• ICT(/)
ツイート シェア
  1. 名護市議会 2022-09-28
    10月12日-08号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和4年第208回名護市定例会              第208回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和4年9月28日 水曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和4年10月12日 水曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和4年10月12日 水曜日 午後3時39分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 26名 欠  席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  嘉 陽 宗一郎  │ 出 │  14  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  比 嘉 宏 正  │ 出 │  15  │  大 城 松 健  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  古波蔵  太   │ 出 │  16  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  高 山 侑 三  │ 出 │  17  │  宮 城 さゆり  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  18  │  宮 里  尚   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  19  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  福 澤 奈 美  │ 出 │  20  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  嘉 数  剛   │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  島 袋  力   │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  長 山 正 邦  │ 出 │  23  │  岸 本 洋 平  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  金 城  隆   │ 出 │  25  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  平   光 男  │ 出 │  26  │  大 城 敬 人  │ 出 │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       1番 嘉陽 宗一郎   2番 比嘉 宏正 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長      比 嘉 一 文    企画部長        鎌 田 広 大 地域経済部長    平 得  薫     市民部長        仲 本  太  福祉部長      大 城 智 美    こども家庭部長     高 里 盛 克 建設部長      玉 城  勝     環境水道部長      佐久川 博 光 消防長       安 里  順     企画部・地域      宮 城 浩 二                      経済部参事 農業政策課長    宮 城 天 樹    園芸畜産課長      早瀬川 章 子 農林水産課長    宮 良 昭 宏    選挙管理委員会事務局長 佐久川  純               教育長  岸 本 敏 孝教育次長       岸 本 尚 志議会事務局出席者 事務局長      屋 部 憲 克    次長兼庶務係長     大 城 秀 樹 議事係長      宮 城  建     庶務係調査法制     金 城  浩                       担当主査 議事係       島 袋 ちえり    庶務係         比 嘉 ちなみ 議事係       上 地  健     会計年度任用職員    玉 城 直 喜 ○金城隆議長 これから本日の会議を開きます。 日程により一般質問を行います。古波蔵太議員、一般質問を許します。 ◆古波蔵太議員 金城隆議長より許可を受けましたので、一般質問を行います。質問に入る前に所感を述べさせていただきます。9月11日に行われました名護市議会議員選挙に多くの方々から負託を受け、そして地域の多くの方々からご支援、ご協力を受けまして、今回初当選させていただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。私は久辺三区並びに久志地域の代表者として、地域の代弁者として市民の声に耳を傾け、市民の皆様と心を合わせて、第15期議員の皆様、そして渡具知市長をはじめ市の職員と共に名護市民の生活向上、福利増進、そしてさらなる名護市発展のために4年間取り組んでまいりたいと思いますので、4年間よろしくお願いします。それでは通告に従いまして一般質問を行います。質問の事項1 キャンプ・シュワーブ周辺障害防止対策辺野古地区用水対策)事業について。質問の要旨(1)辺野古地区農業用水確保を目的として、キャンプ・シュワーブ演習場内に名護市が管理する辺野古ダムがあります。ダムから辺野古区内の畑へ農業用水を送水するため、辺野古川沿いに導水管が設置されて約28年が経過し、近年、老朽化、経年劣化による管の破損が度々発生し送水ができない状況で農家に損害があります。現在の事業の進捗状況と今後の見通しについて伺います。質問の事項2 道路行政について。質問の要旨(1)市道豊原5号線路肩崩落の改修工事について伺います。質問の要旨(2)羽地地域と東海岸を結ぶ市道羽地大川線の歩道の一部が6月の大雨の影響で崩落し、現在通行止めとなっています。地域住民の生活に影響を及ぼしていますが、今後の見通しについて伺います。質問の事項3 地域からの要望について。質問の要旨(1)久志区から下の川の河川沿い防護フェンスの下側に浸食があり、改修工事の要望がありますが、当局の対応について伺います。質問の要旨(2)久辺地区農業集落排水事業において、久志区から要請されているゴルフ場までの管路延長について伺います。質問の事項4 久辺三区のまちづくりについて。質問の要旨(1)久辺三区のまちづくりの取組について伺います。質問の事項5 市民の声より。質問の要旨(1)名護市少年野球場周辺に植栽されている猛毒を持つオキナワキョウチクトウについて伺います。以上、一次質問とし、二次質問は自席にて行いますので、市当局のご答弁をよろしくお願いします。 ○金城隆議長 さきの通告により一問一答事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いいたします。宮良昭宏農林水産課長。 ◎宮良昭宏農林水産課長 質問事項1要旨(1)についてお答えいたします。辺野古ダム及びその導水管施設については、辺野古土地改良区、約23ヘクタールの畑地にかんがい用水を配水することを目的として建設された施設で、平成5年度より供用開始され、今年度で約28年経過する施設となっております。導水管については、ダム本体から下流に向けて約1.1キロメートルの区間はキャンプ・シュワーブ提供施設内の辺野古川沿いに露出配管されており、大雨時の辺野古川の増水等による土砂崩れや、経年劣化による管路の破損が度々発生しております。漏水が発生した場合、修繕完了までの数日間、農業用水を配水できないため給水車で供給する対応を行っておりますが、農家の方には不便な思いをさせている状況で、早急に改善する必要があると考えております。なお、整備につきましては当該かんがい排水施設の状況を鑑み、令和元年度より「辺野古ダム導水管施設整備事業」を防衛省の障害防止事業を活用して実施しており、整備内容は、キャンプ・シュワーブ提供施設内にあるダム施設の更新と導水管路等を整備する内容となっております。事業の進捗状況としましては、令和元年度から令和2年度にかけて、導水管施設基本調査、令和3年度はダム施設の調査更新設計を行っております。今年度は、ダム施設本体から国道329号高架橋下までの導水管施設実施設計を行っているところであります。工事については、令和5年度より順次導水管布設工事を実施し、令和8年度事業完了を予定しております。今後も関係機関と調整を図りながら、計画的に事業を進めていきたいと考えております。 ○金城隆議長 古波蔵太議員。 ◆古波蔵太議員 宮良農林水産課長、直近3年間の破損状況、送水が止まった回数を教えていただきたいと思います。 ○金城隆議長 宮良昭宏農林水産課長。 ◎宮良昭宏農林水産課長 直近3年間で破損した回数ですが、令和元年度は2回、令和2年度はゼロ回、令和3年度は3回で、合計5回となっております。 ○金城隆議長 古波蔵太議員。 ◆古波蔵太議員 課長もお分かりだと思うのですけれども、上流にあるダムから辺野古川河川沿いに露出している管です。ここは経年劣化もありますけれども、土砂崩れや倒木でもすぐに破損してしまう状況で、宮良農林水産課長もご存じだと思うのですが、2年前ですか、破損して、約数か月送水が止まった時期があって、そのときは農家の皆さんが相当被害を受けて種植えができなかった状況がありました。今回の事業は、令和8年度完了となっておりますが、本当に一日でも早く農家の皆さんが安心して営農できるような環境整備、施設整備を行っていただきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。議長、次をお願いします。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 事項2要旨(1)についてお答えいたします。市道豊原5号線は、県道13号線を起点とし市道豊原4号線を終点とする延長315メートルの道路となっております。当該箇所においては、令和3年6月の大雨により路肩が約12メートル崩れており、応急対策を講じ令和4年2月に路肩の修繕を完了しておりましたが、令和4年6月の大雨で修繕した箇所に隣接する路肩が崩れたため、現在はカラーコーンや土のうにより応急措置をしております。周辺の方々にはご迷惑をおかけしておりますが、早急に当該路肩の補修・修繕に取り組んでまいります。次に、要旨(2)についてお答えします。市道羽地大川線災害箇所につきましては、令和4年6月18日の集中豪雨により、道路のり面部、歩道部及び車道部の一部も崩落し車両等が安全に通行できないことから、同日、当該箇所の通行止め規制を実施しております。当該路線は久志地域と羽地地域を結ぶ道路として利用者が多いことから、片側交互通行の検討も行いましたが、降雨時には被災箇所の道路盛土部分からの湧水があり、盛土部や路盤部も含め道路構造自体が脆弱(ぜいじゃく)化していると考えられ、通行止め規制を継続しております。現在の状況としましては、土木施設災害復旧事業で対応するため測量設計業務を実施し復旧工法を決定したところでございます。国による災害査定が令和4年10月31日から11月4日にかけて実施される予定となっており、査定による事業費決定後、早急に道路災害復旧工事の発注を行いたいと考えております。今後の予定としましては、本年12月には発注を行う予定でありますが、工事の着手は最短でも令和5年1月となることから年度内の道路災害復旧工事の完了が難しく、通行止め規制の解除は令和5年度以降の予定となっております。市道羽地大川線を利用しております皆様には大変なご不便をおかけしておりますが、引き続きご理解とご協力をいただきたいと考えております。 ○金城隆議長 古波蔵太議員。 ◆古波蔵太議員 今回土木施設災害復旧工事事業で対応することとなっておりますが、発注から工事完了までのスケジュールというのは、現在決まっていますでしょうか。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 災害査定完了後、事業費を決定しますので、その後発注準備等がありまして、先ほど申し上げたとおり1月中に工事発注契約を行います。その後工事の下準備等がありますので、そういうことを考えた場合5月、6月、半年ぐらい工期が必要かと思っておりますが、こういう災害復旧工事なので、現場のほうもしっかり対応していただいて、早めに完了する方向で調整してまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 古波蔵太議員。 ◆古波蔵太議員 土木施設災害復旧工事事業で対応するということとなっておりますので、査定による事業費の決定後、速やかに工事の発注を行っていただき、この道路というのは久志地域と羽地地域を結ぶ道路として利用者が多い道路です。現在燃料費も高騰している中で、地域住民は遠回りをしないといけないという経済的負担も出てきていますので、部長がさっきおっしゃられたように、一日でも早く通行止めの解除がされるように取り組んでいただきたいと思いますのでよろしくお願いします。すみません、前後しますが要旨(1)です。担当が既に現場確認をして、早急に復旧工事に取り組んでいくということでありますので、地域の区長から要望があれば早急に対応していただきたいと思います。よろしくお願いします。議長、次をお願いします。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長
