糸満市議会 > 2016-09-14 >
09月14日-06号

  • "公共交通検討事業"(/)
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  1. 糸満市議会 2016-09-14
    09月14日-06号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    平成28年第8回糸満市議会定例会会議録平成28年9月14日出席議員 18人1番 金 城   敦 君    2番 新 垣 勇 太 君3番 国 吉 武 光 君    4番 伊 敷 幸 昌 君5番 當 銘 真 栄 君    6番 玉 村   清 君7番 大 城 明 弘 君    8番 西 平 賀 雄 君9番 大 田   守 君    10番 比 嘉   譲 君11番 玉 城 安 男 君    13番 山 城   勉 君14番 金 城   悟 君    16番 浦 崎   暁 君18番 伊 敷 郁 子 さん   19番 新 垣 安 彦 君20番 砂 川 金次郎 君    21番 徳 元 敏 之 君欠席議員 3人12番 喜 納 正 治 君    15番 長 嶺 一 男 君17番 菊 地 君 子 さん 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。   市   長   上 原   昭 君    副 市 長   金 城   靖 君   教 育 長   安谷屋 幸 勇 君    総務部長    仲 吉 正 弘 君   企画開発部長  上 原   仁 君    市民健康部長  阿波根 庸 伸 君   福祉部長    山 城 安 子 さん   経済観光部長  上 原   司 君   建設部長    金 城   寛 君    水道部長    福 元   毅 君   消 防 長   賀 数   淳 君    教育委員会   神 谷 良 昌 君                        総務部長   教育委員会   金 城   毅 君   指導部長本日の議事日程 日程第1 一般質問――――――――――――――――――――――――――――――(開議宣告午前10時00分) ○議長(徳元敏之君) これより本日の会議を開きます。―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(徳元敏之君) 一般質問を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆16番(浦崎暁君) 皆さんおはようございます。ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ。一般質問に入る前に一言所見を話したいと思います。今、日米両政府は、県民の平和への思いを踏みにじって、米軍新基地建設を強行しています。辺野古新基地建設、そして高江でのヘリパッド建設など、けさの新聞では高江で自衛隊ヘリが重機を運搬するという事態も起きています。まさに政府の脱法的な行為も指摘され、この国のアメリカの従属ぶりをさらしています。沖縄の未来を壊し、子や孫たちに大きな負担と犠牲を強いる新基地建設を絶対に許してはなりません。そして上原昭市長、去る6月の市長選におきまして、市民の多くの負託を受けて当選しました。今後何よりも市民の暮らしと権利を守り、そして糸満市の発展のために力を尽くしていただくようにお願い申し上げたいと思います。 一般質問に入る前に字句の訂正があります。件名5、市民生活行政についての小項目2、南近隣公園連結道路工事についてというところで、「道」をとってほしいですね、「連結路」ということです。それでは通告書に従って一般質問を行います。 件名1、上原昭市長の行政運営について。小項目1、市長は、今後4年間、糸満市のかじ取り役として大変大きな重責を担っています。今後の行政運営の方向について伺います。ア、福祉行政について。イ、教育行政について。ウ、農漁業、中小零細業の振興発展について。エ、観光振興について。オ、地域の活性化について。カ、行政組織のあり方について。 件名2、「(仮称)糸満市文化・平和・観光振興センター」について。小項目1、同施設に対する市長の見解を伺います。ア、同施設の財源について。イ、同施設の建設場所について。ウ、今後の建設についての取り組みを伺います。エ、県水産海洋技術センター跡地利用について。 件名3、公共交通行政について。小項目1、いとちゃんバスといとちゃんminiの事業目的について伺います。 小項目2、いとちゃんバスの実績について伺います。ア、これまでの利用状況。イ、アンケートや利用者の声について。ウ、課題について。 小項目3、いとちゃんminiの実績について伺います。ア、これまでの利用状況。イ、アンケートや利用者の声について。ウ、課題について。 件名4、米須・山城海岸における駐車場整備について。小項目1、市の現在の取り組み状況について伺います。 件名5、市民生活環境行政について。小項目1、サンエーしおざきシティ前バス停への屋根や椅子設置について伺います。 小項目2、南近隣公園連結路工事について伺います。ア、進捗状況。イ、既存の橋梁について。 件名6、LGBT支援行政について。小項目1、性的少数者(レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)支援についての市の認識を伺います。 件名7、文化行政について。小項目1、しまくとぅばの普及・推進について市の認識を伺います。 件名8、子育て支援行政について。小項目1、認定こども園についての市の認識を伺います。ア、高嶺幼稚園について市の方針を伺います。 小項目2、学童保育行政について伺います。ア、小学校内学童クラブ設置について。イ、福祉部の認識について。ウ、教育委員会の認識について伺います。 あとは質問席より再質問を行います。よろしくお願いします。 ◎市長(上原昭君) 浦崎暁議員の件名1、上原昭市長の行政運営について。小項目1のアからカまでについて順にお答えいたします。 ア、福祉行政については、待機児童の解消、子供の貧困対策、高齢者養護施設介護支援施設の支援の強化など、子供からお年寄りまで安心して暮らせる健康福祉社会の実現に取り組んでまいります。 次にイ、教育行政については、ITや医療福祉などの専門学校を誘致し、多様な人材の育成に取り組んでまいります。 ウ、農漁業、中小企業の振興発展については、糸満ブランドを確立して、国際競争力の高い農業を推進します。また、水産物流通・加工拠点の形成とつくり育てる漁業を推進します。そのほか、地域の特色を生かした商工業等の振興を図ってまいります。 エ、観光振興については、国際リゾートの形成と歴史と平和を学ぶ道構想の実現やプロ・アマスポーツキャンプ誘致に取り組んでまいります。 オ、地域の活性化については、公約で掲げた糸満市再生12項目に取り組むことにより、都市部及び農村部のそれぞれの地域において活性化が図れると考えています。 最後にカ、行政組織のあり方については、多様化する住民ニーズ及び地方分権の進展と地方行政を取り巻く環境が常に変化している中、糸満市総合計画の各種施策を実現していくための政策目標や行政課題に対応していく必要があると考えています。 残りの質問については、教育長及び関係部長等から答弁させます。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) おはようございます。浦崎暁議員御質問、件名7、文化行政について。小項目1、しまくとぅばの普及・推進についての市の認識についてお答えいたします。 県内各地で受け継がれてきたしまくとぅばは、沖縄文化の基層であり、県民のアイデンティティーのよりどころでもあります。そのしまくとぅばを次世代へ継承するために普及推進を行うことは大変意義深いことと認識しています。 ◎企画開発部長(上原仁君) 御質問、件名2、(仮称)糸満市文化・平和・観光振興センターについて。小項目1、同施設に対する市長の見解について。アからエについて順にお答えいたします。 小項目1、ア、施設の財源については、複合・多機能型市民会館は前年度までに策定した市文化・平和・観光振興センターの趣旨目的を継承していきますので、これまで同様一括交付金を活用していきたいと考えております。 次にイ、施設の建設場所については、事業費の縮減を目的に、文化交流・情報発信拠点施設整備調査委員会を設置いたします。同委員会におきまして建設場所を審議していただき、決定していきたいと考えております。 ウ、今後の建設についての取り組みについてお答えいたします。基本計画、管理運営基本計画及び基本設計の見直しを次年度までに終え、平成30年度に実施設計に着手する予定です。工事につきましては、平成31年度に着手し、平成33年度までに建設を終える計画です。 最後にエ、県水産海洋技術センター跡地利用についてお答えいたします。跡地利用につきましては、県立ITパーク誘致水産物流通拠点構想における関連施設の可能性も含め取り組んでまいります。 御質問、件名3、公共交通行政について。小項目1から3まで順次お答えいたします。小項目1、いとちゃんバスといとちゃんminiの事業目的について。新しい公共交通検討事業は、周遊型観光の実現及び来訪者の滞在時間増による地域活性化を目的に、糸満市から那覇空港までの間を結ぶ直行路線バスであるいとちゃんバスと、市内を大型ワゴンでデマンド型区域運行を行ういとちゃんminiの実証実験を実施しております。 小項目2、いとちゃんバスの実績について。ア、これまでの利用状況について。今年度の第2期実証実験は5月23日から開始し、いとちゃんバスについては第1期実証実験で利用率の低かった時間帯を減便することにより、利用率の向上を目指し、1日6往復で9月末まで行う予定です。5月23日から8月29日までの実績は、1日平均58名、運賃収入は272万1,746円です。 イ、アンケートや利用者の声につきましては、8月及び9月に調査員がいとちゃんバスに乗り込み、乗降者調査を行います。また、本市広報紙9月号とともに、全世帯にアンケート調査票を配布し、調査中です。これまで「糸満市滞在中の行動範囲が広がった。本部町や名護市に行かなくても毎年糸満市で過ごせる」、「このバスがなかったら糸満市に行こうとは思わなかった」、「お金の無駄遣いだ」という声をいただいております。 ウ、課題について答弁いたします。いとちゃんminiについても共通しますが、現在、実証実験を通じて課題を抽出中でありますが、需要に応じた最適なサービス水準の設定及びその運行に係るコストの負担にあると考えております。 小項目3、いとちゃんminiの実績について。ア、これまでの利用状況について。今年度の第2期実証実験は5月23日から開始し、いとちゃんminiについては第1期実証実験でバス停を設置していなかった兼城地区や市内全域のコンビニエンスストア並びに大規模商業施設にバス停を設置した上で、平成29年1月末まで行う予定です。5月23日から8月29日までの実績は1日平均36名、運賃収入は112万3,170円です。 イ、アンケートや利用者の声につきましては、いとちゃんバスと同じく本市広報紙9月号とともに全世帯にアンケート調査票を配布し調査中です。今までに「車がないと旅行できないという沖縄観光のイメージを一変させるシステムだ」、「今までは路線バスに乗り換えていた場所により行きやすくなった」、「利用方法がわかりにくい」、「他の交通手段があり困っていない」という声がありました。 ウ、課題につきましては、先ほど申し上げましたとおり、現在実証実験を通じて課題を抽出中でありますが、サービス水準の設定及びコストの負担にあると考えております。 御質問、件名6、LGBT支援行政について。小項目1、性的少数者支援の市の認識についてお答えいたします。LGBTとは性の多様性の尊重に関することであり、性的少数者への無理解や偏見の問題と認識しております。本市におきましては、今年度、市男女共同参画会議からの答申を踏まえ、第2次糸満市男女共同参画計画いちまんVIVOプラン中間見直し作業中であり、性の多様性に関する問題について取り組むべき課題として認識しております。 ◎経済観光部長(上原司君) 御質問、件名4、米須・山城海岸における駐車場整備について。小項目1、市の現在の取り組み状況についてお答えします。 ことし3月に策定しました糸満市観光振興基本計画においても、米須・山城海岸をレジャー・マリンゾーンへと位置づけ、マリンスポーツの振興を推進する上でも駐車場整備は不可欠だと考え、今年度米須・山城海岸駐車場整備基本計画の予算を計上いたしました。しかし、海面利用者からの意見を聴取したところ、市有地のみの整備だけでは慢性的に駐車場不足が生じることや、トイレ、シャワーなどの整備要望が多く、また2020年東京五輪種目サーフィン競技が採択され、これまで以上に海面利用者の増加が予測され、市の単独整備だけでは新たな需要への対応が厳しいことから、平和創造の森公園の活用について、県と調整しながら進めてまいります。 ◎市民健康部長(阿波根庸伸君) 御質問、件名5、市民生活環境行政について。小項目1、サンエーしおざきシティ前のバス停への屋根や椅子設置についてお答えいたします。 サンエーしおざきシティ前のバス停の歩道は、屋根や椅子、側壁を設けるための幅員は確保できていると思われますが、設置につきましては、市の財政状況及びバス停の利用頻度などを調査、研究してまいりたいと考えております。 ◎建設部長(金城寛君) おはようございます。御質問、件名5、市民生活環境行政について。小項目2、南近隣公園連結路整備工事について。ア及びイについてお答えいたします。 