、具体的なものはまだないものですから、本市としても動きようがないというのが状況であります。 ◆4番(浦崎暁君) この状況に対して国のほうもいろんな給付金というんですか、補助金とかというのを考えているらしいんですけれども、ただ明確な基準というか、非常に漠然としたものしか出されていないような印象を受けています。ただやはり、一番大事なのはそういう方々、業者の声をきちんと聞いていくということは今できますよね。業者の方々、あるいは農家の方々、給食に関係する方々、そこはやっぱりイニシアチブをとって、国の政策実行を待たずに今できますから、これはきちんとやっていただきたいと思っていますが、どうでしょうか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時21分)                              (再開宣告午後3時21分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 今、給食センターのほうで、今までのメニューのもので大体の量とか金額は今からでも、過去のこの2週間分を算定できますので、これは精査しますが、その状況的なものは事業者のほうにいろいろ聞き取りをしたいというふうに考えております。 ◆4番(浦崎暁君) いわゆる損失した額とか、業者が今回食材を提供できなかったとか、あるいは食材を管理する上で破棄した方もいるかもしれませんよね。いわゆる損失したものについては算定していくというふうなことはできると思うんですよ。調査するということはできると思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 破棄とかそういった算定じゃないんです。今まで本来であれば、これだけの食材が幾ら出ていたか、数量がどのぐらいで幾らでしたかというのはできるということであります。ですから損失とか云々のものではないということであります。 ◆4番(浦崎暁君) いずれにせよ、この給食にかかわる業者の実態調査というのは必要ですよね。この認識を再度伺いたいと思います。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 意見を聞いてみたいと思っています。 ◆4番(浦崎暁君) やはり、この問題というのは、今後もまだ続いていますからね。継続中なんですね、終わったわけではなくて。きょうから学校は始まりましたけれども、急転直下、いろんな状況になる可能性もあるから、それはやはり、今後いろいろ考えつつ、とにかく対応していくという姿勢が大事だと思います。 件名3の南部病院移転問題について。先ほど市長からの御答弁があったんですけれども、どうも人ごとのようだなという印象が私はあるんですね。じゃあ、この問題について、どう市がコミットしていくのかと。あとは具体的にどういう立場でこの問題について対応していくのかということを聞きたいと思っています。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 南部病院の移転問題につきましては、私どものほう、友愛会との意見交換、状況の確認、それから2回にわたる住民説明会も行ってまいりました。それからこちらのほうといたしましては、これまでも申し上げましたように、送迎バスの継続、それから市内での居宅の訪問診療の継続等というのを依頼しているところです。 ◆4番(浦崎暁君) 建物自体はもう取り壊しになるんですか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えします。 あちらの建物は老朽化ということで、旧耐震の建物だということですので、移転後は解体ということで動いているというふうに聞いております。 ◆4番(浦崎暁君) 民間が相手ですからいろいろあると思うんですけれども、ただ、あそこというのは福祉ゾーンということなんです。そこにじゃあ、病院が移転して、先ほど御答弁したような一定程度の福祉、介護サービスが担保されるということなんだけれども、やはりきちんと市が、この南部病院の移転に当たって、あるいはそのものを対策、医療、福祉、介護、地域包括的な施設、それをどういうふうに今後構築していくのかということが試されてくると思うんですけれども、市長、どのように考えているのでしょうか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 先ほども市長のほうから御答弁申し上げたとおり、現在の南部病院の土地に関しましては、建物は解体するということでありますが、県有地ということになっておりますので、まず県の利用計画が優先されるということから、今後も糸満市としては県の動向に注視し、情報収集はしてまいりたいと考えております。 ◆4番(浦崎暁君) この跡地利用、跡地というか、土地利用について県との協議という、そういう場というのは今後設定されるんですか。あるいは今、設定されていますか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 県のほうには、友愛会、法人のほうから正式に移転をするという通知をしたところでありますので、その後の糸満市との跡地についての協議はこれからというふうに考えております。県の利用計画等も優先するということで先ほど申し上げましたが、その後に市との協議に入るのかというところがありますが、常に法人及び県のほうとは私たちのほうも連携をとってまいりたいと考えております。 ◆4番(浦崎暁君) 民間が移転すると、2者の関係になってくるんですよね、県と市と。そうですか、確認します。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 土地のことでありますと県ということになりますが、あとしばらくは友愛会の建物のほうがありますので、こちらの解体のスケジュール等も含めて確認しながらやっていきたいと思っています。 ◆4番(浦崎暁君) やはり地域、特に三和地域とか、周辺の真栄里のあの辺の地域の方々というのは、あの地域というのは高齢化が結構進んでいる地域だと言われていまして、介護とか地域包括的なサービスが必要不可欠な場所だと思っています。市としては、繰り返すようだけれども、こういう事態が来ているわけですから、余り抽象的なことを言ってもしょうがないと思うんです。どういうふうに考えているのかなと。明確に示さないと市民の不安というのは払拭できないと思っていますので、市当局、市長が答えることができなければ市当局でもいいんですけれども、どうでしょうか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 確かに県からの協議を待ってということではなくて、並行して考えていかなければならないというふうには考えておりますが、現時点で具体的な、どういった施設をというようなことは検討されていないという状況です。ただ、至急糸満市のほうも考えていかなければいけないのかなと思っております。 ◆4番(浦崎暁君) それは当然、糸満市のほうでも考えていかないといけないのかなというふうな第三者的な話ではなくて、これは当事者ですから、結局ボールが投げられるのを待つのではないんですよね。やはりこっちから県に対して意思を伝えていく、明確な、私たちの糸満市の声を届けていくというのが一番重要な時期じゃないかと思いますが、市長、答えられますか。 ◎市長(上原昭君) この南部病院の移転問題については、きのう、きょう始まったものではございません。かなり前から話がありまして、入院患者にも、通院する方々にもいろんな、1年以上前から説明はなされているというふうに聞いております。私としましても、この計画が出て以降、南部地区医師会糸満班というのがあります。2度ほど意見交換を行いまして、その跡地利用も含めて南部地区医師会糸満班としても何かできませんかということは意見交換を行っておりますが、なかなか新たにそこに病院を持ってくるとかということは極めて厳しいということで、今、跡地利用については、特に医療関係のものについては浮かび上がっておりませんが、今後、県のほうで跡地利用も含めて考えていくのではないかと。また跡地利用については今の段階で具体的にどうのこうの言えませんが、県の関係者とは意見の交換を行っております。 ◆4番(浦崎暁君) 市長のほうは県のほうにも長くいて、県の行政に非常に詳しいと思いますけれども、やはりそういうときだからこそ、市長の政治的な力というのは発揮しないといけないと思います。どうも何か聞いていると、県がとか、法人がとかという印象が私はあるんですが、今回、南部病院の問題というのは、今確かにおっしゃるとおり始まったわけではないんですけれども、糸満市がどういうふうにイニシアチブを握って、この問題を解決していくのかというふうなことが問われてきますので、今後やはり、そこを当該自治体として発揮していって、糸満市の福祉を前進させなければいけないなと思っていますので、そういうところは頑張っていきましょうということです。 件名4の国民健康保険制度について移りたいと思いますが、どうも最近、この国保制度の運用については厳しい数字が、先ほど当局からも出されています。この国保制度問題というのは非常に根が深くて、制度そのものの問題とか、市民生活にかかわる直結する問題だけに避けては通れない問題だと思います。今度、この国保制度の問題で移送費に私はスポットを当てました。