糸満市議会 > 2020-03-12 >
03月12日-03号

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  1. 糸満市議会 2020-03-12
    03月12日-03号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    令和2年第1回糸満市議会定例会会議録令和2年3月12日出席議員 20人1番 玉 城 哲 郎 君    2番 金 城   悟 君4番 浦 崎   暁 君    5番 菊 地 君 子 さん6番 伊 敷 郁 子 さん   7番 国 吉 武 光 君8番 金 城   敏 君    9番 新 垣 勇 太 君10番 金 城 一 文 君    11番 玉 城 安 男 君12番 玉 村   清 君    13番 金 城   寛 君14番 當 銘 真 栄 君    15番 大 城 明 弘 君16番 西 平 賀 雄 君    17番 金 城   敦 君18番 徳 元 敏 之 君    19番 金 城 幸 盛 君20番 新 垣 安 彦 君    21番 大 田   守 君欠席議員 1人3番 上 原   勝 君 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。   市長     上 原   昭 君    副市長     金 城   靖 君   教育長    安谷屋 幸 勇 君    総務部長    上 原   仁 君   企画開発部長 徳 元 弘 明 君    市民健康部長  福 元 信 美 さん   福祉部長   山 城 安 子 さん   経済観光部長  大 城   拡 君   建設部長   徳 里   仁 君    水道部長    伊 敷   勝 君   消防長    福 元   毅 君    教育委員会   阿波根 庸 伸 君                       総務部長本日の議事日程 日程第1  一般質問   ――――――――――――――――――――――――――――――                              (開議宣告午前10時01分) ○議長(大田守君) これより本日の会議を開きます。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守君) 「一般質問」を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆2番(金城悟君) おはようございます。傍聴席はきょうは見当たりませんで、インターネット中継をごらんになっている皆さんもおはようございます。私は久々のトップバッターですけれども、気持ちを奮い立たせて一般質問をします。世界を脅威に立たせている感染症の新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、各地においてイベントが中止または延期に追い込まれています。小中学校も休校となっております。並びに本市のスポーツイベントである第2回いとまん平和トリムマラソンも中止となり、開催を楽しみにしていましたランナーの皆さん、大会スタッフ、ボランティアなど多くの関係者の安全・安心の確保が難しいと判断し、本大会を中止することに、全ての皆様に御迷惑をおかけし、申しわけございません。しかし暗いことばかりではありません。本市にとっては、糸満のくらし体感施設が来月4月にプレオープンを迎え、6月にはグランドオープンとなります。それと市役所東側横には、待ち望んでいました2022年4月にグランドオープン予定観光振興センターの工事が着々と進められています。消防署においては、今隣に消防署の絵があるのですけれども、平成28年10月を最後にはしご車を所有していなかったのですが、市民の財産と生命を守る取り組みとして、令和2年度にはしご車購入予算が計上されています。今後も市長を先頭に、我々21名の議員が糸満市の住みよいまちづくりに協力していきましょう。では一般質問に入ります。 私は、沖縄県後期高齢者医療広域連合議員として、2月7日に高齢者の保健事業と介護保険予防の一体的実施について一般質問してきました。補助メニューが、本市の財政面においてもぜひ必要案件と思い、今3月定例会において最初の案件を質問します。 件名1、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施について。小項目1、一体的実施の意義、目的及び事業の実施時期。 小項目2、本市の令和2年度の実施について伺う。 小項目3、沖縄県後期高齢者医療広域連合から本市への委託事業の実施要件。 小項目4、実施要件の医療専門職員とはどういった資格の職員を指すのか。 小項目5、正規の医療専門職員の人件費の負担はどこが行うか。 件名2、高齢者福祉について。小項目1、救急医療情報キット配布事業について。ア、救急医療情報キット配布事業の導入はいつからか伺う。イ、事業目的と申請窓口を伺う。ウ、キットの配布内容を伺う。エ、キットの配布対象者を伺う。オ、キット費用の負担はどこが行うか伺う。 小項目2、糸満市地域デイサービス事業関係者連絡会について。ア、事業関係者連絡会での内容を問う。イ、直近の自治会の加入数を伺う。 件名3、観光行政について。小項目1、糸満のくらし体感施設について。ア、進捗状況を伺う。イ、施設の総店舗数と既に入居が決定している店舗数を伺う。ウ、どのような店舗が入居するか伺う。エ、家賃の内訳を伺う。オ、駐車場は何台予定しているか伺う。カ、大型バスの利用は可能か伺う。キ、来場者数、何人を見込んでいるか伺う。ク、道の駅との差別化はどうするのか伺う。 小項目2、糸満のくらし体感施設への交通体系について。ア、現在の一方通行道路はどうするか伺う。イ、海上から糸満のくらし体感施設へアクセスできないか市の見解を伺う。 件名4、ICT活用の促進について。小項目1、ICT教育について。ア、県内の小中高校においてプログラミング教育は実施されているか伺う。イ、プログラミングの人材育成について市の見解を伺う。ウ、子供のうちからIT教育に取り組むため、沖縄工業高等専門学校(国立沖縄高専)のような学校を誘致してはどうか伺う。エ、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために現在、市内小中学校が休校していますが、市は子供たちの学力を低下させないためにICTを活用した勉強方法を各学校に指示したか伺う。オ、12月14日から15日に行われた第21回創造アイデアロボットコンテスト九州地区中学生大会において、三和中学校の成績を伺う。 小項目2、ICT企業誘致について。ア、沖縄県のWi‐Fi密度は全国でどの位置にあるか伺う。イ、2月29日(土)に糸満IoTクラブ主催企業誘致セミナーに参加しました。通常ならば企業誘致セミナー等は行政主導により行うことが多いと思うが、小さなプログラミングクラブで開催したことに、私も市民の一人として感銘を受けました。セミナーでは、和歌山県と和歌山県白浜町の企業誘致の成功例を発表していましたが、成功の秘訣を確認したところ、行政が企業を迎え入れる熱意が非常に重要だと話しておりました。そこで現在計画中の真栄里地区物流団地をアメリカのシリコンバレーのように企業誘致できないか伺う。ウ、南山ITパーク構想に向けての取り組み状況について伺う。エ、市民から南山ITパーク構想に向けた要望はないか伺う。 件名5、道路行政について。小項目1、市道B12号線未買収用地の進捗について。ア、平成28年3月定例会において当該路線の未買収用地の買い上げについて、当時の建設部長は社会資本整備総合交付金事業等、通常の道路整備事業には該当する補助メニューがなく、沖縄振興特別推進交付金事業、いわゆる一括交付金事業について、現在、採択の可能性を検討しておりますが、非常に困難と思われます。今後、他の方法も含め検討していきたいと考えておりますと答弁していますが、その後、交付金事業の検討をしてきましたか伺う。 以上、質問は演壇で終わり、再質問は質問席より行います。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時09分)                              (再開宣告午前10時10分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆2番(金城悟君) 済みません、先ほど順序が前後していまして、再度読み上げます。 件名4、ICT活用の促進についての小項目2、ICT企業誘致について…。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時10分)                              (再開宣告午前10時11分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆2番(金城悟君) たびたび申しわけありません。件名2、高齢者福祉について、前後している質問がありましたので、読み上げます。 小項目2、糸満市地域デイサービス事業について。ア、直近の実施自治会数を伺う。イ、令和元年度糸満市地域デイサービス事業関係者連絡会の内容を伺う。以上です。 ◎市長(上原昭君) おはようございます。金城悟議員の件名3、観光行政について。小項目1から2についてお答えいたします。 小項目1の糸満のくらし体感施設、ア、その進捗状況については、建設工事に変更が生じており、現在期間内の工事完了に向け取り組んでいるところであります。 イ、施設の総店舗数と入居店舗数については、一般店舗が28店舗、バラ市店舗が9店舗となっております。現在、一般店舗の22店舗、バラ市については9店舗全ての入居が決定しております。 ウ、どのような店舗が入居するかについては、飲食、精肉鮮魚、加工、日用品、工房、地元産品店舗等となっております。 エ、家賃の内訳については、基本的に店舗の面積に応じて月額使用料を定めており、約9平方メートルの小さな店舗が1万9,400円、約56平方メートルの大きな店舗が10万800円となっております。 オ、駐車場については、50台前後で調整を進めております。 カ、大型バスの利用については、駐車場への進入道路が一方通行の道路となっており、駐車場へのアクセスは厳しいものと考えております。 次にキ、来場者数については、年間11万人を目標設定しております。 次にク、道の駅との差別化については、旧暦や漁労文化が色濃く残る字糸満を感じてもらう施設にしたいと考えており、相対売りや食の魅力、体験プログラムなど、道の駅とは違う付加価値のある施設だと考えております。 残りの質問については、教育長及び関係部長から答弁させます。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時14分)                              (再開宣告午前10時14分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) おはようございます。金城悟議員の件名4、ICT活用の促進について、小項目1、ICT教育についてアからオまで、順にお答えをいたします。 小項目1、ア、プログラミング教育の実施については、小学校では令和2年度より実施される学習指導要領で実施に向け、各小学校で研修を進めております。中学校では、現行の学習指導要領に基づいて実施をしております。 次にイ、プログラミングの人材育成については、現行の中学校学習指導要領でもプログラミング教育は実施されており、中には将来的にコンピュータ関連の仕事を職業選択の一つとして考える生徒もいるのではないかと考えております。 次にウ、本市に沖縄工業高等専門学校のような学校の誘致についてでありますが、現在、教育委員会で国立高専の誘致について検討はしておりませんが、児童生徒の教育環境の向上や技術者の育成など、必要な施設であると考えます。 次にエ、新型コロナウイルス感染拡大による休校期間中のICTを活用した学習の学校への指示については、休校期間中の家庭での学習について、各学校とも学習ドリルや家庭学習帳などを配布して対応しており、教育委員会より各学校に対しては、児童生徒の学習の取りこぼしがないよう指示をしております。 最後にオ、第21回創造アイデアロボットコンテスト九州地区中学生大会において、三和中学校の成績は、昨年12月に佐賀県で開催され、社会問題に取り組む姿勢などが評価されまして、動画部門で最高賞に当たるパフォーマンス大賞を受賞しております。 ◎市民健康部長(福元信美さん) おはようございます。御質問、件名1、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施について。小項目1から5までについて、順にお答えします。 小項目1、一体的実施の意義、目的及び事業の実施時期については、75歳に到達すると国民健康保険制度などから後期高齢者医療制度へ異動することから、74歳までの健康情報と75歳からの健康情報が適切に継続されないという課題があります。また高齢者は、複数の慢性疾患に加え認知機能の低下や社会的なつながりが低下する、いわゆるフレイル(虚弱化)状態になりやすいなど、疾病予防と生活機能維持の両面にわたる支援を必要としております。現在、高齢者の保健事業は広域連合が主体となって実施しておりますが、介護予防の取り組みは市町村が主体となっており、一体的な取り組みが難しい課題がありました。このような課題の解消に向け、市民に身近な立場で保健事業や介護予防について専門的知識を有した市町村が、高齢者の保健事業と介護予防を一体的に実施できるよう法整備を行い、市町村により一体的実施を推進することが疾病予防・重症化予防を促進し、健康寿命の延伸にもつながることになるとされております。事業の実施時期については、法律施行により令和2年4月1日より、後期高齢者医療広域連合が市町村へ保健事業の委託をする形で実施することとなっていますが、同広域連合は令和6年度までをめどに全ての市町村において事業を実施することとしています。 小項目2、本市の令和2年度の実施について。本市においては、広域連合からの委託事業の受託ではなく、令和元年度より介護長寿課が沖縄県から受託している同様の事業を令和2年度まで継続する形で実施する予定であります。 小項目3、沖縄県後期高齢者医療広域連合から市への委託事業の実施要件としては、まず正規の医療専門職を配置すること。その医療専門職を中心に事業の企画、調整などを行うこと。医療情報の国保データベースシステムを活用した地域の健康課題の分析と、対象者の把握を行うこと。医療関係団体との連絡調整を図ること。また高齢者に対する個別支援や通いの場などへの積極的な関与などを行うこと。以上が実施要件となります。 小項目4、実施要件の正規の医療専門職とはどういった資格の職員を指すのかについては、保健師免許保持者となります。 小項目5、正規の医療専門職員の人件費の負担はどこが行うかについては、事業実施委託元の沖縄県後期高齢者医療広域連合となります。 ◎福祉部長(山城安子さん) おはようございます。御質問、件名2、高齢者福祉について。小項目1及び2について順にお答えします。 小項目1、救急医療情報キット配布事業について。ア、事業は平成23年度から実施しております。 次にイ、事業の目的は、高齢者、障がい者等に対し、かかりつけ医療機関情報等の緊急時に必要な情報を保管する救急医療情報キットを配布し、救急活動時に提供することにより、市民の安全と安心の確保を図ることを目的としています。またキットの申請につきましては、介護長寿課、社会福祉課にて受け付けており、配布については地域包括支援センターアイリスでも行っております。 次にウ、配布する内容は保管容器、医療情報用紙及び保管者ステッカーであります。 次にエ、配布対象者は①65歳以上の単身者、②65歳以上のみの世帯、③重度の身体障がい者、重度の知的障がい者または精神障がい者のいずれかに該当する者のみの世帯に属する者、④重度障がい者に該当する者及び65歳以上の者のみの世帯に属する者のほか、市長が適当と認める者を対象としております。 次にオ、費用については利用者の負担はありません。 小項目2、糸満市地域デイサービス事業について。ア、直近の実施自治会数は44の自治会にて実施しています。 イ、地域デイサービス事業関係者連絡会の内容は、令和元年度の事業内容の報告や令和2年度の指定申請の方法及び取り組みについての説明が行われました。 ◎経済観光部長(大城拡君) おはようございます。御質問、件名3、観光行政について。小項目2、糸満のくらし体感施設への交通体系についてお答えします。 ア、現在の一方通行はどうするかについては、アクセス道路となっている3本の一方通行のうち、糸満漁協前からくらし体感施設西側店舗入り口とつながる市道C10号線については、施設前一部の道路廃止を行い、車両の通行禁止となる予定であります。 次にイ、海上から糸満のくらし体感施設へアクセスできないかについては、大変興味ある提案だと認識しておりますが、運営主体や運営面、漁港内であるため漁船航路の問題等を関係機関と調整を行いながら、可能であるかを判断していきたいと考えております。 次に御質問、件名4、ICT活用の促進について。小項目2、ICT企業誘致についてウ及びエについて順にお答えいたします。 小項目2、ウ、南山ITパーク構想に向けての取り組み状況については、平成28年11月に県知事へ、県立での南山ITパーク整備を要請しておりますが、既にうるま市に沖縄IT津梁パークがあることから厳しいとの回答を受けております。その後、ボウリング場跡地へのIT振興センターの整備を進めましたが、施設整備事業者の事情により事業が中止となっております。 次にエ、市民から南山ITパーク構想に向けた要望については、これまで市民から市に対して特に要望はありませんが、県内外の企業や市内IT団体からは聞き取りやアンケートにおいて、施設整備等の要望は確認しております。 ◎総務部長(上原仁君) 御質問、件名4、ICT活用の促進について。小項目2、ICT企業誘致についてお答えいたします。 小項目2、ア、沖縄県のWi‐Fi密度については、民間企業のタウンWi‐Fiによる独自調査において、沖縄県が全国1位となっておりますが、公的機関での調査はなされていないため、把握できておりません。 ◎企画開発部長(徳元弘明君) おはようございます。御質問、件名4、ICT活用の促進について。小項目2、ICT企業誘致、イ、真栄里物流団地へのICT企業誘致についてお答えいたします。 真栄里物流団地を計画した目的については、国道331号の全面開通に伴い、那覇空港及び那覇港等へのアクセス性が向上したことにより、物流企業等からの用地取得の問い合わせが増加しております。しかしながら既存の工業団地が既に完売している状況から、企業からの事業用地取得ニーズへの対応や本市全域が国際物流拠点産業集積地域に指定され、税制の優遇措置や助成が受けられることなどから、物流団地を計画いたしておりますが、土地の分譲状況等も勘案しながら、ICT企業により立地要望があれば検討していきたいと考えております。 ◎建設部長(徳里仁君) 御質問、件名5、道路行政について。小項目1、市道B12号線未買収用地の進捗について、ア、交付金事業の検討についてお答えいたします。 市道B12号線の整備につきましては、昭和45年ごろ沿線地主の要請により、当時の糸満町が整備したいきさつがあります。未買収用地の買い上げについては、通常の補助メニューがないことから、一括交付金事業での可能性も検討いたしましたが、本市においては採択要件である特殊事情に該当しない旨、県より回答をいただいております。市単独での未買収用地取得につきましては、財政状況や他路線との兼ね合い等を勘案すると、早期の事業化は困難であることから、引き続き国の補助制度など、他の方策を含め国・県の動向を見守っていきたいと思います。