小項目2、ア、進捗状況については、南近隣公園連結路整備工事をことしの7月20日に業者と契約し、8月末現在の進捗状況は14.6%であります。工事完成は、現在の契約では11月30日を予定しています。 次にイ、既存の橋梁については、平成22年度の橋梁調査により施工後31年が経過し、鋼材の腐食が進み撤去すべきとの結果から、新たな連結路の整備を行っています。橋梁の撤去は同工事とあわせて撤去する予定であります。 ◎教育委員会指導部長(金城毅君) おはようございます。御質問の件名8、子育て支援行政について。小項目1、認定こども園についての市の認識について。アの高嶺幼稚園の方針についてお答えいたします。 現在、糸満市立幼稚園・保育所の認定こども園移行等に関する方針(案)に基づいて、既に認定こども園に移行している喜屋武こども園真壁こども園を含め、平成31年度までに6園を市立の認定こども園とし、3園を民間の認定こども園、1園を閉園として進めていく計画です。その中で高嶺幼稚園については、地域内に民間の認定こども園があり、今後も民間の認定こども園の施設整備が進められることから、平成29年4月には、平成30年度の教育・保育ニーズ推計量の187人を上回る273人の定員が確保されます。なお、園児数が平成27年度は28人、平成28年度は16人と減少し、平成29年度においてはさらに減少することが予想されます。また、現施設の一部老朽化もあり、子供たちの安全を考慮し総合的に判断して、平成29年度に高嶺幼稚園を閉園する計画になっております。 続きまして、小項目2、学童保育行政における、ウの教育委員会の認識については、核家族化により共働き家庭、留守家庭がふえる現状の中で、小学校に就学している児童に対して、放課後などに適切な遊び、生活の場を与えて、その健全育成を図ることは極めて重要であり、その場所として条件が整えば小学校に設置することは目的に合致すると思います。 ◎福祉部長(山城安子さん) おはようございます。御質問、件名8、子育て支援行政について。小項目2、学童保育行政のア及びイについては、関連しますので一括してお答えします。 小学校内学童クラブ設置については、共働きの家庭が増加した現代においては、地域における安全な居場所づくりや、子供の見守りを望む保護者が多くなってきていると認識しております。平成27年3月に策定した糸満市子ども・子育て支援事業計画のニーズ調査では、学童クラブの設置について放課後に移動せず、校内で過ごすことを望む保護者の声が多く、学校内への設置が高く望まれていることが確認されました。本計画の中で、子供の放課後の居場所づくりとして、放課後子ども総合プランを推進し、学校や公民館などの公的施設の活用を考慮して整備を進めることや、学童クラブ及び放課後子ども教室の連携による実施、または各学校の余裕教室の徹底活用による一体的な実施に努め、平成31年度までに一体型での実施箇所1校を目標として掲げたところであります。福祉部としては、学校敷地内に学童クラブを設置することは放課後の児童の安全性の確保や、学童クラブを利用する利用料金の低減化につながることや子供の貧困対策に寄与するものであり、その必要性があると認識しております。現在、教育委員会と連携しながら真壁幼稚園園舎を活用して、本市では初となる学校敷地内での学童クラブを設置したところであり、今後も公的施設を活用した学童クラブの増設を進めていきたいと考えております。 ◆16番(浦崎暁君) それでは質問席から再質問を行います。 ちょっと順を追っていきましょうか、件名1から。そのほうがわかりやすいと思いますので。上原市長の行政運営についてということで、福祉行政から行政組織のあり方ということを聞いてきて、上原市長も御答弁くださいましたが、前市政と大きくどこが変わるのかなというところ。ここを見ていけば、プロスポーツを導入するとか。以前はアマチュアスポーツなんだということもありましたけれども、国際都市を目指していくんだということもありました。やはり市長もさまざまな自分の公約に基づいて答弁をされたんですけれども、やはり私は、地方自治の本旨というものをきちんと守ってですね、やはり住民の目線で暮らしを守っていくんだよと、そして権利も守っていく、そして平和を守っていくという立場をしっかり持っていって、これは骨太の方針として、やはりかじ取り役をしていただきたいなと思っております。今後、私の一般質問等で先ほど御答弁されたものを受けてやっていくという考えで今回質問させていただきましたが、まず、福祉行政をなぜ冒頭に持ってきたかというと、非常にですね、福祉、民生部門というのが、今本市の予算でも非常に膨らんできています。国保財政も2年前から100億円を突破してきてですね、やはり医療費の問題、そして市民の暮らしというものが非常に今厳しい中で、福祉部門の事業というものは重要になってきています。ほかの事業はそうでもないよというわけではありませんよね。やはり今、市民の暮らしというものをきちんと守っていくというのが行政がまず進めていくという立場を堅持して、構築していただきたいなと思っています。その中で、ちょっと福祉行政の、これは行政組織のあり方にもつながっていくんですけれども、今後、福祉行政について私もどんどんやっていきたいんだけれども、ちょっと気になったのが、やはり市民の窓口の問題ですよね。市民が市役所に、例えば申請するとか、いろんな相談事をする。1階の窓口が市民にとっても一番役所と接する場所なんです。今、本当に窓口業務も大変な状況なんです。市長も行政経験が長いということで、県庁のほうにもいて行政の経験を積んできたと思うんですけれども、そういう中で福祉行政、具体的に申し上げますと福祉事務所の状況というものを伺いたいと思います。その前に、今、本市のいわゆる臨時職員、嘱託職員の数を伺いたいと思っておりますのでよろしくお願いします。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時27分)(再開宣告午前10時28分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◎総務部長(仲吉正弘君) 浦崎暁議員の再質問にお答えいたします。 本市における正規職員の数は現在448名になっております。そのうち福祉部門、民生部門に占める職員が76名で、民生部門の割合が17%。また民生部門における臨時、嘱託職員の人数は64名で、民生部門の全職員数に占める臨時職員、嘱託員の割合は45.7%ということになっております。 ◆16番(浦崎暁君) 今の答弁からありますように、非常に臨時職員の割合が高くなってきています。それについてこれが問題だよということではなくて、やはり正職員をふやしていくと、今までは行政改革イコール人件費削減という、私からすると非常に短絡的な議論がされてきたなと思うんですね。ただ、マンパワーというのは必要になってきますから、きちんと市民の対応をするというのは、当然人間と人間の対応でありますから、きちんと窓口で対応していって、市民サービスにきちんと応えていくと。臨時職員がそれをやっていないというわけでは毛頭ありません。ただ、窓口業務が非常に今厳しいという中で、社会福祉事務所ではですね、ちょっと部長に伺いますけれども、社会福祉法で、いわゆる生活保護世帯に関連して、何世帯が法定数なんでしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 ケースワーカーは1人80世帯という規定になっています。 ◆16番(浦崎暁君) 社会福祉法では標準配置数として1人80世帯ということです。実際、糸満市では1人が何人負担していますか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在、社会福祉課のほうでは職員22名、嘱託員が11名、臨時職員13名で対応していますけれども、ケースワーカーは現在11名で対応しています。去年からことしにかけて生活保護の件数がふえましたので、現在1名不足という形であります。
    ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時31分)(再開宣告午前10時32分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 4月現在で1人82世帯となっております。 ◆16番(浦崎暁君) 82世帯とおっしゃいましたけれども、非常にふやした中でこういう数字が出ていると思うんですね。ただ保護申請する方が今後ふえていく傾向にあると思います。その方々のサービスをきちんと受けとめて、措置を講じていくということになれば、やはり手を打って人員配置も含めて見直していくべきじゃないかと私は思っています。福祉部門というのは年々どんどん予算も膨らんできていて、先ほど国保が100億円超えているという話なんだけれども、それは市民のニーズ、医療費高騰という背景も実はありますけれども、福祉の部分というものはもっと充実強化してほしいなということであります。今後、この分野についてはどんどん私も質問していきます。それとその中で観光振興についてちょっと市長の考え方を聞きたいと思っています。市長、インバウンドという用語を御存じでしょうか。 ◎市長(上原昭君) 再質問にお答えいたします。 正確かどうかはちょっとわかりませんが、外国人観光客のことだと思います。 ◆16番(浦崎暁君) 市長がおっしゃったように、外国人観光客インバウンドということですね。今度の議会でちょっとびっくりしたのは、沖縄県内で非常にインバウンドが盛んで、非常に活性化していますね、観光業界。でも、今度の議会でびっくりしたな。糸満市の観光はどうなんでしょうか、全く逆なことになっているんじゃないかなと私は思いますよ。ですからインバウンドという、もっとですね、もっとというのかな、きちんとそれを政策として掲げていかないと那覇空港からも近いわけですね、隣の豊崎まで来ていますよ、たくさん。じゃあ糸満市には来ないのと。これはですね、糸満市の財産というものをきちんと生かしていないと私は思います。平和祈念公園もあるじゃないですか、そして豊かな海もあるわけでしょう。あしたは糸満市の誇る綱引きもあるんですね。これを打ち出していくという政策も今後きちんとやっていただきたいと思っています。件名2に移ります。議長、休憩お願いします。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時35分)(再開宣告午前10時35分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◆16番(浦崎暁君) 文化・平和・観光振興センターということです。選挙もありましたけれども、大きな政策変更もありました。ただ、この施設は本当に市民の方々が待ち望んでいます。非常におくれていますよ。なぜおくれたのかということを伺いたいと思っています。ちょっと抽象的な聞き方かもしれませんけれども、私が非常に心配なのは、一括交付金の活用というのが大きな財源だということで、今度の議会でもおっしゃいましたけれども、非常にタイトな中で重要な政策を推進していかなければいけないと思います。市長、このセンターについての事業の状況というものをどう考えているのかと。余裕はないと私は思いますけれども、どうなんでしょうか。 ◎企画開発部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 新市長における新たな複合的市民会館の施設につきましては、昨年度までに策定されました基本計画等を見直して、趣旨目的については継承してまいりますので、スケジュール的には平成30年度に実施設計に着手する予定です。工事につきましては、平成31年度に着手しまして、一括交付金の最終年度である平成33年度までに建設を終える予定で計画しております。 ◆16番(浦崎暁君) 市民負担を大きく減らしていくと、市民負担を極力低減させていくというのであれば、やはり一括交付金を使っていくと。ただ、一括交付金というのは期限がありますので、非常にタイトな中でやっていくと思うんですが、今度の議会でも、私どうかなと思ったのは、用地選定に向かって委員会を今後立ち上げていきますよね。市長の公約では役所の場所だと。私は大いに議論したほうがいいと思っています。その中で前の候補地がこの委員会の中に案としても出されないということは、やはり客観的な審査というものについて、私はちょっと疑問視せざるを得ないんですよ。これについてどういうふうに考えますか。 ◎企画開発部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 文化交流・情報発信拠点施設整備調査委員会は、同委員会の設置規則におきまして、文化交流・情報発信拠点施設整備に関し、必要な事項を調査、審議するために設置するとなっております。設置場所につきましても、同委員会において審議していただきたいと考えております。 ◆16番(浦崎暁君) 結局この場所については外すと答弁されましたね、当局は。今の答弁では、またこの委員会について議論するというのはどういうことなんですか。1日で変わったのか。要するに場所を議論するというのは非常に重要な事項なんですね。ですから私は何も、ここにつくれという話を言っているわけではないですよ。議論しなさい。パブリックコメントも今後やるわけでしょう。結局どういうことかというと、選ぶとなると、選ぶ場合の案を提示しなきゃいけないわけですね、A案、B案、C案とかいって。いきなり前の場所を外そうというならば客観的な審査を私はできないと思いますね。