• 給食(/)
ツイート シェア
  1. 名護市議会 2022-06-09
    06月14日-03号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和4年第207回名護市定例会              第207回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和4年6月9日 木曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和4年6月14日 火曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和4年6月14日 火曜日 午後3時7分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 23名 欠  席 2名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  島 袋  力   │ 出 │  14  │  平   光 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  長 山 正 邦  │ 出 │  15  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  大 浜 幸 秀  │ 出 │  16  │  仲 村 善 幸  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  17  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  川 野 純 治  │ 出 │  18  │  宮 城 安 秀  │ 欠 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  19  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  20  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  金 城  隆   │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  宮 里  尚   │ 出 │    │    欠 員    │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  大 城 敬 人  │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  25  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │  26  │  比 嘉 祐 一  │ 欠 │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       21番 金城 善英  24番 神山 正樹 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長      比 嘉 一 文    企画部長     棚 橋 邦 晃 地域経済部長    平 得  薫     市民部長     仲 本  太  福祉部長      大 城 智 美    こども家庭部長  高 里 盛 克 農林水産部長    當 山  賢     建設部長     玉 城  勝  環境水道部長    佐久川 博 光    消防長      安 里  順  企画部・地域    宮 城 浩 二 経済部参事              教育長  岸 本 敏 孝 教育次長      岸 本 尚 志議会事務局出席者 事務局長      屋 部 憲 克    次長兼庶務係長  大 城 秀 樹 議事係長      宮 城  建     庶務係調査法制  金 城  浩                       担当主査 議事係       島 袋 ちえり    庶務係      比 嘉 ちなみ 議事係       上 地  健     会計年度任用職員 玉 城 直 喜 ○大城秀樹議長 これから本日の会議を開きます。休憩します。                              休 憩(午前10時0分) (名護小学校6年生の議会見学のお知らせあり)                              再 開(午前10時0分) ○大城秀樹議長 再開します。 日程により一般質問を行います。川野純治議員、一般質問を許します。 ◆川野純治議員 ただいま大城秀樹議長より許可を得ましたので、議席番号5番、会派、市民ネット、社会民主党の川野純治、一般質問を行わせていただきます。まず冒頭、名護小学校6年1組の皆さん、ようこそ名護市議会へいらっしゃいました。私たち議員は今度の9月で4年間の任期を終えます。この6月定例会は、第14期名護市議会議員として最後の定例会となります。議員は議会での一般質問を通して、市民の生活向上に役立てるために市長をはじめとする市職員の皆さんに課題や要望を伝え、その実現に努めます。また、議案を審議して、市政運営に係るいろんなルールを決めていきます。今日は私が一般質問のトップバッターを務めますので、ぜひこの貴重な機会をこれからの人生の契機にしていただければ幸いです。よろしくお願いします。それでは通告に従い、一般質問を行わせていただきます。質問の事項1 障がい者の法定雇用率について。質問の要旨(1)平成30年(2018年)第193回(12月)定例会及び令和3年(2021年)第202回(3月)定例会一般質問の続きであります。その後の経過を伺います。名護市において障がい者の法定雇用率は達成しているのでしょうか。市長部局及び教育委員会それぞれの直近の雇用率と現状についてお伺いいたします。質問の事項2 沖縄愛楽園将来構想の実現について。6月はハンセン病に関する正しい知識を普及する月間です。また、6月23日、沖縄戦、慰霊の日の前日の6月22日は、らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日であります。現在、名護市役所1階ロビーでハンセン病を正しく理解する啓発パネル展が開催されております。今週の金曜日までですので、ぜひご覧ください。私もこの件に関して見てきましたけれども、私個人的にはちょっと弱いなと。もうちょっとパンフレットも置いて、もっと啓発に努めていただきたいなというのは要望ですので、ぜひまた各支所巡回も予定されているみたいですのでよろしくお願いいたします。そこで質問の要旨(1)平成21年(2009年)3月策定の「国立療養所沖縄愛楽園将来構想」及び平成31年(2019年)3月策定の「国立療養所沖縄愛楽園土地等利活用基本計画」を踏まえ、土地等利活用に係る「サウンディング(対話)型市場調査」が実施されました。令和2年(2020年)第201回(12月)定例会における私の一般質問に対して、コロナ禍の影響で募集要項等の実施スケジュールは次年度以降へ先送りとなっている旨の棚橋企画部長の答弁がありました。また、同時に「再度サウンディング調査が必要である」との認識も示されました。現段階の進捗状況をお伺いいたします。質問の事項3 名護市の「働き方改革」について。この問題は現代社会において非常に問われている課題です。いま名護小学校6年生の担任も非常に苦労されているみたいですから、皆さんもしっかりと先生を支えて、なるべく負担がないように協力してあげてください。そこで質問の要旨(1)本年5月1日付の市長部局、教育委員会、消防本部における職員定数及び充足数、会計年度任用職員の人数を明らかにしてください。これにつきましては資料が提供されておりますのでご参照ください。質問の要旨(2)令和4年度(2022年度)人事配置の基本方針について伺います。質問の要旨(3)屋部支所をはじめ羽地、屋我地、久志の各支所とも軒並み定数が1減になっておりますが、その理由をお伺いしたいと思います。会計年度任用職員でその補充がなされているのかも伺います。質問の要旨(4)名護市は、名護市DX推進計画策定支援業務についての公募型プロポーザル実施要項を5月11日に公表しました。DXというのは後でまた答弁の中で説明がありますが、デジタルトランスフォーメーションの略だそうです。中身がよく分かりませんけれども、ぜひそこは答弁で明らかにしていただけたらと思います。そこで6月8日がプレゼンテーション開催日で、13日に結果通知、6月末に契約予定となっております。名護市の業務改善及び職員の働き方改革にとって、当該業務はどのような利点があるのかをお伺いしたいと思います。以上、一次質問とし、二次質問は自席より行います。よろしくお願い申し上げます。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 私のほうから質問の事項1要旨(1)、質問の事項3要旨(1)、(2)、(3)、(4)についてお答えいたします。まず質問の事項1要旨(1)についてお答えいたします。障害者雇用促進法で定められている法定雇用率については、令和3年3月1日から0.1ポイントずつ引き上げられ、現時点において名護市が達成すべき法定雇用率は市長部局で2.6%、教育委員会で2.5%となっております。本市における障害者雇用率の達成状況について、市長部局では、平成30年6月1日現在で1.38%、令和2年6月1日現在で2.09%、令和3年6月1日現在で2.32%と未達成の状況が続いておりましたが、本年6月1日現在では約2.6%となっており、法定雇用率の達成が見込まれております。続きまして教育委員会においては、平成30年6月1日現在で1.17%、令和2年6月1日現在で1.01%と、市長部局と同じく法定雇用率の未達成の状況が続いておりましたが、去る令和3年6月1日現在においては2.35%と当時の法定雇用人数7人を達成しております。しかしながら、対象者の退職により本年6月1日現在では1.88%となる見通しで、再び法定雇用率未達成となる見込みであることから、今年度中に対策を講じてまいります。いずれにいたしましても、率の達成は当然のことながら、障がい者の職業の安定を図ることを目的とした障害者雇用促進法の趣旨に沿った取組を今後もしっかりと進めてまいります。次に質問の事項3要旨(1)につきましては別途資料を提出しておりますのでお目通しをお願いいたします。次に質問の事項3要旨(2)についてお答えいたします。令和4年度の人事配置については、令和4年度定期人事異動基本方針に基づいて実施しており、基本方針には大きく4つの柱を定めております。まず1つ目に職員に人事異動に対する公正・公平感を与え、職務に対する新たな意欲を喚起する。2つ目に職員の特性、能力、経験等を勘案し、適材適所の配置に努める。3つ目に女子職員の積極的な登用を推進する。4つ目に多様化、高度化する行政の課題に対応し得る人材を育成するため、派遣職員等の一層の充実を図る。以上の4つを大きな柱としております。そのほか、異動に当たっては職員本人の異動希望や職務経験、各部署の配置バランス、各部所長のヒアリング等を考慮し、検討を重ねて人事配置を行っております。次に質問の事項3要旨(3)についてお答えします。各支所の人員減の理由についてということですが、これまで各支所では地域振興に係るハード事業等も担ってきておりましたが、各支所においてこれらの事業を所管するには体制、人員的にも厳しい状況があり、今年度より本庁側でハード事業等を集約することとし、その分の人員を本庁業務に集約した結果、各支所の人員が減となっております。以上のような理由から、現状では当該減に伴う会計年度任用職員の補充は行っておりません。次に質問の事項3要旨(4)についてお答えします。名護市DX推進計画策定支援業務についてですが、まず事業に至る経緯としまして、国は令和2年12月に「自治体DX推進計画」を、令和3年7月には「自治体DX推進手順書」を公表しました。また、名護市においては、令和4年3月に第2期名護市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略を策定し、横断的目標として時代に即した質の高い行政サービスの提供を掲げ、最新技術を活用した市民サービスの向上と事務の効率化に取り組むこととしております。このような状況を踏まえ、本市においても国が示す「自治体DX推進計画」に掲げられている項目等について、国や県の方向性と整合性を図りつつ計画的に推進していくために、名護市DX推進計画を策定することとなりました。この国が示した「自治体DX推進計画」の中には重点取組事項として6項目が掲げられております。1つ目に自治体の情報システムの標準化・共通化、2つ目にマイナンバーカードの普及促進、3つ目に行政手続のオンライン化、4つ目にAI・RPAの利用推進、5つ目にテレワークの推進、6つ目にセキュリティー対策の徹底の6項目でございます。ご質問の名護市の業務改善及び職員の働き方改革にとっては、この重点項目への取組がそのまま利点となります。まず業務システムの標準化・共通化を行うために国より標準仕様書が提示され、標準的な業務フローが提示されます。標準的な手順によって各業務が処理されることで効率化はもちろん、法改正等によるシステム・業務の見直し等もこれまでのように個別のシステムの変更項目の洗い出しやチェック作業等の業務が軽減されます。また、マイナンバーカードの普及と行政手続のオンライン化により、本人確認をマイナンバーカードで行い、マイナポータルやぴったりサービスを利用してオンラインから申請することで、市民は来庁の必要がなくなり、さらに申請書を書かずに手続ができるようになります。また、職員側も入力項目のチェック等はシステム側で処理されてくるので、申請手続の審査の際に入力不備等での差戻し等がなくなります。さらに一部の事務処理については、RPAやAIを活用することで事務作業のさらなる効率化が見込めます。また、働き方改革への取組の一つとして働く場所の問題がありますが、これについてはテレワーク環境の整備、それからセキュリティーの強化で対応可能と思われます。このようにDX推進計画における重点取組事項の全てが市民の利便性向上と併せて職場の業務改善、職員の働き方改革につながるような利点を有しておりますので、名護市DX推進計画を策定し、庁内の業務改善にしっかりと取り組んでいきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私から質問の事項2要旨(1)についてお答えいたします。国立療養所沖縄愛楽園の未利用地活用については、令和元年度に、平成21年3月に策定した「国立療養所沖縄愛楽園将来構想」及び平成31年3月に策定した「国立療養所沖縄愛楽園土地等利活用基本計画」を踏まえた民間事業者などのアイデアを公募し、4者の民間事業者との対話を実施いたしました。実施に当たっては事業説明会、現地見学会を開催して対話に至っており、4者の事業者より、老人福祉施設障害者保養施設福祉系教育施設、その他商業施設などの提案を受けたところでございます。