    玉城勝建設部長 事項3要旨(1)についてでございます。市道久志27号線は県道13号線付近を起点とし市道久志10号線を終点とする延長872メートルの道路となっております。現場のフェンスを確認したところ、議員ご質問の久志橋付近から久志体育館付近までの間で、老朽化による腐食が侵食しているのを確認しております。早急な対策が必要な危険箇所から順次修繕を行ってまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 宮良昭宏農林水産課長。 ◎宮良昭宏農林水産課長 私からは質問の事項3要旨(2)についてお答えします。久辺地区農業集落排水事業は、沖縄振興公共投資交付金を活用し令和2年度より事業実施中でございます。農業集落排水事業は農村の生活環境の改善、公共用水域の水質保全に寄与するため、農業集落におけるし尿や生活排水等の汚水・汚泥を処理する施設の整備を行う事業となっております。当該事業の採択基準に「受益戸数が概ね10戸以上で末端の受益が2戸以上」という項目がございます。久志岳ゴルフガーデンにおきましては、国道329号を横断しさらに奥まった場所に位置していることから、末端の受益が2戸以上という採択基準に合わないため本補助事業の対象外となっております。 ○金城隆議長 古波蔵太議員。 ◆古波蔵太議員 今回の久辺地域農業集落排水事業久志岳ゴルフガーデン周辺は末端の受益が2戸以上でないので採択基準に合致しないため、本事業の対象外ということは理解しましたが、補助事業対象外だからできません、やりませんではなくて、今後、将来的に別メニュー、別事業で管の延長整備ができないか検討していただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○金城隆議長 宮良昭宏農林水産課長。 ◎宮良昭宏農林水産課長 当事業の採択要件には現在合わない状況でございます。ただ、事業実施中において管路の末端に新築の家屋などが計画された場合には、事業に取り込めるかというのは検討することができるかと思いますが、ただ今回の事業では採択要件には合致していないというところでございます。 ○金城隆議長 古波蔵太議員。 ◆古波蔵太議員 将来的に久志岳ゴルフガーデンの周辺に2戸以上できるかどうかというのは、今の時点では見通しが立っていないのですが、このゴルフ場は月約2,000人の利用者がいて、年間2万人以上の方が利用される施設ということですので、将来的に接続できるメニューがあればそれでやっていただいて、やはり接続すると地域の水質保全にも寄与してくると思うので、終末処理場につないで恩恵を受けたいという久志地域の強い要望があるので、引き続き検討していただきたいと思いますのでよろしくお願いします。すみません、また前後しますが要旨(1)です。下の川のフェンスについてももう既に担当課が現場確認をして早急な対策をするということになっておりますので、早急な対応ありがとうございました。また引き続き地域の要望があれば早急に対応していただきたいと思います。よろしくお願いします。議長、次をお願いします。 ○金城隆議長 宮城浩二企画部参事。 ◎宮城浩二企画部参事 私のほうからは、質問事項4の要旨(1)についてお答えします。久辺三区地域においては、平成12年度から平成15年度に地域活性化、生活環境の向上を図る計画が策定され、これまでまちづくりが進められてきました。計画策定後20年が経過しデジタル技術の進展など社会情勢が大きく変わり、住民ニーズにも変化が生じていることから、久辺三区より昨年度に新たなまちづくり計画の策定に関する要請をいただいたところです。本市といたしましても、同地域の活性化は市内の均衡ある発展に向けた取組であるという考えから、過去の計画の検証を含め、改めて「久辺三区まちづくり計画」を策定することとしました。本業務の取組内容といたしましては、本地域の課題や関連計画等の整理、住民ニーズを把握するための意向調査、まちづくりの実現に向けた事業手法の検討やロードマップの作成をすることとしております。その計画の策定に当たっては、まちづくりに必要な様々な分野の学識経験者や各区の代表などで構成する有識者懇談会や、各区の代表者で構成する分科会の開催でご意見をいただきながら進めることとしております。また、それらに先立ち、各区の地域住民や国立沖縄工業高等専門学校の生徒やマルチメディア館等の本市の企業誘致施設で働く方々を対象に、ワークショップを開催したところでございます。現在は地域の方々にアンケート調査も実施しているところでございます。引き続き地域の住民、有識者懇談会等の意見を踏まえ、魅力あふれるまちづくりに取り組んでいきたいと考えております。 ○金城隆議長 古波蔵太議員。 ◆古波蔵太議員 今回の計画策定においては、以前策定された報告書や整備計画にはなかった事業化に向けたロードマップも作成されるということになっておりますが、今回の計画策定に当たって有識者懇談会や分科会、久志、豊原、辺野古の各区で分科会が開催されると思うのですが、そのメンバー構成と大体何回開催されるのか。最終報告はいつ頃になるのかお伺いします。 ○金城隆議長 宮城浩二企画部参事。 ◎宮城浩二企画部参事 3点あったかと思いますが、まず懇談会のメンバー構成のほうですが、名桜大学、沖縄大学、琉球大学も含めて3大学、沖縄工業高等専門学校を合わせて計4名の学識経験者の方と3区の区長、行政委員長、あと企業の代表として保育園、情報系の企業からということで合計14名の学識経験者、有識者の方々で懇談会は構成されております。懇談会のほうですが、開催の回数は4回を予定しておりまして、2月頃には懇談会の意見として取りまとめを行う予定となっております。 ○金城隆議長 古波蔵太議員。 ◆古波蔵太議員 久辺三区の活性化事業については、平成12年に移設先・周辺地域活性化構想策定業務報告書、そして平成15年に構想及び計画で策定された道路整備、公園、緑地整備、小学校・中学校整備等の公共事業について、久辺三区が一体的な地域であることを基本として事業実施に向けた適正な配置、規模、つながり等を詳細に検討し、事業実施に向けた整備計画として移設先地域生活環境整備計画がまとめられたと理解しております。今回、久辺三区まちづくり計画策定において、こういった過去の構想及び計画も踏まえつつ、久辺三区の現況整理、上位計画、関連計画の整理、意向調査を十分に行っていただき、地元のニーズ、要望に応えて、地域の特性を生かしたまちづくり、計画策定に取り組んでもらいたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。議長、次をお願いします。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 質問の事項5要旨(1)についてお答えします。21世紀の森公園少年野球場周辺には、市民会館側に25本のオキナワキョウチクトウが植栽されております。オキナワキョウチクトウは塩害や病気に強いことから、海浜の防潮、防風林として、また沖縄の風土を表す植物として、街路樹や公園の植栽として沖縄県内で広く使用されております。少年野球場の植栽につきましては、当施設が整備された昭和63年に景観の保全や緑陰の形成、防風、防球を目的として植栽されている状況でございます。 ○金城隆議長 古波蔵太議員。 ◆古波蔵太議員 私も実際市民の声を受けて少年野球場に確認しに行ったときに、ちょうど少年野球の試合が行われていて、子どもたちがたくさんいて、試合を待っている子どもたちがそこら辺、周辺で遊んでいるわけです。オキナワキョウチクトウは樹木もそうですけれども、種自体も毒を持っていますので、子どもたちが素手でこの種を手にとって投げたりして遊んでいて、木にも上ったりしているのではないかという感じもあったのですけれども、この樹木は猛毒なので、もしこの樹液が手についたまま目をかいたり、子どもたちは弁当を食べたりすると思うのですけれども、例えば何かの拍子で口に入ったりしたら、失明の危険性、人命に関わる問題に発展するおそれもありますので、当局としてはどのような対応を今後行うのか伺います。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 市の対応ということでございますが、当市の対応としましては、樹木の枝落ちや落下した実の回収等を適宜行い、可能な限り危険除去に努めたいと考えております。また注意喚起の看板も設置したいと考えております。オキナワキョウチクトウに関しましては、いい面と悪い面のどちらもあろうかと思いますが、取りあえず今の状況を少しでも改善できるようにやっていきながら、今後またどういう手法があるのか検討してまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 古波蔵太議員。 ◆古波蔵太議員 子どもたちは知識がないので分からないと思うのですけれども、大人の方もオキナワキョウチクトウという樹木を分からない方もたくさんいると思います。私も実際言われて、今回初めて知りました。国道沿いにたくさんあるというのは知っていたのですけれども少年野球場にあるというのは分からなかったので、大人たちを含め、父兄も含めて、注意喚起、看板なり、「この樹木はこうだよ。この種は危ないです。素手で触らないでください」という注意喚起も含めて、剪定(せんてい)作業、落下した実の回収など、市民の皆さんが安全で安心して施設を利用できるような施設整備、環境整備を早急に対応、対策をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。時間が早いですが、以上をもちまして議席番号3番、古波蔵太、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○金城隆議長 古波蔵太議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前10時29分)                              再 開(午前10時39分) ○金城隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。平光男議員、一般質問を許します。 ◆平光男議員 ただいま金城隆議長よりお許しが出ましたので、議席番号13番、にぬふぁぶし名護、平光男、一般質問をしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。その前に、去る9月11日に行われました名護市議会議員選挙で2期目の当選ができました。これはひとえに地域の皆さん、市民の皆さんの支援のおかげと感謝申し上げます。この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。これからの4年間、市民と市当局のパイプ役として一生懸命頑張っていきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。それでは一般質問をしていきます。質問の事項1 名護市体育協会について。要旨(1)解散した理由について伺います。要旨(2)今後の名護市のスポーツ活動について伺います。質問の事項2 道路行政について。要旨(1)羽地大川線の災害復旧について伺います。要旨(2)片側交互通行はできないのか伺います。要旨(3)川上入り口、羽地中学校前の横断歩道の白線が消えかかっていますので、ライン引きについてお伺いいたします。質問の事項3 排水路の整備について。前川上区長からも要請があったと思いますけれども、いまだに実施されておりませんので、一般質問をしていきたいと思います。要旨(1)川上268-3前の排水の整備についてお伺いいたします。質問の事項4 災害時の通報について。要旨(1)各区の公民館はどう対応したらいいのか、お伺いいたします。以上、一次質問とし、二次質問は自席より行います。その前に、質問方式が一問一答、事項別となっておりますけれども、一括でよろしくお願いいたします。当局の答弁をひとつよろしくお願いいたします。 ○金城隆議長 ただいま平光男議員よりございましたが、質問の方式を一括にとの変更の申出がありますので、市当局は一括で答弁をお願いいたします。平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項1要旨(1)、(2)について関連しますので一括してお答えします。さきの一般質問で多くの議員から質問がありましたので、一部重複しますがご了承ください。特定非営利活動法人名護市体育協会の解散につきましては、令和4年6月15日、当該団体の臨時総会において解散を決議されております。同月27日に、当該団体が解散した旨の文書と役員による報告を文化スポーツ振興課にて受けております。解散の経緯につきましては、当該団体は21世紀の森体育館等の指定管理業務が終了し、人員不足や活動拠点を失ったことにより、事務局運営が困難であったと伺っております。現在の状況でありますが、これまで実施されておりました沖縄県民体育大会の選手選考会やスポーツイベントの継続、競技スポーツ活動の場を提供することを目的に、名護市スポーツ協会が令和4年8月19日に設立され、同月24日に沖縄県スポーツ協会に設立届出を提出し登録されております。特定非営利活動法人名護市体育協会の解散により本市のスポーツ活動に様々な影響が懸念されていましたが、現在は名護市スポーツ協会が県民体育大会の派遣事業を中心に取り組んでいる状況となっております。また、派遣を断念しておりました競技団体においても選手選考会を再開する等準備を進めているところでございます。本市の今後の対応といたしましては、新たな団体である名護市スポーツ協会と連携を図りながら、スポーツ推進並びにスポーツ振興に取り組んでいきたいと考えております。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 それでは、質問の事項2要旨(1)及び(2)につきましては関連いたしますので、一括でお答えします。なお、先ほど古波蔵議員に答弁した内容と一部重複しますがご了承ください。市道羽地大川線災害箇所につきましては、令和4年6月18日の集中豪雨により、道路のり面部、歩道部及び車道部の一部も崩落し、車両等が安全に通行できないことから、同日、当該箇所の通行止め規制を実施しております。現在の状況としましては、土木施設災害復旧事業で対応するため、測量設計業務を実施し復旧工法を決定したところでございます。国による災害査定が令和4年10月31日から11月4日にかけて実施される予定となっており、査定による事業費決定後、早急に道路災害復旧工事の発注を行いたいと考えております。今後の予定としましては、本年12月には発注を行う予定でありますが、工事の着手は最短でも令和5年1月となることから年度内の道路災害復旧工事の完了が難しく、通行止め規制の解除は令和5年度以降の予定となっております。通行止め区間を片側交互通行にできないかというご質問につきましては、当該路線が羽地地域と久志地域を結ぶ道路として利用者が多いことから、名護市としましても検討はいたしましたが、降雨時には被災箇所の道路盛土部分からの湧水があり、盛土部や路盤部も含め道路構造自体が脆弱(ぜいじゃく)化していると考えられ、車両通行の安全性を第一に確保できないと判断し、通行止め規制を継続しているところでございます。市道羽地大川線を利用しております皆様には大変なご不便をおかけしておりますが、引き続きご理解とご協力をいただきたいと考えております。続いて事項3要旨(1)についてお答えします。市道川上4号線は羽地1号線を起点とし川上5号線を終点とする市道であり、起点から30メートルに道路の側溝がなかったことから、大雨時には道路に面している住宅に雨水が流れ込む状況が見受けられました。市としましては、道路表面水が速やかに排水できるように修繕に取り組んでまいりたいと考えています。時期的には来週早々、現場を調査しながら実施してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○金城隆議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 私のほうからは質問事項2要旨(3)についてお答えいたします。議員からご質問のありました横断歩道の修繕につきましては、担当課において川上入り口、羽地中学校前の現場を調査したところ、経年摩耗により白線が消えかかっていることを確認しております。市といたしましても、当該箇所周辺には学校や住宅があり児童生徒の通学路として利用されていることから、歩行者の安全確保が重要であると認識しており、横断歩道の修繕に向けて交通管理者であります名護警察署へ要請してまいりたいと考えております。続きまして、質問の事項4要旨(1)についてお答えします。