だからその答申を受けて、当然、当局もそうだし、私たち議員も適切かどうかということも今後私たちは議論しなければいけないわけです。それはどうですか。 ◎市長(上原昭君) 再質問にお答えいたします。 観光振興センターの見直しについては、財政負担を最小限に抑えるということが最大の要点となっております。そのことで用地取得費のかからない場所を選定する必要があると考えております。私自身としては、もとの予定地である市役所隣接地が望ましいと考えておりますが、旧水産試験場跡地については、県有地等であり、取得費に多額の金がかかるということで望ましくないと考えておりますが、これから開催していく施設整備調査委員会の中の議論で前回の水産試験場跡地の用地も含めて、またそれ以外にも新たな市有地等々、いろんな提案がもしあれば、そこについても調査委員会の中で議論、検討していくことは望ましいことだと考えております。 ◆16番(浦崎暁君) 財政的な側面で考えるのはわかります。ただ、市民の利便性、地域の活性化の進め方、もっと立体的に見るべきだと思いますね。ですからもっと説得力を持ってきちんとした答えを出すためには客観性を持った議論が必要になってきます。もうあそこの場所を外して、ここがありきだよとみたいなことを言われてしまうと、市民からまた不信感が出てきますよ。やはりきちんとここはこうなんだと、こういうふうに私たち考えて、こういう効果が出てくるんだよと。これをきちんと示さないと市民から納得は得られないのかなと思っています。それをきちんとやってほしいと思います。 それといとちゃんバスについて伺いますけれども、やはり公共交通というのは今後非常に大事になってきて、少子高齢化、地域には非常に特に旧糸満と三和地域、農村部なんですけれども、非常に過疎化が厳しいところも出てきました。市民サービス、そして交通弱者というものの利便性を高めていく、それをきちんと、特に交通ですよね、実現していくというのは行政の役割ですね、民間ではできませんよ。だからそこをそういう観点でいとちゃんバス、そしていとちゃんminiというものを見ていただきたいと思っています。市長、公共交通についてどういうふうに考えているのかと思っていまして、どうでしょうか。 ◎市長(上原昭君) 再質問にお答えします。 公共交通、これは市民、県民、いろんな利用者がおります。そういった利用者に対して望ましい交通手段を提供する、そのような役割を担っていると思っております。 ◆16番(浦崎暁君) 一般論としてはいいと思います。ただ、市長も御存じだと思うんだけれども、過疎化が非常に進んできていますよね。ある地域は本当に厳しくなってきています、伝統行事も非常に厳しくなっているという地域もあります。そういう中での公共交通、糸満は鉄道が当然ないですよね、バスしか頼れない。じゃあ今、いとちゃんバス、いとちゃんminiというのが走っていてこれを生かしていくという角度も当然必要になってきます。市長、バス路線、特に南部一円を通るバス路線、糸満市は大体幾らぐらい補助金を4路線に入れてきたか御存じですか。数字ですから、今手元に資料ないよということですから私が言いますけれども、3,000万円近く入れていますね、県が700万円近くですか。これについてどう考えるのかなと、率直に伺いたいと思います。 ◎市民健康部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 毎年3,000万円近くのバス事業者へ補助金を出しているわけですけれども、当然、既存の路線バスを維持するために必要最低限の補助金だと思っておりますし、そこが必要経費だという認識であります。 ◆16番(浦崎暁君) 当然、公共交通を守るためには必要だと思います。ただ、乗っている方が非常に少ないというのが現実としてありますね。そうはいってもなくせという話では当然ありません。もっと充実しなければいけない。ただ、これは税金が投入されてきました。今、いとちゃんバス、いとちゃんminiというものがあって、きめ細かいルートが確立されています。それをもっと生かしていく、そして観光につなげていく。今度、ホテルもできますよね、市長も公約でホテルを建てていくんだと言いますよね。そうしたら今の観光客というのはスマホで公共交通を使っていろんなところへ行きますよ。レンタカーも、タクシーもそうですけれども、プラスアルファ公共交通を使っていろんな場所に出かけていくということも当然必要になってくるし、今あるいとちゃんバス、いとちゃんminiを使っていって、これを広げていくんだという角度で考えていかないといけないなと思っています。将来、民間に移行するんだという人もいるんだけど、でも、市がきちんとやっていく中で、魅力ある事業を展開していく中で生かされていくんじゃないかと思っています。市長、いとちゃんバス、あるいはいとちゃんminiに乗ったことがありますか。 ◎市長(上原昭君) お答えいたします。 いとちゃんバスに乗ったことはあります。 ◆16番(浦崎暁君) miniにも乗っていただいて、乗った感じはどうでしょうか。 ◎市長(上原昭君) 再質問にお答えします。 具体的に申し上げますけれども、西崎から那覇市に行くときに那覇空港まで乗ったんですが、1つには、私は赤嶺駅でおりたかったんですけれども、そこは停車しないということで空港まで行ったので、時間的には少し無駄をしたんですが、ただ直行で行けるので非常に効率的ではあると。ただ、残念ながら乗客が非常に少なかったということであります。 ◆16番(浦崎暁君) 市長の率直な意見だと思いますね。これはやっぱりものは生かしようですよね。先ほどの工夫というのもあります。ただ、それを生かして観光につなげていくのは知恵ですよね。特に職員の利用ももっと高めていきたいと思っています。それを含めて、これを生かしていくんだという角度で今後の計画、また予算化していくと思うんですけれども、考えてほしいなと思っています。交通弱者というもの、声なき声としてありまして、先ほどいろんなアンケートもありましたけれども、本当にですね、私も目の当たりにしたのは、いとちゃんminiで、子供たちが、ある保育園でしょうか、地域におりていろいろやったりするのを見たりとかします。いいなと思いましたね。だからそういう糸満の独自の公共交通というものを構築していくということを考えていただきたいと思っています。休憩お願いします。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時49分)(再開宣告午前10時51分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◆16番(浦崎暁君) 件名5に移ります。南近隣公園連結路の問題、部長も御存じだと思うんだけれども、この前大きなことがありました。ちょっと写真を見せたいと思います。休憩お願いします。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時51分)(再開宣告午前10時51分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◆16番(浦崎暁君) これは市長に見せるということで持ってきました。災害の状況です、当日の写真です。ハイウォーターレベルをはるかに超えている状況だと思うんです。付近の住民は本当に心配でした。私も近くに住んでいまして、駆けつけて役所に連絡をとったりしました。本当に付近の住民の方も、私もこれは危ないと、非常に予断を許さない状況があるなということでした。新聞にも大きく書かれていますが、この原因を聞きたいと思います。 ◎建設部長(金城寛君) 再質問、その原因についてお答えをいたします。 その前に、少し説明をさせていただきたいんですが、まずこの連結路の工事を行う、その連結路にはボックスカルバート方式という工法を採用していますけれども、この構造物を支えるために基礎パイルが5本必要なわけでございまして、この5本を打つために大型重機がそこに乗り入れをしないといけないということから、この大型重機を乗り入れるために仮設の通路、写真にあるように、広く砂利が敷かれているところですけれども、大型車両が入る、杭打ち機が入るための仮設の通路を設置していまして、当然そこは排水路でありますので、仮設のヒューム管を入れて水路を設置しています。しかしながらこのときは急に発生した台風13号によって、集中的に大雨が降って、そこには1メートルのヒューム管が入っていますけれども、それでははき切れなかったということ。当然、現場においては、請負業者においてはそうなった場合の対応としては、仮設の通路を撤去するということは最初から計画していたことではありましたけれども、その仮設の通路の土砂を取り除くのが遅くて、結果的にはそこがダムみたいにせき止められてしまった状態があって、そこの排水路に接続をしている住宅側の道路からの排水路ですね、そこまで埋まってしまって道路の水がそこにはけない状態ということになって冠水をしたというのがございます。 ◆16番(浦崎暁君) るる言いましたね、私ずっといましたよ、この現場に。遅すぎる、非常に遅すぎた。確かにこういうふうにユニックでやった。後で大型重機が来てやったんですね、本当にあの現場にいたらこの水路からあふれてですね、幸い大きな被害はなかったんだけれども、でも被害はあったんですよ、ありましたよ。そういう中で私は市の原因という、先ほど言いましたけれども、これは当然必要な工事でありますけれども、やはりちょっと遅過ぎたということは否めないと思います。これについてはどう考えますか。 ◎建設部長(金城寛君) 再質問にお答えいたします。 この工事は入札をして、落札業者が決まって、業者が仮設の本体工事をつくるために、仮設の通路を設置しているわけですけれども、当然この工事に当たっては、市としてはやはりそこを監督管理する義務がありますので、その面では大雨が降ったときの対応が、処置がおくれたということは感じております。 ◆16番(浦崎暁君) 対応がおくれたということを発言されましたから、やはり市民に対して謝罪すべきことだと思いますよ。同時に対策ですね、これについて市当局の考えを聞きたいと思っています。休憩お願いします。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時56分)(再開宣告午前10時57分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◎建設部長(金城寛君) 再質問にお答えいたします。 今後の対策、とても重要なことでありますので、やはり急な雨が降った場合でも、付近住民に不安を与えないような工事を今後していく必要があるかと思います。そこで今回工事をする上においては、今、コンサルタントのほうにこの断面を確保しつつ、工事方法ができないかどうかを検討中でございます。いずれにしても、前のような工法ではやらない、改善をした工法を今検討中であります。 ◆16番(浦崎暁君) このときに落ち着いて、副市長も来て住民の方にいろいろ説明していましたよね。でも、今度は行政の責任は重くて、実はこの日の午前中に部長に対して私は断面が足りないんじゃないかなということを言いましたね。ただ、それがこういう自体になるとは全く思いませんでしたね。ですからやはり、まずは行政としてこういう責任があるということであれば、きちんと謝罪すべきじゃないかなと思います。どうなんでしょうか。 ◎建設部長(金城寛君) 再質問にお答えいたします。 工事によって道路の一部が冠水、それから住宅の一部ピロティ、それから中には倉庫の一部が冠水をしたというようなことで住民の方、それからこの道路を利用している方々、関係者の皆さんには大変な御迷惑をおかけしたことについてはおわびを申し上げます。 ◆16番(浦崎暁君) これは1つの教訓としてリスク管理、災害における工事のあり方というのをきちんと見直してほしいなと思っています。休憩お願いします。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時59分)(再開宣告午前10時59分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◆16番(浦崎暁君) 件名4の米須・山城海岸における駐車場整備について伺います。 これは市長、こういうふうに…、これは何かわかりますか。糸満市長杯のサーフィンコンテストと…。本物ですよ。これは記念すべきポスターです、私の家にありましたけれども。これは米須海岸で十数年前からやっているコンテストなんですね、本当にあの海岸を生かしていくと、先ほど市長もおっしゃいましたけれども、私たちこれは当時手づくりでポスターとかTシャツなどもつくりました。去年はサメの問題があって中止になりましたけれども、先ほど市長からも、当局からも答弁があったんだけれども、つくることはつくるんだけれども、ちょっと小さいよと、足りないよと、県とタイアップしていくんだよということですね。市長、それと波がいい日はこういうふうに車が並ぶんですね。これは8月21日日曜日でした、8時半ごろかな、こう並んでいる。ですからここの場所における駐車場の必要性というのは皆さん御存じだと思います。特に地域の方々は早く対策とってくれということですね。市長、じゃあここの海岸はどういうふうにしていくのかということをちょっと伺いたいと思っています。 ◎市長(上原昭君) 再質問にお答えします。 山城海岸一帯の駐車場の整備については、サーフィン連盟の皆さんからも要請を受けておりまして、当初市有地に駐車場をつくろうかということで市のほうで検討しておりましたが、整備しても10台ぐらいしかつくれないと。