糸満市議会 > 2016-06-20 >
06月20日-03号

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  1. 糸満市議会 2016-06-20
    06月20日-03号


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    平成28年第6回糸満市議会定例会会議録平成28年6月20日出席議員 19人1番 玉 村   清 君    2番 比 嘉   譲 君3番 新 垣 勇 太 君    4番 當 銘 真 栄 君5番 金 城   敦 君    6番 国 吉 武 光 君7番 菊 地 君 子 さん   8番 浦 崎   暁 君9番 大 田   守 君    10番 喜 納 正 治 君11番 玉 城 安 男 君    12番 大 城 明 弘 君13番 伊 敷 郁 子 さん   15番 伊 敷 幸 昌 君16番 山 城   勉 君    17番 金 城   悟 君19番 新 垣 安 彦 君    20番 砂 川 金次郎 君21番 西 平 賀 雄 君欠席議員 2人14番 徳 元 敏 之 君    18番 長 嶺 一 男 君 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。   市   長   上 原 裕 常 君    副 市 長   杉 浦 友 平 君   教 育 長   上 原   武 君    総務部長    阿波根 庸 伸 君   企画開発部長  神 谷 和 男 君    市民健康部長  仲 吉 正 弘 君   福祉部長    山 城 安 子 さん   経済観光部長  上 原   司 君   建設部長    金 城   寛 君    水道部長    福 元   毅 君   消 防 長   賀 数   淳 君    教育委員会   神 谷 良 昌 君                        総務部長   教育委員会   金 城   毅 君   指導部長本日の議事日程 日程第1 一般質問――――――――――――――――――――――――――――――(開議宣告午前10時00分) ○副議長(大田守君) これより本日の会議を開きます。―――――――――――――――――――――――――――――― ○副議長(大田守君) 一般質問を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆3番(新垣勇太君) 皆さんおはようございます。一般質問をする前に、所信表明と御挨拶をさせていただきたいと思います。このたび、6月5日の糸満市議会議員補欠選挙で当選いたしました新垣勇太と申します。よろしくお願いします。現在の糸満市を若者世代、子育て世代で見たときに、やっぱり魅力あるまちづくりができていないと思い、どうにか変えたいと思い、今回出馬を決意しております。当選したからには糸満市を変えるために、若者がまちづくり、いい糸満市と言えるようなまちづくりをしていきたいと思います。それを市政に送ることで糸満市がよくなると私は思っております。若者だけの意見では変わらないと思います。年配の方、先輩の意見を尊重して糸満市の若者の声を融合させて糸満市を活性化させたいと思っております。市民の代表になった以上、本当に責任が重いと思います。この責任をここにいらっしゃる方々みんなで糸満市のために協力し合ってやっていければと思いますので、これからどうぞよろしくお願いいたします。では、一般質問に入らせていただきます。 私自身、FC琉球というサッカーチームでずっと仕事をしてきた中で、プロサッカーチームキャンプ誘致を2011年から行ってまいりました。初年度は7チームだったんですけれども、現在では21チームにふえ、沖縄の各市町村でサッカーキャンプが行われております。チームもふえ、各市町村で行われている中で経済効果等りゅうぎん総研の調べで出ていますが、チームの移動費を含め、チームのホテル宿泊代レンタカー代、サポーターの移動費を含めて10億円近くの数値が経済効果で出ております。そこでことし1月に糸満市ではプロサッカーチーム、J1の湘南ベルマーレキャンプが行われました。市民にとっても、サッカー少年にとっても、糸満市にとってもすごくいいことだと思います。件名1、プロサッカーキャンプ誘致について。小項目1、プロサッカーキャンプを誘致することについて、上原裕常市長の考えをお伺いいたします。 件名2、芝人養成事業について。サッカーキャンプを誘致するに当たって、芝人養成事業と連携しないといけません。そこで糸満市でも沖縄県の事業で去年度から芝人養成事業が行われております。その結果、西崎陸上競技場の芝を見てわかると思いますが、本当によくなり、子供から大人まで安心して使いやすい環境になっていると思います。小項目1、芝人養成事業について、上原裕常市長の考えをお伺いしたいと思います。 これで演壇からの質問は終わり、再質問は自席から行いたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎市長(上原裕常君) おはようございます。議員御質問の件名1、プロサッカーチームキャンプ誘致について。小項目1についてお答えをいたします。 本市は、これまでアマチュアスポーツのメッカとしてのまちづくりを進めてまいりました。昨年度、プロ・アマサッカーキャンプ誘致におけるインフラ整備も実施し、環境整備の充実が図られたことからアマチュア利用状況を勘案しながら、ことしの1月にJ1リーグの湘南ベルマーレキャンプを行っております。 それ以外の御質問につきましては、関係部長のほうから答弁をさせていただきます。 ◎建設部長(金城寛君) おはようございます。御質問、件名2、芝人養成事業について。小項目1、芝人養成事業について、上原裕常市長の考えについてお答えをいたします。 昨年度は、沖縄県事業の芝人養成事業でモデル的にグラウンドを管理するグラウンド管理モデル事業を受け入れて、良好な芝の状態となりました。その結果として、市民、利用者に喜ばれ、またJ1リーグの湘南ベルマーレがことしの1月29日から1月31日までの間、キャンプを行っています。今年度はグラウンド巡回支援事業の受け入れを要望しており、良好な芝管理に努めてまいりたいと考えております。 ◆3番(新垣勇太君) 今、御回答をもらったんですけれども、芝人養成事業が去年行われて、今回、巡回指導という形になるとお聞きしてはいるんですけれども、本当に芝というのは生き物で、今回芝の管理ができたからキャンプが来られたというのが第1にあると思います。本部町のほうで行われた芝人の事業がモデル事業であったんですけれども、それをやって2年後にキャンプが来なくなったという事例があるので、それをなくすためにも、今後、予算的に一括交付金を利用したことで芝人事業を行っていると思うんですが、モデル事業が今年度終わった後に、巡回指導が終わった後に次年度からどういった取り組みをしていくかというのも大事になってくるので、そこをちょっとお伺いしたいと思います。ことしは巡回、来年度なくなったらもう芝は管理できないと思うんですね。そういった次年度のことも踏まえてやっていきたいなと思うので、そこのほうを少しお伺いしたいと思います。 ◎建設部長(金城寛君) 再質問にお答えいたします。 議員のお話にもありましたように、芝というのは生き物であるということから、継続して良好な芝の管理をしていく必要があると思っております。それで今後の芝管理につきましては、現在、芝管理機械4台の購入、入札が終わりまして購入の手続を進めているところであります。今後は、沖縄振興特別推進交付金を活用しての芝管理費用についても検討していきたいと考えております。 ◆3番(新垣勇太君) ありがとうございます。本当に今、先ほど言ったように、芝というのが一番のポイントになってきますので、そこは市をもって誘致、プロスポーツだけではなくて、アマチュアスポーツのメッカとうたっているのもあるんですが、市民、いろんな方が利用できるような芝をつくっていきたいと私も思います。また、グラウンドだけではなくて、糸満市は野球のほうも盛んに行われております。そこを球場も含めてグラウンド芝人養成事業でやられている方もいますので、その人たちを含めて、野球場の芝もできるような環境をやっていけたらもっとよくなっていくと思いますので、そこのほうも考えていけたらと思います。 では、プロサッカーチームキャンプ誘致について、今後はどういった取り組みをしていくのかというのも少しお聞きしたいんですが、いいものはいいで、今後継続するのであれば、新しい市長に引き継ぐなりというのも出てくると思うので、そういった意向…、意向というか考えをお聞きしたいと思います。 ○副議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時10分)(再開宣告午前10時11分) ○副議長(大田守君) 再開いたします。 ◎市長(上原裕常君) 議員の再質問にお答えします。 プロの球団のほうは、これまで5球団ほど視察にお見えになっております。そういった意味では、非常にうちのほうの球場そのもの利用価値といいますか、グレードが上がってきているだろうと思っております。そういった中で、どういった形で誘致するかというのは、次の市長の判断に委ねるということになろうかと思いますけれども、そういった実態というのをしっかり次の市長に引き継いでいきたいと思っております。 ◆3番(新垣勇太君) 今、市長からありました、本当にいい事業だと思います。プロサッカーチームキャンプ誘致というのが、今野球はいろんなところで行われて経済効果が生まれていますが、サッカーは今からいい経済効果を生む事業だと思いますので、その意味も含めて、糸満市が本当に注目されています。私、ずっと誘致している中で糸満市に行きたいというチームがあった中で、今回グラウンドが整備できて来られたというのも現状でありますので、そこは継続してやっていきたいと思いますので、どうぞ新しい市長にも上原裕常市長のほうからお話をしていただき、今後も継続していければと思います。プロサッカーチームキャンプ誘致についてはそれで終わりなんですけれども、芝人養成事業についても関連して野球場のほうもやっていければ、本当に市民サービスになると思うので、そういったことも踏まえて、野球場のほうの再質問にかえてもいいですか、よろしくお願いします。 ◎建設部長(金城寛君) 再質問、野球場の芝管理のことについての御質問でございますけれども、陸上競技場のフィールドもそうですけれども、野球場の芝ですね、かなりの広範囲の面積がありますので、あれを今後維持管理していくためには、それ相当の大型機械が必要でございまして、先ほどの陸上競技場の芝管理の機械の購入手続を進めていますので、その購入機械を使って球場の芝生の維持管理も一緒に活用できますので、良好な芝管理に努めていきたいと考えております。 ◆3番(新垣勇太君) ありがとうございます。このことができれば、違った意味で観光という部分で経済効果が糸満市にも生まれると思いますし、子供たちに未来があると思います。プロの選手の技術を見ることで、子供たちには次の目標ができると思うので。アマチュアスポーツのメッカもいいと思うんですけれども、そういった意味でプロスポーツの誘致というものも、今後糸満市はもっと力を入れてやっていければと思います。 最後になりますが、上原裕常市長8年間、御苦労さまでした。糸満市が今からまた発展するためにもお力添えのほうを皆さんでやっていきたいと思いますので、今後も糸満市発展のためにお力をおかしください。 きょうは一般質問、初めてでして緊張していましたが、挨拶とかえさせて終わらせていただきます。ありがとうございました。 ◆13番(伊敷郁子さん) 皆様おはようございます。6月5日、市長選挙と同時に行われた市議会議員補欠選挙では、多くの皆様に御支援をいただきましたことをこの場をおかりいたしまして、御礼申し上げます。ありがとうございました。残任期間、1年半ではありますが、市民の皆様の生活と福祉の向上のため、期待に応えるよう頑張る所存です。 さて、ことしももうすぐ慰霊の日を迎えます。ことしの礎への追加刻銘者84名、合計24万1,414名になりました。戦後71年たってなお、戦争の犠牲者が毎年新たに判明する。ここ沖縄に至っては基地被害が後を絶たず、戦後が見えないいら立ちを感じるのは私だけではないと思います。昨日、怒りと悲しみの中、行われた米軍属女性暴行殺人事件に抗議する、「元海兵隊員による残虐な蛮行を糾弾! 被害者を追悼し、沖縄から海兵隊の撤退を求める県民大会」がありました。炎天下の中、6万5,000人の人々が参加したのは、いてもたってもいられない、この怒りとむなしさ。しかし、黙っていることはできない。そういう思いからではないでしょうか。戦後71年、基地があるゆえにどれだけの犠牲を強いられてきたか、あとどれだけの犠牲を強いるのか、政府は沖縄の声を、残虐な蛮行で殺された被害女性の声なき声に応えてほしい。被害者の父親のなぜ娘なのか、なぜ殺されなければならなかったのか、この問いにきちんと応えてほしい。不条理な事件に巻き込まれ娘を失ったやり場のない親の怒りと悲しみ、これに目をそらさず応えていただきたい。警察官をもってさえ、余りにも凄惨な事件現場と言わしめるような殺され方をしているにもかかわらず、大会決議米海兵隊の撤退を要求する文言が入っていると、大会に参加を見送った自民党、公明党、維新の皆さん、自分の娘が同じことをされても海兵隊の撤退を要求しませんか。原因をなくせということのどこが問題なのですか。県民の思いに寄り添うとは言葉だけですか。名護の追悼式で被害者の両親が最後の犠牲者にしてくださいとおっしゃった、どんな無念な思いでその言葉をおっしゃったか胸中察して余りあるものがありますが、これに応えていくのが彼女を守れなかった私たちの責任ではないのですか。少なくとも私はそう思うので大会に参加しました。多くの方が同じ思いだったのではないでしょうか。けさのタイムスに、沖縄で暮らす誰もがこの事件と基地問題の当事者で、同時に責任の一端を負わされている。県民大会に行った人、行かなかった人、みんなが自分自身の問題として引き受けることで他人事としての同情や論評、政治利用は捨てられると思う。県民の一人として、二度と被害者を出さないためにもともに頑張ってまいりましょう。 さて、国においては、戦争への道を再び歩いているかのような様相を呈している状況を危惧します。2013年12月、特定秘密保護法の成立、世論の反対を押し切り自民、公明の巨大与党は数の力で法案を成立させ、2014年7月、集団的自衛権の行使を閣議決定で容認。戦後70年間、憲法9条のもとで認められなかったことを閣議決定だけで簡単に決めてしまった。2015年5月には安保法案、いわゆる戦争法案を国会に提出。多くの国民の反対の声を無視し、9割の憲法学者がこの法案は憲法違反という声を無視し、数の力で強行採決。憲法はそもそも国の暴走から国民を守るためにあるもの。それを数の力でねじ曲げて、およそ民主主義とは言えない独裁国に変わろうとしていると思うのは私だけでしょうか。戦争法案の成立で私たちの子供たちの未来が今、脅かされています。政府はメディアへの介入、干渉、圧力も行っています。政府に都合のいいことしか報道しなかった戦前と同じ状況が今まさに起ころうとしています。このままでいいんですか。ちょっと休憩お願いします。 ○副議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時21分)(再開宣告午前10時21分) ○副議長(大田守君) 再開いたします。 ◆13番(伊敷郁子さん) さらに安倍政権は、参議院選挙の後に憲法改正をもくろんでいます。けさの新聞にもありましたので、皆さんもごらんになったと思います。自民党の憲法改正草案は国の主人公は国民ではなく国家です。お国のためにという言葉で多くの命を戦争で奪った、その反省を踏まえてできたのが今の憲法です。それをまた国のためにと国民を戦場に送ろうとしている。私たちは今度の参議院選挙で断固反対の意思をしっかりと示し、後世に悔いのない結果を出していかなければなりません。通販生活という雑誌の夏号で、自民党支持者の皆さん、今回ばかりは野党に1票考えていただけませんかという、およそ通販会社らしからぬ特集を組んでいます。議員の皆さんもぜひ読んでみてください、180円で売っていますので。今黙っていられない状況がこの国にはあるのだということがよくわかると思います。私は戦争の加害者になりたくはありません。誰の子も戦場に送りたくはありません。市民の命と暮らしを守るためにもどうか一緒に考えてくださることを切望します。 さて、6月23日から29日は男女共同参画週間でもあります。そしてことしは婦人参政権70周年でもあります。沖縄では昭和23年、県内初の女性議員が11名誕生しました。その中に本市、当時は糸満町ですが、牧志シズ氏と長田文氏の2人が含まれています。68年前の人々は意識が高かったと思いますし、何よりも女性の皆さんが参政権を得て、女性も、男性と同じ平等な人間なんだということを主張したかったのではないでしょうか。しかし残念ながら、現在も女性議員が2名しかおりません。いかに女性を取り巻く環境が厳しいものなのかということを感じます。男性も女性も、老いも若きも壮年も、多くの声を反映するためにももっと女性が政治に参加しやすい環境をつくっていくべきではないかと思います。糸満市女性団体連絡協議会は、女性参政権70周年記念パネル展を27日から29日まで1階の市民ホールで行います。ぜひ多くの皆様が御来場くださることをお願いし、一般質問に入りたいと思います。 件名1、糸満市文化・平和・観光振興センターについて。小項目1、市民の関心も高く、さきの市長選挙でも争点の1つとなった、糸満市文化・平和・観光振興センターの建設。6月11日の新聞報道によると、糸満市は本計画を事実上凍結し、本年度予定していた一括交付金申請を取り下げたとあります。今後どうなっていくのかと不安に思う市民も多数いると思いますが、事実関係と進捗状況を伺います。 小項目2、糸満市文化・平和・観光振興センターは、建設場所の見直しも争点であったと思いますが、なぜこの場所でなければならなかったのか、用地選定の理由を伺います。 件名2、中央市場の整備について。私は、3月定例会を傍聴してとても感動したのが、中央市場の整備がなされるということでした。長年の課題であった市場が整備され、糸満市民の台所として正月、旧盆、各種行事の買い物場所として、そして新たな観光スポットとして再び脚光を浴びるということは市民所得の向上だけではなく、市民の元気の源になると感じたからです。選挙の結果でこの整備計画が頓挫しないかと市場の関係者も心配しています。小項目1、進捗状況を伺います。 件名3、子供の貧困対策について。小項目1、平成25年6月、子どもの貧困対策の推進に関する法律が成立し、翌年1月施行され、子供の貧困対策に関する大綱が策定された。これを受け、沖縄県では独自に県内の子供の相対的貧困率を算出し、29.9%という推計結果を公表しています。政府が公表している日本の子供の相対的貧困率は16.3%です。沖縄の子供の置かれている状況の厳しさはこの数字からもうかがえます。沖縄の県民所得210万円、さらにそれより低い糸満市の市民所得184万円、こういう状況の中で本市の子供たちの置かれている現状はどうでしょうか。糸満市の貧困率を伺います。 小項目2、いまや子供の貧困は社会現象となっていますが、原因はどういうことが考えられますか。 小項目3、子供の貧困対策について、市としての取り組み状況を伺います。 件名4、市営住宅の建てかえについて。小項目1、老朽化した市営住宅の建てかえについて進捗状況を伺います。 小項目2、市営住宅への入居条件を伺います。 小項目3、市営住宅の家賃の設定基準について伺います。 以上、演壇より終わり、続きは自席から行いたいと思います。 ◎市長(上原裕常君) 議員御質問の件名3、子供の貧困対策についてお答えをいたします。 初めに、小項目1の糸満市の貧困率につきましては、本年1月28日に沖縄県が発表した沖縄県子どもの貧困対策調査結果概要では、県内における子供の貧困率を29.9%とされており、全国の1.8倍の高い水準になっておりますが、本市の貧困率は現時点では算出されておりません。 次に小項目2の原因につきましてでございますけれども、我が国における子供の貧困問題の深刻化の背景には、厳しい経済雇用情勢が家計に影響を与えているほか、核家族化や少子化の進展による子育て家庭の養育力の低下、地域のつながりの希薄化による子育て支援機能の低下など、子供の育ちや子育てをめぐる社会的、経済的な環境変化があると考えております。これらに加え、本県においては県民所得が最下位であり、失業率が高水準で推移したことなど、産業振興のおくれのほか、ひとり親家庭の出現率が高いことなどが影響していると考えております。 それ以外の御質問につきましては、関係部長のほうから答弁をさせていただきます。
