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09月19日-06号

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  1. 糸満市議会 2018-09-19
    09月19日-06号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    平成30年第5回糸満市議会定例会会議録平成30年9月19日出席議員 19人1番 玉 城 哲 郎 君    3番 上 原   勝 君4番 浦 崎   暁 君    5番 菊 地 君 子 さん7番 国 吉 武 光 君    8番 金 城   敏 君9番 新 垣 勇 太 君    10番 金 城 一 文 君11番 玉 城 安 男 君    12番 玉 村   清 君13番 金 城   寛 君    14番 當 銘 真 栄 君15番 大 城 明 弘 君    16番 西 平 賀 雄 君17番 金 城   敦 君    18番 徳 元 敏 之 君19番 金 城 幸 盛 君    20番 新 垣 安 彦 君21番 大 田   守 君欠席議員 2人2番 金 城   悟 君    6番 伊 敷 郁 子 さん 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。   市   長   上 原   昭 君    副 市 長   金 城   靖 君   教 育 長   安谷屋 幸 勇 君    総務部長    仲 吉 正 弘 君   企画開発部長  上 原   仁 君    市民健康部長  山 城 安 子 さん   福祉部長    神 谷 和 男 君    経済観光部長  徳 元 弘 明 君   建設部長    徳 里   仁 君    水道部長    上 原   司 君   消 防 長   賀 数   淳 君    教育委員会   阿波根 庸 伸 君                        総務部長   教育委員会   大 城 直 之 君   指導部長本日の議事日程 日程第1 一般質問――――――――――――――――――――――――――――――(開議宣告午前10時00分) ○議長(大田守君) これより本日の会議を開きます。―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守君) 一般質問を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆17番(金城敦君) 市民の皆さん、おはようございます。一般質問の前に一言所見を申し上げます。8月4日に神奈川県厚木市において、厚木市・糸満市友好都市の締結を行いました。糸満市からも市長を初め、41名の訪問団が締結式に参加しております。平成26年6月に厚木市より友好都市申出書の提出以降、さまざまな交流を重ね、ことし5月に糸満市にて友好都市締結に向けた覚書の締結を行い、8月4日、正式な締結に至りました。厚木市小林市長からは「上原市長を初め、多数の糸満市訪問団の皆様をお迎えして、盛大に開催できましたことは、この上ない喜びであり、大変光栄に存じます。この友好都市締結が、網走市を含めた3市の発展と繁栄、一層の友好関係を促進する新たな一歩となることを期待しております。」と挨拶がありました。上原糸満市長からは「友好都市締結式を迎えられたことは、この上ない喜びでございます。今後は厚木市と一体となって両市の発展に寄与すべく、一層友好を深めてまいりたいと思います。厚木市は網走市とも友好都市関係にございますので、今後は3市によるトライアングル交流に大変期待しているところでございます。」と挨拶をしました。その後、両市の市旗を交換し、記念品として糸満市からはウミンチュのまちらしい帆掛け船(サバニ)の模型を贈呈し、厚木市からはあつぎ鮎まつりを象徴する花火玉のレプリカをいただきました。また厚木市の黄金井酒造株式会社、糸満市のまさひろ酒造株式会社が提携して作成した記念ボトルの交換も行われました。糸満市と厚木市はこれまでスポーツ交流中学生訪問団、平和学習による青少年交流物産展開催による産業交流など、さまざまな分野で交流を重ねてきており、友好都市締結を機に、網走市を含め、さらに多くの分野で市民同士の交流が深まることを期待します。また糸満市議会としても、厚木市議会とさらなる交流が深まることを願います。そしてこれまで友好都市締結のため御尽力をいただきました皆さん、心から感謝いたします。では通告書に従いまして、一般質問を行います。 件名1、消防行政について。最近、日本各地で自然災害が大規模な災害になっている。大規模災害では広域的な救助が必要になると思います。そして消防広域化については、近隣の市町村、豊見城市、八重瀬町の人口増加が著しい中で、地域境界が複雑になっており、広域化は待ったなしの状態だと本員は考えるが、消防広域化についての質問をします。小項目1、消防広域化について。ア、消防広域化によるメリットについて伺う。イ、「市町村の消防の広域化に関する基本指針」の一部改正はどのような内容か伺う。ウ、制度資金、助成金の優遇について伺う。エ、優遇措置の期限について伺う。 以上、演壇からの質問を終わりまして、質問席より再質問を行います。 ◎市長(上原昭君) おはようございます。金城敦議員の件名1、消防行政について。小項目1、消防広域化のイについてお答えいたします。 市町村の消防広域化に関する基本指針の一部改正の内容については、総務省消防庁は、消防の広域化は消防力の維持・強化に最も有効な手段であるとし、平成30年4月1日一部改正を行っております。内容は消防力カードを作成し、消防力の見える化を進める。沖縄県による推進計画の再策定、また広域化対象市町村消防広域化重点地域の積極的な指定を行うなどがあります。 残りの質問については、消防長から答弁させます。 ◎消防長(賀数淳君) 御質問、件名1、消防行政について。小項目1、消防広域化について。ア、ウ、エについてお答えします。 小項目1、ア、消防広域化によるメリットは、1、初動の消防力、増援体制の充実、2、現場到着時間の短縮、3、現場要員の増強、4、予防・救急業務の高度化・専門化、5、高度な消防設備、施設の整備、6、適切な人事ローテーションによる組織の活性化、7、有利な財源の活用がメリットとして挙げられます。 ウ、制度資金、助成金については、消防の広域化に伴う消防広域化準備経費及び消防広域化臨時経費特別交付税措置を講じる。また消防署所等及び消防車両は緊急防災・減災事業債により整備できます。この緊急防災・減災事業債地方債充当率100%、交付税参入率70%の有利な財源です。 エ、優遇措置の期限については、平成30年4月から6年間延長し、平成36年4月としております。 ◆17番(金城敦君) 消防長ありがとうございました。では小項目1、アの広域化のメリットについてから再質問を行いたいと思いますが、7つもあるので、もう少し細かく聞きたいのでお願いします。広域化によって初動の消防力、増援体制の充実とありましたが、どのようなことか、もう少し詳しくお願いいたします。 ◎消防長(賀数淳君) 再質問にお答えします。 初動の消防力、増援体制の充実にお答えします。現在の糸満市の体制では火災の通報で消防車2台、救急車1台が出場します。広域化することにより、署所が複数体制になれば5台から6台出場する体制がとれます。那覇市は現在署所が7カ所あります。火災通報があった段階で各署所から7台以上の消防車が出場する体制をとることが可能となります。 ◆17番(金城敦君) わかりました。やはり広域化するとこういった応援要請もしなくてもほかの地域から2台から5台、6台が出場するということであります。ということは、広域になればこういう初動の消防力もよくなるということだと思います。 では2番目の広域化によって現場到着時間の短縮とはどのように短縮できるのか、お伺いいたします。 ◎消防長(賀数淳君) 再質問にお答えします。 消防署所の設置及び管轄区域の見直しにより、直近の消防署から出場します。広域化することにより、管轄にとらわれず、一番近い署所から出場するという体制がとれます。 ◆17番(金城敦君) 広域化にすると、先ほど言いましたように、豊見城市、八重瀬町の人口の増加を受けて、地域の境界がわかりにくいので、そういうところも関係なく、どこからでも入れる、どこの消防でも入れるという形になると思うので、これも広域化の大きなメリットだと思います。 では次の質問に移りますが、現場要員の増強とはどのような内容ですか、伺います。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時13分)(再開宣告午前10時14分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎消防長(賀数淳君) 再質問にお答えします。 現在、糸満市消防本部58名の職員がおります。これが他の市町村と広域化することにより、消防長が一人で済む形になります。予防課も課長以下、現在5人おります。それが2つの市町村消防が10人になるんですけれども、こういった形で日勤者の人員を削減することにより、その分、現場に人員を配置することができるということで、広域化することにより現場要員の増強につながっていきます。 ◆17番(金城敦君) これもまた広域化によって消防隊員の負担が少なくなるという形になると思いますので、この辺も広域化によって大変よくなるのではないかと思っております。 では次の質問ですが、先ほど予防・救急業務の高度化・専門化というのがありましたけれども、その辺の意味をもう少し詳しく教えてもらえませんか。 ◎消防長(賀数淳君) 再質問にお答えします。 予防・救急業務の高度化・専門化というのは、現在本市消防では警防、救急、救助、予防の業務を全て兼任で行っております。専任化することにより、ハイレベルで質の高い消防サービスを提供することが可能となります。現在、県内の消防で専任化を実施している消防本部は那覇市消防局のみです。 ◆17番(金城敦君) わかりました。専門的なことができるということだと思いますが、今、消防長の答弁の中に、予防業務というのが出ましたけれども、予防業務というのはどういうことなのか、よくわからないので教えてもらえますか。 ◎消防長(賀数淳君) 再質問にお答えします。 予防業務とは危険物施設の許認可、建築同意、消防設備の指導、検査、防火対象物の査察、火災原因調査等が消防予防の業務となっております。消防といいますと、救急と火災、起きた火災を消火するというふうにありますが、火災を起こさせない、危険な施設等を法律で管理して、災害を起こさない、事故を起こさないというのが予防の業務です。例えば危険物施設の許認可とは、一定のガソリン等の危険物の貯蔵や取り扱いは消防法で規制しております。この許認可については市長が許可を与えるという形になっております。代表的な施設をいいますと、給油所が消防の危険物施設であります。消防設備の指導、検査とは、ホテルや病院などの消防設備の設置を指導し、検査をする業務です。この消防設備の設置は不特定多数の人が出入りするホテル、デパート、また体の不自由な方々が利用する老人ホームや病院などは特定防火対象物といって、同じ面積であっても消防設備の規制が厳しくなっております。予防業務とはそういった弱者を守るために火災を起こさせない。もし火災が起きたとしてもその部屋、その部分だけで、スプリンクラー等でその部分だけで消火するというような、拡大させない、そして火災が起きたときに、ホテル等で夜間であっても誘導灯とか、非常ベルとかという形で安全に確実に避難させる。そういう業務が予防の業務となっております。 ◆17番(金城敦君) わかりました。予防業務というのが、我々普通市民にはなかなか消防がこういう仕事をしているというのがわからない方が多いと思いますので、大変いい答弁だったと思いますが、やはりこの予防業務を見てみますと、建築の同意とか、指導、検査とかあるんですけれども、こういうのは専門的な、消防とはあまり関係ない、建築基準法とか、そういうものにもなると、そういうのがわからないといけないと思うんですけれども、そういった専門的な知識は消防職員はどのような形でそれを勉強しているのか、そういったことまで少し教えてもらえますか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時20分)(再開宣告午前10時20分)
    ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎消防長(賀数淳君) 予防業務の内容は救急とか、火災とかという現場の業務と全く違う内容になりまして、消防法に基づいて消防設備危険物施設を設置、変更等を検査していくわけですけれども、現在、予防技術検定という資格があります。これが4種類ございまして、この資格を公費で職員には受験をさせて、資格を取得させております。そういった有資格者を予防業務に配置していくんですけれども、やはり58名の消防だと2年、4年と人事異動の対象になって十分に職員の技術が、消防法というのは大きな火災があるたびに消防法の改正がどんどん来ます。ですからある程度5年とか、そういったスタンスで配置したいんですけれども、少ない人数だとそれができないと。那覇市消防本部のように予防の専従という形で置くと大きなホテル等の設備で、設備の設置について、その建築の一級建築士等いろいろ話をしていくんですけれども、予防業務もそういった専門的な知識が必要であると。そのためには予防技術検定を受講させて、対応させていきたいと考えております。 ◆17番(金城敦君) わかりました。やはりこれから病院とか、ホテルとか、大型の建物が多くなってきますので、より専門的な予防業務ができる職員も必要だと思いますので、広域化で職員の負担を少なくして専任できるような、予防業務とかができるような形に持っていくためにもやはり広域化はどうしても必要だと思います。 それでは次の質問に移ります。市町村の消防広域化に関する基本指針の再質問に移ります。消防の広域化は消防力の維持・強化に最も有効な手段であり、一部改正を行っており、内容はまず消防力カードを作成し、消防力の見える化を進めると答弁しておりましたが、消防力カードとは何か、そしてまた消防力の見える化を進めるとはどういうようなことなのか、お聞きいたします。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時24分)(再開宣告午前10時24分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎消防長(賀数淳君) 再質問にお答えします。 消防力カードとは市町村がみずからの消防本部を取り巻く状況とみずからの消防力を分析し、今後のあるべき姿を考えるために国が作成した調査票です。この調査票に糸満市の情報を入力することにより、糸満市の消防力が沖縄県でどの位置に占めるのか、全国的に同規模の消防と比べると糸満市はどの程度の消防力なのかというのがわかるようなカードになっております。そのカードを8月に提出したんですけれども、そこで県及び国のほうで糸満市消防の現状というのをまた通達していくという形になるかと思います。 ◆17番(金城敦君) 消防力の分析をするためのカードと考えればいいと思っておりました。はい、わかりました。では今回、一部改正があったんですけれども、その改正を受けて、糸満市消防本部は何か行動をしたのか、伺います。 ◎消防長(賀数淳君) 再質問にお答えします。 先ほども申し上げましたけれども、8月に消防力カードを沖縄県に提出しました。また8月14日には沖縄県防災危機管理課を訪ね、担当課長、担当係長と消防広域化重点地域の指定について意見交換をしております。 ◆17番(金城敦君) ちょっと難しいのが出たんですけれども、今、消防広域化重点地域というのがありましたけれども、消防広域化重点地域というのはどういうことか教えてくれますか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時27分)(再開宣告午前10時27分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎消防長(賀数淳君) 再質問にお答えします。 消防広域化重点地域に指定すべき市町村として、これまで以上に積極的に重点地域に指定する。消防職員数が100名以下の消防本部を準特定小規模消防本部、それから消防職員が50名以下の消防本部特定小規模消防本部に指定していきます。そして広域化を希望しているが、広域化の組み合わせが決まっていない消防本部、そういった消防本部消防力カードを提出したものに基づいて、総務省消防庁並びに沖縄県が消防広域化重点地域に指定していくものとなっております。 ◆17番(金城敦君) これまで消防長の答弁を聞いておりますと、どうしても広域化したほうが有利になる。予算の面とか、いろんな面でも有利になると思いました。 それでは次は消防長だけではあれですから、市長にも聞きたいと思います。市長、この消防広域化について、ほかの市町村長がどのように考えているのか、お聞きします。 ◎市長(上原昭君) 南部地域に、南部広域行政組合という広域行政を行う組合組織がありますが、今、廃棄物の処理体制については、ことしの4月から一元化して組合に、例えば糸満市・豊見城市清掃施設組合というのはなくなって、南部広域でやっておりますが、消防についても南部広域行政組合でできないかどうかということで、今、各市町村長には組合の場で、正式の議題ではないんですが、消防の広域化について検討しませんかということで今、提案をしているところであります。まだ正式に議題になっておりませんので、各市町村長の具体的な明確な対応はまだわかっておりませんけれども、少なくとも否定する市町村長はおりませんので、前向きにいけるのではないかという感触は持っております。 ◆17番(金城敦君) 組合も一元化されてきていますので、今の市長の答弁では消防の広域化に対して否定する市町村長は今のところいないということであるようでございますが、最後にお聞きしますが、今、八重瀬町も新しい町長になったばかりでありまして、南城市もかわりました。南風原町、与那原町もかわったばかりでありますので、今、南部広域の中では糸満市長がリーダーシップをとって、先頭に立ってやる必要があると思いますけれども、市長、みずから先頭に立って進めていく気持ちはあるかどうか、ちょっとお聞きします。 ◎市長(上原昭君) 消防の広域化に向けては先ほど消防長からも答弁がありましたように、やはり県のリーダーシップが必要だと思っております。そういうことで、この前知事公室長とお会いしたときにも県のリーダーシップを発揮してくれということをお願いしておりますし、それから統括監や課長にも具体的に、県のほうで南部広域の事務局と話し合って、まず県のほうから行動してくれと。そしてその辺がある程度見えてくると広域行政の中で正式に検討課題として取り上げて進めていきたいと考えております。