災害時、または暴風警報、大雨警報等が発表され、災害が発生するおそれがある場合には、防災担当の職員が市役所本庁舎に常駐しておりますので、公民館へ通報が来た際に区での対応が困難な場合は市役所へ問合せをしていただきますと防災担当の職員が対応いたします。また命の危険がある場合には迷わず119番通報をお願いしたいと思います。 ○金城隆議長 平光男議員。 ◆平光男議員 二次質問をしていきたいと思います。長年にわたり名護市体育協会は頑張ってこられましたけれども、解散ということになり大変寂しく思っております。今後は名護市スポーツ協会が担うということになっておりますけれども、今までやってこられた名護市体育協会が関わってきた大会、今後は名護市スポーツ協会が持つということですけれども、名護市体育協会が関わってきた大会は年間いくつあるのか教えていただきたい。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 これまで名護市体育協会により実施されてきました年間の主なスポーツイベントといたしましては、5月にワラビンピック、やんばる駅伝大会、県民体育大会、NAGOハーフマラソン。NAGOハーフマラソンに関しましては委託という形の業務になります。今年度におきましては、沖縄県民体育大会への派遣に関わる陸上競技選手権選考会を実施する予定で、各競技専門部において選手選考会を開催しております。またNAGOハーフマラソンに関しましては、現在役員と調整しまして計画をしているところでございます。ワラビンピック、やんばる駅伝等に関しましては来年度ですので、来年度の事業計画の中に取り込んでいきたいと考えております。 ○金城隆議長 平光男議員。 ◆平光男議員 続いて、名護市スポーツ協会は任意団体とお伺いしておりますけれども、現在スタッフは何名でやっているのか、その辺を教えていただきたい。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 現在役員は3名で、20部会ありまして各部の部長がいます。 ○金城隆議長 平光男議員。 ◆平光男議員 名護市には3支部があると思うのですけれども、予算面で名護市体育協会から前は補助金が入っておりましたけれども、これは今までどおり、今後は名護市スポーツ協会が担うということで理解してよろしいでしょうか。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 令和4年8月29日付、名護市スポーツ協会から本市に運営補助金申請書が提出されております。当該団体の事業計画等を審査し、同年9月6日付、名護市スポーツ協会への運営補助金交付が決定されております。各支部、久志支部、北支部、南支部運営補助金につきましては、名護市スポーツ協会から各支部へ交付される予定となっております。 ○金城隆議長 平光男議員。 ◆平光男議員 もう1点、今までは名護市体育協会、羽地なら北支部でしたけれども、今後は名称も変わるということでよろしいですね。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 名護市スポーツ協会はあくまでも名護市スポーツ協会で、各支部におきましては、各支部、そのままの名称。定款もありますので、役員もそのままですので、支部の名称は変更がないです。 ○金城隆議長 平光男議員。 ◆平光男議員 今後は名護市スポーツ協会が名護市の体育関係を担うということで、今後ともひとつ頑張ってもらいたいと思います。子どもたちからすれば、市民のひろばを見ますと宇茂佐サンガーズ、野球も九州一になっておりますので、スポーツは名護市にとっても重要な一つだと思っておりますので、今後、名護市スポーツ協会は名護市のスポーツの発展のために頑張っていただければと思っておりますので、文化スポーツ振興課の方々もサポートしながらひとつよろしくお願いしたいと思います。続きまして、事項2ですけれども、羽地大川線、災害復旧が遅れています。6月に災害が発生して、何といいますか、災害復旧の国への要請が遅れていたのではないかと思うのですけれども、この辺は部長はどう思うのかお伺いしたいと思います。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 いま議員からは要請が遅れていたのではないかという話でございますが、災害が起きた場合、早速一両日中に県のほうに報告しまして、災害の規模等を概略で報告します。その後査定官の日程がございますので、その査定官の日程が今の時期にずれ込んできていると。その要因としては、本土のほうでも水害等、災害等がかなり発生しておりますので、そこら辺の日程がかなり厳しい状況であったということで今になっております。 ○金城隆議長 平光男議員。 ◆平光男議員 片側交互通行の件ですけれども、土のうを積んで片側で交互に通行できるように、専門家と言ったらあれですけれども、地元の方が言うのですけれども、交通に大変不便を強いられておりますので、土のうを2段ぐらい積めば大丈夫かと思うのですけれども、片側交互通行ではできないものなのかどうか、この辺をもう一度お伺いします。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 今般の災害箇所を、現場のほうは平議員も見たと思うのですが、道路の上側に湧水池がありまして、そこからの排水を施しながらやっているのですが、かなり激しい雨の中、湧水がかなり多くて、先ほども答弁しましたけれども、道路下のほうは脆弱化しているということもあって、単なるトン土のうとかをやった場合では安全性を確保できないということから、我々は道路管理者の立場上、その安全性を確保できないからには通行止めにせざるを得ない状況でございます。ぜひご理解をいただきたいと考えております。 ○金城隆議長 平光男議員。 ◆平光男議員 復旧が来年5月、6月となると、1年になります。1年間通れないということはもう大変なことになるのですけれども、ツール・ド・おきなわもここがコースだと思っておりますけれども、ツール・ド・おきなわに関してはどうなりますか。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 ツール・ド・おきなわのコースにつきましては、令和4年7月にツール・ド・おきなわ事務局との調整の中で、羽地大川線災害復旧工事が間に合わないことから、通行止め規制を解除することが難しいと伝えております。今年度のコースにつきましては、名護市大浦から県道18号線を進み、通常ですと羽地大川線に入るのですが、それに入らずそのままオリオンビール工場前を通過、国道58号を右折して21世紀の森体育館前をゴールとするコース設定となると伺っております。 ○金城隆議長 平光男議員。 ◆平光男議員 もう1点、5月には羽地地域では羽地大川鯉のぼり祭りもありますけれども、実行委員長は市長ですけれども、今回どうなるか分かりませんけれども、そうなった場合、宜野座インターから羽地ダムに上がってくる車も結構な量があるものですから、この辺はどうなのかと危惧していますけれども。こういうためにももう一度、部長、片側交互通行ができないか再度検討はできませんか。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 議員のご質問にあるように、災害復旧工事完了までは久志地域から羽地大川鯉のぼり祭り会場までの通行ができませんが、羽地大川線は羽地地域と久志地域を結ぶ利用者が多い道路であることから、名護市としましても早急に復旧工事を完了させ、通行止め規制の解除に向けて努力してまいりたいと考えております。今、発注のほうを急いで年内でやるようにして、どんどん工期短縮を図っていきたいと思っています。現状を見ながら請負業者とも積極的にコンタクトを取って早め早めにできるように、これには間に合わないかもしれませんが、その努力はしてまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 平光男議員。 ◆平光男議員 部長、5月の羽地大川鯉のぼり祭り、連休前には開通できるように努力していただければ大変助かりますので、よろしくお願いいたします。それと横断歩道のラインが消えかかっている所ですけれども、部長、これは子どもたちが登下校で毎日利用している横断歩道ですので、早めの対応を。何名かの方々からも横断歩道の件でありましたけれども、ひとつ早めの対応をよろしくお願いしたいと思います。言えるものであれば時期的にはいつだとぱっと言ってほしいのですが、いかがですか。 ○金城隆議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 議員がおっしゃったとおり、子どもたちが通行する際の安全確保ということで、横断歩道は大切だと思いますので、早めに要請はしていきたいと思います。時期的にいつかということは、ここではちょっとお答えは難しいのですけれども、なるべく早めに対応してまいりたいと思います。 ○金城隆議長 平光男議員。 ◆平光男議員 私たちも13年間、毎朝横断歩道に立っていますけれども、雨降りとかは全然見えない状況ですので。ラインが消えかかっていて、子どもたちからは横断歩道が分からないという言葉も出ていますので、ひとつ早めの対応をしていただければ、子どもたちも安全安心に通学できると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。事項3 道路排水の整備ですけれども、早めの対応をしていただき大変ありがとうございます。来週早々というと、工事期間は何か月ぐらいかかるのか、この辺が分かれば教えてほしいのですが。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 この案件につきましては、以前からお伺いしていて予定も組んでいましたことから、来週あたりで早めに対応できると思っています。ただ工事期間については、1か月程度あればできるのかと私は思っていますが、年内には完全に完了するという運びになっております。 ○金城隆議長 平光男議員。 ◆平光男議員 年内ということで、大変喜んでおります。今後また台風も来るかもしれないですから、この方たちは毎回大雨のたびに車も出せなくて大変困っておりますので、できれば今年中ではなく早めの対応をしていただければと思っております。続いて事項4 災害時ですけれども、今年の1月に津波注意報が発表された際に、公民館を避難所とした区や、開けないでいた公民館とかもあったと伺っております。警報や注意報発令時には各公民館はどう対応したらいいのか、この辺をお伺いしたいのですけれども。 ○金城隆議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 警報や注意報発表時に各地域の公民館を避難所として開設するかにつきましては、市から指示するものではなく、土砂災害や津波などの災害の種別や各地域の特性に応じて、それぞれの区で判断されているものと理解をしております。市といたしましては、暴風警報や大雨警報などが発表され、災害発生のおそれがある場合には、各支所と中央公民館を一時的に避難所として開設しております。 ○金城隆議長 平光男議員。 ◆平光男議員 各字の区長は2か年に1回ずつ代わるものですから、こういう対応が分からない。分からないというか、話合いをしなければもちろん分からないのですけれども、こういうことで各支部の区長会に出向いていって、災害時とか、その際の避難所の開設とか、こういう話合いを持つべきだと私は思うのですけれども、この辺の周知については、部長どうですか。 ○金城隆議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 各区長への周知ということですけれども、区長会において、地域ハザードマップを活用しまして、各地域の特性の説明も含めて、今後については周知に努めてまいりたいと思います。 ○金城隆議長 平光男議員。 ◆平光男議員 災害から守れる、安全安心に暮らせる名護市づくりをやっていければと思っております。時間が早いですけれども、これをもって平光男、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○金城隆議長 平光男議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時8分)                              再 開(午後1時30分) ○金城隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。比嘉勝彦議員、一般質問を許します。休憩します。                              休 憩(午後1時30分) (字句の訂正及び削除あり)                              再 開(午後1時31分) ○金城隆議長 再開します。比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 それでは改めましてハイサイ、グスーヨ、チューウガナビラ。ただいま金城隆議長のお許しが出ましたので、議席番号14番、にぬふぁぶし名護、比嘉勝彦、改選後、初の第208回名護市定例会においての一般質問を行いたいと思います。質問に先立ち、恒例ではありますが所感を述べさせていただきます。皆さんもよく話されていますが、さきに行われた第15期名護市議会議員選挙におきまして、激戦の中、四度目、市民の負託を受けて、またこの議場へ戻ってくることができました。これもひとえに支持、支援をしていただきました皆様のおかげと感謝申し上げます。大変ありがとうございます。26名の議員諸公の皆さん、またこれからの4年間、市民のために安全安心と、親子三代が仲良く住める、そして誇り高き、心輝くまちづくりを目指して頑張ってまいりましょう。よろしくお願いします。いま少し気になることとして、政府が「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」の初会合を9月30日に開いた。敵基地攻撃能力の保有など個別の政策は主要議題とせず、予算が議論の中心となる見通しだ。年内に予定する国家安全保障戦略、防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画の三文書改定に向けた作業の一環で、防衛費を現在の国内総生産(GDP)比1%から5年以内に2%以上に増額することを念頭に、有識者会議では、防衛省所管に限ってきた「防衛予算」の範囲を拡大する方向である。短期間、結論でありきで議論を進める手法には疑問を抱かざるを得ない。日本周辺の国際情勢が厳しさを増していることは理解するが、既成事実ではなく、しっかりと国会論戦を通じて国民の理解を得るべきである。防衛費の倍増等が適切か徹底議論が必要と思慮する。財政状況の厳しい中、年間5兆円超の財源をどう確保するのか。国民の理解を要する安全保障政策はクリアな形で議論が必要だと思います。それができないなら三文書改定を急いではならないと思っております。それでは一般質問に入らせていただきます。質問の事項1 沖縄県知事選挙及び名護市議会議員選挙について。質問の要旨(1)9月11日に執行された沖縄県知事選挙について伺います。ア 選挙の結果を受けて、渡具知市長の所感を伺います。