    ◆2番(金城悟君) 皆さん、答弁ありがとうございました。再質問をさせていただきます。 件名1なのですけれども、私も沖縄県後期高齢者医療広域連合の議員として、糸満市から選出された議員ですから、いいものは聞いて、それをどういう形で自治体に持って行くかは私の務めだと思っています。この事業が私にとっては、糸満市の財政面では本当に欠かせない補助メニューだと思いますので、これを一般質問しますのでよろしくお願いします。沖縄県後期高齢者医療広域連合というのは、元石川市の市役所なんですけれども、時間的にロスがあって、説明というのが、私、沖縄県後期高齢者医療広域連合議会でも一般質問したのですけれども、担当窓口にいつ説明があったのか伺います。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えします。 沖縄県より8月に文書、それから10月から11月にかけて沖縄県後期高齢者医療広域連合から説明がございました。 ◆2番(金城悟君) これはまた後で再質問します。 沖縄県後期高齢者医療広域連合はいつまで、この事業目的に県内全ての市町村での一体化事業の実施を考えているか伺う。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 2025年、令和7年にはいわゆる団塊の世代が全て後期高齢者となり、今後医療、介護ニーズが急速に増加していくことから、その前年、2024年、令和6年度をめどに全ての市町村において高齢者の保健事業と介護予防の一体的事業を目指すこととしています。 ◆2番(金城悟君) 一体化の実施要件としての条件は満たしているのかどうか伺う。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 委託要件に企画、調整等の業務を担当する医療専門職の正規職員が年間を通して従事し、他の業務に従事することができないとあるため、本市が受託するには専任となる保健師の確保が必要であり、現状では要件を満たすことが厳しいという状況であります。 ◆2番(金城悟君) 私がこれに飛びついたのは、市町村への事業委託費はどのくらいか伺う。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 市町村への委託費用といたしましては、企画調整等を担当する正規の医療専門職の人件費として580万円、地域を担当する常勤、非常勤の医療専門職の人件費として350万円、そのほか経費といたしまして50万円をそれぞれ上限とした事業費となっております。 ◆2番(金城悟君) 民生委員会所管ということで、私のほうにも説明があったのですけれども、地域看護実習指導を他市では余り受けられないと聞いていたのですが、積極的に本市は受け入れをしていますが、その趣旨と具体的な指導内容を伺う。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 本市におきましては、健康推進課で受け入れをしております。離島の多い沖縄県におきまして、受入先の市町村が限られる中、将来の地域保健行政を担う人材育成を、大学と協力して行うことを目的としております。実習の指導内容としては、地域における保健事業の見学と実際の支援、住民の健康状態や社会資源、そこから導き出される健康課題の抽出など、多岐にわたります。 ◆2番(金城悟君) 健康推進課が受け入れするのですけれども、健康推進課が受け入れて指導する立場はどなたですか伺います。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 健康推進課の保健師、保健の係長を中心に保健師の職員が指導してまいります。当然、課長も含めて全体で指導計画、それから個別の指導計画を立てて行っているという状況であります。 ◆2番(金城悟君) 市民健康部長、福祉部長、私がかかわっている今、国民健康保険課、健康推進課、介護長寿課、この3課でこれを一体化するということですので、福祉部長、市民健康部長、見解を伺います。どういう形でこの事業を取り組むかということを、目的をお尋ねします。よろしくお願いします。 ◎市民健康部長(福元信美さん) では代表で、私のほうで再質問にお答えします。 高齢者の保健事業、介護予防の取り組みを一体的に実施することは、高齢者の疾病予防、重症化予防を促進し、健康寿命の延伸にもつながります。また地域全体で高齢者を支えることになり、地域づくり、まちづくりにもつながります。本事業は、国保、保健、介護それぞれの分野で進めるものではなく、各課が一体的実施の目的を共有し、関係課間の十分な協議、調整等の連携が重要であると考えています。 ◆2番(金城悟君) せっかく福祉部長、最後ですので答弁をもらいたかったんですけれども、もういいですよ、代表してもらっていますから。 この事業ですね、私からすると、この介護長寿課がやっているフレイル事業、国保、後期高齢が行っている後期高齢委託事業が私としては同じような仕組みだと思うのです。その大きな違いはどこなのか伺います。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えします。 沖縄県、沖縄県後期高齢者医療広域連合いずれにおいても、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施の取り組みを行っており、事業内容に大きな違いはありませんが、沖縄県後期高齢者医療広域連合の事業を受託する場合、当該事業に専従する正規の医療専門職が必要となります。 ◆2番(金城悟君) これ、答弁できていないよ。要は、違いは何ですかということについて、正規職員を雇用するという前提なんですよ、この事業の違いは。これは100%国から補助金がありますよ。市長、最後これまとめてください。この補助メニューですね、100%、正規職員の雇用ということで、保健師の雇用をしてくださいという趣旨の質問なんです。これは100%なんですよ。令和2年4月1日からは、県から委託している、介護長寿課がやっているフレイル事業と同じような考えということを答弁していますけれども、今度は令和3年度に向けて、これはあと5年間措置が残っていますから、令和3年度に保健師を雇用するということを、やるということを最後に、この件名1は終わりますので、市長お願いします。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時40分)                              (再開宣告午前10時40分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 現在の保健師の業務量とか、職員数のバランスなど全体を通して協議しないといけないということではありますが、関係課と調整の上、協議を継続させていただきたいと思っています。 ◆2番(金城悟君) 部長、件名1を市長に答えてもらって閉めたかったんですけれども、閉めきれないじゃないですか。各課連携して雇用できるようにお願いします。 次に、高齢者福祉について再質問します。休憩します。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時41分)                              (再開宣告午前10時41分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆2番(金城悟君) 先ほどの導入実施なんですが、平成23年度から実施されているということなんですけれども、私としては、民生委員としては、私も地域でいろいろな福祉関係とつながって、私も8年間タッチしているんですけれども、一度も聞いたことがなかったのですが、どういった周知活動があったのか伺います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 主に地域相談センターの相談員が実態調査を行うのですけれども、そこで周知をしているのが主でしたけれども、現状としてパンフレットの掲載とか地域デイサービスの場所、または民生委員のほうに説明という形で周知はしておりました。 ◆2番(金城悟君) よしとしましょう。 次にキットの件なのですが、私借りてきたのですがキットの中身の内容について御説明お願いできますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 中身の具体的なものは少し答弁を控えたいと思いますが、内容としては本人がしゃべれない状況であっても、救急隊員がその必要な措置ができるという内容になっております。 ◆2番(金城悟君) この中のA4のチラシを見たのですけれども、福祉部、社会福祉課、先ほど地域包括支援センターアイリスもやるということを言っていたんですけれども、地域包括も入っていましたけれども、この中に社協の明記がないのですが、社協への説明はどうなっているのか伺います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 社協とも連携をとっております。相談員の方を通して説明をしているという形になります。 ◆2番(金城悟君) ありがとうございました。 この地域デイに移るのですが、どうしても地域デイは44の自治会がありまして、連絡会での内容というのは、次年度に向けての更新の事業を進めるのだと思うのですけれども、そのほかに協力員も中には入っているんですよ、今回の事業連絡説明会には。その連絡説明会において、協力員がどういった質疑があったのか伺いたいです。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 協力員のほうから質問があった主なものとしては、活動費の対象となる経費の内容とか、それから活動費の使い方についての質問がありました。 ◆2番(金城悟君) そうですよ、協力員は大事にしないとだめですよ。私も協力員ですから、協力していますから。 最後、まとめですけれども、これで終わりですよ。件名2、救急キット、周知活動を今現在、地域デイサービスもあるし、先ほどの民生委員の説明会もあるということ、社協との連携、包括支援センターアイリスとの連携、そういった形で連携を常に、行動してください。先ほど言ったんですけれども、本当に協力員は大事に大事に育てるということですから、一つまた説明、伺ってくださいよ、件名2は終わります。 件名3、観光行政について。進捗状況は、工事が少しおくれるというような話なんですけれども、終わり次第ですから、4月には多分間に合うだろうと思うんですけれども。プレオープンが4月でグランドオープンはいつを予定していますか。 ◎経済観光部長(大城拡君) 現在、施設の完成が3月末になっておりまして、その後、入居者の準備が整い次第プレオープンをする予定でございます。その後、グランドオープンにつきましては、駐車場の整備がございますので、その整備が終わり次第、6月末を現在のところ予定しております。 ◆2番(金城悟君) そうですよ、4月やって、それを市民、観光客の方に見せて6月グランドオープンお願いします。 それから糸満のくらし体感施設の愛称は、一般市民からの応募で決まったと思いますが、愛称を伺う。 ◎経済観光部長(大城拡君) 愛称につきましては、糸満市場(いちまんまちぐゎ~)いとま~るでございます。 ◆2番(金城悟君) すごくネーミングいいですよね、糸満市場いとま~る。すばらしい応募を、愛称をつけた方は市内の方ですか、伺います。 ◎経済観光部長(大城拡君) 愛称応募につきましては、市内外からありました。愛称決定者は市内の方でございます。 ◆2番(金城悟君) すばらしいことじゃないですか、糸満市民にとっても名誉ですよ。 それと家賃の体系も聞いたのですけれども、家賃の使用料はほかに何か含むものはありますか。 ◎経済観光部長(大城拡君) 店舗使用料につきましては、使用料のほかにごみの処理費や共益費等も含まれてございます。 ◆2番(金城悟君) すばらしいことですよね。普通、市民の方がアパートを借りるときは、敷金礼金も入れて、あとごみは自分で出すし、共益費も自分で負担。この糸満市場いとま~るは、それだけ糸満市民のために、本当に暮らしをよくするということでつくられた家賃だと思いますので、ありがとうございます。 それから駐車場の件なのですけれども、せっかく糸満市に来させるということですので、車は市内外から来るのですけれども、観光客がツアーで来るという場合には大型バスが必要となってくるんですよ。今、大型バスの駐車はどういう形ですか、伺います。 ◎経済観光部長(大城拡君) 先ほども市長のほうから答弁がございましたけれども、糸満のくらし体感施設を取り巻く市道につきましては現状一方通行でございます。それで駐車場へアクセスするにはとても厳しい状況でございます。当面は、大型バスにつきましては旧漁協前のほうで降車していただき、現在建設部のほうで進めています、都計決定に向けて取り組んでおりますシンボルロードの整備時期に大型駐車場の整備が可能か、検討してまいりたいと考えております。 ◆2番(金城悟君) どうしてもバスの駐車ができないと、集客の人数が少ししか考えられないですので。先ほど、来場者数、年間11万人はどういった目標の設定ですか伺う。 ◎経済観光部長(大城拡君) 11万人の目標設定の根拠ですが、旧市場の買い物推移調査による店舗来客延べ人数が年間8万人というデータがございます。当市の年間観光客が200万人の1%、2万人を加えまして、施設のイベント等でさらに1万人を集客するということで、目標来場者を11万人と設定しております。 ◆2番(金城悟君) 目標設定のように、11万人目標に、活性化のために頑張っていただきたいと思います。 最後なのですけれども、私も長年糸満市から私61年まだ出たことがないんですけれども、61年間糸満市民なんですけれども。マチグヮーも、小さいときから、にぎわいがあったマチグヮーです。本当に長年、私たちも一緒に買い物しながらやったんですけれども。愛称が糸満市場いとま~ると名づけられていますので、すごく親しみがあっていいと思います。 最後なんですけれども、字糸満といったら周囲が海ですよね。先ほども言ったんですけれども海上からの、どうしても糸満のウミンチュと言ったら船を思い浮かべるんですけれども、サバニとかグラスボート、そういった漁港関係者との連携もあるという話も、漁港内はどうしてもウミンチュのルートが、航路になっていますので、それはうまく連携しながら、先ほど5年間のシンボル道路整備の、大型バスの駐車場の整備をするという話もありましたので、その5年間で一つ一つクリアできるように、海上バスからのルートを私は提案しますので、よろしくお願いします。ちょっと休憩します。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時51分)                              (再開宣告午前10時52分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆2番(金城悟君) 先ほど教育長からの答弁があったのですけれども、ICT活用の促進について、私もスマートフォンでもいろいろと発信しているのですけれども、今の子供たちは既にもう機械を手放さないんですよね。そういう形で、学校のICT化に向けた環境整備5カ年計画を伺う。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 文部科学省において、2018年から2022年度に教育のICT化に向けた環境整備5カ年計画ということを策定し、必要な経費については地方財政措置を講ずることにしているとなっております。来年度から新学習指導要領において、情報活用能力が言語能力、問題発見、解決能力等、学習の基礎となる資質能力と位置づけられて、先ほど答弁した中学校で行われているプログラミング教育が小学校において必修化されることが、今後積極的に取り入れられて、ICT化を活用することが想定されております。これが5カ年計画であります。 ◆2番(金城悟君) 教育長、ありがとうございました。 そうですよね、この5カ年で財政面は国からの補助があるわけです。今後、これからのニーズとしてはICT教育が主だと思うんです。私のこの中で、やっぱり整備するからには目標としている水準があると思うんです。この水準がどういうものか伺います。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) まず5カ年計画の目標水準としましては、学習者用のパソコンには3クラスに1クラス程度、また指導者用のパソコンは授業を担当する教師1人に1台を整備し、その他に大型提示装置、高速インターネット及び無線LAN、統合型校務支援システムを100%整備する等を目標水準として示されております。 ◆2番(金城悟君) 前向きに答弁いただいているんですけれども、市長の施政方針についても、GIGAスクールという環境整備事業が申請されていますけれども、このGIGAスクールの整備状況、今後どういう形なのか伺います。市長の市政運営の中でですね。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) GIGAスクールというのは、先ほどの5カ年計画を受けてというんですか、昨年12月に国から示されました。GIGAスクール構想というのを示されまして、これは先ほどよりさらに充実したものとして、児童生徒1人1台を学習用の端末として提供し、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備する事業だと捉えております。 ◆2番(金城悟君) 最後にまた総括します。 IoT、三和中学校、先ほどすばらしい賞をもらって、これ最高賞ですよね、パフォーマンス賞。糸満市からこのプログラミング教育の最新の授業が受けられる体制は、今後この5年間で整備されると思うのですけれども、企業誘致に関してですけれども、真栄里物流団地には難しいということを言っているのですが、南部病院が今耐震化でもう移動の決定が下されていまして、それを私としては隣接する南部病院の跡地をうまく活用できないか。企業誘致もそうなんですけれども、学校とプログラミングの何というんですか、高専みたいな形と企業誘致が一体化したところに、一つの南部病院の土地の上で誘致できないかどうか、伺いたいんですけれどもどうですか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時56分)                              (再開宣告午前10時57分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えします。 南部病院の用地につきましては県有地であることから、現時点では市として県に対して跡地の利用計画について、早期に策定していただけるよう要請をしているところであります。 ◆2番(金城悟君) そうですよね、糸満市に南部病院の跡地、土地というのが糸満市にあるわけですから、今後要請活動をやっていただきたくて、誘致活動のほうも御提案しますのでお願い申し上げます。 それともう一つは、先ほどWi‐Fiの設置率が、私の手元でも全国1位なんですね。先ほど総務部長のほうからも全国1位というお許しをいただいております。そういった環境は整いました。あとはこういうICTが全国で、設置率がトップということですので、本当に教育も大事なんですけれども、こういったプログラミングを育成するプログラマー、そういった形の受け入れをしていただきたいと思います。 先ほどの通告書の中でもあったのですけれども、和歌山県と和歌山県白浜町がセミナーの開催をしていただいたときに、私も受講してきたんですけれども、すごくいい取り組みだったんです。環境は整えるような形で和歌山県はやってきたんです。今後ですね、私としては学校のICT化に向けた環境整備が、先ほどから教育長からも答弁があったように、5カ年計画があるように、小学校は既にやっているんですけれども、中学校も予算が組まれるということで、プログラミング教育が必修化され、目標としている水準も学習用コンピュータ、先ほど答弁があったように、目標としている水準、このICT支援員と今後の活動において、積極的にICTを活用する場が想定されます。ぜひ企業誘致と高専のような専門学校の誘致を、活動を提案してこの件名4は終わります。ちょっと休憩します。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時59分)                              (再開宣告午前10時59分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆2番(金城悟君) 建設部長、件名5、最後ですね。お願いします。質問事項に対して答弁があったんですけれども、今補助メニューがなくて、最後に他の方策、一括交付金とかいろいろな補助メニュー制度を今探しているということなんですけれども、現実において補助メニューがないということですので、引き続き国の補助制度等の創設など、活用できるよういっぱい探してください。件名5を終わります。 最後に、今度は人事課からの提案があって、糸満市の退職者が8名ぐらいですか、建設部長、もう最後じゃないですか、隣の福祉部長も最後じゃないですか。この議場の中で2人の方が退職するということです。以下、何名か退職する方がいらっしゃいますので、今後体に留意しながら、糸満市にとって活躍する場面はこれからいっぱいあります。退職したからといって終わりじゃないですよ。今度は一市民となって糸満市の動向を見守ってください。ありがとうございました。これで一般質問を終わります。 ◆8番(金城敏君) 皆さん、おはようございます。初めに所見を申し上げます。 3月3日の約40分にも及ぶ市長の令和2年度の施政方針を聞かせていただきました。これまでの実績に加え、これからの市政運営に並々ならぬ決意と情熱をもって取り組む姿勢を感じました。本日の私の質問は、その方針に沿って進めさせていただきます。それでは通告書に従い一般質問をいたします。 件名1、児童館について。小項目1、第2期糸満市子ども・子育て支援事業計画の策定に当たって市民意識調査、ヒアリング調査及びパブリックコメントを実施し、あらゆる角度から検討されていることが概要書を拝見して感じております。この第2期糸満市子ども・子育て支援計画において、新設の児童館設置計画があるか伺う。 小項目2、現在、西崎中学校区と糸満中学校区に児童館がありますが、当初は各中学校区に児童館設置計画があったと聞いています。その後、計画はどうなっているか伺う。 件名2、部活動指導員について。小項目1、市長の施政方針に、教員の事務負担軽減について、中学校に部活動指導員を配置して支援に取り組んでいくとあります。今年度スタートした部活動指導員の各中学校への配置状況について伺う。 件名3、スポーツ振興について。小項目1、東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレー記念碑建立は市長の施政方針にありましたが、聖火リレーを記念して毎年開催するスポーツ大会等の計画があるか伺う。 件名4、公園管理について。小項目1、西崎陸上競技場のフィールド及び周辺の天然芝の養生期間が長く、芝の上での運動が相当制限されていると聞きますが、芝管理について伺う。ア、西崎陸上競技場の芝の養生方法と期間について伺う。イ、養生の目的について伺う。 件名5、NAHAマラソンについて。小項目1、毎年12月に開催されるNAHAマラソンは、県外からの参加者も多く、国内屈指の大会へと発展してまいりました。しかしコースの約4分の1を占める本市は、4時間半にも及ぶ交通制限により、仕事や日常生活に多大な支障を来しております。理由までは省略しますが、少しでも改善できるところは改善すべきと思い、平成30年12月定例会の一般質問において、コースを現在と逆の内回りにしてはどうかと提言したところ、実行委員会へ申し立てをするとの答弁をいただきました。ア、その後の経過を伺う。イ、NAHAマラソンの主催はどこか伺う。 以上、演壇での質問を終わり、あとは質問席より質問いたします。 ◎市長(上原昭君) 金城敏議員の件名1、児童館についての小項目1についてお答えいたします。 小項目1、第2期糸満市子ども・子育て支援事業計画における新設の児童館設置計画については、児童センターの機能の拡充を図るとともに、不足区域については新たに児童センターの整備を検討しますとあり、令和6年度までに1施設整備をするという目標がございます。 残りの質問は、教育長及び関係部長から答弁させます。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 金城敏議員、御質問、件名2、部活動指導員について。小項目1、各中学校への配置状況についてお答えいたします。 現在、市内の4中学校に13名の部活動指導員が配置されております。 続きまして件名3、スポーツ振興について、聖火リレーを記念してのスポーツ大会等の計画はありますかについてお答えします。次年度の計画はございませんが、今後、体育協会等を含む関係団体と連携して検討をしてまいります。 件名5、NAHAマラソンについて。小項目1、NAHAマラソンコースを、現在と逆の内回りの提言について、ア及びイについてお答えいたします。ア、NAHAマラソン事務局へは提言をしております。事務局としては、日本陸連公認コースであることや、中間点、給水箇所、救護所等の問題があり、すぐには変更することは厳しく、検討させてほしいとの回答がありました。 次にイ、NAHAマラソンの主催団体についてお答えいたします。主催団体は那覇市、沖縄タイムス社、琉球放送、那覇市観光協会、那覇市教育委員会、南部広域市町村圏事務組合、沖縄陸上競技協会の7団体で構成されております。 ◎福祉部長(山城安子さん) 御質問、件名1、児童館について。小項目2についてお答えいたします。 小項目2、各中学校区に児童館設置計画があったと聞いているが、その計画はどうなっているかについては、平成27年度からの5カ年計画である糸満市子ども・子育て支援事業計画の具体的な施策として記載はされておりません。 ◎建設部長(徳里仁君) 御質問、件名4、公園管理について。小項目1、西崎陸上競技場の芝の管理について、ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、芝の養生方法と期間については、芝の発育状況に応じて夏芝と冬芝について、一定期間養生しております。まずプロサッカーキャンプに備え、夏芝から冬芝への植えかえに伴う養生を12月初旬から約1カ月を養生期間としております。また冬芝から夏芝へは芝が生え変わるタイミングで冬芝を一気に剥ぎ取るのではなく、夏芝の発育を促進するため日差しに配慮し徐々に刈り取っていくため、4月から6月の期間において約3週間程度養生期間をとらせていただいております。 次にイ、養生目的については、県外からのサッカーキャンプ時期にあわせ、フィールド内の芝の状態を全面均一に維持する必要があるため、一定期間使用を禁止し養生を行っています。その際、芝の発育途中で部分的にフィールドを使用するとむらができたり、枯れるおそれがあります。また養生期間中は肥料散布を頻繁に行うため、一定期間立ち入りを制限する必要もあります。これは第2、第3コーナー付近のアウトフィールドにおいても同様の取り扱いを行っております。 ◆8番(金城敏君) それでは件名1、児童館について再質問いたします。 児童館新設に当たっては、非常に予算は厳しいので1カ所の新設だと理解しますが、市内に活用できる土地、建物や使用していない公共施設があれば、さらに検討することが可能か伺います。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 今後の児童館の増設については、いろいろな活用方法を検討することになると思います。市内の6中学校区のうちで、今設置されていない4中学校区を中心に議論をする予定になっております。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時13分)                              (再開宣告午前11時13分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 活用方法についても、議論をしていくという形です。 ◆8番(金城敏君) なぜこの質問をしたかと言いますと、兼城、高嶺、三和地区は、校区が広く、歩いて下校というのは安全上の問題もあり、大変厳しいのが現実です。共働きの親御さんにとって、学校の終わる時間に迎えに行くのは厳しく、夕方まで校門前で遊んで過ごしている児童もたくさんおります。放課後、安心して過ごせる児童館は、そういう環境にこそ必要だと感じております。住環境を選ぶ際にも、近くに児童館があるかないかが重要な選択基準になるとも言われております。先ほどの答弁において市内に活用できる公共施設があればと質問しました。もしあるようでしたら、関係部署としっかり協議を進めてほしいと思います。旧高嶺幼稚園は、書類の保管場所に使用されていると聞いております。書類の保管も大事ではありますが、建物の建設目的に沿うよう、子供たちのために活用するのが本来の目的ではないかと思いますので、関係部署としっかり協議していただくようお願いします。市長の施政方針に、子供を安心して生み育てられるようライフステージの各段階に応じた切れ目ない支援に取り組むとあります。どの地域の子供たちも等しく恩恵を受けられるように、ぜひ各校区に設置をお願いし、次の質問に移ります。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時15分)                              (再開宣告午前11時15分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆8番(金城敏君) 件名2、部活動指導員について再質問いたします。 先ほど4中学校区に13人配置ということでありましたが、配置されていない中学校が2校ありますが、その理由を伺います。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 配置されていない学校名を申し上げますと潮平中学校と高嶺中学校の2校であります。どの理由で配置ができなかったかと言いますと、まず人材の確保が難しいということであります。今年度よりこの事業が文科省の肝いりでスタートしたわけですが、やはり今まで外部指導員ということで何とか、部活動指導員にやっていく手だてをやるとか、あるいは外部からお願いしていくとかということもやりましたが、なかなか時間的な、仕事等の関係で確保できなかったということが理由であります。 ◆8番(金城敏君) 外部指導員と今、話されております部活動指導員の違いについて伺います。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 外部指導員というのは、部活の顧問の担当の先生と連携、協力しながら、部活動のコーチ等、技術的なことも含めて指導していきますが、大会等の教師としての役割、いわゆる生徒の引率等ができない。しかし部活動指導員については、こういった技術的実技指導のほかに、学校外への活動の引率等やこれまで教師が行っていた生徒への指導、現場対応もこの指導員が行うことができるということであります。 ◆8番(金城敏君) これまでボランティアで指導をしていたのが、外部指導員の方々は多かったと思うのです。やはりやり方も違えば責任も伴ってきますので、戸惑いもよくわかります。そこら辺は十分に説明して理解してもらう必要があると思います。部活動指導員を学校側だけで適任者を見つけるのは、非常に厳しいと思います。各校区の事情に精通した相談役や人材バンクを設立して、そこから紹介するような体制をつくる必要があると思いますが、ぜひそこまで配慮をお願いしたいと思います。休憩お願いします。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時18分)                              (再開宣告午前11時18分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆8番(金城敏君) 件名3、スポーツ振興について再質問いたします。 聖火リレーが後世まで伝わる大会等のイベント開催をしていただきたいと思って、一例を紹介します。名護市久志支部体育協会が主催する、1964年東京オリンピック聖火宿泊記念として開催される久志マラソンがあります。午前中は地元の中学生から大人まで参加の久志地域対抗駅伝があり、郷里を離れた方々もその日は参加し、親睦を深めていると聞いております。午後からは一般向けの20キロメートルロードレースが行われます。かつては九州一周駅伝の予選会に用いられ、現在でも地元を初め県内でも人気の大会として定着し、前東京オリンピック聖火宿泊記念大会として語り継がれ親しまれております。私の知る限り、前の東京オリンピック聖火記念でイベントが現在でも続いているのは、県内ではこの大会だけです。マラソンを例に取り上げましたが、ほかのスポーツ種目でもいいと思います。多くの市民が参加し、記念になる大会をぜひ検討して開催していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 議員御指摘の久志マラソン、前の東京オリンピックで久志小学校に聖火の皆さんが宿泊したことを記念にスタートしたということで、今御指摘の沖縄県内のマラソンの皆さんがここから旅立ったと言われております。恐らく議員も参加して、20キロメートルを走ったと私は記憶しております。その際、私も見に行きました。非常に、那覇からもふるさと久志に帰って来て、名護の西側よりも非常に人間が多くなるという地域貢献も果たしております。それを記念してのイベントをやること自体は非常にいいことだとは思いますが、ただ役所自体というよりは、これはいろいろな団体等も含めて一緒にやらないとできないものだと認識しておりますので、そういった団体とも連携して検討していきたいと考えております。 ◆8番(金城敏君) よろしくお願いいたします。先ほど、訂正になるかどうかあれですけれども、嘉陽小学校ではないですか。今ありませんけれども、そう思います。済みません、進めさせていただきます。 先ほどはイベント開催についてでしたが、もう一つ、後世まで残る聖火リレー記念施設として、現在一部めくれて課題になっている陸上競技場外周をタータンを剥ぎ取り、そして野球場の外周も利用して8の字型に走れるジョギングコースを、土か砂利の走路に整備すれば、足への負担も少なく、アップダウンもあるので県外からの長距離ランナーの合宿誘致につながり、何よりも市民が気軽に健康増進に利用します。