その中で最初はやはり副市長、副町長クラスによる検討委員会等を設置する必要があると思っておりますので、県と一緒になって、その辺で検討委員会なり、調査委員会なりをつくって、具体的に進めていくという流れで進めていきたいと考えております。一つだけ気になるのは、南部全体の中で那覇市が前回の全県一消防のときに那覇市が反対した経緯がございまして、那覇市が入るのか入らないかでは南部消防の広域の規模が違ってきますので、できたら那覇市も一緒になって進められるといいなという感じはしております。いずれにせよ早目に一元化に向けては南部一体となって進めていけるよう頑張っていきたいと思っております。 ◆17番(金城敦君) 前向きな答弁で大変いい答弁だと思いました。私は今回の質問の中では那覇市まで一緒にすることは考えてなかったんですけれども、市長としては、那覇市も一緒になれば、もっとより大きい広域化になるものですから、もっと予算的にもよくなると思いますので、県のリーダーシップではなくて、糸満市長のリーダーシップでやってくれることをお願いして、私の質問を終わります。 ◆4番(浦崎暁君) 皆さんおはようございます。一般質問を行います。 件名1、国際交流・人材育成行政について。小項目1、国際交流、人材育成について伺います。ア、小中学校における国際交流教育について市の認識を伺います。イ、英語や中国語での交流を通しての学習効果について伺います。ウ、多文化や異なる習慣の相互理解の必要性について伺います。エ、本市における国際人材育成についての考えを伺います。 件名2、平和、環境行政について。小項目1、摩文仁地域沿岸の大量のごみ回収や沖縄戦没者の遺骨や遺品収集について伺います。ア、ことし1月のごみ回収作業の結果について伺います。イ、戦没者の遺骨収集の推進に関する法律の適用について伺います。ウ、市として今後の取り組みについて伺います。 件名3、地域医療・福祉行政について。小項目1、南部病院移転について伺います。ア、移転について市の認識を伺います。イ、本市の医療体制等の影響について伺います。ウ、糸満市と沖縄県、南部病院の三者による連絡会議等の設置の必要性について伺います。 あとは質問席より再質問を行います。 ◎市長(上原昭君) 浦崎暁議員の件名3、地域医療・福祉行政について。小項目1のアについてお答えいたします。 南部病院の移転についての認識でありますが、南部病院が現在抱える課題として、建物の耐震性、建物・設備老朽化による修繕費用増大、医師の確保等の課題があり、その解決策として豊見城中央病院が新築移転後、その跡地への移転を検討していると聞いております。 残りの質問については、教育長及び関係部長から答弁させます。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) おはようございます。浦崎暁議員御質問、件名1、国際交流・人材育成行政について。小項目1、ア、小中学校における国際交流教育についての認識についてお答えいたします。 小中学校における国際交流教育についての市の認識については、国際化が進展する中で、国際性豊かな人材の育成は重要であるとの認識のもと、糸満市教育委員会教育主要施策国際理解教育外国語教育の推進を掲げております。 ◎教育委員会指導部長(大城直之君) おはようございます。御質問、件名1、国際交流・人材育成行政について。小項目1、国際交流、人材育成について。イからエについて順にお答えします。 小項目1、イ、英語や中国語での交流を通じての学習効果については、外国語による聞くこと、話すことの言語活動を通じて、コミュニケーションを図る素地となる資質、能力を育成することにつながるものと考えております。 次にウ、多文化や異なる習慣の相互理解の必要性については、広い視野のもと異なる文化を持つ人々との相互理解は、ともに協調して生きていく資質、能力の育成、また国際理解につながるものと考えております。 最後にエ、本市における国際人材育成の考え方については、国際性豊かな人材の育成は、国際化が進展する中において必要であると認識しており、今後も本市教育主要施策の中で、国際理解教育外国語教育の推進に努めたいと考えております。 ◎経済観光部長(徳元弘明君) おはようございます。御質問、件名2、平和、環境行政について。小項目1、摩文仁地域沿岸の大量のごみ回収や沖縄戦没者の遺骨や遺品収集について。ア、ことし1月のごみ回収作業の結果についてお答えいたします。 1月27日、28日の2日間で行われたボランティアによるごみ回収は、2日間延べ386名が参加し、一般廃棄物の可燃ごみが202袋、700キログラム、不燃ごみが876袋、3,150キログラムを回収し、産業廃棄物の鉄くず、廃プラスチック等が150キログラムの回収結果となっております。 次に御質問、件名2、平和、環境行政について。小項目1、摩文仁地域沿岸の大量のごみ回収や沖縄戦没者の遺骨や遺品収集について。ウ、市として今後の取り組みについてお答えいたします。当該地には投棄ごみが数カ所にわたって大量にあることから、今後も沖縄県と協力し、ボランティアによる回収作業を継続することとしております。去る8月29日には今年度第1回となる不法投棄ごみボランティア回収実施に係る連絡調整会議が開催され、今年度についても沖縄県が主導して回収作業を行うことを確認しており、現在、沖縄県において回収作業方法等の計画案を作成中であります。 ◎福祉部長(神谷和男君) おはようございます。議員御質問、件名2、平和、環境行政について。小項目1、摩文仁地域沿岸沖縄戦没者の遺骨や遺品収集について。イ及びウについて一括してお答えします。 戦没者の遺骨収集の推進に関する法律については、戦没者遺骨収集の推進に関して、国の責務を明確にするとともに、戦没者遺骨収集に関し基本となる事項等が定められていると認識しております。なお、戦没者の遺骨収集については、戦争体験者、地域住民等の証言や市町村史などの史実などの情報を県が収集し、確度の高い未収骨情報が得られた場合には、国に情報提供などを行っているところであります。その情報を踏まえ、埋没壕などの重機等を使用する必要のある遺骨収集については国が、地表部分で見つかった遺骨収集については国の委託を受け、県が行っているところであります。なお、御質問にある摩文仁地域沿岸の遺骨収集にあっては、確度の高い未収骨情報が得られていないため、国による大規模作業の導入が難しい状況にあります。戦後70年以上が経過し、戦争体験者などの関係者の高齢化が進む中で、未収骨情報の確保が難しくなっています。市としては、本県の未収骨情報を一元管理している公益財団法人沖縄県平和祈念財団の分室である戦没者遺骨収集情報センターへ情報提供に努めるなど、国、県による戦没者の遺骨収集が加速するように連携を図ってまいります。 ◎市民健康部長(山城安子さん) おはようございます。御質問、件名3、地域医療・福祉行政について。小項目1、イ及びウについてお答えします。 イ、本市の医療体制等の影響については、南部病院は一次救急外来から入院まで対応している病院であり、市にとっては現状の医療サービスへの影響が出ると考えております。 次にウ、糸満市、沖縄県、南部病院の三者による連絡会議の設置の必要性については、南部病院は県立病院から移譲される際、県と友愛会との基本協定書がありますので、移転について県とも情報共有の会議を持っていきたいと考えております。 ◆4番(浦崎暁君) 再質問をいたします。 件名1、国際交流・人材育成行政についてから伺います。琉球新報8月6日付の記事で、糸満中学校における香港の学生との交流がありましたけれども、これについて市の教育委員会はどういうふうに認識しているか。できれば私は生き生きした活動を聞きたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ◎教育委員会指導部長(大城直之君) 再質問にお答えをします。 平成30年7月19日に糸満中学校で香港青年協会沖縄中国文化交流団を受け入れし、糸満中学校3年生と交流団の引率の先生、それから33名の向こうの生徒と交流を行っております。交流の内容については、給食をともに食事をとる。それから清掃活動を行う。それから授業においては音楽の授業を一緒に参加して、歌も歌ったということで報告を受けております。議員のほうから今、8月6日付の新聞報道のお話もございました。教育委員会のほうでもその新聞内容を確認しております。香港の子供たちが向こうの教育活動の中では給食であるとか、清掃というのが学校の教育活動にないということで、非常に興味、関心を持って参加をしていたということを学校のほうから報告がございました。そして音楽の授業においては、一緒に歌える歌ということで、「ドラえもん」の歌を向こうのほうもわかるみたいで、一緒に大合唱したという報告を受けております。糸満市の中学生の子供たちからは外国人の人と初めて交流したので、最初は何をしていいかわからなかったけれども、交流が進むにつれて少し気持ちがわかるような雰囲気とか、態度とかが見えて非常に楽しかったという中学生の感想があるということで、報告を受けております。 ◆4番(浦崎暁君) 今、糸満中学校と香港の学生との交流の一端を紹介してくれましたけれども、先ほど教育長からも国際交流の必要性ということをおっしゃいました。例えば語学についても、そしてやはり異文化交流と、先ほどの掃除の件もあるんですけれども、お互い相互理解をしていくというのは触れ合っていく中でしか、どうしてもわからない部分が多いです。今、沖縄県の経済においての観光産業というのは非常に大きな発展を遂げていまして、ちまたではインバウンドと。インバウンドというのは外国からやってくるお客さんのこと、観光のあり方なんですけれども、そういう状況が非常に大きく動く中で、外国の方々の相互理解を進めていくと。それも学生のときから進めていくという必要性もあると私は思っています。それと語学です。やはり言葉というものは相手があって、それが通じて、そこに喜びがあって、そういう中で交流していく中でやはり語学も上達していくということがあるので、特に中学生とか、小学生というのは語学が非常に学びやすい時期ではないかと思っています。本市においても多分初めての事業だと思うんですけれども、糸満市以外の自治体では結構な取り組みをしている自治体もあって、本市はようやくこれから出発点についたということなんですが、これは外国の学校が相手ですので、いろんな難しい点もあると思います。そこの窓口となっているのが沖縄観光コンベンションビューローと公的な機関なんですけれども、私はやはりこういう交流をさらに進めていって、沖縄県内でもこの糸満市は本当に先駆けて、先駆けてというか、非常に国際交流が盛んな地域ということを目指したいと思っています。今度の議会でも台湾の交流という話も出てきましたから、ますますそういう交流の場面というのがふえていくと思っています。まず具体的に申しますと、コンベンションビューローのいろんな事業があると思うんですけれども、これは受け入れていくという必要性があると私は思うんですけれども、これについてはどういうふうな考えがありますか。 ◎教育委員会指導部長(大城直之君) 再質問にお答えをします。 先ほどの香港青年協会沖縄中国文化交流団のほうからは糸満中学校で7月に交流を行ったんですが、また11月にも来たいということで依頼を受けておりまして、それも受け入れていく方向で市内中学校と調整に入りたいと考えております。それから議員のほうから県としてはコンベンションビューローが窓口になってやっていただくということでしたので、コンベンションビューローがどういったプログラムを提供できるのか、そして私たち糸満市教育委員会、それから糸満市の学校が考える内容と合致するのかどうか等も含めて、調査研究をしながら可能かどうかまた検討をしていきたいと考えております。 ◆4番(浦崎暁君) 今の御答弁では、コンベンションビューローの事業を受け入れていくと。私それもいいと思います、進めていって。将来はこの糸満市独自で、今回は香港から来ていただいて、地域の中学校と交流したんですけれども、将来は香港に行ったり、中国大陸、上海、北京に行ったりとか、台湾に行ったり、シンガポールに行ったりとか、こういう相互の交流というのが目指すべき活動のあり方ではないかと私は思っています。ただ、それがすぐにやるというのは非常にまた大変なことで、コンベンションビューローの事業を受けながら、市独自の研究を進めていくと。やはり一番の目的が子供たちの教育、そして文化力を高めていく。相互理解を深めていくというのが第一義的な目的ですので、そこをきちんと見ながら、その事業を進めていってほしいと思っています。そういう事業を進めていくにしても、これはソフト事業ということになっていますが、やはり予算も幾らか伴ってくると思うんです。だから次年度には例えば予算化していって、要するにこの事業を進めていくにはどういうものが必要になってくるのかということを見きわめながら、具体的に取り組んでいってほしいと思っていますので、これについてはどういう考えがありますでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(大城直之君) 再質問にお答えをします。 議員のほうからは具体的な計画と現段階と、それから予算について措置をという話もございましたが、まだこの事業については調査研究に入ったばかりですので、それをまずしっかりやっていくということで考えたいと思います。各学校が交流を受け入れる際には、やはり学校は前年度で教育課程、教育計画を全てつくっていきますので、その中に急に飛び込んだ事業が入ってくるとやりにくい部分もございますので、次年度に向けて交流の中身を、教育委員会でも精査をしながら、学校にコンベンションビューローとかと調整しながら流していって、その中で実際の交流ができるのかどうか、そこらあたりまで今年度できるのかというふうに考えていますので、そういう形でまずは進めさせてください。 ◆4番(浦崎暁君) 最高責任者である市長に振らないと、市長も多分答弁したくてうずうずしていると思うんですけれども、教育委員会としてはこういう国際交流を進めていきたいということで考えているんですけれども、教育長も何かお話したいですか。市長の答弁は聞きたいと思っています。子供たちの国際交流、将来的にはこちらが出向いていくとか、修学旅行をやっていくとかという事業なんですけれども、確かに始まったばかり、始まったばかりというか、教育委員会がおっしゃるとおり、やったばかりなので、具体的にこれがこうだみたいな話は多分なかなか厳しいものがあると思うんですけれども、やはりそうはいっても何というか、一つの目指すべき考え方というのは同じだと思うんです、私も、市長も。どうですか、市長。 ◎市長(上原昭君) 現在、糸満市では姉妹都市のレドンドビーチ市に子供たちを派遣する、糸満市の教育委員会のほうが中心になって進めております。それから民泊事業の中で外国人の受け入れということも民泊の皆さんがやっているようでございます。さらに高知県の土佐清水市でやっている英語弁論大会に、糸満市でもことしから市内の中学生を選抜して送るという事業も進めておりまして、いろんな交流が、まだ盛んだということではないですが、行われておりまして、今後とも力を入れていく事業だと思っております。ただ、いろいろ議員も御指摘のように、課題もあるかと思いますので、その辺もきちんと把握しながら進めていく必要があるだろうと思っています。あと1つ、ちょっと対応しなければいけないのが、現在糸満市には実習生、研修生ですか、ということで、多くの農業、漁業関係者、あるいは西崎工業団地等にもいろんな外国人の方がお見えになっております。その辺の市民との交流というのが必ずしも十分でない。やはり言葉の問題があると思いますので、その辺についてもまだどうするかの方向性はないんですが、今後の大きな課題としてあるのではないかと思っています。いずれにしましても、今後、国際交流というのはますます重要なテーマになってきますので、力を入れていく必要があると思います。 ◆4番(浦崎暁君) 非常に踏み込んだ答弁が出たなという印象なんですけれども、市長がおっしゃるとおり、ベトナムの方が非常にたくさん来ていて、ますます糸満市の国際的な活動の輪が広がっていく。だから国際交流というのはやはり沖縄が一つの発展を遂げていく中では私は非常に必要なものだと思っていますので、本市が全県にも先駆けて取り組んでいくという立ち位置に立って頑張ってほしいと思っています。 件名3、地域医療・福祉行政について再質問をいたしますが、これは先ほどの市長の答弁は私は残念だと思っています。いわゆる南部病院が移転する一つの例えば耐用年数とか、施設の老朽化とか、医師不足とかということをおっしゃっていましたけれども、一番大事なのは、本市の地域医療にとってどういう影響があって、これが出ていくことによってどういう何というか、市民の暮らしに影響していくのかと。もっと踏み込んで、やはりそうさせないためにどうしていくのか、もし出ていくということがあるのであれば、そこに新たな、市がイニシアチブを握って地域医療体制を構築していくということを私は聞きたかったです。グローバル化の中でも近くに今大きなホテルがつくられようとしています。県内でも非常に屈指の大きなホテルだと聞きました。そういう中でも医療というのが一つの担保としてなければ、やはり観光客の皆さんも不安に思っていると思うんです。一番大事なのが地域の方々の医療体制をどうしていくのかというところが大事だと思っています。そこで伺いたいんですけれども、件名3の小項目1のウになるんですけれども、三者体制の協議機関が必要だということで質問させていただきましたが、これは市も必要だということなんですけれども、ではこれを誰がイニシアチブを握って、いわゆる県とか、南部病院側に訴えかけていくのか、申していくのかと。そしてそれは設置時期はいつなのかという具体的な話を伺いたいと思っています。 ◎市民健康部長(山城安子さん) 再質問にお答えいたします。 南部病院の移転に関しては、まだ予定ということではありますけれども、移転計画というのがはっきり出されておりますので、それに伴って、糸満市のほうの市民の医療サービスが低下しないように、糸満市として要望しないといけない部分もありますので、県のほうに設置を要望するのは、市として要望していきたいと思っております。現在、南部病院と健康推進課のほうでは意見交換をしておりますので、その中で県も入れた三者の連絡会議を設置してくれるように要望をして、年内には1回は実施していきたいと考えております。 ◆4番(浦崎暁君) 実はもっと強く迫らないとだめではないかと思っています。なぜかというと、この南部病院の問題については、議会も行政も一体となって、当時は県は公立の病院でしたから、例えば平成15年10月17日に沖縄県立南部病院の廃止、経営移譲に反対し存続を求める意見書と要請決議です。そして翌年の平成16年2月16日にはこれも廃止・経営移譲に反対する意見書と要請決議と、そしてまた同年8月にも廃止・経営移譲に反対する意見書、要請決議というのが相次いで出されています、3回とも。本市としてやはり南部病院というのはとにかく地域医療、本市の市民の生命と健康を守ってきた本当に大きなかなめだと言っても過言ではないんです。