令和2年度から引き続き土地等の利活用可能性について調査継続を行っていくため沖縄愛楽園側と調整を進める予定でございましたが、長引く新型コロナウイルス感染症の影響により沖縄愛楽園の面会制限もあったことから、事業に関する調整が進められない状況が続いておりました。現在は、国の新型コロナウイルス感染症に対する措置も緩和されてきておりますことから、沖縄愛楽園や関係部署と調整をしまして、サウンディング調査について7月中に受付を開始する予定としております。引き続き関係機関と調整を重ねながら事業者へ土地利活用についての提案を求めまして、沖縄愛楽園の意向を踏まえた事業者公募を実施できればと考えております。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 それでは二次質問に移らせていただきますが、事項1 障がい者の法定雇用率についてと、それから事項3 名護市の「働き方改革」については関連しますのでこちらのほうからやって、愛楽園将来構想についてはその後にさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。それではまず障がい者の法定雇用率の問題ですが、この問題はやはり基本的に障害者雇用促進法という趣旨に沿って法定雇用率がしっかりと義務付けられているわけです。特に民間の場合は罰則規定もあるということで、市町村、地方自治体では罰則規定はないのですけれども、やはりそれはあくまでも行政ですので、しっかりとそれを守るのが当たり前だという前提でこの法律と法定雇用率については定められておりますので、本当にいま一次答弁を聞いて、令和2年度から始まった障害者雇用促進法ですけれども、しっかりと努力をしているということは認めますので、それは今後とも引き続きやってほしいと思います。そして特に一次答弁の中でも率の達成は当然のことながら、障がい者の職業の安定を図ることを目的とした障害者雇用促進法の趣旨に沿った取組を今後とも進めてまいりますとありました。そこで令和2年度から令和7年度にかけての5か年計画であります障害者活躍推進計画、これは名護市の市長部局及び教育委員会もそれぞれ策定されていますけれども、その計画を推進するに当たって具体的な点検とか実践評価についてはどのように行われているか。その辺も明らかにしていただきたいと思いますが、今回は時間の関係で教育委員会のほうは割愛させていただきまして、総務部で一括して答弁をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 具体的な点検につきましては、毎年6月1日現在で障がい者の任命状況について国へ報告することとなっておりますので、その報告、作成のタイミングで人事担当課において管理している台帳を基に障がい者の在籍状況について確認し、職場定着の状況把握に努めております。また、人事担当課に配置されている障害者職業生活相談員を中心に、必要に応じて日課表の管理や個別面談を行うなど、障がい者自身の特性と職務に乖離(かいり)が生じていないかなどの状況把握に努めているところです。加えて雇用促進の実践例としまして、障害を持った方の能力活用を図るため、人事担当課において軽微な作業業務の受入れを全庁的に呼びかけ、それらを組み合わせることで、新たな業務の創出を図っております。結果、担当部署の負担軽減にもつながり、一定の効果を実感している状況でございます。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 計画も令和2年度からの実施ということで、基本的には現在、令和7年度までありますので、これは別に年度が終わったから終わりではないのですけれども、しっかりとそういった6月1日現在を基準にしながらやられているというのが分かりました。特に教育委員会では、退職者によって法定雇用率が達成できない状況になるといいますか、そこはまたぜひ努力していただいて、しっかりとやっていただきたいと思うし、教育委員会は分母が何か前回よりもまた増えたという話も聞いていまして、非常に学校現場を含めて広域にわたって大変な状況ではあると思いますけれども、しっかりとそこは自覚していただいてやっていただきたいということを改めて希望しておきます。ありがとうございます。そこで関連しまして、令和3年2月9日付で名護市雇用対策に関する協定が名護市長と沖縄労働局長の間で締結されております。その中で企業誘致活動に係る取組とか、保育士等の就労支援と雇用促進、それから若年者の雇用促進支援生活困窮者等の就労支援に関して、運営協議会で実施計画とか数値目標を定めるとございます。この運営委員会の設置を含めて、この協定の実践状況は一体どうなっているのか。そこについても明らかにしていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 雇用対策協定運営協議会のことですので、地域経済部のほうで答弁させていただきます。運営協議会につきましては、名護市雇用対策協定運営協議会設置要綱に基づき、福祉部3課、社会福祉課、生活支援課、介護長寿課、こども家庭部2課、保育・幼稚園課、子育て支援課と商工・企業誘致課に加え、沖縄労働局職業安定部職業安定課及びハローワーク名護の9者で構成されております。名護市雇用対策に関する協定締結後、令和3年度の事業計画策定に向け、関係各課及び沖縄労働局などとの調整を重ね、令和3年8月13日に第1回名護市雇用対策協定運営協議会の開催に向け動いておりましたが、度重なる緊急事態宣言の延長により開催することができませんでした。そのため令和3年度の事業計画につきましては、書面決議により計画策定に至っております。令和4年度につきましては、現在7月開催の運営協議会に向け、昨年度の事業計画について関係各課と評価を取りまとめしているところでございます。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 雇用協定。行政は様々な協定を結んで、連携協定を含めて様々ありますが、やはりそこはしっかりとそれぞれ点検しないといけないということになりますが、特に今回、この2年ほどにわたるコロナ禍の状況の中で、やはりなかなか見えにくいということは本当にあると思いますが、ぜひ雇用協定、コロナ禍の中で非常に、この生活の中で社会的弱者の皆さんへのしわ寄せがさらに増えておりますので、そこはぜひ自覚してやっていただきたいと思いますが、もう一点だけ平得部長に確認したいのですが、そういう意味で年度の評価とか計画とか、これは部内だけで共有されているのか。それとも、その辺の評価とかを含めてしっかりと対外的に公表されているのかどうなのか。そこも確認したいと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 現在におきましては、部内で協議をしているところでございます。
    大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 コロナ禍の中で結局書面決議ということで、実績的になかなかその成果が具体的にどういう形で現れるかというのはまだまだすぐには即効的に出ないという事情は分かりますけれども、今後はやはりしっかりと透明性も含めて、ぜひPRする意味でも、どこかのタイミングでそういう成果とか課題についても公表できるような形で運営協議会の中でも話し合っていただければと思いますので、そこはご検討いただきたいと思います。そこで事項3に関する働き方改革との関連で進めますが、先ほど正職員と、それから会計年度任用職員の一覧表を提供いただきました。正職員で現在、実数として612人。総職員数は652人ですが、再任用職員の19人とか、派遣等職員6人とか、休職者等15人を除いた比較がござました。そして会計年度任用職員のフルタイムが46人、パートタイムが圧倒的に多くて584人ということで、ほぼ名護市役所の半分以上は会計年度任用職員であるということがはっきりしたと思っております。そこで、会計年度任用職員については定数もないということでありました。予算に応じて各課での募集が行われているということでございますが、フルタイムとパートタイム勤務者の職種といいますか、業種の割合が分かりましたら概算で構いませんけれども、その辺はどうなっているのか明らかにしていただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 現在、市長部局、教育委員会、消防本部を含む全ての部署における会計年度任用職員の総数は630人、うちフルタイムの割合は7.8%となっております。フルタイム会計年度任用職員として任用されるものの主な職につきましては、市民会館舞台設備運転保守に係る業務、それからケースワーク支援員の業務、保育教諭職、幼稚園教諭職、学校図書館司書職など、職員と同様の業務に従事する職員の任用となっております。一方、パートタイム会計年度任用職員については一般事務職、学校現場における支援員、給食センターの調理員等の任用が多数を占めている状況となっております。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 令和2年度、2020年度から始まったこの会計年度任用職員制度ですけれども、当時の資料を引っ張り出してきましたが、会計年度任用職員制度はなぜ始まったのか、「今のままではダメなの?」という中見出しがありまして、その説明資料の中で、現在各地方公共団体では、多くの臨時職員や嘱託職員等の非常勤職員が雇われており、地方行政の重要な担い手となっています。名護市も例外ではなく、6月末現在において560人余りの臨時・嘱託職員が雇用されており、」これは令和元年度現在です。「様々な部署で力を発揮していただいているところであります。」先ほど総務部長からもありましたとおりフルタイムの職員についてはほとんど職員と変わらない仕事をしているし、またパートにおいても調理員とか様々な現場で重要な役割を果たしているということでございました。「しかしながら、今までの地方公務員法における臨時職員や嘱託職員の任用については厳格な任用規定や、給与、勤務時間等の勤務条件について定められている事項が少なく、結果として、そもそもの制度の趣旨に沿わない任用が見受けられ、また、勤務条件に関する課題も指摘されるなどの問題がありました。このような背景から、地方公務員法を改正し、「任用根拠の明確化」と「適正な勤務条件の確保」を目的とした新たな職の形として会計年度任用職員制度が整備されました。」というような当時の資料がございます。そのとおりであります。それでもう2年経過いたしまして、経過措置でありました期末手当等も4月から順当な形で適用されておりますが、その中で、私もこの会計年度任用職員の制度の導入のときに様々な形で質疑とか一般質問をやりましたけれども、雇用の継続というのが非常に課題だったものですから、そこを重点的に質問したのですが。あとは手当の問題も、期末手当ができるということで、メリットだということで非常に喜んだ経緯もあったのですけれども、期末手当が一時金ではなくて、僕はだからそこを……、いわゆるボーナスというか、一時金という形で表現するのは期末手当と、この前の市職員の給与条例の問題もありましたとおり、期末手当と勤勉手当を合わせて通常の6月・12月のいわゆるボーナスという形になるわけですけれども、期末手当は会計年度任用職員にもございますが、この勤勉手当がないというのが、私もそのときの制度設計の中で見落としておりまして、これはやはり名護市に限らず全国的な課題としてこの問題はあると思います。そこで趣旨に沿って、同一労働同一賃金の原則がやはり大きな課題だということが言えると思います。そこで、ご存じのとおりこの前の給与改定条例で職員は6月と12月、期末が1.225月、それから勤勉手当が0.925月で、年間4.3月分に当たります。そのうち勤勉手当は年間1.85月です。再任用職員もありまして、再任用職員はこの会計年度任用職員とは違いますけれども、同じように年2.25月分で勤勉手当が0.9月というのがその中に含まれております。そういう意味で会計年度任用職員の手当には勤勉手当はないということでありますが、ぜひ具体的な数字でイメージするために、標準的な年齢のフルタイム会計年度任用職員で市職員、一般職の勤勉手当支給率も同じと仮定した場合、年間支給率は一体どのくらいになるのか。その辺の金額の概算を明らかにしていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前10時35分) (答弁の調整あり)                              再 開(午前10時37分) ○大城秀樹議長 再開します。比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 1人の平均額でいきますと、月額で25万円の場合ですけれども、月額25万円で計算しますと、勤勉手当の0.925月分でいきますと23万1,250円、それの2回分ということで46万2,500円になります。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 標準的に46万2,500円。もちろん前後ありますけれども、条件が違いますけれども同じ仕事をしていてそれだけの差があるというのは、これはいかがなものかというのはやはりありますよね。普通の感覚で。ぜひそこは是正してほしいと思いますが、是正する方向として、国も実は平成20年8月26日の人事院事務総長発の文書で、最終改正が令和3年7月16日の文書ですけれども、一般職の職員の給与に関する法律第22条第2項の非常勤職員に関する給与についてということで、国もこれは会計年度任用職員と読み替えても僕はいいと思いますが、基本的には任期が相当期間、長期にわたる非常勤職員に対しては期末手当及び勤勉手当に相当する給与を支給するように努めること等とか、国は実際上、勤勉手当もやれと言っているわけです。ですから、やはりこれはしっかりと自治体においても実現すべきだと思いますが、それに対する名護市の見解をまずお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 当市では会計年度任用職員制度開始の令和2年度から段階的に期末手当の率を引き上げ、本年6月の支給分から職員と同じ率となっているものの、勤勉手当の支給はなされていない状況です。議員ご指摘のとおり、人事院より発出されている一般職の職員の給与に関する法律第22条第2項の非常勤職員に対する給与についての通知や同一労働同一賃金の趣旨からも、勤勉手当の支給については検討を進めるべき事項と認識をしております。これまで当該処遇改善に係る財源確保に向けた関係機関への要請等は実施されておりませんが、人事院からの指針内容や他自治体の動向も踏まえつつ、働きかけを検討していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 必要であるという認識に立っているというふうに私は理解しております。ぜひ実現に向けて頑張っていただきたいと思いますが、これについてはやはり財源の問題があるというのは分かります。