糸満市議会 2006-03-20
03月20日-05号
平成18年第2回
糸満市議会定例会会議録平成18年3月20日出席議員 24人1番 伊 敷 郁 子 君 2番 大 田 守 君3番 前 原 晃 君 4番 伊 敷 幸 昌 君5番 新 垣 新 君 6番 比 嘉 譲 君7番 山 川 國 正 君 8番 玉 城 安 男 君9番 徳 元 敏 之 君 10番 喜 納 正 治 君11番 奥 村 幸 巳 君 12番 大 城 健 福 君13番 徳 里 勇 夫 君 14番 賀 数 武 治 君15番 大 城 正 行 君 16番 新 垣 安 彦 君17番 砂 川 金次郎 君 18番 上 原 勲 君19番 當 銘 孝 男 君 20番 伊 礼 哲 雄 君21番 玉 城 和 信 君 22番 菊 地 君 子 君23番 玉 城 英 明 君 24番 玉 城 朗 永 君欠席議員 なし 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席したものは次のとおりである。 市 長 西 平 賀 雄 君 助 役 大 城 弘 明 君 収 入 役 山 城 勉 君 教 育 長 大 城 勇 君 総務部長 金 城 義 朗 君
企画開発部長 金 城 誠 栄 君 市民部長 城 島 栄 君 福祉部長 上 原 善 治 君 経済観光部長 山 城 茂 範 君 建設部長 上 原 利 夫 君 水道部長 大 野 正 廣 君 消 防 長 嶺 井 安 生 君 教育委員会 教育委員会 総務課長 金 城 秀 佳 君 指導課長 上 原 幸 得 君 経済観光部 教育委員会 参 事 監 上 原 和 市 君 参 事 監 徳 元 勲 君本日の議事日程 日程第1 一 般 質 問――
――――――――――――――――――――――――――――(開議宣告午前10時03分)
○議長(玉城朗永君) これより本日の会議を開きます。――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(玉城朗永君)
△「一般質問」を行います。質問通告表により、順次質問を許します。
◆21番(玉城和信君) 一般質問を行います。 件名1、平成18年度施政方針についてお伺いをいたします。 施政方針というのは、基本的に糸満市の政治に対して崇高な理念を高く掲げて、その理念に基づき、本年、18年度の方針を述べていくべきと思うのであります。少し残念ではありますけれども、その崇高な理念が高く、大きく見受けられる部分が少しばかり少ないのではないかというふうに感じておるのであります。西平市長、あなたが持っている政治に対する理念をもっと高く掲げて、それを基本にして市政運営を行ってほしいものであります。さて、地方自治体は国から与えられる地方分権だけのものではなく、効果的な政策選択を行い、みずからの努力のもとに、自立的な
行財政運営能力を証明していかなければなりません。私たちのこの糸満市の活性化をいかに実現できるかは失敗を恐れる余り、従来どおりにやるのではなく、新しいことにチャレンジをするということと思います。人間はだれでも自分を限りなく向上させることができる潜在意識というすばらしい能力を持っております。ほとんどの人が自分の持っている貴重な潜在意識の力を眠らせたままにしております。西平市長を褒めるわけではありませんけれども、西平市長はその眠れる潜在意識を呼び起こして、市民のために使う方法を結果として知っていました。微力ながら西平市長を誕生させた私としてもうれしく思っております。そこで
マニフェストに掲げた事業が次々と実現されようとしているからであります。私は以前に琉球新報やタイムスの論壇等に提案をいたしました。糸満市の地下に眠る天然資源の活用や、
プロ野球キャンプの誘致のための雨天練習場などを幾つか提案いたしましたが、それらの幾つかが予算に計上され、いよいよ現実のものとなりました。本当にわくわくして、心からうれしさを感じているのであります。確かに西平市長の政策等にあり、選挙の公約でありますが、私もその政策立案に少しばかり協力をいたした者としても、本当に心うれしく思っております。 そこでお伺いいたします。件名1、平成18年度施政方針について。
マニフェストの幾つかの事業が今回予算計上されました。そしてその事業計画がどのようになっていますか、お伺いをいたします。 件名2、
ごみ最終処分場及びリサイクルについてであります。もう既に社会は処分場の時代からリサイクルの時代になっています。このような中において本市を含め、南部の6市町は時代の先端を行くのではなく、後追いの状態で処分場をつくるというまさに時代錯誤も甚だしく思っているのであります。西平市長、そこでごみということの原点を思い起こしてください。ごみは人間が必要なものでありましたが、その使用後のものであり、もともとは地球の地下等にある元素なんです。その元素をまた元に戻してあげるべきなんです。それをなぜやろうとしないのか残念であります。そのような中において昨年12月に最終処分場についての建設を白紙にするとなったのであります。そしてその後、2月21日に
受け入れ地域へ6億円のあめ、つまり振興費を出すということを決めております。財政が厳しいと言っておりますが、それを見るとそれぞれの市や町は財政的には表向きとは違うというふうなことを思わざるを得ないのであります。 そこで質問をいたします。小項目1、南廃協の取り組みについて。ア、
候補地選定見直しについて。イ、これからの取り組みの状況と見通しについて。ウ、最終処分場の総事業費とその内訳について。エ、現在焼却残渣を受け入れているところの搬入の期間はいつまでか。小項目2、焼却炉及び灰溶融施設の寿命は何年か。小項目3、焼却灰の溶融とリサイクルの
エネルギー必要量はいかほどか。小項目4、市長の焼却灰のリサイクルに対する考え方、そして可能性についてお伺いをいたします。小項目5、京都議定書の趣旨に対する市長の見解をお伺いいたします。小項目6、地球温暖化による環境の変化等に対する考え方。 件名3、
南部病院経営移譲についてであります。南部病院は、我々の市民の要望とは裏腹に民間に経営移譲されました。しかしながら、その中で私どもは何としても、これまでの機能を従来どおり引き継ぐというふうなことを聞いておりましたけれども、去る新聞等によりますと、それが実現できそうにないというふうなことが書かれております。 そこでお伺いいたしますが、小項目1、県との協定は、「現病院の機能を引き継ぐ」との条件で締結しているが、その見通しについてお伺いをいたします。小項目2、糸満市から
夜間救急診療がなくなる可能性があるが、その対応策はどうでしょうか。小項目3、「友愛会」
豊見城中央病院の分院になるのではないかと心配をしております。市長の考えはいかがなものかお伺いをいたします。 件名4、西崎一帯の
駐車場有料化についてであります。私は何回もこの件について取り上げてまいりましたけれども、非常に残念ではありますけれども、西崎一帯の駐車場は全く多くの市民が活用されている状況と言えるものではないというふうに思っております。地域の事業所やアパートの皆さんの専用駐車場としてなっているのが現実ではないかというふうに思います。そこで早急にその対応策として、私は有料にすべきだと。有料にすべきといっても高い料金では問題がありますが、社会情勢、経済情勢に見合った分で有料にすべきと一つの考え方として持っているわけであります。 そこでお伺いをいたします。小項目1、
商業地域一帯の放置車両の台数と
駐車可能台数。小項目2、運動公園内の放置車両の台数と
駐車可能台数。小項目3、商業地域はむしろ有料化することによって活性化すると思うのでありますが、いかがでしょうか。小項目4、
周辺アパート及び事業所の専用駐車場化していると思うがどうか、お伺いをいたします。 件名5、
市立保育所臨時保育士の賃金の引き上げについてであります。今回の予算で学校の補助教諭については6,000円から8,000円に引き上げられました。非常に高く私は評価をしております。このように臨時であろうとも、ある一定の専門職というのはやはり誇りを持っております。そして資格を取るためにそれなりの努力もしてまいりました。そういう意味においては教育長の非常に見識ある考えに基づいて引き上げたことについては敬意を表するものであります。そこで私は本糸満市の保育所についても、保育士が今は70数名の方々が臨時で行っているわけでありますが、この中においてもやはりこれまでの状況では安いというふうに思わざるを得ないのであります。専門職として、国家資格化になっておりますので、ぜひとも今の賃金より、もっと引き上げるべきだというふうに考えているのであります。 そこでお伺いをいたします。小項目1、国家資格であり、専門職としての賃金としては低いと思うがどうか。小項目2、他の市町村との比較は。小項目3、臨時保育士の必要性について。小項目4、
ワークシェアリングについて、どう思うか。小項目5、通勤手当を支給すべきだと思うがいかがなものでしょうか。 件名6、
タイムカード(ICカード)導入についてであります。小項目1、平成17年3月定例会での答弁で検討すると言っているが、その後どのようになっているかお伺いをいたします。小項目2、市長が提唱している「管理職10分前、職員5分前出勤奨励」は実施しているのか、お伺いをいたします。小項目3、「管理職が出勤簿を8時45分までに人事課に提出する」ことを何%、何課が実施しているのか、お伺いをいたします。小項目4、
タイムカード及びICカードの導入にかかる予算は幾らか。小項目5、最近の出勤(遅刻)実態調査について、結果とその成果をお伺いをいたしまして、一般質問を終わります。
◎市長(西平賀雄君) おはようございます。
玉城和信議員の一般質問にお答えいたします。件名1、平成18年度施政方針について、お答えいたします。 ニシヒラのワクワク
マニフェストについて、御説明いたします。1点目に、糸満漁港の活性化については、糸満漁港ふれあい
公園事業特別会計を計上し、
糸満フィッシャリーナの供用開始と、ふれあいビーチ、美々ビーチいとまんにおける海開きの式典を沖縄県、糸満市の共催で開催し、今後の市の発展につながる運営を開始いたします。2点目に、農業振興による後継者育成と農家の自立化については、高
生産性農業機械施設、野菜温室を導入し、農業所得の安定と中核農家の育成を図ります。また、元気な
地域づくり事業を昨年に引き続き実施し、地域の資源を生かした、グリーンツーリズムの振興を図ります。3点目に、温泉・天然ガスの開発については、平成17年度の
温泉施設基本計画策定に引き続き、
温泉掘削適地調査を実施し、市民の健康増進並びに健康美容に貢献できるよう
温泉天然ガスの開発を推進します。4点目に、糸満市にプロ野球と
Jリーグキャンプの誘致については、
屋根つき屋外運動場の基本計画を策定し、プロ野球と
Jリーグキャンプの誘致の取り組みを推進します。5点目に、若者の採用拡大で活性化については、
株式会社サンエーの開店により、300ないし400名の雇用の拡大を図り、
マルチメディアテクノセンターについても
国内優良IT企業を誘致し、雇用の拡大と産業の振興を図ります。6点目に、図書館利用時間の延長については、開館時間を夜9時まで延長し、市民の多様なニーズにこたえていきます。7点目に、
コミュニティーバスの運行については、
コミュニティーバス導入推進事業調査を実施します。以上、7点でございます。
マニフェスト16項目のうち、13項目が達成されていることになります。 残りの件につきましては、助役以下、各担当部長の方から答弁させたいと思います。
◎助役(大城弘明君) おはようございます。
玉城和信議員の御質問、件名3、
南部病院経営移譲について、順次お答えをいたします。小項目1、県との協定は、「現病院の機能を引き継ぐ」との条件で締結しているが、その見通しはについてでございますけれども、去る3月9日に、友愛会の比嘉理事長以下、3名の方と面談をし、引き継ぎの状況及び今後の見通しについて、確認をいたしました。友愛会におきましては、基本協定書を誠実に実行するため努力を重ねておりますが、医師の不足と施設の老朽化による改修工事により4月1日からフル稼働は厳しい状況であると聞いております。新病院の開設に当たっての許可申請につきましては、病床数250床、医師26名、看護師98名で申請をしております。看護師につきましては、充足しているものの、医師については
豊見城中央病院との交流を前提に26名新採用する予定でしたが、現在まで15名程度の見通ししか立たず、不足する医師については今後とも求人活動を行いますが、その間、
豊見城中央病院からの協力を得て、対処する考えであります。そのため脳神経外科及び耳鼻咽喉科の両診療科目につきましては、医師の確保ができるまで休診する予定でございます。また、改修工事につきましては、各病棟ごとに実施する計画で、約半年間を予定しているようでございます。その間、患者に迷惑をかけないために工事する病棟の階及びその下の階についても休床をいたします。したがって、稼働する病床数の変化はございますが、期間中は150床程度、いわゆる6カ月間は150床程度を確保するとのことでございます。なお、工事終了後はすべての病床が稼働可能となります。 次に小項目2、
夜間救急診療がなくなる可能性についてでございますけれども、夜間救急はなくなるのではなくて、医師が不足しているため、当面は午前0時まで救急診療を行いますが、10時以降も当直医2名を配置し、来院された患者に対応するとのことであります。なお、医師確保の見通しがつき次第、速やかに10時以降も実施する予定です。 小項目3、
豊見城中央病院の分院になるのではないかとの御心配についてでございますけれども、新たな病院として、開設許可を得て運営されるものであり、相応の診療科目が実施されることから、分院になるものとは考えておりません。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時22分)(再開宣告午前10時22分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎助役(大城弘明君) ただいまの答弁に間違いがございましたので、おわびして訂正をさせていただきます。小項目2の中で、
夜間救急診療がなくなる可能性についての件についてでございますけれども、医師が不足するため、当面は「午前0時まで」というふうに申し上げたようでございますけれども、「午後10時まで」は救急診療を行いますが、10時以降も当直医2名を配置し、来院された患者に対応することであります。こういうふうに訂正をさせていただきたいと思います。おわび申し上げて訂正いたします。
◎市民部長(城島栄君)
玉城和信議員の御質問、件名2、
ごみ最終処分及びリサイクルについて。小項目1、南廃協の取り組みについて。ア、
候補地選定見直しについてお答えをいたします。南廃協では各市町村の助役と学識経験者、住民代表で構成した
施設建設選定部会で候補地の選定を進めてまいりました。選定ルールに基づき、10候補地が挙がり、現場踏査による評価基準に基づき選定した5候補地から3候補地に絞り込んで、理事会で決定する手順でありましたが、3候補地への絞り込みの絶対条件である候補地住民との意見交換会が2地区において実施することができず、5候補地とも反対決議、あるいは強い反対意見がありました。また町村合併により選定委員である6名の助役が失職し、
選定スケジュールに大きな影響が生じることなどを総合的に判断した結果、5候補地から3候補地への絞り込みは無理だとして、候補地選定を白紙に戻すことになり、それにかわって候補地選定は住民の合意形成が可能な地域を条件に新たな候補地を模索することになっております。 次にイ、これからの取り組みの状況と見通しについてでありますが、建設候補地の選定については、誘致も含めて基本的に公募制とし、当初事務局から提示した32カ所も入れ、基準の見直しも含めて再検討をし、建設候補地の合意形成を平成18年7月をめどとして取り組んでいくことになっております。 次にウ、最終処分場の総事業費とその内訳については、南廃協ではごみを焼却した後に残る焼却残渣を処理する灰溶融施設と、
被覆型最終処分場を建設いたします。その総事業費は概算で60億円と算定しております。内訳は灰溶融施設に25億円、
被覆型最終処分場に25億円、用地費及び用地造成費に10億円となっております。 次にエ、現在焼却残渣を受け入れているところの搬入の期間はいつまでかという御質問でございますけれども、糸・
豊清掃施設組合の焼却残渣の処理は那覇市と民間業者に委託しておりますが、那覇市の最終処分場については地域との協定により平成19年3月31日まで。民間の最終処分場も法令改正により平成19年3月には閉鎖されることになっております。 次に小項目2、焼却炉及び灰溶融施設の寿命は何年かについてお答えいたします。
廃棄物処理施設は補助金等により取得した財産の
処分制限期間が7年となっておりますが、必要とする点検修理及び消耗品の交換など、適切な維持管理を確実に行えば、焼却炉や灰溶融施設の耐用年数の目安は15年となっております。 次に小項目3、焼却灰の溶融とリサイクルの
エネルギー必要量はいかほどかについてお答えいたします。焼却灰の溶融方式には、電気溶融と燃料溶融があります。電気溶融の場合は焼却灰1トンを溶融するために810キロワットの電気が必要となります。一方、燃料溶融の場合は270リットルの灯油と230キロワットの電気が必要となります。 次に小項目4、市長の焼却灰のリサイクルに対する考え方、そして可能性についてお答えいたします。南廃協では灰溶融施設を建設することになっております。灰溶融施設は焼却灰を1,300度の高温で溶かしてガラス質のスラグという物質に変えることで無害化、減容化するための施設であります。スラグは砂の代替材料として使うことができますので、
インターロッキングや道路の
アスファルト舗装材などの建設資材等への有効利用が促進できます。県内では浦添市が灰溶融施設を稼働させていますが、スラグは100%リサイクルされているようであります。本市も南廃協の灰溶融施設による焼却灰の処理及びスラグのリサイクルを推進していきたいと考えております。 次に小項目5、京都議定書の趣旨に対する見解についてお答えいたします。京都議定書は二酸化炭素等の
温室効果ガスの削減についての法的拘束力のある国際的な約束事を定めたものであり、大気中の
温室効果ガス濃度の増大による地球温暖化は地球全体の環境に深刻な影響を及ぼすことから、地方公共団体もその区域の自然的、社会的条件に応じた
温室効果ガス排出抑制に努めなければならないものと考えております。 最後に、小項目6、地球温暖化による環境の変化等に対する考え方についてお答えいたします。地球温暖化が人類を始めとする生物界全体に深刻な問題をもたらすことが指摘されています。地球温暖化が進むと地球規模の異常気象を招き、世界の穀物生産が大幅に減少すると食糧の輸入依存度の高い日本は深刻な食糧難に陥るおそれがあります。また、沖縄など日本南部ではマラリアなどの熱帯性の感染症の危険が増し、海面の上昇などにより海岸地方では砂浜が減少し、高潮や津波による危険地帯が増大することが予想されています。大気中の
温室効果ガスの濃度を安定化させ、地球温暖化を防止することは人類共通の課題であり、行政はもちろん事業所や市民一人一人がこの課題に取り組むことが重要であると考えております。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) おはようございます。
玉城和信議員の御質問、件名4、西崎一帯の
駐車場有料化について。小項目1、
商業地域一帯の放置車両の台数と
駐車可能台数についてお答えいたします。
当該地域駐車場は西崎地区の商業活性化のために有効利用を図る目的で、
西崎商業用地駐車場として3カ所に設置されたものであります。現在、当該3カ所には放置車両が15台あり、
駐車可能台数は元
ダイエー糸満店の南側にある駐車場に60台、元
ダイエー糸満店の北側にある駐車場に68台、近隣公園の南側にある駐車場に80台で合計208台となっております。 次に小項目3、商業地域はむしろ有料化することによって活性化すると思うがどうかについてお答えいたします。駐車場の有効利用、商業者及び市民ニーズへの効果的、効率的な対応、平等利用の確保、施設の適切な維持管理、財政面や費用対効果等を総合的に勘案した場合に、有料化することが活性化につながるものと思います。 次に小項目4、
周辺アパート及び事業所の専用駐車場化していると思うがどうかについてお答えいたします。当該地につきましては、昼夜ほぼ満車状態であることから、多くは
周辺アパートの住民及び事業所が利用していることが考えられます。
◎建設部長(上原利夫君)
玉城和信議員の御質問、件名4、西崎一帯の
駐車場有料化について。小項目2、運動公園内の放置車両の台数と
駐車可能台数についてお答えいたします。 運動公園内の駐車場の放置車両は、
西崎陸上競技場東側駐車場に1台、
球場西側駐車場に1台と
西崎親水公園1工区駐車場に9台の合計11台が放置されております。 次に駐車場の
駐車可能台数でありますが、
陸上競技場東側に普通車両が215台、球場西側に普通車両177台とバス専用6台、
西崎親水公園1工区に普通車両73台と、バス専用6台、
西崎親水公園2工区に普通車両40台、合計で普通車両が505台とバス専用12台が駐車できる状況にあります。
◎総務部長(金城義朗君) おはようございます。
玉城和信議員の御質問、件名5、
市立保育所臨時保育士の賃金の引き上げについて。小項目1、国家資格であり、専門職としての賃金としては低いと思うがどうかについてお答えいたします。 臨時保育士の賃金の引き上げにつきましては、これまでも再三検討をしてまいりましたが、依然として当市の財政状況は厳しく、賃金の引き上げには至っておりません。県内他市と比較しても低い状況にありますが、今後財政状況を勘案しながら引き続き検討をしてまいりたいと考えております。 小項目2、他市町村との比較はとのことでありますが、浦添市6,820円、名護市6,800円、那覇市6,610円、うるま市6,500円、豊見城市6,320円、糸満市と沖縄市は6,000円、宜野湾市5,700円となっております。 小項目3、臨時保育士の必要性についてお答えいたします。現在、当市には8カ所の保育所がありますが、平成19年度には2カ所の保育所を民営化する予定であります。これまで行政改革大綱及び
職員定員適正化計画に基づき、退職保育士については不補充とし、臨時職員を活用してまいりました。さらに残る6カ所の保育所につきましても、民営化する予定であり、その間は臨時職員が必要となります。 小項目4、
ワークシェアリングについて、どう思うかについてお答えいたします。
ワークシェアリングは1人当たりの労働時間を減らして、その分雇用をふやしたり、維持したりする仕組みのことだと思います。厳しい雇用情勢下における雇用維持、新たな雇用創出、雇用不安の解消という観点から社会的関心が高まっておりますが、当市においては現段階では
ワークシェアリングを導入する予定はございません。 小項目5、通勤手当を支給すべきと思うがどうかについてお答えいたします。糸満市臨時職員の任用、給与、服務及び勤務条件に関する規則第10条に臨時職員の受ける給与は賃金、時間外手当、休日勤務手当及び期末手当とするとなっておりまして、通勤手当は支給対象外となっております。今後とも厳しい財政状況が続くと思われる中におきましては、通勤手当の支給は考えておりません。 件名6、
タイムカード(ICカード)導入について。小項目1、平成17年3月定例会での答弁で検討すると言っているが、その後どのようになっているかについてお答えいたします。職員の出退勤時刻の確認は管理者等による確認を原則としつつ、ICカード等の客観的確認方法についても新給与システムの中に導入できないか検討してまいりましたが、平成18年度におきましても、財源の捻出ができず、見合わすことになりました。 小項目2、市長が提唱している「管理職10分前、職員5分前出勤奨励」は実施しているのかについてお答えいたします。管理職10分前、職員5分前出勤については、機会あるごとに奨励をしております。 小項目3、「管理職が出勤簿を8時45分までに人事課に提出する」ことを何%、何課が実施しているかですが、現段階では実施しておりません。 小項目4、
タイムカード及びICカード導入にかかる予算は幾らかについてでありますが、
タイムカードについては導入する年度は約195万円程度で、毎年の消耗品として37万9,000円程度必要になるかと思います。ICカードにつきましては、303万9,000円となっております。 小項目5、最近の出勤(遅刻)実態調査について結果とその成果はについてお答えいたします。平成18年2月27日から3月3日までに行った遅刻調査の結果は、1日平均7.6人であります。平成16年度の1日平均14.9人と比較すると大分よくなっておりますが、さらに少なくするよう職員の自覚を促したいと考えております。
◆21番(玉城和信君)
マニフェストについても13が実施しており、あと3つが残っているというようなことで、ほんとにこの1年半、約2カ年近くになりますが、市長の努力はすばらしいなというふうに感心をしているところであります。 そして2件目の最終処分場についてでありますけれども、新聞等によりますと地元振興費が6億円かかるというようなことでありますけれども、この6億円というお金の捻出の方法ですが、本市の場合どのような形で捻出していく予定なのかお伺いをいたします。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時41分)(再開宣告午前10時43分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎助役(大城弘明君) 再質問にお答えいたします。 現在、那覇市と南風原町が最終処分場を一緒に確保してございまして、那覇市の自主財源、それから南風原町の自主財源等を念頭に置いて、両市町においては振興費を計上し、市町民の理解を得ているというようなことでございまして、これを参考にしまして、南部広域行政組合の中で、6市町の件につきましても基本的には那覇市や南風原町の算定基準を基本として考えている一つの案として新聞に今掲載をされたところでございます。ちなみに、振興費の財政シミュレーションの案がございますけれども、仮に6億5,000万円の糸満市の負担分が20年で支払うということになると、年間850万円、15年で支払うと1,130万円、10年で支払うと1,700万円、5年になると3,400万円というふうな数字もありますけれども、最初は10市町村でございましたけれども、市町村合併によっていろいろと変化してきておりますので、南部広域行政組合事務局の方でも、これからいろいろと理事会と詰めまして、具体化していくというようなことで今、案の段階でございます。
◆21番(玉城和信君) まず、この捻出の方法としては年次的に出すというようなことでありますけれども、私はもう1点聞きたいのは、この予算の裏づけというのはどこにあるのかということをお聞きしたいと思います。
◎助役(大城弘明君) 再質問にお答えいたします。 今ですね、これはあくまでも概算でございまして、建設予定地も決まっていませんし、あくまでこれは概算でありまして、これから本格的に詰めていくというようなことでございます。
◆21番(玉城和信君) 私が聞いたのは若干答弁が違うんですが、結構でしょう。つまり私が言いたいのは、この予算というそのものは補助事業でもないということですよね。一般財源から出すということですよね。純然たる糸満市民の市税から出るというふうに理解していいんでしょうか。
◎助役(大城弘明君) 今、純然たる糸満市の一般財源から出すことになるのかという御質問でございますけれども、そういうふうに理解をしております。それだけに財政難でありますので、今後、効率的にいかに、あんまり無理や負担のないようなやり方がないかについても十分検討してまいらないといけないというふうに思っております。
