名護市議会 2022-06-09
06月16日-05号
令和4年第207回名護市定例会 第207回
名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月
日│ 令和4年6月9日 木曜日 午前10時 │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場
所│ 名 護 市 議 会 議 場 │├─────────┼───────────────────────────────┤│開
議│ 令和4年6月16日 木曜日 午前10時0分 │├─────────┼───────────────────────────────┤│散
会│ 令和4年6月16日 木曜日 午後3時18分 │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出 席 24名 欠 席 1名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───
┐│議席番号│ 氏 名 │出
欠│議席番号│ 氏 名 │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 1 │ 島 袋
力 │ 出 │ 14 │ 平 光
男 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 2 │ 長 山 正 邦
│ 出 │ 15 │ 翁 長 久美子 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 3 │ 大 浜 幸
秀 │ 出 │ 16 │ 仲 村 善
幸 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 4 │ 吉 居 俊 平
│ 出 │ 17 │ 比 嘉 拓
也 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 5 │ 川 野 純
治 │ 出 │ 18 │ 宮 城 安
秀 │ 欠 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 6 │ 石 嶺 康
政 │ 出 │ 19 │ 比 嘉
忍 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 7 │ 仲 尾 ちあき
│ 出 │ 20 │ 岸 本 直
也 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 8 │ 金 城 隆
│ 出 │ 21 │ 金 城 善
英 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 9 │ 宮 城 さゆり
│ 出 │ 22 │ 大 城 秀
樹 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 10 │ 宮 里 尚
│ 出 │ │ 欠 員 │ │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 11 │ 大 城 敬
人 │ 出 │ 24 │ 神 山 正
樹 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 12 │ 東恩納 琢 磨
│ 出 │ 25 │ 小 濱 守
男 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 13 │ 比 嘉 勝
彦 │ 出 │ 26 │ 比 嘉 祐 一
│ 出 │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員 21番 金城 善英 24番 神山 正樹 議事日程 別紙のとおり 会議に付した事件 別紙のとおり 会議の結果 別紙のとおり法第121条第1項による出席者 市 長 渡具知 武 豊 副市長 金 城 秀 郎 総務部長 比 嘉 一 文 企画部長 棚 橋 邦 晃 地域経済部長 平 得 薫 市民部長 仲 本 太 福祉部長 大 城 智 美
こども家庭部長 高 里 盛 克 農林水産部長 當 山 賢 建設部長 玉 城 勝 環境水道部長 佐久川 博 光 消防長 安 里 順 総務部参事 祖 慶 実 季 教育長 岸 本 敏 孝 教育次長 岸 本 尚
志議会事務局出席者 事務局長 屋 部 憲 克 次長兼庶務係長 大 城 秀 樹 議事係長 宮 城 建
庶務係調査法制 金 城 浩 担当主査 議事係 島 袋 ちえり 議事係 上 地 健
会計年度任用職員 玉 城 直 喜
○
大城秀樹議長 これから本日の会議を開きます。 まず初めに諸般の報告を行います。6月9日受付で、名護市長から令和3年度
食鳥処理施設事業報告書の提出についての文書がありました。当該報告書については、令和元年7月2日付、決議案第3号、「議案第30号指定管理者の指定について(名護市食鳥処理施設)に関する附帯決議」に係る書類の提出となっております。閲覧希望の方は事務局までお願いします。 6月9日受付で、
オンブズママネットワークおきなわ代表から「子どもの
新型コロナワクチン等、遺伝子に関わるワクチンの個別接種券一律送付の中止を求める陳情書」がありました。以上で諸般の報告を終わります。 日程により一般質問を行います。金城隆議員、一般質問を許します。休憩します。 休 憩(午前10時2分) (字句の訂正あり) 再 開(午前10時2分)
○
大城秀樹議長 再開します。金城隆議員。
◆金城隆議員 ただいま
大城秀樹議長よりお許しをいただきましたので、議席番号8番、礎之会、金城隆、第207回
名護市議会定例会の一般質問を始めさせていただきます。その前に少しばかり所感を述べさせていただきます。このたびの本定例会をもって、名護市議会第14期の議員活動の中で最後の定例会となりましたが、この4年間、市民の皆様、また多くの方々からの要望、提案、そしてご意見などを賜り、議会で取り上げて多くの案件を処理してまいりましたが、これもひとえに
渡具知武豊市長の下、当局の皆様方のご協力によりなし得たものと心からの感謝を申し上げます。ありがとうございました。それでは、通告に従い一般質問を行わせていただきます。質問事項1 水道行政について。要旨(1)市内の水道管の耐震化の取組状況はどうなっているのか、以下について伺います。ア 各家庭の引込給水管の耐震化の実施状況について。イ 県内他市町村の耐震化の取組状況について。質問事項2 愛楽園将来構想について。要旨(1)
新型コロナウイルス感染症の拡大により、愛楽園将来構想の懇話会が中断されておりますが、今後のスケジュールについて伺います。質問事項3 市内の橋梁(きょうりょう)工事について。要旨(1)本年度の市発注の橋梁工事の件数と事業内容についてどのようになっているのか伺います。質問事項4 地域からの要望について。要旨(1)羽地内海の軽石撤去について、羽地、屋我地の漁民の皆様より、早めの対応をお願いできないものかとの要望が多くありますが、市当局の対応を伺います。要旨(2)
屋我地我部地域の土地改良区内、
屋我地西部農道53号線の
アスファルト舗装について、市当局の対応を伺います。以上を一次質問とし、二次質問については議席より行いたいと思いますので、当局の皆さんの答弁をよろしくお願いいたします。
○
大城秀樹議長 さきの通告により一問一答事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。
佐久川博光環境水道部長。
◎
佐久川博光環境水道部長 それでは質問事項1要旨(1)ア、イについてお答えいたします。まず、アの各家庭の引込給水管の耐震化についてですが、本市の実施状況といたしましては、平成26年度から
配水管更新工事による配水管の耐震化に合わせて給水管の耐震化も進めており、現在まで市内16地区において約610件の給水管工事を実施している状況でございます。次にイについてお答えいたします。県内他市町村の
耐震化取組状況につきましては、沖縄県が発行しております「沖縄県の水道概要」の中で県内の基幹管路の耐震化状況について示されております。県内全体の基幹管路の耐震化率は22.3%となっており、本市の基幹管路の耐震化率は16.3%となっています。また、給水管の耐震化状況につきましては統計がないことから、県内本島の他市8水道事業体に確認したところ、半数の自治体が給水管の耐震化を進めているとの回答を得ております。本市といたしましても、今後も配水管路の耐震化工事に合わせて給水管も耐震化を図りながら、安全安心な水の供給に努めてまいります。
○
大城秀樹議長 金城隆議員。
◆金城隆議員 それではアについて二次質問を行いたいと思います。先ほどの答弁では市内16地区において約610件ということでありますが、これは配水管の工事のときに各家庭の給水管、パイプを耐震管に変えたということでよろしいのですか。
○
大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。
◎
佐久川博光環境水道部長 16地区で実施したということですけれども、それは配水管の更新工事と合わせて給水管の耐震化も行ったということでございます。
○
大城秀樹議長 金城隆議員。
◆金城隆議員 東北大震災以来、日本全国で耐震管への切替えが行われていて、沖縄県は大きな地震はないということではありますが、震度3までの軽微な件数からいくと、日本でも有数な件数があるわけです。ですからこれに対応するためには、将来的に災害というのはいつ起こるか分かりませんので、いま市内で行われている
給水管引込工事は耐衝撃性のHIVPということにはなっているのですが、これも切り替えていかないと、現在のほとんどの
給水管引込工事がHIVPでやられていると。耐震管ではないわけです。普通の
ビニールパイプです。そういう意味では、今後どのように残りの給水管の引込みをやっていくのか。その辺について当局の考えをお聞かせください。
○
大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。
◎
佐久川博光環境水道部長 今後の引込給水管の耐震化に向けましては、先ほども答弁しましたけれども配水管の耐震化を進めながら、同時に給水管も耐震管に更新していくということで考えております。
○
大城秀樹議長 金城隆議員。
◆金城隆議員 この耐震化については、北部の近隣の町村を私が調査したところによると、大宜味村、東村、国頭村はもう相当な進捗率でありますから、北部市町村の中でも名護市が特に遅れているというデータが出ております。そういうことから、ぜひとも早めの対応をお願いしたいと思います。続きましてイについてでございますが、先ほどの答弁の中で県全体の耐震化率が22.3%となっているのに対して、本市での耐震化は16.3%と県平均より低いわけです。なぜその耐震化が進まないのか。特に名護市は県内でも面積が非常に広いということで、広大な面積の中に各55区の水道管があるということで、非常に費用的なものもあるのでしょうけれども、その要因としてはどういうことが挙げられるのか、お伺いします。
○
大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。
◎
佐久川博光環境水道部長 名護市の耐震化率が低い原因ということですけれども、まず本市は他市町村に比べて面積が広く、基幹管路の総延長が県内で2番目に長くなっております。また、現在本市において行っております水道施設工事が主に新設工事ということも一因であると考えております。今後は老朽化した管路の更新工事にシフトしてまいりますので、管路の耐震化率は向上するものと考えております。
○
大城秀樹議長 金城隆議員。
◆金城隆議員 他市町村での取組状況を考えた場合、先ほどから申しますように名護市の耐震化の進捗率が悪いものですから、何か災害があったときに一番先に要求されるのがライフラインの確保でございますから、そういう意味ではぜひとも早めの対応をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。それでは質問事項2をお願いします。
○
大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎
棚橋邦晃企画部長 事項2要旨(1)についてお答えいたします。
国立療養所沖縄愛楽園の未利用地活用については、令和元年度に、平成21年3月に策定した「
国立療養所沖縄愛楽園将来構想」及び平成31年3月に策定した「
国立療養所沖縄愛楽園土地等利活用基本計画」を踏まえた民間事業者等のアイデアを公募し、4者の民間事業者との対話を実施いたしました。実施に当たっては、事業説明会、現地見学会を開催して対話に至っており、4者の事業者より老人福祉施設、
障害者保養施設、
福祉系教育施設、その他商業施設などの提案を受けたところでございます。令和2年度から引き続き土地等の利活用可能性について調査継続を行っていくため、沖縄愛楽園側と調整を進める予定でございましたが、長引く
新型コロナウイルス感染症の影響により沖縄愛楽園の面会制限もあったことから、事業に関する調整が進められない状況が続いておりました。現在は、国の
新型コロナウイルス感染症に対する措置も緩和されてきていることから、沖縄愛楽園や関係部署と調整をし、
サウンディング調査について7月中に受付を開始する予定となっております。引き続き関係機関と調整を重ねながら、事業者へ土地利活用についての提案を求め、沖縄愛楽園の意向を踏まえた事業者公募を実施できればと考えております。
○
大城秀樹議長 金城隆議員。
◆金城隆議員 この愛楽園構想は前市政のときは8年間全然取り上げられなくて、渡具知市長になってからこの将来構想が動き出したということで、我々屋我地地域の住民からも非常に愛楽園構想については喜ばれているところで、期待をしているところでございましたが、新型コロナの影響で会議もできない状況でありますが、現在の状況を部長も確かめられているとは思うのですが、その整備用地は伐採工事も全部やられております。この伐採工事については工事看板を見たら愛楽園発注ということになっておりますので、その辺のことについては当局との打合せをしての工事でしょうか。もちろん愛楽園将来構想につなげるための工事だとは思うのですが、当局との調整はどうなっているのかお伺いします。
○
大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎
棚橋邦晃企画部長 いま沖縄愛楽園の中で行われている伐採工事ですけれども、こちらは沖縄愛楽園側の通常の維持管理の中で行っている事業だと我々は報告を受けているところでございます。
○
大城秀樹議長 金城隆議員。
◆金城隆議員 屋我地の住民からも「もう始まるのか」という期待からの問合せもあって今回質問したわけでございますが、いずれにしても新型コロナの影響はありますが、この将来構想については
サウンディング調査もまたやるということでございますが、今の状況では早急にというわけにはいきませんが、ぜひとも将来構想の、これまで会議の中で進められてきたいろいろな施設の整備が上げられておりますので、ぜひともそれに向けて当局も頑張っていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。それでは質問事項3をお願いします。
○
大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎
玉城勝建設部長 質問事項3要旨(1)についてお答えいたします。