イ 玉城デニー知事は、選挙中やその後も「辺野古移設の断念」と「政府と県との意見交換の場」を設けるよう求めています。当事者として渡具知市長の見解を求めます。質問の要旨(2)同じく9月11日に執行された名護市議会議員選挙について伺います。ア 選挙用ポスター掲示板の運用等について。①市内137か所の設置根拠について、明確な根拠を伺います。②台風接近に伴う掲示板の撤去、再設置についての判断はどのように行われたのか伺います。イ 期日前投票及び投票率等について。①期日前投票所が選管プレハブと市民会館中ホールとなったが、事務対応の負担増加にならなかったのか伺います。②期日前投票制度により期日前投票率は向上してきたが、投票率は以前に比べ5から7ポイント低い65%台で推移している状況にあります。要因について検証しているか伺います。質問の事項2 市長の動静から。質問の要旨(1)今般、渡具知市長が9月16日から22日の間でタイ国クラビ市へ出張していることについて伺います。ア 出張の目的及び日程等について明らかにしていただきたい。イ 随行職員、使途、予算等について伺います。ウ 出張についての報告会等は行われるのでしょうか。質問の事項3 道路行政について。質問の要旨(1)以前に大型車両の巻き込み防止と横断者の安全確保として、市道大北4号(名-272)線と市道大北住宅線交差点への横断歩道と信号機の増設を求めましたが、その後の進捗を伺います。質問の要旨(2)県道71号(名護宜野座)線の九年又導水ポンプ場横に架かる橋梁(きょうりょう)(呼称:ランボー橋)の改良工事を求めました。その後ポストコーン等で安全確保を行っているようですが、まだ危険は避けられない状態にあります。その後の検討や将来計画について伺います。質問の事項4 世界のウチナーンチュ大会について。質問の要旨(1)約5年ごとに沖縄県主導で開催される世界のウチナーンチュ大会は、去年は新型コロナの影響で延期となっていましたが、今年は開催される見込みとなりました。以下について伺います。ア 名護市独自のイベント開催等について伺います。イ イベントの周知方法について伺います。質問の要旨(2)第6回世界のウチナーンチュ大会にて制定された「世界のウチナーンチュの日」について、制定に向けて陳情し採択された県系人2名の方への感謝と決議を県へ上程した地として「世界のウチナーンチュの日制定発祥(推奨)の地」のモニュメントの建立を望みます。いかがでしょうか。以上を一次質問としたいと思います。二次質問は自席で行いますが、今回もまた議論を深めるために、一問一答、事項別とさせていただいております。当局の真摯なるお答えを望みたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○金城隆議長 さきの通告により一問一答、事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いいたします。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 それでは質問の要旨(1)のア、イについてお答えいたします。選挙は候補者が掲げる様々な政策について、有権者が総合的に判断して投票行動を行うものだと理解しております。また、米軍普天間基地の辺野古への移設につきましては、国・県が誠実に話し合うことによって解決を図ることが重要であると考えております。現在も国と県の意見が異なることによる争訟が続いております。名護市といたしましては、今後とも国・県双方の動向を注視していきたいと考えております。 ○金城隆議長 佐久川純選挙管理委員会事務局長。 ◎佐久川純選挙管理委員会事務局長 質問の事項1要旨(2)アについてお答えします。ポスター掲示場の設置根拠について、名護市選挙執行規程第138条第3項により、選挙の都度、市選挙管理委員会が定めており、沖縄県知事選挙及び名護市議会議員選挙は、それぞれ8月3日招集の市選挙管理委員会会議で決定しています。台風11号接近に伴うポスター掲示場の撤去は、8月30日、午前9時に市選挙管理委員会委員長専決処分により決定しています。再設置については、9月3日招集の市選挙管理委員会会議で決定しています。次にイについてお答えします。期日前投票所は、9月5日月曜日から10日土曜日までの6日間、2か所設けました。それぞれで期日前投票所としての要件を満たす必要があることから負担は増加しています。市議会議員選挙は過去の記録からも多くの選挙人が期日前投票に訪れることが予測され、選挙管理委員会プレハブでの収容人数を超える見込みだったこと、コロナ禍の中、密を防ぎ対策を実施することが必要だったこと等により、名護市民会館を増設期日前投票所として実施しました。投票率について検証は行っておりません。投票率は当日の天候や選挙の争点など様々な要因が総合的に影響するものと言われており、検証することは難しいと考えています。市選挙管理委員会としましては、投票環境の充実と効果的な啓発を行うことにより、多くの選挙人が投票に訪れていただけるよう努めてまいります。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 それでは順を追って二次質問に入らせていただきます。先ほど市長のほうからは、候補者が掲げるいろんな施策を有権者がしっかりとそれを判断して投票していくものだということが述べられておりました。今般、最大の争点となり得たのは何であったのか、その辺も所感に含めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○金城隆議長 休憩します。                              休 憩(午後1時44分) (質問内容の説明あり)                              再 開(午後1時44分) ○金城隆議長 再開します。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 最大の争点といいますか、選挙はその候補者が掲げる政策を総合的に判断して有権者が投票するものだと思っております。ですから最大の争点というのは人それぞれ、いろいろ違うものだと思いますし、お互いの政策を比べ、そしてその政策で有権者が投票行動を起こし、そして現知事が勝利をした。そのように理解しております。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 選挙というのは、いま市長がおっしゃっていることも確かですが、やはり争点、違いがあって初めて右、左と分かれて、選挙が行われるのです。その辺を述べていただきたいと思っています。先ほどの所感の中にも一つありました。国と県の動きを見極めていく。ただいま争訟中ということです。見極めていくと言うのですが、もう8年余り、見極めていくということですが、いかがでしょうか。その動きを見極めていって、もうそろそろ判断の時期ではないかと思うのですが、その辺の所感はございませんか。 ○金城隆議長 渡具知武豊市長。
    ◎渡具知武豊市長 私は1期目から国と県の争訟を見守る立場だと説明をしてまいりました。現在も国と県の争訟が続いておりますので、予断を持ってお答えすることは差し控えたいと思っております。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 それでは今回沖縄県下41市町村の中で、玉城デニー現知事が28市町村で勝利を得ております。53.29%です。過半数以上を含めています。得票数からしても約50.プラス、半分以上取得しておりますが、その辺でやはり沖縄県の民意は玉城デニー知事がおっしゃっている辺野古移設の断念ということにあるかと思うのですが、その辺についてはいかがでしょうか。 ○金城隆議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 先ほども申し上げましたとおり、選挙は様々な政策を通して有権者が判断しますので、人それぞれいろんな考え方がある。そのように思っております。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 それではこの質問で最後になります。関連質問として、再編交付金とよくおっしゃっていますが、再編交付金は国が米軍再編の中で負担が増える自治体に対して交付すると決められております。市長は、せんだって不交付時期を含めた不交付要求を行っているようですが、国が交付するものに対して、自ら交付しろと要求するのはちょっとおかしいのではないかと思うのですが、その辺についてはいかがでしょうか。 ○金城隆議長 休憩します。                              休 憩(午後1時48分) (議長から通告外との注意あり)                              再 開(午後1時49分) ○金城隆議長 再開します。比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 よろしいです。後ほどほかから質問をさせていただきます。それでは要旨(2)のほうにまいりたいと思います。先ほどポスター掲示場の運用についていろいろお伺いしましたが、137か所、名護市は多いのではないかと思いますが、その137か所を減少させるとか、そういうふうなお考えはないのかどうか。それから今回台風が近づいたということで、撤去をしました。そして再設置に若干時間がかかったり、いろいろあって、その辺の再設置に関してホームページでその旨を周知しますということをお聞きしておりましたが、既に再設置の場所が進んだ頃にどんどん立っているようなことがありました。そこにポスターを張り付けている状況が見られました。各候補者に対して公平ではないのではないかと思いますが、その辺についていかがでしょうか。 ○金城隆議長 佐久川純選挙管理委員会事務局長。 ◎佐久川純選挙管理委員会事務局長 まずポスター掲示場の137か所ですけれども、今年度は下半期と来年度に予定している選挙はありませんので、その期間でポスター掲示場の増減も含めまして現制度の改善を手がけていきたいと思っております。それとポスター掲示場、今回の選挙の際の再設置についてですけれども、まず候補者の皆さんへの説明としては、ホームページで周知しますので、それを確認してから設置をしてくださいというお願いをしました。ただし、選挙の期間は履行届出から始まっておりますので、その期間中に設置した後、張れる状態のものを止める権限はないかと思っています。そこで、一部設置した場所を見つけて張っていたということを確認していますけれども、そこは選挙運動として可能なことと思っております。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 告示したら、選挙戦ですから、その辺は批准しているということで確認をしておきたいと思います。それから再設置したときに65ポイントにした理由と、撤去、再設置ということで二重の作業が出ております。その辺の再設置の費用とか、そういったのはどのように処理されていくのかお伺いします。 ○金城隆議長 佐久川純選挙管理委員会事務局長。 ◎佐久川純選挙管理委員会事務局長 まず再設置の数、場所ですけれども、市内55行政区、それと愛楽園投票所となっていますので、まず基本的には56という数字を議論の中で案として出しております。委員の皆さんとも協議した中で、市街地、選挙人数の多いところについては、2か所、3か所と増やした中での数となっております。なお、再設置の業者のほうから一日最大何か所設置できるかということも確認した上で、可能な設置数を決定しております。 ○金城隆議長 休憩します。                              休 憩(午後1時54分) (質問内容の確認あり)                              再 開(午後1時54分) ○金城隆議長 再開します。佐久川純選挙管理委員会事務局長。 ◎佐久川純選挙管理委員会事務局長 再設置にかかる費用ですけれども、今回県知事選挙、市議選挙は入札をしておりまして、別々の業者が落札しております。県知事選挙のほうで、追加としまして当初契約の6割、市議会議員選挙のほうで当初契約の7割の費用となっております。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 ちょっと分かりづらかったのですが、7割の費用を出していたということで、それでカバーできたということで理解してよろしいですね。(うなずきあり)分かりました。ありがとうございます。それから今回、期日前投票所が2か所設けられております。令和4年度の当初予算の中で、170ページ、使用料及び賃借料の中で、期日前投票所賃料ということで新たに420万円と出ております。これは市民会館を借用した予算ということで確認してよろしいでしょうか。 ○金城隆議長 佐久川純選挙管理委員会事務局長。 ◎佐久川純選挙管理委員会事務局長 プレハブの費用ですけれども、現在設置をしております横の……。期日前投票に使用しているプレハブをリースしていまして、月々のリース額の合計額を予算として計上しております。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 確認がとれました。それでは二次質問、最後になります。期日前制度によって期日前投票率は向上してきているのですけれども、全体の投票率はそんなに向上していません。横ばい状態です。この辺は当局側の回答では、検証はしておりませんと言うのですが、これは金城善英議員の一般質問にもありましたように、選挙公報の考えはないでしょうか、どうでしょうか。 ○金城隆議長 佐久川純選挙管理委員会事務局長。 ◎佐久川純選挙管理委員会事務局長 選挙公報については、今、市の選挙以外では公報配布を行っていまして、その都度、配布の検討は重ねておりますけれども、現状、名護市の配布方法としましては、シルバー人材センターのほうで仕分を行って、2日間、それと各行政区55区にお願いしていまして、公民館で取っていたものを、そちらの区で配布するように、複数日、区によって変わりますけれども、市街地、人口の多いところでは3日程度で配ると聞いております。なので、配布のみで5日間かかりますので、印刷の作業まで含めると市の選挙では実施困難と判断しております。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 日数的にちょっと厳しいという回答でございます。しかし、選挙の啓発とかそういったいろんなことがありますので、投票率が上がらないと市民の選挙に向かう機運が上がらない。そしてしっかりとした市の運営ができていかないのではないかと思いますので、今後また選挙管理委員会のほうでその辺の策をしっかりと考えていただきたいと思います。議長、それでは次の事項をお願いします。 ○金城隆議長 鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 私のほうからは質問の事項2要旨(1)アからウまでについてお答えいたします。まずアについてですが、このたびのタイ王国クラビ市への出張は、名護市がJICA草の根技術協力事業「地域ブランドの創出による産業振興政策プロジェクト」に採択されたことに伴う出張となっております。