◆21番(玉城和信君) 先ほどの答弁などから聞きますと、ほんとに多額な金額がかかる、この最終処分場でありますけれども、私はこういう最終処分場をつくるのではなくて、もうリサイクルの時代だというふうなことでありますので、リサイクルの方向に進むべきだというふうな基本的な考えを持っております。そこで、南廃協をつくられました。その間に人件費も含めて、これまで幾らかかったのでしょうか。そして糸満市が支出した分は幾らでしょうか。お伺いいたします。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時48分)(再開宣告午前10時49分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◆21番(玉城和信君) 私はですね、先ほど申し上げましたように、もう既に焼却炉の時代は終わったというふうな考えであります。世界において大型焼却炉というのはどれぐらいあるのか。そして日本の占める比率というのはどのぐらいなのか、お伺いしたいと思います。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時49分)(再開宣告午前10時50分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎市民部長(城島栄君)
玉城和信議員の再質問にお答えいたします。 ごみ処理施設の大型処理場というんですか、こういうのが世界ではどの程度占めているか、あるいは日本ではどの程度占めているかということですけれども、現在その資料については調べてございません。
◆21番(玉城和信君) 私は京都議定書、そして地球温暖化についても質問をいたしましたけれども、これはそういうふうな大型焼却炉がどの程度のCO2を排出しているかというふうな認識を皆さん持っていただきたいんです。この件について、まず日本においてCO2が大型焼却炉から出されている分がどれだけあるのかお伺いをいたします。
◎市民部長(城島栄君)
玉城和信議員の再質問にお答えします。 先ほどもお答えいたしましたけれども、今のところ日本でごみ処理場がどの程度占めるかということの資料については持ち合わせてございません。
◆21番(玉城和信君) 先ほどの質問ですが、日本において1,864基あるというふうなことを聞いております。それで諸外国においては900基というふうなことを聞いております。そういうことで日本がはるかに多いんです。世界の3分の2を占めているんです。それにCO2の排出量においては、日本はこのことを発表してないんです。意識的に発表してないんだというふうなことを聞いております。そういうふうなことで地球温暖化、こういう京都議定書等々を考えた場合、本当にこの日本がごみ焼却に対する考え方の認識が非常に世界の常識と違うんじゃないのかなというふうに思います。そういう意味でこのごみ焼却について、市長の考え方として、これからもごみ焼却をすべきなのか。それともどういうふうな考えをお持ちか、市長の考えをお聞きしたいと思います。
◎市長(西平賀雄君)
玉城和信議員の再質問にお答えいたします。 この最終処分場の建設につきましては、南部広域の各市町村で決められまして、それに向かうということを決定し、これに今作業を向かっているところでございます。そういうことで先ほどの振興費等についても出ているわけでございますけれども、議員がおっしゃるとおり、地球温暖化防止のためには確かにできるだけ高温を要する焼却炉というのは極力減らした方が私はいいというふうに思っております。そのためにもこれからごみの減量化についても、極力取り組んでいきながら、できるだけ熱を使わないという方向にいくべき必要があるというふうに考えております。
◆21番(玉城和信君) 熱を使わないようにやるというふうなことで、ほんとにいい答弁でありました。今後そういう方向に向かっていただきたいと思います。そこで部長、焼却をすると何%になるんでしょうか。そしてその焼却した残渣が残りますね。それ以外はどこに捨てているのか、捨てる場所はどこなのかお聞きしたいと思います。
◎市民部長(城島栄君)
玉城和信議員の再質問にお答えいたします。 ごみを焼却すると何%減るかということでございますけれども、最初の一般ごみが搬出されて、糸・豊で焼却した場合には約20分の1、さらにそこから出た残渣を灰溶融すると、さらに2分の1に減るというふうに言われております。残渣以外の処理については、どういうふうにしますかということでありますけれども、現在は管理型の最終処分場で処理をするということでございます。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時56分)(再開宣告午前10時58分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎市民部長(城島栄君)
玉城和信議員の再質問ですけれども、先ほど私、20分の1というふうなパンフレットを見たものですから、そのままお答えしましたけれども、11%ということでありますので、それ以外の89%はどうなったかということでございますけれども、私がお話したのは固体として残るのが11%ということの説明でございます。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時59分)(再開宣告午前10時59分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎市民部長(城島栄君) 再質問にお答えいたします。 物を燃やすわけですから、そこに灰が残る、それは先ほど固体物として、11%残るということですけれども、後は気体として空気中にいっているというふうに解釈をしております。
◆21番(玉城和信君) この件について空気中に捨てているというふうに考えるのか。それとも有用に活用して空気中に排出しているというふうに考えるのか。この辺についてお伺いしたいと思います。
◎市民部長(城島栄君) 再質問にお答えいたします。 空気中に出るものについては、有用に活用されているというふうには思ってございません。
◆21番(玉城和信君) この認識正しいと思いますのでいいんですが。ここで聞いている当局の皆さん、そして議員の皆さんですね、ほんとにごみの問題ですね、我々は燃やせば空気中に捨てたというふうに意識しないといけないと思うんですね。環境を悪くしていると。温暖化に向かっているというふうな意識を持たないといけない。空気中に捨てているんだというふうな、大気中に捨てているんだという意識を持たないといけないということを強く申し述べたいと思います。そこで今、ヨーロッパ諸国、ドイツではもう焼却というのはゼロですね。そしてアメリカ、カナダにおいてもこの焼却炉が建設されたのが、最近ほとんどないと言われているんです。この辺の状況をちょっとお聞かせ願いたいと思います。
◎市民部長(城島栄君)
玉城和信議員からの御質問で、ヨーロッパの状況とアメリカ、カナダの状況ということでございましたけれども、この件に関しましては、私の方では知り得ておりません。
◆21番(玉城和信君) もうヨーロッパではほとんど焼却炉というのはつくられておりませんね。そしてアメリカにおいてはもう12年間も凍結されているんです。カナダにおいてはもう20年近く凍結されているんです。そういうふうなことで今つくっているのはもう日本と台湾、中国、韓国付近ですね。おくれた地域だというふうに言わざるを得ないと思います。最たる日本はさらにおくれているというふうに考えております。そこで地球温暖化いろいろ等々申し述べましたけれども、また南廃協の問題に移っていきたいと思いますが…。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時03分)(再開宣告午前11時03分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎市民部長(城島栄君)
玉城和信議員の御質問で先ほど答弁してないのがございましたので、再度答弁いたします。 南廃協への糸満市からの負担金が幾らかということでございましたけれども、平成15年から17年まで既に支出済み、平成18年度が今回の予算に3,487万2,000円計上予定されていますので、この4年間トータルしますと1億61万8,000円でございます。
◆21番(玉城和信君) この1億円について、財源の内訳は補助金でしょうか。それとも一般財源でしょうか。
◎市民部長(城島栄君) 再質問にお答えいたします。 すべて一般財源でございます。
◆21番(玉城和信君) 一般財源といいましても、そのうちの交付税対象になっている部分があるのかどうか。それとも純然たる糸満市民の市税で賄われているのか、お伺いしたいと思います。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時05分)(再開宣告午前11時06分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎総務部長(金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 先ほどの南廃協の負担金につきましては、交付税の措置はございません。
◆21番(玉城和信君) そういうことでこの1億円、純然たる糸満市民の税金ですね。そしてまた今度振興費、いわゆるあめと思うんですが、これもすべて市民の税金、交付税対象にならないというようなことです。しかしながら、60億円という多額な予算でつくるものについては、国からの補助金もあろうかと思いますけれども、そういうふうなことで一般財源から出るお金はかなりの額になっているというふうなことであります。私はこういうふうなもう時代おくれなやり方というのは、早く改めるべきだと思うんです。そして大金をかけないように、もっと効率的に地球に優しいリサイクルをやっていただきたいというふうに思うのであります。質問を次に移っていきたいと思います。
南部病院経営移譲についてでありますけれども、条件として、いずれはその条件締結、県との協定でいくというふうなことでありますけれども、当分10時までと、そしてまた夜間は2人の当直医がいるというふうなことでありますけれども、新聞報道とは若干違うなというふうなことで安心をしているところであります。しかしながら、市長この件については何といっても夜中、大変厳しいんですよね。自分も子供が大きくなったのであれなんですが。子供たちが小さいときなんか大変なんですね。もう何をしていいかわからないときに、近くに病院があるというのは大変助かります。そういう面でいつまで10時までなのかわかりませんけれども、早い時期にこれを解消するように努力していただきたいというふうに思うんですが、その件についてどういうふうな対処策を持っているのかお伺いしたいと思います。
◎市長(西平賀雄君)
玉城和信議員の再質問にお答えいたします。 来る4月1日からは、これまでの県立南部病院を友愛会、
豊見城中央病院さんが引き継ぐことになるわけですけれども、議員が今おっしゃるように救急の問題については非常にこれまでも県に対して強く申し出てきたところでございます。そういうことで新しく病院を引き継ぐ友愛会さんに対しましても、県と協定を結んでいるわけですので、ぜひそのようにお願いしたいということを申し出ております。せんだっての新聞で非常に市民がこの辺で不安を感じるような記事が出ておりましたけれども、それについて再度県の方に要請をしていくということで日程調整を指示したわけなんですけれども、県の方もこれはまだ聞いてないということで、逆に県の方から友愛会さんの方に問い合わせをしたようでありますけれども、その後、すぐ友愛会の理事長の方が本市を訪れまして、先ほど助役の方から答弁させていただきましたけれども、そういうもろもろの問題が今ありまして、当分の間は
豊見城中央病院さんと連携を図りながら救急をやっていくということになっております。先方としても医者の確保についても鋭意取り組んでいるところでございますので、私どもといたしましても、市民に不安を持たすようなことがないように、引き続き対応していきたいというふうに考えております。
◆21番(玉城和信君) ぜひこの件について頑張っていただきたいと思います。 3点目の分院化について、なるんではないかというふうに心配していることについてお伺いしたいんですが、
豊見城中央病院から南部病院に派遣される医師においては、現段階では左遷されたというふうな意識を持っているということをお医者さんから聞いたんです。そういうふうなことで南部病院は、いわゆる分院、つまり左遷される医者が行くというふうなことを聞いたのでショックを受けたわけでありますけれども。こういうことがないように、またこの件についても市長の方からも強く要請をいたして、ほんとに本格的な医療機関として、安心できるものにしていただきたいと思います。私は常に公的機関に医療は任すべきだというふうな考え方を持っております。と申しますのは、こういうふうな言い方は悪いかもしれませんが、車の修理でもお互い信用できるところに出します。信用できないところに持っていくと、部品を交換しようがしまいが、わからないんですね。そしてまた100%修理してもしなくてもわからないんです。患者はふえないといけないんです。経営を利益を目的にしているんです、結果としては。だから公的機関というのはそういうことがないということで私はいつも公的機関に基本的には病院に行っております。そういうふうなことで民間になるとある一定の利益を、目的にしないといけないと思うんです。だから赤字にはなりません、黒字になります。ここで論じても意味はない話ではありますけれども、意識的にそういうものを持っているというふうに認識をしていただきたいと思います。 4件目の駐車場の問題でありますが、商業地域についてですね。経済観光部長、非常に私はもう以前からこのことを同じことを繰り返し言っているんです。商業地域が我々向こうに食事に行ったり、何かやっても車とめられないんです。これを何とかできないのか。経済観光部の立場から、経済の活性化、この件についてどのように考えているのかお伺いしたいと思います。
◎経済観光部長(山城茂範君) 御質問にお答えいたします。 先ほども
企画開発部長の方から答弁ありましたように、西崎の3カ所の駐車場につきましては、今の昼夜満杯状況であることから勘案しますと、周辺の住民、あるいは事業者等が占用しているというような状況だと考えております。そこの駐車場は本来、消費者、商店街の利用者の利便に供するために設置しているわけですから、本来その目的に沿った利用形態をしていただくのが筋だというふうに考えております。そういう意味では有料化するなり、いろんな施策を講じて可能な限り商店街の利用者が利用できるようなシステムに持っていくことが地域の活性化につながるものというふうに認識をしております。
◆21番(玉城和信君) 部長、非常にいい答弁ですね。模範答弁だというふうに認識しております。市長、そういう模範答弁をしているんですが、なぜやらないのでしょうか。
◎市長(西平賀雄君)
玉城和信議員の西崎商業地区の駐車場の件についての再質問にお答えしたいと思いますけれども、議員がおっしゃるとおりでございまして、ぜひ商業地域の活性化のためには、駐車場を早目に有料化して、活性化につないでいかないといけないということを考えております。今、担当部署の方にはこれを早目にするようにということで指示を出しておりますけれども、土地開発公社から市の方への土地の移管の手続を今やっているところでございますので、それが済みますと、次は有料化についての作業に移っていくというふうに考えております。引き続きこれはやっていきたいというふうに考えております。
◆21番(玉城和信君) そこで今回の議案に糸満市駐車場設置及び管理に関する条例の廃止案が出ております。廃止する必要ないんじゃないですか、どう思いますか。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時16分)(再開宣告午前11時16分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 今議会に提案しております駐車場の設置条例の廃止の件でありますけれども、この条例は国道331号バイパス沿いに介在する国道のつぶれ地になった駐車場、そこを対象にした条例でありまして、西崎の公社有地を対象にしているわけではございません。西崎の件につきましては、また新たな制度をつくる必要がありますけれども、ここの駐車場につきましては、今14台の自由に使える駐車場があるわけですけれども、結局はその14台の駐車スペースのために管理人を一人常駐させるのは非常に効率的に問題があるということで、この際、この駐車場の設置については廃止をしたいという提案をさせていただいているというところであります。
◆21番(玉城和信君) この駐車場条例は中身を変えれば同じことだと思うんです。そういうような面では、何も廃止せず、それを改正すればできることなので、そういうふうにしてほしかったなというふうに思います。この件については最後になりますが、放置車両が15台というふうなことであります。放置車両を置くということは無料だからなんですね。そういう面で活性化のために有料化するとどの程度の効果が出るのかお伺いしたいと思います。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時18分)(再開宣告午前11時19分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 具体的な数字につきましては、1台当たり幾らというふうなこともまだ決めておりませんので、そういうふうな数字が決まって、その後に出てくると思います。財政面で今大変厳しい状況にありますので、そういう面では市の財源につながっていくというふうに認識しております。
◆21番(玉城和信君) 5件目に移っていきたいと思います。保育士の問題でありますけれども、私が
ワークシェアリングというのは、どういうふうな考え方に立っているかと申しますと、本務の職員が専門職としてやっています。臨時の職員も専門職としてやっています。人件費はそれぞれ平均でいきますと、どのような差が出ているんでしょうか。
◎総務部長(金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 今、人件費ということでの御質問でございますが、職員の平成17年度の一般会計における人件費が平均865万円でございまして、臨時保育士の場合は154万円で、差額としては711万円がございます。
◆21番(玉城和信君) この差額というのは何人分ですか。
◎総務部長(金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 1年分でございます。1人分でございます。
◆21番(玉城和信君) ちょっと聞いたのが違っていたんですが、臨時職員の何人分の差があるかということを聞いたつもりだったんですが、それは私の聞き方がまずかったんでしょう。5人分ぐらいの差がありますね。本人も含めると6人分の差があるというふうに認識していいんでしょうか。
◎総務部長(金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 額の比較では何分の1というようなことにもなろうかと思うんですが、正規の保育士の場合は臨時職がやらないようないろんな業務もございまして、そういったものも含まれておりますので、単純に額の比較だけではなかなか難しいのかなということを思います。
◆21番(玉城和信君) 臨時の職員と本務とは仕事の内容が違うというんですが、これだけの差があるということは相当の差があると、歴然としているものだと思うので、この歴然とした部分を説明していただきたいと思います。
◎総務部長(金城義朗君) 職員の給与と臨時職員の賃金の決定の仕方にもよろうかと思いますが、職員の場合は採用試験を経て、任用されます。また、保育全般について責任を持って業務をやっているものと認識しております。臨時職員につきましては、その賃金につきましては他市の状況、その他を勘案しながら決定しておりまして、その額の違いというのは他市町村との比較等によって、現在決定している状況であります。そういったことからその差が出ているものと考えております。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時25分)(再開宣告午前11時26分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎福祉部長(上原善治君)
玉城和信議員の再質問にお答えいたします。 質問の内容は臨時職員と正職員の業務の差、そのことだと思うんですけれども、臨時職員にしても保育士資格でもって採用しておりまして、保育業務そのものの内容は同じでございます。ただ、正職員と臨時職員、先ほど総務部長も答えていたとおり、賃金等の違いはございます。ということでございます。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時27分)(再開宣告午前11時27分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◆21番(玉城和信君) 今の答弁の中で職務においては全く差がないというように理解していいかと思いますけれども、私が申し上げたいのは、このように今、デフレ不況の中で、日本の歴史の資本主義体制ができ上がった歴史の中で、デフレという経験をしたことないと思うんですね。そのような長期間にわたるデフレが起こって、今大変な賃金格差が出ております。そういうふうな状況の中ではある一定の
ワークシェアリングというのが必要になってきている時代ではないのかなというふうに思うわけです。仕事は全く同じ、賃金は6倍、それは全く考え方がおかしいというふうに認識をせざるを得ないわけです。そういう意味においてぜひとも、この件については6倍を一挙に縮めるとは言いませんけれども、少しでも縮めていただきたい。そのことによって糸満市の雇用の拡大、そしてまた所得の向上にもつながると思います。そして平等の社会ではなくて、公平な社会にするためにも、このことが必要かと私は思うのでありますけれども、市長のお考えはいかがでしょうか。
◎市長(西平賀雄君)
玉城和信議員の再質問にお答えいたします。 保育所臨時保育士の賃金の問題でございますけれども、先ほど担当部長の方からも業務においては、同じ国家資格を持った保育士でありますので、保育をするという業務においては、同じ形でやっているというふうに理解をしております。議員がおっしゃるように、そういうことからして、賃金についてももっと引き上げていくべきではないかというふうな御指摘でございます。そうすることによって雇用の面、あるいは所得の面にもつながっていくだろうということで
ワークシェアリングも当然やるべきだというふうな御指摘でございますけれども、おっしゃることはよく存じ上げておるわけですけれども、今、糸満市の財政状況からしまして、非常に厳しい状況にありますので、その辺をぜひ御理解いただきたいということでございます。全くこの件について考えてないということではありません。財政状況がそういうことでなかなかやろうにもできないという状況でございます。
◆21番(玉城和信君) 時間がないので、これに費やしたくはないんですが。市長、
ワークシェアリングの意味は知っているんでしょうか。財政は同じでできるということなんですよ、
ワークシェアリングというのは。
◎市長(西平賀雄君) 意味につきましては、先ほど総務部長の方から最初答弁しておりますけれども、再度答弁させたいと思います。
◎総務部長(金城義朗君) 再質問にお答えいたします。
ワークシェアリングといいますのは、雇用機会、労働時間、賃金という3つの要素がございますが、その組み合わせを変化させることを通じて、限られた雇用量をより多くの労働者の中で分かち合うということと理解しております。
◆21番(玉城和信君) あまり時間を割きたくないんですが、残念ながら皆さん御理解してないなというふうに思います。基本的には同じ財源の中で、多くの人を雇用して、賃金を分配するということなんです。ですからいろんな定義がたくさんあります。あるんですけれども、まず糸満市において限られた財源である。この財源を分配すればいいわけなんです。だから財源は問題ないというふうに考えているんですが、どうでしょうか。
◎総務部長(金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 先ほど人件費の御質問がございましたが、保育所の市の定数職員につきましては、給与等も決まっております。そこから臨時の賃金に分配をしていくということは考えておりません。
◆21番(玉城和信君) 残念でありますけれども、考えるべきだと思います。6倍の差があって通勤手当もない、ほんとに残念です。ぜひともこの件については、このことについて検討していただきたいと思います。次に移ります。
タイムカードのことなんですけれども、なかなか実行されないというふうなことでありますけれども、私はたくさん聞きたいことはありますが、時間がありませんので、少しだけ聞きたいと思います。民間はなぜ
タイムカードを設置しているんでしょうか。
◎総務部長(金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 それぞれの事情によると思います。特定のことはちょっと申し上げられませんが、出勤、退出時の時間の管理だと思っています。
◆21番(玉城和信君) 糸満市はそれでやるとまずい点があるんでしょうか。
◎総務部長(金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 確かに和信議員から遅刻の問題等も取り上げていただいておりますが、大分その問題につきまして、非常によくなっているという統計数字もございまして、今のところ管理者で出退勤を管理していくという方法でさせていただいております。できるだけ財源の伴わないようなやり方を考えたいと思っております。
◆21番(玉城和信君) 市長は民間的発想でというふうなことをよく言います。この件について民間が間違っているというふうな認識でよろしいんでしょうか。
◎市長(西平賀雄君) 再質問にお答えいたします。 民間がこの件については間違っているのかということでの御質問のようでございますけれども、決してそうは思っておりません。私は本市の場合は、もっと管理者がしっかりすべきだということをこれまでも再三申し上げてきたわけですけれども、それをさせるために管理職は10分前、職員も5分前には出勤して8時半からきっちりと仕事をやるようにということを提唱しているわけでございます。そういうふうに改善されてきておりますので、企業は企業なりのやり方がありますけれども、本市の場合はこういう形でやっていきたいというふうに考えております。
◆21番(玉城和信君) この件について民間的発想というのは、私はそういうふうなものについても民間的発想に変えていくべきだと思います。一生懸命やる、朝早く来る、この方々を評価することができないんですよね、出勤簿では。ですから早く来た方々は早く来たような、これで仕事をしなければしようがないんですけれども、出勤に関してはそういうふうな形で
タイムカードは一目瞭然わかるわけでありますから、そういう面で管理をしていただきたいというふうに思います。 最後に一言、申し上げたいのでありますけれども、ごみの問題であります。ぜひともですね、もう既に時代は変わっております。燃やした分の11%は固形として残ると、部長言っておりました。89%は大気中に捨てているんです。排気しているんです。我々の体にも降りかかってくるんです。そういうふうな状況を考えると、ぜひともこの件について改善をしていただくということをお願いを申し上げます。そして、やはりリサイクルの時代、元素でつくられたものでありますので、元素でつくられて最終的に元素に返せば、また資源として戻ってきます。そういうふうなことで地球環境を考えたこのことを踏まえていただきたいというふうなことを申し上げまして、私の質問を終わります。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時37分)(再開宣告午前11時51分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◆11番(奥村幸巳君) こんにちは。先ほど