那覇市の新都心公園や漫湖公園の走路は、毎日たくさんの方々が利用しております。東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレー記念走路として、今後の西崎運動公園の施設整備の中でぜひ検討していただきたいと思います。建設部長、最後の仕事で答弁お願いいたします。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 まず西崎運動公園は多様な利用者がたくさんおります。議員提案のジョギングコースの整備に当たっては、利用者の安全性の確保や市民ニーズの把握、また走路の維持管理コストなど、持続性も考慮しながら総合的に判断する必要があると考えております。よって今後、同公園の改修または整備における今後の検討課題ということにさせていただきたいと思います。 ◆8番(金城敏君) わかりました。市長の施政方針に、支え合い、認め合い、高め合う心でつなぐ聖火の光が新しい時代の日の出となり、人々を照らす希望の道となるよう、その願いを後世へとつないでいくと施政方針にあります。聖火リレー記念が10年、20年と永遠に語り継がれるような企画を糸満市に期待しております。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時24分)                              (再開宣告午前11時24分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆8番(金城敏君) 件名4、公園管理の芝についてですが、私も初めて、夏芝から冬芝への植えかえもあるということを知りました。こういった管理の必要性が理解できれば、陸上競技場投てき関係者や利用者も納得しますので、その辺の説明の周知徹底をお願いします。質問はありません。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時24分)                              (再開宣告午前11時24分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆8番(金城敏君) NAHAマラソンについて再質問をいたします。 先ほどの答弁で、実行委員会が検討するということでありましたが、これは果たして実行委員会で答えが出せるものか、非常に疑問でもあります。復習にもなりますが、この状況についてお話しします。マラソンコースは通常往復コースと円内を走行するコースがあります。NAHAマラソンは円内コースで、その場合内回りの車線を走ったほうが交通規制は少なくなります。身近で言えばおきなわマラソンしかり、南城市の尚巴志マラソンも内側、九州で言えば有名な福岡国際マラソンも内側車線を走行します。私の知る限り、外側車線を用いているのはNAHAマラソンだけです。実は知っていらっしゃる方も多いかと思いますが、NAHAマラソンも一部那覇バイパスは内側車線を通ります。コースの変更を要請した場合、那覇市は那覇の主要道路や国際通りを長時間規制するのは厳しいと言うと思いますが、地図を見ればわかりますが、ほとんどが片側2車線か3車線道路で、また古波蔵交差点のように高架橋があり、少し迂回すればどこへでも抜けられます。国際通りは日曜日に歩行者天国にするぐらいですから、全く問題はないと思います。しかしこの問題は、主催者の那覇市が率先して本来は応じるべきだと考えます。先ほど質問した主催者の中に、南部広域市町村圏事務組合がありました。そこでぜひ議題に上げてはどうでしょうか。コースを担う那覇市、豊見城市、南風原町、八重瀬町、糸満市の中で一番距離も交通制限も長く、これまで35年間貢献してきた本市からの提案は、議題に上げざるを得ないと考えます。その際は自治連絡員会議、市体育協会、経済団体等、糸満市全体の総意として提言していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) ただいまの議員御指摘のとおりだと思います。南部広域市町村圏事務組合の構成員でもありますので、それを糸満市からの声として上げていきたいと考えております。 ◆8番(金城敏君) ありがとうございます。豊見城市は、この内回りコースに賛成ということで聞いております。八重瀬町の教育関係者の方からも、八重瀬町にとってはそんなに負担にはならないし、これまでの糸満市のことを考えればそういうことを試すだけでもいいのではないかと言っております。あとは那覇市だけですので、そういった理由をしっかり伝えていただきたいと思います。 2022年夏には、名城に客室約450室、県内最大級ホテルがオープンします。今のままではNAHAマラソン当日は宿泊客やホテル関係者何千人が移動できない、帰りの飛行機に間に合わないということも想定されます。私もNAHAマラソン当日、真栄里交差点で交通整理をしておりますが、空港に行けなく困っている観光客を毎年見かけます。こういった事態にならないよう早目に対策をお願い申し上げ、私の質問を終わります。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時28分)                              (再開宣告午前11時39分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆10番(金城一文君) 市民の皆様、傍聴席の皆様、インターネット中継をごらんの皆様、おはようございます。本日3人目の質問をさせていただきます、またもや金城です。質問に入る前に、一言所見を述べさせていただきます。 糸満漁港中地区の落下防止柵の一部が完成しました。地域の方から、これで安心して通行できるとの声をいただきました。ありがとうございます。引き続き南側の残りの部分の設置も早目によろしくお願いいたします。また昭市長の令和2年度施政方針において、野良猫対策の強化を打ち立てていただき、財政の厳しい折、TNR活動に予算をつけていただきました。ありがとうございます。先日、市民生活環境課の職員とボランティアの方々でミーティングを行いました。次年度のTNR活動に向けての活動の仕方や役割分担について、かなり前向きで有意義な話し合いであったと思います。次年度以降も引き続き予算措置をよろしくお願いいたします。そして次年度予算の中で、消防のはしご車の予算がついております。これまで多くの議員が要望しておりましたが、次年度ようやく配備されるということで、大変喜んでおります。これでさらなる消防力の強化につながると思います。その上でさらに住民の安心・安全のために、消防の広域化を推し進めていただきたいと思います。では通告書に従いまして、質問させていただきます。 件名1、道路行政について。新型コロナウイルスの影響で小中学校が休校となり、学校から子供たちの笑い声が消えました。一日も早く以前のように子供たちが元気に学校に行く姿を見たいと思います。4月、新入生が期待に胸を躍らせながら、歩きなれない道を一生懸命に歩いていく姿を見るとほほ笑ましさを感じます。しかしその通学路に危険が潜んでいるとなると、保護者の皆さんは安心して我が子を学校に通わせられないのではないでしょうか。そこで伺います。小項目1、まつの木通りの報得川沿いの落下防止柵について。ア、落下防止柵が腐食し危険な状態ですが現況を認識していますか。イ、修繕の予定はありますか。 件名2、水産行政について。糸満市に沖縄県水産物卸売市場が移転することとなり、地域の商業がますます活性化されるとの期待の声が聞かれます。また今以上に多くの漁業関係者が糸満市に来られることと思います。先日、ある漁業関係者から糸満漁港内に係留している漁船は、その滞在中、使用する電力を確保するために燃料を多く使うため経費がかかる、どうにかならないでしょうかとの声をお聞きしました。そこで伺います。小項目1、沖縄県水産物卸売市場の糸満移転について。ア、台風時等に避難してきた漁船への電力供給施設は整備されますか。 件名3、市民行政について。南部病院の統合・移転が正式に発表されました。先日開かれた説明会では、地域住民を中心に多くの市民が集まりました。皆さんの関心の高さがうかがえます。病院側からさまざまな説明がありましたが、それで市民の不安が全て解消されたとは言えないと思います。これまで南部病院で受けられた医療は、遠く離れた新病院へ行かなければ受けられなくなってしまう。地域住民の中には、新たな負担に困惑している方も多くいることと思います。また説明会で救急車の搬送ルートについても言及がありましたが、これについてもかなり遠回りであると思われ、再検討が必要であると思いました。そこで伺います。小項目1、南部病院の移転について。ア、市民への影響についてどのようなことが想定されますか。イ、それに対してどのような方策を考えていますか。ウ、救急車の到着時間に変化はありませんか。 件名4、保育行政について。先日、糸満南こども園にて説明会が開かれました。次年度以降予定されている市立こども園の民間委託についての説明会でありました。説明会では、急な呼びかけにもかかわらず多くの市民や関係者がお見えでした。その内容について、多くの方からお問い合わせを受けました。お問い合わせの多くは、民間委託に反対であるとの意見でありました。いわく移行へのスケジュールが急である。また十分な議論がなされていない。あるいはこども園を設立してまだ2年であり、そもそも民間委託を検討するには早過ぎるのではないかとの意見でありました。もちろん就学前の子供たちの保育・教育をめぐる環境は大変厳しく、何らかの対策を講じなければならないことは承知しています。しかし、そのためにこども園を民間委託し、残った多くの保育士を集約することが唯一無二の方策であるとは思えません。本当に子供たちのことを思うならば、もっと多くの関係者の意見に耳を傾け、必要な時間をかけて慎重に事を運ばなければならないと思います。こと教育に関しては、拙速というのはあってはならないと思います。そこで伺います。小項目1、糸満市子ども・子育て会議について。ア、意義と役割は何ですか。 小項目2、認定こども園の再編について。ア、糸満南こども園の民間委託のスケジュールはどうなっていますか。イ、こども園の民間委託に関するパブリックコメントにはどのような意見がありましたか。ウ、再編を進めていく上で重要視する点は何ですか。 件名5、プレミアム商品券について。消費税の引き上げによる住民税非課税者や子育て世帯の消費に与える負担を緩和するとともに、地域における消費を喚起、下支えすることを目的として25%の付加価値のついたプレミアム商品券が発売されました。私の世帯も対象であったことから利用させていただきました。25%もの付加価値があり、大変ありがたかったというのが本音であります。しかし周囲においては、それほどよかった、助かったという意見が聞かれませんでした。これまでも同じような商品券の制度があったように、次回同じような制度ができたときのために、何らかの検証が必要ではないかと思われます。そこで伺います。小項目1、いとちゃんプレミアム商品券の利用状況について。ア、利用率はどれくらいでしたか。イ、近隣自治体の利用率はどれくらいでしたか。 以上、質問は終わりまして、再質問は質問席より行います。 ◎市長(上原昭君) 金城一文議員の件名1、道路行政についての小項目1、まつの木通り報得川沿いの落下防止柵についてのア及びイについてお答えします。 ア、現状の認識については、まつの木通り報得川沿いの転落防止柵は、設置から古いもので約20年以上経過し、全体的に劣化が進行している状況であります。現在、特に腐食している箇所につきましては、ロープ等で応急処置を行っております。 イ、修繕の予定については、12月補正にて転落防止柵の取りかえにかかる工事費を可決していただきました。取りかえ工事につきましては発注済みで、現在資材納品を待っており、近日中に工事に着手する予定です。なお取りかえ工事は3月末に完成する運びとなっております。 残りの質問については、関係部長から答弁させます。 ◎経済観光部長(大城拡君) 御質問、件名2、水産行政について。小項目1、沖縄県水産物卸売市場の糸満移転について。ア、台風時等に避難してきた漁船への電力供給施設整備についてお答えいたします。 沖縄県に確認したところ、糸満漁港北地区において、県が進めている水産流通基盤整備事業は、高度衛生管理型荷捌施設や、排水施設、荒天時の安全係留を可能とする護岸及び波除堤の防風施設のほか、臨港道路の整備により漁業活動の効率化を図る目的で事業化されており、御質問の電力供給施設は計画されていないとのことであります。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 御質問、件名3、市民行政について。小項目1、南部病院の移転について、ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、市民への影響については、これまで通院されている方々には、現在よりも通院に時間を要してしまうということは認識しております。 次にイ、市の方策といたしましては、南部病院に対し送迎バス(ブーゲンビレア号)の継続と訪問看護の拠点を市内へ残すこと。また現在通院されている方へは十分な説明を行うことなどを要請しており、市内のほかの一般病院に対しても南部病院からの転院及び特定健診などの受け入れ拡充について協力を依頼したところであります。 ◎消防長(福元毅君) 御質問、件名3、市民行政について。小項目1、南部病院移転について。ウ、救急車の到達時間に変化はありませんかについてお答えいたします。 現友愛会南部病院は字真栄里にあり、令和元年における友愛会南部病院への救急搬送については141件ありました。豊見城中央病院に移転することにより、その救急搬送は主に豊見城中央病院または新設される友愛医療センターへ搬送されるものと考えられることから、病院到着時間のおくれる地域が出るものと考えております。
    ◎福祉部長(山城安子さん) 御質問、件名4、保育行政について。小項目1、糸満市子ども・子育て会議について、ア、意義と役割は何かについてお答えします。 糸満市子ども・子育て会議については、子ども・子育て支援法第77条第1項に掲げる事務を処理するため本市の附属機関として設置しております。なお子ども・子育て会議の所掌する事務については、特定教育・保育施設の利用定員の設定、特定地域型保育事業の利用定員の設定及び市町村子ども・子育て支援事業計画に関することとなっております。 御質問、件名4、保育行政について。小項目2、認定こども園の再編について、アからウについて順にお答えいたします。小項目2、ア、糸満南こども園の民間委託のスケジュールについては、今年度3月に策定した糸満市立認定こども園在り方計画の中で、令和2年度に公私連携事業者の公募を行い、令和3年4月から公私連携幼保連携型認定こども園への移行を計画しております。 次にイ、こども園の民間委託のパブリックコメントの意見については、計画が急であり、もう少し時間をかけてほしいという意見や、公立園をそのまま残してほしいという意見、小規模保育事業所からの接続を心配する声などがありました。 最後にウ、再編する上で重要視する点についてお答えします。本市では平成28年度以降、市民サービス向上のため、市立幼稚園、保育所のこども園化を進めてきました。しかしながら臨時保育教諭の不足や、潮平こども園の入園希望者が予定よりかなり少なかったことから、やむを得ず潮平こども園を休園し、西崎こども園の3歳児の受け入れを停止するという判断をいたしました。そのような状況から、市全体の公立こども園のあり方を検討するため、在り方計画を策定することとしました。計画を策定するに当たり重要視したのは、保育サービスの継続的な提供と保育の質の向上を図ることであり、その手段として公立6園のこども園を3園に集約し、正規職員の比率を上げ、保育教諭全体の負担を軽減し、研修等へ参加しやすい体制を構築することにより質の向上に努めることであります。 御質問、件名5、プレミアム商品券について。小項目1、いとちゃんプレミアム商品券の利用状況についてア及びイについてお答えいたします。小項目1、ア、利用率については、沖縄県が取りまとめたプレミアム付商品券事業に係る非課税者分の申請率として、令和2年2月5日時点で、本市は35.68%となっております。 次にイ、近隣自治体の利用率については、沖縄県が取りまとめた非課税者分の申請率として、豊見城市は42.14%、県内11市中2位、南城市は38.40%で3位となっております。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時56分)                              (再開宣告午後1時10分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆10番(金城一文君) では再質問させていただきます。 まず件名1、道路行政についてですけれども、既に発注をされているということでありがとうございます。この道は、通学路として近隣のこども園、あと小中高生等が多く利用しますので、ぜひ3月中の工事完了を目指して頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。これは以上です。 続きまして件名2、水産行政についてです。漁業者が停泊中はエンジンをかけて電気を確保しています。エンジンをかければ燃料代がかかります。水産資源の枯渇等で漁業の遠方化を余儀なくされている中、燃料代の負担がかなり大きいと聞いております。また不純物等を吸い込んでエンジンが故障した場合、修理に要する費用も大きな負担になります。そのことも踏まえ、給電設備は必要だと思いますが、県に要望できないか。市としてのお考えをお聞かせください。 ◎経済観光部長(大城拡君) 再質問にお答えいたします。 漁港北地区の岸壁には、漁船等の船舶修理に対応するため100ボルト仕様のボックスが8基設置されております。水揚げ等で入港した際に、次の出港までの間、船上待機に必要な電気を供給することは可能でありますが、動力を必要とする冷凍庫などの200ボルトの電源を必要とするため、対応されておりません。