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09月27日-06号

  • "具志川城跡整備事業"(/)
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  1. 糸満市議会 2005-09-27
    09月27日-06号


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    最終取得日: 2023-04-04
    平成17年第5回糸満市議会定例会会議録平成17年9月27日出席議員 27人1番 新 垣   新 君   2番 照 屋 正 清 君3番 奥 田 末 吉 君   4番 上 原   勲 君5番 賀 数 武 治 君   6番 徳 元 敏 之 君7番 前 原   晃 君   8番 奥 村 幸 巳 君9番 長 嶺 一 男 君   10番 長 嶺   實 君11番 金 城 伸 次 君   12番 金 城   勉 君13番 玉 城 朗 永 君   14番 玉 城 隆 一 君15番 東 江 光 野 君   16番 照 屋 仁 裕 君17番 大 城 健 福 君   18番 玉 城 和 信 君19番 大 城 美智子 君   20番 新 垣 安 彦 君21番 砂 川 金次郎 君   22番 菊 地 君 子 君23番 浦 崎   暁 君   24番 喜 納 正 治 君25番 當 銘 孝 男 君   26番 伊 礼 哲 雄 君27番 大 城 正 行 君欠席議員  なし 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席したものは次のとおりである。    市  長   西 平 賀 雄 君        助  役   大 城 弘 明 君    収入役    山 城   勉 君        教育長    大 城   勇 君    総務部長   金 城 義 朗 君        企画開発部長 金 城 誠 栄 君    市民部長   城 島   栄 君        福祉部長   上 原 善 治 君    経済観光部長 山 城 茂 範 君        建設部長   上 原 利 夫 君    水道部長   大 野 正 廣 君        消防長    嶺 井 安 生 君    教育委員会                   教育委員会    総務部長   金 城 秀 佳 君        指導部長   上 原 幸 得 君本日の議事日程 日程第1 一 般 質 問――――――――――――――――――――――――――――――(開議宣告午前10時02分) ○議長(大城正行君) これより本日の会議を開きます。―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大城正行君) △一般質問を行います。質問通告表により、順次質問を許します。 ◆1番(新垣新君) 一般質問を行う前に一言ごあいさつを述べたいと思います。去る9月11日の総選挙、沖縄県に大きな、大きな衝撃が走りました。我が糸満市では西平市長が民主党を推薦、はがきでも文書でも4区の市町村に配布されました。西平市長は我が地元選出の第4区の衆議院選挙事務所開きにも顔を出しました。そして民主党に推薦、同時にこのような形で9月9日自由民主党の一日政調会に文書で要求要望、いろんな形で糸満市の諸問題もお願いをしている、その中で私は沖縄県、多くの政治に携わる関係者から我が糸満市長は保守か革新かどうなのか、非常にこのような問題が多く指摘された。最後にあそこにも推薦して、民主党にも推薦して、我が地元選出の国会議員には事務所開きでおめでとうございますと。私はその直後、電話のあらしで本当に我が地元選出の国会議員を応援したのか、顔はどこにあるのか。一枚舌、二枚舌なのか。二枚顔なのか、カメレオンなのか。「私に言われても困ります」と私はそのような形で言いました。市長、今後国とのパイプ、大切にしていただきたい。どうか切に、切に考えていただきたいことをお願い申し上げます。それでは一般質問を行う前に、一部訂正があります。件名2、ゲーミング構想について。小項目2、「観光新聞」のインタビューについてを「観光とけいざい新聞」とかえさせていただきます。それでは順次、一般質問を行いたいと思います。 件名1、管理職及び特別職について。小項目1、県内10市の部長職の人数を伺いたい。ア、糸満市の一般行政職の部長級の数は県内10市で何番目の数か。また県内10市の部長級の人数を述べよ。 イ、糸満市の職員の外郭団体を含めた部長級の数はどのくらいか。 ウ、経常収支比率に占める人件費の割合はどうなっているか。 小項目2、県内10市の特別職等の状況を伺いたい。 小項目3、土地開発公社理事長職について伺いたい。ア、県内、土地開発公社の常勤役員について伺いたい。土地開発公社単独理事長の選任の時期はいつか。 件名2、ゲーミング構想について。小項目1、レジャー特区について。市長は国・県へ対してカジノを含むレジャー特区を収得する意欲はあるのか、ないのか。イエスかノーでお伺いいたします。 小項目2、市長就任激励会の発言と観光とけいざい新聞インタビューについて。ア、市長就任1周年激励会でカジノを含むレジャー特区について、どのような発言を述べたか。 イ、観光とけいざい新聞インタビューを述べよ。 演壇では終わり、後は自席から再質問を行いたいと思います。 ◎市長(西平賀雄君) おはようございます。新垣新議員の一般質問にお答えする前に、申し上げたいと思います。先ほど新垣議員の方から去る衆議院選挙において、私は民主党のはがきに名前が出ていると。民主党なのか、何なのかさっぱりわからないというふうな発言がございましたけれども、確かに民主党の方から推薦をいただきたいということでありましたけれども、きっぱりと断っております。はがきに出たことに対しても抗議をいたしております。これを強く申し上げたいと思います。私はあくまでも市民党的な立場で去年は闘ってきております。 それでは件名1、管理職及び特別職について。小項目3、土地開発公社理事長職について伺いたい。ア、県内、土地開発公社の常勤役員について伺いたいということでございますので、お答えいたします。 土地開発公社の理事長については、現在助役が兼任しておりますが、今後の工業用地や住宅用地の分譲など、多くの課題を抱えておりますので早い時期に常勤の専任にしたいと考えております。県内における土地開発公社の役員の状況につきましては、沖縄県と9市及び町村土地開発公社の11土地開発公社が設置されておりますが、その中で沖縄県では常勤の理事長と専務理事、そして本市は助役が理事長を兼任、専務理事は常勤となっております。他の9土地開発公社は非常勤の理事長兼任となっております。 残りの件につきましては、助役、各担当部長の方から答弁させていただきます。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時10分)(再開宣告午前10時11分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎助役(大城弘明君) おはようございます。新垣新議員の御質問、件名2、ゲーミング構想について。小項目2、市長就任激励会の発言と観光とけいざい新聞インタビューについて、お答えをいたします。 国の提案したレジャー特区は現時点で法的正当性を担保されていないため、市において率先して同特区の提案申請に手を上げる状況下にはありません。現状においてはカジノを含まないレジャー特区、いわゆる観光特区での観光振興策を考えており、このことについては市長就任激励会など、各種会合等で常々述べてきたところでございます。しかしながら、通過型から滞在型観光への転換で観光客誘致を図ることを基本方針としている本市にあって、他の地域にない独自のレジャー事業の誘導も観光資源づくりの選択肢としてとらえる必要があるものと認識をしております。カジノを含むレジャー特区については社会秩序、公序良俗の維持、不正の防止などが図られ、地域に対する政策効果、経済効果などが認められるのであれば将来にわたり縛りを入れる必要はないものと考えており、このような趣旨から観光とけいざい新聞インタビューにおいて、「カジノは反対ではない。治安の絶対確保が前提でそれが解決するのなら地域活性化のために誘致したい」と市長が述べたところであります。ただし、現状にあっては自治体が法律に触れるものに真っ先に手を上げるわけにはいかず、今後このカジノを含むレジャー特区の対応はカジノの合法化を含め、具体的な展望が開ける段階で企業側から提案があれば検討していきたいと考えております。 ◎総務部長金城義朗君) 新垣新議員の御質問、件名1、管理職及び特別職について。小項目1、県内10市の部長職の人数を伺いたいについて、お答えをいたします。 県内10市の一般行政職に占める部長級の人数は、那覇市13人、沖縄市9人、うるま市17人、浦添市14人、宜野湾市9人、名護市14人、豊見城市9人、石垣市7人、平良市9人、糸満市18人であり、部長級の人数は一番多くなっております。また、イ、糸満市の職員の外郭団体を含めた部長級の人数は22人であります。ウ、平成16年度決算における人件費の経常収支比率に占める割合は34.4%となっております。 続きまして小項目2、県内10市の特別職等の状況についてはにお答えいたします。那覇市が助役2人、その他の市は1人で石垣市は助役は不在となっております。また収入役については、那覇市を除く9市とも1人となっております。なお、那覇市は9月議会に収入役を提案する予定であります。教育長については、各市とも設置されております。 ◎企画開発部長(金城誠栄君) おはようございます。新垣新議員の御質問、件名2、ゲーミング構想について。小項目1、レジャー特区についてお答えいたします。 レジャー特区は内閣府が規制改革特区の仕組みをつくる段階で、自治体などから提案が期待できる事例として列挙した一つの素案であります。内容的には沖縄などの地理的に隔絶した地域において、民間事業者が中心となってカジノを設置し、あわせてショービジネス等のレジャーが楽しめる非日常空間の設定を想定して提案がなされております。しかしながら現状において、この特区案は刑法上の規制のあるカジノを伴うことから国においては特区制度の対象外として扱われております。県においてもカジノ導入は県民世論が賛否両論あることから、慎重な立場を崩しておりません。市ではこのような状況からカジノを含むレジャー特区については現時点において自発的に提案申請を表明する段階にないものと考えており、今後国、県、企業などの動向を注視して対応していきたいと考えております。 ◆1番(新垣新君) 件名1から再質問をしていきたいと思います。ちょっと休憩… ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時19分)(再開宣告午前10時19分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◆1番(新垣新君) 件名1、管理職及び特別職について。ア、県内10市の人口と一般職の部長級の人数または構成比をお伺いいたします。例えば県内10市の人口です。それと一般職の数をお聞かせください。それと構成比をお聞かせください。 ◎総務部長金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 まず人口であります。那覇市31万688人、沖縄市13万117人、うるま市11万5,750人、浦添市10万7,026人、宜野湾市8万8,565人、名護市5万8,083人、豊見城市5万2,546人、石垣市4万5,705人、平良市3万5,090人、最後に糸満市5万8,084人でございます。 続きまして職員数。那覇市1,262人、沖縄市591人、うるま市642人、浦添市494人、宜野湾市384人、名護市374人、豊見城市233人、石垣市331人、平良市293人、最後に糸満市311人。なおこれは一般行政職の人数でございます。 続きまして職員数に対する部長級の構成比でございます。那覇市1.0%、沖縄市1.5%、うるま市2.6%、浦添市2.8%、宜野湾市2.3%、名護市3.7%、豊見城市3.9%、石垣市2.1%、平良市3.1%、最後に糸満市5.8%。この数字はいずれも平成17年4月1日現在の数字でございます。 ◆1番(新垣新君) 県内で一番部長級の構成比が高い市はどこですか。 ◎総務部長金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 糸満市でございます。 ◆1番(新垣新君) 県内で一番部長級の構成比が低いところはどこですか。 ◎総務部長金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 那覇市でございます。
    ◆1番(新垣新君) 市長にお伺いいたします。 那覇市が人口31万688人に対して、那覇市の部長職が13人、これを換算して構成比に例えますと1.0%、そして我が糸満市5万8,084人の中に一般行政職が311人、部長級が18名、構成比に換算して例えますと5.8%。この要因はどのような要因がありますか。非常に県内で一番高い、31万人の市と5万8,000人の市、非常に部長級、頭でっかちが多いということはどのような影響がありますか。市長にお伺いいたします。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 確かに多いわけですけれども、それだけ課題が多いということで今、部長職を多くしてございます。 ◆1番(新垣新君) 市長、今この時代はどういった時代でしょうか。 ◎市長(西平賀雄君) 行革でいろんな形で改革をしなければいけない時期であります。 ◆1番(新垣新君) 市長は市長になる前には、行財政改革担当参事監でしたよね。その中でこのような形で今、いかに行財政改革の本当の柱というのは人件費じゃないですか。いかがですか。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 人件費の話が出ましたので、担当部長の方から詳しく説明させます。 ◎総務部長金城義朗君) 人件費の御質問でございますのでお答えしたいと思います。 平成16年度の一般会計予算の決算につきましては、これまで各委員会で御説明を申し上げたところでありますが、総合計にいたしますと平成16年度と15年度を比較して、1億184万5,770円ふえております。ただ、その要因といたしましては共済費関連で改定等がございまして、総合事務組合の改定で8,200万円余り、それから特別負担金等で6,300万円余りふえておりまして、共済費全体で1億4,470万円ふえておりまして、そういったのが直接の要因と考えております。 ◆1番(新垣新君) 今、総務部長は共済費のことを言いましたよね。市長にお伺いします。共済費の中、平成16年8月、市長が大幅に部長級をふやしました。その影響はあるんじゃないですか。大いにあると思いますよ、要因が。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 細かい点ですので、総務部長の方から答弁させます。 ◎総務部長金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 ただいまの御質問につきましては、8月の異動時に昇任した部長等による影響があるのではないかという御質問だと思います。その共済費等につきましては、その時点で11人の部長職が昇任しております。その影響額につきましてはトータルで32万6,354円であります。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時28分)(再開宣告午前10時28分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◆1番(新垣新君) 総務部長、お伺いいたします。 部長級の数と部長級の平均の年間の報酬はお幾らですか、お伺いいたします。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時29分)(再開宣告午前10時30分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎総務部長金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 ただいまの御質問の部長級が22名現在おりますが、その人件費の平均額であります。1,111万7,116円でございます。 ◆1番(新垣新君) 総務部長、この8月の昇任、大幅な部長級の増。仮に退職金を想定いたします。もしこの11人を昇任昇給しなかった退職金とそしてこの今選ばれた11人の退職金、もし昇任昇給させなかった場合の退職金の額の対比はどのくらいになりますか、お伺いします。 ◎総務部長金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 ただいまの想定については、資料等ございませんのでお答えできません。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時32分)(再開宣告午前10時32分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◆1番(新垣新君) 想定内の定年までのこれを示していただけますか。 ◎総務部長金城義朗君) お答えします。 この一般質問にかかる通告の中ではそういう通告は通告表にもございませんし、その後の聞き取りの中でもなかったと聞いております。それでこれはかなりのシミュレーションでやらないといけません。これは簡単に出せるものではございません。ですので、この一般質問の中でお答えすることはできません。 ◆1番(新垣新君) このような形で大きくふやしながら、出せないというのがおかしいんです。私は委員会でもしょっちゅう述べているんです、出しなさいと。これ出しますよと委員会でもはっきり言っているんです。議会を軽視しては困ります。出してくださいよ。 ◎総務部長金城義朗君) お答えします。 委員会で出すということを言った記憶は私はございません。 ◆1番(新垣新君) なぜ出しきれないんですか。もう一度お伺いします。 ◎総務部長金城義朗君) 想定しないといけませんので、すぐ計算して出すということがなかなか難しいわけです。一人一人の人件費というのは、給与月額、それからそれぞれの手当、そしていろんな共済費、総合事務組合の負担金等がすべて合算されて人件費が構成されているわけです。ですから、その人のその年ごとの昇給額、そして家族の変化、そういったものを想定しないと正確な数字は出せないんです。 ◆1番(新垣新君) 市長に質問します。 1,000万円の高給取りが11名ふえたということを市長どう思いますか。市民に対して。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 1,000万円の高給取りがふえたということなんですけれども、部長級に今回昇任した人たちというのは、これまでもずっと給与等をもらってきているわけですので、すぐ今、1,111万円になったということではございません。昇給した分の計算をしないとこれだけしか上がっていないということを示されませんけれども、この人たちがゼロからすぐいきなりそれだけに上がったということではございません。 ◆1番(新垣新君) 市長、このような形で他の全国の市、例えば福祉部長市民部長を1人でしているんです。建設部長水道部長を1人で仕事を行っているんです。これが行革の本当の中身なんです。そして総務部長は1人で構いません。経済観光部長観光開発部長、それも1つで兼務して行えるんです。経済部長という。他の全国の事例です。那覇市でもそうです。このような形で市長、これが本当の行革なんですか。行革の本当の柱というのは人事から始まるんじゃないですか。歳出は人件費が一番大きな割合を占めるんじゃないですか。どう思いますか市長、再度お伺いします。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 議員がおっしゃるのは十分わかっております。しかし、先ほども申し上げましたように、課題事項を解決するためにどうしてもふやさないといけなかったということであります。 ◆1番(新垣新君) 課題事項と今おっしゃいましたが市長、31万688人の那覇市、部長級は13名。糸満市は5万8,084人の中で部長級は18名。那覇市はすごいですね、13名で本当に1人で2つも3つもやっているんです。