そうであるならば、10台つくるよりは隣にある平和創造の森公園も含めて、今後オリンピックに向けての対応等も場合によって出てくる可能性もありますので、管理者である県と相談しながら大度から米須、山城一帯の総合的な整備のあり方を今後検討する中で駐車場問題も検討していきたいと考えております。 ◆16番(浦崎暁君) 非常に大事なのは、県とタイアップしていって事業を進めていくという観点が必要なのかなと思います。トイレとシャワー、いろんな施設と。県とタイアップしていくと、その再確認を私はしたいと思っています。どうですか。 ◎市長(上原昭君) お答えします。 この辺の大度海岸一帯の整備については、私の公約にも、政策提案にのっておりまして、県が管理している平和創造の森公園、それから大度海岸にある大度園地、これも県の公園です。そういった県の施設が付近にありますので、ぜひ県のほうにその公園の整備を地域住民、あるいはサーファー等々からの要望もあることも踏まえて、県のほうに整備についてお願いをしていきたいと。そのためには糸満市としてもどういう対応ができるか、これも早急に検討したいと考えております。 ◆16番(浦崎暁君) いい施設をつくっていく、これが求められているなと思います。しかし、このスーサイドという名前については、自殺という名前なんですね。地元の方とか市民からも、この名前をどうしても変えてほしいという要望があります。これについても私もサーファーの皆さんとも話し合いながらどうしていこうかという話を進めていきたいと思っています。休憩お願いします。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時04分)(再開宣告午前11時04分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◆16番(浦崎暁君) LGBTについて再質問したいと思っていますが、浦添が来年の1月1日に宣言するというんです。この問題というのは人権意識、人権の広がりだと私は思っています。こういう方がいるからこういう政策をする、いないからしないという話じゃない。だからこれは必然的に出てくる政策だと思っています。先ほど見直して推進していくんだということを言うんですけれども、じゃあ具体的に、私はまず大事なのは勉強会を開いていって認識を高めていくことだと思います。どうでしょうか、これについて。 ◎企画開発部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 まず、窓口等の取り扱い等でそういう方々を差別するようなことがないように、職員や管理職の研修等を通して概念とかそういうものを勉強していきたいと考えております。 ◆16番(浦崎暁君) 勉強するに当たって、講演会を開催してほしいなと思うんですけれども、これについてちょっと伺いたいと思います。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時05分)(再開宣告午前11時06分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◎企画開発部長(上原仁君) 講演会等につきましては、予算の問題もございますので、今後検討してまいりたいと考えております。 ◆16番(浦崎暁君) 時間もありませんので、認定こども園について伺いたいと思います。 市民の多くがこの問題について不安というのは、保育料はどうなるのかということが1つと、公立の役割はどうなっていくのかと、サービスの問題ですね。この2点を伺いたいと思っています。今度の子育て支援策ということで学童保育の問題、教育委員会と福祉部門ががっちり手を組んで、縦割りじゃなくて横つなぎで政策を推進していってほしいなと思っています。これについて福祉部と教育委員会の決意を聞きたいと思っています。 これで私の一般質問を終わります。 ◎福祉部長(山城安子さん) 先ほどの再質問の訂正をしたいと思います。 9月現在、生活保護のワーカーは10名で世帯数が900ですので、1人90世帯となっております。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時07分)(再開宣告午前11時09分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 保育行政の公立の役割ということですけれども、現在、糸満市では、もし認定こども園になったとしても保育料の算定に関しては変わりありませんので、現在のサービスは継続されるものと考えております。ただ、利用者がふえてくると財政の部分の圧迫状況もありますので、その時点でまた検討したいと思っております。学童クラブに関しては、現在教育委員会と連携して、学校内にできるだけクラブをつくれるように増設等も進めておりますので、それを推進していきたいと思っております。 ◎教育委員会指導部長(金城毅君) 議員の再質問にお答えします。 今回、認定こども園へ移行していくわけですが、教育委員会としてはいいチャンスだと捉えたいと思います。今、1学年といいますか、例えば1歳児は大体700名ということで、ということは、糸満市はしばらくは1学年に700名の子供たちがいます。ゼロ歳児から5歳児まで考えると3,500名余りの子供たちがいます。これを児童家庭課、福祉部と連携しながら保育、あるいは教育を担っていくというのはとても大切なことだと思いますので、連携をさらに強めていきたいと考えています。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時10分)(再開宣告午前11時25分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◆7番(大城明弘君) 皆様おはようございます。一般質問を始める前に、通告書の字句の訂正をよろしくお願いいたします。件名3、真栄里地域の冠水について。小項目1、萬謝原地域の排水整備事業を中断した理由を伺いますの「中断した理由を伺います」を「早目に実施していただけませんか」に訂正よろしくお願いいたします。 まず初めに、上原昭新市長就任大変おめでとうございます。選挙期間中に市内各地をみずからの足で回って地域の声を聞き取っていました。意外にも身軽だなと思っておりました。そして市長当選後もあらゆる地域の行事に参加しております。ますますフットワークもよくなったと思います。健康には留意され、糸満市発展のため頑張っていただきたいと思います。それでは一般質問通告書に従いまして、質問を順次行います。 件名1、兼城農村整備事業について。小項目1、この事業は平成24年度から平成28年度まで5カ年の予定で、各自治会から多くの要請があったと思いますが進捗状況を伺います。 続いて、件名2、座波コミュニティセンターの改修事業について。座波コミュニティセンターは築38年以上でコンクリートの剥離や床の剥離、多少の雨漏りなど、老朽化して大変危険な状態であります。座波区民の皆様は大変首を長くして待っております。そこでお尋ねいたします。小項目1、事業の進捗状況を伺います。 小項目2、事業費の負担金について。ア、耐震強度試験、基本設計、実施設計各種の負担金も国等に対する寄附金の対象になるのか伺います。イ、寄附金の窓口を市が行うことはできませんか伺います。 件名3、真栄里地域の冠水について。萬謝原一帯の農耕地冠水について、元地元市議会議員の平成23年6月定例会の一般質問において、経済観光部長は「国道331号バイパス事業での国道横断部排水溝の完成に合わせて、今年度整備予定であります。今年度で整備完了し萬謝原一帯の農耕地冠水被害の解消に努めます」と答弁していますが、整備は完了していますが、いまだに冠水は解消されていません。そこでお尋ねします。小項目1、萬謝原地域の排水整備事業を早目に実施できませんか伺います。 小項目2、国道331号の北名城側の土地改良一帯も冠水するそうですが、冠水状況を把握していますか伺います。 再質問は質問席より行いたいと思います。 ◎市長(上原昭君) 大城明弘議員の件名3、真栄里地域の冠水について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、萬謝原地域の排水整備事業については、多額の費用を要するため、補助事業で対応できないか関係機関と協議してまいります。 小項目2、北名城地区土地改良一帯の冠水状況については、同地区は低地帯で幹線水路のはけ口も限られ、末端排水路、ヒューム管も過少断面であることから冠水するものと思われます。対応としては水路の点検を強化し、清掃等を実施してまいります。 その他の質問については、関係部長から答弁させます。 ◎経済観光部長(上原司君) 御質問、件名1、兼城農村整備事業について。小項目1、進捗状況についてお答えします。 当該事業は、平成24年度に村づくり交付金事業兼城地区として、農道1カ所、集落道路整備5カ所、集落排水路整備4カ所、集落防災安全施設3カ所、地域活動拠点施設2地区が採択されました。平成24年度から平成27年度末までの進捗率は74.5%であります。平成28年度は、排水工事の一部と集落防災安全施設の整備を予定しております。 ◎市民健康部長(阿波根庸伸君) 御質問、件名2、座波コミュニティセンターの改修事業について。小項目1、事業の進捗状況についてお答えいたします。 防衛省民生安定施設整備事業で進めている座波コミュニティセンターの改修事業は、平成28年度の工事着手予定で進めておりますが、防衛省からの交付決定待ちの状況であります。決定後は速やかに事業執行できるよう対応いたします。 次に小項目2、事業費負担金についてお答えいたします。ア、同件につきまして税務署に確認したところ、過年度分については対象にならないと聞いております。今年度事業につきましては、事前に特定寄附金の確認申請の手続を行えば、国等に対して寄附金の所得控除を受けられると伺っております。 イ、行政が窓口となり寄附者の所得控除の代理申請を行うことはできません。国等に対する寄附金は直接寄附者が所得控除の申請をしていただくことになります。 ◆7番(大城明弘君) それでは質問席より再質問を行います。 件名1、兼城農村整備事業について。各自治会の集落道や排水路整備事業数カ所が整備され、大変明るくなったと思います。大変ありがとうございます。しかし、残念ながら兼城地区1号集落排水路整備は凍結されていると、私は勘違いしていたのでしょうか。今後、集落部分の一部の排水路整備があるということですが、それは兼城地区1号集落排水路のことでしょうか、お伺いいたします。 ◎経済観光部長(上原司君) 議員の再質問にお答えします。 1号集落排水路に今年度工事があるかということでございますが、1号集落排水路、座波地内につきましては3年ほど用地交渉を個人の地主とやっておりますが、反対を受けまして、どうしても説得できないということで、自治会のほうからの説得活動もお願いしながらこの3年間進めてまいりましたが、なかなか本人が納得しないということで、これについては凍結でございます。今年度予定場所につきましては、集落排水路の2号ということで賀数官舎の前の畑のほうを通る集落排水路を整備する予定でございます。 ◆7番(大城明弘君) 残念ですが、兼城地区1号集落排水路は大雨のたびに冠水しています。測量調査図面でもわかるように、排水構造断面が上流より下流のほうが小さく、横断ヒューム管も上流より下流のほうが直径が小さくなっております。冠水の原因は一目瞭然でありますが、その対策、ヒューム管の取りかえとか、そういったことはできませんかお願いいたします。 ◎経済観光部長(上原司君) この排水路の対策ということでヒューム管の取りかえで対応できないかということでございますが、議員からも御指摘のとおり、この排水路につきましては分水を当初考えられまして、平成元年ごろに整備されております。そのときの分水のラインがこの排水路の上流の井戸のほうに市道がくっついてきています。そこのほうに穴をあけて、分水堰を設けて分水するという方法でとられております。それで整備のほうは完了しております。今、先ほどの大雨のたびにということで、今回は台風時ということで現場のほうを確認させていただきました。台風時の段階ではあふれてはいなかったんですが、断面が小さくなっている原因の1つに、農業者がこのヒューム管の中にパイプが6本ぐらい入っている箇所が多々ございましたので、そこら辺のパイプの除去とかでやっていきたいと考えております。ヒューム管をかえても、残りの断面が足りませんので、抜本的な解決に至りませんので、こういうふうに除去しながら、清掃しながら対応していきたいと考えております。 ◆7番(大城明弘君) この地域の冠水が早目に解消できるよう、努力していただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 続いて、件名2、座波コミュニティセンター改修事業についてお尋ねします。耐震強度試験、基本設計、実施設計、各種の負担は国等の寄附金には年度ごと申請しないといけないということなのでしょうか。座波自治会が各種の負担金を支払った金額というのを御存じでしょうか。 ◎市民健康部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 座波コミュニティセンターの供用施設の助成事業で、座波が寄附金として負担している部分は平成26年度の耐震調査等基本設計で37万3,000円、平成27年度の実施設計で66万2,000円、合計103万5,000円を負担しております。 ◆7番(大城明弘君) 座波自治会では、建設事業費の寄附金を募る予定ですが、法人事業者が国等に寄附金を支払った場合、この金額が損金(経費)として認められますよね。