本市としても、漁港の管理委託を受けている水産公社等の意見も踏まえて、動力を必要とする電源が確保できるよう糸満及び泊漁港流通拠点形成ワーキングチームの会議の中で、議題として提案していきたいと考えております。 ◆10番(金城一文君) ありがとうございます。必要としている漁業関係者のためにも、引き続き県等へ要請していただきたいと思います。よろしくお願いします。 続きまして件名3、まず遠方の病院への移転ということで、特に旧三和地区の高齢者にかなりの負担がふえることが予想されます。市長の施政方針に、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らしていけるようにするとの言葉がありました。ぜひ実行していただきたいと思います。質問ですけれども、病院側に対して送迎バスをこれまでどおり継続するということの回答は得られていますか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 南部病院に対し、送迎バスはこれまでどおりに継続していただくようお願いをしているところであります。南部病院のほうでは、現在コース等について検討中と聞いております。今後の状況について、引き続き情報収集、コースの確認をしてまいりたいと思っております。 ◆10番(金城一文君) 病院側が経営的な事情等により、送迎バスを廃止あるいは縮小するというようなことになった場合の対策はお考えでしょうか。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 先ほど申し上げましたとおり、コースについては検討中ということと継続できるようにということで伺っているところですが、やはりおっしゃるように縮小、廃止となったときの対策としては、高齢者や障がい者等の生活移動に対する支援策の中で検討していくことになるかと考えています。 ◆10番(金城一文君) 情報収集等ももちろんそうですが、同時進行でそういった場合になったときのことも踏まえて、対策を練っていただきたいと思います。 それから国道331号の分離帯、こちらが今つながっているのですけれども、病院の前で切り離すと言いますか、道をあけることによってショートカット、病院のほうにするというようなことが可能かどうか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時14分)                              (再開宣告午後1時15分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆10番(金城一文君) 今の説明会での内容ですと、糸満市側から救急車が新しい病院に行くときに、一旦太平洋側、海岸沿いを回って入っていくというような、かなり遠回りな説明だったのですけれども、これだとかなり時間がかかります。ではなくて道の病院の前で一度分離帯を離して、そこから緊急車両が通れるような、そういうような要望というのは検討できないでしょうか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時15分)                              (再開宣告午後1時16分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 再質問にお答えいたします。 今の救急車の経路につきましては、やはり住民説明会の際に病院のほうで説明していた内容のとおりで、私たちも認識をしております。今後、そういう御意見があったということを再度お伝えはするのですが、基本的には下のほうを通って救急車は行きます。説明会で説明した経路でのことになると思います。ただ今後、与根の新病院が開院して調整が出てくるかもしれませんが、基本的に現状は住民説明会で御説明した内容だと認識しております。 ◆10番(金城一文君) 今の病院側の説明のルートだとかなり、二、三分くらい時間が変わってくると思うんです。なるべく救急車が通れるように。聞くところによると南風原の沖縄県立南部医療センター・こども医療センターのほうは道が切れて入れるように、県のほうと調整してやったという経緯があると伺っていますので、そちらのほうも関係するところと調整をして、あけるような努力をしていただきたいと思います。 続きまして、保育行政について。こちらなんですけれども、いろいろな方からお話をいろいろと伺っております。その中で、問題点が幾つかあると思うのですけれども、私のほうで民間委託についての進め方についてと、そもそもこども園を民間委託する必要があるのか、この2点で分けて御質問させていただきたいと思います。まず民間委託の動き、これは計画がいつごろから始まったのか教えていただけますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 在り方検討委員会のほうを立ち上げて、その中で市民の意見を聞くということで、説明会の開催を決めたのが12月26日でございます。1月6日に保護者に案内をして、1月7日にホームページに案内の掲載をいたしました。 ◆10番(金城一文君) 民間委託の方針というのが決まったのは、12月26日ということでよろしいでしょうか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時19分)                              (再開宣告午後1時19分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 在り方検討委員会を開催したのは、令和元年7月からでございます。 ◆10番(金城一文君) 現場の先生方へ、この方針を伝えたのはいつごろでしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 説明会の開催をするというときに、お話をしております。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時19分)                              (再開宣告午後1時20分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 説明会を決めたのが12月26日でございます。 ◆10番(金城一文君) 先ほど保護者への説明というか、それが1月6日とおっしゃったかと思うのですが、案内が、間違いありませんか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 1月6日に案内を配布しております。 ◆10番(金城一文君) これは私の把握している日にちと違うので、これは別の方にやっていただきたいと思うんですけれども。 説明会への参加を呼びかける案内というのがあるのですが、この案内の見出しと言いますか、そちらのほうに民間委託に関する記述というのが余りないかと思うのですが、このことについてはどう思われますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 これは市立認定こども園在り方検討委員会の中で市民の意見を聞くと言う前提ですので、移行を前提とした意見ということではありません。 ◆10番(金城一文君) これは説明会の中でも保護者の方からお話があったのですけれども、こども園への移行について、子ども・子育て会議に諮らなくてもいいのでしょうかという意見があったのですが、そのことについてはどう思われますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 糸満市子ども・子育て会議のほうでは、施設に関する利用定員の設定というのが主なものです。その中で、子ども・子育て計画を立てるということがありますので、その中では話し合われております。 ◆10番(金城一文君) わかりました。 次に、同じく説明会の中であった質問なのですけれども、3歳児が年長のときに教育方針が変わることになる。もう1年延ばして、現在通園中の子供が卒園してから民間委託することはできないですかという質問がありましたが、これに対してはどうでしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 保護者のほうから2年、今の児童が卒業するまでということで、2年延長できないかという意見をもらっております。これに関してですけれども、令和2年度から西崎こども園の3歳児の受け入れを再開する予定となっております。それに向けて非常勤職員を含む職員は増員できておりません。むしろ今年度より減少する予定となっております。保育士が確保されるまでの間、他の公立園のゼロ歳児の受け入れを制限することにより、その分の人員で対応する予定となっております。市としては、現在のこのような保育教諭の不足状況を解消するためにも、早急に対応するために計画を策定したところであります。保護者会の不安を少しでも解消しながら、進めていきたいと思っております。 ◆10番(金城一文君) 同じくその説明会の中で、同等の保育が担保されるというのは理解していますが、保育士や教育方針が変わるということに納得できないという声がありましたが、そのことに対してはどう思われますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 公立園と法人園の保育教諭の資格については、同等の資格があるという、体制についても同じ体制でありますので、保育環境的には変わらないと思っております。ただ質に関する不安が保護者のほうから上がっておりますので、そこを担保する意味では、子ども・子育て会議の中の部会が設置できますので、部会をつくってそこで評価をしながらやっていきたいと思います。 ◆10番(金城一文君) そのときに委託をした民間のこども園と協定書を結ぶというようなことをおっしゃっていたかと思うのですけれども、協定書に強制力とか罰則規定というのはあるのでしょうか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時25分)                              (再開宣告午後1時26分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 協定書に罰則があるかどうかというのは、正式には確認はしておりませんけれども、協定書ですので、お互いに信頼のもとで取り交わすということになっていると思います。 ◆10番(金城一文君) それではほかにも次年度から入園予定ですけれども、募集の時点で民間委託の話はなかった、話が違うというような意見がありましたが、これについてはどうでしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 保護者のほうからいろいろな意見はいただいております。今後も移行に向けての説明は、保護者のほうにしながら十分意見を聞いていきたいと思っております。 ◆10番(金城一文君) わかりました。 光洋こども園の評価については、その後何か聞き取り等はされたのでしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 光洋こども園が公私連携移行して、検証は今のところ具体的には行っておりませんけれども、ヒアリングとか聞き取りをした時点では、公私連携移行について問題の報告は受けておりません。おおむね想定通りの運営がされていると判断はしておりますけれども、今後も聞き取りはしていきたいと思います。 ◆10番(金城一文君) 通常ですと、何か新しいことを起こして、それをまた変えていく場合はチェックをして点検をして、それを生かしていくというやり方をするのが通常だと思うのですけれども、光洋こども園についてはそういう細かいことはされていらっしゃらないということだと思います。 あと再編を進めて行く上で、重要な点は何ですかということを先ほどお伺いしたのですけれども、答弁の中に子供のためにとか、保護者のというような、そういう御答弁がなかったかと思うのですけれども、説明会で配られた資料の中で、集約に当たっては市立園の地域性、運営状況、子育て家庭のニーズ等を踏まえた再編計画によるというようなことが書かれているのですけれども、多分これをおっしゃっていただけるのかと思って質問用意していたのですが、これは重要視していないということですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 こちらのほうのニーズ調査は、子ども・子育て会議の中でも話し合われておりますので、それを踏まえた検討会になっております。 ◆10番(金城一文君) 意図が伝わらないのですけれども。子育て家庭のニーズというのが、全然反映されていないということで、保護者のほうからさまざまな意見が上がっているということを、もう少し重く考えていただきたいと思います。 続きまして、こども園の民間委託の可否、根本から民間委託についての考え方がおかしいのではないかという意見も上がっていると思いますので、これについて聞かせていただきたいと思います。人手不足が大きな要因ということで、次年度の職員募集について現在応募状況がどうなっているかを教えていただけますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在のところ、正職員の募集はしておりません。 ◆10番(金城一文君) 会計年度任用職員の募集状況はどうなっていますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 今、ほとんど任用職員は採用されている状況で、ことしに比べて少ない状況ではありますけれども、ほぼことしと同じような任用職員の確保はできると思っております。 ◆10番(金城一文君) 保育士不足に対する市のこれまでとこれからの市独自の対応というのは、どういうことをされてきましたか、されていきますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 今までやってきたとおり、保育士の処遇改善に力を入れていきたいと思います。また確保に向けてはいろいろな周知活動もしていますし、各法人と連携をとって、また募集もしていきたいと思います。 ◆10番(金城一文君) それは他市はやっていないということですか。糸満市独自の対策ということですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 他市と同様のものをやっていて、独自性というのは今のところないと思います。 ◆10番(金城一文君) 独自の動きをしていないがゆえに、子供たちに負担がいくというのはおかしなことではないかと思いますが、次に行きます。 続きましてパブリックコメントについてお伺いしたいと思います。パブリックコメントの周知期間を含めた募集期間は適切だと思われますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 意見としては、短いと言われる方もいらっしゃいます。内容からして、少し短かったかと思いますけれども、検討委員会の中においては早急に情報を収集する必要があったので、そこの期間という形になりました。 ◆10番(金城一文君) 認識が一致しました。私も短いと思います。短いと思いますが、かなりの反響があったと思います。パブリックコメントは何件ありましたか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在32名の意見が来ておりました。 ◆10番(金城一文君) その32件の内容はどういった内容でしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 主な内容ですけれども、計画が急でありもう少し時間をかけてほしいという意見がほぼ多かったです。また公立園をそのまま残してほしいという意見もありました。小規模保育事業所からの意見としては、接続を心配する声という形で上がっております。 ◆10番(金城一文君) それらの意見を踏まえた上で、計画の見直し、一時停止等は考えていませんか。 ◎福祉部長(山城安子さん) この計画については、3月で市長のほうに答申をしております。計画自体はそのまま市の方針として進めていくつもりですけれども、地域への理解を求める説明会や保護者の意見は、これからも吸い上げていきたいと思っております。 ◆10番(金城一文君) 次に、認定こども園在り方検討委員会からの意見書の提出があったと思いますが、どのような内容だったでしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 在り方検討委員会の意見書の中の内容を集約しますと、市立園の再編については、3園への集約はほぼ了承されました。ただ具体的な公私連携の移行園、どこを移行するのかという部分、それから住民説明会及びパブリックコメントの意見を踏まえて議論した結果、委員の中でも意見が分かれたというところ、それから公私連携園の指導監督、評価、地域住民の保護者への説明による理解促進、子供への負担を抑えた移行、市立園のモデル園としての役割、保育教諭のゆとりのある就労環境の実現、教育・保育の質の向上や確保について、意見を踏まえたものとなっております。 ◆10番(金城一文君) 今、手元にあるのですけれども、再編については住民説明会及びパブリックコメントの意見等を踏まえて議論した結果、意見が分かれたところであるとの記述があります。さらに下のほうに、地域住民や保護者への説明による理解促進というところでは、市立園から公私連携園になることによる不安をなくすよう丁寧な対応に努めることという意見もあります。さらに5番目の子供への負担を抑えた移行を目指すというところでは、ゆとりを持って円滑に移行するように進める等書かれていますが、それらを踏まえた上でのこのような進め方でしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 市の状況としては、現在の環境を少しでも改善したいという思いはありますけれども、保護者の不安というのも了解しております。