この糸満市、市長、上原勲議員の質問でも、砂川議員の質問でも「地ならし」と言っていますよね。市長の地ならしというのは民間の経営者や市民にアンケートをとりましょう。市民は頭でっかちだけふやして、退職金をこんなにふやしていいのかと。私たちの血と汗と涙の税金はどうなるのかと。そういった不満や怒りがあるんです。その問題に対して市長、アンケートをとろうじゃないですか。逃げないでいただきたい。どう思いますか、答弁を求めます。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 私は特別職についても内部から引き上げました。外部から持ってくるとそれだけ多くの人件費が出ていきますけれども、その辺も内部から引き上げて改革をしてきております。ですから私が行政改革を担当して、議員がおっしゃるのは重々知っております。そういうものも踏まえた上で、今はやっぱり課題事項が結構あるので、どうしてもこれをこなすためにそうやらざるを得なかったということでございます。 ◆1番(新垣新君) 市長、市長は選挙のとき公約をなさっていますね。民間的経営感覚で行政運営を図っていく、まず民間的経営感覚という柱は、歳出の大きな割合は人件費なんです。約40億円、43億円近く。一番大きいんです、43億円とこの人件費。そこからメスを入れるべきじゃないですか市長、いかがですか。 ◎市長(西平賀雄君) 人件費にメスを入れておりますので、担当部長の方から答弁をさせます。 ◎総務部長金城義朗君) 人件費に関する御質問ですので私の方からお答えいたします。 人件費の推移でございますが、平成13年度からの動きを見てみますと、平成13年度が議員は43億円とおっしゃいましたが40億8,900万円でございます。これが現在、平成16年度の決算では39億5,900万円に下がっております。それから職員給でございますが、平成13年度が29億1,100万円ございました。現在、平成16年度は26億6,700万円であります。3億円近く減っております。 ◆1番(新垣新君) それは総務部長、退職者に伴いじゃないですか。 ◎総務部長金城義朗君) これは退職者に伴うものではないかというようなことなんですが、当然退職者不補充というそういったこともありますので、当然退職にかかるものも含まれます。 ◆1番(新垣新君) 市長、人件費に何もメス入れていません。退職者を自然に待っているだけのやり方です。その中で部長級をパーンと11名ふやしました。課長級もパーンとふやしました。次長級も。これのトータルは幾らですか。もう一度お伺いします。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時41分)(再開宣告午前10時42分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎総務部長金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 人件費について、それ以外にメスを入れているかという話だと思いますが、これまでは部長職等について御説明申し上げましたけれども、この人事異動の中で学校事務職員について、従来各学校に本務の職員を置いておりましたが、それの配置がえを行いまして臨時職員に配置がえを行いました。その分につきましては16名の職員につきましては、本庁内の各部局に退職された方々の補充先として配置しております。この分はいわゆる新採用ということでは充てておりませんので、その分が人件費として今ちょっと手元に資料はございませんが、約1億円余り削減になったと考えております。 ◆1番(新垣新君) その方たちは臨時職員ですよね、そうですよね。今賄ってここに入れたということになりますよね。そういう形は当たり前なんです。県内の行革の流れの中においては、セオリー的には当たり前なんです。私が今問いたいのは市長、平成16年8月に大幅に頭でっかちをふやしたのがおかしいと言っているんです。人件費が減ったというのはもっと減っていますよ、こんなむだなことをやらなければ。いかがですか市長。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 上げたためにむだ金が使われているということなんですけれども、私は決してそうは思っておりません。先ほどから申し上げておりますように、やはり課題事項がこれだけあるために配置している職員ですので、当然行革の中では削減すべきもありますけれども、その逆もあるということは行革できちっとありますので、そういうのを総合的に見ながら行革を進めております。 ◆1番(新垣新君) 市長、このような形の中でもう一度お伺いします。平成16年8月の部長級、次長級、課長級、平成17年4月の課長級、係長級の増員で人件費はトータルで幾らふえましたか。市長就任後で。 ◎市長(西平賀雄君) 細かい数字ですので、総務部長から答弁させます。 ◎総務部長金城義朗君) 続いて人件費についてでございますが、まず平成16年8月以降の昇任昇格に伴う人件費のトータルでございますが、これが624万3,122円でございます。そして平成17年4月、人事異動に伴う昇任昇格者の人件費の総額、課長級以上で519万1,317円でございます。トータルで1,140万円余りとなっております。 ◆1番(新垣新君) 市長、市民は1円たりとも公務員は…、今わかるでしょう、小泉が構造改革を行っているのを。いかに公務員の人件費を減らしてこの人件費を国民に還元する。糸満市はこういった姿勢がないんじゃないですか。はっきり言います。4月に保育所の保育料、公立保育所と法人保育所の1人当たり預ける保育料はどのくらい上がりましたか。平均で、糸満市全体の。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時46分)(再開宣告午前10時47分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◆1番(新垣新君) 4月に1,100万円、一部の役人だけはもうからして、若い夫婦は非常に子供たち一人一人の保育料が上がっております。1,100万円です。それ当たっているんじゃないですか、どう思いますか。ちょっと金額が当たっているんじゃないですか、同等に近いんじゃないですか。お伺いします。行革の中ですよ、このような形の中で1,100万円上げながら、市民にこのような形で負担増をさせる。これはおかしいんですよ、行革というあり方が。私はそれを聞いているんです、今。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時47分)(再開宣告午前10時49分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) 答弁いたします。 保育料金の引き上げについての御指摘ですけれども、行革の中では当然削減というのもあるわけなんですけれども、同時に住民負担というのもありますよということを明確にうたわれていますので、そういうのもすべて勘案しながら行政においてはどうすれば全体的な削減ができるのかそれも考えながら、日々努力をしているところです。 ◆1番(新垣新君) さて市長、今このような形で相当な人件費増という形になっていますよね、形の中で。これは明らかですよね。その中で市長、糸満市は部長級を11名ふやしたんですけれども22名になっております。11名で本当はできたんじゃないですか。11名の中で10名は今年3月で退職なさっていますよ。この一般管理職の全国平均の部長級を糸満市に換算しますと、県内の職員数約平均が…。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時50分)(再開宣告午前10時50分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◆1番(新垣新君) 一般行政職、本当の糸満市の部長級が望ましい平均額は幾らですか、部長。ここに載っておりますよ。部長級の人数です。お伺いいたします。本市を平均構成比に換算した場合の県内の状況に平均をした場合、どのくらいのあれかという。 ◎総務部長金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 県の場合は人口が平均で10万165人になりまして、職員数が492名、部長職が12名が平均となっております。ただ、これはあくまでも平均でございまして、市町村の形態というのは一次産業とか、二次産業とか、産業構成によっても部局の設置の状況というのも変わってまいりますので、一概に平均のみで論ずるというのは非常に難しいところもあろうかと思います。 ◆1番(新垣新君) 県内の平均を換算した場合、市長、総務部長、このような形、本当の糸満市の部長級は7名でいいと書いてあるんです。県からも行財政改革で指導を受けていませんか。非常に部長級が多いと。 ◎総務部長金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 県の指導はないかということなんですが、まだ私の方にはそのようなことはきておりません。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時53分)(再開宣告午前10時53分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎総務部長金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 ただいまのことについては記憶にございません。なかったかと思っております。 ◆1番(新垣新君) 糸満市は県の市町村課から行財政改革の中の部長級、頭でっかちが非常に多いと、このようなデータがあります。糸満市は本当ならば7名ぐらいが妥当だと、この県内の平均の中で。そのような問題の中で市長、どう考えますか。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 先ほどから申し上げておりますように、やるべきことがいっぱいあって今、そうやっているというふうに考えております。 ◆1番(新垣新君) 市長、やるべきことがいっぱいあるということを民間経営者等とか市民にアンケートをとりましょう。行政の意識が非常に甘えている。どう思いますか。民間は本当に苦しい中でこんなふうにやって、税金も払って。このようなやるべきことがある、頑張りなさい。あなたたち市民から税金をもらってこうやって職務をやっているんでしょう。甘えるなということですよ、今。市長、大変な問題ですよ今。もう一度お伺いします。市民にアンケートをとりますか、民間経営者に。これ逃げたら男じゃないですよ市長は。 ◎市長(西平賀雄君) 行政改革を徹底して進めてまいります。アンケートはとりません。 ◆1番(新垣新君) やはり市長は市民が主人公と言ったのに、市民の声というのも全然把握していない方だったんだなと私は残念に思いました。次に移らせていただきます。 市長、平成15年3月と平成14年6月の議員の質問の中に助役の廃止、収入役の廃止というすばらしい質問が出ております。人件費削減の行革の中で。市長、そのような形でどうお考えですか。市長を支える議員のこのような市民からもすばらしい声があった、市長を支える議員の中で今まで助役の廃止、収入役の廃止というすばらしい提案がありました、過去の議会の中で。それをどうお考えですか。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時56分)(再開宣告午前10時57分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 助役と収入役の廃止についてある議員からあったようでございますけれども、それは議員の考えであって私はそう考えておりません。 ◆1番(新垣新君) 確かに助役、収入役は必要でございます。この中で次の小項目3、土地開発公社の理事長選任の時期はいつかと、時期を先ほど答弁で述べてないんですが、時期はいつぐらいですか市長。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時58分)(再開宣告午前10時58分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 時期については今、検討中です。 ◆1番(新垣新君) 今検討中のようですが、ある程度の中身は固まっていると思いますが、その土地開発公社の理事長、市長、糸満市の外郭団体を含む糸満市に携わる職員の方ですか。まず確認の意味でお伺いいたします。糸満市の外郭団体を含む方から1人、単独理事長を選任したいという考えですよね、確認の意味でお伺いいたします。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 人選についてはまだ考えておりません。 ◆1番(新垣新君) 市長、平成17年3月に公社の理事長の問題、否決されました。これは新しい新四役ということで私も否決しました。今職員が辞めた場合、あのときは勧奨退職でした、話の中身が確か。これは普通退職で今度は行うのか。それとも勧奨退職者なんですか、次の方というのは。普通退職か勧奨退職かということです。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 先ほども申し上げましたように、まだ人は特定していませんので申し上げられません。 ◆1番(新垣新君) 市長、他の市は助役の兼務やまた経済部長が兼務しております。土地開発公社の理事長等の問題を。糸満市はなぜ新しい特別職、理事長を単独でやるという考えになるんですか。あとは土地の買い手を待つだけだと私は考えているんです。市長はマニフェストでも語っております。潮崎の土地の値下げをすると、それをやればいいんじゃないですか。別に理事長など置く必要はないんじゃないですか、市長。どう思いますか。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 議員は糸満市の土地開発公社のこれまでやってきたことについて十分御存じないかもしれません。しかし、かなり糸満市の土地開発公社については県と匹敵するぐらいの事業をやってきております。現在もまだかなり他市と比較にならないぐらいの事業量を持っております。そういうことでどうしても単独の理事長を置きながら短期間に私はこれを全部処理していこうという考えでございます。 ◆1番(新垣新君) 土地開発公社の理事長、短期間というこの保証は、責任はとれるんですか市長。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 理事長は理事の中から選任されるわけです。2カ年しかできません。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時02分)(再開宣告午前11時02分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 先ほども申し上げましたとおり、短期間で処理をしたいということでありますので、それをできる人を送り込みたいという考えですから、それができない場合は当然辞めていただきます。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時03分)(再開宣告午前11時03分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◆1番(新垣新君) 今、任期は2年とおっしゃいました市長が、確か。2年といったら来年4月から執行していきたいということですよね、お伺いいたします。市長の任期と組み合わせて2年間ということですよね。私はそう考えますけど、どう思いますか。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 任期内の2年間ということでございます。 ◆1番(新垣新君) 市長、前任の長嶺助役は心臓に爆弾を持って一生懸命なさっていました。この土地開発公社のプログラムやいろんな形で携わる中で前の助役はできて、今の助役はできない、兼務は苦しいと3月の当局の説明がありました。非常に矛盾を感じるんです。前任はできてなぜ今はできないのかと。一番立ち上げる段階が、だれがどう見てもプロジェクトを立ち上げる人が苦しいんです。どう思いますか。私は甘えすぎだと思うんです。むだなお金を使い過ぎだと思うんです。これで市民が納得できると思いますか。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時05分)(再開宣告午前11時05分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 前の助役ができて、今の助役ができないというふうなことなのかということなんですけれども、前回提案したときにその提案理由を掲げておりますので、これは総務部長の方から説明させます。 ◎総務部長金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 公社専任理事の件でございますが、前の助役にできて今はできないのかということとの関連でございますが、今後の糸満市の振興発展には特にマリノベーション関連用地及び糸満工業団地、そして潮崎町住宅用地等の処分を早期に実現する必要がございます。常任の理事長制の導入については、その実現のための体制強化策として行うものであります。常任の理事長制を採用することにより事務事業の迅速化、効率化及び責任体制の明確化が図られるものと考えております。また市の財政の立場からも以前と比べまして議員御承知のとおり、三位一体改革ということでかなり補助金の制度が変わってまいりまして、事業自体が非常に縮小されております。そして、既に始まっておりますが交付金の削減、これがもう始まっておりまして、そういった財政的なものも勘案しますと早期に公社の持っている資産につきましては、処分していただきたいということがそのねらいでございます。 ◆1番(新垣新君) 先ほど効率化と総務部長おっしゃいました。この効率化の中で西海岸のバイパス、道路ができない限り、やはり経済の柱はインフラの整備なんです。道ができて企業誘致がばんばんできていくんです。この問題の中で効率化、本当にできますか。私はお役人の発想だと思いますけれども、どうお考えですか。 ◎総務部長金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 効率化の問題でございますが、現在助役が理事長を兼任しております。そうしますと最終判断は助役の判断で決しないといけないということでございますので、決裁の過程、それから意思決定の過程が当然迂回的になりますので、どうしても即断ができないと。いわゆるある意味で公社の土地の売却でございますので、トップがすぐ判断する場面が出てくる場面が多いかと思います。そういった意味でも迅速に効率的に事務が進められるということであります。 ◆1番(新垣新君) 市長に伺います。市長、先ほど総務部長が三位一体の改革とおっしゃいました。三位一体の改革では補助金がカットされるんですよね。カットされたら土地開発公社まで手は回るんじゃないですか。どう思いますか。手は回るんじゃないですか、三位一体の課題というのは行財政改革をいかにスピーディーに進めていきますよね。効率化を図るというのは、道もできないのに、売れるという保証もないのにこのような形で。三位一体の前だったら話はわかります、きついというのは。立ち上げの当時ですから。ある程度箱物もでき上がっていますから、マリノも西崎工業団地も、潮崎も。今はもう売り上げを待つだけですよ。非常にこの理事長を置くというのはおかしいんです。売れるという保証はどこにあるんですか、再度市長の認識をお伺いします。売れるという保証。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時10分)(再開宣告午前11時10分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。
    ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 この331号バイパスについては、西崎と豊崎が平成18年でつながるというのが目に見えてきていますので、それによって各企業からの土地の物色が非常にふえております。担当専務の方からも聞きましたけれども、豊見城を選ぶのか、西崎を選ぶのか、ほぼ同じぐらいだというふうに企業は言っているようです。ですからどこが値段が安いか、その判断を急いでやらないといけない場合があるということも聞いております。それからしますと厳しい時代だからこそ、私は思い切ってこういうものもやっていかないといけないというふうに考えております。 ◆1番(新垣新君) 市長のおっしゃる厳しい時代だから人件費をばんばんふやすという考えに私は納得できません。理解もできません。非常に時代に逆行している市長だなと私はつくづく思いました。次に移らせていただきます。 件名2、ゲーミング構想について。市長、ゲーミング構想の中のレジャー特区の中でやる考えはありますかという形、レジャー特区を収得する意欲はあるか、ないかという問題の中で市長、内心はどうなんですか。お聞かせいただきたい。意味がわからない、新聞の。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 私は前々から申し上げておりますとおり、滞在型観光を進めたいという考えをずっと持っております。ですからそのためにはどうすべきかということを考えているところであります。 ◆1番(新垣新君) 市長、何度も何度も私は1人で市長のところにお伺いしたりします。カジノは悪い問題ではないんです。この沖縄に来るというのは今、新しくアメリカ、イギリス、南アフリカ、市長に説明しました、来たいというのを。これは沖縄県民はできないものなんです。治安さえ確保されれば賛成、誘致したいという考えに変わりはないですよね。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 議員がカジノについては悪いものではないということをおっしゃっております。ぜひそうあってほしいと思いますけれども、私はカジノについて、誘致をするにしてもやはり治安が乱れないことが大前提だということを申し上げております。ですから治安が本当に大丈夫なのかどうか、これをぜひ確認していきたいというふうに考えております。 ◆1番(新垣新君) 治安の問題を確認したいと、治安が悪いところに観光客は行くと思いますか。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 カジノができることによって、海外から多くの観光客が訪れるということでございますけれども、観光客も確かにそうなんですけれども、私は地域の方々が治安がしっかりしていないと、もしここで何かが起こってしまった場合に一番影響を受けるのは地域の方ですので、地域にとって絶対これが安全であることをまず大前提としたいということであります。 ◆1番(新垣新君) 市長はゲーミング、海外に行ったことはありますか。もう一度確認いたします。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 ございません。 ◆1番(新垣新君) 私はアメリカのラスベガスやまたヨーロッパの方々、そういった勉強会、3カ月に1回東京に行って勉強しております。その中であそこは30メートル置きに覆面の警官もいます。国際警察もいます。脱税させないように国税局もいます。モナコという国はモナコ国民はカジノできないんです。F1も参加できないんです。沖縄型のばくち依存症をなくせばこれはクリアできるんです。治安は問題ないんです。30メートル置きに警備員を置けばいいからです。100%ないです。自信を持って言えるんです。ですから市長は早く現場を視察していただきたい。やる気があるのかないのかというのはここら辺の問題から始まるんです。どうお考えですか。 ◎市長(西平賀雄君) 再質問にお答えいたしますけれども、早く海外の現地を見るべきだというふうなことでありますけれども、確かに私はそれは必要だというふうに思っております。ただ、私がこれまでかなり慎重にやっているのは、去年7月に初めてカジノの糸満進出の話がきまして、そのときはヨーロッパ系のカジノでございますけれども、これはアメリカ系とは非常に違うと、非常に治安がしっかりしているということでございました。ただ、しかし先ほど議員もおっしゃっていましたけれども、よく市長室に来てカジノのことをおっしゃると言っていましたけれども、議員はヨーロッパ系のほかにアメリカ系、オーストラリア系も入れたらどうかというふうな話もありました。ですから私はまずオーストリア系を入れて、その後にアメリカ系、オーストラリア系とか、ほかのものがどんどん入ってくるのかなということもちょっと錯覚しましたけれども、最初に糸満市の方に持ってきた企業、オーストリア系ですけれども、話が全然違ってきております。こちらからお願いしている資料の提出についても出てこないという状況の中ですので、私はこういう状況の中では地域のためには私はすぐ今、手を上げるわけにはいかない状況なんです。ですから私が考えるのはあくまでも地域の発展のためにどうあるべきか、慎重に考えながら進めていきます。 ◆1番(新垣新君) 市長にお伺いします。 あのときは確かに土地を無償提供、ただでちょうだい、リースバック方式、いろいろ二転、三転しました。今、これからの課題を私は語っているんです。市長がこのような形で就任激励会で「レジャー特区はとってもいいけど、カジノはやりません」と、その方々来ていたんです。市長の就任激励会に。これはアメリカ系、イギリス系の方の関係者でございます。市長、再度お伺いします。やる気はあるんですか、ないんですか。これは土地も今度はしっかり買い取る、こういう形できています。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時19分)(再開宣告午前11時19分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 議員は今、私が就任1周年のときに「カジノはやらない」というふうに言ったということでありますけれども、議員は確か参加していなかったと思いますが、恐らく又聞きだと思います。又聞きですから私は余り信用しませんけれども、私はその場では「法に触れるカジノは現段階では難しい」というふうに言っているだけであって、「カジノはやりません」とは言ってはいないです。 それと、あくまでも治安が確保されるということですね、それと私はカジノを前面に出す開発ではなくて、テーマパークが主でその一部にカジノというふうな形であればわかるんだけれども、どうもカジノが大きく出てくる話がこれまでは主でした。 それとあと1点は、現在刑法に触れるわけですので、こちらの方からよく先方は「早目に手を上げて申請しなさい」ということをおっしゃっておりますけれども、今の段階で刑法に触れる以上、申請はできません。 ◆1番(新垣新君) 確かに市長、カジノが前に出てくると思います。テーマパークの中に一部カジノが入るんです。これは全部がないと潤わないんです、ゲーミングというのは。カジノを省けば単なるテーマパークで沖縄でやったら採算性が合わなくて来るところありません。これははっきり市長に言います。現実をわかっていただきたい。 もう1点、刑法に触れるこのような問題、特区でとりにいく、国に。平成14年に「沖縄どうですか」と県に打診がありました。国はスタンバイオーケーなんです。私はカジノ議員連盟と3カ月に1回交流の場も図っております。どう思いますか、沖縄を待っていると言っているんです、糸満市がどうなのかというのもあるんです。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 レジャー特区の件ですので、担当部長の方から答弁させます。 ◎企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 先ほども申し上げましたけれども、レジャー特区というのはあくまでも仮称でありますということであります。これは実際そういうふうに公的な機関がそういうふうに決めたものであるとは言っておりません。平成14年7月23日の総合規制改革会議の中間とりまとめの中で、まず特区対象外というのがございます。その中で外交防衛など、国の主権に関するものを特区制度には対象外とします、そして条約に基づく国の義務の履行を妨げるものも特区外と、そして今議員が御質問ございますように、刑法に関するものも特区制度の対象外としますというふうなことを明確に言っておられます。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時23分)(再開宣告午前11時24分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◆1番(新垣新君) 対象外と言ったのはいつごろの話ですか。 ◎企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 平成14年7月23日の総合規制改革会議の中間とりまとめの中でそういうふうに示されております。 ◆1番(新垣新君) 平成14年11月には国は「沖縄県どうですか」と、県知事はカジノを含むレジャー特区、ゲーミング特区を保留にしています。これは内閣も認めております。内閣からの打診でございます。沖縄を早く自立させたい、そういった中でどう思いますか。 ◎企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 まず私たち、日にちは忘れましたけれども、8月ごろに県の企画開発部と観光関係の部署を訪ねて「そういうお話ありますか」とお聞きしましたところ、「全くそういうふうなことはございません」ということを事務レベルでは聞いております。 ◆1番(新垣新君) これはあくまでも事務レベルです。これは県知事に来ていたらしいです。これははっきりゲーミングの関係者等々も聞いております。県知事も認めたらしいです。私は直接聞いた話ではなく、関係者等々の方からも国会議員の議員連盟の方も「沖縄はどうか」と打診したと言っております。そこで市長、国や県の形を待つんではなくて、糸満市独自からまず市長が勉強して、カジノの治安、そういったのを勉強して、こうやっていつも前向きな姿勢はありますか。まずは視察に行って勉強をして、カジノを含むレジャー特区、ゲーミング特区をとる意欲はありますか。これから前向きに進んでいくアクションを。反対ではないと市長は述べておりますが。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 先ほども担当部長の方からも事務レベルでは県もそういうふうなことは考えていないというふうな話でございましたけれども、私も今年1月に県の部長にお会いしましたけれども、県でもこの件についてはかなり慎重に事を進めているようでございました。それから今年の県議会、第1回県議会においてもこれについて県は答弁をしておりますけれども、国の動向を注視したいというふうにやっております。私はカジノについては、沖縄全体が変わってくるということを去年から再三聞かされておりますので、県は国から打診があるのであればもっと積極的に動くべきだというふうに思っております。一市町村にさせるわけではなくて、もっと連携を図ってやるべきではないかというふうに思っておりますので、私としてもいろんな角度で勉強しながら慎重に対応していきたいと思っております。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時28分)(再開宣告午前11時54分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) 先ほどの新垣新議員への私の答弁の中で、土地開発公社の問題で土地開発公社の以前の状況について議員は知らないのではないかということを申し上げましたけれども、これはちょっと言い過ぎだったと思いますので、訂正させていただきます。 ◆15番(東江光野君) 一般質問を行う前に、一言だけ。光陰矢のごとし、月日が経つのは早いものであります。人生の4分の1は糸満市の振興発展に頑張ってまいりました。議員の皆さん、市民の皆さんのおかげさまだと思います。壇上より感謝の気持ちを申し上げます。ありがとうございました。初心に返って頑張ることを誓いたいと存じます。以上。一般質問を行います。よろしく御答弁のほどをお願いいたします。 件名1、国土利用計画から見た地域のまちづくりについて。小項目1、西崎地域について。 小項目2、糸満地域について。 小項目3、三和地域について。 小項目4、高嶺地域について。 小項目5、兼城地域について。 小項目6、潮崎地域について。 糸満市土地利用計画は糸満市の基本理念である「ひかりのまち・みどりのまち・いのりのまち」糸満を実現するために総合的かつ長期的な糸満市土地利用計画に関する基本事項を定め、今後の土地行政の指針となるものであります。第3次糸満市総合計画と整合性を保ち、長期にわたる総合的かつ計画的な糸満市土地利用計画の保全と均衡のある利用を図ることが目的であります。また、古くから漁業のまち、農業の盛んな地域として発展してきた。全国的な社会経済構造の変化や広大な埋立地による住環境、商業、工業の各種用地の整備による人口の増加等、第1次産業が横ばいの状態に対して、第3次産業は著しく伸びを示している。今後、国道331号のバイパスの開通により市街地周辺、住環境の整備等による社会的基盤や近郊都市としての機能が加わり、人口増加が予想されているところであります。糸満市土地利用計画は現在及び将来における市民のための限られた資源であるとともに、生活及び生産を通して諸活動の共通の基盤であります。糸満市土地利用にあっては地域住民の豊かで住みよいまちづくりを進めるために、公共の福祉を優先させ、自然環境の維持、保全を図り、長期的な展望のもとに地域特性に合わせた総合的、計画的土地利用計画を図っていく必要があります。そこで質問いたします。小項目にあります6つの地域の土地利用計画について、答弁を求めます。 件名2、第3次総合計画について。小項目1、基本計画の検証と見直しについて。 小項目2、財政計画について。 糸満市は第3次総合計画(平成13年から22年度)に掲げた三つの基本理念、「ひかりのまち、果てしない希望を抱き、飛躍的前進を目指すまち。みどりのまち、自然を保護し、健康で快適な住みよいまち。いのりのまち、平和を願い、情操性豊かな明るいまち。」のもと、将来像「海幸・陸幸の史都、糸満市」を目指して前期基本計画(平成13年から17年度)の推進を図ってきたところであります。また総合計画、基本計画は基本構想に描かれた将来像を具体化するための基本施策を総合的、体系的に築き上げることがねらいであります。本後期基本計画の策定に当たっては、前期基本計画の推進状況を点検、評価し、新しい時代の潮流への対応視点を加えて、後期5カ年計画をつくり、取り組むものであると思われます。基本構想に描いたまちづくりの方向に向けて計画策定に向けて進んでいると思われます。国は地方の自主性、裁量性を高めるために国庫補助負担金の改革、税源移譲及び地方交付税改革を一体的に推進する三位一体の改革に取り組んでいます。そのようなことを踏まえて後期計画をどのように見直していくかお伺いします。また小項目2、第3次総合計画を実現するため、財政計画はどのように考えているのかお伺いします。 本席からの質問を終わります。後は自席より質問します。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後0時02分)(再開宣告午後1時01分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) それでは東江光野議員の一般質問、件名2、第3次総合計画について。小項目2、財政計画についてお答えいたします。 財政計画につきましては、中長期的な視野に立った合理的かつ効率的な財政運営に努めていますが、厳しい財政状況にあることから、市債の抑制や国・県の支出金制度の効率的、効果的活用はもとより、予算全体を根底から厳しく洗い直し、財政の効率化や質的改善のための措置を積極的に織り込むことが求められております。予算編成につきましては総合計画及び財政計画に基づく財源の重点的、効率的な配分を実施し、主要施策の積極的な展開を推進いたします。厳しい財源下にあることから糸満市行政改革大綱をさらに強化し、既存の事務事業等の見直しや点検等、財政の健全化を図るための継続的な取り組みを行ってまいります。 残りの件につきましては、助役、担当部長の方から答弁させていただきます。 ◎助役(大城弘明君) 東江光野議員の御質問、件名2、第3次総合計画について。小項目1、基本計画の検証と見直しについて、お答えをいたします。 第3次総合計画、平成13年度から平成22年度までの10年間でございますが、その計画においては基本理念「ひかりのまち・みどりのまち・いのりのまち」のもと、将来像「海幸・陸幸の史都、糸満市」を目指して、前期基本計画の平成13年度から平成17年度までの5カ年間の推進を図ってまいりました。しかし地方分権の推進に伴う一連の動きや地方自治体をめぐる政治的、経済的情勢が厳しさを増す中で、後期基本計画、平成18年度から平成22年度まででございますが、後期基本計画では少子高齢化、環境対策、高度情報化、国際化などの社会の動向を見据えながら、自主、自立の行政運営のもとで効果的、効率的な施策の遂行になお一層努めていく必要がございます。後期計画の策定に当たっては、前期基本計画の推進状況を点検、評価し、新しい時代の潮流への対応視点を加えて、後期5カ年の計画づくりに取り組んでまいる所存であります。 ◎企画開発部長(金城誠栄君) 東江光野議員の御質問、件名1、国土利用計画から見た地域のまちづくりについて、お答えいたします。 第3次糸満市国土利用計画において、各地域の土地利用計画を次のように定めております。小項目1、西崎地域について。市域の西北部の臨海埋め立て地域にあたり、既成市街地の過密や住・商・工混在の解消、水産基地形成、産業開発等を目指し、良好な住宅地域、工業地域、商業地域の整備がなされた地域で、都市計画の用途区分により利用がなされています。今後、都市機能の再点検と周辺地域とのアクセス道路網、工業地域への誘導立地、国道331号バイパス道路の整備を促進し、必要な都市空間の整備と良好な都市形成を図ります。また糸満地区マリノベーション構想による水産振興と観光漁業の振興及び海洋レク文化など、関連機能の整備を図るため必要な漁港施設等を埋め立てなどにより用地の確保に努める。 小項目2、糸満地域について。小項目6、潮崎地域についてでございます。市域の中央部で海岸平野と埋立地から成り、市役所を始め各種公共、公益施設や商業地が分布する高密度の市街地である。今日まで人口集積の一番大きい地域であったが、近年市街商業地域からの西崎町への移転や住宅地域からの移転等により、地区内での商業地の停滞、空洞化現象が進行している。このようなことから再開発を始めとする市街地整備や住環境整備を行うとともに、土地の高度利用、有効利用を促進し市街地周辺部は土地区画整理事業等で市街地の計画的な形成を図るとともに、過密、住・商・工混在の解消やゆとりある空間の確保等、魅力と活力のある都市形成を図ります。沿岸域に当たっては潮崎地域の土地利用を推進し、住環境の整備を進めるとともに、公共施設やレクリエーション用地等を確保し新たな都市機能の充実を図ります。 小項目3、三和地域について。市域の南部にあたり広範囲にわたる琉球石灰岩を母材とする島尻マージ地域やジャーガル地域と南西部の断崖、海岸砂丘から成る。島尻マージは保水性の乏しい土壌のため精力的に土地改良事業を推進し、比較的集団化が高く野菜、花卉、果樹等の施設園芸や畜産業等の生産活動の盛んな地域であります。また、本地域は戦跡国定公園に指定され、観光地化、自然環境を生かした健康休養、レクリエーションの場として利用されています。今後、自然的立地条件を生かした農業用水の確保と農業基盤の未整備地区の整備の推進、国営かんがい施設の促進、農業近代化による観光と農業を結びつけた農業形態の整備や農業技術の拠点となる研究施設等の整備を図る。また自然環境や歴史的環境の保全にも配慮し、観光周遊幹線道路の整備促進、市民の健康、休養、レクリエーション等、憩いの場としての整備利用による地域発展を図ります。また特にこの地域の過疎化解消のため、他の土地利用との調整を図りつつ、必要な宅地の確保に努めます。本地域には比較的自然度の高い森林や海岸が多くあることから、これらを貴重な自然として保護・保全に努めるものとする。また赤土や生活排水の流出による海域の汚染防止に努め、漁場環境の保全に対する意識の高揚を図ります。また土地利用上の阻害要因となっている採石場跡地については、適切な土地利用が可能となるよう指導の強化に努めます。 小項目4、高嶺地域について。市域の中央部にあって小起伏波状地に広がる集団農場にサトウキビを主体とする農業と一部に畜産業、野菜、花卉等が営まれている地域であります。