もう一度お伺いいたします。 ◎市民健康部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁しましたけれども、事前に寄附金の確認申請を税務署にまず申請をすると、手続をすると。そうしていただければ所得控除を受けられると聞いております。 ◆7番(大城明弘君) 個人等が国等に寄附金を支払った場合も損金扱いになるんでしょうか。そこもお伺いいたします。 ◎市民健康部長(阿波根庸伸君) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁しましたけれども、税務署に特定寄附金として申請をすると、確認すると。であれば、それは所得控除として認められるということでございます。 ◆7番(大城明弘君) 個人としても損金扱いができるということですね、大変よくわかりました。ありがとうございます。休憩お願いします。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時39分)(再開宣告午前11時40分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◆7番(大城明弘君) 件名3、真栄里地域の冠水の解消についてお尋ねします。 小項目2の国道331号北名城側の土地改良一帯の冠水についてですが、土地改良側からの側溝の断面が、先ほどの答弁にもありましたが断面に比べて護岸側の間口というか、排水断面が小さ過ぎるのが原因だと思いますが、その護岸の管理者というのはどちらでしょうかお伺いいたします。 ◎経済観光部長(上原司君) 護岸の管理者につきましては、沖縄県のほうでございます。 ◆7番(大城明弘君) 既設の護岸の間口を、排水断面を広げることはできるのかお伺いいたします。 ◎経済観光部長(上原司君) 再質問にお答えします。 現在、平成26年から沖縄県、それと糸満市のほうも含めて、沖縄型海岸整備指針検討委員会というのが立ち上がっております。その中でこの一帯の地域の護岸を改修しようということで、沖縄モデル型ということで、今やっている状況でございます。平成27年には、真栄里のほうへの説明会等も行って、その中で現在、沖縄県で沖縄型海岸整備促進事業においてこの護岸を整備していきたいという考えで、次年度以降、この事業を進めていくということで、その中で当該地区の冠水の解消を取り入れた排水断面の調整を行っていきたいと考えております。 ◆7番(大城明弘君) じゃあ、県のほうと一緒に土地改良の低地帯の冠水も解消されるということですよね。それで多分地域の人も喜ぶと思います。 これで私の一般質問を終わります。 ◆3番(国吉武光君) 市民の皆様、傍聴席の皆様こんにちは。これより私の一般質問を行います。一般質問を行う前に私の所見を述べます。任期満了に伴う平成28年6月5日の糸満市長選挙に、新人の上原昭氏が1,400票差で現職の上原裕常氏を破り初当選いたしました。それは市民の良識の勝利と記者会見の席で述べていました。(仮称)糸満市文化・平和・観光振興センターの一括交付金の取り下げの新聞記事を見て、糸満市文化・平和・観光振興センター計画がいかにずさんな計画であったのか、市民の良識が上原昭市長を誕生させたものと、私たち糸満市を再生する市民の会の判断は間違っていなかったものと私は確信しています。市民が待望している市民会館がようやく動き出し、この計画が実現に一歩近づいたものと思います。市民の負託に応え、あすの糸満市の発展や活性化に向け、南部の中核都市として手腕を発揮してもらいたいと思います。また、金城靖副市長並びに安谷屋幸勇教育長、御就任おめでとうございます。糸満市の市民の負託に応え、副市長、またあるいは教育長には皆が大変期待していますので、糸満市のあすを担う子供たちや糸満市の教育の充実に遺憾なく力を発揮していただきたいと思います。それでは一般質問を行います。 まず初めに、件名1、三和地区への市営住宅建設について。小項目1、2016~25年度の糸満市住生活基本計画の中で、三和地区に市営住宅を建設すると8月18日の沖縄タイムスに掲載がありました。皆さんも御存じのとおり、私たち三和地域は都市計画の用途地域の中でも市街化調整区域や沖縄戦跡国定公園の中に特別保護地区、第1種特別地域、第2種と第3種特別地域等が、その中でも特に農業振興地域の法の網をかぶり法規制があり、長年地域開発から取り残され、過疎化が進み、若者が地域からまちへと人口が流出し、集落では青年会活動がなくなり集落行事等に大きく影響しております。ここで喜屋武小学校の児童生徒数を見てみると、ピーク時で、これは昭和42年のことですが、443名、ここ近年の児童生徒数は平成26年が79名、平成27年が70名と、児童生徒数が減少しているのが事実でございます。児童生徒数の減少を食いとめるためには喜屋武地区に市営住宅の建設や用途地域の緩和が必要と思慮されます。ここで伺います。市営住宅の建設場所はどこに予定していますか伺います。 小項目2、農村部に建設するのであれば農家の使い勝手のよい構造等が幾つか必要です。どのような構造を予定していますか伺います。 小項目3、市営住宅の建設規模は何世帯を予定していますか。 小項目4、市営住宅の家賃はどれくらいを予定していますか伺います。 小項目5、喜屋武地区への市営住宅の建設を予定していますか伺います。 件名2、道路行政について。小項目1、市道アカサー線について。ア、市道アカサー線の整備計画について伺います。イ、この道路は子供たちの通学や農産物の出荷等で頻繁に利用され、大型車両の往来があり非常に危険な道路です。市当局はどのように考えているのか所見を伺いたいと思います。 件名3、国際物流拠点産業集積地域の拡大による内陸部の開発について。小項目1、私は平成26年に上原裕常前市長にこの件を尋ねたところ、国際物流拠点産業集積地域の指定に伴う宅地開発計画はございませんと、丁寧に答えるどころか、本員への誠意のなさが感じられました。本員は財源確保や雇用の創出と思い質問したところ、このような回答で情けない思いをしたところであります。糸満市の財源確保ができれば市民のニーズに応えることができ、さらなる市の活性化にもつながるものと期待できたものが残念でならない。改めて糸満市長に伺います。国際物流拠点産業集積地域の拡大による内陸部の開発計画がありますか伺います。 小項目2、内陸部の開発計画があれば計画規模等について伺います。 以上で演壇での質問を終わり、後は質問席より再質問を行います。 ◎市長(上原昭君) 国吉武光議員の件名3、国際物流拠点産業集積地域の拡大による内陸部の開発について。小項目1及び2についてお答えいたします。 まず、小項目1でございますが、内陸部の開発を行う計画については、市全域が国際物流拠点集積対象地域に指定され、税の優遇措置や沖縄振興開発金融公庫の低利融資を受けることができます。なお、新たに内陸部の開発を行うには、本市の総合的な土地利用計画の見直しが必要だと認識しております。 次に小項目2の計画規模についてでありますが、現在のところ具体的な開発計画はないものと認識しております。 その他の質問については関係部長から答弁させます。 ◎建設部長(金城寛君) 御質問、件名1、三和地区への市営住宅建設について。小項目1から5まで順にお答えします。 小項目1、本市のおおむね10年間の住宅政策の指針となる糸満市住生活基本計画を平成28年7月に策定しました。その策定に係る検討委員会の中で本市においても少子高齢化社会の到来により、農業集落地域で次の世代を担う若者の減少に伴い、自治会活動の担い手や地域の活性化等が失われつつあり、若者世帯の定住化に向けた対策の必要性などの意見が多くありました。今後、三和地域を含む農業集落地域で若者、子育て世帯、高齢者世帯が安心して暮らすことのできる住生活の実現に向け、市営住宅の建設を含めた諸施策について関係機関と連携を図りながら取り組んでいきます。よって、三和地区に建設する市営住宅の場所については、次年度糸満市住宅関連実態調査業務の中で農業集落地域の住民意識調査、住宅供給の詳細調査などを行い、学識経験者等の意見を踏まえた上で建設場所を決めていく予定であります。 小項目2、市営住宅の建設については、公営住宅法の規定に基づいて建設される必要があることから、農家だけではなく、他の職業の方も入居の対象となるので、一般的な市営住宅の形態になると考えています。 小項目3、規模や世帯数は、糸満市住宅関連実態調査業務の中で、各農業集落地域の住民意識調査及び学識経験者等の意見を踏まえて事業概要等を決めていく予定であります。 小項目4、家賃については、公営住宅法の規定に基づいて入居者の月額収入により4段階の家賃が設定されていますが、この家賃は住宅の広さで金額が大きく変わりますので、現時点での算定は困難であります。 小項目5、市営住宅の建設予定場所については、糸満市住宅関連実態調査業務の中で各農業集落地域の住民意識調査及び学識経験者等の意見を踏まえた上で建設場所を決めていく予定であります。 御質問、件名2、道路行政について。小項目1、市道アカサー線について。ア及びイについてお答えいたします。ア、当該路線は、喜屋武集落、福地集落等の地域住民の生活や生産活動に日常的に利用されるとともに、三和中学校へ通う生徒の通学路でありながら、いまだ事業採択に至っておりません。道路の表面排水は合理的、機能的に排水路まで導くよう計画すべきであるが、当該地域は末端排水路が未整備で、排水流末処理が困難であるために道路整備をする上で課題がありました。そこで関係機関と協議した結果、県営畑地帯総合整備事業福地第2地区の土地改良事業が計画されており、この事業計画にあわせて道路整備することで排水流末処理の問題も解決できるのではないかと思っております。土地改良整備計画と整合性をとりながら、新規事業採択を検討、計画していきます。 次にイ、本道路の危険性については、歩道もなく、道路幅員も狭いため、通学や車両通行に支障を来している箇所があり、整備の必要性は十分認識しております。 ◆3番(国吉武光君) まず、道路行政について再質問を行いたいと思います。 まず、建設部長は、平成27年の6月定例会に本員の質問にこのような答弁をしております。「市道認定基準の幅員5メートル以上を満たしており、路面の状態は通行に特に大きな支障はないと考えております」と答弁はしているわけです。この道路というのは、私たちあすを担う子供たちの将来のためにもどうしても、事故等がもし出たときに、もう大変な、この地域の関係者が、お互いに、例えば喜屋武地域の人が事故なり、あるいは被害者なり加害者なりになったときに、将来において大きな禍根を残すようなことがあるものですから、どうしてもこの地域はぜひ安全確保のためにも、仮設でもいいですので、歩道を、この土地改良を待っているわけにはいかないんです。この辺はどうしても仮設でもいいから歩道を何とか整備お願いしたいということを思っているんです。その辺についてどうですか。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時58分)(再開宣告午前11時59分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◎建設部長(金城寛君) 再質問にお答えいたします。 現在の道路でありますけれども、確かに議員がおっしゃるように、大きな車が通ったり、それから通学路であるというようなことから支障はあるというのは十分認識をしております。そこで、先ほど申し上げましたように、ここを歩道も含めた市道の整備となりますと、やっぱり問題となるのは排水の問題で流末処理がちゃんとして、そこも解決しないとこの道路を整備した場合、新たな畑への被害が出てくるおそれがあるということから、やはり当面、この道路は安全に通行していくために、我々は道路の維持管理、今5メートルありますけれども、時々現場へ行くときには草が繁茂している状況の中で、5メートルの幅員が現況では3メートルになっていたりした場合がありましたので、当面は維持管理等で対応していきたいと考えております。 ◆3番(国吉武光君) 従来でも、大雨等となると、本当に通行ができないような状態で、私も戻った経緯があるんです。そういったところで、やっぱりせめて子供たちの安全の面からして、当然この辺は仮設でもいいですので、何とかその辺はお願いしたいと思っているわけですが、この面に関して当面は予定ないわけですか。仮設のほうで。 ◎建設部長(金城寛君) 再質問にお答えいたします。 随時、現場の状況を調査確認しながら対応していきたいと考えております。議員、仮設でというお話もありましたけれども、いつでしたか、平成26年か27年ぐらいだったと記憶しますけれども、集水ますの改善をしたり、子供たちが安全…、排水路との段差がある部分がありましたけれども、そこについても緊急でガードレールを設置したり、安全対策には、今我々ができる範囲内のことについては十分対策をしながら取り組んでいきたいと思っております。 ◆3番(国吉武光君) この道路を整備するためには、いろいろと予算等も関係して、これから大変だと思いますが、せめて何とか、糸満市の道路計画のほうにのっけていただければ、また将来に向けて建設のほうも確約できますので、その辺についてはどうですか。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後0時02分)(再開宣告午後0時03分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◎建設部長(金城寛君) 再質問にお答えいたします。 先ほども申し上げましたように、市道を整備するに当たっては、一番懸念をされる流末排水処理の問題でありますので、これについてはその担当部署である関係機関と調整を図りながら、その時期等も考慮に入れながら、今後、市道整備計画にのせるか検討していきたいと考えております。 ◆3番(国吉武光君) 整備計画にのっけていきたいと、検討するということですので、これに関しては時間を、次の機会を見ながらまた再質問していきたいと思います。これで今回はよしとしましょう。 次に国際物流拠点産業集積地域の拡大による内陸部の開発というのを、なぜ私がこれを質問しているかというと、今、西崎工業団地内にはあいた土地がないですよね。だからどうしてもこういった企業が来たいという声が結構聞こえるものですから、皆さんが工業団地内に財政の優遇措置を受けた企業等が何社あるのか、その辺もし資料があれば伺いたいんですが、わかりますか。 ◎経済観光部長(上原司君) 議員からの再質問にお答えします。 西崎工業団地内の企業の中で、国際物流拠点産業集積の支援を受けた企業があるかということでございますが、手元に資料はございませんが、聞いたところによるとまだないということでございます。 ◆3番(国吉武光君) 私がなぜこんなことを聞くかといいますと、やっぱり皆さんはそういうふうなことを前にも市長は答弁をしているんです。こういったことに関して、工業団地内の租税特別措置と、そういった形で財政を活用したいということを言っているものですから、どうしてもこういった点に関しては、やっぱりやっているんだなと。それじゃあ、そこにどれぐらいの優遇措置を受けた企業があるのかということを当然聞くのが議員だと私は思います。だから皆さん、西崎工業団地が何年に完売したかというのは御存じですか。わからなければわからないで結構です。