当該道路メンテナンス事業の橋梁(きょうりょう)工事の件数と内容につきましては、橋梁工事1件を9月頃に発注する予定となっております。橋梁工事は令和3年度から開始しており、本年度の工事内容については、初めに既設の橋台1基を撤去します。その後、橋台1基の更新工事を予定しているところでございます。工事期間中は地域住民の皆様にご迷惑をおかけいたしますが、令和7年度の事業完了へ向け、地元説明を行いながら事業を丁寧に進めてまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 金城隆議員。
◆金城隆議員 そこで、この橋梁工事については
道路メンテナンス事業で財源が組まれているということでございますが、現在の本市での橋梁の更新が必要な件数について伺います。
○
大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎
玉城勝建設部長 建設部維持課で管理している橋梁は名護市内で181橋あり、補修が必要な橋梁は27橋となっております。橋梁工事が完了している橋梁は1橋ございまして、継続中が3橋となっております。残りの橋梁については適宜更新を図ってまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 金城隆議員。
◆金城隆議員 橋梁は市民の生活の道路でありますから、全部で181か所あるということでございますが、この橋梁については一時期にたくさんの工事が行われて、大変老朽化も進んでいるところが多いということで伺っておりますので、どうか予算のかかることではあるのですが、年次ごとに確実にこの件数を減らしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。それでは質問事項4をお願いいたします。
○
大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。
◎
當山賢農林水産部長 それでは質問事項4要旨(1)についてお答えいたします。羽地内海の漂流軽石につきましては、ご承知のとおり当該海域は港湾区域となっていることから、国と沖縄県による除去作業が行われております。本市といたしましても、
羽地漁業協同組合と連携を図りつつ、陸域から作業を行っている沖縄県や、海面作業を行っている
沖縄総合事務局の作業停滞がないよう、作業船の漁港利用や漁港区域内における作業等について、市で協力できる部分につきましては対応している状況でございます。また、令和4年6月3日に
羽地漁業協同組合から本市に対し、港湾区域となっている羽地内海の
早期軽石除去完了等について、本市からも沖縄県に対し要望をしてほしい旨の要請書が提出されたことから、令和4年6月10日に
沖縄県知事宛て要請進達を行ったところでございます。現在、呉我地区や湧川地区ではまだ除去作業が行われている状況ではございますが、国による海面の軽石除去作業は令和4年6月9日に完了し、沖縄県による
仲尾次漁港周辺の軽石除去作業は今月末には完了すると報告を受けております。本市といたしましては、羽地内海の軽石が除去され、再び安定した漁業活動が再開できるよう、引き続き
羽地漁業協同組合と連携し、関係機関などに対し協力していきたいと考えております。続きまして質問事項4要旨(2)についてお答えいたします。
屋我地西部農道53号線ですが、昭和56年から昭和60年にかけて実施された
県営畑地帯総合土地改良事業、
屋我地西部地区により整備された農道でございます。全長が476メートルあり、中央部分の約200メートルが砂利舗装となっております。大雨などによる浸食、農作物への粉じん等の影響により農家の方々にご不便をおかけしている箇所と認識し、
アスファルト舗装整備が必要と考え、整備実施に向け計画を進めております。なお、予算面で厳しいところもありますが、今年度、一部でも
アスファルト舗装整備に着手できるよう努めてまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 金城隆議員。
◆金城隆議員 先ほどの答弁でもございましたけれども、羽地漁業組合から県のほうにもこの陳情が出されているということで、今回この陳情の一番の……、アオサ養殖業が壊滅的な被害で、もう出荷できないという状況と伺っております。特に内海の
屋我地ビーチ周辺、そして饒平名の入り口の潮干狩りをする所です。あの辺にもアオサの、ノリ養殖が行われているのですが、過去に砂浜に打ち上げられた軽石が大潮のときにまた流れ出しているというのがありますが、これも県に申し上げたところ、県も、今日もそうでしたけれども作業員が手作業でやっている状況ではあるのですが、機械とは違って人間の手でやるものですから、この量というのが知れているのですが、特にこのアオサの所に、対策として
オイルフェンスとかそういうのが仮にリースという形でもできないのかどうか。その辺は皆さんの対応として、県に要請することはできるのかどうか伺います。
○
大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。
◎
當山賢農林水産部長 現在沖縄県とも調整しながら、呉我地区等で
オイルフェンスを活用して除去作業を行っている状況でありますので、その
オイルフェンスをまた漁協でも利用できるのかどうか確認してまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 金城隆議員。
◆金城隆議員 ぜひともこのネットの設置を漁業組合とも連携して実施できれば、アオサの業者も非常に助かるのではないかと思っております。特に
屋我地ビーチ周辺の砂浜に押し上げられた軽石が、あれはかなりの量がありますので、これから迎える台風シーズンに向けて今で対策をしておかないと、恐らくそのときにはまた大きな被害になると思われますので、どうか県と連絡を取りながら、県土木事務所とも連絡を取りながら対策を取っていただきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。それでは要旨(2)の件ですが、私もこの農道53号線の
アスファルト舗装については過去に2回ほど定例会でも提案してやってまいりましたが、我部の地域で一番要望の多かったのがこの整備工事なので、ぜひとも、残り200メートル余りあるのですが、特に今般の雨で浸食されて坂になっているものですから、上流からどんどん大きな石も流れてきて、地元の土木業者がいて、そこがその都度対応しているということも聞いておりますので、どうかそれについて何とか、坂の部分だけでもいいのです。予算の関係がありますが、対応していただきたいと思いますがいかがですか。
○
大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。
◎
當山賢農林水産部長 一次答弁でもお答えしましたが、やはり今年度、一部でも現場を見て進めたいと思っております。金城隆議員がおっしゃるようにやはり坂道のほうが浸食が激しくなりますので、この坂道のほうから進めていきたいと考えております。
○
大城秀樹議長 金城隆議員。
◆金城隆議員 今回で一般質問は終わりですので、いろいろな難題も、訳の分からない質問もあったかもしれませんが、当局の皆さん、これまで本当にありがとうございました。これをもって私の第14期最後の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○
大城秀樹議長 金城隆議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。 休 憩(午前10時36分) 再 開(午前10時46分)
○
大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。吉居俊平議員、一般質問を許します。
◆吉居俊平議員 それではただいま議長のお許しを得ましたので、議席番号4番、日本共産党、吉居俊平、一般質問を始めさせていただきます。その前に所感を述べさせていただきます。今日身につけているこのシャツは、パートナーのご両親から頂いた物です。与那国織のドゥタティという着物を基に作っていただきました。一昔前には与那国において日常的に着られていた着物だそうです。今でも豊年祭などの祭事の際や伝統芸能で着用されている着物だそうです。これを着てここに立つと、4年前の初めての一般質問を思い出します。緊張していた中でも何とか質問を終えることができ、ほっとした気持ちを思い出します。この4年間は私の生活にも変化がたくさんある4年間でした。特に
新型コロナウイルス感染症の未曾有の感染拡大の中、今年1月に子どもが産まれ、育児生活が始まりました。実際に父親として子育てをする中で、名護市で保健師をしていた頃とは異なる子育てに関する様々な新しい課題が見えてきました。この4年間支えていただきました市民の皆さんをはじめ当局、先輩議員の皆さん、そして一番近くで支えてくれた家族にも感謝を申し上げ、一般質問に入らせていただきます。質問事項1 国民健康保険の均等割の廃止について。要旨(1)いま現在、名護市では高校卒業までの医療費が無料となっています。しかし、その恩恵を市民が平等に受けられているかと言えばそうではありません。なぜならば、公的医療保険のうち職域に係る健保や共済、船員保険においては扶養家族は一定の収入基準を超えない限り保険料を納める必要がありませんが、国保においては全てが被保険者という考えの下、均等割という制度があるがゆえに生まれたばかりの赤ちゃんからも保険料を取るという方法を取っています。18年間で36万7,200円です。国保以外の職域保険に加入する子どもたちは18年間で保険料はゼロ円です。昨年12月の第205回定例会において、未就学児の均等割の軽減がなされました。当時の質疑への答弁では対象者の推計は855名、軽減対象額の推計は約460万円ということでした。そこでお伺いしますが、18歳までの子どもの国保加入者数及び均等割額の合計について示してください。事項2 辺野古新基地建設について。要旨(1)安和桟橋からの土砂搬出について伺います。辺野古新基地建設に使用する土砂の多くを琉球セメントが使用する安和桟橋から船に積み込んでいますが、採取場から桟橋までの間をトラックによる陸送を行っております。トラックの経路について市民から苦情の連絡が来ましたので確認させていただきたいと思います。本部方面から来たトラックが最短距離で行くには本部方面から安和桟橋入り口の信号機を右折して進入をするか、県道91号線に入り国道449号を横断するように信号機を直進して進入するか、この2つの方法だと思います。しかし、市民からの話では通らなくてもよい市街地を回って桟橋に戻ってきているということでした。そこで以下の点について伺います。ア 安和桟橋の警備に当たる県警の機動隊の車両については、国道449号を名護方面から左折しての進入は、道路交通上危険性が高いため実施しないということを決定したということを聞いております。そういった事実があるのか伺います。イ 大型のトラックについては積載量も多く、路面に対して大きな負荷がかかることは明らかな事実だと思います。必要な場合は仕方がないと思いますが、不要な通行については配慮をしていただく必要があると思いますが、土砂運搬の発注者である沖縄防衛局に対し、大型トラックの通行経路に対し配慮を求める必要があるのではないかと思いますがいかがでしょうか。事項3 住宅リフォーム助成制度の再創設について。要旨(1)現在、伊江村では2014年に実現した「住宅リフォーム助成制度」が住民に喜ばれ、9年目の継続になりました。2021年の利用件数は20件、補助金総額331万9,000円、総工事費が1,873万6,525円となっており、5.64倍の経済効果となっているそうです。平成24年、25年度に名護市緊急経済対策として行われた住宅リフォーム制度については、約2か年間の実施で314件、補助金総額4,977万4,000円、総工事費が3億4,875万4,000円と約7倍の経済効果が出ていました。この事業について、再度の事業実施を検討していただけないか伺います。事項4 市街地の活性化について。要旨(1)名護市へ観光に来た際に「子どもと一緒に入れる場所が分からない」という声をいただきました。また、子育て中の保護者の皆さんからも小さな子どもと一緒に入れるお店が少ないとの話を聞きました。そこで、現在観光協会で発行している観光マップに子育て世代へのサポートが充実しているお店の情報を載せることができないか伺います。要旨(2)市街地にある既存の街灯の中で、機能していない街灯の整備状況について伺います。事項5 子育て支援について。要旨(1)産後ケアの実施施設について。現在名護市も実施している産後ケア事業は利用者も多く、必要とされている事業ですが、実施している施設が少ないことが課題の1つではないかと思います。実施している施設数について伺います。要旨(2)地域子育て支援拠点事業について伺います。現在一般型の保育所等を活用した地域子育て支援センターを設置し運営をされておりますが、その利用者数及び利用者の傾向について伺います。要旨(3)多世代交流施設整備について。名護市(仮称)子育て支援交流施設整備基本構想をベースに多世代交流施設の整備が進められておりますが、さきに伺った地域子育て支援拠点の機能については必要機能として定められておりますが、産後ケアや母子の支援及び交流の拠点になることも求められていると思います。気軽に母子が来所できる場づくりを進めていかなければなりません。そこで施設整備に関わる担当課の構成について伺います。以上、一次質問とし、二次質問は自席より行います。なお、質問方式は一括方式にて行いますので、答弁のほどよろしくお願いいたします。
○
大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。仲本太市民部長。
◎仲本太市民部長 それでは私のほうからは質問事項1要旨(1)と質問事項5要旨(1)についてお答えいたします。先に質問事項1要旨(1)についてお答えいたします。まず、国民健康保険税の均等割についてですが、賦課方式については地方税法に3つの方式が規定されており、「所得割、資産割、均等割及び平等割の合算による4方式」、「所得割、均等割及び平等割の合算による3方式」、「所得割及び均等割の合算による2方式」といずれも均等割についての規定が設けられており、本市におきましては昭和47年の本土復帰による国保制度適用以来、4方式を採用しております。また、低所得世帯の負担能力を考慮しまして、地方税法及び地方税法施行令において均等割額、平等割額の7割・5割・2割軽減が規定されております。それから18歳以下の本市国保加入者数等についてですが、令和3年度中の資格所有者で2,444名、法定軽減後の均等割額が約2,775万円となっております。続きまして質問事項5要旨(1)についてお答えいたします。本市においては、心身の不調または育児不安がある産婦とその乳児に対して、心身のケアや育児のサポート等を行い、安心して子育てができることを目的として、令和3年度より産後ケア事業を実施しているところであります。助産師により宿泊型・通所型・訪問型のいずれかの方法で産後の心と体のケア、赤ちゃんの発達相談や育児の手技について相談できる内容で、利用者からは好評を得ている事業となっています。ご質問の実施施設数、これは委託契約数ですが、令和4年度6月現在4施設となっております。
○
大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。