先ほど実績があるということですけれども、これはどういうふうな状況だったんでしょうか。個人情報は述べることはないんですけれども、ちょっとそういう状況を明らかにすることができるんであれば、伺いたいなと思っています。 ◎市民健康部長(福元信美さん) こちらはですね、1件は早産、未熟児のケースで、こちらのほうで手術ができないということで東京の医療センターのほうでの手術ということで、移動手段としての、お母さんと医療従事者に往路分だけですね、往路分の支給をしているケースと、あとは骨髄移植のための骨髄液の運搬のための移送料ということになります。 ◆4番(浦崎暁君) この移送費というのは国保制度における法定給付なんでしょうか。どうですか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 移送につきましては、健康保険法上、療養の給付として位置づけられながら、実態としては療養費として現金給付の取り扱いがなされてきたんですが、平成6年の健康保険法改正によって実態に即して、移送を療養の給付から外して、移送費として法令上現金給付の取り扱いとなっているようです。 ◆4番(浦崎暁君) これはあれですよね、法定必須給付ということですよね。つまり法定で必須に給付しなければならない給付事項だということでよろしいでしょうか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 法令上の現金給付の取り扱いでありますが、この移送費の支給要件とか、支給金額の基準というのは、平成6年の法改正によってより明確となっているところであります。 ◆4番(浦崎暁君) 私が言っているのは、この法定必須給付なのかということで、イエスかノーかなんですけれども。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時36分)                              (再開宣告午後3時36分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 保険給付となりますので、支払わなければならない給付ということでありますが、先ほど申し上げましたように、その支給に関しては基準が明確となっています。 ◆4番(浦崎暁君) 基準の明確とかそういう話を聞いているわけではないんですよ。これ法定必須給付なのか。それとも法定任意給付なのかという、これ2つに1つですけれども、どうでしょうか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 必須給付というふうに考え…、はい、必須給付です。 ◆4番(浦崎暁君) これは国保法による法定必須給付となっています。例えば葬祭費なんていうのは法定任意給付ということで、条例などに規定があるんだけれども、ちょっと本市においての国保条例、施行規則の中にこの移送費が明記されている明文というのがありますか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時38分)                              (再開宣告午後3時38分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えします。 糸満市国民健康保険条例及び施行規則の中には移送費については書かれておりません。 ○議長(大田守君) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 ◆4番(浦崎暁君) 私も、探してきたんですけれども、糸満市国民健康保険条例にもなくて、じゃあ、施行規則にありますか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 施行規則のほうにも規定はございません。 ◆4番(浦崎暁君) 市民健康部長、皆さんがお配りしている、「国保があるから安心です!」という小さいパンフレットがあって、わかりやすく国保制度の内容等が書いてあります。その中に12ページ、移送に費用がかかったときとあって、「お医者さんの指示により、緊急でやむを得ず重病人の入院や転院などの移送に費用がかかったときは、申請して国保が必要と認めた場合に移送費が支給されます。」というふうなことが明確にあります。それでちょっと伺いますけれども、条例にもない、施行規則にもない。この申請用紙というのは存在していますか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時40分)                              (再開宣告午後3時40分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 移送費に関しましては、上位法である国民健康保険法に基づいて支給しておりますので、こちらのほうは保険条例に書かれているものは任意のものです、葬祭費とか。そちらのほうに関するものはありますが、移送費に関しましては上位法に規定されておりますので、そちらの施行規則等に基づいて申請を受けているということです。 ◆4番(浦崎暁君) おっしゃるとおり上位法である国民健康保険法の中にうたわれていると。あえて条例化するのは任意の部分だということでいいと思いますが、しかし、市民に対してこれを案内しておきながらというか、これを見ると、移送費が非常に使いやすい雰囲気があって、当然私も移送費をどんどん活用して市民負担を軽減したいという思いもあるんです。実は本市以外にも、県内の自治体もちょっと調べたんですけれども、全部調べたわけではないんだけれども、やはり移送費については条例化しているところはあまり見かけられなくて、さっきの部長がおっしゃるとおり、法に書かれているからあえて条例化していない、施行規則にも書いていないというふうなことだと思います。ただ、じゃあ私たちの、本土ではどうかということで、条例化しているところがあるんですね。例えば網走市、私たちの友好都市です。国民健康保険条例施行規則の中には第11条に移送費の支給ということで条例化をきちんとしていて、例えばこういうふうな申請用紙、これは別海町というところですけれども、ランダムにインターネットを検索すると国民健康保険移送承認申請書とか、非常に親切に申請書が公開されています。糸満市にはこの申請書の存在はないですよね。これ言明できますか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) こちらあくまでも医師の診断書等も必要ですので、平成26年度、平成28年度に支給した実績もございます。窓口のほうに申請書等につきましては準備してございます。 ◆4番(浦崎暁君) 窓口でやってネットで公開しないというのはどうかと思うんだけれども、つまりこれは国保の給付ということで、この中にもですよ、ネットできょう出しましたけれども、この中にも移送費については全く触れられていません。ほとんどの市民がこの制度をわからないと私は思います。だから平成26年度と28年度に実績があると言うんですけれども、これは市民からの訴えがあって、窓口の当局の方が教示して、懇切丁寧に教えて、いろんな添付資料を案内して移送費の支給につながったと私は想定していますが、これは今後、南部病院もそういうふうに移転していくとなると、やはりお年寄りとか、そういう方々の移動というのは非常に困難になってくるんじゃないかなと思っています。そういう観点から私は一般質問をしているわけなんです。これはいろんな要件があります。やはり申請を受ける側からすると、市当局としてはこういう制度があって、こういう申請条件でというのをきちんと案内していくという立場が大事だと私は思うんです。今後、申請書があるならば、これをきちんと整理して、ネットで公開していくということが必要じゃないでしょうか。どうでしょうか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 本移送費につきましては、市民全員が利用できるということではございませんので、特殊な場合というふうに認識しておりますが、例えば病状によって判断すべきということでありますので、これが単に遠距離のため、交通機関を利用した場合に移送費が支給されるかというと、そうではないということで、こちらのほうは窓口での御案内、御相談という形になりますので、申請書をホームページ等で公開する、公表するということではなく、やはり御相談をいただきたいというところで考えます。 ◆4番(浦崎暁君) やっぱり冷たいですね。これは当局が考えていることでしょう。市民はどういう情報を望んでいるかということです。今、議会で答弁しているからわかっているという話ではなくて、例えば横浜市などは「移動困難な患者であって、患者の症状からみて、当該医療機関の設備等では十分な診療ができず、医師の指示により緊急に転院した場合など、国保が審査を行い必要であると認められた場合、移送に要した費用が支給されます。」というふうな御案内をかけているんですよ。だから結局、この移送費に関してですけれども、もう門前払いなんですね。だからそういう情報というのはきちんと公開していくというのが、行政にとって非常に大事だと思うんですが、どうでしょうか。勝手に解釈するんじゃなくて、やはり情報をきちんと公開していくということです。