そういう病院がなくなる、あるいは縮小してしまうというのはやはり地域の皆様方にとっては自分たちの命、そして健康が本当に心配でたまらないという声だと思います。2005年3月31日から4月1日には、皆さんも覚えていますでしょうか、県庁前広場で座り込み行動をしました。これは極めて珍しい行動です。行政がテントを張って、県庁前で座り込み行動をすると。そのぐらい糸満市民としてはこの南部病院の問題というのは切実な問題だったんです。今どういう立場でこの県立南部病院の移転の問題を捉えるかということが私は大事だと思っています。先ほど部長は今年度内にも三者の協議機関を設けるんだということをおっしゃいましたけれども、やはり市民の声が私は大事だと思っています、市民のニーズ。このニーズをきちんと把握して、県にも、そして当該南部病院の方にも訴えていくというのが非常に大事だと思っていますが、例えば市民のニーズを調査していくアンケートを実施していくということは、私は非常に大事な時期だと思うんですが、これについてはどう考えていますか。 ◎市民健康部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 市民のニーズを把握するということは大切だと思っています。ただ調査をするかどうかは現時点ではちょっと厳しい部分もありますけれども、今後、検討課題としていきたいと思います。ただ、南部病院のほうの機能自体は低下しないと聞いております。ただ糸満市から豊見城市に移転することでの糸満市民への医療サービスへの影響というのはありますので、その影響ができるだけ少ないように、南部病院と調整はしていきたいと思っております。現在も市内の病院や診療所と南部病院が連携して医療体制がつくられておりますので、それを強化することで、医療サービスが提供しないようにしていけるのではないかと思っておりますので、そこも含めて、南部病院と調整をしていきたいと思っています。 ◆4番(浦崎暁君) アンケートについてはいろんなやり方があると思うので、市民のニーズをきちんと把握していくと。やはりこれは交渉していく中で、市民の声というのは一番大きい要素だと思うんです。これはやはり確かに大変なことかもしれませんが、きちんとやるべきだと思っています。これは市民の大きな関心事でもあるし、不安の声が広がっていますので、それと今、強化していくんだという話があるんですが、先ほど市長の答弁の中にも、結局、移転の理由については建物が老朽化していると、耐震性の問題があるということをおっしゃっていました。となれば、今、現存する建物というのはどういうふうになっていきますか。 ◎市民健康部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 建物のほうは友愛会の所有と聞いておりますので、友愛会の判断になると思います。ただ土地に関しては県の土地ですので、友愛会と県のほうの話し合いという形になると思います。 ◆4番(浦崎暁君) 私はそういうことを聞いているわけではなくて、耐震性に問題があるということになれば、二つに一つです。補強工事するのか、それとも取り壊してしまうのか、三つかな、あるいは一部を残して、そこに機能を集中していくのかということまでは聞いていませんか。 ◎市民健康部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 友愛会のほうの建物の今後の利用に関しては、今のところ情報としては入っておりません。 ◆4番(浦崎暁君) いずれにしても耐震性に問題があるとなれば、物理的に大きな変化があると私は思います。そういう状況下の中で、機能を強化していくということをおっしゃいましたけれども、私は非常に漠然としているなと思っています。どの部分を強化していくのか、どの部分を残していくのか。例えば今、地域医療、例えば介護の分野でも地域包括的な医療を強化していくということが国のほうからも言われていますけれども、まさに今度の南部病院の問題というのは地域医療にかかわる問題です。そういう中で南部病院の移転の問題を捉えないといけないと私は思っています。そこで市がどうやって、具体的に地域医療を担っていくのか、この地域でどういう医療を展開していくのか。特にあの地域というところは、高齢化率も非常に高いという側面もあります。そういう総合的な判断を本当に市に期待をしています。先ほど申しましたけれども、大きなホテルが来るということになれば、やはり医療のニーズも今まで以上に高まってきます。潮崎町もたくさんの、ことしで完売という話も聞きましたけれども、ますますあそこの地域における医療というのが充実強化されないといけないという時期に来ていますので、これについて市はどういうふうに考えているのか。どうですか。 ◎市民健康部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 地域医療は重要ですので、現在、地域医療に関して身近に主治医を持ちましょうという形になっています。糸満市では病院も診療所も市内にありますので、そちらのほうの主治医を身近に持ってもらう。または南部病院としても豊見城市のほうにもし移転したとしても、現在の地域医療サービスは継続するというふうに聞いておりますので、地域の病院、診療所と南部病院が連携して、日中は地域の地元の診療所で治療をして、緊急のときは南部病院を利用してという形の医師同士の連携が強化されれば、現在の医療サービスは低下しないのかと考えております。 ◆4番(浦崎暁君) ちょっと確認します。現在の総合病院的な機能についてはどういうふうになっていきますか。全く同じ、総合病院的なものが継続されていくんでしょうか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時15分)(再開宣告午前11時16分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎市民健康部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 市内の病院を活用するという部分もありますけれども、南部病院の総合診療はそのまま継続されますので、交通手段を確保しないといけないという部分は課題としてありますけれども、そのまま現在の総合病院的なものは継続されると考えておりますので、そこを利用するという形になると思います。 ◆4番(浦崎暁君) 確かに三者で今後話し合っていくということがあって、もっと細部の話し合いになっていくと思っています。やはり今度の問題というのは先ほどから繰り返すようですけれども、いかに地域の医療を強化していくかという視点が大事だと私は思っています。これまで私たち議会も市も移転に反対だという立場で言ってきたんだけれども、ただ民間ですから、いろんな事情があると思います。それをやはり出るのがだめだというか、そういう議論ではなくて、ここでどういう医療を今後展開していくのかという議論を進めていかないといけないと思っています。先ほど機能が総合病院的なものは担保されるということを言われましたけれども、ただ建物が老朽化していって、多分一部壊さなければいけなかったり、補修、補強しないといけなかったり、物理的な工事なりが行われると思います。イメージとしてはどういうふうになっていくのかというのがまだ見えていない部分があります。だからそこは県としてもやはり県の広域的な医療体制という視点で県も多分考えていくし、市は市で市民のニーズも訴えながら、あるいはまた南部病院も民間としてのどういうかかわりができるのかという話し合いができてくると思うんだけれども、一番大事なのは私たち糸満市がどういうふうに考えて、どういう地域医療を担っていくのかと、市民に対してどういう責任を果たさなければいけないのかというのが私は大事だと思っています。これもやはり市長の考えというのを確認したいと思っています。お願いいたします。 ◎市長(上原昭君) 糸満市の消防救急車の病院搬送先というのは豊見城中央病院とか、徳洲会病院等が多いかと思いますが、残念ながら今、糸満市では救急対応の病院がないというのが現実であります。そういう中で多くを豊見城中央病院が担っているわけでございますが、新しい豊見城中央病院が与根に今建設中の病院ができますと、そういった救急医療、そして高度医療については非常に強化されると聞いております。現在の地域医療システムというのは1カ所で担うのではなくて、そういう基幹病院と地域の診療所、病院、そういったネットワークで解決して、医療問題に対応していくというのが現状でありますし、今後の進むべき方向だとも考えております。糸満市から南部病院がなくなることは極めて残念であり、何らかの対応が必要だとは考えております。それについては先ほど市民健康部長から答弁したように、県も含めた話し合いを続けていきますが、同時に、糸満市の医療のあり方については、例えば南部地区の医師会、糸満班というものがあります。そことの意見交換も行いながら、糸満市の医療体制のあり方はやはり専門家も含めたいろんな意見を聞きながら、どうしたほうがいいという方向性は検討していきたいと思っております。 ◆4番(浦崎暁君) 新しく豊見城市にできるから救急が強化されるというのはちょっと見解が分かれます。やはり救急というのは1秒、本当に時間との勝負だと思うので、一番近いところに救急体制が整うというのが一番ベストな形なんです。やはり一番いいのは今の南部病院があって、しかもそれが耐震性の問題がクリアされて、きちんと医療体制が構築されるというのが一番ベストな形なんだけれども、やはり民間の医療ということになってくると採算性の問題があるわけです。それはあまり私たち公的なあそこの事情というのもよくわかりますので、ただそうはいっても、民間であってもやはり地域の医療を担ってきた責任というのは私はあると思います。だからそこをバランスよく議論していかなければいけないと思っていますので、できれば出ていってほしくないというのはやまやまなんです。それはやはり多くの市民が考えていることだと思います。そこで出ていくな、出ていきたいんだみたいな綱引きみたいな議論ではなくて、これを機会に地域医療というのをきちんと議論していって、何をこの地域医療で、地域でつくっていくかと、何が必要なのかというのを考えていくという場が三者の場になってほしいと思っています。市民健康部長はどういうふうに考えていますか。 ◎市民健康部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 南部病院の移転予定に関しては多くの課題がありますので、細かいところも含めて、これから一回ではなくて、数回の話し合いが必要だと思いますので、そこの中で糸満市民のための医療サービスというのを考えていきたいと思っています。 ◆4番(浦崎暁君) 地域医療の問題というのは本当に地域の住民にとっては死活問題になってきますので、この機によりよい医療体制をどう構築していくかというのをきちんと市は考えて、そして三者の協議の中でよりよい解決策というか、できれば新たな地域医療を構築してほしいと思っています。これがやはり暮らす人間が住んでてよかったということが言えるような地域にするためにはきちんと医療体制が構築されていくというのが必要不可欠ですので、そういう立場で考えてほしいと思います。 最後に件名2、平和、環境行政の問題について伺いますけれども、私もこの1月に参加しました。本当に大量のごみがありました。宗教団体の方、そして市民、自衛隊の方も来て、手渡しでごみを上に上げていました。本当に大変でした。どのぐらい出るのかという感じでした。物すごいボリュームでした。そういう中で、拳銃、小銃も出てきましたし、ヘルメット、飯ごうなどが出てきました。先ほどの議論の中では、私はこの国の法律が適用できるかできないかというのを糸満市で判断してほしいということではないんです。私はいかにこのごみを、そして遺骨とか遺品をきちんと回収してあげて、本当に平和の、沖縄戦の終えんの地としてふさわしい地域にしていくかということが求められていると思っていますので、そういう中で糸満市はどういうふうにしていくかという立ち位置と。これは私はびっくりしたんだけれども、大変なごみの量だというのを改めて実感しました。伺いたいのは、糸満市として、これも国、県、市というふうな三者の話になっていくんだけれども、糸満市はどういうふうにしていきたいのかというのを率直に伺いたいと思っています。 ◎経済観光部長(徳元弘明君) 再質問にお答えいたします。 今回1月にごみ回収が行われましたけれども、今回初めて県主導でごみ回収を行いました。議員も参加しましたけれども、そのときに自衛隊を初め、沖縄宗教者の会等を含めて大勢の方々が参加して、合計で4,000キログラムのごみを回収いたしました。ごみの撤去に向けて大きく前進したのかと思っています。今後、県と連携して、県主導でやっていただきたいと申し上げていますし、来年の年明けにはまた同じような格好でごみ回収をすると県のほうはおっしゃっていますので、そこに連携をとりながら取り組んでいきたいと考えております。 ◆4番(浦崎暁君) 戦没者の遺骨収集の推進に関する法律、目的、第1条、「この法律は、今次の大戦から長期間が経過し、戦没者の遺族をはじめ今次の大戦を体験した国民の高齢化が進展している状況において、いまだ多くの戦没者の遺骨の収集が行われていないことに鑑み、戦没者の遺骨収集の推進に関し国の責務を明らかにするとともに、戦没者の遺骨収集の実施に関し基本となる事項等を定めることにより、戦没者の遺骨収集の推進に関する施策を総合的かつ確実に講ずることを目的とする。」ということがうたわれています。この法律に沿った形できちんと収集されることを求めて、私の一般質問を終わります。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時28分)(再開宣告午前11時40分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆14番(當銘真栄君) 市民の皆さん、インターネット傍聴の皆さん、こんにちは。今回で20回目の一般質問です。初心忘るべからず、常に緊張感を持って市民の声を市政へ反映していきたいと思います。少しだけ所見を述べさせていただきたいと思います。大好きなスポーツ界で今現在いろんな問題が上がっております。アメフトの危険タックル問題から始まり、ボクシング、体操、レスリング等、あらゆるスポーツ界で異常事態な問題が発生しております。トップに座る権力争いなのか、選手目線で、選手のためにではなく、自分の保身のために選手を道具のように使う、潰していくような指導者が大きな社会問題になっています。対岸の火事ではなく、本市にもあらゆる大小いろんな指導者がおられます。ぜひ選手目線で、選手の大きな夢を摘むようなことがなく、いい指導をしていただきたいと思います。まずは自分が選手時代のときのことを思い出し、ぜひ選手目線で、選手を守る指導者になっていただきたいものだと思っております。先週15日から22日までにかけての間、沖縄県ジュニア育成会主管の第1回糸満市長杯争奪中学硬式野球育成大会が西崎球場を主会場に現在行われています。この育成会とは、中学校野球を引退した子供たちが居場所づくりとして活動をスタートしています。毎年育成会大会が多く開催され、子供たちが活躍できる場を提供しています。野球を通して子供たちが参加できる社会貢献活動も開催し、心身ともに成長できる環境づくりに励んでいる団体の取り組みでございます。この育成会の大会がことし初めて、糸満市長杯ということで、本市で開催されております。開会式に際しましては、市長を初め、教育長、教育委員会指導部長教育委員会の関係者が集い、盛大に開会式が催されました。子供たちの笑顔でこれからスポーツを楽しんでやっていく子供たちが自分たちの目線で頑張っていただくことを常に側面から応援したいと思います。ただ、ちょっと残念なのがこの球場の管理問題でございます。ボールが隠れるほどの草が生え、これは球場もそうですけれども、南浜公園多目的広場も球が隠れるほどの草が生えていました。ぜひ各地域、遠くは読谷村、中部方面から糸満市にお越しになっている関係者、保護者、選手もそうですけれども、こういう状態を見たときに、少し本市の姿が映されるのも残念な光景だったのかと思っております。市長においては、管理体制も十分行うよう徹底して管理業者には強く申し上げていただきたいと思います。それでは一般質問に入っていきたいと思います。 件名1、教育行政について。小項目1、大阪府北部地震でブロック塀が倒壊し、女児が犠牲になったことを受け、各小中学校の通学路の安全点検後の課題対応について伺う。 小項目2、通学路安全対策にグリーンベルト設置を何度も訴えているが、豊見城市立ゆたか小学校裏道には設置されている。他市にできて本市にできないのはなぜか、早期に設置できないか伺う。 小項目3、給食センター老朽化による移転改築について。ア、同センターの現状をどのように認識しているか伺う。イ、食の安全性についての認識を伺う。ウ、早急に移転改築を行う必要があると思うが検討委員会設置の進捗状況を伺う。 件名2、西崎運動公園整備について。小項目1、西崎運動公園テニスコートの人工芝の全面張りかえについて。ア、テニスコートの現状を市長はどの程度認識しているか伺う。イ、毎年先送りとなっているが計画に入らない理由を伺う。 小項目2、糸満市スポーツ施設等可能性調査とはどのような内容か伺う。 件名3、防災行政について。小項目1、近畿地方を襲った台風21号や北海道地震と相次ぎ大きな災害が起きている。本市なりに検証する必要があると思うが市の見解を伺う。 件名4、糸満市文化交流・情報発信拠点施設について。小項目1、糸満市文化交流・情報発信拠点施設について。ア、建設費や資材高騰で近隣市の類似の公共施設の建設工事費増等の新聞報道がなされている。現計画45.5億円を上回り市の財政が圧迫し市民に負担がのしかかるとの不安の声が多いが市の見解を伺う。イ、毎年、市が負担する1億4,000万円の維持管理費の財源確保をどのように考えているか伺う。 件名5、道路行政について。小項目1、兼城ハイツ方面から座波への県道82号線・農免農道との交差点が、市民から事故多発地点となっており危険との声が多くあります。市の見解を伺う。 小項目2、兼城小学校西側交差点の信号機が歩行者分離式の信号になっています。押しボタン式へ変更できないか伺う。 小項目3、賀数から八重瀬町小城への県道82号線の一部未整備道路について。ア、進捗状況を伺う。イ、片側通行になっていて両方突っ込む状態である。カーブミラー設置の考えはないか伺う。 小項目4、市道阿波根橋口線の進捗状況を伺う。 以上、演壇にて質問を終わり、質問席より再質問させていただきます。答弁よろしくお願いします。 ◎市長(上原昭君) 當銘真栄議員の件名2、西崎運動公園整備についての小項目2についてお答えいたします。 西崎運動公園を中心とした本市のスポーツ施設の現状課題を調査し、市民ニーズを踏まえ、今後の市の全体のスポーツ施設の整備のあり方や、新たな施設整備の必要性について可能性を調査するものであります。この調査結果を踏まえて、今後、糸満市のスポーツ施設の整備の方向性を明らかにしていきたいと考えております。 