玉城和信議員がきょうは何の波乱もなく、スマートに優しく一般質問を終わりましたので、何となく拍子抜けいたしております。一般質問に入る前に、一言ごあいさつを申し上げます。弥生3月の定例会、私は今回で5度目の登壇となります。本議会では来年度の糸満市の指標となる平成18年度一般会計予算等の審議で熱気がこもっておりますが、日常生活に目を転ずれば、学業を終え、希望に胸膨らませて社会に巣立つ若者、進級進学する児童生徒等々、別れ、巣立ち、旅立ちの季節であります。糸満市役所では7名の定年退職者、勧奨で5人、普通退職で2人と計14名が退職する予定でございます。定年退職される昭和20年生まれといえば、終戦の年であります。鉄の暴風の吹き荒れる極限状態の中、自然ごうや避難先、収容所等、衛生、栄養状態の悪い中で、この世に生を受け、米軍占領時代、復帰と変遷する行政の中で職務を全うされてきた皆様に敬意を表します。本市議会議場の中におられる事務局長の慶留間清栄氏におかれましては、37年2カ月の長期にわたり、公務に精励されてきており、議会事務局長として有終の美を飾ることとなります。慶留間局長には足かけ6年間御指導をいただき、大変ありがとうございました。定年にはまだ日にちがあり、早過ぎるかもしれませんが、慶留間局長を始め、定年を迎えられる職員の皆様の御健勝とますますの御活躍を心より祈念申し上げます。私もまた先輩方に負けないよう、市政の発展と市民福祉の向上に鋭意努力し、精進を重ねてまいる所存でございます。それでは一般質問に入ります。 件名1、市制施行35周年及び町村合併45周年を迎えるに当たって。我が糸満市は今年12月1日に市制施行35周年、これに先駆ける10月1日に町村合併45周年を迎えます。この節目にこれまでの糸満市の歩みを検証し、今後の施策に反映させるべきだと思うが、平成18年度予算案を通して、市長の認識をお伺いします。小項目1、市制施行35周年記念事業について。ア、平成18年度予算案への計上額は幾らになるのか。イ、記念事業の内容について、御説明をお願いします。市長は施政方針で市制施行35周年について、一言も触れておりませんが、ウ、市制施行35周年に対する市長の認識をお聞かせください。 小項目2、町村合併45周年を迎えてについてお伺いします。糸満町、兼城村、三和村、高嶺村の1町3村が合併して、はや45周年を迎えます。1町3村の合併は今日の糸満市の発展にどのような役割と効果をもたらしたのか。ア、1町3村合併の意義と申しますか、合併した意図、目的と45周年を迎えての評価についてお伺いします。イ、町村合併45周年あるいは50周年に向けての記念事業計画策定の意思はおありか、お伺いします。ウ、平成の大合併と糸満市の今後の合併問題に対する市長の認識について、御答弁をお願いします。 件名2、ワクワク
マニフェストについて。西平市政が誕生して、1年と8カ月がたちました。選挙公約であったニシヒラのワクワク
マニフェストも16項目中13項目が実施済み。3項目が推進中と聞き及んでおりますが、就任2年足らずでのこの成果、大いに評価をいたしております。しかしながら、拠点を充実させた上での点から線、線から面へと広げること。有機的な結びつきをもたすには、これからが大事な時期だと思われますので、今後の展開を含めて、小項目1、
マニフェストの実施状況についての個別的、具体的な御説明をお願いし、小項目2、今後の課題について御答弁をお願いします。 件名3、教育行政について。小項目1、高嶺小学校プール建設事業について質問をいたします。教育の機会均等、教育に待ったなしと言いますが、高嶺小学校プール建設は実施計画に策定されながら、ローリングの名のもと、消し去られてまいりました。西平市政になって予算計上されたことに対し、心からお礼申し上げます。特に大城勇教育長の御尽力に感謝を申し上げる次第でございます。プール建設については、費用対効果の面から消極的な意見がありますが、それならば有効活用を考えればいいのではないか。教育委員会、学校現場、PTA、地域住民がテーブルを囲めばいいのではないか。それで伺いますが、高嶺小学校プール建設委員会は設置されたのかどうか、お答えください。 小項目2、糸満南小学校校舎新増改築事業について伺います。市内小中校の校舎、体育館等の老朽化が著しく、早急な建てかえが必要であり、市当局の対応は比較的に積極的であると評価をいたしておりますが、施政方針でも2校の実施設計、7校の耐力度調査が入っておりますが、糸満南小学校の耐力度調査は済んだのか。新増改築の計画はないのか、2点についてお答えください。 件名4、環境行政について。小項目1、消防庁舎隣接地の廃棄タイヤについて。市長は施政方針、潤い都市づくりの中で環境保全の対策については、環境保全意識の普及を図るとともに、関係部署と連携をとりながら環境保全公害対策に努めますと述べております。消防庁舎隣接地の野積みにされた廃棄タイヤ群は蚊の発生源となり、付近住民から苦情が相次いでいます。そこで廃タイヤが野積みにされた原因経過と、廃タイヤ処理について現在どのような対策を講じているのかお答えください。 小項目2、畜産振興における環境対策強化の具体策について。畜産振興と環境対策は長年の懸案事項であるが、市長は施政方針、活力都市づくりの中で、畜産については優良な家畜の導入、育成と飼育技術の向上を図るとともに、環境対策の強化を図りますと述べております。環境対策強化の具体策についてお答えください。 小項目3、下水道事業の普及活動強化、水洗化率向上の具体策について。市長は施政方針、魅力都市づくりの中で、下水道事業の普及活動の強化、水洗化率の向上に努めますと述べておられますが、1点目に公共下水道事業整備状況と、下水道事業の普及活動強化、水洗化率向上の2点の具体策について御説明をお願いします。 件名5、商工観光行政について。小項目1、「ふれあい地区」へのリゾートホテルの誘致状況について。市民待望の
糸満フィッシャリーナと糸満ふれあいビーチが4月に供用開始される運びとなったことは、市民の一人として喜びにたえません。あとはかなえの一本となるリゾートホテルの誘致ですが、その状況はどうなっていますか、お答え願いたいと思います。 小項目2、
マルチメディアテクノセンター跡地への優良IT企業誘致状況について。市長は施政方針の中で、
マルチメディアテクノセンターには国内の優良IT企業を誘致し、雇用の拡大を図りますと述べておられますが、その誘致状況と雇用の効果について、お答えください。 以上の件について御答弁をお願いしまして、本席での質問を終わります。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後0時00分)(再開宣告午後1時03分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎市長(西平賀雄君) 奥村幸巳議員の一般質問にお答えいたします。 件名1、市制施行35周年及び町村合併45周年を迎えるに当たって。小項目1、市制施行35周年記念事業について。ア、平成18年度予算案への計上額は。イ、記念事業の内容について。ウ、市制施行35周年に対する市長の認識について、順次お答えいたします。 ア、平成18年度予算案への計上額は、100万円であります。イ、記念事業の内容については、平成18年度に設置する市制施行35周年記念事業実行委員会において決定しますが、市政功労者表彰式典や糸満漁港ふれあい公園供用開始式典、南浜公園ゲートボール場オープン記念大会等を予定しております。ウ、市制施行35周年に対する市長の認識についてでありますが、本市は昭和36年に糸満町、兼城村、高嶺村、三和村の1町3村の合併による、町制施行を経て、昭和46年に市制を施行し、今年12月1日をもって、満35年を迎えることになります。これまでの間において、産業の振興、教育の振興、都市基盤整備、保健福祉などのもろもろの施策を計画的に推進し、各方面にわたり一定の成果をおさめることができました。これもひとえに市民及び関係各位の皆様の御協力と御支援のたまものだと認識をいたしております。そして、今回の市制施行35周年の節目に当たり、これまでの市政の経緯を振り返るとともに、今後の糸満市の発展に資するため、市制施行35周年記念事業を開催し、市民及び関係各位の皆さんとともに、お祝いをしたいと思っております。 次に小項目2、町村合併45周年を迎えてについて。1町3村の合併は、今日の糸満市にどのような役割と効果をもたらしたかということでありますけれども、ア、イ、ウを順次お答えいたしたいと思います。始めに、合併の意義と45周年の評価についてでありますが、1961年10月1日、糸満町、兼城村、高嶺村及び三和村を合併して、新生糸満町が誕生いたしました。1町3村の合併の背景には、ともに行財政力に乏しく、面積、人口、産業、その他の事情に照らしても、自治運営に適切な規模とは言えない状況でありましたので、行政運営を効率的に行うことで、財政力の強化を図り、文化的産業都市の建設を目指すという意義でありました。そのような背景のもとで新生糸満町の誕生を経て、さらに10年後の1971年には県下10番目の市に昇格し、翌1972年の祖国復帰をして以来、社会資本の整備充実に積極的に取り組んでまいりました。そして1981年以降は、第一次、第二次、第三次総合計画のもとに、今日の発展ある糸満市が形成されております。よって、1町3村合併の意義が45年という時間の中で多くの先人たちの知恵と努力によって成し遂げられたことは高く評価するところであります。 次に、45周年あるいは50周年に向けての記念事業計画策定の意思はあるかということで御質問ですが、町村合併での周年事業は特に考えておりません。 最後に、平成の大合併と今後の合併問題に対する市長の認識についてという御質問ですが、本市の合併についての取り組みについては、平成15年5月に市町村合併庁内検討委員会を設置して、議論を重ねてまいりました。県が合併の基本パターンとして示した合併する相手としての東風平町や具志頭村は既に他の南部地域の町村との合併を進めており、また隣の豊見城市においても当面、合併は行わないということを表明しています。そのため本市としては合併特例法期限内での合併は実現できる環境ではありませんでした。また、少子高齢化の流れや国や地方自治体の財政状況がますます厳しさを増す中で、市町村の行政サービスを維持し、向上を図っていくことは非常に困難であるということが予想されます。よって、その解決を図るためには、将来合併は必要であると考えております。旧合併特例法の期限内での合併はかなえられませんでしたが、昨年の4月から新たに新合併特例法が施行されましたので、その最終期限である平成22年3月までの間に、合併の可能性を探ってまいりたいと考えております。 残りの件につきましては、助役、教育長、各担当部長の方から答弁させていただきます。
◎助役(大城弘明君) 奥村議員の御質問、件名2、ワクワク
マニフェストについて。小項目1、
マニフェストの実施状況について。小項目2、今後の課題につきまして、一括してお答えをいたします。 始めに、新糸満漁港の活性化については、
糸満フィッシャリーナの供用開始、ふれあいビーチ、美々ビーチいとまんにおける海開きを成功させるため、糸満漁港ふれあい公園供用開始式典実行委員会を設置いたしました。その組織は糸満市、沖縄県、その他団体で構成され、第1回実行委員会を3月10日に行ったところでございます。主催者が糸満漁港ふれあい公園供用開始式典実行委員会、期日が平成18年4月28日から29日の2日間。予算につきましては、糸満市補助200万円、沖縄県補助200万円、合計400万円として供用開始に向けて準備を進めることを確認したところであります。離島航路誘致の取り組みにつきましては、今後誘致に向け、整備手法や法制度の調査検討とあわせて、離島会館の誘致なども視野に入れた検討が課題となっております。 2番目に、農業振興による後継者育成と農家の自立化については、観光農園における地域食材供給施設とあわせて、地場産品の販売促進を図ります。また生産農家の意識改革を図りつつ、有機無農薬の糸満ブランドづくりに取り組みます。道の駅機能を果たす地場産品加工施設、販売施設の導入については、これまで関係機関と導入について協議を行っております。道の駅につきましては、本市への誘致を昨年6月に南部国道事務所に対して、正式に文書で要望してきたところでございます。今後ともその誘致に向けて、関係機関と協議の上、鋭意取り組んでまいります。グリーンツーリズムについては、平成17年度から3年計画で元気な
地域づくり事業を導入しており、今後は地域資源としての人材の育成及び受け入れ窓口体制等の整備が課題となっております。 3番目に、旧ダイエー店舗を買い上げ、産業と文化空間の創出については、大型空き店舗活用計画策定委員会から活用基本計画の報告を受けておりますが、今後、裁判の状況を見据えながら検討いたします。 4番目に、県立南部病院の廃止、経営移譲反対については、本年4月から
豊見城中央病院に経営移譲されますが、今後は経営内容が市の要望に沿ったものか、注視する必要があります。 5番目に、市が平成6年に取得した試掘権を生かした温泉・天然ガスの開発については、平成17年度において、温泉施設基本計画が策定され、また平成18年度では
温泉掘削適地調査を行います。今後は掘削適地調査の結果を踏まえ、民間活力も視野に入れた温泉開発を促進してまいります。 6番目に、基礎学力向上のための指導助手の配置につきましては、平成17年度で実施しております。 7番目に、市三役、特別職への若手の登用については、平成16年12月に議会の議決により、助役、収入役、教育長を登用することができました。 8番目に、糸満市にプロ野球と
Jリーグキャンプの誘致についてでございますが、プロ野球については現在、調査中でございます。Jリーグにつきましては、その下部組織であります。JFLのFC琉球が専用練習場やキャンプ地を求めており、現在積極的に受け入れるための調整を行っているところであります。
屋根つき屋外運動場については、平成18年度予算で基本計画を作成いたします。今後は野球場の施設整備、宿泊施設の確保及び誘致のための組織的な取り組みが課題となります。 9番目に、報得川の清流化と生物との共生については、上流域の自治体との関係の強化や市民との協働によるまちづくりの視点から問題解決に当たります。 10番目に、若者の採用拡大による活性化については、市役所東側にサンエーが開店することに伴い、300から400人の雇用の見込みがあるなど、今後とも企業誘致については積極的に推進し、雇用の拡大に努めます。 11番目に、糸満ワールドプロダクションの設置については、旧ダイエー店舗の買い上げ後に実現を目指したいと考えております。 12番目に、図書館利用時間の延長については、平成18年度から利用時間を夜9時まで延長いたしますが、今後は指定管理者制度の導入を検討するなど、さらなるサービスの向上に努めてまいります。 13番目に、小規模作業所への他市並みの補助につきましては、平成16年12月定例会で公約どおり、他市並みの補助が実現いたしました。 14番目に、市役所内レストランの有料化については、平成17年度から有料化を実現いたしております。 15番目に、ゲートボール場の整備につきましては、平成17年度で整備済みでございます。 16番目に、
コミュニティーバスの導入については、平成18年度に
コミュニティーバス導入推進事業調査を実施いたします。
◎教育長(大城勇君) 奥村幸巳議員の御質問、件名3、教育行政について。小項目2、糸満南小学校校舎新増改築事業についてお答えします。1点目の耐力度調査についてでありますが、糸満南小学校校舎については、旧耐震基準で建設された校舎がおよそ7割を占め、老朽化も進んでいることから、できるだけ早い時期に耐力度調査を実施したいと考えております。 2点目の改築計画についてでありますが、本市は小学校10校、中学校6校を擁しており、人口比及び児童生徒数比から見た場合、学校数が多いと考えております。そのような中、潮崎地域に小学校建設のための用地が確保されています。そのような現状から学校の適正化計画が十分ではなく、新たな学校建設は避けなければならないと考えております。したがいまして、糸満南小学校校舎等の改築計画については、改築時期を見定め、学校を始め、PTA関係者の合意を得て、潮崎地域への移転計画を進めていきたいと考えております。
◎教育委員会総務部長(金城秀佳君) 奥村幸巳議員の御質問、件名3、教育行政について。小項目1、高嶺小学校プール建設事業についてお答えいたします。 高嶺小学校プール建設委員会につきましては、4月中には設置したいと考えております。
◎市民部長(城島栄君) 奥村幸巳議員の御質問、件名4、環境行政について。小項目1、消防庁舎隣接地の廃棄タイヤについてお答えをいたします。 消防庁舎隣接地に放置されている大量の廃タイヤは市内の産業廃棄物処理会社が平成9年から平成10年にかけて搬入し、無許可で長期間保管していたものであります。平成15年3月に廃棄物の処理及び清掃に関する法律、第14条の2の規定に違反するものとみなされ、南部福祉保健所より改善命令が出されていますが、平成16年10月に会社が倒産したことにより、現在まで撤去されずに放置されております。本市は放置された廃タイヤが蚊の発生源となることから南部福祉保健所を通して県に廃タイヤの処理を要請していますが、県では社団法人沖縄県産業廃棄物協会及び関係団体、ボランティア等の協力を得て、行政、事業者、住民が一体となって、不法投棄された廃タイヤを撤去していますので、引き続き消防庁舎隣接地の廃タイヤの処理を要請していきたいと考えております。
◎経済観光部長(山城茂範君) 奥村幸巳議員の御質問、件名4、環境行政について。小項目2、畜産振興における環境対策強化の具体策についてお答えいたします。 畜産につきましては、優良な家畜の導入、育成と飼育技術の向上を図るため、南部家畜人工授精センター負担金、種畜購入補助金、家畜伝染病予防補助等を実施するとともに、中央家畜保健衛生所とも連携を図りながら、畜産農家の育成と飼育技術の向上を図っております。反面、畜産農家の家畜排せつ物の管理の不徹底によって、地域住民へ被害を与えている現状があります。平成16年11月1日から家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律によって、施設の構造設備に関する基準、排せつ物の管理方法に関する基準が厳しくなっております。それを受けて中央家畜保健衛生所と合同による家畜ふん尿処理実態調査を平成17年2月から3月にかけて、市内居住の21養豚農家、市外居住の10養豚農家に対して実施をしております。本市といたしましては、今後とも中央家畜保健衛生所等の関係機関とも連携を図り、補助事業導入を含めた指導助言を行い、畜産農家の環境対策を図っていきたいと考えております。
◎建設部長(上原利夫君) 奥村幸巳議員の御質問、件名4、環境行政について。小項目3、下水道事業の普及活動強化、水洗化率向上の具体策についてお答えをいたします。 本市の公共下水道の整備状況及び普及率は、平成17年3月末現在、全人口に対し、48.6%、また公共下水道計画区域内人口に対しましては、61.6%の普及率となっております。沖縄県全体の平均64.8%と比較いたしましても、まだまだ低い状況でありますので、これからも普及率を向上させるため実施計画に基づき、計画的に下水道事業を推進してまいります。 次に水洗化率向上の具体策といたしましては、1、マスコミ等による広報活動。2、市広報に趣旨を掲載。3、市の電光掲示板及び車両による広報や懸垂幕の掲示。4、効果的な場所へのポスター掲示。5、繁華街における下水道キャンペーンの実施。6、庁舎1階ロビーにおける下水道展の実施。7、郵送による未接続世帯への接続依頼の実施。8、戸別訪問の実施。9、排水設備資金の無利息貸し付けの実施等が挙げられます。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) 奥村幸巳議員の御質問、件名5、商工観光行政について。小項目1、「ふれあい地区」へのリゾートホテルの誘致状況についてお答えいたします。 本市における素通り型観光から滞在型観光への拠点づくりによる活性化を図る目的で、西崎町のふれあい漁港漁村地区内に大型ホテルの誘致活動を行っております。これまでに外資系事業者4件、県外事業者3件、県内事業者2件、その他事業者多数の問い合わせや現地視察等がありました。今後の公募に向けて、現在事務作業を進めているところでございます。 次に小項目2、
マルチメディアテクノセンター跡地への優良IT企業誘致状況についてお答えいたします。 まず誘致状況についてですが、現在、国、県、関係機関等の協力を得ながら誘致に取り組んでおります。これまで本土の企業や県内の企業が現地視察等に来られています。現在、進出に向けて検討している企業もあります。今後、ますます進展する情報化時代に即応するIT関連企業の積極的な誘致に向けた取り組みを引き続き実施し、誘致に努めてまいります。次に、雇用効果については、これまで視察に来られている企業は、いずれも地元雇用を優先する考えであるとのことであります。また、雇用効果が期待できる企業を選考基準の一つとしており、今後とも引き続き優良企業の誘致に向けて取り組んでまいります。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時30分)(再開宣告午後1時31分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◆11番(奥村幸巳君) 自席の方から再質問をいたしますが、件名3の教育行政について、再質問をさせていただきます。ただいま教育委員会総務部長の方から建設委員会の設置は、4月だということでございましたが、これにつきましては建設委員会の構成、それから何回ぐらい開催されるのか。それと建設委員の予定メンバー等について、現在計画がありましたらお答えいただけますか。
◎教育委員会総務部長(金城秀佳君) 奥村幸巳議員の再質問にお答えいたします。 建設委員会につきましては、先ほど4月に設置する旨、答弁したところなんですが、建設委員会の構成、それから開催回数についてお聞きしてございます。建設委員会の委員につきましては学校関係者、それからPTA関係者、設計業者、体育指導員及び教育委員会の職員で構成してまいりたいと思っております。人数につきましては8名程度で、開催回数につきましては3回程度を予定しておりますが、具体的な人選については、あとしばらく検討させていただきたいと思っております。
◆11番(奥村幸巳君) 前回ですね、教育長の答弁では4月に設計を発注するというふうな話を聞いておりますが、それでは4月になって、その委員会を設置して、委員会で論議をするということになると、実施設計の発注がおくれるんじゃないかと思いますが、教育長いかがですか。
◎教育長(大城勇君) 再質問にお答えします。 教育委員会としては今、4月中に設計発注できるように進めております。これはやっぱり設計業者が決まりましたら、設計業者も含めまして検討したいということでありまして、そういうことで今、同時並行の形で設計業者を早目に選定いたしまして、それから一緒にすぐ立ち上げて、プールの規模とか、配置とか、形状について計画したいということであります。そういうことで4月中にはというのは、4月に設計業者を選定したいということであります。
◆11番(奥村幸巳君) それでは教育長、4月いっぱいにも発注ということを考えておりまして、そして4月には設計者も入れて話し合いを持つと、非常に短期間でございますね。これはやはり有効活用はかなりの時間をかけるべきだと思うんですが、短期間で大丈夫でしょうか。それと今、設計業者を入れるというふうになっておりますが、設計についても4月1日、4月の初めに、いわゆる入札とかでなければ随契ですか、そういった形のものはもう予定としては入っておるんですか。
◎教育長(大城勇君) 再質問にお答えします。 今、議員からありましたように、そういうふうな形で既にスケジュールは描いております。今、短期間でと質問がありましたが、プールについては、いろんな角度でそれぞれ学校の特色に合った形でプールを設計しておりますので、基本的にプールの面積については、これはもう国の補助の範囲で決まっておりまして、あとはどういうふうな形でつくっていくかということであります。まずは設計業者が決まらないと話し合いは進みませんので、そういうことで今までの経過からしても十分に工事着手には反映できると思っております。
◆11番(奥村幸巳君) それではですね、もう既に予算は決まっておるわけですが、こういった委員会を開催しまして、地元、それからPTA、学校現場からある程度要求というのが出てくると思いますが、予算については全く額の変更はしないということになるんでしょうか。
◎教育長(大城勇君) 再質問にお答えします。 工事はある程度予算化されていますが、今、奥村議員においては、設計のいかんによっては工事の増もあり得るんではないかというような御質問の趣旨だと思うんですが。一応この範囲でありますので、問題は今までどのぐらいのグレードアップをするかということで、大体事業費は決まっております。そういうことも検討しながら、できるだけ壁になるような、今は財政状況も厳しいですから、そういう形でやっていきたいというふうに思います。今まではどちらかというと、こういった壁的な要素もありましたので、こういうことも含めまして、これを十分に財政が厳しいというのは反映いたしまして、そういうことで一応工事はやっていきたいと。極力それ以外の特殊な条件がまた出てきますと、その辺はまた別だと思いますが、今のところそういう考えで進めていきたいと考えております。
◆11番(奥村幸巳君) この間ですね、議会の方で現場視察に行きましたが、そのときに現場を見てすぐに安男議員の方から、これちょっとそのままでは低過ぎるんではないかと、もっと体育館と同じぐらいの高さに持っていくべきではないかというふうな意見がすぐ出されたわけです。そういった意味で、いわゆる地域の方々の要望というのは十分に聞くべきだと思っております。ですからその期間についてもちょっと短いんじゃないかというふうに感じております。なぜ私そういうことを言うかといいますと、どうしてもプール建設については、前に
玉城和信議員から前例踏襲主義と批判が出ております。私はそうは思っておりません。やはり地域の方々と話し合って、年中使えるような利用方法、和信議員は温水プールと言ってますが、これはもう今の財政状況では、にっちもさっちもいかないことだと思います。プール設計の仕様をある程度、簡易にできるような設計に持っていけば、地域の方も何周年記念、そういったのがありますので、そういったときに温水プールに近いようなものができるんじゃないかと思っておりますので、その辺のところも十分時間をかけて、プールの建設委員会では論議してもらいたいと思います。 次に小項目2に移ります。糸満南小学校の新増改築事業ですが、これは糸満市内には学校が他市に比べて多いと。そして潮崎の学校予定地との兼ね合いがあって、検討中だという話でございますが、大体これ教育委員会の計画ではいつごろを予定しておりますか。