今後も農業基盤が未整備の地区における整備を推進し、生産性の高い地域特性を生かした都市近郊型農業や畜産部門との複合経営の確立を図り、農地の有効利用と保全を図ります。また地域の東部丘陵地は総合保養地域整備地区指定によるリゾート施設が整備されており、今後とも自然を生かしたレクリエーション等の整備を促進します。さらに地域内には貴重な文化遺産や比較的自然度の高い森林が残っており、その適切な保全と整備に努めます。 小項目5、兼城地域について。市域の北部にあって緩傾斜面が織りなす比較的変化のある丘陵地形から成り、一部に市街化区域を含む農村地域である。近年市域内でも那覇市に最も近接していることもあり、新興住宅地等の進出が見られ、西崎地域に次ぐ人口増加地域となっています。農業基盤の整備も比較的進んでいる地域で優良農地を生かした生産活動が盛んで、近年、近代化施設による野菜、花卉等の施設栽培が増加しています。今後も市街化の著しい地域であり、無秩序な宅地化を防止するとともに市街地部分の都市計画事業による良好な市街地の形成を図り、都市的土地利用との調整に留意し、農用地の保全を図ります。また市街地周辺部分については、土地区画整理事業等で計画的な土地利用を図るとともに、民間の開発行為に対する適切な規制、誘導に努め良好な住環境の創出を図る。 以上が小項目1から6までの土地利用計画であります。 ◆15番(東江光野君) 実は質問だけで終わりたいと思っていましたけれども、傍聴人の皆さんが来ていますので、質問の角度を変えましていたしますのでよろしくお願いします。 企画開発部長、9月議会の補正に総合計画策定委託料というものが計上されておりますよね。260万円、この委託するのに際して骨子なるものがあると思うんですが、この委託する前の内容というものをぜひ説明を求めたいと思います。よろしくお願いします。 ◎企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 今、東江光野議員の御質問は計画策定の取り組み方針についてだというふうな認識でお答えしたいと思います。まず、5点ありますけれども、1つ目に地域性の尊重と市民の創意工夫への配慮というのを計画の中で探っていきたい。そして2番目に21世紀のまちづくりを開く視点での展開を前期に検証し、これから5年を見据えてやっていきたいということでございます。3点目に市民参加・職員参加の推進。この計画書策定に当たって市民の御意見や職員等、関係者等から意見をお聞きして反映させていきたいということでございます。4点目に総合性・実効性の確保ということでございまして、実効性の高い計画を策定してきたいということでございます。5点目に新しい公共の創出に向けてということで、新しい公共の創出の重要性を踏まえた計画づくりをしていきたいというふうに考えております。 ◆15番(東江光野君) 質問を件名2の方から進めていきたいと思います。市長、実はこの総合計画というものは、平成13年度から平成22年度、10年間の計画ですよね。それも今、5年目を過ぎようとしている。その間に基本計画は5年ごとのローリングでいくんですよね、そのために9月議会で補正をしたと私は思っています。この予算は5年後に導入をするにはやっぱり前期の基本計画というものを検証して、初めて後期の計画にどのように反映するんだということが出てくる。先ほど、委託料の問題で部長の方から詳しく御答弁がありましたけれども、市長、これに向けてやはり財政を伴わないといけないですよね。財政というものは今、先ほども言った三位一体で厳しい世の中において、後期の計画は本当にどのようにやっていくか。財政は厳しいけど前期と後期は継続ですよ。10年間の継続。それを踏まえて後期計画もつくっているので、三位一体が出てきたから後期がやっぱり衰退をたどるということはいけないことだと思いますが、そういうことに対して市長はどのように考えているんですか。 ◎市長(西平賀雄君) 東江光野議員の再質問にお答えいたします。 総合計画のちょうど中間地点に入っておりまして、今回見直しをするということでありますけれども、確かに前期5カ年間の検証をやりまして、これからの後期5カ年間、今できている計画というのは平成22年までのスパンのものがきちんとできているわけなんですけれども、この計画が5年前につくられたものですので、これから先5年間のものも今、社会情勢がかなり日進月歩で動いておりますので、5年前につくったこの計画が本当にこれから先の5年間になじむものなのかどうか、その辺も踏まえて終わった前期の5カ年間を検証し、さらにこれからの5年間がどうあるべきかを見直していくわけなんですけれども、確かに財源は厳しいですけれども、しかし計画は10年先のものも見ながら、壮大に描いていかないといけないわけですけれども、そういうものもしながらまた財政は厳しいわけですので、それもある程度は念頭に入れますけれども財政につきましては、3年ローリングの実施計画がありますのでその中で本当に後期5カ年間で盛り込まれた事業が展開できるのかどうかはちゃんと実施計画の中で毎年ローリングをしながら見ていくということをやっていきたいというふうに考えております。 ◆15番(東江光野君) 実は、私先ほど件名1の方で地域のまちづくり、つまり糸満市国土利用計画から見た地域のまちづくりということで、このまちづくりも総合計画と整合性を保つと思うんです。このまちをいかに活性化しないと、これからの財源等を生まないわけなんです。ですから私はこれを一体として質問を今しているところで、例えば国道331号のバイパスが開通すると、道路網が開通することによって糸満の都市の利用量が変わっていくということなんです。前にも一般質問をしましたが、西崎地区にバイパスができることで流通機構、あるいはふれあいビーチ、あるいは北地区の漁港がだんだん活性化につながるんです。そのためにはこの国土利用計画から見た西崎地域はどういうふうな計画をすればいいか、私は大きな見直しに対して重要な課題だと思っていますから質問をしたんです。もう一つ、西崎地区における国有財産の無願埋立てがある。この国有財産は国のものですよ、それを前々から早く国から払い下げてきて、あんな商業地域の真ん中に国の土地、使わない土地、これが30年間ほったらかしてあるんです。我々やその地域の人たちはここを利用して大駐車場をつくってちょうだいと申し入れをしたんですが、聞く耳もない。国とのパイプがない、そして今は国は払い下げしないと、買ってちょうだいと言っているんです。糸満市も買うお金はない。じゃあこの土地はどうなるのか。本当の国土利用計画からみたこの無願埋立地をどうするかと。企画開発部長、これは大きな課題です。そして周辺の商業地域も一企業がいろんな面でつぶれたからといって、商業地域活性化のまたこれもまちづくりのために、大型店がなくなったからといって、商業地域がなくなるものじゃない。この商業地域をどう発展させていくかということなんです。それも大きな課題です。それからふれあいビーチの問題、市の方が管理をすることに伴い、ホテルが来ることによって離島との港湾運行ができることによって、この地域はもっともっと、糸満市は伸びる可能性のあるまちなんです。そういう意味でもこの国土利用計画、あるいはこの後期計画というものが最重要課題だと私は見ているんです。今度は字糸満においてはどうなるかというと、今の港湾、つまり中地区の漁協を含めて老朽化した施設がある。例えば中央公民館とか、それを利用して何とか活性につながるものはないかと。いつも新議員が言っている前の庁舎の跡地利用の問題、どうなのかと、いろんな問題。市場はどうすれば活性化につながるか。いろんな問題、こういう問題もあるんです。そして潮崎地域においては、今皆さん御存じのように温泉が出る。温泉を利用することによって医療の問題、みんなが医療を使う。また大型店も来るという情報もあります。西崎地域は午前中もいろいろ議論があったんですけれども、みんなが一生懸命やって南浜のこの土地を売ることによって、糸満市の財政も潤おう、そういう面で市長を始め一生懸命頑張りたいということを私たちは期待しております。また喜屋武地区においては皆さん御存じの、朝も議論がありましたけれども、カジノの問題、大企業が残したあの土地は何十年間も置いてある。これを土地利用計画において何とか利用できないものかと、それで国連の学校の問題、あるいは科学関係の大学の問題、誘致等、いろいろあるけれども、それがまだまだ失敗というかわかりませんけれども、まだまだその辺の力は弱い。じゃああのようなものがこなければ今後、この土地はどのように利用できるのか。また喜屋武一帯の問題、防風林の問題はどうするか。すばらしい植物を観光にどう利用するかと、それも国土利用計画から見た計画が必要なんです。今、平和の道、これができることによって喜屋武地区も相当変わります。糸満の南部が相当変わります。それと同時に東西線の道をつくることによって三和地域も変わるし、その周辺も全部変わる。それにまた頑張ってほしいと。高嶺地域においては、皆さん、先ほど奥村議員からありました。南山城跡の復元改修工事、それと嘉手志川、そういうものをつくることによって国土の土地利用計画が全部違ってくる。兼城の皆さんは農業と付加価値の高い物を今後つくればいいと思います。米須の地下ダムも今は水はたくさんに豊富にある、どうすれば付加価値の高い農民の生活を豊かにするか、これもこの地域における国土計画においてこの地域は農業で一番、沖縄で一番の土地にしたいと、そういうものも戦略的に私は国土利用計画の中に盛り込んで、そして第3次の後期計画に盛り込んでしまえば私は糸満というところはもっともっと夢と希望を持てるものだと私は思います。そういう意味で私は第3次総合計画の計画と糸満市国土利用計画の整合性があって始めて「ひかりのまち・みどりのまち・いのりのまち」それが合体してこの糸満は豊かなまち。いつぞや糸満は将来は順風満帆と言ったけれども、ある議員はローリングでつぶれるんじゃないかという話もありますけれども、やっぱりみんな一緒に頑張っていってほしいと思います。そのようにもっともっと話をしたいんですが、これは12月に持ち越しになります。ありがとうございました。終わります。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時31分)(再開宣告午後1時40分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◆22番(菊地君子君) それでは一般質問に入ります。入ります前に、私、2期目8年間32回目の一般質問であります。元気よくいきたいと思います。 件名1、教育行政について。小項目1、老朽校舎の改築・改善及び学校プールの設置について、平成23年度までに推進するための今後の計画について。これまでの我が党の一般質問に対して、高率補助のある平成23年度までに推進するための計画を立てて、しっかりと取り組むとのことでした。具体的な計画について伺います。 小項目2、小学校1年生の30人以下学級の早期実施について。平成17年度においては4クラスの増で実施可能だということも明らかになりました。実施の意思について伺います。 小項目3、学校クーラーの稼働と糸満小学校へのクーラー設置について。亜熱帯の沖縄の気候は夏場の教室の温度も容赦なく上げていきます。我が党は公共施設の中でクーラーのないのが唯一、学校教室であることも明らかにしてきました。現在クーラーが設置されているにもかかわらず稼働させていない学校もあります。稼働させることが求められています。また、新築校舎についてはクーラー設置の際、国庫補助があるはずであります。糸満小学校が現在工事中です。クーラーをこの機会に設置すべきであると強く要求いたします。市長の答弁を求めます。 小項目4、アスベスト対策について。文科省からも調査するよう通達があったと思います。我が党も教育長に対し、実態調査をするよう求めてまいりました。調査の結果と今後の対策について伺います。 小項目5、プール安全指導監視員の配置について。その予算の組み方は豊見城市や那覇市など、他市はどうなっているのか。本市の実態はどうなっているのか伺います。 小項目6、奨学資金の給付について。これまでは申請の期間が限定されていました。そのために年度の途中で保護者の失業や病気等のために、収入減となった場合に救済措置がほとんどなかったのではないでしょうか。今後、このようなケースについても対応できる制度に改善するべきだと考えます。市長の答弁を求めます。 件名2、国民健康保険事業について。我が党が行った市民アンケートの市政についての要望で、一番要求が多かったのが介護保険料の減額・免除で、二番目に多かったのが国保税の引き下げで約60%となっております。国保税を引き下げてほしいという要望が強いことが改めてわかりました。市民の負担能力を超えた国保税の引き下げは市民の切実な要求であります。そこでお伺いいたします。小項目1、国保税の引き下げについて。意思がおありかどうか。 小項目2、申請減免の推進について。これまでも何度も取り上げてきた問題です。市長は少なくとも豊見城市並みに減免をすると答弁をしています。つまりは推進するということであります。申請減免を200名前後にすることが求められます。どのように推進していくのか具体的な方策について答弁を求めます。 小項目3、資格証の交付について。西平市長になって初めて本市で資格証が交付されたことは残念でなりません。国民皆保険制度のもとにスタートした国保事業のはずが、国の国庫負担削減により国民負担は大きくなり、払えないと資格証を交付という冷たい仕打ちです。そこで本市の平成16年度の資格証の交付状況と平成17年度現在の交付状況について伺います。また、対象者の状況と法的根拠について伺います。 件名3、介護保険制度について。本市の介護保険料は県内でも一番高い月平均1人当たり5,680円となっています。それでも要介護度に応じて介護サービスの必要な量が決まっていますが、必要量の100%を受けるケースは少なく、介護度が重いほどサービスを削らざるを得ないという深刻な状況が生まれています。その多くの原因が重い介護保険料と1割の利用料金の負担にあると言われています。私ども日本共産党が行った市民アンケートの「市政について特に要望されることはなんですか」の問いに一番多かったのが「介護保険料の減額・免除」で64%の皆さんが答えています。保険料がいかに市民負担になっているかがわかると同時に、減免制度に対する大きな期待が酌み取れます。だからこそ、昨年の市長選挙で西平市長は介護保険料の引き下げを公約に掲げたのではないでしょうか。介護保険制度は社会全体で介護を支え、家族の介護負担を軽くするということが大きな目的であったはずです。しかし現実は深刻です。以前の措置制度のもとではほとんど無料で利用できた低所得者の皆さんが所得に応じて利用料金を負担するのではなく、介護度に応じて1割の利用料金を払うというものです。4万円前後の年金生活者でも介護認定で要介護度5になると在宅での介護サービスを必要量受けるとなると少なくとも3万5,000円かかります。生活費を残すためにはサービスを減らさざるを得ないというのが現実です。早急に負担軽減のための対策が必要です。しかし、自民公明の小泉内閣は軽減どころか介護保険制度の改悪で10月から新たな負担増を国民に押しつけようとしています。断じて容認することはできません。そこで市長にお伺いいたします。小項目1、10月からの制度見直しに当たり、老人ホームの入所者の利用者負担段階1から5までの利用料金は、どのようになるか。 小項目2、今回の制度見直しについて、利用者の立場から見ると、負担増になると思うが、市長の認識を伺う。 小項目3、現在の本市における申請減免制度をもっと拡充する必要があると考えています。対象者を所得階層1から2までを対象に拡充することについて答弁を求めます。 小項目4、市長選での公約の介護保険料の引き下げについて。意思がおありかどうか伺います。 件名4、緊急援護資金について。緊急援護資金については、入院費や転居、入学、進学準備等、利用者にとっても貴重な制度であり、多くの市民が活用しております。今後さらなる制度の拡充が必要であります。現在、施行規則に基づき、500万円の基金で運用されていますが利用者が多いために申請をしても緊急に対応ができない、あるいは借入額の制限を余儀なくされていることもあります。そこでお伺いいたします。小項目1、制度の拡充について。基金の増額と借入額の限度額を増額することについて伺います。 小項目2、申請書類について。申請時に連帯保証人と民生委員の意見を記入することになっています。緊急にもかかわらず地域によっては民生委員となかなか連絡がとれない等の不便を来しています。民生委員の意見記入については改善する必要があると思います。答弁を求めます。 件名5、乳幼児医療費助成制度について。子育て真っ最中の若い世代のお母さんにとって、乳幼児医療費助成制度は本当に助かりますと大いに評価されている制度であります。しかし、収入も少ない、あるいは安定しないというのもこの20代から30代の皆さんの実態です。長引く不況の中で正規雇用でもなく、フリーター的な立場の皆さんも少なくありません。給料日前になると節約にさらに輪をかけて節約しなければならないことも多々ある、とは若いお母さんの話です。お金がないときに子供が病気になったらどうしようかと不安になるとも話しておりました。安心してこの制度を活用できるようにするには、財布にお金がなくても受診できる現物給付制度に改めるべきだと思います。伺います。小項目1、現物給付について。その必要性について市長の答弁を求めます。 件名6、保育行政について。2003年に児童福祉法が改正されました。法の改正により市町村には保育所、その他の施設において保護者の児童の養育を支援する事業の着実な実施のための必要な措置をとる努力も義務づけられています。同時に次世代育成支援対策推進法が10年間の時限立法で制定され、子育て環境の整備を進めるための行動計画策定が義務づけられました。よって本市においても「未来につなぐいとまん子育てプラン」が策定をされています。保育所の潜在的な待機児童を含めた待機児童の解消に市としても全力を上げて取り組むべきであります。そこで伺います。小項目1、待機児童の解消について。 小項目2、認可外保育所の認可推進について。行動計画における前期計画における具体策について答弁を求めます。 件名7、市道安田多原線の拡幅整備について。市道安田多原線は豊原区民の生活主要道路でありますが、側溝整備がほとんどされてなく雨天により路面冠水が頻繁にあり、しかも狭隘でオートバイ等のスリップ事故も相次ぐ危険な道路です。しかし昨年から拡幅整備工事が始まり、住民から大変喜ばれています。当初は4、5年で工事が完了するとのことでしたが、もっと長い期間がかかるのではないかと気になるところです。そこでお伺いいたします。小項目1、進捗状況について。 小項目2、今後の計画について。完了予定年度と現在の安田多原線の糸満与那原線側の入り口から約100メートルについては拡幅はせずとも側溝整備は行うとのことでしたが、その時期等この2点について伺います。あとは自席から再質問をいたします。 ◎市長(西平賀雄君) 菊地君子議員の一般質問、件名3、介護保険制度について。小項目4、介護保険料の引き下げについてお答えいたします。 市長選での公約の介護保険料の引き下げについて意思があるかにつきましては、現在介護保険事業計画策定委員会を開催しているところでございます。今後その状況を見ながら判断してまいりたいと考えております。 残りの件につきましては、助役、教育長、各担当部長の方から答弁させていただきます。 ◎助役(大城弘明君) 菊地君子議員の御質問、件名6、保育行政について。小項目1、待機児童の解消についてお答えをいたします。 糸満市次世代育成支援対策行動計画、未来につなぐいとまん子育てプランにおける保育所の待機児童解消につきましては、平成21年度の目標事業量として保育所定員を1,590人とし、平成16年度の定員より215人の増、認可保育所を2施設増設する内容となっております。具体策としましては、平成19年度と平成21年度にそれぞれ1施設、合計2施設の認可保育所の新設で150人の定員増を図り、既存の認可保育施設で65人の定員増をして待機児童の解消を図る予定となっております。 次に小項目2、認可外保育所の認可推進についてお答えをいたします。認可外保育所の認可推進につきましては、糸満市次世代育成支援対策行動計画においては特に触れてはおりませんけれども、認可保育所の新設や既存市立保育所の民営化を推進する中で検討してまいります。 ◎教育長(大城勇君) 菊地君子議員の御質問、件名1、教育行政について。小項目4、アスベスト対策についてお答えします。 