ですので、これは名護市だけではなくて地方自治体共通の課題だと思いますので、ぜひ市長、いろんな機会を通して沖縄県の市長会とか、それから全国市長会とかを含めて、やはり地方自治体の総意を含めて国に財源確保をやっていくべきだと思いますので、そこはぜひお願いしたいと思いますが、これはお願いですので、ぜひ実現をするようにお願いしたいと思います。それでは次の課題ですけれども、支所の定数削減について伺いたいと思います。支所の定数減の最大の理由が、先ほどハード事業等を本庁業務に集約ということでございました。それまで各支所で行っていたハード事業は一体何だったのかという、それをどうしようとしているのかということ、それについて具体的に説明をお願いします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 支所から移管されたハード事業に関しましては、羽地支所が持っておりました羽地地域交流拠点施設整備事業、屋我地支所が持っておりました屋我地地域観光拠点整備事業、久志支所が持っておりました二見以北地域交流拠点施設機能強化事業となっております。いずれも観光課観光推進係で国との調整などを進めているところでございます。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 業務の移管によって、支所については負担が減るということで定数減になったということは単純計算としては分かりますが、1町4村の合併で名護市制は一昨年50周年を迎えましたけれども、支所については地域の拠点として老人クラブとか青少協、地域振興会などの各種団体の事務局を担うことで非常に大きな特色を持った、機能を持った役所機能が果たされていると思います。これはこういう支所機能を持ってやっているのは、やはり名護市は非常に特徴的でありまして、単なる行政の窓口だけではなくて、しっかり地域と結びついていくということで非常に大きな意義を持っていると思いますが、そういう意味ではそういう支所の役割についてはどういうふうに認識されているのか、改めて確認をしたいと思います。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 支所機能の持つ役割と意義についてお答えいたします。各支所は地域住民の最も身近な拠点施設として窓口業務や住民活動の支援、防災拠点としての機能などを中心とした業務など様々な行政サービスを提供し、日常における地域住民の暮らしを支える役割を持っていると認識しております。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 先ほど地域経済部長のほうから支所の機能、役割という形でお話しされましたが、現在、支所も含めてですけれどもコロナの対応等もあり、支所のみならず様々な部署が厳しい体制となっておりますが、今後の定員管理やDX推進による業務の見直し等も含め、必要に応じてまた支所の体制のほうも検討してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 コロナ禍で新しい業務が発生して、ワクチンの集団接種のときには職員の皆さんもローテーションで協力されたりとか、様々な形で臨機応変にやられていると思っておりますが、先ほどの一次答弁でありました人事異動の基本方針をしっかりと踏まえて、現場の声をしっかりと把握していただきたいと思います。支所においては昼間でも窓口業務を行っておられて、やはり職員が減った分、昼食時間もままならないという現状もありますので、ぜひ現場も把握しながら、再度臨機応変にできるように各部局の連携を強めてほしいと思います。よろしくお願いします。それでは働き方改革の最後に先ほどの名護市のDX推進計画についてですが、デジタルトランスフォーメーション、この事業の意味は分かりましたが、マイナンバーの導入が大きな柱だというのは理解しますが、これについてはまた別の機会に確認したいと思いますが、このDX事業の本年度のスケジュールについて、具体的に何をするのかということも含めて確認をしたいと思います。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 スケジュールにつきましては、今後業者との契約締結後、庁内におけるDXの機運醸成を図るため職員勉強会を行ってまいります。その後に全体方針の決定及び推進体制の整備に向けた取組を進めていくと同時に、DX推進計画の策定にも着手してまいります。そのうち全体方針の決定及び推進体制の整備につきましては、今年の10月をめどに一定程度形にしていきたいと考えております。また、計画本体につきましても同じく10月をめどに素案の形としてブラッシュアップを図りながら、令和5年3月の完成を目指すこととしております。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 先ほどの一次答弁で、職員の働き方改革についてもこのDX推進計画を進めることがそのまま利点になるのだという答弁でございましたので、しっかりとこのDXとは一体何なのかというそもそも論から始まりますけれども、いま新たなデジタル化の中で非常に重要な課題ですので、しっかりと目に見える形で職員の負担軽減が本当になされるように、しっかりとやっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。それでは沖縄愛楽園将来構想の実現についてに移りたいと思います。これは前回の一般質問のときにもありましたけれども、再度のサウンディング調査を行うということでありますが、7月からやるという回答でございましたが、もう一度、新型コロナだけの理由なのか。なぜ再度、このサウンディング調査をやらなければいけないのか。その理由をもう一回、明らかにしていただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 令和元年度に実施したサウンディング調査につきましては、説明会から対話の実施までの期間が少々短く、事業者からの提案内容につきまして実現性が十分ではなかったということから、愛楽園地域代表などで構成しております推進協議会において、令和2年度も再度民間事業者の提案を取り入れたいという意向がありましたことを受けて実施するものでございます。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 前回やられた形で4者が対話に応じたということでありましたけれども、その4者は今度やるときに何か優先枠みたいな形というのはないのですか。そういうところはどういうふうにやる予定なのか。もうちょっとその辺の説明をお願いします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 前回参加したところについて優先枠を設けるといったことは考えておりませんで、改めて幅広く意見を聞いていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 新型コロナの現状は、緊急事態宣言とかまん延防止等重点措置の適用がない状況でありますが、沖縄県においても高止まり傾向にあるとは言いつつも、まだ非常に高い現状の中で愛楽園はまだ面会制限を含めて各種の制限がございますので、ぜひそういう状況も踏まえて、だからこの間、ご存じのとおり前の自治会長の金城雅春さん、そして前自治会長の米蔵さんとかも含めて亡くなってしまって、自治会も非常にいま高齢化の中で大変な状況を迎えておりますので、早めの跡地利用計画を含めて愛楽園将来構想全体を実現するためのスピードアップを、ぜひさらに強力に進めていただきますようお願いしたいと思います。そこで、将来構想の中で市長にご確認しますが、今回市長選の中において市長候補の政策ビラということで後援会のチラシがございます。その中で、市内の5つの政策の柱という中に沖縄愛楽園将来構想の一環であります国立療養所沖縄愛楽園の私立高等学校誘致というのが掲げられております。私は別にこの市長公約、ビラを批判するわけではなくて、むしろ逆に具体的にこういう形で出されてきてうれしいといいますか、非常にこれは前向きな形で私は受け止めておりますが、しかしながら唐突過ぎる感じもいたしまして、どのような中身、根拠を持ってこの公約に列挙したのかを含めて、そして沖縄愛楽園将来構想や、それから土地等利活用基本計画との整合性は検討したのか。その辺も含めて確認したいと思いますが、これは公約ですので市長にお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 公約の件でございますので、私のほうから答弁させていただきたいと思います。令和2年より、ある学校法人の事務方から相談を受けておりました。その内容につきましては、保育または福祉の専門学校と併せましてスポーツ系の高等学校を開校したいと。また、校舎利用ができる校舎跡地等も紹介してほしいというものでございました。当該学校法人は愛楽園等に現地視察にも来ていただいたと伺っております。人口減少が進む屋我地地域において、学校誘致による若年層世代の受入れは地域の行事への参加、交流人口の増加、また地域の雇用創出等につながることから、公約に記載したものでございます。続いて整合性についてでございますけれども、現在の基本計画は議員が指摘しておりますとおり導入機能として高齢者、障がい者向けのサービスを想定したものでございます。しかしながら愛楽園の利活用の在り方につきましては、私は愛楽園、そして入所者、地域住民の意向を第一に考えつつ、状況の変化等に応じて柔軟に対応すべきであるものと考えております。基本計画に定められた用途に限定することなく事業者からの利活用の意向を幅広く聴取し、愛楽園、そして入所者、地域住民の意向を伺いながら、学校設置の提案も含め検討を進めていきたいと考えているところでございます。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 市長の積極的な答弁だと私は受け止めました。将来構想を含めてですが、まず入園者の終生保障ということがありますし、また沖縄愛楽園の医療福祉機能を活用していくというのは地域の資源としても大事だと思っていますので、そういう意味では前回やられたサウンディング調査の中でも4業者の中に福祉系教育機関という提案もされているし、私は別に一つの提案として、まず一つだけではなくて、僕はもっと複合的に様々な施設の誘致とか創出をやっていくというのは必要だと思っています。それはまた検討委員会でもしっかりと実践されると思いますけれども、そこで再度、今回サウンディング調査をやるということで、この市長公約が出されたのと何か関係するのかと。逆に言えば市長公約がどんと出されたので、サウンディング調査を含めて影響があるのかという危惧があるのです。もうこれしかないみたいなね。そこら辺はどう考えられているのか。そこだけ説明をお願いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 再度のサウンディング調査と市長選の公約で出たこととの関係性のお尋ねでございますけれども、先ほどもお答えいたしましたとおり令和元年度に実施したサウンディング調査の後の推進協議会におきまして、令和2年度にも再度事業者の提案を取り入れたいとの意向を受けて実施するものでありまして、市長選の公約を受けて再度サウンディング調査を実施することとしたということではないところでございます。サウンディング調査は民間事業者の意向を幅広く聞いていくという調査になりますので、まずは幅広くいろんな意見を聞いていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 令和2年12月定例会で私が一般質問をしたときにも再度サウンディング調査を検討するということを言われていますので、別段そこでうがった見方はしません。ただししっかりと、先ほどの繰り返しになりますが、もう待ったなしの状況が続いております。入園者の高齢化も進んでいますので、ぜひスピード感を持って、やはり見える形で将来構想の実現の一環としてこの土地利用の計画をしっかりと明らかにしていただければと思いますので、今回この市長公約が出されたということもあって、非常に大きな一歩だと私は考えておりますので、ぜひそのことも含めて実現に努力していただきたいと思います。ということで6月定例会、第14期、今回の一般質問で最後となります。本当に皆さん、4年間ありがとうございました。名護小学校の皆さんはもういませんけれども、ありがとうございました。それでは川野純治、これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 川野純治議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前10時58分)                              再 開(午前11時9分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。平光男議員、一般質問を許します。 ◆平光男議員 ただいま大城秀樹議長の許しを得ましたので、議席番号14番、にぬふぁぶし名護、平光男、一般質問をしていきたいと思います。名護小学校の皆さん、おはようございます。ではゆっくり聞いて、また将来のために役立ててください。それでは一般質問をしていきたいと思います。14期最後の議会となりましたので、私、今まで要望、要請したことを総括して再度質問していきたいと思いますので、当局の皆様の答弁をよろしくお願いいたします。それでは事項1 道路行政について。要旨(1)第196回定例会で質問しました羽地中部支線17-3号と羽地中部支線6号に係る進捗状況を伺います。要旨(2)第196回定例会で質問しました羽中18支線14-1号農道に係る進捗状況をお伺いいたします。事項2 イノシシ対策について。要旨(1)現在の苦情の状況についてお伺いいたします。要旨(2)対応についてお伺いいたします。事項3 羽地ダム要望事項について。要旨(1)田井等公園パークゴルフ場整備の進捗状況についてお伺いいたします。事項4 河川について。要旨(1)羽地大川のしゅんせつ、草木等の伐採についてお伺いいたします。事項5 タイワンハブについて。要旨(1)直近6か月の捕獲数についてお伺いいたします。要旨(2)対策についてお伺いいたします。以上、一次質問とし、二次質問は自席より行います。答弁をよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 質問事項1要旨(1)についてお答えいたします。第196回定例会でご質問のありました羽地中部支線17-3号、羽地中部支線6号の進捗状況についてですが、平成30年度より開始した名護市農業施設整備事業にて、両路線ともに令和元年度に実施設計を完了しております。川上地内の農道である羽地中部支線17-3号は令和2年度に用地測量を実施し、令和3年度には用地取得予定5筆中3筆の用地取得を実施しております。