◎教育長(大城勇君) 再質問にお答えします。 今、学校数が多いということでありまして、その辺からちょっと補足したいと思いますが、今糸満市は、5月1日現在ですが、人口が5万7,435名ということで、小学校が10校ございます。それから中学校が6校ございます。全体で16校ということで、小、中児童生徒数は6,969名ということで、人口にして1学校当たりの人口が3,590名と。1学校当たりの児童生徒数が435名となります。お隣の豊見城市はどうかといいますと、人口が5万3,012名で、小学校が6校、中学校が3校で9校です。そして1学校当たりの人口が5,890名と。それから1学校当たりの児童生徒数が679名。それから浦添市です。人口が10万7,457名です。小学校が10校、中学校が5校です。全体で15校。それから1学校当たりの人口にして7,164名、それから1学校当たりの児童生徒数が790名。それから宜野湾市です。8万9,137名の人口です。小学校が8校、中学校が4校で全体で12校です。1学校当たりの人口にして7,428名、1学校当たりの児童生徒数が767名と。そういうことで県内10市を見た場合に、市町村合併とかやったところはこういう形で学校数が非常に大きくなっております。割と宜野湾市、浦添市、豊見城市はこういう形で学校の適正な配置が十分なされているのかなというようなことからいたしまして、それを念頭に糸満市、今後のまた財政的な負担もありますので、新しい学校建設は避けたいということで前々から考えております。そういうことでちょうど糸満南小学校が現在、先ほど申し上げましたが、旧耐震基準以前の校舎が約7割を占めております。現在、築20年から、一番老朽化しているのは28年あります。それで改築時期を見定めて潮崎地域ということでありますが、潮崎地域には小学校の学校建設用地が確保されておりまして、そういうことで学校建設用地と、さらに糸満南小学校がそろそろ築28年ということで老朽化の見えることから、一応改築時期を見定めるというのは、平成19年に創立50周年を迎えます。それで教育委員会としてはそういう形でありますので、学校関係者を始め、地域、PTAの合意を得て、改築時期を決めまして、教育委員会としては平成19年あたりで耐力度調査と実施設計を実施しまして、平成20年から21年、約2カ年度にかけて学校建設を潮崎地域への移転で計画できればいいなということで今後進めていきたいという考えであります。
◆11番(奥村幸巳君) 教育長の積極的な答弁ありがとうございました。非常に財政の厳しい状況ではありますが、糸満南小学校の周辺ではやっぱり学校が偏在化している傾向がありますし、また今回の老朽化によって、積極的な計画を立てるべきだと私は思っております。教育の機会均等、教育は待ったなしと、古来から言われております。また、しろがねも黄金も子にまさるものはないと。これは古来から言われておりますが、子は国の宝であります。金がないときこそ、教育に力を入れるべきであると、日本の歴史はそういうことを物語っておりますので、これからまた学校区の区割りの問題とか、編成に混乱を、過去に混乱を来すようなことがありましたので、その辺のところもみっちりと検討して推進していただきたいと思います。次に移ります。 件名4、環境行政について。廃タイヤの野積みの件でございますが、これは以前から指摘されておりまして、きょうの答弁を聞いておりましても、これまでの経過措置、どうしようもないんだと。頑張ったけれども、どうしようもないんだというふうな回答として私は受けとめておりますが、これは市がもう少し積極的に、いわゆる環境保全対策の面から、もう少し積極的な動きができるんではないか、そういった方策はないのかどうか。改めて伺いたいと思います。
◎市民部長(城島栄君) 奥村幸巳議員の再質問のお答えいたします。 この廃タイヤにつきまして、市の方でももうちょっと積極的にできないかということでございますけれども、議員、御承知のように、廃タイヤにつきましては産業廃棄物というふうなことになっておりまして、基本的には県の方が指導と、許可認可についても県の方の担当ということになりますので、うちといたしましても先ほど答弁しましたように、南部福祉保健所の方と協力して対応していきたいというふうに思っております。
◆11番(奥村幸巳君) 県の管轄ということで、それは重々知っておりますが、迷惑をこうむるのは糸満市民でございます。やはり市民のために、県に対してもっと積極的に日参するぐらい対策指導について、行動されておるのかどうか、お伺いします。
◎市民部長(城島栄君) 市の方ももうちょっと積極的になってくれということでありますけれども、量の方もかなり本数がありまして、簡単にそれを片づけられるものでもありませんし、先ほども答弁しましたけれども、沖縄県に産業廃棄物協会というのがございますけれども、ここの方が年次的にそれぞれの市町村の方の廃タイヤ等についてのボランティア組織でありますけれども、片づけている事業がありまして、この方にお願いしているということであります。過去においてはずっと前になりますけれども、平成4年から5年にかけまして、糸満市の方も植樹祭会場がありますけれども、そこの方に1万5,000本、ボランティア団体が片づけておりまして、その他の廃棄物についても50トンというかなりの大量のものをやっています。その団体については、その後も大体毎年1回ずつ沖縄県内のそれぞれの市町村からこういう要望があればやっているというふうなことがありまして、糸満市としましても、そこの方に今要請しているところでございます。
◆11番(奥村幸巳君) ただいまボランティア協会の話が出ましたが、ボランティアの方々、これは糸満市と市外とどちらが多いんでしょうか。
◎市民部長(城島栄君) このボランティア団体の構成どうなっているかということでございますけれども、この団体自体は市外の団体でございます。
◆11番(奥村幸巳君) やはり県の管轄ということになると、県がやるもの。ボランティアも市外の方から多く集まってくると。そういったところですね、やはり市の方が積極的にするというのは金を使うだけではないですから、やっぱりそのボランティアの育成とか、そういったことを市の方がもっと積極的に市民に訴えていくようなこともできるんではなかろうかと思います。ちょっと消防長にお尋ねしますが、消防長は市民の生活の安全を守るために、朝な夕なに勤務に精励しておられると思いますが、消防庁舎の隣に山積みにされた廃タイヤを見て、日ごろ何を感じておられますか。お答え願えますか。
◎消防長(嶺井安生君) 奥村幸巳議員の再質問に答弁いたします。 奥村幸巳議員の指摘のとおり、消防庁舎の東側隣地に長期間廃棄タイヤが放置され、撤去もされずそのまま放置されていることは、我々としては火災予防上、景観上、または蚊も発生しておりますので、職員健康上、好ましい状態ではないと思っております。
◆11番(奥村幸巳君) ただいま消防長からも非常に気にしておられるようで、周囲の市民ではなくて、市の職員が蚊に悩まされるということもありましたが、特に大事なことは、火災予防上ということがございまして、消防庁舎の隣にほんとに危険なものが置かれていると。これ長期に放ったらかされて万一事故があったりしたら、これはどういうふうに弁明いたしますか。それにどなたかお答えいただけますか。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時53分)(再開宣告午後1時53分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎市民部長(城島栄君) 野積みされた廃タイヤで火災等、あるいはほかの事故があったときに、責任はどこにあるかということでございますけれども、基本的にはこのタイヤを持ち込んだ会社にあるというふうに思います。2番目には地主、地主の方も持ち込んだ方が片づけられないのであれば、次は地主さんが片づけるということが責任があると思いますけれども、先ほども申し上げましたように、この会社についてはもう既に倒産して、現在会社はありません。地主についても調べた範囲では、それを片づけるぐらいの資力がないと。もうかなり高齢の方だそうです。お金を投じて、これを片づける力がないものですから、今のところそのままの状態になっているということでございます。
◆11番(奥村幸巳君) この件に関してはあんまり時間をかけたくないんですけど。今の話を聞いていますと、糸満市に責任はないんだから、糸満市は何にもしなくてもいいんじゃないかというふうに聞こえてしまいますので、今後、市長ですね、施政方針の中でエコシティープラザを推進する環境文化都市づくりを唱えておりますね。やはり財政が非常に厳しいんですけど、長期に放置することは好ましくないのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
◎市長(西平賀雄君) 奥村幸巳議員の消防庁舎の隣接地に放置されている廃タイヤの処理につきましては、せんだって、助役も一緒に現場を見てまいりました。かなり草も繁茂しておりまして、タイヤも草の繁茂で隠されてきているような状況でございます。現場で感じたことは、非常に蚊の発生が地域住民に与える影響というのが非常に大きいのではないかというのを痛感いたしております。私も初めて現場の方に行きましたけれども、そう感じておりますので、この処理に当たってはもっと積極的にやっていきたいというふうに考えております。今後、きちんとした形で早急にできるように取り組んでいきたいと思っております。
◆11番(奥村幸巳君) 市長、ぜひよろしくお願いします。 それでは小項目3の下水道事業の普及活動強化、水洗化率の向上についてですが、先ほどの答弁で、マスコミ、市の広報、ポスター等でいろいろ頑張っておられるようでございますが、その中で戸別訪問の実施というのがございました。やっぱり一番有効なのは戸別訪問だと思います。水洗化率によって、またエコシティープラザ、すべてにつながってまいりますので、ひとつ頑張ってもらいたいと思います。次に移らせてもらいます。 件名1の方に戻ります。今回の市制施行35周年記念事業、予算が100万円ということですが、非常に何か寂しい思いをしております。いろんな事業がございますが、ちょっと提言を言わせてもらえれば。こういった35周年という大きな機会でございますので、例えばですね、市民全体の心を結集するという意味で、市民の大運動会であるとか、それから記念植樹、以前に市長が5万7,000本の植樹というふうな話もされていたかと記憶しておりますが。そういったものについていかが考えておられますか。
◎総務部長(金城義朗君) 奥村幸巳議員の再質問にお答えいたします。 先ほどの答弁で平成18年度に設置する市制施行35周年記念事業実行委員会を組織して決定いたしますというお話を申し上げましたが、それに先だって、部内でもいろいろ協議をしております。今、御提案の市民運動会につきましても、いろいろ社会体育やその他関係者を交えて協議したところでありますが、市民運動会を実施するのは非常に厳しいというような話もございました。やはり教育委員会の方でもう少し検討させていただきたいという御返事もいただいております。その後に検討内容については、今後検討するということではあろうかと思うんですが、市民運動会については検討するということでお返事をいただきました。ただ、記念植樹につきましても、実行委員会の中で御検討をさせていただきたいと思います。
◆11番(奥村幸巳君) 総務部長、ぜひ前向きに検討してもらいたいと思います。私もう一つ提案があります。先ほど抜かしてしまいましたが。糸満市の伝統文化のハーレーがありますね。私はまたこれに対して市民参加型のスポーツ、レジャーとしてのハーリーの全島大会を糸満市でやったらどうだろうか。これを今年厳しいのであれば、40周年に向けてというふうな形でとらえてやってもらいたいと思いますが、これは観光振興にもつながっていきますし、非常にいろんな面で活性化につながるかと思います。それについて一言コメントをお願いします。
◎市長(西平賀雄君) 奥村幸巳議員の再質問にお答えいたします。 市制35周年記念行事として、市民の心を結集してやる行事もあるんではないかということで幾つか提案がございました。大変ありがたく受けとめております。大運動会につきましては、先ほど部長が答弁したとおりでありまして、以前、毎年やっていたものを節目にこれをやるべきではないかということで改善されたことがありますので、今年の節目でこれをやるべきではないかということで私も申し上げたところでありますけれども、検討委員会では非常に厳しいという話が出ているようでございます。それから植樹祭についても、市内を緑で覆い尽くすという考え方を持っておりますので、議員の提案がありますとおり、これも検討させていただきたいと思っております。それからハーレーの全島大会というお話がございましたけれども、市内には全島大会に出場されている市民もおりまして、出場された方からの報告で表敬があったわけなんですけれども、そのときも全島大会が糸満で開かれたら非常にありがたいというふうな話もありました。全島大会をやるに当たりましては、従来は糸満市のハーレーは中地区漁港で旧暦を当ててやっておりますけれども、中地区漁港でこれができるのか、できない場合は西崎の新漁港ですね、北地区漁港、ここでやることも検討しないといけませんので、私たちの方で一応県の漁港漁場課の方には、その場合ここで使用することが可能ですかということは一応投げかけてはあります。その辺も含めまして、検討委員会で十分検討をされていただきたいと思っております。
◆11番(奥村幸巳君) 市長、前向きな答弁ありがとうございました。これは35周年に限らず、まだ40周年がありますので、じっくり時間をかけて、その間、何もせずではなくて、ずっとそのことを念頭に入れておいて頑張ってもらいたいと思います。 小項目2の町村合併45周年、その件に関しましては、ちょっと時間がありませんので、提言というふうな格好で終わらせてもらいますが。やはり1町3村、やっぱり4つの顔があるわけです。その地域ごとに歴史、文化が風土が変わりますので、そういった機会に町村合併45周年、あるいは50周年に向けて、私がこれまで何度も一般質問で取り上げております、三和でいえば過疎化の現象を食いとめる、公営団地や宅地造成事業、高嶺地域では南山城跡の復元、嘉手志川公園の整備等について、こういった機会に記念事業としてやるべきではないかというふうに思っております。特に高嶺校区になりますと、町村合併して45年、高嶺校区、学道である…、ちょっと休憩お願いします。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時05分)(再開宣告午後2時05分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◆11番(奥村幸巳君) 高嶺校区の基幹道路である、豊原、真栄里間の道路、これが45年たっていまだ、大里、国吉間のみが整備されているだけです。非常に子供たち学校の通学、それから地域住民の、いわゆる生活、経済道路として非常に重要なところであります。周辺には県道、国道が横断はしますが、縦断するような道がございません。ぜひこういった合併の記念事業として取り上げてもらいたいと思います。これは一応提言としてやっておきます。 最後になりましたが、件名2のワクワク
マニフェスト、先ほど御説明を聞いておりまして、16項目中13項目が実施済み、それから3項目が推進中と聞きましたが、新糸満漁港の活性化について、その中には離島航路誘致の取り組みがありますが、離島航路誘致のための条件として、離島会館を設置したらどうであろうかというふうなことを私は前に提案いたしておりますが、その離島会館なるものについて、どのような折衝といいますか、離島町村との交渉等をやっておられるのか、その点についてお伺いします。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時07分)(再開宣告午後2時08分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎市長(西平賀雄君) 奥村議員の再質問にお答えいたします。 離島会館の誘致につきましては、正式にまだ誘致を進めているわけではありませんけれども、前から渡嘉敷村であるとか、座間味村、あるいは渡名喜村あたりへの離島航路ですね、これを糸満の大型漁港の方から出せないかということを考えておりまして、渡嘉敷の村長には、その話をしたことがあります。渡嘉敷の村長もときたま糸満に来て、港もごらんになっているようなんですけれども。離島会館の誘致につきましても、私は北地区漁港の県有地の中にそれが入れられないかということを話をしたことがあります。それから離島の方でもぜひそういうものができれば非常にありがたいというお話もありましたので、できるだけ今後連携を図りながらやっていきましょうということも申し上げたことはあります。離島会館については今後、積極的に離島の村長さん方とも調整しながら、できるだけそれができるようにやっていきたいというふうに考えております。
◆11番(奥村幸巳君) 離島会館については、私が町村会にいる当時から、離島町村から非常に県に対して要望が出ている事項でございまして、私個人としてもぜひこれは離島会館を設置して、そういった離島航路の開設に向けて条件をそろえていきたいというふうに思っております。時間がございませんので、市長のこれまでの御苦労をたたえて、また新年度予算の執行に、予算が可決すれば予算執行ということになりますが、それについて市長の決意をお聞きして一般質問を終わりたいと思います。よろしくお願いします。
◎市長(西平賀雄君) 奥村幸巳議員の再質問にお答えいたします。
マニフェストの決意でありますけれども、16項目を挙げまして、これまで進めてきておりますけれども、まだ未実施の分につきましても、極力これが全部達成できるように、これからも頑張っていきたいというふうに思っております。
◆2番(大田守君) こんにちは。3月定例会ということで、18年度の予算審議いろいろやってまいりまして、きょう一般質問という形になっております。18年度の予算につきましては、これもう市民の皆さん、職員、もちろん私たち議会始め、いろんな協力、そして負担を伴っているかと思います。しかし、こういった痛みや協力を伴った以上は私たちはしっかりと、そのいい成果、結果を出すように頑張らなければいけないと思っています。私もそのようにやってまいりますので、また皆さんの御協力をよろしくお願いいたします。 では一般質問をいたします。件名1、教育行政について。小項目1、食育について。平成12年度の調査によりますと全国一の長寿県としての沖縄が男性は26位となり、年々低下傾向にありますが、その原因は食生活のゆがみからきていると言われております。食育は幼児期からの教育が大切だと言われておりますが、市として義務教育の9年間、給食を通して体系的な食に対する教育をすべきではないかと考えております。市の食育に対するこれからの教育のやり方を質問してまいりたいと思います。 小項目2、給食センターの民営化について。平成19年度にセンターの民営化が計画されております。この糸満市に約7,000名の児童生徒たちが、この給食を通して育っております。この7,000名の児童生徒たちの食の安全性を民営化でも保つことができるのかどうか説明をお願いいたします。 件名2、農業基盤整備について。小項目1、かんがい排水事業整備について。米須地下ダムの恩恵を受けない米須・
大度北地区においては、米須村づくり委員会においてⅢ型の暫定利用が計画されておりますが、その後どうなっているのか、それを説明お願いいたします。 小項目2、地下ダム関連施設の委託について。同じく米須村づくり委員会において、米須地下ダム関連施設の管理と環境整備を米須自治会に委託するという形になっております。しかし、その後なかなか内容が発表されておりません。その内容を現在、検討されているのかどうか、お聞きいたします。 小項目3、農道整備について。
大度海岸に通じる農道、ジョン万次郎の上陸地点に通じますが、そこは交通量が、特にこれから夏場多くなります。そちらの整備と、米須村づくり委員会において出されました米須西堂原線の整備がどうなっているのか説明をお願いいたします。また、魂魄之塔線の県道223号線に交わる3本の農道の交差点について、いびつな構造になっています。そちらの方の説明をよろしくお願いいたします。 件名3、観光について。小項目1、魂魄之塔の整備について。魂魄之塔近くの海岸はサーファーを含め多くの行楽客が来ております。しかし、現在シャワー施設などがなく、自分たちが持ってきた水缶の水を使ったり、トイレの水を利用しているような状況であります。コイン式シャワー施設等をつくり、さらに多くの若者、行楽客を呼ぶ場所にして、糸満市のレジャー観光の拠点をつくることができないかと思いますけれども、今後そのような計画があるかどうか、説明をお願いいたします。 小項目2、糸満漁港ふれあい公園について。平成18年4月供用開始予定となっておりますが、その開始予定、また、そのふれあい公園についての市の計画がどこまで進んでいるのか説明をお願いいたします。 件名4、悪臭対策について。小項目1、伊原集落の養鶏場の悪臭対策はどうなっているか。近くには慰霊のための参拝者が訪れるひめゆりの塔があるので、この糸満市の観光についてもマイナスになるかと思っております。その対策、これまでどのようにやってきたか。今後どのようにやっていただけるのか、説明をお願いいたします。 あとは自席にて、再質問でやってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎市長(西平賀雄君) 大田守議員の一般質問にお答えいたします。 件名3、観光について。小項目1、魂魄之塔近くの海岸利用者のためにコイン式シャワー施設等を設置し、さらに多くの若者を呼ぶ場所にして、レジャー観光拠点をつくることができるのではないかということについてお答えいたします。 御質問の魂魄之塔近くの米須海岸一帯はサーファーを始め、自然観察者などが訪れ、本市の新たな観光スポットとして注目されております。しかしながら駐車場等がなく、地域周辺住民の交通、それから海岸利用者の不便が続いている状況であります。海岸利用者等のシャワー施設、駐車場等の整備につきましては、沖縄県事業として自然公園法に基づく公園整備事業でも可能との回答を得ておりますので、引き続き県との協議を行い、実現に向けて努力してまいりたいと考えております。 残りの件につきましては、各担当部長の方から答弁させていただきます。
◎教育委員会指導部長(上原幸得君) 大田守議員の御質問、件名1、教育行政について。小項目1、食育について。全国一の長寿県としての沖縄が男性は26位となり、年々低下傾向にあるが、その原因は食生活のゆがみからきていると言われている。食育は幼児期から大切だと思うが、市として義務教育の9年間、給食を通しての体系的な食に対する教育をするべきではないかについてお答えします。 食生活を取り巻く社会環境の変化や食生活の多様化が進む中で、朝食をとらない等、子供の食生活の乱れが問題となっており、子供が将来にわたって健康に生活していけるよう、栄養や食事のとり方などについて、正しい知識に基づいてみずから判断し、実践していく食の自己管理能力や望ましい食習慣を身につけさせることは、議員の御指摘のとおり大切なことであります。食育の指導については、各学校とも給食指導年間計画を作成しており、特別活動、保健体育の時間などにおいて、給食センターの栄養士とチーム・ティーチング授業等を行い、偏食と健康、食品と栄養などの内容で年間を通して計画的に実施をしております。
◎教育委員会参事監(徳元勲君) 大田守議員の御質問、件名1、教育行政について。小項目2、給食センターの民営化について。平成19年度にセンターの民営化が計画されているが、約7,000人の児童生徒たちの食の安全を保つことができるのかについて、お答えいたします。 学校給食の一部民間委託については、新糸満市行政改革大綱に基づき、委託するものであります。学校給食は、学校給食法上の目的を達成するため、教育活動の一環として位置づけられていることにかんがみ、調理業務等、委託の実施に当たっては学校給食の教育的意義を損なわないように十分に留意して実施したいと思います。また、学校給食運営の主体性を確保し、食の安全の確保のため、衛生管理体制の確立を図るとともに、質の低下を招くことがないような措置を講じます。委託業務の範囲は、現在調理員が行っている業務で、調理、配送、洗浄等の業務であります。給食献立の作成、食材料の発注及び検収業務はこれまでと同じように学校栄養職員が行います。また、給食の安全確保や衛生管理の徹底を図るため、教育委員会が作成する安全衛生管理基準を遵守させ、学校給食業務に支障のないように実施してまいります。
◎経済観光部長(山城茂範君) 大田守議員の御質問、件名2、農業基盤整備について。小項目1、かんがい排水事業整備について。米須地下ダムの恩恵を受けない米須・
大度北地区については、米須村づくり委員会においてⅢ型の暫定利用が計画されているが、どうなっているか。小項目2、地下ダム関連施設の委託について。同じく米須村づくり委員会において、米須地下ダム関連施設の管理と環境整備を米須自治会に委託することになっているが、その内容は検討されているか。小項目3、農道整備について。
大度海岸に通じる農道と米須西堂原線の整備はどうなっているか。また魂魄之塔線の県道223号線と交わる3本の農道の交差点整備はどうなっているかについて、順次お答えいたします。 始めに小項目1のかんがい排水事業整備についてでありますが、
大度北地区については、当初運搬方式のⅢ型整備を検討してまいりましたが、当地区において圃場整備事業への意向も高まりつつあることから、現在、地権者との調整を進め、圃場整備事業に向けて検討している状況にあります。したがいまして、Ⅲ型整備につきましては、当地区の圃場整備事業への進捗状況を見ながら検討してまいります。 次に小項目2、地下ダム関連施設の委託についてでありますが、国営造成の基幹水利施設は糸満市が管理者となり、沖縄本島南部土地改良区が管理運営を行います。米須自治会への管理委託については、米須観測施設や排水路、米須スーガーの清掃管理等を検討しております。 次に小項目3、農道整備についてでありますが、
大度海岸への農道整備につきましては、平成18年度の米須東地区の圃場整備事業での整備に向けて、米須東地区土地改良区や沖縄県と調整を進めております。米須西堂原線の整備につきましては、平成18年度に村づくり交付金事業の農村振興基本計画を策定いたしますので、当該事業による整備を検討してまいります。また、県道223号線と交差する農道の整備につきましては、県道管理者と工事施工協議も調え、せんだって発注したところであります。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) 大田守議員の御質問、件名3、観光について。小項目2、糸満漁港ふれあい公園について。平成18年の4月供用開始予定だが、市の計画はどこまで進んでいるかについてお答えいたします。
糸満フィッシャリーナの供用開始とふれあいビーチにおける海開きを成功させるために、糸満漁港ふれあい公園供用開始式典実行委員会を設置しました。その組織は糸満市、沖縄県、その他関係団体で構成され、第1回実行委員会を3月10日に行ったところであります。主催を糸満漁港ふれあい公園供用開始式典実行委員会、期日としましては、平成18年4月28日から29日の2日間。予算としましては、糸満市補助で200万円、沖縄県補助で200万円の合計で400万円として、供用開始に向けて準備を進めることを確認したところであります。
◎市民部長(城島栄君) 大田守議員の御質問、件名4、悪臭対策について。小項目1、伊原集落の養鶏場の悪臭対策はどうなっているか。近くには慰霊のため参拝者が訪れるひめゆりの塔があるので観光にとってもマイナスになるのではについてお答えいたします。 伊原集落南方にある養鶏場からの悪臭に対しましては、伊原集落住民やひめゆりの塔周辺の観光業者からも苦情が寄せられています。ひめゆりの塔には多数の観光客や参拝者が訪れており、悪臭は住民の生活環境を損なうだけでなく、本市の観光にとっても悪い影響を与えかねないと憂慮しているところであります。また、市としてどのような対策を検討しているのかということでございましたけれども、今回の悪臭は堆肥乾燥施設で鶏ふんを発酵させる過程で発生するアンモニアを含む気体が原因となっています。今後は悪臭が外部に漏れ出さないように施設を改善するとともに、脱臭装置を設置するなどの対策を講じるよう指導していきたいというふうに考えております。