ですので計画を立てましたけれども、この計画を策定した内容を、また保護者の不安等を解消しながらどのように進めていくかというのを検討していきたいと思います。 ◆10番(金城一文君) 次に、アンケートにお答えを寄せた職員の中には、民間委託への材料になるのであれば、あのような回答をするべきではなかったというような後悔をしている方がいるということもお聞きしました。そのことについては、どうお考えでしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 アンケートは、個人の意見としては吸い上げておりません。市全体の職員の意見として踏まえておりますので、それをもとに編成をしたということではありません。そこら辺はもし不安がある職員がいるのであれば、また説明をしていきたいと思います。 ◆10番(金城一文君) この問題に関しましては、私を含めて6人の議員が今定例会で質問を予定しております。また保護者会など複数の団体から陳情も上がっています。民間委託が絶対に間違っているとは言いませんが、少なくとも進め方に問題があると言わざるを得ません。君子は豹変すという言葉があります。徳の高い人は過ちを認めて、行いを改めることが極めて早いという意味だそうです。この問題をいま一度立ち止まって考え直すことができるのは市長しかいないと思いますが、ゼロベースに戻して検討し直すお考えはありませんか、市長。 ◎市長(上原昭君) 今回のこども園の再編については、保育の質の向上、子供たちのためのというものを目的としているものであります。そして保育士の確保ということも含めての再編であります。ただ保護者の皆様の不安もあることは理解しておりますので、その理解が得られるよう努力を重ねていきたいと思っております。 ◆10番(金城一文君) では、理解が得られてから進めるという理解でよろしいでしょうか。 ◎市長(上原昭君) そのとおりであります。 ◆10番(金城一文君) ありがとうございます。今おっしゃったように、保護者を初め関係者の皆さんの理解が得られてから計画を進めていただきたいと思います。 では続きまして件名5、プレミアム商品券についてです。パーセンテージのほうを先ほど教えていただきまして、35.6%ということで、これは高いのか低いのか、県内5位というようなお話もありましたけれども、また次回、同様な制度ができる場合はさらに利用者がふえるよう努力していただきたいと思います。 最後に、この3月で糸満市役所を退職される山城、徳里両部長を初め退職者の皆様、本当にお疲れさまでした。役所に残られる方、また別の場所に行かれる方、さまざまだと思いますが、これまで同様糸満市の発展にお力をお貸しいただければと思います。本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。これで質問を終わります。 ◆13番(金城寛君) 皆さん、こんにちは。これまで午前一番での質問が多かったのですが、本日は午後からの質問です。これまで同様、やる気満々で頑張っていきますのでよろしくお願いをいたします。一般質問通告書に従い一般質問を行います。市当局の誠意ある答弁をよろしくお願いをいたします。 件名1、道路行政について。小項目1、県道那覇糸満線潮平入り口等白川1号幹線整備雨水対策工事について伺います。長年の懸案であった冠水問題の解決に向けて、いよいよ本格的な冠水対策工事が令和元年度から始まり、地元・地域も大変喜んでいます。市当局の迅速な対応・職員の頑張りに感謝を申し上げます。ありがとうございます。工事期間中は、道路の利用が制限されているので、工事は安全かつ効率よく、迅速な対応が必要であります。当該道路は、日々の生活、通勤通学、産業活動等重要な道路でありますので、年度の工事規模・内容や進捗状況及びどのような作業手順で工事を実施していくのかについて伺います。ア、令和元年度の工事規模・内容、進捗状況及び完了予定時期について。イ、令和2年度の工事規模・内容等について。 次に件名2、ラウンドアバウト(環状交差点)について。小項目1、糸満ロータリーラウンドアバウトについて。この糸満ロータリーのラウンドアバウトは、社会実験・実証実験で幾つかの問題・課題解決などを踏まえ、当初の導入から実に約5年、やっと本設の工事でその線形などが完成に近くなり、本交差点を通るのが毎日楽しみであります。本事業にかかわった国・県・市、関係者の皆様に敬意を表します。そこで今後の工事及び景観整備なども予定どおり進んでいくのかについて伺います。ア、工事の進捗について(道路拡張接続範囲内を含む)。イ、電線類地中化工事の進捗状況について。ウ、景観整備の進捗状況について。 次に小項目2、県道糸満与那原線と国道331号糸満道路高架下交差点へのラウンドアバウト導入について。令和元年第6回(12月)定例会の私の一般質問で道路管理者は、当該交差点の安全性を考慮した望ましい交差点形状を検討するため勉強会を立ち上げて、関係機関と調整を図っていく旨の答弁がございました。そこで伺います。ア、勉強会の進捗状況及びその内容についてどうなっていますか。イ、今後の予定について。ウ、勉強会に糸満市はどのようにかかわっていますか。 件名3、新型コロナウイルス感染症予防について。新型コロナウイルスの感染が国内で拡大しており、沖縄県内においても3名の感染者が確認されているとの報道がありました。市内小中学校においても、3月2日から臨時休校が始まりました。保育所・こども園・学童クラブ等において、感染防止には最大限の配慮をしながらも、その利用については考えていただきたい。また保護者の就労状況により、どうしても対応できない家庭があると思いますので、学校についても考えてもらいたい。そこで伺います。小項目1、新型コロナウイルス感染症予防について。ア、市の組織対策・窓口について。イ、情報収集(庁内・各関係機関)について。ウ、市民への予防周知について。エ、休校に伴う子供の居場所はどうなっていますか。オ、一斉休校により、どのような影響が出てどのように対応していますか。カ、今回の臨時休校は、どのような経緯で実施しましたか。キ、救急の体制・連携はどうなっていますか。 件名4、防災行政について。小項目1、本市の災害時の指定緊急避難場所、指定避難所の整備状況について。先般、本市の市内民間4事業所との「災害時における指定緊急避難場所としての施設利用に関する協定」の締結がありました。そこで、市内全域での施設整備状況について伺います。ア、指定緊急避難場所及び指定避難所の概要、収容人員について。イ、地震津波における本市の想定避難者数について。 件名5、下水道行政について。今日の現代社会において、浸水防除、公衆衛生の向上、公共用水域の水質保全で下水道事業が果たしてきた役割は、大変大きなものがあります。私が毎回の議会で取り上げています潮平下の道路の冠水対策工事も、新たな下水道(排水路)の新設や市内にはそのほかにも下水道整備設置から数年経過し、耐用年数が近く耐震化事業なども実施しなければならないと思います。これらの事業には、莫大な費用が必要になってきます。持続・継続した整備を実施し、生活環境等を整備する上においては長期的な見通し、財政計画が必要であります。そこで伺います。小項目1、糸満市下水道事業経営戦略について。ア、策定の経緯について。イ、経営戦略の考え方について。ウ、下水道事業の現状と課題について。エ、下水道需要・整備・経費の見通しについて。オ、基本方針・目標について。カ、投資・財政計画について。 件名6、施政方針について。上原昭市長は、糸満市を再生し元気にしたいとの思いで、市長就任時から本市の持つ伝統文化や地域資源を生かしつつ魅力あるまちづくりに全力で取り組んでいることに敬意を表します。小項目1、まちの基盤整備及び経済産業の活性化について。施政方針で「時代の変化に対応した合理的な土地利用を図ってまいります。市場周辺の再整備をはじめ糸満漁港中地区周辺市街地の歴史・文化などの特性を活かしつつ、都市の再生を効率的に推進いたします。」とありました。そこで伺います。ア、合理的な土地利用とは。イ、市場周辺の再整備とは。ウ、糸満漁港中地区周辺の市街地の歴史・文化などの特性とは。エ、都市の再生を効率的に推進とは。 以上、檀上での質問を終わり、あとは答弁を聞いてから再質問などを行います。よろしくお願いいたします。 ◎市長(上原昭君) 金城寛議員の件名2、ラウンドアバウトについて。小項目1についてお答えいたします。 小項目1、糸満ロータリーラウンドアバウトについて、所管する南部土木事務所へ確認したところ、ア、工事の進捗については現在道路側溝や縁石等の道路線形を形成する構造物を整備し、歩道の仮舗装までを昭和2年3月完了予定で進めているとのことであります。 イ、電線類地中化の進捗については、設計の見直しが必要な箇所があったため、令和2年度に設計業務を行い、令和3年度より電線類地中化工事に着手し、年度末の事業完成を目指し整備を進めていく旨を確認しております。 次にウ、景観整備の進捗については、県事業の糸満与那原線整備と並行し、山巓毛公園整備として、現在アジガー周辺広場を整備しており、次年度よりあずまやとトイレの設計と工事を行う予定であります。 残りの御質問については、教育長及び関係部長から答弁させます。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時53分)                              (再開宣告午後1時53分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎市長(上原昭君) 失礼しました。読み間違いがありました。歩道の仮舗装までを令和2年3月完了と答弁すべきを、昭和2年3月完了と答弁したとのことであります。修正させていただきます。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 金城寛議員、御質問、件名3、新型コロナウイルス感染症予防について。小項目1、新型コロナウイルス感染症予防について、エからカまでお答えをいたします。 小項目1、エ、休校の際の子供の居場所については、3月5日より小学校低学年及び特別支援学級に在籍している小中学生で、自主出校する児童生徒を学校で受け入れております。 次にオ、休校による影響については、市民の皆様から休校期間の見直しの要望、学校で子供を受け入れてほしい等の意見が寄せられています。 最後にカ、休校実施の経緯については、糸満市教育委員会では令和2年2月27日に新型コロナウイルス感染症対策会議において、内閣総理大臣より国内感染症拡大を防止するための全国の小中高校、特別支援学校への臨時休校の要請があり、それを受けて2月28日に臨時の校長連絡協議会を開催し、学校長の意見を踏まえ、3月2日から24日までを臨時休校と決定いたしました。その後にまた臨時の校長連絡協議会及び本市の新型コロナウイルス感染症対策会議の承認を受けて、3月16日から学校を再開することに決定しております。 ◎水道部長(伊敷勝君) 御質問、件名1、道路行政について。小項目1、県道那覇糸満線潮平入り口等白川1号幹線整備雨水対策工事について、ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、令和元年度の工事規模・内容及び進捗状況、完了予定時期について、これまで排水機能を改善し、冠水解消に向けて早期の完了を目標として実施計画を立て事業を進めてきたところであります。これまで関連する事業の磁気探査業務や上下水道の移設工事を行ってきましたが、NTTの通信ケーブルが汚水管移設箇所に隣接して埋設されており、しかも軟弱地盤のため土どめ工事を施して慎重に工事を進めてきているところであります。そのため作業効率が低下し、工事工程の進捗におくれが生じておりますが、3月下旬からは発進立坑設置に入り、4月からオープンシールド工法による雨水排水ボックスカルバート、縦1.3メートル、横1.3メートル、長さ1.5メートルを設置の予定となっております。現場においては、工事を早期完了に向けて努めておりますが、令和元年度雨水排水ボックスカルバート約90メートルの完了は、7月になる予定であります。 次にイ、令和2年度の工事規模・内容について。次年度も今年度同様雨水排水ボックスカルバートの工事を継続して行いますが、例年3月下旬ごろに新年度の内示があり、それを受けて4月に沖縄県へ補助金交付申請を行い、6月以降に残りの末端までの283メートルを整備する計画であります。 次に件名5、下水道行政について。小項目1、糸満市下水道事業経営戦略について、アからカまでについて順にお答えいたします。小項目1、糸満市下水道事業経営戦略について、ア、策定の経緯について。近年、下水道事業を取り巻く環境は、人口動態の変化や保有施設の老朽化の進行、さらには自然災害への対策など厳しさを増しております。このような現状を踏まえ、国は一層の経営基盤の強化等を図ることを目的として、中長期的な経営の基本計画(経営戦略)の策定を、各地方公共団体に要請しているところであります。本市も要請を受け、事業環境や将来にわたる課題等を整理して、今後目指すべき方向を指し示し、将来にわたり安定的に事業を継続していくための中長期計画(経営戦略)を策定したところであります。 次にイ、経営戦略の考え方については、国からの通知やガイダンスに基づいております。基本的な考え方は、中長期的な将来予測と事業の特性を踏まえた効率及び経営健全化の取り組みにより、計画的かつ効果的な投資と財源を均衡させた実効性のあるものとし、経営基盤の強化と財政マネジメントの向上に取り組むものであります。 次にウ、下水道事業の現状と課題について。本市の下水道整備状況は、下水道普及率及び水洗化率とも県内平均を下回っていることや多くの未整備地区があることから、今後とも啓蒙及び整備を進めていく必要があります。また保有資産においては、処理場及び管路とも老朽化が進んでくるため、計画的な更新が必要になります。さらに近年多発する浸水被害や地震及び津波への災害対策として、排水路整備や設備の移設整備及び基幹管路の耐震化等が必要となります。これらの整備には多額の費用を要しますが、財源となる下水道使用料等の収入予測とギャップがあり、その解消が今後の課題となります。 次にエ、下水道需要・整備・経費の見通しについて。下水道需要は、今後の10年間の将来人口では緩やかにふえる見込みであることから、下水道使用料についても緩やかな増加を見込んでいます。整備について、下水道施設の新規整備として未整備地区、市街地開発地域の整備及び下水処理量の増による水処理施設の増設、下水道既存施設の整備として老朽管及び処理場等の優先順位の更新、修繕及び改築等の整備、災害対策としての整備として浸水対策、津波対策及び管路の耐震化整備を見込んでおります。また経費につきましては、今後増加する維持管理や減価償却費を見込んでおります。 次にオ、基本方針・目標について。本市では、安全で快適な下水道サービスを持続的、安定的に提供することを基本方針として、さらなる効率化と経営健全化を実施して、経営基盤の強化を図るものとしております。また目標につきましては、下水道普及目標では、普及率、整備率及び水洗化率の項目を、下水道施設整備目標では新規整備、更新整備及び災害対策整備項目のそれぞれに目標数値を定めているところであります。 最後にカ、投資・財政計画について。投資計画については、下水道整備率及び水洗化率の向上、老朽化施設の更新、災害対策事業等、優先度の高い施設整備を投資の効率化及び合理化を考慮に入れ計画するものであります。その投資額は、約105億円となります。投資計画に対する財政計画として、将来の人口の予測や水洗化率に基づいた下水道使用料、投資財源(補助金、起債)及びその他の収入を見込んでおります。投資・財政計画の収支シミュレーションの結果、今後の施設整備費用を賄うことはできない結果となっております。下水道事業の運営は、引き続き経営の合理化・効率化を図り、損益の改善に努めなければなりませんが、今回の経営戦略で明らかになった資金不足の回避は難しく、近い将来単独での経営は困難となることが予測され、料金改定は必要不可欠となっております。そのため経営戦略では料金改定と改定の激変緩和策として、当分の間、他会計からの借り入れを見込んだ計画で策定しております。 ◎建設部長(徳里仁君) 御質問、件名2、ラウンドアバウトについて。小項目2、国道高架下交差点へのラウンドアバウト導入について、ア、勉強会の進捗及び内容については、国道331号の管理者である南部国道事務所の呼びかけにより、令和元年12月27日に沖縄総合事務局開発建設部、南部国道事務所、沖縄県南部土木事務所、糸満警察署、糸満市が集まり、国道331号糸満道路桁下交差点のラウンドアバウト導入検討について、勉強会を開催いたしました。内容については、これまでの経緯や検討対象交差点の現状等を確認し、将来の交通量や交差点周辺での開発状況を確認する必要性が出たこともあり、次回の勉強会ではそれらを踏まえたラウンドアバウトの適用性の検討を行っていく運びとなっております。 次にイ、今後の予定については、次回の勉強会開催に向け南部国道事務所が、現在関係機関と日程を調整しているとのことであります。 最後にウ、同勉強会への糸満市のかかわりについては、糸満市は高架下交差点のラウンドアバウト化について、平成28年12月に南部国道事務所長宛て要請書を提出しております。よって同交差点のラウンドアバウトの導入に向け、勉強会の中で一役担っていくものと認識しております。 続きまして御質問、件名6、施政方針について。小項目1、アからエについて順にお答えいたします。小項目1、まちの基盤整備や経済産業の活性化について。ア、合理的な土地利用とは、第4次糸満市総合計画や那覇広域都市計画「都市計画区域の整備、開発及び保全の方針」といった上位計画に基づき糸満市都市マスタープランを基本に土地利用において、秩序あるまちの形成を推進していくものであります。 次にイ、市場周辺の再整備については、公設市場の建てかえが進む中、市場周辺も一体となった活性化を見据え、周辺の道路整備や再開発事業などの導入に向け調査を進めていくところであります。 次にウ、漁港中地区周辺の歴史・文化などの特性については、中地区東側はウミンチュが漁業の進展とともに、海を埋め立てながらジョーと呼ぶ入り江と一体となった町割りなど、独特のまちづくりがなされてきました。