令和4年度におきましては残りの2筆を取得し、一部工事を進める計画となっております。令和5年度の整備完了に向け現在取り組んでいるところでございます。次に仲尾地内の農道である羽地中部支線6号については、同事業内で取り組んでいる為又地区農道が完了後の令和5年度に工事着手を計画しております。なお、名護市農業施設整備事業は、毎年度限られた予算の範囲内で市内の農業施設整備を実施していく事業でございます。次に要旨(2)についてお答えいたします。羽中18支線14-1号農道は、田井等公民館裏手側からの延長約240メートル、幅員4メートルで、昭和56年度から平成4年度までの間に羽地中部地区県営圃場整備事業で整備された農道でございます。近年住宅が増える傾向にあり、生活道路として利用されることも多い道路としてアスファルト舗装整備に取り組む必要があると考えております。なお、同路線につきましては令和5年度より整備を進めていく計画でございます。続きまして質問事項2要旨(1)についてお答えいたします。名護市におけるイノシシに関する直近3年の相談件数といたしましては、令和元年度が全17件で、うち農作物被害に関する相談が7件。令和2年度は全13件で、うち農作物被害に関する相談が8件。令和3年度は全10件で、うち農作物被害に関する相談が3件となっております。今年度4月以降の相談件数は5月末時点で7件あり、うち農作物被害に関する相談が4件となっております。農作物被害に関する相談以外の内容は、主に家庭菜園や住宅地近隣への出没であり、ほとんどの場合は猟銃やわなによる捕獲が困難な場所となっておりますので、その場合には環境対策課や警察とも連携し、不用意にイノシシを刺激しない、近づかないなどの注意喚起を行っております。続きまして質問事項2要旨(2)についてお答えいたします。イノシシに関する相談への対応についてですが、被害の相談を受けましたら、まず市職員により現場環境や被害状況などの確認をいたします。その後、市が鳥獣による農作物の被害軽減を目的としてその捕獲を許可している「名護市鳥獣被害対策実施隊員」へ対応を依頼し、実施隊員による現場確認を経てわなを設置するなどしてイノシシの捕獲、駆除に取り組んでいるところであります。なお、直近3年間のイノシシの捕獲実績は、令和元年度が71頭、令和2年度は95頭、令和3年度は105頭となっております。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 それでは質問の事項3要旨(1)についてお答えいたします。田井等公園整備事業につきましては、全体面積4.5ヘクタールのうち1.6ヘクタールを1工区として、平成14年度から平成28年度の期間で整備を行いました。その後、2.5ヘクタールを平成27年度に2工区として事業認可区域に取り入れ、パークゴルフ場などの整備に向け平成28年度より事業を進めております。また、旧国道58号から2工区へアクセスする道路として0.4ヘクタールの区域を新たに取り込み、令和元年12月に都市計画決定変更の手続を完了させ、令和2年6月に事業認可を取得したところでございます。現在は、用地取得及び物件補償を進めるため、随時地権者と交渉を進めている状況でございます。また、事業の進捗といたしましては2工区の用地全25筆中9筆が契約済みで、物件補償は4件中2件が契約済みとなっております。今年度の事業予定といたしましては、令和3年度繰越分を合わせまして用地4筆、物件補償1件を予定しております。事業を停滞させないため、用地取得及び物件補償の交渉を継続的に進めているところでございます。事業地区内の地権者からは一定の同意を得られている状況でありますので、今後契約に向けて計画的に取り組んでまいりたいと考えております。続きまして事項4要旨(1)についてお答えします。二級河川、羽地大川につきましてはのり面や堆積した土砂からススキなどの草木が繁茂していることから、以前より平議員からの一般質問に対する答弁のとおり、管理者である沖縄県北部土木事務所にしゅんせつの要請を行っているところでございます。管理者である沖縄県北部土木事務所に確認したところ、「羽地大川については今年度、しゅんせつなどが必要な範囲やしゅんせつ土砂等を把握するため測量設計を実施する」と伺っております。市としましては、今後も引き続き台風や大雨時の緊急パトロールを実施し、当該二級河川である羽地大川の状況を注視してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 質問の事項5要旨(1)、(2)についてお答えいたします。初めに直近6か月のタイワンハブの捕獲数につきましては、令和3年12月の捕獲数が200匹、令和4年1月が133匹、2月が91匹、3月が128匹、4月が73匹、5月が135匹となっております。次にハブ対策につきましては、令和2年度以降、担当職員を従来の2名から4名に増員し、捕獲器の稼働数も増やしております。先月5月の平均稼働数は765基で、令和元年5月の平均稼働数230基と比較すると約3.3倍となります。今後はわなの稼働数を800基まで増やし、さらなる対策の強化に努めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 では続いて二次質問に入っていきたいと思います。羽地中部支線17-3号、川上地内ですけれども、これは近隣に住宅も結構多くなる傾向にありまして、ひとつ早めの対応をお願いしたいのですが、私としては道路買取りとか用地取得とかは想定していなかったのですけれども、5筆中3筆、あと残り2筆と言うのですが、これは幅員が狭いということですか。どういう理由で用地取得になったのか。この辺をお伺いします。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 今回の整備につきましては幅員4メートルを予定しております。その4メートルを現状ですと取れないということで、用地買収を行っているところであります。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 こういうとき、地主は地元の区長がよく分かると思いますので、この辺で難しいところがありましたらひとつ相談しながら早めに進めていただければと思いますのでよろしくお願いします。続いて羽地中部支線6号線、砂ぼこりが花卉(かき)農家の出荷に影響を与えているので、露地栽培ですので早めの対策をお願いしておりましたので、令和5年度中を待たずに早めにできるものから先にやっていただければと思っております。それと羽中18支線14-1号、田井等区は住宅街はそこにしか伸びていかないと思いますので、これは道路、排水路も入っているのか。この辺をお聞きしたいのですけれども。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 令和5年度より実施設計に入っていきますので、その中で検討してまいりたいと思っています。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 ではぜひ排水まで入れていただければ、今後住宅が結構建つと思いますので、今からこの辺の対策もひとつよろしくお願いしたいと思います。続いて事項2 イノシシ対策。水稲、稲作をしている方からの相談があったと思いますけれども、いつ頃相談があったか。この辺をお聞かせいただければ、いつ電話がありましたか。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 先月、農家の方から相談がありまして、また先週も相談が入っておりました。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 相談があって、このわなを仕掛けた日、それはいつになっているのか、お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 約2週間ほど前にわなを設置しているということであります。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 この現場を確認したことはあるのか。この辺をお聞かせください。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 山田公民館の裏手側だと承知しております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 課長は見たことがあるかとは思うのですけれども、田んぼが4つあって、最初見たときは1か所が荒らされている状況であったと思うのですけれども、今日行くと、もう3つの田んぼにもみんな入っているわけです。あぜを壊して。こういうのも、もうわなを仕掛けてはいるはずですけれども、かからないわけですよ。もう毎日被害が拡大していくのです。この辺のわなの設置、増やすとか、入ってくる道が分かればと言うのですけれども、これはどこから……。わなを仕掛けても入ってこないわけですよ、現在見ると。2週間になると言うのですけれども、わなに入ってこないものだから、夜は毎日田んぼに入ってくるものだから。刈取りは今月の末頃ですか、これまでには結構な被害が起き得ると思うわけです。だからそういうことに対して、このわなの設置、いま何基を設置しているのか。増やすことは可能なのか。この辺をお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 現在わなを設置していただいている鳥獣被害対策実施隊員の方と相談しながら増やせるのかということを検討してまいります。また、この畑にイノシシの侵入を防止するためにワイヤーメッシュ等で防止する策もありますので、そのほうもまた検討して、この農家の方と相談しながらやっていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 この田んぼ、毎回刈取りまできている状況なので、前回はおりの中に入っていたのです。今回はわなというものだから、おりの数も増やせないのか。前回と隊員が違うのか。この辺もお聞きして、おりを設置して早めに捕獲するようなことはできないのか、再度お伺いしたいのですけれども。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 現在、くくりわなや箱型のわなを設置しております。また、実施隊員も前回設置した隊員とは違いますので、それも含めてまた再度検討させていただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 では早めの対応をひとつよろしくお願いいたします。これと今ワイヤーメッシュ、猪垣ですか、ああいうのもできるという話でしたけれども、この方の田んぼの周辺はもう毎回ですので、ぜひ猪垣を設置したいと思いますけれども、この辺の補助はどうなっていますか。お伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 猪垣、いわゆるワイヤーメッシュの整備につきましては、名護市鳥獣被害対策協議会において国の補助事業を活用しているところでございます。実施に当たっては地区別で3戸以上の農家による申請としており、被害状況や現場環境により国からの交付額の範囲内で対応しているところでございます。また、補助対象となるのは資材のみであり、ワイヤーメッシュの設置は農家自身で行っていただく必要がございます。令和3年度の実績といたしましては、三原、喜瀬、天仁屋の3地区において合計6,702メートルを設置し、その事業費は1,397万円となっております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 もう農家の方も大変悩んでおりますので、早めのこういう対策もしていただきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。続いて田井等公園パークゴルフ場ですけれども、一次答弁を受けますと、整備が遅れている理由についてはどのような理由があるのか伺いたい。そして補助金配分についてもどのようになっているのかお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 田井等公園についてでございますが、平成29年度から令和3年度までの補助金の配分につきまして、要望した額の約30%ほどしか配分されておらず、それにより計画どおりに進んでいない状況でございます。令和4年度の予算配分についても要望額が1億9,000万円に対しまして配分額は5,529万円ということで、要望額の約29%の配分ということになっておりますので、計画どおり事業を実施することが難しい状況になっております。配分された予算を着実に執行し、事業の推進をこれから図っていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 予算のつきが悪く事業の進捗が遅れているようですが、ほかの事業に組み替えることはできないのか。例えば北部連携促進事業の予算に組み替えるとか、そういうことは考えたことはないですか。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 田井等公園整備事業につきましては、北部連携促進事業に組み替えてできないかということの確認、問合せをしております。北部連携促進事業としてはかなり厳しい状況であるという回答がございました。地元の皆様もこの事業の完了を待ち望んでいると思いますので、できるだけ早い整備に向けて、公園事業に関する様々な機会を通し、予算の配分について要望していくよう今後とも取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 ではひとつよろしくお願いしたいと思います。市長、予算面にも関わってきますので、私の地元羽地地域も待ち望んでおりますので、ひとつ早めの完成に向けて頑張っていただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。続きまして河川ですけれども、一次答弁を受けますと、管理者である北部土木事務所からの回答で、羽地大川については今年度しゅんせつ等が必要な範囲やしゅんせつ土砂等を把握するため測量設計を実施するということですが、測量設計の発注時期についてはいつ頃なのかお聞かせいただければと思いますけれども。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 沖縄県北部土木事務所へしゅんせつの時期について確認したところ、下半期に測量設計の発注を予定していると伺っております。また情報が入り次第、お知らせしていきたいと考えておりますのでよろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 これも早めに対応して、毎回もう羽地大川のしゅんせつ、草木等の伐採をお願いしていますけれども、一向に前に進まないものだから、最近の梅雨時の大雨のときでも羽地ダムが結構オーバーフローいたしまして、親川の排水路のほうにもうちょっとで着くところまで来ているわけですよね。だからこういうことに対しても、災害が起こり得る前に早めの対応をしていただければと思いますけれども、強く名護市側からもこういう災害が起こり得る前に対応のお願いを北部土木事務所に再度強く部長から要請していただきたいと思うのですけれども、この辺はいかがですか。