◆2番(大田守君) 悪臭対策について、再質問をさせていただきます。 悪臭の発生場所は、その施設ということで確認されたかどうか。実際に悪臭の原因は、その施設からどのように出たか。それをもう少し詳しく聞かせていただけますか。よろしくお願いします。
◎市民部長(城島栄君) 大田守議員の再質問にお答えしたいと思います。 この悪臭の場所はどこかということだと思いますけれども、鶏舎がありますけれども、鶏舎の方はかなりきれいにされていまして、私、現場に行ったときには、そこからの悪臭はそれほど感じませんでしたけれども、少し離れたところに先ほど言いました、鶏糞の堆肥乾燥施設というのができていまして、そこの方が建物はきれいにできていますけれども、南側と北側がオープン状態になっていまして、その風下というんですか、そこの方に強い臭気があるというふうに認識しております。
◆2番(大田守君) 発生場所もちゃんと確認したという形で了解いたしました。しかし、この施設なんですけれども、これまでも周辺集落から何度か指導はできないかという要請があったと思います。今までの対応ですね。これは属人主義という表現ですか。それでもって税金等はこの施設の収益等の結果、税金等は那覇市か、ちょっとわからないんです。他自治体の方に持っていかれる。この地域には悪臭と公害、そういったものしか残らなかったという意見もあります。だからこそ、今まで周辺住民から要請も出ていたと思います。その間の対応をもう一度聞かせてください。よろしくお願いします。
◎市民部長(城島栄君) 大田議員の再質問にお答えいたします。 これまで地域の方からいろいろ苦情があったということに対して、どのような対応をしたかということだと思いますけれども、過去におきましては、この鶏舎につきましては、鶏ふんの処理が今あるような屋根型ではなくて、露天の方で処理していたものですから、雨が降るとこれが流れてしまうというふうな苦情がありまして、これに対しまして市の方から改善策をやるようにということで、現在の施設ができているわけです。現在の施設は屋根つきですから、雨が降っても垂れ流れるということはないんですけれども、今、御質問がありますように、においだけはどうすることもできない状態でありまして、この悪臭が今あるという状態でございます。
◆2番(大田守君) 確かに近くにある水源地ですか、そちらの方への雨水との垂れ流しはなくなっていると思いますけれども、においに関しては多分地域住民の方から密閉型の施設をつくればよくなるんじゃないかという意見も出たと思うんですけれども。その対応に関しては施設側とちゃんと話をされたかどうか。それをお聞きしたいです。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時35分)(再開宣告午後2時52分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎市民部長(城島栄君) 大田守議員の再質問にお答えしたいと思います。 地域からこの悪臭に対する陳情等に対して、市はどのように対処したかということだと思いますけれども、堆肥乾燥施設をつくってからは、地域からの陳情というのはございません。ただ、地域の住民からは電話等でつくって後もにおいがきついということでの苦情がございますので、それに対しましては、先ほども答弁いたしましたけれども、この施設を密閉式にするか、あるいは脱臭装置をつけて、においが外に出ないような対策を講じるように指導していきたいというふうに考えております。
◆2番(大田守君) 住民から正式な要請はなかったと。電話連絡等でのそういった対策というか、悪臭に対しての苦情があったというのはわかりました。今後の対策という形で密閉方式とかいう話、それも多分そうであれば口頭であるんじゃないかという話だったと思います。それを踏まえて、実際においが現在、地域住民に対する悪い影響を与えております。それに対して、今後市はもっと強い指導、それができるかできないか。それをお願いいたします。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時53分)(再開宣告午後2時54分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎市民部長(城島栄君) 再質問にお答えいたします。 悪臭に対する市の方から強い指導ができないかということでございますけれども、現在、悪臭に対する規制ができる部分が市街地区域ということで市はやっていますけれども、今後は糸満市全域に広げまして、法的な規制をかけて、それで指導していきたいというふうに考えております。
◆2番(大田守君) 確かにその場所は市街地区域ではないということになっているんですが、先ほど私が言いました密閉方式、あれについては先進地事例で相当よくなっているという話があります。それが市民部でなければ、それと関連する部署でタイアップしながら、いろんな方式でできるかと思います。これに関して市長の方も多分この地は視察なされていると思うんですけれども、市長の見解をよろしくお願いいたします。
◎市長(西平賀雄君) 大田守議員の再質問にお答えいたします。 伊原地区の方での鶏ふんの悪臭問題なんですけれども、私もそこの現地を見ておりまして、ほんとに北側の部分と南側の部分がオープンになっている関係で、非常に悪臭が周囲に漂っていると。また、東側と西側の部分についても下の方はカバーが上に上げられる仕組みになっておりまして、ここから風が入って、さらに周辺に悪臭が流れていくということも十分考えられる設備になっておりますので、密閉型の形でやっていかないことには、悪臭の対策というのは非常に難しいのかなというのも感じております。先ほど担当部長の方から公害防止条例、市域全体をカバーできるような条例改正をしたいということもありましたけれども、もっと関係課ですね、連携を図って、もっと強い指導をやっていくべきだというふうに考えておりますので、早速ですね、この対策に当たっていきたいというふうに考えております。
◆2番(大田守君) 市長、ありがとうございます。一つの部署でできなくても、住民から見れば、この部署はこれ、この部署はこれではなくて、住民は行政は一体という形でしか見ていません。そこはこの部分はこの部、この部分はこの部という形で両者が別々に動いてしまったら、根本的な対策にならないと思います。今後とも指導をよろしくお願いします。この対策については、今後ともまた見てまいりますので、よろしくお願いいたします。 件名2、農業基盤整備について。小項目1、この恩恵を受けない地域に対して、現在土地圃場整備が進むのを待つというようなことなんでしょうか。それとも圃場整備ができるまではどうするかという、そういったものは考えてないんでしょうか。よろしくお願いいたします。
◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 先ほど圃場整備の進捗状況を見ながら検討してまいりたいという答弁をいたしましたけれども、地元におきましても今、圃場整備に向けて取り組みたいというような申し入れがありまして、何回か協議を持っております。その中でⅢ型の設置についてでありますけれども、このⅢ型の設置は運搬方式なんです。幹線排水路から分岐をして、どっかに立ち上がりをつくらないといけないです。ところが、その近くの米須地区ですね、そこの給排水は上里ファームポンドからきます。ところが
大度北地区の場合は反対側、新垣、与座からの給水区域を予定しておりまして、ルートが違うわけでして、実際にⅢ型を設置するにしても、米須の改良区の中でⅢ型を設置して、そこから運ぶという方法が考えられるわけでありますけれども、ところが今、地元の方で圃場整備に向けて取り組みたいという申し入れがありますので、今のところはそれのいつごろからできるのか、見きわめて期間がどうしても長くかかるようであれば、米須での立ち上がりも検討せざるを得ませんので、今その状況を協議しているところなんです。そういうことであります。
◆2番(大田守君) 圃場整備のそれを見ながらという形になっているんですが、本来であれば恩恵を受けないのは米須、
大度北地区だけではなくて、摩文仁の方まであります。本来であればⅢ型が設置できれば摩文仁の方まで、あちらの方までこの地域のほんとに農業をやっているみんなが使えるというもので、それでⅢ型の方を進めるようにお願いしたと思うんですけれども。現在、部長の方でそういった形になるのであれば、圃場整備その状況を見ながら、これが長引きそうであれば、なるべく早目によろしくお願いいたします。 同じく小項目2、地下ダム関連施設の委託について。先ほどは観測施設の周辺整備とスーガーの公園の整備、それぐらいの多分草刈り作業ぐらいの整備かなという表現ですかね。そちらの方をちょっとお願いしたいんですけれども。
◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 国営地下ダムの基幹水利施設につきましては、基幹水利事業を導入して、管理運営を行っていくという計画になっておりますけれども。それは市が管理主体となって、実際の管理運営は土地改良区が行うと。部分ですね、一部分を改良区が行う予定になっておりますけれども、さらに改良区から米須の自治会に委託できる部分があるのかということを検討しているわけで、ところが管理運営になると一体的に管理しないと難しい部分もあるわけです。電気系統、給水系統ですね。そうしますと、おのずから自治会に委託できる範囲というのは限られてくるわけで、ですから先ほども答弁いたしましたように、観測施設でありますとか、排水路とか、あるいはスーガーの周辺、そこら辺の清掃管理については、管理運営とそう支障なく一体的ではなくても十分にやっていけるだろうというような考えを持っておりまして、そこら辺を中心に今検討しているということです。
◆2番(大田守君) 清掃管理という形で一体管理運営方式であれば、それしかできないということは十分わかります。村づくり委員会の中の委員の中で、それぐらいのものは自分たち米須に住んでいる、そういった免許を持っている、資格を持っている人が十分いると。その点をポンプ室ならポンプ室、そういった形で、その近くのものだけでも限ってできるかできないかというお話が出たと思います。その点はどのように考えていらっしゃいますか。
◎経済観光部長(山城茂範君) 先ほども申し上げましたように、揚水機場、あるいはファームポンド、あるいはろ過装置とか、ポンプ場だけではなくて一体的に管理しないと、その連携がうまくいかないという部分がありますので、ポンプ室だけを切り離して、ほかの揚水機場と区別して管理するというのにはちょっと支障が出るおそれが強いということで、その範囲は限られてきますよということであります。
◆2番(大田守君) 一体管理でないと難しいと。そういった中でできるという、そういった意見もあります。この点に関しては、今後とも村づくり委員会の中で、また問題になっていくと思いますけれども、そのときはまたしっかりした議論をよろしくお願いいたします。これについてもまた、今後出るかもしれませんので、お願いいたします。 小項目3、農道整備について。
大度海岸に通じる道は今度の圃場整備、それの終了と同時にやられるのか。それとともに米須西堂原線はもうこれ着工ですか。何年ごろできるのか。それを明確にお願いしたいんですけれども。よろしくお願いします。
◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 米須の西堂原線についてでありますけれども、この農道の整備につきましては、村づくり委員会との話し合いの中では起債事業でというものを描いていたようであります。しかしながら、今の財政状況からしますと、起債事業では荷が重過ぎるということで、どうしても補助事業を活用したいということでありますけれども、現在やっている農村総合整備事業と集落地域整備事業が終了いたしますので、次の対策として、交付金事業があるわけですけれども、平成18年度はこの交付金事業の実施に向けて、基本計画を策定する予定です。ですから集落からの要望事項等を吸い上げて、その基本計画に取り組んで補助事業で整備していきたいということですから、実際の事業の実施は一番早いもので平成19年度以降になるのではないかというふうに考えております。
◆2番(大田守君) ありがとうございます。なるべく早目に基本計画、そちらの方の中に取り組んでいただいて、1日でも、1年でも早目に整備の方をよろしくお願いいたします。 魂魄之塔線の223号線に交わる農道の交差点、これは多分確認もされていると思います。その確認の結果の状況ですね。それを市はどう考えるのか、聞かせていただけますか。
◎経済観光部長(山城茂範君) 県道223号線と交わる農道でありますけれども、実は県道223号線の方が基盤整備事業で早目に事業化されておりまして、その後に基盤整備をやっているものですから、県道としては既存の道路に向けて道はあけているために、後で整備した基盤整備とどうも法線があわなかったというようなことがありまして、県としてはこれは事前に相談をして法線とか決定すべきではなかったのかというようなこともありましたですけれども、しかし終わっていることですから、何とか調整を願いたいということでやりまして、今月までで取りつけ協議も調いまして、実際は4カ所あります。4カ所とも県道との取りつけを構わないというような返事をいただいておりまして、先ほども申し上げましたように、せんだって発注をしたところであります。
◆2番(大田守君) 早速、確認していただき、そういった形で発注していただきまして、ほんとにありがとうございます。今後ともまたそのような素早い行動をよろしくお願いいたします。 件名1、教育行政について、質問させていただきます。今、食育基本法が平成17年6月に成立し、食育を受け入れる。食育は生きる上での基本であって、知育、徳育、体育の基礎となるべきものと位置づける。子供たちに対する食育は心身の成長及び人格の形成に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって健全な心と身体を培い、豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となるものである。家庭、学校、保育所、地域等を中心に国民運動として食育の推進に取り組んでいくことが我々に課されている課題である。という形でされております。こういった中で国民運動として食育の推進に取り組んでいく。このように基本法ではうたわれているんですが、糸満市として、この食育に関して、糸満市の最高責任者として、市長の御意見を聞いていきたいのですが、よろしくお願いいたします。
◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 その前に先ほど悪臭の問題で答弁の中で、公害防止条例の見直しをやるということで申し上げましたけれども、悪臭防止法の間違いでございますので、訂正させていただきたいと思います。 食育の件について、お答えさせていただきたいと思いますけれども。学校給食の中で、子供たちの食育の指導ということをやっているということを先ほど担当部長の方から答弁がございましたけれども、2月の初めだったと思いますが、食の月間の中で食の週間というのがありますけれども、そのときに高嶺小学校の方で子供たちと一緒に学校給食を試食したわけですけれども、その中で子供たちといろいろと食事の話をしながら、食事をともにしたわけなんですが、その中で子供たちの中でも、まだ給食の中で好き嫌いがあるという子供たちもおります。どの給食が一番好きなのかということも聞いてみましたけれども、カレーライスが非常に多くて、それ以外にもいろいろと好きなものもあるようでしたけれども、ほんとに食育教育は学校給食の中でよくされているということを感じた次第です。私としてもやはり学校現場において、給食を通しての子供たちの食育については、やっていくべきだということを感じております。せんだって、食を通しての教育の中で食育標語のコンテストというのがあったわけなんですけれども、その中で本市の糸満南小学校の子供が、食育ネットワークの事例発表会の後に表彰式があったようですけれども、その中で食育標語コンテストの表彰式があったわけです。その中で内閣府沖縄総合事務局長賞というのを本市の小学校の子供がもらっているということは非常にうれしいことでありまして、また学校でもそういうふうに食育について、指導されているがために子供たちの中にもそういう賞をもらう子供が出てくるということだというふうに理解をしておりますので、今後とも学校現場においても、食育の指導はもっともっとやっていくべきだというふうに私は理解をいたしております。
◆2番(大田守君) 食育なんですけれども、本来であれば子供たちだけではなくて、その以前の保育所、それからその以前の、これから結婚する青年、そちらを含めての糸満市としての食の教育のやり方が根本に必要だと思います。この間の新聞ではたしか雲仙市ですか、ある町の方でそういった運動をしていって、1人当たり年間1万5,000円ぐらいの国民健康保険料が安くなったという報告もあります。だからこそ、この食育というのはすべてのものにかかわってくるものだと思います。学校だけではなくて、市民部、福祉保健部ですか、そちらも含めて全体的な、糸満市としての施策を今後ともできるのであればよろしくお願いいたします。 続きまして、再質問を再度いたします。基本法の中で9条、10条で国、地方公共団体の食育の推進に対する施策及び実施はしないといけないという責務の部分があります。それをもとに18条では市町村の食育推進計画を作成するよううたわれております。糸満市として、今後それをどのように作成されていくのか。その点をお聞きしたいんですけれども、よろしくお願いいたします。
◎市民部長(城島栄君) 大田守議員の再質問にお答えいたします。 食育の推進計画、国の方で計画がありますけれども、これにつきましては沖縄県の方が平成18年度中に作成の予定があるとのことでございますので、それを受けて糸満市としても計画を立てていきたいというふうに考えております。
◆2番(大田守君) 県の方がまだだからということですが、できれば県から、上から来るのではなくて、そういった法律ができれば糸満市自体で独自でそういったものが施策できるぐらいの、そういったものでやっていただければ、ほんとに真剣にそういったものに対して、市民としては対応しているんだなという気持ちになると思います。ぜひとも県の方が先であれば、それをまたもとにしてよろしくお願いいたします。 同じくこの基本法の方では第20条で「地方公共団体は、学校、保育所等における食育の推進のため、指針の作成に関する支援、また食育の指導にふさわしい教職員の配置及び意識の啓発、または地域の特性を生かした学校給食等の実施」というような形でうたわれております。糸満市としてはそういった学校、保育所等における支援、指導をどのように考えておりますか。よろしくお願いします。
◎福祉部長(上原善治君) 大田守議員の再質問にお答えいたします。 食育の指導、保育所ではどのように指導しているのかという御質問だと思いますが、公立保育所においては栄養士がカロリー計算でメニュー作成をしておりますが、現場で食事する場合は保育士さんが、子供たちは野菜食ですか、それを苦手にする方が多いということで、紙芝居等ですね、それでもって野菜を食べる指導をするとか、また糸満市内にある行事食、こういったものの指導、また旬の野菜の指導、保育士が一緒に食べますので、その中で指導しております。
◎教育委員会指導部長(上原幸得君) 大田守議員の再質問にお答えします。 各学校においては、県の検討委員会で策定した推進計画、カリキュラムをもとに学校独自の食育推進計画、食育カリキュラムを作成し、平成19年度の年間指導計画に盛り込むことになっています。市教育委員会では学校において、平成19年度から年間指導計画に沿った食育の実践が展開されるように指導いたします。
◆2番(大田守君) 保育所においては、そこに配置されている方が見ながらやっていると。学校の方では給食の方ではそういった指導方針、これに基づいてやっていくという形で、なるべくそのようにきちっとできるように、よろしくお願いいたします。 1件また再質問いたします。県の教育庁では、昨年10月に食に関する指導推進委員会というものが設置されたと聞いております。その内容を知っていらっしゃいますかどうか。また、糸満市もそういった指導委員会を設置することができるかどうか。それをお聞きしたいんですけれども、よろしくお願いいたします。
◎教育委員会指導部長(上原幸得君) 大田守議員の再質問にお答えします。 食に関する指導推進委員会は児童、生徒の食に関する指導に必要な事項について検討するという趣旨で設置されています。委員は、外部有識者、医師、小中学校長代表、県PTA連合会代表、学校栄養職員、養護教諭などの15人で構成されております。これまで県では3回の推進委員会が開催され、児童生徒等の食生活実態調査の実施、食育推進計画、食育カリキュラム等を盛り込んだ指導の手引きの作成、実践事例集の作成、食育啓発リーフレットの作成、その他食に関する指導に必要な事項について検討されております。市の教育委員会でも県の推進委員会の意向を受けて検討をしてまいる所存でございます。
◆2番(大田守君) やる予定ということなんですが、いつごろそれを設置するのか。そこまで話されているかどうか、それをちょっとお聞きしたいんですけれども、よろしくお願いいたします。
◎教育委員会指導部長(上原幸得君) 再質問にお答えします。 県の意向を受けて、先ほどお答えしましたが、それを十分に検討して教育委員会ではそれについて話し合いをする予定でございます。今のところそれについては詳しくは話はしておりません。
◆2番(大田守君) わかりました。先ほどのお話のように、県の指針をもってという形で、そのように認識いたします。県の教育委員会ではたしか平成18年10月をめどに、食育の推進計画、カリキュラム、実践事例集等を計画しているみたいです。となるとそれ以後になるような形になりますか。わかりました。あと、糸満市の食育について、現状の給食に関する現場での食育状況はどういった状況でしょうか。それをお願いしたいんですけれども。はい、わかりました。これはセンターの方でやります。 今、県の方では学校の方に学校栄養士、そういったものを配備するようにされております。今、全県で30名ぐらいですか、糸満市の配置状況それをお聞きしたいんですけれども。よろしくお願いいたします。
◎教育委員会参事監(徳元勲君) 学校栄養士の配置におきましては、高嶺小学校の方に1人、高嶺中学校に2人、配置されていますけれども。給食センターの方に3名とも配置、出向されております。うちの方で担当しています。
◆2番(大田守君) ありがとうございます。できたら各学校にそういった栄養士、わかる方を配置していただければ、ほんとの子供たちに対する食の教育になると思いますので、よろしくお願いいたします。 小項目2、給食センターの民営化についてお伺いします。平成19年度という形で聞いてはいるんですが、平成19年度のいつごろなのか。その時期を教えていただけますか。平成19年度最初からですか、それとも後半ですか。よろしくお願いします。
◎教育委員会参事監(徳元勲君) 再質問にお答えします。 平成19年の9月実施を予定しております。
◆2番(大田守君) 平成19年9月といいますと、2学期からという形になるんですが、あと1年半ほどになりますか。その間にちゃんとした準備ができるのかどうか。それをお聞きしたいのと、現在の職員数の内容ですね。どの部分に正職員がいる、どの部分は嘱託、そういった形でなっているか。そういったものを詳しくお聞きしたいんですけれども、よろしくお願いいたします。
◎教育委員会参事監(徳元勲君) 再質問にお答えします。 現在、給食センターは事務職、私を含めまして、所長を含めまして3名。県の栄養職員が3名。現業が35名になっております。その35名の内訳は本務職員が6名、嘱託が5名、臨時職員が24名で、合計しまして41名となっております。
◆2番(大田守君) 41名のうち、嘱託が5名、臨時が24名ということで、その内容から見ると十分民営化されているんじゃないかと思われますけれども。民営化されていると思われるんですが、それでもまだ、さらにこれ以上の民営化をしていって、何を求めているのか。それをやる費用対効果とか、それはあるんですか、それをお聞きしたいんですけれども。よろしくお願いします。
◎教育委員会参事監(徳元勲君) お答えします。 給食業務の合理化、効率化を図ることにより、職員の適正化、行政サービスの向上及び人件費等の経費節減が図られます。また、民間活力導入により、民間の雇用拡大と活性化にもつながると考えております。
◆2番(大田守君) 民営化を前提にしているのであれば、私、費用対効果も期待できるかどうか。それがどれぐらいできるのかどうか。そちらの方も一緒に質問をしたと思うんですけれども、よろしくお願いします。
◎教育委員会参事監(徳元勲君) 再質問にお答えします。 本務の6名の職員の経費節減になっております。
◆2番(大田守君) 6名分の経費節減という形なんですけれども、総額というか、そちらの方まで計算されておりますか。6名分の経費節減といいますが。実質的な数字ですね。それをお願いします。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時30分)(再開宣告午後3時31分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎教育委員会参事監(徳元勲君) 再質問にお答えします。 職員6名で今現在、約4,775万7,000円、平成17年度予算でなっております。その分がそのまま削減ということではなくて、当然民間委託、6名の職員のかわりに請け負う会社の6名が入ってきますので、一概に4,700万円そのまま減ということではありません。
◆2番(大田守君) わかりました。その点はまたいろいろ今後出てくると思いますが。あと民営化することによって、児童生徒の学校給食を通しての食育、この義務教育9年間にわたって、体系的にできると考えられる。市長も先ほどおっしゃいました。給食はそういった食育を体験できる場所だと。民間に移管して、それがきちんとできるかどうか。それをお聞きしたいんですが、よろしくお願いします。
◎教育委員会参事監(徳元勲君) 再質問にお答えします。 生涯にわたって、健康で生き生きとした生活を送ることを目標とし、児童、生徒一人一人が正しい食事のあり方や望ましい食習慣を身につけ、食事を通してみずからの健康管理ができるようにするために、食育基本法が成立しました。食育は現在、学校教育活動全体を通して実施されて、子供たちの望ましい食習慣の形成を図っているところであります。9年間の学校給食は、まさに生きた教材と言えます。
◆2番(大田守君) 9年間ですね、体系的にできる場所は、本来であればこれ家庭がやるべきものだと思うんですけれども、今、家庭の中で食育をきっちりできる家庭はほんとに6割あるかないかの状況だと思います。そういった中で9年間の義務教育の中での給食というのはすごい重要な位置を占めていると思います。今後ともそちらの方、よろしくお願いいたします。給食センターについては、再度また次の議会で質問があるかもしれませんけれども、よろしくお願いいたします。 最後に、観光についてです。小項目1、魂魄之塔の整備についてですが、これから平和の道もできるという話を聞いております。現在でも路上駐車等が多く、そういった駐車場の整備等も必要だと思いますが、市としてはどのように考えていらっしゃいますか。よろしくお願いいたします。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 今、議員の御指摘のとおり、路上駐車で大変危険な状態であることは承知しております。そういう関係で県の方とも調整して、県の考え方といたしましても、前向きに検討していくと。県有地がございます。そして、その近くに市有地がありまして、その市有地と県有地との交換とか、また民有地を買収するとか、そういうことも視野に入れて県の方も考えていくということでございますので、そのことについて今後、県と協力して県の協力を得ながら進めていきたいというふうに思っております。