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 私どものほうも、国保の安心手帳にこういった形で移送費について御説明をしている以上、もう少し詳細な情報を提供できるように検討してまいりたいと思います。 ◆4番(浦崎暁君) 申請用紙についてもネットでアップしていくということも含めて検討してください。どうでしょうか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問についてお答えいたします。 これも含めて説明の仕方を検討させていただきたいと思います。 ◆4番(浦崎暁君) 件名6、成年後見制度について伺います。 福祉部長からありましたけれども、後見人制度で一番重要なものは中核機関ですよね。次年度に向けてこの問題も非常に大きな問題となっていますから、具体的にこの中核機関も含めて、法人、市民後見もあります。検討する中でしか、そういうあり方というんですか、形というのは当然見えてこないので、この検討委員会の設置を急いでくれないかと思っているんですが、具体的にそういうことを伺いたいと思っています。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 相談件数もふえておりますので必要だと認識しております。関係課が多岐にわたりますので、関係課を集めて、現在、社会福祉協議会のほうでは権利擁護関係の日常生活自立支援事業も行っておりますので、社会福祉協議会も含めた検討委員会というのを早急に立ち上げられるように準備していきたいと思います。 ◆4番(浦崎暁君) 時期はいつ来るんですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 検討委員会のほうは、令和2年度中にできるように話をしていきたいと思います。 ◆4番(浦崎暁君) 新しい福祉部長にきちんと引き継いでくださいよ。どうでしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 引き継ぎを十分行っていきたいと思います。 ◆4番(浦崎暁君) 時間も迫っていますので、最後にひきこもりの問題。先日、私も大阪のほうへ研修に行ってタイトルが、大人のひきこもり問題を考えると。40歳以上のひきこもりの現状把握がされて、今、議員としてどうすべきかという研修に参加してきました。先ほど当局のほうも、私、資料を提供したんですけれども、この資料を読んで、ちょっと厚いんですけれども、どういう印象がありましたか。
    ◎市民健康部長(福元信美さん) いただいた資料を、細かくではないんですが、見させていただきまして、さまざまな問題を抱えているということで、8050問題であったりとか、それから強いて言えば、不登校の問題であったりとか、多岐にわたる要因が考えられますので、やはり医療や福祉、それから教育、それぞれがそれぞれの立場で、それを連携しなければこの問題は解決がなかなか難しいのかなというのが印象です。 ◆4番(浦崎暁君) おっしゃるとおりですね。この問題というのは非常に複雑で、関係する団体、関係する当事者というのはたくさん、多岐にわたるんですよ。ですからこれはやはり、今後の大きな課題でもあるし、国の動向も見ながら。ただ、糸満市の場合はよく答弁で聞くのが、近隣市町村の意見を聞きながら、動向を見ながらと言うんですけれども、そうじゃなくて、市独自の、独自性、あるいは先駆性を発揮して、先進性を発揮して政策を打っていくということが大事だと思います。このひきこもり問題というのも、今後、市としては真剣に取り組んでいきたい政策の一つだと思います。 最後に私述べたいのがあって、今回の議会で3月12日のある議員の質問で、市長の答弁の修正がありました。3月13日の議会運営委員会において、3月12日の一般質問における市長の補足答弁についてということで議運が開かれました。その内容については、私ここで詳しく申し上げませんけれども、これは結局、答弁が終わったのにもかかわらず、補足というふうなことで、ほとんど違うような内容が答弁されると。本来ならば、こういう答弁があったら新しい答弁として、質問者がこれに対してまた質問していくという展開が自然だと思っているんですが、今回の事態というのは、非常に例外、私も議員を4期務めていますけれども、こういう事態というのは今までないです。ですから、こういう悪しき前例というのはつくってはだめなんです。これは私は議会軽視だと思っています。こういう事態は二度と繰り返してほしくない。議会運営委員会では、市長、そして市当局に対して厳重注意ということになって、議長から市長あるいは当局のほうにその旨が伝えられると思います。絶対こういうことは繰り返してはなりませんので、そのことを強く申して、私の一般質問を終わります。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時52分)                              (再開宣告午後4時04分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆6番(伊敷郁子さん) 市民の皆様こんにちは。9年前の3月11日、私は知事に要請のため訪れた県庁内のテレビで、津波に押し流される家屋やビルの映像を見ました。初めは現実のものとは思えなく、映画の特撮だと思っていましたが、現実に起こっている出来事だと認識したときの足の震えとショックを、東日本大震災から9年目を迎えても忘れることができません。私たちにできることは、教訓を生かして次の災害に備えることだと思います。本市も海に接したまちです。しっかりとした備えで市民の命と暮らしを守っていけるよう微力ながら頑張らねばと思っています。震災や震災関連でお亡くなりになった皆様の御冥福を祈り、哀悼の意をささげ、一般質問を行います。 件名1、種苗法について。2018年4月、種子法が廃止され食の安全が心配される中で、3月3日種苗法の改正案が閣議決定されました。問題点も指摘されているようですが、市民生活にこの法律がどのような影響を及ぼすのか伺います。小項目1、種苗法とは、どういう法律か伺う。 小項目2、改正の問題点をどのように認識しているか伺う。 小項目3、農家に対する影響について伺う。 小項目4、市民への影響について伺う。 小項目5、市としての今後の対応について伺う。 件名2、子育て支援について。小項目1、子ども家庭総合支援拠点について。昨年、千葉県野田市で起きた虐待による児童の死亡事件は、転出前は本市の学校に在籍していたこともあわせて大変衝撃でした。本市では、要保護児童対策地域協議会の検証結果も踏まえた上で、虐待防止に前向きに取り組む姿勢のあらわれが子ども家庭総合支援拠点の早期の設置だと評価します。現在、困難を抱えている方々に糸満市の取り組みについて、知らせる目的もあり、質問をいたします。ア、具体的な施策を伺う。イ、今後の課題について伺う。 小項目2、糸満南こども園の公私連携型認定こども園への移行について経緯等を伺う。 小項目3、本年4月に開所予定の県立幼児教育センターについて伺う。 件名3、新型コロナウイルス感染症対策について。この感染症がまだ終息していない現状では、市民にとって不安だらけであると思います。今後のことも含めて質問します。小項目1、学校現場の対応について伺う。 小項目2、保育現場の対応について伺う。 小項目3、学童・こども食堂・児童館等の実態について伺う。 小項目4、市としての今後の対応策について伺う。 件名4、交通安全対策について。高齢ドライバーによるブレーキとアクセルの踏み間違いで県外では大きな事故が起きています。本市でも昨年、コンビニに突っ込むというような事故が起きています。そこで質問いたします。小項目1、高齢ドライバーへのストップペダル導入に対して補助ができないか伺う。 件名5、ふるさと納税積立基金について。小項目1、基金活用の事業について伺う。 以上、再質問は質問席より行います。 ◎市長(上原昭君) 伊敷郁子議員の件名5、ふるさと納税積立基金の小項目1、基金活用の事業についてお答えいたします。 ふるさと納税制度は、地方で生まれ育ち、都会に出てきた方のふるさとへ恩返ししたい思いを税制を通じてふるさとへ貢献する仕組みとして導入された制度であります。寄附者が寄附をする際には、教育と文化の振興、保健医療福祉・防災の充実、環境にやさしいまちづくり、道路・公園などの基盤整備、産業の振興、平和の推進、国内・国際交流の拡充・創出、協働のまちづくり及び市長におまかせのいずれかを選択していただいております。寄附金は一般会計の歳入として受け入れ、その相当額を糸満市ふるさと応援基金に積み立てし、寄附者の選択に対応した施策に充当する形で活用させていただいております。 残りの質問については、教育長及び関係部長から答弁させます。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 伊敷郁子議員、件名2、子育て支援について。小項目3、県立幼児教育センターについてお答えいたします。 幼児教育センターは、第3期教育振興基本計画に基づき設置されるもので、令和2年4月にその役割を担う幼児教育班が沖縄県教育庁に新設される見通しです。幼児教育班は、質の高い教育・保育を提供できる体制を構築するため、県子ども生活福祉部などの関係部署と連携しながら、教育保育施設等への幼児教育アドバイザーの派遣、幼小接続への助言、資質向上の研修事業などを実施します。