    大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 当河川につきましては沖縄県北部土木事務所の管轄にはなっておりますが、地域の皆さんのこのような懸念がございますので、この辺は機会があるたびに申入れしていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 ではひとつ部長、強く要請して早めの、安心して地元で暮らせるような体制をつくっていただければと思っておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。続きましてハブですけれども、今タイワンハブの捕獲器の設置箇所、地域別ではどの辺に一番多めに置いているのか。この辺、部長が分かればお伺いしたいのですけれども。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 捕獲器の設置場所ということで、地域別ということでありますが、令和4年5月末時点で名護地域に257基、羽地地域に230基、屋部地域に235基、屋我地地域に19基、久志地域に21基、市全体で合計762基の捕獲器を設置しております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 762基でしたか、これをツーパーティーで回ると、1パーティーで1日何か所を回れるのか。この辺が分かればお伺いしたい。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 捕獲器の見回りということで、1日の見回りの件数ということですが、1日の頻度というよりは、見回りの頻度につきましては現在2週間に1回のペースで実施しておりまして、これは捕獲器内のおとり用のネズミの餌やりの頻度を基に設定しております。1週間に1回というか、それよりは2週間に1回ということで、1日に見回る件数という、そういったノルマ設定はしておりません。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 実は羽地で、マンゴー農家の農機具小屋と休憩所、あの中に2匹入っていったわけですよ。逃したわけですね、あの農機具小屋に逃げて。1匹は捕獲器で捕獲したみたいですけれども、もう1匹が見当たらず、早めに巡回してもらえないかとお願いしたら、2週間に1回しか来られないということですので。そうなると怖くてこの小屋の中に入れないわけです。こういう所は特例で四、五日に1回ぐらいの見回りとかは可能なのか。この辺をお聞かせいただければ。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 今のお話からしますと、現状2匹いたと。そこから1匹は捕獲したけれども1匹がまだ見つからないという状況で、どのような対応ができるのかということですけれども、その場合はある程度、環境対策課に相談をしていただいて、確実にその残りの1匹を捕獲できるとは言いませんけれども、やはりその辺をどうにか日数、回数を増やすなりして、できることを、また担当課とも相談しながら対応できるように進めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 今マンゴー農家は帽子をかぶせたり、みんな忙しい時期で、この農機具小屋にみんな機材が入っているものですから、この辺は考えていただいて、四、五日に1回ぐらいは。安心して農業ができるような体制も必要ではないかと思うわけですが、この辺ではよく見るのだけれども、実際に見ると怖くて入れないわけです。だから特例でもいいですから、こういうことはやっていただければと思っております。実際に名護市内でハブにかまれた方の報告とかはありますか。あったら、ひとつお聞かせいただければと思います。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 ハブの咬傷被害ということで、これは直近3年間の件数でありますけれども、市内のハブ類の咬傷被害については平成31年1月から令和元年12月に4件、令和2年に10件、令和3年に3件発生しております。ただし、それは全てがタイワンハブということではなくて、あくまでも医療機関で、ハブにかまれたということで、ハブ類ということでの統計でありますのでよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 ぜひ安心して農業ができるようになればと思っておりますので、よろしくお願いします。部長、また前に各公民館にハブノックの配布をお願いしたことがあるのですけれども、その後どうなっているか。この辺が分かればお聞かせください。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 各区へのハブノックの配布につきましては、そのハブノックの購入予算も計上しておりますので、区と調整して進めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 部長、調整して何月頃と言ってもらえれば助かるのですけれども、分かればお願いしたいのですけれども。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 早めに対応できるように努めてまいりたいと思います。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 では早めの対応をひとつよろしくお願いいたします。昨日も別の地域、羽地支所の近くでしたけれども1匹捕って、「いま環境センターを呼んでいます。」と言っておりましたので、結構いるわけですよ、羽地に。私たちの住んでいる地域でもね。この辺は安心して地域で暮らせるように計らっていただければと思っておりますので、ひとつよろしくお願いします。コロナ禍でありますので、早めに終わりたいと思います。以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 平光男議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時49分)                              再 開(午後1時30分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。金城善英議員、一般質問を許します。 ◆金城善英議員 皆さん、こんにちは。議席番号21番、公明党の金城善英です。ただいま議長の許可がありましたので、令和4年、2022年6月14日火曜日、第207回6月定例会、本員にとって連続で80回目、今期最後の一般質問をさせていただきます。尊敬申し上げる大城秀樹議長に並びました。今回傍聴席には名護市立名護小学校の6年生の皆さんが議会見学にお越しです。心から歓迎を申し上げます。ちむどんどんしますが頑張ります。今年は沖縄本土復帰50周年、今月は凄惨な国内最大の地上戦で20万人余の犠牲者を出した沖縄戦終結から77年目の慰霊の日、6月23日が間もなくやってまいります。戦争も暴力もない社会を築いていくことを誓いたい。平和な世界と幸せな人生が送れる社会を日常の中で創造していくことがいかに大事なことかを改めて痛感させられる日々が続いています。自他共の幸福を願い、他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならないことを心に刻みたい。それでは子どもの笑顔輝く名護を目指して一般質問に入りたいと思います。質問の事項1 脱炭素社会の実現に向けて。質問の要旨(1)脱炭素化と持続可能なまちづくりで、本市の太陽光発電の推進状況についてお伺いします。要旨(2)営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)についての本市の見解をお伺いします。質問の事項2 名護湾沿岸基本計画について。質問の要旨(1)「名護に賑わいを取り戻すまちづくり」に係る名護湾沿岸のまちづくりの取組について。21世紀の森公園周辺エリアについて、さきの3月定例会一般質問でも触れましたが、ア 「レクリエーションゾーン」及び「海のアクティビティゾーン」の魅力向上に資する取組に係る大型遊具整備事業の具体的な取組については、天候に影響されず周年にわたり利用できる屋根はあるのか。また、障がい児も親しめるインクルーシブ遊具や海に親しむ海上の遊具も考えているのかお伺いします。イ 観覧車設置の提案について。ここに写真がございます。北谷町美浜の観覧車がある商業施設の大規模改修に伴い、これまで北谷町のランドマークとして親しまれてきた観覧車を、ぜひ名護市に誘致してほしいとの市民の声があります。関係者の提案内容についてお伺いします。要旨(2)名護漁港周辺エリアについて。ア 国道58号の移設の取組について。名護漁港・中心市街地のまちづくりの検討(国道58号の移設含む)で、名護湾沿岸基本計画を推進するためには国道58号の移設は最重要と考えます。今年(令和4年)4月初めの新聞報道以後、市民の方々から実現の可能性や、高架道路か地下道路かなど、関心の高まりを感じています。計画についてお伺いします。イ コミュニティバス導入の具体的な取組について。交通弱者や高齢者のバス賃無料化や運営主体、運行時間、料金体系、電子マネー対応などのキャッシュレス化、ターミナル、ルート、バス停留所などについてお伺いします。ウ 高速船ジンベエ・マリン〈タクマ3〉が4月29日に就航しましたが、名護漁港を起点とした場合、那覇泊埠頭(ふとう)へ向かうには利用しにくい運行ダイヤになっています。利便性を高める方策についてお伺いします。要旨(3)玄関口エリアについて。ア ワーケーション施設整備事業の進捗状況についてお伺いします。イ 地元喜瀬区民への説明は十分かお伺いします。次に質問の事項3 防災・減災行政について。質問の要旨(1)市道羽-73伊差川8号線の道路改修(防護柵含む)及び排水溝改善、周辺地域の排水状況についてお伺いします。要旨(2)我部祖河1037番地付近の道路が降雨時に度々冠水しますが、原因と改善策についてお伺いします。次に質問の事項4 道路行政について。質問の要旨(1)第204回(9月)定例会一般質問で取り上げましたが、市道大西大北線の大北四丁目6番と大北五丁目12番21号付近への道路照明設置についてお伺いします。要旨(2)県道84号線と市道為又中線の交差点への信号機の設置が困難であれば、ラウンドアバウト(環状交差点)にできないか。また、同交差点の横断歩道標示の修繕と市内の点字ブロックやエスコートゾーン(横断歩道内点字ブロック)の標準的な設置についてお伺いします。次に質問の事項5 保育行政について。質問の要旨(1)待機児童解消対策について。保育士確保と定着を促進するための奨学金返還支援制度の導入について。糸満市が令和3年度から実施している「糸満市保育士奨学金返済支援事業」を参考に、本市に合った制度を構築できないかお伺いします。次に質問の事項6 福祉行政について。質問の要旨(1)沖縄県は子どもの貧困率が全国平均の約2倍で29.9%となっている。本市の実態についてお伺いします。以上一般質問といたします。よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 私のほうからは質問の事項1要旨(1)についてお答えいたします。本市では、地球温暖化を防止し脱炭素社会を構築するため、予算の範囲内において住宅用太陽光発電システムを設置した市民に対し、平成24年度から名護市住宅用太陽光発電システム設置補助金交付要綱に基づき補助金を交付しております。その状況といたしましては、平成24年度から令和3年度までに合計394件の住宅用太陽光発電システムが設置されており、補助金交付額は総額で2,440万2,000円となっております。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 事項1要旨(2)について答弁いたします。営農型太陽光発電とは、農地に支柱を立てて、営農を適切に継続しながら上部空間に太陽光発電設備を設置し、農業と太陽光発電を両立する仕組みを言い、現在市内9か所にて営農型太陽光発電に取り組まれております。取組のメリットといたしましては、作物の販売収入に加え、売電による継続的な収入、もしくは自家消費による経営費の削減が挙げられます。また、営農しながら太陽光発電の併用が可能になった点でカーボンニュートラル、いわゆる脱炭素社会の実現に向けての取組になっております。一方で、農地に支柱を立て、太陽光パネルの下で営農を行うことから、支柱部分につきましては農地転用許可制度による一時転用の手続が必要となります。一時転用許可の条件として、農作物の生産に適した日照量が確保できること、農業用機械が活用できるような設計とすること、周辺農地へ影響がないこと、年間の営農に関する報告を行うことなど営農重視の条件が設けられております。特に、営農報告に関しては作物の生育状況や同年の地域の平均的な反収と比較しておおむね2割以上減少していないか、品質に著しい劣化が生じていないかなど生産等に支障が生じていないかを確認し、著しい支障がある場合には発電施設の撤去を義務付けております。県内においても実績数、導入年数ともに少なく、作物の選定や栽培方法などの課題が多々出てきており、効率的に行われているかまでの詳細な分析にまで至っていない状況であります。なお、名護市内9か所からの営農状況報告においても、平均反収をクリアしている農家が3件のみとなっており、市として営農型太陽光発電に関する方針を示すには様々な検証が必要だと考えておりますが、引き続き脱炭素社会の実現に向けて、営農型太陽光発電の円滑な活用について関係機関と取り組んでまいります。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画部・地域経済部参事。 ◎宮城浩二企画部・地域経済部参事 私のほうから質問事項2要旨(1)、(2)、(3)についてお答えします。質問事項2要旨(1)アについてですが、大型遊具に関しましては、名護湾沿岸基本計画において、21世紀の森公園エリア内の「活用検討ゾーン」に位置付けられた旧児童センター跡地に整備を検討しております。今年度は基本計画、基本設計を予定しており、本業務においてインクルーシブ遊具の導入。また、屋根設置については天候の影響も観点に入れた空間構成の検討などを行う予定となっております。海上遊具につきましては、今年度実施予定のトライアル・サウンディング及びマーケットサウンディングにより、民間事業者による整備の可能性について確認したいと考えております。次にイについてお答えします。