残りの質問については、教育長及び関係部長から答弁させます。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 當銘真栄議員御質問、件名1、教育行政について。小項目1、通学路の安全点検後の課題対応についてお答えいたします。 7月30日から8月31日までの間、糸満市教育委員会、糸満市青少年育成市民会議、学校、糸満警察署、民生委員・児童委員連絡協議会、糸満地区交通安全協会、糸満地区防犯協会等の関係団体が参加して、市内小学校10校で通学路の合同点検を実施いたしました。点検結果は、現在学校で取りまとめている途中ですが、既に報告が届いている学校の状況を確認すると、ブロック塀のひび割れ、スクールゾーンの標示が消えかかっている。人通りが少ないなど、防災、防犯、交通安全上危険と思われる箇所が報告されています。今後、学校から報告が届き次第、各関係機関、各部署で情報を共有して、対応策を調整したいと考えております。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 御質問、件名1、教育行政について。小項目1、各小中学校の通学路の安全点検後の課題対応について、教育委員会総務部が所管する学校施設についてお答えします。 文部科学省からの学校施設におけるブロック塀等の安全点検等状況調査に基づき、本市におきましても、小学校11校、中学校7校の全18校について点検調査を実施しました。外観に基づく点検で安全性に問題があるブロック塀等を有する学校数及びブロック塀等の全長は、小学校4校で271メートル、中学校5校で918メートル、計9校1,189メートルでした。またブロック塀の内部点検が必要な学校数は、小学校6校、中学校5校で計11校となっています。点検に基づき、各学校長に対し、問題があるブロック塀等への注意喚起の標識の設置を依頼しています。また喜屋武小学校、真壁小学校、三和中学校の問題のあるブロック塀等は改修工事の緊急性が高いと判断しており、今議会へ補正予算を計上しております。今後対応すべき内容については、建築基準法に適合しないもの及び内部点検の結果により、対応が必要な全てのブロック塀を段階的に分けて、年次的に改修等の計画を行ってまいります。また経年劣化によりブロック塀、内部の鉄筋が腐食しますが、外観からはわからないため、地震発生時に倒壊のおそれが少なく、安全性の高いフェンス塀等へ切りかえていくとともに、一部の学校ではブロック塀がハブ侵入防止の役割も兼ねていることから、ブロック塀の倒壊防止用の控え壁の設置もあわせて整備していきたいと考えています。 ◎建設部長(徳里仁君) 御質問、件名1、教育行政について。小項目2、通学路安全対策にグリーンベルト設置を早期にできないかについてお答えいたします。 当賀数コミュニティセンター前の道路については、兼城小中学校生の通学路として利用されており、また県道7号線への迂回路として、特に朝夕は車両等の交通量が多く、危険な状況であることは認識しております。グリーンベルトの設置については、沖縄県警察本部交通規制課とも協議を終え、道路協議照会を申請しており、今月末発注を予定しております。 御質問、件名2、西崎運動公園整備について。小項目1、ア、イについて順にお答えいたします。小項目1、アについては、人工芝の経年劣化等を部分補修で対応しているものの、全体的に人工芝の状態はよい環境とは言えない状況です。 イについては、平成28年度に実施設計を行い、早期整備に向け、平成29年度及び平成30年度に沖縄振興公共投資交付金、一括交付金の予算措置を県に要望してきたのですが、交付額が要望額に達しなかったため、整備実施に至っていない状況であります。つきましては、平成31年度の整備に向け、今後も沖縄県からの予算獲得に努めていきたいと考えております。 御質問、件名5、道路行政について。小項目3、賀数から八重瀬町小城への県道82号線の一部未整備道路について。ア及びイについてお答えいたします。ア、進捗状況については、管理者であります沖縄県南部土木事務所へ確認したところ、字賀数で2筆の未買収用地があり、1筆は相続関係等で難航し、もう1筆は地権者からの協力が得られないため、整備することが難しい状況と聞いております。 イ、カーブミラーの設置の考えはないかについては、当該現場は減速等を促す交通安全対策を検討していると聞いております。 次に小項目4、市道阿波根橋口線の進捗状況についてお答えいたします。市道阿波根橋口線の現在の事業同意率は89%、37人中33人同意で、阿波根集落の役員の方々から同意書を受け取っております。また当道路は計画幅員7メートル、車道が5メートル、歩道2メートルでの補助事業採択が可能か、沖縄県と調整中であり、事業採択年度は平成32年度以降の予定であります。 ◎教育委員会指導部長(大城直之君) 御質問、件名1、教育行政について。小項目3、給食センター老朽化による移転改築について。アからウまでについてお答えします。 小項目3、ア、同センターの現状をどのように認識しているかについては、老朽化により施設、機材の修繕が多く、また施設が狭隘で、あえもの、アレルギー対応の給食が提供できない状況に課題があると認識しております。 次にイ、食の安全性についての認識は、人が健康に生きていくための基本的な問題であり、子供たちへ食を提供する給食センターは食材の品質管理の徹底、調理員の衛生意識の高揚、調理場の点検などが重要と認識をしております。 次にウ、移転の必要性については、ことし11月以降、検討委員会を立ち上げ、規模、場所、事業費等について検討し、今年度内に方向性を示したいと考えております。 ◎総務部長(仲吉正弘君) 御質問、件名3、防災行政について。小項目1、本市なりの検証の見解についてお答えいたします。 近年は大規模災害が全国的に頻発しており、ことしだけでも大阪北部地震、西日本豪雨災害、近畿地方台風災害、北海道地震が続けて発生し、多くのとうとい命が失われております。また生活基盤のライフライン機能が停止するなどの混乱も生じております。本市といたしましては、全国で起こっている災害をいわゆる対岸の火事とは捉えず、大きな災害をきっかけにこれまでも地域防災計画の見直し、あるいは防災減災マップの作成、海抜表示版の設置など防災対策への対応を進めてまいりました。これからも国、県やマスコミ報道等の情報などを踏まえ、本市に適した防災対策を推進してまいりたいと考えております。 ◎企画開発部長(上原仁君) 御質問、件名4、糸満市文化交流・情報発信拠点施設について。小項目1、ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、建設費や資材高騰で財政が圧迫し、市民に負担がかからないかについての市の見解ですが、文化交流・情報発信拠点施設につきましては、現在、実施設計中の段階で12月までには総工事費を取りまとめる予定であります。工事費の算出に当たっては、最新の人件費、資材単価を採用しますので、現計画では45億5,500万円を超えないように努めてまいります。 次にイ、維持管理費の財源確保については、今年度実施する管理運営実施計画において、職員配置や収支計画の見直しを行い、維持費のコスト縮減を検討してまいりますので、その中で充当財源についても検討してまいります。 ◎市民健康部長(山城安子さん) 御質問、件名5、道路行政について。小項目1及び小項目2についてお答えいたします。 小項目1、県道82号線・農免農道交差点については、現場を確認し、兼城ハイツ方面から座波向けは滑りどめが薄く改良が必要だと認識しております。 小項目2、同交差点の信号機が押しボタン式へ変更できないかについてお答えします。同交差点への信号機押しボタン化へ変更できないかについては、これまでも糸満警察署へ要請してまいりましたが、改めて平成30年1月22日付、糸満警察署へ信号機押しボタン化へ、文書にて要請をしました。平成30年2月19日付糸満警察署より県警本部に信号機押しボタン化へ改良の上申をしているとの報告を受けております。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後0時03分)(再開宣告午後1時15分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆14番(當銘真栄君) 質問席より再質問をさせていただきたいと思います。 件名5の道路行政についてですけれども、先ほど建設部長からもあったように、兼城ハイツ方面から座波への県道82号線なんですけれども、路面標示が消えているというのを確認しに行きました。これに関して、例えばここは結構事故が多発しているということで、近隣住民の方からも結構言われていますけれども、この路面標示だけでは解決策になるのかと思っているんですけれども、ほかにこれを対策するような何か取り組みとかはないですか。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 今、市民生活課のほうで交通安全施設というのは総合的にまとめている担当部署なんですけれども、実際に現場の調査とか、建設部のほうでやっていますので、答弁させていただきます。今、御指摘の県道82号線と農免農道の交差点については、12月定例会にも取り上げられました。そして現場を確認したところ、滑りどめ舗装の摩耗が著しい状況を市のほうで確認しております。沖縄県に対しては、これは県道ですので、沖縄県南部土木事務所へは危険防止としての滑りどめ舗装を敷設するよう、当時12月ごろ要請をしております。しかしながら、ことし年が明けても現状の状態でありましたので、また再度3月には電話にて要請を行っているところですが、改善されていない状況でありました。沖縄県への問い合わせとして、担当のほうで4月の人事異動に伴って異動したということで、新しい担当にも5月には整備要請をしております。また今議会においても議員からの御質問がありましたので、事故多発地点ということで、南部土木事務所には先週からこの質問を受けまして、再度要請をしているところであります。南部土木事務所としては、今後やる方向で検討していくという回答はいただいております。 ◆14番(當銘真栄君) 建設部長、ありがとうございます。ぜひ継続して、一刻も早く道路標示、滑りどめもやっていただきたいのと、やはりこの標示だけでも気づかないところがあると思うんです。農免農道からやはり幅員も大体一緒ぐらいの道で、どこが優先なのかわからないようなドライバーがいると、両方から突っ込んでくるとなると、やはり滑りどめというのは効果があると思うんですけれども、どこが優先とか、そういったのがはっきりドライバーがわかるような、赤色灯とかありますけれども、ああいうのも要望していただきたいと思いますので、両方から、部長のほうから県のほうに早急に要望していただきたいと思います。 件名5、小項目2の兼城小学校西側の信号機の件なんですけれども、先ほどは1月、2月にも改善のところ、押しボタン式にかえるようにということで、県との調整もやっているということなんですけれども、一向にまだ全然前に進んでいない。これは以前から地域、この道を利用する方々から結構要望が出ていると思うんですけれども、なかなか声を出しても改善されないということで、再度また自分のほうにも地域の方々からどうにかならないかというのがあったんですけれども、非常に助かるのはやはり分離式というのは子供たちが登下校の際には非常にいいと思うんですけれども、日中、夜間も同じようなことであればドライバーからすると苦情というか、こういうのが出てくるのは当たり前かと思っていますけれども、プログラム等も変えれば、少しは改善できるような話も聞いていますけれども、それはどうお考えですか。 ◎市民健康部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在、要望書のほうは警察署のほうに出しておりますけれども、警察署のほうと話し合いをして、現在夜10時以降の点滅式の信号に変更できないかというのを現在調整をしているところでございます。 ◆14番(當銘真栄君) ぜひそういう方向に調整していただいて、歩行者が通らないときはドライバーがスムーズに通れるような交差点にしていただきたいと思っています。 続きまして、件名5、小項目3なんですけれども、賀数から八重瀬町小城への県道82号線なんですけれども、これも以前から私のほうでも取り上げてやっているんですけれども、先ほど答弁の中では減速を促しているという話もありましたけれども、この減速を促しているというのは標示とか、どこのほうにあるんですか。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 県道管理者である南部土木事務所へ確認をしました。現場の状況は県道側から来た場合には、幅員減少の看板が1カ所あります。この看板1カ所しかないという状況ですので、今後、県のほうで小城側にも幅員減少を促す看板を1個設置すると。路面標示として、減速を促す路面標示の予定で今、両方に県道側と小城側に路面標示に減速を促す計画があるということを聞いております。具体的に今、現場の状況の中で、現場でカーブミラーを設置するというのは非常に厳しい状況だという判断しているようでございますので、県が今、対策を検討していますので、その推移を見守っていきたいと考えております。 ◆14番(當銘真栄君) カーブミラー設置は厳しいものがあるということなんですけれども、小城側からも幅員が小さくなっていると。そういったのもやるという話なんですけれども、実際今あるのも皆さんなかなか見落としているから、両方から突っ込むような状況が多々あるんです、向こうは。前に歩道用のポールも立って、今、賀数官舎から約200名ほどですか、もっといますか、このぐらいの子供たちがずっとそこの道を通ってきていますけれども、やはり詰まってくるとそれを避ける、避けるのではなくて、両方一緒にすれすれに来ようとすると、この子供たちがポールがあったとしてもどうしても危険な状況になるのは明らかなのです。どうしたら避けられるかというと、この対向車が見えないから両方突っ込んでくるわけであって、夜はいいです。夜はライトの反射でいろいろ対向車が来るなとわかるから、それはいいと思いますけれども、日中に関してはやはりカーブミラーは設置しないとだめだと私は思いますけれども、県側の意向では、そうかもしれないけれども、ここは危険だということで、部長のほうからまた再度、どうしても必要だというような県に対する考えを言うことはできないですか。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 今議会で要望が出まして、先週からやりとりしている中で、県のほうで看板の設置と路面標示ということで検討しているようでございますので、今、県がやっている対策を見守っていきたいと考えております。その後また状況を見て、何らかの不都合があれば、その上また南部土木事務所へも現場の状況等については、情報発信をしていきたいと考えております。 ◆14番(當銘真栄君) 建設部長頑張っていただきたいのと、本来であれば幅員がきれいに整備できれば一番いいと思うんですけれども、先ほど2筆のうち1筆は条件が合わないということで、なかなか我々が入れるような問題ではないと思っているんですけれども、ただ、県としては最終的には糸満市に、市道に移行するような話も聞いたことがあるんですけれども、そういう話は建設部ではありますか。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 県道移管、市道への移管については、県道82号線についてまだ聞いたことはありません。 ◆14番(當銘真栄君) ありがとうございます。もしそういったのがあればきれいに整備されてから移管するということでやってもらわないと、市の財政にも負担がかかってくるのかと思っています。 それでは件名5、小項目4の市道阿波根橋口線なんですけれども、去年の12月に概略設計の地域説明会がありまして、私も行ってきましたけれども、多数の地域の住民の方々が見えていました。先ほど89%は同意書が出ているということなんですけれども、これに関しては地域の方々も早急に整備していただきたいという胸の内があらわれているかと思っていますので、平成32年度という話がありましたけれども、ぜひ早急に整備していただきたいと思います。休憩をお願いします。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時28分)(再開宣告午後1時29分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆14番(當銘真栄君) それでは教育行政なんですけれども、教育委員会で調査して、今、3カ所でしたか、ブロック塀の調査の予算が今回入っていますけれども、残りも随時やっていくということなんですけれども、何年間かけてやっていくのか答弁できればお願いします。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 まだ調査が外観調査のみで、これからまた内部の腐食状況とかも調べて、全体のボリュームを出したいと考えています。それをボリュームが決定して、事業費がわかった時点で、年次的に整備計画をつくっていきたいと考えております。 ◆14番(當銘真栄君) 学校のブロック塀に関しては、耐震性もあるとは思いますけれども、将来的にはどんどん劣化すると思いますので、新聞に那覇市は9月定例会に提案ということで載っていましたけれども、そこは将来撤去する必要性が出てくるということで、全て撤去することを決めたということになっていますので、糸満市もぜひそういうふうにやっていただきたいと思っています。 それでは通学路の件ですけれども、何度も私は取り上げています。先ほど建設部長から今月末には発注するというふうになっていましたけれども、ありがたい話です。ただ自分が言いたいのは、何年もかかってこれをやっているんですけれども、豊見城市のゆたか小学校の裏側には、ゆたか小学校を建てて2年ぐらいですか、それでもうすぐできている環境ができているんです。なぜ何年もかかって糸満市がこういうのができないのか、スピード感がないのか、その辺何か違いがあるのかと思って、その辺を聞きたいんですけれども。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時31分)(再開宣告午後1時33分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 今、議員御質問のグリーンベルト設置箇所についての要請が出ています。これは児童生徒の安全確保に係る学校周辺の道路整備・改善についての要請で、連名で出ています。糸満市立兼城小学校PTA会長、糸満市立兼城中学校PTA会長、糸満市立兼城小学校校長、糸満市立兼城中学校校長、糸満市賀数自治会会長ということで、平成30年4月24日の要請書が出ています。