◎祖慶実季総務部参事 質問事項2要旨(1)についてお答えします。まずアの沖縄県警の機動隊車両につきまして沖縄県警察本部に問合せをいたしましたが、現時点までに回答はございませんでした。次にイにつきまして沖縄防衛局に確認をしましたところ、埋立材の安和桟橋への搬入については石材販売業者によって行われており、本部方面から来るダンプトラックのうち、一部のダンプトラックについては、安和桟橋入り口への右折レーンの渋滞を緩和するため迂回して直進及び左折により安和桟橋に入場していますが、迂回する場合は安全性の確保のため国道449号上でUターンせず、安全に安和桟橋に入場できるルートを選定しており、交通への影響及び安全に配慮した運用がなされているものと承知していると伺っております。
○
大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。
◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項3、4についてお答えいたします。初めに質問事項3要旨(1)についてお答えいたします。平成24年度及び25年度に名護市で実施しました名護市住宅リフォーム支援事業につきましては、厳しい経済・雇用情勢の中、緊急経済対策の一環として、住宅リフォーム工事を市内の施工業者を利用して行う場合に、その経費の一部を経済の活性化などに寄与することを目的とし補助金を交付しております。当該住宅リフォーム事業につきましては、当初は緊急的な対策ということで単年度を予定しておりましたが、要望や申請も多かったことから延長して約2か年間実施し、緊急経済対策の面では一定の効果が上げられたものとして平成25年度に事業を完了しておりますので、現段階では実施する予定はございません。続きまして質問事項4要旨(1)についてお答えいたします。名護市や観光協会では市内の飲食店などの情報を掲載しました観光パンフレットを作成し配布しておりますが、小さな子ども連れのご家族が気軽に利用できる設備を備えた店舗情報につきましては掲載しておりません。小さな子ども連れのご家族を対象にした店舗の設備の有無などについて、「子どもと一緒に気軽に入れる店舗」としたサポート情報の観光パンフレットへの掲載については、他市町村の事例も参考に観光協会とも調整を図りながら、今後のパンフレットの更新時期を見据えて対応していきたいと考えております。続きまして質問事項4要旨(2)についてお答えいたします。名護十字路からひんぷんガジュマルの通りは、平成26年に公開されました映画「かじまる食堂の恋」の撮影現場となった場所でございます。当時、映画の企画・製作を行った「名護まち活性計画有限責任事業組合」通称LLPが、名護まち活性計画支援事業の補助金を活用し、映画をツールとした集客促進による地域振興を図るため、名護大通りの統一的な町並み、景観づくりを行うために日よけやベンチ、照明を設置しております。設置されました機器につきましてはLLPが修繕などの適切な維持管理を行うことになっておりましたが、現在、組合が解体している状況でございます。そのため、街灯の整備状況につきましては名護市大通り会にも状況を確認しながら、修繕などの維持管理について調整していきたいと考えております。
○
大城秀樹議長 高里盛克
こども家庭部長。
◎高里盛克
こども家庭部長 私のほうからは質問の事項5要旨(2)、(3)についてお答えいたします。まず初めに要旨(2)についてお答えいたします。現在、「地域子育て支援拠点事業」を市内保育施設5か所及び児童センター1か所の計6か所において実施しております。保育施設で実施している「地域子育て支援センター」の令和3年度実績につきましては、5か所全体で3,936組の親子の利用がございます。次に、児童センターで実施している「いいっこ広場」につきましては、週3日型で令和3年度は758組の利用がありました。現在の利用者の傾向につきましては、主に保育園に入園していない園児、児童が多く利用していますが、特にゼロ歳児から1歳児の園児が多数を占めている状況となっております。保護者の年齢層は、10代後半から40代前半まで幅広く利用されている状況となっております。児童センターで実施している「いいっこ広場」の利用者の傾向といたしましては、月齢8か月から1歳児が7割、2歳児・3歳児は3割ほどで、保護者の年齢層は20代から40代で、ひとり親の方は0.5割ほどとなっておりまして、6割ほどは県外出身の方となっております。また、
新型コロナウイルス感染症が拡大している時期におきましてはセンター全体での利用者が減少傾向にございまして、感染拡大防止を図りながら通常どおり開所している時期であっても、密を防ぐため、1日の利用組数を10組程度に制限している施設もあることから、令和元年度以降の利用実績につきましては減少しております。令和4年度につきましては通常開所の案内を行っていることから、昨年度に比べれば利用者は戻りつつあると伺っております。続きまして質問の事項5要旨(3)についてお答えいたします。多世代交流施設整備に関しましては、令和3年度多世代交流施設整備基本計画策定作業部会を設置しまして、基本計画策定に向けて取り組んでまいりました。作業部会の構成メンバーといたしましては、当時のこども育成環境整備プロジェクトチーム主幹、あと子育て支援課長、社会福祉課長、介護長寿課長、健康増進課長、都市計画課長、学校教育課長、以上7名に加えまして、さらにオブザーバーとして建築住宅課と当時の振興対策室が関わりながら策定作業を進めてきました。基本計画では、作業部会を構成する課より各課が現在取り組んでいる業務や事業についてヒアリングを実施し、多世代交流施設で取り組んでいく内容について検討してきております。今年度につきましては多世代交流施設の基本設計を予定しており、関係部署とも引き続き調整を行いながら事業進捗を図ってまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 それでは順次二次質問をさせていただきます。国民健康保険の均等割の廃止についての二次質問ですが、この均等割はほかの健康保険、職域保険にはない制度となっております。まさに現在の人頭税だという批判もございます。昨年の12月定例会で未就学児の均等割の半分を国が負担する改正が行われ、負担軽減となったことは評価すべきことですが、まだまだ足りないと言わざるを得ません。そもそも子どもたちは、この医療保険の種類を選択することができないのです。労働基準法においても、原則として義務教育を修了するまでは雇用者が使用してはならないとされています。例外的な規定はもちろんありますが、原則として子どもたちは労働させてはいけないとなっているわけです。それに加えて子どもたちには親の仕事を選ぶ権利もありません。であるならば、職域保険に子どもたちが自発的に加入することはできず、かつ労働による収入もない子どもたちに対して国保税を賦課するということはあまりにも異常な状況ではないでしょうか。そこで2点お聞きしたいと思います。1点目は地方税法の関連でご答弁がありましたので、地方税法及び国保法等の関連法令に照らして均等割の制度自体を廃止するということが現実的に可能なのかお伺いします。2点目は、あまりにおかしいこの国保の仕組みについて、国に対して改正を求めて、不足する財源の補填を求める考えがあるかお伺いしたいと思います。
○
大城秀樹議長 仲本太市民部長。
◎仲本太市民部長 まず1点目の均等割の廃止が法的に可能かどうかについてでありますが、先ほど一次答弁でも触れましたとおり地方税法第703条の4第4項におきまして、「標準基礎課税総額は、次に掲げる額のいずれかによるものとする。」とあり、所得割、資産割、均等割及び平等割の合算額、または所得割、均等割及び平等割の合算額、もしくは所得割及び均等割の合算額とすることが定められております。当該条項に掲げられたいずれの算定方法も均等割を含めることとされておりますので、法令上の均等割の廃止はできないものと認識しております。続きまして、2点目の国に対する国保の仕組みの改正及び財源補填の要望についてでありますが、将来にわたり安定的で持続可能な制度とするための医療保険制度の改革については、これまでも全国市長会などが提言を行ってきております。子どもの均等割額軽減の支援制度の拡充をはじめとする国民健康保険事業に対する財政支援の拡充につきましても、全国市長会や沖縄県独自の要請活動等において国に要望を続けているところであります。引き続きその動向を見極めながら対応してまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 法令上、均等割の廃止というところは踏み込めないというご答弁がありました。それで先ほどから申し上げているように職域保険にはないこの均等割の制度については問題だと言わないといけないし、そもそも沖縄県の人口の構成からしてこの国保の制度自体にやはり問題があると言わざるを得ません。ぜひ2つ目の答弁にありました国への要請を強めていただきたいと思います。それから第205回の定例会のときに均等割の半額部分については国の負担で軽減をすると。それが460万円ということでした。今回18歳以下というところで言うと2,775万円というような状況になっています。これもできるのであれば市の財政でもってまずは負担をして、均等割がゼロになるように、子どもたちだけでもやっていく必要があるかと思いますので、ぜひそれも踏まえて要請をしていただきたいと思います。これは要望でいいと思います。それから次の事項に行きます。事項2を飛ばして事項3から行きたいと思います。住宅リフォーム助成制度の再創設についてです。住宅リフォーム助成制度ですが、かなり多課にわたってこの件は話が出ていました。地域経済部で担当するのであれば緊急経済対策ということだったのですけれども、この部分ではなかなかできないということでありました。それでご提案をちょっとさせていただきたいと思うのですが、平成30年3月に策定された名護市空家等対策計画において、第4章の2では「空家等の発生予防について」の冒頭に「空家等対策の根本は、その発生を防ぐことにある。」と記述されております。その下に、「(5)中古住宅の住まい方提案の推進」の点においては「事業者等と連携して、リフォームやリノベーションにより間取り変更や機能性を向上させた住宅等により中古住宅による住まい方の提案をし、中古住宅の利活用意識の啓発を図ることに努める。」としています。しかし名護市の今の現状としては、リフォーム補助について推進しているのは既に空き家になった住宅のみとなっています。1年以上も空き家になっていれば、なかなかリフォームをしても住める状態なのかどうかというような、イメージもつきにくい状況だと思います。計画にあるように空き家等対策の根本は、やはり空き家にしないというところですので、その点についてリフォーム助成の再創設ができないのかお伺いしたいと思います。
○
大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎
玉城勝建設部長 議員から空き家対策の観点からということでございますので、私のほうで答弁させていただきたいと思います。名護市空家等対策計画におきましては、空家等対策の根本はその発生を防ぐこととしており、市の空き家等に対する支援制度の一つとして空き家等を改修し利活用することにより、空き家の解消、住宅の質の向上及び住環境の保全につながることを目的として空き家改修工事費の一部補助金を交付しております。ご提案の内容は住宅リフォーム助成について空き家対策の観点から対象を拡大して助成できないかということだと認識しております。住宅をリフォームすることにより、転居の抑制や中古住宅の利活用促進につながる可能性もあると思われますが、助成の対象を拡大することは空き家対策としての補助要件の設定、対象工事の範囲、事業効果の確認が困難であります。また、単に個人が所有する住宅への修繕や模様替えなどのリフォームに対して助成することは個人の財産の形成や保全に対して助成することになりかねないケースもあると考えております。以上のことより、空き家等対策の観点からリフォーム助成の範囲拡大は課題が多く、厳しいものと考えているところでございます。
○
大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 今の答弁は少し残念です。そうであれば、財産形成になる可能性があるというような状況であれば、平成24年、25年に実施した緊急経済対策のリフォーム助成が、なぜその点が議論をされなかったのかとなってしまうのです。ぜひこの空き家対策という点で、1年以上空き家になっている状況で、またそこに住むということを考えるためのリフォームというのはなかなか難しいと思うのです。利用実績もどのくらいあるか見ていないので分からないところもありますが、ぜひ対象拡大に踏み出せるように県とも調整をしながらやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。要望です。事項4に移ります。事項4の市街地の活性化について、答弁でパンフレットの更新時期も見据えて対応していきたいということでした。ぜひ進めていただきたいと思います。先日、観光で名護市を訪れた小さなお子さん連れのご家族からいい話も聞いているのです。食事に行った際に、店員が赤ちゃんを見て座敷の席を案内して、「ミルクのためにお湯が必要であれば声をかけてください。」というような対応をされて、本当にうれしかったと喜ばれておりました。一方では、もう入ってみないと分からない。どこに行っていいかも分からないというような声もありました。最初の一次答弁の中で他市町村の事例も参考にということでしたので、ちょっと事例を提供させていただきたいと思います。いま沖縄県が所管しておきなわ子育て応援パスポートの事業が実施されているのですが、母子健康手帳交付の際にこのカードがもらえるわけです。それを見せればいろんなサービスが受けられるということで、これの中に、ホームページで探していただければあると思いますが、名護市も対象になっている店舗があるのです。飲食業も含めて。ですが、どれも大規模な店舗だったり、大規模なチェーン店の名護支店だったり、名護市の地元の店舗がなかなか入っていない状況です。それでそこら辺とも情報交換をしながら、ぜひ進めていただければと思います。以上です。要旨(2)についてです。今回取り上げさせていただいたのは、ご答弁の中にもありましたがひんぷんガジュマルから名護十字路までの間にある足元を照らす街灯です。これはいくつか両側にあるのですが、そのうち1基しかいま生きていない状態です。太陽光パネルをつけて電球を交換すれば使えるのではないかと思えるぐらい結構立派な物が作られています。修繕等管理を行う予定だったLLPがいま解体しているという状況ですので、なかなか手がつけづらい部分もあるのかとは思いますが、ぜひ名護市として今ある物を最大限活用して、市民生活の向上に役立てていただければと思います。たくさん大通り会なんかと調整をされないといけないと思うのですが、ぜひ頑張っていただきたいと思います。以上で事項4は終わりたいと思います。事項5です。これは長くなりますのでよろしくお願いします。要旨(1)でありました、現在4か所ということで、この4か所のうち何か所が市内の施設なのかというところも含めて、利用者の利便性を向上させるためには市内の事業所を増やしていくということが求められていると思います。その計画の有無についてお伺いしたいと思います。
○
大城秀樹議長 仲本太市民部長。