また市町村教育委員会、福祉部局とも連携しながら、沖縄県における幼児教育の質の向上に取り組むものと伺っております。 次に件名3、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目1、学校現場の対応についてお答えいたします。糸満市教育委員会では、内閣総理大臣より新型コロナウイルスの国内感染拡大を防止するため、全国の小中高校、特別支援学校への臨時休校の要請があり、それを受けて2月28日に臨時の校長連絡協議会を開催し、学校長の意見を踏まえ、3月2日から24日までを臨時休校としました。休校期間中、3月5日から各学校において小学校低学年、特別支援学級に在籍する児童生徒の自主出校受け入れを行いました。そしてまた、本市の新型コロナウイルス感染症対策会議で承認を受けて、3月16日、本日から学校再開を行いました。 ◎経済観光部長(大城拡君) 御質問、件名1、種苗法について。小項目1から5について順にお答えいたします。 小項目1、種苗法とは、植物の新品種の創作に対する保護を定めた法律で、植物の新たな品種(花や農作物等)の創作をした者は、その新品種を登録することで植物の新品種を育成する権利(育成者権)を占有することができる法律でございます。 小項目2、改正への問題点をどのように認識しているかにつきましては、新品種を登録することで新品種を育成する権利(育成者権)を占有することができますので、新品種改良に費やした経費等を考えますと、育成者権を有する農家等にとっては有利な改正だと認識しています。 小項目3、農家に対する影響につきましては、登録された新品種の種苗以外は、これまで同様に種苗を生産することが可能でありますので、影響はないものと考えております。 小項目4、市民への影響につきましては、法改正に伴う影響はないものと考えております。 小項目5、市としての今後の対応につきましては、農協、農業関係機関と連携し、種苗法の周知を図っていきたいと考えております。 ◎福祉部長(山城安子さん) 御質問、件名2、子育て支援について。小項目1及び2について順にお答えいたします。 小項目1、子ども家庭総合支援拠点について。ア及びイについてお答えいたします。小項目1、ア、具体的な施策については、子供家庭支援として実情の把握、情報の提供、相談等への対応、総合調整を行い、また要支援及び要保護児童等への支援として相談・通告受付、受理会議、調査、アセスメント、支援計画作成、支援及び指導などを実施し、関係機関との連絡調整等、福祉に必要な支援に係る業務を行います。 次にイ、今後の課題について。実際に開設しなければわかりませんが、現時点において課題と思われるのは、支援拠点設置には保健師等の有資格者の配置が3名となっており、現在2名の有資格者職員が配置されております。今回提案しております、令和2年度糸満市一般会計予算には有資格者である会計年度任用職員2名分を予算計上しております。また子供及びその家庭への支援が途切れることのない支援のため、子育て世代包括支援センターとの連携が重要であると考えています。 小項目2、糸満南こども園の公私連携移行についての経緯についてお答えいたします。本市では、幼児教育の充実と共働き家庭の保育ニーズに応えるため、市立幼稚園に保育機能を備えた認定こども園を進め、令和元年度には全ての市立幼稚園が認定こども園に移行いたしました。移行後の市立園においては、保育教諭の不足や申し込みが少ないため、令和元年度より潮平こども園を休園したほか、西崎こども園では3歳児の受け入れを休止、4、5歳児のみ受け入れています。このような現状と課題に対し早急に対応しなければならないため、職員を集約するなど、市立園を再編する必要があるため、令和元年度に糸満市立認定こども園在り方計画を策定したところです。 御質問、件名3、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目2及び3について順にお答えします。小項目2、保育現場の対応についてお答えします。保育現場においては、国・県からの発出された通知文書「新型コロナウイルス対応に関する保育所等の対応について」等に基づき、感染予防・拡大対策に取り組んでおります。認定こども園等の職員については、出勤前に職員各自で体温計測を徹底し、37.5度C以上の発熱のある場合は出勤を行わないようにしております。また施設内でのマスク着用、こまめな換気、手指消毒の徹底を行い、感染対策に取り組んでおります。園児については、登園前に体温を計測し、発熱が認められる場合には利用を断る取り扱いを行っております。また保護者に対し感染予防・拡大防止のために家庭内保育が可能な保護者に対し、家庭内保育の協力依頼を行っております。 小項目3、学童・こども食堂・児童館等の実態についてお答えします。放課後児童クラブについては、厚生労働省からの通知を踏まえ、市内小学校の臨時休校期間中は、午前中から児童の受け入れを行っております。財政的な措置としては小学校の臨時休校に伴い、午前中から児童を受け入れているクラブに対しては追加の補助金を交付する予定であります。こども食堂については、本市で沖縄子供の貧困対策事業を活用して、子供の居場所を7カ所開所し、食事支援を行っております。そのうち4カ所は市内小中学校の臨時休校期間中は休所としております。なお、放課後児童クラブと開所している3カ所のこども食堂に対して、感染拡大防止として手洗い・アルコール消毒の徹底、咳エチケット・マスク着用の推奨、37.5度C以上の発熱等の症状があった場合は利用を控えるように促しております。児童館においては、小中学校の臨時休校の期間中は臨時休館の措置を講じることにより感染症の拡大防止に取り組んでおります。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 御質問、件名3、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目4、市として今後の対応策についてお答えいたします。 市では、市民に対し、手洗い・咳エチケット等の周知を行い、また市対策本部においては感染拡大防止等に向けて協議を行っているところであり、市主催のイベント等については3月末までの中止または延期としているところです。今後、4月以降の実施については情報収集し、判断してまいります。また国及び県などから提供される情報については、随時市広報やホームページ、チラシ、SNS等を活用し、市民へ提供し、注意喚起を行ってまいります。 次に御質問、件名4、交通安全対策について。小項目1、高齢ドライバーへのストップペダル導入に対しての補助については、高齢者の交通事故の防止の観点から有効な手段だと認識しておりますが、現時点では補助金制度を実施することは厳しい状況であります。今後、同制度の実施については財政状況等を勘案し、調査研究してまいります。 ◆6番(伊敷郁子さん) では件名1、種苗法についてお伺いします。 育成者権の及ばない範囲というのがありますが、それはどういうものでしょうか。 ◎経済観光部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 育成者権の及ばない範囲といいますのは、育成者が新品種を登録する前のものの種苗のことと認識しております。 ◆6番(伊敷郁子さん) 育成者権が及ばないものは2つあるんです。一つは、試験または研究目的での利用、そしてもう一つが農家の自家増殖なんです。今一番問題なのはこの農家の自家増殖なんですけれども、農家は自分の畑で自家増殖、つまり種をふやすことはこれまでどおりにできるんですか。 ◎経済観光部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 先ほども再質問で答弁しましたが、新品種を登録する前のものでしたらできるものと認識をしております。 ◆6番(伊敷郁子さん) 種苗法では原則禁止なんです。しっかりやっていただきたいと思うのは、実は、自家増殖禁止の品目は2016年82種から、2019年387種に拡大され、さらに登録品種が全くないニンジン、ホウレンソウ、果樹も対象に含まれるようです。一番心配しているのは、本市の美らキャロットは今後守られていくんですか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時23分)                              (再開宣告午後4時26分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎経済観光部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 先ほどの御質問で美らキャロットは守られるのかという御質問ですが、美らキャロットにつきましては、今、種苗法で登録されておりませんので、守られないというふうに認識しております。 ◆6番(伊敷郁子さん) では、守っていくためには登録しないといけないんじゃないですか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時26分)                              (再開宣告午後4時29分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎経済観光部長(大城拡君) 現在、美らキャロットにつきましては、種苗法で登録されていませんので、今後、登録されて守ったほうがよろしいんじゃないですかという御質問ですが、今後、生産者のほうでぜひ糸満ブランドということで、種苗法で登録していただければ、今後、守られるというふうに認識しております。 ◆6番(伊敷郁子さん) 生産者はこれを登録しなければ育成者権がもらえないんだということはみんな知っていますか。 ◎経済観光部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 種苗法も3月3日に閣議決定されたということで、生産者のほうが、御存じない方もいらっしゃるかと思いますので、今後、関係機関と連携を図りながら、その辺、周知のほうを図っていきたいと考えております。 ◆6番(伊敷郁子さん) 種子法が廃止され、種を勝手にとることができないというような現状があります。だから種苗法の改正になって、今度は苗もできなくなってくるのかとか、いろんな問題が出てくるわけですよね。農家にとっては大変深刻な問題が本当は今起きているわけです。だから安心して農業を続けていくために、皆さんもっと情報を早目に収集して、農家の方たちに知らせていくことが私は必要だと思いますけれども、それは今後、早目の情報提供を行っていくということで理解してもよろしいでしょうか。 ◎経済観光部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 今、議員がおっしゃるとおりで、早目に周知のほうを徹底していきたいと考えております。 ◆6番(伊敷郁子さん) 私は、もう一つ心配なことがございます。今回の法改正で農業試験場がなくなるのではないかという懸念があるんですが、農家にとって農業試験場とはどういう意義を持つ場所でしょうか。 ◎経済観光部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 農家におきまして、農業試験場の役割というのは、農業をしていく中で重要な農薬、いろんな作物を育てる中で重要な、専門的な施設だと認識しております。 ◆6番(伊敷郁子さん) 沖縄県が簡単に農業試験場をなくすとは私は思っていません。しかし、国の法人として、これも民間に委託していこうというような方針はあるようです。本市は農業生産者の多い市であり、道の駅いとまんは全国一魅力のある道の駅として知られています。これもひとえに農業生産者の皆様の頑張りの成果だと思っています。市長の施政方針の重点施策の中に、農業について一言もなかったことは大変残念ですが、糸満市を支えている農業生産者の皆さんが、安心して農業に従事できるように、県、国に対して要望すべきことはしっかりと声を上げていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎経済観光部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 糸満市におきましては、ファーマーズマーケット等に生産者の作物等が沖縄一、全国一という作物が出荷されている中で、農家につきましてもそういった情報を早目に周知しまして、そういう情報等を提供していきたいと考えております。 ◆6番(伊敷郁子さん) どういう法なのか、何が問題なのか、農家にとってどういうふうにすれば利益が守られるのか、そういう情報をいち早く提供して、農家の従事者の皆様が安心して農業ができるようにしていただきたいと思います。 次に件名2についてお伺いをいたします。子ども家庭総合支援拠点について。人数の配置は何人になりますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 有資格者配置は児童人口の規模に応じて分類されております。本市の場合は小規模B型になります。社会福祉士、保健師及び教育職員免許法に規定する普通免許状を有する等の有資格者である子ども家庭支援員を常時2名、虐待対応専門員を常時1名の常勤3名以上の職員配置が必要になります。 ◆6番(伊敷郁子さん) 全て市の職員と考えてよろしいですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在、職員2名ですので、任用職員を2名要求する予定にしております。 ◆6番(伊敷郁子さん) 相談支援事業もあるんですけれども、この相談支援事業というのは継続して相談していかないといけないですよね。職員の配置が変わったりするわけですし、相談支援に係る日数というのは一概に何年とか何日とかと言えないと思うんです。ケース・バイ・ケースでいろいろ長くかかることもあるわけですよね。だから本当にこの仕事の専門職というのをきちんと置いていただいて、その人が専門で当たるということにしていかないと、家庭の中まで入っていくわけですから、いろんな問題があると思うんです。そういうことも考えた上での配置になるのでしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 職員も専門職ですので、異動になったとしても専門職の配置をしていくということを心がけて、相談業務が低下しないようにしていきたいと思います。 ◆6番(伊敷郁子さん) 今回の相談業務についてですが、SNSを活用した相談業務を行うようにというのが国の方針の中にもあるんですけれども、そのSNSを活用した相談業務は行う予定ですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在、運営に関しては具体的なものは出しておりませんので、設置をする中で検討していきたいと思います。 ◆6番(伊敷郁子さん) 何月から始める予定でありますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 予算上は、4月から予算計上はしていますけれども、専門職の採用ができるかどうかという部分がありますので、状況を見て、職員がそろい次第、開設していきたいと思います。 ◆6番(伊敷郁子さん) 糸満市は、こういう虐待に対して前向きな姿勢であるということは本当に大変評価します。だけど、これが市民にちゃんと伝わらなかったら意味がないと思うんですよね。今、若い人たちはSNSを活用した相談がほとんどだということで、やっぱりこのSNSを活用した相談というのはどんどん取り入れていかなければならないと思いますけれども、そこは強化するということは考えていますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 設置の中で検討はしなければいけないと思っておりますけれども、内容等にやはり財政上の状況とかを鑑みて行わないといけない部分もありますので、設置のときに運用に関しては具体的に決めていきたいと思います。 ◆6番(伊敷郁子さん) まだスタートもしていない事業ですから、いろいろと検討することもあると思います。私からやっぱり、ぜひですね、二度と糸満から虐待で死亡する子供を出さないという思いで頑張っていただきたいと思います。 次に件名2の糸満南こども園の公私連携型認定こども園の移行についてお伺いをいたします。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時38分)                              (再開宣告午後4時38分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆6番(伊敷郁子さん) 朝からこの問題については、多くの議員の皆さんが質問しておりましたけれども、具体的にスタートは、移行スケジュールというんですか、スケジュールはどうなっていますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 現段階ではっきりしたスケジュールはまだ決まっておりません。計画上において令和2年度で公募をかけるという計画には、最短での工程として上げておりますけれども、具体的な内容はまだ決定はしておりませんので、今後の検討となります。 ◆6番(伊敷郁子さん) 保護者の方も、大変これは不安なことだと思うんです。だからいつスタートするのかということをはっきりお知らせして、お示しいただけませんか。最初、令和2年ということだったんですよね。それは延期されるということでよろしいですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 皆様の意見、保護者の不安の内容とかを、意見をいただいておりますので、その不安の内容を解決できる状況になりましたらスタートしていきたいと思っております。 ◆6番(伊敷郁子さん) それは、時期は未定ということでよろしいんでしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 現在のところ、最短で今年度公募という形を提示しているところであります。 ◆6番(伊敷郁子さん) 部長よくわからないんですけれども、時期は未定なんですよね。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在のところ、工程ははっきりしたものはありません。 ◆6番(伊敷郁子さん) 3月12日、金城一文議員の一般質問で、市長は、今回こども園の再編については保育の質の向上、子供たちのためというものを狙って、目的として、そして保育士の確保ということも含めての再編でありますと。