要請に対しての市としての対応なんですけれども、6月ごろから警察との協議を開始しまして、3カ月程度時間がかかりましたけれども、その後協議を終えまして、今、道路協議照会を申請しているところでございますので、それが終わり次第、工事発注をするということで今、進んでいるところです。 ◆14番(當銘真栄君) 豊見城署に私は行って確認したんですけれども、やはりこれは地域からの要望、学校PTA等からの要望があって、そういったのはすぐ対応できますという話をやっていたんです。協議等の云々の話もなくて、あればすぐ行政側に言って、行政側から来たり、警察側から言ったりということで、すぐ対応できるという話をやっていたんです。これからまた今上がってきているのが豊見城高校の裏側にもグリーンベルトの話がありますので、それも対応するという話があったんです。ぜひスピード感を持って、事故が起こる前に対応してもらわないと。今、事故がないのはボランティアの方々が朝早くから一生懸命立って、ああいう危険な場所なんですけれども、見ているからまだ事故が起こらないわけであって、これが例えば体調を崩して、この方が立てなくなった場合にこの子供たちの安心安全を誰が守るかといったら、こういったのに頼らないといけないところも出てきますので、ぜひ早急にやっていただきたいと。やるということで、発注するということになっていますので、ぜひよろしくお願いします。ちょっと休憩をお願いします。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時36分)(再開宣告午後1時36分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆14番(當銘真栄君) 西崎運動公園テニスコートの件なんですけれども、これは陳情者が来て、私たち経済建設委員会で願者に来ていただいて、いろいろ意見を聞いてきました。平成28年度の実施設計、平成29年度に全面改修計画を進めていますとの回答を得ておりますということで、なかなか工事が前に進まないということで、平成29年度に入って西崎庭球場4面の全面人工芝張りかえ工事が実施する気配もなく、平成29年度が終了し、ことしの4月から平成30年度に入っていますと。何の説明もなかったという陳情者の意見なんですけれども、変更になったというのは、例えば陳情者の方々には当局から説明はされているんですか。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時37分)(再開宣告午後1時49分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 テニスコートの陳情につきましては、第1回、第2回の陳情が出たときの回答をもって、協会には回答書を送付しているんですけれども、状況の説明というのはやっておりません。今回の陳情を受けまして、回答した後には状況の説明はやっているんですけれども、第1回、第2回の陳情のときにはいきさつ、状況説明というのはやっていないということではあります。非常に説明不足だったと思いまして、非常に申しわけないと思っています。今後ともこのテニス協会には十分に説明をしながら、事業を推進していきたいと考えております。 ◆14番(當銘真栄君) まさしくそうだと思います。陳情者からすると、別に転用されたと。1億円から減額されて別にやっているというのもわからないことはないと。ただ、そういったことをなぜ説明しないのかというのを非常に不満に思っていて、行政に対しての不満等々が結構出てきて、感情的になっているところもあると思うんですけれども、ぜひその辺は丁寧に説明していただきたいのと。この陳情書の中には総額7,300万円の要求があったんですけれども、地下排水基礎工事等で4,950万円とあるんですけれども、4面全面を張りかえた場合に2,350万円とあるんですけれども、テニス協会からするとこの継ぎはぎのめくれているようなコートで、いつ何どきけがをするかわからないという意見もありましたので、これは地下排水基礎工事を抜きにして、表面だけの全面張りかえを早急にできないかお伺いします。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 テニスコートの構造上、どうしても地下の排水対策が必要だということで、実施設計のほうで検討をしています。構造的な違いとして、例えば資材だけであれば、舗装だけであれば議員がおっしゃるように、安い金額でも可能ではあるんですけれども、地下の整備をする目的としては、水の早期の排除をするために、コートの全面の人工芝の内側に盲目暗渠、排水管を3メートルピッチで入れてあるという状況で整備する予定です。そうすることによって、降雨時の水を瞬時に排除できるという構造でやっていますので、今の計画のまま進めたいと考えています。 ◆14番(當銘真栄君) 今のままでということなんですけれども、やるからには、今、建設部長がおっしゃるように、きれいにしたほうが一番いいと思いますので、そのかわりぜひ県に早急に要望して、これをきれいに改善できるように取り組んでいただきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 それから小項目2なんですけれども、糸満市スポーツ施設等可能性調査ということでありますけれども、これは例えばプロ野球誘致も考えて、雨天ドームも視野に入れたような調査なのか、ちょっとお伺いします。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 糸満市スポーツ施設等可能性調査業務の中身はどういうものかと、雨天練習場も視野に入れた可能性調査なのかという御質問なんですけれども、そういう新しい新規施設のまさに可能性を探る調査でありまして、いろんな角度から検討して可能性を探る予定であります。この業務の主なものをちょっと御説明させていただきます。まず一番に、今、西崎の運動公園等の現状の可能性調査として、今ある施設の維持管理上の現況、それと課題の把握、利用実態の整理、そして市民等の意向調査をやるという、まず現状調査を行います。続きまして、スポーツ施設の課題の整理、現状調査を踏まえて西崎運動公園を中心とした施設の課題の整理をします。そして3番目としては、スポーツ施設の課題の整理を踏まえて、本市に不足する機能について、今、議員御指摘の例えば新しいドームとか、そういう新規施設としての整備の必要性の検討をしていきます。そして先進地事例調査ということで、必要性を明らかにした施設、必要な可能性のある施設については、国内外の先進地事例の情報収集をとり行っていきます。最後に新規施設、新しい構想について具体的に整備構想案の検討を行います。この施設整備のコンセプト、導入機能、それと概略規模の検討を行います。当然概算事業費とか工事に伴う費用等を算定いたしまして、そういう新規の事業が、事業手法としてどのような事業ができるのかというものを踏まえて、最終的には基本計画としてまとめていく予定でございます。 ◆14番(當銘真栄君) 建設部長、新規のものも入ってくる可能性があるとすれば、この用地には、今いっぱいいっぱいだと思うんですけれども、足りなくなると思うんですけれども、例えば別の用地も調査検討に入るのか、ちょっとお願いします。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 可能性調査の中で新規施設が出てきて、例えば西崎運動公園内で敷地が足りないとか、そういうものが発生すれば、新しい箇所も検討していきたいと考えております。 ◆14番(當銘真栄君) ありがとうございます。ぜひ立派な施設になるよう調査検討してほしいと思います。西崎運動公園に関しては、先ほども言ったテニスコート、体育館も金城幸盛議員からあれだけの指摘を受けておりまして、玉城安男議員からはラバーの件も、結構あちこちの指摘を受けていると思います。市民が健康で暮らしやすい糸満市、スポーツもやる上に当たって、市長ぜひテニスコートの全面改修、西崎運動公園の施設整備を十分にやるということで、来年度には絶対やるということで、市長の意気込みをお聞かせください。 ◎市長(上原昭君) 可能性調査の中で、今現在ある施設はかなり老朽化していますので、建てかえたほうがいいのか、あるいは補強したほうがいいのか、いろいろやり方があろうかと思います。そういう中で、先ほど建設部長の答弁にもありましたように、どういう施設が今、市民のスポーツ関係者の中では不足しているとか、これは要らないとか、これは要らないという人は少ないと思うんですけれども、そういういろんな意向を把握して、糸満市全体の将来に向けて、こういうものをこういうふうに整備していきたいという中身を明らかにしていきたいと思っています。今議会で出ているように、個々の施設の改修の問題等々については、またその中で具体的に明らかにして、その対応策も検討していきたいと考えております。
    ◆14番(當銘真栄君) 市長ありがとうございます。市長、厳しい意見もいっぱい投げられると思いますけれども、ぜひ市民のために頑張っていただきたいと思います。糸満市はアマチュアスポーツのメッカとしてもうたっていますので、テニスにおいては全米オープンで大坂なおみ選手が優勝したり、錦織選手がベスト4に入ったりと、かなり注目を浴びてきますので、ぜひ整備のほうをよろしくお願いします。 続きまして、件名3、防災行政についてなんですけれども、この地震が起こったのは夜中の3時8分の出来事だったんですけれども、夜中、避難するのに、見えなくなったりとか、停電した場合、そのときの対応として市はどういうお考えかお答えください。 ◎総務部長(仲吉正弘君) 再質問にお答えいたします。 夜中停電した場合にどういった対応ができるのかということでございますけれども、夜中停電した場合、信号機の停止による交通機能の混乱はもちろんですけれども、ライフラインの停止も可能性としてはあるということで、住環境、あるいは市民生活に大きな影響を与える可能性がございます。ただ夜中の発生時ですので、どう避難するかということも非常に重要な部分でございます。そういったふだんから自治会とか、地域を通して避難訓練等についてこれからも取り組んでまいりたいと考えております。たしか四、五年ぐらい前だったんですけれども、西崎ニュータウン自治会の自主防災組織が昼間の避難訓練ではなくて、夜間の避難訓練も実施しております。そういった形で災害は我々の都合に応じて起こるわけではございませんので、いつ何どき起ころうが、住民ができるだけ安全で避難ができるような対策については、日ごろの訓練を積み重ねていって、高めていきたいと考えております。 ◆14番(當銘真栄君) ありがとうございます。もう1点です。水が何よりも一番欲しいということだったんですけれども、給水車等の設備の状況をお伺いします。 ◎水道部長(上原司君) 當銘議員の再質問にお答えします。 台風や地震災害時の水の確保については、配水管漏水事故などによる断水で地域へ給水が停止する事態においては、速やかに応急給水を実施するため、給水車の配備は重要であると認識しております。県内の水道事業体の給水車の導入状況については、那覇市のみが1台購入してございますが、他の事業体の給水車の導入につきましては、購入費や維持管理費、保管場所の確保などの課題があり、慎重に検討しているところであり、ほとんどの事業体で車載式給水タンクを保有している状況であります。本市においても本年度、車載式給水タンク1台を購入予定をしておりますが、給水タンクの搬送や災害時の応急給水資機材の十分な対応ができないことから、糸満市電管事業協同組合と災害時の応急給水や応援復旧協力について協定を交わしております。また沖縄県水道災害相互応援協定書においても、県内水道事業者の災害応援体制が取り組まれております。今後、給水車の導入については、広域的な水道事業体の応援体制が不可欠でありますので、引き続き各水道事業体や関係機関と相互連携を図り、応急給水体制を強化したいと考えております。 ◆14番(當銘真栄君) ありがとうございます。防災に関してはあらゆる角度から取り組んでいただきたいと思います。ちょっと休憩お願いします。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時06分)(再開宣告午後2時06分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆14番(當銘真栄君) また戻りますけれども、給食センターの老朽化の件なんですけれども、これに関してはいろいろ新垣安彦議員も取り上げていましたけれども、いろいろな問題があると。出入り口のセンサーとか、調理釜のふぐあいというのがありましたけれども、そういうのは改善できているのか、お伺いします。 ◎教育委員会指導部長(大城直之君) 再質問にお答えします。 調理釜のふぐあい、それから出入り口のセンサーについてですが、大型調理釜については夏休み中に2台を取りかえ、1台については修繕を終えたところです。自動ドアのセンサーについても同じように修繕を終えたところです。 ◆14番(當銘真栄君) 夏休みにしかできない作業だったと思いますので、ありがとうございます。ぜひ安全のためにやってください。先ほど食の安全性について、狭隘という話もありましたけれども、この施設は保健衛生上、機能上、学校管理運営上適切にはされているか、お伺いします。 ◎教育委員会指導部長(大城直之君) 再質問にお答えをします。 保健衛生上、それから学校管理運営上については県の教育庁の検査等を受けており、学校給食衛生管理基準に照らして、適切に衛生管理に努めている状況です。機能上については施設機材の老朽化があると認識をしております。毎年修繕を行いながら対応している状況です。設備についても先ほど申し上げたとおり、あえもの、アレルギー対応の給食が提供できないことから、改築が必要であると考えております。 ◆14番(當銘真栄君) ぜひ食の安全性を頑張っていただきたいと思います。またもう1点、先ほど検討委員会を11月に立ち上げるという話だったんですけれども、何年度をめどに老朽化の移転改築を考えているのかと、移転先があるのかと、新しい施設がアレルギー対応にもできるような環境にするのかと、もう1点、防災の観点から非常時に備えた発電機とか、防災倉庫、炊き出し用に備えるような計画も取り入れる考えがあるのか、その辺をお聞きしたいと思います。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時09分)(再開宣告午後2時09分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(大城直之君) 再質問にお答えをします。 まずいつまでに完成を予定、目指すかという御質問だったかと思います。今年度検討委員会を立ち上げて検討していきますが、次年度も数回にわたってはそれが続くことになるのかと考えております。できるだけ早い改築を目指していきたいと考えております。 それからアレルギー対応の給食の提供についても完備ができるように、最終的には検討委員会の中で検討して進めていきたいと考えております。 防災のほうに関しては、学校給食衛生管理基準等を照らし合わせて、これについても発電であるとか、炊き出しであるとかという提言でしたので、検討委員会でしっかり検討してまいりたいと考えております。 ◆14番(當銘真栄君) 指導部長ありがとうございました。食に関してはいろいろ問題が出てきていますので、子供たちの健やかな成長を願う保護者の一人としては、ぜひとも早期に移転改築し、食の安全提供に取り組んでいただきたいと思います。スピード感を持って、市の対応をお願いしたいと思います。これにて私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◆5番(菊地君子さん) こんにちは。一般質問に入る前に、翁長雄志氏のみたまに真心から哀悼の意を表したいと思います。翁長雄志知事の死去により、9月30日に行われる沖縄県知事選挙で問われているのは、民主主義とは何か、民意や自己決定権が否定される政治に終止符を打てるかどうかだと思います。2013年当時、事故が多発するオスプレイの普天間配備は、自民党から共産党まで文字どおり「オール沖縄」が反対しました。県内の全市町村長と議会議長が建白書に県民の思いを託し、政府に要請した経緯があります。しかし、当時の仲井眞知事が公約を破って、基地建設を受け入れてしまいました。このことに県民の怒りが頂点に達し、翁長知事誕生の大きな力になったことは言うまでもありません。翁長知事は公約を守り、ぶれずに子ども医療費の拡充や待機児童の解消、貧困対策、観光産業等、県経済の発展のためにも頑張ってこられました。そこで伺います。一般質問に入ります。 件名1、翁長県政について。小項目1、翁長県政の4年間の評価について。 小項目2、辺野古新基地建設について反対し続けたことについて見解を伺います。 件名2、日本会議について。日本最大の右翼組織と目されるのが日本会議であります。教育勅語は言うまでもなく、主権在民を否定、天皇を現人神とし、家来である臣民、国民は国体無事のために命をささげよという戦前の道徳の根幹とされていたものです。日本会議の目的は、戦前の国体のような日本を取り戻すことにあるとされています。そこで小項目1、日本会議についての認識を伺います。 件名3、教育行政について。小項目1、全ての学校教室へのクーラー設置について。政府は小中学校の普通教室全てにクーラーを設置する方針を打ち出し、1,400億円の補正予算を組むとしています。本市においては、生徒や教職員、父母の皆さんの切実な要求となっているクーラーの問題について、ア、政府の方針に沿うものになっているか。イ、学校環境衛生基準では、夏場の教室の室温について適温を何度としているのか。ウ、今後の設置計画について年次計画を伺います。 小項目2、電子黒板の評価について。質より量で、安価なものを選択し、設置をしたのではないかとの声があります。教職員や生徒の反応はどうか伺います。 小項目3、就学援助について。子供の貧困問題が全国的に注目されていますが、唯一の食事が学校給食であるとか、筆記用具さえそろえられないなど、憲法で保障されているはずの義務教育無償の権利が侵害されています。そこでア、就学援助の申請者数・認定者数・援助率について過去3年間の実績について伺います。イ、眼鏡も援助の対象にするべきだと思うが見解を伺います。ウ、入学準備金の増額と新たに高校への入学援助について実施の意思があるか伺います。 小項目4、学校給食について。ア、給食センターの移転計画の進捗状況について、移転のめどについて伺います。イ、給食費の無償化について、県内の他市町村では既に実施しているところがありますが、把握しているか。糸満市も実施すべきではないか伺います。ウ、学校給食の自校方式については多くのメリットがありますが、その認識を伺います。 件名4、防災について。北海道の地震も深刻な爪跡を残しています。一日も早い復興のために政府が先頭に立つべきではないでしょうか。台風や集中豪雨、大規模地震等、さまざまな災害が続いている中、防災対策は重要な課題であります。そこで小項目1、避難訓練について、保育園における実施状況について。 