本事業は今後3年間にわたり、名護市がクラビ市をカウンターパートとしてクラビ市の地域ブランド創出のために連携、協力していく事業となっております。今回の出張は、プロジェクトを開始するに当たりクラビ市の現状を把握するため、関係機関との意見交換や各種調整、現地視察による情報収集等の目的でクラビ市を訪問したものであります。日程につきましては、9月16日に出発し9月22日に名護市へ帰任しております。続いてイですが、市長に随行した職員としては、商工・企業誘致課長、観光課観光推進係長、企画政策課秘書交流係主査、主事の4名となっております。また、予算執行に関連して本事業では名護市と協力して事業を実施する指定団体としてNPO法人レキオウイングスがJICAと業務委託契約を締結し、予算執行も含めた事務処理等の実務を担当しております。今回の出張に伴う旅費等については、本事業に係るJICAとレキオウイングスとの委託契約に基づき、JICAから交付される本事業の予算から支出されているところであります。続いてウですが、現在3年間にわたる事業を開始したばかりでありまして、現時点において報告会を行うことは考えてございません。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 16日から22日まで、7日間ですか、長期の出張、大変お疲れさまでした。それでは、二次質問です。今回、当局のほうから日程表を授かりまして、その日程表の中から質問させていただきたいと思います。今回は向こう3か年に向けての手始めだということで、調整とかたくさん含まれているような感じがしますが、早速9月20日火曜日に、午前中にワークショップが行われております。それから午後2時からクラビ市と名護市の会議等が行われております。その辺について総論、大まかな概要で結構ですので、説明できる部分でよろしいですので、お伺いしたいと思います。 ○金城隆議長 鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 9月20日のワークショップ、それからクラビ市・名護市会議の概要ということでございます。まずワークショップにつきましては観光、それから商品開発、交流の3つのグループに分かれまして、クラビ市の将来のありたい姿を考えるワークショップを開催しております。クラビ市のほうからは34名、特産品の生産者、それからクラビ市の職員、観光関係者などでございますが、参加しておりまして、名護市も各グループに参加しております。それからクラビ市・名護市会議につきましては、クラビ市の副市長、総務部長、観光担当等、プロジェクトに関連する主要な市の職員の方々と今後の事業計画でありますとか、定期的な進捗確認、それから名護市への視察時期などにつきまして、双方で確認、協議をしたところでございます。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 かなり内容の濃い会議が行われているようで大変うれしく思っております。そのような中で、今回の出張によって渡具知市長の政策に何らかの影響を与えるようなものが見えたかどうか。それと併せて向こう3か年間というのですが、今後どのような計画をもってそこに臨まれるのか、その辺をお伺いします。 ○金城隆議長 鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 まず前半の今後の市長の政策などに影響する成果はあったのかということでございますが、先ほどもご答弁申し上げましたが、今回の出張はこの3年間にわたって、名護市とクラビ市が共に事業を進めていくに当たってのものでございまして、今後の連携・協力をより深めていくこと。今後の事業計画であります両市の現状、環境等について共有、認識するために出張したものでございます。よって、今後本事業を通じて得られる知見等を活用し、本市の課題解決等にも役立つ取組につなげていきたいと、検討してまいりたいと考えているというのが現時点の認識でございます。それから今後の進め方でございますが、今回を皮切りに今後クラビ市の地域ブランディングの産業振興の活性化に関する検討でありますとか、名護市とクラビ市の双方の課題を解決することはどうやったらできるのかということについて協議をしていくことになります。具体的なプランディングについては、また今後検討されていくものと思いますので、今後調整をしてまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 このような思いをずっと持ち続けていただいて、クラビ市としっかりと提携をしていって、名護市の新たな魅力をしっかりと打ち出せるような事業展開を進めていっていただきたいと思っております。よろしくお願いします。それでは議長、次の事項をお願いします。 ○金城隆議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 質問事項3要旨(1)についてお答えします。以前に議員から要望のありました市道大北4号(名-272)線と市道大北住宅線交差点への横断歩道と信号機の増設につきましては、その後大北区との調整を行っているところでございましたが、横断歩道の設置要望箇所付近での店舗等の建築工事が開始されたことにより、市道から店舗等への乗り入れ口調整が行われるため、その後の道路形状が決定した後に、再度大北区及び大北小学校からの意見聴取後、交通管理者であります名護警察署へ要望書を提出することを検討しております。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 それでは質問の事項3要旨(2)についてお答えいたします。県道71号線の街路整備事業は、道路管理者であります沖縄県が平成12年から令和5年度までの事業期間とし、伊差川線として整備を実施しております。事業主体であります沖縄県に確認しましたところ、「事業の進捗としては、令和4年度末には進捗率99%の予定となっており、予算配分の状況にもよりますが、現時点の予定としましては、当該箇所の施工は、令和5年度に実施し事業を完了する予定である」と回答がございました。既設水路部分の歩道新設につきましては、プレキャストボックスカルバートを設置し、幅員3.5メートルの歩道を整備する計画であると伺っております。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 それでは横断歩道設置の件です。交差点周辺の交通環境を確認した後に、再度地元との調整、名護警察署への要望になるということを話されておりましたが、大体いつ頃そのようなものに取りかかれるのかお答えいただきたいと思います。それと併せて、これは建設部になりますか。最近当該交差点付近、近隣に店舗が建設されております。その店舗は市道からの乗り入れ口を確保します。その乗り入れ口ではコーナー、交差点の角から大体どのぐらいの範囲までの許容なのか、それともこれは許容とかそういった規定はないのかどうか、その辺も併せてお伺いします。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 私のほうで答弁いたします。今、交差点からの乗り入れということでご質問がありました。交差点からの乗り入れにつきましては、沖縄県土木工事設計要領において、車両乗り入れ部は、原則として交差点から5メートル以内の場所に設けてはならないとなっております。ただし、民家などへの出入り等に必要な場合がございます。そのような場合につきましては、交通安全に考慮しつつ5メートル以内につきましても例外として乗り入口を認めております。当該交差点につきましては、現場の車両乗り入れ部を確認したところ、交差点から10メートル以上離れており、交通安全上の支障がないと考えているところであります。 ○金城隆議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 先ほどいつ頃になるかという質問でございましたけれども、横断歩道、信号機の増設の要望時期につきましては、周辺での建築工事の完了予定が令和5年3月と確認しておりますが、周辺建築工事の進捗状況や交通環境を確認しながら、早い時期に大北区及び大北小学校からの意見聴取後、名護警察署へ要望してまいりたいと思います。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 先ほど建設部長のほうからプレキャストボックスカルバートを設置し、幅員3.5メートルの歩道を確保するということで、これは令和5年度中に終わるという見通しが立っているということです。そこの歩道、現在、九年又線から来ると点字ブロックが置かれております。その点字ブロックもそこにそのまま設置していかれるのか、その辺はお聞きしていないですか。そこで終わるのかどうかです。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 私も現状を確認しているところですが、前後に入っておりますので、当然それは継続的に線形としてつないでいくものと考えております。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 これと併せて、先ほどの大北小学校の所の交差点、そこの協議も来年3月末には大体完了することを見越しております。その令和5年度あたりにまたしっかりと区との協議もお願いしたいと思います。というのは、この交差点は大型車両の通行が非常に多い所で、その中で左折、巻き込み等が非常に危ないというのでしょうか、一度は交差点の停止線をセットバックしてもらって、そこにポストコーンも立てていただいた経緯もありますが、今はまた工事中でその辺も外されているような状況です。その辺もしっかりと鑑みた中で、協議の場をしっかりと設定していただきたいということを希望させていただきます。それでは議長、次の事項をお願いします。 ○金城隆議長 鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 私からは質問の事項4質問の要旨(1)、(2)についてお答えいたします。まず質問の要旨(1)ア及びイについてお答えいたします。アにつきましては、市民を対象とした世界のウチナーンチュ大会の関連イベントを既に開催、または開催する予定でありますほか、世界のウチナーンチュ大会期間中には、海外から来沖され、名護市にゆかりのある方々を対象とした「ナグンチュ大会」の開催を11月1日に予定しております。関連イベントとしては、市内小学校を対象とした「移民歴史学習」を行っておりますほか、名護市国際交流会館での「世界のナグンチュ&移民学習パネル展」、それから市内で経営されている外国料理店の協力を得て、外国料理を紹介・販売する「名護夜市」の開催を予定しております。「ナグンチュ大会」では、例年行っておりました交流会は開催いたしませんが、参加者数を制限した市内バスツアーを予定しておりますほか、ご参加いただいた方々には記念品をお渡しする予定で準備を進めているところであります。イにつきましては、ウチナーンチュ大会の周知としましては、広報紙であります市民のひろばへの掲載や市内小中学校、社会教育施設等へのポスターの掲示、のぼり旗の掲揚等にて周知を行っております。「ナグンチュ大会」につきましては、沖縄県を通じて各国にある沖縄県郷友会へ依頼し、現地のウチナーンチュの皆様へ周知を行っております。開催後には、市民のひろばや、名護市公式インスタグラムやFacebook、YouTubeといったSNSにおいて大会の様子を皆様にお伝えする予定でございます。続きまして、要旨(2)でございます。2016年10月30日に「世界のウチナーンチュ大会」において制定宣言されました「世界のウチナーンチュの日」につきまして、提案された県系人お二人の功績は顕著でありまして、その功績を称え、本市におきましてもお二人には感謝状を授与しているところでございます。「世界のウチナーンチュの日」はこれまで築き上げられてきた世界のウチナーネットワークが継承され、今後ますます繁栄されるようにとの願いが込められており、どこに住んでいても、ルーツがなくても沖縄の文化を愛し、沖縄に想いをはせる全ての人が一緒になってお祝いする日であると承知しております。今年度の普及啓発につきましては、先ほどご答弁申し上げましたが、移民歴史学習でありますとか、市民のひろば、名護市国際交流協会インスタグラムでの情報発信でありますとか、名護夜市や世界のナグンチュ&移民歴史学習展の開催といった取組によりまして、その意義等を市民の方々を中心に発信しているところであります。世界のウチナーンチュの日、世界のウチナーンチュ大会につきまして、今後とも市民の皆様に知っていただけるように取り組んでいきたいと考えてございます。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 待ちに待った世界のウチナーンチュ大会でございます。沖縄県が主導して、約5年に一度の開催ということになっておりますが、去年は残念ながらコロナ禍によって延期されたということでありますが、1990年に始まって、今回で7回目を迎えます。非常にウチナーンチュのチムグクルというのですか、その魂がしっかりとそこに宿って、皆さんで共有して交流を図るという、なかなか世界のどこを見渡してもないような事業ではないかと思っております。その世界のウチナーンチュ大会に向けて、県系2世の方が物すごい努力をして、前回、世界のウチナーンチュの日を制定させました。これについては私たち名護市議会のほうに陳情が上がってまいりまして、その陳情はしっかりと全会一致でもって採択をされたところです。その勢いでもって、また県議会、それから沖縄県のほうへ上程してまいりました。第6回の世界のウチナーンチュ大会の中での制定の発声では、私たち名護市議会も全議員がそろって見届けたといういきさつもあります。このように、この世界のウチナーンチュ大会を中心とした沖縄の人々の集まりがしっかりとあります。そういうのを今後ともしっかりと続けていくためにではあるのですが、今回はコロナ禍だということで規模を縮小して、歓迎会はなされない、セレモニーはなさらないという回答がありましたけれども、それでよろしいでしょうか、お聞きします。 ○金城隆議長 鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 議員ご指摘のとおり、前回のナグンチュ大会では盛大に交流会を開催しておりました。また、議員ご指摘のとおり新型コロナウイルス感染症の影響というのがございますので、その対策の観点から総合的に判断した結果、今回交流会は行わないということになってございます。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 少しばかり悲しい思いであります。先ほど世界のウチナーンチュ大会というのは、趣旨としてはやはり世界二十何か国でしょうか、そして百何十箇所の地域からの参加とか、そういうのが見られて、第6回の大会には物すごい方が参加されて、那覇市のセルラースタジアムで行われたという経緯もあります。そういう中でやはり交流はしっかりやるべきではないかと思います。本大会の開会式、それから閉会式等が10月31日から11月3日までということでやりますけれども、そこだけでもない、やはり「世界のウチナーンチュの日」を制定した発祥の地でもある名護市であります。