    経済観光部長(上原司君) 西崎工業団地の完売年月日ということでございますが、手元に資料がないために今答弁することはできません。 ◆3番(国吉武光君) この西崎工業団地が完売したのは、今まで毎年、土地開発公社がこの土地に関しては、毎年利息を加算して完売するまではこの状況というのはずっとやってきたわけです。それがこの手続を何とか、この塩漬け状態を解消するために加算をやめたのが大きな、この西崎工業団地の完売に至った経緯だと思います。だからそういったところを職員が十分やる気があるんであれば、そういった手続等もありますので、だから私が、なぜ国際物流拠点産業集積地域の拡大による内陸部の開発というのを申すかといいますと、皆さん私たち三和地域において、あれだけ広大な土地がありながらなかなか一向に都市地区との差というのは、同じ糸満市に住んでおきながら片一方では整備し、片一方では全く整備もしないような状態というのが、糸満市が合併して何十年になりますか、40年ぐらいなるんじゃないですか。その中で本当に今まで私たち喜屋武地域、三和地域、あるいは高嶺とか、過疎化が著しいところが結構あるんですよ。だからこの近辺というのは、皆さんも光の届かないところに、光を当てるのが私は行政だと思っているんです。その辺を十分、今後、私は上原昭市長にはその辺を期待したいと思います。これについて答弁は結構です。 それから経済観光部長は…、結構です。これで私の一般質問を終わります。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後0時08分)(再開宣告午後1時30分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◆10番(比嘉譲君) 市民の皆さん、市役所職員の皆さんこんにちは。本会議場の皆さんこんにちは。傍聴席の皆さんありがとうございます。一般質問の前に所見を申し上げます。私たち6万糸満市の第15代目糸満市長に就任されました、上原昭市長、おめでとうございます。副市長に就任いたしました、金城靖副市長、おめでとうございます。それから教育長に就任いたしました、安谷屋幸勇教育長、おめでとうございます。申し上げるまでもございませんが、地方自治の本旨は住民自治にあります。二元代表制の中で私たち議会も上原昭市長も目指すところは1つであると考えます。私たち6万糸満市民のために、私たち6万糸満市民のための、判断、決断をし、これからの市政運営を行っていただくことをお願い申し上げますとともに、強く求めまして一般質問を行います。 件名1、沖縄振興特別推進交付金について。本年6月の糸満市長選挙により第15代上原昭市長が誕生しました。市長の選挙公約の中で、既存事業の見直しが必要な事案が散見される。その中にあって、選挙の争点であった糸満市文化・平和・観光振興センターや新しい公共交通、いとちゃんバス・いとちゃんminiの継続の可否は市民の大きな関心事となっています。ただし、いずれの取り組みも沖縄振興特別推進交付金、いわゆる一括交付金を活用しており、市長の政策判断いかんによっては、補助金返還のリスクがあるのではないかと大変危惧しています。そこで伺います。(1)一括交付金事業の今後の展開等について。ア、沖縄振興特別推進交付金交付要綱にある対象要件について。イ、市文化・平和・観光振興センターと新しい公共交通(いとちゃんバス・いとちゃんmini)の事業概要について。ウ、市文化・平和・観光振興センターと新しい公共交通(いとちゃんバス・いとちゃんmini)の一括交付金活用総額について。エ、市文化・平和・観光振興センターと新しい公共交通(いとちゃんバス・いとちゃんmini)の補助金返還のリスクについて。オ、市文化・平和・観光振興センターと新しい公共交通(いとちゃんバス・いとちゃんmini)に関する上原昭市長の事業スケジュールについて。答弁を求めます。 件名2、市民との約束について。本年6月に行われた糸満市長選挙において、上原昭市長は市民の皆様に多くの約束をされています。市政のどのような実態を踏まえ、どのような約束をしていますか答弁を求めます。(1)財政再建について。 (2)企業誘致について。 (3)ふるさと納税について。 (4)アマチュアスポーツプロスポーツについて。 (5)新しい公共交通いとちゃんバス・いとちゃんminiについて。 (6)平和の道について。 (7)市営住宅について。 (8)自治会、ボランティア活動について。 (9)南山グスクについて。 (10)市民会館建設について。以上、答弁を求めます。 件名3、指名競争入札について。指名業者の選定は申し上げるまでもなく、公平、公正でなければなりません。そこで伺います。(1)指名業者の選定方法について。 (2)前市政との違いについて。 (3)指名競争入札の取り扱いについて。答弁を求めます。 件名4、教育行政について。(1)新教育委員会制度について。ア、これまでとの違いについて。イ、新制度における教育長の果たす役割について。ウ、新制度における本市教育委員会の取り組みについて。答弁を求めます。 件名5、福祉行政について。(1)子育て支援、待機児童の解消策について。ア、市立幼稚園、保育所の認定こども園移行の方針が示されましたが、どのような内容ですか。 以上、答弁を求めまして、本席からの質問を終わります。 ◎市長(上原昭君) 比嘉譲議員の件名2、市民との約束について。小項目1、財政再建についてお答えいたします。 財政再建については、不要不急な事業の見直しなど、行財政改革を行うとともに、歳入においては企業誘致による税収の増、ふるさと納税の増など、自主財源の確保に努めるとともに、一括交付金及び高率補助事業の導入などを図り、歳入の確保に努めてまいります。 その他の質問については、教育長及び関係部長から答弁させます。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 比嘉譲議員御質問、件名2、市民との約束について。小項目9、南山グスクについてお答えいたします。 南山城跡を国史跡に指定後、文化庁の保存修復事業の導入等について検討し、南山城跡を史跡公園として活用していくことは重要な施策と考えています。 ◎企画開発部長(上原仁君) 御質問、件名1、沖縄振興特別推進交付金について。小項目1、一括交付金事業の今後の展開等について。アからオまで順次お答えいたします。 小項目1、ア、沖縄振興特別推進交付金要綱にある交付対象要件については、観光の振興に資する事業、人材の育成に資する事業などを含む18の項目のうち、沖縄振興に資する事業等であって、沖縄の自立、戦略的発展に資するものなど、沖縄の特殊性に基因する事業であることが求められています。 次にイ、観光振興センターの事業概要は、市が持つ豊かな文化資源を適切に収集、保管、活用、公開し、市の進める誰もが訪れたくなるまちづくりを推進するとともに、同まちづくり関連事業や既存観光資源等を広く内外に発信し、市民及び観光客を含めた多様な人々の相互交流を喚起するなど、観光振興を目的とするものであります。新しい公共交通検討事業の概要は、周遊型観光の実現及び来訪者の滞在時間増による地域活性化を目的に、糸満市から那覇空港までの間を結ぶ直行路線バスであるいとちゃんバスと、市内を大型ワゴンで運行するデマンド型区域運行のいとちゃんminiの実証実験を実施するものです。 次にウ、観光振興センターに係るこれまでの総事業費は約1億1,800万円であり、うち一括交付金の活用総額は約9,400万円であります。新しい公共交通検討事業に係るこれまでの総事業費は約2億6,600万円であり、うち一括交付金の活用総額は約2億1,300万円であります。 次にエ、補助金返還のリスクにつきましては、一般論として申し上げると、当初申請した事業内容が大きく変更された場合や事業効果があらわれる前に事業を中断した場合などは返還となる可能性が高いと認識しています。 最後にオ、事業スケジュールについてお答えいたします。観光振興センターにつきましては、前年度までに策定した市文化・平和・観光振興センターの趣旨目的を継承し、事業を継続していきたいと考えております。基本計画、管理運営基本計画及び基本設計の見直しを次年度までに終え、平成30年度に実施設計に着手する予定です。工事につきましては、平成31年度に着手し、平成33年度までに建設を終える計画です。新しい公共交通検討事業につきましては、今年度の第2期実証実験は5月23日から開始し、いとちゃんバスについては第1期実証実験で利用率の低かった時間帯を減便することにより、利用率の向上を目指し、1日6往復で9月末まで行う予定です。いとちゃんminiについては、第1期実証実験でバス停を設置していなかった兼城地区や市内全域のコンビニエンスストア並びに大規模商業施設にもバス停を設置し、平成29年1月末まで行う予定です。 続きまして、御質問、件名2、市民との約束について。小項目5、新しい公共交通検討事業についてお答えいたします。選挙期間中は、ブーゲンビレア号や地元企業タクシーなどを活用した交通弱者対策を提案いたしました。当事業の今後のあり方につきましては、実証実験の結果を踏まえ、交通弱者対策もあわせて検討いたします。 次に件名2、市民との約束について。小項目10、市民会館建設についてお答えいたします。複合・多機能型市民会館は、前年度までに策定した市文化・平和・観光振興センターの趣旨目的を継承し、事業を継続していきたいと考えております。ただし、昨年度までの同事業計画は用地取得費や施設規模が大きく、財政負担が大きいことから建設場所を見直すとともに、規模を縮小し事業費の縮減を行う予定です。財源につきましては、市文化・平和・観光振興センターの趣旨目的を継承していきますので、これまで同様一括交付金を活用していきたいと考えております。 ◎経済観光部長(上原司君) 御質問、件名2、市民との約束について。小項目2、企業誘致についてお答えします。 糸満工業団地内などの公有地は、全て売却されているため、市街化区域内に点在する国及び県有地へ積極的に企業誘致を行い、経済の活性化や雇用の拡大を図ってまいります。 次に小項目4、プロスポーツについて。ことしの1月にプロ、アマサッカーキャンプ誘致における環境整備などの充実が図られたことから、J1リーグの湘南ベルマーレチームがキャンプを実施しました。今後はプロ野球、プロサッカーのキャンプ誘致のみならず、スポーツイベントなどを促進してまいります。 ◎総務部長(仲吉正弘君) 御質問、件名2、市民との約束について。小項目3、ふるさと納税についてお答えいたします。 ふるさと納税については、新たな特産品を発掘し返礼品をふやすことにより、さらなる増収に努めてまいります。 次に件名3、指名競争入札について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。小項目1、指名業者の選定方法については、本市入札参加資格審査を経て、入札参加資格者名簿に登録された業者の中から工事または業務ごとに指名回数を考慮し、原則5者以上10者以内で選定をしております。 小項目2、前市政との違いについて。工事の場合は、これまで同様、指名業者数を原則5者以上10者以内と選定をしております。委託については、指名業者数を500万円未満を10者以内、500万円以上を15者以内で選定をしておりましたが、現在は金額による枠をなくし、工事同様、原則5者以上10者以内で選定をしております。 次に小項目3、指名競争入札の取り扱いについては、糸満市契約規則及び糸満市指名競争入札参加者の資格等に関する規定に基づき、入札参加資格者名簿へ登録された業者の中から、指名選定委員会に諮り決定をしております。 ◎教育委員会指導部長(金城毅君) 御質問、件名2、市民との約束について。小項目4、アマチュアスポーツプロスポーツについてのアマチュアスポーツについてお答えします。 