◎仲本太市民部長 利用施設は今4か所ございまして、そのうち市内は1か所でございます。産後ケアを実施する助産師には様々な悩みやトラブル等にアドバイスができる経験と知識が必要になるため、市内で委託先を確保することに大変苦慮しているところであります。実際に今4か所の委託施設のうち3か所は市外、市外は今帰仁村、沖縄市、宜野湾市となっております。事業実施2年目に入りまして、市外2か所、市内1か所の新たな事業の参入の相談が入っております。市内1か所につきましては7月からの実施に向けていま調整を行っており、あと市外2件については現在委託に向け事業内容等を相談、確認している段階にあります。今後も多様なニーズに対応し、母親が選択して利用できるように、契約の申出がありましたら検討していく予定です。
○
大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 この点をぜひお願いしたいと思います。市外が現在今帰仁村、沖縄市、宜野湾市ということで、なかなか沖縄市、宜野湾市まで行くのは大変です。子どもを連れて、お母さんと2人で行くというのは大変です。その点についてしっかり、名護市内の事業者、市内で産後ケアが受けられるような体制をぜひつくっていただきたいのですが、これは助産師が実施をする場合、最低限の要件となるものがあるのかお伺いしたいと思います。
○
大城秀樹議長 仲本太市民部長。
◎仲本太市民部長 当然助産師の資格を有して、なおかつ場所を確保しているというのが条件になります。(後で追加の答弁あり)
○
大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 急な質問だったのすが、ご対応いただきありがとうございます。資格を持っていて場所が確保できれば、最低限の要件としてそれができれば可能だということです。いま名桜大学にも助産学の専攻科ができまして、多くの助産師の輩出に一翼を担っていただいていると思います。ぜひそこら辺とも情報共有をしながら、こういう助産師の活躍の場もあるんだということも含めて共有をしていただいて、名護市の施設を増やしていただきたいと思います。それでは要旨(2)に行きます。1点、ファミリーサポートの県との関係をお伺いしたいと思います。現在ファミリーサポート事業においては、自宅での預かりが原則だと思います。そうだとしても、地域子育て支援センターや児童センターなどでの預かりというところも多少あるという話を聞いたことがあるのですが、その実績をお伺いしたいと思います。
○
大城秀樹議長 高里盛克
こども家庭部長。
◎高里盛克
こども家庭部長 議員がおっしゃるようにこのファミリーサポートセンターにつきましては、原則的にはこのまかせて会員の自宅で子どもを預かるということになりますが、相方の合意があれば自宅以外の場所で預かることも可能となっております。実績についてでございますが、令和2年度に旧児童センターで1回、令和4年度に現児童センターで1回の利用実績がございます。
○
大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 こういったところで、原則自宅となるとなかなかファミリーサポートの利用もしづらい部分も出てきますので、ぜひそこの地域包括支援センター、児童センターを含め、預かりができるような形を取っていただきたいと思います。それからもう1点だけお伺いしたいと思います。地域子育て支援拠点事業の利用者の傾向について答弁がありました。利用者の傾向については、主に保育園に入園していない園児、児童が多く利用していますということですが、これは本人が保育園に入園しないと決めた方なのか。それとも、そもそも定員がオーバーしているので、待機児童の皆さんが来ているのかというような話は聞いているのかどうか、お伺いしたいと思います。
○
大城秀樹議長 高里盛克
こども家庭部長。
◎高里盛克
こども家庭部長 その辺につきましては細かい調査というのは行っておりませんが、実際にその待機児童の流れと保育所に行かないということで、両方あるという話は伺っております。
○
大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 ぜひ保育園に入園できない方、待機児童になっている方の解消も同時に取り組んでいかないといけないと思いますので、そこら辺もよろしくお願いいたします。それから要旨(3)です。答弁の中で、作業部会において多くの課が関わっているということが分かりました。ありがとうございます。それでその担当課ごと、各課が現在取り組んでいる業務、事業についてヒアリングを実施しているということですが、担当課ごとのこの役割というところをその担当課同士が相互に共有できているのか。例えば医療職種が集中する健康増進課では、大城智美部長が健康増進課長だったときから
新型コロナウイルス感染症への対応ということでワクチン接種等でも大きな役割を果たしていただきました。その中でも母子の支援というものも継続して尽力をされ、母子健康手帳交付からスクリーニングを進め、様々な視点を持って各関係課とつながり、母子の支援、母子の健やかな成長ができる環境を整えていくことに尽力をされています。健康増進課だけではありません。いま作業部会だけでも6課、それからプロジェクトチーム、オブザーバーも含め担当課に現在求められているもの、それから多世代交流に必要な担当課ごとの視点などの共有をやはり年度ごとにやるべきではないかと思います。やはり職員配置の変化もあるわけですから改めて確認し、その都度確認をして、よりよいものにしていくという必要があると思いますが、その点いかがお考えでしょうか。
○
大城秀樹議長 高里盛克
こども家庭部長。
◎高里盛克
こども家庭部長 整備予定の施設における機能面に係る関係課間での共有についてでございますが、基本計画の策定時の策定部会において、関係課との間で多世代交流施設に入る業務であるとか、機能面について共通理解は図れたものと考えております。今回施設の基本設計を予定しておりますので、改めて部会を構成する関係課との話合いの場を設けまして、多世代交流施設で予定されている業務との共通理解を図ってまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 ぜひ計画策定に今から入っていくということなので、策定部会の中でもしっかり確認をされて、よりよい施設ができるようにご尽力いただきたいと思います。それから施設に求められる機能として、一次質問の中でも少し触れさせていただいたのですけれども、母子の健康相談の機能というのがどうしても必要だと思います。これが設置される予定があるのかをお伺いしたいと思います。
○
大城秀樹議長 高里盛克
こども家庭部長。
◎高里盛克
こども家庭部長 整備予定の施設に母子の相談の機能があるかというご質問でございますが、この点につきましては現在、私どもこども家庭部で今年度中に体制を検討することになっておりますこども家庭総合支援拠点と、既に開設している健康増進課で所管する母子包括支援センター、この2つの拠点の機能を維持しながら、今後どのような形で相談体制を構築することが望ましいかという点につきまして、関係部署と集まって協議検討を重ねているところでございます。
○
大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 ぜひ充実させていただきたいと思います。市民の皆さんから聞いた声をご紹介させていただきます。いま健康増進課内に設置されている市民健康相談室、市長、どこにあるかご存じですよね。1階の倉庫の隣に、かなり奥まった場所にあって、ある方からは「どこに連れていかれるんだろうと思った」とおっしゃっていました。本当に奥のほうにある。そういうところも含めて安心して出入りができる場所、もちろんいろんな方がいますので配慮は必要だと思いますが、ぜひ相談しやすい窓口を目指していただきたいと思います。いま健康増進課の方からお話を聞いたところ、母子保健事業だけでもかなりの業務があるとお伺いしております。様々な視点で子どもたちを守っていく、お母さんたちお父さんたちを守っていく事業に関わっていらっしゃる皆さん、ぜひ頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上で事項5は終わりたいと思います。事項2に戻らせていただきます。答弁がありました。警察本部から回答がなかったということなので、しょうがないかとは思いますが、イから先に二次質問をさせていただきます。これですね、私はあまり答弁になっていないのではないかと思っています。なぜかというと、僕が一次質問で聞いたのは沖縄防衛局に対してトラックの通行経路に対して配慮を求める必要があるのではないかと思いますということだったのです。その前段にいろいろ路面に対して負荷なんかも含めてあるという事実があると思いますので、この不要な通行については配慮していただきたいということをお伺いしたのです。答弁の中にありましたが、迂回する場合には安全性の確保のため国道ではUターンせずに、安全に安和桟橋に入場できるルート選定しており、交通への影響及び安全に配慮した運用が行われているものと承知しているということだったので、なかなかかみ合っていないという感じがします。それでお伺いしたいのですが、例えばキャンプ・シュワーブにつながる国道沿いで、ダンプトラックが列をなして止まっていることによって国道が損傷を受けているというような話が以前の一般質問の中でも、大城敬人議員から出されていたと思います。そういった影響が市道でももちろんあると思うのです。聞くところによると、1日数十台のトラックが市街地を迂回しているという話も聞いています。そのルートをお聞きすると、琉球セメントの入り口から南下をしていって、名護方面に行ってファーマーズの所から国道に入って北上し、白銀橋からまた為又のほうに入って、志味屋線に入って医師会病院の北の通りを通って国道に戻っていくというようなルートをお聞きしています。僕も実際に確認はしました。1回に三、四台が連なって、その道路を通行していると思います。その中で市道については、道路の状況というのはやはり国道とは違うわけですから、そこら辺の状況をお伺いしたいと思います。建設部にお伺いしますが、一般論でいいのでお答えください。大型のトラックや重い荷物を載せたトラックが通行した場合、路面への影響がどれくらいあるのか。国道と一般道、市道と比較して、耐久性に問題はないのかお伺いしたいと思います。
○
大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎
玉城勝建設部長 道路には国道、県道、市道と規格がございます。その中でやはり交通量とかそこら辺のもので舗装下の路盤構成が変わってきます。一般的に我々市道については20トンの乗用車両が通っても大丈夫な路盤構成にしておりますので、今それが違法な過積載とか、そういうものはやはり警察のほうで指導してもらっていることになっていますが、それがない限りは普通に通過することは問題ないと考えております。
○
大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 1回の通行ではもちろん問題ないと思いますし、通常の、想定しているぐらいの通行であれば問題はないと思うのですが、今回、普通だったら通らないルートをこの石材販売業者のトラックは通っているわけです。過積載にはもちろんなっていないと思いますけれども、トラックに満杯まで土砂なんかを積み込んでやっているわけです。そういった意味では、不必要な影響がもちろんあることは当然だと思うのです。そこら辺もしっかり沖縄防衛局に対して配慮をしてほしいと。石材販売業者に対して、こういうルートは通らないで、しっかりと最短距離で行っていただきたいということを求めていただきたいのですが、いかがでしょうか。
○
大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。
◎祖慶実季総務部参事 一次答弁でもお答えしましたけれども、現在のルートは安全に配慮した上で運用されていると伺っております。ただ、議員がおっしゃるように別のルートが確保できるのかどうかについては、また問い合わせてみたいと思います。
○
大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 別のルートと言いますけれども、実際に別のルートで入っている車があるわけです。言ったら、本部町方面から直接その安和桟橋のほうに入っていく車、右折する車ですね。それから琉球セメントの工場がある側から国道449号を渡っていく車、これが最短距離です。いま僕が言ったルートは大体4キロぐらいでした。市街地の不必要なところを回っているというルートで行けば、追加で11キロかかるのです。何で4キロで済む距離を、わざわざ市街地まで回っていくのかということが理解できないわけです。そこら辺をしっかり防衛局とも認識を共有して、指導をしていただきたいと思います。それからアについてです。警察本部からの確認は取れなかったという話ですが、かなり並ぶわけです。左折して入るために、本部町向けに並ぶわけです。並んだ上で、青になったと同時に左折を始める。だけども大型トラックがあの狭い
進入口に対して左折をする場合、もう歩行者なんか見えないわけです。その状況が危ないと言っているわけです。実際に歩行者の方と接触を起こしたということで石材販売業者から謝罪があったそうです。運転している方が注意をしないといけないというのはもちろんですが、それを発注している沖縄防衛局に対して指導、注意を促すということをやっていただけるのかどうかお伺いしたいと思います。
○
大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。
◎祖慶実季総務部参事 お話がございました件については、さらなる安全の確保について沖縄防衛局と調整をしてまいりたいと思います。
○
大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 ぜひお願いしたいと思います。それで、いま言ったように名護方面から入る車、それから本部町方面から入る車と二方向から同時に来るわけです。そうすると一般の通行している車に対しても相当な危険があるわけです。1つの方向、あそこは片側二車線なので、1つの車線が完全に閉じていて寄らなければいけない。それから寄らなければいけないのだけれども、反対側からは右折をしようとして大型のトラックが目の前にいるというような状況で圧迫感もあって、大変危険な状況です。ぜひそこら辺のところを防衛局と一緒になって、さらなる安全の確保に努めていただきたいと思います。少し時間を残しておりますが、以上をもって日本共産党、吉居俊平、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○
大城秀樹議長 仲本太市民部長から発言の申出がありますので、発言を許します。仲本太市民部長。
◎仲本太市民部長 先ほど吉居議員からの質問事項5要旨(1)の産後ケア事業の二次質問の中で、その事業を開設するに当たっての要件の質問がございましたが、その中で私は助産師の資格を有するということを答弁しておりますが、それに加えて保健師の資格、あと看護師の資格もそれぞれ対象となるとなっております。追加します。失礼します。
○
大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 すみません。助産師と看護師、保健師もということなので、対象は広がっているわけです。助産師だけではなくて、毎年名桜大学から80名、90名ぐらいの看護師が輩出されるわけだから、そういったところともしっかりと協力をして、潜在の看護師もたくさんいらっしゃるし、子育ての経験のある熟練した看護師たちもいますので、しっかりそこら辺の対応をお願いしたいと思います。要望で終わりますので、よろしくお願いします。
○