その辺はしっかりと何らかの対策を取りながら交流会ができたらと望みますけれども、今回は時間がちょっと迫っておりますので厳しいかと思います。また来年、10月30日を基準日として、そういう趣旨を持ったイベントを広げていただきたいと思っております。そこで先ほどイベントの周知方法ということで、のぼり旗、ポスターということがあります。それからまたSNS、インスタグラム、Twitter等でどんどんやっています。名護市のホームページにも載せておりますが、10月31日、もう直近ですけれども、なかなか目にとまらないのです。その辺をどのようになさっているのかお聞きしたいと思います。 ○金城隆議長 鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 すみません、先ほどの繰り返しになってしまいますが、市民のひろばでありますとか、インスタグラム、SNSでの情報発信というものをやっているという状況でございます。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 それだけではちょっと足りないのですよ。というのは、SNSとか、インスタグラムとか、そういったものが分かる方は多少はその辺でいいかと思いますけれども、そういうICTの弱者というのでしょうか、弱い方々のほうには周知がなかなかできていない。それでその方々はのぼり旗とかポスターということで言われても、どこにどうあるのかというのがまだ確認が取れていないということがあるので、しっかりと世界のウチナーンチュの日をどこかで表現するような、見せるようなPR、そのような周知をやっていただきたいと思っております。質問の要旨(2)についてですが、先ほど話したとおり、第6回世界のウチナーンチュ大会、故翁長雄志知事の発声でもって、10月30日は世界のウチナーンチュの日として制定されました。その後、名護市議会でも第184回定例会、これは仲村善幸前議員でしょうか。第185回、第186回、第186回定例会の中ではまた長山隆元議員等、先輩方もやられています。第188回定例会と、それから第189回定例会の稲嶺進前市長のほうからの行政報告の中にもしっかりと制定をして、皆さんでお祝いしたという報告が出ております。その辺を含めて、やはり世界のウチナーンチュの日制定の発祥の地、先ほどはお二方に感謝状を授与したということもありますが、皆で共有でき、やはりここが発祥の地だな、ここが発声の地だなという形をしっかり見つめるためには、モニュメント、像とか、記念碑、それが必要ではないかと思っています。第184回定例会の総務部長の回答の中では、その辺も国際交流会館等の高台を利用したいとか、いろんなことを勘案しながら考えていきたいという回答もしています。それからしばらくたって、なかなか世界のウチナーンチュの日があまり浸透していないような気がします。ここで再度、質問ですが、しっかりと県系人お二人への感謝と慰労を込めて、それから趣旨の説明にあります100年以上前、移民の地と言われる當山久三の「いざ行かん我らの家は五大州」の言葉に象徴されたように、先人たちは異国の地で成功する希望を胸に、強い意志と万国津梁の精神で海外に雄飛し、幾多の苦難を乗り越え、それらの地で生活の基盤を築き上げ経済的安定を図るとともに、沖縄文化を大切に守り、子や孫にウチナーンチュとしてのアイデンティティーを継承してきましたとあります。これはやはりしっかりと我々名護市のほうから世界へ発信するためにもモニュメントの建立を望みますが、最後にいかがでしょうか。 ○金城隆議長 鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 ご提案のありましたモニュメントの建立についてでございますけれども、世界のウチナーンチュの日の普及啓発につきましては、今後とも、現在行っております取組も含めて、効果的な情報発信というものを引き続き検討してまいりたいと思ってございます。 ○金城隆議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 もう少し最後にちょっと力強く、モニュメントを造りますというような回答がいただけたらと思っていたのですが、少し残念です。しかし、部長がおっしゃっているとおりいろんな方面から考えていきたいということがありますので、今後ウチナーンチュ、チムグクル、名護から発信ということを踏まえて、しっかりとその辺を考えていただきたいと思います。それでは少しばかり時間が残りました。比嘉勝彦、これにて一般質問を終わらせていただきます。大変ありがとうございました。 ○金城隆議長 これにて比嘉勝彦議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時28分)                              再 開(午後2時38分) ○金城隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。高山侑三議員、一般質問を許します。 ◆高山侑三議員 ただいま議長の許可をいただきましたので、議席番号4番、高山侑三、一般質問をさせていただきます。質問に入る前に、初めに少しご挨拶をさせてください。改めて御総(ぐすー)様(よー)、今日(ちゅー)拝(をぅが)なびら。我(わ)んねー、多嘉山侑三んでぃ、言(い)っちょーいびーん。今日(ちゅー)や、初(はじ)みてぃぬ一般質問やいびーくとぅ、昨日(ちぬー)から今(なま)までぃ、肝(ちむ)どんどんしちょーいびーん。やいびーしが、島(しま)ぬ御総(ぐすー)様(よー)ぬため、名護ぬ御総(ぐすー)様(よー)ぬため、気(ち)張(ば)てぃ行(い)ちゃらなんでぃ、思(うむ)とーいびーん。くま居(をぅ)てぃめんそーちゃる御総(ぐすー)様(よー)、良(ゆ)たさる如(ぐとぅ)、御願(うにげー)さびら。御拝(にふぇー)でーびる。ここからは大和グチで進めてまいります。さきの9月11日の名護市議会議員選挙におきまして当選された皆様、そして応援されていました皆様、誠におめでとうございます。私自身もほとんど地元では無名だった状態から、地域の皆様の多大なるご支援によって押し上げていただきまして初当選を果たすことができました。支えてくださった皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございます。これから日々勉強と経験を積み重ねながら、名護市民の皆様の声を議会に届け、市民の暮らしをよくしていくために全力で議員活動を行ってまいります。また、その中でも私自身一番に掲げている公約があります。それは若い世代と子育て世代に魅力あるまちづくりで、過疎地域の人口減少に歯どめをかけて、そして名護市全域の均衡ある発展を目指しますということです。そのための政策も掲げ、その実現に向けてしっかりと取り組んでまいります。今回の一般質問におきましても、市民の皆様の声を踏まえながら、その施策に関する内容を中心に盛り込んでおります。また、質問の前にもう1点だけお話をさせてください。私の名前の表記についてです。私はこれまで公の場では「多い」に比嘉さんの「嘉」に「山」と、三字の「多嘉山」で活動してまいりましたが、実は戸籍上は「高」い「山」の二文字になっています。それで名護市議会では通称使用の要綱がないため、現在戸籍上の「高山」で表示されております。また、なぜ私がこれまで三字の多嘉山、こちらで公で活動してきたか、2点理由があります。1点目は実はもともと先祖代々、この三字の多嘉山でした。それが1947年に現在の高山に改姓されたという経緯があります。そして2点目は、私自身の沖縄人、ウチナーンチュとしてのアイデンティティーです。大学生時代から延べ10年東京で生活をし、その間故郷を離れたことでウチナーンチュとしてのアイデンティティーがより強くなりました。それから15年以上、公の場では先祖代々使ってきましたこの三字の多嘉山、こちらを使用してきました。現在ほかの市町村議会の事例を参考にしながら、名護市議会でも通称使用の要綱を設けていただきますよう議会運営委員会で審査していただいています。この要綱が承認されましたら、議会でも三字の「多嘉山」と表示することができます。ですので、それまでの間、私の名前の表示は「高山」、二文字となりますのでご了承いただきますようお願いいたします。長くなりましたが、それでは通告に従いまして一般質問をさせていただきます。なお、傍聴席で傍聴される市民の皆様、そしてインターネット中継をご覧の市民の皆様に少しでも質問内容が伝わるよう、ところどころこのようなフリップも用意しながら質問内容と合わせてお伝えできたらと思います。それではまいります。質問の事項1 過疎地域の人口減少対策について。要旨(1)名護市のホームページに掲載されています行政区別統計表における2013年と2022年の9年間の人口を比較すると、屋我地島で15%減少、羽地上方(仲尾次以北)4区で11%減少、二見以北十区で15%減少、世冨慶以南5区で11%減少と、過疎地域の人口減少が非常に進んでおり早急な対策が必要です。それに対して令和4年度施政方針では、13ページに「市内の均衡ある発展につきましては、定住環境の充実及び生活環境に配慮した基盤整備を推進するため、次の主要事業を重点的に取り組んでまいります。また、各地域の振興については、地域の特性を活かし、継続的、安定的に、地域の方が活用できるものを事業に展開しながら、各地域の拠点形成に取り組みたいと考えております。」と表記されております。この方針で具体的にどのように過疎地域に人を呼び込み、定住人口の増加を計画しているのか、市当局の見解を伺います。続きまして、質問の事項2 農業振興について。まず質問の要旨に入る前に、第5次名護市総合計画について簡単にご説明させてください。第5次名護市総合計画とは、2020年から2029年の10年間の名護市のまちづくりの計画です。上から基本構想、基本計画、実施計画というピラミッドのようなイメージ構成となっています。そのうちの基本計画の中に政策があり、その下に施策がある。そのような構造になっています。こちらを踏まえまして質問をさせていただきます。要旨(1)第5次名護市総合計画の「政策4 活力のあるまちづくり」の「施策2 農業の振興」について伺います。ア 現在の新規就農者の受入支援策の内容と近年の新規就農者数及び農業従事者数の推移について。こちらは資料を事前に頂いております。ありがとうございます。イ 地元農作物の中でどの農作物のブランド化を目指しているのか。その具体的な計画も併せて伺います。ウ 体験型の観光プログラム化の取組の計画と進捗について伺います。続いて要旨(2)名護市農林水産振興計画策定業務委託に係る公募型プロポーザルの実施が2022年4月20日に公開され、5月26日にその結果が公表され、そして6月上旬に契約予定と、このように名護市のホームページにはありますが、現在の進捗について伺います。また、名護市農林水産振興計画はいつ策定が完了し、公開予定なのか伺います。質問の事項3 市民の声について。要旨(1)第14期名護市議会において採択された次の陳情について、その後の市当局の対応について伺います。ア 第7号「仲尾次市営住宅建設に関することについて」(平成30年12月21日採択)。イ 第18号「仲尾次~真喜屋に至る市道における街灯設置に関することについて」(平成31年3月26日採択)。ウ 第25号「真喜屋区の国道と市道を経由する道路改修について」(令和2年3月27日採択)。エ 第38号「済井出養豚団地豚舎の撤去を求めることについて」(令和2年3月27日採択)。オ 第45号「国道58号沖合に離岸堤を設置することについて」(令和3年12月20日採択)。カ 第70号「下水道整備について」(令和3年12月20日採択)。キ 第71号「水路改修について」(令和3年6月30日採択)。ク 第98号「真喜屋区中央用水路の修復工事について」(令和3年12月20日採択)。ケ 第101号「稲嶺地区所在採卵農場への事業導入について」(令和4年6月29日採択)。コ 第107号「羽地内海のしゅんせつ及び軽石の除去に関することについて」(令和4年6月29日採択)。サ 第116号「源河川沿い河川道路整備について」(令和4年6月29日採択)。質問の事項4 辺野古新基地建設について。要旨(1)平成31年2月24日執行の辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票において、名護市では賛成4,455票、反対1万8,077票、どちらでもない2,216票という結果になりました。このことから、辺野古新基地建設に対して名護市では反対が多数と言えます。それを受けまして市長も令和3年第205回定例会において「普天間飛行場代替施設建設については名護市民が反対を示しているのが多数ということは、これは県民投票でも示されていることだと思います。」と答弁されています。現在も「県民投票における名護市民の民意は反対が多数」と市長が認識されていることに間違いはないか伺います。続いて要旨(2)市長は、「普天間飛行場の代替施設建設、いわゆる辺野古米軍基地建設はSACO合意に基づいて、負担軽減の一貫として行われていると認識している」という旨の答弁を議会で何度かされています。また、「沖縄県の過重な米軍基地の負担を軽減することは多くの県民が等しく願うところであると認識している」という旨も何度も答弁されております。しかし、SACOの最終報告では、施設の返還には県内移設や機能移転が条件となっており、仮に計画どおりに返還が実現した場合でも、在日米軍専用施設の割合は沖縄は69%と全国で最も高いままです。名護市の基地面積も現在、市の面積の10%を占める2,172.5ヘクタールで、辺野古新基地が完成するとさらに埋立分160ヘクタールが増加します。このままSACO合意の計画どおり進めることが、名護市の、そして沖縄県の過重な米軍基地の負担軽減に本当につながるのか、市長の認識を伺います。長くなりましたが、以上を一次質問とし、二次質問は自席にて行います。市当局の皆様、ご答弁をよろしくお願いいたします。 ○金城隆議長 さきの通告により一問一答事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いいたします。鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 私からは事項1要旨(1)についてお答えいたします。先日の東恩納琢磨議員への答弁と重複する部分がありますがご了承をお願いいたします。令和3年度に「第2期名護市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略」を策定した際の人口ビジョンにおきましては、市全体の人口推移は増加傾向にあるものの、2030年頃をピークに減少に転ずる。特に羽地、久志及び屋我地の各地域におきましては既に人口が減少しており、令和2年度以降も減少が続くと予測されているところでございます。市全体としましては、合計特殊出生率・出生数の伸び悩みや、概ね社会増ではあるものの、10代後半を中心とした若年層等の転出超過などにより少子高齢化の進展が見られるところです。総合戦略においては、人口減少を抑制し将来にわたって持続可能で活力ある名護市を目指すために、①産業振興、雇用創出、②新しい人の流れの創出、③子育て環境の充実、④まちの魅力の向上を目指すべき将来の方向として総合的に施策を推進することとしております。