学校におけるアスベスト対策としましては、現在小学校、中学校、幼稚園に対し、アスベスト等使用実態調査を実施しているところであります。教育委員会では学校施設等の図面による調査を実施しており、その調査結果を見て専門業者へアスベスト分析調査を委託する予定であります。応急対策といたしましては、アスベスト分析結果が出るまではアスベスト使用の疑いのある施設箇所には立ち入らないよう指導しているところであります。本格的なアスベスト対策については専門業者による分析結果を踏まえ、県の指導を仰ぎながら有効な対策を講じていきたいと考えております。 ◎教育委員会総務部長(金城秀佳君) 菊地君子議員の御質問、件名1、教育行政について。小項目1、老朽校舎の改築・改善及び学校プールの設置について、平成23年度までに推進するための今後の計画について、お答えいたします。 老朽校舎の改築・改善につきましては、学校で1日の大半を過ごす児童生徒の安全を確保するため、早期に改築等を進めなければなりませんが、昭和56年以前の旧耐震基準の校舎が小学校で38%、中学校で28%ありますので、財政面も考慮しながらできるだけ高率補助のある期間内で年次的に建設計画を進めていきたいと考えております。 次に学校プールの設置についてでありますが、学校プールの未設置校は高嶺小学校、兼城小学校、西崎中学校の3校であります。高嶺小学校のプール建設につきましては平成17年度に用地を取得し、平成18年度に建設する予定で進めております。兼城小学校につきましては体育館改築後に予定しております。西崎中学校については、高嶺小学校、兼城小学校のプール整備後に取り組んでいきたいと考えております。 続きまして小項目3、学校クーラーの稼働と糸満小学校へのクーラー設置についてでありますが、学校では校長室、職員室、保健室や図書館、コンピューター室等の特別教室にはクーラーが設置されており、6月から10月まで稼働しております。糸満小学校においても校長室、職員室、保健室、図書館、コンピューター室等の特別教室にはクーラーを設置する予定でございます。 次に小項目5、プール安全指導監視員の配置についてでありますが、児童生徒の安全を確保するため、学校にはプール監視員を配置するよう指導しているところであります。プール監視員についてはPTAの協力で配置している学校、外部から監視員を配置している学校等があります。教育委員会としては学校の自主性を尊重しているところでございます。次に豊見城市や那覇市のプール監視員の配置状況についてでございますが、豊見城市につきましては小学校のみプール監視員をシルバー人材センターに委託しており、那覇市についてはプール監視員は配置していないとのことでございます。 小項目6、奨学資金の給付については、岩崎奨学基金等から生じる果実で大学生、高校生に対し奨学資金を給付しておりますが、申請については申請期間を定めて受け付けをしております。教育委員会としては今のところ年度途中における申請受け付けは考えておりません。 ◎教育委員会指導部長(上原幸得君) 菊地君子議員の一般質問、件名1、教育行政について。小項目2、小学校1年生の30人以下学級の早期実施について、お答えいたします。 30人以下学級については教育委員会としてもその趣旨については十分認識をしております。6月議会では今年度の1年生を想定して4学級の増と申し上げましたが、平成18年度以降については場合によっては最高で10学級増の可能性も出てきます。したがいまして30人以下学級を今後導入した場合に、年度によって学級増の変動があると思いますが、市単独で予算を計上するとなると財政の厳しい中、難しいと思いますが今後の検討課題とさせていただきたいと思います。 ◎市民部長(城島栄君) 菊地君子議員の御質問、件名2、国民健康保険事業について。小項目1、国保税の引き下げについてお答えいたします。 平成16年度の国保特別会計は2億2,661万2,000円の赤字決算となり、今年度も繰り上げ充用を行い対処してきております。今後、国保事業の安定的運営を図るためには累積赤字を防ぐ必要があります。そのため一般会計から赤字補てんの繰り入れについて財政当局と協議を行ってまいります。しかしながら一般会計の財政事情も三位一体改革等の影響を受け、一段と厳しい状況になっており、これまでどおりの赤字補てんは期待できる状況ではございません。よって平成18年度の予算編成においては国保税の引き上げについての検討を行わなければならない状況となっており、国保税の引き下げについては考えておりません。 小項目2、申請減免の推進についてお答えいたします。本市における減免は糸満市国保税減免取扱基本方針等及び取扱内規に基づき実施しているところであります。本年7月に減免内規の見直しを行い、減免基準の緩和を行ったところであります。その内容は現金、預貯金等の保有総額を生活保護の要否決定に準じて算出した生活費認定基準額を6カ月分から8カ月分を超えないことに改正し、資産については失業等により一時的に保険税の納付が困難と認められる場合は当該年度に限り、判定基準から除いております。また各項目の減免の割合をそれぞれ10%引き上げております。さらに運用の中で生命保険等の保険資産については、対象としないこととしております。ちなみに平成17年9月現在の国保税の減免申請状況は、申請件数16件、承認件数9件で減免額が149万1,000円。不承認件数2件、調査中が5件となっております。保険税の減免については納税者負担の公平性や国保特会の歳入不足に大きな影響を与えることから、その取り扱いには慎重を期さなければなりませんが、どうしても納付の困難な世帯については減免措置を講じてまいります。減免については広報いとまんやホームページに掲載するとともに、毎年納税通知書の中に同封する国保税のお知らせに明記して全世帯に周知を図っております。 小項目3、資格証の交付についてお答えいたします。被保険者資格証明書の交付については、昭和62年に老人医療の公平な負担の理念を踏まえ国保被保険者間の負担の公平化を図るとともに、悪質な保険税滞納者対策の一環として設けられたものであり、その後、平成12年度の介護保険制度の導入を機に滞納者に対する実効的な対策を講じる観点から法的に義務化がなされたところであります。このようなことから国や県の指導監督において被保険者資格証明書の交付を早期に実施して、収納率の向上に取り組むよう強い指導がなされているところであります。また平成16年度より国庫補助の特別調整交付金等の交付申請において、被保険者資格証明書の交付が必要条件となっており、10市中8市が実施しております。そのため本市も国保財政の歳入確保の観点からも昨年度、悪質滞納者の中から被保険者証の長期未更新者など国保制度無理解者12名の方に被保険者資格証明書の交付を実施したところであります。今年度においても悪質滞納者である被保険者証の長期未更新者などの国保制度無理解者に対して実施していく予定であります。被保険者資格証明書交付の法的根拠は国保法第9条第3項及び第4項の規定でございます。 ◎福祉部長(上原善治君) 菊地君子議員の御質問、件名3、介護保険制度について。小項目1から3まで順次お答えします。 小項目1、10月からの制度見直しに当たり、老人ホームの入所者の利用者負担段階1から5までの利用料金は、どのようになるかにつきましては、今回の制度改正により利用者負担区分が細分化され、これまでの第2段階が二つに分かれることになります。見直しに当たっては居住費、食費の負担が過重にならないように低所得者については所得に応じた負担限度額が設けられております。老人ホームの多床室に入所されている方で要介護度5の場合には、第1段階の利用者負担額は現行の2万5,000円に変わりはなく、第2段階は現行の4万円から3万7,000円になり、3,000円の減になります。第3段階は現行の4万円から5万5,000円になり、1万5,000円の増となります。第4段階以上につきましては、利用者と施設の契約により負担水準が設定されることになりますが、標準的なケースとして5万6,000円が8万1,000円になり、2万5,000円ぐらいの増になると思われます。 小項目2、今回の制度見直しについて、利用者の立場から見ると、負担増になると思うが、市長の認識につきましては、今回の施設給付費の見直しは、在宅で介護を受けている方との負担の均衡を図るため、施設を利用する方の食費と居住費、いわゆるホテルコスト分が原則的に自己負担になることですが、利用者負担段階、第3段階以上の方については負担増になりますが、低所得者については負担を減らす配慮がなされ負担増にならない方もいると認識しております。 小項目3、現在の本市における申請減免制度をもっと拡充する必要があると考えます。対象者を所得階層1から2までを対象に拡充することにつきましては、今回の改正でこれまでの第2段階が細分化され、二つに分かれることもあることから今のところ拡充については考えておりません。 次に件名4、緊急援護資金について。小項目1、制度の拡充について。基金の増額と借入額の限度額を増額することについてお答えします。緊急援護資金は糸満市緊急援護資金貸付基金500万円を運用して1世帯当たり原則として15万円を限度に貸し付けておりますが、御質問の基金の増額と借入限度額を増額することにつきましては、現在の市の厳しい財政事情から判断しまして、今のところ増額については考えておりません。 小項目2、申請書類についてお答えします。御質問は申請書類の中で特に民生委員の意見記入については改善する必要があるとの御提言だと思いますが、借り入れの申し込みにつきましては、糸満市緊急援護資金貸付基金条例施行規則に基づき、当該地区の民生委員の意見を聴すると定めております。その理由として民生委員は日常の民生委員活動を通して、担当地域の実情に詳しいこと、また地域にお住まいのひとり暮らしの高齢者及び低所得者などの要支援者を日ごろから支える立場にあるからです。その際、相談相手のプライバシーを守ることができる民生委員の御意見を聴することが最も適正であると考えております。したがいまして緊急援護資金の貸し付けに際しましては、今後とも民生委員の御意見を聴することが適正であり、規則の改正は考えておりません。 次に件名5、乳幼児医療費助成制度について。小項目1、現物給付についてお答えします。乳幼児医療費助成は県補助金要綱で助成の方法を償還払い方式としていることや、また現物給付した場合に国保の療養給付費国庫負担金や財政調整交付金が減額されることから、現物給付は実施しておりませんが議員がおっしゃるように現物給付を必要とされる方もいることは認識しております。 ◎建設部長(上原利夫君) 菊地君子議員の御質問、件名7、市道安田多原線の拡幅整備について。小項目1、進捗状況についてお答えをいたします。 平成17年度末におきまして事業費ベースでの進捗率が約30%でございます。 小項目2、今後の計画について。完了予定年度はとのことでありますが、今のところ平成19年度完了予定で取り組んでいるところではありますが、現状の事業費の配分枠から思料いたしますと平成21年度までの工期延長を余儀なくされるものと考えております。また糸満与那原線から100メートルまでの現道の側溝整備につきましては、新道との取りつけとして整備の実施を検討しており、その時期につきましては安田多原線の全面整備が完了する最終年度あたりを予定をしております。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時16分)(再開宣告午後2時17分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◆22番(菊地君子君) 自席から再質問を行います。 まず最初に件名7、市道安田多原線についてです。今後の計画ですね、糸満与那原線側からの100メートルについてはきちんと整備をするということを確認してよろしいでしょうか。お願いします。 ◎建設部長(上原利夫君) 再質問にお答えをいたします。 整備をする予定でございます。 ◆22番(菊地君子君) 件名1から順次、伺っていきたいと思います。老朽校舎の改築・改善について我が党は前県議の玉城ノブ子さん、市会議員のときから1998年からこの問題を私たち市議団で学校の実態調査をして、議会でずっと取り上げ続けてきました。この間、中長期的な計画をその時点でしっかりと立てておけば、今ごろからじたばたしなくても済んだのです。これをしなかった前市長、前々市長の責任は私は大きいと思うんですけれども、それでも糸満小学校の場合でも高率補助がない場合には2億5,000万円の新たな負担増になるということがこの間の質問で明らかになっているわけですよね。そうであればそのときに皆さんは高率補助のあるうちに改築改善計画を立てて進めたいというふうにおっしゃったわけです。これを検討したかどうか伺います。 ◎教育長(大城勇君) 再質問にお答えします。 今、菊地議員から具体的な改築の計画ということでありますが、これまでも教育委員会としてはこれだけの老朽した体育館、校舎等がございますので教育委員会としてはこういう形でやりたいということで、実施計画に採択をお願いしているんですが、なにしろ財政状況の厳しさからうちの考えたとおり進んでいません。それで今、老朽校舎、体育館の改築につきまして具体的に実施していく場合には、まず耐力度調査を実施しなければいけません。そういうことでせんだってもある議員の質問にお答えしましたが、教育委員会としては高率補助のある平成23年度までにぜひ実施していきたいという考えでありますので、来年に向けてまず耐力度調査が実施できるように予算、財政面の措置ができるように努力していきたいという考えであります。 ◆22番(菊地君子君) 今ごろから耐力度調査というから、本当に論外だというふうに思うんですが、この調査のための費用を財政、きちんと組んでくれますか、市長。このことについて伺います。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時20分)(再開宣告午後2時20分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) 再質問にお答えいたします。 財政担当部長の方から細かく説明させます。 ◎総務部長金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 耐力度調査を組んでもらえますかという御質問ですが、財政といたしましてはすべての行政ニーズに対応しなければなりません。特に施設整備につきましては実施計画に計上する中で計画的に実施しなければならないと考えております。しかしながら繰り返しますが、現在三位一体の改革で補助事業等の削減、地方交付税の削減が続けられております。この具体的なことについては特に言及いたしませんが、非常に財政的に厳しい環境の中にあります。一方、先ほど来から教育長の方からもございましたが、沖縄県におきましては高率補助の制度が平成23年度まで継続されるということもありますので、その制度の活用を引き続き努力してまいりたいと思います。 ◆22番(菊地君子君) その制度の活用を図るためにも、どの老朽校舎を先にしないといけないのか、どの校舎がより危険なのかというのを調査をしないとわからないわけです。そのための調査を一気にしないと私はいけないと思うんです。老朽校舎、調査しないといけない学校、校舎どこどこですか。教えてください。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時23分)(再開宣告午後2時23分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎教育長(大城勇君) 再質問にお答えします。 ただいまの老朽化した校舎、体育館等がどこどこかということですが、小学校校舎で今改築すべき学校が、糸満南小学校、真壁小学校。それから小学校の体育館で兼城小学校、喜屋武小学校、米須小学校、真壁小学校、糸満南小学校でございます。それから中学校校舎で糸満中学校。それから中学校の体育館で三和中学校、糸満中学校であります。 ◆22番(菊地君子君) これらの学校を年次的に調査をするとかじゃなくて、一気に調査をしてより優先的にどこから先に手をつけないといけないのかと。本来は一気にやってほしいところですよ。でも優先順位を決めて平成23年度までにはきちんとやる、そのためには調査をしっかりやらないとそういう計画すら立てられない。教育、子供たちの成長は待ちません。ですからこの調査をしっかりとやるという、そのこと市長、どうですか。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時25分)(再開宣告午後2時25分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) 再質問にお答えいたします。 先ほど総務部長から申し上げましたとおり、非常に三位一体改革で財源が厳しくなってきております。今、市の基金についても非常に少なくなっている状況でありますので、次年度の予算を組むのも本当にどうすればいいのかというふうな状況にありますので、教育委員会の学校の耐力度調査につきましては、もっと教育委員会と十分詰めながらどうするかを対応していきたいと考えております。 ◆22番(菊地君子君) 耐力度調査をしっかりとやって校舎の改築・改善に努めてほしいというふうに思います。各小中学校に補助教員を配置したんですよ、要は財政財源をどのように使うかだと思うんです。ぜひこの点では調査をして早急に改築・改善に取り組んでいただきたいというふうに思います。 それではプールの建設ですけれども、西崎中学校についてはいつをめどにしていますか。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時26分)(再開宣告午後2時27分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎教育委員会総務部長(金城秀佳君) 菊地議員の再質問、西崎中学校のプール建設についてお答えしたいと思っております。 先ほども答弁で触れましたが、西崎中学校につきましては兼城小学校、高嶺小学校のプール整備後に取り組んでいきたいということで答弁したところでございますが、具体的な年度につきましてはまだ申し上げられる段階ではございませんので、御理解のほどひとつよろしくお願いいたします。 ◆22番(菊地君子君) ぜひこのプールの問題についても、ずっと二十数年取り上げつづけているんですね、我が党は。これもぜひ早急に設置してほしいというふうに思います。 次に小項目3、クーラーの問題ですが、皆さんこの夏場、7月から9月、沖縄の気候は本当に暑いですよね。クーラーのない教室、特に稼働の問題については西崎中学校ですけれども、運輸省の補助でつくっています。ですから天井は低い、窓は少ない、最小限度に押さえられていて省エネ設計がされているはずです。クーラーの稼働を前提としているんですよ、その子供たち、今どういう状況に置かれているか皆さん御存じですか。伺います。 ◎教育長(大城勇君) 再質問にお答えします。 西崎中学校の校舎につきましては、運輸省の補助事業でつくった関係で窓枠が高くなっています。そういうことで平成12、13年度にはそれについての質問があったわけですが、そのときにも平成13年7月24日のちょうど真昼、午後2時に西崎中学校に出向いています。扇風機が設置されていますので扇風機を回転させた状況で測定しましたが、それでも32度ぐらいあると、32から33度、実態調査もしています。そういうことで実際西崎中学校についてはクーラーの設備はなされておりますが、平成8年、9年に稼働させたわけですが、なにしろ財政状況が非常に厳しくて、特別教室については例えば音楽教室とか、職員室、校長室これについてはクーラーを稼働させておりますが、西崎中学校については普通教室にも設備が施されているものですから、クーラーを稼働させたんですが財政的な負担が大きいということと、他の学校にはそういった普通教室に対してクーラーの設備が施されていないというようなこともありまして、財政面、さらには他校との均衡といいますか、そういったバランス面から考えて平成10年からやむなく停止したという状況であります。 ◆22番(菊地君子君) 教育長、おかしいですよ。他校と比べてということは、いいですか、運輸省の補助で建てたからこそクーラーの稼働を前提とした、先ほど天井が高いとおっしゃっていました、窓枠が高いとおっしゃっていましたがむしろ低いんです。ですよね。クーラーを稼働するということを前提にして建てたんです。運輸省から監査、調査があったときには皆さんどういうふうに答えますか。今の状況について。 ◎教育長(大城勇君) 再質問にお答えします。 