大城秀樹議長 吉居俊平議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。 休 憩(午前11時48分) 再 開(午後1時30分)
○
大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。石嶺康政議員、一般質問を許します。
◆石嶺康政議員 ハイサイ、チューウガナビラ。大城議長より許しをいただきましたので、議席番号6番、市民ネット、石嶺康政、一般質問をさせていただきます。一般質問に入る前に所感を述べさせていただきます。もうすぐ慰霊の日がやってきます。戦没者を悼み、二度と戦争をしてはいけない、しないと平和を誓う日です。辺野古新基地は県民投票で建設反対の民意が示されたにもかかわらず、日本国民の莫大な税金を投入し、建設が強行されています。それによって名護市民は分断され、翻弄され続けています。見ざる聞かざる言わざるを強行するかのように、ドローン規制法、土地利用規制法等が改正されました。専守防衛を国是としてきた日本は、戦争ができる国へかじを切ったように思えてなりません。戦争で犠牲になるのはいつも弱い立場の住民です。この国の望ましい未来について、沖縄の将来についていま一度熟慮し、行動する必要があるのではないでしょうか。さて、新人議員の4年間を振り返ってみると、首里城火災、豚熱、
新型コロナウイルス感染症拡大、軽石漂着と、いろんな出来事がありました。特に
新型コロナウイルス感染症拡大による混乱がこんなに長引くとは思いもしませんでした。マスクの要らない日常が早く戻ってほしいものです。この4年間、私は市民の声を聞き、市政に取り上げ、市当局へ提案、一般質問等をさせていただきました。真摯に対応していただいた当局の皆さん、ありがとうございました。また、私を支えていただきました地域の皆さん、それから同期の皆さん、仲間の皆さんに心より感謝申し上げます。それでは通告に従って私の第14期最後の一般質問をさせていただきます。質問の事項1 子育て行政について。要旨(1)放課後児童クラブについて伺います。ア 市内の放課後児童クラブの数、定員、利用料等について伺います。資料提供ありがとうございました。イ 定員超過で利用できなかった子どもは何人いるか伺います。ウ 小学校敷地内に放課後児童クラブを整備する予定はあるか伺います。エ 利用料支援について伺います。質問の事項2 教育行政について。要旨(1)スポーツ庁は、有識者会議から公立中学校の運動部活動について、2023年度から2025年度までの3年間で休日の部活動を地域や民間団体に委ねる「地域移行」を段階的に実施する提言案を受けました。ア 名護市の取組とスケジュールについて伺います。イ 受皿となるスポーツ少年団、クラブチーム、民間事業者について伺います。要旨(2)しまくとぅばを話せる人は25.4%との報道がありました。生活の場からしまくとぅばが消えてしまうと、沖縄の文化・芸能、ウチナンチュとしてのアイデンティティーは危機に瀕します。ア しまくとぅばを聞けて話せる児童生徒はどれだけいるか伺います。イ 学校におけるしまくとぅば教育について伺います。ウ しまくとぅば継承を担う人材育成について伺います。質問の事項3 農業行政について。要旨(1)ロシアのウクライナ侵攻により、肥料輸出国から原材料等の輸出が停滞し肥料価格が高騰しています。肥料購入に対する助成拡大について伺います。要旨(2)パイン生産について伺います。要旨(3)赤土流出防止対策について伺います。赤土流出防止についてですが、さきの大雨でこのように、これは我部祖河川の下流の呉我橋から撮った写真ですけれども、このように赤土が大雨のたびにこういうふうに流れていきます。(写真提示)質問の事項4 道路行政について。要旨(1)我部祖河区長、古我知区長、内原区長から名護市長へ「内原区から寄合原に抜ける農道の市道への格上げについて」を要請されている件について伺います。要旨(2)内原中線の道路冠水対策について伺います。質問の事項5 河川の維持管理について。要旨(1)奈佐田川のしゅんせつについて伺います。質問の事項6 米軍基地等について。要旨(1)本土に復帰して50年になりますが、国土面積の0.6%にすぎない沖縄県に、在日米軍専用施設面積の70.3%もの米軍基地が居座り続けています。沖縄における米軍基地の過重負担について、市長の見解を伺います。要旨(2)基地は経済発展の阻害要因と考えますが、市長の見解を伺います。要旨(3)沖縄工業高等専門学校の最寄りにあるキャンプ・シュワーブ内ヘリパッド撤去の進捗状況について伺います。以上、一次質問とし、二次質問については自席にて行います。よろしくお願いします。
○
大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。高里盛克
こども家庭部長。
◎高里盛克
こども家庭部長 私のほうからは質問事項1要旨(1)のア、イ、ウ、エについてお答えいたします。まず要旨(1)のアにつきましては、先に資料を提出しておりますのでご参照ください。次に要旨(1)のイの定員超過で利用できなかった子どもの人数についてでございますが、6月14日現在で11人となっております。続きまして要旨(1)のウについてお答えいたします。現在、緑風学園敷地内に放課後児童クラブの専用施設として緑風放課後児童健全育成施設を令和3年度に整備し、公設民営で運営しております。今後、小学校敷地内に放課後児童クラブを整備する予定があるかという点につきましては、現時点でその予定はございません。そのほかに放課後児童クラブが小学校敷地内の幼稚園園舎を利用して、クラブを4つ運営しております。最後に要旨(1)のエの利用料支援についてでございますが、現在名護市では23か所の放課後児童クラブに対して、保護者負担の軽減を目的として運営費の補助を行っております。月額利用料につきましては各放課後児童クラブで設定しておりまして、補助事業の開始当初は運営費の2分の1相当を公費負担とし、残りの2分の1相当を保護者負担としておりました。現在は運営費における保護者負担分の割合を減らすため、国、県による補助金が随時増額されておりますので、それに伴いまして市でも補助金の増額を行っているところであり、以上を踏まえた上で各クラブに対しましては保護者負担分の見直しについて促しを行っているところでございます。今後につきましても保護者負担の軽減のため、放課後児童クラブへの運営補助とともに利用料軽減に向け、各クラブと連携し取り組んでまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。
◎岸本尚志教育次長 それでは質問事項2要旨(1)についてお答えします。まずアの取組とスケジュールにつきましては、スポーツ庁の有識者会議からの提言を受けての文部科学省などの動向に注視しながら情報収集に努めてまいります。地域移行につきまして、文部科学省など国から具体的な取組が示された場合は、本提言等を参考にしながら対応を検討していきたいと考えているところでございます。今後、各中学校等と意見交換を行いながら、生徒・保護者のニーズや教師の意向を把握するとともに、体力、運動習慣上の課題等を踏まえて、名護市にとって今後ふさわしいスポーツ活動の内容について内部での検討を進めてまいります。また、地域スポーツ担当部署等との連携を図り、受皿と想定される本市における地域スポーツ団体等の状況等について情報共有を図りたいと考えているところでございます。イにつきましては、現段階で教育委員会としてそれぞれの受皿となるべき団体の状況が把握できておりませんので、先ほど述べましたとおり地域スポーツ担当部署と連携を図りながら、それぞれの状況の把握に努めてまいります。次に質問の事項2要旨(2)についてお答えします。まずアにつきましては、名護市において調査を行ったことがないため、現状については把握できていない状況にあります。次にイにつきましては、県文化観光スポーツ部文化振興課が発行している「しまくとぅば読本」を小学校5年生、中学校1年生に配布しております。各学校においては国語の授業や総合学習の時間、また授業以外での活用も行っていると伺っております。最後にウの人材育成につきましては、文化協会のしまくとぅば部会において講座を開催していること、また公民館サークルで沖縄語を学ぶサークルがあることを確認しております。各学校において、基本的にはしまくとぅば読本の活用を行いながら、必要に応じて地域人材の活用を行っているものと認識をしているところでございます。
○
大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。
◎
當山賢農林水産部長 質問事項3要旨(1)についてお答えいたします。本市では、農業生産力の増進を図るため、生産者による堆肥や農薬の購入に対する市独自の補助事業として「名護市農畜産物生産奨励事業」を実施しております。JAおきなわや花卉園芸農業協同組合で購入する際に、堆肥で50パーセント、農薬では10パーセントの割合で補助しているところでございます。堆肥購入に対する直近3年間の補助実績を申し上げますと、令和元年度におきましては617万4,904円、令和2年度におきましては793万1,076円、令和3年度には559万3,581円の補助を行ってきたところであります。堆肥につきましては、名護市堆肥センターで製造された堆肥の購買促進の観点から本事業の補助対象としているところでございますが、議員ご指摘のいわゆる化学肥料については、現在のところ事業の対象ではないことから補助は行っておりません。今回、肥料の購入に対する助成とのお話ですが、報道にもありますとおりウクライナ侵攻に伴うロシアなどへの経済制裁に加え、中国の輸出規制により肥料の輸出が停滞していることを背景として肥料価格が高騰し、生産農家に大きな影響を及ぼしている状況にあります。そのような情勢を受け、国をはじめ北海道や福岡県などの一部都道府県におきましては肥料購入に対する新たな補助制度創設の検討が始まっているとの情報もございます。本市といたしましても国や沖縄県の動向を注視しながら、支援制度が創設された場合には積極的に活用できるよう引き続き情報収集に努めてまいりたいと考えております。続きまして質問事項3要旨(2)についてお答えいたします。現在沖縄県で品種登録されているパイナップルは、①N67-10、②ボゴール、③ソフトタッチ、④サマーゴールド、⑤ゆがふ、⑥ゴールドバレル、⑦ジュリオスター、⑧サンドルチェ、⑨ホワイト・ココの9種類があります。そのうち、市内で主に生産されている品種といたしましては、ボゴールとN67-10が全体の99%を占めているところであります。直近3年の名護市のパイナップルの生産状況について申し上げますと、平成30年度の経営体数が33戸、栽培面積が26.22ヘクタール、収穫量は260.2トン、令和元年度の経営体数が32戸、栽培面積が26.28ヘクタール、収穫量は238.6トン、令和2年度の経営体数が35戸、栽培面積が25.83ヘクタール、収穫量255.3トンとなっております。続きまして事項3要旨(3)についてお答えいたします。本市は、基幹作物であるサトウキビやパイナップルをはじめ、花卉(かき)・果樹・野菜・お茶・ウコンなど多くの農作物が栽培されていますが、本市に多く分布する土壌の国頭マージは、降雨により赤土等が流出しやすい特性を有し、雨水と一緒に赤土等が農地周辺の河川及び海域に流出しております。そこで、営農上の赤土等流出防止対策を具体的に推進するため、沖縄県が実施する「赤土等流出防止営農促進事業」を活用し、令和4年3月24日に「名護市赤土等流出防止営農対策地域協議会」を設立し、今年度より営農上の赤土流出対策事業を実施しております。主な事業内容は、農業環境コーディネーターを配置し、赤土等流出防止に係る農地パトロール、農家指導及び支援・普及啓発活動、発生源対策、抑止対策などを実施しております。具体的な対策といたしまして、発生源対策では農地の裸地部分からの赤土流出を防ぐため、緑肥やビニールマルチなどの資材提供やサトウキビ畑の雨水の浸透性を高めるための支援を予定しております。抑止対策では、植物のベチバー等によるグリーンベルト植栽による抑止、サトウキビの収穫から出た葉がらを圃場(ほじょう)周囲に設置し、流出する赤土等をろ過する方法などの流出防止対策を行います。本事業は今年度からの取組となっております。まずは農家の皆様に対する丁寧な説明と関係機関の協力の下、農地からの赤土流出対策を実施してまいります。
○
大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎
玉城勝建設部長 それでは質問の事項4要旨(1)についてお答えします。議員ご質問の三区長連名による要請につきましては、当該路線が農道と市道に分かれており、それぞれ久場又地区幹線農道と市道内原3号線となっていることから、令和4年5月13日に建設部及び農林水産部で三区長へ要請に対する回答内容の説明を行っております。これまでの一般質問での答弁とも重複いたしますが、名護市で行う市道整備につきましては名護市道路整備プログラムに基づき整備を進めており、策定時に市内の全行政区に対し、最大で3路線までの要望アンケートを実施し、名護市の道路整備を限られた財源の中で効率的かつ効果的に行うため点数づけを行い、各道路の機能を明確化し、優先的に整備すべき路線を抽出することで道路事業の透明性及び公平性、必要性を明確にすることを目的に平成25年度に策定し、計画期間を10年間として平成27年度から運用を開始しております。現在の道路整備計画期間内において市道内原3号線は整備路線に抽出されていないことから、道路整備を行うことは難しいと考えております。また、当該路線周辺は農振農用地と国営羽地大川かんがい排水事業の受益地となっており、農林水産省の補助事業で一帯的に農道整備を実施しておりますが、農道単路線での拡幅工事等の補助事業メニューがないことから再整備は難しいと要請のありました三区長へ説明を行っております。次に事項4要旨(2)についてお答えします。内原中線につきましては、県道名護宜野座線を起点とし、市道古我知中線を終点とする延長1,214メートルの道路となっております。当該市道におきましては、平成27年度に流末排水をスムーズに排水できるよう横断側溝を設置しております。道路冠水の原因として考えられるのは、流末箇所である普通河川、深田川の地盤高と当該路線の道路高の高低差が少ないことから、満潮時の大雨や、災害採択要件となる1時間雨量20ミリを超える大雨時には流末箇所である喜知留川及び深田川が増水し、道路排水がスムーズに流れず、道路冠水が一時的に起こる場合がございます。道路冠水対策といたしましては、現在、喜知留川の河川整備を実施しており、整備完了後には周辺地域の浸水被害が低減されるものと考えております。今後も引き続き、日常パトロールや大雨時の緊急パトロールを実施し、道路補修や道路冠水の改善など道路の維持補修に努めてまいりたいと考えております。続いて事項5要旨(1)についてお答えします。奈佐田川については、現場を確認したところ、びぃーぐち橋から沈下橋までの約700メートルの間で河川内に土砂の堆積や草木が繁茂している状況を確認できたことから、地元区と調整を図りながら今年度にしゅんせつを実施していく予定となっております。
○