◆2番(大田守君) 現在でもほんとに路上駐車が多く危険な状態であると。ただし、この場所は先ほどから申しますように、若い、サーフィン、それから行楽客がどんどん来る場所です。ほんとに平和の道が完成すればもっと交通量も多くなりますので、それ以前にそういった整備ができれば助かると思います。よろしくお願いいたします。 あと1点ですが、この地域にこれから施設、そういった駐車場なり、それができた場合、現在、魂魄之塔の地内で地元の方々が花売りをやっている方々がいらっしゃいます。そういった方々に管理を任せることが可能かどうか。そういった施設ができた場合ですね。市として考えることはできるかどうか説明をお願いいたします。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 その前に先ほどの答弁でちょっと間違ったところがありますので、訂正したいと思います。先ほど民有地を買収するということを申し上げましたけれども、民有地は買収しないということです。失礼しました。今の御質問につきましては、議員御提言のとおり、その方向も考えて、また観光協会の皆さんも合わせて協力をしていきたいというふうに考えております。
◆2番(大田守君) 私、初めてなんですけれども、魂魄之塔のサーフィンをやっている行楽地については、前々からそういった質問があったと先輩議員たちから聞いております。そういった質問をなるべく早目に実施していただければ助かりますので、よろしくお願いいたします。 小項目2、糸満漁港ふれあい公園について、先ほど式典が4月28日から29日という形でおっしゃっていました。式典実行委員会が糸満市、県、合わせて委員がいらっしゃるという形なんですが、実行委員会、ほかの観光協会とか、そういった方々は入っていらっしゃるかどうか。実行委員会の構成はどうなっているかお聞きしたいんですが。よろしくお願いします。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 まず実行委員会のメンバーですけれども、会長が糸満市長、副会長が沖縄県漁港漁場課長、委員としましては、糸満市
企画開発部長、経済観光部長、土地開発公社専務、糸満市観光協会理事長、糸満市商工会長、糸満漁業協同組合長、沖縄県南部農林土木事務所長、沖縄県漁港漁場協会長、そして部会としまして企画総務部会、これは糸満市政策推進課長、式典部会として海人課長、イベント部会として土地開発公社総務課長、スポーツ部会として観光商工課長、以上であります。
◆2番(大田守君) いろんな方々の意見を取り入れながらの構成になっていると思います。また開催の日ですが、これはもう、ふれあい公園、これの一番大きな最初のイベントになると思います。どのようなセレモニーと広告、供用開始に向けての広告等をどのような形でなされるのか。そちらの方をお聞きしたいんですが、よろしくお願いします。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 まずセレモニーの内容といたしましては、主催が糸満漁港ふれあい公園供用開始式典実行委員会、期日としましては、平成18年4月28日、金曜日から29日の土曜日。場所は糸満漁港ふれあい公園で予定しております。まず28日の日程でございますけれども、これは最初にテープカット、水産庁漁港漁場整備部長、内閣府沖縄振興局振興第二参事官、沖縄総合事務局長、沖縄県知事、沖縄県議会議長、糸満市長、糸満市議会議長、7名でテープカットを予定しております。そして供用開始の式典を来賓とか、工事関係者とかをお招きして、式典をやっていきたいと。そして施設の案内、美々ビーチいとまんの案内、そして
糸満フィッシャリーナの施設の案内、そしてその後に祝賀会をやります。これも来賓祝辞、国、県そして、また漁協とか、糸満市議会議長とかをお招きします。その後、いろいろ市の関係者、市民による余興とか、そういうのを考えております。そして29日には海開きフェスティバルということを考えております。くす玉開披に8名、沖縄総合事務局次長、沖縄県農林水産部長、沖縄県観光商工部長、糸満市観光協会長、糸満市商工会長、糸満漁協組合長、糸満市立小、中学校代表ということであります。そして次に海開き宣言をして、海開きをします。その後、初泳ぎと。そして各種イベント、ビーチサッカーとか、ビーチバレーとか、いろいろイベントとしてやっていきます。広告につきましては、各市内広報、またFMたまん、そして県内のマスコミ、そして市のホームページ等、そのほかマスメディアを通してピーアールしていきたいというふうに考えております。
◆2番(大田守君) ありがとうございます。あいさつ等は抜かして、どういった大きなイベント、要はお客をどういった形で呼べるかという形だったんですが、ビーチサッカーなどいろいろやっていると。本来であればもっと多くの人間が目を向ける、そういった人間を呼んできて、どれだけの人間を呼び込めるかという形をお聞きしようと思ったんですが、時間がないので次にいきたいと思います。このふれあい地区なんですけれども、ホテル誘致ができないと、ビーチなど利用者も計画どおり、あれは年間約20万人という形で計画が出ていたと思います。そういったものが計画どおりいかないんじゃないかと思いますが、ホテルの誘致活動どういった形でなさっているか。それをお聞きしたいんですが、よろしくお願いいたします。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 現在、マスコミ等、そしていろんな国、県とその関係者等にお願いしまして、ホテルの誘致について行っております。これまでに外資系の事業者4件、県外事業者が3件、県内事業者が2件の視察等、問い合わせ等がございました。確かにビーチもフィッシャリーナも活性化するためには大型ホテルは大変重要と考えておりますので、引き続き誘致に努めてまいりたいと思っております。
◆2番(大田守君) 誘致活動をしているという形で、合計9カ所の事業所かと思います。これを選定しなければいけないと思うんですが、そういった選定委員会とか、そういったものはつくられるのか。そういった構成をするにはどういった構成なのか、それをお聞きしたいんですが。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 現在、具体的な作業に向けて事務調整を進めているところでございます。詳しいことはまだ申し上げられませんけれども、おおむね工業団地の企業誘致に近い形でやっていきたいというふうに考えております。
○議長(玉城朗永君) 本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。
◆12番(大城健福君) 一般質問を行います。 件名1、道路行政について。小項目1、県道7号線座波カーブヤーガマ排水対策について。座波カーブヤーガマは座波部落ウーガー下流にあり、座波部落及び座波ウーガー下流の排水がカーブヤーガマに入り、そして報得川に入る位置にあるガマであるが、県道7号線バイパス建設と報得川整備のためにガマが閉じられ、排水機能がなくなり、大雨時には県道7号線バイパスに入る現在の排水路では十分でなく、県道バイパス、字座波寄りの地域では浸水し、長時間にわたり雨水がよどみ、その水が県道バイパスに流れ出て、大雨時には鉄砲水になるのがしばしばあります。現場を確認し、改良する必要があるが、どのように対策するかお伺いいたします。 件名2、道の駅について。国道バイパス開通に向けて、糸満市は道の駅建設の要請を行っているとのことであるが、その後の進捗状況はどのようになっているか。名護市の道の駅、嘉手納町の道の駅等、交通安全対策や地域の産業振興に役立ち、南部の交通網の情報発信として糸満市も道の駅誘致に積極的に取り組む必要性はないか、お伺いいたします。ファーマーズも地産地消、顔の見える農産物販売所として、糸満地域の顔として地域経済の発展に役立っている。平成18年開園のマリノべーション、糸満漁港ふれあい公園の供用により経済活動も動き出すことが予想されます。糸満市経済団体協議会等で検討しているとの情報もあるが、お魚センター、アンテナショップ及び糸満市物産直売場建設については、どのような動きになっているか。漁業のまち糸満として特色のあるお魚センター建設はないか、お伺いいたします。 件名3、グリーンツーリズムについて。グリーンツーリズムとは、都市住民などが緑豊かな農山漁村地域において、その自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動のことである。一言にいうと農山漁村で楽しむ、ゆとりある休暇と言える。グリーンツーリズムを旅行という面から見ると、観光旅行、修学旅行、視察研修旅行などに対し、農村体験旅行と言える。詳しく説明するとグリーンツーリズムとは、都市住民などが農山村漁村の民家、キャンプ場、民宿、旅館、コテージなどに滞在し、山、森、川、海などの自然の中で遊んだり、農林漁業、食品加工、伝統工芸、伝統芸能といった地域の産業や文化活動を体験したり、祭りやイベントに参加して、余暇活動を楽しむものである。地域にあるさまざまな資源をその地域の人々の生活の延長上で最大限に活用し、都市住民を喜ばせる。そうすることによって地域の所得が向上し、住民の活性化が図られ、開かれた地域づくりが可能となる。特に体験指導者となる高齢者に生きがいを与えることができる。グリーンツーリズムは地域住民の生活の延長上で無理をしないで、客を受け入れるものであって、観光事業のように客の期待に沿って、サービスを提供するものではない。その意味でもグリーンツーリズムの推進に当たっては、地域で十分に話し合い、その合意のもとに地域住民が中心となって取り組むことが大切である。グリーンツーリズムは、農村漁村地域に既にある資源を地域の人の知恵で有効に活用することが基本と言われている。新たに大規模な施設をつくらなくてもできるので、財政の厳しい時代における地域の活性化に最適な方策と言える。最近の日本人の観光動向を見ると、有名な観光地でも見るだけの観光客は最盛期の7割前後に落ち込み、苦戦していると言われている。東京ディズニーランドのような膨大な費用をつぎ込んだ装置型の観光と、グリーンツーリズムのようにそれなりの費用で、自然や文化と親しみ、体験する観光に分かれていくものと言われている。余暇時間の増加、娯楽志向の多様化、物の豊かさより心の豊かさを求める傾向から娯楽にもゆとりと潤いが求められている。せわしく見て歩くだけの観光から、ゆっくり体験交流する観光へと人々の気持ちが移っていると言われている。団体での観光旅行や社員旅行などが減少し、目的意識の高い少人数の家族旅行や、グループでの観光旅行が増加していると言われている。グリーンツーリズムは、一つ、総合的な経済効果として、農村漁村体験や産地直売活動によって、農林水産業の高付加価値化がもたらされる。二つ、農林水産加工や伝統工芸の復活と、体験の事業化。体験指導をきっかけとして、地域に伝わるさまざまな生活のわざを再生、再評価することができる。三つ目として、地域の空き屋、廃校、農地の有効利用、活用、農山漁村が持っている既存資源の再活用。四つ目に、農家民宿や農林水産物直送契約による農林漁家の所得向上、さらに郷土料理、郷土芸能、祭りの活用と事業化、来訪者の地域内消費活動、総合的、複合的な経済効果が期待できる。グリーンツーリズムと観光との違いはというと、観光は光り輝くものを見に行くものであり、観光業者が取り組むものである。グリーンツーリズムは名もない農山漁村資源に触れ合いに行くもので、地域が一体となって対応するものである。この違いをしっかり認識してグリーンツーリズムに取り組む必要があると言われている。グリーンツーリズム推進のために、沖縄県農林水産部はまちと村の交流促進班を組織している。課として村づくり計画課、営農推進課、流通政策課、農政経済課、各地農業改良普及センターが包含され、また平成18年3月8日、沖縄ハーバービューホテルにおいて、グリーンツーリズムでゆがふむらづくり、まちと村の交流促進シンポジウムが行われている。沖縄のグリーンツーリズムのあり方について、グリーンツーリズム実践者の取り組み事例、我が村の受け入れネットワークについての取り組み事例、宮古地域推進協議会の取り組み事例、農村地域における地域リーダーのあり方等の報告がなされ、グリーンツーリズム事業の県内の取り組みが報告されている。それを踏まえてお伺いいたします。 グリーンツーリズムについて、小項目1、糸満市のグリーンツーリズム推進協議会の事業内容はどのようになっているか。糸満市のグリーンツーリズムの実践活用はどのように考えているか。小項目2、JAの喜屋武、米須支所跡地活用によるグリーンツーリズム取り組みの可能性についてはどのように考えているか。小項目3、県内のグリーンツーリズムの成功事例として、恩納村商工会、東村観光協会、宮古島グリーンツーリズム研究会等、地域ぐるみによる取り組みがあるが、どのような活動をしているか。また、糸満市はどのような取り組みでグリーンツーリズム、ブルーツーリズムを推進するか。小項目4、沖縄県のグリーン、ブルーツーリズムは県の農林水産部、まちと村の交流促進班を中心として推進しているが、糸満市は経済観光部、農家、JA、漁協、漁民、商工会、観光協会、民宿等関係団体との結びつきについてはどのような形で推進するのか。また、グリーンツーリズム窓口の南部農業改良普及センター、糸満市海人課、農政課等との結びつきも必要だと思うがどのように考えているかお伺いいたします。 以上、本席での質問を終わります。残りは自席より行います。
◎市長(西平賀雄君) 大城健福議員の一般質問にお答えいたします。 件名2、道の駅について。小項目1、進捗状況についてお答えいたします。道の駅は本市産業の振興と地域活性化を図る上で大いに期待できる施設であることから、昨年6月6日付で南部国道事務所に対し、文書による施設整備の要請を行うとともに、これまで事務レベルでの調整や市役所関係課と市内関係団体等を交えた協議を重ねてきたところでございます。本市といたしましては、道の駅はぜひ必要な施設であることから、今後とも南部国道事務所を始め、関係団体等との協議を継続しながら、その実現に向けて鋭意取り組んでまいりたいと考えております。 残りの件につきましては、助役、各担当部長の方から答弁させていただきます。
◎助役(大城弘明君) 大城健福議員の御質問、件名1、道路行政について。小項目1、県道7号線座波カーブヤーガマ排水対策について、お答えをいたします。 カーブヤーガマの排水不良を改良する必要があるか。またどのように対策をするかとの御質問でございますが、現在、当該排水につきましては、県道の側溝で排水処理がなされておりますので、ガマにかかる部分の排水を改良し、対策をとるということは非常に厳しいのではないかというふうに考えております。しかしながら周辺の安全確認作業等、日常的に必要な業務につきましては、適宜、県側と情報交換をしながら道路の保全に努めてまいります。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) 大城健福議員の御質問、件名2、道の駅について。小項目2、お魚センター及び糸満市物産直売場建設について、お答えいたします。 糸満市の農水産物を始めとする地場産品を一堂に集め、その消費拡大と産業振興を図る上からも、お魚センターや糸満市物産直売場などの施設は必要であると考えております。また、これらの施設を一体的に整備することによって、経済的波及効果を始め、その相乗効果は拡大するものと思慮されます。現在これらの施設建設の動きとしましては、糸満漁業協同組合によるお魚センターの施設整備計画が平成19年度事業採択に向け、関係機関と協議しながら進めているところであります。また、糸満市物産直売場の建設についても、糸満市商工会からの要望もあることから、今後とも関係団体との協議を行ってまいります。 件名3、グリーンツーリズムについて。小項目1、糸満市のグリーンツーリズム推進協議会の事業内容はどのようになっているか。糸満市のグリーンツーリズム実践活用はどのように考えているかについて、お答えいたします。 糸満市都市農山漁村交流推進協議会の規約による活動内容は、1、会員相互及び関係団体との連絡提携。2、グリーンツーリズムの啓発、普及、情報発信。3、グリーンツーリズムについての調査、研究及び研修会等の実施。4、その他必要な事業であります。平成17年度の実施事業としましては、東村における県内北部体験交流実施地域調査。地域資源探索のためのワークショップ開催を2回、実施しております。現在、ワークショップから提案された資料をもとに、糸満市グリーンツーリズムマップを作成しているところであります。また、糸満市のグリーンツーリズム実践活用についてでありますが、糸満市都市農山漁村交流推進協議会の構成員でもあるJAおきなわ糸満支店、糸満漁業協同組合、糸満市商工会、糸満市観光協会、生産農家、漁家、民宿等、その他関係団体と連携しながら農業体験、漁業体験、文化・芸能体験等の地域資源人材バンクの整備も並行して進めながら、実践活用を推進してまいりたいと考えております。 小項目2、JAの喜屋武、米須支所跡地活用によるグリーンツーリズム取り組みの可能性についてはどのように考えているかについてお答えいたします。 JAおきなわの再編により、空いた施設の利用については、平成17年10月に主管部がJA糸満支店を通じて調査をしました。旧米須農協の調査結果といたしましては、改装費や維持管理費等に多額の経費を要するということで、本市の財政状況からは困難な状況にございます。しかしながら今後、市内農漁産物等を活用した沖縄食材収穫調理体験等がグリーンツーリズムで展開された場合、空いた旧支店の施設の有効利用については、JA糸満支店とも調整しながら引き続き検討してまいりたいと考えております。 小項目3、県内のグリーンツーリズムの成功事例として恩納村商工会、東村観光協会、宮古島グリーンツーリズム研究会等、地域ぐるみによる取り組みがあるがどのような活動をしているか。また、糸満市はどのような取り組みでグリーンツーリズムを推進するか、具体性のある計画はあるのかについてお答えいたします。恩納村では恩納村商工会をふれあい体験学習運営の受け入れ窓口として体系づけております。旅行業者、学校、一般観光客からの問い合わせ、受け入れ窓口として機能しており、老人会、農業団体、マリン業者、漁業組合、釣り愛好会、一般家庭、工芸工房、青年会、文化協会、商工会女性部等と連携して主に修学旅行生の体験としてのグリーンツーリズム受け入れを行っております。東村のグリーンツーリズムへの取り組みは、昭和52年の都市住民を呼び込むための村民ボランティアとの官民一体による、ツツジ植栽による森林計画にさかのぼる歴史があります。現在、東村では体験学習の窓口を一本化する目的で、平成17年6月にエコツーリズム協会、グリーンツーリズム協会、ブルーツーリズム協会で東村観光推進協議会を設立しており、3団体の申し込み窓口を観光推進協議会がとりまとめている状況でありますが、JAとの連携は特に行っていないと聞いております。 次に、質問の中で宮古島グリーンツーリズム研究会というふうにおっしゃっておられますけれども、正式には宮古地区グリーンツーリズム推進協議会のことだと思いますので、そのことについてお答えいたします。まず、管内関係市町村のグリーンツーリズム連絡協議会、実践農漁家や民宿経営者等から組織される美ぎ島グリーンツーリズム研究会、城辺グリーンツーリズム研究会、下地町の豆の会といった三つの団体へ組織されております。宮古農業改良普及センターが事務局となり、相互に連携してモニターツアーや特産品としての加工品の開発等を含めた取り組みをしております。糸満市では現在、受け入れの総合窓口となる機関が確立しておらず、個人、団体各自で受け入れを行っている状況であります。今後、グリーンツーリズムを希望する市内及び都市住民からのニーズに対応できるよう受け入れ窓口を設置してグリーンツーリズム推進に取り組んでいく計画であります。具体的には平成18年度糸満市都市農山漁村交流推進協議会、その他関係者、関連機関と検討してまいります。 次、小項目4、沖縄県のグリーン、ブルーツーリズムは県の農林水産部、まちと村の交流促進班を中心として推進しているが、糸満市は経済観光部、農家、JA、漁協、漁民、商工会、観光協会、民宿等関係団体との結びつきはどのような形で推進するか。また、グリーンツーリズム窓口の南部農業改良普及センター、海人課、農政課等の結びつきも必要だと思うがどのように考えているかについてお答えいたします。糸満市都市農山漁村交流推進協議会は経済観光部、生産農家、JAおきなわ糸満支店、糸満漁業協同組合、漁業関係者、糸満市商工会、糸満市観光協会、民宿等の関係者で構成されております。グリーンツーリズム体験受け入れ農漁家等の地域資源人材バンクに関する資料の提供等、会員相互が連携して情報の共有化を図り、都市と農村との交流を促進し、農山漁村における所得向上や就業機会を創出することによる地域の活性化に取り組んでおります。南部農業改良普及センターは糸満市都市農山漁村交流推進協議会の構成員にはなじまないということで、構成員ではありませんが、アドバイザーとして参加していただく等、情報の提供や助言等をいただき、連絡、連携して事業にかかわっていただいております。また、農政課、海人課はもとより、観光商工課、教育委員会関係課、秘書広報・男女参画課、生活環境課は糸満市都市農山漁村交流推進協議会及び作業部会に所属しており、糸満市のグリーンツーリズムの推進に連携して取り組んでいるところでございます。
◆12番(大城健福君) 議席より再質問を行います。 座波のカーブヤーガマというのは戦争のときに避難ごうにも使われ、そして座波川から報得川のところには私ら中学校、小学校のころは座波川から入って、向こうに出るぐらいの大きいガマで、そして下側では報得川が蛇行している関係で、絶好の川の中の人工プールで座波として非常に親しまれている状況で、そして一時期は公園にもという方向で手を入れられている形跡もあるぐらい、はけ口はとても大きいところであったんですが、7号線をつくるために上の方では7号線の工事でとめられ、下側は報得川の管理道路、または工事をするときの状況で、その流れが変わってしまって、従来の地域からの排水が皆無に等しいと。そういう状況になっているわけですが、それについては現況と違いがあると思うものですから、この辺について大雨時等、水が非常にたまってあれなんですが、建設部長をこういう状況、雨降り時とか、そういうときには現場を確認したことがありますかどうか。
◎建設部長(上原利夫君) 再質問にお答えをいたします。 去年の大雨時に二度ほど確認をしております。そのときにカーブヤーガマだけではなくて、ほかのところからもずっとあふれ出ておりましたので、必ずしもここだけが冠水をしているというような状況ではございませんでした。
◆12番(大城健福君) ぜひこの状況を地域としても非常に今困っている状況で、従来の7号線をつくらない前は、何ら排水もよどむということもなくて、そしていろんな形で地域の方で何ひとつ災害がないという状況であるものが、7号線をつくることによって、そういう状況ができたということですから、県とも十分調整して、改良方について、南部国道あたりとも調整してもらう意思があるかどうか。
◎建設部長(上原利夫君) 再質問にお答えいたします。 これまで県の方もここの場所につきましては、側溝も大きくしまして、表面水は今のところは十分とれる状況になっているんです。ただ議員がおっしゃるように、もう少し上流にいきますと、どうしてもそこに湛水してしまうというような状況があるんですが、ただ側溝機能としては十分果たしているということで、県の方もなかなかこれ以上、手を加えるのは難しいですよというようなことがあるものですから、今後またいろんな問題がある場合には、再度また県の方とも調整をしながら改善策も検討してまいりたいというふうに思っております。
◆12番(大城健福君) ぜひ調整していただいて、地域が困っている状況を県とも確認していただいて、ぜひ前向きに検討してください。 道の駅の状況ですが、道の駅というのは交通の情報整理と、それから運転ドライバーの休息とかいう形でいろいろされているわけですが、実際そういう状況で道の駅、名護の場合は休息、仮眠、情報という形で分かれているわけですが、また逆に嘉手納町の場合は密着型、直売所とか、そういうのも一緒になっている状況なんですが、糸満市の道の駅の取り組みの考え方として、どういう方向で考えておるんでしょうか。要するに先ほど答弁にもあったんですが、お魚センター、物産直売所ですね、それからファーマーズが今できている状況で、それと4月にオープンするビーチ、公園含めると20万人という人が来た場合、それから先ほど私のグリーンツーリズムの中での交通の発信、恐らく今、わナンバーが大分多く来ていますので、そうするとその辺での交通の絡みですね。非常に大切なものになると思うんですが、この辺どういう考え方で今、道の駅の取り組みはなされているでしょうか。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 現在、南部国道事務所と総合事務局の方に道の駅について、ぜひ事業を糸満市採択してほしいというふうなことでお願いをしております。機能につきましては、イメージしておりますのは、今おっしゃいますように、ふれあいビーチができますので、そういう意味で相乗効果があるようにということが期待できるような施設をお願いしたいと。そして、その場合、休憩施設とか駐車場の整備とか、24時間利用可能な情報発信、情報提供等をイメージしております。現在、そういうふうなことで事務作業を進めているところでございます。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時18分)(再開宣告午後4時18分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 まだ具体的にそういうふうなことまでは詰めておりません。その前の作業でございます。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時18分)(再開宣告午後4時19分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 具体的にまだそこまでは詰めておりません。
◆12番(大城健福君) そうしますと、進捗状況というんですか、今から申請して、豊見城市はもう道の駅の話もあるわけですが、そうすると糸満市の方の見通しとしては、まだ具体的なものもなく、そしてどういうつくりというのもなくて、ただつくってほしいという形で見ていいんでしょうか。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 できるだけ国の予算でできるような施設でお願いしたいというふうにお願いしているところでございます。
◆12番(大城健福君) 確かに国の予算でつくるのは一番ベストであると思うんですが、嘉手納町あたりは軍の基地関係の予算があるものですから、常に経済的にはいろんな方向でできるものですから、ぜひお魚センターですね、それから物産直売所、商工会あたりとも十分調整して、国、県の予算を入れながら、そして用地についても恐らく提供だと思うものですから、そういう意味からすると、それに見合うだけの、先ほど申し上げましたふれあいビーチができる。そういうものからすると非常に経済効果が大きいということが言えると思うんです。この辺について経済団体、漁協、それから商工会を含めてですね、話し合いというのはどういう感じでしょうか。ただ入っただけでしょうか。具体的にもし道の駅がきた場合に、私らもそういう形で参加したい。また、そういう方向がいいんじゃないかなということのテーブルの上での話し合いはなされてないでしょうか。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 商工会の方から今おっしゃいますような要請がございました。そして、そのことについては今後、検討してお互いに勉強会等をしていきましょうというふうなお話をしております。