そういうことで稼働できないといった事実はありますが、それで運輸省に対しても財政的な援助ができないかと。と申しますのは那覇以南は航空区域は運輸省の管轄でございます。それから浦添以北は防衛庁であります。防衛庁は毎年5月から11月期、約半年間クーラーの電気料金の助成があります。そういうことで全然同じ国の管轄で同じような建物をつくって、片や財政的な維持費の援助がある、100%ですよこれは。それから片やないということで不公平じゃないかということで教育委員会としても運輸省那覇空港事務所に対してもそれについて要望してきましたが、これは全国的なあれでどこもやっていないというふうなことで受け入れてもらえなかったという状況もありまして、教育委員会としても努力はしているわけですが、そういうことでできないと。さらには毎年運輸省でつくった他市町村の校舎も糸満市と同じような状況がありまして、それで毎年5月ですか、沖縄県教育長会、さらには沖縄県教育委員会連合会の会議の場でそういった普通教室にクーラーをつける場合の電気料金の維持費の助成を訴えてこれまで8年近くなりますが、いまだ一向に改善されていないという状況であります。こういった状況下、市単独で昨今の財政状況の厳しさからどうにもならないというのが状況であります。重々、子供たちの教育環境をよくしようということはありますが、なにしろ先立つものがないような状況でありますので、こういうことでやむなくそういった状況にいたっているところであります。 ◆22番(菊地君子君) これですね、本当に過酷な状況で子供たちは勉強しているわけです。特に体育の授業で外で汗をかいて、また暑い教室に戻ってくる。ちっとも体温が下がらない。熱中症になる子もいるわけです。ですからこの問題についてはぜひ引き続き国に対しても強く要求すること、そして今後運輸省関係で学校校舎を建設しないということです。本当に安易に飛びついてクーラー稼働を前提にしてということなんですけれども、それも問題だということ。それから現在これから今後つくる改築校、新築の際にはクーラー設置補助が出ますよね。私は西崎中学ももちろんです。けれどもほかの中学校の、ほかの学校の教室だって30度を超えるんです。この糸満市の庁舎を真夏にクーラーをとめたら皆さん仕事できると思いますか。どうですか。 ◎教育長(大城勇君) 再質問にお答えします。 非常に仕事をするに当たりまして能率が上がらない状況になるかと思います。 ◆22番(菊地君子君) そうですよ。この本会議場だって1、2度上がっただけで皆さん暑いとおっしゃるんです。真夏にクーラーを切ったらそれこそ能率が上がらない、仕事に集中できない。子供たちは授業に集中できなくてもいい、そういう環境でいいということなんでしょうか。 ◎教育長(大城勇君) そういうことは思っておりません。先ほども申し上げましたように、今別に糸満市のみならずほかの他市町村においてもそういった例はありますので、毎年のごとく要求してございますので、早く実現できるように教育長会、あるいは教育委員会連合会の場でも引き続き努力していきたいと思っております。 ◆22番(菊地君子君) 新設校についての設置については、例えば新築して建てた後、数年経ってからいざつけようとなったときには、独自で設置しないといけないわけですよね。改築時にだと設置できるわけですよね、補助があるとき。これを確認します。 ◎教育長(大城勇君) 再質問にお答えします。 先ほども申しましたが、運輸省じゃなくて文部科学省の補助事業でありますが、今普通教室にもクーラーの設備は施されますが、ただし電気料金、維持については助成はございません。そういうことでこの文部科学省に維持費も含めまして先ほどの教育長会の場で毎年度国に対して要求しているところであります。 ◆22番(菊地君子君) クーラー設置についてもぜひ今後努力していただきたいというふうに思います。問題がたくさんありますので、次、小項目4、アスベスト対策に移ります。 先ほどは施設についてのお話でした。ところが理科の実験、科学の実験とかで使う石綿の金網、あるいは学校給食の耐熱手袋等、使われているのは今現にあるわけです。この対策もとるようにということで国からの通達があったと思うんですが、どうなんでしょうか。 ◎教育長(大城勇君) 再質問にお答えします。 今そういったことで理科等、あるいは給食センターですね、疑いのあるものについてはみんな回収しまして、今一定の容器に各学校で確保してそれをまとめて、議員も御承知のとおり、県内では処分できるところがございませんので、そういうことである一定の時期にまとめて県外に送って処分をさせたいということで、対策を講じております。 ◆22番(菊地君子君) ある学校については音楽室でしたか、ある教室で壁が一部壊れていて、そこからアスベストがのぞいていたと。子供たちはそれをいじって遊んだと、今高校生になっている子が「あれがアスベストじゃなかったかな」ということで母親に話していたと。これは大変だということで電話がありました。このことについても私、教育長に申し入れをしましたけれども、調査したでしょうか。 ◎教育長(大城勇君) 再質問にお答えします。 ただいまの件も含めまして、そして今アスベスト一番わかりやすいのはいわゆる飛散性、飛び散る。これは大体アスベストというのは断熱効果がございますので例えば機械室、空調機の入っているところ、熱を持つところには吹きつけのアスベストがあります。そういったところはすぐわかるんですが、またいわゆるクーラー設備の施されないところ、例えばトイレなどの天井の板、そういうところに糸満小学校などは使われておりまして、今うちの技術担当職員が各学校、また図面から先ほども申し上げましたが、図面等でアスベストの疑いがある箇所について今チェックしておりまして、9月いっぱいまではその調査も終わるかと思いますが、そういったことで実際、また図面にあらわれないようなところもあるらしいんです。そういうことで疑いのあるところの箇所については学校で張り紙なりして注意をするようにということで、指導をしているところであります。 ◆22番(菊地君子君) アスベスト対策については、国の対策、対応のおくれが一番大きな原因だと思うんです。ヨーロッパ諸国では1980年代から使用が禁止されていたにもかかわらず、国は企業のいいなりになって、使用禁止をやらなかったということが大きな問題になって、今ごろ表面化してきているという問題なんですが、老朽校舎の改築・改善についても今後、この問題は伴ってくるわけです。解体とかについてもその分、費用が加算されると思うんです。国にしっかりと要求をして加算分についてやっていくということも検討してほしいんですが、どうでしょうか。 ◎教育長(大城勇君) 再質問にお答えします。 今、国等からもその調査をするようにということですが、いろいろと調べてみますと国も平成18年度のアスベスト対策についての予算の確保に向けて実態を把握しようということでやっているものだと理解しております。そういうことで毎年5月には教育長会、あるいは教育委員会連合会の会議がございます。これについては国・県等に対して要望すべき事項をまとめて要望するような機関になっておりますので、このアスベストの費用負担の面についても次年度の要望については盛り込んでいくよう、要求したいと思っております。 ◆22番(菊地君子君) 国からとるべきはとるということで、しっかりやっていただきたいというふうに思います。 次に平成16年度の学校別の予算配分表というのを皆さんの資料でいただきました。これによりますとプールの安全監視員については、配分の中で各学校で工夫してくださいということになっているんです。いつからそういうふうになったのか伺います。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時42分)(再開宣告午後2時59分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎教育委員会総務部長(金城秀佳君) 菊地議員の再質問にお答えいたします。 プール監視員報償費が何年度から枠配分にされているかという御質問ですが、平成15年度からでございます。 ◆22番(菊地君子君) なぜそのようになったのか、その理由について伺います。 ◎教育委員会総務部長(金城秀佳君) 平成15年度にプール監視員の報償費が枠配分になった理由なんですが、平成12年からいわゆる小規模校というんでしょうか、学校にプール監視員を特別につけていたんですが、平成15年あたりになりまして予算も厳しくなった折、枠内で各学校が自主性を持って予算編成をするようにというようなことから、15年度から枠配分になったということになっております。 ◆22番(菊地君子君) つまり、予算が厳しくなったので独自で予算を組んでいた監視員の予算を削ったためというふうに認識していいんでしょうか。 ◎教育委員会総務部長(金城秀佳君) プール監視員報償費を削ったというふうにおっしゃっていましたけれども、それではなくて学校の方で枠配分を与えましてその中で自主的に予算編成をするということで、組む金額についても各学校の方で自主的に計上するという形でございます。 ◆22番(菊地君子君) 子供たちの命にかかわる問題ですよね、これについては別枠でしっかりと予算を組んで市が責任を持って監視員を配置するという手だてが私、必要だと思うんですがどうなんでしょうか。 ◎教育長(大城勇君) 再質問にお答えします。 本来ならそうあるべきだと思っております。しかしながら財政状況が非常に厳しくなったものですから、学校の自主性ということは先ほども申し上げましたように、PTAの皆さんとかあるいは近くのボランティアとかということで対応できるというような学校も出てきましたので、そういった状況からプールの監視員を別枠でとっていたものを学校予算に組み入れまして、それで教育委員会としては児童生徒数に応じて学校のある程度の予算額を大体決めていくわけです。その中でもしプール監視員が別個に必要だったら学校で予算を編成してやってくださいというようなシステムにもっていったというふうなことであります。
    ◆22番(菊地君子君) 必要だったら配置してくださいと、現状はどうなっていますか。特に小学校について全部お答えください。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時03分)(再開宣告午後3時03分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎教育委員会総務部長(金城秀佳君) 小学校におけるプール監視員報酬費に関して再質問がございましたのでお答えいたします。 高嶺小学校と兼城小学校は未設置ということでございますので、もちろん予算現額もゼロでございます。糸満南小学校がゼロ、西崎小学校もこれは平成16年度の予算の方で申し上げているところなんですが、西崎小学校ゼロ。糸満小学校は16万円の計上。喜屋武小学校は14万円の計上。米須小学校が16万円の計上。真壁小学校が11万2,000円の計上。潮平小学校ゼロでございます。光洋小学校12万8,000円の計上でございます。締めて小学校で70万円の予算が計上されております。以上でございます。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時04分)(再開宣告午後3時06分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎教育委員会総務部長(金城秀佳君) 再質問にお答えいたします。 どういう方がプール監視員になっているかということだと思うんですが、先ほど私の方で答弁いたしましたが、予算計上されていない学校につきましてはすべてボランティア、予算計上されている小学校につきましては大学生を含む一般の方というんでしょうか、そういう方に報償費を支給しているという実態でございます。 ◆22番(菊地君子君) 安全監視員の仕事はどのように認識しておられますか。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時07分)(再開宣告午後3時08分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎教育委員会総務部長(金城秀佳君) 小学校における児童の水泳時における安全管理に大きな力になっていると、そういう認識を持っております。 ◆22番(菊地君子君) 事故がありました、水泳の授業中、あったことがありますね過去に。そういう訓練も受けている、あと水質管理もきちんとできる、そういう方々が配置されているというふうに皆さん認識していますか。 ◎教育長(大城勇君) プール監視員が配置されるようになったのは、そういった事故が起きてからのことで、子供たちの安全をより徹底するということで配置されてきたわけですが、そういうことで、これまでに配置された方は体育主任といいますか、体育の先生がやっていましたが、配置されているところについては体育主任の先生の指導のもとに、水泳の授業の前に衛生検査をしたり、そして授業中は先生が生徒たちに水泳を指導している間、ほかの生徒たちに目を配って不慮の事故にならないようにということで目を光らせているというふうなことで、これは学校の体育主任の指導のもとに徹底して監視員のあり方といいますか、そういうのを徹底して指導されていると伺っております。 ◆22番(菊地君子君) ボランティアの皆さんも配置されているということなんですけれども、万が一のことがあったときに皆さんどう責任をとりますか。責任を問われますよね。市が子供たちの命の問題についてしっかりと確保する、安全を保障するという立場にないと私、問題だと思うんですが、このことについてはしっかりと別枠でわずか100万円ちょっとじゃないですか。予算を組むべきだというふうに思いますが、市長どうでしょうか。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 非常に子供たちの安全面については気を配らないといけないというのは議員がおっしゃるとおりでございます。非常に財源は厳しいですので次年度予算編成に向けてどうするのかをよく検討してみたいと思います。 ◆22番(菊地君子君) 子供たちの命に優先される予算は私はないと思います。ぜひこれは今後検討していただきたいというふうに思います。 それから小項目6、奨学資金の給付についてであります。考えていないということでしたけれども、年度途中でいろいろな家庭の事情で中途退学をせざるを得ないという、こういう切実なケースが現にあるわけです。この皆さんも対象にするということで検討をするべきだと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎教育委員会総務部長(金城秀佳君) 再質問にお答えいたします。 先ほどの質問に対しまして、今のところ年度途中の申請は受け付けは考えておりませんということで答弁したところなんですが、その理由というんでしょうか、私どもが考えている予算編成のあり方がございますので、途中途中で中途申請があったら予算の執行上、支障があるのではないかということもございます。それから選考委員の方、各学校の校長先生を委員にお願いしているところなんですが、申請があるたびに委員会を招集するのはどうなのかなということもございます。それから中途退学とそういう言葉遣い、大変申しわけないんですが、中途退学というんでしょうか、そういうお話が出たんですが、第一義的にはやはりこれは高等学校の方で、県教育庁の方で第一義的にはちゃんとした考えで対応すべきではないかということで、我々はあくまでも奨学資金という考え、そういう点がございまして年度途中の申請は考えていないということで答弁したところでございます。以上でございます。 ◆22番(菊地君子君) かつては年度途中であっても受け付けるということを私、やっていたというふうに伺っています。どうですか。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時13分)(再開宣告午後3時13分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎教育長(大城勇君) 再質問にお答えします。 私は過去にこういうことがあったという経緯については伺っておりません。 ◆22番(菊地君子君) 以前できて最近はできないということでは困るんです。実際、本当に親の仕送りがずっとあったのが親の失業でお金が入ってこなくなった。そしたら相談に行くにも5月で申請時期が切れますね。そしたら行くところがないということで、中途で退学せざるを得ないということが実際あったわけです。ですからこういう子供たちを救う手だてとして年度途中であっても私は糸満市が門戸を開いて、きちんとそういう子供たちも受け入れる奨学の対象にするということを検討していただきたいんです。どうですか。 ◎教育長(大城勇君) 再質問にお答えします。 今のことについては、他市町村の例も参考にしながら検討させていただきますが、私は先ほどうちの総務部長が申し上げましたように、まずは県立高校でありますので、第一義的には県の教育庁あたりでそういった困っている方については授業料を免除するとか、そういった姿勢があってもいいんじゃないかなと思っています。そういうことで機会があればその旨、県の教育庁に対してそういった配慮もしていただきたいとお願いしていきたいと思っております。 ◆22番(菊地君子君) 次に件名2、国保税に移ります。市長は国保税収納率を92%に上げて国より補助金を受けて、豊見城市並みに減免しますという公約を掲げています。そして介護保険についても引き下げますという約束でした。公約にしています。私どもが行ったアンケート調査で市政に何を望むかというので一番多かったのが介護保険であり、国保なんです。過半数を超える60から70%の皆さんがこれに負担を感じ、期待を寄せているんです。だからあの市長選挙で市長は当選したんだと私は思うんです。市民の思いにこたえている、そういう要求、願いにこたえる、そういう公約だったからです。国保税の引き上げというのは断じて許せません。豊見城市並みに減免を推進するということについて、もう一度答弁を求めます。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 国民健康保険事業につきましては、確かに公約の中で豊見城市並みにやっていくということを言っております。先ほど担当部長の方から答弁させていただきましたけれども、それに向けて少しずつ改善をしていっているということでございます。引き続き努力はしていきます。 ◆22番(菊地君子君) 具体的にはどのような改善策を検討しているんでしょうか。 ◎市民部長(城島栄君) 再質問にお答えいたします。 国保の申請減免の改善策を具体的にということでございますけれども、最初の答弁でも申し上げましたけれども、内部の規定がありましてその規定を緩和したということであります。具体的には生活費の認定基準額を6カ月分ということを8カ月に上げたということと、資産がある、ようするに財産がある方についても失業等により一時的に保険税の納付が困難と認められる場合につきましては、その年度については判定基準から除きますということと、あとそれぞれ減免項目があります。それについてもそれぞれから10%引き上げましたということでございます。さらに生命保険の加入についてもこれまで調査の対象にしていましたけれども、これも外したということでございます。 ◆22番(菊地君子君) そういう改善で豊見城市並みに減免が推進するというふうにお考えでしょうか。 ◎市民部長(城島栄君) 再質問にお答えいたします。 豊見城市並みに改善されたと思うかということでありますけれども、今回の内規の改善につきましてはかなり私どもとしては大幅に規定を緩めたといいますか、幅を広げたというふうなことを考えていまして、まず今年度の様子を見て、何名ぐらい減免になるかなという様子を見ながら、段階的に豊見城市並みというんですか、そこまでもっていけたらなと。一気にもっていくとなると非常に、先ほども国保税の引き下げの問題もありましたけれども、非常に国保税の財政が厳しいもんですから、一気に人をふやすというのは予算全体にかかわるものですから、段階的にやっていきたいと。様子を見ながらやっていきたいということでございます。 ◆22番(菊地君子君) 皆さんのビラには現状、減免申請に対し、預貯金の調査を行い、社会的批判を受けるというふうにビラにもしていますよね。皆さんこれをずっと続けるおつもりですか。 ◎市民部長(城島栄君) 再質問にお答えします。 預金調査をこれからもやるかということだと思いますけれども、預金につきましては生活の一部だというふうに思っていますので、調査はさせていただきたいというふうに思っています。 ◆22番(菊地君子君) 預貯金調査をしなくても申請減免すれば、該当すれば条件さえあえば認めるという市もあるわけです。そういう市に学んでいただきたいというふうに思います。 次に小項目3、資格証の交付についてであります。払いたくても払えないというこういう皆さんも悪質とみなして皆さん、資格証を交付しますか。どういうふうになっていますか。どのように対応しますか。 ◎市民部長(城島栄君) 再質問にお答えいたします。 非常に家庭的な事情で払えないものにつきましても資格証明書を交付するのかということでございますけれども、あくまでも資格証明については悪質で滞納しているというふうな方については資格証明書を交付するということでございます。 ◆22番(菊地君子君) 最低限、払いたくても払えない世帯には交付しないというふうに認識してよろしいでしょうか。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時22分)(再開宣告午後3時23分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎市民部長(城島栄君) 再質問にお答えいたします。 国保税が払えないというのはいろんな条件があると思いますけれども、私どもがこの資格証明書を交付するというのは、被保険者証がありますけれどもこれを取りにも来ない、長期間にわたって未更新の人が例えば急に病院に行きますからということで取りに来たときに、そのときには長い間滞納していますので、相談にも乗らないというふうな方につきましては資格証を交付するということでございます。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時24分)(再開宣告午後3時24分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◆22番(菊地君子君) その中でも理由が払いたくても払えないと、だから役所にも来れなかったという方も中にはいるかと思うんです。そういう方にも資格証でしょうか。 ◎市民部長(城島栄君) 先ほどから国保税を払っていないのにはいろんな理由の方がいるというふうに申し上げましたけれども、こういう特別な理由につきましては内容をよく聞いてから私たちとしては例えば資格証にするか、あるいは短期証もありますけれども、あるいは被保険者証をあげるか、その中で判断していきたいというふうに思います。 ◆22番(菊地君子君) 件名3、介護保険制度について伺います。平均したら負担増になると思うんですがどうでしょうか。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時25分)(再開宣告午後3時26分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎福祉部長(上原善治君) 菊地君子議員の再質問にお答えします。 今の御質問は大部分が負担増になるのではないかという御質問だと思いますけれども、今度の改正で先ほども申し上げましたけれども、今まで第1段階、第2段階、第3段階、第4段階、第5段階まであったわけです。それが第1から第2段階を2つに分けて、従来の第2段階の分が2と3になって基準のところが3段階4、5、6となるわけですけれども、私も一番これが気になりまして本当に安くなるのかと、ちょっと率で、人数で出してみたんですけれども、現在第2段階は先ほどの新段階、第2段階については安くなる方もいると、それで同じかということも言いましたけれども、この新しい第2段階で平成17年8月ぐらいの集計でやってみますと、ここで34.5%ぐらい占めるんです。それで第2段階を二つに分けたら3段階の人は18.5%と、それで新しい前の第3段階が4段階になりますのでこれが30%ぐらいになると。そうしますと実際、新しい4段階が32%、5段階が5%、第6段階が4%ぐらいですから、人数としてはそんなに変わらないかと思うんです。ふえる人とふえない人。そういうふうに一応まだ見込みですけれども、そういうことであります。先ほど答弁したことはそういう意味であります。 ◆22番(菊地君子君) 人数で答えてもらったら困ります。部長いいですか、第2段階と第3段階、第4段階層、確かに人数に変わりはないかもしれません。でも上がる率ははるかに違いますよ。違いますか。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時29分)(再開宣告午後3時30分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎福祉部長(上原善治君) 再質問にお答えします。 先ほどは人数でどれぐらいだという概略を説明いたしましたけれども、確かに金額においては先ほども3段階については2万5,000円ぐらいふえると、5段階についてはこれ以上にふえますので、金額については負担増になることは確かであります。 ◆22番(菊地君子君) そのことについて、10月から全額自己負担になる食事等々を含めて自治体によっては既に市独自でも減免するというところがあります。糸満市も検討する余地があると思うんですが、どうでしょうか。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時31分)(再開宣告午後3時32分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎福祉部長(上原善治君) 再質問にお答えします。 先ほども申し上げましたとおり、今回の改正で2段階が細分化されると、この減免制度も従来もこの2段階に分かれるというんですか、それの最大の理由は従来の2段階の人たちには1段階のすれすれの人が多かったわけです。それで今回の改正で2段階の低所得者を二つに分けたということでありますので、その辺を今後、介護保険事業計画の策定をしますので、その辺のことも踏まえて今後考えていきたいとは思っておりますが、今のところはそれをすぐ他市並みに他市がやっているようにというそういう考えは持っておりません。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時33分)(再開宣告午後3時35分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。 休憩いたします。(休憩宣告午後3時35分)(再開宣告午後3時35分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎福祉部長(上原善治君) 再質問にお答えします。 先ほどはちょっと勘違いしまして、通常の減免制度かと思いまして答えましたけれども、今回の10月からの改正のホテルコスト分を負担増になるかと、減免にするかという話でございますけれども、今のところ考えておりません。 ◆22番(菊地君子君) 皆さんこれまでこの介護保険の問題について、見直しをしている、策定計画中であるということでずっと逃げてきました。そこの中に市長の方針をきちんと私は入れる必要があると思うんです。介護保険制度については介護保険料を引き下げるということを公約にしたわけです。策定を待つのではないんです。策定の中に市長の方針をきっちりと盛り込んだそういう策定計画をしなさいということで、市長言う必要があるんじゃなですか。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時36分)(再開宣告午後3時44分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎助役(大城弘明君) 再質問にお答えをいたします。 今、介護保険料の引き下げの件についての御質問でございますけれども、現在先ほど答弁申し上げましたとおり、介護保険事業計画の策定委員会を設置しましてその中でいろんな面で検討中でございます。例えば願寿館の活用の問題であるとか、今後中長期的に温泉の活用であるとか、いろいろな方法を創意工夫して介護保険のあり方が市民に負担にならないように、どういうふうにやれば介護保険事業として市民に納得していただけるかということについて今、検討させているところでございますので、できるだけ議員の今の御質問に対してはさらなる検討委員会に対してその旨の内容を事務局からお伝えをしていきたいというふうに考えております。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時45分)(再開宣告午後3時47分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎助役(大城弘明君) 再度お答えいたします。 市長の介護保険料に関する市長の考え方が反映できるように委員会に対してはそのような考え方で進めてくれということで委員会を進めていただきたいという旨、働きかけていくということでございます。 ◆22番(菊地君子君) 市長の考え方は引き下げということでいいですね。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時48分)(再開宣告午後3時48分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) 再質問にお答えいたします。 今さき助役から答弁しましたけれども、私はこの検討委員会を開くに当たって議員が今おっしゃったことも含めて検討するように指示を出してあります。 ◆22番(菊地君子君) 引き下げのことも検討するようにということでやったわけですね、確認します。 ◎市長(西平賀雄君) 答弁いたします。 そういうふうに理解して結構です。 ◆22番(菊地君子君) 市民負担の軽減、本当に大きいです。介護保険についても今後、本当に負担を軽減する、そのための方策をとっていただきたい。ところが一方では国保税引き上げの検討があるということについては、引き上げない。まず何よりも市民の暮らしや福祉、営業を守る、これが自治体の本旨ですよ、地方自治の本旨。これにのっとってやっていただきたい。それから教育問題についてもクーラー設置、糸満小学校、稼働する、しないにかかわらず少なくとも国庫補助があるときに設置はするべきだということもつけ加えて、私の質問を終わります。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時49分)(再開宣告午後4時04分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◆7番(前原晃君) 一般質問最終日最後になりました。皆さん、チューウガナビラ。24日観光農園でとぅばらーま大会がありましたけれども、皆さんいらっしゃいましたか。7時の時点で約2,000名の入場があるということで園内の駐車場は満杯で平和祈念公園から真栄平へ行く道路大分渋滞をしておりまして、予想以上の大観衆で八重山芸能のすばらしさ、それから八重山ネットワークのすごさを感じましたが、赤嶺糸満支部長を始め、八重山黒真珠出身で当地の比嘉さん、大変御苦労様でございました。観光農園職員の取り組みの早さも見事であったと思います。また地元放送局FMたまんの宣伝協力も見事だったと思います。来年の第2回目の大会を今から楽しみにしているところです。毎年恒例になっております平和の光イルミネーション事業、イベント会場を観光農園に移しまして本来の平和を発信する平和祈念公園でイルミネーション、行く途中にまたゴルフ場、向こうのイルミネーションを見て平和祈念堂に行くコースといろいろ検討する課題もあるなとつくづく思いました。イベント会場では与勝高校の創作舞踊、それから西原高校のマーチングバンドと県立芸大の皆さんの芸能、地元県内の各流派の三味線、舞踊等が見られたら大変すばらしい催しになると思っております。そのときには糸満市内のお年寄りの皆さんもぜひ御招待をしてもらいたいと思います。寿命も延びると思います。介護保険は大分低く押さえられると思いますので。帰り際にはカチャーシー大会で柔軟体操をして健康づくりに役立つような催しもいいなと思っております。ところで皆さん、真上を見上げてください。チチミリバー ンカシヌ チチヤシガー シタイヒャー、時がたつのは全く早いものでございます。あっという間の4年間でございました。喜屋武校区にとっても糸満市にとっても千載一遇の大事業と言われた大学院大学の誘致活動、それから総合エンターテインメント・リゾート企業の進出の話、大変いい経験をさせてもらいました。それでは通告表に従いまして、この4年間にかかわった事業、継続事業等一般質問をしてまいります。 件名1、平和の道について。小項目1、進捗状況はどうなっているか。 件名2、喜屋武集落道23号線について。小項目1、着工時期。 小項目2、起点と終点。 小項目3、内容。 小項目4、完成年度。 件名3、喜屋武小学校増改築事業について。小項目1、事業規模。 小項目2、着工年度。 小項目3、完成年度。 件名4、公営団地の建設について。小項目1、過疎化対策として農村部への公営団地の建設について。 件名5、喜屋武漁港整備事業について。小項目1、進捗状況と次年度計画。 件名6、喜屋武地区県営畑地帯総合整備事業(第3地区)について。小項目1、事業規模。 小項目2、着工年度。 小項目3、完成年度。 小項目4、平成19年度採択に向けて地元がやるべきことは。 小項目5、喜屋武校区の土地改良事業の進捗率は。これは第1地区、第2地区分けて御説明をお願いいたします。 件名7、水産試験場の移転について。小項目1、時期。 小項目2、用地面積。 小項目3、事業規模。 小項目4、海洋深層水利用の必要性は。 件名8、海洋深層水について。小項目1、これまでの取り組み状況はどうなっているか。 件名9、具志川城跡整備事業について。小項目1、今年度と次年度の計画は。 小項目2、園地整備の必要性について。 小項目3、園地整備事業は何年度か。 小項目4、駐車場、トイレの必要性について。また、設置時期について。 件名10、喜屋武海岸線防潮林植栽事業について。小項目1、その必要性について。 小項目2、どのような景観になりそうか。 件名11、喜屋武岬一帯の開発構想について。小項目1、長期滞在型ホテルの建設で法の規制はどうなっているか。 小項目2、開発の方策は。 以上、本席からは終わりまして、後は自席の方から教えていただきます。 ◎市長(西平賀雄君) 前原晃議員の御質問、件名1、平和の道について。小項目1、進捗状況はどうなっているかについてお答えいたします。 平和の道につきましては現在、環境影響評価方法書の縦覧も終えまして、今年度末から環境影響調査に着手するとのことで、地域住民の早期整備の要望が強いこともあり、予定どおり平成19年度事業採択に向け、本格的に動き出すことになりました。また、去る8月31日には喜屋武公民館におきまして、同道路の計画沿線の市民を対象に多数の住民の参加を得まして県による道路計画説明会を行ったところでありますけれども、大変な盛況で会場からの激励もあり、県職員も大変喜んでおりました。早期整備に向けて弾みがついたとのことでございます。 残りの件につきましては、助役、教育長、各部長の方から答弁させていただきます。 ◎助役(大城弘明君) 前原晃議員の御質問、件名8、海洋深層水について。小項目1、これまでの取り組み状況はどうなっているかについてお答えをいたします。 海洋深層水を活用した地域の新生という基本コンセプトで平成16年3月に糸満市海洋深層水活用地域振興基本構想を策定いたしました。その検討委員会の委員長である東海大学の酒匂教授の発案によりまして、これまで内閣府が進めてきた海洋深層水利用基本構想策定調査と本構想との共同推進の提案があり、同年10月8日に財団法人エンジニア振興協会の音頭で本市において県や沖縄電力の参加を得て第1回発電立地型海洋深層水多段階利用システム開発の委員会を発足いたしました。その後、数回の会議を経て平成17年3月に糸満市海洋深層水活用地域振興基本構想の実現に向けての提案書が財団法人エンジニア振興協会によってまとめられました。その概要につきましては本市の新エネルギー(風力、太陽電池、燃料電池等)とベース電源(ガスタービン発電機)と負荷(水産試験場、農業試験場、その他公共施設等)をネットワーク化して電力を一括制御し、商用電力から独立可能なシステムを構築することであり、そのベース電源があるガスタービン発電機の冷却水に海洋深層水を用いて、その冷水と温水をあらゆる分野、例えば農水産、工業、観光、医療、健康等に活用するといういわば新エネルギーと海洋深層水の2つの柱を有機的に連携させる内容でございます。海洋深層水事業はその規模から一市町村レベルで取り組むような事業ではございませんので、現在市当局としましては本提案書の内容がどの程度本市において実現可能なのか精査をしながら、また県の水産試験場移転計画などの情勢を見据えながら国・県事業として取り組みをお願いしていきたいと考えているところでございます。 ◎教育長(大城勇君) 前原晃議員の御質問、件名3、喜屋武小学校増改築事業について。小項目1、事業規模についてお答えいたします。 喜屋武小学校校舎新増築事業の規模については、普通教室81平米、多目的教室53平米、合計134平米の増築工事で工事費はおよそ2,300万円であります。 次に小項目2、着工年度についてでありますが、平成17年9月12日に着工しております。 小項目3、完成年度につきましては平成18年1月31日完成を予定しております。 ◎企画開発部長(金城誠栄君) 前原晃議員の御質問、件名7、水産試験場の移転について。小項目4、海洋深層水利用の必要性はについてお答えします。 海洋深層水は低温安定性、富栄養性、清浄性などの特性を有し、農林水産や医療、健康分野、エネルギー分野等、幅広い分野での多様な利用が考えられ全国的にも関心が高まっている状況にあると思います。よって本市や南部地域の経済発展と活性化を図るためには大いに必要性があると感じております。また本市の喜屋武海岸一帯は海洋深層水の取水地として最適な場所といわれておりますので、ぜひ県の水産試験場を喜屋武地域に移転していただき本市に海洋深層水利用施設を整備していただけるよう要望していきたいと考えています。昨年度も県に対して南部市町村会として要望してまいりましたが、積極的な回答が得られませんでした。今後とも南部市町村と連携しながら県に対して強く働きかけたいと考えております。 件名11、喜屋武岬一帯の開発構想について。小項目1、長期滞在型ホテルの建設で法の規制はどうなっているかについてお答えいたします。御質問の喜屋武岬一帯は自然公園法の普通地域及び特別地域、都市計画法の市街化調整区域、農業振興地域の整備に関する法律の農用地区域、森林法の保安林区域となっております。4つの法律で網がかかっております。それぞれの開発規制につきましてはまず、自然公園法の特別地域においてはホテル等の建築物の建設については高さが13メートル以内という制限があります。また普通地域においては13メートルを超える建物については、届け出の義務があります。しかし届け出したから無制限に建築物を建設することができるというものではありません。あくまでも法の趣旨であります風景、自然環境の保護等を踏まえた範囲内での開発となります。そのほか、自然公園法に基づき都道府県が行う公園事業を国及び公共団体以外の者が行うことができます。しかしこれを行うには都道府県知事の認可を受けて、都道府県が定める公園事業の範囲内でこれを行うこととなります。その場合特別地域において制限される建築物の高さ制限等の適用は受けませんが、もちろんこの場合も法の趣旨であります風景、自然環境の保護等を踏まえたものでなければならないということが前提であります。そのほかに都市計画法、農振法及び森林法における開発規制等があり、一定の規模、規制等をクリアする必要があります。 小項目2、開発の方策についてお答えいたします。長期滞在型ホテル建設における規制については自然公園法における高さの制限やもろもろの規制等があります。このような規制を観光特区等で解除できないかについてお答えいたします。本件につきましては、観光特区でどのような緩和策があるかについて現在調査、研究しているところでございます。 ◎建設部長(上原利夫君) 前原晃議員の御質問、件名4、公営団地の建設について。小項目1、過疎化対策として農村部への公営団地の建設についてお答えいたします。 農村部への市営住宅の建設につきましては、過疎化対策や地域の活性化の一助にはなると考えておりますが、老朽化した市営住宅の建てかえも住宅政策の課題であります。また今年度を初年度として来年度策定される住宅マスタープランは学識経験者や専門家の意見も聞いて策定されることになっており、本市の住宅政策の方向性が示されることになりますので、その内容を踏まえまして検討してまいりたいと考えております。 ◎教育委員会総務部長(金城秀佳君) 前原晃議員の御質問、件名9、具志川城跡整備事業についてお答えいたします。 小項目1、今年度と次年度の計画は、でございますが、今年度は岩盤調査と城門東側、東のアザナ発掘調査及び測量調査、さらに岬先端部東側石垣の修復工事を実施いたします。岩盤調査については現地作業は終了しており、現在城門東側の発掘調査を実施しております。次年度は今年の発掘成果をもとに城門東側石垣の修復工事と岬先端の平面発掘調査を実施する予定でございます。 小項目2、園地整備の必要性についてお答えいたします。現在具志川城跡には多くの観光客や海岸を利用する県内レジャー客が訪れています。しかしながらトイレ、駐車場、休憩所等がないため、利用者に不便を感じさせている現状にあり、必要性は感じております。 小項目3、園地整備事業は何年度かについてお答えいたします。具体的な年度については申し上げられませんが、時期を見て文化庁に要求し、保存修理事業の終了する平成24年度までには園地整備についても完成させたいと考えております。 最後になりましたが、小項目4、駐車場、トイレの必要性について。また、設置時期についてお答えいたします。現在周辺にはトイレ及び駐車場がなく、利用者や地元住民に大変御迷惑をおかけしております。必要性は痛感いたしておりますが、市単独での設置は財政上厳しい状況にあります。したがいましてトイレ及び駐車場についても園地整備の中で設置できる方向で検討してまいります。 ◎経済観光部長(山城茂範君) 前原晃議員の御質問、件名2、喜屋武集落道23号線についてお答えいたします。 小項目1、着工時期は今年度に着手し、10月には用地買収を開始する予定であります。 小項目2、起点と終点は喜屋武広場西側の141番地から海岸におりていく途中の171番地までを予定しております。 小項目3、内容は延長が370メートルで幅員4メートルの片側側溝で計画しております。 小項目4、完成年度につきましては平成18年度を予定しております。 次に件名5、喜屋武漁港整備事業について。小項目1、進捗状況と次年度計画についてお答えいたします。喜屋武漁港整備事業は事業期間が平成15年度から平成18年度までの総事業費3億7,849万1,000円となっております。平成15年度は航路しゅんせつ、突堤の鋼管杭の購入を実施し、事業費は7,800万円で総事業費に対する進捗率は21%になっております。平成16年度は航路しゅんせつ、物揚げ場及び突堤工事、泊地しゅんせつを実施しており、事業費1億1,549万1,000円で累計の進捗率が51%になっております。本年度は物揚げ場、用地かさ上げ、用地護岸、突堤工事、航路標識の設置を予定しておりまして、事業費8,100万円で累計の進捗率が73%になる予定であります。最終の次年度は南護岸工事、用地かさ上げ、漁港環境施設を整備する予定でありまして事業費1億400万円で事業を完了する予定であります。 次に件名6、喜屋武地区県営畑地帯総合整備事業(第3地区)についてお答えいたします。字喜屋武の土地改良事業は平成11年度に喜屋武第1地区を採択して以来、計画的に進んでおります。平成16年度には喜屋武第2地区もスタートし、また今年8月には第1地区の全面通水を開始し、今年の干ばつにも一定の事業効果を見ております。地元においてはこれまでの土地改良事業の成果が理解されてきており、去る8月29日に実施した喜屋武第3地区の説明会には多くの地権者が参加し、地権者の熱意も高く今後の事業推進に当たって、県や関係団体は意を強くしているところであります。御質問の小項目1、事業規模は総面積34ヘクタールで地権者数が207名となっております。 小項目2、着工年度は平成19年度採択、そして着手を予定しております。 小項目3、完成年度は採択から5年間で事業の完了を予定しております。 小項目4、平成19年度採択に向けて地元がやるべきことはについてでありますが、土地改良事業を進めるには受益者の事業参加同意率が一定以上必要とすること、また事業を進める推進員の役割も重要であり、地元受益者の一致協力をお願いしているところであります。 小項目5、喜屋武校区の土地改良事業の進捗率でありますが、整備計画面積214ヘクタールに対し、採択済みが56ヘクタールで26%を占めております。整備済みは33ヘクタールで占める割合は15%となっております。なお、第1地区の進捗率等の状況でありますけれども、第1地区は区画整理、畑かんとも100%完了しております。それから第2地区の進捗率でありますが、平成16年度で7%、今年度で21%の進捗率になる予定であります。 次に件名7、水産試験場の移転についてお答えいたします。沖縄県水産試験場は昭和49年に糸満市に移転してきており、建物及び機械設備等の老朽化が著しくなっております。そのため平成14年3月策定の沖縄県水産試験研究体制整備構想の中で早急に移転する必要があるとされております。御質問の小項目1、時期については今年4月から当該試験場の所管が企画開発部の科学技術振興課に移っており、時期については検討中とのことであります。 小項目2、用地面積については当該整備構想によりますと試験研究機能を十分に発揮し、効率的な試験研究を推進するための立地条件として、海岸に面した5万平方メートル程度の敷地が必要だとされております。 小項目3、事業規模については基本的な施設として研究本館、飼育関連施設、魚病関連実験施設、保管施設、研修施設及び展示資料館となっており、それ以外に国内外の研究者や研修生のための宿泊施設の整備、調査船専用バースの整備となっております。 次に件名10、喜屋武海岸線防潮林植栽事業について。小項目1、その必要性について。小項目2、どのような景観になりそうかについてお答えいたします。まず1点目についてでありますが、沖縄県においては森林整備保全事業として平成16年度から平成25年度までの10カ年計画を策定し、現在実施中であります。喜屋武海岸線防潮林については、台風などの際に農作物等への被害が考えられますので、その必要性を認識しているところであります。 小項目2、どのような景観になりそうかについてでありますが、植栽される樹木等の種類によっても景観は左右されると思いますので、今後林業事務所とも連携を密にして地元の意向も反映できるようにしていきたいと考えております。 ◆7番(前原晃君) 件名1、平和の道事業については、去る8月31日、喜屋武公民館の方で約200名の関係者の方々が集まりまして関心の高さ、市長が言われたとおり熱気むんむんでありました。県の方もこういう説明会は初めてということで、みんな積極的な意見が多くて、これも当たり前です。ずっと待ちかねていた平和の道事業、やっと動き出したわけですから。平成19年採択に向けて今、環境調査等が入っているわけですが、県も事業開始に当たってはいつも予算、予算といいますので市長、これは早目に着工してもらいたいということで、事あるごとに要請はしていただきたいと思います。今度の平和の道構想が動き出したきっかけというのも大学院大学の誘致関連で国の偉い方々が現地視察をして、道に迷った経緯もありましたし、緑が少ないという指摘もありましたよね。大学院大学は逃がしたけれども、少しずつ均衡ある発展の面でこの南部はおくれているということを国も県も認めているのは事実だと思いますので、市長もこれから平和の道、早期実現に向けて決意のほどを改めて表明していただきたいと思います。 ◎市長(西平賀雄君) 再質問にお答えいたします。 今、議員がおっしゃるように本当に喜屋武地区を始め、この周辺の方々が長い間待ち望んでいた事業でございます。やっと動き出したわけなんですけれども、本当にこれが1日も早く完成するように行政としても県の方に十分今後も働きかけていきたいというふうに考えております。 ◆7番(前原晃君) 件名2、喜屋武集落道23号線、これはさっき示された番地から番地までの道でありますが、ちょうど喜屋武地域はなだらかな傾斜で海の方に流れるようになっていまして、側溝のない集落道は大雨時になりますと道が側溝がわりをやりまして、直接港の方に流れていくんです。港に流れたら砂、泥の堆積もこれまでありました。これは建設課に要請しましたところ、わずかなグレーチングで80%の雨水は被害のないところに落すことで防止できましたけれども、あとの20%については次の漁港のかさ上げ事業の方で雨水対策としてお尋ねいたします。この集落道に関しては喜屋武区民、10年前から待ちかねていた事業で、今度の説明会はいつごろ予定されているのか時期がわかれば教えていただきたいと思います。 ◎経済観光部長(山城茂範君) 喜屋武集落道の地権者の説明会のお尋ねでありますけれども、10月には用地買収に着手する予定になっておりますから、今議会終了後、早急に入っていきたいと思います。 ◆7番(前原晃君) 10月から用地買収の作業が始まるということで、一応ほっとしています。10年間、本当に長い間待った事業でありましたので、感謝申し上げます。 次に件名3、喜屋武小学校増改築事業について、本来ならばオープンスペースは総合学習の場として家庭科、いろんな総合学習が行われるスペースであったんですが、障害児童がこのスペースを使っていたために各学年は利用ができなくて不便を感じたわけですが、市長の英断でもって米百俵の精神で教育問題には取り組んでいただきまして大変感謝を申し上げます。父兄の方から次、障害児童の必要な施設、トイレ、シャワー等、図面の段階でどの辺に位置した方がいいよという要望もあるようでございますので、図面の段階でこの増改築に関しては意見聴取をお願いしたいと思います。父兄も大変喜んでおります。感謝申し上げます。 次、件名6、喜屋武地区県営畑地帯総合整備事業(第3地区)について、第1地区、第2地区、5万5,000坪、それから7万坪。第3地区が約10万坪で一番大きい面積になるわけですが、この区域、地籍のズレのある区域でありまして、ちょうど今地籍のズレ、個人的に解決するとすれば約30万円ぐらい司法書士に代金がかかるそうでございます。国事業でもってやりますと測量から登記、全部国の補助事業でできますので、この畑地帯の土地改良のときにぜひ県の方に申請をして、国の補助事業でこの地籍のズレが修正されるような手続もとっていただきたいと思います。去年、県の方に行きまして聞いたところによりますと、中部地区の方が面積が広大でズレ地域は面積の大きいところを優先的にやっているということで、糸満の方は面積が小さい。したがっておそくなるという話でしたが、土地改良事業にあわせて申請すれば可能だと思いますので、国の補助事業を使ってやっていただきたいと思います。 次に件名7、水産試験場の移転について、2、3年前、一般質問で聞いた覚えがあるんですが、5万平米といったら何坪ぐらいになりますか。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時47分)(再開宣告午後4時47分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 5万平米ですと坪に直しますと1万5,125坪になります。 ◆7番(前原晃君) 今ある水産試験場を皆さんごらんになって感じられることだと思うんですが、もう老朽化もひどいです。施設もこれが設備なのかとびっくりするぐらい、ここで研究ができるのかとだれでも思いますよ。県の水産行政に対する取り組みがどれぐらいの熱意があるかは研究施設を見ればわかると思いますので、県の水産課の皆さんには、管轄は水産課ですよね、でしたか。試験場の管理は…。企画でしたか。管理担当課にぜひ現場を見て早急な対策を講じてもらいたいということで、要望していただきたいと思います。 小項目4、海洋深層水利用の必要性というのは、この水産試験場内において調査、研究するのに必要かどうかを訪ねたわけなんですが、今の水産試験場の場長は久米島海洋深層水の方から経験されてきた深層水についても詳しい場長だとお聞きしていますので、ぜひこれからの研究においては海洋深層水も利用して研究に役立ててもらいたいとこれも要望として上げてもらいたいと思います。 次に件名8、海洋深層水について。小項目1、これまでの取り組み状況はどうなっているかということでしたけれども、再質問で1点目、現在の久米島の海洋深層水事業に投資された事業費は幾らか。2点目、それから事業規模はどうなっているのか。3点目、現在の企業の立地状況はどうなっているか。4点目が研究所の運営主体はどうなっているのかということで、コピーはあげてありますので、もし調べているのであれば教えていただきたいと思います。 ◎企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 1点目、久米島の海洋深層水事業に投資された事業費は幾らかについてであります。施設整備費、土地代込みで約59億円でございます。年間の維持管理費が平成17年度予算で約1億8,600万円でございます。 2点目、事業規模は深層水の取水能力として1日当たり1万3,000立方メートルでございます。取水した深層水と淡水とで熱交換し、研究所内の冷房や農業分野の土壌冷却等に利用して、その後、深層水を水産分野での適温養殖に利用する多段階利用システムになっております。また分水払い下げ事業としまして、26事業体に分水しています。分水先の利活用としましては、ミネラルウォーター、製塩、化粧品、食品添加、温浴施設、クルマエビ養殖、海ブドウ養殖等でございます。 3点目に現在の企業立地状況はどうなっているかについてであります。企業立地状況は26事業体に分水しています。食品関係が13社、化粧品で6社、水産が4社、温浴が1社、教育が1社、医療が1社、平成16年度の深層水の売り払い収入としましては、497万6,000円でございます。 4点目に研究所の運営主体はでございます。沖縄県企画部海洋深層水研究所でございます。 ◆7番(前原晃君) 件名9、具志川城跡整備計画、平成24年までの段取りになっておりますが、この平成24年までには園地整備事業を完成させたいという答弁がございました。それと駐車場、トイレの設置時期についても24年までにはやりたいという要望をしているという回答がありましたが、その可能性ですね、予算のとり方で違ってくると思うんですが、その可能性はどんなものですか。 ◎教育委員会総務部長(金城秀佳君) 前原議員の再質問にお答えいたします。 具志川城跡の保存修理事業につきましては、平成24年度までの12年計画で進めることにしておりますが、その中で駐車場、それからトイレなどの補助のとりつけの可能性についてお聞きだと理解しているわけなんですが、文化庁の担当主任調査官が指導の目的で本県や本市にも何度かお見えになっております。その際、口頭ではありますがお願いの要請をしておりまして、前向きな回答を得ております。時期を見て正式な要請をする予定になっております。以上でございます。 ◆7番(前原晃君) 担当官が異動しないうちに早目の申請を出して許可をもらうように頑張っていただきたいと思います。この園地整備も駐車場、トイレの整備も中北部の史跡の方では8億円かけた事業が今帰仁のあの休憩所でしたね。あちこちで周辺整備がなされておりますので、糸満も負けないで予算獲得に励んでいただきたいと思います。 次に件名10、喜屋武海岸線防潮林植栽事業について、その必要性は認めるがその景観等についてはこれから地元等と協議していくという答弁でしたけれども、糸満潮崎から喜屋武岬まではそれぐらいの距離があるわけですが、北谷、中部、それから恩納村に比べても慶良間諸島の西側に日没する夕日を見る場所としては最高の場所だと思います。夕日にマッチした、それから防潮対策もできるようなすばらしい植栽をぜひお願いしていただきたいと思います。 次に件名11、喜屋武岬一帯の開発構想について、ホテルの高さ制限が13メートルという話がありましたけれども、地下3階を掘れば6階建てのホテルができるわけですから、その地下3階から掘った岩石でまた修景緑化に役立つような城壁等に利用したらすばらしい南部観光のルートができるものだと思います。これは防災上も防潮効果もありまして、ぜひ岩石利用も考えの中に入れてホテル業者には宣伝していただきたいと思います。これから糸満市は国際観光都市として売り出すための方策を研究中でありますが、喜屋武も平和の道の誘致、それからエンターテインメント事業の誘致に関しては部落予算がなくて、頭数100円の予算でやりくりしているのが現状です。誘致活動をするのは本来ならば市が中心になってやるべきだと思うんですが、この予算措置について市は今喜屋武校区がやっているような1人当たり100円の予算で自腹でやっているような現状をどういうふうに認識しているか、市長の見解を伺いたいと思います。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時59分)(再開宣告午後5時00分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) 前原議員の再質問にお答えいたしますけれども、長期滞在型ホテルの件で質問だったかと思ったんですけれども、カジノ関係にかわっているようですけれども、これは通告外ですので答弁はちょっとできないということでございます。 ◆7番(前原晃君) 今質問したのはカジノ関係の質問ではなくて、喜屋武岬一帯の開発の手法、地元が中心になって勉強会等を催しているわけですが、その集まりのときに役員は大体70名ぐらいいるんですが、飲み物代、それからサーター代の費用、全部部落予算でやるわけにはいかないということで、各戸割り当てでやっているわけですが、市の方としてこういう糸満市活性化のために地元住民はボランティアで動いているわけですが、こういう地域の住民運動に対して予算で少し補助をするとか、援助するとか、全部住民頼りの開発方策をとっていくのか、市長のお考えを聞かせてもらいたいと思います。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 地域の方々が自分たちの住む地域を豊かにしようということで考えてやっていることに対しては非常に高く評価をいたしたいと思っております。ほかの地域でも同じような形で独自でやっているところもありますので、前原議員が今おっしゃるように市の方から補助をするとなるとまた、新たな補助金を出すということになりますので、非常に厳しいというふうに御理解をいただきたいと思います。 ◆7番(前原晃君) 勉強会に使うコピー代、用紙代、これは市のコピー、それから用紙を使わせていただければ大変助かるんですが、その点はどうでしょうか。
    ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 細かい事務的なものになりますので、担当部長の方から答弁させていただきます。 ◎総務部長金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 先ほどは額についての補助というような話もありましたが、用紙とかその他物品に関しても形を変えただけのものでありますので、それも補助という形にとらえられる概念だと思いますので、それについてもできないものと考えております。 ◆7番(前原晃君) 市の活性化のためには本来は市の企画がやるべき作業でございます。企画の皆さんは私たちはアバキますから、アバカリますか。この調査について委託したら企画の方では引き取る用意がありますか。 ◎企画開発部長(金城誠栄君) お答えいたします。 今、前原議員が言われますことは我々も30年前から岩崎のゴルフ場計画、そして大学院大学、ゲーミングということで逆に主体性のないような感じの、外からだけの計画があったような感じを受けます。ですから今、前原議員がおっしゃるのは地域みずからが自立したいというふうなことだというふうに認識しております。ですから自立するためにはやっぱり行政の支援が必要であればそれはそれとしてやっぱり検討していくに値すると思いますので、今後検討していきたいと思っております。 ◆7番(前原晃君) 住民ともどもの参加、これから市の活性化のために地元も一生懸命ボランティアをやりますので、よろしくお願いしたいと思います。一般質問を終わる前に、今度、正清先輩、それから仁裕議員、美智子先生が勇退されるわけですが、大変一抹の寂しさを覚えます。また議会を離れても御指導、御鞭撻をよろしくお願いしたいと思います。大変御苦労様でございました。 ○議長(大城正行君) 以上で、一般質問を終わります。―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大城正行君) 以上で、本日の会議を終了いたします。(散会宣告午後5時07分)...