    企画開発部長(神谷和男君) 御質問、件名1、糸満市文化・平和・観光振興センターについて。小項目1、進捗状況についてお答えいたします。 同事業の取り組みは平成24年度から実施しており、施設の基本計画策定建設候補地の選定、施設管理と展示の基本計画建設候補地の鑑定評価などを行いました。昨年度は、糸満市文化・平和・観光振興センター建設規模検討委員会において、施設規模の御審議をいただき、施設規模7,400平方メートル、建設事業費約54億円以下が適当との報告を受けております。市にあっては同委員会の規模報告各種団体からの早期建設を望む要望等を踏まえ、規模決定を行い、建築基本設計のプロポーザルを実施し、建築・展示基本設計をまとめました。本年度は実施設計及び用地取得を行うため事務作業を進めているところでしたが、次期市長建設予定地基本設計計画見直しを表明しているため、一括交付金、平成28年度分の申請を取り下げております。 次に小項目2、用地選定の理由についてお答えいたします。用地選定にあっては、施設目的の効果を大きく発揮させる場所に建設することが適当との考えから、糸満市文化交流・情報発信拠点施設建設候補地検討委員会を立ち上げ、市役所横南浜公園を含む複数の候補地の中から同施設の基本計画や市の関連施策との整合性、公共交通機関等交通アクセス性、周辺住民の安全性を含む14の基準により審査しました。同委員会から糸満の持つ海に関する文化力は施設目的を大きく寄与させる役割があり、糸満漁港中地区内での施設配置が適当との報告を受けました。さらに事業効果用地取得の実現性なども勘案し、県水産海洋技術センター跡地を候補地として選定しております。 ◎経済観光部長(上原司君) 御質問、件名2、中央市場の整備について。小項目1、進捗状況についてお答えします。 小項目1、進捗状況につきましては、平成27年10月21日に、糸満市中央市場基本設計委託業務を発注し、平成28年1月15日に設計委託業務が完了しております。また、建設予定地土質調査のため、平成28年2月24日に糸満市中央市場土質調査委託業務を発注し、平成28年3月18日に調査業務が完了しております。なお、今年度は実施設計を行う予定でございます。 ◎福祉部長(山城安子さん) 件名3、子供の貧困対策について。小項目3についてお答えいたします。 市の取り組み状況については、現在、子供の貧困対策に関連し、教育の支援として要保護、準要保護児童生徒への就学援助、人材育成事業による給付型奨学金を含む奨学金制度スクールカウンセラー及びスクールソーシャルワーカーの配置による学習環境の支援、学習等支援事業いまなび等の取り組みを行っております。生活の支援としては、くらしのサポートセンターきづきによる自立相談支援住居確保給付金の支給、子供の学習支援等各種サービスへの接続、児童館利用子育て応援NPO支援事業、こんにちは赤ちゃん事業による養育支援ファミリーサポートセンターによる無料利用サービス等取り組みを行っております。就労の支援としては、ひとり親家庭自立支援教育訓練及び高等職業訓練促進給付金等の取り組みを行っております。経済的支援としては、保育料の軽減、こども医療費助成、ひとり親医療費助成事業、児童扶養手当支給、ひとり親家庭への認可外保育施設利用料助成等の取り組みを行っています。また本年度から沖縄子供の貧困緊急対策事業による糸満市未来支援事業を設け、貧困対策支援員の配置、子どもの居場所づくりを進めているところです。貧困対策支援員については、8人を予算措置しており、そのうち6人は各中学校区に派遣し、2人は家庭児童相談室内に置く予定であります。現在、2人支援員を採用し、学校訪問による実態把握や子どもの居場所づくりに取り組んでいるところです。子どもの居場所づくりについては、沖縄における子供の貧困対策の沖縄特有の課題の1つとして、日中及び夜間の居場所がないことにより、まちを出歩き、登校に支障が生じたり非行行動に至るなどの問題を抱える子供が多いことがあります。こうした子供に居場所を提供し、地域の実情に応じて食事の提供や共同での調理、生活指導、学習支援を行うとともに、キャリア形成等の支援を行う居場所づくりを行います。現在、がじゅまる、西崎太陽の両児童センターにおいて、こども食堂と学習支援を実施しておりますが、さらに地域公民館等を活用し、こども食堂や学習支援を行っている団体、NPO等や社会福祉協議会からも力をかりて、持続性のある手法を検討していきたいと考えております。 ◎建設部長(金城寛君) 御質問、件名4、市営住宅の建てかえについて。小項目1から3まで順にお答えをいたします。 小項目1の進捗状況については、老朽化した第一市営住宅、真謝原市営住宅、浜川原市営住宅、親田原団地市営住宅の4団地の建てかえに着手する前に、現在入居されている方はそれぞれ入居している市営住宅の建てかえ工事期間中は別の住宅へ引っ越しをしていただく必要があります。入居者には高齢者世帯も多くいますので、引っ越しに係る負担軽減や長期にわたる仮住居先の生活で高齢者世帯が孤独を感じないように入居者同士のコミュニティー維持に配慮し、糸満南小学校跡地への全入居者の仮住居として、(仮称)稲嶺原市営住宅A棟39戸を今年度から2カ年の予定で建設をしていきます。現在の進捗状況は、建設工事について8月中の発注をめどに準備をしているところでございます。 次に小項目2及び小項目3についてお答えします。市営住宅への入居条件並びに家賃の設定基準は、糸満市市営住宅設置及び管理条例等により、それぞれが定められています。また市営住宅は公営住宅法に基づいて設置されていますので、公営住宅法の目的である住宅に困窮する低額所得者に対して、安価な家賃で賃貸することになっています。市条例では、市営住宅に入居できるものは原則として市内に住所を有する世帯で、月額収入が15万8,000円以下の中から公募により入居者を決定することになっています。また、家賃については、国が定める算定基準に基づいて家賃を決定することと規定されていますので、入居者世帯の月額収入が少ない世帯ほど家賃が安くなるようになっています。 ◆13番(伊敷郁子さん) 自席より再質問を行いたいと思います。 市長、質問にはないんですけれども、昨日、県民大会に参加しての感想をお聞かせいただければ。質問にないのでお答えできるかわかりませんが、もしお答えできればお聞かせください。残念ですね。きのう市長が参加されて、市民の皆さん、多くの皆さんが大変喜んでおりましたので、ぜひ市長の御意見も聞いてみたいなと思いました。 件名1、糸満市文化・平和・観光振興センターについて。小項目1の進捗状況から再質問させていただきます。選挙の結果を受けての判断で仕方のないことかもしれませんけれども、この一括交付金申請の取り消しは新しい市長が判断してもよかったのではないでしょうか。市民の懸念は、一度申請を取り下げると施設そのものが頓挫するのではないかということです。たとえそうでないにしても、新たな申請は時間も、お金もかかると思います。お互いに市民のことを考えるのであれば、申請を取り下げる前に話し合うこともなさったほうがよかったのではないのですか。私はそう思うんですけれども、そういう話し合いをしようということは考えられなかったのでしょうか。 ◎企画開発部長(神谷和男君) 議員の御質問の趣旨としては、取り消しのタイミングは次の市長がいらしたときでもよかったのではないかという内容と御理解しますが、今回、申請をしましたのは、新聞報道にもありますが、実施設計と土地の取得になっています。この土地の取得のタイミング、私たちが取り組んでいたのは7月の採択ということになります。そうすると、新市長が表明している場所であったり建物の考え方などについて、先に決定してしまうと、恐らく整合性がとれなくなってしまうだろうということで、7月分の申請のタイミングをずらしたということで御理解いただければと思います。申請そのもの、一括交付金で施設をつくらないということではございませんので、あくまでも7月のタイミングをずらしたということで御理解いただければと思います。 ◆13番(伊敷郁子さん) 私は、話し合うことはできなかったのかということをお聞きしたんですけれども。 ◎企画開発部長(神谷和男君) 議員御質問の内容としては、政策決定するタイミングを次期市長が来る前にやったらどうかという内容だと御理解しますが、政策決定するのであれば、当然公務として対応することが望ましいと思います。公務として動くのであれば、当然、次期市長が就任して以降が適当だと思いますので、公務にならない期間中での政策判断というのは適当ではないと考えまして、今回スケジュールをずらしたということで御理解いただければと思います。 ◆13番(伊敷郁子さん) 理解をするのは、市民の皆さんではないかと思うんですけれども、今のお話ですと、市民会館は市民の長年の夢でもありますから頓挫するわけではないというふうに理解してよろしいわけですよね。 ◎企画開発部長(神谷和男君) 議員御質問の趣旨としては、市民会館建設の事業そのものがなくなったかということだと思いますが、次期市長の考え方としては、市民会館を含む複合施設をつくろうという考え方を表明なさっているわけですから、施設をつくるという考え方は次期市長のほうも公約として掲げている以上、継続するものだと理解しています。 ◆13番(伊敷郁子さん) 新しい市長には迅速に対応していただき、早目に市民の不安を取り除いてもらいたいと思います。 次に小項目2の用地選定について再質問いたします。私は、選挙で両候補が示した建設場所には反対です。この施設はいざというときには避難場所としての機能も担えるよう、内陸部にこそ建設すべきではないでしょうか。熊本の事例でもわかるように、今どこの地域で地震等の災害が起こるかわからないのが現実です。あえて埋立地を選ぶ必要があるのでしょうか。当然、津波についても話し合われたと思いますが、大丈夫という判断の根拠を教えてください。 ◎企画開発部長(神谷和男君) 議員の御質問の趣旨としては、内陸部の場所に施設を建設したほうがよろしいのではないかという御提案だと御理解しますが、市としましては、施設の趣旨、目的に合致するような場所、または交通アクセス性であったり、周辺の経済波及等も勘案し、民間の方々の御意見も踏まえ場所を選定したという経緯があります。そのような中で、今回、県水産海洋技術センター跡地が適当という判断をいただいておりますので、それで今後事業を進めたいということで場所を決定したという経緯がありますので、その点で御理解いただければと思います。 ◆13番(伊敷郁子さん) 私は、地震でも大丈夫という根拠を教えてくださいと言っているんですけれども。 ◎企画開発部長(神谷和男君) 議員の御質問の趣旨としては、地震があっても建物は大丈夫かという内容だと御理解しますが、今後、実施設計をする中で、当然耐震を考えながら設計をしていきます。ですから施設そのものに対して耐震度も法に基づく規制をクリアするものだと考えておりますので、特段、地震が来たから建物が崩壊するということにならないようにこちらとしても考えながら事業展開したいという考え方を持っていました。 ◆13番(伊敷郁子さん) 今月15日の新聞報道で、大地震沖縄もおそれとあります。これで耐震基準値が全国最低の基準だと言われています。こういう中で皆さんもごらんになっておわかりかと思うんですけれども、東北の大地震の際にあの状況をごらんになりましたよね。私は3回ほど視察に行きましたけれども、何もかもを根こそぎ全部失う、しかも突然に襲ってくる。これは誰もとめることができないような状況ですよね。こういうことが糸満市でも起こり得ない、沖縄県内には少なくとも90カ所、熊本の地震のようなプレートが、活断層があるそうです。皆さんはごらんになったかどうかわかりませんが、糸満市赤印なんですよね。全部。ほかの地域に比べ真っ赤っかなんですよね。こういう状況もしっかりと考えて新しい建物はつくっていく。そういうことが行政には求められるのではないかと思います。行政は継続ですから、ぜひ安全性をしっかり考え、あらゆる事態を想定して事に当たっていただきたいと思います。新しい市長が決めることではありますけれども、想定外という言葉が出ないよう用地の選定には慎重を期していただきたいと思います。 続きまして、件名3の子供の貧困対策についてお伺いします。先ほど糸満市の貧困率は算出していないとありました。どうして算出していないんでしょうか。県が算出した方法で算出すればすぐにできることではないんですか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えいたします。 貧困率の統計には項目がたくさんありまして、それを掛け合わせて出しております。県のほうに提出する資料は、現在、提出はしておりますが、まだその統計が出ていない状況です。ただ、全市を比較したものではありませんので、正式に貧困率で各市町村比較するということは難しいと考えております。 ◆13番(伊敷郁子さん) 私は、糸満市は子供の貧困対策についてはよくやっているほうだと思います、ほかの市町村に比べて。ほかの市町村と比べてほしいと言っているわけではありません。しっかりと数字を把握することによって、私たちも、議員みんなも糸満市の状況が共有できるわけですよね。それによってどういう対策をとっていかなければならないかということを、より多く提言できるわけです。ですからほかの市町村とどうのこうのということではなく、糸満市の貧困率がどうであるかということを、ぜひ調べていただきたいと思うんですけれども、それについてはどうでしょうか。 ◎福祉部長(山城安子さん) 再質問にお答えします。 今、資料としては県のほうに提出しておりますので、その提出したものをもとに糸満市としての貧困率の状況というのを出していきたいと考えております。 ◆13番(伊敷郁子さん) ありがとうございます。私たちのこの糸満市の子供たちの置かれている現状は、私は大変厳しいものがあると思っています。こども食堂も今、がじゅまる児童センターと太陽児童センターの2カ所、さらに民間でも行っていますけれども、これを多くしていくのももちろん大切なことだと思いますけれども、しかし、母子家庭が大変多いですよね、糸満市は。この母子世帯の支援もしっかりしていかなければ、この貧困の問題は解決できないと思うんです。母子支援施設は県内に3カ所しかありませんし、糸満市にはなかったと思います。こういった施設をつくっていくことによって母子家庭の支援をし、そして自立に向けて頑張ってもらう。実は、3年前にも質問したんですけれども、私は市営住宅の入居には、これから入居されるわけですが、母子家庭優先枠というか、母子家庭用に限定した入居も必要だと思うんです。それも子供の貧困対策の一環だと思いますし、そういうこともしっかり勘案していただきたいと思います。 ついでに…、ついでと言っては大変失礼ですが、件名4の市営住宅の建てかえについて。今、私が言った母子家庭を優先的に入居させるというような、こういったことは考えていますでしょうか。 ○副議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時55分)(再開宣告午前10時56分) ○副議長(大田守君) 再開いたします。 ◎建設部長(金城寛君) 再質問、子供の貧困対策として、市営住宅に優先的にという再質問でございましたけれども、現在、沖縄県が子供の貧困対策に取り組んでいるということで、先ほど質問、答弁とありましたけれども、県の住宅を所管する機関と、それから市の関係部署とも連携をとりながら検討していきたいと考えております。 ◆13番(伊敷郁子さん) ぜひ前向きに検討していただいて、糸満市の子供たちが健やかに育つ環境をつくっていただきたいと思います。市営住宅の建てかえについて、先ほどの答弁で糸満南小学校跡地へ全入居者の仮住居とおっしゃっておりましたけれども、仮住まいとなると建物は一体どういった建物になるのでしょうか。 ○副議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時58分)(再開宣告午前10時58分) ○副議長(大田守君) 再開いたします。 ◆13番(伊敷郁子さん) ちょっと言葉足らずだったかもしれませんが、仮住居というと、私たちのイメージの中でプレハブ住宅ではないのか、それとも仮設住宅のような、ああいう建物が建つのではないかというイメージを受けますけれども、建物のつくりとか大きさについて伺います。 ◎建設部長(金城寛君) 再質問、建物のつくり、大きさ等についての再質問でございましたけれども、糸満南小学校跡地につくる市営住宅の構造、それから規模、大きさですね、これについての再質問だと認識をしてお答えをいたします。 鉄筋コンクリート造の5階建て、延べ床面積が4,100平米、戸数については先ほど答弁しましたけれども39戸を予定しております。 ◆13番(伊敷郁子さん) 鉄筋コンクリートの頑丈なつくりであるということを聞いて安心しました。次に入居条件の中に住宅に困窮する低所得者に安価な家賃で住宅を提供するとありましたけれども、安価な家賃の基準というのは何ですか。幾らでなければならないという基準があるんですか。 ◎建設部長(金城寛君) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁しましたけれども、市営住宅の目的が安価な家賃を賃貸するというようなことが市営住宅の目的であります。それで市営住宅の条例で月額収入が15万8,000円以下の中から申請、それから公募によって入居者を決定するということになっておりまして、月額収入が15万8,000円以下、これは国の基準でございまして、それから市ではそれぞれの市営住宅、建ててから何年経過したら建物が古くなったりしますので、経年係数とか、そういったものを率を掛けながら糸満市の入居者の基準額を決定していくということになります。 ◆13番(伊敷郁子さん) なぜこういう質問をするのかというと、建物が新しくなったことで家賃が上がるわけですよね。それによってそこに住めなくなる人が出てくるのではないかという心配があるからなんです。月額15万8,000円以下の世帯収入であるということは、建物が新しくなったから家賃が高くなってしまったらここに住めなくなるのではないですか。 ◎建設部長(金城寛君) 再質問にお答えいたします。 まず基準としては、月額収入が15万8,000円以下ということがございます。それから改築をするとこの建物は新しく、新品になりますので、その場合には先ほど経過年数によって安くなるというお話をしましたけれども、やはり改築、新築になりますと新しい住居になるわけですので、そうしますとやはり家賃というのは当然上がってくるわけでありますけれども、その場合にも前の家賃との間の家賃の差額というのがあるわけですけれども、これについては5年間にわたり家賃を減額することができる優遇措置が規定されていますので、その辺はまた入居者の方々とも相談をしながら、今後検討していきたいと考えております。 ◆13番(伊敷郁子さん) 5年経過したからといって、家賃が上がらないというわけではないんですよね。それに皆さんが出している請書のどこにも新しくなったら家賃が上がりますということは書かれていません。古くなって安くしていくのは、それは皆さんの都合でありますけれども、新しくなったから家賃を上げるというのはどこにも書いていないのに、これは契約違反ではないですか。 ◎建設部長(金城寛君) 再質問にお答えいたします。 実は、老朽化した4団地の再生団地計画を計画する中において、それぞれ4団地の方々と話を、検討委員会、それから基本計画なるものをつくった段階で、そのときにも説明はしてございます。それから新しく住居改築をしましたら、その辺はまたそれぞれ入居者に対して詳しく説明をしていきたいと考えております。 ◆13番(伊敷郁子さん) 例えば、民間ですと、建物の貸し借りをするときにはかなり詳細な契約書を交わしますよね。ところが市営住宅に関してはそういうものがあるのかどうかわかりませんが、私がいただいたのは請書という、これだけでした。こういう言葉だけの説明で家賃を上げる、そういうことができるんですか。 ○副議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時06分)(再開宣告午前11時18分) ○副議長(大田守君) 再開いたします。 ◎建設部長(金城寛君) 再質問にお答えいたします。 契約違反ではないのかという御質問でありましたけれども、市営住宅においては、家賃を決める場合には糸満市営住宅設置及び管理条例というのがありまして、その中で第5条に公募の例外という項目の中で、公営住宅建替事業による公営住宅という、建物の除去等については例外とされていますので、新しく新築した場合には、やはりそれだけの新しい建物ですので、現在住んでいる建物との家賃というのは当然違ってくるわけでございます。 ◆13番(伊敷郁子さん) 私は納得できないんですけれども、例えば県営住宅を建てかえたときに家賃が上がり過ぎて、そこに戻れない人たちが現実問題としているわけですね。だから市営住宅の建てかえを行ったときに、建てかえたことによって住まいを奪われる人たちがいるわけですね。