そして司馬遼太郎が美しく見えると評した赤瓦の並ぶ町並みが背景にありました。そのようなことから、この地区をジョーグヮー地区として、景観形成重点地区に指定し、歴史に配慮した風景づくりを実践しているところであります。 最後にエ、都市の再生を効率的に推進とは、市場周辺の整備や水産試験場跡地の活用、ジョーグヮー地区の保全、その他糸満漁港中地区周辺における整備などを一体的に計画することにより、都市の再生を効率的に推進していく考えであります。 ◎市民健康部長(福元信美さん) 御質問、件名3、新型コロナウイルス感染症予防について。小項目1、新型コロナウイルス感染症予防について、アからウまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、市の組織対策・窓口については、2月20日に緊急新型コロナウイルス感染症対策会議を開催し、糸満市対策本部を立ち上げています。これまで会議を6回開催し、感染拡大防止策などを協議してまいりました。対策本部の事務局は、健康推進課となっております。 次にイ、情報収集については、厚生労働省や沖縄県などから発信された感染情報や予防策を対策本部へ提供し、またその情報を庁舎内各課と共有し、各関係機関については関連課から情報を提供しているところです。 次にウ、市民への周知については、1月28日にホームページやSNSを使い、「新型肺炎 感染拡大注意!!インフルエンザ対策で予防」と注意喚起を行い、その後も手洗い、咳エチケットの奨励と県相談窓口電話番号を記載したポスターの自治会配布、広報いとまん3月号の裏表紙一面を使った予防対策の周知などを行っております。またFMたまんや防災無線、市役所電光掲示板による周知を行っているところです。今後も引き続き国及び県などから提供される新型コロナウイルス感染症の発生状況、感染予防策、相談及び医療体制などについて、市広報やホームページ、チラシ、SNSなどを活用して市民へ情報を提供し、注意喚起を行ってまいります。 ◎福祉部長(山城安子さん) 御質問、件名3、新型コロナウイルス感染症予防について。小項目1、新型コロナウイルス感染症予防について、エ、休校に伴う子供の居場所についてお答えいたします。 小項目1、エ、休校に伴う子供の居場所については、保育所・こども園は通常どおり運営されております。児童館は小中学校の臨時休校の間、臨時休館とし、放課後児童クラブについては午前から児童の受け入れを行っております。本市で沖縄子供の貧困緊急対策事業を活用し、実施している子供の居場所は7カ所であり、そのうち4カ所は市内小中学校の臨時休校の期間中は休所としております。 ◎消防長(福元毅君) 御質問、件名3、新型コロナウイルス感染症予防について。小項目1、新型コロナウイルス感染症予防について。キ、救急の体制・連携はどうなっていますかについてお答えいたします。 救急体制については、国や県からの通達等を常に確認しながら、糸満市新型インフルエンザ等業務継続計画を準用し、業務継続のための体制をとっております。連携については、関係部局と情報交換、情報共有をしている状況でございます。 ◎総務部長(上原仁君) 御質問、件名4、防災行政について。小項目1、指定緊急避難場所及び指定避難所の整備状況について、ア及びイについて順にお答えいたします。 ア、概要、収容人員について、指定緊急避難場所については、災害が発生または発生するおそれがある場合に緊急的に避難する施設または場所であります。本市では、災害の種類ごとに43カ所の施設等を指定し、津波災害時には50万人が収容可能となっております。次に、指定避難所については、避難した居住者が災害の危険がなくなるまで一定期間滞在し、または災害により自宅へ戻れなくなった居住者等が一時的に滞在する施設であります。本市では津波災害を考慮し、海抜10メートル以上の市内小中学校体育館等、13カ所を指定避難場所とし、8,000人が収容可能となっております。指定緊急避難場所及び指定避難所については、政令に定める基準に適合する施設等を市長が指定することになっており、今年度は指定避難所の通路等の十分なスペースの確保を図るため、収容人員を1万人から8,000人に見直しております。 次にイ、地震津波の想定避難者数については、沖縄県地震被害想定調査によると、幾つかの地震による津波被害の浸水想定を行っておりますが、最も避難者数が多いのは沖縄本島南東沖地震3連動とされており、避難所避難者数が1万2,000人となっております。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時16分)                              (再開宣告午後2時16分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆13番(金城寛君) 答弁ありがとうございます。それでは質問順に、順次再質問をしていきます。今回、傍聴席はいささか人数が少ないんですけれども、本日はインターネットで視聴しているからというような激励のメールもありました。少し確認をしながら質問をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。 まず件名1の道路行政について。小項目1、県道那覇糸満線潮平入り口等白川1号幹線整備雨水対策工事ですけれども、4月からオープンシールド工法により雨水排水のボックスカルバートを設置していくと答弁がありましたが、私は本事業の設計段階からこの場所での工事については、生活道路で、道路に接道して個人住宅、アパート、店舗、民家のブロック塀などが建ち並んでいる状況であるので、工事においては細心の注意、安全対策、スムーズな工事手法を考えてもらいたい旨質問・要望をしたときに、このオープンシールド工法を計画していると答えていました。実際の施工において、計画どおりに実施されると聞いて喜んでいます。地域の皆さんも大変関心がありますので、少し細かい質問もあるかと思いますが、御理解のほどよろしくお願いをいたします。先ほどの答弁の中で、準備工事としての下水道の移設という説明がありましたけれども、もう少しわかりやすく説明方、お願いいたします。 ◎水道部長(伊敷勝君) 再質問にお答えいたします。 下水道の移設についてのわかりやすい説明をということです。既設の汚水管は北側に埋設されており、南側と北側の両方の汚水を取り込んでいるところでありますが、雨水排水ボックスカルバートが道路中央に設置されることから、南側と北側の汚水が分断されることになります。そのため両方に汚水管を設置する必要があり、現在その工事を行っているところであります。 ◆13番(金城寛君) よくわかりました。あの道路は、北側に側溝、南側に側溝があります。南側の側溝は幅600で深さが結構あるわけですけれども、北側の側溝については300ぐらいの側溝なんですね。ですから今の盛替の準備工事で、恐らくその側溝というのは支障になっていくおそれがあると思います。ですからこの側溝の復旧等、工事後の復旧等、この辺について説明をお願いしたい。 ◎水道部長(伊敷勝君) 再質問にお答えいたします。 今言う側溝のことは北側の側溝だと思いますが、北側側溝については汚水管移設工事に支障のある側溝だけ一旦取り壊し、汚水管移設後に復旧する予定となっております。 ◆13番(金城寛君) よくわかりました。4月から実施する雨水排水ボックスカルバートの工事の工程について、わかりやすく説明をお願いいたします。工事工程です。 ◎水道部長(伊敷勝君) お答えいたします。 4月から実施する雨水排水ボックスカルバートの工程について。発進立坑内にオープンシールド機を設置して、バックホーにて掘削しながらクレーンにてボックスカルバートをおろして、埋設して工事を進めていきたいと考えております。 ◆13番(金城寛君) 済みません、細かい質問をするかもしれませんが、このオープンシールドの機械を設置する寸法ですね、あそこの道路は通行量がある割には狭い感じもしますので。このオープンシールド機を設置する機械の幅、それから長さをお聞かせください。 ◎水道部長(伊敷勝君) お答えいたします。 オープンシールド機の寸法について、幅2メートル8センチ、長さ7メートル、高さ2メートル40センチです。 ◆13番(金城寛君) よくわかりました。その機械を使って工事をするわけですけれども、その作業工程をいま一度確認します。皆さんが関心のあることでありますので、確認をいたします。 まず雨水排水ボックスカルバート2基、内径が1.3メートル掛ける1.3メートルで長さが1.5メートルで、2つだと1日に3メートルの設置ができるということで理解をしてよいですか。確認であります。お願いします。 ◎水道部長(伊敷勝君) そうですね。ボックスカルバートは縦横1.3メートルの長さ1.5メートルですので、これを2基設置して作業を進めていきたいと考えております。1日ですね。 ◆13番(金城寛君) ぜひ作業を進めていただきたいと思います。 次に、やはり皆さん関心のあるのは、この作業終了後、それから夜間、この道路がどういう状況になるのかということであります。これは以前、私は設計の段階でも質問をしましたけれども、とても気になりますのでいま一度確認をします。作業が終わった後の夜間の交通状況ですね、ちゃんと通れるのかと。設計の段階で、これはぜひ通れるような工法を選択してもらいたいということで注文をしてありましたけれども、答弁をお願いいたします。 ◎水道部長(伊敷勝君) 夜間の通行についてお答えいたします。 作業が終わった後の夜間の交通については、シールド機上に覆工板を設置して、交通ができるように開放する予定となっております。
    ◆13番(金城寛君) よくわかりました。ありがとうございます。ぜひ安全かつ効率よくその作業、工事を進めていただきたいと思います。 それでは次に件名2、ラウンドアバウト(環状交差点)。小項目1、糸満ロータリーのラウンドアバウトについて。先ほど答弁で電線類の地中化の進捗状況について、設計の見直しがあったとのことでありましたけれども、具体的にどういうことなのか。その内容について伺います。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 電線類地中化の設計変更についての御質問ですけれども、南部土木事務所へ確認したところ、沖縄電力やNTTの配線計画の見直しに伴う設計変更をやっているということでございます。 ◆13番(金城寛君) 設計の見直しがあってそういうことになっているんだということですね。やはり設計の見直しもしながら、立派なものをぜひつくっていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。次に行きます。 小項目2、県道糸満与那原線と国道331号糸満道路高架下交差点へのラウンドアバウト導入について。先ほど答弁ありましたけれども、勉強会には市も積極的に参加をして導入実現に向けて、ぜひ頑張っていただきたいと思います。この交差点の、現状の状況を少し説明をさせていただきます。この交差点、北側から入る、それから南側の役所方面から進入をしたときに、この交差点、バイパスの基礎の橋脚ですね、それからコンクリート擁壁があるので、とても見通しが悪いわけです。それから道路の幅が直線と右折が混在をしているという状況があるわけです。非常に危ない状況、私も何回かヒヤッとしたことがありますけれども。その交差点に、今整備中の県道が取りつくということになると、ますます交通量がふえていくわけであります。これがラウンドアバウト交差点になると、進入路は一車線で適正な幅員を確保して、なおかつそこに減速をするシステムを構造上で構築していくというので、交通事故の防止及び環境にもよい、信号機に頼らない、災害にも強い、よいことづくめであります。国は導入に向けて勉強会も開催をしていますので、そこは地元である市長の意志、決意のほどを、思いを伺います。これは市長に伺います。よろしくお願いをいたします。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 今、高架下のラウンドアバウト化については、勉強会をやっているところでございます。当交差点については、先ほども答弁したのですけれども、糸満市から国に対して要望書も出しているところでありますので、今後とも積極的に本市も協力していきたいと考えています。沖縄総合事務局、南部国道事務所、県道担当の沖縄県も含めて、糸満市も含めて、今後とも市も積極的に協力していきながらやっていきたいと考えていますので、早目に交差点がラウンドアバウト化できるよう、今後とも勉強会に引き続き市も積極的に参加していきたいと考えます。 ◆13番(金城寛君) 部長、ありがとうございます。部長はことしで定年ではありますけれども、ぜひしっかりと後輩にもその思いというのは引き継ぎをしていただきたいと思います。それでは次に行きます。 件名3の新型コロナウイルス感染症予防についてでありますけれども、先ほどのエ、オに関連した質問ですが、父母から受け入れをしてほしいとの意見があり、対応したということでありますが、受け入れた学校数と人数を伺います。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 市内の小学校は全て、一部の中学校では特別支援学級の子供を3月5日から受け入れました。大体一日平均40名程度でありまして、5日から10日までの4日間で179名の児童を、自主出校として受け入れております。 ◆13番(金城寛君) ありがとうございます。全ての小学校で受け入れたということであります。 次に、先ほどの答弁で沖縄子供の貧困緊急対策事業の子供の居場所として7カ所あって、4カ所は市内小中学校の臨時休校の期間は休所となっているとの答弁でした。残り3カ所はあいているわけでありますが、そこを利用した子供たちの人数をお伺いします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 3カ所利用されております。3カ所で利用人数は16名です。 ◆13番(金城寛君) ありがとうございます。次に行きます。 3月16日から学校を再開との説明・答弁がありましたけれども、3月10日の政府の説明では、引き続き19日までは自粛を要請、爆発的拡大には至らずではあるが、専門家会議では新型コロナウイルスは夏場に向かって衰えていくものではないと意見がありました。そのような中、3月16日から学校再開をした理由について伺います。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 まず厚労省のホームページで、WHOの知見で新型コロナウイルスのことがありますが、潜伏期間は1から12.5日となって、14日間にわたって健康状態を観察するよう奨励するとあります。それを見ますと、まず2月20日に豊見城市ですか、本島内で3人目の感染者が確認されました。3月9日でいきますと、これから18日が経過していること、新たな感染者が確認されていないことなどを考慮して、3月9日の臨時校長会並びに本市の対策会議で承認を得まして開校することになりました。もう1つ申し上げますと、沖縄県が15日まで休校、16日から再開ということでありますが、沖縄県は保健所等の情報等があるというふうに、私どもとしては捉えました。その沖縄県のことも参考にして、16日に再開したことも1つです。 ◆13番(金城寛君) 再開した理由、よくわかりました。 それでは次に件名4、防災行政に行きます。先ほどの答弁で、想定避難者数1万2,000名、収容人員8,000名、4,000名ほど足りないわけです。そのことについてどのように考えていますか、伺います。 ◎総務部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 市といたしましても、災害時には市民の安全を最優先に確保する必要があることから、早急に取り組むべき懸案事項として捉えております。 ◆13番(金城寛君) 早急に取り組むということでありますけれども、今後の計画としてお伺いします。 ◎総務部長(上原仁君) 再質問にお答えします。 指定避難場所につきましてはこれまで、先ほども述べましたが公共施設を中心に指定してまいりましたが、今後は学校教室の一部及び自主防災組織が結成されている自治会公民館の活用などを検討していきたいと考えております。 ◆13番(金城寛君) いろいろ計画はありますけれども、その中に潮平自治会ですけれども、公民館周辺は高台がありますけれども、旧国道に近いところは海抜4メートル地帯でありますので、潮平公民館も指定避難所として指定はできますか、伺います。 ◎総務部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 避難所の指定につきましては、政令で定める避難場所の基準を遵守するものとし、加えて自助・共助を実践できる自主防災組織が結成されている地域など、防災上安全性が確保されていることなどを条件に検討してまいりたいと考えております。先ほども議員御指摘のありましたように1万2,000人に対して4,000人足りないとありますので、この4,000人の部分につきまして今後検討していきます。必要面積等を今後割り出しながら、先ほど申し上げたように学校の教室あるいは自主防災組織が結成されている公民館とか、それで足りるのかどうかも含めて、足りない場合はまたどういう場所があるのかも含めて検討していきたいと考えております。潮平公民館もその中で今後検討していくと考えております。 ◆13番(金城寛君) ぜひ潮平公民館も検討に入れていただきたいと思います。次に行きます。 件名5の下水道行政について。先ほどの答弁で、経営戦略では料金改定と改定の激変緩和策として当分の間、他会計から借入金を見込んだ計画と答弁がありました。どこからなのか、詳細な説明をお願いいたします。 ◎水道部長(伊敷勝君) 再質問にお答えいたします。 水道事業会計からとしております。 ◆13番(金城寛君) わかりました。 それでは時間も残り少なくなってますので件名6に行きます。施政方針について。イの市場周辺の再開発整備については、公設市場の建てかえが進む中、市場周辺も一体となった活性化を見据え、周辺の道路整備や再開発事業などの導入に向け調査を進めているところでありますと答弁がありましたけれども、今糸満ロータリーラウンドアバウト、電線類の地中化、景観事業、山巓毛なども合わせてつながりが出てきたわけであります。