小項目2、障がい者や高齢者の地域における訓練についてはどうか伺う。 小項目3、避難場所の環境について伺う。 小項目4、市職員の津波等の対応計画について伺います。 件名5、平和行政について。平和の発信地として平和行政は重要であります。そこで小項目1、平和ガイドの養成について、継続する意思はないか。 過去沖縄の米軍基地に核兵器が貯蔵されていたことも明らかになっています。今、世界は核兵器廃絶の方向に大きく転換しようとしています。そこで小項目2、糸満市は平和の発信地として、非核平和都市宣言に改めることを求めるものです。以上、見解を求めます。 あとは質問席からの再質問とさせていただきます。 ◎市長(上原昭君) 菊地君子議員の件名1、翁長県政について。小項目1についてお答えいたします。 翁長県政の4年間の評価については、子供の貧困や沖縄振興など、さまざまな課題に取り組みましたが、特にアジア市場を取り込んで沖縄で物流、観光、ITなどの分野を重点的に発展させる目的で策定されたアジア経済戦略構想を推進し、今後の沖縄経済の進むべき方向性を示したものと評価できると思います。また本市との関連でいえば、糸満漁港内に新魚市場の設置方針を示したことは評価できるものと考えております。しかし、予算の確保が2年間おくれたことは残念であります。 残りの質問については、教育長及び関係部長から答弁させます。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 菊地君子議員御質問、件名3、教育行政について。小項目1、アからウについて順にお答えいたします。 ア、政府の方針に沿うものになっているかについては、国からクーラー設置に係る具体的な整備内容及び支援策等が示されていないことから、国からの情報発信を注視しているところであります。 次にイ、学校環境衛生基準では、夏場の教室の室温について適温を何度にしているかについては、文部科学省が定めた学校環境衛生基準では、教室等の温度は17度C以上28度C以下であることが望ましいと規定されておりますので、夏場の適温は28度C以下が望ましい温度と認識しております。 次にウ、今後の整備計画については、現時点では前年度作成した空調整備計画に基づいて、今年度から5カ年で全普通教室への空調整備におくれが生じないように取り組んでいく考えであります。 ◎企画開発部長(上原仁君) 御質問、件名1、翁長県政について。小項目2についてお答えいたします。 小項目2、辺野古新基地建設について反対し続けたことにつきましては、保守、革新の枠を超えて、沖縄に新たな基地をつくらせないというみずからの信念を、病魔に遭っても揺らぐことなく貫き通したことは政治家としての強い決意を感じられました。 続きまして、御質問、件名5、平和行政について。小項目1及び小項目2についてお答えいたします。小項目1、平和ガイド育成事業につきましては、平成24年度から実施しておりますが、平成29年度で研修の参加者も合計で100名を超えていることから、今後はこれまで育成してきたガイドの活用を主としながら、事業の見直しを検討していきたいと考えております。 小項目2、非核平和都市宣言につきましては、本市の平和都市宣言は平和を脅かす全世界のあらゆる要因を取り除き、相互理解と共生の精神を高める宣言であり、おのずと非核も包含されているものと考えております。 答弁漏れがありましたので、件名2の日本会議について。小項目1、日本会議についての認識を伺うについてお答えいたします。日本会議のホームページによりますと、日本会議は前身団体である日本を守る国民会議と日本を守る会とが統合し、平成9年5月に設立された全国に草の根ネットワークを持つ国民運動団体で、政策提言等を行う国民団体ということです。 ◎教育委員会指導部長(大城直之君) 御質問、件名3、教育行政について。小項目2、電子黒板の評価についてお答えします。昨年度、市内の小学校4年から6年生までを対象に抽出したアンケート調査では「パソコン教室や電子黒板等を使った授業はわかりやすいか」との問いに、96.3%の児童が「わかりやすい」との回答を得ております。同じく市内中学校1年から3年生までを対象に抽出したアンケート調査でも94.3%の生徒が「わかりやすい」と回答をしております。同様に「パソコン教室や電子黒板等を使った授業は楽しいか」との質問は、小学生で95.5%、中学生で89.6%の児童生徒が楽しいと答えております。また教師のほうからは動画、音声などの具体物を提示することにより、児童生徒の興味関心を高めることができている。外国語活動では音楽を使った活動やネイティブスピーカーの発音などを容易に示すことができる。理科の実験、体育の模範演技など、動画教材の活用のほか、デジタル教科書などを活用すれば、児童生徒の視線や授業への集中状態を容易に確認できるなどの意見があり、ICTを活用した授業は児童生徒、教師からおおむね好評価を受けていると考えております。電子黒板について、これまで導入した電子黒板は中位、ミドルクラス程度のものを導入しており、安価なものを入れているということではありません。 御質問、件名3、教育行政について。小項目3、就学援助について。アからウについて順にお答えします。小項目3、ア、申請者数・認定者数・援助率については、平成27年度申請者1,017人、援助者数829人、援助率13.2%、平成28年度申請者1,045人、援助者数890人、援助率14.1%、平成29年度申請者数1,161人、援助者数849人、援助率13.4%です。 次にイ、援助対象に眼鏡を含めることについては、現在、眼鏡を対象にしておりません。生活費の中で対応していただきたいと考えております。 最後にウ、高校の入学援助については、現段階での援助は考えておりません。 御質問、件名3、教育行政について。小項目4、アからウまでお答えします。小項目4、ア、給食センターの移転計画の進捗状況については、ことし11月以降、検討委員会を立ち上げ、規模、場所、事業費等について検討し、今年度内に方向性を示したいと考えています。 次にイ、給食の無償化については、県内で給食費を無償化しているところは、金武町、嘉手納町、粟国村、渡名喜村、多良間村、与那国町、名護市となっています。糸満市でも実施すべきではないかについては、学校給食法第11条経費の負担、第2項の給食の材料費は保護者負担とする規定を踏まえ、本市では学校給食の材料は、学校給食を受ける児童生徒の保護者負担とし、全額保護者からの徴収をしているところです。給食材料費以外の経費、施設整備費、調理委託費、修繕費並びに光熱水費、その他の費用については、公費負担で対応しているところであります。給食費の無償化については、厳しいと考えています。なお、要保護及び準要保護世帯についての支援は今後とも継続していく所存であります。 次にウ、学校給食の自校方式についての認識を伺うについては、設置費、維持費、人件費が増加し、また食材購入費の高騰が予想されますので、現行のセンター方式が望ましいと認識しています。 ◎福祉部長(神谷和男君) 議員御質問、件名4、防災について。小項目1、保育園における避難訓練についてお答えします。 公立保育園では園策定の非常災害対策並びに避難訓練計画に基づき、園内での火災発生、大規模災害とそれぞれの事案を想定して、月ごとに目的を持って実施しているところであります。また民間の保育園、認定こども園、小規模保育施設、認可外保育施設の避難訓練の取り組み状況を確認したところ、各施設とも災害訓練年間実施計画に基づき指導内容、ねらいをもって火災、地震や津波発生など、個々の災害を想定した訓練を行っております。 ◎総務部長(仲吉正弘君) 御質問、件名4、防災について。小項目2から小項目4までについてお答えいたします。 小項目2、障がい者や高齢者の地域における訓練については、地域独自の防災訓練としましては、これまで西崎ニュータウン自主防災会が車椅子住民向けの避難訓練及び視覚障がい者向けの地震津波避難訓練を実施しております。また今年度については、6月に字糸満地域において、土砂災害避難訓練及び津波避難訓練を実施し、介護施設利用者や地域の高齢者等が参加しております。 次に小項目3、避難場所の環境については、本市においては災害の種類に合わせて、避難場所等を糸満市地域防災計画に定めており、指定緊急避難場所39カ所を確保しております。そのほか地震による津波被害を想定し、海抜10メートル以上の高台の市内小中学校体育館等13カ所を避難所とし、防災資機材や備蓄食糧の整備を計画的に進めているところであります。また避難施設への交通アクセスについてもこれら避難施設は全て国道、県道、市道のいずれかに面しており、移動に伴う危険性は比較的低いものと考えています。 最後に小項目4、市職員の津波などの対応計画については、職員向けに災害時の初動マニュアルを整備しており、各部署ごとにそれぞれの役割分担を決めております。また本年9月1日の防災の日に合わせて、市長を初めとする職員を対象に、災害対策本部移転訓練及び災害時に対応するための図上訓練を実施しております。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時33分)(再開宣告午後2時35分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(大城直之君) 大変失礼しました。答弁漏れがございました。入学準備金の増額について、現段階では増額については考えておりません。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時36分)(再開宣告午後2時36分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(大城直之君) 答弁漏れについて追加をいたします。申しわけありません。先ほどの答弁では、教育委員会としては、現行のセンター方式が望ましいという認識についてお話をしましたが、自校方式を行った際のメリットについては、配送経費がまずかからないというのが一番のメリットかと思います。それからこれまで以上に温かいものを自校のほうですぐ提供できるというところがメリットかと認識しております。 ◆5番(菊地君子さん) では質問席より再質問を行います。 件名5から行きます。平和行政について。平和ガイドの養成は一括交付金でこれまでやられてきましたけれども、一括交付金がなければもうやる気がないということですか。独自の予算でもって平和の発信地の糸満市として平和ガイドを養成するべきだと思いますが、どのように認識しておりますか。 ◎企画開発部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 平和ガイドの育成事業をやめるということではなくて、先ほども答弁いたしましたが、平成29年度で研修の参加者も100名を超えましたので、今後は育成だけではなくて、本来の平和ガイドの活用という視点から取り組みを移していくという必要性を感じておりまして、事業の見直しを行っているということでございます。 ◆5番(菊地君子さん) ということは、平和ガイドの養成は今後行わないということですか。明確にお答えください。 ◎企画開発部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 育成は今後やらないかということなんですけれども、育成につきましても内容を見直しながら、実施の検討をしていきたいと考えております。 ◆5番(菊地君子さん) 内容を見直しながらでもやっていく、検討していくという答弁です。そういうふうに解釈をいたしました。ぜひ続けていただきたいと思います。 それから非核平和都市宣言について、平和都市宣言のどこに非核というのが見えますか、私には全く見えないのです。どういうことでしょうか。 ◎企画開発部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 本市の平和都市宣言は、平和というものを戦争や核兵器の完全廃止といった視点だけではなく、これらを含めたもっと大きな視点から作成したものであると理解しておりますので、おのずと議員が御質問の非核という部分についてもその中に包含されているものと認識しております。 ◆5番(菊地君子さん) 誰がどう見ても平和都市宣言の中に「非核」というのが包含されているというのは、市民誰にもわかりません。今の平和都市宣言では。だからこそ「非核」も入れるべきだと私は主張しています。もう一度見解を求めます。 ◎企画開発部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 答弁の繰り返しになりますけれども、本市の平和都市宣言におきましては、核兵器の完全廃止といった視点だけではなくて、これらを含めたもっと大きな視点から作成したものがあると理解しておりますので、非核の部分についても包含されていると認識しております。 ◆5番(菊地君子さん) 平和都市宣言に当たって、今、企画開発部長がお答えになったような文章がちゃんと明示されているんでしょうか。 ◎企画開発部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 本市の平和都市宣言には、「くらしと自由を守り 沖縄の 日本の 世界の 永遠の平和を いのりを求めていくこと」を宣言するとしており、おのずと議員の非核による平和も包含されているものと考えております。 ◆5番(菊地君子さん) いやいや今の答弁では、非核の問題はその文章の中に入っていませんでしょう。もう一度明確にお答えください。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時43分)(再開宣告午後2時44分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎企画開発部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃるように、文章として「非核」という文言はございません。ございませんけれども、先ほど答弁したように、「くらしと自由を守り 沖縄の 日本の 世界の 永遠の平和を いのりを求めていくこと」と宣言しておりますので、理念として、その中には平和を求めていく理念として非核の部分も全て包含されていると認識しております。 ◆5番(菊地君子さん) 包含されているというふうに答弁をするのは皆さんの勝手ですが、これについて目に見えるようにきちんと「非核平和都市宣言」と誰もが理解できるようにするべきではないでしょうか、もう一度答弁を求めます。 ◎企画開発部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 糸満市の平和都市宣言の中には、先ほどもお答えしたように、理念として核兵器廃絶等も含まれているという認識でありますので、文言等について訂正するということについては考えておりません。 ◆5番(菊地君子さん) それは皆さんの認識であって、市民の目には非核が入っているとは到底思えないです。理解できないです。非核をどうしてこのように拒むんでしょうか、答弁を求めます。 ◎企画開発部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 非核を拒んでいるわけではなくて、糸満市の平和都市宣言の中にはその部分も理念として包含されているということですので、非核を拒んでいるというわけではございません。 ◆5番(菊地君子さん) 包含されているということで逃げようとしているようにしか思えません。ではこれはまた後で取り上げていきたいと思います。 防災についてでありますが、避難場所の環境について、体育館も指定をされております。この間テレビのニュース等でも見ておりますと、本当に暑い条件の中で、過酷な状況の中に避難者が置かれているということも明らかになっております。体育館等の施設については、国もクーラーを設置することについて、少なくとも7割強の補助金を出すとされております。その意思がありますか、伺います。 ◎総務部長(仲吉正弘君) 再質問にお答えいたします。 避難所となる体育館にクーラーを設置する必要があるのではないかという御質問なんですけれども、我々も避難所における避難住民の生活における健康管理に関しては非常に重要であるという認識を持っております。しかしながら、その設置費用には補助金があるにせよ、多額の経費を要するということと、設置するだけのコストではなくて、いつ発生するかわからない災害に対して平常時から維持管理費にかなり経費を要するということもございます。したがいまして、現状で体育館に避難者に向けたクーラーを設置するというのは厳しいと考えております。 ◆5番(菊地君子さん) 学校体育館によっては避難場所にも使われるんですが、日ごろの体育の授業の中でも優に35度Cを超えるような過酷な状況にあるということも明らかになっています。ふだんからこの体育館でもクーラーを設置すべきだと私は考えます。いかがでしょうか。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 学校の体育館へのクーラーの設置につきましては、現時点におきましては普通教室、特別教室等を優先して整備を進めております。体育館については現在のところ検討はしておりません。 ◆5番(菊地君子さん) 今後検討していくべきだということを強調しておきたいと思います。 避難訓練についてでありますが、保育園の低年齢児というのは自分で逃げることはできません。そこでどんな時間帯に津波や地震災害があるかわかりません。そういう中で、この小さい子供たちの避難についての訓練マニュアルはきちんとできているのでしょうか、伺います。 ◎福祉部長(神谷和男君) 再質問にお答えします。 全園共通の取り組みとしてでございますが、4月に初めて園に入ってくるというお子様もいらっしゃいます。そのために避難訓練に当たって、この非常時に恐がらず、保育者、先生方と安全な場所に避難する訓練から始まります。11月には災害、地震、津波を想定して避難訓練をしますが、その災害の訓練において、「おかしもち」というものを徹底するように計画がなされて、それぞれの園で実行させていただいています。この「おかしもち」とは「おさない、かけない、しゃべらない、もどらない、ちかづかない」の各約束で、避難訓練で人を押さないこと、慌てないこと、走らないこと、先生方のお話が聞こえるようにしゃべったり、騒がないということ。また危険な場所に戻らないであるとか、近づかないなどでございます。この避難訓練を何度も実施するということで、心得を覚えて、確実に園児全員が避難場所へたどり着けるように今、訓練を行っていると聞いております。 ◆5番(菊地君子さん) しゃべることができる子、走ることができる子のことを私は聞いたのではありません。本当に自分で逃げることのできない低年齢児の避難について伺いました。もう一度答弁を求めます。 ◎福祉部長(神谷和男君) 議員御質問のゼロ歳児であるとか、1歳児については先生方の訓練をメーンにさせていただいています。当然ですけれども、ゼロ歳児、1歳児のほうにこのような段取りでというふうな理解をすることを求めるのにはかなり酷があると考えています。