その人たちがまたもとに戻って来られるように、それこそ家賃の設定というのは考えて行うべきではないのかなと思います。例えば法的にこれは瑕疵があるのかないのかきちんと調べていただいて、今後もし契約をするのであれば、こういう問題が起こらないようになさっていただきたいと思いますし、また住民の皆さんが安心して住める糸満市営住宅をつくっていただきたいと思います。また次回にでもお聞きしたいと思いますのでよろしくお願いします。 時間がありませんので…、件名2、中央市場の整備について。中央市場の整備は糸満市にとって長年の課題だったと思います。私が議員になった10年前にもこの市場の整備については多くの議論が交わされていました。歴代の多くの市長がこの市場については予算も時間もかけて取り組んでいたと思います。しかしなかなかこれを実現することができなかった。私は、歴代市長がなしえなかった問題を解決された努力を、裕常市長に敬意を表したいと思います。市場が元気になれば、市民が元気になります。女性が行きやすい場所をつくって、ここでいろんな情報やいろんな元気をもらってくるわけですね。だからこの市場が活性化されることは、糸満市が活性化されることだと思います。本当に2期8年間お疲れさまでございました。 これをもちまして一般質問を終わらせていただきます。 ◆20番(砂川金次郎君) 皆さんこんにちは。一般質問の前に所見を申し上げます。ことしも6月23日、慰霊の日を迎えます。公明党は、毎年国会議員の代表、県議団、党青年局長、党女性局長、そして地元糸満市議会議員団がそろって平和の礎に献花をさせていただいております。私も今年で18回目の連続献花となります。戦没者のみたまに哀悼のまことをささげます。 また去る6月5日は、糸満市長選の投開票が行われました。上原裕常市長は、今議会の議案の提案理由説明に先立ち、選挙結果を真摯に受けとめるとともに、新しい市長の経歴等に触れ、これからの糸満市のかじ取りを託す旨を万感の思いを込めて述べられました。市長職を去っても、これまで同様に市政の発展、市民生活の福祉の向上を目指し、市政運営を見守っていくぞとの思いを感じ取った次第であります。私もこれまでの糸満市議会のありようを深く反省し、本当に何が糸満市民のためなのかという1点を見つめ、これからの議会活動に取り組んでいきたいと思います。平成25年の市議会議員選挙後の糸満市議会のありさまは、市民本位でないような状況があったのではないでしょうか。上原裕常市長には、言葉に尽くせない御苦労、心労をかけたこと。しかし、それは全て糸満市の市政の発展、市民の皆様の福祉の向上に直結することであったことをここで確認をしたいと思います。上原裕常市長、2期8年間本当にお疲れさまでございます。これからも健康には御留意され、今後の糸満市のますますの発展を見守っていただきたいと思います。どうぞ御自愛のほどを。それでは一般質問通告書に基づいて、順次質問を行います。 件名1、農業集落排水事業について。未来の子や孫たちのため、自然環境を守るとの思いで事業の導入を提案し、厳しい事業採択要件をクリアするための地域住民の同意率達成のため、大変な御苦労の末、担当課職員を初め、関係者の御労苦のおかげで事業採択にこぎつけました。改めて感謝申し上げます。平成10年3月定例会の一般質問を皮切りに、平成12年6月定例会の一般質問に対し、平成14年事業採択、平成19年工事完了を見込み、総事業費19億2,200万円、計画人口2,340人、計画戸数590戸という答弁でした。その後、沖縄県の指導、助言等を受け事業規模は大幅に拡大をいたしました。平成25年3月定例会の一般質問に対する答弁で、計画戸数1,252戸、計画人口3,730人、総事業費37億2,000万円との答弁がありました。事業規模は当初より約2倍に膨れ上がりました。このこと等も重なり、事業採択要件の地域住民の同意率確保に大変な御苦労があったことと思います。同時に、同定例会において糸満市農業集落排水事業特別会計を設置するための議案第23号 糸満市特別会計条例の一部を改正する条例について、議案第24号 糸満市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の制定についてが提案されました。いよいよ同事業は本格的にスタートしました。そこで以下の件について御質問いたします。小項目1、当初の総事業費は幾らですか。現在の総事業費は幾らですか。 小項目2、総事業費が大幅に増額した理由は何ですか。 小項目3、事業期間を平成25年度から平成30年度までとしていますが、変更はありませんか。 小項目4、各字ごとの管路工事の進捗状況はどうなっていますか。 小項目5、平成25年度、平成26年度、平成27年度のそれぞれの予算の執行状況はどうなっていますか。 小項目6、平成26年度、平成27年度のそれぞれの工事の進捗状況はどうなっていますか。 小項目7、当初予定通りの供用開始は可能ですか。工事が中断しているのでは、との極端な不安を申し出る住民もいます。各字ごとの不安解消のための丁寧な説明が必要です。いかがでしょうか。 小項目8、自然環境保全の観点から、この事業の大きな目的をどのように認識していますか。 件名2、粗大ごみの不法投棄について。糸満市字真壁在、沖縄県農業研究センター敷地に沿った道路が粗大ごみの不法投棄によって通行できません。その現場には、警告、ここにごみを捨てたら不法投棄です。不法投棄は犯罪です。パトロールにより監視中。糸満警察署、糸満市役所市民生活環境課。との立て看があります。不法投棄をした人は、なるほどといってこの粗大ごみを片づければいいんですが、私が知る限り、現場は数カ月間通行不能の状態のままです。不法投棄者への警告は大事ですが、一般市民への迷惑を放置したままでは本末転倒です。そこで以下の件で質問いたします。小項目1、粗大ごみの不法投棄により通行不能の道路の対応について。ア、一刻も早くこの道路を通行可能にしていただきたいがいかがでしょうか。 御答弁を求め、壇上での質問を終わります。 ◎市長(上原裕常君) 議員御質問の件名1、農業集落排水事業について。小項目6、事業目的の認識についてお答えをいたします。 沖縄県においては、平成24年度に策定された沖縄21世紀ビジョン基本計画に基づき、本県独特の気候、文化及び美しい海を初め、豊かな自然景観を活用した観光立県を目指すため、公共用水域の水質保全を図る施策を計画的に進めております。本市では、沖縄戦跡国定公園内に位置し、自然環境が豊かで農業生産基盤が整備された米須地区に農業集落排水事業を導入することにより、地下ダムの農業用水の水質を改善し、農業用水路、海など、公共用水域の水質の保全に寄与するとともに、農村の生活環境の改善を図り、活力ある農村社会を実現するための重要な事業であると認識をしております。 それ以外の御質問につきましては、関係部長のほうから答弁をさせていただきます。 ○副議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時32分)(再開宣告午前11時32分) ○副議長(大田守君) 再開いたします。 ◎市長(上原裕常君) 失礼しました。先ほどの答弁の中において、「小項目6」という答弁をさせていただきましたけれども、「小項目8」の誤りでございますので、訂正をしておわびを申し上げます。 ◎経済観光部長(上原司君) 御質問、件名1、農業集落排水事業について。小項目1から7までについて順にお答えします。 小項目1、当初の総事業費と現在の総事業費については、当初は37億2,000万円で、現在は44億4,380万円であります。 小項目2、総事業費が大幅に増額した理由については、処理施設の設計内容変更に伴う建築費の増額であります。 小項目3、事業期間につきましては、平成25年度から平成32年度までの事業計画でありますが、沖縄県全体の予算枠の関係から期間が延びることも考えられます。 小項目4、字ごとの管路工事の進捗状況については、平成27年度までは米須地区が80%、大度地区は50%で、2地区においては平成29年度に完成予定であります。また摩文仁地区においては平成30年度、真壁地区においては平成31年、32年度までに完成する予定であります。 小項目5、各年度の予算執行状況については、平成25年度は1億1,500万円、平成26年度は6億8,100万円、平成27年度予算については4億円でうち3億7,449万円を繰り越しております。 小項目6、平成26年度、平成27年度の工事の進捗状況については、平成26年度は17.9%、平成27年度は18.5%であります。 小項目7、供用開始については、平成30年度に米須、大度地区の一部供用開始を予定しております。住民への不安解消については、糸満市の広報紙に事業計画書を掲載し、周知を図るように努めていきたいと考えております。また地域からの要請があれば、説明会を行いたいと思います。 次に件名2、粗大ごみの不法投棄について。小項目1、アについてお答えいたします。小項目1、通行不能の道路の早期復旧については、当該道路は県営土地改良事業により整備されました非農用水地区内の道路であります。市民生活環境課からの不法投棄があるとの連絡を受け、現場を確認し、同日撤去して通行に支障のないよう対応しております。今後は、農道などの管理を地域と連携を密にして対応していきたいと考えております。 ◆20番(砂川金次郎君) それでは自席より再質問をさせていただきます。 まず最初に、件名2から行きますが、実はこの通告書を提出後、翌日、質問取りでいろいろお話をしました。そうしたらその質問取りの翌日にはちゃんと現場が片づいているという、びっくりするほどの迅速な対応に心より感謝を申し上げます。本心を言いますと、じゃあこれはもう取り下げにしようかということでしたが、すばらしい迅速な対応にぜひとも答弁をいただきたいということでさせていただきました。ありがとうございます。それでは件名1に戻ります。 件名1の農業集落排水事業について。当初の事業費と現在の事業費について御答弁をいただきました。当初は37億2,000万円で、現在は44億4,380万円であるとの答弁であります。実に7億2,380万円の大幅な事業費の増でありますが、間違いありませんか。 ◎経済観光部長(上原司君) 再質問にお答えします。 事業費の増額について、その金額は7億円余りが増額しているかということでございますが、議員のおっしゃるとおり7億円余り増額となっております。 ◆20番(砂川金次郎君) わかりました。それでは小項目2に行きますが、総事業費が大幅に増額した理由について。