しかしこの糸満ロータリーから西側に行く道路、歩道の幅員が狭いので、これらの施設及びこれから計画している再開発事業と一体とした周遊性のあるシンボル的な道路整備が必要であると考えます。市の見解を伺います。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 糸満ロータリーから市場周辺につながる道路ですけれども、今現在議員御指摘のように歩道も狭い状況であります。広幅員で機能的かつシンボリックな道路として、市場周辺の再整備と一体的に整備することにより、回遊性の向上が期待できるものと考えております。今後、街路事業等の導入に向けて、早期事業化できないか、取り組んでいきたいと考えております。 ◆13番(金城寛君) 前向きな答弁ありがとうございます。 広幅員で考えているということでありますけれども、ずばり全幅員、それから歩道の幅員をお伺いいたします。 ◎建設部長(徳里仁君) 今、市として考えている道路ですけれども、道路全幅員としては標準幅員として20メートル、歩道幅員としては両側歩道で4.5メートル、4.5メートルの歩道を考えております。以上です。 ◆13番(金城寛君) ありがとうございます。 ことしも3月、公務員の宿命である人事異動、それから定年、ことしも定年退職者が8名いると聞いております。長い間、市民全体の奉仕者として市民福祉の向上、教育、環境整備等々お疲れさまでした。本議場にもお二人の方がいますが、山城安子福祉部長、安子部長には平成5年の同期採用でありまして、庁議メンバーとしても一緒に仕事をしたこともあります。市としては、今後とも市教育行政による仕事として安子さんが必要ということでありますので、民間・行政経験を生かして、ぜひとも頑張っていただきたいと思います。それから徳里建設部長においては、私が定年前の部署で一緒に仕事をした仲間でもあります。私が議員になり、一般質問に丁寧に答えていただき、問題の解決、整備等に力をかしていただき誠にありがとうございました。今後は少し休んで、その資質、経験を市のさらなる発展のため御尽力いただきますよう、御健勝であることを願います。本当に長い間お疲れさまでございました。これをもちまして本定例会における私、金城寛の一般質問を終わります。ありがとうございます。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時41分)                              (再開宣告午後2時55分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆17番(金城敦君) 皆さん、こんにちは。一般質問の前に所見を述べます。 ことし3月に定年を迎える職員の皆様、お疲れさまでした。この議場におられます徳里仁建設部長、山城安子福祉部長、大変お疲れさまでした。これからは一市民として行政経験を生かして地域に貢献していただきますよう、そして健康にも留意してくださいますようお願いいたします。では一般質問を行います。 件名1、学校給食センターについて。小項目1、12月議会で学校給食センターについて基本構想をまとめている段階だと答弁されたが計画はまとまったのか伺います。 小項目2、学校給食センターの現状と計画の課題を伺います。 小項目3、施設の規模と建物の形態をどう考えているのか伺います。 小項目4、食物アレルギーへの対応はどうするのか伺います。 小項目5、災害時の施設利用について伺います。 小項目6、今後のスケジュールについて伺います。 件名2、施政方針について。小項目1、令和2年度施政方針の重点施策について。ア、「未来につなぐ子育て支援」で、創造性を育むための小中学校GIGAスクール環境整備事業を新設するとあるが、どのようなものか伺います。イ、「まちの基盤整備及び経済産業の活性化」で、糸満市土地利用(真栄里地区)基本計画を策定したようですがタイムスケジュールを伺います。ウ、「観光・スポーツの振興によるまちづくり」で、スポーツ施設等可能性調査を踏まえ西崎運動公園・体育施設の整備に取り組むとあるが、整備内容を伺います。 以上、演壇での質問を終わり、あとは質問席にて再質問を行います。 ◎市長(上原昭君) 金城敦議員の件名2、施政方針について。小項目1、令和2年度施政方針の重点施策のイについてお答えいたします。 基本計画策定後のタイムスケジュールについては、現地測量及び不動産調査を今月いっぱいで終え、事業費の算出を含む基本設計を令和2年7月末で完了する予定です。並行して地権者意向調査、環境影響評価の手続や、農業振興地域整備計画総合見直し等を行い、令和3年度中の土地区画整理事業認可や市街化区域編入に向け、作業に取り組んでいるところであります。 残りの質問については、教育長及び関係部長から答弁させます。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 金城敦議員、御質問、件名1、学校給食センターについて。小項目1から6まで順にお答えいたします。 小項目1、学校給食センターの基本構想については、4回の検討委員会を重ね、糸満市立学校給食センター基本計画書としてまとめました。 小項目2、学校給食センターの現状の課題については、現給食センターは築26年経過しているため、施設の老朽化が進み、運営上の課題は施設が小さいため、食器や食缶の保管場所が狭く、またあえものや焼き物が提供できない現状であります。衛生上の課題は、天井が高いため清掃に支障があることにより、ほこり等の落下物に気を配る必要があります。また学校給食衛生管理基準から鑑みて、調理場内に空調設備がなく、夏場は調理員の負担となっております。整備手法については、補助金を活用した方法とPFI方式を導入するか、調査・研究が必要となります。 小項目3、施設の規模と建物の形態については、最大調理能力約8,000食に対応するため、敷地面積が最大で8,900平方メートル、建物面積が3,200平方メートル前後の規模となっております。建物形態については1カ所での設置で、1階調理場として計画しております。 小項目4、食物アレルギーの対応については、近年食物アレルギーを持つ児童生徒が増加し、また複数の食品に対しアレルギーを持つ児童生徒も多くなっていることから、食物アレルギー専用調理室を確保し、食物アレルギーに配慮した施設として計画しております。 小項目5、災害時の施設利用については、通常利用している設備の範囲で利用を可能にしています。 小項目6、今後のスケジュールについては、次年度以降用地交渉、基本設計、実施設計、建設工事を行い、供用開始まで5年程度を要するものと考えております。 次に御質問、件名2、施政方針について。小項目1、令和2年施政方針の重点施策、ア、GIGAスクール環境整備事業についてお答えいたします。Society(ソサエティ)5.0時代を生きる子供たちの未来を見据え、児童生徒向けの1人1台学習用端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備するGIGAスクール構想が昨年12月に国から示されました。糸満市教育委員会では、GIGAスクール構想の実現に向けて、各学校におけるネットワーク環境の整備と児童生徒1人1台の端末を年次的に整備するために、GIGAスクール環境整備事業を推進することとしております。 ◎建設部長(徳里仁君) 御質問、件名2、施政方針について。小項目1、令和2年度施政方針の重点施策について。ウ、西崎運動公園・体育施設の整備内容についてお答えいたします。 観光・スポーツの振興によるまちづくりを推進するため実施しましたスポーツ施設等可能性調査でまとめた基本構想では、既存施設の耐用年数を迎える時期を考慮して、短期・長期それぞれの段階的な整備イメージを、整備構想として取りまとめております。整備コンセプトとしましては、市民利用を第一とした施設の改修等を念頭に置きつつ、さらなるスポーツキャンプ・合宿誘致を見据えた改修を行い、また新規施設として多目的に利用できる屋内練習場や芝スペース等の整備を短期整備の計画としました。また長期整備としては、既存施設の耐用年数を考慮し、施設が耐用年数を迎えるおおむね30年以内に建てかえ及び移転等を行い、それに伴い生じたスペース、または限られたスペースを有効活用し、民間活力を生かした新たな宿泊施設や収益施設等の整備を行うことなどを示しております。 ◆17番(金城敦君) では再質問を行います。 件名1、学校給食センターから再質問します。小項目1の基本構想については、4回の検討委員会を重ね、基本計画としてまとまったようですので、それに合わせて再質問を行っていきたいと思います。小項目2、現状の課題については、築26年を経過し、施設の老朽化が進んでいるということ、また運営上の課題は施設が小さいため保管場所が狭く、あえものや焼き物が提供できない現状であるということです。衛生上の課題は、天井が高いため清掃作業に支障がある、調理場に空調設備がなく調理員の負担になっている等、問題が相当山積みされているようでございます。そのため、今計画では8,000食に対応する建築面積が3,200平方メートル、約1,000坪の1階建てを計画しているようですが、今現在の給食センターの建築面積は幾らなのか。お伺いいたします。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えいたします。 現在の給食センターの建物面積は1,416平方メートルであります。 ◆17番(金城敦君) 1,416平方メートルということは、今計画している新しい給食センターの半分しかないということでありますので、新しいセンターは倍の面積の1階建てを計画しているようで、そのほうが大変センターの調理とかもやりやすいと思いますので、その方向でやっていただければいいと思います。 では小項目4の食物アレルギーの対応については、12月にも質問をしましたが、給食アレルギー対応推進協議会の意見も反映されて、食物アレルギー専用調理室を確保し、食物アレルギーに配慮した施設を計画しているようですので、大変喜ばしいことで、本当にありがとうございます。 小項目5の災害時の施設利用についてで、通常利用している設備の範囲で利用できると答弁されましたが、もう少し具体的な説明をお願いできますか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 例えば災害時に備えた設備を、新たに専用の設備を設けるとかそういったことはせずに、8,000食の範囲内で調理をすると。その場合も例えば加熱処理等の、込み入ったものは難しいだろうと。加熱処理ぐらいの調理の方法しか想定していないということであります。 ◆17番(金城敦君) 災害時の特別な設備とか、そういうものを設けないということですね。そういうのも設けると建設費とか、場所がもっと必要になると思います。本員もそのほうがいいんじゃないかという思いであります。 小項目6の今後のスケジュールにおいて、最初に用地の確保が必要だと思いますが、建設場所は決まったのかお聞きします。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 選定に当たりまして、市内の各学校からの距離も考慮に入れました。その結果3点に絞りましたが、国吉地区の北側並びに南側、照屋地区の3点を基本計画には盛り込んであります。 ◆17番(金城敦君) 3カ所の中から決めるということのようですが、国吉、照屋地区というと、やはり糸満市の中心に当たると思いますので、どこにでも早目に行けるような感じがします。それもいいところにぜひ決めてください。 この件に関して教育長を初め、検討委員会の皆様が大変すばらしい基本計画をまとめております。供用開始まで5年程度要するようですが、子供たちのためにみんなで協力して早目に供用開始できるように頑張っていきたいと思います。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時12分)                              (再開宣告午後3時12分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆17番(金城敦君) 件名2の施政方針についてお聞きします。 小項目1のア、GIGAスクール環境整備事業については、これからの時代に生きる子供たちの未来のために、児童生徒向けの1人1台の学習端末(タブレット)と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備するGIGAスクール構想が国から示されたのを受け、糸満市でもGIGAスクール構想の実現に向けて年次的に整備するための予算化を推進することと答弁されましたが、整備のタイムスケジュールを伺います。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時13分)                              (再開宣告午後3時13分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えいたします。 まず国においては、令和元年度から令和5年度にかけてネットワークの整備と学習端末の整備を年次的に進めていく、5年間をかけて進めていくということを打ち出しています。それを受けまして、本市でもネットワークの環境整備については皆さんに承認していただきました補正予算で計上してあります。次年度以降のスケジュールにつきましては、国のスケジュールにのっとって、本市としても整備を図っていきたいと考えております。 ◆17番(金城敦君) 国のほうで5年で予算をつけてやるということでございます。今ソサエティ5.0というのは、今の時代を生きる子供たちにとって、教育を受けるICTを基盤とした先進技術の効果的な活用が求められる、我が国が目指す未来社会の姿として提唱されているようですので、子供たちの未来のためにもぜひICT建設の整備をほかにおくれないように推進していただくようお願いいたします。これからの子供たちの教育は、もう我々がわからないような時代にいっておりますので、その辺に負けないというか、おくれないような整備をしてくださいますようお願いいたします。 件名2、施政方針の小項目1、イの真栄里地区については、経済産業の活性化のために、糸満市の重点施設でありますので、早目に取り組んで整備してくださいますようお願いいたします。 ウのスポーツ施設等可能性調査を踏まえた西崎運動公園整備については、長期的には現施設の耐用年数を考慮し、建てかえ及び移転等も考えているようですが、これは私の提言ですけれども、運動公園全体を海抜の低い西崎地区から、海抜20メートル以上ある三和地域あるいは高嶺地域に移転すれば、災害避難地としても最適と思いますので、ぜひ次の重点施策には取り上げてくださいますようお願いいたします。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時16分)                              (再開宣告午後3時16分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆17番(金城敦君) 令和2年度の施政方針は、基本姿勢、重点施策、主要施策と糸満市を元気に活力ある都市にするすばらしい施政方針であります。市長、50年先も輝ける未来の糸満市の創造に向けた歩みを進めるために、今後10年間の飛躍へとより一層の決意と情熱を持って市政を進めてまいりますと施政方針にもありました。6月には市長選挙があります。市民から熱い期待が高まっている中、出馬を表明しております。2期目に向けた熱い決意をお聞かせください。 ◎市長(上原昭君) 再質問にお答えいたします。 今後の糸満市を元気で活力ある都市にするためには、多くの課題があります。現在、多くの施策、事業が芽を出しつつあるところであります。令和元年12月議会でも申し上げましたが、私は、活力ある糸満市をつくるためにはこれまで提案してきた施策、事業が実現されることが必要であると考えております。そのためには市民を初め多くの人々の市政への協力支援が重要であります。私は、ことし2月15日の上原昭新春の集いにおきまして、後援会を初め多くの市民の皆様の激励を受け、改めて2期目に向けての意欲を示し出馬の表明をさせていただきました。糸満市の振興発展に向けてはまだ道半ばであると認識しております。議員の発言を受け、改めて2期目に向けて市民と共に歩むことを表明いたします。どうぞ議員の皆様を初め多くの市民の皆様の御支援、御鞭撻をお願いいたします。 ◆17番(金城敦君) 市長、ありがとうございます。 上原昭市長になってから、糸満市に活気が出ているという市民の声が多くあります。糸満市再生で打ち出したプロジェクトが、芽を出してきています。また新しい重要なプロジェクトをしっかり形にするのも市長のリーダーシップが必要でございます。市民の期待に応えるため、私たち議員団も協力していきますので、ぜひ2期目に向けて頑張っていきましょう。これで一般質問を終わります。 ○議長(大田守君) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時20分)                              (再開宣告午後3時44分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 先ほどの金城一文議員の一般質問に対する市長の答弁において、その答弁を補足したいとの申し出がありますので、発言を許します。 ◎市長(上原昭君) 先ほど金城一文議員の再質問の中で、理解が得られてから進めるという理解でよろしいでしょうかという質問に対し、そのとおりでありますと答弁いたしましたが、舌足らずの答弁でしたので、引き続き保護者の皆様の理解を得つつ進めてまいります、の追加をお願いいたします。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守君) 以上で本日の会議を終了いたします。                              (散会宣告午後3時45分)...