こうした総合的な取組の中において、市内の均衡ある発展を図ることは重要でございまして、人口が減少している地域におきましても、にぎわいをもたらし地域の特性を生かす拠点施設の整備・強化でありますとか、民間事業者による土地の利活用、交通インフラの整備等に取り組むことで、誰もが人や自然と豊かにつながりながら誇りを持って暮らせるまち、誰もが住み続けたいと思う「選ばれ続けるまち」の実現を目指してまいります。 ○金城隆議長 高山侑三議員。 ◆高山侑三議員 今の答弁の中に出てきました「第2期名護市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略」、こちらの冊子でございますが、この中の内容に沿って二次質問をさせていただきます。この中に移住者のニーズを踏まえた取組について伺ってまいる予定でして、この冊子の「第1章4.人口の将来展望に向けた調査・分析」、この中で沖縄県へ移住意向を持つ東京都在住の20代から60代の男女500名にアンケートをした「今後の移住に関する意向調査」というものがございます。まず質問の1つ目、抜粋したアという質問事項の中に「移住先を決める場合の条件(決めて)」。これで一番多いのが「自然環境が良いこと」、これが約6割と。その次が「都会より生活費が安くすむこと」、こちらが4割弱。そして「買い物など日常の暮らしに困らない程度に交通の便や生活環境がよいこと」、これが3割強という回答となっておりました。そしてその次にエという項目で、「名護市への移住を考える上で、どのような支援・施策があるとよいか」。これの回答で一番多かったのが「居住支援」、これが6割弱。そして「就労支援」、こちらが5割弱。そして「移住に関する相談支援」、これが5割弱と。このようなニーズが読み取れます。こういったニーズを踏まえまして過疎地域の住む場所、そして雇用の確保についてご質問します。先ほどのご答弁で、人口減少している地域においても、にぎわいをもたらし地域の特性を生かす拠点施設の整備・強化や、民間事業者による土地の利活用等に取り組むとおっしゃっていただきましたが、ここから具体的にどのように、特に過疎地域の住む場所と雇用の確保を行っていくのか、お伺いいたします。 ○金城隆議長 鎌田広大企画部長。 ◎鎌田広大企画部長 現在の具体的な取組といたしましては、わんさか大浦パークの機能強化や羽地の駅の機能拡充、やが市営住宅やいさがわ市営住宅の整備、沖縄愛楽園の土地利活用に向けての調整等を行っているところでございます。重ねてにはなりますが、総合戦略において総合的に施策を推進することで人口減少を抑制し、誰もが住み続けたいと思う「選ばれ続けるまち」の実現を目指してまいりたいと考えてございます。 ○金城隆議長 高山侑三議員。 ◆高山侑三議員 今、部長がおっしゃっていたわんさか大浦パークの機能強化ですとか、羽地の駅の機能拡充などの拠点整備、こちらについて先日担当部署にお伺いしたところ、これらの拠点整備に関して、この事業に関しては直接的に雇用を生み出すものではありませんというお話を聞きました。間接的にそこにまず人を集めて、人が集まることによってそこの経済を活性化させ、そして周りに事業者を呼び込んでいく。そのような計画ですということもお伺いしております。この2つです。羽地の駅、わんさか大浦パーク、今後どれぐらいの人の流れですとか、または経済効果を見込んでいるのか、最後にお伺いさせてください。 ○金城隆議長 宮城浩二地域経済部参事。 ◎宮城浩二地域経済部参事 羽地の駅、わんさか大浦パークの人の流入の見込みについてということで、平成27年5月に供用開始しました羽地の駅は、地域の農産物等を販売する羽地地域の拠点として活用されており、令和3年度の施設利用者数は8万5,166人となっております。近年の観光関連の動向として、やんばる地域の世界自然遺産登録や名護東道路の開通、延伸、本部港の国際クルーズ拠点化や北部テーマパークの計画等があり、今後より多くの観光客が羽地地域を訪れることが見込まれております。これらの観光需要を取り込むため、羽地地域交流拠点整備事業として、羽地内海に面した地の利を生かした環境整備としまして、地域から要望のありました羽地内海を周遊するカヌー体験での利用者の利便性向上を図るため、羽地の駅に隣接する真喜屋大川において親水護岸等整備計画を計画しており、今年度は実施計画を行うところでございます。本事業による集客効果は、令和8年度には施設利用者数が約9万9,000人まで増加することを見込んでおります。続きまして、わんさか大浦パークのほうですが、二見以北交流拠点施設、通称わんさか大浦パークは平成23年3月に供用開始し、名護東海岸地域の交流拠点施設となっております。現在進められております二見以北交流機能強化推進事業では、わんさか大浦パークの物販コーナーの拡張や、新たなシャワー施設や休憩スペース、遊具の設置を行うことで施設の機能強化を図り観光客の増加を見込んでおります。わんさか大浦パークの令和3年度の施設利用者数は5万659人となっておりますが、本事業による集客効果として令和10年度の施設利用者数を約8万人まで増加することを目標としております。 ○金城隆議長 高山侑三議員。 ◆高山侑三議員 集客効果、そして経済効果についてご答弁いただきありがとうございます。実は私は過疎地域の過疎化、人口減少を肌で感じております。私自身、羽地上方4区、仲尾次以北に現在住んでおりますけれども、今週末だけで3件葬儀に参加しました。どんどん少子高齢化、人口減少が進んでいると感じておりますので、早急な対策をぜひ市当局の皆様お願いいたします。特に住む場所と雇用の確保を重点的に進めていただきますようお願い申し上げます。議長、次をお願いします。 ○金城隆議長 宮城天樹農業政策課長。 ◎宮城天樹農業政策課長 私のほうからは質問の事項2要旨(1)のアとイ、要旨(2)についてお答えいたします。まず要旨(1)アについて、ご質問の近年の新規就農者数及び農業従事者数につきましては、タブレットにアップロードしておりますのでご確認のほうをお願いいたします。本市における新規就農者の受入支援策としましては、2つの施策により新規就農支援を講じております。1つが、初期投資に係る費用の補助事業である「経営発展支援事業」、そしてもう1つが就農定着のために資金の交付を行う「新規畑人(はるんちゅ)資金支援事業」であります。2つの事業を実施することで新規就農者のスタートアップ支援を行い、農業への人材の一層の呼び込みと就農意欲の喚起、そして就農定着を図っているところであります。事業概要になりますが、経営発展支援事業は令和4年度中に就農を開始する認定新規就農者を対象としており、補助額の上限は750万円、補助率は75%となっております。新規畑人資金支援事業につきましては、認定新規就農者を対象に交付金額は1人当たり年間150万円、交付期間は最長3年間とする事業内容となっております。これらの2つの支援事業を受けるためには、農業経営基盤強化促進法に基づく青年等就農計画を作成し自治体から認定を受ける必要がありますが、農業政策課では就農計画の作成の段階から助言・指導を含む支援に取り組んでいるところであります。続きまして、近年の新規就農者数及び農業従事者数になります。新規就農者数につきましては、本市で新規就農支援を実施した方を対象に集計しております。新規就農者数は、予算との兼ね合いもあり年度ごとの実施数にばらつきがございますが、年平均で機械等の導入費用の補助については2.6人、資金交付事業につきましては4.4人に対し支援を講じており、新規就農者の育成・確保に努めているところであります。農業従事者数につきましては本市農業委員会の利用状況調査に基づく数値になりますが、直近5か年の推移といたしましては減少傾向にある状況となっております。続きまして、要旨(1)イについてお答えいたします。ご質問の「地元農作物のブランド化」につきましては、本市農業が多品目農業という特性があることから、現在のところ特定の農作物に特化した形でのブランド化を図っていくことは計画しておりません。ひとえに「ブランド化」と言いましても、高付加価値をつけたり特別な名称やデザインをつけたりなど、他の商品と差別化を図っていく取組のことがブランド化の意味するところであります。そのことから、本市では令和2年3月に「名護産農林水産物等消費拡大推進条例」を制定し、名護市内で生産された農林水産物及びその加工品を「名護産」というブランドと位置付け、商品の差別化を図り、地元農林水産物の消費拡大について推進を図っております。これまで名護産のアグーやブロイラーを使用した学校給食の提供、市内飲食店とタイアップを行い、名護市中山で生産されたゴーヤーを使用したゴーヤー豚骨ラーメンの販売、北海道日本ハムファイターズの春季キャンプでの名護産花卉(かき)を使用したフラワーアレンジメントの展示や、オープン戦セレモニーでの花束贈呈などの取組により名護産農林水産物のPRを図ってきたところであります。なお、今年度におきましては、バレンタインデー企画として名護産花卉のPRイベントを実施することを予定しております。名護産農林水産物の消費拡大推進の取組につきましては、今後も市内農林水産業の関係団体で構成される「名護産農林水産物等消費拡大推進懇談会」において意見交換しながら、構成団体の皆様と連携し名護産農林水産物の消費拡大に努めてまいります。続きまして、要旨(2)についてお答えいたします。現在、農業政策課にて本市の地理的・自然的条件の優位性を生かした具体的施策の方向性及び実行工程を定め、本市が目指すべき農林水産業の振興戦略を明らかにし、農林水産業の総合的かつ計画的な振興の推進を図ることを目的に「名護市農林水産振興計画」の策定に取り組んでいるところであります。策定作業の進捗状況といたしましては、現在、基礎調査、アンケート調査、関係者ヒアリングの作業を同時並行で進めている状況です。アンケート調査につきましては、農業委員会に登録されている農業従事者1,250名を対象に令和4年9月30日を回答期限として実施したところであります。また、関係者ヒアリングにつきましては、農林水産業の関係団体に対し実施しており、11月上旬に作業完了を予定しております。今後の予定になりますが、今月20日に市内農林水産業の関係団体で構成する「名護市農林水産振興計画策定業務有識者懇談会」の第1回会議の開催を予定しております。本会から提言された農林水産業の振興方針や振興施策などについてのご意見を踏まえ、計画策定を進めてまいります。その他のスケジュールとして、11月に市内飲食店に対するアンケート調査の実施、翌年1月には市民の皆様から広く意見を聴取するためのパブリックコメントの実施を予定しております。本計画の策定は令和5年3月末の完了を予定しており、その後名護市ホームページで公開してまいります。 ○金城隆議長 早瀬川章子園芸畜産課長。 ◎早瀬川章子園芸畜産課長 私のほうからは質問の事項2要旨(1)ウについてお答えいたします。名護市では地域の農産物を生かした農業の6次産業化を促進する拠点施設として「なごアグリパーク」を整備しております。同施設にはショップ、レストランと併せて観光ハウスを設置しております。その観光ハウスでは、水耕栽培でのレンタル野菜園、ハーバリウムやオリジナルハーブソープ作りの体験教室等の体験型プログラムを実施し農業と観光の連携を図っておりましたが、観光ハウスを運営しておりました団体が本年9月で撤退したところでもあり、現時点では体験プログラムは実施されておりません。現在は観光ハウスを含め、各施設の新たな使用者の募集を行っているところでありますので、新たな使用者が決定いたしましたら観光と連携した体験プログラムについても検討したいと考えております。また、本市では架橋離島としての地理的優位性で修学旅行による民泊が定着しつつある屋我地地域において、民泊地としての定着を図り、観光のモデルとして地域振興に寄与するため、地域資源である農業を生かした体験型観光施設として令和元年度に名護市やがじ農業体験施設を整備しております。農業体験施設では土作りから種まき、収穫までの野菜作りや野菜の選別、袋詰めなど、出荷準備までの農業の一連の流れを体験することができます。農業と観光の連携については、新型コロナウイルス感染症の状況により誘客の面での課題を有しておりますが、今後とも施設間で連携しながら取り組んでまいりたいと考えております。 ○金城隆議長 高山侑三議員。 ◆高山侑三議員 私自身、新規就農者の数をもっと増やしたいという思いがありましたので、今回このような質問をさせていただきました。そこで最後にご答弁いただいた体験型観光プログラムについて二次質問をさせてください。先ほどのなごアグリパークですとかやがじ農業体験施設、こちらで実際に体験された参加者の方々の居住場所、地域、県内と県外の割合など、もし分かればお伺いできたらと思います。 ○金城隆議長 休憩します。                              休 憩(午後3時12分) (答弁の調整あり)                              再 開(午後3時13分) ○金城隆議長 再開します。平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 やがじ農業体験施設の件ですので、私のほうからお答えしたいと思います。やがじ農業体験施設における体験プログラムについて、当該施設では作物の種まき、苗植え、作物の収穫、収穫をした作物の袋詰めなどの農業作業の体験のほか、サトウキビジュース作りなどを体験するプログラムを実施しております。しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大により、修学旅行の中止や観光客の減少により思うように利用者がいない状況の中、地域の保育園や青少年育成協議会屋我地支部をはじめ、観光協会などと連携を図り、農業体験プログラムを実施してまいりました。令和2年度には37名、令和3年度には46名、令和4年度には12名、合計95名の利用者となっております。そのうち87名が県内の方で、8名が県外からの利用者となっております。年代別で見ますと、10歳未満が25名、10代が48名、20代が12名、30代以上が10名となっております。 ○金城隆議長 高山侑三議員。 ◆高山侑三議員 県内の方が多いと聞いて、少し私の中で希望が持てました。というのも、まずは気軽にこういった観光を通して農業に触れる機会というものを今後もぜひ提供していただきたく思います。その中で誰かが農業に興味を持って、自分も農業を名護市でやっていきたいと。そういう県民が一人でも、そして名護市民が一人でも多く増えるように、今後ともこういったプログラムを前に進めていただきたいと思います。議長、次をお願いします。 ○金城隆議長 玉城勝建設部長