これまでアマチュアスポーツのメッカとして、全国高校総体、天皇杯軟式野球大会、リオ五輪に向けての日本代表バドミントン合宿、パラリンピック車椅子陸上合宿、県高校野球大会などを誘致開催してきました。今後もアマチュアスポーツ振興のため、2020年の東京オリンピックの国内外の合宿誘致を初め、寿還暦野球全国交流大会などのような、滞在型観光スポーツイベントの開催を関係課と調整しながら推進していきたいと考えています。 ◎建設部長(金城寛君) 御質問、件名2、市民との約束について。小項目6、平和の道についてお答えいたします。 平和の道線の進捗状況を事業主体である沖縄県南部土木事務所へ確認したところ、平成28年6月現在、真栄里喜屋武区間の用地買収率が57%、喜屋武山城区間の買収率が28%の進捗率であり、引き続き用地交渉等を進め、まとまった工事用地を確保して平成28年度の工事着手を目指しているとのことでありました。また、当該道路の要請については、平成28年8月23日開催の沖縄県土木建築部と南部市町村との行政懇談会で平和の道線について、早期に事業を推進していただきたい旨の要望をしたところでございます。 御質問、件名2、市民との約束について。小項目7、市営住宅についてお答えします。市営住宅については、糸満市公営住宅等長寿命化計画に基づき、老朽化が著しい第一市営住宅、真謝原市営住宅、浜川原市営住宅、親田原市営住宅の4団地の建てかえ及び真壁市営住宅、福地市営住宅、大里市営住宅の3団地については、建物の長寿命化を図る目的で屋上防水、外壁塗装工事を進めていきます。また、糸満市住生活基本計画に基づいて、三和地域を含む農業集落地域で若者、子育て世帯、高齢者世帯が安心して暮らすことができる住生活の実現に向け、市営住宅の建設などを含めた諸施策について関係機関と調整を図りながら取り組んでいきます。 ◎市民健康部長(阿波根庸伸君) 御質問、件名2、市民との約束について。小項目8、自治会、ボランティア活動についてお答えいたします。 市長は、現在、西崎3丁目西に住んでおりまして、自治会の清掃活動などに参加しております。 ◎教育委員会総務部長(神谷良昌君) 議員御質問、件名4、教育行政について。小項目1、新教育委員会制度について。アからウまで順次お答えいたします。 アのこれまでとの違いについては、その1つ目として、教育委員長と教育長を一本化した新教育長の設置。2つ目として、教育長は首長が議会の同意を得て直接任免、罷免を行う。3つ目として、教育長は教育委員会の会務を総理し、教育委員会を代表する。4つ目、教育長の任期は3年とする。5つ目、新教育長へのチェック機能の強化と会議の透明化。6つ目に、全ての地方公共団体に総合教育会議の設置。最後7つ目に、教育に関する大綱を首長が策定することなどが挙げられます。しかし、今回の改正においても、教育委員会は地方自治法上の執行機関としての位置づけや職務権限は変わることなく、変更されないことから、引き続き教育委員会は公共団体の教育行政をみずからの責任と権限において管理し、執行する地方執行機関であります。 次に質問イの新制度における教育長の果たす役割は、これまでの教育委員会を代表する教育委員長と事務局を統括する教育長を一本化した新教育長に、教育委員会における責任の所在を明確とし、従来の問題が解消されます。つまり、教育行政の一義的な責任が新教育長に一本化され、責任体制の明確化が図られることになります。また、常勤の教育長が教育委員会の代表者となることにより、教育委員会への迅速な情報提供や会議の招集が可能となるなど、教育委員会の活性化に資するものと考えられます。 次にウの新制度における本市教育委員会の取り組みについては、平成27年4月1日の法施行時点では旧制度から新制度への教育の持続性、安定性を図るため、経過措置により前教育長が教育長として在職し、平成27年6月には、第1回糸満市総合教育会議を開催しました。その後、2回の会議を行い、いじめ防止及びいじめ問題に関する例規等の整備、糸満市教育大綱の制定等について、市長と教育委員会で取り組んでまいりました。御承知のとおり、平成28年7月5日付で前教育長が辞職したことに伴い、新教育長制度へ移行し、8月4日には安谷屋新教育長が議会の同意を得て市長より任命されております。 ◎福祉部長(山城安子さん) 御質問、件名5、福祉行政について。小項目1、子育て支援、待機児童の解消策について。ア、市立幼稚園、保育所の認定こども園移行の方針の内容についてお答えいたします。 糸満市においては、3歳児からの幼児教育の提供、保育所等利用待機児童の解消、貧困対策、老朽化した公立施設の整備、保育教諭等の人材確保、小学校への円滑な就学、小規模保育事業所卒園児の連携先確保、保護者の子育て支援等が長年の課題となってきました。本市では、良質かつ適切な教育及び保育を提供しつつ、このような課題を抜本的に解決するために、市立幼稚園と保育所を整理統合し、より基準の高い幼保連携型認定こども園へ移行する方針を決定しました。認定こども園とは、幼稚園と保育所の機能や特徴を持ち合わせ、地域の子育て支援を担う施設で3歳から5歳の教育、保育の提供が受けられること。保護者の就労状況が変わった場合でも、通いなれた園を継続して利用できることが大きな特徴です。また、認定こども園には子育て支援の場が用意されており、園に通っていない子供の御家族も子育て相談や親子の交流の場などに参加できることも特徴となっています。具体的には、平成31年度までに6園を市立の認定こども園とし、3園を民間の認定こども園、1園を閉園として進めていくものであります。なお、認定こども園の移行に当たっては、9月2日に高嶺地区において地域説明会を開催いたしました。9月23日までに市内6中学校区にて地域説明会を開催するとともに、パブリックコメントを実施し、計画的に進めていきたいと考えております。 ◆10番(比嘉譲君) それでは質問席より再質問をさせていただきます。 市長、教育長、初めての議会での対応ということでございます。ひとつよろしくお願いいたします。 それではまず、9月定例会の議案説明会議の中で、昭市長とお約束をいたしましたので、約束は初めての約束でありますので、しっかり守らないといけないと思いまして、件名4で取り上げさせていただきました。教育行政についてであります。新教育委員会制度については、ただいま教育委員会総務部長のほうから説明がありました。新教育委員会制度における初めての教育長が安谷屋教育長であります。しっかり頑張っていただきたいと思います。新教育委員会制度においては、答弁がありましたとおり、総合教育会議の設置、あるいは教育に関する大綱を首長、すなわち市長が策定するということになっています。そこで、新教育委員会制度のもとでの組織改革を含めて、教育委員会改革について、市長、教育長は現時点でどのようにお考えになっているのか、ぜひお聞かせをいただきたい。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 教育の政治的中立性、継続性、安定性を確保しつつ、地方教育行政における責任の明確化、迅速な危機管理体制の構築、市長とも連携強化を図るなど、教育委員会制度改正の趣旨を十分に踏まえ、市民のニーズをしっかり把握し、スピーディーな行政対応を進めてまいりたいと思います。また、教育委員会の運営に当たりましては、多様な経験や見識を有する教育委員の皆さんの御意見をとりまとめ、教育に反映させることが教育長としての重要な任務と受けとめ、力を尽くす所存であります。新制度において、皆様方の御協力、御支援をいただきながら、糸満市の教育を推進してまいりたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。 ◆10番(比嘉譲君) 教育長ありがとうございます。ぜひ頑張っていただきたいと思います。 それからあわせて市長にもお聞きしたいんですが、市長、議案説明会議の中で申し上げましたとおり、今教育委員会が抱えている、要するに南山城跡の復元の問題、あるいはオリンピックを控えてスポーツ文化の関係等を含めて、今、新教育委員会制度のもとで、沖縄県を初め、国においても、よく御存じだと思いますが、文化観光スポーツ部あるいは国においてスポーツ庁ですか、そういった形で教育委員会の組織の中に組み込まれていたものを市長部局のほうへ移行して、これから目的を達成しようとする課題、問題等のスピーディーな解決のために、そのほうが新制度のもとでは適正であるという考え方の中で、全国の市町村の中でもそういった形で組織改革をやっているところがあります。そのことについて、昭市長はどのようにお考えなのかぜひお答えいただきたい。 ◎市長(上原昭君) 教育長の答弁にもありましたように、新しい教育委員会制度の趣旨を踏まえて、基本的には教育委員会との連携を強化して取り組んでまいりたいと思っております。教育の問題につきましては、多岐にわたる課題がございまして、その中でやはり教育委員会としての専門性を生かした分野、あるいはまた行政として取り組んだほうが効率的な分野、いろいろあろうかと思います。その辺については教育委員会としっかり連携して、今後の教育行政の進め方について検討してまいりたいと思います。 ◆10番(比嘉譲君) ぜひですね、市長、伊敷幸昌議員の質問に対して、市長の公約の中で南山城跡の復元については公約であるというように言い切っておりますので、ぜひそれをしっかり実現するためには、現在の教育委員会の中でそういったことをやっていくには、いろいろな不都合が出てくるのではないかと考えております。ぜひ市長部局の中で、しっかりそのような事業が進められないか、ぜひ御検討いただきたいと思います。 それでは次に件名5、福祉行政についてであります。市立幼稚園、保育所の認定こども園移行については、皆さん御存じのとおり、県内マスコミ等により大きく報道されています。そこで伺います。今回報道された認定こども園は、前市政の認定こども園の方針に基づくものであると私は理解をしておりますが、それでよろしいでしょうか。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時05分)(再開宣告午後2時05分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在の計画は、前市長のときに計画されたものを継承して、検討して実施されたものです。 ◆10番(比嘉譲君) 方針と申し上げましたが、方針と計画に沿ってやられたということであります。それから教育長、今回の9月定例会の一般質問の中で、教育長は、これまでの認定こども園移行への方針、今福祉部長がお話しされた計画に基づいて、今後とも実施していくという答弁をされていますが、それに間違いはございませんか。 ◎教育長(安谷屋幸勇君) 再質問にお答えします。 そのとおりであります。 ◆10番(比嘉譲君) 私は、本市が、私たち糸満市が前市政で進めてきた認定こども園を始めて、保育福祉行政の取り組みを私自身高く評価をしております。ちなみに平成28年度の一般会計に占める福祉行政、あるいは待機児童の解消等の予算も含めて、民生費の割合と県内の状況についてお聞かせください。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えいたします。 糸満市の一般会計の中の民生費の割合ですけれども、49.48%になっております。他市の状況ですけれども、那覇市が49.98%、宜野湾市が47.3%、石垣市が43.3%、浦添市が46.22%、名護市が33.46%、沖縄市が52.42%、豊見城市が34.57%、うるま市が46.88%、宮古島市が30.74%、南城市が36.10%となっております。 ◆10番(比嘉譲君) それから福祉部長、もう1点だけお聞かせください。 ただいま進めている認定こども園、市立幼稚園に関しての認定こども園は、県内で、私たち糸満市が最初だと、私はそういうふうに理解していますが、それに間違いございませんか。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時08分)(再開宣告午後2時09分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 現在のところ、糸満市が第1号と確認しております。 ◆10番(比嘉譲君) 市長、ただいま聞いたとおりであります。それが事実であります。ぜひ、待機児童解消を初め、保育福祉行政、一般会計の約49%、約半分を民生費が占めているわけです。ぜひそういった民生費を削ることなく財政改革を含めて行いながら、ぜひ民生費、福祉行政に関してはしっかりと取り組んでいただきたいと思いますが、その件に関して市長のお考えをお聞かせください。 ◎市長(上原昭君) 再質問にお答えします。 認定こども園に関しては、これが新聞等で公表されてから、あちこちで私もいい評価をいただいております。他市に先駆けて進めているということで非常に期待もされているところであります。基本的に、前市長の時代に計画された事業でありまして、引き続きその方針に基づいて進めていきたいと考えます。 ◆10番(比嘉譲君) 次に件名3の指名競争入札についてであります。その件につきましては、昨日、當銘真栄議員とのやりとりがありました。重複しないように単刀直入に伺います。建設業界と関係団体から指名数について要請があったかとの質問に対し、総務部長は建設業協会、電管事業協同組合から要請があったとの答弁でございました。その要請というのは、現、昭市長になってからの要請ですか、伺います。 ◎総務部長(仲吉正弘君) 再質問にお答えいたします。 