当然ですけれども、保育園の先生方がどのような対応をしていくかということを園の計画に沿った対応をしていただくということでございます。 ◆5番(菊地君子さん) ゼロ歳児については、保育士は子供3人に1人の配置です。3人をどうやって同時に避難させることができますか、ゼロ歳児、1歳児。だからこそ細かいマニュアルが私は必要だと言っているんです。それがきちんと策定されているのかどうか、もう一度伺います。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時53分)(再開宣告午後2時54分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎福祉部長(神谷和男君) 議員の御質問の内容として、要はゼロ歳児であれば先生お一人で3名を見ると。複数の子供を見ると。現実的に対応は不可能ではないかというふうなお話であると理解していますが、園のほうでは当然ですけれども、加配の職員がいます。また園長先生、副園長先生などもサポートしながら対応しているということでございますので、ほかの先生方、当然ですけれども、あいている先生方が幼い子供たちを保護して対応するというところでございます。答弁漏れのようですが、当然ですけれども、今のような対応をしていくということでの計画がそれぞれの園にあると考えています。 ◆5番(菊地君子さん) 加配の保育士を充てたとしても、ゼロ歳児、1歳児、2歳児、到底無理だと思います、全体を見るのは。きちんと行政が入ってマニュアルを策定させるというところまで面倒を見ていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 ◎福祉部長(神谷和男君) 先ほども答弁させていただきましたけれども、各園とも災害の計画であるとか、マニュアルというのは持っていると聞いております。 ◆5番(菊地君子さん) 全体の計画ではなくて、低年齢児です。そこの小規模保育事業所とかあります。そういうところはきちんと皆さん計画マニュアルを見たことはあるんですか、伺います。 ◎福祉部長(神谷和男君) 全ての園の施設のマニュアルを目で確認したかというお話でありますが、全ての園のマニュアルを確認はしておりません。ただ、こちらのほうで調査をさせていただきました。その中ではそれぞれの園が持っているという回答がありましたので、私の目で確認をしているわけではございませんが、あるものと理解しています。 ◆5番(菊地君子さん) きちんと点検をして、一人の子供の犠牲も出さないようにしていただきたいと思います。 それから教育行政についてでありますけれども、入学準備金については小中学校について今現在幾らになっていますか、伺います。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時57分)(再開宣告午後2時58分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(大城直之君) 再質問にお答えをいたします。 入学準備金については、小学校が1万円、中学校が1万5,000円となっております。 ◆5番(菊地君子さん) 私は昨年の議会で子供の貧困が深刻な問題だということで、入学準備金についても前倒し給付を当然求めてきたし、増額も求めました。そのときに前向きに検討していきたいという答弁でしたけれども、増額はしていないんでしょうか、伺います。 ◎教育委員会指導部長(大城直之君) 再質問にお答えをします。 新入学の準備金については、前倒しで3月前後に支給できてはいますが、額については増額はできておりません。 ◆5番(菊地君子さん) 増額について前向きに検討するという答弁でしたけれども、どのような検討がなされましたか、伺います。 ◎教育委員会指導部長(大城直之君) 再質問にお答えをします。 就学援助には品目が学校給食費であるとか、修学旅行費とか、学用品費とかございますので、他の品目との兼ね合いもありますので、全体的に勘案した際に入学準備金については増額できないというふうに判断をいたしました。 ◆5番(菊地君子さん) 就学援助についてです。3名に1人の子供が貧困の状態にあるとされていながらも、この援助率というのは13%から14%、この数値についてどのように認識されていますか、伺います。 ◎教育委員会指導部長(大城直之君) 再質問にお答えをします。 前議会でも答弁をいたしましたが、必要な家庭、子供たちに就学援助が行き届いているかという部分については、きちんと広報活動を教育委員会としてはより努めていくという形で答弁をして、現在も考えている状況です。13%から14%前後で平成27年度から平成29年度きている状況ですが、準要保護の認定基準等の見直しを本市でもこの2年間で幾つか行っています。基準を1.1から1.2に上げるであるとか、給食費についても増額をするとか、学用品費についても増額をするとかやっているという状況でございます。平成30年度途中の段階の数値ですが、今年度援助率が15.73%に伸びているという状況を御報告させていただきます。 ◆5番(菊地君子さん) 就学援助の基準が私は問題だと思うんです。生保の120%、1.2です。これを基準をもう一度見直す意思がないかどうか、伺います。 ◎教育委員会指導部長(大城直之君) 再質問にお答えします。 先ほども本市の基準の見直し等についてはできるものからやっているという状況ですので、今後また調査研究をして、市としてどれができるのか、どういう形でできるのかというのを引き続き検討したいと思います。 ◆5番(菊地君子さん) 今後、就学援助について基準の見直しをしっかりやって、3名に1人の子供が貧困にあるという状況を少しでも改善するために、市も努力していただきたいと思います。そしてその支援の中に眼鏡も対象にすべきだということもつけ加えておきたいと思います。 次に教育行政のクーラーの問題についてであります。政府の支援策が不明なので、今、明確にできないということでしたけれども、この問題について国がしっかり支援するということであれば、糸満市は国の方針に沿って、緊急に設置をするという意思があるかどうか、伺います。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 新年度の支援策を文科省は概算要求を求めていますけれども、また補正予算もあるかもしれません。ただ、その支援策の内容がまだ全然把握していないということです。現況の補助率が普通教室は2分の1、特別教室3分の1ですので、市の負担も大きいものと考えており、前倒しについても非常に負担が大きいのかと考えております。その検討については財政当局とも調整をしながら、検討を進めていきたいと考えております。 ◆5番(菊地君子さん) ずっとクーラー設置を求めてきました。5カ年で例えば皆さん設置をするということでありますけれども、何年度にどこの学校というふうに経年的、年次的な計画について伺います。しっかり持っていると思います。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 今年度につきましては、米須小学校全教室、これは校舎建てかえですから米須小学校と西崎小学校は今年度進めております。新年度につきましては、今議会において補正予算を、設計費ですけれども、出させていただきました。これについては高嶺小学校と潮平小学校の全教室を予定しております。平成32年度につきましては、それ以外の小学校というふうに今のところ考えております。それ以外といいますと、兼城小学校、糸満小学校、糸満南小学校、真壁小学校、喜屋武小学校、光洋小学校になるかと思います。それ以降、平成33年、平成34年につきましては2カ年で中学校6校の整備を予定しているところでございます。 ◆5番(菊地君子さん) 西崎小学校、米須小学校、高嶺小学校、潮平小学校を除いて、平成32年度中にほかの全ての小学校の教室にはつけるというふうに解釈してよろしいんでしょうか。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 空調機の整備計画につきましては、昨年度策定しまして、平成30年度から平成32年度にかけて、全ての小学校の全教室に設置をするという方針を持っております。 ◆5番(菊地君子さん) 私はこれを平成32年度に全てつけるのかというふうに聞くのは、この2年間でたった4校です。残り6校を一気に平成32年度につくるのかと。方針だけではないです。きちんとした計画を伺いたいということです。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 先ほど申し上げました計画につきましては、年次的に概算の事業費を出しておりまして、小学校では当然平成32年度にピークになるという計画を持っております。ですから先ほど申し上げたとおり、平成32年度までに整備を終わらせたいという方針であります。 ◆5番(菊地君子さん) 市長に伺います。平成32年度までに小学校全ての教室にクーラーをつけるという方針を持っているということですけれども、そのようにきちんと予算を計上してやっていただけると認識してよろしいんでしょうか。 ◎総務部長(仲吉正弘君) 再質問にお答えいたします。 教育委員会で小中学校全てにクーラー設置については、5カ年計画で計画的に進めているということでございますので、市としてもその方向で今後対応していきたいと考えております。 ◆5番(菊地君子さん) 市長にもう一回伺います。そのようにきちんと設置をするということを保証していただけますか、計画どおりに。 ◎市長(上原昭君) 保証できるかどうかはよほどの突発的な財政破綻であるとか、そういうことがない限りは保証云々ということではなくて、きちんとした計画に基づいて行政を進めていきますので、きちんと進めていきたいと思っております。 ◆5番(菊地君子さん) 教育委員会にも求めます。方針だけを出すのではなくて、ローリングしないようにきちんと年度的に、何年度にどこどこというふうに、残り6校についてしっかりとした計画も方針も打ち出していただきたいと思います。もう一度確認いたします。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 平成30年度は、今年度ですけれども、米須小学校と西崎小学校、米須小学校は建てかえですから同時にやっていくということです。来年、平成31年度は高嶺小学校と潮平小学校をやっていきます。平成32年度には多くなりますけれども、兼城小学校、糸満小学校、糸満南小学校、真壁小学校、喜屋武小学校、光洋小学校と数は多いんですけれども、平成31年度までに米須小学校の建てかえがほぼ終了しますので、平準的には可能であると考えております。 ◆5番(菊地君子さん) しっかりと設置をしていただきたいと思います。 最後にクーラー問題を私ずっと求めてきましたけれども、中学3年生というのは受験を目の前にして、本当に教育環境を整備するということが求められています。中学3年生の教室を先に設置する意思がないかどうか、伺います。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 クーラーの整備計画につきましては、体の小さな子供たちから優先したいという方針を持っておりまして、その計画で今、動いています。中学3年生だけのために先にやるということはちょっと考えておりません。これまでどおり計画どおり進めさせていただきたいと考えております。 ◆5番(菊地君子さん) 長年要求し続けてきた問題なので、ぜひ必ず実現をさせるように努力していただきたいと思います。ちょっと休憩を求めます。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時12分)(再開宣告午後3時12分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆5番(菊地君子さん) 翁長県政の4年間の評価についてであります。このような出所不明のビラがまかれました。その中で1人当たり県民所得は約213万円で、都道府県では最下位の47位。勤労者世帯1カ月の実収入は約43万円で46位。1人当たり国内銀行預金残高は43位。そして持家の比率は46位。2人以上、1,000世帯当たりの所有物を見ると自動車は35位、電子レンジは47位、ルームエアコン40位、タブレット33位、ひいてはピアノや電子ピアノまで取り上げられ46位、スマートフォン38位、パソコン47位と、家計が厳しいから買いたいものが買えないというふうな、これが沖縄の現状です。知っていますかというふうなビラが今度の県知事選の事前にばらまかれております。ところがこの翁長県政の誇りある県民の実績として、この間実質経済成長率は全国1位です。県内総生産は3,300億円も増しました。観光収入については2,606億円の増、入域観光客数については366万人の増、人口増加率は全国1位です。地価の上昇率も全国1位です。完全失業率については3ポイント改善をいたしました。アジアへの直行便の数も4.3倍、大型クルーズ船の客数も5.3倍、国際線の貨物取扱量も1.4倍増となっております。農業成長率についても全国平均の2倍、販売農家の1戸当たりの所得も全国8位です。情報通信関連産業の雇用者数についても1.2倍と大きく成長しております。このように翁長知事は基地の問題についてもしっかりとぶれずに頑張ってきましたけれども、経済や農業の問題でもしっかりと実績を残しているということがはっきりとしているのではないでしょうか。それから辺野古への基地の建設について、今、全国では辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会というのが立ち上げられております。辺野古の土を絶対に私たちのこの国、この県から沖縄には出さないという連絡協議会が立ち上げられております。この中で明らかになっていることは、奄美においては山を崩して土砂を運んだために海が汚れたんです。海に土砂が流出をして、それで奄美の皆さんが怒って、土を搬出はしないというふうに立ち上がって、今、全国の中でも鹿児島県や熊本県、長崎県、福岡県、山口県、香川県と、全国で土砂を搬出しないという連絡協議会が立ち上げられております。さらに現在、特定外来生物というのが148種あります。これは日本政府がこのように条例を制定しております。生物多様性国家戦略閣議決定というのがなされております。その中で辺野古の土砂について、生物多様性国家戦略の中で、土砂は搬出しないという運動が起きているんです。全国の土砂の中にはセアカゴケグモやハイイロゴケグモ、これは全国にある特定外来生物に指定をされているものです。これらが辺野古に運ばれてはならないということで立ち上がっている。こういう経過があります。この辺野古の問題について反対し続けている県民の思いというのはしっかりと県外でも受けとめられているということが明らかではないでしょうか、ちょっと休憩を求めます。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時17分)(再開宣告午後3時17分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 ◆5番(菊地君子さん) 辺野古に県外から持ち込まれようとしている土砂は大量です。埋立総量の75%が県外の6県から持ち込まれようとしております。多数の箇所に及ぶために、特定外来生物についても十分な調査が行われないまま土砂が持ち込まれるというおそれがあるということも指摘をされており、届け出の搬入時の船で運び込まれてくる一つ一つの船について、きちんと外来生物について調査をしなければならない。これが何と4万400件に及ぶとされております。特定外来生物については、本当に問題であるということも指摘をせざるを得ません。私たちは辺野古の新基地建設について、県民の立場に立ってどうあるべきかをしっかりと受けとめる必要があると思います。なお、私は日本会議についても伺いました。日本会議については、9つの野望ということが言われております。ちょっと休憩願います。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時19分)(再開宣告午後3時19分) ○議長(大田守君) 再開いたします。