観覧車につきましては関係事業者より21世紀の森公園内への設置の提案を受けております。提案内容といたしましては、現在北谷町にある解体が予定されている観覧車を移設し、カフェ等の併設やライトアップなどによる新たな沖縄名護の観光名所とする内容の提案となっております。今回いただいた提案については、21世紀の森公園周辺エリアのニーズ調査において、市民などへ行ったアンケート結果の上位にありました飲食施設も含まれた提案になっておりましたので、今後予定されているトライアル・サウンディングを踏まえたマーケットサウンディングで意見交換をさせていただき、この提案の可能性を検討できればと考えております。続きまして質問事項2要旨(2)ア、イ、ウについてお答えします。アの国道58号の移設の取組につきましては、名護漁港周辺エリアの計画を推進するため、お見込みのとおり重要な取組となっております。昨年度に策定いたしました「名護湾沿岸実施計画」では、交通結節点となる「名護市総合交通ターミナル」について、未利用地の多い名護漁港を活用する方策案として国道58号の移設としております。国道58号の移設については、国道を管理する沖縄総合事務局北部国道事務所が事業主体になることから、具体的な移設手法について今後決まっていくものと考えておりますが、北部国道事務所とは既に意見交換を進めているところで、今後も本市の取組などの情報を共有しながら、国道58号の移設実現に向けて調整を重ねていく予定です。本市としても、今年度は交通結節点の整備に向けて「名護市総合交通ターミナル整備基本計画」の策定、中心市街地再開発の調査として「名護中心市街地整備事業調査業務」を実施していきます。名護市総合交通ターミナル整備基本計画では、交通結節点として導入する機能、機能の配置や必要な詳細面積、施設の管理・運営及び事業効果等を検討していきます。併せて名護中心市街地整備事業調査業務では、中心市街地の再開発等を検討するための調査として、中心市街地を中心に約10ヘクタールの対象地の実態調査、面整備設計、整備効果の調査、基本計画の作成等を実施いたします。引き続き名護漁港及び中心市街地の活性化の実現に向けて、本年度の計画策定、調査を基に関係機関や地域住民と意見交換を重ね、取組を推進していきたいと考えております。次にイについてお答えします。コミュニティバス導入の具体的な取組につきましては、昨年度同様に実証実験の実施に向けた準備を進めているところでございます。まず運行ルート及び停車地につきましては、過去2年間で実施いたしました実証実験のルートから循環線、南北線、二見以北線の3路線を基本として、昨年度の利用状況も踏まえ、若干のルート変更も含めたルートの設定を検討しております。次に運行ダイヤにつきましては、昨年度は9時からの運行開始としておりましたが、今年度は通勤・通学でも利用できるような運行ダイヤの設定を検討しております。運賃体系につきましては、どの路線も定額運賃の導入を考えており、高齢者、障がい者、高校生以下等においては運賃の無料化を検討しているところです。なお、運賃の支払いにつきましては、バス事業者が保有する既存のバス車両を利用するため、今年度は現金払いのみで実証実験を実施したいと考えております。最後に、これら運行ルート、運行ダイヤ、運賃等は国・県の交通担当関連部局、交通事業者、道路管理者、公安委員会、学識経験者、市民を代表する方で構成される名護市地域公共交通協議会において承認された後に確定することとなりますことから、協議会の承認を得て、沖縄総合事務局へコミュニティバスの有償運行についての許認可の手続を行い、令和4年9月の運行開始を目指しているところでございます。次にウについてお答えします。高速船につきましては、那覇、名護、本部を結ぶ新たな交通手段として、令和4年4月29日に運航を開始しております。現在運航しております高速船は定期便となっており、1日に那覇・本部間を2往復する4便の運航で、1便目と4便目が名護漁港へ寄港します。1便目は那覇から名護への直行便、4便目が名護から那覇への直行便となっており、観光客等の増加を期待しているところです。高速船の利用料金も通常、那覇・名護間は1,000円、名護・本部間は500円となっており、障がい者、学生、高齢者、免許返納者は利用料金の割引対象となっております。本高速船は、高速バス等の公共交通より安価な上に、海上から本島を眺めながら海上ドライブを楽しむのも一つの魅力となっております。なお、第一マリンサービスのほうで乗船した方にアンケートを行っておりますので、まずは市民の皆様にぜひご利用いただき、具体的な意見をいただければ、今後の利便性向上につなげられるものと考えております。質問事項2要旨(3)アについてお答えいたします。ワーケーション拠点施設整備事業は、名護市の玄関口エリアにおいて新たな観光需要の取り込み、さらに企業誘致の促進を図るため、県内屈指のリゾート環境を活用したワーケーション拠点施設を整備するものであります。現在の進捗状況につきましては、令和3年度において基本設計業務を実施しており、今年度は土木及び建築実施設計を実施する予定となっており、現在、発注準備を進めているところであります。本施設の整備完了については、令和5年度を予定しております。続きましてイについてお答えします。地元喜瀬区へは、区長と区の開発委員の方々に対し昨年度に事業調整を3回実施しております。その中で、喜瀬区から当施設に対し誘客効果への期待や近隣ホテルとの連携、施設利用に対する要望などのご意見をいただいているところでございます。引き続き、地元区と情報を共有しながら事業を進めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 それでは質問事項3要旨(1)、(2)についてお答えします。初めに要旨(1)の伊差川8号線につきましては、国道58号を起点とし、名護宜野座線を終点とする延長692メートルの道路となっております。当該市道におきましては直近の令和4年5月、6月の大雨時に緊急パトロールを実施しておりますが、いずれも当該路線の道路冠水は確認しておりません。しかしながら過去に台風や大雨時に道路冠水となった道路であることから、道路排水の流末となる普通河川、深田川をつなぐ2本の水路をスムーズに排水できるよう、令和2年度に2本のうち1本を素堀側溝からU型側溝に改良しており、残りの1本につきましても令和4年度において素堀側溝からU型側溝に改良する計画となっております。また、当該市道の防護柵につきましては、現場を確認したところ当該市道の起点付近である深田橋から約100メートルにおいて防護柵の腐食が確認できたことから、早期に腐食箇所の修繕を実施してまいりたいと考えております。次に要旨(2)の市道内原中線につきましては、平成27年度において流末排水をスムーズに排水できるよう横断側溝を設置しておりますが、流末箇所である普通河川、深田川の地盤高と当該路線の道路高の高低差がほとんどないことから、満潮時の大雨や災害採択要件となる1時間雨量20ミリを超える大雨時には、流末箇所である喜知留川及び深田線が増水し、円滑に道路排水が流れず、一時的に道路冠水が発生する場合がございます。現在、喜知留川の河川整備事業を実施しており、河川整備完了後には周辺地域の浸水被害が低減されるものと考えております。今後も引き続き日常パトロールや大雨時の緊急パトロールを実施し、道路補修や道路冠水の改善など、道路の維持補修に努めてまいりたいと考えております。続いて事項4要旨(1)についてお答えします。議員より質問があります大北四丁目6番につきましては、市道大西大北線と市道柳原中線との交差箇所であり、大北五丁目12番21号付近につきましては、市道大西大北線と市道寄合線との交差箇所となっております。当該箇所におきましては、共に市道同士の交差箇所に位置しており横断歩道が設置され、近年は周辺にマンションや住宅が立ち並び始めていることから、夜間においても交通が多い箇所となっております。市としましては夜間の道路状況、交通状況を的確に把握するための良好な視環境を確保し、安全かつ円滑な道路交通を図るため、当該2か所において道路照明を設置したいと考えております。道路照明設置時期としましては、予算の状況や資材の搬入状況を鑑み、適宜設置してまいりたいと考えております。次に事項4要旨(2)のうち、ラウンドアバウトについてお答えいたします。ご質問にあります県道84号線の交差点は、市道為又中線道路整備事業において名護市で県道交差点改良工事を実施し、平成27年4月に丁字交差点として供用開始し、その後、平成29年度から市道志味屋線道路整備事業で県道84号線交差点までの道路整備を行い、平成30年7月に交差点部の全線供用開始を行っております。本交差点は、信号制御による交差計画を行い、沖縄県公安委員会との協議を完了しており、道路管理者の沖縄県及び名護市からも信号機設置について要望しておりますが、現時点で信号機が設置されていない状況であります。交差点をラウンドアバウトにできないかというご質問でありますが、ラウンドアバウトの導入上の留意点としまして、道路縦断勾配の大きい箇所や交通量が多い道路については適用することは好ましくないと示されておりますことから、県道84号線の交差点部にラウンドアバウトを導入することは難しいものと考えております。沖縄県北部土木事務所にも確認を行いましたが、現在までに北部管内においてラウンドアバウトの検討を行ったことはないと伺っております。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 質問の事項4要旨(2)の同交差点の横断歩道標示の修繕と市内の点字ブロックやエスコートゾーンの標準的な設置についてお答えします。県道84号線、同交差点横断歩道標示につきましては、担当者により白線が消えたり擦れたりしている状況を確認しており、歩行者及び運転手からも横断歩道が見えにくく、危険性が懸念される状態となっております。当該箇所は近隣の児童生徒の通学路としても利用されていることから、交差点内での安全確保が重要であると認識しており、横断歩道の管理者であります沖縄県公安委員会へ要望書を提出してまいります。また、名護市内の点字ブロックやエスコートゾーンについては、所管であります沖縄県警察本部交通規制課に問い合わせたところ、エスコートゾーンの設置については交通安全施設の一部との認識であることから、横断歩道や標識と同じ予算の中で優先順位をもって設置されるとの回答がございました。なお、令和3年度時点、沖縄県内でのエスコートゾーンについては58の交差点に143本が設置されており、名護市については源河地内に1か所設置されていることを確認しております。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午後2時1分) (こども家庭部長から就任の挨拶あり)                              再 開(午後2時1分) ○大城秀樹議長 再開します。高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 それでは私のほうから質問の事項5要旨(1)についてお答えいたします。議員ご質問の「糸満市保育士奨学金返済支援事業」につきましては、昨年度から実施されている事業となっておりまして、奨学金の返済費用について月額最大1万円、通算で24か月分の24万円を上限に補助する事業となっております。一方、名護市独自の保育士への助成事業といたしましては、令和元年度より「名護市保育士等緊急確保事業」を実施しているところでございます。制度の内容といたしましては、対象となる潜在保育士や保育士養成校の新卒者等が名護市の認可保育施設に就職した場合、1年目で15万円の就職支援金を助成しておりまして、さらに2年目まで継続された方についてはフルタイムの方で15万円、パートタイムの方で半額の7万5,000円を助成しているところでございます。当該事業の特徴といたしましては、新卒の保育士だけではなく、保育士試験に合格し市内保育施設に就職した保育士や潜在保育士等についても幅広く対象としていることや、助成金の使途を制限していないため生活資金や交遊費、奨学金の返済等にも利用できるなど、受給者にとって自由度が高い助成金となっております。また、当該事業が開始された令和元年度から昨年度までの実績として71名の保育士等が採用されていることから、我々としても当該事業の成果は非常に大きいものと考えているところです。議員ご提案の奨学金返還支援制度の導入につきましては、ただいまご説明申し上げました名護市保育士等緊急確保事業をはじめ、現在名護市で実施している各種の保育士確保事業の現状・実績等を勘案しつつ、他市町村の保育士確保の取組を参考にしながら、今後検討していければと考えております。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午後2時4分) (福祉部長から就任の挨拶あり)                              再 開(午後2時4分) ○大城秀樹議長 再開します。大城智美福祉部長。 ◎大城智美福祉部長 それでは事項6要旨(1)についてお答えいたします。沖縄県の貧困率については、平成28年1月に沖縄県が公表した「沖縄子どもの貧困実態調査」により、沖縄県全体の子どもの貧困率は29.9%であり、全国平均の16.3%と比較し、約2倍の貧困率であることが浮き彫りになりました。その結果を受けて、沖縄県では子どもの貧困対策が喫緊の重点課題として位置付けられ、「沖縄県子どもの貧困対策計画」を作成し、全県的に子どもの貧困対策に取り組んでいる状況となっております。子どもの貧困対策の取組から6年経過した段階で、その成果を図るため、沖縄県では令和4年5月に「令和3年度沖縄子ども調査」を公表しております。その結果、沖縄県全体の困窮世帯の割合は23.2%と1回目の調査結果よりも6.7%ポイント減少していることが明らかとなりました。ただし、1回目の調査と2回目の調査は調査手法や回答率などに大きな違いがあるため単純に比較することはできませんが、いずれにしても全県的な取組の成果が表れており、全国との差は縮小したものの、依然として高い水準となっております。子どもの貧困率については、全国的、全県的な実態の把握はできているものの、市町村単位での調査ではないことから、本市の実態については現状では把握が難しいと考えております。子どもの貧困に係る参考指標として、本市で把握している就学援助率及び生活保護率を子どもの貧困率に代えてお答えいたします。本市の直近の就学援助率につきましては13.1%となっており、全国、沖縄県の数値はそれぞれ14.4%、24.1%となっております。本市の就学援助率は、全国及び沖縄県と比較して低い水準となっております。本市の生活保護率につきましては24.44パーミルとなっており、全国、沖縄県の数値はそれぞれ16.3パーミル、26.3パーミルとなっております。本市は全国と比較すると高いものの、沖縄県と比較すると低い水準となっており、11市中6番目に高い率となっております。ここ数年のコロナ禍の影響や、直近では原油・物価の高騰による影響により生活困窮世帯を取り巻く環境は厳しい状況が続いておりますが、支援対象者にきめ細かな支援が行き届くよう、引き続き子どもの貧困問題の解決に努めてまいります。 ○大城秀樹議長 金城善英議員。 ◆金城善英議員 それでは再質問、あるいは要望をさせていただきます。まず質問の事項1の脱炭素社会の実現に向けて、質問の要旨(1)脱炭素化と持続可能なまちづくりについて、本市の太陽光発電の推進状況についてであります。住宅用太陽光発電システムの実績についてご答弁がございました。しっかり継続して、強力に推進していく必要があるものと考えております。去る4月8日に沖縄電力株式会社と名護市で締結された包括連携に関する協定についての概略と効果への期待をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 協定について私のほうからお答えいたします。お尋ねの連携協定につきましては、地域脱炭素の推進及び持続可能なまちづくりの実現を目指すことを目的としまして、令和4年、本年4月8日に名護市と沖縄電力株式会社との包括連携に関する協定書を締結しております。その内容といたしましては、エネルギーの安定的かつ適正な供給の確保に関すること、環境負荷の低減に配慮したエネルギーの導入拡大及び転換促進に関すること、まちづくりに関すること、地域の次世代教育に関することなどがございます。具体的な取組といたしまして、沖縄電力から公共施設への太陽光発電設備の導入推進として、初期投資の必要がない自家消費型の太陽光発電設備及び蓄電池導入の提案をいただいておりまして、第1号として災害時の避難所にも指定している名護小学校への導入に向けて調整を進めているところでございます。協定締結による効果への期待ということでございますけれども、現在環境対策課において第3次名護市地球温暖化対策実行計画の策定に向けても取り組んでいるところでございますが、本市の温室効果ガス排出量の削減につきまして効果が期待できるものと考えております。 ○大城秀樹議長 金城善英議員。 ◆金城善英議員 ぜひ脱炭素社会に向けて努力していただきたいと思います。民間との連携でございます。しっかりまた推進していただければと思っておりますので期待申し上げます。要旨(2)営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)については、名護市内9か所からの営農状況報告について平均反収をクリアしている農家が3件のみとのことで少ないように思います。どのようなことが考えられるのかお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 まず9件のうち、平均反収をクリアしているのは観葉植物を育てている3件となっております。その他4件は苗木等を植付けしたばかりであり、収穫にまで至っていないケースのため、収穫までの間は経過観察となります。残りの2件は日頃の管理が不十分と判断されたことから、現在管理に関する改善計画を作成していただき、沖縄県との協議中となっております。以上のことから、営農型太陽光発電の取組は開始間もないこともあり、営農に関する情報が少ない状況でありますが、適切な営農が行えるよう支援してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城善英議員。 ◆金城善英議員 農業分野での脱炭素社会実現に向けてのご答弁でありました。本市として脱炭素社会の実現に向けてSDGs、持続可能な開発目標を達成するための取組を強化すべきと考えております。営農と太陽光発電の両立で、農業生産性の向上と担い手の育成につなげる取組に期待をしております。そこで、台風にも耐えられる農業用鉄骨ハウスの屋根への太陽光発電パネルの設置は可能なのか。また、FIT、固定価格買取制度についての説明と、営農型太陽光発電システム導入とFITとの併用は不可となっていることについての見解をお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 新たに太陽光パネルを屋根としたハウスを建設することに対してですが、ハウスには雨、風の入り、温度・湿度を調整する機能や害虫の侵入を防ぐ機能を要しています。その機能と太陽光パネルの遮光性と発電された電力の活用がマッチすれば、効率よい機能となると考えております。その機能に見合う作物と営農が行えるか。さらに補助事業の要件に該当するかがポイントとなると考えます。また、今年度から農水省で開始される営農型発電事業に対する補助事業では、発電された電力は自家消費を求めており、売電ができない仕組みとなっております。こちらにつきましてはあくまで営農がメインであり、太陽光発電は付随する取組として脱炭素社会への貢献を求めている意図と考えております。しかし、当補助事業以外にも金融機関等による営農型発電事業に対する資金融資も準備されていることから、営農型発電事業に対する支援も充実してくるものと考えております。本市といたしましては、引き続き補助事業に係る要件整理を行うとともに、パネル下でも適切な営農が行える品目などの情報収集に努めて農家支援に努めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城善英議員。 ◆金城善英議員 よく分かりました。しっかりまた前向きな取組をお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。次に、質問の事項2に移りたいと思います。名護湾沿岸基本計画について、要旨(1)の21世紀の森公園周辺エリアについて、イの観覧車設置の提案についてでございます。トライアル・サウンディングを踏まえてマーケットサウンディングで意見交換し、提案の可能性を検討されるとのことであります。マーケットサウンディングの説明とスケジュールについてお伺いします。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画部・地域経済部参事。 ◎宮城浩二企画部・地域経済部参事 本業務の概要ですが、21世紀の森公園周辺エリアの魅力向上のため、カフェやショップ、その他公園利用者の利便性向上に資する整備を行う民間事業者を公募により選定する際の公募条件等の検討のために行うものです。8月、9月に実施を予定しているトライアル・サウンディングにより、参加事業者からのヒアリングや市民アンケートを基に公募条件等の検討を行い、さらにマーケットサウンディングでは公募条件案等の一部を開示し、当該公募条件を前提とした民間事業者による事業への参加希望意向を確認するとともに、民間事業者がより参加しやすい公募条件の在り方を確認します。今後のスケジュールといたしましては、8月、9月のトライアル・サウンディング実施後、マーケットサウンディングについては12月頃に市のホームページなどで参加事業者の募集を行った上で、1月もしくは2月の実施を予定しております。マーケットサウンディング終了後、令和5年度に公募資料の作成及び公園を整備する民間事業者の公募選定を行い、令和6年度頃に整備開始を予定しております。 ○大城秀樹議長 金城善英議員。 ◆金城善英議員 この観覧車の名護市への設置のご提案については、本当に強い、熱い思いを持って、ぜひ名護市で進めていただきたいという思いは私も同感でありまして、今日また取り上げさせていただきましたけれども、最近はテレビ、新聞等で話題として取り上げられて、6月9日から解体が始まっております。長年親しまれてきたこの観覧車を惜しまれて、解体を見守っている様子が放映されていました。このたびの観覧車設置の提案者である市民の方々や関係者が、ぜひ名護市の希望と平和の新たなシンボル、あるいはランドマークの一つとして、魅力向上のためにという強い思いがございます。訪れる方々に喜ばれる施設になるであろうと考えております。ご答弁にもありましたけれども、関係者ともっと対話をしていただき、方向性を見いだしていただきたいと思います。この話がまた名護市にとどまっている間はいいのですけれども、どこかの地方自治体に行くのを私は大変心配をして見守っているところでございます。本日は名護小学校の6年生の皆さんも議会見学にお越しです。希望あるご答弁をいただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画部・地域経済部参事。 ◎宮城浩二企画部・地域経済部参事 提案されております民間事業者と今後も意見交換をさせていただきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城善英議員。 ◆金城善英議員 対話、また意見交換は大事なことだと思いますので、心から期待を申し上げて次に移りたいと思います。要旨(2)名護漁港周辺エリアについて、イのコミュニティバス導入の具体的な取組については、交通弱者や高齢者のバス賃無料化については前向きなご検討をお願いいたします。ウの高速船につきましては理解いたしました。コロナ禍が明けてからの利用状況に期待をしたいと思います。要旨(3)玄関口エリアについて、アのワーケーション施設整備の進捗状況についても地域とともに発展できる施設となってほしいと念願をいたします。次に移りたいと思います。質問の事項3 防災・減災行政について、要旨(1)伊差川8号線の道路改修については、周辺地域では新築住宅が増えてきております。床上げした建物になってはいますが、何度も大雨のたびに自家用車等を事前に移動して、水没しないように備えている状況が度々ございます。道路改修も含めて一日も早い、また喜知留川がネックになっております。その河川整備も県のほうにしっかりと強く訴えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。これは答弁は求めません。要望といたします。質問の事項4 道路行政について、質問の要旨(1)市道大西大北線の大北四丁目6番と大北五丁目12番21号付近の道路照明設置については、当該2か所に設置したいとの明快なご答弁がありました。早期設置をよろしくお願いいたします。要旨(2)県道84号線と市道為又中線の交差点への横断歩道標示の修繕については早期の改修をよろしくお願いいたします。質問の事項5 保育行政について、質問の要旨(1)待機児童解消について、保育士確保と定着を促進するために奨学金返還支援制度の導入についてでございます。本市の現在の取組についてお伺いさせていただきました。大きな成果があることはすばらしいことだと思います。高く評価しております。そこで、令和元年度から事業開始された本市の取組で、実際に定着はどれぐらいなのか。動向をお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 名護市保育士第緊急確保事業の成果についてでございますが、先ほど一次答弁で答弁しました71名のうち65名が現在就職している状況であります。 ○大城秀樹議長 金城善英議員。 ◆金城善英議員 今後も継続をしていただきたいと思っております。また期待をしております。併せて国の制度もぜひ研究して、日本奨学金返還支援制度の導入に向けて取り組んでいただきたいと思っております。引用ですけれども、学生支援機構の奨学金を利用している学生は2人に1人と推測されており、平均の借入総額は324万3,000円です。また、月々の平均返済額は1万6,880円で、平均返済期間は14.7年、15年に近いですけれども、になっています。これによって貯蓄や結婚、子育て、持ち家取得、出産など、生活設計に様々な影響が出ていると言われております。ご存じだとは思っておりますけれども、実際にそうだと思います。奨学金の長期にわたる多額な返済負担を軽減するための制度を導入することは保育士の定着につながり、待機児童の解消が図られるものと考えます。導入について前向きなご答弁をいただきたいと思っておりますが、研究とか調査とか、そういったことをやってほしいなという強い思いがしております。事例があるのですけれども、この制度を導入している自治体は500は超えているだろうと、私の知り得る限りの情報で。一つ、秋田県大仙市の保育士支援奨学金返還助成制度というのがあるのです。それには最大100万円、年間20万円を5年間やると。保育士について、それが実施されていると。2019年から行われていて、そういった事例はたくさん出てきます。そういったことをしっかり、名護市が取り組んでいることもすばらしい。それに併せて5年間とか、長期にわたる定着を図るためのことです。それは保育士の確保、そして待機児童の解消、皆さんが預けたいときに預かってもらえるというような環境をしっかりつくっていただきたいと思います。50名以上いるわけですから、ぜひそれについて前向きなご答弁をいただければと思っております。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 高里盛克こども家庭部長。 ◎高里盛克こども家庭部長 ただいま提案のあります奨学金の返済支援制度につきましては、我々としても保育士の負担軽減、あと離職防止の観点から大変有意義な取組であると認識しております。ただ、その取組については予算をはじめ、先ほどから答弁していますが、いま実施している事業とのバランスも考慮しながら今後、今お話のありました他市町村の情報も調査研究しながら検討してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城善英議員。 ◆金城善英議員 ぜひともよろしくお願いいたします。この制度が導入されれば、物すごく助かると思います。大学、専門学校、短大に行かれる方は奨学金を利用して行かれている方々がほぼ2人に1人というお話でしたけれども、結構いらっしゃいますので、自治体の中でもそういったいろんな取組をやっている、保育士に限らずやっているところもあります。この補助金の多寡はいろいろあると思いますけれども、今回の事例は100万円を限度に20万円を5年間ということであります。こういった事例は多々ありますので、しっかりまた情報を収集して取り組んでいただきたい。よろしくお願いいたします。あと名護市のやっている取組も含めて、併せてという話でございますのでよろしくお願いいたします。質問の事項6 福祉行政について。本市の貧困対策についてでありますが、これまでもしっかり取り組んでいらっしゃることは重々存じております。引き続きしっかりと寄り添う支援をお願いいたします。最後に、子どもの笑顔がもっと輝く名護市になるよう念願しながら、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 金城善英議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時31分)                              再 開(午後2時41分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。仲尾ちあき議員、一般質問を許します。 ◆仲尾ちあき議員 皆さん、こんにちは。傍聴席がゼロとなりました。大城議長のお許しがありましたので、議席番号7番、礎之会、仲尾ちあき、一般質問を行いたいと思います。その前に少しばかり所感を述べさせていただきます。