大城秀樹議長 渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 質問事項6についてお答えいたします。まず要旨(1)についてでございます。沖縄県の過重な米軍基地の負担を軽減することは多くの県民が等しく願うところであると認識しており、負担軽減が進められていくことは必要であると考えております。次に要旨(2)についてお答えいたします。那覇新都心地区やアワセゴルフ場跡地などは、返還後の跡地利用により大きな経済効果を発揮しているものと認識しております。また、今度返還が予定されている駐留軍用地についても、跡地利用を推進することで大きな経済効果が期待されているものと認識しておりますが、経済効果が期待できるポテンシャルがあることと経済発展の阻害要因であることは、必ずしも同義ではないと認識しているところでございます。次に要旨(3)についてお答えいたします。キャンプ・シュワーブ内の離着陸帯のうちフェニックスにつきましては、住宅地から近く、また沖縄工業高等専門学校にも近い場所にあることから地域への影響が大きいと考えており、優先的に撤去するよう総理大臣をはじめ関係閣僚にも直接要請してきたところでございます。引き続き機会あるごとに求めてまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 ではまず最初に、質問の事項6から行きたいと思います。日米安保条約で沖縄県にこれだけたくさんの米軍基地を置くということは沖縄差別だと思いますけれども、市長はどう思いますか。
○
大城秀樹議長 渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 ご指摘のように米軍の基地が本土、全国と比べて沖縄に多く存在している。このことにつきましては、これまで米軍占領下等のいろんな歴史があるものだと思っております。ですから、先ほどありましたようにその米軍基地の整理縮小並びに負担軽減を求めていく、そのことはこれからも続けていく所存でございます。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 市長におかれましても、この米軍基地の負担軽減については必要だと認識されていると先ほど伺いましたけれども、この負担軽減の方法ですけれども、このまま辺野古の新基地建設が進んでいけば、名護市は荷重負担になります。この荷重負担を軽減するために、今後どのようにこの負担を軽減することを考えていらっしゃいますか。
○
大城秀樹議長 渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 SACO合意や在日米軍の再編計画に基づきまして、沖縄県の米軍基地の負担が軽減されるべきだと考えております。軍転協の要請においても、さらなる在沖米軍基地の整理縮小を求めており、引き続き軍転協などの関係機関と連携して取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 中南部においては、いろいろ基地の撤去もあって負担軽減が図られるようなことがありますけれども、ここやんばるにおいてはそういった状況がなくて、逆に負担が過重になるような計画になっていますので、ぜひ市長におかれましても、ここやんばるでの負担軽減を図っていただけるように関係部署というのですか、国へぜひ図っていただきたいと思います。次に基地は経済発展の阻害要因という件ですけれども、皆さんご存じのように那覇市の新都心とか、泡瀬のゴルフ場の跡地とか、それから北谷町のアメリカンビレッジ等、米軍基地の返還後、目覚ましく発展しています。政府に左右される再編交付金より、辺野古基地を断念させ、米軍基地を返還させて跡利用計画で再開発したほうがはるかに経済的に発展すると思いますが、それについてはいかがですか。
○
大城秀樹議長 渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 跡地利用についてのお話がございましたが、一次でも答弁をしたところでありますが、駐留軍用地の跡地利用につきましては返還される土地によって活用方法というのが様々にあるものと考えております。土地区画整理事業を導入できる土地であれば公共施設や商業用施設、建設用地などに活用が見込まれると思いますが、他方、山林や原野または狭隘(きょうあい)な土地など活用が困難な土地もあると思われます。したがいまして、駐留軍用地につきましては返還後に経済効果が期待できるポテンシャルがあることと、それが阻害要因であることが必ずしも同義ではないということでございます。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 次にキャンプ・シュワーブのヘリパッドの件ですけれども、市長は直近の撤去要請について、いつ要請されたのか、誰にどのような方法で要請されていますか。
○
大城秀樹議長 渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 離着陸帯の撤去につきましての直近の要請についてでございますけれども、今年の2月25日に防衛大臣にお会いした際に提出した要請書において、離着陸帯の撤去についても求めております。なお、今年の2月15日に総理大臣にお会いした際に提出した要請書においても離着陸帯の撤去を求めております。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 その離着陸帯に関しては、地域住民や沖縄工業高等専門学校の学生のため、市長の力でぜひその離着陸帯の撤去を実現していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。それでは質問の事項1 子育て行政の件です。放課後児童クラブの資料を頂きましたけれども、見てみると定員が22名から90名と幅があります。この定員はどのように決めるのかというのと、クラブを運営するにはどういった資格が必要なのか。それと定員に関係なく、この資格者というのは1人でいいのかどうかについて伺います。
○
大城秀樹議長 高里盛克
こども家庭部長。
◎高里盛克
こども家庭部長 まず初めに放課後児童クラブの定員をどのように決めているかというご質問でございますが、これにつきましては児童1人につき、おおむね1.65平方メートル以上の面積が必要と条項で定められておりますので、当該基準に基づき保育室の面積で決定しているという形になります。続いて開設に係る資格要件についてでございますが、まず放課後児童支援員の資格を持った常勤職員が1名以上必要になります。放課後児童支援員の資格につきましては、毎年実施される放課後児童支援員認定資格研修を受講することで取得できることとなっております。また、当該研修の受講においても保育士資格であるとか、教員免許保有者、または2年以上の実務経験者等の受講資格が必要という形となっております。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 資料の中でも分かりますけれども、この公設民営の緑風学童クラブの利用料は他の学童クラブの約半分です。家賃が要らないため安く利用できるものと思いますけれども、県は4月から民営学童の家賃補助を実施するとのことです。申請は市町村を通じて行うとの報道もありましたが、何か所からこの申請があるのかというのと、ひとり親、それから生活保護世帯、住民税非課税世帯への利用料の支援はあるのか伺います。
○
大城秀樹議長 高里盛克
こども家庭部長。
◎高里盛克
こども家庭部長 まず1つ目の県の4月からの民営学童の家賃補助事業についてでございますが、今年の3月に県からこの事業について通知がされたばかりとなっておりまして、その実施については事業内容の把握も含め、現在市の中でそのルールづくり等も含めて固まっていないため、現時点では検討段階となっておりまして、学童クラブに実施についての周知は行っていないという状況になっております。事業の内容としては、保護者の負担軽減を目的とした事業となっておりますので、私どもといたしましても早めに事業導入ができるように、事業実施に向けて取り組んでまいりたいと考えております。2点目のひとり親、生活保護世帯、住民税非課税世帯への利用支援があるかというご質問でございますが、これまでひとり親家庭につきましては児童扶養手当、または母子及び父子家庭等医療費助成の受給対象者を対象に、1か月5,000円を上限として月額利用料の半額を減免する利用料支援を行ってきております。今年度から当該支援制度の対象範囲が拡大されておりまして、議員ご質問の生活保護世帯、あと住民税非課税世帯につきましても利用料支援の対象となっておりますので、今後私どもといたしましてもその対象範囲を広げる方向で検討しているところでございます。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 次に質問の事項2 教育行政についてです。部活動に関して地域移行をするということですけれども、これからということではありますが、部活動の指導者、それから保護者、受皿団体、行政機関等、一緒に協議するような機関というのですか、そういうのを立ち上げる予定はありますか。
○
大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。
◎岸本尚志教育次長 協議機関ということで、まだ提言があったばかりということで、文科省もこれに対して何も示されていませんので、今後こういった動きがありましたら、こういった団体等の協議の場も設けて検討していきたいと思っております。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 次にしまくとぅばの件ですけれども、2006年に9月18日をしまくとぅばの日とする県条例が制定されています。2013年、沖縄県においてしまくとぅば普及推進計画が策定され、2019年にしまくとぅば普及センターが設置されています。本年度はしまくとぅば普及推進行動計画の最終年度ですが、しまくとぅばを話せる人は5年前より15.8ポイントも減ったようです。普及が進んでいない原因は何だと思いますか。
○
大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。
◎岸本尚志教育次長 まず学校の中でも、先ほど言いましたしまくとぅば読本あたりを使っての授業とかをやっております。だけども家庭や学校での、先生方にしても方言を使える先生が少ない。また、さらに授業中でも使う機会も少なくなってきているというのと、家庭でのしまくとぅばの利用率も下がっているということも含めて低減してきているのかなと思っております。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 使う機会が少なくなっているということですけれども、授業では一部で取り上げてしまくとぅばの教育をされています。授業だけではなく朝の時間だとか、挨拶でやるとか、ラジオ体操とか音楽とかいろいろありますけれども、そういったのを利用して取り組むことはできないのでしょうか。
○
大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。
◎岸本尚志教育次長 いま議員のご提案のあるとおり朝の活動の時間や、学校生活の中でしまくとぅばを活用した活動の推進について各学校とも意見を交換しながら、コミュニティ・スクールとかその辺も含めて、しまくとぅばを使う機会を増やすことを学校と調整をして、今後普及に努めていきたいと考えております。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 沖縄県には沖縄芝居だとか、それから地域でもいろいろ伝統芸能をやられていますので、そういったものを見るようなことというのですか、ぜひこういうのもやっていただきたいと思っております。それから人材育成の件ですが、しまくとぅばを話せる教職員はどれだけいるのかというのと、教職員向けの講座の開催というのですか、そういうのはありますか。
○
大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。
◎岸本尚志教育次長 教育委員会としましては、しまくとぅばを話せる教員の数については把握しておりません。教育委員会で教員向けの研修や講座については行っておりませんけれども、昨年度、県教育委員会国頭教育事務所において、一般向けではありますけれどもしまくとぅばの講座を開いております。この講座につきましては教員も何名か参加されていたと伺っております。また、本講座につきましては今年度も開催するという話を聞いておりますので、教育委員会としても各学校の教員の皆さんに参加を呼びかけていきたいと考えております。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 「生マリ島ヌ言葉忘ネー、国ン忘ユン」というクガニクトゥバがあります。しまくとぅばの芸術鑑賞、挨拶、ラジオ体操、先ほども言いましたけれども、そういったしまくとぅばに接する機会をぜひ増やしていって、沖縄の伝統文化を継承できるようにしていただきたいと思っております。次に質問の事項3 農業行政についてです。この肥料の購入の件ですけれども、肥料は時期時期に施肥しなければいけないわけですけれども、この支援制度の創設を待っていたら援助が受けられないというのですか、そういうのがありますので、この施肥した後でも、この購入費に対しての補填ができるような助成の制度というのですか、それはできないでしょうか。
○
大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。
◎
當山賢農林水産部長 名護市で独自に実施しております堆肥購入費等の一部を補助する農作物生産奨励事業の例で申し上げますと、農家がJAおきなわ等で堆肥を購入する場合は、商品単価から先に補助額を差し引いた金額で購入できます。販売者であるJA等は月ごとに明細をまとめ、名護市へ補助金を請求するというスキームで補助事業を実施しているため、事務処理上、時期を遡って補助金を交付するということは困難であります。ただし、以前国が実施した緊急支援対策に係る事業では、年度途中で始まる事業であっても領収証等を添付することでその年度の初めに購入した物品等を補助対象にできるという事業もありましたので、今回新たに国等の補助制度が創設された場合は補助対象時期等の条件について確認していきたいと考えております。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 次にパイン生産についてですが、パイン生産農家は10年ほど前から約半減しております。担い手の育成、それから後継者育成はどうなっているかというのと、それからパインを拠点産地化というのですか、それができないかということについて伺います。
○
大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。
◎
當山賢農林水産部長 まずパイン農家の担い手育成の取組について答弁いたします。パイン生産者に特化した担い手育成の取組といたしましては、現在JAおきなわが国の事業を活用し、担い手等の規模拡大を支援しております。その事業の内容といたしましては、新規就農者やパインの新規栽培者、規模拡大農家に対して園地の整備費、生分解マルチ購入費、植付け費に対して10アール当たり14万3,625円を上限額として支援する事業となっております。また、本市におきましても国補助事業である農業次世代人材投資事業などを活用して、農業の担い手となる新規就農者の確保・育成に取り組んでいるところであります。当該事業は品目を限定した担い手育成支援ではなく、新規で就農を希望する農業者全般を対象とした支援事業となっておりますが、支援実績といたしまして平成24年から現在までに新規就農者45名の就農支援を行っており、うちパイン農家の新規就農者は3名となっております。続きましてパインを拠点産地認定できないかということにお答えいたします。拠点産地認定のための要件といたしましては、1つ目に特定品目について生産出荷組織が設置されていること。2つ目に特定品目を対象に安定生産・安定出荷体制の確立方策を協議する産地協議会が設置されていること。3つ目として安定生産・安定出荷体制を確立するための具体的な共同の取組方針が明確にされていることという3つの要件が求められておりますので、JAおきなわ、名護パイン園などの出荷団体や生産農家の意見も伺いながら検討してまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 パイン生産に関してはあと一点、ふるさと納税用にパインを活用することはできないでしょうか。