◆12番(大城健福君) ファーマーズは農協が合併するということで、そしてあれだけの土地を遊休化するのは大変だということでコンサルを入れて、そして有効活用をして、合併に間に合わせてやったんです。漁協も恐らく合併があるんじゃないかと思うんですが、経済部長、漁協の合併というのはどうなんですか、あるんですか見通しは。もしあるんでしたら、その前につくる必要があるんじゃないかという気がするんですが。その辺について見通しはどう考えていますでしょうか。
◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 漁協の合併等の話がありますけれども、恐らくJAと同じように県単一漁協への合併だということを想定して質問されていると思いますけれども。以前に漁協からの話によりますと、平成20年度までにはそういう方向を決められるというようなことを記憶しております。
◆12番(大城健福君) 私、先ほど質問で申し上げたんですが、糸満は海のまちとして、海の施設がないということであれば、あれだけの用地を生かして、さっき言ったふれあいビーチも開園するものですから、その辺に積極的に取り組んでですね、地域づくりをする必要があると思うんです。その辺について今言う経済団体、それから商工会、漁協を含めて、どこがこれは担当しているんでしょうか。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時24分)(再開宣告午後4時25分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 これはほかの部にもまたがりますので、企画開発部の方でまとめて窓口になって調整して事業を進めていきたいというふうに考えております。
◆12番(大城健福君) 機構改革する前の引き継ぎは十分うまくいってないんじゃないですか。皆さん、今からやるというんだったらおかしいんじゃないですか。具体的に今までどういう形で取り組んできたか、質問いたします。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時26分)(再開宣告午後4時26分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 今まで道の駅関連でどういう取り組みをしてきたかというお話かと思いますけれども、商工会あたりからも、道の駅の早期実現方の要請もありまして、道の駅を設置する場合に、どういう方法がいいのかというものを協議したいというようなこともありまして、漁協さん、それからJA糸満支店ですけれども、それから商工会、それから市においては経済観光部、それから企画開発部集まりまして、道の駅の整備について、今後どういうふうにあるべきかという協議はしております。基本的には新しくできるふれあい地区の公園、それからお魚センター、それから今あるJAのファーマーズマーケット、それから海の駅ですね、そういうものがお客様にとって使真勝手のいいような形の動線も考えた道の駅の配置計画をすべきだろうというようなことで、私どもの方から投げかけて、それぞれの団体どう思いますかという話し合いもしております。JAについては今、市から用地を借りてファーマーズをやっておりますけれども、その敷地内を縮小して、道の駅の機能の施設を配置することについても特に異論はないと、早目に整備していただきたいというようなことです。商工会の方からもそれらの施設がお互いに相乗効果が発揮できるような整備のあり方をしていただきたいというようなことです。あと漁協さんの方は、先ほど議員から質問がありますように、合併問題とか、いろいろな中で検討すべき問題があるということで、その中ではきちっとした回答はまだ出なかったんですけれども、引き続き経済団体協議会も含めて、そういうもろもろの団体が集まって、今後も協議をしていきましょうというような確認は以前になされております。
◆12番(大城健福君) 今、経済部長からそういう流れを聞いたんですが、企画部長、具体的に言って、こういうものを含めて進める場合に、各団体等集まって、道の駅申請してから集まったことがあります、そのメンバーが。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 手続してからあるかというふうなことでございますけれども、商工会の方からそういう経済活性化のために道の駅をつくるときに、そういうのも一緒にやれたらやりたいというようなことはございまして、そのことについてはお話をお聞きしております。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時30分)(再開宣告午後4時30分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 集まったことはございません。
◆12番(大城健福君) 私は今の状況になったら、絵にかいたもちになるような気がして、豊見城市に持っていかれたのも、そういう理由があるんじゃないかという気がするんです。今後の考え方としてどういう方向で進めますか。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 その前に先ほどの集まったことはあるかについてですけれども、間違った答弁をしていますので訂正したいと思います。平成18年1月12日に道の駅に関する市関係団体、商工会、JA糸満支店、糸満漁協、市経済団体との協議はしております。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時32分)(再開宣告午後4時32分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) 今後の取り組みにつきましては、糸満市らしさのある道の駅をつくっていただくように要請してまいりたいというふうに考えております。
◆12番(大城健福君) 私がポイントとしているところは、名護市の道の駅みたいに単一にやって、そして北部振興会がやったような形、糸満市がああいう形でつくるのか。嘉手納町みたいに複合みたいにやるのか。そういう形をやる場合、どういうプラスがあって、どういう財源を持ち出して、どういう形でやらないといけないと思うんです。この辺について部長、具体的な考えはないですか。はっきり言って、どういう形のものをつくりたいか。そして、そのためにはどういう会議をすべきかというのが出てくると思うんです。道の駅だけつくって終わるんだったら商工会も、それから農協も入っていますから、漁協も、そういう経済団体等集まる必要ないわけです。この辺を具体的にどう考えているんですか。どういう発信しようと思っているんですか。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 先ほどから申し上げていますように、そういうふうな事業について検討していくと。今おっしゃいますような方向が出るとすれば、それはそれとして進めていきたいというふうに考えております。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時33分)(再開宣告午後4時34分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◆12番(大城健福君) 市長、これ早目にこの件調整していただいて、大変重要な問題だと思うんです、私は。今ファーマーズがあれだけ伸びて、ふれあいビーチができるということは確実に経済が活性化されるということはもうわかるわけです。そういう状況でありながら、道の駅は申請しておいて、ファーマーズも入れていいということであれば次は漁協と物産展、もし商工会とか何かやらないんだったら、今は市の土地空いていますよね。JAのファーマーズに施設をつくらせて、物産展をつくらせた方がいいんじゃないの。そういうことを言われますよ。本当に具体的に取り組む意思があって、どういう方向でこれを推進するか、お伺いいたします。
◎市長(西平賀雄君) 大城健福議員の再質問にお答えいたします。 道の駅の建設につきましては、南部の首長と南部国道事務所との調整会議があったわけなんですけれども、その中で私が初めて提案いたしました。北部には結構、道の駅があるわけですけれども、南部には1軒もないということで、南部国道事務所としてもこれをぜひつくっていただきたいということを話しましたら、南部国道事務所としてもぜひやりたいということでございましたので、要請を6月6日にしたところでございます。私の考え方としましては、道の駅というのは情報発信センターですね。それから休憩所、トイレ等、そういうものを道の駅でつくるわけなんですけれども、議員がおっしゃるように、名護市の方にある方法と、それから嘉手納町の方にもありますけれども、糸満市の場合は今、うまんちゅ広場がありますので、そのそばに駐車場をつくるスペースが十分あるわけです。そこの方に情報センター、あるいは休憩室、あるいはトイレ等を入れるような形の道の駅ができたらいいんではないかというふうな形を私は考えておりました。なぜかと申しますと、議員がおっしゃるように物産館の話もありますけれども、この話は先ほど経済観光部長の方からも答弁しましたけれども、要請もありまして、関係部署で連絡調整をやっているようでございますけれども、お魚センターと今うまんちゅ広場がある間に那覇鋼材ですか、その施設があるわけです。ですからできれば那覇鋼材とお魚センターを入れかえて、一つにした形の土地利用ができないものかどうかも一応検討されているわけなんですけれども、なかなかこれがうまくいってないようでございます。しかし、それを待つことなく、ふれあい地区もオープンしますので、私はできるだけここに早目に名護市方式のような道の駅を入れて、何とか国の方につくってもらおうという考え方で要請をしてございます。しかし、関係部署の連絡調整の中でそういうことではなくて、もっとみんなが一体となったつくりをするべきだということであれば、そういう方向でまた考えを持っていくということも十分可能だと思います。引き続き、この辺の調整をさせながら、道の駅を入れていきたいというふうに考えております。
◆12番(大城健福君) 安心しました。とにかくバイパスができて何も活用するのがないということであれば非常に困るわけです。3、4年前、海部さんの講演会を聞いたときに、役所の方で。糸満市から何も要請がないと。だから動けないんだということで言われた過去のそういう記憶もあるものですから、企画をどんどん動かして、自分たちの計画は十分認識し、そして職員にもそのとおり行動をさせて、そして体系をよくして、住みよい糸満市、活力のある糸満市づくりに市長頑張っていただきたいです。 グリーンツーリズムについてお伺いいたします。観光協会の資料によると、平成16年には515万人が沖縄に入り、観光消費額が4,549億円というこの莫大な消費をされていると。そして糸満市は150万人も来るんだが落ちないということで、非常に観光の滞在型、体験型を持っていくべきだということで、私も県と調整をして、どうにか元気のあるまちづくりということで、3年事業も入れてもらったんですが。私が一番懸念するのは、協議会ばかりつくって、報告だけもらって、そして残ったのは何もないということになると、この補助事業の意味がないんです。こういう意味で普通の観光はいろんな施設をつくり、そしていろんな形でお金もかけ、そしていろんな方向でしているんですが、このグリーンツーリズムは今あるものを活用すると、そのかわり組織づくりと人づくりをしないといけないというのがネックだと言われているわけです。平成18年度の糸満市の計画としては、グリーンツーリズムとは何か、体験とは何か、そしてグリーンツーリズム諸規定、グリーンツーリズム事例、それからグリーンツーリズムのまとめとか、そういう形で進めているみたいですが、具体的にいってですね、グリーンツーリズムは平成18年、19年にかけて実施していく予定ありますか。協議会だけで終わって、報告だけで終わるのかどうか。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 現在、グリーンツーリズムの地域支援調査ということでやって事業も先ほど申し上げましたようにやっております。今後も先ほど申し上げましたような計画で実施していきたいというふうに考えております。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時42分)(再開宣告午後4時42分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 やってまいりたいと思っております。
◆12番(大城健福君) その場合ですね、商工会を中心にやるのか、観光協会を中心にやるのか。どういう形で頭に置いていますか。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 糸満市には現在、糸満市都市農山漁村交流推進協議会がありますので、その中で生産農家、JAおきなわ糸満支店、糸満漁業協同組合、漁業関連関係者、糸満市商工会、糸満市観光協会、民宿等の関係者で構成されておりますので、そういう方々と、またこれに賛同する方々と一緒にあわせて実施していきたいというふうに思っております。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時44分)(再開宣告午後4時44分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◆12番(大城健福君) この窓口はどこになるんですか。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) 具体的な窓口はまだありませんので、これから糸満市都市農山漁村交流推進協議会等の意見を聞きながら、そういうふうな窓口を具体的に決めていきたいというふうに考えております。
◆12番(大城健福君) 市長、JAの喜屋武、米須支所跡地は宿泊とか、体験学習、例えば喜屋武の場合は加工所がありますよね。それと農家を一緒に巻き込みながらグリーンツーリズム、それから周辺には観光地がたくさんあるものですから、素泊まりか、宿泊、どっちにも使えると思うんです。JAとの調整はしてないんですか。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 米須農協につきましては、前に願寿館のような施設に利用できないかということがございました。そのときに調査してあります。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時46分)(再開宣告午後4時47分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 喜屋武につきましては、元の農協は老朽化していると。そして、生産施設につきましては具体的には聞いておりません。
◆12番(大城健福君) ちなみに、この前、シンポジウムのときに恩納村の事例報告が行われていたんですが、商工会を窓口として、12ぐらいの団体を網羅して、そして手数料を家庭料理だったら5名だったら2,800円、1人ならという形で全部お金をもらってやっているんです。そしてグラウンドゴルフをやるにしても1名から1,200円ずつもらうとか、それから磯釣りとか、舞踊とかいろいろあるんです。これがまさしく地域との触れ合いでグリーンツーリズムをやると、地域でこういう振興になるということなんですが。それで私は受け入れをどこにするかということでお聞きしたんです。ちなみに恩納村の場合は、平成16年で225校、そして来年度の申し込みが既に227校、そして前年度でこれは全部取るということで、全部前でお金も入れてもらって、そういう方向で全部やっているということなんです。それからすると糸満市は海も山も川も全部あるわけですよ、全部できるわけですから、こういう意味で。それで私は窓口はどこにするかということを聞いているんです。この要請をですね、例えば協議会ではなくて、民間とも調整しないといけないと思うんですが、市長この辺について、具体的に組織を立ち上げて、本当の糸満市の観光体験型、ホテルもできて、いろいろすると価値があると思うんですが。その取り組む意思はどのように考えていますでしょうか。
◎市長(西平賀雄君) 大城健福議員の再質問にお答えいたします。 グリーンツーリズムについては、先ほど議員がグリーンツーリズムとはこういうものですよということで細かく説明がございましたけれども。市内には文化、芸能、自然とほんとにすばらしいものがありますので、そういうものを活用しながら、グリーンツーリズムを進めていく必要はありますけれども。今、残念ながら受け入れの拠点となるのが、まだしっかりとしてないというのが、これのおくれている理由だというふうに思っております。ですから市民の方からも行政の方がまだグリーンツーリズムについて、しっかりとわかってないのではないかというふうな指摘もありましたので、これをしっかりとした形で、市民の方の中にももっと積極的にこれをやりたいという方も実際におりますので、そういう方々とも十分連携を図りながら、早い機会に窓口となる部署をつくっていく必要があると思っておりますので、その方向で今後進めていきたいというふうに考えております。
◆12番(大城健福君) 市民意識調査ですね。その報告書の3ページにもちゃんと載っているんです。グリーンツーリズム、それからこれの61ページにも載っているんです。そういう意味で市民の意識でもそういうのをやってほしいというのが非常に強いんです。本土あたりでは行政が一体となってグリーンツーリズムを進めているんですが。観光協会、商工会とも話し合って進める意思ないでしょうか、市長。そして窓口の検討ですね。商工会か、観光協会か。または市の方でやるのか。その点どのようにお考えでしょうか。
◎
企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 農協、漁協と一緒にやる気はないかというふうなことでございますけれども、先ほどから申し上げておりますように、そういうふうな形で我々今取り組んで、平成18年度事業をしてまいりますというふうに申し上げております。
◆12番(大城健福君) 恩納村の資料ですが、海に学ぶ、農に学ぶ、食に学ぶ、伝統芸能に学ぶ、これイチャンダではないんですよ。みんなお金を取って、商工会が1パーティー幾ら、1人なら幾ら、そしてもう一ついいことに地元の食材を使って地産地消、そしてもう一つは先ほど福祉にもいいよということは今までリタイアしている方とか、こういう人がこれでまたいい形でやっていくものですから。市長ほんとに積極的にこれ取り組んでもらえるか、もう一回確認して一般質問を終わります。
◎市長(西平賀雄君) 積極的に取り組んでまいりたいと思っております。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時53分)(再開宣告午後5時06分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◆13番(徳里勇夫君) 皆さん、こんにちは。件名1、行財政改革について質問したいと思います。小項目1、一課一係について。一課一係は教育委員会も含め、幾つの課・室がありますか。事務経費等を考えて再編することは考えられませんか。課の人数が少ないため、業務量にも偏重するおそれがあり、また縦割り行政になってしまい、他課との調整など、業務の迅速性も失われて、市民サービスも低下するのではありませんか。また、人件費等も節約できるのではありませんか。 小項目2、企画開発部について。平成17年4月1日に企画開発部が総務部から独立していますが、なぜ総務部では適当ではないのですか。市の諸事業は財政に相当影響を与えるため、財政課との調整が大きく課題となる。そのため財政課と企画調整課の調整が多くなり、相対的に業務量が増加するのではありませんか。そのことは人員削減からも適当ではないのではありませんか。企画調整部を総務部に統合すると2、3名の人員減ができるのでありませんか。平成18年4月の組織改正案で秘書業務を企画開発部に移管する計画がありますが、やはり筆頭部である総務部が適当ではないでしょうか。 小項目3、観光農園業務について。ア、収入役が糸満観光農園株式会社の社長を兼ねておりますが、月何時間勤務しておられますか。また手当は幾らもらっていますか。市の平成18年度予算案は約188億円と膨大であり、その資金管理面、会計事務適正運営、予算執行における執行部の牽制など、大変重要な責務を担っております。このような重要な責務を担っている収入役が観光農園の社長を兼ねたり、あるいは執行部が主導する委員会の委員になったりしていることは、会計事務の適正な運営を妨げるおそれがあり、厳に避けなければなりません。それは地方自治法の期待するところであります。地方自治法でも市長に対し独立した機関で、任期期間中は市長でもやめさせることはできないと強くその独自性が定められております。したがって、このような重要な職責にある収入役が観光農園の社長を兼ねることは、会計事務が重視されてないことではないでしょうか。そうであれば収入役の廃止も含めて検討すべきではないでしょうか。観光農園といたしましても、大変重要な時期であり、社長みずから陣頭指揮して経営に当たることが望ましいのではないでしょうか。なお、平成17年12月2日に市監査委員から報告が出されておりますが、それに対し、市長はどのようにお考えでしょうか。その報告書には残念ながら経営について、一番大事な社長、役員人事が触れられておりません。また経営計画が会社の自立発展に大きく寄与すると思われますが、その計画は市で作成することは全く触れられておりません。民間企業に倣うならば当然、社長は独自で業務をすべきだと思っておりますが、いかがでしょうか。 イ、観光農園推進室に3人の職員を配置しておりますが、3人の年間給与額は幾ら支給していますか。また、観光農園関係の予算は幾らですか。糸満市行政組織規則から見ますと、観光農園の経営に係る大変重要な部分まで担っておりますが、それは市として適当でしょうか。また観光農園の自立的運営についてはいかがお考えでしょうか。財政難と思いますが、営利会社にこれほど援助は適正でしょうか。 ウ、観光農園に市の施設を使わせていますが、使用料等は徴収しておりますか。徴収していれば幾らでしょうか。営利会社でありますから当然、徴収べきだと思いますが、地方財政法第4条予算の執行等、「地方公共団体の経費は、その目的を達成するための必要かつ最少の限度を超えてこれを支出してはならない」と記されております。また、同じく2項に「地方公共団体の収入は適正かつ厳正に、これを確保しなければならない」と規定されておりますが、その辺に抵触はしませんか。 件名2、国民健康保険税納税証明書の発行について。納税証明書を発行して、納税者に送付できませんか。確定申告に必要なため、市役所まで来るわけですが、車のない方、忙しい方、身体の不自由な方は時間、経済的に相当負担になっているとのことです。納税啓発として、また経費負担の軽減として、証明書を発行してあげれないでしょうか。ちなみに時給700円、これは大体それぐらいだろうという計算になっております。2時間で1,400円、それから往復車賃800円で2,200円。これを9,000世帯ぐらいあるそうですからやりますと、1,980万円ぐらいの経費が市民にとっては軽減されるということになろうかと思います。 件名3、人事についてお尋ねいたします。小項目1、平成16年8月5日、これは市長選挙直後に人事異動が行われていますが、何人が異動しましたか。特に部長級は全員と思いますが、その必要性についてお尋ねいたします。 小項目2、定期異動の4月1日から半年も経てなく、4月に異動した人も、また異動があったと聞いておりますが、それは何人だったでしょうか。新しい職場で、頑張るという気持ちだったと思います。それだけの短い期間に適材適所を判断するのは十分ではなかったと思いますが、その必要性は何だったでしょうか。人事異動方針についてはありますか。なお、職員、組合等から不満はありませんでしたか。 小項目3、8月5日の異動で係長級以上の昇任は何人でしょうか。その費用は年間幾ら要しますか。また、平成17年4月1日にも異動がありましたが何人でしょうか。そしてその費用は幾らですか。両方合わせますと年間幾ら要しますか。 小項目4、2階級特進(主幹から参事、課長から部長)があると思いますが、何人ですか。2階級特進ではどのような評価があって特進しましたか。評価は業務の結果によるべきだと思いますが。 小項目5、このように昇任者をたくさんだしますと職員の士気に影響はしませんか。高校、大学で一生懸命勉強して、市役所に採用され日夜惜しまず市民のために頑張り、上司、同僚からその能力を高く評価され、将来を期待された人が選挙の結果、上司がかわったため評価も変わった。そうなると職員のやる気を失い、積極的な仕事をしなくなるかと思います。そうなりますと、市民サービスに大きな影響をしてくるし、また職場環境も悪化するのではないでしょうか。 小項目6、本市は県内の市に比べて係長以上は多いですか、少ないですか。また県外との比較はどうでしょうか。 小項目7、このように人件費が増大することは行財政改革に逆行しませんか。 件名4、ヨナヨシ原について。12月定例会後の当局の対応はどうなっているのか。12月の定例会で山城経済観光部長は建設部と経済観光部で調整しながら既決の予算で対応できるようであれば、応急措置として対応したいと考えております。後で相談させていただきたいと思いますと答弁されていますが、その後はどうなっているでしょうか。梅雨、台風時ももうすぐ迎えるわけなんですが、その点が心配です。ひとつよろしくお願いします。
◎市長(西平賀雄君) 徳里勇夫議員の一般質問にお答えいたします。 件名1の行財政改革について。小項目2の企画開発部について。平成17年4月1日に企画開発部が設置されていますが、なぜ総務部では適当ではないのかについてお答えいたします。新設された企画開発部はこれまでの企画業務を引き継ぐとともに、集中的に事務を遂行するため、旧商工水産課等で行われていましたマリノベーション事業の推進、大型空き店舗活用対策及びプロ野球・Jリーグのキャンプ誘致等や、また温泉及び天然ガスの開発及び利用計画策定、