処理施設の設計内容変更に伴う建設費の増額でありますとの御答弁であります。余りにも増額7億円余りということで、設計内容の変更ということでありますが、どのような設計内容が変更されたのでしょうか。わかりやすく御説明お願いいたします。 ◎経済観光部長(上原司君) 設計内容の変更についてですが、処理施設の土質調査により、支持くい、要するに建物を支えるくいの本数が大幅にふえました。それと延長です。深さが、深層までの距離が長くなったということで、そのくい打ち業関係での増額となっております。 ◆20番(砂川金次郎君) わかりました。それでは小項目3、事業期間についてでありますが、当初から、平成25年度から平成30年度までとしておりますが、変更はありませんか。については事業期間として変更になっているわけですから、平成25年度から平成32年度までとの事業計画ですが、延びた理由の中に沖縄県全体の予算枠の関係から期間が延びることはありますとの答弁であります。確認ですけれども、当初は平成30年度までということではなかったでしょうか。今の答弁では平成32年となっている。 ◎経済観光部長(上原司君) 再質問にお答えします。 事業年度、当初は平成25年度から30年度までではなかったかということでございますが、事業採択時におきまして、全体事業費の中で平成32年度ということで当初のほうは採択してございます。 ◆20番(砂川金次郎君) これは、それでは私の勘違いだったということになりますが、地域の住民の皆さんは、当初から平成30年度と説明をした経緯もありますので、この辺はしっかりとまた説明し直さないといけないと思いますが、説明の中に沖縄県全体の予算枠の関係から工事が延びると。そのあたりから工事期間も平成32年度までとなったかもしれませんが、県の予算枠というのと…、自分が納得できないのは、この事業は国の補助が75%、県の補助が12.5%、市が12.5%となっていて、ほとんど75%は国の補助なのに、県全体の予算枠の関係というのが少し納得できませんが、その辺の説明をできますか。 ◎経済観光部長(上原司君) 議員の再質問にお答えします。 県全体の予算枠についての内容ということでございますが、この農業集落排水事業について、沖縄県内において各市町村で実施しているところがございます。補助事業の考え方としまして、県の支出金という考え方になります。全体の枠として幾らかあると、国から補助をいただきます。その中で各市町村に割り振っていきますので、その全体的な考え、調整の中での判断が出てくるということでございます。 ○副議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時42分)(再開宣告午前11時43分) ○副議長(大田守君) 再開いたします。 ◆20番(砂川金次郎君) それでは小項目4に行きます。各字ごとの管路工事の進捗状況について御答弁をいただきました。平成27年度までは米須地区80%、大度地区50%で、この2地区は平成29年度までに完了予定との答弁であります。当初計画によりますと、平成26年度から平成27年度までに字米須、字大度、さつきの城というふうに当初の計画にあったわけですが、先ほどの答弁と関連してこの辺は見直されていると考えてよろしいんでしょうか。 ◎経済観光部長(上原司君) 再質問にお答えします。 先ほどの答弁のとおり見直しがされているかということでございますが、そのとおりでございます。 ◆20番(砂川金次郎君) 進捗状況の中で、米須地区は80%の進捗状況とのことですが、20%は何か工事を進められない課題があって20%が残っているということでしょうか。地域によって問題ありの地域があるということなんでしょうか。 ○副議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時45分)(再開宣告午前11時45分) ○副議長(大田守君) 再開いたします。 ◎経済観光部長(上原司君) 議員の再質問にお答えします。 米須地区のほうが80%ということでちょっと問題でもあるのかという御質問でございますが、工事の場所におきまして、国との協議の中で、工法等の申請に時間がかかったという部分もございます。 ◆20番(砂川金次郎君) そういう事情であれば、当然ちゃんと100%の完成ができるということに捉えます。 次、大度地区は50%との答弁ですが、この50%は本部落のみと考えてよろしいでしょうか。 ◎経済観光部長(上原司君) 再質問にお答えします。 大度地区についての50%の数字ということなんですが、大度地区の中にさつきの城も含んでございますので、今現在、下流側からの工事ということで、字大度のほうが済んで50%という数字でございます。 ◆20番(砂川金次郎君) この事業については、私の住んでいる地元さつきの城が非常に意見が多いものですから、どうしてうちは全然手がつかないんだということですので、これは平成28年度、平成29年度にはさつきの城を集中的に入ると。この字、この字と年度ごとに工事は進んでいくわけですから、次はもうさつきの城ですよと、そういう理解でよろしいんですね。 ◎経済観光部長(上原司君) 議員の再質問にお答えします。 平成28年度、29年度については、大度の一部と、平成29年度はさつきの城を予定してございます。 ◆20番(砂川金次郎君) 平成29年度までは間違いなくさつきの城は管路工事が完了するというふうに捉えて、そのように地域の皆さんにもお話を進めていきたいと思います。 次に小項目5ですが、予算の執行状況について、この平成27年度について4億円のうち3億7,449万円を繰り越していますとの答弁でありますが、実質予算執行は2,551万円というふうに計算上はなるんですけれども、これは間違いないですか。 ◎経済観光部長(上原司君) 再質問にお答えします。 平成27年度の執行率ということでございますが、4億円のうちの3億7,449万円を繰り越したと。残りのほうが2,500万円ほどでいいかということでございますが、そのとおりでございます。繰り越した理由につきましては、先ほども答弁させていただきました処理施設の工法等の変更により、単年度の事業費では工事が発注できないということで、繰り越しまして次年度の、平成28年度事業との合併予算ということで繰り越してございます。 ◆20番(砂川金次郎君) このように聞きますと、全ての、各年度ごとの当初予算の変更が出ているということで解しまして、年度ごとの当初予算についての質問は、確認は終わります。 次、工事の進捗状況ですが、平成26年度は17.9%、平成27年度は18.5%の答弁でございました。いわゆるこの2年間の進捗は36.4%ということでよろしいですか。確認いたします。 ◎経済観光部長(上原司君) 再質問にお答えします。 平成26年度、27年度の合計で三十何パーセントになるかということでございますが、事業費ベースでの17.9%、それと平成27年度が18.5%ということでございます。 ○副議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時51分)(再開宣告午前11時51分) ○副議長(大田守君) 再開いたします。 ◎経済観光部長(上原司君) 再質問にお答えします。 平成26年度末で17.9%、平成27年度末で18.5%ということでございます。 ◆20番(砂川金次郎君) お互い行き違いもあるようですが、答弁の中では何年度に何パーセント、何年度に何パーセントという答弁があったものですから、しかしこんなに全体的に工事が進んでいるようには見えない。あのでっかい真壁も手つかずだし、摩文仁も全く触っていなし、さつきの城も全く触っていないことからすると、そこまで来ているのかなという確認のつもりでありましたが、年度末でこれだけだということで理解ができました。 それでは小項目7、これもそうですね、当初は、みんな私、当初と比較して質問をしているわけですが、当初は平成30年度に米須、大度地区の一部供用開始とありましたが、平成32年度末には全体の供用開始は可能ですという確認をさせていただけますか。 ◎経済観光部長(上原司君) 議員の再質問にお答えします。 平成32年度末には完全に事業は完了するかと、供用開始かということでございますが、先ほども答弁させていただきました、事業計画の今のところの計画では平成32年度が完了と考えております。しかし、先ほど小項目3で答弁させていただきましたが、県全体の予算によってそれが動く可能性もあるということを御理解いただきたいと思います。 ◆20番(砂川金次郎君) ありがとうございます。それでは小項目8ですが、事業目的の認識については、市長から直接御答弁をいただきました。私は壇上でも申し上げましたが、この同意をとるのに大変各地域苦労していると。そういった面で御答弁のあった内容を事業主体者もしっかり住民に訴えていくという、この視点が、多分に米須まで、三和校区がするわけですから、あと2段、3段とあるべきものだと思います、集落排水事業はですね。伊原から名城にかけてとか、そういったところに事業採択した場合の同意をとりつけるために、こういう認識でもって、こういうスタンスでもって住民の説明会もしっかりとやっていけたらいいのかなということで答弁を求めました。無事に供用開始を祈って私の質問を終わります。 ○副議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時55分)(再開宣告午後1時10分) ○副議長(大田守君) 再開いたします。 経済観光部長から、先ほどの砂川金次郎議員の一般質問における答弁について、答弁の訂正をしたいとの申し入れがあります。 ◎経済観光部長(上原司君) 先ほどの砂川金次郎議員への答弁の中の小項目3、事業期間につきましては、当初、平成25年度から平成30年度までの事業計画でありましたが、変更により平成32年度までの計画となっておりと訂正をお願いします。 ◆15番(伊敷幸昌君) こんにちは。一般質問を行う前に所見を述べさせていただきます。2期8年間、市長お疲れさまでございました。それから副市長もお疲れさまでございました。選挙の疲れも残っているかと思いますけれども…、そして教育長も選挙の疲れが少し残っていると思いますので、静養なされてから、これからはまた3名の皆さんには変わった立場から市民のために御尽力をいただきたいと思います。 そして、これまで一般質問を行ってきましたけれども、市道糸洲伊敷線の地下空洞対策の工事が5月に完了したことに対し、地元、そして地域もこれで安心してこの道路を通行することができるということで大変喜んでおります。