ただ保護者の皆様の不安があることは理解しておりますので、その理解が得られるよう努力を重ねていきたいと思っています。では、その理解が得られてから進めるという理解でよろしいでしょうかという一文議員の質問に対して、そのとおりとおっしゃっております。だから市長、理解が得られないと始めないということでよろしいんですよね。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 理解していただく努力はいたします。不安の内容も聞いておりますので、一番は現在糸満市に法人こども園が9園ありますけれども、保護者の皆様がこの法人のこども園を、内容を知らないというところもあると思います。これは私たちが周知不足というところもありますので、法人園の、こども園の状況とかも周知しながら不安解消していきたいと思っております。 ◆6番(伊敷郁子さん) 先ほど部長は、前の議員の方にお答えしておりましたけれども、法人園に変わったら、保育の質が向上するとおっしゃっていました。根拠は何ですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 向上するという、ちょっと答弁したかどうかはっきり記憶はないんですけれども、法人のこども園、それから市立のこども園に関しては職員の配置、それから職員の資格等、変わりありませんので、保育の内容に関して差があるという認識はありません。ただ、今回アクションプランというのを立てますので、それの研修会、それから周知はしていかないといけないと思っております。 ◆6番(伊敷郁子さん) 市長に質問いたします。 市長は、一文議員の質問の中で、補足答弁をなさいました。本当は何が言いたかったのでしょうか。もう一度、お聞きしたいと思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 一文議員の答弁の前に、市長のほうは理解を求める努力をしていきますという答弁をしておりますので、それと同様に市当局としても保護者の皆様に理解してもらうような説明をしていきたいと思います。 ◆6番(伊敷郁子さん) 議員の質問を途中で、ちゃんと市長に理解が得られたと思ったということで一文議員は質問を取りやめたんですよね。ところが質問が終わってから、後出しじゃんけんのような答弁をするというのは、本当にこれは議員に対しても大変失礼だなと私は思います。全然中身は違っておりますし、これだったら何でも補足答弁をすればいいのかということになるので、今後こういうことがないように、ぜひ真摯に私たちにも向き合っていただきたいと思います。 次に本年4月に開所予定の県立幼児教育センターについて伺います。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時45分)                              (再開宣告午後4時45分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆6番(伊敷郁子さん) これは認可外保育施設も対象になりますか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時45分)                              (再開宣告午後4時45分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 県の教育センターのほうは、どちらかというと相談窓口という形になりますので、研修に関しては市が行う研修に、関係者を集めてやっていくという形になります。これは教育委員会と連携をとりながらやっていきたいと思います。 ◆6番(伊敷郁子さん) 私、ちょっと内容が違うんじゃないのかなと思うんですけれども、そもそもこの幼児教育センターが、幼小接続に関する取り組みの推進、スタートカリキュラムの生活化に関する指導、助言、幼児教育に関する指導、助言、それこそ保育所から就学前までの子供たち全般、この人たちが小学校に入るときにスタートカリキュラムにすぐ取り組めるようにということで行われるものだと聞いております。そうじゃないんですか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時47分)                              (再開宣告午後4時48分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) ただいまの御質問は、県の教育センター内での保育・幼児・小の連携の件だと、それを担うかというふうに捉えておりますが、県の方針に関しましては、具体的な内容は私どものほうに伝わっておりません。ただ言えることは、これまでの糸満市で行ってきた教育委員会と福祉部が連携して、保・幼・こ・小の連携事業を引き続き推進していきたいというふうに考えております。 ◆6番(伊敷郁子さん) 一番心配なのは、発達の気になる乳幼児なんです。その発達の気になる乳幼児が保育所から、うちだとこども園になるのかどうかわかりません。こども園、学校、この連携ですね。これはちゃんとできていくのかという、それはどうなるのかということでお聞きしたいんですけれども。それがどうなっていくのか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時49分)                              (再開宣告午後4時49分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 先ほども答弁しましたが、具体的な、そこら辺の細かい中身までは私どもは聞いておりません。 ◆6番(伊敷郁子さん) 4月スタートなのにどうして聞いていないんですか。ちょっと何でしょう、連携不足ではないのかなと思っています。県立幼児教育センター、ここは研修とかも行うようですので、大いに活用して認可、認可外にかかわらずどの保育施設を選んでも、保育所から就学まで教育が統一されて、スタートカリキュラムが生かせるように期待しますが、大丈夫でしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在、市においても公立こども園、認可外保育園、その他小規模保育事業所もそうですけれども、関係者皆さん研修を行っておりますので、連携はとれていると思っております。 ◆6番(伊敷郁子さん) 市で連携しているから県は必要ないというふうに聞こえますが、それでいいんでしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 県の役割、市の役割があると思いますので、市のほうは現場の人たちの連携という形を強化していくという状況ですけれども、県のほうは多分統一した指導という形で、市のほうでこういう問題ができたけどどうしましょうかという相談をすれば、このようにしましょうとか、県全体の統一した研修をしましょうとかという形になるのかなと思っております。 ◆6番(伊敷郁子さん) 質問に答えていないと思うんですけれども、それは県とは連携しないという理解でよろしいのかと聞いております。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 県とは十分に連携をとって、それぞれの役割を担っていくということです。 ◆6番(伊敷郁子さん) 県内どこで生まれて、どこで育ってもスタートカリキュラムが同時に進められるように、どこの保育施設にいても安心して教育がされている、教育を受けることができる、そういう意味での幼児教育センターだと思いますので、ぜひ活用していただきたいと思います。 件名3、新型コロナウイルス感染症対策についてお聞きいたします。まず、教育委員会に伺います。今回の突然の休校は政府からの要望でしたが、今後、休校になる場合の基準はどうなっていますか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 この社会情勢も踏まえまして、今回、休校を決めた臨時校長会、校長会等を開催しながら総合的に判断していきたいと思っております。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時53分)                              (再開宣告午後4時53分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 今後、休校になる場合は、新たに感染者が出たということを基準にしております。 ◆6番(伊敷郁子さん) それは糸満市内で感染者が出たということでしょうか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 沖縄本島内というふうに捉えております。 ◆6番(伊敷郁子さん) 見えないものですから、何が正しいのかということはわかりませんけれども、最初は市内の1校に1人でも感染者が出たら全学校休校というふうに私は認識していたんですけれども、それは新聞にあったと思います。そうではないわけですよね。本島どこに、例えば名護に出ようが、どこに出ても全部休校するということですよね。それは親にとっては負担にならないんでしょうか。