コミュニティーバスの導入、NPO法人の設立促進、道の駅導入、グリーンツーリズム推進等について、事務分掌としております。このように多種多様でそれぞれ今後の糸満市の発展に寄与する重要な業務であり、それらを早急に実現させるためには、企画部門の充実強化はぜひ必要と認識し、そのため企画開発部を新設したところであります。また、今回の機構改革案においても秘書広報業務を企画開発部へ移管していますが、理由としては企画業務に精通することにより、政策的業務に迅速に対応するためであります。 次に小項目3の観光農園業務について。アの中の収入役が観光農園株式会社の社長を兼務することは会計事務等が重視されていないのでしょうか。それであれば収入役の廃止も含めて検討してはいかがでしょうか。また、観光農園にとりましても大変重要な時期であり、社長みずから陣頭指揮をして経営に当たることが望ましいことではないでしょうかについてお答えいたします。初めに、収入役が同社の社長を兼務しているが、決して会計事務を軽視しているわけではありません。その経緯について申し上げますと、平成17年度の株式総会において、全役員の改正等があり、その役員体制等について、最大の株主である糸満市及びJAおきなわに御相談を申し上げたところ、市においては特に社長及び専務体制をどうした方がよいのかを中心にJAおきなわとも協議しながらいろいろな角度から吟味し、検討を重ねてまいりました。その結果、本観光農園は本市の農業の振興と地域活性化を図ることを目的に実施されています。また、公共性を有する本市最大のプロジェクト事業であり、ぜひとも成功させなければならない事業であります。同時に議員が指摘しておりますように、同社はグランドオープンを控え、管理運営等においても重要な時期にあり、今後とも同社が外部の信頼を高めるとともに、体力がつき、経営が安定するまでの間は市が責任を持って事業推進する必要があると判断し、社長には引き続き同事業に精通している収入役を、専務には市参事監を就任させる支援体制を強化することとした次第であります。現在、収入役の廃止につきましては、検討されておりません。また、社長がみずから陣頭指揮をして、経営に当たることが望ましいことについては、社長は常勤にすべきと理解しておりますが、御承知のとおり、現在、観光農園は昨年4月23日にグランドオープンをし、本格的に事業運営が展開されております。したがいまして、当初の役員人事の考え方に基づき、社長みずからの権限と責任を持って、機動的運営が発揮できるよう早い時期に民間の経営ノウハウを有する人材を社長に登用したいと考えております。 残りの件につきましては、助役、各担当部長、参事監の方から答弁をさせます。
◎助役(大城弘明君) 徳里勇夫議員の御質問にお答えをいたします。 件名1、行財政改革について。小項目1、一課一係について。一課一係は教育委員会も含めて幾つの課・室がありますか。事務経費等を考えて再編することは考えられませんかについてお答えをいたします。一課一係は市長部局と教育委員会を合わせますと八つございます。今後においては定員適正化計画に基づく定員削減等もございますので、一課一係も含めて課の統廃合等の検討は必要と認識しております。
◎経済観光部参事監(上原和市君) 徳里勇夫議員の御質問、件名1、行財政改革について。小項目3、観光農園業務について。ア、収入役が観光農園の社長をしていますが、月何時間勤務をしていますか。また、手当等は幾らもらっていますかについてお答えします。月何時間勤務しているかについては、何時間とは明確に言えませんが、社長は月1回のペースの役員会の開催や経営全般にわたって社員に指示を行っております。また、観光農園主催等の土、日曜日のイベントなどにも参加するなど、経営の安定化に向けて積極的に取り組んでおります。また、手当については現在会社からはもらっていません。 イ、観光農園推進室に3人の職員を配置しておりますが、3人の年間給与は幾ら支給していますか。また、観光農園関係予算は幾らですか。さらに糸満市行政組織規則から見た、観光農園の経営と自立的運営、援助について、適正であるかについてお答えします。3人の年間給与額は2,009万2,000円となっております。観光農園推進室の予算は3,041万8,000円となっております。次に本市の観光農園事業は、農業の振興と観光を結びつけた地域活性化を目的に整備された、糸満市の最大プロジェクトの一つであります。したがいまして、観光農園事業で整備された公共の施設の管理及び運営からすると、50%の株を保有している市が当面は積極的な支援をすべきと認識しております。また、平成19年度をめどに自立できるよう努力しているところであります。 ウ、観光農園に市の施設を使用させていますが、使用料等は取っていますかについてお答えします。使用料については、現在取っておりませんが、平成20年度から会社の経営状況を見ながら取る予定をしております。
◎市民部長(城島栄君) 徳里勇夫議員の御質問、件名2、国民健康保険税納税証明書の発行について。小項目1、納税者にとって証明手数料は大変な負担となっていると思いますが、納税証明書を無料で発行することはできませんかについてお答えいたします。国民健康保険税を口座振替で納付している方々につきましては、口座振替を推進するという観点から税務申告用の納付証明書を郵送し、その他の方々については市役所窓口交付という変則的な運用を平成14年度まで行っておりました。納付証明書は12月末までの納付額を証明することから、証明書の発送は事務処理後の1月下旬以降となるため、既に税務署の確定申告を終了した方々から予算のむだ遣いではないかという多数の苦情が寄せられていました。税務申告に利用される国保税納付証明書は、郵送サービスを行うものと、窓口で交付するものがあり、市民のサービスに不均衡が生じていることや、口座振替の推進にはつながらないこと。経費の節減を図るとの理由から、郵送サービスを廃止いたしました。廃止については平成15年12月号の広報いとまんでも証明書の発行を収納対策室で行うこととあわせて、市民にお知らせをしております。なお、国保税の証明手数料については、確定申告を促進するという観点から申告用であれば、窓口で無料としておりますが、口座振替については毎月本人あてに発送している口座振替済通知書兼領収書でも確定申告に利用できるということでありますので、行財政改革を推進するためにも御理解のほどお願いを申し上げます。
◎総務部長(金城義朗君) 徳里勇夫議員の御質問、件名3、人事について。小項目1、平成16年8月5日に人事異動を行っていますが、何人が異動しましたかについてお答えいたします。平成16年8月の人事異動者は72名であります。 小項目2、定期異動時期でなく、しかも定期異動日の4月1日から半年も経ってなく、また4月異動した人も含まれていると思うが、その人数は何人か。またこのような異動の必要性についてお聞かせください。職員等からの不満はありませんかについてお答えいたします。平成16年4月に異動し、同年8月に再び異動した人数は23人であります。また異動の必要性についてでありますが、平成16年8月の人事異動については、助役、収入役、教育長が不在という中で、重要な政策課題を早急に解決するためには、組織体制を整える必要があり、市民サービスの迅速かつ、なお一層の向上に努めたいと考え、年度半ばではありましたが、思い切った人事異動を行いました。人事異動方針はありますかとのことですが、毎年作成しております。職員からの不満はありませんでしたかについてでありますが、その件につきましては職員組合からの申し入れがあり、人事異動についての基本的な考え方について書面で回答しており、理解が得られたものと認識しております。 小項目3、8月5日の異動で係長級以上の昇任は何人ですか。また平成17年4月1日にも異動がありましたが何人で幾らですか。両方あわせると年間幾ら要しますかについてお答えいたします。8月5日の異動による係長級以上の昇任は27人で、その費用は年間約620万円です。平成17年4月1日の異動による係長級以上の昇任は16人で、約710万円であります。両方を合わせると43人で、1,330万円であります。 小項目4、2階級特進(主幹から参事、課長から部長)があると思いますが何人ですか。特別の2階級特進でどのような評価があって特進しましたかについてお答えいたします。主幹から参事、課長から部長に昇任したのは8人です。どのような評価があって昇任したかについてでありますが、評価方法としては勤務成績、上司による推薦なども考慮し、年齢、勤続年数、職務経歴等を踏まえながら、本人の職務遂行能力、仕事に対する意欲、職務への適正など、総合的にとらえ評価しております。評価要素といたしましては、指導力、責任感、人間性、倫理観、積極性、将来性等を重視しています。 小項目5、このように昇任者をたくさん出しますと、職員の士気に影響しませんかについてでありますが、昇任人事はそれぞれの実績や能力を評価し、十二分に職責を果たせるものと確信しておりますが、職員の士気の低下にならないよう努めたいと思います。 小項目6、本市は県内の市に比べて係長以上は多いですか、少ないですかとの御質問ですが、一般行政職で比較しますと、全国平均が53.8%、県内が37.4%、糸満市では63.9%でありますので、多い方だと思います。 小項目7、人件費が増大することは行財政改革に逆行しませんかとの御質問でありますが、確かに一時的には人件費はふえますが、若い人材を登用し、組織を活性化することも必要であり、そのことにより改革を進めることも一つの改革だと思っておりますので、行財政改革に逆行するものではないと考えております。
◎経済観光部長(山城茂範君) 徳里勇夫議員の御質問、件名4、ヨナヨシ原について。小項目1、12月定例会後の当局の対応はどうなっているのかについてお答えいたします。ヨナヨシ原周辺一帯の低地帯における排水の暫定的改善についてでありますが、国道331号西側のヨナヨシ原1847番の1から入る農道沿いの排水路の堰の除去と、そこに至るまでの排水路の土砂や雑草の除去である程度機能が改善されるものと思われます。12月以降の対応についてでありますが、昨年の6月の大雨災害等で農道補修工事費の支出が多く発生し、対応できませんでした。ついては今後、真栄里区と現地確認をしながら改善に向けて検討してまいります。
◆13番(徳里勇夫君) 観光農園業務について、ちょっと確認したいと思います。先ほど市長は収入役が兼務することは必要だとおっしゃっておられましたが、どうして兼務で、観光農園にずっと勤務されて、そこで陣頭指揮、これが経営の基本だと思うんですよね。経営が非常に苦しい、それから監査報告にありましたが、こういう状況にあるからこそ向こうに行って、陣頭指揮すべきではないかと思っております。しかも月1回の役員会に出席されているということなんですけれども、月1回でそれだけの赤字を経営改革とか、そういうのができるものでしょうか。イベントも参加されているということですが、これはあくまでも特例的なものであって、あれだけの市の大きな事業だとおっしゃりながら、社長は月に1回というのはちょっと辺ではないかと思うんですよね。そういうことで、これは当然改善すべきではないかと思っております。社長が直接向こうで勤務されて、そして経営状況、それから入場者、そういうのを把握しながら進めていくと。これが基本だと思います。市長はいつも民間経営のあり方をとらえなさいとおっしゃっておりますけれども、むしろこれはもう、こういうことの最大のものではないでしょうか。それについてお答えをもう一度お願いいたします。 それから3人の職員の方が約2,000万円とおっしゃっておられましたけれども、これについても皆さん方の行政組織規則を見たら、観光農園の仕事をやっているわけですよね。こういうのが果たしていいのか。これは非常に疑問だと思います。ただでさえ人間が少ないという中で、株式会社、政策上はそうかもしれませんけれども、株式会社だということを考えると、営利団体ですよね。営利団体にこういうやり方でやっていいのかどうか。これは非常に疑問に思っています。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後5時39分)(再開宣告午後5時39分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎市長(西平賀雄君) 徳里勇夫議員の再質問にお答えいたします。 観光農園の社長を今、収入役が兼ねているわけなんですけれども、観光農園、これだけのプロジェクト事業でやって、ぜひ成功させないといけないということを私は考えておりまして、先ほども答弁いたしましたように、これまでのノウハウを持っている収入役の方に観光農園の社長を兼ねてもらっておりますけれども、先ほども説明いたしましたとおり、この辺は役員会の中でJAとも十分調整しながら、やはり収入役の方にやってもらった方がいいんではないかという考え方でそういうふうに位置づけているわけですけれども。ずっと収入役でやってもらうということではございません。あくまでも観光農園は民間人でもって、社長をやっていただいてやった方がほんとに望ましいというふうに思っておりますけれども。今の観光農園の状況では、民間人の社長を置いてやっていく力がございません。社長の給料を出すというのは非常に難しい状況に今ありますので、ですから私は平成19年度までは市の当初三役の中からだれかが社長を兼ねるべきだというふうに考えておりまして、その中で収入役にやってもらったわけです。助役の方法もあったわけなんですけれども、多くの課題事項を抱えている中で、助役の方にそこまで観光農園の社長までは非常に難しいと、助役の方は土地開発公社の理事長もやっておりますし、公共施設管理センターの理事長もやっております。そういう中でさらに観光農園までということは非常に難しいわけですので、収入役の方に観光農園の社長をやっていただいているわけでございます。先ほど答弁もありましたけれども、決して向こうの社長としての給料を払っているわけでもありません。ですから早く観光農園がひとり立ちできるように進めていくために、当分の間は行政の方で応援をしていかないといけないということで、そうやっているまででございまして、収入役が社長を兼ねているわけですけれども、議員がおっしゃるように月1回ということではなくて、これは役員会が月1回でありまして、経営会議というのもやっているようでございます。資料がありますけれども、平成15年には年間を通して185回、平成16年は年間通して162回、平成17年は109回という形で足を運びながら向こうの経営の安定化に努力しているということでございます。決して観光農園をおろそかにしているわけでもありませんし、収入役としての立場も軽視しているわけではございません。両方持っていただくということで非常にハードな業務をこなしているということを御理解いただきたいと思います。
◆13番(徳里勇夫君) ノウハウを生かすということなんですけれども、それならば観光農園の方に財政援助ですか、これをやってもらった方がよろしいんじゃないかと思います。そして185回、162回と時間的にも相当なっていると思いますので。健康管理から考えても、これだけ大変な仕事をしてもらったら、なお大変ではないかと思うんです。そういう面から考えて、財政援助とか、そういうものはできないのかどうか。そうすれば観光農園にとっても非常に助かるし、それから市の予算管理といいますか、そういうのも非常にうまくいくんじゃないかと思うんです。これについては同じようなことが3人の職員に内部業務をされておりますよね。これ組織規則を見ても、もっぱら向こうの仕事だけですよ。ですからこれはもうどうしてもちょっと納得しがたいということですから、やはりいろんなことを考えたら補助金といいますか、これはよくわかりませんけれども、そういうものを出してやってもらうというわけにはいきませんか。
◎経済観光部参事監(上原和市君) 再質問にお答えいたします。 観光農園推進室の3人体制は、現在観光農園の支援を行いながら、観光農園全般、総合的な企画運営、それから補助金導入等について、施設の未整備地区についても今後計画がありますので、その辺を進めるために3人体制で今進めております。今後できるだけ早い時期に観光農園が自立できるように支援をしまして、先ほどから申し上げているように、支援体制も平成18年度ということで今進めておりますけれども、平成19年度は自立できるような体制づくりをしていきたいと努力しております。
◆13番(徳里勇夫君) 観光農園の施設を無料で使用させているわけなんですけれども、これは先ほど申し上げましたように、地方公共団体の収入は適正かつ厳正に、これを確保しなければならないと。そこら辺から考えたら、これは当然徴収すべきではないですかということですね。これは補助金が7,200万円ぐらい出ておりますけれども、こういった要するに運営費についての補助は入ってないんですか。ひとつそのところをお願いいたします。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後5時48分)(再開宣告午後6時10分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎経済観光部参事監(上原和市君) 御質問にお答えいたします。 先ほども使用料については取っておりませんということでお答えしましたけど、観光農園が体力がつくまで、自立できるまでは当分の間は、施設使用料については支援をしていくということにして考えております。それから施設の使用料の考え方については、公共性については管理上、当面委託料を支払っていきたいと考えております。非公共施設については、今ある施設ワイン館、フルーツパーラー施設、ハウス棟については、今後、施設使用料を取ることにしていきたいと考えております。
◆13番(徳里勇夫君) ちょっと確認したいんですが、取らないということ。どんな理由があるかわかりませんけれども、要するに地方財政法の4条には地方公共団体の収入は適正かつ厳正にこれを確保しなければならないという明文があるわけです。だから施設を貸したら当然その見返りとして取るべきだと思うんです。それが一つ。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後6時13分)(再開宣告午後6時13分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◆13番(徳里勇夫君) 先ほど言いましたように、市の施設ですから、これは地方財政法の4条によって、当然取らなければいけないと思うんです。ですからこれが何年間、しかもこれは膨大な額になると思うんです。どういう計算するかわかりませんけれども。それが一つの大きな問題だと思います。それについてお願いいたします。
◎経済観光部参事監(上原和市君) 御質問にお答えいたします。 使用料については、観光農園が体力がつき次第、取っていきたいと考えております。
◆13番(徳里勇夫君) 先ほどから申し上げますように、地方財政法という法律があって、それを守らないといけないと思うんです。今までも取ってない。これからも経営がいくまで取っていないと。そういう状態がこれはだめだと思うんです。だから今まで取ってない分は幾らかというのも、これは当然問題が出てきますし、これから経営が安定するとおっしゃっておりますけれども、経営状況とかそういうのを考えたら、これはもう絶対取れないと思うんですが。そこら辺はどうなんですか。これは取れるまでは地方財政法というのは無視していいんですかということになりますから。
◎総務部長(金城義朗君) 徳里勇夫議員の再質問にお答えいたしますが、財産の使用料条例がございまして、これ税外収入ですが、その中で、この条例は行政財産の使用料に関して必要な事項を定めたものでありますが、この使用料の減免というのがございます。その中に国、地方公共団体、その他の公共団体、または公共的団体に公用、もしくは公共用、または公益上の目的のために使用させるときは減免ができるとございますし、また3号の方では、特に必要と認めて使用させるときも減免ができるという規定がございまして、この使用料条例に基づいて減免が可能であります。
◆13番(徳里勇夫君) 今、条例を持ち出されたんですけれども、法律より条例が優先するということですか。それともう一つは、株式会社というのは、あくまでも営利団体ではないんですか。これが公共の施設ですか、そういう解釈をやっているんですか。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後6時16分)(再開宣告午後6時22分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎総務部長(金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 御指摘の地方財政法4条、これは予算の執行等について、財政全般の考え方を記したものであります。その2項で地方公共団体の収入は適実かつ厳正にこれを確保しなければならないと、御指摘のところであります。ただ、地方自治法には行政財産の管理及び処分の中で、これ238条の4でありますが、行政財産については、その用途または目的を妨げない限度において、政令で定める用途に供させるため、貸しつけることができるとございます。その政令につきましては、普通公共団体が出資している法人で2分の1以上出資している法人に対しては貸しつけることができるということがありまして、さらに条例の中で、その貸し付けについては市長が減免することができるということの構成になっております。
◆13番(徳里勇夫君) 今、地方自治法を出されたんですけれども、地方自治法というのは一般法ですよね。地方財政法というのは特別法だと思うんですが、特別法と一般法どちらが優先するんですか。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後6時24分)(再開宣告午後6時25分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎総務部長(金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 一方は地方財政法、それから一方は地方自治法であるということなんですが、地方財政法の第4条については、全体を定めた理念でありまして、個別の財産の貸し付け等については自治法に定めがありますので、自治法の定めで適用していくという考え方であります。
◆13番(徳里勇夫君) これは行政財産ですか。しかも今、指定管理者ですか、それで何千万円、1,400万円ぐらい出しますよね。そういうものを出して、自分の施設を管理させて、そしてさらにこれから向こうに営利させて、営業をさせて、金もうけさせて、それを免除するというのは一般的な常識から考えてもちょっと理解しにくいんですが。
◎総務部長(金城義朗君) 観光農園株式会社につきましては、株式ですから民間ではありますが、市が2分の1を出資している法人でありますので、それが支援する根拠になります。
◆13番(徳里勇夫君) これについては納得できません。しかし、きょうは時間もありませんので、一応これでやって、次の機会にもう一回質問をいたします。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後6時27分)(再開宣告午後6時27分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◆13番(徳里勇夫君) 小項目3なんですけれども、人件費が1,300万円ぐらいということをおっしゃっていましたよね。要するに昇任させたために、昇任経費がかかるのが1,300万円とおっしゃっていましたよね。これを単純に計算すると10年間で1億3,000万円になるわけです。そういう人事配置のために、10年間で1億3,000万円も出したということになるかと思うんです。短期間でいうと皆さん、やめていくとか、そういうのがありますけれども。この1億3,000万円というのは、これはもうこの方々がやめるまでずっとついていくわけですよね。そうするとそれは市民に対して大変負担をかけているんじゃないかと思うんですけれども。その点どうなんですか。しかもタイミングが非常に悪くて、市長選挙後ということもあるんですけれども。この方々は10年間ぐらいは平均して勤務されるはずだから、そうすると1億3,000万円と。これはもう膨大な額になるんではないかと思うんですけれども。これについてはいかがですか。
◎総務部長(金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 平成16年8月5日の昇任に伴うもの、それから平成17年4月1日の昇任に伴う人件費の増ということで、これが10年間であれば1億円余るということでありますが、議員おっしゃっておりましたが、この10年間では大分の方、管理職等も定年退職がございますので、十分それで調整することは可能であると考えております。平成19年度から、いわゆる大量退職の時代に入ります。再来年ですが、そこからそのような調整は可能であると思います。この差が10年間続くことはございません。
◆13番(徳里勇夫君) 仮に10年と言いましたけれども、こういう額が毎年出ていくわけですから、これがなくなることによって、もしこのことをしなかったならば、自治連絡員への委託料を削るとか、こういうのも逆行していると思うんです。議員は3名減されて、年間2,000万円ぐらい浮くというんですか。そういう感じになってくるわけです。結局そういうことをやると、何のために削減したのかというのがほとんど不明になってくると思うんですけれども。そこまでお考えだったかどうか。
◎総務部長(金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 先ほども市長が答弁なされておりますが、平成16年8月5日の人事につきましては、三役が不在という月が6カ月続いております。7月に提案いたしまして、それが認められませんで、それが12月末で再度議決されたわけなんですが、その間の費用も大体三役ですから3名で年間3,000万円、そのうちの半年分ですから1,500万円が人件費として浮いております。そこら辺の活用もございます。
○議長(玉城朗永君) 休憩いたします。(休憩宣告午後6時32分)(再開宣告午後6時35分)
○議長(玉城朗永君) 再開いたします。
◎総務部長(金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 その前に前言の三役の経費等についての発言は撤回させていただきたいと思います。 再質問につきましては、先ほども市長がお答えになりましたが、いわゆる平成16年8月5日の人事につきましては、緊急重要な事項が多いということがございまして、部長等、特命参事監等を配置しまして、その解決に当たった次第であります。そのための配置でございます。
◆13番(徳里勇夫君) 小項目6になりますけれども、先ほどの答弁では糸満市が一番管理職が多いということだったんですよね。職員が昇任していくということは大変いいことだと思うんです。一生懸命日ごろ仕事をして、そしてそれだけの評価を得てやるということは非常にいいことなんですけれども。ただ、今財政が非常に厳しいわけですから、そういう面も配慮してやらないと、しかもまた、今度給与改定なんか出ていますよね。そうなってくると、そういう整合性というのが非常に薄くなっていくんじゃないかと思うんです。その職員の方々も一生懸命大学で勉強して、高校で勉強して、そして勤めて、市民のために頑張ろうと、そういうふうにやってきているわけなんです。それが突然ほかの人はぼんぼん昇任したのに、自分は取り残されたとなると、どうしてもそこに違和感を感じてしまって、やる気が起こらないわけです。いいアイデアを持っていても出さない。出したらもう何とか言われると思って。そうすると、ほかのところでエネルギーを使ってしまって、場合によっては地方公務員法にも抵触する、職務専念義務なんかのそういうのも全部出てくるんじゃないかと思うんですが、ですからこういう昇任というものについては、非常に慎重にしていただきたいとそう思っております。こう言ったらなんですけれども、市長がかわるたびに昇任者が出てしまいますと、後は逆ピラミッドになってしまって、だれが仕事をやるかとなってきますから、そこら辺は十分、私も含めてですね、やっていただかないとちょっと困るんじゃないかと思うんです。お互いはそれは一時的なものですけれども、市民は何十年も負担しないといけないと。そういうことになりますので、そこら辺やっぱり、また職員もいつまでたってもヒラか、そういうふうになってくると対外的にも悪いし、あまりいい結果は出せませんので、ぜひこれについては、また4月にもあると思うんですけれども。市の財政状況を考えて、市の職員のことも考えて、ひとつやっていただきたいなと思っています。これで終わります。――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(玉城朗永君) 以上で、本日の会議を終了いたします。(散会宣告午後6時38分)...