本員も本件については、一般質問等で取り上げ、その都度、市当局は補正予算、それから現地調査費、あるいは実施計画費、対策工事費と、これまでの迅速な対応に深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。それでは一般質問を行います。 件名1、パークゴルフ場について。小項目1、西崎親水公園9工区に整備計画のパークゴルフ場について。本件については、競技者、利用者からも早期の完成、供用開始を望む声があり、これまでにも一般質問で再三取り上げていますが、直近での質問では、平成27年12月定例会の一般質問での答弁で建設部長は、一括交付金の内示の時期にもよるが、工事の発注を平成28年9月中旬ごろに予定しているとの答弁がありましたが、現段階においてどうなっていますか伺います。ア、整備工事の内容及び進捗状況について伺います。 件名2、西崎運動公園テニスコートの整備について。当該施設は、予算の都合もありましたけれども、これまで幾度となくその場で継ぎはぎ改修の工事を行ってきましたけれども、今回、全面張りかえという整備計画が行われることになりました。これにつきましては、市民からも強い要請があったことであります。そこで伺います。小項目1、どのような整備計画を考えていますか伺います。 件名3、西崎みどりの遊歩道整備について。小項目1、本件については、平成28年3月定例会において初めて質問をしましたが、その計画場所である西崎護岸一帯及び緑地は以前から市民はもとより、本員もよく利用していた場所でありましたが、モクマオウ等の植樹が数十年経過し、倒木や枯れた木など見栄えも悪く、環境美化、健康増進、観光振興等の面からも遊歩道、緑地整備を強く望むものであります。3月定例会の一般質問で、今後のスケジュールについて市当局は、基本計画書をもとに一括交付金を活用して、平成28年度に実施設計費を県及び国に申請いたしますと答えています。そこで伺います。ア、進捗状況について伺います。 件名4、南山城跡について。世界遺産とは、地球と人類の歴史から生まれたかけがえのない宝物を守り、未来へ引き継いで残していくことを目的に、1972年のユネスコ総会で採択された世界遺産条約によって世界遺産リストに記載された物件であります。そして世界遺産条約とは、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)で、1972年の第17回ユネスコ総会で採択された国際条約で、世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約のことをいいます。日本は、1992年に125番目の締約国として加盟しました。また世界遺産は文化遺産、自然遺産、複合遺産の3種類があり、不動産が対象となっています。以上、世界遺産について説明を行いました。今後、世界遺産に登録するには、まず国指定の認定が必要とのことであります。しかし、国指定を受けるには高嶺小学校を移転しなければならないわけです。そこで伺います。小項目1、3月定例会で、高嶺小学校の移転について、平成28年3月3日の南山グスク保存検討委員会において、学校移転に向けて移転先検討委員会を設置して検討していきたいとの答弁がありました。ア、移転先検討委員会は設置しましたか伺います。 小項目2、学校用地の土地購入予算について。ア、進捗状況について伺います。 小項目3、学校施設整備について。ア、進捗状況について伺います。 件名5、海洋深層水取水施設の誘致計画について。海洋深層水は低水温性、清浄性、高栄養性という特徴を持つことから、我が国では1990年代から各地で導入が進み、現在、全国でおよそ20カ所の施設が稼働しております。久米島海洋深層水複合利用計画によると、大規模な産業振興経済効果が80億円規模、雇用創出が1,500人規模となっております。平成12年度に海洋深層水の調査費が計上されたことから、県知事へ要請を行ってから16年が経過しております。これまで平成24年3月、平成25年5月に要請活動、県農林水産部所管署や、企業誘致推進部署と意見交換や合同の先進地調査などに取り組み、平成26年度は県との意見交換において、企業誘致など産業集積を図る事業構想の必要性を確認しております。そして今後の作業として、検討委員会より海洋深層水を活用した南部地域の産業活性化と健康づくりについて、モデルプロジェクトの導入可能性の提案を受けたことから、同報告書を活用し、県担当部局や関連部局へ働きかけ意見交換を行うということであります。小項目1、平成27年3月定例会において、県外部機関職員を含めた海洋深層水利活用による産業活性化検討委員会を設置し、グランドデザインづくりに取り組みましたと答弁しています。ア、取り組みの内容と進捗状況について伺います。 以上、演壇からの質問を終わります。あとは自席より再質問を行います。 ◎市長(上原裕常君) 議員御質問の件名1、パークゴルフ場についてお答えをいたします。 まず、パークゴルフ場の整備内容でございますけれども、全体面積は約1.8ヘクタールで、コースは18ホール、休憩スペースも含めた管理棟、87平方メートル。駐車場は、普通乗用車駐車場40台、身障者用駐車場2台、大型車駐車場2台の合計44台。そして既存の樹木や施設を生かした整備を行う予定であります。整備工事の進捗状況は、土木、造園、建築工事の分離発注を予定しており、土木工事が8月、造園工事と建築工事を10月に発注する予定であります。 それ以外の御質問につきましては、教育長並びに関係部長のほうから答弁をさせていただきます。 ◎教育長(上原武君) 議員御質問、件名4、南山城跡について。小項目1から3まで順次お答えします。 小項目1の移転先検討委員会については、老朽化した学校施設の改築、狭隘な運動場の解消や南山グスクの国指定に向けた整備等を踏まえ、設置要綱の制定、委員の依頼、報償費等、予算の確保に向けて取り組んでいるところであります。 小項目2、学校用地の土地購入予算については、引き続き文化庁国庫補助金及び一括交付金の活用等で対応できないか検討してまいります。 小項目3、糸満市教育委員会の学校施設整備計画については、今年度、兼城小学校を整備、今後は米須小学校に引き続き、高嶺小学校の順で改築事業を予定しています。 ◎建設部長(金城寛君) 御質問、件名2、西崎運動公園テニスコートの整備についてお答えをいたします。 テニスコートについては、平成5年度の整備以降、多くの方々に利用され、平成22年度には人工芝の剥がれた部分の補修を行い対応してきました。しかし、人工芝は経年劣化と部分補修した部分との段差等が生じ、今後、プレーに支障を来すおそれがありますので、人工芝の全面改修を計画しています。都市公園安全安心対策総合支援事業で、今年度に実施設計を行い、次年度、全面改修工事を行う計画であります。 御質問、件名3、西崎みどりの遊歩道整備について。小項目1、3月定例会で、今後スケジュールは基本計画書を県及び国に申請します。ア、進捗状況についてお答えします。基本計画書をもとに沖縄振興特別推進交付金での実施設計での要望を行い、4月1日付で交付決定され、その後、入札を行い、6月15日にコンサルタントと実施設計の契約を行っております。 ◎企画開発部長(神谷和男君) 御質問、件名5、海洋深層水取水施設の誘致計画について。小項目1、グランドデザインづくりの取り組み内容と進捗状況についてお答えいたします。 海洋深層水利活用による産業活性化検討調査業務報告書において、海洋深層水の高次利用による地域経済の活性化を促進するグランドデザイン案を提案しています。同提案概要は、海洋深層水利用による沖縄の産業競争力強化と雇用の安定化を目指すため、海洋深層水関連の情報発信の充実、新たな産業の創出、企業の育成体制の整備、海洋深層水利用による健康増進などの方針のもと、糸満市単独でなく、南部広域市町や県との推進体制、地域住民、民間事業者、大学・研究機関への相互連携、協力体制を確立するとともに、戦略的事業展開を行う必要性やロードマップを示しています。 次に進捗状況については、さきに示した報告書をもとに県担当部署と意見交換を続けており、取水施設整備の概算費用や市内の事業連携、さらに本島南部圏域への波及など、産業立地担当部署を交えた調整に臨むための諸準備を進めているところであります。なお、本事業にあっては事業規模が大きく、市単独の取り組みは困難であることから、今後とも県担当部署と意見交換を行い、海洋深層水関連施設の本市設置が早期実現できるよう努めてまいりたいと考えております。 ◆15番(伊敷幸昌君) それでは再質問を行います。 件名4の南山城跡についてですけれども、先ほどいろいろ答弁がございましたけれども、この件につきましては、私が一般質問で取り上げてから、当初10年かかるという話から、現在5年というふうに、半分、5カ年も短縮になってきたわけであります。その中でこの間、県の担当の金城さんのところにいろいろ問い合わせをしたところ、具志川城跡は全部工事も終わっておりますので、これからは南山城跡を徹底的にやっていきたいというお話があったわけです。今、私は5年の話をしていますけれども、今までこれまでを見て、今後のことを大体考えた場合に、私は5年という、先ほどの当局からの答弁につきましては、5年で世界遺産に登録できるんじゃないかと、そういうふうに考えるわけでありまして、この5年というのが国指定という解釈ではなくて、世界遺産の登録に向けた作業の完成年度が5年後だというふうに解釈していただきたいと思います。そしてその後に嘉手志川を含めた公園ですね、これも一緒に計画をしたほうがいいというような、いろいろな関係者の皆さんから提案も出されております。そのことによって、例えば勝連城跡の場合につきましても、80億円の経済波及効果があるという話も伺っております。ということで、5年以内に世界遺産の登録を済ませて、そして嘉手志川を含めた公園計画、これに入っていただきたいと思っておりますので、ひとつそのように計画も進めていただきたいと思います。その点につきまして、答弁を求めたいと思います。 ○副議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時31分)(再開宣告午後1時32分) ○副議長(大田守君) 再開いたします。 ◎教育長(上原武君) 考え方、大賛成です。 ○副議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時32分)(再開宣告午後1時32分) ○副議長(大田守君) 再開いたします。 ◆15番(伊敷幸昌君) 次に件名3の西崎みどりの遊歩道整備についてですけれども、先ほど部長からいろいろ答弁がありましたけれども、まず実施設計委託業務の契約が済んだということであります。そこについて、内容について説明を伺いたいと思います。 ◎建設部長(金城寛君) 実施設計の内容についての再質問でございましたけれども、お答えをいたします。 まず、実施設計ですね、大きく分けて2つございます。まず1つは、現況の今の状況の測量調査を行います。現況が今どういう状況で、どういうところに木があって木が枯れているのかという現況測量調査、1点目ですね。それから2点目には新たな植栽、歩道ですね、歩道の計画の設置検討、それから実施設計でありまして、その実施設計の中には展望台ですね、そういった施設の設計といったのが主な内容でございます。 ◆15番(伊敷幸昌君) 展望台とかいろいろありましたけれども、次にこれは6月13日にはコンサルタントの作業契約を行われたということでありますけれども、この作業につきましては、やっぱり市当局だけではなくて専門家とか、利用者とか、そういう人たちの考えも設計の中に反映する必要があるのではないかと思います。その点についてどのようにお考えですか伺います。 ◎建設部長(金城寛君) 再質問にお答えいたします。 実施設計、コンサルタント任せではなくて、専門家の意見も取り入れてやるべきではないかという再質問でございましたけれども、今実施設計を発注していまして、その発注をして実施設計を策定する中において、実施設計の検討委員会の設置というのを今考えておりまして、その中で専門家、競技者、それから利用者の方々の意見を取り入れながら実施設計をつくり上げていくという方法を考えていきたいと思っております。 ◆15番(伊敷幸昌君) 今、検討委員会を立ち上げるという話がありましたけれども、その検討委員会の中身について、どういうものなのか、具体的に説明を求めます。 ◎建設部長(金城寛君) 検討委員会の中でどういったことを具体的にやっていくんですかという再質問でございますけれども、実は去年、このような西崎みどりの遊歩道基本計画書というものを作成しております。この中で、光洋小学校の北側の部分については樹木がかなり生い茂っておりまして、河川、護岸沿いの緑陰や景観を生かした遊歩道ということで、みどりとリバービューエリアということで位置づけております。それから一方、西側の部分ですけれども、モクマオウが大分枯れている箇所ですけれども、これについては海や夕日の見晴らしを生かした遊歩道ということでみどりとオーシャンビューエリアということで位置づけをしております。そこでそういった計画を、例えば北側については樹木が生い茂っている状況があるということで、緑陰的な遊歩道ということで、どの位置に遊歩道を設置したほうがいいのか。それから西側の夕日が見える箇所においては、樹木はどのような樹木を配置したほうがいいのか。それから遊歩道もどの位置に配置したほうがいいのか。それとあわせて遊歩道の構造についてもどのような構造がいいのか、専門家の意見も聞きながらつくり上げていくといったのが主な内容でございます。 ◆15番(伊敷幸昌君) この件につきましては、私3月定例会に続いて今回行っているわけですけれども、これからまた期間も3カ月しかたっていない中で、いろいろ計画も進んでいるようで大変うれしく思います。できるだけ早く実現できるように頑張っていただきたいと思います。 今度は、件名1のパークゴルフ場の整備について伺いますけれども、まず答弁の中で土木とか造園とか建築工事とか、いろいろ工事が分離、分割というんですかね、そういうような状況でなされていくようでありますけれども、その中で特に造園と建築工事の内容について説明を、先ほど市長からも説明があったんですけれども、もう一度説明を求めます。 ◎建設部長(金城寛君) 造園工事と建築工事の内容についての再質問でありましたけれども、お答えをいたします。 造園工事の内容については、主にコース内のフェアウェイ、グリーンの芝張り、それからコースとコースのコース間、ボールの飛び出しによる安全対策を兼ねたコース間の低木の造園、これが植栽工事の中に含まれております。それから建築工事については、まず受付、用具等の管理を行う管理棟でありまして、事務室と倉庫になっております。それから既存のトイレを利用しますので、そこのトイレの改修工事があります。といいますのは、今現在のトイレは和便器になっています。それを洋便器に取りかえる工事。それから身障者対応になっていませんので、そこのトイレを身障者対応への改修工事で建築ですね、それから電気設備、給排水、衛生設備がこの建築工事に含まれている内容であります。 ◆15番(伊敷幸昌君) いろいろこれから工事の発注も始まるようでありますけれども、この件につきましては冒頭、演壇のほうでもお話ししましたとおり、一般市民としましては、とにかく一日も早いプレーをしたいという要望が当局のほうにも寄せられているようですし、私のほうにもそういう話があります。そういうことで、まずはいつごろの完成なのか、供用開始がいつごろなのか伺いたいと思います。 ◎建設部長(金城寛君) いつごろ工事が完成して、供用開始をするのかという再質問でございますけれども、お答えをいたします。 その前に、少し説明をさせていただきたいと思います。まず、工事としては、造成工事を先に行いまして、その後、植栽の工事がありますけれども、この植栽についても芝を張る前に透水性のある造園の客土をまず先に施します。そして芝張りといった順序がございます。そういったことで芝を張って、芝生の活着、養生期間というのがありますので、まず工事は来年の3月に完成予定をしております。そして供用開始については、そこから芝生の養生というのは2カ月ないし3カ月かかりますので、検査等も含めて、それからすると供用開始は7月ごろになるのかなと思っているところであります。しかしながら、この件については請負業者が決まり次第、工程会議等を密に行いまして、今計画している工事完成よりももっと早くできないか、工程会議等で密に連携をとりながら早目の供用開始に向けて努めていきたいと考えております。 ◆15番(伊敷幸昌君) できるだけ早くできたらと思いますけれども、部長は現場説明会のときにも、沖縄一のパークゴルフ場をつくるとおっしゃっていましたし、また私もそのようなものができるものと信じております。市民の皆さんもそういうすばらしい施設で、一日も早くプレーしたいというふうに願っているわけであります。とにかくできるだけ早目にできるように努力をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 続いて、件名5の海洋深層水の取水施設の誘致の件につきましてですけれども、私、演壇では平成12年度の調査費が計上されてから16年と申し上げましたけれども、この計画をしてから何年になるのかお伺いします。 ○副議長(大田守君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時46分)(再開宣告午後1時47分)
    ○副議長(大田守君) 再開いたします。 ◎企画開発部長(神谷和男君) 議員の御質問は、糸満市が取り組んだ計画などについて、いつからかということの内容だというふうに認識しますけれども、糸満市独自の取り組みは、平成15年に糸満市海洋深層水活用地域振興基本構想報告書がございます。ここからということですので、13年経過しているということです。 ◆15番(伊敷幸昌君) ありがとうございました。実はこの海洋深層水につきましては、いろいろ調査結果を皆さんも持っていると思うんですけれども、沖縄本島においては、本部と糸満が適地だという調査結果も出ているはずなんです。その中で本部のほうはそういう動きもないみたいですし、せっかく地理的条件が整っているわけですから、またこの海洋深層水につきましては、久米島の事例を見ましても、いろんな分野で利用価値が高いということで新聞等でもよく載っていることで御存じだと思います。そういうことで、せっかくそういう地理的な条件があるわけですから、しかも計画して13年以上、県としましても平成10年度にそういう調査費を出して計画している状況ですので、計画した以上はそれなりの成果を出していただきたいなと。といいますのも、これまで見てみますと、調査したとか、あるいは検討委員会を立ち上げたとか、話し合いしたとか、いろいろあるんですけれども、実際に事業に結びつくようなことが見えないものですから、10年以上もたっているわけですから、そろそろ方向性も示してできるのかできないのか。できるかできないかにつきましても、例えば高知県の話もありましたけれども、企業が張りつくか張りつかないか。これも公募してみなければわからないことなんです。そういう部分も踏まえてやっていただきたいと思います。その件について答弁を求めて、私の一般質問を終わります。 ◎企画開発部長(神谷和男君) 議員の御質問、長い年月たっているので、そろそろ結論めいたものが出せないかというふうな内容と御理解しますが、平成12年に内閣府が調査した適地が、本島の中では糸満市の南部、いわゆる喜屋武ですね、そこと辺戸岬周辺が適地ということで報告がありました。それを受けて糸満市は平成15年に先ほどお話ししました構想をつくりまして、県と協議を進めているという状況があります。その間、久米島で新たな施設が建設されたということもありまして、県としては、まずはこの施設を有効活用することが必要だろうということで、ほかの施設の建設というのはなかなか前に進まないような状況がございました。そうしましたら、適地というお話があったものですから、今後とも継続して具体的な事業として活用できるように、久米島のほうは研究がメーンですので、事業として取り組めるような施設を糸満市のほうでつくっていただきたいということで交渉を続けているところであります。去年、おととしと、県と調整を進めてはいるんですけれども、事業規模が非常に大きいということで糸満市単独ではできませんので、県と連携をしながらぜひ事業を進めたいということで調整を進めているところであります。ただし、なかなか事業の効果であるとか、事業の実現性などについて明確な方向性が見えないということで県のほうからまだゴーサインが出ないという内容で、今一生懸命、事業化に向けた取り組みをしているということです。以上です。―――――――――――――――――――――――――――――― ○副議長(大田守君) 以上で本日の会議を終了いたします。(散会宣告午後1時52分)...