    ◆5番(菊地君子さん) 日本会議の9つの野望ということで、1つ目、憲法の改正、2つ目が教育基本法の改正、3つ目が防衛、4つ目に歴史の修正歪曲、5つ目に靖国神社参拝、6つ目に復古的天皇制、7つ目に戦後レジュームからの脱却、8つ目に男女共同参画の否定、9つ目に国民主権から国家主権へということがこの日本会議の野望だと言われています。この日本会議は沖縄の中でも6つの支部があります。例えば那覇市、宜野湾市、石垣市、糸満市、豊見城市、与那原町となっていて、6つの支部があります。そして前宜野湾市長の佐喜眞氏は議会の中でも日本会議に属するということを認めております。2014年の選挙の知事選のときには、佐喜眞淳氏はあのときの選挙で使ったキャッチコピーが「宜野湾がいちばんだ」というトランプ米大統領の「アメリカファースト」に通じるこのフレーズを宜野湾さえよければいいというふうにキャッチフレーズを出しました。このことについて翁長知事は、この主張についてこう語っています。「県内であっちだ、こっちだと悩むのは、沖縄の宿命だが、それは沖縄の責任ではない。政府の責任だ」。このように翁長知事は述べております。私たちは翁長知事がこの問題についてもしっかりと言っていること、そして佐喜眞氏が言った辺野古唯一についてもしっかりと否定をしているということです。日本会議の野望の大きな問題点は、大日本国憲法のもとで国民は現人神、天皇を現人神として、国民は臣民である。いわゆる国民を天皇の家来であるというふうにして、あの戦前戦中、国民が戦争へと駆り出されていった教育勅語、これを認める。推進する。これが日本会議です。教育勅語の中身、これがすなわち天皇を神として、国民を家来とする。天皇のためには命をもなげうって、国体を支える。こういう政治を再びするという。そして何よりも憲法第9条を変えて、戦争しない国から、できなかった国から、戦争する国に変えていく。これが日本会議の大きな野望です。私たちはこの糸満市では戦争で多くの県民が犠牲になりました。平和の発信地として、何としても憲法第9条を変えて、戦争をする国に逆戻りするような、このような日本会議の野望は断じて容認できません。だから私は佐喜眞氏ではなく、玉城デニー氏をしっかりと応援していきたい。この知事選で前面に立てて頑張っていきたいと思います。教育についても子供たちに愛国心の名のもとに、神の国というこの歴史を植えつけていく。こういう教育方針を持っているのが日本会議です。私はこの日本会議について、しっかりと皆さん、県民、市民お一人お一人がどういう会議なのかということをしっかりと見きわめた上で、今度の選挙でも逆戻りは許さない。命どぅ宝、戦争する国へのこの国づくりは断じて許さないというこういう立場をしっかりと示していただきたいとお願いをし、私の一般質問を終わります。 ○議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時24分)(再開宣告午後3時35分) ○議長(大田守君) 再開いたします。 本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。 ◆7番(国吉武光君) 皆さん、こんにちは。きょう最後のしんがりの一般質問となりました。皆さん眠たいでしょうが、多少我慢してください。これより一般質問を行う前に、私の所見を述べます。市民の皆様、傍聴席の皆様こんにちは。ことしは日本列島は自然災害が多発した年です。大阪の地震があり、また降雨による水害、8月には関西や関東に台風21号が猛威を振るい、家屋の損壊や半壊と、多くの方が避難生活を余儀なくされています。また北海道では北海道胆振東部地震と自然災害が立て続けに起こりました。現在その被害状況の報告が上がってきています。お亡くなりになられた方に御冥福を祈り、またけがや家屋の損壊や半壊をされた方々にお見舞いを申し上げます。国は被災地自治体に復旧支援を加速させ、一日も早く日常生活が送れるよう支援をお願いいたします。それでは通告書により一般質問を行います。市当局の誠意ある答弁を求めます。 件名1、行政財産の活用について。この点については、平成29年12月定例会にも当局へ命名権について確認をしていますが、その後この小項目1、スポーツ施設の命名権の取り組みについて伺います。ア、県内の市町村で命名権を活用している市町村の件数を教えてください。イ、過去3年間に県内の市町村が命名権の活用で得た金額を教えてください。ウ、西崎運動公園内の運動施設の命名権を公募したことがありますか。 件名2、教育行政について。小項目1、市内の小・中学校体育館の雨漏りについて。ア、市内の小・中学校体育館で雨漏りしていることを認識していますか。イ、市内の小・中学校体育館で雨漏りをしている学校はどこですか。ウ、学校側からの連絡はありましたか。エ、雨漏り対策をどのように考えていますか。 件名3、道路行政について。小項目1、平和の道について。県道平和の道事業説明会が平成20年に説明会をされてから10年の歳月がたち、現在においても本工事が私たち喜屋武集落にはまだ工事が進んでおりません。区民の皆さんは事業を心待ちにしているが、一向に進まず、住民は県の対応をどうしているのか、あと何年かかるのか不安です。そこで伺います。ア、県道平和の道の進捗状況はどのように進んでいますか。イ、市は県へ工事の早期着工を要請しましたか。 件名4、生活環境について。小項目1、不法投棄について。私たち農村部ではごみの不法投棄が後を絶たず、住民は大変困っています。行政からは土地の所有者の責任において処理してくださいと説明されていますが、市民にははた迷惑です。いつ何どきに捨てられているのがわかれば対処することができますが、知らぬ間に捨てられてからは対処のしようができません。何らかの対策を行うのが行政の業務と思慮されます。行政は広報活動や区長会及びJA等への協力願いなど呼びかけて、地域の美化運動を企画したらどうでしょうか。そこで伺います。ア、市は農村部での不法投棄(電化製品)を把握していますか。イ、市内で一番多く不法投棄が見られる場所はどこですか。ウ、市はどのような対策を検討していますか。 演壇での質問を終わり、あとは質問席より再質問を行います。誠意ある答弁をお願いいたします。 ◎市長(上原昭君) 国吉武光議員の件名3、道路行政について。小項目1、平和の道について。ア及びイについてお答えします。 ア、進捗状況については、沖縄県に確認したところ、用地買収率で喜屋武真栄里区間で83%、山城喜屋武区間で39%となっています。また平成30年度の道路工事箇所は、真栄里側で1件、名城側で1件の工事が予定されており、事業完了年度は平成30年代前半予定とのことであります。 次にイ、県へ工事の早期着工を要請したかについては、毎年開催されます沖縄県土木建築部との行政懇談会で要望書を提出しています。 残りの質問については、教育長及び関係部長から答弁させます。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 国吉武光議員御質問、件名2、教育行政について。小項目1、市内の小・中学校体育館の雨漏りについて。ア、市内の小・中学校体育館で雨漏りしていることを認識しているかについてお答えします。 小中学校体育館の雨漏りについては、現時点で小中学校4校の体育館で雨漏りがあることを認識しております。 ◎建設部長(徳里仁君) 御質問、件名1、行政財産の活用について。小項目1、アからウまで順にお答えいたします。 アについては、スポーツ施設を対象として7市村を確認しております。 イについては、那覇市の年額2,000万円掛ける3年の6,000万円や、沖縄市の年額650万円掛ける3年の1,950万円等の合計で8,450万円を確認しています。 ウ、西崎運動公園での公募の実績はありません。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 御質問、件名2、教育行政について。小項目1、市内の小・中学校体育館の雨漏りについて。イからエについて順にお答えいたします。 小項目1、イ、市内の小・中学校体育館で雨漏りしている学校はどこかについては、糸満小学校、潮平小学校、光洋小学校、西崎中学校の4校です。 次にウ、学校側からの連絡については、体育館や校舎等の雨漏りを含む施設の不良箇所が見つかったときは、その都度、教育委員会へ連絡をお願いしております。当該4校の体育館の雨漏りについても学校側から連絡がありました。 次にエ、雨漏り対策をどのように考えるかについては、教育委員会では学校から連絡があれば、すぐに現地確認をし、迅速に修繕するよう努めておりますが、各学校からの施設修繕及び改善要望が多いことから、年間の施設維持にかかる関係予算に限りがあるため、各学校からの要望を調整の上、次年度以降に対応することも多いのが現状です。 ◎市民健康部長(山城安子さん) 御質問、件名4、生活環境について。小項目1、不法投棄について。アからウについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、市は農村部での不法投棄(電化製品)を把握しているかについては、市内全域を不法投棄パトロール員により巡回し、報告を受けております。 次にイ、市内で一番多く不法投棄が見られる場所については、三和、高嶺、兼城地域の人目につきにくい場所へ不法投棄が多く発見されており、特に重点的に監視を行っている箇所が7カ所あります。 最後にウ、市はどのような対策を検討しているかについては、不法投棄パトロール員を2名配置し、市内の巡回を行い、不法投棄を行っている違反者を発見した場合は、違反者に対し、指導や処理を行っております。特に多くの不法投棄が見られる箇所につきましては、農協や自治会と協力し、対応を進めているところです。 ◆7番(国吉武光君) どうもありがとうございます。まず通告書の1番目から入っていきます。スポーツ施設において、私は前にも命名権に関して質問をしておりますが、7市村においては今現在これが命名権において収入を得ている状況があるということで、皆さん方の答弁があって、私も何件かは知っていました。でもやはり一番私が心配しているのは、糸満市には西崎運動公園内に野球場、陸上競技場、また体育館とこの3施設がある中でどうしてもこの3施設をうまく活用した形で、命名権を公募することにより、維持費のほうが運営のほうに回って、一般財源からの歳出がなくて済むのかと考えて、その命名権によって収入を得ている状況について今、質問をしておりますが、命名権によって収入を得ることによって、これは以前にも話はしたのですが、体育館での競技、この中においてはどうしても窓を閉め切って競技をしなければならないスポーツがあります。既に皆さんも話は、以前にも話はしているので、御存じだと思いますが、バドミントンとか、バレーボールとか、卓球とか、どうしてもこういったスポーツは窓を閉め切って競技をしなければいけないというのがあって、本当に蒸し風呂よりひどい状態で、時によっては窓を開放して空気の入れかえをしたりして競技は進めているわけです。この命名権によって幾らかでも収入があれば、それなりの維持費が出てきて、クーラーの設備というのが可能であると私は見ています。その辺で今、県内の企業から糸満市において、この命名権の活用をしたいという形で手を挙げている企業がありますか、その辺を確認したいと思います。 ◎建設部長(徳里仁君) 議員の再質問にお答えいたします。 命名権については本市のほうでは命名権の募集は行っておりません。議員おっしゃるように、業者から命名権をやりたいとかというお話はございません。 ◆7番(国吉武光君) 建設部長のほうから今、話があって、企業のほうからはまだ問い合わせがないと。実はある企業がもしできれば私たちは命名権でもってやりたいという企業があるんです。その辺の企業がもし役所のほうにお見えになったら、役所のほうで、あるいは行政のほうでその辺も引き受けることができますか、その辺について考えがあれば答弁をお願いします。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 命名権については市の方針としては、現在他市町村の調査中であり、必要な調査結果等を見て、今後検討していく予定でいますけれども、議員がおっしゃるように、そういう企業からのお話があれば、お話は聞いてみたいと思いますけれども、今後の実施の方向性としては、必要な調査結果を踏まえ、総合的に判断して、ネーミングライツの募集実施については検討していきたいと思っているところでございます。 ◆7番(国吉武光君) この件について、前の質問でも検討する、検討するということで、何か一向に進まないような感じがして、ある企業によっては、私たちは来てもいいんだということもあるものですから、ぜひこの辺は早目に公募して、命名権で得られる財源をもとにして、何らかの形で維持費に回すようなことができれば、一般財源からの捻出というのもなくなりますので、ひとつその辺は早目に検討をお願いしたいと思います。 それでは次に、教育行政について。市内の小・中学校の雨漏りについてということで、話は投げかけておりますが、本当にひどいところがあるんです。特に潮平小学校などは本当にこの雨漏りがひどくて、これは何とかしないといけないなと。私はいろいろな面で、以前からその辺は知っていたんです。でもなかなか教育委員会のほうがこの辺の修繕等をやってくれないものだから、思い余って、この一般質問で質問するしかないのかということで、一応取り上げたわけです。私は潮平小学校にはバドミントンをやっている手前、10年も前から雨漏りがあったというのはわかります。その中でもどうしても雨漏りしてしまうと体育の授業とか、そういったところによって、特に子供たちは授業中にかけたり、走り回ったりして、いろいろと遊ぶものですから、転倒して大けがでもしないのかというのが本当に心配で、もしこういった雨漏りが学校のほうからも早目にやっているのであれば早目に対応をお願いできませんか、その辺について教育長あたり、またあるいは部長でもいいですので、答弁いただければ幸いです。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 議員御指摘のとおり、市内4校の体育館の雨漏りなんですけれども、特に潮平小学校の体育館がひどいということは認識しております。アリーナ、床面まで濡れているものですから学校の授業にも支障を来しているということは認識しております。またこれまで修繕も何度かしてきたんですけれども、なかなかとまらない状況がありまして、また新年度に向けて再度、修繕費を計上していこうかということを検討しているところです。 ◆7番(国吉武光君) 教育委員会総務部長が今、答弁したように、潮平小学校においては授業に支障を来すぐらい、三、四カ所ぐらい雨漏りがあって、これでは授業どころではないと強く感じたものですから、今まで私も一般質問には取り上げなかったんですが、余りにも最近ひどいものだから、これはやるしかないのかということで、一応取り上げはしたんですが、こういった状況というのは私は潮平小学校だけではなく、ほかの学校においても迅速に対応についてはやってもらいたいと。けがでもしてからではまたいろいろな形で、補償問題とか、いろいろな形が出てきますので、場合によっては半身不随というのも出てきますから、そういったことが起こらないように、早目にこの辺の対策をお願いしたいと思います。 それと来年予算計上するということで、部長おっしゃっていましたが、できたら市長にその旨を強く要望して、雨漏りされている4校については、一刻も早くその辺の対処のほうをお願いしたいと思います。 それから体育館の補修工事、これは来年と言っていますが、大体金額にして、この辺の金額はわかりますか、わかれば教えてください。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 何カ所か穴があいているということは確認していますので、とりあえず業者に調査をしていただいて、見積もりをいただいてからと思っています。現在のところ修理費に幾らかかるかというのは把握しておりません。 ◆7番(国吉武光君) それでは一刻も早く修理箇所、穴があいているところがあるのであれば、早目に対処方をお願いして、学校教育の体育の授業とかに支障がないように対応をお願いしたいと思います。 それでは次に生活環境について。済みません、その前に道路行政があります。道路行政のほうからいきます。平和の道については、私は本当に地元として、本当に用地買収がなかなか進まなくて、今一番地域の住民にとっては、この事業はいつ終わるのかと半信半疑で今、事業を眺めているところでありますが、でも地域を代表する議員として、そのまま置くわけにはいかなくて、私はある企業への訪問を予定しておりますが、まだ連絡がなくて、今のところ実行しておりません。とにかくこれについては地域の議員として要請に早く行く予定はしております。連絡が来次第、すぐ対応を予定しておりますが、行政においてもそういった点は1回とも言わず、2回とも言わず、とにかく機会があるたびにその辺の要請はお願いしたいと思います。もし、ことし中にも要請する機会があれば、また要請をお願いしたいんですが、その意思はありますか、確認したいと思います。 ◎建設部長(徳里仁君) 再質問にお答えいたします。 平和の道に関しましては、議員おっしゃるように、平成20年度ごろから始まっている事業ですので、10年ぐらい経過しております。非常に長い時間経過している状況でありましたので、沖縄県に対しては、毎年沖縄県の土木建築部との行政懇談会があります。その中で毎年要望はしてはおります。今後ともその行政懇談会以外でも機会があれば要請をしていきたいと考えております。 ◆7番(国吉武光君) どうもありがとうございました。それでは件名4の生活環境について。お盆前に私たち喜屋武地域においては、例年大体2回ぐらいお盆前と正月前に地域を挙げて部落清掃をやっている状況です。そういった中で、地域はきれいにいろいろ清掃をするんですが、なにしろ離れている畑とか、あるいは山林があるところ、そこまではなかなか目が行き届かなくて、結構そこには先ほど質問をして回答を得たんですが、この辺については確認しているということを得ていますが、ただ確認だけではなくて、何らかの方法で、例えば不法投棄をする電化製品、テレビとか、冷蔵庫とか、洗濯機いろいろある中で、何とか誰が投げたかというのがわかるような方法がないのかということが、各電化製品を購入するときには住所氏名等、またあるいは電化製品の番号とか、控えはあると思うんですけれども、その辺のことまで例えば行政のほうが把握しているのか、もしそういったところまで把握していることがわかるのであれば、答弁のほうをお願いしたいと思います。 ◎市民健康部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 個別認識があるかという部分ですけれども、行政として、そのものが個別認識ができるかどうかの把握ができる状況には現在はありません。ただ、その物に対して個別の認識、名前が書いてあるとか、住所が書いてあるとか、そういう把握ができる分については、その持ち主を特定ができれば、その人に指導しているという状況になっています。 ◆7番(国吉武光君) 以前はたしか車などは車体番号などが登録証などに番号を振ってあって、その所有者が誰だというのは認識できたんですが、電化製品とか、そういったところまではまだこの番号を記録しているとか、そういったものはまだ確認できていないわけですね。もしそれがわかればお願いしたいと思います。 ◎市民健康部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在行政においては、その把握のほうはできない状況になっています。 ◆7番(国吉武光君) わかりました。それでは最近、暗いニュースがある中で、私たち糸満市の子供たちが去る全日本少年軟式野球大会において、三和中学校の子供たちが3位という快挙を成し遂げ、本当に糸満市として、この上ない明るい材料かと思っております。また私たち地域においては、小学校の子供たちの成績も私たち喜屋武小学校においては上位のほうに成績のほうも大分伸びてきました。これも一つ学校教育現場、あるいは教育委員会の皆さん方の大きな指導のたまものだと思っております。本当にお疲れさまです。 それでは最後ではありますが、翁長雄志氏の死去により、9月13日告示となり、9月30日、県知事選挙があります。ある候補者は国頼りではないウチナーンチュが誇りある豊かさを築き、イデオロギーよりアイデンティティを大事にしようという翁長雄志氏の遺志を受け継ぐと選挙政策を県民に訴えていますが、この知事候補は県民生活がどのような生活をしているのか、県民の実情を知らない、知るはずがありません。皆さんこの候補者は、平成9年に民主党から立候補し当選しておりますが、皆さん9年前を思い起こしてください。この方の所属していた政党が当時、国には埋蔵金がある。子ども手当や高速道路の無料化、高校授業料の無償化と事業仕分けを行い、コンクリートから人へと。その結果どうでしょうか、各地で水害が多発した。津波による被害で原子力発電所の爆発と。これは初期対応のおくれで大きな被害がありました。これらのことを思い起こすと、この候補者は沖縄県知事としてはふさわしいでしょうか。過去に起こった数々の結果を見たときに、県知事としてどうしても疑問があります。今こそ行動力と実直さで県知事にふさわしい方を前宜野湾市長、佐喜眞淳氏が適任だと私は思います。皆さん、佐喜眞淳氏を応援しましょう。以上で私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(大田守君) 以上で一般質問を終了いたします。―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守君) 以上で本日の会議を終了いたします。(散会宣告午後4時08分)...