○
大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。
◎
當山賢農林水産部長 ふるさと納税の返礼品につきましては、令和4年6月現在、返礼品総数332件のうちパイン青果は6件となっております。名護市の返礼品の人気ランキングにおいてパイナップルやマンゴーが上位になる時期もあり、南国フルーツであるパインはふるさと納税の返礼品としても需要が高いことから、本市といたしましても各種事業を活用しながらパインの生産振興を図り、農家支援を行ってまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 赤土流出防止対策についてです。名護市赤土等流出防止営農対策地域協議会というのがありますけれども、それのメンバーはどのような方々でしょうか。それと農業環境コーディネーターは何人配置していますか。
○
大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。
◎
當山賢農林水産部長 まず名護市赤土等流出防止営農対策地域協議会の構成員につきましては、名護市農業委員会、JAおきなわ北部地区営農振興センター、沖縄県花卉園芸農業協同組合北部センター、名護市区長会、名護漁業協同組合、
羽地漁業協同組合、名護市観光協会及び名護市の8団体により構成されております。続きまして、農業環境コーディネーターは何人配置しているのかということに対しまして、名護市赤土等流出防止営農対策地域協議会の職員として1名の農業環境コーディネーターを配置しております。役割といたしましては、市内農家への対策支援や地域イベントを通した普及啓発活動を行う指導員となります。県内に13名のコーディネーターが配置されており、各地域での取組事例などの情報交換等も行われているところであります。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 今年度からこういう赤土防止対策もするということですので、ぜひ赤土の流出を減らしていただきたいと思います。それから道路行政についてです。内原から農免農道へ抜ける農道ですけれども、市街地への近道になるわけですが、近年交通量が増加していて、地域の区長たちが危険を感じてこういった要請をされていると聞きました。回答というのですか、いつどうこうするという回答がほとんどなかったものですから、この中で特に名護市の道路整備プログラムの次の計画、これはいつ頃やる予定でしょうか。
○
大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎
玉城勝建設部長 ご質問の道路整備プログラムの時期ということでございますので、これにつきましては令和6年度に現在の道路整備プログラムの運用期間が終了いたします。それを受けまして令和5年度に各区への整備要望調査などを行います。令和6年度には道路整備プログラムの改訂作業を行う予定となっております。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 次の道路整備プログラムまでは随分と時間がかかると思いますけれども、地域住民の声を聞いて、地域住民の利便性向上を図るようにぜひ検討していただきたいと思います。その間、先ほど言った市街地へ抜ける農道の件ですけれども、その間の維持管理をどのようにしていきますか。
○
大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎
玉城勝建設部長 一次でも答弁したとおり、当該要望の路線につきましては市道と農道が連続した道路となっております。そういう意味で当該路線は近年、内原区や我部祖河方面から市街地の商業施設などへ向かう車両の交通量が多くなっていることは市としても把握しております。現在車両の速度抑制を促す看板なども設置しており、今後も車両が安全に通行できるよう、市道及び農道の対策を講じてまいりたいと考えております。維持管理等につきましては農林水産部、建設部、両方で連携しながら取り組んでまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 次に内原中線の道路冠水の件ですけれども、この場所は大雨のたびに冠水して、民間の車庫まで雨水が入ってくるというような話を聞いています。原因もいろいろあるかと思いますけれども、先ほど河川の工事等の関係を言っていましたけれども、河川の工事はいつ頃完了する予定でしょうか。
○
大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎
玉城勝建設部長 喜知留川の河川整備事業につきましては、平成29年度から事業を開始しております。令和7年度の事業完了を目指して、現在整備を進めているところでございます。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 あと質問の事項5ですけれども、奈佐田川の草の繁茂、それは現場をご覧になったということだと思いますけれども、本年度にしゅんせつを実施していくということですので、よろしくお願いしたいと思います。これで石嶺康政、第14期の私の最後の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○
大城秀樹議長 石嶺康政議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。 休 憩(午後2時30分) 再 開(午後2時40分)
○
大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。翁長久美子議員、一般質問を許します。
◆翁長久美子議員 ハイタイ、グスーヨ、チューウガナビラ。本日最後の一般質問、ただいま議長のお許しをいただきましたので、早速通告書の事項1より読み上げて一次質問とさせていただきます。事項1 屋我地中学校の跡地利用について。要旨(1)学校の跡地利用について、担当課と屋我地振興会で協議されているのかお伺いします。事項2 ごみ袋について。要旨(1)現在、名護市の指定ごみ袋の大きさは10リットルが最小となっていますが、一人暮らしの方を含む多くの市民から「5リットル袋を販売してほしい」との声が上がっています。その大きな理由としては、破損陶器の廃棄が指定袋となっているからです。そこでお伺いします。ア 陶器の廃棄量について。(年間実績:令和元年から令和3年まで)イ 1世帯当たりの平均量について。ウ 年間の処理費について。事項3 21世紀の森ビーチへの街灯設置と車両道路について。要旨(1)朝夕、ウオーキングコースとして多くの市民に利用されている21世紀の森ビーチ周辺ですが、日没後、とても暗いため照明が必要となります。そこで、ビーチ内出島への街灯設置と野外ステージ海岸沿いから児童センター側車両出口までへの街灯増設についてご検討いただけないかお伺いします。要旨(2)車両道路については一方通行となっていますが、球場側入り口から児童センター側出口までの道路標識の内容、そして設置箇所についてお伺いします。めくっていただいて、事項4 乳がん検診無料クーポンの配布について。要旨(1)2021年にがんで亡くなった方は37万8,500人で、死亡総数の27.6%を占めており、1981年以降、40年連続で死因のトップとなっています。女性のがん死亡数の第1位は乳がんとなっており、近年は30代での発症も多くなっています。現在、乳がん検診無料クーポンは40歳以上への配布となっており、30代は触診・超音波・マンモグラフィー等の受診料1万円程度が全額自己負担となっています。名護市独自の取組として30代への受診料補助をご検討いただけないかお伺いします。事項5 保育士の処遇改善について。要旨(1)第206回(3月)定例会で、「認可保育園加配保育士の処遇改善費用の補助」についてご検討をお願いいたしましたが、その後、協議いただけたのかお伺いいたします。以上を一次質問とし、二次質問は自席にて行います。よろしくお願いいたします。
○
大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。岸本尚志教育次長。
◎岸本尚志教育次長 それでは質問事項1要旨(1)についてお答えします。屋我地中学校につきましては、平成28年度に屋我地小中一貫教育校として開校し、開校後、中学校の施設及び敷地も同時活用しながら小学校敷地内に段階的に施設整備を行い、令和3年4月に特別教室の完成、令和4年3月に運動場が完成し、本年度4月より小学校敷地内で全ての学習活動が展開できるようになりました。教育委員会ではそれと並行し、跡地利用の地元地域の意向も踏まえながら今後の利活用を検討する目的で名護市教育施設等利活用検討会、屋我地ひるぎ学園学校運営協議会での意見交換会を実施しております。地元地域からは、屋我地振興会長と屋我地支部区長会長の連名により旧屋我地中学校の跡地利用に関する要請を受けております。その要請内容は、旧屋我地中学校の跡利用につきましては、屋我地地域の経済発展、雇用創出など地域発展の拠点として活用できるようにとのことでございました。跡地利用につきましては、本市の「公共用地の跡地利用計画プロセス」に基づき、地元地域の意向も踏まえながら決定されるものと考えております。
○
大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。
◎
佐久川博光環境水道部長 私のほうからは質問事項2要旨(1)ア、イ、ウについてお答えいたします。まずアについてお答えいたします。陶器類につきましては、燃えないごみの分類となっております。年間の排出量としましては、令和元年度は94トン、令和2年度は114トン、令和3年度は95トンとなっております。イについてお答えいたします。1世帯当たりの平均量につきましては令和3年度の排出量実績を令和3年度末、これは令和4年3月31日時点ですが、本市の世帯数で算定するとおよそ3キロとなっております。ウについてお答えいたします。年間の処理費についてですが、陶器類は名護市一般廃棄物最終処分場にて埋立処理を行っております。最終処分場では陶器類の処理のみではなく、資源ごみの選別といった中間処理や施設管理に必要な水処理、調査業務を行っており、陶器類のみの処理費の算定が困難であるため一般廃棄物埋立処分場施設管理費としてお答えいたします。一般廃棄物埋立処分場施設管理費につきましては、令和元年度は7,886万5,954円、令和2年度7,479万5,572円、令和3年度は8,200万919円となっております。5リットルの袋を販売してほしいとの声が上がっているとのことですが、名護市の指定袋につきましては、現在は10リットルから90リットルまでの6種類の容量の袋としております。10リットルより小さい袋を販売してほしいとの要望はこれまでもあり、市長への手紙で要望され回答した事例もございます。現在、指定ごみ袋は県内の製造業者に発注し製造しており、県内で製造できる指定ごみ袋の規格は10リットルが最小となっております。10リットル未満の規格の袋を製造する場合、特別注文となるため10リットルの袋より割高になってしまいます。指定ごみ袋の販売価格は袋の規格に応じて設定しており、規格が小さいほど価格は安くなっておりますが、5リットルの袋を製造する場合は価格が10リットルの袋より高額となることから市民の皆様にご負担をおかけするため、10リットル以上の規格としております。ご理解、ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
○
大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎
玉城勝建設部長 私からは質問の事項3要旨(1)、(2)についてお答えします。初めに要旨(1)をお答えします。21世紀の森公園は名護市街地に隣接し、市民のスポーツ・レクリエーション活動を通し、健全な心身を育む場として昭和38年に都市計画決定され、昭和51年に事業認可された総合公園でございます。様々な運動施設が整備されるとともに、広大な芝生広場や様々な木々など多くの緑を創設し、長い間市民に親しまれ、現在はサッカー・ラグビー場の整備やその周辺の園路整備、サブグラウンドの観覧席整備などを計画し事業に取り組んでいるところでございます。21世紀の森ビーチから児童センター付近においては、海に面したロケーションから、日頃から多くの市民が散策やウオーキングなどで利用され親しまれているのを確認しております。現在その区間におきましては、12本の街灯が設置されております。設置されている街灯につきましては、昨年度実施した公園長寿命化調査において更新が必要と判断されたところでございます。今後、その街灯の更新事業に取り組んでいくところでございます。その中で、現在設置されている街灯の照度分布などについても調査していきたいと考えております。ビーチ内出島につきましては沖縄県が所管する海岸となっており、公園の区域外となりますので、公園事業として取り組むことができない箇所となっております。ご理解をいただきたいと思います。次に要旨(2)についてお答えします。現在ビーチ側へアクセスする道路については、ホテルゆがふいん前の西ゾーン入り口をメインゲートとし、屋内投球練習場側より一方通行でアクセスし、利用後は児童センター側を出口とする園路となっております。標識の内容・設置個所についてでございますが、屋内投球練習場側に一方通行を示す路面標示、出口側に一方通行の標識と進入禁止の看板を設置しております。ビーチ駐車場より逆走する車両があるということですので、入り口側と駐車場側に一方通行を示す路面標示と注意喚起の看板を設置し、園路内の安全を確保していきたいと考えております。
○
大城秀樹議長 仲本太市民部長。
◎仲本太市民部長 それでは事項4要旨(1)についてお答えいたします。市町村が実施する検診は対策型検診と呼ばれ、集団全体の死亡率減少を目的として実施するものを指し、公共的な予防対策として行われております。そのため、有効性が確立したがん検診を選択し、死亡率減少効果の利益は不利益を上回ることが基本条件となっております。名護市の乳がん検診につきましては、独立行政法人国立がん研究センターが発行する「有効性評価に基づく乳がん検診ガイドライン2013年度版」による推奨例に沿って実施しております。そのガイドラインでは、乳がん検診の対象は40歳以上となっており、対象年齢よりも若い層に検診を実施した場合、がんはほとんど発見されないにもかかわらず、多くの人が「がん疑い」、いわゆる偽陽性となり、結果的に不要な精密検査を受けさせなければならなくなります。また、検診結果が分かるまでの間、「自分はがんかもしれない」という精神的なストレスや不安を抱えることになるなど、不利益を受ける人が圧倒的に多くなることが予想されるため、40歳以上を対象として乳がん検診を実施しております。
○
大城秀樹議長 高里盛克
こども家庭部長。
◎高里盛克