例えば、本当に近くにいるならわかりますが、名護で出ているのに、なぜ糸満で休校しなければいけないのかということを、みんな納得できるものなんでしょうか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 このウイルスはやっぱり感染がどこに行くかわからないというのが、これが全世界に回っております。ですから糸満であらわれないからとか、そういったものじゃなくて、学校がまず感染源になってはいけないというものの判断もあります。そしてそれだけの緊急性、危機意識を持っているためであります。 ◆6番(伊敷郁子さん) それはですね、責任の丸投げじゃないですか。学校は感染源になりたくない、じゃあ、児童館は、学童は感染源になってもいいということなんですか。そういう答え方はおかしいと思いますよ。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 教育委員会としては、まず学校の大きな、大人数が群れるからということでの校長会の意見でありました。 ◆6番(伊敷郁子さん) 納得はできませんけれども、とりあえずそういう基準はできているということでいいわけですね。1人でも出たら今後休校しますということですね。じゃあ、突然あしたから休校になるということもあるわけですよね。それも一応、保護者の皆さんには覚悟しておいてくださいということですよね。 親にとって突然の休校措置は大きな負担となりましたが、それは今回の場合は仕方がないと思いますけれども、その授業のおくれをどうやって取り戻すんでしょうか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 まず、休校中は子供たちに家庭学習帳とかドリルをもとに、自己学習等をやるようにとの指導も行っております。きょうから再開いたしますが、まず、修了まで1週間程度あります。その間に補ってもらうところは補ってもらおうと思っています。ただ、習熟度に関しては個人差があります。一律に何をやるとかというのを、学校のおのおのの状況に合わせて、個人の状況を見ながら学校で判断していただこうというふうに考えております。 ◆6番(伊敷郁子さん) 今後も突然休校となったりするわけですよね。やっぱりそれも、多分一度休校になると2週間ぐらいまた出られないということになるわけですよね。さらに新たに感染者がまた出たとなると、また延びるんですか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 新たに感染者が出たら休校ということになります。 ◆6番(伊敷郁子さん) そういう際限なく延びていくような状態の中で、子供たちはどんどん家に閉じこもるようになるわけですよね。それなのに児童館も休館ですよね、図書館も休館、こういうことでは子供たちは遊び場もないし、それこそ閉塞感をずっと味わっていくことになると思うんです。せめて、私は休校になるのは仕方がないとしても、図書館が、本の貸し出しぐらいはやるべきではないかと思いますけれども、それはどうお考えですか。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 市立の中央図書館は貸し出しはやっております。電話とかファックスとかで、本の受け渡しは入り口ということで対応してまいりました。 ◆6番(伊敷郁子さん) きょう聞いて安心した方もいると思います。では、今後も本の貸し出しぐらいはやっていただけるということでよろしいですね。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) これまでの措置を、もし学校が休校になった場合は同じような対応になると考えております。 ◆6番(伊敷郁子さん) 3月5日から学校で児童の受け入れもしておりますよね、低学年の。これはですね、対象児童をもっとふやしていくということは考えておりませんか。
    ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時00分)                              (再開宣告午後5時00分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 低学年のほうが、1人で家にいるとか、そういったものが大変厳しい環境にあると。高学年に関しましては自主学習等もでき得る力を持っているという意見でありまして、低学年、それと特別支援の子供たちを、児童を自主出校として受け入れるというふうに今後もやっていきたいと考えております。 ◆6番(伊敷郁子さん) それは保護者の意見も聞いた上でのことでしょうか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 保護者のほうですね、意見が8件ほどありますが、まず、確かに意見を聞いてくださいというものと、それからあとは休んでいる間の収入がなくなりますから、期間を短縮してください。それから卒業式の検討がありまして、学校としてある一定、この間の自校の子供たちのものをおおむね把握しているというふうに思っております。 ◆6番(伊敷郁子さん) 8件しか寄せられなかった、これに対して保護者の意見を全部聞いたとは私は思わないですけれども、今ですね、それこそ子供たちが学校に来ている間に、保護者に対してでもアンケートを行うべきだと思います。どういうふうに学校には対応してほしいのかとか、家で子供たちがどういう状態でいるのかということは学校も知る必要があると思います。そういう意味ではアンケートは実施していただけないんでしょうか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) きょうから学校を再開しましたので、アンケートになるかどうかは別として、学校として保護者の意見をいろいろまとめていくことをお願いしていきたいと考えております。 ◆6番(伊敷郁子さん) ぜひ、保護者の意見にも耳を傾けていただきたいと思います。私は、個人的に児童館は開けるべきだと思うんです。でも児童館は休館ですよね。児童館を開所するということはできないでしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 学校が休校になるということで児童館のほうも休館にいたしましたけれども、今後、この休校時期が長引くとか長期になる場合は、また児童館としては居場所として考慮しないといけないと思いますけれども、受け入れに際しては感染の対策を立てないといけませんので、ここは検討してから回答という形になると思います。 ◆6番(伊敷郁子さん) ぜひですね、検討して、今後どうなるかわかりませんし、大変長引いたらいろんなストレスを子供たちは抱えて、逆にまたそれが親のストレスになったりとかしますので、子供のためにもそれはよくないと思いますので、ぜひ開けるように検討していただきたいと思います。 保育現場の現状について伺います。学校が休みでも保育の現場は休めません。戦々恐々としながら保育を行っている現場の現状を思うと大変頭が下がる思いです。せめて十分なマスクと消毒液の支給は市が責任を持って行うべきではないかと思いますが、現状はどうなっていますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 直近で、3月11日付で交付金の申請に対してマスク、消毒液の補助をしますという通知がありました。それ以外にも厚労省のほうからは保育園に対してマスクの配布をしますので、どれぐらい必要ですかというアンケート調査もありますので、今後は配布ができるようになると思っております。 ◆6番(伊敷郁子さん) それを聞いて安心しました。今おっしゃった、厚生労働省が1施設50万円を上限に補助するという、今、支援の話でしたけれども、これですね、市内保育所、保育施設全部に迅速な情報として提供されていますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 期限が13日でしたので、みんな各施設に手分けして、メールやファックス等で通知をしたところです。 ◆6番(伊敷郁子さん) そうですよね、余りにもタイトなスケジュールで、突然決めて、突然締め切るというのはどうなのかなと思いますけれども、本市の保育施設は全て申請されていますか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時06分)                              (再開宣告午後5時06分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 全施設に通知をして、希望された施設の部分を申請しているという形になります。 ◆6番(伊敷郁子さん) どこの施設も希望はすると思うんです。ただ、この情報自体が来るのが遅くて申請が間に合わなかったというところがあるんじゃないですか。そういう懸念で質問しました。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 期限がもう数日しかありませんでしたので、申請ができないという園もあったかと思います。 ◆6番(伊敷郁子さん) そういう園に関しては、市がかわりに補助するということはできないんでしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 期限が13日でありますので、市としては取りまとめて申請をするのが精いっぱいでございました。 ◆6番(伊敷郁子さん) だからこの申請できなかったところがあるわけですよね、今のお話を聞きますと。そこの園には市がかわって補助してあげるということはできないのかということをお聞きしています。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 市の制度としてありませんので、財源も必要になってきます。4月からまた新しい制度もあるかもしれませんので、国の動向を見ていきたいと思います。 ◆6番(伊敷郁子さん) 糸満市は、財源の中に、コロナに対する財源が全然組まれていませんでした。それは市民のことを本当に真剣に考えていないからではないのかと私は思いますけれども、今のものは全て国がやらなければやらないというふうに聞こえるんですが、そうですか、市長。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 国からの通知をもって政策をしておりますので、現在はその対応になると思います。 ◆6番(伊敷郁子さん) 自治体独自でやっているところもあります。ぜひ、糸満市の子供たちのためにも、せめてマスク、消毒液、これはきちんと行き渡るようにしていただきたいと思います。この感染症予防のために、さまざまな広報活動をしていると思いますが、主にどういう広報をしていますか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 市民への周知については、1月28日ごろからもホームページ、SNSを使って新型肺炎感染拡大注意、インフルエンザ対策で予防というふうな形で注意喚起をして、その後も手洗い、咳エチケットの奨励と、県相談窓口の電話番号を記載したポスターの自治会配布、それから今月の広報いとまんの3月号の裏表紙一面を使った予防対策の周知等を行っております。またFMたまんや防災無線、市役所の電光掲示板による周知を行っているところであります。 ◆6番(伊敷郁子さん) 広報についてもちゃんと周知はしているのは承知しております。部長は、御存じですか。これは保健所が出しております。実際にコロナかなと疑ったときはどういうふうにしたらいいのかということが書かれています。こういうものを各家庭に配っていただくことはできないんでしょうか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 今のところ、全家庭に配布ということはしていなくて、やはりホームページや電話相談の電話番号等のお知らせをしているところであります。 ◆6番(伊敷郁子さん) どこに電話をしたらいいのかということもあるのですが、いちいち電話で対応していると、やっぱり役所も大変ではないかなと思うんです。だから広報紙と一緒に、もしこういうふうに疑いがあったらここに電話してくださいよということを、これも保健所が出しているわけですから、ぜひこういうものも活用していただきたいと思います。それと手洗い、咳エチケット、大変大事だと思っています。しかし、免疫力を上げるための、現在は特効薬もないわけですから、免疫力を上げるための方法というのも周知していったほうがよりいいのではないかなと思うんですけれども、そういう情報提供をする考えはないでしょうか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時11分)                              (再開宣告午後5時11分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 防災無線等でも手洗い、咳エチケットだけではなくて、十分な睡眠等、それから生活の面に関しましても人混みに行かないとか、そういうことは申し上げているところでございます。 ◆6番(伊敷郁子さん) 特効薬がない現状では、現在、対症療法を行っていて、個人の免疫力を上げてウイルスを撃退することしかできないという、今そういう状況のようです。じゃあ、どうやったら免疫力は上がるのか。その免疫力はなぜ上げないといけないのかということをきちんと情報を提供していただきたいと思います。私は個人的に、高齢者肺炎球菌ワクチンは予防の一助になっていると思いますが、それについてはどう思いますか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 直接的なというエビデンス等はまだないかと思いますが、ただ市といたしましても、国の施策に基づいて高齢者肺炎球菌ワクチンの受診率が上がるように、今後も周知に努めてまいりたいと思っています。 ◆6番(伊敷郁子さん) コロナは肺炎ですから、高齢者肺炎球菌ワクチンは一定の効果があるのではないかなと、私は個人的に考えています。国もできることは何でもやると言っているわけです。でもこれに対する補助は現在65歳で1回限りですか、半額補助ですが。この補助をふやして、安心してみんなが受けられるようなことはできないものでしょうか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 現時点で補助を拡大するというのは考えておりません。ただ、今後また国からの対応とかが、通知等がございましたら検討していきたいと思います。ただ、今回また、市独自ということで65歳の方に、対象者の方には受診票の送付だけではなくて再勧奨のはがきを送っているところであります。 ◆6番(伊敷郁子さん) 何でもやるということで、市が負担できなければ県に要求するのもいいのではないかと私は思いますけれども、ぜひ、必要な予算は県にも要求してやっていただきたいと思います。 次に件名4、交通安全対策についてお伺いいたします。昨年12月定例会で玉村清議員からもこのストップペダルの導入に対して補助ができないかという提案がありましたけれども、大変厳しいという意見しかございません。市長は、13日の上原勝議員の質問の中で、普及はしてほしいが少し高いとおっしゃっていました。個人で取りつけるにはおっしゃるとおり少し高いんですよ。だから年金だけで生活している方たちにとって負担が重いので、ぜひ市民のために半額補助を検討していただけませんでしょうか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 上原勝議員の御質問にもお答えいたしましたが、県内で実施しているのは、市単独で実施しているのが石垣市ということでございます。あとは経済産業省のほうでサポカー補助金、こちらのほうが活用できるものがあると思いますので、まずはこちらのほうの周知を行っていきたいと思っています。 ◆6番(伊敷郁子さん) サポカー補助金というのは、新車に対して行われるんですよね。新車を買うお金があったら、多分みんなつけていると思いますよ。そういうことを、実際、糸満市の現状に合ったというか、実際に今使っている人に、事故を起こさせないためにその対策としての補助ができないのか。それを聞いているんですけれども、どうなんですか、市長。市長の政策として高齢者ドライバーにストップペダル導入は補助していくということのお考えはないですか。市長がお答えしてください。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 対象者の車、登録、確認をしないといけないところはございますが、サポカー補助金の中には新車、それから中古車、それから後付けのペダル踏み間違い急発進抑制装置の購入補助ということでございますので、こちらのほうも申請について周知をしていきたいと思っています。 ◆6番(伊敷郁子さん) 中古車でもできるんでしたら、ぜひ周知をしていただきたいと思います。糸満市の交通事故の人身事故の件数を警察署に聞いたんですけれども、何と人身事故を起こしている3分の1は60歳以上なんです。やっぱり高齢者にとってはこのペダルは大変必要なものだと思いますので、ぜひ補助してください。よろしくお願いします。 時間がないので、件名5、ふるさと納税積立基金はですね…、給付型奨学金に使っていただきたいなというのが私の質問の趣旨でございましたが、今回のコロナウイルス、1月下旬から現在までも日本だけではなく、全世界を襲っているこの新型コロナウイルス感染症の件で件名5まで行けなかったんですけれども、3月11日に、WHOからパンデミック表明が出されています。特に経済に対する打撃ははかり知れなく広がっています。この先どうなるか国民の不安を払拭できません。このような状況下にある現状で多額の税金を投入してまで辺野古の埋め立てをする必要があるのか、即刻中止をする英断を政府には下していただきたいと思います。今、税金を投入しなければならないのは国民生活を支えるための支援ではないでしょうか。さらに今後、出現するであろう新型ウイルス対策のための専門機関の設置、検査、医療体制への構築、治療薬開発のための予算の投入、こういうことが早急に行われるべきではないでしょうかと思います。政府が間違った税金の使い方をしないよう願って、一般質問を終わります。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守君) 以上で本日の会議を終了いたします。                              (散会宣告午後5時19分)...