要請がありましたのは、上原裕常前市長のころでございます。 ◆10番(比嘉譲君) 市長、市長は今回指名競争入札があったわけでありますが、指名業者を減らすように指示をされた記憶がございますか。したんですか。ぜひお聞かせください。 ◎市長(上原昭君) 今、総務部長が裕常前市長のときに要請と言いましたが、私が市長に就任してからも建設業協会から要請はございました。10者以内にしてくれという要請はありました。改めて補足答弁させていただきました。 それから業者数を減らすような指示はしておりません。 ◆10番(比嘉譲君) この指名競争入札関係については、御案内のとおり、お互い自治体の中でですね、国、県においてもしかりですが、いろいろな問題が生じてきて市民の関心事になっております。ぜひ市民に疑念を抱かせないように、私たち議会においても、そういった疑問を私たち議員が感じることがないように、受け取ることがないように指名競争入札の取り扱いをしっかり進めていっていただきたいと思います。それでは次に移ります。 件名1につきましては、時間との兼ね合いがありますから置いておきまして、次に件名2の市長と市民との約束について質問をさせていただきます…。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時14分)(再開宣告午後2時14分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 ◆10番(比嘉譲君) 演壇で件名2につきましては、市政の実態を踏まえてどういうお約束をしたのかという質問をさせていただきました。そこで上原昭市長が市民に約束をされた10項目について、拾い上げて10項目ありますが、先ほど答弁がございました。その中で、市政の実態についても列挙されております。このチラシのほうに。一応皆さん、全員お持ちだと思いますが、市民の皆様もですね、その中で市政の実態、事実関係については、私たち議会も大きな責任がありますし、議会人としても、議員としてもその事実関係についてはしっかり検証する必要があると、そういう思いから質問させていただいておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。それで、このチラシをずらっと読み上げます。昭市長の再生の約束、10項目ですね、市民会館を含めて10項目。そして私が先ほど申し上げました市政の実態、実態というのは「現市長」、前市長のときの市政の実態がどうであったかというのが書かれております。まず、財政再建、2期8年財政再建をメインにしたが、国、県の予算獲得ができず、さらに観光農園の倒産、市水産センター等無駄遣いが多い。経常収支比率93%で沖縄一悪い、そのため糸満市の税金が沖縄一高いという市民もいるというのが財政再建であります。一応、ずらっと読み上げてから再質問させてもらいますのでよろしくお願いいたします。企業誘致、地元の企業の活性化が一番大事であるが、8年間1件の企業誘致をしていない。チャンスはいっぱいあるのに。それからふるさと納税、糸満市は25年234万円、26年557万円…、これはホームページより5月24日現在ということで括弧書きがございます。沖縄県で最低である。にもかかわらず努力の姿勢が見られない。残念です。それからサッカー、野球キャンプ。沖縄県41市町村長の中でただ一人プロ野球キャンプに反対している。アマチュアスポーツのメッカと言っているが、全国大会も一度もない経済効果はわからない。括弧して議会答弁と書いてあります。いとちゃんバス、27年度は1億470万円使った。その結果は収入937万円、赤字9,533万円の無駄遣いになる。さらにまた5月23日から8,000万円の税金を使い運行を開始。平和の道、2期8年間、公式に一度も国、県に要請活動をしていない。サイクリングロードについても県の事業だから要請はしない(議会答弁)。動かない市長。三和、高嶺市営住宅。8年前に市営住宅を増改築すると言っていたが1件も実現していない。公約違反である。自治会ボランティアは先ほど読み上げたとおりであります。それから南山グスク、2期8年間の中で構想がなく、城跡復元に取り組んでいない。そして肝心の市民会館建設についてですが、市民会館(文化・平和・観光振興センター)、現市長は2期8年でつくれなかった。あきらなら1期4年でつくります。沖縄県11市で市民会館がないのは糸満市だけである。現市長は8年近く市長でありながら、努力せず、市長選挙が近づいたため急に市民会館をつくると言い出した。余りにも選挙目当てであることは明白である。さらに平成33年度完成するまでにあと5年かかりますということであります。そこでですね、私たち糸満市の実態についてそういうふうに述べられているわけでございますが、そこでお聞きをしたいんですが、まず1番目の財政再建、経常収支比率93%ということでありますが、先ほど市民会館も一緒ですが、前市長は8年間でつくれなかったというチラシが出ておりますが、私、その間、前市長の1期、2期の選挙公約、チラシ等を集めましてちょっと検証してみました。そうしたら上原裕常前市長は1期目の最大の公約が財政改革、糸満市の財政の健全化でありました。市民会館建設というのは一言もうたっておりません。市民会館建設をうたったのは2期目の公約からであります。その件については、昭市長御存じでしたか。 ◎市長(上原昭君) 裕常前市長の8年前の公約については存じておりません。 ◆10番(比嘉譲君) 知らないということであります。ただしそれは、私が調査し、確認した中ではそれが事実であります。それから先ほど財政再建ということで、市長のほうからも今後の糸満市の財政再建、財政健全化のあり方についてお話がありました。県内11市財政諸指標というのが平成19年度から平成27年度、これは財政課からいただいた資料であります。その中で私たち糸満市の財政を見る上で大切な経常収支比率でありますが、上原裕常前市長が就任する前の糸満市の経常収支比率は98.3%であります。それから4年間で90.6%まで改善がされています。そして2期8年のときには、それもまた90.0%まで経常収支比率は改善されています。数字を申し上げますと時間がありませんが、要するに実質公債費比率、それから将来負担比率についても全く同様であります。それだけの財政改革、財政の健全化が前市政のもとで行われてきたということは間違いのない事実であります。そこで市長は、経常収支比率93%、現在は平成27年度の決算でおわかりかと思いますが、90.0%であります。たしか県内で、名護市が11市の中では経常収支比率については一番最下位になっているかと思いますが、そこを踏まえて、市長、これから財政改革を行う上でこの3つの要素について、市長はこれからどういった形で改善していこうというお考えかお聞かせいただけますか。 ◎市長(上原昭君) 再質問にお答えします。 糸満市の経常収支比率が93.6%から平成27年度90.0%、年々よくなっているかと思っております。それに税の収納率等も高まっておりますし、前市政における財政再建、財政改革に対する取り組みは高く評価したいと思っております。しかしながら、経常収支比率が県内11市の中で10番目という、経常収支比率、議員も御案内のとおり80%が目標だとされております。それに近づけるよう、まだまだ行財政改革は取り組む必要があります。特に、所得の向上がなかなか図れない中で企業誘致等を行い、やはりそういう雇用効果のある企業が糸満市に来ることによって税収増を図る、そのような形で糸満市の財政の健全化、もちろん行財政改革は同時に進めてまいります。そのように考えております。 ◆10番(比嘉譲君) ぜひですね、市長、財政改革、財政の健全化に向けて大いに期待しておりますので頑張っていただきたいと思います。 次にふるさと納税であります。先ほど紹介をいたしました、ふるさと納税、糸満市は平成25年234万円、26年557万円ということで、沖縄県で最低であると。にもかかわらず改善の姿勢が見られないとありますが、その事実関係について確認をしたいんですが、平成25年、26年、糸満市は県内で最低だったんですか、確認をいたします。答弁を求めます。 ◎総務部長(仲吉正弘君) 比嘉譲議員の再質問にお答えいたします。 ふるさと納税の県内自治体での納税額の順位ですけれども、平成25年度は18位でございます。平成26年度が13位となっております。 ◆10番(比嘉譲君) 平成27年度についての実績が出ていると思います。答弁求めます。 ◎総務部長(仲吉正弘君) 再質問にお答えいたします。 平成27年度については、県内で8位でございます。 ◆10番(比嘉譲君) それが市民の皆さん、糸満市の実態が、事実がそこにあります。ぜひお聞きいただきたいと思います。 それから次にサッカー、野球キャンプでありますが、沖縄県41市町村長の中でただ一人プロ野球キャンプに反対していると。アマチュアスポーツのメッカと言っているが、全国大会は一度もないと書いてあります。私たち、私も議員になって11年目であります。前市長がアマチュアスポーツのメッカとして環境整備に取り組んできたことは事実であります。その成果も私は大いに評価をしております。しかし、その中でプロ野球キャンプに反対すると、反対しているということをお話しされたことは一度も聞いたことがありません。そういうところもお互い議会人であれば、それから会場内にいる皆さん方であれば、よくその事実関係はおわかりかと思います。そこで伺います。アマチュアスポーツのメッカと言っているが、全国大会が一度もない、今回の一般質問の中でも各議員が取り上げておりますが、もう一度、アマチュアスポーツのメッカとしてどのような大会が糸満市に誘致をされたのか答弁を求めます。 ◎教育委員会指導部長(金城毅君) 議員の再質問にお答えします。 先ほどの答弁と似通ってくるところがございますが、全国高校総体、天皇杯軟式野球大会等、あと県の高校野球大会などがあります。 ◆10番(比嘉譲君) アマチュアのバドミントンの合宿等はどうですか。合宿等も含めて、もう一度答弁願えますか。 ◎教育委員会指導部長(金城毅君) 先ほどの答弁の中で抜かしたところ、リオ五輪に向けての日本代表バドミントン合宿も行われております。さらにパラリンピック車椅子陸上合宿なども行われております。 ◆10番(比嘉譲君) それが私たち糸満市の実態、事実がそこにあります。 それからいとちゃんバスであります。いとちゃんバス、そこは市長の公約の「再生」の中で、いとちゃんバスについては、いとちゃんバスはやる必要ない。お金の無駄遣いである。現在、ブーゲンビレア号10台が市内をくまなく通っている。地元タクシーなどを活用し、交通弱者対策を強化しますと。次、時間があれば用意をしてあるんですが、複合的市民会館建設といとちゃんバスについても準備はしてありますが、それは次にやらせていただきます。そこでお聞きします。公共交通、いとちゃんバス、いとちゃんminiについて実証実験が行われていると思いますが、その実証実験の後、このいとちゃんバス、いとちゃんminiについては廃止をされるんですか、伺います。 ◎企画開発部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 当事業の今後のことについては、実証実験の結果を確認した上で判断したいと考えております。 ◆10番(比嘉譲君) 市民の皆さんは、いとちゃんバスに対する、これも数字が出ております。必要性を認めている皆さん、アンケートの結果が出ているわけです。あわせて、今実証実験をやって、実証実験の結果どうするか決めるということでありますが、先ほど一括交付金の返還のリスクというお話を申し上げましたが、その対応いかんによってはその辺も十分検討される必要があると思います。ぜひ、公共交通については、交通空白地帯をなくす、交通弱者のために計画されたいとちゃんバス、いとちゃんminiでありますので、しっかり前向きに御検討いただきたいと思いますが、市長いかがですか。 ◎市長(上原昭君) いとちゃんバス、いとちゃんminiについての再質問にお答えしますが、先ほど企画開発部長が答弁したように、今実証実験を行っているところでございまして、その実験事業が終わり次第、実証実験結果を検証いたしまして、しっかり報告書をまとめたいと思います。その中において今後どうするかということは当然明らかにしてまいりますが、基本的には財政負担との関係、関連性をどうするか、大きな課題がございますので、総合的に検討し、判断してまいります。 ◆10番(比嘉譲君) 一括交付金といとちゃんバスについては、次回にまた議論をさせていただきたいと思います。 それから市民会館建設、1期4年、20億円でつくるということで市民の皆さんに約束をされております。ただし、今回の一般質問で明らかになりましたのは、今上原昭市長が進めている市民会館建設というものは完成が平成33年、前市長は平成33年、完成するまであと5年かかるということを掲げてありますが、皆さん方が現在進めているその計画は、平成33年の完成だということで答弁がありましたが、そのことに間違いはないですか、再度確認いたします。 ◎企画開発部長(上原仁君) 再質問にお答えいたします。 平成33年度完成を目指して計画しております。 ○議長(徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時33分)(再開宣告午後2時33分) ○議長(徳元敏之君) 再開いたします。 以上で一般質問を終了いたします。―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(徳元敏之君) 以上で本日の会議を終了いたします。(散会宣告午後2時33分)...