こども家庭部長 私のほうからは質問の事項5要旨(1)についてお答えいたします。名護市では国の補助を受け、保育士等を対象に賃上げ効果が継続される取組を行うことを前提とした「保育士等処遇改善臨時特例交付金」を活用し、保育士等の収入を3%程度、月額にして9,000円を引き上げるための措置を令和4年2月給与分から実施しており、令和4年9月まで継続する予定となっております。これまで令和3年度分事業といたしましては、施設側より今年の2月、3月給与分の実績報告の提出を受け報告書の精査はしているところですが、現時点で分析にまで至っておらず、議員ご質問の検討及び協議が行えていない状況となっております。令和4年度の今後のスケジュールにつきましては、6月が申請受付、7月が交付決定、8月に概算払い、9月で引上げ措置終了となり、10月で実績報告、11月で交付額確定及び精算払いとなっており、一旦、令和4年9月で当該事業が終了する形となりまして、今年10月以降の当該事業の取扱いにつきましては国が令和4年人事院勧告の内容を踏まえて公定価格の見直しを行い、同様の措置を実施する予定とされております。議員ご提案の「認可保育園加配保育士の処遇改善費用の補助」の検討及び協議につきましては、昨年度の実績の分析も踏まえながら今年度分として10月に施設側から提出される実績報告について精査・分析を行いつつ、今後の国の対応も踏まえながら検討してまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 それでは順次、二次質問をしていきたいと思います。屋我地中学校の校舎及び体育館の耐震度と、それと築年数、利用頻度についてお伺いいたします。
○
大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。
◎岸本尚志教育次長 耐震度につきましては全施設、耐震新基準に適合しているということです。それで普通教室の建築年度が昭和62年、特別教室が平成4年、特別教室の理科教室が平成4年、更衣室と倉庫が昭和49年で不適合ですけれども、これはもう使用していないということで、あとは屋内運動場が平成10年。面積が普通教室で617平米、特別教室が241平米、特別教室の理科教室が426平米、屋内運動場は919平米でございます。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 今年度4月より、ひるぎ学園敷地内で全ての学習活動が展開しているということですけれども、跡地利用についてはこれから本格的に協議が行われると思いますが、民間企業や関係者への募集予定時期、計画実施設計を含めて早めにタイムスケジュールを設定していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○
大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。
◎岸本尚志教育次長 いま施設を管理しているのは教育委員会ということで、我々のほうでは教育施設として今後も利活用があるかという検討をまずはしております。その検討の中で、先ほど述べた地域からの要請の中で屋我地地域の経済と雇用の創出ということで、それを考えますと教育施設としての利用はないという結論を得ましたので、その結論があって、まだ土地の問題が幾つか残っていますので、これを我々のほうは整理して、先ほど言ったプロセスにも合わせて屋我地支所なり企画部なりに所管替えをして事業を募集というか、先ほどおっしゃられたことが展開されていくのかと思っております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 調整の中で私有地がいくつかあるということで、その調整がいま難航しているということで、土地の整理ができましたら早めに企画部に移るのですかね。そしたら企画部で早くそれも立ち上げていただきたいと思います。古宇利大橋、ワルミ大橋利用で観光客が屋我地を通過することは多くあります。しかし多くは古宇利にあるホテルや飲食店の利用、今帰仁村の経済効果となっているのが現状でございます。済井出区を含め沿道では飲食店が営業していますが、途中で立ち寄っての利用は少ないと聞いております。ワーケーション施設として国から買取りをした喜瀬の施設改修が始まりますが、屋我地中学校校舎についてもワーケーション施設としての活用が可能だと私は考えております。また、宿泊施設、民泊といった多くの利用が可能だと思いますので、跡地利用の募集告知は企画部ですか、企画部の担当課で早めにお願いしたいと思いますが、企画部としては土地の整理ができたらすぐに取りかかるということでよろしいでしょうか。
○
大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎
棚橋邦晃企画部長 先ほど教育次長からも答弁がありましたとおり現在教育委員会で方針を決めているところでございますけれども、他団体への売却等、企画部のほうで跡地の活用方針について定めていくということになったときは、定めてあるプロセスに従いまして適正に検討してまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 公募の周知も早め早めにやっていただいて、たくさんの方たちが応募できるような形で周知をしていただきたいと思います。そして体育館の使用についてですけれども、地域への開放で多く利用されていると調整の中で理解できておりますが、以前に私の一般質問で武道場が建設されるまでの期間、武道団体等の練習場として提供していただくことをご提案させていただきました。各種団体への呼びかけを行ったかどうか。その件をお伺いしたいのですけれども、いかがでしょうか。
○
大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。
◎平得薫地域経済部長 旧屋我地中学校体育館に関しましては屋我地支所の所管課ですので、私のほうでお答えしたいと思います。現在地域団体で空手、古武道、また地域の子どもを対象としたサッカー教室が行われております。ただ、先日の議会の中で翁長久美子議員のおっしゃっておりました団体に関しましては、まだ告知はしっかりとされておりませんので、今後屋我地支所を通しましてしっかりとやっていきたいと考えております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 以前質問させていただいたときに、剣道とか音の出る武道団体の方たちが、周辺の皆さんからうるさいという苦情があるということで練習場に困っていらっしゃるというお話があったので、それで団体の皆さんへ練習場として提案をしてくださいということでお願いしたところなので、受け身で待つのではなく、ぜひ団体の皆さんに投げかけていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。それでは事項2ですけれども、ご答弁のとおり10リットルの指定ごみ袋は1枚当たり12円ですが、5リットルの指定袋を製作するには対応可能な業者もないため、新たに製作機械の設置が必要となり特注となる。そして10リットル指定袋より割高になるというご答弁でした。私も含めて市民の方も素人考えで、袋が小さくなれば値段も安くなると考えているわけです。ご答弁でしっかり理解できましたので、今回要望された市民の皆さんには私のほうからも、一般廃棄物埋立処分場施設の管理費が毎年度約8,000万円もかかっていることを含めてお話をして、ご理解いただきたいと思います。ありがとうございました。事項3の要旨(1)の出島への街灯設置については、県管轄ということのご答弁でしたので理解できました。調整の中で、これも出島については県の災害時の緊急ヘリの着陸帯となっているお話も伺いましたので、出島への街灯設置については、これも市民へしっかりと説明をして、ご理解いただくようにお伝えしたいと思います。野外ステージから児童センター出口までの街灯については、私は増設をお願いしたところですけれども、公園長寿命化調査で更新が必要と判断されたということで調査が入るわけですよね。それの照度とかもいま皆さんが調査するということになっていますけれども、先にLED照明に取り替えることはできないのでしょうか。調査に入る前に取替えというのは可能なのか。
○
大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎
玉城勝建設部長 LEDは効果があると思います。ただし、やはり調査して、どの程度の照度が必要なのか。また、照度が足りないのかも全て含めて調査をさせていただきます。その結果を基に更新に向かいますので、いま早急にLEDを入れてしまうと無駄な投資になることも考えられますので、少しばかり時間を要しますが、しっかりと調査して取り組んでまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 いま早急にはできないということですけれども、調査を終えてからということですが、この照度の調査もありますけれども、間隔として広いのかどうかというのも私も分からないのですけれども、この立てた当時はその明るさで大丈夫だったのでしょうか。今はとても暗いのです。そこはウオーキングコースになっていますので、やはり危険な箇所も何か所かありますので、ぜひそれは早めに。調査に入ったら増設ということもあり得るかもしれないのですか。いかがですか。
○
大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎
玉城勝建設部長 調査の結果、そのように照度が足りないとかという状況であれば、当然これは増設を必要とすることになりますので、その方向になると考えております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 ぜひ早めに取りかかっていただきたいと思います。このビーチは競歩の選手等も合宿で使っているみたいなので、照明があったほうが夜間の練習なんかはとても助かりますので、早め早めに対応していただきたいと思います。ありがとうございます。事項4について、乳がん検診の対象年齢については国立がん研究センターのガイドラインに私も目を通し理解しておりますが、私の周りにも30代で乳がんとなって治療されている方がいらっしゃって、統計的には発がんが少ないといっても40歳未満を対象とした乳がん検診補助については、私のほうからは遺伝性とか家族歴などリスクの高い対象者が検診を望んだときに特例として名護市で補助ができないかということですけれども、その点についていかがでしょうか。
○
大城秀樹議長 仲本太市民部長。
◎仲本太市民部長 議員のご指摘のとおり40歳未満の乳がん患者も一定数ございます。若い女性を乳がんから守ることは次の世代への命を守ることでもあり、死亡率減少効果だけでははかることができないメリットもあると考えております。遺伝性乳がんのリスクの高い方、妊娠を控えた女性の乳房自己認識の啓発と40歳未満ハイリスク者の補助につきましては、その有効性や、また国や県の今後の動向を見ながら、その可能性について今後検証していきたいと考えております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 年齢が若ければ若いほど進行も早いと言われておりますので、ハイリスク者の負担軽減を図るとともに、しっかりとやはり名護市独自で補助できるような形でご検討いただきたいと思います。よろしくお願いします。それでは事項5にまいります。今日は早く終わりますね。保育士等処遇改善臨時特例交付金については今年の2月から対応されておりますが、10月以降がまだ見えない状況であります。昨年12月、今年3月の定例会において、保育士の配置基準の見直しと加配保育士に対する処遇改善費用補助について再三質問をさせていただきましたが、私ももうじっとしていられなくて、国のほうへこの保育士配置基準の見直しと処遇改善について、県内の女性議員9人で去る5月16日、17日の2日にかけて保育士の処遇改善、配置基準の見直し、厚生労働省、内閣府、衆議院議員の佐藤英道、西銘恒三郎、山田勝彦、早稲田ゆき、小川淳也、吉田はるみ、堤かなめ、赤嶺政賢、宮本徹と、そして参議院議員の尾辻秀久、福島瑞穂、高良鉄美、伊波洋一と政府並びに多くの国会議員へも要請をしてまいりました。西銘大臣と尾辻議員については委員会中ということで面会はかなわず、要請書を預ける形になりましたが、国会においてもこの配置基準の見直しについて論議はされているものの、長きにわたり改正されていないのが現状であり、地方自治体よりもっと声を上げていただくことが最も必要だと、省庁並びに国会議員の皆様の同一の意見でございました。私は毎回、市長へ配置基準の見直しについてもご答弁を求めてまいりましたけれども、残念ながらお答えいただけませんでしたので今回はご指名を控えたいと思いますが、待機児童が増加して、保育現場も、そして担当の職員もやはり頑張ってこれに対応しているわけですよね。でも、その職員が頑張っている割には、何かものが進んでいないというか、事が進んでいないというのはやはり国の問題です。配置基準さえ見直しがあれば、質の向上も処遇改善もできるということに私はつながると理解しているのです。市長は今年度に入って幾度となく政府へ要請やお礼で上京されておりますよね。北部11市町村の首長で上京されたときに、この保育士の処遇改善だとか配置基準の見直しについてご提案されなかったということは、本当に私は残念だと思っています。これから先も市長においては上京されることが多いと思いますので、機会があるときにはぜひ名護市の子どもたちのためにも保育行政の要請についてご検討いただく気持ちはないでしょうか。答弁はいいですけれども、私と市長は基地問題では対峙(たいじ)する立場ではあります。しかしながら子どもたち、市民のためにいろいろ政策を立てていって頑張るというのは、協働で頑張るというのが私たちの使命だと思っているのです。市長が国とか県に見直しについて要請を頑張っていただければ、すぐこれは事が進んでいくと思っているのです。市長会だとか、そしてまた県への要請だとか、そういう行動を起こしていただきたい。基地問題以外ですよ、これは。生活に密着したことになるわけです。将来の子どもたちに、名護市にとっても沖縄県にとっても宝ですよ。この子たちのために、やはり保育行政というのはしっかり考えていただきたい。配置基準の見直し、たかだか市町村の議員が行っても、やはり向こうではそんなに……、要請に来たという事実はありますけれども、そこはあまり問題視されないと思います。やはり市の代表である市長が行くことによってこの要請が生きてくると私は思っていますので、ぜひこれから上京なさるときは頭の片隅に置いていただいて、保育士の処遇改善、そして配置基準の見直しについては70年間もこれは変えられていないわけですから、ぜひ力を入れて要請をしていただきたいと私は思っています。本日最後になりますけれども、一般質問も最後でございます。第14期議員としても最後の質問でございました。私、始まる前に名前も言わなかったですけれども、翁長久美子、市民ネット、最後の一般質問を終わらせていただきます。これからも一緒に頑張っていきたいと思いますので、市長、頑張ってください。よろしくお願いします。ありがとうございました。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員の一般質問を終わります。休憩します。 休 憩(午後3時18分) (委員長会議及び議会運営委員会開催の連絡あり) 再 開(午後3時18分)
○
大城秀樹議長 再開します。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。 散 会(午後3時18分)...