今期最後の一般質問となりました。振り返れば早いもので、あっという間の4年間でした。しっかりと最後まで気を引き締めてまいりたいと思います。さて、皆様へ何度も周知を行っているところではありますが、四大行幸啓の一つ、第37回国民文化祭、第22回全国障害者芸術・文化祭が10月22日から11月27日の37日間にわたり沖縄県で開催されます。6月6日には第1回実行委員会が行われ、渡具知武豊実行委員長をはじめ各分野の代表が参加し行われました。リーフレットの配布をしており、その中には県内各市町村事業の開催の案内がございます。このように多くの市町村での開催がございます。ぜひ皆様、手に取ってお目通しいただき、鑑賞して、皆さんで盛り上げていただきたいと思います。このようにステッカーもございます。各公民館や、また皆様のお知り合いの施設などに配布していただき、周知のご協力も併せてお願いいたします。そして市制50周年記念行事で開催予定でした名護「第九」演奏会が、残念ながらコロナ禍で中止となりました。沖縄復帰50周年記念事業美ら島おきなわ文化祭2022の名護市主催事業の一つとして、市民参加型ベートーヴェン交響曲第九演奏会が11月23日、名護市民会館大ホールで行われます。市民を中心とした合唱団を結成し、歓喜の歌でますます元気な名護市を目指していきたいという思いで、沖縄県内で活躍するオーケストラ、琉球交響楽団との共演で、歌うことの楽しさ、すばらしさを一緒に体験してはいかがでしょうか。自身の記念として参加し、そしてよい思い出になると思います。7月10日まで募集しているということですので、皆様のご協力を重ねてお願いいたします。それでは通告に従い一般質問を行います。質問の事項1 名護市21世紀の森公園周辺エリアの整備について。質問の要旨(1)民間事業者向けのトライアル・サウンディング説明会及び勉強会の結果についてお伺いします。ア 参加事業者数について。イ 市民向けアンケートの実施について。質問の事項2 男女共同参画について。質問の要旨(1)渡具知市長は公約に「女性が輝く名護市へライフステージに応じて働けるよう、働き方改革・ワークライフバランスを推進」と掲げています。これからの男女共同参画の取組についてお伺いします。質問の事項3 市民の声より。質問の要旨(1)歩道や道路に草が繁茂しており、ドライバーから死角になるため子どもたちが危険な状況となっています。市当局の対応についてお伺いします。質問の要旨(2)閉庁日に市民がハブや蜂の巣を発見した場合の役所への連絡方法及び市当局の対応をお伺いします。以上、一次質問とし、二次質問は自席にて行います。当局の皆さん答弁よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。宮城浩二企画部・地域経済部参事。 ◎宮城浩二企画部・地域経済部参事 質問事項1要旨(1)アについてお答えします。金城善英議員と答弁が一部重複いたしますのでご了承ください。21世紀の森公園周辺エリアの魅力向上の取組として、カフェやショップ、その他公園利用者の利便性向上に資する整備を行う民間事業者を公募により選定するPark-PFI制度の導入検討のため、昨年度に引き続き今年8月、9月に2回目のトライアル・サウンディングの実施を予定しております。実施に当たっては、参加を検討している民間事業者向けに5月23日と30日に説明会、勉強会を行ったところであります。説明会ではトライアル・サウンディングの概要や昨年度の実施結果の説明を行い、勉強会ではトライアル・サウンディングの効果を高めるため、複数事業者が共同での参加も検討してもらうことを目的に事業者同士の意見交換会や応募に関する相談を受けたところです。参加事業者数につきましては、説明会では24事業者、30名。勉強会では12事業者、17名の参加となっております。次にイについてお答えします。市民アンケートの実施に関しては、昨年度と同様、トライアル・サウンディング実施期間中、参加事業者の提案内容の実施状況をモニタリングするとともに、公園利用者に対してトライアル・サウンディングに関するアンケートを実施する予定となっております。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項2要旨(1)についてお答えいたします。本市では男女共同参画のまちづくりを進めるため、平成15年度に「名護市男女共同参画計画 あい・愛プラン」、平成24年4月には市民の共通の目標となる「名護市男女共同参画推進条例」を施行しております。平成25年度には名護市男女共同参画計画 あい・愛プランの計画期間満了に伴い、「第2次名護市男女共同参画計画 あい・愛プラン」を策定し、前期計画、5年が経過したことから、令和元年度に「第2次名護市男女共同参画計画 あい・愛プラン(改訂版)」を策定しております。議員から質問のありました件につきまして、名護市男女共同参画推進条例において基本理念の一つに「男女が互いの性についての理解を深め、妊娠、出産等性と生殖に関する健康と権利が尊重されること。」と定めており、第2次名護市男女共同参画計画 あい・愛プランにおいても職場・雇用環境における男女共同参画の推進を行うため、関係法令及び制度の普及、環境整備の促進を図るとともに、女性の再就職支援に向けた情報提供に取り組むこととなっております。現在の取組といたしましては、今年2月、市職員を対象に男女共同参画社会に向けた意識づくりを図る目的で、男女共同参画講座「LGBT・性の多様性~これだけは知っておきたい!行政に必要な多様性の視点~」を開催しております。また、今月は男女共同参画月間となっており、名護市役所1階ロビーでのパネル展の実施や男女共同参画月間標語・写真募集を行っているところでございます。これからの取組といたしましては、今年度は現計画である第2次男女共同参画計画 あい・愛プランの見直しを行い、その結果を基に「第3次男女共同参画計画 あい・愛プラン」の策定を来年度予定しているところでございます。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 それでは質問事項3要旨(1)についてお答えいたします。市道の草刈りにおきましては、市街地や学校施設周辺など、通学路や自転車指導レーン整備箇所を中心に年間2回程度実施するよう草刈り業務計画を立てて実行しており、その他の路線につきましては窓口相談やパトロールにおいて草木が繁茂し、通行の妨げとなる路線から適宜伐採や除草を実施しております。直近5か年の草刈り状況としましては、草刈り業務計画路線を含む平均約105路線の草刈りを実施している状況でございます。市としましては、安全安心に道路交通が図られるよう今後も引き続き草刈り等を実施し、維持管理に努めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 私のほうでは質問事項3要旨(2)についてお答えいたします。閉庁時にハブを発見した際は、通報者が身の危険を感じ、ハブを緊急に捕獲してほしい場合は警察が対応することになりますので、迷わず110番に通報していただきたいと思います。急を要さない場合は、開庁を待って環境対策課へ捕獲器の設置依頼をしていただきたいと思います。次に、閉庁時に蜂の巣を発見した際は開庁を待って環境対策課へ駆除の依頼をしていただくか、専門の駆除業者へご相談していただきたいと思います。今後は、これらの情報を市ホームページに掲載するなど周知を図っていきたいと考えております。なお、過去に名護市消防本部が市役所の閉庁時に緊急的に蜂の巣の駆除に対応した事例がございます。 ○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。 ◆仲尾ちあき議員 それでは事項1要旨(1)のアについてですが、参加事業者で県内外の内訳をご存じでしたら説明をお願いいたします。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画部・地域経済部参事。 ◎宮城浩二企画部・地域経済部参事 参加事業者の県内外の内訳でありますが、説明会では県内から23事業者、県外から1事業者の参加となっております。勉強会の参加事業者は、全て県内からの参加となっております。 ○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。 ◆仲尾ちあき議員 これはPark-PFI、官民連携手法の導入に向けた事業ということでお聞きしております。集客や経済発展につなげていけるよう取組をお願いしたいです。先ほど金城善英議員からも観覧車の誘致の件がございましたが、やはりこれも、名護ににぎわいを取り戻すまちづくりにしっかりと取り組んでいただきたいと思います。この周辺エリアの中で土日・祝日、児童センターが老朽化に伴い姿を消し、今ではちょっと静けさがあり寂しさがあります。整備を行うに当たって市民アンケート等が参考になると思いますが、市外や県外の公園施設整備などをぜひ参考にしていただきたいのと、あとやはり子育てをするお父さんお母さんから、名護市にもっと子どもたちが遊べる施設がほしいということもございます。そういった声も聞きながら施設整備を行っていただきたいと思います。これから夏本番に向けて、熱中症対策としてミストがありますよね。霧の出る施設や、宜野座村にある水深10センチくらいの水遊び場などは子どもたちに喜ばれる楽しい施設だと思います。ビーチ周辺の整備計画ではすばらしい景観がありますので、一年中利用できる公園として整備していただきたいと思います。これは要望です。続いて要旨(1)イについてですが、アンケートの調査方法で幼稚園、小中学校や保育園の保護者向け、高校生や大学生、若者向けのアンケートも行ってはいかがでしょうか。アンケートとして、こういった幅広く声を聞くのは、また取組をするのは難しいと思いますが、やはりにぎわいのあるまちづくりの一環として、若者が集う場所づくりも必要かと思います。そういったことを踏まえ、令和元年度、名護湾沿岸基本構想の中にヒアリング調査の結果もありますので、その結果内容も踏まえつつ考えていただきたいです。これから行う事業ということですので、これは要望としてお聞きしていますので、これはまた市民の声として取り上げていただきたいと思います。続いて事項2についてですが、今年2月に開催された職員を対象とした男女共同参画講座の参加人数、そして参加者の声などがございましたら説明をお願いいたします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 2月に開催されました講座といたしましては、「行政に必要な多様性」と題しまして講座を開設いたしました。講座には人事担当者や窓口担当者など32名が参加しております。講座を受講した職員の感想といたしまして、一部抜粋しますが、「LGBTの方に配慮した行政サービスを心がけていきたい。」、「子どもたちや市民の生活環境をつくる学校や行政がマイノリティーの存在を理解し、その存在を前提とした環境をつくっていくことが当事者の周りの意識を変えていくことにつながると思いました。」という声がありました。 ○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。 ◆仲尾ちあき議員 この男女共同参画についてですが、「あい(愛)があふれる男女共同参画の社会 なご」を理念に掲げ、名護市は取り組んでいると思います。本日のお昼のニュースで、「令和4年度版 男女共同参画白書」が閣議決定し、公表されておりました。「人生100年時代における結婚と家族~家族の姿の変化と課題にどう向き合うか~」が特集されております。家族を取り巻く環境や結婚、家族の在り方、多様化している中で人権を尊重しつつ、着実に取り組む必要があると思われます。ジェンダーギャップを解消していくための支援をしていただきたいです。そして近年ではLGBTやDVなど、とてもセンシティブな内容が多く取り上げられております。人生の多様化を踏まえつつ、相談窓口での配慮をよろしくお願いいたします。市長公約の一つでございます、女性が輝く名護市へライフステージに応じて働けるよう、働き方改革・ワークライフバランスを推進。実現に向けて当局の皆様、いろいろとまた協力し合いながら頑張ってまいりましょう。事項3についてですが、要旨(1)巡回パトロールや伐採、草刈作業、ありがとうございました。市道、県道、国道の区別は、市民はあまり認識ができなくて市に頼ることが多々あり、この対応が遅れると、また市民はそういったいら立ちも出てくるかと思いますが、それに順次対応していただき、また迅速に行っていただき、本当にありがとうございました。学校周辺など通学路を中心に年2回実施していただき、またパトロール等も行っているということですので、引き続き安全安心なまちづくりのためによろしくお願いいたします。要旨(2)についてですが、市民にとってハブと蜂は命にも関わる、緊急を要することでございます。先ほど答弁いただいた件につきましては名護市役所ホームページへの環境対策課での掲載ということですが、加えて開庁時、閉庁時の両方の連絡先、そして連絡方法、時間帯などを掲載してはいかがでしょうか。もう一度確認のためにお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 閉庁時に市民がそういったハブであったり蜂の巣を発見した場合は、ちゃんと連絡ができる方法について、先ほど議員から提案のあったとおり市ホームページに掲載し、周知していきたいと考えております。
    大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。 ◆仲尾ちあき議員 これはぜひ、緊急を要することですので早めの対応をよろしくお願いいたします。これから増加が予想されますので、ハブと蜂に関しては。先日、名護市役所ホームページ、園芸畜産課の注意喚起の情報で、こういったスズメバチがまた発見されているという情報もございます。特定外来生物です。そういった危険な生物も入り込んで、危険な状態がございますので、市民が被害に遭わないように早急な対応、そして巣の撤去やハブの捕獲に関して、市民への注意喚起と対応方法の周知をしっかりと行っていただきますようお願いいたします。本日は要望を申し上げてまいりましたが、市民の思いです。住みよい名護市、住んでよかった名護市、輝く名護市づくりには一つ一つ必要な声です。当局の皆様、答弁ありがとうございました。お礼を申し上げ、第14期、仲尾ちあき、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員の一般質問を終わります。休憩します。                              休 憩(午後3時7分) (100条委員会開催の連絡あり)                              再 開(午後3時7分) ○大城秀樹議長 再開します。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。                              散 会(午後3時7分)...