    玉城勝建設部長 それでは質問の事項3質問の要旨(1)ア、ウ、オ、サについてお答えします。全て経済建設委員会にて審査された案件でございます。初めにアについては、平成30年12月4日付、仲尾次区より市議会へ市営住宅建設に関する陳情があり、平成30年12月21日に採択されております。質問にあります市の対応としましては、平成30年12月10日、令和元年10月24日、令和4年2月9日に仲尾次区を訪問し、陳情についての話合いを行っております。内容につきましては、平成29年3月に策定した「名護市住生活基本計画及び名護市営住宅等長寿命化計画」に基づき市営住宅の整備を計画的に行っており、老朽化した市営住宅の建て替えを優先的に進める必要があることや、県内では多くの公営住宅が建て替え時期を迎える中、財源確保などの課題等について説明を行っているところであります。続きまして、ウの平成31年4月24日付、第25号「真喜屋区の国道と市道を経由する道路改修」につきましては、国道58号と市道羽地2号線を結ぶ市道真喜屋1号線の水はけが悪く道路幅員も狭いことから、源河区長、稲嶺区長、真喜屋区長、仲尾次区長の連名により、道路整備要望の陳情がございました。本市における道路整備につきましては、道路整備プログラムに基づき道路整備を行っていることから、当プログラムに抽出されていない当該市道の整備は難しいとの説明を行っております。次にオの令和元年12月10日付、第45号「国道58号沖合に離岸堤を設置すること」につきましては、源河区から稲嶺区間における国道58号沖合について、冬季風浪や台風時の越波などにより国道走行中の車両の安全性が確保できず、また塩害により集落の建物や農作物の育成に影響が生じていることから、源河区長及び稲嶺区長の連名にて越波による被害の軽減を図るための離岸堤設置の陳情がございました。市としましては、道路管理者である北部国道事務所並びに海岸管理者である沖縄県北部土木事務所へ、令和元年12月10日付にて源河区長及び稲嶺区長の陳情書を添えて進達を行っております。令和2年7月16日付にて沖縄県北部土木事務所長より、また令和2年8月5日付にて北部国道事務所長より、共に越波等の発生状況や被害状況の把握に努めてまいりたいとの回答がございました。本案件につきましては、経済建設委員会へ各関係管理者からの回答内容の報告を行っているところでございます。続きまして、サの令和4年5月20日付、陳情第117号「源河川沿い河川道路整備」につきましては、沖縄県管理の二級河川、源河川の管理用道路の舗装要望として源河区長より陳情がございました。市といたしましては、去る令和4年6月18日の大雨により河川護岸のひび割れ及び当該河川管理用道路の陥没が生じたことから、管理者である沖縄県に対し、舗装要望と併せて護岸及び道路陥没復旧を行うよう要望書を提出するとの説明を行っております。なお、要望書につきましては、令和4年7月14日付にて沖縄県北部土木事務所へ、護岸及び道路陥没の復旧及び未舗装箇所の舗装の要望書を提出しております。 ○金城隆議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問の事項3要旨(1)イについてお答えいたします。平成31年3月26日に採択されました「仲尾次~真喜屋に至る市道における街灯設置に関することについて」は、仲尾次区内であることから仲尾次区から申請書を提出していただき、当初は8基設置の要望がありましたが、道向かいに道路灯が1基設置されていたことから、7基の申請がありました。担当課におきましては早急な対応を行い、名護市街灯設置補助金交付要綱に基づき補助を行い、令和元年度までに設置を完了しています。 ○金城隆議長 早瀬川章子園芸畜産課長。 ◎早瀬川章子園芸畜産課長 私からは質問の事項3要旨(1)エ及びケについてお答えします。まず、エの済井出養豚団地の豚舎の撤去を求めることについてにお答えいたします。済井出養豚団地の豚舎はJAおきなわの所有であることから所有者自ら解体工事を行い、令和2年12月頃に撤去済みとなり、当該場所は現在更地となっております。JAおきなわに確認いたしましたところ、養豚団地があった土地はJAおきなわと個人の所有地が混在しており、JAおきなわを含む土地の全所有者は当該土地をひとまとめにして売却を希望しているとのことであります。現在はJAおきなわが中心となって地主会を立ち上げ、土地の購入者を探している状況であると伺っております。続きまして、ケの稲嶺地区所在採卵農場への事業導入についてにお答えいたします。採卵農場への事業導入につきましては、養鶏農家から一括交付金事業など、補助率80%の高補助率事業を活用できないかとの要望がございました。それを受けまして沖縄県と調整を行いましたが、養鶏の増羽に向けた事業としては既存の畜産クラスター事業で取り組める内容であること、また一括交付金事業等では一企業の資産形成に該当する事業は採択が難しいとの意見がございました。これを踏まえまして養鶏農家と調整を行ったところ、高補助率の事業が難しいのであれば、補助率50%の既存事業である畜産クラスター事業で取り組んでいきたいとの意向が示されました。現在、養鶏農家とJAおきなわ及び本市で定期的な意見交換を行いながら、事業申請に向け調整を行っているところでございます。 ○金城隆議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 私のほうからは質問の事項3要旨(1)カについてお答えいたします。先日の金城善英議員への答弁と一部重複いたしますがご了承ください。ご質問の令和3年12月20日に採択となりました陳情第70号下水道整備についてにつきましては、令和2年8月31日付にて済井出区長より名護市議会議長宛てに提出されました陳情となっております。当該陳情が提出された後、令和2年10月23日に済井出区長と下水道についての勉強会を行いました。その際に区民向けにも説明会を行ってほしい旨の要望があり、日程を調整して行うことになっておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で説明会の開催を延期しておりました。その後、令和4年4月24日に済井出区民が集まる機会がありましたので、そこで下水道に関する説明をさせていただいたところであります。済井出区におきましては、「沖縄汚水再生ちゅら水プラン2016」において、農業集落排水事業による汚水処理を行う地区となっております。農業集落排水事業とは、農業集落におけるし尿や生活雑排水等を処理し、農業用排水の水質汚濁防止や農村の生活環境の向上を行う事業でありまして、いわゆる農業集落における下水道事業となっております。農業集落排水事業につきましては、下水道への接続同意を一定数以上取得するなどの採択要件があり、事業化が困難となっております。一方、本市における公共下水道や合併浄化槽等の汚水処理施設を利用している世帯の割合を表す「汚水処理人口普及率」について、令和3年度末現在で約79%となっており、約2割の世帯がいまだ汚水処理施設を利用できていない状況となっております。沖縄県は、令和4年度に「沖縄汚水再生ちゅら水プラン」の改定を予定しております。本市におきましては、市内全ての地域で同様の汚水処理サービスを享受できることを目指しており、公共下水道事業や久辺地区農業集落排水事業以外の地域につきましては、市町村設置型浄化槽事業への整備手法の変更を検討しております。市町村設置型浄化槽事業とは、これまで個人が設置・維持管理を行っていた合併浄化槽を個人に代わって市が行い、その使用料を市にお支払いいただくものとなっております。当該事業はサービスを受けたい世帯ごとに事業が実施可能であるため、汚水処理場や汚水管渠(かんきょ)といった施設整備の必要がなく、早期に汚水処理サービスを提供できるメリットがあります。現時点ではどのような制度とするかは決定しておりませんが、今後、本市に合った制度を検討してまいります。済井出区におきましては、予定しておりました農業集落排水事業から整備手法を変更しまして、市町村設置型浄化槽事業による汚水処理を行うことを検討しております。 ○金城隆議長 宮良昭宏農林水産課長。 ◎宮良昭宏農林水産課長 私からは質問の事項3要旨(1)キ、ク、コについてお答えします。まず、キについてお答えいたします。済井出地区水路の件につきましては、現地調査の結果、土地改良事業で整備された側溝と県道110号線を横断する側溝の断面形状の違いが一つの要因ではないかと考え、県道110号線を管理する沖縄県北部土木事務所維持管理班に、令和3年3月8日付文書で陳情書を進達し、現地確認と断面形状の改善を要請しております。北部土木事務所維持管理班においても冠水状況を確認するため、現場調査継続中と伺っております。続きまして、クについてお答えいたします。真喜屋中央用水路は、整備経緯などの調査を進める中で羽地東部土地改良事業で整備された用水路ということが分かりました。土地改良事業で整備された農道や排水路の施設は、土地改良区解散時に市町村と協議し移管する手続となりますが、当該用水路については、その手続を行った資料が確認できませんでした。しかし、過去の土地改良事業で整備されたことが判明したため、今後は農林水産課の所管とし、維持・修繕などの管理を実施してまいります。続きまして、コについてお答えいたします。羽地内海には約130万立方メートルの堆積土砂が確認されており、しゅんせつするとなると処分先の確保や、それに要する多大な費用に対し漁業振興として費用対効果が得られるか、また財源の確保など多くの課題がございます。羽地内海を利用している羽地漁業協同組合からも羽地内海のしゅんせつの要望が出されておりますが、羽地内海の現状や漁業の課題を踏まえ、今後、資源管理型漁業を視野に入れた新たな取組が行えないか、本市と羽地漁業協同組合で協議を行っているところでございます。羽地内海の軽石につきましては、港湾管理者であります沖縄県によりますと、令和4年6月末までに除去作業を終えたと伺っております。 ○金城隆議長 高山侑三議員。 ◆高山侑三議員 羽地の上方地域を中心に、過去の陳情案件、市民の声について、まずは現状を確認したいという思いの下、ちょっと多くなってしまいましたが、一般質問に入れさせていただきました。その中でもまだ市民の要望がかなっていないものに関して、今後も私自身も引き続き勉強しながら対応してまいりたいと思います。ちょっと時間がありませんので、議長、次をお願いします。 ○金城隆議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 質問の事項4についてお答えいたします。まず、要旨(1)についてでございます。県民投票の結果につきましては、事実としてそのように受け止めているところでございます。次に要旨(2)についてお答えいたします。市街地の真ん中にあり、「世界一危険な飛行場」とも言われる普天間飛行場につきましては、早期に危険性を除去する必要があるというのは万人共通の認識だと考えております。普天間飛行場の移設は、沖縄県の基地負担軽減を図る一つの手段としてSACOで合意されたものと認識をしているところでございます。 ○金城隆議長 高山侑三議員。 ◆高山侑三議員 事実としてそのように受け止めておりますという、その「そのように」というのは、先ほど私が一次質問で、現在も県民投票における名護市民の民意は反対が多数だと、そのように受け止めているという意味でよろしいでしょうか。再度お伺いします。 ○金城隆議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 県民投票が実施された時点の結果であると理解をしております。 ○金城隆議長 高山侑三議員。 ◆高山侑三議員 県民投票が実施された時点の結果として、名護市民の民意は反対が多数だと受け止めていると、そういった認識でよろしいでしょうか。 ○金城隆議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 そのとおりでございます。 ○金城隆議長 高山侑三議員。 ◆高山侑三議員 要旨(2)についてですが、こちらは普天間飛行場の移設、こちらが沖縄の基地負担軽減を図る一つの手段としてSACOで合意されたものと認識していると先ほどご答弁いただきましたけれども、SACO合意そのものが果たして名護市、そして沖縄の基地負担軽減につながっているのか、このSACO合意に対する評価を伺っております。ですので、このSACO合意が沖縄の基地負担軽減につながっているかいないか、認識をお伺いいたします。 ○金城隆議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 SACO合意の内容を完了することが全てではないという認識をしております。基地の負担軽減については様々な考え方がございます。SACO合意は沖縄の基地負担軽減に資するとして、日米両政府が取り組んだものであると認識しております。 ○金城隆議長 高山侑三議員。 ◆高山侑三議員 基地負担軽減の全てではないとご答弁をいただきましたので、こちらがつながっているか、つながっていないかという直接的な評価は避けられたものとして認識をしております。SACO合意は、一次質問でもお伝えしましたけれども、名護市の基地面積、現在の市の面積の10%を占めております。さらに辺野古の基地建設が完了しますと160ヘクタール増加と。SACO合意が完了しても沖縄県全体で在日米軍施設は69%を占めてしまうと。ですので、こちらは沖縄県、そして名護市の基地負担軽減にはつながっていないと私自身は認識しております。もう1点ですが、SACOについて「SACO設置などの経緯」というものが防衛省のホームページにございます。「SACOの最終報告」、こちらが1996年12月に発表されたものですが、その前に、SACOをそもそもどういう経緯で設置したのかという説明の文書が防衛省のホームページにございますけれども、その中でこのような記載があります。「政府は、沖縄県民の方々の御負担を可能な限り軽減し、国民全体で分かち合うべきであるとの考えの下、沖縄県の将来発展のため、在日米軍施設・区域の整理・統合・縮小に向けて一層の努力を払うとともに、振興策についても全力で取り組むこととしました。」と。こちらで注目すべきが「国民全体で分かち合うべきであるとの考えの下」という文章がSACO合意に盛り込まれているのです。それにもかかわらず、SACO合意が完了したとしても沖縄県の在日米軍専用施設の面積というのは69%、そして2位の青森は9%と、かなり差があるわけです。そういった観点からもSACO合意というのは沖縄県の基地負担軽減にはつながっていないものだと、再度主張をこの場でさせていただきたいと思います。今後このSACO合意も含めてですけれども、沖縄の米軍基地の負担軽減、これがどうやったらできるのか、それを辺野古新基地建設も含めて、再度名護市としても考えていくべきだと。そして名護市長もこれまで国と県の争訟、こちらを見守るという答弁を何度もされておりますけれども、そこからやはり自治体のトップとして、自治体の中の市民の安全安心が脅かされる基地建設、そして大浦湾の自然が破壊される基地建設、こちらは自治体のトップとして、これらを守っていくためにどうしたらいいか、そのことを少しでも市民に向けてしっかりと意思表示をしていくことは、私自身必要だと思っておりますので、今後もそういった観点から考えていただきたいと思います。以上をもちまして、私の初めての一般質問を終わりにしたいと思います。市当局の皆様、答弁をしていただきありがとうございました。そして傍聴席で傍聴された市民の皆様、そしてインターネット中継をご覧の皆様、ありがとうございました。イッペー、ニフェーデービタン。 ○金城隆議長 これにて高山侑三議員の一般質問を終わります。 本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。                              散 会(午後3時39分)...